【セーラー服を】武装錬金のSS 第8章【脱がさないで】
わが姉ながらとんでもないことをいう。これでは人身売買ではないか。
「ちょ、ちょっとまって!?斗貴子さんはこの事しってるの!?」
武藤がすがるように聞いた。
「あ、お姉ちゃんは今日は久しぶりにジムでトレーニングしに行くって出掛けていったよ。」
「津村さんにはあなたは今日用事があるといっておきました。
御前樣を監視に付けましたから帰ってきてもわかります。」
そこまで聞いてさすがの俺も黙っていられなくなった。
「姉さん!!ふざけるのもいい加減にs」
プシュー――――――ッ
俺が言い切る前に姉さんは何やらスプレーを俺に吹き掛けた。
とたんに意識が遠退く。
武藤には彼の妹が吹き掛けていた。
「さすが毒島さんの作った催眠ガスね。しかも男性にしか効かないんだから。」
「それにしても華花ちゃん、今頃私たちが用意したデート、楽しんでるかな?」
「それはきっと大丈夫よ。さて、私たちも楽しみましょう・・・」
薄れゆく意識の中、俺の聞いた会話はそんな感じだった・・・
最近は姉に振り回される秋水が人気ですね。
なんとなく不二子と五右衛門の関係を彷彿とさせる。
秋水、かわいいよ秋水。
黒桜花先輩&黒まっぴーキタ━━(゚∀゚)━━!!
期待しとります!
続き求む!
>それにしても華花ちゃん、今頃私たちが用意したデート、楽しんでるかな?
kwsk
926 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 20:33:18 ID:lzbgS5rP
あげ
>>925 きっと燃えるような時間を過ごして居るんだよ
つーか、よく考えてみたらカズキ×桜花って見たこと無いな・・
弟でさえ認める腹黒の桜花さんなら、
ただとっきゅんへの嫌がらせというだけの理由でカズキと寝そうだw
いやまあ、桜花さんカズキのこと決して嫌ってはいない品。
(恋愛感情に発展するには『恩人』としての認識が強すぎるかもしれん)
いや失敬。
とっきゅんのことも嫌ってないから、
嫌がらせつうよりちょっかいだなw
えっ?桜×カズって一般認知されてないの!?
ウィキペディアの情報を参考にしたんだが・・・
とりあえず続きはごゆるりとまっといて
土曜の朝からこのスレを読みふけってしまった俺はきっとダメ人間
932 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 10:23:32 ID:RVa+/aGG
>>930 そりゃなあ。
とっきゅんとあんだけストロベられちゃー。
上でも書かれてるけど、桜花のカズキへの感情ってのは恋愛つうより恩人だからね。
まあ「二号さん」ならアリか?(w
・
・
・
なんか脳裏をどこぞの割烹着の悪魔さんがよぎったようだが、気のせいだろうか?・・・
二号さんねぇ。でもカズキの事だから、自分から
誰かと不倫しようとは考えもしないだろうなぁw
子供ができてもTQNとイチャイチャやってそうだw
いやそこはそれ、腹黒さんのことだから
「女の子を悦ばせるテクくらい身につけてないとイイ男になれないわよ」とかなんとか
上手いこと言って丸め込む、とw
マジレスすると桜花さんはカズキ(たぶんTQNも)が本気で嫌がることはしないと
思うので、わざとカズキとベタベタしてTQNをからかったりはしょっちゅうしそうだが
本意でないカズキに不倫を強要したりはしないというのが俺のチラシの裏。
何の因果か完全ブラックストマックに戻れば違うんだろうけどw
937 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 19:33:01 ID:UxS0ISGu
キャラスレが萌えスレ以外全滅…だれか立て直して…
単純に童貞食いって手もあるが
まっぴー×カズキのほうが…
子供時代の桜花の可愛さは、もはや犯罪
一刻も早く俺の警棒で取り締まらないと
小学生秋水×小学生桜花
日に日に二次成長を迎えていく桜花に男として目覚めていく秋水…とか。
「みんなの味方」のカズキだから無自覚に色んな女性に優しくして誤解されたりはありそう。
そこでTQNが嫉妬→「好きだから!」で強引に丸め込む
…を実は確信犯でやってる黒カズキなんてどうか。だめか。
944 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 23:24:58 ID:JlijBQK9
ツンデレであっての斗貴子だろ
腹黒であっての桜花ということですね
幸薄であっての秋水ということでもありますね
姉がどんなに腹黒で鬼畜であったとしても
黙ってついていく、それが秋水。
でもできれば武藤達みたいになりたい、それが秋水。
姉さんにツンデレになってほしいのか…?
