ウミショーでエロパロ

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41ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE
全裸系合宿編はいいですねぇ。
…というわけで、今回は見事な全裸を披露して下さった織塚センパイで。


【ケンコー全裸系水泳部ウミショー マガジン43号 Another Side 前編】

ウミショー水泳部に足りないもの――。
協調性、チームワークを養うために、週末を利用して行われた一泊二日の合宿。
仕切り屋で上昇志向が強く、怒るとコワイ織塚桃子の一声で、それは敢行された。

――のだったが。
練習開始早々から、めいめいに好き勝手し続ける部員たち。
真面目に練習をしている者など片手で数えられるほどしかいなかった。

「そう……、これよ……。これをどうにかしなきゃ、ウチの水泳部に明日はないわ!!」

惨憺たるありさまの合宿を見て、プールサイドで義憤に燃える織塚。
健康的な肢体をぴっちりとした競泳用水着に包み込んだ姿で腰に手を当て、眉間に皺を寄せる。
用具の準備などの雑用に忙しいマネージャーの要ではなく、あむろにドリンクを作るよう命じた。
怒鳴り散らし、パドル(水泳練習用具・手ヒレだと思えば判りやすい)を凶器にビッシビシと部員をしごいていく。

叫び続けて喉が渇いたのか、あむろが作ってきたドリンクを独占状態で飲み干していく。
と、そんな様子を背後から苦笑しつつ見守っていた要は、あることに気付いた。

ビシっと仁王立ちしていた織塚の足元がおぼついていない。
それだけではなく、何だか呂律が回っていないのだ。
口調は厳しいが、なんだか声音が艶めいて聞こえてきた。
42ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/09/28(水) 00:50:35 ID:w/Gd63rr
「セ…センパイ。どうかしました……?」
恐る恐る声をかけてみる。
――振り向いた織塚は、要がドキっとするほどにいやらしい表情をしていた。
目はとろんと潤み、頬を赤く染めていて。左手の小指を口元に当てている仕草に、要は思わず唾を飲み込んだ。

「なァに。このアタシに文句でもあるのォ〜?」
ゆらゆらとおぼつかない足取りで、声をかけた要に近寄ってくる織塚。
要の顎を右手ですくいあげるようにした瞬間、その口から漂ってきたのは強いアルコールの香り。
(うっ!!! こ……このにおいは……まさか!?)

「あ…あむろ、おまえ……本当にフツーにドリンク作ったのか!?」
プールの中でキモチ良さそうにしているあむろに、要が大慌てで問う。
あむろはニッコリと満面の笑みを浮かべる。

「うん。スポーツドリンクの粉に、「うんまい水」入れて作ったよ――」

「うんまい水?」
要がオウム返しに訪ねると、あむろは「そのほうがうまいかなって」と補足して話し出した。
なんでも、スポーツドリンクの粉を持って宿直室へ行ったときに、「うんまい水」のペットボトルを見つけたのだと言う。
それは、部長であるイカマサが宿直室に泊めて貰うために管理人の徳田さんに毎年渡していた何か。
あむろのその発言を聞いて、当のイカマサが驚きに怒声をあげる。

「バカヤロォ! アレは幻の銘酒薩摩漢”だよ!!」
――と。
つまるところ、宿直室に寝泊りさせてもらう代わりに、美味い酒を渡していたのである。

しかし既にあとの祭り。
薩摩漢はすべてスポーツドリンクと成り果てた後で。
織塚がそれを大分飲んでしまっていた後でもあったのだから。
43ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/09/28(水) 00:51:55 ID:w/Gd63rr
「ふぅぅ〜……。熱いわ〜〜……」
プールサイド、飛び込み台に背を預けて座り込んでしまった織塚が、ぐいっと水着の肩紐を下ろす。
それを間近で目の当たりにした要は、顔を赤くして狼狽する。

「わ――――!! ちょっと、今は部活中ですよォ!!」
両手を横に振って制止しようとする要であったが、酩酊して我を失った織塚には逆効果。
自分のしたいことを妨害する邪魔者にしか映っていなかった。

「あーん? 脱いじゃダメだっていうのォー?」

鼻にかかった、あまえたような声で要に顔を近づけていく織塚。
少しでも動いたら、そのまま口づけをしてしまいそうな程に、近く。
アルコールの臭気だけではない女性の甘い香りが要の鼻腔をくすぐって、身体を熱くさせた。

「アタシのカラダ、魅力ないっていうのぉ〜〜?」
ねぇねぇ、と、水着の胸元に指を引っ掛けて引き摺り下ろしながら問う。
露わになっていく胸の谷間。
みれいほどの大きさはないものの、十分に形の整った胸であることは水着の上からもわかっている。
――だが、それが肌そのものであることが、要の視線を釘付けにしている要因だった。
「あっ、いや、そうじゃなくて……!!」
目のやりどころに困りながらも、しかし目を離せない要。
見惚れながらも織塚との問答をしていたが、やがて業を煮やしたのか首を絞められてしまう。

ぐぎぎぎっっ!!
他の水泳部員が泳ぎを止めて織塚と要の戦いの行方に見入っている中で、織塚はずんずんと迫っていった。
身体が密着して、要の胸板で胸がむにゅりと押し潰されても意に介さない。

「し・ず・お・かや、あ・む・ろより、魅力ないっていうのぉ〜〜!?
 ホントは私だってキレイどころなのよ!!」
44ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/09/28(水) 00:52:36 ID:w/Gd63rr
「なっ、なんでオレにからむんスか――!?」
過剰な色気にタジタジになりつつ、逃げ出すこともできない要。
止めさせなくてはいけないとは思うのだが、いかんせん多感な童貞少年である。
言葉では止めようとするものの、身体は動いてくれなかった。

