ヴァンパイアセイヴァーエロパロスレッド

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1名無しさん@ピンキー
なかったので、立てました。
2名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:28:28 ID:DA8LXaUF
2
3名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:49:46 ID:1eS2ewGQ
フェリシアかキュービィかレイレイかアニタのSSキボン
4名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 20:30:36 ID:oxt543NS
age
5名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:52:56 ID:5qxX9wc3
age
6名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 00:05:47 ID:4gBNughG
期待age
7名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 03:40:25 ID:LBGTGadQ
アニタがモリ姉さんにあんなことこんなこと
ちょっとトイレw
8名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 05:28:46 ID:5faDotEx
ザペル×レイレイ甘々キボン
9名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:49:08 ID:mij/XMsp
良スレハケーン
誰かが書いてくれたら漏れも書いてみようかな・・・
10名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 14:02:06 ID:rXR3wSgD
モリガンスレしかなかったもんな
11名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 15:27:06 ID:e+2W8faI
期待age
12名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 16:56:48 ID:VYauvVH7
文才が無く、こういう系一回しか書いたことの無い漏れだけど、作って投下しても良いか?
13名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 17:12:09 ID:ipqLv8XU
>>12
遠慮なく投下汁!
14名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 17:53:59 ID:gftR3sq+
<<1
GJ!
15名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 18:11:17 ID:gftR3sq+
間違えました吊ってきます
16名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 19:21:12 ID:JR9YiM6P
リリス萌
17名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 19:47:02 ID:e+2W8faI
わいわい
1812:2005/07/31(日) 20:02:18 ID:VYauvVH7
>>13
おK。ガンガって作ってみる(`・ω・´)
期待しねぇーで、待っててクレ。
19名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 20:19:31 ID:vjXjFKwJ
とりあえず適度に空白行入れてもらえると読みやすくて助かるんだけど
行数制限がなー・・・
20名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 21:22:52 ID:fzeIitky
とちあえず期待age
21名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 23:59:18 ID:+jrbK2XG
>>14
おめぇ
腐女子だろw
22 ◆CguL0MAxVk :2005/08/01(月) 00:21:54 ID:grjrAD++
させん!させんぞお
2318:2005/08/01(月) 02:58:47 ID:ypJgkvS4
今までガンガッて書いてたけど今はもうムリポ
今日の夜くらいには投下できるかな?

と無理な事を言ってみるテスツ
24名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 10:29:57 ID:53LPm4Qm
がやがや
25名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 17:58:26 ID:05pclmN9
期待sage
26名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 03:56:28 ID:SpKLeRtB
今日投下なかったぽ(´・ω・`)
2723:2005/08/02(火) 08:00:03 ID:LhPdo+/k
スマソ OTL
後半部分が全然出来ない。
更に言うと、そんなに期待された状態で投下して
「カエレ(・∀・)!」
と言われるのがテラコワス
・・・ガンガレ、漏れ
_| ̄|〇
28名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 09:55:41 ID:/EybzkxM
他人の同人誌の内容アレンジして書いてもいいですか?
29名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 11:26:52 ID:KQ+fblPf
つーか、なんでもいから書いてくれ。即死回避の意味も込めて
30名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 14:40:38 ID:LE+OYP8w
デミ×バレを
31名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 15:27:08 ID:4eamBy90
ザベル「うわぁ・・レイレイのアナル・・・すごく・・・冷たいwww」

レイレイ「いやぁぁー!精液、腐ってるぅぅ!腐った精液で、おなかゴロゴロいっちゃうぅぅ!!!」
32名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 19:54:17 ID:MAcFRKFv
ブリス化ザベル萌え
ノーマルの時も燃え

ブリス化されてレイレイあたりとレズプレイしてくんねーかな。
3327:2005/08/03(水) 01:01:31 ID:M8Srvm//
出来た・・・

今から手直し入れつつ投下しまつ。
始めに言うけど、ホントに漏れは文才ないから読みたい奴だけ読んでくれ。
読むなら「」は実際に言ってる言葉、『』は思ってる事と伏線として読んでくれ
3427:2005/08/03(水) 01:04:34 ID:M8Srvm//
紅い満月が天高く昇り、深い森の中を妖しく照らしだす。その中を一つの人影が森を縫うように駆け抜けていく。

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」           
人とは思えない速度で走り抜けるそれは、木々が月の光を遮られない開けた場所を見つけると、慣性に逆らいその場で急停止した。
月光がその人影に当たり、その姿があらわになる。
だが、それは『人影』と表わすにはいささか語弊があった。
3527:2005/08/03(水) 01:06:41 ID:M8Srvm//
全体的な姿は人のそれに非常に似通っていた。
しかし、耳が頭の上部に有り、腰の後ろ辺りにはしっぽのようなものが生えていた。


「ハァ・・・ハァ・・スゥーー、ハァーー」
息を深く吸い、深く吐いて呼吸を整える。

「ここまで来れば、もう平気だよネ・・・」

辺りをキョロキョロと見回し、自身の不安を振り払うかのように『人影』の主、フェリシアはつぶやく。
森は時折生暖かい風に吹かれガサガサと音を立てていたが、それ以外は静寂を保っていた。
3627:2005/08/03(水) 01:08:52 ID:M8Srvm//
「それにしても・・・さっきのヘンなのは、いったいなんなのニャ・・・」


辺りにそれらしい気配がないことが分かったフェリシアは、安堵の表情を浮かべ、その場に座り込んだ。

「ずっと追っかけて来るんだもん。もうヘトヘトだよ〜」

地面に座り込んだままの状態で少し休もうとしたフェリシアだったが、それも長くは続かなかった。
フェリシアの敏感な鼻が、かすかに漂ってくるなにかの匂いを捉えたのである。鼻をピクピクとさせて必死にその匂いを嗅ぐ。
『?・・甘いにおい?』
3727:2005/08/03(水) 01:10:20 ID:M8Srvm//
匂いは自分の頭上から漂ってくることに気が付き、慌てて上を見る。

フェリシアの目が捉えたのは美しいほどに滑らかな、黄色の球状の物体だった。
ふと、何かの拍子にそれがパチン!と音を立てて割れ、中にたっぷりと詰まっていた蜂蜜がフェリシア目がけて落下してくる。
「ウニャァァ!!」
あまりの突然の出来事に、動くことの出来なかったフェリシアは、そのドロッとした蜂蜜を直接被ってしまい、その場に倒れてしまう。
3827:2005/08/03(水) 01:12:12 ID:M8Srvm//
「ウゥ〜、何これぇ?ベタベタするよ〜」


なんとか立ち上がったものの、フェリシアの美しい青い髪も、自慢の白い毛皮も、体全体が蜂蜜まみれになってしまっていた。

「ようやく捕まえたの・・・」
フェリシアは自分の頭上から聞こえてくる声に聞き覚えがあった。

「アナタさっきの・・・」
『人影』が飛行をやめ、地上に降りてくる。

「さっきも言ったの。私からは絶対に逃げられないの。おとなしくキュービィのエサになるといいの!」
3927:2005/08/03(水) 01:13:51 ID:M8Srvm//
粘ついた蜂蜜のせいで体が思うように動かせないフェリシアに、容赦無くキュービィが飛びかかってくる。

「イ、嫌ニャ!アッチ行け!」

フェリシアの悲痛な叫びも虚しく、キュービィはフェリシアの肩を掴み、そのままの勢いで地面に押し倒した。

ドスンッ!
「ギニャッ!」
激しい衝撃にフェリシアの抵抗が一瞬止まった。
キュービィはその隙に素早く向きを反転し、フェリシアの腕を後ろ脚で、足を中脚で押さえ込んだ。
4027:2005/08/03(水) 01:15:54 ID:M8Srvm//
「ヤ!な、なにするニャ・・・?」

キュービィのこれからするであろう行動を想像し、フェリシアは全身を強張らせた。

「決まってるの。これからあなたを味見するの」

最悪の予感が当たり、呆然としているフェリシアを尻目に、キュービィはフェリシアの恥部に口を近付けていく。
チュピッ。

「ニャウンッ!」

そのままフェリシアの恥ずかしい所に舌を這わせていく。
クチュ チュピッ チュパ チュバッ チュププ

「ハッ!ニャ!ニャヒ!ハン!フ、フミャァ〜!」
4127:2005/08/03(水) 01:17:44 ID:M8Srvm//
更にキュービィの舌がフェリシアのマンコの中に躊躇無く入りこんでいく。

ズッ ズズッ ズチュッ チュッ チュブブッ チュヂュプチュッ! クチュッ
「ニャハン!ニャヘッ!ニャァニュニャァ!」

膣内でウネウネと動き回るキュービィの舌の動きに、フェリシアは発情期の状態に近い体の火照りを感じていた。
キュービィはマンコから糸を引く舌を離し、味わうように自分の口内で転がす。
「最高の味なの。私の蜂蜜とあなたのマンコから湧き出てくる蜜が混ざり合ってとってもオイシイの」
4227:2005/08/03(水) 01:19:44 ID:M8Srvm//
「フーッ、フーッ!」

フェリシアの体からは汗が滝のように吹き出し、押さえ付けられている体全体がリミッターが外れてしまったかのように疼きだす。

「体が熱いの?こんなことされても体は正直なの。早く気持ち良くなりたいって、そう言ってるの。
私があなたの望みを叶えてあげるの」

そう言うと、キュービィの蜂の腹にあたる部分から何かが出てきた。
それは鋭く尖った針・・・ではなく、青黒い血管がはち切れんばかりに浮き出るペニスの形を成した物だった。
4327:2005/08/03(水) 01:23:45 ID:M8Srvm//
「ッッ!!!!!」

まるで意志を持つかのようにビクビクと脈打つそれを見て、フェリシアは思わず息を詰まらせた。
キュービィはフェリシアのそんな姿を見て唇に笑みを浮かべる

「今、あなたはコレが欲しくてたまらないはずなの。私のチンコも、あなたにブチまけたいっていつも以上にビンビンに勃起しちゃってるの。
まずは私のチンコを舐めて欲しいの」

そう言い放ったキュービィはペニスをフェリシアの口元に近付ける。
4427:2005/08/03(水) 01:26:11 ID:M8Srvm//
ムッとする生臭さを発するペニスに思わず顔を背ける。

しかし同時に、フェリシアはどこか本能をくすぐるこの匂いに身をゆだね、今すぐコレを舐めしゃぶりたいと思っている自分が居ることも分かっていた。

『ダメニャ!しっかりするニャ、フェリシア!誘惑に負けちゃダメニャ・・・』
しかし、そっぽを向いていた顔はもう一度ペニスに焦点を合わせる。
フェリシアの開いた口からよだれが垂れ落ちる。
そして、その口から舌がペニスに向かって伸びていく。
4527:2005/08/03(水) 01:27:51 ID:M8Srvm//
ザリッ ザラッザラッ

フェリシアのザラついた舌がキュービィの亀頭の先端をペロペロと舐め始める。
「あなたの舌、ザラザラしててとってもイイの。でも、そんなんじゃ全然足りないの。もっと深く銜え込むの!」

キュービィはその言葉と同時にフェリシアの開いた口にペニスを深く入れ込んだ。
ズムッ ズブウゥゥゥッ

「ムッ!ハボッ!ホブッ、ムムゥッ!」

喉の奥まで肉棒が差し込まれたフェリシアは、息苦しさを感じながらも快楽を求め、舌をサオ全体に必死に這わせていく。
4627:2005/08/03(水) 01:29:30 ID:M8Srvm//
「ムッ!モガッ!アムッ!チュバッ!チュブブッ!!ザリュッ!ザリュッ!」

予想を遥かに上回るフェラチオのテクニックに、キュービィのペニスはパンパンに膨れ上がり、先端からはガマン汁が出てきていた。
「クッ!アッ!イ、イイの。とっても気持ちいいの。フンッ!」

キュービィは自身も快楽を求めるように激しく腹部を上下してフェリシアの口から肉棒を出し入れする。
ジュプッ ジュププッ  ジュポッ ジャプッ

「も、もう出ちゃうの・・・イクの!イッちゃうのーーー!」
4727:2005/08/03(水) 01:31:47 ID:M8Srvm//
ビュクッ! ビュルルルルルル!ビュル!

ペニスから出た白濁の粘液はフェリシアの口の中だけでは治まり切れず、口から吐き出され、顔にも万遍無く降り注がれていく。

「ップア!ゲホッ、ケホッ、ケホッ。ウニャ〜。ちょっと飲んじゃったヨ・・・。
でも、なんだかクセになる味ニャ」
そう言うと、フェリシアは口元にかかった精液を器用に舌で舐めとっていく。

「・・・・・なの・・」

キュービィがフェリシアの耳でも聞き取れぬ程の声で何かを呟いた。
4827:2005/08/03(水) 01:33:22 ID:M8Srvm//
「も、もうガマン出来ないの・・・私のチンポが、あなたを今すぐ食べたいって言ってるの!」

そう言い終えるのを待たずに、キュービィは体を再度反転させ、亀頭をフェリシアのマンコに当てがう。

「入れるの!」
「ま、待って!まだ心のじゅん・・ギニャァァー!」
ズブッ!ズブブブブブッ!フェリシアの返答を待たずに肉棒が膣の肉を押し広げ、中へと掘り進んでいく。最奥まで達し、すぐに入り口付近まで戻る。その前後運動が何度も何度も繰り返される。
4927:2005/08/03(水) 01:35:12 ID:M8Srvm//
ジュプッ ジャプッ ジャプッ ジュポッ グチュッ

「ウニャニ゛ャニャニ゛ャニャニャニャ!!き、気持ち良すぎて、ニ゛ャハッ!おかしく、なっちゃうニャーーーー!!
チンポの、カリ首が、ニャンッ!肉の壁をこすって・・・フミャッ!イイニャー!すっごくイイニャーーーー!」

ジュプッ ジュパァッ! グチュッ ジュププッ!

「わ、私もなの・・・。チンポ・・・全体が、ハァッ、肉で包まれて、フンッ、と、とっても・・・ハンッ!とっても感じちゃうのーーーー!!」
5027:2005/08/03(水) 01:37:18 ID:M8Srvm//
二人の動きは更に激しくなり、互いの胸を揉み、乳首を吸い合い、絶頂へと導き合っていた。

「も、もう出ちゃうの!」「ア、アタシも一緒に・・・イッちゃうぅぅぅ!」

プシャァァァァァ!   ビュルッ! ビュククッ!
二人は同時に絶頂に達し、フェリシアは失神して、その場に倒れてしまった。

「とっても気持ち良かったの。しっかり精子も届いたみたいだし、私の元気な赤ちゃん頑張って産んで欲しいの」

キュービィはマンコからペニスを引き抜き、夜が明け始めた空に羽を震わせて飛び立って行った。
5127:2005/08/03(水) 01:38:53 ID:M8Srvm//
翌日・・・

一つの命が失われ、それを糧に一つの命が誕生した。
死体の上に立つその『人影』は獲物の匂いを嗅ぎつけると、その方向に向けて全速力で飛翔していった・・・・・・
52名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 01:44:06 ID:7SqXIUa7
グッジョーーーーブ!!産まれた子も猫耳なのかなぁ。などといってみるテス
5327:2005/08/03(水) 01:44:29 ID:M8Srvm//
終わりでつ・・・
駄文スマソ・・・OTL


読んでくれた奴いたら、感想でもアドバイスでも罵声でもなんでもいいからクレクレ(゜∀゜)
5427:2005/08/03(水) 01:49:45 ID:M8Srvm//
>>52
禿トンクス(`・∞・´)
リアルタイムで読んでくれてたのか・・・
なんか素で嬉しいよ
55名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 02:11:21 ID:MCCYkp/O
適度なところで改行して欲しい。
1レスが妙に短いけどもっと詰めるといいんじゃないかと思う。
キュービィが当たり前のようにオスになってるけど
本来の性別と違うようにするなら先に書いてて欲しい。
性別転換ネタで荒れてスレが潰れるのはよくあるから。
色々言ったけど頑張って
56名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 02:22:01 ID:gLt+H2ES
Q-Beeはカタカナ喋りがいい
読みにくいだろうけど(´・ω・`)
57 ◆CguL0MAxVk :2005/08/03(水) 02:29:54 ID:ag1cT9xq
俺もキューちゃんが普通に喋ってるのが違和感大きかった。
カナ喋りは、単語ごとに適当な場所で空欄を入れると読みやすいよ
例エバ コンナ感ジニネ。 アマリ 区切リスギルノモ ヨクナイケドナ

とりあえずgj
58 ◆CguL0MAxVk :2005/08/03(水) 05:46:56 ID:ag1cT9xq
言い忘れてた。
>>55
性別転換じゃなくてふたなりだろうと突っ込んでおく
59名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 06:51:39 ID:I/aHG846
俺の中でのキャラの喋りは東まゆみコミックのイメージになってるんだが…
6027:2005/08/03(水) 07:21:34 ID:M8Srvm//
おまいら色々叩いてくれてありがとう(TДT)

キュービィは最初、産卵管て気分だったんだが、それだと顔出しが出来ないな。ってことでペニスにしたんだが、不味かったのか・・・エライスマソ

カタカナ喋りのキュービィだと読みづらいか?って思い、東さん風にしたんだが、間を空けるというテクが有ったのか・・・
61名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 09:44:58 ID:BfX5Ffwv
レズ系キボーン
62名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 11:33:51 ID:/Qut1t7a
リリスxモリガンキボーン
63名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 12:27:04 ID:BfX5Ffwv
いや、レイレイ×リンリンキボーン
64名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 12:57:44 ID:NU6qctBr
>>27
モリガンスレで アナ×モリ書いた人?
65名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 13:27:46 ID:DPbAHtVR
キモイ
66名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 13:46:42 ID:rKPbLytV
↑へたれ乙
6727:2005/08/03(水) 17:08:40 ID:M8Srvm//
>>64
そうでつ。

な、なにか不備でも・・?
(((´Д`)))ガクガクブルブル
68名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 18:02:45 ID:04tDPfsC
ブリス化ネタきぼん
…でも、デミとは絡んでほしくないかも。
69名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 18:32:05 ID:rKPbLytV
ブリス化フォボスキボン
70名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 18:38:00 ID:BfX5Ffwv
ど素人ですが短編だけ出来ました。
長編も作ってから書くべきでしょうか?
71名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 20:18:37 ID:Y/XFA/7V
>>70
まず、その短編から晒せ
それで貴方の腕がわかる。
72名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 20:46:18 ID:BfX5Ffwv
では一つ。制限食らったらスマソ

「えーっと、塩どこ置いたっけ・・・?」
双子の仙術師の姉、リンリンは夕食の用意をしている。
すでに主食は出来ていたが、味が薄いので何か調味料を探している。
「あ、あったあった。・・・?何かしらこれ・・・酢?」
小型のビンの中にある透明の液体に、リンリンは目を付けた。
蓋を開けて香りを嗅ぐと、限りなく酢に近いものだった。
「んー、まぁ酢みたいだし、大丈夫よね!さて、レイレイ呼ばなきゃ・・・」

まさかこの事が後に熱い夜を過ごす事になるなんて、
その時は思ってもみなかっただろう・・・
73名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 21:00:52 ID:BfX5Ffwv
「レイレイ、ご飯よー」
「えー、またお粥?ちょっと手抜きすぎない?」
「文句言わないでよ!あ、そうそう味薄かったら
 これかけて食べてね」
「何これ?お酢?」
「えーっとよくわかんないけど、多分お酢よ」
「ふーん。わかった」
夕食のメニューに不服はあったものの、二人は完食した。
無論、あの液体をかけて・・・

3時間後、時計を見ると深夜であった。
風呂から上がったレイレイは寝ようと早々と寝巻きに着替えた。
その時

「あ〜ん、レイレイ。どこ行ってたのよー」
「わっお姉ちゃん?まだ着替えてないよ!」
全裸の状態のレイレイに後ろから下着姿のリンリンが抱きついた。

74名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 22:00:14 ID:yjJHkaUC
支援
75名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 23:46:59 ID:I/aHG846
体のあらゆるところから淫具を取り出せるザベル最強
76名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 00:17:07 ID:Ye+yLlOU
>>69
どっかのサイトの拾い物

http://www.kamiyabe.com/pictures/5000phobos.jpg
77名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 02:21:22 ID:SRxbOUxC
なんだこの流れは・・・
78名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 09:16:01 ID:ealz5BZZ
(73続き)
「レイレイ最近冷たいよね〜。昔はよく一緒にお風呂入ったり、
 寝たりしたじゃない♪」
「そ、そんな何百年も昔の事・・・はぁぅ!お、おっぱい触っちゃ
 だ・・・めぇ・・・くうぅ!!」
「フフフ、痛がってる振りしてもダーメ♪キョンシーのくせに
 こういう感覚はしっかりあるのね・・・好好♪」
「あっ・・・ああ・・・お姉ちゃん変・・・何で?・・・まさか、あのお酢って・・・」

夕食時にお粥に入れた透明の液体。そう、あれは酢ではなく
媚薬だったのである。それもかなり濃度の濃い品物。
レイレイは死体だから効果が無いが、人間のリンリンにとっては
理性を破壊する劇薬に近いものであったのだ。
当然二人ともそんな事は知らずに大量にかけた。

「さ、あんたも脱ぎなさーい!」
「キャー!何するのよー!?」
レイレイの服を強引に脱がし始めるリンリン。
当然必死にレイレイは抵抗したが、姉のすばやい行動の前になす術もなかった。
79名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 09:29:47 ID:ealz5BZZ
全裸にされたレイレイを後ろから抱きかかえてるリンリン。

「うふふ、なかなか美味しそう♪」
そう言ってレイレイの乳首にキスをし、もう片方を指でつまむ。

「ひいっ!?や、やだぁ・・・くすぐったい・・・」
「くすぐったいねえ・・・じゃあそれを気持ちいいに変えてあげるわ♪」

そういうとリンリンは顔を股間にうつした。

「え、えっ・・・何!?」
「結構きれいじゃないの♪ちゃんと洗ってるのねぇ。なめちゃおっ♪」

レイレイの事などおかまいなしに、愛撫を始める。
「ひっ、ああっ!・・・そ、そんな舌入れちゃ・・・だ、ダメ・・・
 男の人ともやった事ないのに・・・」
「ないんだー・・・じゃ、アタシが初めてね♪」
「あ、あ、だめぇ・・・そこだけはだめぇ・・・」
「あらっ、クリト●スこんなに充血させちゃって☆
 やだとか言っといて感じてるじゃない♪」
80名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 09:37:01 ID:ealz5BZZ
クリトリスを転がすように秘部を舐め回す。
ピチャッ・・・ピチャッ・・・クチュリ・・・
室内に卑猥な水音が響きわたる。
「レイレイ、私のも舐めて」

そういってレイレイの顔の上に自分の秘部をつきつける。
いわゆるシックスナインの状態になった。

「ハァ・・・ハァ・・・ん・・・んぷ・・・」
「ほら、どうしたの?早く舐めなさい」

卑猥な音がさらに増え、二人はお互いの秘部を舐めあっていた。
81名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 09:46:08 ID:ealz5BZZ
すでに汗と愛液で潤んでいたリンリンの秘部。
それを綺麗に舐めているレイレイ。
リンリンも負けじとレイレイの秘部を開き、下を出し入れしている。

「はぁ、はぁっ・・・上手よぉレイレイ・・・」
「ん・・・お、お姉ちゃん、気持ち・・・いいよぉ・・・」
「はぁ・・・ハァ・・・んん・・」
「ん・・・んぷっ・・・ちゅぅ・・・」
「あ、ああ、も・・・だめっ!イ・・・イクう!!」
「ああん♪私も・・・イキそ・・・う・・・レイレ・・・イ・・・一緒・・・に・・イキ・・・」
「あ、んあああああ・・・・」

二人はほぼ同時に射精した。
リンリンは疲れが出たのか、その場に倒れこんで、寝てしまった。
「お姉ちゃん?・・・ああ寝ちゃったのか。とりあえず身体拭いて、ベッドに
 運ぼっと・・・」

82名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 09:54:27 ID:ealz5BZZ
ベッドにリンリンを運び、レイレイはそのまま隣に眠りについた。


翌日。目が覚めて全裸になってるのに気づいたリンリンが目覚めた。

「えっ、あれ?何で私裸なの?ね、レイレイ、きゃっこの子も裸!」
「んん〜あ、お姉ちゃんおはよう。どしたの?」
「どしたのって、何で私たち裸なワケ?」
「え、お姉ちゃん昨日の事覚えてないの!?」
「うん。何だかボーっとして・・・それに体中なんかヒリヒリするんだけど・・・
 特にアソコが・・・私何かした?」
「・・・・何かした?じゃ、なーい!!!」

昨日の事を全く覚えていないリンリン。当然、あの媚薬のせいである事は
言うまでもない。  
                                     

                                    <終>
83名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 10:02:27 ID:ealz5BZZ
いかがでしょうか?批判、批評お待ちしてます。
84名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 12:26:04 ID:rGxDe3RR
グジョブ。

結構イイんじゃないでしょーか?
でも、長編で書くならエロ等の表現をもっと吟味してほしいなぁ

なんか偉そうでスマン
他の人の意見もクレ(´・ω・`)
85名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 13:40:05 ID:ECfxGqbA
文章は読みやすい
ただ読みやすくする為か描写が直接的すぎてエロくない
そして何より、何故レイレイとリンリンが射精する?
何の説明もなく姉妹に射精されても困る
8627:2005/08/04(木) 16:15:27 ID:xJDpFubq
>>83
GJ!

漏れも85と一緒で効果音?
ってのをもっと入れたほうが
えっちくなると思ふ。
文章の改行の仕方は
真似させてもらいます

オタガイ ガンガリマショウ
87名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 18:31:21 ID:ealz5BZZ
ありがとうございます。やっぱ高2だから経験乏しくてスマソ
88名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 18:39:24 ID:0SzYbKNQ
こらこら問題発言
暴露しない
89名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 18:52:47 ID:ECfxGqbA
21歳で高2とは大変だな
まずは卒業に向けて勉強を頑張りなさい
9027:2005/08/04(木) 21:44:56 ID:xJDpFubq
他スレ見てて、純愛もいいなー
って思たんだが・・・


ヴァンパイアで純愛できそな奴おる?
91名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 21:58:39 ID:0SzYbKNQ
コミックでのザベル×レイレイはいい感じじゃったぞ。
9227:2005/08/04(木) 22:15:58 ID:xJDpFubq
東さんのか・・・
確かにいい感じでつた
じょーんは・・・ダメポ
93名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 22:36:08 ID:rGxDe3RR
俺も純愛好きだなぁ

妄想するだけならバレ×ガロンでもできそうだが
書くとなると大変そう
94名無しさん@ピンキー :2005/08/04(木) 22:57:17 ID:vl7A+eux
純愛とはいかないがデミ×モリもそこそこ定番。

その他ガロ×フェリ、モリ×ガロ辺りがあったな。
9527:2005/08/04(木) 23:27:15 ID:xJDpFubq
ガロ×フェリか・・・
書いてみたいやも、蜂&猫&犬好きとして・・・


蜂×ジェディー・・・
ごめん、なんでもな(ry
96名無しさん@ピンキー :2005/08/05(金) 00:19:51 ID:tEtwE0DM
>>95
ガロフェリ、読んでみたいですな。
好きなカップルですし。
一番はデミモリですが。
97名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 01:04:51 ID:rBKWkZRu
デミトリ・マタシモフ
9827:2005/08/05(金) 02:02:27 ID:AcwZzWDa
ガロ×フェリ誠意製作中・・・
まだ半分も出来てないので、投下はまだ先でつ
99 ◆CguL0MAxVk :2005/08/05(金) 02:55:00 ID:jwt8POE2
フェリ×バレの純愛なら常に脳内で物語が進行中です
100名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 09:54:55 ID:Q06ks9is
>>99
投稿キボン
101名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 23:04:30 ID:ovnOBgph
まだかよ
102名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 15:32:31 ID:DhNjFarG
愚か愚か愚か
103 ◆JBtnEvJis6 :2005/08/06(土) 19:08:04 ID:DK5Of9q+
リリス×バレッタ投下します
104 ◆JBtnEvJis6 :2005/08/06(土) 19:10:02 ID:DK5Of9q+

先手必勝という戦法は大体の場合非常に有効である。
1対1の戦いにおいてそれはさらに顕著にあらわれる。
例え闇の住人であっても同じ事だ。
初めて見るものに目を輝かせ浮かれていたリリスは突如撃ちこまれたミサイルに混乱した。
なんとか直撃は避けたが爆風によろめいた所を容赦なく鉛の玉が降ってきた。
慌てて廃墟に逃げ込むとそこには爆弾が設置してあり
リリスの小さな身体は簡単に吹き飛ばされた。
痛む身体をなんとか立ち上がらせようとした瞬間、強烈な力で首を踏みつけられた。
「はい、チェックメイト。
 死にたくねーなら抵抗すんじゃねーぞ」
ドスの効いた言葉と嫌な形をした鉄の棒がぐりぐりと頭に突きつけられる。
「お嬢ちゃん、名前は?」
「り、リリスです」
リリスが素直にそう答えると地面に顔を押し付けていた足が離された。
「そうか、あたしの名前はバレッタ。
 聞いた事無いか?」
この名前を出せば威圧するのに役に立つ。
そう目論んだのだがリリスは特に何も反応しなかった。
正体不明の殺人鬼の名を知らなかったらしい。
仕方なくバレッタは脅す方法を変えることにした。
「変な真似したら殺す。
 ここらはあたしの仲間が囲んでるからどうせ逃げられないんだ。
 わかったら両手を伸ばしてゆっくりとあお向けになれ」
その言葉にリリスは大人しく従い身体を反転させた。
リリスは元々好戦的な性格でもない。
既に身体は再生していたが反抗する意思は失われていた。
「近くでみると益々可愛い顔じゃねえか」
リリスにマシンガンの銃口を向けている少女はまるで自分に言っているかのような言葉を吐いた。
「お、女の子・・?」
「どうした?
 あたしがおっさんにでも見えるのか?」
リリスが口に出してしまったのも無理は無い。
磁器のような白い肌、薔薇色に輝く頬、赤い頭巾から覗く髪は透き通るような金色で
瞳はまるで青空を映しているようなサファイアブルー。
リリスを威圧している相手は小柄なリリスよりも更に小さく、
お人形さんのような、まさしく女の子という風貌であった。
105 ◆JBtnEvJis6 :2005/08/06(土) 19:11:11 ID:DK5Of9q+

「お願い・・殺さないで・・・・」
リリスに懇願に耳をくれず少女は銃口をリリスの顔から下の方へと移した。
爆発によってほとんど裸になったリリスから焦げてこびりついた服を銃口でペリッと剥す。
あばらの浮いた白い胸にピンクの乳首が姿を見せた。
「おねがい・・・ころさないで・・・」
リリスに目にじんわりと涙が浮かび始めた。
「わかったわかった、大人しくしてりゃ殺さねえよ」
バレッタがそう言うとリリスの顔がほんの少しだけ緩む。
「お前、おっぱいねえなあ」
そう言うバレッタはどことなく嬉しそうだ。
「う、うん・・・」
リリスが頷くと少女は冷たい銃口でつんつんと乳首を突付き始めた。
「あっ・・あ・・やぁっ・・・」
リリスの身体がピクピクと跳ねると少女は笑みを浮べる。
「感度良好、っと。
 こりゃ高値で売れそうだ」
「う、売る・・?」
「気にすんな、独り言だ」
銃口はさらに下の方へと進んでいきトーストのようにカリカリに焦げた服を剥し下腹部を露出させた。
茂みすらない白い恥丘にスッと一本の縦筋が刻まれている。
リリスがほんの少し足を閉じようとすると赤頭巾の少女は銃身を足の間に挟んだ。
「おい、大人しくしてな。
 死にたくないんだろ?」
「ご、ごめんなさい・・・」
ほんのりと桜色に染まっていた顔が再び恐怖で青ざめる。
それを見てバレッタは薄く笑い、銃口をリリスの股へ移動させた。
「っ・・・!」
冷たい凶器を秘部に感じリリスの身体がぴくっと反応する。
しかし、リリスの反応などお構い無しに銃口は割れ目をなぞり始めた。
「ぅ・・・」
おぞましい感触に出そうになる声をリリスは噛み殺す。
「よく見えねえ。
 見えるようにしろ」
「見えるようにって・・?」
リリスが訊くと赤頭巾の少女はリリスの頭に生えた羽を踏みつけた。
「いたっ!いたいいたい!」
「足を抱えてケツを上げんだよ!
 さっさとしろ!」
「するっ!するから!いたいよぉっ!」
リリスの涙混じりの訴えに少女はようやく足を離した。
「ううっ・・・」
リリスの瞳からぽろぽろと涙が零れ落ちた。
それを拭きもせずリリスはゆっくりと足を開き膝の裏を手で持った。
お尻を浮かせたリリスの身体は少女の要求通りに縦筋が開き
中のものまで露呈してしまっている。
106 ◆JBtnEvJis6 :2005/08/06(土) 19:12:49 ID:DK5Of9q+

「綺麗なもんだな」
そう言うとバレッタは機銃を土手に押し当てたまま、リリスの正面にまわりこんだ。
無毛の丘はすじの周りだけ桃色で、その中はそれよりほんの少しだけ濃い色をしている。
「処女?」
その質問の意味がわからずリリスは涙目で見つめ返した。
「処女って・・・?」
「ここを使った事あるかって訊いてんだよ!」
少しイラついた様子でバレッタはリリスの入り口を銃口でつっついた。
「いっっ!」
リリスが痛みに顔をしかめるとバレッタは機銃を離ししゃがみ込んだ。
そして、大きく開かれた秘部に顔を近づけた。
「っ・・・!」
「・・・・ミルクみてーな匂いがするな」
想像とはかけ離れた香りに少々驚いた様子で赤頭巾はリリスのそこを触り始めた。
「まんこふにふに・・・赤ちゃんみてー。
 色も形も綺麗だし処女だな・・・へへ、こりゃ益々値が上がるぜ」
リリスの身体に異変が現れたのは赤頭巾がそう呟きながら何の気無しにクリトリスを触った時だった。
それはもう商品の品質チェックではなくただの悪戯のようなものだった。
あまりににも従順なリリスをからかってやろうと剥き出し陰核に触れると
それは目に見えるほど大きく膨らんだ。
「あぅん・・・」
「な・・・!」
目を疑った赤頭巾はくにくにと触れている指を動かしてみた。
すると指先と同じぐらいだったそれはあっという間に卵ほどの大きさにまで膨張した。
「なんだこれ・・・!?」
赤頭巾はそのまま更にクリトリスを弄り続けた。
刺激に耐え切れなくなったリリスが手を離し足を降ろした。
しかし、赤頭巾の手もリリスのそこも止まらない。
「やぁぁぁ・・・!」
リリスの悲痛な喘ぎ声をBGMに今度は縦に伸び始めた。
リリスの腰が浮きブリッジをするように空を突き上げ始めた。
「はぁぁぁぁぁっ・・・・!」
優しく揉む赤頭巾の指使いを享受し続けたそれは気付くと男性器の形へと変貌を遂げていた。
「すげーな・・・・」
リリスの屹立を見た赤頭巾は思わず呟いた。
そう言わせるだけの大きさをそれは伴っていたのだ。
107 ◆JBtnEvJis6 :2005/08/06(土) 19:14:08 ID:DK5Of9q+

しばらく、呆然とそれに見惚れていたバレッタだったが
息を荒くして見つめているリリスを見ると立ち上がった。
「これなら味見して減らないし・・・」
そう言いながら自らの長いスカートの中に手を入れた。
もこもこの肌着にかぼちゃぱんつを脱ぎ捨てる。
「これ途中で戻ったりしない?」
「え?・・わ、わかんない・・・」
「じゃあ、戻さないでね」
急に女の子口調に戻ったバレッタに戸惑いながらリリスは頷いた。
「んと・・・」
バレッタはリリスの上にまたがるとゆっくりと腰を落としていった。
はちきれそうに膨らんだ肉の棒に性器が当たるとスカートに手を入れてそれを掴んだ。
小さな手に握られただけでリリスは身体をピクつかせている。
バレッタはそんな事は全くお構い無しにリリスの屹立を前後に動かし愛液を塗りたくった。
「ん・・・」
十分に濡らしたと判断しバレッタはリリスに体重をかけ始めた。
バレッタの縦すじが横に押し広げられリリスを咥え始めた。
「んくっ・・・」
挿れてみるとリリスは予想以上に大きく熱かった。
まだほんの先端だけなのにバレッタは身体の疼きを掻かれ始めていた。
「ひ、久しぶりだから・・か・・な・・・」
自分で思っていた以上にうぶな身体の反応にバレッタは戸惑い気味に呟いた。
「んん・・・」
「あふぅ・・・」
リリスとバレッタ、二人の少女の声が同時に響く。
バレッタが身体を落としリリスが腰を突き上げる。
きつく締め上げる柔らかな濡穴はリリスの動きを止め
凶悪な姿をした大きな肉の突起はバレッタの動きを止めた。
こふこふと咳きのように声を出し胎の圧迫に馴染もうとするバレッタを
リリスの熱のこもった視線が捕らえる。
「あったかいよぉ・・」
膣のぬくもりにリリスの目からまた涙が溢れ出した。
バレッタは柄にも無くその涙を拭いてあげようとリリスに手を伸ばした。
「なっ、なにもっ―!?」
泣く事は無い、そう言おうとしたバレッタの口は衝撃に閉ざされた。
リリスがバレッタを突き上げたのだ。
それも自分の顔の近くにきた小さな手を両とも掴んで。
「んぁぁっ!」
突き上げられたバレッタの小さな身体をリリスの背中の羽が手の平の形になって鷲掴みにした。
そして掴んだその身体をぐりぐりと股間に押し当てる。
「〜〜〜〜っ!!」
逃げる事も抵抗すらも封じられバレッタは無音の声を上げた。
リリスは己の欲望のままにバレッタの身体を振り回し、揺らし、擦らせている。
今のバレッタはリリスのオナニーのための道具でしかなかった。
「あっ・・・あぁ〜・・」
リリスが間抜けな声を上げながら身体を震わせた。
ビクンビクンという脈動と熱を胎で感じバレッタは心の中でため息を吐いた。
なんとか終わった。
こんな小娘にしてやられるとは不覚だった。
そうバレッタが思い始めた時、リリスはまた動き始めた。
「ちょっ・・・やぁっ・・・!」
射精が終わった瞬間、第二ラウンドが始まっていた。
108 ◆JBtnEvJis6 :2005/08/06(土) 19:15:38 ID:DK5Of9q+

リリスの身体の上でバレッタは敗北を悟った。
犯され続けた肉体はもうピクリとも動かない。
何度、「許して」と「やめて」と言っただろうか。
騙す為にはよく使っていた言葉だが本当の本気で使ったのは初めてだった。
しかし、それは聞き入れられずバレッタの中はリリスの精液を溜め込んでいる。
「バレッタさん・・・」
敷布団になってくれている少女から呼ばれたがバレッタには返事をする気力も無かった。
ただちらりと顔を見上げる。
「ねえ、バレッタ。
 リリス一緒にいちゃだめ?
 何でも言う事聞くからぁ・・・」
バレッタはふと気がついた。
(こいつ、あたしに撃たれた事を忘れてるのか?
 もしかして状況がわかってない?)
そう思うと口が先に動いていた。
「・・・そんなに良かった?あたしの中・・・」
「うん!リリスにあんな暖かい事してくれたのバレッタだけだよ。
 ね、いいでしょ?お願い!」
バレッタはうっすらと微笑んだ。
「あたしの言う事聞いて・・・大人しくするって約束する?
 それなら連れてってあげるし・・・また、さっきのしてあげてもいいよ」
「ほんと!?やったぁ!
 リリス、いい子にするよ!
 だから、ずっと一緒にいようね!ずっと!」
嬉しそうにおおはしゃぎするリリスを見てバレッタは目を閉じた。
こんな連れがいてもいいかもしれない。
「じゃあ、最初の命令・・・
 あたしが起きるまで守ってね」
リリスの羽がバレッタの小さな身体を包み込む。
「ずっと一緒だよ・・・?」
リリスのすがるような瞳がバレッタに降り注ぐ。
その視線に気付きもせずバレッタは心地よい疲労感と華奢な温もりに包まれて寝息を立て始めるのだった。
109 ◆JBtnEvJis6 :2005/08/06(土) 19:17:04 ID:DK5Of9q+
投下終了です
110名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:46:43 ID:pc1vdlct
おまえらわざとか
SSきたと思ったらまたチンコ生やしやがって
女の子キャラにさりげなくチンコ生やすSSを書く会の会員か
111名無しさん@ピンキー :2005/08/07(日) 02:15:45 ID:HYMV8Xdt
>>109
キター──!!
乙!
GJでした〜!
112名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 02:24:11 ID:FWGEHMgI
>110
OKSTHSSK会
113名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 04:15:18 ID:K6Dd/SG4
>>110
夏だな〜。

とか思ってたら後半ワロタw
114 ◆CguL0MAxVk :2005/08/07(日) 06:02:19 ID:+OARTe5y
ぐ、ぐ、ぐ、ぐ、ぐ、GJ(Great job)・・・・・・ううう
115名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 11:33:20 ID:MZWHrm11
何かワロスw
116 ◆JBtnEvJis6 :2005/08/07(日) 12:25:08 ID:ZNyVGFFZ
>110
リリスは身体を自在に変化させられて、
性別まで変えられる能力持ちだから
書かなくてもいいかと思った。
すまん。
117 ◆Hunter/ZGk :2005/08/08(月) 02:44:52 ID:dTKMBnpe
サキュバスとインキュバスは同種という説もあることだしな。
それにリリスにちんこはデフォだ。
ちんこついてないリリスは偽リリスだから気をつけろ。

あと絵では滅多に見られないバレッタ様の艶姿までついて、
これはもう完璧です。GJGJGJGJ
さー、そこの誰かさん、欲望に身を任せては如何?
118 ◆CguL0MAxVk :2005/08/08(月) 03:18:12 ID:UQmSAOw1
それはまた今度にするよ
119 ◆Hunter/ZGk :2005/08/08(月) 08:41:08 ID:dTKMBnpe
楽しみにしております。
その間に小生もバレッタSS書くかな?
相手は誰がいーかなぁ。
120名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 09:26:51 ID:zrfXhrhd
アクエリアさん
121名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 11:46:50 ID:5rwT0WN/
バレッタ×セシル きぼんww
122名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 13:16:00 ID:PReBXP3G
セシルかよwwwwwwwww

あの子女性キャラだけに「やめて!」って言ってるんだよな
123名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 14:29:08 ID:cHb8JT50
相互ツンデレなデミモリを…一心不乱のデミモリをっ…
124名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 15:41:54 ID:/o0WTOWW
むしろデミトリ×セシルをくれ
セシル攻めでwwwwwww
125名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 17:04:19 ID:xeyzQEOu
どうやってセシルきゅんが攻めるんだよwwwww
126名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 17:27:03 ID:H/FC//UO
>>相互ツンデレなデミモリ
ソレダ!ってことで鋭意妄想中なんだけどなかなかまとまらず…
12727:2005/08/09(火) 12:12:02 ID:meZasPbn
ガロ×フェリ投下しまつ。
今回、ある事をやってみたんで、多少、読みづらくなってるやもしれん。

それでも読むって奴は、「」が実際に言ってる事、『』が思ってることと伏線として読んでくれ
12827:2005/08/09(火) 12:17:20 ID:meZasPbn
川のせせらぎが聞こえてきた。

「ん、ん〜〜」

目をこすり、開ける。
自分が横になってる事に気が付き、起き上がって、手を上に伸ばし、大きくノビをする。

「〜〜〜ッ、フミャ〜〜」
立ち上がって、辺りを見渡すと、そこはジャングルの様な場所。
太陽が強く照りつけていたが、川のおかげで涼しく、心地よかった。

「アレ?ここはどこニャ?」

アタシの記憶の中にこんな場所は無かった。

「確かアタシは、シカゴでの公演が終わって・・
それでホテルに戻る途中・・・そうだ!変な光に包まれて、気を失っちゃったんだニャ」

徐々に甦っていく記憶と共に、重大な事を思い出す。
「ア゛〜!!シカゴ観光まだしてないニャ・・・」

ペタンとその場に座り込んでしまう。

「モ〜〜!どこのどいつニャ!アタシをこんなとこに連れてきて!」

駄々をこねるようにその場で地団駄を踏む。
その時、木々の奥から、何かがこちらに向かって走ってくる音が聞こえてきた。
「ニャ!? 誰か来る?」
音はすぐそこまで近づいてきていた。
「来るなら来いニャ!」 
アタシはスッと立ち上がり、近づいてくる何かに備えて身構えた。
12927:2005/08/09(火) 12:21:37 ID:meZasPbn
ガロンは川の音が聞こえる方に向かって、ジャングルの中をすさまじい速度で走り抜けていた。
なにしろ、この不可思議な世界に突然、飛ばされてきてから、食べる物はあったが、飲み物らしい飲み物は一切口にしていなかった。

『川の水でもなんでもいい!
今は体力を回復させることが先決だ!』

ガロンの狼のごとき耳・・・もとい、狼の耳が川の場所を正確に捉えていた。
残り200М 100・・・ 50・・・ 20М 木々が途絶え、川が見えてくる。
突然、何かが目の前に現れ、自分の顔めがけて、鋭い爪を振り下ろす。

『ダメだ!避けきれない!』

その刹那、

「ガロン!!?」

その声には聞き覚えがあった。

「おまえ!フェ・・・」
バリバリバリッ!!
「アオーーーン!!!」


「エヘヘ、ゴメンネ☆ 大丈夫、ガロン?」

ガロンの顔には、クッキリと三本の線が浮かんでいた。
「なにが、『大丈夫、ガロン?』だ!痛ッ!」

まだヒリヒリと痛む顔を、自身の爪で引っ掻かないように優しく擦る。
二人は川のそばに並んで座っていた。

「ガ、ガロンがいけないんだよ!急に飛び出してくるんだもん」

フェリシアの子供のような言い訳に、怒る気力も失せてしまう。
13027:2005/08/09(火) 12:25:45 ID:meZasPbn
「やれやれ・・痛つつ・・・」

横に座ってる人狼が、顔に綺麗に描かれた『三』の字に手を添える。

「ア〜ア。カッコイイ狼の顔が台無しだね」

少しでも場の雰囲気を和ませようと思って、口から出た言葉だったが、言い終わってから『しまった』と思った。

「俺は人間だ!!」

案の定、目の前の人狼は口を大きく開け、牙を剥き出して力強く叫んだ。
アタシの体がビクッと震える。
ガロンは一瞬、ハッとした表情になり、そっぽを向いてしまう。

「・・・すまん・・・」
「あ!いや、ア、アタシの方こそ・・・ゴメン・・・」

重い空気がその場を支配する。川だけが静寂の均衡を破っていた。

『ハァ〜、なんであんなこと言っちゃったんだろ。
ニャ〜、もう!アタシのバカバカバカ!』
アタシは自分の不用意な発言を深く反省する。

「・・フェリシア」
「ウニャッ!」

急に声をかけられて、現実の世界に引き戻される。
ガロンは相変わらずそっぽを向いたままだったけど、次の言葉を言っていいものか、迷ってるみたいだった。

「どうしたの?」

空気に耐えきれなくなり、アタシは次の言葉を急かす。
13127:2005/08/09(火) 12:29:28 ID:meZasPbn
俺はつい、口をついて出てしまった呼び掛けを後悔した。

「どうしたの?」

フェリシアが問い掛けてくる。

『これを言ったら、フェリシアはどういう反応をするだろう?』

俺はフェリシアの方に向き直る。青い瞳が真っすぐに俺を見つめてくれていた。その瞳に勇気をもらい、言葉を紡いでいく。

「フェリシア・・・俺は・・・俺は人間なのか?」

自分で言ってて、馬鹿らしく思えてくる程、意味の無い質問。
こんな獣の姿で、そんな問い掛けをしても、悪戯にフェリシアを困らせるだけだという事も分かっていた。
それとも、
『ガロンは人間だよ』
という、不安定な、しかし、自分の求めている返答が聞きたくて、言った言葉だったのだろうか。
自分の情けなさに吐き気がする。たまらずフェリシアから顔を反らす。

「すまん・・・忘れてくれ・・・」

情けなさは自分自身への怒りに変わり、内に眠る野性の本能が騒ぎだす。

『オマエハ ケモノダ! メノマエニ イルモノハ スベテ コロセ!』

瞳孔が開き、呼吸が苦しくなる。目の前にいる生き物を、爪で引き裂き、牙デ クイチギッテ シマイタイ・・・!

「ガロン!」

大きな声に驚き、その拍子に我に返る。
13227:2005/08/09(火) 12:35:46 ID:meZasPbn
「ガロン!」

つい、叫んでしまった。
ガロンの背中は、細かく震えていて、何かに苦しんでいるようだったから・・・
ガロンの震えが止まってアタシの方を見る。

「ガロンは・・・ガロンはガロンだよ」

アタシはさっきの質問に、自分自身の言葉で必死に答えようとする。

「アタシの知ってるガロンは・・・真面目で、優しくて、時々ドジ踏んじゃう・・・そんな奴だよ。
うまく言えないけど・・・それは、人の姿をしてても・・・狼の姿をしてても・・・ガロンがガロンだって事は、変わらない事じゃないのかな?」

言葉をひとつひとつ繋いでいく。今、目の前にいる愛しい人に、この想いが届いてほしい。

「フェリシア・・・」

ガバッ!

ガロンはいきなりアタシを抱き締めた。
突然の出来事に少し驚いたけど、ガロンの優しくて、力強い腕が心地よくて身を任せる。

「ありがとう・・・フェリシア・・・」

ガロンの声が震えてる。

『ガロン、泣いてるの?』アタシも腕に力を入れて、抱き締め返す。
『ガロンの体、あったかい・・・』
ガロンの温もりがもっと欲しかった。勇気を振り絞って、アタシはアタシの望みを告げる。

「ねぇ、キスしよっか・・・」
13327:2005/08/09(火) 12:42:00 ID:meZasPbn
「ありがとう・・・フェリシア・・・」

フェリシアの暖かい言葉に涙が溢れ出る。
『俺は俺でいいんだ・・・人の姿をしてても、獣の姿をしてても・・・
フェリシアは俺を俺として見てくれる・・・』
止まらぬ涙を拭わずに、フェリシアを抱き締めている腕の力を強める。

「ねぇ、キスしよっか・・・」

全く同じ事を言おうとしていた俺は、少し笑って答える。

「ああ・・・」

涙を拭い、目をつぶっているフェリシアに、顔を斜めに傾けて近付ける。

チュッ・・・

ほんの一瞬、柔らかい唇に口先が当たり、慌てて離す。

「すまん・・・」
「ニャハハ、実際やってみると、ちょっと照れちゃうネ」

フェリシアの、はにかんだ顔に、俺の顔もほころぶ。
少し間が空いて、今度は俺から言う。

「もう一度・・・しないか?」
「・・・うん」

フェリシアが、また目をつぶる。顔を近付けていくと、目をつぶったまま、フェリシアが
「今度はすぐに離さないでね」
と言った。

「ああ・・・」

俺もそれに応える。

チュッ・・・

先程と同じフワッとした感触。
そのままの状態でいると、フェリシアのザラザラした舌が入ってきた。
俺も舌を使い、フェリシアを受け止める。
13427:2005/08/09(火) 12:45:41 ID:meZasPbn
アタシはガロンの口に舌を入れてみた。
ガロンの長い舌が、アタシの舌に絡み付いてく。

チュッ ザラッ チュブ チュバッ ザリッ

「んっ・・・」

アタシの口から声が洩れる。お互いの唾液を交換するかのように、深く、長く、それは続いていた。
どのくらい時間が経っただろう?
アタシはガロンから口を離して、ガロンを見つめる。ガロンもアタシを見つめ返す。

「ねぇ・・・」

アタシがその先を言うのが恥ずかしくて、モジモジしていると、ガロンの方から言ってくれた。

「抱いて・・・いいか?」

アタシはガロンを見つめたまま、コクンと頷いた。
アタシの胸にガロンの手が当たって、そのまま優しく揉まれていく。

「ン、ンニャ、フミュ」

声が洩れるのが、恥ずかしかったけど、ガロンになら聞かれてもいいな、とアタシは思った。
ガロンの顔が近づいてきて、舌がアタシの片方の乳首をペロペロと舐め始める。
胸を揉んでいた手は、スルスルと股の方に下りていき、濡れ始めていたアソコに指先が入る。

クチュッ
「ニャウン!」

思わず大きい声が出てしまい、ガロンが慌てて手を引っ込めた。

「すまん・・・やっぱり辞めるか?」
「ゴメン、ちょっと驚いただけ・・・大丈夫だヨ」
アタシは本当の事を言う。
13527:2005/08/09(火) 12:49:18 ID:meZasPbn
「ゴメン、ちょっと驚いただけ・・・大丈夫だヨ」

フェリシアの過敏すぎる程の反応に、俺はある事を思ったが、今はまだ口には出さなかった。

「・・・わかった。続けるぞ?」

フェリシアが頷く。
フェリシアのマンコに再び指を入れる。

ニチュッ
「ッ・・・」

フェリシアの体全体が震える。必死に声を出さないようにしているフェリシアが、たまらなく愛しい。

「大丈夫だ。もう辞めないから。声を出しても、もう離さないから」

片手でフェリシアを抱き寄せて言う。フェリシアが胸の中で頷いた。
指を二本に増やし、ゆっくりとピストンする。

チュッ クチュ クチュ
「んっ、はっ、フミュ」

フェリシアのマンコは十分濡れているようで、指の動きを邪魔するものは何もなかった。

「フェリシア・・・そろそろ・・・」

俺は準備が整ったことを告げる。

「うん、いいよ・・・きて」

フェリシアが仰向けに寝る。
俺はフェリシアの足を自分の足で挟み、俺のをフェリシアの縦筋に当てる。

「挿入れるぞ?」

フェリシアにもう一度確認をする。フェリシアが頷く。
俺はフェリシアの中にゆっくりと挿入れていった。

ズッ・・・ズズズチュッ・・・
13627:2005/08/09(火) 12:53:37 ID:meZasPbn
ガロンがアタシの中に入ってきたのが分かった。
体全体が痺れる様な、快楽の電気信号が脳に送られる。

「フアッ!フニャッ!」

気持ちが良くて、つい声が出てしまう。

ズズズズッ・・・

ガロンのが、どんどん奥に入ってくる。

『ガロンの、こんなに大きくて、こんなにあったかいんだ・・・』

幸せがアタシの中を駆け巡る。
しかし、それは鈍い衝撃と、鋭い痛みによって途切れる。

「痛っっっ・・・」

アタシのアソコと、ガロンとの隙間から、血が流れ出る。

「フェリシア・・・」

ガロンがアタシを当惑した目で見る。

「良かった・・・アタシの初めての人がガロンで・・・」

痛みとは別の理由で、涙が出てくる。
ガロンの手が、アタシの涙を拭いてくれて、そのまま抱き締める。

「俺も嬉しいよ・・・俺を・・・初めてに選んでくれて」

アタシもガロンの背に腕を伸ばし抱き締める。また出てきた涙をガロンに見られたくなかったから・・・

アタシ達はしばらく、抱き合ったままの状態でいた。
「大丈夫か?」

ガロンが、心配そうな声で聞いてくる。

「うん・・・もう平気。続けよ」

ホントはまだ少し痛かったけど、ガロンに心配させたくなくて、嘘をついた。
13727:2005/08/09(火) 13:02:36 ID:meZasPbn
「じゃあ、動くぞ?」

俺は、嘘に気付かないフリをして、フェリシアを抱き締めたままゆっくりと腰を動かす。

ズッ ズチュッ ジャプッ

フェリシアの中は、柔らかくて、あったかくて、とても心地よかった。
しばらくすると、フェリシアの方からも、少しずつだが腰を動かしてくれた。

「フェリシア、平気なのか?」
「うん、大丈夫・・・ガロン・・・とっても、ンクッ、気持ち・・いいよ」

愛しさのあまり、腕の力が強まる。

「ガロン、腕・・・ちょっと、苦しい」
慌てて腕を離す。

「すまん・・・なんだか俺、今日謝ってばかりだな」

自分の頬を掻き、照れ笑いをする。
そう言うと、フェリシアもそうだね、と笑った。
なんでもない会話にも、幸せが詰まっていた。

「ねぇ、もっと強く動いても、平気だよ」

フェリシアの言葉に素直に頷く。
俺は少しずつ動きを速くする。

ズッ ジャプ ジュプ ジャプッ ジュポッ 

俺は、もう出てしまいそうだった。俺のを抜こうとすると、

「ガロン・・・」

フェリシアが何かを言いかける。

「ガロン、ニャッ、フミュッ、大、好きだよ!だから、ガロンの、ウニャッ、全部、中に欲しい、ニャ!」
「・・・わかった・・・イクぞ?」

俺は声と同時に中に出した。

ドプッ ドピュピュッ

フェリシアが俺ので満たされていくような気がした。
13827:2005/08/09(火) 13:07:20 ID:meZasPbn
ドプッ ドピュピュッ

アタシがガロンでイッパイになる。

『ガロンの精液、あったかい・・・』

そう思った瞬間、アタシは眠ってしまった。


目が覚めた時、横にはガロンが座っていた。

「起きたか?」

ガロンは優しい顔でアタシを見る。

「ウンッ♪」

アタシは起き上がり、ガロンと並んで座る。

「すっごく楽しい夢を見たよ☆
アタシと、ガロンと、たくさんの子供たちが、みんな笑って、楽しそうに暮らしてるんだ♪」

アタシは子供みたいに、はしゃいで、ガロンに今見た夢を説明する。

「いつか、そうなるさ」

ガロンはそう言って、アタシを抱き寄せ、今日三度目のキスをする。


『夢は自分の手で掴む物なのよ』

ふと、ママの声が聞こえた気がした。

『ママ、アタシも・・・アタシの夢を見つけたよ』
13927:2005/08/09(火) 13:11:14 ID:meZasPbn
終わりでつ・・・
駄文スマソ・・OTL

読んでくれた奴、禿トンクス(`・ω・´)

感想・アドバイス・罵声・・・
なんでもいいからクレクレ!
140名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 13:32:14 ID:6/bdYlm5
乙。
喘ぎ不足かなあと思う
好みの問題か
141名無しさん@ピンキー :2005/08/09(火) 13:32:29 ID:RSQzKfg7
>>139
乙〜!
GJ!
ラブラブなオチでよいです〜。
142名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 13:48:20 ID:UU3O0Bf9
マンコとか書くのやめて欲しいな
キモイから。
143 ◆Hunter/ZGk :2005/08/09(火) 16:30:53 ID:o+rqJ8Hv
エロ小説を書くときに、「まんこ」は直接的すぎるかも知れないな。
「下腹部の湿った裂け目」とか
「男を受け入れる場所」とか
「かわいいプッシーちゃん」
辺りを使うといいと思うよ。
144名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 18:11:35 ID:a4C1npvA
>>142に同意。チソコとかマソコとかはっきり言われると醒めるなぁ。
話自体は楽しめたのでGJと言っておく。このカップル好きだ。
14527:2005/08/09(火) 18:16:01 ID:meZasPbn
おまいら、ありがとう。

今度書くときは努力してむる。


>>143
かわいいプッシーちゃんw
146名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 18:20:38 ID:UU3O0Bf9
秘部、秘裂 とかでもいいかと。
他スレの小説等読んでみると良いのでは


案外同じ考えの人がいてワロタヨ
147名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 18:32:09 ID:lAeqYGzB
勉強になるスレだなぁ
14827:2005/08/09(火) 19:04:54 ID:meZasPbn
ちょっと、質問なんだが、キャラにマンコって言わせるのは、おkか?

例えば・・・
「オマンコ気持ちいいニャー!」とか
「ヒャッハー☆レイレイちゃんのマンコ、すっげぇ締め付けてくるゼー!」
ってのは、いいよね?
149名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 20:18:38 ID:LH60O/LX
>>148
後者は微塵の違和感もないなw
150名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 22:17:49 ID:6L7woYkg
とりあえずおまいがマムコ萌えなのはわかった
15127:2005/08/09(火) 22:25:28 ID:meZasPbn
>>150
漏れはマムコより、キュービィの蜂尻に萌えだ
152 ◆CguL0MAxVk :2005/08/10(水) 04:08:05 ID:+nKJFOsM
表現に関しては、内容によるんじゃないかな
欲望丸出しの下品な作風なら、チンポだのマンコだの直接的な表現もアリかと。
今回のような純愛の場合は、まあ濁した表現がしっくりくるかな。

下品な内容なら、誰がピッタリだろう?
153名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 12:42:50 ID:xuqu5LUA
>148の後者はデミトリ
154名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 15:05:46 ID:Lgz3DS/I
ザベリンじゃない?
155名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 20:45:01 ID:3Kc3gqm8
ザベりゅんはブリスエロカワイイ
156名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 22:04:25 ID:ffuQDjt0
マムコムコムコ
157名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 01:37:04 ID:cMZLwRx7
保守
15827:2005/08/12(金) 17:56:38 ID:C9b4vDzY
製作意欲が湧いてこない
なんか、おもろい組み合わせとかない?

というか、漏れはここで書き続けて良いのか?
『てめーの駄文なんて、見たくねぇーんだよ!
厨はさっさと帰れ!!』
って思ってる人は挙手してくれ
159名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 20:33:31 ID:Y8FdMEnb


少なくとも意欲湧いてから訊くことかと
160名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 20:52:40 ID:26kmf12W


いい加減うぜーよ
161名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 21:03:06 ID:d5OYzlth
>158
良き職人は雑談をしない。作品だけ投下して後は黙っているもんだ。

まあそれはともかく、作品そのものには期待している。
久しぶりにガロ×フェリ成分を補給させてもらっただけで、俺的には神認定。
162名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 23:06:06 ID:sCFieyoh
まぁ時期的にアレだしな
俺的には許容範囲内だけど

初スレ目なんだから誰でもどんどん書いて投下しちまっていいんでね?
163名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:54:04 ID:eZwoVg+k
ガロンとバレッタきぼん
164名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 02:31:19 ID:uin9znMM
ガロン×フェリシア
165名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 20:55:52 ID:qjPXontF
セシルの一人称は「ぼく」?「おれ」?
166名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 00:13:32 ID:OBKqw/1G
あの子に「俺」は似合わないよなあ
167 ◆CguL0MAxVk :2005/08/14(日) 00:40:26 ID:mfYUTDic
百合の花を希望しますね
168名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 22:51:42 ID:i8XfkDjS
保守
169名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 23:54:40 ID:EBa5mQHB
リリスがモリガンを責めるのきぼん
170名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 00:27:48 ID:/toW0pCv
デミトリがガチンコでモリガンを連続ファックするのキボン
171名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 00:43:22 ID:5sdg77oP
キボンキボン言う前に自分で書いたら?
172名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 01:47:46 ID:LelnK4qE
オマエモナー
173名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 02:41:46 ID:2/Y0fPDA
3年後ぐらいに描いてやるから待っててくれ。
174名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 19:31:49 ID:dOjeHw84
ヴァンパイアセイヴァー3が出る頃にゃあ書き終ってるだろうから、待っとれ
175名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 09:49:05 ID:NJigRUGj
3って出るの?
176名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 13:47:49 ID:z/bQ1q6K
出ないに800アナカリス
177名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 21:52:09 ID:GAH6YHtb
ぜ〜んぜんダメねぇ〜〜
178名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:07:06 ID:PfdC86lr
anitaaaaa
179名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 21:29:09 ID:t+27uOf5
最近ガロン×バレッタに萌える
美女と野獣の図式ハァハァ
180名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 21:58:24 ID:2ourWmjS
びじょか?

それより27氏は、もう書かないのか?
人格は嫌いだが、話自体は好きだったのだが
181 ◆CguL0MAxVk :2005/08/19(金) 00:57:28 ID:041p6rIt
ガロバレは結構好きな人多いんだよな。女性にも受けがよいみたいだ。
まあ、赤ずきんちゃんとオオカミさんだしな。

しかし許さない

何か書いてみたいんだけどいい題材ありませんか?
182名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 00:59:29 ID:DdKm0lmC
アナカリスの咎めの穴にサスカッチの巨大チンコが出入りするようなSS
183 ◆CguL0MAxVk :2005/08/19(金) 03:47:08 ID:041p6rIt
それはジャム版の隠しブリスファラ王でよろしいのか
俺は本気だぞ
184名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 12:17:25 ID:JzeHWKYf
ジャムのブリス王様はいいよね
185名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:55:11 ID:CPMFgmgj
デミトリ×モリガン投下します
186デミモリ@:2005/08/19(金) 20:56:29 ID:CPMFgmgj
鳥にしては大きすぎる羽音に、デミトリ・マキシモフは顔を上げた。
大きく開け放たれた窓の向こうに、人影が見えた。
一度見た者は決して忘れる事が出来ないであろう、美しい女のシルエットが……。

キイキィ、と蝙蝠たちが騒ぐ。不愉快な鳴き声だ。彼は、飲みかけのワインが入ったグラスを窓枠に置く。

満月を背景にゆっくりと近づいてきた女は、デミトリの不機嫌など知る由もない。
長い足を伸ばして窓枠に降り立つと、軽く片目をつぶった。

「はぁいデミトリ。お元気?」
長い緑の髪を束ねもせずに背中に流し、おどけたように手を振るその姿に、吸血鬼は顔をしかめる。
「──今更、何の用だ」
低い声で尋ねる。普通の女性ならば、目が合った瞬間にでも心臓が止まってしまいそうなほど、恐ろしい表情だった。
だが、淫魔である女は動じた様子もなく、軽く肩を竦める。
「先日のお詫びがしたくて。ほら、あなたに恥をかかせてしまったでしょう?」

苦い記憶に、デミトリの眉間には皺が寄った。
子供の喧嘩とは違う。単なる殺し合いでもない。ダークストーカーズの頂点に立つ者を決める、選ばれし者だけが集う神聖なる戦い。
この女は、あろうことか直前になって、その勝負をすっぽかしたのだ。

──ヘイ、デミトリの旦那ぁ。姐さんはまだ来ねえのかイ!?
──私も暇ではないのだ。悪いが、そろそろ帰らせてもらおう。
──ケッ、すっぽかされたんじゃないのぉ?女一人呼びつけられないなんて、バレッタおかしくて涙が出ちゃーう♪

仲間たちの嘲笑と、怒りに震える心とを抑えながら、それでも、プライド故に怒鳴る事もできず。
最上級のもてなしをしてお帰りいただいた、己の滑稽さを思い出し、拳が震える。
『誇り高い吸血鬼(ヴァンパイア)が、あんな小娘如きに翻弄されるとは……!!』
187デミモリA:2005/08/19(金) 20:58:59 ID:CPMFgmgj
「あの夜は、そんな気分になれなかったのよ。許してデミトリ」
喉に甘い息が吹きかかるのを感じて、ふと我に返った。
いつの間にかモリガンが、デミトリの厚い胸板にしなだれかかり、顔を近づけてきたのだった。

「お前の野心とはその程度か」
モリガンの性格はともかく、その実力については、彼は大いに認めていた。
だからこそ、正々堂々と場所を設けて対戦を挑んだのだ。

「野心?」
モリガンはふふんと鼻で笑った。
「そんなもの、犬にくれてやれば。あたしが求めているのは刺激…
あなたという好敵手を倒した後、退屈な余生を送るなんてまっぴらだわ」
「私を、倒すだと。随分と見くびられたものだ」

その美しい顔を苦痛に歪めさせ、足元にひれ伏させたいと思ったのは、一度や二度のことではない。
しかしこの女は、まるでデミトリとの勝負を避けてでもいるかのように奔放に飛び回り、戦いどころか、足跡を捕まえる事すら困難だった。

そのくせ、こうやって自分からは、気まぐれに近づいてくる。殺される心配はないと高をくくっているのか──それとも、
退屈を何より嫌うこの種族は、死すらもひとつの娯楽としてしか考えられぬのか。

「ふふ。やっぱりあなた、怒った顔の方がセクシーよ。ゾクゾクしちゃう」

挑発的な台詞を吐くと、モリガンは陶器のように白い人差し指をぺロリと舐めた。

「苛めてみたくなるわ……」
「ふざけるな」
彼は女には紳士的であったが、モリガンを前にすると、何故かひどく神経が逆撫でされる。
こんな思いを、他の女に抱いた試しはない。

「あはははっ」
甲高い嬌声に苛立ちながら、男は拳を繰り出した。闇の女はひらりとそれをかわし、
少し離れた場所に降り立つ。
188デミモリB:2005/08/19(金) 21:01:07 ID:CPMFgmgj
開かれた窓から、冷たい突風が吹き込んできた。
同時に、身体にまとわりついていた無数の蝙蝠が、一斉に離れた。
細い樹木から葉が剥がれ落ちるように、モリガンの豊かなプロポーションを覆っていた衣服が姿を消し、
サキュバスである彼女の全身があらわになる。
月明かりに照らされた彼女の裸体は、この世の物とも思えぬほどに美しかった。
戦いの予感に、うっすら上気している乳房、抱きしめたら折れそうなほどに細い腰、白く伸びた脚……。

だが、ただ一箇所だけ、隠されている部分があった。
なだらかな下腹部、臍のすぐ下──本来ならば、彼女の髪と同じ色の茂みで覆われているはずの部分。
そこに、蝙蝠が一匹、苦しげに羽をばたつかせながら、張り付いていた。
意図的にそうしたのか、何らかの理由によって彼だけが残ったのか。
蝙蝠相手に『彼』というのも妙な気がするが、日頃からこの我が儘娘に使役されている立場を思うと、同情を禁じ得ない。

脚と脚が交わるところ…女体の中で最も神秘なその部分が、隠れている。そこだけが…見えない。
意識した瞬間、デミトリの身体は硬直した。
──馬鹿な。今、自分は何を考えた?