ツンはともかく、桜花のデレデレな姿って何か想像しにくいようなw
3巻だったか4巻だったかで、秋水と仲良く手をつないで街を歩く場面があったが
デレになると腕を組んでピッタリと寄り添うようになっちゃうんだろうか
カズキと斗貴子さんは人目の無い場所だとオンブとか普通にしてそうだw
秋水がんばれ。桜花をオンブしたら背中の感触がきっと蝶パラダイスだぞ
桜花「あててんのよ」
954 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 14:03:48 ID:jKnggkbh
俺こと武藤カズキはベットの上で固まっている。
左手に「Hでキレイなお姉さん マキシマムDX」
右手に雄叫びをあげるポケットモンスター
正面に真っ赤な顔の斗貴子さん。
俺だって健全な思春期男子、欲求不満にだってなるさ。
岡倉に借りた最新号の雑誌には俺の想い人に良く似た女性の淫らな姿が
載っているものだから、押さえ切れない青い性がトレジャーするのも
しかたがない。単調な行為を繰り返すうち興奮は高まっていく。
我慢に我慢し欲望を吐き出そうとしたその時、自室のドアが開いた。
「カズキ、戦士長が呼ん・・・・っ!!」
ノックくらいして下さい斗貴子さん。
とりあえずここまで。
エロい展開にはなりませんが好評なら続きは次スレで。
カズキョンかよw
>右手に雄叫びをあげるポケットモンスター
アメリカではかならずアニメは「ポケモン」で
「ポケットモンスター」ではないんだよなw
是非。
960 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 02:02:09 ID:33feH4mz
どなたか次スレ立ててください
【アニメでも】武装錬金のSS 第9章【鉄壁】…とか。
アニメか。
【動くカズキ】武装錬金のSS 第9章【声を出すTQN】
こう書くとエッチしてるみたいだw
963 :
K-ness.:2006/07/01(土) 13:29:36 ID:33feH4mz
俺こと武藤カズキはベットの上で固まっている。
左手に『Hでキレイなお姉さん マキシマムDX』
右手に雄叫びをあげるポケットモンスター
正面に真っ赤な顔の斗貴子さん。
俺だって健全な思春期男子、欲求不満にだってなるさ。
岡倉に借りた最新号の雑誌には俺の想い人に良く似た女性の淫らな姿が
載っているものだから、押さえ切れない青い性がトレジャーするのも
しかたがない。単調な行為を繰り返すうち興奮は高まっていく。
我慢に我慢し欲望を吐き出そうとしたその時、自室のドアが開いた。
「カズキ、戦士長が呼ん・・・・っ!!」
ノックくらいして下さい斗貴子さん。
「カッ、カズキ!何をしている!」
違うんだ斗貴子さん、違わないけど違うんだ。
「私というものがありながら、そんな雑誌で…」
とりあえず言い訳を聞いて下さい斗貴子さん。
斗貴子さんの表情がゆっくりと変化していき音も無くバルキリースカートが起動した。
矛先は当然こちらを向いている。ちょっと待って斗貴子さん怖いって。
「せめて…苦しまないようにブチ撒けてやる……」
言ってること滅茶苦茶だよ斗貴子さん。
何でオナニーしただけで殺されなきゃいけないの斗貴子さん。
あぁんもう目が本気だよ、ブチ撒ける気マンマンだよ斗貴子さん。
ごめんよまひろ、兄ちゃんお前の花嫁姿を見れそうにないよ。
実は兄ちゃん披露宴で関白宣言歌うのが夢だったんだ。
でも俺の遺体誰が最初に見つけるのかなぁ。下半身丸出しで色々と
ブチ撒けてる遺体だから、新聞とかにも載るだろうしなぁ。
『銀成でブチ撒け殺人事件!被害者の下半身が語る愛憎劇?!』とか。
せめてガマン汁だけでも拭かせてもらえないか聞こうとした時、
斗貴子さんが開きっぱなしの雑誌を凝視している事に気が付いた。
「カズキ、その、その雑誌は何だ、その、ずっ随分と私に似た子が載ってるようだが!!」
964 :
K-ness.:2006/07/01(土) 13:30:21 ID:33feH4mz
今月号の『Hで(略)』の特集は [守ってあげたい☆ロリリンボディのお姉さま!]
