魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第2話

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785名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 20:52:01 ID:hpXB8w4R
マーガレットさん、乙&GJです!
弥子かわええ…(*´Д`)

お仕事がんがってくださいノシ
786名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 15:02:23 ID:QmN0lKrt
マーガレットさん、相変わらず素敵なネウヤコでした。私もこんな可愛い弥子が書けたらなあ。
私の盆休みも今日までなので、懲りずに笹ヤコ投下します。
787黒住化粧品:2005/08/16(火) 15:07:29 ID:QmN0lKrt
手首の痣。
それは普段スーツの袖で隠れていて、署内の人間が気づくはずもない。
手錠の痕。
あの夜、確かにつながっていた彼女と同じもの。
車を走らせながら、ハンドルを握ったとき、わずかに痛みを感じる。
夢ではなかったと。
彼女もあれを夢と済ませず、ふたりの関係の延長を望んだこと。
彼女の気持ちは、どこまでが真実なのだろう。
痣が消え去っても、同じ気持ちでいてくれるのだろうか。
笹塚は無表情な顔の下で、焦りを覚える。
大人になるのなんて、待ってられない。
「…そうだよな」
君は自分の立場をもう少し、自覚したほうがいい。

探偵事務所の前まで来ると、中からただならぬふたりの会話が聞こえてきた。
「ネウロ……勘弁して。もう無理。これ以上は無理」
「カメ虫の分際で、我が輩に意見しようと言うのか? ならばこれはどうだ?」
「あ…っ、ああっ!? なんてことを!? 信じられない、私の…! 私の大切なものがっ!」
「それはすまないことをした。ならば我が輩は貴様をこう攻める」
「いやあああああっ!? あかねちゃん、何か言ってよ! …言えるわけないか」
「そらどうしたヤコ。次は貴様だ。存分に我が輩を楽しませろ」
「う…」
「どうした…? できないのか…?」
「で、できない。無理だよ…」
「ならば罰ゲームだ…覚悟はいいな…」
ばたん!
「ひやっ!?」
「これはこれは、笹塚刑事」
「………何、やってんの、おたくら」
無表情な顔に汗をにじませドアを開けた笹塚は、ふたりを見て思わず膝をつくところだった。
「あ、これ、ご存知ですか?」
「…俺が小学生くらいの頃見た記憶があるけど」
「ネウロがやってみたいって言うもんだから」
プラスチックの小さなおもちゃをつまみあげて、弥子が苦笑交じりに向かい側の男を見る。
「なかなか愉快なゲームですね。先生がお優しいので、いつの間にかこんなにどれ……人質が増えてしまいまして」
ネウロはにっこり微笑んで、目の前に並べられた人型のプラスチックのおもちゃを満足げに見下ろす。
「いや、それ子供だから! 人質とかそんなの、『人生ゲーム』の設定にはないから!」
弥子のツッコミを聞きながら、笹塚はきょろきょろと辺りを見回す。
「笹塚刑事? どうされました?」
ネウロの言葉にも顔を向けず、笹塚は言った。
「いや、なんか他にも誰かいるようなことを、ドアの外で聞いたからさ…」
「ちち、違います違います! あかねっていうのは、この子の名前で!」
何故かひどく取り乱した弥子が、必死になって手の中のおもちゃを笹塚に向ける。
明らかに嘘で、何故弥子が自分にそんなことを言うのかと、笹塚はぴくりと眉をひそめる。
「どうせなら違うルールで遊ぼうと先生が言い出しましてね、先生が養っていた家族のほとんどを、借金のカタに僕が貰い受けまして」
「信じられない! 預金もいくらかあって、家族団欒で旅行しようとした矢先に! あんたが! あんたが全てを!」
「ですから言ったでしょう。ギャンブルでもなんでもして、奪われた家族を取り戻せばいいと」
「う…!」
弥子はボードの端にあるルーレットを、恨みがましい目で見つめた。
788黒住化粧品:2005/08/16(火) 15:10:45 ID:QmN0lKrt
「このままじゃ私は破滅よ…! どうすれば…」
「仕方ありませんね。先生もいっそのこと、僕の陣地に来ればいいんです。そうすれば、楽しい毎日が待っていますよ」
ネウロは穏やかに言った。
「ってそしたらゲーム終わりじゃん! あんたのひとり勝ちじゃん!」
「そうですよ。全く、先生のお遊びに付き合わされる僕の身にもなってくださいよ。これでも忙しいんですからね」
「こらああああっ!」
「…なんか忙しいみたいだから、今日は帰るわ」
複雑な思いでふたりを見ていた笹塚は、差し入れのケーキを空いたソファーの上に置き、くるりと踵を返す。
「あっ! 笹塚さんっ」
弥子が慌ててこちらへと向かってくる。
胃がむかむかする。
こっちへ来るな。…早く来い。
一体どちらの言葉を彼女に向ければいいんだ。
静かな足取りで歩き出しながら、笹塚はポケットの中の手を握り締める。
ちくちくと、手首の痣が痛んだ。

