1 :
名無しさん@ピンキー:
エロパロスレに神絵師が降臨すれば嬉しいし、他に出来ることがないので絵に合う文章を書いてみたりもするが。
ふと思った。「逆ってないよなあ」と。
絵師と文師の間にある無言の力関係を逆転することは出来るのか。一度だけ試してみたい。
夏だし。
そういうわけで余所からの転載や他人の描いた絵を上げるのは申し訳ないが禁止の方向で。
あとはまあ、適宜。
2 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 10:11:03 ID:rMnOTYGd
2?
角煮に池。
板違いじゃヴォケ。
1よスレタイがもっと謙虚だったら人が来ただろうに・・
5 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 11:58:15 ID:B5mekgwO
>2
2おめ。
>3
まさにその角煮で相談したら「有志が絵を貼るスレ以外はエロパロ」と言われて来た。が、ここも違うか。
>4
今にしてそう思う。一番角煮に毒されていたのは他ならぬ俺自身だった。わりと愕然。
>5
それ以前に機会すら持てなかったしな。
>6
ありがとう。また彷徨うこととする。
エロがやりたかったんだが、よく見てみるとここは「なりきり+エロ」みたいな人たちが頑張っているしな。
エロパロの「パロ」をよく考えなかった俺のミスだ。申し訳ないことをした。スレ違いスマン。
8 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 22:08:33 ID:Ch7Cm40e
お絵かき創作板はパロディに厳しかった。二次創作も扱うならエロパロにカエレと言う。
やはりカテゴリ的にはここなのか?
絵を原作として考える、とすればエロパロになるかな?
誰に訊けばいいのかもわからんし
適正な場所が見つかるまでここでやれば?
角二行けよ
>9
さんくす。じゃあまあ、そんな感じで。
>10
と言った側からこれか。厳しい世の中だ。
>11
前にも書いたが角煮では「有志が絵を貼るスレ以外はエロパロ」と言われてなあ。
絵以外は求められてないとまでは言れてないが、あくまで「エロ絵のスレに文もあっても良い」ということらしい。
そもそも、「エロい絵を描いたから誰か文をつけてみろ」という需要がなければ成立しないわけで、求められてないということなのかなあ。
板違いというか板無し?
エロパロ板で絵は板違い。
SSの合い間に挿絵程度ならともかく、まず絵ありきのスレは駄目。
「絵を元に文を書く」
○半角二次元
→「角煮で文は板違い」
○エロパロ
→「エロパロ板で絵は板違い」
エロ関係で絵も文も、オリジも二次創作も扱っている板でないとダメということか。
たくさん板が出来たのは良いことだが、細分化されるとよろず系は肩身が狭いな。どうにも。
15 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 18:50:55 ID:yeBgOJeJ
期待age
うpされたイラストを元に妄想した小説が、このスレのメインになるわけだろ?
妄想(二次創作)+SSなんだから板違いにはならんと思うが
この板でいーんでないの
うまくいきゃ面白く育ちそうだし
絵が欲しい! とか思った他スレのSSを貼り付けるってのはどうか?
18 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 13:44:05 ID:NzcFHi4d
文章創作板なんだから良い筈
素敵な絵師が来てくれるといいね
20 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 15:50:37 ID:PIbML/8P
なんかものすごいドヘタな絵をうpしてみようかと思ったが
やっぱりうまくないとだめか
21 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 19:53:52 ID:zBD4qPfS
>>20 うpしてくれるのは歓迎だけど、それに文章をつけたくなるかどうかだな
22 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 22:13:32 ID:5NDKuJCj
絵がうまくないと文が書けないとかでかい口叩くような椰子はスルー
>ふと思った。「逆ってないよなあ」と。
なぜ
つまり一枚絵だけ見て妄想するような内容を1が補完してくれると
25 :
1:2005/09/03(土) 04:10:34 ID:BVR7I9o1
ちょっと留守にした。受け入れられるかは微妙だが猛反対の流れではないようなので少し頑張ってみる。
>20
上手い上手くないという意味では、俺の文章が上手いか上手くないかも未知の段階で賭けてくれるわけだから、そこはあまり関係ないと思う。
>23
自分語りは地獄行きだが簡単に言うとコンプレックスだ。絵師さんの絵を見て文をつけたことはあるが、書いた文に絵をつけて貰ったことはない。
やはり絵より文の方が格が下なのか、とは普段口に出せないが長年の疑問を解くべく一度挑戦してみることにした次第。
自分で書いていても人間がちっちゃいなあ、とは思う。だが絵師に対する敗北感はなかなかに拭いがたい。
>24
そのような出来になるよう努力する所存。
26 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 06:52:04 ID:Jvt02tjy
上げてみよう。
27 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 06:58:31 ID:sS1XTxSk
28 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 22:49:11 ID:AWlWPigD
1はどうでもいいが20の絵には興味がある。
嫌なら見なけりゃすむし、版権物のキャラを使った絵に文つけてくれるなら問題ないんじゃないか?
ただ、元ネタわからないと無理だな。
31 :
1:2005/09/07(水) 02:30:43 ID:UCrs0N9X
>29
創作文芸板ではオリジナルしか出来ないようだったのでここへ来た。
絵を上げて貰うというのは非常に大変なことだとは思うので、二次創作もありにして少しでも待ち受けを広げようと思った。
確かに元ネタがわからないと無理ということはあると思うが、可能な限り調べて努力はしてみる所存だ。
>30
応援感謝する。荒れかもしれないが、暫くは上げて様子を見たい。
ってかこの板画像貼り付け禁止だったのな
調子に乗って貼っちまってたよ(;´Д`)ヤバイヤバイ
33 :
1:2005/09/08(木) 04:19:23 ID:uLob445u
>32
なぁぁあああにぃいいいいい。
半角二次元
→「文章は板違い」→「お絵描き・創作」へ誘導。
お絵描き・創作
→「二次創作をやるなら余所へ」→「エロパロ」へ誘導。
エロパロ
→「画像の張り付け禁止」→TOPには「半角二次元/お絵描き・創作等」へとある。
うーん。
これがアレか。たらい回しというヤツか。
>>32 ちょwwwww
>>1カワイソス
>>1 半角二次元で同じタイトルのスレをたて、あっちに画像うpしてもらう
こっちではSS書く
という案を思いついたがどうか
つまり1があっちでもこっちでも死ぬ気で頑張るという
35 :
1:2005/09/11(日) 04:56:27 ID:4ck2ttIk
いかん知恵熱出てきた。
今日、結構時間をかけて半角二次元をざーっと見てみたのだが、とりあえずタイトルからわかる
文章系のスレはないし、いくつかのスレの中身を見てみても、やっぱりあそこは前に言われた通り
「絵を貼る場所」だと納得し直した。
2スレ案は住み分け風味で悪くないとは思うのだが、他板連動という発想が通るかというと土壌的に
微妙と思った。一人で複数板にまたがって2スレ占有と叩かれたら目も当てられない感じだ。
ただ、エロパロの他スレを見てみたら、お題としての絵や「こんなキャラ」と説明風に貼られる設定
画に文句つけてる人はいないように思った。厳密にはアウトなんだろうけれど。
そのへんの隙間を狙っていきたい昨今。ともあれ意見サンクス。
36 :
1:2005/09/13(火) 05:01:38 ID:LssNNcrY
腹を決めてやはりここで続ける。
37 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 13:15:28 ID:KV+FsslY
二次もアリなら書いて欲しいのはあるが。転載でなければいいのか?
38 :
1:2005/09/21(水) 16:28:17 ID:yKjA9qTr
可。だが原作を知らないものは書けないのでそこだけはご容赦。
なんかオモシロそうとオモタ。
自分もチョット参加シテミタイ、鴨。
俺もこのスレの主旨には興味がある
>>1の得意なジャンルとか歓迎する元ネタを書いてくれると
絵師が参加しやすいのではないかと愚考しつつage
お絵書き掲示板でもかりて、絵はそこでかいてもらうとか?
一度だけ絵を見て、それでSSを書きたいと想った事がある。
健全サイトだったんで諦めたけど。
保守
43 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 00:04:59 ID:/ft7ViFj
保守
44 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 01:27:40 ID:wmQysWQ6
保守
45 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 00:39:21 ID:98IzR0pu
保守
46 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 19:20:47 ID:FoCzkPY3
このスレ落ちそうなんで、ヒロッて貼った・・誰かつづき書いてくれ・・
文化祭でミホたち陸上部は、スポーツマッサージの店を出したの。
可愛い女の子がマッサージのサービスをするのでなかなかの人気です。
ミホ達もお客の男子の身体をさわるのですこし興奮しました。
突然、となりにいた子が「ミホ休憩に行こう」と手を引くので如何したのかしらと
思って視線を上げると5人の大人びて日焼けした男子学生がニヤニヤしながら
私達を見ていました。聞くとあの人達は隣りの市の農学校生で暴走族なので
危ない連中なのだそうだ。みんなに彼らはミホを見ていたから気をつけなさいと
言われたけど「まさかー40キロしかないガリのあたしなんか女に見られないよ」と
こたえて気にしない振りをしたの。それから数日たって、街を歩いていると
誰か追けているようで危険を感じて出歩かないようにしたけれども、
大学にも推薦入学が決まっていて、何かアドレナリンがでる緊張と刺激を
深層マゾ心が望んでいたの。そして、いけないと頭は命令するけど、
土曜日の午後にシャワーホースで何度も洗腸してからクリトリスをしごいて
膨らまし根本を太くて長い凧紐で縛って、あまり紐をヌルヌルの膣に押し込みました。
清楚な白のブラウスとチェックのミニスカでもちろんノーパンなの、電車で30分
の彼らの街に行き駅前のカフェに入りました。街路を見ると土曜の午後なのに人も
疎らで閉っている店も多く活気が無い街です。小さなゲーセンの店に暴走族用の
バイクが止めてあったので店の前を何度も行き来しました。反応がないので帰ろうと
思い途中で本屋さんに入ったの、奥の児童文学書コーナーで、武者小路実篤の
かちかち山を読んでいたら、大きな音のバイクが数台本屋に来たの、
店にいた他の客は皆出て行ってしまい私一人になりました。
ちらりと入り口を見ると文化祭に来ていた彼らです。私は自ら仕掛けた窮地なのに、
神様ごめんなさい助けてと心で叫ぶと同時にどこからか、お前の望んだことだ後先
考えないで罰を凛として受けろと声がするの。彼らが近づいてきます、
私は本を夢中で読んでいる振りをするけど手が震えて字が見えないの。
私を囲んだ彼らの手が静かにミニスカートの内に入ってきて素足の内腿を撫で擦り
始めました。私は息が荒くなるのを押さえあくまで本読みに夢中な振りを保ちますが、
顔が上気して耳が赤くなり脚が勝ってに開き、内もものスポーツで鍛えた内転筋が
ピクピク動くのを知られて「こいつスゲー感度イイー」とはやしスカートをめくり上げられました。
ノーパンでつるつるの肉マンに赤くパンパンに膨らんで縛られている淫核を
見知らぬ店とはゆえ店員さん達にも晒されて、彼らの「オオー変態女だー」の大声を
聞いたら、おしっこが噴き出し首を反りかえして暗く音のない奈落に落ちて行きました。
(本を濡らしてしまって御免なさい)気が付いたのは、バリバリ音のする彼らの車の中でした。
後部座席でふたりに挟まれれて坐らされていました服はちゃんとしていました。
途中パトカーが横に並び警察官が私を見ていたけど、となりの彼らに胸を張って
前を見ていろと言われたので、そのままやり過ごして行きました。
どこかの農場のプレハブ事務所に連れて行かれ、もうすぐ暴走族メンバーが集合したら、
文化祭のお返しに大輪姦祭りを行うと言うの。そして、私を取り囲んでスカートをめくり
両脚を開かせて「縛ったクリトリスをよく見せろ誰が縛ったんだ」と言うの、
私はこんな格好させられても凛として口を閉じて声を出さないの。
すると、一人が根本を縛っている紐の一端が膣の中に入っているのを発見して、
膣に指を入れてほじくり出しました。そして、出てきた紐の長さと滑稽で無様な
私の身体を皆で笑いながら「誰にされたか言わないとクリトリスを引き抜くぞ」と
言いながら引っ張るの。私はこの野卑な連中に、自分で縛りノーパンで責められること
を望んで来ましたと、いずれ告白するだろうと感じて淫汁をジクジクと出し始めました。
http://blue.gazo-ch.net/bbs/15/img/200511/513102.jpg
下手糞な絵しか描けん故応援だけしておきます。
48 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 00:43:31 ID:297rGtb9
保守
1氏まだいる?既存のらくがきでもいいなら投下するが
おお!エロパロ板にもこんなスレがあったんだ。
自分もちょうどおんなじようなこと考えてて、一ヶ月ぐらい前にお絵描き板の
似たような趣旨のスレでリクをしたら、あんまりいい反応が得られなかったよ。
どうしても絵師募集みたいに聞こえちゃうからね。
でも、絵描きとSS書きが一つのものを作り出すってことは、うまいこと嵌まれば
絵だけ、テキストだけっていうより絶対興奮できると思うんだ。
二次元ドリームとかだって、絵で補完している部分がかなりあると思うし・・・
だからこういう趣旨のスレは是非続いてもらいたいし、1さんにもがんばって欲しい。
>>49 なんか横取りするみたいで申し訳ないのですが、
自分は1氏ではないのですけれどもよろしければ・・・
ちなみに自分の萌え属性は陵辱萌えで、ラブラブのSSは書けないのですが
それでもよろしければ投下してみてはもらえないでしょうか?
51 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 12:58:27 ID:hFVdY37J
52 :
49:2005/12/25(日) 17:42:52 ID:oQLeCg1B
下着が見えてるとはいえ18禁レベルまで行かないような絵で
行為かなにかを描いてるわけでもないんで今回はやめとくわ。
気持ちだけいただいときます。
53 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 22:24:31 ID:h3VlDlD3
そんなこと言わずに投下カモン!
1氏と
>>50以外にも書き手はいるし、
ラブラブや純愛もOKだから、是非投下してくれ!!
54 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 13:23:37 ID:47ZhnPGn
絵をうpる人に条件あるなら、リクエストつけてもいいんじゃなかろうか
「純愛でたのむ」とか「○○はNG」とか
うまく行けば面白くなりそうなスレだし
1氏はいなさそうだが、初の絵師登場に期待したい!
55 :
49:2005/12/26(月) 20:39:17 ID:Fny6FfpT
56 :
54:2005/12/26(月) 22:40:06 ID:ty8ZKmyt
いやさGJ!
なら、俺も文がひとつもない状況を回避するよ!
肩透かしっぽい内容だけど許してくれな!
>>55 「ね、エロくない?」
金髪で白シャツの娘がそう言いながら、お尻を鏡に向けて突き出す。
「んー、そうだね」黒髪黒シャツの娘が気乗りしない感じで返事をする。「・・・彼氏の趣味?」
「まーね。ごめんね、いまこんなのしかなくて」
「借りるんだから文句は言わないよ」
壁一面に埋め込まれた鏡に、若い娘2人がTバックのヒップを突き出す姿が映っている。
「シャツ、ちょっと小さいね」
「私ゃ胴長だからねぇ」
「そんな意味じゃないよー。胸大きいから、カッコいいじゃん」
「ありがと。でも、こんなに降るとはねぇ」
「そうね」
2人は窓に目をやった。
カーテンはしっかり閉じてあるが、激しい雨が窓を叩く音がする。雷の音もひっきりなしに響いていた。
「男どもは喜んでたけどね」金髪の娘が相手の表情を伺いながら言った。「透けてる! とか言って」
「ヤツら下品だからなぁ」
「・・・ね、どう思う? こういうの」
「彼氏、エロいんだねぇ」黒髪の娘はため息をついた。「でも、うらやましいよ。エロくても」
「あのヤロー」鏡の裏で、男が低い声でうなった。「んっとに性格わりぃなー」
もうひとりの男が慌ててその口を押さえる。(聞こえるって!)
(わかった、わかったよ)
(マジこの部屋用意すんのすげー大変だったんだからさ、頼むよ)
(わかったって。しっかし・・・)
2人の目の前にある大きなガラス窓の向こうで、金髪娘と黒髪娘はまだヒップをこちらに向けていた。
ガラス窓──マジックミラーの向こう側で。
「私ゃ垂れ尻だからなぁ」言いながら、黒髪の娘がヒップを左右に振り始めた。
「そんなことないよー。引き締まってて可愛い尻だよ」
(うぉっ、ケツ振ってる!)
(きたきたきた、すげー!)
「すっごい露出度だよねコレ」
「だよねー」言いながら金髪の娘も少しポーズを変える。
(写真撮っとけ写真!)
(バカ、シャッター音でバレるって!)
(誤魔化しゃいいだろんなもん! お前彼女いっけどよ、俺いねぇんだぞ! ネタにさせろって!)
(やめろよ、音立てないって約束なんだからよ!)
(うっせぇやめられっか)
男は相手の手を振りほどいて携帯を取り出した。
レンズを鏡に向けて震える手で構える。
(つづく)
「・・・でさ、正直どうなのよ」金髪娘がたずねる。「アイツ」
「んん〜」黒髪娘はぼーっとした顔でヒップを揺らしながら言った。「や、嫌いだったら4人で動いたりしないよ」
「じゃあさ、付き合っちゃえば?」
「私さ」黒髪娘は鏡をじーっと見つめながら言った。「男は度胸だと思っててさ。なーんかコソコソしてるじゃん、アイツ」
「え・・・ま、まあね? それはほら、気にしてるからじゃない?」
「その気持ちはわかるけどさぁ」
「じゃあさ、コソコソせずにドーンと来たら?」
「んー・・・まぁ、ドーンと来たら相手してあげてもいいね」
(・・・すみません)
(何? 撮らねえの?)
(無理っす。俺が悪かったっす)
(おい何、マジで好きだったの? ま、黙ってりゃわかんねーよ)
(ああ・・・こういうの、良くねえよな。俺、心入れ替えるよ)
言いながら、男は携帯を懐にしまおうとする。
その瞬間、部屋の外が真っ白になった。
間髪入れずバリバリバリバリと空気の裂ける音がして、ガラス窓がビリビリ鳴るほど近い距離に稲妻が落ちて・・・
部屋の照明が消えた。
青白い光が、停電した街を明るく照らしだす。
部屋の中も。
マジックミラーの表側も、裏側も。
「・・・これじゃ、ね」黒髪の娘が肩をすくめてため息をついた。
(おわり)
58 :
50:2005/12/26(月) 23:35:45 ID:lCSlz5HQ
>>49 >>54 (・∀・)スバラシイ!!
なんか、プチエロっぽい感じが絵とSSの両方からよく出てる!
俺なんか、こういう感じの絵だといやらしい場面があまり想像できなくて
文が浮かんでこないんだけど、こういう感じで書けばいいんだって
勉強になったよ。
とにかく、スレが動きはじめたということは素晴らしいことです。
絵師さんと筆屋さんどんどんこれに続いて欲しい!
59 :
54:2005/12/27(火) 14:48:10 ID:9FP2N0aH
横取りみたいなことしてるのに好意的なコメントありがとうm(_ _)m
俺も催促するみたいなこと言っちゃったし、叩き台にでもなればと思って
絵に描かれてないところを勝手に想像するの、意外に面白いね。
61 :
49:2005/12/27(火) 21:44:26 ID:yIlZZn7/
>>54氏GJ!
つか、早いし。びびった。
自分の絵から何か想像してもらえるのは嬉しいですな。
なるほどこうきたか、みたいな。非常に楽しませてもらいました。
>>50氏
スマソです
次は50氏にも書いてもらえるようにまた何か描いたら貼らせてもらいます。
62 :
50:2005/12/28(水) 04:51:44 ID:gk9T+S5u
>>54 横取りなんて、とんでもナイスよ。
絵描きさんのうpしてくれた絵にインスピレーションを受けた人が
書けた順からどんどんうpしちまえばいいんです。
そうした方がスレの為にもなるってもんです。
49氏に言われて気付いたんですが、マジ筆が早いですな
絵が投下されてから2時間ってはや杉。うらやまー
>>49 誰も絵を投下していなかったスレに、真っ先に絵を投下してくれてありがとー。
感謝の気持ちとスレを盛りあげる為に、ちと書いてみたよ。
登場人物の名前とか決めないと話が全然進まなかったから、勝手に
決めさせてもらいました。
陵辱しか書けないとか贅沢言って、申し分けない。
これからも気にせずガンガン書いてうpして下さい
54氏も言ってたように、絵に描かれた以外の部分を想像するのが面白かったよ。
書いている途中気になったのが、これはどういうシチュエーションで
こういう絵になったのかということ。もしよろしければ教えてくれまいか?
63 :
50:2005/12/28(水) 04:53:09 ID:gk9T+S5u
1
「ユウキー、ビールもう無いのー?」
台所から由佳(ゆか)姉ぇの声が聞こえてきた。
「冷蔵庫の中に入ってなければもう無いよー」
「まじなのー?せっかく帰ってきたのにお酒も買ってないなんて
なんて家なの、まったくー」
居間のソファーの前にはビールの空き缶が6本。さすがに、
ちょっと飲みすぎだろ・・・
「ちょっと千佳(ちか)姉ぇ、なんとか言ってやってよ・・・」
「いいじゃない、久しぶりに家に帰ってきてハメ外したいのよ。
私もちょっと飲み足りないし・・・」
そう言って隣りに座っている千佳姉ぇは、グイっと缶ビールを飲み干した。
「あー、ワイン見つけたー!」
「まじー、由佳姉ぇ、それ持ってきてー!」
「ちょっと、由佳姉ぇ、千佳姉ぇ、それ高いヤツだよ。やばいって・・・」
ワインとグラスを3つ持ってきた由佳姉ぇが、鼻歌まじりに腰を振りながら
台所から戻ってきた。
「久しぶりに戻って来たら、勇樹がすっかりおっきくなっちゃったから
お姉ちゃんうれしくって・・・」
そう言いながら、由佳姉ぇはオレの隣りにドカッと座った。
オレは由佳姉ぇと千佳姉ぇに挟まれる形になった。
ちなみにワインを持ってきた金髪に髪を染めて白いセーターを着ているのが
由佳姉ぇ。オレより6つ年上で、東京のブティックとやらに勤めている。
それで、黒髪に黒セーターの方が千佳姉ぇ。こっちは3つ年上で東京の
大学に通っている。二人は年末休みで、今日の夕方実家に帰省してきた。
でもおやじとおふくろは親戚の家に行って、まだ帰ってこない。
外は大雪だから帰りは遅くなるかもしれない・・・。
「気にしない気にしない。お姉ちゃんボーナス出たからちゃんと買って返すわよ」
由佳姉ぇは、3つのグラスにワインを注いでいった。
「オレ、ワインなんて飲めないよ、まだ未成年だし」
「もー、そんな甘いこと言ってないの。あんた末っ子とはいえ、我が家の長男
なんだからね」
「そーそー、来年は大学生なんだから、いつまでもユー君のままじゃダメよー」
そう押し切られて、オレはワインの入ったグラスを持たされた。
「それじゃ、兄弟の再開を祝してカンパーイ・・・」
3人のグラスがカチンと鳴った。
64 :
50:2005/12/28(水) 04:54:37 ID:gk9T+S5u
2
居間のテレビでは年末特番のバラエティーがやっている。
「フー!!」
レイザーラモンが腰を激しく振っていた。親と見ている時にはなんにも感じ
なかったけど、こうやってアネキ二人に挟まれて見ていると、なんだか
妙に恥ずかしい。顔が赤くなってきた。酔っ払ったんだろうか?・・・
チラっと両脇のアネキ達を見てみたら、二人とも顔を真っ赤にして
食い入るようにレイザーラモンの腰振りを見ていた。
「ねぇ、千佳、この腰、凄いわよね・・・」
「うん、凄い。由佳姉ぇもそう思ってたんだ・・・」
「いっぺんこんなの、味わってみたいよね・・・」
「うん、でもこの人はHGだからムリよね・・・」
な、何を言っているんだ?っていうか、これが弟を間に挟んで言う会話か?
ムニュッ・・・
今、気付いたけど、さっきからずっと腕のところに両サイドから胸押し付けて
きているし・・・。
「ねぇ勇樹、受験勉強大変?」
いきなり由佳姉ぇが聞いてきた。
「え? まぁ、由佳姉ぇや千佳姉ぇの頃よりはラクだよ。最近、少子化の影響で
倍率下がってきているし。でも、千佳姉ぇのところはちょっとムリかな」
「そんなことないよ。勇樹もともと頭イイし、今から2ヶ月頑張れば余裕で
受かっちゃう」
「でも、千佳姉ぇのとこは私立だろ。由佳姉ぇも千佳姉ぇも私立に行ったから、
オレぐらいは国立行かないと、オヤジもヤバイんじゃないかなって・・・」
そう言いかけたら、突然由佳姉ぇがグラスを置いてオレの肩を掴み正面を向かせた。
「ちょっと勇樹、あんたそんなこと気にしてんの?」
なんかちょっとマジっぽい顔。こんな由佳姉ぇの顔、数年ぶりに見た。
「そうだよ勇樹。国立って言ったってどこの国立なの?」
背中からも、千佳姉ぇの声。これって説教???