「ここを、見たい?」


まるで彼の欲を見透かしたように、モリガンが笑った。

何を、と彼は乾いた声を出した。
女の秘所など、これまで飽きるほど見てきた。本能の赴くままに生き血を啜り、肉体をかき抱いた。
気に入った美女だけを残し、気まぐれに永遠の命を与え、奴隷とした。
闇の世界に生きる者なら当たり前の行為だ。
いくら美しかろうと、こんな小娘に欲情するほど、若くも青くもない。
……そう思っていたはずだった。
189デミモリC:2005/08/19(金) 21:12:05 ID:CPMFgmgj
だが、実際。
デミトリは吸い付けられる様に、モリガンのその部分から視線を外せないのである。

「ねえ……見たいんでしょう?」

妖しい声が、耳朶にまとわりつく。

「誰が、淫魔の汚らわしいモノなどに……」
辛うじて喉から搾り出したものは、まるで自分の声ではないようだった。

モリガンは、彼の返事などどうでも良いと言わんばかりに、半裸のまま窓枠に座り込んだ。
窓際に無造作に置かれていたグラスを見て、何かを思いついたような笑みを浮かべる。

「見て、デミトリ」
彼は見ずにはいられなかった。
両膝を外側に開き、徐々に股を開いていくサキュバスの姿を………。
月光に照らされた床に、M字の形に開いた脚の影が出来ていた。

「そう、よく見て…あなただから、見て欲しいの」
その台詞を、今宵は何人の男に言ったのだろう。

彼女の手には、先ほどデミトリが置いたグラスが握られていた。
グラスを傾けると、底の方にほんの少しだけ残っているワインが、開かれた脚の間に流れ落ちていった。
キイィ、と蝙蝠が苦しげに呻いた。ワインが黒い羽に染み渡り、それでも離れる事は許されない。
その暴れる羽を撫で、モリガンは優しく声をかける。
「だめよ、まだ。デミトリが見ているんだから」

蝙蝠は、熱いアルコールの刺激を受けながらも、未だ彼女の秘所を覆い続けている。
モリガンはさらにグラスを傾けた。紅い酒が、とろりと内股を伝って、足首に流れていく。

「あ、ん……」
まるで生娘のような呻き声が、唇から漏れた。床に染みていく液体も、破瓜の血のように紅い。
190デミモリD:2005/08/19(金) 21:30:35 ID:CPMFgmgj
「……っ、あんっ」
くちゅりと湿った音が響いた。
モリガンの指が、蝙蝠ごと秘所に食い込んでいた。
離れる事を許されていない『彼』は、キイィキイィ、と鳴く。
そのまま女の中に押し込みそうな勢いで、モリガンは小動物を弄り続ける……。

「あんうっ……は、はぁっ……ん、うぅっ」
額に前髪を貼りつかせ、頬を上気させて、腰をせわしなく動かす。
処女のような、決して処女では有り得ぬ女が、淫らな姿で喘いでいる。
やがて、ワインとはまた違った香りが、デミトリの鼻孔をくすぐった。何の香りであるかは考えるまでもない。

極上の餌を前に、彼は自問する。
これが例え罠だったとしても、充分に楽しんだ後で、逃れる手段ならいくらでもある。
本当は、心の底で、望んでいた事ではないのか。
美しく、生意気なサキュバス。
この小娘の生き血だけでなく、両脚の付け根から滴り落ちる聖水も、啜って飲み干す事が出来たら……。
「あっ…うんん、ッ!」

女の手から離れたグラスが、床に当たって砕ける音がする。それは、デミトリの理性が砕ける音にも似ていた。

「逃がしてやりなさい」
一歩前に出たデミトリは、自慰にふける女の手首を掴んだ。

虚ろな目で見上げてくる女の、匂いたつ部分にそっと触れる。
手探りで位置を確かめると、もう用はないとばかりに、蝙蝠を毟り取った。

「あう……!!」
陰毛ごと剥ぎ取られそうな痛みに、モリガンがのたうつ。それすらも演技であると判ってはいたが、
欲望は止める事は出来ない。
191名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:32:15 ID:CPMFgmgj
続きは後日
192名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:37:34 ID:NwbDZwHO
GJっ

やっとまともなSSが読めるかな?
193名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:45:56 ID:UmdTLbZM
唯一神YHVHがあらわれた!!

一文が短くて読みやすくて詩的素敵で最高っす。
194名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 23:23:11 ID:041p6rIt
果てしなくGJ
文章も上手いし、デミトリを格好良いと思えたのははじめてだ。
続きお待ちしています。
195名無しさん@ピンキー :2005/08/20(土) 00:03:10 ID:E66sUtI+
GJ!!!
デミモリが好きなのでめちゃ嬉しいです!
続きに期待しとります〜!!

公式の決戦の場をすっぽかされて怒りに震えるデミトリ、
情景が容易に想像できるなぁw
196名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 19:06:08 ID:+ScUAjT0
まだ途中書きですが、リリスの話を投下します。
197名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 19:07:26 ID:+ScUAjT0
(――ねえ、起きて――)
 体が揺れる。高校の部活に疲れ、ベッドの上で泥のように眠っていた少年は、寝ぼけた
頭で目を擦りながら体を起こした。部屋はまだ真っ暗だった。
(まだ夜なのに、どうして俺は起きたんだ?)
 その問いは、すぐに解けた。ベッドのすぐ横にぺたんと座って、タオルケット越しに
少年の肩を揺すっていた少女に起こされたのだと、すぐに気づいたからである。
 しかし、それが解けたところで、新しい疑問が次々と沸いてくる。
(この女、誰だ?)
(何で、俺の部屋にいるんだ?)
(ここは二階なのに、どうやって入ってきたんだ?)
 要するに、少年にはこの少女の存在が理解できなかった。
 ところが、少女の方は、少年の困惑などはまるで気にせず、
「私、リリス。ねえ、私と遊んで」
 と、あどけない声で話しかけた。
198リリス(2):2005/08/20(土) 19:09:32 ID:+ScUAjT0
 窓から差し込む僅かな月明かりのみの暗い部屋に、少年の目も徐々に慣れてきた。
 部屋の真ん中の机には、雑誌や漫画が数冊転がっている。部屋の隅には高校の制服の
ズボンと、授業用と部活用それぞれのバッグが無造作に投げ捨てられている。壁際には、
ゲーム機を繋いだテレビや、CDコンポが置いてある。
 紛れもなく、ここはいつもの自分の部屋である。ただひとつ、リリスと名乗った少女の
存在の異常さが際立っている。しかしそのくせ、
(何だ? おまえ)
 と警戒したり、
(帰れ)
 と拒絶したりはしない。
 それは、
「遊ぼうよ」
 などと、少年の顔をのぞき込んで、気安く声をかけてくるリリスの、可愛らしい顔と
扇情的な姿に、心を奪われつつあるからだった。
199リリス(3):2005/08/20(土) 19:19:47 ID:+ScUAjT0
 少年は、タオルケットをたぐり寄せて、リリスをもう一度観察した。
 ショートカットの似合う、幼さの残る顔は、自分よりも年下だろうと見えた。しかし
それとは裏腹に、格好はどこか奇妙で、そしてエロティックである。ワンピースの水着の
様な服は、胸の控えめなふくらみや丸い臀部を、半分も覆っていない。また、肩も背中も
大きく開いていて、薄暗い部屋の中に肌の白さを浮かび上がらせている。そして、その
背中と頭から伸びている蝙蝠の羽は、まるで悪魔のそれのようだった。
「遊ぶって、一体、何をしたいんだよ」
「あなたが今考えてること」
「……」
 少年は言葉を詰まらせた。顔が熱くなる。動悸が速まる。
 小悪魔のような姿の少女の、
 遊ぶ。
 という言葉に、性的な意味を連想していたのである。
 リリスはタオルケットをめくり、そこに隠されていた勃起を、ハーフパンツの上から
そっと撫でた。
「この熱いのが欲しいの」
 少年をからかう様に、リリスはそれをチョンチョンと触る。少年は堪らなくなって、
リリスの手を掴み、自分の性器に押しつけた。
「フフフ、やっとその気になった?」
 少年はひとつ唾を飲み込んでから、頷いた。
 リリスはハーフパンツとトランクスを脱がし、ゆっくりと、少年の股間に、頭を埋めていった。
200名無しさん@ピンキー :2005/08/21(日) 03:52:29 ID:fFRaf5Im
乙!
続きも期待しとります〜。
201名無しさん@ピンキー :2005/08/21(日) 22:44:53 ID:ZABT97gY
続きまだー?
202名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 14:52:34 ID:b5fARv88
もうちょい。byリリス
203名無しさん@ピンキー :2005/08/22(月) 21:17:02 ID:Av+4WbLa
うぃっす。
204名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 09:45:22 ID:pTTa6+SS
保守
205名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 13:08:36 ID:BBrMbY66
保守上げ
206デミモリE:2005/08/24(水) 15:11:17 ID:unYtPXFM
手の中で暴れる生き物を、無造作に闇に放つ。
秘所から解放された蝙蝠は、しばらく二人の周囲を飛んでいたが、やがて夜空に吸い込まれるように消え去った。
一度だけデミトリの方を振り返ったように見えたのは、気のせいなのか。

「あっ……ふい、う…」
蝙蝠の消えた方角を見守っていた彼は、その声に再び視線を戻した。
外気に晒された女の部分が疼くのか、モリガンは淫靡な肢体をくねらせ、未だそこにいる。
隙だらけの、無防備なその姿───全く、吸血鬼を舐めているとしか思えない。


「それで、私を誘っているつもりかね」
デミトリは逞しい腕を伸ばし、女の顎に手をかけた。
上向かせると、モリガンの唇が僅かに開き、前歯の隙間から紅い舌が覗いた。
「詫びがしたいと言ったな。『これ』がそうか。下らんな……お前の体はその程度の価値なのだと、自ら認めたようなもの」

紳士を装ってはいても、下半身の欲望は既に、隠しようがないほど膨らみつつあった。
それでも、あの時と同じ、行き場のない苛立ちが彼を阻み、彼女を腕に抱く事を躊躇わせていた。
彼は、モリガンに対して複雑な思いを抱いている。悲しい、とも、憎い、とも違う。歯痒い、という感情が最も近いかも知れない。
その気になれば魔界を統べることも出来るほどの魔力を持ちながら、何故下賎な人間の男と進んで交わろうとするのか。
無論、そういう種族だから、という答えは、理性として存在する。だが、感情がそれを否定するのだ。

他人の生き方など、どうでも良かった。
戦って破れた者は、強者に屈するのは当然であるし、助命のために媚びるのも本人の自由だ。
だが、モリガンにはそうあって欲しくない。
この女が誰かに、自分以外の誰かに膝を折る姿など、想像も出来なかった。

「自分の価値は自分が決めるわ………」

吐息のような囁きとともに、モリガンの顔が近づく。細い指が、デミトリの顎に絡んだ。

「あなたが、その程度だと思うのなら、そうなんでしょう?」
207デミモリF:2005/08/24(水) 15:13:27 ID:unYtPXFM
違う、と言いかけた彼の口を、モリガンの唇が塞いだ。反射的に目を閉じた彼の後頭部に、しなやかな手が回りこんだ。
生温かな舌が口内を弄ぶ。デミトリは特に抵抗らしい抵抗はせず、その動きを受け入れた。
粘膜が擦れあう、湿った音が室内に響く。
女は、この時点で勝利を確信していたに違いない。今まで彼女の思い通りにならなかった男など、存在しなかったであろうから。
その傲慢こそがモリガンの長所であり、欠点でもある。

(………尻の青い、小娘が)
唇を吸われながら、デミトリは薄く笑った。懸命に誘惑してくるその姿を、可愛らしいと思ってしまう自分が情けなく、同時に愛しい。
(自分が見てきた男たちが、全てだとでも思っているのか。私を誰だと思っている)
欲情はする。だが、それだけでは負けた事にはならない。屈するべきなのは自分ではなく、この女の方だ。
彼は観念した振りをして、そっと女の腰に手を回した。同時に、モリガンの白い頬が、内側から膨れ上がった。

「───んうっ!?」
それまで、支配の喜びに浸っていたモリガンの瞳が、かっと見開かれる。
反射的に唇を離す。
「な……に?」
信じられぬものを見るように、しかし半ば恍惚とした表情で見つめるモリガンに、彼は歪んだ笑みで答える。
「吸うのは好きだが、吸われるのは慣れないのでね。──失礼、レディ」
慇懃な口調で告げると、もう一度唇を押し付ける。相手は離れようともがくが、今度はそれを許さない。
「んぐう……っっ」
電流に打たれたように、女の動きが一瞬止まる。安心させるように後ろ髪を撫でてやり、その動きとは裏腹に、内側では激しく責めた。

「ん、んぐう、んんっ、んぬっ」
息苦しさに、鼻の頭に皺が出来るほど悶える彼女の口内を、デミトリの巨大な舌が這い回った。
闇の世界の住人は、体の一部を変形させる事が可能である。外側からは見えないが、毒々しい蛇のような生き物が、
モリガンの歯茎をなぞり、喉頭の奥まで侵入して犯しているのだ。

「んぐうううっ、ふ、んん、んっ……はあっ」
薄桃色の口腔の、奥へ奥へと、舌が入っていく。喉と鼻の繋がる部分を、妖しい動きでなぞって行く。
ビクビクと彼女の肢体が痙攣する。人間であればとうに窒息死してもおかしくはなかったが、美しい顔には、紛れもない快楽が浮かんでいた。
月光の下、舌の異様に長い男が、全裸の痴女に覆い被さり、その口内を嘗め回す様は、傍から見れば異様としか言いようがない光景であった。
モリガンも彼も、人間に言わせれば『化け物』なのだろう。
だが化け物であるからこそ、普通の男には思いつかないような場所に触れる事が出来る。普通では考えられない快楽を与える事が出来る。

(………馬鹿らしい)
切なげに睫を震わせて求めてくる女を、デミトリは内心嘲っていた。
(何故わたしが、奉仕してやらねばならんのだ)
208デミモリG:2005/08/24(水) 15:16:44 ID:unYtPXFM
それでも、例え一瞬だけでも、この女が委ねてくれるのは誇らしかった。
敵としては扱われなくとも、少なくとも、『男』として見てくれてはいるわけだ。……複雑な気持ちではある。
外側からは見えぬ愛撫は、しばし続いた。

「は……ぁ…」
モリガンの声が小さくなっていくのにつれて、デミトリの動きも次第に弱まっていった。
舌も筋肉の一つであるから、動かすうちに疲労も蓄積してくる。
今は、彼女の味は殆どしなくなってしまった。要するに吸い尽くしたわけだ。
目を伏せると、モリガンの喉に絡み付いていた舌がゆっくりと巻き取られていった。
白い歯にぶつかりながら、デミトリの口の中に戻っていく。
終わりを悟ったのか、モリガンが慌てて首に手を回してきた。
その時にはもう、舌はもとの長さに戻り、互いの口も離れていた。
湿った唇が糸を引いて、名残惜しそうに二人を繋いだ。

モリガンは、肩で荒い息をしている。そうしていると、ごく普通の弱々しい娘に見えないこともない。
「どうした。もう終わりか、夜の女王よ」
ク、と笑いを漏らしながら、彼は背中を覆っているマントを脱いだ。
この女がサキュバスである以上あり得ないことだが、モリガンが本気で嫌がっているようなら、止めるつもりではあった。
彼は盛りのついた獣ではない。女の方から求めてくるのだから、仕方無しに相手をしてやっているまで。

「いいえ、まだよ」
凛とした声が、夜空に響く。前髪の隙間から、勝気な瞳が爛々と輝いている。
「夜はこれからなのだから。まだ───楽しませて」
「手を焼かせる……」
肩を竦めると、デミトリは床に膝をついた。マントを脱ぎ、その上に女の肢体を包むように横たえた。
淫らな期待に、モリガンの顔が紅潮する。
(まるで、飴玉を貰えると知った幼子のようだな)
いつもそんな素直な顔をしてくれていれば、デミトリとて、ここまで苛立つ事などないだろうに。
もっと苛めてやりたい気もするが、ここで臍を曲げられては折角の夜が台無しだ。
彼女の期待に応えるべく、太股に手をかけた。左右に割り開く。
遮るものがなくなり、露にされたサキュバスの欲望が、ぱっくりと口を開けていた。
花びらのような中心部から、かすかに酒の香りがする。デミトリは躊躇わず口付けた。

「んあっ……」
あらゆる部位が性感帯であるモリガンは、歯を食いしばり、刺激に耐えていた。
一時とは言え、彼女の大切な部分を占めていた
蝙蝠に軽く嫉妬しつつ、その残滓を消すように、舌で内部を探った。

やがて、匂い立つとろりとした液体が、繋ぎ目の部分から流れてきた。
床を濡らすその液体がワインではないことを、彼は知っている。
モリガンの、まだ酒に酔ったような表情が、下腹部を疼かせる。
彼は人差し指を口に含み、蕾の中心にそっと差し入れた。潤っているそこは、固い指をあっさり受け入れた。
そのまま、前後にゆっくり動かしていく。
209デミモリH:2005/08/24(水) 15:22:23 ID:unYtPXFM
「ん、はあっ……デ、ミトリ……」
彼女の口から自分の名を聞くたびに、下腹部が熱くなる。

先ほどからずっと、膨らんだまま行き場をなくしている彼の『そこ』に気づき、モリガンが目を細めた。
「ね……そろそろ、あなたのをちょうだい」
その声に、また一回り大きくなった自身に、気づかぬ振りをしてデミトリが答える。
「私のとは、何だね?」
「意地悪……」
モリガンは上半身を起こし、彼の両頬を包んだ。
額に軽く口付けする。彼女の足の間からは、デミトリの奉仕の結果が滴り落ちていた。
「もう、充分よ。私だけがいいんじゃ、不平等だわ……」
健気な口ぶりで語りながらも、モリガンの瞳は獲物を狙う豹そのものであった。
彼女の関心はもはや上のデミトリではなく、下のデミトリに注がれている。
それも悪くない、と彼は思った。当然、こちらにも自信はあるからだ。

「ねえ、いいでしょう?」
返事も待たず、モリガンは焦がれる眼差しで股間に手を伸ばしてきた。
身体にぴったりと張り付いたスーツを、ビリビリと音を立てて破る。先ほどまでのしおらしい面影は、完全に消えていた。
(どちらが襲われているのやら………)
いよいよサキュバスの本領発揮といったところか。デミトリは半ば呆れながら、小娘の痴態を見ていた。

「はっ、はあ……」
息を荒くし、いかにも高価そうな下着を、遠慮なくずり下ろす。
そこには、天井へ向けて大きくそそり立つ、デミトリの分身があった。ぴくぴくと脈打って、女の中に入るのを待ち焦がれている。
「は……」
ぽかんとした表情を浮かべ、固まっているモリガンに、デミトリはやや不安になった。
(まさか、小さいというのではあるまいな)
自分では自信があったし、今まで抱いた女たちも悦んでいた。
しかし、男同士で大きさを比べるなどという下品な真似はしないから、他の男のものがどの程度かは知らない。
魔力で大きくすることも可能だが、この場でやったらばれてしまう。

しばらくして、モリガンがうっとりした顔をして言った。
「いいわ………これなら、楽しめそう」
その言葉に、デミトリは緊張を解いた。モリガンが怪訝な顔をする。
「どうしたの?」
「いや……」
気まずさを隠すように、コホンと咳払いすると、デミトリはおもむろに腰を上げた。
「では、いいな?」
210名無しさん@ピンキー :2005/08/24(水) 16:59:29 ID:1Cf/HqTo
続きキター!!!
GJ!!

>(まさか、小さいというのではあるまいな)

ウケましたw
211名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 19:54:49 ID:aFt4IC22
GJ!
モリガンかわいいよモリガン
212デミモリI:2005/08/24(水) 21:10:17 ID:u0/nxjq+
相手の顔を見れば、確認など不要と言えたが、念のため伺いを立てる。
期待に潤んだ瞳が、何よりの答えだ。デミトリはモリガンの尻を掴み、敷いていたマントから浮かせた。
そのまま、尻を高く持ち上げると、浮き上がっている彼女の中心に、一気に深く突き入れた。

「ああ……っ!!」

びくん、と女の体が撥ねた。挿入に慣れていないわけでもあるまいに、大した女優ぶりだ。
そのまま、空中で静止しようと力を込めた彼の腕が、ふと強張る。

(これは……!)
初めて知ったモリガンの感触に、デミトリは愕然としていた。
入れた瞬間はさほどでもなかったが、柔らかく包み込むような膣内は、これまで抱いてきた美女とはまるで違うものだった。
しっとりとして温かく、しかし確かな弾力を持って、彼に絡み付いてくる。
全てを絞りつくそうとでもするかのように、咥えて放さないのだ。
彼は、腕の筋肉を緊張させた。愛液で滑り落ちそうになる掌で、しっかと彼女の臀部を支える。

(これが、モリガンの…)
頭の中で、何度も思い描いてきた。
豊かな胸を背後から鷲掴みにし、足を開かせ、滾る欲望を注ぎ込む───男なら、誰もが願ってやまない夢。
しかしこの快楽は、デミトリの想像の域を遥かに越えていた。
あまりの心地よさに、もはや、後戻りの出来ない恐怖さえ感じている。
繋がった部分だけが熱を持って、どくどくと脈打ち、頭の芯まで甘い痺れが襲ってきた。
少しでも動いたら、魂ごと抜き取られてしまいそうだった。
癪だが、人間の男が骨抜きにされるのも頷ける。
思考が奪われる……ダークストーカーでなければ、正気を保っていられたか否かも怪しい。

動かない彼をじれったく思ったのか、モリガンが軽く腰を捻った。
正気に返ったデミトリは、はっと顔を上げる。
同時に、きゅっ、と締め付ける感触が彼を襲い、思わず呻きを漏らしてしまう。

「く………」
ここで出したら、彼の敗北である。
辛うじて迸りはしなかったが、自身の不甲斐なさに、彼は歯噛みした。
213デミモリJ:2005/08/24(水) 21:13:52 ID:u0/nxjq+
「どう?中でこすれて、気持ちいいでしょう」

嘲るように告げる女から、デミトリは顔を背けた。今のは、完全に不覚を取った。
吸血鬼のそっけない態度に、女は悪戯っぽく小首を傾げる。

「素直じゃないのね。まあ、そこが可愛いところなんだけど……?」
「黙れ」

余計な事を口にさせないため、彼はモリガンに接吻した。
繋がっているうちに、自分もあらぬ事を口走ってしまいそうで、弱る。
先ほど侵した口の中は、既に彼女本来の味が戻っていた。今度は舌を肥大させず、通常の大きさのままで、優しく唾液を啜る。
とろりとした蜜が舌に染み入る。美味だった。処女の生き血さえも、これほど甘美ではない。
唾液も、愛液も、彼女の体から流れるもの全てが欲しい。
全身を愛撫し、啜っていると、この世のあらゆる快楽を味わっているような思いさえする。

「ん……」
胸の上の突起を舐めながら、デミトリはじわじわと腰を進めていった。
進める度に、モリガンの胸が震動で揺れ、たぷんと音を立てる。

「そこよ……いいわ、突いて……あ、あんっ」

彼女の言う通り、腰を捻ると、中で擦れる。
どういう構造になっているのか、彼の動きに合わせて収縮しているようで、それがまた堪らない。
熱を帯びて痒くなっている部分を、ブラシで優しくマッサージされているような、心地よい感触があった。
半ばほどまで引き抜き、再び奥まで差し入れた。彼女の身体は、面白いくらいに素直に反応した。
「あ、あん…っ、うん、あっ、はあっ」

湿った肌と肌が擦れる音が、デミトリの私室に響く。
多くのダークストーカーを血の海に沈めてきた、無敵のサキュバス。その淫らな嬌声が、耳に残って離れない。

彼は、動きを止めた。
女の背中を窓枠に押し付け、逃げ場を封じると、両脚をさらに高々と上げて吊るした。
モリガンの長い脚は、今やM字どころかV字型に割り開かれている。隠すものなど何もない。
整った顔はデミトリの唾液に塗れ、大きな乳房には赤い手形がつき、開かれた脚の中心にはデミトリの体から突き出た物体が、深々と刺さっていた。
214デミモリK:2005/08/24(水) 21:18:08 ID:u0/nxjq+
(無様な……アーンスランドの主ともあろう者が)

本当に無様なのは、小娘相手にのぼせ上がって、その身体に懸命に腰を打ちつけている己の姿なのだったが。

(だが、それも一興)

この時間だけは、デミトリのものだ。朝になれば彼女は、翼を広げて飛び立ってしまうだろう。
だからせめて、今だけは。

「カモン………」

囁いて、そっと腰を引き寄せる。モリガンは彼の意図を察し、唇の端を吊り上げた。
立ったまま奉仕を続けてきたデミトリが、初めて窓枠に腰を下ろした。
脚をハの字型に開き、腕を広げてモリガンを迎え入れる。
モリガンは彼と向かい合って、逞しい肩に腕を絡めた。そのまま、腰を落とし、ゆっくりと尻を沈めていく。

「う……」
彼女の体の重みが、直接的な刺激となってデミトリを襲った。
険しい顔で快楽の波に耐える彼を、モリガンは淫靡な微笑みを浮かべて見ている。
「気持ちがいい?今度はこちらから、動かしてあげる」

言うや否や、腰の動きを激しくする。ずっ、ずっ、と、皮膚が艶めかしい音を立てた。
激しい震動に、胸が上下に躍る。すると彼女はそれを避けるように、デミトリの胸に、乳房をしっかり押し付けてくるのだ。
胸と胸が擦れる感触に、半ば恍惚としていると、モリガンの顔が間近に迫った。
舌で頬を舐められたかと思えば、唇を塞がれた。その間にも、腰は激しく上下動を繰り返している。

「ね、見て。あなたのが、中で動いてるわ……」

目で示す先には、モリガンの臍がある。その下が、わずかに膨らんでいて、いかにも卑猥だった。
負けてはいられないと、デミトリはモリガンの腰を掴み、今度は左右に動かす。

「っ!」
新たな衝撃に、モリガンは顎をぐんと逸らした。

「ん、あううはっ…い、いいいいっ……」

悶える彼女の白い下腹部に、凹凸が生まれる。
自分のもので、彼女の中を掻き回している支配感に、彼は酔った。
これほど好き勝手に蹂躙しているというのに、モリガンの女の部分は少しも緩む事はなく、食いつくような強さを見せ付けている。
激しく締め付けられるたびに、まるで自分が受け入れられているかのような、心地よい錯覚に浸るのだった。
215デミモリL:2005/08/24(水) 21:22:04 ID:u0/nxjq+
「ん、はああっ、ん、あうう、あぅっ」

気が狂いそうになるほどの快感が、二人の全身を苛んでいた。デミトリは声こそ上げなかったが、既に彼女の肉体の虜になっていた。
モリガンは、彼の唇のみならず、顔全体を舌で嘗め回し、鼻や耳の穴にまで熱い息を吹きかけていたのだ。
上も、下も、彼女の匂いと味と感触に支配される。
味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚。全てを使って男を堕落させる女は、彼が心地よいと感じる部分を、本能で知っているようだった。

「く…う…」

そろそろ限界が近づいてきていた。女の奥深くに入ったものが大きく膨れ上がり、先端から勢い良く迸る。
モリガンが腰を大きく捻った途端、背筋に震えが走った。もはや、声を殺す事さえ出来ない。
頭の奥が真っ白になり、ただ一つのことしか考えられなくなる。女は、耳元に口を寄せて言葉を投げた。

「いいわ。出して……デミトリ」

───出す。
これほど簡潔で、かつ淫猥な言葉があるだろうか。

「おおおおおおおっ!!」

髪を振り乱し、獣のような雄叫びをあげたデミトリが、ひときわ強く、モリガンの中に突き入れる。
己の全身に絡みついて放さない、欲深き女の最深部に、出せる限りの全てを放った。
デミトリのものを根元まで飲み込んだ白い尻が、欲望を注がれた衝撃にガクガクと揺れた。

「いい、いい、いいわ、離さないでもっと……っ」

彼女の下半身の震えが、背中にくっきりと残った窓枠の跡が、射精の衝撃の凄まじさを示していた。
それでも、モリガンは泣き言一つ口にしない。それどころか、彼の全てを吸い尽くそうと、足をがっちりと絡めてくる。

(まだ、足りないとでもいうのか)

朦朧とした意識の中で、彼は思った。
恐ろしい女だった。どこまで欲しがるのか───彼女は、満足というものを知らないのだろうか。
くっ、と彼は歯噛みした。
射精はまだ続いている。既に彼の意思はそこになく、まるで他人の手で絞り取られているような違和感があった。

「もっと……もっとよ…」

満たしてやりたい、と心から思った。けれど、出来ない。満たされた瞬間、彼女は退屈で死んでしまうだろうから。
きつく抱き合ったまま、壊れるほどに互いを抱きしめて、二人は果てた。
216デミモリM:2005/08/24(水) 21:24:51 ID:u0/nxjq+
「送ろう」

身なりを整えて立ち去ろうとするサキュバスの後ろ姿に、彼は声をかけた。
振り向いた彼女は、いつもと変わらぬ小悪魔めいた微笑を浮かべていた。
デミトリの申し出に、そっけなく手を振る。
「遠慮しておくわ。───もうじき朝日も昇ることだし、ね」

緑の髪が、明け方の風を受けてふわりと横に広がる。
夜の女王は、朝の爽やかな空気がお気に召さないらしい。
昨晩あれほど燃えた事が嘘のように、その顔は穏やかであった。
何故だか、彼女がそのまま消えてしまうような予感がして、デミトリは思わずその腕を掴んだ。

「日の光は克服したと言ったはずだ。今の私に、弱点などない」
その言葉に、モリガンは肩を揺らして笑う。
「あら。じゃあ、ここは?」

すいと伸ばした指が、デミトリの下半身に触れる。
モリガンにあらかた絞りつくされたその部分は、今はまるで反応しなかった。

「……品の無い女だ」
昨夜の醜態を思い出し、デミトリは顔を顰める。

「その品の無い女を、夢中で抱いてたのは誰?」
素早く切り替えされ、彼は言葉に詰まった。
実際、彼は狂わせられていたのだ。モリガンの豊かで美しい肉体に……そしてそれ以上に、彼女が抱える、深い孤独と闇に。

「あの程度で、私を満足させられると思って?今度会う時は、もう少し使えるようにしていらっしゃい」

にっこり笑うと、モリガンは背中の翼を広げた。夥しい数の蝙蝠たちが、彼女を慕うようにその周囲に纏わりつく。
昨夜逃がしたはずの蝙蝠も、懲りずにその中にいた。
虐げられながらも彼女を崇拝せずにはいられない、その気持ちが今なら判るような気がする。

「じゃあね」
片目を瞑り、彼女は床を蹴った。
白み始めた空に、その姿は吸い込まれ、やがて瞬く間に小さくなって消えていった。

「生意気な事を………」

闇の女が飛び去った方角を見つめて、デミトリは小さく呟く。
しかしその声には、どこか安心したような、甘い響きが含まれていたのだった。

217名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 21:25:59 ID:u0/nxjq+
終わりです。
218名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 21:39:59 ID:kcg+E6J5
一気に読ませて頂きました。
とても面白くなかったです、次の作品に期待しております。
219名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 21:54:46 ID:aFt4IC22
GJ!散歩いって帰ってきたら、続き投下されててうれしかった。
デミトリかわええ。おとこのこみたい。
そりゃモリガンに負けるよね。
220名無しさん@ピンキー :2005/08/24(水) 21:55:40 ID:1Cf/HqTo
GJ!
良かったです!
221名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 22:03:09 ID:ANnSP6La

  ヽ(・∀・)ノ  <モリ子に萌えまくりフォ―――――――――― !!!!
    )  )
((( < ̄< ))))

小躍りしちまったぜ。


222名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 22:11:17 ID:IbNqq5xR
>>218が異臭を放っている件について
223名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 22:24:07 ID:wriVpQH/
GJでした。
エロ部分も良いけど、二人の駆け引きめいたやりとりとデミトリの心理描写がまた面白かった。
>>219に思わず同意w
224名無しさん@ピンキー :2005/08/24(水) 22:41:35 ID:1Cf/HqTo
>>219
ベッドの上はモリガンの主戦場なので、門外漢のデミデミが
勝つわけにもいかんしねw
225名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 03:09:09 ID:PJygXp6w
上手いな。
これで一万回と二千回くらい抜けそうだ。
226名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 13:58:04 ID:0rTLAN4z
>>224
つまり
デミに「決闘しる!」と言われたので、最も得意なフィールドでお相手して差し上げたまでなんだね。
モリ姉さんとしては。
227名無しさん@ピンキー :2005/08/25(木) 22:21:55 ID:BLP2um8U
>>226
ガロンが満月の夜に、オルバスが水中で、サスカッチが雪原で、ビクトルが
雷の日に、ザベルが墓場で・・・とかと一緒、などと言うとデミトリが泣きそうだ。
228名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 10:56:16 ID:abvBrmID
>>227
デミトリが泣くところは想像できん。
「私を称えろ!(半泣き)」って感じか?w
229名無しさん@ピンキー :2005/08/26(金) 14:44:53 ID:QBxNSLrq
昔の謎本「ヴァンパイアハンターの謎」というのを読んだらデミ
トリとモリガンの子供「デミガン」という安直なネタがあった・・・
フュージョンじゃないんだから。

>>228
ギャグ調に滝の涙とか。
だ〜、って感じでw
230名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 15:33:31 ID:vjO/q3OB
IDがQB
231名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 19:45:36 ID:8G9VAOEu
そして君はOB
232名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 21:16:34 ID:7ipXHxUr
次回作をハアハアしながら待ってます保守
233名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 23:18:38 ID:+NQduo/b
>227
ここで「満月の夜のガロンは実は弱い説」提唱者の俺が現れましたよ。
234名無しさん@ピンキー :2005/08/27(土) 00:24:21 ID:r8iIQ20j
>>233
なにかネタが?
235名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 12:40:33 ID:r2KdjmmI
デミモリを投下した者です。ご感想ありがとうございました。
次はバレッタ陵辱物を考えてます
236名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 19:02:07 ID:/sWMo4at
正座して待ってます
237233:2005/08/27(土) 23:16:47 ID:W0i67LCk
>234
本能で暴れるのは格闘家にあるまじき醜態なのです。
ジャンプやダッシュ、ビーストキャノンで暴れるより、
中P刻んだり中足クイックサーキュラーで渋く戦うのが
ガロンの仕様つーか格闘家クオリティなのです。

体力が有り余っててもテクが無いとご婦人を満足させることはできないのです。
暴走ガロンはフェリシアやレイレイが相手ならなんとか押し切れるけど、
モリガンやバレッタが相手だと罠掛けられてやられちゃうのです。
ヴァンプキャラ最弱クラスの性格の押しの弱さは伊達じゃないのです。
238名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 23:18:56 ID:TYvxX3ea
>>237
「ジャンプ」まで読んだ
239名無しさん@ピンキー :2005/08/27(土) 23:21:36 ID:r8iIQ20j
>>237
なーる、理性を無くし力任せに振り回すんじゃせっかくのガロンの
特性(格闘技+獣人の力)も半減だわな。
240名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 23:28:21 ID:kHOLf6c5
ちょっと待った!

それじゃぁ、『ガロンのモノが、満月の夜は、長さ二倍、直径二倍になる』という、オレの説はどーなる?
241名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 00:31:48 ID:d3c4lASE
>240
おっきいだけでは女性は喜びません
242240:2005/08/28(日) 01:00:33 ID:6hP3WZyE
>>241
違うんだよ!
確かに大きいだけじゃダメなのは認める・・・
だが、それ+野性の激しさ、みたいなのがあると思うんだよ!
過疎化の村が一気に大都会に・・・
そんくらいのオマンコ(アナル)開発があってもいいんジャマイカ?
243名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 10:12:23 ID:dO3z2Ipu
射精するだけで村が都会になれば苦労はしない
244名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 13:21:34 ID:MdONeE3i
>242
 モノが大きくなる+スタミナ絶倫+イヌ科の交尾
=入れたら最後、朝に月が沈むまで抜けなくなる

↑ここテストに出るから各自マークするように。
245名無しさん@ピンキー :2005/08/28(日) 21:21:06 ID:HFg+5fhA
>>244
フェリシア大変だw

つーかヴァンパイアってほぼ全キャラが異種族なんだな
(レイレイはキョンシー、ドンヴァンはダンピールって事で)。
珍しい。
246名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 00:26:48 ID:trFuSKtH
誰かガロフェリもので……あ、いやなんでもない。
247名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 23:01:28 ID:L0HosBGP
ヴァンプの男性陣はモッコリが多い。
セクハラ大王のデミトリはもちろん、ビクトル、サスカッチはかなりモッコリ。
オルバス、パイロンも意外とだし、ドノヴァン、ビシャモンは褌越しに地味にある。
残念ながらアナカリスとザベルは服装の都合でサイズ不明で、ジェダは忘れた。

さて、最近話題のガロン君はというと、なんとモッコリがまるでない。
ズボンの股下をやや遊ばせているとはいえ、どんな動作の時にもやっぱりつんつるてん。
さすがに「実は付いてない」って事はないだろうが、相当小さいことは確実。

って事で、「満月の夜にマグナム巨大化」しても、それでやっと並サイズだとか。
大きすぎるとそれも困るが、小さいにも限度がある。
いずれにせよフェリシアは苦労が絶えない模様。
248名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:17:00 ID:fiv/25ku
ついでにモリガンももっこり…



















つまりモリガンの盛りマ(ry
ごめん。つまんないね…
249名無しさん@ピンキー :2005/09/01(木) 00:39:05 ID:q8ydXzRb
>>247
ワロタw
250名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:47:56 ID:rVAe2Xkh
>>241
じゃあ黒くてデカくて暴れっぱなしなら満足できますか?




スクライドみてたからつい…
251名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 05:40:18 ID:NU3aqwp4
>>247
何故だかバレッタに捕獲されモリガンに売り飛ばされそうになり

バ「何これー、超ちっちゃ〜いw」
モ「デミトリの三分の一以下だわ…しかも全然使ってる様子もないけど」
ガ「ギクリ」
バ「えーマジ童貞!?キモーーイ」
モ「童貞が許されるのは(以下略

って感じの場面が浮かんだ。
252名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 09:48:01 ID:nbKrw4Lt
>モ「デミトリの三分の一以下だわ…」

nande-sittenda-yo!
253名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:09:40 ID:TwbCYJZU
おれも知ってるよ?

タイツの上からでも形が(ry
254名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 01:27:46 ID:rROiiYAT
デミモリ最高ですた!!!(*´д`*)ハァハァハァアハァ
デミちゃん、かっこいいよ・・・・。
私もデミトリとエチーしたい〜!!!!
255名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 02:31:43 ID:IQ7a68wq
('A`)
256 ◆CguL0MAxVk :2005/09/02(金) 06:17:08 ID:PtYVgoKz
>>251
今までのどんなSSよりもときめいた・・・
257名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 13:05:36 ID:1+jq9Pw6
オマエラあんまりガロンをいじめるなよ
小さいなんて証拠がどこにある?
能ある鷹は爪をかくすっていうだろ。




まあガロンのは完全に皮で隠れ(ry
258名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 13:20:15 ID:RgP8zSEE
それでは決をとります

ガロンが出す時の掛け声は「ビーストキャノォン!!」が良いか「ドラゴンキャノォン!!」が良いか
259名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 14:25:12 ID:KszDmOE4
獣欲なのでビーストキャノン
260名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 14:42:39 ID:Dmh3SoNu
>>254
同感だが少し落ち着け。男性のみなさんが呆れているぞ
261名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 22:03:56 ID:dHCRUZIm
>>254
女言葉キモイ
カマか
262名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:21:40 ID:FiG1wuiZ
ガロンってドックフード食べてるんだろ?
263名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:25:52 ID:dr7bGQw/
デミ「ゲットマイレイジ!!」or「地獄を味わえ!!」
ドノ「裁きを受けよ!!」
フォ「発射(フィニイッシュ!!)」
パイ「これが本当のコスモディスラプションだっ!!」
ジェ「理解できるだろう?今、君の膣は救済されているのだよ」
アナ「これぞれぞれぞ、王家の裁きばきばき」
ビク「オマエに でんき ながす フゥヌーー!」
ビシャ「ワシは中出しが好きでのゥ!三度のメシより好きでのォーー!!」
ガロ「多く、より多く!!アォォーーン!膣内ESミリオンフリッカー!!」
オル「私の白濁シーレイジを受け取ってくれぇぇ!」
サス「オレのバナナの味はどうだぁ?自分じゃ味わえねーからたっぷり食らってくれぇ」
ザベ「ヒャッハー☆ 中に強烈なヘルダンクかましてやるゼー!!」

以上、ヴァンプの男性陣がイク時のセリフ集でした
264名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:39:12 ID:FiG1wuiZ
>>263
女性版きぼんぬ
265名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:43:40 ID:MceWKpsN
そんなんいいからSS書いてくれよ
266名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 02:39:56 ID:e29jTzra
こういう雑談の中からネタが生まれて
SSにつながる事もあるんだよ

せっかくSS投下されたのに、感想も付けずに雑談してるだけ
なんて状態はダメだけどな
267名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 02:50:22 ID:wUNUZ6nb
>263
>ガロ「多く、より多く!!アォォーーン!膣内ESミリオンフリッカー!!」
ベッドの上でもこいつはクイックムーブなのか?童貞、早い、小さいでは救いようがないな。
268 ◆CguL0MAxVk :2005/09/03(土) 03:36:35 ID:HJZ9D2S0
フォボスは男性なのか・・・
269名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 11:00:22 ID:M+2Z4DJY
なんで意味もなくトリップつけてんのお前
270名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 12:47:14 ID:AD46/0AC
フォボスにおちんちんが付いているのかと
271名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 15:27:48 ID:Tk5+KkpN
>>268
SS書けよ
272名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 12:24:09 ID:1p2if2Eh
>>268
死んでみろ!
273名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 23:47:33 ID:80o8yqYX
>>263
こういうネタでザベルだけ全く違和感無いのは何でなんだろうな
274名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 00:00:29 ID:5co1MJay
バカだからだろ
275名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 10:08:22 ID:t3J+Iy3/
デミトリ×モリガン
投下させていただきます。
276晩餐1:2005/09/09(金) 10:09:23 ID:t3J+Iy3/
私は全ての男たちの夢――

どんな男もその最も暗く甘い夢の中では、
自らの欲望に溺れ、抗うことすらできずに屈服する。
まだ髭も生えない少年からもう立ち上がることも覚束ない老人まで皆
私の姿に憧れ、切望し、持てる力の限りを注ぎこみ、
ついにはその命までもを捧げる。

それこそは私の悦び。
最後の瞬間のあの哀願するようなまなざし。
私を潤し、震わせ、満たしてくれる男たちの精気が。

今宵もまた、深く柔らかな闇の帳が下り
どこからともなく誘う声が聞こえる、彼方へと。
生暖かい夜風にうなじを撫で上げられ
もう、この湧き立つ凶暴な衝動を抑えることはできない
切なく胸が疼き、尽きることのない激しい渇きが蘇る
全てを吸い尽くさずにいられない、美しくも淫らな悪夢。

それこそが私――。
277晩餐2:2005/09/09(金) 10:10:15 ID:t3J+Iy3/
夏の夕べ、気まぐれに山奥の修道院を訪れる。
月の光に照らされて銀色に光る長い髪をそよがせ
開いていた窓から室内に降り立つと、あどけない顔をした
年若い修道士が一人、その場に射すくめられたように立ち尽くしていた。

黒い蝙蝠の翼を広げ白い裸身を晒して一歩近寄れば、
頼みの綱の十字架は手から滑り落ち祈りの文句は一言も思い出せない。
逃れようとしても腰が力を失い膝が動かず、なす術もなく床に崩れ落ちる。
可愛い哀れな獲物には、聖母の微笑みを浮かべてゆっくりと手を差し伸べ
初めはそっと、そして力を込めて震えおののく体を包み込んであげる。

女の柔らかく温かい肌とその肉の重み、初めての感触に息が詰まり、
すでに張りつめていた若芽は堪えきれず、頼りない呻き声と共にあえなく果ててしまった。
たとえ神に仕える身であろうとも、欲望に屈しひとたび堕ちればたわいもないもの。
まだ熟していない青い果実でも、食前酒がわりとしてはそう悪くない。
夜明けにはまだ時間がある。これからが贅沢な晩餐の始まりなのだから。


退屈しのぎに夜毎開かれる仮面舞踏会に顔を出すこともある。
優雅な貴婦人の装いでしなをつくればたちまち今夜の狩の標的が列をなす。
舞踏会の実態は退屈に倦む貴族たちの夜通し続く欲望の狂宴なのだ。

その男に出会ったのもそんな宴の一夜だった。
鍛え上げられた逞しい肉体には不釣合いなほど軽やかで優雅な身のこなしと
やや神経質な印象をも与える端正な顔立ち。海千山千の有力領主たちの中にあって
ひときわ若く、自信と活力に満ち溢れた姿が目を引く。
そして洗練された紳士の姿の下に巧妙に隠された闇の匂いに一層興味を覚えたのだ。
278晩餐3:2005/09/09(金) 10:10:50 ID:t3J+Iy3/
蝋燭の炎が妖しくゆらめく大広間は、目を凝らせばそこかしこ
着飾った男女が思い思いの格好で絡み合い、猥らな律動に身を委ね貪りあっている。

広間の片隅では好事家の貴族たちが集い、地方の葡萄品種の評に花を咲かせているところだ。
「それで、目利きと評判のマキシモフ公の近頃のお薦めは何です?」
「私見だが、西の領地で育てた赤にかなうものはないだろう。
何より混じりけのない純粋な色が美しい。味も最高のものだ。
熟成には十数年以上は必要だし手間もかかるが、その価値は十分にある。
飲み頃を見極めるのがなかなか難しいがね」
「その通り、ちょっと目を離した隙に害虫がつけば台無しですからなぁ」
誰かが入れた合いの手に下卑た笑い声が洩れ、貴族たちは訳知り顔で頷きあっている。

収穫を祝う祭りの夜には村の美しい娘が領主の城に捧げられる。
その年の極上の初物を、一番に味見するのは領主のみに許された特権なのだ。
一人が「だから苗木が幼いうちから囲うのが一番だ」などと得意げに講釈を始めた。

マキシモフ公と呼ばれた男はそんなやりとりに退屈の色を隠さずふと視線を逸らせた。
彼の城で行われる儀式が少々異質なものであることを知る者はない。
生身の肉体の交わりへの興味はすでに薄れて久しい彼の場合は
選び抜かれた最高の処女の血を絞りとり、文字通り味わうのだという。

「お詳しいのね。今度長熟ヴィンテージの試飲もお願いしたいわ」
何気なく差し挟んだ言葉に、男は鋭い視線を投げかけてきた。
広間の輪舞に加わらずこちらを眺めていた優美な淑女の姿を認めると
彼は切れ長の目を更に細め、何かを見抜いたようにすぐに不敵な笑みを浮かべた。
「機会があれば喜んで」
279晩餐4:2005/09/09(金) 10:11:28 ID:t3J+Iy3/
デミトリ・マキシモフ――その名前には聞き覚えがあった。
愚かにも魔王ベリオールに逆らい、追放された男。匂い立つ闇の雰囲気もそうと知れば合点がいく。
気概ある野心家だとしても所詮無骨な成り上がりだろうと思っていた。
それが意外な風流気取りでこんなところで黄昏て、己が不遇を託つか。
挨拶代わりにちょっかいを出してみたくなる。

方々からかかる誘いの声と絡みつく欲望の眼差しを振り切って
赤い満月の光を眺めながらテラスに佇んでいると、ついに狙い通りあの男が声をかけてきた。
「ワインがお好きなのですね」
「…美味しいものを極めてみたいだけなの、お酒に限らないけど」
「失礼ですが、以前どちらかでお目にかかったかな?」
「さあ。どうかしら。こういう場所にはよくいらっしゃるの?」
「いや、時にはこうして顔を出しておかないと、昼間は所用が多くて……。
我が城が主のいない幽霊屋敷などとまたあらぬ噂をたてられるのもかなわないのでね」
「まあ、領主様はいろいろ大変ですこと。ふふふ…聞いてもいいかしら、あの」
思わせぶりな調子と唇の動きを十分に意識しながら先手をとる。
「処女の生血が美容にいいという話は本当なのかしら。そうなら試してみたいんだけど。
あなたならご存知でしょう?」
男は一瞬ぴくりと眉を顰めこちらを睨んだが、
「フフ今のままでも十分にお美しいのに…めったなことを仰いますな…」
と芝居がかった調子で軽く受け流すかに見えた。
「…ところで、好奇心旺盛なあなたなら先刻ご承知でしょうが…」
言葉を続けながら男は音もなく傍らに忍び寄り、急に声を潜めて耳元で囁く。
「聞くところによれば、悦楽の極まったサキュバスの流す涙は
処女の血よりも美味なのだとか……いつかはそれを味わってみたいと思っている」

あくまでクールな物腰を崩さず、わざとこちらを直視しないまま
穏やかな視線がうなじから剥き出しの肩、大きく開いた滑らかな背中を這い
豊かな腰の曲線へと流れるのを感じる。
自身の言葉の効果を冷静に計っているかのような態度が小憎らしい。
思わずそのグラスを握る指が肌の上を愛撫するさまを思い描く。
確かに悪くはなさそう…。
そしてその気取ったそぶりをいつまで続けられるか見届けるのも面白い。

沈黙を、つくった高笑いで打ち破る。
「ホホホ、さすがにお目が高いわ。そうね、あなたになら、できるのかしら……いいわ」
唇の端を歪め蟲惑的な笑みを浮かべるとゆっくりと白い首筋を見せつけながら振り返り
流し目をくれてやる。
「この私を楽しませてちょうだい。もう並みの男では満足できないの」
「これは身に余る光栄、ご期待に沿うようせいぜい努めよう」
吸血鬼の瞳が赤く光り、淑女にダンスを申し込む貴公子の所作で
淫魔の手をとるとその指に口付けた。
280晩餐5:2005/09/09(金) 10:12:28 ID:t3J+Iy3/
暗い廊下を滑るように移動し長椅子の置かれた小部屋へと導かれる。
長い間閉め切られたような古い館独特の黴臭い空気。
毛足の長い絨毯に華奢な踵が吸い込まれていく。

振り向くとひとりでに厚い扉が閉まった。大広間のざわめきが遠くなり静寂が支配する。
魔物同士が向かい合い互いの出方を伺うように視線を交わす。
数多の男を陥落させた笑顔で臨む。相手は臆することなく更に一歩踏み出した。
「それで、君の好きなお遊びは?」
「もちろん……真夜中のお楽しみよ」
男は白い歯を覗かせて快活に笑ってみせた。
その首筋を引き寄せ、舌先で吸血鬼の歯牙を探りあてるとそろそろとその根元を舐める。
男の手が両肩を抱く。あくまで優しく、唇を吸いながら更に情熱的に
抱きしめられるかに思えたが、そのまま二の腕を掴むとゆっくりと
しかし確たる力で彼女の両腕を背後に回してゆく。
大きく胸を反らせ腰の位置で後ろ手に両手首を固定され自由を奪われた格好になった。
逃れようと思えばいつでも逃れられたし、強引な勢いは好ましく心地よかった。

豊かな乳房が更に突き出しドレスの中で窮屈そうに押しつぶされながら
半円を描いて盛り上がっている。
優雅な貴公子の姿をとりながら今やその本性を半ば露に鋭い牙を剥き出した男は
のしかかるように上体を折り曲げ、ゆっくりと唇を耳元に近づける。
「君の勇気には感服するよ。仰せの通りに……存分に愛でて差し上げよう」
のけぞった白い首筋の薄い皮膚の上を尖った牙先が撫でていく。
男の熱い吐息と鋭い牙の先がもたらす戦慄に感覚が研ぎ澄まされ、全身の毛穴が粟立った。

噛み破られることはないとわかっていても、熱くまた冷たくかすかな恐怖感にも似た
緊張が鳩尾に溜まり、そして同時に背筋を伝って痺れるような快感が上ってくる。
「はッ、んぁ…」
体の奥深くからどくりと甘い脈動を感じて思わず喉の奥からうめき声が漏れてしまった。
僅かに身を捩ると、更にきつく抱き寄せられた腰に、誇示するように硬い楔が押し付けられる
……臍の上で熱く脈打つのさえ感じられるようだ。
微妙な力で首筋の皮膚を引っ掻いている牙の繊細な動きと荒々しい下肢の圧迫感に
追いたてられ、立っている床が足元から崩れるような甘美な感覚を味わう。
281晩餐6:2005/09/09(金) 10:13:13 ID:t3J+Iy3/
喉下に感じていた熱い息がふっと遠ざかった。
思わず目を開けると鼻先が触れ合うほど間近から見つめられていた。
「フフ…そんなに震えて…まるで怯えているようだ」
男の瞳は誘いをかけてきた時と変わらず冷静なままだった。
「…君には怖いものなどないのだろう?」
低い声にはからかいの色が含まれ、なだめるとも煽るともつかない調子で
冷たい指先が背骨に沿って上下する。

彼の虜となった乙女たちは皆、死の抱擁を受け入れながら恐怖のために震えていたのだろうか?
慇懃な愛撫に惑ううちに不遜な杭を身中深く打ち込まれ歓喜の血と涙を流す――己の運命を
悟りながら、なおその瞬間を待ち焦がれている、滑稽なほどに従順な子羊。
それは全てを委ねとどめを刺されるのを待つ生贄の男たちのあの恍惚とも重なる。
そう、真の快楽と甘い恐怖の感覚とは近しいものなのだ、こんなにも――。
もうぞくぞくするような身震いと喉の奥にこみ上げる笑いを隠すことができない。

「あぁ…苦しいの、息が…このままじゃ胸が締め付けられて…服を脱いでも構わない?」
わざと甘くつくったつもりの声が予期しないほど濡れて響いた。
わずかな心の動揺を打ち消すように、媚びた視線を送り
乳房を押し付けて厚い胸板にもたれかかる。
どくどくと胸に感じている熱い鼓動が自分のものなのか男のものなのかさえ定かではなくなった。
282晩餐7:2005/09/09(金) 10:13:54 ID:t3J+Iy3/
腕を掴んだまま、喉もとから舌が這う。ドレスの胸元が引き裂かれ
やわらかな白い乳房が露になった。夜気に晒され、色素の薄い乳首がわずかに赤く充血して
欲望を示すようにつんと上を向いて尖る。
甘く乱れた呼吸をするたびに誘いかけるように弱く震えている。
(きて……弄って)
思いを見透かしたようにゆっくりと顔を近づけると、息を吹きかける。
次の瞬間、一気に容赦なく歯を立てた。
(ッ…ぁんん!)
甘い痛みと痺れに襲われ声にならない声をあげ、身を捩る。
こりっこりっと舌の上で転がしながらゆるく噛み同時に背中にまわした手が下へ降り
淑女の装いと嗜みを同時に引き剥がした。
むき出しになった尻の盛り上がりを撫で下ろしたかと思うと、その肉を掴んで左右に広げていく……。
熟れた欲望の匂いが漂い溢れ出て太股を濡らすほど滴っているのがわかる。
大きな手が後ろから脚の間に差し込まれ割れ目に添わせた指が探るようにぬるぬると滑りながら
前後に動く。その動きにぽってりとした肉厚の花弁が左右に拡げられ男の指を挟みこんでいく。
指先が、すでに充血してぷっくりと膨らんだ敏感な部分に突き当たった。
秘めた本性を暴き立てるように爪先でくりくりと刺激される。
「…ぁあ…」
両腕を太い頸にまわし胸を擦り付けるようにして一層大きく身を捩る。
焦らすことを愉しむような微妙な関節の動き。
途切れ途切れの吐息に、乱れた髪の一筋が揺れるのを見つめながら
その一点の感覚に吸い込まれそうになるのを堪える……。
もどかしい思いを訴えるように体重を男の腕に掛けるとますます指が秘所に食い込んでいく。
脚を大きく開き手のひらに跨るような格好のまま知らずしらず腰を前後に揺すっていた。
…はやく……!呑み込んで絞りつくしてしまいたい。
サキュバスの本能が熱く滾る。

<つづく>
283名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 10:21:56 ID:GyKLSj2M
とても面白くありません。

続きはいらないです。
284名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 10:56:17 ID:OAao2Kr/
>>283
藻前のレスがな・・・

職人さん、気にせずに続きをお願いしまつ。
285名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 11:37:24 ID:jEQKpXQN
デミxモリ、GJ!!(≧∇≦)b
続き期待してます。
286名無しさん@ピンキー :2005/09/09(金) 12:20:19 ID:VfBFjcX4
おおっデミモリGJ!
続きも期待しとります!
287名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 13:37:27 ID:grT36wSK
うは、中学生のごとく胸がどきどきする!
GJ!!!
288名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 16:02:24 ID:GyKLSj2M
>>284
いや、続きいりませんよ。

289名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 16:18:47 ID:KI/OgRmR
>>288
HOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOW!!!
290名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 16:55:21 ID:u0b1LvHV
ここは>>288と作家さんだけのスレだったのか…
291名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 17:07:03 ID:i0YFUId+
ただの厨だろ
透明しる
292名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 17:36:17 ID:NeC3B7oI
これまたいかにもなツンデレが来てますね

デモモリ超グッジョ
293名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 18:59:51 ID:aeztAQxY
何故か激しくマイブームデミモリGJ
294名無しさん@ピンキー :2005/09/12(月) 16:00:11 ID:1NS2TgPm
デミモリ続きマダー?
295名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 21:32:37 ID:U3/b1Ffn
さてバレッタSSでも投下するかな


ごめん嘘
296名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 23:32:46 ID:P2ZNLoek
そんなこと言わず投下してくださいよ。
297名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 02:18:41 ID:lUDNRcqG
デミモリの続き、
チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
298名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 10:06:17 ID:vzybikgc
いやもう続きいらんす。
ウザイ
299名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 10:08:28 ID:rmTElrAz
つづきまだー
300名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 11:43:41 ID:lUDNRcqG
>>298 (・∀・)カエレ!!
301名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 22:36:49 ID:vzybikgc
>>300
(・∀・)カエレ!!
302名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 22:53:24 ID:AICmYisc
>>300はいけない子だな。


池沼に構っちゃだめだぞwwww
303名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 23:46:04 ID:7/IRsnmA
俺は199の続きが気になって仕方ないのだが・・・
304名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 19:52:58 ID:tz/h5zMx
>>275
ちょっと読みにくいかな。「、」をもう少し多くした方がいい。
声に出して読んでみるとわかると思うよ。


…というように、どこが悪いのかちゃんと書いてくれれば良いのにな。
ダメだとかつまらないって言うだけじゃ、職人だって怒るに決まってる
305名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 20:11:39 ID:nDVXBkCZ
俺はデミモリの続きを待ち続けるぜ
306295:2005/09/16(金) 23:38:53 ID:8FSrsNcR
ネタが纏まったら投下しようと思います
後仕事が落ち着いたらw







だからみんなおらにほんのちょこっとでいいから力と睡眠時間を分けてくれorz
307名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 23:43:21 ID:V0i1YfLK
HEY! YOU!!
俺はいつまでも待ち続ける……
ユーのペースで書いてくれぃ!!
308名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 23:54:47 ID:QNlhSO5C
眠り直してかかってこい!もっとも俺はさらにワクテカしているがな。
309295:2005/09/17(土) 19:53:55 ID:3JSDM43f
皆に質問
バレッタのパンツは
クラシックズロースでFA?
310名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 22:07:01 ID:XUQo0REX
かぼちゃパンツは見せパンで、下にちゃんとしたの履いてると想像してる。
女子高生がスカートの下ブルマみたいな感覚で。

ところで、かなり昔に書いたジェダバレのSSあるんだけど需要ありますか?
311名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 23:42:14 ID:gLi7yuXZ
是非頼む……
312名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 02:21:00 ID:Orme2GxI
ジェダ×バレッタ1
携帯からなんで改行適当ですが投下します。



赤頭巾ちゃんの物語は、思春期の少女の性の危険に対する
・・・警告の書である


「わかっていてその格好を選んだのか、君は・・・?」
憂いの冥王はあどけない美貌の持ち主に尋ねる。
返事は、ない。
ただ微笑んで、冥王をじっと見ているだけだった。
・・・楽しそうに。
313ジェダ×バレッタ2:2005/09/18(日) 02:22:01 ID:Orme2GxI
「んくうぅ・・・っ」
ほの暗い部屋の中に、甘い吐息が漏れ聞こえていた。
窓から差し込む月明かりに、声の主が浮かび上がる。青色の瞳を潤ませた少女が、その身を夜の空気にさらしていた。
あどけない顔立ちが印象に残る、金色の髪の少女バレッタ。まだ10歳という年若い少女の白い肌が闇の中に艶めかしく躍動していた。
闇から伸びた青い手が、バレッタの体を這うようになぞっていく。時折、赤い爪が肌を傷つけ、彼女の体を真紅に染める。
「あぁ・・・いやぁ・・・」
バレッタは耐えるかのように、桜色の唇を噛む。別の手が、ひくひくと痙攣する太腿から内股へとなぞりながら昇っていく。
「やだやだぁ!やめてよぉ、ジェダぁ・・・!」
そう言いながらも、バレッタは高く腰を持ち上げているかのように見える。
ジェダは浮いた股間に手を差し入れて、包皮の下に埋もれている肉芽を剥き、指で転がし始めた。
「ひ・・・ひゃあぅッ」
途端にバレッタの口から悲鳴のような声が上がり、同時に花弁から蜜が滲んだ。
充血してきた肉真珠を爪で軽く弾くたびに、ほっそりとした身体が大きくのけぞる。
壷の奥から熱い泉が湧き出して、花弁に下を這わせ始めたジェダの唾液と混ざり合った。
花の蜜を舐めとる舌の音が、静まりかえった部屋の中に高く響く。
「んん・・・」
すすり泣くような声を上げて、バレッタは首を振った。
まだその感覚に慣れていないのか、苦悶する表情はとても幼い。
別に嗜虐的な趣味はないつもりだが、まだ幼い少女をなぶりものにするという認識は、ジェダを常になく興奮させているようだった。
314ジェダ×バレッタ3:2005/09/18(日) 02:23:03 ID:Orme2GxI
ジェダは片手でなだらかな曲線を描く繊細な胸のふくらみを揉み込みながら、
芽の前にあるバレッタの肉真珠を口の中にふくみ、舌と唇、それに歯で弄ぶ。
そしてあいた手を使い、ゆっくり秘唇に指をこじ入れてきた。
「ふあぁ・・・っ、はぅ・・・くひゃあッ」
弱いところをいいように責め抜かれ、なぶりまわされ、たちまちのうちにバレッタの神経は弾け飛びそうになる。
「だ、だめェ・・・もうっ、ひぃ・・・イッちゃうぅ・・・!?」
寸前で行為は中断された。と同時に、いきなり引っくり返され四つん這いにさせられる。
「な、何する気だよ?」
バレッタは嫌な予感に急速に熱が冷めていくのを感じた。
「何って・・・決まっているだろう」
「ちょっと・・・待てッ!今日それはナシだって・・・あぐぅっ!」
言葉を聞き終わる前に、ジェダは強引に自らの欲望をバレッタの中に潜らせた。
しかし少女の小さな器官はきつく締まっていて、なかなか奥まで受け入れない。
「ふとぉい・・・!」
「君が小さすぎるだけじゃないのか」
「こっ、壊れちゃうよぉ」
腰を引きかけたバレッタを、ジェダは懸命に追いかけた。
「壊れたりはしない・・・このあいだは大丈夫だったろう」
「でもぉ・・・っ!」
ジェダは根本を握って腰をねじこんでいく。根気よくやっていくうちに、ジェダの大きな肉の凶器はすべて埋まった。
白い肌身が大きく波打つ。小さいながらも形のよい胸のふくらみが跳ねる。
「ああっ・・・ジェダぁ・・・」
「別に大丈夫だろう、バレッタ?」
あどけない顔を引きつらせ、小さな口を開きながらバレッタはうなずく。
すると突然、もがくようにして裸身を揺するバレッタの顎がぐいっと引かれた。
315ジェダ×バレッタ4:2005/09/18(日) 02:24:07 ID:Orme2GxI
「うあっ!」
身を起こしたバレッタの乳房が、伸びてきたジェダの手で揉みしだかれる。
その行為は乱暴で、ふくらみきらぬ胸の頂上にある突起はちぎれんばかりに引っ張られる。
「あひぃ・・・いっ、痛いィ・・・!」
「まだ終わりではない・・・わかるね?」
バレッタの耳を噛んで囁くと、ジェダは彼女の片足を持ち上げて、その分身をえぐりこませ突き上げをいっそう深くしていく。
「やっ・・・きつい、きついよぉっ!」
裸身を妖しくうねらせながら、バレッタは大声で叫んだ。
先ほどイキそびれた時の感覚がふたたび身体を支配しはじめる。
刹那、首筋に痛みが走り抜けた。
「・・・・・・?」
何が起きたのかよくわからない。振り返って見ようと思うと、ジェダがその箇所に口づけしてきた。
かすかな痛みを感じる。
「な、何やって・・・?」
ピチャピチャと液体を舐めるような音が聞こえてくる。
急速に体から力が抜けていくのを感じて、ジェダが自分の血を食していることにバレッタは気付いた。
「テメェ、誰に断って・・・んうっ!」
「少しいただくよ。ふふ・・・こちらも味わってみたくなってね」
「チッ・・・別料金・・・いただくからな」
クスクスと笑うジェダの声が、バレッタの耳に届く。
「わかっているよ・・・それよりも、ほら・・・どうだ?」
言いながらジェダは、肉の合わせ目の先端で勃起している肉真珠を引っ張っては揉みこすり、執拗にいじくりまわす。
「ず、ずるいぞっ・・・ひぁ、あふあぁ・・・ッ」
バレッタは巧みに性感を刺激され、今まで体験したことのない感覚に翻弄された。
身体中を弄ばれる感覚を心地よく感じ、今や首筋の痛みすらその一部と化している。
316ジェダ×バレッタ5:2005/09/18(日) 02:25:04 ID:Orme2GxI
バレッタは自分のなかをえぐる動きに合わせて腰を振り、股をひろげ、くわえ込み、裸身をうねらせた。
さらに自ら意識して膣を絞りはじめる。
「くっ・・・かなりキツイな・・・ふふ、このあいだよりうまくなったな、バレッタ」
ジェダは満足げな微笑を浮かべてつぶやき、さらに鋭い突きを叩き込んでいった。
「はぁ・・・っ、はぐぅ・・・」
意識が昏くなっていくのを感じるバレッタの中で、彼女を串刺しにしているジェダの肉槍がひときわ大きくなり、
鋭く重い一撃、二撃が突き込まれていく。
「ひぎぃ・・・ッ」
あまりの激しさに、バレッタは全身の筋肉を収縮させ、ジェダのモノを締め付けた。
「うっ、うあぁ・・・イ、イクぅっ!!」
大きくのけぞったバレッタが、悲鳴に近い声で自分の限界を叫ぶ。
「ぬぅおおぉっ!」
ジェダがバレッタの背後で咆え、闇が彼女の膣奥で爆ぜた。
精をおびただしく放ち、バレッタの肉体のいちばん奥底に叩き込んでいく。
バレッタは秘奥から不可思議なぬくもりが四肢へとひろがっていくのを感じた。
「あはぁ・・・」
次から次へと送り込まれてくるジェダの精にバレッタは満たされていく。
がくりとバレッタの両腕が落ち、全身から力が抜けてやわらかいベッドにくず折れる。
闇の手による包容に安堵しながら、バレッタの意識は闇に堕ちていった・・・
317ジェダ×バレッタ6:2005/09/18(日) 02:26:32 ID:Orme2GxI

「・・・ひとつ、聞きたいんだけど」
しばらく何か考え事をしていたかと思うと、突然バレッタはジェダに尋ねた。
冥王は彼女の方を向き、視線で続きをうながす。
「あのさ」
バレッタは一糸まとわぬ姿でベッドの上に寝っころがった。
「アンタってロリコンなの?」
予想外の問いに不審そうな顔をするジェダ。
「・・・何を突然」
「だって、こういう相手なら他にもっと適役がいるでしょ?いちおーS級クラスの魔族なワケだし。
なのになんで人間の・・・しかも体が全然成熟してないあたしを選んだのかなって」
「別にロリータ趣味というわけではないのだが」
じゃあ、なんで?とバレッタはジェダの顔を覗きこむ。ジェダは、バレッタの視線から逃れるように顔をそらす。
「バレッタ、君だから私は選んだのだよ。それでは理由にならないか?」
「あたしだから?・・・あたしに惚れたとでもいうワケ?」
さもおかしいといった風にバレッタは言った。
「愛も勇気も、いかなるものも金の前では無価値・・・そんな君には想像できないのだろう?
私も、君に会うまではこんな感情が自分の中にあるなど知らなかった」
「でも、あたしにはきっと一生わからないわ」
残念がるふうでもなく、バレッタはつぶやく。
「・・・約束の報酬を支払おう。ついてきたまえ」
その言葉を聞いた少女は、あどけない顔に妖艶な笑みを浮かべた。
318ジェダ×バレッタ7:2005/09/18(日) 02:27:27 ID:Orme2GxI
ごらんの通り、年端もいかぬ若者は
とくに美しく愛らしく人好きのする女の子は
どんな相手と口を聞いても間違いのもとになるからご用心。

けれども心の純粋さというものには、もっと用心してください。
なにせ、魔界の冥王が道を誤るほどなのですから。
319ジェダ×バレッタ:2005/09/18(日) 02:28:27 ID:Orme2GxI
これで終わりです。
あんまりエロくなくてごめんなさい。
約8年前に書いたもんだから大目に見てやってくださいな。
バレッタエロが増える事を祈って。
320名無しさん@ピンキー :2005/09/18(日) 04:18:10 ID:KQ7GIheb
d&GJ!!
バレジェダとは珍しいけどよかったっす!
321 ◆CguL0MAxVk :2005/09/18(日) 04:27:56 ID:H9uLSnF2
勝手に冥王をブリス版だと脳内変換したら超絶萌えた
すまんがgj・・・うえっ・・・うえ・・
322名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 08:29:01 ID:WVzzIYX1
ちんちんおっきした
323295:2005/09/18(日) 19:29:01 ID:+xr2T7XF
GJ(´∀`)b
324295:2005/09/19(月) 01:10:18 ID:Q/coiGHW
少々ネタで悩んどります
蜂×バレの予定なのですが
蜂はふたなりか普通にレズっちゃうかどっちが良いでしょうか?
325名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 02:38:10 ID:uPShADvO
個人的にはふたなりの方が好きだけど、前にふたなり書いて叩かれた人おったよ
326名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 03:10:16 ID:Od1SkYJA
チンコではなく、あくまで産卵管として描写してくれるなら神。
327295:2005/09/19(月) 08:04:29 ID:Q/coiGHW
>>325
d
>>326さんので行こうと思います

自分の下手さに呆れつつ修正しつつやってんので気長に待ってて下さいな
(´・ω・`)
328名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 23:05:49 ID:DLtMLmNY
遅くなりましたが、デミトリ×モリガン
>>282 からの続きを投下させていただきます。
329晩餐8:2005/09/19(月) 23:06:31 ID:DLtMLmNY
優美でいて傲岸な、紳士の姿をした闇の怪物の腕の中で次第に渇きがつのった。
腰の動きと呼吸にあわせてたわむ胸の谷間に汗の滴が流れる。

「くふっ…は…っ…っぁ…」
断続的に浮かび上がる愉楽の泡沫をあまさず掴み取る。
内なる昂ぶりを潜めるように声を抑え密やかに味わったつもりだったが
溢れる蜜の量と内腿のひくつきで悟られているに違いなかった。

構いはしない。
膝を曲げ足首を男の太股に沿わせながら片脚を高く持ち上げて腰に絡める。
「ねぇ…もうこれ以上…」
待てないとばかりにその姿勢のままで硬く反り返ったものに当てつけるように身をくねらせると
爪先に引っかかって揺れていた繻子の靴が男の背後に転がって落ちた。
彼はそんな様子を薄笑いを浮かべて見下ろしている。相変わらず余裕の構えだが
その赤い瞳の奥に今は情欲の火種が宿り、妖しくくすぶるのが覗える。

「…淫魔めが……どうしても私を罠にかけなければ気が済まぬか?」
言葉とは裏腹にその声は今までになく優しく響いた。
「下種どもの盛りあいなぞ今更興味は持てないが、君の魅力は認めよう。
刹那の闇の幻にしておくには惜しい……ふふふ、本来なら我が永遠の命を与えたいところなのだがな。
今宵は君の望む形でお相手しようか…その美しさに敬意を表して」
腰に絡まった脚をあの優雅な動きで太股から膝へと撫で上げる。
足首を後ろで掴み、腰から外して持ちなおす。
大きく曝け出された部分に風を感じた。
そこに一瞥をくれると、高く上げた膝を片腕にかけたまま吸血鬼がその欲動を現す。
熱を持った尖端がくちづけを交わすようにくちゅっと音を立てて一度触れ合った。
330晩餐9:2005/09/19(月) 23:07:04 ID:DLtMLmNY
余韻を味わう間もなく、激情が襲いかかる。
体を預けた不安定な姿勢のまま、一息に刺し貫かれた。
「うッ…んんッあぁ…」
瞬間息が詰まり、唇の端から唾液が零れ落ちる。
衝撃と圧力に耐え肩で大きく息をする。
霞んだ視界が次第に戻ってくる……仰け反って見開いた瞳を弄るように見下ろしている顔。
闇の主に相応しい邪悪な笑みだ。

「あぁ…は…ハぁッ」
静かな水面にさざ波が立つように張り詰めた内部がざわめき始める。
(素晴らしい…)
襞の全てが、別の意思を持った生き物のように涎をたらしながら嬉々としてしゃぶりつく。
(これで、もうあまり生身の肉体に興味はないようなそぶりをしているなんて!)
夢中になってその感触を追い求める。
吸血鬼の顔に僅かな狼狽の色が浮かんだ。
そのままがっちりと組み合い互いに微動だにしない。男の胸に顔を埋めて内なる感覚に浸っていると
筋肉の厚い密な層の中で、あらゆる秘蜜を啜り尽くしたこの魔物の血が温度を上げ沸きたつのがわかる。

内襞のさざめきが効いているのか、彼は顎をあげて息をつくと、
囲みを突破するかのように敢然と動きに転じた。
微かな光がその身を包み躍動する体にあわせて煙のように揺らめく。
太い首筋をなであげ逆立つ髪を掴んで、喘いだ。
「いい……素敵よ。ああ、もっと…、もっとあなたを味わわせて」

波打ち際の滴が泡立ち水音を立てる。
結ばれた部分を密着させたまま体全体をあやすように、
また腰を引いて浅く擦りあげるように、と揺さぶり責めたてられると
稲妻のように閃きながら快楽が極まり、きゅっと虚空に収束していく。
動きに合わせてひきずられる奥深いところからどろどろに蕩けていくような感覚。
これほどまでとは予期していなかった――その律動に揺るがされていくのは肉体ばかりではない。
未知の深淵まで喰い破られ、拓かれるそばから侵されていく。

男の額には汗が浮かび、荒い呼吸が室内に響いていた。
激しく熱い気の高まりに共鳴するようにとめどもなく悦楽が溢れだす。
「あぁっいい、いい、ん、ああっ、っ、っ、きて、はッ、あぁ…」
自由を委ねた状態でなされるがまま、限界を超えた激しい突き上げに酔いしれた。

意識が遠のきそうになる度、もう二度と放すまいとするようきっちりと掴みなおす。
それは決して力を失うことなく一層獰猛さを増して応えた。
331晩餐10:2005/09/19(月) 23:07:34 ID:DLtMLmNY
何度絶頂を味わっても体の奥から湧き出る尽きせぬ欲望が
さらなる境地を求めてもがくのがわかる。
……もう、逃がさない。
このままずっと。ずっと。味わっていたい。胸躍り燃え上がるこの瞬間だけを。

繋がったまま、肩で大きく息をしている男の耳朶に噛み付くと
く…ふっ、とその姿に似つかぬ可愛らしい声をあげて反応した。耳元で囁きかける。
「はァぁ…あ……ふ…感じる、最高よ」
「…だ…ろうな……」
「…ふふ、感じるのよ…あなたが、震えているのを。そう、まるで怯えているみたいに」
「な…んだと?」
「私の中で、ぴくぴくしてる…ねえ、わかるでしょう。こんなに…」
捻るように絞りあげる。
「ぐ…ぁ!」
吸血鬼の端正な顔が歪んだ。同時にその部分に滾る血潮が逆巻き、さらに膨らみを増す。
「あぁ…なんて、なんて素敵なの……ね、いっそこのまま……私のものにならない?」
そう。昇りつめて、もっと高みにまで――
そうして、永遠にも優る、
刹那の夢に堕ちる。
その時確かに感じた……この手に収めた彼の本能が諾うのを。

どんな男も己の欲望に敗れる時は脆い。誇り高い者ほどその終わりはあっけなく無残なものだ。
「……そう、あなたの心の望むままに従ったらいいのよ」
(――怖いの?いいんでしょう?そのまま素直に全てを委ねれば…逝けるのよ)
「まだ未練があるの?この世に――」
奪ってあげる。あなたの全てを……!

