945 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:08:56 ID:dAyhuCa4
それでもオスカルの表情は曇ったままだ。
「謝らなきゃならないのは、おれのほうだ。おまえにこんな真似をさせて…」
一瞬おいてアンドレを見上げ、オスカルは眉を吊り上げた。
「まったくだ!」
と言ったかと思うと急にうつむき、怒りながらはにかんだような表情になって続けた。
「…ずいぶん…勇気が要ったんだぞ。これでも嫁入り前だからな、一応。」
そう言い終える頃にはいつものオスカルに戻ったように見えたが、少女のように胸を腕で
覆っている姿が対照的で妙に艶めかしい。
「うん、すまない…」
「謝るより、労ってほしいものだな。素面ではいられなくて、いつもの倍の勢いで
ブランデーをあおるはめになった。」
そう言ってオスカルは「ふふふ」と笑ったが、一瞬の沈黙のあと再びうつむいて、
小さな声で何か言った。
「……るから」
「え!?」
今度はアンドレを見つめながら言い直す。
「あいして…いるから! そうでなければ、ここまでできなかった…」
946 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:09:34 ID:dAyhuCa4
突然の愛の告白だった。アンドレにとって、今夜は驚くべきことが矢継ぎ早に起こって、
思考も心も混乱している。
「オ、オスカル…今、なんて…!?」
アンドレは思わず半身を起こした。オスカルも胸元を毛布で押さえながら、起きあがった。
「何度も言わせるな。…いや…遅くなってすまない。本当は、もっと前から自分の気持ちに
気がついていたんだ。だけど、どう切り出したらいいかわからなくて…。
それに、おまえがまだわたしのことを想ってくれているのか、不安だったんだ…。」
「あんなことをしてしまってから、おれは確かに自分の気持ちを極力押し殺すように
していたかもしれないけれど…」
「それに…おまえは例えわたしを嫌うようなことがあっても、それをあからさまに
態度に出したりはしないだろう?」
「さあ…おまえを嫌いになるおれがいるとしたら、そいつはニセ者だと思うがね。」
「冗談を言ってる場合か。だから…おまえはいつも静かに、当たり前のようにそばに
いてくれるから…。愛していると確信した瞬間から、おまえを失うのが怖くなった。
もしかしたら、もう気持ちが変わっているかもしれない。それなのに、いまさら
『愛している』と言ったら、わたしの前からいなくなってしまうかもしれないと思った。
長い間おまえを苦しめておきながら…わたしはずるいな。でも、傷つくことより、
おまえを失うことのほうが何倍も恐ろしかったんだ…」
「オスカル…何度でも言おう。愛しているよ。この気持ちが、揺らぐことはない。
だが本当に、おれでいいのか?」
「おまえでなきゃだめだ。わたし一人では前に進めない…」
947 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:10:19 ID:dAyhuCa4
二人の瞳からは、涙があふれていた。アンドレはオスカルの背中に腕をまわし、抱き寄せる。
想いの届くことも、この腕に抱くことも永遠にないのだと諦めかけていた。
涙でひとすじ貼りついている金の髪をそっと取り払い、唇を重ねた。
「ああオスカル、愛しているよ」
「アンドレ…わたしのアンドレ…」
髪に長い指が差し入れられ、くすぐったさとも快感とも表しがたい感覚がオスカルを襲った。
そして、再びくちづけを交わす。さっきより、長く、熱く…。
この唇…誰のものでもない、この唇をわたしは求めていた。長い片恋いに苦しんでいたときも、
強引に告白されたときでさえ、この唇はやさしかった…。いまはさらに…。
髪を撫でながらアンドレの唇はオスカルの額、頬をたどり、耳の形をなぞった。
「あっ……」
とくん、と下腹部が鼓動したように感じ、思わず声が漏れた。彼の動きが一瞬止まる…吐息が熱い。