「いや・・・、だから・・・、地元の国立に・・・」
「ダメ! そんなのお姉ちゃんが絶対許さない!」
またもや、オレの言葉はさえぎられてしまった。由佳姉ぇ顔が真っ赤じゃん。
そーとー酔っ払ってるよ。
「パパとママがダメって言うんだったら私が授業料出すから、勇樹は絶対に
東京の大学にこなきゃダメ!」
「でも・・・」
「そうだよ勇樹。就職は地元に戻るとしても、大学は東京じゃなきゃダメだよ」
今度は千佳姉ぇだ。いつも冷静な千佳姉ぇがそこまで言うってことは、やっぱり、
そういうものなのかな?
「分かった・・・、ちょっと考えてみる・・・」
とりあえずオレもちょっと酔ってるし、久しぶりに会ったアネキ達と喧嘩は
したくない。てきとーなところで引き下がった。
65 :
50:2005/12/28(水) 04:55:58 ID:gk9T+S5u
3
「勇樹、あんたってホント優しいよね・・・」
由佳姉ぇが、フッと微笑みながら言った。この顔も久しぶり。
「そー、そー、そうやってすぐ引き下がっちゃう・・・」
千佳姉ぇも同じ意見らしい。二人から同じことを言われると、なんだか自分が
情けない男みたいで腹が立ってくる。
「そんなことないよ・・・」
オレは、ちょっと怒ったように言った。
「まったくあんたって、ホントに・・・」
由佳姉ぇがゆっくりと顔を近づけてきた。
「カワイイんだからッ!!」
突然、由佳姉ぇがオレの顔を抱きしめてきた。白いセーターのタプタプの胸に
オレの顔をグイグイと押し付けてくる。
「わッ!、ちょ・・・、苦しいって、ユカね・・・」
「あー、由佳姉ぇずるいー。私もー」
そう言いながら、今度は千佳姉ぇがオレの背中に胸を押し付けてくる。
前後を胸に挟まれてのサンドイッチ状態。な、な、何だこれは?っていうか、
酔っているとはいえ兄弟でこんなのありか?。
「ユウキー、久しぶりだから思いっきりお姉ちゃんに甘えていいんだよー」
久しぶりって、オレがいつ由佳姉ぇに甘えたよ!
「わたしもー、ユー君に会えなくて寂しかったー」
千佳姉ぇは腰に腕を巻き付けてギュっと抱きしめてくる。
千佳姉ぇ、何か東京でつらいことでもあったのか?
もう、どうでもいいや!オレはなかばヤケクソになって、二人にされるが
ままになった。そうすると、二人のアネキのいい匂いや顔と背中の柔らかい
感触が、ゆっくりとオレの全身に広がっていった。
でも全身を激しく揺さぶられたせいで、酔いが急速に回ってきた。
ヤバイ、このままだと吐いちゃうかも・・・。
オレは慌てて由佳姉ぇの白いセーターの二つのふくらみをグイっと掴んで、
押した。
「苦し・・、苦しいったら・・・、由佳姉ぇっ!」
「アンッ!」
甘い声を出して、由佳姉ぇの腕の力がゆるんだ。ようやくオレは開放された。
「由佳姉ぇも千佳姉ぇもちょっと酔いすぎだよッ!」
ここは嘘でも、マジで怒ったふりをしなければいけない。
『ゴメーン・・・』
二人は声を合わせて胸の前で手を拝むようにしていた。それでも舌をペロっと
出している。どこまで反省しているんだか分かりゃしない。
66 :
50:2005/12/28(水) 04:57:29 ID:gk9T+S5u
4
「もう、風呂に入ったほうがいいよ。今日は疲れてるだろうし」
「うーん、でも、もうすぐパパとママが帰ってくるかもしれないし、
もうちょっと、ね・・・」
「そうそう、もうあんなコトしないから、おねがーい」
今度は甘え出した。本格的なヨッパライ。もう付き合ってらんないよ。
「ところでユー君、話は変わるけど、あんたさっきから・・・」
由佳姉ぇが色っぽい声で話しだした。
「ココ、膨らんでないッ!?」
そう言うと同時に、由佳姉ぇの手がオレの股間にグッと伸びた。
「おわッッ!」
思わずオレは叫んでいた。形勢は一気に逆転。
「まじー?お姉さん達に抱きしめられたぐらいでチンチン立っちゃうなんて
いけないんだー」
笑いながら千佳姉ぇも手を伸ばしてきた。
やばいよ、これはまじでやばい。でも、アネキ達がやばいのか、俺のチンポが
やばいのか、どっちなんだ?
「ユー君も受験勉強ばっかりでつらいでしょー」
由佳姉ぇが、ズボンの上からすりすりとオレのモノをさすり出した。
「そーそー。たまには息抜きしないとねー」
千佳姉ぇの手も同じように動いている。
「由佳姉ぇ、千佳姉ぇも、ダメだって、こんなこと」
オレはアネキ達の手を、振り解こうと必死で防戦した。でも酔っ払った二人の
手は、容赦無くオレの股間に襲いかかってきた。
「でも、ユー君いっつも一人でやってるんでしょー」
「そうそう、お姉ちゃん達が帰った時ぐらい遠慮しちゃだめだよー」
そういいながら二人で熱心にオレのモノをさすっている。オレのチンポは
もはや、ズボンの上からでも形が分かるぐらいにカチカチになっている。
でも、何でオレが一人でヤッてるって知ってるの?
「ユー君、ちょっと待ってね」
由佳姉ぇは、突然オレのモノをさする手を止めた。そして、千佳姉ぇと顔を
見合わせると、オレの座るソファーの前に立ちあがった。チャンス!
オレがアネキ達のおもちゃになるのを逃れるには今しかない。
「オレ、もう勉強しないと・・・」
その言葉をさえぎるように、
「ダメよユー君。そこでじっと座ってて」
「そうそう、静かにお姉ちゃん達を見つづけてないと・・・」
二人の姉が仁王立ちになって言った。そして・・・
『二人でユー君の部屋のエロ本、チェックしに行っちゃうぞ!』
ガ−ン!! そ、その手があったか。オレは完璧にたたきのめされた。
ダメだ。その聖域だけは絶対に死守しなければ・・・。
オレはソファの上で縛られたように動けなくなった。
67 :
50:2005/12/28(水) 04:58:46 ID:gk9T+S5u
5
「よしよし・・・。いい子、いい子」
二人はファッションモデルのようにオレの前でポーズを決めた。
由佳姉ぇは白のセーターに黒のピッチピチのレザーパンツ。千佳姉ぇは
黒のセーターにチェックのミニスカートをはいている。
「ユー君、ほらここー」
突然、由佳姉ぇが、前かがみになってセーターの首のところを両手でグッと開く。
胸の谷間が全開。
「由佳姉ぇ、ずるいよ胸ばっか強調して。じゃあ、私はコレ」
そう言いながら、千佳姉ぇはスルスルとセーターの裾を持ち上げていった。
キュっとくびれたウエストとおへそがまる見え。
二人の辞書に恥じらいという文字はなく、居間の中はファッションショー
からストリップ小屋へと変化していった。
「じゃあ、ユー君の為にお姉ちゃん達から・・・」
二人はクルッと後ろを向いた。
「ちょっと遅いクリスマスプレゼント!」
その言葉と同時にアネキ達のズボンとスカートが下に落ちた。
ブッッ! 目の前にいきなりTバックが二つ。当然、由佳姉ぇと千佳姉ぇの
お尻は丸見え、というかこれを生尻と言わずして何と言う。
由佳姉ぇは白のセーターとコントラストになるような黒のTバック。胸と同じ
ようなムチムチの尻にくい込む黒い線がなまめかしい。
逆に千佳姉ぇは黒セーターに白いTバック。キュっと引きしまった小さいお尻は
いやらしいと言うよりもかわいらしいと言った感じだ。
「ほら、ちゃんと見て!」
由佳姉ぇはお尻を突き出してプルプルと振りだした。
「ユー君はどっちのお尻が好き?」
千佳姉ぇも、同じようにお尻を振っている。
まさに生タモリ倶楽部オープニング状態。
「ど、どっちなんて決めらんないよ」
オレは2つの尻の迫力に圧倒されてやっと答えた。
「ユー君、男の子はこういう時はっきりしなきゃダ〜メ」
由佳姉ぇはそういうと、Tバックの上部に指を引っ掛けてクイっと上に
持ち上げた。アソコに黒いロープみたいなのが思いっきりくい込んでいる。
由佳姉ぇはそうしながら、前よりも激しく尻を回し始めた。
ゆ、由佳姉ぇ、アソコのお肉がはみだしちゃってるよ・・・。
「由佳姉ぇ、だからズルいって」
千佳姉ぇも、負けじと同じようにTバックを食い込ませた。
やばい、何とかして二人を止めなきゃ。
「オレ、由佳姉ぇも千佳姉ぇも大好きだから、どっちかなんてきめらんないよ!
だからそんなことやめてよっ!!」
ほとんど無意識のうちにそう叫んでいた。
アネキ達はオレの正面に向きなおった。二人ともお酒のせいか、頬が真っ赤に
なって、瞳がかすかに潤んでいる。
『ユーく〜ん、ありがとー』
二人はソファに座っているオレに飛び込んできた。そして二人でオレの両方の
ほっぺたに、チュッ!チュッ!とキスを繰り返した。
68 :
50:2005/12/28(水) 05:00:18 ID:gk9T+S5u
6
「じゃあ、今度はユー君の番ね!」
由佳姉ぇはそういいながら、いきなりオレのズボンのベルトをカチャカチャと
外しはじめた。
「えッ!?、ちょ・・何でそうなる・・の?・・・」
オレは、あっけにとられてなすがままになっていた。
「いいからいいから、お姉ちゃんたちにまかせなさーい」
千佳姉ぇはそういうと、オレの背中に回って両脇から腕を通し、動けない
ようにガッチリと固定した。
「はい、ごかいちょー」
由佳姉ぇは、オレのズボンとパンツを一緒に掴むと一気にズリ下げた。
パンッとはじけるようにオレのチンコが顔を出した。
『きゃー、スゴーイ!!』
アネキ達の感想が輪唱で聞こえた。
「やめろよッ!恥ずかしいよッ!」
これ以上は犯罪だ。マジで叫んだ。
「何で? 全っ然恥ずかしくないよ!ユー君のチンチンすごい立派」
由佳姉ぇはそう言ってオレのチンコを優しく握りしめた。
「ユー君、ホントすごいよ、皮も全部むけてるし」
千佳姉ぇもそう言ってオレのシャツの中に手をゆっくりと入れてくる。
「由佳姉ぇ!千佳姉ぇも!ダメだったら!離してよッ!」
オレの必死の願いもどこ吹く風。由佳姉ぇはゆっくりとオレのチンコを
しごきだした。
「ウッ!!」
オレは声を上げ、ピクッ体が反応した。
今までさんざんじらされていた分、手による直接の刺激は効果バツグンだった。
「かわいー。ピクピクしちゃってるしー」
「あーん由佳姉ぇ、あたしもそっちがいいー」
もう、完璧にオレの声など聞こえていない。
「あれッ? ユー君、この先っぽの透明なおツユはなーに?」
由佳姉ぇはそう言うと、指先でオレのチンコの尿道口をチョンとつついた。
「ウウッッ!!」
突然チンコの先から電気が走った。オレは激しい声を上げてのけぞった。
「ゴメンッ、感じ過ぎちゃった?」
オレの様子に驚いた由佳姉ぇは、心配そうに聞いてきた。
「そんなことないけど、お願いだからもうやめてよ・・・」
「だいじょーぶ。痛かったらすぐ言ってね」
オレの願いは無視されて、由佳姉ぇは俺のチンコと遊びはじめた。
由佳姉ぇは尿道口に溜まった先走り汁を指先ですくい取ると、ゆっくり
指を離していった。指先とチンコの間にツーっと透明な糸の橋が掛かった。
「ユー君見てー。おツユ、ネバネバだよー」
由佳姉ぇは、見やすいようにオレの顔に指を近づけてくる。
「由佳姉ぇー、私もそれしたいー」
千佳姉ぇは、オレの背中でプルプル体を揺らした。
由佳姉ぇは、千佳姉ぇに見せ付けるように先走り汁のついた指をペロッと
舐めた。
69 :
50:2005/12/28(水) 05:02:00 ID:gk9T+S5u
7
「ユーく〜ん、すごーくあまくて、おいしー」
「もー、由佳姉ぇー、自分ばっか、ズルイよー」
オレは恥ずかしさの極地。もう死にたい・・・。
由佳姉ぇは再びオレのチンコをゆっくりとしごきはじめた。
「由佳姉ぇ、お願いッ!もうかんべん・・・」
オレは体はまたピクピクし始めた。
その様子を見て、千佳姉ぇが後ろから怒ったように、
「もうッ、ユー君! 由佳姉ぇとばっかり!そんな子はお姉さん
許しませんよッ!」
そう言うと、シャツの中でまさぐっている手で、おれの両方の乳首を
コリコリッとつまんできた。
「うぁッ!千佳姉ぇッ、そこッ、ヤバイッ!」
腰がグッとのけぞって、危うくチンコが由佳姉ぇの顔にぶつかりそうになった。
「千佳、すごいよ。ユー君のチンコ、ガッチガチ。何したの?」
「ふふッ、由佳姉ぇ、ユー君ねー乳首も弱いみたいよ」
「やるわねー、千佳。もっとやっちゃってー」
「オッケー」
二人は会話を合図に、チンコは激しくしごき、乳首を爪を立てた指で
カリカリと引っかき始めた。
「ダメッ、ダメだったら!由佳姉ぇッ!千佳姉ぇッ!出るッ、
出ちゃうッて!!・・・」
限界はもうすぐそこだった。頭の中は真っ白で、もうどうなってもいいと
思った。
その時突然、外の方で車のドアの開く音がした。
「やばッ!パパとママ帰ってきちゃった」
由佳姉ぇと千佳姉ぇは顔を見合わせた。
「ユー君、ごめん。続きはまた今度」
千佳姉ぇは両手を合わせて謝った。
「大学受かったら、毎日してあげるからね」
由佳姉ぇは、そう言って先走りでベトベトになったオレの亀頭に軽くキスをした。
玄関のチャイムが鳴った。二人はパンツとスカートをはいて慌てて迎えに
走った。
オレはソファーの上にフルチンで座ったまま心に誓った。
「田舎に残ろう・・・」
(おわり)
70 :
50:2005/12/28(水) 05:05:17 ID:gk9T+S5u
以上です。自己紹介のつもりもあって書いてみました。
要は、ラストのショタの部分を男女逆にして、ちょっとハードに書きたいなぁ
ということです。
もしそんな気分になった絵師の人がいたら、よろしくお願いします。
要は、って言われてもようわからなかったんだけど、男×女でってこと?
73 :
54:2005/12/28(水) 20:45:40 ID:djpO6oMy
>>70 エロくてすごく (・∀・)イイ!
こいつぁ面白いね。ageとくか〜
74 :
49:2005/12/28(水) 20:50:59 ID:fASkmoS5
>>50氏
完成度高っ!
テラエロス&寸止めカワイソスw
続きが読みたいばかりに同じキャラで
違うカット描きたくなってる自分が居ますよ?
この絵はなんだろな、あんまり普段無難な絵しか描かないので
微妙になんかやってみるかなと。メガネでマフラーでセーターでTバックって
エロイんじゃないかなとか思って…もちろんタモリ倶楽部も意識してた罠。
75 :
50:2005/12/29(木) 02:30:15 ID:D91U1POH
>>72 自分は凌辱萌えでショタとかは苦手なんだけど、とりあえずSSを投下して、
こういうシチュとは逆の事が書きたいんだ、ということを言いたかった。
変な言い方をしてうまく伝わらなかったみたいでゴメン。
女子が犯られるとか、いたずらされる等のSSが書きたいなあということです。
(↑ちょっと犯罪者予備軍丸だしでビビッテル、頼むから通報しないでクレ)
相手は男でも、触手でも、犬でも、耳かきでもOK。
うまく伝わったようでしたら、ダンナどうです?1枚描いてうpしてみては?
>>49 気に入っていただけたようで良かったです。
何か特別な場面を描いているのかと思ってたら、そういうわけでもない
みたいですな。これから徐々に二人のセーターを脱がしていってもらいたいよ。
期待してます。
54氏も感想くれた人もありがとう。
引き続き、絵師さん筆屋さん待ってます。
自分語りが長くてすいませんm(_ _)m
76 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 09:23:30 ID:OnCiLlAQ
保守
77 :
50:2006/01/07(土) 16:27:20 ID:nRl60L74
>>55の絵、見れなくなっちゃったね・・・
いちおう保守っておくよ
78 :
49=55:2006/01/11(水) 17:10:36 ID:oR84r1qf
そのうち数が増えたら保管庫みたいなものでも作ろうかなとか思ってたり。
そろそろ新絵投下しないとやばいですね。今日中、と宣言しときます。
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) イラストもSSも楽しみな期待のフルコース
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
80 :
49=55:2006/01/11(水) 23:47:18 ID:oR84r1qf
色つけたくなってしまった ちょと遅れますがうpします
81 :
49=55:2006/01/12(木) 00:46:52 ID:xxXllFht
82 :
49=55:2006/01/13(金) 11:14:28 ID:m03w0Prm
確かに雑絵だが(´・ω・`)反応ナス
もすこし何も無かったら消そう(´・ω:;.:...
早まるな・・・!
GJだ!
書き手がここを見に来るまで、のんびり待とうじゃないか・・・
職人さんが気付くのに時間かかるから 10日くらいはのんびり待ってみるのが正解。
よし分かった!
俺もこれから絵を描く!!
遅筆だけどな(;´Д`)
86 :
50:2006/01/13(金) 21:12:24 ID:VjIJ0Siu
うはっ!きょうも虚しく保守しようかとおもてたら、
49師さまキテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
しかも今回は天然色!絵のシチュも前よりかなり好み!
是非、書かせてもらうよ。
遅筆だから、ちょっと待っててくだしい。
そこで49氏に質問なんですが、絵のほうはとりあえず保存したけど、
消してしまったり流れてしまった場合、SSをうpする時に一緒に
うpしちゃってもいいでしょうか?
でも、ホントは自分の他にも書きたいっていう人が出ると思うから
残しておいてもらいたいんだけど・・・
それと、49氏の男気を無駄にしないために誰かSSを書くっていう人
出てこいや〜〜!!!
前回の絵は流れてまにあわなかったけど、
>>81で俺も挑戦してみるよ!!
ちょと時間クダサーイ。
絵師だけじゃない文師もだったorz
えとまた2日くらいしたら消えそうなので…保管庫作るかな。
1
西暦20××年、かつて萌えの都と謳われた秋葉原は荒廃の極に達していた。
21世紀初頭に隆盛を極めたメイド喫茶は時代の波に逆らえず次々に過激な
プレイを提供する風俗店にくら替えし、そこで働くメイド達は萌えの対象から
まさに文字通りのメイド=奴隷へと貶められていた。
秋葉原の雑居ビルの地下、とあるメイド喫茶の店内・・・
「お待たせいたしました、ご主人さま。ホットコーヒーでございます・・・」
かわいらしいメイド姿の女の子がテーブルの上に炒りたてのコーヒーを置いた。
しかし、そこにはかつての客を癒すような笑顔はない。かすかな微笑みの中に
あきらかな怯えがみてとれる。
「ご主人様・・・、お砂糖とミルクは・・・?」
震える小さな声でメイドが尋ねた。
ぶ厚いメガネをかけ、不精ひげをはやした客はいやらしい笑みを浮かべて答えた。
「ミルクだけ」
その瞬間、メイドの頬にサッと赤みが増し客から顔をそむけた。
メイドはゆっくりとメイド服を肩からずり下ろし自分の胸をあらわにする。
やがて、パンパンに張り詰めたメイドの胸が客の目の前にさらされた。
男はその様子を楽しそうに眺めている。
「ご主人様、失礼します・・・」
メイドは、そういいながらテーブルのコーヒーに向けてゆっくりと身をかがめた。
そして、湯気をたてる黒いコーヒーの上にピンク色の二つの乳首を寄せると、
自分の左右の指先でゆっくりとその乳首をつまんでいった。
すると・・・ピチュッ!プシュッ!
メイドのピンクの乳首の先から霧のように白い液体が発射された。
黒いコーヒーの中に白いミルクが渦を巻いてゆく。
男は鼻の下を伸ばしながら、メイドの顔と乳首を交互に眺めた。
「くッ、はうッッ!」
メイドは頬を真っ赤に染め、唇を噛み声をこらえている。
やがて、乳首の先からは中身をしぼりきったように、ポタッ、ポタッとしずくが
垂れるだけとなった。
「ごっ、ご主人さま、よろしいでしょうか・・・?」
メイドは恐る恐る男に尋ねた。今までいやらしい笑みを浮かべていた男は
急に不機嫌そうな顔をし、
「まだまだ、足りないな」
というと、急にメイドの二つの乳首に両手を伸ばした。
「アッ!だめッ!」
メイドはいきなり乳首をつままれて叫び声を上げた。しかし男は、乳首を
つまむ指を離しはしなかった。
2
「こっちはコーヒー一杯に4千円も払ってんだ。こんなもんで足りるわけ
ないだろ」
そう言うと指先に徐々に力をこめていった。メイドの胸は男の指先が乳首
をこりこりとつまむにつれて、再びパンパンに張り詰めていく。
「ダメッ!ご主人さまっっ!」
メイドの悲痛な叫び声が上がった。男は頃合いを見計らってメイドの乳首を
男のオナニーのように軽く上下にしごきはじめた。
「だめえッッ!!」
先ほどよりもさらに激しく、ピシュシューっと乳首の先からミルクが噴出した。
「ごっご主人さまっ!それ以上はぁッ!・・・」
ミルクは既にコーヒーカップからあふれんばかりに溜まっている。
男は最後の仕上げとばかりにメイドの乳首をキュッ!キュッ!と引っ張り上げた。
「ああッ、イクッ!いっちゃうッッ! ごしゅじんさまあぁぁッッ!」
ビクッと体が硬直し、男の射精のように乳首の先から最後のミルクが飛び散った。
メイドはそのままテーブルの下に崩れ落ち、荒い息を吐いている。
そんなメイドにかまうこともなく、男はほとんどコーヒー牛乳のようになった
ホットコーヒーを飲み始めた。
他のテーブルでは、今ここで行われたのと同じような狂態が繰り広げられている。
尿道にストローをつきこまれ、泣きながらカクテルの前にトイレ座りをするメイド。
牛丼やホットケーキの皿の前で客にアソコをほじられて、叫びながら愛液を
垂れ流すメイド。カレーライスの前でアナルを必死に閉じ、客にスプーンの柄の
部分を突きたてられながら許しを請うメイド。
店内はメイドの叫び声と身体中からしぼりだされた液体の匂いで充満していた。
「いやっ、いやあぁぁッ!」「許してッ!ご主人さまぁぁっっ」
店内の異様な空気がまさに飽和状態に達しようとしていたその時・・・
「病み疲れた身体には愛を、希望を失った心には夢を・・・愛と正義の味方
メイドナイトただいま参上!」
突然、薄暗い店内に澄みきった声が響き渡った。
ボムッ!
店の入り口が吹き飛び、店内が煙とほこりの渦に包み込まれる。
店の奥からは数人の黒づくめの男が飛び出してきた。
やがて、霧が晴れたように店内が再び明かりを取り戻すと、そこには
全身がピンク色のメイド服につつまれた、一人の可憐な少女がすくっと立って
いた。
3
「誰だ、てめえは?」
黒服の男が一人叫んだ。
「お客さまに夢と希望を与え、疲れた体と心を癒していただくための私達
メイドを、このような不潔でみだらな行為に使うなんて許しませんっ!」
男の問いを無視するように少女は言った。
「店長、こいつです。中央区メイド業組合からお達しがあった、メイド喫茶
つぶしの女ヒーローまがいってやつは」
「ほう、こいつがあのメイドナイトか。なかなかかわいいツラといい身体してる
じゃないか」
店長と呼ばれたその男は、突然の事態にもまったく動じることなく、落ち着き
はらった声で言い放った。
実際、目の前に立つ美少女はメイド服とはいえ、身体にピッタリとフィットした
衣装をつけ、張り詰めた胸は窮屈そうに締めつけられている。
逆に下半身は機動性を重視しているためか開放され、ほぼ剥き出しという状態に
近い。股間とお尻を隠すためにとりあえず前かけのエプロン状のモノがゆったりと
前後に伸びているが、鍛え上げられた太ももは丸出しでみようによっては深い
スリットの入ったチャイナドレスのように見えなくもない。
全身がピンク色に包まれた美少女は店の従業員は無視して、客に向かって
言い放った。
「あなた達、すぐにこの店から出なさい。今なら万世橋警察署にも通報しません」
客の男達はぶーぶーと不満の声を上げた。
「ふざけんなよー、こっちは高い金払ってんだよー」
「そうだそうだ、金返せよー」
「姉ちゃん脱げ〜」
欲望に駆られた男達はもはや人間ではなく、牡という名の動物だった。
店内が不穏な空気に包まれかけた時、ふいに店内のスピーカーにスイッチが入った。
「お客さま、お楽しみの所、とんだ邪魔が入りまして大変申し訳ありません。
当店からのお詫びといたしまして、本日ただいまより臨時イベントを開催
いたしたいと思います」
店長がマイクを持ちながらしゃべっていた。
「何だ、何だ・・・?」
客達がざわつき始めた。
「ただいまより当店の臨時イベントとして、メイドナイト調教凌辱ショーを開催
いたします!」
一瞬の静寂の後、うおーっ!という客の男達の歓声と拍手が鳴り響いた。
93 :
50:2006/01/15(日) 02:16:15 ID:gcWk7ufz
スレ活性化のためまだ途中なんだけどうpさせて下され。
>>49氏が書きなおしてくれた絵のおかげで、メイドナイトの衣装を説明するのに
大変助かったよ。前のままだとお尻丸だしだもんね。
保管庫は後から読む人がいつでも絵とSSを見られるから大賛成なんだけど、
絵師さんと文師さんもうちょっと増えて欲しいな・・・
続きは今、書いてるからもうちょっと待っててください。
94 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 17:03:46 ID:WgJ6CMx1
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
95 :
50:2006/01/17(火) 02:04:12 ID:v1sxol/a
>>90−93
グッジョブ、オレ!