「…くッ――まだ、ッ」
彼は唸り声を上げ、なおも屈することのない意気を示して漲る。
あと一息、あと少し、気合をこめれば奪い尽くせると思ったが、
その少しが叶わない。
332晩餐11:2005/09/19(月) 23:09:46 ID:DLtMLmNY
躊躇した一瞬のうちに、再び力を得た吸血鬼が自分の意志で絶頂の淵から退いた。
「――ああッ」
体の奥深くで最後まで膨張を続けていた楔が急激に引き抜かれ、
目も眩むような強い刺激をもたらす。
不意をつかれよろめいた体が、再度宙でしっかりと受け止められた。
その力は全身を引き裂かれそうな恐ろしい勢いだったが
彼もまた均衡を失い崩れかける身と心とを必死で踏みとどめた反動なのだとわかった。
縺れあったまま長椅子に倒れこむ。
心臓の鼓動が早鐘のように鳴り響いている。
(――あるいは、未練があるのはこの私のほうだったのか?彼が言った通り
確かに全てを一夜の幻にするには惜しい。とでも……? ふふ、まさか…)

どちらも相手を見くびっていたことに気がついていた。
仰向けに横たわった吸血鬼の腹の上に遠慮なく身を伸ばしたままで
呼吸を整えると、高揚した気分から浮ついた言葉が口をついて出る。
まるで垣間見た宿命から目を逸らすかのように。
「不思議だわ…私の弱点を知り尽くしたよう。素敵だったわ、本当に」
「この淫魔めがっ…!」
男は天井を見据え、掠れた声で呪いの言葉を吐きだす。
意に介さず、半身を起こして続けた。
「ふふ、また会いましょうよ。次の満月の夜はどう?よければ私の寝室にお招きするわ。
広いベッドはお気に召さないのかしら。ベリオールの居城はご存知でしょう?マキシモフ公」
その名を聞くと彼は握り締めていた長い髪から手を離した。
「ベリオール…ふっ…なるほどな。慈悲を得たわけか? 何故とどめを刺さなかった?」
「何故かしら。あなたはどうして。処女以外は用無し?」

乱れた淫魔の髪を撫で付けながら、穏やかな紳士の物腰に戻って言う。
「…言っただろう、君の涙を味わいたいと。次の機会があれば、
君が血の儀式に怯えて泣くようなタマじゃないということは心しておこう」
「また会えるのかしら? 近いうちに」
「どうやら避けられぬ因果らしいな」
互いに理解していた。その因縁の始まりを。
たとえ望まずとも、このままで終わるはずはなかった。

「名前を聞いていなかった」
「すぐに知ることになるのでしょうけど。そういうめぐり合わせなら」
唇を近づけて私の名を告げ、その僅かな隙に盗み取った最後のくちづけを覚えている。
彼は初めておとなしく目を閉じた。微かに震える熱い舌。すぐにでもまた燃え上がりそうな…。
背中にまわされた腕に力がこもる。
それがキスを返すためだったのかどうか、知るすべはない。
反射的にあの牙を避けて、退いてしまったから。
――そして今もなお、束の間の暗闇の幻影のまま、夜に君臨している。
333晩餐12:2005/09/19(月) 23:10:20 ID:DLtMLmNY
あの一夜にどちらかが欲望のままに
その血その精を吸い尽くしていたならばこの奇妙な因縁も消えていたのだろうか。

今にして思えば、遠い昔から心のどこかで
そんな瞬間を私は待ち続けているのに違いない。
心蕩けるような戦慄に満たされ、思わず涙を零す法悦の極みを。

今宵彼方で同じ月を眺めているだろう、愛しき仇敵に呼びかける。
魔力を強め、全てを手にすることさえ不可能ではない吸血鬼に。
おまえが真に欲し、求め、勝ち得たいと願っているのは……魔王の座?
それとも
――この私?
あとどれだけの時と言い訳が必要なのか。おまえの心が秘めた願いを認めるまでに。

永遠は、私には長すぎる。もとより答えを待つつもりはない。
闇より深き至上の夢――私の魅力についに屈しない男など一人とていなかったのだから。

<終>
334名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 23:22:14 ID:phrF5gEb
>>329-333 GJ!!!(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
デミトリの紳士っぷりとモリガンのツンデレがモエス。

欲を言えば・・・モリ→デミの2人称が
×おまえ
○貴方
だったらなおさらGJ。
チラ裏スマソ。
335名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 13:11:01 ID:nPEPKR7H
デミモリキタコレ。ごちそうさまでした。
336295:2005/09/20(火) 19:45:44 ID:sm8dT3r9
駄目だ……バットエンドしか浮かばないorz
もう少し発想柔らかくなるまで待ってて下さい
本当にすんません
337名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 22:37:01 ID:FT8k4Xfa
>>329-333 乙でした。
俺も欲を言えば、ちょっと2人の心理描写がわかりにくかった
あと、前回のデミモリと同じような台詞&シチュなので、
なるべく被らないようにした方がいいと思います

余計な事です漫画。
338名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 00:23:34 ID:v2tV7Kok
>>336
グッドエンドにしてくださいおねがいします
339名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 01:00:22 ID:9vjGW7D4
デミモリ、エチシーンがあっさり終わったのが残念。もう少し長めでもいいとオモ
文章は、漢字があまり効果的に使われていないかんじ。
熟語を並べるのはいいんだけど、文章としてつなげると違和感がある
キャラは特徴をよくとらえていてGJ
340名無しさん@ピンキー :2005/09/21(水) 02:37:23 ID:kSMffAvO
規制がやっと解除された・・・・

>>329-333
GJ!!
デミトリ&モリガンどちらもらしくって最高でした!
最後のエピローグも良かったです。

こういう猛々しさを紳士的振る舞いの外套で隠したデミトリは大好き
ですな。相手を「君」呼ばわり(勝ち台詞でも使ってるが)するところ
とか。
341名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 12:39:31 ID:3kvm8nsj
デミモリおつ!
ところどころ文法や言葉遣いがおかしいところがあったが、
その程度ではデミトリの魅力は損なわれない!

ヘタレデミトリも好きなんだがなw
342275:2005/09/21(水) 19:22:47 ID:61z/eBOL
読んでくださった方、ありがとうございました。
また率直な感想やご指摘をいただき、感謝です。
文章については、あえて狙ったつもりでいた部分もあるのですが
…単に未熟な点が多かったかもだ。
もしまた何か書く機会があれば精進したいと思います。
343名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 20:21:55 ID:b7iZcwDZ
>>342
乙。
以前のデミモリとネタが被ってるから、どうしても比べてしまうんだな。
他のキャラも読んでみたいので、機会があればよろしく。
344名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:37:25 ID:FtB6bYlR
>>342
とてもつまらなかったです。
なにより自分の属性に何もヒットしなかったのが読んでてとても苦痛であり、何一つ良い所はありませんでした。
元ネタがとても好きなだけに残念です。

次回作を楽しみにしています、がんばってください。
345名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:10:11 ID:RKA9m+Ji
>なにより自分の属性に何もヒットしなかったのが読んでてとても苦痛であり、何一つ良い所はありませんでした。

おまいの都合なぞドウデモヨス。

ほめるときは個人的感情をぶちまけて、苦言を呈すときは一般論をいわないと、
誰からも相手にされないス。
346名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:34:14 ID:MxkK3G6r
>>345
荒らしだろ スルー汁

>>342
例え百人が読みたくないって言っても、貴方の作品を読みたい一人がここにいます。
負けないで書いてくだたい
347名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:55:46 ID:ArM9kHY1
俺漏れも
このスレ楽しみにしてます。職人さん、この調子でお願いします。
348名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 23:33:10 ID:FtB6bYlR
>>345
あなたに相手にされてるじゃないですか
349名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 00:28:54 ID:nc5hpCm7
>>348
俺も相手にするぞ。
どこがつまらなかったのか書いてくれ、日本語わかるよな?
小学生の感想文じゃないんだから、「好みに合わない」じゃみんな納得しない
350名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 00:33:58 ID:O+8VfnLh
あなたたちカワイイわ……むきになるところが。
351名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 01:11:23 ID:1wz2jqJU
ここで言う「相手にしない」ってのは「レスを返さない」って意味じゃないと思われ
352名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 02:57:07 ID:3fdXBQXP
なにこの釣り堀
353名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 19:25:11 ID:ra8afDck
>>349
みんなに納得してもらう必要ないと思うんだが。
「こう思ってる人も居るんだ」って事が作者に知ってもらえればそれで良いのでは?
354名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 19:26:22 ID:ra8afDck
ていうかムキになってるのは、否定的な感想に腹を立てた作者なのかw
355名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 19:51:59 ID:OP9wc4Jz
>>353
>「こう思ってる人も居るんだ」って事が作者に知ってもらえれば
ここでそれをすることは慣習に反している。

>>354
ムキになってるのは、ムキになってるフリした厨。目的は荒らし
356名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 20:03:34 ID:UlSRfAi9
>>355
ID見れ。同じ奴。
荒らしなのでスルー汁。
357名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 20:04:22 ID:UlSRfAi9
あげてしまった。
スマソ。
358名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:11:14 ID:uOGF66ub
>>353
感想の内容によっては、他の読み手に叩かれる事もある。
>>344がそれを知らなかったとは思えない。
「俺の感想が気に入らない人もいるんだ」って事を知ってもらえれば、それで良いのでは?
359名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:34:12 ID:1wz2jqJU
>354
いや、つまらないのは同意なんだが、慇懃無礼で、文章が変で、気味が悪いレスなのでつい叩いてしまった。
感想にケチをつけるのも読み手の自由。
360295:2005/09/22(木) 23:13:52 ID:ITMzNISD
自分のSSを読み直した上で
職人様方の作品や
他の方々のレスを拝見さして頂いた結果
自分の力の無さを大変思い知らされました
御期待頂いた皆様には大変申し訳ありませんが
暫く修行して自分の納得できる物が作れるようになりましたら
改めて投稿さして頂きます
本当にすみません
m(_ _)m
361名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 23:37:59 ID:ra8afDck
>>359
やっぱ自由なんじゃないか
362名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 00:03:40 ID:cFZg7Hcx
いや感想を好きに書くのは自由なんだが、それでも
頭ごなしに否定するだけの感想じゃ、数少ない書き手も
やる気をなくしてしまうんじゃないか?
せめて気に入らなかった理由くらいは書かないと、
ただの荒らし扱いされてもしょうがないってことでしょう。
363名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 00:40:43 ID:uLDRoFzZ
>361
何すねてんだよw
364名無しさん@ピンキー :2005/09/23(金) 00:51:43 ID:z9phIiWm
>>362
つーかその定義に当てはまってる以上、ただの荒らしだと思うが・・・
365名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 08:43:02 ID:IdJM/5Xz
もういいよ
この話飽きた……

俺たちはただ飢えたガロンのように舌を出してハァハァしながらSSを待って、それが来たら全身でしゃぶり尽くせばいいんぢゃない?
366名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 15:03:05 ID:ABEK0Tcl
ガロンは紳士だからそんなことしないもん!
むしろ襲われる方です!
367名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 19:15:59 ID:m3EZ1OBN
>>362
「自分の属性に何もヒットしなかった」から気に入らなかった
って理由をちゃんと述べてると思うんだが。
368名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 19:37:50 ID:A56Q/58q
>>365
おまい、オモシロスwww
激しく胴衣
369名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 22:16:36 ID:Ef4Oy+aX
内容が糞ならともかく、ただ単に個人の嗜好に合わなかっただけならスルーが基本だろ。
別にそいつ一人のために書き手さんも書いてくれてるわけじゃないんだから。
一応みんな21歳以上の大人だろう。ガキみたいな言い争いはやめろ。
370名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 22:58:01 ID:Dj1h3H6/
つーかこうしたらどう?って内容でもなく属性的に好みじゃなかったって理由から
とてもつまらない、読むのが苦痛、何一ついいところがない、元ネタは好きなのに
とか無駄に職人のやる気を殺ぐことばっか書けばそりゃ荒らしとして叩かれるって。

344=348が厨ってことで結論出てたはずなのに揉めすぎ。
371名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 01:10:05 ID:2ViQXYiP
まあ、要はがんばってくださいなんて心にもない事を書かなきゃ、こんなに叩かれずにすんだわけだが。
372名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 18:55:47 ID:GCtuugmY
蜂×バレ産卵管Fuckマダー
373名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 20:16:02 ID:ECiMFtL0
>>370
お前みたいに煽るやつが居るからもめるんだろうが
374名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:04:41 ID:kI3ZJf+M
>>373
せっかく372が軌道修正したのに台無しだろーが


つーわけで、蜂×バレ産卵官ボコボコFUCKマダー?
375360で言っときながら何だけど:2005/09/24(土) 22:43:21 ID:02cl44je
途中までで良ければ投下しますよ〜




皆様に怒られそうな出来ですがorz
376名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:56:19 ID:kI3ZJf+M
是非落としてくれ
この状況を打破するにはそれしかないんだ
ワヲーーーン!!

と、飢えたガロンが申しております
377投下開始であります:2005/09/24(土) 23:01:54 ID:02cl44je
ジャングル……
獣同士が殺し合い
騙し合う戦場に
余りにも不自然な少女はそこに居た
真っ赤の装束を身に纏う彼女は
蜂型の魔物と対峙しながらしたたかに喋り出した
「貴女が噂の蜂女ね?貴女を殺して賞金がーっぽり頂いちゃうわよ」
しかし相手は何も話さず
ゆっくりと今夜のディナーを見定めていた
その無反応さに怒ったのか少女は
「あれれ〜お姉さん聞こえなかったの〜?じゃあこれでも聴けよ!!働き蜂!!」
と吼えるやいなや
ドイツの生み出した名ライフル
GB36sアサルトライフルを手元のバスケットから取り出し
魔物にむけて乱射し始めた
378下手ですまそ:2005/09/24(土) 23:04:07 ID:02cl44je
すると驚いた事に
魔物は避けず文字通り蜂の巣になった
「あっれ〜?何でこの程度で倒せちゃうの〜?もしかして神様の思し召しってやつかしらぁ?」
と呟きながらゆっくりと近付き死んだのを確認する
しかし彼女は完全に忘れていた
敵は虫だった事を
そして
ここは彼女達の巣であるという事を
依頼人への丁度良い証拠である頭部の切断に取りかかった瞬間
赤頭巾は背後に殺気を感じた
379ここまで:2005/09/24(土) 23:08:17 ID:02cl44je
冷や汗をかく間もなく後ろにナイフを振り回そうとするも
相手の方が何倍も素早かった
素早く赤頭巾を拘束し
神経等を麻痺させる成分を含む毒針を首筋に突き刺した
その次の瞬間には
赤頭巾は四肢をガクガクと痙攣させ
目は完全に白目を向き
失禁し自慢のクラシックズロースを一瞬で黄色に染めた
そして
意識を完全に失う直前
彼女は大勢の雌に運ばれているのを感じた
380名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:11:24 ID:02cl44je
大変下手で申し訳ありません
当初の予定だとこのままやっちゃって
食べられるって落ちだったのですが
バレッタを生かしておく為に
一から書き直したのですが
大変荒い分になってしまいました
後編は書き上がりしだいうpしますので
命だけはお助けを……
 カタカタ   ∧_∧ 
    (´・ω・`)
   _| ̄ ̄||_)_
  /旦|――||// /|
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| .|
  |_____|三|/
381名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:22:25 ID:OnOOwLvu
>>196
続きマダー?

382名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:36:03 ID:kI3ZJf+M
>>380
マーベラスです!
蜂好きな俺はいつまでも待ち続けるので、貴方のペースとクオリティで書いてください!
383名無しさん@ピンキー :2005/09/25(日) 03:13:03 ID:eAjUdT9r
>>380
乙!
続き期待しとります!
384名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 09:04:35 ID:lcoCj/JW
>デミモリの人
遅ればせながらGJ。雰囲気が凄く好きだ。
何かの機会にまた書いてくれると凄くうれしい。
385名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 21:25:09 ID:zMZ/4yqe
ワヲヲーーーーーーーン!
386名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 21:49:01 ID:8Ys83r+q
>>380
乙!続きは読みたくないので投下しないでください。
おねがいします
387名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 05:42:00 ID:688RiBq5
未完成ですがバレッタ鬼畜陵辱投下します
388名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 05:43:56 ID:688RiBq5
「うふふぅ、20、21、22・・・すごーい、久々の大儲けだわぁ・・・♪」
魔次元の一角にて、返り血をろくに拭きもせず札束を数える少女。
童話に聞く赤ずきんちゃんと全く同じ出で立ちの彼女が手にしたお札の数は膨大で、
笑顔で夢中になり珍しく油断している様子・・・
「ハァ・・・ハァッ・・・メス・・の匂い?ドコだ・・・ドコだぁ・・・」
熊のようにムックリした鼻をひくつかせながら、少女からさほど距離のない位置で辺りを窺う陰が1つ。
憂いの冥王によりこの場に喚び出された者の1人、雪男のサスカッチである。
毛むくじゃらの巨躯を揺さぶり深い森の中、僅かに混じる血臭を気にも留めずにお目当ての匂いがする方へと・・
その巨体にしては小さな足音を立てながらのそのそと歩みより、遠くに小さな少女の背中を見つける。
「うーん、これだけ1日に稼いだのはどれくらいぶりかしらーん・・・・ちょっと、うるせえぞ糞犬」
そんなサスカッチの存在に気付かないまま、顔をほころばせながら大好きなお金を両手一杯に持ち、まだ数えてない分を指で弾く。
不穏な気配に気づいた飼い犬、ハリーが何やら吠えているけれど、鋭い勘までもお金の魔力で鈍っているのか・・・
迫るケモノの足音や気配には全く気付かない様子。
腕利きのダークハンター・バレッタは、この時狩人として最大の不覚を侵していた・・・
389名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 05:44:57 ID:688RiBq5
「あったァ、あった・・・ウマそう・・ツカエソウな穴があんな所にッ」
紅い目を爛々と輝かせて迫る雪男。
難を言えば、腹一杯になる程の食料・・・バナナと、大量の雪があれば、相手を犯しながら数週間は満喫する事が出来たであろうが。
魔次元でそこまでは望めるはずもなく、とりあえずは滾る獣欲を発散することで頭が一杯な様子。
ハっ・・ハッ・・!と、犬の様に生臭く荒い吐息を吐きながら幼い狩人の背中へと・・
振り向いたところで既に、押し倒せる程に接近している。
「さて、っと。次のエモノさんを探さないとねっ・・・あと、残ってる大物はぁ・・・・・? んぅ・・・? ハリー・・・?」
ようやく吠えるハリーが見る先に居る気配に感づくも、時既に遅し。
迂闊にも武器が詰まったバスケットは地面に置いたまま、丸腰の状態で腰を上げ、振り向く・・・
おそらく、こんなに簡単に相手の接近を許したのは、初めてではないだろうか。
「メス穴っ、見つけたァ・・・!」
刹那、バレッタの両肩を大きな掌ががっちりと掴み、そのまま体重と加速をつけて一気に・・・!
「・・・っきゃぁ・・・っ! っく・・・ぐくぅ・・っ!!」
犬が飼い主にじゃれるような光景にも似た様子で、 少女とは余りに差違のありすぎる巨体が華奢な躰を押し倒す。
そのまま発情中の雪男の巨大な口が開き、可愛らしい赤ずきんの頬を紅い舌が べちょぉ・・と押しつけられる。
体重40キロにも満たない小さな少女の身体は、自分の5倍以上の重さを持つ相手に簡単に組み敷かれてしまった。
地面に押し倒される瞬間押さえつけられた両肩を砕かれそうになるも、常人よりは丈夫なのか苦痛に顔を歪めるだけで済んだよう・・・
390名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 05:47:00 ID:688RiBq5
「・・・っんふあ、ぁ・・・っん、な 何っ、何なのっ・・? や やめてぇ・・っ?」
と、いつもの条件反射として可愛げな声を上げるバレッタ。
顔を左右にいやいやしながら、相手を押し返そうとするが痛めた腕ではなかなか上手くいかずにもがくのみだ。
「・・・? ジョウブだなァ・・・このメスのカラダなら・・はぁッ、オモイキリヤってもダイジョウブそうだァ・・」
相手の両肩や足を折り、抵抗できないようにしてから味わうつもりだったものの・・・
特に骨が折れたり外れたりしない相手の様子に多少驚いた様子のサスカッチ。
「っちッ・・・口が臭ェんだよ、この毛ダルマがっ・・! ん・・んっ!ん・・・・! く、なんて力だっ・・・!」
一方のバレッタは相手が演義の通じない、知能の低い動物だと悟るとすぐに悪態をつく。
怪力と言っても差し支えのない自分ですら、ふりほどけないサスカッチの力に悔しげな顔を見せ歯を食いしばり・・・
程なくして雪男のふさふさとした純白の体毛の中から、下手をするとバレッタの胴体の3分の2はありそうな肉棒が露わになる。
血管はさほど浮き出ておらず、カラダを揺する度にぶらぶらと揺れる様子を見るとまだ勃起をしていないのか。
押し返そうと身体を揺するバレッタのお腹や脚へと押しつけて、服の上から擦り付け始める・・・
「・・・・っひ、っ・・・!? ・・・っあ、ぁ・・・・てめぇッ、何汚ェモン曝してやがるっ!?ちょん斬ってハリーのエサにするぞ・・っ!?」
チンポを見る事自体は初めてではないけれど、その異常なサイズに眼を見開いて 素直に恐怖する。
生臭いソレが可愛らしいエプロンドレスに擦りつけられ、身体をよじるもののやはり抵抗できず
顔を真っ赤にして視線をその巨砲に釘付けにしてしまう・・
391名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 05:47:41 ID:688RiBq5
「ちょん・・ぎる? なんだァ、ちょん切られるくらいシメツケ凄いのか??愉しみだなァ・・・」
青ざめるバレッタとは対照的に、嬉々として腰を揺さぶるサスカッチ。
「はッ、オツムの足りない毛ダルマ野郎がっ・・・見てやがれ、この・・ぅ・・っぐ、肩の痛みさえ収まればっ・・・!」
とは言え、200キロ近い巨躯に組み敷かれた身体は地面にめり込むほど押さえつけられている。
相手をはね除けようと身体をよじる度、肩や腕から鋭い痛みが走るのみで一向に事態が好転する様子はない。
ズリュ・・ッ チュプ・・・・ズリ、ズリ・・ィ
巨大な肉の凶器は擦りつける度に期待した様子で先走り、バレッタのスカートから首筋まで、一直線に粘液の道を作り出す。
腰を軽く突き出すだけで相手の顎に先端が触れるほど膨らませ、熱を持たせてゆき・・・
いつしか逞しく勃起したソレは、小柄な赤ずきんの背丈ほどもある全長と少女の腰回り以上の太さを持ち欲望を誇示してビクンビクンと脈動する・・
「ぅ・・・ぐ、気持ち悪ィ・・・・お おいっ てめぇッ・・・・な・・・なっ? う、わッ・・・・何、考えてんだ・・・っ?

人間のモノとは全く較べモノにならない・・・・馬をも凌ぐ、まさにバケモノ級のサスカッチの超大なチンポが目の前でギンギンにそそり勃っている。
全長をセンチにすれば軽く3ケタを越えそうな化け物チンポにがたがたと震え上がり、滅多に味わわない恐怖を小さな全身で感じ取るバレッタ。
「何って・・・?種付け・・性処理・・ゴーカン・・・・オマエラ人間が言ってただァ・・・」
相手の言葉は余り気にした様子もなく、魔界の獣ですら太刀打ちできないような、雪男の超巨大チンポ。ソレをゆっくりと、相手のスカートを面倒くさそうに捲り上げ下着を付けたままの其処に狙いを定める・・
「はぁ・・・ハァッい イくぞぉ・・・?ン・・ンン・・・・さーん・・・」
カウパーまみれの先端でバレッタの小さすぎる入り口を薄布越しに突き、可愛らしいブルマーをべちょべちょに汚してゆく。
更に体重を掛け、相手の腰を浮かせてハメやすいように・・・
392名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 05:48:28 ID:688RiBq5
「あ・・・ぐ、ぎっ・・・! あ、ぐぁ、痛っ・・こ こら、デけぇ図体でのしかかるんじゃねぇ、よ・・・・暑苦しいッ・・・!」
ただでさえ重くて仕方のない相手が更にのしかかってくれば、肩がミシミシと悲鳴を上げる。
もしも、バレッタがごく普通のひ弱な少女だったならば、とっくに肩は外れて砕けているだろう。
「ハァ・・・ハァッ・・・にーィ・・・・・」
「う ウソだろっ・・・そんなデカいの、む 無理っ・・・や やめろっ、やめねぇとブッ殺すぞっ! 毛皮剥いで塩水に放り込んでやるっっ・・・や、や やめぇ・・っ!?」
最低限の性知識しかないバレッタでも、サスカッチがこれからしようとしているコトくらいは理解できる。
本格的に焦りだし全力で身体を揺さぶり、すぐそこにあるのに手が届かない・・・・商売道具のバスケットと、突きつけられるメートルサイズの化け物チンポへ交互に視線を送る。
かぼちゃパンツと呼ばれる下着の下では、まだ何の穢れも知らない縦筋1本の割れ目が 進入を拒むように硬く強ばっている・・・
「この、このッ 退けっ・・・あ、ぃ、ぐ・・う、う・・・ぁぁあ・・!!」
圧倒的な力で好き放題に小さな身体を弄ばれ、関節から走る激痛に涙を浮かべるバレッタ。
本人が気づいているのかは分からないが、しばらくの押さえつけられていた腕は痺れ、全く力が入らない状態である。
「いーち・・・―――ゼロぉ・・ッ!」
そんなバレッタの抵抗はお構いなしに、待ちかねたように・・・
・・・ぐぢゅッ・・・・ず・・ずぶ・・・ぶ、ぶぼッッ!!メリメリメリメリッ・・・!!!ジュッぶぅぅ・・・ッッ!!!
「あ、ひ、ひぃっ・・・・・やめてっ、た 助・・・っっ!? っぎ、ぃっ!!? ぁ、う、ぅうぅッ・・・うびいいぃぃぃいぃぃ・・ッッ!!!」
異常に巨大なサスカッチのチンポが、下着ごと少女の中心部・・・幼い割れ目へと乱暴に侵入する。
水面に物を投げ込んだような音と共に怪力を持ってブチ抜き、淫魔ですら屈服してしまいそうな殺人デカチンポを処女であるバレッタに無慈悲にも・・・半分ほど埋めただけで、ブルマーは引きちぎれ処女膜も破れてしまった。
393名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 05:49:10 ID:688RiBq5
ズゴォッ!!!と脳天まで貫く衝撃と共に、筆舌に尽くしがたい激痛がバレッタの股間に叩き込まれる。
まだ半分しか入っていないのに子宮まで届くほどめり込んだ「超根」に舌を突き出し目を見開き、
妙な悲鳴を上げて全身を痙攣させる哀れな赤ずきんちゃん。
「はぁ・・はぁぁ・・はぁッ・・!!た たまんねぇゾ・・・・こ この穴っ キツすぎてオラのが食いちぎられそうだぁぁ・・・!」
今までのどんな穴よりも具合の良いバレッタの未熟な穴で息を荒げ、最初と同じように再び べちょ、べちょッ・・と頬を舐め上げるサスカッチ。
・・・ず・・ずぶ・・・ずぶぅッ・・・! ず、ず、ずず・・・ぶぶぶブブブブ・・・ッッ!!
「ぅ・・ぁ・・・あが、っ・・・さ 裂け、ひゃ・・ぁ・・ぁ・・・っ!」
ガクガクと震えの止まらない身体を串刺しにされ、顔に這わされる舌を気持ち悪いと思う余裕すらなく・・・
だらしなくがに股のまま荒い息づかいを繰り返すバレッタ。
その直後・・・
ズボッ・・ズボッ!ずぽッ!ずぽ・・ズボッ!ずぽッズボッズボッズボッ・・! グボッグボッグボッグボッグボッ!!
ズブゥッ!ズッブゥ!ジュブッ♪ジュブッ♪ジュブっジュブっジュブっジュブっ・・ッ!! 
「ん・・ぐ、ぐひぃいぃぃっ・・・!!あ、あ・・・ぐ、ぁっ!あ!あッ! し 死ぬぅぅうッ!!んぐっっ ぅ、んぎゃあぁぁぁああぁぁ・・・・ッ!!」
サスカッチが腰を前後に振りたくり、無慈悲なピストンが始まると身体を強ばらせてハメ穴と化したバレッタが絶叫する。
およそ普通のセックスではあり得ない音が結合部から響き、下から上へ突かれる度に白いお腹が内側からボコンボコンと盛り上がる。
丸太のような太さと硬さを持つ超大なチンポで、股間の肉が裂ける寸前で軋み、メリメリと骨盤が今にも砕けそうに音を立てている。
394名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 05:53:40 ID:688RiBq5
「ほぉらッ、裂けたくないならシッカリ咥え込むだぞぉ・・・?」
バレッタの細い腰を両手でがっしり掴み、チンポをシゴく為の肉筒のようにガクガクと突き上げに合わせて上下させ始めるサスカッチ。
当然、更に深々と少女の腹に巨砲は突き込まれ、信じがたいことにほぼ根本まで・・・
ブッポッ!ブッポッ!ブッポッ!ブッポッ!ブュポッブュポッブュボッ・・!! 
ぢゅぼッ、ぢゅぼッぢゅぼッ ぢゅぼッ、ぢゅぼッぢゅぼッぢゅぼッ・・・ブボッブボッブヂョッブヂョッブヂョッ・・・!!!
「んげぇっ・・ぐ、げぁ・・っ!あ、あぁ・・ぐががが、が・・ぁ、ッ・・・!!や やめっ!やめてっ、やめへぇぇぇえぇっっ!!
おぉお腹っやぶけちゃうっ、う、ぅ・・・んぐ!ぐッ!ぐげッ!ぐぇ・・ッ!っお、ぉうッ!う、ぉぐえぇぇ・・ッ!!」
自らの胴体よりも体積が大きな、サスカッチの超絶巨根を全て咥えさせられるバレッタ。
本当に突き破れてしまいそうなくらい無惨にお腹を盛り上げ引き延ばされながら、
みぞおち辺りまでせり上げられた子宮が胃を圧迫し 激しい嘔吐感と激痛を味わう。
獣のごとき激しいズコ上げを受け止めさせられる度、ズドンッ!!ズドンッッ!!
と脳天まで響き渡る衝撃を叩き込まれまくり白目を剥いて顔をぶんぶん振り乱し・・
「はぁ・・・はぁ・・・ァァ・・・!! で・・・出そう・・ッ!!」
「あ・・ぁ・・・あ、や、ぁっ・・・・!ぎ ぎひぃっ・・・・ひ、ひぐ・・・いやっ、イヤぁあぁぁっ!」
超大なチンポがバレッタの中でビクンビクンと痙攣しだし、射精の予兆を見せる。
爆発寸前の様子を感じ取り、盛り上がるお腹を押さえて泣きじゃくるバレッタ。
自由になった手で相手の無骨な手も必死に押さえるも当然無駄な抵抗に終わる。
「ん・・・んぉ・・・おォォ・・・ッッ!!」
ドブォぉッ!!どびゅ、びゅ、びゅびゅビュビュびゅるるるるりゅりゅぅぅぅッ!!
ドクンッどぐッどぐドグドグドグッドクンッドクンッどくんッどくんッ・・!!! ビュプ、ビュブッ ビュブゥゥ・・ッッ!!
刹那、常人の何発分もある量が一気に、怒濤のような射精が始まる。
肉の巨砲と化したサスカッチの超デカチンポから、ありったけのザーメンが少女の小さな子宮目がけて次から次へと叩き込まれる・・
395名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 06:02:56 ID:688RiBq5
「く・・うん、ぐぐおぉおぉぉぉ〜〜ッッ!!おぉぉおぶぉ、ぉ、え・・・ッッ!!ぐぉえぇ、ぇえぇ・・あッ・・ぁ・・・・んひっいぃぃいぃぃ・・・っっ」
まるで水風船のように赤ずきんちゃんのお腹は妊婦のそれを上回る勢いで膨張し、パンパンにされてしまった。
あまりの圧迫感に胃液を吐き出し、無惨な姿でピクピクと小さく震え続け・・・
うっすらと霞む意識の中でバレッタは、「これで解放される・・」と 安堵の気持ちを持ち始めていた。


ここで力尽きました。続きはありません。どう見ても精子です。
本当にありがとうございました
396名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 08:16:00 ID:41up9vuA
名前にカップリング書いてくれるとウレスィ・・・・
397名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 09:28:50 ID:oitJIyGX
>>395
改行をきちんとしよう。
「・・・・」や擬音ばかりで、地の文章が全く書けていない。
ただ悲鳴を上げていればいいってもんでもない。
398名無しさん@ピンキー :2005/09/30(金) 10:02:02 ID:GOqA3yeC
>>395
乙〜! 描写が濃くて良かったです。
オチもまだ続きそうな感じですな。
399名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 10:31:58 ID:pztqiIbZ
>>395
乙!このカプを描ききった筆力は並じゃない。
400名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 22:36:21 ID:44S3vRjs
乙。俺、サスカッチのネタは初めて見た。
401名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 01:28:10 ID:3fR/6zky
某コテが読んだら発狂しそうな内容だな
402名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 09:46:18 ID:Y92elhzh
『チンポ』・『穴』・『射精』みたいな直接的な表現は見てて萎えます
それ以外はGJ!! 機会があったらまた書いて欲しいものです
403名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 22:04:06 ID:BzVLVJ60
『チンポ』・『穴』・『射精』みたいな直接的な表現は見ててとても興奮します、GJ!
404名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 22:26:09 ID:5BlTlIzJ
この内容とテンションにはふさわしい表現だと思ったよ。
405名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 01:00:33 ID:tNu99FnE
結局好みの問題なんだよな。俺も直接的で下品な表現のが好き。
「肉棒」とか「秘所」とか書かれると焦れったい
406名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 20:49:22 ID:fzd2jOFQ
186でデミモリを書いた者です。
バレッタ陵辱ものを投下します。
407バレッタ集団陵辱@:2005/10/02(日) 20:52:24 ID:fzd2jOFQ
「ランラランララン、ララン♪」

赤い頭巾の少女が、深夜の墓場を駆けて行く。
彼女の名はバレッタ。人間でありながら、ダークストーカーたちも一目置く凄腕のハンターである。
短めの金髪に青い瞳。薔薇色の頬に白い手足。まるで、童話の世界からそのまま抜け出してきたような美少女だった。
その瞳に浮かぶのは、紛れもない野心。弱肉強食の世界をたった一人で生き抜いてきた、獲物を狙う豹の目だった。

墓地で一番大きな墓石の前を通り過ぎた時のことだった。
新たな獲物の気配を感じたのか、バレッタの足がぴたりと止まる。

「あらぁ?」
あどけない声の裏には、相手を威嚇する意図が秘められている。
ポッケに手を入れたまま、バレッタは問いかけた。
「そこにいるのは、だあれ?」
墓石の裏に隠れている人物は、正確には「人」でないものだった。

「ヒャハハハハ、わかってるくせにお嬢ちゃんも人が悪いぜェ」
甲高い笑い声とともに、墓石の影から、にょ、にょ、と白い骨が伸びてきた。
人の骨にしては、不自然な形に尖っている。明らかに、相手を傷つけるためだけに研ぎ澄まされた凶器だった。
貫かれたら、バレッタの柔らかい皮膚は裂け、ワインのような赤い血が噴き出す事だろう。

「それとも、こんないい男を忘れちまったってのかィ?」
現れた男の姿は、美醜の判断も出来ないほど酷いものだった。
手足の肉という肉が剥がれ落ち、顔の部分も、辛うじて骨に付着しているにすぎない。
生前は某国の歌手で、熱狂的なファンがつくほどの美男子だった。……というのは本人の弁だが、真実は闇に包まれている。
バレッタにとってはどちらでもいい事だった。この獲物は今宵死んで、明日の朝には大量の札束に変わるのだから。

「なあーんだ、ザベルさんだったんだ。どうしたの?」
バレッタは、ほっと胸をなでおろす仕種をしてみせた。笑顔の下で、このダークストーカーを蜂の巣にし、息の根を止める算段を始めながら。
頭の中には既に、ぼろ雑巾のようになったザベルのイメージが浮かんでいる。敵の現在位置、自分との間合い、死角、攻撃パターン。
それらを念入りにシュミレーションして、これから形にするのだ。
ザベルは、墓石にどっかりと腰を下ろした。闇の住人には、死者に対する尊厳などかけらも感じられない。
「どうしたもこうしたも、ここは墓場だぜェ。今の俺様にぴったりのステージだろォ!?ギャッハッハ!!」
腕にエレキギターを抱えている。電気の出所がどこなのかは不明だ。指の動きに合わせて、弦がブィィンと奇妙な音を立てた。
「なあお嬢ちゃん、俺様は退屈してンだ。暇なら一曲聞いてかねえかィ?」

返事も聞かないうちから、ザベルは墓石の上でくわっと立ち上がった。
頭蓋骨にこびりついているバサバサの髪が、獅子のたてがみのように揺れる。「Hey!」
バレッタ以外に観客もいない墓地で、彼はエレキギターをかき鳴らした。鼓膜をつんざくような音が響く。
それは旋律ですらなく、ただの「音」だった。スチロールがこすれるような、まな板を爪でとぐような、不快にしか感じない音だった。
これを心地よいと感じるなら、音感が狂っているとしか思えない。

「いやーん。耳がおかしくなりそう」
バレッタは、頭巾越しに耳を塞いで、いやいやをするように首を横に振った。
が、すぐにその瞳がぎらりと光る。次の瞬間、白いエプロンの隙間から、少女の手には余るはずの重火器を、いとも容易に持ち上げた。
「続きはあの世でやりな、オッサン!!」
408バレッタ集団陵辱A:2005/10/02(日) 20:55:10 ID:fzd2jOFQ
ドパラタタタタ……

火薬と硝煙の匂いが、墓場に充満した。
楽器で両腕が塞がっていたザベルは隙だらけだった。ギターが盾になっていたとしても、この弾丸なら彼の身体に確実に食い込むだろう。
墓石がたちまち穴だらけになった。白煙を上げながら石は倒れ、その上に立っていたザベルの姿も見えなくなる。
「おっしゃ!!」
確かな手ごたえを感じ、バレッタはガッツポーズをする。更に止めとばかりに、煙の向こう側に向かって走り出した。

パラ、タタタ、パラタタタ

ぶっ放した反動をものともせず、バレッタはもう片方の手で手榴弾を取り出し、ピンを引き抜いた。
同時に、前方にふわりと舞う人影が見えた。やはりあの程度では仕留められなかったらしい。
ザベルの着地する地点を予想して、勢い良く手榴弾を放つ。
「おら、よっ!!」
派手な爆音とともに、墓石がドミノ倒しになった。供えてあった花もその衝撃で散り、粉々になる。罰当たりとしか言えない行為だった。
バレッタの靴が地を蹴った。目を血走らせ、いなくなったザベルの姿を探した。
「オラオラ、骸骨野郎!どこに隠れた、出てきやがれ!」
少女らしからぬ暴言を吐き、バレッタは墓石を蹴り上げた。スカートが捲れ上がって、白いパンツが覗いている。
返事がない。銃口から、ガチガチと虚しい音が響く。
「ちっ」
弾切れだ。
バレッタは改造した籠を肩に乗せ、平らになった墓地を見回した。
「逃げたか…?」


「ヘイヘイ、俺様はここだぜェ!」
「うぐっ!」
背後からの不意打ちに、バレッタはくぐもった悲鳴を上げた。いつの間にか後ろに回りこんだザベルが、背中に尖った肋骨を押し付けていた。
赤い頭巾を鷲掴みにされ、口元を覆われた。
「そんなに俺様の歌がお気に召さなかったのかなァ、ベビーちゃん?」
バレッタの胸を押さえつけながら、耳元に息を吹きかけてくる。熱を感じない、ドライアイスのように冷たい息だった。
「けどよォ、俺様はずうううっと前から、アンタと個人的に話がしたかったんだぜェ。
なんせ人間のくせに、闇の住人に負けねえくらい、ドス黒い魂を持ってるって話だもんなァ」
ぐりぐりと骨を押し付けてくるザベルに、バレッタはひたすら抵抗した。
「放せっ…はなせっ!」
もちろん、その腕はびくともしなかった。
隠し持っていた刃物も、こう密着されていては取り出すことも出来ない。
関節を外せば逃れらそうだが、骨に関することで、ザベルがバレッタに遅れを取るはずがなかった。すぐに見透かされ、締め殺されるのがオチだ。
「ジェダもずいぶんと、アンタのこと買ってるようだしよォ。強いだけじゃねェ、若くて可愛い女の子とくりゃー、そりゃ人気も出るってもんだよなァ」
称賛する言葉とは裏腹に、締め付ける力はますます強まっていく。全身の骨が、メキメキと音を立てた。
「ぐ、は…!!」
まだ未成長のバレッタの体は脆く、衝撃に弱い。いくら筋肉を鍛えても、骨や内臓までは、運動で鍛えることが出来ない。
息苦しさに、額に汗が滲む。
「は、放せえええっ!!」
「そう焦るなってェ。アンタとデュエットするのはオレ様じゃねえよ。いや、正確には『オレ様だけじゃねえ』って言うべきかなア!」
ザベルは言い、今まで抱きしめていたバレッタを、ぽいと放り出す。
地面に転がされたバレッタは、うつ伏せになりながら必死で這って逃げようとした。
409バレッタ集団陵辱B:2005/10/02(日) 20:59:39 ID:fzd2jOFQ
と、目の前に紳士の靴らしきものが見えた。
視線を上げていくと、見覚えのある男性の姿があった。
バレッタは息を呑む。ダークハンターたるもの、この顔を見忘れるはずがない。
賞金首の、デミトリ・マキシモフ。高貴なるヴァンパイア。
人間の前には滅多に姿を現さぬと言われている彼が、冷たい表情を浮かべて、バレッタを見下ろしている。

「よう、デミトリの旦那ァ」
背後からザベルが近づいてくる足音がする。
「手筈通り、バレッタを捕らえたぜェ?」
背中に、ドンと鈍い衝撃を感じる。足蹴にされたのだ。
屈辱に頬を染めるバレッタを、デミトリは毛虫でも見るような目で見た。

「こんな小娘に、モリガンがやられたとは信じがたいが……」
「モリ姐さんも酔狂が好きだからなァ。アンタとの再戦を避けるために、わざと負けたとも考えられるぜェ」
「ふん……」
ばさりとマントを翻し、デミトリは嘯く。
「癪に障るが、それが真実だろうな。こんな下種にあの女が勝ちを許すとは思えん」

「なるほど、ただの雑魚か……」
上品そうな男性の声が、耳を打った。これは、オルバスだ。同じく賞金首の、水の王…。
他にも、複数の気配を感じる。まさか……と、バレッタは、土で汚れた顔を上に向けた。
デミトリだけではない。そこには、過去に対戦したことのある男の顔がいくつかあった。

そして気づく。いつの間にか、ダークストーカーたちに囲まれている状況に。

デミトリ、ザベル、ル・マルタ、ガロン、アナカリス、オルバス、ビクトル、ビシャモン、サスカッチ、そして、ジェダ。
ダークストーカーたちの中でも、特に上級に位置する魔物…それも、『男性』ばかり。
バレッタを見下ろしている彼らの瞳には、様々な感情があった。
憎しみ、怒り、好奇心、殺意、嫉妬、純粋な興味、無関心、あるいは性的な欲望……。
どれをとっても、これからバレッタの辿る運命が、絶望的であることを示していた。

「どうするよジェダの旦那ァ。とりあえず、ジャンケンで決めるかァ?」
無邪気な子供のように、ザベルが問いかける。
バレッタにはその言葉の意味が、自分に降りかかる災難が、嫌というほどわかっていた。

「ふむ…」
冥王・ジェダは神経質そうな眉を上げると、今宵の獲物となる少女を、遥か頭上から見下ろした。
彼はラスボスらしく、一番高い木の枝に、悠然と腰掛けていたのだ。
その態度を見るに、バレッタを捕らえることを命じたのは、デミトリではなく彼なのだろうか。
「バレッタ嬢。手荒な扱いをしてすまない」
慇懃無礼を絵に描いたような態度で、ジェダが告げた。
ザベルに踏みつけられて身動きが取れないバレッタは、唾を飛ばして喚く。
「なら、さっさと解放しろボケ!!キモいんだよこの学生服お化けが!!」
「やれやれ、元気な獲物もいたものだ……」
ジェダは嫌味たらしい仕種で、首を横に振る。
「我々は君をダークハンターとしてだけでなく、一人の女性として尊敬しているのだよ。だからこそ、これだけの人数が集まったわけだ」
その言葉の意味するところは明白である。バレッタの背筋に、怖気が走った。
冥王はさらに、身の毛もよだつような言葉を続ける。
「これから君の青い乳房を揉みしだき、穴という穴を蹂躙、拡張し、幼い膣内に怒張を突き入れ…我々のとびきり濃い精液を、
子宮の奥までたっぷりと注ぎ込んであげよう。光栄に思いたまえ、一度にこれだけのダークストーカーの相手が出来る女性は、そうはいない」
ジェダは額に手を当てると、ふうっと大仰にため息をついた。
「そう、例えるならば…君は嵐の夜に咲いた、可憐な一つの精液便所…………わかるね?」
「わかるかっ!!」
バレッタは激しく怒鳴った。
410バレッタ集団陵辱C:2005/10/02(日) 21:03:34 ID:fzd2jOFQ
夜は長い。
捕らわれの少女にとっては、なおさら長い。
ザベルの締め付けによって背骨を傷めたバレッタは、無造作に地面に転がされていた。
ただ眼光に憎悪を宿して、これから自分を陵辱しようとしているダークストーカーの群れを、睨みつけることだけを許されていた。

「ではまず、一番手はわたしだな」
ジャンケンの結果、バレッタの最初の相手はオルバスに決定したらしい。
オルバスは顔立ちは整っている方だが、カエルのような粘着性のある肌、長い舌や手足の水かきは、明らかに人とは異なる姿で、
年頃の少女にとっては、嫌悪をもよおす代物でしかなかった。
「怖がらなくてもいい」
オルバスは怯えるバレッタを眺めながら、水の王に相応しい、優しい笑顔を見せた。
もちろん彼も生粋のダークストーカーだから、それはあくまでも表面上の「優しさ」に過ぎなかったのだが。

「さて、この可愛らしいお嬢さんを、どう料理すべきか…」
「てめえの方がよっぽど料理されそうなツラだっての!!とっとと池に帰れ!」
手足も満足に動かせない状況で、バレッタは毒を吐いた。しかしその程度の毒では、王の心には届かない。
今のバレッタは、オルバスにとっては、まな板の上の鯉そのものだった。
「そうだな。妻がなかなかしてくれない、口淫奉仕をしてもらおうか…」

その言葉に、バレッタはぎくりと身をこわばらせる。
口淫。人間の世界ではフェラチオと呼ばれる、男性器への愛撫である。
(冗談じゃない!!こんな、化け物の……)
人間の男にもしたことがない行為を、ダークストーカー相手にしろと言うのか。
あまりにも現実離れした出来事である。背徳、不潔、病気、感染、嘔吐、様々な恐怖がバレッタの脳裏を駆け巡った。

オルバスは股間に手を添え、男根を軽くしごくと、先端をクッと上に向けた。
着る物を一切身にまとっていない彼は、いつでも性行為に移れるケダモノだ。
紳士然とした笑顔を浮かべていても、柔らかな言葉遣いをしていても、それは揺るがせない事実なのだ。
「さあ、お嬢さん。これを舐めてくれたまえ」
毒々しい性の匂いを放ち、オルバスの緑色の男根が口元に突きつけられる。バレッタはその大きさに目を瞠った。
それは、腐敗したキノコのような、いびつな形をしている。色が緑なだけに、黴が生えているのかとさえ思った。
根元はワカメのような、ゴワゴワした陰毛に覆われていた。ビクビクと熱く脈打ち、バレッタの口内に入るのを待ち構えている。
「う……」
「大きいだろう?」
自信たっぷりなオルバスの声。こういう男が、一番たちが悪い。
「く、臭い…」
バレッタの否定的な感想に、オルバスはむっとした顔をしたが、辛うじて怒りは押さえ込んだようだ。
「咥えてしまえば気にならないよ。さあ」

『イッツ・ショウタイーーーム!!』
ヒステリックなザベルの声が、墓場に響いた。
『当代きっての美少女ハンター、バレッタちゅわんのフェラショーが開幕だぜェ。みんな、目ん玉見開いて見ておけよォ!!』
ザベルは倒れた墓石の上にのし上がり、マイクに向かって司会者さながらに叫んでいる。
足元にはスピーカーも用意されていた。どこからあんなものを持ってきたのか……。
どちらかと言えば硬派だと思っていたデミトリやガロンたちも、パチパチと手を叩いて、事の成り行きを見守っている。
「て、てめえら……」
後で覚えておけよ、とバレッタは心の中で叫んだ。もっとも、その「後」があればの話だ。
多勢に無勢、おまけに負傷している身では、逆らったところで結果は見えている。ここは大人しく言う通りにし、隙を見て逃げる……少女に残された活路はそれしかない。
411バレッタ集団陵辱D:2005/10/02(日) 21:07:11 ID:fzd2jOFQ
(これは…)
眼前に突きつけられた、気色の悪い物を、じっと見つめる。
(これは、アイスキャンディ…)
自分に言い聞かせ、バレッタはそろそろとオルバスの肉棒に手を伸ばした。
「う!」
握られた瞬間、オルバスが腰を浮かした。
(これは、おばあちゃんが作ってくれた、アイスキャンディ…だから、平気)
そうとでも思わなければ、こんな汚いものを咥えることは出来ない。キャンディにしては、異様に熱くて臭いが。
(アイスキャンディ…アイスキャンディ…)
バレッタは目を閉じた。緑色の屹立を、ぎこちなく、指で上下に擦っていく。
幼い頃から戦いに身を置いてきた彼女に、性的体験などない。
ただ、男たちの中に混じって戦うのだから、最低でも避妊の知識だけは覚えておく必要があったし、祖母から話を聞いていたので、やり方は大体判る。
銃を磨く時の要領で、指を丸め、キュッキュッと丁寧にこすり上げた。温かい息を吹きかけ、上下左右にしごく。
「ほう、う…」
オルバスが、興奮したように鼻孔を膨らませた。
他人に奉仕することに慣れていないバレッタの指遣いは、お世辞にも優れているとはいえない。
だがそれにも増して、幼い少女にしごかせているという背徳感が、彼の性欲を刺激しているらしかった。
(この変態半漁人が)
相手が興奮するほど、バレッタの心は醒めていった。次第に気分が悪くなってきたので、再び自分に暗示をかける。
(これは、美味しいアイスキャンディ…)
早く終わらせたい。
バレッタは唇を開くと、オルバスのそれを、ゆっくりと口の中に迎え入れた。生暖かい感触が、口内に満ちていく。ドブの匂いが鼻をついた。
「う、んん……んむうっ!!」
幼い少女の口の中に、巨大な肉棒が飲み込まれていく。
その光景を目の当たりにしたダークストーカーたちが、こぞって奇声を上げた。

『イヤッホーーーッ!入ったぜェ!バレッタちゅわんの可憐なお口に、臭いチンポが根元まで入っちゃいましたァ!!』
ザベルの実況中継が、鼓膜を破りかねない勢いで耳に入ってくる。
バレッタに男根を咥え込まれたオルバスは、鼻の穴をひくひくと動かし、酒に酔ったような表情になった。
「い、いいぞ……き、君の口の中は、と、ても、熱いな…」
跪いて奉仕を続けているバレッタを、じっくりと視姦する。
少女のフェラを目に焼き付け、触覚だけでなく、視覚でも楽しもうとしているようだ。
「あ、ああ…こんな小さな、金髪の少女が、わ、わたしのチンポを…ね、根元まで…くわえこんで…」
自分の言葉に興奮したらしく、もっとしゃぶれと言わんばかりに、強く腰を押し付けてくる。
口の中で、オルバスのモノがどんどん大きくなっていくのがわかる。

『ところでみんな、おフェラの音をもっとリアルに聞いてみたいよなァ!俺様が協力しちゃうぜェ!』
悪趣味なザベルは、バレッタに駆け寄ると、マイクを口元に近づけた。音を拾おうという寸法だ。
バレッタは、マイクを意識するどころではない。舌先に苦味を感じて吐きそうになるのを、また、暗示でごまかす。
(こ、これは、アイスキャンディ…)
そろそろ自分を騙すのも限界だった。どんなに我慢しても臭いものは臭いし、不味いものは不味い。
(舐めても平気…舐め舐めするの…)
口の中から、ズルルルと音を立てて肉棒が引き抜かれる。花びらのように可憐なバレッタの唇がまくれ上がり、グロテスクな物体が現れた。
外気にさらされ、剥き出しになった部分に、寒さのせいか鳥肌がたっている。
バレッタは一呼吸つくと、再びペニスを吸い込んだ。苦い先走り汁がどんどん出てきて、口内を満たす。
(舐め舐めしなきゃ、殺される……だから…)
『ズルルルルッッ……』
マイクが拾った音が、遠くにあるスピーカーから流れ出す。少女の生フェラ音だ。
その音を聞いたダークストーカーたちの中には、思わず股間を押さえ、前かがみになる者もいた。
スピーカーに耳を近づけようと、血気にはやった顔で駆け寄る者もいた。
美しい金髪の少女が、半漁人のペニスをくわえ込んでいる。その奉仕の音が耳のすぐ近くで、臨場感たっぷりに聞こえてくるのだ。
興奮しないほうがおかしい。
412バレッタ集団陵辱E:2005/10/02(日) 21:11:31 ID:fzd2jOFQ
『ジュルルルル……ん、ぷはあっ…ん、く…う…』
バレッタはさらに舌を這わせた。膨らんでいる部分を、唇で上に引っ張る。
『チュルルル……んんんん、ズチョッ、ズルルっ……んんんん』
唇から唾液が糸を引いて、オルバスのペニスにまとわりつく。
間近でその光景を見ていたザベルも、異様に興奮していた。
『おいおい、こりゃアたまんねェなあ!オルバスの旦那ァ、ご感想は?』
マイク越しの声に、オルバスは夢うつつの表情で答える。
「あ、ああ、最高だ。し、舌が絡み付いて。吸い付くようだ、うっ出、出る、あああ』
羨望の眼差しが、オルバスに注がれた。泣く子も黙る美少女ハンターにここまでされては、どんな男でも快楽に耐えられないだろう。
性器の扱いにだいぶ慣れてきたバレッタに、味をしめたオルバスは図々しくも指示を下す。
「そ、そこの窪んだ部分を舐めてくれないか。そう…そこに、恥垢が溜まっているだろう?それを、舌でこそいで…取ってくれ」
身勝手な注文である。
バレッタは睨みをきかせながら、根元から先端にかけて、びっしりとこびりついた恥垢を、舌ではがし、舐め取っていく。
(これで、終わりだ!!)
そのまま、玉袋の裏側に指を這わせ、唇をすぼめると、先端を強く吸い上げた。
『ズルルルルルルッ!!』

「うあっ……」
オルバスが、情けない悲鳴を上げる。
一拍置いて、ブチュブチュブチュ、と下痢のような水音とともに、彼は緑色の精を吐き出した。
手の中に発射されたそのおぞましい液体に、バレッタは嫌悪を隠せない。
初めて目にする、水の王の精液は、カエルの卵に似ていた。ゼリー状の液体の中に、卵のような黒いブツブツが垣間見える。
長時間陽光に晒した生ゴミでさえも、ここまでの異臭を発することはないだろう。触れた部分から、手が腐り落ちていきそうだった。
ビクンビクンと、まだ脈打つペニスから、バレッタはようやく手を離すことが出来た。

「どうかね、私のは濃いだろう?」
自意識過剰の魚人は、精を吐き出した満足感からか、誇らしげに鼻を鳴らした。先ほどまでの情けない表情が嘘のようだ。
「ふざけんじゃねえよ、早漏!」
けっ、とバレッタは毒づいた。同時に、ダークストーカーたちがどっと笑い声を上げる。
「ギャハハハハ、確かに早かったよなァ!」
「水の王とはとはとはとはとは、堪え性のないないないない、生き物なりなりなりなり」
仲間たちの嘲笑を浴びて、オルバスの青い顔が、みるみる内に怒りで赤く染まっていく。
バレッタはさらに追い討ちをかけた。
「きったないもん吐き出しやがって、女が喜ぶとでも思ってんのか。妄想と現実の区別くらいつけろ、ボケ魚人!!」
呆然としているその顔に、ペッと唾を吐きかけた。水の王は怒りのあまり、背びれをブルブルと振るわせた。
「き、さま…」
「あたしに喜んで欲しけりゃ、金もってきな!!」
少女のものとは思えないドスのきいた声が、夜空にこだまする。

「いいぜェ、バレッタちゅわーん、サイコーーー」
ぴゅーぴゅー、と歓声が飛ぶ。オルバスの味方であるはずの彼らさえも、バレッタの気の強さには感服していた。
人間であろうと、強い者には素直に尊敬を抱き、迎え入れる。その代わり、親しくしている仲間といえど、平気で裏切る。
ダークストーカーとはそういう種族だ。
「この小娘…水を軽んじる者に、救いは無いぞ!」
仲間たちの前で恥をかかされたオルバスは、完全に逆上していた。
バレッタの頭巾を掴むと、可憐な口を開いて、自分の萎びた物を再びねじり込んだ。

「ふごおおおおっ!!」
喉の奥にまで男根を突っ込まれ、バレッタが白目を剥く。
オルバスは酷薄な笑みを浮かべると、バレッタの顎を支える事もせずに、そのまま立ち上がった。
「ごおおおううっ、むごおおおおっ!」
オルバスが立ち上がった反動で、顎が上に反り返る。操り人形のようにガクガクと体が揺れた。
構わず、彼は連続で抜き差しした。赤い唇がめくれて、ペニスが激しく出入りする。
ブチュブチュブチュ!
オルバスは、叩きつけるように二度目の射精をした。早漏らしい。
水が上から下に向かって流れるように、バレッタの小さな口の中に、大量の精液がなだれ込んでくる。
遠くから見たその光景は、ジョウロで花に水を注いでいるかのようだった。
強制的に注ぎ込まれるその液体は、水と呼ぶにはあまりにも毒素が濃く、透明度と清潔感に著しく欠けていたが…。
413バレッタ集団陵辱F:2005/10/02(日) 21:18:02 ID:fzd2jOFQ
「わたしを侮辱した罰だ」
冷ややかな声で、オルバスが宣告した。
「全部飲みたまえ」
言うや否や、ぐい、と腰を押し付ける。
口に栓をされたバレッタは、目に涙を浮かべながら首を横に振った。
喉に力を入れ、断固として飲むまいとした。これを飲んだら、人間として終わってしまいそうな気がする。

「飲みなさい、身体にいいのだから」
今度は優しい声で言われてしまった。
(いいわけ……ないだろっ!)
精液が身体に良い、などというのは、相手に飲ませるための言い訳、迷信に過ぎない。
実際は、雑菌が酷く、性病の原因になり、口内に傷でもあった日には、後々恐ろしいことになる。
まともに生活している人間なら当たり前に得ている知識が、ダークストーカーには欠如しているようだ。
捕らえたダークストーカーが、たまたま若い美女の姿をしていたため、よからぬ気を起こしたハンターがいた。
彼は、その女に陵辱の限りを尽くし、あらゆる性技を試し、思いを遂げた後で首を撥ねた。
それから1年後、その男は全身に紫の斑点を浮き上がらせ、悶え苦しみながら死んでいったのだ。

「やれやれ、頑固な……では、飲めるようにしてあげよう」
オルバスは右手でバレッタの顎を押さえ、もう片方の手で、頬の肉をつまんだ。
薔薇色の頬は、注ぎ込まれた精液で膨れ上がり、パンパンに張り詰めていた。
「ウ・・・むぶう……」

『アヒャヒャヒャ!まるで河豚だな!せっかくの可愛い顔がよォ』
ザベルが甲高い笑い声を上げる。
オルバスは、バレッタの膨らんだ頬を、両側からゆっくりと揉んでいった。
「んうううううう!」
グチュ、グチュと、歯磨きをするような音が響く。バレッタの狭い口の中で、精液がかき混ぜられているのだ。
グチュ、グチュグチュ、グチュグチュ、グチュ。
「うぶううううう、ぐうううううっっ!」
「唾液と混ぜれば、飲めるようになるだろう。さあ、飲み干しなさい」
グチュ、グチュ、グチュ。
精液が口の中で白く泡立ち、唾液と混じり合って、量はますます増えていく。
(こ…こんな、もの…)
オルバスはバレッタに顔を近づけて、視線を逸らせないように固定している。
「よーく、混ぜてあげようね。ちゃんと味わって、舌先で何度か転がしてから、奥歯で、おたまじゃくしのつぶつぶを噛みなさい」
「うぶううううう、ぐうううううっ」
グチュ、グチュ、グチュ。
水かきのついた手で、抵抗できないバレッタの頬を挟み、縦横無尽に揉みしだく。

『ほらほら、さっさと飲み下しちまいなァ!ザーメンで窒息死したいのかよォ!』
マイクを持つザベルの声が、妙に遠くに聞こえた。
オルバスは最終手段として、鼻をつまんだ。呼吸器官を塞がれ、バレッタは青ざめる。
「ぐ!」
「さあ、早く飲んでしまいなさい」
精液と唾液の重みで、顎が痛くてたまらない。リンパ腺の辺りがキーンと沁みる。
喉の筋肉が、もはや限界を訴えていた。

ゴクッ!
喉が緩む衝撃。
バレッタは眼球が飛び出そうなほど、目を大きく見開いた。
ゴクッ!ゴクッ!ゴクッ!
一度喉を鳴らしてしまえば、後は堰を切ったように、嚥下が開始される。
ゴクッ、ゴクッと喉が上下し、苦いものがバレッタの喉を通り、食道を通り、やがて胃袋にずしりと、もたれるように納まっていく。
ゼリーにしては生臭く、苦く、ドロドロした、身体に悪い液体が………。
自分の吐いたものが少女の喉の奥に消えていくのを見て、オルバスはにやりと笑った。
「いい子だ。どんどん飲みたまえ」
その間にもオルバスは、男根を突き入れ、バレッタの口内をグルグルと、好き勝手にかき混ぜている。
ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ……
精子に含まれる粒が、飲み下すたびにバレッタの喉にへばりついて、気道を遮る。
414バレッタ集団陵辱G:2005/10/02(日) 21:21:16 ID:fzd2jOFQ
『おー、飲んでる飲んでる。うまそうじゃねェか、聞こえるかみんなァ!』
『ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ……』
卑猥な音声が、スピーカーから大音量で飛び出している。
少女が精液を飲み下す音のひとつひとつを、マイクが拾い、次の順番を待つ男たちを楽しませた。
『ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ……ゴポポポッ…』
「う、うおおおおっ」
スピーカーに耳を近づけていたガロンが、己の限界を知ったらしい。順番を待ちきれず、とうとうその場で自慰を始めてしまった。
ビクトルやサスカッチも、そわそわした様子で股間を押さえている。
「ふん……獣が」
それらを、馬鹿にするような目で見つめるデミトリ。しかし、彼の股間も同様に膨らんでいた。

「げ、げぷ……う」
飲み込みきれなかったゼリーが、バレッタの唇から零れだす。
ごぽ、と鼻の穴から緑色の液体が逆流してきた。ツンとした悪臭が鼻に抜けていく。
粘膜を通して、消化器官の隅々にまで、精液が行き渡ってしまった。全身が汚されてしまったその絶望感に、力が抜けていく。
オルバスは、あからさまな優越感を浮かべて、バレッタの口元に耳を寄せた。
「ご感想は?濃くて、新鮮で、おいしかっただろう」

「ま、まず……おえ、えええっ」
舌の上に、まだ精子のツブツブが残っている。
喉から食堂にかけてべっとりとへばりついた、緑色の痰のような液体は、吐き気をもよおす代物だった。
「美味しかったです、ごちそうさまと言ってごらん」
「だ…だれ…が…まず、い、うえええ、っ」
オルバスは、バレッタの口元に男根を突きつけた。
「言えないのなら、もう一回飲ませてあげようか」
「ひっ………」
少女の顔が恐怖に引きつる。
「お、美味しかったです……ご、ごちそうさま、でした………」
オルバスはにっこり笑った。
「そうか。そんなに美味だったのなら、もっと飲ませてやらないといけないな」
「なっ…!」
バレッタの顔から血の気が引いた。

『ようし、おかわりだなァ?待ってろヨォ』
心得たとばかりに、ザベルがパチンと指を鳴らす。ドン、と音を立てて、空中からバケツが落ちてきた。
そのバケツの中には、やはりオルバスのものと思われる緑色の精液が、一杯に満たされていた。
落下による震動が収まっても、水面がまだ揺れていた。ということは、何か、得体の知れない生き物が中で泳いでいるのかも知れない。
「ひ、ひいっ…!!」
後ずさるバレッタの首根っこを掴み、バケツの淵に顔を近づけさせるオルバス。
「う、うう…」
揺らめく精液の表面に、バレッタの怯えた顔が映っている。
こんなものを飲んだら死んでしまう。心臓がバクバクと鳴って、冷や汗が吹き出した。
「ゆ、許して……もう許して!!」
少女の懇願を、水の王は聞き入れない。
「だめだ」
バレッタの顔が絶望に染まる。
「ほら、飲むんだ。顔を浸して、バケツの中が空になるまで飲みなさい」
「い、いやだあああああああああ!!」
水面ぎりぎりまで顔を近づけられたバレッタを救ったのは、意外にもザベルの声だった。

『おいおいオルバスの旦那、そのへんにしとけよ。メインディッシュがつまんなくなっちまうだろゥ!?』
415414:2005/10/02(日) 21:39:24 ID:fzd2jOFQ

>喉から食堂にかけて ×
>喉から食道にかけて ○

orz
416名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 22:51:06 ID:2zHqdeAA
あれ?投下止まってる……
え?終わり?
え?生殺し?
417415:2005/10/02(日) 23:13:30 ID:fzd2jOFQ
ごめん、途中までです
418名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 00:25:05 ID:Yb+5jQBA
描写が濃くてえちぃ気分になりました。GJ!!
これから男キャラ全員にヤラレルのかww
続きに期待です
419名無しさん@ピンキー :2005/10/03(月) 02:35:10 ID:X1lhsY2Y
GJ!
続きも期待し撮ります〜。
420名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 07:16:28 ID:tkHtaUb4
おまいら、大のダークストーカーズがよってたかって……ww
ツブツブカエル汁いやああ〜ん! さて二番手は誰?
421名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 07:44:36 ID:Yb+5jQBA
よし、予想しよう!
先生!オレはIDが蜂なので蜂だと思います!!
422名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 08:24:45 ID:cw2E5c0N
>>421
ワロス

キュービーって男だっけ?
423名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 23:23:57 ID:atzQ43vS
オルバスの鬼畜っぷりにGJ!!
でも水の王、奥タソに尻にしかれてるッぽいよなwww
424名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 23:53:56 ID:2L6wvT9a
>>422
メスじゃないのか?


