こわしや我聞女性キャラでエロパロ2

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ずきゅーん
このスレは藤木俊先生によりサンデー連載中の漫画
『こわしや我聞』のエロパロスレです。

あくまで『こわしや我聞』のエロパレスレですので、
他作品とのクロスオーバーはご遠慮ください。

・950レスこえる、もしくは450KBを越えたら新スレを立てて下さい。
・新職人は常時募集中。
・酷評受けても泣かない、荒らし煽りは放置。
・ちなみにこのスレで言われる「低能」とは「GJ」の意。褒め言葉なので怒らないでね。
・801は禁止。専用スレにてどうぞ。
・陵辱、ダーク、鬼畜、百合は不快に感じる人もいるので、ちゃんと予告しましょう。
・投下しおわった場合、その旨を書きましょう。

前スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118311139/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/

関連スレ
こわしや我聞 女性キャラ萌え総合スレ7
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1123687145/
『工具楽屋』こわしや我聞ブレイク8弾目!
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1123736657/
こわしや我聞の桃子・A・ラインフォードに萌えるスレ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1122707581/
☆こわしや我聞の我聞&斗馬に萌えるスレ☆
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1116491861/
2名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:04:03 ID:ee6Il/v4
中途半端な時間に立てるとすぐに落ちるんじゃないか?
3名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:04:06 ID:YViKC0Gn
乙!
4名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:06:39 ID:YViKC0Gn
即死は10だっけ?
5名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:06:45 ID:sAX8RkI9
>>1乙・双掌砲!

>>2
この板の即死判定ってどのくらいだっけ?
6名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:45:27 ID:YViKC0Gn
即死回避
7名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:45:51 ID:utXid2SP
ひゃ、社長ぅ! はやっ、すぎます!!

>1乙
8名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:53:54 ID:YViKC0Gn
俺、何度も書き込んでてウザいだろうな。スマン。
しかし必死で即死回避。
9名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:55:38 ID:49WrEhHl
ずきゅーんと景気よく、やってみよぉよ〜
10名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 04:04:15 ID:KT/1BPlU
新スレ立ったのか。
>>1
11名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 06:51:00 ID:T9O46uLa
やはり 桃子は 萌える な
12名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 09:40:46 ID:bTECw4L6
生娘のかなちんが好きだぁー!
13名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 11:54:56 ID:oi7Ikx1L
乙・一点破!
30で即死回避だったとオモ
14馬鹿なオレ:2005/08/18(木) 12:02:08 ID:tPjhcLPc
>>1 乙・螺旋撃!


桃子タソにずぎゅーんなオレガイル
15名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 12:15:35 ID:BT+L5iQK
>>1さん乙〜。
2スレ目までいったか。正直な話、SSはなかなか来ないと思っていたけど思ったより
職人さんたちが来てくれて嬉しい。ともかく國生さんも姫は萌え。
16名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 12:34:04 ID:LVQ2F+Vx
佐々やん萌えな俺は非国民…
17名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 13:24:35 ID:Ew8V6R2s
一応いっとく。ネタだ。

非ってどこの国?
18名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 14:31:11 ID:ZXMXC34z
>>17
14世紀後半から15世紀前半頃まで栄えた貿易国家。
北上してきた狩猟民族に滅ぼされた。と適当に答えてみる。
19名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 14:35:49 ID:Ew8V6R2s
>>18
勉強になったよありがとう!
20名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 17:37:45 ID:LHJQZ6Ms
>>19
戦時中に戦争反対者とかを非国民といった

とマジレス
21名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 17:53:49 ID:TOjjscyJ
>>1の関連スレの訂正

☆こわしや我聞の我聞&斗馬に萌えるスレ☆
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1116491861/
↑移転したため
22名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 18:10:19 ID:7JFwqnw1
言わなきゃ気付かなかったのに…
23名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 18:12:20 ID:bTECw4L6
間違ってねーじゃん
24名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 19:18:07 ID:oGH7aV31
優さんは俺のもんだ。
25名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 19:30:17 ID:LzWNJ/qV
じゃあ俺は珠を頂く
26名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 20:02:17 ID:T9O46uLa
それじゃ俺はほっちゃんとユンボでタンデムしてくるか
27名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:16:55 ID:YViKC0Gn
即死回避保守
28名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 00:00:14 ID:1wDTEZmn
>>26
「ほっちゃんいうな」で即死回避
29名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 00:15:44 ID:w/q5PgPa
せめてSS来るまでは・・・ほしゅ。
30名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 00:19:45 ID:tvEgawRT
近日中にSS書いてみようと思います。というどうでも良い報告を口実に
保守。
31名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 05:29:07 ID:1ZNG+Fa8
お兄ちゃん 果歩妊娠しちゃうよ!
何を言ってるんだっ!\(゜∀゜)ノ

兄ちゃん! 珠、赤ちゃんができちゃうよ!
何を言ってるんだっ!\(゜∀゜)ノ

ガモン、…これじゃ 子供ができちゃうよ!
何を言ってるんだっ!\(゜∀゜)ノ

社長…妊娠してしまいます…
何を言ってるんだっ!\(゜∀゜)ノ
32名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 07:18:41 ID:JmyMpvJa
美味しいものは最初と最後に食べるパターンだな。
33騙して子供を作らせる:2005/08/19(金) 18:55:49 ID:M6/pMR4f
>>31
果歩と我聞でHに踏み切るとしたら

我聞「おい果歩、いくら好き合っていても兄妹で子作りはまずいだろう」
果歩「何言ってるのよお兄ちゃん。兄妹でHして子供できるないじゃない」
我聞「…え?そうなのか?」
果歩「そうだよ?もしかして知らなかったの?(プッ」
我聞「なっ、失敬な!そんなことも知らんで社長がつとまるか!」

我聞がまじめすぎてまともなのが思いつきませんでした
34名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 19:12:23 ID:mEUaegP4
珠は初潮前に決まってるだろうがボケェ
35名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 19:38:19 ID:ikYEcSt9
>>33
(・∀・)イイヨイイヨー
36名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:48:40 ID:TRsOLANB
突然

「しゃ、社長…こんな場所では…」
「しかし、國生さんのここは…うむ、我慢できないようだが」
「や、ひゃうっ…だ、ダメで、ふぁっ」
「む。ここか?いや、このへんか?」
「ひはっ!?しゃ、ちょ…そ、こは…」

な妄想が俺の頭の中に流れ始めたんだが
37名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:49:33 ID:w/q5PgPa
>>33
>我聞「おい果歩、いくら好き合っていても兄妹で子作りはまずいだろう」

我聞と果歩が好き合うという展開に持っていくのが、至難の業かと。
媚薬とか使わない限り、果歩×我聞はエロなしのSSしか思いつかない。


今書いてる桃子SSも、最後までエロ入らないし……エロいSS書きたい…
38名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:53:22 ID:dRHITdmP
萌え>エロ>>>普通なの

かな
39名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:14:25 ID:/plYhk5E
>>36
その社長はなんだか我也っぽくて…orz
いや、それはそれで良いのか・・・?w
40名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:00:32 ID:dRHITdmP
マジレスいっきまーす
兄妹、姉弟でエッチしてもきちんと子供も産まれます。
奇形の子が産まれるというのは最初の代つまり一頭身には現れず、二頭身目から
41名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:05:10 ID:DB4nx3yt
工具楽家と工具楽屋で遊園地巡り。色々周って次は観覧車。ジャンケンでペア決め→我聞&果歩。
我聞&果歩ペアのゴンドラが頂上に来た瞬間、観覧車が突然止まり、復旧しないまま30分経過。
果歩、足をモジモジ。

「まだ直らないみたいだな…って果歩、どうかしたか?」
『…トイレ行きたくなっちゃった…』
顔を赤らめる果歩。

(…それはいかん、由々しき事態……いざ、突貫!)
『お、お兄ちゃん!?ちょっと、ちょっと、何考えてんのよ!』
今にもゴンドラを吹っ飛ばそうとする馬鹿兄を必死で止める果歩。

『これくらい我慢できるから大丈夫だよ!』
実際はゴンドラの中で済ましたいくらい我慢の限界が訪れようとしてる訳だが、そんなこと出来るはずがない。

(むむむ、ここで兄の威厳を失うわけにはいかん…。)っと、何かを思いついた我聞。
「果歩、ちょっと待ってろ」
リュックサックの中をいじる我聞。
なにか嫌な予感がする果歩。

「今日は暑かったから、もう空っぽなんだよ」

ちょっと待って、まさか…。

「ホラ、果ほげぇ!?」
屈託のない笑顔で空の水筒を差し出す馬鹿兄の右頬に、すかさず鉄拳をプレゼントする果歩。

『お兄ちゃんのバカ!妹に何させるつもりよ、この変態!!』

五分後無事に復旧し事なきをえましたとさ。


r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。Д。) コレじゃただの変態だな ウヒョー!
42名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:11:07 ID:1ZNG+Fa8
>41

OK 低能! 良い仕事だ!
43名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:32:05 ID:dRHITdmP
>>41
やりやがったな低脳w
44名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 23:52:41 ID:dQisV8oH
>>41
GHK的には如何なる策を弄してでも
我聞と國生さんを同じゴンドラに押し込まずにはいられまい。

だが隠れブラコンの果歩はまさしく正義だ。
見事だぞこの低脳。
45名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 00:00:55 ID:L7bUqySR
>>41
呼吸困難で死ぬかと思った。
GT!(GOOD低能)
46名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 00:10:19 ID:w1F1ykDH
>>41
超ド低脳め。
死にかけたぞ。

実際にそんなシチュになったとしたら、
我聞の事だから本当にしそうだよな・・・・。
47名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 00:15:45 ID:7H9c/cXh
>>41
まったく、このド低能め!ティンティン破裂するかと思ったぜ!
48一親等?:2005/08/20(土) 02:14:24 ID:dRrKSej2
>40







「我々が萌え転がり回らされた回数を考えてみろ、GHKがあと10年努力しても暖簾に腕押しだ」

やけっぱちになってテキサスなんとかいう牧場で兄に襲い掛かる総帥
49名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 07:19:16 ID:AbfrtRsO
OKニコルで兄貴を襲う総帥。
5041:2005/08/20(土) 15:59:18 ID:zUl+wIWp
感想サンクス!低能な皆が大好きだぜ!!

r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。Д。) また書くからそん時は宜しくな ウヒョー!
51名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 23:12:55 ID:MZLLWevZ
次回もファンの期待を裏切らない神展開らしい
52名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 23:43:57 ID:AbfrtRsO
しんてんかい
53名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 00:24:23 ID:PEF8rRNL
ごっどてんかい
54名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 20:21:02 ID:P9worGDZ
>>41
ナイス低脳!
55名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 20:49:15 ID:AK6NFMJo
>>50
ゴッジョブだこの低脳!
56名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 22:56:01 ID:DnJTtbt7
低脳というのがホメ言葉となっているスレは初めてだwwwww
57名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 00:43:27 ID:huYPTqkI
低能なんていう殺伐とした言葉をガンガン使いつつ

なごやかだw
58名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 08:21:19 ID:Zrqg8/rJ

レッツ藤木マジック
59名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 14:10:58 ID:gksMH9F8
この……ド低能がァ――ッ(ドグシャアッ
60名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 14:37:22 ID:92+GgOs1
それは荒木マジックです
ズキュゥゥゥンッッ!
61名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 16:49:19 ID:1atd2K7M
そこにしびれるッ!憧れるゥッ!!
62名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:08:56 ID:geHIvKu3
はいはいはい。そこの低能ども。そろそろ「こわしや」スレに戻ってきなさい。
63名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:21:04 ID:LO3RqjTj
トリビアの泉で、ジーニアス和英辞典のトリビアを見て、
「ジーーーニアーーーーース!!」って叫びそうになったのは俺だけじゃないはずだ。
64名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:22:58 ID:hATKyMYo
エロパロスレと言う事を忘れないように
65名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 21:01:22 ID:p4x2j1iu
本スレで萌え、エロパロスレで燃える、

これが我聞クオリティ
66508:2005/08/23(火) 00:42:43 ID:YfM2T+x/
だれもいない…投稿するならいまのうち。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とある夜。電話での会話。
『悪いけど、私GH…いや、とあるグループの一員なのよね〜。それを裏切って協力するわけには…』
「もちろん関連費用は私の方で全部もつわ。その他に研究費用の手当てもつけさせてもらうけど。」
『桃子様。微力ながら全力を尽くさせていただきますっ』
「…ありがたいけど…優。変わり身が早いわね…」
『ではっ、桃子様。そういうことで、計画を進めさせていただきますっ!』
「え、えぇ…よろしく頼むわ。」
ガチャン つーつーつー
「…」
つつがなく取り込み工作を終わったとある人物は、ちょっと引き気味に受話器を置いた。

 次の日の午後。いつものごとく、我聞、陽菜、じいさん、優と、最近は桃子がメンバーに
加わっている工具楽屋事務所。

『社員旅行?』
「そ。桃子ちゃんも晴れて工具楽屋の一員となったことだし、親睦の意味もこめていっちょ、
ぱーっと温泉にでも!!」
『おおっ!』

一瞬沸く工具楽屋。しかし、現実の壁は冷たかった。
「…残念ですが…そんな予算はどこにも…」
「私が出すわ。」
「そうですのぉ…最近仕事も本業も減っておりますし…」
「申し訳ない。社長の俺がもっとしっかりしていれば…」
「それは言わないお約束ですぞ!社長!」
「中之井さん、どちらかというと立場が逆では…」

「だ か ら ! 私が出すっていってるでしょう!これだから低脳は困るわっ!」

『……………………………』
『ええええええええ!?』
「私個人でも、ここのメンバーを温泉に連れて行く位のお金は十分にあるわ。
 まぁ、天才の私との親睦を深めるチャンスくらいはあげないとねっ!」
『…………………………………………………』
「…なによ?文句でもあるわけ?」

静まり返る室内…

そして爆発。
「いよーっし温泉だ!果歩達をつれてくるっ!!」
「くくぅぅぅ!!…死ぬまでにもう一度温泉なぞに行けようとは…長生きはするもんですじゃ…
 えぐっえぐっずびびびび」
「ガモン!誰が家族全員つれてくって言ったってのよ!
 ええぃ!じいさんっ!私の白衣で涙を拭くなっ鼻をかむなっ」
「さて、ドコにいくか決めないとねー、場所の検索はまかせといてっ!」

 阿鼻叫喚の中、陽菜の「桃子さんの歓迎会を桃子さんのお金でやるというのも…」とか
言う唯一のまともな意見も取り上げられることなく、工具楽屋+αの親睦旅行が決定したの
であった。
67508:2005/08/23(火) 00:45:00 ID:YfM2T+x/
 さて、社員旅行。昼の観光もつつがなく終り、夕食前のひと時。物陰に隠れて相談する
優と桃子の姿があった。
「と、いうことで、GHKとやらの作戦。全部ぶっ潰したわね。」
「はっ!残るGHKの作戦は残り一つにございます!」

 そう。優がGHKの計画を逐一桃子にリークし、、「列車の席がなぜか2席だけ離れた予約
席でらぶらぶ大作戦」も「景色のいい場所で二人っきり、いい雰囲気になって一気にゴー
大作戦」も、「滝の近くにいたら、ブラウスがすけちゃってあらドッキリ大作戦」も全て桃子と
優によってフラグが立つ前につぶされていたのだ。

ま、うまくフラグが立っていても、所詮は我聞と陽菜なので、全く心配いらないという説もある。

「ふっふっふ…森永屋。そちも悪よのぉ。」
「いえいえ、お代官様ほどでは…」
『へっへっへっ…』
最近、桃子は時代劇に凝っているらしい…

「さて、森永屋。こちらの仕掛けは次の宴会よっ!」

「手はずは全て整っております。まず、じいさんは、いつものように睡眠薬で眠らせます。」
「いつものようにって…」
「中之井さん、酔うと絡む&脱ぐもんだから、先代の頃から、こういうときは先につぶすことに
 なってるのよねぇ」
「…じいさん…あなどれないわね…色々と…」

「そして工具楽姉弟には睡眠薬入りのお菓子を。果歩ちゃんとはるるんには、私が酒を勧め
 て酔いつぶすっ!」
「もしも飲まなかった場合も、私との協力で作り上げた完全無味無臭天然素材100%の
 睡眠薬を飲ませると。」
「はるるん、味に敏感だから、普通の睡眠薬じゃ気づいちゃうのよねー」
「試したのね…」
「もちろんっ!」

「そして我聞くんには、これも桃子様の協力で作り上げた媚薬を仕込む!」
「って、あれを使うわけっ?普通の人間が飲んだら精神がゆがんじゃうくらいの薬よ?
 いくら相手が朴念仁のガモンでも…」
「仙術使いだから、どうやらある程度は薬物の効果もコントロールできるらしいのよねー」
「それも…試したわけね?」
「当然♪」
(…真の敵は優なんじゃないだろうか…)

「…で、性欲を抑えきれないガモンの部屋に私がせくしーな格好で行くと。」
「GHKの方でも似たような作戦を立ててるから、予約の時点で我聞君だけがなぜか一人
 部屋。忍んでいくことに何ら障害なし!いかに我聞君といえど、今回の媚薬は特別製。
 到底耐えられず…」
「ふふ…」
「ふふふ…」
『ふふふふふふふふ』

「あ、そうそう、GHKの次の作戦、『みんな寝静まった夜、部屋に二人っきり、ドキドキ大作戦』で、
 桃子ちゃんの飲み物に睡眠薬が入れられるはずだから気をつけてねー」
「ふっ。この私がそんな低脳な罠にひっかかるわけないでしょー」
「ふふ…」
「ふふふ…」
『ふふふふふふふふ』

陰謀の夜はふけていく…
68508:2005/08/23(火) 00:46:55 ID:YfM2T+x/
そして。陰謀渦巻く夕餉の席。

「さてっ!恒例ながらわしの裸踊りでも…Zzz」
早速不自然なタイミングで眠り込む中之井。

「さぁさ、はるるんと果歩ちゃんも飲みなって!」
「私たちは未成年ですから。」
「大丈夫!ジュースよ!」
『みたいな』はあえて省略するのが大人の悪いところである。

「じゃちょっとだけー…ごきゅごきゅ…ぷはぁ…」
「さぁ!はるるんも!」
「えーと…じゃぁ少しだけ…」
 二人ともなんだかんだいって飲酒への興味はある。旅行に来たという開放感もあいまって、
あっさりと優の罠に引っかかり、チューハイ(気持ちアルコール強め…優談)を飲みだして
しまった。

「このゼリーおいしー」
「ゼリーなど何ヶ月ぶり…あぁ姉上それは拙者の…」
何も言わずとも罠に引っかかりにいく某姉弟。

「…ふ。全て予定通り…ね…」
そりゃあ、桃子も悪者笑いの一つも出るというものである。
「…のど、乾いたわね。なんか飲み物ないかしら?」

2時間後
「Zzz…大尉殿お許しを…あぁんそこだめ…げふぅ…」
ガクガク震えているじいさん。

「なんだか眠く…おにいちゃん。珠と斗馬、部屋まで運んでくれる?」
工具楽姉弟も3人ともつつがなく始末がついた。
ここまでは桃子の計算通りだったのだが…

「…あたしもなんだかねむ…部屋戻るわ。天才にも睡眠は必要よね〜ふぁぁぁ…」
桃子。結局、睡眠薬入りジュースで撃沈。

「あ、はるるん、みんな戻るみたいだから私たちも…」
「…私の酒が飲めないっていうんですか?優さん。ほら。飲んでぇ!…うっ…うぅ…先代…
 どうして私たちを置いて…うっうっ…えぐえぐ…」
「…はるるん…絡み酒の上に泣き上戸……げふぅ…さすがに限界…Zzz」
「ゆうさん〜きいてますかぁ〜〜?ヒック」

 目を潤ませつつ、優のクビを抱きしめつつ、飲み続ける陽菜。すでに横には空になった一升瓶
が数本あったりする。
チューハイ(アルコール以下略)の空き缶の数はもはや数える気にならない。
陽菜が酒乱、しかも酒豪であるなどと、さすがに桃子や優にも想像の範囲外だった…

「みんな楽しそうだなぁ…よかったよかった」
相変わらず我聞だけは平和なのであった。
69508:2005/08/23(火) 00:48:44 ID:YfM2T+x/
更に夜もふけて。
結局全員が部屋にひきとったあと。(一部実力行使)
一人で露天風呂に入っていた我聞は、湯船の端に座ってきかん棒に手を焼いていた。
「むー…自分の体が意のままにならないとは…修行が足りんな…」

 もちろん、自分のコップに薬が盛られていたなどということには気がつくわけもない。
我門だし。

 精神をきかん棒に集中させ、自分の意のままにしぼませようと努力していた我聞は、
風呂に他の人間が近づいていることに全く気がつかなかった。



「社長?」
「ん?……こ、國生さん?!」

 そこには陽菜が立っていた。タオル一枚。なんとか、前は隠れているが、ささやかな胸の
左右は当然隠しきれていない。

「えへへ〜しゃちょうだぁ〜」

 と、動揺している我聞を気にすることなく、かけ湯をしてそのまま、ちゃぽんっと湯舟に
入ってくる。しかもなんだかフレンドリー。もちろん男湯。

「な、こ、國生さん!?なにを!?」
「ん〜♪ 社長と一緒にお風呂にはいるんです〜」

しばらく落ちる沈黙。見詰め合う二人。やたらにこやかに微笑む陽菜。

「あの國生さん。やはり男女が一緒に風呂に入るというのは…」
「…社長は、私と一緒にお風呂にはいるの…イヤですか?」
 我聞が言いかけたところを先制して陽菜がおずおずと問い掛ける。上目遣いで。

「あ、いやそれはなんというか」
「私のこと…きらいですか?…」
「い、いやそんなことは決して!」
「私、仕事以外になにもないですし…胸も小さくて魅力がないですし…」

 見上げる目がすこしうるうるしている。破壊力増大。
「い、いやあの…そんなことは…」

「きらい。ですか?」
 ちょっと涙目、上目づかいでじぃーっと見つめる陽菜。
普段の猛吹雪状態のような圧力にかすかな色っぽさが加わった視線は、破壊力抜群。
さなえばーちゃんも真っ青だ。
70508:2005/08/23(火) 00:50:23 ID:YfM2T+x/
(くっ…國生さんが…弱々しげなのに…大きくなっているように見える…これが…プレッシャー
 というやつか!)
ちょっと違う。実際にじりじりと陽菜が近づいてきているだけ。

(と、とにかく、嫌っているという誤解は解かないといけない。社長として!)
「いや、キライって事はない。絶対にない。」
あくまで社長らしく。漢らしく言い切った。

ぴちょん…さわさわっ
「しゃちょう?…本当ですか?」

 じわじわと近づいた陽菜は、ついに我聞の横に到達。横に並んで座って、我聞の太腿に
手を置いた。
快感というほどはっきりしない微妙な感覚に我聞は身じろぎする。

 やっぱり少しとろんっとして潤んだ目が、我聞の目を正面からみつめてくる。
(まずい、目を合わせていては負ける気がする)
 何に負けるのかはよくわからないが、とりあえず目線を外してみる。
 外した目線は、ごく自然と、ほのかに赤く染まった陽菜のボディラインとか、胸元のささやか
な谷間とか、見えそうで見えない太腿の付け根とかそういうところを舐めるように這いまわる
ことになる。

 …自爆。負けた気がする。
(くっ、い、いかん!社長たるものがこんなことでは…)

 陽菜の方は全くそんな視線に気がついていないように、我聞に体重を傾けていく。
「うれしい…です…」
我聞の体にかかる陽菜の体重と、肌触り。

「っと、國生さん危ない。」
ふらっと、後ろに傾いだ陽菜の身体を支えた我聞の手が、陽菜の身体に回って、抱きしめる
形になった。

ふにゅっむにゅ
陽菜の身体に回した手の先が微妙に陽菜の胸の裾野に当たって気持ちよい。
「あ、う!す、すまんっ!触るつもりは…」
「ん〜?なんですか?しゃちょう?」
全く気にされていない。
71508:2005/08/23(火) 00:51:48 ID:YfM2T+x/
 一方。我聞の太腿を触りつづけている陽菜の手が、我聞の股間にあたる。薬の威力
+先ほどからの刺激のせいで、そこは最大限に硬く、大きくなっていた。

「おっ!そこはっ」
「ん?しゃちょう?」
「こ、國生さん、こ、これは!」
(いかん…このままではセクハラになってしまうっ)
さすがは我聞。既にセクハラの域をはるかに通り過ぎていることには気がつかない。

 …むぎゅっ
「はうっ」
「…熱いです」
 一瞬「セクハラ社長」とかいうフレーズがうかんだ我聞をほっといて、陽菜の行動はどんどん
エスカレートしていく。

「ちょ、待ってくれ国生さん!」
「ん〜♪」
しゅっぎゅっしゅっしゅっぎゅっ

当然ながら陽菜は聞く耳もたない。酔っ払いだし。
 要領を得てきたのか、微妙にひねりなど入れながら、きかん棒を上下にしごき始めた。

「ん…社長。気持ちいい…ですか?」
「あ、うん、気持ちいい…じゃなくて!」
「気持ち…よくないですか?」
「あぁ、いや、そうじゃなくてさっ」
「…わかりました。仕方がありません。」
…完全に目が据わっている。
72508:2005/08/23(火) 00:52:42 ID:YfM2T+x/
「…いただきます。」
「へっ?」
ぱくっ
「うぉっ!?」

一言我聞に断るなり、陽菜はいきなり我聞のきかん棒を口に含んだ。
ちゅるっちゅっ
「くっ!?」
ちゅっくちゅしゅっしゅっぎゅっちゅる…

相変わらず手でしごきつつ、口の中ではカリの部分を集中的に舌でなめまわしながら、
吸っている。

「んんっ…」
ざばぁっと、口に我聞のモノを咥えたまま、中腰に立ち上がる陽菜。我聞のところからは、
ひきしまったお尻が丸見えに…
「私も…我慢できないです…んっ」
言うなり、空いた左手で自分の股間をいじり始める。
くちゅっくっちゅ…
 滑らかに続く腰のくびれが、我聞のものをしゃぶって陽菜の首が上下するたびにいやらしく
揺れる。
 たまに自分で敏感なところを触ったからか、ぴくっっと小刻みに跳ね上がったりもする。

「んぅ…ちゅぶっちゅっあむくちゅ…」
「ぐっう…」
股間への刺激に咥え、陽菜のしゃぶる音、陽菜の股間から聞こえる音。陽菜の体。匂い。
それらが一緒くたになって我聞を攻撃する。
さすがに限界を迎えそうになった時。
「ふぅ…」
陽菜がしゃぶるのをやめ、我聞の方を向いた。
「こ、國生さん?」
開放されたことにほっとしつつ、ちょっと残念な気もしつつ、
(い、いや、社長として、こんなことを続けさせるわけには!)
と、一念発起したとき。
「社長…私のも…触ってください…」

『社長…私のも…』
『私のも…触ってください…』
『社長…触ってください…』
『…触ってください…』

 我聞の脳内でエコー付きで陽菜の声がこだました。
身体に力が入らない(不必要なほど入っている一箇所を除く)
目の前が、霧でかすむようにぼんやりしてきた我聞の手を陽菜が掴み、ゆっくりと、陽菜の
股間に導いた。
「濡れて…る」
「んっ…恥ずかしいです…しゃちょう…」
73508:2005/08/23(火) 00:54:00 ID:YfM2T+x/
我聞の中で理性がコワレタ。
強固な我聞の理性を壊せるのだ。陽菜ももはや立派な「こわしや」と言えよう。

「こ、國生さん…ここ…かな?」
「んっ…やぁ」
「でも、こんなに濡れて…あ、指が入った…ほら。ぐちょぐちょだ…」
「んあぁぁぁん…ちゅぶ…ちゅっ」
「くっ、國生さん、そんなに吸ったら…」
そういいながらも、我聞の手は休みなく陽菜の中をかき回しつづける。
(指が奥へ…吸い込まれるみたいだ…)
それに張り合うかのように、陽菜の手にも力が入り、顔を上下に動かすテンポも急激に上がった。一方で陽菜は、
左手で、自分のクリトリスもいじっていたりする。

「くっうっくぁっ」
(このまま國生さんの口に!いや、だめだ…社長としてそんなことは…せめて、出す時くらいは別のところで)
今更社長も何もないが、最後の理性がひっかかる。
とりあえず、別の方向に出そうと陽菜の顔をを引き離した途端。

どぴゅるっ!ごちんっ!
「く、おおおおお!ごふっ」
「あんっはぁぁぁぁぁ…」
限界がきた。

「はぁ…ん…」
 我聞がイッた時の乱暴な指の動きで同時にイッてしまったらしい恍惚とした陽菜の顔に、
我聞の大量の、ほとんどゼリー状になった精液が噴射される。その一部は口の中にも入って
いった。
「しゃちょう…にがいです…でも、おいしい…ちゅるっ…」

 口に入った分では飽き足らず、顔やささやかな胸に飛び散った分を指で拭い取って口に
入れる陽菜。
「ふぅ…はむ…ちゅる…ぺろ…ちゅっちゅっ…」
それでも足りないのか我聞のモノを口で奇麗に清めていく。

 健全な性少年ならば、間違いなくもう一度きかん棒が復活する光景を、射精と同時に
ひっくり返り、岩で頭をぶつけ気絶した我聞が見ることがなかったのは、幸福なのか
不幸なのか…
74508:2005/08/23(火) 00:55:51 ID:YfM2T+x/
翌朝。
「男子たるものが、裸で!しかもよそ様のお宅で大またあけて気絶するとはなにをしとった
 のですか!社長!」
「いや、俺も実はよく覚えてなくて…」
「なお悪いわぁっ!!」

 今朝5時ごろ、風呂場に向かった中之井に発見された我聞は、朝っぱらから中之井から
説教を受けていた。既に30分経過。

「はるるんおはよーん!」
 既に起き出して様子を見物していた優に、こめかみを抑えた陽菜が近づいてきた。
どうやら朝風呂に行くところらしい。

「…おはようございます。果歩さん、優さん。できれば…少し小さな声で…」
「お?はるるん二日酔いかい?」
「…かもしれません…社長、どうなされたんですか?」
「…なんか、男湯で湯あたり起こして、ついでに岩で頭ぶつけて気絶したらしいよ〜?」

「『らしい』?」
「なんか我聞君もよく覚えてないみたいなのよねー。岩に頭をぶつけた拍子に記憶が
 飛んだんじゃないかと思うんだけど。」
「…なるほど…」
納得する陽菜だが、まさか自分が原因だとは思っても見ないようである。

「…あ。そういえば…その…昨夜は何かご迷惑お掛けしませんでしたでしょうか?」
「…はるるん…ひょっとして覚えてないの?」
「ええ、宴会の途中から記憶がなくて…頭も痛いし、口の中とか喉の奥もべたべたして変な
 においがするし…なにか変なものを口にしていたでしょうか。」
片手で口を押さえながら話す陽菜。

「…い、いやぁ、何もなかったよ?うんうん。…あれだけ飲めば、そりゃ頭も痛いだろうけど
 …口の中がべたべた?」
 後半は口の中でボソボソとつぶやきつつ、以後陽菜にはアルコールは飲ませまいと、
お星様に固く誓った優であった。

あの。早朝ですよね?

 ちなみに。睡眠薬を飲んで自爆した桃子が、昼過ぎにのこのこ起きだし、優に逆切れ
おこして、「研究費用の話はなかったことにする」と提案。
 既に機材購入済の優が実力による「交渉」を開始。双方の「交渉」の結果、旅館を半壊
させたのは、また別のお話。
75508:2005/08/23(火) 00:58:25 ID:YfM2T+x/
以上投入終了。
自分の妄想のはるるんに引きづりまわされてしまって、文章が単調だなと思いつつも…
俺の文章力ではこの辺が限界のようだ…スマン。

果歩、桃子全盛のこの世だからこそ!あえて國生さん!
エロかわいい國生さんをかきたいのだああああ!
76名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 00:59:47 ID:6pWTfa3v
>>508
ド低脳め!!
リアルタイムで見ちゃったじゃないか!!
77名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 01:39:23 ID:ikKsVvPs
>>508
GJ!低脳万歳!!
ニクイ、ニクイぜ、こんチクショウ!!!
78名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 01:57:13 ID:tfb7ryTR
うおおっ!後からSS投下するのが怖くなるほど低能だぜ!!
ええいこのド低能!!もう大好きだ!!
79508:2005/08/23(火) 10:20:36 ID:3OUiX0qT
せんせーミスいろいろ発見。
…ま、いまさらだが
1.少なくとも1箇所我門とか書いてます。→我聞に脳内で変換してください。
2.コトの終わった次の朝、はるるん起きてきたときに
「おはようございます。果歩さん、優さん。」とか言ってますが。
脳内で"果歩さん"抹消してください。まだ寝てるはずです。
3.「性少年」はワザとでございます。
4.入れ忘れ。
『2時間後 「Zzz…大尉殿お許しを…あぁんそこだめ…げふぅ…」
ガクガク震えているじいさん。』
これを
『2時間後 「Zzz…大尉殿お許しを…あぁんそこだめ…げふぅ…」
 恍惚とした顔でガクガク震えているじいさん。』
に脳内で変更ねがいます。…別に本文に関係はないんですが…
80名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 11:33:48 ID:gkaJnfIo
純情でラブい桃子たんが見たいのでつ
81名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 17:44:49 ID:wb00oUhB
ガモンたんがワタワタしてる内に犯されるのがイイ!
82名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 21:24:09 ID:oSLacx5F
>>79
その訂正からすると、
中之井さんは大尉殿に色んな事されてたのね・・・・。

それはそうと、優さんメインの話って需要あると思う?
個人的には見てみたいけど。
83名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 23:04:19 ID:Q2Hsgdq+
>>82
見たい。つーか、書きたいんだけどあの胸で萎える私は貧乳愛。
84名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 23:21:56 ID:wb00oUhB
胸なんて飾りです!
ひんぬーマニアにはそれが分からんのです!
85松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/24(水) 00:48:38 ID:PcJ/+dxC
お久しぶりです。『Cherish』の続き、お風呂編です。

--------------------------------------------------------------

チャプン……

「…ふぅ……」

少し熱めのお湯に身体を浸すと、ついつい口からため息がでた。
ここは我聞家のお風呂。私は今、その一番風呂を堪能している最中だ。
湯船の中、熱さで緊張している四肢を、私は少しづつ弛緩させていく。
ピリピリと感じるお湯の熱さが、色素の薄い皮膚を通して、ゆっくりと身体の中へ染み込んでくる。
久しぶりのその感覚に、私はうっとりと目を瞑り、そしてもう一度ため息を吐く。

「はふぅ…」

…なんか、おばさんみたいね、私……
まあ、湯船に浸かるのが久しぶりだから、しょうがないわよね。
優さんの所にいた時はずっとシャワーで済ませていた。
めっきり肌寒くなった最近では、尚更お風呂のありがたさが身に染みるわ。
私は目を瞑ったまま、湯船の中で大きく背伸びをする。

「あー…気持ちいい…」

やっぱり、おばさんみたいね。
穏やかな心地よさに包まれながら、私は口元に微かな笑みを浮かべる。

…やっぱり、我聞と一緒に入りたかったな……

心地よさに身を委ねながら、私は先ほどのやりとりを思い出していた――
86松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/24(水) 00:49:09 ID:PcJ/+dxC
   ***

それは、夕食後の家族団らんの一コマ。

トウマと珠は畳の上に寝っ転がり、TVのバラエティー番組を食い入るように見ている。
TVには、やたらと筋肉を誇張したミュージカルらしきものが映っていた。
それを目をキラキラさせながら見ている、珠……将来、変な趣味に目覚めなければいいのだけど。
我聞は自分で入れたお茶を飲みながら、新聞の政治欄に目を通している。
…家長たるもの、夕食後はお茶を飲みながら新聞でも読むべきだ……とか思っているのかしら。
正直、似合わない事この上ない。

「むう、解散総選挙か……」

いや、あんた選挙権ないでしょ。

「やはりここは、立候補するべきか……」
「………」

果歩は、台所にて食器を洗っている。
さっき、「手伝おうか?」と聞いてみたが、「これは私の仕事だから」と台所から追い出された。
どうやら、台所は果歩のテリトリーらしい。
食器を洗う水音が、果歩の鼻歌交じりに聞こえてくる。

……さて、困った。何もすることが無い。

珠やトウマの様に、ごろごろと寝転がろうかとも考えたが、今日来たばかりの家でそれをやるのは失礼な気がする。
まあ、我聞家の事だからそんな事気にしないでしょうけど……私のプライドが気にするからやらない。
私はちらりと我聞を見る。
我聞はさっきと変わらず、新聞を読みふけっている。
その姿はやっぱり似合っていなかったけど……ふと、その背中に目が止まった。

――大きな、背中。

普段はあまり意識した事は無かったけれど、今の我聞の背中は私が思っていた以上に大きく見えた。
…それはきっと、ここが我聞の家だからという事と無関係ではないだろう。
我聞の父親が行方不明になったのは、今から半年以上も前だ。
話によると真芝グループ内部にいるらしいが、私は直接会ったことが無いのでよく知らない。
よく知らないけど……きっと、いい父親だったのだろう。
それは我聞家の面々を見ればよく分かる。
母親がいなくても、この兄弟達はちゃんと前を向いて生きている。
我聞もあれだけの力を持ちながら、ちゃんと壊すべきもの、そして壊してはいけないものを理解している。
それらは、父親の教育の賜物に違いない。
そして我聞達も、父親に対して尊敬の念を持っている。
子供に愛情を注ぎ、そして子供から愛される。
きっと、いい父親だったのだろう。
87松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/24(水) 00:49:41 ID:PcJ/+dxC

……だからこそ。
父親がいなくなった時、我聞は辛かったはずだ。
受けていた愛情が消え、愛情を注ぐ人がいなくなる苦しみ。そして悲しさ。
……私にも、よく分かる。そして私は……
だけど我聞は、私の様にはならなかった。
我聞は強かった。そして、守るべき人がいた。
我聞は守るべき人のため、父親の代わりになる事を選んだ。

「立候補するには、新党を立ち上げた方がいいのか……」

これも、父親の代わりをしようとする行動の表れなのだろう。
……まあ、さすがにこれはどうかと思うけれど。
私はもう一度、我聞の背中を見る。
この背中が大きく見えるのも頷ける。
守るべき人のために、愛する家族のために、必死で戦う男の背中なのだから。

『これから一緒に住むんだ。家族も同然だろ』

工具楽屋で我聞の言った言葉が脳裏をよぎった。
我聞は私を、本当の家族のように愛してくれるだろう。
私が求めても、決して与えられる事はなかった、愛情。
だから私も、本気で我聞を愛そうと思う。

――守られるだけでは、嫌だ。

私は立ち上がると、ゆっくりと我聞の背中へと近づいていく。
手を伸ばせば触れられる距離に、我聞の背中がある。

――我聞を、守りたい。

私は我聞の背中に、そっと自分の身体を重ね……
88松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/24(水) 00:50:28 ID:PcJ/+dxC

「あー、そうそう。そろそろ……って、何してるの桃子?」
「な、なんでもない! なんでもないから!」
「?」

いきなり襖の奥から現れた果歩。私は超反応で我聞の背中から飛び退る。
ば、バレてないわよね…

「なんか、明らかに挙動不審なんだけど……怒らないから、何をしようとしていたか言ってみなさい」

清清しい笑顔で問いかけてくる果歩。しかし目は笑っていない。

「こ、これは……我聞も仕事で疲れたかなーって、肩を揉んであげようかと……」
「ふーん、肩揉みねぇ……ホントに?」
「ホ、ホントよ!」

嘘だけど。

「そ、それより、後片付けは終わったの、果歩?」

まだ疑わしげな視線を向けてくる果歩に対して、私は話を逸らすために当たり障りの無い話をふってみる。

「んー、もうちょっと掛かりそうね。一人増えた分、洗い物増えちゃったし」
「……それって嫌味?」
「違うって。さっきも言ったでしょう。コレは私の仕事だって。その分、桃子は桃子の仕事をしてくれればいいんだから」
「私の仕事?」

……区具楽屋の仕事の事かしら?

「具体的には、私の勉強を見てもらえたら嬉しいなー、とか」

片目を瞑り、苦笑交じりに話す果歩。
果歩が私に頼み事するのは、これが初めてだ。
なんか……ちょっとだけ姉妹っぽい会話かも……

「しょ、しょうがないわね。そこまで言うなら見てあげてもいいわよ」

気恥ずかしさから、ついつい生意気な口調になってしまう。
我ながら素直じゃないわね……

「素直じゃないわねー。まあ、あんたらしいけどさ」

バレてるし。

「う、うるさいわね。天才の私が見てあげるって言ってるんだから、もっと感謝しなさいよ」
「はいはい、ありがとう。それじゃあ、後片付けが終わったらお願いね………と、本題忘れる所だった」

台所に戻ろうとしていた果歩が、振り返って私を見る。
89松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/24(水) 00:51:02 ID:PcJ/+dxC

「お風呂が沸いたから、入っていいよ」
「…お風呂?」
「えーと、The bath」
「いや、英語で言わなくていいから」

お風呂か……そういえば最近はシャワーばっかりで湯船に浸かっていないわね。

「私が最初でいいの?」
「いいんじゃない? 別に順番とか決まってないし」

私は我聞に視線を移す。

「今日は色々あって疲れただろ。早く風呂に入って、休んだほうがいい」

我聞はそう言うと、私に向かって微笑む。

「………」
「一応言っておくけど、日本では男女が一緒にお風呂に入れるのは十二歳までだから」
「ま、まだ何も言ってないわよ!」
「独り言よ、気にしないで」

ま、まるで私が我聞と一緒に入りたいみたいじゃないのよ!
…ちょ、ちょっとは…入りたいなって思ったけど……
だけど、私から言い出すのは、プライドが許さない。
もし、我聞の方から一緒に入りたいって言ってきたら……考えてあげてもいいかな。

「…これも独り言だけど、日本では兄弟同士の婚姻は認められてないから」
「は、早く後片付け終わらせなさいよ!」

エスパーか、あんたは!

「あ、脱いだものは洗濯機の中に入れておいてね」

そう言うと、果歩はさっさと台所へと引っ込んでしまう。
果歩には振り回されてばっかりね、私。
私は軽くため息をつくと、我聞へと向き直る。

「…それじゃ、先にお風呂使わせてもらうけど……覗かないでよね」
「ああ。絶対覗かないから、大丈夫だ」

微笑みのまま、断言する我聞。

「………てい」
「ぐはぁ!」

それはそれでムカつくから、背中にヤクザキックを入れてみたり。
悶絶する我聞を尻目に、私はお風呂場へと足を向けた。
90松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/24(水) 00:51:42 ID:PcJ/+dxC
   ***

「…我ながら、いい蹴りだったわね」

私は湯船に浸かりながら、思い出し笑いをする。
まあ、実際に我聞がお風呂を覗くという事は、天地がひっくり返っても無いだろう。
……覗くくらいの甲斐性があれば、私としても色々と楽なんだけど……
私は立ち上がると、湯船の縁に腰掛ける。

「我聞はやっぱり、胸のあるほうが好きなのかな……」

私は自分の胸へと視線を落とす。
お世辞にも豊かとは言えない、胸。
これからに期待……できるのかなぁ……

「……揉めば大きくなるって、優さんが言ってたわね……」

正直、眉唾な話だが、言ってるのがおっぱい魔人の優さんなので、まるっきり嘘とも思えない。

「……試してみようかしら……」

私は自分の胸に、そっと手を伸ばす。
………
はっ!
な、何してるの私!
こんな、非科学的な話を真に受けるなんて……

「か、身体洗おうっと」

私は湯船から出ると、洗い場へと腰を下ろす。
目の前には大きな鏡があるが、それを見ないように視線はずっと下向き。
……だって、赤くなった自分の顔見たら、ますます恥ずかしいじゃないのよ!
私はシャワーの蛇口を捻り、頭を冷やすかのように頭から浴びる。
出てくるのはお湯だから、頭が冷えるわけは無いのだけれど。

「はぁ……」

シャンプーを手に取り、濡れた髪に馴染ませる。
勢いよく泡立つ、シャンプー。目の前が泡の白に染まり、私は目を瞑る。
……目を瞑っても、瞼の裏に映るのは我聞の姿だった。
91松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/24(水) 00:53:39 ID:PcJ/+dxC

――大きな、背中。

ふと、その隣に私がいる姿を想像する。
……今は想像だけだけど、いつかは……

「桃子、いるか?」

…いつかはこんな風に、一緒にお風呂に入ったりとか………ん?

「桃子、いないのか?」
「っ!」

なっ、えっ、ちょっ……な、なんで我聞が!?
うあ、シャンプーが目に入った!

「……もうあがったか」
「ま、まだ入ってるわよ!」

私はシャンプーで沁みる目を瞑ったまま、浴室のドアに向かって――その奥にいるであろう我聞に向かって叫ぶ。
え、ちょ、ちょっと、どういう事!? えーと、まさか覗き? いやいや、覗くのに確認する低能がどこにいる。
大体、確認するってことは私がいるかどうかを調べているのであって、つまりは私に用があるから声をかけたって事よね。
えーと、何の用かしら? って、ここ浴室よ! つ、つまり、浴室で用があるって事で、これはイコール裸の私に用があるって事で……
えーと、えーと、その、あの、浴室に来たって事は我聞も裸になるって事で、これはつまり、その、あー、うー、あー、お、落ち着け私!
と、とりあえず、身体はよく洗おう。準備は大事…って、な、何言ってんの私! 準備って何の準備よ! 
こ、こういう時はどうするんだっけ……そ、そうだ、悲鳴をあげるんだ。『いやーん、我聞のえっち〜♪』って、悲鳴じゃないし!
『お背中流しましょうか?』って、立場逆だし! ってゆーか、何考えてるんだ私! あー、もう、目は沁みるし、なんなのよ、一体!

「な、何の用なのよ!」

私はそう言いながら、目に入ったシャンプーを洗い流そうと、シャワーの蛇口に手をかける。
せ、せめて、最低限の心の準備はしないと……
92松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/24(水) 00:55:26 ID:PcJ/+dxC

「バスタオルの場所、教えてなかっただろ。このタンスの一番下の段に入ってるから、勝手に使ってくれ」
「………それだけ?」
「それだけだ」

……こ、こ、この低能が〜!

「そんな用件で、レディの入浴中に入ってくるなー! とっとと出てけ〜!」
「わ、悪い! すぐ出て行く」

そう言うと、我聞は脱衣所から逃げ出すように出て行く。
これだから、低能……もとい朴念仁は嫌なのよ!
ちょ、ちょっとだけ……期待しちゃったじゃないのよ……

「……我聞のバカ……」

シャワーの水滴が髪を伝わって、身体へと流れていく。
肩から胸、胸からお腹、お腹から……

……今は何も無かったけど、これから起こる可能性はあるのよね……
私はボディソープに手を伸ばす。
………念入りに洗っておこう……一応、揉んでみようかな……


――その後。
あまりにも長い桃子の風呂に、痺れを切らした果歩が確認しに行くと、洗い場でのぼせ上がってる桃子が居たという……

「あんた、そんなになるまで何してたの?」
「……心の準備とか、身体の準備とか……」
「…? よく分からないけど…牛乳飲む?」
「……飲む」

----------------------------------------------------------------------------------

お風呂編、以上です。
やっと、布団敷ける……次で最後です。もう少しお付き合いください。
93名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 01:04:33 ID:ZY3sKv+i
ハァハァ
桃子の心理描写がいいよ
94名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 01:06:00 ID:srurBcr8
は、はなぢが・・・
95名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 01:12:26 ID:WKY+OGlm
立候補うんぬんの我聞がいかにもでワラタ
96名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 01:52:55 ID:fT8uFoDm
桃子の行動に

ハァハァ
97名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 02:03:40 ID:otf0hSHc
絶対覗かないから大丈夫だって本編でも言いそうだw

心と身体の準備してた姫イイ!
ちなみに本番ありなのでしょうか?
98名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 02:10:33 ID:srurBcr8
ヒント:寸止め
99名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 05:08:05 ID:1QhyrhBC
第1研の所長がストーリーに絡み始めれば、優さんブームが来るはずだ
と、期待するイチ優さんファン
100名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 08:26:33 ID:3c9YqLhV
さて、桃子が今回我聞に抱きついて國生さんが怒りモードに入ったわけだが
101名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 10:08:24 ID:d+tWAyRL
「暫定社員と言う事で、しばらくの間は
見習い社員の給料で働いてもらいます。
時給は…そうですね、250円という事で。」
「なっ!なによその労働基準法違反な額は!
今時の日本にそんな時給で働く馬鹿はいないわよ!」

………………

「う〜ん、私は悪霊退治見習いじゃないのよ〜ムニャムニャ」
「あっ姐さん!何うなされてるんですか!?」
102名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 11:36:39 ID:vOGrlEZp
使える能力を身に着けてきたらなんと255円にまで上げてもらえるから頑張れ!(藁
103名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 17:52:54 ID:xaOl1lwr
使える能力
つ【夜伽】
104名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 22:35:59 ID:pMZsy8Ui
やっべ鼻血とまんね。
105名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 23:46:32 ID:3c9YqLhV
國生さん>夜伽レベル1
桃子>夜伽レベル0
優さん>夜伽レベル5
果歩>夜伽レベル0

レベル差激シスwww
106名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 00:43:53 ID:8Z+Tumdq
夜伽LV
0=保健体育程度の知識。
1=実際、どういう事をするのか知っている。
2=Bまで経験済み。
3=経験済み。
4=いろいろテクニックを知っている。
5=開発済み。

しかし、Bとか古いな俺… orz
107名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 10:01:44 ID:FX2V1XID
実は先代に5までレベルを上げられている國生さん。
108名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 11:48:35 ID:WCkb9fKA
しかし我聞の前では0を演出する國生さん。
109名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 18:01:47 ID:r1TxmA6i
俺はLv4の中野井さんをかっさらう訳だが
110名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 18:01:56 ID:W2vaFQBx
前スレ埋まったね
111名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 18:04:58 ID:r1TxmA6i
マジか!?
見てこよう!桃子姫ー!今参りますぞー!!!
112名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 21:10:36 ID:jr6Uau3d
>>105
個人的には、優さんは3飛ばして
4いった感じだと思ってるんだが・・・・。

俺の中では、彼女は汚れてるけど
処女なんだーい!・゚・(ノД`)・゚・
113名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 21:13:17 ID:W2vaFQBx
>112
1研所長が親族なのか恋人なのかで
まっぷたつに分かれるな
114松雪応援団隊長:2005/08/25(木) 22:38:06 ID:aa37Vj1R
うお〜!!ハーたん!!
115名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 22:45:40 ID:r1TxmA6i
俺は止まらない!
この熱き思い…届けっ!
めっぐっみー!!!!!
116名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 22:47:46 ID:8Z+Tumdq
>>115
どこに届かせようとしてるんだ。
つーか、めぐみかよw

117名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 00:19:31 ID:nqcMFehO
珠・果歩・我聞…Lv2
桃子・キノピー…Lv3
ヒゲBros.…Lv5
118名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 03:43:10 ID:aXVfR/Ba
バカ様…Lv0
千紘……Lv1
山岡……Lv5

バカ様×千紘さんを書こうとしたが、
バカ様がテンション高すぎてダメポorz
119名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 12:02:49 ID:lXa63Y62
うはwwwわろすwwwwうぇっwwwwww
120名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 12:27:25 ID:KvwZNLG5
居候の姫は家長の我聞に対して夜伽をせねばならんと思う人挙手

ノシ
121名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 12:53:20 ID:EdWooh4h
桃子の扱いは南極条約に則ってくれるんだろうな?
122名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 13:25:16 ID:te/inuhx
>>120
バスタードで似た話があったな。
123名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 18:44:45 ID:rppubKtP
最近読み始めたのに先程前スレ落ちた…
携帯からじゃ見れんですよ…700以降の展開が気になってOT2
124名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 19:16:06 ID:G5XCQ3e5
>>123
ううむ…、専ブラでログ取っておけば良かったものを。ドンマイだ。
125名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 19:25:32 ID:KvwZNLG5
>123
SSだけなら保管庫にあるのでは?
126名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 19:45:12 ID:G5XCQ3e5
>>125
ソレダ!
127名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 20:31:06 ID:rppubKtP
行ってきた>保管庫

なんてーか、スゲェ。
神ってマジで居んのな。
128名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 20:54:59 ID:sdMceGv2
もう不要かもしれないが、前スレのログ。(html)
ttp://strawberry.web-sv.com/cgi/up/bib.html
0087 pass:gamon
129名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 21:10:06 ID:lxmJs+3Y
>>127
そう、神はいる。

だが……途中で止まってる作品も多いのがこのスレの特徴だ。

アダルトビデオの続きを……
130名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 22:49:13 ID:qGjqMhli
アダルトビデオの続きは是非読みたいな…
131名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 23:25:08 ID:p9Ub/lGw
女子高生秘書の秘所キボンヌ
132ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 11:55:59 ID:+qxMFRM5
投下。
我聞×桃子。
133ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 11:57:55 ID:+qxMFRM5
     “はじめてのおとまり”

 今、私の前にガモンがいる。
 柔らかな生地のシャツとズボン、それが彼の寝巻き。
 私は名前に合わせたのか、桃色のパジャマを渡されて、今はそれに着替えていた。

「……えっと、ガモン?」

「ん? どうした桃子」

 彼の視線が気になる。
 私の格好は変じゃないかな。
 子供っぽく映ってはいないかな。

 訊きたかったのはそんななんでもないことで。
 だっていうのにそんなことも言葉にできない。
 体の奥がむずがゆくなるような感覚に身をよじらせる。

「あ、う、その……なんでもない」

 頬が熱い。
 逃げるように顔を背けても、彼の視線を感じる。
 体がどうしようもない熱に包まれる。
 彼の目に触れる部分――ううん、服を通したその部分まで。

 何も言えずにうつむいて、上目遣いに見る私。
 何か言いたいはずなのに、声の出し方を忘れてしまったかのようで。
 そんな私を見て、ガモンは不思議そうに首をかしげていた。
 
 ――ああ、もう。
 何でこんなことになったんだっけ……?
134ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 11:59:01 ID:+qxMFRM5
「――へ? 泊まるとこがない?」

 私の言葉に、間の抜けた声を上げたのはガモンだった。

 私――桃子・A・ラインフォードがガモンと出会ったその日の夜。
 あのいやな態度のグラサン連中を退けて、そのすぐ後のこと。
 とりあえず、工具楽屋に就職することにしたものの、真芝を追い出された私達。
 今日の所はこれで解散、となったのだけれど、さて、それからどうしよう、というわけだ。

「……真芝にある部屋に戻るわけには行かないでしょ。
 あいつらの手回しの良さを考えると、当然張り込まれてるはずだし」

 そう。
 研究所に戻るわけにもいかず、かといって、どこかホテルに泊まるわけにもいかない。
 なにしろ、私達は狙われている。
 なぜなら私は多少なりとも真芝の情報を持っているわけで。
 今夜の襲撃はもうないだろうとは言っても、用心するに越したことはなかった。

「ふむ、なるほどのう」

「こういうの――なんて言うんだっけ。
 勝ってカブトのオオシメジ?」

「“緒をしめよ”です、優さん」

 口々にしゃべりだす工具楽屋の面々。
 個別の紹介は――ごめん、省略。

「國生さん、社員寮は?」

「部屋の空きはありますが、使える状態ではありません。
 現実的な案としては私か優さん、もしくは中之井さんの部屋に泊めるというのが一番です」

「えー、女の子はともかく男二人はねー」

「でかいのととっぽいの。ワシのとこに来るか?」

「オレ達かい? あんま気ぃ使わなくてもいいぜ。
 オレも弟も、野宿にゃなれてるしよ」

「そうもいくまい。いいから来い」

「では、桃子さん。私のところに」

「え、あ、うん」

 話の流れにのる前に、なんだかあっけなく問題は解決。
 ……っていうか、本人の意思をもう少し聞いてもいいんじゃないだろうか。
 状況把握する前に話が終わっちゃったじゃない、もう。

 で、行き先も決まった、さあ帰りましょう、となりかけたところで。

 ――キラリ、と誰かのメガネが光った。
135ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:00:11 ID:+qxMFRM5

「いやいや、はるるん。
 ここは我聞クンのとこに預けるべきじゃないかな」

「へ?」

 みんなの視線が発言者に集中する。

「何故ですか、優さん」

「いやほら、我聞くんのとこって果歩ちゃんいるじゃない?
 やっぱ着替えとかあったほうがいいと思うし」

 見たところ同じぐらいだしー、と言う彼女。
 ……そこでなんで胸元に視線を合わせるのよ、あなた。
 失礼ね。あの子よりはあるわよ、きっと。
 そう思って胸を張ると、なんでか鼻で笑われた気がした。くそう。

「それに、私やはるるんより我聞くんと居た方が安心できるんじゃないかな。
 ず・い・ぶ・ん、仲がいいみたいだしー」

 い、いきなり何を言い出すのよ、この人。
 ほんのちょっと動揺が面に出たのか、メガネの人はにしし、と笑う。
 彼女はとってもうさんくさい。
 とっても胡散臭いのだけれど――。

「ああ、そりゃそうだな。うん、そうしよう」

 こうやってすぐ頷いちゃう人もいる。
 うん。その単純明快さは嫌いじゃないよ、ガモン。
 でも、もうちょっと、発言に気をつけて欲しいな。

「そういうわけだから、國生さん」

「……社長がそう決められたのでしたら」

 命令に忠実な部下っていいわよね。
 何か納得していないみたいだけど。
 ……なんでだろ。

 とまあ、こんな感じで話はまとまり。
 それじゃ皆さんおつかれさま。
 はるるんなにか気になるのかなー、なにがですか優さん、てな会話を背中で聞いて。
 工具楽って表札のある家を前にしたところで気がついた。

 これってつまり。
136ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:02:25 ID:+qxMFRM5

「……ガモンの家に、泊まりに来てしまいました」

「ん? 誰に言ってるんだ、桃子」

「あ、う、ううん。なんでもない」

 あわてて首を横に振る。
 あぶないあぶない。
 ガモンにおかしな娘だ、なんて思われるとこだった。
 照れ隠しに部屋の中を見渡す。

 ガモンの部屋は、あんまり物がなかった。
 そしてかなり狭い。
 布団を敷くと、部屋の広さが半分になるくらいに。

 部屋に染み付いた匂いとか、空気とか。
 明らかにその、自分の部屋とは違うのが感じられる。
 だからその、つまるところここは。 

 ――おとこのひとのへや。

「――――っ」

 そう考えたとたん、顔から火が吹きそうになった。

 いやいやいやいや、まってよ私。
 いくらなんでも意識しすぎじゃない。
 何をしてるわけでもないし、何をしようとしてるわけでもなし。
 そ、そう、用件。
 用事を済ませてしまわないと。

「桃子」

「ひゃ、ひゃいっ!?」

 あう、声裏返っちゃった。

「それで、どうしたんだ? こんな時間に」

 自分の布団を敷き終えたガモンが訊いてくる。

 ……どうでもいいけどこんな状態で布団とか敷かないで欲しい。
 狭いもんだから、ガモンと寄り添う感じになってしまう。
 なら、布団の上に座ればいい、ってかんじなんだけど……。

 それはダメ。ぜったいダメ。
 だってこの状況で布団の上、なんて、そんな、ねえ?
 ……深く考えるのはやめよう。
137ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:03:00 ID:+qxMFRM5

「桃子?」

「あ――ほ、ほら。その……傷、なんだけど」

「傷? 桃子、どっか怪我でもしたのかっ!?」

「わわうっ――ちがう、ちがうのっ。
 私じゃなくて、ガモンの方っ!」

 ずずいっと迫ってくるガモンを慌てて押し返す。
 お願い、これ以上かきみださないで私のこと。

「オレの方?」

「ガモン、傷、大丈夫かなって……」

 そう、学校でのいざこざの時、ガモンはかなりの攻撃を受けていた。
 いくら頑丈だからって、あんな手当てで間に合うはずがない。
 もしも、ガモンに傷が残っているのなら、その傷は、私のせいでついた傷だ。
 だったら、私が看るのは当然だと思う。

「ああ、そういうことか。大丈夫。
 大きな傷はなかったしな」

「でも」

「心配性だな――ほら」

 そう言って、ガモンはシャツに手をかけた――って、ええええええええっっ!!

「どうだ、平気だろ?」

「う、うん……」

 いや、ちょ、あの、その。
 レディの前で半裸になるってどうなのよ、これ。
 うわぁ、すっごい体……。
 ってそうじゃないの。
 凝視しちゃダメ、見つめちゃダメ。
 ああう。でも気になる。
 なんか傷跡がすごい。
 あんまり目立たないけど、よく見るとうっすらと無数にある。
 さ、さわっても、いいのか、な?
138ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:04:00 ID:+qxMFRM5

「……ガモン?」

 そっと手を伸ばして訊いて見ると、ガモンはコクリと頷いた。
 私はドキドキと早鐘を打つ胸を押さえながら、そっと指先でガモンに触れる。

「っ――」

 ――熱い。
 触れた指先から伝わるほどに熱を持った身体。
 私の身体まで熱くなってしまうほどに。

「…………」

 彼の傷跡をなぞる。
 昔の傷もあるのだろう。
 でも、その内のいくつかは今夜ついた傷だ。
 それがもう塞がっているのには驚くが、それ以上に私はそこに愛しさを感じてしまった。

 ――なぜならこの傷は、私のためについた傷なのだから。

「桃子」

 彼の優しくて、力強い声がささやく。

「……そろそろ、いいか?」

 いい? 何が?
 ああ――そうか。
 私は思い至る。

 彼は私を、求めてるんだ――――。
139ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:05:03 ID:+qxMFRM5

「ぁ――」

 彼の腕に抱き寄せられ、私は小さく声を漏らす。
 ほんのわずかな抵抗は、彼の前では抵抗にすらならず。
 気がつけば、彼の顔が間近にあった。

「…………」

 彼はもう、何も言わない。
 ただその真っ直ぐな、力強い瞳で私を捕らえる。
 彼のその真っ直ぐさが怖い。
 私が、どうにかなってしまいそうで。
 だから私は震えるように、静かに瞼を閉じていた。

「んっ――――」

 重なる唇、彼に触れたままの手のひらが熱い。
 大きく跳ねるような心臓の音が、私の身体に伝わってくる。
 その温もりが溶かしたのだろうか。
 私の目から涙の粒が、つい、と頬を伝って流れた。

「んっんぅっ……んんっ」

 強く押し付けられたその隙間から、何かが入ってくる。
 やわらかくて、あたたかいもの。
 私の口内をなぞり、こすり、舌を絡めとって弄ぶ。
 絡み合う肉の感触、注ぎ込まれる彼の体液。

「んく、ん」

 口内に侵入されたまま、それを何とか飲み干した。
 舌の動きは止まらない。
 より激しくなっていくキスに、たまらず私は逃げ出そうとする。
 けれどガモンは許してくれない。
 追ってくるガモンに押し倒される形で、私は後ろに倒れこんだ。

「……ガ、ガモン……」

 覆いかぶさる彼の身体。
 ガモンの手はパジャマの中に滑り込み、そこにあるふくらみを揉みしだく。
 下着なんかつけていない。
 彼の手は、私に直に触れている。

「や……や、ぁ」

 指先が、いつの間にか隆起していた“それ”にたどり着いた。
 まるで何かを確かめるようにつまみ、はさみ、ころがして遊ぶ。
 めくりあげられ、あらわになった乳房。
 そっとガモンが口を寄せる。

「ん――ん、ぅ」

 吸い付かれ、舌先で遊ばれ、甘く噛み付かれ。
 否応なしに私の身体は反応した。
 熱い――――熱い。
 ガモンが触れている部分が、まだ触れられてない部分が。
 湿り気を帯びたそこに、彼の手が伸びていく。
 胸から、腰に。そして――
140ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:08:12 ID:+qxMFRM5

「だ、だめっ」

 彼がそこに至りそうになり、私は身を捩じらせた。
 だってそれは――恥ずかしすぎる。
 うつ伏せになって逃げようとする私を、けれどガモンは逃がしてくれない。
 腰を抑えられ、服を剥ぎ取られ、覆い隠している布を取られた。

「や、やぁっ」

 完全に曝されたその部分。
 それだけでも恥ずかしいのに、ガモンは腰を持ち上げる。
 ……四つん這いで、お尻だけ突き出した格好。
 恥ずかしくて死にそうで、布団に顔を押し付けた。

「あ、は、や、はぁ、んっ」

 彼の指がそこをいじる。
 薄く生えた茂みの中から、くちゅくちゅと音が聞こえてくる。
 むき出しにされた私の中を、じっくりと彼が見つめている感覚。
 まるで奥の奥の深いところまで、見通されているかのようだった。

「んんっ、ん、あっ、ああっ、やっあっ」

 太い指が入ってくる。
 一番敏感な部分にも触れられ、私の息は荒くなる。
 内壁を擦られ、突起はつままれ、指の動きは徐々に激しく、私の中を蹂躙する。

「う、んあっ、やぁっ、いっ、あっ、あ、あ、あ、あっ」

 しばらく、ガモンはそうして遊んでいたけれど、唐突にその悪戯が止んだ。

「はっ、はぁ、はぁ……。 ――がもん?」

 どうしたの?
 そう訊ねようとして、けれどそれはできなかった。

「ひゃぅっ!」

 思わず身体を震わせる。 
 突然、そこに息を吹きかけられたのだ。
 四つん這いになったままで、彼が何をしようとしているのかを悟る。
141ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:09:02 ID:+qxMFRM5

「あ、だめ、ガモン。そんなの、やだっ」

 腰を振って逃れようとするけれど、両手でつかまれて逃げられない。
 ガモンの吐息が近づく。

「だめ、だめなの。だ――あっああっ!」

 彼のキス。
 まるで口にするような優しいキス。
 そして次のキスは情熱的に、さっき私にしたように。
 もう一度、私の中をかき回してきた。

「んっんんっ、だめ、こんなのだめっ。こんな、こんなのっ」

 こんなのしらないっ。
 あんなところに、舌をいれるだなんて。
 こんな感触、今まで知らないっ!

「や、っあああああああああっ!」

 中から滴り落ちるものを音を立てて吸い出される。
 頭がもう、くらくらする。
 もやがかかって、目の前は真っ白。

「あ――は、あ……」

 すっかり力が抜けてしまった私。
 差し込まれた舌が引き抜かれ、ガモンの口が離れていくのがわかる。
 ああ――終わったのかな?
 そんなことを考えたけれど、それが間違いだってことは、すぐにわかった。

「――――」

 びくり、とする。
 また腰を掴まれた。
 “入り口”に、少し硬めの感触。
 迷うように表面を、少し引っかかりながら擦ってくる。
 やがて、正しくその場所を見つけると、ぴたり、と狙いを定めて動かなくなった。
 
 ――これって、ひょっとして。
142ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:10:04 ID:+qxMFRM5

「っん、んやっ、だ、だめ、あ、ああああああっ!!」

 ガモンが、私の中に入ってくる。
 狭い穴を押し広げ、それは一気に突き入れられた。

「い、や、あくっ、い、いたいっ、や、やっ、いたいよガモンっ」

「…………」

「おね、がい、とめて、とめてぇっ」

 泣きながら懇願するけれど、ガモンは止めてくれなかった。
 きっと、それほど早く動かしているわけではないんだろう。
 太くて硬いものが、ゆっくりと引かれ、そして突きこまれる。
 何度も、何度も。
 繰り返すたびにだんだんとペースは速くなり、やがて、身体と身体のぶつかる音が響きだした。

「ひぅっ、んぅっ、んぁっ、やぁっ」

 パン、パン、パン、とガモンの身体が打ちつけられる。
 身体の中に彼自身がいて、それが私を責め続けた。
 ガクガクと私の身体が振動する。
 あんまりにも激しくて、布団にしがみついていないとどこかに飛んでいきそうだった。

「くっ、うぅっ、んっ、んぅ、んっ、ん、ん、ん、ん、んぅっ」

 痛みが、熱さを呼ぶ。
 熱さは、頭をだめにする。
 だめになってしまった頭は、痛みを痛みとしてくれない。
 涙を流し続けながら、私はいつしか、ソレを自ら求めはじめていた。

「っく、んあっ、あふ、んはっ、はぁっ、あっ、ああっ、あっ」

「…………」
143ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:10:44 ID:+qxMFRM5

「――がも、ん、がもんっ、おね、が、がもんぅっ」

 ――切ない。
 胸の中が、すごく切ない。
 だって、これじゃ、ガモンが見えない。
 何もしゃべってくれないから、ガモンを全部感じられない。
 お願い。
 お願い、だから、せめて、声を――。

「あっ、あっ、や、んぅっ、がもっ、んっ、んはっ、がも、んぅっ!」

 いじわる。
 ガモンの、いじわる。
 わかってるくせに。
 何が欲しいか、わかってるくせにっ。

「ん、ぐすっ、んぅ、うぅっ、んっ」

 泣きながら、私は布団を強く掴んだ。
 すると、握り締めた私の手に、彼の手がそっと上から重ねられる。
 彼の身体がのしかかってくる。
 そして彼は、囁いた。

「――――桃子」

「ぁ――んああああああああああんっ」

 うれしくて、胸がつまる。
 彼の声に応えるように、私の身体が彼を絞った。
 大きく、膨らむ感触。
 弾ける様に、熱い、熱いものが私の中に注がれる。

「くっ――うっ」

「あ――ああ、あ、は、あ……」

 私の中でびくん、びくん、と震えるソレ。
 満たされていく感覚に、私は言い様のない幸せを感じていた――
144ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:11:32 ID:+qxMFRM5


 ――なーんちゃって、キャーーーー!!

