【セーラー服を】武装錬金のSS 第8章【脱がさないで】

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1名無しさん@ピンキー
〜錬金戦団&超常選民の為のおやくそく〜
◎基本的にsage進行で
◎最終話は8月16日発売の赤マルジャンプに掲載予定。
ネタバレは公式発売日の午前0時以降に! 本気で嫌な人は赤マル発売1週間前くらいから気を付ける
◎次スレは>>950さんか480KBの人ヨロ  ※立てられない場合はだれかに委任して下さい
◎SS投下神(エロス・ラブラブ問わず)はもちろん、プロット書きも大歓迎
◎直リン、私怨厳禁
◎荒らし煽りは徹底放置で。マターリできない香具師は核金没収後ブチ撒けます。

初代スレ【バルキリー】武装錬金【スカート】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1057/10575/1057553474.html
二代目スレ【斗貴子さん】武装錬金のSS 第2章【まひろタン】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1061/10611/1061136195.html
三代目スレ【パピヨン様が】武装錬金のSS 第3章【見てる】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070195663/
四代目スレ【夏だ!】武装錬金のSS 第4章【海だ!】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083049582/
五代目スレ【とっきゅん】武装錬金のSS 第五章【水着】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1089908924/
六代目スレ【選りすぐり】武装錬金のSS 第6章【ストロベリー】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097603483/
前スレ【カズトキ】武装錬金のSS 第7章【火渡毒島】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1111370808/

武装錬金-CXL(140)
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1118143939/
【足りない分は】武装錬金総合萌えスレ52【ここで補え】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1119157662/

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 20:30:56 ID:+ORZzouK
2ゲト
3名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 22:40:48 ID:1dP0tNHr
>>1
乙! お勤めご苦労様でした!!
今か今かと待ってましたw
4名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 22:48:04 ID:ttegBbl6
>>1
蝶乙です!!!皆様続きは是非こちらで!!

ブラトキ(*´Д`*)ハァハァ
5名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 23:16:14 ID:L2NiDxuv
スレ建て乙です

前スレで武装錬金のエロパロSSを初めて読んだけど、
みなさんエロいですなぁ…w 今スレも期待しつつ投下をお待ちしてます
6名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 00:47:08 ID:y+3GMCmP
>>1
乙!!
7夢の中なら:2005/07/15(金) 10:05:07 ID:PeZjks3S
即死回避を兼ねてss投下させていただきます。
===========================

「はぁ……疲れた」
 肩を落とし、背中を丸めて剛太は部屋のドアを開けた。ぼんやりと薄暗い照明の中、スプリングの
固いベッドに寝転がる。
 銀成市に逗留して早や3カ月。安アパートの天井も随分見慣れてきた。

 思えば夏から色々な出来事が目まぐるしく起きた。憧れてた先輩は他の男のものになり、
再殺するはずだったその男は特殊な核鉄2つを宿す“第四の存在”として戦団でも一目置かれ、
今ではその核鉄を狙う謎の連中と闘うのが自分の任務になっている。
「阿呆らしい。なんで俺がこんな……」
 言いかけて首を振った。別にアイツがどうなろうと知った事じゃない。ただ、あいつの傍には
必ず先輩がいる。彼女を守るためにも今はこの地に留まって戦い続けなければならない。
「それに、まだ先輩のこと……あきらめたわけじゃ……」
 次第に目蓋が重くなってきた。どうやら思っていた以上に疲労が溜まっていたようだ。
「むにゃ……先輩……」
 寝間着に着替える気力も無く、剛太は夢の中へと落ちていった。

 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 ………………………………


「……太。起きろ、剛太!」
 よく知った声に剛太の意識が急速に覚醒する。
「せ、先輩!? あれ、ここは一体……」
 気が付けば、どことも知れない石畳にトランクス一丁で転がされ、後ろ手に縛られている。
「ふん、ようやく気が付いたか」
「せ、せ、センパイ!? そ、その格好は一体……?」
 目の前で踏み鳴らされた黒いピンヒールに剛太が仰天する。
 黒いニーストッキングに黒いガーターベルト。黒いシルクパンティと黒いビスチェ。そしてエナメルの
黒い長手袋とチョーカーを身に着けた、それは紛れもなく津村斗貴子その人だった。
8夢の中なら:2005/07/15(金) 10:06:42 ID:PeZjks3S
 ビシイッ!

「痛ェッ!」
「気安く私を呼ぶな」
 手に持った乗馬鞭で剛太の胸を打つ。焼けるような痛みとともに真っ赤なミミズ腫れが出来た。
「せ、先輩!? こりゃ何の冗談ですか! つか、まさかこーゆーのが趣味!?」

 ビシ! ビシイッ!

「痛で! 痛でェッ!」
「物覚えの悪い犬は嫌いだ」
 だらりと鞭を下げ、もう片方の手を腰に当てて斗貴子は剛太を見下す。その目は氷のように冷たくて
何の表情も浮かべてはいなかった。
「い、犬!? いくらなんでも犬はあんまりじゃ……」

 ビシ! ビシ! ビシイッ!

「痛で! 痛で! 痛でェッ!」
「口ごたえは許さん。……どうやらこの犬はキチンと躾てやる必要があるな」
 ヒールのつま先で剛太の腹を小突く。
「知っているぞ。いつもいやらしい視線で私の事を追い回して。私が気付いてないとでも思ったか」
「ご、誤解っス! お、俺は先輩の身を案じてるだけで、別に下心は……」
「昨日もスカートの中を覗こうとしただろう」
「あ、あれは飛び降りたのを受け止めようと」
「いつぞや私が円山と戦っていた時も……」
「う……あ、あれは……」
 思わず口篭もる。返答に悩みつつ斗貴子を見上げれば、パンティに包まれてうっすらと秘部の形が
浮き上がった股間や剥き出しの白い乳房が視界いっぱいに広がった。思わずゴクリと喉が鳴る。
「どこを見ている!?」
9夢の中なら:2005/07/15(金) 10:08:32 ID:PeZjks3S
 ビシ! ビシッ!

「痛だだだだ! す、スンマセン!!」
「誰が貧乳だ! 誰が!!」

 バシ!! ビシイッ!!

「ギャアアアア! そんなの一言も言ってないいぃ〜〜!」
 ぴくぴく痙攣する剛太と、ゼェゼェ肩で息をする斗貴子。ふと、彼女の顔に陰惨な笑みが浮かぶ。
「剛太。これは、何だ……?」
 鞭の先端で“ソレ”をつつく。いつの間にか剛太のトランクスが大きくテントを張っていた。
「こ、これは……だって……先輩がそんな格好してるから」
「ほう、お前は私が悪いというのか(ニヤリ)」
「いいいいえ、決して悪いなどとは(ガクガクブルブル)」
「ふふふ、何を怯えている。……私が悪いというのなら、きちんと面倒を見てやらないとな」
 声に微かな艶を含ませ、斗貴子が剛太の股間に屈みこんだ。トランクスの前からはちきれそうに
なっているペニスを器用に引っ張り出す。
「フフ……意外に立派じゃないか」
 張り詰めてテカテカに光る亀頭を掌に包み込み、クニクニ弄ぶ。
「うあぁ……せ、んぱい……そんなこと、したら……」
 たまらず剛太は声を漏らした。
「ん? どうした? こんなことをしたら、どうだというのだ?」
 エナメルに覆われた手が、血管の浮き出た竿を握る。そのまま斗貴子は手首のスナップを利かせて
ペニスを上下に扱き始めた。

 しゅ……しゅ……しゅ……しゅ……

「ああ、そ、そんな!? せ、先輩が俺のを」
「はあ……熱くて、堅い……。どうだ、剛太? 私の手は気持ちイイか」
「い、イイっす! 最高っす!!」
10夢の中なら:2005/07/15(金) 10:10:56 ID:PeZjks3S
 斗貴子の手は規則正しいリズムで竿を扱き、時折り親指で裏筋を、人差し指で先割れの穴をグリグリと
刺激してくる。その指先を先走りの透明な液が濡らし、流れ出た液がペニスを伝って手袋を濡らす。

 にちゅ、にちゅ、にちゅ、にちゅ、にちゅ、にちゅ……

 流れた先走りが潤滑剤となり、手の動きがなめらかになった。細かく泡立つ粘液にまみれ、ペニスが
一層大きさを増す。
「せ、先輩……オレ、もうそろそろイキそ……」
 剛太が身体を震わせると、不意に斗貴子の手が離れた。
「……え……?」
「お前だけ気持ちいいのは、なんだか気に入らんな」
 斗貴子は立ち上がると、腰に手を掛けてスルスルとパンティを脱ぎ捨てた。そしてなぜかその場に
あった椅子に腰を下ろし、ゆっくりと両脚を開く。
「おおおぉぉぉっ!?」
 思わず剛太が歓声を上げる。一瞬だが、淡い恥毛に覆われた陰部が見えた。

 ビシィッ!!