>>415
GJ!蛇の生殺しとはこの事だ。続き期待してる。
425415:2005/10/05(水) 09:55:47 ID:58K3ZEbJ
すまん、アクセス寄生虫で書き込めない…
携帯からじゃ長文は無理だ
早く解除してくれんかな。
426名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 11:37:55 ID:PsrGgoYx
>>415
文章うますぎ!
読みやすいし、ていねいに書いてるのが好感持てます
いきなり本番じゃなくて、ちゃんと導入部があるから感情移入できるし、ねちっこくてエロい
炉利属性&フェラスキーの俺にはたまらん
続きハアハアしながら待ってます

>>423
折るバスって戦闘中は奇声しかあげないから、奥タソとのセクースもうるさそうだw
427名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 22:10:20 ID:ot9TxBzy
じゃ、ガロンも奇声系?
ドノヴァンもうるさそうだ。

ジェダ、ザベル、アナカリスあたりが言葉責め系でうるさそうw
428名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 23:31:17 ID:42MjnGVS
結局ほとんどうるさいんだなw
429名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 07:49:13 ID:nl67U7rW
ビシャモンも説教臭いよ
430名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 12:55:11 ID:+/cKV7+J
「そこへなおれ」から炎々と続くビシャモン説教道場
431名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 16:36:09 ID:19zOzU3C
>430 受けた
432名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 16:37:19 ID:19zOzU3C
おし。
書き込めそうなので、続きを投下します
433 :バレッタ集団陵辱H:2005/10/06(木) 16:38:52 ID:19zOzU3C
オルバスは苛立ったように骸骨男を睨んだ。
「なぜ、邪魔をする……」
唇が精液の表面に触れてしまうまで、あと数センチほどしかなかった。あまりの臭気に、バレッタの嗅覚は半ば麻痺している。
触れてもいないのに、既に口の中に含んでいるかのような錯覚を起こす。鼻と喉の神経は、奥の方で繋がっているからだ。
「この娘はわたしの貴重な子種を、汚らわしいもののように扱ったのだぞ!それ相応の報いを受けるのは当然だ」
傲慢な台詞を吐くと、彼はバレッタの後頭部をぐっと押さえつけ、生臭い精液にさらに近づけた。
「ひ、ひいいいい…っ」
唇が水面に触れた。ぬるりとした感触がある。口内に侵入してくるのを恐れて、奥歯を噛みしめ、固く唇を閉じる。
『やめろってェ。ったく、自分本位な王様だなァ…それはアンタ専用の便器じゃねェ、いわば、魔界の公共物だぜェ?』
我ながらうまいことを言ったと思ったのか、ザベルは膝を叩いて一人で受けている。
『まだ後が沢山つかえてるんだからよォ!それともあれかァ?本気でそいつを私物にするつもりじゃねえだろうなア』
面白そうに叫ぶザベルの背後には、まだ大勢のダークストーカーが待ち構えている。
彼らは一様に目を欲望に輝かせ、鼻息も荒く、今にも襲いかからんばかりの形相でバレッタの痴態を凝視していた。
「いや、そこまでは…」
オルバスがたじろぐ。さすがに、この場にいる全員を敵に回してまで少女を独占しようとする気は、彼にはないようだった。
「そうだな……少々、悪ふざけが過ぎたようだ。わたしはこれで退くとしよう」
残念そうに獲物を見つめると、おもむろに、バレッタの襟首から手を離した。
バシャッ!
支えを失ったバレッタの顔面が、精液の表面に叩きつけられる。
「ぐえっ」
バレッタは慌てて顔を離した。鼻の穴から垂れてくる流動物を、両手でごしごしと擦る。
だがその行動は逆に、精液を顔全体に塗り広げる結果になってしまった。
「ゴホ、ゲホ…うええぇっ」
愛らしい顔が、苦痛に歪む。白かった肌には、緑色の生臭い精液がこってりとこびりつき、黴びたパンのようになっている。
鼻の穴や唇の端から、唾液や鼻水が混じった、ドロドロの液体が流れ出す。見るも無残な姿だ。
オルバスはしぶしぶ、精液の入ったバケツをどこかへ運んで行った。

『あーあ、美少女がすっかりザーメンまみれになっちまって』
同情めいた口調で、ザベルが呟く。
もちろんその同情はバレッタにではなく、この後バレッタを『使用する』男性たちに向けられている。
他人の精液で汚された少女をすぐに抱くのは、闇の住人とは言え、多少はためらうものなのだろう。
『しかも水の王様の、特濃ザーメンだもんなァ。沼の匂いっつーか、ヘドロの匂いっつーか。近づくだけで臭いのなんの、鼻が曲がりそうだぜェ』
バレッタの頬はかっと熱くなった。
臭いのはオルバスの精液であって、バレッタではない。それなのに、まるで彼女自身が匂いの元であるかのように、ザベルは言うのだ。
しかし、少女の苦しみは、まだまだこれからだった………。
434:バレッタ集団陵辱I:2005/10/06(木) 16:40:52 ID:19zOzU3C
「では、宴もたけなわ……ん、どうした?ル・マルタ」
ザベルの足元にいる球体の化け物が、もじもじと動いている。
彼の名はル・マルタ──いつもザベルの後をくっついて歩いている、お供のようなものだ。
どうやらザベルに言いたいことがあるらしい。球体から伸びた細い手で、彼のズボンを掴んで放さない。
「んー、何だってェ?いいから言ってみな」
口からマイクを放し、ザベルは膝を屈めた。冷酷な彼だったが、この相棒に対しては、意外に優しい面も覗かせる。
ル・マルタはぴょんと彼の肩に飛び乗った。そしてバレッタの方を見ながら、何やらこっそりと耳打ちしていた。
二人の囁き声は、こちらまでは聞こえない。嫌な予感が、バレッタの胸中に汚泥のように迫ってきた。
「へえ…なるほど!わかったぜェ」
ル・マルタの話を聞き終えたザベルは、何かを企むような笑みを浮かべた。
再びマイクに口を近づけ、待ち構えているダークストーカーたちに向かって、声を張り上げる。
『みんな聞いてくれェ!俺様の相棒ル・マルタは、ななななななんとォ、このバレッタちゅわんに、熱烈片思い中ッ!!』

バレッタはぎょっとして、当のル・マルタに視線をやった。
幼児ほどの背丈しかない、球体の化け物は、バレッタと目が合うと赤くなり、恥ずかしそうに逸らした。
(き、気色わる……っ!!)
こんなのに好かれていても、少しも嬉しくはない。気味が悪いだけだ。
『主人の俺様としては、ぜひとも二人の恋のキューピットになってやりたいわけよ。つぅわけでェ』
気取った口調で言いながら、ザベルは観衆にウインクして見せた。
『二番手は、このル・マルタに任せてもらって、いいかナ?』
「いいともーーーー!!」
闇の住人が一斉に手(あるいは足)を上げた。揃いも揃って、ノリが良すぎる。
『ヘイ!良かったなル・マルタ!心の広いお兄さんたちでよォ!!』
ザベルが高らかに笑う。ル・マルタはすっかり興奮しきって、白目の部分が赤く充血していた。
「ひ…!」
バレッタは後ろに手をついた。まだ背骨のダメージがひどく、走って逃げる事は出来ない。
その間にも、球体の一つ目小僧が、鼻息も荒くにじり酔って来る。ぎょろりとした目玉にバレッタの姿を映すと、片言の魔族語で喋りかける。
「バ、バレッタサン…スキデス……」
ダークストーカーたちが、彼にあっさり順番を譲った理由が判る。
要するに、精液まみれの少女を、ル・マルタに浄化してもらおうというわけだ。こいつなら、汚れたバレッタに触れる事も厭わないだろうから。
「ハジメテ、アッタトキカラ、ズット…スキデシタ…」
『来たアーーーッ、告白ターーーーーイムッ!!』
ザベルが大袈裟に騒ぎ立てる。
『バレッタちゅわん、ル・マルタの気持ちを、タップリと受け取ってあげてねエエエエ!』
ル・マルタの口から、長い舌が伸びた。精液で汚れた顔を、舐めようとする。
「や、やめろおおっ!」
手で振り払おうとすると、体ごと上にのしかかられ、押し倒された。
ゴロリとした球体の重みが、腹部を圧迫する。地面が背骨を押し、ギシギシと軋みを上げる。
べろん。
熱い舌が、バレッタの顔を舐めた。
なめくじのように、テラテラと唾液の跡を残しながら、耳朶も、鼻孔も、まんべんなく舐めまわす。
精液の詰まった鼻の穴が、耳の穴が、ル・マルタの舌の先で丁寧にほじくられ、液が掻き出された。
「キレイニシテアゲマスネ、バレッタサン…アイツノザーメンナンカ、アナタノアナカラ、イッテキノコラズ、カキダシテアゲマスヨ…」
──綺麗にしてあげますね、バレッタさん。あいつのザーメンなんか、貴女の中から、一滴残らず、掻き出してあげますよ。
片言の言葉が、バレッタの頭の中で意味を持つものへと組み立てられていく。

『ヒョーーーッ、愛だねェ、愛!俺様たちにゃあとても真似できねえゼ!!』
ル・マルタの舌には、オルバスのペニスほどの不快感はない。それでも、気色悪いことには変わりない。
彼は、バレッタを最初に汚したオルバスに嫉妬を抱いているらしかった。付け入る隙があるとしたら、そこしかない。
(こいつを利用して、逃げられないか…?)
それにはまず、話をしなければ始まらない。身をよじり、必死で舌から逃れようとするバレッタが、酸素を求めて口を開いた途端。
435:バレッタ集団陵辱J:2005/10/06(木) 16:42:24 ID:19zOzU3C
ブチュウウッ!
少女の桜色の唇に、ぶ厚いタラコ唇が、激しく押し付けられた。
固く噛みしめた唇を割って、生温かい舌が侵入してくる。息も出来なかった。
「んむうううううっ!」
『おっと!』
ザベルがマイクを近づける。
『今度はキッスの音かァ。これもしっかり聞いておけよォ、この宴が終わっても、後々オカズになるからなア!』
『チュウウウウウッ…』
ル・マルタの唇は、バレッタの唇をむさぼるように吸っている。
両者の唇はぴったり重ねられてはいるものの、いかんせん、その大きさが違いすぎる。
バレッタの口は、相手の巨大な唇によって大きく押し広げられ、顎が外れる一歩手前まで追い詰められていた。
人間が開ける口の大きさには限度がある。それなのに、ル・マルタは遠慮なしにバレッタの口を割り開いていく。
「あ、あがああああ…」
上下に引き伸ばされた口角がひきつり、ミチミチと音を立てる。口の周りの筋肉が伸びきり、顎の関節が痛みを訴えた。
『クチュ、クチュ、クチュ…』
開かれた口の内部では、肉厚な舌がせわしなく動き回っていた。
バレッタの口内にこびりついていた精液の残り滓を、掃除機さながらに啜り上げる。
『ズルルルルルッ、チュバアアアアアッ!!』
唾液を啜る音が、スピーカーから流れてくる。強烈な吸引に、バレッタは舌が抜けそうなほどの衝撃を味わった。
(い、息が…!!)
内臓までも吸い尽くすのではないかと思われるほど、激しい接吻だった。
顔の下半分が、すっぽりと球体に覆われている。これでは接吻どころか、顔を食べられていると言っても過言ではない。
口壁をなぞり、歯の隙間を舌がつつく。喉の奥にまで舌が入ってくる。
「う、ぐううう!」
まだ消化されていない精液が、胃液とともに喉にせり上がってきた。それを、さらに吸い上げるル・マルタ。
バレッタの中に、別の男の残滓が残っているのが、我慢できないとでも言うように。
『ズルル、ズルルルルルッ!!』

『いいぜェ、ル・マルタァ!バレッタちゅわんの体ん中のザーメン、綺麗に吸いだしてやんなァ!』
ザベルが歓声を上げる。その背後で、オルバスが未練がましく呟いていた。
「せっかくわたしが、大量に飲ませてやったものを…」
落ち込むオルバスの肩を、ザベルは励ますように叩いた。
『なァに、一度飲んじまったことには変わりねェんだから、アンタのザーメンも、ある程度は消化されてんじゃねェの』
「そうだろうか…」
『そうさァ。それに、ル・マルタが吸い出せるのは、あくまでも表面の、薄い『うわずみ』の部分だけなのサ。
固形になったザーメンの濃いところは、バレッタちゅわんの体の奥深くでちゃーんと吸収されるから、心配すんなってェ!』
ザベルの言った通り、ル・マルタの舌は胃袋までは届かない。熱で固まった精液は、依然としてバレッタの胃の底に納まっている。
「んううう、うううううう」
『チュバアアアアアッ!!』
ようやく満足したのか、ル・マルタは唇を離した。口内から吸い出した精液を、べっと地面に吐き出す。
「はっ、はああ、はあっ…」
解放されたバレッタは、がっくりとその場に崩れ落ちた。
鼻をつく苦味はなくなっていたが、唇が真っ赤に腫れ上がり、鬱血している。
436:バレッタ集団陵辱K:2005/10/06(木) 16:45:06 ID:19zOzU3C
『フィニーーッシュ!!お疲れィ!』
ザベルが、マイクを口元へ持って行った。
ぐったりしていたバレッタは、弾かれたように慌てて半身を起こす。
(逃げるなら、今しかない!)
バレッタは間近にあるル・マルタの顔を、両腕でぐっと引き寄せた。周囲の誰にも聞かれないように、小声で話しかける。
「ね、ねえ…ル・マルタさん」
かすれた声で囁くと、化け物の全身はたちまち真っ赤になった。
「バ、バレッタサン!?」
どぎまぎしているル・マルタに、少女は会心の笑顔を向ける。
「あのね…あたしも、あなたが好きよ」
「ホ、ホントデスカ!?」
嘘に決まっている。
「うん。だから…………あなた以外の人には、抱かれたくないの」
予想通り、ル・マルタは頭から湯気を立てるほど大興奮した。
「モモモ、モチロンデス、アナタハ、モウダレニモ、サワラセマセン」
バレッタは上目遣いで、自分にのしかかっている球体を撫でた。
「それじゃあ、お願い、あたしを連れて、遠くへ逃げて!」
ル・マルタの能力に関しては調査済みだ。相手を口の中に飲み込んで、別の場所へ吐き出すことが出来る。
(こいつを使えば、逃げられる。そして、二人きりになったところで、ナイフでぐっさりだ)
そんな内心を覆い隠し、バレッタは愛らしい仕種で、小首を傾げた。
「ね、お願い」

ル・マルタの目は感激に潤んでいる。
「ウウウウ、ウウウレシイデス!!」
感極まったような叫びとともに、ル・マルタの球体に、凹凸が生まれた。それはやがて何本もの触手となって、体から飛び出してきた。
笑みを顔に貼り付けたまま、バレッタは後ろに退がった。
触手は、ウネウネと少女の身体に巻きつき、服の上から柔らかい胸を揉みしだき始めた。
「ま、待って。こういうことは、二人きりになってから……ね?」
今すぐにでもナイフで突き刺したい衝動に駆られながら、バレッタは必死で、化け物のご機嫌を取る。
(しまった、しくじったか)
後悔したが、もう遅い。興奮が最高潮に達したル・マルタを、止める事は誰にも出来なかった。
「バレッタサン……バレッタサン……モウ、モウ…ガマンデキナイ!」
「きゃああああ!!」

悲鳴を上げるバレッタの身体を、触手ががっちりと拘束、固定する。
まずは服を脱がしにかかった。赤い頭巾をはがし、肩掛けをいとも簡単に外してしまう。現れたブラウスごしに、まだ発育途上の胸のふくらみを探る。
「いやっ、待って…お、お願い…」
彼女の拒否の言葉など、化け物の耳には届いていなかった。そもそも、耳があるのかどうかもあやしい。
「バレッタサント…ヒトツニ…」
うわごとのように、球体がつぶやく。
舌なめずりをして、フリルのついたエプロンの下に隠された赤いスカートを、思い切り捲り上げた。
「や、やめろっつってんだろボケェ!!」
演技にボロが出ても、触手は動きを止めなかった。白いパンツを、一気に足元までずり下げる。
「くうっ……」
夜の冷たい風が、少女の一番大事な部分を、ひんやりと撫でていく。
『ヘエ……アンタにもいっちょまえに、羞恥心があるのかい。可愛いトコあるじゃねえの』
ザベルが感嘆の声を上げる。
あらわにされたバレッタのその部分には、うっすらと金色の茂みが生えつつあった。
まだ誰にも触れさせた事がない、そして自分でも滅多に触れた事がない、大切な場所。
『どうだいル・マルタァ。愛しのバレッタちゅわんのアソコ、どんな感じか、お兄さんたちにじっくり解説してくれよォ』
その言葉を受けたバレッタは、自分の置かれている状況に気づき、慄然とした。
「み、見るな、見るなあああ!」
『どーれどれ』
ル・マルタが見せようとしないので、ザベルは自分から近づき、少女の足の間をひょいと覗き込んだ。
「ヤ、ヤメテクダサイ。バレッタサンハ、ボ、ボクダケノ…」
『カタイ事言うなってェ。お前のご主人様の命令だぜェ!』
球体を押しのけると、ザベルはバレッタの両脚を持って、左右にガバッと広げた。
437バレッタ集団陵辱L:2005/10/06(木) 16:50:39 ID:19zOzU3C
「や、やめ…み…見るな…」
弱弱しい声で、バレッタが呟く。
大きく割り広げられた白い股の付け根は、薄い桃色に彩られていた。
しかも、ぴったりと入り口が閉じている。
『こいつは驚いたァ!アンタ、処女だったのオオオオオ!?』
大仰に目を見開き、ザベルは膝をパンッと叩いた。
『良かったなァル・マルタ!てっきりハンター仲間とヤリまくりで、ガバガバかと思ったけどよォ!』
あからさまな侮辱に、バレッタはぎゅっと唇を噛みしめた。
(畜生、畜生…っ!)
バレッタが処女と知らされたダークストーカーたちは、一斉に興奮の雄叫びを上げる。

「チッ……そうだったのか、バレッタの奴」
自慰を終えたガロンは、拭くものがないので両方の掌をこすり合わせていた。妙に醒めた表情で前髪をかき上げ、バレッタを遠巻きに見ている。
いつの間にか、人間の青年の姿に戻っていた。狼の姿でも交尾出来ないことはないが、彼はロマンチストなのだ。
「そうと知っていれば、俺が……」
彼の胸中に去来するのは、鼻歌を歌いながら銃を乱射する少女の姿だった。
いっそ気持ちいいほどに己の利益だけを追求し、人でなしと罵られながらも我が道を貫くバレッタは、不思議と憎めない存在であった。
彼のように心に迷いが多い者にとっては、憧れるが決してああはなりたくない、と思う見本のような人物だ。
「生娘と知っていれば、優しく出来たとでも言うか。温いわ」
隣にあぐらをかいているビシャモンは、鞘から抜いた自慢の刀を、月光にかざす。
「次にあの娘の柔肉を削ぐのは、ワシじゃ。耳がいいかのう、鼻がいいかのう……」

(い、いやだ…!!)
バレッタは自分を決して安売りしない。体が成熟する時期を待ち、金持ちのいい男に高値で売りつけるために、大切に大切に守ってきた。
その処女という財産を、よりにもよって、こんな化け物に奪われようとしている。
さらに、傷害、性病や精神病という、多大な負債を背負わされようとしているのだ。
闇の住人との交わりが、心身にどのような影響を及ぼすのか、想像して余りある。
小柄な体が震えているのは、寒さのせいだけではない。
赤い服もエプロンも、トレードマークの頭巾も既に脱ぎ散らかされ、一糸まとわぬ姿を観衆に晒していた。
「イキマスヨ……バレッタサン」
ル・マルタの目玉の下から生えた、二の腕ほどもある太さの触手が、バレッタの淫部をツン、とつつく。
「ひいっ!」
触れられただけで、腰がビクンと跳ね上がった。
『イイねえイイねえ、そうやって怯えちゃってくれてるとォ、犯し甲斐があるってモンだぜェ!』
愉快極まりないと言ったザベルの声に応えるように、ル・マルタは数本の触手を揺らめかせた。
揺れる触手の先端が、何本も枝分かれし、細かくなっていく。
人間の指ほどの太さになったそれが、バレッタの大きく広げられた淫唇に近づいた。
「さ、さわるな…っ」
中心にある花びらのようなヒダヒダを、ぺろりと外側に剥く。
「ううっ!」
剥がされてあらわになった部分を、夜の冷気が刺激する。
バレッタには見ることが出来なかったが、めくられた肉の内側も、鮮やかな桃色だった。
ル・マルタは調子に乗って、陰核を覆う花びらを、いちまいいちまい、丁寧に剥がしていく。
「くうっ、くううううううっ……」
羞恥に悶え、顔を真っ赤にするバレッタ。そこにはダークハンターの面影はもはやなく、いたいけな一人の少女に戻っていた。
『すげェェ!恥肉の奥まできれいなサーモンピンクだぜェ!!お見せできないのが残念ですゥ、ってか!!ギャハハハ』
数本の触手が、大陰唇を完全に開ききった。触手の先端が尖って、花びらが閉じないように、きっちり押さえつけてしまった。
ビラビラの内側は、さらに小さなビラビラで守られている。ル・マルタはそれもめくり開こうとしている。
「や、やめろおおおお、そこは、そこは、ひ、開くなあああっ…」
懇願を聞き入れず、新たに増えた触手が小陰唇をクイクイ引っ張った。「ぺろん」と音がして、閉じていた部分がひっくり返される。
反対側の小陰唇もめくり返され、隠されていた中身が徐々に現れてくる。剥いては押さえつけ、剥いては押さえつけが繰り返された。
晒された秘密の部分を凝視して、ル・マルタは微笑んだ。口の端から、半透明の涎が垂れている。
438バレッタ集団陵辱M:2005/10/06(木) 16:52:21 ID:19zOzU3C
「う、ああああ…っ、やだ、やだあ、めくらないで、そんなに開かないでえええっ…」
上の唇は先ほどの接吻でカラカラになり、下の唇も空気で乾き、ヒリヒリと痛みを訴えていた。
そんなことにはお構いなしに、触手は次々と小陰唇を裏返していく。触手の先が、外科手術で使う針のように陰唇をキッチリ固定して、決して閉じられないようにしている。
「や、やめてえええっ、そ、そんなっ…な、中が、中が全部見えちゃうっ…うあああっ…」
『ギャハハハハ、今更なに言ってんだかア!!もうとっくに奥の方までバッチリ丸見えだぜェ!おいみんな、こっちに来て見てみろよォ』
剥き出しになったクリトリスが、詰め寄ったダークストーカーたちの眼前に晒される。
足を閉じようともがくバレッタだったが、途端に股間に激痛が走った。
限界まで引き伸ばされて固定された陰唇は、無理に力を入れれば簡単に千切れてしまう。そうなったらもはや、女として使い物にならない。
「う、うう…いやだぁ…お、おばあちゃあん……」
優しい祖母の顔が、バレッタの頭の中に浮かんでは消えていく。
処女は大切な財産だから、機を見て、一番値段が上がった時に最高の相手に売りつけなさい、と教えてくれた。
それを、こんな連中に蹂躙されるとは。

『どうだァ!これが正真正銘の、処女のオマンコだぜェ!邪魔なビラビラを全部めくっちまったから、膣の入り口までモロ見えだア!』
おおっ、と男たちがどよめいた。
興味深げに処女の内膜を覗き込もうとする連中を、ル・マルタは何とか追い払おうとしていたが、増やせる触手の限界がきたらしく、途中で諦めた。
押さえつけているバレッタを離すわけには行かないから、外野は無視して、少女をいたぶる事だけに専念し始める。
細かい繊毛の生えた触手が、少女の桃色の陰核を刺激した。

クリクリ……クチュクチュ…
「あ、ああああっ」
敏感な部分を弄ばれるバレッタの口は半開きになり、長い睫が震えた。
クリクリ……クチュクチュ…クリクリ……クチュクチュ…
いじくられる度に、とろりとした液体が溢れ、触手を濡らす。
『オーーーッ、早くも準備オッケイだなア!さすがダークハンター、こっちの感度もばっちりだぜェ!』
「ち、ちがう…そんなんじゃ…」
決して感じているわけではない。乾いて傷つくのを防ぐために、防御反応で愛液が溢れ出しているのだ。

『ヘーイ、それではこれからいよいよ、挿入の儀式でェす。オマンコおっ広げたままお待ち下さーーーい』
ザベルの能天気な声が、バレッタを再び、恐怖のどん底に引きずりこんだ。
濡れている陰唇に、待ち焦がれたようにル・マルタの巨大な触手が押し当てられる。
信じられないほどの太さに、バレッタは戦慄した。
(こんなの、入るわけない…)
『さー、一気にぶちこんじまいなル・マルタァ!!破瓜の瞬間、ばっちり記録してやるぜェ!』
マイクが、接合部にずずいと突きつけられる。
『クチュ…』
先端が陰唇に埋まった音が、スピーカーから漏れてくる。
ダークストーカーたちはごくりと生唾を飲み、その音声に聞き入っていた。
『クチュ…クチュ…』
「ああああ、ああああ…!」
極太の触手が、処女の膣内に挿入される。
「い、いた…いたい!」
悲鳴を上げても、誰も助けてはくれなかった。地面に爪を立て、必死で正気を保つ。
ル・マルタはにやりと口を歪めると、引っかかる壁のような部分を、一気に刺し貫いた。
「うあああああああーーーーーっ!」
ブチブチ、という音を、確かに聞いた気がした。成長途上の少女の小さな処女膜は、魔根の挿入によって裂け、血が滲んだ。
あまりの痛みに、バレッタは気が遠くなった。
「クウ…ア、アタタカイデス、バレッタサンノナカ…」
恍惚とした顔で、ル・マルタが囁く。
美少女の狭い膣の中に、巨大な男根がギチギチに充填された。
439バレッタ集団陵辱N:2005/10/06(木) 16:56:00 ID:19zOzU3C
『ヒョーーー!入りました、入っちゃいましたッ!バレッタちゅわんの処女は、ル・マルタが頂きましたア!』
ザベルはまるで、自分の事のように喜んでいる。
『これがほんとの、抜き差しならぬ関係、ってヤツだな!どうだいバレッタちゅわん、コイツのぶっといのが、根元まで嵌まってるのがわかるかイ?』
マイクが口元へ寄せられる。痛みに意識が朦朧としていたバレッタは、その屈辱的な言葉で我に返った。
気絶していた方が、よほど良かった。目の前にある現実は、どうしようもなく残酷である。
気づいた時、腹部ごしに見てしまった。太股の筋が突っ張るほど開かれた両脚の付け根から、極太の触手が飛び出しているのを。
「ひっ…ひいいいいっ…」
狭い膣内で、化け物の巨根が次第に膨張していくのを感じる。ウネウネと中で膨らみ、律動を始めようとしている。
入れているだけでも辛いのに、動かされたらどうなってしまうのか。バレッタは、これから来る恐怖におののいた。
「い……いた…ぬ、抜いて…っ」
かすむ視界の向こうで、ル・マルタが触手を動かし始めるのがわかった。
「ぬ、抜いてえええあああッ、い、痛ああああ!」
闇雲に手足を振り回す。すると請われた通り、触手はズルズルと、陰唇から引き抜かれる。
「ジャア、イチド、サキッチョマデモドシマスネ…」
『ズルズルズルズルズルズル』
「い、あが、ああああっっ」
抜かれる時の痛みも、尋常でなかった。細い入り口を、極太が縦断していく。摩擦によって、激しく内壁がこすられている。
先端近くまで抜くと、ル・マルタは実に心地良さそうに息を吐いた。
「フウ……」
一呼吸つくと、バレッタの腰を少し浮かせる。
「デハ、モウイチドハイリマスヨ…フ、フヌウウウウウンッ!!』
叫びとともに、飛び出しかかっていた触手を、再び一気に奥まで差し込む。
「うあああああああああああああっ」
ずん、という衝撃とともに、再度奥まで突っ込まれ、陰唇がびいんと強張った。
引っ張られたクリトリスは硬く勃起していた。そこに、別の触手によってぐりぐりと刺激が与えられる。
「あああ、ひいっ、ひいいいいいいいいいい」

触手の動きは、少しも収まることがない。膣口にぶち当たった触手が前後に動くたびに腰が浮き上がり、華奢な体が乱暴に揺り動かされるたびに、陰唇が引き裂かれんばかりに突っ張った。
ル・マルタは自らも腰を浮き上がらせ、バレッタの身体にブリッジの姿勢を強いた。なめらかな腹部を高々と晒して反り返った少女の体の中心に、触手を叩き込む。
『ズボオオオオッ、ヌポオオオオオッ…』
猛烈な勢いで、膣の内部に触手が出入りする。
痛みを和らげる役目を果たすはずのビラビラは、さきほど細い触手によって、完全に外側にめくり開かれてしまっている。
緩衝するクッションが失われ、剥き出しになった入り口に、情け容赦なく極太の魔根が抜き差しされた。
「ふ、太いいいいっ、さ、裂けるっ、いやっ、裂けちゃううううっ」
何とか衝撃を和らげようと、必死で上へずり上がろうとしているバレッタの頭を、別の触手が強引に元の位置に押し戻した。
両方からぐいっと押され、触手がさらに奥深くへ食い込む。
「いやああっ!ふ、深い…お、奥まで刺さって…か、壁に当たってるうううう、おおおっ」
『アヒャヒャヒャ!ソイツのは長いからなア!膣だけじゃネエ、下手すりゃ子宮まで届いちまうぜェ!!』
ザベルの解説に、ダークストーカーたちはいよいよ発奮して、股間に手を導き、揃って扱き出した。
440バレッタ集団陵O:2005/10/06(木) 17:00:09 ID:19zOzU3C
『ズボズボズボ…ヌプヌポヌポ…』
最初はゆっくりだった動きが、次第に速まっていく。バレッタの恐怖は、否が応にも増すのだった。
『ズボズボズボヌプヌポヌポ』
出し入れの間隔が短く、そして速くなっていく。それは、ル・マルタの絶頂が近いことを意味していた。
(絶頂…?)
まさか、とバレッタは思った。これは触手で、通常のペニスとは違う。だから、精液など出るはずがない……。
そんな彼女の予想を裏切るように、ザベルが衝撃的な事実を告げる。
『アア、そうそう。そいつは触手から、平均して2リットル前後のザーメンを出すんだぜェ。ついでに人間のメスを孕ませる事もできる優れものォ!』
(な…何だって…!?)
少なくとも妊娠の心配はないものと思い込んでいたバレッタは、その発言に目を見開く。
『しかも何とォ、その濃さは人間のオスの約3倍だア!もちろん、愛するバレッタちゅわんの子宮に、たっぷり中出しちゃうぜェ。覚悟しておきなァ!』
ル・マルタは、妙に照れくさそうにバレッタを見つめ、舌なめずりをした。
その間にも、お互いの腰がパンパンと強烈に打ちつけられ、膣の奥に入った触手は極限まで膨らんでいる。
(そ、そんな…に、妊娠だなんて…。こ、こんな化け物の子供を、た、種付けされる…!?)
いよいよ絶頂の時を迎えつつあったル・マルタは、バレッタの耳元に、臭い息を吹きかけた。
「バレッタサン……ダ、ダシマスヨ……コ、コダネヲ、タップリ……」
ル・マルタのたるんだ腹が、たっぷんと揺れた気がした。まさかあの中に精液が詰まっているとでも言うのだろうか。
触手は体から直接生えていて、睾丸らしきものが全く見当たらない。
だから、何を出されるのか、それがどこから吹き出して来るのか、想像もつかない。見えないものに対する、恐怖。
「や、やめろぉ!」
バレッタの顔が、醜く歪んだ。どんなことがあっても、妊娠だけは避けなければ。
「な、中だけはやめろっ!中は、やめて、くれっ…た、頼むから…な、何でもするからっ!!」
「フウ、フウウ、フウウウウウッ……ダ、ダメデス……」
鼻息を荒くしたル・マルタは、バレッタの懇願にも耳を貸さない。その動きが、不意にぴたりと止まった。
「ク……コ、ココデスネ、イチバンオク・・・ニ、ニンシンシヤスイ、バショ…」
膣の一番深くに狙いを定め、ぐりぐりと押し付ける。子供が授かりやすい場所というのを、本能で知っているらしい。
そんなものがあればの話だが。
「や、やめ…や…いや、いやだ、出すなああ!!」
喘ぐバレッタを見て更に興奮し、眼球を血走らせているル・マルタ。
「イキマスヨ……バレッタサ、ク、クオオオオオオ」
膣の奥に深々と入った触手が、一回り大きく、ブワッと膨れ上がった。
「な、中はいやだ…やめ、や、いや…それだけはいやだ、ああ、あっ」
「ウオオオオ、オオオオオオッ」
「い、いやあああーーーーーーーーーーーーっ!!」
ブシュッという収縮音とともに、バレッタの膣内に、夥しい量の精液が注ぎ込まれた。
子宮へと通じる狭い道に、化け物の生臭い子種が、たっぷりと染み込んでいく。
ドクッ。ドクッ。ドクッ。ブシュルルルル…
「うああ、ああああ、ああ……」
バレッタは電撃を食らったように手足を突っ張り、全身をひくひくと痙攣させた。
青い瞳には涙が浮かび、可愛らしい顔は真っ黒な絶望で醜く歪められていた。

『出たーーー、出ましたァ!初めてなのに、子宮の中に、たっぷりザーメンをナマ出しされちゃいましたァ!』
楽しげなザベルの中継が、絶望的な事実となってバレッタの耳に届く。
(出された、こんな奴に……中に…下衆に!!)
痛みより何より、その事実がバレッタの誇りを打ちのめしていた。
デミトリやジェダのような賞金首、一流のダークストーカーならいざ知らず、こんな三下に、少女の大切な部分を犯されたのだ。
「う、うぅ…もう、やめて…き、きたない…の、中にいっぱい…ああ…出されて…」
どろりとした精液が、膣内で泳いでいるのを感じる。ル・マルタの触手は巨大ポンプの如く脈打ち、まだ未練がましく、ヌルヌルした精を送り続けている。その量は半端なものではなかった。
『オイオイすげえ量だなア、中出しされた気分はどうだイ、バレッタちゅわん!腹がパンパンに膨れてるぜェ!』
『ゴポポポポッズルッ…ズルッ…』
触手が蛇のように蠢き、細かい精子を、せわしなくバレッタの膣壁にこすり付ける。そうすることで、この人間の少女を、確実に妊娠させようとしているかのようだった。
441バレッタ集団陵辱P:2005/10/06(木) 17:03:18 ID:19zOzU3C
『腹ん中で、精子が泳いでるのがわかるかなア!?そいつのは濃いぜェ、中に出したら妊娠確定だア!!』
放たれてしまった彼女の頭の中には、人間の世界で使う、避妊薬の存在が思い出されていた。
化け物の精子にも有効かどうかは判らないが、異種族間の交尾や妊娠が可能であるのなら、それを阻止する方法も、人間と同じで無いとは言い切れない。
(今日中に逃れて、避妊薬……ふ、服用しなければ……ば、化け物の子供が、腹の中に…うう、うううう…)
想像しただけで吐き気がする。
バレッタは、まだル・マルタと触手でつながっていた。結合部分から、精液と愛液が混じったものが逆流して、大量に滴り落ちてくる。
左右に強引にめくり開かれた陰唇、潰れるほど捏ねくりまわされた陰核は、すっかり腫れ上がって、もう元には戻らないかも知れない。
外側からは確認できないが、触手の激しい抜き差しによって、膣壁さえも削られて、磨り減っているような気がした。
『ヌポオオオオ…ブシュウウウウッ!』
精を出し終えた触手が、もう用は済んだとばかりに、無理やり引き抜かれる。
バレッタの陰唇をがっちりめくり開いていた触手も、クリトリスをしつこく弄っていた触手も、シュルシュルと収束して、ル・マルタの体内に消えていく。
長時間引っ張られていた陰唇は、すぐには元に戻ってくれなかった。パッカリと貝のように口を開けて、腫れぼったく痙攣している。
『見ろよみんなァ。オマンコがガバガバに開ききって、ザーメン零れ落ちてるぜィ!』
ザベルの言葉どおり、バレッタの大切な部分は、当分の間は開きっぱなしになると思われた。
綺麗なサーモンピンクだった陰唇は、激しい触手の出入りによって黒ずんだ茶色に変色しており、ビラビラが見苦しく開ききっている。
剥きだしになったまま、無茶苦茶に嬲られたクリトリスは、元の大きさの何倍にも腫れ上がって、激しい痛みを訴える。
しばらくは、放尿さえもままならないはずだ。
「う、ああああ…」
陰核をひくつかせながら、喘ぐバレッタの目の前に、引き抜かれた触手がゆらりと鎌首をもたげた。
何を、と思う間もなく、ル・マルタはバレッタの顔めがけて、雑巾を絞るように、触手の先端をねじったのだ。
ブシュブシュブシュ!!
新鮮な残り汁が、バレッタの顔面で火花のように炸裂する。
まさに不意打ちで、顔を覆い隠す暇も無かった。艶やかな金色の髪に、瞼に、唇に、頬に、とめどなく精液がぶちまけられる。
開いたままだった口の中にも、容赦なく汁が飛び込んできた。
「うぶうううううっ、おえええええっ!」
ル・マルタの精液はごく普通の白い液体で、オルバスに比べれば遥かにましと言えたが、不味いことには変わりなかった。
残り汁だけでこの量ならば、子宮の中には、いったいどれだけの子種が納まったのだろう。
「あ、ああああ…うう…ぐうう」
バレッタは、膨らんだ下腹部に手をそえた。現実から目を背けるように、首を横に振る。
「バレッタサン…アイシテマス…」
いびつな球体が、少女の身体にのしかかり、サワサワと髪を撫でた。
歪んだ変態的な思いではあるが、彼は本気でバレッタに恋していたようだ。
「コドモガウマレタラ、フタリデソダテマショウ……」

バレッタは墓場の土に爪を立てた。ぎりぎりと音がして、爪の間に砂が食い込む。悔しさに涙が滲んだ。
(こ、殺してやる……!)
これほどの屈辱を受けたのは、この世に生を受けて初めての事だった。
ハンターとしての誇りがズタズタに引き裂かれ、体の芯から、怒りと憎しみが沸き起こってきた。
手足は既に拘束を解かれ、自由に動かせるようになっている。まだ背骨は痛いが、我慢できないほどではない。
バレッタは、ザベルたちに悟られないよう、反撃の体勢を取った。武器は全て奪われてしまったが、頑丈な顎と歯がまだ残っている。
(こいつのハラワタ、食いちぎってやる!)
この状況で相手に危害を加えれば、他のダークストーカーたちが黙ってはいまい。当初の目論見通り、ル・マルタを丸め込んで、この場から脱出するのが最良の策である。
だが、中出しされたショックが、彼女から冷静な判断力を奪っていた。
すぐ目前に、ル・マルタの腹がある。吐き出すだけ吐き出して、すっきりした顔でバレッタの頭に顎を乗せている。
(何が、愛しているだ。何が、子供を育てよう、だ。この…)
排泄する事しか考えていない下劣な生き物に、人間の男と同じ台詞を吐く資格などない。

バレッタの眼がぎらりと輝いた。汚されてもなお、彼女の瞳からは光が消えていなかった。
何としてでも、この化け物に一矢報いねば気が済まなかった。しかしその行動は、彼女を更に深い絶望の淵に叩き落とすことになってしまう……。
442名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 17:04:37 ID:19zOzU3C
今回は以上です。あと1回で終わります。
443名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 17:11:51 ID:qbDCBhdO
あなた様はもしや神ですか?
GJ過ぎですよ!

オルバス編も読み直して、ちょっくらぬいてきます
444名無しさん@ピンキー :2005/10/06(木) 18:56:28 ID:OkEXPjEl
乙&GJ〜!
最後も期待しとります!
445名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 19:11:51 ID:+/cKV7+J
ル・マルタキタ―――!!!!
素晴らしすぎて絶句。
446名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 20:03:09 ID:wkQTROwf
神が降臨した。
GJ!自分もちょっくらぬいてきますw
447名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 00:33:18 ID:1hs1gV5Z
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
すげぇよ・・・あんた神だよ・・・・
448名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 03:05:04 ID:ImX+Jst+
ありがちなバッドエンドではなく、バレッタにとって救いのある終わり方を希望・・・などと言ってみる。
449名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:06:20 ID:eYQ6GCFz
いやはや、続きが気になります。
450名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:55:28 ID:HiEmDeA6
このスレって、ふたなり需要ある?
もしそうなら一発書いてみたいのがあるんだけど……
451名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 00:37:19 ID:SgmbLqWw
>>450
クレクレ
452名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:29:40 ID:zlgJMk4Z
>>450 に便乗して
「ふたなり×ブリス化」は板違いではない、という解釈でよろしいでしょうか?
453名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:49:38 ID:JNdULqWm
デミxブリスジェダをキボンヌと言ってみるテスト・・・。
454名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 17:09:37 ID:giz3jXoo
ブリス後って、言葉づかいも女になるんだろうか?
そのまんま?
455名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 23:27:05 ID:eE4Qw15m
>>453
(;´Д`)ノ ハァハァ誰か…

>>454
個人的に男言葉→女言葉が萌える
456名無しさん@ピンキー :2005/10/09(日) 23:32:07 ID:hiFhRLei
>>455
公式ってのはさすがにないだろうけど、4コマやアンソロジーでは
変化無しが多かったな。ジェダは元が丁寧なんであんま変わらない
感じ。
457名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 00:06:38 ID:iOZRlUDe
アンソロジーの意味が分からない俺に優しく諭してくれる人は居ないですか?
458名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 00:38:55 ID:BGejeoaf
>>457
アンソロジーってのは、特定の版権モノ(ここだとVAMPIREシリーズ)を多数の作家さんが原稿を書いて
寄せ集めにした本だよ。
一般の書店でも取り扱ってたりするよ。
わかりづらいかな?
誰か補完ヨロ。
459名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 02:27:40 ID:EyMOYRPY
ttp://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=00646400&p=%A5%A2%A5%F3%A5%BD%A5%ED%A5%B8%A1%BC&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=1

もともとはこういう意味で、最近じゃ、>>458の意味合いが強くなってきている希ガス。

ヴァンパイアのアンソロジーじゃ、ハンターのドノヴァンエンディングの補完
(成長したアニタがダークストーカー化したドノヴァンと対峙する話、セイヴァーディーエンディングと同じ。)
系統が好きだった。
460名無しさん@ピンキー :2005/10/10(月) 06:09:42 ID:+2pwpIgY
>>459
ドノヴァンEDネタは結構多かったね。

カップルネタは恐らくザベル×レイレイが最も多く、次いでガロン×
フェリシア、そこそこデミモリ、ちょこっとデミガロって辺りだったと思う。

フェリシアとモリガンネタも多いが、これ(数少ない女性キャラ同
士が絡む内容)は格闘アンソロジーの定番…後作者が描きたか
ったんだろうw

ザベレイが多いのは唯一公式に恋愛的感情を有する関係(一方的
ではあるが)ってのと、格ゲー全盛期&ヴァンパイアでブレイクした
のがハンターだったので出版冊数が多いってのもあるだろうね。

各作品のアンソロの数はたしか、
無印:1〜2冊ぐらい
ハンター:5冊〜
セイバー:3冊ぐらい

だったかな。
461名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 09:02:58 ID:0/3QZ26f
>>460
おねいさまにもてあそばれる犬というネタでモリ×ガロもアンソロ本では
よく見かけたな…
462名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 17:28:56 ID:mA6IvXqx
さて、次に来るSSの予想でもするか…
463名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 18:26:38 ID:dQElQKnZ
というか、もう五日間経ってしまった……
バレたんまだかなー?
464バレッタ集団陵辱Q:2005/10/12(水) 01:30:38 ID:eLFk7bB0
───ブチッッ。

不吉な音とともに、ル・マルタの動きが止まった。
「ア………?」
憧れの少女と一つになれた事実に恍惚としていた彼は、まだ喜びの覚めやらぬ顔で相手の顔を見た。
バレッタの顔が、彼にはなぜかぼんやりかすんで見えた。
何が起こったのかわからない、といった表情で、ル・マルタは唇を歪めた。
バレッタは首を前に倒して、彼の腹に鋭い歯を立てていた。目線は彼へ向けて、決して逸らさない。
そのまま、布を剥がすように皮膚を外側へ向けて、
───ブチピシィッッ。
肉ごと、引っ張った。

「ア、アアアアアアア!!」
ル・マルタが絶叫した。
抉り取られた部分から、赤い色の噴水が勢い良く飛び出してくる。ざっくりとめくれた皮膚の内側には、赤黒い肉の塊がこびりついていた。
ビシュブシュ……
精液の噴出にも劣らぬ勢いで、命の元が流れ出していく。
それは意外にも綺麗な紅色で、こんな外道でも血の色は人間と同じなのかと、バレッタは皮肉な気分になった。
口の中に残る肉片を、ぺっと吐き出す。涎で汚された顔も、白い喉も、返り血で真っ赤に染まっている。
急所はどこだ、と彼女は思った。皮を剥いでも脂肪が見えるだけで、心臓も睾丸もまるで見当たらない、一体どこを狙えばいいのか。
ル・マルタは悲鳴を上げながら、体をゆすってバレッタの歯から逃れようとした。
想い人であるはずの少女の身体を、どうにかして振りほどこうと、ゴロゴロと地面を転がる。

「て、てめええ!」
しばらく呆けていたザベルが、ようやく事態の重大さに気づいた。マイクを放り出し、駆け寄ってくる。
怒りに任せ、バレッタに向かって肋骨を振り上げた。だがそれが振り下ろされる瞬間、バレッタの身体はごろりと横転し、素早くル・マルタを上にした。
ボグッ!鈍い衝撃が腹に伝わる。バレッタの盾にされたル・マルタは、ザベルの肋骨をまともに受け、口からごほっと白い泡を吹いた。
その間にも、バレッタは決して歯を離すことはなかった。顎に力を入れ、脂肪を食いちぎる。
ブチッ、ブチイイイイッ!
蛇口を捻ったように、新鮮な血液がとめどなく吹き出した。
のた打ち回るル・マルタの目玉に、バレッタは右の正拳を叩き込む。
「どっせい!!」
「ギャーーーーーーッ!!」
大きく見開かれた目玉に、バレッタの強力な拳が叩き込まれる。
華奢な体のどこに、こんな力があったのか。唖然として見守るダークストーカーたちの目の前で、ル・マルタは背後にいたザベルと共に吹き飛ばされた。
少女とは言え、列記としたハンターだ。重い武器を自在に操る腕力は、伊達ではない。
二人のダークストーカーは、墓石をけたたましく倒しながらその下敷きになり、やがて動かなくなった。

「…はあっ、はあ…はあ」
バレッタは、裸のまま仁王立ちになり、その光景を見守っていた。
下半身が精液で汚れ、足の間からは、破瓜の証である血がいまだに流れて、ズキズキと痛みを訴えている。
「……ざまあみやがれ」
肩で呼吸をしながら、彼女は微笑んだ。本当は立っているのも辛かったが、不思議と清々しい気分だった。
負けっぱなしは、彼女の性に合わない。やれるだけのことはやった。
例えこの後、残ったダークストーカーたちに惨殺されても、悔いはない。そう思っていた。

465バレッタ集団陵辱R:2005/10/12(水) 01:32:33 ID:eLFk7bB0
ガラガラ……

墓石のひとつが崩れ、砂煙とともにザベルが姿を現す。
彼の腕には、萎びた風船のような物体が抱えられていた。恐らくル・マルタの遺骸だろう。
ザベルが下敷きになったにも関わらず、ル・マルタだけが絶命しているということは、やはり急所は目玉だったらしい。
「てンめえええええ……ッ」
ザベルの顔には肉がついていないため、表情がいまひとつわかりにくい。
それでも、全身に漲る負のオーラから、彼がバレッタに猛烈な怒りを抱いている事は、嫌でも感じた。
「よくもル・マルタをオオオオ!覚悟は出来てンだろうなアアア、エエエ!?」
その怒りはすぐに殺意に転じられ、事もなく少女の全身を引き裂くだろう。
処女を奪われる覚悟は出来ていなくとも、命を奪われる覚悟ならいつでも出来ている。なぜなら、彼女はダークハンターだから。
ザベルは遺骸を地面に横たえると、ざんばらな長髪を針のように逆立てる。
「ル・マルタはなアア、本気でてめえに惚れてたんだぞオ!それをよくもッ!!」
ザベルはどうやら、好きな相手になら何をされてもいいと思っているらしい。
だとしても、相手にまでそれを押し付けるのは迷惑だ。無論バレッタはル・マルタのことなど愛してはいないが。
こんな思いをするくらいなら、「これからも」誰も好きになったりはしない。
竜巻のように回転したザベルの体が、高くジャンプしてバレッタの頭上に迫った。
「くたばれエエエエァ!!」
(これでいいのよね、おばあちゃん)
少女としてではなく、狩人として最期を迎える。バレッタは観念して目を閉じた。


ひゅん、と真一文字に風が流れた。
静寂とともに、夜の空気の冷たい感触が、頬に伝わってくる。
覚悟していた痛みが、いつまで経っても襲ってこないのを不審に思ったバレッタは、そっと薄目を開けた。
目の前に、意外な人物が立ちはだかっていた。

「先ほどから、お主は口数が多すぎるのう」
重々しい武士の声が、妙な説得力を持ってその場に響いた。
鎧の主──ビシャモンが、刀を横に薙ぎ払った姿勢のままで止まっている。
その向こうには、今にもバレッタに飛び掛かろうとしている体勢のザベルがいて、彼も何故か微動だにしない。
「これ以上待たされてはワシの刀が鳴く。お主の独壇場はもうお終いじゃ」
ビシャモンはしわがれた声で呟くと、おもむろに刀を鞘に納める。
「主従仲良く、黄泉路へ旅立つがよいわ」
パチン。
刀が鞘に嵌まった、まさにその瞬間のことだった。
硬直していたザベルの頭蓋骨に、ピシリと亀裂が走る。
肩、首、肋骨、手足と、今までザベルを構成していた骨が、ガラガラと音を立てて崩れていったのだ。
言葉もなく悲鳴もなく、彼の骨はそのまま二度と起き上がることはなかった。
緊張の糸が切れたバレッタは、ぺたりとその場に座り込んだ。
今頃になって、震えが来ている。死ぬことなど怖くはなかったはずなのに。
「助かったぜ、ビシャモン。今バレッタに死なれたら困る」
ガロンがスピーカーから離れ、こちらに近づいてきた。四つ足ではなく、人間の二足歩行だ。
他のダークストーカーたちも、安堵の表情で寄って来て、バレッタの周囲に群がった。
彼らの態度には、仲間を殺された怒りなど微塵も感じられない。せいぜい、うるさい仕切り屋がいなくなってせいせいした、という程度だろう。
待ち時間が長すぎたために、性欲を抑えきれず、何度か自慰で達した者もいる。
だが、裸に剥かれた哀れな子羊を前にして、一度は納まったはずの性欲に火がついたようだ。
打ちひしがれるバレッタを集団で取り囲むダークストーカーたち。興奮に目を血走らせ、涎を垂らさんばかりの表情で獲物を見つめている。
彼女の本当の地獄は、これから始まるのだ。
466バレッタ集団陵辱S:2005/10/12(水) 01:34:00 ID:eLFk7bB0
「では、これより先は無礼講と行こうではないか」
ジェダの威厳ある声が、頭上から降りてくる。
バレッタはのろのろと顔を上げ、そして息を呑んだ。
「ひ……」
自分を見下ろすダークストーカーたちの股間は盛り上がり、男根が大きく反り返っていた。
大小さまざま、形や色もさまざまな『男の武器』が、これからバレッタを嬲るべく待ち構えている。
中でも、アナカリスのものが一番大きい。次点はサスカッチだ。
形が良いのはデミトリで、色がまともなのは意外にもガロンだった。
最悪なのは、やはり───いや、やめよう。見ているだけで気分が悪くなる。
「ダークハンターともあろう者が、なにを怯える必要がある。敗者に似合いの末路を、我々が与えてやろうと言うのだ」
デミトリが冷たく笑った。彼は以前から、バレッタに個人的な恨みを抱いているようだ。
もっとも、好意を持たれたからといって容赦してもらえるわけではないことは、ル・マルタの件で身にしみて理解している。
「しかし…」と、オルバスが口を挟む。
既に役目を終えた彼は、これからの宴に参加できない事に不満そうだった。
「この娘、わたしとル・マルタのおかげで、すっかり開発されてしまったぞ。特にル・マルタは、バレッタに対する執着心が強く、陰唇が黒ずむまで抜き差

しする始末……」
オルバスはそこで言葉を切ると、、侮蔑の視線をバレッタへと向けた。
「こんな汚い便器が、使い物になるのか?」
これ以上ないほどの暴言に、バレッタの肩が震えた。今度は恐怖ではなく、怒りのためだ。
(てめえらがこんな風にしたんだろっ!!)
自分たちが汚しておいて汚いなどと、よくも言えたものだ。
「フン……青いな」
ジェダが鼻で笑った。
「穴なら他にいくらでもある。なければ作ればいいだろう」

先ほどからそわそわしていたガロンが、待ちきれないといったようにバレッタの胸に手を伸ばしてきた。
反射的に振り払ったバレッタだったが、彼は素早くもう片方の手で白い乳房を掴んだ。
指先に力が加えられ、バレッタは小さく呻く。
それを嬌声と勘違いしたのか、ガロンは妙に嬉しそうに、少女の青い乳房を揉みしだく。
決して乱暴ではなく、かと言って女が感じるほどテクニックに優れているわけでもない。中途半端な愛撫だった。
武道家らしく鍛えられた腕が真っ直ぐに伸び、ごつごつした指がバレッタの滑らかな双丘の上を這い回る。
人差し指で、まだ犯されていない桃色の乳首をころりと転がした。
「あっ……」
触手ではない、人間の男性の指の感触に、バレッタは声を上げた。
ガロンはやや驚いたように少女を見つめ、それからもう一度、恐る恐ると言ったように、先端の突起を転がした。
バレッタの顔が赤い。人外のものに犯される恐怖を味わったせいか、ただの指に対する恐怖感はない。
狼の鋭い爪のある前足で捏ね回されれば、また話は違っただろうが。ガロンはバレッタのために、人間の姿を取ったのかも知れない。
陵辱するのに「バレッタのため」も何もないが、彼は彼なりに気を遣っているようだ。
あるいは。
「………バレッタ」
緊張に身体を硬くしている少女の名を、彼はそっと呼んだ。
妙に寂しげなその目を見てしまった時、バレッタは彼の気持ちを知った。
応えてやる気はない。彼女にとってガロンは獲物でしかなかったし、ル・マルタだろうがデミトリだろうが、これは他のダークストーカー全てに言える事だ。
誰の事も好きにならないと決めたのはまだ十代になる前だった。女である以上、いずれこんな末路を迎える事が判っていたからかも知れない。
人を思う心があるから悲しくなる。心と体が結びついているから、余計に悲しくなる。だから、物心がつく頃には切り離していた。
彼も馬鹿な男だ。どうせ犯すなら、想いなど捨ててしまえばいいのに。自分にやましいところがある男に限って、行為に理由をつけたがる。
胸を揉むガロンの手が厚く、そして熱く、わけもなく涙が出そうになる。
何も望まないと決めたのは自分なのに、温かい人間の血を引く彼に対しては、何かを期待していたのだろうか……。
ガロンは空いている方の手で、下半身につけている胴着らしきものを脱ごうとしていた。屹立が引っかかってうまく脱げないらしく、四苦八苦していた。
467バレッタ集団陵辱21:2005/10/12(水) 01:38:02 ID:eLFk7bB0
その隙に、デミトリが横から手を伸ばし、バレッタの金髪を鷲掴みにした。

「痛っ!」
毛根が引っ張られる痛みに、思わず目を閉じる。
悲鳴に気づいたガロンが慌てて胴着を脱ぎ捨て、足音も荒く近寄って来た。
「おい、デミトリ。やめ……」
「貴様は陵辱の意味を知らんようだ」
ガロンの顔には、バレッタを気遣う色が見て取れた。それを、デミトリは非難しているらしい。
「犯す気がないのなら、大人しく私に譲ることだ。腰抜け狼君」
「なんだと……」
怯むガロンに背を向けると、魔界の貴公子は自らの屹立を取り出した。
無理やり引っ張った、バレッタの髪を巻きつける。

ゴシッ。
髪で、その逞しい男根をこすりつける。バレッタの頭の中にその単語はないが、いわゆる「髪コキ」と呼ばれる手法だった。
ダークストーカーたちが、感心したようなため息を漏らした。そういう使い方もあるのか、と思っているようだ。
あまり長くはない金髪が引き寄せられるので、自然と顔がデミトリの股間に近づいてしまう。
男性のその部分は、何度見ても見慣れるものではない。ましてや、人間でないものなら余計にだ。
いたたまれずに俯くと、耳のすぐ近くから卑猥な音が聞こえてくる。
ゴシッ。ゴシッ。ゴシッ。
艶やかなキューティクルをこそぎ落とすように、摩擦は続けられる。髪に痛覚はないが、汚されている事実は変わらない。
その動作が繰り返されるうちに、バレッタの金髪に、恥垢がべったりとこびりついた。

「や、やめて…に、匂いがついちゃう……」
外撥ねの髪の部分から、生臭い匂いが漂ってくる。そうっと視線を上げると、フケのような白い点々が目に入った。
「きっ……汚いっ…」
剥がれ落ちた恥垢が、蜘蛛の巣に引っかかったゴミのように、髪の隙間からパラパラと落ちてくる。
デミトリの呼吸が次第に荒くなり、擦る速度も速くなった。その度に、白いものがぼろぼろと剥がれ、髪に付着する。
「言ってくれるな。貴様の足の間についているものの方が、よほど汚らわしい」
冷たく言い放つと、デミトリは付着した恥垢の玉を、指先で潰した。金髪の奥まで染み込むように、平たく伸ばして、なすりつける。
「なっ…へ、変態!」
思わず叫んでしまう。
処女は、バレッタの内面も含めて価値のあるものだが、伸ばしっぱなしの髪にはバレッタの心は投影されていない。
心の入っていないものまで性欲の対象にするのは、脱いだ下着に興奮するのと同じで、少女にとっては変態行為としか思えなかった。

傍らでその様子を見ていたガロンが、バレッタの背後に回りこみ、頭の上にずっしりとした男根を乗せた。
つむじの辺りに温かいものが触れた事で、バレッタにはそれが何であるかわかったのだ。
彼は、デミトリのやり方を真似する事にしたらしい。バレッタの頭の両側を手で掴み、腰を前後に揺する。
「くっ……うっ」
つむじの周辺の柔らかい毛髪で男根を包み、ゴシゴシとたわしで擦るように扱き上げる。
デミトリと違って、髪に直接乗っている感触がある。ちょうどつむじの部分に睾丸が当たって、前髪に近い部分に竿の先端がある。
生き物ではないが、生き物に近い物体が、頭の上で動く。何とも言えない不快感に、バレッタは眉間に皺を寄せて耐え忍んでいる。
「ううっ……はあ、はあ……」
狼男の男根が前後に動いている。髪の薄いところに乗っかっている玉袋の位置が、擦られるたびにプルプル動くのが、はっきりわかった。
すぐに頭の芯が熱くなり、ぬるっとした液体が浴びせかけられた。前髪の隙間から、白い液が垂れてくる。
ガロンは自らの精液をシャンプーのように、バレッタの髪全体になすりつける。たちまちに、野良犬くさい匂いが充満した。
デミトリとほぼ同じ行為だが、彼は垢をつけただけで、決して精液を出さなかった。つくづくプライドが高い男だ。
468バレッタ集団陵辱22:2005/10/12(水) 01:39:56 ID:eLFk7bB0
「文明の生み出した道具に守られていた少女よ」
笑みを含んだジェダの声が降って来る。
「武器も服も奪われ、生まれたままの姿で嬲られる気分はどうだ」
バレッタはきつい眼差しでそれに応えた。自分の武器はそれだけではない、と証明するかのように。
「しかし、驚いたものだ。君の瞳はまだ生気を失っていない。通常の人間ならば、とうに正気を失っていてもおかしくはないが……さすが、私が見込んだ

だけの事はある」
「……ったり前だろ。バレッタさまを、なめんな……」
強がって笑ってみせる少女の唇は、乾きすぎて罅が入っており、舌の口もヒリヒリと痛みが続いている。
悲鳴の上げすぎで傷んだ喉には、水分が足りていない。
けれど、うかつに喉が渇いたなどと言ったら、またアレを飲まされる事はわかりきっていた。

「お主はおかしな事を言うのう」
それまで鎮座して様子を見守っていたビシャモンが、わずかに笑みを浮かべた。
「生まれたままの姿というのは、すなわち赤子の姿じゃ。毛の生えた赤子がいるものか」
「ふむ、なるほど……」
ジェダが感心したように頷く。
「君は見かけによらず聡明なのだな。では、そんな君がバレッタ嬢をどう『使う』か、存分に見せてもらうことにしよう」

ガロンは精液のシャンプーを細かく泡立てていた。髪を通り越して地肌に浸透するように、自分の体から出た液体をなすりつけている。
デミトリが呆れて離れる頃には、バレッタの頭は泡で真っ白になり、ソフトクリームが作れるくらいには膨らんでいた。
それだけでは飽き足らず、彼は顔にまでそれを塗り広げた。ル・マルタの涎や精液が乾いて白くなった頬に、自分の精液で出来た泡を塗りつける。
「ぬるい。温いのう」
ガシャッ。
鎧の重々しい音が近づき、バレッタのすぐ傍で止まった。
「どかぬか、犬っころ。茶番はそこまでじゃ」
「犬………」
かちんときたらしいガロンが顔を上げる。ひゅんと刀が空を切り、バレッタの頭上を掠めた。
それより早く、狼男の足が地を蹴った。少し離れた場所に着地し、ビシャモンを睥睨する。
「犬は犬らしく、猫とでも交わっておれ。まともな人間の相手など百年早いわ」
「何だと!」
いきり立ったガロンが、狼の姿へと変貌する。今にも飛び掛ろうとする彼を、ジェダが高い位置から片手を上げて宥めた。
「待ちたまえ……彼には何か秘策があるようだから」