 自分のした想像に、思わず身悶える。
 ううん、違う、違うのっ。
 これはガモンのことが好きとか、そんなんじゃないのっ。
 ただ、やっぱり、こういう状況ならしかたないかな、とか。
 でもでも、ガモンが欲しいなら、私も応えてあげなくもないなぁ、とか。

 ああ――そう、そうなのね。
 私は今日、女になるんだ。
 うん、いいよ、ガモン。
 ちょっと怖いけど、今夜は特別。
 今なら素直に受け入れてあげるっ。

「桃子――おい桃子!」

「ふぇ――? ガモン?」

「大丈夫か、桃子。ほら、そろそろ寝るぞ。
 客間に布団敷いてあるから、桃子はそっちで寝てくれな」

 えっと、あれ?
 気がつけば、いつの間にかシャツ着てる……。
 というか、さっさと布団に入って寝ようとしてるしっ!
 “そろそろいいか”って、そういう意味なの!?
 めくるめく愛と欲望のゆーとぴあはっ?

 ああっ、もうっ! この朴念仁っ!
 女の子ほっといてその態度はないでしょー!

 ――わかったわ。
 ここまで盛り上げといて、このまま済ますなんて許さない。
 ちょっと方向性が違ってくるけど、こうなったら意地でもその気にさせてあげる!
 
「……ね、ねえガモン? 私、今夜はここで寝ても――」

「いいわけないでしょ。当然あんたはこっちで寝るの!」

 いきなり現れた怪人うす胸。
 がし、と首根っこを掴まれ、そのまま部屋から引きずり出されてしまった。

「ああっ! 何するのよカホ!! ガモン〜、ガモン〜」

「ええいっ発情するでない、桃色妄想ムスメッ!
 男女七歳にして席をおなじゅうせずっ」

「床は同じにしてー」

「やかましっ」

 ああ、ガモンが遠くなる。
 廊下を引きずられていく私を、部屋から首だけ出して彼が見ていた。

「……うん、仲がいいのは良い事だ」

 お願い、別の感想抱いてぷりーず。

145ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/27(土) 12:19:59 ID:+qxMFRM5
あとがき。


前略。


果歩分がたりねぇーーーーっっ!!!


……失礼いたしました。
略して略して略していったら名前が死にかけ、ぴくぴくでございます。

いや、違うんですよ。
ホントは我聞×果歩を書きたかったんですよ!
でもなぜかシリアス展開になってしまい、嫌気がさして中断。
息抜きで書いた桃子が膨らんでこんなものを。……なにゆえ?

えろはむずいです。
ふと我に返る瞬間があるからむずいです。
特に本番になるともう。
あんあん書いてる時に外から子供の声が聞こえる。
――なにやってるんだ27さい。

かるーくおちこんだところでまた次回。
さらばだっ
146名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 14:23:19 ID:W+UsmWiV
これだから低脳は!!
GJだぞこの馬鹿!!
147名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 15:15:45 ID:KQ7fceyz
うわこんな格好いい低能初めて見た。
GJだこのスケベ!
ペドなオレは我聞×果歩も読んでみてぇので頑張ってください神様低能様。

我聞と女子高生秘書をくっつけようとしているが、実は自分の気持ちに区切りを付けるためだった〜
みたいな?
ダメだオレには文才が欠片も無い・・・or2
吊ってくる。
148名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 15:39:06 ID:wOubdYVf
姫キター!!
妄想後やたらテンション高い姫もGOOD!
149名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 17:19:23 ID:/PQbk7JM
GJ!

>「ええいっ発情するでない、桃色妄想ムスメッ!
> 男女七歳にして席をおなじゅうせずっ」

>「床は同じにしてー」
>「やかましっ」

このやりとりに、死ぬるほど萌え転がりました。桃子と果歩が可愛すぎる。
ガモン〜、ガモン〜と読んで言る桃子最強。
150名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 18:21:38 ID:Rh/PS3kO
もう、なんて低能なんですか!
今、電車なのに暴走寸前だぁ!
151松雪応援団隊長:2005/08/27(土) 18:59:16 ID:nuO1CNc+
て、低能!!
なんてGJな低能なんだ!!
松雪さんの次くらいに凄いぞ!!
152名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 19:28:27 ID:+VVSuRqy
低脳祭り \(・∀・)/バンジャーイ
153ウヒョー! ◆5b/SsQRpKk :2005/08/27(土) 21:53:00 ID:N0uloGnA
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。Д。) GJですぞ ウヒョー!
154名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 00:31:47 ID:rUxVlX2T
ええいこの低脳めッ!
褒美にバカ様の実験サンプルとなる栄誉を授けてやる!

才蔵「いくら僕が天才でも、人体実験なんて無粋な真似はしないさ!そうだろう千紘くん!」
千紘「その通りです若様!」
155名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 01:08:29 ID:F8em7vP8
千紘(でもどうしてもと仰るなら、私が・・・・・・キャv)


なんてね
156松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:18:06 ID:8iuxCSLh
『Cherish』のラストです。

---------------------------------------------------------

「……で、この例文の場合、関係詞節の動詞が目的語を必要とするから、関係代名詞ね。
 で、必要としないこっちの例文だと……」
「関係副詞になるって事ね…なるほど」

私の目の前で、果歩は心底感心したように頷いた。
ここは、工具楽家で『女性部屋』と呼ばれる、果歩と珠の私室だ。
私はそこで、先ほど約束したとおり、果歩の勉強を見ていた。

「さすがに自分で天才と言うだけはあるわね。すごく助かるわ」

今学んだ部分に赤線を引きながら、果歩は私に感謝の言葉を述べる。
それはお世辞的な意味合いもあったかもしれないけど、それでも感謝されるのは嬉しかった。

「ま、まあね。けど、果歩だって凄いじゃない。一度教えたら覚えちゃうんだもん」

嬉しさでにやけそうになるのを堪えながら、私は言葉を返した。
ちなみに、私の言った事はお世辞じゃない。
実際、果歩は一度説明するとすぐに覚えてしまうのだ。

「そりゃ、時間は無駄に出来ないじゃない。ただでさえ家事とかで時間足りないんだから」

なるほど。
確かに工具楽家の家事を取り仕切っている果歩は、一般的な中学生に比べれば自分が使える時間は少ない。
……その少ない自分の時間を勉強に費やす果歩。
私は、ふと思った疑問を口にする。

「…勉強好きなの?」
「んー? 別に好きでも嫌いでもないけど」

果歩は、シャーペンを指で器用に回しながら答える。

「好きでもないのに、こんなに勉強するの? 普通、遊んだりするのを優先しない?」
「んー、まあ、私だって遊びたいんだけど……」

果歩は気まずそうに後頭部を掻いて、言葉を濁す。
私は静かに、果歩の言葉を待った。

「……高校とか、奨学金で行こうって思ってるんだ。だから、今から勉強しないとね」
「……我聞に迷惑をかけない様に?」
「……うん」

恥ずかしそうに頷く、果歩。
やっぱりね。
しっかり者の果歩の事だから、そうじゃないかとは思ってたけれど。
それにしても…
157松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:18:43 ID:8iuxCSLh

「…凄いね、果歩は」
「え!?」
「だって、私と同じ歳なのにそこまで考えてるんだもん。凄いよ」

私は正直な感想を漏らす。
ライバルだとか、姉妹だとか関係なく、私は心の底から果歩が凄いと思った。

「そ、そんな事言ったら、桃子だって凄いじゃない。その歳でもう高校行ってるし、それに働いてもいるし」
「ううん。それは成り行きでそうなっただけ。けど、果歩は違う。ちゃんと自分で考えてる」

そう。私の今の状況は、私が選んだわけじゃない。
私はただ、与えられているだけだ。

「わ、私なんてまだまだだよ。だって……」

果歩はぎゅっと拳を握ると、そこで言葉を途切れさせる。
……きっと、私と同じ人を思い浮かべているのだろう。

「…お兄ちゃんの方が……凄いよ」
「……そう、ね」

高校生であり、父親であり、工具楽屋の社長であり、そしてこわしやである、我聞。
それがどれだけ大変な事かは、側にいればすぐに分かる。
…ううん。大変なんてものじゃない。
運が悪ければ、死ぬ可能性だってある。
実際、私はもう少しで我聞を……

「お兄ちゃんね…私達の前じゃ、絶対に辛いって言わないの。
 私達に心配かけないように、仕事の話もあんまりしないし……バレバレなのにね」

果歩は苦笑しながら、言葉を続ける。

「たまに大怪我して帰ってきても、心配する私達の事を逆に心配してくれるんだよ。
 迷惑かけてすまんな、って……迷惑かけてるのは、私達の方なのに。
 ……だからこそ……私はお兄ちゃんの負担にはなりたくないの」
「果歩……」
「私はお兄ちゃんの力にはなれない。だったら、せめてお兄ちゃんの負担にはならないようにしたい。
 だから、自分で出来る事は自分でやるの。家事もそうだし、勉強だってそう。
 私は、お兄ちゃんがいなくても大丈夫なんだって、お兄ちゃんに見せ付けてやるんだ」
「………」

笑顔で、言い切る果歩。
私は、その決意の前に言葉を失う。
しっかりものだとは思っていたけれど、ここまで考えていたなんて……
それに比べて、私は……
158松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:19:15 ID:8iuxCSLh

「私はお兄ちゃんの力にはなれないけど……桃子は違うよ」
「…え?」
「桃子は、学校でも工具楽屋でも、お兄ちゃんの側にいる。桃子は、お兄ちゃんの力になれる場所にいる。だから……」

そして果歩は、私の手を両手でぎゅっと掴む。
そのまま、精一杯の笑顔を私に向けて、言葉を放つ。

「お兄ちゃんを守ってあげてね」

……ああ、そうか。
その瞬間、私は我聞の強さの理由に気付いた。
私は、果歩の身体に両腕を回す。
そして、そっと果歩を抱きしめた。

「それは違うよ、果歩。あなたは十分、我聞の力になっている」
「桃子……」
「あなたがいるから、我聞は安心して、こわしやの仕事に専念できる。
 あなたがいるから、我聞は安心して、ここに戻ってくる事が出来る。
 果歩は、我聞の力になっているよ」
「………」
「私も頑張って、我聞の力になるから。頑張って守るから……一緒に頑張ろうね、果歩」

果歩は無言のまま、おずおずと私の身体に手を伸ばす。
そしてゆっくりと、しかししっかりと、私の身体を抱きしめる。

「…ありがとう、桃子」

――我聞が強いのは当たり前だ。
守るべき人がいて、守ってくれる人がいる。
帰る場所が、ここにあるのだから。
そして、私も――

――我聞を、守りたい。
159松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:19:56 ID:8iuxCSLh

……しばらく抱き合っていた私達だったが、不意に果歩が顔をあげた。

「…そろそろ寝ないと明日に響くわね」

果歩は時計を見ると、私から身体を離す。

「勉強見てくれてありがとう、桃子」
「いえいえ、お役に立てたようで何よりだわ」
「…これからも、よろしくね」
「…うん!」
「……だけど、あなたがお兄ちゃんと付き合うってのは話が違うからね」
「わ、分かってるわよ!」

最後にちゃんとつっこみを入れる辺り、やはり果歩はしっかり者だ。
私達は、顔を見合わせて笑い会う。

ちょっとだけ……本当の姉妹に近づけた気がした。

そして果歩は押入れから、二人分の布団を引っ張り出す。
ちなみに珠は一人で布団を敷いて、とっくの昔に夢の国へと旅立っている。
……やっぱり、私はここで寝るのか。まあ、予想はしていたけれど。

「何、がっかりした顔してるのよ」
「し、してないってば!」

……してたけど。

「じゃあ、桃子の布団はこれね。トイレは部屋から出て右側だから。間違えてお兄ちゃんを夜這いしないように」
「しないわよ!」

……しないわよ……多分。
私と果歩は布団を敷き終わると、電気を消して布団に潜り込む。
……こうして、誰かと枕を並べて寝るのはいつ以来なんだろう。
私、今、うきうきしてる。

「それじゃ、おやすみなさい」
「…おやすみなさい」

きっと今日は、簡単に寝ることは出来ないわね。
160松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:20:43 ID:8iuxCSLh
***

――深夜。

「うーん、むにゃむにゃ……トイレ、どこぉ?」

私はまどろみの中、尿意を感じて起き上がる。
えーと……トイレは部屋から出て右だっけか……
眠い眼をこすりながら、ふらふらと廊下を歩く私。
……ああ、これね。
私はトイレのドアを開けると、パジャマを脱いで便座の上に腰を下ろす。

「……はふぅ……」

秋の夜。外からは虫の鳴き声が微かに聞こえてる。
その泣き声の中、用を足した私は手を洗ってトイレを出る。
えーと、部屋はどこだっけ……
私は来た時と同じように、ふらふらと廊下を戻っていく。
確か……部屋から出て右だったわね……
あくびをかみ殺しながら、私は見覚えのあるドアを開ける。
布団が敷かれた部屋。ここだ。

「……おやすみ〜」

そのまま、布団に潜り込む。
布団に残った温もりが、私の身体に染み込んでくる。
布団から出ていたのはわずかな時間だけど、体温はすっかり冷えてしまっていた。
私は更なる温もりを求めて、布団の奥に身体を潜り込ませる。

むにゅ♪

あれ、こんな所に枕が……寝ているうちに動かしちゃったかしら?
私はその枕を頭の所へと移動させる。
それにしても……硬い枕ね、これ。筋肉質だし。
………
………………筋肉質?
私はそーっと、目を開ける。
枕だと思っていたのは……腕だった。
私はその腕に沿って視線を動かしていく。
腕、肩、首……我聞の顔。

――我聞の、顔。
161松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:21:16 ID:8iuxCSLh

「っ!」

悲鳴をあげそうになるのを、私は口を押さえて必死に堪える。
え、ちょ、ちょっと! な、なんで我聞が私の布団に!

『夜這いしないように』

ふと、先ほど果歩の言った台詞が頭をよぎる。
夜這い……ま、まさか我聞が私を!?
あ、あわわわわ! ちょ、ちょっと我聞、それはいくらなんでも早すぎでしょ!
お、お風呂くらいなら一緒に入ってもいいかなーとか思ったけど、さ、さすがにキスもまだしてないのに、いきなり、その、あの…致してしまうのは、健全なお付き合いとは言えないし……
け、けど、健全な青少年としてはやっぱり、その…したい、よね。う、うん、その気持ちは分かるの。私だって……って、な、何言ってるのよ、私は!
べ、別にそういう意味で言ったんじゃないのよ! ただ、物事には順序があるってだけで……そ、そう、最初はまずデートからでしょ! 場所は……やっぱり遊園地よね!
二人で一緒にジェットコースターとかメリーゴーランドとか乗って、お化け屋敷では驚いた私がついつい我聞に抱きついちゃったりして、そしてそのままいい雰囲気になって……キス……
うーん、お化け屋敷はムード無いから却下。ここはやっぱり、海の見える公園よ!
海に沈んでいく太陽を、二人はベンチに座りながら見るのよ。そのまま私は我聞にもたれかかって、『綺麗ね』って言ったら、
我聞は『君の方が綺麗だよ』とか言っちゃって、そして二人は恥ずかしそうに顔を近づけていって…キャー!
で、盛り上がった二人はその海が見えるホテルに泊まるのよ! 最上階にある高級レストランでかっこつけてワインとか頼んじゃったりして、
そしてほろ酔い気分のまま部屋に帰って、一緒にお風呂に……初めてなのに一緒にお風呂入るのは不自然かも……せめて初夜は別々に入りましょうか。
我聞が先に入って、入れ替わりに私が入るの。わざとゆっくりお風呂に入ってじらすだけじらした後、バスタオル一枚の姿で我聞を悩殺させるの! 
そして盛り上がった所で、二人の初夜が始まる……どーでもいいけど、初夜って響きはすごくいやらしいわね。考えた人は天才かも。私ほどじゃないけど。
あー、話がずれたわね。つ、つまりは物事には順序があるという事を言いたくて……で、でも我聞が夜這いかけるくらい私を好きだって事はすごく嬉しいから……
で、できればその想いには答えたい……かも………今日は、その、大丈夫な日だから……ちゃ、ちゃんと準備はしてきたし……
…って、わ、私は何をだらだらと妄想を垂れ流してるのよ! 大体、『大丈夫だから』って、何OKサイン出してるのよ!

私はパニックで妄想モードに突入した自分に、一人つっこみを入れて落ち着こうとする。
よく見てみると、我聞は布団の中で安らかな寝息を立てていた……いきなり襲われるといった事はないだろう。
大体、世界遺産クラスの朴念仁の我聞が夜這いしに来るってのは、ちょっと……いや、かなりおかしい。
てゆーか、夜這いしに来て、布団の中で爆睡するか、普通? ……いや、我聞ならありえるか。
それに、部屋の中に男の人が侵入してきたのに、果歩が全然気付かないってのも変だ。
私は我聞を起こさないように、そっと視線を果歩へと……正確には果歩が寝ているであろう布団へと視線を移す。
最初に目に映ったのは、投げ出された足。

……果歩って、寝相悪いのね。

布団は乱雑に蹴り飛ばされて、果歩はTシャツ姿のまま、安らかな寝息を立てている。

………Tシャツ?

確か、果歩はパジャマを来ていたはず……寝相が悪すぎて脱いじゃったのかしら。
私は身体の位置をずらして、視界を確保する。

…………うっちゃり?

寝巻き用のTシャツに書かれた、達筆な文字が私の目に映る。
寝ているのは果歩ではなく、トウマだった。
………と、いう事は………
162松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:21:54 ID:8iuxCSLh

『間違えてお兄ちゃんを夜這いしないように』

夜這いしているのは、私か!
な、何してるの私は! いくら寝ぼけていたとはいえ、部屋を間違えるなんて!
しかも、我聞の布団に、も、潜り込むなんて……夜這いって言われても文句言えないじゃないのよ!
私は、全身が真っ赤に火照っていくのを自覚する。心臓が凄い勢いで脈動しているのが分かる。
と、とりあえず、この状況を何とかしないと。
幸い、まだ我聞は起きていないし、こっそり出て行けばバレる心配はないはず。
私は我聞の腕から、そーっと頭を離した。そのままゆっくりと、布団から這い出していく。
我聞を起こさないように慎重に動いているため、その進みは微々たるものだ。
距離にして50センチ。だけど、私にはその距離がすごく長く感じられた。
それでもなんとか、片足だけは布団から脱出成功。
よし、もう少し……

――と、その時。

「っ!」

不意に、我聞の腕が私を抱きしめた。
頑張って稼いだ私と我聞との距離が、一気にゼロになる。
ま、まさか、起きたの!?
私は咄嗟に腕を振り払おうとするが、我聞の腕はしっかりと私の身体を抱きしめて離さない。
あ、あわわわわわわわわ!
が、我聞! これは違うの! つい、うっかり部屋を間違えちゃっただけなの!
け、決して、夜這いとかそういう事を考えてたわけじゃないのよ。ほ、本当よ!
んっ! そ、そんなに強く抱きしめないで……そんなにされたら、私……
って、ち、違うから! 今のは別にOKって意味じゃないわよ! も、物事には順序ってものがあるでしょ!
そ、そう、最初はまずデートからでしょ! 場所は……やっぱり遊園地よね! って、何、同じネタ二回も使ってるのよ!
普通、ここは水族館でしょ! …って、何が普通なんだ、私!

またもや、パニックに陥ってあたふたする私。
そんな私にお構いなく、我聞は腕の力をさらに強くする。
まるで、絶対に離さないとでも言うように、しっかりと私の身体を抱きしめる。
だ、だめよ……そんなに強く抱いたら……
私の心臓は、外に聞こえそうなくらい激しいリズムを奏でている。
お、落ち着け私……
私は目を瞑り、ゆっくりと深呼吸をする。
――結果的に、この行為は失敗だった。
深呼吸するたびに、我聞の身体から匂い立つ、男の人の汗の匂いが私の鼻腔をくすぐる。
密着した身体からは、我聞の体温が服を通して身体の中へと流れ込んでくる。
さっきよりも我聞の存在を強く意識してしまう結果になり、私の心臓はもう爆発寸前だ。
が、我聞に聞こえちゃうよぉ……
そして我聞は、さらにぎゅっと身体を密着させる。
が、我聞……そんなに私の事を………で、でもやっぱり物事には順序ってものが……
だから……最初は……キスから……

私は意を決して、我聞の顔の前に私の顔を晒す。
恥ずかしいから目は瞑ったままだけど、我聞の寝息がまつ毛にかかって、少しくすぐったい。
…………
………ああ、なるほど。
なんとなく、オチは予想できたわ……
163松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:24:16 ID:8iuxCSLh
私はゆっくりと、目を開ける。
そこには私の予想通り、安らかな寝息を立てている我聞の寝顔があった。
本当に、心から、どこまでも幸せそうな、我聞の寝顔。
……ここまで徹底されると、逆に清清しいわね。
それにしても、トウマといい我聞といい、もうちょっとおとなしく寝なさいよ……
私はそっとため息をつく。
なんか、今日はこんなのばっかりだ。

「……この低能め……」

私は我聞の胸元で、小さく呟く。
私の吐息がくすぐったかったのか、我聞は少しだけ眉をひそめた。

「……桃子」
「え!?」

こ、今度こそ本当に起きちゃった!?
私は驚いて、我聞の顔を覗きこむ。
我聞は目を瞑ったまま、規則正しい寝息を立てている。
……寝言? それにしても、なんてピンポイントな寝言を……

「……るから……」

ん?

「…絶対、守るから……もう二度と……悲しい思いは…させないから……」

……我聞……

「……ホントに低能なんだから……」

私は我聞の頭を、そっと胸に抱き寄せた。

「無理しなくていいよ、我聞」

あなたは、いつもそう。

「私は、あなたの側にいるだけでいいの。あなたの側にいるだけで幸せなの」

あなたが、傷つく必要なんてないの。

「だから……私は私の幸せのために、あなたを守るから。ずっと、あなたの側にいるから……」

私だけじゃない。果歩だって、ハルナだって、みんな、あなたを守ってくれる。みんな、あなたの側にいるよ。

「…ずっと…一緒だよ……」

私は我聞の頭をそっと、撫でる。
さっきよりも我聞の顔が幸せそうに見えるのは、きっと気のせいじゃない。

「……愛しているわ、我聞……」

そして、寝ている我聞の唇に、私はそっと唇を触れさせた。
我聞の匂いが、我聞の体温が、我聞の優しさが、私の体内に流れ込んでくる。
私は唇を離すと、もう一度我聞の顔を胸に抱き寄せる。
一瞬、果歩の顔が脳裏をよぎった。私は心の中で、果歩に謝る。
ごめんね、果歩……でも、もう少しだけ……このままで………

今だけは、私だけの我聞でいさせて……
164松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/08/28(日) 23:26:21 ID:8iuxCSLh
***

我聞家の家事一般を担っている、果歩の朝は早い。
だが果歩にしては珍しく、その日は少しだけ寝坊してしまっていた。
昨日の夜遅くまで勉強していたと言う理由はあったけれど、それで食いしん坊たちの胃袋が納得してくれる訳ではない。
果歩は寝起きの習慣である豊胸体操もそこそこに、台所へと向かうのであった。

――そんな果歩が、一緒に寝たはずの桃子を気にかけている暇など、もちろんあるはずはなかった。

「おはようございます、果歩さん」
「あれ、陽菜さん? 今日は早いですね」
「先ほど優さんの部屋に行った所、桃子さんがこちらにお世話になっているとお聞きしまして……
 何か、失礼な事はしなかったかと気になったものですから」
「それなら、大丈夫ですよ、陽菜さん。桃子はずっと私が監視していましたから。
 昨日の夜も、私と一緒に………ん?」

果歩と國生さんが我聞の部屋に踏み込んできて、ちょっとした修羅場になるのは、あと数十秒後の話。


「むにゃむにゃ…我聞……ずっと…一緒にいるから……」


                               『Cherish』- Fin.

---------------------------------------------------------------------

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
…今度はエロいのを書こう……それでは、失礼します。
165ウヒョー! ◆5b/SsQRpKk :2005/08/28(日) 23:43:46 ID:wIBJlPck
エロなんて飾りです!エロい人にはそれがわからんのです!



r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。Д。) と言いつつエロにも期待してますぞ ウヒョー!
166名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 23:48:02 ID:YjcASgl2
松雪氏GJ!
本当にもう、姫可愛いよ、姫 (*´Д`)
次回も期待してます
167名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 00:01:56 ID:UJfOjjR9
オイオイオイオイ!ホントこのスレはクオリティ高ェな!!
GJって叫び悶えながら布団の上を転げ回っちまったよ!!
恋する乙女全開の桃子テラカワイス(´Д`;)ハフハフ
オレもこのスレとずっと一緒だぜ!!
168名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 01:27:36 ID:EY22g6t/
桃子が完ッ全に妄想垂れ流しキャラで確定しつつあるな。いい事だ。

我聞の匂いをうす胸いっぱいに吸い込んだ桃子はきっとヌレヌレだったに違いないのじゃよー!
169名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 02:38:30 ID:FzRBpCWh
感涙で前が見えねえよ!!
あー、俺、こわしや我聞ファンで良かった…。
170斗馬:2005/08/29(月) 06:38:59 ID:WEOVMrfG
桃子大姉上水臭いですぞ、
義姉上にクラスチェンジするべく兄上に実力行使されるのでしたら
一声と薄謝をかけていただければ
「ここは若い人たちに任せて」とか口走って
席もとい床を外したものを−

うわ果歩大姉上何とご無体なくぁwせdrftgyふじこ
171ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/29(月) 07:27:24 ID:gylqt7HD
GJでございますー!

なぁに、心配めされるな。
えろ分はこちらで補充いたしましょう!!


以下、息抜き用小ネタ。
台詞のみ、勢いまかせ。
172ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/29(月) 07:28:23 ID:gylqt7HD
※※※※


酔っ払い我聞


我聞 「うぃ〜っく」

果歩 「あーあ。ついに飲まされちゃったんだ、お兄ちゃん。
    ……大丈夫?」

我聞 「ん〜? らいじょうぶだぞ〜」

果歩 「ぜんっぜん大丈夫じゃないじゃない」

我聞 「おー果歩、いーとこに。理来さんの教え、いまためすときー」

果歩 「え……?」

我聞 「かほー!」

果歩 「きゃあっ! ちょ、ちょっとお兄ちゃん、何を!?」



我聞 「れっすんわーん。ぼでぃたっちはきほんー」

果歩 「あ、や、ちょ、んぅっ。だめ、だめっくすぐった、ぁっ」

我聞 「むずかしい……こうか?」

果歩 「んぁ、あぅっ、んふぁっ。
    や、やぁっそ、そこはだめ、ほんとにだめっ」

我聞 「んー」

果歩 「ああっ、あはっ、はぁっ、んん、
    や、やぁっ、やめて、やめてっ、お兄ちゃん……!」
173ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/29(月) 07:31:18 ID:gylqt7HD


我聞 「れっすんつー。きちんとことばにだしてほめるー」

果歩 「ん、やぁっ」

我聞 「かわいいぞ、果歩。それにすごくエッチだ、ほら。
    ここを、こんなにぬらして」

果歩 「やだ、やだぁっ」

我聞 「果歩の味、すごくうまいな」

果歩 「ああ、ああああああっ」


174ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/29(月) 07:32:23 ID:gylqt7HD


我聞 「れっすんすりー。ちゃんすはのがすな、かならずせめよー」

果歩 「は、はぁっは――っ……お、お兄ちゃん? な、何を?」

我聞 「……いくぞ、かほ」

果歩 「え――だ、だめっ。それは、それだけはだめぇっ!!」

我聞 「とっかーん」

果歩 「や、やぁああああっ」

我聞 「せめる、せめるっ」

果歩 「う、んぁ、いたっ、いたいよ、お兄ちゃん、
    だめぇ、抜いて、おねがい」

我聞 「せめる、せめるっ」

果歩 「ぬいて、んっ、ぬい、てっ、あっ、や、やぁ、
    んは、あう、うくぅっ!」

我聞 「せめる、せめるっ」

果歩 「う……ぐすっ。うう……んあ、ああ、あう、んんっ」

我聞 「せめる、せめるっ」

果歩 「く、ん、や、は、ん、あ、ん、んあっ、はっ、ふぁっ、ああっ!!」

我聞 「く――っ、っ、っ、っ、っ、っ!」

果歩 「あっあっあっあっ、ああっ、あああああっ!」

我聞 「でるっ」

果歩 「え――や、ぁああああああああああああああんっ!!」

175ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/08/29(月) 07:33:57 ID:gylqt7HD



理来 「あ、そういや教え忘れてたなぁ、最後のレッスン。
    ……ま、いいか!」


 ※ファイナルレッスン:避妊は大切にね♪ 帖佐理来





我聞 「あー。そのだな」

果歩 「…………ぐすっ」

我聞 「ええと、その――よくよく考えると、だな」

果歩 「…………」


我聞 「今回のネタ、別に果歩じゃなくてもよかったよな」


果歩 「お兄ちゃんの――ばかぁあああっッッ!!」

我聞 「ぐほぁあああっっっ!!」

※※※※

ごめん。本気でいきおいだけだった。
176名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 07:37:09 ID:CE/PmgMk
↑なんか…違う…
177名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 10:09:46 ID:dxmF1duX
エロじゃないがワロスw
さすがはあのバランスのいい理来さん
178 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:39:17 ID:IeDAGYFD
我聞×ほっちゃん。
変態凌辱系だがベースは和姦。
放尿プレイとかツンデレとか。
179 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:40:31 ID:IeDAGYFD

「もういっぺん言ってみろ、コノヤロー!」
「ぐふっ」

 炎天下の解体現場に女の怒声と男のうめき声が重なり合う。
 ボディに強烈なパンチを食らい膝を折る少年の前には、触れれば火傷しそうな
闘気を全身から発散させているポニーテールの小柄な少女がいた。

「い、いきなり何するんですか、保科さんっ」
「先にあたしを侮辱したのはお前だ、我聞!」
「俺はただ、必死に木の上の猫を掴まえようと背伸びしている保科さんを見かねて、
『良かったら肩車して上げましょうか?』って声をかけただけなのに……」
「それが侮辱だってんだ! このセクハラ社長!」
「うわっ!」

 手加減抜きの回し蹴りを慌てて避けた少年は、工具楽屋二十五代目の若社長、工具楽我聞。
 そしてかわされた蹴り足を軸に後ろ回し蹴りで我聞を吹っ飛ばす少女が、愛称ほっちゃん
こと保科ますみハタチであった。
 見かけは近所の女子中学生と大差ないますみだが、そのややきつめながらも整った顔立ち
とは裏腹に、空手の有段者で暴走族の特攻隊長も務めていた過去を持つ筋金入りの姐御だ。
 しかしそんな彼女にとっても自分の幼い体型は大きなコンプレックスのようであり、
ゆえに粗忽者の我聞などはしょっちゅう余計な口を利いては、ますみのきつい一撃
をお見舞いされていた。

「いてて……保科さん、ひどいですよ」
「おら! いつまでへたり込んでやがる! さっさと起き上がって働け!」
「じ、自分が叩きのめしたくせに……」
「あん? なんか文句あんのか?」
「いえ……」
「ふんっ、あたしに口答えするのは十年早いんだよ! ほらほら、キビキビ動け。
あーあ、全く使えねーよな、お前は。親父さんみたいな頼れる社長になりたいらしいけど、
そんなんじゃ一生かかっても無理だろうな」
「うぐっ……な、なんの! これしきでへこたれてたまるか! 俺はみんなから頼り
にされる社長になるんだ!」
「おーおー。無駄な努力だって、いつになったら気づくのかね」

 ますみは高笑いの声を上げると愛用のユンボに飛び乗り、歯噛みする我聞から離れていった。

「く、くそう……」
「相変わらずいじめられてんな、我聞」

 悔しがる我聞に話しかけるロンゲの男は、ますみの職人仲間のヤスだった。

「まあ、あれもほっちゃんなりに鍛えてやってるつもりなんだからさ。お前もほっちゃん
を見返すつもりで頑張るんだな」
「はい! いつか猫耳メイド服着せて『申し訳ありませんでした、ご主人様』とか言わせてやります!」
「いや……そこまでしろとは言わんけどよ……」
「……ところでヤスさん、前から聞きたいと思ってたんですけど」
「ん? なんだ?」
「ここだけの話、本当は保科さんって俺より年下なんでしょ?」

 どこからともなく飛んできたスパナが我聞のこめかみを直撃した。
180 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:41:06 ID:IeDAGYFD

「痛つつ……コブができてる。保科さん、運動神経だけでなく耳も良かったんだな……」

 その日の仕事を終えて本社に戻ってきた我聞を迎えたのは意外な人物だった。
 あまり趣味がいいとは言えない風貌のその男は、鷹揚に笑ってソファから立ち上がった。

「よう、工具楽の若旦那、久しぶりだな。元気にしてたか? ……って、元気って様子じゃないな、こりゃ」
「あ……リクさん? 帖佐理来さんですよね?」
「おう、光の仙術使いのリクさんだぜ」
「一体どうしたんです、今日は?」
「ちょいとこわしの仕事で工具楽屋の近くまで来たんでな。挨拶がてら立ち寄らせてもらったんだ」
「それはお疲れ様です」
「疲れてんのはお前さんだろ……なんだ、怪我してんのか? 解体業ってのは仙術使い
のお前でもへばるほどきつい仕事なのか?」
「い、いや、これはですね……」

 我聞は現場におけるますみとのいざこざをリクに語って聞かせた。
 まだまだ自分は修行が足りないと反省する我聞の対面で、リクは呆れたようなため息をついた。

「お前、駄目だよそりゃ」
「駄目って……何がです?」
「我聞、お前さんは社長なんだ。どこの世界に雇われ職人に顎で使われる社長がいる」
「それを言われると……」
「そもそもお前は男だろうが!」
「はあ……男ですけど?」
「その保科だっけ? まだ若い女の子だそうじゃないか。それなのに男のお前が
殴られてちゃ駄目だろ。むしろ逆にこっちの方が上だって力関係を無理やりに
でも分からせてやるくらいじゃないとな」
「あの……リクさんってフェミニストじゃありませんでしたっけ?」
「ああ、俺は世界一、女性に優しい仙術使いだと自負してるよ」
「枠が広いのか狭いのか分かりませんね」
「我聞、お前は勘違いをしている。女性に優しくというのは何も女性のわがままを
看過しろということじゃない。時には厳しく叱ることだって必要なんだ。そう……
それは血を吐くほどに辛い試練かもしれん。しかし敢えて! 女性という気高い
生きた宝石を愛してやまないからこそ、敢えて心を鬼とするのだ!」
「……そんなもんですか?」
「ああ、そんなもんだ」
「それで具体的にどうすれば?」
「こませ」
「は?」
「こませ、こましや我聞」
「いや……意味分かんないし」
「女なんて一発犯っちまえば大人しくなんだよ!」
「なにエロ漫画の悪役みたいなこと言ってるんですか!」
「経験豊富な、こましやリクさんを信じろ。そうだな、俺はお前も知ってる女性を相手にしたこともあるぞ」
「俺とリクさんの共通の知人で女性って言ったら……工具楽屋の人たちは除くとして、
かなえさんや雪見さんくらいしか」
「そのどっちもだ」
「地獄の鬼も裸足で逃げ出すほどたちの悪いあの二人をですか!? すごい、尊敬します!」
「危うく俺の大事な一物をなます切りにされるとこだった」
「負け犬じゃないですか!」
「ただでさえ黒いのにもっと黒くなっちまった」
「消し炭に!?」
「……さなえ婆さんのテクニックはすごかった」
「ストライクゾーン広っ!」
「我聞、やっぱり女性を無理やりってのは感心しないぞ」
「あんたが言い出したんでしょ!?」
「珠ちゃんは元気か?」
「帰れ」
181 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:42:04 ID:IeDAGYFD

 現場の仕事を控えた日曜の早朝。
 我聞が妹の果歩から昼食の弁当を受け取って出社すると、先に事務所にいた森永優
がパソコンからひょいと顔を上げてこちらを見た。

「おはよう、我聞くん」
「おはようございます、優さん。他のみんなはまだ?」
「うん。あ、さっき陽菜ちゃんから連絡があってね。今日は自分は現場に顔を出せない
から、待ってないで一人で行ってくれって、我聞くんに」
「了解です」
「今日も暑くなりそうだけど頑張ってね」
「任せてください、社長ですから!」
「あはは、その意気その意気」

 しかし暑いと言われて、ふいに我聞は事務所の隅にある冷蔵庫が気になった。
 自分の仕事に戻った優は、我聞の行動に特に注意を払う様子を見せない。
 我聞がなんとなく冷蔵庫の中を漁っていると、冷凍庫にカチカチに凍った
ペットボトル飲料を発見した。

「ラッキー、これなら休憩時間にはちょうど良い具合に溶けてるな」

 タオルで包んだ冷凍ボトルを弁当の入ったバッグに押し込む。
 そのままドアを開けて外に出た途端、階段を駆け上がってきた妹弟たちと衝突しそうになった。

「きゃっ、お兄ちゃん!?」
「っと、果歩? 珠に斗馬も……お前ら、どうして本社に?」
「え? あ、えーと、ちょっと優さんに用事が……」
「仕事の邪魔して迷惑かけるんじゃないぞ」
「わかってるって、お仕事頑張ってね」
「おう、じゃあ行ってくる」
「うん、行ってらっしゃい」

 兄を笑顔で見送った果歩は、その姿が見えなくなるや一転、邪悪な翳を帯びた目線を
GHK(我聞陽菜くっつけ委員会)の同志であるデルタ1こと森永優に向けた。
 それに気づいてキーボードをいじる手を止めた優は、眼鏡のふちを光らせ、
にやりと唇の端を吊り上げた。

「さて……お兄ちゃんも行ったところで。優さん、例の物できてますか?」
「もちのロンよ。ちゃんとこの中に昨日から凍らせて……」

 いそいそと冷蔵庫を覗き込んだ優の動きが固まった。
 事態の異様を察したGHKの面々もぞろぞろと集まってくる。

「優さん、どうしたんです? ちゃんと作ってくれたんですよね、惚れ薬」
「……正確には惚れ薬じゃなくて媚薬なんだけどね」

 媚薬を飲ませた我聞と陽菜を密室に二人きりにでもすることで、無理やりにでも
既成事実を作ってしまおうというのが今回のGHKの狙いであった。

「結果的に妊娠でもしてしまえば完璧ですよね!」
「その完璧な作戦に水を差すようで悪いんだけど……」
「うん? どうしたんです? 二人を拉致って密室に全裸で監禁する準備はばっちりですよ!
もちろん子作りの様子もしっかりと実況隠し撮りする方向で……」
「いや、無いのよ、無くってるの。私が作ったペットボトル入りの超強力媚薬」
「なんでぇっ!?」
「うん……なんでだろ?」
「また作ってください!」
「滅多に手に入らない材料使ってるから無理」

 しきりに首をひねる優と、ツインテールを振り回して泣き叫ぶ果歩であった。
182 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:42:47 ID:IeDAGYFD

「おっそーい!」
「ぶふっ」

 現場に到着するなり、さっそく我聞にますみの飛び蹴りが炸裂した。
 靴跡を顔面に残したまま、我聞もさすがに抗議の声を上げる。

「お、遅いって、まだ仕事は始まってもいないでしょう!?」
「下っ端は先輩の誰よりも早く現場に来てるもんだろーが!
世の中舐めてんのか、この……クズ社長が!」
「く……クズ……」
「ああ、そうさ! お前はクズだ! カスだ! ミジンコだ!」
「そ、そこまで言うことないでしょ!」
「なんだその目は? あたしは先輩だぞ。この業界で先輩に盾突くってのが
どういうことか分かってんだろうな」
「だ、だったら言わせてもらいますけど、俺は社長です!」
「それだって親の七光りだろうが」
「そ、そんなこと……」
「違うって言い切れるのか?」
「う……うう……」

 さすがに見かねたヤスが仲裁に入る。

「ほっちゃん、ちょっと言い過ぎだぜ。我聞だって十分頑張ってるんだから……」
「ふん!」

 気まずそうに顔を背けると、ますみは肩を怒らせながら立ち去っていった。

「……今日の保科さん、なんだかいつにも増して厳しいですね」
「親父さんの形見のユンボにいたずら書きをした馬鹿がいるみたいでな。
それでずっとカリカリしてんだ」
「それでとばっちりが俺に?」
「まあ、それだけお前に気を許してるってことじゃないのか?」
「……もうちょっと現実味のあるフォローしてください」
「いや、案外、可愛い弟みたいに思ってくれてるかもしれないぞ?
いくらほっちゃんだって、誰でもポンポン殴ったりしないからな」
「はあ……」
「あ、今の話、ほっちゃんにはオフレコな?」
「オフレコも何も、俺がそんなことを本人の前で口にしようものなら命が無いと思います」
183 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:43:21 ID:IeDAGYFD

「おい我聞、休憩時間だ。あたしたちの昼飯買ってこい」
「はいはい、保科さんはサバミソ弁当とウーロン茶ね。
ヤスさんとカンジさんもいつもと同じでいいですか?」
「毎回悪いな我聞」
「いえ、後輩ですから当然です」
「あたしの腹の虫が10鳴る前に戻ってこいよ、下っ端」
「はいはいっ」

 やがて弁当屋のビニール袋を両手に、息を切らせた我聞が作業場に戻ってきた。

「か、買ってきました……」
「おー、ご苦労」

 ますみたちに弁当を配り終えた我聞も、バッグから妹の手作り弁当を取り出す。
 ところが一緒に用意したはずのドリンクが見当たらなかった。

「あれ……? 確かに凍らしたのをバッグに入れてたのに……」

 何気なくきょろきょろと周囲を見回す我聞。
 こくこくと喉を上下させるますみの手にあったのは、我聞が本社の冷蔵庫から持ってきたペットボトルだった。

「な、なに人の物を勝手に飲んでるんですか! しかも一切の悪びれも無く堂々と! すっげー男らしい!」
「不味いな、これ。やっぱ自分の飲むわ」
「その上、駄目出しされた!? うわー、もうほとんど残ってないじゃないですか!」
「お前が帰るのを待ってる間、喉が渇いちまったんだよ」
「保科さん!」
「分かった分かった、そう怒るな。じゃあ、あたしのを半分飲めよ」

 すでにキャップを開けて口をつけていたウーロン茶のボトルを、ますみは我聞に差し出す。

「ほら、早くしろ」
「あ、はい……いただきます」

 それを面白そうに見ていたヤスがぼそりと囁くように言った。

「……間接キスか」

 口の中のウーロン茶をぶほっと吹き出す我聞。
 ますみの顔面は焼けた溶岩のように赤くなった。
 
「な……ななななっ!?」
「ヤ、ヤスさん!?」
「こ、この馬鹿野郎!」
「痛ぇっ! なんで俺を殴るんスか!?」
「黙れ! こ、このエロ社長!」
184 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:43:53 ID:IeDAGYFD

 木蔭で横になって昼寝をしている我聞。
 その足元には森永印の空のペットボトルが転がっていた。

「確かに不味かったな、これ……。まさか腹壊したりしないだろうな。
さっきから下腹の辺りが熱いんだけど……」

 その熱さの原因が優特製の媚薬であるなどと我聞には想像すらできない。
 大の字に手足を広げて、そよ風に身を任せていると、困惑した表情のヤスが近づいてきた。

「なあ、我聞。ほっちゃん、どこ行ったか知らねえか?」
「え? あれ……そういえばさっきから姿が見えませんね」
「仕事の打ち合わせがあるんだけどな……どこで何してんだかホント」
「あ……じゃあ、俺、ちょっとその辺見てきましょうか?」
「おう、頼むわ。俺は午後の準備しとくからよ」

 我聞はますみの姿を求めて現場周りをさ迷いながら、生真面目な彼にしては珍しく愚痴をこぼしていた。

「何も言わずにいなくなるなんて保科さんも困った人だな。これじゃ本当に躾のなってない中学生みたいだ」

 ふいに先日のリクとの怪しい会話が脳裏をかすめた。

「むう……なんだかリクさんの言ってたことが分かるような気がしてきたぞ。
そうだよな、女性云々はともかく、躾のなってない子供にお仕置きをするのは当然だものな。
それが保科さんのためになるのなら、たまには社長としてガツンと一発やってやるさ」

 一体どうしたことだろう、普段ならば女性に手を上げることなど考えつきもしない
我聞であるのに、下腹から全身に広がる火照りに理性までも支配されたかの如く、
強く拳を握りしめるのだった。
185 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:45:31 ID:IeDAGYFD

 その後もますみを捜し続けた我聞は、解体建築の裏手にある物置小屋の前までやって来た。
 建物の翳になった周囲は夜のように暗く寂しげで、猫の子一匹いそうにない。
 物置小屋の扉は何十年も昔から誰も踏み入る者がいなかったかのようにびっしりと錆が浮いて歪んでいた。

「無駄足だったかな」
「んっ……んくっ……あっ……」

 引き返そうとした足がぴたりと止まる。今のは確かにますみの声だった。
 我聞の視線が寒々しい色の物置小屋に注がれる。
 よく見れば、鍵がかかっているとばかり思っていた扉に微かな隙間が空いていた。
 我聞は溜まった唾を飲み込むと、扉に貼りつくようにして、隙間から物置の中を覗き込んだ。

「はっ……あん……んんっ……」

 口から飛び出しかけた叫び声を、我聞は間一髪で押し殺す。
 薄暗い物置小屋の中、ますみは壁にもたれて立っていた。
 しかしその様子が尋常ではない。
 生地の厚い作業着を足元までずり下ろして、Tシャツと下着だけの格好になったますみは、
熱病に浮かされたように息を荒くして、もどかしげに自分の股間をまさぐっていた。
 我聞は金縛りにあったように、その痴態から目を離すことができない。
 ますみはむせぶような喘ぐような声を漏らしながら、自身の陰部をパンティの上から
くちゅくちゅといじっている。
 縞柄のパンティは水底に落としたようにぐっしょりと濡れており、溢れる愛液は
ますみの白い太ももを伝って、床に点々とした幾つもの染みを作っていた。

「なんであたし……こんな昼間から……。やだ……指が止まらない……あんんっ……」

 それが媚薬の強力な効能とはつゆ知らず、ますみは貪欲にエクスタシーを求めて指を動かす。

「んうっ……はうっ……気持ちいい……気持ちいいよぉ……っ」
186 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:46:14 ID:IeDAGYFD
 一心不乱に自分を慰めるますみを凝視しながら、我聞は己の分身もまた灼熱の
鉄棒のように硬く逞しく尖っていくのを感じていた。
 無意識の内に強く身を乗り出した我聞の肘が、音を立てて扉を突いた。
 それまで熱く上気していたますみの顔が一瞬にして真っ青になる。

「だ、誰だ!」

 顔を見られていないのだからこのまま逃げればいい、などとは考えも及ばない
ところが、我聞という少年の美点であり欠点だった。
 扉を開けてすごすごと現れた我聞を前に、ますみの両目は驚愕に見開かれる。

「が、我聞……お前、まさかずっと覗いて……」
「あ……いや、これは……」
「こ、このエロ社長! 今度という今度は許さねえ!」
「ちょ……保科さん、こんな狭い場所で暴れたら危な……!」
「きゃ……!」

 足首に絡んだ作業ズボンのことを忘れて蹴りを出そうとしたますみは、
我聞を巻き込む形で転倒してしまう。
 だが咄嗟に我聞がクッションになって庇ったために、かすり傷一つ負うこともなかった。
 大丈夫かと声をかけようとした我聞だが、言葉は途中で掻き消える。
 密着した女性の身体の柔らかさに反応した少年のペニスは、ぎちぎちとズボンを
押し上げていきり立っていた。
 ますみの濡れた秘唇を眼前にして、我聞はごくりと生唾を飲み込み、汗と愛液の
混じった卑猥な匂いに脳みそを揺さぶられる。

「み、見るんじゃない!」
「あ……ご、ごめんなさい」
「さっさと離せ馬鹿! お前の変な病気が移る!」
「なっ……た、助けてあげたのにそんな言い草はないでしょ!」
「誰も頼んでねーよ、この覗き魔! みんなに言いふらしてやる!
工具楽屋の社長は覗きが趣味の変態だってな!」
「お、俺は覗きなんて……! ただ勝手にいなくなった保科さんを捜しに
来ただけで、そもそもこんな場所であんなことしてる方が非常識じゃ……」
「うるさい! 下っ端のくせに生意気言うな!」

 ますみの小さな拳が、がつんと我聞の頬骨を打った。
 ただでさえ媚薬に酔って崩れかけていた我聞の理性は、それが引き金と
なったことで、もはや完全に砕け散った。
187 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:48:48 ID:IeDAGYFD

 ぺちん、と我聞の平手がますみの頬を張った。

「いい加減にしてください、保科さん」
「な……何しやがるっ」
「俺にも我慢の限界があるんです。……やっぱり保科さんにはお仕置きが必要みたいですね」


 我聞はますみの小柄な身体をひょいと持ち上げると、その四肢を拘束するようにして
背後から抱きすくめた。

「ひゃっ……ど、どこ触ってるんだ! やめろ!」

 振りほどこうと暴れるますみだが、媚薬で動きが鈍っている上に、そもそもの
腕力で我聞に勝てるはずがなかった。

「保科さんこそ、さっきはどこを触ってたんですか?」
「ど、どこって……」
「教えてください……こんな寂れた物置小屋で下着姿の女の子が一人で何をしてたんですか?」
「ふ、ふざけるな! 本気で怒るぞ!」
「じゃあ、俺が答えを教えてあげます」

 ますみの股間に伸びた我聞の指先が、パンティに浮いた割れ目をほじくるようにして蠢いた。
 その刺激だけでますみは小さな嬌声を上げる。

「あんんっ……や、やめ……」
「ほら……ぐしょぐしょに濡れてますよ。どうしたんですか、これ?
おしっこでも漏らしちゃったのかな?」
「う……うう……っ」
「一人でおしっこもできないんですね。だったら俺が手伝ってあげます」
「な……っ」

 我聞はますみの両足に下から手を回して抱え上げると、大人が小さな子供に
させるように正面に向けて大股を開かせた。

「ほら、しーしーって。これでも妹たちの躾で慣れてるんですから」
「い、いやっ! や、やめろよ馬鹿っ!」
「暴れると落ちちゃいますよ……どうしても『やめてください』って言えないんですね」
「へ、変態っ!」
「ええ、ええ、どうせ俺は変態ですよ。先にそう言ったのは保科さんじゃないですか」

 悔しそうに口を閉じるますみを床に立たせた我聞は、ズボンとシャツを脱いで下着姿になるよう命じた。
 服を脱ぎながらもちらちらと外への脱出路を窺っているますみに気づいて、我聞は失笑する。

「逃げますか? 大声を出しますか? どっちも無駄だと思いますけどね。今の保科さん
を力で押さえつけるのは簡単だし、ここからじゃとても人のいる場所まで声は届かない」
「なんだよ……なんでこんなことすんだよ……お前、別人になっちまったみたいだぞ……」
「昨日の俺も今日の俺も何も変わっちゃいません。でも、それを言うなら今の保科さん
だって別人みたいに……」
「……」
「いや……なんでも。それにしても保科さんの下着の趣味は、とても二十歳の女性
のものとは思えませんね」
「う、うるさいっ……あたしの勝手だ!」
「そのスポーツブラとパンティ、うちの中学生の妹も似たものを持ってますよ。
いや、小学生の方だったかな? しかしそんな子供の履くような下着をエッチ
な汁でぐっしょりと濡らして……保科さんは本当に淫乱なんですね」
188 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:50:09 ID:IeDAGYFD
 屈辱と羞恥と芽生え始めたばかりの恐怖心でますみの身体は震えていた。
 我聞は床に落ちていた麻のロープでますみの手首を後ろ手に縛り上げる。
 そして身体を壁に押し付けると、彼女の控えめな膨らみを保護するブラジャー
を乱暴にたくし上げた。

「やっ……み、見るな……!」
「女の胸は男に見せるためにあるって、ヤスさんが言ってましたよ」
「う、うるさい……! やっぱりお前は最低のエロ社長だっ!」

 小さいながらも形の整った乳房を、我聞はぎゅっと鷲掴みにした。

「痛っ……」
「貧乳は感度がいいってよく言いますけど、本当のところはどうなんでしょう?」

 両手でふにふにと乳房を揉みしだく。
 低い丘の上にぽつんと乗っかったキュートな乳首を、我聞は親指の腹でいじくり倒した。
 舌先でれろれろと舐め回し、唇でちゅっちゅと吸い上げる。
 それらの刺激に反応して、桜色の乳首はたちまちむくむくと顔を起こした。

「あははっ、面白いですね」
「ふ、ふざけんなっ……あたしの身体はお前のおもちゃじゃないぞ!」

 涙目になりながらも決して心を折られないますみに、我聞は感心さえしていた。
 だからこそ、これを機会に、この生意気なチビ女に徹底的に仕返ししてやりたいと、
我聞はその隠れた嗜虐性をますます募らせた。

「……保科さん、キスしてもいいですか?」
「え……っ」
「駄目ですか?」
「そ、その舌噛み切ってやるからなっ!」
「……じゃあ下の口の方で我慢しておきます」

 我聞はますみのパンティを引っ張り下ろすと、外気に晒されたピンク色のクレバスに躊躇なく唇を近づけた。
 ますみは慌てて足を閉じようとするが、我聞の腕力がそれを許さない。

「やっ……馬鹿! そんなところ舐め……あんんっ!」

 じゅるじゅると音を立てて、我聞の舌が艶やかな粘膜の上を這いずり回る。
 ますみの両腿に頭を挟まれる形で、我聞は花びらとその中心を愛撫し続けた。

「保科さんのおまんこ……とてもいい匂いがしますよ」
「や、やめろ……そんなこと言うな……んくっ……ひんんっ」

 パンティをぐしょ濡れにしてなお、泉から湧き出る愛液の量はとどまるところを知らず、
我聞の顎先からも雫となって滴り落ちていた。
 ますみは脳髄に直接、電気プラグを突き刺されたような衝撃に激しく身体を震わせた。

「ああああっ!」
「ん……ぷはっ……イっちゃいましたか?」
「はぁ……はぁ……」

 ぐったりと脱力して崩れ落ちるますみを我聞は抱き止める。
189 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:50:42 ID:IeDAGYFD
「自分だけ先に気持ちよくなるなんてずるいですよ……ちゃんと俺も満足させてくれないと」
「ん……。え……何……?」

 我聞は自分のズボンを下ろすと、絶頂を経たことで意識を朦朧とさせているますみ
に後ろから覆いかぶさった。

「あ……や、やだっ……」

 我聞の意図に気づいて慌てるますみだが、しっかりと腰を掴まれて身動きが取れない。

「入れますよ」
「ま、待って!」

 屹立した我聞の剛直が水音を立てて、ますみの膣口に潜り込んだ。

「あううううっ!」
「くっ……きつ……っ」

 一瞬、亀頭に何かが引っかかったような感触を覚えたが、我聞はそのまま構わずに力技で押し進めた。

「ひぎっ、痛い! 痛い痛い痛い痛い痛い!」
「え……?」
「やだぁっ! 痛いっ! 抜いて! 抜いてぇっ!」

 日頃の不遜な態度からは考えられない、ますみの突然の狂態を、我聞は唖然と見つめていた。

「……保科さん、まさか処女?」

 自分も人のことを言えた義理ではないが、なんとなく彼女は喪失済みだとばかり思っていたのだ。

「そんなに痛いですか……」

 破瓜の痛みに必死で耐えているますみは、無言で何度も首を縦に振る。
 ぼろぼろと涙をこぼしているますみの耳元で、我聞は独り言を呟くように口を動かした。

「でも、俺だっていつも保科さんに殴られて痛い思いをしてたんですよ」
「ご……ごめんなさい……」
「……何か言いましたか? 声が小さくてよく聞こえません」
「ごめんなさい……あ、謝るから……許して……」
「抜いて欲しい?」
「う……うん……お願い……」

 期待を込めて懇願するますみに、我聞は穏やかに微笑み返した。

「嫌ですよ」

 奮い立つ肉棒をさらに奥へとねじ込む。

「うあああああっ!」

 耳朶を打つますみの悲鳴が心地よい。このまま彼女の胎内で果ててしまいたいと強く
願う我聞だったが、屋外から響く声がそれを妨げた。
190 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:51:50 ID:IeDAGYFD

「おーい、ほっちゃーん! がもーん!」

 どうやら我聞まで中々戻ってこないことを不審に思ったヤスが一人で捜しに来たようだ。
 当の二人が物置小屋にいることまでは気づいていないのだろうが、ヤスの声は確実に
こちらへと近づいてきていた。

「あ……ヤス……」

 ヤスの呼びかけで現実に引き戻されたますみの表情に、いつもの負けん気の強さが微かに甦る。
 声を返そうと顔を上げるますみだが、すぐに躊躇した様子で口を閉じた。

「どうしたんです? ヤスさんが近くにいるのに助けを呼ばないんですか?」

 我聞は平静そのものの態度で物置の扉を見つめている。

「できるわけありませんよね。男に後ろから犯されて血を流してるこんな姿じゃあ……」

 我ながらひどい台詞だと我聞は思う。
 
「でも、ひょっとしたらヤスさんは物置の中まで捜しに来るかもしれませんよ」

 この危機的状況を意に介した風もなく、我聞は楽しそうに笑っている。
 ますみがその心中を理解できずに戸惑っていると、我聞はいきなりますみの
膣内から自分の肉棒を引き抜いた。

「きゃうっ」

 勢い余って、床にぺたりと尻餅をつくますみ。
 そして我聞は再びますみを抱え上げると、例のおしっこポーズを取らせた。

「ひっ」
「昔ね、妹たちが自分で用を足せないほど小さかったときに覚えたんですけど、
女の子はここを押してやるとおしっこがよく出るんですよ」

 我聞の熱い指先が恥丘の上にある排尿のツボをくにくにと刺激する。
 途端に膀胱から堰を切ったように流れ出ててくるものをますみは強く意識した。

「はぅ……くぅ……う、嘘……。お、お願い……トイレ……行かせて……」
「扉を開けた目の前に、俺に抱えられて小便している保科さんがいたら驚くだろうな、
ヤスさん。俺に犯されてるよりもこっちの方がずっと絵的に面白いと思いません?
なんならヤスさんにも混ざってもらって、さっきの続きをやってもいいですね」
「や、やめろっ、やめろぉっ! な、なんでこんなことすんだよぉっ!」
「その顔が見たいんです」
「んんぅっ……か、顔……?」
「いじめられてる保科さんはとても可愛いから」
「なっ……」
191 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:53:21 ID:IeDAGYFD
 二人を呼ぶ声の主はすでに数メートルの距離にまで接近していた。
 ますみはぶるぶると背中を震わせながら、必死に尿意に抗っているようであった。

「我慢することないのに」
「うるさい、変態め!」
「……」

 我聞は親指で排尿のツボを刺激し続けたまま、残る指でますみの陰核をいじりはじめた。

「ひゃん! あっ……や、やめっ……んううっ」

「あまり大声出したら気づかれちゃいますよ。いや……その方がいいのかな……?」
「馬鹿……馬鹿ぁ……っ」

 そうやってじゃれ合っている内に二人を呼ぶ声は遠ざかっていった。

「あ……どうやら行っちゃったみたいですよ。よかったですね、保科さん」
「あっ……や……駄目……で、出ちゃう……!」
「……出せば?」
「いやああああああああああっ!」

 じょろろろろろろろろろろ〜〜!
 黄金色の虹が室内に出現し、微量のアンモニア臭が我聞の鼻腔を通り抜ける。
 恥辱の限りを尽くされたますみはぎゅっと目を瞑り、子供のようにいやいやをした。

「も、もういいだろぉ……下ろせよ……っ」

 我聞は言われるままにますみを床に座らせるが、彼女の股間を覗き込むように
身を屈めたまま動こうとはしない。

「こ、今度は何……?」
「おしっこの後は綺麗にふきふきしないと……」
「ティッシュもハンカチもないのに……ま、まさかお前!?」
「……飲尿健康法っての、この間テレビで見たんですけど」
「ば、馬鹿やめろ、我聞! この鬼畜! 変態! 痴漢! 畜生! 人非人!」

 どんな罵詈雑言の叫びも、彼の内の黒い炎に油を注ぐ結果にしかならない。
 我聞はくんくんと鼻を鳴らしながら、膣口の上にある尿道口を舌先でつついた。

「ひうんっ」
「まだ残ってるみたいですね。全部吸い出してあげます」

 蕎麦を啜るような激しい音を立てて、我聞は尿道に残るますみの聖水を飲み干した。

「やぁ……こんなのやだぁ……っ」
「そんなこと言って、保科さんはもっといじめられたいって思ってるんじゃないですか?」
「だ、誰がそんな……っ」

 右手の中指をますみの膣に一気に根元まで突っ込ませる。
 そのまま曲げた指を肉襞に絡めるようにして往復回転させた。
192 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:54:12 ID:IeDAGYFD
「くぅん……っ」
「あーあ、もうこんなに濡らしちゃって……。せっかくおしっこの後を舐めて
綺麗にしてあげたのに悪い子だ」
「は……あ……あたしのせいじゃ……」
「言い訳をする悪い子には当然お仕置きですよね」
 
 二本に増えた指が、ますみの膣壁をさらに激しく蹂躙する。
 されるがままのますみはのけぞり返って、喉に詰まるような喘ぎ声を発した。

「すごいな、俺の指をきゅうきゅう締めつけてきますよ。感じてるんですね」
「か、感じてなんか……」
「正直に答えてください」

 ますみを自分の腕の中に横たわらせると、我聞はその小ぶりな胸に唇での愛撫を加える。
 右手はなおも愛液を一杯に湛えた壷を責めつづけたまま、上を向いても形の崩れない
乳房の頂点で硬くなっている突起に軽く歯を当てた。

「きゃうっ……ち、乳首噛まないでぇ……っ」

 強弱をつけてますみの乳首を吸い上げる。
 唾液に濡れて淫らに光るそれは、禁断の丘から掘り出されたルビーのようだ。

「んっ……あっ……んふっ……」
「気持ちいい?」
「……んんっ……い……い……」
「聞こえません」
「……き……気持ち……いい……気持ちいいよっ」
「素直な保科さんは可愛いな」

 心底嬉しそうに言って、我聞はますみの性感帯をいじめ抜く。
 我聞の胸に顔をうずめるますみの身体がびくびくと震えた。

「あっ、ああっ、んんーっ」
「……またイっちゃいました?」
「う……ううっ……ぐずっ……ひっく……」
「鼻水垂らして泣くほど気持ちよかったんですか……」
「馬鹿……馬鹿野郎……お前なんか嫌いだ……大嫌いだ……」

 荒々しく慰み者にされながら、二度もオーガズムに至ったショックで顔をくしゃくしゃ
にしているますみは、やけっぱちといった態度で我聞を睨みつけた。

「……いいよ、好きにしろよ。どうせあたしみたいな男勝りで可愛くない女は、
あんたみたいな外道にオモチャにされるのがお似合いなんだろうさ」
「何もそこまで自虐的にならなくても……」
193 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:54:47 ID:IeDAGYFD
10
 我聞はますみを拘束していたロープをほどくと彼女の唇に口付けをした。
 幸いにして、舌を噛み千切られはしなかった。
 歯茎から口蓋に至るまで隅々を舐め回し、互いの舌を根元まで絡め合った。
 我聞はますみの片足を持ち上げると、燃える肉棒で白汁の詰まった果実を串刺しにした。

「はあうっ……あっ……くぅ……っ」
「まだ痛いですか?」

 ますみは小さく首を横に振る。

「二回もイってましたからね」

 すでに手首の戒めを解かれているますみだが、我聞の軽口に反応して拳を振るうことはなかった。
 ただ、我聞の背中に回した腕に少し力を込めただけだ。

「動きますよ」

 怒張した肉棒が狭い膣の中を前後しても、ますみはさきほどのような苦痛の声を上げない。
 それどころか、より深く交わろうとするかのように、小さな乳房を我聞の逞しい胸板に密着させた。
 射精の予感に熱狂した男根が、さらに太く硬くなる。
 我聞は肉欲に我を忘れて、ますみの凹凸の未熟な身体をもてあそぶ。
 肌と肌が音を立ててぶつかり合うたびに、撹拌されて泡立った愛液が周囲に弾け飛び、
ペニスとヴァギナが一体化する淫猥な水音は嵐のように物置小屋に満ちていった。

「ねえ、保科さん」

 荒々しい息のかかる距離から、我聞はますみの目を見て話しかける。
 ますみは喘ぎ声を押し殺したまま、虚ろな瞳でそれを見返す。

「保科さんはさっき、自分を可愛くない女だって言ったけど、俺はとても
可愛いと思いますよ。……俺は好きだな、保科さんのこと」
「……好きな女を乱暴する男がいるか」
「ごもっともなお返事……」

 我聞は再度、ますみと唇を重ねた。
 若々しい欲望の高まりはすでに限界を迎えつつあった。
 震動で建物が壊れるのではと錯覚しそうになるほど、二人は激しく交わった。

「あんっ……やっ……また……イクっ」
「俺も……んっ……で、出るっ」

 ますみの暖かな腹の中に埋め込まれた銃身のハンマーが轟音を伴って落ちる。
 続けざまに発射された何億という白い散弾は、愛液の洪水の中を子宮めがけて一斉に遡った。

「あっ……ああっ……出てる……。あたしの子宮の中に我聞の熱いのがいっぱい流れてきてる……」
「くっ……はぁ……はぁ……保科さん……」
「あん……垂れてきた……」

 我聞が赤と白に彩られた肉棒を引きずり出すや、栓を無くした膣口からは、
コップを倒したような量の精液が空気の泡の潰れる音と共に溢れ出てきた。
194 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:55:24 ID:IeDAGYFD
11
 溜まりに溜まっていた性的衝動を一滴残らず吐き出した途端、あれだけ燃え盛って
いた我聞の嗜虐性は急速に薄らいでいった。
 それは優特製の媚薬の効用が切れたことを示していたのだが、そんな事情を知らず
に理性を取り戻した我聞は、股間を精液まみれにして倒れているますみを見て、さっ
と顔を青くした。

「お、俺はなんてことを……」

 我聞は計三度の絶頂によって息も絶え絶えなますみを抱き起こした。

「保科さん! 大丈夫ですか、保科さん!」
「う……ん……なんだよ……あたし疲れてるんだから……」

 そして時間切れで媚薬の効力から脱したのは、ますみも同様だった。
 しばし焦点の定まらない視線を我聞に向けているますみだったが、破瓜の痛みや
そこに付着した白濁液といった現状を把握するに至って、見る見るうちに顔を恥辱
と憤激の色に染めていった。
 普段はチャームポイントの太い眉が、鬼の角のように吊り上がる。

「死にくされええええええええっ!」
「ぎゃあああああああああああっ!」

 大木を真っ二つに割る雷のごとき金的蹴りを食らい、我聞は一瞬、川の向こう
から笑顔で手を振っている母親の姿を見た。

「死ね! 死んであたしに詫びろ! この変態エロ高校生!
その股間の薄汚い代物を踏み潰してやらあああああああっ!」

 口から泡を吹いて倒れている我聞を、さらにますみは足蹴にする。

「は……っ! 母さん……?」
「誰が母さんじゃボケエエエエエエエエエエエエッ!!」

 銀河を粉砕する上段回し蹴りを食らい、蛙のようにひっくり返る我聞。
 少年はどくどくと鼻血を流しながら、額を床にこすり付けて土下座した。

「ごめんなさい、保科さん! ほんっとーにごめんなさい!」
「くそ……! なんであたしが我聞ごときにいいようにあしらわれちまったんだ?
あ、あんな……あんな恥ずかしい真似をよくもこのあたしに……!」

 とても他人に話せない屈辱の数々を思い出し、かあっと頬を熱くする。
 途端に秘裂がじゅわりと濡れたような気がして、ますみは慌てて股を閉じた。
 一方、我聞はますみのそんな様子に気づくわけもなく、ひたすらに謝罪を繰り返していた。

「すみませんでした、保科さん! なんであんなことができたのか分からないけど、
俺、どうかしてました! お、俺は男として、社長として、恥ずかしい!」
「やかましいっ!」

 ブラックホールを雲散霧消させるますみの正拳突きが我聞を叩きのめす。
 ますみは左手を腰に当て、へろへろに目を回している我聞を右手で指差すと、
控えめな胸を張って宣言した。

「覚悟しやがれ! あたしは絶対にお前を許さないからな!」
195 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 11:56:01 ID:IeDAGYFD
12
 かような事件の起きた日から数週間後、今日も今日とてますみの怒号が解体現場にこだまする。

「バカヤロー! なんだそのフヌケたツラは! 気合い入ってんのかテメー!」
「ぎゃっ!」

 ビッグバンに匹敵するますみの地獄車が、我聞を地面に転がした。
 起き上がれない我聞に、ますみはさらなる罵声を浴びせかける。

「ああ!? なに気絶したふりしてやがる! 下っ端のくせに甘えてんじゃねーぞ!」
「……おいおい、ほっちゃん。最近、やけに我聞にきつくないか?」
「いいんだよ、こいつは! それだけの迷惑をあたしにかけたんだから!」
「我聞が何したか知らないけど、ほどほどにな」
「わ、わかってるよ! こっちに来い、我聞! 二人だけでみっちりセッキョーしてやる!」

 地面に伸びてる我聞の襟首を掴み、ますみは作業場の裏手へずるずると引きずっていく。
 ヤスを始めとした職人仲間はぽかんと目を丸くして、それを見送っていた。
196名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 11:59:45 ID:IeDAGYFD
13
「んふっ……じゅるっ……ちゅばっ……」

 木立に隠され、周囲からは死角となっている作業場の一角。
 中学生としか思えない小柄な女が、下半身を丸出しにした少年の
隆々とした一物に熱心に舌を這わせていた。

「んっ……ちゅぶっ……どうだ我聞……気持ちいいか?」
「ええ……とてもいいですよ、保科さん……」
「そっか……じゃあ、もっとよくしてやるよ」

 その小さな口を雁首に引っかかるようにさらにすぼめて、ストロークを早くする。
 時折、鈴口の先走り液を強く吸い上げながら、唾液まみれの肉棒を根元まで飲み込んでは、
不意打ち気味に裏筋を舐めた。
 それらの攻勢に若い我聞は耐え切れるものでなく、たちまち熱い白濁の固まりを
ますみの口内に吐き出してしまう。

「んんっ……んくっ……ごくんっ……」

 彼女は嫌がる素振りも見せずに男の欲望を飲み下す。
 唇の端から垂れる一筋の精液をぺろりと舐め取ると、ますみはその幼い容姿
からは想像もできない妖艶な笑みを浮かべた。

「ほら……次はあたしの中に……」

 水玉のパンティを足先に引っかけたますみは、自分から指先で割れ目を広げて挑発してくる。
 じゅくじゅくと潤った花芯からは、待ちきれないとばかりに蜜が溢れ出ていた。

「ちょ、ちょっと休ませて……」
「駄目だ。言っただろ、絶対に許さないって。お前はあたしの命令に逆らっちゃ駄目なんだよ」
「それはもう何度も聞かされましたよ……」
「我聞はあたしの初めての男なんだからな。ちゃんと責任取るんだぞ」
「……それはいいですけど、だったら現場で俺を殴るのやめてくれません? ヤスさんが
言ったみたいに前より攻撃的になってるし、やっぱりこの間の件で俺のこと恨んでるとか?」
「ち……違う」
「じゃあ、どうして?」
「……から」
「え?」
「が、我聞の顔を見てたら、つい頬がゆるんじゃうんだよ。そんなニヤニヤみっともない
様を他の連中に見られたくないじゃないか。前みたいに大声出して怒ってれば、なんとか
気づかれないでいられるし……」
「……じゃあ、なんですか。俺はこの先もずっと、保科さんの照れ隠しのためにどつかれ
つづけると?」
「ご、ごめん」

 さすがのますみも自分が無茶を言っていると分かっているのか、しゅんとうな垂れる。
 我聞はそんなますみを震えるほどにいとおしく思った。

「ほっちゃん、可愛い」

 我聞はますみをぎゅっと強く抱きしめると、小さな妹にするようにポニーテールの
頭をかいぐり撫でた。

「あ、あたしを子供扱いするなよっ。それとほっちゃんって言うな!」
197 ◆IZivX9.FMU :2005/08/29(月) 12:00:37 ID:IeDAGYFD
 いつのまにやら我聞の怒張は元の硬さをすっかり取り戻していた。
 我聞はますみの尻肉を掴んで腰を浮かせると、体重に任せて一気に最奥まで貫いた。

「ひんっ……は、入ってくる……! おちんちんの先っぽが子宮まで届いちゃう……!」
「ん……保科さんの中、あったかい……。また、すぐにイっちゃいそうだ……」
「うん……イって……。でも、今日は中は駄目だからな……」

 両手両足でしっかりと抱きついたますみの膣内を我聞の剛直が出入りする。
 先端が子宮口を突くたびに、ますみの身体は大きく跳ね上がった。
 
「ねぇ……キス……」

 ますみは両手で我聞の顔を挟み、喉の奥まで貪りつくすような濃厚な口付けを求めてくる。
 我聞もまた肉襞を削る男根の動きを休ませないまま、蛇のように舌を躍らせてその熱意に応えた。

「んふっ……ふあっ……もっとぎゅってして……」

 顎先からだらしなく滴る唾液も二人の興奮を高める劇薬でしかない。
 下の口からも止めどない量の愛液を垂らしながら、二人の性感は急速に高まっていく。

「我聞っ……あたし……もう……イク……っ」

 亀頭が最奥の壁をこつんと突いた瞬間、弾け飛ぶコルク栓のような勢いで精子がばらまかれた。
 同時に絶頂に達したますみは、はあはあと息を乱しながら、我聞の身体にキスの雨を降らせた。

「……我聞……好き……」

 そうやって剛直に串刺しにされた格好のまま、しばし恍惚の波間を漂っているますみ
だったが、ふいに慌てた様子で下半身を覗き込んだかと思うと、目を吊り上げて我聞の
頬に肘打ちを食らわせた。

「痛っ!? 何するんですか!」
「こ、この馬鹿っ! 今日は危険日だからちゃんと外に出せって言っただろ!」
「あ……」
「あ、じゃないだろ馬鹿社長! ガキができたらどーするんだよ!」
「そのときは俺が責任を持って、保科さん共々一生面倒を見ます!」

 我聞の思いも寄らぬ真剣な言葉に面食らったますみは、頬を紅潮させて目を逸らした。

「なっ……ば、馬鹿野郎! 半人前が生意気が口利いてんじゃねえよ!」
「そんな……俺は本気で……」

 がっくりと落ち込む我聞を見て、ますみは慌ててしどろもどろに言い訳をする。

「あっ、そ、そうじゃなくてだな。えっと、あたしが言いたいのは、もっと頑張って
働いて、早くあたしが頼りに思えるような社長になれってことで……。べ、別に我聞
と一緒になるのが嫌ってわけじゃ……ごにょごにょ」
「はい、もちろん俺はみんなから頼りにされる社長になってみせます!」
「だ、駄目だっ」
「え?」
「……みんなから頼りにされる社長にはならなくていい」

 ますみは我聞の胸に頭をもたせかけると、少年の大きな手をきゅっと握りしめた。

「お前はあたしだけのものなんだから」


198名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 12:17:25 ID:dZxn+V+A
笑ったり萌えたりで忙しかった。GJ。
……しかし、なんかところどころ我聞に横島の魂が乗り移っているような気がしたぞ、俺はw
199名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 13:22:56 ID:j0RU2dLJ
ほっちゃん!!ほっちゃん!!(AA略
もうアドレナリンとか色々脳内麻薬の分泌が止まんねー!
もうGJ!ド低能揃いのこのスレは格が違うな!
ってか神聖ペドのオレに我聞のキャラはストライク過ぎるんだが。
身長143pのツンデレハタチ萌え。
200名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 13:43:23 ID:LEXlN2uc
なんとも低脳なツンデレぶりだ。素晴らしい。
真のツンデレとは心までこわされた後に開花するものよのう。

『俺の属性が「対ツンデレ-M」から「対ツンデレ-S」に進化した!』
201名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 17:52:10 ID:j0RU2dLJ
そういや我聞の周囲は何げにツンデレ多いよな。
果歩は妹属性、國生さんは女子高生秘書属性、かなっちは巫女属性、桃姫は金髪天才ニーソ属性、ほっちゃんはちびっ娘お姉(姐)さん属性を各個装備してる、と。
何このギャルゲー張りの豪華ラインナップ。
頼むから代わってください。

あ、ニーソは果歩もか。
202名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 18:00:16 ID:2cMjKOOd
>>201
で、優さんはメガネ巨乳マッドサイエンティスト天然お姉さん系と。
問題はキャラは多いのに攻略可能なキャラが極端に少ないところだ
203名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 20:52:05 ID:l4N6aCPm
松雪氏、GJ!

