【グラフティ】センチシリーズ総合4【ジャーニー】

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1名無しさん@ピンキー
センチ、センチ2、ジャーニー、プレリュードといったゲーム、
アニメ版ジャーニーやドラマCD、小説などのエロパロを書くスレです。
エロ妄想や萌え語りの雑談も大歓迎!

過去スレ等は>>2
2名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 03:51:18 ID:g6PfaKJN
前スレ
【グラフティ】センチシリーズ総合3【ジャーニー】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108904667/

過去スレ
【グラフティ】センチシリーズ総合2【ジャーニー】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1103375977/
(未html化ですがttp://eroparo5.e-city.tv/1103375977.htmlで読めます

【グラフティ】センチシリーズ総合【ジャーニー】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1090929142/
(未html化ですがttp://eroparo4.e-city.tv/1090929142.htmlで読めます

【せつなさ】センチメンタルグラフティ【復活祭!】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1052/10528/1052814822.html
3名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 16:00:40 ID:MR2v3GCd
>>1
乙。
新スレでもエロ妄想していきましょう。
4名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 23:31:40 ID:dq0asmRC
乙明日香
5名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 04:36:57 ID:z5dmWZOs
「センチエロパロ チェ〜〜〜ック!」
6名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 10:41:42 ID:dajEG35m
新スレおめでとうございます。
7旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/08(月) 14:48:56 ID:dajEG35m
保守代わりに一本投下します。晶のSSです。
設定としては2のベストエンドの数年後といった感じでしょうか?
短時間で仕上げたので短編、かつぬるい点はご容赦ください。
8旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/08(月) 14:49:38 ID:dajEG35m
 式を半月後に控え、晶のツアーもいよいよ最終日だ。
 明日は晶の独身最後のコンサート。
 この次からは晶は僕の苗字が本名になり、「遠藤晶」は芸名になる。
 晶は結婚しても演奏者としての生活を続ける。それは僕の希望でもある。
 それでもしばらくは人前で演奏することはなくなるだろう。だからこその全国ツアーだった。
 北は北海道から南は長崎まで。およそ3ヶ月間ほぼ毎日、晶は精力的にリサイタルをこなしていた。
 その間、電話で話すことはあっても僕たちはずっと会えずにいた。
 最終日は東京だ。ようやく晶に会える。
 ……ところがそう上手くはいかなかった。
 コンサートの前日に会うはずだったけど、数日前から急に仕事が忙しくなってしまった。
「ごめんね晶、仕事の都合でどうしてもその日はダメなんだ」
『仕方ないわ。でも結婚すれば毎日一緒にいられるんだもの、私も我慢するわ』
 結局いつものように電話で話せただけだった。

 なんとか仕事を片付け、徹夜明けで帰宅した僕に晶から手紙が届いていた。
 ……中に何か入っている。
 驚いたことに、晶は僕のためにスタッフ用IDカードを用意してくれていた。
 これで開場前に晶に会うことができる!
 開演まであと半日。僕は仮眠を取るためベッドにもぐりこんだ。

 定刻のだいぶ前にホールに着く。
 学生時代に晶のツアーを手伝ったことがあるとはいえ、楽屋に入るのは気が引ける。
 廊下をうろうろしていると、突然
「よぉ、久しぶり!」
 後ろから声をかけられた。
「木村さん!」
 僕がバイトしていたときに世話になった木村さんだった。
 晶と親しくなれたのも木村さんがいたからだ。僕たちの恩人とも言える人だ。
「まさかお前が遠藤さんと結婚することになるとはな」
 昔と変わらない人懐っこそうな笑顔で気さくに話しかけてくれる。
「その節はお世話になりました。式のスピーチ、楽しみにしてますね」
「ははは、まぁ楽しみにしておけよ。それより遠藤さんだろ? 控え室はこの先だぜ」
 そう言って木村さんはまた仕事に戻っていった。

 晶の控え室。
コンコン
 ノックと同時に
「どうぞ」
 ずっと聞きたかった晶の肉声がした。
「晶、入るね」
 僕はドアを開けた。

 半そでのサマーセーターをざっくりと身にまとった晶が僕の目の前に立っていた。
「晶……」
「……うん」
 はにかんだような笑みを浮かべて晶が応える。
 すごく久し振りの気がした。実際に会えなかった期間よりも長く感じた。
 なんだか胸がいっぱいになった僕は晶のそばに寄ると、
「会いたかったよ」
 抱きしめた。
「私も」
 僕の背中に回した腕に力をこめ、晶も答える。
 そのまま見つめあう。……自然に唇が重なる。情熱的なキスが続く。

 晶とキスしながら、僕は痛いほど勃起しているのを意識した。
 それはスラックスを通して晶にも伝わっているだろう。
 性の衝動がますます高まっていく。
 仕事が立て込んでいたせいで、ここ何日も禁欲状態が続いていたのも一因かもしれなかった。
 恥ずかしいけど、放出の欲求で胸が苦しいほどだった。
9旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/08(月) 14:50:53 ID:dajEG35m
 静かに唇が離れる。
 晶は目元をほんのりと染めている。……妖艶な美しさだった。
 それにスラックスの下の僕の状態も察しているはずだ。
「会えない時は晶のこと思ってずっとオナニーしてた……」
 思わずそんなことを口走る。
「オナ……そ、そうよね、男の人なら当然よね」
 僕から目を逸らした晶が小さく言う。
 何度もセックスを経験している。お互いの感じるところも熟知しているし、性のメカニズムもよくわかっている。
「晶は自分でしたりしなかったの?」
「バ、バカっ! そ、そんなこと言えるわけないでしょ……」
 真っ赤になってうつむく晶。バレバレだよ……。

 そんなきわどい会話を続けるうち、僕の股間はますます昂ぶっていく。
 僕は再び晶に口づけた。
 そうして舌と唇で晶と性感を高めあっていく。
「ん…ちゅ、ん……あ、ぁ」
 ふくよかな胸にも手を伸ばす。
 もう片方の手はスカートの裾から太ももの内側を這い登らせる。
「ちょっ、……だ、ダメよこんなところで」
 小さな声で晶があらがう。
「好きだよ晶……愛してる」
 耳たぶを甘噛みしながらささやく。
「……だって」
 それでも晶は最後の抵抗を試みる。
「晶……晶は僕のこと嫌い?」
「! ……バカぁ」
 晶の全身から力が抜けた。

 サマーセーターとブラを脱がせる。
 白いのどを反らしてあえぐ晶の首筋に唇を這わせると強く吸った。
「くふぅ……っっ!」
 そのまま舌でなぞるようにして鎖骨のくぼみ、肩口、上腕、わきの下と進んでいく。
 そうしてたっぷりとじらしておいてから、ふもとから乳房を舐め上げた。
「くぅん……」
 切なそうに鳴く晶の声を聞きながら、僕はふくらみの頂点にある蕾を口に含む。
 そのたびに晶は顔を左右に振りながら閉じた目を色っぽくしかめる。

「晶……」
 我慢できなくなった僕は晶の手をテーブルに付かせ、お尻を突き出させる。
 スカートをまくってショーツを下ろし、片足から抜く。
 ……布切れが片方の足首で丸まっている。
 晶のそこはたっぷりと潤い、僕を受け入れる準備をとうに整えていた。
 スラックスを下着ごとひざまで下ろし、剛直を恥裂に押し当てる。
「入れるよ」
 そのまま体重をかけて
ぐっ!
 と押した。
「んあっ!」
 ねじ込むように差し入れられ、のけぞるようにして晶が鳴く。
 それでも声を出すまいと必死に耐えているようだ。
 僕は後ろから手を回し、手のひらのくぼんだ部分で晶の乳首の先端をこするように愛撫する。
「はぁんっ、くぅう……」
 ゆるやかなウェーブのかかった栗色の髪を振り乱して晶が乱れる。
 ここ何日もオナニーしていない。溜まっている。久し振りの晶の柔肌……。
 しかもコンサートホールの楽屋でセックスしているという背徳感も僕の興奮をあおった。
 射精感がぐんぐん高まる。
「晶……イク……」
 次の瞬間、
どくんっ! びゅびゅっ! ずびゅっ!………
 激しい快感に貫かれ、僕は晶の奥深くで何度も精を放って果てた。
10旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/08(月) 14:51:57 ID:dajEG35m
「はぁ、はぁ、はぁ…………」
 大きく息をついて僕はぐったりと晶に身を預ける。
「これからバイオリン弾くのに……中で出すなんて……ばかぁ」
 僕にのしかかられた状態でテーブルに突っ伏したまま、晶は甘えたような声で言った。

「あ、時間が……」
 時計を見た晶はティッシュで簡単に股間をぬぐっただけで下着を穿いた。
 そうして乱れた髪を整えるために手鏡を覗く。
 そうして首筋に付けられた小さな赤い印に気付いた。
「ば、バカぁ……キスマークなんか付けちゃってどうするのよぉ……」
 ちょっとだけ非難の混じった晶の声。
 そこで僕も晶のステージ衣裳は両肩を出したものだったことを思い出す。……隠せない?
「ご、ごめん……興奮してていつ付けたのか僕もよく覚えてない。……なんとかなる?」
 うろたえて聞いた僕に、
「まぁ、いいわ。ファンデーションで何とかごまかすから」
 思ったよりも冷静に晶が返す。
「そ、そうなの? そんなことできるんだ……」
「そうよ、演奏するときはメイクだってしてるんだから……でもね」
 そこで晶は一旦言葉を切ると僕を見つめた。
「素顔の……本当の私を知っているのは……あなただけ」
「あ、晶……」
「それに……こんなことしなくたって、私はあなただけのものなんだからね……」
 言いながら頬を染める。
「う、うん……ありがと……」
「それから……そんなにキスマーク付けたいんなら、今度は見えないところにしなさいよね!」
 怒ったようにそう言ってから、晶は柔らかい微笑をたたえた瞳を閉じ、顔を心持ち上向けた。
 そんな晶の肩をそっと抱くと、僕は静かに唇を重ねていった。

 コンサートが始まった。
 真剣な表情で、ときには柔らかな笑みを浮かべて本当に楽しそうに晶がバイオリンを弾く。
 音楽的なことは僕にはよくわからないけど、すごい演奏だった。魂が震えるような音色だった。
 叙情的な調べを奏でながら、晶が客席の僕に視線を送る。
 僕もそれに微笑を返す。
(今この瞬間、晶の下着は僕の精液で汚れてるんだ。そんなこと、僕しか知らない秘密だ……)
 いつものように優雅に演奏する晶の姿を見つめながら、僕はそんなことを思っていた。


        おわり
11旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/08(月) 14:53:25 ID:dajEG35m
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108904667/490-493
レスありがとうございます。
ジャーニーのCGコンバータなんてのもあるんですね(あるんですよね?)。驚きました。
12名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 18:58:04 ID:hqhc6kwp
69氏、贅沢な保守ありがとう。
堪能しました。
13名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 19:35:54 ID:4biaHK+5
なんて豪華な保守だw

コンバータは見つかったんですか?
Win95用のグラフティのグラフィックコンバータなら
HDDの奥から見つけ出したんですが、
これが使えるかはかなり疑問…。
14名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 21:04:52 ID:vUq5FNgc
おお69様の晶SS超嬉しいです!
2好きの自分には本当に二人のその後という感じがしました。
乱れる晶もエロエロ。書いてくれて感謝です。
15名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 10:26:48 ID:0G5GrxaK
チラシの裏
晶が真奈美を食べちゃう奴が読みたいな。お友達同士のスキンシップから始まって
徐々に慣らして行く、見たいな奴。
抱きすくめてやらしいこと囁きながら耳を責められてふにゃふにゃになっちゃった真奈美は最早なすがまま。
稀代のバイオリニスト、晶の手によって調律された真奈美は甘い音色を奏でだし云々
16名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 13:58:01 ID:i3Rl6T53
晶が真奈美を、同人誌であったな。
17名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 18:33:39 ID:Q+bAnc6Y
短時間でこれだけ書けるのはすごいですね。感心します。
ぴったりのイメージ画像あったんで貼っときます。
ttp://v.isp.2ch.net/up/7c4462e75fd7.jpg
18旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/10(水) 20:21:29 ID:bc0vTBZN
>>13
お心遣いありがとうございます。
Win95用ということはWindows版センチのコンバータということでしょうか?
私のセンチはサターン版なんですよ。
ですのでせっかくお知らせいただいたのですが、サターン版しか持ってない私ではダメみたいです。
それと、あのあと検索してプレステの画像抜き出しツールというものを見つけました。
そのおかげでジャーニーのCGは手に入れることができました。
プレステ版センチを買えば、CGに関してはこれを使って抜き出しができそうです。
お心配りくださいまして、本当にありがとうございます。


>>17
センチ2の晶はCGコンプリートしているため、SSはこの画像を元に書きました。
SSで半そでのサマーセーターになっているのはそのためです。もっともこのときの晶はパンツルックなんですけど。
ドリキャスはアルバムモードが充実しているのでさしあたって困りませんが、画像をお持ちとはすごいですね。
19ネットで読めるエロSS:2005/08/12(金) 18:11:42 ID:rY1gFIVx
20ネットで読めるエロSS:2005/08/12(金) 18:12:17 ID:rY1gFIVx
綾崎若菜
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t00128.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t00554.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/00135.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/00141.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/00164.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t01155.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/00083.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/00098.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/00111.htm
ttp://kobe.cool.ne.jp/andist/novel/sg-018X.html
ttp://www1.kcn.ne.jp/~miya_k/trifles/sg/sgwaka02.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yossy-f/wakana01.html
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8439/wakana.htm

森井夏穂
ttp://kobe.cool.ne.jp/andist/novel/sg-017X.html
ttp://www1.kcn.ne.jp/~miya_k/trifles/sg/sgkaho02.html
ttp://www1.kcn.ne.jp/~miya_k/trifles/sg/sgkaho08.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yossy-f/kaho01.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yossy-f/kaho_kyoko01.html

杉原真奈美
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t01163.htm
ttp://mai-net.ath.cx/contrib/harumi/seng/manami.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yossy-f/manami01.html
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8439/wakana.htm

七瀬優
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t01208.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t01158.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/00074.htm
ttp://kobe.cool.ne.jp/andist/novel/sg-016X.html
ttp://www1.kcn.ne.jp/~miya_k/trifles/sg/sgyuu_02.html
ttp://mai-net.ath.cx/contrib/harumi/seng/yuu3.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yossy-f/yuu01.html
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8439/yuu.htm

松岡千恵
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t00236.htm
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t01154.htm
ttp://kobe.cool.ne.jp/andist/novel/sg-019X.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yossy-f/chie01.html

遠藤晶
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t01160.htm
ttp://web.archive.org/web/20021202114433/www.tomato.sakura.ne.jp/~ddd/ddd/novel/t00258.htm
ttp://kobe.cool.ne.jp/andist/novel/sg-026X.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yossy-f/akira01.html
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yossy-f/akira11.html
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8439/akira.htm



補完よろ
21名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 22:21:54 ID:1q1JOUPz
22名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 22:22:50 ID:1q1JOUPz
>>19
DDDの補完サイトってあったんだな。
23名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:34:31 ID:WWAQei/W
処女の家の千恵SSがいつの間にか消えてるな。
アーカイブでも見つからないし、補完の意味で転載してみる。




このお話はフィクションです。本当に肛門から酒を入れたら急性アルコール中毒で死にます。絶対にまねをしないように。

「千恵、遅えな」
バンド「サウザンブラック」のメンバーの一人、背の高い男がつぶやいた。
サウザンブラックの練習のためにスタジオに集まったのに、ボーカルの千恵が姿を見せないのだ。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
そこにいた3人の男の間でしばらくの沈黙が流れた。
別な男が口を開く。
「あの男と楽しくおデートしてやがって俺たちのことを忘れてるんじゃないか?」
「まさか、な。でも・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
再び沈黙の時間が過ぎていく。
「このままじゃ、納得できねえよな。」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「輪姦(まわ)すか。」
長い沈黙が過ぎた後で、それまで黙っていた3人目の男がボツリと提案した。
残りの2人も無言のまま目で応えた−−−「同意」。
まるでその提案を待っていたかのように、3人の男たちの間では一瞬の迷いもなく同意が成立していた。
いや、本当は、3人の誰もが心の中でその提案を待っていたのだった。
24名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:35:25 ID:WWAQei/W
「わりぃ、わりぃ」
千恵が大慌てで飛び込んできた。
男たちが想像した通り、楽しいデートのせいでサウザンブラックの練習をすっかり忘れていたのだ。
「おやっ? お前たち、これから練習なのに、酒なんて・・・?」
床に転がっているウィスキーの瓶を見つけて千恵が不審そうに尋ねた。
「・・・」
それには答えず、無言のまま3人の男が立ち上がる。
「き、今日のお前たち・・・ 何か変だぞ・・・」
男たちの異変に気づき、千恵は思わず後ずさりした。
逃げられないように背の高い男がガッと千恵の肩をつかんだ。
「なっ、何するんだよっ!」
恐怖を必死に隠しながら千恵が精一杯叫んだ。
「お前をこれから輪姦(まわ)すのさ。」
男が冷たく言い放つ。
「お前、東京の男とデキてるんだってなあ。
 俺たちは3人ともお前に惚れてたんだぜ。だが、抜け駆けは止めようって約束してたんだ・・・
 そしたら他の男に取られちまうなんて!
 俺たちまるでピエロじゃねえか・・・
 だからお前にキッチリ礼をすることにしたのさ。」
「な、何だって・・・」 「押さえつけろ!」
いくら腕力に自信のある千恵でも男3人にはかなわない。たちまちうつぶせに床に押し付けられてしまった。
床に押さえつけられても千恵はジタバタと必死に手足を動かして男たちから逃げ出そうとしていた。
小ぶりだが腕力のある男がズボンとパンティをつかみ、一気に引きずりおろす。
ブチッと音がしてズボンのボタンが吹き飛び、千恵の真っ白な尻がむき出しになった。
「これでも食らえっ」
千恵の肛門にウィスキーのビンが突っ込まれた。
「うぐっ」
異物感のあまり千恵が奇妙な悲鳴を上げた。
ごぼごぼと肛門から直腸へウィスキーが流し込まれる。
そのとたん、肛門がカッと火をつけられたように熱くなった。
すぐに千恵の手足から力が抜け、ぐったりと人形のようになってしまった。
「へへへへへ・・・ ケツの穴は吸収が良くてな、酒を入れるとすぐにべろんべろんに酔っ払っちまうんだよ。
 これでじゃじゃ馬千恵姐さんもすっかりおとなしくなるってもんだ。」
千恵は必死に抵抗しようとしたが、もはや手足が全く言うことを聞かない。
「ち、ちくしょう・・・」
消え入りそうな声で千恵がつぶやいた。
その目から涙が一筋溢れ出した。
「おい、みろよ。千恵姐さんが泣いてるぜ!」
「やっぱりこいつも女だったんだなあ。」
千恵の涙を見つけて、男たちがかわるがわる千恵を嘲笑していった。
25名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:36:13 ID:WWAQei/W
3人の男は、すっかり力が抜けて人形のようになった千恵の体を背の低い男の家へ運び込んだ。
まるで荷物のように千恵を部屋に投げ込むと、すぐに3人が飛び掛り、手際よく服を脱がしていく。
たちまち千恵は全ての服を脱がされ、両手を頭の上で縛られてしまった。
千恵は唇をきつくかみ締めて一言もしゃべらない。
しかし、その目は怒りのあまり異様な輝きを放っていた。
その姿勢のまま舞台道具の滑車を使って天井から千恵の体をつり下げる。
足のつま先がちょうど床につくぐらいの高さになった。
全体重が縛られた手首にかかり、ちぎれそうに痛む。
千恵は思わず顔をゆがめたが、やはり一声も漏らさなかった。
両手をピンと上に引き伸ばされたので、千恵の豊かな胸、くびれた腰と豊かな尻がさらに強調されていた。
ふっくらと発達した恥丘のふくらみには、真っ黒でつややかな陰毛がふさふさと茂っていた。
千恵の肉体はすっかり成熟した大人の女の肉体であった。

「おい、こいつ処女だと思うか?」
一人の男が聞いた。
「まさか。中学のときから不良で、今は東京につきあってる男がいるんだぜ。
 処女のわけがないだろう。」
「うーん。見ろよ、この体だぜ。俺ももうヤってると思うな。
 そういうお前はどう思うんだ?」
「俺か・・・
 こいつ、ツッパッてるようにみえて、実は純情だからな。
 俺は、まだ処女だと思うな。」
「ほう、面白れえ。賭けてみるか?」
「いいだろう。で、何を賭ける?」
「10万円でどうだ。こいつが処女だったら俺たちはお前に10万ずつ払う。
 こいつが処女でなかったらお前が俺たちに10万ずつ払う。
 これでどうだ。」
「・・・ それより、こういうのはどうだ。
 俺に最初にやらせてくれ。
 俺はこいつが処女だと思っている。だから最初にやりたいんだ。
 こいつが処女だったらそれでチャラだ。
 こいつが処女でなかったらお前たちに10万円ずつ払おう。」
「ふむ・・・ まあ、ちょっと割に合わない気がするが、お前の気持ちを尊重してそれで応じてやろう。」
「俺も、すこし納得できないが、初物はお前に譲ってやろう。」
「ありがとう! やっぱり、お前たちはいい友達だよ。」
「だが、こいつが処女でなかったら10万ずつだ。忘れるなよ」
「大丈夫だ、こいつはきっと処女だから。ハハハ・・・」
千恵は男たちの会話を聞きながら、屈辱感のあまり思わず歯を食いしばっていた。
「ちくしょう・・・」
また千恵の口から小さな声が漏れた。
26名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:36:57 ID:WWAQei/W
「さて、それでは処女検査と参りましょうか。」
最初の男が千恵に近づいてきた。千恵の両足をつかむと大きく広げた。
千恵は、自分の性器のすきまに冷たい空気と男の視線が入ってくるのを感じて、あわてて足を閉じようとした。
しかし、まだ千恵の体には全く力が入らない。
内股の筋肉がわずかにピクピクと震えただけだった。
「いいものがあるぜ」
もう一人の男が千恵の両足首をそこにあったモップの柄に縛りつけた。
これで千恵の両足は大きく広げられたまま固定されてしまった。
「サンキュー。これでこっちに集中できるな。」
最初の男が千恵の性器に顔を近づけると、濃いこげ茶色の肉の襞をゆっくりと開いていった。
男たちが大きく広げられた秘密の部分を覗きこんだ。
「これが千恵姐さんの大事なところか・・・ きれいなピンク色だぜ。」
「どこが穴だ? よくわからねえな。」
「この切れ目みたいなところか?」
男がさらに千恵の肉襞を広げた。すると、切れ目が少しだけ広がって、小さな黒い穴になった。
「やっぱりここが穴か・・・ ずいぶん小せえな。もっと広がらないのか?」
「これ以上は広がらないみたいだ。やっぱり、千恵姐さんは処女だったんだな。」
「うーむ、どうやらそうらしいな。く、くそッ。賭けは負けか。」
「おい、お前本当に処女なのか?」
男が千恵に尋ねた。
「・・・・・」
千恵は歯を食いしばって黙っている。
「答えねえつもりか。ふっ、じゃあ答える気にさせてやろう。」
バシッ
大きな音がして、天井から吊るされた千恵の体がゆれた。
男の平手打ちが頬に炸裂したのだった。
たちまち千恵の目が涙で潤み、すっかりおびえきった表情になる。
「お、その表情。いいねえ。みんなのヒロイン千恵姐さんが暴力におびえる表情。たまりませんねえ」
「これ以上痛い目に会いたくなかったらさっさと答えるんだな。千恵姐さんは処女なのか?」
「・・・・ はい・・・」
千恵が消え入りそうにか細い声でポツリと答えた。
「ギャハハハッ、「はい」だってよ、「はい」。あの気の強い千恵姐さんがねえ。」
「じゃじゃ馬千恵姐さんも、縛り上げてビンタ食らわせればこんなに大人しくなるもんなんだなあ。」
「これからは『千恵姐さん』じゃなくて『千恵ちゃん』だな。なんか感動するよな。」
「さて、これで千恵ちゃんの処女膜も見納めだ。今のうちにしっかり見ておけよ。」
男たちは順番に千恵の処女膜を観察していった。

「あ、そうだ。いいことを思いついた。」
一人の男がはさみを取り出すと、千恵のリボンを切り捨てた。
千恵のトレードマークであるポニーテールが解け、長く黒い髪がさらりと垂れ下った。
その瞬間、男たちの目の前からいつもの気が強く活発な千恵は消え失せて、代わりに男の暴力に怯える清純でか弱い少女がそこに現れた。
「ふーん、髪形を変えるだけでずいぶん雰囲気が変わるんだな。こいつって、こんなしおらしい女だったのかよ。」
「すっかり『千恵ちゃん』らしくなったじゃねえか。」
「うーー、この清純さ、たまらねえ。早くやりてえぜ。」
ポニーテールを解いた千恵を見ながら、男たちはそれぞれの感想を漏らしていた。
27名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:37:35 ID:WWAQei/W
「いよいよお待ちかね! 千恵ちゃんの処女喪失の始まり始まり!」
「クソッ、いいなあ。順番替わってくれよ。」
「何言ってやがる。1億円もらったとしてもこれだけは替わってやれねえぜ。」
男がズボンとパンツを下ろした。その下からビンッとすっかり硬直した陰茎が飛び出す。
先端がヘソにくっつくほど垂直に上を向いている。
先っぽからはもう汁が溢れだし、巨大に膨らんだ亀頭全体が電灯の光を反射してヌルヌルとした光を放っていた。
太さ4センチ、長さ20センチ以上もあるLL級の陰茎であった。
千恵は「それ」を見て恐怖のあまり思わず顔から血の気が引いていった。
弟の「それ」は今まで何回も見たことがある。しかし、今見せつけられている男の「それ」は、弟のものとは全く異質のものだった。
(いやっ・・・ あんな大きな物が、私の体に入ってくる・・・)
「へへへ、初めて見るんだろ。これが男の肉棒さ。あんまりでかいんで、青くなったようだな。
 じゃ、さっそく入れさせてもらうか。」
「おいおい、濡らさないでいきなりかよ。」
「フッ、今日はこいつが俺たちをコケにしてくれたお礼ををしてるんだろ。
 少しは痛い目にあってもらわなきゃな。」
「そうだ、それもそうだな」
男は陰茎を天井から吊り下げられた千恵の体に押し当てた。
「入り口は、ここかな?」
わざと違うところを次々に押す。男の腰に力が入るたびに、千恵の体がビクッと震えた。
「あったあった。ここだな。」
男の巨大な陰茎の先端が、千恵の小さな小さな膣口に押し当てられた。
「あ、いや・・・ お願い、ゆるして・・・」
千恵が消え入りそうなか細い声で哀願した。
「じゃあ、千恵ちゃん。東京のガキとは別れて俺の女になるか?
 そしたら許してやってもいいぜ。」
「そ、それは・・・」
千恵が思わず躊躇する。
「ケッ、だめだとよ。じゃあな。」
男がズンッと腰に力をこめた。たちまち男の巨大な亀頭が千恵の膣口を押し広げていく。
まるで電気でも通されたかのように千恵の全身の筋肉が緊張し、ぶるぶると震えた。
「うっ、っううううっっっっぅ」
千恵は思いっきり頭をのけぞらせ、歯を食いしばっていた。
その食いしばった歯の間からこらえきれないうめき声が漏れてくる。
千恵の白いのどもとがピンと引き伸ばされていた。
男がもう一突きすると、千恵の膣口から鮮血が溢れだし、内股を伝わって流れていった。
男は火のように熱い千恵の肉に陰茎がぎゅっと締め付けられるのを感じていた。
「お、すげぇ! ほんまもんの、処女だぜ。きっつぅぅ。チンポがつぶされそうで、痛いぐらいだ。」
「ちゃんと濡らしとかねえから男まで痛いんだよ・・・」
「俺がたっぷりと油を差しといてやるからな。次にやる奴からは痛くないだろう。」
「ち、ちきしょう、、、うらやましすぎるぜ。」
男たちが下らない話をしている間にも、少しずつ男の巨大な陰茎が千恵の体内に侵入していった。
腰に力をいれて少し奥へ進めても、千恵の強力な膣圧のためその半分くらい戻されてしまう。
少し進んで、戻って、また少し進んで、戻って・・・を繰り返しながら、少しずつ千恵の体内の肉路が開拓されていった。
「あっ、ううっ、あはっ、う、うあっ、・・・」
男が奥へ侵入するたびに、千恵の口から言葉にならないうめき声が漏れた。
千恵の全身から脂汗が噴き出し、白かった肌が桜色に染まっていった。
28名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:38:12 ID:WWAQei/W
ようやく男は千恵の体の一番奥まで到達した。
男は体の先端で、千恵の固い子宮を押し上げ、こねくり回すように動かす。
「ひっ、、、、ひいっ、、、」
男が体を動かすたびに、千恵が奇妙な悲鳴を上げた。 しばらくそうしていた後、男は体を大きく前後に動かし始めた。
男は、抜けそうになるぐらいまで体を引き戻すと、力いっぱい根元まで押し込んだ。
男の体が千恵の体の中に突進していき、子宮にぶつかって激しく突き上げた。
「ああっ、やめてええーーー! いったあああい! お願い、ゆるしてえええ」
苦痛のあまり千恵の口から大声で悲鳴がほとばしった。
男が体を突き上げるたびに、天井から吊り下げられた千恵の体が大きく揺れた。
「ちっ、揺れちまってやれにくいな。
 うしろから、押さえててくれないか。」
千恵の子宮を突き上げながら、意味ありげに男が言った。
「よし、分かったぜ。」
別な男が千恵の背後に立ち、ズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
千恵の白い尻たぶを両手でつかんでグッと広げる。
すっかり固くなっている男の体を剥き出しになった千恵の肛門に当てた。
「えっ?」
肛門に異物感を感じて千恵が疑問の声を漏らす。次の瞬間、
「ぎゃあッ!」
千恵は今にも全身を引き千切られそうな悲鳴を上げた。
後ろの男の固い体が千恵の肛門を大きく広げて体の中に潜り込んできたのである。
千恵の肛門が裂け、そこからも鮮血が流れ出した。
「おっ、こっちからも血が出てきたぜ。後ろの処女、ゲットだぜ。」
男はうれしそうに叫んだ。
「はひっ、ひっ、ふうっ、ひいっ・・・」
千恵はもう言葉を出すゆとりもない。
口と鼻の穴をめいっぱい広げて苦しそうに荒い息をするだけだった。

千恵は腰を激しく左右に振って後ろの男から逃れようとした。
その腰の動きが、前の穴に入っている男の陰茎を激しく摩擦した。
「お、おおっ、た、たまらねえ・・・ で、出るっ、千恵ちゃーーーん」
強烈な摩擦に耐え切れず、男は名前を呼びながら千恵の体を力いっぱいきつく抱きしめ、子宮を突き上げて火のように熱い精液を千恵の体の中にぶちまけた。
「きゃあああ」
千恵が絶望に満ちた絶叫を上げる。
千恵の体内に熱い男の精液が広がっていく。
子宮がカッと熱くなり、千恵は大事にしていた純潔を完全に汚されたことを感じた。
2回、3回、・・・ 男の体が繰り返し震え、その度に熱い精液を噴き出していた。
「う、うう、ううう、、、」
全ての精液を出し尽くし、すっかり柔らかくなった男の体が千恵の穴から抜け落ちると、千恵のすすり泣きの声だけが部屋にこだましていた。

「おーおー、こんなに穴が広がっちまって。痛かっただろうな。」
順番を待っていた男が千恵の膣口を覗きこんだ。
さきほど見たときには小指も入らない小さな穴だった千恵の膣口は、今ではぽっかりとだらしなく大きな口を広げていた。
千恵の内股は鮮血で真っ赤に染まり、処女膜の大きな切れ目からはまだ少しずつ血が流れ出していた。
男が放った精液が膣口からだらりと漏れてくる。
漏れてきた精液は、千恵の処女の証と混ざってピンク色に染まっていた。
待っていた男は、漏れてきた精液をティッシュでふき取ると、自分の体を千恵の穴にズブリと突き刺した。
「お、ずいぶんすんなり入るじゃねえか。」
「ふっ、俺がすっかり穴を広げといてやったからな。おまけに油もたっぷり差しといてやったぞ。」
「うーん、うれしいような、残念なような話だな。」
ハハハハ、と男たちは笑いあった。
半ば失神した千恵の体は、こわれたマネキン人形のように男たちに揺さぶられつづけていた。
29名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:38:59 ID:WWAQei/W
男たちがようやくひととおり満足したのは、陵辱の宴が始まってから半日以上が過ぎた次の日の明け方だった。
半日の間に千恵は何回も失神したが、その度に激しい平手打ちを食わされて、目を覚ませられていた。
あたりには精液の匂いと汗の匂い、そしていつのまにか漏らした千恵の小便の匂いが立ち込めている。
つい昨日まで清楚な処女だった千恵の性器は、今は無残に腫れあがっていた。
昨日までは処女膜で固く閉じられていた膣口も、ぽっかりと口をあけた大きな穴になり、覗きこめば子宮まで見えそうだった。
「ふぅ、やったやった、もうおなかいっぱいだ。これだけやれば、なんかスッキリしたな。」
「そうだな。これだけ汚れた女、もうどうでもよくなったよ。
 みろよ、このマンコの形。まるでどっかのソープの女みたいだぜ。
 これなら東京のガキにとられてももったいなくないな。」
「俺はこいつの処女を頂けたんでそれだけで大満足だよ。」
「あっ、そういえばそうだった。こいつだけ得してんだよな!」
「そういうお前だって後ろの処女をゲットしただろ」
「はははははは」
「はははははは」
「はははははは」
昨日からの壮絶な快感を思い出して、3人の男たちは朗らかに笑いあった。
「あ、いいことを思いついた!」
男はそういうと、マイクを見つけてきてコンドームをかぶせた。
「さて、千恵ちゃんの体の中はどんな音がしてるのかな。」
千恵の膣口にマイクがあてがわれる。
男が力を入れると、マイクは千恵の体の中にズブズブと潜り込んでいった。
千恵はビクッと体を震わせたが、もう抵抗する気力もなく、男たちにおもちゃにされるままになっていた。
マイクがアンプに接続された。その瞬間、スピーカーからはザーという雑音とともに、トクン、トクンという音が流れ出てきた。
「ふーん、千恵ちゃんの体の中ってこんな音がしてるのか・・・ 心臓の音が聞こえるんだね」
「なんか安らげる音だな」
「胎児のときに聞いてた音だからな。」
男たちは動きを止めて千恵の体の中の音に聞きほれていた。

「でも、これからこいつどうする?
 こいつ、気が強いから、逃がしたらきっと訴えるぜ。」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
男たちが一瞬困惑する。
「ふ、いい方法がある。
 シャブ漬けにして、ヤクザに売り飛ばすのさ。
 こいつほどのいい女、しかも昨日まで処女だった新鮮な女なら、きっといい小遣い稼ぎになるぜ。
 それに、こいつなら、いなくなっても親はろくに捜さないだろう。」
「そりゃあ、いい提案だが、シャブなんて手に入るのかよ。」
「お前、何年この世界にいるんだ?
 シャブなんてあるところにはたっぷりあるんだよ。ほれっ」
男はカバンの中から白い粉が入った紙袋を取り出して他の男に見せた。
「おおーー」
あまりの準備のよさに、他の2人から驚きの声が上がる。
「じゃ、さっそく。こいつを一週間で完全無欠のシャブ漬けにしてやろう。
 おまえらも手伝うんだぞ。」
「ところで、お前、いつから今日のこと、いや昨日のことを計画していたんだ?」
「ふふふ、いつからかな、千恵を始めて見たときからかもしれないな。」
「・・・・・」
「・・・・・」
今まで知らなかったこの男の暗部を見せつけられ、他の2人は思わず少し怯んだ。
「今ごろになって、こいつを逃がしてやろうとか、変な気を出すんじゃねえぞ。
 お前たちだってこいつの体をたっぷり楽しんだんだ。こいつが訴えたら刑務所行きだぞ。
 もう俺たちは一蓮托生さ。裏切ったらただでは済まさねえと思え。」
そんな2人の心を見透かすように、押さえつけるような声で男が言った。
「じゃあ、始めようか。」
男は液体がたっぷり入った注射器をもって、天井から吊るされた千恵に近づいていった。
30名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:40:55 ID:WWAQei/W
以上。

どうやらこっそりサイト更新してるみたいだけど、続き書かないのかな?
31名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 02:01:17 ID:6IEeAfvj
他のエロSS知ってるんで貼っとく。


>>19
安達妙子
ttp://miroku.sakura.ne.jp/game/CG/novel/nv004_taeko/index.htm

星野明日香
ttp://miroku.sakura.ne.jp/game/CG/novel/nv006_asuka/index.htm


>>20
七瀬優
ttp://miroku.sakura.ne.jp/game/CG/novel/nv009_yuu/index.htm

松岡千恵
ttp://miroku.sakura.ne.jp/game/CG/novel/nv007_chie/index.htm


あと処女の家は明日香ともっと長い晶もあったよ。
一度ネットに公開されたものだし、出典を明示してならコピペもいいかな?と思うので載せときますわ。
32名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 02:01:59 ID:6IEeAfvj
センチメンタルグラフティ −明日香−


「ねえ、明日香ちゃんのうちへ来てみたくない?」
「え、ええ? そりゃぁもちろん、行ってみたいけど・・・」
「じゃあ、一つお願い聞いてくれたら連れてってあげる!」
「へえー、うれしいなあ。ところで、お願いって何?」
「それは明日香ちゃんのうちについたら教えてあげる。」
「ふーん」

明日香の部屋につくと、ぼくは床に座り、明日香はベッドに腰掛けた。
「これが明日香の部屋かあ。ところで、今日は家族は?」
「今日はみんな出かけてるの。だから、うちには私とあなただけだよ。」
「そ、それって・・・ もしかして・・・」
「変なこと期待しないのっ!」
「ちぇっ・・・ ところで、お願いって何?」
「うーん、あのね、ちょっと聞きにくいんだけど・・・ 明日香ってやっぱりおっぱい小さいよね?」
「え、そ、そりゃあ、、、 『十分な大きさ』だから問題はないんじゃないかと思うけど、、、」
「ごまかしがばれた役人のようなことを言わないの! やっぱり、アイドルになるには、もっとおっぱい大きくないとだめよね・・・」
「そんなに気にすることないんじゃない? いざとなったら詰め物という手もあるし・・・ 現に小×××とか・・・」
「お願い、揉んで!」
「え?」
「だから、明日香のおっぱいを揉んで!」
「ええ? いや、そりゃいいけど、何で急にそうなるの?」
「男の人に揉んでもらうとおっぱいが大きくなるって、こないだ読んだ雑誌に書いてあったのよ・・・ だから・・・」
「そんなの、、、きっと迷信だよ。」
「迷信でも、いいの・・・ あなたに揉んでもらえば、少しは大きくなりそうな気がするから・・・」
「それなら・・・ 本当に、、、いいの?」
「う、うん、、、 あなたなら、がまんできる・・・ 優しく、してね・・・」
ムクムクっ
「明日香のおっぱいより先に、ぼくのここが大きくなっちゃったよ。」
「余計なことを妄想しちゃだめっ!」
33名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 02:02:34 ID:6IEeAfvj
「じゃ、明日香、服脱いで」
「え?」
「脱いで」
「こらっ! 私の裸のおっぱいにさわる気なの?」
「ええー、ちがうの?」
「あたりまえでしょ! 未来のアイドル明日香ちゃんのおっぱいに触ろうなんて10年早いわ! 服着たままやるのよ。」
「はーーい。(ちぇっ)」
ぼくは明日香の隣に腰掛ける。明日香がぼくに背中を向けるように座りなおした。
「じゃ、始めるよ」(もみっ)
「ちょっとー、どこ揉んでるの? そこおなかだよ?」
「あ、こっちのほうがふっくらしてるんで、まちがえちゃった。」
「ひっどーい! そんなこというならもうさわらせてあげないよっ」
「ご、ごめーん。」
「もうっ、まじめにやってよね!」
「は、はい。」(もみっ)
「い、いたっ・・・ 力入れすぎよ! もっと、やさしく・・・」
「は、はい」(いちいちうるさいなあ。もみっ もみっ もみっ)
「ふーーーっ」
「明日香? どうしたの?」
「いいの・・・ そのまま、続けて・・・」
(どうしたんだろう、明日香? もみっ もみっ もみっ もみっ もみっ もみっ もみっ もみっ)
「あ、あはん!」
「明日香?」
「男の人に揉んでもらうのって、気持ち、いいんだね・・・ もっと・・・ もっと、触って・・・」
「う、うん」
(もみっ もみっ もみっ もみっ もみっ もみっ もみっ もみっ)
「はああーーっ・・・ なんだかおっぱいが苦しい・・・ ね、お願い・・・ 脱がせて・・・」
「えっ?」
「恥ずかしいんだから、何回も、言わせないで・・・ 脱がせて・・・」
「う、うん!」(やったー)


センチメンタルグラフティ −明日香− (未完成)
34名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 02:03:17 ID:6IEeAfvj
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8439/akira.htmの続き


10分後、男と晶はホテルについた。部屋に入る。
「きゃあっ」
晶が思わず悲鳴を上げた。
その部屋にはたくさんの機械が並べられていたからだ。
他の男もいた。
「い、一体、これは何・・・」
「ふふふ。これはビデオ撮影の機材だよ。
 これで晶お嬢様の処女喪失ビデオを作って、それを売って借金をいくらか返してもらおうってわけさ。
 ま、7億円の借金は返せないだろうが、せいぜいがんばって稼いでくれ。」
もはや逃げ出せない。
晶の目から涙が溢れ出し、頬を伝わって流れていった。

晶はベッドに腰掛けさせられ、自己紹介する姿を撮影されていた。
「県立誠林女子高校3年の遠藤晶です。
 今度、パパの借金を返すためにビデオに出ることになりました。
 みんな買ってくださいね。そうすれば、少しでも借金が返せます。」
晶は必死に笑顔を作りながら男に指示されたせりふを言おうとするが、どうしても途中で涙声になってしまう。
その度に撮り直しをさせられていた。
何回もやりなおした後で、ようやく自己紹介の撮影が終わった。
男が晶の隣に腰掛ける。
そのまま晶の肩に手を回し、体を密着させようとした。晶の体が反射的に逃げ出す。
「おっと、お嬢さん。私に逆らっていいのかな? 遠藤家の借金のことを、忘れてはいけないねえ。」
男が相変わらず馬鹿丁寧な言葉遣いでいった。
その言葉を聞くと、晶はかすかなため息を吐いて必死に自分の体を男の体に近づけようとした。
しかし、頭では男の言うとおりにしなければならないことを理解していても、処女の体はどうしてもいうことを聞かない。
「それほど私がお嫌いですか? 晶お嬢様。いつも私のことをゴミを見るような目で見てくれたねえ。」
男はそういうと、晶の肩を押さえる手に急に力を入れた。
「えっ」
晶は慌てて逃げ出そうとしたが、男がその体を押さえつけ、無理やり唇を重ねてきた。
大量の唾液とともに男の舌が晶の口の中に押し込まれ、あたりをなめ回した。
「うげぇっ!」
男の唇は強烈なタバコの匂いがした。
のどまで男の舌を突っ込まれ、晶は嘔吐しそうになった。
(はじめてのキスを、こんな形で・・・)
晶の心が真っ黒に塗りつぶされていき、その目から涙がひとつぶ流れ出した。
「おや、もうヨガリ泣きかい。」
男はそんな晶に向かって皮肉を言うと、獣欲に満ちた目で晶の暗い表情をうれしそうにながめていた。
35名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 02:03:52 ID:6IEeAfvj
「さ、そこに立って、服を脱ぐんだ。ストリップショウのように、よく見えるようにするんだぞ。」
(・・・とうとう、この時が来たのね・・・)
覚悟はしていたが、やはり処女の晶にとって男に素肌を見せるのはひどい抵抗があった。
晶の体に強い光が当てられ、隅々まで照らし出していく。
その場にいた男たちとビデオカメラの視線が晶の体にからみつく。
視線を感じながら、晶はのろのろとボタンをはずし、一枚ずつ服を脱いでいく。
身につけているものが美しいシルクの下着だけになったところで晶の手が止まった。
「おお、さすが晶お嬢様。ずいぶん高価そうな下着ですね。
 ま、そういう下着を身に着けられるのも、あとしばらくの間だけだろうが・・・
 どうした? 気の強い晶お嬢様も男にすっ裸を見せる勇気がないのかい?
 自分で脱げないのなら、手伝ってやろうか。」
晶はふたたび小さなため息をつくと、覚悟を決めてブラジャーのホックをはずした。
パチン、と音がしてブラジャーが滑り落ち、晶の乳房が飛び出してきた。
「ほー、大きすぎず小さすぎず、いいオッパイじゃねえか。色も乳色だし形もいい。想像していた通りだよ。」
男のいやらしい視線に耐え切れず、晶は両手で胸の前で交差させ、自分の乳房を隠してしまった。
「そうしちゃ見えないだろ」
男は晶の両手首をつかむと思いっきり乳房から引き離した。
「こっちも乱暴なことはしたくないんだ。」
晶の手首を離すと、男が押さえつけるような声で言った。

いよいよ晶の体にはパンティーだけが残されていた。
パンティーを脱ごうとして手をかけたところでまた晶の動作が止まった。
「さっさとやるんだ。」
男が命令する。
(そうよ・・・ このぐらい、なんでもないことなんだわ・・・)
晶は首を振り、必死に勇気をしぼり出すと、自ら自分の体に残された最後の布切れを一気に引きおろした。
晶の真っ白な下腹部と真っ黒な陰毛が凝視していた男たちの目に飛び込んできた。
「ほう、晶お嬢様はカミの毛は茶色いが、シモの毛は真っ黒じゃねえか。」
男がひっひっひっと下品な笑い声をもらしながら近づいてきた。
ビデオカメラが晶の美しい全身をすみずみまで撮影していく。
ちょうどお尻のあたりを撮影しようとしたとき、カメラマンの男がプッと笑いを漏らした。
「見ろよ、こいつのお尻、真っ青だぜ。」
晶のお尻には真っ青な蒙古班が残っていた。
「ははは、出るとこは出っ張ってても、まだまだ子供だな。」
(や、やっぱり恥ずかしい・・・ もう、立ってられない・・・)
晶は思わず陰部を手で覆うと、男の目から逃れるように後ろを向き体を小さくして座り込んでしまった。
美しい茶色い髪の毛が乱れて垂れ下って晶の表情を隠していたのがせめてもの救いだった。
36名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 02:04:40 ID:6IEeAfvj
男がズボンとパンツを脱ぐと、巨大な陰茎がだらんと飛び出した。それは、まだ柔らかく、垂れ下っている。
男は晶の前へ回り込むと、陰茎を晶の顔に押し付けながら命令した。
「さっさと咥えろ!」
晶はのろのろと顔を男の陰茎に近づけたが、どうしてもそれに唇をつけることができない。
バシッ
男の強烈な平手打ちが晶の頬に炸裂した。晶の体が電気を流されたように飛び上がる。
「ほれっ、痛い目に会いたくなかったら、さっさとやるんだよ!」
「う、、、、うう、、、、うううぅ、、、、、」
晶は押し殺した泣き声をあげながら、ゆっくりと男の巨大な陰茎を飲み込んでいった。
たちまち晶の口の中で男の陰茎が太く、固くなっていく。
男のものは塩辛いような酸っぱいような不快な味がした。
「そうだ・・・ そのまま、なめるように、舌を使え・・・」
男は晶の頭をつかむと、前後に激しく揺さぶり出した。
「ウゲエッ」
男の陰茎がのどのあたりまで到達したとき、晶は思わず吐きそうになってうめき声をあげた。
晶の舌の柔らかい感触に、この美しい令嬢を汚しているという精神的興奮が加わって、男はたちまち絶頂に達してしまった。
「で、でるっ!」
大量の精液が晶の口の中に放出される。
「ぶえっ」
「おっと、そのまま飲むんだぞ。」
晶はあわてて精液を吐き出そうとしたが、男はそれを許さず晶の頭を自分の股間に押し付けた。
コクン、と晶ののどくびが動いて男の精液を飲み込んでいった。
飲みきれなかった精液が晶の唇からツーーと溢れ出て床に垂れていった。

「さ、お次は小便だ。」
男が晶の前に洗面器を置いた。
「これにまたがって、カメラからよく見えるように小便をするんだ。」
(・・・)
あまりにもひどい要求に、晶は気が遠くなりそうだった。
(私のおしっこをしているところがビデオに撮られて、それを売られるなんて・・・)
「何をぐずぐずしてるんだ。また痛い目に会いたいのかよっ!」
男が凄む。
晶はのろのろと洗面器にまたがった。
しかし、出そうと思ったからといってそう簡単に小便が出てくるわけもない。
「さっさと出せよ!」
再び男に怒鳴りつけられ、晶は必死に小便を出そうと努力した。 一生懸命下腹部に力を入れていると、ようやく黄金色の液体がちょろちょろと出てきた。
「なんだあ、ずいぶん勢いがないなあ。
 もっと勢いよくジャバババァァって出せよな。絵にならねえじゃねえか。」
男が不満そうに言った。
(私、何やってるんだろう・・・)
晶は空白になった心の中でぼんやりとそう思った。

「ベッドの上に座るんだ。」
晶は両膝をそろえて腕で抱えた「体育館座り」のポーズでベッドの上に座らされた。
「そのまま、ゆっくり両足を開くんだ。」
男が命令すると、晶は人形のようにゆっくりと両足を開いていく。
美しい両足がコンパスのように広げられるにつれて、股間の秘密のすきまも広がっていった。
晶は性器にひんやりとした空気が入り込んでくるのを感じた。
「へへへ・・・ だんだん晶お嬢様の大事なところが見えてきたぜ・・・」
突然、男は晶の両足をつかむと、一気に持ち上げた。
晶の性器が男の目とビデオカメラの前にさらされる。
「きゃっ」
思わず晶は手で性器を覆い隠した。
「こら、見えねえじゃねえか! 手をどけろ!」
男に怒鳴りつけられ、晶はゆっくりと性器から手を離すと、そのまま両手で顔を覆った。
「それじゃあ、ゆっくり味あわせてもらおうか。」
男は晶の両足の間に顔を埋めていった。


センチメンタルグラフティ −晶− 未完成
37名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 19:23:38 ID:OOfs/UBt
38名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 19:40:55 ID:wKx8E2OO
未完成かよ!!
39旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:17:40 ID:VzGDEi4a
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123354221/12-14,17
レスありがとうございます。即死回避に役立てたようで何よりです。
ですが拙速はやっぱりダメですね。結局手直ししなければならないのですから。



るりかのSSです。内容は兄との近親相姦もので、どちらかといえば強姦です。
苦手な方は名前欄に「るりか 近親相姦」と入れますのでスルーでお願いします。
40るりか 近親相姦 旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:19:40 ID:VzGDEi4a
「あぁいいお湯だったぁ〜。紅一も入っちゃえば?」
 そう言いながら、山本るりかはバスタオルを巻いただけの姿で浴室から出てきた。
「熱い熱いぃ!」
 そのまま冷蔵庫を開け、冷えた飲み物を取ると腰に手を当てて飲みはじめた。
 きちんと拭かなかったのか、洗い髪からしずくが垂れている。

 るりかは清泉女子短期大学英文学科に通う2年生である。
 高校を卒業後、名古屋から上京した彼女は双子の兄の山本紅一と一緒に、ここ虹沢町で暮らしていた。

「おいるりか、お前も年頃の女なんだからちゃんと服着ろよ!」
「どうしてぇ? 紅一しかいないんだからいいじゃない」
 ペットボトルを冷蔵庫に戻しながら、紅一のほうを振り向きもせずに言う。
「だからそういうことじゃなくてだなぁ……」
「はいはい、お湯が冷めないうちに紅一も入っちゃってねぇ〜」
 小ばかにしたように手をひらひらさせてそう言うと、るりかは自室に入ってしまった。
「ったく!」
 そんな妹の姿を苦々しく思いながら、紅一はため息を一つついて浴室に向かった。

「よいしょ!」
 ベッドに腰を下ろしてるりかは髪を拭く。
 そうしながら、ふと机に飾られた一枚の写真に目をやった。
 それは高校時代にるりかが付き合っていた、今は亡き少年のものだった。
 少女時代の迷いを吹っ切らせた少年。処女を捧げた相手。そして、るりかに女の悦びを教え込んだ「男」……。
 あの事故さえなければ、恋人として二人の生活は続いていたはずだ。だがその少年はもういない。
 気持ちの整理は付きつつある。
 何かのきっかけで少年を思い出すことはあっても、かつてほど心を乱されることも少なくなっていた。

「あっ……」
 少年との甘い日々を思い起こすうち、るりかは自分の体が火照っているのに気がついた。
 それが入浴後だからなのか、それとも別の理由なのかはわからなかった。
(濡れてる?)
 そして自分の体からにじみ出る液体を意識した。
(だめだ……押さえられない……)
 そのままそっと横になると、るりかはバスタオルの結び目を静かに解いた。

 るりかがオナニーを始めたのは少年と経験してからだった。
 東京と名古屋。高校生にしては遠すぎる距離がるりかに自分を慰める行為を覚えさせた。
 一人の時るりかは少年の指を、胸の厚みを、汗の匂いを、そして自分を貫く肉の茎の固さを思い浮かべた。
 そして会えない日々の憂さを晴らすように何度も快楽に耽った。

するっ……
 バスタオルが体から離れる。
 そうしながら、るりかの指はショーツの内側に入り込んでいた。
 ……ここまで来ればもう戻れない。るりかの指先に少しだけ力が入った。
 淡い水色のショーツの中で、るりかの指は恥裂の溝に沿ってうごめく。
くちゅ……ちゅぷ……
 指先に粘り気のある液体がからんだ。
 それはショーツからあふれ出すほどではないにせよ、指を抵抗なく這いまわらせるのには充分な量だった。
 その液体を指先にまとい、るりかは肉のひだが合わさったところにある小さな突起をゆっくりとこする。
 ……そこは少年によって目覚めさせられた場所だった。
 るりか自身、成長しても一度として直視したことのない場所だった。
 少年に口で愛撫され、大きな快感が呼び起こされてのち、初めてるりかが触った場所だった。
 そこはすでに、わずかながらも充血しふくらみかけている。指に伝わる感触でるりかがそれを意識する。

 少年の死のあと、るりかは自分の体が敏感になっていることを発見した。
 閨房での情事で感じた以上の快楽を指で味わうことができたからだ。
 少年の幻を追い求める精神的なものがるりかの性感の開花につながったのか。
 それとも少しずつ研ぎ澄まされてきていた感覚が、たまさかその時期に重なっただけなのか。
 るりかにもそれに答えを出すことは出来なかった。
41るりか 近親相姦 旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:20:57 ID:VzGDEi4a
くにっ、くくっ……
 るりかが肉芽をこする。
 最初は弱く、徐々に強く。
 はっきりとした強さでなぶるうち、手の動きが制限されていることにるりかはもどかしさを感じた。
するっ……
 ショーツを脱ぐ。
 丸まった布切れはそのままベッドから床に落ちた。
 動作を妨げるもののなくなったるりかは、大胆に指を使い、腰をはね上げて快楽をむさぼった。
「はんっ、んんっ……んっ!」
 指がもたらす快感に、こらえていた悦楽の声が洩れる。
 ぬちゃぬちゃと淫らな音を立て、るりかの股間で愛液があわ立った。
 それに合わせるかのように緩慢だった動きが激しさを増す。
 右手はクリトリスを押し込み、空いた手はシーツをつかんで握りしめている。
 るりかは目をつぶり、一心に絶頂に向けて突き進んでいく。
「ふんっ! くぅぅ……あんっ、あっ!」
 もはや声を押さえる努力もしなくなっていた。
 全裸の体を朱に染め、大きく指を使い性の満足に登りつめていく。

ビクンッ!
 るりかが痙攣する。
ビクビクンッ!
 続けて起こった震えがるりかの頂が近いことを如実に示す。
「ああっ……なんで、なんで死んじゃったの……うぅっ!」
 肉体の昂ぶりが抑圧されていたものを解き放った。
 少年にはもう会えない。それを意識したるりかの心に絶望と悔恨が去来する。
 ……あの日、自分が『会いたい』と言いさえしなければ……。
「ううっ、くっ……んんっ…ぐぅっ……」
 慟哭し、少年の名を呼びながら、るりかは近付く終焉を察知する。

(なんだ?)
 風呂から上がって自室に戻ろうとしていた紅一は、妹の部屋から聞こえる音に気がついた。
(るりか、気分でも悪いのか?)
「おいるりか、だいじょ……」
 声をかけようとしてそれが艶を帯びた声だということに気がついた。
「!」
 自身、オナニーはしている。だが妹がそれをしているとは露ほどにも思っていなかったのだ。
(るりかが……オナニーを……)
 紅一には直子という恋人がいた。セックスも経験している。女性に性欲があることも知っている。
 だからるりかの行動が何ら不自然なものではないと頭では理解した。だが……。
 19歳の女性の現実を知り、妹のプライベートを知ってしまった後悔にきびすを返す。
 ……はずだった。そうしたいと思った。だが一歩も動けない。
 あまりの衝撃に運動機能が麻痺したとでもいうかのように、紅一の足は動かなかった。
42るりか 近親相姦 旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:22:07 ID:VzGDEi4a
 聞きたくない。
 そう思ったがるりかの嬌声が耳に飛び込んでくる。
 紅一は聞くとはなしに妹の自慰行為に耳をそばだてることになってしまった。
「あんっ! んんっ、あっ……くぅぅん……」
 あの少年の名を呼び、るりかは自らを慰めていた。
(一度だけ会ったあいつか……)
 まだ名古屋にいるとき、紅一はるりかが男と二人だけで会っているのを見たことがあった。
 兄の目で見ても魅力的な美少女だったるりかは何人もの男に交際を申し込まれていた。
 しかし特定の相手と深くかかわるようなことはしなかった。
 常にグループ交際のような形で一定の距離を置いて付き合っていたはずだ。
 そのるりかが東京から来たという男に対してだけは禁を破った。
 見たこともないような妖艶な眼差しで男に甘えるるりか……。
 それは紅一にとって初めて知る、そして同時にもっとも見たくない現実であった。
 そう。紅一は妹が自分だけを見ていることを心のどこかで望んでいたのだ。
 子供時代、どこへ行くのでも、何をするのでも自分にまとわりついてきたかわいい妹。
 その面影を、自我が確立し一人前の大人に近づいた高校生になっても追い求めていたのかもしれない。
 無論肉欲なんかではない。肉親として、家族としての純粋な情愛だった。
 だからこそ他の男に関心を寄せるるりかが紅一は許せなかったのだ。
 その少年との逢瀬は、見て見ぬ振りをすることもできた。
 だが、何かに衝き動かされるように紅一はるりかと少年の前に歩み出た。
「るりか」
「あ、兄貴……違うの! そ、そうじゃない、違くないんだけど……えっと」
 滑稽なほどうろたえるるりかに、紅一は妹の真剣な気持ちを悟った。
「ばぁか、お前が誰と付き合ったって俺には関係ねぇよ」
 そう答えはしたが、紅一の胸には深い感情がおりのように沈んでいた。

 妹の悶える声を聞きながら、紅一は自分が激しく勃起していることを知った。
(バ、バカっ! 俺は妹に対してなんてことを……)
 それでもその場から離れられない。
 紅一は妹のよがり声を聞きつづけていた。

「はっ……くっ! …んんっ!」
 絞り出すような、小さな悲鳴のような声が食いしばったるりかの口から洩れる。
 るりかの頬はうっすらと紅潮し、瞳は宙の一点を見つめていた。
 ……だがその瞳には何も映っていない。
 いるはずのない少年の幻影を追い求めながら、るりかは性器を激しく摩擦していた。
「あぁっ!」
 ため息のような声を出し、るりかの体がのけぞった。
 洗い髪が頬に張りつき、一部が唇にかかっている。
 それすらも気にならないかのようにるりかはひたすら指を動かしつづけた。

 股間から垂れた愛液はすでにシーツをも濡らしていた。
 その液体が蛍光灯の光を浴び、るりかが動くたびに淫靡に光る。
 膣に指を入れることもなく、ただただ秘裂の上端に位置する突起に愛撫を集中させるるりか。
 中指を忙しく動かし、時折粘液を指にまぶすと再びこすりたてていく。
「あはぁん……」
 切なそうに瞳を潤ませ、少年の名を呼びながら最後の瞬間に向けてるりかが登りつめていく。
「好き、大好きなの……」
 そのままるりかは目を閉じた。目尻からは涙が一筋こぼれ、鬢に吸い込まれていく。
 そのまま、とどめとばかりに肉芽をぐりぐりと激しく攻め立てる。
「はぁっ! ……んくっ、はぁっ……んんっ! イクぅっっ!」
 荒い息でるりかが背中を反らせ、腰を大きく突き上げる。
びくんっ!
 ぐぐっ……とるりかの体がこわばった。
びくっ、びくっ……
 小刻みな痙攣を続けながら、るりかは震える体で性の絶頂を迎えていた。
 つま先まで力を入れて体を反らし、ぶるぶると硬直したあと、るりかの全身からゆっくりと力が抜けた。
43るりか 近親相姦 旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:23:21 ID:VzGDEi4a
 快感の頂点に達したるりかはしばらく動けずにいた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
 放心したようにベッドに身を投げ出し、荒い息を整えている。
 そのときになって、初めて部屋に誰かがいる気配に気がついた。
「こ、紅一!」
 るりかの顔が凍りついた。大きな瞳がいっぱいに見開かれる。
 いつの間に入ったのか、紅一がるりかのベッドの足元に立っていた。

 突然の出来事に、るりかは裸を隠すのも忘れて呆けたように紅一を見つめた。
「るりか」
 名前を呼びながら紅一が一歩を踏み出した。
「い、いや……」
 兄の目の前には女性器が無防備にさらけ出されている。
 るりかは思わず後ずさったが、それより早く紅一がのしかかってきた。

「こ、紅一!」
 自分を責めるように呼ぶ妹の声に、紅一は血が頭に上るのを感じていた。
 妹の痴態を聞いているうちに我慢ができなくなり、そっとドアを開けた紅一が見たものは、今まさに達しようとしている妹の姿だった。
 ふらふらとるりかの部屋に入り、呆然と妹のオナニーを見ていた紅一にもそれ以上するつもりはなかった。
 だが今、るりかに名前を呼ばれたことにより自分の中で何かが砕け散るのを意識していた。
「るりかっ!」
 そのまま、妹の下半身にむしゃぶりついていく……。

 紅一の前には思いのほか端正な女性器が広がっていた。
 細やかで光沢があり、縮れのほとんどない淡い恥毛。
 薄紅色に染められた肉ひだは大きくないものの、ぼってりとした厚みを持っていた。
 突端の蕾は小さく顔を覗かせ、今しがたの行為のせいかヌメヌメと淫らに光っている。
 禁忌を犯す抵抗感が紅一にまったくなかったわけではない。
 だが、健康で若くたくましい男性にとり、るりかの嬌態や眼前の恥裂はそれを止めることなど不可能なほど魅惑的なものだった。

 るりかはベッドがギシギシときしむほど強く抵抗した。
 だがどんなに暴れようと、狂気を孕んだ男の力にかなうわけなどない。
 顔は瓜二つといえるほど似ていた二人だが、成長に伴う体型はやはり差があった。
 がっしりした筋肉の付いた紅一。女性的な丸みを帯びたるりか……。
 そして暴れる力にも限界はある。程なく、るりかは兄に組み敷かれてしまった。
「こ、紅一……変だよ、やめて! 兄貴!」
 懇願するるりかの下腹部にトランクス越しの紅一のモノが当たる。
 それが勃起していることは、何度も少年と体を重ねていたるりかにははっきりとわかっていた。
(ど、どうしよう……)
 全裸でオナニーしていたるりかに体を隠すものは何もない。
 対する紅一もトランクス一枚の裸だった。

 紅一にとってるりかは自慢の妹だった。
 聡明で人付き合いがよく、決して人前では暗い顔を見せないるりか。
 それだけに紅一にはるりかの苦悩がわかっていた。他人の知らない素顔を知っていた。
 るりかの澄んだ瞳に宿る人懐っこい表情にいつしか紅一は淡い感情を抱くようになっていた。
 それはややもすれば肉親に対する愛情を越えたものであったが、決して異性に対する欲望ではなかった。
 その愛すべき表情が恐怖におののく。
 そしてそれをもたらしたのが自分なのだということは紅一にもよくわかっていた。
 また、自身、苛虐趣味があるとも思っていなかった。
 だが妹の引きつった顔に青年の性の衝動はとどまることを知らず高まりつづける。
44るりか 近親相姦 旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:24:16 ID:VzGDEi4a
 凶暴な感情に支配された紅一は妹を押さえつけたまま片手でトランクスを下ろした。
「紅一ッ!」
 こぼれ出た肉の凶器を目の当たりにし、るりかが叫んだ。
 だがその声にも紅一は止まらなかった。
「や、やめてよ紅一……ねぇ」
 哀願に似たるりかの声も、兇悪な性欲に支配された紅一には届かない。
 これから自分に身に起きるであろうことを予感し、るりかの瞳に涙が溜まっていく。
 ……このまま兄の性器を受け入れてしまうのか? 涙が一筋、頬を伝う。
「紅一……」
 紅一の男性器は妹の肉体を求めるようにビクビクと脈打って天を指していた。
 えらが張り切ったソレは、亡き少年のモノよりも立派に見える。
 オナニーの余韻で熱を持った体のるりかはこんな状況にもそんなことを考えてしまう。
「!」
 自分を嫌悪したくなる感情に満たされたるりかが一瞬で我に返った。
 絶頂の直後で充分に潤っている女陰に、赤黒く充血した先端があてがわれたからだ。
「兄貴っ!」
 妹のとがめるような声を聞きながら、兄は渾身の力で剛直を突き立てた。

「ああぁぁっ!」
 るりかの若い肉体がのけぞる。
 それに構わず、紅一は根元まで妹に押しこんだ。
 ……たとえようもない快感が紅一を包む。
 まるであつらえたかのようにるりかの膣は紅一の性器をくるみこんだ。
「あぁ、るりかぁ……」
 思わず快楽のうめきが洩れる。
 一方のるりかも、かなり乱暴に貫かれたというのに苦痛を感じてはいなかった。
 従前のオナニーで充分に潤っていたのも一因だが、双子の相性も関係していたのだろう。
「んっ、んぁあ」
 兄に犯されているというのに、るりかは不本意ながら体が反応していた。
 言いようのない歓喜が自分の体中を駆け巡るのをるりかは感じていた。
 久し振りの「男」の味は、忘れかけていた感覚をるりかに呼び覚ましていた。
 ……るりかの抵抗が失せた。

 紅一はるりかの中で動けずにいた。動かなかったというほうが正確かもしれない。
 強く抱きしめたままの紅一の胸の下でるりかの張りのある胸が押しつぶされていた。
 膣からもたらされるひだの感触と体温のあたたかさ、胸のふくらみを紅一は味わっていた。

 望まないセックスを強要されている。これはレイプだ。だから柔順な態度をとるつもりはない。
 そう思っているるりかなのに、ついつい腰が浮いたり、自分の意思とは無関係に揺れたりする。
 そのたびに現実に引き戻されるが、結合部から立ちのぼる鋭い快感に再び翻弄される。
「紅一、兄妹なんだよ……ダメだよ、いけないよこんなこと! 紅一!」
 紅一は妹が忌避の言葉を口にするたび、ぞくぞくする感覚が背中を駆け巡るのを感じていた。
 るりかは心であらがいながら、オンナの体は自分を受け入れている。快楽のとりことなっている。
 それが紅一をどこまでも興奮させていく。

 忘れていた快楽を兄によって呼び覚まされ、るりかから次第にためらいが消えていく。
 やがてるりかの非難の声は口先だけとなり、とうとう聞こえなくなってしまった。
 最初は妹のオナニーを知ってしまったのが原因だったかもしれない。
 自分を愛した男の死という喪失感、そしてそこから派生する性的な飢餓感は紅一にも理解できた。
 だからこそ、兄としてそれを解消してやりたいという気持ちも心のどこかにあったのかもしれない。
 それが紅一に行為を正当化させた。
 紅一は強い抽迭でるりかに剛直を突き立て、亡き少年の代わりとして腰を使いつづけた。
45るりか 近親相姦 旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:25:03 ID:VzGDEi4a
「るりか……」
 名前を呼びながら紅一はるりかに口づけた。
 その丁寧で感情のこもったキスはるりかを興奮させた。るりかもオンナだった。
 相手が兄であることも忘れ、るりかは長い口づけに心を奪われていた。
 完全にるりかの抵抗がやんだ。兄を受け入れ、自分から兄の背に腕を回す。肉親によって犯されているという背徳感が霧消していく。
 るりかの肉体はオンナとして紅一を求め、快楽をむさぼろうと激しくうごめいた。
「お兄ちゃんっ!」
 感極まったようなるりかの声。るりかが兄をそう呼ぶのは子供のとき以来だった。
 紅一の胸に温かな感情が湧いた。同時に禁断を犯した思いが興奮をあおり立てる。
「お兄ちゃん……お兄ちゃんっ!」
 そう呼びながら、るりかの腕が兄の背中を強く抱く。
「るりかっ、るりかぁっ!」
 感極まった紅一はるりかの両足を高く抱えあげ、ひざの裏に腕を通す。
 そのまま二つ折りにするようにしてのしかかると強く腰を突き入れた。
「あ、あ、ああ!」
 完全に紅一に自由を奪われ、るりかは言葉にならない声を上げ、よがる。
 そうされながら、るりかはぴったりと体を密着したまま腰を淫らにくねらせた。
 その動きはるりかと少年との関係の深さを紅一に否応なく意識させた。
(るりかを……俺のかわいい妹るりかを!)
 嫉妬に似た感情が紅一を襲う。
 勢いよく腰を振るたび、愛液にぬるんだ結合部がぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てる。
「ぐ……ふうッ……ん、んんッ、お兄ちゃん、いいッ!」
 激しく突かれながらるりかがのけぞる。
 そして自分の声の大きさに気付き口元に手を当てた。が、声が抑えきれずに洩れる。
「いや、だめ! あ、また……またおかしくなっちゃう! あ!」
「るりかっ!」
 つながった場所をこすり合わせ、紅一が叫ぶ。
 さらに肉茎を抜ける寸前まで引き抜き、そこで小刻みに前後させる。
「いやあ、突いて、お願い! もっとして!」
 はしたない言葉でるりかはせがみ、自分から兄に腰を突き出す。それに応じ、紅一が再び妹の奥深くまでペニスを突き立てると、
パンッ!
 肉のぶつかる音が辺りに響いた。そのまま、若さゆえの激しい動きで二人は貪欲にお互いをむさぼり続けた。