にじり寄るビシャモンの先程の言葉を、バレッタは反芻していた。
───毛の生えた赤子がいるものか。
その意味を悟るよりも早く、鎧の武者は自慢の刀を眼前にひけらかした。
(まさか………)
顔にべったりと付着した白い泡とは別に、額に汗がじんわり浮かんでくる。
ビシャモンは、逃げられぬように少女の腕をしっかりと掴んだ。
鎧の奥には、何もないように見える。外側はぶ厚く荘厳でも、中身は恐らく空っぽなのだ。
ル・マルタのような歪んだ愛情もなく、ザベルのように無責任な義憤もなく、デミトリのようなあからさまな敵意も、ガロンのような無意味な執着もない。
バレッタの事を、心底どうでもいいと考えているのが判る。それだけに、恐ろしかった。
「そう。これで、お前の体の毛を剃り落としてやろうと言うのじゃ」
彼女が恐れていたことを、ビシャモンはあっさり口にした。
(そ、そんな…嘘だろう!?)
そんな行為が何の意味を持つと言うのか。
469バレッタ集団陵辱23:2005/10/12(水) 01:43:34 ID:eLFk7bB0
切れ味の良さそうな冷たい刃物の先端が、バレッタの陰毛に押し当てられる。

「い……いやああああっ」
感情に訴えることの出来ない相手に、悲鳴など意味を持たない。
「五月蝿いわッ、小童が!!」
ビシャモンが悲鳴に負けじと怒鳴る。刀を秘部に突き立てかねない勢いで、ダークストーカーたちを見返った。
「誰ぞ、この小娘の手足を押さえつけろ!!」
闇の中から、一斉に何本もの手が伸びてきた。
泡で視界が狭くなっているバレッタは、どれが誰の手なのかも判らないまま、避ける術も持たず仰向けに転がされた。
股関節が痛くなるほど、足を大きく広げさせられる。
まだ陵辱の跡が生々しく残る陰部を、惜しげもなく晒してしまう。
ル・マルタにかき混ぜられた肉襞は無残にも形が崩れ、萎れた花のように黒く惨めに変色している。
「ふん……実に醜いのう。こんな汚らわしいモノには触れたくもないわ」
と言いつつも、ビシャモンはゴツゴツした太い指を、バレッタのその部分にねじ込んだ。
「いい、痛いっ」
抵抗して上に逃れると、ビシャモンが鼻を鳴らす。
「痛い?ふん、生娘でもなくなったくせに何を言うか」
処女であれば、目をつけられて陵辱される。処女でなければ、汚いものとして扱われる。
バレッタにはこれ以上どうしようもなかった。何ひとつ、自分が望み得た結果ではなかったのに。

ビシャモンの刃が、再び股間に近づいた。
「ひいいいっ」
刃が触れた瞬間、反応して腰が浮き上がる。少しでも動いたら、秘唇が裂け、血が吹き出すことは必至だ。
歯をガチガチ震わせながら、バレッタはそうならないことを祈った。
「大人しくしておれ。いま、生まれたままの姿にしてやるでのう」
ビシャモンはバレッタの髪の泡をたっぷりと手にとった。秘唇を覆う陰毛に、ぺたぺたと塗りつけていく。
白い泡がたちまち秘唇全体を覆い、見えなくした。
「う、うう…いやああああ…」
指が陰毛とこすれあって、ジャリジャリと音を立てる。
バレッタの毛はそれほど濃く生えてはいないが、処女を守るかのように、尻の近くまでしっかり覆っていた。
結局それは、肝心な時に役に立たなかったわけだが。
「小娘のくせに、裏側まで生えておるのか。これはひと苦労だのう」
無骨な指が、秘唇の両側をなぞっていく。泡だったガロンの精液が、中に入ってしまうのではないかと思った。
泡を塗り終えたビシャモンは、バレッタの股間から手を抜いた。
三角に生えている陰毛の頂上に、刃を滑らせる。
「さて、余計なものを剃り落とすとするかのう……」
バレッタの開いた股に、ぐっと力が加えられる。
「そ、そんなっ…いやああ、剃らないでえええ!!」

刃が、容赦なく横に滑る。
ジョリイイイッ。
背筋が痒くなるような音とともに、刃が滑った部分が刈り取られた。
「あーーーーーーっ!」
バレッタは金魚のように目を剥いて口を開き、成す術も無くその結果を受け止めた。
金色のアンダーヘアが、白い泡とともにベチャっと地面に叩きつけられる。
「ほう……」
オルバスがごくりと生唾を飲み、その様子を覗き込んだ。
他のダークストーカーたちも同じだ。金色のヘアが刈り取られた部分には、綺麗な肌色が覗いている。
470名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 01:46:09 ID:i/3w9E3B
リアルタイムあげ
471バレッタ集団陵辱24:2005/10/12(水) 01:49:24 ID:eLFk7bB0
ジョリ…ジョリ…ジョリ…

いやらしい音が、ひどく耳障りだ。
剃られたところに、スースーと風を感じる。まだ幼い少女の、辛うじて存在していた最後の砦が、次々と壊されていく。
「いやああ、み、見えちゃう…そんな、やあああっ…」
前回と同じく、足を閉じたくても閉じられない。恥ずかしい格好のまま、恥ずかしい毛を剃られる。この上ない恥辱だった。
ビシャモンの刃はさらに下の方へ向かった。秘唇のヒダヒダを、人差し指と親指を使って押し広げる。
「う、いやああ、し、下はもうやめてええっ…」
ル・マルタに荒らされたそこは、痛くてたまらない。
塗りつけられた泡がしみるのは、目に見えない小さな傷がついているからかも知れない。
こんなところに刃を当てられたら、今度こそ悲鳴だけでは済まない気がする。
「お、お願い……痛いの、そこだけはやめて……」
「やかましいわッ!!」
空気をビリビリと震わせるような怒声が、バレッタの鼓膜を殴った。
それは、伝統工芸品を作っているところを邪魔された職人のように、頑なで凄まじいものだった。
「気色の悪い声を出すでないわ、この淫乱娘がッ!糞の役にも立たぬお前の穴を、使えるようにしてやっていると言うにッ!」
全く筋の通っていない意味不明の言葉だったが、その迫力にバレッタは引いた。
父親にさえも怒鳴られた経験がない彼女は、咄嗟にどう反応を返したらいいのか判らなかったのだ。

「こんなに小汚いモノがそれほど大事か。ならば、限界まで広げてやるわッ!!」
残酷な言葉が放たれると同時に、バレッタの秘唇が大きく広げられた。
「ぎゃああああーーーーーーーっ!!」
想像を絶する痛みに、少女は白目を剥いて叫ぶ。黒ずんだビラビラが、拳が入るくらいまで左右に引っ張られていた。
「女は子を産むからのう。当然、このくらいは開くのだろう」
「うっ、うあああっ……痛いっ…」
ビシャモンの指がぱっと離れた。以前のバレッタならばすぐに閉じたであろうその部分は、今はへなへなと情けなく萎れるばかりだ。
もう、決して元には戻らない。それどころか、今の行為によって更に拡張された。
やめて、と言わなければ良いのだろうか。
いや、そんなはずはない。彼らは無理やりでないとつまらないと言って、バレッタの口から拒否の言葉が出るまで陵辱を続けるだろう。
どう反応しても、バレッタは地獄を味わうしかないのだ。

「う…ううう、いやああ……」
大人しくなった少女の股間を、刃物が軽やかに滑っていく。
ジョリ…ジョリ…ジョリ…ジョリ…
ベチャベチャと水っぽい音を立てて、陰毛が地面に落ちていく。泡に隠されていた恥ずかしい部分が、どんどんあらわになっていく。
「おい、剃ったところは、まだピンクだぜ……」
「陰毛が守っていたのだろうな」
ざわめきがバレッタの羞恥を刺激する。耳に血液が上ってくるのが判った。
これで、今度こそ本当に、隠すところがなくなってしまった。上向きに晒された穴に、ダークストーカーたちの視線が集中しているのがわかる。
刃物の動きが止まった。金色の繊毛が、完全につるつるに刈り取られたのだ。
「こんなもんでよかろう」
ひと仕事終えた職人の顔になって、ビシャモンが息をつく。
しかし彼の刃は鞘に納められることなく、バレッタの頬にぴたりと押し当てられる。
(ま、まさか…)
バレッタは動けなかった。
性器を傷つけられるのも怖いが、顔を傷つけられるのも怖い。もはやお嫁にいけないなどという次元の話ではなく、さらに切迫した理由だ。
目や唇が傷ついたら、たった今から日常生活を送ることすら困難になる。
(ま…眉まで!?)
眉毛に刃先が押し当てられる。
「そ、それはいやああああっ!!」
「騒ぐなッ!」
ビシャモンが一喝する。ビクッと硬直したバレッタの眉に、有無を言わさず刃物を押し付ける。
ジョリイイイッ。
弓形の美しい眉が、乱暴に剃り落とされた。
目の前で金の毛が落ちていくのを、バレッタはなす術もなく見ていた。
472バレッタ集団陵辱25:2005/10/12(水) 01:58:56 ID:eLFk7bB0
(変な顔になる)

年頃の女性になれば眉を剃って化粧もするが、バレッタはまだ手入れもしていない年頃だった。
(今、変な顔になってる……)
眉を剃り終えた刃が、頬を撫でていく。産毛も剃っているのだ。

そして、ソフトクリームを乗せられたような頭にも、刃が迫った。
バサッ。
金髪の房が、ごっそりと削り落とされていく。
「あ、あたしの髪の毛が……あ、ははは」
バレッタは薄笑いを浮かべた。それなのに、目からは大粒の涙が、ぽろぽろと零れ落ちていく。
頭髪ぐらい、時間を置けばまた生えてくる。けれど、涙が後から後から溢れてきて、止まらない。
先程は精液を飲まされた上に強姦され、中出しまでされたのに、どういうわけか、今も同じくらい悲しい。

「……う、うぐっ……えっぐ……は、はは…」
笑いと泣きの入り混じった表情で、バレッタは震え続けた。
ハンターの世界に足を踏み入れてから、甘えは一切捨てたつもりだったが、まだまだ自分は「少女」だったのだと思い知らされた。
本人さえも気づかなかったその弱さを見抜かれ、つけこまれたのだろうか。
だとしたらこれは不運ではなく、自らの弱さが招いた、破滅への足音……だろうか。
「何を泣く。ワシの国では、徳の高い僧侶は頭を丸めるものじゃ」
そんな国の風習など知らない。バレッタは北欧の出身なのだ。
心の中に、ぽっかりと穴が開いている。陵辱を拒否した時には、まだ硬い芯のようなものが、バレッタを支えていた。
今は、わからない。なぜ髪をこんな風にするのか、ビシャモンの目的がわからない。
そうか。バレッタを傷つけることが出来るなら、理由など何でもいいのだ。
「あ、はははは、は…」
目の前が、涙でぼんやり滲んでいる。それが乾く頃には、すっかり丸坊主になったバレッタがいた。
美しい金髪は削り落とされ、眉も産毛もなく、泣き腫らした顔は青ざめて、まるで幽霊のようだ。
鏡がこの場にあったのなら、それを見せられたなら、きっと気が狂っていたに違いない。

「お似合いだな………」
デミトリが肩を揺すって笑う。
「いかなる美女であろうと、いまの貴様には敵わんよ」
彼が思い描いているのは、例の淫魔の姿だろう。あれよりも、バレッタは堕ちたというのか。

ビシャモンは、ガロンの方へ向けて顎をしゃくった。
「おい、犬っころ」
輪に加われないことに悄然としていた彼は、呼びかけられてふと顔を上げる。
「お主が洗い流せ。この娘には特別な思い入れがあるのじゃろう」
ガロンは、打ちひしがれているバレッタに同情めいた視線をやったが、すぐに近づいてきた。
犬と呼ばれたことは、取り合えず忘れることにしたらしい。
獣の手で、バレッタの頬を軽く叩く。
「おい、大丈夫か……」
返答する気力はない。
ガロンはため息をつくと、片足をよいしょと上げた。

プシャアアアア……
音を立てて、バレッタの顔面に尿が浴びせかけられる。
黄色い液体が、まだぼんやりと開けたままだったバレッタの口の中に入ってくる。
「あ、熱い…」
顔や頭に付着していた、金色の産毛が、尿のシャワーで洗い流されていく。
舌に塩味が残って、それもやはり犬臭い味がした。
473名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 02:01:18 ID:eLFk7bB0
すみません、終わりませんでした
あと1回で(ry
474名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 02:47:41 ID:i/3w9E3B
断髪とか、性行為とあまり関係のない責め方だと萎えるなあ・・・
475名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 10:28:14 ID:USbYxqFp
また随分とアクロバティックなエロスだな
面白いので頑張って続き頼む
476名無しさん@ピンキー :2005/10/12(水) 11:01:55 ID:iwAwAaSU
乙&GJ!
徹底的ですなぁw

最後はどんな展開になるか、楽しみにお待ちしとります。
477名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 13:37:30 ID:US0cCQgX
ビシャモンカッコエエ
478名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 14:13:41 ID:GWvlfjHy
キャラをきちんと書けてるのがイイ
479名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 16:17:19 ID:14FB9GUE
>処女を奪われる覚悟は出来ていなくとも、命を奪われる覚悟ならいつでも出来ている。
ダークハンターの鑑、惚れなおした。
それぞれの趣向を凝らした辱めもいいです。
480名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 19:28:08 ID:SF3TAURf
神様ありがとう・・・つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
ビシャモン・・・なんか職人っぽくてワロスwwwww
481名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 19:31:41 ID:Lf/HIGZZ
同性としては、四肢切断よりエグい描写だな…全身剃毛。
神レベルの文章力だけにより一層キツイというかエグイというか。
バレッタに少しでも救いがある事を祈るよ…。
482名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:26:09 ID:Tqqad4LD
このスレ、女の子いたんだ。
格ゲー好きが来るのかな
483名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:13:29 ID:XiS0Bnc3
かのナタリーポートマンもスキンヘッドにしたんだぞ
484名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:05:41 ID:MOr1fyMo
|つ瀬戸内寂聴


いや、この人には何とも感じないけどね(・ω・)
485名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:46:36 ID:tpZHSMD6
481じゃないけどいるよ。
男視点で読んでるっぽいのに最近気づいた
486名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 02:24:09 ID:GM6gANw5
男でも女でもいいジャマイカ。
神の続編投下を心して持とう!!
487バレッタ集団陵辱26:2005/10/13(木) 19:43:04 ID:8ROf8w+P
顔に浴びせられた尿は、肩から胸にかけて零れ落ち、黄金の跡を残していく。
唇と喉が渇いていたせいもあって、バレッタは意に反してそれを飲み下してしまった。

こくん。
生温かな塩味が口内に満ち、どこか懐かしいようなアンモニア臭が鼻を抜けていく。
(せ、精液を飲まされる事に比べたら、この程度の屈辱……)
自分に言い聞かせ、バレッタは途中からは意図的に口を開けた。前歯に尿がぶつかって、ぱちぱちと弾けて顔面を濡らす。
ガロンは驚いたような顔をしたが、出したものを途中で止める事は出来なかった。
(で、でも……く、臭い……おしっこ……)
尿の重みで、次第に舌が下がっていく。
好きで飲んでいるわけではない。あと何時間で解放してもらえるか判らないが、それまで水の一滴もなしでは、体がもたないと判ったからだ。
砂漠で生き延びるために自らの尿を飲んだ旅人もいる。出したての尿は雑菌が少なく、安全だと言う知識があった。
「ん……んく、くうっ…」
チョロチョロと、絶え間なく注がれる尿を、バレッタは目を閉じて全て受け止めた。顔から白い湯気が立っている。
喉が上下しているのを悟られないよう、少しずつ口の中に溜めて、音をさせないように飲み下していく。
滴り落ちる尿が全身を洗い清め、身体についた細かい毛まできれいに洗い流していった。
やがて放尿が終わると、全身にぶるりと寒気が走った。体の毛を落とされることは、こんなにも恐ろしく心細い事だったのか。
ガロンはようやく足を下ろした。ふさふさした尻尾を内側に曲げて、自らの股間を拭く。
「…ぷはあ、はあっ……」
バレッタは喉を押さえて、呻いた。口の中はどうにか潤っていたが、気持ち悪さは消えない。
強引に広げられた足はなかなか閉じず、前以上に伸びきった秘唇を晒し、はしたない格好のまま仰向けに転がっていた。

「フン、まっさらになったようじゃな」
切っ先にこびりついた毛を地面に振り落とし、鎧の武者は呟いた。
「ワシの自慢の刀が、女くさくなってかなわん。そう言えば近くに小川があったのう。清めてくるわ」
目的を遂げて、早くも関心を失ったらしい。震える少女に背を向けると、ビシャモンはダークストーカーたちをかきわけて墓場を出て行った。
ガシャッ。
重い鎧がこすれる音が、次第に遠ざかっていく。
ガシャッ、ガシャッ……
少女にとっては、恐怖が遠ざかる音でもあった。同じ武器を使う相手として、彼の存在は長い間バレッタにとって脅威だった。
バレッタよりも刃物の扱いを心得ており、何より人間の身体に詳しい。
どこを突けば致命傷を負わせられるか、どの程度なら死なせずにいたぶる事が出来るか、他のダークストーカーたちよりも理解が深い。
そして、女を傷つける方法もよく心得ている。
処女と同じくらい大切にしている自尊心を、見事に剃り落としたことからも、その攻撃性が伺える。
髪は女の命であり、力の源だった。バレッタさえも気づかなかったその事実を、ビシャモンは先に気づき、目の前に突きつけたのだ。

「……寒い」
虚ろな声で呟く。その声には以前のような張りが失われつつあった。体と一緒に、心の産毛まで落とされてしまったようだ。
殻を剥いた茹で卵のような肌が、赤く火照りを帯びていた。
頭に両手を当てる。そこにあるはずだった豊かなブロンドは影も形もなく、剃り残しのざらりとした毛根の感触があるだけだった。
生き生きと輝いていた青い瞳は今は虚ろになり、ジェダをも驚嘆させた意思の力が薄れかけていた。
488バレッタ集団陵辱27:2005/10/13(木) 19:44:52 ID:8ROf8w+P
「ふむ。これは、もう一息と言ったところか……」
ジェダがやや思案する様子を見せた。

バレッタには、顔を上げて睨み返す気力は、もう残ってはいなかった。声の様子で、辛うじてジェダだとわかる程度である。
地面には剃り落とされた黄金のヘアと白い泡が散乱し、裸の美少女を無残に彩っていた。
いや、かつて美少女であったもの、と呼ぶべきかも知れない。
少女の証である純潔は引き裂かれ、乙女の命とも言える髪は全て失われている。

「う、ううう……あ、ああ……」
髪を落とされた事実が、未だに少女の心を打ちのめしていた。この程度のことで、と自分でも驚いている。
失われた髪が戻ってこないわけではないのに、切られたという現実そのものが、バレッタを苦しめているのだ。
バレッタを形作っていた要素が、ひとつずつ剥ぎ取られ、今はただの無力な人間に成り下がっていた。
深夜であるにも関わらず眠る事を許されないため、目の下には隈が出来ていた。そのさまは、成人病で髪が抜け落ちた患者のようにも見える。
それらを小気味よく眺めながら、ジェダは同胞達に告げた。
「諸君、もう少しだ」
完全に、支配者としての自分に酔った声だった。両腕を大きく広げ、ジェダはその威厳のある声で、ダークストーカーたちを導いた。
「あと少しの責めで、バレッタ嬢の気高き魂は陥落する。彼女が我らの元に下るか否かは、君たちの救済の力にかかっている」
ダークストーカーたちはそ言葉に呼応されたかのように、一斉にバレッタの白い裸体に群がった。
押しのけられたガロンが何か叫んだような気がしたが、その姿はあっという間に後方に押しやられて見えなくなった。
順番はもはや関係ない。誰がいちはやく残飯にありつけるか、それしか頭にないのだ。
そう、もはやバレッタは『ご馳走』ではなく、『残飯』だった。
自分ではそう思ってはいないが、ここに集まっているような屑共の目から見れば、そうとしか映らないのだろう。
少女は血と硝煙の匂いが好きだった。偽善と虚飾に満ち溢れた人間世界が嫌いだった。
魔次元に招かれた時は嬉しかった。闇の住人との戦いの中で、ここが自分のあるべき場所だと、強く思っていたのだ。
だが───いま、少女は初めて自分の意思で、心から『帰りたい』と思っていた。

にちゃ、と音を立てて、バレッタの耳に、硬い棒のようなものが押し込まれる。
視線を横にやると、ふさふさと白い毛が目に入った。サスカッチだ。

「うう……」
巨大な男根をまともに見てしまい、思わず顔を背ける。
男根の根元には、白い陰毛に覆われた玉が二つ並んでいる。
それは握り拳ほどの大きさがあり、ヘルペスのようなブツブツが垣間見える。しばらく洗った事もなさそうな、不潔極まりない代物だった。
「好き嫌いしたら、いけないんだぞー」
無邪気に告げると、サスカッチは腰をずいと押し進めてきた。耳の奥の方まで、男根が侵入する。
「な、なんで……そんなとこにいれるの、や、やああああーーーっ!」
穴が広がる不快感に、たまらずバレッタは叫んだ。
サスカッチの中に詰め込まれた精液が、ドクドクとおぞましく脈打っているのが聞こえるのだ。
精液を貯蔵する玉袋が、強烈な匂いを放ち、耳朶のあたりまで迫っている。

「なぜ、だと?決まっているだろう」
少し離れたところに立っていたデミトリが、腕組みしたまま、冷酷に告げる。
「貴様の小汚い陰部が、使い物にならんからだ。だから仕方なく、他の穴を使ってやると言う話だ」
屈辱的な言葉を浴びせられながら、バレッタは唇を噛みしめた。
ジェダは彼女を精液便所だと言い放った。デミトリは穴だと。これ以上の侮蔑があるだろうか。
489バレッタ集団陵辱28:2005/10/13(木) 19:45:59 ID:8ROf8w+P
「いっくぞおおおー」
サスカッチは少女の耳たぶを掴み、中を思うさまかき混ぜた。二つの玉袋がぶるんと音を立て、バレッタの耳朶に叩きつけられる。
内側から耳が引きちぎられそうだった。
「いいいっ、いたい…っ」
蚊の鳴くような声で告げても、相手は動きをやめようとしない。狭い穴の中で、数分も持たずに達した。
びしゅっと、鼓膜が爆ぜるような音を立てて、生温かい精液が大量に注がれる。
バレッタの耳から男根を引き抜いたサスカッチは、新たな刺激を求めて、すぐさま彼女の鼻の穴に突っ込む。
「うぶう!!」
酸素を取り込むための穴を塞がれ、バレッタは苦痛に呻いた。
「ふごおおお、むううういいいいいいっ…」
この光景をザベルが見ていたら、指を差してゲラゲラ笑い転げたに違いない。
呼吸困難に陥ったせいで、バレッタは白目を剥き出しにして、この上なく醜い顔になっている。
鼻の穴には痛々しく男根が突っ込まれ、その上更に奥へ入り込もうとしている。寒さのせいか、ぞくっとしたものが背筋を走り抜けていった。

サスカッチは鼻歌に合わせて、リズミカルに腰を揺すった。
「フンフンフフーーーン♪いいぞ、いいぞーーーーー」
小さな鼻の穴が、通常では考えられないほどの大きさに膨張し、隙間なく男根が突き出されている。
バレッタの唇の位置に、汚らしい玉袋がぴったりと押し当てられる格好になった。
「う、うぶぶう…」
ごわごわした白い陰毛が、前歯に貼り付いた。息を吸い込むたびに、玉が唇の隙間に吸いこまれる。
その感触に、サスカッチはすっかり有頂天になった。
「いいぞぉ、もっと吸い込むだ、もっと、もっとぉ」
自分から玉袋を押し付けてくる。バレッタの瞼と鼻孔が、ますます開いた。
「んぅむうううっ、むううぐうううう!」
ズルズルッと音を立てて、バレッタは玉を吸い込んだ。鼻は塞がれており、口から酸素を得るためには、そうするしかない。
ぬめりのある玉袋が、確かな重みと質感を持って舌に乗る。たまらず、歯で玉の侵入を遮断しようとすると、相手は不快そうな声を上げた。
「ほらぁ。噛むなってえ……こうやって、優しく舐めるだよ、ほらっ!」
サスカッチはバレッタのつるつるの頭を掴み、左右に勢い良くグラインドさせた。
「むううううっ!」
鼻の穴がギチギチと痛む。口の中で二つの玉が転がされているのがわかる。
バレッタの口壁で汚れを落とそうとでもしているかのような動きだった。
満足に洗ってもいないと思われる生臭い玉が、陰毛ごと少女の口に、目一杯に詰め込まれた。
バレッタが舌を動かさないので、サスカッチは呆れたように言った。
「舐め舐めしないと、もう片方の鼻の穴も広げるだぞー」
「ひっ……」
バレッタは、慌てて舌を動かし、口に含まされた玉袋を舐め始めた。
少女の小さな舌が、精液を出すための袋を撫で回す。玉と玉の間、皺だらけの皮に、尖らせた舌の先端を這わす。
「ンン、うう……れろれろ、くううん…………くちゅくちゅ……」
くぼみの部分をつつき、玉を転がし、ジャリジャリする陰毛を噛んだ。
唾液が溜まった口の中で、固かった白い毛が、海草のように柔らかくなっていき、舌に絡まる。
コロコロと玉が動く。バレッタの頬は、飴玉を二つ含まされたように膨れていた。
「ほらほら、裏側までちゃんと舐めるだ」
「ん!くうう……ぷはっ……クチュクチュ……れろっ、んくっ……」
涎で濡れた玉を一度口の中から出し、しばらくしてからまた吸い込む。その動作が何度も繰り返された。
舌で刺激を与えられた袋が、どんどん大きくなり、怒張の先端に向かって、膨大な精液を送り込む。
「ほら、もっと、もっと舐め舐めするだ!玉っこ、おいしいだろ?」
「むうう……んぐうう、はあっ……れろれろ……あ、おひ、ひい、れふ」
「んー?」
「おいひい、れふ…ほっへも……」
490バレッタ集団陵辱29:2005/10/13(木) 19:47:41 ID:8ROf8w+P
バレッタの頭の中は、酸素不足のせいか、霞がかかったようにぼんやりし始めていた。
無駄な事を考えなければ傷つかずに済むと、脳が先回りして防御を行ったのかも知れない。
繊細で壊れやすい心を守るために。
「たまたま、おいひいれす……ん、れろれろ……ちゅぱっ…んぐ」
袋と一緒に吸い込まなければならない酸素は、生臭い味がした。それでも、今のバレッタにはこれが命綱だった。
吸う事を止めてしまえば、酸欠を起こしてしまう。バレッタは夢中で、サスカッチの玉袋に吸いついた。
彼女は酸素が欲しいだけなのだが、傍目には、玉袋を欲しがっているようにしか見えない。

「ふぬううううっ、むううう……んちゅっ、んちゅ……ぷはああ……んくっ!?」
玉を吐き出すタイミングを間違えたらしい。唇に引っかかった陰毛が何本か、ブチッと音を立てて切れる。
途端に、サスカッチが鼻の頭に皺を寄せた。
「いてー、毛がちぎれたぞお」
「ほっ……ほめんらはい……」
罰を与えられる事を恐れて、バレッタは萎縮する。サスカッチは少女の頭を撫でて言った。
「ちゃんと食べたら許してやるぞー」
当然と言わんばかりの態度だった。
切り取られた陰毛は太く長く、バレッタの唇から半分飛び出しているほどだった。
(た……食べる?これを?)
絶望的な思いでサスカッチを見上げる。相手はにっこり笑って、バレッタが飲み込むのを待っている。
「う、うううう………」
バレッタは観念して、歯でそれを細かく切った。
ぷつんという切断音とともに、口からはみ出した陰毛が短くなっていく。
喉に詰まらないように、奥歯で細かくしていき、唾液と混ぜて一気に飲み干した。
「んん………んくっ」
ごくん、と喉が鳴った。ざらざらの陰毛は食道をいやらしく撫でながら、胃袋に落ちていった。
サスカッチが満足げに鼻を鳴らす。
「おーーー、飲んだなあ。いい子だ、いい子だ」
自分の陰毛を飲み込んだ少女に興奮したのか、鼻孔に突き込まれたサスカッチの怒張は、いよいよ膨らんできた。

「それじゃあ、ご褒美だあ。いくぞおーーー」
「ひ、ひだい……ふごおおお、おおっ」
ブシュッ!
二度目の射精は、鼻の奥の壁を通過して、喉にまで届いた。酸っぱい精液が、口の中に広がる間もなく飲み下されていった。
「うう…うええええ……」
「吐いたらだめだぞー。ぜんぶゴックンするだ」
オルバスの精液はゼリー状だったが、サスカッチのそれはマヨネーズ状だった。黄色くこってりとして、酸味がある。
鼻から引き抜いた男根を、彼は更に、バレッタの口の中に入れる。まだ射精は続いていた。
「おめえの鼻汁の味がするだろお、どうだあー?」
「ううううううう、むうっ!!」
解放された鼻の穴を限界まで開き、バレッタは悶えた。
自分の鼻水とサスカッチの精液が入り混じった、異様な味がする。
「そらそらああ!喉の奥までぶち込むから、ちゃんと受け取るだっ!!」
怒声とともに、喉の奥深くまで、男根が突き入れられた。限界まで膨らんだ先端が、猛烈な勢いで精液を飛ばす。
ビュルルルッ!ドビュッ!
扁桃腺に直に精液を浴び、バレッタは目を白黒させた。
ウイルスの侵入を防ぐための防壁に、直接黴菌を叩きつけられているようなものだった。
「むぶおおおお、ふぐおむううううっ!!」
ガクガクと頭を揺らし、鼻と口と耳から精液を垂れ流す少女を、サスカッチはようやく解放した。
「ふー、満足だあ」
唇の端から液体をこぼしたバレッタは、どっさりと地面に倒れこむ。
491バレッタ集団陵辱30:2005/10/13(木) 19:50:10 ID:8ROf8w+P
「ぐむううううっ!?」
突然、目の前が暗くなり、めにょりとした感触が顔面を覆った。
打ち捨てられたバレッタの顔の上に、ビクトルがその巨大な尻を乗せていたのだ。
力を失ったかに見えたバレッタは、手足を振り回して、猛然と暴れだす。
ダークストーカーの中でも1、2を争う重量級の男にのしかかられては、たまったものではない。

「ぃいいいいいっ、く、臭いっっ、やああぁむううっ!?」
抵抗むなしく、相手は退いてくれる様子がなかった。悲鳴すらも尻の圧力に吸い込まれて、言葉にならない。
ようやく得た綺麗な酸素を、またしても不潔な壁に阻まれてしまった。

「お おれ さいこう」
ビクトルは排便の時のようなポーズでしゃがみこみ、ズリッ、ズリッと尻を動かした。
顔の上を、ビクトルの巨大な尻が、力任せに往復する。息も出来ない。
「ふごぅ、むふぉおおおおおっ」
唇が尻の摩擦で上下にめくれ返り、覗いた前歯に、尻の穴が直接押し付けられた。
痛さと熱で言葉も出ないバレッタの耳に、ビクトルの声が届いた。
「おれ、これで でんき おこす。でんき あれば エミリー うごく」
何を勘違いしているのか判らないが、摩擦によって発生するのは炎や静電気だけだ。
尻と顔をこすりつけた程度では、動力になるほどの電気は生まれない。
「う、うううう……や、やめ…」
窒息を避けるため、息を吸おうと口を開けたら、尻の割れ目に舌が触れてしまった。
この部分は特殊ゴムか何かだろうか、穴の周囲には皺があり、本物のようにうまく出来ている。
(く、臭い…っ)
けれど何も、匂いまで人間に似せなくても良いではないか。

ズリッ、ズリッ。
いつしかバレッタの顔は、茶色の水でべとべとになっていた。
ビクトルは人造人間で、糞尿など出るはずがない。恐らく、オイルと水の混ざったものが、尻の穴から滲み出ているのだ。
そのオイルを、顔全体にこすり付けるように、尻が動く。
ズリッ、ズリッズリッ、ズリッ。ズリッ、ズリッ。
「ふむうううう、むおおおおうっ!」
悲鳴を上げる口の中に、次々と茶色の液体が注ぎ込まれる。
ビシャビシャッ!
下痢便のようなオイルが噴出して、バレッタの顔をべったりと濡らした。
(あ、ああ……)
少女の神経を支えていた細い糸が、また一本、引きちぎられる。

唇をひくつかせ、陵辱に耐えるバレッタの顔の上で、ビクトルはブルッと尻を震わせた。
尻穴が収縮し、しばらく置いて、排気ガスが顔を直撃した。
ブウウウッ!
惨めな排泄音が、周囲に響く。ダークストーカーたちがゲラゲラ笑った。
ブウ、ブウウッ!ブウウウッ!!
一度だけでは足りなかったのか、ビクトルは連続してガスを排出する。
(う、ああああ、あああああ……)
顔にオイルとガスを吹きかけられ、バレッタは声を出す事も出来ずに、死にかけのゴキブリのように手足を震わせる。
492バレッタ集団陵辱31:2005/10/13(木) 19:52:04 ID:8ROf8w+P
「裁き、なりなりなり────」
アナカリスの棺から、白い包帯がしゅるりと伸びて、バレッタの身体を攫った。
獲物を横から奪われて唖然としているビクトルが、やけに遠くに見える。
一瞬の浮遊感の後、バレッタの手足はがんじがらめになり、いやらしい姿で夜空に宙吊りにされた。

「な、なに…?」
ごくわずかな胸の谷間に、包帯がキュッと食い込んで、唇は猿轡のように上下に割り開かれた。
両腕は万歳をさせられ、脚の間にも、もちろん白い布が割って入り、限界まで広げさせられた。

王の棺の中から、アナカリスが姿を現した。その腕の部分は巨大な蛇で出来ており、空中のバレッタめがけて伸びてきた。
鱗のある醜悪な蛇の口から、先が二本に分かれた舌が覗く。
「いっ…いやああああっ!!」
バレッタの足の間に潜り込み、蛇は内股の窪みをつんとつついた。抵抗しようとすると、包帯が身体にぎゅっと食い込み、絶妙な凹凸を作る。
蛇の頭は、裂けた秘唇を通り越して、その後ろにあるつぼみに狙いをつけた。
(そ、そこは…)
下半身の中で唯一使われていない穴を、蛇は貫こうとしているのである。
「や、やだ、そんな……う、うそ、でしょ…?」
バレッタの顔が引きつった。笑っているような顔にも見えるが、そうではない。
ぬるりとした感触が内股を伝って、蛇が尻のつぼみに舌を這わせる。握りこぶしほどの大きさがある頭が、その部分に狙いを定める。
赤い舌が、緊張ですぼまった肛門の皺を、徐々に伸ばしていった。
「や、やめて……そこだけは、もう…お、おね」
言い終わる前に、蛇が侵入を開始する。

「うぎゃああああーーーーっ!」
バレッタの肛門を、蛇の頭が深々と貫いた。蛇が分泌した涎で皺が緩み、バレッタの口から絶望の吐息が漏れる。
秘唇の時とは比べ物にならない痛みに、少女はのたうち、桃色の尻をビクンビクンと動かした。
「さ、裂けるううううううっ!!お、おしり、おひりの、あら、ささっへる、いやあああっ」
叫びすぎて舌を噛んだバレッタは、とうとう呂律がまわらなくなる。
腸の中に侵入した蛇が、腸壁を舌で刺激する。人工的に収縮させられた腸が空気を外へ出したがり、蛇の頭がズズッと押し戻される。
「ひいいいっ!う、動くう!」
腸を引きずり出さんばかりの勢いで、蛇の頭が穴から出てきた。腸圧に押し戻された蛇は、懲りずに再びバレッタの中に入ろうとする。
「おひり、おひりがあああああっ……」
アナカリスはバレッタの包帯まみれの身体を、激しく前後に揺すった。
「奈落の穴なりなりなりなりなり」
肉を抉りだされるような痛みが、尻穴を往復する。
「はうれひら、ほんらのいやーーーー!」
蛇の頭が、ボコボコと腸内を出入りする。下腹部が盛り上がって、確実に奥まで入っていることを示す。
もう幾度となく、似たようなものを挿入されたせいだろうか。射精の瞬間が、バレッタにははっきりわかった。
「ひ、ひやああっ、ゆるひて、ああっ、おひり、おひりにださぬわぁいで、ええええええええーーーーーーっ!」
ビュルルルルッ、ビュルルルッ!
アナカリスはバレッタの肛門に、迸る精液をどっぷりと注ぎ込んだ。蛇は彼の分身なのか、アナカリス自身も、とても満足げな顔をしている。
まだ注ぎ足りないとでも言うように、それは腸の中で蠕動した。
「な、中れ、ピュッピュしてるう……あ、まら、おくに出てる、…ひ、ひやああ……」
ビュルルルッ!
蛇はバレッタの腸の奥深くで、連続して射精した。
「あ、はあ…は、ひ、ふうううう……」
493バレッタ集団陵辱32:2005/10/13(木) 19:54:20 ID:8ROf8w+P
木の上からひらりと飛び降りたジェダが、少女の顔を覗き込む。
「どうだったかね、バレッタ嬢」
高圧的な態度も、少女を動かす理由にはならなかった。

「ふあ、ああ……ひ、ふうううん…はあ、ああ」
バレッタの耳には、ジェダの言葉など届いていない。
手足がだらんと垂れ下がり、唇から意味不明の言葉を口走るだけだった。
体の穴という穴に精液を注ぎ込まれ、その瞳からは、完全に力が抜け落ちていた。
度重なる陵辱の果てに、ついにバレッタは、自分を手放したのだ。
「あ、あははは、は……ふふう……」

ダークストーカーを容赦なく引き裂く無敵の美少女ハンターと、目の前に転がっている人間の姿を重ねあわせ、ジェダはフンと鼻を鳴らした。
「まあいいだろう……最後は、わたし自ら相手をして差し上げよう」
ジェダがぱちんと指を鳴らすと、突然、彼の足元に水溜まりができた。
いや、彼の立っている位置を中心に、巨大な円が広がったと言ってもいい。
バシャン、と派手な水しぶきが上がった。

「むぶう!」
自分の身に何が起こったのか判らず、バレッタは手足をばたつかせた。
目を開くと、揺れる水面が目に入った。
ただの水ではない、そこは異臭を放つ、肥溜めそのものだった。
胸の辺りまで液体につかったバレッタは、足がつかない池の中で、必死にもがいていた。

「風呂の入り心地はいかがかね?」
遥か頭上から、ジェダの声が降ってくる。
ぬるりとした液体に首の辺りまで漬かったバレッタは、虚ろな目で相手を見上げるだけだ。
反抗心も虚勢も、その顔には見当たらない。
ただ、ハンターの本能と言うべきか、正気を失っていても溺れる事はなかった。無意識に足を動かし、立ち泳ぎを敢行している。
「感謝したまえ。ここにいる連中が、君のために何十日もかけて溜めたのだよ」
例えるのなら、精液風呂だな、とジェダが続ける。
ダークストーカー数人分の精液が混ざり合って、鼻の感覚が麻痺するほどの異臭を放っている。
「せいえき…?」
バレッタはぼんやりと呟き、自ら液体に顔をつけた。もはや自分の体の一部のように考えているのかも知れない。
見つめていると、液体の中から人の手が伸びてきて、バレッタを水中に引きずり込んだ。

「グゲボグジャバゴボボボボボッ」
突然の出来事に驚いたバレッタは、精液をまともに飲み込んでしまった。
人の手にしては細く、異様に長いものだった。ル・マルタのものとは違うが、触手と呼ぶべきかも知れない。
咳き込むまでもなく、そのまま全身が液の中に沈んでいく。
池の底で、何本もの触手がバレッタを出迎えた。水中では悲鳴を上げる事も叶わない。
触手が、バレッタの体の穴に侵入する。
少女の身体は、巨大な洗濯機に放り込まれたように、もみくちゃに蹂躙された。
乳房に、耳朶に、鼻に、口に、肛門に秘唇に、触手が滅茶苦茶に出入りし、抜き差しを繰り返す。
(あ、あたし……)
まともな思考が奪われ、視界が白みがかっていく。
少女はついに快楽を得る事はなかった。堕ちてしまえれば、いっそ楽になれたかも知れないのに。

「アーーーーーッヒャッヒャッヒャッ!!」
ザベルに勝るとも劣らない、狂った声を上げながら、ジェダは少女の身体を弄んだ。
バレッタの身体は力を完全に失い、水底へと沈んでいく………。

494バレッタ集団陵辱33:2005/10/13(木) 19:55:55 ID:8ROf8w+P
意識を失った少女の身体を、ジェダはようやく引き上げた。
同時に、精液の池がすうっと消失する。少女の身体を弄んでいた触手も、姿を消した。

「諸君、ようやく救済が終わったようだ」
見守る同胞達に向かって誇らしげに告げると、ジェダは少女に向き直った。
バレッタは、羊水に漬かっていた赤子のように手足を丸め、小さくなっている。
全身の毛を剃られ、体中に夥しい陵辱の跡が残っているにも関わらず、その姿はどこか神々しく、美しかった。
「ふむ……?」
違和感を覚えたのか、ジェダは軽く眉を潜める。無遠慮に少女に近づき、屈みこむと、閉ざされた瞼をぐっと押し開いた。
「これは、いったい……」
気を失っているはずの少女の目から、力が消えていない。
完全に自我を奪い、奈落の底に突き落としたはずなのに、まだ足りないとでも言うのか。
少女は気絶していると言うよりは、眠っているようにさえ見える。頬には赤みが戻っていた。
「気のせいか……?」
「おい、ジェダ」
他のダークストーカーたちに取り押さえられていたガロンが、疲れきった声を出した。どちらかと言えば、彼の方が憔悴しているように見える。
「もう充分だろう。こいつ、このまま置いておけば死ぬぜ」
ガロンの言葉の後半には、誰に向けたものかわからない怒りがこもっていった。
バレッタをこんな目に遭わせた仲間に対してか。
バレッタを守れなかった己に対してか。
もしくは、バレッタの力を過大評価していた己に対してか……。
「人間なんて、所詮この程度だって事さ……」
名前の付けようがない、複雑な感情が、その時のガロンを支配していたに違いない。
ジェダにとっては、文字通り負け犬の遠吠えにしか聞こえなかったが。

「ふむ、犬くんの言う通りだ」
ジェダは、珍しく率直に頷いた。
バレッタと対戦したことのないジェダは、他人の評価によってしか、少女の力量を推し量る事は出来ない。
この少女に尊敬にも似た念を抱いているガロンが、「充分だ」と言うのなら、本当にそうなのだろう。
無敵のダークハンターの魂は、闇に堕ちたのだ。
「これ以上、美しい外皮を汚す事もあるまい。後は明日、奴隷の儀式を済ませるだけだ」
その時少女の手の指がぴくりと動いたのに、気づいた者はいなかった。

「どうということのない小娘だったな」
デミトリが失望したと言わんばかりの口調で告げる。
「もう少し楽しめるものだと思っていたが……」
オルバスが口を挟む。
「やはりわたしの精飲が効いたのだろう」
ビシャモンがフンと息を吐いた。
「なに、この娘の心が壊れたのは、ワシの毛剃りがあってこそ」
サスカッチが吠える。
「オラのタマタマに、一番よろこんでたんだ!」
ビクトルが不満そうに呟く。
「でんき……おきなかった」
アナカリスが厳かに告げる。
「我、無敵なりなりなりなりなり」

「では今宵の宴はここまでにして、明日またこの場所に集まる事としよう」
冥王が解散の言葉を述べると、ダークストーカーたちは一斉に賛成の声を上げた。
ザベルの骨とル・マルタの遺骸は、埋葬もされずにその場に放置された。
まだ名残惜しそうにバレッタに小便をかけたり、身体を転がしたりしていた者もいたが、やがて一匹残らず、ねぐらへと帰っていった。
少女は一人になった。
495バレッタ集団陵辱34:2005/10/13(木) 20:01:41 ID:8ROf8w+P
翌朝、ジェダはバレッタの様子を見に、墓場へ向かった。
無残に倒れた墓石を何の感慨もなく見やりながら、目印をつけておいた例の場所に着地する。
バレッタの赤い頭巾や身につけていた服が、その場に脱ぎ捨てられたままだった。剃り落ちた毛も変わらずそこにある。
ザベルとル・マルタの遺骸に、蝿が群がっていた。

だが、肝心のバレッタの姿が見当たらない。

「まさか……」
不吉な予感が、ジェダを支配した。
逃げおおせるはずがない。魔次元が消滅しない限り、人間であるバレッタは決して逃れられないのだ。
この空間のどこへ逃げようと、いずれはダークストーカーたちに嗅ぎつけられる。
そうなればまた、激しい陵辱の繰り返しだ。大人しく魔族の奴隷になることが、彼女にとっての幸せである。
あの聡明そうな少女に、それが理解できないとは思えない……。
(そうか、この近くに隠れているのだな?)
足を踏み出した彼は、「カチリ」という嫌な音を確かに聞いた。
ふと足元を見ると、土がその部分だけ、妙な形に盛り上がっている。まるで人為的に盛られたような……。

次の瞬間、派手な爆音とともにジェダの身体は吹き飛ばされた。
何が起こったのか判らずにいる彼の耳に、聞き覚えのある少女の声が飛び込んできた。
「なーにが、救済だ。時代遅れの電波野郎」
凛とした、自信に溢れた声だった。
裸の腕がジェダの首にするりと巻きついた。もう片方の手にはナイフが握られている。
反撃しようとした時、腕の先が見事にもげているのに気づいた。人間の世界では地雷と呼ばれる爆弾が、彼の凶器を吹き飛ばしていたのだ。
少女はジェダの首をしっかり押さえつけると、ナイフを首筋に当て、一気に横に引いた。
「まず、てめえの頭ん中を救済しな!!」
ズバドビュッ……
凄まじい量の血液が吹きだし、地面に吸い込まれていった。
「ぐは、っ……」
崩れ折れたジェダは、膨大な量の銃弾が身体を貫くのを感じた。被弾によって首と胴体は切り離され、コロコロと大地に転がる。
白い煙の向こうに佇む少女の残像が、彼がこの世で見た最後の光景となった。





「ランラランラン、ラーン♪」
赤い頭巾を被った少女が、楽しげに夜の森を駆けて行く。
森の入り口では母親が、少女の帰りを心配して待っていた。
「ただいま、お母さん。野苺を摘んできたわ」
少女は母親に、籠の中を見せた。
まだ二十代とおぼしき若い母親は、「おお、よくやったな」と少女の頭を撫でる。

籠の中には、ダークストーカーの生首が大量に詰まっていた。
自慢げにそれを見せびらかす少女の頭巾も手も、返り血で深紅に彩られている。

「よし。じゃあハンター協会に戻って、任務終了の報告をするか」
肩まで伸びたブロンドの髪が美しい母親は、そう言って少女に背を向けた。
母親の背中にはライフルが装備されていた。彼女もまた、筋金入りのハンターだった。

「あん、待ってよ。置いてかないで」
少女は慌てて、ポケットの中から眼帯を取り出した。人前ではこれをつけるようにしなさいと、母親からきつく命令されていたからだ。

「ねえ、お母さん……」
母親の背中に追いついた少女は、あどけない顔で話しかける。
「お金がたまったら、あたしの目を2つにしてくれるんだよね?」
496名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 20:02:54 ID:8ROf8w+P
以上です。長々と申し訳ない。
497名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 21:36:10 ID:JbsazgFR
例えるなら小説を読んだ後に沸沸と沸き起こる満足感と、それに伴う喪失感が私を形作っているのだよ

まさかこの私が救済されるとはな………

こういう時、人の住まう世界ではこう表すのだろう?


GJと………………
498名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 22:36:21 ID:VqCdLuS3
おお、今やっとオチが理解できた!この無限のカタルシスよ!
(神よ、愚かなる汝が読者、我をゆるしたまえ)
GJ!!!
499名無しさん@ピンキー :2005/10/13(木) 22:52:28 ID:IOYjIQcw
長編乙でした!!
GJ!
500名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 23:54:19 ID:GM6gANw5
( ´Д⊂ヽウェェェン
オチが理解できないお・・・(´;ω;`)
>>498サン・・・教えて・・・
501名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:18:10 ID:BULnLvRS
顔文字がキモイのでオチを教えるのをためらう
502名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:19:55 ID:0prfPOb5
ヒント:ル・マルタ


凌辱の結果(子供)さえも利用してしまうバレッタ萌え
503500:2005/10/14(金) 00:22:09 ID:x94I6//D
>>501
dクス。
504500:2005/10/14(金) 00:22:55 ID:x94I6//D
>>502
dクス。
505名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:27:59 ID:0prfPOb5
>>503
ワロタw
506名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:32:21 ID:+rm6gVpd
>>502=505 はオチを理解しているか?w
507名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:35:28 ID:0prfPOb5
え、違うのか
508名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:28:25 ID:Vl/7uG5O
バレッタママン?
509名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:33:09 ID:cvta/gtK
畜生覚えてやがれ・・・リベンジしてやる
510名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:50:39 ID:CptsjbEG
>>506
お前は読解力のないインターネットですね
511名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 08:34:30 ID:m5Wctc+l
すげーすげーすげー!
言語感覚が狂うほど痺れた!
神だ神!
512名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 09:18:25 ID:+rm6gVpd
>>502 の内容に対してじゃなくて、>>505 に対して、その笑いはわかっててワロタなのか?
とつっこみたかっただけなので気にしないでくれ。スマソ。
513名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 11:32:06 ID:0prfPOb5
そうだったのか
勘違いしてスマソ


バレッタのオチは間違ってないよな?
514名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 20:11:35 ID:RkFYk92n
すげー!おつかれです!
515名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 21:22:06 ID:pMT4kM2N
っひいいい!バレッタ凌辱ゴチになりましたー!
痛々しい描写が痛かったなあ…しかしそれでも負けない赤ずきんww

やっぱ外人や化け物がばっかだから、ハードなプレイもナチュラルですな
巨乳もつるぺたもいるしW

次は甘くてすっごいえっちなやつも見たいなー…なんて。
ジェダ×リリスとか好きなんでキボンヌです!私も近いうち投下する予定。
516名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:38:35 ID:Cxp5hQui
>>515

>痛々しい描写が痛かったなあ…
>やっぱ外人や化け物がばっかだから、ハードなプレイもナチュラルですな
>次は甘くてすっごいえっちなやつも見たいなー…なんて。
>私も近いうち投下する予定。


  _, ._
(;゚ Д゚)
517名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:34:45 ID:c3kSiWwr
本当に21歳以上なんだろうか、>>515は…。
518名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 09:42:49 ID:rnXTi7RL
いや、こういう人に限ってSSは上手い…
わけないか
519名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 10:59:10 ID:Te+0a38B
>>496

GJ!!

フェラ
精飲
処女陵辱
触手
中出し
顔射
髪コキ
毛剃り
飲尿
耳・鼻挿入
玉舐め
尻責め
アナル
精液漬け
妊娠

ほとんどの属性をカバーしてるなw
520名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 11:40:28 ID:gKf9iCvb
属性ピックアップ乙。
並べて見るとsugeeeeeee!!

しかもバレッタが最後は一矢報いて、その後も元気に暮らしているのがまたいい。

職人乙。激しく乙。
521519:2005/10/15(土) 12:02:49 ID:Te+0a38B
>>520
無敵のバレッタにとっちゃー、あんなの犬に噛まれたみたいなもんだったんだろ。
そのうち娘は売り飛ばされると思う。もちろん処女のうちにwww

しかしある意味ル・マルタが一番幸せだよな
好きな女とやって思い残すことなく腹上死…ちゃんと子供も産んでもらったわけだし。
522名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 14:25:24 ID:q4oab3Lg
GJ!!普通の女性ならトラウマになってしまうほどの忌まわしい体験を、
生きるパワーに変えてしまうバレッタ最強
彼女の良さが改めてわかった気がした
523名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 20:27:27 ID:3i/VJ8HI
セイヴァー加入時メンバーのジェダハーレムきぼん!職人様方ー
リリスにバレッタにQB……かわいこちゃんと4Pとかハァハァ
何げに氏はオイシイ立場だなwwwウラヤマシスwwwwww

ところでケータイで長々と投下用のザベレイエロ打ってたら
間違って左ボタン押しちまって文章消えちまったよ
素でヘコむ……orz


ところでQBタンは巨乳ですよね?
524名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 20:32:23 ID:Y81NAvdS
ところで、
携帯厨は帰れ
525名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 20:49:57 ID:5v1fe7c4
>>515>>523の文章力はだいたいわかったw


ところで、QBタンのあれは乳なのか?それに、肝心の穴はあるのか?
526名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 21:10:52 ID:3i/VJ8HI
だって同一人物だから。

携帯で打つと支離滅裂になっていけない。
でもこのスタンスは変えないがな

九尾たんのアレは乳ポ
バトルシーンでユサユサ揺れてないか?
527名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 21:59:43 ID:4dYcR+6o
わざわざ「携帯からです」って書くのヤメロ
「PCからです」なんて、いちいち書く奴はいないだろ?

528名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:06:45 ID:61isd3oA
>>527
そりゃ、携帯からだと色々言い訳できるからじゃネーノw

携帯からなので過去ログ読んでません
携帯からなので改行わかりません
携帯からなのでデータ消えちゃいました
携帯からなので画像見られません
携帯からなので一旦切りますね
携帯からなので文章変です
携帯からなので(ry

色んなスレでこの手の言い訳を見るたびに、携帯=悪のイメージが根付いてしまった…
529名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:11:26 ID:rnXTi7RL
携帯は何も悪くないのにね…
530名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:18:31 ID:JImBiBKS
>>526
>携帯で打つと支離滅裂になっていけない。

↑?
531名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:35:05 ID:3i/VJ8HI
携帯を理由には何も言えないんですかー。勉強になりました。
ハンデとしては認められぬ、厳しい世界なんですね。

携帯からだと、漢字や平仮名のバランスが分かりにくく、
モノローグの主がバラバラになってしまうから難しい、ってわけ。
まあ言い訳にならないようだがww
532名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:46:25 ID:2ejDguMm
知らない人もいるらしいので、設定厨のオレがQ-Beeの乳を解説しよう。

昆虫が3対6本の脚をもっていることはご存知だと思う。当然、Q-Beeも6本脚だ。
・・・後は各人が推測してくれ。ダレダコンナノカンガエタヤツ OTZ
533名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:48:05 ID:GV8aK3gr
誰か、>>531にアップルフォーユー
534名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:00:45 ID:f0s5rL8V
今リンゴを切らしてるからヘルダンクで。

複乳だろうがついてなかろうが構わんが、その設定をどうエロに生かすかが、腕の見せ所ジャマイカ
535名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 00:18:44 ID:2x451ofL
たくさんあったほうが便利じょない
536名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 01:00:35 ID:w+3g0mA8
ま○こは一個だから価値がある
乳も2つだからこそ
537名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 01:31:10 ID:2x451ofL
ちがうちがう、いいじょないって言ったのは
強姦や凌辱モノのときのみだよ。
538名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 18:48:24 ID:/v4Hsu5C
このスレ、厨房が居ついてますね
539名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 19:10:04 ID:zm1wYZ5k
だいぶ前からですよ
540名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 19:43:57 ID:jccX9NnT
パソコンで正しい日本語が打てる人のSSきぼんぬ
541名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 20:49:21 ID:sYVYz82s
   ☆ チン     マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < 止まってるSSの続きまだ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  愛媛みかん  |/

542名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:32:36 ID:PrH9hQqC
ほしゅ
543名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 00:48:28 ID:srfoNOWk
ジェダ×バレッタにテラモエス
他にもサイトに飾ってるやつジェダ×バレッタがあったら、
ぜひまた見せていただきたい…GJ。
544名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 10:18:17 ID:SJ574VqD
サイト?
545名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 13:54:03 ID:y9vkf15+
また日本語が不自由な奴の書き込みが…
546名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 23:18:51 ID:srfoNOWk
投下してくれた神のコメントを読め。それから漏れを叩いてくれwwww
547名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 23:36:10 ID:SJ574VqD
だいぶ前の作品の感想なら、アンカーつけてくれ
548名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 12:48:47 ID:RTHkU/vF
投下まだー
549名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 14:53:10 ID:k3+CTPX+
ttp://www2.ttcn.ne.jp/~yellow/zabel1.gif
泥鰌掬い……? と思ったらそうとしか見えなくなった・゚・(ノД`)・゚・

と言う訳で、ブリスザベルで何か書く……かもしれない。
あんまり期待スンナ
550名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 23:15:13 ID:KaVVXEJq
何が「と言う訳」なのかわからんが
どこの画像ですかそれ
551名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 23:46:44 ID:k3+CTPX+
いや、ザベルでぐぐったら出て来た奴ですが……ちなみに元ページはもう無いです。
552名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:21:22 ID:H2YvvYxy
ン?
ファイル名削ったらサイトが出てきたけど?
553名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:39:59 ID:CPbZ+i7a
よその画像を貼りつけて何がしたかったんだよ…
554名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 18:30:12 ID:OWH3w+eL
>>276 の続編のようなものを投下させていただきます。
恐縮ながら、またデミモリにして、モリガン(ふたなり)×デミトリ(ブリス化)です。

 
555凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)1:2005/10/21(金) 18:31:44 ID:OWH3w+eL
熾火のように暗い欲望が彼を苛んでいた。決して甘い感情ではない。
M……。その名を呟けば、感傷を誘うどこかノスタルジックな響きが
狡猾な舌先のようにそっと忍び込み彼を内から弄ぶ。
いつまでも澱のように絡みついて、油断すれば精神までも果てなく毒されていきそうだ。

これが淫魔の本領か。
先代の魔王も考えたものだ。今にして改めてその偉大さを思い知る。
後継のあの女は秋波ひとつの色仕掛けで敵をその野心ごと挫くこともできるだろう。
甘い言葉に乗せられ駆け引きめいたやりとりに一喜一憂している場合ではない。
もしも、実力で遠く及ばないとしたら――?
考えたくはなかった。
力で敵わないのに、どうして打倒することができる?結果は見えている。自滅するだけだ。
これで終わりか。魔界を統べる力など望むことがそもそもの間違いなのか。

デミトリは闇雲な自信家なのではなかった。自ら恃むところがあるからこそ
大いなる意志とでもいうべき流れの存在を感じている。信じている。
何事もその流れを味方につけなければ上手くはいかないことを、経験で知っている。
やってきた好機に上手く乗ることはもちろんだが、それを呼び寄せるまでの器量を備えるべく
努力を厭わない。自分が再び甦ったことには何らかの意味があるはずだから。

その野心の底にはかつて人間だった頃の名残か、今なお掻き立てられる郷愁と憧憬がある。
あえて理想と呼ぶことはしない、秩序と調和とが支配する永遠の静謐。
そこに、わずかな不協和音も存在しないわけではない。
ほのかな不安を呼び覚ます、短調の響きのうちならばなお美しい、儚い輝き。
それらはそもそも普遍の美とは両立しえない、彩りとしての束の間の乱調でなければならぬ。

猥雑さというものを彼は好まない。
葡萄酒が育った土地や気候を雄弁に語るように、血からはその人物の由来、感情が読み取れる。
純粋な、苦味を知らない処女の滴は特にお気に入りだ。
ひとたび精液を啜った体、破瓜の痛みと肉の欲望を知った血はそこから腐敗が始まる。
その腐臭を好む通人気取りの輩も多い。上手く制御できさえすれば
確かに黄金の輝きと禁断の甘さを誇る極上の貴腐となる可能性を秘めている。
だがそれはあくまで稀なことなのだ。

朝日に散る玉響の夢ならばそのひと時を愛し耽溺することもできよう。
それが、調和を乱し、果ては秩序を瓦解させる危険さえ孕んでいるとなれば……話は全く異なる。
恐ろしいのはその虚無だ。知らぬ間に蝕まれ、内部から喰い尽くされる。全てを崩壊させる罠。

だが、そうと知ってもなお惹かれてしまうのは己の弱さ故なのか。
一層激しく、絶望的に魅せられている。苦い敗北を味わって以来、破滅への恐れと、
それに相反する感情が強固になっている気すらするではないか。

こんなにも過度に繊細で気持ちが揺れ動くのは、あるいは、昨晩啜った娘の生き血のせいか――
声も立てずに涙を流し、腕の中で細い体が、未知のエクスタシーを迎えるようにがくがくと痙攣して
目を見開いたまま逝った。名をなんといったか。聞いたような気もするがもう思い出せない。
あの味は覚えている。少女らしい夢見がちな、甘い感傷の多い味だ。もう少しドライでもいい。
意外に垢抜けない村娘などのうちに虚飾を拒む乾いた味わいがあるものだが――。

とにかく、と彼は無理やり迷いを振り切ろうと試みる。
あの女が意識していようといまいと関係ない。
これが「魔王」の仕掛けた罠・戦いならば、避けては通れぬ宿命ならば。
それが万象の摂理というのなら――
望むところだ。受けて立とう。たとえ呪わしき神の与えた試練だろうとそれを乗り越えてみせる。

城に夜が渡り、悪酔いのようなとりとめもない思いは巡る。
556凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)2:2005/10/21(金) 18:32:47 ID:OWH3w+eL
一人物思いに耽っていた吸血鬼は、寝室――とはいっても本当に眠りにつく時には
棺桶の中だから逸楽のために用意された部屋だ――の隅の大きな鏡に見入った。
ふとそこに何かが息づく気配を感じて。

鏡の中から一人の人物がこちらを見つめている。
ほっそりとした体。血の気の薄い肌。ゆるやかにウェーブのかかった色の濃い金髪が鎖骨にかかる。
濃紺のスリップドレスを纏い、下半身は半ば隠れているが四肢がすらりと長い。年のころは17、8か。
一見温雅で清楚な令嬢の風情だが、濃いまつげに縁取られた琥珀色の瞳が冷めた光を放ち
意志の強さと気位の高さを感じさせる。薄い唇がへの字に曲がって不機嫌な表情ながら、
内に秘めた暗い情熱に吸い寄せられるような美しさのある娘だ。その姿はどこかで知っていた。

吸血鬼の姿が鏡に映らないのは魂を持たないからだという。
ある意味で正しく、またある意味で間違っている。
そもそも人智の及ばぬところから魂を定義づけても意味がない。
実際言えるのは吸血鬼本来の姿を映し出す鏡が人間界にはないということぐらいだ。
所詮、人は見たいものしか見ないのである。鏡の中に限らず、見出したいものをそこに見つけ
これこそ探していたものだと思うだけではないのか。
皮肉な笑みを浮かべ、映らないはずの鏡像と向きあう。
普段の青年貴族の姿とは大分異なっているが、それが彼自身を反映したものだと直感で悟った。
ならばこれは。人間界における魔力を失った我が「魂」とでもいうか? 勝手にするがいい。
今となってはそもそも人間の形すら、かりそめの姿にすぎないのだから。
また違った貌の、己が姿にむかって片目をつぶってみせると、娘が冷たいウィンクを返した。

部屋の空気が振動し、蝋燭の炎が激しくゆらめいて消えた。
煙の匂いと生暖かい風の流れを感じたその時鏡の中の娘の背後に、別の女の顔が浮かび上がった。
思わず息を呑む。徐々に全身が明らかになるその姿は、見紛うはずもないあの淫魔だ。
どこぞの乱宴に招かれた後なのか、今宵はロココ調の小姓のなりをしている。
闘牛士のようなぴたりと脚線に沿った真紅の膝丈のパンツ。薄緑の髪が一つに束ねられている。
白いフリルのブラウスの大きく開いた胸元。首筋から谷間に至るまで、肌を飾るアクセサリーのように
愛咬の跡をいくつもつけている。あるいはそれが今宵屠った獲物の首級がわりなのか。

「マキシモフ公はお留守かしら」
聞き知った澄んだ女の声が耳を打つ。鏡を見つめたまま振り向かなかった。振り向いて目を合わせたくなかった。
「……なんてね。ご無沙汰したわね。フフフ、お見通しよ、そこのお嬢さん。
それでかわせると思ったら大間違い。残念だけど、覚悟を決めてもらおうかしら。
この私に狙われて逃れられた者はいないわ」
一歩、また一歩とその声が近づいてくる。もう、すぐ後ろにいる。
「こんな格好で」
頬をつねられた。
「待っててくれるなんて。いけない子ね。ね、あなたもそう思うでしょ?
何も知らないうぶなふりしてみせても無駄よ」
無理やり引き上げられた口角から指が侵入し、歯を探る。本来の力が失われていることを確認するため、
というよりは、獲物自身に去勢された事実を示すためなのだ、と感じた。
鏡の中で瞬間、視線が絡み合う。
娘は唇を噛み締めて、きっと前を見据えた。搾り出すような声で言う。
「私に触らないで。下がって。あなたに用などありませんから」
精一杯気丈にふるまってみせているのが明らかだ。

ふうっ、と煙草の煙を吹きかけるような吐息が頬にかかる。
乱れた夜会の熱狂と酔いの残滓か、ねっとりとした妖気と不思議と心地よい香気とが混ざり合って漂った。
「かわいい唇で、つれないこと言って。そんな手管どこで覚えてきたの? ねえ」
量感のある乳房が背中に触れた。熱い吐息が髪を揺らす。顎の下を爪で掻かれる。
寒気が走った。感覚が研ぎ澄まされ、わずかな動きにも敏感に反応してしまう。
よりによってこの女を前にした今この時に、肝心の自分自身が身も心も常になく頼りなく、
見かけどおりに、いやそれ以上に傷つきやすいことが腹立たしい。
哀れな娘の顔はあせりと怯えを隠せないでいる。
557凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)3:2005/10/21(金) 18:33:31 ID:OWH3w+eL
「でもね、知っているのよ。いつも私のことを想っていてくれたでしょう。
かわいそうに、美しい夜を愉しむことも忘れて、眠りにつくこともできずじりじりと昼の光に灼かれて。
あなたの気持ちが嬉しかった。だからこうして来たの。感じられたのよ。私を呼んでいるのが。
ねえ、教えて。腕に抱いた女が私だったらと夢想したことはある? あの日から、私を想って何回いったの?」
淫らな囁きに思わず耳を塞いだ。
「やめて。やめて…そんな話聞きたくない。これ以上私を侮辱することは……ゆるさない」

「うふふ。赤くなったわね。まあ、いいわ。お話はおしまい。お楽しみにいきましょうか」
後ろから腕が首の周りに絡みつき、そのまま抵抗する術もなく仰向けに寝台に引き倒された。
立ちはだかった女が腰に手をあてて、足元からこちらを眺めている。

何かを言い返そうとしても舌が凍りついたように言葉が出ない。
後ずさりしながら必死に蹴りだした脚を、女は容易く掴んで取り押さえてしまった。
細い腕なのに強い力だ。その場に動けなくなる。
女は足首を掴んで引き寄せると、その足を愛おしいもののように自分の頬に押し当てた。
驚きに一瞬抵抗を忘れた娘の、揺れる瞳をじっと見つめたままで
淫魔が笑みを浮かべその素足に唇をつけた。
「っ…」
引き締まったくるぶしが引き攣れ、小さな五本の指が縮み上がった。
白いあなうらに写った女の紅がかすれた血のようでもあり、乾いた泥のようでもある。
親指が赤い口に含まれていく。温かく湿った感触。指の間に舌が入り込んだ瞬間
股間から脳天にきゅっと痺れが走った。このまま腰を落ち着けてはいられない、
むずむずとした気持ちが悪いような、いいような、中途半端な状態。
寒さに震えていた時に、生温かい水溜りに尻餅をついてしまったような……。
足の指先が音を立てて吸い上げられる。

膝の裏側がぶるぶると震えた。足の付け根がじーんと麻痺してくるような感覚がある。
女はそんな娘の反応などお構いなしで、手馴れた作業を進めるように
スリップドレスの裾をつっと捲りあげ肉付きのよい火照った太股を露呈させた。
そのまま、股間へと手が伸びてくる。体を固くして次なる侮辱に耐えようと身構える。
下着の上から触れられたくない部分に触れられて、ひっ、と息をつめた娘の喉の奥が鳴る。
女の指先にも湿った感触が伝わったはずだ。何も言わずに笑っている。

「遠慮しなくていいのよ。何でもかなえてあげる。あなたが期待することをしてあげる。ほら……」
手をとって導く。自分で見たことはないその場所は布の上からでもぬるりと滑った。
明らかな形象で表に現れていない分、計り知れない底無しの淵がそこにあるような
予感がして恐ろしかった。懸命に声を張り上げる。
「用はないと言ったでしょう。思い通りにはならないから」
動揺を悟られぬよう手を振り払い、顔を背ける。くっつけて立てた膝が震えてぶつかり合う。

「あくまでしらを切るつもり? ふふふ。本当に知らないとしても、
あなたは自分の気持ちに気づくのが怖いだけ。目覚めさせてあげる。身も心も。
自分からそんな姿でいて、しかも私を誘おうなんて、本当に侮りがたいお嬢さんね」
嘲笑されて、望んでこの事態を招いたわけではない、と強く思う。