「ぐぅおあぁぁぁ! 目が! 目がぁ〜〜〜っ!!」
「まったく……。誰が勝手に見ていいと言った」
 のたうつ剛太を前にして、斗貴子は自分の秘部に手を伸ばす。
「ん……はぁ……」
 手袋に包まれた指が両脚の間に滑り込み、同時に斗貴子が背中を反らして長い息を吐いた。
目を閉じて一心に指先を動かし始める。

 くちゅ……ぬちっ……ぴちゅ……

 剛太の耳に粘った水音が微かに届いた。
「んふ……あ、いい……」
11夢の中なら:2005/07/15(金) 10:13:07 ID:PeZjks3S
 わざと見せつけるように、そのくせ肝心の部分は決して見えないように、斗貴子が剛太の前で自分の
秘唇をかき回す。更にそれだけでは足りなくなったのか、片手に掴んでいた鞭の柄を秘部に宛がって
ゆっくりと自分の中へ沈めていく。
「ふあぁぁぁぁぁ…………っ」

 歓喜の鳴き声とともに細い身体がぶるるっ、と震えた。椅子から落ちそうなくらいに仰け反って
片手で鞭の柄を出し入れさせ、もう片手でクリトリスを弄る。

 じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ

「あひ! イイ! イイのぉ!!  堅いのゴリゴリこすれてぇ、おまんこ、おまんこめくれるぅ!!」
 普段のクールな表情をかなぐり捨て、狂ったように乱れる斗貴子。
「ああ……せ、先輩……」
「ふふふ……どうした、剛太。そんな物欲しそうな顔をして……」
誘うような流し目で剛太を見ながら冷たく微笑む。半開きの口から覗いた舌が、唇を舐めた。
「せ、先輩、殺生っす! こんな状態で放っとかれたら、俺……」
「お預けもできないとは、本当に駄目な犬だな。……まあいい、ならここまで来て私に奉仕しろ。
うまくできたら褒美をやるぞ」
 斗貴子が両脚を左右に大きく開き、両手で自分の秘部を広げる。淫液で貼り合わされていた花びらが
“くぱぁ……”と口を開けて、ヌラヌラ光るピンク色の粘膜が姿を見せた。

「先輩!!」
 後ろ手に縛られたまま、剛太は肩と足を使って尺取虫のように斗貴子に這い寄る。猛然と斗貴子の
足元まで辿り着くと、広げられた秘肉にむしゃぶりついた。
「ん……先輩……これが……先輩の味……」
 ぺちゃぺちゃ音を立て、ぬめる穴をまさしく犬のように舐め上げる。
「ふう、ん……いいぞ剛太。では、私も褒美をやろう」
 斗貴子はピンヒールを脱ぎ、我慢汁を垂らすペニスを両足で挟み込む。
「ああ! 先輩ぃ」
 ストッキングの足先が器用にペニスを扱き立て、思わず剛太がうめいた。
12夢の中なら:2005/07/15(金) 10:17:30 ID:PeZjks3S
「なんだ? お前は足で弄られても感じるのか? まさか私の足で射精する気か? この変態め」
 ニヤニヤと笑いながら足コキを続ける斗貴子。
「ほら、口を休めるな!」
 剛太の頭を自分の股間に押し付ける。再び剛太が秘唇を舐め始めると、彼女もペニス弄りを再開した。

 ぺちゃ、ちゅるる、ちゅぱ……
「あ、……ふんっ!……はひぃ……そこぉ、そこ痺れるぅ……」

 斗貴子の喘ぎと剛太が舐める水音がハーモニーを奏でる。
「剛太……舐めるだけじゃなくて、穴……舌、挿れて……」
「ん……こ、こうっスか?」
「ひああっ! それイイ! あ、あと……クリちゃんも、吸って……」
「んむぅ(チュ、チューーッ)」
「ふあ、あ、アハァーーッ!」
 快感に仰け反る斗貴子。思わずペニスを挟む両足にも力が入る。
「ぐうぅ……先輩、俺、もう……」
「あぁ、待って。一緒に、一緒にぃ……」
「うぅ!!」
「あああああああっ!!」
13夢の中なら:2005/07/15(金) 10:20:15 ID:PeZjks3S
 × × × × × × × × × × × × × × × × × × 

「せ、先輩ッ!!」
 叫びながら、剛太はベッドの上から跳ね起きた。
「……………………………………………………あれ?」
 周囲を見回せば、見覚えのある自分の部屋。当然ながら斗貴子の姿などあろう筈も無かった。
「夢?……そうだよな、いくらなんでも先輩があんな真似するはずが……」
 時計を見れば、まだ午前2時。寝入ってから2、3時間しか経っていない。やけにリアルだった
夢の感触を思い出し、頬が熱くなった。ジーパンの前が窮屈なくらいパンパンに勃起している。
「こんな格好のまま寝たのが悪かったんだな、くそ……」
 着替えようとジーパンのボタンに手を掛け、ふと止まった。
「…………このまま二度寝したら……夢の続き……見れるかも」

 数秒間の沈黙

 そして剛太はそのまま毛布を被ると夢の中へ舞い戻った。

 (とりあえず終わる)
14悪夢の中なら:2005/07/15(金) 10:53:51 ID:lXglA5ZN
 次第に目蓋が重くなってきた。どうやら思っていた以上に疲労が溜まっていたようだ。
「むにゃ……先輩……」
 寝間着に着替える気力も無く、剛太は夢の中へと落ちていった。

 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 ………………………………


「……起きろ、!」
 大きな声に剛太の意識が急速に覚醒する。
「やった!? 続きがきた!……」
 気が付けば、どことも知れない石畳にトランクス一丁で転がされ、後ろ手に縛られている。
「ふん、ようやく気が付いたか」
「せ、せ、センパイはどこ!? というかおまえは一体……?」
 目の前で踏み鳴らされた黒いビキニパンツに剛太が仰天する。
 黒いビキニパンツだけを身に着けた、それは紛れもなくパピヨンその人だった。

「今夜は蝶サイコー!フフフ・・・」
「ひええええええええええええええええええええええええええ」
15名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 15:50:34 ID:9c19yRgL
これはギリシャ三大悲劇に勝るとも劣らない短編たちですねw
16名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 18:28:03 ID:8DLACmEH
と、ときこしゃん…!えろいよ剛太どんまいグッジョブ。
17名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 20:23:39 ID:y+3GMCmP
>>14
最後のパピヨンオチに爆笑しますたw

で、自分も即死防止にSSを投下したいが、何も思いつかんので前スレに引き続きプロフィールを投下。
18名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 20:40:43 ID:y+3GMCmP
津村 斗貴子(つむら ときこ)
154cm39kg
8月7日生 獅子座 A型

Favorite:おにぎり 紫色 空に近い空間
Dislike:ホムンクルス 無駄な犠牲
趣味:トレーニング
特技:早着替え


武装練金が誇るデンジャラス・ビューティーなヒロイン。
対円山戦では小さくされたのを逆手に取り胃の中から内蔵をブチ撒けるという残酷さを見せたと思いきや、本誌最終回はキスで占めるというストロベリーっぷりを見せつけた。
ちなみにFavoriteにはないが間違いなくこの作品の主人公武藤カズキが大好き。そして某スレでは彼女に対し「貧乳」と言うのは禁句。
そして来月には彼女がモデルと一部で言われた「鉄 乙女」がヒロインを勤めるPCゲーム「つよきす」が発売らしい。
19名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 20:55:39 ID:y+3GMCmP
武藤 まひろ(むとう まひろ)
161cm49kg
85 59 88
2月29日生 魚座 O型

Favorite:明太パスタ アースカラー ちーちん さーちゃん 斗貴子さん
Dislike:青汁 マラソン
趣味:お菓子の新製品チェック
特技:人見知りしないこと


主人公武藤カズキの妹。野ブヒ朗先生曰く、当初はツッコミキャラだったらしいが、なぜか最強の天然キャラに育つ。
コスプレ趣味疑惑があり、自前のナース服を持っている(?)
20名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 20:59:10 ID:WDAkHKj6
それではリクを…
ヴィクターアレクの新婚初夜。婚前交渉なしの設定で。
フンドシネタも絡めてくれると尚よし。
21名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:04:05 ID:UnB+RZjd
>>20
アレクさんにフンドシを着けさせて羞恥心を煽る悪いヴィクターを想像した
22名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:05:54 ID:y+3GMCmP
早坂 桜花(はやさか おうか)
167cm50kg
88 60 89
5月23日生 双子座 A型

Favorite:秋水 エスプレッソコーヒー パールピンク
Dislike:自分を取り巻く世界 社会 幸せそうな人
趣味:ケッコン式ごっこ
特技:猫かぶり


武装練金の中でも有数のナイスボディーを誇る腹黒キャラ。
彼女の武装練金「えんぜる御前」はヒロイン斗貴子さんにツッコミを入れることができる数少ないキャラである。
23名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:15:37 ID:y+3GMCmP
若宮 千里(わかみや ちさと)
158cm44kg
83 57 85
4月28日生 牡羊座 A型

Favorite:まひろ 沙織 和菓子
Dislike:お化け 幽霊 妖怪
趣味:お菓子の(特に和菓子)新製品チェック
特技:徹夜


当初は背景キャラだったが、まひろの交友関係を広げるためにサブキャラに昇格された。
知的+メガネ+密かにナイスボディーと個人的には結構ポイント高い。
過去スレでは六舛とのSSがある。
24名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:19:37 ID:y+3GMCmP
河井 沙織(かわい さおり)
152cm39kg
75 54 79
1月13日生 山羊座 B型

Favorite:まっぴー ちーちん 洋菓子
Dislike:勉強全般
趣味:お菓子の(特に洋菓子)新製品チェック
特技:長寝


ちーちん同様当初は背景キャラだったが、やはりまひろの交友関係を広げるためにサブキャラに昇格された。
密かに斗貴子さんと並ぶ貧乳っぷりである。
過去スレでは大浜とのSSがある。
25名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:31:06 ID:y+3GMCmP
戦士・千歳(せんし ちとせ)

プロフィール等:不明

年齢はまだあかされていないが、おそらくキャプテンブラボーや火渡と同世代だと思われる…のだがセーラー服でニュートンアップル女学院に潜入してみせた。
過去スレではブラボーとのSSがある。
26名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:35:57 ID:y+3GMCmP
戦士・毒島(せんし・ぶすじま)

プロフィール等:不明

というか素顔も性別も不明。その上ガスマスクという外見ながら、かなりちっこい身長と火渡への行動はかなりの「萌え」とされている。
過去スレでは火渡とのSSがある。
27名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:44:24 ID:y+3GMCmP
ヴィクトリア

プロフィール等:不明

ヴィクターの娘にして、ニュートンアップル女学院に潜んでいたホムンクルス。
まだスリーサイズは公表されていないが、そのスペックは斗貴子さんやさーちゃんに劣らないものであると予想される。
28名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:55:02 ID:y+3GMCmP
アレキサンドリア