 荒々しいまでの肉の交歓が続く。
 ねじるようにして紅一の剛直が膣にこじ入れられるたび、るりかの体は小刻みに震えた。
「イク……あ……イクの……」
 小さくつぶやくようなるりかの声がする。兄との交接は軽い絶頂を何度もるりかにもたらしていたのだ。
 やにわに紅一はるりかの足首をつかむと高く持ち上げ、大きく左右に開かせた。
 そのまま、強烈にえぐりこむように抽迭する。
パンッ、パンッ
 肌と肌から発せられる、小気味よささえ感じる音が室内に響き渡った。
「お願い、お兄ちゃん許して……死んじゃう……あ、また……イクぅ!」
「くっ!」
 高まる射精感に紅一も歯を食いしばって耐える。
「いやあ、イッちゃうよお!」
 そのとき、兄を呼びながらるりかの膣が強く収縮した。
 肉棒を強い力で締めつけられた紅一の全身に、おこりに似た震えが走った。
 快感の炎に全身をあぶられ、急速に限界点が近づく。そのまま妹の裸身にしがみつくと
「るりかっ……んっっ!」
 妹の名を呼び、短く一声叫ぶ。次の瞬間、紅一は
びゅびゅっ! っびゅっ! どびゅっ!………
 熱くたぎる精液を勢いよく膣奥へとほとばしらせていた。
「ぐぁっ、んむ、んんっ」
 うなり声を上げながら射精を続ける。
びゅくっ! びゅるっ! ずびゅっ!………
 どこにこれだけの精液があったのか。そう思えるほどの量がるりかに射ち込まれる。
「あ、あぁっ! あぁ……」
 紅一の射精を膣奥で受け止め、白いのどを反らしてるりかも絶頂した。
びゅっ! びゅっ!……
 続けて何度もるりかの奥深くに大量の白濁をまき散らし、紅一はようやく射精を終えた。
46るりか 近親相姦 旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:26:23 ID:VzGDEi4a
 たっぷりと射精し、果てた紅一の全身から緊張が解けたように力が抜ける。
 そのままるりかに体重を預け、紅一は大きく息をついた。
(俺、妹を抱いた……妹を犯した……)
 射精したことで冷静さを取り戻した紅一は、一時期の興奮が嘘のように深い後悔の念にとらわれていた。
 情欲の波が去ったるりかも少しずつ落ち着きを取り戻している。
「紅一……」
 いまだ焦点の定まらぬ瞳のるりかが声を洩らす。
 だがそれは、紅一に話しかけるというよりも無意識に出たものだった。
 肉親に抱かれながら感じてしまった自分が信じられず、またそうなったことが腹立たしかった。
 それがるりかからいつもの活発さを奪っていたのだ。
「ごめん……俺」
「謝らないでよ。悪いのは兄貴だけじゃないから……それに、謝るなら最初からこんなこと……」
 兄の背に回した腕をベッドに投げ出してるりかが固い声で言う。
 襲われたとき、いざとなったら紅一の急所を蹴り上げてでも逃げることができたはずだ。
 それをしなかったのは、心のどこかで「男」を求める気持ちがあったのではないか?
 そしてその相手は誰でもよかったのではないか?
 自己嫌悪。
 吐き気を催したくなるほど、るりかは自分がイヤでならなかった。

「だけど……」
 なんとか取り成そうと紅一が声をかける。
「私、別に部屋借りるね」
 それには答えず、るりかは紅一に決して視線を合わせようとせずに天井を見つめたまま言う。
「え?」
「もう一緒には住めないよ。バイトしてるから家賃ぐらいはなんとかなるし……うっ、くぅっ」
 言いながら声が詰まっていく。涙が目尻から髪に吸い込まれていく。
「るりか……」
 紅一はそこでようやく妹の体から離れた。
 力を失った紅一の性器が抜けると、体内に射ち出された白濁がとろりとこぼれシーツにしみを作っていく。
「お願い……出てって……お願い」
「………」
 静かに泣く妹にかける言葉さえ紅一には見つけられなかった。そして
「……本当にごめん」
 それだけをしぼり出すように言って、重い足取りでるりかの部屋をあとにするのだった。


           おわり
47旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 08:28:43 ID:VzGDEi4a
センチのエロSSって結構ありますね。発掘された方々、お疲れさまです。
もう閉鎖されてしまったサイトも多いみたいだし、本当はきっともっとたくさんあったんでしょうね。
いま読めるものはさすがに近作は少ないようですが、書き手の方はこのスレに光臨されているのでしょうか?
私もここで発表したあと、誤字脱字の訂正や単語の差し替え、てにをはなど改訂しています。
自分でサイトを持っていれば加筆修正版を収蔵できるのに、とも思います。スキルはないんですけど。
将来、もし私がサイト運営をするようなことがあった場合はご助言お願いします。
48旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:16:58 ID:VzGDEi4a
ほのかのSSです。初代スレの「入院して手コキしてもらう話」の続編です。
今度は本番まで行きます。
49旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:17:47 ID:VzGDEi4a
 初めてほのかに性欲を処理してもらってから、かれこれ2週間になる。
 その間、ほのかの間違った知識を訂正しなかったのは僕自身が快楽のとりこになっていたからだった。
 『精神の安定はともかく、射精しなくても肉体的には何の問題もない』。そう何度も言いかけた。
 だけどほのかのような美少女が射精させてくれる誘惑にどうしても勝てなかった。
 そうしてあれ以来、僕は毎日のようにほのかの口の中で射精していた。
 ほのかが面会時間と同時にお見舞いに来てくれる日は毎回だ。
 しかもそのたびにほのかは精液を飲んでくれている。
 最初のとき、決して望んだわけではないだろうに飲んでしまったためほのかもそれほど抵抗がないのかもしれない。
 もっとも、ほのかが常に嚥下してくれるきっかけとなったのは綾崎さんだった。

 あの日、精液を処理したティッシュをごみ箱に捨てたままだったのがいけなかった。
 夕方になって食事を配膳してくれた綾崎さんに「それ」を発見されてしまった。
 ……生乾きで、オスのにおいを強く放つティッシュ。量が多かったからなおさらだ。
 とうに事を終え、僕は服を着ていた。だけどそこで何があったかは明白だった。
 綾崎さんは僕とほのかとをあきれたように見て
「若いし、骨折以外は健康だから仕方ないのかもしれないけど……ほどほどにしてくださいね」
 やんわりとたしなめられてしまった。
 ……顔から火が出そうとはきっとこういうことを言うんだろうな。
 ほのかも身の置き所がないという感じで真っ赤になって顔を上げられないでいたっけ。
 だけど、そんなことがあったのに綾崎さんはほのかが来ることを拒まなかった。
 むしろ歓迎してくれてるみたいだった。
 しかも個室で二人きりになる時間を作ってくれているようにも思えた。
 知り合いが誰もいない北海道。しかも夏休みがまるまるベッドの上の僕への気遣いだろう。
 そんなわけで、ある意味公認ともいえる形で僕はほのかと二人だけの時間を何度も持てていた。
 そのときからだ。僕が射精した白濁をほのかが飲み下してくれるようになったのは。

 東京の僕の学校なら8月いっぱいは夏休みだ。でも北海道はそうじゃない。
 早々に2学期が始まったほのかがお見舞いに来てくれるのは自然に夕方からになった。
 学校帰りで制服姿のほのか。デートするときや夏休み中のお見舞いはいつも私服だったからとても新鮮だ。

「でも不思議。ちょっと前まで男の子と二人きりでいることにも抵抗があったのに」
 ほのかが笑う。続けて
「私ね……自分でも不思議なんだけど相手があなただと平気みたいなの……やっぱり昔からの知り合いだからかな……」
 言いながら頬を染めた。
「う、うん……」
 なんだか僕も照れくさい。
 だって、男と二人きりどころか、ほのかは僕の……。

 僕の枕もとで学校の話や友だちの話をしたあと、ほのかはいつものように欲望を受け止めてくれる。
「ケガさせちゃってごめんね……今日も……してあげる」
 そう言いながらほのかがフェラチオを始める。
「ちゅっ、ちゅぱ……あむ、ん…ちゅっ……」
 モノを咥えた口元から淫らな音を立て、ほのかが僕を絶頂へと導いていく。
 制服を着たほのかが口でしてくれていることに僕の興奮は異常なほどかき立てられる。
 唇と舌で僕に奉仕しながら、ほのかも興奮しているのか頬が上気している。
 ほのかの肌から立ちのぼる女の子らしい甘い香りに僕の理性が麻痺していく。
 ……オスの本能に訴えかけるメスの淫らな匂い。
 数分後、僕はほのかのかわいらしい口の中に大量に白濁を射ち出し、ベッドにぐったりと身を横たえた。
50旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:19:04 ID:VzGDEi4a
 部屋の隅の洗面台で口をゆすいだほのかが戻ってくる。
「今日もいっぱい出たよ。お疲れさま」
「ほのかこそ疲れたでしょ? ごめんね、こんなことさせて」
「ううん。……私が悪いんだから」
 そう言いながら頬を染めるほのかは妖艶な美しさをたたえていた。
 最近、ほのかがとみにきれいになったように感じる。色気も出てきた。
 毎日といっていいほど精液を口の中に受けているほのか。
 医学的なことはよくわからないけど、ホルモンの関係なのだろうか?  間違いなくほのかはきれいになっていた。
 しかもそう感じていたのは僕だけではなかったらしい。
「最近、学校で男の子に声をかけられることが多くなったの……」
 あまり歓迎しない口ぶりでほのかがこぼす。
 案の定ほのかは学校や通学路で幾人もの男子生徒に思いを告げられ、交際を申し込まれているそうだ。
 こんなときほど祥桜学園が共学であることを恨めしく思ったことはない。
「そ、それでほのか……まさか申し出を受けたりしな……」
「もう……私が男の子苦手なのあなただって知ってるくせに。女の子のことエッチな目で見るんだもん。キライ……」
 僕の言葉をさえぎってほのかは言った。続けて
「男の子は女の子の体のこととか、毎月来る重たい気持ちとか……絶対に分からない」
「……そうかもしれない。だけどほのかだって」
「うん。女の子だって男の子がエッチな本見てどんな感じなのかとか……」
 そう言ってほのかは真っ赤になってちょっとうつむいた。
 そして顔を伏せたまま言葉を続ける。
「やっぱり体のことでいろいろ不安なんじゃないかとか……そういうことって、分からない」
「……うん」
 たしかに理解しあうのは難しいと思う。だけどその手間を惜しんじゃいけないとも思う。
「だけど……やっぱり男の子は苦手……」
 ほのかはそこで自分の言葉の意味に気づいたのか、
「あ、あなたはそれほど苦手じゃ……だって……」
 あわててそう付け加えた。後半はよく聞こえなかったけど。
「う、うん……」
 実際にほのかを性欲の対象にしているわけだ。僕もなんとなく気まずい。
 本当はほのかもこんなことはしたくないのかもしれない。
 だけど自分がケガをさせたという負い目からか、自分の気持ちを押し殺して僕に奉仕してくれているんだろう。
「わ、私そろそろ帰るね……じゃあまた明日」
 そんな会話に恥ずかしくなったのか、小さく手を振ってほのかがそそくさと病室を出ていく。
51旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:19:51 ID:VzGDEi4a
 次の日、ほのかが
「私ね、東京の男の子と付き合ってるってみんなに言っちゃった」
 どことなく晴れがましい顔で言った。
「……いいの?」
 『男嫌い』。それがまわりのほのかへのイメージだろう。
 それを自分から覆すようなことをしていいのだろうか? そう思った。
「うん。だって他の男の子が『付き合ってくれ』ってしつこいんだもん」
「ま、まぁほのかかわいいから仕方ないともいえるけど……だけどそんなこと言っちゃって変な噂になってない?」
 ちょっとだけ面映い。
「最初はね、そんな風に噂されるのがすごくイヤだったんだけど、もう噂になったって平気」
「……え?」
「だって……あなたが好きだから。……今日もするね」
 そう言いながら、ほのかは頬を染めて剛直に指をからめた。

 この日もほのかは、まるでそれが義務であるかのように僕を射精まで誘なってくれた。
 ほのかみたいな美少女に間近に勃起を見られる羞恥。ほっそりとした指が生み出す快感。肉茎に顔を寄せたほのかの吐息。
 それらに浸っていた僕は、淫茎がほのかの口内に包まれた歓びに精を即座に洩らしそうなほど高ぶる。
「ぐっ、むっ……」
 歯を食いしばって快楽のうめきをこらえる。
 生温かく、濡れた口の中でほのかの舌が自在に動き回る。
 長い髪が僕の下腹部や太ももに当たる。そのサラサラとした感触がなんとも気持ちいい。
 ……どんどん高まっていく。
 昨日もほのかに射精させてもらっている。だからそんなに溜まっていないはずだ。
 なのに限界があっという間に近づく。
 腰骨のあたりで生まれた快感が背すじを脳天まで駆けのぼる。
「ほのかっ、ほのかっ……うっっ!」
 宙を舞うかのような快感が全身を襲う。
どくんっ! びゅびゅっ! ずびゅっ!………
 その次の瞬間、僕はほのかの口の中に大量に白濁の粘液をほとばしらせていた。

 激情が過ぎ去る。
 ほのかの口の中で陰茎がゆっくり力を失っていく。
 射精後のけだるさの中、僕はほのかののどが
こくんっ
 小さく鳴るのを聞いた。
 そのまま唇でしごくようにして尿道に残った精液を吸い取る。
 僕から離れると、ほのかは唇の端から垂れてくる粘液を指で押さえたままかすかに微笑んだ。
「いっぱい出たよ。気持ちよかった?」
「……うん、ありがとうほのか」
「よかった……」
 そうして艶然と顔をほころばせた。
52旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:21:04 ID:VzGDEi4a
 そんなある日、病院側で僕の退院が検討されたらしい。綾崎さんがそれを教えてくれた。
 松葉杖を突いて、それでもかなり無理をすれば自分で歩けるほどに快復していた僕はそれを受諾した。
 そろそろ僕の学校も始まる。北海道で入院していては学校に通えない。そう思ったからだ。
 急な話だけど、退院は来週の月曜。その日の午後には飛行機で帰京することも決まった。
 お見舞いに来てくれたほのかに早速それを伝える。
「! ……そうなんだ。ううん、おめでとう!」
 驚いた顔をしたほのかは一瞬だけ表情を曇らせ、すぐに笑顔で僕を祝福してくれた。
「退院まで……最後の日まで私がしてあげるね」
 含羞の色を浮かべながらほのかが言う。
「う、うん……」
 最後の日までにほのかに男性の生理について本当のことを言わなければ……。
 そう思いながらも、僕はほのかが脱がせやすいように腰を浮かせていた。

つぅっ……
 最初は形をなぞるように表面をなでていた人差し指に力が加わる。
 血管を浮き立たせた茎を這いまわる指がもう一本増え、親指と輪を作る。
「……熱い」
 もう何度も触っているはずなのに、そのたびにほのかはそう言った。
 さらに中指が加わり、華奢な3本でつまむようにして亀頭がはさまれる。
 カリの出っ張りを弾くように、揉むようにしてほのかが僕を高めていく。
「ほ、ほのか……そろそろ」
 たしかに気持ちいいんだけど、どこか物足りない。もどかしさからほのかに次の行為を促す。
「うん……」
 愛らしい口を大きく開け、ほのかが怒張をほおばった。
 舌の腹が裏側の縫い目を小刻みに揺する。カリが上あごでこすられる。手が茎をしごく。
 そうしながらほのかは上目で僕の顔を見た。少し不安そうな顔だ。
「気持ちいいよ、ほのか……」
 股間で上下する髪をなでながら応える。
 うれしそうに目を細めたほのかのペースが上がった。
 首を前後に振りながら右手で茎を、左手は袋を刺激する。舌も縦横に動き回る。
 性感が高まっていく。……イキそうだ。
「ほのか……出そう」
 ほのかが僕の目を見てうなずいた。
 せり上がる射精の衝動に勃起が究極まで硬化する。
「ほのか、ほの……くっっ!」
 背すじに電気が流れるような衝撃が走る。次の瞬間、
びゅっ! どびゅっ! びゅびゅっ!………
 腰の奥で爆発が起きた。
 ほのかの唇で締めつけられた部分を精液が通過するのが分かる。
 そしてそれは外部に漏れることなく、すべてほのかの口の中にほとばしる。
「おぉうっ!」
 獣じみたうなり声を上げ、僕はほのかの口内を穢して射出を続けた。
53旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:21:52 ID:VzGDEi4a
 明日はようやく退院だ。長かった病院暮らしもやっと終わる。
 今日は日曜なので、ほのかは面会時間と同時に僕の病室に来てくれた。
「明日は退院だね」
 ぽつりとほのかが言う。
「うん。ほのかのおかげで治りが早くなったのかもね」
 笑って言いながら力こぶを作るポーズをとる。
 そんな僕の冗談にも
「東京……帰っちゃうんだよね」
 ほのかは僕の目を見ようともせずに言う。
「……ほのか」
 僕からも笑いが消える。
「今度、いつ会えるのかな?」
「入院しててバイトできなかったし、2学期も始まるからぁ……」
 答えながら北海道までの交通費を素早く計算する。
「ごめんねケガさせちゃって。私が誘わなければバイトだってできたし」
「ち、違うよ。そういう意味で言ったんじゃない」
 あわてて手を振ってほのかを制する。
 そのまま二人とも黙りこくる。重い空気が病室に充満していく。

「……想い出が……次に会うときまで忘れられない強い想い出が欲しいな」
 沈黙のあと、そう言ってほのかが顔を上げた。
「ほのか、それって……」
 まさかほのかは、僕と……。
「……うん」
 静かに、だけど強くうなずくとほのかの瞳が閉じられた。
 僕はその肩を抱くと、そっと唇を合わせた。……初めてのキスだった。
 キスなんかよりもすごい経験をしていながら、考えてみればこれが僕たちのファーストキスだ。
 そんな思いが頭の中を渦巻く。
 どうすればいいのかわからず、ただ唇を合わせただけの時間が過ぎていく。
 ほのかの唇はとってもやわらかく、あたたかかった。
 唇を少し強く押しつけてみる。と、唇がつぶれてわずかに開き、歯に硬い感触が伝わってきた。
(ほのかの前歯だ……)
 それだけで僕の心臓は早鐘を打つように高鳴る。
 頬にほのかの息が当たる。なんだかくすぐったいけど、すごく気持ちいい。
(キスって舌も使うんだよな……)
 それを思い出し、僕は唇を少し開くとそのすき間から舌を出してみた。
 先端でほのかの唇をゆっくりとなぞる。
「っ!」
 その行為にほのかはビクッと体を震わせたけど、僕から離れようとはしない。
 意を強くした僕は舌の先に力を入れて、ほのかの唇をこじ開けるように動かした。

 舌が触れあう。
 一瞬、ほのかの舌は奥に引っ込んだ。だけどまた僕に触れてくる。
 そのままおずおずと何度かためらいがちに動いたあと、僕たちの舌は絡んだ。
 歯の裏や上あごをくすぐるように刺激する。強く吸いあう。軽く噛む。
 僕はいつの間にかほのかをきつく抱きしめていた。ほのかも僕に強くしがみついていた。
 舌の根が痛くなるほど、僕はほのかと激しくキスを続けた。

ぴちゅっ
 小さな音を立てて僕たちの唇が離れた。二人の唇に銀の糸がかかる。
 それを見たほのかが頬を染めてうつむく。
「ほのか、愛してる……」
 僕の言葉に、ほのかは顔を伏せたままうなずいた。
「ほのか、本当にいいの?」
 ためらいがちに聞いた僕に、
「初めてだけど……信じた人となら怖くないよ」
 決意を込めた口調でほのかが答える。
「ほのか……僕もほのかの裸、見たい……」
 いつもほのかに一方的に奉仕してもらっていた僕はほのかの裸を見たことがなかった。
54旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:23:07 ID:VzGDEi4a
 ほのかはスカートをはいたまま下着を下ろすと後ろを向き、僕の顔をまたいだ。
 僕の目の前にほのかの恥ずかしい部分がある。
 ……初めて見る女の子のアソコ。
ごくりっ
 のどが鳴った。

 お尻の割れ目のすぐ下にすぼまりが、その下には複雑な形状の肉ひだがあった。
 さらにやや赤みを帯びた茶色の恥毛がこんもりとけぶる恥丘に続く。
 女性器。
 保健の教科書で見た図版は簡略化されたもので、色も着いていなかった。
 だけど、いま僕の目の前にあるのは、童貞の僕が夢にまで見た本物、それもほのかの性器だった。
「は、恥ずかしいよ……」
 かすかに震えたほのかの声。
 もう一度よく目を凝らす。
 張りがあって肉付きのいい太ももも、女性らしい丸みを持ったお尻も、静脈が透けて見えるほど色が白かった。
 小陰唇は淡い紅色で、その対比が本当にきれいだった。
 緊張からか指が震える。手を開いたり握ったりして震えを止めると静かに秘所に伸ばす。
 指がほのかの肉のひだに触れた。
ぴくんっ!
 途端、ほのかの腰が小さくはねる。
 それに構わず、僕は陰唇を左右に広げた。
 ……ほんのりと甘い香り、そして決してイヤではない程度の刺激臭が漂う。
 それが汗なのか、女の子が興奮したときに「濡れる」と言われる愛液なのかはわからない。
 陰唇の内側は艶のある薄紅色でヌルヌルとした粘液にまみれている。
 もっと観察すると膣の穴があった。……僕を受け入れるほのかの大切なところ。
 次いで僕は肉ひだの合わさったところにある小さな突起に指を向けた。
(たしかこれがクリトリスだよな)
 爪の先で転がすように触れた瞬間、
「ひあっ!」
 泣きそうなほのかの声と共に腰が大きく跳ね上がる。
「ほ、ほのかっ!」
 あわててクリトリスから指を離す。
 どうすればいいかわからずにそのまま観察しているとほのかの恥ずかしい部分がヒクヒクとうごめいた。
 そして粘度の高そうな液体がにじみ出てくる。
(この液体、膣から出てくる?)
 膣口の周りを指で円を描くようになぞる。
 そうしながら少しだけ指先を膣に沈ませる。
ぬるりっ
 抵抗もなく指先がもぐりこんだ。
 温かい粘膜が指先にまとわりつく。
 それだけではなく、指を奥に引き込もうとするような動きも感じられた。
(うわっ、こんな気持ちよさそうなところに入れるんだ……)
 何かに憑かれたように僕は膣の入り口を玩弄しつづけた。
 そのうち、ほのかの口から
「ああっ、うぅっ……」
 小さなあえぎが洩れはじめた。
(ほのかが感じている!)
 意を強くした僕は指をさらに奥へと進めた。
 どこまでも吸い込まれていきそうに錯覚する。しかも指が
ぎゅっ、ぎゅっ
 と断続的に締めつけられる。
55旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:28:45 ID:VzGDEi4a
 もう何も分からなくなっていた。
 とっさに僕はほのかの性器に口を寄せていた。
 馥郁とした香りを感じながら唇を押し当て、そのまま舌で舐めまわす。
 途中で自分の指が邪魔なことに気付き、ほのかから引き抜く。……透明な粘液が糸を引いた。
 代わりに、いっぱいに伸ばした舌を差し入れる。
 入り口のあたりしか舐められないけど、奥から湧き出る液体を音を立ててすする。
「あぁっ、いや、いやぁ!」
 上ずった声を出し、ほのかの内ももが僕の顔を強くはさみこんだ。
 僕は顔を左右に振りながら、ほのかの性器を舐めつづけた。

 剛直が固定される。
 ガクガクと体を波打たせたほのかが僕のモノを手でつかんだらしい。
 次の瞬間には温かく湿った空間が勃起を包みこむ。ほのかが口に含んだようだ。
「くっ!」
 フェラチオ自体は何度も体験しているのにあまりの快感に思わず声が上がる。
 お互いの性器を口で愛撫する初めての経験に興奮しきっていた僕は危うく達しそうになる。
「くちゅっ、んっ……ちゅぱ…ん……」
 陰茎に舌が絡み、這いまわり、強く吸われる。
 急速に射精感が高まる。……このままではイク。
「ダメだよほのか……出ちゃうっ!」
 あわててほのかを制止する。
「……うん」
 羞恥なのか興奮なのか、全身を朱に染めたほのかが振り返った。
 そして向き直ると僕のひざをまたいだ。

 ほのかは僕に馬乗りになると、勃起を手で支えて上に向かせ、股間にあてがう。
くちゅ……
 ミニスカートの中で位置を合わせたとき、亀頭に濡れた感触が伝わった。
「ほのか……」
「いくね」
 そう言うとほのかが静かに腰を下ろした。
 屹立の先端がほのかの恥裂を割るのか、やわらかなものが亀頭に触れる。
 ちょっとの抵抗のあと、
ぐぐっ
 何かに咥えこまれた感覚と共に、勃起が熱いものに包まれた。

 ほのかの中はヌルヌルで、とってもあたたかくて、そして僕をきつく締めつけた。
 まるで小さな生き物がいるのかと錯覚するほどの微妙な蠕動も男性器に伝わる。
 熱くぬめった粘膜が僕を包みこむ。亀頭をさわさわとなで、吸い付くように奥に引き込まれる。
「ほ、ほのか……あぁっ!」
 初めて味わう強烈な快楽に、僕の口からうめきが洩れた。
 フェラチオの何倍もの快感。今まで体験したことのない悦楽。溺れそうな享楽……。
 ちょっとでも気を抜くと精液を吐き出してしまいそうになる。肛門を締めてそれに耐える。
 上になったほのかの体重が結合部にかかり、僕たちは深くつながりあっていた。

「んっ……」
 苦しげな息でほのかが僕を見下ろす。
「ほのか、平気?」
「……大丈夫。平気だよ」
 そうは言うものの笑顔が引きつっている。
 苦しそうなほのかは見ててつらい。
 なんだか胸がいっぱいになった僕は、せめてほのかを抱いていてあげようと思った。
「ほのか」
 両手を広げてほのかを呼んだ。
 それに応じてほのかが僕に胸を合わせる。
 左手でほのかを抱いたまま、前髪をかき上げ顔を見ると、
「そんなに見たら……恥ずかしい」
 そう言ってほのかが目を閉じた。
 ……そのまま唇が重なる。舌が絡む。強く吸いあい、唾液をすすりあう。
56旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:29:39 ID:VzGDEi4a
 ただ入れただけなのに、動いてもいないのに僕はもう限界が近くなっていた。
 キスしたことで余計に興奮したのかもしれなかった。
 ほのかの膣は僕を断続的に締めあげ、射精を促すように脈動している。
(あ、イキそう……)
 あまりに早い絶頂は僕も惜しかったけど、とてもこらえきれるものではなかった。
 早いほうがほのかの苦痛も少なくて済むだろう。
 そう思い、僕はほのかの舌を甘噛みしたまま快楽に身をゆだねた。
(っっ!)
 次の瞬間、
どくんっ! びゅくっ! どびゅぅっ!………
 後頭部がしびれるようなすさまじい快感と共に精液が射ち出された。
びゅびゅっ! びゅっ!……
 続けざまに射精が起きる。
 僕はほのかを強く抱きしめたまま、膣の奥深くに精を吐き出しつづけた。

(ほのかの中に射精してしまった!)
 冷静さを取り戻した僕の頭に最初に浮かんだのがそれだった。
 背に回していた腕をゆるめ、ほのかを見る。
 初めてのセックスの余韻か、ほのかはどこかぼんやりしているようにも見えた。
「ほのか……」
「……終わったの?」
「うん。終わった」
「そう……」
 そう言うとほのかが僕の胸に額をつけて
「大好き……」
 小さくつぶやいた。
57旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:30:27 ID:VzGDEi4a
 しばらくそうしていたほのかが身を起こす。僕の上からどこうというのだろう。
 ひざ立ちしたほのかの太ももを白濁が伝う。僕が射精した精液だ。
 かすかに血が混じっている。……ほのかの純潔の証。
 ほのかはティッシュを取ると、手をスカートの中に入れた。すぐに太ももを閉じる。
 そうしてから今度は僕の股間を拭き清めてくれた。
 カリの溝や裏スジに着いた欲望の残滓を丁寧にこそげ取ってくれる。
 僕の始末が終わるとパジャマをはかせ、それからほのかは自分の処理を始めた。
 膣の中に指を入れ、残った粘液をかき出す。
 ……ティッシュにも血が着く。
「ごめん、中で……」
「……え?」
「ほのかの中に……精液……」
「あ……うん」
 事態を理解してないのか、ほのかの反応はどこか鈍い。
「子供……」
 心配になって聞いた僕に
「あ……今日、大丈夫」
 わずかに笑みを浮かべてほのかは言った。
 それでも次の瞬間にはまた寂しそうな表情になる。
「ほのか?」
「明日の今ごろはもう……北海道にいないんだよね」
「え? う、うん」
「さみしいな……私、もっともっとあなたと一緒にいたい……できれば…ずっとずっと一緒に……」
 それは僕も同じだった。
「すぐにまたほのかに会いに来る。だからそれまで……ちょっとだけ我慢して」
「大丈夫。だってあなたを待つのは少しも苦にならないもん」
 無理に作った笑顔でほのかが言う。
「ほのか……」
「5年生から待ってたのに比べれば……すぐだよね」
 涙を浮かべてほのかが答えた。
「ほのかっ!」
 これほどほのかが愛しいと思ったのは初めてかもしれなかった。
 気付くと僕はほのかを強く抱きしめていた。
「く、苦しいよ……」
 小さな声でほのかがあらがう。だけど僕は腕を放さない。
「ほのか、ほのか……」
 絶対にほのかを放さない。そういう気持ちで僕はほのかを抱きつづけた。


         おわり
58旧69 ◆49EtSB976. :2005/08/18(木) 23:31:55 ID:VzGDEi4a
個室はナースセンターからモニターカメラで監視しているという話ですが、SSでは無視しました。
あと、看護婦の「綾崎さん」は若菜のつもりでした。
パラレルワールドということで、2のラスト以後の正看護婦となった若菜のつもりでした。
一応「裏設定」ということで。
59名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:14:28 ID:TqTLrDR2
旧69 ◆49EtSB976氏GJ!
好きだった話の続編で、尚かつHだったので興奮しました。
60名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:39:55 ID:SomHxr5v
たった
61名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 06:46:43 ID:zgoCMJBH
62名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 17:48:45 ID:6Rszlm+3
>>58
描写がリアルで超興奮した!
63名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 06:29:02 ID:cUXhscxC
>19-20
その処女之家のアド古いのだよ
現行の貼っとく
ttp://www.geocities.com/shojosuki/novel.htm
64名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 20:44:56 ID:hIOmMlcJ
ネットに残ってないエロSSいくつか発掘した。
そのうち保守代わりに転載するかも。
65名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 22:51:01 ID:fMePdN50
夏コミで買った晶のブルマ本良かった。
晶に色んな衣装着てもらうSSが読みたくなったです。
66名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 00:26:56 ID:F9TJ+hv0
>>65
それはDR○LLの?
公開やめちゃったけど、あそこのイラスト好きだったなぁ……。
67名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 01:40:36 ID:vYtwoTDp
俺も買った
なんだかんだでエロ系サークルが残ってくれてるのは嬉しい
68名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 22:14:40 ID:9/E5oZ3/
69名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 03:41:44 ID:XRjlFqEQ
ここのSSもそろそろまとめサイトとか欲しいよな。
どこかに良い場所は無いもんだろうか。
70名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 06:36:58 ID:KZcHPUHk
>>69
他力本願だけどエロパロ板の汎用保管庫がある。
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
ここで頼んでみるのも手では?
71名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 04:16:18 ID:nKHvGTQ4
>>18
ウエストサイドのお楽しみCDにBMP変換ツールが収録されてる。
72名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 23:52:19 ID:MUqiYLqN
Win版なら楽に吸い出せそうなもんなんだけどな
73前スレ317:2005/08/31(水) 23:34:05 ID:0lBxouw/
お久しぶりです。

明日から高校生は新学期…か?という訳で、夏休みネタも今日が限度かと思われるので投下します。
内容は前スレでの妙子夏休み篇の続きです。雪山ネタで行き詰まった際につい書いたSSなのですが…。

74続・妙子と夏休みに:2005/08/31(水) 23:36:07 ID:0lBxouw/



「だ…ダメぇ……こんな所じゃ……あ…っ」
妙子が僕の手を掴むが、殆ど力はこもらない。僕のその手は妙子の柔らかい胸の弾力を楽しんでいる。
「……だって…しばらく逢えなかったから……もっと妙子に触っていたいんだ」
後ろから妙子を抱き抱えながら、耳たぶを甘噛みつつそっと囁く。妙子に掴まれていない左手はその大事な部分に伸ばし、触れるか触れないかの距離で擦る。

ここは海から少し離れた更衣室の裏。辺りには人の気配は無く、遠くに遊ぶ海水浴客の声が聞こえる。
上京時には結局風呂場でしか着なかった黄色いセパレートの水着に身を包んだ妙子を、僕はこの手で慰めていた。
夏休みも残り少なくなった頃、僕は青森に来た。そしてあいにくの曇り空の昼下がりに海水浴場に二人でやって来たのだ。
「……ホントはちょっと恥ずかしいけど…」とこの水着を着た妙子の姿に先日の情事を思い出し、こうして欲情してしまったのだ。

「妙子……」
水着越しでも、妙子の乳首が硬くなっているのがわかった。おそらく、妙子も自分のお尻に当たっている僕のモノが勃起しているのに気付いている筈だ。
「……私だって………」
僕に向き直った妙子の頬は薄紅色に染まっていた。
「……淋しかったよ…」
そのまま唇を重ねて来た。
75続・妙子と夏休みに:2005/08/31(水) 23:39:33 ID:0lBxouw/
「……ここ…こんなになってる…」
妙子が僕のトランクス型の水着の膨らんだ部分を優しく撫でながら囁いた。
「…………口でなら…いいよ…」
僕にはその気遣いが嬉しかった。そのまま僕はその言葉に甘える事にした。

「……んっ…んん……ぅん…っ……んんっ…」
妙子が僕を咥えた頭を前後に動かしてくちゅくちゅ、と水っぽい音を奏でる。口の中で亀頭をちろちろと刺激したり吸い付けたりと、この夏で格段に上達した舌技は僕を快感の波に乗せてゆく。
その右手は僕の肉棒に添えられ、残る左手はいつの間にか水着の中に入れられ、自らの陰唇をまさぐっていた。
「…妙子…自分でいじってるの……?」
「……ふぁっ……ダメ……言わないで………恥ずかしい………」
妙子は恥じらいの言葉を洩らすが、その指を止める様子はない。妙子も僕に欲情してる――。それがやけにくすぐったい様な気分にさせる。
「いいよ…ッ……もっと左手を動かしても……」
僕の言葉に応え、妙子は自らを慰める指遣いを更に激しくさせた。感じているのか、ゆっくりと腰を動かしている。一段と水音が激しさを増し、妙子の頬は興奮からか赤みを増してゆく。
妙子の淫らな姿に、僕は一気に射精感を昂ぶらせる。
「で……出る…ッ…」
僕は妙子の口の中で、一気に溜まった精液を解き放った。
「――んっ!?……んンッ……んくっ…ん……んっんん…ッ……!」
妙子は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに再び瞼を伏せて次々と発射する僕の精液を飲み干してくれた。喉仏の動きがやけに艶めかしく感じる。

76続・妙子と夏休みに:2005/08/31(水) 23:41:37 ID:0lBxouw/


あれだけ射精したにも関わらず、僕の下半身は全く萎える事はなかった。それどころか妙子が僕の精液を飲み干す姿に一段と気持ちは昂ぶっていた。
「…妙子……もう我慢出来ない……入れるよ…」
「……えっ…」
「妙子のここ……こんなに濡らして、欲しがってるんでしょ……?」
僕は自らを慰めていた妙子の手をそっと払い除け、弄んでいた蕾を水着越しに触る。くちゅ…といやらしい音が鳴る。
「…僕も、妙子の中に入れたい…」
「…違う…っ……私は…」
妙子は体をくねらせて何かを堪える素振りをする。
「いやあ……外でなん…て…ダメだよ…ぉ……あっ……見られ…ちゃう……よっ………!」
妙子の制止を振り切り、水着をずらして秘唇を露にさせた。そしてそこにそそり立つ自分のモノを当てていく。
「…入れるよ……っ…」
ずぶぅ………!
「…うぁ…っ…あああン!」
妙子の陰唇は驚く程に抵抗なく僕を受け入れる。
「妙子の中…凄く熱いよ…」
「…やっ……ダメだったらぁ……あっ…あん……」
そう言いながらも、妙子は腰を浮かせて僕の肉棒を咥えて離さない。その動きに、僕は心まで溶かされてしまいそうだ。
「でも……ホントは妙子も気持ちいいんでしょ…?」
僕は妙子の心を揺さ振るべく言葉で責め始めた。
「…妙子の……キュウキュウ締め付けて…すぐにでもイッちゃいそうだ……」
「……そ…んな…あんっ……言わないで…よぉ……」妙子は泣きだしそうな目で僕を見据える。

77続・妙子と夏休みに:2005/08/31(水) 23:42:50 ID:0lBxouw/


僕はがむしゃらに妙子の膣を貪り続ける。妙子の太腿を愛液が流れていく。
「……あンッ………んっ……いいの…ッ…気持ちいいのぉ…!」
妙子は遂にその快感を口にしてくれた。
「もっ…と…ぉっ……もっと…奥まで……突いて…っ………」
妙子は自らの感情を吐露した事で更に昂ぶったのか、両襞の締め付けがきつくなってゆく。喘ぐ妙子の両腕が僕に絡まる。
立ったままの姿勢で壁を背にした妙子を貫く僕は、更に奥に侵入すべく妙子の両脚を持ち上げた。丁度抱っこするみたいな形になり、そのまま肉棒で妙子を突き上げる。
「…やぁっ……こんなカッコ……恥ずかしいよぉ」
「……妙子…可愛いよ…」
その言葉を遮って唇を重ねて、舌を入れて口内を責める。妙子もそれを受け入れて自分の舌を絡み付かせてゆく。
「…んっ……んん……あ……はぁん…」
離れた口元を一筋の唾が糸を引く。それを見つめる妙子の瞳はねだる様に濡れていた。

78続・妙子と夏休みに:2005/08/31(水) 23:48:23 ID:0lBxouw/


「妙子……前と後ろ、どっちの方が気持ち良い…?」
先程までと姿勢を変え、壁に手を付いた妙子をバックで責めながら僕は少し意地悪な質問を浴びせた。
「…あっ……そんな…の……わかんな…んっ……あぁん…っ……わかんないよぉ……あん…っ…」
妙子は少し困った様な素振りを浮かべる。
「……僕は、妙子の後ろから入れるの……気持ち良くて、好きなんだ………」
「…そ………なの…?」
途絶え途絶えの声を上げながら、妙子が振り返って僕の方を見る。……僕は、この仕草も好きなのだ。
「…………し……も……」
「…え…何…?」
「……私も…っ…後ろから…が……いい………あなたに……好きにされるのが……あんっ……好きな…のぉ…っ……はぁん…っ…!」
喘ぎながら懸命に答える、その姿が堪らなく可愛い。
「じゃあ…もっと色々、してあげる……」
僕は右手を伸ばし、水着を捲り上げて右の乳房を露にさせた。そしてそのまま掌で揉み始める。
「やぁっ……胸…そんなに揉まない…で………気持ち良すぎてっ……はぁん…変になっちゃ…う……」
妙子の尖った乳首をコリコリと指で刺激しながら、僕はわざと意地悪に言う。
「……本当は…こうやってされるの、気持ちいいんでしょ?」
「…あん…あっ……ああんっ……あ……い…いいの……きもちい…いよぉ…っ」
妙子の本音が零れる。

79続・妙子と夏休みに:2005/08/31(水) 23:51:00 ID:0lBxouw/


「ああっ……こんなぁ…後ろからいっぱい……突かれて……すご……感じて……るぅ…はんっ…はぁぁん………ぅん……んんっ…」
妙子は僕をもっと奥まで誘うかの様に、お尻を突き出していやらしく動かす。それに合わせて、僕は妙子を責め続ける。ぱんっ、ぱんっ…と腰を打ち付ける音が届く。
「…あ……いい…っ…もっ…と……めちゃくちゃにして…っ……いっぱい……犯して…っ……あっ……あっあっあっあっ…はぁぁん…っ」
普段は真面目で口うるさい妙子が、こんないやらしい台詞で悶えている。その事実が更に性欲を駆り立て、僕は妙子の奥に欲望の塊を打ち突ける。妙子はそれを腰を淫らに動かして受け入れる。

「……も……ダメ………イッ……ちゃう………イク……イクっ……イクッ…イクッ……イ…クぅ……」
妙子はうわ言の様に繰り返す。その切なげな声を聞きながら、僕は限界が近いのを感じていた。
「……妙子……中に…出しても、いい…?」
「……ぅ……はぁ……ん……うん…っ……ん…」
妙子の言葉は、僕には肯定の意に感じられた。
「…うぁッ……出る…ッ…出る……ッ…!」
僕はそのまま妙子に熱くたぎる想いを吐き出した。
「……ふぁッ……ああぁぁぁぁぁんッ…!」
それと殆ど同時に妙子も果てた。ぎゅうッ、精液を搾りだすかの様にと締め付けてくる感覚に僕は暫らく酔いしれた。


「………もうっ……中でなんてするから……立てないじゃない……」
妙子はその場に座り込んでずれた水着を整えた。海に入った訳でもないのに、全身が汗ばんでうっすらと濡れている。
「……ゴメン……だって、久しぶりに会えたから…我慢出来なくて」
「……まだ泳いでもいないのに、もうヘトヘトだよ……」
妙子は僕を上目遣いで見つめてくる。
「…………どこかで、休憩したい…な……」
「…えっ……それって…」
「……………うん」
妙子は小さく頷く。
「………いっぱい…しよ?」
僕に擦り寄ってくる妙子の表情は、何かを期待する様な微妙な色を帯びていた。
終わり。
80名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 02:40:45 ID:HR6sKtcr
「妙子と夏休みに」という言葉を見ただけでチンコが半勃ちになった。
俺はパブロフの犬か。
81名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:01:25 ID:yIZvkr+q
えっちだ。
次に書いてもらうときには、その気のない妙子に
クンニして焦らしまくったりしてその気にさせたりして欲しい。

雪山編も楽しみに待ってます。
前スレ317氏、乙でした。
82名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 03:59:33 ID:ETMS6Nrd
イイヨイイヨー
83名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 02:59:17 ID:qJczavuS
 青森に着いた。
 約束はしていない。突然行って妙子を驚かせようと思ったからだ。
「うぅっ、寒っ」
 同じ11月でも東京と違ってこっちは明らかに気温が低い。ましてもう下旬だ。
 軽く身震いすると、上着の襟に首をうずめるようにして僕は駅前を歩き出した。

 今年の春、妙子から手紙をもらって青森を再訪した。7年ぶりの再会だった。
 離れていた期間が7年もあるのに、その長さが嘘のように僕たちは昔のまま付き合えた。
 ただひとつ違ったのは、僕も妙子も大人になっていたということ。
 お互いを異性として意識した。友情がいつの間にか愛に変わった。
 そして夏前には僕たちは幼なじみから恋人になった。
 もちろん東京と青森の距離は僕たちが容易に会える近さではなかった。
 それでも僕はバイトを増やし、時間を作り、何度も妙子のもとを訪れていた。
 今日も妙子に会うため、僕は青森に来ていた。

「こんにちはぁ」
 声をかけながら店に入る。
「いらっしゃ……あれぇ? どうしたの? 来るなんて言ってなかったのに……びっくりしちゃった」
 驚いた顔の妙子。よし、狙いどおりだ。
「おじさんやおばさんは? 奥?」
 妙子は一人で店番をしていた。なかなか忙しそうだ。
「ううん、商店街の慰安旅行で温泉。純も付いてっちゃったの」
「じゃあ妙子ひとり?」
「お店閉めるわけにはいかないし」
 言いながらも接客をこなし、伝票を見ながら在庫をチェックして分類していく。
「……大変そうだね、何か手伝えることあったら言ってよ」
「えへへっ、そんなに大変ってほどでも……あっビール屋さんだ……」
 車の止まる音に店先に視線を向けた妙子はそう言って僕を見た。そして
「ねえ、いきなり好意に甘えちゃってもいい? お客さん来たらお願いね」
 そうして片目をつぶり、はにかんだ笑顔を見せた。

 びんビールが入ったケースが店頭に積まれていく。
 たしか一つ20本入りだったはず。ざっと15キロかな? あんな重いの、妙子じゃ無理だろ……。
「妙子、それ僕が運ぶよ」
「いいよそんなの」
 顔の前で手を振って妙子が拒む。
「だって重いだろ? 女の子にはキツくない?」
「うん……でも大丈夫? すっごく重いよ?」
「大丈夫だって」
 言いながら持ち上げてみる。
 ずしっとした重みに、腕だけでは無理と判断して腰を入れて持ち上げなおす。
「わぁ、やっぱり頼もしいね! それじゃ私は品物をチェックしてくるからいくつか運んでおいてね?」
「ゆっくりでも平気だよ。全部運んでおくから」
 そのまま僕は作業を続けた。

「ごめんね…疲れたでしょう? ありがとう、おかげで助かっちゃった」
 すべてを運び終え、うっすらと汗ばんだ僕を妙子がねぎらう。
「あはは、思ったよりもキツイかも……」
 ちょっと息が上がっている。こんなことをおじさんはずっとやってたんだ。頭が下がるよ。
「でもうれしいなぁ、青森まで来てくれて。とりあえず上がっていって……ご飯作ってあげるから」
「それはマズイだろ? だってこの家で二人っきりってことだよ?」
「も、もう…ヘンなこと言わないの! 私は平気だよ……あなただって理性ぐらいあるでしょう?」
「そ、それはもちろん……」
 まさか毎日のように妙子でオナニーしてるなんて言えるわけがない。自然と口ごもる。
 だけど妙子はそんな僕の様子に気付かなかったらしく、
「じゃあいいじゃない。ねっ、手伝わせるだけ手伝わせたんじゃ悪いもん」
 そう言ってニコニコと僕を見る。
「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」
 座敷に上がろうと靴を脱ぎかけた僕の視界が突然、ぐらりと揺れた。
84旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/04(日) 03:09:09 ID:qJczavuS
ああっ、ごめんなさい、83は間違いです。見なかったことにしてください。
私の使ってる専ブラはプレビュー画面があります。
それで全体のレイアウトを確かめたあと、キャンセルと間違えて書き込みをクリックしてしまいました。
SSはまだ書きかけです。冒頭部は出来ていますが、いつ全体が仕上がるかは未定です。
変な形で投下をしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
85名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 04:00:50 ID:UuHqGRXL
どんまい。
期待して待ってます。
86名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:16:22 ID:dK6Bal3x
>84
読める時を楽しみにしています。
87名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:53:51 ID:vFnCS3QL
69氏、待ってます。
88名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 00:40:30 ID:qXX/UPqS
高らかに宣言しよう!

今ここのSSを使わせてもらいました。
89名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 05:54:28 ID:jmNeGr8f
>>88
プレゼンの資料にでも流用したのか?無謀だなw
90名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 13:50:55 ID:Qj7aoQuL
>>89
の限りない優しさに俺は泣いた。
91名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 22:19:50 ID:4tGR1vt/
「妙子と夏休みに」シリーズ書いてるかたって、自分のサイト持ってないのかなぁ?
最初っから、まとめて読みたくなるときない?
92名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 22:33:06 ID:bK90H449
ログ保存しておけよ
93名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 05:16:54 ID:A8Ha2/5+
>>88
「抜けた!」という評価を最高最上のものと考える俺がいる。
94名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 21:05:45 ID:DVle08Xw
捕手 実松

95名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 12:55:47 ID:bP0WhYAS
本スレ見た。
センチ専用の画像掲示板があるのか。知らなかったよ。
8ってことは消えちゃった画像が約700枚あるってことだよな。もっと早く知ってれば……。
96名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 17:47:44 ID:lKKuNvmP
昔チェックしてたけど、既出画像ばっかりだったよ
97名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:41:30 ID:VX2222Fc
本スレ?
9895:2005/09/08(木) 23:04:33 ID:bP0WhYAS
>>96
そうなんですか?
でも今見られる画像もほとんど全部が初見なんですよ。知ってるのはオフィシャル画ぐらい。
あんまり画像持ってないんで素直に驚いてます。
コラ系も新鮮な感動がありますね。こんなことも出来るのか!みたいな。

>>97
ギャルゲー板のセンチスレのつもりです。
やっぱりここは傍流だと思うしw
9997:2005/09/09(金) 23:34:51 ID:Ht03Dm5I
確かにここは本当の本スレじゃないね。
100名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 18:38:46 ID:WTY19vt3
萌えjpは規約がうるさくなってから人が減ったよな
101名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 09:47:21 ID:DpkjElP0
102名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 02:27:36 ID:+Azg3i64
ほのかって、なんつーか、性欲感じないんですけど。
お人形みたい
103名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 13:02:28 ID:9iYVuWLR
性欲を感じるんじゃない、考えるんだっ!
104名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 21:09:48 ID:zLexbCxp
>101
ここの本は酷いな。
表紙に期待してページをめくるとへタレ絵が延々と
105名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 23:49:35 ID:IXN3wLs+
>104
最新のを見る限り随分上手くなっていると思う。
106名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 08:37:36 ID:gA8GwnGg
>>104
ヘタレって具体的には何?似てないってこと?それとも男性器の描写?
絵柄なら似てる方だと思うけどなぁ……。
むしろストーリーが問題と思った。別にほのかでなくてもいいじゃん。

030はクウガネタで天地逆って分かったんだけど034が分からない。意味とか読み方とかあるの?
107名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 11:50:01 ID:VPhGL5QT
まあ、ストーリーほぼ無しの犯るだけだもんな。
それでも「センチのエロ」という理由だけでそこの本は買ってるけどね…
108名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 13:36:49 ID:USF/maGG
表紙はソコソコだが中身はゴミだろ、ありゃ
109106:2005/09/18(日) 18:51:24 ID:gA8GwnGg
>>107
正直「ほのかじゃなくていいやん」とは思うが、それでもこれといって不満はない。
こんなスレに出入りしてる以上、「センチのエロ」なら何でもありがたく頂戴するわけで。

でもやっぱりそのキャラの個性が出てたりイベントから発展したものの方がいいと思ったりする。
110名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 20:38:52 ID:VPhGL5QT
>>109
同意。
キャラらしさや、センチらしさの出たものだったら俺も嬉しいよ。

そんな本出てくれよorz
111名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 00:26:43 ID:h/qgWkQJ
>>106 「さわたり ほのか」を凝った字で書いただけだろう
112名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 15:34:16 ID:mPS0sloG
設定に曲解の限りを尽くして、性格をいかしつつ性欲に悶々とするヒロインを書けと?

「男嫌いはマゾ性癖の裏返しなほのか」とか「主人公の全国行脚に性欲処理係として同行する優」
「自宅の地下室に主人公を監禁してかいがいしく世話(シモのほうもな)をする真奈美」

とかのありきたりなやつくらいならあるがな
台詞は純愛、行為は変態(`・ω・´)
113名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 20:05:45 ID:DjRSZfbU
>>109-110
つまりなにか?
トレースで有名な某所の「センチキャラを使った四十八手本」はダメってことか?
ま、ただ犯ってるだけという点ではあそこも余所に劣るとも勝らないのは事実だがなw
114名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:44:37 ID:4Kx72Es7
出た出たトレース厨が
115名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 10:25:27 ID:gIWmqcN/
コラージュとしてはそこそこだろw
エロけりゃなんでもいい奴にとってはトレスでも関係なさそうだし
116名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 10:52:19 ID:YIAU9sUE
114はシ可木寸か?

まぁ、顔さえ似てりゃストーリーも体位も関係ないって奴の方が多いんだろうけどね。
どうせなら必然性のあるエロが読みたいな、と。高望みだとは思うけどw
117名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 23:23:29 ID:L/Mn8EG9
そういう手前らはセンチならクソでも良いってか?
じゃあ誰の本が良いんだよ
118116:2005/09/20(火) 23:50:19 ID:YIAU9sUE
>>117
この場合の「クソ」って絵が下手ってことか?誰もそんなこと言ってないじゃん。
「犯ってるだけ」じゃない本が読みたいってだけだ。似てれば尚良し。
とりあえずホ゜口リンの本は俺はいいとは思ってない。
119旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:17:56 ID:iKXTZ8s7
活発なレスが続いてますが、流れを無視して妙子のSSです。
風邪の発熱で倒れた主人公を妙子が看病するイベントのアナザーストーリーです。
>>83を少し修正したので、最初から投下します。
それと圧縮が近いようですし、ここがlive鯖と同じ仕様だと困るのでageて投下します。
120旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:19:21 ID:iKXTZ8s7
 青森駅に降り立つ。
 約束はしていない。突然行って妙子を驚かせようと思ったからだ。
「うぅっ、寒っ」
 同じ11月でも東京と違ってこっちは明らかに気温が低い。ましてもう下旬だ。
 軽く身震いすると僕は肩をすくめ、上着の襟に首をうずめるようにして人波の中を歩き出した。

 今年の春、妙子から手紙をもらって青森を再訪した。7年ぶりの再会だった。
 離れていた期間が7年もあるのに、その長さが嘘のように僕たちは昔のまま付き合えた。
 ただひとつ違ったのは僕も妙子も大人になっていたということ。
 お互いを異性として意識した。友情がいつの間にか愛に変わった。
 そして夏前には僕たちは幼なじみから恋人になった。
 ……とはいえ、東京と青森の距離は僕たちが容易に会える近さではもちろんなかった。
 それでも僕はバイトを増やし、時間を作り、何度も妙子のもとを訪れていた。
 今日も妙子に会うため、僕は青森に来ていた。

「こんにちはぁ」
 声をかけながら店に入る。
「いらっしゃ……あれぇ? どうしたの? 来るなんて言ってなかったのに……びっくりしちゃった」
 驚いた顔の妙子。よし、狙いどおりだ。
「おじさんやおばさんは? 奥?」
 妙子は一人で店番をしていた。ちょうどお客さんが帰るところだったが、なかなか忙しそうだ。
「ううん、商店街の慰安旅行で温泉。純も付いてっちゃったの」
「じゃあ妙子ひとり?」
「お店閉めるわけにはいかないでしょ?」
 言いながらも伝票を見ながら在庫をチェックし、商品を奥から手前に並べなおしていく。
「……大変そうだね、何か手伝えることあったら言ってよ」
「えへへっ、そんなに大変ってほどでも……あっビール屋さんだ……」
 車の止まる音に妙子は店先に視線を向けた。そして僕を見て、
「ねえ、いきなり好意に甘えちゃってもいい? お客さん来たらお願いね」
 そうして片目をつぶり、はにかんだ笑顔を見せた。

 びんビールが入ったケースが店頭に積まれていく。
 たしか一つ20本入りだったはず。ざっと15キロかな? あんな重いの、妙子じゃ無理だろ……。
「妙子、それ僕が運ぶよ」
「いいよそんなの」
 顔の前で手を振って妙子が拒む。
「だって重いだろ? 女の子にはキツくない?」
「うん……でも大丈夫? すっごく重いよ?」
「大丈夫だって」
 言いながら持ち上げてみる。
 ずしっとした重みに、腕だけでは無理と判断して腰を入れて持ち上げなおす。
「わぁ、やっぱり頼もしいね! それじゃ私は品物をチェックしてくるからいくつか運んでおいてね?」
「ゆっくりでも平気だよ。全部運んでおくから」
 そう声をかけると、僕はそのまま作業を続けた。

「ごめんね…疲れたでしょう? ありがとう、おかげで助かっちゃった」
 すべてを運び終え、うっすらと汗ばんだ僕を妙子がねぎらう。
「あはは、思ったよりもキツイかも……」
 ちょっと息が上がっている。こんなことをおじさんはずっとやってたんだ。頭が下がるよ。
「でもうれしいなぁ、青森まで来てくれて。……とりあえず上がっていって。ご飯作ってあげるから」
「上がるのはマズイだろ? だってこの家で二人っきりってことだよ?」
「も、もう…ヘンなこと言わないの! 私は平気だよ……あなただって理性ぐらいあるでしょう?」
「そ、それはもちろん……」
 まさか毎日のように妙子でオナニーしてるなんて言えるわけがない。自然と口ごもる。
 だけど妙子はそんな僕の様子に気付かなかったらしく、
「じゃあいいじゃない。ねっ、手伝わせるだけ手伝わせたんじゃ悪いもん」
 そう言ってニコニコと僕を見る。
「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」
 座敷に上がろうと靴を脱ぎかけた僕の視界が突然、ぐらりと揺れた……。
121旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:20:21 ID:iKXTZ8s7
「あっ、気がついたの? よかったぁ……ホントに…ホントに心配したんだぞっ!」
 目の前に妙子の泣きそうな顔があった。
 気が付くと布団に寝かされている。……どうやら倒れたらしいが記憶がない。
「僕、どうなったの?」
 とにかく起きようと半身を起こす。その僕を妙子が制して
「あっ、いいから寝てて……急に倒れちゃったんだよ。平気? 苦しいとか痛いとかない?」
 瞳を潤ませたまま心配そうに尋ねる。
「うん、大丈夫みたい」
 ちょっと寒気がするが、晩秋の青森が寒いのは当たり前だからそれは黙っている。
「熱が39度もあるんだよ。こんな時間じゃお医者さんだってやってないし、私、どうしたらいいか」
「そうか……風邪でも引いてたのかな? ごめんね、心配かけて」
 寒いのは気温のせいではなく、熱があるかららしい。
 もしかして青森駅に着いたときから体調が悪かったということか?
「だめだよ、ちゃんと身体には気を使わなくちゃ……」
「うん」
「青森までわざわざ来てくれるのはうれしいけど、無理しちゃダメだゾ!」
 目尻を手の甲でぬぐうと、妙子の顔にようやく安堵の色が戻った。
「ごめん……どうしても妙子に会いたかったんだ。……妙子、妙子を僕だけのものにしたい!」
「……え? うそ! どういうこと?」
 妙子が目を丸くする。
「嘘なんかじゃない。僕、本気なんだ」
 熱のせいか、正常な判断力が鈍っているらしい。
 気持ちに偽りはないが、こんなタイミングで言うセリフじゃない。
 だけど止まらない。止められない。
 普段なら歯止めがかかるはずなのに、衝動的なものに心が支配される。
「妙子っ!」
 上体を起こすと、のしかかるようにしていきなり抱きしめた。
「あっ!」
 かすかな抵抗を見せただけで、妙子は僕から逃げようともせず抱かれつづけている。

 やんわりと抱きしめて、僕は妙子の細さにビックリした。
 たとえ両手で抱きしめなくても、片手だけで全身を包み込める感じさえ覚える。
 そうでありながら、腕には女性の体特有の柔らかな感触が伝わってくる。
 綿かスポンジで出来ているのではないかと間違えてしまうほど妙子の体はふかふかと柔らかだった。
 しなやかで、そしてスリムで、そのくせ柔らかい。どうしてこんなに柔らかいのか不思議なほどだった。

 両手で妙子の背中をまさぐる。指先を弾力が優しく押し返す。めまいがしそうなほどの興奮が僕を支配する。
「妙子……妙子がほしい」
 もう一度耳元でささやく。
「……うん。いいよ」
 わずかなためらいのあと、小さな声で妙子が答えた。

 見つめあう。
「妙子」
「うん」
 小さくうなずくと妙子の瞳が閉じられた。僕も目を閉じ、ゆっくりと唇を合わせた。
 そして唇を閉ざしたまま妙子に自分の唇を押し当てる。
 ふわりとした、柔らかく温かい感触が伝わってくる。信じられないほど心地よいぬくもりだ。
 ……まるで春の日差しを思わせる、包み込むような温かさ。
 それだけで興奮しきったのか、熱にのぼせたように目の前がぼんやりする。
(もっと妙子を感じたい……)
 舌を伸ばしてそっと妙子の唇をなぞる。と、わずかにすき間が出来る。
 だけども僕はすぐに舌を差し入れたりはしなかった。そのまま勿体つけるように唇を舌先でなぜる。
 それをしばらく続けると、我慢できなくなったのか妙子の舌が小さく突き出されてきた。
 僕は唇を少し離した。そして舌先を触れ合わせる。
びくっ
 その瞬間、妙子はほんの少し身を震わせた。
 もう一度唇を押し当てた。そうして舌を回すようにしてお互いの舌をなぶる。
「ん……んん」
 唇をふさがれた妙子がのどの奥で小さく、そして色っぽく鳴く。……それは扇情的な声だった。
122旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:22:30 ID:iKXTZ8s7
 妙子の吐息が頬をなでる。それほど妙子は僕の近くにいる。それが僕を高まらせた。
 僕は舌の先を優しく触れ合わせたまま軽くくすぐるようにうごめかした。
 そのまま妙子の口の中に進入すると、舌の裏や頬の内側、唇の裏を舐めまわす。歯の表面でこするように動かす。
 そのたびに絶妙な快感が僕の舌にも伝わってきた。
 これがファーストキスの僕に手順なんかわからない。
 それでも本能のまま、好奇心のまま舌を使った。
ちゅ、ちゅぷ……くちゅ……
 濡れた音を立ててお互いの舌が淫靡に交錯する。
「ん……ぅふ」
 少しくぐもった声を洩らし、妙子がうめく。
 同時に、どこかためらいがちだった妙子の舌の動きが激しさを増した。
 それに負けじと僕は唇をすぼめるようにして妙子の舌に吸い付いた。そのまま強く吸う。
ちゅる…ちゅぱ……ずずっ
 あたたかく甘い唾液をすすり、音を立てて飲み込むと
「んっ、ぅん……」
 妙子が悩ましい声を上げた。
 さらに舌が絡み、唾液が交換される。妙子が切なそうな吐息を洩らす。
 媚薬の成分が含まれているのかと錯覚するほど妙子の唾液が僕を昂ぶらせていく。
 まるで動物になったかのように僕たちは情熱的に求めあった。

 どれだけの時間そうしていたのか。舌の根がしびれるように痛む。
 名残りを惜しむように舌を口腔内でぐるりと一回りさせると僕たちは唇を離した。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 せわしない息をつく妙子に僕の獣欲があおられる。
「妙子ぉ!」
 抱き起こし、唇を首筋に押し当てた。そのまま首筋から耳にかけて舌を這わせる。
 耳たぶの裏のあたりに唇を押し付け、髪の甘い香りをかぎながら妙子をきつく抱きしめる。
 つづいて耳たぶを唇でしごきながらうなじにキスをする。
 そうしているだけでうれしい。唇を押し当てているだけで幸福感に満たされる。
 僕の動きに合わせてクマの髪飾りやリボンが顔に当たるが、それすら心地よく感じる。
 本当に体が溶けてしまうのではないかと思えるほどすべてが気持ちよかった。

「あんっ、うぅぅ」
 艶を帯びた妙子の声に興奮がどんどん高まる。
「妙子…妙子ぉ……」
 うわごとのように名前を呼びながらベストを脱がせる。
 そのままセーター越しにふくよかな胸に手を伸ばす。
 指先がふくらみに触れると
「あ……」
 小さな声が妙子から洩れた。
 その声に僕の指は一瞬動きを止めた。だけどすぐに動きはじめる。
 だけどもセーターの布地とブラに阻まれ、妙子のぬくもりが今ひとつ感じられない。
 それにもどかしさを感じた僕は裾から手を入れた。

 すべらかなお腹を這い登り、指先が胸のふくらみを覆う布地に触れる。
「……ん」
 鼻を鳴らすような声を上げ、妙子がぎゅっと目を閉じた。
「妙子?」
「平気よ……」
「うん」
 再開する。
 だけど自分がさわっているものが見えないもどかしさがある。
 ……妙子の胸が直接見たい。
 それを察したのか、妙子は
「セーター脱ぐね」
 恥ずかしそうな声で小さくそう言うと僕から離れた。
123旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:25:21 ID:iKXTZ8s7
 飾り気のないシンプルなデザインの純白のブラジャーが現われた。
 ほんのりと肌を染め、妙子がうつむく。
「きれいだ……きれいだよ妙子」
「あ、ありがとう……」
 僕の目を見ずに妙子が答える。
 そっとひざでにじり寄ると静かにブラの上に手を乗せる。
 柔らかく、そして張りのあるふくらみが僕の指を押し返す。
「妙子」
 胸をさわりながら名前を呼ぶ。妙子が僕を見上げる。
 恥ずかしいのか、白い肌を赤く染め、それでも妙子はまっすぐに僕を見る。
「好きだよ。誰よりも妙子のこと……愛してる」
「私も……私もあなたが好き、大好き」
 そのまま妙子が僕の胸に飛び込んできた。

 妙子の背中に回した手でブラジャーのホックをまさぐる。
 それらしい場所で留め具が指に触れた。そのまま外そうとする。
 ……外れない。何度力を入れても上手く外れてくれない。
「あれ?」
 あせる。
 もう一度試みる。
 ……ダメだ。
「妙子ごめん……外し方わかんない」
 僕の言葉に張り詰めていた妙子の表情がかすかに和らいだ気がした。
「あなたも経験……ないんだ」
 なんだかうれしそうに聞こえる声でそう言うと、妙子が自分の背中に両腕を回す。
 と、プチンと音がして、僕があれだけ苦戦したホックがあっけなく外れた。
 そのまま妙子は腕で胸を隠すようにして、たわんだブラが落ちるのを押さえている。
「うん。僕も初めてなんだ……上手く出来なかったらゴメンね」
 正直に申告した僕に、
「ううん。うれしいな……私の初めて、あなたにあげるね」
 少しぎこちない笑顔を浮かべ、妙子が言った。

 肩紐に手を伸ばす。そうして腕から抜き取る。
「妙子、妙子の胸が見たい……」
「……うん」
 小さくうなずき、妙子は胸を覆っていた手をどけた。
 ブラが落ち、二つのふくらみが目に飛び込んでくる。つん、と上を向いた形のいい乳房だ。
 ……美しい。心からそう思った。言葉を失い、呆けたように見入る。
「あ、あんまり見ないで……」
 消え入るような妙子の声に我に返る。
「ご、ごめん……でも妙子……本当にきれいだ」
 妙子の顔にまた朱が差した。

「さわるね」
 宣言するようにそう告げてから僕は手を伸ばした。
 左の乳首に指が触れる。
 続いて手のひらを豊かなふくらみにあてがうと、まるであつらえたように僕の手の中にすっぽりとおさまった。
 それだけじゃなく、吸い付くように僕の手のひらにしっくり来る。ぬくもりがじんわりと染みこんでくる。
 そしてそのふくらみは、絹ですらここまでなめらかではないだろうと思えるほどすべすべしていた。
 僕は指の腹を乳輪に沿って回転させながら、時折乳首を軽くくすぐった。
「あぅ……くふぅ」
 それが微妙な刺激として伝わるのか、妙子が背中を反らせるようにしてあえぐ。
 それとともに乳首が固くしこっていく。
(妙子が感じている?)
 そう思うと下半身が燃えるように熱くなった。ズボンの下ではちきれんばかりに猛る。
 同時に全身の血管がざわめくような高まりが僕の中で起こっていく。
「ん……うン」
 快楽を訴えるような妙子の声に僕の理性が吹き飛びかける。
「妙子っ」
 先端の突起を指先で転がしながら、僕はもう一方の乳首に唇を寄せた。
124旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:26:24 ID:iKXTZ8s7
 少しだけ覗かせた舌で乳首の周囲を舐める。それを何度かくり返してから乳房を口に含んだ。
 そうしているだけでうれしくてたまらない。テクニックとか正しいやり方なんか分からない。
 それでも僕の体は妙子を求めて勝手に動いた。妙子を歓ばせようと自然に行動した。
 全体を吸いながら舌を小刻みに動かして乳首を弾くように攻める。
「くっ……はぅ、あっ……」
 そのたびに妙子の口から嬌声が洩れる。お腹もヒクヒクと痙攣する。
 興奮に震える指先と、舌と唇とを使って僕は妙子の胸を玩弄した。
「んぁっ……んんっ、あン!」
 艶っぽく湿りを帯びた妙子の声は妖艶な響きを含んでいる。
 子供の頃には感じなかった色気が妙子から発散されている。
(妙子ももう4年生じゃない。大人のオンナなんだ……)
 僕が揉むたび、妙子の乳房は指に従って形を変える。そして弾力が優しく指を押し返す。
 それらに興奮した僕は、何かに憑かれたように妙子の胸をくじりつづけた。

「ぁふん……わ、私だけ脱いで……ずるいよ」
 色っぽい吐息と共に妙子が言う。
 たしかに僕はまだ服を着ていた。脱ぐタイミングがつかめなかったからだ。
 僕も脱がなければ。そう思っていただけに妙子の言葉は助け舟となった。
「ご、ごめん」
 そう応えて一旦妙子から離れる。
 立ち上がり手早くシャツを脱ぐ。上着は妙子が布団に寝かせる際に脱がしてくれていたようだ。
 続いてベルトに手をかける。……ゆるめながら考えた。
(パンツはどうする?)
 いざ僕がズボンを脱ごうとすると、妙子は不安そうな、そして泣き出しそうな顔になった。
 そんな妙子にこれ以上脱いでいいものか躊躇する。
 ……いつかは脱ぐんだ。それが早いか遅いかだけだ。
(よし!)
 トランクスに手をかけ、気合いを入れて一息に下ろした。
「!」
 これまでの恥戯で股間は猛り立っている。ちょうど目の高さのソレを見た妙子が息を飲む。
「見るの……初めて?」
「う、うん……」
 下を向いたまま怯えたような声音で妙子が答える。
「怖い?」
「……ちょ、ちょっと怖い」
「妙子が、妙子のことが大好きだから……妙子と愛し合いたいからこんなになるんだ」
「……うん」
 小さく、だけど力強くうなずく。
 もう一度僕の股間に目を向けた妙子は、すぐさま慌てたように視線を逸らした。
 そうしてさっきよりも赤くなってうつむく。
 なんだか僕も恥ずかしさがこみ上げてきた。それでも足首からズボンと下着を抜き、完全に全裸となる。
「妙子」
 恥ずかしくて顔を見られたくなかった僕は名前を呼んで妙子を抱きしめた。そのまま両手で強くかき抱く。
 自然と股間が妙子に押し付けられた。
「うっ……」
 そこから快感が立ちのぼり、僕は小さくうめいた。
「……ぁ……お腹に…当たってる」
「ご、ごめん」
 あわてて腰を少し引く。
「ううん、イヤじゃないの。平気。……それより、痛くないの?」
 心配そうな声。
「え?」
「そんなに真っ赤に腫れてる」
 聞こえないほどの小さな声が返ってくる。
「あ、あぁ……大丈夫。妙子とこうしてると、とっても気持ちいい」
 言いながら少し強く押し付けた。
「うん。……ぁ、私も…脱ぐね」
 ささやくような小さな声が耳元でした。
125旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:27:43 ID:iKXTZ8s7
 妙子は立ち上がると僕の視線に晒されながらジーンズを脱いでいく。
「あ、あんまり…見ないで……」
 僕から顔を背け、小さく言う。そう言われても、僕も硬直したように妙子から目が離せなかった。
ごくっ
 のどが大きく鳴った。妙子がショーツに手をかけたからだ。
 食い入るように見ている僕の視線が気になるのだろう。妙子は一度大きく深呼吸する。
 そして、僕の見ている前でショーツを下ろした。

 片足ずつ足先から抜く。そして
「ど…どう? 私の体、変じゃない? 東京の女の子と比べて、変わってない?」
 気を付けの姿勢のまま僕に尋ねた。何もまとわない、生まれたままの姿の妙子。
 だけど聞かれても童貞の僕には妙子の裸が他の人とどう違うのか判断できない。
「う、うん」
 答えられないまま僕は妙子を見上げてうなずいた。何度も何度もうなずいた。
 何を言っても、どんな賞賛をしても、妙子の美しさを言葉で表現できるはずがなかった。
 だから僕はうなずくしかなかった。それほど妙子の裸体はまぶしく、神々しいほど美しかった。
「妙子」
 手を差し伸べるように広げる。
「うん」
 両腕の間に妙子が入る。強く抱きしめあう。そうしながら僕は妙子の肩を抱くようにして静かに身を横たえた。

 抱き合うような恰好は、自然と勃起を妙子に押し当てる形となる。
「………」
 その感触がくすぐったく、また恥ずかしいのか、妙子は決まり悪そうな笑みで僕を見上げている。
「ごめん。でもこうしてると僕も気持ちいいんだ」
 腰のあたりで亀頭を揺すりながらささやくと、妙子は
「……うん」
 恥じらうように微笑んだ。

 唇を重ねる。そのまま本格的に妙子を攻めはじめる。
 左手は妙子の首の下にある。右手しか使えない。その手を頬から首筋、鎖骨とすべらせ胸に持っていく。
 なだらかな曲線を描くふもとから頂にかけて指先でなぞる。
 先端の小さな突起を手のひらでこするように回し揉み、少し押し込んでみる。
「あっ……ふン」
 感じたのか、絡んでいた妙子の舌が止まった。
 妙子を愛撫しながら二人の体にはさまれた剛直を腰を揺すって刺激する。そうやって僕も快楽を味わう。
「むっ!」
 そこから立ちのぼる快感に、僕ののどから思わずうめき声が上がった。
「んんっ!」
 唇をふさがれた妙子ものどの奥でうめく。呼吸が荒くなり、僕の頬をくすぐる吐息が熱く激しくなる。
 やがて妙子が苦しそうに顔を左右に振った。その弾みで唇が離れる。
「はぁあ」
 大きく息をついて妙子があえぐ。
 僕は離れた唇を妙子の首筋に寄せた。そのまま何度も押し当てる。そうしながらも、手は執拗に妙子の乳房を攻める。
 指先で全体をもみほぐし、手のひらで乳房を下から押し上げる。指の腹で乳首を転がし、爪の先で引っかくように乳輪をなぞる。
「はっ…くぅっ」
 歯を食いしばりながらも妙子は感じている声を出しつづけた。それどころか足をもじもじさせるようにこすり合わせている。
 それを見た僕は目標を下半身に移した。
 指を立て、つうぅ…と妙子のわき腹を滑らせる。
「ひゃぁんっ!」
 それに合わせ、妙子のお腹がヒクヒクと小刻みに波打つ。
 腰骨のあたりまで指を持っていくと、そこで体の中心に方向を変える。そして恥丘とおへその間で円を描くようにぐるぐると回した。
「んくぅっ……」
 絶え絶えの息の妙子が切なそうに僕を見る。
「ちゃんとさわってほしい?」
「……知らないっ!」
 かすかに潤んだ瞳で妙子は横を向いた。
「かわいいよ、妙子」
 微笑みかけ、手のひらを恥丘に乗せた。
126旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:29:20 ID:iKXTZ8s7
 シャリシャリとした陰毛の感触が伝わる。さわっているだけで興奮する。
 それを指に絡め、引っ張ったりかき回したりしてしばらくいじったあとで足の間に手を差し入れた。
 と、まるでオイルでも塗ったようにぬるりとした場所に指が届いた。
 太ももの付け根の近く。妙子の一番恥ずかしい部分。女の子の大切なところ……。
 指の先でそのあたりをまさぐる。
 もちもちとした弾力のある足の付け根の肉とは明らかに違う熱くぬめった箇所が感じられる。
 その端の付近にコリコリした小さな出っ張りがある。クリトリスか?
 そこに僕の指が到達すると、妙子の唇から
「くふっ……あふぁあ」
 これまでとは質の違う、かなり官能的な声が洩れた。
(こ、この奥に膣が……)
 指先が感知する生あたたかい感触に想像力がかき立てられる。
 それに従い、妙子にすり付けていた怒張の動きが無意識のうちに早くなる。
 そこから生まれる快感が腰の動きを強く、大きくさせる。
「あぁっ……」
 悦びの声を上げ、僕は妙子に先走りの液体を塗りたくりつづける。

 熱いぬめりを指先にまとい、僕はさらに奥へと手を進めた。
ぬるっ
 ほんのわずか指を動かしただけで押し出されるように恥肉が動く。
 しかも僕の指の動きに合わせ、くちゅくちゅと濡れた音を立てる。
 中指が溶けるかと思ってしまうほど熱くほとびっているソコを僕はゆっくりと上下させた。
 しばらく探っていると、深くくぼんだ場所が見つかった。……膣。思ったよりも下だ。
 そこに指を静かに挿し入れる。ずぶずぶと抵抗なく埋まっていく。
 中ほどまで指を沈めた。ヌルヌルであたたかく、搾るような締めつけがある。
 思わず中をかき混ぜるように指を動かした。と、
「くぅっ!」
 苦しそうな妙子の声がした。続けて
「ちょっと……痛い」
 涙混じりの声がする。
 あわてて指を引き抜く。
「ごめんね」
 少し急ぎすぎたようだ。
 代わりに僕はさっき見つけた肉の芽を何度となくこすりたてた。
「はっ…んっ、はぁぁぁん」
 今度は大きく背中をのけぞらせて妙子がよがった。同時に淫肉が引きつるように痙攣する。
「妙子?」
 とっさに妙子の顔を見る。
 眉根を寄せた妙子の表情は初めて見るメスの顔だった。
 ……性感がそそられる。背すじがぞくぞくする。射精を求め陰茎が大きく脈打つ。
「そ、そこ…気持ちいい……」
「!」
 クリトリスを愛撫され、ついに妙子が快感を口にした。
 粘液を指にまぶし、そこをさらに慎重に攻める。
 軽く爪を立てる。指の腹で回すように揉みこむ。少しの力で圧を加える。
 ソコを執拗に攻めていると、突然妙子の体が突っ張った。
「あっあっ、イク…イッちゃう、イッちゃうの! イクぅぅぅ!」
 腰を突き出し、僕の手に押し付けるようにして体を硬直させる。
 その瞬間、妙子に亀頭をこすりつけていた僕にも限界が来た。
「っっっ!」
 腰の奥のほうが熱くなり、目の前が真っ白になった。
びゅるっ! びゅくっ! びゅっ!………
 妙子と同時に僕も絶頂を迎えた。何度も何度も白濁が射ち出される。
 吐き出された精液は妙子の腰から下腹部、そしてお腹にかかり、白く汚していく。
 精液を浴びているのが気にならないのか、妙子は
「あ…あぁ……あ、ぁ……」
 声にならない声を上げたまま体をぶるぶると震わせている。
 ……やがて、静かに力が抜けた。
127旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:30:43 ID:iKXTZ8s7
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「はぁ、はぁ、はぁ………」
 二人して大きく息をつく。だけど僕の勃起はちっとも衰えていない。
 赤黒く充血したまま反り返っている。下腹部に食い込みそうなほど屹立している。
 よほど興奮しているのか、こんなのは初めてのことだ。
 僕は妙子から身を離すとティッシュを取った。
 そして達した余韻からまだ覚めないでいる妙子の体を拭っていく。
 そうこうするうち妙子も落ち着いてきたのか、僕からティッシュを受け取り引き継ぐ。

「あなたもイッちゃったの? ねぇ、これが精子?」
 体をぬぐいながら上気した頬と荒い息で妙子が聞いた。
「正確にはそれ、精液っていうんだけどね。精子が含まれた液体」
「そうなんだ……精子ってこんな中に入ってるのね」
 湿ったティッシュを広げてまじまじと観察する。
「恥ずかしいって。……妙子そんなに見るなよ」
「うん。……でもあなたの赤ちゃんの素だから……」
 もう一度、まるで瞳の奥に焼き付けるように見たあとで妙子はようやくティッシュを捨てた。
「妙子」
 名前を呼びながら再び横たえる。いよいよ妙子と結ばれるんだ。

 一度射精して冷静になった僕にはゆとりがあった。
 それでも股間は真っ赤に焼けた鉄棒のように熱く、固くなっている。
 こんなになるなんて自分でも驚くほどだ。
 まして一回精を放っている。本当に信じられないことだった。
 それほど妙子とのセックスは僕を魅きつけ、夢中にさせていた。

 妙子の体に自分の体を重ねる。
 胸を合わせると妙子の肌が吸い付いてくるようだった。
 ためらいがちに妙子が足を広げる。その間に下半身をもぐりこませる。
 いきり立った亀頭の裏側が妙子の恥毛にこすられる。その刺激がなんとも心地よい。
「妙子……大好きだよ」
「うん」
 目を見たまま腰を動かして位置を合わせる。
 熱く潤んだ淫裂に亀頭があたり、
くちゅっ
 と湿った音が立った。
 僕は片手を妙子のひざの裏に当ててより大きく広げた。
 陰唇が大きく伸びる。熱いぬめりが裏スジを快く刺激する。
 ……いよいよ妙子と。
 淫茎に手を添え、ぬかるんだ溝の間で先端を上下させる。
 目指す場所は恥裂の下のほう。……あった。そこに狙いを定める。
「妙子、入れるよ」
 そう声をかけた。妙子が僕を見て小さくうなずく。
 おこりに似た震えが全身に走った。ついに妙子と一つになる!

