§ 反撃
音楽準備室での課外授業は続いていた。
リョーコの体を指先でなぞりながら、音楽教師の三浦が
問いかける。
「中村さん、まだ続ける?」
三浦は決して無理強いをしない。リョーコの意思を尊重
している。しかし、それは形の上だけのこと。実際には
誘導されて、もてあそばれていることはリョーコにも判
っていた。誇り高いリョーコは屈辱を感じた。ファース
トキスを奪われた怒りもある。
(このままでは終れない。やりかえしてやる)
リョーコは無言で相手の首筋に両腕を絡めて引き寄せ、
今度は自分から三浦の唇を求めた。三浦の目に喜色が浮
かぶ。唇を重ね、舌を絡め、舐め、吸い上げる。
教師と生徒は夢中になって互いを貪った。
頭の中まで蕩かす濃厚なキスに酔ったリョーコは、ぼん
やりと思考を巡らす。
(まあ、同性との初キスなんかどうでもいいわ)
リョーコは怒りを忘れてあっさりと状況を合理化した。
合理化してしまった為に、歯止めが無くなったともいえ
る。本能の命ずるまま、事態を受け入れる気になってき
た。
(どうせなら、イクまでしてもらおう)
他人からの強制は断固拒否するが、自分が主導権を握っ
てコトを進める分には抵抗感はない。リョーコは三浦の
手首を掴むと、制服のスカートの下へと導いた。
「あら、中村さん。どうして欲しいの」
三浦はリョーコの誘いに乗らず、意地悪く問い正した。
(ムカツク〜〜)
リョーコは、三浦から体を離して立ち上がった。体の中
で熱いものが渦巻いている。両腕で自分を抱きしめて鎮
めようとしたが、長くは耐えられそうにない。努力して
冷静な声を保つ。
「先生はどうしたいの」
「中村さんの望み通りにしてあげたいわ」
リョーコの虚勢を見抜き、余裕の表情で答える三浦。
リョーコが降参するのを待つつもりらしい。
「へー、どんなことでもしてくれるの?」
「ええ、どんなことでも」
(それなら…こうよ!)
リョーコは、腰に手をまわすとスカートを脱ぎ落とす。
パサリと音を立てて制服が床に落ちた。
「だったら私のココを舐めるのよ」
命令を下して主導権を握るのだ。
リョーコはパンティーの中央を指差した。
チュパ、ピチュ、ピチュ
ソファーに浅く座ったリョーコの下で、三浦は淫靡な音
を立てながら『奉仕』を行っていた。
「そこ、もっと強く吸って」
命令口調で指示を下すが、実際には、三浦の技巧に陥落
寸前だった。
(あ、ありえない、気持ち良すぎる)
パンティー越しでこれなら、直接されたらどこまで凄い
のだろう。期待と恐れを抱きつつも『命令』を出す。
「そろそろ、脱がせて」
三浦は無言で従い、リョーコの下着を両手でスルリと脱
がせた。露になった秘部は、唾液と愛液のためにグショ
グショだった。
「中村さん、毛深いのね」
恥ずかしさで頭にカッと血が上る。脇の処理はしている
が、下のほうは。。。したことがない。恥丘から谷間の
両側、さらに後ろの穴の周囲まで、びっしりと陰毛が覆
っていた。
「あら、恥ずかしくなんかないのよ。とっても魅力的」
三浦は、閉じかけたリョーコの足をこじあけ、下腹部に
再び顔を近づける。
本日はここまで。続きは後日投下します。