プロフィール等:不明

ヴィクターの妻にして練金術の研究者。そして現在は脳みそ。
武装練金の女性キャラの中では数少ない(唯一?)の既婚者で子供もいる。
赤○編ではおそらくヴィクトリアと並んで鍵を握るキャラになると思われる。
29名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 22:14:51 ID:K57j2ybN
>>27
>まだスリーサイズは公表されていないが、そのスペックは斗貴子さんやさーちゃんに劣らないものであると予想される。

ホムンクルスだから、胸もあれ以上は成長しないんだろうなぁ
30名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 22:18:33 ID:y+3GMCmP
円山 円(まるやま まどか)

182cm65kg
4月4日生 牡羊座 AB型

Favorite:エステ 化粧 男
Dislike:便所掃除 ゴミ出し 女

趣味:風船収集
特技:コンパス無しで正円が描ける。


いや、ここにプロフィール書くべきじゃないのかもしれんが、一応心は女のようなので書いとく。

最後にage。
31名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:54:11 ID:vtBCT4Se
プロフィール一覧乙です。
即死はもう大丈夫…かな?
32名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 09:33:39 ID:wLMpQvz7
需要アリ

戦部×コンビニにバイト替えしたロッテリ子さん
いや、全裸コーヒーゼリー男のニュース見てなんとなく…
33名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:05:48 ID:USQTib50
千歳さんが美しい顔を歪ませてブラボーの太い男根をフェラチオ
34ぶらとき:2005/07/17(日) 02:19:05 ID:HucyOhxc
新スレおめでとうございます。
前スレからの続きです。

それに防人は少しだけ安堵する。
少しずつ考えることを放棄し始めていた斗貴子だったが、その部分に防人が顔を近づけようとした瞬間、細い足をばたつかせた。
「戦士長!?な、何を!」
体を起こそうとして、防人に制止される。
「じっとしておけ」
「で、でも…」
「命令だ。聞こえなかったか?」
細い足首を掴み、それでも優しく脚を開かせる。
「う…うぅ」
命令、と言われれば、斗貴子はもう何も言えなかった。
真っ赤になってるであろう顔を両手で覆って、羞恥と必死に戦っている。
年頃の少女らしいそこは、薄い茂みに覆われて、恥ずかしげにそこに存在していた。
そっと指で押し開くと、桃色のそこから溢れる甘く濡れた香りが防人を刺激した。
「舐めるぞ」
「え?!…あッ!!」
有無を言わさず、防人はそこに口付けた。
「いッ!せ、戦士長ッ!」
斗貴子の両足が暴れる。
防人は太股を優しく摩りながら、少女の女陰全体を舌で味わった。
たっぷりと唾液を含ませながらゆっくりとさねの包皮を剥き、唇で挟んでやる。
じたばたと暴れていた脚が急にぴん、と伸ばされて体全体が緊張した。
35ぶらとき:2005/07/17(日) 02:19:32 ID:HucyOhxc
ひっ、と息を呑む音がして、舌と唇でそこを愛撫するたびにびくびくと体が痙攣する。
「あっ、あっ、あっ…」
どんどんと彼女の息が乱れてくるのに合わさって、そこは熱とぬめり気を帯びてくる。
防人は己の雄が思った以上に反応しているのに気がつき、少し慌てた。
俺が落ち着いてなくてどうする。
久しぶりの視覚的な刺激に張り切る息子を叱咤しながら、防人は愛撫を続けた。
べちゃべちゃに濡れているそこは、彼の鼻の辺りまでを湿らせている。
細い媚声が耳を擽り、それに合わせるようにして、彼の指は斗貴子の細い細い未開の膣内へそっと挿入された。
「ぐ…ぅ」
快楽の淵を漂っていた斗貴子が、異物の挿入に顔をゆがめる。
防人の愛撫で入り口はその強固さを緩めてはいたが、それでも指一本で彼女に苦痛を与えているのだ。
「辛いか?」
指をゆっくりと抜き挿しし、防人が尋ねる。
「い…いえ、平気です。痛みならば、耐え、られま…すッ」
斗貴子の声は少し上ずっていた。
自分の手で彼女に辛い思いをさせるのは本当に心が痛む。
それでもゆっくりと指を抜き差しし、びしょびしょに濡れた鼻を拭ってから片方の指でクリトリスを優しく摩ってやると、斗貴子は再び悶え始めた。
「あ…はん…ッん!あ…!」
小さな悲鳴を何度も上げ、斗貴子は健気に体を震わせる。
指の異物感が快楽に変わる頃に、防人は斗貴子の体を抱き上げた。
「ん…あ…」
顔を真っ赤にした彼女がおずおずと防人を見上げる。
「すまない、斗貴子。俺もそろそろ辛い」
苦笑する防人の言葉の意味を斗貴子が解するのに一瞬の間があった。
「あ…」
彼のズボンの前方部分は固く張り出していて、今にもはじけそうになっていたのだ。
斗貴子がどうしていいかわからないといった様子で眉を顰める。
防人は少しだけ体を動かし、斗貴子の小さな体を自分の膝の上に向かい合わせに座らせてしまった。
36名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 03:51:21 ID:Zskw5esw
ブラトキアゲ
37名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 17:15:00 ID:7Drg3qyF
ブラ千を…
38斗貴子さんの○レメ:2005/07/17(日) 23:19:49 ID:Jyz07S2O
だんだんとのぼりつめてきたようだった。

舌先に触れるカズキの状態からそう悟る。

カズキの握り締めたこぶしには更に力がこもり、腕の筋肉がすうと浮き上がるのを横目で確認できた。
もはや声を発しなくなり、息をも止めているカズキは、ほどなくして達することだろう。
そして、そうなった時。
このままいけば、私は、カズキの精液を飲むことになる。
だが、それもかまわない。
恐らくそれは、なんら抵抗なく私の喉を通るだろう。
私は、カズキを受け入れるつもりだ。

攻める場所を一箇所に絞り、陰茎の先端、尿道の辺りを懸命に舌で刺激する。早くカズキに果てて欲しい。
カズキ、我慢しなくてもいいんだぞ。
出しても構わないんだぞ。
そんなことを考えながら動かし続けた舌はもはや付け根が強張り、擦りすぎて表面の感覚が無くなってきた。

もう少し、あと少しとただひたすらに舌を動かしていたが。
その時、唐突に。
何かがふわりと私の顔を包み込んだ感触にはっとして動きを止めた。

何だと思って見たら、さっきまで岩より硬く握り締められていたカズキのこぶしがいつの間にか広げられ、私の両の頬を包み込んでいた。
そのままそっと私の顔を持ち上げてくるのでカズキから口が外れてしまう。
これではもう終わりだ。
そしてカズキと目が合う。
その表情はさっきまでの悩ましげな、困ったようなものではなく、ひどく落ち着いたものだった。

39斗貴子さんの○レメ:2005/07/17(日) 23:21:44 ID:Jyz07S2O
急激な状況の変化に私はついていけない。何が起こったのか、どうしていいのか分からず戸惑いながらカズキを見上げる。
静かに私を見つめ続けるカズキから発せられた声は、その表情と同じく冷徹に感じられるほどに抑揚のないものだった。

「もういいよ」


………あまり、よくなかったのかな。

私はカズキを感じさせているつもりでいたが、実際はそんなに良くなかったのかもしれない。私の舌や唇をカズキが感じてくれているのだと思うと、すごくうれしかったのだが、本当は、それほどたいしたことはなかったのか。
一心不乱に口を使っていたせいで私の下顎は零れ落ちた自らの唾液で冷たく濡れている。それがたまらなくむなしく感じられた。ここまでしなくてもよかったのかもしれない。たいしてうまくできないのなら、こんなことしなくても。
カズキに報いることができたというよろこびで熱くなっていた胸が、どんどんと冷めていくのが感じられた。なんだかカズキに対して申し訳ないという思いが心に満ちてくる。
やはり、私は、カズキには、なにもしてあげられないのかな。


あやうくもうすこしで出してしまうところだった。
危なかった。
斗貴子さんがオレのものに口をつけて舐めてくれるという感触は、すごいを通り越して、とんでもないともいえるものだった。
やさしく触れる斗貴子さんの柔らかい唇と、まるでそれ自体が別の生き物のように蠢き這い回る熱い小さな舌の感触は、オレにとって初めての経験で、頭の芯に真っ赤に熱せられた鉄の棒を突き刺されたかのような衝撃を覚えた。
絶えず動き続けながら、なにかちいさな虫がオレの陰茎の上で悪戯して動き回っているような、そんな艶めかしくてどこかくすぐったい様な奇妙な感覚と、それに加えて恐ろしいほどの性的な高まりを覚えて一気に果ててしまいそうになったが、必死に堪えた。
射精感を堪えようと斗貴子さんに弄ばれているオレの分身から必死に意識と感覚を逸らせて、なにか別のことを考えようとするのだが、それでもふと、斗貴子さんが視界に入ってしまうとつい見てしまう。
40斗貴子さんの○レメ:2005/07/17(日) 23:24:03 ID:Jyz07S2O
ちいさな唇からほんの少し覗く舌先が斗貴子さん自身の唾液で艶やかに光り、しっとりと押し付けられたそれは休むことなくくにくにとオレの上で動き続け、時々目を閉じてはその感触に浸っているのか「ん………」となまめかしい声を発する。
それは、ぞくりと震えが走るほどに官能的な光景だった。
くるしい、と思えるほどの快感に全身が支配される。
このまま出してしまいそうになる。
イッてしまいたい。
ぜんぶ出して、それを、斗貴子さんに受け止めてほしい。
でもそれは、ぜったいに、だめだ。
だって今出してしまったら、斗貴子さんの顔に、それがかかってしまうかも知れない。
そんなの、ぜったいに、だめだ。斗貴子さんの顔には……………。