 腰を突き出す。
ぐぐっ!
 亀頭がわずかに妙子の中に埋まる。だけどそこから先に進んでいかない。
「ああぁっ!」
 悲鳴に似た叫び。
 指でさえ痛みを訴えた妙子に、その何倍も太いものが入るのか?
「妙子?」
「平気、続けて」
 涙声の妙子が僕を見て微笑む。
「だけど」
「お願い!」
 そう言いながら僕の腕をつかむ。
「……うん」
 心を決めた。妙子が望むなら、僕は最後までやり遂げる。
128旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:33:19 ID:iKXTZ8s7
 さらに力をこめて腰を送り込む。
「はぅ、くぅぅぅ…」
 泣き声に似た妙子の声。だけどやめるわけにはいかない。
「妙子ごめん、もうちょっと我慢して」
 唇を噛みしめ、眉間にしわを寄せて妙子が痛みに耐えている。
 それでもほんの少ししか入っていかない。
 強靭な処女の抵抗が勃起を押し出そうとしているのを感じる。
 それに逆らい、さらに腰を押し込む。こわばりが妙子の中に少しだけめり込む。
「は、入った? 終わった?」
「うん、入った……でもまだ少しだけ」
(妙子、痛がらせてごめんね……)
 答えながら心で詫び、腰をねじ込むようにして妙子に入っていく。
「あぅっ!」
 僕の腕がさらに強くつかまれた。爪が食い込み、血がにじむ。
 痛い。だけど妙子の痛みはこんなものじゃないはずだ。
 結合部に目をやる。
 血管を浮き立たせた醜い剛直が妙子の膣に頭を押し込んでいる。
 全体の三分の一か? まだ亀頭の少し下までしか入っていない。
 妙子を僕のものにする感動と、妙子に苦しみを与えている不本意さとがない交ぜになる。
「妙子、やめる?」
 すがるような瞳でふるふると首を振り、妙子は僕の提案を拒絶する。
 ……やめることは出来ない。
 処女の膣は僕を容易には受け入れない。それでもより強く腰を挿しこむ。
「ぅあぁっ!」
 悲痛な叫びが上がる。
(妙子、ごめん……)
 何度も心の中で許しを乞いながら、僕はさらに行為を続けた。

 僕にとっても、妙子にとっても苦行といえる時間が続いた。
 体が引き裂かれるほどの痛みが妙子を襲っているはずだ。なのに僕のために耐えている。
 胸が熱くなった。涙があふれた。それが妙子の顔にしたたる。
 それに気付いた妙子が僕の顔に手を伸ばし、涙をぬぐった。
「ありがとう、うれしい……」
 そして本当にうれしそうに妙子が笑う。
 妙子の愛情はここまで深いのか。ここまで僕に尽くしてくれるのか。
「妙子……」
 頬を合わせる。両手で妙子の頭を抱えるようにして抱き寄せる。
 合わさった胸に乳房のふくらみの柔らかさ、あたたかさが流れ込んでくる。
 狂おしいほどの愛情が僕の胸に湧きあがった。
「妙子!」
 唇が重なる。舌先がふれあう。そして絡みあう。唾液を交換し、嚥下する。
「ん、んんっ」
 くぐもったあえぎ声が妙子から発せられる。
 体を密着させ強く抱き合った瞬間、陰茎が妙子の奥深くに吸い込まれた。
 僕の侵入を拒んでいたひだのようなものが突き破られるのを先端が感じ取る。
「んんんっ!」
 破瓜の痛みにうめく妙子の声を聞きながら、僕はついに根元まで収まった。
 ……妙子の処女が散った。
129旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:34:40 ID:iKXTZ8s7
 圧倒的な快感がペニス全体を覆い尽くしている。
 膣の中の無数のひだが肉茎を締めつける。ゆるやかに蠕動し、絡みつき、しごきたてる。
「うああっ!」
 射精を促すような、奥へ奥へと引きずり込むような動きが僕をあえがせる。
 全身が性器になったような甘美な感覚が僕の体を駆けめぐる。
 思わず腰を前後させてしまった衝撃に、妙子が
「んあっ!」
 細いのどをのけぞらす。
 その反動で僕たちの唇が離れる。
 だけど、たとえ一瞬でも唇が離れているのが惜しいとでも言うように妙子が唇を合わせてくる。
 両手を僕の頭にまわし、むさぼるように唇を求めてくる。
 舌が差し込まれる。僕はそれに吸い付く。
 そうしながらも妙子の膣は僕を搾りあげた。しびれるような快感が生まれていく。
 僕は妙子の舌を甘噛みしたまま腰をわずかに前後させた。
 膣壁に淫茎がこすられ、快感が増幅する。中で何かがうごめいているように亀頭がくすぐられる。
 これ以上の快感がこの世にあるのか? そう思える凄まじい悦楽がつづく。

 妙子は眉間にしわを寄せたまま僕に抱かれつづけた。
 見ようによっては快楽に耐えているようにも思える。だけどそんなはずはない。
 時折苦しそうに表情がゆがむ。
 ……やっぱり痛いんだ。
 処女を喪ったばかりで快感を得るはずがない。
 僕はこんなに気持ちいいのに、妙子は……。罪悪感が増していく。
 今の僕に出来ること。それは少しでも早く射精することだ。
 なるべく妙子に負担を与えないようにゆっくりと腰を振る。そのたびに勃起に伝わる感触が変化する。
 締めつける。包みこむ。何かがうごめく。奥に引き込まれる。しごかれる……。
 そんな千変万化の感覚を味わいながら、僕はいつしか夢中になって腰を振っていた。
 妙子を慮るのも忘れ、奥深くに突き立てては腰を引く。それを何度もくり返す。
 腰の奥が熱を持っていく。射精感が急速に高まっていく。

 突然、何かが爆発するような快感が股間を包み込んだ。
「妙子っ、妙子っ……イクっっっ!」
 急いで妙子から引き抜く。
 次の瞬間、電流が下半身から背すじを走り抜けた。背中に鳥肌が立ち、首筋の毛が逆立つ。
どびゅっ! どびゅっ! ずびゅっ! びゅびゅっ!…………
 今まで経験したどんな悦楽とも違う、まったく異質の性感。次元の違う、圧倒的な愉悦。
 体全体が粉々になってしまいそうな強烈な快感が股間から生まれ、妙子にまき散らされる。
「ぐおおぉぉぉ」
 雄叫びに似た声が聞こえたが、それが自分の上げている声だとは到底思えなかった。
っびゅっ! びゅるっ! びゅっ!………
 そして僕は精をぶちまけるたびに絶叫した。射精の快楽はそれほど烈しいものだった。

「はぁ、はぁ……ごめん、痛かったろ? 大丈夫?」
 腰がとろけそうな快楽の中、整わない息で妙子に問いかける。
 下腹部は言うに及ばず、腹、胸、そして首筋まで飛び散った粘液。
 どこにこれほどの量が。そう思えるほどおびただしい白濁が妙子の肌を彩っていた。
「平気……私、幸せよ」
 目にいっぱい涙をためて妙子が答える。
 そんな姿に僕の心が温かいものでいっぱいに満たされる。
つつっ……
 と、妙子の瞳から一筋の涙がこぼれた。それは、この世で最も貴く、美しいものに思えた。
「きれいだ。とっても素敵だよ、妙子」
 思わず発した僕の言葉に妙子の唇がほころんだ。
 初めての経験を終え妙子も落ち着いたのか、初めて見るような安らかな笑顔だった。
 幸福感が胸の中で風船のように膨らんでいく。
「愛してる、妙子……」
「私も……」
 僕たちの唇が重なった。
130旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:35:54 ID:iKXTZ8s7
 妙子の体にまき散らされた精液と、妙子の初めての証にまみれた男性器を拭き清める。
「ハ、ハクション!」
 豪快なくしゃみが出た。
「へ、平気?」
「裸だから冷えたみたい。汗もかいたし。……悪化したかも」
 腕を抱くようにさすりながら答える。
 心は火照っているはずなのに、なんだか寒気がする。
「ご、ごめんね。あったかくして寝てて」
 言いながら妙子が頭から布団をかぶせた。
 さらに布団を重ねているのか、その上に重みがどんどん加わる。
「く、苦しいよ」
 ようやく顔だけ出してそれを伝える。
「すぐにおかゆ炊くからね。それ食べてお薬飲もうね」
 心配そうな顔でそう言うと、妙子は台所に立った。……裸のままで。
 僕の心で邪な気持ちが頭をもたげた。
「ねぇ妙子、できたら裸エプロ……」
「え? なぁに?」
 鍋を火にかけていて聞こえなかったのか、無邪気な笑顔で妙子が聞き返す。
「う、ううん……なんでもない。なんでもないよ」
 反省した。
「? そう? ……ヘンなの」
 不思議そうな顔をしたままネギを刻みはじめる。裸でいることをなんとも思わないのか?
「妙子も服着ないと風邪引いちゃうよ。僕とキスしたから風邪の菌うつったかもしれないし」
 その背中に声をかけると、
「ば、バカぁ!」
 包丁を持ったまま真っ赤な顔で振り向いた。

 布団のそばに落ちていたショーツを取ると、妙子が足を通す。
 普段は絶対に人目に触れない股間の翳りが先ほどの記憶を甦らせる。
 ……妙子とセックスした。僕のものにした。僕たちはもう『男と女の関係』だ。
 そんなことを考えながらぼんやりと眺めていると、
「な、なに見てるのよぉ。あなたも服着なさいよねっ……」
 首まで朱に染めて妙子が僕に背を向けた。

 妙子がかいがいしく世話をしてくれるのがなんだかとてもうれしい。
 熱があるのを忘れてしまうほど幸福な気持ちだ。
(もしも妙子と結婚したら、毎日がこんな感じなのかなぁ……)
 布団の中から妙子の姿を見ながら、僕はそんなことを考えていた。


           おわり
131旧69 ◆49EtSB976. :2005/09/21(水) 01:39:45 ID:iKXTZ8s7
名前を差し替えても通用してしまうエロシーンですね。がんばったんですけどこれが私の限界です。
次回はもっと「そのキャラらしさ」を出せるよう精進します。



>>59-62
感想のレスありがとうございます。

>>71
有用な情報ありがとうございます。お知らせいただいたあと、某所で購入しました。
早速吸い出しましたところ、未見のCGもあり、とても助かっています。
今後もお力をお借りする場合もあるかと思います。その際はまたよろしくお願いしますw
ツールの作者さんにも感謝します。ありがとうございました。

>>85-87
ご期待に沿えたようでしたらいいのですが……。
132名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 13:20:45 ID:fGe9hoOO
やべぇ。勃起した。
旧69さんGJっす!
133名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 01:11:53 ID:pqM+bWDt
>131
世話好き妙子のエッチとても良かったです!
処女喪失シーンがリアルで興奮。
134名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 01:40:03 ID:hk66ckxB
いつもながらGJ
135名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 23:57:17 ID:F/gIJtt+
旧69氏、ありがとう。
次も楽しみにしてます。
136このスレのまとめ:2005/09/25(日) 17:25:27 ID:wh9B4G5p
遠藤晶
 コンサート控え室でH >8-10

他サイト
 >19-20 >31 >37 >63 >68
 処女の家『松岡千恵』 >23-29
 処女の家『星野明日香』 >32-33
 処女の家『遠藤晶』 >34-36(未完)

山本るりか
 近親相姦 >40-46

沢渡ほのか
 「入院して手コキしてもらう話」の続編 >49-57

安達妙子
 『続・妙子と夏休みに』 >74-79

安達妙子
 処女喪失 >120-130
137名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 16:13:12 ID:x5p6hs7D
69さん、いつも良いSSをありがとう。
個人的には時間軸の連続物も見てみたいです。
138名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 16:14:02 ID:x5p6hs7D
連続物→連続した物
139名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 17:35:44 ID:8pLahF+c
個人的には寝取られモノが読みたい。
140名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 23:34:25 ID:MX7jgpNy
寝取られは一歩間違うとスレが荒れるからな…
141名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 23:51:01 ID:7fmjKL0g
荒れるかどうか、まずは投下!
142名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 23:58:51 ID:WhSf8FCn
寝取られは勘弁してください。
143名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 21:40:53 ID:/O9iNKoS
寝取られはキャラによるな。
美由紀、るりか、晶なら見てみたい気もする。
144名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 00:20:28 ID:G8UJLpnk
>>143     _, ,_
     〃〃(`Д´ ∩ < クラウスに寝取られるのなんてヤダヤダヤダ
        ⊂   (
          ヽ∩ つ  ジタバタ


それはさておき、
留学先のウィーンで東洋人と蔑視され、精液便所と化す遠藤晶。

・・・・というのを絵ならキャプション添えて1枚で出来るが、
文章だと陵辱の過程や細かい描写、心理状態なんかも
表現しなければならない。SS書きって大変だなぁと思う。

リクじゃないんで書かなくていいです。荒れそうだしw
145名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 15:44:26 ID:JKEApl8E
妙子やえみるの寝取られは勘弁してくれ
146名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 22:49:37 ID:BScjhFj0
一応貼っておく。

センチメンタルグラフティ等のスレッド9
ttp://moe.homelinux.net/cache/res867050c3s1.html
147名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 20:47:55 ID:2JJnhmfj
今までしたすごいいたずら〈19〉
http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/company/1126088360/141

なかよし保育園で妙子もこういう目に遭ってそう・・・
148名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 11:48:47 ID:b14S2Wq8
おいらは寝取られ苦手。
それよりもレイプものが見たい。
その辺のストーカーやら不審者に襲われるようなの。
最初に陵辱注意とでも書いておけばNG登録出来ていいんでない?
149名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 14:08:04 ID:RCwlko0J
レイプも寝取られの一種じゃないの?
150名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 16:36:44 ID:bN2JuYFU
違うんじゃないの?
151名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 17:03:02 ID:5DLRQaVK
「彼女または片想いの娘が、他人とHしてしまう」
「主人公にとって身近な女性が主人公以外の第三者と性的関係を持つ事」
「主人公以外の人物に犯られてしまうヒロイン」

寝取られを検索すると、どこも大体こんな定義をしているようだ。
広義にはレイプも寝取られになる模様。
152名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 17:59:47 ID:q7oQ1sIQ
>>139で寝取られモノを読みたいと書いた者です。
私が読みたい寝取られ話は、簡単に言えば、

第一段階
イケメンが現われ、ヒロインをしつこく口説く。
最初、ヒロインはイケメン男に興味はなく、彼氏にラブラブ。
しかし、日が立つにつれ、イケメン男と話をするうちに、
徐々にヒロインが心を許し、彼氏とイケメン男との心の葛藤に苦しむ。

第二段階
イケメン男の数々の口説きテクニックにより、デートまで進展し、
デートの回数も増え、ついに体を許してしまう。

第三段階
イケメン男との密会は楽しく、罪悪感・背徳感を感じながらも、
秘密のデートも止められず、だんだん彼氏<イケメン男になってゆく。

最終段階
最終段階は2パターン。
ヒロインが、イケメン男に乗り換えてのバッドエンディング。
もう一つは、イケメン男に捨てられて、彼氏(主人公)とよりを戻す。
ここで一つのポイントが、ヒロインはイケメン男に孕まされている。
というのがミソ。

やっぱ、読みたくないか・・・・。
153名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 18:24:48 ID:5DLRQaVK
>>152
これをセンチでやると、
彼氏=1または2の主人公
イケメン=ヒロインの同級生や同僚
ですよね。

「センチである必要がない」SSならともかく、
原作に則すなら難しいのではないかと……。
154名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 18:38:50 ID:RCwlko0J
やっぱ寝取られは分からんなあ。
寝取り趣味は分かるんだが。
155名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 18:44:29 ID:q7oQ1sIQ
>>153
やっぱり難しいですかね。
SSを書き慣れた人なら書けると思ったのですが。

>>154
寝取りなんて普通すぎて面白くないよ。
ある意味、ギャルゲーやエロゲーなんて見方を変えれば、全部寝取りなんだから。
156名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 18:56:14 ID:RCwlko0J
>ある意味、ギャルゲーやエロゲーなんて見方を変えれば、全部寝取りなんだから。
どういうこと?
157名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 19:00:31 ID:5DLRQaVK
仮に152をSSにするとして、
もうストーリーが分かっちゃってるわけだからエロで押しまくるしかない。

あとはヒロインの葛藤にどう説得力を持たせるか、とか
複数回のデート描写のバリエーション(たとえ一行で済ますにしても)とか
本命を裏切るに値する魅力的なライバルの描出とか
どう転んでもダークにしかならないエンディングの処理の仕方とか難問は山積。

主人公にラブラブという設定なら1だけど、
どのヒロインも他の男には目もくれないだろうから、
そこを読者に納得させるのも一苦労かな?
158名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 19:09:36 ID:q7oQ1sIQ
>>156
考えても見てください。
ギャルゲーやエロゲーにでてくるヒロインや女キャラは美少女ばかり。
攻略キャラになると、美少女というだけでなく、性格設定まで上玉。
よくクラスの人気者とかいう設定があるでしょう。
普通、リアルでこんな女性がいたら男なら全員狙っているでしょう。
ゲームの世界でなら、主人公は美少女ヒロインを攻略する時、サブキャラに嫉妬されている。
という事は容易に想像できる。
つまり、目に見えない男子キャラからヒロインを寝取っている。と言える訳だ。
159名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 19:48:18 ID:RCwlko0J
>>158
なるほど、理解した。
ゲーム世界内での人気者を落とせばそれは寝取りか。

じゃあ、センチヒロインの人気はこんなもんだろうか。

特 明日香 るりか 夏穂 晶 (交友関係が広く社交的)
高 ほのか 若菜 千恵 (ガードが極端に固い、友人が偏っている) 
中 妙子 美由紀 真奈美 (クラス内で目立たない)
薄 えみる 優 (周りから浮いている)
160名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 06:33:38 ID:2B4EbKti
そういうのは寝取りとは言わん…
161名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 09:31:38 ID:i3769RwP
>>160
異性から好かれている人気者の美少女と付き合いHシーンまでいったら、
寝取りの部類には入る。
と、寝取り・寝取られのスレで書かれていたのを見た事あるよ。
まぁ、ただの人気者ではなく「異性からも人気者のある”美少女”」というのが、
大きなポイントだろうね。
162名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 10:31:50 ID:i3769RwP
まぁ、ヒロインに彼氏がいて、その彼氏からヒロインを奪い取るのが寝取り、という人もいますが、
大きくみれば、彼氏がいるいないは関係ない場合もある。
寝取り・寝取られとは、体ともう一つ、精神も奪う・奪われる事にある。

例えば、沢渡ほのか嬢。
センチ2で、彼女は大学のミスコンでグランプリを取ったという設定。
普通に考えれば、ほのかを自分の彼女にしたいと思っている男は山ほどいる、と考えられる。
そんな美少女を主人公は自分の彼女にしてしまうわけだ。
リアルなら、多くの男に羨ましがられ嫉妬もされるだろう。
全年齢作品だからHシーンはないが、彼女になったのならいずれ性交渉をもつと考えるのが普通。
つまり、主人公は大学の男の憧れの的である沢渡ほのかを独り占めし自分だけの女にした。
(多くの男の的である異性として人気の”美少女”を奪い取った・独り占めした)寝取りに入るのです。
もっと解り易く言えば、自分を脇役の男子キャラ、あるいは、
ゲームの中には出て来ないが存在する一般の男子生徒に置き換えてみてください。
そうすれば、主人公がほのかを寝取ったと感じるでしょう。
沢渡ほのかの事が好きならば、少なからず主人公に嫉妬・怒りがあるはずです。
163名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 12:11:33 ID:M+PUoTu5
センチヒロインの魅力は、1の主人公に対する一途さだからなあ(俺的に
レイープ以外の寝取られモノは、なんかちがうなーとしかおもえん
164名無しさん@ピンキー :2005/10/08(土) 13:13:32 ID:/BAY9KkR
いや、なんと言うか寝取りと寝取られの定義がとんでもないな。
サド(S)とマゾ(M)を混合してるというか、誰の女でもないないのに
寝取った!、はさすがに痛すぎ。
自作自演ですか?寝取られ厨はとっと巣のお戻りくださいな。
165名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 13:34:13 ID:i3769RwP
>>164
定義なんて有って無いようなもの。
そもそも創作物なんだからね。w
まぁ、寝取られ嫌いな人は理解できないだろうけど。
嫌いだから巣に戻れでは、単なる貴方の我侭でしょ。呆れ
嫌なら、読まなければ良いだけの話。
理解できた?
166名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 13:53:28 ID:i3769RwP
やはり、センチの魅力は>>163の人が書いてるように、
1の主人公に対する一途さだと思いますね。
となると、キャラ設定から寝取られにもっていき易そうなのは、
明日香・晶・真奈美ぐらいでしょうか。
167名無しさん@ピンキー :2005/10/08(土) 15:36:59 ID:/BAY9KkR
>>163
自分達だけの考えを、さも普遍性のように書かれてもナ。
そのうえ、書かれているものを読まなきゃ内容が判らん2chで
>>嫌なら、読まなければ良いだけの話。
とは、あまりに痛すぎ。
そういう時は名前に「寝取られ厨」とでも書いてからにしてくれ。
そうすりゃあぼーん指定してあげるからね、判った?
出来ないなら巣に帰れ。
168名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 16:17:48 ID:MQ9RkDqx
スレが伸びてるから新作投下か!
……と思ったら違うのね。

自分と性交渉のある相手が別の相手とセックスして、
その相手のもとに行ってしまうのが「寝取られる」だと思ってた。
169名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 19:15:18 ID:HiP66+q3
148のレイプが寝取られとなるなら、
寝取られ抜きで浮浪者に犯されるシチュ作ろうと思ったら
主人公自身が浮浪者にならないと駄目なわけか。
・・・それもいいかもしんないw
170名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 19:50:05 ID:i3769RwP
>>169
なるほど。
大抵の主人公は、ヒロインとほぼ同年代の男だからな。
主人公自身のキャラ設定を普通のシチュでありえなさそうな設定にすれば面白いな。
そうすれば、勝手に脳内変換で寝取られにもっていけそう。
グッドアイディーア!
171名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:27:28 ID:2B4EbKti
まだやってたんか…

つか、>>158のが寝取られになるってなら
第3者視点で主人公とヒロインの青姦見せ付けられるとかで良いんじゃねーの?w
172名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:30:28 ID:i3769RwP
>>171
>>158をを100回読め。
158は寝取られでなく、寝取りになると言ってんのだよ。w
173名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:58:05 ID:i3769RwP

まぁ、センチキャラで寝取られSSを書くのは難しそうだし、
誰も興味なさそうだから、もう寝取られの話は止めよう。
実に残念だよ。
だから、何人かが書いているようにレイープSSを期待するとしよう。
174名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 23:14:34 ID:MQ9RkDqx
まぁ、一番安心して読めるのはラブラブ和姦だけどね。
175名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 23:31:54 ID:NAY4mKSZ
>>162
只単にエロSSを拾いに来たこのスレで、しかも長文レスで感心させられるとは・・・
176名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 23:39:17 ID:2B4EbKti
>>172
だから、第3者から見りゃ寝取られになんだろが
自分こそ100回読め
177旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 00:43:41 ID:z6/diLph
>>132-135 >>137
レスありがとうございます。


晶のSSです。新作ではなく、>>8-10の焼き直しです。
ちょっと思うところがあって「主人公視点」を「ヒロイン視点」で書き直してみました。
投下はエロシーンのみで、視点を変えただけのものとありストーリーの変化もありません。
くだらない遊びと思われる方のため、無視できるよう名前欄に「晶 視点転換」と入れます。
なおセリフはスレ発表分ではなく、補筆修正版を元にしました。
178晶 視点転換 旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 00:45:10 ID:z6/diLph
「開演まであと30分ちょっとしかないじゃない! 来ない気なの?」
 動物園のクマのように室内を歩き回りながら毒づく。
「せっかく送ったIDカード、届いてないのかしら。……仕事が終わらないとか? まさか、事故?」
 良くない想像がよぎり、不安になる。

 今日は結婚前の最後のコンサート。
 準備や全国を回るツアーのために、もう3ヶ月近くずっと会ってない。
 電話では『結婚すれば一緒にいられるからいい』とは言ったけど、やっぱり逢いたい。
 だから木村さんに無理言ってスタッフ証まで作ってもらったのに……。
「あ〜あ……」
 ため息をついたときだ。
コンコン
 ちょっと控えめなノックの音。
(木村さん? ……違うわ、あの人ならこんなノックの仕方はしない。だとすると……)
 でも違うかもしれない。
 期待が裏切られたときのことを思い、努めて冷静に返事をする。
「どうぞ」
「晶、入るね」
 彼の声!
 それと同時にドアが開かれた。

 とっさには言葉が出ない。彼の顔を見ているだけで胸がいっぱいになる。
「あ、ごめん。これから着替え? 僕出てるよ」
 まだステージ衣裳に着替えていない私を見て彼が言う。
 あわてたような顔がなんだかおかしい。
 それで緊張が解けたみたい。口が滑らかになる。
「そうなんだけど……私の裸、もう何度も見てるでしょ? ここにいたっていいのよ?」
 一瞬彼が驚いた顔をする。そしてそれは、すぐに優しい微笑みに変わる。
「晶……」
 名前が呼ばれる。
「……うん」
 なんだか恥ずかしい。
「会いたかったよ」
 抱きしめられた。
「私も」
 私もそれに応え、彼の背中に回した腕に力を込める。
 ……見つめあい、どちらからともなく唇が重なった。
179晶 視点転換 旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 00:46:44 ID:z6/diLph
 優しく、慈しむような口付け。……愛されてるって感じる。
 精一杯の気持ちを込め、私もそれに応じる。
 舌を甘噛みされる。頭の奥がぼうっとなるような陶酔感。腰の奥が熱くなっていく。
じゅん……
(あっ!)
 奥から熱い液体がしみ出すのが感じられた。
 濡れてる。彼に抱かれたことで体が反応している。
 でもはしたない女だと思われたくない。冷静にならなければ……。
(!)
 スラックスの薄い生地越しに彼の性器が大きくなっているのが伝わった。
 ……彼も興奮している?

 唇が離れる。
 息が荒くなる。体はすっかり彼を受け入れる準備が整ったようだ。今すぐ抱かれたい……。
 でも私にはこのあと演奏がある。大勢の聴衆が私を待っている。そんなことは出来ない。
「会えない時は晶のこと思ってずっとオナニーしてた……」
(!)
 バ、バカ! こんなときになに言ってるのよ!
 ……でもちっとも不快じゃない。だって、私のことを思ってくれたってことでしょ?
 それに私だって、彼のことを思って何度も……。
「オナ……そ、そうよね、男の人なら当然よね」
 自分の気持ちを悟られないように、彼の目を見ずに答える。
「晶は自分でしたりしなかったの?」
「バ、バカっ! そ、そんなこと言えるわけないでしょ……」
 気付かれた? とっさに口ごもる。
 顔が熱い。きっと私、いま真っ赤だ。……顔が上げられない。
「晶」
 名前が呼ばれた。
 あごに手を添えられ、顔が上向けられる。
 ……そのまま唇が合わさった。

 舌と唇の愛撫に感情が昂ぶっていく。
 体の中心が熱くなり、身も心も溶けていくようだ。
 ……私…この人のことが、好き。
 強く抱かれ、体重を預ける。
 と、ためらいがちに胸に手が乗せられた。
(!)
 もう片方の手がスカートの裾から侵入する。
「ちょっ、……だ、ダメよこんなところで」
 唇を離し、小声で彼を制する。
 いつ誰が入ってくるか分からない控え室。キスならまだしも、それ以上の行為なんてできない。
「好きだよ晶……愛してる」
 耳元でささやかれた。
 うれしい。分かりきった気持ちでも、言葉にされるととっても幸せな気持ちになれる。
 そんな言葉を聞かされたから足に力が入らなくなる。
 それでもここで許すわけにはいかない。
「……だって」
 せめてもの抵抗。
「晶……晶は僕のこと嫌い?」
「! ……バカぁ」
 嫌いなわけ、ないじゃない。
 ……私の全身から力が抜けた。
180晶 視点転換 旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 00:47:49 ID:z6/diLph
 手際よく彼が私を脱がせていく。
 自分のペースで脱げないことが羞恥心をあおる。
 もう何度も抱かれているのに、脱がされるのだけは慣れない。
 上を脱がし終わると首筋をなぞっていた唇が肩から下に下りていく。
 でもそのあたりで何度も往復する。……胸は取っておく気?
 いい加減じらされた頃にようやく胸に到達した。
「くぅん……」
 待ち焦がれていた刺激に不覚にも声が出た。
 それを合図にしたかのように彼は先端のつぼみを口に含んだ。
 私のどこが感じる場所なのかを知りぬいた、いやらしい攻めが始まる。
 ……体の奥からまた粘液がにじみ出る。

「晶……」
 切迫した声。
 見ると彼がオスの顔になっていた。欲望にギラギラする目で見つめられる。
 テーブルに手を付かせられる。こ、こんな屈辱的な恰好……。
 でも逆らえない。体が素直に従ってしまう。
 スカートがまくられ、下着が引き下ろされる。
ぬちゃ……
 下着と体の間で愛液が糸を引いた。
(恥ずかしい……)
 彼の顔を見ることが出来ない。
「入れるよ」
 そう声がした。そして私の返事の前に
ぐっ!
 ペニスがねじ込まれた。
「んあっ!」
 背後から貫かれた衝撃にのけぞる。
 それでも声は出せない。唇を噛みしめて律動に耐える。
 後ろから手が回され、胸がもまれた。
 もう片方の手はクリトリスに置かれ、そこを丹念に転がされる。
「はぁんっ、くぅう……」
 気持ちいい。久し振りのセックス。ずっと抱かれるところを想像していた……。

「晶ごめん……イク」
 切迫した彼の声。
(えっ? もう?)
 まだ登りつめてない。もう少し、もう少しで私もイケそう……。
 だけど、
「……うっっ!」
 私の後ろで彼が動きを止め、全身をこわばらせた。
 その直後、私たちのつながっている場所にピクピクとした感触が伝わる。
(あっ、いま彼が射精してる……私に精液、注ぎ込まれてる……)
 彼の生命の種が、私の中に広がっていった。
181晶 視点転換 旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 00:48:55 ID:z6/diLph
「はぁ、はぁ、はぁ…………」
 耳元に熱い吐息がかかる。
 ……満足したのかな? だったらうれしいな。
 そうだ、そういえば中で……。
「これからバイオリン弾くのに……なんで中で出すのよぉ……ばかぁ」
 言葉ではそう言ったけど、本当はちっともイヤじゃなかった。

 上からのしかかる彼の体重を感じる。私は大きな満足に包まれてじっとしていた。
 と、視界の端に時計が映った。
「やだ、もうこんな時間……」
 開演まであと10分もない。
 ティッシュを引き抜いて性器を拭く。彼の出したものがあとからあとから垂れてくる。
(仕方ないわ)
 そのまま下着を着けた。
「ば、バカぁ……キスマークなんか付けちゃってどうするのよぉ……」
 鏡の中の私の首筋に鬱血の跡。いつ付けられたんだろう?
「ご、ごめん……興奮してていつ付けたのか僕もよく覚えてない。……なんとかなる?」
 おかしい。あんなにあわててる。いつもはとっても冷静なのに。
「まぁ、いいわ。ファンデーションで何とかごまかすから」
「そ、そうなの? そんなことできるんだ……」
 安堵した顔。ごめんね、驚かせて。
「そうよ、演奏するときはメイクだってしてるんだから……でもね」
 そこまで言って急に恥ずかしくなった。
「素顔の……本当の私を知っているのは……あなただけ」
「あ、晶……」
「それに……こんなことしなくたって、私はあなただけのものなんだからね……」
 本心なのに、改めて言葉にするとなぜか恥ずかしい。
「う、うん……ありがと……」
「それから……そんなにキスマーク付けたいんなら、今度は見えないところにしなさいよね!」

 コンサートが始まった。
(私の一番のファンは、あなた)
 あなたのために私はバイオリンを弾く。
 あなたに聞いてもらうために私はバイオリンを弾く。
 客席に座る彼を見ながら、私は心の中で何度もくり返していた。


           おわり
182旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 02:00:27 ID:z6/diLph
夏穂のSSです。設定は2の数年後です。
183旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 02:02:13 ID:z6/diLph
カラン
 溶けた氷がグラスの中で涼やかに鳴る。
 ここはプールバー『キャロム』。天河大学の近くにある店だ。
 僕が夏穂の過去と真摯に向き合うきっかけとなった思い出の店でもある。

 今日はデートだった。
 北浦ドームで行なわれた野球観戦だ。夏穂のひいきチームと、そのにっくきライバルとの対戦。
 試合は逆転に次ぐ逆転の好ゲーム。そのたびに夏穂は大声をあげ、手足を振り上げて応援した。
 そしてのどが渇いたと言ってはビールを飲み、お腹がすいたと言ってはポップコーンやたこ焼きを頬張る。
 ……買いに行ったのは全部僕だ。おかげで試合の半分近くはモニターでしか見てない。
 大接戦の末、結局夏穂のひいきチームが逆転勝利した。
 正直、そんなおもしろい試合を生で見られなかったのは残念だ。
 だけど、それでも夏穂のとびっきりの笑顔が見られたから良しとしよう。
 あれで負けてたら大荒れだったかもしれないしな……。

 球場を出たあと、ほろ酔い加減で、そのうえ上機嫌の夏穂となんとなく虹沢の町に来た。
 大学を卒業してだいぶ経つのに、つい足を向けてしまう魅力がこの街にはあるみたいだ。
 そうして僕たちは、二人のいろいろな思い出が詰まったキャロムに足を運んだんだ。

 いつもは賑わうこの店も、今日はほとんど客が入っていない。
 年度替わりの大学の休暇期間。それに遅い時間帯とあって客は僕たちのほかは一組だけだ。
 彼らがゲームに興じる声と小さく流れる音楽以外はしない空間。
 その中で、僕は夏穂とカウンターの片隅で静かに飲んでいた。
 薄暗い照明は、ともすればお互いの表情も読み取れなくさせる。
 だけど、かえって好都合かもしれない。なぜなら今日の僕にはある計画があったからだ。
「ちょっと早いけど、誕生日おめでとう。夏穂、これ……」
 ジャケットのポケットから小箱を取り出す。いわゆる『給料の3か月分』だ。実際はもっとしたけど……。
「……え?」
 目を丸くして夏穂がソレを見る。
 だって夏穂の指にはすでに僕とペアのファッションリングがはまっている。
 心臓がバクバクする。それでもがんばって冷静を装う。
「開けてみて」
 促す僕に
「もう一つ持ってるし、どうせくれるなら指輪じゃないほうがよかったなぁ」
 自分の指を見ながらやや辟易したという感じの声が返ってくる。そんな遠慮のなさが夏穂らしい。
 その声を聞き流し、
「気に入ってもらえるとうれしいんだけどな」
 有無を言わせぬ感じを声に込め、カウンターの夏穂の目の前に押し出す。
「……気に入らなかったらはめないからね」
 渋々といった感じで夏穂が箱を手に取った。そしてフタを開ける。……そのまま固まる。
 台がV字のちょっと洒落たデザインで、石はダイヤモンド。夏穂の誕生石だ。
 ……形だけの恋人の時期があった。夏穂に振られた。夏穂の心の痛みを知った。
 もう一度友だちとして再スタートした。恋人になるまでが長かった。それから今日までの日々。
 大学時代からのいろんな思いが渦巻く。
「どうかな? 不満?」
 さすがに僕も緊張している。気持ちに余裕は全然ない。手のひらが汗ばむ。
 ……固唾を飲んで夏穂の返答を待つ。
 息が詰まって夏穂の顔が見られない。僕は壁を見つめたままだ。
ぽふっ
 と、返事の代わりに夏穂が僕にしなだれかかってきた。
 そして僕の肩に頭を乗せると
「ずるいな……いきなりなんだもん」
 かすかに鼻声で言う。
「夏穂?」
「こんな大事なもの、誕生プレゼントで渡すわけ?」
 僕を見上げる夏穂の瞳が潤んでいた。
184旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 02:04:53 ID:z6/diLph
 ほんのり上気した顔。濡れた瞳。アルコールが回ったせいかとてもなまめかしく感じる。
 ……いけないとは思うが、そんな夏穂の顔を見てるとムラムラしてくる。
(野球のあとすぐここだから、今日ヤッてないしな)
 そうは思っても人目が気になる。
 マスターは向こうでグラスを磨いている。他の客はビリヤードに夢中だ。
「夏穂」
 名前を呼びながら太ももに手を置いた。そのまま内側にすべらせる。
きゅっ
 太ももが閉じられ、手がはさまれた。
「だめよ、こんなところで……」
「だったら奥の部屋で……」
 その昔、夏穂がチャイナドレスに着替えた部屋。でも僕は入ったことはない。
「目がえっちだよ……今日してないもんね。したいの? でもダメ……」
 僕の手を押さえながら、僕にだけ聞こえるような、それでいて挑発するような夏穂の声。
「夏穂……」
「ふふふ……」
 小悪魔の笑みを浮かべ、まるで字を書くように夏穂の指が僕の手の甲をなぞる。
 触れるか触れないかの微妙な感触がとても淫靡に感じる。
 と、その手が手の甲をはずれ、僕の太ももに伸びてきた。
 そこで何度かくすぐるように動いたあと、指が股間へと移動した。
 すでに大きくなっていた男性器の上でくすぐるように指が動きまわる。
「んっ!」
 スラックスの上から形を確かめるようになで回される。
 くっきりと形を浮かび上がらせた剛直を、じらすように夏穂の指がたどっていく。
 ……夏穂の息も荒くなっている。興奮しているんだ!
「か、夏穂……こんな場所で」
 愛撫されてうれしい。だけど誰かに見られたらという恐れが先に立つ。
「最初にしようとしたのはあなたよ。……それに、誰も見てないって」
 カウンターのはずれは死角になっている。
 夏穂は素早くまわりに視線を泳がせたのち、親指と人差し指ではさむようにして怒張をしごく。
びくんっ
 その刺激に僕の体がこわばった。
「夏穂……」
 とがめるように言ったつもりなのに、僕の声に力はない。
「こんなにおっきくして……あなたも期待してるんでしょ?」
 目を細めて夏穂が言う。

 カウンターに左手で頬杖を突き、自然に下げた右手が僕の股間を刺激していく。
「っ!」
 絶妙な攻めに声が洩れそうになる。
 指先で包み込むようにスラックスのふくらみが握られた。
 ……もどかしい。直接夏穂の指にしごかれたい。
「もっとしてほしい?」
 僕の反応が伝わったのか、なんだかうれしそうに夏穂が聞く。
「……お願い」
 性の衝動にはあらがえない。素直にうなずく。
「……いいよ」
 夏穂の指がファスナーを探る。そうして金具をつまむとゆっくりと下ろしはじめた。

 肉茎がトランクスを持ち上げている。
 その先端を2、3度揉むようにしたあと、夏穂が合わせ目から手を中に入れてきた。
 そのまま外に出される。
 カウンターの下で淫筒があらわになる。
 極度の興奮で口の中が乾ききっている。
 僕は唇を湿らそうと目の前のグラスを手に取った。
 手が小刻みに震え、グラスの液体が大きく波打つ。
 それを一息にあおった。
185旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 02:06:46 ID:z6/diLph
 亀頭の裏側に親指が当たっている。カリの溝は人差し指にくすぐられている。
 自分でするのとは違う角度で握られていることによるむずがゆさが広がる。
 夏穂は手首から先だけを器用に動かした。
 先走りの液体があふれ、股間でぬちゃぬちゃと淫らな音が立つ。
 ……このままではイッてしまう。店で射精するわけにはいかない。
「……夏穂、出ようか」
 僕の言葉に、目元を染めて夏穂がうなずいた。
 限界近くまで高まった僕はあわてて剛直をしまうと、夏穂の手を取って立ち上がった。

 店を出てから気がつく。虹沢町にホテルはない。この町を離れてしまった僕たちに住む家もない。
 そんな僕たちが関係を持てる場所……。
 二人で同じことを考えていたらしく、キャロムを出た僕たちの足は自然にそちらへ向かった。

 虹沢公園。
 大学時代、夏穂たちの写真を撮ったことのある場所だ。
「なんか懐かしいね」
 そのときのことを思い出しているのか、夏穂が微笑む。
 閑静な住宅街の一角にあるこの公園は、夜も遅いこんな時間とあって人影はない。
 隅にあるベンチに腰を下ろす。
 外灯と外灯の間に位置するこのベンチは適度な暗さを保っている。
「夏穂」
 興奮しているのか声がかすれる。
「……うん」
 すっかり上気した夏穂の声も、いつもと違って艶っぽい。
 理性を失わんばかりに興奮しきった僕は、すでにズボンを突き破りそうなほど勃起している。
 スラックスの生地に締めつけられ、痛いほどだ。
「脱ぐね」
 それを解放しようとベルトをゆるめる。
 下着ごとひざまで下ろすと、ブルンッと大きく震えて剛直が天を突いた。
 それを見た夏穂も
「わ、私も……」
 言いながらスカートに手を入れ、ショーツを脱いだ。
 そしてベンチに腰を下ろした僕のひざをまたぐように夏穂が座る。
 太ももの付け根近くまでまくれあがったスカートが僕の目をくぎ付けにした。
 実業団の陸上部に籍を置く夏穂。その鍛えられた太ももが僕のひざの上に乗ると、
くちゅ……
 濡れた音とともにヌルヌルした感触がした。
 ……夏穂も興奮している。

 夏穂の太ももに手を添える。
 無駄な肉の付いていない締まった筋肉は、指先が押し返されるような弾力がある。
 もちろんそれだけではなく、女性的な柔らかさも兼ね備えている。
 僕はこの太ももの感触が好きだった。
 ふたりが交わるとき、ともすれば挿入よりも太ももの愛撫を優先する場合もあった。
 だけど今は違う。なによりも射精がしたい。夏穂の中を精液で満たしたい……。
「んっ!」
 唇がふさがれた。夏穂だ。
 最初から舌をからませる情熱的な口付けが始まる。

 唇を開いた途端すべりこんできた夏穂の舌。
 まるでお互いの性感を高めるための器官であるかのように舌が淫らに動き回る。
 唇の裏や舌の裏、上あごで自在にくねる舌が僕の理性を奪っていく。
 アルコールのせいばかりではない酩酊感が僕を支配していく。
 淫靡な思いにとらわれながら、それでも僕は主導権を握ろうと夏穂の舌をむさぼり返した。
「ん、んん……」
 声にならない声を上げて夏穂が鳴く。
 両手を僕の頭に回し、髪をくしゃくしゃにしながら夏穂がさらに攻め立てる。
 お互いの唾液を交換し、音を立ててすすり、飲み込む。
 僕たちは二匹の獣になったかのようにお互いを求め合った。
186旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 02:07:46 ID:z6/diLph
 夏穂の太ももに当てていた手をそろそろと動かす。
 左手をお尻のふくらみに、右手を股間へと持っていく。
 スカート越しにお尻の肉をつかんだ。心地よい弾力が手のひらに伝わる。
「ん、んふっ!」
 のどの奥で夏穂の声がする。鼻から抜けた熱い吐息が僕の頬をくすぐる。
 そんなことですら、今の僕には精を洩らしそうなほどの興奮を招いた。
(もっと夏穂を感じさせる!)
 深呼吸して射精感を押さえると、中指の腹を股間の突起に押し当て細かく振動させる。
「うぅン!」
 濡れた声と共に強く抱きしめられる。
 それに意を強くした僕はさらにクリに攻めを集中させた。
 指先でつまみ、こする。軽く引っかく。指先で転がす。揉むように押し込む。少しの力で引っ張ってみる。
「ぷはぁっ!」
 それらの刺激に息が苦しくなったのか、夏穂が唇を離してしまった。
「はっ、ぁン! いい…そこ……すごくいい……」
 泣き出しそうな声で夏穂がよがる。
(よし、イカせる!)
 そう思った次の瞬間、僕の股間から脳天に快感が走った。

「!」
 剛直が夏穂の指に握られている。
 左手は茎を上下し、右手は亀頭を揉むように動き回る。
 そうしながら夏穂は僕の耳元に顔を寄せ、耳たぶや耳の裏側に舌を這わせる。
 ぞくぞくする快感に背中が打ち震える。
 ……ダメだ、イカされる……それでもいい、射精したい。
「夏穂、ゴム持ってないんだ……このまま手でお願いできる?」
 絶え絶えの息でそれを伝える。
「私と結婚するつもりなんでしょ? ……いいよ、赤ちゃん出来ても」
 薄暗い中でもはっきり分かるほど頬を染めて夏穂が言った。

 見つめあう。
 わずかに腰を浮かせた夏穂は勃起を手でつかみ、角度を固定すると女性器にあてがった。
 そうして僕の目を見たまま、ゆっくりと腰を沈めていく。
「んんっ!」
 ぬるりとした感触が怒張を包み込んだ瞬間、夏穂がのけぞった。
 あわてて夏穂の背中に手を回し、抱きとめる。
 そのまま夏穂が僕にしがみついてくる。背中に腕が回される。
 ……圧倒的な快感が僕の体に押し寄せた。これまでのセックスとはけた違いの快感。
 屋外で結ばれたことがその原因なのか? 見られるかもしれない恐怖が昂ぶらせているのか?
 少しでも気を抜くと夏穂の膣内に精液をぶちまけてしまいそうになる。
 唇を噛みしめ、何度も大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
 その甲斐あってか、徐々に官能が引いていく。
「き、気持ちいい……」
 耳元で夏穂がつぶやく。
「僕もだよ」
 ささやき返すと、夏穂の肉孔がきゅっと締まった。

 抱きあったまましばらく動かずにいたことで、僕にも余裕が戻ってきた。
「夏穂」
 声をかけると、
「うん」
 返事と共に夏穂が少しずつ腰をくねらせる。
 その動きに合わせて膣壁が微妙に蠕動し、肉茎を搾りあげる。
「夏穂……」
 名前を呼びながら僕も腰を突き上げた。
 ベンチは硬く、弾力がない分、ひざのバネを使って夏穂の中をかき混ぜる。
 二人がつながっている部分はスカートに隠れて見えないが、逆にそれが興奮をつのらせる。
187旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 02:09:30 ID:z6/diLph
「あっ、あン! くぅ……はっ、うぅん」
 夏穂の口から洩れるあえぎ声が甘いものに変わっていく。
 こんな姿、僕しか知らない。僕だけが見ることが出来る夏穂のもう一つの顔。
「夏穂っ!」
 高まる興奮が僕を衝き動かす。
 何度も激しく突く。そのたびに夏穂の膣の粘膜が僕にからみつき、亀頭をこすりあげる。
 何物にも例えられない愉悦が下半身から広がっていく。
「おぉうっ!」
 いつしかうめき声をあげていた。
 深夜に近い公園の奥まった場所が僕の警戒心を薄れさせたのかもしれない。
 僕たちは本能のままにお互いを求め合い、むさぼりあっていた。

「あぁ……か、感じる…そ、そこ……」
 夏穂の声に切迫した響きが濃くなる。
 突き上げる快楽が背骨を駆けのぼる。僕も射精が近い……。
「夏穂……僕も、イキそう……」
 奥歯を強く噛みしめ、なんとか絶頂を先に延ばそうと努力する。
「あ、いい……イク、イキそう……」
 熱に浮かされたように夏穂がつぶやく。
「夏穂……夏穂……」
 ダメだ、我慢できない……。
「ぁイク、イッちゃう! ……イクうぅっっ!」
 同時に夏穂の膣が激しく収縮した。
「っっ!」
 これが最後とばかりに、叩きつけるように夏穂の奥にペニスを突き立てた瞬間、
どくんっ! びゅびゅっ! どびゅっ! どぴゅっ!………
 限界まで高められた欲望が爆発した。引きつるように何度もしゃくりあげた肉棒から精液がほとばしる。
「あぁっ! あぅっ!」
 膣の一番深くで射精を受け止め、夏穂が全身を震わせて僕にしがみつく。
 そして精液が体の奥にまき散らされるたびにびくびくと痙攣した。
 ……大きな満足を得、僕たちはぐったりと力を抜いた。

「イッちゃった……」
 わずかに潤んだ瞳で夏穂が僕を見る。
「うん。僕もすごく気持ちよかった。夏穂、ありがとう」
 こみ上げるものを隠すように、僕は夏穂を力いっぱい抱きしめた。
「指輪のお礼、しないとね」
 興奮が収まり、息を整えた夏穂がぽつりと言う。
「えっ……う、うん」
「私があなたにあげられるのはね、私。私の真心」
 僕をまっすぐに見据えて夏穂が言葉を継ぐ。
「夏穂……」
「私、いい奥さんになれるか分からないわよ? それでもいいの?」
 どことなく不安をにじませた声。
「もちろん! じゃなかったらプロポーズなんかしないよ!」
「返品不可だからね」
 一瞬大きく目を見開いた夏穂は涙声になった。
「絶対に夏穂を離さない! だれにも渡さない!」
「うん、うん……」
 涙でうなずくことしかできない夏穂。
「あ、でも毎日『通天閣スペシャル』は勘弁。たまには違うものも食べたい」
 笑いながら言った僕に、
「ばかぁ……」
 軽く叩くまねをして手を振り上げる。
 その腕を取ると夏穂を抱き寄せた。
「愛してる、夏穂」
 そのまま唇が重なった。


        おわり
188旧69 ◆49EtSB976. :2005/10/09(日) 02:14:26 ID:z6/diLph
センチのSSを初めてスレに落としてから早1年。この夏穂で12人すべてを書いたことになります。
今までご支援ご感想、ありがとうございました。本当に励みになりました。
ネタも枯渇していますし、今回で一応の一区切りということで……。

ただ、今後もスレは巡回しますし、名無しとして発言はしていくつもりです。
いつかまた、投下を再開することがあるかもしれません。その際はまたよろしくお願いします。
189名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 05:22:12 ID:nVyKQnQs
お疲れ様ですた
190名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 05:59:16 ID:gKAEO2Xv
69さん執筆休止か。
残念だけど今まで本当にありがとう。
何か思いついたら復帰してください。
191名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 20:03:54 ID:d8YTfuVK
旧69 ◆49EtSB976.氏
今までありがとう。
また、アイデアが浮かんだら読ませてください。
ご苦労様でした。
192名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 21:14:24 ID:aHuOe7Re
69様のおかげで良作センチSSがたくさん読めました。とても感謝
しています。特に晶、明日香、若菜のは超お気に入りです。
またいつか書く気分になって頂けたら幸せです。
お疲れ様でした。
193名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:10:19 ID:K2cLySP8
センチメンタルグラフティの短編エロ小説
http://makimo.to/2ch/bbspink2_eroparo/998/998285686.html

21 名前: 名無しさん@初回限定 01/09/06 20:54 ID:u52GfVEU

>>20 こんなのか?
 受験勉強の息抜きに買い物に出かけたのが間違いだったんです―――
CDショップを買ったあとエレベータにのりました。あの人が気に入っていた
CDをぼんやりと眺めていて男の人と二人きりになってしまったことに
気がつかなかったです。すぐに降りられるはずだからどうでもよかったはずでした。
でも突然の停電。エレベーターは止まり私は暗闇の恐怖にすくみました。
すると息を荒くした男が私の体に密着させてきて、私のあそこをまさぐりはじめ
たんです。ふとった男の肉がみっしりとわたしについて私は気持ち悪くなって
泣き叫びました。でも男は容赦しません。声も外にはとどかないようです。
あの人にもさわらせたことのないあそこを好きなようにいじられました。
パンティーを脱がされ、私は男のペニスを無理やりにぎらされました。男は
私が口ですれば挿入するのは許してやるといいました。私はこの逃げられない状況
の中選ばざるを得ませんでした。臭い匂いが口の中いっぱいにひろがって…。
私のあそこを男は舐め始めています。私は屈辱的な気分でした。涙がとまりませんでした。
でも、いまここで大切な処女を失うわけにはいきません。無我夢中で男が満足する
よう舌を動かしました。いまでもその感触が忘れたいのにしっかりとおぼえています。
どろりとした液が口の中に広がった瞬間、その瞬間停電が終わりドアが開いてしまったのです。
 もうあの人にあうことも、大学受験の夢も消えました。今、私は分家の呉服屋に
身を寄せています。ひっそりと……。 (保坂美由紀の告白)



24 名前: 名無しさん@初回限定 01/09/07 22:45 ID:TDmsFMm.

「きょうはダーリンと逢う日なのだりゅんりゅんりゅん…ふみゃん!!」
  スキップしていて、通りかかった人とぶつかり運悪くその男がもっていたジュース
 を体にかぶってしまったえみる。
 「ごめんね、お嬢ちゃん。あーあ、びしょびしょになっちゃったね。こっちきて拭きなさい。」
 「ふぇぇぇぇん。おっ気に入りのカッパちゃんのリュックがぁぁ。」
 「さぁ、このタオルつかって。ちゃんと弁償するからね。」
 「ふみぃ……オッパイもびしょびしょだりゅん。よいしょっと…」
 無防備にえみるはTシャツをぬいで小ぶりの胸を拭き始めた。人気のない公園の中の
 小さな森えみるのお気に入りの場所、なじんだ場所だっただけにえみるは男が息を荒げて
 いるのにもきずかず夢中でふいている。
 「やっっっと拭き終わったりゅん。タオルありがとうりゅ…ん!!やだぁ、おじちゃん
  なにすんんだりゅん!!」男はえみるの体を羽交い絞めにし、えみるの手からこぼれ落ちた
 タオルでえみるの両手を縛り上げた。男は息を荒げ興奮している。
 「いや、いや、いややややぁぁぁぁ。おっぱいさわるなりゅん!!いたいりゅん!!」
 男はなりふりかまわず乳首をころがし口に含む。
 「きゃうぅぅぅぅん!!そんなのダメだりゅん!!おじちゃんは赤ちゃんじゃないりゅん!!」
 「おっぱいは大人も吸うんだよこんな風にね(ちゅばちゅば…)
 「ひゃぅぅぅんりゅ、りゅん!!」
 「いやぁエッチな子だなぁ、こっちもぬるぬるしてるよん!!」とショートパンツを脱がせ
 パンティの中に指を入れる
 「ひっく…お、おもらし、してないもん!!」
 「ちがうよぉ、大人はここをいじられて気持ちよくなると濡れるんだよー(くりくり)
  大人のおもらしだねぇ…(ペチャペチャ)」乳首を唇ではさみながらクリトリスを
 いじる男。えみるは初めての刺激に戸惑っている。
 「や、やだりゅん、気持ちよくないりゅん!!うくぅぅぅ、変だりゅん、熱いりゅん」
 「へへへへ、体は正直だね。じゃぁもっと気持ちよくするのにプレゼント。おじさんの
  ちんぽあげるよ……ホラ!!うひょひょ」
 「ひぃぃぃっい、痛いりゅん、ひん、ひんくぅぅぅぅん、りゅ…りゅぅぅぅぅん!!」
194名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:12:33 ID:K2cLySP8
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30 名前: 名無しさん@ピンキー 01/09/13 22:04 ID:usLfBO4o

「あたしの詩のどこが悪いってんだよ!!」
ライブの後の反省会、あたしの歌詞が気に食わないとメンバーはいう。
あたしの歌詞は男を知らない、子供の戯れ言だと。そしてあたしはメンバーの
奴らに組み敷かれた。そう、あいつに恋をして仲間と通じ合えなくなって
いたことに気がつかなかった……罰。
ドラムの男のペニスを無理やりくわえさせられ、ベースの男のペニスが私の膣内に
深々と突きささ去り、激しく律動している。…こいつらも男だったんだ。
「うぅ、うぐ、い、いたぁぁい!!」おびただしく出血する股間。
「はうむ、むぐぅふぐぅぅ……。」ペニスが口の中いっぱいにひろがる。
「ほら、尻あげろ、こっちにもぶち込んでやる。」
「ぎゃうぅぅ、うぶぅ…」最後に、私がメンバーのなかで一番信頼していた
はずの男にお尻を引裂かれた。体中が、熱い、激しい。屈辱なのに、あいつに
恋をして、体をゆだねたかったはずなのに。私の中で強い衝動が巻き起こる。
これが、男をしるということなの……か?
「ほらほら、松岡のおまんこがねっとりしてきたぜ。」
「機会があったら、一発おみまいしてやりたかったんだ。はぁ、はぁ。
 松岡ぁ、俺だすぜ。うはぁ」口に出された白濁液。
「うぶぅ、あぶぶぅぅ(ごくごくごく)」何かエナジーが得られるような気が
して飲み干す。
スタジオの壁一面の鏡に映るあたしのカラダ。4人がつながっている。
「うぅ、うぅ、あんん、あぶぅぅぅぅ。はぁ、はぁ、に、にがい。う、うぁぁぁぁ」
飲み干した後叫びをあげたのは口に出した男がクリトリスを舌でもてあそびだしたから。
「千恵、もっと、鳴くんだ。もっといい声で。」と3人が執拗に攻めまくる。
「う、ぁう、あん、あぁぁぁぁ…………はん、はん、うぅぅぅう、あん、あぁぁ、
あたし、ぃ、いく、い、いっちゃうぅうぅぅう、おまんこでイクー。」
 あたしもう、知ってしまった。この悦び。
195名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:13:11 ID:K2cLySP8
センチメンタルグラフティの短編エロ小説
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34 名前: 名無しさん@ピンキー 01/09/16 22:56 ID:pCVO/2bw

 ―――ほのかはね、子馬がだいすきなの―――
「いやぁぁぁ。やめて。へんたいぃぃっ!!」
「どうして、ほのかは、子馬が大好きなんだよね。だから、僕は大好きな
 ほのかのために大好きなことをしてあげようとしてるだけじゃないか。」
「いやぁぁ、離してっぇぇぇ、」脚をばたつかせようにも馬小屋の柱に全裸のまま
しっかりとくくりつけられていて、どうしようもできない。股間はしっかりと
ひろげられ、もがけばもがくほど、卑猥に陰唇が揺れ動く。
「ほら、これ何かわかる?ほのかが昔飼ってた馬の尻の毛で作った筆だよ。」
「!!……あ、あの子、あの子どうしたの?」
「ほのかの父さんに頼んで譲ってもらって、おいしくたべたよ。ほのかが大好き
なものをたべたから、ぼくもほのかの大好きなものになったってことだね。そして
これで、ほのかを気持ちよくしてあげるんだ。」と、馬の毛筆でほのかの陰唇のまわりを
つつく。ぐりぐりとクリトリスをいじる。ピンク色の肉芽がびくびくと震えている。
「いやぁぁぁ、ぁぁぁぁ、うぐぅぅぅ、」子供の頃に可愛がっていた馬が、いなくなった。
父さんは大切にしてくれる人に譲ったっていってたのに…、今、あの子の毛がこんな風に
なってる。許せない、許せない、気が狂ってる。私も狂ってしまいそうだ。


35 名前: 名無しさん@ピンキー 01/09/16 22:56 ID:pCVO/2bw

「ぐぅ、ぎゃう、………こんな、こ…と、許せない、あなた、かははぁぁぁ!!」
馬の毛の先っぽを膣口に差込摩擦され、ほのかはしびれるような感覚につつまれる。
「やっぱり、馬の毛じゃほのかは満足しないの?じゃぁ、すこし早いけど、あげる。」
と、ほのかが一番今可愛がっているポニーをほのかの目の前に差し出した。
「な、なに、このこにまで、ひどいことするのは、やめてぇぇぇぇ」
ポニーをほのかに対して後ろ向きにすると、そのポニーのペニスをほのかの陰部に
突きたてたのである。
「!!!………いやぁぁぁぁぁぁ。いたぁぁぁぁい。ひぎぃぃ!!!」
「ほのか、嬉しい?ほのかの大好きなポニーのちんぽだよ。嬉しいにきまってるよね。」
「…、ぐぅぅぅ、信じ…ら、れない。あ、あぐ、い、いたいよ。」
馬の毛でほのかのむねを男は愛撫する。片方の空いた手は自分のペニスをしごいている。
「へへ、ほのか、かわいい。よかったね、はぁ、はぁ。」男はほのかの顔に自分の
精液をたっぷりと放出した。そしてほのかの顔に塗りたくった。
ほのかは抵抗しなかった。かすかにうめきをあげるだけ。
「……ぅ、うぅっぅ、…………………!!!ひゃぁぅぅ、あぁ」馬が膣内に精液を
放出したときのみ声をあげ、そのまま気絶してしまったのである。
196名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 00:51:59 ID:RYdOa9Ig
圧縮に耐えて生き残ったage
197名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 03:39:16 ID:iO0v0luQ
動物系はキツイよ・・・
198名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 03:17:16 ID:VNSTE4o9
age
199名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:12:08 ID:VAHS+kZv
200名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 05:45:30 ID:mEAIeZ5M
今までのSSのまとめを携帯電話で見れないだろか?
201名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 08:45:19 ID:l208OkzF
202名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 22:14:43 ID:QHkgoG07
旧69 ◆49EtSB976.さん今までありがとう。
遅くなったけど一言お礼を言っておきたくて・・・
203名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 03:48:23 ID:qLPrWCwG
喪板はあんなにエロネタで盛り上がってるのに、ここの廃れ具合は……。
204名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 12:38:31 ID:KA+tahOg
>>197
ほのか陵辱は獣姦がデフォじゃないの?
205名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 14:02:46 ID:2Ct3F6Ht
一気に廃れたな
やはり神が消えたのは痛かったか
206名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 19:23:09 ID:ETTvLslg
>>205
おまいが新たな髪になれ
207名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 07:31:03 ID:IHKtY4Aa
208名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 06:22:18 ID:dGUjrzwJ
>>207
晶?詳細きぼんぬ

209名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 22:27:23 ID:u3t5Hq1a
>>208
電撃ムックシリーズ「思い出たちとの12ヵ月」同梱ドラマCD。
12人が春・夏・秋・冬のイラストに即したミニドラマを語っている。
ちなみに>>207は晶の夏。
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1128311369/350は晶の冬
210名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 08:02:39 ID:0ULMnkrr
この程度で神だなんて、レベルの低いスレですね( ´,_ゝ`)プッ
211名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 14:28:01 ID:iIIjFMek
晶の誕生日を祝して209の4種類ノーカット版でうp
212名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 00:46:09 ID:afX9EIkb
>>211に触発されて小ネタを。




「う〜ん、いい気持ち〜。ねえ、背中にサンオイル塗ってくれる?」
 そう言って水着のブラのヒモをはずす。
「ウフフッ……なに照れてるの?」
 彼がドギマギしてるのがよく分かる。あせった顔が可愛い……。
「晶、そんなカッコして誰かに見られたら……」
「大丈夫。ここはうちのプライベートビーチだから私たちの他には誰も入って来ないわよ」
「そうかもしれないけど……だけど僕には見られても平気なの?」
「ウフフッ……いいわよ別に。あなたは特別だから」
 あっ、彼が真っ赤になった。私だってホントは恥ずかしいんだからね!