唇はそのまま首筋をおり、そのまま何秒か動かずにいたが、彼はゆっくりと顔をあげた。
二人は見つめ合う。
オスカルの右手がアンドレの左耳の上あたりを確かめるように触れた。
「ここにこぶが出来ていた。大丈夫か?」
「あ、本当だ。まったくドジったな。このくらい大丈夫さ…さて、おれは戻るよ。
今夜はいい夢が見れそうだ」
アンドレはそう言って背を向けた。
948 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:10:49 ID:dAyhuCa4
「えっ…!?」
緊迫感ともせつなさともいえない空気が二人を包む。
「もう少し…いいだろう!?…少し飲んでいかないか?」
「…今夜、これ以上ここにいたら…おれは自分を押さえる自信がない。」
「……!!」
彼の斜め後ろからわずかに見えてしまった男の部分の変化。濡れた衣服を脱がせたとき、
一瞬だけ見たそれとは明らかに様子が違っている。一度そうなってしまったら、
吐き出さずにはいられない…と聞いたことがある。
「服はまだ乾いていない…か。」自分の部屋に戻る手だてを考えている様子だ。
「…アンドレ!」
「ん?」
「その…あの…いい…ぞ。」
「え!?」
「あの…我慢しなくて…いい。その…わたしを…」
「オスカル、それは…」
抱いてもいい…と言っているのか!? アンドレはまだ信じられない。
「急にこんなことになって、わたしも混乱している。だけど、おまえを愛しているのは確かだ。」
「…無理しなくていい。恥ずかしい話だが、このくらいなら何度も押さえてきた。
何しろ年季が違うぞ、ははは。」
無理に笑ってみせたが、オスカルは続ける。
「…もう、おまえを待たせない。今まで手に入れ損なった時間を、これ以上増やしたくない。」
949 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:11:50 ID:dAyhuCa4
フランス全土に広がらんとしてしいる、新しい時代を予感させる地響き。
口にはしていないが、互いの身体が抱えている爆弾…。二人にはあまり時間が残されていないのを、
本能的に感じてはいた。
「オスカル、いいのか、本当に…」
「明日になったら気が変わるかもしれないぞ。」
そう言いながら彼の左肩に手を置き、背中越しに右の首筋におそるおそる口づけた。
「オスカル…」
アンドレは身体をオスカルの方に向き直し、彼女の両肩に大きな手を置いた。
一瞬びくっと震えたのがわかった。でももう…止められない。軽く唇を合わせ、
彼女の胸を覆っている毛布をそっと引き抜くと、真っ白な上半身が現れた。
「あっ…」
オスカルは慌てて腕で胸を押さえ、その長い髪を前の方に引っ張って、懸命に隠そうとしている。
「恥ずかしいのかい…?」
頬を真っ赤に染めてうつむくオスカルの答えを待たず、両の手首をやさしく捕らえると、
形のよい乳房が現れた。
950 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:13:10 ID:dAyhuCa4
「いや…」
「きれいだよ、オスカル…すごくきれいだ。こんな色の小さなばらをどこかで見たことがある…」
そう言って両の手のひらで乳房を覆った。
「ああっ…」
最初は触れるか触れないかの程度にそっと。下から上にやさしく揉み上げていくと、
オスカルは小さく喘ぐ。ほんの少しの間に乳首は硬く立ち上がり、その存在を主張した。
「ばらが…かわいい蕾になってしまった…口に含んでもいいかい?」
「ばっ、ばかっ…そんなこと訊く…はぁっ…!」
アンドレの唇はその蕾を捕らえ、何度もついばんだ。蕾の根元をなぞるように舐めたり、
時に強く吸い上げたり。右手は髪の毛に差し入れられ、左手は乳首を転がしたり、
強弱をつけて丹念に揉みしだいた。
「アンドレ…アンドレ…」
愛しい男の名を呼びながら、呼吸はどんどん速くなる。甘い疼きに上半身を支えられていられなくなり、
敷物のうえに倒れこんだ。されることは初めてのことばかりのはずなのに、