「笹塚さん!」
ドアを閉めると同時に、弥子は笹塚の前へ回りこんだ。
「いいの? …随分楽しんでたみたいだったけど」
笹塚は淡々と言うが、どうしても棘のある言い方になってしまう。
弥子ははっとした顔をして、それからわずかにうつむいた。
「…ごめんなさい」
「なんで、あやまるの」
「……わかんない」
切れ掛かった天井の電灯が明かりを点滅させる。
黙り込んだふたりの耳には、外を走る車の音と、どこかで鳴くセミの声しか聞こえない。
重い沈黙を体にまとわりつかせながら、目の前でうつむく少女を見下ろし、笹塚は舌打ちしたい気分になった。
「君は俺のものじゃないし、あやまることなんてないよ。…それじゃあ」
「さ…!」
泣きそうな弥子の声が背中に刺さる。
らしくない。
身体を重ねた程度で、弥子の全てが自分のものになるわけじゃないのに。
ほんとに、らしくない。
笹塚は小さく息をつく。追いかけてくる弥子に気づかれぬように。
「あ、おい!」
唐突に前方から男の声がした。
「あれ、吾代さん?」
弥子が振り返った。
「なんだよ、おめーここにいていいのか?」
電灯がちかちかするので、目の前の男の顔がよく見えない。
…なんだ、あの趣味の悪いシャツは。シャツも人間も柄が悪い。なんでこんな男が弥子と?
「え? なんで?」
「なんでじゃねーよ。…あいつが、なんか家族がどうの、奴隷がどうのするからすぐに来いって今」
笹塚をまるきり無視して、吾代がしゃべる。挨拶もできねーのかと心中でごちる。
「もっとやりたいんだ…人生ゲーム…」
「ああ? ゲーム?」
「う、ううん。気をつけて。あいつかなり強いよ」
笹塚の存在を忘れたように、ふたりが会話をしている。
笹塚はぼけっと突っ立ったまま、無言でいる。
すれ違いざま、吾代がちらりとこちらを見たような気もしたが、笹塚は意地でも見返してなどやらなかった。
吾代が悪態をつきながらドアの向こうに消えるのを確認すると、弥子はおずおずと笹塚を窺うように見上げる。
「…誰、今の」
「えーと」
弥子は誤魔化すように笑った。…またか。
789黒住化粧品:2005/08/16(火) 15:14:58 ID:QmN0lKrt
笹塚は弥子の脇を通り過ぎる。弥子がそれを追う。
ゆっくりと歩いてるつもりでも、弥子は小走りでついてくる。
これが、ふたりの時間の違いなのだ。
ゆるゆると時を過ごしている笹塚に比べ、弥子は子供から大人へと急激に成長しようとしている。
君は俺のものじゃない。
俺だって君のものじゃない。
だけど思う。思わずにはいられない。
エレベーターが5階で止まっていた。1階上か。
階段を使うのが面倒で、笹塚はボタンを押す。
「笹塚さん…あのね」
その隣で、弥子が思い切ったように口を開く。
ちん、と音がして、エレベータが到着する。
「きゃっ!?」
開いたと同時に弥子の腕をつかむ。悲鳴などあげても許してなどやらない。
笹塚は弥子を引きずるようにしてエレベーターの中へ押し入り、閉まるボタンを押してから、最下ではなく、最上階のボタンをこぶしで叩き付けた。
「笹塚さ…!」
「俺、言ったよな」
怯えきって自分を見上げる弥子の顔。青白くて、目に涙が浮かんでいる。
君が俺に向けるのは、そんな顔と、愛想笑いばかりだな。
笹塚はそう思いながらも、決してそれを表情に出すことはしない。
だんと、弥子の顔の横に両手を突いた。上がるエレベーターの箱がわずかに振動する。
「君は自分を自覚してない」
「自覚…って」
涙で潤む瞳の中に、冷酷な自分の顔が映っていた。この顔で女の子を追い詰めているのでは、怯えられても仕方ない。
「気づかないならいいよ。俺、そういう人間じゃないから」
弥子の頬を、じんじんする手の平でなで上げる。産毛がさわさわとして、手の平をくすぐる。桃のようだった。
「自分でも勝手だと思うよ。でも」
でもね。
何かを言いかける唇。
ああもう、何も言うなよ。
笹塚はそう思いながら、弥子のそれにかぶりついた。
エアコンがわずかに効く箱の中、監視カメラが設置してあるが、別にいい。偽物でも本物でも、見たいならいくらでも見ればいい。
壁際に追い詰めて、逃げられないようにして。
くちゅくちゅという水音をさせながら、笹塚は弥子の口内をかきまわすようにして犯す。
このまま君が死んじゃってもいいや。
どこかで危険な言葉が響く。
息ができないと逃れようとする顔を手で押さえる。舌を差し込む。唾液を流し込む。