 私たちが付き合ってそろそろ半年。
 そろそろキス以上の関係に進みたい。
 だけど私からそんなことは言えない。
 だから少しだけ大胆に振る舞って彼を『その気』にさせようとしてるんだけど……。

「じゃ、じゃあ塗るね」
 少し震える彼の手が私の背中を這いまわる。
「う〜ん、そうそう。意外と上手ね。ちゃんとムラにならないようにまんべんなく塗ってよね」
「大胆だよね、晶」
 ちょっと上ずった声。彼も緊張している?
「このカッコ、そんなに大胆かしら? でもこのまま焼いたらヒモの跡が付いちゃうじゃない? カッコ悪いでしょ?」
「ヒモの跡にこだわるなら下の方は……」
「バカぁ、調子に乗るんじゃないの! いくら私だってそこまで無防備じゃないんだからね」
「ご、ごめん……」

 彼の水着を盗み見る。
 ……前が大きくなってる。勃起、してる。
 私の背中で手を動かしながら息が荒くなってる。
 このまま抱かれちゃうのかな?
 でもいいの。私の初めて、あなたにあげる。

「晶っ!」
 いきなり彼がのしかかってきた。
「きゃっ!」
 お尻に硬くなったものが押し当てられる。そのまま腰を振るようにしてなすりつけられる。
 ……いよいよ彼に抱かれるんだ。望んでいたことだけど、いざとなるとちょっと怖い……。
 その時、
「うっっ!」
 一声短くうめくと、彼の全身に力が入り動きが止まった。
 そして
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 耳元に熱い息がかかる。
 えっ? なに? もしかして、射精……しちゃったの?

「ご、ごめん」
 ひどくあわてた様子で彼がどく。
「なぁに? いきなりそんなことしたら驚くじゃない!」
「ほんとにごめん……」
 なんだかうちひしがれた感じで彼が答える。気がつかなかった振りしてあげよう。
「それよりどう? 感想は? 少しは感動した?」
「あ、うん……腕が疲れた……」
「もう! 鈍感なんだからぁ……女の子が自分の肌に触れさせるってすごく特別なことなのよ。少しは感激しなさい」

 ……私たちが結ばれるのはもう少し先のことみたい。
 いつかは、彼と……。
213名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 00:46:55 ID:afX9EIkb


「ウフフッ、どうしたの? さっきからあまり口をきかないけど」
「あ、ごめん……晶に見とれてた」
 まじめな顔でそんなことを言う。
 わざわざあつらえたドレスだもん。褒められるととってもうれしい。
「あ、ありがとう……うれしい。私もね、あなたに……」
「私も……なに?」
 真剣な表情で聞き返す彼。
 ……やだ、私ったら何を言ってるのかしら。
 あわてて言い繕う。
「あっ、少し酔っちゃったみたいね。なんだか妙に頬が火照ってる」
「晶まだ一口も飲んでないじゃない」
「バ、バカ! いいじゃないの……きっと素敵な夜景に酔ったのよ」
「ふ〜ん」
 何? その意味ありげな微笑み!
 私があなたのこと好きなの知ってるくせに、それを言わせようってわけ?

「それにしても、本当にこんなディナーをご馳走になってもいいの?」
「もちろんだよ。……晶、うれしくない?」
 不安そうに聞いてくる。
「えっ? 私はもちろんうれしいけど……お金は大丈夫なの? なんなら私も払うけど?」
「アルバイトしたんだ。この日のために」
 ちょっと怒ったように彼が言う。マズイ、怒らせちゃった?
「そ、そう……じゃあご馳走になるわね」

 クリスマス。
 今日のために私は長崎から上京した。
 当然ホテルを取ってある。
 今日、彼に私の初めてをあげるつもりだ。

 あの夏の日のあと、何度かそういう関係になりかけた。
 でもまだ私たちは結ばれていない。
 彼の何かに我慢している顔を何度も見た。
 私だって子供じゃない。それが何を意味するのか分かるつもりだ。
 ……もうそんな我慢はさせたくない。

「あ、あの…その……ありがとうね。とってもうれしい」
 しゃべっていないと涙がこぼれそうになる。
 本当にうれしい。私のためにアルバイトしてくれた、あなたのその気持ちが……。
 今はその好意を素直に受けよう。
「今年は…あなたのおかげで素敵なクリスマスイブになりそう」
「い、いやぁ、そう言ってもらえると僕もうれしいよ」
「あの、ね……食事が終わったら私の部屋に行きましょう?」
「……え?」
「あなたに、最高のクリスマスプレゼントを、あ・げ・る」




春と秋は割愛ということで。
というか、思いつきませんでした。
214名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 01:09:35 ID:/yVqGpue
GJ!!
215名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 13:23:06 ID:afX9EIkb
せっかくなんで春と秋も。





「やだ、もう戻ってきちゃったの? ちょっと向こうを向いててよ。今お化粧直してるんだから」
 彼とのデートで入ったカフェ。軽く食事をした後の輪郭だけ残ったリップを整えていたときだ。
 なんだかバツが悪い。
「僕は全然気にならないよ?」
「バカ! あなたが気にしなくても私が気にするの! もぅっ、女心がわからないんだから……」

「デリカシーに欠ける男は女の子にモテないわよ?」
「そう? 僕は晶のこと、何でも知りたいけどな?」
「ふ〜うっ、わかってないわね……せっかくのデートだから、あなたには最高の私を見せたいのに」
 ホントは彼にありのままの私を知ってもらいたい。
 だけど、女の子には誰にも知られたくない秘密もある。彼にも見せたくない部分がある。
「晶はそのままでも充分魅力的だよ」
「ウフフッ、ありがと……でもね、私は完璧主義なの」
 褒められてうれしくないはずがない。自然と頬がゆるむ。
「そうだ! このリップ、春らしくっていい色でしょう? 私のお気に入りなの。どう?」
「うん。……それもいいけど、そのポーズが色っぽいよ」
「ウフフッ。もうっ、しょうがないわね、あなたってホント正直なんだから」
「気を悪くした?」
「まさか。もちろんそう言われて悪い気はしないけどね。……ありがと」

「ウフッ……知ってる? 女の子って褒められるとどんどんきれいになるのよ?」
「そうなんだ」
「一説には恋をするときれいになるとも言われてるけどね」
「晶は……いま誰かに恋をしてるの?」
 不安そうな顔。ボーイフレンドがたくさんいるって言ったのが効いてるのかしら?
 安心して。私が好きなのは、あなただけだから……。
「さあ……どうかしら?」
 はぐらかすように微笑む。私って悪い女。
「う〜ん、気になるなぁ。あ、混んできたみたい。そろそろ出ようか」
「そうね」

 公園を散策する。
 春の日差しがあったかい。
「あっ!」
 つまづいてよろけた私を彼が抱きとめた。
 見つめあう。
 そしてそのまま、どちらからともなく唇が重なった。

 触れあっただけの唇が離れる。
 ……キスしちゃった。
 あっ、彼の唇がほんのりと赤い。私のリップだ……。
 それを見た途端、急に恥ずかしさが増した。私たち、キスしたんだ……。
「ご、ごめん」
「バカ、なんで謝るのよ。悪いことなんかしてないでしょ?」
「晶、怒ってないの?」
「どうして怒るの? 私はちっともイヤじゃないわ。……まさか今のキス、いい加減な気持ちなの?」
「ち、違うよ、僕は真剣に晶が好き」
 初めて彼が気持ちを告げてくれた。
「ありがと……私もね、あなたが好き」
「晶」
 もう一度、今度は思いを込めて唇が合わさった。
216名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 13:25:00 ID:afX9EIkb


「ふ〜う、いい潮風ね」
 夏に比べるととっても過ごしやすくなった。風が気持ちいい。
「ウフフッ、ねぇ、あなたに質問よ? 港に来ると私、いつもなんだか切ない気分になるの。なぜだと思う?」
「う〜ん……なぜだろう? わからないなぁ」
「そ、そう……覚えてないのね、あの日のこと。ふ〜う、いいわよ、覚えてないなら」
 ためいきと共につぶやく。
「えっ? 何? 何か言った?」
「なんでもないわよ! こっちのこと!」
 知らず知らずのうちに語気が荒くなる。
「ホントに鈍感なんだから……バカ」

「できれば夜の港に来たかったよね」
「もう、なに言ってるのよ」
「晶はイヤ?」
「まぁ、私は別に構わないけどね。夜デートするくらい全然余裕だもの」
「よかったぁ」
 そう言って彼は子供みたいな笑顔になった。
 この笑顔が好き。私だけに向けられるこの優しい笑顔が好き。
「それじゃ、今度は夜景でも見に来ましょうか? 波の音を聞きながら過ごす夜の港なんてロマンティックでステキだしね」
「うん」
「ウフフッ、きっといい雰囲気になるだろうし……でもあんまりミエミエなのはパスするからね。私、そういうの好きじゃないから」
 うそ。
 ホントは彼に抱かれたいって思ってる。でも自分からそれを言い出す勇気はない。

「ここで晶の演奏が聞きたいな」
「だ、だめよ! 潮風でバイオリンがやられちゃうでしょう? 絶対ダメ!」
「そっか……残念」
(ふ〜う、驚いた……。もしかして思い出したのかしら? あの日のこと……)
 でも彼は静かに海を見ているだけ。あの日のこと、忘れちゃってるのかな?

 夕暮れが近づき、港が紅く染まる。
「晶」
 名前を呼ばれる。
 ……彼、興奮してる。その声に潜むただならない気配にとっさに身構える。
 抱きしめられた。
 そして手が取られ、ズボンの前の部分にあてがわれる。
「晶ごめん。……だけどお願い、こうしないと晶に何かしそうで怖い」
 見ると彼が苦しそうな顔をしている。性の衝動に耐えている?
 彼に導かれるままズボンのふくらみに手を添えた。その部分に押し付けられたまま手が上下させられる。
 ……熱く、固く、私を求めてこわばる男性器。ドキドキする。

 どれほど続けただろう? そんなに長い時間じゃない。
「晶、晶……」
 切迫した彼の声がする。射精しそうなの? イクの?
「うぅっっ!」
 突然きつく抱きしめられた。それと同時に彼がビクッと身を震わせる。
 手のひらの下でペニスが脈打ち、ドクドクとした感触が伝わってくる。
 ……今、射精してるんだ。

「ごめん……」
 小さな声で詫びる彼に、
「ううん、平気」
 それだけを答え、今度は私から抱きついていった。




遅くなっちゃったけど、晶、誕生日おめでとう。
217名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 13:41:40 ID:afX9EIkb
218名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 21:40:17 ID:Cerylwux
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!
イイヨイイヨ。
219名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 22:32:50 ID:xLSV8Whn
乙です
懐かしくなってドラマCDとか何年ぶりかで聞き返しちゃったよ
できれば他のキャラのもお願いしますだ
220名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 23:24:48 ID:Iovb85CT
短いけどイイヨイイヨー
221名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 23:35:24 ID:afX9EIkb
>>219
エロを絡ませる展開がもう思いつきません。ごめんなさい。
第一、晶も>>211で手に入れただけで他のキャラは持ってないですし。
まぁ、あくまでも誕生日に合わせた小ネタということで……。
222名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 01:55:50 ID:mUAlPLbK
うーん凄く良い感じの晶SSです。多謝!
223名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 23:10:45 ID:N3iFdHt9
膨大な数のドラマCDを全部持ってて、なおかつ内容も把握できてる香具師はそう多くないと思う。
で、だ。ドラマCDから派生するSSの場合、「○○に収録」みたいに元ネタを提示した方がいいのだろうか?

もう一歩踏み込んで音声をうpするのがベストかもしれんが、それはそれで問題が多そうだしなぁ。
224名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 21:00:59 ID:QpuYOVkR
>223
持っている人は聞いてからの方が感情移入できるだろうから
提示してくれた方が嬉しいだろうけど、持ってない人は悔しいかも。
まあ軽くドラマCDのあらすじを書いておけば良いのでは。
225名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 22:10:06 ID:9f4kJnIv
ああっ!んもー!ナイスSS!イイヨイイヨー!
226名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 00:29:51 ID:OrDP3kmX
ここって潜伏してる住人は結構いるんだよな
227旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/04(金) 14:07:02 ID:vlobzrwe
ご無沙汰です。
優の小ネタです。喪男板にちょっと書いたセリフだけのものの発展版です。本番はありません。
元ネタは「思い出たちとの12ヵ月」同梱ドラマCDになります。図書館に置いてありましたw
ttp://up.isp.2ch.net/up/d0e593b4c365.mp3

ついでにイメージイラストも貼っておきます。本に合わせて反転しました。
ttp://anny.kir.jp/ani/img-box/img20051104140459.jpg
228旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/04(金) 14:07:49 ID:vlobzrwe
「フッ、どうしたの? そんなところに突っ立ってないでキミも座ったら? すごく気持ちいいよ?」
「あ、うん……」
 優に促され、僕も草の上に腰を下ろす。
「この目線になると、歩いてるときやベンチに座ってるときとは違ったものが見えてくる気がするんだ」
「ほんとだ……」
「やっぱり、こうして直接この星に触れているからかな?」
 そう言いながら優が僕に微笑みかける。今日の優、なんだかとっても魅力的だ。
「ゅ……」
 それを言いかけた僕を制し、
「そうだ、寝っ転がってみない? ほらっ」
 言うが早いか、優は草の上に身を投げ出した。
 そうして天を仰ぐ。
「こうするともっと星たちが自分に降り注いでるって気がするよ」

 半月ぶりに広島を訪れた僕は、優に誘われるまま星を見に来ていた。
 あと何日かするとジャコビニ流星群が降る夜空は、その予兆の彗星が一角で光っている。
「ふ〜う……今、私とキミが見つめている星たちの光は何千年、何万年も前のものなんだね」
「うん」
「そう考えるとヒトの存在ってはかないな……あっ、ごめん。こんな話、興味ないかな?」
 僕が短い返事しかしなかったことを優が気にしたようだ。
「そんなことないよ。星を見ていると言葉を忘れそうなほど引き込まれるよね」
「えっ……そう、ありがとう……フッ、キミならそう答えてくれるって思ってた」
 優が顔を横に向け、僕を見ながら言葉を継いだ。
「それにね、星空って見る場所によって全然違った顔を見せるんだ」
「だね。でも東京だと星があんまり見えないのが残念かな」
「私は、きっとその土地にはその土地の星空があるんだって思ってる……だから旅が好き」
 半年前、僕たちは恋人になった。
 そして優は
『やっと大事なものを見つけることができたから、もう旅する必要もない』。
 そう言って旅をやめた。
 今はお互いの住む東京と広島を行き来するのが優の旅だった。
「もちろん、行く先々では必ず夜空を見上げているよ」
 もちろん優のことだから何度も途中下車はしているみたいで、かすかに微笑むとそう付け加えた。

 10月に入って夜は少し肌寒くなっている。自然と僕たちは身を寄せ合って星を見ていた。
 お互いの息遣いと草を揺らす風の音しか聞こえない静かな夜。
 ……情けない話だけど、優と二人っきりでいることを僕は必要以上に意識していた。
 まわりには誰もいない。少しずつ、僕の中で性の衝動が高まっていく……。

 優と結ばれたのはふた月ちょっと前のことだ。あれから何度か肌を合わせた。
 最初は痛みを覚えていた優も、最近ではオンナの悦びを感じはじめている。
「優……」
 抱きしめる。そうしながら発した僕の声の調子から優が察したようだ。
 一瞬うなずいた優は、だけど済まなそうな顔で言う。
「えっと……アレ、持ってないよね?」
「う、うん……」
 いつもは財布に入れているコンドームを、なぜか今日に限って持ってきていない。
 半月前に優を抱いたときに使ってしまったまま、補充するのを忘れていたんだ。
「ごめん、今日、危ない日なんだ」
「そっか……ううん、僕こそごめん」
 軽く口付けし、身を離そうとする僕の背を優が抱きとめる。
「手で……してあげようか」
「えっ? ……いいよ」
 なんとなくいけない気がして辞退する。
「男の人はそういう気持ちになっちゃうと……出さないと我慢できないんだよね?」
「ま、まぁ……ね」
 口ごもる。
「だから、してあげる」
 言いながら、優が僕の股間に手を置いた。
229旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/04(金) 14:08:38 ID:vlobzrwe
 ゆっくりと、形を確かめるように優が手を動かしていく。
「くっ!」
 股間から立ちのぼる快感に思わずうめいてしまう。
「こんなに固くなってる……」
 どことなく優の声も上ずっているように聞こえる。

 優の指がファスナーにかかる。
 だけど、内側からジーンズを押し上げるこわばりのせいでなかなか下ろすことができない。
「優、僕が」
 そのまま下着ごと膝まで下ろした。
「じゃあ、さわるね」
 わざわざ断ってから優が指を巻きつけてきた。
「んっ!」
 熱を持った剛直にひんやりとした指の感覚が伝わり、僕は思わずうめいた。
「ふふっ」
 そんな僕の顔をうれしそうに見ながら、優は指を動かしはじめる。
「うわっ、優……そこすごくいい!」
 カリの溝に指を引っかけるようにしてしごく優の手技に随喜の声が洩れる。
 残りの指が茎の中ほどから裏スジにかけて這いまわる。
 空いている手は袋を優しくもみほぐし、首筋には唇が押し当てられる。
「フッ、もっと感じさせてあげるよ」
 僕を見上げた優の頭が揺れ、甘い香りが立ちのぼる。
 それらが僕を限界ギリギリまで興奮させた。
「だ、ダメだよそんなにしたら……そ、それより優を……」
 キュロットに伸ばした手をやんわりと受け止め、
「キミはじっとしててくれていいよ。私が最後までしてあげる」
 じっと瞳を覗き込むようにして優がささやいた。
「で、でも……」
「フフッ、こんなに固いよ」
 言いながら優の頭が降りていく。そのまま剛直に顔を寄せる。
 そして伸ばした舌先で先走りの粘液をすくい取った。
「ああっ!」
「イキそうになったら我慢しないで……そのまま出してもいいからね」
 ……勃起が温かく湿った空間に包まれた。

「ちゅぱっ、ちゅ…くちゅ……あむ、ん……」
 股間から淫らな音が聞こえる。
 フェラチオの経験はそれほど多くない。優にしてもらってることだけで興奮が高まる。
 僕は夜空を見上げ、優の髪に指をからめながらどんどん絶頂が近づくのを感じていた。
「ん…んんっ……ちゅ、ぁん」
 ……ダメだ、イク。
「ゆ、優っ!」
 優の頭に置いていた手に力が入る。
どくんっ! びゅっ! びゅびゅっ! どびゅっ!………
 熱い塊が尿道を通過していく。そしてそれはすべて優の口の中に射ち出される。
「んっ! んぐっ、ぐぅ」
 精液を小さな口いっぱいに受け止め、優がうめいた。
230旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/04(金) 14:09:42 ID:vlobzrwe
 たっぷりと精を放ち、僕はようやく力を抜いた。
 優はまだ口を離さない。
 すっかり力を失い、柔らかくなった陰茎を口に含んだままじっとしている。
 と、
こくん
 嚥下の音がした。
「ゆ、優……」
「濃いのがいっぱい出たよ……自分でしてなかったの?」
 唇の端についた精液を指でぬぐいながら優が顔を上げた。
「あ、うん……この前優としてから、出してなかった」
「オナニーは……しないんだ」
「優を想像で穢すのは、なんか失礼みたいな気がして」
 ティッシュを差し出しながら答える。
「フッ、キミのそういうところ、好きだよ……でも、会えないときは私でしていいんだよ。だって私も……」
 受け取ったティッシュで僕の陰茎を拭き清めていた優の言葉が止まった。
「優?」
「フッ、なんでもないよ」
「優、それって」
「なんでもないったらぁ」
 照れたように優は横を向いた

 もう一度草の上に並んで横になる。
「私、昔から星が大好きだったけど、今はもっと好きなんだ」
「うん」
「あの流星群の夜のキミとの偶然の出会いも、星たちが導いてくれたものだって私には思えるから」
 どことなく遠い目をして優が続ける。
「でも、いつかそんな偶然が運命に変わる日が……来るのかな?」
「偶然なんかじゃない。僕はそう信じてる」
 言い切った僕の言葉に優は驚いたように目を見張った。
「キミも……信じてくれるの?」
「もちろん。僕は優と出会うために広島に転校したんだよ。ちょっとだけ遠回りしたけどね」
 優の顔が和やかにゆるむ。
「キミが……好きだよ」
「愛してる。優……」
 僕たちの唇が静かに重なった。


            おわり
231旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/04(金) 14:20:29 ID:vlobzrwe
前スレの「優の処女喪失SS」と同一時間軸の物語とも取れる位置付けにしてみました。
もちろんまったく独立した別の話としても通用するようにはしたつもりです。
元ネタは「春」ですが、SSに合わせて季節は変えました。

あと、考えたら夏穂だけ「処女喪失篇」がなかったのでそれは書こうと思います。
それの妄想を膨らませてる段階で別ネタが浮かびましたので、そちらもなるべく年内には。

ここや喪男板のエロ雑談や萌え語りから着想することもありますので、何か浮かんだらまた書きます。
もう自分ではネタが浮かばない……。
232名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 20:46:40 ID:MlpMqFNV
 旧69 ◆49EtSB976.氏キタキタキターwwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!!
GJ!

>ジャコビニ流星群が降る夜空は、その予兆の彗星が一角で光っている。
このような事はあり得ないと思うのだが…
まあ本編でも、ラストは破壊された人工衛星の破片でも落ちてきたような流星雨だったからね。
233名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 00:35:12 ID:MckchNtH
おお69様!またアップしてくれて嬉しいです。
フェラだけでも愛し合っている様子が感じられて良かったです。
夏穂も楽しみにしています。
234名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 16:20:23 ID:dJ1g+NM/
『十代の乱れた性』――某テレビのインタビューから

顔にはモザイクがかかっているが、その制服は横浜のお嬢さま学校として名高い清華女子のものとわかる。
「エンコー? カレシできてからはしてないなぁ。
 えっ? カレシ? 中学のときに転校してきた男の子で、今は東京に住んでるんだぁ。
 初めてエッチしたのは3ヶ月ぐらい前だよ。バージンのふりするの大変だったかもぉ。
 でもね、カレも初めてだったみたいで気付かれてないと思うなぁ。
 昨日もエッチしたよ。うん、いつもホテルでするの。
 あ、そうそう。昨日はね、最初に手でしてあげたんだぁ。
 カレのを握ってね、上からつーってローション垂らしたら『うぅっ!』てうめいてアゴ反らせるの。可愛いって思っちゃった。
 それでね、『もっと気持ちよくさせたい』って思って、左手でタマタマもんで、右手を丸くしてカメさんの上からこすりつけたの。
 そしたらさぁ、『あっ! あっ、あぁぁんっ!』って女の子みたいなヘンな声出してシーツつかんで体くねらせるんだよぉ。
 ほんっとに気持ちよさそうだったなぁ。
 あたしもね、うれしくなっちゃって、『いつもカレが手マンしてくれるときもこんな気持ちなのかなぁ』とか考えて、カレがもっと気持ちよくなる場所探したの。
 そしたらさぁ、『あっ、出るっ! 出るっ! ううぅっ!』とか叫んですぐにセーシ出しちゃった。
 それでね、彼の出したセーシを舐めてあげて、お湯で濡らしたタオルで拭いてあげたの。
 カレは『ごめんね』って。自分だけイッちゃったのが悪いって思ったみたい。
 そのあといっぱいエッチしたよ。
 明日香も気持ちよくって何度もイッちゃった」
オイオイ、名前言っちゃったよこの子。この明日香って子、明日から大変なんじゃない?
235名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:43:24 ID:ZVMdBpHm
 . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        ∧ ∧ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ

236名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 16:22:30 ID:6cpkMzLd
            t'、                  //
             t'、       ,,,,,,,,,,,       //
              t'、,,、-ー''t,~~ヽ, ,r"~''',r'ー、,  .//
            ,,r-'、t'、't;::::::::::t,  "  .r":::::::r'~'//、,          ラ
          ,,r'"  .ヽt'、. t;:::::::::t,  r":::::::r" ,r'/  ヽ,  
         ,,r" ,、-ー''''''''ー、,  t;:::::::::tr"::::::::r" ,、-ー''''''ー、ヽ,         イ
        ,r",r'"       ヽ, t;:::::::::::::::::r" r"      ~' '、      
       /r"         ノ  .t;::::::::::r"  i         ヽ,        ダ
       ,i/          `t  .t;::::r"  ,r'          t,
       ii            r"t  .ti'  /"t,          i       |
      ,i.i          ,r";;;;;;;t  i'~) /;;;;;;ヽ,        リ
      i .ヽ,      ,,r'";;;、-ー''~t ~ /''ー-、;;;ヽ、,      ,/i        マ
      i   'ー、,,,,,、ー'";;r''":::::::::::::;、t  /、:::::::::::~'ー、~' 、,,  ,,r'" |      
      'i~''z, i i;;i;;;;;;;r'":::::::   ( ,-、t/ ,:‐、 )     ::::ヽ;;;;~;i |        ン
       t''z,i .i i;;i;;r"                   ヽ|;| .i彡リ
       t, .i .i i;iイ          ,,,、, ,,、        .tリ .i.E/         舐
        ヽi .i ii;;i        __,-'ニニニヽ__      ,トi,ノ//
         .t,i,i;i;;;ヽ,       ヾ/   ン"      リ;i;iノ/          め
          tリヽ;;;;ヽ,      丿  ノ       ノ;;;|;i'"
          t;;;;ヽ;;;;;ヽ,    (____丿      ,r'";;;ノ             る
237名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 15:11:27 ID:aMJ29Gco
おはよーりゅ〜ん
238旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/10(木) 00:33:01 ID:nTKIeEOy
夏穂の小ネタです。元ネタは「思い出たちとの12ヵ月」同梱ドラマCDの「冬」です。
ttp://up.isp.2ch.net/up/477008960224.mp3

同様にイメージイラストも貼っておきます。
ttp://moe-moe.dip.jp/cgi-bin/img-box/img20051110002733.jpg

なお、SS内の服装は上のイラストではなくゲーム中のものにしました。
オーバーオールを脱がせるのが面倒だったからですw


著作権法との絡みを考えると、画像や音声のupはやめたほうがいいんでしょうか?
239旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/10(木) 00:34:01 ID:nTKIeEOy
パァン! パンパァン!
「メリークリスマ〜ス! えへへへっ、夏穂サンタからクラッカーのプレゼント〜」
 突然の物音にびっくりして固まった僕を尻目に夏穂が続ける。
「もちろん本物のプレゼントはちゃんと用意してあるけど、まずは景気づけだよぉ〜」
「………」
「どうしたの?」
 何も言わない僕に、きょとん、とした顔で夏穂が尋ねた。
「耳がキーンっていってる……」
 頭から垂れ下がった紙テープを取り除きながら答える。
「ごめんごめん、ちょっと耳元すぎたかな?」
「夏ぁ穂ぉ」
「あ〜ん、悪気があったわけじゃないから許してよ」
 かわいらしく片目をつぶり、拝むようにして謝る。
「さっきはシャンパンの栓も顔に当てたじゃないか」
「それもごめんってば」

 今日はクリスマスイブ。夏穂の部屋で過ごす、二人だけのクリスマスイブ。
 小さいけど夏穂の手作りケーキと、未成年のくせに用意したシャンパンでお祝いだ。
「はしゃぎすぎだよ、夏穂」
「だって……なんだか恥ずかしいんだもん。私、こんな風に男の子と二人きりでイブを過ごすなんて初めてだし」
「そうだね」
 高校時代の夏穂は女子高ということもあってか、女の子とイブを過ごしていたらしい。
「でも、たまにはこういうのもいいかな? なんてねっ、あははっ……やっぱりなんだか照れちゃうな」
 去年のイブはおたふくで過ごしたんだ。おばあさんが通天閣スペシャルを作ってくれたっけ。
 ケーキとはまた違うおいしさや、夜中まで賑やかに騒いだことなど、とっても楽しかったのを覚えてる。
 ……でも二人っきりにはなれなかったんだよな。

 スポーツ推薦で大学に受かった夏穂は今年の春、住み慣れた大阪を離れ東京に出てきた。
 高校時代は遠距離恋愛だったけど、今はこうしてすぐ近くに夏穂がいる。
 大学こそ別々だけど、それでも僕たちは時間を作り、何度も二人だけの想い出を育んでいった。
 夏には僕たちは『男と女の関係』にもなった。夏穂の部屋に泊まったことだって数え切れないぐらいある。
 だけどやっぱりクリスマスや誕生日は特別なものだと思う。
 その特別な日の今日、こうして二人きりのイブの夜を迎えている。

「じゃ、乾杯!」
「乾杯!」
 部屋の明かりを落とし、揺らめくキャンドルの光の中でシャンパンで乾杯する。
 お互い飲めないくせに、『クリスマスには絶対必要!』と主張する夏穂が買ったシャンパン。
 それに口を付けているうち、なんとなくいい雰囲気になっていく。
「あのね、私ずっと……あなたのことがね……その、す……」
 僕の肩に頭をもたれさせた夏穂が小さな声で言う。
「夏穂、まだ耳がキーンとしててよく聞こえないから大きな声で言ってよ」
 耳鳴りはとっくに収まっているけど、わざと意地悪で言ってみる。
「だーめっ! こういうことは一度しか言わないのっ!」
 少しあわてた感じで夏穂がかわす。
「そんなこと言ったって聞こえなかったら意味ないんじゃない?」
「もうっ、しょうがないなぁ〜。……わかったよ、じゃあもう一度だけね……あなたが……好き」
 それでもさっきと同じぐらいの声だった。
「僕もだよ、夏穂」
 それがおかしくって、夏穂の顔を見ながら笑って返す。
「やだっ! なぁに、聞こえてたの?」
「うん」
「……ばか」
 恥ずかしそうにうつむく夏穂。……か、かわいいぞ夏穂!
「夏穂……」
 抱き寄せる。
 慣れないアルコールのせいか、いつも以上に昂ぶっているのを自覚する。
「……うん」
 唇が重なった。
240旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/10(木) 00:35:11 ID:nTKIeEOy
 舌を絡めたまま自分のシャツのボタンをはずし、もう片方の手でベルトをゆるめる。
 キスをしながら夏穂もボトムスを下ろしている音が聞こえる。
 先に下半身を露出した僕は夏穂のセーターの裾から手を入れて胸を揉んだ。
「んくっ、んん……」
 小さなあえぎを洩らして夏穂がしがみつく。
 もっとキスしていたい。だけど唇を離さないと夏穂のセーターを脱がせられない。
 ……冬とあって、着ている服が多いのがじれったい。
 名残り惜しいけど、一旦離れよう。
 そう思って舌を引っ込めた僕の口の中に夏穂の舌が入り込む。
「ちゅっ、ん…ちゅ…くちゅ……」
 淫らな音を立てて唾液を交換し、舌を甘噛みし、むさぼるように唇を押し付けあう。
 頭の中がぼんやりしていく。もう何も考えられない。考えたくない。
「!」
 突然股間で快感が生まれた。
 夏穂が指をからめたんだ。しかもそのまましごき立ててくる。
 お返しとばかりに僕も夏穂の下半身に手を伸ばした。
 いつの間に脱ぎ去ったのか、夏穂も下は裸だった。
(別に全部脱がなくてもセックスできるよな)
 決めた。このまま抱く。

 体重を預け、カーペットの上に横たわらせる。
「夏穂」
 ようやく唇を離し名前を呼ぶと、夏穂はベッドに行くのももどかしいといった感じで腰を押し付けてきた。
 だけどちょっと位置が悪い。テーブルが邪魔して自由に動けそうにない。
「もうちょっとこっちへ」
 声をかけて夏穂にずれてもらう。
 その際に見えた夏穂の下腹部が、キャンドルに照らされてなんともなまめかしい。
 裸は何度も見ているのに、陰影に富んだ肌に信じられないほど興奮してくる。
 ……我慢できない。入れたい。
「夏穂、今日……」
「あっ、うん……いいよ、中で」
「わかった」
 すぐにでも夏穂と一つになりたい!
 そう思ったけど、形だけでも愛撫をしようと恥裂に指を伸ばす。
 するとそこはすでに充分すぎるほどほとびっていた。
 膣に指を入れるとヌルヌルとした熱がまとわりつき、奥に引き込もうとする。
「ねぇ、指じゃイヤ……来て……」
 潤んだ瞳で夏穂が僕を見上げる。夏穂も僕を求めている。
 僕は指を抜くと、返事の代わりに先端を淫裂に押し当てた。
 ぬるっとした感触が亀頭を包み込んだ。
「入れるね」
 そのまま腰を送り出す。
 熱い粘り気の中を剛直がもぐっていく。
「ぁあっ!」
 半分ほどうずめた時、ほっそりした首筋を反らせて夏穂があえぎ、ブルブルと震えた。
 ……入れられただけで軽くイッてしまったようだ。
 それに合わせるように淫茎に強い圧力がかかる。
 その適度な抵抗の中を僕はゆっくりと、まるで夏穂をじらすかのように押し込んでいく。
「んんっ!」
 僕の背中に回した腕に力をこめ、夏穂がしがみつく。
「ああっ……」
 そして根元まで収め、僕も大きくため息をついた。
241旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/10(木) 00:36:18 ID:nTKIeEOy
 しばらく夏穂の感触を味わったあと、入れたときと同じぐらいゆっくりと肉茎を引き抜く。
「ぅあぁっ!」
 僕にしがみついたまま夏穂が下半身を痙攣させた。
 背中でシャツが引っ張られているのがわかる。夏穂の腕に力が入っている。
 さらに腰を引く。
 膣壁内部の微妙な起伏がカリ首にまとわりつき、なんともいえず気持ちがいい。
 抜けきる寸前まで戻すと、また夏穂の中に沈めていく。
 そうしてもう一度根元まで押し込み、今度はそこで恥骨をすり合わせるようにして押しつけた。
 恥毛がこすられ、かすかにショリショリと音を立てた。淫らに聞こえる音だった。
「くぅんっ……」
 鼻を鳴らすようにして夏穂がすすり泣く。
 二人で愛を確かめ合うときも夏穂はあまり大きな乱れ方をしなかった。
 最初は僕の技巧が稚拙なせいだと思ったけど、そうではなく、それが夏穂の感じ方だった。
「夏穂……」
 耳元に唇を寄せ、そっとささやく。
 同時に耳たぶを唇ではさむとこするようにしごき、軽く引っ張ってみる。
 そうしながらセーターの上からふくらみに指を立てる。生地がある分、強めにもむ。

 服を着たままのセックスなんて、考えたら初めてだ。
 胸を合わせているというのに、いつものようにぬくもりが伝わってこない。
 だからその分、僕たちは頬を寄せあい、少しでもお互いを感じようとした。
「んんっ、はぁっ……」
 顔を真っ赤にして小さくあえぐ夏穂。それが感じている姿だということを、僕はもう知っている。
「かわいいよ夏穂……好きだよ」
 首筋や頬、額や鼻の頭やまぶたに唇を押し当てながら何度もささやく。
「んくっ! んふぅ……」
 もう夏穂は返事ができなくなっている。ただうめくように悶えるだけだ。
「愛してる、夏穂……」
 わずかに唇を開いてあえぎ声を洩らす夏穂に僕はキスをした。

 太ももを僕の腰に巻きつけるようにして夏穂が腰を押し付けた。
 こうなると前後運動よりは摩擦運動が主になる。
 膣の奥のほうで何かがうごめくような感覚が亀頭に伝わる。
 それだけじゃなく、根元から先端に向けてしごき立てるような動きも感じられる。
 僕を射精に導く蠕動。僕に精液を吐き出させようとするメスの本能的な蠢動……。
(マズイ、イキそうになってきた……)
 大きく深呼吸するが、射精感が一向に引いていかない。
「くふん、くぅん……」
 まるで泣いているようにも聞こえる夏穂のあえぎ声にますます興奮がつのっていく。
 その時、ペニス全体を締めつけ、脈動する膣壁が小刻みに痙攣を始めた。
「ぁ、イク……イッちゃいそう……」
 つぶやくような夏穂の声。
「僕も……イキそうだよ……」
「あっ、あっ、んっ!」
 短い間隔でせわしない声を上げ、夏穂が快感を訴える。
 いやらしい声音と色っぽい表情。そして絶え間なく僕を刺激する夏穂の女性器……。
(マズイ……)
 夏穂がイクまであと少し。そう思って必死に耐える。
「あ、ダメ……イク、イクっ!」
 差し迫った声と共に、背中に回された腕に力が込められた。
 同時にビクビクと脈を打つようにペニスが搾られる。
「んんっ! んんーー!」
「っっ!」
 二人同時に達した。
びゅくっ! びゅるっ! びゅびゅっ! ずびゅっ!………
 子宮の入り口に押し付けられた亀頭から白濁の粘液が噴き出し、夏穂の膣を満たしていく。
「ひゃんっ! ひんっ……」
 言葉にならない声を上げ、夏穂が絶頂を迎える。
 そしてそのたびに膣は収縮し、僕から精液を搾り取っていく……。
242旧69 ◆49EtSB976. :2005/11/10(木) 00:38:14 ID:nTKIeEOy
 荒い息で抱きあったまま、少しずつ落ち着きを取り戻していく。
「あっつ〜い、汗かいちゃった……」
 見ると夏穂の額に汗が光っている。
「着たままだったからね……シャワー浴びよっか?」
「そうね」
 手を伸ばしてティッシュを取ると、股間に当てて身を離す。
 愛液と精液にまみれた性器をそれぞれ処理しながら僕は言った。
「ねぇ夏穂、シャワーのあとでもう一回しよ?」
 その言葉に夏穂が僕に顔を向ける。
 そしてはにかんだ笑顔のまま上目遣いで僕をにらむと、甘えたような声で言う。
「……えっち」

           おわり
243名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 01:20:16 ID:yXgE9p16
ちょっと見ぬまに69さんが復帰している!
244名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 06:51:29 ID:47korvH0
偉大なる我等の69ネ申様!!

      / ̄ ̄ ̄\
  _n  / \,, ,,/  .ヽ
 ( l  | (●) (●) ::::|
  \ \.ヽ  ∀   ::::ノ グッジョブ!!
   ヽ___ ̄ ̄ ̄ ̄  )
      / ̄ ̄ ̄  /


245名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 21:15:01 ID:nF1y3922
>242
明るいノリのHが夏穂とあっていて良かった
246名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 21:39:24 ID:o9qMeGwF
旧69 ◆49EtSB976.氏
……えっち。
247ここまでのまとめ:2005/11/11(金) 21:14:18 ID:ICkCto39
前回のまとめは>136

遠藤晶 >8-10の晶視点
 >178-181

森井夏穂 婚約指輪
 >183-187

保坂美由紀 保坂美由紀の告白
永倉えみる レイプ
 >193

松岡千恵 レイプ
 >194

沢渡ほのか 獣姦
 >195

遠藤晶 「思い出たちとの12ヵ月」
 春 >215
 夏 >212
 秋 >216
 冬 >213

七瀬優 「思い出たちとの12ヵ月」
 >228-230

星野明日香 『十代の乱れた性』――某テレビのインタビューから
 >234

森井夏穂 「思い出たちとの12ヵ月」
 >239-242
248名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 00:44:25 ID:tDvNR6fo
249名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 13:31:16 ID:zbQFPZO8
夏穂といえば、フジのニュースで満仲の声久々に聞いたな
いい感じにしっとりしててよかった( ´Д`)
250名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 15:41:31 ID:S1PqpGVW
>>248
この作者さんってこのスレ覗いてるのかな?
だったら新作書いてもらいたいです。
251名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 00:08:18 ID:5LxjNscl
そのイベントの発起人は覗いてるけどね
252名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 00:09:01 ID:I5Ae/Msd
萌えの新スレ

センチメンタルグラフティ等のスレッド10
ttp://moe.homelinux.net/cache/res893521c3s1.html
253名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 17:37:12 ID:aMGxiZUa
キタ━━━━━━♪└|∵|┐♪└|∵|┘♪┌|∵|┘♪━━━━━!!!
254保守コピペ:2005/11/28(月) 23:43:07 ID:YQAFqx/5
『最高の誕生日プレゼント』


プロローグ

 中学3年の時に出逢った杉原真奈美と転校のため別れてしまった僕、古川智一は、それからまた、
親父の仕事の都合で半年前頃まで多くの土地を転々とし、別れてから2年後になる高校2年の8月の
終わりに、香川県の隣の県である愛媛県の松山から、再び真奈美の住む高松へと帰ってきた。
親父が言うには、今度はもう転勤もないと言う……。本当か?(汗)

 引っ越しを繰り返している間に出逢った女の子の中でも、高松に住む真奈美のことが一番印象深く
忘れられなかったため、愛媛に引っ越してきた時に何度も真奈美に会いに行こうと決心していたが、
いろいろな都合の悪さがたび重なり、高松に引っ越してくるまで結局会いに行けずじまいだった。
今までは引っ越しばかりで辛かったが、引越し先が再び高松に決まってすごく嬉しかったことか…。

 9月のはじめ、そして僕と真奈美は、偶然にも再会する。
僕は前の土地で在学していた高校「愛媛県立松山商業高校」から、高松で前の学校と偏差値が
近い学校「香川県立白井坂高校」に編入入学するという形を取った。2学期のはじめ、期待と不安を
胸に抱き、新しい学校の門をくぐる。他の生徒に職員室の場所を聞きながら職員室に向かい、
担任から編入するクラスを紹介されて教室に入り、ありきたりで無難な自己紹介を終えて空いている
席を担任に指示される。
「古川君の席は、と…窓際の、空いているあの席に着いてくれるかな?…杉原さん、彼が分からない
ことがあったら教えてあげてください。」
「あ、は、はい先生、分かりました…」
(古川…智一さん……?…も、もしかして……(どきどき)
指示された席に向かい座り、隣になった子に「よろしく」と声をかける。すると、隣の席の女の子が
瞳をうるうるさせて、じっと僕を見つめている…
「あ……やっぱり……やっぱり智一さんだ……(*^^*)(うるうる)」
「えっ…?…杉原って…ま、真奈美?…真奈美なの?」
これが真奈美との運命の再会だった。



第一章

 夜がまだ底冷えする4月のはじめ、僕は3ヶ月ぶりに東京に住むネット仲間のもとへと遊びに行く
予定でいた。4月1日・2日とある東京ゲームショウというイベントにも行きたかったが、1日は学校の
登校日であり、重要なクラス替えが出るということもあった。
とても喜ばしいことに、3年でも真奈美と同じクラスになれた。真奈美と運命の赤い糸で結ばれている
のかと感じる。いぇ〜い♪d (^o^) b
255保守コピペ:2005/11/28(月) 23:43:33 ID:YQAFqx/5
 また、前々から真奈美と学校帰りにライオン通りでショッピングをする約束だったので、2日目の
イベントだけ楽しむことにし、1日の夜に高松から出ている寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗って、
5日の昼に高松に戻ってくるということを真奈美に伝える。
「あ…そうなんですか?…あの、だったら、私…駅までお見送りに行ってもいいですか?」
「うん、もちろんいいけど…夜遅いけど大丈夫なの?出発は21時半を過ぎるから…」
「うん、私なら大丈夫…そのことならパパに言って迎えに来てもらうから…」
 どうやら、どうしてもお見送りがしたいらしい。
「そ、そう…真奈美がそう言うなら…」
「はい…それじゃ私、駅まで行きますね。電車の出発は21時半頃なんですか?」
「うん、正確には21時26分なんだけどね……あ、俺が真奈美の家まで迎えにいくよ。
だって、暗いからね。駅まで一緒に行こう♪」
「あ、はい……うふふ、いいですよ♪(^^)」
「それじゃあ、19時半に真奈美の家に迎えに行くから」
「はい、19時半ですね、わかりました。待ってますね♪」
「けど、ゴメン…真奈美を置いて、東京に行くなんて……ひどいよな、俺って……」
「ううん、そんなこと……」
「東京とかの大都市じゃなかったら、一緒に行きたいんだけど…東京は人が多いから……」
「はい…そうなんですよね……」
「あ、そうだ、何かお土産買ってくるね」
「え?…本当ですか?………嬉しい……楽しみにしてます♪(*^^*)」
 と、学校帰りのショッピングを終えて立ち寄った、ライオン通りの一角にある喫茶店でおしゃべりして
いる時に、真奈美に見送ってもらう約束をした。
 僕は自転車の後ろに真奈美を乗せて、ライオン通りを出たところにあるバス停に向かう。真奈美が
家の近くまで行くバスに乗り、見送ったあと帰路につく。僕は毎日学校まで自転車通学である。

 真奈美がバス通学のわけ…そう、真奈美は生まれつき身体が弱く、真奈美とはじめて出逢った頃…
中学3年になってからは始業式の日に一度行ったきりだという。あれから時が経ち、幾分真奈美の
身体も強くなったように見えるが、自宅からの自転車通学はさすがに無理があるみたいだ。
僕が、真奈美の家まで毎日迎え送りをしてあげることができればいいのだが…。
しかし、校門をくぐるのはいつも一緒だ。朝は真奈美が降りるバス停で待ってから学校へ向かい、
放課後も一緒にくぐるか、僕が用事があるときは教室か図書館、校舎の出口で待ってくれている。

 アルバイトが休みの時(月・木・土)には必ず真奈美を自転車の後ろに乗せて家まで送っている。
帰宅途中に喫茶店に寄ったり、ライオン通りでウインドウショッピングを楽しんだりしたあと、
真奈美の家で森林浴や散歩、小鳥とたわむれたり、部屋で話したりと時間を過ごしてから帰るのが
日課だ。また、アルバイトが土日休みになったときは、玉藻公園や栗林公園を散歩したり、時には
小豆島や屋島、満濃池まで足をのばし野鳥を見に行ったりと、休日を楽しく過ごしている。

 そういえば、転校してきてから何ヶ月か経ったある日、担任が不思議そうに僕に尋ねてきた。
担任が尋ねるには、高校に入学してから登校拒否ぎみの真奈美だったが、僕が転校してきてからは
毎日登校するようになったという。それで、僕に何らかの原因があるのではないか、と…。
その時、「それほどまでに、僕の存在が大きかったのかな…」と思った。

 そんなことを思いながら自転車を走らせ、友人宅に寄り道しつつ家に着き、時計を見ると時間は
18:00を過ぎていた。
「げっ…やばっ!!!…行く仕度、なんもやってなかった……(激汗)」
慌てて必要なものを準備してバッグに詰め込む…仕度を終えた頃には既に19時を少し回っていた。
「うぐぅ……メシ食って風呂に入ってから出ようと思ってたのに、もう19時過ぎてるし……
待ち合わせに間に合うんかいなぁ…?(あせあせ)」
「…ヤヴァぃ…まぢでもう行こうっ!!……ドダダダダダダっ………東京行ってきま〜す!!」
 荷物を背負い、ドタドタと階段を駆け下りる。前々から東京に行くということを母に伝えていたが、
もう一度言ってから靴を履き、バンっと玄関を勢いよく開けて家を飛び出す。
「ちょっとぉ、待ちなさい!!…いつの何時に帰ってくるのっ!?」
 台所から叫ぶ母の制止を無視して自転車に飛び乗り、真奈美の家へ向かう。
その件は電車の中で伝えるとするかな。
256保守コピペ:2005/11/28(月) 23:44:05 ID:YQAFqx/5
 家から真奈美の家まで自転車+徒歩(登山?)で25+5分ほど…間に合うだろうか? 
時計を見ると19時20分…ペダルをこぐピッチを上げる。自転車を停め、山道を駆け上がり、
真奈美の家に到着した。
「…はぁっ!!…はぁはぁはぁはぁ……やべっ、遅れたか………ぜぇ、はぁ…」
 時計を見ると19時33分である。とりあえず呼吸を落ち着ける。すると、杉原邸の玄関のドアが開く。
「……智一さん、まだかなぁ………」
 ドアを開けて、ちょっと心配そうな顔で外に出てくる真奈美。
「はぁ、はぁ、はぁ……真奈美……」
「(びくっ!!)…きゃぁっ!?……あ…あの……と、智一さん…?(どきどきどき)」
 僕がいたのに気付き、びっくりして声を出す。恐る恐る警戒気味に、僕に確認の声を掛けてきた。
そりゃあ、真っ暗だし呼吸を乱しているから、へタすれば変質者になりかねないな。(苦笑)
呼吸を落ち着けて…
「うん、俺だよ、智一…こんばんは、真奈美……ちょっと遅れて、ゴメン…」
「ほっ…智一さん、こんばんは……びっくりしたぁ……」
 僕の名前を聞き、安堵のため息をつく。
「でも、よかったぁ…もしかして、そのまま行っちゃったんじゃ、って思ってたから…」
「まさかぁ、そんなこと……ほって行ったりしないよ……約束したじゃない…」
「…あ……はい…(*^^*)」
 僕の返事を聞いて優しく微笑む。

 真奈美と手を繋いで山道を下り、自転車の後ろに乗せて、駅へと向かう。会話をしながら自転車を
走らせること35分、高松駅に着く。時間は20時15分、出発まで1時間以上もあるので喫茶店に
入って軽く食事をとったりおしゃべりしたり、友人への手みやげは何がいいか、などと考えたり探し
ながら楽しく時間を潰した。

 そして時間は21時10分、僕と真奈美は少し早くホームに入り、電車を待つことにした。
「あの…智一さん?…気をつけて戻ってきてくださいね…」
「うん、わかった…真奈美も身体に気をつけてね…」
 真奈美が心配そうな顔で言う。僕も真奈美のもとをしばらく離れるのがすごく心配だ。
女性というのは好きな人と離れるということが寂しく、遠いところに行くほど心配なのだろう。
真奈美の場合はそれがなおさらだと思う。

 なにげない会話を交わしているうちに、東京行きの「サンライズ瀬戸」がホームへと入線してきた。
僕はこの「サンライズ瀬戸」の車両が好きだ。もちろん、真奈美より好きということではないが。
暇な時に、この電車を見るためだけに高松駅に足を向けていたが、今日は以前見にきていた時より
入線が遅い。そうか…今は春休み期間で、電車は隣の県、愛媛県の松山まで延長運転をして
いるんだということを思い出した。
257保守コピペ:2005/11/28(月) 23:44:33 ID:YQAFqx/5
 電車がホームに入線して停まり、ドアが開く。僕と同じように東京へ向かうのであろう乗客が、
重たそうな荷物を抱えて電車に乗っていく。電車をバックに写真を撮っている親子や鉄道ファン。
電車はまだ出ないだろうと思ってホームでタバコを吸っている若者……
「5番線に入っております、21時26分発東京行き寝台特急サンライズ瀬戸は定刻通り発車
致します…なお、この列車には食堂車の設備はありませんのであらかじめご注意ください…」
ホームの案内放送で、電車が定刻に発車するということ、車内には食堂車が付いていないという
ことを知らせるアナウンスが流れて、急いでキオスクへ食料調達に駆け込む女の子2人組……
「♪♪♪〜〜♪♪♪♪〜〜♪♪♪〜♪♪〜♪〜♪〜〜…」
 他の列車が高松に到着したのか、「瀬戸の花嫁」がホームに流れている。
 しばらく時が流れ…
「プルルルルルルルルルルルルルル………………」
 電車の発車を知らせるベルがホームに響きわたる。
「あ……もう、出発しちゃうんですね……」
 僕は電車に乗り、乗降ドアのところに立ち真奈美と向かい合う。
「それじゃあ真奈美、行ってくるね…向こうにいる間も電話するからさ……寂しくなったら
電話掛けてきてもいいから…」
「…あ………うん……(うるうる)」
「真奈美………ちゅっ♪」
と、真奈美の手を取り引き寄せ、ちゅっと唇に軽くキスをする。
「…えっ!?……ちゅっ………あ……(*^^*)」
 発車のベルが鳴り止み、ドアの閉まるアナウンスが流れる。
「そっ、それじゃ…気をつけてください!(うるうる)」
「うん、真奈美も…」
 よほど寂しいのか、目がうるうるしている真奈美。
「プシュー…………カチッ」
 ドアが閉まり手を振る真奈美、僕も手を振る。電車がゆっくりと動き出す。真奈美も電車の速度と
合わせて歩きながら手を振っている…が、速度が速くなり真奈美が見えなくなる。
「真奈美、大丈夫かな?心配だなぁ…………えっ、と……12号車の3D、か…」
とりあえず切符に印字されている自分の席に向かい、席に着く。

 僕の座っている席は座席というものではなく、「ノビノビ座席」という、フェリーの2等部屋のような
ザコ寝の席だ。荷物を置き、しばらくCDを聴きながら横になっていると車掌が切符の検札に来た。
検札が終わり、全車両の車内をひととおり見て歩いたあと、ロビーを見つけたので腰を落ち着ける。
車窓を見ると、電車は瀬戸大橋を渡っていた。
「海面に映る月がとても綺麗だ……」
と、しばらく夜の瀬戸内海の車窓に見入っていた。すると…
「♪♪♪〜〜♪♪♪〜♪♪〜〜♪♪♪〜〜♪♪♪〜♪♪♪〜〜…(オリーブの風♪)」
 携帯電話のメロディが流れだしたので着番を見ると、「0878460312」と表示されている。
「ん、このメロディは…真奈美だ」
 どうやら真奈美は自宅に着いたみたいだ。どうしたんだろうと思い、電話をとる。
「もしもし、真奈美?」
「あ…もしもし……あの、智一さん……」
「もう家に着いたんだね。どうしたの?」
「あの…智一さんが帰ってくる時間に、智一さんを駅までお迎えに行ってもいいですか?」
 駅まで迎えに行ってもいいかということを言い忘れていたらしい。
「うん、いいよ。お願いします♪…あ、だったら電車の到着時間を言っておかないとね……えっと、
5日の昼の、12時30分に高松駅に着く「マリンライナー」っていう電車に乗って帰ってくるから。 
それじゃ、改札口の前で待っててくれる?」
「は、はい…分かりました。それじゃ、気をつけて……おやすみなさい……」
「うん、おやすみ…真奈美も気をつけてね…」
 僕が帰ってくる日に真奈美が駅まで迎えに来てくれることになった。
電話のあと、これといって何もすることがなくなったので座席に戻り、明日に備えて寝ることにした。

 翌朝の7時すぎに東京に到着し、友人と待ち合わせをしているイベント会場に足を向ける。友人と
ともにイベントを楽しみ、秋葉原や池袋に足をのばし、仲間と酒を交わしてワイワイ言ったり楽しむ。
その後友人に泊まらせてもらう為に友人宅に向かう。再び酒を交えて雑談に花を咲かせて楽しんだ。
 東京にいる間の昼と夜に、忘れずに真奈美に電話を掛ける。
真奈美へのお土産は何がいいかなと考えながら、読みたい雑誌を買うために立ち寄った書店で
良さそうな詩集を見つけたので手にする。
これをお土産にしよう。真奈美がまだ持ってなければいいけど……。
258保守コピペ:2005/11/28(月) 23:45:05 ID:YQAFqx/5
                                   ・
                                   ・
                                   ・
                                   ・

 5日の朝、東京発8時頃の新幹線「のぞみ」に乗り東京を後にして高松へ向かう。
岡山で軽食を取っていたために予定の電車「マリンライナー」に乗り遅れるところだったが旅行中、
無事高松に戻ることができた。 
 ……が、友人宅で朝まで起きていたのがたたって風邪をひいてしまい、空気が良くなかった のか
喉をやられ、声がかすれて出しづらくなってしまったこと以外は…。

 定刻の12時30分、快速「マリンライナー」は高松駅に到着する。電車を降り、他の乗客をかき分け
真奈美が待つ改札口をはや足で目指す。改札口を出る前に真奈美の姿を見つける。
改札員に切符を渡し、改札口を出て…
「あっ…智一さん!おかえりなさい♥…無事に帰ってきたんですね、よかったぁ…♪(*^^*)」
 僕の姿を見つけてほっとした表情で、嬉しそうに歩み寄る。
「真奈美、ただいま…心配かけたね…」
 声が出しづらいのでかすれている。
「…あ……智一さん、声……どうしたんですか!?」
 真奈美がすごく心配そうに尋ねる。
「うん…声が出しづらいんだ……東京って空気が悪いね…目はかゆいし、鼻はムズムズして
くしゃみがたくさん出るし……俺の不注意もあって、喉がやられちゃった……。」
「そ、そうなんですか…?……あの…大丈夫ですか?」
「喉はすぐ治ると思うから大丈夫だよ…けほっけほっ…うぅ…」
「だっ、ダメですよ、無理しちゃ……」
 すごく心配そうな表情をする真奈美。

「…そういえば真奈美、制服だけど…学校に行ってたの?」
「うん。ちょっと用事があったから、学校に行ってたの。」
「そう…あ、もしかして図書館に、読みたい詩集を借りに行ってたとか?」
「はい、よく分かりましたね…(^^)…けど、他の人が借りていて、なかったの…」
 見たかった詩集が先客に越されていて、残念そうな真奈美。
真奈美はどうやら、まとめて詩集を借りるより、一冊をすべて読んでからまた借りるように
しているという。そりゃそうだ、まとめて借りると、見ないまま返す羽目になってしまうから…
「あ、そうそう思い出した……ごそごそ……はいこれ、真奈美へのお土産♪」
「えっ…?…本当に…?……嬉しい……あの…ありがとう♪(*^^*)」
お土産を手渡され、とても嬉しそうな表情。真奈美のこの表情がとても好きだ。
「ただ、買うときちょっと迷ったけど……」
「え?なんだろう…(わくわくどきどき)…家に帰ったら開けてみよう…(^^)…あ、そうだ…
私、これから智一さんの家におじゃましてもいいですか?……私、喉にやさしい飲み物を
作ってあげますね。」
「えっ、ホント?ありがとう、真奈美…やさしいなぁ……♪(*^^*)」
 「真奈美、最高っっ!!」と、心の中で叫ぶ。
「うふふ………それに、きょうは……」
「ん………??」
 僕の家に来て、喉に効く飲み物を作ってくれるという。つぶやいた語尾には少し気になるが…。

 駅に駐輪している自転車の所まで行き、真奈美を後ろに乗せて僕の家に向かう。
家に到着し、玄関のノブに手をやるが鍵が掛かっていて開かない。身内はみんなどこかに出掛けて
いるようだ。しばらくガレージに放し飼いにしていたうちの犬(ラン♀という)と遊んでから部屋に入る
ことにした。犬はしっぽを振って真奈美にじゃれついている。
「うふふっ、ランちゃんこんにちは、今日も遊びに来ましたよ……なでなで♪(^^)」
259保守コピペ:2005/11/28(月) 23:45:34 ID:YQAFqx/5
 ポケットから鍵を取り出し玄関を開け、真奈美を招き入れる。真奈美は僕が去年転校してきて再会
して以来ちょくちょく遊びに来ている。
「おじゃまします…」
「誰もいないから挨拶はいいのに…」
「ううん、そんな……」
 靴を脱いでリビングに入る。
 食卓には母の置き手紙が。「14時すぎに帰ってくる 母より」とメモが書かれている。
「ちょっと荷物を部屋に置いてくるから、リビングでくつろいでてくれる?」
「あ、はい…あ…あの、お水が欲しいんですけど…いいですか?」
「ん、お水?ちょっと待ってて…」
 グラスに水を注ぎ、真奈美に手渡す。
「あっ、あの、ありがとう……」
「……??どしたの、真奈美?…疲れちゃった?」
「…え!?なっ、何でもないから…(*・・*)」
 何だかあたふたしている真奈美。僕は階段を上がり荷物を部屋に置き、再びリビングへと向かう。

「ふぅ〜……」
 階段をおりたところで真奈美のため息が聞こえる。
「…?どうしたの?」
「…きゃっ!?と、智一さん、いたんですか……(*・・*)(どきどき)」
 急に声を掛けられて、あわてふためく真奈美。
「なんだか、ため息をついてたから、疲れたのかなって思ったんだけど…って、何だか顔が
赤くない?」
「うっ、うぅんっ、何でもないですよぉ……(*・・*)」
「な〜んか気になるなぁ……」
 緊張しているんだろうか…? どこかギコチない真奈美。僕の家にはよく来ているから、緊張する
ことはないと思うんだけど…。
「あ、そうだ……智一さんが、さっき私にくれたお土産を開けてもいいですか?」
「うん、開けてみれば? もしかしたら真奈美も持ってるかもしれないけど…」
「はい……がさごそ……あ……詩集だ……それも、私が次に買おうと思ってた詩集………」
「え、そうなの?」
どうやら持ってなかったようだ。
「はい♪あの、私、この詩集シリーズを集めているんですけど、次はこの巻を買おうと思って
いたところだったから……嬉しい……♪(*^^*)」

 東京で立ち寄った書店で目にした「11巻・世界名詩集アンソロジー」という詩集を立ち読みすると
考えさせられるような詩がたくさん書かれていたので、お土産として買ってきた。
好都合なことに真奈美も欲しがっていたというから、プレゼントになるのか?(^_^);
「そう、それは都合よかった……良かった、喜んでくれて……実は、もう持ってるかなって
思ってたんだ」
「うぅん、もし私が持ってても、すごく嬉しいです……ありがとう、智一さん……♪(*^^*)」
「どういたしまして…♪(^^)」
「どんな人の詩があるんだろう……とっても楽しみです♪(^^)(わくわく)」
 と、嬉しそうに詩集を紙袋に入れ直し、鞄に収める。

「あ、あの、それじゃあ、これから飲み物を作りますね…」
「うん、お願いします♪ あ、必要な材料があったら冷蔵庫の中のものを使っていいからさ…。 
なければ買ってくるよ」
「はいっ♪(^^)」
 元気良く、にこっと微笑み冷蔵庫を開けて材料があるか確認する。
「あ、なんとかあるもので作れますよ…あとエプロンと、レモンを搾るものがあれば助かるん
ですけど…制服にしみができちゃうかもしれないから…」
「了解、エプロンと搾るものだね、ちょっと待ってて」
 先にレモンを搾るものを取り出し、エプロンを持ってきて真奈美に手渡す。
「母さんのだけど、いいかな?」
「はい……うふふ……♪(*^^*)」
 と言ってエプロンを着る。エプロン姿がとてもさまになっている。
「……それじゃ、できるまで待っててくださいね…」
「うん、待ってる♪」
260保守コピペ:2005/11/28(月) 23:45:56 ID:YQAFqx/5
 作りはじめる真奈美、作るのを見ている僕…真奈美はやかんを手に取り水を入れ、コンロにかけ
火を付ける。冷蔵庫からレモンと蜂蜜を取り出し、レモンを切って搾っている。やがてやかんがピュー
ピューと音を立てて湯が沸き、カップにハチミツとレモン汁、お湯を入れてスプーンで混ぜている。
真奈美が振り返り…
「お待たせしました、智一さん…ハチミツとレモン汁を入れて溶かしてみたんですけど……
さぁ、どうぞ…」
「あ、レモネードかぁ…ありがとう…それじゃ、いただきます♪……ごく、ごく……」
「あの…お味のほうはどうですか? ちょっと熱かったですか?」
「…うん、すごく美味しい♪ 温度も熱くなくてちょうどいい飲みごこちだったよ。
これで治ってくれるよ、必ず…(^^)」
「…うふふ、智一さん…………私の作った飲み物で、早く治ればいいですね……ちゅっ……
あっ、あの…その…早く治るおまじないです………かぁぁ〜…(*・・*)」
 僕の耳元でささやき、頬にキスをする…セリフが照れくさかったのか、赤面して横を向く真奈美。
「…♪……うん、ホントに今すぐにでも治りそうな気分だ♪」
「うん……そう言ってくれると、とても嬉しい……(*^^*)」
「………真奈美…?」
「…はい?」
「………ちゅっ…♪」
 呼ばれて振り向いた真奈美の唇に軽くキスをする。
「…あ………(*^^*)……あ、あの…おかわりはどうですか?」
「うん、もう一杯もらえると嬉しいな…♪」
「うふふ……それじゃあ、もう一杯作りますね…(^^)」
 と言って台所に向かう真奈美。
「うん、待ってる……」
「…♪〜♪♪〜〜♪……」
 鼻歌まじりでレモンを搾っている。
「……う〜ん、制服にエプロン……いいなぁ♪(*^^*)……萌えるっ!!…ぼそっ…」(←バカ)
「……え?……なんですか?」
「うっ、ううん! な、なんでもないなんでもない…!」
「……??」
(……後ろから抱き………ぐはぁぁぁっっ、いかんいかん!!淫らな想像をっっ……!!!)