感想が一つもないのは淋し過ぎる。
とりあえず、完成したから投下するよ。
4
むせかえるような熱気と牡の臭いで、店内は異様な空気に包まれていた。
店長のアナウンスの意味と店の客達の空気を察したメイドナイトは、顔をキッと
引き締めると、店内の男達をにらみ付け、静かに言い放った。
「あなた達にはいくら話しても無駄なようね・・・」
ゆっくりとメイドナイトの背中に手が伸びる。
「後から後悔しても遅いわよ、あなたたち全員・・・」
店内が不思議な静寂に包まれた。
「誅戮してあげますっっ!!」
その言葉と同時にシュッと鞘走る音が響き、メイドナイトは剣を身構える。
おおっという歓声とともに、店内はふたたびざわめきにつつまれた。
きつく締め上げられたメイド服は、はちきれんばかりに盛り上がり、剥き出しの
太ももには筋肉が浮き上がる。
あどけない顔をしているが、美しく切れ上がった目は怒りの炎で燃えている。
全身に殺気をみなぎらせるその姿は、戦士というよりも闘神という言葉が
ふさわしかった。
「こいつぁいい。こいつを捕らえて泣き叫ぶまでこってりと調教したあげく、
ウチの商品として店に出しゃあ、ウチはアキバでトップを取れるぜ・・・」
店長は舌なめずりをしながら呟いた。そしてマイクを手に取ると大声で
黒服の男達に指示を出した。
「お前ら行けッ!ただし絶対身体は傷つけるなよ。生け捕りにするんだっ!」
店長の声を合図に黒服の男達がナイフ、鉄パイプ、その他もろもろを取り出して
メイドナイトを取り囲んだ。
「いけークロフクー、俺達は全員お前らの味方だー!」
客達は、まるでプロレス会場のように歓声を上げ、こぶしを突き上げた。
彼らも、最近メイドナイトによって何件ものメイド喫茶が潰されたという噂を
知っていた。自分達の安住の地を汚されるという恨みとともに、何よりも店員が
やられてしまえば、次はその剣が自分達の身に振りかかってくる。
そういう意味ではこの闘いは最高の参加型イベントとも言えた。
5
黒づくめの男達に取り囲まれ、さらにその回りを薄汚れた客の男達が包囲している。
その様子はさながら、猛獣の檻に叩きこまれた一匹の子羊という状況に近い。
しかし、メイドナイトは余裕の笑みさえ浮かべていた。
男達は回りを囲いながらも、その輪を縮められないでいた。
張り詰めた胸と、突き出した太ももが緊張で微かに震えている。しかし、
それは怯えではない。殺気で打ち震えているのだ。
「意気地がないわね。そっちからこないなら、こっちからいかせてもらうわよ」
その声とともにメイドナイトは構えた剣を横になぎ払った。
一瞬、光の線が男達の目の前を通りすぎる。次の瞬間、ぐアッッ!という
悲鳴が男達の輪の中から上がり、骨を打つにぶい音が響いた。
別に男達を殺すのが目的ではない。メイドナイトは剣の刃の部分を避け、
打撲によって男達を戦闘不能に追い込もうとしていた。
「メイドナイトさんすてきー」
いつのまにか従業員のメイド達が一箇所に集まり、メイドナイトを応援していた。
その声を背に受けて、美少女剣士の剣がさらに軽やかに舞い始めた。
黒服の男達の手からナイフを打ち落とし、鉄パイプを弾き飛ばし、確実に男達を
戦闘不能に追い込んでいく。
客の男達の声は徐々に静まり返っていった。それは、メイドナイトと黒服の間の
圧倒的な力の差を見せつけられた為か、それとも剣を舞わせるとともに
チラチラと現れる股間のTゾーンに釘付けになった為かは、分からない。
「メイドナイトさん、後ろー!」
見守るメイド達の中から悲鳴が上がった。同時にメイドナイトの首に太い腕が
巻きついてきた。メイドナイトの細い首に屈強な男がスリーパーホールドを
仕掛けてきたのである。
「グぐゥッ!」
ギリギリと頚動脈を締めつけられメイドナイトの声にならない悲鳴が上がる。
美少女剣士は剣を落とし、そのしなやかな腕を男の丸太のような腕に絡めた。
男はそのままメイドナイトの身体を首吊りのように吊り上げた。
ピンク色のブーツが地面から浮き上がる。
(汚い手でさわるんじゃないわよッッ!)
メイドナイトはそのまま足を後ろに振り上げ、男の股間を蹴り上げた。
男がにぶい悲鳴を上げ手を離すと、瞬時に身体を回転させ男の顔面に
ハイキックを見舞った。
ピンク色のレオタード状の生地が食い込んだ股間が、おしげもなく開かれた。
「キャーッ!」「おおーッ!」
メイドナイトを見守るメイド達と、股間を見つめる男達の歓声が同時に
沸き起こった。
6
もはや、黒服の男達で戦闘可能な者はいない。メイドナイトの足元で無様な
醜態をさらしているだけだった。
「き、貴様ッ・・・」
最後に残った店長が、冷や汗を流しながら声を上げた。
「さあ店長、残ったのはあなた一人みたいね」
メイドナイトは激しい戦いの後だというのに息一つ乱していない。
美しく切れ上った瞳にさらに激しい怒りの色を浮かばせ、ゆっくりと店長に
近づいていった。
「な、何が望みだ、メイドナイト・・・」
店長は必死に声を絞り上げた。先ほどまでの威厳はとうの昔に消え失せていた。
「わたしの望みは、この店をたたむこと。そして、新しい純粋なメイド喫茶を
開き、女の子達にそこで働いてもらうこと」
メイドナイトはゆっくりと店長に語った。
「し、しかし、そんなことでは商売にならない」
「ならば、あなたを今ここで打ち滅ぼしますッ!」
容赦ない声とともに、メイドナイトは身構えた。
「そこまでだッ!メイドナイト!」
突然、店内に客達の大声が響き渡った。それとともにキャーッ!という
メイド達の悲鳴が上がった。
メイドナイトは後ろを振り返った。そしてそこに広がる光景を見て愕然とした。
そこには、黒服の男達の持っていたナイフや鉄パイプを振り上げ、従業員の
メイド達に突きつけている客の男達の姿があった。
「あ、あなた達、自分が何をしているのか分かってるの?」
メイドナイトは目の前の光景が信じられないといったような声をあげる。
「あたりまえさ、これ以上俺達の聖域をお前に荒らさせはしない」
客達は大まじめに答えた。
メイドナイトは店長を振り返った。
店長は一瞬、呆気にとられていたが、状況を理解すると客達に向かって叫んだ。
「ありがとう、皆さん。メイドの変わりはいくらでもいる。そいつらは
好きにしてくれ」
窮地を脱した店長は不適な笑みを浮かべ、客達に感謝の意を述べた。
形勢は一気に逆転してしまった。
7
「・・・ということだ、メイドナイトさん。あんまりオタクなめんな!」
客達は勝ち誇ったように、捨て台詞を吐いた。
(こんなオタクども倒すの訳ないのに・・・。でもその為に彼女達が傷ついて
しまったら・・・)
メイドナイトの頭の中は混乱の渦に叩きこまれた。しかし、不幸に耐えつづけて
きた彼女達をこれ以上の危険にさらすわけにはいかない。
数秒の間が数時間にも感じられ、店内に異様な空気が混じり合う。
やがて、戦闘態勢を取っていたメイドナイトの構えが静かに解かれていった。
「分かったわ、私はどうなってもいい、でもその子達は開放してあげて・・・」
「それは、あんたのこれからの態度次第だ」
客の男達はニヤニヤと笑い、メイドナイトの言葉は無情に切り捨てられた。
「くッ!」
メイドナイトは血のにじむほど唇を噛み締めた。
店長はどこから持ってきたのか、長い鎖につながれた手錠を持ち出し
メイドナイトの両手首にガチャリとはめていった。
「メイドと鎖ってのはよく似合うな」
一人の客が薄ら笑いを浮かべながらそう言うと、メイドナイトを突き倒した。
美少女剣士が力なく床に倒れると、もう一人の客がすかさず、手に持っていた
メイドナイトの剣をザクッと床に突き立てた。
剣はメイドナイトの股間を隠していた布を貫き、足を閉じることを不可能に
させた。
「いやーッ!」「こんなのひどいッ!」
メイド達は口々に叫び声を上げた。しかしそれは、これから始まるショーには
うってつけのBGMに過ぎない。
突然、店内の照明が暗くなり、メイドナイトにスポットライトがあたる。
続いてスピーカーの大音量とともに店長の声が店内に響き渡った。
「みなさま、大変お待たせいたしました。只今より、本日の臨時イベント
愛と正義の剣士メイドナイトの調教凌辱ショーを開催いたします・・・」
鎖に繋がれ、股間に剣を突き立てられたメイドナイトは、これから始まる
イベントに戦慄の予感を覚えていた・・・。
100 :
50:2006/01/17(火) 02:11:30 ID:v1sxol/a
とりあえず今回の絵のSSはここまでにしたいと思ってます。
当然、先も考えたのですが、絵とSSでエロ分を補完しあうなら、
ここで止めておいたほうがいいんじゃないかな〜と思いました。
そろそろ49氏の18禁の絵が見たいというスケベ根性ももちろん
アリアリです。だんだん厚かましくなって申し訳ないのですが
49氏、ぜひたのんます!!
(もちろん、他のキャラでも、18禁じゃなくても全然かまいませんよ)
〜⌒ヽ.
_.〜⌒ヽ. (゚∀゚)〜´ `ヽ._.′ ヽ._.〜!!!!
キタ〜´ `ヽ._.′ ヽ._ノ
とりあえず途中ってことでレス書かなかったのですごめんなさい。
自らの描いたキャラがカッコよく動いてるかと思うと感動だ。
すばらしい。きりりとしてて強いっていう設定が大変よかです。
これからまたじっくり読ませてもらいます。
Tバック姉妹もメイドナイトも続きが読みたい!18禁描くしかないなこりゃ!
102 :
50:2006/01/17(火) 02:29:35 ID:v1sxol/a
103 :
50:2006/01/17(火) 02:32:09 ID:v1sxol/a
うはっ49氏来てた!
チャットみたいだ。これからもよろしく
49氏も50氏もGJ!やっぱり保管庫は欲しいですね
いいなぁ。。
さぁショーの開催か\\\/
106 :
87:2006/01/18(水) 12:08:17 ID:XMbdeyjd
>>50氏GJ!
ネタが被ってなくてホッとした(笑)
こっちは週末完成くらいの予定。
>>49氏
ちなみに私はリライト前の絵で書いてます。
なんかあの、無限に続きそうな鎖の先が気になりまして。
とにかく皆様お疲れ様です。
107 :
50:2006/01/19(木) 01:05:39 ID:BGuSCIXC
ありゃりゃ、おとというpしたとおもたらもう
>>102流れちゃうんだ。
やっぱり保管庫必要みたいね・・・。
>>87氏
今回の絵は、かなり状況が具体的なのでネタかぶらないってスゴイと思う。
前回のTバック姉妹は最初見たときに、これ何してんだろう?って思ったけど
そういう絵のほうが、いろいろと想像は膨らむように思った。
かなり期待してます、ガンバッテください。
レスくれた人もありがとう。
とりあえず場所は確保しますた。近日中になんとかします。<保管庫
皆、絵の細かい所まで見てくれていて嬉しい反面、手が抜けないというか。
>>87氏
まったりとがんがってください。
>>50氏の文はなんというか非常にしっかりしていて読みやすいです。
それでいて大変エロイと思います。もう自分の絵にはもったいない位です。
109 :
87:2006/01/21(土) 04:25:49 ID:PhGUvzq0
今、出先で書いてるんですが、手元にお題の絵がありません。どなたかアップしてもらえませんでしょうか?
出来ればリライト前後両方を…。
110 :
50:2006/01/21(土) 05:07:24 ID:5cfYWIS5
87氏まだがんばってる?、寒いから体にきおつけて
;;"~'゙;; .∧_∧ ;;"~'゙;;
ミ,,,_,,,ミ( ・∀・ )ミ,,,_,,,ミ
\ /
|⌒I、│
(_) ノ
∪
http://www.jt200x.com/uploder/src/up4324.jpg(リライト前)
http://www.jt200x.com/uploder/src/up4325.jpg(リライト後)
>>49氏
このスレに絵を投下してくれる唯一神であるのに、保管庫まで用意していただいて
本当に頭が上がりません。
くすぐったいぐらいの感想も、メチャうれしいです。
111 :
85:2006/01/21(土) 06:07:57 ID:uPBV3rn9
109のおかげで絵を描くっていってたの思い出したよ!
ごめん、ほんとに忘れてた(;´Д`)・・・
112 :
87:2006/01/21(土) 09:04:43 ID:PhGUvzq0
やっはー!完成したぜ!
とりあえず出先のパソはイマドキ繋がってないんだ、ネットに!!
(いまのコレはケータイから)
つわけで、今からネカフェ行ってアップしてくる!!
徹夜で書いたSSを投下するなんて、夜に書いたラブレターをみんなに見られるようなもんだぜ!!
いえーい。
ちょっとハイだね、やっぱ。
せっかくお題をあげけもらったのに、ケータイからじゃ見れなかった。
バカ、バカ、DoCoMo!!
アップするまえに確認するよ!ありがとう(゚∀゚)
113 :
87:2006/01/21(土) 12:52:54 ID:gWmN2xlu
ようやくネカフェの席を確保できたので、投下します。
>>49,50氏
画像&応援ありがとう。
>>87のSSは、反則とハッタリと大風呂敷でできています。エロくないです。
いちおう舞台は、スチームパンクファンタジーのようなそうでないような。
西部劇の世界に、剣と魔法のRPGをぶち込んだようなもんだと思ってください。
ここは、剣と魔物、そして銃と蒸気機関が支配する世界。
舞台は首都から離れた大陸辺境にある街。
蒸気機関で栄えたこの国の、重要な燃料産地として栄えている。
炭鉱の肉体労働者たちが多く集まってくる、野卑な活気にあふれた街だ。
ある朝、定刻通りに蒸気列車が到着した。
首都に向かうその巨大な列車は主に蒸気機関の燃料である石炭を輸送し、
それを狙う蛮族やモンスターから身を守るため強固に武装されていた。
そしてその列車は、石炭だけでなく、人も運ぶ。
連結された客室車両から降りる人々の中に、3人の男女がいた。
一人は男、もう一人は女、そして残りの一人は男。
青年の名はフェイス。腰から下げた2丁拳銃、そして衣服から、彼がガンマンだということがわかる。
だが、動作はどことなく緩慢で、まだ若い年齢であるにもかかわらず覇気はない。
少女の名はオードリー。ローブのようなマントにすっぽりと身をくるみ、先程の青年のあとにしたがって歩いている。
少しくすんだブロンドの髪はマントの背中あたりで緩やかにウェーブし、彼女が歩を進めるたびにふわふわと揺れる。
その柔らかそうな髪を、フリルのあしらわれたカチューシャが見事に彩り、バランスよく引き締まって見える。
「オードリー、また、おまえの身体で稼がせてもらうよ」
青年が後ろを振り向かずに声をかける。少女は、僅かに間を含んでから、
「かしこまりました、御主人様」
とだけ答えた。
ガラスのように透明で透き通る声。そして感情を抑えた声。
あとの彼女はただ無表情に、青年の後に従うだけだった。
もう一人の男の名はガロガ。上背も高くがっしりとした体格で、過剰に筋肉も付いている。
短気で好戦的な性格をそのまま表に出したような表情をしている。
もちろんケンカの場数も相当に踏んでおり、見かけに違わぬ極めつけの荒くれ男である。
彼は、この街よりさらに辺境の街からやってきた。
だが目的地はこの街ではなく、首都にある。
地元で腕を鳴らした彼は、立身出世を目指して王国近衛兵に志願しようとしていたのだ。
・
・
・
あわただしく人の出入りする駅の入口。ガロガは、そこで立ち止まる一人の女に気を引かれた。
背中から見ただけだが、いい女の臭いを感じた。もちろん本当の臭気のことではなく、気配、雰囲気のことであるが、
地元でさんざん女を泣かせてきた彼は自分の嗅覚には自信を持っていた。
身体はすっぽりとマントに覆われていたが、姿勢の美しさのようなものは感じられたし、ウェーブの甘くかかったブロンドも良い。
視線を下に降ろして足下を見る。ふくらはぎまでのマントの下、綺麗にそろえられた踵は、躾の施された上物の証。
そして、マントの裾から僅かに見える、剣の鞘尻。
(女剣士・・・騎士か)
ガロガはその後方から近づき、すれ違い、振り向いて彼女を見て。
ヒューウッ♪
思わず口笛を吹いた。
自分の住んでいた田舎町では見られない、清冽な美しさだった。
ルビーのように澄んだ瞳が、ふとガロガに向けられるが、それはほんの僅か一瞬で、すぐに視線をはずされる。
その醒めた表情からして無視なのか蔑視なのかはわからないが、
それでもそんなことは気にならないほどその女にガロガは惹かれたようだ。
「よう、無視しなくても良いじゃねぇか、別嬪さん」
色欲ににやける口元を隠すつもりもなく声をかける。
しかし少女は相変わらず興味をこちらに向けようとしない。
「連れがいねぇのなら、俺と一緒に来ねぇか?楽しませてやるぜ?」
そういって、彼女の肩に手をかけるべく伸ばされた太い腕が、ふと何者かによって遮られる。
「旦那、その辺までにしてやってください」
さえない青年が、彼女の前に立っていた。
ガロガの、自分と彼女の間にいつの間にか割って入っていたその青年に対する印象は、ごく淡泊なものだった。
(・・・居たのか)
『彼女に連れが居たのか』ではなく、『側に人間が居たのか』である。
ガロガはその青年のことに全く気が付いていなかった。女に気を取られていたとはいえ、よほど影が薄い男のようだ。
「この女を気に入ってくださったんなら、今日の昼に向こうの広場においで下さいな。ほら、あの、大きな櫓のある、あそこです」
青年は、ついと指でその方向を指し示す。ガロガもつられて、ついと指された方を見る。
駅から少し離れたところに、大きな鐘突櫓があった。
大きな時計と鐘が据え付けてあり、街全体に時間を知らせる鐘を突くのだろう。その鐘突櫓の周りは人の行き交う広場のようだ。
「私どもはそこで『芸』を披露して路銀を稼ぐ予定にしておりますので、どうかそのときにでも」
青年は、にこにこと笑ってそういう。ガロガも、その笑顔に毒気を抜かれたようで、
「わかったよ、気が向いたらいってやらぁ」
くるりと背を向け、その場を離れた。
いつもの彼ならば、青年を殴り飛ばしてでも女を奪っていっただろう。
それをしなかった理由は、青年の言った『芸』に興味があったからだ。
奪うならば『芸』を見たその後でも良い。
ガロガはまず、自分の腹を満足させるべく、駅をあとにした。
・
・
・
「さて道行く皆様方、ご用とお急ぎでない方は、しばしお時間を頂戴したい」
フェイスが高く声を上げる。
鐘突櫓のある広場、その一角。
そこに、フェイスとオードリーがいた。
道行く人、とは言うが、この街は炭坑の街、ほとんどは坑夫のいかつい男達だ。
あとは客引きの商売女達。男達が主役の街ともなれば、それを客とする女達が栄えるのも道理である。
フェイスの声に、多くの男達が足を止めた。昼間から男達の喧噪と商売女の媚声が溢れる雑踏の中、
青年の声はよく響き、人々の耳によく通った。雑踏の音が一瞬だけ止み、通りにいる人間の多くが彼らに注目した。
「まずはみなさまに、自慢の美姫を紹介したく存じます。こちらのオードリー嬢、1年前までは王国宮殿にて、
さる高貴なお方の近衛をいたしておりました、女宮廷騎士にございます」
おお、と聴衆がどよめく。宮廷騎士といえば、王国の近衛兵の中でもほんの一握りだけが戴くことの出来る称号である。
そうやって紹介された少女、オードリーは、はじめて動きを見せた。
フェイスの少し前まで進み出て、自分を覆っていたマントを取り去ったのだ。
おおお、と、さっきよりも大きいどよめき。野暮ったいマントの中に隠されていた極上の少女を見て、観客の好奇が見る見る高まった。
宮廷で女近衛が身に纏うコスチューム。肩のフリルや胸のリボンなど、メイド服に似た装飾はあるものの、
全体的に見て身体にフィットした、タイトなコスチュームだ。さらに彼女が来ているタイプのものにはスカートがなく、
ハイレグにカットされたスーツに前掛けの布が覆うのみである。身軽な戦闘を主とする軽戦士タイプの女近衛服がこれに当たる。
それにもちろん、男達が感嘆したのは、服のきわどさだけではない。
その大きな胸の膨らみは、服の布地を通した柔らかな手応えを男達に想像させる。
露出している引き締まった腰、そして美しい尻は男達の目を惹き付けて。
そして前掛けによって遮られた、女の秘めた部分を男達が視姦する。
たとえ機能を優先させたコスチュームとはいえ、成熟した体つきの少女が着たタイトな服ともなれば、
野卑な男達が精悍さよりも淫靡さを感じてしまうのも無理はないだろう。
そんな、男達の舐る(ねぶる)ような視線を受けても、オードリーの表情に変化はない。
端正に整った顔に、曇ることのないルビー。少女の瞳は、ただ前だけに向けられている。
そして、少女の前にかざした手で男達の視線を掴んで、それを自分の元に引き寄せたフェイスが口上を続ける。
「ここにいらっしゃるみなさんは、毎日の貴重な労働で腕を鍛えた猛者ばかり。
そこでみなさん、この女宮廷騎士と、力比べをしてみませんか?」
フェイスの言葉に、周囲の男達はざわめく。いまはどうあれ、相手は元・女宮廷騎士だ。
いくら自分たちが力自慢とはいえ、そこいらの男が敵う道理はない。皆の思いを見透かすように、
フェイスはいつの間にか取り出していた無垢の鉄棒をオードリーに渡した。
すると、自分の腕ほどの太さはある鉄の棒を、彼女は難なくねじ曲げる。
「もちろん、おひとりで、というわけではございません」
青年の発する言葉に、またしても男達は黙らされた。
「10人です。みなさん10人がかりのお力で、この宮廷騎士をうち負かしてみませんか?」
フェイスがそういうと、オードリーは腰に下げていた剣を彼に預け、静かにその場へと身体を沈めた。
観衆に足を向けるように横たわると、僅かに半身を持ち上げ、そして立て膝をするように足を縮め、ゆっくりと開いていった。
大きく、はしたなく足を広げて股間をさらす、まるで商売女がするようなポーズを、美しく高潔な女宮廷騎士が取っている。
そのインパクトに、男達は息をすることすら忘れて見入った。
その隙にも、フェイスは、がちゃり、と重い金属の音をさせて、長い鎖付きの手枷を彼女に嵌めていった。
「左右それぞれ5人ずつ、鎖を引っ張ってもらいます。そして彼女はそれに耐えながら、」
オードリーから預かった剣を鞘から放ち、彼女の前掛けを縫いつけるように地面へと突き刺す。
ttp://www.jt200x.com/uploder/src/up4324.jpg 「この剣の柄を握ることが出来れば、彼女の勝ちです。宮廷騎士の名誉は守られました」
足を地面に踏みしめることも出来ず、純粋に腕力、上半身の力だけでそれを成し遂げるのは、かなりの不利だ。
その上10人がかり。男達に蔓延していた先程までの諦めムードも、いまや一気に逆転していた。
ここまでの好条件ならば、話は全く違う。
「彼女が耐えきれず、体がこの剣よりも左右に大きく引きずられたり、みなさんのお力に屈して勝負を下りたときには、
みなさんの勝ちです。彼女は負けて、宮廷騎士の名誉を汚したことになります。当然彼女には、『罰』を与えなければいけません」
フェイスがこれから語る、彼女が負けたときの『罰』を、男達は息を潜めて聞き入った。
「『罰』を与えるのは、彼女に打ち勝った屈強な勇者、つまりみなさん方です。
明日の朝まで、この身体を自由になさってもらってかまいません」
おおおおおおおおおお、と男達が熱狂した。
これほど美しく、これほど高潔で、だがそれでいてこれほど豊満で、これほど匂い立つような女を自分が抱ける。
その女の、艶やかな美しい肌を嬲り、凛と高潔な表情を快楽に歪めさせ、柔らかく豊満な胸に指を沈めて、
極上に匂い立つ女肉を存分にむさぼりその肉奥に自分の精を放つことが出来るのだ。
そのチャンスに男達は想いを先走らせて興奮した。
「われこそは、と思われる勇ましきお方は、さぁお名乗りを!」