こくんこくんと弥子の喉が上下して、必死にそれを飲み下す音まで聞こえるのだから、場所をここに選んだのは正解だった。
ちんという音と共に、最上階でエレベーターが止まり、扉が開く。誰も乗ってこない。
そもそもこのビルに人はあまりいないのだ。金融業者が一時根城にしていた場所だ。うかつに人は入ってこれまい。
「ふあっ…あ、あ…」
果実にむしゃぶりつくように弥子の唇を存分に味わい尽くして、ようやく顔を離す。
赤くぽってりと腫れる弥子の唇。どこか夢うつつの瞳が、間違いなく色香を伴って笹塚を見ている。
「…案外いやらしいんだ。弥子ちゃんって」
自分のことは棚に上げて、笹塚は閉まるボタンを押した。
「だって…!」
はあっと息を吐き、弥子は壁に手を当てて、内股気味になる。
「我慢できない?」
「…あ…」
男が女の嬌声を好むように、女も男のこの声が好きなのだ。
「じゃあ、お願いして」
「笹塚さん…」
のぼせたような弥子の顔。風呂上りの女の色っぽさを感じさせた。
「なに?」
「……お願い……」
搾り出すようにして紡がれるその言葉と同時に、弥子はぽろぽろと涙をこぼした。
「はい、よくできました」
笹塚は優しくそう言ってやると、弥子をくるりと回転させ、首筋に唇を寄せた。
790黒住化粧品:2005/08/16(火) 15:19:33 ID:QmN0lKrt
「ん…」
肌が泡立ち、舌を乗せるとざらざらする。身体から湧き出る暑さが、舌に汗をなめとらせた。
スカートの下から手を這わせ、柔らかな太ももを軽く刺激する。
「あぁっ…」
弥子が過剰に反応して身体をくねらせる。
「だめ。逃げないで」
やわやわと太ももを揉み解し、じわじわと手を移動させると、ほどなくしてショーツの境目にたどりつく。
「やあぁっ」
汗でしっとりと湿る中、指をしのばせ、茂みの奥に到達する。
「ふ……っ」
「感じやすい子、俺嫌いじゃないよ」
割れ目からはすでに充分すぎるほどの蜜がこぼれおち、ショーツを使い物にならなくさせていた。
わざとショーツから指を出し、布越しから割れ目を押し付けるようにしてなぞる。
「あ…いや、いやあっ」
「何が嫌? 直に触れて欲しいなら、そう言って」
耳元で囁いてやる。すでに耳まで真っ赤になった弥子が、荒い息を吐きながら、壁に額を押し付けている。
ぴちゃんと、愛液が床に滴った。その音にぶるりと震えた弥子が、小さくつぶやく。
「ちゃんと…ちゃんと、触って…」
「いいよ」
笹塚は両手で弥子のスカートをたくしあげ、そのまま尻をなで上げた。びくんとする弥子の耳たぶを甘噛みし、ショーツをずりさげる。
汗と愛液で濡れるショーツは縄のようになり、弥子の膝辺りで止まった。
「人が来たら、どうする?」
弥子の肩に顔を預け、笹塚はズボンのファスナーを下げた。
「えっ」
途端に我に返り振り向く弥子の肩越しからまた唇を吸う。
「そしたら、誰も君に近づかないだろうね」
ちゅっと音をさせて唇を放し、笹塚はどこか楽しそうに言った。
「あ…っ」
「俺はその方がいいと思ってる」
「あああああっ!」
言い終えると同時に、笹塚は腰を突き出した。
不意打ちに弥子が悲鳴をあげる。笹塚は弥子の腰を両手でつかむと、容赦ない動きでずんずんと腰を動かす。
ぐちゃぐちゃと粘着質な音。弥子の嬌声。エアコンも意味がない暑い箱の中。ぽたぽたと落ちるふたりの体液。それらがふたりの思考を曖昧にさせていく。
すでにスーツとシャツは汗で背中にへばりついている。額からも絶え間なく汗がにじんでは目の中に入る。
それでも目の前の女を犯しつくすまではやめられない。
はあはあと獣のように荒いこの音は、自分の呼吸音か。俺も人間なんだな。
能面のように動かない笹塚の表情が、その時普通の人間のように緩んでいたことを、後ろ向きの弥子が気づくことはない。
熱い肉の壁がきゅうきゅうとしまる。その圧迫感に、笹塚はたまらず息を呑む。
「あん、あ、あ、あうっ、ん…!」
子犬のように甲高い声が、次第に遠ざかっていく。
「……くあ………っ」
全てをぶちこむつもりで、腰を大きく突き出した。
「んあああっ…!」
弥子がたまらず、頭の遙か上に手をついた。ぼやける視界の中、手首の痣が色鮮やかに目に映る。
咄嗟にその手首をつかんでいた。裾がわずかに下がり、自分の手首の痣も露になる。
「…弥子……っ!」
無意識にそう呼んで、弥子の下腹部をもう片方の手で押さえた。
もっと。もっとつながらなくては…!
791黒住化粧品:2005/08/16(火) 15:20:32 ID:QmN0lKrt