第二章

 台所に立つ真奈美の後ろ姿をエプロンを着てからずっと見つめていると、ムラムラっとなって……
心の中で叫ぶ……どうも理性に勝てず、雑念を抑えきれずに真奈美の背後からそっと抱きつく。
「(抱きっ…)真奈美………」
「?……きゃっ!!?(どきっ!!)………あ……あの……智一さん…!?(*・・*)」
「……作ってくれる飲み物よりも、真奈美を食べちゃえば、すぐ治る気がする……♪」
 突然背後から抱きつかれて耳元でささやかれ、びっくりしている。
「(どきどき)…あ、あの……えっと……その…あの……こ……ここじゃ………いやです……
…あ、やだ、私……あの……その………かぁぁぁぁぁ〜〜…(*・・*)(どきどき)」
 いきなりの事に動揺して、耳まで真っ赤にしてすごく赤面状態な真奈美。
「うん、わかった…………♪」(よっしゃぁぁ、第1関門突破!!!)←バカ

 そのまま真奈美を抱え上げて自分の部屋まで行く。
「え?……あ……あの………あの………(*・・*)」
 自室に着き、真奈美をベッドの上に横たわせる。
「…あ、あの……智一さん……本当に…いいんですか?…わ、私は……その……あなたが……
求めてるなら………私は……(*・・*)(どきどきどきどき)」
 瞳をうるうるさせて、言葉をぽろぽろと発する。
261保守コピペ:2005/11/28(月) 23:46:25 ID:YQAFqx/5
 ベッドへ横になった真奈美と向かい合わせに横になり、真奈美の頭を撫でながら、瞳を見つめ
ながら答える。
「いいもなにも…真奈美を求めてるから、俺は……求めてなかったらこんなことしないさ…
…真奈美はどう思うの?俺の事を……」
(うっわ〜、すごい動揺してるなぁ、真奈美……かわいい♥(*^^*)」
「わ、私は……私は………智一…さん…に………抱いて……ほしい…です……(*・・*)
……だって………智一さんの事………とても…大好き……だから……(*・・*)……でも…
…私…怖いんです………こういう関係になって……智一さんが……変わってしまうんじゃ
ないかって思うと………怖いんです………智一さん……」
 ぽろぽろとそうつぶやき、静かに横たわって熱い視線で僕の瞳をじっと見つめている。
「ほっ…そう聞いて安心したよ……変わってしまうと怖い、か……う〜ん、考えさせられる
けど……こういう時って理性がなくなるからなぁ……俺も、自分がどうなるのか考えると
怖いな……俺だって、真奈美が変わってしまうんじゃないかって思うから……けど、今まで
「変わってしまうかも」って思ってたから、なかなか先に進めなかったのかもしれない……
……大丈夫、僕に任せてくれれば……」
(第2関門も突破できる…か?)
 自分も少なからず動揺しているためか、なんだか説得力のない答えになってしまう。

「あ…智一さん…あ…あの…私…はじめてだから……やさしく…してください…(*・・*)」
 そっと僕に抱きついてくる真奈美。どきどきと、真奈美の鼓動が伝わってくる。
「うん、やさしくするから……心配しなくてもいいよ………」
(っしゃぁ、第2関門も突破じゃぁ!!)
「あ、あの…少し、こうしてて…いいですか?……いきなりだったから…まだ…ちょっと…
心の準備が……」
「うん……」
 僕の背中に腕をまわして抱き合い、心を落ち着かせようとして瞳を閉じている真奈美。不安を取り
のぞこうと真奈美の頭を撫でる。

「あ…あの……智一さん……あの…その…制服…着たままで……いいんですか?(*・・*)」
「着たままでも大丈夫だよ……着たままのほうが萌え………なっ、なんでもないよ…(^_^);;;;
大丈夫だから…任せて♪…ちゅ…………くちゅ…ん……は……ちゅぱ……」
 そう言って、しばらく真奈美と深いキスをする。
「…あ……ちゅ…ん……智一さん……くちゅ…んっ…はぁ……ちゅぱ……つ〜……はぁ…」
 深いキスを交わし、唾液が糸を引いている。
「…じゃ、そろそろ……」

 真奈美の背後にまわり、リボンをゆるめ、服の裾から中へ手を進めブラを外し、制服を胸までめくり
上げる。真奈美の両親ですら誰もまだ見たこともないであろう真奈美の小ぶりな胸が現れる。
こわばった表情の真奈美。目を細めてふるふると震えている。
「…さわっ…ぷに…ぷにっ…むにむにっ…もみもみっ……つんつん……くりっくりっ……
きゅっ…くりゅんくりゅんきゅっ……」
 真奈美の胸の感触を愉しむ。撫でたり揉んだり、乳首を指で転がしたりつねってみたり…
「…ん…ひゃっ!…や…ぁん…あん…そっ、そこは…あんっ♥…あぅ…ぁん…あん…んんっ…
…ぅうん……あぁんっ!!♥…あんあっはんっ♥」
(すげぇ敏感な反応…♪)
 ぴくっと動いたり、身体をくねらせたりと身悶えして過敏に感じている真奈美。
「…真奈美の胸、すっごくいいよ♪……真奈美の乳首、こんなに立って、固くなってる…♥」

 胸と乳首を愛撫しながら真奈美の前に回り込み、今度は乳首を舐めたり吸ったり、舌で転がしたり
噛んだりする。同時に下着をまさぐって、指でアソコも愛撫する。
「……ぺろ…ぺろぺろっ…れろ……ちゅぱ…ちゅっちゅっちゅっ…くちゅ…くちゅくちゅ…
ころっ…ころころっ…かみっ……くちゅくちゅくちゅ…」
「…はぁ…あっ…あ…あん……あんっ!!…やぁ…あっ♥…いやっ…智一さん…そ、そんな……
…あっ…はぁんっ♥……はぁ…あ…ひぁあんっ!!!……やぁっ…はぁ…あぁんっ♥(うるうる)」
 ちくびとアソコを責められる度にかわいい声を出して身体をびくっびくっとさせている。
「……真奈美、かわいい……♥」
262保守コピペ:2005/11/28(月) 23:47:57 ID:YQAFqx/5
 真奈美を責めながらベッドに横たわらせて、徐々にスカートを脱がしていく。いつもなら履いている
ストッキングは、今日は履いていない。制服はリボンをほどいたまま、胸までめくり上げた状態でいる。
もう一度深いキスをし、舌を絡める。当然ながら、唾液が糸を引く。
「ちゅっ……ん……くちゅ…んっ……ん………ちゅぱ…つ〜…」
「あ……ちゅっ……んっ……くちゅ…んん……んっ………ちゅぱ…つ〜…はぁ…はぁ…」
 乳首、胸あたりを舐めまわし、徐々に下のほうへと舌を伝わせる。
「…れろっ…ぺろ…ぺろ…つ〜〜…」
「ぁん…う…あは♥……智一…さん…はぁぁ…く…くすぐったい……ですぅ……はぁ〜……
あぅ……あん…あん……はぁぁぁ……あっ……あん♥」
 シーツをぎゅっと握り締めて、切ない吐息を漏らして感じている真奈美。アソコをまさぐるたびに
身体がぴくんと反応している。

(う〜ん、まだまだ濡れが足りんなぁ…)
 と思い下着を脱がし、アソコに指を2本突っ込んで抜き差ししてみる。
「…ちゅくっ…くちゅにゅるっ…じゅん…ぬちゅぷちゅ……真奈美のここ…だんだん濡れて
きたけど、どんな感じ?…ここキモチいい?…にゅくにゅくっ…ぬちゅちゅ…」
「あぁんっ!!!…やっ!…そっ、そんなっ…指入れるなんてっ!!…あっ…はぁんっ♥…あひっ!
……な…何だか…私…あん♥…へ…変な…気持ちに……くっ…んんっ…けど……気持ちが…
はぁっ…あんっ♥…いいっ!…そこっ♥…あん…ぁん…はぁ…はぁ…はぁぁ…」
 真奈美の吐息がどんどん上がっている。
「うん…気持ちがいいなら大丈夫だよ……♪」
 ねっとりとなってるアソコをまさぐり愛撫する…下着を脱がせて股を開いてるのでアソコがまる見えの
体勢。胸と乳首だけを充分なくらいのおつゆが出ているので、溢れんばかりのおつゆとアソコを
嗅いだり舐めたり、吸ったりして愉しむ。

「…真奈美のここ、きれいなピンク色だね…か〜わいい♥……くんくん…くんくん…ぺろ…
ぺろぺろ…ぴちゃ…ぢゅるっ…ずずっ…う〜ん、まったりとしていい味♪…くちゅくちゅ…
ちゅぴ…ちゅぱ…」
「え?…あっ!…あぁんっ♥…そっ…そんな……い…いやっ!!……そこは…だっ…ダメです…
…そこ……きたない…です……あん…はぁっ…あっ…あっ…あぁん…っ…やぁん…はぁぁ…
(うるうるうるうる)(TT)」
 舐めたり吸ったりするたびに身体がびくびくっと動く。身体がしびれたような状態の真奈美。
瞳に涙を浮かべている。

「…ぺろ…ぴちゃ…ぺちゃ…くちゅくちゅ……れろっ…れろ…れろれろれろっ……♥」
 ある程度舐めたり吸ったりしたあと、今度はクリちゃんを舌で舐めたり転がす。
「あぁん!!…あっ…そっ…そこっ…いいっ♥…あんっ…はぁ…はぁ…はぁぁ」
 今度は人差し指と中指を入れて、秘肉を開いたり閉じたりと繰り返す。 
「……ちゅぷっ……じゅん……」
 とろ〜り…と、舌に絡みつくほどのねっとりとしたおつゆが溢れ出る。おつゆを再び吸い出す。
「ぐちゅ…くぱ…くぷくぱ…じゅん……ぢゅっぢゅる…ずずっ…ずっ…ちゅぴちゅぱ……
うん、さっきより濃くていい味だ…美味いっ♥…濃い味好みな俺にはたまらんっ♪」(←バカ)
 開いたり閉じたりを繰り返し、おつゆを吸ったりして愉しんでるのに夢中になって、ワケの分からない
ことをつぶやいている僕。
「あっ…あぁんっ♥……あっ!あん♥…あぁん…はぁ…やんっ…んっ…はぁ…やっ…だめっ…
これ以上吸わないで…はぁ…あっはぁん♥……や…ぁん……(うるうるうる)」
 クリを舐められるたび、おつゆを吸われるたびにびくっびくっと反応し感じまくっている。
263保守コピペ:2005/11/28(月) 23:48:25 ID:YQAFqx/5
 ねっとりと溢れ出るおつゆをすくって胸に塗りたぐり、乳首を舌で転がしながら、クリとアソコを指で
くちゅくちゅと触りながら愉しむ。
「…ぺちょ…ころ…ころころころっ…くりっくりっ…ぺちゃん…ぺちょん…♪」
「…あ!…あん…あっ…ぁんあっ…あっ…はぁ…あはぁぁんっ!!!あんっ!!…やぁん…はぁぁ」
 乳首を舌で転がすとピンと立ってくる。クリも乳首に比例して立って固くなってくる。
「…真奈美、かわいい声♥……ほら…真奈美の乳首とクリちゃん、さっきよりもこんなに
立って、固くなってるよ…♥」
「…や……いやぁ…そんな…はぁはぁ…は…恥ずかしい…です……あん…はぁ…あ、あの…
智一さん…はぁ……私の…胸…小さいでしょ?……や…ぁん…あっ♥…あん…はぁぁぁ…」
 すごく切なげな吐息を漏らす。
「うぅん、そんなことないよ……真奈美の胸、かわいくって大好きだよ…♥」
(いい加減、そろそろマヂでイかせるかな…♥)

 再びアソコに指を2本突っ込んで抜き差しする。
「ぬぷぷっ…くちゅ・ちゅぷ・ぐちゅぬぷっ…」
「あぁぁっ!!…あっ・あっ♥あっはぁんっ♥」
 さらに中をぐりぐりいじってみる。
「ぐちゅっ…くちゅくちゅ…ぐりぐり…ぐちゅっぐちゅ…ぐちゅぐちゅぐちゅ…♥」
(これでどうだっ?イってくれるか…?)
「あっはぁぁんっ♥…あっあっ…んあぁぁっ!!!そっそこいいっ…気持ちいいっ♥あはぁん♥
あっあんあはっ…だっ…ダメっ!…もう…イっちゃうっ!!……ピクンっ!!…あぁぁぁ〜ん!!!!!
…びゅびゅっ!!びゅっ!」
 指テクでイった真奈美。シーツにおつゆが飛び散り、アソコがヒクヒクと痙攣している。

「真奈美…どう?キモチよかった?」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁぁ…え?…は、はい……気持ちよかった…です♥(*・・*)」
 イって余韻に浸っている。
「でもこれから先…もっとキモチいいことが待ってるよ…♪」
「えっ? や、やだ……そんなこと……かぁぁぁ〜…(*・・*)」
「…けど、その前に…俺もキモチよくしてもらわなくちゃね♪……ほら、俺のもこんなに
固く大きくなってる……握ってみて?」
 ズボンを下げて、太く長くなってビンビンになっているモノを見せる。
「えっ?…はぁ…はぁ…あっ……は、はい………そ〜〜っ……(*・・*)」
(あっ…すごい……智一さんの、こんなになるんだ……(どきどきどきどき)
そっと手を伸ばし、恐る恐るモノを握る真奈美。
「(にぎっ)きゃっ!…あ…凄い♥…何だか…ピクピクってしてます……それに…すごく熱い…
…あの…智一さんの…これが……私の中に……何だか…怖いです…(*・・*)(どきどきどき)」
 顔を真っ赤に赤らめて、すっごくドキドキしている。

「じゃあ、今度は真奈美の番だよ?…俺も、キモチよくしてくれる?」
 真奈美への愛撫を充分愉しんだので、ギブアンドテイクで真奈美にも愛撫してもらおうと促す。
「第3関門も突破できるか?」という顔で真奈美を見る…
「え?…あ…はい……智一さん……わ…私なら…平気だから……いいですよ………だから…
続けてください♥(*^^*)」
 と言って、にこっと微笑む。
(うぉっしゃぁぁっ、第3関門も突破!!次の関門もこのまま押せ押せぇ〜♪)

 身につけているものを全部脱ぎ捨て、真奈美を上にして互いに舐め合う体勢になり、巨大化した
モノを口に近づけ、再び真奈美のクリとアソコを舐めたり指を抜き差ししたりして愛撫する。
ピクンと反応し続けている真奈美の身体。
「…つん、つん…ぺちゃぺちょ…ちゅぷ…ちゅくちゅくっ……真奈美、はやくお願い♪」
「え?…あんっ♥…あっ…あの…あはっ♥…はぁ…あっあぁん…あはぁぁ……は…はい……
………はむっ…!……んふっ♥…んん…………?」
(どうしたらいいの…かな……これから先…?)
 ゆっくりと口を開いて、えいっ!と言わんばかりに口にくわえ込む。そして口に含んだまましばらく
止まっている。
「……う………??……ま、真奈美?…先をぺろぺろ舐めたり、くわえてから口の中で舌を
動かしたり、上下に動かしてみてくれるともっとキモチいいんだけど…? 」
(こんなこと真奈美ははじめてだから解んなかったか……このアドバイスでできるか…?)
「え?…あはっ!……あ…あの……あっはぁん♥……えっと……こ…こう、ですか…?」
264保守コピペ:2005/11/28(月) 23:48:51 ID:YQAFqx/5
 舐める邪魔にならないように髪をかき上げて、舌でペロぺロ……再び口に含み、恐る恐る口を
上下に動かしたり口の中で舌を動かす。モノをくわえつつも、指を抜き差しするたびにピクンピクンと
動いて感じている。
「…ぺろ…ぺろぺろ……はむっ…ん!…んふっ…ちゅむっちゅむっちゅむっ…ちゅぷ…くちゅ
くちゅくちゅ…ふぁっ♥…ふむっ……はぁ…ぁん♥…あ…あの……これでいいですか?」
 格好はさまになっているが、でも時々歯が当たってしまう。はじめてだからそれは当然か……
でも、歯が当たる以外は割とテクニシャンな真奈美。
「…うっ!…ぉ…くっ………はぁ……ま…真奈美、すごくいい……気持ちいいよ……」
 あまりにも気持ちよくて、モノの先からガマン汁がつ〜…と出てくる。
「…んはっ…んん…!?…ちゅぽ…はぁ…あ…あの……な…なんだか……先から……おつゆ
みたいなのが…出てきました…けど……?」
「そ…それは…気持ちいいと…出てくるんだよ……真奈美もそうだったよね?」
「は、はい…ぁん!……ちゅぱ…ぢゅっぢゅるっ…んっ…ずずっ…ずっずっ…んふっ…んん…
ちゅぴ…はぁん♥……はむ…ちゅむっちゅむっくちゅっちゅぷ…んっ…ちゅぽ……あん♥」
(………ガマン汁吸ってるよ、真奈美………♥)
 ガマン汁を吸って、再び口に含んで上下に動かしたり、口の中で舌を動かす。
「う…ぉお……おっ……いいよ、真奈美……うっ………くぉ…っ…!」
 やはり、歯が当たってしまう。
「…あ…あの……これで…いいですか?……気持ちいいですか…?」
「うん、すごく気持ちいいけど…ときどき歯が当たったから、ちょっと…」
「えっ?そ、そうですか…ご、ごめんなさい……(うるうる)」

 真奈美のクリ、アソコを舐めてる最中なので、アソコの中へ舌を入れてみる。
「………ちょこっと反撃♪…にゅぷっ♥」
「あん……え?……きゃぅぅっ!!!!」
 舌を入れられ、身体がビクンと跳ねる。更に中で舌をくねくねと動かしてみる。
「にゅぷっ…にゅにゅっ…にゅくっ…ちゅぷぷ…くちゅ…ぐちゅ…にゅむにゅむにゅむっ♥ 」
「あっはぁん♥…やっ!!!…とっ…智一さん!……あぁん…!!…し…舌入れちゃ……いやっ!!
…ひゃ…ゃぁん…ダメっ!…あっ…はぁん♥…あっあっあはっ…あん♥」
 舌を入れられビクンビクンと跳ねて反応し、激しく身もだえして感じている。
「くわえてる時に歯が当たったお・し・お・き…♥」
「あはぁんっ!!やぁっ!…ごっ…ごめんなさい…あぁん♥許してぇ…次は上手に…するから…
はぁ…あっ・あっ・ひぁっ!♥(うるうるうるうる)」
「そう?だったらやってみて?」
「は、はい…はぁ…はぁ…あん♥…あっ・あっ・あ…ぺろぺろぺろぺろ…はぁ…はむ…ん…
ちゅむっ…あ…ちゅむちゅむっ…あん♥…ちゅぷちゅぴ…ちゅぽ…はぁ…あはっ♥」
「くぉっ……真奈美、いい、すごく気持ちいいよ、今度は……くっ…はぁ」
「はあっ…あぁん…これも…いい♥…気持ちいいですぅ♥…あっあっ…あはぁ♥」
 最初よりはレベルアップしたフェラテクでモノを責められて感じる僕。

…と同時に、真奈美のアソコに舌を入れたり出したり責め続ける。
「ぴちゃぴちゃ…くちゅ…にゅむにゅむ…ちゅぷ……ちゅぷ…にゅっにゅっ……」
「あ…あん♥…ぺろぺろ……くちゅくちゅ…うぅん…あんっ!…あ…んっ…ちゅむちゅむ…」
「う…真奈美、俺…もうそろそろイキそうだ………ぅあ……」
 そろそろモノが暴発寸前まできた。
「…と…智一さん…あん♥…いいですよ……口の…中に……出しても……んっ…んっ…あん…
…私なら……あぁん♥……だ…大丈夫だから………」
 にこっと微笑みそう言い、また口に含んで上下しはじめる。
「あっ…ぺろぺろぺろぺろっ……はぁんっ…あん…ちゅむっちゅむっ…んふっ…んん…あ…
ちゅむっ……ちゅぴ……はぁ、はぁ…」
(えっ……?く、口の中に出してもいいのか…?)
 ホントにいいのかどうか真奈美の言葉に戸惑う。いや、口の中には出さないでおこうとしたが…
「…うっ…そ、そこ………く…うっ…!………も、もう出る!!」
 更にモノを舐められて、我慢できなくなってしまう。ガマン汁がつぅ〜と出て…真奈美の口内に発射。
「………!!…びゅびゅっびゅくっ!!!」
「ん…んっ!!…んぶっ!!!…ごふごふっ!!ごほっ、はぁ、はぁ…んふっ、んふっ…んんっ…」
 濃いぃのが口内で発射され、かなりむせて目がうるうるしている。
265保守コピペ:2005/11/28(月) 23:49:18 ID:YQAFqx/5
「…んっ…………ごくんっ……はぁ、はぁ、はぁぁ……と…智一さん……気持ち…よかった
ですか?……うふふ…(*^^*)…はぁ…はぁ…はぁ…」
「……はぁ……う、うん、すごく気持ちよかったけど……大丈夫?」
 濃いぃ一発目を出して真奈美に話しかける。僕が出した濃いぃのを飲んだ真奈美。
「…は……はい……あ…あの……私……智一さんの……飲んじゃいましたけど……私なら…
大丈夫だから………はぁ…はぁ…」
「…けど……真奈美がこういうの……すごく上手だったから……」
「…うぅん…私……智一さんが言ったとおりにしただけですよ………でも……よかった……
…喜んでくれて……♥(*^^*)」
 涙目ながらもにこっと微笑んでいる真奈美。

「…あの…でも……智一さん………今度する時は……なるべく……そ…その……口には……
出さないで欲しい……です………やっぱり……なんだか………気持ちが悪くって…………
あ、ご、ごめんなさい……気を……悪くしましたよね……?」
 口の中で出してもいいと言っていた真奈美だが、さすがに気分が悪そうな表情。
「うぅん、正直に言ってくれたほうがいいよ…。だって、調子に乗って次も同じ事やっちゃう
かもしれないから………口の中に出されると気持ち悪いもんね……」
「…ご……ごめんなさい……智一さん………(うるうる)」
「えっ…? …ま、真奈美、何で真奈美が謝るの? …俺はそんなつもりで言ったんじゃ……。
(う〜ん、勘違いして落ち込んじゃったかも…?)
「真奈美が正直にイヤって言ってくれたことが、何て言うか、その…(^_^);;…俺のほうこそ
ゴメン、真奈美の気も考えずについ調子に乗って……m(_ _)m……も、もうやめようか…?」
「…うぅん、智一さん……大丈夫ですよ……私…決心したんです………それに、口の中に
出してもいい、って私が…望んだことですから……続けてください……お願いです…」
 ふるふると首を横に振って、そう答える。
(第4関門突破ァァ!!ここまでの道は長かったな…お楽しみはこれからだよン…♪(爆)



第三章

「…うふふ……やっぱり優しいな……(*^^*)」
 寄り添って、にこっと微笑む。頭を撫でてあげる僕。
「かわいいよ、真奈美……ちゅっ……くちゅ…ん……は……くちゅ…ん…ぺちゃ…」
「あ………もちゅっ……くちゅ…んぅん……あ……くちゅ…んっ…ぺちょ…」
  優しく抱いて、お互いしばらく見つめ合い、再び舌を絡めてディープキスをする。
腕を僕の背中にまわしてキスを受け入れる真奈美。
「…くちゅ…ん……真奈美、愛してるよ♥…ぺちゃ……くちゅ…んっ………ちゅぱ…つ〜」
「…くちゅ…んっ……智一さん…私も♥…ぺちょ……くちゅ…んん………ちゅぱ…つ〜……
(糸引いてる♥)」

 キスを続けながら真奈美を仰向けにして、股を開いた格好にして、しばらく見て愉しむ。
「…はぁ……真奈美のここ、何回見てもかわいい…♥」
「…や…やだ…そんなっ………恥ずかしい……です……かぁぁぁぁ〜〜(*・・*)」
「…そろそろ…いい…?…ゆっくりいくから………真奈美が…欲しい……」
「……は……はい……やさしくして……ください…ね…?」
 こくん、と小さく頷く真奈美。アソコがびしょびしょに濡れていて、準備はOKだ。
「うん、やさしくするから………リラックスしてれば大丈夫だよ……♪」
 熱くなってビンビンに反り立ったモノを真奈美のアソコへとあてがい…
「……真奈美、いい?…いくよ?」
「は…はい……(*・・*)(どきどきどきどきどきどき)」
 目を細めてこわばった表情を見せる。
266保守コピペ:2005/11/28(月) 23:49:42 ID:YQAFqx/5
 様子を伺いながらゆっくりとモノを中へと沈ませていく。
「…くちゅ……ずぷ…ずぷっ…ぷぷ…ず…ず…ずっ……」
(うっ…しまる!…思ってたとおり、キツいな…)
「あっ…んっ…くぅっ…あっ♥……んんっ!!!……は…入って…く……やぁっ!!…あはっ♥」
 真奈美の中にモノがカリのところくらいまで入り、顔をゆがめる。シーツをぎゅっと握り、じわっと涙を
浮かばせて泣きそうな顔の真奈美。
「ま、真奈美、ちょっと入ったけど、痛くない…?」
「あぁっ…はん……い…痛っ……痛ぁい!!!…あぁん……智一さん……痛いです…(TT)」
 悲痛の顔を見せ、涙が溢れてくる。自分の指を噛んで痛みを少しでも紛らわそうとしている。
「…ごっ、ゴメン!!……痛かった、真奈美!?」
 徐々に中に進めようと思ったが、モノを抜こうかどうか迷ったあと抜こうとする。
「あっ…とっ…智一さん……そのままで…はぁ…続けてください……あん…はぁ…私なら…
…大丈夫だから……お願いです……(うるうるうる)」
 と、痛いながらも続きを促す声をかけてくる。
「……そ、そう…?痛かったら、言って……」

 痛そうな真奈美の顔を見ながら再びゆっくりと入れていく。
「…ん……ず…ず…ずっ……ずぷっ……」
「…くぅっ……あっ…あっ…あぁ……んんっ……」
「ずっ…ずっ…ず…………メリっ…!!!」
「あっ…んっ…んんっ……ひぐっ………あぁぁぁんっ!!!!」
 真奈美の中で抵抗があると感じたとき、処女膜が破れる。破れた瞬間身体がびくんっ!!!と跳ね、
僕の背中を思いっきりつかみ、抱きしめる。
「あっあぁぁんっ!!!…い…痛いっ!!…とっ…智一さんっ……やっ…やっぱり…痛いです…!
…あぁん…(TT)」
 真奈美の瞳から涙があふれ出し、つぅ〜っと涙が流れる。
「…わっ!!!…ま、真奈美!!?…だ、大丈夫…じゃないよね?……やっぱり抜こうか…?」
 処女膜が破れたために出た血を見て焦り、すごく心配そうな顔をする。
「…あっ…だ、ダメ……抜かないで……あ…はぁはぁはぁ……大丈夫…だから……続けて
ください……あ…はぁ…あ、あの…できたら…ゆっくり……お願い…です…はぁ、はぁ、
はぁぁぁぁ……(*^^*)(うるうる)」
 涙目ながらも、にこっと精一杯の笑顔でぽろぽろと促す声をかける。僕を抱きしめる腕にぐっと力を
込めて、すごくせつない吐息を吐く。
「…うん、わかった……ゆっくり入れるから………いくよ?」
 痛くないように、ゆっくりと真奈美の中にモノを進めていく。

「ぢゅぷぷっ……ずっ…ず・ずぷっ…ずっずっ……ぢゅぷ…ぷぷ……ぷ…」
「…あは♥……あん…あっ・あっ♥……あ・あっ……あっ…あん……あぁ…」
 シーツをぎゅっと握り締めて、痛みにじっと耐えている。奥まで到達したのか、これ以上モノが
進まなくなる。奥まで届いたのだ。
「…ふぅっ……ま…真奈美………奥まで届いたみたいだよ?」
「くぅっ……はぁ…あ…お、奥まで届いてる……と…智一さん……はぁはぁはぁぁ……
やっと…ひとつに……なれたんですね…?……嬉しい……(TT)(うるうる)」
 涙が溢れてぽたぽたと1粒、2粒シーツに流れ落ちる。そうつぶやいた真奈美が愛しくなり、優しく
抱きしめる。
「真奈美…だ、大丈夫? ……もう痛くない…?」
 しばらくモノを真奈美の中にとどめたままで問いかける。
「あっ…は…はい……さっきよりも……いくらか痛みは…引いてます………あ…あの…
…と…智一さん……でも…動かす時は……ゆっくり動かして……ください…ね…?(TT)」
 涙を流して、少し苦しそうな表情で返答する。
「…そ、そう………それじゃ、ゆっくり動かすからね…?」

 真奈美を抱え込む体位で、真奈美が苦しくないようにゆっくりと腰を前後に動かす。
「…ずっ…ずっ……ずちゅっ…ずぷっ……ずっ…ずっ…ずっ…ずちゅ…ずちゅっ…」
「あ…あっ♥……あぅ…んぁ…あっ…あん♥…あん…あっ…あっ…♥」
「ま、真奈美、どう?…このくらいは痛くない?」
「あ…は…はい……そんなに…痛くないです……だから……智一さんのいいように……
もうちょっとだけ… 速く動かしても…いい…ですよ?……ん…ぁん…あ♥」
「…じゃぁ…速くするよ…?」
267保守コピペ:2005/11/28(月) 23:50:07 ID:YQAFqx/5
 さっきよりも腰のスピードを上げる。じゅぷっ、ずちゅっと淫靡な音が繰り返される。
「ずっ、ずっ、ずちゅ、じゅぷっ、くちゅっ、じゅぷっ、くちゅっ、ぐぷっ…くちゅ…」
「あ……とっ…智一さん…あ・あ♥あん・あん♥あっ、あっ、あっ♥あっ、あはっ♥…くっ…
…わ…私……何だか……気持ちが……あ……あひっ♥…あん…うぅん………はぁぁぁぁ…」
 口から甘くて切なげな吐息が漏れ、よだれが垂れている。僕の背中に腕を優しく絡ませて抱きつく。
「…あ…あん♥…んん…あは…ぁん♥……智一さん……キス…してください……あんっ♥」
「………真奈美のなか、あったかくてとても気持ちいいよ……♥」

 制服の上着も脱がしてしばらく見つめ合い、身体の上に真奈美を抱える体位になり、腰を動かし
ながら抱き合ってディープキスをする。
「ちゅっ…くちゅ…ぺちゃ…ん……ぺちょ…くちゅ…は…ん・ん・ん・んっ・んっ・んっ…
んっ…くっ……ぷはっ…」
「ちゅっ…くちゅ…あ…ぺちゃ…あん♥……ぺちょ…くちゅ…ん…いい・ん・ん・んっ・
んっ♥んっ……んっくぅ……ぷはっ…つ〜…はぁぁ…」

 再び腰を上下に速く動かす。真奈美のおつゆが溢れんばかりに流れ出て、僕の身体に垂れ流れて
くる。真奈美の口からよだれが垂れるが、僕にあわせて上下に動いているので垂れてくる。
「くぷっ、ぬぷっ、ずちゅ、ずちゅっ、ぐちゅ……ぐちゅ・くぱっ・くぽっ・ぷぎゅ・
ぷぎゅ・くぱっ・くぽっ・ずちゅっ・ぐちゅっ……うぅっ、締まる…!!」
 ふたりとも汗まみれになっている。真奈美の中がきゅぅっとモノを締めつけて絡んでくる。
「あっ・あっ・あっ・あっ♥あっ・あっ♥あっ♥あっ!!…と、智一さん……もっ…もう少し…
…あのっ…ゆっくり……おねがいです…んぁっ・あ・あん♥……くっ…うん…あ♥」
「…うぅっ……ま、真奈美…そ…そんなこと言ったって…こ…腰が勝手に動く……うはっ!」
「わ…私……へ…変な気持ちに……あ…あん…あっ……い…いい♥…あぁ…あはっ♥あっ…
くっ…ん・ん・あ…あ……あっ♥あっ♥あ・あ…も、もう……わ…私……もう……」
「え?……ま…真奈美……まだ早いよ!…はっふっ……もうちょっと我慢して♥」
「そっ、そんなっ!!…あっあぁん♥あっあっあはぁっ!」

 真奈美の中に入れたまま、今度はバックの体位に変えて、腰をつかみもっと激しく速く腰を動かす。
「…ズッ・ズン♥ズッ・ズンッ……ま…真奈美……いい…気持ちいいよ…!!…パン・パン♥
パン・パン♥ぢゅぷ・ぢゅぷ♥くぱっ・くぽっ♥ぐぷっ・ぐぽっ♥ずちゅっ・ぶちゅっ……」
「あ…あっ…ひぁっ!!!…や…そっ、そんなっ……こっ、こんな格好…ぁっ・あ・あぁん♥…
…けっ…けどっ…あん…そこっ!!…い…いぃ♥…気持ちいいよぉぉ♥…あっ…あん…あっ・
あっあっ・あん♥あんっ・あん♥あっ・あっ♥」
 真奈美のアソコがくぱっくぽっと淫靡な音を立てて連呼している。おつゆがずっと溢れ続けている。
「ぐぷっ…ずちゅ……うぅっ……あっ…愛してる……真奈美っっ…♥!!!…ぐちゅぶちゅ…」
「あっ…あん……智一さん……私も…っっ♥!!!……あん♥あっ…!!」

 次々と体位を変えて愉しむ。真奈美の身体を起こして、今度は騎乗位にする。
「じゃあ次は、真奈美が上になって、っと……はい♪……ずぷっ……ズン・ズン・ズン・
ズン・ぐちゅ・くちゅ・ぷぎゅ・ぷぎゅ…♥」
「あっ……えぇっ?……あっあぁぁんっ!!!…あっあっあぁんっ♥こっ、これっいいっ!!…
んはぁっ…これもあんっ!!気持ちいいよぉ〜♥…あっあんあんっ♥」
「んじゃもっとキモチよくしてあげるね♪…くりくりっ、きゅっきゅっ♪」
 と、ピンと立った乳首をくりくりしてあげる。
「あっひぁぁんんっ♥!!!…いやぁっっ!!そっそれはダメぇぇ!!…あ、頭が…頭がおかしく
なっあんっ♥なっちゃうぅぅ!!!…もうっ、イっちゃう…イっちゃいそうですぅぅあはっ!!」
「はっ、ふっ…もうちょっと頑張って…かわいい声を聴かせて、真奈美♥…ふっ、はっ…
一緒にイこう♪…はっ、ふっ…」
 お互い羞恥心をかなぐり捨て、快感を味わう。
268保守コピペ:2005/11/28(月) 23:50:38 ID:YQAFqx/5
 さすがに疲れてきたので、腰の動きを緩める。
「ズン・ズン・ズン・ズン・ぢゅぷ・ぐちゅ♥ずむっ・ずもっ♥ずちゅ・ずちゅ♥ぷぎゅ・
ぷぎゅ♥ぢゅぷ・ぢゅぴ♥ぶちゅっ・ぷぷ……♥」
「あっ・あんっ♥あはっ・あ・あ♥あっ・あっ♥あん・あん♥……あっ…あ…あぁん……
智一さん…はぁはぁ…な…中に…出して…はぁ…あっ♥あん…あっ・あん♥あん・あん…♥」
「えっ!?な、中はやばいって!!…できちゃうからダメだよ……うっ……俺もう、そろそろ
やばいかも……だから抜くよ?」
と、真奈美の言葉に戸惑い、イきそうになったので腰の動きを止めて、外に出そうと真奈美の身体を
起こしてモノを引き抜こうとしたが…
「だっ、ダメっ!!…わ、私はいいから……そのままで…中に出しても……あんっ♥」
 と言って、僕の身体にがっちりと足を絡ませて抜かせようとさせない真奈美。

「あっ・あ・あぁ…っ…あはっ♥……ダメっ……く…くる…!」
「……うっ…ま、真奈美っ…!!……俺ももう……イく……!!」
 ピクンっ!ときて、ぶるるっと身震いをする真奈美。結局真奈美の中からモノを抜き出せずに、
しんぼーたまらなくなって真奈美と一緒にイく…。
「あはっ♥…わ…私も……もうだめですぅぅぅ!!!……ピクンっ!…あぁぁぁぁぁ〜んっ!!!!!!
…ビクビクンっ!!♥」
「…びくっ!……うっ…うはっ!!!!…ドクっドクン…どぷぷっ…!!!…どぷっ…」
 熱くて濃いぃのが真奈美の中に発射される。
「うぅん…あ……は…はぁはぁはぁはぁ……智一…さん……はぁ…はぁ…はぁ…はぁぁ…」
「…ふぅ…ふぅ…はぁ…はぁ……真奈美……」
(最後の砦、突破……♪)←大バカ
 お互い2度目の快感を同時に放出して、しばらく余韻に浸っているふたり。

 しばらくして真奈美の中からモノを抜き出すと、僕の白と真奈美の赤が混ざってピンクになった液が
真奈美からこぼれ落ちる。
「…はぁ…はぁ…ふぅ…真奈美……真奈美のなか、あったかくてすごく気持ちよかった……
…真奈美とひとつになれて、すごく幸せな気分だよ……♥」
「うふふ……智一さん………私も幸せです♥………あなたと、こうしてひとつになれて……
ずっと………夢だったから………結ばれる事が…ずっと………そして……あなたとの夢が
ひとつ叶ったから……次は……♥」
 頭を撫でられて、僕の横顔を見ながら余韻に浸っている真奈美。
「あ……強くしちゃったけど…ゴメン、やさしくする、なんて言っときながら……今はもう、
大丈夫?」
「は…はい……大丈夫です……」
「…それと……中に出しちゃった………ゴメン……じゃ、済まないよね…?(激汗)」
 我に戻って、真奈美に謝る。「もしできちゃったら、後をどうするか…真奈美と一生を共にすれば…」
などという考えが頭の中を巡る。

「ううん……気にしないで……私が「中に出して」って望んだんだから………それに……お薬は
事前に飲んだから……」
「えっ…?あの時「お水がほしい」って言って、溜め息ついてたのって、お薬飲んでたの?」
「は、はい……」
「…なんだ、「中に出してもいい」って言った時、正直すごく焦ったよ……しかも、抜かせて
くれないもんだから…(^_^);;;」
「ご、ごめんなさい……(うるうる)」
「あ、謝らなくていいって!……けど、薬を買う時、すごく勇気が要ったんじゃ…?(汗)」
 真奈美が、避妊薬(ピル)の存在を知っていて、買っているなんて…(^_^);;;
「は…はい…どきどきして、倒れてしまうくらいに、すごく勇気が要りました……(*・・*)
けど…あの…今日、智一さんのお誕生日ですよね…?…お誕生日、おめでとう…♥」
「……あ、そうだった…俺の誕生日だったんだ、今日……真奈美に言われるまで気がつかな
かったよ……(^_^);;;……ありがとう♪」
「あ…は、はい♪…あ…あの…実は、今日は智一さんのお誕生日だから、プレゼントって
ことで、お料理を作ってあげて、そのあと私をプレゼントしよう、って決心してたんです…
…でも、飲み物を作ってからお料理をごちそうしてあげて、それから…って思ってた前に、
智一さんがいきなり抱きついてきちゃったから……言いそびれちゃいました……」
 どうやら、真奈美はそう決心していたらしい。当の僕は、自分の誕生日すら忘れていた(?)とは…
なんとも情けないというか、何というか……(^_^);;;
269保守コピペ:2005/11/28(月) 23:51:12 ID:YQAFqx/5
「えっ、そうだったの……!?…真奈美がそう思ってたなんて、びっくり……っていうか、
意外と考えることが大胆なんだね、真奈美って……♥(^^)」
「…や、やだ……そんな……なんだか恥ずかしいです……(*・・*)」
「だけど、真奈美がそこまで真剣に想っていてくれてたなんて、とても嬉しいよ………素敵な
誕生日プレゼントをありがとう、真奈美……♪(^^)」
「は、はい……嬉しい♥……うふふ、よかった…(*^^*)…こんなことをして、嫌われちゃう
かも、って思ってたから……」
「ううん、そんなことない、すごく嬉しかったよ……(^^)」
「あ……(*^^*)……智一さん……もういちど……キス……してくれませんか?」
「うん……愛してるよ、真奈美♥……ちゅっ…くちゅ……ん…………くちゅ…ぺちゃ…ん…
………んっ………ん…………ちゅぱ…つ〜〜……」
 深くて長いキスを交わす。
「あ……ちゅっ…くちゅ……ん…………くちゅ…ぺちゃ…は…………んっ………ん………
…ちゅぱ…つ〜〜………あ……はぁ……智一さん……私も……愛してます……♥(*^^*)」

 と、真奈美の瞳から、嬉し涙がぽろぽろと頬を伝いこぼれ落ちる。
「……あっ……やだ……何で?……うふふ……涙が……止まらない……くすん…智一さん…
……もう、離さないで下さいね…………お願い………うっ…くすん……えぐっ…えぐっ……
智一さん……くすん……えぐっ…(TT)」
 ぎゅっと抱きつき、大粒の涙を流して泣き出す真奈美。
「あ……真奈美……うん…離さないよ、永遠にずっと………真奈美は俺の宝物なんだから…
…だから泣かないで……(*・・*)」
 真奈美が泣いてるのを見てとても切なくなり、痛いぐらいにぎゅっと抱き締める。
「あっ……は、はい……くすん……嬉しい…♥(*^^*)……だったら…お薬を飲んでるけど、
それでももしできちったなら、その時は…智一さん…責任持ってくれますか?(*^^*)」
 と、微笑みながら尋ねられる。
「う、うん……分かった、約束するよ……」
 「う〜ん、ホントにできちゃったなら、嬉しいのは嬉しいけど、何だか複雑な気持ち…」と思ったが、
「真奈美を離さない」と誓ったので、真奈美にそう尋ねられると「うん」と返事するしかなかった。



第四章

「………あー〜、んっんっ!、あ〜、あ〜……、な、治ったのかな、喉が?…喉どころか、
身体じゅうがなんだかいい気分だ………真奈美のおかげだよ……ありがとう、真奈美♪ 
…う〜ん、やっぱり真奈美を食べてよかったなぁ、なんて♪(てへっ☆)」
「あ…はい……うふふ……嬉しい……よかったぁ………私…とっても幸せです……(*^^*)
…………あっ……いけないっ!!!!…私、コンロの火をつけっぱなしでした!!」
 慌ててとっさに階段を駆け降り、台所のコンロの火を消しに行く。
「……あ、危ないところでした……………はぁっ……(^_^);;;」
「!!!…まっ、真奈美っ!………い、いま裸だよ!?…みんな出掛けてていないけど、そろそろ
帰ってくる頃だっだから………(あせあせ)」
「(はっ!)…あ……い…いけない…………私……裸のまま……やだ…、私ったら………
かぁぁぁぁ〜…(*・・*)」
 呼び止められて自分の姿にはっ!とし、すごく赤面状態でうつむきながら丸くなって部屋に戻ってくる。

「…ぷっ……あはは、真奈美らしいなぁ……(*^^*)…やっぱり服は着ておいたほうがいいよ…
…いつ身内が戻ってくるか解らないしね……俺は裸でいてくれたほうがいいんだけど………
ってぇ、なに言ってるんだ、俺は…!!(x_x)\(-_-)#」(←自分で頭をしばく)
「もうっ、笑わないで………恥ずかしい………かぁぁぁ〜…(*・・*)」
 赤面しつつ、制服を着る真奈美。一緒に服を着て、真奈美とベッドの上に座り…
「……はぁ、真奈美を食べて喉は治ったし、心は満腹になったから言うことないなぁ………
…く〜〜……」
 と、その時、僕の腹の虫が鳴く。
「あ…あははは……そうは言ってもお腹は減っているみたいだね…? (^_^);;;;……なにか、
冷蔵庫に食べるものはあったかなぁ? 真奈美も何か食べる?」
「え?……あ…そういえば、智一さんのプレゼントにって、お料理をごちそうしてあげるん
でした……(^_^);;…じゃあ、キッチンへ行きませんか?」
「うん、そうだね……それじゃ下に降りようかな…」
270保守コピペ:2005/11/28(月) 23:51:39 ID:YQAFqx/5
 料理を作ってくれるというので、促されてキッチンに向かう。ふたりともエッチに夢中になっていて消し
忘れていた、コンロに掛けていたやかんの中を見ると案の定、水が沸騰してほとんどなくなっている。
「うを…中の水がほとんど無い……ヤヴァかったんじゃ……?(激汗)」
「ごめんなさい……私がうっかりしてたせいで……ほんとにごめんなさい……(うるうる)」
「なっ、真奈美が悪いんじゃないよ、俺が悪いんだ……元はと言えば、あそこで俺が抱き
ついてなかったら、こんなことにならなかったんだから……」
「え……そ、そんな……」
「…けど、さっき止めに行ってくれたおかげで大事にならなかったから助かったよ……
ホントゴメンな、真奈美……」
「ううん……このことはもう、忘れましょう……」
「そうだね……」
「はい…うふふ………それじゃあ、ちょっと待っててくださいね…♪」

 冷蔵庫を開けて、材料を探している真奈美。
「…えっと、色々あるみたい……智一さん、何がいいですか?」
「ううん、真奈美が作ってくれるものならなんでもいいよ♪強いて言うと、真奈美の得意な
ものがいいかなぁ。(^^)」
「うふふ……それじゃあ……(炊飯器の中を見て)……うん、ご飯もあまってるから……
ピラフを作りますね………うふふっ……(*^^*)」
「ピラフかぁ……楽しみだなぁ♪……ソファーに座って、眺めててもいいかな?(^^)」
「は、はい……あ、でも……また後ろから………したりしませんか?………うふふ……」
「……ぷっ……あはははっ、しないしない……(ちょっと図星…(^_^);;)……こうやって、
眺めて幸せを感じていようかなぁって……(^^)…ひょっとして、もう一度真奈美を食べて
ほしかったとか…?」
 にやり、と小悪魔のように笑みを浮かべてみる。
「え?…そ、そんなこと………かぁぁ…(*・・*)………も、もうっ、しりません……」
 ちょっとふくれたように照れ笑いする真奈美。
「じょ、冗談だって、真奈美……(^_^);;;;」
「(にこっ)……じゃあ智一さん、今から作りますね♪」
「うん、真奈美の愛情がこもった料理ができるまで、ソファーの上で眺めてるから…♥(^^)」
「はい…うふふ……ちょっと待っていてください♥」

 と言って、もう一度エプロンを着て、材料をきざみはじめる真奈美。
「がさっ…がさ………じゃ〜〜………さくっ…トントントントントントントン…………
オリーブオイルをひいて、っと………ぱっ…じゅ〜〜〜………うん、いい香り♪………
後は……これを入れて……ジャッ、ジャッ、ジャッ………」
 野菜を手際よく切ったり炒めたりしている。その手つきはまるで、料理し慣れた若奥様のようだ。
じゃっじゃっという音と香ばしい匂いが漂ってくる。
「………………♥(*^^*)」
 真奈美が手際よく料理を作るのに魅入っている。
「………真奈美って、すごく手際がいいね。見ていて惚れぼれするよ……♪
なんだか若奥様みたいだ…♥(*^^*)」
「えっ…?…そ、そんな………恥ずかしい……かぁぁぁ〜(*・・*)……けど、すごく嬉しい
です…♥(*^^*)」
 若奥様みたいと言われてすごく嬉しそうな真奈美。照れながら、ピラフを盛る皿をとっている。
「……お皿に入れて……よし、できたっ………うふふ、智一さん、出来ました、チキンピラフ
ですけど、チキンはダメだから…シーチキンを入れました……あと、サラダもありますよ♪
…さあどうぞ……うふふ♪(^^)」
 ピラフができあがり、いい香りを漂わせながらテーブルに置かれる。
271保守コピペ:2005/11/28(月) 23:52:04 ID:YQAFqx/5
「うわぁ……すごく美味しそうだね、ピラフ。……それじゃあ、いただきま〜す♪」
 スプーンでピラフをすくおうとしたところで真奈美のピラフがないのに気がつく。
「……ん?…あ、あれ、真奈美のピラフは?」
「あ…わ、私は…そんなにお腹すいてないから………智一さん、全部食べていいですよ…♪
うふふ……(*^^*)」
「…そ、そうなの?…う〜ん………それじゃ、いただきまぁす♪…ぱく……」
 ピラフを口へ運ぶ……真奈美が熱い視線でピラフを食べる僕を見ている。
「……もぐ、もぐ………ん??」
「うふふっ………あ…あの……お味はどうですか?……(どきどき)」
「…もぐもぐ……もぐもぐ……うん、とっても美味しいよ、真奈美♪(^^)……俺が作るピラフ
なんて、比較にならないくらいに………ぱくっ…もぐもぐもぐ……ぱくっ…もぐもぐ……」
 ふた口目、3口目と食を進める。
「…あ……うふふ……嬉しい……(*^^*)」
 嬉しそうな表情で僕を見つめる。
「うん、美味しい……♪」

 真奈美に見つめられて…ピラフをスプーンでひと口すくい、真奈美へさし出す。
「はい、真奈美、あ〜〜ん♪♥(*^^*)」
「え?……あ、うふふ……はい、あ〜〜ん♥……(ぱくっ)……うん、美味しく出来てる……
よかった………うふふっ……(*^^*)」
「…ぱくっ…もぐもぐ……んま、んま♪」
 満面の笑みを浮かべてひたすら食べる僕。
「…ぱくっ…もぐもぐ…………はい、真奈美、あ〜〜ん♥(*^^*)」
「………あ〜〜〜ん♥…(ぱくっ…)(*^^*)」
「……ぱくっ…もぐもく……(全部たいらげてスプーンを置き…)……ごちそうさま……
う〜ん、美味しかったぁ。もう満腹だよ……真奈美、ありがとう♪」
「………うふふ、どういたしまして……♪(*^^*)」
 じっ、と僕の顔を笑顔で見つめている。
「…うふふ……何だか智一さんの笑顔を見てると……私も幸せな気持ちになってくるんです…
………智一さん、だ〜い好き♪…ううん、愛してる♥……うふふっ……♥(*^^*)」
「俺も愛してるよ、真奈美……♥」
 真奈美のそばにいき、またも濃いぃディープキスを交わす。
「…ちゅっ…くちゅ…んっ……は……くちゅ…ちゅぱ……つ〜……」
「あ……ちゅ…ん…くちゅ…んんっ!……んっ……くちゅ…あ……つ〜……はぁ……もうっ、
智一さん……(*・・*)……うふふ……改めまして、お誕生日おめでとう……(*^^*)」
「うん、ありがとう真奈美……こんな最高の誕生日、一生忘れないよ……(*^^*)」
「うふふっ………あなたに出逢えて、本当に良かった…♥(*^^*)」

 とても心に残る、僕の誕生日の出来事だった。



エピローグ

 それから月日が経ち、「ふたりの愛の結晶ができちゃうかも?」という心配があったが、ある日…
「あ、そうだ……あの時のこと………できてなかった…?(汗)」
「え?…あ……あの…それが………(急に表情が曇る)…少し…遅れているんです………」
「…………え゛、まぢで!?…ホントなの??(激汗)……………(しばし放心状態)」
「……(にこっと笑って)…うふふ……冗・談・で・す……♪…でも、少し残念です……
私…その…あなたとの……赤ちゃんを…あ、な、何でもないです……かぁぁっ…(*・・*)」
と、真奈美が言い、その心配も無に終わる。できてなかったようだ。
272保守コピペ:2005/11/28(月) 23:53:15 ID:YQAFqx/5
「…なんだ、冗談だったの……一瞬どきっとしたよ…(^_^);;;;…だってまだ俺たち、結婚して
ないし……もし、できちゃってたら、真奈美の両親は何て言っただろう……(汗)」
「うふふ…案外喜んでくれたかもしれませんよ……真奈美に子供が出来た、って……(*^^*)」
「…う〜ん、そうかなぁ…喜んでくれるとしたら俺も嬉しいけど……だけど、何て言われる
だろうかって、やっぱり気になるよ………結婚して、子供を作る、か……真奈美はどう思う?」
「え?…あ…私は…その……大好きなあなたと…その子供と…一緒に暮らすのが夢だから…
子供は…やっぱり欲しいです……智一さんは、欲しくないんですか?…私達の子供を…」
「うぅん、そんなつもりで聞いたんじゃないよ…その、「子供と一緒に暮らしたい」って
いうのを聞きたかったんだ……俺も真奈美を愛しているから、やっぱり……子供に囲まれて、
幸せな家庭を築きたいな。(^^)」
「そ、そうですか…良かったぁ〜……(ほっ、と溜息をつく)」

 あの行為以来、いつもと変わりなく(今までより親密になったかな?)高校生活を過ごし、卒業する。

 卒業して僕は、地元の「香川大学」へと進学した。真奈美のほうはというと、
「智一さんと一緒に過ごしたいから…」
という理由だけで、僕と同じ大学へと進路を取った。
真奈美の学力ならもっと上の大学へ行けただろうに…。というか、僕が真奈美の学力に合わせるよう
努力すれば良かったかな…。
真奈美と共に楽しいキャンパスライフを過ごし、大学を卒業する。

 大学を卒業したあと、僕は地元高松に本社のある一流企業に入社した。
真奈美は、
「あの、私、頑張って詩を書いて、作詞家になろうと思うんです…」
と言う。本格的に詩を書いてみたいそうだ。
真奈美なら、賞を取るくらいの素晴らしい詩を書けるだろう。

 僕は仕事を頑張り、真奈美は作詩に励む。

                             ・
                             ・
                     それから月日が流れ……
                             ・
                             ・

 2年後の春、真奈美が書きあげた詩が、コンクールでめでたく受賞する。
なんと、その詩が一冊の詩集として完成し、日本じゅうに広められるらしい。
 コンクールに出す前に、真奈美に詩を見せてもらったが、本当に素晴らしく感動ものだった。
「僕も頑張らなくちゃ」と意気込み、仕事に専念する。
それが認められたのか、昇進することができた。
 日が経ち、書店に立ち寄ると、真奈美の詩集を宣伝するポスターが掲げてあった。
すごく誇りに思う。真奈美から出来上がった詩集をもらっていたが、再び手にしてレジへ向かう。

                             ・
                             ・
                      それからのふたりは……
                             ・
                             ・

 真奈美の書いた詩が好評を得て1年後の6月、僕と真奈美はめでたく結婚する。
真っ白な教会で、盛大に式を挙げる。
「うふふ……嬉しい……とっても幸せです……(*^^*)」
結婚話を真奈美の両親に持ち込んだとき、どう返事されるか考えたが、それほど不安はなかった。
むしろ、堂々としていた。なぜなら、本当に心の底から真奈美を愛しているから…。
「真奈美と一生を共にしよう、僕の手で真奈美を守っていこう」と…。

 ふたりの間に子供ができたら、男の子だったら「一真(かずま)」、女の子だったら「智奈(ちな)」と、
僕と真奈美の名前を合わせた名前に命名しようかな…?

Fin
273名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 12:06:15 ID:iU7hqQwZ
〃∩  ∧___∧
 ⊂⌒(O´>`O)     
   `
274名無しさん@ピンキー :2005/11/30(水) 23:52:20 ID:iklrtlyc
良作。
275名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:01:51 ID:c6/7Jz4H
コピペSSらしいから意見言っても仕方ないんだが、
主人公の名前が出てるSSはエロに限らず苦手だ。
デフォルト名のあるゲームなら分かるんだけど…。
276名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:53:06 ID:LDevr5zw
センチはデフォ名がないんで名前呼ばせられなくて困る。
それがあると微妙に表現の幅が広がるのに……。
せいぜい「ダーリン」しか使えないもんな。

ヒロインに「君」とか「あなた」であえがせたって
萎えるだけだと個人的に思うのだが、
それでもいいという人は多いのだろうか?
277名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:03:25 ID:c6/7Jz4H
ぶっちゃけ、どっちに転んでも満足できないw
278名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:05:26 ID:LDevr5zw
じゃあ「○○くん」にすればいいのか?
279名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 13:45:39 ID:3P+CQvcV
コナミからEVSのライセンスを得るとか。
えみりゅんにおいらの名前呼んでホスィ…
280名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 21:34:05 ID:Lg2VG9Dw
僕は本名プレイだからデフォの名前は却下
281名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 02:33:06 ID:/8LA4GEL
バティスタ選手蚕かなしこ
282名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:51:03 ID:wUxY15XJ
輪姦される千恵モドキ
ttp://up.viploader.net/pic/src/viploader26834.jpg
283名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 09:26:13 ID:Pk8bcsel
>>282
 Thx!脳内で千恵に変換します。
 この勢いで誰か千恵陵辱SS書いてくれないかな・・・
284名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 18:22:45 ID:mnDtjJmi
285名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 02:43:38 ID:Wl7H4T8c
286名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 21:09:38 ID:+cjBRQI1
削除されてた。
287名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 23:06:07 ID:KuBRdVf7
>>286
このスレで上がった画像、全11枚セット
http://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php?dlpas_id=0000053694

DLP:URLの数字
288286:2005/12/11(日) 13:51:28 ID:XTONIOqB
>>287
いただきました。
289287:2005/12/11(日) 16:58:25 ID:v2notqe1
>>288
了解。削除しました

削除時点でのDL数は9
このスレに住人は最低でもそれだけいることがわかりました
290名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 18:05:14 ID:nVZ1EfwL
あ、俺はDLしてないから10人ね。
たいした画像じゃないからDLしなかったのよ。
291名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:02:37 ID:MglBdRYS
漏れのDLしてないから11人。

このスレの分だったら欲しいのは
落としている・・・・・・はず(^^;;;
292名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 00:48:24 ID:aJXFvkm5
俺もDLしてない。12人。
293名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 01:11:41 ID:V3V7T6Yg
再アップきぼんぬ13人目

294名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:28:00 ID:uzbHGIw3
とりあえず毎日巡回しろってことだな。
295旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/13(火) 18:04:33 ID:lXtWNFrb
千恵のSSです。元ネタはバンプレストのキャラクターコレクションCDです。

当該音声を上げておきましたのでお持ちでない方はどうぞ。なお、こちらで消すことはありません。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php?dlpas_id=0000054653
296旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/13(火) 18:05:36 ID:lXtWNFrb
 ステージを終えた千恵が、汗も拭かずに僕の元に駆け寄ってくる。
「どうだったぁ? 今日のライブ」
「うん。とっても盛り上がったよ」
「そう! ならよかったよ」
 千恵は僕が飲んでいたコーラを一息に干すと、本当にうれしそうに笑う。
 この笑顔を見るためなら福岡なんかちっとも遠くない。そんな気持ちにさせてくれる笑顔だ。
 今日は連休を利用しての福岡入りだ。もちろん突然の来訪。千恵を驚かすのが目的だった。
 それは成功したんだけど、約束していたわけじゃないので千恵にはライブの予定が入っていた。
 そして僕はそれを客席の隅で聞いていたわけだ。

 次のバンドとの入れ替えでごった返す客席でしばらく話をしていると、僕はメンバーに楽屋に招かれた。
 そこで彼らは気を遣ったのか、僕を千恵と二人だけにしてくれた。
 ……といっても楽屋は共同なので、他のバンドがたまたまいない今が貴重な時間だ。
「でも不思議だよなぁ。あんたがいるといつもよりライブに熱が入るんだ。なんでかね?」
「う〜ん……僕のことが好きだから、とか?」
「あ、そういえば時間大丈夫なのか? 今夜は特にアンコールガンガンだったから」
 ライブの熱気で紅潮させた頬をさらに染め、千恵はあわてたように話題を変えた。
「多分大丈夫じゃないかな?」
「そんなこと言って……ねぇ、いま何時だよ」
 言いながら千恵は壁にかかった時計に目を走らせる。
 そんな千恵とは対照的に、落ち着き払って僕が答える。
「もうそろそろ6時半だね」
「えぇ! それじゃもう最終の新幹線出ちゃったあとじゃない……困ったなぁ。どうするぅ?」
「うん。明日も休みだし、実はそれほど困ってないんだ」
 一瞬千恵が顔をほころばせる。そしてちょっと言いにくそうに提案した。
「そうなの? ……ねぇ、なんなら、うちに泊まってく?」
「それはマズイんじゃない? 千恵の家って両親も弟もいるだろ?」
「あ、あははは……そうだよな。それもなんだかね」
「あははは」
 つられて僕も笑う。
「よし! それじゃあ朝まで付き合うよ」
「千恵は外泊しても平気なの?」
「あたしは大丈夫。いつものことだからさ」
 千恵は胸を叩いてそう言ったけど、それって自慢できることじゃないような……。
「それに、東京モンのあんたをこんなところに一人では置いていけないよ」
 心配そうに僕の顔を覗き込んで続ける。とどめに、
「このあたりのヤンチャな連中につかまるのがオチだからね」
 おどかすようなことも言う。
「でも千恵がいれば安心なんだろ?」
「ま、まぁね……」
 面映そうに千恵が答えた。
「頼りにしてるよ」
 僕は微笑んで千恵を見つめた。
 ……二人の目が合う。その笑いが消える。だけど目が離せない。離れない。
「あんた……」
「千恵……」
 唇が重なった。

 そっと唇が離れる。
 もう一度、今度はきちんとキスしようとしたけど、千恵がうつむいて小さく言う。
「あ、あのさぁ……あたし……」
「オハヨーゴザイマ〜ス」
 その時、他のバンドのメンバーが入ってきた。
 何かを言いかけた千恵が赤面して黙り込む。
 二人だけで親密にしているところを見られたのが恥ずかしいのかな?
「千恵、出ようか?」
 僕もなんとなく居づらくなって、そう千恵に声をかけた。
「そ、そうだな」
297旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/13(火) 18:06:28 ID:lXtWNFrb
 博多は東京に比べて日が暮れるのが遅い。
 軽く食事でもしようと、僕たちは宵の口の街を並んで歩いた。
「どこ行く? ……って言っても博多は千恵のほうが詳しいからね。まかせるよ」
「じゃあ着いてきなよ」
 繁華街を行くと目に付くのは、楽器を持って歩く人の多さだった。
「ねぇ千恵、なんだかギターを持った人が多いんじゃない?」
「ここは通称『親不孝通り』だよ」
 聞いたことがある。そうか、ここが……。
 僕がうなずいたのを見た千恵が言葉を継いだ。
「このぐらいの時間になると、ミュージシャンを目指すやつらがストリートライブをあちこちで開くんだ」
「そうなの?」
「あたしらもよくああやって歌ったもんだよ。……ああ忘れてたなぁ、この感じ」
 まるで独り言のように千恵がつぶやく。
「千恵?」
「お金なんてもらえなくてもいいんだ。ただ自分の演奏を、歌を、誰かに聞いてもらえればそれでいいんだ」
「そうなんだ……」
「ほら、その証拠にみんななんだか生き生きした顔してるだろ?」
 千恵に言われて見回すと、たしかに彼らの顔は輝いている。
「満足してるんだよ。あいつらは今、最高のステージに立ってるんだからさ」
「うん」
「かりに観客がたった一人だとしてもライブには変わりないからね」
「そういう熱意って大事だよね。音楽はその気になればどこででも演れるんだから」
「あたしら、恵まれてるよね。もっと、もっとがんばって上目指さなきゃね」
 そう言って千恵が僕を見つめた。そしてさらに言葉を続ける。
「うかうかしてるとあいつらに先越されちゃうかもしれないもんな」
 それは僕に言うというより、自分に言い聞かせているような言葉だった。
「そうだよ。千恵の夢はメジャーデビューだろ?」
「……ありがとう。大事なこと、思い出させてくれて。……あんたのおかげだよ」
 少ししんみりした千恵。目がかすかに潤んでいるようにも見える。
 そんな雰囲気を変えようと、僕は問いかけた。
「そうだ千恵。さっき楽屋で何か言いかけたんじゃない?」
「えっ? あ、ああ……そうだけど……」
 なんとなく歯切れが悪い。いつもの千恵じゃないみたいだ。
「千恵?」
「ライブのあとはさぁ、体が火照っちゃって…その……オナニーしないと寝られないんだよ」
「え?」
 なんの脈絡もなく千恵が切り出した。
 突然のことに僕も言葉が出てこない。
「あ、あんたとえっちしてからさ、な、なんか体がヘンなんだよ」

 千恵と結ばれたのは、夏休みがそろそろ終わろうかという頃。もう半年近く前になる。
 童貞と処女だった僕たちは、まるで何かに憑かれたようにセックスの回数を重ねた。
 それでも、逢うたびにセックスをしていたのでは千恵の体だけが目的と思われるのではないか?
 そう考え、ここひと月ほどは僕も我慢してきた。だから今日も千恵を抱かないつもりだった。
「じゃあ前は、その……えっちな気持ちにはならなかったの?」
 せっかくの決心が揺らぎそうな胸の高鳴りの中で思わず聞く。
「そりゃあ興奮して夜は目が冴えたりしたけど、あんたとするまではこんなことはなかったよ」
 言いにくいことをしゃべってしまった反動からか、千恵はどことなく落ち着いているようにも見える。
「そういえば最近は千恵もよく感じるようになってたしね。慣れてきたのかな?」
 ベッドでの千恵の様子を思い出しながら答える。
「ホテル行こ? 二人っきりになりたい。ね?」
 これ以上ないほど真っ赤になった千恵は、僕の手を取ると早足で歩き出した。
298旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/13(火) 18:06:58 ID:lXtWNFrb
 ホテルに入る。
 何度か来たことのあるホテル。何度か使ったことのある部屋。
 ドアを閉め、カギをかけた途端、千恵はギターを置くのももどかしいといった感じで唇を求めてきた。
 さらにジーンズの股間を僕の太ももに押し当てるようにしてこすりつけてくる。
 ……よっぽど我慢してたみたいだ。
「好き……ずっと会いたかった……あんたが好きだよぉ」
 唇を交わしながらささやくように言う千恵に、トランクスの中が少しずつこわばっていく。
「千恵……」
 名前を呼ぶ。
 そのまま本格的にキスをしようとした僕の腕から、千恵はするりと抜け出た。
「ねぇ、ベッド行こうよぉ……しよう?」
 僕の手を引いてベッドに歩み寄りながらそう言うと、手早く服を脱いでいく。
 今日の千恵、いつも以上に積極的だ。
 そんな姿を見ているうちに、僕の欲望もどんどん高まっていく。
「千恵!」
 押し倒すようにベッドに横になる。
 そして競うように服を脱いでいく。……ほどなく僕たちは全裸になった。

 ベッドの上に座ったまま向かい合う。
 今日はどうしよう?
 とりあえず千恵を抱きしめようとしたとき、
「アレ……着けてもいいかな?」
 千恵が上目遣いで聞いた。
「今日は危ない日なの? うん。いいよ」
 本当はナマでしたいところだけど、高校生の僕たちに子供を育てることは出来ない。
 だから安全日以外はコンドームを使っていた。
 『着けないでするほうがずっと気持ちいい』。
 前に僕がそう言ったことを千恵は覚えているのだろう。済まなそうにしている。
 安心させるように明るく言った僕の返事を確認した千恵は枕元から小さな包みを取り袋を開けた。
 中身を二、三度ひっくり返して向きを確かめると、先端をつまんで亀頭にあてがう。
 そして勃起に顔を寄せると口で避妊具を装着させていく。
 僕は千恵が着けやすいように背中を倒した。
 完全には横にならず、肘を立てて千恵の唇にモノが呑みこまれていくのを期待して見ている。
 ……そのままフェラチオが始まった。

「うっ!」
 ゴムにさえぎられているのが信じられないほどの快感が走る。
 僕の一番感じる部分を千恵の舌と唇が的確に捉えているからだ。
 これまでに僕たちはさまざまな体位を探り、いろいろな愛撫を試していた。
 その過程で僕も千恵も、お互いがどこに官能を覚えるかを把握していた。
 その部分が千恵によってなぞられる。
 まるでこのまま僕を射精させようとしているのではないかと思えるほどの千恵の攻め。
「ち、千恵……」
 まだ射精はしたくない。もっと千恵の技巧を楽しみたい。それに、出すなら千恵の中で……。
 そんな僕の心が伝わったのか、
「あたしも準備はもう出来てるよ。……じゃあ入れるからな」
 言いながら千恵は僕のモノを握ったまま腰をまたいできた。
「なぁ千恵、アレ……やってよ」
「えぇ? ……あんたホントに好きだな」
 動きを止めた千恵は、にっこり笑うと体をずらせて剛直を大きくて張りのある胸にはさみこんだ。
「うっ!」
 やわらかな感触に包まれ、思わずうめき声が上がった。
299旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/13(火) 18:07:49 ID:lXtWNFrb
 両手で乳房が寄せられ、谷間に心地よい圧力が増す。
 最初はゆっくりと、徐々に早く動かされる。
 なまめかしい表情で千恵が聞く。
「どうだい? 気持ちいいかい?」
 ……言葉にならない。ただガクガクとうなずくことしか出来ない。
「ふふっ……」
 それを見て千恵が淫靡な笑みを浮かべた。
 かすかに薄桃色を帯びた双球に、赤黒い肉棒が出入りする。
 肉体的な快感もそうだけど、視覚的な興奮のほうがより大きい。
 少しずつ腰の奥が熱を持ってくる。射精にいたる導火線に火が着く。
 額にほんのりと汗をかき、たわわな胸を揺すらせる千恵の媚態に射精感がせりあがっていく。
「あぁっ! 最高だよ、千恵……」

 初めて千恵にパイズリしてもらったのは去年の暮れのことだ。
 ずっと前から興味はあったけど、なかなか言い出せなかった。
 ある時、思い切って言ってみた僕に千恵は半ばあきれたような顔をした。
 それでも嫌がらずに、胸の谷間で射精まで導いてくれたんだ。
 それ以来、前戯として僕は何度か千恵の胸の感触を楽しんでいた。
「あたしは気持ちいいわけじゃないけど、感じてるあんたの顔を見るのは好きだよ」
 器用に胸を上下させて僕の性感帯を巧みに突いてくる千恵。
「うぁっ!」
 その刺激にこらえきれずにうめき声を上げる僕。
 そんな恥戯がしばらく続いた。

「もういいだろ? あたしも我慢できなくなっちゃったよ……」
 頬を紅潮させて千恵が告げる。
「……うん」
 僕も千恵と一つになりたい気持ちが強くなっている。入れたい。
 身を起こそうとする僕を千恵が制する。
「あんたはそのままでいいよ。あたしがしてあげる」
 そう言って千恵が僕をまたいだ。
 右手を怒張にあてがい、自らの秘所に添える。
「入れるね」
 そのままゆっくりと腰を沈み込ませていく。
「くっ!」
 熱を持った千恵の性器に勃起が埋没する。同時に四方から適度な抵抗が加わっていく……。
300旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/13(火) 18:08:30 ID:lXtWNFrb
 背すじがぞくぞくするように強烈な快感。それに伴い、勃起がさらに硬度を増す。
「あぁっ! 気持ちいいよぉ……」
 感極まったような声を千恵が洩らす。
「千恵!」
 名前を呼びながら、いきなり腰を突き上げた。
「ひんっ!」
 まったく予期していなかったタイミングで攻められたらしく、千恵がのけぞる。
 後ろに倒れそうになった千恵の腕をつかんで体を支えると、僕はもう一度腰を突き上げた。
「んぁあん!」
 再び不意をつかれたようで、千恵は甘い声を上げて身悶えた。
 結ばれたリボンを支点に、千恵の長い髪が大きく左右に揺れる。
 僕は下から手を伸ばして千恵の胸をつかんだ。……さっきまで僕をはさんでいた胸。
「ん…んぅ……んふぅ…ぁアんっ! ……ん…」
 乳首を指ではさんでこするようにしながら、手のひら全体で乳房をまさぐる。
 指の腹で乳首を転がし、弾くようにしてくじる。
「ひゃぁ! そ、そこ……感じるよぉ」
 胸が大きいからなのか、千恵は敏感に反応した。
 そしてそれが僕の嗜虐心をさらに煽っていく。千恵の胸を集中的になぶる。
「あぁっ! ふわぁ!」
 淫らな声を上げるたび、千恵の膣は絶妙な締まり加減で僕を追い詰めていく。
 ……射精感がどんどん高まっていく。
「千恵っ!」
 上半身を起こし、千恵の乳房に顔をうずめる。そうしてむしゃぶりつくように顔を押しつける。
「千恵、千恵……」
 何かに衝き動かされるような気持ちが高まる。
 そのまま千恵を押し倒すようにのしかかると、僕は猛烈な勢いで腰を振り出した。
 性器がぶつかり合う音が淫らに響く。
「あんっ! んっ、ひぁぅ!」
 快感を隠そうともせずに千恵が乱れる。
「あぁっ、イクっ! イッちゃうよぉ!」
 長い髪をベッドに散らし、千恵があられもない声を上げた。
「千恵もうちょっと我慢して……もう少しで僕もイクから……一緒にイコう?」
「うん、うん……いっしょに……いっしょに」
 うわごとのようにつぶやきながら千恵が僕の背中に回した腕に力をこめてきた。
 そのまま唇が重なる。
 舌を絡めながら、僕は二人の体のすき間をこじ開けるようにしてふくよかな胸に腕を伸ばした。
 そして手のひらいっぱいに伝わる熱とやわらかみとを堪能する。
「んっ、んんっ!」
 唇をふさがれた千恵がのどの奥で淫らに鳴く。
 同時に僕を咥えこんでいる肉の穴がきゅっ、と締まった。
 続けて起こった小刻みな脈動が千恵の絶頂の近いことを僕に教えた。
 ……そういう僕も限界が近い。腰の裏のほうに射精感がくすぶっている。
「んんっ!」
 千恵の舌が動きを止め、次の瞬間、全身に力が入った。
 それが引き金になった。
どくんっ! びゅくっ! どびゅっ! びゅびゅっ!………
 ビクビクと痙攣し、こわばる千恵の体を抱きしめながら、僕も思いっきり精を放った。
 それはコンドームが隔てていなければ千恵を妊娠させたに違いないと思えるほどの量だった。
301旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/13(火) 18:09:02 ID:lXtWNFrb
 激情が去る。
 久し振りの千恵の肉体ということもあるけど、今日の快感は格別だった。
 大きく息をついて身を離すと、僕はコンドームをはずすために千恵に背を向けた。
 その背中に千恵が抱きつく。……二つのふくらみが当たる。
「千恵?」
「離れちゃヤだよ……」
 甘えたような声で、そのまま千恵が体をすり寄せてくる。
「あ、ごめん……ゴムはずそうと思ったから」
 言いながら柔らかくなった性器に手を添える。と、千恵の手が前に伸びてきた。
「あたしがしてあげるよ」
「い、いいよ……」
「あたしがしたいの……」
 千恵は僕の手を押さえると白濁に満たされた避妊具をはずした。
 そしてそれを目の高さに掲げると
「すごい……精子、いっぱい出たね……溜まってたの? 気持ちよかった?」
 耳元でささやいた。
「うん。ちょっと溜まってた。でもこんなに気持ちよかったの、初めてかもしれない」
「あたしも気持ちよかったよ。あんたに……あんたに抱かれてイッちゃったよ……」
 僕の背中に寄り添い、照れたように告げる。
「千恵のこと、もっとイカせてあげるよ。しばらくしてあげなかった分、千恵と何度も愛し合いたい……」
「は、恥ずかしいこと言うなよ! それに……あたしじゃなくて、あんたをいっぱいイカせてあげるよ」
 力を失った肉茎や睾丸をやわやわと揉みほぐしながら千恵が言う。
 射精したばっかりだというのに、それに応えるかのように少しずつ力がみなぎっていく。
「千恵……」
「さっき言ったろ? 朝まで付き合うってさ。今夜はいっぱい……しようね」


               おわり
302名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:38:33 ID:iTVSDW57
GJです!
やはり貴方がいないとこのスレは盛り上がりませんw
303名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:04:15 ID:sR4RUyPq
ネ申様が・・・・

          ∧_∧
     キタ━━( ゚∀゚ )っ━━━━━ !!!!!
        (つ   /
        |  (⌒)
        し⌒
        | | |
        __________
       / \    旦 ___\
      .<\※ \____|\____ヽ
         ヽ\ ※ ※ ※| |====B=|
         \`ー──-.|\|___l__◎..|ヽ
           ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄|

304名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:58:04 ID:3ZjJhqZJ
相も変わらずGJ!
305名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 08:07:20 ID:3Fs013Mc
GJ!
千恵たん萌え萌え!!
306名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 22:02:14 ID:De0+FpEk
開放的な千恵良いですな〜。また書いてもらえて嬉しいです。
307名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 21:20:10 ID:AhZtD5wq
>>295のヒントをください…
308名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 23:43:37 ID:2VT2IJ0K
>>307
目欄
309旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/16(金) 07:29:58 ID:3WSX/X9x
>>307
混乱させてしまったようで申し訳ありません。

鳥=トリップです。
ですからこの場合は「49EtSB976.」になります。


>>308
お手を煩わせてしまったようですね。ご協力ありがとうございました。
310307:2005/12/16(金) 20:48:25 ID:IVJcAqjs
>>308-309
ありがとう。「鳥」をコピペしたり、「tori」「bird」とか入れてたよorz
311保守コピペ:2005/12/21(水) 12:17:28 ID:Rymh/z1b
『告白』