フェイスの、天高く突き上げた指先に導かれるように、みなが我先にと競って、怒声とともに挙手をする。
「挑戦料はたったの5万ゴルト!英雄になってこの美しき宮廷騎士を支配できるのであれば、お安い金額とは思いませんか?」
5万ゴルトは大金である。ただ女を抱きたいだけであったら、この街の高級娼婦を二〜三人も侍らすことが出来るだろう。
しかし、フェイスの言うとおり、彼らにとっては格安の対価である。
この街一番の高級娼婦といえど、この、目の前の女ほどの価値を持たない。
高級娼婦は金を積めば抱くことも支配することも出来るが、女宮廷騎士はそうはいかないからだ。
いかな大金であろうと、彼女らの誇りの前では無力で、彼女らの存在を支配し自由に出来るのは唯一国王のみである。
金額を聞いても名乗りの声はほとんど引くことはなかった。僅かに挙手を取り下げるものもいるが、
彼らは単純に持ち合わせがないからだろう、非常に残念そうにしている。
フェイスは挙手の中から適宜10人を選び出し、金を受け取った。
「さて、今回の挑戦を見送られたみなさん、今度はみなさんのお仲間方を応援してみませんか?一口、千ゴルトからお受けいたしますよ〜」
フェイスはいつの間に取り出したのか、足下に大量の金貨が入った袋を置き、そして賭札を用意した。
そして彼はあっという間に、用意した賭札を捌ききってしまった。
・
・
・
勝負が始まった。
当然、手枷は拳に握りしめることは出来ず、手首で引き寄せるしかない。
左右から5人の屈強な男達に引かれ、彼女は懸命に抵抗した。
歯を食いしばり、顔を紅潮させ、額に汗を浮かべながら、じわじわ、じわじわと腕を胸の前に引き寄せる。
こんな女の細腕にこれほどのパワーが秘められているのか、鎖の引き手も観客も、みな喧噪の中で驚愕した。
ようやく胸の前に引き合わせられた両腕を、今度はゆっくり、ゆっくりと伸ばし、
そして腰はそのままに上半身をぐ、ぐ、ぐ、と丸めるように持ち上げる。
上半身の揺れと筋肉の痙攣が、彼女の美しいブロンドを小刻みに震えさせる。
そしてようやく「く」の字にまで腕が伸びたとき、そろえられた両拳が、不意に大きく左右に開かれた。
左右から鎖を引く男達が、このまま剣に触れさせてなるものかと底力を振り絞ったのだ。
この体勢で崩れれば、もう挽回はない。
観客も引き手も、勝ちを確信した。
しかし、それでも彼女は不自然な位置まで開かれた両手をじっくりじっくりと引き寄せ、そのまま剣の柄へと伸ばした。
「これまで!勝負ありました!!」
彼女の両手が剣の柄を握るのを見て、フェイスが手を挙げ宣言する。
ああああああ・・・・・・・・
一同から悲嘆の声が漏れる。
引き手の力も解かれ自由になったオードリーは、大の字に倒れ込み荒い呼吸を繰り返す。
ぐったりと弛緩して身を投げ出す女は、まさに全力を使い果たし、胸を大きく上下させる以外の動きは出来ないでいた。
負けはしたものの、そのあられもない姿に男達は息を呑む。
今、自分がのしかかっても、大した抵抗無く犯すことが出来るんじゃないだろうか。
誰かがそんなことすら思い始めたとき、フェイスがそんな想いを代弁するかのように話し始めた。
「さすがの宮廷騎士も、10人がかりは難敵のようでした。おそらくみなさまのお力を甘く見ていたのでしょう。
しかしだからこそ、彼女はやり遂げねばなりません。国王を護らんとする騎士が、たかが、」
そこでフェイスは言葉を句切り、強調し、力尽きて倒れている引き手の男達を手で指し示してから、
「たかが、10人の男ごときに負けるわけにはいきません。彼女の試練は次こそ真なるものです」
そうしてフェイスは息を継ぎ、声高く宣言した。
「次は20名です。20名の勇者をお募りします!!」
うおおおおおおおおお、と歓声が前以上に上がり、男達が殺到した。
そして再びフェイスは適宜20名を選び出し、左右に10名ずつ男を配した。
新たに用意した賭札も、順調に捌ききった。
僅かに呼吸を取り戻したオードリーは、より難度を増した『試練』に文句を言うこともなく、黙って開始姿勢に就く。
ゆっくりと、ゆっくりと、深く、深く、呼吸を整えた後、瞳のルビーに力を取り戻した。
「それでは準備も整いました、始めて下さい!!」
男達の誰もが楽勝と思った勝負だった。
だが、彼女は懸命に抵抗し、男達に認識の甘さを省みさせた。
すぐに着くと思われた勝負は、しばしの膠着を見せる。
それでも、先程の疲労と人数の増加というハンデは目に見えて彼女を苦しめていく。
彼女が懸命に引き寄せた腕は、男達によって何度も開始位置まで引き戻された。
引き手が疲弊を見せ始めた頃になってようやく、彼女は腕を剣の柄に伸ばすことが出来た。
「それまで、勝負ありました!!!」
フェイスの宣言。オードリーの両手は剣の柄を握りしめていた。
うわあああああああああああああ・・・・・
悲鳴に近い絶叫。またしても彼女を屈服させることが出来なかった男達は激しく落胆した。
悲観に暮れる群衆のわめき声の中、一人冷静にこの成り行きを見ている男がいた。
(イカサマ、してやがるよ、こいつら♪)
ガロガは心の中で、騒ぎの中心にいる一組の男女に、喝采を送っていた。
彼は、その宮廷騎士にはまだまだ余裕があり、疲労や苦戦は全て客を煽る演技であることを見抜いていた。
それらを見抜く彼の眼力は、戦歴や修行によって培われたものではない。
自分と同じイカサマをしているから、見抜けたのだ。
(俺と同じ、『パワーブースター』を使ってやがる。どこで手に入れたのか知らんが、大したもんだ)
パワーブースター。
彼の持つそれは、故郷にある古代遺跡から密かに発掘された。
遙か昔に栄え、そして滅んでいった古代の文明には、今の技術力とは相容れない不思議な技術があった。
だがそれは人々に知られることはなく、魔物の巣窟となった遺跡に近寄るものさえ居なかった。
ガロガの父は、ガロガ以上に勇猛で命知らずだった。その彼が単純な腕試しという目的で遺跡に忍び込み、
命と引き替えにして手に入れたのがこのパワーブースターだった。ほんのわずか1cm角のキューブ状クリスタルといった外見のそれだが、
外科手術によって胸に埋め込まれた今、ヒトの筋力を50倍に増幅する作用をする。
彼はその以前から屈強な肉体を手に入れていた。二人分の筋力に等しいそれが50倍されたのだから、常人の100倍といえる。
この力を武器に、彼は王国で身を立て、世に出るつもりだった。
(さて、俺がイカサマ師だったら、ここで引き上げたりしない。もう一度、最後に賭をやってもっとボロ儲けしてからズラかるはずだ。
そうだろう?兄ちゃん)
ガロガの思惑に気が付いたふうもなく、フェイスが三度、口を開いた。
「さて、みなさま、・・・・・・」
・
・
・
3度目の勝負が、今終わった。
ガロガの目論見通り行われた、3度目、最後の賭け。
人数はさらに増えて30人。
もちろんガロガの姿もそこにあった。
これで引き手側の力は129人分だ。
しかし、なぜか彼女の両手は剣の柄にあった。
勝負を終わらせて、その後は邪魔な他の男29人をぶん殴り、女を独り占めにして・・・といった、
これからの楽しみに胸を躍らせていたガロガだったが、今はなぜか鎖に引きずられて、無様な四つん這いの姿で屈服していた。
勝負は、一戦目、二戦目以上に苦戦した女騎士の辛勝に終わった。
見かけだけは。
そのことを、ほんの僅か一瞬だけ、オードリーに一瞥されたガロガは思い知った。
自分が加わった129人分の苦戦ですら、演技でしかなかったのだ。
・
・
・
気がつけば夜。
どこをどうやって、今この酒場の片隅に座っているのか、ガロガには全く覚えがない。
頼んだ覚えのない酒が、彼の前になみなみとつがれている。
そのジョッキに手を伸ばすが、途中でふらりと力無く腕が落ちた。
やけ酒を煽る気にすらならなかった。
女ですらあれほどの力を持つ王国騎士の中で、自分がのし上がることが出来るのか。
無理だとわかったとしても、おめおめと故郷に帰れはしない。
自分の力など、所詮この街で坑夫をしているのが関の山なのではないか。
彼は生まれて初めて、自分の無力さに涙した。
・
・
・
「純朴だねぇ〜♪」
深夜、とある安宿の一室で。
昼の内に儲けた金の嵩(かさ)を減らすべくコンパクトに換金した青年は、
ベッドの上に広げたトランクにそれを詰め足しながら、鼻歌交じりに呟く。
そして、ドンと1発分の銃声。
木製の窓と、ドアに一つずつ弾丸の貫通痕。
僅かなうめき声を発して、窓の外と、ドアの外にいた男達は絶命した。
手にした銃がごとんと床に落ち、次いでどさりと死体が崩れるように倒れる。
窓の外の男は、そのまま地面に落下した。
フェイスの、いつのまにか手にしていた1丁の銃が、いつの間にかホルスターに収まっていた。
「とりあえず、私たちの後を付けてきた追い剥ぎどもは、今の二人で最後のようですね」
ベッドに座るフェイスの傍ら、マントを脱いだ宮廷騎士姿で待機しているオードリーが言う。
彼女の言うとおり、もう襲撃者の気配はなくなっていた。
銃のトリガに手をかけた状態で殺されても文句の言えない世界である。
宿の親父には、もうすでに棺桶屋の手配をするよう言いつけてあるので後の心配は無用。
もちろんきちんと人数分。
「やっぱり田舎の人間は純朴だねぇ。ノリ易くてダマされ易い。おかげでずいぶんと儲けさせてもらった」
バタン、とトランクを閉め、カチリ、と施錠する。昼間の『芸』で使った枷を使いトランクをベッドの枕元に縛り付けた。
「オードリー、おつかれさん。疲れたかい?」
直立姿勢を崩さないオードリーをねぎらうようにフェイスが言う。
「いえ。ただ・・・」
僅かに口ごもるオードリーに、フェイスは朝に駅で会った『秘宝使い』のことかと察した。
最後の賭けに混ざっていたことも覚えている。
しかし、
「いつもながら、ああいった演技は非常にゼンマイを消耗します」
あらそ、演技(そっち)のが疲れンのね、と自分の察し違いに舌を出した。
ゼンマイ。それは彼女の動力、エネルギーのことである。
オードリーは自動人形(オートマータ)である。一説に、古代文明が残した最凶の遺物であるといわれている。
ヒトに在らざる作り物の肉体に、ヒトの魂を宿した、ヒトに似てヒトと非なる物体。
フェイスは、オードリー以外の自動人形をあと2体知っている。
王国の女宮廷騎士団団長と、その妹。オードリーを越える化け物。
10人力を誇る宮廷騎士達が100人も束になってすらまるで敵わないオードリーを、
いとも簡単に破壊寸前まで追いつめた、この世ならざる化け物2体。
そいつらを倒して、恋人の本当の肉体を取り戻すためには、もっと力がいる。
その為には、カネだってもっと必要だ。
善良で純朴な人間を騙すのに、罪悪感など感じているヒマはない。
「よし、じゃあ『ゼンマイ』巻いてやるよ。服を脱いで、俺のモノを準備するんだ」
彼女に対する『ゼンマイ』は主人の精液。自分を起動した人間との性交をエネルギーとしている。
「・・・・・・はい。お情け、ありがとうございます」
彼女は僅かに顔を赤らめて、服を脱ぎ始めた。昼間のそれは『演技』だが、
今自分の目の前でセックスの準備をする彼女が頬を染めて羞恥するのは演技ではない。
フェイスのよく知る、恋人の『癖』だ。
フェイスは、最愛の恋人の魂が眠る自動人形を、抱きしめて、いとおしんだ。
・
・
・
翌朝、蒸気列車がこの街をあとにした。
旅人で溢れるその客室車両には、とある男と、とある女の姿があったが、もう一人の男の姿はなかった。
二人の旅が続き、一人の旅が終わった。
ただ、それだけのことである。
END OF TEXT
125 :
87:2006/01/21(土) 13:20:12 ID:gWmN2xlu
以上でおしまいです。
いやぁ、エロくないですねぇ。
せっかく
>>49氏がリライトしてくださったお題があるのに使わなかったのは、
紙の色やらなにやら、先に書いてた文章表現と食い違うところがでちゃったからです。
とにかく、楽しかったです。
まだネットに落とすSSを書き始めて間がないもんで、自分で何が書けるのか、
何が苦手なのかとかもまだ手探りなんで、いろいろとお題にチャレンジできるこのスレは楽しいです。
ちょっと妄想過多なところがあって設定暴走気味ですけど(笑)
文中で「軽戦士用メイド服」とかかいてたら、「じゃあ重戦士用メイド服ってどんなんだ」とか考え出したり。
ではこのへんで。長ったらしい自分語りスミマセン。
うわ、
>>112、アホみたい。ハイになってるときは書き込まないほうがいいですねぇ。あぼーんしたいよ。
126 :
87:2006/01/21(土) 13:48:26 ID:gWmN2xlu
紙×
髪○
どっちにせよブロンドと違うくね?とか言う突っ込みはご容赦を。
色の判別苦手なんです(笑)
>>85氏
楽しみにしておりますwktk
127 :
50:2006/01/22(日) 01:19:30 ID:qkshBBTN
>>87氏
うはっレベルタカス!
そんな手があったのか!というのが第一印象です。
ぶっ飛んだ世界観なのに地の文がうまいから全然違和感を感じない。
改行も読みやすいし、文の途中で挿絵を挟む形も決まってる。
めtyくちゃ淫スパイアされそうだ。
これからも是非投下して下さい。
メイド+手錠=凌辱というわけでもないんだね、
自分の発想の直球さが恥ずかしい・・・
あらためて、このスレの試みは面白いと思い直したよ。
できれば、一つの絵に最低2人はSSを投下して欲しいな
GJ!(´∀`)
直接的なエロはなかったけど、なかなか文章表現がエロくて個人的にはかなり好きでした。
129 :
50:2006/01/22(日) 01:27:48 ID:qkshBBTN
>>85氏
おいらも待ってるよ、もちろんテカテカで
>>87氏
( д) ゚ ゚
クオリティ高杉です
そうかこれは宮廷騎士の服だったのか!
ガロガの存在によって引き立つ二人の生きざまとか
設定の妙とか…レベル高くてびびりましたよ。
エロカコイイ雰囲気が漂いまくりです、感動です。
で、思わず描いてしまったブロンドのオードリー版うpします
http://www.jt200x.com/uploder/src/up4457.jpg 都合2回描き直したわけだけども保管庫にはコレをうpろうかと。
以前のバージョンは皆の…心の中に…* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ
>>85氏
楽しみにしてますよ〜
131 :
87:2006/01/22(日) 13:51:14 ID:Ald0a9Df
なんとか好評のようでホッとしました。
読んでくださった方、感想くださったみなさん、ありがとうございます。
>>49氏
えっ、わざわざブロンドになおしていただいたとは・・・
恐縮です、でも嬉しい。
ホントはこちらが絵にあわせて文を起す趣旨なのに・・・。
保管庫&次のお題、大変でしょうけど楽しみにしております。
>>50氏
氏の、スピードのある直球、大好きです。
当方の変化球、落ちどころを間違うとただのクソボールですし。
132 :
85:2006/01/23(月) 21:35:15 ID:qvROydhs
ttp://www.jt200x.com/uploder/src/up4606.jpg いいわけとかこういうのでは絶対サムイとは分かっているんですがお願いだから少しだけさせてください・・・
レポートがあって1,2時間で描き殴ったペン入れも色付けもしてない最低の絵だったり
書き終わった後に49氏とポーズモロかぶりだって気付いたり
あんだけ描く描く言っちゃったから自分描かなきゃ次の人描きづらいだろうしとか考えちゃったり・・・・・・
明後日までには絶対リベンジしますからゆるしてくださいいいいいいいい
>>85氏
無理しないで、学校や社会生活優先だよ〜。
んじゃ、どうします? この絵をお題にしていい?
それか、リベンジまで待ったほうがいい?
134 :
87:2006/01/24(火) 19:27:00 ID:BTmX/LCL
>>85氏レポート応援SS
おバカなノリが突っ走りすぎて、あんまりお題のイラストを活かせてませんがご容赦を。
135 :
『天使』:2006/01/24(火) 19:27:51 ID:BTmX/LCL
ずいぶん昔に見たドラマで、誰かが言っていた。
「本当の天使は、自分のことを天使だとか名乗りゃしない。
もしおまえの前に現れた『そいつ』が天使を名乗るなら。
・・・間違いなく『そいつ』は悪魔だ」
その言葉を信じるならば、
間違いなく、今俺の目の前にいる『コイツ』は悪魔だ。
「ほら、どうですか? あなたのお好きな、○○女学院の制服ですよ?」
「つか、なんで天使が俺の好みを知ってるんだ?」
「神は常に、天上よりあなたの行いをご覧になられています。
あなたが毎日電車で見かけるこの女の子に欲情していることも、
ドキドキしながらこっそり撮った写メをオカズに何回もシゴいたことも、
思い切って彼女の後をつけてみたものの、えらく高級な住宅街に帰っていったため
途中でコンプレックスに負けて引き返したことも、
・・・すべて見ておりました」
「ストーカーかよオイ!!」
俺の目の前にいる『コイツ』は、レポートの締め切りに追われて必死に格闘しているときに、
(つまり、まさしく今現在)突然現れて、自分は『天使』だと名乗った。
初めは俺、さっき『コイツ』が言ったとおり、俺がひそかに好意を持っている女の子の姿をしていたものだから、
タチの悪いドッキリかなにかだと思った。
電車の中でいつもこっそり聞いていた大人気アニメ声優能登麻美子にそっくりな声で、自分は天使です、とか奇妙なことを話し出すから、
自分が好きな女の子が実は電波なんじゃないかと妙に悲しくもなった。
説明によると、天使は肉体を持たないので、俺の好きなあの娘の身体に憑依してここに来たらしい。
まるっきり信じていない俺に対して『コイツ』は、
手っ取り早く信じてもらうため、だとか言って、
手っ取り早く目の前で『奇跡』を起こして見せた。
まぁそうなると、俺も信じざるをえなかったわけで。
普段からアニメやらマンガで慣らした柔軟な脳味噌でなければ、そこで発狂していたかもしれない。
オタクを舐めんな!
136 :
『天使』:2006/01/24(火) 19:28:29 ID:BTmX/LCL
「んで、その『天使サマ』が俺に何しにきたの?俺いまレポートで忙しいんだけど」
「私は、あなたが今作成しているレポートを、やめさせに来たのです」
「は?」
「実は、あなたがレポートを提出することによって、恐ろしい大惨事が起こってしまうのです」
「・・・えーと、なぜにレポートで大惨事?」
俺があっけに取られていると、天使は、憑依した女の子の眉を深刻そうに寄せて、語り始めた。
「あなたがレポートを出すことによって、それを採点していた担当講師がタバコの火を誤って
オヤツの苺大福の上に押し付けて焦がしてしまい、食べられなくなったそれをゴミ箱に捨てたところ
それを餌にしてネズミが増えてしまって、そのネズミによって捕食されすぎた益虫のアシダカグモの
数が激減してかわりに増えたゴキブリが大学のコンピュータ内部で巣を作って基盤をショートさせ、
コンピューターの誤動作によって学食のカツカレー定食メニューが廃止になってしまい、それに憤った
学生の暴動が全国に広まって浅間山に集結し、山荘に篭もった一千万人の学生たちと警官隊による
武力衝突が起こり、内閣総理大臣の承認を得た自衛隊が事態解決のために焼夷弾による絨毯爆撃を
開始、あたり一面を焼け野原に変えてしまうという、
・・・恐ろしい大惨事が起きてしまうのです」
「嘘臭せぇ。つうかどー考えてもデタラメだ! テメェそれ今考えただろ?」
「いいえ、すべて未来に起こる真実です。ほんとうですよ?」
借り物の、あの娘の顔を僅かにかしげ、おもねるように『天使』がそういった。
う、かわいい。今の中身は別として。
ええい、そーじゃなくて!!
137 :
『天使』:2006/01/24(火) 19:29:02 ID:BTmX/LCL
「だいたい俺は、大学にゴキが増えようが苺大福が捨てられようが、麺食派の俺からしたらカツカレーなんざ
どうなったって知ったことか!! カレーうどんがなくなりさえしなけりゃ暴動もおこさん!!
そんなことよりもレポート落として単位失うことのほうがよっぽど重大だ!!」
「あ、じゃあ、さっきのカツカレー定食のところはカレーうどんということに・・・」
「テキトーに言葉をすり替えてんじゃねぇ!! つうか確実に今ハナシ作ってやがるよ!!」
俺が息を荒げてツッコミ疲れていると。
「もう、わがままですねぇ!」
と、唇を突き出して、ぷりぷり怒りはじめた。
これが、いやマジで可愛いんだって。
たとえ怒ってても、モトが良いだけでこうも可愛くなるものか。
おっと、危ない。
ニヤけるな、俺。
「じゃあ、そのレポートを落とすと、あなたにいいことがあるってことで手をうちませんか?」
「手をうつってどういうことだよ! どうせレポート落として、いろいろあってビルゲイツの遺産を手に入れた俺が
大企業の一人娘と結婚してハーレム作るとか、そんなんだろ!!」
「すごい、あたりです!! もしやあなたはエスパーですか!?」
いかん、ちょっと面白くなってきた。
誘惑に負けそうだ。
集中せねば!!
「もういいから、レポートに集中させてくれよ。その後だったらいくらでも与太話に付き合うから!」
「そうはいきません。なんとしてもレポート提出を阻止しなければ」
そういって『天使』は、彼女のスカートを捲り上げた。
138 :
『天使』:2006/01/24(火) 19:29:38 ID:BTmX/LCL
「ぶっ!!! ちょっ、おまっ、なっ!」
ちょっとまて、おまえ、なにをするつもりだ、といいたかったのだが舌がついてこなかった。
鼻血が出そうになるのを懸命にこらえていると、『天使』はそのまま彼女の身体を操って、
制服のボタンを胸のところだけ器用に外し、ぶるん、と、たわわな胸を露出した。
「あwせdrftgyふじこ!!!」
とうとう決壊した鼻血を盛大に噴出して人語を話せない俺を尻目に、
『天使』はぱっくり大股開き。
ttp://www.jt200x.com/uploder/src/up4606.jpg 「さあ、レポートなんか置いといて、わたしとイイコトしましょう!」
なんだよこの『天使』、よりにもよって俺がコラで作ったあの娘のエロ画像とおんなじポーズをとりやがる!
どこまで知ってやがるんだ俺のエロライフをこの『天使』は!?
「ほーらこのおっぱい、つきたてのお餅みたいにフカフカのムニュムニュですよー?
女の子の大事なあそこだって、まだ使ってない新品です!
きっと、しまりだってメリメリのギチギチだけど、
あなたがズブズブガンガンおちんぽぶちこんだら、
ズニュズニュのゴリゴリのジュクジュクのニュプニュプで、
誰も入ったことのないまっさらな子宮の中に、
ドピュードピューっていっぱいのザーメンをドクドクタプタプと流し込めるンですよ?」
フカフカのムニュムニュのメリメリのギチギチのズブズブのガンガンのズニュズニュのゴリゴリの
ジュクジュクのニュプニュプのドピュードピューのドクドクのタプタプ・・・
(くどいようだが)大人気アニメ声優能登麻美子の声で、
そんなエロボイスを喋られたとあっちゃあ、このアニメオタクがだまっちゃいねぇ。
超人ハルクのごとくシャツを引きちぎり、1ミリ秒の早業でズボンとパンツを脱ぎ去ると、
ルパン三世のようにダイブ。
・・・しかけたそのときに、
脳裏にきらめく祖母との誓い。
実家、栃木の暑い夏。
家の縁側でスイカを食べている幼い俺。
そばでばあちゃんがいった。
「いいかい、どんなことがあっても、レポートだけはきっちり出すんだよ?」
(方言同時通訳済・字幕:戸田奈津子)
「うん、わかったよ、ばーちゃん!!」
そうだった!!
ありがとうばーちゃん!!