ちん。
エレベーターが4階で止まる。冷たい風がこの上なく心地いい。
「…おや、笹塚刑事。まだお帰りではなかったのですか」
案の定というべきか、目の前でにこやかに立つ男の顔。
不思議と今は、腹も立たない。
笹塚はそっけなく言った。
「ああ。ちょっと彼女と話があったから」
「…そうですか」
言いながら身体をずらすと、どこか疲れたような、恥ずかしそうな弥子が、わずかに赤く染まる頬はそのままに、えへへと曖昧に笑っていた。
「んじゃ弥子ちゃん、また」
「は、はい」
エレベーターから降りると、笹塚は手を上げて階段を目指して歩いていく。
「おや、エレベーターは使わないんですか?」
どこか面白そうに尋ねるネウロに振り向きもせず、笹塚は肩をすくめた。
「もう使ったからいいんだ」
「……ほう?」
そのまま行く笹塚の背が見えなくなると、落ち着かない様子の弥子を見下ろして、ネウロは言った。
「雑用は我が輩に身ぐるみはがされて、泣いて帰って行ったぞ。貴様より話にならなかった。
 子供もひとりも作れず、妻は事故死だ。まるでヤツの今後の人生を見ているようだった」
「何もそこまでしなくても…普通にやろうよ、普通に」
「普通か」
「そうそう」
弥子はまだほんのりと赤い頬をネウロに向けて、笑った。