サァァァァーーーーー・・・・
「あれ?雨か・・・」
昼過ぎまで晴れていた空が何時の間にか曇り、雨が降り出している。
窓ガラスを伝って落ちる滴を見ているうち、俺・・北井昌哉・・は何時の間にか眠りの中と落ちていた。

ピンポ〜〜ン・・・・
ピンポ〜〜ン・・・・

玄関のチャイムの音で目が覚める。
時計を見ると、2時間ほど眠っていたようだ。あたりは薄暗くなっている。

ピンポ〜〜ン・・・・
ピンポ〜〜ン・・・・

再び鳴ったチャイムの音で気がつく。
誰か来てるんだ・・・
俺は階段を降りて玄関へ向かう。

「は〜い・・」
ロックを外してドアを開ける。
「・・・あっよかった・・・いたんだ・・・」

そこに立っていたのは、安達妙子・・・小学校まで一緒に住んでいた少女・・・だった。

「妙子?どうしてここに?」
「うん・・せっかくの連休だから遊びに来たの・・・」
そこでふと気付く。
妙子はずぶ濡れなのだ。顔は青ざめているし身体も震えている。
「おい、どうしてそんなにずぶ濡れなんだよ?・・・まあいいや、とにかく上がれよ。」
「うん・・・お邪魔します・・・」

そう言って靴を脱いで上がろうとしたところで、妙子の身体が大きく揺らいだ。
「あれ?」
そのまま倒れ込む妙子。
とっさにその身体を自分の身体で受けとめる俺。
「妙子?」
「あ・・あれ?・・力が入らない・・・ごめんね、まーちゃん・・・」
妙子はそのまま気を失った。
「お、おい?妙子?」
その身体は完全に冷えきっていて、額に手を当てるとものすごく熱い。
俺はぐったりした妙子を抱いたまま途方に暮れた・・・
312保守コピペ:2005/12/21(水) 12:17:58 ID:Rymh/z1b
「悪かったね、長森さん。」

結局どうしようもなくなった俺は近所に住んでる同級生の折原浩平に連絡をした。
浩平は、「そういうことなら」と、彼の幼馴染みの長森瑞佳に連絡をとってくれた。
彼女は着替えその他を持ってすぐに来てくれた。そして妙子を着替えさせたり、身の回りのことをしてくれたのだ。

「ううん。それより、彼女かなり熱があるからよく冷やしてあげないと駄目だよ。」
「ああ。ありがと。」
「あと、一応私のパジャマ着せてあるんだ。安達さんが着てた服は洗濯しておいたから、乾いたら着せてあげて。」
「わかった。」
「あ、あと、お粥作っておいたから、目を覚ましたら食べさせてあげてね。」
「ほんと、何から何まですまない。ありがとう。」
頭を下げる俺。
「いいよ。それじゃ、帰るから・・・・お大事にね。」
そう言うと、長森さんは帰って行った。

--------------------------------------------------------------------------------

それから、俺は妙子が寝ている客間に行った。

布団の中、苦しそうな表情で眠る妙子。
時折うめくような声を出したり、頭を左右に振ったりしている。
俺は頭から落ちた濡れタオルを絞り直すと、妙子の額の上に乗せた。

「まったく・・・身体に気をつけろとか言っておいて自分がこんなになってるんじゃ笑い話にもならないよな。」
一人つぶやく。
小さい頃から知ってるからか、それとも性格なのか、妙子は昔からお姉さん風を吹かせる娘だった。
ひょんな事から再び会うようになった今でもそれは変わらない。

バサッ・・・・
そんな事を思っていると、突然妙子が起きあがった。
荒い息をつきながらキョロキョロと左右を見回して、俺の顔を見ると再び布団に倒れ込む。
「ど、どうした?大丈夫?」
俺が問いかけると、
「まーちゃん?・・・どうして?」
きょとんと聞き返してくる。
「・・・家に来て、玄関で倒れたんだよ。さっきまでうなされたんだ。」
「そう・・・」
「で、大丈夫なのか?」
「うん・・まだちょっと熱っぽい・・・」
「じゃあ寝てな。服が乾くのにもう少し時間かかるし。」
すると妙子はぎょっとした顔をして、
「え゛?・・服?」
つぶやいた後自分の姿を見た。
「・・・・・ひょっとして着替えさせた・・・?」
「ああ。あのままにしておくわけにもいかないだろ?妙子、ずぶ濡れだったし。」
「あぅ・・・じゃあ見たの?」
「あ?」
「その・・・・私の裸・・・」
「あ!見てない見てない!!・・・同級生の女の子に来てもらったから。」
「ほんとに?」
「ほんとだって・・・今、うちの親達旅行に行っちゃててさ、誰もいないんだ。だから友達に頼んだらそいつが自分の幼馴染み・・といってもその子も同級生だけど、をよこしたんだ。」
「・・・そう・・・じゃあその人にお礼言っといてね。」
「わかった・・・・そうだ、その子がお粥作ってくれてたんだ。食べられるか?」
「うん・・少しなら・・」
「じゃあ持ってくるよ。ついでに薬も飲んどかなきゃな。」
「うん。」
313保守コピペ:2005/12/21(水) 12:19:01 ID:Rymh/z1b
長森さんが作ってくれてたお粥を食べた後、再び布団に横になった妙子。俺は枕元に座って話をしている。

「でも、急にどうしたんだよ?」
「なにが?」
「突然来るなんてさ。」
「・・・迷惑だった?」
「そんな事はないけど。」
「びっくりさせようと思ったの。それに、いつもこっちに来てくれるでしょ?たまには私から行くのも良いかなって。まーちゃんがどういう景色を見ながら青森まで来るのかも知りたかったし。」
「・・・まあ確かにびっくりしたな。ずぶ濡れで来ていきなり倒れるんだから。」
クスクスと笑いながら言うと、
「もう・・・まーちゃんの意地悪・・・」
すねて見せた。
「あはは・・ごめんごめん。じゃあさ、どうしてずぶ濡れだったの?」
「・・・私、まーちゃんの家知らなかったんだもん。前にもらった手紙の住所見ながら来たんだけど、よくわかんないし、迷ってるうちに雨が降り出しちゃって・・・」
「・・・傘は?」
「持ってきてない・・」
「そうか・・・」
「・・・で、なんとかここまで来て、チャイム押して・・・まーちゃんの顔見たら気が抜けたのかな、急に気が遠くなって・・・」
「妙子・・・」
「ふぅ・・・何だか疲れちゃった。せっかく遊びに来たのにこんな事になっちゃって・・・」
「もう少し寝てろよ。まだ熱あるんだろ?」
「う・・うん・・・そうする・・・」

女の子が寝ている部屋に居れる筈もない。俺は部屋を出るため立ち上がりかけた。
すると、
「駄目っ!!」
服の裾が引っ張られた。
見ると、妙子が服を掴んでこっちを見ている。
「駄目・・・行かないで・・・」
「妙子?」
「・・あっ・・ご、ごめんね・・・」
俺は座り直して妙子の手を握った。
「わかったよ・・ここに居る。」
妙子の顔が見る見る赤くなる。
「ありがとう・・・一人になりたくなかったから・・・」
314保守コピペ:2005/12/21(水) 12:19:33 ID:Rymh/z1b
「私ね・・・さっき夢を見てた。小学校のときの夢。」
「小学校?」
「うん・・・ほら、覚えてる?黒板に相合傘を描かれて、『安達夫妻』ってからかわれた時のこと・・」
「・・・ああ!そんな事もあったな・・・」
「あの時ね、私、まーちゃんのこと何とも思ってないって言ったでしょ。」
「そうだった?」
「・・忘れちゃった?・・・私ね、まーちゃんに謝らなきゃって、ちゃんと本当のこと言わなきゃって思ってたの。でもあれからなんだか気まずくなっちゃって、結局最後の日まで言えなかった・・・」
「・・・」
「それでね、まーちゃんが引越していったあの日、家に帰ったら『まーちゃんが引越した』って聞かされて・・・急いで駅に行ったの。ホームに降りたらちょうど列車が出て行くところで・・・・
私走った。一生懸命走った。でも列車はどんどん追い抜いていって・・・ホームの端っこで遠くなっていく列車を見送ったの。」

妙子の両目から涙が零れ落ちる・・・
「それでね・・・私後悔したの。どうして素直になれなかったのかって。素直に謝れなかったのかって・・だから、今だって正直に自分の気持ちを伝えなきゃって思ってる。」
「正直な気持ち・・・?」
「うん。私、まーちゃんが・・・昌哉のことが・・・好きです・・・小さい頃からずっと、今でもずっと・・・」
「妙子?」
「ごめんね、迷惑かもしれないけど、それが正直な気持ち。」

妙子はまっすぐな瞳で俺を見ている。
「迷惑か・・・うん、俺にも好きな子がいるしな。」
「え?」
「・・・俺が好きなのはね、優しくてしっかり者で、でもちょっとお節介で、素直じゃなくて、料理上手で・・・子供の頃ずっと一緒に過ごしていた娘(こ)なんだ。」
「・・・それ、誰?」
「知ってる限りでは一人しかいないと思うぞ?」
「・・・じゃあ・・・じゃあ!」
「今俺の目の前で涙を流してる娘だよ。」
「まーちゃんっ!!!」
妙子が俺の首に抱きついてきた。唇を俺の唇に押し当てる。
そのまま体重を掛けてくるので、俺と妙子は抱き合ったまま布団の上に倒れ込んだ。
「ちょっ、ちょっと妙子?」
「まーちゃん、好き。大好き・・・」



「ねえ、今夜一緒にいてくれる?」
妙子が潤んだ瞳で聞いてくる。
「それは・・・幾らなんでもまずいだろ?」
「どうして?」
「・・・俺だって男だし・・・好きな子が目の前にいるんだぞ?自分が押さえられるか自信が無い。」
「あっ・・・」
妙子も気がついたらしい。顔が真っ赤になる
「そういうことだ。明日になって身体の調子が良ければ、いろんな所へ連れてってやるから。」
そう言って立ち上がろうとする。
「待って・・・・・いいよ、まーちゃんなら、私・・・・」
「っておい、そんなこと軽く考えて・・・」
「軽く考えてなんかない!・・・私、ずっと思ってたもの。・・まーちゃんになら、あげても良いって・・・」
「妙子・・・」
「まーちゃんしかいないもん・・・・」
「わかった・・・良いんだね、それで。」
「うん。決めたの。後悔しないって・・・もらってくれる?私を・・・」
315保守コピペ:2005/12/21(水) 12:20:06 ID:Rymh/z1b
妙子の背に手を回して起き上がらせる。
改めてその唇にキスをすると、
「・・ぅん・・・」
嬉しそうな声をあげた。

パジャマをそっと脱がせる。
ブラジャーはしていなかった。きっと長森さんも用意できなかったのだろう。
ショーツのみの姿で、妙子は頬を、いや、身体中を真っ赤に染めている。
「恥ずかしいから・・・・見ないでよぉ・・・・」
そう言う妙子の後ろに回って、背後から抱きしめた。

胸を揉み、ショーツの上からスリットに指を這わせる。
「・・はぁ・・・はぁ・・・や・・うぅ・・ん・・・あぁぁ・・・・」
「・・・ちゅ・・・くちゅ・・・・ちゅぷ・・・にゅちゅ・・・・」
妙子の口から漏れる甘い吐息と、足の付け根から聞こえる水っぽい音・・・

ショーツに指を掛け、そっと引き下ろす。
びっしょりと濡れたショーツとスリットの間に銀色の糸が掛かった。
身を覆う物が無くなった妙子。
ゆっくりとその身体を見る。
傷一つない真っ白な身体。
「やぁぁぁぁ・・・・」
両手で顔を塞いで、やはり恥ずかしいのか身体を震わせている。

俺の中に迷いが生じる。
いいのだろうか?
これほどまでに奇麗な身体を傷つけてしまって・・・
確かに妙子は良いと言ったし、俺も妙子を好き・・いや愛している。
だけど・・・
ある意味一生消えない傷だ。それを、俺の手で付けてしまって良いのだろうか?

「・・・まーちゃん・・・・いいよ。私・・・まーちゃんが相手じゃなきゃ、こんな事出来ないから・・・まーちゃんじゃないと・・・いやだから・・・」
何時の間にか顔を覆っていた手をどけて、妙子はしっかりと俺を見ていた。
そして・・・何も聞かずに俺の迷いを読みとっていた。
「・・・妙子・・・」
「それにっ・・・・いつまでも迷ってたら、私の決心だって・・・・揺らいじゃうよ。私だって・・・恐いんだから・・」

・・・頭を殴られた気分だった。

そうだ。
男の俺より、もっと強い決心をしているんだ、妙子は。
俺が弱気になってどうする・・・

「妙子、ごめん・・・」
妙子の身体を横たえると、その上に覆い被さる。
「まーちゃん・・・・」
「妙子が・・・欲しい・・・」
「うん!」
妙子の足を開かせる。
「妙子・・・・いくよ・・・・」
「う、うん・・・・」
けなげに答える妙子。
俺は分身をスリットに当てると、ぐっ、と押し込んだ。
「・・・・ひぅ・・・・んん・・・・」
誰も・・恐らくは妙子自身も・・入った事の無い秘洞の中に、少しずつ沈んでいく。
俺の背に両手を回し、額を胸に押しつける妙子。
316保守コピペ:2005/12/21(水) 12:20:36 ID:Rymh/z1b
途中、分身が引っ掛かりを感じた。
それが妙子の純潔なのであろう。
「ん゛ん゛ん゛・・・」
そのまま進めようとするが、くぐもった、悲鳴にも似た声を聞くと進むことを躊躇わせてしまう。
「・・妙子・・・・」
そっと声を掛ける。
「・・い、いいから・・続けて・・・」
「でも・・」
「・・・・・・・今じゃないと・・耐えられないかもしれないから・・・」
「分かった・・・力を抜いて・・・」
俺は一瞬考え・・一気に進めることとした。

ぐぐっ・・・っと音がしたような気がする。
「ん゛ん゛っ・・あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜〜・・・・」
痛みのあまりに妙子が爪を立てる。
背中に妙子の指先が食い込み、鈍い痛みが走る。

秘洞の一番狭い部分を一気に貫いた分身は、体奥へと届き、俺と妙子は完全に繋がった。

「はぁ・・はぁ・・」
「妙子・・?」
「だ・・大丈夫・・・」
その瞳から涙が零れ落ちた。
「あ、あは・・嬉しくて・・・やっとまーちゃんのものになったんだって・・・嬉しくて・・・」
痛みも酷いだろうに、けなげに笑おうとする妙子。
そんな妙子が愛しくて、ぎゅっと抱きしめた。
「まーちゃん・・・動いても・・いいよ・・」
俺としてはもうしばらくこうしてやりたかった。少しでも痛みが収まるまで。
「動いた方が・・・いいんでしょ?・・男の人って・・・」
どこでそういう知識を得たのか、そんな事を言う。
「でもな・・」
「私は・・大丈夫だから・・・まーちゃんのいいようにして・・・」

実際のところ、妙子の中はきつく、そのままでも果ててしまいそうなほどだった。
俺はゆっくりと・・出来るだけ妙子に負担を掛けないように・・動き始めた。
分身が出入りするたび、
「・・くっ・・・つっ・・・・うぅ・・・」
妙子の口からは苦しそうな声が漏れた。
だが俺が止めようとすると、足を俺の腰に回して、自ら腰を振ろうとさえした。
だから・・止められなかった。

だんだんとスピードが上がってくる。
妙子の中で得られる快感を少しでも多く得ようと、俺の本能の部分がどんどん加速させていく。
「・・あっ・・・あっ・・あっ・・・」
妙子の口から出ていた声にもだんだんと甘いものが混じってきた。

・・・妙子も・・感じている・・・

「・・あぁっ・・・まーちゃん・・まーちゃん・・・・あぁぁ・・・」
「・・妙子・・・・・妙子・・・・」

そして・・・
俺の中で弾けそうになる快感。
317保守コピペ:2005/12/21(水) 12:21:09 ID:Rymh/z1b
いよいよ果てる、その瞬間、分身を抜こうとした俺の腰に、妙子の足が再び絡みついた。
「妙子っ・・やばいから・・・」
「だめ・・・そのままで・・・」
「でもっ」
「いいから・・私はいいから・・・」
なおも抜こうとする俺の腰を、妙子は必死で食い止める。
「た、妙子・・・くぅぅ・・・」
そして・・遂に果ててしまう。
妙子の中に・・・

ドクン・・ドクン・・・・・
放出する快感を感じる。と同時に、
「あああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」
一瞬強く抱き締めてきた妙子の口から、長い嬉声が上がった。
溜まっていたモノを出し尽くすと、ようやく妙子の足が緩んだ。
分身を引き抜くと、妙子の秘洞からは俺の放った白と妙子の純潔の証である赤が交じり合ったピンク色の液体が零れて落ちた。

「ばか・・・出来ちゃったら、どうするんだよ?」
妙子の頭を撫でながらそう言った。でも、不思議と言葉で言ってるほどの不安はなかった。
「あはは・・・どうしよう・・・でも、止めて欲しくなかったの。私の中でまーちゃんを憶えておきたかったから・・」
妙子も俺の胸に顔を埋めて答える。やはりその声に不安を感じている様子はなかった。
「ね、その時は・・責任とってくれるでしょ?まーちゃん。」
「あ?止めさせなかったのは妙子の方じゃないか!」
「私は・・・もう決めてるもん。まーちゃんと一緒になるって。」
・・・・そう。
俺が不安を感じてなかったのはこれだったのだ。

妙子と一緒になる。一生を共にする。

なぜか妙子が家を訪ねてきた時点で、そんな気がしていたのだ。まさかHまでしてしまうとは思わなかったが・・・



「・・・まーちゃん、覚えてる?」
俺の胸に、覆い被さるように上体を預けて妙子が言った。
「なにを?」
「小学校入ってすぐだったかな、みんなでねぶた祭り観に行って、私たちだけ迷子になったときあったじゃない。」
ん〜〜〜?
ねぶた、ねぶた・・・
「ああ、そんなこともあったね。」
「あの時からだよ。」
「え?なにが?」
「もう、鈍いなぁ・・・・私がね、まーちゃんのことを好きになったの。」
顔を起こし、俺を見る妙子。その顔はまた真っ赤になっている。
「えぇ?ど、どうして?」
「あの時・・・お父さん達を探しているとき、私転んじゃって、膝を擦り剥いて、おまけに下駄の鼻緒まで切れちゃって・・・そしたら、まーちゃん何も言わずに私をおぶってくれて・・・」
「そうだったっけ?」
「もう!・・・それでね、私思ったの。やっぱりまーちゃんは男の子なんだなって。それまではもう一人の弟のような気がしてたけど、そのときから、男の子って意識するようになったんだ。そして、好きになった・・・
だから、黒板に書かれたとき必死になって「なんでもない」って言ったの。私の本心を知られたような気がしたから。それをまーちゃんに知られるのが恐かったから・・・」
「・・・・・・・」
「ねえ、待っててくれる?私、絶対こっちの大学に入るから・・・それまで離れていても、待っていてくれる?」
「もちろんだよ。だって・・・妙子は今まで待ってくれたんだ、俺だって待たなきゃ。だから、約束する。」
「よかった・・・」

再び唇を重ねる俺達。
きっとこれからもずっと一緒にいるだろう。
妙子と手を取りあって生きていく。
だから、強くならなきゃ。
この手で妙子を守れるように。
318保守コピペ:2005/12/21(水) 12:21:42 ID:Rymh/z1b
*余録*



次の朝・・・

「はっっくしょん・・・」
俺の口から大きなくしゃみが出た。
頭の上には濡れタオルと氷嚢。
「ほら、体温計貸して。」
すっかり顔色もよくなった妙子が俺の脇から体温計を取る。
「・・・38度5分か・・・寝てなきゃだめね。」
数字を読み取ったあとそう告げた。
「・・・うぅぅ・・・Hをすると風邪が伝染(うつ)るってのは本当なんだな・・」
「ば、馬鹿なこと言ってないで休みなさい。」
頬を赤らめた妙子が怒ったふりで言う。そう、ふりなんだ。ほんとうは怒ってなんかない。
「・・・・まあ、私がきっちり看病してあげるから安心して寝てなさいね。」
何だか嬉しそうだな、妙子。誰の風邪が伝染(うつ)ったと思ってるんだ?

結局、お約束のように寝込んでしまった俺は、連休を何もせずに過ごす羽目になった。

ま、いいか・・・
妙子はかいがいしく世話をしてくれるし、何といっても一緒にいられるのがうれしい。妙子の本心も聞けたしね。



Fin
319名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 23:27:38 ID:hX0/fznW
GJーーーーーーーーーー!!
320名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 01:12:04 ID:RTcBP+Od
ネ申様が・・・・・

           キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
           キタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!
           キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
            キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
イッパイ       キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
 モッテキタヨ-     キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
     ∧__∧  キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
    ( ´・ω・)  キタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!
    /ヽ○==○キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
    /  ||_ |キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)━━━!!!!
    し' ̄(_)) ̄(_)) ̄ ̄(_)) ̄ ̄(_)) ̄ ̄(_)) ̄ ̄(_)) ̄ ̄(_)) ̄ ̄(_))

321名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 20:27:46 ID:3kcyx5uQ
狂信的なファンにストーキングされ犯される明日香。というシチュをリクしてみる。
322旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 17:54:19 ID:CUfNG4hz
晶のSSです。元ネタはバンプレストのキャラクターコレクションCDです。
ゲームにも似たようなイベントがありますが、セリフはCDを優先しました。
323旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 17:57:10 ID:CUfNG4hz
「どう? ここ、気に入ってくれた?」
「うん。海はきれいだし、眺めもいい。すごくいいところだよね」
 長崎湾に浮かぶ小島のひとつに僕たちはいた。晶に誘われて船で渡ってきたんだ。
「そう。よかったぁ。……ウフフ、ここね、小さいころからの私のお気に入りの場所なの」
「小さい頃から?」
 僕が晶と一緒に過ごしたのは中一の半年間だけ。高校生になって再会し、今では友達以上の関係になれたと思う。
 ……とは思うけど、晶のことで知らないことはまだまだたくさんある。
 晶のことをもっと知りたい。できれば僕のこともいっぱい知ってもらいたい……。
「この近くにうちの別荘があるから、毎年来てたしね」
 とんでもないことをさらっと言う。別荘を持っていることは中学のときに噂で聞いていた。……ホントだったんだ。
「夏以外にも来るの?」
「まぁ、もちろんメインは夏だけど……残念だったわね、私の水着姿見られなくて」
 脱いだ靴を手に、晶は裸足で海岸線を歩く。そうしながら僕にいたずらっぽく笑いかける。
「来年までお預けね」

「でも、シーズンオフでもいいところでしょ?」
 そろそろ本格的な冬になろうかというこの時期、さすがに風は冷たく、身を切るようだ。
 その澄んだ空気がかえって島の雄大な自然を際立たせているようにも感じられた。
 水平線に近づく夕日が晶を紅く染めている。
「こんなにすばらしいところ、連れてきてもらえて光栄だよ」
「感謝なさい。ここに誘った男の子、あなたが初めてなんだから」
「そうなの?」
 最近は口にすることはなくなったけど、晶は『ボーイフレンドがいっぱいいる』とよく言った。
 僕もそのうちの一人なんだと思ってたけど、少しは希望を持ってもいいのかな?
「最近はほとんど一人で来るの」
 晶は僕の問いかけに答えず、言葉を続ける。
「こうして砂浜に腰を下ろして波の音を聞いていると、なんだか心が落ち着くしね」
「いつもの晶と違うね。なんか悪いものでも食べた?」
 からかうように言った僕の言葉に晶がふくれる。
「もう! ムードのかけらもないんだから!」
 本当に怒ってる?
 言い過ぎたなら謝ろうと、口を開きかけた僕より先に晶が言葉を続けた。
「普通はこんな美人を隣りに置いて、海に沈む夕日を見ていたら……誰だって……」
 そこで晶は言葉を切った。
「………」
 僕も黙る。そして晶の瞳をまっすぐに見つめる。
「ちょっと、なによ急に黙り込んじゃって……私そんな気ないからね」
 キスされるとでも思ったのか、晶が頬を染めてうつむいた。
 そんな晶がかわいくて、ずっと我慢してたんだけどこらえきらなくなって吹き出してしまった。
「あは、あはははは……」
「な、なに笑ってるのよ……ああっ、からかったわねぇ! もうっ、知らなぁい!」

 ひとしきり笑ったあと、僕たちはまた夕日を眺めた。
 晶がぽつりと言う。
「は〜ぁ、やっぱり不思議……あなたとこうしてるとイライラした気持ちが消えていく」
「悩み事?」
「うん。ちょっとまたバイオリンに行き詰まってたからね」
 この間のコンクールで晶は念願だった優勝を果たしたはずだ。それは僕も見た。
 だから今の晶にバイオリンに関する悩みはないと思う。
 それとも僕にはうかがい知れない、もっと上を目指す者の悩みがあるのだろうか?
「晶……」
 せめて話だけでも聞いてあげよう。そう思って声をかける。
「でももう平気。なんだか吹っ切れたみたいだから」
「ホントに?」
 問いかけながら晶の顔を見る。迷いが消えたような、朗らかな笑顔がそこにあった。
「ほんと不思議よねぇ。あなたと過ごすだけでリラックスできるんだもの」
「あ、ああ……。僕でよかったらいつでも力になるよ」
「フフフ、これからもお願いね」
 やわらかな笑みを浮かべる晶は、とっても魅力的だった。
324旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 17:59:28 ID:CUfNG4hz
「晶、そろそろ帰りの船の時間だよ」
 腕時計は最終の連絡船が出航間近なことを示している。
「え? もう? ……そう。ねぇ、思い切って、今日は泊まっていかない? ほら、うちの別荘に」
「え?」
 大胆な発言に、僕の心臓は早鐘を打つように高鳴った。
 顔がこわばっているのが自分でもわかる。緊張で口の中が乾く。苦労してつばを飲み込むと
ごくり
 大きくのどが鳴った。
「ウフッ、ウフフ……いやぁねぇ嘘に決まってるでしょう? ばぁか、さっきの仕返しよ」
「晶ぁ……」
 一気に力が抜けた。
「真剣な顔しちゃって……さぁ、急ぐわよ。最終便逃したらホントに泊まりになっちゃうんだから」
「うん。晶、走るけど大丈夫?」

 ……乗りそこねた。一足違いで最終便は出てしまっていた。
「ど、どうしよう……」
 おろおろする僕。
 晶のことは大好きだ。その思いは誰にも負けない自信もある。
 だからそういう夢想をしたことだって一度や二度じゃない。
 でも、現実にこういう状況になると焦りが先に立つ。
「こうなったら仕方ないわね」
 いざとなったら女の子のほうが度胸があるんだろう。晶が冷静な口調で言う。
「え?」
「バカねぇ、帰れない以上ここに泊まるしかないじゃない。……それとも、あなたは私とじゃ……イヤ?」
 ほんのりと頬を染めて晶が言った。

 港近くには島の住人の家が立ち並んでいる。商店や学校もある。
 この島だけで生活が成り立つようになっているんだ。
 別荘はそこから山を少し登った場所にあった。何軒かの別荘が点在して建っている。
 遠藤家の別荘はそのうちの一軒だった。
「ここよ。どうぞ」
 豪華なたたずまいに一瞬気後れする。
 晶のお父さんは長崎に本社を置く全国でも有名な大企業の重役だって聞いている。
 取引先の家族や、プライベートの友人を招く機会も多いのだろう。
 もしかしたら外国のお客さんも来るのかもしれない。
 それにふさわしい威容だった。
「お、おじゃまします」
「誰もいないんだからそんなにかしこまらなくてもいいわよ」
 そう言って晶は笑った。
325旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:00:31 ID:CUfNG4hz
 中に入る。
 頻繁に利用されているようで、シーズンオフだけど掃除は行き届いているようだ。
「適当に座ってて」
 そう僕に告げると、晶はキッチンに向かった。
「あ、うん……」
 豪華な調度に気後れしながらもソファに腰を下ろす。ふかふかだ。ちょっと感動した。
「ねぇ……晩ご飯、なに食べたい?」
 キッチンから顔を出した晶が聞いた。
「晶……料理……できるの?」
 素直な気持ちが口をつく。
 だって晶が料理してるところなんて見たことないし、想像したこともない。
「あーっ、バカにしたわね! なぁに、私がお料理作れないとでも思ってるの?」
 不満げに口をとがらせて晶が抗議する。
「そ、そういうわけじゃないけど……ちょっと意外だなぁ……って」
「これでもママに習って得意なものもあるんだからね!」
 強く言い切ったあと、急にしおらしくなった晶が言葉を継ぐ。
「あんまり上手じゃないかもしれないけど、あなたに食べてもらいたいな……」
 そう言ってすがるような目で僕を見る。
 もちろん僕に異存はない。
「晶の得意なものでいいよ」
「そ、そう?」
「うん。晶の作ってくれたものなら、僕なんだって食べるよ」
「……う、うん」
 ちょっと考え込む仕草を見せる晶。
「材料は? ここにあるの? 足りないようなら買いに行こうよ、一緒に!」
 立ち上がりながら言う。
「だ、ダメよ! 男の子と泊まったことが分かったら大変だもの……」
 あわてたように晶が拒んだ。
「あ……」
 家族以外の男と二人で泊まったことが知られたら無責任な噂を立てられるかもしれない。
 晶だって年頃の女の子なんだ。そんなことになったらイヤだろう。
「私が買い物してくるから、あなたは悪いんだけどお風呂を立てておいてくれる?」
「わかったよ。……あ、お金、大丈夫?」
 財布を取り出しかけた僕を、
「あなたはわざわざ長崎まで来てくれたんだから、いいわよ」
 そう言って制すると、晶はにっこり笑った。そして
「それに、もし足りなかったらパパの名前でツケにしてもらうから。じゃ、お願いね」
 いたずらっぽい笑顔を浮かべた。
「晶、もう暗いから気をつけて」
「うん。ありがと」

 晶が出かけていったあとで気が付いた。……風呂場ってどこにあるんだ?
 あちこちの扉を開けてやっと見つけたけど、今度はお湯の出し方がわからない。
 自分の家のとは勝手が違う。というより、これ、一般家庭用じゃないぞ?
 こんなところでも晶の家の裕福さがわかる気がした。

 さんざん苦戦してようやくお湯が出たときはホッとした。
 風呂に湯を張る。
 居間に戻ると晶はすでに戻っていて、エプロンを付けてキッチンに立っていた。
「帰ってたんだ」
 その言葉に晶が笑いかける。
「いつまでお風呂場にいたの? もう少しかかるから、それまでお風呂にでも入ってらっしゃいよ」
「そんな、悪いよ……」
「ここにいたってあなたにできることなんてないわよ?」
「そ、そうだね……」
 勧められるまま、僕は風呂に入った。
 手足を伸ばしたまま入れる広さ。うちとは大違いだ……。
 ゆったりとした気分で入浴を終えて居間に戻ると、ちょうど料理ができたところだった。
326旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:02:19 ID:CUfNG4hz
 出来上がった料理は洋風の炊き込みご飯とアサリを酒蒸しにしたもの、それとサラダだった。
「誰かに食べてもらうの初めてなんだけど……どうかしら?」
 センスよく皿に盛られた料理は素直に食欲をそそる出来だった。
 晶は自信がないって言ったけど、彩りもおかしくないし匂いもちゃんとしてる。
 もっともサラダは和えるだけだから僕でも作れる気はする。
 問題があるとすれば、それは炊き込みご飯だな。
(見た目は普通だよなぁ……)
「ど、どうかしら? 口に合うといいんだけど……」
「じゃあいただくね」
 一口すくって食べる。よく味わってから今度は肉を一口。
 そして舌触りや歯ごたえ、味付けなどを何度も確かめたうえで晶に言う。
「これ……自分で作ったんだよね?」
「そ、そうよ……他に誰もいないでしょ?」
 あまり見たことのない緊張した晶の表情。
 自分の作った料理が僕に受け入れてもらえるのかが不安なんだろう。
 ……そんなに自信ないのか?
「うん、おいしい! 晶って料理上手だったんだ!」
「……え」
「こんなおいしいの食べたことないよ! うん、おいしい、おいしい!」
 そう言ってがっつくように食べる。
「よ、よかったぁ……」
 晶がホッとため息をついたのが聞こえたが、箸が止まらない。ホントにおいしいぞ、これ!
 僕がすごい勢いで食べているのを見て、晶が口をはさんだ。
「ちょ、ちょっと……私の分も残しておいてよね」

 歓談しながらの食事。しかも晶の手料理とあって気持ちも会話も弾む。
「ねぇ……パパのワイン、飲んじゃおっか」
 声をひそめるようにして晶が言う。
「え?」
「実はね、このお料理にワインを隠し味で使ったんだけど、少し余っちゃったのよ」
 僕が4年生まで過ごした青森の幼なじみの実家が酒屋だった。
 今でも付き合いがあり、毎年お中元やお歳暮に大層な品物をもらっている。
 あまりイケる口ではない両親のお相伴に与り、高校生のくせに僕はそこそこ呑めるようになっていた。
 だけど……。
「うん……」
 あいまいな態度でうなずいた僕の言葉を諒承と取ったのか、晶はボトルを取りに行った。

 高級そうなワインを手に、晶が戻ってくる。
「晶はお酒飲むんだ……」
「軽蔑した?」
 沈んだ表情になる。
「いや、そういうわけじゃないけど……ただ言ってみただけ」
「食前酒とか、ちょっとした機会にほんの少しだけなら飲むわ。でも、自分から飲もうと思ったのは今夜が初めて」
 晶のような生活では僕の知らない世界の人たちと触れ合うことも多いんだろう。
 そういうときには自分の意志とは無関係にアルコールを口にせざるを得ない場面もあるのかもしれない。
 だからそれ以上の詮索はやめにした。僕も自宅で飲んでるわけだし。
「どういう心境の変化?」
「……ちょっと、ね」
 言葉を濁し、晶は語ろうとしなかった。

 グラスにほんの少しだけワインがつがれる。
「乾杯」
「乾杯」
 ワインに口をつける。
 芳醇な香りが鼻に抜ける。上物だ。これ、料理に入れるのもったいなくないか?
327旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:02:50 ID:CUfNG4hz
 長い時間をかけ、ゆっくりと語らいながらお酒を飲み、食事を終える。
「洗い物は僕がしておくから、晶もお風呂に入れば?」
 美味しい料理を堪能させてもらったせめてものお礼にと晶に声をかける。
「で、でも……」
「いいから。ね?」
「う、うん」
 背中を押すようにして晶をキッチンから追い出す。
 そうして食器や調理器具を洗っていく。
 食事中にも思ったことだけど、見るからに高そうな什器だった。
 もしも洗剤で手を滑らせたら大変なことになる。傷つけないように慎重に洗う。

 ようやく洗い終えて一息つくと僕はソファに腰を沈めた。
 遠藤家の方針なのか、別荘にはテレビもない。手持ちぶさたで座っている。
 と、そこに晶が戻ってきた。湯上がりの晶からいい匂いがする。
 この家の中に晶と二人っきり。もしも僕がその気になったら、力ずくで晶を奪えるかもしれない。
 ……心に中にどす黒い欲望が広がっていく。
 だけどそんなことをしたら晶を失うことはわかりきっている。
 今の僕にとって、晶は誰よりも大切な人だ。
 一時の欲望で晶を手に入れても、二度と晶に逢うことはできなくなるだろう。
「そ、そろそろ寝ようか……」
 よこしまな思いを押さえ込むと僕は言った。
「そ、そうね……」
 僕のただならない様子を察したのか、晶もぎこちなく返す。

 僕はお客さん用の寝室に通された。そして晶は家族用の寝室だ。
 当たり前のことなのに、がっかりすると同時にほっとした。
 こんな状態がこのまま続いたら、僕は本当に晶を襲ってしまうかもしれない。
「お客様用のパジャマ出しておいたわ」
 そんな僕の心中を知らないかのような屈託のない晶の声。……自己嫌悪。
「あ、ありがとう」
 ついつい笑顔が引きつる。
「それじゃ、おやすみなさい」
「うん、おやすみ」

 一人になる。
 部屋はツインのベッドが配されたゆったりとした広さだった。
 他にはサイドテーブルや机、クローゼットがある。
 両方のベッドを見比べ、僕はシングルを選んだ。セミダブルだと大きすぎるように思ったからだ。
 眠くないけど、他にやることはない。僕はベッドにもぐりこむと強引に眠ろうとした。
328旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:03:27 ID:CUfNG4hz
 気が付くとノックの音がしている。
 いつのまにか眠ってしまっていたようで、時計はすでに日付が変わる頃を指していた。
「晶?」
 こんな時間になんの用だろう?
「入ってもいい?」
 ドアが開き、顔をのぞかせた晶がためらいがちに聞いてくる。
「あ、ああ……どうぞ」
 男性用なのか、大きめのパジャマを着た晶が部屋に入ってきた。
 入り口の壁際のスイッチにはさわらなかった。部屋は月の明かりが差し込むだけでほの暗い。
「いつもはパパとママと一緒だから、広い寝室に一人だと寂しくって」
 そんなことを言いながら晶はもうひとつのベッドに腰を下ろして言った。
「どうしたの?」
「あのね……ホントは、わざとなの」
 部屋の暗さに加え、うつむきがちの晶から表情は読み取れない。
「何が?」
「船がなくなるのわかってて、ずっと海岸にいたの」
「晶?」
 今の状況が把握できない。
 適切な質問もできず、僕はただ晶の話を聞いているだけだ。
「ホントはね……私、思い出が作りたかったの。あなたと二人きりの思い出が」
「どういうこと?」
「時間がないんだ……春にはウィーンに留学することになっちゃったから」
「嘘でしょ?」
 初耳だ。今まで晶はそんなことおくびにも出さなかったぞ。
 戸惑うような僕の視線を受け止めて晶が答える。
「ホントよ……コンクールの優勝者は一年間留学して向こうで音楽の勉強することになってるの」
「………」
 頭が混乱して言葉が出てこない。
「だから……だからあなたとの忘れられない思い出を作りたかったのよ」
「どうして僕を? 晶、ボーイフレンドがたくさんいるって言ってたよ?」
 晶は僕を選んでくれた?
「あなたがいいの。ううん、あなたでなくちゃダメなの……だって、あなたが好きだから」
「!」
 ずっと長い間、僕は晶にとってただのボーイフレンドに過ぎないと思っていた。
 でもそれは杞憂だった。
 僕を好きって言ってくれた。晶が僕を……。
「私のこと……好き?」
 不安げな声の調子。
「ずっと、ずっと好きだった。でも晶は僕のことをボーイフレンドの一人としてしか見てないと思ってた」
「ううん、私もあなたのことが……中学生のときから好きだった」
「晶……」
 立ち上がり、名前を呼びながら肩にそっと手をかける。
びくっ!
 小さく震える。
「はしたない女の子だって思った?」
「そんなことない。僕、とってもうれしいよ」
「初めてなんだからね……」
 そこで初めて晶が顔を上げた。夜目にもわかるほど顔が赤い。
 見つめあう。
 わずかにうなずくと晶の瞳がそっと閉じられた。
「晶……」
 唇が合わさった。
329旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:04:13 ID:CUfNG4hz
 唇に柔らかく、温かい感触が伝わる。頬に晶の吐息が当たる。
 少し強く押しつける。
「ん……」
 小さな声が洩れたけど、晶は拒まない。
 それどころか、晶の腕が僕の背中に回されてきた。
 僕にとっても初めての経験だ。頭の芯がしびれるような気がする。何も考えられなくなっていく……。
 唇を離すと僕は晶を左手でかき抱いた。頬が触れあう。
 そして右手をパジャマの上から晶の胸に伸ばした。
「ん!」
 かすかに身じろぎしながら、それでも晶は抵抗しない。
 指がふくらみに触れる。続けて手のひらで包み込むように押し当てる。
 晶の心臓の鼓動が手のひらを通して感じられる。
 手のひらのくぼみにコリコリしたものが当たっている。乳首?
 ゆっくりとした円運動をさせると、僕の手の中でその突起が転がされた。
「んんっ、ん…ぅん……」
 小さく鼻を鳴らすようにして晶がすすり泣く。
 もう一度キスをする。
 そうしながらわずかに唇を開き、伸ばした舌で晶の唇をなぞるように動かした。
 何度かそれをくり返すと、固く閉じられていた唇がほんの少しだけ力をゆるめたのがわかった。
 そこをこじ開けるように舌を挿し入れる。
 わずかに舌先が触れあう。
 と、晶はビクッと体をこわばらせた。舌も引っ込んでしまう。
「晶?」
 唇を離し、晶を覗きこむようにして声をかける。
「ごめんなさい。初めてだから、びっくりしちゃって……」
「僕こそごめん。僕も初めてで、どうしていいかわからないんだ……」
「あなたも、初めてなんだ……」
 緊張で引きつった顔をわずかにゆるませ、晶は言った。

 また唇を合わせる。
 今度はさっきよりも丁寧に晶に接する。慈しむように、いとおしむように……。
 舌先が触れ合い、絡む。まるで別の生き物のように僕たちの舌が動きまわる。
 それが僕を興奮させた。
 音を立てて唾液をすすり、飲み込む。獣のように晶を求める。
 それに応えるかのように晶も僕に強くすがりつき、舌を這いまわらせる。
 おろそかになっていた手の動きも再開させる。
 布地の上から少し強くもむ。
 服の上からさわっていることにもどかしさを覚えた僕はパジャマのボタンをはずした。
 合わせ目から手を中に滑り込ませると直接晶の胸に触れた。
 ブラジャーはしていなかった。
「んんっ!」
 唇をふさがれた晶が声にならない声を上げる。
 それが僕の獣性を増した。
 全神経を指先に集中して晶の胸をなぶった。
 中心部にわずかに芯を残し、柔らかいのに張りのある乳房をまさぐりつづける。
 まるであつらえたかのように僕の手のひらにそぐう乳房を玩弄する。
「ふぅ、んむ……んんっ! んっ」
 艶を帯びた声音で晶が悶える。僕が晶を感じさせている!
 親指と人差し指で先端の突起をはさみ、ゆっくりとすり合わせるようにこする。
 指の腹で転がすようにして刺激し、静かに押し込むようにして圧を加える。
 下から捧げ持つようにふくらみ全体を押し上げ、指を立ててじわじわと振るわせる。
 乳首が固くしこっていく。尖った乳首に、僕はさらに執拗に愛撫を与えた。
 それらの攻めに晶はのどの奥で小さくあえぎつづけた。
 舌はとうに動きを止め、僕のなすがままになっている。
330旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:04:46 ID:CUfNG4hz
 トランクスの中で僕は痛いほど勃起していた。それを晶の下腹部に押しつける。
 そのたびにそこから快感が立ちのぼる。
 もっと晶を知りたい。晶の全部が見たい!
 次の段階に進もうと、僕は体重を預けるようにして晶をベッドに横たえた。

 胸にあてがっていた手をお腹に沿って下にすべらせる。
 パジャマのズボンのゴムを通過したとき、指先が薄い布を感知した。……ショーツだ。
 恥丘のふくらみの上に指が到達すると、僕の興奮も限界近くまであおられた。
 鼓動が早くなり、息が苦しくなる。
 鼻だけで呼吸するのが困難になった僕は晶から唇を離した。……唇に銀の糸がかかる。
「そ、そこは……」
 絶え絶えの息で晶が何かを言いかける。
 暗がりの中でもはっきりわかるほど頬が紅潮している。恥ずかしいのか?
 僕はショーツの中に手をもぐりこませた。恥毛のシャリシャリした手触りが感じられた。
 そのまま指を下に進ませようとしたけど、晶の太ももが閉じられていて指が止められる。
「晶、足開いて……」
 耳元でささやく、
「っ!」
 息を飲むような音が聞こえ、晶の太ももの力がわずかにゆるめられた。
 そこに指が侵入する。

 熱く、ヌルヌルした液体が指先にまとわりついた。
 それをまぶし、狭い溝の中で指を前後させる。
 なんの抵抗もなく指が晶の恥ずかしい部分を動きまわる。
 しばらくそうして探っていると、コリッとした部分が指に当たった。……クリトリスか?
「ひゃうっ!」
 指がソレに触れると晶は甘い声で鳴いた。
 もう一度、さっき以上に優しくその部分に触れる。
「あぁう!」
 細いのどを反らして晶がうめく。……ここだ。
 その部分を中心に僕は何度も晶を攻め立てた。
「あぁン! あっ……ん、ぅ」
 そのたびに晶はいやらしい声を上げて身を震わせる。
 だけど、ズボンをはかせたままでは手の動きが制限される。それに晶の女性器も見えない。
「晶、脱がせるね」
 そう声をかけ、ズボンのウエストに手をかけるとゆっくりとずり下ろす。
 足先から抜くと、今度はショーツに手をかけた。
「っ!」
 息を飲む声に晶に目を向けると、下唇を噛み、目元まで朱に染めて晶が羞恥に耐えている。
「晶?」
「へ、平気よ」
 気丈に晶が答える。
「うん」
 長引かせると晶を恥ずかしがらせるだけだ。そう思い、一息にショーツをずり下げた。

 我慢できそうもない。
 僕もパジャマのズボンを下着ごと脱いだ。
 そうして晶の足の間に身を移す。
「入れるよ」
「う、うん……」
 胸を合わせ、晶を抱きしめる。
 そうしながら腰の位置を合わせ、怒張を挿入しようとする。
 ……入らない。
 濡れたひだの感触がするのに、どこに入れたらいいのかがわからない。
 そうこうするうち射精感がこみ上げてくる。このままでは暴発してしまうかもしれない。
 その時、晶の指が僕のモノを握った。そして適切な位置に誘導してくれる。
 思っていたよりも下だった。ここが晶の場所……。
「いいわよ、来て」
 晶の言葉に、僕は腰を突き出した。
331旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:05:27 ID:CUfNG4hz
「い、痛っ!」
 処女の本能なのか、僕から逃げるように晶の体がずり上がる。
「晶、ごめん……止まらない」
 そんな姿を目にしながら、性の衝動は僕を止めようとしない。
 肩を押さえつけ、これ以上動かないようにすると僕はえぐるようにして晶の中に入っていった。
 ……そうして僕たちはひとつになった。

 晶の中はきつく、僕は動けずにいた。
 僕が動かないことで、晶にもそれ以上の痛みは与えていないようだ。
 ただ入れただけなのに絶頂が近づいてくる。早いほうが晶も苦しがらなくて済むかもしれない。
 シーツを握りしめる晶の手の上に僕の手を重ねる。
「うん……」
 安心したように晶がうなずいた。
 そして僕たちの手が握りあわされる。
「晶……」
 最愛の人と結ばれた感動が僕の心に満ちあふれていく。
 そしてそれは性の興奮につながっていく。……射精感が押し寄せてくる。
「晶の中……とっても気持ちいい……」
「は、恥ずかしいじゃない……」
 頬を染めて晶が横を向いた。
「ごめん、我慢できない……イク」
「え?」
 一瞬、きょとん、とした顔をした晶は次の瞬間意味を察したようで
「今日、大丈夫だから……そのまま……いいわよ」
 僕を見て微笑み、背中に腕を回して力を込めた。
「晶……晶……」
「うん」
 本当に幸せそうな笑顔で晶がうなずく。
 ダメだ、イク……。
「あき……うっっ!」
 腰の奥で何かが爆発したような衝撃が僕を襲った。
びゅるっ! びゅびゅっ! びゅくっ! どびゅっ!………
 オナニーなんかとは比べ物にならない桁外れの快感に包まれ、僕は射精した。
びゅっ! どぴゅっ! びゅっ!………
 粘度の高い精液が晶の膣に射ち出されていく。
「あぁっ! あ……」
 熱い精液を一番奥で受け止め、晶があえぐ。
どぴゅっ! どびゅっ! ずびゅっ!………
 陰嚢の奥で作られている最後の一滴まで出し尽くすような大量の射精が続く。
「晶っ、晶……」
 うわごとのように名前を呼びながらすべてを解き放ち、僕はようやく長い射精を終えた……。
332旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:06:02 ID:CUfNG4hz
 晶の中でやわらかくなったまま僕たちは抱き合っていた。
「ねぇ、どうして私が優勝できたかわかる?」
 ささやくように晶が問いかける。
「技術が向上した……ってわけじゃないよね。晶の演奏技術ってもう完成されてるし」
 僕に音楽的なことはわからないけど、たしかにこの間のコンクールでの演奏はすばらしかった。
 音楽に知識のない僕でもその良さが実感できたほどだ。
 だから専門家や、詳しい人だったらいい評価をするのは当たり前かもしれない。
「答えは簡単! ある人のことを考えて演奏したからよ」
「ある人?」
 誰だろう? 晶の知人を全部知っているわけじゃない。なんとなく嫉妬する。
「音楽で人を感動させるにはね、演奏者には心から聞かせたいって思える相手が必要なの」
「うん」
 なんとなくわかる。料理だって誰かに食べてもらいたいと思うから上手く作れるんだろうし。
「今までの私はそんなこと考えてもみなかった。それに聞かせたいって思うような相手もいなかったしね」
「……そうなんだ」
 まわりを見るゆとりを晶は持てるようになった。だから優勝したんだろう。
「でも、よーく考えたら私にもいたの。聞かせたいって思える人が。だから勝てたのよ」
「ねぇ晶、それって誰? 僕の知ってる人?」
 どうしても気になる。そう思って僕は晶に聞いた。
「ほんっとに鈍いわねぇ。あなたよ、あ・な・た」
「僕?」
「だから言ったでしょ? あなたが好きだって」
 そう言うと晶は頬を赤らめた。
「あ、ありがとう……僕も晶のこと、大好きだよ」
「でも、春から逢えなくなっちゃうのよね……」
 さびしそうな口調。僕だって、せっかく晶との絆が強まったのにしばらく逢えなくなるなんてつらい。
「ウィーンって遠いんだよね……」
「あ〜あ、こんな気持ちになるんだったら優勝なんかしないほうがよかったなぁ……」
 僕の腕に抱かれたまま晶がぽつりと言う。
「ダメだよそんなこと言っちゃ。これは晶にとってとっても大切な勉強の機会なんだから」
「でも……」
 何かを言いかけた晶をさえぎって僕は言った。
「待ってる。晶が戻ってくるまで、僕ずっと待ってるよ」
「ホント? 他の女の子を好きにならないで、私だけをずっと見ててくれる?」
「もちろん! 僕には晶以上の女の子なんていないよ!」
 強く言い切った僕に、晶は瞳を潤ませると
「好き……大好き」
 そのまましがみついてきた。

            おわり
333旧69 ◆49EtSB976. :2005/12/26(月) 18:07:14 ID:CUfNG4hz
元ネタを含むCDの全トラックを上げておきましたので、お持ちでない方はどうぞ。
ttp://vipquality.moe.hm/uploader/file/oLr_1435.zip.html

パスは晶の誕生日を半角4桁で


それでは皆さま、よいお年を。
334名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 22:50:39 ID:eYmtSw2i
解凍のパスは?
335名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 23:42:24 ID:an1HY2t7
>>333
クリスマスプレゼントありがとう。
来年もいいSSを書いてくださいね。
336名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 02:08:32 ID:C5EbhgaV
>>333
アリガトン
>>334
書いてありますよ
337名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 03:58:21 ID:mzrll/Nk
SSゴチです。

でも、俺もパスわかんね。
DLパスとは別だよね?
338名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 16:59:41 ID:v3QncCMz
たかがSS書きが何様のつもりだ?誰でも落とせるようにしろや、クソが!

ファイルうp以外、お前に価値はないんだよ!!!
339名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 20:05:28 ID:dywaMhAU
…と池沼様が仰っております。
340名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 21:33:26 ID:0wjJfxqf
69様晶SS書いてもらえてもの凄く嬉しいです!
シチュエーションもエロもとても良かったです。
341名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 22:28:05 ID:v3QncCMz
自演乙。いいから蓮教えろよ!
342名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 23:23:52 ID:oZq/qiHK
誕生日なんて検索すればいくらでも出るだろうに・・・。
343名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 23:51:06 ID:Nqhl1ueO
>>342
DLパスと解凍パスとが違うようです(´・ω・`)

解凍できなかったので捨てました(`・ω・´)
 
旧69たん、SSだけでいいから・・・(´;ω;`)
344名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 23:57:57 ID:vLNyis81
解凍ソフトによるのかもしれない。
345名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 00:21:36 ID:6qklVNXZ
NOAHとwinRARでは解凍できないんです(´・ω・`)
346名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 00:43:37 ID:uqr8k3a5
俺も解凍できんかったので捨てた(´・ω・`)

LHAPLUSでは無理でしたとさ。
まだごみ箱には残ってるが・・・。
347名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 01:16:56 ID:j453hif8
マジレスするとダウンロードパスと解凍パスは違う。
でもどちらも旧69氏が答えを書いてる。

解凍できない人は333レス目をよく見るんだ。
348名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 01:58:15 ID:bBYv0asu
>347
解凍できた感謝。
69氏、晶の艶っぽさに興奮したです。ぜひまた書いて。
349名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 02:16:46 ID:6qklVNXZ
>>347
なにその一時流行ったひっかけパス
350名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 04:04:56 ID:b29dM589
マジでわかんねーや
351名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 00:40:22 ID:fm1Gyn9n
352名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 09:06:10 ID:PJkZPWTH
>>350
落としてないから良く判らないがこういうときは
>パスは晶の誕生日を半角4桁で
のパスは以降の文章コピペとかじゃねーの
353名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 01:49:38 ID:zVDfn50G
除夜の鐘に合わせて若菜を108回突きます。
でも名器なのでそこまで持つか分かりません。
354名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 17:58:25 ID:bKozAe6g
>>353
膣痙攣起してマ○コから抜けなくなるぞwwwww
新年から救急車呼ぶハメになるぞ(某ワイドショー番組より)
355名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 00:05:47 ID:T17Ngeya
謹賀新年。
今年もよろしく。
http://v.isp.2ch.net/up/6759316907b1.jpg
356名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 18:26:48 ID:T17Ngeya
HD掘ってたら出てきたのでこれも。
新年明けましておめでとうございます。
http://up.isp.2ch.net/up/2a4673c6fa7b.mp3

http://v.isp.2ch.net/up/91005f633aab.jpg
357名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 15:37:33 ID:biD7gS9o
今年のカキ初めは晶でした
ドピュ
358名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 19:17:32 ID:bbO/4I3b
SS書いてみようと思うけど>>101-118辺りの話題を見るとエロだけじゃダメなのかな?
「そのキャラらしさ」や「エロに至る必然性」が難しくて物語が作れない。
絵だったら顔さえ似てればいいから楽なんだけどなぁ。
359名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 19:33:06 ID:FMj5ElF4
長距離恋愛の不安、他の女への嫉妬、違う男を意識してしまう己、コンプレックス、幼さからの脱却、etc・・・
こんなのを組み合わせて、複数の伏線を張ったプロットを作ってから(どうせ書いてると他の妄想が湧いてくる
から適当に)、起承転結を意識して文章にしませう。
がんがれ
360名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 20:41:26 ID:VmtaVc/k
>358
別に好きな作品の好きなキャラで、エロけりゃ私はオッケーだけどな。
原作に忠実でないと、嫌だっつー人は多いけどね。
361名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 22:25:30 ID:uzeBh5/f
俺も割とオッケー。
キャラらしさがあれば尚良しだが。
362名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 00:01:06 ID:VRN4Ijpx
つかエロけりゃOK!って・・・。

キャラ破壊したSSなんて面白くもなんともないと思うんだが。
363名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 12:06:43 ID:zfQZFoJJ
キャラ破壊SSじゃなくてキャラが無色透明なSSの話なんじゃないの?
364名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 14:41:38 ID:KwqXbyBz
りゅんとかタカビーとか大和撫子みたいな際立った個性はともかく、
そうじゃないキャラは描き分けが難しいんじゃないかな?

そもそも原作が非エロのせいで、愛撫したらどう反応するかなんて
誰も知らないわけだし。
それでも「このキャラならこう言いそう、反応しそう」ってのはあるから、
そこから大きく外れると違和感が強くなると思う。
それにしたってキャラの見方は人それぞれだし、難しいよね。

たとえば、ほのかは男、ひいては性そのものへの嫌悪みたいなものがあって
オナニーもしたことないって俺は思うけど、そう思わない人もいるだろうしね。
365名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 23:28:58 ID:hOcoSZHu
とりあえず、俺は一人称が間違ってなくて性格がそれっぽければおkかなぁ
それすら出来てない同姓同名の別人みたいのは勘弁だが
366名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 19:41:16 ID:f7nKBbz8
>>358
一例として。
晶って、本人が意識してるかどうかはともかく、時にすごく大胆な発言をしますよね。
「一緒に住んじゃおうか?」「あなたは特別」「キスしてみない?」等々……。
それで男が本気になりかけると、「私、そんな気ないからね」とかわす。
ですがセンチって最初から主人公に好意をもっているのがデフォなので、
晶の目をまっすぐ見つめながら「僕のこと、キライ?」と聞くと、
言葉はなくても「好き」という意思表示がきっとあるはずです。
そこからならエロに突入しても決して不自然ではないと思いますが、どうでしょう?
また、序盤はラブラブ和姦と読者に思わせ、あしらわれたorからかわれた男が逆上して襲う、
という展開に持っていくこともできると思います。

それよりむしろ、キャラが誰でも「どうやって二人きりになるか」が難しいですよね。
和姦にせよ強姦にせよ、あまり人目がある場所だと行為そのものが制限されますから。

「らしさ」は口調を再現することでかなり出せると思います。
あとは性格やプロフィールを把握しておけば、それほど破綻はしないと思います。

エロがないと叱られるかもしれませんが、エロだけで叩かれることはないはずですよw
投下、楽しみにお待ちしています。
367保守コピペ:2006/01/11(水) 06:17:09 ID:Kym4sDu/
『熱帯夜』




夏穂:「あっ、ううん・・・・・あん・・・」

夏穂:「・・・はっ、うん・・・・」

夏穂:「あっ、ああ・・・」


 寝室には小さな豆電球だけが灯り、壁に二つの影が揺らめいている。


夏穂:「・・・んっ」

瑞希:「・・・・・・・・・・・」


 部屋内が独特の雰囲気に包まれ、あたかも世界中で唯一の存在とも思えるような空間が作られる。

 押し潰されて吐き出される吐息の合間に甲高い声が響く。
そして、声のピッチが徐々に早まる。


夏穂:「・・・・・うっ・・・ううっん!」

夏穂:「・・・・うっぐっ・・・・っっぁ」

夏穂:「あっ・・・・・あん・・・・・・」

夏穂:「・・・・あ〜〜っ・・・・・」

夏穂:「・・・・・・・」

夏穂:「あつい〜〜!!」

夏穂:「もうダメ・・・・暑すぎ・・・・・」

瑞希:「・・・おっ、俺も・・・・・・限界・・・」


 息を荒らげて、二人はベットの上に仰向けに転がった。


夏穂:「・・・・だから、ちゃんとクーラーいれようって言ったやん」

瑞希:「ああ、まったくだ・・・」

夏穂:「瑞希が暑い方が燃えるって、言うから・・・・でも、失敗や」

瑞希:「ああ・・・・・反省してる」

瑞希:「暑いと燃える前に意識が遠くなることがわかったよ・・・」

夏穂:「・・・・・あほや」
368保守コピペ:2006/01/11(水) 06:17:42 ID:Kym4sDu/
 夏穂はエアコンのリモコンを取り、スイッチを入れた。
ブ〜ンとモーターが回り、排気口から冷たい風が噴き出し、部屋の空気が入れ替わる。


夏穂:「ひゃ〜、すずしぃ〜〜」

瑞希:「・・・・・生きかえるぅ〜」


 夏穂は座った体勢から、後ろに手をつき身体をそり返らせて、身体を冷やし、瑞希は倒れこんだまま、うつ伏せの状態で体温の下がるのを待った。

 二人はそのまま、エアコンから噴き出される冷たい空気を堪能した。
・・・・・・五分。
・・・・・・十分と。


夏穂:「・・・・・・・・」

瑞希:「・・・・・・・・」

夏穂:「・・・・・・・・」

瑞希:「・・・・・・・・よし」

夏穂:「・・・・・?」

瑞希:「夏穂、続きをやるぞ!」

夏穂:「?!」

夏穂:「え〜、もういいやん! なんか気抜けちゃったよ・・・」

瑞希:「ダメです! なぜなら今日は月に一度の生の日DAYなので、そう簡単にはやめられません!!」

夏穂:「・・・・・あほや」

夏穂:「なんで、そんなに生にこだわるんや?」

瑞希:「それは、気持ちいいから!!」

夏穂:「・・・・・・」

瑞希:「生は男のロマンだ!! ゴム付きじゃあ、膣のひだひだは絶対に味わえないんだよ!!」

夏穂:「・・・・・・」(唖然)

瑞希:「・・・と言う事で夏穂ちゃん、ヤります!!」


 瑞希は勢いよく、夏穂の上に覆い被さった。


夏穂:「あっ〜〜〜!! わっ、うぅ・・・・・っ」
369保守コピペ:2006/01/11(水) 06:18:15 ID:Kym4sDu/
夏穂:「んっ!!・・・・・っぷはぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」


 喘ぎ声を押さえこむように口に詰められた手には、舌から糸を引くように唾液がつき、光っていた。
瑞希はその手を口から離し、押さえこむと夏穂の開かれた唇に自分の唇を合わせ、舌をもぐりこませる。


夏穂:「んっぷぅ・・・」


 舌と舌が絡み合い、お互い他では感じられない感触にさらに興奮を増長させる。

 夏穂の両手は瑞希の背中に添えられ、瑞希は左手をベットに落とし、右手は夏穂の横髪に添えられていた。
瑞希は唇を離すと手をゆっくり動かし、耳たぶを軽く2回摘まむとその後、前髪の垂れ落ちている額にあてた。


夏穂:「・・・・・ふぅ」

瑞希:「・・・・・・・・・・」

夏穂:「・・・・まあ、しょうがないな〜」

瑞希:「・・・・・・・・・・」

夏穂:「・・・・・・また、うちの負けや」

瑞希:「・・・・・我慢してくれ、こればっかりは男はどうしようもならん」

夏穂:「・・・・・・・・ふぅ〜、ほんまかいな?

夏穂:「瑞希だけ、ちゃうん?」(やれやれ)

瑞希:「違う!!・・・・・・と思う・・・・・・・多分・・・・・」

瑞希:「細かい事は気にするにゃ〜〜、いくぞ!!」

夏穂:「あ〜〜、なんか嘘っぽい言葉が・・・・・ひゃっ!」

夏穂:「あっ・・・・・あぅ・・・・・ぅぅん・・・・」


 瑞希の生マグマは夏穂の肉壁を十分に感じながら、奥へと吸いこまれて、そして、吐き出される。
夏穂の身体の日の光によって、焼けた部分、手や足を除いた白い肌の部分が淡いピンク色に染まり、喘ぎ声も徐々に切なさを帯びていく。


夏穂:「あ〜〜ぅ! いっ・・・・あっ・・・・」


 硬直したマグマがズブズブと秘孔の中を出たり、入ったりを繰り返す。
マグマが一番奥まで入ると夏穂の白い顎がのけぞり、頭はガクガクと揺れ、ほどかれた髪は半分顔にかかった。
瑞希はやさしくそれを梳いてやり、さらにグラインドを繰り返す。
370保守コピペ:2006/01/11(水) 06:19:25 ID:Kym4sDu/
夏穂:「あうぅ・・・・うぐっ・・・」


 ビクンッ、ビクンッと小刻みに身体が震えだし、夏穂は切なげに腰をくねらす。


夏穂:「はぁ・・・・ひゃっ・・・・・ふぁっ・・・ん・・・」

夏穂:「・・・・あぅ・・・・あっ」


 快感が頭の芯まで衝きあげ、秘孔の奥では、激しい伸縮運動が繰り返される。


夏穂:「ふぁ・・・・はぅ・・・・・はぁん・・・・んっ・・・・・んんっ!」


 キラキラと濡れ輝く、マグマを瑞希がズンっと奥まで埋め込むと白濁液が膣内一杯に広がり、夏穂もその衝撃により、甲高い声を残し・・・・・・・・果てた。





--------------------------------------------------------------------------------



夏穂:「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」


 夏穂は乱れた息を整え、ゆっくりと身体を起こす。


夏穂:「・・・・・・?!」


 すると、目の前にはティッシュペーパーの箱を持った瑞希が・・・・・・・・笑っていた。


夏穂:「いっ、いやぁーーーーー!! 絶対にいややぁ!!」


 夏穂は逃げようと身体を反転させ、ベットから離れようとしたが・・・・・・次の瞬間、足首を瑞希にがっちり捕まれてしまった。


瑞希:「夏穂・・・・・・やっぱり、膣に出した後は"ふきふき"しないとな〜〜!」


 瑞希はずるずると夏穂の足首を手繰り寄せ、自分のそばまで引き寄せると股の間に体を潜り込ませた。


夏穂:「やっ、やめ・・・・・・瑞希・・・・・やんっ」

瑞希:「ダメです!! 以上!」

夏穂:「はぅ〜〜〜〜〜!!!」



fin
371名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 07:41:07 ID:qhQjGtGm
エロだけって味気ないというか、感情移入できないね。少なくとも俺は。
夏穂らしさも関西弁だけって感じだし。

>360、>361、>365はこういうのはOKなのか?
372名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 10:25:18 ID:BBqNrwP0
GJ
373360:2006/01/12(木) 10:43:30 ID:8LXcfpX2
>371
この程度のモノでは不満足。
もっとディープなモノじゃないとな。
374旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:14:47 ID:p0gblns9
妙子のSSです。>>356のドラマが元ネタです。
ところでこのドラマの出典ってなんですか?
375旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:15:31 ID:p0gblns9
「それじゃあ、初詣に行ってくるね」
 お父さんとお母さんに声をかける。純はテレビを見ながらコタツでみかんを食べている。
「着物なんだから気をつけなさいね」
 そう返すお母さんはろれつが回っていない
「もぅ〜お母さぁん! あんまり飲みすぎちゃダメだよ。……はぁ、お父さん、お母さんをお願いね」

「しょうがないなぁ……毎年お正月はこうなんだから」
 近所の神社に向かいながら一人ごちる。
 昨日までの雪は上がっていたけど、慣れない着物で裾さばきが難しい。
 汚さないように気をつけて歩かなくちゃ。
「いつも家族全員で初詣に行こうって言ってるのに、必ずお母さんが朝から酔いつぶれちゃうんだもんねぇ」
 ゆっくりできるせっかくのお正月なんだもん。仕方ないかな?
 純は純で初詣よりもお正月向けのテレビ番組に関心があるみたいで、誘っても来やしない。
 だから私は一人だったの。
「結局今年も一人か……うふふっ、でも、今年はそれもいっかな?」
 ……なんとなく頬がゆるむ。
「ホントは一人きりで神様にお願いしたいこともあるしね。あ〜あ、でも今ごろあいつ、どうしてるかな?」
 大好きな『あいつ』の顔を思い浮かべた。
 4年生まで一緒に暮らしたあいつとは高校3年になって再会した。それは私が手紙を出したから。
 それから友達づきあいは復活したけど、私の気持ちはまだ伝えていないのよねぇ。
 それに、あいつが私のことをどう思ってるのか、それもわからないし。
 知りたいけど、もしもただの幼なじみとしか見ていなかったら……。
 ううん、そんなことは考えちゃダメ!
 不吉な思いを振り払うように首を振った。
 でも、ホントにあいつ、今ごろどうしてるかなぁ?
 お正月だからあいつもくつろいでるだろうなぁ。その姿を想像する。
 と、お酒を飲んで楽しそうに笑っているお母さんを思い出しちゃった。
「まさか、うちのお母さんみたいに酔いつぶれてたりして」
 あいつがお酒を飲んでいる姿は見たことがない。第一、私たちはまだ高校生なのよ。
「もしそうだったら許さないぞ! お酒は二十歳になってから。私たちまだ未成年なんだから」
 一人で憤慨したあと、いくら怒ってもその相手がいないことに気がついて急に寂しさが増した。
「あ〜あ、お正月くらい帰ってきてくれてもいいのに。私の晴れ着姿、見てほしいなぁ」

 子供の頃から親しんだ地元の小さなお社は、お正月の参拝客でそれなりの賑わいがあった。
 神聖な場所ということもあって、気持ちが引き締まるのを感じるな。
「えぇとぉ……まずは、安達酒店を代表して、商売繁盛をお願いしてっと」
 お賽銭を入れて鈴緒を引く。それから柏手を打つ。
パンパン
 凛とした空気の中、柏手の音が響いた。
「よぉし、次は個人的なお願い……思い切って、お賽銭も奮発しちゃおっと」
 さっきよりも真剣にお願いをする。
(神様、今年こそどうかあいつに自分の素直な気持ちを伝えられますように。あいつが私を幼なじみじゃなく、女の子として見てくれますように。できるだけ早く、あいつが私に会いに来てくれますように)
 たっぷり時間をかけてお願いをした。かなうといいな……。
「これでよし! うふふ、いっぱいお願いしちゃった。ちょっと、欲張り……だったかな?」
 気がついたら後ろに人が並んでる。それも気付かないでずっと拝んでた。
 私、何やってるんだろ……。
「さ、それじゃ帰ろうかな? 戻って年賀状見なくちゃね」
376旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:18:20 ID:p0gblns9
「妙子」
「あ、は、はい」
 誰かに声をかけられ、私はその人のほうを振り向いた。
「あぁっ! う、うそ。いつ青森に来たの?」
 目の前に、ずっと会いたかったあいつが立っていた……。
 信じられないという思いからなのか、顔がこわばるのを意識する。
「お正月から迷惑だった?」
 あいつの表情がちょっとだけ曇る。私が笑顔を見せないから?
「ううん! そんなことない! もちろんあなたなら大歓迎だよ。せっかくだからうちに寄ってっておせち食べてって」
 両手を顔の前で振って打ち消した。
 そして駆け寄って腕をつかむ。あいつの姿が夢や幻じゃないことを確かめるように。
「今年は栗きんとん私が作ったんだから。ね、行こう行こう? お母さんもきっと喜ぶよ。あっ!」
「?」
 きょとん、とした顔であいつが私の顔を見た。
 あわてて付け足す。
「う、あ、も、もしかしたら必要以上に明るいかもしれないけど、あんまり気にしないでね」
「あははは、そういうことか。……ねぇ妙子、晴れ着姿が……きれいだね」
 ひとしきり笑ったあいつは、まじめな顔になってそう言ってくれた。
「え? 本当? よかったぁ。思い切って着た甲斐があったなぁ」
 褒められたこともそうだけど、願いが通じたことのほうが私はうれしかったな。
(やだ、いきなり願いがかなっちゃった。神様、ありがとう。うふふ、今年はなんだか縁起がよさそう。もしかしたら、他の願いも、かなうかもね)

 あいつを家に連れて帰ると、親戚が年始の挨拶がてら遊びにきていた。
 私の親戚なんだけど、あいつとも面識があってすっかりなじんで話が弾んでいる。
 でもそれからが大変。
 最初のうちはおせちを食べたりお互いの近況を話したりしていたのに、私が着替えている隙に飲み会が始まってるんだもん。
 『もう18歳なんだからお酒だって大丈夫』。
 そういう屁理屈をこねて、酔って気が大きくなったお母さんがあいつにお酒を勧める。
 普段はできない『大人の男同士の話』ができて喜ぶお父さんもお酒をついでいる。
 お酒なんか飲んだことがないと言ったはずのあいつも嬉々としてそれに応じている。
 もうっ! 高校生はお酒なんか飲んだらダメなんだぞっ!