139 :
『天使』:2006/01/24(火) 19:30:22 ID:BTmX/LCL
「ふ、そんな誘いには乗らないぜ。俺のレポートに対する想いは鉄のように硬いんだ!」
すっぱだかで俺が言う。
もちろん俺のJr.は鉄のように硬いまんまだ。
「ええーっ、そんなーっ」
『天使』が拗ねるように抗議する。
いかん、これも可愛い。
風に晒されるろうそくの火のように揺れる俺の心。
と、そこに。
ぴんぽーん。
とドアベルの音。
とりあえずドアホンに出てみると。
「お取り込み中申し訳ありません、我々は『天使』です」
野太い声で、『彼ら』はそういった。
そして華麗なサムターン回しで鍵を開け、家の中に入ってきた。
マッドマックスか北斗の拳か、ようはそんな感じの悪党どもが5人ばかり部屋に乱入。
「我々はこのニセモノを成敗し、あなたのレポート作成を邪魔させないために遣わされました。
さあ、ここは我々に任せて、早くレポートを!」
低くドスの聞いた声でそう言い放つと、ズボンを脱ぎだし、彼女を取り囲む。
「え、成敗って、どうするの?! この娘、身体は普通の人間だぞ?」
不穏な気配に、俺は恐る恐る聞いてみる。
真珠の入った20cmクラスのペニスを5本並べて、『天使』たちが言った。
「我々の、この聖なる『清め棒』をこの女の体内に挿入し、邪な者を追い出します」
つまり俺は。
好きな女の子がギャングたちに輪姦されてるすぐ傍でレポートを仕上げなければいけないわけで。
ケータイ開いて110番。
「すいません、ギャングが不法侵入してきて、ボクの彼女を犯そうとしています」
俺はNTR(寝取られ)属性ないっつーの。
そして、「Z−666」とか刺青の入った5人の『天使』たちが警察に連行されるのを見送ってから、
俺は改めて彼女を押し倒した。
ごめん、ばーちゃん。
140 :
『天使』:2006/01/24(火) 19:30:52 ID:BTmX/LCL
・
・
・
その後。
当然のことながら、レポートは間に合わなかった。
俺は、単位を落とした上に、レポート遅延の説教を教授に喰らうこととなった。
そして今現在の俺は、説教中の教授がタバコをオヤツの苺大福に押し付けて(中略)カレーうどんが
廃止になり(中略)焼夷弾の絨毯爆撃が行われようとしているところだった。
「あそこで俺が、誘惑に負けないでレポート仕上げてたら、どーなってたんだ?」
俺は、すぐ傍にいる、俺の魂を取りに来た『天使』に聞いてみた。
「えーっとね、教授にレポートを誉められてから(中略)ビル・ゲ(中略)ハーレムの王様になってたんだ。ゴメンね、嘘ついて」
『天使』は、俺が好きになったあの娘の顔と声で、そう謝る。
まぁいいや。好きなあの娘とヤれたんだから。
焼夷弾が降ってきた。
俺は目を瞑って彼女に抱かれながら、
生まれ変わったら、今度はきちんとレポートを提出できる男になろう。
そう誓った。
END OF TEXT
141 :
87:2006/01/24(火) 19:31:39 ID:BTmX/LCL
というわけで、これにておしまい。
註:このSSの主人公『俺』と、
>>85氏はまったく関係ありません。
>>85氏、お体に気をつけてがんばってください。
142 :
85:2006/01/25(水) 01:43:30 ID:ui43c+Cn
(;´Д`)ありがとうございます!
あ、あの絵に・・・
かなり笑いながら楽しませて頂きましたよ。
天使のふたなりとかで、笑いからちょい本気になりましたけど。
ええ、NTRスレもちょこちょこチェックしてますけどね
143 :
87:2006/01/25(水) 23:01:33 ID:xdyBzv/4
読んで下さったかた、お題提供の
>>85氏、ありがとうございました。
もうちょっと推敲してから投下したほうがよかったのかも知れません。
>>85氏と能登麻美子ファンが気を悪くしないかが心配でした。
次のお題、楽しみにしております。
144 :
85:2006/01/25(水) 23:47:17 ID:ui43c+Cn
すいません!色付けが明らかにリハビリ必要くさいので朝までにもう1枚描いて投稿します!
宣言守れなくてすまんです。
のんびりいきましょう。
>>85氏
うんうん、誰も置いていかないので急ぐことないですよ。まったりまったり。
直接的エロスは自分あまり描けないんであなたの存在は貴重です。
>>87氏
その引き出しの多さに感動です。いろいろネタが織り込まれてますな。
今回も楽しませていただきました。
今って、やっぱ絵をうpをしたらまずいかな?ちょっと待つべき?
なんで?がんがんカモン
我々数字コテだけではすぐ過疎ってしまうから
新規プレーヤーがどんどん必要なのだよ!
149 :
147:2006/01/30(月) 17:11:20 ID:QOBwQKXM
85氏の色塗りバージョンを待ったほうがいいのかなと思ってさ。
大丈夫なら…おっし!投下するぞ!!・・・と言いたいところだけど、まだラフ途中。
でも時節ネタだから、ラフだけでも貼っとくね(・ω・)っ。
150 :
147:2006/01/30(月) 17:13:52 ID:QOBwQKXM
151 :
147:2006/01/30(月) 22:25:30 ID:QOBwQKXM
152 :
50:2006/01/30(月) 23:06:00 ID:nOslPVpn
最近ちょい忙しくて参加できませんでしたが、新しい絵師さんが増えてきて
このスレの春も近いなと思う今日このごろ。
>>85氏
俺のタイミングが悪くて絵見れなかった。でも過疎スレに投下してくれてありがとう。
>>87氏
相変わらずぶっ飛んでる。頭ん中覗いてみたいよ
(悪い意味じゃないんだけど、誉めてるようにも聞こえないか・・・スマソ)
>>147氏
とりあえず絵は保存しますた。150のラフに書いてあるコメントにかなり興奮しちゃった。
でも今ちぃと書くのが難しい状態なんだ。
もうそんな季節か・・・こういう季節ものはイイね!誰か頼むよ。
153 :
87:2006/01/31(火) 01:00:48 ID:1bI+335B
文章つけてもらうのウラヤマシス
自分も描きたくなったので定時に帰れたら描きます!
155 :
85:2006/01/31(火) 13:44:34 ID:s5b+kiFi
156 :
147:2006/01/31(火) 22:49:25 ID:ED2e2h8A
>>153 イロモノ ヽ(゚Д゚*)ノィェー!!щ(゚∀゚щ) カモォンッ!!
というか実は87氏のSS好きなんで嬉しいっす、わーいわーい
>>155 女の子テラカワユス
>>155 へそ回りの肉の付き具合とか、パンツからはみ出た具の具合がスゲーいい!
この姉ちゃんのSS読みてー
もうすこし長持ちするロダはないかねぇ……。
長持ちするロダというか、保管庫みたいな感じで
どっかに保存できればな…
147の絵見逃しちゃったよ、残念
162 :
87:2006/02/02(木) 23:59:06 ID:IDZDCYQo
感動路線を狙ってみたい。
163 :
『節分』:2006/02/02(木) 23:59:59 ID:IDZDCYQo
「ううー、にいちゃんずるい!」
「ばーか、あそこであいてのスキをさそうのがテクニックなんだよ」
二人の子供が、TVゲームに熱中している。
小さい方が俺の息子。
大きい兄貴分が俺の甥っ子で、息子からすれば従兄弟ということになる。
近所に住む、十歳の甥が遊びに来てくれているのだ。悪戯好きのガキ大将だが子分の面倒見は良い。
ちょっと内向的な息子をよくかまってくれている。
この甥は俺の姉の一人息子で、雪国に嫁いだ姉が年末年始以外はこっちに息子を連れて出稼ぎに来ている。
俺はよく家を空けるので、息子の遊び相手になってくれるのは非常に助かる。
「父ちゃんちょっと買い物に出てくる。すぐ帰ってくるから、留守番しててくれ」
俺は、二人の子供達にそういって、家を出た。
外はもう夕暮れ時。
おには〜そと、ふくは〜うち。
そんな親子の声と、ぱらぱらという豆を撒く音があちこちから聞こえる。
今日は節分の日、だ。
・
・
・
164 :
『節分』:2006/02/03(金) 00:00:45 ID:/2wma15F
「きょうは『節分の日』なんだぜ、しってたか?」
ゲームの合間に一息ついた少年に、その兄貴分が話しかける。
「うん、しってるよ」
ジュースを飲みながら少年が答える。
「『おには〜うち、ふくは〜そと』っていって、オニさんをよぶ日だよね」
弟分のその答えを聞いて、最初はぽかんと呆れたものの、すぐに大笑いを始めた。
「あははは、バカだなぁおまえ、それってぜんぜん逆だぞ」
そういって少年に、正しい節分を説明し始めた。
正しいかけ声は『鬼は外、福は内』。
鬼に向かって豆を投げつけ、追い払う行事だと。
「そんなのうそだ。オニさんはいい人だよ! ウチは豆なんかなげたりしないよ!」
「ちがう、オニは悪いヤツなんだってば」
「きょねんもそのまえも、そのそのまえも、まいとしボクの家にやってきて、ゴハン作ってくれたり、
いっしょにおフロはいってくれたり、とってもやさしいんだから!」
いくら説明されても頑なに信じようとはしない少年。
兄貴分としては、間違ったことを信じている彼に本当のことを教えてやりたい。
「鬼がくると、悪いことがおきるんだ。こないだおまえの飼ってたコロが死んじゃっただろ?
あれもたぶん、悪い鬼のせいなんだよ」
少年はこの言葉を聞いて、ショックを受けた。
少年と一緒に育ってきた、大の仲良しであった犬のコロが死んでしまったその日のことを思い出し、じわり、と涙がにじみ出る。
その気配を察した兄貴分の少年は、コロのことを持ち出してしまったことに少し後悔をして、弟分の少年を慰めてやる。
「おれさ、きょう、母ちゃんからコレもらってきたんだ。いっしょにまいて、鬼を追い出そうぜ」
そういって取り出した、豆の入った袋を弟分の少年に渡し、頭を撫でてやった。
「な?」
未だ涙は乾かないものの、少年はこくりと頷いた。
・
・
・
165 :
『節分』:2006/02/03(金) 00:02:07 ID:/2wma15F
こん、こん、
そんな少年達のやりとりが終わる頃、どこからかノックの音が聞こえた。
ノックといえば玄関なのだろうが、そちらからはそんな気配がしない。
二人がふと、揃って窓を見たとき、そこにはヒトがいた。
からから、と鍵の開けてあった窓を開け、中に入ってきたのは。
ヒトではなく、オニだった。
「こんばんわ、元気だった?」
白い肌のほとんどを露出した、虎縞の布きれを纏った彼女は、そう言って優しそうな笑みを小さな少年に向けた。
彼女の言う『元気だった?』は、ちょうど一年前に来たときからずっと会っていなかったことを示す。
久しぶりに少年と会えたオニは、優しく、嬉しそうに微笑んだ。
彼女はこの少年が、大好きだった。
しかし。
こくりと小さく頷く少年を見た彼女は、その様子が今までと違うことに気づいた。
「・・・どうしたの?」
彼女は、僅かに芽生えた不安を隠すように、少年の前にしゃがんで目線の高さを合わせて言った。
「元気ないけど、どこか具合悪いの?」
そういって少年の額に手をのばしたとき。
バシッ!
彼女の手が少年によって払われる。
「おねえちゃんのウソツキ!!」
そして彼女の胸をドン、と突き飛ばした。
きゃ、と短く声を出して、彼女は背中から倒れ込む。
彼女の小さな胸当てがずれて、白い乳房がこぼれた。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi23471.jpg.html 「おねえちゃんのせいでコロが死んじゃったんだ!!」
「えっ?!」
166 :
『節分』:2006/02/03(金) 00:02:41 ID:/2wma15F
少年は彼女に憎しみの目を向けていた。
そして隣にいる兄貴分の少年が、彼を励ますように肩を抱いてやる。
「よし、豆をぶつけて、追い払っちゃえ!!」
少年は、差し出された袋から豆を拳一杯に掴み取ると、思いっきりそれをオニに向かって投げつけた。
「オニはそと!! オニはそと!!」
小さな手のひらで何度も何度も豆を投げつける少年に、彼女はショックを受けて呆然とし、起きあがることさえ出来なかった。
そしていつしか彼女は、豆を投げつけながら泣いている少年と同じく、自分も泣いていることに気づいた。
「・・・ごめんなさい、・・・・さよなら」
投げつけられる豆を受けながら、ようやく彼女は立ち上がった。
そしてくるりと背を向けて、入ってきた窓に向かった。
「おとうさんといっしょに、仲良く暮らしてね」
少年は、豆を投げつけるのを止めた。
彼女が自分に背を向けたことで、はじめて彼女が泣いていることに気がついたのだ。
そして彼女はからからと、入ってきたときと同じように、窓を開けた。
しかし、そこに。
「まて!!」
父が帰ってきた。
一年ぶりの懐かしい声に、思わず彼女は振り返り、そして彼と目が合ってしまった。
父は、あたりに散らばった豆と、豆を握ったまま呆然と涙を流している息子、そして彼女の涙を見て、だいたいのことを察した。
足早に近寄ると、今にも窓から出ていこうとするオニの手を掴む。
「いくんじゃない」
掴んだ手をそのまま引き寄せ、胸に抱きしめる。腕の中の細い身体が嗚咽に揺れた。
父は、そのまま自分の息子の肩に手を置き、静かに尋ねる。
「どうして、こんな事をした?」
「だって、コロが・・・」
答える少年を制して、その兄貴分の少年が言葉をつないだ。
彼はこの気まずさに、ようやく自分が、この家族にとってタブーであることをさせてしまったと気が付いたのだ。
「オレが、コロが死んだのはオニのせいだ、って、いったんだ」
167 :
『節分』:2006/02/03(金) 00:03:13 ID:/2wma15F
父は、この甥の、正直なところが気に入っていた。
ゆっくりと、父は、優しく諭すように話し出す。
「オニはな、この人間の世界から、悪いことを家のそとに持っていってくれる仕事をしているんだ。
人間は、オニに豆を捲くことで、彼らにその仕事をお願いしてるんだよ。
でも、彼らだって、全部の悪いことを持っていってくれるわけじゃない。
どうしても避けることの出来ない不幸や、哀しい出来事は、人間が自分たちで解決しなくちゃいけないんだ」
この甥っ子ならば分かってくれる、と、父は信じた。
そして自分の息子に語りかける。
「コロが死んだのは、寿命なんだ。元々が体の弱い犬だったからね。
だからコロのことを大事に思うんだったら、ちゃんとアイツの死から立ち直ってやらなくちゃ。
死んだことを誰かのせいにしてたら、コロだって悲しむよ。
アイツは新しい旅に出たんだ。そのことをちゃんと分かってあげないとな?」
そう言って父は、息子を抱き寄せた。オニと、息子と、二人をあわせて抱きしめる。
自分にしがみつく息子が、涙をすすり上げるのを聞いた。
「じゃあ、なんでこの家は豆をまかないの?」
甥の質問に、父は笑って答えてやった。
「どこの家からも追い出されてたら、オニだって可哀想だろ?
せめて、家族ぐらいは、迎えてやらなきゃ。
『オニは家(ウチ)』ってな」
その言葉に、父に抱かれていた息子とオニが、はっ、と顔を上げる。
「おとうさん、それって!」
息子の言葉に、優しく肯いてやる。
「そうだ。このおねえさんはな、おまえのお母さんなんだ」
オニが彼を、驚きながら見つめる。今まで秘密にして耐えてきたことを、子供に打ち明けてしまった。
彼は、そんなオニにも、心底嬉しそうな笑顔を見せて、真意を告げた。
「ようやく、オレも『オニ』になることを認めてもらった。おまえのお父さんに許しをもらったんだ。
これでやっと、家族三人が一緒に暮らせるんだ!!」
父と、オニの母と、息子は、三人とも涙を流して抱き合った。
もちろん、うれし涙だ。
「鬼江(おにえ)!!」
「鬼平(おにへい)さん!!」
彼女は、愛する夫の胸に顔を埋め、今まで離れて暮らさなければならなかった寂しさを忘れるように泣いた。
「おかあさん!!」
「鬼太郎(おにたろう)!!」
彼女は、愛する息子を抱きしめながら、これから一緒に暮らせる幸せをかみしめた。
・
・
・
168 :
『節分』:2006/02/03(金) 00:04:22 ID:/2wma15F
『・・・
あのひから、おかあさんはいっしょにくらしてくれるようになりました。
いちど、オニの国につれていってもらって、おじいちゃんに会ってきました。
おじいちゃんも、ボクに会いたいと思ってたみたいで、とってもボクをかわいがってくれました。
おとうさんも、こんどの節分の日からはオニの仕事をすることになりました。
ボクもいっしょに、にいちゃんの家にも遊びに行くから、そのときは豆を投げないでください。
鬼太郎より』
少年は、弟のように可愛がっていた自分の従兄弟からの手紙を読み終えた。
あの節分の日からしばらくして、いつもは年末にしか帰らない田舎へ、母親と一緒に帰ることになり、
それきり彼ら一家とは会えないでいた。
幸せそうな鬼太郎の姿を思い浮かべて、少年は嬉しくなる。
それと同時に、少し寂しくなる。
自分には父親が居ない。
家族が揃った鬼太郎一家のことが、正直に言って羨ましかった。
そんな少年を、彼の母は抱きしめて愛おしんだ。
「だいじょうぶだよ、おまえの父ちゃんも、きっと帰ってくるから」
「うん」
少年は、自分がそう答えることで母を励ますことが出来ると思って、肯いた。
そこへ。
ドンドン。
「悪い子はいねぇがー!?」
「あ、あんた!!」
「とうちゃん!!」
突然家に乱入してきたナマハゲが、手にした包丁を投げ捨てて少年とその母を抱きしめた
「禿美(はげみ)、禿生(はげお)、今まで寂しい想いをさせてスマン。これからは、家族一緒だ!!」
ようやく再会した父に抱かれながら、禿生少年は、鬼太郎へ出す手紙の返事、その締めの言葉を思いついた。
(こんどの年末には、オレがそっちに遊びに行くから、『いい子』にして待ってろよ)
END OF TEXT
169 :
87:2006/02/03(金) 00:05:43 ID:IDZDCYQo
・・・わけがわからん。
ひねりすぎて明後日の方向に行ってしまったような。
やっぱり感動路線は無理でした。
ちなみに、禿生くんのお父さんの名前は『禿貴(はげたか)』です。
きのう、いつも節分の時に来てくれたオニのおねえさんが、ボクのおかあさんだと分かりました。
これからはいっしょにくらせるんだとおとうさんが言いました。
ボクはとってもうれしいです。
ゆうべ、おかあさんといっしょにゴハンを食べておフロにはいったあと、いっしょのふとんでいっしょにねむりました。
ボクはとても幸せです。
ボクがよなかに目をさますと、おとうさんとおかあさんがいっしょにねていました。
「おにえ、そろそろおまえの『おまめ』をたべさせてくれ」
「おにへいさん、わたしもあなたの『かなぼう』がはやくたべたいです」
おかあさんが、じぶんで足をいっぱいにひろげると、おとうさんがそのおまたのあいだにかおを入れました。
「おにえのおまめはおいしいなぁ」
おとうさんはそういって、そこをぺろぺろなめはじめました。
おかあさんは、はあはあとくるしそうにこえをだしていました。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi23470.jpg.html 「よし、もうそろそろおれのかなぼうをごちそうしてやるぞ」
「あああ、うれしい、はやくください。おにへいさんの、てつみたいにかたくて、いっぱいしんじゅがはいってて、やけどしそうなくらいにあつくてたくましいかなぼうを、わたしのあそこに入れてください」
「ようし、こんばんはがんばって、おにたろうの弟か妹をしこむぞ」
「うれしい、ほしい、ほしいです、あかちゃんほしい!! あなたのこだねで、たくさん赤ちゃんをはらみたいです!!」
ボクに弟か妹ができるときいて、すごくうれしくおもいました。
・
・
・
後日、その日記を学校の宿題として、授業中に朗読を始めたところ、鬼太郎の作文は途中で先生に止められ、
最後まで読み切ることが出来ませんでしたとさ。
どっとはらい。
END OF TEXT
171 :
87:2006/02/03(金) 00:10:44 ID:/2wma15F
以上です。
アホだ。
2月3日をまたいじゃったのが残念。
あと、
>>155がもう見れません・・・orz
173 :
147:2006/02/03(金) 22:01:36 ID:PMUX2GaK
87氏GJ!感動した!
そしてありがとう、めっちゃ嬉しいっす 。・゚・(ノД`)・゚・。
174 :
87:2006/02/04(土) 03:45:48 ID:LY8M0twN
読んでくれたかた、お題提供の
>>147氏、そして再アップ協力、ありがとうございます。
メロドラマ風を装った二段オチのSSを狙ってみたんですが、こんなものが出来上がってしまいました。
難しいですね。
自分の得手不得手が掴めて楽しかったです。
>>147氏
ええと、ヘンなSS書いて申し訳ありませんでした。
これに懲りないで、また絵を提供してください。
こんどは、ラブラブエロエロものでも書いてみたいな。
175 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 23:18:59 ID:Iyq/5v95
ほしゅage
>>177 サンクス!助かりました。
鬼さんは後から彩色版がうpされたと思ったんですが
87氏が塗り版を「節分」に、初期版を「鬼太郎の日記」に使ったということでおk?
おk。
180 :
87:2006/02/06(月) 21:18:26 ID:VCQg8fEa
節分がぱんつあり、
日記がぱんつなし。
ほかにも、左手のポジションも。
>>49師
保管庫楽しみにしております。
おお、新たなメイド騎士さんだ!!(゚∀゚)
>>保管庫
背景の色と文字の色がほとんど同じなので読めない。これは携帯だからかな。
パソコンからだとちゃんと読めるよ
原始的なタグを使って手打ちで作った。
携帯の事は考えてもいなかった。今は反省(ry
たぶん携帯だとタグをうまく解釈できなくて
背景のグレーと文字のグレーがかぶってしまうんだろうな…
まぁ、内容的にもPCで見るサイトってことでご容赦を。
とりあえずWinとMacの両IEでの表示は確認してありますわ。
185 :
87:2006/02/08(水) 07:21:24 ID:z9XEDv5s
>>155,176
連投になってしまって恐縮なんですが、書いてみます。
完成は来週ぐらいになると思いますが。
保管庫、ケータイからでも、ケータイ用ブラウザつかうと見れました。
ちょっと感動。
ようやく過去作品のSSが絵付きで見られた。
49たんに感謝!!
ありがとうございますつД`)
>>87氏
なんだかエロパロ板なのに文章書様が少ないというこの不思議なスレでは貴重な存在ですよ!
すでにSSのついている絵だけでなくて、
まだSSのついていない絵も保管できませんかね。
そうでないと、タイミング逃したら絵が見られなくて、
書こうと思ってる人がいても書けないと思うんですが。
>>188 そのあたりは、設置予定の専用あぷろだが担ってくれるんじゃないかしら。
>>87 すごいペースだな、体に気をつけて、むりするなよー。
すげー楽しみにしてるからなー。
>>87が
>>176をかくということは、「たたかえ!メイド道!」の続きか?
あと、もーすぐバレンタインだし、そんな感じの絵が出てきても楽しいんでは?
ごめん、タイトル間違えたー!
「まけるな!メイド道!」なんだね。
これって、魔剣道か!?
そーか!バレンタインネタか!!
190マジありがとう、今年もあまりに関係ないから忘れてたよw
>>188 全くそのとおりでございまして、
>>189 そのつもりでおりました。
というわけでアップローダーというか画像掲示板設置しました。
保管庫から行けます。
とりあえず
>>176再アップ。85氏の
>>155の再アップもどなたかお願いします。
172のうpロダってどうやってダウンロードすればいいのかわかんね。
直リンは駄目なんで、IEにアドレスをコピペしてみて。
あと、広告のなかにダウンロードってのがあるので、そこクリ。
>>196-197 そゆことでしたか。必死にURL削ったりしてましたorz
でもって専用ロダに再アップしてくれた方感謝。
バレンタイン絵チャレンジしてみます。
199 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 01:14:42 ID:5loZXHOQ
土日カキコほぼなし・・・ちょいとサビシス
よってage
大学が休みになったので下書き完了・・・
めっちゃベタでほぼエロなしだけど49氏とかぶりませんように!?
>>201 せっかくあげてくれてるんだが、画像が小さすぎて表情が読めない・・・
それにしてもSS職人がこないなぁ。
今、作成中なのは
>>87だけ?