「でも子供はいいや。先約があるからさ!」




終わり
792黒住化粧品:2005/08/16(火) 15:24:46 ID:QmN0lKrt
都合によりらしくないネウロが出てしまいました。
ジャンプが休みだと萌えもなかなか発掘されませんな。
いつもあまりエロくなくてすみません。もっと精進します。
前回の吾ヤコにレス下さった方、いつもありがとうございます。本当に感謝しています。
また萌えができたりご指名があったら参上いたします。失礼いたしました!
793名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 15:59:35 ID:cg1yLYC1
乙、そしてGJ!

>>いつもあまりエロくなくてすみません。
十分エロいと思う。
794恋する遺伝子:2005/08/16(火) 16:14:38 ID:bpTHJqVK
まってましたー黒住さん大好きです。GJ!
これからの4人の人生が気になったりしました。
冷静と情熱の同居する男・笹塚・・・・笹ヤコいいなあ
またぜひお時間できたら投下してください、お待ちしてます・・・・!

それにしても相変わらず神が多くて雰囲気のいいスレだなーここ。
作品を投下しやすい空気を保ってるみなさんの力で成り立ったスレだ。
これからも職人様方の光臨を待ってるよ。幸せだー
795名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 16:24:28 ID:JoqnDzgI
GJ!えろかったですハァハァ
笹ヤコもえ〜なあ
796名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 18:01:19 ID:RGpfMSfI
GJ過ぎて何と言えば良いやら…

盆休み最後の日をハァハァしながら過ごせて幸せです。
個人的にエレベータエチーは好きシチュなのでたまりません
うっかり笹ヤコに転びそうです
797名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 20:51:16 ID:0rYZLtyh
久しぶりに来てみたら少し人口減ってるみたいですね。
神残りはしているようだが。

・・・というおいらもここを卒業したくち。
祭りの後くらいでお腹ぽんぽんになったのでした。
神様達、どうもご馳走さまでした。
798名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 21:39:14 ID:1gqdVkxQ
>>792
一応赤丸ジャンプの袋とじに書き下ろしがありますよ。

>>797
分っててもあまり寂しくなるような事は言わんで…
799名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 00:47:41 ID:+PYLUCVx
え、コレで人数少ない方なの!?( ̄口 ̄)
何はともあれ黒住さまGJ!!冷めていそうで中身は熱いマグマ(嫉妬心)な笹塚萌えス(´∀`*)
800名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 01:12:17 ID:vVHW+rfx
800だったら来週から弥子がザンプのお色気担当
801名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 01:22:25 ID:DKlydqmu
>>800
GJ
でもひんぬーだから無理ぽ
802名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 02:14:23 ID:zlrmLBh9
>>801
貧乳をおぎなうべくパンチラが増えればなんとか…
ならないかなorz
803名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 09:34:30 ID:70nyajt1
ヤコって1巻見ると、コマによっては乳あるけどね。
804名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 21:59:34 ID:H5SMFIVr
ほら、最近のブラは良くできてるから。
でも、そんな色気のないところが好き。
805名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 22:28:22 ID:nVSRugw3
一巻時点は冬から春だったから、着膨れしてたんだよ、きっと。
806名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 22:45:02 ID:c9xroFv/
竹田刑事を指差してるときが一番でかいかも。
807名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 23:44:03 ID:0O3bMO1d
でもパジャマのシーンでもそこそこはあるようには見えたけど
808名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:12:59 ID:Vwv05rh7
センターカラーで私服着てた時が一番胸ないと思った。
809名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:33:57 ID:ZdsrV2Ts
ヤコの胸ネタはもりあがりますな。
810名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 16:00:36 ID:TdVHcI6A
>>809
座布団一枚
ノ■
811名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 16:28:49 ID:U8JvFsA2
>>810
それは座布団じゃなくてもしかして…。
812名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 19:15:50 ID:Lp9IuxpA
もしかして…。
813名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 19:26:43 ID:4TbLAQWV
もしかして…。
814名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 20:55:19 ID:fy8yYqOT
中身は山田君かな…
815名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 20:55:48 ID:VlS8HG/X
神達のお盆休みは終わってしまったのか…
DCSでも注入て待つとしよう…クシカッ
816完の人:2005/08/18(木) 22:01:34 ID:AfbL+hy9
何か誰もいないみたいだから今のうちにシロ島太郎晒しとく
ちょと出来が微妙だからうpで勘弁。語り部っぽく書くのムズカシス

ttp://ccfa.info/cgi-bin/up/src/up14943.txt
817名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 22:45:18 ID:kUYDLDtB
ワロタw
何だこのカオスは!
818名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:00:03 ID:NWPvGw0s
ホントカオスだな。ワロスwww
完の人乙でした!
819名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:13:00 ID:ppWVdGGm
完の人すげーwww
長い一日の終わりに笑わせて貰いました。
乙ですー。
820名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:43:24 ID:Q9yNpw7U
完の人、あんた最高だよwww
ネウデレラ楽しみにしております。
821三文字:2005/08/19(金) 00:03:13 ID:EDIvoVWy
完の人のおかげで俺頑張れそうな気がする
822夏風邪:2005/08/19(金) 00:50:56 ID:EDIvoVWy
>>771 フェラ絵描いてねー