どうしてこんなに反応してしまうのだろう。
ベルサイユでは王宮の片隅で、森の中で、貴族同士の睦ごとを目にしてしまうことも多かった。
互いに夫も妻もある身の者でさえ、臆面もなく、淫らな声をあげて…。
勤務の合間にそういった光景に出くわすたびに、吐き気のする思いをしてきた。
それなのに、今は…。
アンドレの唇はみぞおちをたどり、オスカルの叢のあたりに近づいた。下腹部の疼きが止まらない。
951 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:13:59 ID:dAyhuCa4
「ま、待って…」
「ん…じゃあ…脚を少し開いて…」
やっと開けられたのは、アンドレの片手のぶん。ふと見ると、彼のものはさっきよりもずっと、
大きく、首をもたげていた。まるで、別の生き物のように。
「アンドレ、どこまで…大きくなるのだ…それは…」
「こわい…かい?」
「だって…」
「確かめてみよう…か。」
「確かめる、って、何を…ああっ!?」
アンドレの指が、オスカルの秘めた部分にあてがわれた。花弁だけでは湛えきれず、
蜜があふれ出していた。
「オスカル…もうこんなに…」
「なっ…ああっ…」
長い、節くれのある指が花弁を左右になぞる。指が動くたび、オスカルは小さい悲鳴をあげた。
「ああっ、アンドレ…いや…あ…」
「嫌…かい?」
「い、嫌じゃない…だけど…」
恥ずかしさに、目の淵まで真っ赤に染めているオスカルが、愛しくてしかたがない。
もっとおまえを悦ばせたい…。アンドレの指先が、とうとう一番敏感な部分に触れた。
「はああっ…いやっ…い…や…」
小さな頂を擦り上げ、円を描くように愛撫した。
952 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:14:28 ID:dAyhuCa4
「指を…中に入れるよ…」
充分すぎるほどそこは潤っていて、すんなりとアンドレの中指は入っていった。
とはいえ、指一本がやっとだ。ゆっくりと出し入れしてみる。
「大丈夫?」
「ああ、だいじょう…ぶ……ああっ!?」
中指を動かしながら親指で頂を刺激され、オスカルは理性と快感の狭間を行き来した。
「アンドレ、た、助けて…ああ、もうだめ……はうっ」
びくびくっと全身が震え、オスカルは果てたようだった。彼女の中に入れたままのアンドレの指は、
体内の小さな痙攣を感じている。荒い呼吸をしながらオスカルは眼を開けた。
「達した…みたいだね…」
「恥ずかしい…アンドレ…。本当にこれはわたしなのか!? こんな…こんな…」
「それが本当のおまえだよ。恥ずかしがることはない…」
そう言って彼は額に小さな口づけを落とした。いつの間にか、両脚の間に彼の身体があった。
「あ…」
彼の男の部分はさきほどよりも張りつめ、先端は濡れているようだった。
生身の男性器を見るのが初めてのオスカルでも、それが苦しげに反り返っているのを感じ取った。
953 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:15:06 ID:dAyhuCa4
「オスカル…おれ、もう…入れて…いいかい?」
こくん、と頷くのがやっとだ。本当は、怖い…怖くてしかたがない。
「本当に、入るのか!? そんな大きな…」
「少しずつ、するから…」
怒張の先端を花弁にあて、溢れている蜜を塗りつける。そのたび、オスカルの腰はぴくん、と
小さく跳ね上がった。再び、今度は花弁の中心へあてがい、押してみる。が…きつい。
「力、抜いて…行くよ…」
アンドレはさらに蜜を足し、少しだけ腰を進めると、オスカルの小さな悲鳴とともに、
頭の部分が収まった。
「…すまない、痛いかい?」
そう言うアンドレも苦しげだ。
「大丈夫…だか…ら。」
オスカルは言葉とは裏腹に、眉をしかめ、唇を噛んでいた。刀傷とは違う、身体が裂かれたような痛み。
だけど…。切なそうなアンドレの表情…。早く、ひとつになって悦ばせたい…。