と言う需要が有るのか無いのか分からないマニアックすぎるネタである。
たしかに斗貴子さんによく似た女性がお尻を突き上げて男性の物に舌を這わせている写真が
載っている。最後はこのページでと思い指を挟んでおいたシーンだ。
「キミは私の事を想って、オナ、じっ自慰をしていたのか?」
斗貴子さんによく似た子(胸のサイズは違うが)だからそう勘繰られても
仕方が無いさ。て言うかその進りだし。
「まあキミも若いから仕方の無い事かも知れないが、だからといってそんな雑誌を使わなくても!
たしかに最近は激務が続き、その、してなかったが…!」
大体1ヶ月半前俺と斗貴子さんは肉体的に結ばれた。俺の内なる獣は眠る事を知らず、
斗貴子さんをだいぶ疲れさせてしまったのが3週間ほど前。その後はしていない。
へそばかり攻めて怒られたりもしたなぁなどと色々思い出してリビドーが再炎しかけた時、
冷静になった斗貴子さんが何やらブツブツ言い出した。
「しかし余計な煩悩は戦闘にも影響するな。精神的にも良くは無い。」
斗貴子さん?
「早急に対処が必要だ。しかし一般人を巻き込む訳にはいかないな。」
あの、斗貴子さん?
「やはり私が…。かっ勘違いするな!あああくまで任務のためだからな!!」
斗貴子さーん?
「そりゃあ少しは寂しかったしカズキの方から会いに来てくれないかなとか
思わなかった訳じゃないけどエロスはほどほどにしろと言った本人がこんな事じゃ
示しが付かないしでもカズキに求められると嫌なんて言える訳無いし愛されてるって
実感できるから何度でも許しているだけでけっして私がエロスという訳では」
………。
「カズキが望むなら何でもしてあげたいし何でも我慢できるしでも我慢している訳でも
ないんだけどカズキいつも優しくしてくれるし相性もいいしいつも満足させてくれるから
本当は毎日だっていいくらいでって違うんだカズキ!
相性がいいとは言ったがキミ以外と関係を持ったことは無い!本当だ!!」
え?あっ?何?すいません。
「兎に角だっ!欲求不満なら私に言いなさい!私は何時でも構わないからっ!」
えっと……いいの? 真っ赤な顔でそっぽを向いたままの斗貴子さんは小さく頷いた。
その仕草が愛らしくていとおしくて俺は斗貴子さんを抱きしめた。
965 :
K-ness.:2006/07/01(土) 13:33:03 ID:33feH4mz
「カズキ…」
ゆっくりと斗貴子さんをベットに寝かせる(『Hで(略)』は床にぶん投げた)
唇を重ね舌を絡ませる。お互いの唾液を交換する様な濃厚な口付け。
斗貴子さんの制服のリボンに手をかけたその時
「二人ともそこまでだ。」
『うわああああああぁああああっ!!!』
ベットのすぐ横でブラボーが仁王立ちで笑顔を浮かべていた。
錬金戦団にはノックという概念は無いんだろうか。おそらく無いんだろう。
「ストロべリるのは後にしてくれ。まったく何時まで経っても来ないと思ったら。」
台詞とは裏腹に笑顔は押さえ切れない様だ。お父さんに隠してたAVがばれた時の気分。
「戦士長!?こっこれはそのっ私とカズキは!」
「落ち着け戦士斗貴子、戦団は恋愛を禁止してはいない。それに俺個人は
二人を祝福したいと思っているぞ。恥じる事は無いだろう。」
そういえば斗貴子さんとブラボーを見ているとまるで家族の様に接して合ってる時がある。
二人の過去をすべて聞いた訳では無いがブラボーは斗貴子さんの兄代わりや
父親代わりだったんじゃないかと思う。お義父さんに隠してたAVがばれた時の気分。
「隠すつもりは無かったのですが、言い出し辛くて。……ありがとうございます戦士長。」
あれか、俺はブラボーにむすめさんを下さいと言わないといけないのか?
シルバースキンを着込み湯のみの前であぐらを掻くブラボーに頭を下げるのか?