エロい描写がなくても、十分です!
つーか、十分エロいです!
次回作、マジ期待してます!
204名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 20:53:44 ID:FzRBpCWh
>>202
だがそれがいい
205名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 20:59:38 ID:FzRBpCWh
連投スマソだが、禿GJ!!えろーい

それにしても、狙い通り國生さんに使えてたら、作戦大成功だったろうになあ。
アナザーストーリー妄想もして良いですか。
206名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 22:03:50 ID:dxmF1duX
>>202
そこで主人公を親父にすれば攻略キャラが倍増ですよ!
エロに持ち込みやすいしナー
207名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 22:15:05 ID:m0H2zSTI
だめだ親父にゃ薬が効かない
208名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 11:04:28 ID:IUtwYeMn
果穂、珠にはみっちりと性教育。実践つき。
 父「ほら。ここを触るときもちいいだろう?」
 果穂「んっはぁっやだ…お父さん」

陽菜はもちろんセクハラ。秘書だし。女子高生だし。
 陽菜「しゃ、社長…指を…ぬいて下さい…んっ」
 父 「…次の報告はまだかい?」
 陽菜「あんっ!はい、次は決算のご報告…ふぁ、んっ!」

優さんは…優さんだし
 父 「採用するのには研究だけじゃなぁ」
 優 「え、えーと…」
 父 「だがまぁ、この体なら採用してもいいか…」
 優 「あ!なにをっ!?」
 父 「いやらしい胸してるじゃないか…なぁ?」

有名な仙術使いだったわけで、かなちんとの接点も大きいだろうしねー
 父 「おー、かなえちゃんもこんなに大きくなって」
かなえ「ど、どこを見ていってるんですか!ゃんっ!」
 父 「大人になったことだし、仙術の応用を教えてやろう」
かなえ「あんっやっんっおっき…」
 父 「工具楽仙術! 撃・爆砕!!」
かなえ「や、あ、あああああああああ!」

ん?ほっちゃんも我也を尊敬してたっぽいな
 父 「こないだまであんなにやんちゃしてたのになぁ」
保科 「や、んぅ、あふぅ…」
 父 「最近じゃ、自分から濡らしてくるもんなぁ?」
保科 「やぁぁん…抜いちゃやだぁ…」

…やべ。とおちゃんのイメージが悪化していく…
209名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 11:48:08 ID:S02zEn2v
親父…ナイスミドルからただの変態に…









だがそれがいい!
210名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 12:34:22 ID:/tGxC45F
んでいたずらしているときにかあちゃんが後ろでゴゴゴゴゴ……と。
211名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 12:56:42 ID:rSIAXWl1
そういえば母ちゃん死亡が
実は交通事故でない、って伏線(どこで出てきたんだっけ...)
消化されてないな
212名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 14:06:41 ID:BAxws+T0
ああ、仙術の暴走に巻き込まれたってヤツな。
今は親父は絡んでないし、我聞も暴走してないから消化する伏線じゃないだろ。
213名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 14:09:41 ID:BAxws+T0
付け足し。
話が出たのは合宿の肝試しでかなっちが登場した時だったと思ふ。
214名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 14:13:19 ID:yKSJEKTr
かなっちじゃないかなちんだ!

個人的に気になるのはつじーが件の事件を知ってる
と言う話だったが、つじーが来たのは事件後ではなかったか?
前だっけか?
215名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 14:52:06 ID:BAxws+T0
おー?(確認中)
あー・・・マジだ超ゴメン。
そして有難う>>214助かった。

オレは最近単行本全巻を衝動買いしたフヌケだから7巻まで(つじーが退職届提出)しか知らんのよ。
あとここ3、4週分くらいのサンデーに載った分。
まぁ要するに桃子が引き金さ。笑うなら笑え。
後悔はしていないからな!
今まで読んでなかった事は後悔したが。
216名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 18:14:51 ID:QHJ5FcxG
>>214
どうも事件前っぽいが
我聞が我也と修行を始めたのは事件後という罠

どっちやねん
217名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 18:53:26 ID:+7Z53qi6
それを言いだしたら仙術にやたら詳しいのも謎だがな
単純に親父が話しただけなのでは?もしくは第二研が絡んでたとか
218名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 19:25:47 ID:QHJ5FcxG
>>217
でもかなちんと辻の暴走の件の会話でのかなちんの反応から見ると、
辻は暴走事件に関わった人間の一人っぽい
だから来たのは多分、我聞ママ死亡前な気がすんだよな

家に母がいなくて我聞が家事手伝ってたのは
斗馬の出産のために入院中とかなんかで理由できるし
219名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 19:25:48 ID:BAxws+T0
>>217
たとえ被験体でも新理論を研究してた第二研にいたならある程度の仙術知識を与えられてたんじゃないか?
不完全でも仙核の被験体だし、我也の相手をさせたわけだし。

あと辻原が工具楽に来たのが8年前、我聞の母ちゃんが亡くなったのは7年前だな。
辻原が来たときやってたのは体術、母ちゃんが死んでから始めたのが仙術の修業ってことじゃないか?

スマン、今イチまとまらん。
220名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 19:48:07 ID:s/LYXlQ/
せっかくだし本スレ行って語れば
221216,218:2005/08/30(火) 19:48:47 ID:QHJ5FcxG
つーか今気づいたんだけどここエロパロスレじゃねーか…

本スレと勘違いして書き込んじまってた
ごめん
222216,218:2005/08/30(火) 19:49:22 ID:QHJ5FcxG
>>220
たわ
223名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 20:02:22 ID:BAxws+T0
>>221
オレも。
今は猛省してる。
だが本スレ行っても間違いなく『今更』。
224名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 23:02:54 ID:/tGxC45F
で、だ。こわしやをやっている我聞は処女膜をも痛みを感じさせずこわす技を身に付けているんだろうか?
意外と性行為に対しては知識豊富な我聞ってのもいいかもしれん
225名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 23:09:12 ID:yKSJEKTr
人間専門のこわしやがいますよと言ってみる
226名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 23:43:15 ID:S02zEn2v
この低脳ども!w
エロパロスレで藤木を丸裸にするんじゃないwww
227名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 01:54:11 ID:c+NFx9WV
「今回は我がGHKに心強い援軍が駆けつけてくれました。帖佐理来さんです!」
「おう、光の仙術使いのリクさんだぜ」
「あ、この間兄ちゃんに負けたおにーさんだ。」
「姉上、それは言わない方がいいかと・・・」
「ふ、お嬢さん達。光の仙術をなめてもらっちゃ困るね。自分そっくりの分身を造れるという事はすなわち!」

ぶーん。

「おお!」
「すげー!兄ちゃんと陽菜ねーちゃんだ!」
「どうだ?びっくりしただろ」
「リクさん!ということは・・・!」
「そうだ!あんなことやこんなことも!」

ぶぉーん。

「おー、裸だー」
「や、これは教育上まずいかと・・・」
「キャーッ、リクさん、やらしいですー!」
「大姉上、なに写真撮ってるんですか?」
「ふふふ、どうだい?これが光の仙術の真骨頂だぜ!」


コレを機にGHKは急速発展、一気に二人の距離は縮まったり広まったり。
とか。リクさんこのぐらいはやってのけそう。やってほしい。
228名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 17:55:34 ID:sOgBy2MH
今週の我聞で、赤面國生さんキター!!
229名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 18:04:58 ID:eLfEfkma
なぜここに書くのか
230名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 18:16:22 ID:XVIS39lz
つ【誤爆】
231名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 19:25:55 ID:kMhKFRwS
赤面國生さんを想像させてサンデーを買わせて國生さんの流れを作ろうとする罠だ!


これから罠に引っかかってくるよ!!
232名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 19:30:13 ID:swtk0z2a
今週桃子マジ良い仕事
233名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 19:53:14 ID:zhda3k7+
今週のあまりの神っぷりに、思わずサンデー複数買ってアンケいくつも出してしまおうかと
財布に手が伸びかけたぞw あぶないあぶない。

なんていうのか、長年溜まりに溜まったものがついに爆発したな、國生さん。
ぬわー、萌えまくった。これでエロパロの妄想にも幅ができるってもんだぜ。
234名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 22:51:51 ID:Izf69m1n
國生「あ、あの、私をひっくり返してもらってもよろしいです、か?」
235名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 23:07:04 ID:Nn3ni4V7
○んぐり返しですか?
ってか中学以来だよこんなアホな言葉使ったの。
236名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 01:30:14 ID:1hirR1Qx
静馬神社で匿われながら、さなちんに礼儀作法などを叩き込まれる桃子
でもやっぱり我聞のことが気になるっ!

盗聴ロボットパタパタくんを送り込む

もちろんターゲットは國生さんの部屋

國生さんひとりエッチ中

思わず「あぁっ!社長!」
「わ、わたしったら何を...」

ガモンとハルナがセクロスしてるっ!

自家用ヘリをジャックして工具楽屋に帰還
237名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 10:26:03 ID:bEa4ajZe
>静馬神社で匿われながら、さなちんに礼儀作法などを叩き込まれる桃子

夜伽の仕方とか房中術とかは当然作法の中に入ってるんだよな?
238名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 11:15:39 ID:TOXBuHTv
優さんにそそのかされて
九州行きの前に我聞に夜襲をかける姫キボン
239名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 12:08:51 ID:QWUrdrvD
桃子ファンの振りして桃子をウザキャラにしようとしてるようにしか見えんなぁ。
240名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 15:37:48 ID:29vSFxL5
めぐみぃ〜…
(/_;)グスン
241名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 15:49:52 ID:S5Qj3EGG
>>240を8秒ほど誤爆かと思った。スマソ
242名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:13:08 ID:/fwY34YT
ええい、何故うちの周りにサンデーは残ってないのか!?
243ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/09/02(金) 01:10:12 ID:nXT5SbVg
>九州行きの前に我聞に夜襲をかける姫

投下。えろなし。小ネタ。
途中まで?
244ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/09/02(金) 01:10:54 ID:nXT5SbVg

 夜、桃子・A・ラインフォードは悩んでいた。

「どうしよう……どうしよう、どうしよう、どうしようっ」

 上手く考えがまとまらないのか、焦りを隠さずに口にする。
 仮住まいとして貸されている部屋の中を、ぐるぐる、ぐるぐると行ったり来たり。

「――おいおい、一体どうしたってんだ。
 さっきから部屋ん中うろうろしてよ」

 テーブルの上で充電中のメカキノコ、“キノピー”が声をかける。
 口調に多少呆れが混じっているのは、きっと桃子の悩みを予測しているからだろう。

「“どうした”って、決まってるじゃない! ガモンのことっ!!」

 ――ああ、やっぱりな。

 キノコは心の中――否、知能回路内で呟いた。
 ガモンと出会ってからここ数日、桃子が口を開けばガモン、ガモン。
 とりわけ明日には九州へ出立ともなれば、“この娘は絶対に何かやる”とキノコは確信していた。

「ああもう、余計なこと言わなきゃ良かった!
 自覚がないならそのままにして置けば良かったのにっ」

「……話が一向に見えてこないんだが」

「だいたいずるいわよ。なんでガモンと一緒にいられないの?
 こんなの罠よ、陰謀よ、どこかの誰かが意地悪してるのよっ」

「そうは言っても、仕方ない――」

「――このままじゃダメ。このまま九州になんか行ったら、絶対ダメっ」

「…………」

「どうしたらいいのよー!」

 ――いや、もう、なんかどうでもいいんだが。

 話を全く聞いてない造物主に対し、結構本気で呆れ返ってるメカ一体。
 一瞬、漏電電流でスタンさせてやろうか、などと物騒なことまで考える。
 どうなってんだこの人工知能。
245ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/09/02(金) 01:11:49 ID:nXT5SbVg
 しかし、半ば本気で自分の体の絶縁の弱い所を探し始めた彼は、すぐにその考えを改めた。
 見ればうつむき、寂しそうにする桃子の姿がそこにある。

「どうしよう、キノピー。
 このままじゃガモン、私のこと忘れちゃうよ……」

 消沈する桃子を見て、キノコは悟る。
 考えてみれば、この年になるまで桃子はちゃんとした友人というものをもったことがなかった。
 だから、これが友達との初めての別れなのだと。

 思えばこの数日間、桃子は必死につなぎとめようとしていたのかもしれない。
 離れても、決して失わないように。
 目に見えない、友達との絆と言うものを。
 けれどそれは目に見えないが故に、ひどく頼りない糸のようなものだ。
 さらにはそれが憎からず想っている相手なのだから、桃子の不安はいかばかりのものか。

「桃子……大丈夫だ」

 自称保護者。
 キノコはできるだけ優しく、力強い口調で語りかけた。

「あいつがそんな薄情なヤツなもんか。
 それに、これが最後ってワケじゃないだろうよ。
 なんだかんだ言ったって、九州とこっち、会おうと思えば会えない距離じゃねえ」

「…………」

「心配スンナ! あの朴念仁がそう簡単に誰かとくっつきゃしねえって!
 向こうに行って女を磨いて、次に会うとき驚かせてやれ!!」

 できる限り明るく励ましてやる。
 本当に人工知能かと思うほどの声援だった。
 キノコの言葉の後、桃子はゆっくりと顔を上げる。
 うし、なんとかなった、とキノコが思った次の瞬間。
246ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/09/02(金) 01:12:36 ID:nXT5SbVg
「そう――そうよ」

 まるでどこかから這い上がってきたかのような声で桃子が呟く。

「…………桃子?」

 キノコはそこに含まれる、微妙な声音に疑問を抱いた。

「待ってるだけじゃなんにもならない。
 このままでダメなら――このままで終わらないようにすればいいのよ!」

「お、おい?」

「まだまだ夜は始まったばかり! 明日まで時間がないわけじゃないっ!!
 一分一秒が勝利の要! ガモンの部屋に、いざ、トッカンっっ!!」

「―ーまたんかこらっ!! どこをどうしたらそんな話になった!!?」
 
「あ、ゴメン、キノピー。考え事してたから。……何か言った?」

 コテン、とキノコが倒れこむ。

「キノピー? 何してるのよ。遊んでる暇ないわよ。
 ガモンの部屋に行くんだから」

 むんず、とボディを掴みあげる自らのマスターに、キノコは思った。

 ――ああ、もいーや、どーだって。

 逃れようにも逃れられず、達観したように目を細める。
 手のひらサイズの小さな彼に、この後の騒動を避ける術はありはしない。
 彼にできることと言えば、小さな声で祈るだけ。

「どーか被害が小さくすみますよーに」

 祈りは誰かに届くのだろうか。
 そんなことを考えながら、とりあえず、
再度絶縁の弱い部分を調べはじめるキノコであった――。
247ぴくぴく  ◆/mLTvWifHs :2005/09/02(金) 01:15:42 ID:nXT5SbVg
とりあえず、ここまでかいた。
ん、つづき? なんのことかなー


つか、いつになったら果歩ものを書き上げられるんだろうかな……。
248名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 03:30:42 ID:JY5sLFZw
GJ!
キノコ無視テラカワイソスw
桃子『いざ、トッカンっ!』←ムハー


しかしオレも今日から成人だってのに金髪幼女に萌えてジタバタしてるなんて、親が見たら泣くね。
だがしかし後悔はしてない。
最高のバースデーだぜ!!フゥハハー
249名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 04:06:09 ID:KQPeLBnr
大丈夫、漏れはあんたの倍生きている。
250名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 06:52:43 ID:8hhDikNL
>>248
OK、一応決まりだから言っておく。ここは21禁だぞ。
もう一年我慢してからきな
251名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 07:01:10 ID:nLAAEZQn
ヲレも今日が誕生日だー。

ツインテールに萌えてハァハァしているヲレは
>248の1.5倍生きてる…ぜ?
252名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 08:04:17 ID:xD9JmBGa
>>248
>>251
誕生日オメデトサン
253名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 08:07:25 ID:JY5sLFZw
>>250ぐぁしまった!制限忘れてたYO・・・
肌年令なら三十路超えてんだがダメですかそうですか。
一年待ったら桃子の出産見れないじゃねーか。
254名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 08:09:57 ID:JY5sLFZw
>>252アリガd。
今日初めて言われたよ。
連投スマソ
255名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 13:23:03 ID:39Fk31Tb
誕生日も祝うお前ら大好きw
256名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 20:40:02 ID:yRceX/8K
ここは、今まで見た2chのスレの中でも、愛があるスレでつね。
257名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 21:46:56 ID:8hhDikNL
違うな、最も低脳たちが集まるスレだw
漏れもその一人だがなー
258名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 23:34:16 ID:hFaOpbOj
>>248
>>251
日付がかわる前におめでとさん。
259名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:16:52 ID:XflAk1uJ
オゥアー!日付変わっちまった!
でもおめ。
260名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 05:31:14 ID:vonWgu2m
昨日が誕生日だったにもかかわらず乗り遅れたわけだが
261名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 08:14:16 ID:a4M1r3he
じゃあ俺の陽菜を三十分だけ貸してやるよ。
8時45分には返してくれよ。
262 ◆/mLTvWifHs :2005/09/03(土) 08:41:53 ID:YROZcRbO
Happybirthday 248♪
Happybirthday 251♪
Happybirthday Dear.260♪
Happybirthday Teinou〜
263名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 09:36:42 ID:/JQP0DVN
260だけdearがつく件について。
264名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 12:23:03 ID:3A5Cmv/j
Happybirthday Dear.248♪
Happybirthday Dear.251♪
Happybirthday Dear.260♪
Happybirthday Teinou〜

あれって最後にDear付けるから>>262ので良いと思う。
まぁ、付けたんだけどね
265名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 13:30:45 ID:x16evdw1
何だよこの空気。
このスレは立派な低能ばっかりだな。
おまいら大好きだ。
266名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:34:48 ID:gCd83Uvu
俺も陽菜を貸してほしい件について
267名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:39:37 ID:3A5Cmv/j
このまま行くとどうやら桃子が俺の物になりそうな件について
268松雪応援団隊長:2005/09/03(土) 22:56:52 ID:aIr0DPtq
じゃあ俺は果歩とあんなことやこんなことやめくるめく夜を楽しむぜ。
269名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:03:09 ID:wBY9HG1s
しゃあないから漏れは巫女服着用かなえちんを頂きます。
270名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:03:32 ID:SCOlgSox
それなら俺は珠にいろんなことを教え込むよ
271261:2005/09/04(日) 00:12:34 ID:premJiUA
>266
俺がちょっと出かけてくるって言うと寂しがるから、ウーロン茶買ってくるまでの二十分間だけ陽菜貸してやるよ。
半になったら家に帰るついでに引き取りにいくから。
272名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:11:51 ID:zuflcxwi
な、なんだこの空気は!?w
273名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:33:16 ID:Lv0ihwE3
俺の嫁のほっちゃんはさっきまでテレビ見てたんだけど
俺がPCで2ch見てると「退屈だから何か話せ」って言ってくるの。
で、俺もココとか萌えスレ見るのにちょっと必死だから
「ああ」とか「うん」とかそういう生返事しか返さないのね。

そしたらいきなりクッション投げてきて何か涙目で俺の事睨んでるの。
そんで「お前、あたしの事なんかどうでもいいと思ってるんだろ!」って怒鳴ってきた。

とりあえずほっちゃんが眠るまで抱きしめてあげるという条件付で許してもらえた。
274名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:55:10 ID:htJZajXM
>>271
その10分を見逃してしまった件について。
275名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 02:22:34 ID:ton/4cuW
SS保管庫、更新されてたな。

ちょっと前は保管庫に収蔵すらされなかったのに、
今は結構SS保管されてる。

いい事だ。
276名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 02:28:12 ID:htJZajXM
とりあえずSSキボンヌ。
ガモンは何でも萌えられるからいいね♪
まぁ、例えば陽菜とかー、他にも陽菜とか、陽菜とか。
277名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 02:30:58 ID:Xe2RzG0E
スレへのSS投下が少ない時に限って、
忙しかったり、疲れてたり、創作意欲の欠片も無かったりする罠…。くそう、すまん。
278名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 02:39:26 ID:htJZajXM
落ち着いてからでいいよ、無理して書くより意欲がある時の方がきっといいのが出来ると思うから。
まぁ、キボンヌした俺が言うのがあれだが。
279名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 02:46:35 ID:Xe2RzG0E
>>278
そう言ってもらえるとありがたい。ありがとう。
時間見つけて書いてみるよ。

他の職人さんも生暖かく応援してやってくれな。
労われたり応援されたりすると、それだけで大分違う。
280261:2005/09/04(日) 09:06:57 ID:premJiUA
>274
しかたないな。陽菜はテレビ博物館みたかがってるから、九時半までには返すんだぞ。

すみません、もうやめます。
281名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 18:36:22 ID:BtzmvQuq
『しかし優さんは胸おっきいですね、どれくらいですか?』
『ひみつ、でもDだよ』
『ディッ D〜?何ですかその理不尽な記号は!?』
『気をつけて薄胸、私たち、きっとなんか吸い取られてる。』
『へっ?なーに言ってるの?果歩りん達はまだ成長期だから、そのうちに…』
『…吸い取っていたんですか。』
『えっ?』
『吸い取っていたんですね?』
『ちょっと、はるるん、それは違…』
『返して!今まで私から吸い取っていたものを返して!』
『ちょっと、止めて!って あっ…… んっ……!』
282名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 18:38:25 ID:betoNf6q
低脳め。激低脳め
283名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 18:43:01 ID:BtzmvQuq
終わりっす
284名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 19:41:22 ID:IAeOJq3S
ナイムネーズ(陽果桃)が直に吸い返すわけですな
285名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:51:55 ID:Ux6aP930
続・禁断の愛(我聞×奈良) 

−−−工具楽我聞の夢の中−−− 
トクン、トクン 
なんだろう、この音は−−−。 
トクン、トクン、トクン 
とても心地いい。それに、誰かに抱かれてるような−−−。 
いったい誰だろう。 
國生さん? 
いや、違う。 
じゃあ、優さんか? 
違う、優さんじゃない。 
それじゃあ、いったい−−−。 
・・・奈良君?
286名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:52:45 ID:Ux6aP930
「う、ん・・・・・・・」 
なんだか、とても穏やかな気持ちだ。こんな気持ちで目が覚めたのは久し振りだった。 
「ん?」 
気が付くと、オレは奈良君の腕に抱かれていた。 
「奈良君・・・・。それじゃ、あれは、やっぱり奈良君だったのか?」 
起こした頭を胸にくっつけてみる。 
トクン、トクン、トクン 
ああ、そうだ。この感じは間違いない−−。 
もう一度頭を起こして、今度は、まじまじと顔を見てみる。そういえば、奈良君の寝顔を 
見たのは初めてかも知れない。 
「なんだ、こいつ。寝てるときは、結構可愛い顔してやがんだな」 
あれ−−? 
そういえば、どうしてオレは奈良君に抱かれて寝ていたんだろう。そこで、ふと昨日の 
ことを思い出す。 
「!!」 
恐る恐る体を起こしてみる。やはり、奈良君は裸だった。更に、股の間からは自分が出し 
たものと思われる液体が、半乾きになって床にこびり付いていた。 
「・・・・オレは・・・・なんてことを・・・・」 
自分のしてしまったことに驚愕する。酔っていたとはいえ、あまりに浅はかな行動だった。 
多分オレは、一生、奈良君に許して貰えないだろう。それにオレ自身、顔向けなんて 
到底出来やしない。自分の出来ることと言えば、奈良君に付いた汚れを拭いて、この場の 
後片付けをするくらいだった。 
用務員室で何か拭くものを借り、奈良君自身と床を綺麗にした後、何も身につけていない 
下半身にズボンを被せてやる。
287名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:53:35 ID:Ux6aP930
その後、空き缶を片付けている途中、ビールの染みた上着が目に付いた。 
「これも、洗ってやらないと・・・・・」 
急いで校庭にある水道で水洗いをし、そのまま窓辺に干す。 
「これで・・・他にはもう、オレのしてやれることはないな・・・・・・」 
ふと、これからどうするかを考える。どこかでジッとしていても、気が滅入ってしまうだけだ。 
何かしていた方が、気が紛れていい。オレは仕事の手伝いをすることにした。 
「早く、ここから離れよう。奈良君が目覚めてしまう前に・・・」 
急いで、学校を離れる。そこで、水洗いした上着の代わりがないことに気が付いた。 
オレは走って家に帰り、部屋にあったTシャツを掴んで、また学校に戻って来る。 
「まだ、起きてなきゃいいんだけどな・・・・」 
試しにドアの隙間から覗いてみる。すると、ちょうど奈良君が目覚めたところだった。 
「このシャツ・・・どうしようか」 
直接、奈良君に渡すことなんか出来ない。仕方なく、ドアの前に置いておくことにして、 
気付かれないよう、静かにその場を立ち去った・・・・。
288名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:54:26 ID:Ux6aP930
チュッチュッ 
「んん・・・朝か?」 
外はすっかり明るくなっている。結構、寝てしまったようだ、上半身を起こそうと体に力を 
入れると、あそこがズキッと痛んだ。 
「・・・・・ったた。そうだった、昨日はここで工具楽君に・・・」 
ふっ、と昨晩のことが思い出される。 
「・・・工具楽君」 
そこで、ずっと自分が裸のままなことを思い出す。その割りに、寝ていて寒くは感じなか 
った。きっと、工具楽君を抱きしめたまま眠ったからだろう。少し息苦しくはあったが・・・。 
「取りあえず、服を着た方がいいな−−あれ?」 
気が付くと、下半身にズボンが被せられていた。よく見ると、教室内は片付けられ、床も 
綺麗になっている。ビールが染みているはずの上着も、水洗いされ窓辺に干されていた。 
工具楽君がやってくれたのだろうか?だが、教室内には姿が見当たらない。 
ズボンをはき廊下へ出たところで、何か柔らかいものを踏んづける。下を見ると、それは 
Tシャツだった。 
「なんでこんなところに」 
工具楽君は違うシャツを着ていたし、昨日ここへ来たときは何もなかったはずだ。 
しかし、こんな休みの日に、僕たち以外わざわざ学校に来る物好きがいるとも、到底 
思えなかった。 
だが、今そんなことを考えていてもしょうがなく、ちょうどいいので、家に帰るまで借りる 
ことにする。僕はTシャツを着ると、工具楽君を捜しに校舎内を回った。 
「おかしいなー。工具楽君、どこへ行ったんだ?」 
校舎内の全教室、職員室と用務員室、果てはトイレまで見て回ったのだが、一向に 
工具楽君の姿が見当たらない。 
もしかして、先に帰ったのかも知れない。確かに、工具楽君としては物凄く顔を合わせ 
づらいはずだろう。その可能性は充分に高かった。 
「最後に、校庭を見てから帰るか」 
一人呟いて、そのまま校庭に出てみた。 
「ここにもいないな」 
仕方がないので、そのまま外から窓辺に干されている上着を取り、学校を後にした。
289名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:55:34 ID:Ux6aP930
帰って来ると、すぐに自分の服に着替え直す。 
戻って来る途中、工具楽君の家へ電話すると、帰って来てすぐに会社へ出かけたらしい。 
それなら慌てて会いに行く必要はないと、遅い朝食を食べた後、夕方近くまで寛いだ。 
そして、その後、工具楽君の会社である工具楽屋へ向かった。 
工具楽屋へ着くと、専務の中之井さんや営業の辻原さんがてきぱきと仕事をこなして 
いるところだった。ふと、聞き覚えのある声がした。 
「中之井さん、書類、ここに置いときます」 
「社長、お疲れ様です。もう今日の仕事は終わりだから、後はゆっくりしなされ」 
その声のした方へ向かうと、そこに工具楽君の姿を見つけた。 
「工具楽君!」 
「あ・・・・・・」 
目が合った途端、僕のいる場所とは正反対の方向へ走り出す。 
「待ってくれ!」 
後を追って僕も走り出す。 
必死に追いかけている内に、いつの間にか学校へと来ていた。校庭まで来たところで 
工具楽君の腕を捕らえる。工具楽君は観念したのか、それとも体力が限界だったのか、 
その場でグッタリとへたり込んだ。 
「ゼェッ、ゼェッ、ゼェッ・・・・・」 
「ハァハァ・・・・・」 
長距離を走ったせいで、二人ともかなり呼吸が荒い。工具楽君はまだ息が荒いらしく 
大きく肩を上下させている。 
「奈良君・・・・ゼェ・・・・しつこすぎ」 
「それは、お互い様だよ・・・」
290名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:55:42 ID:oNy3Pyr5
>>281
ほっちゃんもwwww
291名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:56:32 ID:Ux6aP930
「・・・・・・」 
少し間を置いて、どちらともなく笑い出す。暫く笑っていると、工具楽君がボソッと口を 
開いた。 
「なんで、追いかけて来たんだよ・・・・」 
「そりゃあ、工具楽君とどうしても話がしたかったからね」 
「・・・・・」 
「昨日、教室で工具楽君に言われたこと、確かにその通りだよ」 
「何言ってんだ!オレは、君を無理やり犯したんだぞ!!謝っても謝りきれないほど 
ひどいことをしたんだ!!」それなのに、どうして君はオレを責めないのだ・・・」 
「・・・・・」 
僕は一息おいて 
「ぼ、僕は・・・工具楽君を信用しているから・・・」 
と小声で言った。すると、工具楽君が体をもたれ掛けてきた。 
「オレ、奈良君といると、何だか落ち着くんだ。どうしてだろ。今朝だってよ、君の腕の 
中で、すごく穏やかな気持ちで目が覚めたんだぜ。だけど・・・・すぐに、オレがしてしま 
ったことを思い出して、君が目を覚まさない内に学校を離れたんだ・・・すまない・・・・ 
本当にすまない・・・・ウゥ・・・・」 
工具楽君は、僕の胸に顔を埋めて静かに泣き始める。僕は自然に、そうするのが当た 
り前かのように、優しく肩を抱いた。
292名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:57:16 ID:Ux6aP930
それくらいの間、そうしていただろうか。いつの間にか日は沈んでいて、校庭を吹き抜け 
る風は涼しくなっていた。 
「どう、気分は落ち着いた?」 
ずっと顔を埋めたままだった工具楽君が、慌てて僕から離れる。 
「も、もう大丈夫だ。悪かったな、また迷惑かけちまって」 
「そんなこと、気にしなくていいよ。僕と工具楽君は友達なんだから」 
「ああ・・・そっか、そうだったな・・・」 
「・・・・?」 
工具楽君がやっと落ち着いたと思ったが、まだ、どこか様子がおかしい。 
「どうかしたの?」 
「・・・・・」 
工具楽君は少し考えると、何かを決心したかのように、僕に向き直った。 
「奈良君に聞いて欲しいことがあるんだ」 
その真剣な表情に、思わず姿勢を正してしまう。 
「オレさ、奈良君のこと」 
「え?」 
「・・・・」 
「いや、その・・・・・」 
何故か、歯切れが悪い工具楽君。 
「工具楽君らしくないよ。遠慮なく言ってよ」 
「あ、ああ」 
そして、もう一度向き直る。 
「オレ・・・奈良君のことが、す・・・・」 
ここでさすがに、今、工具楽君が何を言おうとしているのか理解した。 
だが−−− 
「・・・・・やっぱり、オレがこんなことを言う資格はないな」 
悲しそうな表情に変わると、小声で呟く。 
「悪かった、今のことは忘れてくれ」 
工具楽君は勝手に話を終わらせて、僕に背を向けた。
293名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:57:58 ID:Ux6aP930
そんな工具楽君を、僕は後ろから強く抱きしめた。 
「!!」 
工具楽君が驚いて、こっちに振り向こうとする。しかし、強く抱きしめた腕は、首を 
辛うじて動かすのを許しただけだった。 
「な、奈良君・・・」 
その後も、何度か身じろぎをするが、その力は弱く、最後には抵抗することをやめる。 
僕は、穏やかな声で背後から語りかけた。 
「工具楽君。さっき言おうとしていたこと、最後まで言ってくれないかな」 
「え・・・・・・?」 
「工具楽君の気持ちを、僕の中でしっかり受け止めたいんだ。だから、もう一度言って 
欲しい」 
「・・・・・・・」 
僕の言葉に暫く考え込む。今、工具楽君の中では、様々な考え、想いが交錯している 
のだろう。そんな工具楽君の迷いを振り切らせるために、僕は改めて、ギュッ、と抱き 
しめた。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
やがて、工具楽君が口を開く。 
「わかった、最後まで言う」 
その言葉を聞いて、腕の力を緩める。工具楽君は、さっきと同じように僕の方へと向き 
直った。 
「オレ、オレは・・・・奈良君、君のことが−−好きだ」 
工具楽君が真っ直ぐに僕の目を見て言った。それを待ちわびていたように、こちらも 
答える。 
「僕もだよ、工具楽君−−」
294名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:58:43 ID:Ux6aP930
それから僕と工具楽君は、長い間、口づけを交わした。 
二人並んで校庭に座り、一緒に星空を見上げる。 
「まさか、工具楽君とこういうことになるとは思ってもいなかったよ」 
「それはオレだって同じだ。まさか、奈良君とこんなことになるとはな」 
二人して軽く笑い合う。 
「だけど−−−」 
地面に着いた手が、いつの間にか重なり合っていた。 
「奈良君となら、悪くないな」 
「−−工具楽君」 
互いに顔を近づけ、再び口づけを交わす。そして、工具楽君が僕を見つめながら言った。 
「オレたち、いつまでも一緒にいような」 
僕も、工具楽君の気持ちに応えるように見つめ返す。 
「もちろんだよ−−」 
(完)
295名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 21:03:34 ID:tjl2ZsEk
>>1読もうな
296名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 21:09:29 ID:KMdZWupy
1行目見ただけだが
推奨NGワード

ID:Ux6aP930
297名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 21:13:02 ID:oNy3Pyr5
まーまー。
てか801の専用スレってあるの?
前に百合は良くて801はダメだと反発があるとかいう議論があったような。

それでも予告とNGワードがないのはいただけないが。

てか>>290で割り込んでスマソ
でもIDであぼんします
298名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 21:19:18 ID:9JZrqatM
前スレでキーワード書き込んで誘導したんだけどな。
こっち行ってください。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1123055857/
299名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 21:19:42 ID:KMdZWupy
>>297
>前に百合は良くて801はダメだと反発があるとかいう
スレタイ
300名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 21:28:50 ID:60sG0Rt6
奈良って誰?
301名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 21:38:42 ID:betoNf6q
気になるなら該当スレできいてきてくれ。ここで聞くな。
302251:2005/09/04(日) 21:51:11 ID:laU6oVTF
誕生日を祝ってくれた低脳なみんな!ありがとう。

お礼と言っては何だけど、駄文を投下させて頂くよ。

百合未満の義姉妹ものでつ。
303251:2005/09/04(日) 21:53:28 ID:laU6oVTF
ある日の事。場所は工具楽屋社員寮の一室。
國生陽菜は自室を訪れた来客と向かい合っていた。

「どうしたんです、果歩さん?『話がある』って…」

「えっと…その…」

いつになく歯切れが悪い果歩に対し、陽菜は穏やかな笑顔で目の前
の少女の言葉を待っていた。

「…ごめんなさい。」
「えっ?」
「…ひかえ目…ううん、桃子の事…。」

ああ、その事か…と陽菜は思い至った。
果歩が経営が苦しい工具楽屋の為(と、陽菜は思いこまされている)
桃子達を追い出そうと、決算報告書を改竄しようとした件だ。
経理を担当している自分にとっては許せぬ悪戯であり、また自分も
先代の庇護を受けた身としては、桃子の境遇は他人事ではない。
厳しく叱ったのが相当堪えたのであろうか?
304251:2005/09/04(日) 21:54:15 ID:laU6oVTF
陽菜は叱りすぎてしまったかと、気まずい感情が込み上がってくるの
を抑えながら、ゆっくりと口を開いた。

「もうあんな事をしてはダメですよ?それに桃子さんだって…」
「あの娘の事を言うのは、もうやめて!!」

突然果歩が話を遮り、陽菜は思わず目を見開いた。

「…判ってる…あたしが悪いって判ってるんです。でも…」

俯きながら果歩は言葉を搾り出す。

「…あの娘が来てからというもの、お兄ちゃんにべったりだったし、
 それに…陽菜さんにまで…」
「私は別に…」
「だって…陽菜さんだって、あの娘の事ばっかり…」

言い掛けて果歩は途中で言葉に詰まる。
桃子の事で陽菜にジェラシーを感じさせようと躍起になっていたのに、
結果的に自分が嫉妬していた事に気付いたのだ。

「私は桃子さんの事を特別扱いしていませんよ?」
「でも…」

すがる様な目で陽菜を見つめる果歩。
果歩からすれば、陽菜は桃子に肩入れしている様に思えてしまい、
気が気でないのだ。

陽菜は工具楽家を切り盛りしている快活な果歩が、普段とは異なり
萎縮している様子に驚きながらも、ある事に思いついた。
305251:2005/09/04(日) 21:54:49 ID:laU6oVTF
(そう、あの時…)

真芝の第3研を壊滅させるべく、準備をしていたあの日。
果歩は兄の我聞が赴く先が危険な場所である事を知り、
陽菜に兄を連れていかないで、と懇願した…。
兄を想う妹。
それは幼くして母親と死別し、父親の行方が知れない中、妹弟の
面倒を見てきた健気な少女でもあった。

(社長が言っていた…「果歩はオレの前じゃ絶対弱音を吐かなかった。」
って。「いつもより笑って、明るくして…」と。)

しっかり者とは言え、14歳の女の子だ。
自分が同じ立場であったなら、果歩の様に周囲に明るく振舞う事が
出来たであろうか…いや自分には無理だ…。

(そんな果歩さんにとって、社長は心の支え…。桃子さんの事も、お兄さんを
取られてしまう錯覚を覚えて過剰に反応してしまったのでしょうか?)

陽菜は思いを巡らしながら、目の前の少女を見つめる。
果歩は後に続ける言葉もなく、ただ俯いていた。
306251:2005/09/04(日) 21:55:39 ID:laU6oVTF
(果歩さん…)

そんな果歩に愛しさを感じた陽菜は、そっと果歩に両手を差し延べ、
華奢な身体を抱き寄せた。

(あ。あの時と同じ…。)

陽菜は「あの時」と同じ言葉を果歩に掛ける。
「大丈夫ですよ、果歩さん。」と。
突然の事に少し驚いた果歩だったが、陽菜の胸の中で頭を優しく撫でられる
と、気持ちが落ち着いてきた。

(陽菜さんがあの時の様にあたしを抱きしめてくれた…)

果歩は陽菜に甘える事が出来、代え難い安心を実感していた。
陽菜を巡っての事で桃子に差を付けた…というのもあるが、何より自分が
優しさに包まれている事が嬉しかった。
それは、もう感じる事が出来ない母親の温もりの様な…。

「果歩さんには私がついています。何も心配する事はありません。」
「…うん、陽菜さん…」

陽菜は果歩を励まさずにはいられず、つい大きな事を言ってしまったが、
果歩を思いやるその言葉は偽らない本心からのものだった。
307251:2005/09/04(日) 21:56:11 ID:laU6oVTF
「あたし、前から思ってたんです。陽菜さんがお姉さんだったら…って。」
「私が…ですか?」
「でも、陽菜さんに叱られて…あたし、陽菜さんに嫌われたくないから、
 だからちゃんと謝りたくって…」

兄妹がいない陽菜は、日頃から賑やかな工具楽兄妹を羨ましく思っていた
だけに、果歩が自分を姉と慕ってくれる事に悪い気はしない。

「果歩さん…」
「だから…今だけでも言わせて下さい。」
「…?」

果歩は陽菜の背に両手を回し、陽菜の胸に顔を埋めて、照れくさそうに言った。

「…お姉ちゃん。」
「!」
「お姉ちゃんっ、大好きっ!」

甘える事が出来なかった少女は、ようやく「姉」を得ることが出来た。
陽菜は戸惑いながらも優しく「妹」の頭を撫でてやった。

おしまい。
308名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:32:46 ID:JHMTks4b
>>302
蝶低脳!!
309名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:34:12 ID:KMdZWupy
果歩かわええな
GJ!
310名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:55:32 ID:iUcev5kP
このド低脳め!!
抱き締めてやりたいぐらいだ!!
311名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 00:23:49 ID:Ku5ooybe
ええい、エロパロスレの職人は化け物かっ!
この低脳め!部屋の中ゴロゴロ転がっちまったじゃねぇか!
312名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 00:54:54 ID:WfGj6yqt
このド低能がァァァァァァ!!!
313名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 01:54:16 ID:jqXe22Hq
この究極低脳仮面めぇぇぇっ!フォォォォォォッ!
314251:2005/09/05(月) 03:28:46 ID:TcUqSeP0
低脳なみんな!感想ありがとう。
みんなの熱いソウルフルなレスに、先っちょがジュンとしちゃったゼ。

普段はレズ・巨乳・ブレザ−制服・髪下ろしフェチで、
妹・ツインテール属性はなかったのに、GHK結成時から
果歩りん萌えに目覚めてしまってねぇ。
なびくツインテールに後頭部の髪の分け目が決め手だった。
(パジャマ着て髪下ろした時あったよね!)

まぁ、ヲレの性癖はさておき、ジークカイーザー果歩りんらしからぬ、
しおらしいキャラになったのは、49話の影響かな?
好きな話なんで引用させて頂きやした。

同49話の果歩りんを抱き寄せる國生さんのシーンでは、
まず國生さんの手が果歩りんに向かって伸びてるコマがあって、
正に「手を差し延べている」という描写だな、といたく感心した。
今回文章でその辺の描写にチャレンジしたけど、まだまだ
修行不足みたいで恥ずかスイ。

「果」汁100%ジュースでも飲んで果歩りん分を補充してくるね。
315名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 06:48:59 ID:I1y57eBa
2515氏、超ド低能乙!
つーか(果)汁100%って何処まで果てしないんだよ君のピンク脳は!?
再度吃驚したわ!!
あーあ、夜のお仕事明けでいい具合にグッタリまったりしてたのにテンションに火ぃ入っちまったじゃん。
ここは一つ略さずグッジョブと言っとくか。
316名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 13:33:08 ID:NjDZTMvh
>>251
ぐっじょぶだ!危なく職場でごろごろごろごろ
転がっちゃうところじゃないか!

ところで、この一件と、桃子の発言思い合わせて
「しゃ、社長のお嫁さんになるしかない!?」
とかいって部屋でごろごろごろごろ転がる陽菜さんとか
書いてみる気はないか?w
317名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 16:40:49 ID:7Q6fsfnD
研究まとまんなくて凹んでたんだけど、

>部屋でごろごろごろごろ転がる陽菜さんとか

この一文だけでなんかかなりテンションあがってきた ありがとうwwww
318名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:01:36 ID:p2V2Vkxr
我聞が通っている県立御川高校の2年5組の教室はホームルームが終わる頃には 
傾きかけんとする太陽からあふれる西からの陽が容赦なく入ってくる。 
その教室の中に我聞が一人机に向かって課題をこなしている。居残りで宿題をやら 
されるように担任から命じられたのだった。 
我聞「さあて、これで終わりだな・・・。あとはこれを職員室へ持って行って帰るか」 
我聞がそう背伸びをしながら立ち上がろうとしたとき、沢近が教室の中に入って来た。 
我聞「さ、沢近さん?何でここへ?」 
沢近「うふふ。下校の帰りに寄ってみたの。ちょっと工具楽くんの顔が見たくなって」 
我聞「そ、それは嬉しいな・・・。じゃ、一緒に帰る?」 
沢近「もちろん、オッケーだわ。じゃ、私がその課題持っていくからそこに置いといて 
いいわよ。」 
我聞「あ、あぁ・・・」 
沢近が課題を持って教室に出ようとした時、彼女は後ろから手を握られ、ぎゅっと吸い 
寄せられるような感触を感じた・・・
319名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:02:44 ID:p2V2Vkxr
沢近「く、工具楽くん・・・」 
言葉の出ない沢近。その沢近の耳で我聞はささやく。 
我聞「君と知り合ってからずっと君のことが気になってた。もう我慢できない、君だけしか 
見えないんだ・・・」 
そう言って我聞は沢近を隣の机の上に押し倒した。 
沢近「あっ、あっ・・・工具楽・・くん・・・や、やめ・・・」 
我聞は沢近の唇を奪った。舌を入れようとするがなかなか口を開こうとしない。 
我聞の心の中の悪魔がささやいた。 
我聞「愛理、オレの目がウソをついてるように見えるか。一緒に気持ちよくなっちゃおうぜ、 
ほら」 
我聞のささやきを聞いた沢近は彼の目を見た。沢近の目はみるみる溶けていき、我聞の 
抱擁に溺れていく・・・ 
沢近の中の悪魔がささやく。 
沢近「神様、私の舌を入れさせて・・・」
320名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:03:19 ID:p2V2Vkxr
沢近の舌と我聞の舌がねっとりとからみつく。 
我聞の口はゆっくりと全身を舐め回しながら沢近の恥部へと近づく。 
我聞「もっと気持ちよくなることしてあげようか?」 
我聞の心に棲む悪魔がささやく。沢近は我聞の思いもしない一面に気を取り戻そうとした 
がすぐに貪欲な性が沢近の心と体を覆い尽くした。 
沢近「うん。もっと気持ちいいことしたいの・・・」 
そういう沢近の声を聴くと我聞は彼女のクリトリスにむしゃぶりついた。 
沢近は今にも叫び出てきそうな喘ぎ声を抑えるために自分の手の甲の裏を噛んで必死に 
叫びを抑えていた。 
沢近「くっ、くっ・・・き、気持ちいい・・・か、からだがはちきれちゃいそう・・・」 

興奮する沢近。そんな沢近の耳元で我聞はささやく。 
我聞「もっとエッチになりたい?どうなの?」 
沢近「あっ、あっ・・・う、うん・・・」 
我聞「じゃあ『我聞のカタイおちんちんねじ込んで』って言って」 
沢近「ま、我聞の・・・あっ、あっ!」 
我聞「どうしたの?もっとはっきり言わないとダメじゃないか〜」 
そう言って沢近の尻をスパンキングする我聞 
沢近「あっ!あっ!・・・か、カタイおちんちん、あっ!・・・」 
我聞「『ねじ込んで』は?」 
沢近「あ、あっ・・・ねじ込んでください!」
321名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:03:58 ID:p2V2Vkxr
我聞の肉棒が沢近の恥部にゆっくりと挿入される。 
沢近「く、くぅ・・・」 
我聞は締まりのいい沢近の恥部の感触にまた肉棒を硬直させた。 
その感触は沢近にも伝わってくる。 
沢近「あ、く、工具楽くんの・・・あ、あそこがビクンビクンいってる!」 
我聞は感情を隠せない自分の肉棒に恥ずかしがって少し顔を赤らめた。そしてゆっくりと 
ピストン運動を始めた。 
沢近は喘ぎ声が漏れるのをを抑えるために自分のハンカチを口に押し込んでいた。 
沢近「あっ、あっ・・・は、恥ずかしい!」 
そういって顔を手で覆う沢近。我聞はその手を握って言う。 
我聞「もっと気持ちよくなりたい?」 
沢近は喘ぎながら首を縦に振った。 
我聞「じゃあ、お尻をだして四つん這いになって」 
沢近は体の芯から伝わってきた振動で朦朧とした意識の中で我聞の言われるままに 
なった。 
沢近の口の中から快楽の神様が声を出す。 
沢近「は、早く!工具楽くんの熱くて太くてカタイおちんちんで私の芯を突っついて!」 
しかし、我聞はそんな沢近をじらす。恥部に指を入れながら沢近の耳元でささやく我聞。 
沢近の恥部の周りは白い粘っこい液体がまとわりついている。 
我聞「じゃあ、『私のクリトリスをめちゃくちゃにして』っていってごらん」 
沢近は我聞の耳元でささやく。 
沢近「わ、私の・・・」 
我聞「早くしないとまたグチョグチョになっちゃうよぉ〜」 
我聞はそういって恥部に挿入した中指を動かした。喘ぎ声を消そうと沢近は必死でハン 
カチを噛む。 
沢近「わ、わたしの・・・クリトリスをめちゃくちゃに・・・めちゃくちゃにして!」 
我聞は立ち上がって沢近の後ろから硬直した肉棒を挿入する。そしてゆっくりとピストン。 
沢近「は、はうっ!・・・も、もっとはげしくていいよぉ!激しくして!」 
そういうと我聞のピストンは激しさを増した。我聞まで顔がゆがんできた。
322名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:04:50 ID:p2V2Vkxr
我聞「あっ、あっ・・・オ、オレもいきそうだよ。愛理・・・どこに出して欲しい?」 
沢近は喘ぎ声で答えることも出来ない。 
我聞「愛理・・・口で、口で受け止めて!」 
沢近「あっ、あっ・・・!」 
沢近は朦朧とする意識のまま、首を縦に振った。 
我聞「あ、いっちゃう!いっちゃうぞ〜、あっ!」 
我聞はそれと同時に自分の肉棒を沢近の口元に持っていった。 
おもむろに我聞の肉棒をむしゃぶる沢近。 
我聞の白い精液を沢近は吐くこともなく、朦朧としながら呑み込んで答えた。 
沢近「工具楽くんのって・・・濃いね」 
沢近のこの言葉で我聞は我に帰った。 
我聞は顔を赤らめながらズボンを履いていった。 
我聞「か、課題は出したんだっけ?オレが出しにいってくるよ」 
沢近も我聞の言葉で我に帰って急いで服を着た。我聞の目を見て沢近は微笑んだ。 
沢近は課題をとる我聞の手をつかんで耳元でささやいた。 
沢近「工具楽くんってすごいのね。気持ちよかった♪」 
我聞は顔を赤らめながらいった。 
我聞「職員室に行ってきます・・・」
323名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:09:50 ID:JUXCD4g2
>>318-322
お前は低脳ですらない。
>>1を百回音読してから帰れ無能。
324名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:35:42 ID:b+zE4kGZ
>>285-294(除く>>290
>>318-322

これと前スレの我聞×斗馬は週刊少年漫画板のスレ初期に張られていた荒らしだと思うんだが
325名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:36:05 ID:r3C/XRYl
沢●とか●良はNGワードに登録で良いんじゃないか?
まぁ、後者は余り地名として使われるとやばいが
326名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:55:26 ID:9Twyx4+Y
普通に六商だろ
327名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 20:17:49 ID:pYAb8tEs
>>323-327
まぁ読まずにIDをNGに入れとけばいいさ
328508:2005/09/05(月) 20:35:05 ID:favhVwPy
316で>>251に提案したのはいいものの、何かが暴走し始めたんで自分で書いてしまった。
陽菜さんのモノローグ。
329508:2005/09/05(月) 20:36:17 ID:favhVwPy
「ふぅ…」
お風呂上り。髪を拭き終えて、そのままベッドに倒れこんだ。
冷えたシーツがお風呂でほてった体を冷ましてくれる。気持ちいい。
ふと、今日のことを思い出す。

「私が…お嫁さん。社長の…お嫁さん。私が…社長の…お嫁さん。」

…かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…
せっかくクールダウンしてきたところなのに体が熱い。…コレはお風呂のせいじゃないな。
なぜか身体を動かさずに入られなくなってごろごろごろごろベッドの上で転げまわる。

冷静に。冷静に…私は秘書。社長の秘書なんだから。

…状況を整理しよう。

1.工具楽我聞。私たちの社長であり、私のクラスメイトでもあり、私の恩人である先代の
  息子さんでもある。
2.桃子さんは、私のことを「嫁候補」と勘違いした。
3.私は社長のことをどう思っているのか
4.私は社長のことを、私たちの社長であり、私のクラスメイトでもあり、私の恩人である
  先代の息子さんだと思っている。

「そう!社長は社長で私はその秘書です!」
ぎゅっ
思わず両手で握りこぶし&声が出る。

5.では、社長のことを私はどう思っているのか?
6.すきかきらいか。きらいではない。それは確実。

では…好き?
「すっ…好きっだなんて…」
…かぁぁぁぁぁぁっとまた顔が熱くなるのを感じる。
又もごろごろごろごろベッドの上で転げまわった。

いけない。冷静になって考えなければ…
「すーはーすーはー…」
深呼吸してみる。…我ながらオーバーアクションだ。これではまるでしゃちょ…
…かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…ごろごろごろごろ

…いや、社長は関係ないから。
頭の中に浮かんだ安全メットを頭の中で弾き飛ばす。
330508:2005/09/05(月) 20:37:15 ID:favhVwPy
「えーと。」
そうだ。好きか、嫌いかだ。うん。
悪い人ではない。それは確か。
でも私の趣味とも違う。きっと違う。
…確かに誰かとお付き合いなんてしたことはない。仕事も忙しいし。
でも卓球部に入ってから、今まで仕事を理由にそういうことを避けていただけのような気も
してきている。

私のタイプは…えーと。
責任感があって、体が丈夫で、決断力があって、頼りがいがあって、笑顔が素敵で、
優しくて、私を包み込んでくれるような人間としての大きさがあって、思いやりがあって、
そう!先代みたいな感じの人!

といっても、先代はどちらかというとお父さんみたいな感じ。恋愛対象というのではない。
…私はファザコンなんだろうか。少なくともその気はある気はする…

 …ともかく、先代と同じレベルを同世代の求めるのは酷だ。現実的ではないだろう。
でも、先代の8割でも揃っていれば好きになってしまうかもしれない。
それに先代みたいにどこかにいってしまうのもいやだ…近くにいて欲しい。ずっと。

うん。これが私の理想のタイプだ。きっと。

その点社長ときたら…
確かに責任感はある、体も丈夫だ。笑顔が素敵ではあると思う。優しくもある。
でも、私の理想には遠く及ばないはずだ。決断力はあるけど間違ってることが多いし、
思いやりがどこかに暴走することも多いし、そういうところはいまいち頼りがいがない。
 でも、とっさに見せる決断は、たまに、私の予測を超えるほど正しい。
そういうときの社長は、とても大きい。私やご家族の皆さんや社員、場合によっては敵対
する相手でさえも包み込んでしまう。

私も家族の一員だっていってくれたときは嬉しかったなぁ…

いつの間にか社長のまっすぐな目、温かい笑みを思い出していた。

…かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…じたばたじたばた…

…冷静に。冷静に。
…とにかく、桃子さんにも言ったことだけど、日常のだらしなさを考えても、気持ちだけで
動けて、しかもまっすぐなところが社長のいいところだ。細かいところは私が一緒にいればいい。
いい加減なところがずっと続くというなら、私がずっとフォローすればいいんだ。
ずっと?一緒?

…かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…ごろごろごろごろ…
331508:2005/09/05(月) 20:38:02 ID:favhVwPy
…ふぅぅぅぅぅ…
大きく深呼吸…
…総合的に考えて、社長は、先代並ではないにしろ、そうなる可能性は十分。
つまり彼は私の理想のタイプに近いといえる。

…彼?理想のタイプ?
…かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…じたばたじたばた…

…えーと。単純に考えよう。
社長は社長。私はその秘書。それだけ。それだけの関係だ。
いわば私は女房役なんだから。

…女房?
…かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…ごろごろごろごろごろごろごろどたんっ

…痛い…

 ベッドから落ちた時にうった頭を抑えながら立ち上がり、ついでに電気を消してベッドに入る。
何か考えれば考えるほどドツボに入っている気がする。今日はもう寝ることにしよう。
こんなことで明日は本当に社長と普通にしゃべれるのだろうか…

暗闇で布団に抱きつくように寝ていると、誰かに抱きしめられている時のような安心感を覚えた。
…おやすみなさい…社長…
332508:2005/09/05(月) 20:39:12 ID:favhVwPy
以上投入完了。
勢いで書いてしまった。ほとんど見直してない。ごめん。
でもどうにもとまらない〜

じたばたじたばたごろごろごろごろ
333名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 20:41:32 ID:3VBeSKRm
>>328
ありがとう低脳、いやむしろ蝶低脳!!!
334名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:19:25 ID:aQ/2qVvW
>>329-331
サンデー読んでる時と同じくらいニヤニヤしちまったじゃねぇか!
どうしてくれるこの低脳め!
335名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:23:47 ID:7Q6fsfnD
テラモエスwwwwwwwwwww
俺もじたばた
   _, ,_            
  (`Д´ ∩ < フォォォォォォ
  ⊂   (          
   ヽ∩ つ  じたばた  
     〃〃        
                
336名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:29:03 ID:rVyPsj56
>>329-331
この超低脳めぇぇぇぇ!!
ありがとう!ありがとう!