「先生の宿題はおまかせくださいミ☆」
ネウロのウィンクは誰をも惑わす。
母は安心して仕事に行き、
美和子さんはせっかくの男前の為に昼食と、
おいしい夕ごはんを作っている。
シロタ程ではないが、おいしく作ろうという情熱は…
父が死んで以来である。
お父さん。この家庭教師であり助手は。
厳しく甘いのです。
「無理!もう無理よ!!」
「貴様にならできる…そもそも、できなければ困るのは貴様だ」
「ううう…」
[弥子ちゃん、ファイト!]
あかねちゃんは百科事典にくっついている。
父の遺品であるセットのまだ1巻目なので、まだまだ充電は大丈夫。
仮に終わっても建築資料がたくさんある。
…宿題もたくさんある…
「あかねをくっつけるぞ」
「いや!それはやめて!もっと無理!!」
高等数学なんてまっぴらごめん!
ああ…今頑張れば…美和子さんのごはんが…
負けない…! でも解けないものは解けないんだけど…
「それにしてもワラジムシ…そんなものも解けないとは…」
ああやめて、そんな悲しそうな目をするのは。むかつく。
「見ないで。そんな目で私を見ないで。むしろ見るな」
「これが見ずにいられるか」
ちょっと。顔近いってば。
「…見るなら代わりに解いてよ」
「それでは貴様の為にならん」
意図してないんだろうけど。じっと見ないでってば。
「じゃぁ見ないでってば」
「断る」
「なっ…!!」
ネウロの手が頬に触れたかと思ったら。
「貴様が苦しむ姿は、実に愛しい」
厳しいネウロのキスは、すごく甘かった。
823夏風邪:2005/08/19(金) 00:51:49 ID:EDIvoVWy
「うふ…むむぅ…っ」
あたし、どうしたんだろ。
キスしたら、いきなり頭を掴まれて。
下の方に持っていかれて…
強制的に、「嘗めろ」って命令されて。
ここはあたしの家で。
美和子さんがご飯を作ってて。
「はあっ、ああぅっ」
手首が痛いよ。
見えないけど、これ手錠だと思う。
ネウロがじっと見つめてくる。
いつもおしゃべりなのに。
何で黙ってるの?
「んんぅっ」
あぁん、髪の毛引っ張ら…ないで…
だめだ、あたし、感じてる。
でもだめ…ここはあたしの部屋で…
隣はお父さんの仏壇があって…
「ふぐぅぅぅっ!!!」
くるしい。
苦しいよネウロ。
両手であたしの頭掴んで…
強引に前後に動かして…
やだよ、吐きそう。
でも…ネウロが感じてくれるなら…
〈ことんことん〉
「!!!」
お母さん?美和子さん?
階段を登る音が近づいてくる。
だめ、入って来ないで…
んふぅ!?

……
………
「…どうやら去って行ったようだな。
 洗濯物でもしまいに来たのだろう」
「ネウロ…」
突然口を塞がれ、外された後に口をついた言葉。
泣きそうな目をしているんだろうな、私。
「続きは昼食の後だ」
824夏風邪:2005/08/19(金) 00:52:43 ID:EDIvoVWy
「弥子ちゃんの宿題の進み具合はいかがでしょう?」
「さすが先生です。事件をたくさん解くためにも、
 今日中に宿題を終わらせる程の勢いなんですよ」
「まぁ! 亡くなった旦那様も草葉の影から喜びます…」
と言いながら美和子さんが前掛けで涙を吹く。
家庭教師は一応食事をとる事にしている。
私? 私は…
「先生? どうしたのですか。
 しっかり食べないと午後からの勉学に支障が出ますよ」
「え… あ… う、うん…」
茹でたソーセージってさ…なんだか…
「味付けが薄かったでしょうか?
 サラダのドレッシングでよろしければございますが」
「い!いや!大丈夫よ美和子さん!!」
よりによってサウザンアイランドもなんだか…ねぇ。
てゆーかあんな事の後では私だってなかなか食べれないってば。
「心配でございます…ご飯2杯なんてあまりにも少なすぎます」
「先生、まさか風邪でもひいたのですか?」
ぺたっ
「!」
「美和子さん、大変ですよ!先生は熱があります」
「本当ですか! 念のため計りますね、しばしお待ちを」
おでこにあてた手のひらが、次第に南下してくる。
美和子さんが慌てて体温計を取りに行ったか行かないか、
ネウロは…私の胸に…
「ネウロぉ…あたし…風邪なんか…」
「これからひくかもしれないのでな」
「! な…!!」
してやられた。
こいつは。こーいう奴だった。
825夏風邪:2005/08/19(金) 00:54:28 ID:EDIvoVWy
次の日。
ネウロがつやつやしている…
あかねちゃんは建築の本に移っている。なぜなら、
「宿題の続きをまた今日も行う」ことになったからである。
「夕ごはんの時もつきっきりで看病する家庭教師」のせいで
今日辺り「微熱が出そう」ではあるが、
私は「喉が痛い」だけで済んだ。
「間接が痛い」のも「風邪の初期症状」という…事になっている。
冬になったらどのくらい「風邪をひく」のだろう…