「動かすよ…痛ければ、止めるから…」
アンドレは少しずつ、腰を前後させた。そのたびオスカルが息を呑むのがわかる…が、
もう止められなかった。抽送をくり返し、やっとアンドレの全てを飲み込んだ。
954 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:16:43 ID:dAyhuCa4
「全部…入ったよ…オスカル…」
「よかった…アンドレ…愛してる…愛してる」
「オスカル…おれのかわいいオスカル…」
アンドレの動きが速くなる。貫かれた痛みは段々と薄くなっていた。
体内を行き来する、彼自身が熱い…。鈍い痛みと熱さの中に、時折快感の萌芽のようなものを
感じ始めていた。
「オスカル…おれ…もう…」
愛しい人の名を呼びながら、彼は果てた。
オスカルは自分の体内で彼自身が何度か脈打ち、熱いものが放たれたのを感じた。
「だいじょうぶか…? すまない…痛かったろう?」
オスカルは微笑みながら、首を振った。
「おまえとひとつになれて…うれしい…」
弾む息の中で自分を気遣い、全身で愛してくれた男が愛しくてしかたなかった。
いつもの穏やかな笑顔の下に、こんなにも男が隠されていたのだ。
そして、軍服を着て剣を持つ自分の中にも、こんなにも女が秘められていたことを知った。
955 :
まな板鯉:2006/03/13(月) 00:17:30 ID:dAyhuCa4
「自分でする」とオスカルは言ったが、アンドレは自分の吐き出した精を拭い取ってやった。
「さすがにここでは暑いな。」
「まったく…さっきまで凍死しそうだった人物とは思えないほど、おまえ自身が熱かったぞ。」
アンドレはオスカルを抱き上げてベッドへ運んだ。ひんやりとしたシーツが、二人の火照った身体を包む。
オスカルはアンドレに身体を預けて、鼓動の音を聞いていた。
「懐かしい…香りがする…。わたしの戻るべき場所はここだったんだ…」
「オスカル…」
「おまえに告白する決心をつけるために、ここへ来た。一人で来るつもりだったけれど…
おかげで手間が省けたな」
「…おれはこれまで随分手間取ったぞ。」
二人はくすくすと笑った。
「待っていてくれてありがとう…。ずっとわたしのそばにいてくれるか?」
「おれの行くところがほかにあると思うのか。」
今夜、何度目かわからない口づけを交わした。心地よい、甘い時間…。手放したくない…。
しかし、二人やその大切な者たちが飲み込まれる革命の炎は、すぐそこまで来ていた…。
---Fin
いつも思っていた
なぜこの男が傍にいるのか
その答えがこのことだ
神が仕組んだ悪戯
最初は男同士から
時が経ち
それぞれが互いの性を意識する
自然の摂理
全てそこへ回帰する
もう離れる事は無いはず
死が二人を分かつまで
まな板鯉タン
乙
よっかたよー
dです
まな板鯉タン完結おめ
OA愛が感じられたよ 冷めたところが無いのが良いね
ゆーっくり丁寧に読ませてもろたです
お疲れ様した
乙でつ。
絵勝ったよ。また投稿まってるから
ヘタレエロはなごむ。ええのう
また投下しちくり
春は眠い。よって鬼畜もタノム。
まな板鯉たん乙っす!
なんか知らんけど和んだ
チソチソの描写よかったスまた書いてくだたい
963 :
まな板鯉:2006/03/14(火) 01:37:42 ID:5enATE+U
みなさま温かいお言葉ありがとうございまつ。
冗長だったり逆に説明が足りなかったり誤字脱字…とお恥ずかしい限りです。
叩かれるの覚悟、まな板の上の鯉になったつもり(謎)で書いてみました。
しかし、消耗するもんすね…。
緊縛タン、あなたのがまた読みたいです。帰ってきてー。
>>963 恥を恐れないその心意気や、よし!
ヘタレでも何でも、作品の投下されないスレに
投下しようという職人はいない
チミが緊縛タンのお作を読みたいのなら
ドンドン書いて投下するのじゃ
まな板タソ乙!カワイイOAでよかったおー
また書いてね
もしO様の愛が偏っていたら・・・OAは互いにどんなふうにお互いにみえるのか?