でもちょっとツッコミね
>私のクラスメイトでもあり
クラスは隣同士なんだわ、これが
揚げ足取りスマン
337508:2005/09/05(月) 21:30:39 ID:favhVwPy
>>336
………(単行本読み直し中)

………(整理中)

ぐわああああああああ

じたばたじたばた
338名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:33:08 ID:WfGj6yqt
遺体の名前  >>337
死亡時刻   9/5 21:30
死因      鼻からの大量の出血による、血液不足

まあ何が言いたいかっつーとな、

こんのド低能がァアァァァァァアァァアァ!!!!!!!
339名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:33:52 ID:WfGj6yqt
レスずれたぜヒィヤッハァー!
>>338な。
340名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:51:04 ID:avLeGhFc
>>329-331
フゥゥゥゥゥフゥゥゥゥゥゥ!!!思わずゴロゴロジタバタしてしまったぜ低脳!
ぬいぐるみを抱き締めて顔真っ赤にしてそうな國生さんはとても萌えると思います!!
341名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 23:22:02 ID:30dVYoaI
國生さん

r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。A。)
342名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 23:53:37 ID:sk5+8OOv
ああもう
低脳ばっかで眠れん

つーか奈●とか沢●って誰よ?
343名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 00:37:30 ID:T9cM5h9P
なんて素敵な低能なんだ…
344松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:37:31 ID:9TKwb5V4
 −『幸福論』−


……困りました……

もう何度目か分からないため息と共に、私はまた同じ思考を頭の中で呟く。
その度に酔った頭が割れるように痛むが、今はそんなことを気にしている余裕はまったく無くて。
私は痛む頭を押さえつけるかのように、ぼりぼりと後頭部を掻きむしる。

……なんで、こうなったんでしょう……

また、大きなため息をつく。
そして私は、視線をわずかに横にずらす。
そこにいるのは……

「うぅ…、ぐすっ…、ひっく…」

涙で頬を濡らし、堪えきれずに嗚咽を漏らす女性の姿。
衣服は乱れ、微かに覗く白い肌が目に眩しい。
私はもう一度、今度は先ほどよりも大きいため息をつく。

元はといえば、優さんの一言から始まったんですよねぇ――


345松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:38:15 ID:9TKwb5V4
   ***

『それでは辻原君の旅の無事を願って、酒盛りといきますかー!』

真芝グループに直接乗り込む為に、工具楽屋に退職届を申請したその日。
人知れず去るつもりの私でしたが、運悪く……いや運良くなのか、会社に泊まりこんでいた優さんに見つかってしまった。
結局、優さんの説得もあり、私は退職ではなく長期休暇扱いとして工具楽屋を離れる事になったのです。

……それで終わっていれば、爽やかな別れになったのでしょうが……
勿論、そんな訳はなく、上記の台詞に繋がるという訳ですが。

『さすがに昼から酒盛りするわけにはいかないしねー。夜に工具楽屋事務所に集合ね』

仕事場で飲むのはいいんですか? とは、これまた勿論言える訳もなく、苦笑しながら頷く私。
そして、社長達が帰ったのを見計らい、夜分遅くに戻ってきたというわけだったんですが……

『……何故、かなえさんがいるんですか?』
『いえ、私にも何がなんだか…』

優さんの隣にいたのは『こわしや』の一人、静馬かなえ。
何故か巫女服のまま、かなえさんはそわそわと落ち着かない様子でソファーに腰を下ろしている。

『いやー、仕事でこっちに来てるって聞いてさー。まあ、飲むなら沢山いたほうがいいでしょ』

あっけらかんと言い放つ、優さん。
そして、何処から取り出したのか分からない量の酒が、テーブルの上に並べられる。

『あの……これは何の飲み会なのですか?』

説明してないんですか、優さん……
私はこれまでの経緯を説明する事に、少しだけ嫌な予感を覚えた。

――そして、私の予感は現実の事となる。

『納得、いきまふぇん!』

酒に酔い、呂律の回らない舌で、かなえさんは私に食って掛かる。

『あなたはいつもそうなんれす! 大事な事は人に言わないで、自分だけで何とかひようとひて!』

そのまま、私の首を絞めるようにネクタイを力いっぱい引っ張る。
かなえさん、酒癖悪かったんですね……
目の前には、テーブルいっぱいに散乱したビール、チューハイ、カクテル等の空き缶と、ワイン、日本酒の空瓶。
……コレだけ飲めば、こうなるのも納得ですが。
346松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:38:51 ID:9TKwb5V4

『聞いてるんれすか!?』

はいはい、聞いてますよ。
私は曖昧な笑みを浮かべたまま、頷く。
ちなみに優さんは、とっくの昔に事務所から退散している。

『後は若い者に任せて、年寄りは退散しますかねぇ』

いや、あなた私より年下のはずなんですが。
気を利かせたのか、それとも嫌がらせなのか。
結局、かなえさんの愚痴は私一人に向けられる事となる。

……それにしても……

私はちらりと、かなえさんを覗き見る。
かなえさんは身を乗り出すような形で、ソファーの上に腰掛けている。
先ほどと変わらぬ巫女服姿。しかし、酒によって暴れたせいでその服装は乱れていた。
袴からはすらりとした足が堂々と覗いているが、かなえさんはそれを気にする様子も無い。
襟元もまったく合っておらず、今にも肩からずり落ちそうだ。
そして、その開いた襟元からは、肩から胸の谷間にかけて、白い素肌が無防備に晒されている。
私は、慌てて視線を外す。
まったく、この人は自分がどれだけ魅力的なのか、気付いて無いんでしょうか?
身長がありスタイルも良い、理想的なモデル体型。長くて美しい黒髪に、透き通る様な白い素肌。
凛々しい目元に整った鼻筋。そして強い意志を感じさせる、唇。
そんな女性が、目の前ではしたない格好でいられたら、そりゃ目のやり場にも困りますよ。
しかも、酒に酔って紅潮した頬が、いつも以上に艶っぽい色気を醸し出しているし……
いや、まあ、嬉しいんですけどね。

……嬉しい、か。

私は自分のその思考に、少しだけ驚き、そしてため息を漏らす。
……どうやら、私も酔ってしまったようです。
そろそろ切り上げないと、明日の出発に差し支えそうですね。

『そろそろお開きにしましょう。かなえさんも明日帰るんでしょう?」

そう言うと、私はソファーから立ち上がる。
まだ何か喚いているかなえさんを無視して、テーブルの上の空き缶を片付け始める。

 『あー、それ、まだ飲んで無いれす!』

まだ中身の入っている缶ビールを持ち上げた瞬間、かなえさんはそう言って立ち上がる。
そのまま、私の手から缶を奪おうとするが、酔っている身体はその急な動きについていけない。

『…え!?』
『危ない!』

かなえさんの身体はバランスを失い、私の方へと倒れこんでくる。
私は手に持った缶を投げ出し、咄嗟にかなえさんを支える。
……一応、弁護しておきますと、かなえさんの体重が重かったわけではないですよ。
ただ、私も結構酔っていたということで……
いつもなら苦も無く受け止められたはずの重さでも、その時の私はバランスを崩してしまった。
347松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:41:24 ID:9TKwb5V4
――結果として。

私とかなえさんは、絡まるようにソファーの上へと倒れこんでしまう。
しかも、仰向けに倒れている私の上に、かなえさんが馬乗りになるような形で。

『イタタ…大丈夫ですか? かなえ、さ……』

私は身体を起こそうと、閉じていた目を開ける。
次の瞬間、私の目に飛び込んできたのは、たわわに実る二つの果実……うーん、我ながら安っぽい表現ですね。やっぱり、酔っている様です……じゃ、なくて!
な、なんでブラジャーつけて無いんですか! ……あ、和服って下着つけないんでしたっけ。
ん? つまり下もつけてない……って、考えるのはそこじゃない!
私は慌てて目を閉じる。

『す、すいません、辻原さん。何処かぶつけましらか?』

呂律の回らない口調のまま、心配そうに声をかけてくるかなえさん。
いや、私の心配の前に、その格好に気付いてください!
私はぎゅっと目を瞑ったまま、かなえさんに応える。

『わ、私は大丈夫ですけど、あの、その、かなえさんの格好が……』
『え………きゃ、きゃぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁ!」

絹を裂くような悲鳴、とは、きっとこういうのを言うんでしょうね。
かなえさんは私の頭を超えて飛びのくと、ソファーの背中側に身を隠してしまう。
その時の私は、(ああ、かなえさんは悲鳴すらも和風なんですね)などと言う、どうでもいい事を考えていた。

『み、見まひた…?』

ソファーの影にうずくまったまま、かなえさんは小さな声で聞いてくる。

『い、いえ、見てませんよ』
『ほ、本当れすか?』
『本当です』
『……じゃあ、なんでそんなにひっかり目を瞑っているんれすか?』
『…………』
『何で黙るんれすか! やっぱり見てたんれしょう!?』
『み、見てませんよ……じっくりとは』
『見てるじゃないれすかぁ!』

ソファーに……というより、ソファーに倒れている私に向けて、ぽかぽかと拳を叩きつけている感触が、背中に微かな振動となって伝わってくる。

『もう、お嫁にいけない〜!』

ソファーを叩きながら、泣き声で叫ぶかなえさん。
なんか、すごい錯乱してますよ。あの、かなえさんが。
私は無駄だと思いつつも、何とかフォローしようと試みる。

『だ、大丈夫ですよ。かなえさんならいっぱい貰い手がいますから』
『な、慰めなんていりません〜!』
『慰めじゃないです。かなえさんは美人なんですから、大丈夫ですって』
『び、美人!? わ、私が!?』

うわ、この人、自分が美人って気付いてなかったんですか!?
なんて、勿体無い……人生、損してますね、きっと。
……と、今はそんな事を心配する時じゃない。
どうやら、呂律もちゃんとしてきた様ですし、大分落ち着いてきたようですね。
私は、最後の詰めとばかりに、言葉を放つ。

『それに、あんな胸見られた位でお嫁に行けなくなるなんて、今時ありませんよ』
『………あんな、胸?』
348松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:42:14 ID:9TKwb5V4
……おや? なんか、一気に場の空気が冷めたんですけど。

『……あんな胸って、どういう事ですか?』
『え、あ、べ、別に深い意味は……』
『私の胸には何の意味も無いって事ですか!?』

台詞と共に、かなえさんは勢いよく立ち上がる。

『そ、そんな事言ってません!』
『今言ったじゃないですか! あんな胸って!』
『言葉のあやです!』
『あー、そーですよー! 私には魅力なんてありませんよ!』
『人の話、聞いてください!』
『どーせ魅力無いんだから、こんな事しても平気です!』

よく分からない台詞を吐き捨てると、かなえさんは襟に手をかけて、一気に引き下げた。
ボリュームのある胸が、私の目の前でぷるんと震える。

『な、何するんですか!』
『どーせ、あんな胸、ですから、隠す意味なんてありませんし!』
『酔っ払い過ぎですよ、かなえさん!』
『酔って無ーい!』

そう言うと、上半身裸のまま、私に抱きついてくるかなえさん。

『全力で酔ってるじゃないですか!』
『聞こえませーん!』

なんか、性格まで変わってますよ、この人!
だれだ、こんなになるまで飲ませた人は!?
あ、私と優さんか。

『ちょ、ちょっとかなえさん。洒落になりませんから離れてください!』
『洒落にならないって、例えば?』

とろんとした目で、悪戯っぽい笑みを浮かべるかなえさん。
あなた、絶対分かってるでしょ!
私は顔を背けて、かなえさんの姿を見ないようにする。

『女性なんだから、もっとおしとやかにですね……』
『そういう辻原さんこそ、男性なのに全然興味ないみたいですけど?』

興味はあるんですけど、あなたがシラフに戻った時が恐いってのが本音です!
……さすがにこれは言えませんけど。

『……やっぱり、私、魅力ないんですかね?』

かなえさんは、少しだけ沈んだ声でそう呟く。

『そ、そんな事は……』
『うそ。だって辻原さん、私から逃げてるじゃないですか』
『そ、それは……』

ですから、こわしやであるあなたに手をだす度胸なんて、私にはありませんから!

『……もしかして、辻原さん……』

お? やっと気付いてくれましたか?
349松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:42:56 ID:9TKwb5V4

『実はホモですね?』
『違います!』

なんでそう言う思考にたどり着くんですか! 私は至ってノーマルです!
あー、もう! 誰か、この酔っ払いをどうにかしてください!
つーか、優さん。やっぱり嫌がらせでしょ、コレ!

『ホモじゃないという事は……ははぁ』
『な、何ですか?』

かなえさんは、怪しい笑みを浮かべて告げる。

『辻原さん、実は勃ちませんね?』
『絶対、違います!』
『ムキになる所が怪しいです』
『男の大事な部分を否定されたら、誰だってムキになります!』
『どーですかねぇ? あ、もしかして童貞ですか? 初めてだと勃たないことが多いと言いますし…
 なるほど、それなら納得です』
『勝手に納得しないでください!』
『なんなら、お姉さんが優しくオ・シ・エ・テ・あげますよ?』
『あなた、私より年下でしょうが!』

慌てる私を見て、けらけらと笑うかなえさん。
あー、もう、頭来た! どうなっても知りませんよ!
私は抱きついているかなえさんを、ソファーへと押し付ける。
実際、私のソコは、かなえさんの胸を見たときからずっと興奮状態だった。
そして、この状況。
酔っ払って、理性が弱っている私が、我慢できるはずも無かった。

『きゃっ!……な、何するんですか!?』
『何って、ナニするに決まっているでしょう』
『な、なんか、意味が違う気が! って、何、脱がしてるんですか!』
『もう半裸の人が何言ってるんですか。それに、先に迫ってきたのはそっちですよ? 
 今更、何を恥ずかしがってるんですか』
『は、恥ずかしいとかじゃなくてですね…ちょ、ちょっと待って! 
 冗談です、冗談……そ、そんなとこ触らないでください!』
『じゃあ、舐めます』
『舐めるのもダメぇ! って、あ、ちょっと、うそ、え、あ、あぁぁぁぁぁ!』
350松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:43:28 ID:9TKwb5V4
   ***

――と、まあ、売り言葉に買い言葉ってヤツでして、結局……致してしまいました。
それだけなら一夜限りの過ちということで、お互いに忘れるって事もできたかもしれませんが…
私はちらりと下を見る。
乱れた巫女服の服から覗く白い肌と、ソファーのシーツの白が、そこに存在する紅い雫の痕をより鮮明に浮かび上がらせる。

……まさか、処女でしたとは……

確かに巫女は処女でなければいけないとは言いますが、かなえさんはもう23歳。
加えて、あの誘い方から処女だなんて気付くはずも無いじゃないですか!
行為の後で血に気付いた時は、タマシイ抜けかけましたよ。本気で。
慌てて謝りましたけど、もう後の祭り。
もう、ボロボロ泣き出して、今に至るというわけです。
確かに行為の最中、ちょっとキツイなとか思いましたけど。思い返してみると、確かに膜の抵抗らしきものもあった気がしますが。
けど、頭にきていた私はまったく気にしないで腰振りまくってたわけで……
まったく声を出さないのは、怒ってるからだと思ってましたが……痛みでそれどころじゃなかったんですねぇ。
初めてなのに、悪いことしてしまいました……
私はもう一度ため息をつく。
さすがに、酒の所為にはできませんよねぇ……男として。
こういうときは、もう誠心誠意、謝るしかないですね……許してくれるとは思いませんが。

「……あー、そのー、かなえさん?」
「うっく…、スン…、うぅ…」
「あのー、そろそろ泣き止んでくれると、私としても嬉しかったりするのですが……」
「ひっく…うく…ぐすっ…」
「えーと……ごめんなさい」
「……せん」
「はい?」
「絶対、許しません」

やっと、口きいてくれたと思ったら、それですか……いや、まあ、予想通りだったんですけど。
しかし、どーしましょうか、この状況。
この調子だと、しばらく許してくれそうにないですし……最悪、一生許してもらえない気もします……
まあ、なんとか泣き止んでくれたので、一歩前進と言うところですか。

「あの……私が悪かったのは謝りますから、そろそろ機嫌直してくださいよ」
「………」
「ごめんなさい、私が悪かったです。頼むから、機嫌直してください」

私は地面にこすり付ける位に、頭を下げる。
微かな衣擦れの音。
その音に視線を上げると、かなえさんが涙目でこちらを睨んでいた。
351松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:44:19 ID:9TKwb5V4

「……初めてだったんですよ」
「……ごめんなさい」
「……凄い痛かったんですよ」
「……ごめんなさい」
「……凄い恐かったんですよ」
「……ごめんなさい」
「……なのに、辻原さんは気持ちよさそうでした」
「最高でした」
「………」
「いたっ!」

ぐ、ぐーで殴りましたよ、この人!
父さんにも殴られた事無かったのに!
あ、す、すいません。謝りますから水糸使うのやめて下さい!
マジ死にますから!

「……絶対、許しません!」

ぷい、とそっぽを向くかなえさん。
うあ、一歩進んで十歩ほど下がった気がします。
……全部、自業自得ですけど。
私はため息をつきながら、言葉を作る。

「謝って許されるとは思いませんけど、せめて機嫌直してくださいよ……こんな状態のまま別れるのは、お互いにイヤでしょう?」

そういえば、これって私の送別会だったんですよね……このままだと、最悪の別れになりそうですが。
かなえさんはしばらく考えたあと、私を睨みながら言葉を放つ。

「……そうですね……私の言うことを聞いてくれたら、許してあげます」
「う……いろいろ嫌な予感がしますが、いいでしょう」
「先に言っておきますけど、『聞いただけ』ってのはナシですよ」
「そ、そんなことするわけないじゃないですか、ハッハッハ」
「こういう時はわかりやすい人ですね……まあ、そう言ったからにはちゃんと聞いてもらいますよ」
「……分かりました。で、何が望みなんです?」

まあ、あれほどの事をしたのですから、何を言われても文句は言いませんけどね。
さすがに『死んでください』と言われたら、ダッシュで逃げますけど。

「…………ください」

えーと、出口の場所はあそこですか。

「……行かないでください」
「……は?」
「行かないでください……ずっと、ここに居てください!」

いつの間にか、かなえさんの目にはまた涙が溢れていた。

「大体、我聞くん達はどうするんですか! 我也さんがいなくなって、あなたもいなくなれば、誰が彼を支えるんですか!」
352松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:45:02 ID:9TKwb5V4

涙に濡れた目で私を睨みながら、かなえさんは言葉を放つ。
その必死な目に、私は正直な言葉を返す。

「社長ならもう大丈夫ですよ。私がいなくても、立派にこわしやとしてやって行けます」
「で、でも……」
「それに、社長の周りには信頼できる仲間がいますからね。陽菜くんに、優さん、中之井さん。勿論……かなえさんもいる」

私はかなえさんの目を、真正面から覗き込む。

「社長の事、よろしくお願いします」

そして、深々と頭を下げる。
そんな私を見て、かなえさんは何かを言おうと口を開くが、言葉は出てこない。
パクパクと口を動かしただけで、出てきたのは深いため息だった。

「……あなたはいつもそうです」

かなえさんは、泣き腫らして真っ赤になった目で、上目遣いにこちらを睨む。

「大事な事は人に言わないで、自分だけで何とかしようとして……」

ぎゅっと唇を噛み締める、かなえさん。

「少しくらい頼ってくれてもいいじゃないですか! 残される方の身にもなって下さい!」

そしてかなえさんは俯くと、また嗚咽を漏らし始める。
その姿は、いつものかなえさんとは違い、酷く頼りない。
だけど、そんなかなえさんを、私は心から愛しいと思った。

「……泣かないでください」

私は泣いているかなえさんに近づくと、そっと抱きしめた。

「心配かけたくないんですよ。社長にも……そして、あなたにも」

自分の胸元にかなえさんの頭を抱え、優しく撫でる。
細く綺麗な髪が指に心地良く絡まり、その感触を確かめるように何度も撫で続ける。

「だから……泣かないでください」

やがて落ち着いてきたのか、次第に泣き声は小さくなっていく。

「……子ども扱い…しないでください……」

泣き腫らして真っ赤になった目で、私の腕の中から見上げるかなえさん。
少し勿体無く思いながらも、私はかなえさんのの頭から手を離した。
353松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:45:33 ID:9TKwb5V4

「……あなたは、思い違いをしています」

私の腕の中から抜け出すと、かなえさんは私から目を逸らして呟く。

「私の言っていることが、ただのわがままだっていうのは自分でも分かっているんです! 
 あなたが何も言わない事も、私達に心配をかけないためだっていうのも分かってます!」
「かなえ、さん……!?」
「だけど、それでも言いたいんです! 言わなきゃ分からない事だってあるんです! 私は……私は……」

そう言うと、かなえさんは私の胸の中に飛び込んでくる。
ぎゅっとシャツを掴み、そして私の唇を強引に奪う。

「私は、あなたが、好きなんです……」

かなえさんは、唇を離して、呟く。
涙に濡れた瞳が、私の瞳を捉えて離さない。

「……すいません、気付かなくて」

他に言いたい事はあったけれど、その時に言えたのはこの一言だけだった。
もっと気の利いたことを言えれば良かったんですけど、今の私にはこれが精一杯。
かなえさんはそんな私を見て、少しだけ頬を膨らませる。

「あ、謝らないでください……あなたはあの時も……」
「あの時?」
「え、あ、その……あなたに……抱かれた後の事です……」
「……いや、あれは普通、謝ると思うんですけど……」
「それこそ思い違いです! 女性にとって、好きな相手に抱かれた後に謝られるのは、屈辱以外の何者でもないんです!」
「……そうなんですか?」
「そうなんです! そ、それなのに、あなたはいきなり『すいません』って……」
「え、じゃ、じゃあ、あの時泣き出したのは私に抱かれたのが嫌だったんじゃなくて……」
「あなたに謝られたのが、悔しかったんです! 私はあなたに抱かれて……う、嬉しかったのに……」

――この時、私の頭の中で何かがはじけたのが分かった。
色々な事が一気に起こって、頭がパンク状態になりかけてましたが、それでも一つ、はっきりと分かったことがあります。

「どうやら……思い違いをしていたのはお互い様の様です」
「え…?」

……いえ、実はとっくの昔から分かってたんですけどね。

「心配かけたくない……その通りです。でも、それだけじゃありません」
「な、何を……?」

本当は、ずっと黙ってるつもりだったんですけど……
354松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:48:41 ID:9TKwb5V4
「私も、かなえさんの事が、好きです」

そして、今度は私からかなえさんの唇を奪う。
ああ、とうとう言っちゃいましたよ。未熟ですね、私も。

「辻原、さん……」

かなえさんは驚いた表情でこちらを見ていた。顔を真っ赤にして、潤んだ瞳をこちらに向けている。
……多分、私の顔も真っ赤になってるでしょうね。
私は恥ずかしさを隠すかのように、そっとかなえさんを抱きしめる。

「いらない心配をかけさせてしまったようですね」
「わ、私こそ、勝手な事言って……」
「……好きですよ、かなえさん」
「……私もです」

そして、二人とも笑いあう。

「ああ、そういえば……」

私はふと、思い出す。

「結局、お願い聞いてないですね。他に何かありますか?」
「え…あ……そのぉ……ある事はあるんですけど……」
「? 何か、急に歯切れ悪くなりましたね。そんなに言いにくい事なんですか?」
「あー、その、もう一度……」
「もう一度?」
「今度は優しく……」
「優しく?」
「抱いて欲しい……かも」
「……」
「……」
「……」
「なにか、リアクションしてください!」
「あ、すいません。ちょっと思考停止してたもので……えーと、本気ですか?」
「冗談でこんなこと言いません!」

かなえさんは真っ赤な顔のまま、頬を膨らませてそっぽを向く。
いつものかなえさんとのギャップに、私はもう今すぐに押し倒してしまいたいという欲求がムクムクと頭をもたげてくる。
だが、しかし。このまま押し倒して、かなえさんの要求を聞くのもいいですが、ここはもっと焦らしてみるのもいいかもしれませんね。
だいたい、こんなかなえさんの姿を見れるのは、もうないかもしれないですし。

「あー、えーと、よく聞こえなかったのでもう一度、大きな声で言ってくれますか?」
「なっ!」
「あと、人に頼むときはちゃんと言い方がありますよね?」
「う……、あ、あなたって人は……」
「で、何して欲しいんですか?」
「わ、私を………さい」
「聞こえませんよ」

我ながら、アホなことしてますね。好きな子をわざといじめている子供の気分がちょっと分かりましたよ。
かなえさんは上目遣いで私を恨めしそうに睨むが、やがて観念したのか、目をぎゅっと瞑って声を絞り出す。

「私を……抱いてください……」

そして私は、かなえさんを優しく抱きしめた。
どうやら、戻ってくる場所が増えてしまったようです。

「ちゃんと、責任取りますよ」
「バカ……」
355松雪 ◆EBmiO0Ld5. :2005/09/06(火) 01:49:42 ID:9TKwb5V4
以上です。

結局、エロくなってねぇ……orz
356名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 01:58:38 ID:QshYfE8v
ぐ、おおおおお!!折角出血多量の昏睡状態から立ち直ったのにキサマという奴はぁーー!!

は、鼻血が…と、とまま、とまら…最高…ガクッ
357名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 02:03:00 ID:VmHEkLN3
何この低脳な神、ふざけてるの?
358名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 02:24:55 ID:153i+lZq
優「ふふふ、酒に酔って我を忘れるとはかなちんもまだまだ未熟よのう」
……それらの一部始終をばっちり録画していた優さんであったとさ。

それはさておき素晴らしく低脳な作品をありがとう。
君になら毎日朝昼晩と五体投地したって構わないよ。
359名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 02:32:11 ID:T9cM5h9P
なんたる低能!

そしてツジー、マジで死ぬなカナちんのために。
360名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 03:10:16 ID:yRjTy/7C
かなちんキタぁぁああああぁぁあぁぁぁ!
最高でした(*´Д`)

本編もかなちん→つじ〜は結構満更でもない感じなんだけど
肝心のつじ〜の方が全くそっちに向かないからなぁ
361名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 03:18:28 ID:1+AaExp7
まったくこの漫画の男どもは
362名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 03:29:20 ID:SdijKpLd
何だこの低能っぷりは!!自分の中では今までで最高の低脳な神だ!
・・・最高でしたorz
363名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 04:00:22 ID:TcAkde2B
>344-354
大低脳っ!大低脳がまたも降臨されたっ!

コメディタッチがお好きなんでつか?
会話が楽しいし、キャラへの愛が伝わってきてGJ!
可愛いかなちんもエエですなぁ。

>329-331
スゴイ低脳だっ。
ここまでネタを拡げられるなんて、並の低脳には真似できない
じゃないかっ!
さすがジーニアスな低脳だっ!

「しゃ、社長のお嫁さんになるしかない!?」って、るなっちに
思わせるには、果歩りんに火を付ける一言を言わせないと不自然かなー
って思ったのよ。そうなると、ギャクになっちゃうんで断念したヘタレ>251ですた。

…まぁ、最初のプロットでは最後で果歩りんに

「お兄ちゃんのお嫁さんになってね、お・姉・ちゃ・んっ!」

と、でも言わそうとも思ったんだけどね。

>315
ありがとー。何気に「果」てしないとは、さては低脳な人でつね?

やっぱりココは高レヴェルの低脳ぞろいで、ヲレみたいなヒヨッコは
チビってしまいそう。
やはり果汁は、甘い桃果汁の方がいいのか?
それとも野菜ジュース?(野獣≒ケダモノ×陽菜さん)OR(野外DE陽菜さん)
むむむ…
364315:2005/09/06(火) 09:48:06 ID:pX+dqnzG
松雪氏GJだよ〜。
デレ巫女かなちんにまたもゴロゴロしてしまった。
前も言ったがこのスレは本当に神々が居ますスレだな。キャラに対する愛情が凄い。
もう此処のド低能共無しには本調子が出ないよオレ。

>>363
桃果汁テラエロス(´Å`;)ハァハァ
桃(子)果(歩)汁とか極上だろこのスケベ。
貧乳姉妹丼(違)はペドの夢じゃけんのう。
野菜ジュースは野(外で陽)菜ジュースで美味しくいただきたく思います。獣は勘弁。
365508:2005/09/06(火) 10:57:42 ID:WodePCtS
>>251様が褒めてくれたんで、パパ調子に乗っちゃうぞー

>>251様の果歩「お姉ちゃん」発言から>>329以下の「ごろごろはるるん」
につながる妄想も文章化してみたぜ。
366名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 10:59:36 ID:WodePCtS
『…お姉ちゃん。』
『お姉ちゃんっ、大好きっ!』

ぱしゃっ
「…おねえちゃん…かぁ…」
お風呂の中で先ほどの果歩さんとのやり取りを思い出す。
「普段明るくしていてもやっぱり甘えたい年頃だっていうのはあるのかも
 しれませんね…」
 
 私には身寄りがない。いつも明るく、にぎやかでお互いを支えあって
暮らしている工具楽兄妹がうらやましい。
 先代に拾ってもらってからずっと、先代をお父さん代わりのように思ってきた。
工具楽兄妹のお父さんも先代。

 私と果歩さんの心には、同じお父さんがいる。

 「そういう意味では確かに。妹みたいなものなのかも。」

ぴちょん
天井から水滴が落ちてきた。その波紋を何とはなしにみながら考える。
そういえば社長も、私のことを家族だと言ってくれた。

兄弟かぁ…果歩さんや珠さん、斗馬さん。ふふ…きっと楽しいんだろうなぁ。
でも社長は…お兄さん…というにはちょっと頼りないな。弟というのも変だし。

「社長が…私の家族になるとしたら…」

その時。果歩さんを叱ったあとの一件がふっと頭を掠めた。
『ガモンの嫁候補ってわけ?』

そうか。私と社長が結婚すれば、果歩さんたちは私の本当の家族になるわけですね。
先代も私のお義父さん。めでたしめでたし。
367名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 11:00:23 ID:WodePCtS

……
………
ぼっっ!

私の顔が火がついたように熱い。
「べ、別に、わ、私はっ!」

うつむくと自分の胸が見える。
…大きくはない。ちょっと控えめ。
男の人はやっぱり大きい方が好きなんだろうか。
…ちょっとむっとする。

…結婚。胸。…
結婚したら、やっぱり、その…
初夜というかえーと。

社長が車の中で着替えていた時のことを思い出す。社長に抱きかかえられた時の
ことを思い出す。社長のまっすぐなまなざしを思い出す。

社長と、私が、はだかで、だきあう。
そして…

きゃーきゃーきゃーっ
じたばたじたばたドボンっ

…湯船の中で足を滑らせて頭までお湯に浸かってしまった。
368508:2005/09/06(火) 11:01:21 ID:WodePCtS
…きっとお風呂でのぼせてるからですね…そろそろあがろう…

「ふぅ…」
お風呂上り。髪を拭き終えて、そのままベッドに倒れこんだ。
冷えたシーツがお風呂でほてった体を冷ましてくれる。気持ちいい。
ふと、さっきのことを思い出す。
369508:2005/09/06(火) 11:09:17 ID:WodePCtS
以下>>329に続く。
頭のところちょっとかぶってます。
途中名前抜けてますが>>508で脳内保管してくださいませ
>>251様。他人のふんどしで作品かいてます。申し訳ない。
あいのりしちゃってよかったでしょうか。

保管庫の方。拙作を収蔵していただける場合、今回の>>366以下の追加分は
>>251様からネタ相乗りのお許しが出た場合のみとさせてください。
お許しが出た場合には、>>329の前に>>366以下を繋げていただけたら幸いです。
また、
>>329
「1.工具楽我聞。私たちの社長であり、私のクラスメイトでもあり、
 私の恩人である先代の息子さんでもある。」
「4.私は社長のことを、私たちの社長であり、私のクラスメイトでもあり、
 私の恩人である先代の息子さんだと思っている。」
の二ヶ所から「私のクラスメイトでもあり、」を削除、闇に葬っていただけたら
泣いて喜びます。
 注文が多くて申し訳ないです。
370名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 15:29:39 ID:QshYfE8v
「死んだ…」
「え?」
「このスレの読者、(鼻血の出すぎで)死んだ…」

某特撮映画より


バタッ
371名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 16:55:04 ID:4RVunEUB
まったく、超ド低脳達のおかげで何人萌え死したと
思ってるんですか。

ツジー、生きて帰って来いよー。
372名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 17:25:49 ID:pX+dqnzG
>>371
馬鹿、つじーが生きて帰ったら本編で『デレかなちん』が発動してしまうかも知れないだろうが!
そうなったら今度こそ本当に皆死ぬぞ!?

しかしそれもいいかも知れませんね!?
373名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 18:46:24 ID:yRjTy/7C
デレかなちんか……確かに死んでしまうかもしれん
しかし、そこまで行くにはもう一イベント要りそうな感じだな
いまはかなりつじ〜が無茶しているので
次の衝突時はなかなか面白そうだ


とりあえず、生足ワイシャツかなちんが見たいです藤木先生
374名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 19:06:37 ID:cIFdM9Ao
>生足ワイシャツかなちん
( *゚∀゚)∴ブハッ

そそそそれは一夜を共にした朝のモーニングコーヒータイムとかですかね?
375名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 00:43:35 ID:wL29/Iy0
>>373 >>374
お風呂に入ったけれど着替えが無くて、そこにあったつじーの着用済みのワイシャツを着るのです。
で、何気に匂いとか嗅いでる所をつじーに見られて、顔を真っ赤にして言い訳するのですよ!

>>357
ふざけてる?
メ欄の事?
376名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 00:50:32 ID:zehTIbIZ
>>375
>>357のは誉め言葉かと。
377名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 01:32:39 ID:T/7dqlmA
國生さんのゴロゴロ転げまわってる姿や
かなちんの生足ワイシャツ姿を想像しすぎて


桃子を忘れていたッッッ!
ここの神達、低脳過ぎるッ!w
378251:2005/09/07(水) 04:45:00 ID:Rs+Yhavs
今週の果歩りんvs桃子たんに、かなり刺激を受けたものの、
難しい課題を与えられた感じがしましたわ。精進精進。

>369
こうも低脳なものを次々に捻出できるとは!

>私と果歩さんの心には、同じお父さんがいる。

特にココ。ココ重要デスヨ!

もう、ヲレの脳内では我也が我聞を指差しながら

「陽菜、こんなバカで良かったら、オレの事、『お義父さん』って
呼んでくれねぇか?」

というシーンが展開しちゃいましたよ!

相乗りでもヤマト糊でもバッチコーイって感じっス。
保管庫の中の人、収納よろしくです。
(もう、拙作が保管されててビックリ。早っ!)

桃果汁を摂取して充電しまつ。
379名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 09:54:23 ID:Tv3M4uQ5
「陽菜、こんなバカで良かったら、オレの事、『お義父さん』って
呼んでくれねぇか?」
先生!プロポーズはお父さんからなのですか!ww
380508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 11:43:53 ID:Tv3M4uQ5
突っ込むだけ突っ込んで本題忘れてたorz

>>251
相乗り許可ありがとうございます。
この作品は、あんたの激低脳の産物だ!

先生。暴走する低脳をきっちりまとめられる文章力を下さい。
あと、しっとりとした雰囲気とエロを思いつく低脳を下さい。
…オチとか笑い、ウケとかは…いらないの…
381名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 16:19:22 ID:xKmuDfya
かなちんとツジーの結婚エンドって考えてみたけどどうよ?
382名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 16:38:33 ID:+RfXPxr7
>391
とりあえず、投下かネタ出しを
383名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 17:30:34 ID:Tv3M4uQ5
>>391に期待。頑張れよ!
384382:2005/09/07(水) 17:35:56 ID:+RfXPxr7
スマン、アンカーミスだ
391では無くて >381
385名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 18:34:24 ID:aekFQjpm
>>381それはスレの皆の共通意見であり夢だな。
何卒、現世に顕現させてオレ達を萌えの地獄へ叩き落としてくれ、いや、ください。
386508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:16:00 ID:4Yi4ZC1I
勢いで書いた。今は反省している。
60話。ツジーの過去話が終わった直後のお話。
387508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:18:55 ID:4Yi4ZC1I
「…で。あなたはなにをしてるんです?」
『普通』と『機嫌が悪い』との中間くらいの声で、病室のベッドに横たわった女性が横に座った
男に胡散臭いものを見る眼で問いかけた。

 帖佐が毎日送ってくる大きな花束と、如月がこれも毎日贈ってくる鉢植えの花以外には特
に飾り気もない個室。

 そこに「かきょんっ」っとプルタブをあける小さな音が響いた。
「こー…」
「コーヒーを飲んでいるのは分かってます。」
 辻原の声を遮ってかなえが先手を打つ。この男にはいつもいつも煙に巻かれてしまう。
それがかなえには腹ただしい。

「おぉ〜すごいですねー。かなえさんは私の心が読めるんですか?」
「…何年あなたと付き合ってると思ってるんですか。それくらいのことは予想できます。」
「そうですねぇ。かなえさんとの『お付き合い』も長いですからねぇ」
「なっ、そ、そういう意味ではっ、って、話をそらさないで下さい!」
 ペースを乱されないよう、ことさらに冷たく言い返したのだが、『お付き合い』という言葉に、
彼氏いない歴23年のかなえは逆上してしまった。
 辻原。一勝目。

「…私の病室に何の目的があっていらしたのかと聞いているのです。真芝の話は先ほど
 終わったと思いますが?」
「あぁ、そういうことでしたか。」
 いつものように白々しいことこの上ない。
「お見舞いです。」

「…は?」
「ですから、お見舞いです。」
「……」
「………」
「…お忙しいところお見舞い頂きありがとうございました。他にご用件がありませんでしたら、
 どうぞお引取りください。」
 相手が優勢。しかし、いつまでも負けていられない。かなえは事務的な口調で冷静に対応する。

「つれないですねぇ…ま、実は別の用事があるんですが。」

(毎度毎度毎度…用件を聞き出すだけでも大変だわ…)
 頭を抱えたくなるのをこらえて、事務的な口調で会話を続ける。
「そうですか。それで?ご用事とは?」
「かなえさんの寝顔を見ようと思って。」

びしぃっ
 一瞬眉間にしわがよる。
(ぐっ…落ち着け…。OK、大丈夫、私は冷静。)

「…女の寝巻き姿、まして寝顔を見るなどというのはいい趣味とは思えません。第一失礼で
 は?」
「そうかもしれませんねぇ…ですが、きっと魅力的だと思いますよ?かなちん。」

ひくくっ
「かなちんとっ!……くっ…コホン。…私は当分寝るつもりはありませんよ?」
 幼い頃の呼び名『かなちん』に反応して激昂しかけたが、ギリギリでこらえた。しかし、
こめかみの血管の脈動が自分でも感じられる。

「では、それまで看病して待ちましょうか」
「結構です!」
 ついに抑えきれず声を荒げるかなえ。辻原2勝目。
388508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:21:59 ID:4Yi4ZC1I
「まぁまぁそういわずに。りんごくらいは食べてもいいってことでしたよね〜」
 いうや、手近にあったりんごを一個手に取り半分に切り分ける。抗議など聞く気がないらしい。
また半分。更に半分。芯の部分をくり抜いて、皮をむき始める。
むいた皮は薄すぎず。厚すぎず、まさにご家庭の正しいりんごむき。

 うつむいてリンゴをむく辻原には、いつもの胡散臭さはなく、実に自然な、穏やかな笑顔をたたえている。
(…りんごをむくのがそんなに楽しいのかしら…)
ふと。先ほどの廊下でのやり取りを思い出す。

「…それも、ですか?…」
「え?」
「我聞君に…」
「あぁ。そうですね。…こういう日常には、みんな先代に拾われてからですね。」
「そうですか…」
「今考えればおかしなものです。食料がない場合の調達方法なんてのは知っていたのに、
 炊飯器の使い方すら知らなかったんですから。」

 辻原は手を止め、窓の外を見やる。
 そこには光にあふれた木立。それを通して見える町並み。日常そのもの、「平和」という
光景だ。

「魚の解体法は知っていても、料理法なんて煮るか焼くか生か。その反動でしょうかね。
 最近料理とが楽しくて。最近は鯖の味噌煮に凝ってます。いやぁ、なかなかに奥が深い。」
「さばっ…」
 かなえ渾身の作、『鯖の味噌煮と称するもの』を番司に無理やり詰め込んだ時
(食えといったら拒否された)のこと。救急車で運ばれる番司を見送るさなえが大きくかつ
深刻なため息をついていたのは記憶に新しい。

(あれはあれで美味しいはずなんだけど)
 もちろん自分では食べていない。辻原がそんな話を知っているとは思えないが、負けた気が
する。辻原3勝目。


 かなえが不幸な事故を思い返している間に、辻原はむきおわったりんごをフォークにさして
いた。
「はい、どうぞ。」
「…」
差し出されたりんごには、一部皮が残っている。別にむき忘れというわけではない。
「うさぎです。かわいいでしょう?」
にっこりと、心底楽しそうに差し出す辻原。
(…こ、の、ひ、と、はぁぁぁっ!…)
自分が上手くうさぎにできないということを差し引いても、遊ばれている気がする。
389508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:24:59 ID:4Yi4ZC1I
(ん?…ひょっとしたら…こういうのがほんとに楽しいのかも…)
辻原の屈託のない笑顔をみながらふと思いついた。
 目の前のふざけた男は、真芝の実験部隊に長くいたという。それを差し引いたとしても、
仙術使いをすら上回るかもしれぬ体術の技量。身に付けるには長く厳しい訓練の日々が
あったはずだ。先ほどの話からみても、日常からは縁遠い育ちだろう。

 この男の悪ふざけや、変に家庭的なところはひょっとしたら日常や平和と程遠かった
過去を取り返している…そういった種類のものなのかもしれない。

(…そういうことなら…付き合ってあげてもいいかもしれないわね…こういうのも)
少し辻原という人間が分かったような気がするのと同時に胸の中に感じていた辻原への
イライラが、ほぐれるのを感じる。

「…いただきます。」
 心のうちは顔にでるものだ。かなえは普段辻原に見せない、本当に穏やかな顔で微笑んで
いた。
(まぁ、こういうのも…)
と思いつつ辻原の差し出すフォークに手をのばそうとしたとき。

口元まですっとうさぎのほうが近づいてきた。
辻原は変わらぬ笑顔でそのままかなえに食べさせようとする。

「あーーーん」
「な、!?」
 思わずスウェーバックでかわすかなえ。
「おや?食べてくださるのでは?」
「じ、自分で食べられます!」
「まぁそういわずに…怪我をされてるんですから。ね?」
「いやです!!」
(ゆ、油断も隙も…)
「そうですか…しょうがありませんねぇ」

辻原の目が真剣になる。完全に戦闘モードの目だ。
「では、実力行使に出ることにしましょう」

「なっ!?」
 身の危険を感じとっさに周りを確認する。ベッド脇に、コーヒーの缶。しかし先ほど辻原が
飲み干している。
 窓のそばに花瓶。中には大目に水がある。しかし遠い。
(間に合うかっ!?)

 気を練り、水を呼ぶ。しかしさすがというべきか。辻原の方が速かった。水をつむごうとした
かなえの両手を、頭の上で左腕一本で押さえつけたかと思うと、かなえの顔に自分の顔を
近づける。
(な、な、な、な!?)
かなえの顔が赤い。火が出るように熱い。動けば、辻原の顔に当たってしまいそうなくらいの
近距離。辻原の静かな息遣いが顔にかかるのを感じる。

「…かなえさん。」
「ちょ!?辻原さん!?…ち、近いです!顔!」
(…な、なに!?真剣な目で…)
ドキドキドキドキ…
390508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:27:38 ID:4Yi4ZC1I
「キス。しましょうか。」
普段の調子でさらりと。辻原は爆弾発言を投げ込んだ。

(!!?!?!?!?!?)
「な、な…むぐっ!?…」
『なにを言っているんですか』と追求しようとして口を開いた瞬間。

かなえの口がふさがれた。

(〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!???!?!?)

30cmほど向こうに笑っている辻原が見える。

数秒経過。

口に入っているのがりんご(うさぎさんVer)だとようやく認識する。

(こ、の、お、と、こ、はぁぁぁぁぁぁ!!!)

 怒り心頭で非難の声を上げる。
「むぐ!!むぐむぐ…」
「口に物を入れて話すのはどうかと思います。」

「むが!」
「だからといって吐き出すもどうかと。」

「……」
しゃくっ!
半分ほど口に入ったりんご(うさぎさんVer)を噛み切って一気に飲み込もうとする。

「あ、よく噛まないと内臓に悪いです。お医者さんも言ってましたよ?」

「……!!!」
しゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃり
もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ

「おー速い速い。」
にこにこと微笑みながら見守る辻原を上目遣いでにらみ据えながら、高速で咀嚼する。

ごっくん。
「一体!なにを考えてるんですかあなたはむぐ…!」
 あっさりとりんごの残りを突っ込まれてまた沈黙する。


「よく噛んでくださいね?」
「!!!!!!!!」
しゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃり
もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ

(!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
 視線で人を殺せるとしたら、辻原は多分3回は死んでいるだろう。
それどころか、かなえは口の中のりんごを辻原だと思って噛んでいるふしさえある。
その証拠に咀嚼が速いだけでなく、やたら力強い。にらみすぎで目が乾いたのかちょっと涙目。
391508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:28:42 ID:4Yi4ZC1I
ごくんっ
「つじは…」
『らさん!』と続けようとしたが、それに辻原の穏やかな声が重なる。

「もう一個。いかがです?」
にこにこと。穏やかに微笑んで。りんごを差し出す辻原。

(…………はぁぁぁぁぁ…)
邪気を感じない辻原にいちいち怒っている自分の方が馬鹿みたいに思えてきた。

「…いただきます…」
「はい。」
にこにこと笑いながらかなえの口元に手で摘んだりんごを差し出す辻原。

「…やっぱりやるんですか…それ…」
「あーーん」
にこにこにこ

「自分で食べられますからっ」
「あーーーーん」
にこにこにこにこ

「……」
「あーーーーーん」
にこにこにこにこにこ

「あ…あーん」
根負けした。顔が熱い。顔面で目玉焼きができるのではないかというくらい熱い。

「もっと大きく開けてくれないとはいりませんよ?」

「…あぁーーーーーん」
しゃくっ、しゃり、しゃり…
少しヤケ気味に口をあけて、今度は落ち着いて噛み締める。

りんごよりも赤くなった顔で、上目遣いに辻原を見ながらりんごを噛む。
口元を不満そうに、拗ねたように尖らせるかなえの目は、辻原と同じように、
穏やかに笑っていた。
392508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:30:29 ID:4Yi4ZC1I
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「で?かなえの病室はどこだい。」
「そ、その先…角…」
 かなえと我聞の見舞いということで、上京してきたさなえと、さなえに出会い頭に、
「この未熟もんが!!」とたこ殴りにされた番司である。
 さなえとしては、やはりかわいい孫が二人とも怪我はあるものの無事だったということで、
一種の愛情表現かもしれない。

 (…俺が入院したい…)
「なんかいったかい?」
「い、いや、何も。あ、ここだぜ。姉ちゃんの病室は。」
「そうかい。」

がらりっ!っと勢いよく戸をあけてから。
「邪魔するよ。」
いつものようにずかずかと病室に入り込んだ。

「あーーん♪」
楽しげに食べさせている辻原。
「あーーん♪」
顔を赤らめながらもおとなしく食べさせられているかなえ。


…タイミングばっちりだったらしい。


『ザ・ワールド!時は止まる!!』


…………………………………………

『そして…時は動き出す。』


「………邪魔したね。」
ガラガラぴしゃんっ

『…』

「ばーーーちゃん!これはっちがうと!!!!!!ばぁーーーちゃん!!」

5分ほど後、鎮静剤をもった医師が病室に呼ばれたとか何とか。
393508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:32:20 ID:4Yi4ZC1I
以上投入終了。
かっなちーーーーーーーん!!

辻原さんの無事を祈って。
394名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 21:52:46 ID:d8splx93
一言だけ言わせてくれ。


     最     高     


395名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 21:54:19 ID:YXPhjz2Y
おま、ちょっwww!!思わず身悶えしちまったじゃねえか低脳!!
あーくそいいなーツジ×カナ!
396508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/07(水) 21:57:10 ID:4Yi4ZC1I
題名忘れ。
「お見舞いつじー」くらいで。
397名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 22:30:40 ID:+RfXPxr7
生娘受けのかなちん最高でした(*´Д`)

こわしやガールズで一番受け属性では無かろうか?
398名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 23:35:12 ID:wL29/Iy0
>>508氏 GJ!
最近、ペース速いですね。凄いです。
確かに雰囲気とか書くの難しいですよねぇ……
自分はツンデレのツンをもっと上手く書ける様になりたい。
デレばっかりだよ……orz

>>381
頑張って投下してください。期待します!


むう、「幸福論」のオマケみたいなものを投稿しようとしましたが、
最近、かなちん分が多い……別のもの書くか。
399名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 23:47:49 ID:aEA1zIdD
やべぇ…危険過ぎるぜこのスレは。

ナイス低能揃いだオマイラ。
400名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 00:02:42 ID:N5+ZqPp9
話の流れをぶった切ってすまんが、おまいら國生さんの料理の腕前はどの程度だと思う?
因みに俺は下手派。
理由はいつか果歩が自分の家事の負担が減ると言っていたから。
あんないい子が報われるわけが無い!…問題発言だな…
401名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 00:12:51 ID:MJFYw9wm
>398
>「幸福論」のオマケ
出来てる or ネタが固まってるのならいずれ是非に!!
402名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 00:20:58 ID:5wHeGfx1
今週のかなちんスーツ姿はエロかった…オフィスで瀬久原したい
403名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:28:47 ID:eX6Fh/Ap
>>387-392
これでもかと言わんばかりの超低脳め!
またしても部屋ン中ごろごろ転がっちまったじゃねぇか!

>如月がこれも毎日贈ってくる鉢植えの花
流石は湧次郎、病人に鉢植えを贈るとは何という間抜けぶり。
404名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:29:06 ID:uqv9Nwdr
低能神様達に触発され、俺も書いてみますた!
触発されただけあって、ネタが大分被り気味です。(´Д`|||)すいません。
405名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:30:02 ID:uqv9Nwdr
ここは…工具楽家の庭。
その一角の畑、というよりかは花畑に近い場所に、私たち、二人が佇んでいる。
綺麗な黄色い花、紫の花、白い花…。優しい土の匂い…。暖かくてとても心地よい。
しばらくぼんやりと眺めていると、彼、工具楽我聞が口を開いた。

「これが白菜の花。で、こっちが茄子の花。綺麗でしょ?」
「そうね…」

私たち二人、國生陽菜と工具楽我聞は、高校を卒業してしばらく経ったころに結婚しました。
仕事でも学校でも何時も一緒で、危ない場面も二人で潜り抜けてきましたし、当然と言えば当然ですよね。
今は社長、じゃなかった、我聞さんの家に住んでいます。

二人とも植物を栽培するのが好きで、結婚後は二人一緒に、庭で植物を育ててます。
でも彼の趣味は家庭菜園で、観賞用というよりは食べるために野菜を育てていたんです。
私の趣味はガーデニング。やっぱり、綺麗な花や木を見ると、心が落ち着きますね。
そこで間をとって、「花が咲く野菜」を育てているんです。
なんだか、二人の気持ちが一つになったみたいで、すごく素敵ですよね…。

あははっ、ノロけすぎですか?でも彼はとっても素敵なんですよ。
優しいし、逞しいし、笑顔が素敵だし…。
え?ふふっ、すいません。

最近は名前で呼び合ってるんですよ。
やっぱり夫婦ですから、いつまでも「社長」とか「國生さん」っていうのも余所余所しいですしね。

あ、すいません。彼が呼んでるので、失礼しますね。


406名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:30:36 ID:uqv9Nwdr




「…くしょ…さ…」

「こくしょ…ん…」

「國生さんっ」


「もー、がもんさんたら…なまえでよんれって…」

「…あれ……?」

「………………」

ここは工具楽屋社員寮、國生陽菜の部屋。
二人の愛の棲家でもなく、素敵な庭でもなく、紛れも無い工具楽屋社員寮、國生陽菜の部屋である。
そう、陽菜は夢を見ていたのだった。

そして、

目の前に、顔。

夢の中に居た、愛しい男の、顔。




パチッという音が、國生陽菜の頭の中に鳴り響いた。

スイッチオン

407名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:31:14 ID:uqv9Nwdr



ガバッ!ゴツーーン!!
まさしく息つく間も無く、陽菜は頭を上げ、そして激突。

痛さと夢の内容とさっきの自身の言葉と、我聞が朝から自分の部屋、
しかも数十センチ無いかという、文字通り目の前に居たことで、陽菜の脳みそは大パニックも良いとこの状態である。

「がも、じゃなかった、しゃ、しゃしゃしゃ、社長!!何で私の部屋に居るんですか!!
 だ、だ、第一、女性の部屋に勝手に入るなんて!!何考えてるんですかっ!!
 えーっと、あの、そ、その、しかも顔が近すぎますっ!!」
超大パニックの脳みそで、何とか我聞を咎める言葉を紡ぎ出すが、やはりいつものようにはいかない。

「ごめん…。もうこんな時間だから、優さんに起こすように頼まれたんだよ」
哀れ我聞。見事にGHKの策略に嵌っている。

「ゆ、優さんが?」
同性で、しかも仲の良い同僚の優さんの指示と聞き、優さんへの怒りと嘆き半分、妙な納得半分、
なんとか落ち着きを取り戻してきた。
「って、もうこんな時間じゃないですか!い、急がなきゃ…」
時計を見ると、とっくに起床予定の時間を過ぎている。
このままではおそらく学校へは遅刻である。そもそも何でそんな時間に我聞が残っているかは、気にしちゃいけない。

「それもそうだけど、おでこ大丈夫?」
そっと陽菜のおでこに手を当てる我聞。一応言うが、本人には全く悪気は無いのである。が。
みるみる顔が赤くなる陽菜。夢の内容が頭の中にフラッシュバックしている。

「あ、あう、うあ、しゃ、しゃ、しゃちょ…」
身動き一つ取れない。もう脳みそはオーバーヒートしている。

「うーん、顔赤いよ?風邪でもあるんじゃない?そうだ、熱測るよ」
そんなこととははつゆ知らず、今度は顔をギリギリまで近づけ、おでこ同士をくっつけようとする我聞。悪気は無いのだ。

「や、社長!や、めて、くださいっ!!」流石にこれには体が反応したか、
得意の体術を使い、豪快に我聞を投げ飛ばしたのであった。





その後、極限まで真っ赤な顔で我聞に退室を指示し、落ち着きを取り戻してから着替え、
学校に到着したのは、2時限目の直前だったそうな。






ちなみに、悪いことをしたと思った我聞が関係修復のため、より親密に接するようになったのは、また別の話。
408名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:31:55 ID:uqv9Nwdr
以上です。
409名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:37:27 ID:Hjoscci6
國生さんは成績優秀、ただし美術だけは壊滅的だったっけか
高校の授業で家庭科ってあったらそっちも達者ってことなんだろうけど、どうなんだろうな
俺的にも下手派かな、ただし果歩(とGHK)に仕込まれてだんだん上達とかが理想かもだ
410名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:40:59 ID:Hjoscci6
ってタイミング悪かったっす、申し訳ない

>>404
素晴らしいッス、あんたまさにド低脳だ!
これから寝ようってときに悶えさせられちまうわ!
411名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:52:54 ID:kuegZ9oq
リンゴの皮剥こうとしてたし、すき焼きのときにやってたっぽいし、包丁は使えるんじゃないかね。
仮にも一人暮らしだしな。味音痴って可能性は否定できないが。
412名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 02:02:01 ID:uqv9Nwdr
一応一般人並には料理できると思う。
上手じゃなくても、そこそこ出来たほうが俺は萌へ。

>>411
>味音痴

 そ れ だ
413名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 03:12:43 ID:+gCr232t
國生さん「梅サンドイッチも結構美味しいですよ。
      当然梅干なんて挟みませんよ。
      完熟梅を砂糖で煮詰めた梅ジャムが絶品ですね」


……味音痴なのか家庭的なのかよく分からん事に。
414名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 07:04:44 ID:yVPIeTOx
味覚障害は亜鉛不足の可能性があります。

亜鉛を多く含むものといえば精えk(ry
415名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 09:23:05 ID:sqgoPwjs
本誌読んでたからコミックスは買うだけ買って積み本状態だったんだが、
7巻のカバーの4コマと公式プロフィールで大興奮ですよ。
「陽菜ちゃんにも決定的に足りない物があるのよ・・・!」
「スリーサイズ:無回答(ただし胸は小さい)」

國 生 さ ん A カ ッ プ 確 定 で す か

勢いのまま全巻よく読み直したら、我聞って貧乳キャラばっかじゃん!
貧乳マンセーの漏れにもなんか創作意欲湧いてきたので作品投下してよろしいか?

今日一日いないんで早くても金曜の夜になりますが。


416名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 10:06:36 ID:/PjvojaS
このスレの低脳なみんなのおかげで朝からテンション高いよ。

>387-392
何だこの面白しろさは!
低脳っぷりが連続炸裂しているよ!

>405-407
幸せそうな陽菜さんの妄想に素で萌えてしまった。
こんなハートフルなものを書けるのはどこの低脳だい?!

陽菜さんが敬語で優しく語るところが萌えるの。

「スイッチオン 」で浮かんだ台詞が「ワン!ツー!スリー!」
だった事はナイショだw

>400
ヲレも陽菜さんは凝った料理は出来ないものの、
簡素なものは出来る様な気が。
でもって、どちらかと言うと自然食嗜好で自分で漬物とか作っていそう。

「…先代が美味しい、って言ってくれたんです…」

(実際は「美味ぇなぁ、お前が作ったのか?」とか言ったのかな)

>414
発射するには亜鉛が必要ですね。

…ハァハァしっ放しなので毎日摂取してますぜ。
このスレに入ってからは摂取量が増えたかも?
417386:2005/09/08(木) 10:13:51 ID:F6PuWHzs
>いろんなひと
低能コールサンクス
>>398というか、きっとあの人
いつも楽しみにさせていただいてます。はっきし言ってファンです。
テンポと雰囲気のいいデレデレっぷりに読みながら萌え転がらせて
いただいてますです。…「幸福論」のおまけ…読みたいっす!
>>404
GJ低能!!
>>415
投下!投下!投下!!
418名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 14:47:00 ID:x/DQhObA
露骨すぎるエロというのは好まれるのだろうか。
でも萌え状況描けないし、みたいな自分が居ますが、よろしいですか?
419名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 15:20:08 ID:MJFYw9wm
>418
バッチ来い!

でも陵辱っぽいのとかの場合は事前注意おながいします。
420名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 16:20:16 ID:bBb8s4rh
>>418
おっけおっけ。かもぉん。
421508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/08(木) 17:11:48 ID:F6PuWHzs
仕事がいやだと筆が進む〜♪
ってことで。
422508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/08(木) 17:12:57 ID:F6PuWHzs
日曜日。工具楽邸。

 陽菜と優は、休日だということで朝から工具楽邸を訪れていた。

ぴんぽーん どたばたばたばた
慌しい足音と共に我聞が玄関に出てきた。
「はいはい。お?國生さんに優さん?どうかしましたか?」
「あ、社長。おはようございます。」
「はいはいはいはいはい!お兄ちゃんはあっち行って!」
応対している我聞の後ろからやってきた果歩が、我聞を押しのける。

「お?おぉ?」
「申し訳ありませんが…今日は果歩さんにお願いがありますので社長は
 ご遠慮ください。」
「女だけの秘密だからねー」
「さぁほらっ!珠たちと遊びに行ったいった!!」
 どうやら、果歩との間で話がついていたらしい。我聞with珠、斗馬は家から
蹴り出されてしまった。

「よかったんでしょうか…無理に社長を追い出してしまったような…」
「いいのいいの。どうせ全然気にしてないんですからうちの唐変木は。」

果歩、正解。
「おおーっし、来い!珠、斗馬」
『必殺!』「空!!」「愛!!」「台風!!!!」
どぐあしゃぁぁぁ…

 一方工具楽家。果歩が2人を自分の城、即ちキッチンへと案内していた。
「しっかし、はるるんが料理が苦手だとはねぇ」
「意外ですねぇ」
「料理の本どおりにやっていると思うんですが…」
「ところで、何で急に料理を?」
「私の料理を自分でたべる分には構わないんですが、人にたべていただくのは
 ちょっと…」
『ふーーーーーーん』
 語尾をにごらせてうつむく陽菜を、不思議そうな目で見つめる二人だった。
423508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/08(木) 17:14:29 ID:F6PuWHzs
「じゃ、はじめましょうか。」
『はいっ!よろしくおねがいします!』
果歩。先生モード発動。
(陽菜さんが嫁にきた時に、料理ができるのと出来ないのとでは大違いだから
 今のうちにきっちりと!!)
とかはあまり考えていないと思う。多分。

「まず、玉ねぎはみじん切り。1/6個分でいいですよ?」
「ふふふ…こんなこともあろうかと!水中メガネを!!」
「優さん。たまねぎを事前に冷やして、包丁をよく研いで置けば、目は痛くなり
ませんよ?」
「陽菜さんよく知ってますねぇ」
「…水中メガネの立場は…」

「次にボウルに豚ひき肉150gを入れて練り、醤油小さじ2、塩コショウ少々を
加えて混ぜ、パン粉大さじ2杯、溶き卵半分、それにさっきの玉ねぎを加えて
さらによく練ります。」
こねこねこねこねねりねりねりねり…

「それが出来たら、ピーマン3個を縦半分に切り、種を取ります。内側に小麦粉を
薄くまぶしてくださいねー」
すとんすとんすとんっ
ぱらぱらぱらぱら

「次にひき肉を6等分して、ピーマンに詰め、表面に薄く小麦粉をまぶします。」
ぎゅっぎゅっぱらぱらぱら

「最後。 フライパンにサラダ油を熱し、ピーマンを肉の面を下にして並べ入れ、
弱火にしてふたをし、3〜4分蒸し焼きにする。色づいたら裏返し、さらにふた
をして4〜5分蒸し焼きにして火を通します」
じゅじゅーーーーー

「く〜っきんっ!く〜っきんっ!く〜っきんっ!クッククック
 あなたに〜とどけぇ〜、恋の味〜♪」
「…優さん?…何の歌ですか?」
「お皿にもって辛子としょうゆを添えて…出来上がり!」
424508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/08(木) 17:16:10 ID:F6PuWHzs
「で、できましたっ!」
「よかったねーはるるん。」
「じゃぁ、試食してみましょうか」
『いただきますっ』
 ぱくっ
『……』
「はるるんには悪いけど…しょっぱいね。塩おおすぎかも」
「それに…なんだか粉っぽいです…ごめんなさい。」
「あ…やっぱり。」
 ばつの悪そうな3人。うまく作れなかった陽菜はさすがにしょげている。
「果歩さんはこうなるとわかっていたんですか?」

「えーっと、作ってる所を見てて思ったんですが。陽菜さん、適量とか、少々って
いうのが苦手なんじゃないかと思うんですよ。真面目にレシピの通り作るから、
100gとかだといいんですけど、大体これくらいっていう加減がまだ出来てない
みたいですね。」
「…おっしゃる通りです」
「へぇー。よくみてるねぇ…かほちん」
「…優さんも見ててくださいってば。」

「それで、どうすればいいでしょうか!」
「んー」
口元に指をあてて考えていた果歩だが、しばらくして話し出す。
「誰かに作ってあげるんだったら食べる人の顔を想像することですね。」
「顔…ですか?」
「私は作ってる時に、この料理を食べてくれる人の笑顔を想像するんです。どんな
顔して喜んでくれるかなって。ただ作るんじゃなくて、愛情を込めてつくるって
いうのは一つのポイントですね。」
「…なるほど。愛情…ですか…愛情…愛情…」
 めもめもめも…愛情というところにぐるぐる丸をつけているらしい陽菜の顔が
少し赤い。
「あとは反復練習あるのみ!です!」

数時間後

「…陽菜さん。」
「はい!」
ゴクリ…
「…もはや教えることはありません。」
「あ、ありがとうございます果歩さん!!」
「たいした上達振りですよほんとに。塩コショウの加減もいい感じです。」
「はい!あ、もうこんな時間…これから買い物に行ってきますので私は…」
「美味しいものを食べさせてあげてくださいね!」
「はい!!」
と、うきうきわくわくという感じでメモを胸の前に抱きしめた陽菜は意気揚揚と
帰っていった。

「かほちーん。わたしはぁ〜?」
「…頑張りましょうか。」
「とほほ…やっぱり作ってあげる人がいないとだめなのかにゃー…」
「…ん?」
「…おや?」

『はるなさん(るん)は、誰に作ってあげるつもりなわけ?』
425508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/08(木) 17:17:21 ID:F6PuWHzs
翌日の昼休み。

「お話中失礼致します。社長。」
「はうぅぅぅぅぅん!!!こっくしょーさーーーーーーーん!!」
 いつものように佐々木がヒートアップしているが、陽菜は緊張した面持ちで
わき目もふらずにつかつかと我聞の前に歩いて行く。
「こ…くしょう…さぁぁぁん…ぁぅ…」

(我聞。お前國生さんと何かあったのか)
(…いや特に何も…ないと思うが)
(だがなんか機嫌悪いみたいだぞ)

「社長!」
「お、おう!?な、なにかな?国生さん?」
 ひそひそ話をしている所に決死の面持ちの陽菜が迫る。

「あ、あの、その」
「???」

「お、お弁当を作ってまいりましたのでっ、その…食べて…いただけませんか?」
 言うなり両手で可愛らしいお弁当の包みを差し出した。顔は伏せ気味だが、
上目で我聞の反応をうかがってはいる。頬真っ赤。

「こ、國生さんのっ!てっ手作り弁当!!?はぅぅぅん…」
 佐々木轟沈。
周囲に立ち上る緊張感!

しかし、
「お、おう。わざわざ作ってくれたのか?ありがとう。」
 何のてらいもなく受け取るこの男はやはりバカだった。

ぱかっ
おおおおおおー

 蓋を開けられたお弁当に周りからのどよめきが起きる。
そこには色とりどり、ボリュームとバランスを保ったお弁当があった。

「ご飯の上に…ピンクのハート…はうぅぅぅん…」
落ち着け佐々木。そんなものは乗っていない。

「いただきます!」
「ど、どうぞ!」
 その中で、一段と存在感を感じさせるピーマンの肉詰めに我聞の箸が伸びる。
 陽菜の目は真剣勝負に向かう格闘家のようだ。

 我聞の箸はピーマンの肉詰めを掴み、そして…

 口に入れた!!