 いつの間にか時間は過ぎ、夕方になった。
 元々お酒を飲み慣れていなかったあいつは早々につぶれ、小さく寝息を立てている。
「妙子、何かかけるもの持ってきてあげなさい」
 お父さんが言うと、お母さんが
「それより布団敷いてあげれば? 結構飲んだみたいだから、このまま寝かせてあげたほうがいいわ」
 すっかり陽気になって応える。
「もうっ! 誰が飲ませたの? お父さんとお母さんでしょ!」

 布団を敷くために2階に上がる。
 おじさんやおばさんには客間で寝てもらうから、あいつは純の部屋ね。
 そう思って純の部屋に行くと、年下のいとこたちと遊んでいた。
「お姉ちゃん何?」
「ううん、なんでもないの。純はこの子たちと遊んであげてて」
 仕方がない。あとで移ってもらうとして、私の部屋に寝かせよう。
 ちょっとの間だもん。いいよね?

 布団を敷く。
 でもお客さん用のではなく、私の。だってこの部屋にはそれしかないから。
 延べ終わると居間に戻った。
 そうしてあいつに肩を貸しながら階段を上る。
「お酒くさ〜い」
「ご、ごめんね妙子……」
「しゃべらないでよ、くさいんだから……」
 文句を言いながらも、あいつに触れていられるのがうれしかったな……。
377旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:21:36 ID:p0gblns9
 あいつを寝かせるとしばらく寝顔を眺める。
 ……こんなにまじまじと見たのは初めてかもしれないな。
 いつもは恥ずかしくてできないことだけど、あいつが寝ている今はそれができるもんね。

 居間に戻る。
 宴会はまだ続いていた。
 ようやくお開きになったのは何時間もしてから。
 それだって飲めなくなった人から脱落していって、最後の一人になったから終わったようなもの。
 みんながもうちょっとお酒が強かったら、きっと朝まで続いていただろうな。
 給仕の仕事が終わって、私もやっと寝ることができる。
 ……あっ、あいつ、ずっと私の部屋で寝たままだ。
 両親は自分たちの部屋で、おじさんやおばさんは客間で寝ている。
 純の部屋を覗くと、いとこたちと仲良く眠っている。
 あいつが私の部屋にいること、誰も気にしないの?
 ううん、幼なじみのあいつを誰も疑わないんだ。
 信頼されてるのはいいけど、私たちもう高校生なんだからね!
 でもこれは神様がくれたチャンスなのかもしれない。
 青森と東京。なかなか会えない私たちがゆっくり時間を過ごすことができる貴重な一夜。
 心を決めると、私は自分の部屋に戻った。

 あいつはまだ寝ている。それも私の布団で。
 規則正しく、そして深い寝息は熟睡していることを示している。お酒、抜けたのかな?
 しばらく迷ったけど、私はパジャマに着替えると小さい電気だけ残して同じ布団に入った。
 そのまま背中を向ける。
 心臓が高鳴る。顔が火照る。呼吸が早くなる……。
 大好きな人と同じ布団に寝ていることが私の気持ちを昂ぶらせていく。
「妙子ぉ…う、ん……ムニャムニャ」
 名前を呼ばれた。
 でも寝言みたい。
 それでもうれしかった。私の夢、見てるのかな?
 小さい頃から兄妹みたいにして過ごしてきたあいつを異性として意識したのはいつからだろう?
 静かに寝返りを打ってあいつの背中に向かい合う。
 そしてそっと触れてみる。
(大きい背中……やっぱり男の子なんだ)
 広い背中に額をつけ、小さくつぶやく。
「好き」
 と、あいつの肩がピクンと震えた気がした。
「僕もだよ……」
「えぇっ!」
 思わず大きな声を出しちゃった。
 ……まさか、起きてるの?
 固まってしまった私の前であいつの背中がこちらを向いた。
「妙子のこと、ずっと好きだった」
 今度ははっきりとした声がした。
「う、うそ……」
 恥ずかしくって顔が上げられない。頬が火照る。
「うそじゃない。それとも、妙子がさっき言ってくれたことがうそなの?」
 ぶんぶんと首を横に振る。
 何か言わなきゃいけないのに、言葉が出てこない……。
ぎゅっ
 抱きしめられる。
「妙子……」
 耳元であいつがささやいた。
378旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:22:12 ID:p0gblns9
 体の前面が触れあう。
 胸の前で握った手のひらにあいつの厚い胸が押し付けられる。
 ……それだけじゃない。私の下腹部に固いものが当たる。勃起……してるんだよね?
「妙子ごめん。妙子のこと考えると、その……」
 あいつが言いよどむ。
 『男ってそういう気持ちになっちゃうと精液を出さないと我慢できないんだよ』。
 千草がそんなこと言ってたっけ。千草、哲郎と『経験』したんだよね。
 そのときの話とか、男の子の性のこととか体の仕組みなんかを聞かされたなぁ。
 興味はあるのに、恥ずかしいのと私だって知ってるなんて変な意地が邪魔してよく聞かなかったことを今になって後悔する。
「私と……えっちしたいってこと?」
「!」
 図星みたい。
 でもちっともイヤじゃない。
 私の初めて、あいつにならあげてもいい。ううん、あいつ以外にはあげたくない。
「私のこと、好き?」
「もちろん!」
 即答が返ってきた。
「……いいよ」
「ホントに? ホントにいいの?」
 それでも踏ん切りがつかないみたい。ためらいがちに言葉をつむいでる。
 あいつの目を見た。そして言う。
「初めてなんだからね。痛くしないでよね」
 ……返事の代わりに、力いっぱい抱きしめられた。

 仰向けに横たえられる。
「妙子……」
 頬をなでられる。
 緊張しているのか手が冷たい。でも火照った頬にはそれも気持ちよかった。
「……うん」
 目を閉じて、顔を少しだけ上向けた。
 ……あいつの唇が私の唇に触れた。
 それまでなんとなく不潔な印象を持っていたキス。
 でも、温かくて、柔らかくて、ちっともイヤじゃない。
 それどころか気持ちよささえ感じる。大好きな人とだから?
(!)
 唇に熱くぼってりとしたものが触れる。……あいつの舌だよね?
 私はそっと唇を開いた。そのすき間から口の中に舌が入ってくる。
 舌先が触れあう。
 戸惑ったように一瞬動きを止めた舌は、次の瞬間お互いの口の中で動き回った。
 二人とも慣れてなくて、歯が当たったり、鼻がひしゃげたりしたけど私は満足だった。
 初めての経験。恥ずかしいのに興奮する。頭の芯がしびれるような陶酔感が私の体を支配する。
 快感に溺れる自分が怖くなった私はあいつの背中に腕を回してしがみついちゃった。

 息苦しくなってくる。
 初めてのキスで呼吸の仕方がよく分からない。
 心臓が破裂しそうな勢いで脈打ってるのも理由かもしれなかった。
「ん……」
 そんな私の様子にあいつが気付いたみたいで舌が引っ込む。
 そしてそれを合図にして唇が離れた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 息が弾む。
「はぁはぁはぁ……」
 あいつも大きく息をついている。
 何度か深呼吸するうちに落ち着いてくる。
「僕も初めてなんだ。下手じゃなかった?」
 そんなこと分からない。だって経験もないのに比べられるはずがないもん。
 私はただ無言で首を左右に振った。
379旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:23:15 ID:p0gblns9
「妙子……」
 あいつの手がおそるおそるといった感じで私の胸に伸びてきた。
 パジャマのボタンがはずされ、忍び込んだ手によってそっと触れられる。
ビクンッ!
 初めての刺激に体が跳ねた。
「ブラジャー、しないの?」
 びっくりした調子の声が聞いてくる。
「ね、寝るときはしないのよ……」
「そうなんだ……」
 まじめな顔してうなずいてる。あいつ、本当に知らないんだ。ちょっとうれしかったな。

 手のひら全体を使って丹念にもまれる。
 それほど大きいわけじゃないし、仰向けになってるからよけいに小さくなってるはず。
「ごめんね……」
「えっ? 何が?」
「胸、小さくて……」
 恥ずかしくて小さな声になっちゃう。
「……あ。……いや、女の子の胸さわるの初めてだから、小さいかどうかわかんない……」
 あいつも恥ずかしそうに答える。
「そ、そう……」
「痛くない?」
 心配そうな声。
「それぐらいの力なら平気」
「……うん」
 珍しいのかな? あいつは憑かれたように胸をさわっている。
 手のひらに包み込むようにしたり、指を立ててじわじわと揉んだり、形を確かめるようにさすったり……。

 指先が乳首を弾いた途端、体を電気が流れたような衝撃が走ったの。
「あんっ!」
 甘い声が洩れちゃう。
 それを合図に、あいつは乳首に攻めを集中してきた。
 つまむようにこすったり、指の腹で転がしたり、小さく叩いたりしてして私を攻め立ててくる。
「あぁっ、んっ! あんっ……」
 乳首が固くしこっていくのが分かる。押さえようとしているのに声が出ちゃう。息も乱れる。
じゅん……
 体の中から液体が染み出たのを感じる。……濡れちゃった?
 あいつは私が感じてるのがわかったみたいで、執拗に乳首を攻めてくる。
「ちょ……そ、そんなにしたら、ダメ……」
 一生懸命あらがおうと思ったんだけど、体に力が入らない。
「妙子……」
 こんなときに名前を呼ぶなんてずるい……。
 抵抗が一瞬やんだその隙に、あいつが乳首に吸い付いた。
「ひゃうっ!」
 思わず悲鳴に似た声を上げちゃった。
 その声に驚いたみたいで、あいつがあわてて唇を離した。
「だ、大丈夫?」
「う、うん……いきなりだったからちょっとびっくりしただけ」
「ご、ごめん」
 打ちひしがれたようにあいつがうなだれる。
 なんだかかわいそうになった。そんなに恐縮することでもないのに……。
「あ、謝らなくても平気。……いきなりじゃなきゃびっくりしないから」
「……え?」
「だから……前もって分かってるなら……口でしても平気」
 言ってて顔が熱くなるのがわかる。きっと今、真っ赤になってる。
「じゃあ、もっとしてもいいの?」
 ばか、そんなこと答えられるわけないじゃない。
 黙ってしまった私の態度を同意と受け取ったみたいで、あいつが乳房に顔を寄せてきた。
380旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:23:51 ID:p0gblns9
 ちゅっ、と音を立てて乳首が口に含まれる。
 舌の先で回すようにして転がされる。唇ではさんでしごかれる。軽く歯が立てられる。
 パジャマの前をはだけられ、両の乳房にあいつがむしゃぶりついている。
 初めて味わう異質な快感に体の芯が熱を持ってくる。気持ちいい……。
「あっ、んっ……くぅ、ぅん……」
 いやらしい声があふれ出ちゃう。
 胸にかかる吐息が熱い。あいつも興奮してるのかな?
 と、あいつの頭が下に移動を始めた。
「え? ちょ、ちょっと……」
 あいつの肩に手を添えてその動きを押さえようとする。
 でも淫らな火が着いた体には力が入らない。
 そのうち、あいつの舌が私のおへそを通ってパジャマズボンに到達した。
「妙子……」
 上ずった声であいつが私を見上げる。
 ……脱がしたいの? それとも脱いでほしいの?
「……うん」
 心を決めた私は脱ぐために私は上体を起こした。
 あいつは私から身を離してそれを見ている。……恥ずかしい。
 見られながら脱ぐなんて、ううん、誰かの前で脱ぐなんて初めて。
 ズボンに手をかけたまま固まっていると、あいつが自分の服を脱ぎはじめた。
 そうか、脱がないとえっちできないんだよね。
 それを見た私はパンツごとズボンを脱いだ。

 勃起したおちんちんが目に飛び込んでくる。
 ビクンビクンと痙攣するように脈打つペニスが怖くなって目を伏せちゃう。
 純が子供のときに一緒にお風呂に入ったことはあるけど、それ以来の男の子の裸。
 でも純のはこんなになってなかった。
「妙子」
 名前が呼ばれるのと同時に押し倒されるように布団に転がされちゃった。
 あいつはすごい勢いで私の足の間に身を移すと、秘められた部分を覗き込んできた。
 ……熱い視線を感じる。
 恥ずかしくなって私は天井を見つめていた。
「!」
 両ひざに手が添えられ、思いっきり左右に開かれた。
「いやっ!」
 乱暴な仕草に思わず忌避の声が出る。
 とっさに足を閉じようとしたけど、その前にあいつの顔がアソコに近づいていた。
「だ、ダメっ!」
 指が当てられ、割れ目を左右に広げられる。
 荒い息が聞こえる。女の子の大切な部分をあいつが観察してる?
 手をまたに入れて制しようとしたとき、濡れた音が股間で鳴った。
「きゃ、あ!」
 ……舐められた。
 狂ったようにあいつがむしゃぶりついている。唇や舌、鼻を使って私の性器全体を舐めまわしている。
ずずっ…じゅる……
 さっきの胸の愛撫で体の奥からしみ出ていた液体を音を立てて吸われる。
 羞恥の感情が一気に高まった。
「や、やだ……そんなこと!」
 シーツを力いっぱい握りしめてこらえる。
 体の中心がうずくような不思議な感覚がする。
 耐えられないほど恥ずかしいのに、体の中からいやらしい液体がどんどん出てきちゃう。
 それをあいつが音を立てて舐め取り、すすり、飲み込んでいく。
 死んでしまいたいほどの含羞に全身が熱くなる。全身をよじって身悶える。
 そんな私に気が回らないほど興奮しているのか、あいつは我を忘れたように私の股間で息を荒らげていた。
 それは獣のようでもあり、いつもの優しいあいつとは別人のようだった。
381旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:24:28 ID:p0gblns9
 突然あいつが身を起こした。
 そのまま私に覆いかぶさってくる。
(……あ)
 抱かれるんだ。あいつのものになる。私の初めて、あげるんだ……。
 あいつを受け入れやすいように大きく足を開く。
 固く、熱を持ったあいつの性器が私に入ろうとその辺りをつつきまわしている。
 股間に異物感がある。生理の手当て以外では自分でも触れない部分に、あいつのアレが……。
「も、もっと……下」
「え? あ、うん」
 あせったような声がする。場所、わからないんだ。
 何度か迷ったあとで、たっぷりと潤ったひだの中の入り口に先端があてがわれた。
「……そこ」
「う、うん」
 返事の直後、
ビクンッ!
 あいつが全身をこわばらせた。
(え? ……射精、しちゃったの?)
 ……違ったみたい。
 でもあいつも極限まで昂ぶってるみたい。ちょっとの刺激で出しちゃうのかもしれない。
「行くよ、妙子」
 まっすぐに私の目を見たあと、あいつがゆっくりと入ってきた。

「い、痛っ!」
 その一点から全身が裂けるんじゃないかと思える激痛が走る。
 体の中を無理やり押し広げられるようにあいつが入ってくる。
 無意識のうちにあいつから逃れるように体がずり上がってたみたい。
 あいつが動きを止めて聞いた。
「妙子、大丈夫?」
 大丈夫じゃない。すごく痛い。
 でも私を気遣ってくれるあいつに心配はかけたくない。
「平気……続けて」
「……でも」
「本当に大丈夫だから」
 切れ切れの息でそれだけを伝える。
 多分信じてもらえてない。
「妙子……」
 無理やり笑顔を作って答える。
「途中でやめられるほうがつらいかな?」
「わかった」
 大きく息を吸い、あいつが腰を突き出した。
「!」
 体の中で何かが切れた感覚があった。
 その瞬間、これまで以上の痛みが襲ってきた。あいつにしがみつき、肩に顔を押し付けて悲鳴を殺す。
「くっ……っつぅ、ンっ! ンぅ!」
 それでも食いしばった歯からうめきが洩れる。
 痛い。気が遠くなりそうな激痛。体が切り裂かれるような鋭い痛み。
 大好きな人に『女』にしてもらった喜びがなければ泣き叫んでたかもしれない。
 そう思えるほどの苦痛にさいなまれる。
 知らず知らずのうちに涙がこぼれる。痛いから? それともうれしいから?
382旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:25:11 ID:p0gblns9
「妙子っ!」
 切迫した感じのあいつの声がした。
 泣き濡れた顔で見上げると、苦しそうなあいつと目が合った。
 眉間にしわを寄せて何かに耐えるようなあいつの顔に、その意味がわかった。
「出るの? いいよ……」
 うなずいた次の瞬間、
「妙子っ!」
 あいつが私から抜け出た。そして
「うっ!」
 一声短くうなると、お腹に熱いものがまき散らされた。
 どろっとした粘り気のある液体。精液。射精したんだ……。
 ぎゅっと目をつぶって体を痙攣させながら、あいつは何度も射精した。
 そうして、力尽きたように私の上に倒れこむと、
「はぁはぁはぁ……」
 大きく息をついた。

「終わったんだね」
 あいつの頭をなでながらささやく。
「妙子、ごめんね」
「え? 何が?」
 強制されたわけじゃない。私は自分で決めてあいつに抱かれたのに、どうして謝るの?
 そう思って聞き返す。
「妙子に痛い思いさせたのに、僕だけ気持ちよくなっちゃって」
 なんだ、そんなこと?
「ううん、いいの」
 私に心を砕いてくれるあいつになんだか胸が熱くなった。
 泣きそうになって、涙を見られないようにあいつの胸に顔をうずめた。
「妙子……」
 今度は私の頭がなでられた。
 そのとき気がついたけど、しがみつくようにしてあいつの背中に回した手にヌルッとした感触があった。
 血だ。見るとあいつの肩に血がにじんでいる。爪を立てちゃったみたい。
「ごめんね、肩、痛かったでしょ?」
「妙子の痛みに比べたら、どうってことないよ」
 いつもの優しい笑顔が答える。
 せっかくこらえていたのに、涙が出てきちゃった。

 後始末を終えた私たちは並んで横になった。手をつないだまま天井を見上げる。
 初めて男の人を受け入れたアソコはまだヒリヒリするけど、とっても幸せな気持ちだった。
 私たちは昨日までとは違う関係になった。何も言わなくても分かり合える気がする。
 これから二人の新しい一歩が始まるんだ。私はあいつの手を握る手のひらに力を込めた。

 気がつくとあいつが寝息を立てている。
 青森まで来てくれて、飲み慣れないお酒を飲まされて、しかもえっちまでしちゃって……。
 疲れたんだろうな……。静かに寝かせてあげよう。

 あいつの肩に頭をもたれさせる。
 そうして考える。
 『女』になった。思ってた以上に痛かった。
 でも、もしも誰かにこの夜のことを聞かれたら『気持ちよかった』と答えると思う。
 もちろん痛いだけでちっとも気持ちよくなんかなかったけど、それでも『心が感じた』のは事実だから。
 あと2ヶ月とちょっとで卒業。そうしたら私は東京に行く。あいつとずっと一緒にいられるのよね。
 お正月が終わったらしばらく会えなくなるけど、それを思えば我慢できる。
「早く春にならないかなぁ」
 私はあいつに寄り添って、小さくつぶやいた。


           おわり
383旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/13(金) 09:25:58 ID:p0gblns9
ネタを探すため、手持ちのドラマCDを聞き返してみようと思いました。
持ってないもののほうが多いということが確認できました……。

今年もよろしくお願いします。
384名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 09:46:41 ID:fqoE43eP
今年もGJよろしくお願いします。
385名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 21:20:09 ID:HRjVEcD0
>>383
GJ。
こちらこそおねがいします。

初めは晴れ着姿の妙子とえっちかとちょっと期待した。
それにしても妙子はイイ。
386名無しさん@ピンキー :2006/01/14(土) 00:07:02 ID:3rU6wt3q
2006年も妙子だな
387名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:53:19 ID:5x8ZZOHB
神様GJ
そう言えば、もうすぐ誕生日だね
388名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:59:21 ID:zvkU6yAQ
>383
正月らしさと初体験の感じが良かったです。
389名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 07:54:03 ID:DOVAntdq
390名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 00:33:20 ID:ZWYpDFJ9
>>358
エロの有無じゃなく、エロが濃いか薄いかが重要だな
391名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:21:47 ID:VBnARbQH
>>389
誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに似ている
空似アワーの時間がやってまいりました
お相手はいつものこの方↓
392名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:44:57 ID:K/SeInX4
ども、安斎です
393旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/17(火) 06:28:22 ID:lrPJYi/c
夏穂の処女喪失SSが書きあがって、これから推敲するところです。

ちょっとお聞きしたいんですが、これってキュロットですか?スカートですか?
ttp://v.isp.2ch.net/up/f2e4e484e748.jpg
私にはキュロットに見えるんですが、公式にはどっちなんでしょう?
どちらであっても作劇上大して差はないんですが、キュロットだと手の動きが制限されるかなぁ、と。
なるべくなら原作に忠実にしたいんで、ご存知の方いらっしゃいましたらご教示ください。
394名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 11:16:29 ID:TFHenmOc
たいていキュロットはひざの半分ぐらい行くからミニスカートだと思われ。

ttp://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/gogen.html

によると短パンの一種らしいし。
395名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 11:31:46 ID:4oLUl2DQ
俺にはキュロットに見える。

つーか、これを元にしたゲーム中の服では間違いなくキュロットになってるよ。
396名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 19:49:49 ID:qJldrcAa
! i レ1.,'  /  .i ./ i /   ,..<__ .il i !  !   ',
                            i l  ! レi フー-.、 レ  '  _,.ィ/⌒i;;;;;',ヽil |  |- 、  ',
                            | i   li/ //i⌒i;;ヽ     ヘr';;;;;;;;;;l } |  | i .}  .i
   ┏┓  ┏━━┓         ,. -‐‐ 、__  .| l   |ヽ i| 'r';;;;;;;!        ',;::::::::ノ_ .! !  | ./   .!           ┏━┓
 ┏┛┗┓┃┏┓┃         ,'  ´ ,,,... ヽ_ .! |   ! ヽ  ヽ:::::!       ̄ ̄´ l l  iノ  |i  l          ┃  ┃
 ┗┓┏┛┃┗┛┃┏━━━,'      - ヽ l   l ゝ,ヽ ` ̄´  、        .ノ !  .!  i ', .|━━━━━┓┃  ┃
 ┏┛┗┓┃┏┓┃┃     ,'        ,..、 | |   |  `.\    _,,..- '   ,ィ' i l  !  i,.--<`ヽ、.    ┃┃  ┃
 ┗┓┏┛┗┛┃┃┗━━ ,'       ,ヘ__ノ .i   |  _,. -- ,`  、      ,. ' !l /  ,'i  /´~``  ` , ヽ.━━┛┗━┛
   ┃┃      ┃┃       |      /  i  !   l /     ヽ i `>- '"    .|i,'.  ,'-‐/´``  `  i .l     ┏━┓
   ┗┛      ┗┛       l     ノ    | li    |  /   /入<j      ィi'  ./  .t_ー,      |      ┗━┛
                  ',      レ^ヽ .レ' ヽ  ! l ,'   , ' '  ` ``ー-‐ '"// , ' ,    `}      !
                   ',   / /r‐if´.l .〉、ヽi,'/ ,. -- ..,,_      _//, '  l / , ' l      i
397名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 22:43:01 ID:0mh0ul6t
萌えの新スレ

センチメンタルグラフティ等のスレッド11
http://moe.homelinux.net/cache/res918539c3s1.html
398旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:21:10 ID:h4mbA9HG
>>231で予告した夏穂の処女喪失SSです。
いただいたご意見を参考に、文中ではキュロットとして扱いました。
399旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:22:02 ID:h4mbA9HG
「ごめんねぇ、すっかり手伝わせちゃって」
 お好み焼きを次々と焼きながら、夏穂が本当に済まなそうに詫びる。
「僕こそごめん。ほとんど力になれてないみたいだし……」
 僕は夏休みを利用して大阪に遊びに来ていた。
 始発の『のぞみ』で来て終電で帰る強行軍。それでも12時間近くは一緒にいられる。
 いつもは夕方からお店に出る夏穂も、その日は無理を言って休みにしてもらっていた。
 だからずっと夏穂とデートしていられるはずだった。
 ……だけど。

 昼過ぎ、お店の仕込みをしていたおばあさんが転んで腰を打ったそうだ。
 検査の結果、どこにも異常はなかったらしい。
 それはよかったんだけど、念のため病院で一晩様子を見ることになった。
 そのためにおたふくは夏穂一人で切り盛りすることになってしまった。
 最初は二号店を閉めてご両親が手伝うつもりだったらしい。
 一日ぐらいは店を休んでも。そう夏穂も思ったそうだ。
 だけど、それを切り出した夏穂におばあさんの雷が落ちた。
「待っててくれるお客さんがいるから、何があっても店を開けろ!」
 おばあさんの命令とあっては誰にも逆らえない。
 それで夏穂は店を開けたんだけど、案の定目が回るほどの忙しさだった。
 当然僕も手伝った。だけど僕には夏穂みたいに上手にお好み焼きを焼くことは出来ない。
 それでもテーブルを片付けたり、配膳したり、洗い物ぐらいならできる。
 結局デートはおたふくの手伝いに変わってしまった。
 それでも僕は夏穂と一緒にいられるのが楽しかったし、力になれるのがうれしかった。

 この春休み、夏穂から手紙をもらった。そして7年ぶりの再会。
 最初は恋愛感情なんてなかった。
 懐かしさから何度も連絡を取り、生来の旅好きで大阪を訪れるたびに会っていただけだ。
 でも、そうこうするうちに夏穂の存在が僕の中でどんどん大きくなっていったんだ。
 きちんと告白したわけじゃない。もちろんされたわけでもない。
 だけども僕は夏穂が好きだ。付き合いたいって思っている。恋人に……なりたい。
 ……夏穂だって僕を嫌ってはいないと思う。
 だけど本心はわからない。ただの友達の一人に過ぎないのかもしれない。
 何度か告白しようと思った。でも結局、それは未だに果たされていない。
 一方的な思い込みかもしれない僕の気持ちを告げて、夏穂と友達でいられなくなるのが怖かったんだ。

 店はいつも5時に開けるそうだ。そしてこの日も定刻どおりに開店だ。
 驚いたことに、最初のお客さんが来てからあとは常に席が埋まっている。
 満席なのを見たのか、帰っていくお客さんがいるほどの混雑ぶりだ。
「ねぇ夏穂、おたふくっていつもこんなに混むの?」
「え? う〜ん……今日は少ないほうかな? ばーちゃんいないから帰る人もいるし」
「そ、そう……」
 これでお客さんが少ないほうだとは……。
 そんな忙しさの中、夏穂はてきぱきと仕事をこなしていく。
 僕が知っているのはグラウンドを走っている夏穂だった。僕の知らなかった夏穂の一面……。
 今日の夏穂、きれいだ。……そう思った。
400旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:23:05 ID:h4mbA9HG
 団体客が帰ったあとの山のような洗い物を終え、ようやく一段落ついた僕は時計を見た。
「あ……」
「どうしたの?」
 鉄板にスクレーパーとかいう焦げ付きを掃除する道具をかけながら夏穂が聞く。
「最終の『のぞみ』、出ちゃった……」
「うそ!」
 夏穂も時計を見る。そして
「あ、あははは……終電、何時だっけ?」
 ぎこちない笑みで聞いてくる。
「新大阪発、21時18分」
「2時間近く前だね。……気付かなくてごめん」
 本心から済まなそうな顔になる。
「夏穂は気にしないで。あんな状況じゃ上がれなかったし、そもそも忘れてた僕が悪いんだから」
 実際は忙しくて時計を見る余裕もなかったというのが正しいだろう。それほどの混みようだった。
 それにこんな時間だなんて思ってもいなかった。僕の感覚ではまだ3時間も働いていないはずだった。
「そんなことない! 私が悪いの。……ホントにごめん」
「ほんとにいいって。それにもう今日は帰れないし、こうなったら最後まで働くよ。店は何時までなの?」
「え……うん。普段は12時までだけど、今日はもう閉めちゃうね。あなたも慣れない仕事で疲れたでしょ?」
 貸切かと錯覚するほど大勢いたさっきの団体客が帰った今、店内にお客さんはいない。
 それもあるのか、夏穂はのれんをしまうと店の照明を落とした。本当に閉店するつもりらしい。
 それを見、張り詰めていた気が緩んだのか、僕は急に疲労を感じ出した。

 大阪までの旅費を稼ぐのに、僕は皿洗いのバイトをしている。
 だから洗い物は慣れているはずなのに、今日はとっても疲れた気がする。
 それほどおたふくの入客が多かったということだろう。
 そんな僕以上に夏穂は疲れているはずだ。
 プレッシャーからくる精神的な疲れは、肉体的なものよりも想像以上に体力を奪うからだ。

「でも……あなたが帰れなくなってよかった」
 エプロンをはずしながらつぶやくように夏穂が言う。
「夏穂!」
 知らずに語調が鋭くなる。いくら夏穂でもこんなことを喜ぶなんてひどすぎる。
 僕の言葉に含まれたそんな気持ちが伝わったのか、
「だって…だってそうじゃなきゃずっといっしょにいられないじゃない!」
 半分泣き声にも似た声が夏穂から上がる。
「夏穂?」
「大阪なんだよ? 新幹線で3時間かからないんだよ? もっと会いに来てよ!」
 涙ぐんだ瞳で夏穂が言う。
 できることなら毎日だって夏穂に会いたい。僕だってそう思ってる。
 だけど高校生の僕には大阪までの交通費だって決して小さいものではない。
「………」
 返事ができないでいる僕に夏穂が聞く。
「どうして黙ってるの? 私のこと、好きじゃないの?」
「好きだよ、大好きっ! ……だけど」
 まったく想像しなかった形での告白。だけど夏穂の気持ちは?
「ホントに好き? だったら証拠見せてよ!」
「え?」
「キスだってしてくれない。好きって言ってもくれない。私はこんなに……こんなに好きなのに!」
「か、夏穂……」
 予想外の展開に言葉が出てこない。夏穂も僕のことを好きでいてくれた!
「好き!」
 飛び込むように僕に抱きついてくる夏穂に体勢を崩しそうになったけど、あわてて踏みとどまる。
 その背中に腕を回して、僕は
「夏穂」
 そっとささやいた。
401旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:27:26 ID:h4mbA9HG
「だめ。油くさいよ、ずっと鉄板やってたから……」
 自分からそうしたくせに、夏穂は僕が抱きしめようとした腕からするりと逃げる。
「夏穂」
 追いかけて、今度はしっかりと抱く。そのまま座敷に転がるように横たわる。
 ひんやりした畳の感触とともに、陸上で鍛えられた夏穂の引き締まった体、しなやかな筋肉が腕に伝わってくる。
「夏穂」
 顔が近くなる。
 油の匂いに混じり、ほのかに漂う女の子らしい夏穂の甘い香り。それはどんな媚薬よりも僕を興奮させ、理性を奪っていく。
 キス以上を求めたわけじゃなかった。それより進んだ関係になるには早すぎることはわかっていた。
 だけど、性の衝動が僕の体を駆け抜ける。
 ……完全に勃起した。

「夏穂」
 下半身を押し付けるようにして強く抱きしめる。
「ぁ……」
 色っぽくも聞こえる夏穂の声に、僕は夏穂の頭を抱きかかえるようにして頬をすり付けた。
「夏穂」
 気の利いたことを言いたいのに、名前を呼ぶことしか出来ない。
 ……見つめあう。
 濡れたような夏穂の桜色の唇がかすかにわななく。
「夏穂」
 何度目かわからないぐらい呼んだ名前をもう一度口にしながら、そっと口づけた。
「ん……」
 一瞬、驚いたように夏穂は体をこわばらせけど、抵抗はしなかった。
 そうして僕の背中に腕が回される。
 歯が当たるような不器用なキス。だけど僕たちはむさぼるようにキスを続けた。
 初めてお互いの気持ちを伝え合い、隠されていた思いが形となったようなキスだった。
ぎゅっ
 背中に回された腕にシャツをつかまれる。その手が心なしか震えているようにも思える。
 そういう僕だって夏穂を抱いている腕が震えているのを感じていた。
 そのまま、どちらからともなく舌が絡んだ。
 堰を切ったように僕たちは互いの舌を吸いあう。顔を何度も左右に振りながら、唇をすり合わせる。
 唾液をすすりあい、飲み込む。体がとろけてしまいそうな陶酔感が僕を包みこむ。
 舌を絡ませて強く吸っているうち、夏穂の体からガクンと力が抜けた。

「んっ……んんっ、んんぅっ」
 鼻を鳴らすような声を洩らし、それでも夏穂の舌は僕を求めて這いまわる。
 唇をすりつけ、舌を吸いあう。まるで獣になったかのような激しい口付け……。
「んんっ、んっ……んふぅっ」
 興奮のせいか息が上がる。
 息苦しくなった僕は顔を離す。と、二人の唇に唾液の糸がかかった。
「ん、んん……はぁ、あぁ……」
 どこか焦点の合わない目で夏穂が僕を見る。
「大好きだよ、夏穂。愛してる。……ずっと言わなくて、ごめんね」
「わ、私も……素直になれなくてごめんね」
 荒い息の夏穂がそう告げた。
「夏穂っ!」
 性の衝動とは違う別の熱いものが心を満たし、僕は再び夏穂に口付けていった。

 キスをしたままそっと胸に手を伸ばす。
「んんっ!」
 触れられたとたん、夏穂がのどの奥でうめいた。
 それに構わず、僕はふくらみをなでまわす。
 手の中にすっぽり収まる感じの夏穂の胸。柔らかいのに張りがある乳房。
 布地が妨げているのがもどかしい。
 僕は夏穂の舌を強く吸い上げたまま乳房を揉んだ。
402旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:28:16 ID:h4mbA9HG
 唇を離す。
 そうして夏穂の顔を見下ろす。
「はぁはぁはぁ……」
 息を荒らげた夏穂が僕を見つめ返す。
 目はとろんとして、なんとなく焦点が合っていないようにも見える。
 頬は上気し、ノースリーブから伸びる二の腕もほんのりと桜色に染まっている。
「きれいだよ、夏穂」
 ささやく。そうしながら緑と黒のストライプのシャツブラウスの裾から手を入れてまくり上げた。
 白いフロントホックのブラジャーが姿をあらわす。
 飾り気がなく、シンプルなデザインが夏穂らしいと思った。
(この中に、夏穂の胸が……)
 荒い呼吸に合わせ、上下する布地に目が釘付けになる。
ごくり
 のどが鳴った。
 そんな僕の態度に、夏穂は耳まで真っ赤になって横を向いた。
「あ、あんまり見ないで……」
 小さな声がする。
 だけどそれは僕の興奮をよりあおっただけだった。
「夏穂……」
 ブラジャーの止め具をはずす。
ぶるんっ
 まるで音がしたような錯覚とともに白い塊がまろび出た。
 頂の薄桃色の突起がまぶしい。
 初めて目の当たりにした夏穂の乳房。それはこの世界のどんなものよりも美しかった。

「か、夏穂っ!」
 何かに吸い寄せられるように僕はそこに口づけた。
「あんっ!」
 かわいらしい声を上げて夏穂の体が震える。
 ……もう何も考えられない!
「夏穂、夏穂っ!」
 何度も名前を呼びながら僕は乳首を吸った。さらにもう片方の乳房を揉みしだく。
 指が食い込む柔らかさと、それを押し返す弾力とに僕の興奮も高まっていく。
 愛撫につれてだんだんとしこっていく乳首を舌が感じた。
 強く吸い上げると夏穂の体がビクビクと痙攣する。
「やっ、ぁあ! ……ん、あぅっ!」
 可憐な唇から甘い声をこぼし、夏穂が身悶える。
 舌で弾き、唇を押し付けて僕は夏穂の乳首を、そして二つのふくらみをなぶった。
(夏穂、夏穂っ……夏穂ぉ!)

 ジーンズを突き破らんばかりの勢いで激しく勃起している。あまりにも昂ぶって痛いぐらいだ。
 それに射精の衝動も感じる。
 ……それらの感覚が僕を後押しした。
 キュロットの裾から手を入れる。そしてショーツ越しに夏穂の大事な部分に指を這わせる。
「い、いゃっ!」
 突然のことに夏穂が体をよじってわずかにあらがう。
 だけど僕が抱きしめ、唇に強く吸い付くと抵抗はすぐに収まった。
 それを見た僕は行為を再び始めた。

 手が動く範囲が限られ、夏穂を自由にまさぐれない。それがもどかしい。
 恥丘のふくらみをなでまわし、クロッチを指でさする。
 指でなぞるたび、捉えどころのない柔らかさが指先に伝わってくる。
 ショーツのすき間から指も入れたいのに、それをするだけの充分な広さがない。
 いくら裾ぐりが広いとはいえ、スカートとはやっぱり違う。
 ……気がはやる。
 それが乱暴な指使いになってしまった。
「んんっ!」
 今までよりも強い抵抗を見せた夏穂にふと我に返った。
 ダメだ、このままじゃ夏穂にイヤな思いをさせる。夏穂を傷つけるようなことはしたくない。
 僕は冷静になるよう、自分に言い聞かせた。
403旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:28:48 ID:h4mbA9HG
 さっきよりも慎重に行為を続ける。同時に丁寧なキスもくり返す。
「んんっ、んっ……んんぅっ……」
 舌を何度も吸い、唾液をすすり飲み込むうち、夏穂の体から力が抜けた。
 さらに僕の背中に腕を回し、上体を押し付けてくる。夏穂も僕と結ばれることを決心したのだろう。
「夏穂」
 名前を呼びながらじっと目を見る。
こくん
 頬を染めて夏穂がうなずいた。そしてキュロットを脱ぐため、ベルトに手をかけた。
 僕も身を離すとジーンズと下着を脱いだ。押さえつけられていた怒張が解放される。
「うそ、おっきぃ……」
 自分に向けて禍々しくそそり立つ怒張に、夏穂の引きつった声がする。
「怖い?」
「……こ、こんなに大きいの、入るの? ……は、入るんだよね、うん」
 一人で聞いて一人で納得する夏穂が、剛直に魅入られたように視線を外さず言う。
「そんなに大きい?」
 どうして大きいと夏穂はわかるんだろう。他の男のモノを見たことがあるのか?
 心が押しつぶされそうな不安感に、そんな疑問がつい口をついた。
「だ、だって…指入れただけでキツイのに、こんなに……あっ!」
 言いかけた夏穂が真っ赤になって黙った。
 指? 入れただけで? どういうことだ?
「夏穂……もしかして自分で?」
「ば、バカぁ! ……で、でも…コレって前に付いてるんだね。股の間にあるのかと思ってた」
 かすかに震える声で夏穂が言う。
 そうか、夏穂も初めてなんだ……。ふぅ。
「あ……バ、バカにした?」
 知らず知らずのうちに安堵のため息をついていたようだ。
 それをからかわれたと思ったのか、夏穂が唇を尖らせる。
「ち、違うよ。僕も初めてだからさ……なんか安心した」
「え?」
 わずかに夏穂の顔に笑みが浮かんだ気がした。
「大きいなんて言うから、他の人のと比べられたのかと思った」
「……私、そんな女じゃないよ」
 固い声が返ってくる。
「うん。わかってる。変なこと言ってごめん」

「夏穂……」
 僕のモノに見入って手が止まっていた夏穂を促す。
「あ、うん……」
 羞恥なのか、全身を朱に染めて夏穂がキュロットを脱いだ。
 でもそこで止まる。ショーツを下ろすのはためらいがあるみたいだ。
「夏穂、愛してるよ……」
 そっと抱きしめる。そして唇を重ねる。
「んんっ……んっ、んんぅっ……」
 切なげな声を洩らして夏穂が身をよじる。それを聞きながら、僕はショーツに手をかけた。
 処女の本能なのか、夏穂はとっさに僕の手を上から押さえた。それに構わずにショーツを下げていく。
 手が届く範囲まで下ろすと、僕は夏穂から身を離した。
 そして夏穂の足元にひざを着くと途中で止まっていたショーツを足先から抜く。
 夏穂の秘められた部分が僕の目の前にあらわになった……。
「み、見ないで……」
 震える声に夏穂の顔を見る。
 これ以上ないというほど赤くなった夏穂が僕の目を見て首を振る。
 もっと女の子の部分をよく見たかったけど、夏穂が嫌がることはしたくなかった。
「夏穂……」
 体を伸ばして胸を合わせる。そうして強く抱きしめると、僕は夏穂の細い首筋に舌を這わせた。
 興奮して体温が上がっているからなのか、これまでよりも強く立ちのぼる夏穂の甘い香りに理性が麻痺していく。
 肌を合わせただけで達してしまいそうなほど気分が高揚する。
 入れたい……。すぐにでも夏穂とひとつになりたい。
 だけど女の子には準備が必要だって聞く。まして夏穂は処女だ。
 なるべく痛みを与えないようにするため、僕は夏穂の恥裂に指を伸ばした。
404旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:30:11 ID:h4mbA9HG
 恥毛の下に溝があった。
 柔らかい肉のひだが指にまとわりつく。
 そのあたりでこするように指を動かしていると、コリコリした突起が見つかった。
「ひんっ!」
 ビクンッ、と夏穂が痙攣する。……クリトリスだ。
 すごく敏感な場所というのは本当だったんだ。だから力を入れないようにしてそこを攻めた。
 指の腹を使ってそっとこすりたてる。回すようにして揉みこみ、指先で振動させる。
 そうしながらぷっくりした肉ひだも指でつまんで軽く引っ張ってみた。
「くぅっ……はぅっ! はぁっ……」
 夏穂が僕にしがみつく。そして甘い声を上げて鳴く。
 力いっぱい抱きしめられて息苦しいほどだ。
 それでも僕は夏穂の女性器をなぶりつづけた。
 淫唇の間で指を前後させているうち、徐々に指がぬめってくる。
 くちゅくちゅと湿った音を立ててすべりがよくなる。
 ……夏穂が感じはじめている。
「ああ…あっ……はぅっ!」
 淫らな声が大きくなっていく。
 この愛撫の仕方でいいんだ。僕は意を強くした。
 そして、さらに丁寧に、しかし執拗に淫溝の間で指をうごめかした。
 粘液を指にまぶしてクリトリスも攻める。膣の入り口にほんの少しだけ指を入れてみる。
 それらの行為を何度もくり返して夏穂を高めていった。

「くふぅ……んんっ! あんっ!」
 夏穂のあえぎ声がますます強まる。もう隠すことなく嬌声を上げている。
 我慢できない。夏穂が欲しい!
 それに夏穂の準備も整ったようだ。
「行くよ」
 そう声をかけ、夏穂の足の間にひざ立ちした。そのまま見下ろす。
 潤んだまなざしが絡みあう。わずかに開いた口から切なげな吐息が聞こえる。
 ほんのりと染まった肌。形よくふくらみ、呼吸に合わせて上下する胸。引き締まった太もも……。
 すべてが魅力的だった。

 肉茎を握って角度を固定する。
 さっきの愛撫でどこに入れたらいいのか、だいたいの場所はわかっていた。
 膣口にあてがう。
「行くよ、夏穂」
 もう一度、今度は夏穂の目を見て言う。
こっくり
 潤んだ瞳の夏穂がうなずいた。

 愛液を先端に塗りたくり、亀頭をうずめる。
「あ……」
 処女を喪う緊張なのか、大きく見開いた目に怯えの色が宿った。
「夏穂、僕を信じて……」
 言いながら腰を前に押し出す。
ずぶ……
 亀頭がもぐっていく。続いて
ズブズブ……
 茎が膣に収まっていく。
「あぁっ! あん、痛っ! ……んんっ!」
 苦痛に満ちた夏穂の声が部屋中に響く。
 だけど止められない。性の衝動が僕の背中を押す。
 ぎゅうぎゅうと僕を締めつける膣の快感に溺れかける。
「あぅっ! い、痛い……こ、こんなに痛いなんて聞いてないよ……」
 畳の上で夏穂が僕から逃げるように体をずり上げる。
「夏穂、ごめん……止められない」
 僕は夏穂を抱きしめ、きつい抵抗の中夏穂の処女を貫いていく。
「あぐっ……いっ、あぅっ!」
 つらそうな声を聞きながらも、僕は夏穂を自分のものにする支配欲に酔っていた。
 ……そしてとうとう、僕は根元まで夏穂の中に押し込んでいた。
405旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:31:13 ID:h4mbA9HG
 あまりのきつい締めつけに動くことができない。
 それに、動いたらあっという間に射精してしまいそうな高まりを感じる。
 大きく深呼吸をして射精感が遠のいていくのを待つ。
 僕が動かないことで、夏穂も口をきく余裕が出てきたのか、
「お、奥まで……あはは、『オンナ』になっちゃった……もう、ただの『幼なじみ』じゃないよね?」
 涙声で言った。
「そうだよ。僕は夏穂が好き、夏穂を誰よりも大切に思ってる」
「こ、これで、あなたのものだよね」
 痛々しい笑顔で夏穂が言う。
「うん。夏穂は僕のものだ。絶対に誰にも渡さない……」
 最高の幸福感の中でそれだけを答える。
「うれしい……」
 夏穂が微笑む。
 その笑顔を見た途端、僕の中で性欲が猛った。兇悪な獣性に支配される。

「夏穂!」
 自分の欲望を果たすためだけ、自分の快楽の追求だけを求めて腰を前後させた。
「あぅっ!」
 白いのどを反らして夏穂がわななく。
「ごめん夏穂……むちゃくちゃ気持ちいい……」
 腰が止まらない。
 僕が動くたびに夏穂に苦痛を与えているとわかっているのに止められない。
 恥ずかしいし、くやしいけど体が僕の言うことを聞こうとしない。
 そうこうするうち限界が近づく。圧倒的な射精感が押し寄せる。精液がこみ上げる。
 ……ダメだ、イク。
「夏穂っ! ……っっ!」
びゅくっ! どくっ! どびゅっ!………
 膣の一番奥に精液をまき散らす。
 これまで経験したこともないほど大量の精液が夏穂に射ち出される。
「んんっ!」
 ぎゅっ、と目をつぶり、夏穂は僕の射精を受けとめる。
「夏穂……」
 大きな幸福感と自分への嫌悪感に包まれたまま、僕は夏穂に射精を続けた……。

「はぁはぁはぁ……」
「はぁはぁはぁ………」
 僕たちの荒い呼吸が部屋に響く。
 頬に当たる畳のひんやりとした感触が気持ちいい。
「夏穂、ごめん……」
 罪悪感から顔が見られない。
「えっ?」
 夏穂が僕に顔を向けた気配がした。
「夏穂が痛がってたのに優しくしてあげられなかった。自分の気持ちだけで突っ走っちゃったし」
「私に気を遣える余裕がないほど気持ちよかったんでしょ? だったらうれしいよ」
 肩に手が置かれる。
「でも」
 そこで僕はようやく夏穂の顔を見た。
「最初は痛いって言うし、仕方ないって」
 そう言って夏穂はぎこちなく微笑んだ。
「夏穂……」
「それよりも……赤ちゃん、出来たら責任とってもらうからね」
 片目をつぶって夏穂が微笑んだ。
「か、夏穂?」
「う・そ。今日は大丈夫な日だよ」
「か、夏穂〜」
 力が抜ける。
「でも、これからは避妊しようね。まだ私たち、高校生だもん」
 そのまま夏穂が僕にキスをした。
406旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:32:08 ID:h4mbA9HG
 服を着ると、僕たちは横になったまま寄り添った。
「来週ね、花火大会があるんだ。今週来てもらってアレだけど、よかったらまた来てほしいな」
 実際のところ、来週も来るのは金銭的にちょっと厳しい。
 だけど夏穂に会いたい。もっと夏穂と一緒の時間を過ごしたい。
 だから僕はバイトの時間と種類を増やすことを即断した。
「そうなの? うん、もちろん来るよ。でも見たいけどいい場所ってなかなか取れないよね」
「近くに特等席があるよ」
「?」
 僕の顔に浮かんだ疑問符に、夏穂が笑いながら言葉を継いだ。
「この上」
「上?」
 まだ飲み込めない。テレビで見る……ってことはないよな?
「そう。私の部屋……あなたと二人で花火、見たいな……」
「え、そうなんだ! ……うん。僕も夏穂と一緒に見たい。できれば、今年だけじゃなくて一生ずっと」
「! ……婿に来るってこと?」
 一瞬驚いた顔をした夏穂は泣き笑いの表情を浮かべて言った。
「あ! ……うん。でも僕はそれでもいい。嫁に来てくれなくても僕が婿入りする」
「あなたの苗字、『森井』になるんだよ?」
「夏穂は何か困ることでもあるの?」
 それには答えず、夏穂は涙がいっぱいに溜まった目で僕にしがみついてきた。


           おわり
407旧69 ◆49EtSB976. :2006/01/21(土) 00:34:05 ID:h4mbA9HG
明日香ネタがひとつ浮かんでいるので、次回はそれを。
でも時期は未定w
408名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 06:21:59 ID:Crf7kfsW
いつもありがとうございます
次回も楽しみにしてます
409名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 22:48:17 ID:kkV3e64+
ネ申様が・・・・

          ∧_∧
     キタ━━( ゚∀゚ )っ━━━━━ !!!!!
        (つ   /
        |  (⌒)
        し⌒
        | | |
        __________
       / \    旦 ___\
      .<\※ \____|\____ヽ
         ヽ\ ※ ※ ※| |====B=|
         \`ー──-.|\|___l__◎..|ヽ
           ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄|
410名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 23:41:40 ID:ogsWR7KR
69氏、いつもありがとう。
次も楽しみにしています。
411名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 22:20:19 ID:NlG0744Y
>407
自分から迫る夏穂かわいい。明日香もとても楽しみです。
412名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 00:33:39 ID:UzIJnC74
圧縮目前保守
413名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:28:09 ID:T1x+TR6l
保守
414名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 03:11:55 ID:frRIpBoz
今までのSSで最高傑作は
ネ申候補氏の…えみるが撮影スタッフにグへグへされるヤツ
415名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 06:28:49 ID:Ard3daSH
俺は初代スレの『Long Distance Call』が好き。
416保守コピペ:2006/02/02(木) 11:06:51 ID:euPkLEJY
『杉原真奈美』"白樺の館"第一話



 鬱蒼とした森の中に入っていくと、深い霧に包まれた地域がある。
その地域の霧は一年中はれる事はなく、常に深い霧に包まれていた。
しかし、その霧の中を2km程進むと数十本、いや数百本だろうか?の白樺並木が突然目の前へと見える。
そして、その先には霧に包まれ霞みがかった幻想的な西洋屋敷が悠然と建っているのだった・・・・・・・。



 朝食が終わり、朝の仕事から日中の仕事へとメイドの仕事は移っていく。
華紀邸のメイド「杉原真奈美」は、忙しく屋敷内を動き回っていた。
部屋の数がざっと50は超えようかという広さの華紀邸である。そして、屋敷には今、五人のメイドしか在住してはいなかった。先代の時代には20人はいたのだが、現当主は数の多いメイドを好まず、今の五人に絞ったのだった。
そんな事で、絞られた五人は確かに一人一人の待遇としては上がったのだが、如何せん使用人の数が減ろうとも、部屋の数が減ったわけではないので掃除だけは数倍の労力を使わねばならなかった。
そんな、忙しい掃除の時間であり、一番若く働き者の真奈美は多くの持ち場をかかえ、大忙しだったのだが、そんな真奈美の後ろから人影が迫るのだった・・・・・。



 「・・・真奈美」
真奈美の後ろからそっと迫った裕輔は、真奈美の背中から腰に向けて指を這わせる。

 「きゃぅ〜!」(なになに?)
ダブルベットより更に一回りは大きい裕輔のベットを体一杯に使いメイキングの途中であった真奈美は自分の背中に怪しげな刺激を感じ、後ろを振り向いた。

 「あっ・・・」
真奈美が振り向いた先にいたのは、この屋敷の主人「華紀裕輔」だった。


 「・・・あっぅ・・・・・」(あぅ〜・・・)
「んっ、どうした真奈美?・・・・続けていいぞ!」
涼しい顔で続けて良いなどという裕輔であったが、真奈美の腰に添えられた手を離すわけでもなく、それどころか更に下へと手は向かって行く。

 「あっ、あっ、あの〜・・・あっ・・・・・」(あの〜・・・手を・・・)
裕輔の手は、ふっくらとした真奈美のお尻を撫でまわし、五本の指は的確に感度の高い場所に刺激を与える。
的確に与え続けられる刺激に真奈美は頬をピンク色に染め始める。
そして、それを知ってか知らずか?裕輔は更に次のステップへと進むのだった。

 「きゃっ・・・・・あっ、あっ、あの・・・・・・裕輔様・・・・」(お許し下さい・・・)
薄っすらと瞳を潤ませて、裕輔を見つめる真奈美であったが、裕輔は真奈美のフレアースカートを捲り上げ、パンティーを引き降ろす。

 「真奈美・・・この部屋ではその呼び方を禁じた筈だ!」(めっ!)
裕輔は双臀の割れ目に指をあて、刺激を与えるとともに真奈美を抱きかかえるように自分の方に寄せ、そして裕輔の指は秘唇のまわりを撫で回すのだった。


 「あっ、あんぅ・・・・あっ・・・・あの・・・すっ、すいません」(ああ〜、どうしましょう?)
「もう一度、言い直しなさい!」
「はっ、はい・・・あっ、あの・・・・・ごっ、ご主人様・・・」(うるうる)
恥ずかしそうに俯く真奈美を裕輔は抱きしめ、頬に軽くキスをすると秘所にあてられていた手を両胸へと持ていった。


 「ごっ、ご主人様・・・・・あっぅ、あうっ・・・・あっ、おっ、お許し下さい・・・・・」(更にうるうる〜〜)
ふわふわのメイド服の上からであったが、裕輔の手は胸の性感体を確実に刺激し、真奈美は立っているのがツライほどの感覚を身体全身に感じ、顔を紅潮させ、唇を震わせる。

 「ふぁ〜、あっ・・・・・ふぁ〜〜〜」(だめですぅ〜)
更に、裕輔は真奈美の上着を剥ぎ取り、ミルクを溶かし込んだような眩いばかりの白い乳房をブラジャーの上から揉む。

 「ふぁぁぁ〜・・・あんっ、あぅんっ・・・・あぅ〜・・・」(もうだめですぅ〜)
刺激に耐えられなくなった真奈美は遂に力尽き、裕輔へと身体を授けた。
417保守コピペ:2006/02/02(木) 11:07:42 ID:euPkLEJY
 「おっと!・・・・・よし、よし・・・」(なでなで)
「あっ・・・あの・・・あっ・・・・」(恥ずかしいけどうれしい♪)
裕輔は倒れ込んできた真奈美を抱き止め、優しく頭を撫でる。
真奈美は嬉しそうに裕輔に抱きついたが、まだ終わりではなかった。



 「あっ・・・・・あっぅぅ・・・・・・」(や〜ん〜!!)
裕輔は真奈美を抱きかかえるとベットの上へと座らせた。
真奈美は小犬のように澄んだ瞳を裕輔の方へと向け、僅かに身体を震わせていたが、それは脅えとだけで表現される事はできなかった。



 「あっ、あの〜・・・」(あっ、どきどき・・)
そう、真奈美の心の中には期待という感情が無い事を否定する事は出来なかった。
そして、裕輔がその事を知らない筈も無く、真奈美を押し倒し、秘所へ指を当てるのだった。


 「真奈美、もうヌルヌルだな」
「・・・?!・・・・いっ、いや・・・はっ、はずかしいです・・・・・うぅ〜」(あうぅ〜・・・はずかしい〜〜)
真奈美はねっとりとした液のつく、指先を目の前へと見せつけられ顔を横へと叛けるが、裕輔は恥ずかしがる真奈美の表情が見れれば満足で、深く追求はせずに次の行動へ移るべく、膝の所で丸まったパンティーを足先から引き抜いた。

 「あっ・・・」(きゃっ!)
真奈美はあわてて膝を丸め、秘所を隠そうとするが、実際はその行為はまったくの無駄であった。

 「真奈美のかわいいところが良く見える♪」
裕輔は嬉しそうに楚々とした細毛に隠され、きっちりと閉じられた秘唇が息づいている秘所を覗き込みそこの状態を事細かく口に出すのだった。

 「真奈美のアソコは奇麗なピンク色をしていて・・・・・あっ!なんかヌルヌルした液が出てきたよ〜〜〜!」
裕輔は触わる事なく、見た間々を口へと出す。
そして、裕輔の言っている事に嘘はなく、確かに閉じている亀裂からはキラキラと光る液体が洩れだしていた。

 「・・・・・・!!!」(はずかし〜〜〜)
次々と言葉で苛められる真奈美は、真っ赤に染まった顔を手で覆い、恥ずかしさを堪え、一生懸命、膝を丸め抱え込むのだが、その格好ではいつまで経っても裕輔の視姦からは逃れる事を出来ないのがわからなかった。


 要するに、女性の秘所は膝を閉じたところで隠す事は出来ないのである。
まあ、人のそんな所を見た事も無い真奈美にそんな事を言っても可哀相な事かもしれなかったが・・・・・。


 いいかげん裕輔も瞳に涙を溜め、恥ずかしそうに膝を丸める真奈美を可哀相に思い、視姦するのを止め、真奈美の上へと圧し掛かり、真っ赤に染まった顔を抑えている手を優しく外し、ゆっくりと唇を重ねあわせるのだった。


 「んっ、うん・・・」
「ん・・・・・」
舌と舌が絡め合い、お互いの舌先に震えるような感触が響き渡る。
初めオドオドとしていた真奈美だったが、優しく抱きしめられると溢れ出す感情を抑える事は出来ずに、しっかりと裕輔に抱きつくのだった。
そして、腕の中でいじらしく自分に抱きついてくる少女を裕輔も心の底から愛しいと想っていた。
二人の熱いキスは、息が続く限り続けられ、苦しくなり離れてもまたすぐに唇を合わせ、お互いを求め合う熱烈なものだった。


 「・・・・・・」
「・・・・・・」
熱いキスをに一つの区切りがつき、お互い見つめ合い、次の行動へと移ろうとしたその時だった!


-----PPP!PPP!PPP!-----


 裕輔のポケットから携帯電話が鳴り響き、二人の甘い時間は終わりを告げるのだった。
418保守コピペ:2006/02/02(木) 11:08:21 ID:euPkLEJY
 甘い時間(とき)は、悠久の大河のようにゆっくりと流れてほしいものだ。


 -----昼過ぎ-----


 相変わらず、華紀邸のメイドは忙しく動き回る時間帯である。
真奈美も例外なく、屋敷内を動き回っていた。
しかし、足取りは軽く・・・・・いや、軽すぎるくらいだった。


 『今日の夜、部屋に来るように・・・』
裕輔が先程の分れ際に真奈美に言った言葉だった。


 「るるる♪・・・るるる♪・・・」(るんるん♪)
真奈美は浮かれていた。
裕輔の呼び出しは、昔はほぼ毎日のようにあったのだが、先代が死んで、裕輔が当主となると裕輔も華紀家の当主として忙しくなり、この頃は屋敷に居る時間も限られてしまっていたのだった。
だから、真奈美は裕輔が屋敷に今晩いるという事がわかっただけで嬉しいのだが、更に夜のお声がかかったともなると・・・・・にこにこだった。


 真奈美は、屋敷内を踊るように動き回っていた。
それは体全体で、嬉しさを表現しているようだった。
しかし、そんな風に浮かれていた真奈美だったので・・・・・・。


 「きゃっ!!」(あたたたたっ!)
浮かれてまわりの気にせずに、スキップしていた真奈美は曲がり角で何かにぶつかった。


 「あいたたたっ・・・・」
ぶつかったのは、華紀邸で一番の長老メイドで「メーアおばさん」を呼ばれている老婆であった。
メーアおばさんは先々代の時代から華紀家に仕えていて、現当主の裕輔でさえ頭の上がらないところがあるという、華紀家の生き字引的な存在であるとともに、メイドの教育係でもあったのだ。


 「すっ、すみません・・・・だっ、大丈夫ですか?」(わぁ〜、しまった!)

 「・・・真奈美さん!」(キッ!)

 「はい!」(背筋伸ばしてピリッと!)

 「まだ、メイドとしての作法がわかってらっしゃらないようですね」

 「もっ、申し訳ありません」(ゴメンなさい)

 「今回は、わたくしだから宜しかったものの、もしぶつかったのが裕輔様や大事なお客様だったらどうするおつもりですか?」

 「・・・はっ、はい・・・すいません」(アセアセ)

 「二度とこの様な事が無いように、躾し直す必要がありそうですね。三十分後、花室にいらっしゃい。よろしいですね!」

 「かっ、花室にですか・・・・・はっ、はい、わかりました・・・」(きゃぁ〜!いやぁぁぁ〜〜!)

 花室とは、華紀家伝統のメイドお仕置きルームでその中で繰り広げられるお仕置きとは・・・・・・・。

 真奈美はぐったりと肩を落とし、屋敷の奥へと消えていった・・・。


 価値観とは人それぞれであり、他人に左右されるものではない。
                                         第一話 fin
419保守コピペ:2006/02/02(木) 11:09:07 ID:euPkLEJY
『杉原真奈美』"白樺の館"第二話



 -----館をつつむ霧は未だに晴れる事は無かった-----



 夜半、裕輔の部屋に呼び出された真奈美は部屋の中央で手を前で交差させて合わせ、僅かに瞳を閉じて、静かに裕輔の言葉を待っている。

 この姿勢こそが、メイドが主人の命令を待つ格好であり、その後の主人の発した命令に対しては絶対服従がメイドとしての条件であった。
それが、十一歳の時にメイドに落とされてから、真奈美が受けてきた躾の一端だったのだから・・・。



 「真奈美、俺と二人の時はそんな緊張した格好をしなくてもいい、それよりもっと俺の傍に来ていろ」
裕輔は目で真奈美の立ち位置を指示するようにベットの前へと向けた。

 「はっ、はい・・・」
真奈美は裕輔の示す方へ静かに歩きだし、そして立ち止まる。


 裕輔は椅子から立ち上がると左手に持ったウイスキーを一口、口に含み、真奈美の背中を右手で軽く押しながら更にベットの近くへと連れて行く。
裕輔は左手に持ったグラスを棚の上に置くと自分はベットの上に座り、立っている真奈美の腰を両腕でしっかりと抱きしめた。

 主従関係としてはさながら逆に見える格好ではあったが、裕輔は何故か真奈美を抱く前にはこの様に抱きしめる事が多かった。
それは裕輔自身も理解していない事であった・・・・・。

 いや・・・・・理解しているのかもしれなかったが、それを認めようとしていないだけかもしれなかったが・・・・・。



 「ゆっ、裕輔様・・・・・?!」(あっ!・・・)

 「・・・・・・・・・・」

 真奈美は言葉を発してから、ハッと気がついた。
裕輔には、この部屋にいる時はご主人様と呼ぶように言いつけられているのであった。今日の昼間もその事で怒られたばかりだった。
真奈美は裕輔に怒られるのではないかと首をすぼめるように構えたが、裕輔はただ黙っているだけで、何も言わず真奈美に抱き付いていた。





 -----裕輔は何故、真奈美にこの部屋ではご主人様と呼ばせているのだろうか?-----


 裕輔は屋敷では普段、全ての使用人から裕輔様と呼ばれている。
それは、若くして後を継いだ為、使用人には依然として若主人の裕輔が脳裏にある為と裕輔が敢えてその事について、何も言わないからであった。

 そんな経緯があり、裕輔は他の使用人には何も言わないのに真奈美にだけは・・・・・そして、この部屋の中だけと限定してまで、わざわざそう呼ばせているのは、ある一つの鬱屈とした想いがあるからであった。



 -----それは・・・・・・・・・。-----
420保守コピペ:2006/02/02(木) 11:09:47 ID:euPkLEJY
 「裕輔様・・・・・?」(どうかしたのでしょうか?)
真奈美はもう一度、裕輔の名を呼び、両脇に垂らしていた手をそっと裕輔に添えた。

 「真奈美・・・その呼び方はこの部屋では禁じた筈だ・・・・・・」
裕輔は頭を埋めた間々、静かな口調で言った。

 「はっ、はい・・・申し訳ありません・・・・・・ご主人様・・・」(わわっ!・・・やっぱり怒られた・・・)
真奈美は急いで言い直すのだったが、次に裕輔から発せられた言葉は意外なものであった。


 「いや、これからはこの部屋でも裕輔でいい・・・」

 「・・・・・・?」

 「・・・・・・・・」


 「ゆっ、ゆう・・す・・・け・・とお呼びして宜しいのですか?」
突然の事に、ボーとしてしまった真奈美は言われたそのままの言葉を言ってしまった。


 「・・・ばか!・・・呼び捨てなどは許さん,あくまでも裕輔様だ・・・・」
裕輔はボーっとしている真奈美に軽く微笑みながら、言葉は乱暴であったが口調はあくまでも優しく叱った。


 「あうっ・・・もっ、申し訳ありません・・・」(あうあう)

 「罰として、口移しでウイスキーを飲ませてもらおうか・・・・」
抱きしめていた両腕をやっと離すと裕輔は目をグラスの方へと向けて促すのであった。


 「あっ、あの口移しですか・・・・?」

 「そうだ!口移しだ!」

 「はっ、はい、わかりました・・・」(ううっ、はっ、ハズカシイです・・・)
真奈美は恥ずかしさに頬を染めて、緊張に震えた手でグラスをつかむと琥珀色の液体を口一杯に中へと運び、そのまま裕輔の前へと顔を近づける。


 「おいおい、真奈美・・・・・そんなに口一杯に含んでも俺が飲めないだろ?」

 「・・・うっ〜〜〜、ううっ〜・・・・」(きゃ〜、どうしましょう?おろおろ・・)
裕輔はやれやれと真奈美の顔を見ると、真奈美は瞳一杯に涙を浮かべ、おろおろと慌てている。


 「しょうがない、無理して飲んでやるか・・・・・無理して飲むんだから、この罰は無しだからな真奈美。もう一つ受けてもらうけどいいな!」
裕輔は恩着せがましく、真奈美に言うのであったが内心では、そんな真奈美がかわいくて仕方ないのであった。

 「う〜〜、う〜」(こくこく)
口の中がウイスキーの味一杯で苦しい真奈美はもう兎に角、助けてもらえれば何でもするといった気持ちで首を縦に振った。


 「よし、それじゃあ、真奈美・・・一気に口を開くんじゃないぞ!そ〜っと少しだけ開いて俺の口に移すんだ!」
裕輔は、真奈美の唇に自分の唇を被せるとゆっくりと自分の頭を下に持ってきて、真奈美の顔を受けるような形を取った。

 「うっ、ううっ・・・ううん・・・・」
真奈美は少しずつ、少しずつ裕輔の口の中へとウイスキーを移し、ほとんど口の中が空になろうとした時だった。
421保守コピペ:2006/02/02(木) 11:10:36 ID:euPkLEJY
 「ううっ、んっ・・・むぅ・・うんっ・・・・」
体を抱きかかえられ、ベットに押し倒されると口の中に裕輔の舌が入り込んできた。
裕輔の舌は真奈美の口の中を縦横無尽に動き回り、口内を堪能すると更に舌を絡め取り、舌全体に真奈美の味を感じる。
真奈美の手が裕輔のシャツをつかみ、二人はそのまま微妙に顔の角度を変えながら、お互いの唇を味わった。

 唇が離れると真奈美はギュッと握り締めていたシャツをそっと離し、体全体から力を抜き、そして、顔を赤く染め、胸の鼓動は張り裂けんばかりに激しく鳴り響かせた。
裕輔は真奈美の前髪をそっとかき上げ、おでこにキスをするとそのまま覆い被さり、耳たぶを軽く噛んだ。

 「きゃぅ、あうんっ・・・あん・・・・・・」
真奈美の口から甘い声が飛び出し、それを知ってか知らずか、裕輔は更に首筋を伝い下へ下へと真奈美の身体をキスをしながら辿って行く。
そして、肌蹴たメイド服から、白いブラジャーが姿を表すと裕輔はそれをつかみ、ズリ下ろすと中からはミルク色した肌にちょこんとピンクの蕾が付いている乳房が表された。
裕輔はピンク色した蕾に唇を当て、舌先で軽くこね回すように舐めたり、軽く歯を当てて見たりと徐々に刺激を与えていく。


 「あふっ・・・ふぁっ・・ふぁんっ・・・・・ぅっ・・・・」

 「真奈美、だいぶ良いみたいだな・・」

 「ふぁ、そっ・・そんな・・・・」(うるうる)

 「そうだな、そろそろ胸だけじゃ物足りないだろ・・・・こっちにも・・・っと・・・」

 「・・・・?!」
裕輔は真奈美のスカートを捲り上げ、パンティを脱がすと秘所に手を当てた。


 「真奈美の此処はもうグチョグチョだな」

 「あぅ、あっ・・・・あんっ・・・そっ、そんな・・・・・・いっ、苛めないで下さい・・・」




 裕輔の指は真奈美の秘唇をなぞるように這い回ると更にその中心部に隠された秘壷へズブズブと音を立てるように押し入れた。


 「ひゃうんっ・・・あっ・・・・・・うんっ・・・・・ふぁっ・・・・・はんっっ!!・・・」
押し入れられた指は孔内の細部まで知り尽くしている為、次から次へと性感体を刺激し、最後に真奈美のスポットゾーンとも言える場所に添えられると僅かに震えだし、真奈美の身体には電流が流れたかのような刺激が脳天まで突き抜けていった。


 「真奈美、まだイクのは早いぞ・・・・」
裕輔は指を抜き、素早くズボンを下ろすとそそり立ったマグマを取り出し、真奈美の秘裂へあてがうと一気に突き入れた。

 「はっん!!・・・・んあっ・・うあっん・・・・・・」





 裕輔のマグマは花弁を押し開き、奥へ奥へと入って行く。そして、一番奥まで到達した事を確認すると裕輔は激しくグラインドを始めた。


 「ひゃう、あっ・・・・あんっ・・・ふぁ・・・んっ・・・・・」
裕輔のグラインドと同時に部屋中に真奈美の甘い声が響き渡るのだったが、実の所こうなってしまうと裕輔はあまり気を抜いてなど入られないのであった。
それは、真奈美が類い稀なる名器の持ち主であったからである。
マグマへの締め付け、絡み付いてくるヒダ、溢れんばかりの愛液、全てが最高のものだった。
裕輔は18歳の時、初めて抱いたその日から、この贅沢な悩みと戦い続けているのであった・・・。
422保守コピペ:2006/02/02(木) 11:11:20 ID:euPkLEJY
 「はぅ、はん、あうんっ・・・」
しかし、裕輔も伊達に三年も前から腰を動かすだけなんて陳腐な事で抱いて来た訳ではない。
次から次へと真奈美の性感体を責め、自分のペースへと持ち込むのであった。
それは、三年かけて得たテクニックである。
真奈美の弱い所、弱い所を責め、絶頂へと導くのであった。
そうなってしまうと真奈美も身体中、隅々まで知られているの為、快楽の渦からは抜け出す事は出来ないのであった。


 「真奈美、そろそろイクぞ・・・」

 「あっ、ふぁ・・・・あんっ・・・・ふぁ、はい・・・」
裕輔のグラインドがいっそう早まり、それに併せるかのように真奈美の腰を振り、締め付けを増すのであった。


 「うっ、くっ・・・」
裕輔は一番奥まで差し込むと一気に精液を膣内に放った。

 「ひゃう・・・んっ・・・・・・ああっああああっーー!・・・・・」
子宮の中一杯に注ぎ込まれた精液によって、真奈美の絶頂も訪れ、目の前が真っ白になるとその場にぐったりと力尽きるのだった。



 荒々と肩で息をする裕輔の横では、ぐったりと力尽きた真奈美が眠りの世界へと誘(いざな)われていた。
そんな真奈美を見て裕輔は優しく髪の毛を撫でると近くの棚からティッシュを取り、真奈美の秘所から引き抜いたマグマを拭くと更に精液を溢れさせている真奈美の秘所を拭き取った。

 そして、裕輔は二人の交わった白液を丹念に拭き取るとその直後に力尽き、穏やかな表情を浮かべ、真奈美の隣りで眠りにつくのだった・・・・・・。






-------表と裏-------
-----過去と未来-----
-----理想と現実-----

-------しかし-------

---真実はただ一つ---


第二話 fin
423名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 23:24:05 ID:do2GoUi+
GJ
424名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:07:08 ID:Ty+ftaU3
               ∧_∧
            ∧_ ( ´〓`)<保守
..\         [ …з/u  ノ
  \         /u 〈/フ'フ
    \       〈 ///
     \      ∠∠/
\     \    彡
 .\     .\
   .\_/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
        . |       .|
425名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 22:55:19 ID:9DZZ1tGI
志村ー後ろ!後ろ!
426保守コピペ:2006/02/13(月) 22:37:20 ID:bj4HfR2B
『青の斜陽』



 ………『安達妙子』高校二年生の16歳。
青森県在住の料理が得意な女の子…そして、今でも幼なじみの男の子を想い、待ち続けている……彼との思い出を胸に………彼との再会を夢見て、最高の味噌汁を作りながら………。妙子にとって、そんな人生は決して悪いものではなかっただろう。
しかし、妙子の運命の歯車は、狂い始めていた。
帰るべき、その日まで………。



 199*年6月14日、7時14分。
「うん!今日のは上手くできた!」
妙子は、自分の作ったお味噌汁を味見して満足げに肯いた。
妙子の一日は、このお味噌汁作りから始まる。これは、ここ5年に渡って続いている安達家の朝の習慣だ。
妙子は、小学校を卒業するとすぐに朝の味噌汁は自分が作る事を家族に宣言した。
初め、父親と弟は反対したが母親の味方によって何とか認められた。
それからというもの妙子は寝ても覚めても味噌汁一筋、その日の味噌汁の材料選びから味噌の合わせ具合まで、徹底しておこなった。
この頑張りには、味方した母親をも驚かし、半年も経つと反対していた父親と弟が妙子の味噌汁の大ファンとなっていた。
それから、妙子は安達家の家事を任される様になり、いくつもの料理のレパートリーを増やしていったが、依然として味噌汁へのこだわりは別格だった。
なぜ、こんなにも妙子が味噌汁にこだわっているかと言うと、彼との大事な絆であるからだった………。



 6月14日、11時11分。
「じゃあ、妙子!店番お願いね!」
「えーっ、今日、日曜日じゃない……やだな〜、それにもうすぐお昼のお味噌汁作らなくちゃいけないし〜……」
妙子は、不満を表しながら店に顔を出した。
「まったく、この子は寝ても覚めても味噌汁、味噌汁って……」
「だってぇー………」
「"だってぇー"じゃない30分もすれば戻るからお願いよ!」
母親は、嫌がる妙子を押さえつけて店を出ていった。
「あーあ、やだなぁ〜…」
妙子は、店のカウンターに立ち店を見渡す。
店の中は、何人かの観光客らしき人がお酒を選んでいた。
この辺りで唯一の酒店である安達酒店は、週末にもなると観光客が多数お酒を買いに来るのだ。
妙子は、その観光客が嫌いだった。
その中でも、都会から来た女性観光客と接するのが特に嫌だった。
都会から来た女性観光客の中に化粧を濃く塗り、派手なファッションをしている女性が、スッピンで地味な格好をしている妙子見ると馬鹿にしたような目で見るのだった。
『…なによ!化粧と服でごまかしてる人がそんな目で見ないでよ!…』
妙子はいつもそう思っている。
『…私だって、化粧して、綺麗な服を着たら………』
妙子は心の中で叫ぶ。
『…だけど、彼が………もし…来た時………』
妙子は、彼に逢った時の事を考え、自分はありのままで……素顔で逢いたいと思っていた………彼がすぐに気づいてくれるように………。
外は、晴天!……お客さんが出入口の戸を開けると心地よい風が店の中に入ってきた………が、それと同時にお客さんも多数入って来た。
妙子は、それを見て早く母親が帰ってきてくれないかなーと思うのでした。
427保守コピペ:2006/02/13(月) 22:37:57 ID:bj4HfR2B
 6月14日、15時22分。
「まったく、今日は家にいたら駄目だわ」
妙子は、大きな杉の木の下、通称一本杉に来ていた。
「井戸端会議の為に私に店番頼むのやめてよね!……私が店番嫌いなの知ってるくせに………特に日曜日なんか……」
妙子は、今日、家にいたらどうにも母親が店番を頼むので逃げ出してきたのだった。
初夏を匂わせるさわやかな空気が妙子の髪をなびかせる。
一本杉に寄りかかり、まわりを見渡すと思い出の日々が妙子の脳裏に甦ってきた。
彼と一緒に走りまわった農道、彼と一緒に通った小学校、彼と一緒に遊んだ公園、そして………彼が去った時の列車………。

 妙子の瞳から本人の意思とは無関係に一筋の涙が流れた。
「…やっ、やだなー………私ったら………なに泣いてるのかしら…これはねー、いい思い出なのよ!」
そう、妙子にとって彼との思いではいい事だらけの筈なのである。
「…今度、彼に逢ったら、彼と笑って話すの、この思い出を………」
妙子は、自分の心に言い聞かせる。
「…そして、二人して、大笑いするのよ!……こんな事もあった、あんな事もあったって………だからその時は悲しい思い出も辛い思い出も、ぜーんぶいい思い出なの!………」

 妙子は、フウッと一息つき、「…そう、今のこの切ない想いさえその時には、いい思い出になるの…」手を握り締め言い切った、誰に言うのでもなく、自分自身に言い聞かせる為に……………。
妙子は、彼を待ち続けている。
あの日々の思い出を胸に………まだ逢えない彼に……思いを馳せて!