「しかし俺が呼んでいるのを忘れるのはブラボーじゃ無いな。まぁ急ぎの用件でも
ないんだが、早い方が良いと思ってな。」
お義父さん俺さっきむすめさんにブチ撒けられそうになりましたよ?
どんな教育してきたんですか?むしろ教育のたわものですか?
「新しい任務では無いのですか?カズキも呼んで来いと言われたのでそうだとばかり。」
「いや、ここ数日二人は任務漬けだったのでな、短いが休暇を用意した。少しの間戦う事から離れ
心身共に休めて来てくれ。これからまだまだ忙しくなりそうだからな。」
斗貴子さんとの休暇なら喜んで。体は休まるとは限らないけど。
「来月の頭に連休があるだろ。学校も休みだからちょうどいいと思ってな、温泉宿に予約を
入れておいた。もちろん戦団持ちだから楽しんで来い。」
「そこまでして頂かなくても、休暇を貰えるだけで十分です(カズキと旅行!)」
「そう言うな。たまにはゆっくりして来い。」
「ありがとうございます戦士長(カズキと温泉!!)」
今日の不運はきっと神様が「来たるべき日の為にチャージしとけ」という暗示だったんだろう。
休暇と言う名の婚前旅行は俺と斗貴子さんの絆を日本海並みに深い物にしてくれるはずだ。
「しかしもう少し早くお前たちの事を知っていればな。もっと気を使ったのだが。」
「どう言う事ですか?」
まさかブラボーも来るのか?
「戦士剛太もいっしょだ。」
その頃剛太のポケットモンスターは7ターン目に突入していた。
『Hで(略)』の斗貴子さん似のページで……。
カメールの みずでっぽう!
こうかは ばつぐんだ!
第一話TRIAS 完
966 :
K-ness.:2006/07/01(土) 13:35:38 ID:33feH4mz
オチが決まりしだい温泉編も書きます。
期待してもらってこんなんですいません。
コメディペースの短編SS、乙でした
温泉とくれば湯上がりで火照った肌や、しっとり艶やか結い上げ髪とか
お約束ですよ
いやー、何というか・・・・
剛太・・・・・・・・
まあ、GJってこと
969 :
K-ness.:2006/07/02(日) 15:26:44 ID:e5Vnp64V
上司キャプテンブラボーに休暇を貰った私、カズキ、その他は伊豆の温泉宿を目指していた。
電車を乗り継ぎあと数十分後には目的地に着く。昨日の晩随分と浮かれていたカズキは
案の定爆睡していた。興奮して眠れなかったのだろう。可愛い寝顔だ。
先月は立て続けに任務が入り休む暇も無かった。見かねた戦士長が四日間の休暇と
慰安先として温泉宿を用意してくれたのを聞いたのが先週のことだ。
カズキと一緒に居られる時間が少なかったせいでカズキがエロスな雑誌にうつつを抜かす現場に
出くわしてしまったのだが、今回は特別に許してやろう。良妻賢母を目指す者としてはあまり
頭が固いのも良いものでは無いしな、元気な証拠だし。
私は戦士長がこの旅行に戦士として別の任務を含ませていることに気が付いている。
これから先、私とカズキはパートナーとして戦場に駆り出される事だろう。
ますます激しくなるホムンクルスとの抗争を生き残るためには、私とカズキの絆を
カスピ海並みに深い物にしておかねばならない。あくまで任務のために。
「いやぁー温泉なんて久しぶりですよ、楽しみですね先輩。」
カズキの隣りに座っているタレ目が話し掛けてきた。うるさい今カズキとの子供の名前を
考えているんだ邪魔するな。それにしてもカズキの寝顔は可愛いな。
「戦士長も一緒に来たかったみたいですけどね、仕事が溜まってるそうですから。」
ついでにお前も来なかったらどんなに良かったか。
「折角の休暇なんですから、俺達だけでもゆっくりさせてもらいましょう。」
適当に返事をした後、窓の外を見るフリをして窓に反射するカズキの寝顔を見る。
可愛いよカズキ カズキ可愛いよ
今すぐカズキの艶めかしい肢体をむしゃぶり尽くしたい衝動に駆られるが隣のパツキンが邪魔だ。
まあいい、チャンスはいくらでもある。なんせ二泊するのだからな。
あっという間に目的の駅に近づいてきた、そろそろカズキを起こさなければ。
「あれっ?俺寝ちゃってたんだ、ごめん斗貴子さん。」
いいんだカズキ。今夜は眠れないかもしれないからな、今の内に寝かせておいたんだ。
「どうせ昨日の夜はしゃぎ過ぎて寝てないんだろ、ガキかお前は。」
体の一部はとんでもなくオトナだがな。
「ゴメンゴメン。あ、もう着くよ、剛太荷物。」
「あいよ。」
970 :
K-ness.:
電車を降り駅から一歩外に出ると、温泉街ならではの土産物屋が立ち並んでいた。
「賑やかだね、あっ斗貴子さん荷物持つよ。」
こういったさり気無い優しさがカズキの魅力の一つなんだ。あぁカズキ!もっと優しく!