…もぐもぐもぐ
426508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/08(木) 17:18:26 ID:F6PuWHzs
『……』
昼休みにも関わらず、もはやクラス中が異様な緊張感の中で沈黙に沈んでいる。
約一名轟沈しているのは誰も気にしない。

「…うん。うまい。さすが國生さんだ。」

ぱぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
陽菜の顔が一気に明るくなった。
「ほ、本当ですかっ!?」
「お、おう、美味しいよ。ほんとに。」
「あ、あ、ありがとうございますっ!!」
「お?おぅ?」

「ところで、國生さんはご飯は?」
「え?えぇ、今から戻っていただきます。」
その手には、ちょっと小ぶりなお弁当箱。
「んー、どうせだから國生さんも一緒に食べないか?」
「え?」

一瞬宙に視線をさまよわせた陽菜だが
「ではお言葉に甘えて、私も、失礼します」
我聞の向かいの空いた席(佐々木の席だったりする)で同じ中身のお弁当を
ひろげはじめた。
「うまいうまい」と連呼する我聞を幸せそうに眺めながら…
427508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/08(木) 17:21:56 ID:F6PuWHzs
昼休み後。
「のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…げふぅ」
 陽菜が我聞たちと共に昼ご飯を食べている間、轟沈していた佐々木が復活。
轟沈していなければ陽菜と一緒に昼食を取れたことに気づき、再び燃え尽きた…

一方夕食時の工具楽家では…
「…お兄ちゃん。お弁当。手をつけていないように見えるんだけど?」
ギラリっ
「い、いやすまん!果歩!実は…」
「ほほう。社長たるものが言い訳するわけ?」
「ぐぅっ…しゃ、社長たるもの言い訳などせん!」
「うむ。じゃ、今日のお兄ちゃんの夕飯はそのお弁当。珠ぁ〜斗馬ぁ〜!
 今夜はスキ焼きにするからぁ〜♪」
「な、なにぃぃぃぃぃ!!?」
…結局。昼食の時のいきさつが果歩に伝わることはなかった。

夜も更けて。
「お料理って…嬉しいですね。」
 パジャマ姿でクッションを抱きしめてベッドの上に座る陽菜の前には「秘書の心得」
と書かれた一枚の紙片。下のほうに「工具楽我也」との署名がある。
 数条にわたるその心得の中にある、「一、秘書たるもの、社長に「うまい」と
言われる料理を作ること。たまには弁当など持って行くと完璧」とかいう一文を
眺めながら、陽菜はガッツポーズをとった。
「秘書としても一歩成長しました。果歩さんには今度お礼をしないと♪」

 もちろん陽菜は知らない。この紙片が、GHKの「秘書とはこういうものだよ
陽菜さん大作戦」がボツになった時に、廃棄し忘れた偽造文書(果歩作)だとは。

「ところで、優さん。陽菜さんが誰にご飯を作るのかは…」
『…それが探り出せないんだよぉ〜』
「くっ!GHK最大のピンチか!!」

 結局、事の真相がGHKに伝わることはなく、陽菜がだれにご飯を作りたいのかは
永遠の謎となった。
428508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/08(木) 17:25:38 ID:F6PuWHzs
 ネタと妄想さえあれば粗製濫造は任せろ508が投入完了。
 國生さんって、何事もきっちりしてるイメージなので、料理だとかえって裏目に出そうな感じ
がしたりする。インスタントラーメン作るのにストップウォッチとにらめっこしたりとか。
(508は少し堅い目が好きです)
 人のために作って食わせる経験を積めばおいしいんじゃなかろうか。
っていう発想で、妄想を広げてみますた。
429名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:26:26 ID:huOJuxA4
我聞が通っている県立御川高校の2年5組の教室はホームルームが終わる頃には 
傾きかけんとする太陽からあふれる西からの陽が容赦なく入ってくる。 
その教室の中に我聞が一人机に向かって課題をこなしている。居残りで宿題をやら 
されるように担任から命じられたのだった。 
我聞「さあて、これで終わりだな・・・。あとはこれを職員室へ持って行って帰るか」 
我聞がそう背伸びをしながら立ち上がろうとしたとき、沢近が教室の中に入って来た。 
我聞「さ、沢近さん?何でここへ?」 
沢近「うふふ。下校の帰りに寄ってみたの。ちょっと工具楽くんの顔が見たくなって」 
我聞「そ、それは嬉しいな・・・。じゃ、一緒に帰る?」 
沢近「もちろん、オッケーだわ。じゃ、私がその課題持っていくからそこに置いといて 
いいわよ。」 
我聞「あ、あぁ・・・」 
我聞が課題を置いて教室を出ようとした時、彼は後ろから手を握られ、ぎゅっと吸い 
寄せられるような感触を感じた・・・。 
我聞「さ、沢近さん・・・!?」
430名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:27:06 ID:huOJuxA4
沢近「工具楽くん、好きな人いるの?」 
突然の質問に我聞はドギマギした。 
我聞「え!?い、いや、オレは別に...。」 
沢近「隠さなくてもいいよ、ね、ホントは私のこと好きなんでしょ?」 
我聞「...。君は播磨君のことが好きなんじゃないのか?」 
沢近はクスッと笑いながら、我聞を見つめながら言った。 
「やあねえ、播磨は昔飼ってた猫にちょっと似てるのよ。恋愛対象じゃないってば」 
我聞「じゃあ、花井君は?」 
沢近「バカねえ、花井君は完全に片想い。あんなの興味ないって。私が興味あるのは、 
工具楽くん、あ・な・た!ねえ、工具楽くん、もうHしたことある?私はあるよ。誰とかは 
秘密だけど」 

我聞はもう顔を真っ赤にしていた。 
我聞「沢近さん、やめてよ!オレはそんな沢近さんは嫌だ!」 
沢近「そんなこと言わないでぇ、工具楽くん、私、あなたのことをもっと知りたいな...」 
そう言うと、沢近は我聞の股間をまさぐりはじめた。 
我聞「ちょっと、沢近さん!やめてよ!」 
沢近「ほらほら、そんなこと言ってももうカチカチじゃない。おっきいんだね、工具楽くん」 
沢近の指技で、我聞の理性は吹っ飛んだ。次の瞬間、我聞はズボンのジッパーを開け 
沢近にその膨張した肉棒を露呈した。 
我聞「沢近さん、いや、愛理!オレ初めてなんだ。だけど、最初は好きな人とって決めて 
たんだ」
431名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:29:36 ID:huOJuxA4
(畜生!畜生…!) 
我聞は、沢近の、あまりにも軽く、自分の性を語る姿に、我を忘れてしまった。 
気がつくと、我聞は、沢近にのしかかりつつ押さえつけ、左手で、上着のすそから 
乳房に手を這わしつつ、右手で、スカートを巻くりあげ、下着の上から、沢近の 
女の部分に手を這わした。 
「いやっ〜〜〜!お願い、工具楽くん、優しくして…お願い!」 
沢近の哀願に、我聞は我を取り戻した…。 
そして、沢近にのしかかってたのをやめ、沢近に背中を向けて座った。 
「ごめん・・・オレって、オレって我を忘れると・・・やはり…オレは狼なんだな」 
沢近にのしかかったとき、怒張しきっていた、肉棒も勢いを失ってしまった。 
「オレって、オレって・・・」 
我聞が自己嫌悪に陥っていたとき、後ろから、沢近の手が、我聞の剥き出しの 
肉棒に伸びてきた。 
「びっくりした・・・工具楽くんったら・・・突然なんだもん・・・私でいいの?本当に 
初めてを…?」 

我聞は沢近の顔を見つめ直した。その潤んだ瞳。愛くるしい鼻。みずみずしい唇。 
我聞は実の妹・果歩を沢近に重ねていた。 
我聞「「いいよ、初めてが君なら、もうオレは今までの僕じゃない。きっと、生まれ変われる 
気がするんだ。」 
そう言ったとたん、我聞の萎えていた肉棒は再び充血し始めた。 
沢近「工具楽くん...。じゃあ、お口でしてあげる。Hは、私の家でゆっくりしよ!」 
我聞は沢近の絶妙な下技のおかげで、時間にして3分少々で果てた。 
二人は制服を直し、下校した。 
沢近「ねえ、私の家こっち。まだ親帰ってこないから、あがって!」 
我聞「うん...」 
二人は沢近の家に入った。我聞の家とは比べ物にならない大きな屋敷。 
二階にある沢近の部屋に入った。 
沢近「あー、寒かったねえ!でもストーブつけたし、工具楽くん、し・よ・う・よ!」 
沢近は我聞の顔に自分の顔を近ずけ、にっこり微笑みながら制服のベストを脱いだ。 
我聞は再び、自分の肉棒が脈打ってくるのを感じた。
432名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:30:36 ID:huOJuxA4
我聞は、さっきの教室での出来事を思い出していた。 
(なんでこの子は、こんなにも大胆なんだ?こういうところは果歩には似てないなあ。) 
沢近は、ベストも脱いでYシャツとスカート姿になった。 
沢近「工具楽くん、さ、脱いで!私ばっかりじゃ、恥ずかしいなあ...」 
我聞は、腕を自分の胸の前でクロスさせてる沢近をみつめ、そして意を決して上着を 
脱いだ。 
沢近「脱がしてくれる...?」 
我聞は無言のまま、沢近のYシャツのボタンをはずし、脱がせた。白のレースのブラジャー 
に包まれた、沢近の白い乳房が目に入った。沢近の乳房は、特別大きいわけではない。 
しかし、形のよい、感度のよさそうな乳房だ。 
沢近「スカートも、いい?」 
我聞は戸惑いながらもスカートのホックを探し当て、スカートを脱がせた。やはり白いパン 
ティを履いていたのだが、我聞は沢近の脚に釘付けになった。 
(果歩の脚もきれいだったな。ムダ毛なんかなかったし。ここまで沢近は果歩に似てるの 
か・・・) 
沢近は下着一枚になり、羞恥心から視線を我聞からそらせた。 
沢近「ちょっと恥ずかしいな...」 
我聞は沢近を気遣い、自分はトランクス1枚になって沢近に対峙した。そして、今度は沢近 
に言われるまでもなく、沢近のブラジャーのホックをはずした。 
沢近「工具楽くん...」
433名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:31:26 ID:huOJuxA4
我聞は沢近のブラジャーをはずし、ベッドの上にそっと置いた。沢近はなおも恥らいながら、 
胸を両手で隠していた。 
「全部、脱がして...」 
我聞はためらわずに沢近のパンティをずり下げた。目の前に沢近の恥部が広がる。 
脱がす際、我聞の指が沢近の恥毛に触れた。猫の毛のような、感触だった。 
一糸まとわぬ、生まれたままの姿になった沢近の裸体は、まぶしささえ感じた。我聞にとっ 
て、目の前で女性の裸体など、まず見る機会がない。最愛の妹の肌を見たこともなかった。 
猥褻な雑誌も同年代の男子たちは面白がって見ていたが、我聞は生来恥ずかしがり屋だ。 
たとえ目の前で開いていても自分から見に行くなど、考えられなかった。 
「工具楽くん、来て...」 
我聞は自分がまだトランクスを脱いでいないことに気がついたが、沢近に求められて 
そのまま沢近の横たわるベッドに腰掛けた。 
「まだ脱いでないじゃん。脱がせてあげる。」 
沢近は体を起こし、我聞のトランクスを下ろした。我聞の肉棒は、カウパー氏腺液ですでに 
潤っていた。むろん、沢近の恥部もとっくに濡れ、花弁がべとついていたのだが。 
「大好き...。工具楽くん、抱いて...」
434名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:32:07 ID:huOJuxA4
我聞と沢近は全裸のままベッドに入った。 
「オレ、初めてだから。どうすればいいんだ...?」 
「大丈夫よ、私の言うとおりにして。」 
我聞は初めての性交渉という緊張感があったが、なんとかそれを振り払うことができた。 
沢近が姉のように、リードをしてくれたからだ。 
「工具楽くん、キスして...」 
我聞は言われるままに沢近の唇にキスした。さすがにこればっかりは妹とはしたことが 
ない。 
ひび割れもまったくない、しっとりと濡れた沢近の唇は柔かい。初めて口にする、外国の 
珍しい果物のようだと我聞は思った。 
「あ...」 
沢近の出した声に我聞は戸惑いながらも、キスをいったんやめ、形のよい沢近の乳房を 
触ってみた。 
「優しくしてね」 
我聞はゆっくり、丁寧に沢近の乳房を揉みしだいた。沢近の声が漏れる。 
「ああん、気持ちいい...」
435名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:32:47 ID:huOJuxA4
我聞は一瞬焦った。自分の愛撫により、目の前の沢近が声をあげる。そのリニアな応答に 
戸惑いを隠せなかった。 
なおも沢近は子猫のように甘い声をあげる。乳房への愛撫に夢中になっていた我聞に、 
沢近が言った。 
「ねえ、仰向けになって...。今度は私の番」 
沢近は子供を諭すように我聞を寝かせ、自分の身を折り曲げた。そして、我聞のいきり立 
った肉棒を舐め始めた。 
「ああっ...、そこは...」 
我聞が思わず漏らした快楽のうめき声にも関わらず、沢近はなおも肉棒への舌技を続 
ける。 
吸い付き、舐め回し、時には愛撫を混ぜる。しばらくして我聞は、我慢ができなくなって 
いた。 
「愛理、イキそう...。ああ、あああ!」 
果てる直前で沢近はピタリと愛撫を止めた。そして、間髪いれずに枕の下からコンドームを 
取り出し、封を開けて口にくわえた。そして我聞が息をつく間もなく、そのまま肉棒を包み込 
んだ。 
「さあ、さあここからは私に任せてね」 
そう言って沢近は我聞の上に乗り、合体した。今まで経験したことのない、不思議な感覚。 
肉棒が生ぬるい。そう我聞は感じた。違和感を認めたと同時に、沢近が上下運動を始めた。 
「ハア、ハア、く、工具楽くん!」 
436名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:33:37 ID:huOJuxA4
我聞は、沢近の肉唇が、自分の怒り切った怒張を激しく包む感覚に、陶然としていた。 
沢近の肉壁は、我聞の怒張を、その入り口でやんわりと包み込み、その雁の部分を上下 
運動するたびに、やさしく撫でるような刺激を与え続ける。我聞の目前には、沢近が、静か 
に体を上下するたびに、上下に揺れる、胸の膨らみが見える…そのあまりの、扇情的な 
光景に我聞は、いきそうになる。。。 
「うっ…」 
その声に、沢近は、動きを止めて、我聞の顔を覗き込みながら尋ねた。 
「いきそう…?いきそうになったら、いってね?中に出していいよ・・・」 
「うん・・・」 
少し、沢近が運動をやめたおかげで、我聞の射精感は薄まった。 
「工具楽くん、お願い・・・工具楽くんも動いてくれない?」 
「うん?どんなふうに?」 
「…あのね、下から私を突き上げるように…」 
沢近は顔を赤面させながら、我聞に教えた。 
「こう?」 
我聞は、勢いよく、沢近の女唇を突き上げた。 
「あっ・・・あん・・・」 
我聞の怒張が、自分の子宮を突き上げる鮮烈な刺激に、沢近は一瞬気を失いそうに 
なった。 

今日はここまで。
437名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:53:14 ID:MJFYw9wm
>508氏
ナイス低能!

しかし、実際果歩以外で女性陣の料理の腕ってどうなんでしょうな?
國生さんも一人暮らししている以上何らかの調理はしてそうですが
優さんはビール&ジャンクフード生活してそう(しかし、何故か太らない)

姫は料理出来ないが我聞の気を引こうと
指を絆創膏だらけにしながら肉じゃがとかカレーとか作ってたら萌え転がれる。

かなちんは以前の投下作品の通りでそこそこ出来たとしても
つじ〜より下手だと良い感じですなw
438404:2005/09/08(木) 18:53:35 ID:/9ngRC/g
508さん乙!悶え死ぬとこだた…。

感想書いてくれたみんな、ありがとう!
ここは本当に低能なインターネットですね。
439名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 19:39:04 ID:0aK8kGA2
508氏GJ!

そういえば、我聞も社長やる前は家事やってたって言うから料理は得意なのかな?
だとしたら、果歩の料理は我聞直伝なのかしら。萌える。
GHKの策略で我聞が國生さんに料理作るor教えるってのも萌えるかも。
440名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 20:56:26 ID:/9ngRC/g
>>439
それはつまり、アレだな!?

國生さんが包丁で指を切る

傷口にチッス

の黄金パターンってことかっ!?
ええいこのド低能が!!
441名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 23:04:55 ID:/b0PPOK8
我聞が國生さんに料理を伝授
→國生さん真面目にがんばる
→「社長、試食の方、よろしくお願いします」
→ここは社長としてまかせてくれ
→ナチュラルに一家団欒の図

ってことか?
國生さんって普通に料理できそうな気がするけどな
442名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 23:05:42 ID:pf4bAvhg
ぐぉぉ〜!

萌え死寸前!

この低脳がぁ!
443名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 00:10:48 ID:tRu3vr3a
いやあえて、

二人で料理を一緒に作ってラブラブな雰囲気

桃子の言葉を思い出し、國生さん赤面

それに気付かない我聞+慌てる國生さん

ってことでも可。細かいところはおまいらの妄想力で補完してくれ。
444名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 00:53:36 ID:s5h5XWL1
>それに気付かない我聞+慌てる國生さん
そこで庖丁を取ろうとして引っ掛けて>440か。
445名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 00:54:07 ID:PRQ3FoRD
漏れ的には

我聞料理を手伝う

盛大に失敗

社長として何でもこなさなければいけません、とはるるん奮起

みっちり深夜まで特訓。気付けば二人っきり

どぎまぎ國生さん

でひとつ!
446名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 01:02:25 ID:i7jN/2wK
手作りお弁当…いいなぁ。我聞ウラヤマシス
ついでにあーんネタもやって欲しかたーよw
447名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 01:08:42 ID:6F2akrV9
我聞料理を手伝う→盛大に失敗→社長として何でもこなさなければいけません、とはるるん奮起
→みっちり深夜まで特訓。→二人で料理を一緒に作ってラブラブな雰囲気
→桃子の言葉を思い出し、國生さん赤面→それに気付かない我聞+慌てる國生さん
→國生さんが包丁で指を切る→傷口にチッス→「し、社長、試食の方、よろしくお願いします」
→ここは社長としてまかせてくれ→ナチュラルに一家団欒の図→「あーん」「あーんぱくっ」

ということだな?この激低脳どもめ
448名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 01:18:12 ID:32hc7lWT
桃子たんが忘れられそうな件について (´・ω・`)
449名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 01:35:00 ID:tRu3vr3a
>>447
GJ
450名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 01:38:57 ID:gses7c79
携帯のFFの短銃♀が金髪はるるんにしかみえない
451名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 02:45:00 ID:hC00IeBz
508さん、低脳過ぎっ!
轟沈しちゃったじゃないか!
陽菜さんの魅力を引き出しているね!

上目づかいが出来ない陽菜さん、
頬真っ赤な陽菜さん、
そして、きっちり決果をだす陽菜さん!

佐々やんじゃなくても轟沈するぜ。
452ウヒョー! ◆5b/SsQRpKk :2005/09/09(金) 13:37:48 ID:tJHbPxf8
低脳と言う名の神がいっぱいで嬉しくなっちゃうぜっ!

っという訳で、ttp://ranobe.com/up/src/up55313.jpg
一度やってみたかった。後悔はしてない。



r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。Д。) 後はみんなの想像力に任せるぜ ウヒョー!
453名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 14:51:43 ID:6DL8LVAf
…?なにこれ?
………(閲覧中)
………(食い入るように閲覧中)
………(反芻中)

ぐはぁっ(鼻から吐血)


454名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 14:58:09 ID:B5Xf8yO4
>452
ぬいた
455名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 15:13:17 ID:UAeK1z/f
>452
いける。

良ければ九州での二人の和解シーンもうまいこと台詞差し替えていただけると…。
456名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 15:35:48 ID:UOKoyKHB
使 い ま す た
457名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 16:06:21 ID:7u/BEpo6
>>429-436
ナイス!素晴らしいよ!思わず抜いてしまった!
続きを楽しみにしています!
458名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 16:25:26 ID:UB7wuACK
508氏に>>452さん。2人とも低脳ですな!
萌え死しそうになりましたよ。

GHKって、実はダメダメなんじゃないかと思った今日この頃。
459名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 16:37:08 ID:YssQ5TCF
ハヤテスレから来ました。
ここの職人及び住人の低脳ぶりには参りました。

おかげで今日は仕事ができなかったじゃねえかw
早く家帰って転げまわりてぇ(`・ω・´)
460508 ◆JfPJsrBDKI :2005/09/09(金) 16:42:07 ID:6DL8LVAf
燃料つきかけで頭が異世界と繋がってます…
461508 ◆JHD/FnPLYo :2005/09/09(金) 16:49:20 ID:6DL8LVAf
トリップ間違いた上に内容書かずに送った俺ワロスorz
無駄レスしてごめんなさいごめんなさい
精神力つきかけなんでネタのみ。
テーマ「指を切った國生さん…」

我聞に料理を習っている陽菜。
我「そこに醤油を小匙二杯いれる。」
陽「はいっ!…あぁ!?」
我「どうした國生さん!!」
陽「そ、…ソースでした。」
我「…」
陽「かくなる上は…
  指を詰めてお詫びします!」
我「え!?」
陽「てやぁ!!」
だんっころんっ
まな板の上に転がる小指
我「ぎゃーーーーー!?だ、大丈夫か國生さん!?」
陽「くっうっうあ…」
台所にうずくまる陽菜。そして…
陽「おっきくなっちゃったぁ〜」
ゴムで出来たおっきい指。てかそれは親指じゃないのか。
小指に嵌めてるけど。
よくみるとまな板の上のゆびもゴム製だったとさ。

…正直反省している、石投げないで。
462名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 17:36:32 ID:UB7wuACK
ワラタ
463名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 18:19:47 ID:PRQ3FoRD
妄想ネタ、料理ネタが出たなら…
旅行ネタ、か…?
464名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:05:22 ID:4tSItBs8
>>429-436の続き

「ああーん、き、気持ちいい!!い、いっちゃう...。」 
沢近は我聞を受け入れて、さらに絶頂への階段を登りあがっていった。 
我聞は無我夢中で、腰を上下させ続けていた。 
「ハア、ハア、ハア、愛理ぃ、き、気持ちいい...!!す、好きだ!好きなんだ!」 
「わ、私も...。ああ、あ、い、イクぅ〜!!いっちゃう!」 
ほぼ同時に、二人は果てた。沢近は我聞の上に乗ったままで、放心状態。我聞は初めて 
射精を経験したときのような恍惚感にひたりながら、沢近を見上げた。 
「え、愛理...。オ、オレ、初めてが君とでよかった。セックスがこんなにすばらしいもの 
だったなんて。」 
沢近はその言葉を聞いて我聞の横に寝そべった。 
「私も、今までした中で一番よかった。だって、好きな人としたんだもん。」 
我聞の厚い胸板に沢近は顔をうずめた。そして、自分の汗と我聞の汗が混ざり合った 
匂いを再確認した。 
「ね、工具楽君、今度はもっと色んなHしようね。」 
「ほんとにオレでいいのかい?」 
「うん、工具楽君も私にしてほしいことがあったら言ってね。」
465名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:06:18 ID:4tSItBs8
沢近は、会話しながらも、自分の肉膣の中で勢いの収まらない、我聞の怒張に戸惑いを 
覚えていた。いや、むしろ、勢いを自分の中で、ますます増しているようにすら感じる。 
(どうしよう…このままだったら、もう一回いけそう・・・。) 
沢近も、我聞があまりにも早くいってしまったので、もう一度できれば、我聞の愛し合いた 
いと思っていた。 
(だけど、工具楽君、私の中にいっぱい出したから、お腹いっぱい…一度、降りて処理しな 
くちゃいけないわね…それに、ずっと上でするのも疲れるし…今度は、後ろからガンガンし 
てもらいたいわね…フフフ…) 
「工具楽君、もう一度する?」 
「いいの?」 
「いいわよ…だけど、一度抜くわね?いい?」 
「いいよ」 
「工具楽君、私の中にイッパイ出すから、お腹がいっぱい…。一度抜いて処理するね?」 
「ああ」 
沢近は、我聞の怒張した肉棒を、ゆっくりの抜いていった。 
栓の失った、沢近の女唇から、沢近の愛液に混ざって、我聞の濃い精液が太股を伝って 
流れ出る…その精液は、拭いても拭いても、沢近の女唇から流れ出るのだった…。 
(工具楽君、いっぱい出したのね…。フフフ、なんか今夜は楽しみ) 
その、自分の女唇から流れ出る我聞の精液という扇情的な光景が、沢近の子宮の疼きを 
さらに高めるのだった。 

目を転じると、下腹につくように、怒張してる、我聞の肉棒が見えた。 
その肉棒は、沢近の愛液でほんのり、湯気がたち照り光ってる、しかしその力感に、沢近 
は、思わず手を伸ばしてしまった。 
「うっ…」 
いきなり、自分の肉棒に、沢近の手を感じ、我聞は思わず唸ってしまった。 
沢近は、右手で、鰓の張り切った我聞の上下にこすり出した。 
「どう?気持ちいい?」 
艶しい眼差しで、沢近は我聞の顔を覗き込みながら尋ねた。 
「うん・・・」 
「もっと…何をして欲しい?工具楽君?」
466名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:07:01 ID:4tSItBs8
「いい?見ててね?」 
沢近は、我聞の怒張の雁の部分を、唇で含んだ、そして、舌先で尿道の入り口付近に 
差し込むようにつっつきながら、鰓の部分を歯で軽く噛んでみる。 
「あっ…」 
我聞は、その軽い痛みが、快楽に変わるのを背筋で感じながら、自分の肉棒を沢近の口 
の中に根元まで押し込もうとする、しかし沢近の右手が、それを制止する。 
沢近は、雁の部分を舌で刺激しながら、その熱く燃えた唇で、鰓から根元も部分を前後に 
顔を動かしはじめた、すると、先の射精の時にまだ、尿道に残っていた 
精液の残滓が、その先から口の部分に出てきた…。 
「!」 
沢近は、その精液の残滓の不思議な味が、自分の口の中に広がるのを感じながら、更に 
激しく頭を前後する…。 

「あっ…」 
我聞は、尿道口から、自分のすべてが吸い取られるような刺激的な快楽に放出感のたか 
まりを感じていた。しかし、少しでも、長く、その快感を感じていたいと言う本能からか、ぐっ 
と我慢した。沢近は、我聞の、そんなたかまりを気がつかず、一度、我聞の肉棒から、唇を 
離した、そして、右手で、ひくひくと波打つ怒張を上下にしごいた。 
「うっ…」 
その拍子に、射精感を必至に我慢している、我聞の尿道口から先走りの液が少し滲み出し 
てきた。 
「ふふふ…きもちいい?工具楽君?」 
沢近は、左手の人差し指で、尿道口から、滲み出した我慢汁を救い上げ味を確かめるよう 
に口に含んだ。 
「ああ…」 
泣きそうな声で我聞は答えた。
467名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:07:46 ID:4tSItBs8
「じゃあ、もっと気持ちよくしてあげるね。」 
沢近は、右手で我聞の陰茎を持ち上げ、裏筋をハーモニカを吹くようにしゃぶり始めた。 
(あっ…そんな・・・うう・・・もう…ああ…) 
裏筋で感じる、沢近の熱い柔らかな唇の感覚と、うっとりの我聞の陰茎をしゃぶる、沢近の 
淫らなまなざし、沢近の花弁から匂う、淫らな匂い…そのすべてが、我聞の抑制の垣根を 
取り払ってしまった。 
「…!」 
抑制を失った、我聞の陰茎は、激しく震え、その尿道口から、二回目とは思えないくらい 
大量の精液が沢近の、顔向けて射出された…。 
「あん…」 
我聞の陰茎は、何度も何度も震えながら、沢近の口元から頬、目じり、額に暖かい精液を 
ふりかけていく…。 

沢近の目の前にある陰茎の先から、自分の顔に、燃えるように熱い白い液が放たれてい 
く光景と、その熱い精液が、自分の顔を汚していく感覚、鼻先に匂う濃い栗の匂い…そん 
なものが恍惚とした、不思議な感覚に沢近を引き込み、その直後、沢近は軽いアクメ感を 
覚え、心地よい虚脱感に支配されてしまった。 
しばらくして、沢近はようやく我聞に囁くように声をかけることができた。 
「いっぱい出したね?工具楽君?」 
「ご、ごめん…びっくりした?」 
「ううん、少しびっくりしたけど…いいよ…。」 
沢近は、唇にこびりついた、我聞の精液を舌でなめ取りながら笑った 
「ふふふ…だけど、工具楽君、二回出したのに、まだこんなに元気なのね?」 
顔射されても、右手で我聞の陰茎から手を離さなかった、沢近だった。 
そして、もう一度、まだ硬さを失わない、我聞の陰茎を前後に擦り上げた。 
「だけど、ちょっと待ってね。顔拭くわね?いい?」 
「ああ」 
沢近は、足元に脱ぎ捨てられてる、服から、ハンカチを取り出し顔を拭いた。
468名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:08:21 ID:4tSItBs8
我聞は、沢近を始めて見たときから存在したインセストな欲望が、沢近相手に2度射精して 
も、収まらない自分を自覚していた…いや、むしろ高まりつつある・・・。 
(いけない・・・こんな事…沢近さんに失礼だ…) 
そんな、我聞の思いをしらずに、顔を拭き終わった沢近は我聞の傍に戻ってきて、小声で 
囁いた。 
「工具楽君、もう一回できる?」 
悪戯をしてるような沢近の顔を見つめながら、我聞は答えた。 
「うん、もちろん…」 
沢近は、我聞の怒張しきった、陰茎をうっとりと見つめながら舌なめずりした 
「ほんと…元気…じゃあ、もう一度入れてくれる?」 
「ああ…」 
沢近は、ベッドから降りるて、前かがみになってベッドに両手をつき、お尻を突き出しながら 
我聞に淫らな鼻声で誘いかけた。 
「工具楽君、今度は後ろからしてくれる?」 
「後ろからって…?」 
「後ろから、入れてくれない?犬みたいに…」 
少し恥ずかしげに、沢近は答えた。 
「…ああ…」 
小声で返事しベッドから降りながら、我聞は内心考えていた 
(沢近さんの顔見えないな…もしかしたら、果歩とSEXしてる感じになれるかも…) 
「早くぅ…!」 
沢近は、お尻を振りながら我聞に催促する。
469名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:09:40 ID:4tSItBs8
我聞は、沢近の後ろに立った、そして奮い立った自分の怒張を、挿入しようとした。 
しかし、自分で女性の淫唇に挿入をした事の無い我聞は、どこに挿入すれば良いか 
わからなかった。 
「早くぅ…」 
沢近は、後ろを振り向き我聞の挿入を催促する。 
ふと、沢近のお尻を見ると、茶色にすぼんだ穴が見えた、 
(ここに入れるのかな?」 
我聞は、陰茎の先をそこにあてがった。 
「ちがうよ!工具楽君、そこはお尻の穴!」 
「ご、ごめん…間違った…」 
我聞は縋りつくような声で、沢近に謝った。 
「うん、いいの…工具楽君、女の子の中に挿入した事ないものね…」 
「うん…ごめん」 
「そこからもう少し下だよ…よく見て。」 
我聞は、後ろから沢近の股の間を覗き込んだ。 
見ると、てらてらと真っ赤に充血してる淫唇が見えた。会淫部分から、淫唇をはさんで 
淫毛まで、愛液と、我聞の精液で、べっとりと濡れて、照明の光を照り返している。 
そして、我聞が先程、沢近の子宮に大量に流し込んだ、精液が、逆流して肉唇から 
太股を伝って流れているのが見えた。 
「恥ずかしい…工具楽君、そんなぁ…じっくり見ないで…!」 
沢近が、振り向いて哀願する。 
「ご、ごめん…」 
我聞は、じっくりと確認した、沢近の熱く真っ赤に充血してる花弁に、自分の怒張の先を 
あてた。 
「いくよ?」 
「うん、いらっしゃい、私を突き殺すくらい激しく突いて…お願い」 
我聞は無言で、勢いよく沢近の花弁に、自分の燃え滾った怒張を突き入れた。
470名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:10:12 ID:4tSItBs8
「あん」 
沢近は、我聞の、陰茎の先が、自分の子宮口を激しく突き上げたのを確かに感じた。 
(凄い…やっぱり、工具楽君のおちんちん、大きいし、長い…私の膣の中がいっぱい) 
我聞は、初めてSEXを経験した男が誰もがそうであるように、単純な前後運動を 
沢近の腰をしっかりと掴みながら繰り返した。しかし、その単純な動きが、沢近の膣壁の 
知らない快楽のスポットを急速に開発しつつあった。 
(あん、単純なんだけど、それがかえって新鮮…私癖になりそう…) 
過去に二度射精しているせいか、我聞にもまだまだ、余裕がありそうだった。 
我聞は、抜けるかとおもうくらい腰を引くと、 
まるで、沢近のお尻に自分の下半身を打ちつけるように前後運動を繰り返している、 
その度に、我聞の陰茎の熱い雁の部分が、沢近の子宮口にめりこむくらいぶつかって 
いるのが、沢近には実感できた。そして勢いよく腰を引くときには、はりきった鰓の部分が、 
沢近の肉壁をひっかいていくのがわかる…。 
(駄目…もう、いきそう…す、凄すぎる…) 
我聞は、沢近の腰を掴み、ただひたすら、目を瞑りながら、激しく腰を前後に腰を振って 
いるだけだった。自分の陰茎の先が、何かにぶつかり、腰を後ろに引いたとき、雁の部分 
に強烈な快楽が生まれるのをただひたすら、感じていた。 
よりいっそう、激しさを増す、我聞の動きに、沢近も次第に、理性を失いつつあった。 
「あっ、ああ…もう…もう…す、すごい…」 
我聞の、怒張も沢近の中で、大きさを増していっているのがわかる。 
気のせいか、我聞の動きも激しさを増してるのがわかる。 
(工具楽君…ああ…) 

我聞は、もうただ、快楽の頂を目前にして、ただひたすら腰を動かしているだけであった…。 
(もう…駄目だ…ああ、姉ちゃん) 
沢近も狂乱状態だった。 
(もう、駄目…いっちゃう…) 
そのとき、我聞が腰に当てた手に力が加わったのを感じた、そして、それまでで最高の 
一撃が沢近の子宮口に加わったと同時に、その花芯の奥で何かが爆発したのを感じた。 
(ああ…い…くぅ・・・。) 
沢近は、気を失いながら、何度も、我聞の陰茎が衝撃しながら、自分の子宮口に熱い 
ねっとりした精液を浴びせかけ、それが自分の子宮の中に流れ込んでくるのを感じていた。
471名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:10:29 ID:10FS9WaH
>>461
國生さん、丸くなりすぎw
472名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:11:03 ID:XcXpSYxf
>>452
今見た。
さて、ちょっとごろごろしてくる。

>>508
ワラタ
ほのぼのしてていいなあ。
473名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:11:23 ID:4tSItBs8
背中に圧迫感を感じ、沢近は気を取り戻した。 
振り向くと、我聞が、繋がったまま、背中に倒れかけていた。 
さすがに、3度目の射精で、我聞の怒張は、わずかに勢いを失ってはいるが、それでも、 
まだ適度な硬さを保っていた。 
沢近は、体の中に、ふつふつと我聞への慈愛にも似た、愛情が生まれていくのを覚えて 
いた。 
起きるまでこうしていてあげよう…沢近はそう思い、我聞がめざめるのを待つことにした。 
しばらくすると、我聞の、陰茎が、勢いをうしない、そして、自然な形で沢近の淫唇から、 
スルリと抜けた、それがきっかけに我聞は意識を取り戻した。最初、我聞は、自分の置か 
れた現状が理解できないようだったが、すぐに現状を認識し自分が、沢近の背中に乗って 
いる事に気がつき、そこからずり落ちた。 
「ご、ごめん…沢近さん…重かった?」 
沢近は、できる限りの笑顔で我聞に返事をする。 
「ううん、ちょっとね…だけどいいの…それより…工具楽君、私とのHどうだった?」 
「ああ…ありがとう…最高だったよ…。」 
「そう?よかった、私も最高だった、工具楽君童貞だったと、とても思えないくらい、凄かっ 
たもん…」 
我聞は、少しだけ誇らしげに、頷いた。 
「また、しようね?工具楽君?」 
「ああ…」 

こうして、我聞は沢近の両親が帰ってくる前に、沢近の家をあとにしたわけであるが、 
その時、我聞は、この日の激しいH体験が後に、大いなる災いをもたらすとは思ってもいな 
かった。沢近が、我聞との激しすぎる情事のために忘れていたのはこの際理由にならない 
であろう・・・。 
沢近の、お腹に…我聞の遺伝子を持った、生命が発生した事を…。

やっと完成した。
474名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:24:07 ID:32hc7lWT
本日のNGID:4tSItBs8
475名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:31:21 ID:XcXpSYxf
おいおいおまいら、本スレのレスを読んでみろ。
476名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:51:08 ID:32hc7lWT
>475
煽られてたぞ
477名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 23:06:21 ID:/uvFOhJ1
>>464-470>>473
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
お腹いっぱいになりますた。ありがとうございます。
この調子でどんどん良作をお願いします。
478名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 23:25:22 ID:PpBKQykX
>>1
>他作品とのクロスオーバーはご遠慮ください。
479名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 23:45:46 ID:32hc7lWT
自作自演まで始めると流石にやっかいじゃのう
480名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 23:48:59 ID:rV9O5RNO
六商の自演だろ 無視無視
481名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 00:35:11 ID:ttXKwyUe
>>477
俺も無知だったってオチで。

クロスオーバー君は、そろそろ邪険に扱われていることに気付いたほうが良いよ。


以下、何事も無かったかのように猥談開始。
482名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 00:36:25 ID:ttXKwyUe
>>476だたorz
483名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 11:13:47 ID:r0jVtsRM
セブンイレブンで「Wピーチ」というプラスチック容器のジュースを発見。
「白桃&黄桃顆粒入り」と書いている。
果汁10%で桃果粒4%…何より「桃」「果」と連続しているところに
激萌え。

飲んでみると甘い桃果汁が口に拡がり、小さい桃果粒が瑞々しさを
与えてくれるステキ飲料。

潤いを求める低脳な貴兄等に摂取する事をお奨めする。

…これ飲んで次のネタをつくってまつ。
484名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 12:04:46 ID:a4+EdgLY
>>483
それだけで反応って、重傷ですがな。
まあ、わからんでもないが。
485名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 12:40:15 ID:ttXKwyUe
>>484
だがそれがいい。
486名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 20:48:32 ID:etkiqjxy
>>483
え!?ちょ、オレセブン店員だけど全然気付かなかった!!
いつも品出ししてんのに!!
ぐあ〜!不覚だ・・こんな不様なオレを罵ってくれ桃子・・出来ればニーソで踏みつつ、
・・じゃなくて、今からバイトだから休憩時間に買って飲んでみるよ。
487名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:29:16 ID:MiJ0b4tO
いや気づかないのが普通って言うかそんな妄想しないのは普通ですから(w
488名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:47:23 ID:DgYJ6KIt
うむ普通だ。

ツマリ低脳ではないな
489名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:22:58 ID:oesCXr+D
>487-488
低脳汁がドパーっと出ないとああいう連想は像を結ばないからなあ・・
490名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:01:01 ID:+mNUEToB
ここで低糖のコーヒーが「低脳」に見えたり
低脂肪乳が「うす胸」に見えたりする俺様の登場ですよ。
491名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:14:05 ID:+H0vLMzw
>>490
低脂肪乳⇒脂肪の少ない乳⇒薄胸⇒果歩たん(゚∀゜)ワーイ

成る程な・・・!
492名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:09:58 ID:duI/SJKc
>>490
なんて、高等テクニックなんだ・・・・・。
それ、最強じゃん。
493名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:10:31 ID:8n0IDI9i
私ゃ「カロリーひかえめ」が桃子に見えますが何か。
494名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:21:11 ID:Hu4w6Y4e
中毒者までだして打ち切ったら
担当殴りたい
495名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 18:23:49 ID:jnsouxlO
だからおまいらサンデー買ってアンケを送りなさい。
漏れは毎回送ってるぜ!……だから打ち切らないでね少年サンデー(つД`)
496名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 18:27:34 ID:32x05+ky
デレかなちんを見るまであきらめきれんので毎週出してるぞ
藤木を殺すな。
498名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:38:31 ID:7vvp2+qi
打ち切ってほしくない……が、
よしんば打ち切られても、次作がパラダイス学園みたいな漫画だったら許してしまいそうです。
國生さんが豚責めされたり全校総出で狩られたりするのさ。
499名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:46:21 ID:wF84y81g
流れ全く読まずに失礼
>>452を見て吹き荒れる妄想に任せて書いてみた

こーいうの書くの初めてなんでいろいろ突込みどころあると思うけど、
折角だから投下してみるっす

はるるん×優さんで、GHKの陰謀ネタで。
500499:2005/09/11(日) 22:47:35 ID:wF84y81g
まだ昼間だというのに雨戸が閉められた工具楽家の居間に、蝋燭の明かりに浮かぶ人影が4つ。
おなじみGHKの面々は今日も今日とて密談中なのである。

「キーッ!! 目の前にあんなご馳走があるってのに、どうしてお兄ちゃんは手をださないのよ!!」
「まあまあ姉上、おちついて」
「落ち着いてなんて居られないわよ! これだけ手を尽くしてるってのに、お兄ちゃんはホモか!インポか!」
「姉上、何気に問題発言してますぞ」

GHKを発足させた張本人にしてデルタ2、果歩の怒りは最近ますます激しくなってきている。
理由は当然、兄・我聞と未来の兄嫁(予定)・陽菜のこと。

「これだけ手を尽くしてるってのに、未だに何の進展も無いってどういうことよ!
 だいたいあれだけ一緒にいて何の手出しもしないなんて、我が兄ながら情けない・・・
 動物ならもうとっくに子供の二匹や三匹くらい産んでてもいい頃よ!」
「動物って・・・」

手を尽くしていると言えるかどうかはともかくとして、GHKの度重なる暗躍にも関わらず、
この二人、相変わらず何の進展も見られない。
最初は自分の家事の負担を減らすため、なんて下心こそあったものの、
陽菜にすっかり惚れ込んでしまった果歩はもはや「兄嫁は陽菜さん以外ありえない」状態であり、
従って現状はもうそれはそれは歯痒くてたまらないのである。

「もうこうなったら実力行使しかないわ! 二人とも裸にひん剥いて、一部屋に押し込んでやるとか!」
「あ、姉上、いくらなんでもそれはちょっと・・・」
「んー、それも面白そうだけど、ちょっと意見をいいかな?」

と、これまで無言を通していたデルタ1・森永優が発言を求めた。
工具楽家の一員ではないが、面白そうという理由だけで参加しているのだが、
工具楽屋社員であり、相当の技術力の持ち主であるため、果歩が最も頼りにしているメンバーである。

「あ、はい、どうぞ優さん」
「ありがとう。 今までの活動を分析してみたんだけど、方針を少し変えた方がいいかもしれないんだよね」
「と、いいますと?」
「うんー、これまではさ、”愛は馴れアイ”ってことで、とにかく一緒にいさせようとか、
 二人きりにさせようとか、衣装で気を引かせたりとかだったけど、残念ながら結果は出てないんだよね」
「確かに・・・お兄ちゃんもそうだけど、陽菜さんも相当鈍いですからね・・・」
「特に我聞君の朴念仁レベルは相当な上に、下手に社長としての意識があるから、
 彼の方から秘書の陽菜ちゃんに手出しさせるのはかなり困難と見るべきだね」
「でも、それじゃあ一生このままってことに・・・」
「そう、そこで方針を変えるのよ!」

優の眼鏡が蝋燭の明かりで怪しく輝く。

「何かいいアイデアがあるんですか!?」

ずいっと乗り出す工具楽3姉弟

「ふっふっふっ、この稀代の天才・優さんをナメたらいかんぜよ!
 題して”鳴かぬなら 鳴かしてみせる 陽菜ちゃん”作成!!」
「おお〜!!!」

ドッギャーン、とかそんな音が鳴っていそう。
501499:2005/09/11(日) 22:49:44 ID:wF84y81g
「先生!それは名前からして、兄嫁殿にマトを絞るということでしょうか!?」
「うむ、鋭いね斗馬君!」
「いったい陽菜さんに何をするのです?」
「さっきも言った通り、我々がシチュエーションを作って二人の自主性に任せる、では埒が明かないのは最早明白!
 ならばここは手段なんて選んでいられない!
 強制的に相手を意識させ、自ずから行動させてしまうのだー!」
「手段を選ばず、というと・・・」
「うむ、薬でも機械でも、私の技術、全てを駆使して進ぜようぞ!」
「ああっ、優さんなんて頼りになるの!」

結構怖いことを言ってるのだけど、既に果歩も手段を選ぶつもりは無いのでスルーらしい。

「しかし、仕込むのでしたら兄嫁殿より兄上の方が簡単だと思うのですが、何故に兄嫁殿を?」
「ふっふっふっ まだまだ甘いのう!
 確かに我聞君に仕込みをかける方が楽なように思えるけど、彼はあれで仙術使いだからね、
 薬の効果とかあまり期待できないのよ。
 それに社長としての安いプライドも、なかなかに侮れない。
 しかし、そのプライドを逆手に取ることにこの作戦の肝があるのだよ!」
「ほうほう!」
「確かに社長として秘書に手を出すのは我聞君的社長像ではありえないと言えよう!
 しかし、秘書の方から求められたら果たしてどうか!?
 頼まれたら断れない彼の性格からして、拒絶しきれないと見るのが妥当であろうかと!!」
「なるほど!」「お〜!」「さすが優さん、すごいです!」

もはや密談と言えない盛り上がり。

「方針はわかりました、でも具体的にはどんな方法で?」
「うむ、それについてなんだけど、今回は一つ、全てをこのお姉さんに任せてもらえないかな?」
「優さんに?」
「うん、この作戦は主に私か陽菜ちゃんの部屋で進行させる予定だからねー。
 大体の策は既に練ってあるから、あなた達は大船に乗ったつもりで成果報告を待っているがよいぞ!」
「ああっ 私には優さんが神様に見える!」
「うふふふふ、これが成功した暁には神仏の如く奉るがよいぞ!」

果歩はもう大感激、完全に優さんにひれ伏している。
斗馬はひそかに
(しかしGHKのメンバーとはいえ、どうして今回はそこまで手を尽くしてくれるのだろう)
とか思うわけだが、だからといって反対したり意見したりはもうしない。
流れ行くままに。

当の優は、相変わらず眼鏡をギラリと光らせて、なんとも言えない笑いを浮かべていた。
急の仕事さえ入らなければ、早速今夜からでも作戦を開始してしまおう、と考え、
そうするとどうしても笑いが抑えられないのだ。

(ふふふ・・・今夜は素敵な夜になるわよ・・・ねぇ陽菜ちゃん?)
502499:2005/09/11(日) 22:51:32 ID:wF84y81g
その晩、森永優が國生陽菜の部屋を訪ねたのは、20時を少し回った頃のこと。
最近は仕事も忙しくなく、残業も持ち帰りの仕事もなかったので、
陽菜は既に食事も片付けも終えてくつろいでいるところであった?

「はーるるん、今ちょーっちいいかなー?」
「いらっしゃい優さん、どうかなされたのですか?」

優が不自然な程に笑顔であるのがちょっと気になったが、
もともと明るい人だし、なにより互いに警戒など不要な間柄である、特に気にも留めずに優を部屋へと招きいれる。

「何か良いことあったのですか? とても楽しそうです」
「いやー、それはこれから・・・じゃなくて!
 ・・・実家の方からお酒が送られてきてねー、一人で呑むのもなんだから、
 もし陽菜ちゃん暇だったらお付き合いしてくれないかな〜、なんて」
「? 私はお酒呑めませんけど・・・」
「ああ、無理に勧めたりなんかしないから! ただ部屋で一人で呑むのって侘しくってさ〜
 ちょっとだけでいいから、ね、お願い」

こんなことを言いながら手を合わせて頭を下げる姿がなんとも可笑しく、
今までにも度々あったことなので、クスリと笑いながら

「わかりました、明日もお仕事ありますし、呑みすぎないように監視させていただきますね」
「さっすがはるるん、話がわかる〜♪」

そんなことを言いながら眼鏡の奥で優の目が怪しく輝いたのには、さすがの陽菜も気付かなかった。

陽菜がテーブルに食器を並べる間、優は持参したコンビニの袋からつまみを取り出し、皿に移していく。

「それがご実家から送られてきたお酒ですか? なんだかお酒っぽくない瓶ですね・・・どっちかというと薬品みたいですが・・・」
「え・・・あ、あははははっ
 いやぁ、これ実家でつくった ”どぶろく”って奴でね〜、手近にあった空き瓶に適当に詰めちゃったみたいなのよ、あははははっ」
「はぁ、そうなんですか」

なんか優が汗をかいてるような気がするけど、まあ呑む本人が気にしてないならいいかな、とそれ以上は追求せず、
優にグラスを渡す。
優がその ”どぶろく”をグラスに注ぐと、うっすらと甘い芳香が陽菜のところにまで漂ってきた。

「あ・・・良い香りがしますね、そのお酒」
「でしょー! 味の方も一級品! どう、はるるんもちょーっと呑んでみないー?」
「いえ、結構です」

ここは即答するのが、やっぱり陽菜である。
503499:2005/09/11(日) 22:53:07 ID:wF84y81g
「ちぇー、ほんと美味しいのになぁ」

心の中で舌打ちはするが、これはまだ想定の範囲内。
顔には相変わらず笑みを浮かべたままでグラスを取り

「よっし、じゃあ乾杯しよっか」
「はい、でも何にです?」
「うむ! 二人の明るい未来に!」
「なんですか、それ」

クスクスと笑いながら、陽菜も応えてこちらはお茶のグラスを掲げる。
チン、とグラスを軽く触れさせると、優はおもむろにグラスを煽り、一息に空けてしまう。

「優さん、そんな呑みかたして平気なんですか!?」
「何を言っているんだね、杯を乾かすと書いて乾杯なのだよ!」
「いや、でも明日の仕事に響いては・・・」
「あ、へーきへーき、これアルコール度数低くてね、ビールなんかよりずーっと弱いんだから、安心安心♪」
「そ、そうなんですか・・・? でも、どぶろくってもっと強いお酒なんじゃ・・・?」
「いやそのえーとほら、自家製だしさ、どぶろくにもいろいろあるのさ〜」
「はぁ・・・」

そう言いながら早くも次の一杯をグラスに満たしていく優。

「でも、気をつけてくださいね、挙動がおかしくなったらすぐに止めますから」
「大丈夫大丈夫〜♪」

などと言いながら、既にグラス半分ほど空けてしまっている。

「美少女を相手に美酒を呑む、まさに極楽だねこりゃ〜」
「・・・やっぱり酔っ払ってきてませんか・・・?」
「いやいやそんなことないさ!」

と言い切って2杯目を乾す。
だんだん陽菜の優を見る眼ががジト目になってきているが、お構いなしで3杯目をついでいく。

「もうねー、香りといい口当たりといい喉越しといい、美味しくてちびちびなんて呑んでられないのだよ〜
 それにね、お肌にもいいんだよ〜」

うっとりとした表情でそんなことを言いながら、優は3杯目も相変わらずの勢いで順調に干して行く。
目の前でこれだけ大げさにやられると、流石に陽菜も気になってくるらしく、
瓶をしげしげと眺めて見たりするが、自家製ということで当然ラベルも表示もなく、
酒の色くらいしか情報は得られない。

「あらー? はるるんも呑んでみたくなってきたのかな〜?」
「い、いえ、決してそんなことは・・・」
「うふふふー、この優姉さんにそんな嘘が通じると思ってるのかな? 我慢は体によくないぞ〜?」

顔はいつにも増してにやにやしながら、ここぞとばかりに陽菜に ”ずいっ”と迫ってくる。

「さ、ほらほら、モノは試しって言うじゃない、これも社会勉強だと思って!」
504名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:54:10 ID:wF84y81g
なんか言ってることが滅茶苦茶な気がしつつも、自らが抱いた興味と優の迫力、
そしてなによりかすかに漂う芳香には逆らい難いものがあり、ついに・・・

「わ、わかりました・・・じゃあ、お言葉に甘えて、一杯、いや、一口だけ・・・」
「よっしゃ! さっすがはるるん、私が見込んだおなごよ! さあ、杯を持つがよい!」

ガッツポーズまで決めてる優と、誘惑に負けてしまった自分に苦笑しながら、
新しいグラスを台所から持ってくると、既に優が瓶を構えて待っている。
またしても苦笑しながら、軽くグラスを差し出し

「あの、ほんの一口くらいでいいので・・・」

どぼどぼどぼっ

「・・・って優さん!」

優の容赦ない酌によって、グラスには ”どぶろく”がそれはもう並々と注がれてしまった。

「あーら、ごめんごめん、まあゆっくり呑めばへーきへーき♪」
「は・・・はぁ・・・」

陽菜が自分のグラスを持て余しているうちに優は自分のグラスにも酒をみたし(もちろん自分の分にも容赦なし)、
グラスを軽く掲げ

「それじゃ、改めて乾杯といこうかね〜」
「あ、はい!」

陽菜もそれに応じ、グラスを掲げる。

「じゃあ、今度は陽菜ちゃんの初体験を祝して!」
「あ、あの・・・初体験って・・・」
「もちろんお酒のことだよー、それとも何か他のことでも考えた?」
「い、いえ、別に何も!」

ここぞとばかりにニヤニヤしながら突っ込みを入れる優に思わずたじろいでしまう。
初体験が指す行為、それは陽菜も知っている。
わざとそんな言葉を使って自分をからかっているんだろうなと軽くため息をつき

(まあ、優さんらしいか)

と心の中で苦笑してから、意識をグラスに移す。
グラスの中にはうっすらと白く濁り、絶え間なく芳香を漂わせる液体が満たされている。
手元にある分だけ、さっきまでよりも芳香は強く、香りを嗅ぐだけで陶然とした気分になってくるようだ。
うっとりとした表情で、手の中のグラスを覗き込んだまま動きを止めてしまっている。

「さ、陽菜ちゃん、いつまでも眺めてないで、ささ、ぐぃっと!」

優に促されて一瞬ハッとした表情をしてから、改めてグラスを覗き込み
意を決したように目を瞑り、ゆっくりとグラスを口に近づけていく。

(本当にいい香り・・・なんて甘い・・・)

酒の芳香に早くも酔ったかのような感覚を覚えているうちに、、グラスが口に触れる。
そこには酒が並々と注がれているので、すぐに液体が口内に流れ込んでくる。

(あ・・・すごい・・・ああ・・・甘い・・・)

香りから味の想像はしていたが、それは陽菜の想像を越えた、うっとりとするような甘さであった。
かすかにとろみのある液体は舌に絡み、その甘さで口内を痺れさせていく。
甘さは喉を焦らし、そしてその熱は体中に広がっていくかのようだ。
505499:2005/09/11(日) 22:55:00 ID:wF84y81g
「・・・・・・・・・・・・はぁっ・・・」

陽菜はグラスを口から離し、陶然とした表情でため息を一つ。
普段の陽菜からは想像もつかないような、色気が滲み出ている。
そんな陽菜の ”思惑通り”の反応に満足しながら、優はこれも準備していた台詞で話を進めていく。

「あら〜、はるるん良い呑みっぷり! いやー格好いいね! お姉さん惚れちゃいそう!」
「・・・え・・・!?」

あれだけ並々とあったはずの酒が、グラスから全て失われている。
もちろん、こぼしてなどいない。

「一口だけなんて言いながら、実は陽菜ちゃんっていける口なのかな〜?」
「あ、あの・・・」

(呑み干し・・・ちゃったの・・・あんなに沢山あったのに・・・)

信じられない、陽菜はそう思ったが、どう考えてもそれが事実であった。
甘さに痺れて陶然としているうちに、一息に呑み干してしまったのだ。

(どうしてこんな・・・いけない、しっかり自分を保たなきゃ・・・)

理解を超えつつある現状に対し、持ち前の自律心で必死に認識を追いつかせようと試みるが

「さ、これなら2杯や3杯くらい軽いよね、どんどんいこ〜!」

容赦なく優が差し出す瓶に、陽菜も反射的にグラスをあてがってしまう。
陽菜に自分を取り戻す隙を与えるつもりは全くないらしい。
再び目の前に現れた芳香の塊は、陽菜が懸命に引き出しつつあった自律心をも軽く焼き焦がしてしまう。

「あ・・・」

もう、なにがなんだか、わからない。
明日の学校のことも、仕事のことも、考えることは出来なかった。
ただ、目の前の甘い刺激に抗うことはできない、それだけが確かなことだった。
一度口をつけてしまえば、あとは全て流し込むしかない。
流し込んでしまうと、熱を含んだ甘い刺激は全身を駆け巡り、身も心も焦がすのだ。
そして自分を取り戻す頃には、既に次の甘い刺激は目の前に用意されているのだ。

繰り返し、繰り返し、杯を重ねる度に甘さは心を蝕み、熱は身体を焦らす。

ガシャンッ・・・

陽菜が優の何度目かもわからない酌を受けようとしてグラスを取り落とし、
そのまま横に倒れ伏して眠りに落ちたとき、
優の顔にはいつものように笑みが浮かんでいた。
それは楽しそうでありながら、同時になにか陰惨な気配の漂うものであった。


「おやすみなさい、陽菜ちゃん・・・

 でもね、夜はまだまだ、これからなのよ・・・」
506499:2005/09/11(日) 22:55:59 ID:wF84y81g
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・

身体が・・・熱い・・・

それになんだろう・・・なんか、変だ・・・

ああ・・・なんだろう・・・

やっぱり・・・酔っ払っちゃったのかな、わたし・・・

・・・なさけない・・・ごめんなさい社長、わたし、まだまだ秘書として未熟です・・・


陽菜は熱っぽい意識から、少しずつ覚醒しつつあった。
頭痛や気持ちの悪さはどうやらないようで、二日酔いとは違うみたいだが、
とにかく身体が火照っている。
その熱が心にも伝わり、疼くような切ないような感じがして、なんとも気恥ずかしい。

(今何時頃だろう・・・優さんはもう戻ったかな・・・?)

それからまたしばらくして、やっと目を開けられるようになる。
どうやらベッドに寝かされているようだ。
部屋の明かりはつけたままで、外はどうやらまだ夜のまま。

(学校は、まだ大丈夫かな・・・)

ひとまずは安心しつつ、時計を探そうとするが身体がうまく動いてくれない。

(うう・・・お酒・・・侮ってました・・・)

なんとか首を捻ろうとしていると、視界に優が入ってくる。
優の方でも陽菜が目覚めたのに気がついたようで、ニコ、と笑い近づいてくる。

「おー、陽菜ちゃんお目覚めかな、気分はどう〜?」
「あ・・・優さん・・・どうもすみません・・・」
「ん、何がかな?」
「こんな・・・情けない姿を晒してしまって・・・本当に恥ずかしい・・・」
「あははっ、いいっていいって、ぜーんぶ計画通りのことなんだからさっ♪」
「は・・・はぁ・・・?」

計画? と疑問に思うも、優さんのことだし自分がこうなるのを見越していたのかな、と勝手に解釈してしまう。

「それよりも、気分の方はどうだい?」
「あ・・・はい・・・なんだか・・・なんだか熱いような・・・まだお酒が抜けてないのかな・・・」
「ふ〜む、熱い、かぁ。 ねぇねぇ、具体的にはどの辺がどんな風に、とかわかるかな?」
「え・・・?」

(どの辺が、どんな風に・・・?)

陽菜はそう言われて、改めて意識してみる。
熱は身体全体を覆っているように思っていたが、場所によって強弱があるような気がする。
腕や足の先端はそれほどでもなく、身体の中心に近づくにつれて強くなってきているようだ。
胸からお腹、そして下腹部へと意識を移していき・・・

(・・・!?)

陽菜の顔が ”かぁっ”と赤く染まる。
下腹部のいちばん奥、足と足の間。
陽菜にとって最も恥ずかしいところ。
そこが他のどこよりも熱を帯び、そして疼いているのだ。
507499:2005/09/11(日) 22:57:12 ID:wF84y81g
(や・・・どうしてこんなトコロが・・・これも・・・お酒のせいなの・・・!?)

そこにきて優の視線に気付き、あまりの恥ずかしさに、顔をシーツにうずめてしまう。

「あれ、はるるんどうしたの? だいじょーぶ?」
「だ、大丈夫ですっ、なんでもありませんっ!」

一度意識してしまうと下腹部の熱と疼きは途端に激しくなり、
意識を外したくても外すことができない。
おそらく、”処理”をしないと眠ることすらできないだろう。
これまで自慰行為などしたことのない陽菜だが、やりかたの想像くらいはつく。
だが、そのためには・・・

「おーい、陽菜ちゃん本当に平気? ちょっとお顔を見せてごらんなさい?」
「へ、平気ですっ、本当に平気ですから! だ、だから、優さんも今日はお帰りくださいっ、
 後片付けは私がやっておきますから・・・」
「あらそーお? でも本当に平気かなぁ?」
「平気です、本当に大丈夫で・・・」

いつのまにか陽菜に顔を近づけていた優が、
喋っている途中の陽菜の耳から首筋にかけて、吐息を ”ふっ”と吹きかけた

「・・・っひぃっ!!!」

陽菜の身体がビク、ビクン、と大袈裟なほどに震える。

「・・・な、何するんですか、優さん!」

シーツに埋めていた顔を優に向け、思わず真剣に抗議の声を上げてしまうが、
相変わらず顔は上気して、目は涙目になってしまっている。
対照的に優はいつも以上のニヤケ笑いで、反省の色など微塵も見せていない。

「ん・・・どうしたの・・・? 何って、ちょーっと首筋に息がかかっただけだと思うんだけど・・・?」
「え・・・あ・・・そ・・・その・・・」

陽菜にとっては初めての経験だったが、これがどういうことかは分かってはいた。

(・・・ ”感じて”しまった・・・)

意識が下腹部に集中していたところに、首筋に不意打ちを受けて、思わず声まで上げてしまったのだ。

(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい・・・・・!!!)

(これ以上優さんと一緒にいたら、いつか見破られてしまう、はやく・・・早く帰って、お願い・・・!)

そんな陽菜の必死の願いも、優の前には脆く崩れ去るばかり。
もはや陽菜は優の手のひらの上で踊るばかりなのだ。

「ねぇねぇ、もしかして、はるるん今ので感じちゃった?」
「・・・・!!!」

絶句。
普段は絶対に見られることのない陽菜の羞恥と驚きの表情は、
優の嗜虐心を強く刺激する。

「そっ・・・そんなことありませんっ!!」

陽菜はさらに涙目になりながら、必死で否定する。
当然、自分がどんな顔になっているかなど、顧みる余裕はまったくない。
508名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:58:56 ID:wF84y81g
(ああ・・・陽菜ちゃん、なんてかわいい・・・我聞君にあげちゃうのが惜しいくらいだわ・・・)

陽菜の声を聞き流しつつ、そんなことを考えながら、
しかし攻め手は決して緩めない。

「え〜? 本当かなぁ、そんなこと言うと、お姉さん確かめちゃうよ〜?」
「そ、そんな、本当です、本当ですから、優さん、やめ・・・」

再び近づいてくる優の顔から逃げるようにシーツに顔を埋め、
刺激に備えて身体を硬くする。

つぃっ

びくびくっ

「・・・っ!!」

少しだけ露出していた脇腹に指を這わせられ、声こそ抑えたものの、
痙攣は抑えられない。
そして痙攣が収まる間もなく、優の攻撃は続く。

ふぅっ

びくびくびくっ

「っはぁぁぁ!!!」

またしても耳から首筋へ息を吹きかけられ、思わず仰け反ってしまう。
シーツから顔を上げてしまったために喘ぎ声も抑えられない。
優はその隙を逃さず、仰け反って少しだけ浮いた陽菜の身体の下に手をまわし、
ごろんっ、と陽菜を仰向けにしてしまった。
そして優は陽菜の上で四つん這いになり、陽菜の顔を覗き込んでいる。

「いやぁびっくりだね、大人しそうな顔してはるるんがこーんなにえっちな娘だったとは、
 お姉さんぜーんぜん気付かなかったよ」
「そ、そんな・・・そんなこと、ない・・・です・・・」
「うふふふふ、そんなえっちな顔しながら否定したってぜーんぜん説得力ないのに、
 はるるんたらかーわいぃ♪」
「え・・・あ・・・」
「お、丁度いいところにこんなものが! ほらほら、よ〜くみてごらん?」

いつも陽菜の枕もとに、写真立てと共に置いてある我聞の母親の形見の手鏡。
これは偶然見つけたものであるが、有効であると思えば使わない手は無い。
優は鏡を開き、陽菜の顔の正面に向ける。

「あ・・・う・・・嘘・・・」


鏡に映っているのは、いつも見ているはずの自分の顔。
でも、その顔は自分でも見たことが無いくらいに赤く上気している。
ややひそめ気味の眉の下にはしっとりと潤み半開きになった目がこちらを覗いている。
目尻からは涙がこぼれそうだ。
口はだらしなく開き、端からはうっすら涎が這った跡すらみえる。

(こ・・・これが・・・わたし・・・? なんて・・・いやらしい・・・物欲しそうな・・・かお・・・)

優がパタンと手鏡を閉じ、元の位置に置いても、陽菜はまだ呆然としていた。
509499:2005/09/11(日) 23:00:08 ID:wF84y81g
それを見て優は満足そうに笑い、

「うふふ、どうやら認めちゃったみたいだね、はーるるん?」
「え・・・い、いや・・・その・・・」
「普段のクールな陽菜ちゃんも魅力的だけど、いまのえっちぃはるるんもとーっても可愛いよ〜?」
「そ、そんな・・・」
「このギャップがもうたまんないね! いっくら朴念仁の我聞君でも、今の表情で迫ったら100%押し倒すね!
 うむ、間違いなし!」

不意に出てきた我聞の名を聞いて、陽菜の崩れかけていた羞恥の心が息を吹き返す。

「な・・・なんでここに社長の名前がでてくるんですかっ! 
 だいたい、社長はそんなことしません!」

顔を真っ赤にして反論する陽菜に、満足そうに笑いながら、優は自分の描いたシナリオを進めて行く。

「だいたい、我聞君だって陽菜ちゃんと同じ高校生だよ? いーっつも一緒のはるるんのこと、
 夜中にオカズにしちゃったりなんか、してるんじゃないかなー?」
「そ、そんな・・・社長に限って・・・そんな・・・こと・・・」

今まで考えてもみなかった。
今日まで、そういったことにかなり感心の薄かった陽菜のこと、
まさか我聞がそんなことをしているかなど、これっぽっちも考えたことはなかったのだ。

「しゃ・・・社長は、そんなこと・・・しませんっ」

なんでそんなに必死に否定するのか陽菜自身にもわからない。
ただ、我聞はそんなことをする人ではない、と、ただ信じたかった。

「ふぅん・・・我聞君のこと、信頼してるんだねぇ、さっすがはるるん、秘書の鏡だねっ!」

「でも、それじゃあ、陽菜ちゃんはどうなのかな〜?」
「え・・・? わたし・・・?」
「そ! だって、こ〜んなえっちな陽菜ちゃんだもん、毎晩のように我聞君のこと考えて、
 下着を濡らしたりなんかして!」
「そ、そ、そんな、そんなこと、したことありませんっ!!!」

自慰だってしたことないのだから、それは当然。
当然のはずなのに・・・

「え〜、ホントかな〜? だってさっき、陽菜ちゃん寝言でね、
 ”社長、社長”って何度も言ってたんだよ〜?」
「う・・・嘘・・・」

もちろん嘘だが、今の陽菜は混乱の渦中にあり、自分のことすら信じられなくなってきている。

「この優姉さんが嘘つきだなんて失礼な! 
 さっきも、こんな声あげながら何度も我聞君のこと呼んでたんだからね!」

言いつつ、陽菜の首筋に指を這わせる。

「はうぅっ! ・・・・・・そんな、嘘、嘘です・・・っあぁぁあっ!」
510499:2005/09/11(日) 23:01:30 ID:wF84y81g
優の指先の刺激に、陽菜は昂ぶってしまう自分を抑えることが出来ない。
しかも、その昂ぶりは回数を重ねるごとに確実に強くなってきているのだ。

(いけない・・・このままじゃ・・・わたし・・・わたし・・・)

「さーぁ白状しちゃいなさーい? 陽菜ちゃんだって年頃の女の子、
 決して恥ずかしいことじゃないんだからね?」
「ち・・・ちが、わた、わたし・・・っひっ、そんなこと、うそ、そんなことぁああぁぁっ、
 し・・・してない・・・してないっ、ですっ・・・んぁぁぁっ・・・」

優は陽菜の心を言葉で、身体を指で弄びながら、ますます陽菜を昂ぶらせていく。
もう陽菜の限界は近い、それは明らかだ。
それにしても・・・

(まーだ大事なところは全然触れても居ないのにこの感じ様・・・
 仕込むには仕込んだけど、陽菜ちゃんってもともと素質アリみたいだね〜
 これは思った以上に楽しめそうだね・・・)

「うーん、どうしても素直になれないみたいだねぇ」
「だ・・・だって、ぁぁぁぁっ、だって、ちがっ、違うんです、ホントに、あはぁぁ・・・」
「こうなったら仕方ない、素直になれない娘にはお仕置きが必要だね!」
「・・・え・・・や、いや! やめて、優さんやめてぇぇぇ!」

優が陽菜の胸元に手をかけ、上着のボタンを外し始めたのだ。
今度は何をされるか、何処を責められるか、こういうことに鈍い陽菜とて流石に想像はつく。

「お願い、お願いですっ、優さん、許してください、おねがいです!!」
「だーめ、これも陽菜ちゃんが素直ないい娘になれるようにってすることなんだからね!
 それに、本当に嫌なら抵抗するはずなのにねぇ? さっきからずーっとされるがままだよね〜
 はるるんって、もしかしてただのえっちじゃ無くて、Mっ気まであったりして〜!」
「ち、ちがうんですっ、からだ、うごかないんですっ、だから、お願いっぁああああぁっ」

必死に抗議する陽菜の、顕になった鎖骨付近を指で撫でつけて抗議を封じ込める。
体中がびくんびくんと跳ねるように痙攣し、陽菜の息はますます荒くなっていく。

「あれー? 動かないとか言いながら、触られるとちゃーんと反応するよねぇ、気持ちよさそうに
 やっぱりはるるん、お仕置きされるの待ってるんじゃないの〜?」
「あ・・・ああ・・・ちがう・・・ちがいますぅ・・・」
「言ってることとやってることが違うんだもん、いつもと違って説得力ないよ〜、
 っと、ボタン外し終了〜!」
「・・・ひっ! や、ゆ、優さん、お願い、もう、やめて・・・」

陽菜は上着のボタンを全て外され、既に左右にめくられてしまっている。
その控えめな胸を覆うのは、頼りない一枚の布しか残っていない。

「いや・・・恥ずかしい・・・見ないで・・・」
「ふっふっふっ、そそる言い方だねぇ、やっぱり誘ってるんじゃないの〜?」
「ちがう・・・ちがいます・・・」
「飾り気のない白いブラ! いやあ、期待通りだねぇ! この姿も十分にそそるんだけど、
 ここまできて終わり、って訳には行かないよね、はるるんだってそう思うでしょ〜?」
「いや・・・おねが、おねがいですっ、もう、もう許して・・・いや、いやあああああ!」
「残念ですが、その要求はうけいれられませ〜ん、ではでは、ご開帳〜♪」

優が小ぶりな胸を両手で包むようにブラを掴むと、陽菜の身体がびくんっっと震える。

(あらら・・・これで第一Rは終了かしらね・・・?)
511499:2005/09/11(日) 23:02:20 ID:wF84y81g
小さくクスリと笑いながら、わざと乱暴に陽菜のブラを上にずらし、胸を露出させた。
小さいながらも形よく上を向いた胸は陽菜らしく健康的で、
ブラを外した勢いでぷるんと軽く震えたようだった。
が、その刺激は容赦なく陽菜を責めたてる。

「ひっ・・・・ひあぁぁぁぁっぁぁっ!!!」

びくびくびくびくっ!!
胸が押され、ブラで乳首が擦れる感覚は、これまでのどんな刺激よりも陽菜を昂ぶらせ、
これまでで一番大きな嬌声を上げさせた。

(だめ・・・だめ・・・ほんとに・・・おかしく・・・なっちゃ・・う・・・)

呼吸も荒いを通り越し、ほとんど息も絶え絶え、という程に乱れている。

「お、まーだもってるか、はるるんがんばるね〜♪
 それにしても、ほーんと可愛いおっぱいだね、手のひらサイズだけどいい形してて、
 はるるんにぴったりって感じ〜」
「あ・・・あ・・・」

もう陽菜は言葉を紡ぐことすらできない。
頭の中で爆発しそうな何かがあって、必死でそれを押さえつけようとしている。
優の使った ”まだ”という言葉もきっとそれのことだと、なんとなくわかった。
そして、それを爆発させようとしていることも・・・

「さてと、それじゃあはじめよっか!
 ファーストキスと処女はちゃんと我聞君用に残しておいてあげるから、
 かわりにそのかーわいいおっぱいは、お姉さんが美味しく頂いちゃうからね♪」
「え・・・あ・・・」

キスと処女。社長。
優が意図したわけはないが、これらの単語は陽菜を少しだけ覚醒させる。
大事なもの、大切なもの・・・そして、これまで意識していなかったはずのひと。
そして・・・

そんな陽菜に構うことなく、優の両手が隠すものの無くなった陽菜の胸を包み込んでいく

「っひぁっ!」

親指と手のひらで、弾力を確かめるように下から揉み潰し

「ぃっひぃぃぃぃ!!」

外側から他の指で包み込むように揉みこねる

「ぁはぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

こうして円を描くように、優は絶え間なく、何度も何度も陽菜の胸を責めつづける。

「っいあ! やっ! だめ、や、あああっ! ひぃ、やぁぁぁぁあぁ、あうぅ・・・」

陽菜の嬌声はもはや途切れなくなり、顔だけでなく全身が上気して赤くそまった体からは、
汗をびっしりとかきはじめている。
512499:2005/09/11(日) 23:03:24 ID:wF84y81g
「うっふふ、ほんといい声で鳴くねぇ、お姉さんまで感じちゃいそうだよ・・・
 それにしても・・・おっぱいは小さい方が感じやすいって言うけど、本当なんだねぇ
 それとも、はるるんがえっちぃだけ、だったりしてー?」
「いやっ! ち、ちがぅ、うあぁぁっ! だめ、もう、もうらめ! やっ、ひあぁぁっ!!」

責めたてる優の方も、すっかり上気した顔に、じっとりと汗を浮かべている。
顔にはいつもどおりに笑みを浮かべているが、それは嗜虐的な喜びに満ちた笑みであった。

(あれ・・・無効化剤の効き目が足りなかったかな・・・
 それとも、私の方も素で感じちゃってたりして・・・案外Sの気でもあるのかな・・・うふふ
 ま、そんなことはどうでもいいか、今はもっと楽しまないと、ね・・・)

「感じやすい割には、結構頑張るね、責め甲斐があってグッドだよ〜
 それじゃあ、これではどうかな〜?」

陽菜の胸を責めつづける両手の親指と人差し指が一旦離れ、
これまで触れられていなかった頂点へと向かう。
既に赤く充血し、尖った乳首に指が軽く触れた瞬間、陽菜の痙攣がさらに激しくなるのが優にはわかった。

(うふふ、本当に敏感・・・ここを責められたら、どんな風に喘いでくれるかな、はるるん・・・)

傷つけないように柔らかく、軽く、二本の指で陽菜の乳首を挟み、こねてみる。
しかしそれは、陽菜には雷が落ちるような衝撃となって襲い掛かる。

「ぃっひゃぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! そこっ、だ、だめっ! ゆ、ゆうさっ! あ!あ!あああああ!
 だめですっ! ほんとにっ、ら、らめっ、んああああぁぁぁあぁ! あ、あひぃ、ひやぁぁぁあ!」

どんなに嬌声を上げようが、涙を流そうが決して優の手は止まらない。
顔を真っ赤に染めて、止まることの無い喘ぎ声を上げる陽菜の乳首と乳房を容赦なく責め立て続ける。

「陽菜ちゃん・・・本当に・・・かわいいわよ・・・」

優の身体もすっかり昂ぶってきている。
恐らく、下着は濡れてきてるだろうな、と思い、

(陽菜ちゃんのは、もうきっとズボンまでびっしょりだろうな・・・うふふふっ)

その想像はますます優を昂ぶらせ、S的快感が満たされてゆく。

「いぁっ、あああっ、っひぃっ、あ! ああ! うぁ・・・あ! あぉぁ・・・んぐぁぁっ!」

乳房と乳首を執拗に責めたてられ、陽菜はもはや臨界直前であった。
荒くなりすぎた呼吸で、喘ぎ声も絶え絶えになりつつある。
羞恥・快楽・恐怖・困惑・・・
それらが入り混じった陽菜の表情に魅せられたように、優は顔を近づけていく。
胸から走る強烈過ぎる刺激に弄ばれながら、それでも必死で達しまいとしている陽菜には、
優の顔が映っているかどうかもわからない。
かまわずに、優は陽菜の額にキスをして、そのまま舌をはしらせる。
目尻の涙を拭い、口元からこぼれる涎を舐め取る。

(ああ・・・キスしたい・・・)

息も絶え絶えに、それでも喘ぎ声を上げつづける小さな口を自分の口で塞いでしまいたい、
舌と舌とを存分に絡ませて嬲り尽くしたい。
そんな欲求を必死で抑える自分が馬鹿馬鹿しいと思いつつも、
あえて踏み込もうとはしなかった。
我聞と無理やりくっつけようとしているくせに、
最初のキスの相手は、自分で選ばせてやろうという先輩としての優しさなのかもしれない。

(我ながら矛盾だらけだねぇ、ま、いっか・・・その代わり、こっちはしっかりいじめてあげないとね・・・!)
513499:2005/09/11(日) 23:04:22 ID:wF84y81g
胸を責める手を緩めて、陽菜の反応を確かめながら、舌を首筋から鎖骨へと走らせていく。
胸への責めが少しだけ和らいだことで、陽菜の喘ぎ声は徐々に低くなり、
呼吸も楽になったようだ。
だが、これは優の優しさではない。

「はーるるん、気分はどうかな〜?」
「あ・・・ぅぁ・・・もう・・・もう許して・・・ください・・・っはぁっ
 おかしく・・・なっちゃいます・・・壊れ・・ちゃいます・・・」
「だ・め・だ・ね♪」
「ぇ・・・」
「息も整ったところで、最後に派手〜に声をあげて、壊れるくらいにイっちゃいなさいっ!」
「ひ・・・!や・・・」

再び陽菜の乳房へ優の責めが始まる。
今度は乳首を責める指の強さにも容赦がない。

「いっいやゃぁぁぁあああああああああ! だめっ! 優さんだめっ! い、痛い、ひあぁっぁあっ!
 ひみっ、いたいのに、なんでっ! あぁっ! んあああああぁぁぁあぁぁぁぁっ!」

更に

「はるるんのおいしそーなおっぱい、頂きま〜っす♪」

片方の乳首を一瞬だけ開放して、そこに優は口をつける。
乳房を弱く吸い、強く吸い、乳首を舐め転がし、唇で挟む。

「ひあっ、だめぇっ! 舐めちゃだめっ! す、吸っちゃだめですっ! ひっ、ひゃあぁぁぁあああっ!」

指の感覚に少しだけ馴れつつあった陽菜だが、優の柔らかな唇とねっとりとした舌での愛撫は、
陽菜の心をぐずぐずに崩すように蝕んでくる。
ちゅぱっ、ちゅぷっ、ぢゅるるるっ!
わざとらしく卑猥な音を立て、それがまた陽菜に恥辱を与え、昂ぶらせていく。

「や、ひゃあぁぁっ、だめ、あ、あひゃあぁぁっ! い、いひィっ! も、あ、らめっ、らめぇぇぇぇ!」

びくんっ、びくびくびくっ、びくっ
もう嬌声も痙攣も止まらない。

「もうらめっ! ほんとにおかしくっ うあああっ、なっちゃうっ! だめ、らめ、だめぇぇぇっ
 いひゃああっ、やめて、もう、んああぁぁあぁぁっ、おねが、お願いですっ! 」
「だーめ、我聞君には悪いけど、はるるんの最初の絶頂はこの優姉さんが頂くことにきめちゃったからね!
 諦めてイっちゃいなさいっ!」

優は陽菜の胸から少しだけ顔を上げて、無情にその願いを拒絶すると、またすぐに胸への責めを再開する。

(あ・・・また・・・社長・・・なんで・・・)

さっきもそうだった。社長の、我聞の名前を聞くと、胸がどきん、とするのだ。
少しずつ信頼するようになって、少しずつ信頼されてると思う人。
頼りになるようでならないようで、でも頼りになる、そんな人。
それでも、それは社長と秘書、それだけの間柄であった、そのはずだった。
それなのに、何でこんなときに。

「ひっ、な、なんでっ、あああぅ! ひゃ、しゃちょう、なんで、ひああああぁあぁぁっ!」
「ん〜? ひどいなぁ、私が目の前にいるってのに、我聞君のこと呼ぶなんて、
 やーっぱり毎晩、我聞君のこと考えながら・・・」
「ち、ちがっ、んああぁぁっ、ちがいますっ、ぜったい、ぁはあぁぁっ、そんな、ことっ
 あ・・・ひあああっ!」
514499:2005/09/11(日) 23:05:09 ID:wF84y81g
もう駄目だった。
一旦意識してしまうと、我聞のことが頭から離れない。

(どうして・・・わたし、社長のこと、そんな風に思ってない、思ってなかったのに・・・)

「や、見ないでぇ! だめ、こんなの、ちがっ、ああああぁっ! ひっ、らめ、らめ!
 き、きちゃうっ、なんかきちゃぅうぅっ!」

(社長、みないで、こんな私を見ないで! 違うんです、これは・・・)

「あ! あ! ああぁぁあぁぁぁっ! らめっ! らめ、もう、もう、あっ! あああっ!」

思い浮かべた我聞の顔。
頭から離れなくなったその顔が、陽菜の痴態を見ている。
その感覚が、陽菜を最後の絶頂へと一気に駆り立てる。
そんな陽菜の気配を察知した優もまた、一気に責めの手を強める。

「ひゃ! く、くるっ、なんかきちゃ、あああっ! い、いひぃィっ! ダメ、らめ!
 しゃ、しゃちょうっ! たすけっ、や! いやっ! うあ、あああああっ! もう、もうだめぇぇっぇぇ!」

がくがくと揺れる陽菜の肢体に跨り、
右手の爪で左の乳首を捻りつけ、
執拗にしゃぶりつきながら、歯で右の乳首を軽く噛んだ。

今まででいちばん強い、鋭い刺激。
それが、とどめになった。


「いっ! いひゃああああああああぁあああっぁぁぁぁぁぁぁぁあぁっあああぁあぁぁぁぁぁあ!」


びくびくびくびくびくんっ!