そう考えたらようやく体を動かすだけの気力が戻ってきた。
斗貴子さんの顔をオレから離す。
急に止めさせたから斗貴子さんが驚いたよう顔をした。でも今はそれどころじゃない。オレにそこまで考えて行動する余裕はなかった。
もういいよと言って、それからとりあえず斗貴子さんの顔をはちきれそうになっている危険なオレの性器から遠ざけようと、さっきみたいにひざに抱っこするつもりで
持ち上げようとした。妙にしおらしくなっていた斗貴子さんだったが、オレが脇に腕を入れ抱き上げようとすると身を捩って嫌がった。脇を締めて俺の腕から逃れるようにして身を引く。
なんだか下のほうをひどく気にしているようだった。顔を赤くして俯いている斗貴子さんと同じようにその足元を一緒に覗き込んで、ひざの辺りに何かが溜まっているのが見えた。

「…………すまない……その…。」

汚してしまった……、と斗貴子さんが恥ずかしそうな、消え入りそうな声で言った。
41斗貴子さんの○レメ:2005/07/17(日) 23:25:12 ID:Jyz07S2O
オレのを舐めている間もずっと濡らしていたらしい。足の間からとろりと溶け出した液体が太腿の内側を伝い流れ落ちて床の上の敷物にシミを作っていた。
斗貴子さんはひどく動揺した様子であたりを見回し、それから思い当たったようにポケットに手を入れ探ると、そこからハンカチを取り出した。
何をするんだろうと思って見ていたが、床にできたシミをふき取ろうとしているんだということに気付いてびっくりして、かがみこんでハンカチを広げる斗貴子さんを慌てて止めた。腕をつかんでこっちを向かせる。
「そんなのあとでいいから…」
でも、と妙に歯切れの悪い斗貴子さんを無理矢理引き上げるとオレの上に座らせた。斗貴子さんは今のオレの状態が分かっててそういうことをしてるのかな。
だが、膝の上、オレのものに乗せた斗貴子さんはさらに動揺を見せた。なんだかもじもじしてオレから逃げようとする。
「だめ…だ…カズキ…………。」
腰を引いて逃げようとするのはどうも斗貴子さんの太股に付いた液体がオレの服の股の部分にぺっとりとつくのが気になるようだった。
「よごれる………」

「だから、そんなのいいってば」
服がぬれることも、床にみずたまりができることも関係ない。逃げようとする斗貴子さんをぎゅっと抱き締めたが、んッという短い声を発しそのからだが仰け反った。
オレのさおの上で斗貴子さんの熱く濡れた陰唇がぬるりと滑った。
声を出してしまったことが恥ずかしいのか俯く斗貴子さんを見てると、あまり深く考えず、後先考えずに言ってしまう。

「気持ちいいなら、腰、もっと動かしてごらんよ。」
42斗貴子さんの○レメ:2005/07/17(日) 23:34:11 ID:Jyz07S2O
驚愕の表情を浮かべてオレを見た斗貴子さんは、いやだ、とかそんなことできないとかいって抵抗した。オレはただ斗貴子さんに気持ちよくなってほしいだけなのに。
そうしてくれるとオレ、すごく気持ちいいんだけどなと言ってみると斗貴子さんの表情が変わった。そうなのか…?と聞いてくる斗貴子さんをじっとみつめて黙って
その細い腰をちょっと撫でた。
かなり長い時間斗貴子さんは逡巡していた。
が、やっと顔を上げると、おずおずと腕を持ち上げてオレの肩に乗せて体を支え、そして、こっちはもっとおずおずと、腰を動かし始めた。

オレの肩に回した腕で体を支えながら、ほんのちょっとだけ腰を前後に動かす。
ぬる、ぬる、とよく滑る。
たくさん濡れているので斗貴子さんの陰部は滑らかに、抵抗なく、オレの硬く張ったさおの上を滑った。ときどき、くちゅ、くちゅ、と小さな水音が響く。
その音だけでも恥ずかしそうな斗貴子さんは真っ赤になって俯きながらそれでも懸命に、ただしゆっくりと前後に腰を振る。多分オレは下から動かないほうが
うまくいくだろうと斗貴子さんの小さく揺れる肩を見ながら思うのだが、もじもじと控えめにちょっとしか動かない腰がじれったくなり、そのおしりをぐっと掴んで、
オレ自らが陰茎に押し付けるようにしながらもっと大きく前後に動かした。
「んッ!?…ぁ、や………あッ!」
オレの腕でぐいぐいと強く腰を揺さぶられ、あそこが、ぐちゅっ、ぐちゅっ、と卑猥な音を立てた斗貴子さんの声が一気に昂ぶる。
「もっとさ、こういう風に動かしてくれないと、オレ、気持ちよくないよ?」
そう言って手を離すと、斗貴子さんはぐったりとオレにもたれかかって、そのまま動くのを忘れてしまったかのようにはあはあと息を荒げながら静止してしまう。
しょうがないなとおしりを指でとんとんと叩き、ほら、ちゃんと動かしてと言うと、思い出したようにまた腰を動かしはじめた。
43斗貴子さんの○レメ:2005/07/17(日) 23:39:13 ID:Jyz07S2O
さっきよりは大きく、腰を前後に振る。
もっと強く、とオレが注文をつけると、くう、と呻きのような声を発しながらきゅっと腰を押し付けてくる。

くちゃ、くちゃ、と静かな室内にオレと斗貴子さんの性器が触れ合う音が響く。
ゆっくりとだが強く大きく、次第にその動きは確実さを増し、しっかりと外陰部を押し付けて、それがぬるぬると熱く擦れ自らを刺激する。明らかに自らの行為で
快感を得ている斗貴子さんの目は焦点が定まらなくなっていった。とろんとしてどこを見ているのかよく分からず、徐々にまぶたが下がり、
ついには閉じられてしまうが、そのかわりのように唇がゆっくりと開き、白い歯がちいさく覗く。は、は、と息があがってきたが、その腰の動きはさっきまでのぎこちないものから
滑らかな動きへと移行されていた。
「…ん………くぅ……。」
少しずつ、斗貴子さんの嬌声が漏れ出した。
おそらくそこが一番感じるのだろう、オレの上にただぺたりと腰を下ろすのではなく、ほんの少し体を前に傾けて、クリトリスが擦れるように自分で体を動かした。
初めのうちは、ただ言われたから動かしている、というようなまずい動きだったものが、今は滑らかに、斗貴子さんが自らに快楽を与えるために動かしているというのがよく分かった。
斗貴子さんが自慰をしているようなものだ。
二人の間から響いてくる水音はさらに激しく大きくなる。
ぐちゅッ、くちゅッ、くちゅッ。
「……ん………ん………んッ………くぅ………ッ!」
上体はオレにもたれかかって首に手を回し、縋り付いているようだが、その下半身はオレの眼下で激しく前後に揺れる。
抱き締めた斗貴子さんの肩越しに、よせてはかえす波のように一定の動きを繰り返す小ぶりなおしりが見えるが、それをたいした感慨も無くオレはただ見つめている。
耳元で、斗貴子さんの苦しげな囁きが聞こえてきた。
44斗貴子さんの○レメ:2005/07/17(日) 23:41:59 ID:Jyz07S2O

「は、あぁ………ッくぅ……カズキぃ……………」

オレの名前を呼んでいる。

「…んッ………き、もち…いいか……………?」

なんてこといわれたのでせっかくオレが必死になって意識をそっち方面から逸らしていたのに全部もどってきてしまったじゃないか。
斗貴子さんのバカ。

限界だった。
もう駄目だ。漏れそう。イキそうだ。
いよいよ最後の崖っぷちに追い詰められ爪先一本立ちで辛うじて踏みとどまっている状態なのに(ちょうちょがとまったらその重みで海に落ちる)、オレは、
「斗貴子さんがイクまでイッたらだめだ!」とそれこそ死ぬる思いで出そうなのを我慢してたのに、斗貴子さんのために我慢してたのに、その斗貴子さんの
せいで痛恨の一撃を食らってしまった。
そんなかわいい声出して聞かないで欲しい。
ぐっと来る。
45名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 07:03:35 ID:OBWzf80f
息の詰まるこの攻防w
GJです
46名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 16:20:48 ID:D7YcRWQP
乙です
いつもながら、描写が濃いなぁ
すべてを委ねてゴックンしてもらうのだカズキン
47名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 23:31:46 ID:wnJFYU8A
蝶乙
はぁ…やっぱうまいなこの職人さん

二人の微妙なすれ違いがもどかしくて切なくてストロベリーですね
48名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 23:55:01 ID:QAsfbasL
165: 2005/07/18 21:39:04 dPw83yIi [sage]
毎日がエブリディ

蝶GJ

はーい触手スレに蝶GJなんて内輪ネタ書きこんだ悪い子はだれかな〜
先生怒らないから正直に手を挙げなさ〜い
49名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 12:45:42 ID:5grB1fLG
それぐらい別板で普通にしてますが何か?
それはしらんけど
50名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 19:49:34 ID:xD/u70tp
開き直ってんじゃねえよ。
てめえら糞信者はいいかもしんねえけど、俺達はムカつくんだよ。
そういうことは糞スレの糞信者同士でシコシコやってろや。
最低限のマナーもわかんねえのかよ。
51名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 19:59:37 ID:/KGq5u1w
前スレ埋めは好きなカップルと体位。
くわしい方はご協力を。
52名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 20:27:19 ID:qjyG8gg3
ぶらときに萌え、カズトキでドキドキ
職人さんGJっす!
53名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 21:46:29 ID:5grB1fLG
>>50
あえて釣られてやるよ プ マナーだってよw
54名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 22:11:32 ID:xD/u70tp
てめえのやってること棚に上げといて揚げ足取りかよ。
つくづく錬珍信者は糞野郎だな。
55名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 22:31:33 ID:+4cWv5Aw
俺も嫌いなマンガのネタ他スレで見かけたことは何度もあるけど
その程度のことで腹なんか立たないがなぁ
56名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 22:45:09 ID:rTinOYnw
皆、今は夏休みだ。
厨房はするー汁!!
57名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 04:27:21 ID:vMBOoAOI
うるせー馬鹿
58名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 09:51:15 ID:GWLXn+Gw
>>51
たぶん48手の内10手くらいしか知らないぜ…

59名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 10:08:34 ID:PxV3RH5U
というか>>48は本当に怒ってるわけでは無いだろ。
60名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 22:27:28 ID:D+W3v/50
>>48
ノシ
61名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:16:38 ID:5GuRf3W5
>>54
勝手にレッテル貼りするキチガイさん発見
62名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:47:19 ID:TBiErIRA
>>58
結構それで十分だと思うが
http://lewd.sakura.ne.jp/me/lib/48te/index.html
実際48手全部なんか使えるわけないしねぇ
63名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 23:29:25 ID:rmQf1oFU

『窓の月』なんて見ると、ああ日本語って美しいなと思ってしまうね。

カズトキなら運動神経いいだろうしバランスとるのが難しい技でも
できるんじゃないかな。
恥ずかしくてできないだけで。
64名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 00:00:41 ID:V+gFdfNz
カズトキの間での「Hしよう」という合図は何だろう。
カズキから合図を送るのか、はたまた斗貴子さんから?