おしまい。
風邪はいい。敏感になった弥子の喉を撫でるってのもすこぶる良い。
826373:2005/08/19(金) 00:57:15 ID:8kVdy/k+
久しぶりに来てみたら・・笑いました、かなりw
完の人乙です!
827名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 01:15:25 ID:RnffxVCZ
三文字氏乙
風邪エロス
828三文字:2005/08/19(金) 01:30:39 ID:EDIvoVWy
【ドクター】病院でエロストーリー2【学用患者】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106144150/499-505
いいインスピレーションキタコレ!
やっぱ発熱はいい。とてもいい。
829名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 08:15:45 ID:dw7NlweT
あぁそういえば、その昔、フェラ→口内発射で喉が痛くなって、
なかなか治らないと思ったら、そのまま風邪に突入したことがあったなぁ。
それはともかく、ヤコたんはエロかわいいなぁw

三文字神様乙っした!!
830474:2005/08/19(金) 22:39:35 ID:Xd816usi
以前474でヤコ自慰の話を書いた者です。
気づいたらその続きみたいなネウヤコができあがったのでこっそり供物代わりに投下させていただきます。
中途半端な視姦のような話です。
「ネウロがヤコの自慰中の声を聞いていた」みたいな前提で読んでいただければと思います。
831474:2005/08/19(金) 22:40:38 ID:Xd816usi
「呼んだか、ヤコ」
いきなり降って沸いた声に眼を見開く。
慌てて仰向けになれば、ネウロが天井からぶら下がり上目遣いでこちらを見下ろしている。
「あ…あんた…一体何時からそこにっ」
思わず起き上がる。動揺で声が上擦る。ネウロは直前まで顔を近づけ、意地の悪い笑みを浮かべる。
「謎を探していたら貴様が呼ぶ声がしたのでな。ちょっと立ち寄ってみたというわけだ」
「よ、よぶ、って」
呼ぶってまさか…さっき自分でした時のあの…!?
「普段は気にも留めないが、随分と珍しい声色をしていたのでな」
にやにやと笑うネウロ。こいつ絶対わかってる。わかっててやってる。
ため息が思わずこぼれた。
さっきまでの甘い一人芝居の相手がここにいる。だけどその表情もしぐさも、私の妄想とは程遠い。
それが切なくて、理想に逃げているのが恥ずかしくて、何より自分の甘い時間を壊された気がして思わずうつむく。
―――知ってるもの、片想いだってことくらい。伝わらないんだから、夢くらい見たっていいでしょ?
「ヤコ」
呼びかけられて視線を向ける。相変わらずの笑み。
ふてくされる隙さえ与えてくれない。ネウロはくるりと地面に降り立ち、有無を言わさぬ口調で問い掛ける。
「何をしていた?」
「な、何、って」
「我輩を呼ぶ前、何をしていたかと聞いたのだ」
ぼんっと顔から火が出る。
「な、なんだっていいでしょ!?あんたには関係ないわよ」
「我輩の名を呼んだのに我輩に関係ない、と?」
「そ、そうよ、関係ないわよ、わかったら帰って」
ほぅ、とネウロがつぶやく。私は慌ててそっぽを向く。
「では」
ぐいっと右腕をひっぱりあげられる。
「この白いものはなんだ?」
「!」
ぎょっとして右手を見る。確かに指先に白い乾燥した何かが付着している。
それが何かは考える必要もない。貪った後拭いてもいないし洗ってもいないのだから。
くん、とネウロが指先の匂いを嗅ぎ始める。
―――やめて、見ないで。そんな眼で見ないで。
確かにあなたを思い浮かべてやったことだけど、でも、そういう気持ちじゃない。そんな興味だけで掘り返そうとしないで。
勝手だと思いながら必死で願い続ける。ネウロの表情の変化なんか見ていられない。見てしまったらたぶん恥ずかしさで息が止まる。
「ふむ」
手を離される。ほっとしたのも束の間。
彼は息が止まる以上の衝撃の台詞をさらりと口にしてのけた。
832474:2005/08/19(金) 22:41:41 ID:Xd816usi
「ヤコ、我輩の前でそれを再現しろ」
「―――え?」
「だから、我輩を呼ぶ前にしたことを我輩の前でやれと言ったのだ。そんなこともわからんのか、豆腐」
「ちょ――ちょっとま――」
間髪いれず、ネウロが手袋を異形に変える。できなければ刺すぞという脅しだ。
…普段ならここで引き下がる、言うことを聞く。
だけどそれは、それだけは。
「…嫌よ」
「ほぅ」
冗談じゃない。何が悲しくて自分のことを何とも思っていない相手の前で自慰をしなきゃならないの。
恥ずかしさ、報われなさ、空しさ、どれをとってもエベレストを一跨ぎ級のレベルだ。
けれどネウロはそんなこと気にしちゃくれない。当然だろう、彼にしてみれば単なる遊びの延長なんだから。
ずい、と鎌の形に化した指を首筋に押し当ててくる。少し肌が切れ、血が出る。
「…嫌よ、絶対に嫌」
ぼろぼろと涙がこぼれる。さっきまでの甘い時間が本当にかりそめだったことを思い知らされる。
本物はいつもこうだ。本物はけして私を労わってくれないし、優しくもしてくれない。ただ傷をえぐり、歪んだ顔を楽しむだけ。
「――ヤコ」
耳元でささやいてくる。たったそれだけで心臓が全力で働くのが口惜しい。どうせこの行動だって私を動揺させる以外に意味はない。
甘い響きに聞こえるのは夢に逃げるから。ネウロ本人が裏で何を考えているか、想像するだけでぞっとする。
するのだけれど――
「間近で聞いてみたいのだ、あの声を」
また想像を絶することを言ってのける。
「興味深い。食い気以外に何の取りえもない貴様が出すにはあまりに不釣合いだ」
目が点になる。
ほめてるのかけなしてるのか、いや間違いなく後者なんだろうけれど。
「…興味――深い?」
「そうだ、興味深い。貴様にこんな感想を抱いたのは初めてだ。故にもう一度聞いてみたい」
興味を示した。ネウロが私に、私自身に興味を示した。
こみ上げてくる何かを押さえきれない。
…わかってる。
これもまたネウロの作戦なんだ。私をうまく操って、思い通りにことを運ばせる。ただそれだけ。
それでもこの打っても全く響かない男に興味深いと言わせたことが嬉しくて、さらなる関心を持ってくれるなら何でもしたいと思ってしまう。
狙うように耳元に息を吹きかけてくる。思わず体がびくりと動く。
馬鹿だと思う、自分でも馬鹿だと思う、こんなことしてまで気を引きたいなんて。
ネウロの方に向き直り、パジャマのボタンをはずしていく。
窓枠が月の光で鈍く光っている。
833474:2005/08/19(金) 22:42:50 ID:Xd816usi
「…っ…ぁ…」
目をきつく閉じたまま、胸元を自分で愛撫する。いつもそうしてきたように、突起を指先でいじり、はじく。
緊張が先にあるのか、なかなか身体が濡れてこない。できるなら早く終わらせたいのに、心ここにあらずな気がして集中できない。