今までで一番大きな嬌声を上げ、腰をベッドから浮かしながら大きく痙攣して、
嬌声と痙攣が止むと、ぐたっとベッドに沈み込んだ。

「・・・ぁ・・・・ぅぁ・・・・・・ぁぁ・・・・ ・・・・ぁ・・・」

放心状態で、意味を成さない小さなうめきを上げながら、
陽菜の意識は遠のいていった。

(しゃ・・・ちょう・・・ごめん・・・なさ・・・い・・・)

最後まで頭から離れなかった我聞の顔に、何故か謝らずにはいられなかった。
どうしてなのかを考える前に、
陽菜の意識は途切れた。
515499:2005/09/11(日) 23:05:49 ID:wF84y81g
「・・・ふぅっ・・・ とりあえず、第一段階は成功、かな・・・?」

軽く寝息を立てはじめた陽菜の上から降り、ベッドサイドに腰をかけ、
優は一人呟いた。
今夜のシナリオは、優が事前に描いていた通りの、いや、それ以上の出来であった。

優が陽菜に飲ませたのは、どぶろくとは名ばかりのもの。
一応アルコールも入ってはいるが、基本的には優が独自に作成した薬品のカクテルである。

酩酊効果のある甘い芳香の薬品、
ごく短時間だけだが恐ろしく強い習慣性をもつ薬品、
性欲の増進剤(気持ち多め)、
思考を鈍らせる薬品、
能動的運動機能を一時的に麻痺させる薬品。

優は、これらを無効化する錠剤を事前に服用し、
さも問題なさそうに美味しそうに、陽菜の前でこの薬品のカクテルを飲んで見せたわけである。

そして結果は見たとおり。
混乱させて興奮させて、まともに思考させる余裕を与えずに性的快感を叩き込み、
折り目折り目に我聞の名前を出して意識させる。

想定していた以上に陽菜に ”素質”があったことと、
やはり想定していた以上に我聞という言葉に対して強く反応を示したことで、
想定以上の成果といえよう。

ただ、一つだけ優の想定を外れた事態が生じていた。
それは・・・

「ああ・・・やっぱり・・・こんなに濡れてる・・・」

優は自らの秘所に手を触れて、思わず苦笑する。
自ら仕組んだこととはいえ、あの陽菜の想像以上の痴態を目の当たりにし、
優の疼きは納まりがつかなくなってしまった。

自らの手と舌で上り詰めながら、我聞の名を呼び果てていった陽菜に、
嫉妬する気持ちもあったのかもしれない。

胸をはだけたまま、やっと呼吸が落ち着いてきた陽菜の寝姿を見る優の目が、
またも嗜虐の光を帯びてくる。

「続きはまた明日の予定だったけど・・・もう少し、お姉さんの相手をしてもらおうかな・・・
 折角、我聞君への気持ちを気付かせてあげたんだもの・・・
 いいよね? は・る・る・ん♪」
516499:2005/09/11(日) 23:08:08 ID:wF84y81g
以上です、思った以上に無駄に長くなってた・・・
あと、所々名前入れ忘れてたりしますね、
誤字脱字含めて反省しきりっす・・・

引くような最後ですけど今回はこれで終わりっす、
続きを読みたい酔狂な方がいらっしゃったら書くかもですが、多分来週末・・・

であ、駄文失礼しました。
517名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 23:08:45 ID:0/oYiToL
テラエロスwwwww
518名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 23:47:51 ID:OhQpt/Ub
>500-515
優さん×はるるんキター

何たるエロさっ!
エロさだけでなく、丁寧さも半端じゃないっ。
信じられん低脳レベルだ。
519名無しさん@ピンキー:2005/09/11(日) 23:52:16 ID:i4d18q98
エローーーーイ!!
小沢さんエロいよう。
520名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 00:51:40 ID:JjNg/g83
>>516
GJだ…第二段階も頼む…グフッ
521名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 01:55:54 ID:oQfiB9li
信じられんくらい乱れる國生さんに目が離せなかった。
オマエ様はどこまで低能なんだよ・・惚れちまいそうだ。
続きも期待しつつ開票を見守るか。
522名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 02:40:47 ID:qbckkA03
えろ〜い
自分も今エロイノ書いてますが、はぁ、気が引けちゃいますね。
いやしかし、この沸き上がる熱いパッションを今すぐにでもぶつけて書き上げたる!と言いたいところですが、F1始まっちゃうし
アシタのモーニングショーでのチョコレート工場のチケットとっちゃったから、今すぐはむりっぽ。
ああ、でももだえる。書きたい、いろいろカキたいですよ。
523名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 02:47:50 ID:oHSePkIi
>>522その熱き低脳魂をSSに書き込むんだ!少なくとも俺はそんな奴のSSに文句は言わん!
524名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 08:24:58 ID:h9JgR4wa
ルールを守ればな。
 あくまで『こわしや我聞』のエロパレスレですので、
 他作品とのクロスオーバーはご遠慮ください。
 801は禁止。専用スレにてどうぞ。
 陵辱、ダーク、鬼畜、百合は不快に感じる人もいるので、ちゃんと予告しましょう。

いや、念のためだ。他意はない。
525名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 09:43:07 ID:S0p8c+Fp
>>499
神降臨キター!!
ダメだ。呼んでるだけで燃え尽きたぜ…
続きキボンキボン!
526名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 13:59:11 ID:nDm7x0Me
なんでこのスレは見るたびSSが増えてる良スレなの?教えて低脳さん。

と、言ってみるテスト
527名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 14:11:08 ID:Y0t5hC2k
>>526
ここは低能なインターネットですねだからだ。
528名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 17:20:57 ID:S0p8c+Fp
ダメだ…
もはや桃果汁が
「ももかじゅう」ではなく

「も も か じ る」

としか読めない…
529名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 18:12:45 ID:xX5WtKiW
大丈夫だ>>528、「と う か じ る」じゃない分、おまいはまだ社会復帰できるよ
俺はムリだけどナー
530499:2005/09/12(月) 19:03:25 ID:g3YHI7L1
レスありがとうございます、やっぱ反応あると嬉しいっす
続きは少しずつ書いてみますんで、できたらまた読んでやってくださいまし
あと、ここは変だとかあったら容赦なくお願いしますわ
次のの参考にさせていただきます

>>522
ぜひぜひ書いてください、いやほんとオネガイシマス
531508:2005/09/12(月) 20:15:49 ID:2Krgj0fd
【警告ね】
基本は自慰モノなんだけど、
途中ちょっとだけ陵辱あり。ダメな人はお気をつけください。
532508:2005/09/12(月) 20:17:28 ID:2Krgj0fd
【新幹線ジャック再びですよ】
前回までのあらすじ(嘘)

 いろいろあってテロ犯によりジャックされる自動走行システム搭載の新幹線。
 暴走する新幹線を止めるためには犯人の持つコントローラーを破壊した上で、コンピューター
をハッキングする必要がある。新幹線の窓は全席、カーテンを下ろされていたが、車掌からの
無線連絡で、犯人は6両編成の6両目最後尾の車両に貧相な男が1名であることを確認している。

 これに対する作戦は、工具楽屋トレーラーが線路上を並走。外部との連絡を断つため、
携帯電話及び無線に対しジャミングをかけてから、後方運転席から我聞、前方運転席から
陽菜がそれぞれ突入。後方で我聞が特殊閃光音響手榴弾を用いて犯人及び乗客を無力化。
窓のカーテンを開け、トレーラーに手旗信号を送るのを合図にジャミング解除、その後に
陽菜がハッキング。本来ハッキングは優がやるべきではあるが、優を突入させると無駄弾
で経費がかかるので、今回はバックアップ要員としてお留守番。

 だが。犯人は1人ではなく複数だった。
最初のうちおとなしく座っていた犯人に車掌は気づかなかったのだ。先頭車両で暴れだす
犯人と車内のドア一枚を隔てて運転席に潜む陽菜。無線も通じない状況で果たして
どうする!陽菜!!

以上あらすじ。
533508:2005/09/12(月) 20:19:11 ID:2Krgj0fd
(無線は…通じないか…)
 それは即ち、我聞が後方の犯人を制圧できていないことを意味する。遅い。遅すぎる。
(向こうでも何かあったと考えるべきですね。)
 以前の似たような仕事の時と違い、今回は陽菜の体調も万全。運転席と客室をしきる
ドアの窓から犯人の挙動を見る限りは、おそらくその辺のチンピラレベルだろう。
そいつ一人ならば陽菜一人で十分対応することができる。しかし。
(…今の段階で私が犯人を取り押さえることは難しいですね…)
 犯人はナイフを所持している。陽菜が犯人に駆け寄り、引っくり返すまでに恐らく犯人は
人質をとってしまうだろう。
 そうなれば八方塞がり。最終駅までまだ時間がある以上、動くのはまだ早い。
 後ろからくる我聞が後方ドアから突入してくるのに呼応して陽菜も突入。
これが最も成算が高い。それまでは我慢の一手だ。

(信じています。社長。)
 目を閉じて、運転席の壁に身体を寄せ、つぶやく。
(今できるのは…情報収集だけか…)
 ドアの窓から顔を見られるわけには行かない。窓の端にCCDカメラを設置、手元の携帯の
画面でモニターすると共に、集音機を壁に設置。イヤホンで盗み聞きを開始する。

『やぁぁぁ!!』
『へへへへへ…意外にいい胸してんじゃねぇか?』

 本来はテスト機材でも置くのだろう。運転席ドア後ろが広くスペースを取ってある。
 そこに犯人は、恐らくは陽菜と同じくらいだろう若い女性をひきずリ出し胸をむりやり
揉んでいる。
(なっ!!!)
 びりびりびりっ
『いやああああああ!』
 携帯の画面の中で、女性のブラウスが引き裂かれ、ブラも上にたくし上げられ、
胸があらわになった。
 あらわになった胸を更にもみしだき、舐め、吸う男。

(こんなっ…)
 同性が辱められている現場を見て、思わず飛びたしたくなるが、理性的な判断が優先
される。

(今…私が出て行っても…どうしようも…)
思い直して唇をかみ締める。
ドアの向うにいる彼女はどれだけつらいだろう。知らない男に…あんな…
 合理的な判断であるのはわかっている。しかし、自分がここで我聞を待っていることが
果たして正しいのか…
534508:2005/09/12(月) 20:21:10 ID:2Krgj0fd
 どたんっ
(?!)

 何かが転倒した音にいつしか目をそらしていた携帯の画面に注意を向ける。
 画面内では女性が床に押し倒された所だった。足を突っ張って抵抗しようとするが、
あえなく足を広げられ、下着を切り裂かれ、下半身をあらわにされる。
『おぉ?濡れてんじゃねえのか?』
『い、いやぁ、ちがう!』
『そうか、んじゃこのねとねとはなんだろうなぁ?おっと。動くと使い物にならなくなんぜぇ?』
 ここからでは女の下半身は見えない。それはそうだ。男は他の乗客から見えるように
わざわざそちらに向けているからだ。しかしよく見えないながら、男が右手のナイフで女の
秘部を嬲っているのが動きでわかる。

(あんなところをナイフで…!しかもみんなに見せながらなんて…何てひどい!)
だが、まだ動けない。動くわけには行かない。

(私がもし…あんなことをされたら…)
被害者の身になって考えて唇を悔しさにかみしめる。

(私の…胸をムリヤリ見られて…)
 画面の中の周囲から集まる視線。同情のこもったものもあるが、乗客のほとんどを占める
男性からのねっとりと嘗め回すようなものが多い。脂ぎった中年の親父が今にもむしゃぶり
つきそうな視線で見ているのがここからでもわかる。

(私の…あ、そこを…見られて…)
 実際に見られているのは扉ひとつむこうの女。しかし、画面の中の乗客に自分が見られて
いるような錯覚。

(ナイフが…あそこに…)
 冷たく、薄い刃が当てられることを想像する。画面の中で上下動するナイフに、思わず自分の
指がシンクロする。
 意識せず、陽菜は自分の胸と股間をスーツの上から触っていた。客室の視線から自分の
体を隠すように…

(ん…やだ…)
自分の体が熱くなってきたことを感じ始めたとき、聞こえてきた叫び声に又、画面に意識を
戻される。

『いやぁっぁぁぁぁぁぁぁ』
『おぉっ!処女かと思ってたけど、だいぶこなれてんじゃん!締まりもいいぜぇ〜』

(!!)
 ついに。挿入されてしまった。乗客の好奇の目に晒されたままで。おそらく結合部は
乗客から丸見えだろう。
目の前で行われる陵辱。それを見過ごしてしまう結果となった。
 そんな自責の念とは別に、目の前で行われる性行為に体がうずく。
535508:2005/09/12(月) 20:21:52 ID:2Krgj0fd
(あんなに…あんなにおおきいんだ…んっ…)
 幼い頃父親のモノを見て以来、男性の局部など見たことがない。まして、実際に性行為を
行っていることを見たことなどない。
 陽菜の目は、女性にたたきつけるように動く男の腰にくぎ付けになった。

(みんな…ああなのかな)
 自分の意識の外で動く指の刺激。それは執拗にスラックスの縫い目、そしてその下の
割れ目をなぞる。
『んっ!やぁ!いやぁぁぁ…見ないでぇ…はぁ…』
 画面の女の声がだんだんと嫌悪から、快感の混じったものへ移り変わる。
その声を聞きながら、陽菜の身体も熱くなる。

 股間に指を立てるように、ぐりぐりと押し付ける。
(はぁ、うんっ、やぁ…そこ…だめ…)
 特に感じる一点に押し付けたかと思うと、次の瞬間には割れ目の中に指をおしこむ。
(はんっ…んぁ…しゃちょう…もっと…)

 身近な男性が、自分の中に入ってくるイメージ。
もう、陽菜の目は画面を見ていない。
 犯される女性が自分。それを犯す男が我聞。そんな倒錯したイメージのまま、一心に胸と
股間をいじりつづける。

(はんっ…んっ…しゃちょうが…はいって…かき回して…)
 運転室に自分の匂いが濃くなっているのを感じる。加速してしまった指は止まらない。
536ここを書きたかったんですよ452さん:2005/09/12(月) 20:25:29 ID:2Krgj0fd
「はっ…はっ…」

 息が荒い。快感にずり落ちそうな身体を、客席との間の壁に押し付けて支える。
 声が出てしまいそうな唇に右手を持っていく。

(私ったらこんな時に…でも気持ちいい…)
「あっ…んっ」

 口に当てて声を抑えるつもりの指を、陽菜の口がくわえ込み、ナメしゃぶる。
その間も左手はスラックスの縫い目を上下し続ける。

(どうしよう…もう…ダメ…イク…イっちゃう…)

 快感の絶頂に向けて、股間に当てた左手の動きが速く、力強く…

「あんっ」

陽菜の目の前が白く…まさにイク直前。

はっ!

ふと、人の気配に気がつき振り返る。

「…」

 そこには立ち尽くす安全帽。
目が点。

「…」

 それを見て陽菜も立ち尽くす。目が点。
先ほどまでの快感の余韻が身体に残っている。呼吸が荒い。顔が熱を持っている。とろんとした目で見つめる先には、唖然としている我聞の顔。

(しゃちょう……社長?!!)
「國生さん!!」
「はひっ!?」
(…まさか…見られていた…)
自慰の余韻で顔に上る血が、同時にさぁ…っと引いていく。
537508:2005/09/12(月) 20:28:05 ID:2Krgj0fd
「國生さんしっかりしろ!だいじょうぶか!?」
「…え?」

 さすがというべきかなんというべきか。我聞は、車両後方に二人潜んでいた犯人グループ
を、バックアップで突入してきた優(デンドロビウム状態)の援護を得て無力化。
その後、犯人グループの人数を聞き出し、先頭車両にまっしぐら。
 ズボンを出して丸出しの犯人(3人目)を殴り倒し、その拘束と女性の保護を優(ステイメン状態)
に任せ運転席までやってきたのだ。

もちろん。まさか陽菜が自慰中などと考えても見ない。だって我聞だし。

ぴとっ
 我聞の手が、陽菜の額に当てられる。
「んっ…」
 快感がまだたゆっている身体に男の手が当たって、反応する陽菜。
(しゃちょうのて…あったかくてきもちい…)

「すごい熱じゃないか、大変だ!」
 すっと、陽菜の額をなぞった我聞の右手が、そのまま頭を撫でるように掠め、うなじを
とおり、背中に向かい、背中をなぞって腕の下に回る。
「ふぁ…」
(あ…胸に…あたってる…)
 我聞には全く他意はないのだが、まだ快感のうちにある体はしっかりと反応する。

「今、運ぶから。もう大丈夫だ。」
 我聞の左手が陽菜のお尻から太腿のあたりに当てられ、急に持ち上げられた。
 もちろん、ただお姫様抱っこされただけなのだが、今、陽菜の身体はイキかけていたところ
にいきなりお尻を愛撫されたようなものだ。

「え?やぁっ…んっ…」
 ぐずるように身体を揺らしたのがよくなかった。
「お?っと。」
 バランスを崩した我聞の左手が、陽菜の右足を掴み損ね、

むぎゅっ

 もろに陽菜の股間を思い切り持ち上げる。

「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」
 ビクビクッ
「な!?國生さん大丈夫かっ!?」

 ご丁寧にぐぃっと陽菜を支え直す我聞。これがトドめとなった。
「あ…ふ…はぁ…しゃ…ちょ…ん…」
 完全にイってしまった陽菜…もはや身じろぎもしない。

「國生さん!國生さん!?…息も荒い…これは重傷だ…待ってろ國生さん!傷は浅いぞ!!」

 イった余韻で全身の力が抜け、くたぁっとなった陽菜を抱えなおし、トレーラーへと急ぎ戻るのであった…

………
「…えーと。ハッキング用ディスク。はるるんが持ってるんだけど…新幹線はどうするんだろうねあっはっは…」
538508:2005/09/12(月) 20:30:30 ID:2Krgj0fd
以上投入完了。相変わらず他人のふんどしでSSを書きます508ですごめんなさい。


 >>452さんの画像をみてから、「これは書かねば」と暖めてました。
赤らんだ國生さんサイコー!
微妙なトコに手をやってる國生さんサイッコーーーー!

って言うノリっす。
539名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 20:30:39 ID:VTv6ZkRh
>>530
危うく萌え死して再起不能になる所だった。
読んでて不自然な所が一切見当たらない所がスゲェよ。
もはや神以上の存在だよ。
540名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 20:31:52 ID:Yf0qT7ny
アトーミクトレインだぬ・・笑っちゃいかんのだが微笑ましくて頬がゆるむのぉ
541名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 20:33:31 ID:VTv6ZkRh
>>538もなかなか良かったよ。
(・∀・)b GJ!
542名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 20:43:27 ID:g3YHI7L1
>>531
ステキです、GJ!
>>452さんの画像と相まって、かなり破壊力大っす
やっぱ恥ずかしがるはるるんはいいですねぇ
543名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 21:53:49 ID:Y0t5hC2k
前かがみのまま動けませんが何か
544名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 22:18:03 ID:oAk4kL1H
馬鹿野郎ここは低脳らしくリクさんとちんこを勃たせたまま低脳連呼するんだよ!!
545名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 22:24:02 ID:Y0t5hC2k
よし分かった!
このド低能があぁぁぁぁァァ!!
546名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:18:03 ID:vwL0IHTL
ウヒョー!氏&508氏、合作乙!
さすが低能!俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!
そこにシビれる!あこがれるウ!
さて、もう一回いじってくるノシ
547名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:26:50 ID:rQycwOw/
最後のオチワロタぞ低脳め。
548508:2005/09/13(火) 00:09:26 ID:4sXJvmW+
みんなありがたいんだが、この作品の低脳の栄誉はすべてウヒョー!様にあるので
そこんとこよろしく。

>>ウヒョー!様
ということで、捧げさせてくださいませ。
549名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 00:12:26 ID:NYAFmjzK
もはやネタバレ祭りなのでこっちに逃げてきたわけですが。

この低脳どもがァーーーーー!!! 
550名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 00:33:54 ID:RyleRUHp
このスレッドの成分比率

低脳:100%
551名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 03:02:49 ID:I9OwrS8p
話をぶり返すようですまんが>>483の桃菓汁を買って早速試飲。ウマーでした。
でも表面の二つの桃の絵を見て、つい二人のプリンとしたお尻を想像してしまいハアハアした俺は低脳でしょうかそれともただの欲求不満でしょうか?
552名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 10:07:12 ID:4peKudM3
そりゃぁ、欲求不満な低脳だろう?
553名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 10:12:45 ID:675clN2+
>551
オーケイ、ブラザー。
ヲレの脳内では果歩りんの方が少しおちりが大きいです。
554251(483):2005/09/13(火) 10:18:42 ID:675clN2+
今度は工具楽姉妹でつ。

前回と似たような内容になってしまったのと、
低脳神の連続降臨でちょっと出来が数段劣るんでつが、
もったいないんで投下、投下、桃果〜
555251(483):2005/09/13(火) 10:19:23 ID:675clN2+
ある晩の事。

家事を終えた果歩は教科書とノートを拡げ、今日の授業の復習と
明日の予習に精を出していた。
とは言え、要領が良い彼女の勉強時間は比較的短い。
陽菜に教わっている事もあって、最近は効率が上がってきたようだ。

ノートには重点ポイントと不明点が整理されている。
几帳面な性格をよく反映していると言えるだろう。
丸みのある文字で書かれているのが、いかにも年頃の少女らしい。

「…っと、あとは判んないから明日訊こうっと」

筆記用具を片付けようと果歩はゆっくり立ち上がる。
今の果歩は部屋着と言う事もあり、ピンクのトレーナーに
白いミニのスカート。細い脚の先は裸足という、くつろいだ格好だ。

「姉ちゃーん」

ほっとした空気を破ったのは妹の珠であった。

「寝る前にお風呂入ってきなさいよ」

珠に先程言っていたのを果歩は思い出した。
556251(483):2005/09/13(火) 10:20:40 ID:675clN2+
風呂上がりの珠は、パジャマに着替えている。
タオルを首に掛けた様は女の子らしいとは言い難いが、滑稽な可愛さ
がある。湯上りで顔がほんのり赤い。

「姉ちゃん、耳掃除してっ」
「ん?はいはい、ちょっと待って」

戸棚から耳掻きを取り出した果歩は、座布団の上に座り直した。

「…っと。珠、おいで」
「うん!」

珠は嬉しそうに応え、果歩の膝に頭を乗せる。
一瞬の事であるが、珠の短い頭髪から洗髪した香りが果歩の鼻腔
をくすぐった。ほんの少しだけ珠の髪は濡れていた。

「大人しくしてるのよ」
「はーいっ」

素直に返事をする珠。普段はじっとしてない珠であったが、
今は姉の膝の上で大人しくしている。
そこは温かくて柔らかい場所。
大好きな姉の匂いがする大好きな場所。
そして今は珠だけの特等席であった。

果歩は左手を優しく珠の頭に添えながら、耳掻きを静かに動かす。
手馴れたもので、程好い力加減が気持ちいい。

(珠も女の子だからキレイにしないとね。それに…)

それに、こうして妹に膝枕してやるのにも理由がある。
幼い頃に母にしてもらった思い出が、果歩の中に今でも強く残っていた。
無論、珠も果歩同様に母親にしてもらってはいたのだが、いかんせん
幼すぎた。
弟の斗馬に至っては、母の思い出というものが殆どない。
斗馬を生んで間もなく亡くなってしまったのだから。

果歩は自分が母親にしてもらった事を出来るだけ妹達にしてやろう…。
そんな風に考えていた。
557251(483):2005/09/13(火) 10:22:22 ID:675clN2+
「じゃ、反対側もね」
「うんっ」

珠は、ごろんと身体の向きを換えると、反対側の耳を姉に委ねる。
果歩は、優しく珠の髪を撫でながら、普段誰にも見せない穏やかな表情で
膝の上の妹を見つめる。
それは最愛の妹に向ける慈愛の眼差しであった。

(あたしの妹なんだから、もうちょっと女の子っぽくてもいいのになぁ。)

珠に女の子らしい、可愛い服を着せている想像をしてみる。
今より伸ばした髪は自分がすいてやるのだ。
髪留めもつけてやろうか?
とっておきのリップもつけてやって…

(でも誰に似たのか、おしゃれに興味がないんだよね)

以前、自分が着ていた服を着せてはみたが、ボーイッシュな珠には
似合わなかった。珠も少女らしい可愛い服よりも、動きやすい服を好んだ。
我聞のお下がりを着せた方が似合ってしまったりしたが、流石にそればかり
と言う訳にもいかず、珠に似合いそうな服をいつも選んでやっている。

(まぁ、それも珠らしいかな)

苦笑しながら果歩は、気持ち良さそうにしている珠に声を掛けた。

「はい、おしまい。珠、終わったよ。…って、珠?」
「…すぴー」
「あ、寝てるし。」
「大姉上、私めにも耳掃除をしては頂けませぬか?」

ちょうど弟の斗馬が現れ、何やらそわそわした物腰で姉に訴えた。
どうやら珠が耳掃除をしてもらっているのを見て、自分もして欲しくなった
のであろう。

「いいわよ。でも、その前にお兄ちゃん呼んで来て」
558251(483):2005/09/13(火) 10:23:59 ID:675clN2+
「どうした、果歩?」

兄の我聞が斗馬に呼ばれてやってきた。

「珠があたしの膝で寝ちゃったんで、運んでくれない?」

果歩の膝の上で寝息を立てる珠。
その様子は子猫が甘えている様にも見えた。

「へー。気持ち良さそうに寝ているな」
「そうなのよ。起こすのも可哀想だしね」
「お前の膝の上だから、珠も気持ち良さそうに寝てるのかもな」
「へ?あたしの膝の上だから?」

果歩は、ふと涌いた疑問に思わず間が抜けた声を出す。

「お前も母さんの膝の上でよく寝てたからな」
「あ…」

幼い頃、母に膝枕されながら優しく頭を撫でられていた記憶…
あったかくて、柔らかくって…。

(そう、何だか安心しちゃって寝てたんだよね)

自分も母の域に達したのであろうか?
褒められたようで嬉しい。
果歩は得意気に目を細め、ニヤニヤしながら我聞に言った。

「お兄ちゃんにもしてあげよっか?」
「ば、ばか言え。妹にそんな事させられるかっ」

(あ、動揺してる)

妹の予想外の発言に我聞は戸惑ってしまう。
そんな兄の動揺が滑稽で可笑しく感じた果歩であった。

「ふ〜ん」

(まぁ、お兄ちゃんの耳掃除は陽菜さんにしてもらわないとねっ)

「大姉上、次は私の番〜」
「はいはい」

兄姉達の会話をよそに、気持ちよさそうに寝ている珠。
どんな夢を見ているのか…
珠の寝顔は幸せそうであった。

おしまい
559名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 11:45:16 ID:muZFvl/9
>554グッジョブ!
このなごみ低脳め!

果歩の母性が文章からじんわり伝わってきますた。
こういうのもいいですね。
560名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 15:03:19 ID:1eFtNKMS
早熟な母性を持つ14歳テラモエスwwwww
561名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 16:15:29 ID:WGzsq4O/
>>532>>537
GJ!!國生さんテラモエス!!しかし、優さんが何故ガンダムになっているのだ?(デンドロビウムとステイメン)
562名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 16:46:23 ID:DcbScFQw
GJ!
和み分dクス!
とんでもない低脳ぶりだな。

>>561
武器を持った時の優さんを思い出してみろ。
それが答えだ。
563名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 21:38:56 ID:uiInim3R
じゃあ果歩は母親役として、我聞は父親役か。


やっべ夜の営みとか想像してやっべ
564名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 21:42:58 ID:65MSBLVv
夜の営みは夜だけど夜だけとは限らないのですよこの低脳様
565名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 22:55:18 ID:h12AjOSC
低能の嵐が吹き荒れておる!!
悶え頃す気か貴様らGJ
566名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 23:52:18 ID:qQMKkJ39
誰か書けや、禁断の兄妹夫婦の昼夜を問わない夜の営みを!!
つーか書いて下さいませ、低脳な方々。
567名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 01:33:49 ID:De++naaw
>>561
ガンダムを知らない私に解脱してもらえまいか。
568名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 03:00:36 ID:sO97UXwr
>>567
機体の何倍もあろうかというごつい武装を纏っている状態→デンドロビウム
武装解除→ステイメン

はやく陽菜&我聞で石破ラブラブ天驚拳を撃って欲しい。
569251:2005/09/14(水) 09:23:52 ID:+6jWA/TK
果物好きな251です。感想ありがとさんです。

続きがあったんだけど、とりあえず出来た部分だけ投下しますた。

1日13時間ぐらい働いているんで、なかなか書く暇がないのが
辛い…。

>566
「禁断の兄妹夫婦の昼夜を問わない夜の営み」ですか?
それは…

「お兄ちゃん、駄目…あたし達、兄弟だよ…」

とかいうフェイズは通過済みですか?
そうなるとブラコンな妹ではなくなる気がしないでもないですな。
報われない想いがゆえのブラコンというか。
(否定してるわけではないっす)

Wピーチを飲みながらネタを香ばしく発酵させてきまつ。

オプションは以下のどれがいいかなー
・裸足
・ソックス(セーラー服着用)
・パンスト
・ニーソ
…etc.
570251:2005/09/14(水) 09:26:36 ID:+6jWA/TK
おっと失礼。

× 「お兄ちゃん、駄目…あたし達、兄弟だよ…」
○ 「お兄ちゃん、駄目…あたし達、兄妹だよ…」

でした。
連投すんません。
571ウヒョー! ◆5b/SsQRpKk :2005/09/14(水) 12:41:34 ID:14cSnyTc
>>452に感想くれた皆、そして508氏、俺のを参考にSS書いてくれて有難う!
>>499>>554、ウヒョー!ゴロゴロ

r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。Д。) 次はSS書いてみるので宜しく ウヒョー!
572名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 15:27:56 ID:6OyWZ0WE
>>251の人
>報われない想いがゆえのブラコンというか。

イイ!!ヨスギル!!あんた低脳杉だこのど低脳!!!
573名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 15:35:19 ID:qZBuRa7y
>>571
カモォォーーン
574名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 18:02:10 ID:4F535lCv
ツジー…(つДT)
け、決定的なシーンはまだ無いよな?な?
575名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 18:02:27 ID:RWmxgMPH
おまいらつじーにはノータッチですか
576名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 18:44:03 ID:FMnhuUjp
つ、辻原さーーーーんっっ!!
577名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 18:58:54 ID:tzjiXWr+
多分生きてる・・・生きていてくれorz

まあ実際、侵入した時点で内蔵イってたのに服とか外見は無事だったんで、
防弾チョッキくらいは間違いなく着てるし、露出してる部分には致命傷もらってなさそうだし、
外も森だし・・・

急展開臭は確かにキツイけど、しっかり魅せたとも思うよ

とりあえず、来週は
第一研のことを含めこわしや会長のかなちんに報告

みなの前では「かってに行動した人のことなど知らん」と啖呵切る

一人になってぼろぼろ泣く
のつんでれ全開かなちん希望

いや、すれ違いスマヌ
578名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 19:49:51 ID:HvtAHOYu
かなちんのデレが遠退いた……(つд`)
つじー生きていてくれ……
579名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 20:25:21 ID:SpdO5K47
>>577
いや、最後に自らを慰める行為を入れれば十分にスレにぴったりな書き込みになると思うんだが
580名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 20:34:13 ID:RxMlBHS7
大丈夫 3号生が助けてくれてるハズだ
581名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 21:51:53 ID:H6ieGZst
これで来週かなちんの湯のみにひびが入るとか
そういう不吉描写があれば逆に期待も持てるかな?
かなちんのピンチにかっこよく登場

さすがつじーだ、反仙術でもなんともないぜ!
582名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 22:01:36 ID:hBA2Rb2D
んー、確かに2〜3週間以内で
かなちんが
・湯飲み割る、鼻緒切れる、etc
・連絡を受けて受話器を落とす
・一人ボロボロ泣き濡れる
等々の反応があれば
つじ〜生存 and かなちんデレ展開
は鉄板なんだがなぁ

桃子も純レギュに落ちしたし
流石にそこまで都合良くない気もする……

どうなんですか藤木先生!?
583名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 01:41:58 ID:C62qwcMJ
・・・久しぶりに覗いたせいかな。
なんか、スレの雰囲気がおかしく感じる。

歪んでいるというか、バランスが悪いと言うか・・・
開けてはいけないドアの前に立っている気分だ。
584名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 02:28:54 ID:Aw20EW/S
というか原作では別にかなちん→辻の描写ってあったっけ
このスレいるといろいろ勘違いしそうになるが
585名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 02:53:46 ID:YB/b3RPa
病院でツジーの昔話聞いた後の雰囲気とかから発展して、かな。
586名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 11:44:04 ID:yOecDO9a
ツジーはトンペティ師やストレイツォ、ダイアーによって助けられ波紋を覚えて復活して第一研のDIO戦に現れるよ。
587名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 12:06:35 ID:Dgm5U5i3
それは再登場した回の見開きで死んじゃいそうなのでやめてけれ
588名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 16:30:13 ID:iba4dJWw
>>584
ツジーがかなちんって呼ぶと、顔真っ赤にして怒るんで、
それを拡大解釈してツンデレに。
まあようするに妄想なの。
だがそれがいい!
589名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 19:25:41 ID:yOecDO9a
たぶんシュトロハイム大佐みたいにサイボーグになって復活するよ
590名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 20:15:36 ID:Ni1JKZgu
顔に包帯巻いて現れるね、「工具楽屋第二の助っ人」として。

ちなみに第三の助っ人は鎧兜つけた我也。
591名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 20:54:32 ID:yOecDO9a
変な仮面かぶって偽名使って現れるよ
592名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 21:57:59 ID:1faprQsj
イッツ マイ ビズィネス とかいう変な決めセリフとともに復活します。
593名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 23:31:47 ID:unFPnThj
>590
男塾かよ!
594ならないでほしい:2005/09/15(木) 23:34:22 ID:Oam/QxqZ
スタンコレダー、ブーストアーム、パイルバンカー装備のサイボーグに……
595名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 02:31:23 ID:RYSMspC/
なんか本スレみたいなムードだw

まぁ、それはそれとして、

「禁断の兄妹夫婦の昼夜を問わない夜の営み」

…のようなもの?を書くために仕事中に妄想しながら
構想練ってたら、ハァハァして難航中。
こんな調子で書けるかなぁ。

何とか時間つくって書き上げたい…
596名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 08:44:31 ID:wtD82Hd/
>>595
ガンガレ!
超ガンガレ!!
でも仕事に集中しようぜ!!
597508:2005/09/16(金) 14:22:12 ID:qlHOWOCb
ええ、仕事中です。>>595の人ではないですけど。
で、仕事中に投入なのです。

598508:2005/09/16(金) 14:23:58 ID:qlHOWOCb
 朝夕の掃除は既に日課となっている。そうそう頻繁に参詣の方がいらっしゃる
わけでもないが、境内はいつも奇麗にしておきたい。
 掃除を終え、夕暮れの山々を見やりながら深呼吸した。
明日も一日、いい日でありますよう…

ぶちっ
「あ…鼻緒が…」
にゃーにゃーぞろぞろにゃーにゃーみゃーみゃー
「…黒猫…が横切った…しかも家族連れ。」
かーかーかーかーぴちょんっ
「…カラスの…糞…」

 シャワーを浴び、着替え直してから、おばあさまの入れてくれたお茶を二人ですする。
これも日課。
「頭からカラスに糞を落とされるなんて、なにをぼーっとしてるんだい。」
「…全くです。不注意でひどい目にあいました。」

 テーブルに、とんっと湯飲みを置く。
ぱきんっ
「あああぁっ!?」
突然私のねこさん湯のみが割れた。あああ…お気に入りだったのに…
「あ、あ、あ、あぁ…」
「…不吉だねぇ……禊でもして来るかい?」
599508:2005/09/16(金) 14:25:53 ID:qlHOWOCb
 その時。突然に電話が鳴った。
「はい。静馬…」
『かなえさんですか!』
「え、えぇ。我聞君?めずらしいわね。」
あまりに大きい声に、受話器をみみから遠ざける。

『今から向かいます。真芝の親父の居場所が國生さんのお父さんで辻原さんもいる
みたいです。第1研に。』
「……できれば日本語で話してくれるかしら。」
『わいわい社長ここは私ががやがやあたしあたしわいわいいやここは社長として
がやがや貸してください』

(…いつもながら騒がしいわねここは…)
『かなえさん。國生です。』
「…話の通じる人が出てくれて嬉しいわ。それで?重要な話のようだけど。」
『昼間に、辻原さんからお電話がありました。』
「…辻原さんから?」
『どうやら真芝の第一研から携帯で電話をしてきたようです。』
「なっ…第一研から電話!?」

 真芝の研究所は見つけるのが困難なばかりか、警備も厳重なはず。
で、あればこそ、前回の仕事でもあれだけの壊し屋を投入したのだ。
 辻原さんの実力はわかっているが、それでも単独潜入など無謀この上ない。

『はい。内容は、…私の父が生きており、反仙術の兵器開発に協力させられている
 ということ、工具楽屋の先代は、それを救うために真芝に協力をする振りをしていた
 ということ、そして携帯の電波をたどれば第一研の場所がわかるということです。』
「…わかりました。こちらでも早急に手を打ちます。それで今、辻原さんは?」
『…先ほどの情報を伝えた後、通話が一方的に切られました。その後連絡は入っていません。』

陽菜さんの声が暗い。
…ざわ………ざわ………
胸騒ぎがする。

「……辻原さんがどうしているか予測は付いているの?」
『…通話記録を優さんが検証したところ、辻原さんの声の影で、銃の発砲音と
 恐らく人体と思われる物体への着弾音があることがわかりました。』
「人体への…着弾……」
 この子は…なんでこんな持って回った言い方をするのだろう。普段ははっきりと
話す子なのに。
 頭から血が引いていく。これから先の内容は予想が付く。予想は付くが聞けない。
聞きたくない。
600508:2005/09/16(金) 14:29:58 ID:qlHOWOCb
 だが、歯を食いしばるようにして言葉を搾り出す陽菜さんの報告は続く。
『…位置関係…音の大きさ…辻原さんの声のブレから考えて、……辻原さんご本人
 への着弾と見て…間違いありません。……少なく見ても…10発程度は被弾して
 いると……思われます…』
(…被弾…10発…)
 絶望感が襲う。足元に床が見えているのに、床の感触がない。

 状況報告は続く。
『工具楽屋としては早急な対処が必要と考えます。第1研の場所が判明しましたので、
 これより急行します。それをお伝えしようと』

「許可できません。」
 目を閉じる。歯を食いしばる。
壊し屋会長としてここは引くわけには行かない。

『なっ…!?』
「真芝の戦力に対し、あなた方だけでは戦力が十分とは思えません。これから他の
 仙術使いの皆さんに応援を要請します。それまでは動かないで下さい。」
『しかし!!がちゃがちゃ社長ちょっとごそごそ』
『かなえさん!!』
「…我聞君ね?」
『行かせて下さい!今行かないと間に合わないかもしれないんだ!』
「行くなとは言っていません。ただ、今行っても突入や脱出が出来ないというのでは
 意味がありません。十分な準備をしてから対応しなければならないといっているの
 です。」
『でも、でも辻原さんは撃たれてるんだぞ!何箇所も!』

「…辻原さんがまだ生きているという確証があるのですか?」
『な…』
「もしも…辻原さんが既に…亡くなっていれば…それこそ完全に無駄足になります。
 …それに、真芝の情報があった場合、動く前に連絡を入れる。これがルールです。
 勝手に行動した1人のために、あなた方をむざむざと死地に向かわせるわけには
 いきません。」
『…しかし!!』
「昼に連絡があったということは我也さんたちは既に移送されている可能性もあります。
 最悪、第1研自体が既に移動しているかもしれません。そもそも辻原さんからの
 連絡自体が罠かもしれないのですよ?まずは十分な調査を行ってからです。」
『それじゃ…それじゃ遅いんだ!』
「これは壊し屋会長としての指示です。独断先行した場合は、壊し屋の称号を取り上げ
 ることもありえます。よろしいですね。必ず待つように。私の方もすぐに体制を
 整えますから。」
『…』
「わかりましたね!?」
プッ…ツーッツーッツー
唐突に電話が切れる。
601508:2005/09/16(金) 14:31:10 ID:qlHOWOCb
「…ま、わかってても止まらないだろうね」
「おばあ様…」
 振り返ると、後ろに寄ってきていたおばあさまと目があった。
強い意志と、深い思索を秘めた目。
この目が。壊し屋会長の私に力をくれる。私の判断は間違っていない。絶対に。

「ちょいと行って止めてくるよ。場合によっちゃ力づくでね。」
「……お願いします。今、彼らを失うわけには行きませんから。」
「あぁ。…そんじゃ行ってくるよ。」

 おばあさまが振り向く直前。
おばあさまの視線に優しさと痛ましさがこもっていた気がした。

 壊し屋の皆への連絡の最後の一本を終わらせた時。おばあさまのヘリは飛び立って
いった。
 あたりは既に暗くなっている。飛び去るヘリのローター音と飛行灯を、
既に通話の切れた受話器をぶら下げたまま見送る。

「…辻原さん。」
ふと。うさぎさんりんごを差し出すメガネの奥の目を思い出す。

『少なく見ても…10発程度は被弾していると……思われます…』

落下感。底のない穴に陥っていくような不安。

『でも、でも辻原さんは撃たれてるんだぞ!何箇所も!』

指に力が入らない。周囲の景色がゆがんでいく。

『…辻原さんが既に…亡くなっていれば…』

がちゃんっ

 ついに重力に負けて受話器が床に落ちる。
目に溜まっていた涙が、頬を滑り落ちた。

 からかうような笑顔に。差し出された腕に。弾丸が当たりちぎれ飛ぶ。
そんな光景が脳裏に浮かぶ。

「くっ…うっ…うぅ…」
 一度流れ始めてしまった涙は止められなかった。必死に抑えても嗚咽が漏れる。
 流れ出る涙の量が少なくなってきた頃。
 部屋の隅の昼間に参詣者が置いていった日本酒の瓶が、涙でぼやける視界に映った。
602508とってつけたエロシーン:2005/09/16(金) 14:36:18 ID:qlHOWOCb
…ばぁきゃーろー…」
 あれからどれほどの時間が経ったのか。よくわからない。数十分しかたっていない
かもしれないし、もう数時間たったかもしれない。
 わかっているのは、私が少しだけ酔ってしまったことと、馬鹿野郎の行方が
知れないこと。
 「……ばかやろぅ…」
 どてっ
畳に投げつけたマグカップがやる気のない音を立てる。気に入らない。

 …ここに辻原さんががいたらどうするんだろう。きっといつものように私をからかう
んだろうな。あの憎たらしい顔で。
「ばかぁ…」

「馬鹿とはひどいですねぇ」
 後ろからの声に重い頭を振って後ろを見ると、そこには辻原さんがいた。

 ふと、自分が全裸であることに気づく。
「やぁ…見ないで…」
だるい身体で男から胸と股間を隠す。
「隠さなくてもいいでしょう。もったいない。」
「やらぁ…みちゃだめぇ…」
「見えませんよ。あなたが隠しているから」
うそだ。私の体の奥底まで見通されている気がする。
「しかし…いやらしい体のラインをしていますね」
いいながら目がすぅっと動く。
私の体を舐めるように視線が移動しているのがわかった。

 見られている…足の指……ふくらはぎ…ふともも…お尻…股間…手で隠しているの
に…見通されているようなまなざしだ…それからおへそ…腰のラインをたどって胸、
そして首…唇を舐めるようになぞって…私と目があった。
「本当に素晴らしい身体ですね…」
「やぁ…」
「しかも。私は見ているだけなのに相当感じているようです。白い体がピンク色に
 染まっていますよ?」
603508:2005/09/16(金) 14:38:02 ID:qlHOWOCb
「……」
 黙っているとそのまま近づいて、私の股間に顔を近づける。息がかかりそうなくらい
の近距離。これ見よがしにすぅっと大きく息を吸い込む
「…あぁ…やっぱりいやらしい匂いがします。ぬらしているんですか?」
「ふぁ…」
「私は何もしてはいないのに。見られるだけで感じるなんて随分と淫乱ですね」
「…やぁ…ちがぁ…」
「違うならなぜ、あなたの指は自分をいじってるんです?」
「ふぁん…ちがうのぉ…」
「私が気づいていないと思っていましたか?わかっていますよ?手のひらでクリトリス
を圧迫しているのは。薬指で入口を触って感じているのもよく見えます。」
「ちがぅ…ちがうのぉ」
「いいんですか?そんな弱い刺激で。触りたいんでしょう?」
「やぁぁぁ…」
「いいんですよ。たくさんいじってください。」
「あぁ…」
くちゅ…くちゃ…ちゅ…
「は…ん…やぁ…」
「いやらしいですね。かなちん。何もされていないのに勝手にぐしょぐしょに濡らし
 てるなんて。おもらしみたいですよ。」
「やぁん…かなちんていっちゃやぁ…」
「おまけに男の顔の目の前で自分で弄くるなんて。とんでもない巫女さんですねぇ。」
 冷たく、それでいて熱のこもった視線が私の視線と重なる。

脳髄まで貫かれているような視線に、
「ひゃぁぁん…」
軽くイッてしまった。

「ふふ。本当にいやらしい人だ。一人でイってしまったんですか?」
首を横に振る。弱弱しいことは自分でもわかっている。

「それなのにまだいじっているんですね。胸もひしゃげるくらい強くもんで…
 まだ足りないんですか?」
 この男はなんでそんなに焦らすのだろう…やだ。早く欲しい…
「我慢できないんですか?淫乱な巫女さんは?しょうがないですね…ふふふ」
言うなり、いきなり足を広げさせられた。
「…あ…」
手で隠しなおす暇もなく。一気に奥まで入ってくる。
太く。熱く。荒々しいものが…
「ああああああぁぁん!!」
一気に奥まで突かれて、私は気が遠く…
604508:2005/09/16(金) 14:40:59 ID:qlHOWOCb
「…夢…」
 唐突に意識がはっきりとする。脈絡がないと思っていたらやはり夢だったらしいが、
何を考えているんだろう。こんな夢を見るなんて…
内容を思い出し赤面しながら、状況を確認する。
倒れた一升瓶と板の間にこぼれた日本酒。畳の上に転がる猫さんのマグカップ
双方からこぼれたお酒の匂いが濃い。
 それに混じって私の匂い。袴までは濡れていないようだが、下着と襦袢はびしょびしょ
になっているようだ。
 夢の中の辻原さんのせりふではないが、おもらしでもしたかのよう…
「…シャワー。浴びたい…」

 お酒と淫夢の残滓を冷たい水で洗い流す。
これからの作戦を思い起こす。優先事項は我也さんと國生さんの所在、そして反仙術
兵器の内容及び所在の確認だ。
 ふと、辻原さんの顔が脳裏を掠める。先ほどの夢の中とは違う、普段の、日常の
にこにこと笑う顔。
 10発以上の弾丸を受け、連絡が途絶えた。
普通なら死んでいる。
状況から見てどう考えても生きているわけがない。それが当たり前。だから、作戦の
優先事項にも入っていない。
605508:2005/09/16(金) 14:42:19 ID:qlHOWOCb
 だが。
ぱしーーーん!!!
「くっ……そんなこと!認めません!」
頬を自分の両手で強く叩いて気合を入れる。
そしてバスタオル一枚で自室へと歩く。私自身の出発の準備をするために。

 そうだ。辻原さんが死ぬわけはない。常人なら知らず、あんなふざけた男(ひと)
が死ぬわけはない。一段落したところできっとへらへらしながらでてくるに違いない。
 あの人が例え死ぬことがあるとしても、その場所は戦場ではない。日常の中で、
みんなに見守られて静かに死ぬのだ。そしてそれはまだまだずっと先のこと。

 誰も知らないところで、誰にも見取られず死ぬなど認めない。弾丸に倒れて死ぬ
など、この私が許さない。
 
 「絶対に。許しませんからね。辻原さん。」
606508:2005/09/16(金) 14:52:34 ID:qlHOWOCb
辻原さん性感祈願!ということで。
 上でかかれてたツジー生還フラグをあらん限り立ててみました。
ただ並べただけとも言う!
 書いてたら、ギャグもほとんどなく、ましてエロもなく、萌えも
ないんで、さすがにどうかと思って無理やりエロシーン入れたのは
僕と君との秘密だっ!
 最後のかなちんの決意は、俺の心情を代弁してもらいました。
死んでたら許さんぞ小●館!

次回予告。
辻原「どうです?どどめ色の波紋疾走の味は?工具楽屋の科学力は
   世界いちぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」
辻原「甘いですね。サイコバリア!!と、き、よ!!」
     ピシーン
  「…食らいなさい。ブーストアーム。」
   ウイーーーンブォォォーーーン
かなちん「あぁ…辻原さん…」
ゴメンナサイ。ウソデス。
607名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 15:04:01 ID:TnoFWfrB
うん、俺もツジーの性感は知りたいぜ低脳!…ごめんなさいorz
和服美人は羞恥プレイが映えますね。次は荒縄で巫女服ごと縛ってあげてくだs(水糸
608名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 15:15:38 ID:nhpoGDil
さすが508!
俺たちが求めていたことを平然とやってのけるっ!
そこにシビれる!あこがれるゥ!
609名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 16:21:06 ID:j1R3FqE/
一つ突っ込むと、ツジーからの電話が来たのは夜
610名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 16:35:41 ID:R2Md5IE5
こんの、ド低脳がぁぁぁぁぁぁぁ!

本当にこんな展開になったら、
それこそ殿堂入りだよ。

頼む、我等が藤木様。
最終回はシティーハンターエンドにして。
611名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 17:07:35 ID:yKJ1CeT3
        (ヽ、00  ∩
      ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
       ,, -‐- \   | |/⌒ヽ  〇  〇
      ( ⊂ニニ   / /⌒) )
       `ー――'′ し∪  (ノ

                     (ヽ、00  ∩
                   ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
                    ,, -‐- \   | |/⌒ヽ  〇  〇
                   ( ⊂ニニ   / /⌒) )
                    `ー――'′ し∪  (ノ
612名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 18:54:22 ID:egcQ3URz
むしろ
        (ヽ、     ∩
      ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
       ,, -‐- \   | |/⌒ヽ  〇  〇
      ( ⊂ニニ   / /⌒) )
       `ー――'′ し∪  (ノ

                     (ヽ、     ∩
                   ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
                    ,, -‐- \   | |/⌒ヽ  〇  〇
                   ( ⊂ニニ   / /⌒) )
                    `ー――'′ し∪  (ノ
613名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 21:40:40 ID:fllhdMen
>>597
うおおおお!
これぞまさに俺の望んだかなちん像!
あんたまさに低脳神だ!
614508:2005/09/16(金) 21:45:42 ID:tPPYrX+B
みなさんありがとうございまー

>>607
…(確認中)
生還!!生還祈願!性感祈願はだめでしょ!職場のパソコンが変な言葉を学習していくうううてん
水糸もあることで、どっちかというとかなちんが縛るほうでは…

>>609
…(確認中)
…(もう一度確認中)
…(さらにもう一度確認中)
…(死亡)

あー…時間軸直すとよくわかんなくなるのでこのままにしといてください…
きっと、次の夕方まで優さんの分析が長引いたということで…(涙

>>611
…気付いたか…やるな…
615名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 07:12:41 ID:eCFw77s8
おいおい
ふと立ち寄ってみれば
なんだよこの素敵なド低脳どもは
616名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 21:37:44 ID:ltj11U2l
せっかく休みになったのに風邪引いてしまった。
は、陽菜、おかゆ作って。
617ナギ:2005/09/17(土) 23:04:35 ID:kglmfM0s
ママレモン入りのでよければ♥
618名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 00:39:22 ID:vpbYYgiD
それが低能のアイデンティティ
619名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 00:44:12 ID:tTl7gUbN
うああああ!間に合わなかったああああ!

・・・昨日の9/17は國生さんのお誕生日だったので、なんとか間に合わせようと書いたのに・・・

てなわけで、即席ですが國生さんのお誕生日にちなんだ妄想をば。
620619 1/13:2005/09/18(日) 00:45:05 ID:tTl7gUbN
國生さんのお誕生会

9月17日(土) 午前11時頃
今日も今日とて、工具楽家居間ではGHKなる組織の秘密の会合がおこなわれていた。
土曜日なので緊急の本業がない限り工具楽屋も基本的には休みだが、
我聞は都合よくトレーニングに出ている。

「これより、GHK緊急会議を行いたいと思います」
「姉上、緊急とのことですが、今日の議題は?」
「うむ! 実は、わたくし大変なことを思い出しました!」
「なんと!?」
「今日はなんと、陽菜さんのお誕生日なのです!」
「「「おお〜!」」」
「だがしかし、誕生日といえど知り合いの少ない陽菜さんのこと、
誰か一緒に祝ってくれる人がいるとも思えません・・・
そこで! 我が家に陽菜さんを招待して、我々で祝ってあげようじゃありませんか!」
「ぱーてぃーだ!」
「お誕生会だ!」
「・・・それは確かに、素晴らしいことだと思いますが・・・
しかし姉上、それはGHKの目的にかなうものなのでしょうか?」
「ふふふ、いい質問だね斗馬君。 確かに、ただ祝うだけでは目的達成のための手段とは言いがたい!
 だがしかし! この誕生会、これはあくまでお膳立てに過ぎないのだよ・・・」
「そ・・・それはつまり、目的はほかにあると?」
「そのとおり!
 普段一人暮らしの陽菜さんに、アットホームな雰囲気でのお誕生会がどれだけ心温まるか!
 そうやって心を緩ませておいて、我が兄をけしかけるのだ!
 普段ならいざ知らず、そうやって気の緩んだ二人をくっつけて部屋に押し込んでしまえば、
 いくら朴念仁な二人でもさすがに意識せずにはおれまいかと!」
「た、確かに普通ならそうだと思うのですが・・・言いたくはないですが、あの二人・・・
 特に我らが兄上殿の朴念仁っぷりは並ではないですから・・・果たしてそれだけで上手くいくでしょうか・・・」
「ふっふっふ・・・まだまだ甘いね、斗馬君!
 確かに素の二人ならそのとおりだが、こんな時のためにこんなものを準備させていただきました!」

そういって果歩が取り出したるは、二本のワイン瓶。

「そ・・・それはっ! 我々未青年には禁断のアルコール!」
「ふふふ・・・言ったはずよ・・・もはや犯罪も辞さない覚悟と!
 いくらお堅い陽菜さんでも、お誕生会の雰囲気なら少しくらいは口にするはず!
 兄の方は乗せれば幾らでも呑むだろうし、適度な酔いが二人の気分を盛り上げること間違いなし!」
「なるほど・・・しかし、もしもです、陽菜さんが実はザルだった、なんて落ちはありえないでしょうか・・・?」
「む・・・そ、そのときは物量作戦で・・・」
「ふふふ・・・果歩ちゃん、まだ中学生なのに恐ろしい、いや素晴らしい作戦だったけど、
 まだちょっと詰めが甘いようだね・・・」
「・・・? 優さん、もしかして、なにかいいアイデアが!?」
「うふふふふ・・・こんなこともあろうかと!
 実は既に、ちょっとばかりいかがわしいお薬を開発済みなのですよ!」
「「おおお〜!?」」
「はい! いかがわしい、って、なに〜?」
「うふふ・・・珠ちゃんにはまだ早いかしらね、
一言で言えば、小学生には話せないような気分になっちゃうお薬とでも言っておきましょうか・・・
これをお酒に仕込んで、我々は無効化剤を先に服用しておく、そうすればもう完璧!」
(そういう話を小学生の前でしちゃうのはいいんだ・・・)
「さ・・・さすが優さん! なんて頼りになるの!」
「あっはっは、まっかせなさ〜い!」
「よーしっ、これで二人の命運も今宵限り、
明日の朝には婚姻届に判を押さざるを得ないことにしてあげるから、覚悟なさい!
ではわたくしデルタ2はこれから陽菜さんにコンタクトを取ります、デルタ1はブツの準備を、
デルタ3、4は兄への連絡を速やかに行うこと!
では成功を祈る、作戦開始!」
621619 2/13:2005/09/18(日) 00:45:53 ID:tTl7gUbN
同日 午後6時頃
GHK各員は順調に仕事をこなし、今は誕生会の準備に奔走している。
果歩は得意の口八丁で陽菜を説得し、“本業が入らなければ”という条件つきで参加を取り付けることに成功。
口八丁とは言ったものの、誕生会のことを話すと素直に感激し、喜んで参加したいと言ってきたので、
全く苦労はなかった。

(はやり陽菜さんは愛に飢えている・・・お兄ちゃん、これだけお膳立てして何もなかったら・・・
 そのときはどうしてくれようか・・・)

本気で嬉しそうな陽菜は、もちろん果歩のそんな気配には気付かない。
一方、我聞の方は一も二もなく大賛成。
裏にある意図など知る由もなく、発案した妹弟たちを誉めることしきりで、
今は会場たる工具楽家居間の装飾にせいをだしている。
ただし、買出し含め料理の方には何故か絶対に手を触れさせてもらえなかったが、大して気にもしなかったようだ。
そんな我聞の目から隠れて、“いかに仕込んだワインを未開封にみせるか”とか、
GHKが悪巧みにせいを出していたのは言うまでもない。
そんなこんなで・・・

同日 午後7時
カラフルな紙テープと、“陽菜さんお誕生日おめでとう!”とかかれた垂れ幕で飾り付けられた工具楽家居間に、
今回のゲストであり主役、そしてある意味生贄たる國生陽菜は招き入れられて、
文字通りお誕生席に座っていた。
全員が席についたところで、果歩と優、珠、斗馬達が皆のグラスに飲み物をそそいでいく。
我聞を覗く工具楽姉弟には普通のジュースが(斗馬がワインを欲しがるそぶりを見せるが果歩の眼力で却下)、
優と我聞、陽菜には優が威勢よく開けたワインが振舞われる。

「あれ・・・優さん、これってお酒・・・」
「なーに細かいこと気にしてるの! 折角のめでたい席だし、男はこんな細かいこと気にしない!
 はるるんも今日くらいいいよね〜?」
「は・・・はぁ・・・」

そんなノリで容赦なく仕込みワインを二人のグラスに注いでしまう。
我聞と陽菜は互いに困ったように目を合わせるが、
そんな様子を察知した果歩が流れを断ち切らぬように立ち上がり、

「それでは、これより國生陽菜さんの17歳のお誕生会を始めたいとおもいます!」

と宣言。
しゃもじをマイク代わりに、巧みに場を仕切ってしまう。

「ではみなさんグラスを持ってください!
まずは陽菜さんのお誕生日を祝って、乾杯〜!」
「おめでとう國生さん!」「はるるんおめでとう〜」「はるなねえちゃんおめでとう!」「おめでとう〜!」
「あ・・・・・・ありがとうございますっ!」

陽菜にとって、こんな人数に祝ってもらう誕生日は初めてだったので、もう感激することしきり。
その後も、みんなでハッピーバースディを歌い、ケーキに立てられた17本の蝋燭を陽菜が吹き消すという、
お決まりではあるが幸せな会が進行していく。
途中、果歩除く3兄妹がケーキの奪い合いを展開しそうになって鉄拳が飛んだり、
優に炊きつけられた我聞が残りのワインを瓶ごと呑み干して挙動が怪しくなったりもしていたが、
おおむね平和に時間が過ぎていった。
陽菜も優にさんざん勧められ、いつのまにかグラスは空になっている。
それを見て優と果歩が互いに怪しく輝く目で目配せし合ったのは、当人達と斗馬以外には誰も気付いていない。

我聞が既に沈黙してしまっているのに果歩は心の中で舌打ちするが、
優曰く “一杯でも呑んだら効果覿面!”の仕込みワインなので、陽菜が潰れるのも時間の問題、
そしたら二人を兄の部屋へ運び込めばミッションコンプリート!

・・・の、はずであったのだが・・・。
622619 3/13:2005/09/18(日) 00:46:26 ID:tTl7gUbN
料理もほとんど片付き、宴もたけなわな頃になっても、肝心の陽菜は全く眠そうな気配がない。
ちょっとだけジト目で睨んでくる果歩に気付かない振りをしつつ、陽菜にチェックを入れる。

「あ、あらー、はるるんもしかしてお酒強いのかな〜? 全然顔にもでないんだね〜?」
「ええ・・・あの実は、私呑んでなくって・・・」
「「へ!?」」
「やっぱりまだ未成年ですから、お酒は良くないですし、すみませんがこっそりと隣のお皿に・・・」
「・・・じゃあ、口をつけてたのは・・・」
「ごめんなさい、呑む振り、だったんです・・・」
「「・・・・・・」」
「あ、でも! すごく、本当にすごく楽しかったです!
こんな風に沢山の人から誕生日を祝ってもらうなんて本当に生まれて初めてだったから・・・」
「あ、あははははっ、よ、喜んでいただけたなら何よりですっ!」

果歩、今回も詰めが甘かった。
少しずつグラスが空いていくのは見ていたのだが、てっきり呑んでるとばかり思っていたら・・・。

「それに、皆さんも楽しそうだったのが本当に嬉しいんです・・・
 社長も、ちょっと羽目を外しすぎな気もしますが・・・それだけ喜んでくれてるってことですよね・・・
仙術使いは新陳代謝を促進して体内の毒を分解するのも早いとのことですし、
明日にはきっと元気になっていてくれると思います・・・」

陽菜はちょっと苦笑したようにだが、完全に酔いつぶれモードの我聞に温かい微笑を向ける。

(こ・・・これは! シナリオとはちがうけど、何気にいい雰囲気では!)
(やはり我々の努力は無駄ではなかったのよ!)