トリップ間違えたけど
>>203も自分です
日付変わらないうちになんとかバレンタイン絵投下予定です。
205 :
87:2006/02/14(火) 20:31:24 ID:upMjBVK6
持って帰ったお題のうち、一つは今日あぷ出来そうです。
バレンタイン絵、楽しみだ〜(゚∀゚)
206 :
87:2006/02/14(火) 21:19:15 ID:CmvOyOvp
あれ、なんかもう一人俺がいる・・・。
しかももう一人の俺は完成させてるし!?(笑)
解決しました。身内(知人)でした。トホホ。
いちおう鳥つけてみます。
まさか自分も鳥の世話になるとは・・・(笑)
SSの方はもう少し待ってください〜
今年のバレンタインは個人的に最悪もいいとこだったので
バレンタイン絵など描く気になれませんでした
それに絵描いても87氏の負担になるような気がしてね…
他にも文章書いてくれる人がいたらいいんだけどって
それはオマエが気合入れて絵描けば他の人も書くかもしれんだろって
話ですねすいませんすいません…
つことでここ数日の絵投下は無いでしょう。ちゃんちゃん。
なんつーか、49氏、がんがれ。
210 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 22:50:26 ID:oTaCNryi
職人様みんな忙しいのか・・・
とりあえず一つは出来てるんだけど、どうせ投下するなら二つまとめてのほうがいいかな、とおもってますんで、もう少々お待ちを。
間違えた、アホだ。
87氏がいなかったらこのスレはここまで来れなかった。感謝してます。
そしてマターリとワクテカしてます。
自分はというと別スレでちょっと文章のほうを書いてたりしてました。
そろそろ絵描きますかね。もしこういう系統とかなんとかありましたら
出来る範囲お受けします>読者の方
ちょっとグロというか猟奇的な感じというか狂気的な感じで。
215 :
新参者:2006/03/01(水) 22:40:09 ID:EXwXO6sn
>>215 サムネイル?
それとも携帯サイズとか?
むずかしーんじゃねーか、こりゃ。
うん、むずかしいなw
221 :
215:2006/03/03(金) 22:06:17 ID:9KIAgr1P
いや、うんそういうことじゃなくてね
俺は釣られてるのかな?
224 :
222:2006/03/04(土) 02:20:07 ID:r1AW0x1A
よくわかんないけどじゃあ223が215のSS書いてくれるんだね?
楽しみにしてるよ
少なくとも残り2つのレスは自分以外だから万事でもないんじゃない?
むずかしい、というのは、その絵からSSのキーになるものが見つけにくい、ということなんじゃないかな。
ただ女の子が裸なだけ、やられてるだけ、だったら、自由度が高すぎる、ということ。
極論を言えば、ただ裸なだけの絵だったら、既存のSSを持ってきても違和感ない可能性だってある。
そーゆー意味合いで
>>221のは、シスター(聖職者)のレイプ、ってことで、キーは見つけやすい。
相手の男は誰なのか? 司教? 悪魔? 信者? 異教徒?
それともコスプレ?
イロモノ路線だと、殉教戦隊シスターファイブの隊員、イエローシスター(ブロンドシスター?)かもしれない。
俺も、手持ちのを書き上げたら書いてみるからさ、みんなでチャレンジ!
そこまで設定を書いたんだから
むしろ自分で書けばいいんじゃないか?
それいっちゃイカン。
絵師も、自分の絵について、絵の中の情報以外は出来るだけ先入観持たさないのが肝よ。
自分の思惑と、どれぐらい掛け離れたSSが投下されるか楽しみにするくらいのココロモチのほうがいいんじゃないかと思う。
229 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 20:48:20 ID:0CCEztKc
最近止まってしまってるね。とりあえず保守age。
230 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 20:55:53 ID:ft73KQ7Z
231 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 21:33:40 ID:ft73KQ7Z
さぁさぁ止まってますがどうしますかね?
最近、このスレは文章書きと絵書きの最低2人がいないと成立しないということに気付きました。
・・・遅すぎとかいうなよ?
とりあえず87氏の2本の完成を非常に心待ちにしている。
はやく書けとはいわんけど状況を教えていただけると落ち着けます。
ごめん、今、書けない病です…花粉症。
少し前に眼の手術したんですが、その手術痕が炎症起こしてヤバ気な感じに(笑)
長時間ディスプレイ見れません(゚∀゚)
あーもう、暇とエロパワーだけは有り余ってんのに〜
2作同時に投下した方が良いかと思ってたんですが、
少し間があいてしまったので、やはり出来てるほうから投下してみることにします。
もうひとつのほうは、症状が落ち着いた頃に書き上げたいと思います。
主人公の喋り口調が読みにくいと思いますが、少しゆっくり目に読んでいただければ幸い。
おれが昔、映画『蒲田行進曲』を見たときは、
「うわー、『階段落ち』、大変だなぁ、痛そう」
と、思ったもんだ。
時代劇の役者さんが、撮影のために作られた舞台セットの、一階から二階につながる木製の大きな階段をさぁ、
転げ落ちる演技をしなくちゃいけないわけよ。
考えただけでも痛くなってくるよ。いいか? その一番上の二階から一番下の一階まで、
ごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろ、と、転がり落ちていくんだぜ?
あれは、並大抵の痛さじゃねーよ、多分。
だってさぁ、たいていの階段はステップの角がとがってるじゃん。
刃物のようにとがってるわけじゃないけれど、それでも90度に切り立ったステップの角に落下するのは、
ものすげー痛いんじゃないかな。
相手は毎日毎日人間様に踏んづけられて過ごしている階段様だ。
仮にそれが舞台セットであっても、人が登る以上は当然頑丈に出来てる。
豆腐みたいに柔らかい訳はない。
その、固い階段の角が、落下した身体に、ごん、とブチ当たるわけだ。
そのまま転がりながら、ごろんごん、ごろんごん、ごろんごん、と身体に角をぶつけながら下りていく。
死を覚悟しつつもやり遂げた、役者さんは凄いよ。
え? なんで階段の話ばっかりしてるのかって?
そりゃもちろん。
まさしく、いま、おれが落ちるところだからさ。
階段を。
・・・
人間ってのは凄いもんで。
こうやって『澄香』を助けるために飛び出して、あともさきも考えることなく行動するんだよ。
『咄嗟の行動』ってやつ。
そのときゃぜんぜん考える時間もなにもなく、気が付いたら階段の上空に飛び出して『澄香』を抱きかかえてた。
あ、『澄香(すみか)』ってのは、おれのカノジョ。幼馴染みだったんだけど、つい先日、恋人にクラスチェンジした。
ま、それはおいといて。
山の上にある高校からの帰り道、ショートカットして神社を抜けようとしていたおれ達。
背後から襲いかかったカラスにびっくりした澄香が足を踏み外したのは、運悪く神社の五十段くらいある石階段をちょうど下りようとしていたところ。
こないだ食べたタコ焼きの美味さを、隣に並んで歩いてた澄香に伝えるべく雄弁を振るっていたおれは、僅かに目を離した隙の悲鳴に驚いた。
彼女の悲鳴、カラスの鳴き声。
鳥のはばたき、宙に舞う澄香。
そんな情報が一気に流れ込み、おれの思考は吹き飛んだ。
空中で澄香を抱きかかえ、彼女の頭を守るように腕を回す。
頭から落ちると多分即死コースだから、身体を横にして、階段を転がり落ちる風景をイメージ。
この、飛び出してから落下するまでが異常に長く感じられてしまう。
おかげで、実際に転がる前から階段の痛さを想像して悶絶しそうになる。
それともこれがいわゆる走馬灯ってやつ? ぞっとしねェな。
どっちかっつーと、精神が研ぎ澄まされてオーバードライブしてる感じか?
スポーツ選手や格闘家達の、一秒が何秒にも感じられる、集中力の世界。
いっそこのまま止まった時間の世界に入門させてくれれば万事解決なんだけど、
残念ながらそんな超能力は持ち合わせちゃいない。
・・・っと、ながながとどーでもいいことを考えたけど、さすがに限界。
階段に落下だ。
できれば五十段までといわずテキトーなところで止まりたい。
でも、澄香を護るのが最優先だ。
根性決めろ、俺。
どさごろごろごろごろごろごろごろ・・・・・・・・
ごんがんがんごんごんごんどすどさごんがんがんがんどてぽきぐしゃ・・・・・
いでででででででででででででででででででででででででででェよ痛てェ・・・・・!!!
死ぬ!死ねる!!ヤバイ!!これヤバイよこれ!!!
ぎゃあーーーーーーーーーっ!!!
・・・・
・・・
・・
・
・
・
・
死んでない。
死んでないけど。
あー、痛かった。
つーか、まだ痛い。
いや、ますます痛くなってきた。
けど、思ったほどじゃねーな。
背中打って痛てーのと、足打って痛てーのくらいか。
結構頑丈だな、おれ。
ま、とにかく、頭とか首とかヤバめのところは大して痛くないから一安心だ。
や、それよりも澄香だ!! あいつはどーなった!?
う、ヤバイ、気が遠くなってきた。
た、たのむ、だれか、おれはいーから、澄香を病院に・・・
・・・・
・・・
・・
・
・
・
・
おれが目を覚ますと、傍に澄香のかぁちゃんがいた。
良かった、怪我もたいしたことなくて、と、おれに抱きついてきた。
おばさん、おれよりも澄香の心配してやれよ、とおれが突っ込む前におばさんが言った。
あの子がお前を庇ってくれたんだよ、そういって、隣のベッドに寝ている、包帯とギプスだらけのミイラ男を指差した。
なんだ、おれじゃん。
・・・って、おれーーーーーーーーーーっ!?
何でおれがそんなところで寝てるんだよ!!
じゃあおれはいったい誰なんだよ!!
澄香は? 澄香はどーなったんだよ!!
そしてベッド脇の鏡に澄香の姿を発見した。
・・・って、澄香ーーーーーーーーーーっ!?
おれが、自分を見ているはずの鏡には、澄香が映っていた。
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!
・
・
・
なんのことはない。
おれが深作欣二監督の「蒲田行進曲」と思っていたのは、実は大林宣彦監督の「転校生」だった、というわけ。
おれの意識は『澄香の身体』に入り込み、澄香の意識はどうやら『おれの身体』に入り込んでいるらしい。
いったい、何の冗談だよ、これ。
・・・
『おれの身体』はどうやら大怪我のようで。
幸い事故の目撃者もいて通報が早く、大事には至らなかったが、それでも腕やら足やらあちこちの骨が折れてたらしい。
意識も、わずか一瞬だけ取り戻したが、麻酔やらなんやらですぐに眠りについたんだそうな。
でもま、安心したぜ。
後遺症の残るような怪我ではないそうだし、じっくり直せば問題ない、と医者は言っていたからな。
『澄香の身体』も、ちょっと足に打身がある以外はほとんど掠り傷だ。
よくやった、おれ!!
あとは、精神が入れ替わってるのを元に戻しさえすりゃ、万事解決だ。
・・・でも、気が重いよなぁ。
どうせ、もう一度いっしょに階段転がらないと、『入れ替わり』は戻らないんだぜ?
大体のパターンだったらさ。
少なくとも、『おれの身体』の怪我が治ってからだな。
今のまんま転がったら、おれは帰るべき肉体を永久に失ってしまいかねん。
考えてても仕方がない。
この話は、『おれの身体』に入ってる澄香が目を覚ましてからだ。
それまでおれが澄香のフリをして、なんとかやり過ごそう。
・
・
・
というわけで、やってきました澄香のおへや!!
小さい頃はよく来ていたが、中学に上がる頃には全然来ないようになった。
疎遠になった、とかではなくて、少し大人になった、ってことだろう。
先日、澄香と『恋人』になってから初めてこの部屋に来たけれど、緊張して全然部屋の様子なんて覚えちゃいない。
宿題を写させてもらっていたのだが、相手が好きな異性だったら、そこで緊張しないわけがない。
それにおれ、童貞だしな。
結局その日は何もなく帰ったんだが、そのまま数日間、チャンスがないまま本日に至る、だ。
とにかく、おれは澄香のフリをしたままで、おばさんに促されるままアイツの部屋に入った。
安静に、部屋でおとなしくしているようにきつく言われたので、そのとおりにする。
まぁ、外をうろちょろして、うかつに澄香の友達と出会ったりするよりはマシなんだろう。
よし、それじゃあ寝巻きに着替えて・・・・
・・・って、そういえば。
いまのおれは、澄香の身体なんだ。
おお、気付くのが遅いぞ、おれ!!
つ・ま・り、澄香のハダカ、見放題、触り放題!!!
そーだよ、「転校生」にはこれがあったんだ!!!
怪我をしながらも女の子を護ったおれに、神様がちょっぴりエッチなご褒美をくれた!!!
よーし、ガンガンいくぜ!!!
・・・・・・
服を脱いだおれは、イキナリ全裸にはならず、とりあえずスカートだけ脱いだ。
まぁ、シャイな童貞少年には、多少のブレーキも必要なのさ。
そのかわり、足を大きく開いて大股開き。
まぁ、シャイな童貞少年は、興味津々なのさ。
ttp://www.sweetnote.com/site/maidknight/2006021113121493.html おお、すげぇ、これが澄香のぱんつだよ!!!
なんつーか、ぱんつ越しのマンコの肉が、プニプニとしてて柔らかそうだ〜!!
あー、早く自分の身体に戻って、自分の目で直接触りたいぜ〜。
正直、今の澄香のマンコに、今の自分が直接触るのは怖いからなぁ。
だってさ、男のおれがもし、女の快感を覚えちまったら、取り返しつかなくなるような気がしないか?
男の身体に戻ってからも、女の身体特有の快楽を望むようになるなんて、ちょっと怖いぜ。
しかし、こんな神様がくれたチャンス、もう二度とないだろうってのもわかる。
うーむ、迷うなぁ・・・。
よし、触るか触らないかは後にしておいて、とりあえず、さっさと服、ぬいじゃおう。
・・・よし、ブラジャーもとれた!!
初体験でブラの外し方が解からないチェリーの惨劇は免れそうだ。
うう、これが澄香のおっぱいかぁ・・・・。
あいつ、服を着てるときにはほとんど膨らんでないのに、こうしてみると結構でかいよなぁ。
これが着やせという奴か。あなどれん。
うむ、これで澄香の生オッパイを見た男は、おれが初めてっつーことになった!!(父親除く)
・・・・・・初めて、だよな?
なんか、ちょっと不安になった。
たしかあいつ、半年ほど前に、三組の山田にコクられた、って噂がある。
まさかとはおもうけど、そのときに・・・・・・。
もうすでに、山田相手に処女を捨てている、とか。
いや、山田だけじゃない。
澄香は、おれが言うのもなんだが、凄く可愛い。
おれの高校でもファンは多く、こないだの体育祭の写真販売(写真部主催・学校非公認)も、ソッコーで澄香の写真が売り切れたと聞く。
おれが『幼馴染み』という関係でモタモタしている間に、あいつは別に好きな男が出来ていてもおかしくない。
澄香が処女か、非処女か。
今が、それを確かめるチャンスなんじゃないのか?
・・・・・・・いや、あいつは、おれが告白したときに、『ずっと好きだった』って、言ってくれた!!
おれがそれを信じないでどーすんだ!!
よし、決めた!!!
おれはこれからもずっと、澄香を信じるぜ!!!
あと、とーとつだが、澄香の身体に触るのも決意したぜ!!
よ〜し、触るぜ〜、触るぜ〜、触りまくっちゃうぜ〜♪
ついでにオナニーなんかもしてみちゃおうかな♪
では、早速パンツを下げて・・・
「ダメーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
え?
何?
澄香の声?
あ、視界がだんだんとかすれていく!!
どーなってんだよ、こりゃ!!
え? まさかこれでおしまい?
神様がくれたプレゼントじゃないの?
そーんーなー!!
あーんーまーりーだー!!
そうしておれの視界は、闇に包まれた。
・
・
・
・
・
・
・
気がつくと、おれは自分の身体に戻っていた。
病院のベッドに固定され、折れた足をギプスで固めて吊るしてある。
おれのかぁちゃんが随分心配してたみたいで、おれが気がつくと大層安心した。
澄香の身体が弄れなかったのは残念だけど、再びあの階段から転げ落ちなくてすんだだけ、マシと考えよう。
・
・
・
翌日、おれに見舞い客が来た。
澄香だ。
澄香はおれを見るなり、じわ、と泣き出し、顔を真っ赤にした。
あー、感動してくれてるな、とか思ってたら。
このスケベ男!! とか怒鳴って、お見舞いのメロンを投げつけてきた。
そして彼女は言った。
私のハダカを勝手に見るなんてヒドイ!!
え! なんでそのことを!と思わず聞いてしまった馬鹿なおれ。
澄香が言うには、おれが澄香の身体に入って動き回っているあいだ、澄香の精神は自分の身体の中で身動きできずに押し込められていたらしい。
そしてその間、おれが考えていることが、全部筒抜けで。
澄香が何度おれに話し掛けても、おれには聞こえていないようで、あくまでも一方的に、おれの心の中が丸見えだったという。
だが、あんまりおれが恥ずかしいことをするもんで、その羞恥の気持ちが高まったときに、おれが追い出されたんだそうな。
そして彼女は、顔を真っ赤にしたまま帰っていった。
あんまりだ・・・。
神様の、バカヤローーーーーーっ!!
おれ、澄香を助けるために苦労したじゃんか!!
何でそーいう、健気な好青年を虐めるようなことするのかな!?
まさかおれの童貞を大人になるまで守らせて、魔法使いにするつもりか?
ちくしょーっ!もうおれは神様なんて信じねーぞっ!!
・
・
・
ベッドの上で不貞腐れているおれのところに、ナースさんがやってきた。
食事を持ってきた彼女は、ベッドの下に落ちていた手紙を見つけておれに渡してくれた。
澄香からだ。
どうやら、メロンといっしょに投げつけられて、落ちていたらしい。
何とか苦労して手紙を取り出し、読んでみる。
『私を護ってくれてありがとう。』
『護ってもらえて、私はすごく嬉しかった。』
『私のバージンは、ずっとキミのために大切に守ってます。』
『だから、早く怪我を治して、私から受け取ってください。』
『私を信じてくれてありがとう。』
『信じてもらえて、私はとても嬉しかった。』
・・・・・・・・・・・・イヤッホーッ!!!
神様ありがとう、ボクに彼女をくれて!!
おれはギプスに身体を固定されたままで、馬鹿みたいに大笑いした。
END OF TEXT
以上です。
相変わらずわけわからん話でスミマセン。
えろくない話でスミマセン。
でもさ、この展開でオナニーしちゃっても、エロ声出してるのが所詮『おれ』なんだから、萎えるでしょ。
読んでくれた方、お題提供の85氏に感謝。
出来上がりが遅すぎて、もう85氏読んでくれないんじゃないかと心配に。
キ、キ、キ、キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
ええ!てかもう投下中に偶然スレチェックしてましたよ!
まさかこのスレでTS物が拝めるとは!ストライクど真ん中ですよ!!
部屋で悶えながら楽しませていただきました
感謝!
>>242 服を脱いだおれは、イキナリ…×
服を脱ぎはじめたおれは、イキナリ…○
訂正もれがありました…orz
それにしても、随分と早く85氏に読んでいただけて、ホッとしました(゚∀゚)
>>87氏
GJ!!続きがよみたいです
エロを、エロをください!
251 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 05:25:57 ID:lyIxfVVo
保守age
しかしこのスレは、絵師、文師の投下がないと、完全に止まるなー。
雑談すら出来ないってのが、他の虹創作やシチュスレと比較しても弱い点だよなぁ。
それじゃあまた何か描きます。
難しいスレだとは思うけど、がんばって伸ばしたいなぁ・・・
雑談はできないかも知れないけど、励ましはできる。
wktk!!
うーむ…
こういう話が読みたいとかこういう絵が見たいとかは
雑談じゃなくてクレクレになってしまうしなぁ。
>>253 「また」って誰?とか言ってみるテストw
まぁ、ガンガレ
256 :
253=85:2006/03/26(日) 16:42:44 ID:ncBL5VX6
カラーにしようと思うともうちょい時間かかりそうなので、今日中に投下は無理そうです。
心が折れたら白黒で投下します。
85氏のカラー、楽しみにしています!(゚∀゚)
症状も落ち着いてきたんで、いま大量の手書きメモを入力、編集中!!
もうじきこちらにも復帰出来ます。
>>257 気長に待ちますのであまり無理をしないでください
雑談して投下をまつかな
好き嫌いが分かれそうだけどふたなりものがみたい。
260 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 00:34:11 ID:hd2wk5dv
(゜Д゜)!?
4/1がない!!
雑談に乗ろう。
ふたなりの魅力がいまいち分からないんだけど、ふたなりSSは、どのあたりが面白さのポイントなの?
(否定じゃなくて、理解を深めるための質問ね)
女同士で射精を伴ったセックスが出来るところ?
(男性を排除することも可能)
なんていうんだろう。
「男×ふたなりっ娘」なら入れながら棒をいじったり
射精の気持ちよさに浸っている描写があったり。
「ふたなり娘×普通の女の子」なら書いてあるとおり女の子同士のHが可能だったり。
「ふたなり娘×男」なら男が奉仕して女の子が悶える姿やら、やおい的な要素y(ry
とにかくHのバリュエーションが増えるのさ!(・∀・)
雑談がてらに、自分語りをしてみる。
長文&チラシの裏スマン。
俺が最初に読んだふたなりものはといえば、たぶん二十年くらい前になるんだ。(はい、おれはおっさんです)
その小説は、見せ物小屋で働かされるふたなり少女の話だったんだけど。
いわゆるフリークス(奇形や肉体欠損者)として扱われてるんだ。
田舎の村祭りに呼ばれた見せ物小屋の一団があって、そこに村の女の子が父親と一緒に見物に来る。
そこで、見せ物にされている少女を見るんだけど、ものすごい美しい顔と、男と女の両方の性器を持っているところから、「天使」という口上で見せ物にされてるわけ。
村の少女は、その美しさに心を奪われ、夜中に家を抜け出して見せ物小屋に忍び込む。
そしたら、その「天使」の少女が村の男相手に体を売らされているところを目撃する。
自分の父親もその中に入っていて、村娘は男たちを嫌悪する。
朝方になって男たちが居なくなったあと、村娘がその天使少女を訪ねて、彼女の境遇を聞く。
同情と男性嫌悪から、村娘はその天使少女と交わって、彼女の子供を授かりました、って筋だったと記憶。
天使と交わって子供を得た村娘を聖母に重ねるとか、割と読後感は良かった。
でも主役は村娘で、ふたなりの天使は陰惨な過去話と相まって、かわいそうなイメージのみだった。
だもんで、ふたなり=フリークスっていう、どちらかというと陰惨なイメージが強い。
(現実にいる両性具有の人に対して、非常に失礼なことなんだけど)
それ以降、ふたなりもののSSは特に読んでいないのだけど、
エロ漫画で、やたら脳天気なふたなりものを見ると違和感を覚えるのは、こういう背景があるんだなぁと。
だからたぶん、俺が「お題」としてふたなりの女の子を見せられたときに、まず最初に陰惨なイメージを持ってしまうと思う。
そのあとで、自分がSSを書くのならば、明るい絵柄か、暗い絵柄かによって、ひねりを加える感じかな。
結果、バカっぽい感じになったり、やはり可哀想な境遇だったりと、いろいろオチを変えるとは思うけど。
いちどふたなりものも書いてみたい気もするけど、それが今のふたなり好きの人たちに受け入れてもらえるのかは微妙だなぁ(笑)
エッチのバリエーションが増える、には納得。
でも俺、他人のチンコ触りたく無いなぁ(笑)
ふなたりの「ティムポでキモチイイ→射精」が読者が男性の場合
感情移入しやすいから とか誰かが言ってた
265 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 01:03:49 ID:L2QRemby
うわあああああああ
あげてしまったorz
ついでにトリップも忘れてました・・・
ん?
俺は自分の番号さえも間違えてたのか・・・
軽く死にたいぜ・・・
ぶっつづけで7時間作業したら頭おかしくなりますね
87さんすいません
うおお!
まんこだ、まんこがあるぞ!!
GJ!!
あとは文士さんの降臨を待つ!!!
269 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 14:04:00 ID:lvLBpJ+s
ほしゅage
270 :
49 ◆FX2o8BB8ao :2006/04/18(火) 18:22:53 ID:qVusgpR4
保管庫に
>>238-246を保管しようと思ったら専用うpロダの鯖が落ちてるぽいです。
自分も新作描いたので貼ろうと思っていたのですが。とりあえず鯖復活待ち。
>>87氏
さすが相変わらず読ませますなあ…
>>85氏
ガチエロス乙です。見たときびびりましたw
271 :
49 ◆FX2o8BB8ao :2006/04/21(金) 18:35:32 ID:9ItkrYQV
ダレモ(´・ω・`)イナイ
273 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:27:37 ID:nzlxcpNK
俺がいる
俺もいるさぁ。
ふたなりもの、いっぺん書いてみたいなぁ。
専用うpロダ、完全復旧の模様。
85氏の2作品もちゃんと見られるようになりましたので
再アップロードの必要は無くなりました。
そして『おれがあいつであいつがおれで。』保管ページにも
無事に絵が入りました。
というわけでお気軽に絵&文の投稿ヨロです。
>265
呼ばれたので降臨。
どこから、話しましょう……。
店長が……。私を、いやらしい目で見ているのは知っていました。
最初、バイトの面接で会ったときから、へんなかんじがしてたんです。
「丈短い制服だけど、いいね?」って聞かれたときも、なんとなく、その、
……すごくやさしそうなのに、目が怖い感じがしました。
でも、おこづかいが欲しかったし、制服可愛いからいいや、って思いました。
ウェイトレスの格好、してみたいって思ってたし。
……いいえ。
正直に言います。期待してました。はい。やられたかったです。セックス。
……は、はい店長。いうこと、ききます。
おま○こ、いじられたかったです。
今みたいに、クリトリスにおもちゃ、つけられながら、接客したかったんです。
……あ、見ますか? どうぞ……
ん……あ……。
あ、はい、話します……。
あの、ここのお店、私、前からお客さんでときどき来たりしてたんですけど、
店長すごくいいな、って思ってました。……ああっ! はい。そうです。
それとなく誘ってました……おっしゃるとおりです……。
セックスのことばっかり考えてます……。
ちん○、好きで好きで、やられたくてしょうがないです。
男のひとに、身体を勝手に、自由にされるのがいいです。
命令されて、いやらしいことさせられるのが、すごく興奮しま、す……。
ぅん! ふ、ぁぁ……じらさないでぇ……。
え、ええと……。ゆび……。
あの、それで、あの……んふぅ……やっ!