「今日は(キミの部屋にいるのが)長くなりそうだが、大丈夫か、カズキ?」
「えっ、ああ大丈夫だよ、斗貴子さん」

こんな感じかねハァハァ
65名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 00:35:07 ID:8/oICQID
いつものように斗貴子さんはエビアン片手にカズキンのベッドに座って談話。
殺伐とした任務のコトを話していたハズがいつのまにか『そういえばブラボーって何歳?』的に話が逸れてって
毒島さんの仮面の下やら火渡さんのオモシロ眉毛のことやら、どんどん違う話題で盛り上がって、
はたと会話が途切れた一瞬に目が合ってしまう二人。
お互い目が離せなくなってしまう二人。
いろんな想いがこみあげてくる二人。


『……カズキ』(かすれた小声で)
『……斗貴子さん』(囁くような小声で)



もう後は若さと勢いでどうとでもなろう。
66カズまひ:2005/07/22(金) 10:08:34 ID:Bj3K2Ode
 もう十二時半かぁ。そろそろ、いいかな…?
 布団から出て、そっと戸を開けて、ゆっくり音を立てないように廊下を歩く。
 いつまでたっても、この瞬間はドキドキするなぁ。それでも何だか顔はニヤけてきちゃう。うふふっ。
『2‐B 武藤』の札がかかったお部屋の前で立ち止まる。
 周りを見回したけど誰もいない。こんなとこ見られたら大変だもん。
「……ふぅ」
 一度、大きく深呼吸をする。
 それから、いつも通りノックはせずに、静かに戸を開ける。
 お部屋の中は真っ暗。
 でも、いつも嗅ぎ慣れたいい匂いがする。お兄ちゃんの匂い……。
「……お兄ちゃん、起きてる?」
 小声で呼びかけると、ベッドの方から優しい声が聞こえてきた。
「起きてるよ……おいで、まひろ」
「うん♪」
 わたしは手探りでベッドに近づいて、お兄ちゃんのいるお布団の中に飛び込む。
 わたしの二番目に幸せな瞬間。え? じゃあ一番はいつかって?
 それは……。
「……まひろ」
 お兄ちゃんがギュッと抱き締めてくれる。
「……お兄ちゃん」
 わたしも負けずにお兄ちゃんを抱き締める。
 お兄ちゃんはわたしを抱き締めたまま、そっとキスしてくれる。
 体はきつく抱き締められてるけど、唇には優しくキスしてくれる。
 これが……わたしの一番幸せな瞬間。このまま世界が終わってもいいくらい……。
 しばらくキスした後、唇を離して見つめ合う。
 お兄ちゃんはいつも笑顔でわたしの髪を撫でてくれる。
67カズまひ:2005/07/22(金) 10:09:30 ID:Bj3K2Ode
「……お兄ちゃん、大好き。愛してる……」
「オレも、まひろのことが大好きだよ」
 そう言うと、お兄ちゃんはおでこやほっぺや首筋にいっぱいキスしてくれる。
「……やぁん」
 ちょっとくすぐったいけど、お兄ちゃんのキスは大好き。
「ん〜、わたしもするぅ……」
 でも、いざとなると何だか恥ずかしい……。お兄ちゃんの唇にキスしただけで、あとは何もできなくなっちゃう。
 だって、恥ずかしいんだもん……。
 お兄ちゃんはそんなわたしを見て、おかしそうに笑ってる。
「むぅ〜」
 わたしがふくれていると、お兄ちゃんはわたしの頭やほっぺを撫でてくれた。えへへ、何か幸せ。
 でも……。
「……ねえ、お兄ちゃん」
「ん? 何?」
「あのね、実家にいた頃みたいに毎日一緒に寝たり、一緒にお風呂入ったりできればいいなぁ、なんて……思ったりして……」
 お兄ちゃんは笑ってるけど、少し困った顔になっちゃった。
 ……わかってるんだ。わたし達は寄宿舎生活だし、お兄ちゃんには……斗貴子さんがいるし…。
「……ごめんね、ワガママ言っちゃった…」
 お兄ちゃんの胸に顔をくっつけたまま、何も言えなくなっちゃう。
「……オレの方こそごめんな。たまにしかこうしてやれなくて。でも、いつもまひろのことを考えてるから……」
 そう言うと、お兄ちゃんはまたキスしてくれる。
「……んむぁ…あふ…」
 お兄ちゃんの舌がわたしのお口の中に入ってくる。すごく情熱的なキス。気持ち良くなって、なんだかボーッとしちゃう……。
68カズまひ:2005/07/22(金) 10:10:20 ID:Bj3K2Ode
 ゆっくりと、でも激しく、お兄ちゃんの舌がお口の中で動いてる。
 少し苦しくなって、息が荒くなってきちゃう。お兄ちゃんに聞かれるのがすごく恥ずかしいよぉ……。
 それなのに体が熱くなって、恥ずかしいのか、Hな気分になってるのかよく分かんなくなっちゃう。
 あっ……、お兄ちゃんがわたしのパジャマのボタン外してる。……ダメ…ダメだよ…。
「……んん…」
 お兄ちゃんの手がパジャマの中に入ってきちゃった。
 わたしの胸を優しく触ってくれてる。
「あん…! ダ、ダメ……」
 すごく、気持ちいい。我慢できない……。もっとして欲しい。
 でも……今日は、ダメなの…。
「あぁ……お、お兄ちゃん、待って……」
「……?」
 お兄ちゃんが心配そうにわたしの顔を覗き込む。
「どした? 今日はイヤ? それとも、体調悪い?」
「……そうじゃないの。そうじゃないんだけど、んと…その……今日は……ダメ…」
 お兄ちゃんは不思議そうな顔をしながら、首をかしげてる。
 もぉ、鈍感なんだからぁ。これ以上、言わせないでよぉ……。
 か、顔が熱い…。
「だからぁ……その…えと……なんてゆーか…アレが、ソレで…」
「……あ。そ、そっか…! ごめんな、まひろ…」
 お兄ちゃんは顔を真っ赤にしながら、わたしのパジャマのボタンをとめていく。
 ほんの少し残念そうな顔をしてるように見えるのは、わたしの思い過ごしなのかな……。
 なんだか、すごく申し訳無い気分……。
69カズまひ:2005/07/22(金) 10:13:50 ID:Bj3K2Ode
 ジッと見てると、やっぱりお兄ちゃんは残念そうな顔をしてるような気がする。
 そんな気がしてならない。
 なんか、どんどん嫌な気分になってくる。わたしが悪いのに……。
 これ以上ここにいたら泣きたくなっちゃうし……お兄ちゃんに迷惑かけちゃう…。
「……ごめんね、こんななのに来ちゃって………………わたし、帰るね…」
 お布団から出ようとしたわたしの手を、お兄ちゃんが痛いくらい強く掴んだ。
「ま、待てよ、まひろ!」
「何…?」
 お兄ちゃん、すごく真剣な顔してる。少し恐いくらい……。
「別にオレ、それだけがしたい訳じゃないんだから…。まひろと一緒にいるだけでもいいんだよ。まひろが側にいてくれれば、十分幸せだよ。だから、そんなこと言うなよ…」
「……お兄ちゃん」
「今日は朝まで一緒に寝よう…? もし見られたって斗貴子さんも岡倉達も、オレ達兄妹のことだからって笑って済ませるよ、きっと」
 お兄ちゃんはもう笑ってる。
 わたしも、涙がこぼれ出さないように眼をゴシゴシ擦って、精一杯笑う。
 もう…。お兄ちゃんはわたしの方が困っちゃうくらい、素敵なお兄ちゃんなんだから……。
 わたしはまたお布団の中に飛び込んで、お兄ちゃんに抱きついた。
「あ、でも、ちーちんとさーちゃんには怒られちゃうかもよ。『高校生にもなって』って」
 でも、お兄ちゃんはわたしを抱き寄せて笑ってる。
「気にしない、気にしない」
70カズまひ:2005/07/22(金) 10:15:03 ID:Bj3K2Ode
 ……ん〜、そういえば。
 前にさーちゃんから聞いたことがある。男の人は、女の人と違ってあっちの方は大変なんだって。一度その気になると、なかなか治まらないって。
 今のお兄ちゃんもそうなのかな? だとしたら、やっぱり申し訳無いし…。
 どうしよう……?。
 ああは言ってたけど、我慢してるんだったらかわいそうだし…。う〜ん。でも、わたしの方からしたことないし。第一、すっっっごく恥ずかしいし……。
 でも、でも…………。
 よし! 決めた! お兄ちゃんに喜んでもらえるなら、恥ずかしくても大丈夫!
 頑張るんだから!
 ぜぇ〜〜〜ったい、頑張っちゃうんだから!
「そりゃっ! ……よいしょ、よいしょ」
「わわわわわっ! ま、まひろっ、何するんだよっ!?」
 お布団の中に潜り込んで、お兄ちゃんの両脚の間に入る。お兄ちゃんはびっくりしてるみたいだけど…。
「お兄ちゃん、腰浮かせて。ズボンを脱がせられないよぉ」
「だ、だからオレはいいって言ったろ!? やめろって、まひろ!」
「お兄ちゃんが良くても、わたしが良くないの! いいからぁ!」
 お兄ちゃんは抵抗してるけど、無理矢理ズボンを下ろす。
 ムギュ。
 ん……? 暗くて見えないけど、何かがわたしのほっぺを押してる…。
 こ、これって……。
「ま、まひろ……」
 こ、これって……お兄ちゃんのおちんちん…だよね? す、すごくおっきくなってる…!
71カズまひ:2005/07/22(金) 10:16:01 ID:Bj3K2Ode
 やっぱりお兄ちゃん我慢してたんだ……。
 すごく大きくて、固くて、はち切れそうになってる……。
 え、えと…どうしよう……。と、とりあえず握ってみよ。
「うっ! ……ま、まひろ…」
 お兄ちゃんが切なそうな声をあげてる。気持ちいいのかな…?
 ん〜と、まず頭の中を整理しなきゃ。え〜っと、さーちゃんは舐めたり、手でしごいたり、くわえて頭を動かしたりするって言ってたよね?
 ……あ、あれ? ……そ、それ以外思い出せない……。
 うぅ〜、とりあえず頑張ってみよう!
 しっかり握ったまま、ソフトクリームを舐める要領でおちんちんを舐め上げてみる。
「……んっ…んんっ…んんっ…んんっ…」
 なんだか、お兄ちゃんのおちんちん、しょっぱい…。それに先の方から何か出てきてる。これって精液…? でも、それにしてはサラサラしてるし…。大体、精液ってイク時に出るんじゃなかったっけ……?
 ……いけない、お口がお留守になってた。ちゃんと舐めないと…。
「んんっ…んんっ…んぁふ…んむぁ…」
「うぅっ…! まひろ……き、気持ちいいよ…」
 お兄ちゃんが喜んでくれてる。気持ちいいんだ…。よかったぁ。
 じゃ、じゃあ今度はしごいてみようかな…?
 両手でしっかりおちんちんを握って、力を入れてしごいてみる。
 両手が上下する度に、お兄ちゃんが腰を浮かせてピクピクしてる。
 そんなに気持ちいいんだ…。よぉ〜し、もっと力を入れてっと…。
「……ま、まひろ、そんなに、したら…うっ…!」
72カズまひ:2005/07/22(金) 10:19:41 ID:Bj3K2Ode
えいっ! えいっ! えいっ! えいっ!
「ま、まひろ!? ダメだって! そんな激しくしたら出ちゃうよ! ストップ、ストップ!」
「え!? ご、ごめん! ついつい……」
 お兄ちゃんのおちんちんはさっきよりおっきくなってて、フルフル震えてる。今にも爆発しそう……。
 やっぱり、まだイッてなかったんだ。
「まひろ、くわえて…。口でしてよ……。」
「……うん」
 お兄ちゃんのすごくおっきいおちんちんを、あ〜んとくわえてみる。
 ふ、太くて顎が外れそう……。それに先から出てる汁がしょっぱいような、苦いような…。えっと、このまま頭を動かすんだよね?ちょっと苦しいけど……。
「んふぁ…んむぅ…むぐぅ…んぶぅ…」
 すごい…。お口の中でおちんちんがピクピクいってる。唾と変な汁がお口の中に溜ってきちゃうけど、おちんちんがあるからなかなか飲み込めないや。わわっ、お口から溢れちゃった。
「あぁ…まひろ……すごく気持ちいいよ…もっと奥まで……」
 お、奥って言っても喉につっかえちゃうよぉ…。で、でも…何とか…頑張って……。
 そう思ってると、お兄ちゃんが突然掛け布団を全部まくってしまった。
 こ、これじゃわたしがお口でしてるとこが、お兄ちゃんに丸見え……。
73カズまひ:2005/07/22(金) 10:21:22 ID:Bj3K2Ode
「ん゙〜〜〜〜〜!!」
 びっくりしたのと恥ずかしいのとで、お口を離そうとしたけど、お兄ちゃんがわたしの頭を両手でガッチリ押さえてるから、身動きが取れない。
 あぁ…お兄ちゃんが、わたしがおちんちんくわえてるとこを見てる…。は、恥ずかしいよぉぉ……。
「……まひろ、やめないで。もう少しだから…」
 お兄ちゃんはそう言うと、わたしの頭を無理矢理動かして、腰まで動かし始めた。
 喉の奥におちんちんが当たって、息もできない。
「んぶっ! んぐっ! んんっ! んぶっ! んんっ!」
 お、お兄ちゃん……苦しいよぉ……吐きそう……。
「あぁっ! ま、まひろっ! イクよっ! うううぅ…!!」
 お兄ちゃんのおちんちんが一瞬膨れあがったかと思うと、喉の奥に精液がいっぱい流れ込んできた。
 く、苦しい…!
 てゆーかお兄ちゃん、ちゃんと飲んであげるから手を離してよぉ!
「……まひ…ろ…」
 いっぱい精液を出して力が抜けたお兄ちゃんは、やっと頭から手を離してくれた。
「けほ! けほ! けほ! けほ! けほ!」
 あんまりに喉の奥に出されたせいで、ムセ込みが止まんない。
 せっかくのお兄ちゃんの精液も、お布団の上に全部こぼしちゃった。
 あ……もったいない……飲みたかったのに……。
74カズまひ:2005/07/22(金) 10:23:10 ID:Bj3K2Ode