ちょっとそれっぽい雰囲気になったのと、なにより陽菜が本当に嬉しそうだったので、
まあ今回はこれでいいか、と思うことにするGHKの面々。



だが、そのとき事件は起こった。
623619 4/13:2005/09/18(日) 00:46:56 ID:tTl7gUbN
突然、がばっ! と我聞が起き上がる。
うつむいてるので表情は読めないが、息が荒い。

「お、おはよ〜我聞君」「もー、お兄ちゃん情けないんだから、お誕生会はもう終わりよ〜」
「社長、大丈夫ですか?」

隣にいた陽菜が我聞の顔を覗き込むように近寄る。

「社長、今晩はありがとうございました、本当に嬉しかったです!
 でも、ちょっと羽目を外しすぎですよ・・・もっと社長たる自覚、もってくださいね!」

お説教というよりは冗談のような口調で話す陽菜だが、我聞の反応がない。

「・・・社長?」
「仕方ないなぁ、まだ酔っ払ってるみたい・・・陽菜さんごめんなさいね、こんなふつつかな兄ですが、
 今後とも宜しくおねがいしますね」
「? は、はぁ、わかりました!」

ちょっと気にならないでもない言い回しだが、まあ気にしないことにする。

「それでは社長、本当にありがとうございました、お先に失礼させていただきますので、
 ゆっくりとお休みになってくださ・・・? 社長?」

もう一度我聞の顔を覗き込んで別れの挨拶をしようとしたが、息の荒さがあまりに尋常でない。
その上、覗き込んだ目が異様に輝いている気がする。

(この目・・・どこかで見たことある・・・)

覗き込んだ体勢で固まる陽菜を見て、“もしかしてお別れのキスか!?”などと勝手に盛り上がるGHKを尻目に、
陽菜は記憶を辿る。
1つだけわかるのは、良いか悪いかで言えば悪い兆候であること。

(・・・! そうだ・・・これは・・・暴走!)

「社長! しっかりしてください!」

不意に緊迫した声を上げる陽菜に、一同驚きの視線を向ける。

「しゃちょ・・・」
「・・・國生・・・さん・・・」
「社長、気がつきましたか! 気を、気をしっかり持ってください!」
「・・・・・・げろ・・・」
「・・・え!?」
「・・・逃げろ・・・はやく・・・!!」

我聞が鬼気迫る表情で、必死に声を絞り出すように言う。

(!!・・・そんなに、そんなに危険な状態なの!?)

いつぞやのように“気”が流入している気配はないが、明らかに雰囲気が危険だった。

(私が・・・私がなんとかしないと・・・秘書として!)

「社長!」

ぱぁんっ!
と、両手で我聞の頬を挟むように叩く。
夢中で覚えていなかったが、以前に第三研で我聞が暴走したときは平手でそれを止めたと聞いていたので、
とにかく思いついたことを試したのだ。
624619 5/13:2005/09/18(日) 00:47:55 ID:tTl7gUbN
「・・・國生さん・・・」
「社長! 気がつきましたか!?」

陽菜の両平手で、我聞の目の輝きは消えた。
かわりに、見たことのないとろんとした、不思議な目つきになってしまったが、
きっと酔いのせいだろうと安堵していると、我聞が両手を陽菜に向けて伸ばしてくる。
一気に緊張して弛緩したせいか注意力がおちていたのか。
手でも握って感謝されるのかな、と楽観的に構えていると、またも我聞がぼそり、と口をひらく。

「・・・國生さん・・・」
「・・・? 大丈夫ですか、社ちょ・・・」
「・・・きみの・・・せいだ・・・」
「・・・? え・・・」

一気に伸びた腕が陽菜の首の後ろを掴み、ぐいと身体を引き寄せ、
我聞は陽菜にキスをした。

「・・・!!! んむっ、んむ――――!!!」

ただのキスではない、口を開き、舌を入れ、舌に絡めてくるような、貪るようなディープキス。

「きゃー、やった!!!」「お、おにいちゃん!?」「ちゅーだちゅーだ!」

GHKが騒いでいるが陽菜はそれどころではない。
なんとか全力で我聞を引き離し、涙目になりながら睨みつけ

「しゃ・・・社長!! な、な、なんてことをするんです・・・や、やめてくださ・・・い、いや・・・」

懸命にすごんで見せるが、その間にも再び我聞の手は陽菜に伸び、防ぐ間もなく陽菜の襟首を掴む。
そして、陽菜が悲鳴をあげる間もなく
びりびりびりぃっ!!!

「いやあああああああ!」
「お、お、お兄ちゃん!?」「ちょ、ちょっとストーップ! 小学生が見てる!」「はだかだ〜!」

突然の暴挙に腰が立たず、座ったまま部屋の隅へ必死であとずさる陽菜、
やはり突然の出来事にあわてふためくGHK。
対照的に我聞はゆらりと立ち上がり、じっくりと陽菜との間を詰めていく。

「・・・國生さん・・・君が悪いんだ・・・」
「しゃ、社長、なんなんですか! わ、わ、悪ふざけにも程がありますっ!」

懸命に強く言い放つが、いきなりのことに身体は震え、目は涙で一杯である。
胸元を割かれてしまったので、両手で胸を隠すのに精一杯で、実力で遠ざけることもできない。

「・・・君が・・・悪いんだ・・・社長に・・・手を上げる悪い秘書には・・・お仕置きが・・・必要・・・」
「な、そんな! そ、それは社長が暴そ・・・!?」

必死で言い返そうとして、言葉が詰まる。
座り込んだ自分の目線と、立ち上がって近づく我聞の“それ”が、丁度同じ高さにあり、目に入ってしまった。
・・・我聞の股間に、服の上からでも十分すぎるくらいわかるほどにそそり立つ“それ”が。
しかも
あろうことか
いつもは腕に絡まるように現れる“渦巻く気”のエフェクトがかかってるし。
625619 6/13:2005/09/18(日) 00:48:44 ID:tTl7gUbN
「ひ・・・! 社長、やだ、正気にもどって! 優さん、果歩さん、たすけてっ!!」

このまま展開したら自分がどんな目に遭うかあまりにも想像がつきすぎる。
しかも最悪のなかでも最悪のケース。
どうあっても逃げなければならないのだが、そのあまりの凶悪なサイズとエフェクトに、
完全に腰が抜けてしまって立つ事もできない。

「ゆ・・・優さんこれって・・・」
「あ・・・あははははっ ちょーっと、お薬効きすぎちゃった・・・かな・・・」

果歩ジト目、優は汗だらだら。

「お・・・おくすり!? ゆうさんっ、一体社長になにしたんですか!」
「え! あ、えーと! ほら、その、ちょっと盛り上がるようにって、ああいやいやその!」
「と、と、とにかく! 優さんお兄ちゃんをとめて!」
「なんで私がー!」
「優さんが仕込んだクスリのせいなんだから、責任とってー!」
「そう仕向けたのは果歩ちゃんなのにー!」
「・・・・・・」

一体なにが起きているのかよくわからないけど、とりあえずこの二人が主犯格であることはわかった。
目の前の危機が去ったわけではないが、とりあえずそのことだけは忘れまいと思う陽菜であった。

「えーい、ままよっ!」

陽菜にものすごい目つきで睨まれながら、とにかく何とかしなくてはと勇気を振り絞り、
懐から取り出したスタンガンを我聞に向けて突き出し、優は突進を敢行する。
が・・・

「・・・優さん・・・邪魔・・・しないで・・・今は、これに・・・集中したいから・・・」
「ひー!!」

我聞にギヌロと睨まれると、呆気なく撤退。
未来の兄嫁を守るためと果歩も後から奥義・瞬天降魔脚を見舞おうと構えていたが、

(今のお兄ちゃんはやばい・・・邪魔したら妹でも犯す・・・!)

と一瞬にして悟り、瞬速で戻ってきた優と抱き合ってがくがく震えている。
珠はプロレスが始まるに違いないと(ある意味違いない)ワクワクして、斗馬はとりあえず静観。
こいつら揃って頼りにならない・・・!
陽菜は頭の中で暴言に近い思いを抱きながらなんとかできないかと目の前の暴走体に向き直ると

「き! きゃあああああぁっ!」

既に目の前に我聞のそれは待ち構えていた。
さすがに正視できずに上を向くと、

「うへへへー かくごはいいか〜」

ちょっとがくっときた。
酒で赤らんだ顔は明らかににやけていて、涎までたらしている。
両手を肩の高さに上げて、指をわきわきさせている。
まさに、絵にかいたようなスケベ親父っぷり。
なんのことはない、酔っ払いなのだ。
それがおそらく優さんの仕込んだお薬とやらで性欲でも増進されたのであろう。
そして、その効果を理性で必死に抑えていた我聞にあろうことかダブル平手をかまして、
最後の良心を吹っ飛ばしてしまったのはあろうことか自分なのだ。

(わ・・・わ・・・わたしの馬鹿馬鹿馬鹿―――――!!)
626619 7/13:2005/09/18(日) 00:49:45 ID:tTl7gUbN
そんな風に現実逃避している陽菜に、ついに我聞の毒牙が伸びる。

「工具楽仙術・・・」
「!? へ・・・?」
「だーん・双掌砲〜!」
「き!きゃああああぁあぁぁぁぁぁっ!?」

構えた両手を同時に陽菜に向けて突き出す。
本来ならこれは相手の腹に叩きつけて吹き飛ばす技だったが・・・
突き出した両手は狙ったとおりに陽菜の小ぶりな胸を鷲掴みにして、ぐにぐにと揉みしだく。

「うーん、ちょっとかたいけどやわらか〜」
「きゃ、いやっ、 社長やめてえええ!」
「ちょっとちいさいけど、こくしょうさんらしくてかわいー」
「ん・・・んな、な、なに言ってるんですかっ! 変なこと言ってないで放してくださいっ!
 セクハラ社長って呼びますよ!!」

かちーん
なんか我聞の頭から音がした気がした。

「ほ〜お、そんなこと言うか國生さん・・・これは、おしおきがひつようですなー!」

そういうと、我聞は胸を揉む手はそのままに顔を近づけ

「ひぃぃっ、しゃ、社長それはだめ―――!」
「んちゅー、ちゅぱっ んー、ちょっとみるくあじー」

吸う。

「ひっ、やっ だめですっ! だ、だいたいっ、珠さんと斗馬さんがみてますよっ!
 小学生に見せていいものじゃないですっ! だから社長やめてぇぇ!」
「む」

もはや主犯格の二人は論外らしく、せめてもの期待を込めて幼い二人をダシにしてなんとか逃走を試みる。
確かに、珠も斗馬も二人の様子を食い入るように見つめている。

「か、家長としてっ、こんな、教育に悪いことっ、やっちゃ、だめっ、ひっ、だめじゃないですかっ!」
「珠、斗馬。」
「兄ちゃんなにやってるのー!?」「なんでしょう兄上!」
「・・・これはプロレスごっこだ」
「ち、ちがう、違います〜! こ、これはっ」
「わぁ、兄ちゃんいいなー、珠もやるー!」
「駄目だ、これは大人のプロレスだからな、珠はもっと大きくならないとやっちゃいけないんだ!」
「ちぇーっ」
「だまされないで〜! っ! ひ、また、や、やめてくださいぃ!」

珠と斗馬を抱きこんで?陽菜の補給線を断った我聞は、存分に陽菜のむねを吸いつづける。
妹や弟、部下が見守る中、堂々とこんなことを続けた我聞は、やっと満足したように陽菜の胸を開放する。
あまりに執拗にされたので、嫌がりながらも陽菜の顔は多少紅潮してしまっていて、
それが自分でもわかるのが恥ずかしくてたまらない。

「ふーっ、おいしかったよ、國生さん♪」
「ひ・・・社長・・・酷いです・・・」
「じゃ、つぎは本番といきましょ〜かっ!」
「い、いやあああああ!?」

ノリノリの我聞、自らのそそり立つナニを強調するかのように、腰を天井に向けてクイっと動かしてみせる。
本格的に貞操の危機を迎えた陽菜は這いつくばりながら、なんとか逃げようとするが・・・
627619 8/13:2005/09/18(日) 00:50:22 ID:tTl7gUbN
我聞に背を向けて逃げようとすると、自然とそのお尻が我聞に向いてしまうことになる。
必死な陽菜は外見など気にしてる余裕はないが、
我聞にとっては目の前で揺れる果実に他ならず、おもわずじゅるりと涎をすする。

「へぇぇ、國生さん、イヤイヤいいながら、ちゃーんとその気になってるじゃーん」
「へ・・・い!? イヤ! ち、ちがうっ、違います!」

腰をおとして間近で自分の臀部を眺めている我聞に気付き、急いで逃げようとするが
既に我聞の手は陽菜の腰に伸びていて、ベルトをぶちんと千切ると一気にズボンをパンツもろとも下ろしてしまう。

「ひっ! や、やだっ! いやあああああああぁぁぁぁぁ!」
「んーむ、國生さんはお尻もかわいいね〜、ハリがあってすべすべー」
「や!だめっ! 触らないで! いや、社ちょっ! やーっ! 舐めないで〜!」

ズボンを下ろされて更に自由が利かなくなった陽菜の尻を、我聞は撫でたり舐めたりやりたい放題。
さすがに陽菜も半ベソ状態になってきている。
なんとか我聞の方を向き直り必死で拒絶しつづける陽菜の表情が、すけべ親父・我聞の征服欲に火をつける。

「じゃあ、せっかくお尻もさしだしてくれたことだし、まずはこちらからいただきますか〜」
「いやああああぁっ、社長、ごめんなさいっ、謝ります、あやまりますからっ、許してえええっ!」
「ふふふ・・・國生さんのそんな声きいちゃうと、余計にイジメたくなっちゃうなー♪」
「そんな・・・そんなぁ・・・」

そんなことを言いながら、我聞は自分のズボンを下げ、先ほどより更に気が充実してそうなナニを取り出す。

「あ・・・あ・・・」

その、渦巻く気も相まってあまりにグロテスクなモノに陽菜は絶句する。
あれだけビビっていた優もなんとなくもの欲しそうに見ているし、
両手で顔を覆うようにしている果歩も、しっかり指の間から覗いている。

「うぉ、兄ちゃんすげー!」

珠はなにやらよくわからないけどとりあえず凄いので盛り上がっている。
そんな珠の声援にニヤリとした笑みを返しつつ、我聞は己の凶器を動かし、目の前のすぼまりに狙いを定める。

(((え・・・?)))

“わかっている”三者が、同様に疑問符を浮かべる。
どう見ても位置が合わない・・・
そんな外野と生贄の疑問をよそに、ちょんっ、と先端をその“すぼまり”に軽く当てて感触を確かめる

「ひっ! しゃ、しゃちょっ・・・そ・・・そこは・・・っ!」
「む・・・キツいな・・・さすが國生さん、一筋縄ではいかないな!」
「ち、ちがっ、そこ違うっ!」「お兄ちゃんそこちがう!」「我聞君そこじゃないっ!」
「ふふふ、往生際がわるいぞ〜? お仕置きは素直にうけるものだっ!」

もちろん聞く耳持たない我聞は、ぐりっ! と、無理やりに腰を押し進めようとする。

「い、いたいですっ! 痛い痛い痛い痛い――――!」

既に諦めつつあった陽菜だが、流石にこれは洒落にならず、本気で痛みを訴える。
我聞もあまりに悲痛な反応にすこし気が逸れたか、力を加えるのをやめて腰を引く。

「そこっ、そこ、違う・・・違いますっ・・・お、お尻っ・・お尻・・・です・・・・っ」
「なんと・・・見事に騙されたわけかっ!」
「それも違いますっ!」
628619 9/13:2005/09/18(日) 00:51:12 ID:tTl7gUbN
「ふっ、流石だよ國生さん、それでこそ我が秘書!」
「あ・・・あの・・・社・・・長・・・?」
「だがしかしっ! 工具楽仙術、なめるでない!」
「へ・・・ ひっ!?」

再び、陽菜の尻のすぼまりに我聞の凶器がつきつけられる。

「な・・・なにを・・・だから、そ、そこは・・・違うって・・・」
「わかっている! ここがお尻ってことは十分わかった!
 だが、國生さん、それならそれで攻略法があるのだよ!!」
「え・・・え!?」
「工具楽仙術!」
「ちょ、ちょっと社長!?」
「砕・追功穿!!!!」
「ひ・・・や!?・・・だめ!いやあぁっぁぁぁぁぁっぁっ!」

砕・追功穿 ――― ヒビの入る物体なら気の続く限り壊す技・・・本来は。

「ふふふ・・・尻ってことは既に穴があいている! つまり、既にヒビの入った高架橋も同じ!
 追功穿で先に俺の気を流し込んでやれば・・・!」
「ああああああっ! なに! なに? なんなのっ!? あ! ひっ! お、おしりっ!
 お尻なのに、なんでえぇっぇぇっ・・・ひあああ・・・・っ」

我聞はエロ親父状態で練ったいかがわしさ満点の気を、
ナニから陽菜の尻の穴に放ち、陽菜の身体の中からえぐるように巡らせたのだ!(馬鹿)
その気は陽菜の括約筋を一瞬で揉み解し、さらに本来ありえないはずの快感すら与えてしまう。
あとは、すっかり緩んだソコに、我聞の本体をもぐりこませるだけ。

「いっいやあぁぁっ! 社長やめてっ、き、汚いですっ、そんなとこ、いやっ! 抜いて!抜いてくださいっ!」
「へぇぇ、そうは言うけど、國生さん気持ちよさそうに見えるんだけどな〜?」
「いやっ、違うっ! 違いますっ! そ、そんなことっ! ぜ、絶対にひぃゃああぁぁっぁぁ!?」

陽菜のそこがすっかりほぐれているのを自分の凶器で確認した我聞は、激しく腰を動かし始める。
我聞の肉の楔が突き込まれ引き抜かれる度に、じゅぽじゅぽっと卑猥な音が工具楽家の居間に響き渡る。

「あっ! ひっ! い、いやっ! だめ、あ!あ! あはぁぁっ!」

GHKの面々も、このあまりにあり得ない展開にもはや言葉もなく、ただ見守るだけだった。

「ふふ・・・國生さん、感じまくってるな・・・」
「!? い、いやっ! ち、ちがいますっ! あ! そ、そんなっ! んぅぅっ! そんなこと、な、あああぁ!」
「そうかな〜? ココに居る全員、俺と同じ意見だと思うけどな〜?」
「・・・!? い、イヤ、いやあああああ! みないでっ! だめ、優さんっ! 果歩さん!
 珠さん斗馬さんみんなだめえええ! みないで! みないでええぇぇえ!」

余りにも想定外の事態に、完全に今の状況を忘れてしまっていた。
現実を思い出し、激しく取り乱すが・・・

「お? 締め付けがきつくなったな・・・國生さん・・・見られて感じちゃった?」
「・・・なっ! そ、そんな・・・ことっ! っふあぁぁあっ! な、ないっ! ないでっぅああああああっ!」

言葉責めに追い討ちをかけるように、ピストンの速度を上げ、それに応じ陽菜の声と身体が弾んでいく。

「あ! あああっ! お尻っ! おしりなのにっ! そんな! いや! いやいやいやあああぁぁ!」

陽菜の限界を察知して、我聞がとどめとばかりにその凶器に気を込めて、一気に突き込んだ。

「そ〜れ、とっか〜ん♪」
「ひ!! い、い、いやあああああぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁあぁぁあっっ!!!」
629619 10/13:2005/09/18(日) 00:52:05 ID:tTl7gUbN
我聞が陽菜の尻を開放すると、支えのなくなった陽菜は畳の上にごろりと倒れこむ。

「あ・・・は・・・あぁぁ・・・」

放心したように畳の上に仰向けに横たわる陽菜の顔は紅潮し、涙と涎で穢れている。
その顔を覗き込むと、無理やりに唇を奪い、またも陽菜の口内を己の舌で犯していく。

「ん・・・んむっ!? んぶうううっ!」

驚きで正気に戻った陽菜を見やってにやりと笑うと、

「ふふふ・・・お仕置きのはずだったのに、イっちゃうほど気持ちよくなっちゃうなんて、
 國生さんって本当はエッチだったんだね」
「な・・・そ、そんな・・・」
「俺がセクハラ社長なら、國生さんはさしずめインラン秘書ってとこかな!」
「そんな、そんなの嘘・・・うそです・・・こんなの・・・」

自分を失して乱れ悶え、果ては絶頂まで迎えてしまったことが情けなくて恥ずかしくて、
涙がこぼれてくる。

「あれれ、そんな泣くことないのにな・・・まあ仕方ない、それじゃあこれでお仕置きは終了ってことにしようか」
「ほ・・・本当・・・ですか・・・」

このままなら確実に奪われてしまうと思っていた、一番大事なところ
そこを無事守り通せると思うと、酷い目に遭ったにも関わらず、少しだけほっとする。
・・・少しだけ残念にも思ってしまったが、そのキモチは一瞬で封じ込める。

「そのかわり・・・」
「・・・? ! きゃ!」

気を緩めていた陽菜の身体を押し倒すように両肩を押さえつける。

「誕生日のプレゼントをあげるよ・・・」
「え・・・え!? あ、ま、まさか・・・しゃ、しゃちょう・・・?」
「さすが國生さん、もうわかっちゃったかな?」

先ほどから全く萎えていない腰の凶器を、陽菜の“大事なところ”にあてがう。

「うそ・・・や・・・もう、もう終わりだって・・・」
「そう、だからこれはお仕置きじゃなくて、プレゼントだよ・・・
 國生さんの中に、俺の気持ちをたっぷりとぶちまけてあげるよ・・・たーっぷりと!」
「・・・! ま!まって! いや、そんなの! だめ、そんなことしたら私、わたしっ!」
「これだけトロトロに緩んでいれば、追功穿は必要ないよね・・・じゃあ、これだ」
「いや!いや! だめ、まって! お願い、おねがいですっ! 社長! いやあああああ!」
「工具楽仙術」 「貫・螺旋撃!!!」
「っゃああああああああああぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁっ!」

螺旋を描く気と共に、我聞の肉槍が陽菜の秘所を、そして処女膜を容赦なく貫く。
激しく出入りする凶器に血が混じるが、全く意に介すことなく、陽菜を陵辱し続ける。

「いっ!痛い!痛い痛い痛い―――っ! ひっ! ひああああっ! しゃ・・・ちょおっ!
いや、イヤイヤイヤぁ!」

陽菜のあまりに悲痛な叫びに、遠巻きに眺めるGHKの面々は思わず顔を背けるが、
我聞は全く気にする様子もない。

「大丈夫、すぐに良くなるさ・・・なんたって國生さんはインラン秘書だからな!」
630619 11/13:2005/09/18(日) 00:52:48 ID:tTl7gUbN
言うと、陽菜の身体の下に手をいれて、指先を先ほどまで責めたてていた尻の穴につきこむ。

「!? ぃひぅっ!」

それまではただ痛がるだけだった陽菜の声がすこしだけ色を帯びて、身体がびくんと跳ねる。
そのタイミングを逃さずに、先ほど尻の穴から穿ったのと同質の気をもう一度己の凶器に纏わせる。
もちろん、陽菜の体内で。

「え!? や! な、なに!? ひ・・・ああ、あぅっ!」
「ふふふ、ほーら、やっぱり気持ちよくなってきたんじゃない?」
「や! そんなことっ、ない、ないですっ! い、痛い、いたいのに、・・・なんで・・・いた・・・い、のに・・・」

今までの悲痛な表情と声が、これだけのことで和らぎはじめる。
これが先ほどの快感に喘ぐ声になるまでに、たいした時間は要さなかった。

「あ! ああっ! や、もう、なんでぇ・・・っ! まだっ・・・まだ痛い、いたいのに・・・ああぁ・・・あぅ・・・」
「それだけ、國生さんがえっちな身体だってことさ」
「そんなぁ・・・社長、いわないで・・・ひ! ひぁ! あ、あう、うあぁぁぁっぁぁぁ!」

陽菜が昂ぶり始めるとみるや、またも一気にピストンを強くする。
今度は先ほどの比ではなく、我聞の表情にも余裕がない。

「ん! うぁああ! ひああっ! や、だめ! しゃ、しゃちょ・・・っ! だめ! あ! あ! あ!」
「・・・くっ・・・國生さん・・・そろそろ・・・イきそうなんだね・・・?」
「あっ! あ、そんな・・・そんなこ・・・とっ! あぁ・・・ちが・・・ひっ!? んあああぁあぁあぁっ!」
「じゃあ、俺も一緒に行くから・・・プレゼント・・・受け取ってくれ!」

言うと更にピストンのペースを上げつつ、全ての気を股間に集中させ始める。
その鼓動は陽菜の体内に響き、陽菜もまた否応なしに絶頂へひた登る。

「ぷれ・・・い!いや!いやですっ! だめ、中はだめ、おねがいです、いやいやいやあああっ!」
「・・・肉棒は単なる発射口・・・精子を弾に見立て、一点に気を収束・・・」
「しゃ・・・なに、なに馬鹿なこと言ってるんですか! ほんとに! ほんとにだめ、だめなんです!
 おねが、いや、ひぅ、あ、あ、熱くなってるっ!? や! ああああぁ! いや! あぅああっ!」
「工具楽仙術・・・」
「や! お願い、おねがいですかっ・・・らぁああぁっ!? あ! っひぃぁあぁぁあぁぁぁっ!
 あ、らめ、い、ひやぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあっぁっ!」
「突貫!!」「収束!! 撃・爆砕!!!!」
「―――――!! あ、い、や、あ! だめ、い、いっちゃ、だめだめだめ、い、イく! イくイくイくイっちゃ、いっちゃうううううぅぅっ!!!!」


・・・


我聞は陽菜の中に全てをぶちまけて果てた。
陽菜は、我聞の爆発のごとき射精を体内に受けて、強烈な絶頂を迎え、畳の上に崩れ落ちた。

陽菜の意識が途切れる直前に、我聞が頭から煙を噴き出して倒れる姿が見えたような気がした。
631619 12/13:2005/09/18(日) 00:53:43 ID:tTl7gUbN
陽菜が意識を取り戻したのはそれから30分程後のこと。
身体はきれいに拭かれ、果歩のパジャマを着せられて工具楽家の居間で寝かされていた。
すこしだけ朦朧としてから、先ほどの事件を思い出し、
がば!
と身体を起こす。

つ、と、果歩と優と目が合った。
どうやら介抱していてくれたらしい・・・。
が。
辺りの気温が下がっていく。

「あ、はるるん、き、気が付いた・・・あはは、なんかその、ご愁傷様?」
「あ、あは、あはは・・・た、大変でしたね・・・あの・・・まあほら、野良犬に噛まれたとか・・・」

無言。
下を向いてぶるぶる震える二人に、ただただ冷たい、むしろ極寒の視線を送るのみ。

「果歩さん。 優さん。」
「「ははははいいっ!!」」
「納得の行く説明・・・いただけますよ・・・・ね?」

極寒。
南極のペンギンすら凍えるほどの極寒。

と、そのとき。

「ふあぁぁぁ・・・んーむ、よく寝た・・・」

その声に、陽菜は反射的に布団を身体に巻きつけて膝立ちになり、がばっと向き直る。

「お、國生さん、グッモーニン・・・ってあれ、なんで俺縛られてるんだ・・・?」

一瞬だけ常温に戻った工具楽家の空気が、さっきより更に冷える。

「社長・・・もしかして・・・」
「ん? どうしたの國生さん、なんか、ちょ、ちょっとお顔が怖いけど・・・?」
「先ほどのこと、何も覚えておられないとか・・・?」
「先ほど? あーそうだスマン! 國生さんのお誕生会の途中で寝入ってしまったのか、面目ない!
 社長として情けない限りだ! もっと修ぎょおごっ!?」

ある意味被害者でもあるこの空気の読めない朴念仁は、
勘違いした自分なりの分析を全て言い終える前に國生さんのお盆による攻撃で沈黙した。
それから三分ほど、既に動かない我聞を打ち据える鈍い音が工具楽家に響き渡る。

「・・・さて。」
「「は、はいいっ!!」」

多少息が乱れ返り血に染まり、それでもなお極寒の気を纏い続ける陽菜に見据えられ、
実際の主犯格二人は完全に死を覚悟したとか。
もうGHKのこととかなにからなにまで、必要なことから不要なことから全てを二人が争うようにいい終えるのに、
たいした時間もかからなかったという。
全てを聞き終えて、それで陽菜の怒りが静まるなどということは無論ありえない。
だが、二人に手を上げることはない代わりに、思いつく限りの罰を申し付ける。
632619 13/13(了):2005/09/18(日) 00:54:44 ID:tTl7gUbN
「まず、優さんと社長は今後1ヶ月間タダ働きしてもらいます」
「「えええええ!?」」
「・・・私は、よりによって自分の誕生日に、・・・お金では買い戻せないほど大切なものを奪われました」
「「うっ!」」
「そんな私が、実際の生活のことも考えて、たったの1ヶ月に限定したのですが・・・お気に召しませんか?」
「そそそ、そんなとんでもない!」「ま、まったくもってそのとおりでございますっ」

ただただ平伏。

「次に、今晩のことは絶対に、絶対に他言無用です、わかりますね?」
「そそそそれはもう!」「口が裂けても天地神明に誓って!」
「もちろん記憶をなくしたらしい社長にもです・・・もし、このことが外部に漏れるようなことがあったら・・・」
「「ぜっっっっっったいに漏らしませんっ!!」」

「それと優さん」
「は、はひっ!」
「今晩中に記憶を消すクスリを作って、珠さんと斗馬さんの今晩の記憶を消してください」
「ん、んな無茶な・・・」
「・・・」
「や、やりますがんばりますやらせていただきますううう!」
「もう1つ」
「ひぇ・・・は、はいぃ・・・」
「先ほどの・・・その、仕込んだクスリ・・・まだ残っていますか?」
「へ? あ、はいっ、まだ実はその・・・結構たくさん・・・」
「そうですか、没収します」
「え!?」
「あ、そ、そう、他にも社に報告のない発明品は全て没収しますっ!」
「は、ははあ〜っ」

「では、次に果歩さん」
「は!はいっ!」
「・・・」
「あ・・・あの・・・陽菜・・・さん?」

沈黙が怖い。

「社長を・・・時々時間外労働でお借りすることになると思います」
「は・・・時間外労働・・・ですか?」
「そうです。」
「えと・・・具体的にはな・・・は、ははーっ、わ、わわかりましたあああっ」

今まで以上の強烈な視線を浴びて、部屋の隅まで後退して土下座。
ちょっとだけ陽菜の顔が赤いような気もするけど、もちろん誰もそんなこと気付かない。

「・・・最後に・・・」
「「は、はいっ!!」」

まだあるの? とか内心思う二人だが、絶対に表には出せない。命が危険すぎる。

「もし・・・その・・・今回のことで・・・・・・でき・・・ちゃったら・・・」
「え?」「な、なんです?」
「その・・・そのときは・・・・・・せ・・・・・・きにんを取って・・・」
「え、何をとるって?」「あの、もうちょっと大きい声で・・・」
「い・・・もういいですっ、何でもありませんっ!」
「「ひぃぃすみませんんん!!」」

これにて説教終了。
そのあと再び目覚めた我聞が今度は妹と同僚の手で新たな地獄を見たり、
時間外労働と称して何故か國生宅へ夜な夜な呼び出されたりしたとかなんとか。 めでたしめでたくもなし。
633619:2005/09/18(日) 00:57:47 ID:tTl7gUbN
以上です、またも長くなってしまった・・・
きっとお誕生会などされたことのない國生さんと、
我聞の馬鹿仙術が書きたかっただけなんですが・・・

短くまとめるのって難しいッス
では、駄文失礼しました。
634名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 01:02:55 ID:yYwbqbtg
>>620〜632
暴走(?)我聞の馬鹿発言が多すぎるのにテラワロス!!そして最後の方の國生さんテラコワス!!
・・・ごめん。笑いどころが多すぎて、萌えどころを見つけられなかった。
635名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 03:35:03 ID:vz3eSaFc
乱れた國生さんにバイト中にも関わらずギンギンになっちまったよ。
やっぱり優さんから没収した薬を使って呼び出した我聞と夜な夜な爛れた性生活に突入ですか?
636名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 12:21:54 ID:6Pyz55Jp
なんたる低能児ぞろいなんだこのスレわっ

GJ。
637名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 13:36:16 ID:NBn3zYm5
>620-632
とんでもない低脳っぷり!

楽しげなシーンから陵辱風に展開…と思いきや、
犯る事犯りつつ、しっかりコメディになっているところがイイ。
極寒な冷気を放つ國生さんに笑わせてもらいますた。
638名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 22:48:07 ID:8nLWpksj
>>634
一番最後をよーく嫁。
極上の低脳だぞ、この御仁は。
639名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 00:50:58 ID:dldF18KG
低脳過ぎでしょこれ
素晴らしい…
身内が目の前で堂々とせめてたらどんな感じやろ
俺はエラヒキしますが
640名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 01:21:18 ID:gDJisHv3
ギャグやりつつも最後はしっかり締める辺りが
ド低脳なせる業か。

最後の恥ずかしがる國生さんに激(*´∀`)モエタ。
641619:2005/09/19(月) 01:59:34 ID:O64/hgqw
感想ありがとうございます、レスもらえるとホント嬉しいですわ〜

ご指摘されたように、ちょっと色んな要素を気の向くままに詰め込みすぎて本来の趣旨からズレたかなと反省
國生さんのお誕生日にも間に合わなくてこれも反省
前の話の続きもまだ書き終わってないので、精進させてイタダキマス
642ねもうす代理補佐見習い:2005/09/19(月) 02:54:35 ID:rw4Qf98N
初めてSS投下させていただきます
内容は果歩×番司です
HARU様の『key to my heart』に影響受けて書きました
題名がまだ決まっていませんので
誰か素敵な題名を提供いただけたら幸いです
それではどうぞ
643ねもうす代理補佐見習い:2005/09/19(月) 02:56:14 ID:rw4Qf98N
「今日は仕事もないし早く帰って一眠りするとするかな…」
学校が終わり、部活にも入っていない番司は家に帰ろうとしていた
「お?」
すると番司は前方30メートルぐらいのところを歩いている人が見えた
「ありゃぁ工具楽のところのガキじゃねえか」
そこには工具楽家長女、工具楽果歩が歩いていた
「ん?何だ後ろの変なやつは」
果歩の後ろにはコートに中折れ帽にサングラス、マスクといかにも不審者という格好をしたやつが歩いていた
「なんか危なそうだな…」
心配になった番司は果歩と怪しい人物をつけてみることにした
「あれ?あいつの家はこっちじゃないしこっちには確か何も無いよな…」
なぜか果歩はどんどん裏道の方へ方へと進んでいった
そして大通りからだいぶ外れたところで所で突然「きゃぁっ!!」という悲鳴が聞こえた
「なんだ?」と番司が思って見てみると怪しい男が果歩に襲いかかろうとしていた
そこで番司が「この野郎!!」と叫んで出て行くと、抵抗するでもなくいきなり怪しい男が逃げ出した
追いかけようとも思ったがすぐ脇で果歩がぺたりと座り込んでいたので追いかけるのをやめた
「大丈夫か?」と番司が声をかけると
果歩はが「怪我は無いけど腰が抜けちゃって歩けない」といったので
番司はちょうど近くに自分が借りているアパートがあるのを思い出し、おんぶして運んでやることにした
644ねもうす代理補佐見習い:2005/09/19(月) 02:57:40 ID:rw4Qf98N
そしてアパートの自分の部屋に運んだあと、一応客だからお茶を出した方がいいかなと思い流し台の方に行ってお茶を入れることにした
「お茶入れたけど飲むか?」と言って果歩の方を見るとなにやら手に四角いケースを持っているのが見えた
そこで番司はそれが一人暮らしの気の緩みから今朝片付け忘れたAVだということに気づいた
「うわぁぁぁえーっといやこれは違うんだ!!ええとなんと言うかその…」番司は一気にパニックに陥った
すると果歩が口を開いた
「ねえいつもこんなの見てるの?」
「えっ?いやいつもじゃないけどったまにっていうかえっと…」
「タイトルに秘書が付いているって事はやっぱり陽菜さんのことが好きなんだ」
「えっ?いや、それはその…」
なおも番司がパニックに陥っていると果歩が思いがけないことを口にした
「私じゃ駄目かな…」
「!?」
「えっそれはどういう…」
「私ね、口では毎回あんなこと言っているけど、本当はあんたのことが好きだったんだ」
そしてもう一度確かめるように言った、
「ねぇ私じゃ駄目?」
そういうといきなり果歩は番司の唇を奪った
番司がいきなり起きた事態を飲み込めずに呆然としている間、果歩は自分の服を脱ぎだしていた
「ちょっとまて、俺なんかで…本当に…いいのか?」番司は確認するように言った
「うん」と果歩は言ってうなずいた
645ねもうす代理補佐見習い:2005/09/19(月) 02:58:19 ID:rw4Qf98N
番司はすでにパンツを残して裸になっている果歩の後ろに回り胸を揉みだした
「あっ」果歩の口から甘い吐息が漏れる
「ごめんね…胸小さくて」と果歩は申し訳なさそうに言った
番司は「いや気にしてねぇよ、それにお前のおっぱい綺麗だよ」といった
「ばかぁ…」果歩は照れ隠しにいった
「なあ、こっちも触っていいか?」番司は果歩の秘所を指さして言った
「うん…やさしくね」果歩は恥ずかしそうにいった
番司がパンツの中に手を入れ、秘部を触る
「やっああっんあっあん」
しばらく愛撫を続け「ここもこんなに濡れてるし、挿入してもいいか?」と番司が言うと
「コクッ」果歩は頷いた
番司はズボンを脱いで自分のものを出し、果歩の秘部にあてがった
「入れるぞ」そう言うと番司は自分のものを果歩の中に侵入させた
「やっあっあぁぁぁっ」膣口からは血がこぼれ出してきた
「大丈夫か?」そう番司が言うと
「うん…だっ大丈夫、動いてもいいよ」と果歩が言った
「あっいやっあんっん」
番司がゆっくりと自分のものを出し入れするたびに果歩は切なそうに声を上げた
「だめだっ俺、もうっ出る…」
「わっ私もっもう…」
番司は果歩の中に精液を放出した
「あぁぁっ熱いのが中に入ってくる…」
そのまま二人は果てて眠りに落ちた
646ねもうす代理補佐見習い:2005/09/19(月) 02:59:25 ID:rw4Qf98N
「すまん…中に出しちまって、もしもの事があったら責任は取るから…」
目を覚ましたあとに周りの後始末をして少し落ち着いたあと俺はすぐに謝った
「いいのよ、もともと誘ったのは私の方だし、それに今日は安全な日のはずだし…」
「いやっでも」流石に誘ったのは向こうとはいえ、こっちが悪くないというわけではない
「じゃあもし何かあったら責任はとって貰おうかな」
「ああ」俺は頷いた
そして時計を見るともう7時を回っていたので慌てて果歩の帰り支度を手伝った
それから本人はいいといっていたがまた変なやつに絡まれてもいけないのでとりあえず人通りの多いところまで送っていった
647ねもうす代理補佐見習い:2005/09/19(月) 03:00:10 ID:rw4Qf98N
後日GHK会議室にて
果歩:「今回、我がGHKの活動の障害になりそうな人物の一人、静馬番司の無力化に成功しました」
珠&斗馬:「おぉー」
優:「やったね」
果歩:「これも我がGHKのチームワークの勝利であります」
珠:「肩車でコート着て歩くの大変だったね〜」
斗馬:「まったくですな何度転びそうになったことか…」
優:「でもさ、別に果歩ちゃんがやらなくてもほかの人をけしかけてもよかったんじゃない?」
果歩:「それはその…まあ自分の身近にいた人の方が後々の動きとかも監視しやすいし…」
優:「そうかな〜」
果歩:「そうですよ!!」
優:「えー」
果歩:「さて!!今日は我々GHKの活動の成功を祝って晩御飯はすき焼きにしたいと思います」
珠&斗馬&優:「おおー」
果歩:「ふぅ…何とかごまかせた」
優:「なんか言った?」
果歩:「何も言ってませんよ〜」


さらに後日
「今回は邪魔者も消えたし私も告白も出来た訳だし、まさに一石二鳥ね♪」
果歩が嬉しそうにつぶやいている
「さて次は誰を潰そうかしら…」

たぶんつづく
648ねもうす代理補佐見習い:2005/09/19(月) 03:08:19 ID:rw4Qf98N
なんとなく書きたくなって書きました…後悔はしていません
この作品の続きは…まあ、あるかもしれません
もし自分に続きを書くだけの力があればですが
あと自分なりには何度も見直したはずなので
もし誤字、脱字など等ありましてもスルーしてください
それでは駄文失礼しました
649名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 03:36:50 ID:Kn76BZVf
>648
ほほう、フラグが立った(?)のを見越してのSSですな。
オチに驚かされますた。そうきたか。

しかし、果歩りんがセクースするシーンを読んだら、
妹を取られたしまった様な気がw

まぁ、作品内で結ばれるなら番司なんだろうと、オレも思うけどね。

続きも頑張って書いてくれぃ。
650名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 16:06:29 ID:O64/hgqw
>>648
GJ!

桃子が九州行くことになったとき、ひょっとして桃子×番司フラグかと思ったんだけど、
次の週にあっけなく果歩フラグが立って笑ってしまった記憶が。

残りの邪魔者ってーと、やはり卓球部の面々だろうか、
続き期待してます!
651名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 17:32:13 ID:si28Lbqu
書き手に文句をつけるのは気が引けるけど…
文末に「〜した」と過去形が多すぎるのは綺麗な文体とは言えないな
それと「」の前にキャラの名前をつける、いわゆる台本形式も場合によっては減点になる。
SSなんだから「」の外の文で誰か分かるようにした方がいいと思う。

とりあえず乙かれさん、続き頑張って。
652名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 20:23:46 ID:6yv85tF3
最近、松雪氏こないね。
あの人のSS、すごく好きなんだけど……

待ってます。
653595:2005/09/20(火) 01:38:58 ID:QCFMhyAh
セブンイレブンに行かなったので、桃果汁が不足してまつ。

>596
世間では3連休らしかったですが、仕事に集中してました。
暖かい応援に感謝。頑張るよ!
現在、進捗率25%…

>650
実は卓球部の面々(と言うより佐々やん)と果歩りんという
組み合わせも考えて、出だしだけ書いてましたよ。

 ・國生さんといつも一緒の我聞が妬ましいっ
 ・國生さんだけでも妬ましいのに、妹も美少女だ
 ・え?妹?それは禁断の味だね、チミィ〜
 ・興味をもって、工具楽家に急行…

と言う流れでしたが、

「禁断の兄妹夫婦の昼夜を問わない夜の営み」 (の様なもの)

を書く決意をしたんで、御蔵入り。
(卓球部員を使うと、ワイワイガヤガヤした感じを出しやすいけど、
学校関係者以外のキャラとは絡ませ難い…)

>651
648の人ではないですが、参考になりました。
結構該当していて「ヤバッ」って感じです。
654名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 07:51:44 ID:+nCXWILs
構想がある…夢もある…
だけど…珠がないでしょ!!?

元気っ子は膝に乗せて撫で撫でしながらヤりたいですハアハア
655名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 09:37:08 ID:dJudepD4
>>653>禁断の兄妹
待ってまつ。
佐々木みたいなキャラは未来永劫咬ませでいてもらいたいものです。
656名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 22:43:15 ID:Iav2sgA+
珠ちゃんは女の中の日本男児だよ
657名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 09:15:28 ID:QgYVgvrb
つまり、國生さん、果歩、桃子が次々に珠の魔の手にかかっていくというわけだな?
658508:2005/09/21(水) 15:24:50 ID:QgYVgvrb
國生さんの誕生日ネタを考えていたら、違うものが浮かんじまいましたので…
「もしも、番司と果歩がお付き合いを始めたら…」
659508:2005/09/21(水) 15:26:21 ID:QgYVgvrb
「お、おい、やめとけって」
「い や よ。こういうことは最初にはっきり言っておかないと。」
「…何のこと(だい)?」
ここは九州、静馬邸。
 眉をしかめる静馬の先代と当代を前に、もめる番司と果歩。

「実は私たち。」
「お、おい待てって!」
「お付き合いさせて頂いてます!」

『…』
(あちゃぁ…言っちまいやがった…)

「…果歩…あんた本気かい?」
「…果歩ちゃん…あなた正気?」

「そこまで言うこたねえだろ肉親。」

「本気ですし正気です。一応。」
二人のプレッシャーにも負けず真っ向から見据える果歩。

「ふ。どうやら錯乱しているわけでもないらしいね」
納得するさなえの横で
「番司…あんた…」
ゆらぁっと立ち上がるかなえ。
「よそのお嬢さんになにしたの?きっちり話なさい」
その手には既に水糸が編まれている。

「ちょ、ちょっと待ったアネキ!俺はまだなにも…いや、手くらいは握った
 けど」
「キスもしたわよね。」
「ちょ、果歩!!てめぇ!どっちの味方だ!」
「あと、あんなことやこんなことも…痛かったな…初めてだったのに…」
何もない遠くを見つめて語りに入る果歩。

「な、な、な…」
わなわなと震える姉に番司は死を覚悟する。
(短い…人生だった…)
「なんばしょっとかこんばかたれがぁぁぁ!」
660508:2005/09/21(水) 15:27:29 ID:QgYVgvrb
「で、果歩。あんたなにされたんだい?あの馬鹿たれに。」
「まぁ、き、キスはともかくとして。あとは格闘技の練習つけてもらいました。
初めてなのにあの馬鹿、手加減がなくって…」
「なるほどねぇ。あぁ、お茶のお代わり飲むかい?」
「すみません、いただきます。」
とぽとぽとぽとぽ…
『ずずずずずずっ』
 姉弟の死闘の横、(死闘の余波はさなえがさりげなく防いでいる)和やかな
雰囲気が漂っていた。

10分ほど後
「じ、自分が処女だからってぎゃふ…」
 止めを刺された番司の上に正座したかなえが、果歩に正対する。
「ま、冗談はともかく。」
「…冗談なんですか。今の。」
「番司と、そ、その、お付き合いをするということであれば、見せて
おかなければならないものがあります。果歩さん、よろしいですね」
「は、はい」
 目が完全マヂなかなえ。ちょっとだけ足ががくがく震えながらも果歩は
しっかりとその目を見返し、答えた。
661508:2005/09/21(水) 15:28:40 ID:QgYVgvrb
 30分ほど後。番司が目を覚ました。
「…くっ…うぅ…ここ…は……そうだ!果歩!たしか姉ちゃんに連れられて!!」

 水糸で手足を拘束され、足のつかない高さの三角木馬に乗せられ、水刃でずたずたに服を切り裂かれる果歩。さらに水糸が触手のように透き通った肌を容赦なく嬲る…
 横で高笑いする二人の鬼。

 番司の脳裏を、そんな光景が横切る。
「…そ、そんなことは!」

「させん!!果歩!!!無事かっ!!」
 愛の怒りに燃えて次の間に飛び込んだ番司を待っていたのは…

「?何よパンツマン。」
「あら、あんたやっと起きたの?」
「未熟だねぇ…」

3人の女どもの冷たい視線だった。

「…なんだ…仲いいじゃねえか」
「今、番司のアルバム見せてもらってるのー」
「これねーなつかしいわー。私の修行に付き合ってた小5の番司がおしっこ漏らしたところねー」
「だあああああああああ!!!!」
「こっちは小3の頃おねしょをした布団を干しているところだねぇ…この子はいつまでもおねしょの癖が抜けなくて」
「へぇぇ…」
「うわぁぁぁーーーーやめろーーーやめてくれーーーーー」
「あぁ…この写真。小4のときに初恋の相手の同級生のゆきちゃんにこっぴどく振られて
泣いて帰ってきたときの写真ねー。」
「なんでそんな写真撮ってあるんだぁぁぁ!!!」
662508:2005/09/21(水) 15:29:34 ID:QgYVgvrb
『番司!!』
「は、はいっ」
祖母と姉のきつい視線に錯乱状態の番司が正気に戻る。
「あたしたちはねぇ。何も嫌がらせでこんなことをしようってんじゃない。」
「そうよ。17年間、彼女はおろか女友達の一人もつくれなかったあんたと
付き合ってくれるという奇特な女の子に、あんたの真の姿を知った上で、
末永いお付き合いをお願いしたいという肉親の情よ。」
「…ばぁちゃん…アネキ…」

「と、いうことで」
「果歩ちゃん次、どれみたい?」
「えっとぉ…あ、あの鎖で巻いてあるファイルは何ですか?」
「あぁ、あれかい。ありゃぁ番司の人様には見せられない点数の通信簿
やらテストやらさ。」
「でも、相手が果歩ちゃんだし、この際全部見てもらいましょう。」

「たのむぅぅぅぅぅ!!!!やめてくれええええええええええ!!!!」
血の涙を流してもだえる番司であった…
663508:2005/09/21(水) 15:31:11 ID:QgYVgvrb
 投入完了です。が。
投入してからエロがないことに気がつきました…
もうしわけないこってす…
664名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 17:11:29 ID:xE4WFqRH
番の熱が来てますね!
大統領熱か…
665名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 17:39:57 ID:5BjZo+JS
これはこれでほのぼのして面白い。
が、

「あと、あんなことやこんなことも…痛かったな…初めてだったのに…」
何もない遠くを見つめて語りに入る果歩。

の後に姉ちゃんの妄想でエロシーンでも入れればよかったかもね。
666名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:00:39 ID:NfIWibiP
>>658-662
ナイス低脳!

>さらに水糸が触手のように透き通った肌を容赦なく嬲る…
自分も前に番司で水触手ネタ考えてたなぁ

工具楽屋の皆でプールに行ったときに
國生さんの水着姿に見とれてた番司が果歩に酷い目に合わされて
その後、プールの中で番司が果歩の水着を水の力で引っ張って逆襲とか…
まとまらなかったんで没ったけど
667名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 02:31:47 ID:CBVp8Ku3
>659-662
さすが508さん低脳っ!

あんなことや…
こんなことも…
…初めて…痛かった…?

(妄想中)

ぐはぁっ!
夜だってのにギンギンになってきましたよ!
668名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 11:37:00 ID:PUajunYC
テンプレ

r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。A。)
669名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 23:43:06 ID:VPB41mCd
      ∵
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
670499:2005/09/23(金) 06:44:26 ID:7JHvJ8O3
499です、随分時間経ってしまいましたが、
>>500-516の優さん×はるるんの続きあげさせていただきます

えー、ちなみにまだ完結できませんでした・・・
671499 01/14:2005/09/23(金) 06:45:28 ID:7JHvJ8O3
「ン・・・ぁ・・・」

陽菜の意識は、朦朧としていた。
おそらくベッドのようなものに仰向けに横たわっているのだが、いまいち感触がはっきりとしない。

(ここは、どこだろう。)

自分の部屋・・・とも思ったが、風景が曖昧で、はっきりと分からない。
周囲を見回そうとしても、身体がうまく動いてくれない。
ただ、とても自分が疲労していることだけはわかった。
身体も、心も、酷く消耗している気がする。
そして、身体が変に火照っている気がする。

(わたし、何をしていたんだっけ・・・)

重い頭を無理やり働かせて、なんとか思い出そうとする。
少しずつだが、記憶の片鱗のようなものが戻ってくる気がする。
戻ってくるにつれて、目の前の、仰向けになった自分の上に “なにか”が現れてくる。
ゆっくりと時間をかけて、その “なにか”が人影であると分かったとき、
同時に自分が全裸であることに気付く。

(や・・・恥ずかしい・・・)

そう思うと同時に、胸の先端に、かすかな刺激を感じる。
その刺激は、やはりかすかであったが、甘い痺れとなって陽菜の身体を巡る。

(・・・んぁ・・・ぁ・・・)

恥ずかしい、でもこの刺激とこの痺れは、覚えている。
少しずつ、しかし確実に強くなる刺激と痺れ、そして同時に輪郭をはっきりとさせる人影。

ほとんど顔が動かせないこともあり、かろうじて頭部くらいしか確認できないが、人であることは間違いない。
しかし、その顔はなかなかはっきりせず、男性か女性なのかもわからない。
ただ、刺激と痺れだけは着々と強さをましている。

「ん・・・ぁぁ・・・だ・・・だれ・・・ゃ・・・」

甘い痺れに浮かれながら、それでも目を凝らしてみるが、はっきりしない。
いや・・・
混ざっている。
誰かと誰か、女性と男性。
どちらにもきっと見覚えはあると思う。

(誰が・・・こんなこと・・・)

その顔、陽菜に覆い被さり、一方的に快楽を注ぎ込む主は、
再び身体が火照りきって、心が昂ぶり尽くした時に、やっと像を結んだ。
年長の同僚の女性、
そしてその奥に、薄らと、もうひとり男性の姿が映った。

「ゆう・・さん・・・・・・しゃちょ・・・ぉ・・・」
672499 02/14:2005/09/23(金) 06:46:01 ID:7JHvJ8O3
がばぁっ!
夢から醒めた陽菜は、ベッドから一気に上体を跳ね上げ、そしてぐらりと倒れこんだ。
さっきまでよりは随分身体が動くが、まだ完全に自由にとは言い難い。

そして、全て、思い出した。
優とお酒を呑み、どうやら呑みすぎて、恥ずかしいうわごとを発していたと言われ、
必死に否定したら、 “お仕置き”をされたのだ。
・・・思い出したくもないくらいに、淫らなお仕置きを・・・

陽菜の顔が真っ赤に染まり、身体が小さく震え始める。
優のことが、信じられなかった。
これまでは、職場の先輩後輩として、うまくやってこれていたと思う。
同じ女性同士ということで、相談ごとをもちかけることもあったし、気を使ってもくれていた。
だからこそ信頼し、気を許し、そして何ら警戒することなく今晩も部屋へ招き入れたのである。
それなのに・・・
優の言い分では、悪いのは素直にならない陽菜だし、そもそも自分が酔い潰れさえしなければ、こんなことは起こらなかった。

(でも・・・でも・・・)

ここまでされる必要があったのか。
ここまでされなければならない程のことをしたのか。
無理やりに半裸にされて、身体を弄ばれ、その上・・・。
しかも、女同士で、なのに。

確かに気を使ってくれてはいた。
ファーストキスを気遣って唇を合わせては来なかったし、下半身までは手も伸ばさずにいてくれた。
でも、それでも・・・

「優さん・・・酷いです・・・あ・・・あんまり、です・・・」

そのときの恥ずかしさ、怖さ、情けなさを思い出し、涙すらこぼれてくる。

「どうして・・・どうして・・・」

徐々にその声に嗚咽が混じり始めたとき

「うーん、やっぱりはるるんが余りにもかわいかったから、かな〜、な〜んて♪」
「――――――っ!!!」

カーテンで仕切られた廊下の奥から、その声は聞こえてきた。
もう、帰ったと思っていた。
もう、これ以上はなにも起こらないと思っていた。
でも、そこにはまだ、いるのだ。
ガタガタと震える身体を懸命に動かし、毛布を引き寄せて身体を隠し、ずるずるとベッドの奥の壁際へと下がる。
それで何が変わるか。何も変わらない、それは十分わかっている。
だがそうせずには居られなかった。

足音が近づき、カーテンが開き、声の主―――森永優が、部屋へと入ってきた。
相変わらず笑ったような顔をしているが、それは、嗜虐の笑みなのだ。
壁際でガタガタと震え、目尻に涙を浮かべ、小動物のように怯える陽菜を見て、優は満足げに微笑み、更に歩を進める。

「ど・・・」
「んー? どうしたの、陽菜ちゃん?」
「・・・どうしてっ!」
「んん?」
「どうして、あ・・・あんなこと・・・あんなことをするんです!」
673499 03/14:2005/09/23(金) 06:46:43 ID:7JHvJ8O3
ただもう怯えるだけかと思っていたが、意外にも、陽菜の心は完全に折れてはいないらしい。
だが、それを受けて、優は却って嬉しそうに微笑むだけだ。

「だーかーら、はるるんがあんまり可愛かったし、それに、お姉さんの言うこと聞いてくれなかったし、ね〜」
「そんな・・・そんなことで・・・酷い・・・酷すぎます!」
「え〜、でもそんなこといって、陽菜ちゃんさ・・・

 気持ちよかった、でしょ?」

「え・・・! あ・・・ぁ・・・」
「あんなに声上げて、感じまくってたよね」
「そ・・・そんな・・・こと・・・」
「最後はちゃーんと、イっちゃったしね〜♪」
「・・・いや・・・いわないで・・・いやあっ!」

そう・・・
あれだけ嫌だったのに、怖かったのに、恥ずかしかったのに・・・!
陽菜は、優の愛撫で感じ、昂ぶり、絶頂を迎えてしまったのだ。
考えたくなかった、それを考えたら自分の抗議は全て戯言になってしまう。
でも、それは、事実。

陽菜は両腕で頭を抱えてベッドの端にうずくまるようにして、何度も何度も頭を振る。
その目からは涙がぼろぼろとこぼれている。

「・・・ぅ・・・うぅぅ・・・ぅぅ・・・・」
「そんなに泣かなくてもいいじゃない、女の子は誰だってああされたら気持ちよくなるんだから、仕方ないの!
 ・・・ま、たしかに、はるるんはちょーっと、ビンカンかもしれないけどねっ」

優の口調はあくまで普段のように軽かったが、その言葉は鋭い刃となり、陽菜の心を刻む。
認めたくない現実と、優の舌鋒から懸命に逃れようとするかのようにうずくまり、頭を振るばかり。

「・・・・・・帰ってください・・・」
「ん〜? 折角陽菜ちゃんのことが心配で戻ってきたのに、酷いことをい・・・」
「帰ってください! お願いです・・・、もう帰って!!」

嗚咽を漏らしながら、ほとんど叫ぶかのように言い放った。
もう、ひとりにして欲しかった。
何も考えたくなかった。
だが・・・

「残念だけど、それは却下、だねっ!」

声が近い。
優はいつのまにか、ベッドの傍まで来ていたのだ。
ハッとして、陽菜は身体を硬くしようとして・・・

がばっ、と。
一気に毛布を剥ぎ取られてしまった。

「ひ・・・い、いやぁっ!」

陽菜の露出したままの胸が顕になり、優の目の前に晒される。
先ほどの行為がより鮮明に思い出され、さらに激しく震えだした陽菜のあごにつぃと指をかけ、
優は陽菜の顔を強引に自分に向けさせ、台詞の続きを吐く。

「だって、陽菜ちゃんばっかり気持ちよくなっちゃて、わたしはまだぜーんぜんなんだもんね〜
 これって、不公平じゃな〜い?」
674499 04/14:2005/09/23(金) 06:47:59 ID:7JHvJ8O3
まだ・・・続けるの・・・?
また・・・するの・・・?
陽菜の心は絶望の淵に落ちてゆく。

「それにさ・・・」

あごに当てた手とは別の手が陽菜の首筋を撫ぜると、これまでの震えとは違う震えが、少しだけ、身体を走る。

「陽菜ちゃん、まだ、足りないんじゃない?」

どきん
一つ、いやに大きく心臓が鳴った、そんな気がした。

(足りない・・・何が・・・そ・・・そんなことない、足りなくなんてない!)

「身体の火照り、まだ収まってないんじゃない?」

必死で否定しようとした、声に出そうとした、だがその前に、言葉は陽菜に届いてしまう。
身体が、意識してしまう。

(ちがう・・・ちがう! そんなこと、そんなこと、ちがう! 絶対に・・・ぜったい、に・・・)

「胸だけでイっちゃえるくらいにエッチなはるるんだもんね、ちゃーんと下の方も弄ってあげなきゃ、
このままじゃ何時になっても眠れないよね!」

意識が、下へ向かう。
疼いて、疼いて、それでも触られるはなかったから、一度は意識から外すことができた。
でも、もう駄目。
開放されることなく溜め込んだ火照りが、疼きが、
陽菜の心と身体を、覆い尽くす。

「い・・・いや! 優さん・・・お願い、お願いです!
・・・お願いだから・・・もう、やめて・・・せめて今日は、もう・・・お願いです・・・」

そんなところまで責められたら、いったいどうなってしまうのか。
想像がつかない、否、考えたくもない。
自分が、自分でなくなってしまう。
・・・こわかった。
昨日まで自分として認識していた心と身体、それが、こんなにも自分を裏切り、辱めた。
信じたくなかった。
この、望まない快楽を受け入れてしまう心と身体、それが本当の自分だという現実を突きつけられつつあった。
本当に、これ以上されたら・・・どうなってしまうんだろう・・・。

優は、応えず、かわりに、手にもっていた箱をベッドの上に掲げるように差し出す。
いつの間にこんなものをもっていたんだろう? 視界には入っていたが、陽菜に気付く余裕はなかった。
その箱を空中でひっくり返すと、ベッドの上に、ぼとぼとっ、と、いくつかの “何か”が落ちる。

「遠慮なんてしなくていいのよ〜?
 今晩は、はるるんとついでにこのお姉さんが、完全に満足できるまで、遊んであ・げ・る♪
 ・・・このおもちゃを使って、ね」

おもちゃ・・・
見覚えのないものばかり・・・けど・・・
わかる・・・あまりに卑猥なカタチをしたあれは・・・
・・・私をまた、責めたてるものだ

「えっちなはるるんなら、どれもみーんな、お気に召してもらえると思うな〜
 さ、夜はまだまだこれから! お姉さんと、楽しみましょう・・・」

そう言って迫る優に抗う気力は、陽菜には残ってはいなかった。
675499 05/14:2005/09/23(金) 06:49:30 ID:7JHvJ8O3
観念したようにうなだれる陽菜をみて満足げにうなずくと、
優はおもむろに服を脱ぎ始める。
衣擦れの音に顔を上げた陽菜が、驚いて声をかける。

「優さん・・・? なにしてるんです・・・?」
「んー? さっきも言ったでしょ?
 陽菜ちゃんばっかり気持ちよくなっちゃって、わたしはずーっと欲求不満なんだからね。
 こ・ん・ど・は、私もちゃーんと楽しませて貰わないとね!」
「は・・・はぁ・・・」

いまいち優の意図が呑み込めず、混乱しながら、優の着替えを目で追っていく。
既にシャツは脱ぎ終え上半身はブラだけ、そして今、ジャージのようなズボンも脱ぎ終えた。
続いてブラを外そうとする手の動きを追い、そこで目がとまる。
年上とはいえ、自分より遥かに豊かな胸。
いちいち他の人と比べたことはないけど、明らかに平均以上のサイズだと思う。
・・・“小さいから敏感”“手のひらサイズ”
そんなことを言われた気がする。
それまで全然気にしたことはなかったし、体術を使うときなど、この方が都合が良いはずだった。
だが、散々に弄ばれ、それがどんなものか意識してしまったせいか、つい気になってしまう。

(男性は女性の胸は大きい方が好き、ってよくいうけど・・・)

優がブラを外すと、その豊かな胸が柔らかそうにぶるんっ、と揺れる。
陽菜は思わず自分の胸に手を当て、おずおずとその感触を確認してみる。

「ん・・・っ」

硬い、とはいわないけど、張りがあるし、
優と同じようにしても揺れる、というよりは震える程度にしか動いてくれないだろう。

(社長も・・・胸の大きな人の方が好き・・・なのかな・・・)

「おや〜、陽菜ちゃん、もしかしておっぱいのこと、気にしてるの〜?」
「えっ!」

自分の胸に視線を落としているうちに、今度は優がこっちを見てニヤニヤしている。
さっき、少しだけ声を出してしまったから、それを聞かれてしまったのかもしれない。

「そ、そそそ、そんなことありませんっ!」
「ふぅん、でも大丈夫よ、優さん調べによると我聞君はおっぱいの大小への思い入れは低いから!」
「・・・そうですか・・・」

少しだけほっとしたように言ってから
顔がいきなり真っ赤になる。

「ってななな、なんで、しゃ、社長がでてくるんですかぁ!」

考えを読まれてしまったかのような恥ずかしさで、勢いよく言ったが、
すぐにまた、その表情が曇る。
優がパンツも脱ぎ、全裸になっていた。
もう、準備は済んでしまったのだ。

また・・・はじまる・・・

「ねぇ・・・陽菜ちゃん?」
「・・・」
「胸のことね、少しはなんとかなるかもしれないよ?」
「・・・え?」
「だってね、今夜これから、お姉さんがいっぱいい――――っぱい、揉んであげるから・・・ね?」
676499 06/14:2005/09/23(金) 06:50:14 ID:7JHvJ8O3
一糸纏わぬ姿となった優が、ベッドに乗り、陽菜に近づいてくる。
もともとベッドの端の壁際でうずくまるような態勢だった陽菜には、少しも逃げ道はない。
優は、持参のおもちゃにはとりあえず触れずに陽菜の横に座り、その頬を撫でた。

「ん・・・・・・」

少しだけ声を出しただけで、陽菜は顔をそむけるように首をひねり、身体を硬くする。
指先で頬から首筋、鎖骨あたりを撫でるように触れ、耳の傍に吐息を吹きかける。

「っ・・・・・・ん・・・」

さらにその指が下がり、陽菜の小ぶりの胸を包みこみ、優しく揉みしだく。

「ふ・・・ぁぁ・・・ぁ・・・んふぅっ」

顔はそむけたままだが、声は抑えられなくなってきている。
胸が敏感なのは間違いないようだ、が・・・

(さすがにクスリの効き目も切れてきたみたいねぇ、さっきはこれでもうびくんびくん震えてたもんね・・・)

クスッと笑って、胸への愛撫を止める。
陽菜はすこしだけ安堵して、はっとしてだらしなく緩みつつあった口元を引き締める。

(感じちゃだめ・・・だらしない声あげちゃ・・・だめ・・・)

優が陽菜の悶え乱れる姿を “かわいい”と言い、楽しむなら、そんな姿を見せなければいいのだ。
そう心に決め、必死で耐えようとする。
そして、さっきよりも耐えられていると思っている。
実際はクスリの作用が切れてきたからなのだが、目の前で同じモノを優が飲んでいるのを見ているため、
それがクスリだとは気付けていない。

(でもね、そんな健気な姿も、そそるのよ・・・)

そむけてはいても少し覗き込めば、陽菜が必死で快感に耐えている表情が見て取れる。
陽菜のような “お堅い”娘のそんな表情は、優でなくともその嗜虐心を煽られるに違いなかった。
優は自分の足と足の間が、きゅんっと鳴ったように感じた。
さっきパンツを下ろした時に、思った以上に自分のそこは濡れていた。
この昂ぶりを静めたいがために、クスリの切れつつある陽菜に追い討ちをかけることにしたのだ。

「ねぇ・・・陽菜ちゃん・・・」

優の手が陽菜の手を取り、それを自分の方へと引いていく。
まだ完全にいつもの調子ではなく、陽菜は優のされるがままで、そむけていた顔を不安そうに自分の手に向ける。

「わたしのこと・・・たのしませて・・・」

そう言って、陽菜の手を己の肌に触れさせ、さらに下へと引く。
臍のくぼんだ感触があって、それでも更に下へ向かう。

「ゆ・・・優さん、ちょっと・・・な・・・」

その先を言う前に、陽菜の指は “そこ”へ到達した。
やや濃い目の恥毛の感触を通り抜けたその先は、じっとりと湿った熱気を帯びていた。
そこを・・・優の秘所を、陽菜の指で自ら弄りだす。

「や・・・やだ・・・やめてください!」

そこはますます濡れはじめ、すぐに “にちゅ、くちゅ”と、音を出し始める。

「だめ・・・よ・・・んっ、うふふっ、はるるんの指、きもちい・・・い・・・」
677499 08/14:2005/09/23(金) 06:51:16 ID:7JHvJ8O3
優の声はうわずり、呼吸もやや荒くなっている。
顔は赤らみ、全身にうっすらと汗が光る。
一方の陽菜は、優以上に顔を赤らめ、きつくあわせたふとももの付け根をこすりつけるようにして、もじもじと動いている。
しばらくは必死に優にその “行為”を止めるように懇願していたはずが、今は下を向いて唇をきつく結んでいる。
指から伝わる優の秘所の感触が、意識したくないのに、そのまま自分に投影されてしまうのだ。
実際には触られてもいない陽菜の秘所が、熱く疼く。
さっきからずっと、そこに溜め込んだ疼きは未だに開放されていないのだから。
触られたくない、でも触って欲しい・・・
心と身体、羞恥と肉欲の二律背反に、陽菜はただ耐えるしかなかった。

(やだ・・・やだ・・・こえ・・・こえでちゃ・・・だめ・・・もうやめ・・・)

自分を抑えようと必死になりすぎて、優がその行為を止めたことにすぐには気付けなかった。
気付いたときには、すでに優はそんな陽菜のことをしっかりと観察し終えていた。

「ひ・・・!」

優は無言で陽菜の顔を覗き込んでいて、すべてお見通しとばかりにニヤっと笑った。
こうして今日だけで、何度優の思惑に嵌められたことか。
全てのことがはじめて尽くしの陽菜は優の手の上で踊るばかりだった。

「うふふ、陽菜ちゃんも、そこ、触って欲しくてたまらないのね・・・真っ赤になっちゃって、かわいいわ・・・」
「ち・・・ちがうっ、ちがいますっ!」
「だって、まだそこ、もじもじさせちゃってるわよ・・・? もう、我慢できないって、ほらね?」
「そ、そんな、これ、うそ・・・違、ちがうんですっ、なんで、とまらないの、なんでっ・・・」
「人のあそこ触ってるだけでこんなになっちゃうなんて、陽菜ちゃんのえっちっぷりったら、
 私の想像以上だね!」
「そ・・・そんな・・・そんなぁ・・・」
「ほんとはソコ、最後に苛めてあげようかと思ってたんだけど・・・もうはるるん我慢できそうもないわねぇ、
 仕方ない! お姉さんが優しく苛めてあ・げ・る♪」