いえ……やじゃないです……。もっと、して……ください。
続けます……。
お店に来てから一週間くらいでした……あの、店長がケーキとコーヒー、
ご馳走してくれて……それをたべたら……興奮してきました。
痛っ! はい……ちゃんと言います。
コーヒーを飲んでっ、……はぅっ……、店長のお顔を見てたら……
ムラムラってしたくなって……トイレで……ひとりでいじりました。
そしたら、見つかって……
店長が、「見ててあげるから続けなさい」って……それで、私、いつもより興奮して……。
ああ、はい……舐めてください……。
それで……、それで……、いっぱいいじって……
最後は、店長が口でさせてくださったんです……は、あ、あぁ……。
え、どんなふうにって……
普通に、指先で……
くぅっ、あっ、はぐぅっ!
わ、わかりました店長……もう、嘘つきません……。だから痛くするの、やめてください……。
二本、奥まで入れてました……。左手でクリトリスも触ってました……。
店長にむりやり剥かれて、犯されるの、想像して……
えと……す、するんですか? いま……ここで? あのときみたいに?
は、はい……
じゃ、あの……見ててください……。
この態勢だと……よくご覧になれますか……?
ああ……すごい、濡れちゃってる……。
お客さんに見られて、興奮してる……。
ん……やめ……そんなこと言わな……や、うぐっ!
は、はい……
……もっと……言ってください……お客さま……。
んっ……
んっ……んっ……んっ……んっ……
んっ……んっ……んっ……
んっ……んっ……
んんんんっ……はい……いやらしいです……もっと言ってください……
ああ……はい、お客さま用のおトイレです、ご自由におもちゃにして下さい……
んっ……はあああ……指、止まらないです……
イッてもいいですか……あ、あの、私、もう……
ビクビクしちゃう……
おねがいします……おねがいします……イッてもいいって言ってください……
え?
は、はい……。お尻の穴にも入れます。
…………ふっ、
ん、ふ、
はぁぁぁっ……。
入り、ま、したぁ……
はい、アナル大好きです……。自分でいつも広げてます。
それは……店長に……
ん……はぁう……、はい……お客さまのためです……
いつでもお尻の穴をご提供できるようにです……
はい……はい……っ! お尻の穴……きもちいいです……
ん……んんんんん……
おねがい……いじって……。
っ! 申し訳ありません……おねだりを、しても、よろしいでしょうか、お客さま……あああっ!
おねがいです……太いのください……。
つらいです……。
ああ……。
ください……ください……ひぐぅっ!?
そっ、ちはぁ……あ、あ、あ、あ、ああああ……。
はい……どうぞ……
ど、ちらでも、ご利用、くださ、い……。
ひぎっ……、ひぎっ……、ひぎっ……、ひぎっ……、
ひぎっ……、ひぎっ……、
ひぎっ……、ひぎっ……、ひぎっ……、
おし、り、こわ、れるぅ……
店長……店長のち○ぽ……。
んむ……ちゅぱ……
すごい大きい……ああ……
れろ……んちゅ……くちゅ……うぐっ。
はい……う……んあ……奥……
ふあ! おしり……はげしい……
あ、あ、あ、あ、あ、は、う、ううっ!
ああ……出してください……
んっ! んんんっ!
あ、……店長の……でそう……
んちゅ……ちゅる……
ぴくん、ぴくん、ってしてます……
んふ……ちゅぱ。
じゅる……れろ……れろ……
じゅぼっ……じゅぼっ……
じゅ……んふ?
……!
あ……にがい……
ん、ごく……ごく。
ちゅる。んふふ……。
ん、は、あはぁっ! お、おきゃく……
急に、ふあ……んぐ……ああああっ! ああああああああっ!
おし……お尻あつい……あぅ! ふっ、はぁっ、あああああ!
あ、あ、あ、あ、
ん、く、う、う、あっ! ああああっ!
だ、め、も、……い、ぐ、はああああ、あ、あ、あ、あっ……!
…………!
…………………!
あ、
う……
はい……
ありがとうございました……。
また、お越しくださいませ……。
280 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:41:29 ID:Nl3nQwEh
こんなのでいいんだろうか。
エロ書いたの初めてです。
お目汚しすまそ。
>>280 絵のとおりの直球エロ!初めてに思えません。
保管させていただきますが、どのタイミングで絵を入れるか指示頂けると幸いです。
何番の何行目くらいとか。おながいします。
では、278の二行目でw
そういやタイトルないですね。
「直球エロ」とかでいいですか。
good!
ひたすら(現在の)情景描写のない一人称というのも、ずいぶんとエロいものでいい感じ!
276氏と絵を見てくれた人ありがとうです。
直球エロをタイトルにされてもうた(;´Д`)・・・
モニタがとどいたらまた何か絵を描きます
285 :
276:2006/04/29(土) 20:06:17 ID:f4pImVdj
どもです
感想多謝。
>直球エロ!
いや、だって……
「直球エロ!」って見せられて、思わず
「よっしゃ直球エロ!」って書いて、
「うん、直球エロ!」って読んだ人まで言ってるのでw
もうこれしか
ところでGW何一つ予定がないので orz
何か書こうかなと思いますがリクエストございまつか
なければフタナリー
女の子単体だけでなく男も描いて欲しいってのはダメ?
あ、すまん、286は絵師さんへのリクエストね。
男を描くのは大好きなんですが、まぁ簡単に言いますと男が入ると単純に2倍の労力がかかるわけで・・・(;´Д`)
あと1人だとそれだけで成立するわけですが
2人となると背景もつけないと余白は単なる空白になってしまうわけで・・・
描いてみます(´・ω・`)
>>285 保管庫にある、すでにテキストが付いてる絵をアナタ風味にチャレンジしてみるのもいいかも。
他の人が手を付けたからといって、その絵でSS書いたらイカンというわけでも無く。
むしろ、一枚の絵に複数のSSがあるほうが面白い。
>>288 絡みは絵的にも技術がいるし、手間もかかるでしょうけど、楽しみにしています。
wktk!
291 :
49 ◆FX2o8BB8ao :2006/05/04(木) 00:52:00 ID:Mmpjnjld
GW保守age
ああああ
絵描きには地雷なモニタ選んでもうた・・・orz
とても色塗り出来るもんじゃねえええ
古いモニタが修理終わるまでなれない塗り方に変えるので、投下まで時間かかりそうです
大丈夫、このスレでは時間の流れがすごくマッタリしてるから。
多少、残念ながら、ね。1月〜3月は盛り上がってたんだが…
文師カモンぬ!
296 :
276:2006/05/05(金) 14:23:57 ID:u08bnhxt
すみません
何か連休に俺に仕事させる気満々だった人がいて… orz ナニソレ
しばし、おまちあれ
297 :
276:2006/05/06(土) 10:50:33 ID:y9ELw+f7
前半だけですがいったん投下します。
課題絵は保管庫の6で、49氏のぱんつのやつ。
1
里佳はタカオ先輩のことが好きだ。
天文部の部長で、白衣が似合うメガネ男子のタカオ先輩。
里佳はもともと星好きだったけど、でも真相は新勧で話しかけられたタカオ先輩が目当てで入
部したにちがいない。いや絶対そうだねどう考えても。
それでもって、あわよくばお近づきになりーの、お友達になりーの、そんでもってデートなん
かしちゃいーの、さらには勢いづいて告白とか、そんでそんで、……えへへへへへやだぁもー、
と青春妄想特急を突っ走った里佳につきあうというか引きずり込まれる形でボクも入部したわ
けだけど、まあそんなボクもタカオ先輩には一目置いていたりする。
といっても恋愛感情ってわけじゃなくって、なんていうか、一種の尊敬? リスペクト。その
知性や生真面目すぎる性格、それに天文オタク一本槍でまるで女っけがなくて、どうやら自分
の顔の美形っぷりに気づいてないらしいところも含めて。
……まねのできない男なのだ。
でもそのタカオ先輩も三年生になったので、もうすぐ引退してしまう。
里佳は一年休まず部活にでたのに、告白ひとつできずじまい。
それは、里佳がタカオ先輩と付き合うとなればボクだって心中穏やかならざるところがあるけ
れど、でもそこはほら、トモダチだから。応援してあげたんだよ?
ちゃんと。一生懸命。
……ボク、里佳の女トモダチだもん。
だけどボクには、里佳には言えない秘密が二つある。
ひとつはタカオ先輩には他に好きな人がいるってこと。タカオ先輩の純情はずっとその人に捧
げられていて、だから里佳の気持ちは決して成就しない。
それがわかってたから。
だから、「協力するよ」なんて、ボクは言えたんだ。
だって、もし万が一里佳がうまくいっちゃったりなんかしたら、そんなの、……いやだもん。
つまり、こういうこと――。
里佳はずっとタカオ先輩を好きでいて、でもその気持ちは絶対通じなくって。
通じないってわかってるから、ボクは安心して応援できる。里佳が傷つくのを見守ってあげら
れる。
それでボクが、可哀想な里佳のことをやさしく慰めるんだ。
里佳のことを。
そうだよ……。
ボクは、里佳のことが好き。――それが、里佳には言えない、もうひとつのボクの秘密。
絶対言えない。だって、女のコどうしだもんね……。
2
そんな卑怯でウソつきなボクのことを、里佳は心から信じてくれている。
未熟で淡々しい里佳の恋を、「トモダチの由紀」は応援してくれてるって。
里佳は純粋で、……とてもキレイ。
タカオ先輩に恋をして、前よりずっと艶っぽくなった。
目元と唇にさりげない化粧をするテクニックは、ボクが教えてあげたんだ。
日曜日の里佳の部屋で、桜色の口を小さく開かせて、パールピンクのリップを塗ったの。里佳
は緊張してすこし震えてて、すごく可愛かった。あたしを信頼して任せてくれてるんだって、
伝わってきた。
「由紀? どしたの、やだ、なんか恥ずかしー」
「ううん……。じっとしてて」
みずみずしくて、やわらかくって、とっても美味しそうな里佳のくちびる…。それが、ボクの
手で色づけられるのを待って、震えている。
なんて、無防備なんだろう。
ボクは内心、里佳にあらあらしい欲望を覚えてるっていうのに。
ところで、タカオ先輩の好きな人って誰だと思う?
じつはね、……ボク、だったりして。
ほんとうだよ。告白、されたんだ。つい先週のことだけど。
春休み明けの新学期、新しいクラスと桜と陽気に浮かれてる学校の、片隅にある二年生の教室。
放課後の、まぶしい木漏れ日が差す窓際で。
ふたりっきり。
タカオ先輩はいつもの白衣で、引退した後の部長を誰にしようかって話をしてた。二年生はボ
クと里佳のほかは幽霊部員ばっかりだから、二人のうちどっちか。ボクは里佳がいいんじゃな
いの、って言った。星のことも、不純な動機からだけど、たくさん勉強してるしね。
そしたら、タカオ先輩は「お前がいいんだ」って。
「色々……教えたい。これからでも」
えっと、もちろん部活の話だよね? でも、だけど、いやぜったい……。だって、顔すごい真
っ赤なんだもん。え、え、え、えと、ナニ教えられちゃうのかなー? って。
……意外だったな。
けっこう、自分の事って気づかないものなんだね。そっかあ、タカオ先輩、実はそうだったの
かあ、ってそのとき気づいちゃった。
なーんて、実はそれもウソ。
本当はもっと前から気づいてた。あれはそう、去年の夏の……。
「せんぱい、夏合宿のとき『好きな人は、いる』って言ったよね。たしか」
「は? いや、言ったが。なぜ今それが」
「『たった一人のことをずっと想ってる』って。かなーりロマンチックに」
「ろ、ロマンチックだったかどうかは知らんが、まあその」
「もしかして、ボクのこと好きなの?」
「な、な、なんでそうなるんだ!?」
「だって……動揺しすぎだし」
「い、意味不明だ! これだから女子は」
「他に好きなコいないの?」
「だから……! お前がいいんだって、さっき……い、いやそうじゃなくて!」
ボクはおかしくなって、クスクス笑った。わっかりやすいなあ、もう。
「ば、バカにしてるのかっ!? ……いや、バカだと思うだろうな。オレもそう思う。オレな
んかが、そんな、迷惑だろうし……。でっ、でも! 別にそういう、浮付いた気持ちじゃない
んだ。本当だ。ずっと前から、その……」
「ばかになんかしてないよ。気持ち、信じる。……でも、ボクはダメだよ」
タカオ先輩は、まるでボクの答えを予想していたみたいに、静かに頷いた。軽いショックと、
重たい後悔のない交ぜになった表情で、「言うつもりなんかなかったんだ」って呟いた。「こ
っちが勝手に好きになっただけで。……わかってたんだ」
ボクは何か弁解をしなければいけないような気持ちになって、言った。
「せんぱいのせいじゃないよ。……ボク、誰とも恋人同士になれないんだ。そういうのはさ、
もう子供のころから、だんだん、諦めてきてるから」
「なぜだ? その、お前は、可愛いじゃないか」
今度は、ボクが真っ赤になっちゃった。だって、タカオ先輩、ストレートすぎ……。
「ええとなんだ、自分に自信がないとか、思春期によくあるそういう内面的な悩みから、そん
な自虐的なことを言っているのか? だったらそれは杞憂だと言おう。つまり」
「せんぱい」
「……。なんだ」
「秘密、言っちゃおうかな」
「秘密?」
「せんぱいも、秘密、教えてくれたもんね」
「お、教えたというか……ばれたというか」
そうだった。まだ正式に言ってもらってないんだっけ。これはチャンスかもしれない。人生
に何度もないかもしれないし。そうだ。
「あのね、……ちゃんと告白したら、ボクの秘密教えてあげる」
ボクはタカオ先輩をじぃっと上目遣いで見つめた。タカオ先輩は、ぐっと言葉につまり、さ
らに苦悶し、迷い、困って、一度はあきらめかけ、けれど何かを思い直し、勇気を振り絞るた
めに何十回も自分を鼓舞した挙句、以下のように告白した。
「……………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………す、好きだ」
やっぱり、尊敬だなあ。
3
さあ言ったぞ、とタカオ先輩は胸を張った。
「あのね、せんぱい。……笑わないでね?」
「ああ」
「約束だよ」
「約束だ。もし笑ってしまったらオレは首を吊る」
「じゃ、みてて」
ボクは机にそっとお尻を乗せた。ちらっと、タカオ先輩を盗み見る。タカオ先輩は、何をす
る気だろうとボクをじっと見つめていた。
そしてボクは、緊張しながら、ゆっくり膝を持ち上げていく。
「ええ? ちょ、おい」
「みてて。黙って」
「……」
タカオ先輩がつばを呑む音が大きく聞こえた。
もっと、大きく開く。大胆に。
……もう、ぱんつが見えてるはず。タカオ先輩の視線が突き刺さるみたいに感じる。怖い。
だけど、どこか頭の奥で甘い痺れみたいなものを感じていた。
自暴自棄に近い気持ち。他人の視線に身体をゆだねる快感。
そして――他人を陥れる悪意の快感、だったんだ。
さあ、見て。純粋できれいで絵に描いたようにまぶしい青春を生きているせんぱい。せんぱ
いと里佳。ういういしくてお似合いの二人。ああ、うらやましいなあ。ボクさえいなければ何
もかもが完璧に美しいんだ。
さあ、ボクを見てせんぱい。そしてこの世の醜さに絶望すればいい。
ボクの股間にある、勃起したペ○スを、見て……!
「…………!」
タカオ先輩が、硬直した。
「これが、ボクの秘密。スゴイでしょ。女のコなのに、ち○ち○ついてるんだよ。これ、生ま
れつきなんだ。睾丸性何とかって先天性の病気なんだって。ま○こもついてるけど、子どもは
つくれないし精子もないんだよ。あはは。じゃあ、なんでこんなのついてるんだろうね。いや
らしいよね。気持ち悪いよね。軽蔑していいよ」
ぜんぶ、ほんとう。これがボクの、ほんとうの秘密。誰にも内緒の。……え? 隠してるこ
とは二つじゃなかったのかって? だってほら、ボク、ウソつきだもん。
「でも、いいふらさないでね」
「言わない。言うわけがない」
「これでわかったよね。ボクに、恋人が作れないわけ」
ボクは自分のペ○スをそっと撫でてみた。おっきくなってる。タカオ先輩に見られて、興奮
したんだ……。ああ……はしたないなあ……。女のコなのに、勃起するなんて。
「オレは……オレは……」
タカオ先輩は、葛藤していた。
「いや、……大切なのは気持ちだ……。オレはそれでも由紀を愛しているのか? どうなんだ
?」
「いいよぅ、そんなにマジに悩まなくったって……。ボクにとっては、ずうっと昔から抱えて
た、当たり前のことだからさ。……気持ち悪いでしょ? 正直にしていいよ」
すると、いきなり真剣な顔をするタカオ先輩。
「由紀」
「……は、はい」
ぐっ、とボクの両肩をつかんだ。
「オレは……正直に言う。お前のあそこを見て、むしろ興奮した」
「そ……」
そう、で、すか。……ええー?
「オレはもしかして変態かもしれん。お前に男根がついていても、お前のことが好きだ。なん
か今、ものすごく抱きしめたい」
と言い終わらないうちから、タカオ先輩はボクにぎゅっと、抱きついてきた。
ふ、不覚にも……ドキドキした。
やばい。なにこのシチュエーション。どうしようどうしよう。
「由紀……」
あ、あ、それダメ、ダメだってば。
「ん…………ちゅ……」
キスされた。キスされてる。くちびる……やだ気持ちいい。もっと……あ、もう一回……。
「くちゅ……ん……はぁっ……」
頭がボーっとしてきた……。あ、舌……ふぁ……。
唾液って、ちょっと甘い……。
「せんぱい……」
あ、あれ? なんでボク、いつの間に壁に追いつめられてるの? タカオ先輩がちょっと怖
い。キスがきもちいい。タカオ先輩の手が、……え、手?
「あ……やぁっ……おっぱい……」
「大きい声出すな。聞かれるだろ」
「んっ……んんっ……ちゅ……れろ……」
べろの粘膜がじれったく擦れるだけなのに、なんでキスってこんなに気持ちいいんだろ……。
すごい、腰砕けそう。タカオ先輩の下唇をはむってはさむと、プルプルしてて感触がいい。唾
液でぐちゅぐちゅなのがすごくいやらしくて、奥まで舌を入れられるとほんとうに犯されてる
みたい。
乳首もいじられてる。ああ、いつのまにブラ外したんだろ……。タカオ先輩、指先器用だな
ぁ……それに、すごくやさしい触り方……。
「ん……は、あっ! く……」
硬くなった先っちょを、こりっ、って転がされて、電撃みたいのが芯に走った。痛いような、
くすぐったいような、よくわかんないけど、ち○ち○がぎんぎんになっちゃう。先っぽとろと
ろだぁ……スカート汚れちゃう。どうしよう。
「由紀、痛いか?」
「ううん……あ! く……ふぅん」
力、入んない……。タカオ先輩が、ボクの胸を舌で責めはじめた。ああ、ずるい……。濡れ
た感触で密着感が増して、しかもくちゅくちゅ甘噛みされたら、切なくなって大きい声でちゃ
うもん。うう……、ううう……。
「ん、……んはぁああああっ!」
「敏感なんだな」
ボクはくたっとなって、素直に頷いた。首に力が入らなくってがくがくする。
「じゃあ、次は……」
タカオ先輩が、”そこ”に触れた。
スカートの中に。指を、伸ばして。
「だ、ダメッ!」
ボクは飛び跳ねて、壁際から離れた。
「そこはダメ、絶対絶対ダメ死んでもダメッッッッッ!!!!」
大声で叫んだ。そそくさと衣服の乱れを直して、身を守るように自分の肩を抱く。
ボクは身体の震えを止められなかった。怖かった。こんなに怖がってたなんて、ボク自身す
ら知らなかった。びっくりした。
「由紀……その、だいじょうぶだ」
何が、だいじょうぶなもんか。
「見てもいいって言ったけど、触っていいなんて言ってない!」
心配そうに、そして困惑げにボクを見つめるタカオ先輩の顔が、涙でにじんだ。……なんだ
よ……。なんなんだよぅ。もうわけがわかんないよ。
ぽろっ、と涙の粒が転がり落ちる。その拍子に、ボクは背中を向けて逃げ出した。
304 :
276:2006/05/06(土) 11:17:47 ID:y9ELw+f7
つづく。
>>276 ナイスふたなり!!
後半戦楽しみにしております。
当方も同じお題で書いておりますが、全然エロくならないんで困ってます。
>>276氏ウラヤマシス。
…GJ!
それぞれの登場人物の気持ちがよく伝わってきて…。三角関係で…。
恋愛の空気感に切なくなります。276氏の実力おそるべし。
後編期待。
307 :
276:2006/05/11(木) 11:34:54 ID:YzkbD3jj
dクス
過疎ってる……orz
腰をやってしまってピンチです、復活したけど
今週中には後編投下します。オタノシミニ
276氏、お大事に〜。
つうか、このスレ、住人何人くらいいるんだ?
309 :
276:2006/05/13(土) 21:13:17 ID:pjnWMLUo
4
次の日から、ボクはタカオ先輩を避けるようになった。だって、だって、あんなことがあっ
た後で、どんな顔して会えばいい?
タカオ先輩は約束どおり、ボクのカラダのことは黙っててくれてるようだった。噂にもなっ
てないし、職員室に呼び出されることもなかったし。
ただ問題は、その、里佳のコト、な、わけで……。
ウソをつき続けるのは、訳もないことだよ? 部活はこのままずっと出ないで、フェードア
ウトしていけばいい。飽きちゃったー、なんて言ってね。一年経ってタカオ先輩が卒業してし
まったあと、そしらぬふりして部室に顔を出しちゃったりなんかして。あの日のことは、どこ
かに埋めるか冷暗所にでも放置して、きれいさっぱり忘れてしまえばいいんだ。そうすれば、
里佳は何も知らないまま、傷つかずに恋を続けられる。
――でももう、里佳を応援してあげることは、できないよね……。
タカオ先輩の気持ち、はっきり聞いちゃったし。
ボクはそれを、はねつけたんだ。
……傷つけちゃっただろうなぁ……。
ボクはウソつきだから、本心を隠して関係を続けるなんて造作もないことだけど。でも、こ
れ以上タカオ先輩の気持ちを弄んでいいのかなって、思う。胸が苦しくなる。
ウソつくのなんて簡単だけど、……でも、親しい人を騙しても平気ってわけじゃないんだ。
ボクのウソが巧くなったのは、自分を守らなきゃいけないから。ほんとは女のコじゃないけ
ど、女のコのフリしなくちゃいけなかったから。
女のコは男の子を好きになるものだから、いつも、好きな男子がいるフリをしてきた。
ほんとは女のコと付き合ってみたかったけど、友達になるしかなかった。
男子に告白されたこともあるけど、付き合うなんてできなかった。
エッチなことにすごく興味あるけど、そういうのとは距離をとらなくちゃいけなかった。
ボクが、フツウじゃないことを隠すために。
そんなボクのたった一つの避難所が、里佳だったんだ。里佳はずうっと昔から、ボクのカラ
ダのことを知ってる。知ってて、だけど友だちでいてくれる。貴重な存在。大好きな人。
なのに、ボクは里佳を裏切ってばかりいる。
タカオ先輩にほかに好きな人がいることを黙ってた。
それも、恋敵はほかならぬボクなんだってことを、秘密にしてた。
そして今、タカオ先輩との”事件”を、里佳の手の届かないところで処理しようとしてる。
……こんなこと、里佳にばれたらどうしよう……?