…………………………………………

「ひどいよ、お兄ちゃん! あんなことするなんて! わたし、すっごく苦しかったんだからね!」
 後始末が終わって、お兄ちゃんに抱き締められながらも、わたしは怒るのをやめない。
 だって、だって。ひどいよ!
 あんな苦しいことされたし、初めてお口に出してもらった精液も飲めなかったし……。
「ホントにごめん! なぁ、機嫌直してよ〜。ね? まひろ…」
「がぶ!」
「いててて! か、噛みつくなって! ごめんね、まひろ。ホラ、まひろがすごく上手で気持ち良かったから、つい……」
 ん……?
「……ホント? わたし、そんなに上手だった? 気持ち良かった?」
「うん、すごく気持ち良かったよ。まひろ、才能あるよ。今度してもらう時は、もうあんなことしないからさ。だから、許してよ。……な?」
 そう言って、お兄ちゃんはおでこやほっぺにいっぱいキスしてくれる。
 そうかぁ…わたし上手だったんだぁ…。照れちゃうなぁ……えへへ♪
「しょうがないなぁ……。じゃあ、許してあげる! ……また今度もお口でしてあげるね♪」
「うん、ありがとう。……そろそろ寝よっか?」
「そだね。……ねえ…今日は朝までいてもいいんでしょ…?」
「ああ、一緒に寝ような。……おやすみ…愛してるよ」
「……うん、わたしも愛してる。……おやすみ」

 ……今度、こうして過ごせるのはいつだろう? このまま、一緒にいることもなくなっちゃうのかな? お兄ちゃんはずっとわたしのこと愛してくれるのかな?
 ……ふわぁあ。なんか眠いや。そんなことは明日考えよ……。
 わたしはもう一度お兄ちゃんにキスして、目を閉じた。
75名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 18:24:27 ID:PfNJW78L
こ、これは禁断のカップルだ…
実はストライクな組み合わせなのでとても良かった。乙です!
76名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 06:59:24 ID:Sn50N4YC
GJ。素でエロいな。
77名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 11:16:00 ID:dUtCy7QO
GJ!まともなカズキ×まひろって初めて読んだかも。
次はちゃんとセクースさせてあげなさい。
7848:2005/07/23(土) 14:03:38 ID:2bNXNeoK
>>60
悪い子はキミか〜
>>50>>54>>57の駆逐がまだだから後で職員室きなさ〜いwww
79名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 11:57:00 ID:yc1LU2r0
喰うのか?喰っちゃう気なんだな?






時期柄中華街の肉まんは手に入れづらいしな。
80名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 17:52:31 ID:fv1FiHnz
やっぱりデカチンカズキはいいな。人格者なだけに下半身はお猿さんなカズキもいい。
81斗貴子さんの○レメ:2005/07/24(日) 19:29:35 ID:Iu2oZ+V1
「…カズキ……ん……きもち…よく…………ないか………?」
さっきから健気に一生懸命に腰を動かす斗貴子さんは、気遣わしげにそう聞いてくるが、オレの方は答えるどころじゃない。

だめ。
もう限界。

“…オレはもう…だめだ…”と挫けてしまいそうな自分(肉体)を、もう一人の自分(精神)が“まだだ!まだ諦めるな!”と叱咤する。
けどほんともう限界。
イキそう。
てか、逝きそう。
我慢し過ぎて、魂がどっかに飛んで行きそうだ。
額に血管が浮き出て、目が真っ赤に充血する。
顎が震えだすほど力を込めて歯を食いしばる。
そんなオレの命がけの努力を灰燼に帰すかの如く、斗貴子さんの容赦の無い攻撃が繰り出される。
複雑な起伏をみせるあたたかくてぐしょぐしょに濡れている斗貴子さんのその部分がオレの上をなんともいやらしく舐めまわす。
さっきは舌で局地的に攻められていたのが今度は性器で、それも普通に入れるのではなくそのいつも使っている進入口のほうがもっと広い範囲をカバーしてオレをしごきあげる。
そして、斗貴子さんが、顔を真っ赤にしながらオレのために一生懸命腰を使ってくれるというこの事実。
失神しそうなほどすごい感覚だ。
ただそれを、頭の血管が切れそうなほど必死こいて我慢しているから、だんだん体がおかしくなってきた。