陽菜の胸が、どきん、と高鳴る。
一番恐れていることだけど、同時に一番してほしいこと。
淫らな期待が鎌首をもたげるのを、陽菜は必死で抑えようとする。

「・・・でも、その前にやることがあるのよね
 私がぜーんぶ脱いでるのに、はるるんはズボンも脱いでないのって、ずるいよね〜?」
「・・・!」

はっとした表情で、空いてる方の手で折り曲げた両足を守るようにかき抱く。
と、優につかまれたままのもう一方の手が、陽菜の顔に近づけられる。
目の前に来た自分の手指は、優の愛液でぬらぬらと濡れ光っている。
なんとなく恥ずかしくて目を背けようとした顔にその手が押し付けられ、優の蜜が顔中に塗りたくられてゆく。

「ひゃ、やめ、やぁんむっ!?」

思わず声を出した隙に、その指が口にまで突き込まれ、無理やりに優の蜜を味わわされてしまう。

「ん! んっ! んン”―――っ!」
「ね、どう・・・? 私のえっちな汁、おいしい?」
「んむっ! んんんっ! んー!」
「すごいでしょう、ちょっと弄っただけで、わたしのアソコ、こーんなに濡れちゃったんだ・・・」

陽菜の口から指を引き抜き、今度はそれを自分の下でぺろりと舐める。

「んふ・・・おいし・・・」

「あれだけのことでこんなに濡れちゃうんだもん・・・さっき散々感じまくって、イっちゃったはるるんのあそこ、
 どれだけ凄いことになってるのかな・・・お姉さんが、見てあげる・・・」
678499 08/14 (↑07/14のマチガイデス):2005/09/23(金) 07:00:20 ID:7JHvJ8O3
自分の指で口の中を弄られ、すっかり混乱していた隙を突かれてしまった。
不意に両足を掴まれたかと思うと、ずぃっと引っ張られて巻き付けていた手は解かれ、
陽菜の足はまっすぐに伸ばされてしまっていた。
優は揃えられた両足の膝のあたりに跨るように座り、しまった、という表情の陽菜ににんまりと笑みを向ける。

「や・・・だめっ!」

陽菜はズボンを下げられまいと、とにかく何処でもいいから掴もうと手を伸ばし、
丁度両足の付け根、まさに秘所の上あたりの布をぎゅっと握り、
その異様な感触に気付いて思わず放してしまう。

そこは生温かく、ぐっしょりと濡れていた。

「あらあら、本当にびっしょりねぇ、はるるん、おもらししちゃったみた〜い」
「いや・・・いわないで・・・」

優の手が膝にかかり、ズボンをなぞりながら徐々に上へと上がっていく。
ふとももの半ばあたりから湿り始め、足の付け根までくる頃には、じっとりと濡れているのが分かる。
「うふふ、ズボンまでこんなに濡らしちゃって・・・欲しくてたまらなかったんだね・・・
 陽菜ちゃん・・・本当に、なんてえっちな娘・・・」
「いや・・・いや・・・」

陽菜は下半身を剥きだしにされそうなことも忘れたかのように、両手で顔を覆い首を左右に振る。

「こんなびしょびしょのズボンいつまでもはいてたら、風邪引いちゃうからね、やさしいお姉さんが脱がしてあ・げ・る・・・」

隙だらけの陽菜のズボンは、優によって呆気なく膝まで下ろしてしまう。

「あ・・・・!」
「やっぱり白かぁ、いかにもはるるんって感じでいいよ〜
 ・・・でも、こんなに濡れちゃうと、すっかり透けちゃって、すごくえっちな感じ・・・
 ん〜? それはそれでやっぱり、陽菜ちゃんらしいってことかな、あははっ」
「そ・・・そんな・・・」
「だってほらー、ヘアーなんてくっきり分かるし、ほらほら、アソコの形も・・・ね・・・」
「だめ! 見ないで!」

露骨なことを言われて、慌てて隠そうと手を伸ばすが
優の手指の方が速く、下着の下に見える割れ目をつぃっと軽くなぞる。

「ぃひゃぁぁぁぁあぁあぁっ!?」

びくびくびくっ

思わず陽菜の上体が仰け反る。
期待通りの反応に気を良くして、優は布越しの愛撫を続けた ――― 少しずつ強く、少しずつ速く。
薄布越しに、割れ目から湧き水のように愛液が染み出しているのが感じられる。

「やあっ、だめっ! ゆうさっ、や、やめ! だめ、ほんとだめ! あ! あぁあぁぁっ!
 い、いひゃ、もう、もうやっ、あはあああぁぁっ! らめっ、あ! らめ、らめぇぇっ!」

陽菜はもう身体を自分の意志で動かすこともできず、ただびくんびくんと震えながら、ただ叫ぶしかできない。
その叫びも、今はほぼ意味を成さない喘ぎ声に変わっている。
陽菜の限界が間近に迫っていることを見て取った優は、容赦なくとどめを刺すことにする。
何度も往復している指を少しだけ上までずらし、そこにあった小さな突起に、濡れそぼった布越しに爪を立てる。

「ひあぅ! やぁぁあ! ―――っ!!? ひゃぁああああああああああああぁああぁっぁあっぁぁぁぁぁ!!!!」

快感の絶叫を声を上げ、限界まで仰け反って身体を痙攣させ、
陽菜はこの夜二度目の絶頂を迎えた。
679499 09/14:2005/09/23(金) 07:01:19 ID:7JHvJ8O3
今度は、意識は失わなかった。
腰を頂点に反り返り痙攣していた身体は徐々に落ち着き、
今はベッドの上で時々小刻みに震えながら放心したように横たわっている。

その様子を見た優は、一旦陽菜から離れると、持参の “おもちゃ”を眺め、なにやら考えているようだ。
一つ一つ掴んでは、「うふふ」とか「にひひ」とか笑っている。
これらを使って、どう陽菜を嬲り尽くしてやろうか、そう思うと笑いが抑えられないらしい。
やがて考えがまとまったのか、そのうちの1つを掴むと、陽菜の方をちらと見やる。
陽菜はまだ回復しきれていないのか、さっきと変わらぬ態勢で荒い息を繰り返していた。

優は手にしたプラスチック製の容器の蓋を開けると、中身を手のひらに落としていく。
透明の、粘性の高い液体・・・優が独自の調合で作成した、絶妙なヌメりを誇るローションであった。
たっぷりと手にとったそれを両手で軽く捏ねるようにしてから、優はそれを自らの身体に塗りつけはじめる。
首から肩、上腕に塗り、豊かな胸には念入りに塗りたくる。

「・・・ん・・・・んふっ・・・んん・・・あ、はん・・・」

更にその下へ進み、下腹部から腰、秘所まで塗る。

「ふ・・・あっ・・・んん・・・あは・・・くふ・・・」

最後にふともも、ここにも念入りに塗って、
準備完了とばかりに息を吐くと、容器をもって陽菜に近づいていく。
陽菜は二度目の絶頂を迎えて放心していたが、優がなにやら動いたりくぐもった声を上げているのは気付いていた。
何をしているのかは見当もつかなかったが、再び自分を覗き込む優の表情で、
まだ自分が解放されないことだけは悟ることができた。

「まだ・・・するんですか・・・」

助けを求めるような、救いを請うような、弱々しい、か細い声を上げる。
度重なる衝撃的な快感と羞恥、そして絶頂を叩き込まれた陽菜の声からも表情からも、
いつもの毅然とした態度は消えうせている。
そんな陽菜の様子が、さらに優の嗜虐心を煽っているのだが、陽菜はもちろん気付かない。

「あったりまえ、でしょ? だって、はるるんはもう2回もイってるのに、わたしまだ全然だも〜ん」

恥ずかしげに顔を歪める陽菜に、優はゾクゾクするような快感を覚えてしまう。
これまで自分にサディストの気があると自覚したことはなかったが、もはや否定はできないと思う。

(これも・・・陽菜ちゃんのせい、だよね・・・だから、きっちり責任、とってもらわなきゃ、ね)

「だ・か・ら、今度はお姉さんも気持ちよくさせてもらうわよ〜」

それが開始の宣言であったかのように、優の手が陽菜の身体に伸びる。
再びたっぷりと手に取ったローションを、陽菜の首、肩、胸と執拗に塗りつけていく。

「やっ!? な、なんです、これ!? いや、ヌルヌルしてる、ひっ、やめてぇ・・・きもちわるいですっ!」
「気持ち悪いなんて、酷いなぁ、折角の優さん特製ローションなのに
 ・・・ま、えっちなえっちな陽菜ちゃんなら、すぐにこれの良さを分かってくれると思うけどね!」

顔を赤らめて横を向く陽菜を楽しそうに見やりながら、
自分にしたのと同じように陽菜の胸にも念入りにローションを塗りこんでいく。

「・・・!? ひっ! だめ、むね、だめぇっ! ぅあああっ!」

陽菜の胸はこれまで未開発だっただけに、弄ぶ度に感度が増しているかのようだ。
陽菜の期待通りの敏感な反応に満足しつつも、胸全体にローションを塗りこめるとそれ以上は責めることなく、
さらに下へと塗り進めて行く。

680499 10/14:2005/09/23(金) 07:02:04 ID:7JHvJ8O3
「おや、そういえば、まだ一枚残ってたっけ」

ローションを塗りたくりながら両手を陽菜の下腹部まで進めて、
陽菜がまだ最後の一枚身に付けたままだったことに気付いた。

「あ〜あ、すごい濡れ方・・・私の手でこんなに感じてくれちゃうんだから、お姉さん感激だな〜
 でも、私たちの裸のツキアイには邪魔だからね、排除しちゃおっと!」

そう言い放つや、陽菜の最後の砦たる下着の両端に指をかける

「やだっ、だめだめだめ!」

陽菜も必死になって足に力をいれ、ぎゅっと閉じ膝を立てて抵抗する。
既に散々に弄ばれていても、やはり己の秘所を人目に晒すのは耐え難かった。
女同士とはいえ恥ずかしいし、なにより今の優にそこを晒してしまうのは、あまりに無防備すぎて怖かった。
が、足を閉じしまっては、ほとんど抵抗の意味はなかった。
足を開いた方が下着を下ろしにくいのは明らかなのだが、優の前で足を開くなど、陽菜には考えられるはずもない。

「は〜い、ご開帳〜!」

ずるるっ!
っと、下着は呆気なく膝まで下ろされてしまい、優の眼前に陽菜の秘所があらわになる。
優のより遥かに薄い、陽菜らしい控えめな恥毛、
ほとんどスジ同然に細いが、これまでの責めで蜜を垂れ流し続けた為か少しだけ緩んでいる割れ目、
その上端にあり、小さいがぷっくりと膨らみ存在感を示す肉芽。
優はそれらのいかにも“陽菜らしい”パーツを、目と指で愛でていく。

「い・・・やっ! だめ、みないで、さわっ・・・らないでっ! ひゃ! にゅ、るにゅるしてっ、あ!
 ひゃ!・・・ひゃあぁっ!」

優の目と指から自分の大事なところを守ろうと手をしたが、刺激が強すぎて力が入らず、
結局またしても優の蹂躙を許してしまった。
恥毛に粘液をじっとりと絡め、そのまま腰に沿って手を後ろに回すと、

「ふっ・・・はっ・・・あ・・・ぁ・・・」

陽菜のこちらも小ぶりの尻肉を手で包むように揉みしだきながら粘液を塗りたくる。

「ひ・・・ひゃぁ・・・あぁぁぁぁ・・・」

更に手を伸ばし、尻の谷間にまでローションを行き渡らせると今度は下へ手を進め、

「ひゃ! そ、そこっ きたなっ! い、ぁあ!・・・っぁぁあっ・・・あ・・・」

ふとももから膝の裏までぬるぬるに汚し、更に外側、内側、前面とふとももをくまなく撫で尽くす

「ふ・・・んふっ・・・は・・・あぁ・・・」

最後に手を上に運び、今度は下着越しでなく、直接に割れ目と肉突起に触れ、ローションを塗りつける。

「ぁ・・・ぁぁあああ! やっ、だめ、だめっ! も、やめっ! あ! んぁあぁぁあああっ!」

先ほどの下着越しの責めに比べると弱く、優しい愛撫だが、
ローションをにゅるにゅると塗りこむ指の動きは呆気なく陽菜を昂ぶらせ、
薄く開いた秘所からまた新たに “とぷっ”と蜜が漏れてくる。
681499 11/14:2005/09/23(金) 07:02:45 ID:7JHvJ8O3
「んもう、はるるんのアソコ、えっちな汁が多すぎてすぐにローションが流れちゃうよ〜
 ほんと、困ったえっち娘なんだから」
「あっ・・・・ああぁ・・・ち、ちが・・・あぁ・・・んんうっ!」
「こんなになってもまーだ否定しちゃうんだから、強情な娘だねぇ、まったく」

秘所の割れ目をなぞるようにローションを塗りつけ、肉突起にもしっかりと塗りこんでいくが、
決して強くは刺激せず、割れ目の中へ指を入れたりもしない。
そして、優が満足するまで塗り終えると、呆気なく手を離し秘所を開放した。
陽菜は乱れる意識で少しだけ安心するが、今度はすっかり火がついてしまった秘所の疼きでかき乱されてしまう。

(ぁぁ・・・やめて欲しかったのに・・・今度は触って欲しい・・・苛めてほしい・・・どうしてぇ・・・)

そんな恥ずかしげで物欲しげな陽菜の表情を読み取ったのか

「うふふっ、どうしたの、そんなモノ欲しそうな顔しちゃって・・・またイかせて欲しかった・・・かな?」
「!! いや! ちがう、ちがいますっ!」
「もう、無理しちゃって〜 でもね、そこはしばらくお・あ・ず・け♪」
「え・・・」

そう言いながら、優は仰向けになっている陽菜の膝のあたりを膝立ちでまたぎ、
上体を優の体に向けて倒し、陽菜の肩の傍に両手をつき、陽菜に覆い被さるような体勢を取る。

「さっきから言ってるでしょ〜、今度は私も楽しませて貰うって!」

言うと一気に身体を下ろし、正面から陽菜と抱き合うように密着してきた。

「きゃっ! や、ゆ、優さん・・・!?」

いきなり裸の身体に密着され、驚いて身体をずらそうとするが、

にゅるにゅるにゅるっ!

「ひゃっぁぁあっ!?」
「んんんっ!」

ローションでヌルヌルになった身体同士が擦れ合い、お互いの裸身を刺激してしまう。
陽菜は驚いて身体を硬くするが、対照的に優はうっとりした表情で、
その快楽の刺激を欲して密着した身体を小さく揺らしはじめる。

「んふぅ、あはぁ・・・ああ・・・いいわ・・・陽菜ちゃんの身体・・・きもちいいよっ・・・あぁっ・・・」
「やっ、だめ、っぁあぁっ、優さん、いや、恥ずかしぃ、ああんっ!」

互いの身体を使った愛撫はローションの感触も相まって、二人を快楽の高みに押し上げていく。
上になった優は自由に身体を動かし、陽菜の身体を思うままにむさぼり快感を高めていく。
下になった陽菜は身体中をねっとりと弄られ、無理やりに快感を刷り込まれていく。
にちゅ、ぬちゃ、くちゅ・・・絡みつくような水音と、二人の喘ぎ声が部屋に響く。
絡みついた腕は首筋やうなじを撫で、豊かな胸は小ぶりな胸を押し潰す。
火照った肌の熱がローションを介して伝わり、互いの肌を更に焦がす。

「あ!・・・ぁぁあ・・・だめ・・・ゆう・・・さん、も、動かさな・・・で・・・んぁ! ひゃ・・・
もう・・・や、あ、はぁぁ・・・だめ・・・っ ほんとに、もう、あぁぁ・・・」

ローションを塗られながら感じてしまい、そのまま抜けない疼きに加えて一度に全身を責めるこの愛撫で、
陽菜は再び全身をぐずぐずに煮溶かされるような緩慢で深い快楽に支配されつつあった。
口では拒絶しようとしながら、身体は新たな、更に強い刺激を求めていた。
682499 12/14:2005/09/23(金) 07:03:25 ID:7JHvJ8O3
「あっああ・・・陽菜ちゃんの・・・肌・・・んぅ・・・いい・・・きめ細かくて・・・
んぁあ・・・張りがあって・・・すごい・・・いい・・・気持ち・・・いい・・・っ!」

これまで一方的に快楽を与えながら、陽菜の悶える姿に欲情し続けていた優は、
やっと巡ってきた自ら快楽を貪る機会を最大限に利用すべく、存分に陽菜の身体を弄ぶ。
身体の動きをどんどん大きく激しくすることで、少しでも強く快感を得ようとする。
・・・でも、それだけでは足りない。
陽菜も上半身全体同時の愛撫に絶え間なく喘ぎつづけてこそいるが、また絶頂に向かうにはすこし足りない、
そんなもどかしさを上気した顔に浮かべていた。

「陽菜ちゃん・・・ねぇ・・・もっと、気持ちよく、なりたくない・・・?」
「あ、ひゃ・・・あ・・・・・・? あぅ・・・ふぇ・・・?」

陽菜の耳元に顔を寄せてそう呟くと、陽菜の身体から離れ、もとの膝立ちの体勢に戻る。
悶えながらも煮え切らない快感を与えつづけられていた陽菜は、思わず “どうして?”といった顔で優を見上げる。

「ね、陽菜ちゃん・・・もっと気持ちよくなりたくない・・・? わたしはもっと気持ちよくなりたいの・・・
 陽菜ちゃんもそうでしょう・・・? だから、わたしの言う通りに動いてみて・・・」

そう言うと優は陽菜の背中と首に腕を回し、陽菜の身体を引き起こす。
陽菜も燻り続ける快楽に逆らえず、優の身体を求めるように上体を起こしてしまう。

「うふふ・・・いい娘ね・・・じゃあ、膝を曲げて・・・そう、少しだけ足を開いて・・・うん、そう・・・」

陽菜は優に導かれるままに身体を動かし、すこし膝を開いた正座のような格好でベッドの上に膝立ちしていた。
焦らされ続けた身体はふらふらと安定しないが、それを優の腕が支えている。
その優も同じような体勢で陽菜と向かい合うようにベッドの上に膝立ちしている。

「ゆうさん・・・、なに・・・?」

訳がわからず優の導きにまかせてこんな体勢をとらされて、陽菜の心は不安を、身体は期待を募らせ、
潤んだ目で優を見つめている。
そんな陽菜をいとおしむように見やり、

「さ、陽菜ちゃん、一緒にもっと、気持ちよくなろ・・・」

言うと同時に膝を進め、陽菜の少し開いた膝の間に割り込ませる。

「・・・!?いひゃあっ!」
「んんんっ!」

優の膝とふとももが陽菜のすこし開いた足の間に割り込み、その間にある秘所をずりっと擦りつける。
自然と互いに膝と膝を割り込ませる形になるので、同時に優の秘所にも陽菜のふとももが擦り付けられる。

「あっ、あはん、ね、はるなちゃ・・・ん、うふぅ、キモチ、いいで、しょっ・・・んあぁ・・・」
「ひ! あっ! あひゃぁっ! や、ゆうさ・・・んっ! だめっ、こんなっ・・・のっ・・・んあ!」

優が前後に小刻みに動き自分と陽菜の秘所を同時に責めつけ、上体は上下に動かして互いの胸を執拗に愛撫する。

「あ! だっだめ! や! あ! ぅああっ! んあぁぁぁああああ!?」

既に登りつめたくて登り切れなかった陽菜の身体は、待ち望んでいた刺激に素直すぎる反応を示し、
その意図に関わらず一気に登り詰めていく。

「あははっ、はるるん、いいのねっ、もっと、もっと感じさせてあげるから、もっと、もっと感じさせてぇぇぇ!」
「んぁぁっ! ひゃ、らめ! らめぇっ! まって、まってぇぇぇぇっ! もう、もうらめ! いひゃ!
 あ! あああ! あはぁああぁっぁぁぁぁああああ!」
683499 13/14:2005/09/23(金) 07:04:07 ID:7JHvJ8O3
やっと昂ぶり始めた優と、既に絶頂が見えつつある陽菜では同じ刺激でもその感じ方は当然のように違い、
陽菜は既に限界を迎えようとしていた。
だが自分の欲望を満たそうとしている今の優はそんなことを意識しない。

「あ! あ! いやっ! もう、ん! いやああああぁぁあはああああぁぁぁぁああぁぁぁぁっぁぁっ!!」

三度目の絶頂を迎えびくびくと身体を震えさせる陽菜に構うことなく、その身体で快楽を貪り続ける。
当然、同じだけの刺激が陽菜にも強制的に与えられる。

「!?・・・ああっ・・・ひ! いや! らめ! おねがっ、もうっ・・・ あぁぁあっ! やすませ・・・てぇ
 だめ・・・だめぇ・・・っ こわれちゃ・・・ほんとに・・・っ んあぁあ!」

イった直後の敏感な身体に休む間もなく愛撫を与え続けられ、火照り切った身体は冷めることを許されず、
すぐにでも次の絶頂を迎えてしまいそうに追い詰められていた。
とどまることのない激しい喘ぎ声と、身体を震わす痙攣で息は乱れ、自然と空気を求めて口は大きく開かれる。
そこに絶え間なく刺激を受けるので、息を吸ったかと思うと喘ぎとともに吐き出してしまう。
陽菜は息苦しさに眉をひそめ、目尻からは涙をぼろぼろとこぼしつつ、それでも・・・

「あ・・・また、また! あ! らめっ! き、きちゃっ、きちゃうっ! きひゃあぁっぁあっぁぁあああっ!」

息が足りなくてさっきより声は小さかったが、先ほどからたいした間も置かず、4度目の絶頂を迎えてしまった。
身体を合わせて陽菜に絶え間のない愛撫を送りつづけている優にもそれはすぐに伝わる。
小さくともそのときだけは一際高くなる声や、何より優の性感を一気に昂ぶらせる短いけど激しい痙攣が、
そのことを優の身体に刻み込んでいく。

「んああぁっ! い、いいっ! 陽菜ちゃんすごくいいよっ! でも、まだ足りないの・・・
 もっと・・・もっと、もっとイって、もっともっと感じさせてえっ!」
「ひ・・・や・・・やだ・・・・・・ああっ・・・もう、ほんと、だめっ・・・っああっ!
 くるしっ、・・・苦し・・・です・・・ああ、おねがっ・・・いっ・・・もう・・・や・・・はぁっ!」

陽菜が苦しそうにしているのは優にもわかっていた。
だが、やっと昂ぶってきた身体を静めたくはなかったし、なにより優の嗜虐的な性感には、
普段は冷静でお堅い陽菜が悶え、喘ぎ、苦しみ、それでも感じてしまう姿がたまらなかった。
それに・・・

「陽菜ちゃん、苦しそう・・・どう、もうやめてほしい・・・?」

優しげな声と共に、全身への愛撫が止まった。
優の突然の行為は明らかに不自然だったが、陽菜にそれを考える余裕はなく、
絶え絶えな息をこらえて返事をしようとする、が・・・

「・・・っ!  ・・・っはっ、は・・・」
「そんなこと、ないわよね〜?」
「!?   ・・・ぇ・・・?」
「だって陽菜ちゃん、苦しそうになればなるほど、ココの濡れ方、どんどん激しくなってるもんね!」
「ぇ・・・そ、そんなこっ・・・!?ひああぁあぁあぁあっ!!」

言うと同時に全身愛撫を再開し、陽菜の股下に割り込ませた膝をぐい!と上げる。
不意の刺激に、陽菜の身体がまたもびくびくと痙攣する。

(またイった、かな・・・?)

優の膝からふとももを、陽菜の秘所から湧き出した新しい愛液が濡らしていく感覚が、はっきりとわかる。

「ほぉら、またいっぱい出てきたよ・・・陽菜ちゃんって、ほんとに苦しければ苦しいほど感じちゃうんだから・・・
 これからは、マゾっ娘はるるん、って呼んじゃおうかな〜♪」
「あ・・・はっ・・・あぁぁ・・・ そ・・・んな・・・イヤ・・・です・・・うぅ・・・」

がくがくと震えながら、イヤイヤと力なく首を振る。
そんな姿が、さらに優の嗜虐欲を逆撫でするとも気付かずに。
684499 14/14:2005/09/23(金) 07:04:59 ID:7JHvJ8O3
だが、そんな風に陽菜を言葉で弄りながらも、当の優も絶頂に近づいてきていた。
陽菜が小さく繰り返し “イく”度に全身がびくんびくんと震えるので、その刺激で優の身体も昂ぶらされるのだ。

(ああ・・・イイ・・・イける・・・そろそろ・・・イク・・・っ)

不意に陽菜を抱きしめる優の腕の力が強くなったかと思うと、腰を浮かして身体を動かすペースがいきなり上がる。

「ひっ! や、ぁああっ! だめっ! こんなのっ、は、はげし、はげし・・・すぎっ・・・っあああ!
こ、こわ、こわれ、ちゃ・・・んああああ!?」
「イイのっ! 陽菜ちゃん、すごくっ、すごくいいのっ! もうちょっとイけそうだからっ! んんぅぅぅっ!」
「あ!   ・・・は!   ・・・っ ら・・・めぇ・・・っ!   ひぎ・・・いはああぁぁっ!!」

さっきまでの愛撫にさえ何度も達してしまう程に昂ぶっていた陽菜の身体は、
更に強く容赦ない刺激に耐えられるはずもなく、文字どおりの “イきっぱなし”になってしまう。
喘ぎ喘ぎになんとか紡いでいた言葉もほとんど意味を成さない嬌声だけになり、
その声も、息と一緒で絶え絶えになりつつあった。
ただ、身体の痙攣だけはますます強くなり、一際大きく動いた膝が優の秘所をえぐるように突き上げた時―――

「イクっ! もう、もうちょっとでっ! イっ!? ――――――――――っくぁあああああああああっ!!!」

優が激しく身体を震えさせて絶頂に達し

「・・・ひっ ・・・はっ・・・ っ?!!! ――――――――――――ひあああああああああああ!!!」

その刺激で陽菜も大きく絶頂に達し

二人は抱き合ったままベッドへと倒れこんだ。

「・・・ふぅっ・・・」

優はうっとりとした表情で満足したようにため息を1つ吐くと、陽菜の背に回した腕を解き、
仰向けに寝そべってしばらくは絶頂の余韻を楽しんでいた。
腕を解いたことで陽菜も同じように仰向けになっていたが、常に登りつめ続けたあとに激しい絶頂を迎えたため、
そのショックで今は意識を失っているようだ。
やがて乱れていた呼吸も整い、優は身体を起こすと壁にもたれるように座りなおし、陽菜の方を見る。
陽菜の方も息はだいぶ整ってきているが、その顔は相変わらず紅潮し、額には汗で髪の毛が張り付き、
涙や涎で穢れてしまっている。
だが、そんな陽菜の顔は優にはたまらなく魅力的に見えるのだ。
嗜虐的な人間ならではの美意識・・・被虐の中の美。

(はぁ・・・我聞君さえいなかったら・・・全部、わたしのものにしちゃうんだけど・・・な・・・)

陽菜の大事なものもはじめても全て奪い、思いつく限りのあらゆる手段を用いて陽菜を陵辱できたら、
どんなに素敵だろう。
たとえ陽菜がどれだけ抵抗しても、絶叫のような悲鳴をあげて泣き叫んでも絶対に許さないで・・・。
きっと陽菜はこれまで以上に怯え、羞恥し、絶望し、そしてそれでも最後は快楽に負けて堕ちてしまうだろう。

「はぁ・・・」

それは優の嗜虐的欲求を大いに満たす想像だった。
だが、また1つため息をつくとその考えを追い出すように軽く頭を振り、仕方なさそうに笑う。

「ま、その分、もう少しだけ付き合ってもらおうかな・・・お姉さん、まだちょっと足りないからね・・・」

少しだけ優しげに陽菜の顔に笑いかけると、その表情と似つかわしくない “おもちゃ”の方を向き直り、
吟味を始めた。

685449 (670):2005/09/23(金) 07:10:49 ID:7JHvJ8O3
以上で今回の投下分終了です。
なんかまとまりません・・・次回投下分で終了できるとは思いますが・・・
文章を短くまとめる能力が欲しいッス

「長すぎ」とか「読みにくい」とか「もういらん」とかありましたら、
容赦なくおっしゃってくださいまし。
一応続き書いてますけど、邪魔なら引っ込めますので。
では、お粗末様でした。
686名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 07:26:57 ID:mWfETlCN
初めてリアルタイムで読んだ。
スゲー。長いのに気にならない。
ダラダラ感が無いのもそうだが、どんどん引き込まれる感じ。これが文才なんだなって思った。
オレとしては早く我聞が登場してはるるんを幸福の中でイかせてやって欲しいような、もうチョイ優さんにメチャメチャにイかされて欲しいような・・・むぅ。
長くなったがお疲れさんド低能!続きも期待してます!!
687名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 08:34:12 ID:MAEOkuRR
低能すぎるにも程がある!
全然長く感じなかったですよ。むしろ続きは無いの?とガッカリしたぐらいでした。
ナイス低能です!
688名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 11:34:11 ID:VggHt0IY
ホントに、長いことは長いけど、ドンドン読み進めていける。凄いっす。
ええいこの低脳めがっ!
689名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 11:45:23 ID:Uey4IvE+
低脳っ!エロいよ、低脳っ!
百合はエンドレスで最高です。

はるるんの汁が!汁っ!
ローションぬるぬるプレイにハァハァしますた。

これから休出しようと思ったのにどうしてくれようw

続きもおながいします。

690名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 00:49:25 ID:3CuO/7nZ
この文才を次は是非社長×はるるんでお願いします

とにかく低脳でした
691名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 17:44:38 ID:05SSBn6L
低脳杉。
優さん最高ですよ。
文の長さとか展開は全く問題ないです。
むしろ、長くて嬉しいぐらいですよ。
692名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:56:29 ID:szFFRkOI
なにこの低脳さ。
全然長くないし、次にもかなり期待。
693名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 01:13:45 ID:lQl/MYuw
止まってる
694名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 02:24:46 ID:0SrbEXLs
やっぱりショックでかすぎだ…。
創作意欲の欠片も出ねえ。
695名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 07:31:29 ID:qK1shCH7
>694
創作意欲はあれど時間ぐぁ〜
696名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 17:54:28 ID:v6BGeaPe
ネタも時間も意欲もあるのになぜか終わらない…。
うちのエロい國生さんを早くお披露目したいよ。
697499:2005/09/26(月) 20:10:53 ID:gfDWSDPW
雨天で連休の予定が潰れてしまって、まるまる妄想の文章化に当てることができた499ッス

まずは、感想ありがとうございます、レス頂けるととても幸せ。
んで、
>>500-516
>>671-684
の続きですが、優さん×はるるん、やっと〆ることができましたので
続編というか後編というか、上げさせて頂きます。
698499 1/13:2005/09/26(月) 20:11:41 ID:gfDWSDPW
・・・なちゃん・・・
・・・るなちゃん・・・

「・・・ん・・・んっ」

聞き覚えのある声と、むず痒い感覚に引きずられるようにして、陽菜は徐々に意識を取り戻す。

「優・・・さん・・・」

目を開いて最初に視界に入ったのは、未だに全裸のままの優だった。
それだけで、悟る。
目を覚ましたら、それは全て夢だった、なんて幸せな結末など訪れはしなかったことに。

「まだ・・・するんですか・・・」

普段の陽菜からは想像もつかない怯えきった顔、目―――もはや抵抗する気力も失われたようだ。
そんな陽菜の表情にゾクっとするような魅力を覚え、それだけでまたも優は心身ともに昂ぶってくる。

(もう、これで最後にしてあげる・・・だから、頑張って乱れてね・・・)

優は陽菜の問いに “当然”とばかりに笑みを返すと、陽菜の視界から隠していた右手と、
その手中のものを陽菜の目の前に突きつけた。
まだ完全に覚醒していなかった陽菜は一瞬だけそれを確認しようと目を細め、

「・・・・・・ひっ!?」

そのまま表情が凍りつく。

優の手中にあるそれは、男性器をややグロテスクに誇張したデザインのバイブレーターであった。
かすかに震えながら、ショックで “それ”から目を逸らすことも出来ずに硬直する陽菜の反応に満足そうに笑み、

「ねえ陽菜ちゃん、・・・これ・・・何かわかる?」
「! ・・・・・・わ、わかりませんっ、そ、そんなの知りません!」

思ったとおりの回答、本当に扱いやすい。
こうして言葉ですこし乱してあげるだけで、この娘は本来の強い意志を簡単に崩してしまうのだ。

「あら、そう・・・? その割には、目から離せないみたいだけど・・・気に入っちゃった?」
「!? ち、ちがっ! あ、あんまり気持ち悪い形してるから、驚いただけですっ!!」

自分が理由はどうあれ “それ”に見入っていたことに気付かされ、慌てて首ごと視線を外す。
陽菜自身、本当にそれを見るのは初めてなのだが、それが何を模しているか、それくらいはわかる。
小さな頃には父親と風呂にも入ったし、義務教育で保健体育だって受けているから。
だから、“それ”が “何”を模しているかわかるし、“それ”を “どう”使うかも想像できてしまう。
・・・絶対に受け入れたくない想像だが。

「ひどいなぁ、気持ち悪いなんて、これから陽菜ちゃんを可愛がってくれる “モノ”なのにな〜」

さも楽しそうに言うと、バイブの先端をぺろりと舐めてみせ、それを陽菜の頬に押し付ける。

「・・・ひっ、い、いや、いやあ!」
「うふふっ・・・ じゃあ、これのこと、お姉さんが教えてあげようかな・・・まずは、そうね・・・
 ・・・陽菜ちゃん、セックスって、知ってる?」
「せ・・・!」

それまで顔をバイブで弄ばれ、やや青ざめてふるふると震えていた陽菜の顔が、瞬間に真っ赤に染めまる。

「そう、もし知らなかったら、それについてもじーっくりと教えてあ・げ・る、けどね♪」
「・・・し・・・知って、ます・・・」
699499 2/13:2005/09/26(月) 20:12:25 ID:gfDWSDPW
女同士とはいえ、それに類することを今の今まで散々にされてきたわけだが、
それでもストレートに聞かれると恥ずかしくてたまらない。
だが、ここで知らないなどと答えたらどんな目に遭うか―――それを思うと肯定するしかなかった。

「な〜んだそっか、残念だなぁ はるるんったらエッチなことでも優等生なんだから〜」

陽菜は真っ赤になって顔を逸らすばかり。

「んふふ、じゃあ教えてあげよう!
これはだねぇ、セックスしたいけど相手がいないとか、望む相手とできない女の子がね、
これを理想の相手のおちんちんに見なして、自分を慰めるときに使うモノなのだよ〜
・・・まあ、女同士でえっちするときにも、すっごく便利なんだけどね・・・?」

びくりと陽菜の肩が震える。

「だってほら、女の子には生えてないでしょう、こういうの・・・」

そう言うと片手を陽菜の顔に当て、無理やり正面を向けさせ、眼前にその凶悪なモノを突きつける。
グロテスクで恥ずかしくて、正視に堪えないとばかりに顔を背けようとするが、今度は優の手がそれを許さない。

「目を逸らしちゃ駄目よ、よーくみなさい・・・ちゃんと教えてあげるから・・・
 まずは、ん・・・この先っぽのところ・・・亀の頭みたいな形してるでしょう、
それで、ちゅっ、亀頭っていうの・・・敏感なところだから、ちゅる・・・強くしちゃダメよ・・・
 それでね、この、ちゅぷっ、エラの張ってる所、ここはカリって言ってね・・・・・・」

そんな風に説明していくのだが、その説明してる部分を指で指すのでなく、
いちいち舌で舐めながらするものだから、見ている陽菜の方が恥ずかしくてたまらなくなってしまう。
しかし、紅潮した顔で “にちゃ”とか“ぴちゅ”とか卑猥な水音を立てながら、
男性器を模った “それ”を舐めしゃぶる姿は同姓の陽菜から見ても淫らな色気に満ちており、
恥ずかしいと思いつつも目を逸らすことが出来なかった。

「・・・うふふ、そんな食い入るように見ちゃって、陽菜ちゃん、もうこれに興味津々?」
「!!・・・い・・・ち、ちがいますっ!」

慌てて否定して、優の手を振り解いて顔を背ける。
が、今度は無理に顔を戻そうとはしてこなかった。
そのかわり・・・

「じゃあ、これで、コレ自体の説明は終わり、次ははるるんお待ちかね、実践編だよ〜!」
「・・・え・・・・・・!?」
「さっきからえっちな顔して見てたからね、
これ使ったらどんな風になっちゃうか、想像してたんじゃないのぉ?」

優の唾液ですっかり濡れそぼった凶器を、陽菜の頬から首筋、胸と身体をなぞるようにして下へと進めていく。

「い・・・! いや! いやいやいや!!」

実践。
それが何を意味するか。
最初にそれを見たときから恐れていたこと。
小刻みだった震えが、次第に大きくなり、ガクガクと震えだす。

(やだ・・・いや! 逃げ・・・逃げなきゃ!)

這い出して逃げ出そうとするが、両足は既に優の下にあり、もがいてももがいても外すことが出来ない。
凶器はすでに臍の辺りまで這い下りてきている。
陽菜は恐怖で完全に取り乱し、逃げ出したい一心で半狂乱になったように泣き叫び、もがき続ける。

「いや! いやあ! だめ! お願い、お願い許して! やだっ、こんなのやだあ! いや、いやいやあ!
 優さんお願い、お願いですからっ! いや・・・いやあ・・・」
700499 3/13:2005/09/26(月) 20:13:12 ID:gfDWSDPW
そんな陽菜の狂乱ぶりを酷薄な笑顔で眺めつつ、優は無情に手中の得物を“そこ”へとあてがった。
泣き叫ぶ陽菜のそこ―――秘所へ凶器の先端を軽く押し付けるように当てると、
それまで力の入りきらない身体で懸命に暴れていた陽菜の動きがぴたりと止まる。
―――こめかみに銃口を突きつけられたかのように―――そして、陽菜はまさにその心持であった。
恐怖でガタガタと震え、涙を流しながら、かすれるような声で命乞いをする。

「ぐす・・・おねが・・・です・・・優さん・・・おねがいです・・・それだけは・・・うぇぇ・・・
それだけは・・・ぐす・・・許してぇ・・・ゆるしてくださぃ・・・ひん・・・」

(あああああ! もうこの娘はあああ!)

最初にファーストキスと処女は奪わない、と言ってあるはずなのだが、
度重なるショックで完全に記憶から抜けているようだ。
ただもうさめざめと泣きながら、子供のように訴えかけてくる。
そんな普段ではあり得ない陽菜の姿に、このまま犯してしまいたい衝動がいよいよ膨らんでくる。
もう、我聞もGHKもどうだっていい・・・この娘を存分に弄べるなら・・・
そんな衝動とともに、手にした得物で陽菜を刺し貫こうと思わず力をこめた、その時

「う・・・うえぇぇ・・・しゃ・・・ちょお・・・ひぐ・・・たすけて・・・ください・・・
 しゃちょぉ・・・ふえ・・・おねがい・・・たすけて・・・うえぇぇぇ・・・」

・・・。
ため息を、ひとつ。

やれやれ。
ここまで好き放題やっておいて、それでも結局は遠慮しちゃうのかい、わたし。
ホント、我ながら損な性格してるよ、まったく・・・。

ため息をもうひとつ吐くと、
陽菜に気付かれないよう、少しだけ、笑った。

「・・・あらあら、我聞君のことなんか呼んじゃって、はるるん、初めては我聞君にあげたいのかな〜?」
「・・・え・・・あ・・・」

多分、さっきのその瞬間までは、相当に切羽詰った顔をしていたんだろう。
状況は何も変わらず、ただ声をかけただけだが、こちらを見た陽菜の怯えは少しだけ和らいだ気がした。

「そ・・・それは・・・そんな・・・こと・・・」
「だって、いよいよこれから!ってときに出てくる名前が我聞君なんだもんね〜、お姉さん妬けちゃうなぁ」
「・・・べ、べつに、そんな・・・」
「じゃあ、ほかに誰か思い人がいるとか・・・例えば番司君と」
「違いますっ!」

(ここは即答なのね・・・番司君、強く生きろ・・・)

「それじゃあやっぱり、我聞君なんじゃないの〜? は〜るるん、誰にも言わないから正直に言いなさい〜?」
「わ・・・わかりません・・・だって、そ、そんなこと・・・考えたこともなかったし・・・その・・・」

さっきまで泣きじゃくっていたはずの陽菜が真っ赤になってしどろもどろに答えている。
そんな陽菜の愛らしいそぶりにすっかり毒気を抜かれたかのように、
鬼気迫るような衝動に取り付かれていたはずの優も、楽しそうに問い詰める。

「ふぅ〜〜ん、な〜るほど、ね〜ぇ?」

わざとらしく納得いかなそうに唸ると、先ほどからそのままにしてある右手に少しだけ力を加える。
びくんっ! と陽菜の身体が跳ね、ふたたびその表情が引き攣る。
優の凶器は、まだ陽菜の秘所にあてがわれたままなのだ。
701499 4/13:2005/09/26(月) 20:14:03 ID:gfDWSDPW
「ま、しゃーないかな、ここは我聞君に免じて、許してあげようかな」
「しゃ・・・だから、社長は・・・」
「あらそう? じゃあ、お姉さんがはるるんのは・じ・め・て、貰っちゃおうかな〜?」
「や・・・そ、それは・・・」

少しリラックスした感じの陽菜だったが、またすぐに震え始めてしまう。

「・・・仕方ないわねぇ、じゃあ、こうしよっか・・・ねぇ、陽菜ちゃん知ってる?
 男の人とえっちするときってね、これをココに入れる他にも、気持ちよくさせちゃうことができるんだよね。
 何処を使うか、わかる?」
「え・・・?」

当面の危機はどうやら回避できる流れになってきた気はするが、今度は何を言い出すのか・・・
これまでの経緯からしてとても安易に気を緩めることもできず、そんなことを考える余裕は陽菜にはない。
それに、考えるどうこう以前に、根本的に保健体育以上の知識を有していないのだからわかるはずもない。

「わからないかな、じゃあ、教えてあげなきゃね」

それまで陽菜の秘所に狙いを定めていた凶器をつとずらすと、左手で陽菜の腰を転がすように押して、
下半身を横寝の状態にする。
そうやって露わになった陽菜の尻に、優の得物が突きつけられる感覚が陽菜に伝わる。

「・・・ひ!? そ、そこはっ!」
「ふふ、見えないだろうけど、わかるよね? バイブがどこに突きつけられてるか、言ってごらん・・・?」
「そ・・・その・・・お・・・お尻の・・・あなに・・・」
「はい、大正解〜! じゃあ、ご褒美にここで体験、してみる?」

凶器の先端がぐりっ、と尻穴の入口に押し付けられる。

「ひっ! い、いや! 汚いっ! それに、そ、そんなの入りませんっ!」
「そうかなぁ、普通の人なら準備が必要なんだけど・・・はるるん並にえっちぃ娘なら、
 勢いでいけちゃうかもよ〜?」
「やだ! やだ! や、やですっ! こんなところっ! ひ・・・っ! やめてっ、ホントにいやあ!」

陽菜は涙目になって必死で拒絶する。
そんな陽菜の様を見て、クス、と笑うとすぐに陽菜の尻から凶器を離す。
さすがに、何の準備も無しにできるとは思っていないが、陽菜の心を乱すには十分な効果があるだろう。

「ちぇ、残念だなぁ、まったく新しいカイカンに目覚められるかもしれないのにな〜」
「そ・・・そんなの、そんなの必要ありませんっ!」
「じゃあ次ね・・・・・・う〜ん・・・?」

陽菜の身体をもとの仰向けに戻すと、陽菜の胸にバイブを当て、すこし考え込むそぶりを見せる。
それから陽菜にも分かるように小さく笑うと、困ったような顔をして

「これは・・・陽菜ちゃんの身体だと・・・ちょーっと、無理、かな・・・」
「・・・?」
「うーん、これはまあ、参考までにってことで、覚えておいてもいいかなって程度なんだけど・・・」

陽菜に向けていたバイブを自分の胸元に持ってきて、それを優の豊かな双丘の間に挟む。
それを上手く支えつつ、両手でバストを包み込むように押さえると、
胸の間に挟まれたバイブの先を舌で舐めてみせて

「ふふ・・・こうやって、ね・・・ほら・・・おっぱいでしごいてあげたり・・・同時に舐めてみたり・・・
 こんなやり方もあって、好きな人は相当好きらしいんだけど、
 まあ、ほら、陽菜ちゃんもこれから育つかもしれないし、ね」

優の卑猥な動きに恥じらいつつも、比べて自分の胸を見下ろすと“それ”が可能かどうかは一目瞭然。
何故か一抹の悔しさを覚えてしまう。
702499 5/13:2005/09/26(月) 20:14:49 ID:gfDWSDPW
「じゃあ、最後にもうひとつ―――」
「ひ・・・や、やめてくださぃ・・・」

優の唾液でベトベトに濡れたバイブの亀頭の部分を、陽菜の顔にぐりぐりと押し付ける。

「さあ・・・もう、わかるわよね・・・? 下のおクチがイヤだったら、お姉さんの言うとおりにしなさい・・・?」
「ふ、ふぁ・・・ひゃ・・・はいぃ・・・」
「うふふ、いい娘だね・・・じゃあまずは、この先っぽの部分をぺろぺろと舐めて」
「は・・・はい・・・」

恥ずかしいのと気持ち悪いのを必死で押さえるようなこわばった表情で、
陽菜は優の差し出す模造男根の亀頭部分へおずおずと舌先を伸ばす。

「ん・・・えふっ・・・」

チロチロと、舌先でわずかに触れる程度に舐めはじめる。
優はまるでそれが自分の身体の一部であるかのようにじれったそうな顔をすると、
手のモノを陽菜の舌に押し付けるように突き出す。

「ふっ・・・ん! んむぅ!」
「ん〜、全然ダメだねぇ、そんなんじゃじれったくて下の方を使いたくなっちゃうよ〜?」
「んあぁ・・・!? ひ、それはいやですっ! す、すみませ・・・んぶっ!」
「だったら、もっとちゃんと舐めなきゃね・・・
ソフトクリームを舐めるときみたいに、舌全体をつかって、唾液を塗りつけるように・・・
そう、ねっとりと舌を這わせるの・・・」
「ん・・・は・・・ちゅぷ・・・はひ・・・ぷあ・・・えぅぅ・・・」

眉をひそめ、苦しそうな顔に涙を浮かべながら、必死で耐えるように擬似男根を舐める美少女の表情は、
それはそれで優の嗜虐的欲求を満たすには十分なものであったが・・・

「んー、イマイチ盛り上がらないねぇ、そんなにイヤそうな顔しなくてもいいのにー」
「ふ・・・はぁ・・・だ、だって、こんな・・・イヤに決まってます・・・キモチ悪い・・・」
「むー、そうか、肝心なこと言ってなかったねぇ・・・陽菜ちゃん、それ、道具って思っちゃダメよ?」
「は・・・?」
「それをね、我聞君のモノだと思うの」
「へ・・・がも・・・しゃ・・・しゃちょ・・・な、な・・・」

すこしだけ間をおいて、陽菜の顔がみるみる赤くなっていく。
言われたことをそのまま思い浮かべてしまったらしい、まさに優の思うツボ。

「それで、ね・・・そうねぇ、陽菜ちゃんは、我聞君に押し倒されちゃうの」
「・・・・・・!」
「それでねぇ、こうやって髪の毛掴まれちゃって、無理やり顔を引き寄せられて」
「・・・! 痛っ!」
「んでね、顔を背けることも出来ないようにして、そこにコレをこう、ぐっと押し付けられちゃうの・・・」

そう言うと、再び陽菜の顔に擬似男根を押し付ける。
さっきまでは気持ち悪さでただ歪んでいた陽菜の顔は、今は恥ずかしさも入り混じり、すっかり紅潮している。

(“我聞君”攻撃、効果テキメンだわねぇ・・・気付いていないだけで、かなり意識してたのかも・・・ね)

「うふふ・・・ね、ドキドキしてくるでしょう・・・?」
「ひゃ・・・そ、そんな・・・しゃ、社長はこ、こんなことっ! し、しませんっ!」
「ふぅん・・・我聞君のこと、ホント信頼してるんだねぇ、妬けちゃうなぁ・・・
 でも、陽菜ちゃんは、どうかな・・・?」
「んんっ・・・? ・・・わ、わたし・・・?」
「うん、そう・・・よーく想像してみて・・・?
 えっちでマゾっ気たっぷりなはるるんだもん、我聞君にこういうこと、されたいって、実は思ってるんじゃない?」
「・・・な・・・な、な・・・!!」
703499 6/13:2005/09/26(月) 20:15:46 ID:gfDWSDPW
「さ、よーっく想像してみるのよ?
 そうねぇ・・・この部屋に我聞君と二人っきりで、いきなりベッドに押し倒されちゃうの・・・
 それでね、服も全部脱がされちゃって、無理やりコレを押し付けられちゃうの・・・
 はるるんはね、抵抗できなくて、我聞君の言いなりなるしかなくて、散々舐めさせられてしゃぶらせられて、
最後には滅茶苦茶に犯されちゃうの・・・
 ね・・・? そそる妄想でしょ・・・?」
「そ・・・そ、そ、そ・・・」

真っ赤。
あまりに露骨な内容にほとんど絶句。

「さ、じゃあ、そのことをよーく思い描きながら、続きを始めるわよ?」
「・・・っん! あ、ま、まって・・・んぐっ!」

優は陽菜に立ち直る隙を与えず、すぐに責めを再開する。
掴んだ髪は離したが、その手で後頭部を引き寄せ、バイブの押し付け方もさっきより少し強くする。
ぴちゃ、ちゅぷ、と陽菜の口から漏れるいやらしげな水音が、すこし大きくなったようだ。
先程までは嫌そうに、機械的に押し当てられたそれを舐めるだけだったが、
今は紅潮した顔に恥ずかしげな、困惑したような表情を浮かべ、なんとか顔を逸らして逃げようとしたりする。

「あらあら、気分出てきたカンジだねぇ、どう、我聞君のを舐めてるような気になってきた?」
「ひゃ、ひあいあふっ! んぷぁっ、そ、そんな、んぅ・・・ほんな、あっ、そんなこと・・・っ」
「あらそう? さっきより随分いやらしい顔になってきてるんだけど、ねぇ?」
「ん・・・そ、ひゃ・・・ん、なぁ・・・」

(どうして・・・なんで社長のこと言われると・・・こんなに恥ずかしくて・・・熱く・・・)

確かに、同性・異性を通しても最も親しい人の一人ではあると思う。
最初は、どうでもいい存在だった。
先代の社長の長男というだけで、先代が行方不明になった後の空席に自動的に納まっただけの代理。
先代に与えられた“仕事”という絆の維持ために、事務的に秘書を務めるだけの、それだけの対象。
心を許す気はなかったし、その必要も感じなかった、信頼もしていなかった。
社長としての器も能力も自覚も、欠落していると思えた。

でも、彼は実力はなくても、努力はしていた。
思慮に欠けることは数多くとも、その信念はいつだって眩しいほどに真っ直ぐだった。
信念―――友人を、社員を、なにより家族を大切にした。
その為なら自分の傷を厭わなかった。
その思いが強すぎて、自分だけでいろんなことを抱え込もうとする悪い癖もあった。
でも、理屈の前に気持ちで動くことができた。
敵味方とか、費用とか、体面とか―――そんな損得よりも大事なことを、誰に教えられずとも理解していた。
未熟だけど、社長として、人としての、素晴らしい資質を秘めていた。

わたしのことを、信頼してくれた。
今まで無価値と思っていた世界の素晴らしさを教えてくれた。
―――そして、彼は自分のことを家族と呼んでくれた。


今は・・・・・・わたしの・・・・・・大切なひと・・・。


どくん。

何も、何もこんなときに、気付かなくてもいいのに。
最悪のタイミングだった。
擬似ペニスを無理やりに舐めさせられながら、こんなことを気付かせられてしまった。
恥ずかしくて、情けなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

でも、身体は・・・
704499 7/13:2005/09/26(月) 20:17:17 ID:gfDWSDPW
どくん。

「はぁ・・・ぁ・・・ひぅっ・・・っはぁ・・・へむっ・・・んむぅ・・・」
「声に艶も出てきたみたい・・・ふふ・・・気になるヒトのを舐めてると思うと、気分でちゃうでしょう・・・?」
「ひょ、そ、そんな・・・ぁ・・・ん・・・んぷっ・・・ちゅ・・・っ」
「それじゃあ、もうちょっと進めようか・・・少し口を離して・・・コレのね、裏のスジを舐め上げてあげるの・・・
 ・・・そう、そうよ、うふふ・・・これ、きっと我聞君にもキクわよ・・・
 次に、舌先で、鈴口をちろちろって舐めて上げるの・・・特にビンカンなところだから、優しくね?
 上手いわ、それにいい表情・・・えっちな顔だわ、そそるわよ・・・」

恥ずかしい、恥ずかしい・・・そう思いながらも、優の言葉のままに舌を、口を動かしてしまう。
鼓動が速くなって、身体中がじんわりと熱く火照りはじめる。
さっきまでにも何度か経験した、させられたことだったけど・・・今回は、ただ舐めてるだけなのに・・・
コレだって、形こそソレ似せてはあるけど、ただの樹脂製の道具でしかなかったハズなのに、
そう思えなくなってきてる。
大切だって気付いてしまったヒトのコトが頭から離れなくなって、
そのイメージが自分の口にあるコレと直結してしまう。

「ふ・・・あっ、あぁ・・・んむ・・・あぁぁ・・・っ・・・ひゃ・・・くふ・・・ぅ」

そのヒトのを口にしてると思うと・・・身体が火照る・・・昂ぶってしまう。

(違うのに・・・偽物なのに・・・!)

「盛り上がってきたわねぇ、じゃあ、ちょっと口を大きくあけて・・・」
「は・・・ふぁ・・・あぐっ! んっ!んむむ〜っ!!」

言われるままに開いた口に、バイブをずぃっと挿入されてしまう。
陽菜にとってそれは、我聞のソレを無理やり突き込まれるイメージが重なってしまって、
びくびくびくっっと身体が震える。

(やだ・・・社長に・・・犯されてるみたい・・・いや・・・社長はこんなこと・・・しない・・・のに・・・)

昂ぶり、困惑する陽菜をよそに、優は指導を続ける。

「咥えただけで感じちゃったかな・・・もぅ、ほーんとえっちだなぁ、でも、まだ満足しちゃだめよ?
 まず、歯は絶対に当てちゃだめ、ホントに痛いらしいからね・・・
 そしたら、舌全体を使って、ねっとりと舐めてあげて・・・カリのところとか、気持ちいいみたいよ?
 ほっぺの内側のお肉も、口をすぼめるみたいにしてあげて・・・そう、飲み込み早くていいわ・・・」
「んむっ・・・ふ・・・ぷぁっ・・・ぁ・・・はむ・・・むぐぅ・・・んっ・・・えふぅ・・・」

恥じらった表情を保ちながらも、擬似男根への奉仕はもはや強制されたそれではない。
積極的とさえ思えるほどに、陽菜はその行為に夢中になっているように見える。
と、優の手が陽菜の手を引く。
少しだけ気が逸れた陽菜が手に目をやろうとすると、その手は陽菜の口にあるモノへと添えられる。

「さ、じゃあ、そろそろ自分で持ちなさい? うんそう、ちゃんと両手で・・・力入れちゃダメよ?
 そしたらね、咥えたまま、口を前後してあげて・・・もっと深くまで・・・
 くちびるはちょっと強めに閉じて、くちびるでも刺激してあげるの・・・ふふ、そんな感じ。
 あとね、手も使ってあげるといいわ・・・根元の方をね、手でしごいてあげるの・・・」

言われるままに口を、手を動かしながら、陽菜は熱に浮かされたような、恍惚とした表情を浮かべる。
顔から身体まで全身うっすらと朱に染まり、汗がにじむ。
むず痒そうにふとももを擦り合わせ、その付け根にある秘所には再び蜜が滴り、じっとりと湿っていた。

(うぁ・・・しゃ・・・ちょう・・・ごめんなさい・・・でも・・・わたし・・・あぁ・・・)

勝手に想像して、勝手に自分を犯させている。
そんな背徳感が、少しだけ陽菜を苛む。
705499 8/13:2005/09/26(月) 20:18:19 ID:gfDWSDPW
だがそんな背徳感も、燻り始めた欲求の前には単なるスパイスにしかなり得ない。

「んーっ、ん・・・んぅ・・・ぷぁ・・・はっ・・・んんっ! ・・・はぁ・・・あ、あ・・・」

そんな想像と行為に没頭して行くと、自然と身体の火照りも強くなる。
今晩はじめて知った感覚、そして今晩だけで何度も無理やりに味わわされた感覚、
―――抗えない絶頂、それがまた陽菜の中で鎌首をもたげ始めたのがわかる。
さっきまでは、イヤだった・・・身体は求めても、心では認めたくなかった、無理やりの絶頂・・・
でも、今は・・・求めていた・・・身体も、心も。
大切な人によって与えられるなら・・・想像の上でのこととは分かっているけど、それでも

(ほしい・・・欲しいです・・・社長・・・もっと・・・社長のこと・・・感じて・・・イきたい・・・です・・・)

でも、ダメだった。
いくら頭で思い描こうとも、身体がそれ以上昂ぶってはくれなかった。
・・・刺激が、足りない・・・
今までは、強すぎる刺激のせいで心でいくら拒否しようとも無理やりに登りつめさせられていたのだ。
想像だけでこれだけ身体を火照らせる自分は、優の言うとおり、確かに淫らなのかもしれない、けれど・・・

優は、陽菜の想定以上の、“その行為”への没頭ぶりに、少々驚いていた。
今晩のことは優の仕組んだ通りに進み、陽菜は彼女の掌の上で本当によく踊りさえずってくれた。
強いて言うなら、今もそうだが、陽菜の乱れ具合と本人すら気付いていなかった我聞への思いの強さ、
それだけが想定の範囲を越えていたが、それは結果として優のシナリオ展開をより容易にしてくれた。
だから、次に陽菜が何を求めるか、当然の如くにそれを予想して、既に準備を整えていた。
すこし早かったかもしれないが、目の前で身悶える陽菜の痴態を目の当たりにして、
早くこの娘をもう一度、いや何度でも、弄りたいという嗜虐的欲求を押さえるのは容易ではなかった。
そして、それは、きた。

どうしても、これ以上は昂ぶれなかった。
陽菜は足の付け根をを必死に擦り合わせたり、身体をシーツになすり付けたりして、まさに痴態を晒していたが、
求める高みには登りつめることができなかった。
あるいは片手でも口にくわえて離さない擬似男根から離せば違ったのかもしれないが、
それを掴む両手を離すことはできなかった。
だから、陽菜は、優に助けを求めた。
紅潮しきった切なげな顔で、涙で潤みきった目で、すがりつくように優に視線を送った。
捨てられた子犬が通りすがる人に情けを請うような、そんな風に。
ぞくんっ、と優の背筋がざわめく。

(本当にこの娘は・・・我聞君にあげるものあげたら、また仕込んじゃおうかしら・・・)

とりあえず、今は許容できる範囲ギリギリでこの娘を徹底的に弄ってやろう・・・
そう決めると、陽菜の視線に答えるようにニヤっと笑い、陽菜の傍に身体を寄せる。

「うふふ、今の陽菜ちゃん、ものすご〜っく、モノ欲しそうな顔、してるよ・・・
 そんなどえっちな顔して迫ったら、いくら超絶朴念仁の我聞君でもひとたまりもないかな〜!」
「ん・・・ふぅ・・・ぅぅぅ・・・」

もう、否定しなかった。
意識の半分以上は想像の世界にあるのかもしれない、口のモノを一旦外して喋るという発想もできないようだ。
そんな陽菜の様子を理解しつつも、優はマイペースに続けることにする。

「それじゃあ、新しいおもちゃの紹介〜! これ、なんだかわかるかな〜?」

そういって優が陽菜の目の前に突き出した両手にはそれぞれ、
丁度うずらの卵のような形と大きさをした、ピンク色の物体がつままれていた。
陽菜の耳に、おぼろげながら、低いモーター音のようなものが聞こえてきた。
706499 9/13:2005/09/26(月) 20:19:07 ID:gfDWSDPW
「カワイイでしょ〜? これね、ピンクローターって言うんだよー
 小さいけれど、イロイロ使えるスグレモノだからね、言ってくれたらいつでも貸してあ・げ・るっ」
「ふ・・・ふっ・・・ふぁ・・・はぅ・・・ぅぅ・・・」

バイブで埋まった口の端から切なげな喘ぎ声をあげ、やはり切なげな顔で身をよじらせる陽菜を見ると、
このまま言葉で焦らしてやりたくなるが、優の方も既に我慢の限界に近づいていた。

「本当に我慢できないのね・・・いいわ、はじめてあげる・・・まずは、こう」

陽菜は、優の手にあるそれ、涙で霞む目ではよく観察できなかったが、音からして振動しているそれで、
身体を弄ってくれる・・・そう思っていた、いや、期待していた。
が。

かちん。

「!? ん! んん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”――――!!」

振動が弄りだしたのは、陽菜の口内だった。
いきなりの刺激に、一瞬その手を離してしまう。

「ん”ん”っ・・・ぷぁっ、あっ! は、はぶっ、んん! んむ・・・ん! ん! んむぅ―――!!」

手から離れ口から零れ落ちそうになったそれを、必死で掴んでまた咥えなおす。

「あははっ! はるるん、今のすごーい! そんなに咥えていたいんだ、もうえっちすぎ〜♪」

自分がどんなあさましいことをしたか、そんなことは陽菜にはわからない。
ただ、突然震えだした “それ”はまるで生き物のように暴れまわり、
細かく振動しながら舌を、頬を、喉を、不規則に蠢き弄り回すそれは、
本当に、今までの想像より遥かにリアルに、自分が口の中を犯されているように錯覚させた。
―――もちろん、陽菜を陵辱するのは、彼女の想像の中の我聞。

「ん”―――!! ん、んん”っ! んぶっ! は、はんっ! ん! んんん”!! んむ―――っ!!」

陽菜の身体はがくがくと震えだし、目からは涙が溢れるように零れ落ちる。
それは快楽による歓喜の涙か、想像の中での陵辱の、恐怖と屈辱の涙か、はたまたその両方か。
―――これでいい。
期待されたところに期待されたとおりの刺激をあげるなんてつまらないから。
乱れさせて混乱させて、心にヒビをいれて、そこに追い討ちをかけてやると、この娘はとても美しく咲くのだ。

(さ、今晩最後の山場よ、陽菜ちゃん・・・存分に弄り尽くしてあげるから・・・一緒に、イこう・・・ね)

そして優は振動を続けている両手のローターを、悶えもがく陽菜の両の胸へと伸ばし―――

「っん”ん”ん”―――!! ん、んぶぁっ!? あ、あ、あああっ! や、ひぐっ、うぁっぁぁぁぁぁ!!」

振動をはじめた口内のバイブにすっかり意識をもっていかれたところに不意の刺激を受けて、
陽菜の身体はびくんびくんと仰け反るように震える。
敏感な乳首を捏ねるように押し付けられた振動するローターは、これまでのどの刺激よりも鋭く強烈で、
どうしようもなく甘美だった。
快楽を欲して疼き続けていた身体が、この新しい淫具の刺激を受け入れないはずはなかった。
口内を犯す擬似男根を支える両手こそ離さなかったものの、舌も口も陽菜の意思のコントロールを離れ、
勝手に喘ぎ声を上げる。

「はぶっ! う、あ、あああっ! ひゃ、こ、こえ・・・ひっ・・・つ、つよすぎ・・・だめ! んぶ・・・あ・・・
 こ、んな、のっ・・・ああ! らめ、すぐ、すぐ、いっひゃ・・・あああ!」


707499 10/13
「あらあら、もしかして、軽くイっちゃった?
 この分だと、わたしが満足するまでにあと何回イくことになるんだろうねぇ・・・ふふ、楽しみだな〜
・・・じゃあ、今度は私も混ぜてもらおうか、な!」

そう言うと、軽い絶頂を迎えびくびくと痙攣しながらも緩むことのない責めに晒され、
止むことのない快楽に喘ぎ続ける陽菜の裸身に、自らの裸身を重ねてゆく。
ローターを当てたままの陽菜の奥ゆかしい胸に、優の豊かな胸が重なり、

「んぶ・・・あ!? あひゃぁあっ! や、らめ、まっ・・・てっ! んああ! まだっ・・・あ・・・っ
 いや・・・おね、おねがっ・・・あああ! らめっ、むね、いま、されたらっ、こわ、こわれちゃああああ!!」

優の胸が陽菜の胸を押し包むように圧迫し、その状態で、胸で胸を弄るように身体をぐぃぐぃと動かしはじめる。
当然、二人の胸の間にあるローターもぐりぐりと動く。
優は陽菜の胸の感触を楽しみつつ、ローターで自分の乳首を弄りつけ、快楽を高めていく。
が、陽菜はそれどころではない。
軽くとはいえ絶頂を迎えた直後の敏感な胸に、先程以上の圧力でローターが押し付けられる上に、
陽菜の小ぶりな胸は優に押し付けられた少なくとも二回りは大きい胸にほとんど覆われてしまうため、
同時に胸全体を揉みしだかれているも同然だった。

「ふ・・・はっ・・・! はるな・・・ちゃんっ、おっぱい、すごく・・・イイっ! 
 張りが・・・あってぇ、ああン・・・堪らない・・・もっと、もっとぉ・・・」
「あ・・・! かっは・・・ぁあああっ! ひや! ひやあああぁぁぁぁあ! らめ、ほん・・・とっ、
 ほんと、やっ! らめ、こわ、あ! あ! あ! おか、おかしっ なっちゃ・・・ひああああっ!」

まだ手にバイブを握ってはいたが、陽菜の口はもう喘ぎと快感の絶叫を上げる以外のことはほとんど出来なかった。
呼吸すら、ままならないくらいに。

「くふ・・・っ はぁっ、はぁ・・・ 陽菜ちゃん・・・すごいっ・・・あ・・・あはっ、
 もう、イくの早すぎ・・・っ おっぱい、だけでっ、はあ・・・これだったら・・・っ!
 アソコにこれ・・・んん! あて・・・たらっ・・・あ・・・どうなっちゃう、かしら、ね・・・うふふ」

喘ぎ喘ぎにそう言うと、互いの胸に挟まれた片方のローターをぐぃと引っ張り出す。
その瞬間、陽菜の途切れることない嬌声が一際高く響き、身体ががくんと揺れ、また達したことがわかる。
既に優の声は届いていないであろう陽菜に、次に何が起こるかを分からせる様に、
そのローターを肌に触れさせながら、少しずつ下へ下へとずらしていく。

「うくぅ・・・ぅあ! あ・・・やっ! ら、らめ! そっち、あ、ら、らめえ! いま、そっ・・・ぁあ!
 そこ・・・っ した、ら・・・ぁ、わた・・・しっ、また、ああ! やめ・・・あ! いひぃっ!」

胸への責めが半分になって、連続絶頂から少しだけ開放された陽菜だが、次に何をされるかを察知して、
喘ぎ混じりに怯えた声をあげる。
既に陽菜はソコでの快感を知っているし、さっきは我聞を思いながらそれを求めてもいた。
ただ、今のこの、絶え間ない絶頂で真っ白になりそうな心が、溶けてしまいそうな身体がどうなってしまうのか。
絶頂から戻って来られなくなるんじゃないかという思いが、陽菜を怯えさせた。
そして、そんなどうしようもない快感と絶頂を、どこかで求めている自分がいることも分かっていた。
―――少なくとも、身体はそうだった。
ローターの動きに合わせて期待するように、もぞもぞと内腿を擦り合わせる。
腫れぼったく充血し赤味を増した秘所はうっすらと口を開き、尽きることない泉のように蜜が湧き出ている。

「ひゃ・・・あ・・・こわ・・・ぁぁあっ・・・こんな、んあっ! や・・・こわ・・・い・・・です・・・っ
 ゆうさ・・・んっ、ひぁ! ああぁ・・・っ わた・・・しっ、ああ! どうなっちゃ・・・しゃちょ・・・
 ―――っひ!? あ、や!あ!あ!あああ!! っあああああああぁぁぁぁぁぁあっぁぁぁぁぁっ!!!」

そんな敏感になり切った場所へ激しく振動する異物を押し当てられ、陽菜は当然のごとく決壊する。
が、すっかり嗜虐趣味に目覚めてしまった優にはそんな陽菜の反応がたまらない。
自らの秘所を陽菜のふとももに擦り付けながら、陽菜の秘所をローターで容赦なく弄り回す。

「―――――っああああ! や!  っっあああっ! や! も、あ、ああああああ! い! ひ! 
 っやあああ、や、あああ! っく、かはっ! や・・・らめ・・・・・・・・・っうああああ!」