・・・というわけで、天然お嬢様のO様はどこまでも突っ走ります・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アンドレから見た場合・・・
長年、お嬢様という存在と付き合ってきたが、やはり恋人となると
俺でも知らない面がでてくるんだな。
最近、アンドレは愛しい恋人への見方を改めるようになった。
(だって、彼女の愛は、とっても偏っているんだ・・・呆れるぐらい・・・)
夜這いならぬ、朝早くオスカルが俺の部屋に入ってきた。
俺は、よほど寒い時以外、いつも裸で寝ているから、急に来られると、
起きて迎えるわけにいかない。
「起きられなくて、すまない。」
彼は、ベッドの上の薄いシーツを指さして、謝った。
下は、裸だという意味だ。
「かまわない。私が突然来たんだから。」
普通の恋人同士なら、ここで優しく朝の口づけを交わして、愛の囁きを始めるものだろうが・・・
俺の金髪碧眼の美女は、ちょっと・・・いや、かなり変った朝の挨拶が好きなんだ。
俺のベッドに腰をかけると、突然俺自身を優しく指で触り始め、語りかけだした。
「昨夜はすまなかった。おまえが私を求めていたのは、分かっていたのだが・・・
とても疲れていて、眠かったんだ。」
今にも、俺のなにに口づけせんばかりだ。
いくら鋼鉄の自制心が自慢の俺でも・・・ここまでされたら・・・自制心も揺らぐというものだ。
すぐに俺自身は反応を始め、オスカルは嬉しそうに微笑んだ。
「そうか!機嫌が直ったのだな。よかった。おまえが気を悪くしたのじゃないかと心配だったんだ。」
オスカルの息がシーツを通して感じられそうだ。
そろそろ挨拶も切り上げて欲しいのだが・・・
もちろん情熱的な挨拶を俺が嫌うわけもない・・・が、度を越すと苦痛だ。
俺は、ベッドに起きて、彼女の腕を掴み、彼女の身体を俺に引き寄せようとした。
素直に引き寄せられてくれるのだが、俺の敏感な場所への指先の愛撫は、
とうとう手のひらで、撫で回すようになっていった。
「・・・うっ・・・オスカル・・・朝っぱらから・・・刺激的なのは勘弁してくれよ・・・」
俺の首に片腕を回した彼女は、からかい気味に答えた。
「でも、この間おまえが私に言ったんだぞ。俺自身には優しくしてくれって・・・
私はおまえの忠告を守ってるだけだぞ。」
「・・・そ、それはそうだが・・・ああ・・・オスカル・・・我慢できなくなるじゃないか?」
濡れたように輝く唇が俺の頬に軽くキスをして、さらに移動して、首筋にまでキスの
雨を降らし始めた。
キスのあいまに、彼女は囁いた。
「おまえの反応はとても素直で好きだ。おまえ自身にもキスしてやろう。
だって、ここにもして欲しいのだろう。正直に言えよ。」
彼女の手が、俺自身を強く握った。
「・・・して欲しい・・・でも、もうそろそろ起きないといけない時間だ・・・
おまえの部屋にも侍女が来るだろう・・・うっ・・・そんなに強く触るな。」
「それでは私がお前をいじめているみたいじゃないか?人聞きの悪い。
私は昨夜の非礼を謝って、おまえ自身に奉仕してやっているんだぞ。」
「・・・でも、時間が・・・まずいよ。おい・・・やめてくれ・・・」
首筋から、胸へ移った彼女の唇は、下へ下へ移動して、とうとうシーツをめくり上げた。
俺のなには・・・もう痛いほどそりかえり・・・我慢の限界だった。
わぁ次の神はSiタソ!?久しぶりだ!