心と体がバラバラになる。
魂がどっかに飛んでいってしまい、心の無い言葉が平気で、そしてなんの脈絡も無く口をついて出てくる。

そんなわけで、気が付いた時、オレはとんでもないことを言ってしまった。
82斗貴子さんの○レメ:2005/07/24(日) 19:30:44 ID:Iu2oZ+V1

「………斗貴子さん………………………おっぱい小さいね。」

ぎくり、と斗貴子さんの体が震えた。
ショックを受けたのかはう、と息を呑む音がする。

うわわわわなななんてこと言うんだ――!と思うオレもいるのに、その意識が行動として表層に出てこない。
自分自身が言ってしまったことにかなりの衝撃を受けたが、下半身がそれどころじゃないので大きなリアクションがない。なんか無表情だ。
そんなオレの内面に関わらず、口は勝手にふてぶてしく「ねえ。小さいよねえ。」そう思わない?などと言っている。
あーもうなんてことを!
やめろー!と言いたいところだけど、口が勝手に動いてしまう。止められない。

くう、と呻いてから斗貴子さんはか、か、か、と三回つっかえた。
「かッ…カズキは………やっぱり………ッ……むッむねは………………」
おおきいほうがいいのか…?と消え入りそうな声で聞かれた。
え………?
えーと…。
そう言われるとどうなんだろう。いつも岡倉からエロ本借りるときは、無意識の内に“Hでキレイなお姉さん”系の
おっぱいの大きいひとが載ってるのばかり借りてたなあ。でも、斗貴子さんのちっちゃいおっぱいもかわいくて好きなんだよなあ。
どっちなんだろ。
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………・ん?」
よく分かんない返事をしてしまったので斗貴子さんが「?」という顔をした。そりゃそうだ。

でも考えたら分かったぞ。

オレは、おっぱいが好きなんじゃなくて、斗貴子さんが好きなんだ。
斗貴子さんが好きだから斗貴子さんのおっぱいも好き。大きくても小さくても関係ないよ。
でも、斗貴子さんのおっぱいが大きかったらそっちのほうがいいのかな?
……いやいや、おっぱいの大きい斗貴子さんなんて冗談でも想像できないよ。そんなの笑っちゃうねハハハ。
斗貴子さんのスラッとした細身のからだにはやっぱり今のままのちっちゃめのおっぱいが似合うと思うよ。
そんなわけでオレは斗貴子さんのちっちゃいおっぱいが大好きだよ。


83斗貴子さんの○レメ:2005/07/24(日) 19:33:00 ID:Iu2oZ+V1

…うん、これはオレにしては珍しく論理的な考えだ。じつに理路整然としているじゃないか。
さて、これをどうやって斗貴子さんに伝えようか。
ところでさっき考えてる時ずっと自分の口がぱくぱく動いていたような気がする。
………ぜんぶ同時進行で喋ってたような気がするのは気のせい?
斗貴子さん、耳まで真っ赤だねえ。なんだか目がウルウルしてるよ。
でもオレ、今、それどころじゃない。ほんと大変なんだ。
股間が爆発しそう。
これ以上我慢したら、死ぬかもしれない。オレの大事な息子が。
もう、イってもいいかな?
斗貴子さんには悪いけどさ。
ごめんね斗貴子さん。

そして、結局肉体の欲求に逆らえず、一切の抵抗を諦めたオレは、この身のすべてを委ねようと、斗貴子さんのその細い体を抱き寄せて目をつぶった。

でも、オレの決着がつくその前に、「きゅう」とゴマフアザラシの赤ちゃんのような鳴き声をたてて斗貴子さんが先にイってしまった。

いろいろタイミングが悪いな。

ぐったりと脱力して、オレがちゃんと支えていなかったせいでそのままぐずぐずと崩れ落ちてしまう。
このまま斗貴子さんを休ませてあげたほうがいいかなとも思ったけど、下のほうがもう限界だからそうも言っていられない。横向きに倒れている
斗貴子さんの腰を持って挿入しやすい体勢にしようとしたが、なんだかうまく体に力が入らなかった。よいしょと持ち上げたら裏返しになり
斗貴子さんを四つん這いにしておしりをオレのほうにむけるようなかたちになった。

こんな体位でハメたことないけど、ま、いいか。

いつもは斗貴子さんが痛がってないか見ながら入れるから、正面からしかやったことなかったから、そのほかの体位ってそういえばしたことないな。
バックから入れるのも初めてだ。でも、ま、大丈夫だろう。きっと。
そう思って先に進めようとするが、ぐったりしていた斗貴子さんはいつもと違う格好をさせられたことに驚き弱弱しい声をたてた。
「………んぁ……カ……ズ…キ……?」
おずおずと、心細そうな顔をして、それでも首しか体を動かす余裕が無いのか、肩越しに振り返ってオレを見る。
斗貴子さんの、もうぐじゅぐじゅになっているあそこの入り口にオレのものをぐっと当てた。
「あ………?や、やだ……ぁ……………ッ!」
後ろから入れられることに抵抗があるのか斗貴子さんが抗議の声を上げた。
が、もう止まらない。
構わずずぶりと進入を開始した。
84斗貴子さんの○レメ:2005/07/24(日) 19:33:48 ID:Iu2oZ+V1

「ッ―――――――――あうッ……………くぅ…ッ」
ずぶ、ずぶ、と進めていく。こぶしを握り締めた斗貴子さんは背中を丸くして、んっんっと呻きながらいつもと違う感覚に耐えているようだった。
ゆっくり、ゆっくりとぬるぬるの熱いヒダの中にオレの陰茎を沈めていく。
「………だめ………だめぇ…………」
進入が深くなるにつれ斗貴子さんがおしりを動かすので、じっとしてて、と背中に手を当て静かにさせる。
しかし今日はいつもにも増して締め付けがきついなと思ったら、斗貴子さんが足を閉じてるからだと気が付いた。
いつもは足を一杯に広げさせてから入れるけど、それでもきゅうきゅうと苦しいのにこれじゃあツラいや。
わき腹から回した手で内腿を擦りながら「キツいから、足、もっと広げて」と頼むと顔を枕に埋めたまま素直に足を開いてくれる。
ぐ、ぐ、と進めていき最後に先端が奥に突き当たった。
「………ぁぅ」
小さく声を漏らし、ふるふると体を震わせる斗貴子さんを見ていると我慢ができない。
おしりを掴むと前後に腰を動かし始めた。

「ふゎッ………?…ま…待ッ……ぁ……あんッ!」
もうちょっと慣れるまで待たないととも思うけど、下のほうが待ってくれない。
少し強すぎるかと思うくらいの力で後ろから何度も突いた。

85斗貴子さんの○レメ:2005/07/24(日) 19:34:19 ID:Iu2oZ+V1

力強く、激しく突き上げる。
ぐちゅッ、ぐちゅッ、と卑猥な音が響く。
「ッ……だめ…ぇ…………あんッ…」
「……カズ……ッ……つ…よい……よぉ………ひ…くぅ!」
後ろからどんどん突かれた斗貴子さんが途切れ途切れになりながら泣き言を言う。
カズキ、と俺の名前を呼んでくる。

だけどその時、オレは、またしても「それどころじゃない」状況に陥っていた。

腰を使いながらもオレの顔は真っ青だ。
脂汗が滲んでくる。
ものすごく苦しい。
たいへんだ。
どうしよう。

さっき我慢しすぎたせいで、こんどは、でなくなった。


86名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 20:49:08 ID:gRK3TYO6
カズキィー─────────っ!!
お前って奴は…w

サイコー!早く続き読みたいです!
87名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 01:34:25 ID:PtZ57c0/
スゴイ蝶大作になっていくな…続きが気になってしょうがない。素晴らしいエロスをいつもありがとう。
癒される。
そして萌やされる。
88名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 21:03:25 ID:rp5Kw9fS
>まだだ!まだ諦めるな!
こんな時でも熱血しててワラタ
89名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 19:13:33 ID:LC+3ql1K
最近夏ばてギミなんだけど、夜に強くなれそうな食べ物って何がいい?

ツムリンなら、モツ料理をカズキに食わせてそうだが…
90名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:37:18 ID:r5q12J2p
ウナギ。
ちなみに夜はカズキがTQNにウナギを食べさせてあげます。
精つきまくり。
91名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 13:30:52 ID:FGzx+6Fz
カズキンのウナギは首周りが太くてヌルヌルしてるんだ
92続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:48:37 ID:A8ttjqw/
お久しぶりです。
「ナツいアツのハナシ」の後日譚のようなものを書き上げていたのですが
色々あった上に連載が進んで設定に不備が出たのでお蔵入りしてました。
今日は暑かったので思い出したように投下します。
お盆に斗貴子さんの家に帰ってみる話

「続・暑い夏の話」
93続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:49:27 ID:A8ttjqw/
照りつける太陽が、いつもより眩しかった。
蝉の鳴声だけが、山道に響いていた。
たがいに交わす言葉がなかった。
踏み込むことが、怖かった。

それは八月中旬のこと。
夏休みの銀成学園は、一部の部活動を除いて誰もいなくなる。
お盆前後の一週間は寄宿舎も校舎も完全に閉鎖されてしまう。
それは錬金の戦士にとっても、学校という守るべきものから離れられる貴重な時間。