 6月15日、15時57分。
「じゃあな!知子!妙子!」
「うん!バイバイ!」
「じゃーねー!」
そう言って、青年が去っていった。
青年は、大吾といい、妙子の隣りにいる女の子は知子といった。
妙子、知子、大吾は小学校からの幼なじみであった。
「妙ちゃん!今度休みに一緒に、ラビナに買い物に行こうよ!」
大吾と別れ、二人っきりになった知子は妙子に休日の予定に誘う。
「いいよ!私は………そんな私より大吾を誘ったらいいでしょ?」
「…うーん、大吾か……でも、大吾のセンスで………」
知子は、なんだかんだと大吾の悪口を言っているが、大吾を誘う事に決めた事が妙子にはわかってしまった。
知子と大吾は小学校から一緒と言う事で、何だか近すぎたのだろうかお互い好きあっていたのに付き合い始めたのはつい最近だった。
だから、付き合い始めてもお互いに色々憎まれ口なども叩き合うが、うらやましいぐらい仲が良かった。
妙子は、その二人を見て、もしあの時の彼がいま自分のそばにいたら、知子と大吾のようになっているかもしれないと思うと、胸がキュッと締め付けられるようだった。



 6月15日、16時16分。
「バイバイ!妙ちゃん!」
「うん、バイバイ……」
妙子は、知子と別れ一人考え込むのだった。
『…もし、今、彼と一緒にいられたらどんなに楽しいだろう?…』
妙子は、近くの児童公園のブランコに座った。
『…一緒に買い物に行ったり、映画を見たり、遊園地なんかも行きたいな………そうしたら、私、腕によりをかけてお弁当を作ったりして……』
妙子は、今まで自分が経験した事の無い世界に夢を馳せる。
『…そうして、そうして、夕日に照らされた二人は………なんて……』
妙子は、自分の想像に顔を真っ赤に染めた。
『……ばっ、馬鹿、妙子なに考えてるんだか………』
妙子は、自分の思考を責めながらも、顔が変に笑っているのは抑えられなかった。
夕日が、妙子を照らし、全身を紅く染め上げる。
妙子の視線は、遠い、遠い町に向けられた。
『…彼に逢いたい、彼に逢いたいよ!…』
妙子は、ゆっくりとブランコを動かし、彼が逢いに来てくれる事を祈った。
目の前の砂場では、あの頃の二人のようにおままごとをする小さな男の子と女の子がいた。
428保守コピペ:2006/02/13(月) 22:38:30 ID:bj4HfR2B
 6月15日、17時32分。
妙子は、家に帰り着くといつもの様に家事をこなしていた。
すると、母が思い出したように一通の手紙を妙子に渡した。
その手紙には一言『…6月15日21時、思い出の場所で待つ…』とだけ書かれていた。
妙子は胸が高鳴った。
妙子にとって思い出とは、あの少年との事だけだった。
妙子は思った!…ついに彼が私に逢いに来てくれたのだと……。
そう思うと、妙子はいてもたってもいられなくなったが、妙子はフッと考える。
『…彼と逢った後、彼が家に来るかもしれない…いや、私としては強引にでも連れてきてこのお味噌汁を飲んでもらいたい……私がどれだけ美味しいお味噌汁を作れる様になったのかを知ってもらいたい…』
妙子は待ち合わせの時間まではまだあるし、最高の夕食を作ってから出かける事にした。



 6月15日、20時30分。
妙子は、思い出の場所一本杉に向かう。
思い出の場所と言われて妙子は他にも2、3思い当たる場所が無いでも無かったが、一番の思い出の場所といえばこの一本杉であると思った。
妙子は、一歩一歩踏み出すたびに自分の心臓がドキドキしてくるのがわかった。
そして、一本杉に着いた頃には胸から心臓が飛び出すかと思えるほど胸がドキドキしていた。
『ちょっと、早く来すぎちゃったかな……でも、一分一秒でも早く逢いたいし………』
妙子は一本杉に寄りかかり、星空を見上げながら彼を待った。



 6月15日、20時57分。
『…あと三分で約束の時間だ…』
妙子の胸の鼓動は最高潮を迎えていた。
『…彼に早く逢いたい、早く、早く…』
妙子は、彼が来るであろう駅の方角をずっと見つめている。
辺りには、人影なども無く、ただ風の音だけが妙子の耳に聞こえていた筈だった。
しかし、その時一本の列車が、過ぎ去っていった。
この列車の立てた音によって妙子は後ろにいる彼の存在に気づかなかった。
「…………………」
 そして、ついに彼の登場である。
「…………………」



 6月15日、20時59分。
男は、駅とは逆方向から妙子に近づいていた。
故に、駅の方角をジッと見つめる妙子は、列車の音に紛れ男が近寄るのをまるで気づかなかった。
男は、妙子の後ろから襲い掛かり、首筋に強烈な一打をかました。
妙子は、「きゃっ…」と小さな声を上げてその場に倒れ込んだ。
男は、背中に背負っていたリュックの中からロープを出し、妙子の両手首を後ろ手に縛り、さらに一本杉へと縛りつけた。
429保守コピペ:2006/02/13(月) 22:39:03 ID:bj4HfR2B
 6月15日、21時03分。
「…うっ、うっ……うんっ…」
『一体、何が起こったのかしら…』
妙子は、自分の身に何が起こったのかわからなかった。
妙子は、目をゆっくりと開けた。

「うっーーーうっーー!『きゃぁぁぁぁぁーーー!』………!」
妙子は、叫び声を上げた。いや、上げたつもりだが口に猿轡をされていてその声は、声にならなかった。
妙子は、自分の目を疑った。
妙子がその時見たものは、なんと一人の男が自分のスカートの中に手を突っ込み、パンティを脱がそうとしている光景だったのだ。

 妙子は、身体を大きく振り、脚をバタつかせて男から逃げようとしたが両手を後ろ手に縛られている妙子にとって動きには限界があった。
男は、妙子のパンティを脱がすとスカートの中に顔を突っ込み、妙子の秘所を責め始めた。

「うっーーー、うっーー!『いやぁーーー、やぁーー』…」
妙子は、声にならない叫びを上げて、体を動かそうと抵抗するが男にとって大した障害にはならなかった。
男は、体を妙子の両足の間に入れるとサッとズボンを降ろした。

「…うっ、うっ、うっ…」
妙子の両目から、涙が滝の様に流れ落ちる。
妙子の目には、ぼやけた男の姿が揺れて見えるだけだった…。
だが、その一秒後、妙子に今まで味わった事の無い激痛が襲いかかる。

「…うっーーーうっーーーーー!『きゃぁぁぁぁーーー、いったぁぁぁいーーー』」
妙子は、自分に襲いかかる痛みで気が狂うかと思った。

「うっーーー!『やめてぇぇぇーーー!』うっーー『ゆるしてぇー』…」
妙子は、顔を左右に振り回すが、男はお構いなしに次の行動に移った。
男は妙子のブラウスを引きちぎり、白のブラジャを上に上げると右胸を左手で揉み、左胸の乳首を舌で舐めまわした。
妙子は、その頃になるともう激痛と精神的ショックでもう何がなんだかわからず、男の為すがままだった。
男は、抵抗を止めた妙子を自分勝手に責め続けそして妙子の中で果てた。



 6月15日、21時27分。
男は、リュックの中からポラロイドカメラを取り出し、妙子の写真を撮った………『凌辱された姿の写真を』………。
妙子は、光るカメラのフラッシュで目を覚ました。

「…うっーーー、うっーーー『やめてーーー、やめてーーー』…。」
妙子は、体を動かし抵抗を試みようとするが既に遅かった。
妙子の目の前には、胸を出し、スカートを捲くり上げられ、秘所から男の精液を垂れ流している自分が写った写真が散らばっていた。
430保守コピペ:2006/02/13(月) 22:39:37 ID:bj4HfR2B
 6月15日、21時31分。
男は、写真を拾いまとめリュックに仕舞い込むと、妙子を縛り付けていたロープを外した。

「わかっていると思うが、この事は他言無用だ。もし人に喋ればこの写真がどうなるかわかっているだろうな」
男は、初めて口を開いた。
しかも、妙子にとって最悪の言葉が発せられ続けた。

「人にこの写真を見られたくなければ、俺のいう事を聞け!"安達妙子"」
妙子は、自分の名前を呼ばれて、ビックとした。

『あーぁ。もう逃げられない……』
妙子の心にそんな思いがよぎる。

「妙子、お前にはこの携帯電話を渡しておく。肌身離さず持っていろ!俺からのホットラインだ。いいな、俺に逆らおう何て馬鹿な事を考えるなよ!わかったか!」
男は、妙子に詰めよった。
妙子は、目に大粒の涙を溜めながら頷くしかなかった。

「よし、いい子だ。だったら今日はこれに着替えて帰れ。」
男は、一着の着替えを妙子に渡してその場を立ち去った。
男にしてみれば、他人に妙子がレイプされたのに気づかれては困るのだった。これからの楽しみを無くすような事は………。

 妙子は、一本杉に寄りかかり星空を見上げた。
天国から地獄に落とされた自分の身の不幸を感じながら………。
眼下には、最終列車が走り去って行った。



 6月16日、6時05分。
昨日と変わらない朝日・・・・・・・。
昨日と変わらない家・・・・・・・・・。
昨日と変わらない家族・・・・・・・。
昨日と変わらない町・・・・・・・・。
昨日と変わらない学校・・・・・・。
昨日と変わらない友人・・・・・・。
昨日とは・・・違う・・・自分・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・帰れない!・・・・・・・・。
もう、昨日の身体には・・・・・・・。
もう、昨日の心には・・・・・・・・・。
もう、昨日の自分には・・・・・・・。
もう、・・・・・二度と・・・・・・・。

安達家の今日の朝食には、味噌汁が無かった・・・。



 6月16日、16時28分。
昨日と同じ道・・・・・・・・。
昨日と同じ夕焼け・・・・。
昨日と同じ公園・・・・・・。
昨日と同じ風景・・・・・・。
昨日と同じ子供・・・・・・。
昨日とは・・・・・違う・・・・・・わたし・・・・・・・・。

昨日、昨日、昨日・・・・・・・・・・・・。
昨日の・・・・・・・・・・・夜・・・・・・・・・。
昨日の・・・・・・・・・わたし・・・・・・・。

夕食にも味噌汁の姿は無かった・・・。
431保守コピペ:2006/02/13(月) 22:40:08 ID:bj4HfR2B
 6月16日、21時45分。
「うっ、うっ、ううっ・・・・・・・」
顔を枕に擦り付け、声を殺して泣く・・・・・。
・・・・・涙・・・・・枯れる事無く・・・・・瞳から流れ落ちる。
・・・忘れよう!・・・そう、忘れるしかない・・・・・この地獄から逃れるには・・・・・。
しかし、傷付けられた身体は忘れさせてくれない・・・・・傷付けられた心も忘れはしない・・・・・・身体全体、髪の毛一本までもが、忘れさせてはくれない・・・・・・・。

・・・・・『死』・・・・・甘い誘惑・・・・・・。
・・・・・『無』・・・・・時の誘い・・・・・・。
・・・・・『生』・・・・・無限地獄・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
さまよい続ける魂・・・・・・・・・・。
・・・・・明日への扉・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・『妙子』・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



 6月18日、8時35分。
見えなくなった、世界・・・・・・・。
ついこの間までいた、世界・・・・・。
帰る為のチケットは?・・・・・まだ・・・・・無い・・・・・。


 「ブルッ、ブルッ・・・・・・・・・・・」
今まで体感した事の無い・・・・・振動・・・・・。
全身に震えが走る・・・・・・・・。
「ブルッ、ブルッ・・・・・・・・・・」
止まらない振動・・・・・。
『出ろ!出ろ!・・・・・・・・・・』
そう言わんばかりに震え続ける。
覚悟を決め、震える手で電話を取りだし、ゆっくりと着信ボタンを押す。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「もっ、もっしもし・・・・・」
震える手をグッと押さえ付け、消え入りそうな声で話す。
「・・・俺だ!・・・・・遅いじゃないか!電話にはサッと出るもんだ、妙子」
濁った男の声。
わかっていた、この電話を鳴らす男は唯一人しかいない事は。
それでも、否定していたかった。
せめて、間違い電話であってほしかった。
「・・・・・・・・・・」
「ん!・・・妙子!聞いているのか!・・・妙子!・・・安達妙子!」
一言も発しない妙子に怒り始める男。
呆然状態の妙子を現実に引き戻す言葉は・・・。
「・・・妙子!、俺にそんな態度をとっていいと思っているのか!・・・・・・・・写真!あの写真がどうなってもいいのか!」
「・・・・・あっ、あっ、あの・・・・・・・・」
妙子の身体は写真という言葉に"ビクッ"と震え、現実の世界に心を戻す。
「なんだ、ちゃんと聞こえてるじゃないか!・・・妙子、今度またおかしな行動をとったらそれなりの罰を受けてもらうからな!・・・いいな!」
「・・・はっ、はい・・・」
「よし、まあいいだろう・・・今日、電話したのは他でもない・・・今日、昼で学校を早退して"○○町○○番地のアパート203号室"に来い、いいな!必ず来い!来なかったら・・・・・じゃあ、待ってるからな!」
「えっ、あっ・・・あの・・・・・」
『ツーツーツー・・・・・・・』
電話の発信音だけが妙子の耳に聞こえる。
遠くでは、学校のチャイムが鳴っていた。
妙子は高校生になって、初めての遅刻だった・・・・・・・。
432保守コピペ:2006/02/13(月) 22:40:40 ID:bj4HfR2B
 6月18日、12時47分。
重い足を引き摺りながら、言われたアパートに向かう。
まもなく視界の中に、木造二階建ての建物が目に入ってきた。
辺りには、真昼の太陽がこうこうと照りつけていたが、その建物だけは暗闇に包まれた悪魔の城のようだった。
『203』と書かれた、扉の前で立ち止まる。
『・・・これで、いいのかしら・・・・・・これで・・・・いっ、今なら引き返せる・・・・・・そう、今ならまだ・・・・・・・』
1分、2分・・・・・・5分経った。
『・・・かっ、帰ろう・・・・・・』
扉に背を向けた瞬間!
「ダンッ!」
扉が、いきなり開くと中から男の手が飛び出し、妙子の手を取ると、妙子を部屋に引き摺り込んだ。
「きゃっ・・・・・」
部屋に引き摺り込まれ、倒された妙子。
倒された拍子に、スカートが捲くれ上がり健康的な太股とその先にチラリと純白のパンティが男の目に入った。
「お前、何やってたんだ!・・・まさか、逃げようとしてたんじゃあるまいなー」
・・・・・ビクッ・・・・・・体を震わせ、顔には恐怖の表情が浮かび上がる。
「・・あっ、あの、わたし・・・その・・・・・・・」
男の怒りの表情に脅え、部屋の隅へと逃げる妙子。
「ふざけやがって!・・・」
妙子の胸ぐらをつかむと男は一気にセーラー服を破り裂き、次にスカートの先をつかみ引き抜いた。
白のブラジャーと白のパンティ・・・・・一見地味のようだがこれはこれで男の心を熱くさせるものがあった。

 下着姿の妙子を部屋の隅に追い詰めると男は自分の着ているものを全部脱ぎ捨てた。
妙子の目の前に男のマグマがそそり立つ。
「いっ、いやっ・・・・・」
目をそらそうと壁の方に顔を向けたが、男はおかまいなしにマグマを妙子の顔に擦り付けてきた。
妙子の頬におぞましい、男のマグマの感触が伝わる。
「うっ、ううっ・・・・・・」
必死に逃げようと顔を振るが部屋の隅に追い詰められているので逃げるのには限界があった。要するに男の為すがままになってしまっていた。
だが、これだけで終わる筈も無かった。
男から次に、発せられた言葉は・・・・・・・。
「・・・・・・しゃぶれ・・・・・・」
妙子の耳にはそう確かに聞こえた・・・・・・。
433保守コピペ:2006/02/13(月) 22:41:14 ID:bj4HfR2B
 6月18日、13時10分。
男はマグマを妙子の唇へ押し付ける。
「いっ、いやっ・・・・いやっ・・・・・」
顔を左右に振り逃げようとする妙子。

 ・・・だが・・・。
「妙子!、しゃぶれ!・・・俺の言う事が聞けないって事はあの写真がどうなってもいいのか!」
「・・・あっ、うっ・・・うっ・・・・」
妙子は、瞳に一杯の涙を溜め、唇を一回ギュッと噛み締めるとゆっくりと口を開いた。
「・・うっ、ううっっ、うっーーー・・・」
喉の奥まで男のマグマが差し込まれ、吐きそうになるが、じっと堪え男の為すがままに妙子の口は犯された。
「よし!こっちへ来て咥えろ!」
男は一通り、妙子の口を犯すとソファーに座り足を開き、その間に妙子を呼んだ。
「・・・うっ、うっ・・・・・はっ、は・・・い・・・・・」
のろのろと男のまたぐらに近づき、ゆっくりと口を開くと、舌を伸ばし男のマグマを咥える。
舌先に生臭い異様な臭気が漂い、今まで味わった事のない汚物感が妙子の口内を刺激する。
しかし、妙子は男の命ぜられるがまま、マグマをしゃぶらされる。
「おい、ただ口の中に入れているだけじゃ駄目だ!舌を使え舌を・・・」
「うっ、ううぅ・・・」
妙子は言われるがまま、舌をチロチロと動かし、マグマを刺激する。
「よし、いいぞ!次は棹の横からハーモニカを吹くように舐めろ!」
『・・・・そんな・・・・』
妙子は拒否したかったが、できる筈も無く言われるがまま舌を這わせた。
「次は、棹を先から根元、根元から先へ舐め下ろし、舐め上げろ!」
「うっ、は・・・いっ・・・・・」

 仕方がない・・・・・そうよ・・・・・仕方がないのよ・・・・・そう自分に言い聞かせながら、男に行為を続ける。
「おう、なかなか上手いじゃないか、それじゃあ次に袋を舐めろ!」
「・・・えっ・・・・」
初め、何だかわからなかったが、その場に袋と言ったら一つしかなかった。
『こっ、こんな事まで・・・・・・』
目をつぶり、舌を出して肉袋を舐め始める。
瞳に貯まっていた涙がドッと溢れ出し、カーペットを濡らす。
「うっ、うっ、っ・・・・・」
いっそ、死んでしまいたかった。
あの時、何故自分は死を選ばなかったのだろうか?
妙子は、今にも舌を噛み切りたかった。
しかし、運命の神は妙子に死を選ばせてはくれなかった。
妙子の人生はまだこれから半世紀以上はあるのだから・・・・・・・。

 男は、最後にマグマを咥えさせ棹全体をしごかせ、緊張が達すると喉奥にマグマを突っ込み精液を注ぎ込んだ。
「全部呑め!一滴たりともこぼすな!」
髪をつかまれ、喉奥にマグマを突っ込まれた状態では、言いなりになるしかなかった。
妙子は、口の中一杯に漂う生臭い液体を飲み干すしかなかった。
434保守コピペ:2006/02/13(月) 22:41:46 ID:bj4HfR2B
 6月18日、13時41分。
ブラジャーとパンティを脱がされ、生まれたままの姿で妙子はベットの上に寝転がされた。
「俺のをしゃぶってくれたお礼に今度は、俺がお前を舐めてやる」
男はそう言うと、妙子の唇にキスをし、口の中に舌を押し込み唾液を流し込む。
「むっ、むぐぐっ・・・・・」
妙子は男の舌を押し返そうとするがかえって絡められてしまい、男に好きなように口の中を舐めまわされた。
『うっ・・・ううっ・・・いやっ、いやだっ・・・・・』
口の中に男の唾液が溜まり、妙子は吐き気さえ感じていたが、吐き出す事もできず・・・・・・・とうとう・・・・・・。
「うっぐっ、うぐっ・・・・」
男の唾液は堰を切ったように妙子の口の中に流れ込んだ。
精液に続き、唾液まで飲まされた妙子は胃の中のものを全部吐き出したいほどの気分だった。

 男の攻撃は口から胸へと移っていた。
決して、大きくはないが、小さくもない妙子の胸。
16歳の瑞々しい弾力が男の舌、手に伝わってくるようだった。
胸のまわりから、乳輪、乳首と男の舌が這い回る。
強弱をつけてリズミカルに揉み扱く手。
「うっ、あっ、ああっ・・・・・」
妙子の身体がピックンと跳ねた。
男が乳首を嘗め回すと妙子の身体に電流が流れたかのような感じがしたのである。
「はっ、はっ、ははっ・・・妙子感じてきたな・・・・・」
男はにやりと笑い、さらに激しく胸を揉みながら乳首を舌で刺激した。
「あぅ、あっ・・・あうっ・・・・・」
妙子の乳首はピンと立ってきていた。
「おーおー、気持ちいいか・・・そうかそうか・・・」
「あっ、あんっ・・・・いやっ・・・やっ、め・・・て・・・・・」
妙子は自分の体の変化に戸惑いを感じていた。
435保守コピペ:2006/02/13(月) 22:42:18 ID:bj4HfR2B
 6月18日、14時12分。
-----部屋中に散らばる服。
-----破かれたセーラー服。
-----投げ捨てられているスカート。
-----足下に丸まっているブラジャーとパンティ。
-----ベットの上で絡み合う男女。

 「だいぶ、いいみたいだなー」
執拗に妙子の体を嘗めまわした男が上気する妙子の顔を見た。
『いっ、いやっ・・・そんな・・・・・』
自分の体の変化に驚き、脅える。
しかし、妙子の秘部から流れは出している愛液は自分の意志ではどうにもならなかった。
「ジュルッ・・・ジュッ・・・ジュ・・・・」
男は、音をわざとたてながら秘裂を嘗めまわす。
「ひゃっ、うっ・・・あっ・・・あ・・・んっ・・・・・・」
手のひらはギュッと布団をつかみ、流れ来る激情に耐える。

---ピクッ・・・ピクンッ---
男の舌が妙子の一番敏感な所を責め始めた時、妙子は生まれて初めての感覚に戸惑っていた。
『いやっ・・・いやで仕方がない筈なのに・・・・うっ、ああっ・・・あっん・・・・あんぅ・・・・・あっ・・・・』
頭の中が真っ白になり、身体が自分の物でないように男の行為を受け入れる。
『ああっ・・・いやっ・・・・・』
心で悲鳴をあげ、逃れようとするが、腰を振り上げ、身体を揺さ振る姿はあたかも男の口に自分から秘部を押し付けているようだった。
「ははっ、いい格好だな」
男の指がクネクネと秘裂を這いまわっていたかと思うと、中指を秘孔に押し込みかき混ぜながら、親指の腹でクリトリスを刺激した。
「うっ、あっ、いやっ・・・ん・・・・」
ピクピクと身体を震わせ、刺激の波に呑み込まれていく妙子。
今まで経験した事のない世界。
身体中、頭の芯から爪先まで・・・感じた事の無い刺激が突き抜ける。
「うっ・・・・あっ・・・・・あああっーーーーー!」
意識が遠退き、もう何も考えられなかった。
-----『死』ぬ事さえも-----



 6月18日、14時55分。
ぐったりとして、ベットに寝転がる妙子を男は好きなように凌辱した。
3日前に破られたばかりの秘孔は激しい痛みを覚えたが心の痛みには勝てなかった。

---いつまでも
---いつまでも
---流れ続ける涙
---枯れる事のない涙
---一生分の涙

 窓から入り込む日の光が悲しく涙を輝かせていた。
436保守コピペ:2006/02/13(月) 22:42:53 ID:bj4HfR2B
 7月14日、20時35分。
あれから一ヶ月・・・・・週に一度は男に呼び出され凌辱された。
場所も問わず、屋外、ラブホテル、そして学校でまでも・・・・・。
そして、今日は・・・・・・。

 町外れにある公園はこんな時間に人影など全く無かった。
男と妙子は寄り添うように歩き、公園の中に入っていった。
妙子は、男から渡された青のブラウスに白のミニスカートと言った姿であり、ノーブラの上、パンティの中には"ブブブッ、ブブブッ"と小刻みに動きまわるピンクローターが入れられていた。
「うっ、うっんっ・・・・・っ・・・・」
パンティの中で動きまわり、秘裂を刺激するローター。
押し寄せる感情の波・・・甘い、甘い誘惑。
『・・・このまま、快感の海へと浸れれば・・・・・・』
開かれる逃避への扉。
一歩踏み入れれば、二度と帰る事の出来ない・・・快楽の世界。

 「あっ、うっ・・・・・ああっん・・・あんっ・・・・・・」
男の手が布越しに妙子の胸を揉み扱く。
薄いブラウスにノーブラである為、男の掌がダイレクトに胸を刺激する。
「いっ、いやぁ・・・・」
頬を紅く染めて、哀願する妙子。
それを無視するかのように、時には強く、時には弱く、強弱をつけて男は妙子の胸を責める。
上半身にビクビクッと刺激が走る。
ブラウスの三個目のボタンが外され、スルリと男の手が入り込み、直に胸を下から揉み扱く。
指がピンと立った乳首を探し当て、コリコリと刺激し始めると、妙子の脚はガクガクと震えだし、男に寄り添い掛かった。
「おっと、これは参った・・・ちょっと、刺激が強すぎたかな・・・はっ、はははっ・・・・・・」
男は妙子を抱きかかえ、辺りを見渡すと・・・・・・・!
・・・公園の奥に二つのブランコを見つけた。



 7月14日、20時58分。
男はブランコに腰をかけ、妙子を近くに呼び寄せる。
「パンティを脱いで、こっちに尻を向けろ!」
妙子は脅えながら、オドオドとパンティを下ろし、男にお尻を向けた。
男の手が、スカートの中に入り込みお尻を撫でまわす。
「もうちょっと、こっちに来い!それで自分でスカートを捲ってろ!」

 『うっ、うっ、うううっ・・・・・・』
頭の中では仕方が無いと割り切っているつもりだが、次から次へと出される要求に素直に受け入れなければならない自分が悲しかった・・・・。
しかし、選択肢など無い妙子は、男の言われた通り、スカートを捲り上げ男に近寄った。
男の指が腰からお尻の割れ目を這い、菊座を刺激し、秘裂に向かう。

-----クチュ、クチュ-----
今晩、会った途端にパンティの中にピンクローターを入れられ刺激され続けていた妙子の秘部はグチョグチョに濡れていた。
「おーおー、こんなに濡らして、随分といやらしくなったもんだ!」
『うっ、うっ・・・そんな・・・ひどい・・・・・』
スカートを押さえる事に両手を塞がれている妙子の涙は拭われる事は無く流れ続けていた。
男は、好き勝手に妙子の秘部を責めた。
437保守コピペ:2006/02/13(月) 22:43:24 ID:bj4HfR2B
 7月14日、21時14分。
「うっ、あっ・・・・ああああああっーーー!」
妙子の秘孔に男のマグマがズブズブと音をたてて、呑み込まれていく。
男は妙子の腰をつかみ、ズボズボとスライドさせる。
「いやっ、いたっい・・・・あっ・・・・うっ・・・・」
男の為すがまま、子宮の奥までマグマを挿入され、痛苦に顔を歪ませる。
さらに椅子になっているブランコが揺れるとその度に妙子の秘孔は刺激され、呻き声を上げた。
「はっ、ははっ、はっ・・・どうだ妙子!・・・気持ちいいか!」
さらに激しくグラインドし、ぴったりとマグマを根元まで押し込むと一気に熱い精を吐き出した。
「うっ、やぁぁぁぁぁぁっーーーーー!」
妙子の悲鳴が夜の公園を、むなしく響かせた。
男は妙子の秘部からマグマを引き抜くと、先程脱がせた妙子のパンティで精液と愛液によって濡れているマグマを拭いた。



 7月15日、3時21分。
深夜・・・・・月明かりだけが妙子の部屋に注ぎ込んでいる。
焦点の合わない瞳。
人形のように布団に座り、ただ、ただ時だけが経っていく。
・・・・・時だけが・・・・・無常に・・・・・。


---わたしは------だれ?-----
『安達妙子』
---ここは------どこ?-----
『青森県青森市』
---歳は------いくつ?-----
『16歳、高校2年生』
---あなたは------だれ?-----
『○○○○』
---どこに------いるの?-----
『東京都○○区』
---なぜそんなところに------いるの?-----
『・・・・・・』
---なぜわたしのそばに------いないの?-----
『・・・・・・』
---どうして助けて------くれないの?-----
『・・・・・・』
---わたし貴方を待って------いたのに!-----
『・・・・・・』
---手紙------くれたでしょ?-----
『・・・・・・』
---わたし------わたし-----
『・・・・・・』


 「トントン、トントン」
台所に物音がしはじめる。
母親が朝食の準備を始めたようだ。
あれ以来、安達家の食卓に妙子の味噌汁が並ぶ事はなかった。
438保守コピペ:2006/02/13(月) 22:44:38 ID:bj4HfR2B
 7月15日、18時16分。
"・・・天気晴朗にして、波高し・・・"
今日の天気を故事に喩えるとこんな感じだった。

 学校から戻り、フッと居間のテレビをつけると妙子の全身に震えが走った。
「・・・・・昨夜遅く、○○岬より転落したと思われる人物の水死体が××海岸に打ち上げられたもようです。
水死体の身元は警察の調査によりますと強盗傷害の容疑で指名手配中の『○○ ○男(32歳)』と断定されました。○○ ○男容疑者は、酒を飲んでいたらしく、そのため運転を誤り海に転落したと思われます・・・・・・・・」
画面に映し出された男の顔は忘れもしない、あの男だった。
一ヶ月前から妙子の身体を好き放題弄んでいる、あの男だった。

 「・・・しっ、死んだ?・・・・・あの男が・・・死んだ・・・」
テレビを見つめ、呆然と立ち尽くす妙子。
ニュースは次の話題に移っていたが、妙子の目にはあの男が映し出された画面がまだ、瞼に焼き付いていた。

 テレビを消し居間を去ろうとした妙子だったが一つの事が頭に浮かんだ。
「・・・・はっ、写真!」
妙子の脳裏に自分の恥ずかしい写真の行方が浮かび上がってきた。
『・・・しゃ、写真を回収しないと・・・アパートの部屋に飾られているんだった・・・』
男は、妙子を呼び出した時、さらなる恥辱を与える為に部屋中に妙子のあられもない姿の写真を貼っていたのだった。
妙子はすぐさま家を飛び出し、男のアパートに向かった。



 7月15日、20時01分。
「パチ、パチ、パチ・・・・・・・」
妙子は、何とか写真の回収に成功して忌まわしい写真を公園で焼いていた。
『これが・・・これが・・・・・・』
燃える炎を見つめ、安堵感とは別に強烈な無常感が妙子の心を折衝した。
この男との未来は無くなったが、大きな過去を背負わされた。

-----もう、代える事の出来ない過去。
-----消える事の無い記憶。
-----傷付けられた身体。

 まだ、妙子の枕が乾く事は無さそうだった。

-----だが-----
枕を濡らす、理由が大きく変わろうとはこの時の妙子は知る由も無かった。
439保守コピペ:2006/02/13(月) 22:45:09 ID:bj4HfR2B
 7月18日、8時50分。
その日は、朝からおかしな日だった。
朝、起きるとあんなに作りたくなかったお味噌汁が作りたくてしょうがなかった。
そして、出来たお味噌汁の味は今まで作った物より遥かに美味しかった。
通学途中の景色も今までとは違って見えた。
木々が嬉しそうに囁き、風は妙子の身体を爽やかに突き抜けていくようだった。
たしかに、一学期最後の日として足取りも軽くなるだろうが、ただそれだけの理由とは思えなかった。

 しかし、その理由は先生が教室に入ってくると同時に判明した。
先生の後について教室に入って来た・・・・・青年・・・・・。
クラス中がざわめきたち、誰もが新しいクラスの仲間に目を輝かせた。


------その中でも、誰よりも胸を高鳴らせた妙子------


 「えー、静かに・・・」
先生の声が教室に響くと、一斉に生徒は黙り、先生の次の言葉を待った。
「本当は、二学期からだったんだが本人の希望で一日も早く学校に慣れたいとの事で終業式である今日、転校生を迎える事になった。それでは、○○君!自己紹介を・・・・・・・」
先生は教壇から一歩下がり、彼を壇上に招いた。

 クラス中の注目を浴びて青年は教壇に立った。
「はい!・・・『野内 隆彦(のない たかひこ)』と申します。この度、父親の関係で青森に引っ越してくる事になり、青垣高校にお世話に成る事になりました。どうぞ、よろしくお願いします!」
教壇の上で頭を下げる青年の名前を聞いて、妙子の胸は張り裂けんばかりに高鳴った。

 『・・・た、隆ちゃんだ!・・・』
真っ白になる妙子の思考。
「・・・実は、小学4年生までこの辺に住んでいたので、もしかしたら知っている方がいるかもしれません?」
この一言によって、幼なじみの知子と大吾も何かに気づいたようだったが、妙子の耳にはそんな言葉は聞こえていなかった。
まわり、まわる運命の歯車・・・・・その中で妙子は・・・・・。
440保守コピペ:2006/02/13(月) 22:45:41 ID:bj4HfR2B
 7月18日、9時15分。
新たに、青垣高校2年C組の一員となった隆彦は先生に指定された席についた。
それを見た、知子と大吾が隆彦の前にやってくる。
「隆ちゃん!」
「隆!」
隆彦は名前の呼ばれた方を見ると、何処か見覚えのある男女を見つけた。
「俺だよ!・・・小学校の時、同じクラスだった『大滝 大吾(おおたき だいご)』だ!」
「あっ!・・」
隆彦の脳裏に少年時代のガキ大将、大吾の姿がフェイドバックされる。
「おおっ!大吾!」
「隆!」
二人は手を握り合い、再会を喜びあう。
「ちょっと、わたしもいるのよ!」
二人の間に入り込む、知子。
「・・・・・?」
「はっ、ははっ・・・どうやら、隆はわからないらしいぜ!知子」
「えーーー!」
考え込む隆彦をみて、大吾は知子をからかう。
ショックを受ける知子。

 『・・・知子・・・知子・・・!んっ・・・知子!』
「あっーーー!学級委員だった知子か!」
大声を上げ、知子を指差す。
「いやぁ、わからなかったよ!・・・・・随分と変わって・・・」
「はっ、はっ、はははっ・・・そうだろ・・・」
「えーーー!どう言う事よ・・・二人とも!」
顔を見合わせて、頷く男二人に知子は頬を膨らませてそっぽを向く。
「はっ、はははっ・・・・・なに拗ねてんだよ!違う!違うよ!・・・なあ!隆・・・」
「そうそう、随分と綺麗になって見違えたって事だよ!・・・はっははっ」
「ほんと!・・・」
『はははっ、はっ、はっ、はっ・・・・・・・』
三人の笑い声が大きく教室中に響く。
"・・・拗ねる知子を二人がフォローする・・・"
とても、七年ぶりに再会したとは思えない三人の息のあった会話だった。


 『・・・たっ、隆ちゃん・・・』
三人を一歩離れた所から、見つめる妙子。

-----三人の輪の中に加わりたかった-----
一ヶ月も前の妙子だったら、いの一番に隆彦に近寄り、感極まって抱きついていたりしていたかもしれなかったがしかし、今の妙子には何処か自分を押さえつける感情があった。
三人の輪へと恐る恐る近寄る妙子。

 「あっ!・・・」
三人の中で知子がいち早く妙子の存在に気がついた。
「たっ、妙ちゃん・・・何やってるの!早く来なよ!」
手を振り、自分を招く知子。
しかし、妙子には気づいてもらった嬉しさとは別に心を押さえつける感情が鼓動を大きくさせる。
441保守コピペ:2006/02/13(月) 22:46:14 ID:bj4HfR2B
 『・・・うっ、ううっ・・・あっ、どうしよう・・・』
知子の手を振る方向をゆっくりと隆彦が見る。
隆彦の目には、一人の女の子の姿が映し出された。
脅えたような瞳で隆彦を見つめる女の子・・・。
左右両側で束ねた髪の毛・・・幼い頃と変わらないそばかす・・・隆彦の脳裏には一人の女の子の名前が浮かびだされた。

 「妙子!」
「あっ!・・・」
妙子は急に自分の名前を呼ばれビクッと体を縮め、目を逸らしてしまった。
しかし、思い直し隆彦の顔をゆっくりと見た。

 『・・・あ、ああっ・・・変わってない・・・』
妙子は隆彦の微笑む笑顔を見て、彼が七年前と同じ優しい目を自分に注いでくれている事に心を振わせた。
三人は妙子の到着を待つ。
『・・・おっ、落ち着いて・・・』
妙子は自分を言い聞かせながら三人の輪の中に加わった。
「妙子!・・・何やってたんだ!・・・遅いじゃないか!」
「そうよ!妙ちゃん!・・・忘れちゃったの?・・・隆ちゃんよ!」
「わっ、忘れてなんか・・・・・・」

---『そうよ!一日たりとも忘れた事なんか・・・』---
顔を赤くして否定する妙子。
知子と大吾はさりげなく隆彦の前に妙子を押し出し、両手を胸の前で組み、隆彦の前に来た妙子。

 隆彦は、昔と変わらない笑顔で妙子に話しかけた。
「妙子!ひさしぶり、元気でやってるか?」
「うっ、うん」
「・・・・・」
「・・・・・」
しかし、二人の間を流れる空気はどこかおかしかった。
弾まない二人の会話。
自分をまっすぐに見つめる隆彦の瞳が妙子には苦しかった。


-----彼を見つめる妙子の心-----
---変わらない彼の瞳
---変わらない彼の笑顔
---変わらない・・・・・・『彼』
---変わってしまった・・『私』

 『・・・変わらない彼・・・変わってしまった私・・・』
妙子は、隆彦の変わらない部分を見つければ見つける程、心が痛かった。
昔とは違う自分が悔しかった。
七年ぶりの再会は、妙子にとって想像も出来なかったものになってしまっていた。
442保守コピペ:2006/02/13(月) 22:46:46 ID:bj4HfR2B
 7月18日、11時12分。
幼なじみ四人の七年ぶりの再会。
帰り道、弾む昔話。
四人の顔は、幼かったあの頃のように無邪気な笑顔をしている。

-----筈だった?-----
だが、そうではなかった。
四人の中の一人。
妙子の顔は、ぎこちない乾いた笑みを浮かべていた。

 途中、大吾が別れ、知子も別れた。

-----妙子と隆彦・・・二人っきり。
-----七年ぶりの・・・二人っきり。
-----・・・・・・・・・。

 妙子は俯きぎみに歩きながら、時々隆彦の顔を見ては瞳を潤せていた。
そして、そんな妙子を見て隆彦は何も感じない程、鈍感ではなかった。
七年間、思いを馳せていたのは妙子だけではなかったのだ。

 隆彦は、青森への引越しを敢えて妙子には連絡しなかった。
それはちょっとした悪戯心であった。
突然現われ、驚く妙子の顔を見て自分は笑い、妙子は笑った自分を怒る・・・そんな昔のようなやりとりをしたかった・・・・・・そして、その後は二人して再会を喜ぶ筈だった・・・・・七年間を取り戻す為に。

 幼心に残る、あの少女の笑顔。
そう、目をつぶればいつでも想い描ける・・・あの少女の笑顔。
それくらい印象に残っている少女が今、自分の傍にいる・・・しかし、その少女は昔の笑顔を忘れてしまっていた。
そばかすまじりの顔をいっぱいに崩して、瞳をキラキラと輝かせて笑っていた少女。
七年ぶりに会った幼なじみ二人は静かに、昔よく遊んだ児童公園を通り過ぎようとしていた。
443保守コピペ:2006/02/13(月) 22:47:41 ID:bj4HfR2B
 7月18日、11時41分。
隆彦は児童公園をチラリと横目で見ると妙子に話しかけた。
「妙子、ちょっと時間いいかな?・・・」
「えっ・・・」
児童公園を指差し、足を止める隆彦をちょっと驚いた表情をして見つめる妙子。
「・・・はっ、話が・・あるんだ・・・・・」
「・・・・・・・・うっ、うん・・・」
照り付ける陽射しのせいか、赤くなったように見える隆彦の顔。
妙子は、戸惑いながらも隆彦の誘いに応じた。


 二人は公園のベンチに腰を下ろす。
入り口で買ったカンジュースは、冷たく水滴を滴らせている。
ジュースを一口、喉に流し込むと隆彦はゆっくりと口を開いた。
「昔、この公園で、二人してよく遊んだな・・・」
「・・うっ・・・ん・・・」
「妙子の作った、泥味噌汁・・・美味しそーなんてべた賞めして、飲まされそうになったけ」
「そっ、そんな事ないよー」
「いーや、ありました!」
「えー、うそーー」
「嘘じゃありません」
「ぶぅーー」
頬を膨らませ、プイッと顔をそむける妙子。
今日、隆彦と逢って初めて見せた、妙子の自然の表情。
隆彦の包み込むような優しさが、妙子の心を少し癒してくれた。


 照り付ける陽射しが木々を青々と見せる。
「妙子、話・・なんだけど・・・」
「・・・う・・ん・・」
少し緊張したように話し始めた隆彦を見て妙子も胸がドキドキしてしてきた。
「・・あの、なんだ・・・」
「・・・・・」
「いっ、今、付き合ってる奴とか・・いる?・・」
「・・・えっ・・」
今度は、日の光ではなく確かに隆彦の顔が赤くなっているのがわかった。
「・・・・・」
「いっ、いないけど・・・」
「じゃあ・・・好きな奴とか・・・・・・」
「・・・・・・」
二人の心・・・・・繋がりあっている筈の・・・心・・・。
今年、最初のセミの鳴き声が公園に響きわたっていた。
444保守コピペ:2006/02/13(月) 22:48:13 ID:bj4HfR2B
 『・・・います・・・目の前に・・・』
そう答えたかった。
妙子の心はそう言いたかった。
しかし、それは声にならなかった。
ただ、ただ、隆彦を見つめこの思いが伝わらないか、願う。
「・・・・・!」
「・・・・・?」
二人の間に続く沈黙・・・・・。
妙子の瞳から、本人が知らないうちに一筋の涙が流れていた。

 妙子の瞳から流れ落ちる涙を見て慌てる、隆彦。
「ごっ、ごめん・・・変な事言って・・・」
「・・うっ、ううん・・・私こそ、なにやってんだか・・・」
「ごめん、大丈夫・・・」
「ちっ、違うのよ・・・これは、ゴッ、ゴミが目に入っただけ・・・」
ポケットからハンカチを取り出し目を押さえる妙子。
溢れ出る涙が止まらない・・・。
隆彦が優しい声をかければかけるほど涙が流れ出してくる。

 二人の間にその後、会話は成立しなかった。
『・・・じゃあ、いこうか・・・』
『・・・う・・ん・・・』
『・・・それじゃあ、また・・・』
『・・・バイバイ・・・』
『・・・今日は、ごめん!・・・』
『・・・・・・・・・・・・・』
最後にそっと謝って去る隆彦。
その姿を黙って見送る妙子。

 『・・・謝らないで・・・隆ちゃん・・・悪いのは私・・・謝らなくちゃいけないのは私・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・・・』
誰にも聞こえない、心の声。
大好きな人に言えない秘密。
-----心の傷-----


 曲がり角にさしかかり、フッと後ろに目をやる隆彦。
こっちを見つめ続けている妙子の姿が目に入った。
-----どうも、おかしい。
-----7年ぶりに逢った幼なじみの様子。
-----9歳の女の子と16歳の女の子。
-----同じく見る方が間違っているのだろうか。
-----しかし、自分は信じていた、あの少女を。
-----自分と同じ想いである事を。
-----あの思い出の時間を共有しているのだから・・・。
立ち止まり、妙子を見つめ返す。


-------10秒、20秒、時は経つ-------
妙子は隆彦の視線に気がつき、目を逸らすと走り去っていった。
「・・・妙子・・・」
手を伸ばそうと右腕に力を入れるが、なぜか腕は上がらなかった。
どんどん小さくなる妙子の姿。
隆彦の瞳には、ぼんやりとした妙子の姿が映し出され始めていた・・・。
445保守コピペ:2006/02/13(月) 22:48:44 ID:bj4HfR2B
 7月18日、19時33分。
隆彦は、夕方両親と共に安達家を訪れていた。
昔、お世話になったお礼と引越しの挨拶の為に。
きっぷのいい妙子の母親である。
こんな、行事を見過ごす筈はなかった。
その後、両家族は妙子の母親の音頭の元、宴会へとなだれ込んだ。
両両親とも、昔話に話がはずみ宴会は盛り上がっていた。

 しかしそんな中、妙子と隆彦は宴会を抜け出し、二階のベランダで夜空を眺めていた。
「・・・・・」
「・・・・・」
二人の口は重く、開かれない。
だが、二人とも昼間の気まずい雰囲気を取り払いたかった。
その為に、どちらともなく宴会を抜け出しこの場にいるのだから。

 夜風が二人の体を通り抜ける。
『・・・隆ちゃん・・・あんなに逢いたかった隆ちゃんが傍にいる・・・なのに私、どうしてこんな気持ちなんだろう・・・すごく嬉しい筈なのに、私・・・・・』
妙子を苦しめる、一ヶ月間の出来事。

---忘れられない---
---忘れさせてくれない---
---あの、忌まわしい記憶---
---いやっ、やめてっ---
---叫び続けたあの言葉---
---たっ、助けて---
---願い続けたこの言葉---
---妙子の忘れられない日々---

------妙子を悩ませる、地獄のリフレイン------

 「・・・妙子・・・」
静かに名前を呼ぶ。
「俺、青森から引っ越してさ、日本全国転々としたんだ」
「うっ・・ん」
少し顔を上げて、話し始めた隆彦。
妙子はその横顔を見つめている。
「仙台、札幌、大阪、京都、名古屋、広島、長崎、金沢、横浜、高松、福岡、そして東京・・・」
「・・・・・」
「いろんな事があった・・・そして、・・・いろんな人に出会った・・・」
「・・・・・」
ちょっと、間を置く隆彦。
次の言葉を、待つ妙子。
顔を振り向かせ、妙子の方を見ると悪戯っ子のような笑顔をして隆彦は言った。
「かわいい子にもたくさん会った!」
「・・・・・・!」
妙子はちょっとふくれっ面をして、隆彦を睨む。
しかし、隆彦は続ける。
「えみるにほのか、夏穂に若菜・・・・・・・・」
次々と女の子の名前を挙げる隆彦。
妙子の顔にははっきりと怒りの表情が浮かびだされた。
「・・・んー、みんなかわいい子ばっかりだったな〜」
隆彦が大げさに表情を作った瞬間!
「・・・むぅーーー!・・・隆彦のばかぁぁぁーーー!」
平手打ちが顔面に向かって飛んできた。
しかし、隆彦は待ってましたとばかりに手を押さえつけ、妙子を引き寄せる。
一瞬、何が起ったのかわからなくなって、目をパチクリさせる妙子。
隆彦はギュッと妙子を抱きしめ、そっと、耳元に言葉をかけた。
「・・・だけど・・・『安達妙子』より良い女の子はどこにもいなかった・・・」
「・・・・・?!」
二人の距離が急接近して、お互いの吐息がわかった。
446保守コピペ:2006/02/13(月) 22:49:16 ID:bj4HfR2B
 『・・・思った通りだ、なぜだかわからないが怒らせた時だけ、今の妙子は、昔の妙子に戻る、やっぱり妙子は妙子なんだ・・・なぜ?普段の時はそうじゃないのかはわからないが・・・』
隆彦は昼間、少しだけ見せた自分の知っている妙子が怒らせた時に出てきた事を思い出し、わざと怒らせたのだった。
そして、高彦は妙子が自分の思い出の中の少女のままであった事を喜ぶあまり、自分の気持ちをサラッと口に出してしまった。
「・・・妙子、好きだ・・・ずっと、好きだった・・・」
「・・・?!・・・」


 突然の告白に、パニックに陥る妙子。
ずっと好きだった思い出の彼。
彼が転校してからも、一日たりとも忘れた事はなかった。
・・・・・大好きな彼・・・・・。
そんな、彼から受けた突然の告白。
妙子の心に喜びと切なさが共鳴する。
「・・・わっ、私も・・・」
これだけ近くにいても、耳を澄ましていなければ聞こえなかったような小さな声で妙子は答える。
見つめ合う二人。
目と目がお互いの気持ちを確認しあう。
ゆっくりと唇を近づけ合う二人。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
唇と唇の間があと5cmもなくなった頃、妙子が目を閉じた瞬間!
妙子の瞼にある男の顔が浮かび上がった。
背筋に一本の氷柱が建ったようだった。
そう、妙子の瞼に映った男の顔とは・・・あの凌辱魔の顔だった。


 「・・・だめーーー!・・・」
妙子はとっさに隆彦を突き放す。
何が起こったかわからず、まわりを見渡す隆彦。
息を乱し頭を抱え、両膝をつき、身体を震わせ脅える妙子。
「・・・あっ、あっ、いっ、いやぁぁぁぁぁ!・・・」
突然!狂ったように叫び、頭を振りまわす。
事態がつかめず、心に動揺をおびながらも隆彦は妙子に近寄りなだめる。
「・・・妙子!妙子!どうした・・・何があった!」
「・・・あっ、うっ、うううっ・・・」
瞳から涙をいっぱいに流し、ぼやける瞳で隆彦を確認した妙子は、両手で力一杯抱きつき顔をうずめる。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・・」
妙子は、ただ、ただお詫びの言葉を続けるだけだった。
「いいから、いいから・・・・・それより、何があったんだ・・・」
妙子の頭を優しく撫でながら、隆彦は問う。
「・・・うっ、うっ、・・・」
取り止めもなく、瞳から涙を流す顔を上げて妙子はジッと隆彦の顔を見た。


-----だが-----
見れば見るほど、優しく澄んだ瞳を自分に向けてくれる隆彦にあんな話は出来なかった。
『・・・言えない・・・私、言えない・・・わたし・・・わたし・・・』
隆彦の顔から視線を外し下を見ると、妙子は『ごめんなさい!』そう一言言い残し、隆彦の前から去っていった。
残された隆彦には、今まで抱きしめていた妙子の身体の温もりだけが残っていた。
月が雲によって隠され、辺りに漆黒の闇が訪れた・・・・・。
447保守コピペ:2006/02/13(月) 22:49:47 ID:bj4HfR2B
 9月03日、10時35分。
『夏休みも終わり、二学期が始まった。隆ちゃんとはあれ以来、話をしていない。夏休みって事もあったけど、顔を見るだけで苦しくなる。大好きな、大好きな、隆ちゃん』
会えなかった七年間。
今は振り向けば傍にいる思い出の彼。
しかし、切ない想いは変わらない。
恋しくて、想いが募って、ふれあいたくて、でも出来なくて。
二人の間は、離れ離れていく。
心の中にぽっかりとできた空間。



 9月04日、15時12分。
『今日も、隆ちゃんと話す事は出来なかった。日に日にクラスのとけ込む隆ちゃん。でも、私とは・・・・・』
残暑が厳しく青森とはいえ、まだ暑い。額から流れ落ちる汗を拭い去り、妙子はあぜ道を家路に向かう。
たった一人で・・・・・。



 9月05日、23時47分。
『駄目だ!眠れない!頭の中、隆ちゃんで一杯・・・・・せっかく逢えたのになんで?・・・好きって言ってくれたのになんで?・・・頭の中おかしくなりそう・・・好き!大好きなのに・・・・・なんで?』
月明かりが妙子の顔を映し出す。
耐え切れない、胸が張り裂けそうな想い。言葉にならない、七年間の想い。今でも変わらないあの想い。
伝えたいけど、伝えられない・・・・・・想い・・・。



 9月07日、4時07分。
妙子は大きな決意を胸に、机に向かった。
便箋を手にとり、一文字一文字力強く書かれた文章は・・・

『・・・9月07日21時、思い出の場所で待っています・・・』

とだけ書かれていた。
「ふぅー」
妙子は大きく息を吐くと、それを封筒に入れて表に『野内 隆彦様へ』と書いた。
手紙を胸に当て、目をつぶる。
『届いて、お願い、この想い隆ちゃんに・・・・・・』
妙子の部屋に薄っすらと光が入り込んできた。
448保守コピペ:2006/02/13(月) 22:50:18 ID:bj4HfR2B
 9月07日、15時15分。
『今日も、一日妙子と話す事はなかった。せっかく逢えたというのに、なぜこうなってしまったんだ。妙子はあの時確かに、好きと言ってくれた。それなのになぜ・・・・・』
表面上は明るくクラスにもとけ込んでいる隆彦であったが、心の中では常に妙子を意識していた。同じく表面上の乾いた笑みしか見せない妙子を・・・・・。



 9月07日、18時24分。
隆彦は家に帰り、部屋に入ると机の上に一通の手紙が置かれていた。
手紙には『野内 隆彦様へ』とだけ書かれていた。
不信に思いながらも封を開け、中を見ると一言
『・・・9月07日21時、思い出の場所で待っています・・・』
とだけ書かれていた。
隆彦は、逸る鼓動を押さえる事は出来なかった。
「・・・妙子・・・だよな」
隆彦は手紙を握り締め、天井を見上げた。
日が沈み、人々は足早に家路についていった・・・・・。



 9月07日、20時55分。
「思い出の場所と言ったらここだろ」
隆彦は、思い出の場所と言われてここ一本杉を最初に思い浮かべた。もの心つくかつかないかの時から、二人一緒に遊んだこの一本杉。目をつぶれば昨日のように思い出が浮かんでくる。
隆彦は一本杉に寄りかかり、夜空を見上げた。空には満天の星空、東京では決して見られなかった景色。
眼下に列車が過ぎ去っていく音が聞こえた。



 9月07日、20時59分。
まわりは、虫の鳴き声だけが聞こえている筈だった。だが、いま寄りかかっている一本杉の幹の反対側から人の気配を感じる。
「・・・妙子・・・」
隆彦は、後ろを振り返り人影を確認しようとしたが、
「動かないで!そのまま!聞いてほしいの!」
女の子の声が隆彦の動きを止めた。
隆彦は、声の言う通り動くのを止め、また一本杉に寄りかかった。
『・・・妙子・・・』
隆彦にはこの声の主は妙子であると確信し言う通り従った。
一本杉を挟んで二人は夜空を見つめる。
小さかったあの頃のように・・・。
449保守コピペ:2006/02/13(月) 22:50:49 ID:bj4HfR2B
 9月07日、21時03分。
二人の間に僅かな沈黙が訪れた。そして、その沈黙を破ったのは妙子だった。
「隆ちゃん、ごめんなさい。私、今まで隆ちゃんに隠していた事があるの」
「・・・うん・・・」
「聞いてくれる?」
「ああ」
「・・・あの、あのね・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・私、わたしね・・・」
「・・・・・・・・・」
「私、二ヶ月程前この場所で・・・・・・・強姦・・・されたの」
「・・・・・・・・?!」
二人のまわりを流れる穏やかな風とは別に二人の間には緊迫した空気が流れ始めた。
「今日の隆ちゃんみたいに、手紙で呼び出されて・・・・・・私、私、嬉しくて、嬉しくて・・・・・だってやっと隆ちゃんと逢えると思ったら・・・・私。・・・・でっ、でも本当は違って、私、殴られて、襲われて、縛られて・・・・・・写真・・・まで撮られて・・・・・・」
「・・・・・?!」
隆彦は想像以上の事実を聞かされ、驚きと共に激しい怒りを覚えたが、今はただ黙って聞き続けることにした。
「あはっ、ごめんなさい。こんな話して、でも私、隆ちゃんに嘘つき続けるのもう苦しくって、つらくって・・・・・ごめんなさい、ごめんなさい、勝手な事ばかり言って」
「・・・・・・・・」
妙子は取り止めのなく瞳から流れ落ちる涙を拭う事もなく続ける。
「隆ちゃん、私、汚れちゃったの・・・汚されちゃったの・・・」
「・・・・・・」
「うっく・・・・・私、もう昔の私じゃないの・・・隆ちゃんの知ってる妙子じゃなくなっちゃたの・・・」
涙を堪え、必死に話し続ける妙子。
「ごめんなさい、ごめんなさい、だからもう隆ちゃんとは・・・・・」
妙子は、最後の一句を言う事は出来なかった。これがたとえ事実だとしても自分から言う事は出来なかった。
450保守コピペ:2006/02/13(月) 22:51:24 ID:bj4HfR2B
 「・・・・・・・」
妙子が自分の涙によって話せなくなり、辺りには妙子のすすり泣く声だけが聞こえていた。
二人の間を流れる沈黙の世界。
今度は、隆彦がゆっくりと口を開いた。
「妙子、お前を襲った男は今どうしている?」
隆彦は拳を握り締め、グッと怒りを押さえて、静かに妙子に話しかけた。
「・・・死んだ・・・」
「死んだ?なんで?」
「・・・事故で・・・崖から落ちて・・・」
「そうか・・・」
"そうか・・・"この一言を最後に隆彦は一生この男の事を口にしない事を誓った。後年、この事は隆彦が死ぬまで破られることはなかった。


 隆彦は寄りかかっていた一本杉から身を起こし、サッと妙子の前に立ちはだかった。
「妙子、お前は俺の事が好きか?」
「好き、大好き!」
妙子は、もう迷う事なくはっきりと言った。もうこの恋がかなわぬ恋でもいいのだ。だが、隆彦に恋をしている自分を騙したくはなかった。
「俺も、妙子の事が大好きだ!」
「・・・・・・?!」
隆彦はかわらぬ優しい瞳で妙子を見つめる。
「好きあっている二人が、愛し合うのは当然だと思わないか?」
「・・・でも・・・」
「妙子、俺は別にお前の体が好きなわけじゃないぞ!嫌いでもないがな・・・んっ・・・おっと違う違う、俺はなー、妙子の料理の上手な所、優しい所、あとちょっとおせっかいの所まで全てが好きなんだ!」
「・・・あっ・・・うっ・・・うっ・・・」
妙子は涙いっぱいに溜めた瞳で、隆彦を見つめた。
「妙子、もう一人で悩まなくったていい。これからは・・・・これからは二人で生きて行こう!」
妙子は瞳を潤ませ、隆彦を見る。

・・・そして・・・
「うっ、うっ、うぁーーーん、隆ちゃん!」
妙子は隆彦に飛びかかり、力いっぱい抱きしめた。
「うわーーー!」
いきなり飛びかかられた隆彦はバランスを崩し二人とも草叢に倒れ込んだ。
「ありがとう、ありがとう、隆ちゃん!だーいすき!」
しかし、妙子は嬉しさのあまりそんな事は全然気にしなく、隆彦にギュッと抱きついたまま、二人は草叢を転がる。
「おいおい、くるしいよー。もうちょっと、やさしくしてくれよ〜」
「だめー!もう離さないんだから、もう絶対、離さない・・・・・・」
二人はこの後、草叢の中で絡み合いながら初めてのキスをした・・・。
451保守コピペ:2006/02/13(月) 22:52:17 ID:bj4HfR2B
 200*年5月20日、11時08分。
「ほら!行くよー」
「えー、ちょっと待ってくれよ」
「だめ!だめ!今日こそは約束守ってもらうからね!」
「あぅ・・・」
あれから更に七年、妙子23歳、隆彦24歳の5月。
二人は、あの後けんかなどもいっぱいしたが、幼い頃の思い出と新たに築き上げてきた思い出で二人の絆を深め合ってきた。そして、この春ついに結婚にいたったのである。

 「まったく、いつも人任せでなに考えてんのよー。誰の結婚式だと思ってるの?」
「そんな事言ったて男なんてこんなもんだって!結婚式に胸躍らされる男なんてこの御時世そうはいないだろ」
「なにいってんの!そんな気持ちで私と結婚式を挙げるつもり?こうなったらとことん付き合わせるからね!」
「えええっーーー!」

 妙子は予告通り、隆彦の腕を引っ張り、次から次へと引きずりまわした。何にしても、妙子にとって小さい頃からの夢であるお嫁さんになれるのである。力が入らないわけはなかった。
隆彦もそれを知らないわけでもなかったが、ここまで熱心になるとは予想外だった。結婚式まであと一ヶ月げっそりと痩せる思いのする隆彦だった。
452保守コピペ:2006/02/13(月) 22:53:09 ID:bj4HfR2B
 6月04日、19時45分。
妙子と隆彦は隆彦の仕事の関係で、今は東京に住んでいた。
川岸に建つ、隆彦のマンションは夜になると川からの涼しげな風が吹き込んだ。二人はビールを片手にベランダから川の流れを見ながら夕涼みするのがここのところの習慣になっていた。
「うーん、いい風が入るね〜」
「ああ!これから夏はもっといいだろうなー。片手にビールが!」
「あはははっ、そうだね!おかーさんからもっと送ってもらわないといけないね!」
「おう、そうだ!そうだ!お願いしよう!」
「ふっ、ふっ、ふっ・・・・・・・」

 川から吹き付ける風は妙子の髪を靡かせ、シャンプーのいい香りをさせている。隆彦は、その女性独特の甘い香りを嗅ぎ付け妙子の髪を見る。
「よく、伸ばしたね」
「んっ、ああ、髪?・・・まあね!せっかくの結婚式、かつらじゃカッコがつかないよ。それに、ウェディングドレスもロングの方がかわいいしね」
妙子は伸ばした髪を根元から先に向けて梳き、ふわっと自慢げに靡かせた。
「結婚が決まってここ三ヶ月位バタバタで大変だったけど、それも今日でほぼ落ち着いたし、あとは当日を待つばかりか」
「そうね、でも隆彦は結婚するっていったって楽な方よ」
「なんで?」
「なんせ結婚に向けての最大のイベント父親への挨拶が無いんだから、うちらの両親は昔からの知り合いで二つ返事でオッケーが出ちゃうんだもん。おかーさんなんか、逆に隆彦に宜しく宜しくなんて何回も頭下げちゃって・・・」
妙子は手に持っているビールをグイッと飲み干し、カランとテーブルに置く。
「ははは、そう言われればそうだな。でも・・・」
「でも・・・?」
「こんなに結婚式に情熱を賭けている新婦も少ないと思うけど・・・」
「なーに言っての!女の子は結婚式となったらみんなこうなんですよ〜」
"カラン"また妙子のビールが空いた。
「そんなもんかねー」
「む〜、そんらもんらんですよ〜、まったく隆彦はわかってらいんらから・・・・・」
"カラン"妙子の前にまた空缶が転がった。
「・・・妙子、お前もう飲み過ぎ、止めておけ!」
「なに、いってんら、ま〜らぜんぜんたらないよょょょ〜〜〜♪」

---バタンッ---
妙子は椅子から転げ落ち、床に転がった。
「おい!妙子、おい!妙子しっかりしろーーーーー!」
「・・・・・うーん、お嫁さんだー・・・・・」
妙子は遠い遠い夢の世界に旅立ってしまった。



 6月18日、14時18分。
「妙ちゃん!おめでとー」
「おめでとー、お幸せにー」
まわりから二人を祝福する言葉が飛びかい、その間を二人が寄り添いながら歩いていく。
後ろでは妙子の両親が大粒の涙を流し、感慨耽っている。
隆彦はその姿を見て、さらに責任の重さを再確認し、心の中で必ず幸せにする事を誓った。
妙子はブーケを持った手を大きく振り、目には薄っすらと涙を流しながら、声援に応えていた。
「ありがとう、ありがとうございます」
二人はまわりの人々に頭を下げ、お礼を言いながら歩き、ちょうどその真ん中あたりにきた時、妙子は大きく声を上げ『ありがとう!』と言って天高くブーケ投げた。
女性達がそのブーケを取ろうと揉みくちゃになってみんなの目がそっちに向いている瞬間、妙子は隆彦の耳元でそっと・・・・・
『ありがとう。これからもよろしくお願いします』といってキスをした。

妙子と隆彦、二人の人生はまだ始まったばかり。
空に舞い上がる白い鳩が二人の前途を祝福してくれた・・・・・・・。

FIN
453名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:15:26 ID:7vQ5ClKl
GJ
454名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 18:44:11 ID:CCs3ZyDj
容量厳しそうなんで新スレ立てたよ。

【グラフティ】センチシリーズ総合5【ジャーニー】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1139910000/
455名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 20:52:25 ID:JRQe0/ej
>>452
保守乙。
最終的に幸せになったとはいえ、できればレイプは無い方が良かったかな…
456このスレのまとめ
これまでのまとめは>136 >247

杉原真奈美 『最高の誕生日プレゼント』
 >254-272

松岡千恵 バンプレストキャラクターコレクションCD
 >296-301

安達妙子 『告白』
 >311-318

遠藤晶 バンプレストキャラクターコレクションCD
 >323-332

森井夏穂 『熱帯夜』
 >367-370

安達妙子 バンプレストキャラクターコレクションCD
 >375-382

森井夏穂 処女喪失SS
 >399-406

杉原真奈美 『白樺の館』
 >416-422

安達妙子 『青の斜陽』
 >426-452