軽蔑されるよね。友達でもいてくれないよね。ボク、里佳と一緒にいたくて、ウソをつき続
けてたのに……。
里佳に嫌われたくない。
本当のこと話しても、ウソだってばれても、どっちも嫌われちゃう。残る手は、ウソの上塗りを続けることだけ。いつか絶対、ばれるのに。
……ばーか。ボクの、ばか。
授業が終わったらまっすぐ帰るだけ。帰ったら部屋に閉じこもるだけ。メールも見ないし返
さない。
落ち込んでる、みたいだ。
あー、もう、何これ? ボク、浸ってるみたいじゃん。ばかみたい。
……はぁ……。
ベッドにもぐりこんでダンゴ虫になってたら、母が階下からボクを呼んだ。友達が来てるら
しい。里佳だ……。きっと里佳だ。
そして思ったとおり、里佳だった。
里佳は、勝手知ったるふうでボクの部屋にずんずん上がりこんできた。ボクには拒否する手
段がない。部屋にカギ、ついてないし。追い返す口実もとっさに思い当たらなかった。
しょうがないので、より丸くダンゴ虫化していると、里佳が布団の隙間から覗き込んできた。
「…………由紀」
うう。
ボクは、逃げるようにベッドの上を転がる。
里佳は敢然、追撃してきて、あまつさえ布団にずぼっと頭を突っ込んできた。
「うわぁっ?」
予想だにしない攻撃に、ダンゴ虫は殻を捨てて退避。部屋の隅に縮こまった。
里佳はベッドの上から、ボクをじぃっと見つめている。じぃぃぃぃぃぃぃ。レーザー兵器み
たいだ。
「……り、里佳……?」
「由紀。タカオ先輩と何かあったんでしょ?」
ずばり、聞かれた。
「……ぐわ」
「もしかして、私をごまかせると思ってた? 悪いけど、由紀のことなんかお見通しだから」
追尾式のレーザー砲に狙い撃ちにされている。うう。里佳って、何でもわかっちゃうんだ
なぁ……。わかってくれちゃうんだ。
でも話せないことだって、ある。
絶対話しちゃいけないことも、あるんだ……。
ボクは下唇を噛んで、最後の抵抗を試みた。黙秘権の行使。ダンゴ虫戦術。
「……。ゆーきー?」
だけどその戦いは、圧倒的な破壊力を持つ里佳のレーザー兵器(視線という名の)の前に、
あっというまに敗北を迎えた。
「白状しろ」
「……えと、その、………………………………………………………………………………………
………………………告られた」
白状してしまった。ボクは里佳には勝てない。これっていわゆる、惚れた弱み、ってやつか
も。くそ、卑怯だ。
「向こうから?」
「うん」
「よかったじゃない」
「……本気で言ってる?」
「うん。私、由紀とタカオ先輩が付き合ったらいいのにって、思ってたし」
里佳はさばさばした感じで言った。
表情は、読めない。
「あーあ。そっかぁ。お幸せに」
「早とちりしないでってば。断ったよ」
里佳が、長いまつげをぱちくりさせた。
「ウソ。なんで」
「ウソじゃないよ。ボク、……他に好きな人、いるもん」
「へー……。初耳だなー。誰、それ?」
「……。里佳」
あーあ……。
言っちゃった。よりにもよって、一番言っちゃいけない相手に、一番言っちゃいけないこと
言っちゃった。うわあ。どうしよう。
里佳、里佳、……今、どんな顔してる?
「…………」
里佳はちょっと唇を尖らせて、むっとしたような顔をしていた。
「ふざけないでよ」
「ふ、ふざけてないよ」
「私、まじめに聞いてるのに」
「本気だよ」
「由紀のこと、親友だと思ってたのにな」
「ふざけてないってば」
「ふざけてるでしょ」
「……ふざけてなーいー!」
ボクは立ち上がって、大声で怒鳴った。頭に血が上って、耳がぐわんぐわんした。
「ふざけてないもん!! 本気だもん。救いがたいくらい本気だよ!!」
里佳は、でも信じなかった。
「由紀が好きなのは、タカオ先輩でしょ」
「違うってば!」
「もう認めなよ。タカオ先輩のこと、好きなんでしょ。そんなの、前から気づいてたよ。私が
いつから由紀のこと見てると思ってるの?」
前言撤回。里佳、やっぱりぜんぜんわかってない。さっぱりすっかりぽっかりうっかり気が
ついてない。もう、黙示録的に理解力洞察力推理力が皆無。全人類がこうなら文明崩壊レベル。
ばか。にぶちん。ばかばかばか!
「付き合っちゃえばいいのに。何か問題でもあるの?」
……そんなこと、言うんだ。
信じられない。
問題? 絶望的だよ。あがいてもどうにもならない圧倒的な難題が断崖絶壁のごとくそそり
立ってるよ。
「里佳……忘れたの? それとも忘れたふりしてるの? ボクの、……カラダのこと」
里佳とボクが出会ったのは、今よりもっともっと、ずっと子どものころ。小学校からの幼馴
染。あのころは第二次性徴前の裸をさらして、いっしょにお風呂に入ったんだ。「ゆきちゃん、
ち○ち○ついてていいなぁ、里佳もほしいなぁ」なんて、能天気でばかみたいなこと言ってた
んだ。
「ゆ、由紀……?」
「付き合えるわけないでしょ? ボクが! このボクが! 無理だよ、こんな変態みたいの、
誰が恋人にしたいと思うのさっ!?」
里佳がびくっと肩を震わせ、身をすくめた。ボクはその女のコらしい仕草に嗜虐的な興奮を
覚えて、さらに大声でわめき散らした。
「だいたい、ち○ぽついてる人間が、女のコ好きになっちゃおかしいわけ? ぱっと見が女の
コみたいだからって、中身までぜんぶ女のコだと思う?」
ボクはベッドににじり寄って、里佳の腕を上から押さえつけた。
もう、破れかぶれだ。
「い、痛っ……ちょっと、由紀っ」
ボクは構わず、強引に里佳を押し倒す。
安らかで温かい里佳の感触を、上半身で味わった。この制服の下に、里佳のみずみずしくっ
てふわふわで奇跡みたいに優しい曲線のおっぱいがあるんだ。めちゃくちゃにしてやりたい。
「……あ……。ゆ、」
「黙って。声、聞かれてもいいの?」
ボクは里佳に低い声でささやき、いきなり唇を奪った。
「! んぐ……っ!」
頭を押さえつけて、むりやり舌を入れる。歯をこじ開けて、とろとろの熱いスープに満ちた
奥の世界へ侵入する。甘い。でも、タカオ先輩の時とは違う甘さ。唾液の味って、人によって
違うんだ……。
「ん……ふ……くぅ……ん、ん、んんっ……」
ふふ。里佳、いい声出てる。ああ、もっとしたい。くちゅくちゅしたい。
ボクは里佳の口の中をいろいろ探って、反応のいいところを探した。下の歯ぐきの裏側を舌
先でえぐると、里佳はびくん! と背中をそらせた。
「……っ……っっ!」
ふっふっふ。弱点、見つけちゃった。
ボクはそのポイントを重点的に攻撃した。徹底的にやって、やって、やりまくってあげた。
里佳の舌を吸いつけて動きを封じ、えげつなく攻めまくった。里佳の腕からはいつの間にか力
が抜けて、逆に欲しがるみたいにカラダをよじりはじめてる。
「ふぁ……ゆ、きぃ……」
名残惜しむように里佳を解放する。
唾液が細く糸を引いた。里佳がとろーんとした目で、ボクを見上げてくる。
ふふ、可愛い。
ボクは今度は、里佳の手をスカートの奥へ導いて、自分のものを触らせた。
「ほら、こんなになっちゃってる。……里佳のせいだよ」
「……あぁ……」
耳を真っ赤に染める里佳を、追い詰めるようにささやく。
「どう?」
「か、……かたぃ……」
「好きだよ、里佳」
ボクのカラダがこんなだって知ってても、里佳は友だちになってくれた。好き。すごい好き。
大好き。なのに、どうしてわかってくれないの?
「ほ、本気なの、……? 由紀……」
「ほんとに気づいてなかったの? ボク、ずっと里佳のこと、いやらしい目で見てたのに」
でも、もういい。里佳とはずっと友達のままでもいいやと思ってたけど、でも、疑われてま
で気持ち偽っていられないもん。こうなったら、ボクの気持ちを里佳のカラダで教えてあげる。
それで今までの関係が壊れたって、もう知るもんか。
――今までの関係?
はっ! あははは! そんなの、もうとっくの昔に壊れっぱなしだったのにね。三人でこん
ぐらかって。本音かくして。ウソばっかりで。
ボクは残酷な気分になって、容赦なく里佳のぱんつに手をかけた。
「やっ……由紀!? ちょ……や、やめて」
「拒絶するんだ? ふぅん? ずっと応援してあげてたのに。拒絶するんだ。ふぅん」
ボクはいじわるな顔をして、唇をぺろりと舐めた。
「それなら、せんぱいとの仲、めちゃめちゃにしてやる」
「由紀……?」
制服の上から、里佳の胸をぎゅうっとつかむ。里佳はスレンダーなくせにおっぱいばっかり
大きくて、いやらしいカラダをしてる。ボクは憎らしくなって、指で乳首を探り当てて、わざ
と乱暴につねった。里佳が鼻にかかった声で、痛い、やめて、痛い、と首を振る。まるで、も
っとして欲しいみたいだ。
ぞくぞくする……。ふふふ。
「里佳こそ、タカオ先輩のこと好きなくせに。ほんとはタカオ先輩にこういうことされたいく
せに。あーあ、残念だったねー、里佳の初めては、ボクがもらっちゃうね」
里佳がはっと息をのんで、カラダを固くした。ボクは里佳のあそこに指を滑らせた。
ぬるぬる、だった。
ふわふわした毛の下に、ぼったりした肉びらがあって、そこをそうっとなぞると、里佳がビ
クン、ビクンって顎をそらせる。ボクはその狭間に指をめり込ませ、くちゃっと開いて、目を
近づけてじろじろ眺めた。
「やっ……! みないでぇ」
「可愛いよ、里佳の」
外の花びらは濃い紅色で、その中にきれいなピンク色の孔がぱっくり開いてる。クリトリス、
小さくて可愛い。ボクは愛しくなって、クリちゃんを舌で弄んだ。
「あ・あ・あ、や……ゆき、あ! ふっ……ああああ!」
里佳の太ももにぎゅっと力が入る。ボクはそれを腕で無理やり押さえつけて、さらに激しく
舌で責めた。舌先を硬くして転がし、つんつんして、ちゅっと軽く吸った。舌を平べったくし
て撫でるように蹂躙した。里佳は半狂乱になって悶えた。可愛い。里佳、可愛い。
「や、もぉ……きもち、よ、すぎ、る、ゆ、きぃ……」
里佳の太ももが、くたっとなってる。汗のにおいがする。ボクは里佳の腰を持ち上げて、見
せつけるような体勢にしてから、さらに里佳のおま○こに舌を差し込んだ。
「ひっ……!」
ほら、入ってるよ? 恥ずかしいところ舐められちゃってるよ、里佳? エッチなことされ
て、いっぱいへんなお汁が出てきてるよ? べちょべちょになっちゃってるよ?
「や、……あ! い、……ふ! あ、あひ、ふぁ……いっっ、ぐぅああああああああああん!」
ビクビクッ、と里佳の腰が震えた。ひざの裏がじっとりと汗でぬれている。
イッたんだ……。
里佳、ボクにおま○こイカされたんだ。
「はぁ、はぁ、……由紀……」
ああ、こんな可愛い表情の里佳、みたことない。満足げで、色っぽくて……。
ボクは制服のスカートとぱんつを脱いで、カチコチに勃起したち○ぽをさらけ出した。ボク
も興奮してるみたいだ。里佳がびっくりしたような顔でボクのち○ち○を見つめてる。
「……え……ちょ、……おっき……」
「にげちゃだめ」
ボクは里佳の肩を押さえつけた。里佳のあそこに、ボクの先っちょをそっとあてがう。熱く
てぬるっとした感触が、震えがきちゃうほど気持ちよかった。この温かくって密着感抜群のも
のに、全体が包み込まれたらどんな感じだろう。きゅって優しく締め付けられたら、こらえき
れずに爆発しちゃいそうだ。ああ、挿れたい。里佳の中、犯したい。
「里佳、挿れちゃうよ。ほんとはタカオ先輩が好きな里佳のおま○こ、べつに好きでもないボ
クのち○ち○で犯しちゃうよ。あははは」
「由紀……」
里佳がボクを見上げる。涙目だった。でも泣いても許してなんかあげない。ボクの気持ちに
気づかなかった罰だ。ボクの言葉を信じなかった罰だ。泣かしてやる。
「後でせんぱいとするとき、処女じゃないって気づかれたら、言い訳するといいよ。幼馴染の
女のコに、やられちゃいましたって。部屋に上がりこんだら襲われて、好き放題におま○こ犯
されましたって!」
「由紀……由紀!」
里佳は悲しそうな顔で、下唇を噛み締めた。ぎゅっと。血が出そうなくらい。それで、唐突
に身を起こして、なぜか、ボクを抱きしめた。
ボクの頭を、胸にかき抱いて。
髪を、優しく撫でたんだ。
「由紀……ごめんね、由紀。……私も、由紀のこと、大好き」
ふいに、ボクの中で何かが壊れた。勢いを、かたくなさを形作っていた何かが致命傷を負っ
た。奇襲だった。
ボクはわけもわからずに泣きたくなった。
まだボクの性器が勃起していることがむしょうに悲しかった。
胸の奥から熱いもの、性欲なんかとは違う純粋でキレイで危険な感情が噴き出してきて、ボ
クは激しく動揺し、里佳を突き飛ばした。
「……帰って」
ボクの声は掠れて、低く、困惑していた。
里佳がボクに、何かを言おうとした。ボクはかっとなって、枕を投げつけた。帰れ、帰れ、
とわめき散らし、ぱんつを投げつけて、部屋から追い立てた。里佳は落ち着いてとか、気にし
てないからとか、そんなようなことを口にしていたけど、ボクは聞く耳を持たなかった。
誰もボクの気持ちなんてわかるものか。
同情じみたことなんか口にしないで。ウソで好きなんていわないで。ごめんね、なんて偽善
的なこと言わずに、黙って強姦される被害者になっていればよかったのに。わかってない。や
っぱり、里佳はなんにもわかってない。
独りの部屋で、ボクはひざを抱え、ドアに背を預けた。
ものが散らかって、めちゃくちゃだった。
長い時間、そのまま放心した。ふと、力ない笑いが出た。
「はは。あははは……」
どうしてボクはこうなんだ――もう、何度そう思っただろう。
ボクには男性器と女性器の両方がある。
だけどボクは、男にも女にもなれる存在じゃない。
男にはなれず、女であることもできない、ひとりぼっちの性。
それが、ボクなんだ。
315 :
276:2006/05/13(土) 21:24:54 ID:pjnWMLUo
しまった、続いてしまった……。
もう誰も読んでないかもしれない orz
good job!!いやgod job!! 乙でした。
ナイス心理描写。読んでいるうちにすっかり没入してしまっていました。
なんて萌えるんだろう。
誰も読んでないなんてとんでもない、続きが楽しみです。
ものすごい正直に言うとあんまし期待していなかったんで流し読みしてたんですが
途中から引き込まれてきて、最終的には3回ぐらい読み直しましたよ。
かなりツボにはいりましたGJ
続き楽しみにしてます
318 :
276:2006/05/16(火) 11:34:18 ID:On/MtjVv
つД`)人の優しさが身にしみるぜ…
次で終わらせるとも 待っておくんなまし
今までロムっていたのですが
勇気を出してイラストUP致しました。((( ゚Д゚)))
スレの中の「純愛系」と「男も出して」を念頭に置いて
描いてみました。耽美です・・orz
個人的に小説(SS)の挿絵は
モノクロのほうが自分はしっくりくるので主線のみですが;
>スレの中の「純愛系」と「男も出して」(のキーワード)
を念頭に置いて
でした。失礼;
321 :
319:2006/05/19(金) 20:19:58 ID:4fegl50o
322 :
276:2006/05/19(金) 20:33:27 ID:cHaY2stS
む、新絵。乙です。そしてgjです。
あんまりえろくない……? けど、雰囲気があって、いろいろ物語が浮かびそうですね。
なお、リカタカオボク、の続きは現在 __φ(ФдФφ)カタカタカタカタ 絶賛執筆中。
スレに新しい風がががが・・・( ゚∀゚)
耽美エロス!!
ちょいリアル系で超ウマウマ
324 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 01:51:10 ID:GstdKpmD
ほしゅ
そして1週間後、またほしゅ
続き書きかけの作家さん、生存報告きぼんぬ。
>>87様
>>276様
入院中
とりあえず49が名無しで何度も書き込んでいるのがうっとおしい
と何度も書き込もうか書き込まないか悩んだ末、ついに書いちまった俺
そうか、ウザイか。ならば去ってくれ。
325は俺だがその前は316だ。嘘じゃねえ。
マジで腰の手術しなきゃイカンようです。
なんかやベー感じするなとは思ってたけど…。
この年になって痛みで泣くとは思わなかったですよ。
なんか、ナースに下野家剃られちゃうみたい。
えっと、それなんてエロパロ?
トリップの正しい使い方を覚えますた(照
メイン絵師だった85も去り、メイン文師だった87も去り
勢いのある新人だった276は入院中。
特に気にしてはいなかったが、49の発言も最初の方から読んで見ると明らかにイタいし。
比較的最初の方から見てた自分には辛い現状ですね。
そうですか。掘り起こして保管庫立ててがんばってきたつもりですが、
うっとおしくて、痛いですか。
じゃあ保管庫も消しますかね。
今までの言動は痛いとは思わなかったけど、
その言動は痛い。
荒らしと同レベルで言い合ってどうすんだ。
盛り上げようと思って絵も描いたしサイトもやってきたし
悪口言った事もないのに急に色々言われてどうしたらいいかわからんよ…
つ【ローカルルールの一番最後の行】
新参者があまりでしゃばるのは好ましくなかろうと思って
ロムっていましたが、自分も叩かれる覚悟で出てきますた。
49さんは自分には真似できないようなマメさで立派です。
ここは2ちゃんなのでいわれの無い中傷は流してしまうが吉ですよー
276さん腰は大丈夫でしょうか。ゆっくり養生してご自愛ください。
文章楽しみにしてます。
ここは他より時間がまたーり流れてる精神と時の部屋
絵も文ものんびり待ちませんかー
そーですねー、のんびり待っていただけるとありがたいですー。
49氏には感謝してますです。保管庫見て「あ、俺もやろうかな」と思いましたし。
みんな優しいので俺でも書いてもいいのかな、とか。
だいぶ腰もよくなってきたし、そろそろ書いてさしあげねばー。
そろそろ保守
339 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 18:36:28 ID:TG+SjTDo
対圧縮保守 & age
文師が絵を好き勝手に解釈するんじゃなくて、共同作業として絵師と文師が同じ方向を向くような感じを期待してた。
残念だ。
いっちょまえ馬鹿
とりあえず保守
344 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 10:49:08 ID:rLUJTYFY
圧縮回避age
345 :
276 ◆kEbG6rosEA :2006/07/13(木) 15:44:48 ID:4YdgM4cE
ハードディスクぶっ壊れ保守
落ちない限りは機能してる事になっているはず
誰かが描いて、誰かが書く。
>>346乙。
まだ描く人いたんすね。
私もまた、ちょいちょい描いてみます
346さん、投下GJです
勇気をだして、
>>321さんの絵に、文をつけてみました。
エロくないし、下手なものです。ごめんなさい。
眠りの森のお姫さま」
================================
悪い魔女の呪いをかけられたお姫様。
イバラの森に囲まれたお城で、ただ眠り続けることになりました。
何人もの男たちが、姫を呪いから救おうと、イバラの森に挑みました。
でも、誰一人かえってきません。
みなイバラのトゲが刺さって、死んでしまったのです。
そして呪いがかかってから百年目。
ようやく現れた王子さまのキスで、お姫さまは、長い眠りから醒めました。
すべては、予言どおりでした。
=================================
「呪いをといてくれたのは、ウレシイんだけど…
どうして私、下着をつけてないの?」
「そのように瑣末なことは、私の知るところではない。
ここはとりあえず、婚礼の話をしようじゃないか。」
「待って、あんたホントに王子様なの?
すっごくビンボくさい格好してるんだけど…」
「百年たてば、人の装いも変るもの。
今はカジュアルが貴人の慣わしなのだ。
で、婚礼の日取りなのだが…」
「なんであんた、そんなに結婚にこだわんのよ!!
あたしにだって、選ぶ権利はあるのよ!」
「ひとつ、たいへん言いにくいことがある。」
「何よ!」
「私がここ来てから、じつはもう一ヶ月もたっている。
すぐに口づけをする心積りだったのだが…
姫のナイスバディに、つい…」
「まさか、あんたっ!!」
「セクフレから始まる恋もある。」
「よくも、嫁入り前のカラダをっ!!
この人でなしっ!!」
「あー、そんなに興奮してはいけない。
またまた、言いにくいコトなのだが…
姫のカラダは、もう姫だけのものではないのだ。」
「そんな…。」
「カズノコ天井とは、まさに姫のこと。
姫の美しさもあって、思わず三発、四発と情交を…
うかつにも、コンドームを切らしておってな。」
「でも妊娠決定ってコトじゃないでしょ…?」
「妊娠判定シールを使ってみた。
むろん確定には医師の診察が必要だが、まず間違いない。
この一月というもの、ハメにハメまくってしまったのがいけなかった。
だから責任をとって、婚礼をだな…」
出来ちゃった婚なんていやよ!!」
「今は、おめでた婚という。」
「知らないわよ、そんなこと!!
人の体を勝手に弄んでおいて、結婚なんてとんでもないわ!!
あんたみたいのを、サイテー男っていうのよ。」
「そこまで言うのなら、私にも言いたいことがある。」
「なによ!!」
「姫のナニは、真っ黒だった。」
「!!」
「処女でなかったコトは、良しとしよう。
二十歳で処女というのも、常識的にありえない。
しかし、あれは黒すぎる。
風俗通の私から見ても、いささか目に余るものがあった。」
「ひどい…女の子に向かって、黒いだなんて…」
「えっ、でもそれは自業自得では…」
「ひどすぎる…はじめてだったのにぃ…」
「ああ…姫よ…そんなに泣くな…じっさい見てみたのだが…」
「呪いをかけられていたのよ…
カラダに少しぐらい変化があっても…当然じゃない…
それをヤリマン扱いするなんて…ひどいわ…ひどすぎる…」
「しかし、ハメたときのインプレッションでは…」
「レイプしといて、なにがインプレッションよ!!
こんなのセカンドレイプだわ!!
あんたみたいなヤツは鬼よ!!
ぜったい訴えてやる!!」
「いや…その…あの…」
「なによ!!なんか言いたいことあるの!!」
「責任をもって一生面倒をみさせていただきます…ハイ…
ですから、おめでた婚というで何とか…」
「じゃあ、とりあえず念書を書いて。
口先だけじゃ、信用できないわ!!」
「……」
=================================
それから王子さまとお姫さまの結婚式が祝われました。
新婚旅行は、カナリア諸島の高級リゾートビーチ。
新居は新築の都内高級マンション、300平米。
おそらくは、カラダの相性がバツグンだったのが、良かったのでしょう。
それに、子供は夫婦のかすがいです。
スッタモンダはありましたが、ふたりは死ぬまで仲良く暮らしました。
王子さまが、一生お姫様の尻にしかれたのは、言うまでもありませんね。
おしまい
意外と萌えた。
会話のテンポがいいね。
幸せそうで何よりです。
356 :
319:2006/07/16(日) 18:46:38 ID:9LX6Mpzw
>>349さん
ワラタwww こういうコントのようなノリのお話好きですよー。
文章つけていただいて有難うございます〜
誤字脱字だらけで、お恥ずかしいかぎりです。
というか、薄目でご講評いただいた寛大さに、感謝するばかりです。
349でした。
いや面白かったよ。
んで結局お姫様は処女だったの?処女じゃなかったの?
359 :
50:2006/07/18(火) 02:36:52 ID:ylh/JjLK
>>349さん
エロ分は少なめだけど、キャラクターが絵とバッチシはまっててイイ
>>319さんの絵もレベルが高くてビックリ!別の絵も見てみたいよ!
>>49さんお久しぶりです。なんか途中でつらい思いをされたり、
このスレもほとんど孤軍奮闘のような状態にさせてしまって
本当に申し訳ないm(_ _)m。
お詫びになにかSSを投下できればよいのですが、なかなか
そういうわけにもいかず、すいませんです。
勝手なお願いですが、是非これからもガンバッテください。
SS投下とまではいかなくても、名無しでなるべく感想など入れるように
していきます。
85さん、引き続き直球マ○コを是非!
276さん、腰の具合いかがですか?、
ナースに下の毛剃られてパワーうpしたSS待ってるよ
>>350 すげー笑ったw
こういうノリ好きだわw
361 :
276 ◆kEbG6rosEA :2006/07/20(木) 04:37:39 ID:qXnOPyIS
ものすごい個人的な事情で申し訳ないですけど、仕事がやたら忙しくて精神的に余裕がないんです……。
いちおう文章書く仕事なんで余計に。
ちょこちょこと書いて貯めてた分もHDクラッシュで持っていかれちゃうし……。ガクリ
あ、腰はいまのとこ平気です。
>>350 GJ! GJ!
ひさしぶりに笑ったー!
ほしゅ
ほしゅ
364 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 13:30:24 ID:7JvJR6Wl
ほしゅ
hosyu
366 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 14:20:10 ID:AY/cue2Z
ほしゅage
367 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 18:08:34 ID:q5hVjB0U
ほしゅしゅ
ほしゅ
ほしゅあげ
hosyu