「せっかくだからその体を見せてちょうだい。脱いで」
ふくらんだ胸の先に一層敏感な部分がすでに痛いほどはりつめている。
薄い生地ですら重くひっかかりを感じるようだ。鋭い視線を避けるように両手で胸を庇う。
その視線に心までも見透かされたくないから。
「強情なのね。あなたらしい。でも、泣いても許してあげないわよ」
558凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)4:2005/10/21(金) 18:34:22 ID:OWH3w+eL
女は寝台に上がってくると娘にのしかかる。
肩を掴んで押し返し、魔の手から逃れようとする娘を組み伏せると、その胸のふくらみを乱暴に掴みあげた。
「痛い、やめて」
まだ固さの残る乳房を握り、なめらかな絹の上から咥える。蛇のような長い舌が音を立てて先端を舐める。
「うっっ」
固く目を閉じ、刺激に耐えようとする。だがそんな狼藉に、どういうわけか何かが呼応し始めている。
それだけでどうにかなってしまいそうなほど一気に燃え上がり、両手から、全身から、抵抗する力が失われる。
一方の乳首だけを執拗に舐め上げ、もう一方を触れるか触れないかの微妙な距離で掠るように
手のひらで円を描きながら撫でられている。その対比が娘には耐え難い。
「あ…う」
同じ勢いで責めたてられれば、なんとかやり過ごす道をつかめそうなのに、
早くも我慢がきかなくなってくる。苦しげな呼吸を続けるのが精一杯だ。
「どうしたの」
「はぁっ…」
「なあに。はっきり言ってごらんなさい」
大きく膨れ上がった先端を爪の先で弾かれ、一際鋭い快感が突き抜けていく。
「…う…くっ!」
「気に入ったの、これが。こっちもして欲しいでしょう?」
うっかりと喘ぎ声を上げたりしないよう、歯を食いしばり固く唇を結ぶ。
「ンンッ」
「してっていったらしてあげるわよ……あら、言えないの?」
「……」
「どうなの?」
つん、つん、つ、つん、と責めが続く。舌先も、微妙にポイントを外して焦らせている。
娘の長い睫毛が、滑らかな頬に暗い影を落とし心の震えを映すように揺れる。

ひとしきりいたぶって反応を楽しんでいた女は
固く閉じられた口がついに開かれないままであるのを見てとると
「あなたが強情っぱりだというのはとてもよくわかった。そういうところもたまらないの。
でもね、もう我慢しなくていいわ」
首筋に落ちた後れ毛をかきあげてから長い髪を束ねていたスカーフを外した。
暴れる娘の鼻をつまみあげ、息をするために開いた口に布をかける。
「んっ」
舌を押さえられ、言葉がうまく伝わらなくなった。
冷たい視線に見下ろされる。
「これで、もう言いたくないことを言う必要はないわよ。何か言いたくなったとしても聞こえないもの」

娘の一杯に見開かれた瞳がわずかに哀願の色を帯びている。
震える体。唾液に濡れた生地が肌に張り付いて一層乳首の隆起を目立たせている。
肩紐を掴んでひきずり下ろし、露になった乳房に再び舌を這わせる。
音を立てて吸い上げ、歯をたてる。つまんで引っ張りあげる。唾液に濡れた先端に爪が食い込む。
「ああっ…く…ああ…あっん、ん、んぐっ…うう…」
口を覆われると、不思議と抑えていた声が出た。言葉にならない叫びが。
559凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)5:2005/10/21(金) 18:35:31 ID:OWH3w+eL
肩にかかった娘の指が、次第に必死で縋りつくような力になったことに満足したのか、体を離し
女がブラウスを脱ぎ捨てた。
不敵な白さを湛えた柔らかな肉が、外気を吸い込むように広がり出て
きゅっと上を向いて収縮する先端までさざなみのような速い鼓動を伝えている。
娘の手をとって引き寄せ、その胸に触らせる。わざとらしく身をくねらせ、悩ましい声をあげてみせる。
「あ…はァ…んんっ、…つめたいわ……あなたの指」

強張った指に女の乳首が意思を持って起き上がり自ら絡みついてくるようにすら感じられた。
指を曲げると手の中にしっとりとした肌が蕩けだしそうな熱を伝える。
女の酔ったような瞳に見つめられ、その反応に戸惑う。
「ねえどうしてそんなにつめたいの。あなたの指も、あなたの心も。
どうして一緒に燃え上がってはくれないの? 感じるでしょう、このときめきを。
わかっているはずなのに、こんなに切なく求めている気持ち」

擦りつけられる、ぴんと張った乳首の先が、娘の同じ部分を挑発する。
こごった尖端が柔らかく形を変える土台の上で、それほど強い力のかかるはずはないのに
びりびりと目の奥まで痺れるほどの刺激をもたらした。人肌のぬくもりが確かな重量を持って
生娘の体を埋め尽くす。速い波が襲ってきて足元を攫われそうになる。
首を振り激しく抵抗した。女の媚態と、自己の感覚に。
思わず目を閉じた。溜息をつく。ああ、あぁ…。また大きく、息をつく。
呼吸が苦しい。

たくしあげられ腰の下で皺になっているスリップの裾にまで、あふれ出た愛液がしみをつくっている。
言い逃れのできない欲情の痕。
腰を抱えて下着をするりと尻の下から抜き取られた。裸の肉に麻の敷布が冷たく触れる。
脚を持ち上げられたまま、視線が突き刺さる。その呪縛からなんとか逃れようと腰が動く。
触れずにじっと見られていることがかえってその部分を強く意識させる。
閉じたいのに閉じられない唇が、塞がれた口のかわりに、女が望むままのことを告げてしまいそうだ。
だらしなく涎を垂れ流して。

馬鹿な。こんなはずではなかった。非力であることの悔しさ。こんなに脆いとは。もう涙すら浮かんでいる。
こんな定石どおりの責めに何よりも自分自身がされるがままになっていることが許せない。
憤りを込めて睨みつける。睨みつけようとでも意識を保っていないと、すぐにも攫われてしまいそうだった。
罠だ。これは淫魔の……。このまま、なす術もなく餌食になるなんて。

「ふふふ、そんなに怖い顔して睨まないで。美人が台無しよ。もっと素直になって。
今日はあなたに素敵な贈り物があるのよ。見せてあげる。あなただけに特別に」
淫魔の目がぎらぎらと妖しく輝いている。

「せっかくだから、感想を聞かせてほしいわ」
ぐっしょりと濡れた猿轡が外された。吸い込む空気が冷たい。
脳に酸素が送り込まれ意識と視界と感覚とが鮮明になっていく。
560凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)6:2005/10/21(金) 18:36:33 ID:OWH3w+eL
身に着けていたものを全て脱ぎ捨てて、女が向き直った。
膝立ちになり、わずかに腰を前に突き出している。股間を覆っている手が、開いた脚の間をするすると這いながら
引き締まった腹部に向かって上っていく。

「――どう?」
酷い夢だ。綺麗な女の体なのに、その股間にはおぞましい野獣の器官がそそり立っている。
月の光を受け傲岸なまでの清らかさを映す肌の下で、そこだけが赤黒く異質な鈍い光を放っているかのようだ。
「気に入ってもらえたかしら?」
誇らしげな笑みを浮かべる女の細い指が、裏側から筋をたどってつうっと反り返った先まで撫で上げた。
透明な液体が指に糸を引く。濡れた火口が小さな泡つぶを一つ吐きだしてぴくっぴくっと息づいている。
思わず視線がひきつけられてしまうのを意識するように、くいくいっと指先で尖端を動かしてみせる。
「うふふ、なかなか素敵な大きさでしょう。これはね、あなたの誇り高さなの」
自在に形を変える蝙蝠の翼にも似て何で出来ているのかわからないそれは、確かに並みのものではなかった。
爪の長い女の指でも、丸めた輪の中にはとうてい収まらない太さがあり、
優に臍を覆い隠すほどの長さで、なだらかな女の下腹の曲線に張りつく勢いを見せている。

「わかっているでしょう、これを受け入れて欲しいの。あなたの中に」
卑猥なしぐさで腰をくねらせる。大丈夫よ。ゆっくり、優しくしてあげるから。
「そんな…」
語尾はかすれて消えてしまった。それは予想を超えた事態だった。
鞭のように、ぴたっぴたと凶器が頬に打ち付けられる。
「まずは、お口で味わってみる? とっても甘くてくせになるわよ」
思わずあげた悲鳴に、淫魔がおかしくてたまらないという様子でくくっと笑った。

やはり自分が間違っていたのか。全て見透かされている。対抗できるわけがない。
そんなものを、そんなものでこの自分を嬲り楽しむつもりか……。
悔しさよりも先に、恥辱に耐えられない心が、くじけて降伏に逃げてしまいそうだ。
だがそれで悪夢は終わらないのだった。
まばたきすら忘れていた目にじわりと涙が滲む。

「泣くことはないじゃない。考えてもみなさいよ。私だから優しくしてあげられるのよ。
闇の住人たちならどうするかしら。たちまち八つ裂きにされてしまうわ。
かわいそうに、きれいな服も髪も顔も体も台無しよ。
このかわいいおっぱいに、獣の歯形がついて、きれいな乳首は噛み切られて
それからここも、きれいな色をしてみずみずしく潤ってるところも
無理やり押し広げられて、引き裂かれて、血まみれになって、泣いても叫んでも誰も助けてくれない。
ばらばらになった肉片までも、屍鬼に喰い漁られて。素敵な棺桶で眠ることも叶わない。
ふふふ、でもそういうのもお好きだったかしらね。残虐で冷徹な闇の帝王にはその方が、
より相応しかったかもしれないわね。本当は。私の慈悲で、今日のところは上のお口は勘弁してあげる。
だけど、かわりにこれを自分でいれてもらうわ。あなただけのものなんだから。さあ」

「な…」
絶句し、唇を噛み締めた。これ以上この女の前で醜態を晒したくない。痛みならば耐えられる。
こんな嘲弄を許してはおけない。だが……。
この程度でうろたえたりしてはならない。唇がぶるぶると震える。
なんとしてもこの挑戦、受けてみせなければ……。
揺れる体を起こし、細い腰の周りに皺になって絡まっていたドレスをかなぐり捨てた。
561凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)7:2005/10/21(金) 18:37:36 ID:OWH3w+eL
女が横たわっている。白く美しい裸体だ。限りない聖性すら帯びた体。
この寝台に横たえて、目に映る全ての部分を思うままに愛でた数多の記憶の中のどんな肉体も叶わない。
それは、この、おぞましい狂起のためではないはずなのに。意識を逸らすことができない。

処刑台にあがるような緩慢さで女の体を跨ぎ、そこにむかって膝を進めた。
叫ばずにいられるだろうか、と自問する。この頼りない体と繊細な神経が恨めしい。
左手を伸ばし、それを掴んだ。手に余る太さだ。右手で自分の股間を触ってみる。
ぽってりと膨らんだ唇の、裂け目の更に内側にどろどろに濡れた粘膜が
口を開け息づいている。だが、これは……。
とても無理だ。想像するだけで股関節までおかしくなりそうだ。
腰を低くし、指で広げた入り口に尖端をあてがってみる。手で触れた時には感じなかった熱さに驚く。
思わず手を放すと、引き起こしていたそれが秘裂を擦りあげ、また反り返って寝てしまった。
「はアァッ…」
一際敏感な部分をはじき上げられて思わず、声を抑えることができなかった。甘ったれたか弱い娘の声。
こんな、今からこんなことではとても持たない。懸命に呼吸を整える。

思い切って中心に指を挿し入れてみる。ぬるり、とそこが自分の指を受け入れた。
細い一本の指でも、骨の硬さや関節のカーブをひしひしと感じる。
これを少しでも広げないことにはどうにもならない。息を少しずつ吐き出しながら、
ぬめぬめと滑る底無しの沼を探っていく。
なんとか人差し指が奥まで入った。入り口が狭いところにもう一本中指を加える。
きつい。関節が当たってじんと響く。あれはこんなに硬さはないはずだが。
締め付けられる二本の指を中で広げる。開いた指の隙間にまで襞が絡み付いて隙間なくうめつくされていく。
指先を曲げる。抉られる感覚が、脳を麻痺させる。く…! こんなもので済むはずがないのに。
膝立ちのまま片手をついて頭を低く下げた姿勢で、全身の慄きを必死で堪える。
そこにあることを知らなかった器官が脈動し、また奥深くからどくりと流れ出してくる。
高くあげた自分の腰の、脚の間から糸を引いて垂れ落ちていくのが見える。
こみ上げてくる涙を女に見せたくはない。首を振る。垂れ下がった髪が女の乳房を掃う。

「いつまでも一人で愉しんでないで、覚悟はできたの?」
鋭い声とは裏腹に、女の手が膝の裏を優しく掴み撫でさする。その感触に何故か涙がこぼれ落ちそうになる。

毅然と顔をあげ、女の挑発に応える意思を示すために、舌を伸ばして、そのくびれた部分を突き舐め上げた。
びくりと更に勢いを増すのが感じられるようだ。口に含む気にはどうしてもなれない。
「あぁ!…ん、そう来てくれると思っていたわ」
女が淫らな呻き声を上げ、満足そうに髪を撫でる。

再び、根元を掴んでぐいと引き寄せる。片手でだらだらと泣いている花弁を広げ、あてがった。
力を込める。鈍痛があるばかりで全く入っていかない。腰を前後に揺すり、滑る裂け目を探る。
ぬる、とわずかに譲る余地が感じられる場所がある。体重をかけて思い切って沈める。
奥歯を噛み締め、叫びを押し殺す。抵抗を打ち破ったと思った。ぎりぎりと歯軋りをする。
かたい。先の鈍い太い杭に肉を引き裂かれる苦しみだ。だが、充分耐えられる。
淫魔の眼光に射られている。銀の銃弾に心臓を貫かれる苦しみだ。だが、耐えてみせる。
そうだ、耐えられる――それで滅びはしない。

かつて、私は負けた。敗北を味わわされた。己の弱さからだ。
一度目は、か弱い人間であった時、限りある生を失って。二度目は魔王の力の前に屈した時。
だから、己の弱さと限界は嫌というほど知っている。だから……、三度目は許さない。許せないのだ。

少しずつ、少しずつ、進めていく。女を睨みつけ、意識を支えながら。
痛みと、屈辱と、我知らず昂ぶっていく感覚を鎮めようとしながら。
奪われはしない。もう揺るがされない。淫魔の操る悪夢などには。
562名無しさん@ピンキー :2005/10/21(金) 20:26:58 ID:JNsHQS1c
ひとまず終了・・・・かな?
長文乙!
563凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)8:2005/10/21(金) 21:59:11 ID:OWH3w+eL
こんなはずではない。欲しければしたいようにすればいい。好きなように蹂躙するがいい。
だがそんな形でこの私を手に入れることは出来ない。声をあげたりしない。屈しない。絶対に。
最初に目を合わせてしまったのがそもそもの間違いだ。
もう二度と目を逸らすことが出来ず、その深淵に引き込まれてしまう。それが手口なのだ。

おぞましい狂喜がじりじりと着実に内部を侵している。ああ、ついに我が領内に侵略を許してしまった。
そこに収まるのが当然とでもいいたげな、この化け物に。なぜ受け入れてしまったのか。
肉体が淫らな魔に侵されようとも心まで染まりはしない、などということは一体全体可能なのか。
などと頭の片隅で考える。これまでの自分ならば、鼻で笑い飛ばしていた。そんな戯言を誰が真に受けるかと。
犯されていくのは一器官に過ぎないと、今はまだ考えられる理性がある。
かつて魔王に敗れ去ったときの苦みが、不吉な予兆のように脳裏に浮かぶ。
――だが結局のところ心すらも一つの器官ではないのか?
遅かれ早かれ侵略を許す、だらしなく制御のきかないものの一つなのでは?

ようやく苦行の終わりが見えてきた。
根元を握った指三本分が残ったところで、それ以上角度を変えても進まない。肩で大きく息をする。
なんとか醜態を晒さずに収めることができたと思うと、奇妙な達成感と征服感が沸き起こった。
ぎっちりと塞がれている内部も麻痺しているのか、痛みや動揺はもうそれほど感じない。
精一杯の虚勢を張って、横たわった女を威嚇する。
「どう。入れたわ。…あなたの言うとおり。これで…これでご満足? 
あなたみたいな、いやらしい…淫魔の気まぐれになんてほんと…つきあいきれない」
ぱん、と頬を張られた。淫魔は酷薄な笑みを浮かべている。

「優しくしてあげてるのよ。忘れないで。嫌々つきあわされてるなんて態度はよくないわ。
元はといえばあなたが望んでいたことよ。自分が悪いのよ。これはお仕置きごっこなんかじゃない。
あなたが、自分の敗北を認めるかどうかだわ。そして負けるというのは、この運命を受け入れることよ。
認めるのよ。それを望んでいたことを。ここまで持ちこたえたのはさすがだわ。ほめてあげる。
でもね、あなたのその意地が身の破滅を招くこともあるわよ。
ふふふ。これからじっくりと思い知らせてあげる」

女が起き上がり、体勢を逆転させた。
上になった淫魔が勢いをつけてのしかかる。
「ぐぁアァッ!」
勢いをつけて根元まで捻じ込まれた。
目が眩むような衝撃が貫く。痛みというよりも全身が痺れる重圧感だ。
「あぁ…あなたの中気持ちいいわ。これが、全部入ってる。繋がってしまったわね。素敵よ…」
ずるずるとそれを捻る。たまらない。乳首を噛まれて悶絶する。
「やめ…て、くるしい」

最奥までのろのろと貫かれ、そうしてそろそろと後ずさりする、それを延々と繰り返される拷問だった。
体を密着させたまま、花弁が巻き込まれるかと思うほどに奥深くまで突かれ、
そのまま時が止まってしまったのかと思うほど、僅かずつ、気が遠くなるほどの時間をかけて
大きな龍の鎌首にずるずるずるずると抉られながら花口まで戻される。
「いい? 生意気言っていられる元気が残っているのなら、これを数えるのよ。声に出して。
ほら今何回目かわかる? 四回目よ。次は?」
「あぁ、はぁ、はぁ、ご…かい…め」

無限に思われる時間が、引きずられる全ての内襞の全ての細胞にまで
その感覚を染み渡らせずにはおかない。呼吸し脈打つほんの僅かな動きにも、
擦れあう内部が反応しあって焼け付くような激しい刺激になる。
拒みたいのか、感覚に酩酊しているのか、自分でもわからないままに目を固く閉じ首を左右に振る。
振り払おうとしても、そこに、集中していく。激しくせめぎあっている。新たな熱が生じていく。
募る感覚にたまらず身を捩れば、その余波がまた己が身を苦しめる。
564凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)9:2005/10/21(金) 22:00:25 ID:OWH3w+eL
「どうしたの、聞こえないわよ」
「…うぅ…ぁうっ、っ」
奥に達するたび、ずうん、と染み渡る鈍い衝撃が、秘めた心までも揺さぶる。破城槌のように。
二桁に達する頃終わるかと思われた戯れが、その倍になっても三倍になっても止まない。
集中が途切れそうになるのを女の声が呼び戻し、内なる葛藤から放さない。
相変わらずじれったいを通り越して狂いそうになるほどのスローペースで弄ばれている。
「さんじゅう…く…っ……よんじゅ…」
「意外とがんばるわね」
膝ががくがくと震え、わずかに浮いた腰が崩れ落ちそうだ。
尻の肉に、今はしとどに濡れた敷布が、触れるたびに一層冷たくなっていて
いつまでも慣れることがない。

時折、ぐうっ、とか、うおぁっ、とか喉の奥から娘らしからぬ声を上げながら、脂汗さえ滲ませて、
――あとどれだけ持つだろうか。あとどれだけこの責めに抵抗できるだろうか。
どこかで明晰な意識が冷静に計っている。
かつて魔王に敗れ去ったときの苦さが、不気味な実感をもって胃にのぼる。
もうそれほど持たないのがわかっていた。限界が遠くない。
肉体が悲鳴をあげながら、すでにとっくに降伏して極まる快感にぐずぐずとだらしなく泣き出している。
じゅぷっ、と音を立てて泡だった愛液がなおも太股を伝って溢れ出しているのが情けない。
いっそ一思いに、一気に終わらせて欲しい、欲しい、それが…
それが。
ああ、ああ、もう、はやく。これ以上。
……駄目だ。
たまらない…!
あと何秒かで、この次の、その先の、瞬間には、
きっとこの胸が叫びだしてしまうだろう。
その前に終わらせて欲しい。
お願いだから。

一際深い鋭い突きが襲う。そのまま動かない。
「ぐくッ……はぁ、ハァ」
髪を振り乱して悶える娘を見据えながら、淫魔の腰がうねる。
「あ、ぁぁぁ……――」
もう何度目か、遠のきそうな意識に女の声が呼びかける。

「ああ、ああ、あなたが縋りついてくるわ。必死で。いいわ。素敵。
その目つき。そんな目で見られたら、先にいってしまいそうになるわ」
――恐れないで。優しい闇は決してあなたを傷つけたりしないわ。
肌と肌を触れ合わせればわかる。溶け合ってしまいそうなほどに懐かしく温かい。
知っているでしょう、あの快楽を。私たちは共に夜に生き、闇に輝き、刹那の快楽を愛するもの。
全てを忘れて、今この一瞬を満喫して。そこにこそ意味があるのだから――

髪が乱れ、別々の方向を向いた乳房が揺れている。深く突き動かされるたびに
喉下まで不気味に甘い感覚に抉られるようだ。女の声のお陰で今や不安の正体が明らかになった。
呑みこまれそうな闇が、そこに惹かれている自分の心が、恐ろしい。
そこに至れば全て奪われ、支配されてしまうからなのか。

「これはどう?ねえ、どう? 聞かせて。そのかわいい声で。いいでしょう?気持ちいいでしょう?」
そう言われると、意地でも声をあげたくない、気力の欠片がまだ残っていることに自分でも驚かされる。
565凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)10:2005/10/21(金) 22:01:55 ID:OWH3w+eL
ご丁寧に腰の下に枕を敷いてより結合が深まるように調整され、力の抜けた両手首を頭上に押さえつけられたまま
激しく腰を打ちつけられる。女が猫なで声を出す。
「ねえ、いい加減正直に言っていいのよ。こうしたかったでしょう?こうやって」
内側から臓腑を食い破られるような激しさだ。
「こうやって、抵抗できずにすべてを私に捧げて」

「い…や…」
甘く蕩けるような官能を湛えていた女の顔が突如サディスティックな笑みに引きつった。
「まだそんな口を利くなんて。そんなに涙をいっぱいにためて。いいんでしょう。
フフフ。悔しいの? 悲しいの? 言ってごらん」

知っているから。その先を。乱れて狂ってしまう自分を。
思い知らされた力の差を。嬉々として跪く自分の姿。それもそれすらもこの私なのか。
だめだ、もうそれ以上は。絶対に。
娘が息も絶え絶えに呟く。
「……お願い。もうだめ。知っているんでしょう。知っていて……そんなこと」
「もちろん、知っているわ。お上品で、どうしようもないほど意固地なお嬢さん」

動きを止められ、内側がきゅんと収縮する。
あぁ…んん。眉根を寄せ力なく首を振る。
「…いいのね。もう、我慢しないで」
特に反応の鋭い部分を探り当て集中的に押し上げると体がびくびくと痙攣した。
「っくぁぁッ、ぁ…ぁ…」
突然たがが外れたようなよがり声になる。
「そう、ここが弱いの、これは?」
「ぁあ、っ」
「大丈夫。わかっているわ。これでしょう。ここが。好きなのね」
ン…ンン――。
あとは嗚咽になる。
「あら…もういっちゃうの?」

涙が頬に流れ落ちた。嗚咽をとめることができない。もう自分を保っていられない。壊れてしまう。
洟を啜り上げられる。
「ふふ、いいのよ。壊れてしまえばいい。私の手の中で。何も心配することなんてないのに。
これを望んでいたでしょう?」
考えるよりも先に、反射的に首を振っていた。
「わかっているわ。それを認めることができないのが、あなただから」
静かに女が呟いた。

「何も言わなくていいから後ろを向いて。お尻を上げるのよ」
細い腰が震える。そうすることが、この局面を乗り切るただ一つの方法だとでもいうように、
黙って言われたとおりに動いた。口を聞かずに従って、肉体的な責め苦や愉楽を乗りきっていけば
そうすることで、内面の危機を乗り越えられるかのように。唇がわななく。

後ろから突き上げられる。一層深く奥を抉られた。
「ぐく…う…あっ」
握り締めた白い布に、涙と洟の滴が降り注ぐ。
やがて気づかぬうちに自ら腰を振ってしまうだろう。あの視線に射られていないだけましだ、と思った。
566凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)11:2005/10/21(金) 22:03:07 ID:OWH3w+eL
淫魔が後ろから深く貫いたまま娘の体を抱き起こし、鏡に向かって広げてみせる。
「ほら見て。ありのままの姿が映っている」
とってもいいわ。自分でどんな顔しているかわかる?
羽交い絞めにされて、体が少し浮き上がる。太い杭に串刺しにされた姿が。
「あぁ……」
体が震える。内側すらも意識しないままにぶるぶると震えて
一層体の中を苛む欲棒に縋りつき、握り締めてしまう。そうしてさらに硬く心までも抉られる。

「あなたみたいな自惚れやさんは鏡を見るのがお好きでしょう? 目を背けないで見るのよ」
横を向いた顔を顎の下を掴んで正面に向けさせる。
涙に滲んだ視界に映る、紅潮した顔、胸を弾ませ喜びに打ち震える可憐な娘の姿。
狩られるための獲物、美味で傷みやすい新鮮な供物。闇の支配者に謹んで捧げられるもの――
それが、自分の姿だとは。それを望み、涙と愛液をとめどもなく滲ませているとは!
そして……そう。その結末はもちろん誰よりもよく知っている。
支配者の牙を受けた娘は、無限のエクスタシーに身を震わせて歓喜のうちに自ら命を捧げるのだ。

「信じられない? まだ罠だと思っているかもしれないけれど……教えてあげる。
あなたには媚薬や魔術など必要なかった。あなた自身の業が深いから自分から望んで堕ちていくのよ。
それが熟していくのを見つめているだけでいい。
もともとあなたのなかにあるものが芽吹いて花開くまで」
その言葉を裏付けるように、赤く口を開いて受け入れている部分に指を伸ばし、
膨れ上がった蕾を摘み取る。
「…く…ぁぁッ…だ…だ、め…!」
とろりとした蜜を溢れさせる。ビクビクと体を震わせながら力が抜け
一層奥深くまで呪われた女の屹立を受け入れていく。

もう強いるものは何もない。それが何より効いた。
意思に反して奪われる。嬲られる。圧倒的な力の前に屈服する。という言い訳を封じられて
浅ましく求めているのは自分なのだ。嫌というほど見せつけられ、思い知らされて、なお衝迫は止まない。
打ちのめされてなお、淫楽が一つの頂に結実しようと悶えている。
懸命に堪えようとしたところを悪魔のような女が見計らったように突く。
「――んぁッッ、っっ」
眼も脚も閉じることは許されなかった。

肉体は信用できない。さんざん思い知らされたではないか。この視界も。
今見えているものは全て淫魔の幻覚が見せているものだ。
目を閉じて。固く閉じて自分の感覚だけを信じるのだ。感覚だけを。
突き動かされ、蹂躙されるこの感覚を? 信じるなんて。
当てにならない。簡単に屈して快楽に泣き叫んでいるこの体。
耳を澄ますと、しんと静まり返った静寂のような気もするし、途切れも無く恐ろしい絶叫が
あたり中に鳴り響いているのにそれが遠い昔から聞こえているので
もう全く感じなくなってしまったような気もする。
自分の意識が、信用できない。当てにならない。
そもそも、こんなに情けないものだったなんて。
ああ、溶け出してしまう。そんなふうに、しないで。そんなふうに、かき混ぜないで。
私の感情を。私の思考を。
言葉を失う。
もう。
あ…。
ん。
567凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)12:2005/10/21(金) 22:04:09 ID:OWH3w+eL
女が再び自分の体の上にいる。びちゃびちゃと淫らな音を立てながら喰われている。
指が女の尻を掴み、引き寄せながら後ろから女の秘蜜を探る。そこからも熱い液体が流れだしている。
こうして交じり合い混じり合っていたら、いつか一つに蕩けてしまうだろうと思う。
指が吸い込まれていく。肉襞ごしに、今も自分を抉る熱い楔の硬さが感じられる。
頭の中では絶叫している。もう抑制がきかない。
動きが激しくなる。しがみつく。咳き込むような激しい発作のような呼吸。
「ああ、そんなにあせらないで。私も我慢できないわ」

「…いっちゃうの?」
目を閉じたまま、微かに頷いている。本当にいく時は声が出ない。涙が滲んでいる。
「目を開けて、私を見て」
顎を掴んで命ずる。これで最後よ。言って、それを望んでいたと。

「あ…ゆるして…もう。お願い…だから」
恐る恐る目を開けた。淫魔の瞳に覗き込まれ、それだけで達してしまう。
その瞳。なにものも映さない深い湖のような色。どれだけ多くのものがその底に引き込まれ沈んでいったのか。
口を大きく開き、息がうまく吸えないかのようにぱくぱくと開閉する。
「…っ」
瞳の焦点が合わなくなった。新たな涙が頬を流れ落ちる。奥歯ががちがちと鳴る。
闇の中に墜落する。深く深く身も心も沈降していく。
もう二度と浮上できない海溝の底へ。

震える体を強く抱きしめて、淫魔が呟く。
「良い子ね。ご褒美をあげる。あなたの中に注ぎ込んであげる、たっぷりと。私の毒を」
叩きつけるように体が跳ねる。どぷっと音を立てて弾け、最後まで抑制されていたものが解き放たれた。
「――――ッッぐクッ」
注ぎ込まれた娘の喉の奥が鳴った。虚ろなまなざしが、淫魔の表情を映している。
力を失った指先がわずかに動く。拒むこともなく全てを呑みこんでいく。

(そう。そうよ。受け止めて。最後の一滴まで。植えつけてあげる。虚無の種芽を。
あなただけが受け止めることが出来る、この私の思いを)

力の抜けた女の体が、娘の上に重なる。
眉を寄せた、その表情に、彼女が見せようとは思わなかったものを、確かに見たと思った。
568凶夢(フタナリモリ×ブリスデミ)13:2005/10/21(金) 22:05:38 ID:OWH3w+eL
燃えるような熱さではなく染みいるような温かさの快楽がある。
内側からこみあげる感情すらも超えて、ただ触れ合っている皮膚の感覚だけで
こんなにも落ち着いてしあわせな気持ちになれるとは
解き放たれ、すべて流れ出してゆく。言葉を失って温かい海にただ漂っている時。

淫魔の肌に赤く浮かび上がる接吻の痕跡に触れる。猛烈な嫉妬に襲われた。
敵わぬのなら、せめて、自分の印を刻み付けたい。指先で触れ、噛み付いた。
ふいをつかれ抵抗できずに、女が呻く。吸血鬼の力はない。ただ歯形がつくだけだ。ギリギリと噛み締める。
淫魔の顔が苦痛に歪み、やがて官能的な表情に変わる
今の自分では白い肌に傷をつけることもできないのか?やるせない気持ちになってそのまま柔らかい肌を噛みしだく。

その腕に抱かれていると、眠気を誘う甘い香りがした。
五本の指を絡めあう。長い髪が一つに溶けあって白い寝台の上に流れている。
果てしない虚脱感に包まれていた。
懐かしい記憶が巡る。限りある肉体を捨て去った時。そして魔王に完膚なきまでに叩きのめされた時。
かつて、この眠りを知っていた。もう随分長い間ゆっくり眠ったことなどないような気がする。
このまま心地よい波に揺られ、漂って、溶けてしまっても構わないような気がしはじめていた。
その果てに、この眠りが得られるのなら、
認めてもいい。

傍らの女の寝顔を見つめる。全てが罠であっても構わない。
もしも全てを奪われたら、甦るだろうか? この私は。三たび甦ることが出来るだろうか?

三度目は恐らくないだろう。
いや、決して。

奪われることなど、断じてない。


――甘やかな闇の香りに、血の欲望が目覚める。
はっと起き上がり、鏡を覗き込むと二人の女の姿はなかった。鏡は何も映さない。空虚な寝台が映っているだけだ。
蝋燭の炎が柔らかい光を投げかける。部屋の中に、悪夢の残骸はどこにもなかった。
指に、いとわしく絡みつく薄緑の髪を除いては。
569名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:07:29 ID:OWH3w+eL
あと少しだけ蛇足のデミ×モリがつづきます。
570名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:34:48 ID:DDvIJrGE
萌えたっつーか、感動した。アンタすげぇ。GJ
571名無しさん@ピンキー :2005/10/21(金) 22:57:07 ID:JNsHQS1c
乙〜!
GJ!
残りも期待しとります!
572名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 23:07:47 ID:wOSLvym4
GJ!GJ!!!
うぉおおおー
573名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:42:54 ID:i/EQJ/X0
このスレにきてからめりめりとデミモリに目覚めました。
職人さん万歳だ
ムードあるエチー格好いい!
574名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:43:25 ID:Z+OXYCd0
リリスのブリス(まぎらわしい)後って、パジャマ姿だっけ?
モリガンはちび化するのに、なんでアレだけ代わり映えしないんだ?
575名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:46:40 ID:i/EQJ/X0
…そして、俺のIDちょっと面白い。
576凶夢(デミトリ×モリガン)14:2005/10/22(土) 17:30:08 ID:JPtX6sQ2
薄緑の長い髪を梳かしていた時、鏡の中に閃くものを見た。
立ち上がって窓辺に向かい、待ち受ける。黒い蝙蝠が彼方の森を越えて訪れるのを。

「来るならもっと早く教えてくれればよかったのに。私が欲しくてたまらなくなったのならいつでも歓迎するわよ」
艶のある黒い翼を震わせ蝙蝠が消えた後に、闇の貴公子と呼ばれる男が
夜の女王の露台に現れ、長身を優雅に屈めて謁見を願い出る。

「これはまた、身に過ぎるお言葉、痛み入るな。ちょっと尋ねたいことがあってお邪魔した。
例の悪趣味な夢は、君の仕業か?」
「何のこと? 知らないわよ。あなたの見る夢なんて」
女はいたずらっぽく笑う。
「私の夢を見たの? どんな? いらっしゃいよ。そんな夢なんて及ばないほどの思いをさせてあげる」
腕を取ると、偶然を装って彼の股間に触れ
「さあ、こちらにいらして、お嬢さん」
と笑った。

「やはりそうか。君も随分暇と見えるのでお慰めに参上した次第だが、
そういうことなら早々に帰らせてもらったほうがよさそうだな」
吸血鬼は渋い表情を隠そうともしない。
「待って。せっかくまたこうして会えたんだから、ご機嫌を直して。お願いだから。あなたが欲しいの」
速攻で得意技に持ち込もうとする淫魔には呆れたものだ。
しかし今宵ばかりはこれ以上の舐めた振舞いを許さない心積もりがある。
「なんだと?」
「聞こえたでしょう」
「もう一度そのありがたいお言葉賜りたいものだな」
いつもの不敵な態度に冷たい情熱と甘い憤りが込められている。

「……」
無言のまま身を翻して室内に戻ろうとする女の腕を掴み、抱え上げて、横抱きにする。
すぐに首筋に白い手が絡みついた。
唇を奪ってなし崩しにしようとする女の意図を素早く読みとり、髪を掴んで引き離し、首を遠ざけておく。
その手は食わない。
「まだだ。さあ、言ってみせろ……その口で。私が欲しいと。言えば、存分に後悔させてやるぞ」
赤い瞳が、まばたきもせず生贄を射すくめる眼光を放っている。

珍しく女が先に、殊勝に目を伏せた。
「あなたのが欲しい」
吸血鬼がにやりと笑い、舌なめずりをする。
「……ちょっと違ったようだぞ」
「――ふふ。いいじゃない。同じことよ」
面をあげ、目を半ば閉じて含み笑いをした女の艶やかさに酔わせられる。

頬を寄せ、そっと囁く。
わずかな隙を狙い伸びてくる淫魔の舌を、顎を引き、額をつけ、巧みにかわしながら。
「礼をしに来てやったのだ。あの鏡の。……だからそれはもっと後で聞かせてもらおうと
思っていた言葉なのに、興を殺がれたぞ。まあ、いい。
この目に映る全ての場所に喜びを与えてやろう。
感覚すら忘れていた、君が自分のものとすら知らなかったすみずみに至るまで」
「見えないところにはくれないの?」
「それは君の心がけ次第だな、我が女王」

そうして、首にかかる腕にその身を委ねる。
577凶夢(デミトリ×モリガン)15:2005/10/22(土) 17:33:58 ID:JPtX6sQ2
――確かにそれは既視感のある光景だ。
体の上で身をくねらせ踊る、美しい女を眺める。目を閉じのけぞった姿。
その喉が快楽の美酒を飲み干すように蠢いている――
だがあの夢は不吉な予兆などではなかった。お前の意図とは違ったかもしれないが。

モリガン、と初めてその名で呼んだ。
腰骨を掴み引き寄せて更に強く結び合い、更に深く絡ませる。指と、唾液と、体液と、
視線とを。
しばしの沈黙があった。
「何を考えてるの」
「……君のことだ」
「ねえ、私のこと考えた? あの夢の中で出会う前に、私を夢見た?」
「知らないのなら教えてやろう。吸血鬼は夢など見ないものだ」
「あら、そう? 魔王の称号は違うのかしら」
「違うな。既に目の前にあり手に入れたら終わるようなものは違う。
夢は追うことに意味があるのだろう? 叶うか否か結果だけではつまらん。
意外だったか。君には叶わぬ望みなどないだろう?」
さあ。望みもしないことはたくさんあるわ、と淫魔は溜息をつく。

額に垂れ落ちた髪を掴んで問いつめる。
「この私はどうなの? 夢のない吸血鬼様」
「君か……」
乳房を弄んでいた手が離れ、近づけた頬を撫でる。

猫のような動きで姿勢を低くし、腰をわずかに浮かせながら
あの瞳が覗き込む。目を合わせた者を引き込まずにはおかない深く暗い水面が。
「私も手に入れたら終わってしまう、獲物の一つ?」
「フン、また心にもないことを」

「ねえ、お願いがあるの、もう一度…」
「まだ終わってもいないうちからもう次のおねだりか?」
「違うの。真面目に聞いて。もう一度、呼んで。私の名前を。あなたの声が好き」
皆、私の名を知る間もなく果ててしまう。恍惚の表情を浮かべて。生き延びたものはいない。
誰一人として。誰も皆自らの欲望に溺れて滅びていった。
「切羽詰って私を呼ぶあなたの声が、たまらなく好きなのよ。ねえ。いいでしょう。私を喜ばせて」

ああ。嘘つきめ。とうに承知なのだろう。幾度お前の名を呼んだか。お前の悪夢の中で。
「ふっ…呼ばせてみろ、さあ」
促すように強く突き入る。
やるがいい。あの時のように。滅びても構わないとすら思えたあの時と同じく。
早く。
私を追い詰めろ。

淫らな魔女よ、お前には感謝している。この身に滾る血の歓喜を思い出させてくれたことを。
感じたことがあるか。一度でもあるのか、今なお心の中に思い起こすだけで焼き尽くされるような絶頂が。
お前にかかっては皆養分に過ぎぬ。限度を知らない渇きが周りのもの全てを枯らせてしまうだけだ。
気づいただろう。虚無の味は私にとって目新しいものではない。
闇の甘さを知っているだろう、とお前は問うた。知っている。そこに何もないことを。
期待させて何もない。その不毛な憧れこそお前の好むもの。お前を増長させるもの。

哀れな――。
未だ至福の時を知らぬまま、幾千万の男と交わろうとも決して得ることは出来ぬ
命燃え尽きる瞬間を求めてさまよう、哀れでかわいらしい女。
いつかこの手で葬ってやろう、お前の想いを。
そしてお前を。

「モリガン――ッ」
葬ってやる。
礼には及ばぬ。それが譲れぬ我が心。
578名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 17:36:20 ID:JPtX6sQ2
終わりです。
デミトリEDに至るまで、という感じで書いてみました。Erectile Dysfunctionデハナイ
ありがとうございました。
579名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 19:22:41 ID:i/EQJ/X0
おおう、夜のふける前に続きが
職人さんゴチ!
すげーゴチ!
580名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 22:12:41 ID:ZlT3fsPk
デミモリGJ!妖しい感じが素敵でした。
他のカプも見てみたいなー
581名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 01:50:10 ID:9/ngFj0o
アニタまだー
582名無しさん@ピンキー :2005/10/23(日) 08:40:59 ID:TPbm3Vy0
乙!
GJでした!
583名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 19:59:11 ID:7QR3o/Hl
セイヴァーのキャラは奇形が多いから、エロも難しい
どうしても「人間の姿に近い」モリガンやデミトリが出張ってしまうんだよな

アニタやセシルの需要はあるのか?
584名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 22:28:39 ID:OwgjrJgK
ヴァンパイアシリーズがまたアニメ化すれば需要増えそうww
骨ズあたりで…無理ぽ?
585名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 22:41:09 ID:no0rNRWX
>>583
セシルをずっと待ち続けている俺ガイル
586名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 02:30:48 ID:gUOq3R+1
身長64センチ・体重13キロの幼女をエロに使うのも凄いよな・・・まあ可愛いんだけど
587名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 02:33:29 ID:XCrsWCZj
人間キャラはバレッタだけだもんな。
モンスターは人と体の作りが違うし、射精するのか子宮ついてるのか?ってところから考えなきゃならん。

デミモリだと、ただの男女のセックスとして書けるので、楽といえば楽だ
588名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 02:47:56 ID:/EwufmLw
デミモリはもう神作品に満腹なんで、他カプをきぼーん
ガイシュツでも出ていたが、バレッタとかロリ系がいいな

あんまり痛々しくないやつで…えらそうですまない…
589名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 03:12:12 ID:XCrsWCZj
バレッタの続編きぼんぬ
幸せなら相手は誰でもいいや
590名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 04:26:36 ID:gUOq3R+1
俺の脳内ではバレッタとフェリシアの純愛が現在進行中だ。余りエロくなくてもいいかな?
591名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 06:44:00 ID:pdgVgMwk
(確か)ガンガンで連載されていた『漫画版』を思い出す俺は反逆者〜
…でも、ザベ公が格好良かったのはあれくらいだろうな、相討ちとは言えデミトリやっつけると言う快挙達成してるし
592名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 11:42:10 ID:4Pq+32PR
東さんがザベルを好きらしくて、露骨に贔屓してるのがなんか笑えたな。
ゲームとは逆で、モリガンの方からリリスに言い寄ってきた、という設定も面白かった
ただ、オリキャラは正直イラネと思った。
593名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 12:02:33 ID:/EwufmLw
ザベ公贔屓か!
オックスフォード東先生の漫画、今度買ってみようかな…
他にヴァンパイアシリーズを漫画化したやつはもうないんだよなー
594名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 12:23:47 ID:Q9dRcl5m
蜂LOVEな俺は二話で早々にQBタンがやられてがっくりきたけど、本当は〇〇で安心した
595名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 13:00:40 ID:4Pq+32PR
でも下っ端扱いでいいとこなしだったな>蜂
口調も「〜なの」だったし
596名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 16:40:49 ID:/EwufmLw
いきなりでスマソが、
ハリウッドで実写化したらシンシティぽくなってるのを夢見てる漏れ…
バレッタはダコタ・ファニングあたりで
デミトリはシュワちゃんか?wwww
597名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 19:42:32 ID:ulQvyuSg
>>596
シンシティ風ダークなアメコミテイストは合ってるね。
アメコミ特集のPLAYBOY11月号P.39は勝手にモリガン認定。
デミトリはクリスチャン・ベールを希望w
ゴッサムシティだけど。
598名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 19:47:52 ID:Xw5M5632
バレッタのエロ画像ハケーン

ttp://ghost-q.hp.infoseek.co.jp/e/55.gif

やっぱ処女なのかな
599597:2005/10/24(月) 21:15:22 ID:ulQvyuSg
600名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 21:32:11 ID:dxSt2N1H
ここはお気に入り画像を貼るスレになりますた
601名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 21:53:49 ID:/EwufmLw
明日PB確認してきまつ。
画像禿しくイイ!!(^д^)モエー

バレッタとリリスで合わせ布団(名前和歌欄…2人のアソコを擦り合わせてひとつの穴にするヤツ)
プレイするジェダとかデミトリとかオルバス(言葉攻めな3人だ)にアンアン言うバレッタリリス見たいのですが、
どなたか書いてくださいませんか…ブリスではなく…www

クレクレ厨で木綿。リクだめだたけ



ていうかもうエロならなんでもいい
602名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 22:49:43 ID:1RU/LmPu
ブリス不評だなw
まあ俺も、女体化やふたなりは好きではない
職人だって、男女のエロの方が書きやすいはずなんだがな…
603名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 22:57:43 ID:nWwVzBup
ブリスって腐女子用のネタじゃねーの?
604名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 23:30:36 ID:/EwufmLw
「てめェ…ムリヤリ突っ込んでんじゃねえよ○○ッ…あッ、やッ…はぐうぅ……」
「ああん…すっごくイイよぉ…もっとしてぇ……○○のおっきいのが欲しいよう!」

「まあまあ焦らないでくれたまえ、お嬢さん方…
すぐに私が良くしてあげるからね……(*´∀`)ウフフ」

みたいなやつキボーン!!
ツンデレなバレッタとメロメロなリリスかなり萌えます漏れ


○○には好きな名前をドゾ
605名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 23:41:42 ID:Q9dRcl5m
〇〇=セシル
606名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 23:47:58 ID:XCrsWCZj
2文字じゃ入らないぞ
○○→デミ
607名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 23:53:45 ID:/EwufmLw
デミはデミ(グラス)ソース並みに濃い精液なのか?www
608605:2005/10/24(月) 23:58:57 ID:Q9dRcl5m
>>606
〇〇=セ氏
これなら文句ねぇーべ?
609名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 00:05:34 ID:/EwufmLw
うまいなあんた

では続けてひとつ。
「セ氏のでねー、リリスの熱くて、やあらかいここ…ぐちゅぐちゅしてくれる……?」
「セ氏…ッ、あんまり激しく突かないでぇ…良すぎて、あたまおかしくなっちまうよぉ……」

名付けてロリどんぶり。
610名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 00:06:41 ID:XCrsWCZj
>>608
気温かよ!
611名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 00:09:30 ID:WO7m0WSL
摂氏100度で射精
612名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 00:28:18 ID:7HWVrODX
>>611
精子死んどるがな!
613名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 01:34:15 ID:YqrTWd2K
>>601
ちょうどピッタリそのシチュな同人がある。相手はザベルだが
614名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 02:27:19 ID:olvX3t4h
>>601だが。

ぜひその画像うp汁!(*´∀`⊃)
ここんとこ常駐してて、飢えてるのは漏れだけじゃないはずだが…?www
615名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 06:36:06 ID:YqrTWd2K
うるせー死ね。ageんな。ここは画像スレじゃなくてSSスレだろ

GLAPPLICAでぐぐれ。そして二度と来るな
616名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 10:30:31 ID:v8J73ApI
>>615
お前いいヤツだな
617名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 11:49:45 ID:olvX3t4h
意外といいやつだな
618名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 12:02:09 ID:k1MTKByW
俺もブリス好きじゃないし、ふたなりなんて言語道断つつじ
男×女じゃないと萌えない。
陵辱されて女が感じてしまうようなものはなんか嘘臭いので、最後まで嫌がって抵抗してくれる方が好きだ

つーか、セイヴァーの女って、レイレイとバレッタ以外は裸も同然の姿なので、剥く楽しみがないっつーか。
羞恥心のないキャラはお菓子害がない。
619名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 12:28:02 ID:j0vQmiDp
まぁ価値判断はおいといて…

モリガンとリリスにとってセックスは単なる食事だから
羞恥心なんか抱くほうがどうかしてる
こうなるとレイプに対する評価もかわってくるだろうね

それにしてもふじこふじおの短編集は面白いなぁ
620名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 14:51:58 ID:olvX3t4h
ならば彼女達の食事をギリギリまでおあずけにするのはどうだい

ジェダ絡みの痛くないエロが読みたい漏れは
おまいらは?
621名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 17:10:47 ID:WjAJ2bha
あーなんかこいつ厨くせえな
622名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 18:20:03 ID:jEI/FuNl
>>620
そこまで言うのなら、何か策が有るのじゃろうな?
ホレ、どうした?申してみよ
623名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 18:34:07 ID:olvX3t4h
極限まで焦らしプレイ

おまいらもあるんだろ?
なんか言ってみろ
624名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 00:22:13 ID:sQDLvXIt
あげ。

作品たちまだー
職人さん方が投下しやすい雰囲気作りしましょうよ
625名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 01:54:49 ID:KCNJp1EN
デミxモリがいちばん好きなんだけど、神様が来た後だからなぁ・・・
ジェダxリリスを書いてみるつもりだけどいる?
626名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 02:37:47 ID:sQDLvXIt
超いる!カモーン!!
627名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:25:41 ID:EfCGo2wZ
いるいる。
読んでみたかったからウレシス。
628名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 01:31:41 ID:e7mGKPu1
アナカリスモノを…
629ジェダxリリス 1:2005/10/27(木) 01:37:48 ID:TM/SryBA
目を開いているのか閉じているのかすら判断しかねる虚無の闇の中に1人の少女がいた。
白く艶めかしい肌。
燃えるような真紅の瞳。
淡く消え入りそうな藤色の髪。
『カタチ』は人間という種族と酷似していたが
明らかに人間のまとうモノとは異なった空気がそこにはあった。
そして人間と決定的違っている点は、耳の上あたりの頭部と背中に蝙蝠の羽に似た
大きな赤い翼が備わっている点だ。
少女は闇の空間に必死に目をこらしながら辺りを見回す。
しかし、その闇の中には何も見つけることはかなわなかった。
少女は程よく引き締まった脚を1歩踏み出す。
地面は確かにしっかりと踏みしめているのに
ともすればグニャリとその歩を飲み込んでしまいそうな
なんとも頼りない曖昧な感覚を少女に覚えさせる。
「ココは・・・どこ・・・?」
小さく口の中で呟く。
「・・・私は・・・・・・誰・・・?」
真紅の瞳が不安げに揺れた。
「お目覚めかね。」
突如、何処からともなく感情のない機械的な声がした。
630ジェダxリリス 2:2005/10/27(木) 01:38:20 ID:TM/SryBA
少女はビクリと体をこわばらせ、声の出所を探そうと落ち着きなくキョロキョロと闇を見渡す。
声は、そんな少女にはお構いなしで淡々と続ける。
「どうかね?300年の眠りから覚めた感想は?」
少女はその声の意図を全く分かりかねるというように目を丸くしていた。

・・・ポタリ。

その声により立ちすくんでいた少女の目の前を赤黒いドロリとした液体が1滴落ちた。
少女は無意識に足元に落ちたその得体の知れない液体に視線を移す。
すると、それはたった1滴だったものがみるみると地面に広がり
コポコポと小さな水音をたてて泡立っている。
少女は1歩後ずさりをした。
――いや、しようとした。
後ずさりをしようとしたその瞬間に
その泡立つ液体の中から突き出た
赤く尖った爪を持つ青白い長い指にその華奢な足首をつかまれた。
少女は再度ビクリと体をこわばらせ立ちすくんだ。
631ジェダxリリス 3:2005/10/27(木) 02:09:49 ID:TM/SryBA
節だってはいるがすらりと伸びた指に、凶器のように長く鋭い爪。
その手に引き続くようにズルズルと赤黒い液体から黒い影が現れた。
少女を軽く見下ろす細身の長身。
血の気を全く感じない蒼白の肌。
そして闇よりもなお濃い闇を宿したような鋭い眼光。
少女は動けずにいた。
赤い爪が少女の顎にかかりツイと上をむかせる。
「私の名はジェダ。すべての魂の救済をする者。」
ジェダと名乗った黒い影は、その爪で顎から少女の首すじをなぞる。
少女はまたビクリと体をこわばらせた。
だたし先ほどの驚きや恐怖感とは明らかに違う感覚によるこわばりだ。
「・・・ジェ・・・ダ・・・」
搾り出すような声で、少女は影の名を口にした。
「そう。迷える魂よ――。お前にその『カタチ』を与えたのもこの私だ。」
ジェダは相変わらず抑揚のない機械的な声で囁きながら
赤い爪で少女の申し訳程度に膨らんだ薄い胸板もなぞる。
「・・・ッ」
少女は触れられた感覚に戸惑い小さく息を漏らした。
「名を授けよう。 ――リリス。お前の名だ。」
632625(ジェダxリリス):2005/10/27(木) 02:11:39 ID:TM/SryBA
需要があるようなんでとりあえず神待ちの間、投下。
また続きは後日です〜 ノシ
633名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 03:35:52 ID:rZkpWZUb
生殺し待ちきれない…
634名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 09:31:47 ID:JOjSGw9I
続き期待してます。
635ジェダxリリス 4:2005/10/28(金) 01:05:09 ID:Q5oqxUz5
「・・・リ・・・リ・・・ス。私の・・・名前?」
ジェダと名乗る長身の男にリリスと名付けられた華奢な少女は
その与えられた名を虚ろに繰り返す。
ジェダはそんなことはまったく意に介さないといった様子で
少女の艶めかしい肌のごく一部を申し訳程度に覆う衣服とは呼びがたいモノのに
その長く尖った爪をわざとらしく引っ掛けながら
胸からわき腹へと緩慢になぞりながら続ける。
リリスはそのむずがゆいような不思議な刺激に逐一体をこわばらせ
敏感に反応を示していた。
「300年の長き眠りから目覚めたばかりでは――」
ジェダの指はまたわき腹から胸へと戻り
ほんの少しだけ膨らみかけた丘の頂上のち小さな突起を爪の先で弾いた。
「きゃぅんッ!」
仔猫のような声を挙げてビクリとリリスの体が跳ねた。
パッっとリリスの白い頬が薔薇色に上気した。
「淫魔の本能も鈍っているのかと思ったのだがそうでもないようだな。
 フフッ・・・安心したよ。」
機械的で一切の感情がないかと思われた男の青白い顔に薄い笑みが浮かんだ。
しかしその笑みを浮かべた顔には
先ほどよりもさらに深く、妖しく、鋭い眼光があった。
リリスはその眼光に目を奪われたように頬を染めたまま
自分よりも頭2つ分は上にあるジェダの顔をじっと見つめた。
ジェダはかなりの長身の為に相当な威圧感を与えるが
改めて見ると切れ長の目、鼻筋の通った顔立ち、薄い唇となかなか端正な顔立ちだ。 
だが彼の纏う闇の気配はやはり他のものを威圧するだろう。
636ジェダxリリス 5:2005/10/28(金) 01:12:10 ID:Q5oqxUz5
どれくらいの時間、リリスはジェダをみつめていたのだろうか。
何時間かのようにもほんの数秒にも思える曖昧な時間の流れ。
その沈黙を破ったのはリリスだった。
「ねぇ。・・・一緒に遊ぼう?」
男の持つ他者を威圧する闇の気配に臆することなく
少女が口にした台詞はなんとも無邪気なものだった。
薔薇色の頬のままリリスはジェダに1歩近づいて自ら赤い凶器を携えた手をとり
長身の男を上目遣いで見上げる。
藤色のキラキラと光る細い髪は丸く形のよい頭を包むように襟足、耳上で短くカットされている。
前髪が瞳の上辺りでサラリと揺れている。
リリスは口角をキュと上げて初めてニッコリと笑った。
しかしその前髪の隙間から覗く真紅の瞳は
少し潤みを帯び、ジェダと同じくらい深く、妖しく、鋭い光をたたえていた。
「一人はもう嫌・・・。リリスと遊ぼう?」
「クククククッ・・・。それもよかろう。
 リリス、お前の『出来』は創造主である私が確認しなくてはならぬしな・・・」
ジェダはさも面白いといった様子でリリスの台詞を容認した。
「わぁ!ありがとう!」
リリスは無邪気な台詞と同様に無邪気に飛び跳ねた。
637名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 13:04:33 ID:MwpM9j3r
はげわろす
638名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 16:33:39 ID:DAUgf2ia
GJなんだけど、小出し過ぎるかと‥‥‥
漏れも含め生殺しが原因で発狂する輩がいるはず‥‥‥
639名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 17:39:38 ID:dQOF/XAe
改行が多いのはわざとなのか?
得ろシーンは冗長に頼むぞ
640名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 20:19:41 ID:jufPQyIZ
改行多い&センテンス短いほうが読みやすいよ。
まぁ好みの問題だけど。

それにしてもキャラの個性つかんだGJ!なSS多くてタマラナス
641名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 21:45:03 ID:YlkvdAUa
ここはエロパロスレだし……
エロシーンが良ければ、文章が多少おかしくても許容できる

642名無しさん@ピンキー :2005/10/28(金) 23:55:26 ID:Px843/2J
>>638
まあ書く人のスタイルもあるし、書き易いやり方で書いて
もらうのが一番。

スレに迷惑がかかる(書きながらの投下で一回毎の間隔
が数十分とか)場合は話が別だけど。
643ジェダxリリス 6:2005/10/29(土) 05:07:09 ID:vOBSZnWN
はしゃぐ少女を気に留めず、ジェダはおもむろにリリスの細い腰に手をまわし自分のほうへと引き寄せた。
「闇を彷徨う可憐な魂よ。その『かりそめ』の体でどこまでもつのか一興だな。」
軽く腰を屈めて慇懃無礼な態度で、リリスの耳元に薄い唇の端を少し上げて囁く。
リリスは耳にかかる、体温が無いようにみえる男の予想外に熱い呼気に驚いた様子で身震いした。
その反応を楽しむかのようにジェダは小さく「ククッ」と笑うと、少女の白い首筋に己の赤い舌を這わせた。
ジェダの舌はゆっくりと降りていき深く窪んだ鎖骨まで達すると少しス舌をとがらせて骨の形になぞり舐め上げる。
そしてまた首筋から耳へと往復し、小さな耳たぶを唇で挟み、甘噛みした。
舐め上げられる生暖かく湿った感触と甘い痛みがリリスの脳内に心地よい痺れを喚起させた。
リリスは目を閉じ折れそうに華奢な腕をジェダの後頭部にまわし、抱き込んだ。
「はあぁん・・・。」
小さくかわいらしい吐息がこぼれる。
その吐息を飲み込むように、ジェダの唇がリリスの唇を覆う。
ついばむように何度も口付ける。
冷たく高圧的なジェダの言動・風貌には似つかわしくない優しいキスだった。
少女の柔らかな唇の感触をひとしきり楽しんだ後、ジェダはリリスの唇を生暖かな舌で割り開き侵入を開始した。
歯列に添って歯茎や唇の裏に舌先で刺激を与える。半開きになったところにすかさず差込みリリスの薄く小さな舌に己の舌を絡めた。
粘膜のこすれあうような湿った淫猥な音が、虚無の空間にこだました。
ジェダはまるで年代物のワインを味わうかのごとく執拗に舌を転がして、リリスの口からこぼれそうになる唾液を味わった。
644ジェダxリリス 7:2005/10/29(土) 05:09:17 ID:vOBSZnWN
唇を味わいながら、ジェダの凶器を携えた手が程よく肉付いた少女の尻をグッとつかんだ。
「・・・んむぅ・・・」
重ねた唇の隙間から切なげな息が漏れる。声を出したくても口内を蹂躙される舌に阻まれて無理なのだろう。
ジェダはそのまま、強く尻を揉みしだく。赤い爪が尻肉に食い込む。
優しく弄ばれる口内と激しく刺激される尻の感覚との落差にリリスはまた脳内により甘い痺れを感じた。
ジェダの後頭部にまわした腕に力がこもり、結果的によりジェダを引き寄せるかたちとなった。
リリスは自ら舌を精一杯のばしジェダの舌に絡め、吸い付きジェダの唾液を貪る。その味が感触が、リリスの体の芯を火照らした。
相変わらず、ジェダはリリスの尻をつかみ、爪を立てる。
その赤い凶器がリリスの履いていた蝙蝠柄の入った水色の薄いタイツに穴を開けた。
1度傷の入ったタイツはそこからいとも簡単に縦にほつれ、そこから艶やかな白い太ももがチラリと覗く。
ジェダは唇を重ねたまま少女の頭越しにその太ももを確認すると、目だけでまた薄く笑った。
そして、そのほつれを増徴させるようにまた爪を立てタイツをわざとらしくビリビリと破った。
リリスの丸く白い尻と太ももがあらわになった。


645625(ジェダxリリス):2005/10/29(土) 05:13:05 ID:vOBSZnWN
ご意見ありがとうございます。
改行、気を付けてかえてみたんですが・・・どうでしょうか。
生殺し、スマソ_| ̄|○頑張ってエロくしますんで!!
VAMPIREめちゃ好きだからツイ設定こだわって書いてしまうよ。
646名無しさん@ピンキー :2005/10/29(土) 10:50:28 ID:SO3PPfm8
GJ!
良いですよ〜!
647名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:52:32 ID:o/Yptngz
あげ
今度はラストまで一気に頼むよ!
648名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 01:05:36 ID:HN2JYGOO
というか、普通は区切りのいいところまで書いてから貼るもんじゃないの?
小出し過ぎだろ
649名無しさん@ピンキー :2005/10/31(月) 01:33:44 ID:7pziK+32
>>648
>>642

あと「普通は」というが、スレによっては数日や、週に1カキコのみの
投下とかも珍しくない。結局読む側にとってまとめて投下してくれた方
が読みやすいだけのこと。

技術の問題ではあるけど、それを強引に求めるのは失礼ってもんじゃ
ないかな。

やはり作品が読めるのはありがたいし、作家さんが書きやすいように
書いてもらうのが良いと思う。
650名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 23:16:02 ID:6r6ku04y
そんな小出し小出しで書いてて、逆に書きにくくないのかなとは思う。
自分は一気に書いて投下してしまうタイプなので。
651名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 13:15:31 ID:yOPSv0bw
それぞれのペースで書いてくだされ。作品お待ちしてます。
652名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 00:06:55 ID:ve1kfTzT
それぞれのペースで書かれては困る
653名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 08:32:07 ID:NKpaixEU
それぞれのペースで読まれては困る
654名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 04:09:11 ID:Sx/lcRo6
空気を読めない漏れが来ましたよ。
バレッタ陵辱SSを読んで以来、ゲームやるたんびにオルバスきんもーっ☆って思うようになってしまったよ・・・_| ̄|○
655名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 06:37:46 ID:krc8evuP
もとから俺はオルバスキモいと思ってた・・・エラとかヒレとか、どうにもダメだ

ブリスするとあんなにキレイなのにな。下半身は魚類だけど、あのおっぱいは魅力的だ
656名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 08:32:22 ID:sPH/jAj6
カニパン時代から苦手だ。
657名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 16:36:12 ID:Sx/lcRo6
カニパン・・・ ワロスwww
658名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 17:03:02 ID:B2LIAC0u
オルバス顔は美形だよな?
上で言ってるジェダバレリリスまだー…(((´∀`*)
659名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:38:30 ID:rS/w3RgP
顔が美形だから余計にきもいってのがわからんのか(藁

サスカッチやビクトルは不細工だがむしろ愛嬌あるだろ?
660名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:51:39 ID:B2LIAC0u
いや普通わからんだろ
あんたのきもい定義を押しつけるなよ、と釣られてみる。

サスカッチぬいぐるみ欲しいなあー
661名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:53:08 ID:NXl0j1+Z
厨…
662名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 20:05:13 ID:B2LIAC0u
一括するな
663名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 20:20:37 ID:Sx/lcRo6
藻まいら、餅つけ。
とにかく、だ。同じ男からしてもカエル卵似のゼリー精液はきんもー☆でFA。
664名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 20:24:47 ID:JUB17Qkp
現実に存在しないキャラクターにそこまで必死にならんでも
665名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 20:27:43 ID:B2LIAC0u
必死にさせてくれるのがVSなんだよ

蛙卵か…タピオカミルクみたいな…
もう飲めない
666名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 20:31:41 ID:7h03tkVT
>665
タピオカミルク吹いちまった…
どうすんだよ、もう飲めねぇよorz
667名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 20:49:21 ID:fiESvqHQ
美形だからキモいんじゃなくて人面だからキモいんじゃないか?
人面犬とか人面魚とかがキモいのと一緒だと俺は思ってる
668名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 21:54:35 ID:382sGe00
>>665
ちょwwwおまっwww漏れの好物が一つ減ったぢゃねーかwwwww
669名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:06:04 ID:/qbK+SMD
>>658
>>660
>>662
>>665
一括してageんなボケ
670名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:07:00 ID:B2LIAC0u
オルバス好きなんで(技出しやすいし、ヴィジュアルも)
タピオカ飲むときは頭に思い浮べながら飲むとするかな
オ゙エェ!ってオモタひとスマソw

女でよかったわ
671名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:08:12 ID:z3ebYimo
オルバス大人気だなwwwww

おれはどっちかってと青汁のイメージ。
イクラを混ぜてシェイクすると>>413のようになるんじゃね?
672名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:09:07 ID:B2LIAC0u
sage推奨じゃねえだろ
でもこれからは下げるね
673名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:11:43 ID:B2LIAC0u
誰かタピオカorイクラをうpしる!
674名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:13:52 ID:CIIhpJVY
>>671
おいw
青汁とイクラも受け付けなくなったわけだがwwww
675名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:17:58 ID:cy9yLvWH
精液にこだわる人のスレはここですか?
676名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:26:50 ID:oVbR3rLf
>>675
ちがいます
677名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:34:12 ID:B2LIAC0u
オルバス×バレッタ見たいなあ…優しい凌辱。
つーか、職人さんがた投下まちですよ…なんでも見たいよ
678名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:54:03 ID:P25kmZBG
ここのスレの人たちって意外と和姦好き?
俺は陵辱スキーなんだが