やがて、ずりずりと身体を押しつけていた身体をゆっくりと離す織塚。
少し残念に思いながらもほっと胸を撫で下ろす要の肩を、がっしと掴んだ。
間近で要を覗き込んだ瞳は、完全に据わっていた。

「わかったわ。じゃあ皆に……」

そう言いながら肩紐の片方が外された水着をゆっくりと下ろしていく。
勿体ぶるように、より自分が妖艶に見えるように。
要の身体は金縛りにあったように動かない。
眼だけが徐々に下げられていく水着と、その下の織塚のハダカを追っていく。

「アタシの、魅力……」
胸の頂点、乳首が露わになろうとした瞬間に、織塚は後ろを向く。
恥ずかしさのためではなく、焦らすために。
胸を隠すように後ろを向いた瞬間に「あっ」と思わず要が失望の声をあげたのを聞いて、唇を歪めて笑った。

腰を突き出すようにして水着を引き下ろす。
その合間も、卑猥に見えるように腰をくねらせるのを忘れない。
競泳用水着に締めつけられていた形の良いお尻が、ぷりんと外気に晒された。
無言で食い入るように見つめてくる要の視線も、二人を黙って見守る部員の視線のどちらもが織塚の理性を焼いていく。
ぶるっ、と背筋を快感に震わせながら、腰まで水着を下ろす。
ぞくぞくと悦楽が全身を駆け上っていく。
ハダカの背中を、みんなの前に晒しているだけで、頭の中がカァッと熱くなった。
早鐘を鳴らし続ける鼓動。
股間が疼き、太腿を擦り合わせずにはいられなくなる。
45ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/09/28(水) 00:53:26 ID:w/Gd63rr
負けず嫌いで、あむろに対抗してハダカで海で泳ぐことがあっても、
基本的には常識人である織塚。
──だが、酒の力を借りた彼女は──羞恥すらも、すべて快楽に感じていた。
何より、眼の前の要に、自分のキレイさを見せつけてやらねばならないと。
酒の勢いで鬱屈していた感情が噴き出たのか、織塚の行動は止まることを知らなかった。
そして、高らかな宣言と共に振り返りながら、ついに水着を下ろしてしまう。

「見せてあげるんだからっ!!」

まるで踊るように手に持った水着を投げ捨て、引き締まったスレンダーボディを見せ付けた。
「ちょっ! わぁぁ!!」
慌てて手を伸ばし、それを隠そうとする要。
が、勢い余ってつんのめり、そのまま両手でそれぞれ片方ずつの乳房を鷲掴みにしてしまう。
そしてそのままバランスを崩し、倒れこんでしまった。
その様子は、傍から見るとどう見ても「裸の少女を押し倒す少年」の図。

(て、手に収まるちょうどいい大きさで、や、やわらか――じゃなくてっ……!!)
両手に感じる女の子の弾力に、頭が沸騰しそうになる要。
だが、同時に自分の今の状況があまりにもヤバいものであるということを感じる。
「ごっ、ごめんなさ――……っっ!?」
慌てて退こうと身を起こした瞬間、腰にずしりと重い枷を着けられたような感覚が走った。
視線を向けると、そこには織塚の脚。
すらりと伸びた脚が、なまめかしく動いて要の腰に巻きついていたのだった。
――さながら、カニバサミのように。

「っ!? せ、センパイ!?」
「…沖浦クゥ〜ン……。なかなか大胆じゃない……?」
46ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/09/28(水) 00:54:48 ID:w/Gd63rr
くすくすと笑いながら、織塚は脚を絡めたままで両手を伸ばしてきた。
ぺろり、と赤い舌を出して唇を舐めうるおすと、両腕を首筋に絡め、口づけをする。
いきなりのディープキス。
躊躇無く舌を差し込み、要の口腔を犯していく。

ぐちゅ、ぶちゅ、じゅぱっ……!!
卑猥な水音が響き、唾液がぼたぼたと流れ落ちる。
要の舌を吸い、歯列を舌先でなぞり。思う存分に口の中を味わい尽くすと唇を放し、たまった唾液を飲み込んだ。

「は、はぁ……はぁ……」
がくがくと震えて顔を赤くしている要を見てにたりと笑うと、織塚は耳元に口を寄せた。

「そ・れ・じゃあ。沖浦くん〜? みんなにキレイなトコロ見せるの、手伝ってぇ〜……」
「え!? な、何をですかっ!?」

「――何って、ナニに決まってるじゃない――……」

お約束の台詞を吐きながら、織塚は再び要に唇を重ねた。
同時に腕がハーフパンツに伸び、すっかり勃起したペニスを引き出す。
上下に与えられる快楽で、要の思考にもやがかかる。
最早、部員全員に見られている――ということは、頭からすっかり消えてしまっていた。
「お、織塚センパイっ――!!」

そして、一匹の獣と化し。目の前の雌に襲い掛かるのであった。

つづく
47ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/09/28(水) 00:56:22 ID:w/Gd63rr
以上、織塚センパイSS前編でした。
後編は部員全員の前でふぁっくということで。

ところで。
個人的には43号1ページ目2コマ目一番右側の真っ黒に日焼けした少女が気になるところだったりします。
…あと男子部員武田を見ていると奇面組の潔を思い出すのですが…。