続きまってまつーワクワク
お下劣お嬢様イイ(・∀・)
まな板タソよかったよお。次も待ってます。
作品も好感度があるけど、まな板タソにも好感が持てたよ。
Siタソ,早う続きを・・・・
最近神が多くなってうれしいのお
971 :
短編:2006/03/18(土) 00:27:40 ID:nJhwW7BW
「いつから・・・・」
ソファーの上で首筋に熱い息を感じながらオスカルが呟いた。
「ん?」
唇は一瞬彼女の体から離れたが、すぐにまた首筋の上に戻り、上質な絹を思わせる肌の上を滑っていく。時には強く吸い付かれ、時には舌で弄ばれながら、彼女は徐々に自分の中の女を感じていき、逆に話したかった事を頭の隅に追いやった。
アンドレの肩に回す手に力が入る。
それに、呼応するかのごとく彼の愛撫も激しさを増してくる。
ブラウスの中に手を入れ、器用にコルセットを外し、あらわになった乳房の片方に吸い付きながら、今度は左手で彼女の腰を抱き、右手をキュロットの中に這わせた。
「あっ!」
少し体がはね、彼女の声が漏れる。
アンドレの右手は彼女のもっとも敏感な所を見つけ出し、ゆっくりと擦っていた。
そして、舌で乳首を転がしながら、彼女の核をも転がし始める。
ソファーの上であり、キュロットもはいたままでの状態では、アンドレの思うような手の動きは出来なかったが、規制のある動きとリズムがオスカルにいつもとは違う快楽をもたらした。
朦朧とする意識の中、無意識に荒い息づかいと共に言葉が出ていく
「・・・・いい・・・・・」
アンドレは返答の代わりに、優しく弄んでいた乳首を強く噛んだ。
鋭い痛みとともに、喜びの波が彼女に押し寄せる。
続いて、荒々しくキュロットを脱がされ、彼自身が遠慮もせずに突っ込んできた。
「あああああっ・・・・!!」
有無をいわさず、攻め込まれる。
いつもの愛の言葉も、優しいいたわりも無い、ただ、突き上げるだけの行為。
彼の先が彼女の奥を刺激するだけの行為。
だが、いつもと違う雰囲気の中でも彼女は快楽の中に叩き込まれる。
ろうそくのほのかな明かりの下で、2人は頂点に達していった。
「で、なに?」
情事の後、ベットに身をうつして、アンドレはオスカルの目を見つめて言った。
「????」
「さっき、『いつから・・・』って言っていただろ?あれの続きは何?」
少し驚いたように黙っている彼女に向けて、少年のように恥じらう表情を見せながら彼は囁いた。
「ごめん、話をするよりも、すぐに抱きたくなったんだ。言葉よりも体が欲しくなった」
「忘れた・・・・な。」
笑みを浮かべながらオスカルは答えた。
972 :
短編:2006/03/18(土) 00:32:27 ID:nJhwW7BW
SSは初めて書きましたが、難しい。
書いてみて、改めて職人さんのありがたみを知りました。
>>971タソ
本当に短い!でもイイ(・∀・)!
また書いてくらはい
いやー神様だらけで嬉しいなー
ここに投下すればどんなへボンタソでも神様になれる
遠慮はいらんのだ
妬くな
短編タソ乙だす
最後のアソドレの
>「ごめん、話をするよりも、すぐに抱きたくなったんだ。言葉よりも体が欲しくなった」
このセリフは漏れはいらねーとオモうけど好みの問題かの
セリフあっても「ごめん」でなくて「スマン」がいい
「スマン」じゃ変だよ
言わないでしょ。
好みねぇ・・・
えー原作でも「すまなかった」でしょ?
いや、「スマソ」じゃなくて正しくは「すまん」
「ごめん」ってなんか違う気がする・・
ハイ好みです
確かに「好み」とか、「原作の言葉遣いを」とかあるかもしんないけど、
そんな重箱の隅をつつくようなことしてたら、カミサマ来なくなっちゃうよ…。
よっぽど「日本語的にヘン」とかならともかく。
重箱の隅つつきになってたのか
ゴメソ、ただの感想のつもりだたのヨ・・
じゃ、いいと思ったこと
「いつから・・」のセリフではじまって
結局何だったのか放ってしまってるのがイイ
このスレと初めて出逢った夜
ささやくSS達に 身体が震えたぜ
板を歩く人々には
地図はいらないぜ
《生活》という うすのろを超えて、創作する人々に幸あれ
982 :
979:2006/03/20(月) 00:56:29 ID:1T52StgD
>>980 あなただけを非難するつもりじゃなかった。これまでにもよく見受けられたケースだったので、つい。
えらそうにしてスマン。
次のカミサマカモン。
>>981 ウンディーネ的には投下以外の
恥ずかしい言葉禁止!と言いたい
↓↓↓来たれ神。もしくは次スレ
>>1。↓↓↓
984 :
くものす:「何も知らないのねオスカル・フランソワ」の巻:803:2006/03/20(月) 02:03:25 ID:SQ096LP8
嘘だ…
アンドレ…
アンドレ…、私の愛しい…
「まあ、オスカル!どうしったの、さっお座りなさい!」
…気分が悪い
薦められた椅子に腰掛けて見たものは、同じ様に腰掛けた公爵夫人のドレスの中に潜り込んだ男の頭が蠢いているさま。
これが…あの小さ薔薇と謳われた公爵夫人なのか…?