つか、優しい陵辱って何だよw
和姦と強姦の定義を曖昧にするのは危険だぞ
679名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 23:03:28 ID:B2LIAC0u
誰が危険なの?ここは二次スレですよ
680625(ジェダxリリス):2005/11/07(月) 00:07:26 ID:tFrN3JZx
少量投下で荒れさせてしまってスイマセン。
今、ラストまで書き上げていますが結構長くなってしまいそう。
ラストまで書き上げて一気に投下したほうがいいでしょうか?
それとも区切りごとの投下のほうがいいでしょうか?
681名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:11:14 ID:QkRHe8hi
区切りでもイイ!自分は。カモン
682625(ジェダxリリス):2005/11/07(月) 00:17:07 ID:tFrN3JZx
>>681 dクス。
よっしゃ。なら、また荒れるかもだけど(((( ;゜Д゜)))ガクブルしながら投下するよ。
683ジェダxリリス 8:2005/11/07(月) 00:17:59 ID:tFrN3JZx
柔らかな感触を楽しむようにジェダは長い指を携えた手全体を使って、執拗にこね回す。
その刺激のせいでリリスの尻はほんのりと薄桜色に染まっていった。
ふと、ジェダは押し当てていた唇を離す。
「・・・ん・・・ふぅ。」
リリスは突然の口腔の蹂躙からの開放に戸惑いながらも、やっと存分に新鮮な空気が肺に入る感覚に安堵の息をもらした。
離れた唇に目を落とすと2人の唾液が十分に交じり合った液体が糸を引いて細い架け橋を作っていた。
ただそれだけのことがひどく扇情的に映る。
リリスはさらに頬を染め酒に酔ったようなトロンとした瞳で自分の唇から離れていったジェダの唇に目をやった後
自らその架け橋に小さな舌を伸ばしてすすり、コクリと音をたてて飲み込んだ。
その様子を見てジェダはまたニヤリと笑うと、おもむろに膝を折りその長身をかがめた。
膝立ちとなった長身の男は、いまや少女の胸元にその頭を位置させていた。
冷たくも端正な顔立ちの中の闇色の瞳に、下方から覗き込まれるように見つめられて
リリスはなんとも気恥ずかしい感覚を覚え、紅い瞳を閉ざすためギュっとつぶった。
「視界を閉ざして、他の感覚を研ぎ澄まそうとでもしているのかね?フフフ・・・ 全くサキュバスの貪欲さには感服するよ。」
「・・・!!ちっ、違っ・・・・・・・。・・・あぁっ!!!」
ジェダはリリスの腰を抱きこみ、なじるような言葉を甘いバリトンで囁きながら、5本の長い指をあらわになった尻に食い込ませる。
指先に備わる赤い爪が外側から内側へ表面を滑るように移動し、先ほどまでの愛撫で桜色に染まった尻肉に一段濃い桜色の筋を作った。
そのまま男の長い爪はぴったりと閉じられた縦の割れ目へと侵入を開始し始めた。
外部からの接触を拒むかのように張り付く薄いレオタードを邪魔だと言わん勢いでいとも簡単に赤い爪が切り裂く。
684ジェダxリリス 9:2005/11/07(月) 00:19:13 ID:tFrN3JZx
リリスのまだ未発達の縦筋がジェダの眼前に晒される。
「・・・やぁぁ・・・。」
目を閉じたまま、リリスは顔を紅潮させた。
「嫌?一体何が嫌なのかね?感性のリビドーがパライソに達する手伝いを私がしてあげようというだけのことだよ。」
爪先で内腿をつーっと撫で上げ、かたくなに閉じている秘所へとその細長い指を割りいれると、無遠慮に割れ目をなぞる。
リリスの幼く見えるそこはもうすでに濡れそぼっていた。
前後に軽くなぞられただけで暖かな蜜がジェダの青白い指に絡みつきテラテラといやらしく光る。
「すでにこんなに溢れさせているとはな・・・」
ククク、と音をたててジェダは笑った。
と、同時にグチュと湿った淫猥な音とともに指先がゆっくりとリリスの体内に挿し入れられた。
「あっ・・・くっ・・・うぅん。」
リリスの体がビクリと跳ねる。自分でない別のモノが体内に入ってくる初めての感覚に畏怖しながらも
体の奥底から湧いてくる淫靡な衝動に腰から下がとろけそうになる。
その間もかわいらしい両足の間から淫猥な愛液はとめどなく溢れ、行き場をなくした蜜は少女の内腿をつたいこぼれていた。
一方で、ジェダの指はキツク締め付けられなかなか思うように完全に奥まで入らないでいた。
今まで誰もこじ開けたことの無い秘密の扉であるのだからキツイのは明瞭だろう。
もっとも、かりそめとはいえジェダ自身が『つくりあげたカラダ』なのだから、誰にも侵されていなくて当然といえば当然だが。
ジェダはリリスの腰をかき抱いていたもう一方の手を前に持ってくると
親指を器用に使い縦筋をグイと押し上げて剥き、淡い薔薇色の蕾を挿し入れているほうの手の残りの指先で優しく擦りあげる。
「ひゃうぅっっ!!!」
突如として、痺れるような甘美な刺激を受けリリスは悲鳴にも似た声を挙げた。
その声を聞いて満足そうに薄い唇の端を上げて微笑むと、さらに蕾を優しく左右に揺らすように愛撫する。
かと思えば赤い爪で弾いて新たな刺激を与える。
「っはぁ・・・、ア・・・いい、よぉ・・・!!」
指の振動にあわせるようにリリスは浅い呼吸を繰り返し
官能的で電気を通されたような快感にブルブルと体を震わせた。
685ジェダxリリス 10:2005/11/07(月) 00:22:18 ID:tFrN3JZx
ジェダはその姿を一瞥すると、またゆっくりと少女の体内へその指の侵入を開始させた。
陰核への甘露な刺激が相まってか先ほどよりも奥深くへとその侵入を許容した。
とめどなく溢れる蜜も手伝って、リリスの秘所はジェダの長い指を根元まで咥え込んだ。
そうしながらも、赤い爪の蕾への愛撫は止んではいなかった。摘まみ、揺すり、擦り、絶え間なくリリスを追い込んでいく。
ジェダは指が奥まで入ったことをその感触で確認すると
おもむろにゆるゆると秘所の入り口付近まで抜き出し、また一気に奥まで挿し入れる。
引き出された指はリリスの愛液でヌメヌメと妖艶な光を反射し
またその濡れた指がクチュクチュと卑猥な水音をさせて幼い割れ目に飲み込まれる。
ジェダは陰核への刺激を行いながら、執拗にその抜き挿しの同じ動作を繰り返す。
チュ・・・グチュ、クリクリ・・・クチュ・・・
「はぁっ・・・はっ・・・あぁ・・・っはぁ・・・」
少女の顔は真っ赤に紅潮して、長い指のピストンにあわせるように切なげに吐息を漏らす。
瞼は閉じてはいるがヒクヒクと動き、漆黒の長いまつ毛が揺れた。
指の動きが速くなった。グチュグチュという卑猥な音がより一層激しさを増す。
「くっ・・・あ・・・!あっっ・・・!!・・・っ」
リリスは両手をそれぞれギュと握り締め口元に持ってくると
未知の快楽に叫びそうになる声を抑えるためかその握り締めた手を自ら口に押し当てた。
しかし、それは徒労にしかならなかった。リリスは膝をガクガクとぐらつかせ快感に押し流されて高い声で泣いた。
「だめっ・・・あっ・・・、い・・・いいのぉ!!イ・・・イっちゃ・・・ぅう・・・よぉぉ・・・!!!」
刹那、闇色の瞳がニィと笑い、指の動きはピタリと止んだ。
少女はガクリと崩れ落ちるように膝立ちの姿勢に体勢を落とし、お互いが立っていたときと同じほどの身長差になった。
絶頂目前で寸止めされ、うるうるとした真紅の瞳で男の顔を上目使いに見る。
686ジェダxリリス 11:2005/11/07(月) 00:25:46 ID:tFrN3JZx
「どうか・・・、したのかな?」
闇色の影が、しれっと意地悪く尋ねた。
太腿をもじもじと擦り合わせて、真っ赤な顔をしてリリスは甘えるように懇願した。
「あぁん・・・。やめちゃ、やだよぉ〜・・・・・・。リリスのココ、なんだかすっごく気持ちいーのぉ・・・。だからぁ…」
ククク、とジェダはまた笑った。
そして青白い薄い唇からヌラリと光る赤く長い舌を出し、リリスの愛液にまみれた自分の指をペロリと舐めた。
「私の指が君の分泌液でこんなに汚れてしまったよ。私は潔癖なんでね、これ以上は自分で行為を続行したらどうかね?」
「え…?」
リリスはジェダの言葉を理解しかねるといった表情でポカンとしている。
「自分で言うのもおこがましいが、聡明な私が作り出した『君』ならば理解るだろう?」
自慢を含んだ言い回しをしながら、ジェダはリリスの華奢な肩に手をかけ軽く力を込めて押し倒した。
「きゃっ!」
急な重みに驚いて尻もちをついた。
引き裂かれたタイツとレオタードのせいで丸出しとなっている尻に相変わらず不確かな感触の地面が直に触れる。
冷たいような、生ぬるいような不思議な質感を己の尻で感じ、気持ち悪いな、とリリスは思った。
ふと目をあげると闇色の長身が覆いかぶさるようにして、自分の耳元で囁く。
「私が先ほどまでしてやったことを自分でして、自らの手で慰めるのだよ。」
低く甘い声がひどく官能的でとろけそうなそうな脳に染みわたる。
ぼんやりとその甘い声を聞いていると、青白く長い指が少女の右手首をつかみ、甘い蜜を垂れ流している恥ずかしい部分へと少女自身の指先をいざなう。
「できるだろう?さぁ、触ってみなさい。」
甘い声は、優しく、だが逆らうことはできない強さで恥ずかしい行為を命ずる。
リリスはおずおずと自分の秘所に指を這わせた。
687625(ジェダxリリス):2005/11/07(月) 00:28:43 ID:tFrN3JZx
亀筆でスマソ…。
まだここまでしか書いてないんだ(´A`)
また、ラストまで書いたら投下します。
688名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:31:54 ID:OF9bpPte
わろす
689名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:40:24 ID:uYCDxsKu
GJ!
ジェダの声のよさを強調してますね。
森川氏あたりだと萌えます。リリスはナバタメ…

あと、やっぱり間隔投下は焦らしプレイのようであんまり…
もしかしてモニタの向こうで笑ってるのですか。
690名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:43:31 ID:Zg7iwZRN
イーヨ、イーヨ!
貴方には期待しておりますよ!
691625(ジェダxリリス):2005/11/07(月) 00:44:41 ID:tFrN3JZx
>>689 違いますよ〜ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿
ただ単に書くのが遅いだけなんです。
ラストまで一気投下のほがいいということであれば次回はそういたします。
でも、かなり後になってしまうかもですが・・・。
ホント、ご迷惑かけてスンソ・・・_| ̄|○
692名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 01:58:26 ID:B9Qsy3lR
>>691
GJです!
書くペースは人それぞれですし、気にしないで自分のペースで投下
してください。
楽しみにお待ちしています。



>>689
>>649とかレスも読んどいてくれ。間隔投下は珍しい事じゃないんだ
から。
693名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 02:17:05 ID:uYCDxsKu
私も他ジャンルでは書き手やってるけど、
間隔投下は総じてあんまり好まれない気がしますよ…

いやいや否定するわけじゃないんですが、
書き手は早く投下して皆に作品を見てほしい、って思うのもよくわかります。
でも、其処をグッとこらえて一気に投下したほうが
読み手も感想を書きやすいはずだし、
そして感想を貰うことによって、また書き手の意欲向上にも繋がると思うのですが…

書き手の何よりの喜びは読んでくれた方の感想だとももいます。
そして読み手もまた然り。書き手がいてこそのスレです。

スムーズにスレを運ぶためには、やはり一気投下が好ましいかと…
投下まちしてる間は、他の書き手さんも投下しにくいですよ。


長々失礼しますた。
しかしジェダ×リリスいいですね…
694名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 03:23:23 ID:B9Qsy3lR
>>693
丁寧にありがとうございます。
言うとおり書き手、読み手、共にあってこそだと思います。

>間隔投下は総じてあんまり好まれない気がしますよ…

自分は多数の小説スレを見ていますが、複数の作家さんの常駐している
盛況なスレは余り多くありません。大半のスレが作家さんがたまに投下し
てくれる以外は、保守や作品についての書き込みがほとんどです。このス
レもそういう意味では過疎なスレに含まれるでしょう。

で、迷惑のかかる投下(リアルに書きながらや、通し番号がなくレスがしに
くい、変に読みにくい文章等)以外で、間隔投下そのものへの批判意見は
ほとんど見た事がありません。書いてもらえる事そのものが有難いので
当然なんですが。

>>625さんの場合はちゃんと「今回はここまで」と書いてくれているので、次
回の投下まで時間がかかると分かります。自分も小説を書きますが、こう
いう場合なら投下し難いとはあまり感じません。実際他のスレでも間隔投下
作品が交互に、というのは珍しくありませんし。たしかに読み難いですが、
ここは掲示板であって小説サイトのギャラリーではないので、それぐらいは
許容するべきではないでしょうか。

>読み手も感想を書きやすいはずだし、

作家さんへの乙と、GJだと思うならGJと書く。完結したらより詳しい感想を
書けばいいのでは。


長文な上くどくて済みません。事例については証拠を提示してないのでまっ
たく無意味だったりしますし。
695名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 04:11:40 ID:uYCDxsKu
こちらこそ細やかにありがとう。

そうですよね、多種多様なスレがあるんた…
勢い余って思いの丈をぶつけた形になってしまって申し訳ない。
気が逸って焦ってたんだ…改めてスマソ

イチ読み手として、楽しみたいと思います。
しばらくしたら何か投下しようかなーと思いつつ。
レスありがとう
696名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 07:53:58 ID:QkRHe8hi
GJ!
697名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 21:52:24 ID:0z1UmF2E
ちょwww
どうしよう、おまいらの馬鹿丁寧なやり取りに萌えちゃったwww
698名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 22:25:30 ID:uYCDxsKu
ジ、ジェダ様に言葉責めされたい…ハァハァ
ア゙ヒャヒャ(´∀`*)

デミトリといいオルバスといい、なんか焦らしプレイの似合う男の小説を
激しく、激しくキボーンする。
699名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 22:48:08 ID:VRN02RDj
このまま雑談スレにならないことを祈る
700名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 00:35:42 ID:ELYtyM5V
デミトリ×ブリスジェダ
投下させていただきます。
701虚数(デミトリ×ブリスジェダ)1:2005/11/10(木) 00:37:07 ID:ELYtyM5V
魔界に戻るのは久しぶりだった。
城門を通ってから、馬車もすれ違えないほど狭く険しい路を登り
ようやくたどり着いたジェダの居城にて、
「わざわざお呼び立てしてすまなかった。ご足労感謝する。辺境での隠遁生活はいかがかな」
冥王自らの出迎えを受け、デミトリはいささか落ち着かない。
鐙を外した爪先が白い砂埃に汚れているのを眺めて更に神経質な気分になる。
乾いた風が吹いている。ここには季節がない。この空気。
近い将来魔界に拠点を移しても、この辺りには極力近寄りたくないものだ。
眼下に広がる領地を見渡す。なにしろ長年ドーマ家の支配下にある土地なのだ。

狭い石造りの階段を降り、案内された一室は
入り口からは酒倉かあるいは地下牢を思わせるつくりだが
中に入ると、半球形の天井がはるかに高い。
怪しげな図形を描く嵌木細工の床。壁はほとんど書架で覆われている。
中央の書斎机には、黄ばんだ大型の書物―背表紙の文字はラテン語か、
なにやら解剖図や数式が描かれた羊皮紙、羽根ペンなどが乱雑に置かれている。
衒学趣味ここに際まれりといった感のある書斎だが、単なる中世懐古趣味の思索家の部屋にしては
少々異質なものが散見し、その内なる狂気を感じさせずにおかない。
部屋の一角には中世の拷問に使用されたという鋼鉄の処女が据えられている。
錆付いた棘に、今でも生贄の娘たちの血が匂うようだ。
その中に大型のヒュミドールが置いてある。あの中に本当に葉巻を保管しているのだとしたら、
冥王流の洒落た意匠にしても、信じがたい神経だ。デミトリは軽い眩暈を覚えた。
あれでは湿気どころではなく、とても吸えたものではない。
チェンバロもあるが、鍵盤に埃が積もったままだ。弾く者がいないのだろうか。
並んだボトルに目がとまる。マールか。葡萄の雑多な搾りかすから造られる酒。
イタリアでグラッパと呼ばれる、あまり上品な酒ではない。
冥府の王にしては意外な選択に感じられた。

その視線に気づいた冥王が、一杯どうかと勧める。
「いや、結構」
即座に顔の前で手を振った。ここで酒を酌み交わす気分ではない。
「そう警戒しなくともよい。それとも、君の高貴なる俗物ダンディズムには合わないのかな。
ワインに使用された葡萄の残りの搾りかすが、蒸留されることで新たな命を得て熟成されていく。
その観念にこそ酔えるのだよ。ブランデーやモルトウィスキーも悪くはないが」
ジェダが皮肉に笑う。

「それで用件は何だ。手短に願いたい。私も忙しい身なのでな」

冥王が魔界の近況を語る。その将来と繁栄を見越した自己の魔界再編計画とやらを語る。
すぐにデミトリは退屈してしまった。せいぜいそんなところだろうと思った範疇を出ない。
わざわざ呼びたてたことの意味は何か。自分もここまでやってきたことの意味は。
恐れ多くも魔王に反逆し人間界に長らく追放の憂き目を見た男の、次の手を探りたいのだ。
ジェダも想像以上の自分の復権振りに恐れをなしたというところか。
既得権は確保したい。早めに手を打って懐柔したいという意図が見える。
旧体制の三大貴族自体が、デミトリに言わせれば既に終わっている。
いまさら魔界勢力全体の均衡など自分の知ったことか。
そんな思惑を知ってか知らずか、ジェダは構わず自説を繰り広げている。

敵情視察の目的も果たしたところで、そろそろ潮時だ、と思う。
こんなところでいつまでも面白くも無い面と向き合って世迷言を聞かされていないで、
城に戻って、そうだアンジェリカを可愛がってやろう…。
お気に入りの美従を思い浮かべて思わず緩みかける口元を、引き締める。
702虚数(デミトリ×ブリスジェダ)2:2005/11/10(木) 00:38:09 ID:ELYtyM5V
「私は個人的利益ではなく、この世界全体の終末を真に憂慮している。改革が必要なのだ」
ジェダの熱弁は続く。
「と、言うわけで、貴君にもぜひご理解ご協力いただきたいという訳なのだ。
極力、有利な条件で提案させていただいたつもりだが」
冥王が自信たっぷりに問いかけてくる。

話はろくに聞かなくとも、ご理解ご協力の真意はよく分かっている。
要は下手な動きをしてくれるな、という牽制なのだ。
何をたくらんでいるのかは知らないが、長らく魔界から遠ざけられていた自分の動きが
冥王にとって脅威となりうる事実はデミトリに十分な満足をもたらした。

「貴君の仰る、救済という理念が、どうも私にはぴんと来ませんな。
弱者は淘汰される、仕方のないことだ。むしろそれがあるべき姿といっていい。
いや、全く。ひかれる要素が見当たらない。大変申し上げにくいことだが、
気の抜けたぬるいシャンパン以下、血なまぐさい湿気たシガリロ以下、
つまりは丁重にご辞退申し上げたいシロモノということになりますかな」
さも残念そうな表情を貼り付けて、唇の端を曲げる。

ジェダは口元に穏やかな微笑を湛えている。
その顔が一層白くなったように見えるのは気のせいか。
気をよくしたところで、これ以上このいかれた繰言に付き合っていても仕方がない。
長居は無用、とばかりに席を立つ。椅子が意外に大きな音を立てた。
しまった。やや好戦的に過ぎたか。

「まあ、ただ、魔界の将来ということでは、私も考えないわけではないので……」
室内をめぐり、賢者の提案をよくよく咀嚼しているふりを装いつつ
表面上穏和な辞去の理由を考えているデミトリの視界の端で
書棚に、乾燥した薔薇の花束が、無造作に吊られているのが目にとまった。

遠い大聖堂の誓いの式典で投げられたか、束の間の眠りにつく霊への手向けか、
思いを込めた花束がそのまま冥府に落ちて忘れ去られ、
この閉じた天井から降りその棚に掛かったまま、何世紀もの時を経た――
そんな情景が浮かぶような、埃をかぶった茶色の塊。目を細めて凝視する。
朽ちてしまった亡骸をいつまでも晒しておくのは彼の趣味ではない。
手を伸ばし、乾いた一輪を崩さぬように抜き取った。
色も香りも褪せてしまった花。枯れる前に生きながらえさせる術をほどこすか
さもなくば、その華の盛りに摘み取り、後は散らせてやるのが情けというものだろう。

その様子を眺めていたジェダが、あらゆる花束の不在、と呟いた。
「詩人の表現だが、…その観念を、本質を、愛でれば足りるとは考えられないかね?
移ろいゆく形象など意味を持たない……理解しているはずだ、既に君も。
美しいものに惑わされる、君の誇る審美眼。情にほだされ、揺れ動き、
色(しき)なるものに左右される……そんなところがそのまま君の弱点だな」

憮然とした表情で振り向いたデミトリに、なだめ諭すように
しかし虚礼をとりはらった率直さで彼は告げる。
「なぜそれほどまでに自分の力を証明したい?
永遠にトランシルヴァニアの山の彼方に隠遁しても、雑魚の相手と美女の負荷で励めば
君のその筋力維持には充分なはずだ。
気ままに面白おかしく暮らすこともできるはずだろう? その身分に何の不満がある。
これは警告だ。私には見えるのだ。君がその身を滅ぼすさまが。
悪いことは言わない。魔王の権力に、アーンスランドに固執するのは止めておきたまえ」

「何と…仰いましたかな。失礼、私の聞き違いか?」
もはや苛立ちを押し隠すことはできなかった。
703虚数(デミトリ×ブリスジェダ)3:2005/11/10(木) 00:39:28 ID:ELYtyM5V
「まあそう焦らずにそこに掛けたまえ。よく聞くがいい。
君はごくごく表面的にしか事象を捉えていない。表か裏か、
目の前の敵に勝つか負けるか、その程度だ。だが別の次元が存在するとしたらどうだ。
もう少し君の関心に近づけた例え話をしようか。
私が近頃発見した、ある魂の正体を知ったら、君はどう思うかな。
それはアーンスランドのサキュバスの能力の一部を封印したと言われているものだが、
いくら潜在的な能力だといえど、封印せねばならぬほどの魔力が幼い淫魔ごときに備わるはずがない。
私の考えでは、あれは魔王の、ベリオールの力だ。魔王はその一部を未来に託して封印していたのだ。
今あのサキュバスの小娘と結べば、強大な、ベリオール自身も敵わぬほどの魔力が生まれる。
永久不滅の絶対王政だ。だが、サキュバスは君も知ってのとおり、永遠などという地獄に耐えられはしない。
その時こそベリオールが甦るのだとしたら。さて君はどうする?」

「馬鹿な。これは驚いた。この私がそんなはったりに乗せられるとお考えとはな」

「隠遁生活が不服なら、君のとるべき道は一つしかない。
私と手を結ぶのだ。デミトリよ。ベリオールが復活してからでは遅すぎる。
君の力は高く評価している。失うには惜しい。
この私と組めば、救いの道が開けるのだ。それがなぜ解らぬ。
君を倒すことなど簡単だ。黙ってみていればいい。いずれ必ずそうなる。
それが遺憾と思えばこそこうして説いているのだ。
個人的な、愚かな野心や復讐心を捨てて、もう一度よく考えてみるがいい」
鋭い目を光らせた冥王の、静かな口調にこもる奇妙な説得力が一段と反抗心を煽った。

「冥界には新たな風は吹き込まぬようだな。朽ち果てた繰言など誰もまともに聞きはしない。
仮にその話が真実であったとしても、大変残念なことを告げねばならないが、貴君に貸す耳はない」
そうくるのならこちらもはっきり言わせてもらう、とばかりに宣言してやる。
互いに譲らなければ、いずれは宣戦布告することになる相手だ。

「そういう態度でいられるのも今のうちだ。もっとも、君が望もうと望むまいと、遅かれ早かれ
結ぶことになる。そういう帰結なのだ。既に条項を用意してある。いらぬ恥をかく前に、
さあ、よく読んで署名したまえ」
デミトリの剣幕にはお構いなしの、事務的な動作でジェダが懐から巻かれた紙を取り出した。
「決して悪い話ではない。君の好みそうな表現をすれば…そう、象嵌されるとでも言おうか、
君の力が未来永劫に渡って…」

「貴様に理解できる表現をすれば、お断り、だ。ノーサンクス。ノ、グラッツィエ」
嫌味たっぷりに語気を強めた時、手の中で弄んでいた薔薇の、乾いた棘がちくりとデミトリの指を刺して折れた。
吸血鬼の赤い滴を吸い取った花が手の内で膨らみ、たちまち妖しい艶を取り戻して咲き開く。
それを眺めて確信する。これこそが愛でるに値する花なのだ、と。
空虚な観念などではない、この手の中の確かな存在。花びらにそっと口付ける。

「ご忠告ありがたく受け取っておく。だが、貴君とは互いに相容れぬ巡り合わせのようだ。
残念ながら。これで失礼する」
気取った仕草で薔薇を宙に放り投げ、踵を返す。

「君なりの礼を尽くした返事というわけか、この花が。やれやれ、大した礼儀もあったものだ」
投げられた薔薇を床に落ちる前に手に取り、肩をすくめたジェダの姿が変貌した。

煙の中から現れ出たのは、妙なる美女だった。
プラチナブロンドの髪。鉱物を思わせる鋭い光を放つ瞳。紅い唇。
青白い首筋から豊かな胸の膨らみを慎み深く隠しているのとは対照的に、
大胆なスリットが見事な脚線美を曝け出している。
優雅なふくらはぎの曲線から締まった足首の先の、踵の高いヒールまで、思わず視線を奪われた。

「それが、貴方のお郷では貴公子の流儀なのね」
女が腰を捻ってポーズをとる。スリットの内側の、太股に赤いガーターベルトを覗かせ、
そこに薔薇の花を挿しこむ。
704虚数(デミトリ×ブリスジェダ)4:2005/11/10(木) 00:40:36 ID:ELYtyM5V
振り向けば背後の扉が消えている。床に赤い線が走ったかと思うと
たちまちのうちに壁際に沿って波打つ血の小川になり、その中に囲いこまれた形になった。
冥王の次元に閉ざされたのだ。
どこまでもふざけた真似をしてくれる。自分の無礼を棚にあげ、デミトリの怒りは増大した。

冥王の声が空間に響く。
――ふふ…君の興味を引くには至極単純な方法が有効だったようだ。
これが貴君の好みの姿か?他者の目にどう映ろうとも私は構わぬ。そうだ、本質こそが重要だからだ。
素肌を晒したほうがいいのかな? それとも抑制が君の本能をそそるか?
惑うがいい。愚かな反逆者。私はアーンスランドの小娘のようにはいかぬぞ。
君の欲望すら、意のままに操ることができる――

目の前の女が口を開いた。
「そう、貴方の器官に血を送り込んで炸裂させることもできる。
私の中に、貴方を取り込んで血の海でもてなすこともできるわ。
せっかくだから愉しんでもらいたいものね。我を忘れて。無我夢中で。
私と結びたいとは思わない? この姿なら、お考えもだいぶ変わるのかしら?
この私と結び契るということは、すなわち血の契約を意味する……もちろん、おわかりよね」

冷笑が、デミトリを焚きつけた。
ふん、吸血鬼に向かって血の契約を語るか、愚かな…。
その思考、くだらん繰言、とめてみせる。勝手にほざいていろ。
「面白い、私を満足させられるか。その姿で」

一気に距離を詰め、書斎机の上に女の体を押し倒した。
インク瓶が転がり落ち、青い染みが床に広がる。
腕を掴んで捻り上げる。女は笑みを浮かべてされるがままになっていた。
スリットから覗くわずかに開いた両脚の間に、ぐいと荒く膝を割り込ませてやっても、動じる気配もない。
潤んだ瞳がじっと男の顔を見上げているようで、何も見ていない。
「ん…嫌よ、そう乱暴にしないで」
女の紅い唇が媚びた声音を奏でる。
「ワイルドなのは慣れていないの。見せてちょうだい、お得意の、甘い甘いロマンティストの精髄を」
長い爪が乱れた白いシルクタイをそっとなぞり、その下の筋肉の層を確かめるように指を滑らせている。
威嚇が応えないのなら面白みがない。絡みつく女の手を冷たく払いのけ、体を離す。
「そうか。ご期待に沿えず申し訳ないが、君は私を怒らせた…不注意にして致命的なミステイクだよ」
「すぐに頭に血が上るところも、気をつけたほうがいいわよ。未来の君主に相応しくないわ」

身を起こした女は何事もなかったように髪を整えている。
大きく腰を振る歩き方で机の周りを回って酒瓶を取り出した。
「一杯いかが。捨てたものでもなくてよ」
幾何学模様のカットグラスに女の赤い爪が反射している。
艶めいた唇が、グラスの縁に触れる。飲み込む量ではない、琥珀色の液体を味わって
白い喉がわずかに動いた。
女たちが無防備に晒している、最も滑らかで柔らかいその部分は
吸血鬼の目にいつもこの上ない愉しみを与えてくれるものだった。
それが生意気な美女であれば言うことはない。いらついた気分も自然とほころぶというものだ。

ほぼ同じ高さの目線が交錯する。
思わせぶりな笑みを浮かべグラスに新たな酒を注ぎ、近づいてくる。
目の高さに掲げ、無言で勧める。杯を持った女の指の上に、手を重ねて握った。
そのまま引き寄せて、口をつける。
グラスではなく、紅い唇のほうに。
わずかに開いた隙間から口に含んだ液体が注ぎ込まれてくる。
度数の高い酒が唾液で加水され、開いた芳醇な香りが鼻に抜けていく。
舌の上を転がす。手の中の、女の指がわずかに動く。
705虚数(デミトリ×ブリスジェダ)5:2005/11/10(木) 00:41:49 ID:ELYtyM5V
舌を伸ばしてその唇を更に味わおうとしたところをすっとかわされた。
「お口に合ったかしら?」
「確かに、悪くない。いい杯で飲めばなおさらだな」
不覚を取った。逃げられたことが、いや下心を読まれた自分が情けない。
動揺のあまり言わずもがなの野暮な世辞まで口走ってしまったことが悔やまれる。
相手はただの美女ではない。うぶ娘連中相手の感覚で、決まったなと判断したのが誤りだ。
人間界に長く身をおいたせいでだいぶ勘も鈍っているのだろうか。

「そう、気に入っていただけてよかったわ」
そ知らぬふりで、グラスを置いた女が答える。
だが一瞬触れた舌先を意識した証拠に、その箇所を舐めるのを見た。
見られたことに相手も気づいている。
「逆上していても、さすがに抜かりはないのね。
貴方が、あのサキュバスの食い物にされていくのを見るのは忍びないわ」
随分と余計なお世話だ。
「食い物とはどういう意味だ。逆かも知れんぞ」
文字通りの意味よ、と女は笑った。
「吸い尽くされて、骨抜きにされて、貴方の誇りまでもぼろぼろに挫かれて」

女がさっと翻した手の指先に注意を引く。
蟲が一匹、尖った爪の先で弧を描いて飛んでいる。蜂だった。
「見て。貴方が随分とご執心の、あの盛りたがりの小娘もまた一つの女王蜂に過ぎない……。
深遠な考察などなく、飢えを満たすことだけ。持てる力に溺れて。
目の前の蜜を追う、働き蜂どもの命で生きながらえて。
たかが一匹の虫けらに、絶対の権力を見て崇め奉る。それがどれほど滑稽なことか
魔王の、ベリオールの影を無意識に追い求めている貴方にはわからないかしら?」

流し目が妖艶な光を放っている。
爪が首筋から肩へと流れていく。嫌なものに触れられたようにデミトリはぴくっと顎を引く。
構わず顔の近くに寄せられた唇が甘い口調で毒のある言葉を投げかける。
「もう少し賢い男だと信じていたのに。残念だわ……。
貴方は考えたことがあるのかしら。もしも自分が魔王の覚えめでたければ…と。
たとえば貴方が、魔王の後継者に選ばれていたならどうなっていたか…と」

「ふん、くだらん…どうなっていたと思うのだ」
努めて平静さを装いはしたが、その言葉はデミトリの胸の奥深いところを鋭く突いた。
表情を隠すように顔を背けた吸血鬼の横顔を、女は黙って見つめている。
蜂の羽音が喧しい。

その音が、抑制を失わせた。
乗馬靴の脛から取り出した短鞭で蜂を叩き落し、ついで容赦なく女の顔に先端を当てた。
どこかで、そうすれば美女の仮面が剥がれ落ち、邪悪な本性が現れるのではないかと期待して。
きゃっ、と悲鳴をあげてあっけなく女が崩れ落ちた。
何かの間違いかと思わず錯覚するほど、温和な笑みを湛えて見上げている。
鞭の当たった耳を押さえている。白い顔は綺麗なままだった。
その覚悟があるというのなら、仕方がない。感情を抑えた声で告げた。
「おふざけはこれまでだ。跪け。床に。貴様のその唇に、許しを請わせてやる」

尻を突き出した姿勢で床に這わせた。
鞭の先端で裾を捲り上げ、ガーターベルトの隙間に差し入れる。
ストッキングを止めていた片側の金具がはずれて、撥ね上がった。
鮮やかな色の血がすっと内腿を伝って流れ落ちる。体液が赤いのだ。
706虚数(デミトリ×ブリスジェダ)6:2005/11/10(木) 00:43:35 ID:ELYtyM5V
「気に入っていただけるかしら、貴方なら」
無駄口を叩いたことの代償に、ぴしり、と一打ち、尻を打擲し止める。
うっ、と女が息を詰めた。
音だけが高く響くように加減をしたつもりだった。
だがさっと一筋赤い痕が白い滑らかな皮膚に浮き出す。
さきほどは思わず手が動いたが、屈辱を与えることが目的ではあっても、
美しく整ったものにむやみに傷をつけることは彼の本意ではない。
そのように考えること自体が、無駄だとジェダは言いたいのだろうか。
足をその脇腹にのせる。柔らかい感触。軽く力をかけると体が揺れる。
苦痛も恥辱もこの女にはあまり堪えないようだ。何をされても強い目の輝きが衰えない。
腰を屈めてむき出しの腕に触れ、撫で下ろしてその片手をとった。
その指の付け根からほそく伸びた指先まで唇で触れる。

「他人の目にどう映ろうとも構わんと言ったな。見たいものがある。君の姿だ。
この指で、広げて、愛撫して、君がいくところを見たい」
女の瞳が揺らぐことなくきらきらとした光を放つ。
「そうしたら、ご褒美がいただけるのかしら」
「考えておこう」
本当はその部分には興味がない。見たいのは溺れる女の表情だった。

鞭を置き、椅子に掛けて脚を組む。書斎机に伏せた格好のまま脚を開かせる。
スカートの裾を翻して捲り上げ、腰を突き出す。振り返って男の視線を確かめている。
盛り上がった白い山を撫で、二つの丸みを掴んで広げてみせる。
女は下着を着けていなかった。その部分に毛がない。
長い爪の先が、そっとその輪郭をなぞる。貴婦人が口紅を塗りなおす動作のようにさりげなく。
左右の淵から血を塗りこめる。指先がゆらゆらと揺れる。
指に、赤い蜜が流れ出してくる。女が身震いをし、あっ、と小さな声を漏らした。
これ以上は入れられないわ。爪が…。
こちらの反応を覗い見た、その目から視線を逸らさずに、続けるよう促す。
二本の指の間に薄い唇を挟むようにして、ゆっくりと摺り合わせるように指が動いた。
挟まれた赤い唇の片側だけが覗いているのが扇情的だ。
腿の内側を流れていた血が膝の裏に回りこみ、
ストッキングの縫い目のようにふくらはぎの中央に一筋の線を描いて流れ落ちていく。

血の滴る濡れた指を男に差し出した。
「そう、貴方の何より好きなものよ。心ゆくまで味わって。思うまま貪りつくして」
ここが、約束された楽園への扉なのよ。きて。脚を更に広げてゆっくりと腰を揺らして見せる。
赤い涙を流し震えながら中心で誘っている妖しい花。
大きく広げられた部分から、更に溢れだした粘度の低い液体が、
ぴちゃん、ぴちゃん、と音を立てて直接床に滴り落ちる。
足元を濡らす血の雨の音。飛沫が、ぬかるんだ道をつくっている。
温められた血蜜の香りが狂おしいほどに吸血鬼の本能を掻き立てる。
「ここまできて。もっと近くに」
胸にくすぶっていた熱と疼きが垂直方向に落下した。

主の意思を待たずに、器官同士が、磁力で吸い寄せられたように距離を詰める。
表面張力で盛り上がっている。ぎりぎりの瀬戸際まで。
その液体同士が触れ合って零れ落ちるまではあとわずかだ。距離も時間も。
自分の呼吸音が耳に大きく響いている。
待て、今ならまだ引き返せる、引き返せ、と脳裏で止める声がある。
ほとんど頭痛になりそうなほどの激しい警鐘だった。
だがしかし、これこそが愛でるべき花の色ではなかったか。
緊張が最高潮に達した瞬間、引き締めていたはずの手綱がするりと手元から逃れていく。

その扉に向かい倒れこむような一歩を、彼は踏み出した。
707虚数(デミトリ×ブリスジェダ)7:2005/11/10(木) 00:44:59 ID:ELYtyM5V
「んあッ…」
女の声で我に返った瞬間、全身の感覚が戻り、広がっていく。
床を踏みしめた足先が地を掻く。
女の背中に身を投げ出し、その肩に息を吐き出した。

最初に突き入った時以外、女は全く声を上げなかった。
ただその息づかいだけが微妙な起伏を持って波紋の外縁をなし、
中心を穿つものの存在を告げている。
服を脱がせ、触れた素肌はどこまでも白く冷たかった。中の温かさとは対照的に。
この毛穴すらない、肌理の細かな肌。生身の匂いがしない。浮き出た肩甲骨の形を眺める。
形象など意味を持たないと言ったか……この女は自分の形を知っているのだろうか。
冷徹な観念に実体を与え、血を通わせるようにその背骨の一つ一つを舐めていく。
一つずつ目覚めた感覚が、脚韻を響かせて次の行へと繋がっていくように。
女の肩が震え、吐息がリズムを変える。

机上に投げ出されたままの、血の契約書が目に入った。
お望みどおり署名してやることにしようか、と思い立つ。まずは腰を遣ってだ。
契約書の文章を横目で眺めながら、
『Demitri the Vampire, 偉大なるヴァンパイア、デミトリ…』
と、試しに一文字一文字、ゆっくりと女の中に綴ってやる。
不規則な横の動きと、抜き差しがうまく融合してかなりいい手ごたえだ。
女が苦しげに呼吸を深めている。続けて
『…魔界の覇者にして不滅の王』
と進むと、声こそ漏らさないものの、呼気に明らかな喜悦の色が滲みだした。
押さえられた手首の先の長い爪が空を掻きむしる。
側壁を余すところなく擦りあげていき、頂点で拍子が変わる、Mの文字を描く時が
格別にいい響きになる。その嗜好を示しているわけでもあるまいが。
その怜悧な美貌が歪み、泣き乱れる様を見てみたい。

深く奥まで食い入ると、その耳元に流れる血を舐めながら、ことさら甘い声で囁いた。
「ご褒美をやる約束だったな。君のご希望どおり、その契約書に署名してやってもいい。
どうだ、嬉しいか?」
女がわずかに身を捩る。
「ただ今日は愛用のペンを忘れてきてしまった。
だから、後で君のものを借りて書くことにする……」
転がっている羽根ペンをとって羽根の部分で脇腹をなぞり上げると、ひくひくと体が震えた。

両の腕の中に囲い込んだ体を背後から更に締め上げて
右手で女の大きく張った左胸を掴み絞り上げる。
弾力のある肉を握りしめると手の中に冷たい心臓の脈動が感じられた。
くびり出された乳首がぴんと膨れてわななく。
人差し指を下から添えながら教えてやる。
「ここだ、これで血文字の署名をしてやろう」

細長く突き出たペン先の調子を確かめるように、
指を左右に振り爪で弾くと、さすがに小さな呻き声が漏れた。
薄い皮膚が傷つき血が滲み出す。指が濡れ、滑るのを感じる。
強張った女の上体を抱きしめて持ち上げ、机の上に散乱する書物の角に
その先端がほんのかすかに触れるように加減する。
試し書きをするように、腰から動かして体ごとわずかに横へ移動させると
それだけで、あぁ、と短い悲鳴をあげて力が抜け、その体の重みが男の腕に掛かった。
「覚悟しておけ……私のフルネームは長いぞ」
返事は聞こえなかったが、その中が感極まったようにきつく締まり痙攣した。

デミトリはその反応にほくそ笑んだ。後はその声だ。どうして泣かせようか。
708虚数(デミトリ×ブリスジェダ)8:2005/11/10(木) 00:46:17 ID:ELYtyM5V
「さて契約を結ぶ前に、君の理念について理解を深めておきたいものだ。
続きを聞かせてもらおうか」
「…このままで?」
「このままで、だ。おしゃべりは終わりか? 今なら君のご高説謹んで拝聴するぞ。
どうした。もう言葉が尽きたか? 観念の従僕よ」
「……意地が悪いのね」
「本当だ。個別の肉体など意味を持たないというのなら
今こそ君の崇高な理念を語ってもらいたいものだ。その身をもって証明してもらおう」
断続的に腰を引いていくと、引き伸ばされる余韻を惜しむように膝が震える。
いい傾向だ。何気ないそぶりで続ける。
「演説が無理なら、朗読をお願いしようか。これがいい。
『冥王の教理問答書』。これを読みあげてもらおう」
目に付いた書物を取り上げて、目の前に広げる。

「ちょうどいいわ。それにはいい序文があるの。聞かせてあげる」
首をめぐらせた女の横顔。わずかに潤んだ瞳。大きく息を吸い込み、女は語りだした。
その声は意外なほどに澄んでいた。
「我はひとつの大きな河。とどまることを知らぬ悠久の流れ。
すべてを癒す果てなき慈しみの泉。
朽ち果てた遺骸のうちに成就されぬまま眠る思いを
我こそが、ひとつの流れに統べ、導くことができる。
大いなる栄光のもとへ……」

速度と強度を増して責め立てたが、
区切りで軽く息をつく以外に、女の声はほとんど揺るがない。
次の詩句を思いおこすようにしばし考えているような間だけ
ふっと内部の緊張が緩む一時がある。
デミトリは自分のほうが息が乱れてくるのを感じた。額に汗が浮かぶ。
「なかなか興味深い思想だな……それはどこに書いてある? どの頁だ?」
「どこにも書いてないわ。今貴方のために詠んであげたのよ」

その目がここではない彼岸を見据えているのがわかる。
こいつは本気なのだ、と背筋の震える思いで初めてデミトリは理解した。
喋らせて乱れる声音を弄ってやろうと思っていたことも忘れて。
自分には見えないが、ジェダの目にははっきりと見えているものが確かに存在するのだ。
ふいに、たまらなくその血を味わいたいという純粋な欲望が湧き上がった。
「それで……それで、お前の思いはどこにあるのだ。冥王よ。お前の眠っている
成就されえぬ思いは。見せてみろ。お前の血の中に眠る思いを味わってみたい」

女が口を閉じ、無言で振り返る。拒絶の意思だった。
構わず、その首の付け根に牙を立てる。
「あっ…く…ぅ」
吸血鬼に襲われた女が、白目をむいて悶える。脇腹が激しく波打っている。

やがて血に濡れた唇を離してデミトリは告げた。
「……続けるがいい。なかなか悪くない」
「殉教者の憂いが……現世で理解されることはない。
赦そう、愚者たちを。限りなき哀れみを持って」
喋らせると気道の動きが、噛み締めた顎に伝わる。歯が浮き立つような振動がある。
喉の奥に流れ込んだざわめく血潮が吸血鬼の魂に囁きかける。
その憂いが沁みる。その味わいは、予想に反して
月のない静かな夜の雨にも似てぽつぽつと心を濡らす、湿った叙情に満ちたものだった。
どんな感情も凍りついた極限の、無味乾燥な観念の世界ではなかったのか、ジェダの思念とは。
触媒となることに耐えられるのか。それで。その繊細さで。
血と肉とは分かちがたいものであるのに。絶望に囚われることはないのだろうか。
それほど冷たく苛烈な「救済」とやらの理想がお前を充たしているのか。
そんなものは遠い昔に超越してしまったのだろうか。
今まで感じたことのない畏怖の念すら覚える。
709虚数(デミトリ×ブリスジェダ)9:2005/11/10(木) 00:47:46 ID:ELYtyM5V
それにしても、良い味だ。繊細さと憂いと、絶対零度の官能に満ちている。
お似合いだ……。この女の冷たい威厳に相応しい。
吸血鬼は身震いをすると、白い肌に己の双方の牙を深く食い込ませ、
喉を鳴らしてその体を強く抱きしめ、更にその味わいに没頭していった。

「ああ…」
その腕の内に囚われた女が、たまりかねたように身悶えし、腰を動かす。
書物や紙が音を立てて床に散乱した。
「おっと、勝手に動くとは行儀が悪いな。クールな君には似合わない」
冷たい白い双丘を撫でまわして、平手でわざと音を立てて叩いてやる。
心の乱れを映すように内部がざわめいている。鞭を使ったときよりも動揺が激しい。
「いけないな。こんな劣情に乱されるのは。君の忠告だ」
「貴方は、本当に意地が悪いのね」
女が溜息まじりに呟いた。
「そうだ。知っていたんじゃないのか。聞かせてやろうか。君の感触を。君の動きを。
気取った顔で、ここにこうしてくわえ込んでよがっている姿を」
「趣味も悪いわ」
「ふふん、聞きたくないか?」
「聞きたくない」
「なぜ聞きたくないんだ?」
「言う必要はないから」

女の手首を頭上で押さえる。絡んだ腕飾りが金属的な音を立てている。
女の尻が突然悍馬のように跳ねあがる。
「動くなと言っただろう。言うことが聞けないのか。なぜ勝手に腰を動かす」
――だめだ。この流れに浸っていると、その血とその感触が、狂わせる。
先刻の、ジェダの言葉が脳裏をよぎる。
――あなたは考えたことがあるのかしら?――
振動が激しくなっていく。女の体と、そして自分の心の揺れが。
だめだ…よせ。そんなに。
軽く、戯れにたしなめていたのに、最後はほとんど懇願になっていた。

「…く…ぅっ」
集中が途切れ、流れ出す感情を押し留めようとしたが叶わなかった。
小さな水滴が、小雨のざわめきが、やがて濁流のうねりとなって全てを押し流す。
その果てに――

闇の底から声が聞こえる。
静かな威厳を秘めた、忘れえぬその声。
『その程度の力で、届くと思ったかこの玉座に。下郎が。反逆者の名にも値せぬ愚か者』
流れる血が目に入り視界が濁る。鉤爪が血に塗れた敷石を掻き、繋がれた鎖が音を立てる。
煉獄の炎が引き裂かれた翼を焼く。焦げた肉の臭いがあたりに漂う。鞭打たれる。
焼け爛れた皮膚に鋼鉄の爪が食い込む。その苦痛に咆哮し、のたうつ。
穏やかな魔王の声が、痛みよりも深く身を貫く。
『余は寛大なる君主だが、お前は赦さぬ。慈悲ある死など決して与えてはやらぬ。
己の愚かさを悔やみ続けるがいい、その永遠の命を呪うまで』――

「だめだ、動くな…」
炎に灼かれた胸を癒すようにぴったりと沿わせてその思い通りにならない体をきつく抱く。
氷のような体に、もはや縋りつくように灼熱の思いを押し付けていると、
黒煙をあげて記憶が純粋な水に溶けていく心持ちがする。
燃え尽きようとする隕石が氷の海に投げ込まれて深く沈んでいくように。
産毛も毛穴も見えない、血の通わない冷たい肌。生者ではない、これは死神の体なのだ。
冥界を流れるという忘却の河に身を投じ、血の淵に溺れ、急流に運ばれていく。

死神よ。これが、これが――お前の言う救済なのか?
…動かないでくれ……頼むから。
710虚数(デミトリ×ブリスジェダ)10:2005/11/10(木) 00:48:51 ID:ELYtyM5V
解放された腕を机について、放心した男の体ごと、ぐいと女が起き上がる。
体を捻って脚を上げ、その肩に脚をかける。
その芯に沿ってくるりと体を回転させると腰を引いて座りなおす。
引かれた体にあわてて男の器官がついてくる。

向かい合った格好で
後ろに手をついて長い両脚で男の首筋を抱えるように引き寄せる。
女の瞳がまっすぐに見つめている
「黙ってしまったのね。意地の悪いデミトリ」
揶揄されても、すぐに返事ができない。
答えない相手に追い討ちをかけるように、ヒールの踵が耳の上を突く。整った髪を乱す。
その無作法な足首をのろのろと男の腕が掴んで止める。
「……行儀が悪いぞ」
「私の言葉を本気で信じていなかったんでしょう?」
だから忠告したのに。

先ほどは一瞬で逃れ去った唇がゆっくりと触れた。
磨かれた鉱物のような瞳が、男の眼差しを反映したように赤い光を帯びている。
「味わったのね。私の血を。私の思念を」
「ああ。良い味だった。もう、言葉すら…必要ないほどに」
酩酊し、目を閉じた。体の芯がふらつく。勢いを失った器官が、ずるりと滑り落ちそうになる。
くっくっくっ、と女の喉が鳴っている。
あざ笑っているのだろう、自分の無様な姿を。そう思った。
勝ち誇る女の前で力なく首を垂れているのがわかる。
なんと言われようと、もう構わない。それほどに……。
目を開けると、女は泣いているのだった。その涙だけは純粋に透明な滴だった。

女の涙を見て見ぬふりをすることは身についた紳士の嗜みだったが、
問わずにいられなかった。
「なぜ君が泣く?」
「貴方を感じたからよ。わかってくれて嬉しいの」
「どういうことだ」
「もう言葉で語る必要はないわ」

ふいに女が机から滑り降りて彼の足元に跪いた。
逃れる暇もなく、一瞬でその空間に包み込まれた。たちまち無数の舌先が攻め上る。
その柔らかな唇が言葉ではない技を操って、打ちひしがれた男の自尊心をくすぐり奮い立たせる。
論理を超えた筋道を辿るゆるゆるとした上り坂の行程に、やがてひび割れた亀裂が湧き水に潤む。
手のうちでいいように転がされ、傘下に右往左往するものの惑いが更に礎を高め強固なものにする。
瞼の裏に白い光が差した。昇る志が天蓋を突く。
そこに生じた真空に全てが吸い込まれそうになる、沸点に達した思考が気化しはじめる境地。

見えるはずよ。貴方にも。その道が拓けるのが。
手に取った鞭を女が差し出す。
それは、さながら新たな力の勃興を知る預言者が示した王杖、
目の前に掲げられ、手を伸ばせば届く絶対の光明、
そして再び力を得た、その身に備わる無限の持続と不倒の精根だった。

答えの代わりに再び倒れこんだ。女のもとへと。迷わずにその選択をした。
忌まわしさと死神の凍る墓場の記憶を埋め尽くすようにその肉体を屠った。
彼の情熱に反応するように女の肉も今は熱を宿して燃え上がっていた。
「ああ、いいわ。もっと。きて。ああ。そうよ。デミトリ…。貴方を感じる…」
同じ血が、一つに結ばれた肉体を巡るのよ。こんなに素晴らしいことがあるかしら。
暗示にかかったように、その温もりを夢中で抱きよせる。
触れた部分が、次々と鮮やかな色合いと輝きを増して咲き開き
砕け散る波のように細かい飛沫になって還っていく。
よく反応し、逆らうことなくより添ってくる。どこまでも心地よい感触で。
全てが目の前に、ひらけている。これこそが、色鮮やかに咲き誇る栄華の精髄。
711虚数(デミトリ×ブリスジェダ)11:2005/11/10(木) 00:50:25 ID:ELYtyM5V
揺らめくオーラの微光が吸血鬼の体から立ち昇る。赤い瞳が爛々と輝いた。
与えてやろう。我が不滅の炎を。今この手の内にある万能の力。全てが叶う。
尽きぬ愉楽の地獄を味わうがいい。

あたりに満ちた血の匂いが、温度を上げて充分に開いていく。
女の血と花が持つ、アロマとブーケの妙なる調和が際立った存在感を示し
その中心で昇りつめたい衝動を抑えられなくなる。
女の紅い爪が、背中に食い込む。
極まる悦楽を示すように、長い脚ががっちりと絡みつき、離さない。
そのまま腰が浮きあがる。抜こうとしても、くわえ込まれたまま退くことができない。
吸血鬼の顔が青ざめた。
ピンヒールの踵が、男の孔を正確に捉える。

女の瞳のうちに妖しく冷たい炎が燃え盛っている。
「きて…。私の中に。熱く激しい貴方をちょうだい。
その不滅の誇りと溶け合いたいのよ。放さないわ。放さない、貴方を。もう二度と。
このまま溺れて。この中で。赤い血の海が乾きを満たしてあげられるわ。
憂いも、嘆きも、癒してあげられる」
ぎりっとヒールが食い込んだ。
鮮鋭な感覚が脊髄を直撃し、衝動を加速させる。
無数の血柱が欲望を追い上げていく。

昂ぶる女の声が更に激しくなる。
「私の血を味わったわね。私の思いを知ったわね。
きて、デミトリ。ここよ。中よ。聖なる胎内に。
貴方の血と魂を返してもらうわ。いいの、そのまま、っ……」

ギリギリまで煽られて、頂点に達することを許されない。
唸った。声を抑えることも出来ない。口元から血が噴出す。女の血を吐き出した。
しかし、それでも動きは止められない。
女の唇が何かを呟いている。
同じ呼吸をして、同じ血が巡り、永久に、完全なる結合の中にあるのよ。貴方と。
「恐れてはいけない。私は最初で最後――」
――!
我に返った時にはもう遅い。
くそ、やはり……。しかも、この失態は命取りだ。

続いたのは紛れもない、冥王ジェダの哄笑だった。
「そうだ。その調子だ。さあ一気にぶちまけるがいい。君の野蛮な本能を。獣の欲望を。
爆ぜ、熱く迸るほどに私の中で君が蒸留されて、純粋な魂が、
純度の高いそのエッセンスが、君の本質だけが残る――。
その魂を我に捧げよ、真の救済のために。それがお前を活かす唯一絶対の道だ」

ジェダの体から血が送り込まれる。その一点に集中し、膨張していく。
今来る、救済の時。
冥王が指を鳴らした。

絶頂を迎えた女の体がびくりと跳ね上がる。
渾身の力で、デミトリはその首を食い破った。鮮血が高くしぶきをあげて迸る。
溢れ出る血が、散乱した書物の文字を滲ませ、観念を消し去ってゆく。
緩んだ拘束から逃れた瞬間、引き抜いて契約書の上に放った。
飛沫をあげて叩きつけられた白濁が紅い血文字を覆い尽くし、紙もろとも音を立てて蒸発していく。
吸血鬼の血と精を浴びた女は、陶然とした表情を浮かべてその光景を眺めている。
一瞬の後に、愉悦に滲んだ声を上げ、氷の煌きを残して手の中で溶けて流れ去った。
712虚数(デミトリ×ブリスジェダ)12:2005/11/10(木) 00:51:52 ID:ELYtyM5V
血の海が消失した後の、背後の空間に元の姿に戻ったジェダが出現した。

「見事だな、吸血鬼よ。気に入った。どうやら君の魔力も完全に復活を遂げたようだな。
こちらにはいつでも受け入れる用意がある。
君たちの種族は血と血を分け合い交わるものだ。
我が志向するところも、その目的に適っているとは思わないかね」

「血にはそれぞれの味わいがある。一つとして同じ味はない。
貴様の理念に統合されるまでもない。あるものは感じやすく、あるものは強く、あるものは優しく
全てが私の中で溶け合いこの上も無い喜びをもたらす。私に向かって二度と血を語るな」

乱れた髪を整えながら、止まらない指の震えを懸命に抑えようと努力した。
「再建されたわが城の庭に、私を讃える栄華の花々が美しく咲き誇る日が、やがて来る。
その暁には、真紅の薔薇の花束を贈って貴君に礼を尽くすこととしよう」
貴様と契約するつもりはこれぽっちもないがな、と心の中で付け加える。
外套を纏い、手袋を嵌めかけて、棘のささった指からまた血が一滴膨らむのを見る。

ゆっくりと椅子に掛け、ジェダは落ち着いた声で告げる。
「まあ、帰ってゆっくり己の立場をよく考えてみることだな。忘れるな。私は警告したのだ。
いつでも受け入れる用意がある、と繰り返しておく。
だがな、もう二度と君からの花を受け取るつもりはない。ただ一度で十分だ。
最後に一つだけ教えてやろう。形而上の憂いとは、めそめそした感傷の涙とは無縁なのだよ」

用件は済んだ、といわんばかりに鋭い爪が指し示した方向に、出口の扉が現れた。
足元には渡るものを引き込む細く赤い川が、依然として高い波を上げて逆巻いている。

「ならば、貴様への答えを今受け取るがいい。これだ」
血に汚れた白い手袋を床に叩きつけ、傲然と顎を上げた吸血鬼は
ジェダを見据えたまま、外套の裾をなびかせてすうっと背後に滑るように遠ざかり
軽やかに小川の結界を越えて宙に姿を消した。

「十分だ…、ただ一度、それだけで私の中で永遠に色あせることはない」
冥王の視線の先は虚空に留まっている。
紫煙が高い天井へと立ち昇った。
713名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 00:53:35 ID:ELYtyM5V
終わりです。
714名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 01:42:28 ID:suie/Hfz
GJGJGJGJ!!!!!!
デミトリの紳士っぷりと
モリガンを越えるブリスジェダの妖艶っぷりに萌エス。
715名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 02:47:49 ID:z0kSBgam
このスレのデミは格好いいよなぁ。
716名無しさん@ピンキー :2005/11/10(木) 08:15:27 ID:p5h/PLn+
乙&GJ!!!!
読み応えがありました〜!
デミトリもジェダもらしくて良いです。

>>715
セイヴァーが出た後は、紳士的なデミトリはジェダとかぶるので
粗暴に描かれる事が多いからね。
717名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 09:54:01 ID:vjlRY6ml
リリスまだかよ。
718名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 11:53:43 ID:K7Vx3ZEZ
デミトリとブリスはもうおなかイパーイ
719名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 19:04:59 ID:LGX/yLAr
エロくないじゃん
720名無しさん@ピンキー :2005/11/10(木) 21:38:44 ID:p5h/PLn+
>>718-719
気に入らないならスルー。
嗜好とあわないからって文句(めいた言葉)はいかんよ。
721名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 00:26:54 ID:PXizLHHr
GJ!
俺は面白かったけどなぁ。
即物エロもいいが、余裕のあるエロも雰囲気あって好きだ。
めげずに続けてくれるとうれしい。
俺チラリズム系好きだから。

好みのエロが出ないとお嘆きの貴兄は好みの抜きネタで1本上げてくれると
スレの流れも変るんでないかね。
そっちはそっちで美味しく頂きたいヨ。
722名無しさん@ピンキー :2005/11/13(日) 19:53:35 ID:6pIsFpHd
リリス×ジェダを待ちつつ保守っとこう。
723名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 22:02:22 ID:8zWvXvQi
>>713
GJ!!
シチュも2人の掛け合いも文章も全てツボです!
724名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 23:12:40 ID:WGjBscdQ
レイレイまだーーーーー!?
725名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 21:44:45 ID:FakIaG7Z
リリスまだかな
726名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 15:29:57 ID:3RSbhd2a
まだー
727名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 00:50:05 ID:98IzR0pu
保守
728名無しさん@ピンキー :2005/12/02(金) 20:36:44 ID:iSuyuPU7
729名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:44:58 ID:/jZs6Xh+
この過疎ぶりなら言える!
デミモリの人、俺すげーファン。
賛否あるみたいだけど、めげないでまた投下してほしい。
根強く待つ。
730名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 14:21:32 ID:UduPdwJ0
>>729
どの人だよ?
731名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 23:41:16 ID:dcpZbST1
なんか止まってるなー‥‥‥
保守あげ
732名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 00:15:52 ID:Oo8JcCQu
モリガンの乳のみたい
733名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 11:20:05 ID:v0CaCa37
モリガンの白濁した汁を飲みたいとな?>732
734名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:34:17 ID:SmjeR+ks
ガロン×モリガン 投下させていただきます。
今回のみエロ無し平にご容赦。この後リリス×モリガンに続きます。
735鳴響(ガロン×モリガン)1/3:2005/12/13(火) 20:35:45 ID:SmjeR+ks
満月の夜に遠吠えが木霊している。

あれは誰かを、何かを求めて呼ぶ声なのか。
なぜ狼はあんなにも哀しげに闇の中で咆哮するのだろう。
その孤独に耐えられないからか。
そこに生きていることを、その存在を、知らせたくて声を張り上げているのか。
応えるのは、木霊ばかりなのに。
                         
あれと、私は同類なのだ。
夜に抱かれて疾駆し、裡に広がる底無しの黒い闇。
その渇望に衝かれてあてもなくさ迷っている。

私は全ての男が見る夢。でも牙を忘れたものに私を夢見る資格はない。
愛しい、あの男だけが、私を満たすことができる。
誰も知らないのだ。
どんなに激しい衝動がこの胸を灼き、求めているかを。
誰も、まだ知らない。私の全てを。
私に愛された者はその運命を呪うだろうか?


また、あの遠吠えを聞いた。
いつの満月の時か、その叫びを聞き、その姿を見たことがある。青い毛並みの狼だ。

声に引かれて、荒野までやって来た。
雲が月を隠し、吸い込まれるような一瞬の沈黙の先に
その影を見た。すかさず追っ手の蝙蝠を放つ。だがたちまちのうちに千切られてしまったようだ。
遠吠えの木霊を長く引いて、閃光が遙かに遠くなる。

速力にかけて引けをとるつもりはない。
モリガンは地を蹴った。
宙に身を躍らせ、鋼鉄の翼を開く。唸りをあげるエンジンが炎を噴いて加速する。
夜の空気が渦巻き、摩擦と狩りの興奮が素肌を焼く。
速く、より速く。
決してとらわれることのないように。退屈が追いつかないほどの彼方にまで。
こうしてスピードを上げて、自分は一体何を追っているのか、何から逃げているのか。
考えてはいけない。もう。あとは興奮の渦に飛び込むだけだ。
736鳴響(ガロン×モリガン)2/3:2005/12/13(火) 20:37:08 ID:SmjeR+ks
「誰だ。なぜ、俺を追う」
足を止め、振り返った狼の眼は、いつか見たものとは異なっていた。
哀しみを湛えた苦渋の表情ではない。超えたのか。どうやって?
疾さを極めれば振り切れるのか。
闇の中にのまれることなく、その体は薄い光を放ち輝いている。

一歩近づいた。

閃光が走った瞬間、鋭い爪が肉を切り裂き
気がついたときには地に倒されていた。生温かい血が流れるのがわかる。
やるならやればいい。見せてみるがいい。獣の名にふさわしいその欲望を。
それさえも、自分を満たすだろう。それが、あさましい淫魔の本性なのだから。
一時だけで構わない。決して他人には見せない残虐な笑みがこぼれた。

「どうしたの。好きにしていいのよ」
誘惑の余地があれば、こっちのものだ。どんな相手だろうと、そこに隙が生じる。

「なぜ俺を追う」
獣がゆっくりと辺りを回る。傷を負わせた獲物の反応を覗うように。

「私を知っているでしょう。あなたに最高の夢を見せてあげられるわ」
「知らんな。俺に過去はない。目の前のものは全て切り裂いた。
そうか、知っていた…というべきか。おまえの見せる幻など今の俺には無用のもの」
「なぜ。いつか会ったときは違っていたわ」
「おまえの目には迷いがある。己の本能に従うことに、まだ迷いが。
あの時おまえ自身が言ったことだ。
内なる欲望に耳を傾け、闇を解き放て、と。野獣の本能に身を任せろ、と」

自分に迷いがある、それは思っても見なかったことだった。他者に指摘されるとは。
獣の舌が傷口に触れた。その感触に悶える。疼いている。負わされた傷の痛み以上に。
早く。擦れあう皮膚一枚の感触で、それだけでいいのだ。それだけで逃れられるものばかりだ。
人の言うこの世の苦しみや哀しみなんて。それだけで脱け出せる。この不毛の牢獄から。
だから早く。
鳥肌が立っている。空気の冷たさと、触れ合う熱さに。
傷口から流れる血と獣の唾液が混ざり合う。そのままの姿で構わないから、
もっと激しく、息つく間もなく、引き裂かれてしまいたい。
ああ、そんなやり方ではなかった。求めていたのは。

獣の毛が、素肌に触れる。突き刺さるような強い毛だ。
もっと激しい痛みでいい、その感覚が、自分とこの地上を繋いでいると実感できるから。
前足が、胸の上に掛かった。尖った爪が柔らかな肉に食い込む。
「ぐ…」
やられる。
血に濡れた鼻先が、顎に触れた。獣の唾液が喉に流れ落ちる。
青い眼が見ている。冷たい瞳だ。舐め上げられた箇所が痛いだけだった。求めても得られない。

「早く、殺ればいいわ」

「おまえの目に恐れが見える。何を恐れている?
血に飢えた獣ならそれなりの生き方がある。それを選べないのはなぜか、
答えを求めるなら、俺ではなくおまえ自身に聞け。
獣には獣の理がある。逃れようとしても自分の闇からは逃れられない。
闘う意思をなくしたものを、牙を失ったものを、嬲って相手にする暇はない」

髪が踏みつけられ、狼は走り去った。
737鳴響(ガロン×モリガン)3/3:2005/12/13(火) 20:38:31 ID:SmjeR+ks
相手にする価値もないほど、自分は堕ちたというのか。
――このまま逃がすか。もう、生かしてはおけない。
立ち上がると、暗闇の中で微かに揺れる影を探す。

再び宙に舞い上がり、思い切り加速する。
届かない。瞬発力だけでは追いつけない。
負けるものか。必ず捕らえて始末してやる。

その後姿が視界に入った、と思った瞬間、シフトチェンジしたように急加速して
たちまちのうちに長い光芒を引いて見えなくなる。機銃掃射しても届かないだろう。

闇の中で風の流れを感じる。
内なる闇を研ぎ澄ませば、その軌道が読める――。
そこだ。

先回りして追い詰めたと思った時、炎に包まれた龍に襲われた。
かわしきることが出来ない。翼を焼かれてたちまち地へと墜落した。


敵わない。
地に落ちた。何もかも。文字通り。この自分に届かないものがあるなんて。
望めば全てが手に入った。夜はいつでも優しく、柔らかく、甘いものだったのに。

泥にまみれ、一人取り残されて、鼻の奥につうんと、嫌な刺激がこみ上げてきた。
目の奥が熱い。
こんなところで、私が……
夜の女王と呼ばれたこの私、魔界の全てを手にしようかという私が、
涙を落としているなんて誰が知ろう。

お付きの蝙蝠が一匹だけ戻ってきた。あとはみな炎に焼き尽くされてしまったのか。
もう飛べない。以前のようには。
城に戻れば、何事もなかったように気ままな暮らしが続けられるけれど
何だかもう全てを失ってしまったような虚しい気持ちがする。
うっ、と喉の奥から漏れた嗚咽が、冷たい夜に吸い込まれていく。
またたく星がこみ上げた涙に滲んで次々と流れていく。地に横たわったまますすり泣いた。


闇の中でちかちかと点滅する赤い光。
それが、傍らに舞い降りた蝙蝠の目であることに、だいぶ時間が経ってから気がついた。

泣き顔を見られてしまった。
この世で一番、弱みを見せたくない相手に――。

いっそこのまま大声をあげて泣いてしまおうか、と思う。
738名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:13:55 ID:pzqFZ3s1
文章が格好良くて、なにやらGJな雰囲気?
なにはともあれ、続きに期待
739名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 01:13:38 ID:hwj+cZcp
>>737
ちょ、、、モリ子さんかわいいんですけど・・・
740名無しさん@ピンキー :2005/12/14(水) 07:54:36 ID:JZtaBC2N
キタ──!!!
乙&GJ!