目の前にネウロがいて、私の行為を見ている。冷酷なのか興味がないのか、とにかく温かくはない視線がずっと注がれている。
さして大きくもない乳房を揉む。上を向き、ため息のように息を吐き出す。気持ちいいというより、痛い。
ぐっ、と下半身に力を入れる。こうすると少し感度が増す。それでも妙に鈍感になってしまった秘部は乾いたままだ。
「…っふ…ぅ…」
…男の人の自慰行為と女の人のそれは違うものだという。
男の人は純粋にたまったものを吐き出すため、欲望が単品で存在する。
それに対し、女の人は欲望と感情が一緒になって出てくる。
つまり、女の人が行為に走るには心の拠り所、つまり、抱かれてもいいと思う相手が必要で。
今、目の前にその人がいる。だけど私を必要としていない。
…その現実が先にあったら、どんなに刺激を与えても感じるわけない。
そう思ったら、途端に空しくなった。こんなことで気を引いたって、もらえるのは私が欲しい気持ちじゃない。
わがまま、なのかもしれない。もともと私を奴隷人形だかなんだかとしてしか見てくれない相手に、それ以上の感情を持ってもらおうなんて。
涙が出てくる。何やってるの、こんななりふりかまわない真似してまで、何を欲しがってるの。
「――下手糞、だな」
とどめのようにネウロが冷たい台詞を吐く。
「…知らないわよ…あんたがやらせたんでしょ…?別に評価してもらおうなんて、思ってない」
そうだ、この行為そのものを評価してほしいわけじゃない。
こうする私の気持ちを汲み取って欲しい。
女の子として失格なくらい恥ずかしい真似をしてまで、ネウロのわずかな興味と感情が欲しい。
だけどネウロはそんなところ見ない。見ようとしないんじゃない、多分、そういう思考回路がそもそもない。
その予想は次の台詞で裏付けられた。
「貴様は自分が感じるところさえ自分で探せないのか」
「…あんたに言われたくない…そういう見方しかできないあんたに言われたくない…!」
また涙がこぼれてくる。なんでこんな奴に気持ちを向けてしまったんだろう。
毎晩毎晩繰り返すほどに、くだらない夢で身体を満たすほどに、心をこいつで埋めてしまったんだろう。
もう続ける気にもなれず、力なくベッドに手を下ろす。帰ってよ、二度とこの部屋に来ないで、そんな言葉が口から転がりだす。
「そうはいかんな」
「…なんでよ…もう満足でしょ?つまんないってわかったんでしょ?だったらとっとと帰ってよ」
「まだあの声を聞いていない」
「…聞かせられるわけがないでしょ…その冷たい目を前にあんな気分になれるわけないじゃない」
「――そうか、ならば」
とん、と肩を小突かれた。思わずバランスを崩しベッドに倒れこむ。
慌てて起き上がろうとすると、既に目前にネウロの顔があった。
いつのまにか私の上に覆いかぶさっている。
ありえない、なんなのこの状況。
混乱する私の前で、ネウロが心底楽しそうな笑顔を見せる。
「貴様が自分で出せないなら、我輩が引き出すまでだ」
――その意味を理解するのに、大した時間はかからなかった。
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「…っふ、あ、ああっ、ふぁぁんっ!」
乳首をいじられ、思わず声が出てしまう。夜遅いとは言え、ここは自宅だ。お母さんが聞きつけてやってこないとも限らない。
だけどもう理性が追いつかない。ネウロの指が触れる場所がそのまま私の性感帯になる。
二人分の重みできしむベッドの音さえ、官能的に聞こえる。
「あ、やぁ、んぅ、ふぁぁっ!」
それは、私が毎晩見ていた馬鹿な夢よりずっと気持ちのいいものだった。
ネウロが上手いのか、私が飢えていただけなのかよくわからないけれど、自分でしていたときとは明らかに違う。
与えられる快感にただ流されてしまう、不思議な感覚。
「おかしな奴だ…さっきの不感症はどこへいった」
「しらないっ、や、そこ舐めちゃ、あ、ああぁ!」
ひんやりとした舌が胸周りを這い回る。這い回った跡がまるで道のように快楽を引き寄せてくる。
ちゅ、と音をたて、ネウロが乳首に吸い付く。心臓が爆発しそうなほど早鐘を打つ。
さっきまで黙り込んでいたはずの秘部が、ひんやりと感じるほどに蜜を流している。早く触れて欲しくて下半身が震える。
「ずいぶんと浮かされた顔をするものだな」
「…あんたがそうしたんでしょ…!」
「いや、これは貴様自身のせいだ…我輩はただ煽っているだけのこと」
「うるさいっ…くぁ、うあぁっ…!や、びくびくするっ…!」
「びくびく、とは、ここか?」
「やああぁっ!!」
染みができるほどに濡れそぼった花弁に指を当てられ、思わずのけぞる。
電流のように尾を引いた快感が全身を支配する。もっと欲しい、もっといじってほしい。
両手でしっかりとシーツを掴む。…本当は、この腕をネウロの身体に回したい。
恋人のように抱き合いたい、だけどそれは叶わないことだから――
「ヤコ」
「なに、よ…!」
「これでもまだ、我輩の名を呼ばないか」
「…呼んで、たまるもんですかっ…!」
呼んだら終わりだ。ネウロの目的は快感に飲まれた私がネウロの名を呼ぶこと。
この行為も全てその目的のためにある。知ってる、私が好きだからこういうことしているんじゃない。
…だったら意地でも呼ばなければ、その間はこうして貪ってもらえる。
たとえ遊びでも作戦でも、私にとってはネウロに触れてもらうことが嬉しいんだから構わない。
それ以上なんか求めない、悲しいだけだから。
「――そうか」
一瞬、ネウロが表情を歪ませた気がした。普段の邪悪な笑みとは違う、どこか切なそうな、やりきれなさそうな顔。
こんな顔もできるんだ――そう思った次の瞬間、唇が塞がれていた。
「んぅっ」
手の愛撫もやめ、ネウロの舌がひたすら私の口の中をかき回す。味わうような撫でるような奇妙な感触。
私の舌と絡めて、長い長いキスの時間が過ぎる。隙間から零れる唾液が首筋まで垂れ落ちてくる。
…なぜだろう。少し甘い気がする。そんなことありえないのに、ネウロはただ遊びでやっているだけ、間違いない、はず。
「――呼べ」
「…いや…ぁ、ちょっ…ふぁぁっ!」
抵抗を続ける私にネウロが痺れを切らす。触れるだけだった秘部に指を突きいれ、ぐちゅりと音を立てながらいじる。
「やぁっ!そんな、激しくしないでっ…あふ、あううぅっ!!」
「全く強情な奴だ」
指の動きが一段と激しくなる。入っているのが指の形をしているのかどうかもわからない。
枝分かれしているような気もするし、吸い付いてくる気もする。
「んくぅぅ!やだ、そこ、そこ、だめぇっ!」
奥をあちこちから貪られ、身体に力が入らない。喘ぎ声と吐息が混ざる。
体中のいたるところから水が流れ出ている。汗、涙、唾液、蜜、もう自分の意志では止まらない。
ネウロ、もっと、言いかける言葉を必死で飲み込む。
「――呼べ、呼ぶんだ、我輩の名を」
「やだっ…やぁ、あ、あああぁ!!」
「意地を張るな」
「いやっ、ああ、だめ、もうっ…!」
びくん、びくんと身体が震える。目の前に真っ白な世界が広がる。奥で貪るネウロの指以外何も感じられない――
「――聞かせてくれ」
「っくぅぅぅ、あぁ、はぁっ、ああああっ!!」
「――我輩を求める、貴様の声を」
「――――――――!!!」