誰か…これが嘘だといってくれ…
「とこで、オスカルお前にお願いがあるの…」
吐息が混じる声…
「アンドレをわたくしに譲って欲しいの…、わたくしが言っている意味が判って…?」
言っている意味…?
何だ、そ…それは…!
「私共、この国を離れてスペインに参りますの…、んふ…アンドレが連れて行けばアチラの生活も退屈しなくて済むわ…」
手が震える…、アンドレ…お前は…公爵夫人の愛人なのか…!
「アンドレは、とても人気者なのよ…、アンドレは何処の子よりも逞しくて美しい…、ブロンズの肌と黒い長い髪が野性的で、お散歩に連れて行くと誰もが夢中になったわ…、裸で連れ回される屈辱に耐える姿がとても可愛かったの…」
他の男の愛撫に感じながら…、アンドレお前もこんな風に!
「主人も、アンドレをとても可愛がっていたのよ」
「…公爵も…!」
「そうよ…、それも彼専用のお道具を作らせるほど…、そして…こんな風に…!」
何時の間に横に控えていた侍女から受け取ったのは、乗馬用の鞭。
受け取った公爵夫人が腕を振り上げ、ドレスの裾から出ていた男の尻に打ち下ろした。
空を切る鞭の音が響いた。
「ギャッ!!」
「公爵夫人!!」
思わず出た静止の声にも止まらず何度も公爵夫人は鞭を振り下ろした!
「お、お許しを!お許しを!!!」
男の尻が赤く張れ上がり血が滲み始めたて、ようやく公爵夫人は止めた。
「主人は、アンドレをこうして可愛がったの…、あのブロンズの肌に血に染まるのが…とても美しかったわ…」
目の前が赤く染まった、アンドレの血が見えた気がした
「何故です…、何故、アンドレに酷い事を…!」
思わず剣に手をかけた!
公爵夫人は、ゾッとする様な冷たい笑みを浮かべたて私を見た。
「それは…お前のせいだからよ…」
背中に冷たい汗が流れた…
「本当に…何も知らない…哀れな、オスカル・フランソワ…、おほほほほ」
まだ続く…
985 :
971です。:2006/03/20(月) 10:27:35 ID:ptAgQmVf
ごめんの下りは正直悩んだ所だったので、976のご意見はありがたいよお。
979もありがとうです。確かにこのみと批判は紙一重なんで難しいですね。
また機会があったら投下させてください。
>>984 続きを待つ!
>>984 ヘタレエロいいよーいいよー
続きキボンヌ
今月は良作続きでうれしいな。
>>971 デビュー作ですか?
コンパクトでいいよ。セリフの好みはいろいろと思うけど
雰囲気はちゃんとオスカルとアンドレだと思う。また書いてね!
>>981 バルセロナの夜に だね〜
989 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 15:21:41 ID:1+yYXIJz
WBC 日本優勝age
梅ついでに聞くけど
>>976みたいに
「ここはこんなほうがいい」なんて
読み手の好み押し付けたらやっぱいけないかな
書く気が失せる作家タソもいるのかな
>>990 個人的にはいけなくはないと思う。
書いてる途中でアドバイスを受けたら、それを糧にできる人もいるだろうし、
書き終えてから投下した人にとっては「ああ、そうか(ここでは書き直しができないから)」と
口惜しむ人もいるかもしれない。
そうやって考えてくと、なんともいえないなあー。
時折やってくる、イヤミ全開の方たちのような表現をしなければ、いいんじゃないでしょうか。
ここに書く以上、ある程度の覚悟は持っているものだと思いますし。
あたしがアドバイスしてあげたほうがいい作品になると思うの
まあ、どの助言を採用するかは神様におまかせで。
こういうとこは皆、普通言わない心の声まで書いちゃうからなー。気にする必要なし。
神様、かもーん!
>>992 ワロス
それで良くなったっつう話は見たことも聞いたこともナイよなw