続きも期待し取ります〜!
741名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 21:11:01 ID:TbvqhRE7
続き期待です
742廻航(リリス×モリガン)1/8:2005/12/16(金) 03:37:17 ID:ZKBZKOSs
――君は何かを必死に追い求めたりする必要はない。
「……狼なんか追わなくていい。捕らえたところで君に何も与えてはくれないだろうよ。
向かってきたら蹴落とせばそれでいいのだ。君は強いし美しい。
多くの崇拝者が君を讃えている。だから、もう……」
「どうして、そんなことがあなたに言えるのよ」
「私も、そのうちの一人だからだ。……さて、美しい月を楽しめるうちに
我が翼で君を運んでやるとしよう。行き先は、君の城か私の褥か、――どちらを選ぶ?」
「どちらか……、長くいられるほうにして。あなたの腕の中に」
「滞空時間の長さでフライトを選ぶのなら、距離の遠い君の城だが。
……それとも、滞留時間でステイ先を決めたいのかな、ん?」
「機長さんにお任せするわ。彼のお疲れ加減を考えてあげないとね、ふふ。
でも、安心して。今夜だけは、優しくしてもらいたい気分なの」
「君も安心するがいい。今の君みたいな敏感な小娘の相手は充分心得ている」
そうして攫われていった処女が数知れずね――。

力強い翼が、一息に冷たい地上を遠く引き離して
その重力も、何もかもを忘れさせた。


甘美な夜間飛行の夢に酔いしれて、目を覚ました時、
傍らに立ち自分の寝姿を見守っていた存在が、見慣れた男のものではないことに
モリガンは気がついた。
それはどこかで会ったことのあるような気もするサキュバスの少女だ。
引きつけた欲望の視線をしっとりと受け止めて呑みこむような妖艶な体ではなく、
みずみずしく跳ねるような輝きが邪な視線を肌の表面で弾きかえす無垢の勢いがある。
一見して自分と同じ種族とさえわからない陽の明るさを放っているようにも思えるが
一人佇むその姿には隠しようもなく滲み出る魔の翳りがあった。

「いい夢を見てお目覚めのようね。昨夜はどこにお出かけだったの。
ひどいわ。寂しかった。あなたのために待っていたのに」
まだ気怠い余韻に浸っていたい気分なのに、少女はつぶらな瞳に幼い媚を含ませて
モリガンをじっと見つめている。
「ちょっと夜の散歩を楽しんだだけよ。お腹も空いたし…。
ところであなたとはどちらでお会いしたのだったかしら。随分お久しぶりのような気がするけれど」

「ごまかしてもだめ。あたしには分かる。誰かとつきあったりしないで。
お食事に行くのは仕方がないけれど、違うでしょう、昨日は。
しかも、あたしのことを覚えていないなんて……。あたしは忘れたことがないのに。
その体はあたしのもの。渡さない。誰にも。触らせたくない」

この少女は少しおかしいのではないか。
自分がいつか気まぐれに誘惑してそれっきり忘れてしまったのだったか?
勝手に自分の美しさに嫉妬して妄想の世界に入り込んでしまったのか?
「なに言ってるの。私が誰と何を楽しもうと私の勝手よ。あなたには関係ないでしょう」

「イヤなの。あなたが他の男のことを考えているなんて。許せない。
忘れられなくさせてあげたい。どうしてあたしじゃだめなの?
あなたのために、あたしは待っていたのよ。気が遠くなるくらいの時間をずっと一人で。闇の中で。
お仕置きをしてあげたい。我慢できなくなるまで。泣いてお願いするまで」

地団駄を踏む子供のように唇を噛み、震えている。握り締めたその手を見た。
きれいな手だ。つるりと白くて、小さな爪。他人の内側に触れたことなどないだろう。
純粋な瞳。心の内側にも触れたことがないに違いない。
だから無邪気にわがままで残酷なことが言えるのだ。
743廻航(リリス×モリガン)2/8:2005/12/16(金) 03:38:39 ID:ZKBZKOSs
「あなたは誰なの?」
「あたしはあなたよ。モリガン」
「あなたの名前は?」
「わからない。リリスと呼ばれているけど。でもあたしはあなただから。
ねえ、モリガン。あなたをちょうだい。あなたのその体をあたしにちょうだい」
「どうして、この体が欲しいの?」
「そこがあたしの場所だから。渡したくないの、誰にも」

「リリス、私は誰かのものになんてならないわ。安心して。
大丈夫、あなたはこれからも、もっともっと綺麗になるわ。美しいサキュバスになったら、
怖いものなど何もないの。崇められて、男がみな跪いてあなたの許しを待つようになる。
気まぐれに視線を投げかけて、溜息をついて見せればいい。全てが思いのままよ」

「それで……楽しいの? あなたは満足?」

「もちろん、楽しいわよ。毎日毎日最高の気分よ」
そう口にした時は虚勢ではなく、本当にそう感じられた。それほど上機嫌だった。
己が玉座の寝台で髪をかき上げ物憂げに微笑んでみれば、目を閉じなくても感じられる。
かしずく無数の崇拝者たちの熱い視線と切ない吐息が、彼らの捧げる最期の迸りが。
この少女も私を望んでいる。誰もが私に憧れて私を欲しがっている。
その上に君臨する日々は歓びに満ち溢れ本当に素晴らしく楽しいものだ。

流れる前髪の間から、心の深淵を覗き込むように冷静な瞳がモリガンの驕慢を刺した。
間近で見るその目には少女の姿に似つかわしくない、虚無と嗜虐の狂気が宿っている。

「楽しいわけないわ。あなたは虚しいはず。心が空っぽで、いつまでも充たされない。
ねえ、なぜだか分かる? あたしたちは二人で一つだったのよ。
あなたがあたしの半身。あたしがあなたの半身。
引き裂かれたままだから、心も体も切なく激しく呼び合っている…」

つややかな唇が近づいた。少女の声が低くかすれて妖しい興奮を示している。
「あたしが、あなたを満足させてあげたい。もう他のものなど何もいらないと思えるように。
ちょうだい。あなたを。ねえ、いいでしょう。モリガン。もちろん……あたしは、
あなたのその体が、どんなものも拒んだりしないことを知っているけれど」
何かに憑かれたように熱を帯び始めた瞳に見つめられて、胸に感じたことのない種類の戦慄が走った。
「ねえ、触ってもいい? この手で、あなたに」

その手がモリガンの答えを待たず、肩にかかった乱れた髪を一筋、摘みあげる。
何かを言おうと口を開きかけたとき、少女の唇が押し付けられた。
今までに知るどんな感触よりも柔らかい。
わずかでも力を加えたら溶けてはじける泡と消えてしまうのではないかと思うくらい
呼吸も止まるほどにはかない接吻だった。
「……いいわ。いらっしゃい。感じさせて。もっと」
「その気になってくれた? あたしがどれだけ待っていたか。思い知ってほしい、あなたには」

この私に駆け引きを挑もうなんて二百年は早いのだ。
でもかわいい子のゲームにつきあって可愛がってあげるのは嫌ではない。
「ああ、ねえ。早く。思い知らせて欲しいわ」
はっとした表情を少し曇らせて困っている。かわいい。楽しい。
その困惑が、やはり年相応の少女らしさを際立たせている。
「どうやって楽しむの? 教えて。リリス。あなたの言うとおりにするから」

「あたしのものになってくれるの」
「なるわよ。楽しませてくれるなら」
「あなたが泣いてお願いすることになっても?」
「あら、本当なの。どきどきするわ。ほら確かめてみて」

体を覆っていた敷布をはねのけ裸体を露にして誘う。
744廻航(リリス×モリガン)3/8:2005/12/16(金) 03:40:18 ID:ZKBZKOSs
リリスは戸惑ったようなあいまいな笑みを浮かべたまま、
生々しい獣の爪痕から目を逸らすようにしながら望んでいた体に手を伸ばした。
迷わずに中心へと進む。幼く見えても快楽を貪ることには躊躇しないのが生まれ持った特性なのか。
「……もう濡らしてるなんて。信じられない」
「あなたがあんまりかわいいからよ。言ったでしょ……いいのよ。早く来て」
「だめ。あなたは勘違いしている。そんなに誰でも受け入れられる体なんて。
他の男の夢を見て濡れていたんでしょう? 嘘をついて。恥ずかしくないの?
こんなになって、本当に何でも誰でもいいはずない」

黙って笑う。内心では舌打ちをしたい気分だ。手間が掛かる。恥ずかしがってみせたり、
好きよ、あなただけ、とか言わなくてはいけないのか。サキュバスのくせに。
これ以上つまらないことを言うのなら、私は構わないのよ。こちらから犯してあげても。
「ふふふ、くるの、こないの」
「そんなふうに、相手を征服することしか考えてない。かわいそうなモリガン」
「なんですって」

ふいに乱暴に指が開いた。
あ。
すかさず身を反らせて応じる。そうそう、その気になってくれればいいのだ。
余計な言葉でこの純粋な欲求を澱ませることはない。
そうだ。内なる衝動をどこまでも駆り立てればいいのだ。
誰が相手だろうと、闇を解き放ち、研ぎ澄まし、極めていけば望みのものが得られる。
気づいた時には常に相手のほうが堕ちている。それだけだ。今まで通り。

「あぁ……リリス、早く。もっと。そうよ」
最初の波は自分から動いて掴んだ。いい。気分が高揚する。感覚に浸っていれば。
「ちょっと、こんなにとろとろになって。自分からいっちゃうなんて。だめだっていったのに」
「だってもう……待てなかったのよ。焦らさないで」
瞳を潤ませ乱れた呼吸で語りかければ、堕ちない相手などいない。
「大丈夫。何回でも楽しめるわ。撫でて。優しく。もっと私を燃えさせて。簡単なことよ」
あなたにもできる。そう、シルクハットを投げ上げて楽しいショーの開幕を告げ、
リズミカルな動きで正しいスポットを極めさえすれば超完璧、百点満点のエクスタシーが得られる。
たとえそれが人形遣いの陰鬱な罠だとしても、何を構うことがあろう。

「あなたは何も分かっていない。
お願い。あたしのことだけ考えて。欲しくて欲しくてたまらなくなるまで。
そこらに転がっている、スイッチをいれてやればいつでも起動して使える相手とは違うの。
たった一つの、大切なものとして扱ってくれるまで。あげないから。ゆるしてあげない」
少女の目には涙が浮かんでいた。

「わかったわよ。かわいいこと言うじゃない。それでどうすればいいの?」
「モリガン、あたしを想って。一度でいいから、本当に感じようとしてみて。あたしだけを」

こんな純情に触れるのも久しぶりかもしれない。
ああ。その妄執が私を潤す。激しく切ない満たされない思い。
熱ければ熱いほど激しければそれだけ、甘く美味に私を蕩けさせてくれる。
心なんて、愛なんて、もらっても求められても、それだけでは重くもたれて
もてあますばかりだけど、思い入れこそが火柱を高く上げるきっかけになる。
無粋な糖衣で包んでやらないと、官能の劇薬を取り扱えない相手もいるから。

「あたしは、あなただけが欲しかったのよ。モリガン。ずっと。
他のものには代えられない。他のものではだめなの」
745廻航(リリス×モリガン)4/8:2005/12/16(金) 03:41:35 ID:ZKBZKOSs
――本当は、そういう情熱を知らないわけではない。
あの遠吠えが聞こえるような闇に
狂うほどに猛っている私の内にある渇望。
あなたが欲しい。あなたの全てが。
その名だけを呼んで渡る、いつまでも明けない幾つもの夜を、
知らないわけではない。
もっと。私を求めて欲しいの。あなたの全てを奪いたい。
私を狂わせるただ一人。愛してるわ。あなたを、あなただけを――
愛してる。……そう言ってみればその言葉でもまずくはない、気がしなくもない。
だが実際にはそれだけでは到底追いつかないほど残虐な衝動だ。自分の内にあるものは。
何かで包みたくなるような。


少女の指が遠慮がちに触れている。その想いをどうしていいかわからないのか。
そのためらいが、微妙な動きで、あたかも手練の技巧のようにも思えて身じろいでしまう。
その隙間をなぞって。いい。けれど、ちょっとのことで、すぐに昇り詰められるのに。
何度でも達することができる。そこから繰れば、たちまち溢れて指を濡らし、
その先の迷宮へと誘う道が伸びているのがわかるはず。教えてやったほうがいいのだろうか。
なんとか、こう。指を絡めて、身を捩ろうとする。と、強い力で押さえつけられた。
ためらいではなく、焦らされているのだということに気がついて愕然とした。
「だめよ、まだ。あせらないで。あたしのやり方で愛してあげたいの」

その手のひらが、押し付けられたときに快楽の芯に触れる。
ゆっくりと引き出される指先の一点を、襞が波を立てて追いかけてそこに寄り添おうとする。
差し伸べられた、無知な王女の指にほんの一瞬でも触れてみたいと願う崇拝者たちの蛇心。
それが舌先を長く伸ばして、唾液を滾らせている。
もしもその手を掴むことができたなら、二度と放さず引き倒す勢いで
あさましい欲望を露に、ただ一本の指をしゃぶりつくしている。そのまま折ってしまいそうなほど。

「うふふ、あなたが欲しがってる。こんなにも。
いいでしょう? あたしが気持ちいいでしょう。もっと感じて。ほら」

引き出されたときに、冷たい空気に触れる。その空白がもう待てない。
「んん、そこよ……リリス、そこ……」
「欲しいの? あたしが。うれしい。もっとあたしを欲しがって。お願いって言ってみて」
身の程を知らない愚か者なら即座に寝台から蹴り落としてやるのが相応しい台詞でも
涙をためた瞳に見つめられて自然に応えられる。
「リリス、あなたが欲しいわ。お願い。来て」

少女の柔らかい唇が、じわりと染み入っていくようにその部分を押し広げた。
内側に、音を立てた接吻のような軽い力が加わる。
優しく尖らせた舌先で際に沿ってなぞられて一気に開花するのがわかる。
その温んだ舌の水面に浮きながら花びらの快感がとりとめもなく漂う――
――あ!
中芯を吸い上げられて、指先まで鋭い痺れが走った。
一瞬のわずかな時差があって刺激が尾を引く快感になり全身に染み渡る。
高い声をあげてしまった。
音を立てて啜り上げられる。続けて漏れてしまう嬌声が、自身の耳に木霊する。
目を閉じて慣れ親しんだ闇に縋りつこうとしても、瞼の裏を激しい閃光が駆け抜けて
持ち直す暇を与えない。薄い唇を軽く掻くように歯が柔らかくあたっている。
中央に気圧の差が生じて、触れ合った粘膜同士が引いたり押したりを際限なく繰り返す。
腰が震え、脹脛が引き攣れる。
もうどのようにされているのかもわからない。
746廻航(リリス×モリガン)5/8:2005/12/16(金) 03:42:57 ID:ZKBZKOSs
快楽に蕩けた徴が両の目からもじわりと滲み出した。
もっと巧くされたことはいくらでもある。もっと欲情していて感じたこともいくらでもある。
だが、こんなに必死に、自分を求めている相手が
いかせようとするのではなく、屈服させようとするのでもなく、
満たそうとしてする行為の濃やかさが、そのひとつになりたいという思いの強さが、
彼女の心までも泣かせ、濡らして、無茶苦茶に感じさせる。

「リリス…………い、いわ。感じる。あなたを。あなたの思いまで。感じるわ。
あなたを感じて……泣いてるのよ。わかる?」

「わかるわ。泣いてくれるの? あたしのために。
わかっていたの。あなたが昨日流した涙を。もうあんなふうに泣かなくてもいいのよ。
行きずりに奪い取った快楽で、つかの間の勝利に酔って渇きを満たすこともない。
だめよ、吸血鬼なんかに騙されちゃだめ。いつかあの男があなたの体も心も深く傷つける」

指先が震えながら肌の上をなぞっていく。声もその後を追って震えている。
「これは獣がつけた爪の跡。かわいそうに。これはあの男がつけた呪われたキスの跡。
もうあなたを傷つけないで。約束して。いくら楽しくても、気持ちよくてもそれだけ。
あたしほど…あたしほど、思っていないわ。あなたのことを。
モリガン……お願いだから、心なんていらないと、もう言わないで」
涙の滴がぽたぽたと胸に落ち熱く肌を濡らす。
「あなたにいらないと言われたら、あたしは行くところがないの。
消えてしまうしかない。あなたが受け入れてくれなかったら。
あなたの心でもあるのよ。あたしは」

もらい泣きしてしまうかのように更に目の奥と体の芯が熱くなる。
「ああ、あなたの言うとおりよ。その間は忘れていられたの。退屈も。虚しさも。
どうしてわかったの。どうして知っているの。私の心を。あなたは誰なの?どこから来たの?」

「……だから、あたしたちは二人でひとつだったのよ。わかったでしょう。
あなたのうちにぽっかり空いたこの空白を埋めてくれるものが欲しいんでしょう。
してあげる。いくらでも。あたしが、全部埋めてあげる。隙間なく」
あなたを還してあげる。あなたの心を。だからあたしを孵して。あなたの中で。

「来て。あなたが欲しいわ。お願い。私を抱きしめて。あなたをもっと感じたいの」

「わかってる。全部わかってる。だってずっとずっとあたしはあなたが欲しかったんだもの」
涙に濡れた顔を上げてリリスが笑った。そのはかなさに胸が締め付けられる思いがした。

「リリス、お願いだから、消えてしまわないで。消えてしまうものを、私は愛せないわ。
どんなに分かち合っても、次の瞬間には消えてしまうものを、
私だけを取り残して逝ってしまうものたちを、一体どうして愛せるというのよ」

「大丈夫。もう寂しくないわ。ひとつになればもっと強くなれる。あなたもあたしも」
リリスの纏っていた蝙蝠が光を放って四散した。
この誘惑に身を委ねれば、光り輝く愛があなたをもっと高みに昇らせるから。

日に当たったことがないような、透き通るほどの肌。その華奢な体を抱き寄せた。
浮き出た腰骨が当たる。何もかも薄くはかなさを感じさせる。
本当に長い間闇の中にいたのね。あなたは。
自分のうちに広がっていくリリスをただ感じていた。それだけに集中して。
あなたが、引き出してくれる。更なる快楽を。優しく手招きをしているような動きで。
ああ。それに私が応えている。巻きついて。抱きしめて。
親指が充血した部分をくりん、と撫でたかと思うとそのまま縦にして滑り込む。
湿った音を立ててまた内から半透明の液体が流れ出そうとしている。
思わず閉じかけた脚を、強い力で開かれる。
747廻航(リリス×モリガン)6/8:2005/12/16(金) 03:44:46 ID:ZKBZKOSs
「これからよ」
指先を伸ばした手が、奥を目指した。
滑らかさのある男根とは違い、固く骨ばった感触が、思わず締め付けてしまう柔襞に響く。
奥に指先が当たり、入り口がなおも大きく広げられようとしている。
突き当たった指が遠慮なく、弾力を楽しんで暴れる。
「あっ、ぁん…すごい、驚いたわ。あなたにそんなことが出来るなんて、思ってなかった」
「まだこれからよ、あなたなら出来るわ。あたしを受け入れて」
「え…」
行為自体の経験はあっても、少女にされるとは思いもよらない。本気なのか。

本気だった。
「っんん…。あぁ…」
親指の最後の関節に拓かれて、リリスの細い手首を引き寄せ掴んだ時に
ひとつになるという言葉が深い実感を伴った。
その脈さえ感じられる。痺れるような感動を覚えてきつく食い締める。
また目と体の奥底から熱くなり、じんと液体が滲み出ていく。
「リリス……」
「ああ、痛いくらいあなたに掴まれてる。放さないで、もう、あたしを」
「放さないわ」
「そのまましっかりあたしを捕まえていてね」

「…く…ああッ。なに」
握った拳の並んだ関節で、腰が浮くほどに持ち上げられる。上を向いて突き上げる拳。
全ての指の第二関節が識別できるほどにひしひしと食い込んでくる。
そこだけで空につるされた。

激しく抱きしめる体もない。縋りつきよりかかるものもない。拠り所を奪われて頂点で宙吊りだ。
あのかわいい白い手に、私が握られてしまったなんて。

絶好のポイントが次々と、その手に落ちていく。
ぐりっと粘膜が滑りわずかに重心が移動するたびに、気を失うほどの衝撃が突き抜ける。
すぐに背骨が蕩け腰も砕けた。何かに掴まっていなければ、意識も、血管も飛び散りそうだ。
自己の根底から揺らぎ、その手の内で掬い上げられた海底の砂か焼き尽くされた灰のように
流れ落ちて散ってしまう。
「ああっ。待って…だめ……。そんなふうにされたら……本当に、おかしくなっちゃう。
お願いだから…もうやめて」

「あなたでも、やめてと言うことがあるのね?」

だめ、――ああ。奥が引き攣れて、また達するのがわかる。
748廻航(リリス×モリガン)7/8:2005/12/16(金) 03:45:54 ID:ZKBZKOSs
リリスは息を喘がせて、ついに手にした自らの愛の全てを確かめるように
探りながら眺めている。
「あたしには見える。あなたの内奥までが。あなたの源泉が。きらきらしてとってもきれいよ。
あなたが…待ち焦がれているのがわかる。本当は優しく穏やかに満ち足りた時を」

赤い瞳。この眼を知っている。何よりも私を愛し、見守っていてくれる穏やかな瞳。
「リリス、……誰なのあなたは。あなたは、私じゃないわ」
ふいに、このまま本当にこの全身が自分のものではなくなる予感が背筋を這い上がる。
「やめて…もう、…こわいの」

あたしのモリガン、こわくないわ。
それは、自分で掴むものよ。逃げなくてもいい。
退屈にとらわれることなんかを恐れて逃げ惑っている暇はないの。
あなたが掴もうとさえすれば全てが手に入る。あたしと一緒なら手に入れられる。
だから、行きましょう。来て。あたしと一緒になって。行くと言って。

「リリス、だめなの。また、いっちゃう。でも…」
「でも、いくんでしょう」
頷いた。

「いかせてあげる。言うのよ。その時ちゃんと。いくって」
リリスの瞳の内に、暗い翳りがよぎる。
「言えば……これから、イくと言うたびにあなたは思い出す。この感覚を。
あたしがあなたを縛り付けて放さない。
もう二度とその言葉を口にできなくなる、あたしを思い出すことなしには。
思い出すのよ。その度にあたしを。この手を。この感触を」
伸ばした指先が妖しく蠢く。
すっかり飼いならされてしまった猛獣のように、撫でられた部分から広がる悦びに全身がひくひくと慄く。
「どんな男に抱かれた絶頂の瞬間にも。ここに刻み込まれた感覚が、思い出させる」

「ぁ――。ひどいわ。そんなの、ひどすぎる」
「ひどいのはあなたよ。今まであたしを忘れたきりで。忘れたふりをして刹那の快楽に溺れてばかり。
この中を、こうされて、抉られて、感じている。あたしがあなたの全てを掌握してしまった。ふふ。
もうどんなモノだろうとここまでは届かないわ。ここまで繊細にあなたを愛してあげられない」

「やめて、お願い、もう……」

「ふふ、このままあなたを壊してしまうこともできるのよ。あたしは。
モリガン。あなたを愛してる。
愛してるからこそ壊してしまうこともあると、わかってくれるでしょう。あなたなら。
さあ、行くのよ。あたしと一緒に。そこにまで。あなたに行くと言ってほしい」

「――ああッ、うっ…ン、いっちゃ…ぅ」
「いっちゃう、じゃだめなの。あなたが自分で行こうとしなければ届かない。行くと言って。あたしと」
749廻航(リリス×モリガン)8/8:2005/12/16(金) 03:46:58 ID:ZKBZKOSs
腰が浮いたままの烈しい突き上げと揺さぶりに、もうまともに口もきけない。
厳しく追い込まれて否応なしに更なる高みを目指す。
支えといえば内を突く拳のみの、寄辺のない玉座が孤高の女王の戴冠を待っている、
そこにまで。
承諾の印に泣きながら頷いた。何度も。

昇り詰めて、落下に転じる前に、ふっと虚空に静止するひとときがある。
絶頂の感覚、忘我の境地が拠るのは果たして
昇り詰めたどり着いた極みの高度なのか。落下する瞬間の速度なのか。
何万回もの記憶をたどっても思い出せない。なんとかしなければ――落下が始まる前に。
このまま行ってしまうのか。支える腕も翼もなく。

「リリス、いいわ……、行く――――あなたと」

ああ――やっとあなたとひとつになれる。あなたがあたしを吸い込んでいく。
あたしが守ってあげる。モリガン。あなたを。誰もあなたを傷つけたり奪ったりできないように。
誰にも触れさせない。あたしの、あなたのための、この場所には。この至高――
もう誰もあなたに届きはしない。


あなたは、行ってしまったの? リリス。
答えはない。
だが覚えている。確かに言ってしまった。あの瞬間。約束の言葉を。
呼び寄せられるように、城の奥の秘密の間へと向かった。

もう逃げなくてもいい。追う必要もない。全てがここにあるから。私のうちに。
奪おうとするものがくるのなら、それを迎えうつだけ。
美味しいものを楽しんで、美味しいひとときを愉しむ。
魔王と呼ばれても変わらない。私が本来の私になったから。
そう呼ばれたら何かが変わってしまうことが怖かったのだろうか?
変わらない。
私は何も変わらない。
それでいい。

アーンスランド家当主の証、魔界の権力の象徴である
赤い石の指輪が、その指に嵌められた。全てを掌握する手に相応しい至高の輝き。
手をかざして眺めていると、己の内に湧き上がる力を、突き上げる衝動を、ありありと感じる。
ひとつになったのだ――その力と。
750名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 18:44:14 ID:vGZRE039
リリス×モリガン投下キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
また今回もテラエロス!!!
あなたの書かれる文章は大人のエロスを感じさせてすごく好きです。GJ!!

そんでちゃっかりモリガンを戴いちゃったらしいデミにワロスw
751名無しさん@ピンキー :2005/12/16(金) 20:26:37 ID:J23FgkBo
乙&GJ!
堪能しました〜。
台詞回しが良いですなぁ〜。
デミの絡め方も上手いです。
752名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 22:50:00 ID:G+a2PtCq
>>750 >>751 ご感想ありがとうございます。

続きの話を投下させていただきます。
しつこくデミモリでスマソこれがすべての完結編のつもりですので…
753蜜月(デミトリ×モリガン)1:2005/12/17(土) 22:51:04 ID:G+a2PtCq
近々魔界に拠点を移すという、デミトリの城を訪れた。
赤く爛れた色の美しい月が出ている。やはりこちらの世界で見る月は一層綺麗に見える。
全てが震えるような刺激に満ちて感じられるのはどういう心の変化なのか。
色鮮やかな刺激だけではない、以前なら顧みることもなかったような
深々と沁みいるような 穏やかな調いまでもが熱く豊かな潤いをもたらす。

上着を脱ぎくつろいだ姿の吸血鬼。危うい闇の獰猛さよりも、どこか諦観にも通じる端正なたたずまいに
一層の魅力を感じるようになったのもこの身の変化によるものなのか。
「君か。いつ見ても変わらずにお美しくお盛んのようで何よりだ」
皮肉な口ぶりだが、その目が見事な美術品を観たような称賛の色を帯びていることに満足する。
「何なのよ。その気のないそぶりは。遊んであげようと思ってきたのに」
「君のお気に召すような食後酒は……残念ながらもうないな」
「何もなくてもあなたがいるじゃないの。それに今夜はディナーはまだなのよ」
「どうだか…あやしいものだ」

その視線が、自分の手に注がれていることに気がついた。
「気になるの、これが」
「他の男から贈られたものをつけて私の前に現れるとはいい度胸だ」
「うふふ、そうよ。貰ったのよ。あなた以外の人にね。どう、綺麗でしょう?
あなたって見かけによらず繊細なのよね」
「見たところ、君の指には合っていないようだな。相手の男は、まだ君をよく知らないのかな。
あるいは測り損ねたか? 君の……器(サイズ)を」

「繊細じゃなくって、小心者と言い換えてあげてもいいわよ」
確かに彼女の細い指に、魔界を掌握するアーンスランド家当主の指輪は、
今はまだ輪の直径が若干の余裕を残している。
中央に輝く赤い石と、その周りを飾る翼の意匠が大きいので
かろうじて手の甲に正面を見せて留まっているが、そうでなければくるりと裏側に回ってしまうかもしれない。
正式な継承の儀式の後に、指輪は選ばれし当主の指にぴたりと収まるようになるということだ。
吸血鬼の眉間に皺がより、執拗な視線が見えない糸のように彼女の手元に絡みつく。
彼は知っているのだろうか、この指輪の意味を、とモリガンは訝った。
それとも、一人の男として思い人へのありふれた嫉妬にすぎないのか。

「そんなに気に入らない? 時には乙なものじゃないかしら、ジェラシーのスパイスも。ふふふ。
外すつもりはないわ。あなたにはわからないのよ。これがどれだけ大切なものか」
「ふ、本気で言ってるのか?」
「そうよ。これは私への愛の証なの。あなたからは得られないものを、他の男から得て何が悪いの」

その言葉の真意を測ろうとするように、吸血鬼の目がまばたきをしてじっと顔を見つめた。
「君のふるまいが、あくまで無邪気なものだと信じて教えてやろう。
指輪にまつわる物語が、常に甘く切ない恋をめぐるものとは限らないことを。
昔々あるところで…ある遠い国で反乱が起きた。早々に反逆者を捕らえた領主は彼に一つの機会を与えた。
手を差し伸べ、その指に嵌められた権力の象徴の指輪に接吻して、永遠の忠誠を誓うようにと、
そうすれば恩赦を与えると言ったのだ」

今でも鮮やかに瞼に浮かぶ、世紀を遡るあの時。
捕らえられた男は後ろ手に拘束されたまま、魔王ベリオールの前に引きずりだされた。
支配者の威厳が辺りを制する中、その静かな怒りが冷たい炎のように揺らめいている。
『デミトリ、分かっている。お前は罠にかけられただけなのだと。
釈明の機会を与えよう。赦しを請い、汝が主君の指に誓いの口付けをして、
変わらぬお前の忠誠心を表し証明してみせよ。されば慈悲が得られるだろう』
魔王の大きな拳が目の前に突きつけられた。
『殺すがいい。悔いてなどいない』
唾を吐きかけてやりたかったが、それには口の中が乾きすぎていた。

あの指に輝いていた同じ石が、今目の前にある――。
754蜜月(デミトリ×モリガン)2:2005/12/17(土) 22:52:14 ID:G+a2PtCq
吸血鬼の視線が遠くなっている。
「それで?」
「それで、それを拒んだ反逆者は炎に焼かれ、追放されたのだ」
「そしていつまでも幸せに暮らしました……。フフ、面白いお話ね。
忠誠を誓っていたら、きっと即座に殺されていたわけね。でもそれとこれと一体何の関係があるのよ」
出来る限りの無邪気な顔をして聞いてやる。

彼女の悪巧みを、いつも余裕の笑みを湛えて受け止めてきたその目はもう笑っていなかった。
質問には答えず、彼は静かに言った。
「外したまえ。わざわざここまでやって来て、この私に、まだ何か期待することがあるのなら。
その指輪をした君に、私は触れたくないし、触れられたくもない」

このまま、ぴんと優雅に指を反らせた手を差し伸べて、この指輪に誓いのくちづけを迫ったら、
と一瞬考えずにいられなかった。激しい誘惑にかられる。
蕩けそうな笑顔で、甘い声で囁くのだ。『デミトリ…キスして、ここに』と。
一体どんな表情を見せてくれるのか? 
気取った色男の顔が苦悶に歪むさま。想像しただけで滴り落ちてしまいそう。
これまでの自分なら迷わず行動に移していただろうが、いつになく寛大な心がそれを押し止めた。
男の誇りはいたずらに挫くものではない。立ててやるべきものなのだ。
「あなたを試したりして悪かったわ。ちょっと妬いて欲しかっただけなのよ」
指から引き抜かれる時、指輪は関節に当たってあの箇所のあの感触を一瞬甦らせた。

「今日ここに来たのはね、あなたの願いをかなえてあげようと思ってなの」
彼が考えを変えればいいのだ、とモリガンは思っている。
時々会うなら最高に楽しめる相手。何も魔王の座を争って果し合いをする必要などない。
そちらもこちらも相性は悪くないし、いい関係を長く保てるはずだ。彼さえ自分の立場に納得すれば。

「私の願いとは気まぐれな君の欲望を満たして差し上げることではないのだが」
継承者の証を身につけてやって来て、言うことがそれか。とデミトリは運命の皮肉を噛み締めた。
からかわれているのではない。
本懐はと問われれば、魔王を倒し、自らが真の魔界の覇者となることだ。
すなわち、目の前のこの女を倒すこと。
この女。
叶わない望みであるただ一人。
全てを賭けても構わない。その女への想いを、自分自身が断ち切らねばならない。
出会ったときからわかっていたことだ。しかし、それがこれほどにも困難になるとは思ってもみなかった。
ただ、己の力を高め、極めれば、届くと思っていた。順調に歩を進めてきたのだ。これまでは。
そこに立ちはだかる壁が、最後の最大の障壁があまりにも高く、
あまつさえ自ら超えなければならぬ情が、気づいたときにはあまりに深まってしまっていた。
それこそが討つべき敵の魔力と知りながら。

肘掛椅子にしどけなく横向きに陣取った女の背後に近寄り、細い髪をかき分けてその項を眺める。
「残念ながら、私は君が考えているほど、物分りがよくはない。
だから、君を時々手にして愉しむだけでは到底満足できない。心安らかでいられないのだ。
跪かせ縛り付けその心までも支配しなければな。こんな私を哀れんでくれるか?」

見るものによっては怠惰にさえ感じられる、満ち足りた優雅なる貴族の物腰に尽きせぬ野心を包み隠しても
心の奥底に燃え盛る執念の炎、煮え滾る情念の焔は絶えることなくじりじりとその身を焦がしている。
もはや噴き上げる憤怒の業火を叩きつけこの身この思いもろとも仇敵を殲滅するしかないのか。
美しく傲慢な小悪魔に甘く心を乱されながら、その髪を物憂く梳いてやる恵まれた紳士を装う自分の手が
その場で全てを打ち壊したい凶暴な欲求に今にも震えだすかと思われた。

そんな葛藤をよそに、モリガンは上をむいてふっと息を吹きだして笑った。前髪がふわっと浮く。
仰け反って、息を吸い込み喉から胸元を張らせ背後の吸血鬼の視線を捉える。
「何で私を縛るつもりなのよ? あなたの魔力? 執念? 愛情…なんて言われてもちょっと困るけど」
一瞬目を泳がせた男を満足げに眺めると、淫靡な本性を現して立ち上がった。
755蜜月(デミトリ×モリガン)3:2005/12/17(土) 22:53:16 ID:G+a2PtCq
潤んだ瞳、発情した肌がぬめった色香を放つ。その勢いはとどまるところを知らない。
「あなたの秘密の、暗くて甘ぁい欲望を、この私が、叶えてあげたいって言ってるのよ。感謝感激じゃない?
ね、デミトリ、教えて。あなたのしたいこと。あなたと、まだ試してないこと…何か、なかったかしら?」
「私が君に望むものは……そうだな、キスだ。ただ一度、触れ合うだけの」
永遠の、そして決別の。
今夜で、この関係を、想いを、永久に葬り去らねばならぬ。
そしてそれ以降はもうお前は憎き倒すべき仇敵でしかない。
「…キスだけなの?」
「それだけだ。そしてそれが今夜の君とのお別れの挨拶だ」
「あなたって随分ストイックだったのね。驚いちゃうわ」
「見かけによらず、な」

ふふん、と笑った女の唇が、近づく。吐息が感じられるほどに迫ったところで触れない。
目を逸らせたら負けだとばかりに見つめあっていると、
女がわずかに舌を覗かせて、考えを変えたように引っ込める。
「君が、私にくれるんじゃなかったのか」
「そうよ、そこにおとなしく座って」
自分の胸を抱きしめるように寄せると、軽い溜息と共に身に纏っていたものが消え、白い肌が露になる。
柘榴の粒を思わせる乳首が赤く血を透かせ、内側の芯の抵抗まで感じさせるように
丸く膨らんでしこり、男の歯に噛み潰されるのを待っている。
鎖骨に沿って舐めるような視線が這う瞬間を意識して、果肉を持ち上げ
彼の胸板の上に載せて差し出す。無言でまばたきする。その火花で点火しようと。

人差し指が唇をつつく。左右になぞる。ひりつきを感じるほどの間それが繰り返されていた。
「……本当に、キスだけ?……ねぇ、そろそろ後悔してきた?」
頬を胸の先で突きながら膝の上に座り直し体重を乗せてとどめの圧力を掛けてくる。
「キスだけというのは試してないだろう」
「……」
「モリガン……、君がして欲しいことを素直に言ったらどうなんだ」
その瞬間、下唇にぶつかるような勢いで噛み付かれた。

見開いたままの目に映る怒りがいじらしく感じられる。
やがて鼻腔から切なげな声を漏らすとそのまま、唇が移動していった。
顎を、喉仏をなぞり、鎖骨を越えて、次第に動悸を速める胸を渡る。
間を遮るものをその手が剥ぎ取り、さらけ出された心臓の上を探りながら
更に降りていくにつれ、ずるずると滑り崩れ落ちていく。背もたれに預けた体も精神も。
女の体がやや浮き、わずかに唇が折り返してその先を通る。
そこでしばらく留まっている唇がちゅちゅっと接吻らしい音をたてた。
仰ぎ見た先端に、今度は彼女自身を離さないように
唇から滑らかな首筋、盛り上がった胸、尖った乳首、臍の窪みと全ての凹凸の道を辿らせる。
そこが甘美な逍遥の果てに、脚の付け根にたどり着いたときには、
細く締まったウエストからわずかに丸みを帯びた下腹にかけて
まるでなめくじの這ったような粘液の跡がひとすじ残り、光っていた。
細い指がその跡をなぞる。得意げに視線を引きつけて、赤い舌を覗かせ
彼女のものではない体液に濡れた指先を舐めてみせる。
目を逸らさずに見つめ返す、ただそれだけのことが恐ろしいほどの苦痛を伴った。

それでも次の動きを悟ったとき、無駄と知りながら、はかない抵抗をした。
「……よせ、もういい」
決して聞き届けられることのない言葉。しかし声に出して発しなければ、
残された矜持すら軟体動物のごとく溶かされ踏みにじられてしまう気がした。
「キスなのよ。あなたの言ったとおり、たった一度触れ合ってまだ離れない」
「……う」
やはり、無駄だった。
そのまま呑みこまれてしまった。熱く深く苦い極上の泥の淵に。

一気に駆け上がる、女の軽やかな天上の悦びへの足取りが
男にとっては一段一段と下る奈落の重厚な痺れになる。
756蜜月(デミトリ×モリガン)4:2005/12/17(土) 22:54:23 ID:G+a2PtCq
片膝を立てて開き、濡れて絡み合い喰い合う肉の辺を見せ付けながら揺すり上げても
その部分は完璧な反応を見せているにも関わらず、彼の瞳はどこか虚ろなままで精気を失っている。
手をとって胸に触らせても握る力がない。ペースが速すぎたか。これではだめだ。
全くついて来ていない。本当にその気がないのか。そんなことがあるだろうか。淫魔は苛立った。
湿った体を摺り寄せて仕切り直しを図る。男の乳首に爪をたて、その上に生ぬるい唾液を垂らしながら囁く。
「ゆるして…我慢できなかったの。あなたしかいないのよ。本当に私を満たしてくれるのは。あなたに、
抱いて、欲しかった。こうしたかった。ぁあ、だめ…当たってる…。いい、ところに、あなた、が…、っ」

媚態の一部でもあった言葉に自ら煽られて深部を溶かすうねりが高まる。
声と体を震わせてその胸に縋りつき、内なる感覚に埋もれてその兆しに集中していると
気合を入れたかいあって、ようやく眠りから目覚めたような彼の欲望が追いついてきた。
脚を絡めてその体を上に導く。ゆっくりと感触を確かめるように探られる。
最も大きく内壁を拡げてその存在を主張している部分が、くきゅとしこった音を立てて
中で二度三度と擦れる感覚が目覚めた衝動を急速に押し上げる。
「あっ、っ。いぃ。今の、あっ…ん、今のして」
すかさず急き込んだ勢いで、掴んだ調子を逃さず追い立てる。
男が息を詰めた。
もっと狂わせてやりたい。夢中にさせたい。余計なことは何も考えられないほどに。
息が切れ、意識が途切れても、他に逃げ場もなくただただ私だけを求めるまでに、堕としてやりたい。
主導権を譲り渡した形をとりながら、握った箇所は追撃の手を緩めない。
脳髄に磁力を発して突き刺さるその楔をどこまででも駆ってやる。
「ねぇ、もっと奥まできて? だめなの。もっと…激しく、して欲しいの。あなたに。ね。お願いよ」
もっと、深く深くこの私を貫いて。誰も知らない真底は、あなただけに触れられたい。

口ではなんと言おうとも、彼女のお願いは必ず聞いてくれるのが彼のいいところだ。
いい。もう――。
動きを止められた。
あぁ。ここまできてお預けだなんて、そんな、そんな余裕が残っているとは思わなかった。憎たらしい。
腰を浮かせ、身を仰け反らせて顎をあげた下目遣いにその表情を覗う。
ぞくぞくするほどの、冷たくそれでいて欲情した目だ。それだけでまた溢れてしまう。
「きてよ」
「……」
「はや、く。お願い」
思いきり食い締める。そんな風に言えば期待に違わずじっくりと、
防御不能な真夜中の愉楽責めが、二度とその場に起き上がる気をなくすまで
緻密かつ陰険なまでに繰り広げられるのがまたいいところなのだ。

しかし、今回は彼女の期待の展開にはならなかった。

「違う。私がもう、限界なんだ…、ゆるせ。もう無理だ」
切れ切れに言葉を吐き出すその顔が薄笑いを浮かべているようにも見えて
どこまで本気なのか疑わしい。片目だけが合図を送る時のように細くなり、
閉じた瞼がぴくぴくと震えているさまがたまらなく愛おしい。
その表情にしばらく見惚れていると、やがて決然と赤い双眸が見開かれた。
ゆっくりと抉りだすように動き出し、速度を上げる。
「モリガン、さあ、来い、殺れ、私を。君の望むままに、今、すぐ、絞りつく…せ」
奪うがいい、我が命を。今が最大のチャンスだ。
「ああ、何をいうのよ。大事に思ってるのよ、あなたを。誰よりも。
こんなこと言うのは最初で最後だけど。デミトリ、愛してる、あなたを。心から」

吸血鬼は思わず呻いた。考えられる限りの最悪だ、それは。お前から投げかけられる言葉のうちで。
くっ、何てことだ、もう陥落したのか、私は……。
757蜜月(デミトリ×モリガン)5:2005/12/17(土) 22:55:15 ID:G+a2PtCq
「……あら、あなたまさか、出ちゃったの。もう、信じられないくらいかわいいわ。
かわいい私のデミトリ。大好きよ。あぁ、あなたのとっても美味しいわ」
胸に抱きしめた。熱い吐息がかかる。汗に濡れた髪を撫でる。
傷のない滑らかな、どこも綺麗な曲線を描いた体が大きな動きを止めて停泊している。
厚くその身を覆っている筋肉が、力を緩めているときには柔らかく素肌に感じられる。
そんなにも力を求めて、それを得て、その体も心も鎧で固めていなければ守れないものが
この男にはあるのだ、と思うとモリガンは切ない気持ちになった。
捨ててしまえば楽になれるだろうに、きっとそうは出来ないのだ。かわいそうに。
あの残虐な焦燥とは別の、汲みきれない思いが湧いている。
私だけのものにしてあげたい。かわいそうでかわいい、私のヴァンパイア。
いつまでもこうしていられたらいいのに。大丈夫よ。あなたなら。まだ終わりじゃない。

サキュバスの、ただ一度と交わす接吻がまだ離れることなく続く。その熱い下唇を丸い形にして、
引き抜くときに極限まで鋭く細く、突き入るときに究極に優しくたおやかに。
降伏の白標を一度揚げたくらいでは全く容赦される気配もなく、弱ったところを更につけこまれる。
お前にそうやって弄ばれていると、本当に全てがどうでもよくなってしまいそうだ。
それを恐れていたのに。
今だけだ。こんなことを、閨房の逸楽に耽りきったそぶりで言えるのも。
こうして引きずりまわされて、お前に繋がれているうちにしか、言えない。
――逝かせて欲しい、ここで、このまま。殺してくれ、その手で。
夜毎お前が見せる悪夢の中でと同じく錯乱のうちに懇願し喘いでいる。
だがそれが本心なのだ。愚かな私の。
こんなざまで、どうして支配できるなどと一時でも考えたのか。
身も心も自分自身が摩りつくされてしまうだけなのに。
こうして我が意志も圧し潰されていくのか。こうしてはぐらかされて。
自分は既に、全てを賭けて死ぬに相応しい最適の時期と舞台を逃し
長い間そのことに気がついていなかっただけなのではないかという底知れぬ絶望と恐怖に捉われる。

「頼むから、もう逝かせてくれ」
「どうしちゃったのよ、そんなに甘えた声をだして」
たわいない睦言に、ただならぬ気配が色濃くなっていくのを気づかないふりをした。
「本当に、限界だ、頼む、もう耐えられない、なんでもきくから、君の言うことはなんでも……」
「なんでもって……あなたは、全てを私にくれるのかしら」
「とうに、全て君のものだ」
「支配したいの? されたいの? どっちなのよ」
赤い瞳が潤んでいる。
「奪うがいい……。奪え、今ここで、私の全てを、この命も」
あなたがそんな顔をするなんて。自分からそんなことを言うなんて。柄にもなく胸が痛んだ。
「まだ余裕があるんでしょう。ねえ、呼んで。いつかみたいに。私を。
ちょっと、わかってるの? あなたの魔王の命令なのよ。しっかり目を開いて。
私を見て。聞きなさいよ」
ぐったりした表情の頬を、ばちばちと叩いて目覚めさせてやる。ちょっとふざけた口調で。
そうでもしないと自分が泣いてしまいそうだったから。

顔を叩いている細い手首を掴んだ。その手のひらに口付けると
掴んだ手首がぶるぶると震える。
「ああ、そんな顔をして微笑むな。ゆるしてくれ……。
モリガン、モリガン、モリガン、後生だから、逝かせて欲しい。
このまま。この手で。もう解放してくれ。私を。このくびきから。
君が魔王になるのなら、私は君を永遠に失ってしまう…」
あの指輪の嵌められていた中指を噛む。
失う? 自分で口にしておかしい。手に入れたこともないのに。
今この指を噛み切ってしまうこともできないのに。
馬鹿げている。本当に。もう無理だ。これ以上は。この馬鹿げた関係を続けることも不可能だ。
今夜体を離したらもう二度とお前を抱きしめることはない。
758蜜月(デミトリ×モリガン)6:2005/12/17(土) 22:58:33 ID:G+a2PtCq
モリガンはぞっとして掴まれた手を引っ込めた。
決して色恋沙汰などに収束されない、この男の最も暗い執念と嫉妬を見たという思いが
噛まれた指と心とを疼かせる。
「そんなことどうでもいいわ。でしょう? どうでもよくないの? あなたには。
私は私なのよ。魔界のことなんて関係ない。どうでもいいって…言ってよ!」
「魔界自体はどうでもいいのかもしれん。が、その統率者はどうでもいいことではない。私には。
私が悪いのだ。君に惑わされた。それが間違いだ」
「間違いじゃないわ。誰もが私に魅かれ、私を求める。当たり前みたいなものよ」
「間違いだ…」

その後は決して言えない。間違いだ。不覚にも、のめり込みそしてこんなにまで……。
自分を見失い、泥沼に溺れながらこのままの生を送ることに自分自身が耐えられない。
何かを賭けて闘っていなければ。
生きる意味を失い、なお永遠の命を保つ暗黒を、ベリオールは知っていたのだ。
野望に、復讐に、再起に、心を燃やしていなければとても耐えられない。
志を挫かれ、腐り、自滅の道をたどった者がどれだけ多いことか。
自分の運命はそれとは違う、と信じていなければとうに朽ちている。そのまま、お前を倒せばよかった。
もう、わかっている。お前を倒すことが自分には出来ないと。必要な力も意志も欠けている。
それだけなら、勝負を挑み早々に敗れ去り、敗者の烙印を謹んで拝受するのみだ。
だが、愚かにも、お前に惑わされて。こんな誘惑にさえ打ち勝てない。
そのことを持てる実力が発揮できない、お前が倒せない理由に理性がする。
感情がお前を失うことの恐怖を見つけ、本能までも闘いに躊躇を覚え淫靡な刺激に溺れきり…
納得しようとしている。無意識のうちに。自分の心が自分にブレーキを掛けて落とし所を探りだす。
甘んじてこの生を、この屈辱を受け入れようとしている。
卑しく…軟着陸の生温さに己が魂と誇りが朽ち果てようとも。
間違いだ。
お前が魔王となり、お前に遊ばれて喜びさえ感じ、何のために生きながらえようというのか。この私は。
到底許せない。耐えられない。そんな結末のために私はここまでやってきたのではない。
だから、
「もう殺してくれ。モリガン。私を。
君に殺されたい。他の男たちのように、無慈悲に蹴り殺されればそれで足りる」

逃げといわれても、卑怯といわれても。でなければ……
やはり私がお前を倒すほかはないのか――。
お前を失う苦しみか、私自身を失う苦しみか。どちらかを選ばなければならぬ。
これが罰なのか。私への。貴様への復讐心を抱いた罰か。
堕落に誘う淫魔を後継者に選んだ貴様の狙いは冴えている。感服するほどに。

そんなことを言うなんて。…あの、あなたが。
殺してくれ。それがこの男にとって最果ての、それでも自分に対する愛の言葉なのだ。
その顔に浮かんだ覚悟を見てしまった。その運命を。
デミトリ、この私は、いらないのよ。魔王の称号なんて。そんなもの全然望んでいないのよ。
と、きれて叫んでしまいたかった。だがそれを言ったら全ておしまいだ。
彼は既に復讐の機会を永遠に失ってしまったのだ。ベリオールが斃れた時に。
私では……だめなのだ。おそらくは。私を倒したところであなたが満たされることはない……。
それを無意識にでも知っているから、そんなにも苦しむの?
私の存在があなたを狂わせる。決して甘い夢ではなく。
あなたの理想と誇りを打ち砕く。私の望まない形で。

いつかこうなるとわかっていた気がする。だから闘いは避け続けてきたのだ。
先送りにして、今だけを楽しんで、その瞬間だけに燃え上がり
見なくていい宿命なら、目を逸らしたまま終わりまでいけると思っていた。
もう戻れない。
私が終わりにしてあげる。この因縁を。あなたに出来ないのなら。
あなたがあなたらしくなくなっていくのは、もうそんなあなたは、こんな運命は、見ていられない。

「デミトリ……。キスして、ここに。
私に証明してみせて。あなたの、永遠の愛と忠誠を」
759名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 23:02:07 ID:G+a2PtCq
次回後半
760名無しさん@ピンキー :2005/12/18(日) 01:34:58 ID:xGNaPksK
乙です!
そしてGJ!
それぞれの言葉、心情の描写がとても良いです。
モリに押されるデミという話はよくみますが、ここまで内面に
踏み込んだ作品は初めて読みました。

後半も楽しみにお待ちしています!
761名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 12:29:06 ID:lLWCjnxT
女性向きのエロって感じ
762名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 17:29:48 ID:vYUaX8ig
前編投下乙! そして後編の投下に大期待!!
デミトリが切なすぎて泣けた……。
匂い立つような文章のエロさがまた、ぐっと涙腺に来ます。
GJ!!
763名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 21:39:43 ID:kNInbwgL
リリスに陵辱されるモリガンきぼう
764蜜月(デミトリ×モリガン)7:2005/12/22(木) 19:03:09 ID:QXur1mCU
赤い瞳が見開かれ、凍りついたように萎縮する。

「デミトリ……。キスして、ここに。
私に証明してみせて。あなたの、永遠の愛と忠誠を」

「……そんなものを今更どうしようというのだ。まだ弄り足りないのか、私を」
「奪ってあげるわ、お望みどおり。だから見せてよ。あなたの全てを」
抑揚のない彼女の声だった。冷酷な支配者ではなく、追い詰められて最後の抵抗をする獲物の。
何を恐れる、お前が。
私の言葉か。それがそんなにお前を動揺させたのか。嘲笑って絞りつくすことも出来ないほどに。
その唇が震えている。怯えているように……。
急速に冷静な意識が戻ってきた。その身を引き起こし、強張って添わない体をなだめるように抱き寄せる。
「それが……、それが、本当に、君のして欲しいことなのか、ん?」
その行為の意味するところをお前はまだ知らない。
「そうなのか?」

モリガンは黙って微笑んでみせようとした。
平手打ちを食らわせて舐めきった態度を糾弾し、やっぱりふざけてみただけなのだと、言わせようか。
蹴り倒して、煽ったら本気で殺しあえるだろうか。
どれも上手くいきそうにない……もう溜まった涙が零れ落ちてしまう。
「してくれないの? おねが」
「言うな」
優しく抱きしめられる。瞼に唇が触れ、眉をなぞり、目尻にたまった涙を吸いとっていく。
「…それが君の望みなら、喜んで従おう……だが、君を…後悔させたくない。
君を、失いたくないのだ、私は」
「放してよ。後悔なんて、するはずないわ。私を何だと思っているのよ。
それともあなた自信がないのかしら、期待はずれと思われるのが怖いの?」
昂然と顔を上げ、自信に満ちた淫魔の態度で挑発する。
「あなたの全てを、味わわせてよ、私に」
でも、涙声になってしまった。あなただけは消えてしまわないと思っていたのに。デミトリ。
出来る。せめて最後に、その誓いがあれば出来る、私には。あなたを奪い、終わらせることが出来る。
吸血鬼は、やっと笑いを浮かべた。見たことがないほど情の込められた優しい笑みだった。

「わかった。いいだろう。……味わえ。この私が君に捧げるくちづけを。こころゆくまで愉しむがいい」
お前がそう言うのなら。その意に従うことこそ我が喜び。
下された罰を受けることに今更何を躊躇うことがあろう。そうだ。ここまでやってきたのはそのためだ。
己が定めをもう恐れはしない。貴様もだ。その権威ごと打ち破る。そして全てを手にする。
全てを――お前もだ、モリガン。決して失いはしない。

一瞬だけ唇が触れ合った。そんな風にしたことは確かになかった。
耳朶を甘く噛まれ、堪え切れない思いが溜息になって漏れる。
その声に反応するように、肌に触れた唇が震えるのがわかる。
感じられる。面と向かってはついに発せない言葉を告げているのが。
その心臓の鼓動が、感じたことのないほど高まっているのが。
なぜわかるかといえば自分も同じだからだ。デミトリ…。私自身が今初めて気がついたけれど、
こんなにもあなたを愛していたわ。ずっと。はかなく移り気な夢の分際で。
そう言ったら、あなたはどこまで信じてくれるのかしら。嘲り、鼻で笑い飛ばしてくれるかしら。
思い上がりの自信家の顔を取り戻してくれるかしら。
微かな声で呟いてみる。私もよ、私もあなたを…。
聞こえただろうか。
聞こえていたに違いない。一瞬彼の動きが止まるのを感じたと思った。
腕の中で強くしっかりと体が支えられているのに
その指先は壊れやすいものを大事にそっと扱うような軽い力で肌を撫でている。
そうだった……、この冷たく優しい手は数多の血に染まり、
とりわけ多感で脆い品物の取り扱いには長けているのだ。
765蜜月(デミトリ×モリガン)8:2005/12/22(木) 19:04:26 ID:QXur1mCU
温かい唇が首筋に触れている。限りない繊細さで。
この感触。全身のあらゆる場所が知っている。この感触を。
触れられなかったところはない。どんな小さな部分にも。全ての感覚が甦るような気がする。
その唇がこの身に触れた瞬間のひとつひとつが、その味が、一斉に開き薫りたつ。
甘い記憶に皮膚を覆いつくされて息が詰まり、気が遠くなる。

個々の感覚に自己の存在が分断されて、その一片一片が
愛しい男に所有され、占められて、埋め尽くされていた、窒息しそうなほどの恍惚感。
その感触が呼び覚ます、ひとつに結ばれていた幾夜の記憶は
こうしていつかまた細切れになって散っていくのか。

やがて、
そこに熱を感じた。
そして鋭い尖端を。
ああ。
それが欲しかった。
何よりも。
あなたのそれが、ずっと欲しかった。

処女は待ち望んでいるのだ、その味を知らなくとも。
圧倒的な力に破られて血を流し、己の全てが拉し去られる瞬間を。
私の吸血鬼。連れて行って。もっと高みに。私の知らない永遠の果てまでも。
連れ去って。彼方に。未だ味わったことのない悦びの極みに。私のデミトリ。
それこそ私が求めていたものだから。

もうその姿は優雅な貴公子のものではない。赤い瞳だけが光る黒い魔の姿だった。
愛おしい、変わらぬその声が祈るように囁いている。
「我が宿敵、私の運命の―致命の女、モリガン、君に捧げよう、私の全てを。
受けるがいい。最後のくちづけを。我が永遠の忠誠の証、そして君への果てなき愛の証だ」

滑らかな皮膚に鋭い牙の一撃が下された。


最初の瞬間から、想像を絶する鮮烈な快感に襲われた。
心臓の一打ち一打ちごとに、今までに知るあらゆる快楽の頂点を越えていく。
激しい戦慄。
こんな……。
こんなに素晴らしくも恐ろしい感覚があるだろうか。
これまでに感じた全てはこの瞬間のための前奏であり前戯でしかなかったのかとすら思える。
出せる限りの叫び声を上げた。上げたつもりでいたが、実際はわずかに開けた口の
唇の端から唾液と混じり合った血が垂れ落ちただけだった。
かすかな声も出せないまま、涙が迸り出た。魂の奥底から飛沫をあげて熱い潮が噴き出す。
体が、己を形作り支えていたものの全てが決壊していく。輪郭も溶け崩れ、鼓動とともに蕩け去る。
どんなものにも代えられない、あなたが、私の中にいる。私が溶け出して吸い出されている。
強く抱かれて、このまま吸い尽くされてしまうことだけを願った。このまま。
いつまでも続くこの至福。もう今が、この瞬間が永遠の、目眩めく悦び。
真の絶頂は高度でもなく速度でもなくこの密度だったのか。
全てが響きあい、充ち足りて揺蕩っている。
あなたに、包まれて。ああ、いい。もう、これで。いい。
もっともっともっと強く抱きしめて。ああ。放さないで。このまま。
よすぎて、いきすぎて、もうどこにも戻れない。どこへだろうと戻れなくていい。
いつまでも。
766蜜月(デミトリ×モリガン)9:2005/12/22(木) 19:05:50 ID:QXur1mCU
その血を味わうことは、無意識のうちに自ら科した禁だった。
最後の誘惑。それを領ったら、もうその先などないと分かっている。
腕の中でその体が慄く。甘い匂いが立ち上る。
数多の女体が髪を乱し肌を震わせて断末魔の歓喜に悶えるさまを感じてきた。
お前ほどの女でも、そうして震えるのか。か弱い生贄と何も変わりなく。
食い込ませたまま、脈打つ熱い流れを感じながら、しばらくは吸い上げることができない。
口の中に温い塊が溜まっていっても眩んだように知覚が竦んだままだ。
その液体に、お前の持つありとあらゆる官能が込められている。それを味わったら最後だ。
――なんという……。
一瞬にして正体を失い全てを奪われ崩れ落ちてしまいそうになる。
もう、何もいらない。ひとたびそこに至り溶け合ってしまっては。
お前が脈打っている。私の中で。お前を感じる。
お前はもう、掴んだと思えば飛び去り白日の光に散っていく見果てぬ闇の夢ではない。
この手のうちにあり、抱きしめればいつでも感じられる。
心地よいリズムで駆け発っていってはこの胸に必ず還ってくる熱い波音、
私に唯一無二の歓びをもたらす血肉。
お前の血の官能の上に我が永遠の調べは奏でられ、二度と途切れることはない。
私はもう滅びはしない。甦りもしない。私がお前の中に溶けてしまった。
お前は私のものだ。私だけの。放さない。どこまでも。
お前を手に入れた。モリガン。
……ついにお前を。


震えが治まり、唇を離す。力の抜けた体を抱き起こす。
「私が、わかるか?」
「……あなたよ。デミトリ」
「そうだ、君の…、お前の、あるじだ。
こちらを向いて、見せてくれ。私の虜となった顔を。
ああ、ゆるせ、モリガン、君を失うことはできなかったのだ。
この不滅の命を授ける。我が僕、我が…最愛の妻として永遠の時を生きよ」

この契りを永遠のものとするために
私の愛と忠誠が呪いのようにお前を縛りつけ二度と放さない。
モリガン、お前自身が望んだことだ。お前が目覚めさせた。その…報いだ。

蕩けた顔。涙に濡れた頬。我を忘れた虚ろな瞳。
だが、その言葉ははっきりと響いた。
「もう…いいわ。デミトリ。もう充分なの。いらないの。永遠の命なんて。そんなものはもう」

おとぎ噺の眠る姫は王子のくちづけで目覚めるのを待っている。
たとえこれまでが夢まぼろしで、これからが目覚めて生きる現実であったとしても、
いや、だからこそ、そんなものはいらない。いつか飽きるだけ。退屈してしまうだけ。
そもそも、私という存在が夢なのだから……
これから無限に続くであろう時間は、永劫の苦しみに違いない。
そんな牢獄に閉じ込めないで。私は何ものにも縛られない。誰のものにもならない。
私は全ての男が見る、闇の中の刹那の夢でいい。

「この血を、命を……これが、私の全てだ、全てを捧げるのに、受け取れぬというのか。
なぜだ。君の為なら、全てをくれてやる。私の全てを吸い尽くすがいい。
私の限りなき誓いを受けてくれ。この血を、飲むのだ」

「もう、いいのよ――真夜中の愉しみは、味わい尽くしたから」
女は微笑を浮かべ、固く唇を閉ざした。
その瞳が光を失っていく。
767蜜月(デミトリ×モリガン)10:2005/12/22(木) 19:07:56 ID:QXur1mCU
だめだ――応えてくれ。絶対に許さない。
どんなに拒もうと、必ず、無理矢理にでもこの精血を叩き込み
我が意志をお前の内に受胎させてやる、とデミトリが半ば絶望的に心を決め、
手をかけた瞬間、その肌が石に変貌していった。
サキュバスの最後の涙が零れ落ち頬を濡らす……その涙を味わおうとしたが
舌にざらりとした冷たい石の感触だけが残った。

自らの欲望に屈し滅びていく者、おまえもまたその一人。
とその顔が、慈愛に満ちた微笑で告げているように、デミトリには感じられた。
あの高笑いさえ響かせて。石に変わった涙の滴が床に落ちて乾いた音を立てる。

モリガン、遠い昔、私が弱い人間であった時代にもしもお前と出会っていたのなら、
一夜の夢にこの命を捧げて、私は幸福であっただろう。名も無き生贄の一つに過ぎずとも
その至福に狂喜して服従しただろう。信じて欲しい。その気持ちに変わりはなかったと。
だが、そうはならなかった以上…、この私だけがお前に与えることのできるものを与えてやりたかった。
恨むなら恨め。憎むなら憎め。いつかお前にもわかる時が来る。来て欲しい。


闇のみにあるのではない。私が志向するところは。
再生こそが我が定め。そして全ては永遠のものになる。
だから私が全てを手に入れる必然だったのだ。
ベリオール、貴様は真に偉大な王だった。
闇の旧き秩序の崩壊は我こそにあることを見抜いていたのだから。
最早、統べるべき魔界など必要ない。ただ絶対の、永遠の静謐と調和がそこにある。
私はもう…今までの私ではない。

闇の貴公子は、名実ともに、光と闇とを統べる帝王となった。


「君に、アーンスランドを倒せるとは思わなかった……今でも信じていないがね」
「ジェダ、一つ聞いておきたいことがある。救いを求めていながら…それに気づかぬもの、
それを既に与えられていながら自分が救済されたと思わないもの、
それらを君はどう扱う? 君の救済をついには拒み、理解しないものどもを」

「そのおかげで救われたと思われるようなものは、実際には真の救済ではない。
理解などされなくともよい。はなからそんなものは求めていない。だから同化できるのだ。
君も、同情など願い下げだろう?
ところで…そう、貴君はご存知だったかな。ベリオールがその昔、謀反の企てが発覚した貴族に
ある提案をした逸話を。アーンスランド家に帰属することを誓えば、家名と命を助けてやるという申し出だ」
「ふん、似たような話はどこでも聞くものだな。で、どうなったのだ?」
「帰属を誓った当主に、ベリオールは死を賜った。
……くくく、そうだ。お察しの通り、私だ、その当主とは。忠誠を誓い名誉ある死を魔王より賜った。
どうする? 偉大なる先例に倣い、今この私に下すべき判断をしたほうがよいのではないかな?」

「聡明な君は死なせるにはあまりに惜しい。今のように貴重な話をもっと聞かせてもらいたい。
礼としてこの花を取らせよう。……受け取って、くれるな?」

「ふ。どうせ拒否はできないのだろう――君だけだからな。魔王への誓いを拒否できたのは。
感謝もしないが、恨みもしない。私が以前言った時とこの世の運命は何も変わってはいない。
君の運命もだ、デミトリ。覚えておけ、私の言うことを。情けをかけたつもりでも救いを与えたつもりでも、
咲こうとしないものを無理に花開かせることは出来ない。
心に積もる未練の石を砕くのだ。今のうちに。それが君を闇に繋ぎ、二度と浮かび上がれなくなる前に」

後に冥府の王が自滅していったときにも、帝王はドーマ家の地に薔薇を贈らせたが
ついにその地に苗木が根付くことはなかった。
768蜜月(デミトリ×モリガン)11:2005/12/22(木) 19:09:14 ID:QXur1mCU
もうどんな美酒もどんな血も彼を酔わせることはない。
あの無限に思える一瞬を味わった後では、何もかもが色褪せて見えた。
あれほどに望んでいた、覇者の栄光さえ、彼を満たすことはない。

時折、滅びていった者たちのことを考えることがある。
追われるものの宿命なのか。もう誰も応えるものもない。

今でもその名を呟くと、あの感触が口内に甦る。
熱く蕩けるような粘りつく甘さ。眩暈のする陶酔。お前の血が私の体内に今も巡る。
それからなのか。憧れだけが激しく募り、満たされることのない渇望と果てしない虚無が、
お前の毒が、私を包む。

私はお前を滅ぼし、お前が私を滅ぼしたのだ、ゆっくりと。
お前か、自分自身か、どちらかを選ばなければならないと思っていた私は
そのどちらをも失ってしまった。

私はもう今までの私ではない。
今の私は、かつて私がそうであったものにすら及ばない。お前を失って。
お前を手に入れようとして自らの夢を破ってしまったのか。禁断の夢を。
魔界などどうでもよい。
魔王と呼ばれても変わらない。私が本来の私ではなくなったから。
お前が――私の全てを奪った。
モリガン。なぜ、なぜあの時この命も奪ってくれなかったのか。

すでに滅びた、この私を。
769蜜月(デミトリ×モリガン)12:2005/12/22(木) 19:11:39 ID:QXur1mCU
かつて冥府の王が予言した通り、この世界が崩壊する時が来た。
地響きが闇を揺るがし、絶対の光の力を持って目覚めた女の手が迫る。
既に光の世界を奪回されて、闇の帝王には対抗する術も意志もない。

帝王は、城にとどまり、全てが崩れ去る音を聞いていた。
永遠を味わった。悔いはない。もう甦ることもない。

あの石像を眺める。
愛した女の姿。今も変わらない美しさ。ついに手に入れることはできなかった唯一のもの。
自分のつけた牙の痕が石像の首筋にくっきりと残っている。その窪みを撫でる。
あの無限の抱擁。
お前を追っていることこそに意味があった。
どんなに夢見ただろう。持てるもの全てを捧げた。この血も、命も。
それを拒否した女。ついには応えてくれなかった女。


崩れる音がする。また一段、この城を築き上げている石が。

ぱらりと、砂粒がこぼれるような音を聞いた。
石像の項を撫でていた指先に、黒い欠片がついている。かさぶたのようにも見える欠片…。

その時、彼は見た。
手の中の石像が輝きを放ち、甦るのを。
その瞼がゆっくりと開き、静かな光をたたえた湖がきらきらと輝くさまを。
夢か――。
夢なのだ。遠い昔から、これは夢だった。
それ自身が夢だった。

「…デミトリ」
その唇が彼の名を呼ぶ。その両腕が、彼の体を抱きしめる。
そして、封印されていたもう一組の腕が、優しく頬を撫で彼の瞼に触れる。
吸血鬼の赤い瞳が、その指に嵌められた宝石の煌きを映して光る。
「眠りにつくがいい……我が忠実なる僕。
……私のデミトリ、いつか…お前にもわかる時がくると思っていた」

穏やかな威厳に満ちたかの声を聞きながら、
その手をとって口付けると、デミトリはゆっくりと目を閉じた。

魔王の黒い翼が崩壊する城から飛び立つ。光との闘いに備えるために。
闇の世界を侵食する曙の光に照らされ、魔王の腕に抱かれた吸血鬼の体は灰になって散った。

770名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 19:12:19 ID:QXur1mCU
終わりです。ありがとうございました。
771名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 23:16:26 ID:2D9zw13T
長編連載、乙でした、そしてGJ!!
同じ事しか言えないのが非情に悔しいのですが、デミトリも、
最後に欲しかったものを手に入れることができたモリガンも、凄く切なくて泣けてきました。
この二人ならこういう結末を迎えるしかないのだろうなと思える、説得力のある文章でした。
吸血シーンも色気のある文体で非情に良かったです。
途中で登場したジェダもいい味を出してました。

最後にもう一度、心からGJ!
772名無しさん@ピンキー :2005/12/23(金) 00:41:20 ID:V5H6PaHo
連載お疲れ様でした!
そしてGJ!! 
求め合いながらも相容れることがかなわない二人を最後まで描ききった、
素晴らしい作品だと思います。上手く言い表せないのがもどかしいですが、
それぞれの思いがよく伝わってきました。

某ヴァンパイア最大規模サイトに長編のデミモリ小説がありますが、あの
作品に匹敵する濃さではないかと思います。

最後に現れたのは、モリガンでありそしてベリオールなのでしょうか。
その腕の中で眠りにつくデミトリが安らかな表情をしていたのでしょうね。

良作をありがとうございます!
本当にお疲れ様でした!
773名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 21:35:55 ID:APs5iOed
エロくないんじゃが?
774名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 16:23:57 ID:BxGeHtUe
直截的な表現だけがエロって訳ではないような…。
はいはい個人差個人差。

連載乙です!
貴方の書かれる文章が凄く好きで毎回ワクテカしておりました。
雰囲気からにじみ出るエロさに憧れます。

775名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 19:22:57 ID:CqvZicbG
>>773
同意
エロくない小説逝きだな
776名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 19:27:57 ID:gjqfdM3C
文章が…
777名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 21:26:56 ID:4u5BX8Xu
それぞれモリガンに対してのイメージというか
求めてるものが違うからね

自分は基本的にこってりした鬼畜系がすきなんだが
モリガンに関してはこういう植物的というか肉を感じさせない文章のほうが好き
778名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 04:59:38 ID:H9pbPWyD
露骨下品なエロが好みな俺としては、眠たくなる作品だったな・・・
779名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 07:20:21 ID:oUt8r2XG
>>778
同意
780名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 15:14:43 ID:7A7xWnje
自分にはジャストフィットだった。
やっぱエロって十人十色だよなぁ。
781名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 20:19:51 ID:1hfJcKx+
エロをついでのように入れるだけならエロパロ板に投下する必要なし
782名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 21:51:03 ID:oUt8r2XG
>>780
自演乙
783名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 22:05:59 ID:lV0fhFPo
自演してるように見えるのはむしろ>782www

てか自演だろうがそうでなかろうがどうでもいいけど
主観の押し付けウザス
784名無しさん@ピンキー :2005/12/25(日) 22:47:08 ID:7aDsoSfC
まあ文句に対する話題はスルーってことで。
そもそも気に入らない作品は叩かずスルーってのが荒れを防ぐ
方策なんだし。それに応じてちゃ荒れてしまう。
785782:2005/12/25(日) 23:31:22 ID:oUt8r2XG
俺が一体どう自演しているように見えると?
786770:2005/12/25(日) 23:59:12 ID:GZCWnzbq
さまざまなご感想ありがとうございました。嬉しいお褒めの言葉も既にいただき、
この上野暮な自演行為など到底無用です。
批判的なものも含めてレスから新たに気づくこともあり大変ありがたく思います。

抜けね、つまんね、好みがこうだから合わない、というような自作に対する批判は
当然甘んじて受けますが、スレ違い板違いといわれるとちょっと…
保守がわりとしてもスルーしてもらえないものかという気分にもなりますが。
他の作品の投下がしにくい状況になってしまうと残念です。
思い入れのあるゲームなので、このスレの繁栄を願っております。
自分で書くものはどうしても限られたカプ、傾向になってしまうので
これからもいろいろな作品が読めたら嬉しいです。
787名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 00:34:09 ID:5wO04ZCK
>>786
乙です〜。
場違いな書き込みは気にしないでください。もし他の作品が投下しにくく
なってたとしても>>770さんのせいではありませんし。

次の作品も楽しみにお待ちしてます。
788名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 21:55:36 ID:L19a9x+5
hosyuage

友達の家でダクコレやったんだが、モリガンて意外に女性受けいいのね

で、その後数ヶ月ぶりに公式ページいってみたんだが…
もう放置なのかな、アレ
789名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 19:23:39 ID:lW1Iv9KA
モリガン好きってむしろ女性に多いような
790名無しさん@ピンキー
うん。女性作家の同人読んでもモリガン好き・良い女性だと
評価してる人が多いね。