「お前の方が荷物多いだろ、俺が先輩の荷物を持つ。」
だまれ、ブチ撒けるぞ。
結局自分で荷物を持ち、賑わう露店を横目に歩き出す。こっちの方向でいいはずだ。
途中カズキがまんじゅうや大判焼きを買おうとしていたが止めに入った。
時間が時間だ、宿に着いたらすぐに夕食だろう。それまで我慢しなさい。
宿泊先は駅から程近くにあった。なかなか有名な温泉宿で食事も美味しいらしい。
戦士長に感謝しなくてはなどと考えていると、そこそこに新しい旅館が見えてきた。
「津村様ですね、遠い所よくお越し下さいました。お部屋にご案内いたします、どうぞこちらへ。」
仲居さんに連れられて部屋に通される。いい部屋だ、狭いという事もなく掃除も
行き届いている。なにより窓から町全体を見渡せるこの風景はとてもいい。しかし
「食事はお隣に用意させていただきますので。」
二部屋の内この部屋には私しかいない。当然のように男女別だ。
私はカズキとの仲をより親密にするために此処に来たというのに何なんだこれは?
食事以上にカズキを食べたいというのにその辺への配慮は無しか?えぇい女将を呼べ。
ノックが聞こえまさか本当に女将が来たのかと思ったらカズキが顔を出した。
「斗貴子さんごはんの用意しばらく掛かるそうだから、一緒に温泉行かない?」
「何を隠そう俺は温泉の達人だっ!」
と誰に向かって宣言しているのか分からないカズキとにやけ顔のへタレを連れて
大浴場へと向かう。風呂上りの客とすれ違うがみんな満足そうな顔をしていた。
青いのれんに男、赤いのれんに女と書かれた入り口が見えてきた。
混浴を期待していたのだが、完全に男女別のようだ。えぇい女将を呼べ。
「じゃ、じゃあ俺達はこっちだから、斗貴子さんまた後で。」
鼻の下を伸ばした小僧も何か言っていたがそれより風呂に入る前なのに顔が赤くなった
カズキの事で頭がいっぱいだ。カズキも混浴が良かったのか?それともこれから風呂に入る
私の裸を想像したのか?まったくエロスはほどほどにしろと言っているのにしょうがない子だ。
今頃カズキのサンライトハートJrが私に突き刺さりたくて暴れているかもしれない。
『斗っ、斗貴子さんゴメンっ、もう我慢できないっ!!』
はっ!いけない、想像だけで軽くイってしまった。
気を取り直して風呂に入ろう。夜の事もあるからな。
目の前に予想よりずっと豪華な造りの露天風呂が広がっていた。
私を含め十数人しか客はいない、のんびりできそうだ。
浴槽に入る前にシャワーで汗を流し、備え付けのボディソープで体を洗う。少し丁寧に。
確かに私は背も低いし胸も小振りだが腰の細さと脚線美、肌の張りには自信が有る。
実際カズキも私の足はお気に入りで、太ももをキスマークだらけにされた事もある。
今回は長いスカートを持ってきていないので他の箇所を愛してもらおう。
とりあえずへそを念入りに洗っておく。
カズキも今ごろ体を洗っているんだろうか、口には出さないがヤる気満々だからな。
なぜなら今日の朝カズキが起きる前にカズキの荷物をこっそり漁ってみると明るい家族計画が
1カートンほど出てきたからだ。しかし私とカズキの仲をより親密にするためにはコレは必要無い。
と言う訳で全てに小さな穴を開けておいた。私としてはナマでも一向に構わないのだが
『斗貴子さんが大切だから着けるんだよ。』
と照れながら言ってくれたカズキの笑顔が脳裡をよぎる。
はっ!いけない、かなりイってしまった。