木漏れ日が鮮やかな山道をカズキと斗貴子は歩いていた。
朝に寄宿舎を出発してここに到着したのが午後三時過ぎ。
夏の昼独特の静まり返った町を迂回して、山道をふたりは歩いていた。
「この町にはいい思い出がない」と言っていたことをカズキは思い出した。
両親と死別したことについても行きがけの電車の中で聞いていた。
斗貴子さんにとっては忘れたい町なんだろう、とカズキはぼんやり思った。
だけど忘れられない、忘れてはいけない町でもあるのだろう。
ここは斗貴子の生まれた町。
戦士となったきっかけの町。
94続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:50:17 ID:A8ttjqw/
訊きたいことはたくさんあったけど、言葉のすべてが斗貴子を傷つけてしまいそうで、カズキは黙々と斗貴子の背中を追っていく。
町を見渡せる山の中腹、斬りつけるような日差しと木々の向こうに、突然白塗りの壁が現れた。
いつまでも続くかと思われるほど長い壁に沿ってあるくと、やがて大きな仰々しい門が見えて、
「ここが私の家だ」
斗貴子が案外あっさりと言ったので、カズキはあっけにとられた。
「斗貴子さんってお嬢さんだったんだ…」
「昔は、そうだったかもしれない」
そういって壁に飛び上がると
「入るぞ」
下にいるカズキに手を差し伸べた。
「なんか泥棒に入るみたい」
「仕方がない。外から私がいると知られたくないんだ」
斗貴子に手を引かれて壁によじ登ったカズキが見たものは――
手入れがされず荒れ放題の庭と、いかにも旧家といった感じの古びたお屋敷だった。

屋敷の中は外の世界から隔絶されたように静かだった。
埃も蜘蛛の巣もなく、時が止まった空間にひんやりとした空気が漂っていた。
ふたりで雨戸を開け払って、夏の空気を通す。
「当然ながら電気も水道もとまっている。裏に井戸があるから、そこで汗を流すといい」
「斗貴子さんは?」
何気なくカズキは聞いて、少しだけ悔やんだ。
「やっぱりキミも、来るか?」
少しだけ悩んで、そう言った斗貴子の目が、ひどく哀しげに見えたから。
95続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:50:58 ID:A8ttjqw/
実家まで続いた山道を途中まで下り、細い分かれ道に入ってその奥に、津村家の墓はあった。
生え放題の草に埋もれて、ぽつんと一つだけあるその墓を見て、カズキはいたたまれない気持ちになった。
きっと斗貴子さんと斗貴子さんの家族には、俺には踏み込めないことがあったんだ。
無意識に左胸をぎゅっと掴み立ちつくすカズキの前で、斗貴子は手を合わせている。
カズキも手を合わせて、目を瞑り何かを祈ろうとした。しかし、なにも出来なかった。
小さく、しかしはっきりと聞こえた、斗貴子の語りかけ。
「今年は、帰ってくることができました」
この一言がとても重く、孤独で、悲愴なものに感じられて、ここに自分がいることが誤りに思えてきたからだった。

「―いつまで拝んでいるんだ?戻るぞ」
背中越しに聞こえる斗貴子の声。
「あ、ゴメン」
「キミが謝ることはない」
「でも…ね。…そうだ。下のちょっと行ったとこにコンビニあったよね。夕食買ってくる」
「迷わないように。それと、暗くならないうちに帰ってくること」
「了解。斗貴子さんはおにぎりでいい?」
「ああ、それとミネラルウォーターも頼む。」

ビニール袋を下げて、白壁をよじ登って、荒れ果てた庭に降り立つ。
「おじゃまします」
小さく呟いて、顔を上げてみると、縁側には斗貴子の姿。
「あ、斗貴子さん…」
「どうした?」
ぽうっ、と呆けたような目で見つめるカズキに、斗貴子はわずかに微笑んで尋ねた。
「その服…」
霞むような薄桃色が夕日に溶けて、斗貴子の存在自体を霞ませてしまうような留袖の浴衣。
「ああ、母の形見だ」
水浴びをしたばかりの肌は白く潤み、わずかに湿った髪が黒く光る。
「母の浴衣が着られるくらいの背丈にはなったが、似合うかというとまた別だな。
私にはもっと落ち着いた色でないと…」
「そんなコトないよ」
あわてて答えるカズキに、斗貴子はクスリと笑って
「キミも水浴びを済ませなさい。着替えは用意してあるから」
と言って、深い藍色の絣を差し出した。
96続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:51:29 ID:A8ttjqw/
「脚がスースーするね」
「浴衣だから、しかたない」
斗貴子はカズキに目の細かな網のようなものを渡す。
「そこの柱に釘が打ってあるだろう。紐をかけてくれ」
「なに?コレ」
「蚊帳だ。使ったことはないのか?」
「ないけど…使ってどうするの?」
「使わないと、蚊がよってくる。眠れないぞ」
「眠るって、ここで?」
「もとより泊まるつもりで来たんだろう。もう帰りの電車はないぞ」
蚊帳を掛けながら、当然のように言う。
「そうなんだけど…ね」
カズキが気にかけているのは、自分が此処にいてもいいのかということ。
「よし、できたな」
六畳間の中心にできた小さな空間を見て、満足げに斗貴子は言った。
とりあえず、暗くなる前に買出しと蚊帳掛けはできた。
でも、それだけしかできた気はしなかった。


97続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:53:00 ID:A8ttjqw/
「斗貴子さん、俺ってココに来て良かったのかな」
日も完全に落ちて、食事も終わって、他愛もない会話も尽き、布団を敷いて、間隔をあけて並び寝そべっていたカズキが、勇気を振り絞って尋ねた。
「キミはひどい奴だ」
蚊帳の中、少し間を開けて隣の布団に背中合わせで寝ている斗貴子が言った。
「?」
「キミは忘れているかもしれないが、あの日…」
初めて体を重ねた、あの暑い夏の日。
「キミは『いつまでも私と一緒にいたい』って言ったんだ」
「言ったっけ?」
「確かに言った」
「ゴメン。憶えてないから、もう一度言わせて」
「二度も言わなくていい」
ちょっとだけ怒ったような声。
「そんな…」
「フフ…冗談だ。それに…ガラにもないが、今夜だけは昔を思い出したかった」
「…」
「まだ私が幼い頃、この部屋、この蚊帳の中で寝ていたんだ。
もっとも私はまだ小さくて、この服を着た母と、カズキ、キミのその服を着た父が両側にいた」
今は少ししか空いてない布団の隙間、かつて幼い斗貴子が寝ていたところに、カズキは手を伸ばしてみる。
ひんやりとした畳の上で、指と指が、触れ合った。
「ねえ、斗貴子さん」
「ん…」
「いつか、そんな日が来るといいね」
小指と小指を絡めて、ゆびきりをしながら言う。
トクン。斗貴子の心臓が一鳴りしたのを、指先が伝えた。
時が止まり、呼吸が止まり、あまりに無邪気なカズキの言葉だけが耳に木霊してゆくのを斗貴子は必死で振り切った。
「ばっバカ!自分が何を言っているかわかってるのか!?」
絡めた指を引き寄せて、カズキは満面の笑みで斗貴子を抱き寄せた。
「ど、どうしたっ!」
カズキは嬉しかった。
自分がココにいる理由を斗貴子が与えてくれたことが、ただ嬉しかった。
首に顔をうずめて、胸いっぱいに斗貴子の匂いを吸い込んで、斗貴子の全てに応えるために紡ぎだされたのは
「――結婚しよう」
ただひたすら無邪気な、小指をつないだままのプロポーズ。
98続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:53:43 ID:A8ttjqw/
カズキの脚の上でまっすぐな瞳に射止められて、斗貴子の顔は赤く染まった。
耳まで熱くなっているのが、自分でもわかる。
「…すぐには、返事はできないぞ」
「1年後でも、10年後でも、斗貴子さんの好きなときでいいよ」
「…私の好きなときに、キミはいないかもしれない」
「そうならないように、いつまでも傍に居たい」
「共に住んで、共に戦って、共に寝起きしていても、言わないものは言わないぞ」
「一緒に寝て、一緒に起きて、一緒に笑って、一緒でいられれば、それが返事の代わりでいいよ」
「今夜…みたいにか」
「いや、あの日から、今夜までみたいに。これからもよろしく、斗貴子さん」
「よろしく、カズキ」
月光を浴びて蚊帳の中のふたりは、唇を重ねた。
柔らかな唇をカズキは塞いで、こぼれた吐息をその口に受ける。
喉奥を灼く熱さにほだされて、
「ぷあっ」
思わず口を離したカズキの舌先と斗貴子の唇にできた透き通った雫のつながり。
それを斗貴子は舌で追って、カズキの舌先と絡まりあう。
ぬめりを帯びた舌が擦れ合って、唾液が混ざり合う。
人より小さな口腔をカズキの舌が満たして、流れ込む雫が喉に染みこんでゆく。
99続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:54:39 ID:A8ttjqw/
「んくっ…」
はだけた襟元から差し込まれた指先が乳房の先端を摘む。
危うくカズキの舌をかみそうになって、斗貴子は口を離す。
おあいこかな、そう思って斗貴子は微笑むと、体がくるりと回された。
カズキの上で胸板に背中を預けて、大きく息をする。
掌があてられた斗貴子の乳房は徐々に感度を増してゆき、じんじんと、疼く。
「ちょっと、カズキ…」
空いている手を後ろに回して、斗貴子は帯を解いた。
肩がむき出しになって、開いた脚が露わになる。
胸を揉みしだいていた手はそのまま、カズキはもう片方を股の間に滑り込ませる。
「こら、ちょっと」
その手を、斗貴子は押さえた。
「ちゃんと脱がないと…」
不思議そうに覗き込むカズキに、涙目の斗貴子は答えた。
「あ、うん」
押さえられた手にも伝わるほど、濡れていた。
染みを作らないように帯を取り去り、浴衣を脇に置くと、やや赤みを帯びた裸身が露わになる。
無理に抱き寄せてしまえば折れてしまいそうな華奢な体が、同様に裸になったカズキの腕の中に納まってしまう。
あぐらをかいたカズキの上に斗貴子はまたがって、肩に頭を預けて。
カズキは斗貴子の髪の匂いを、斗貴子はカズキの温かさを、胸いっぱいに染み込ませた。
「すぅ………っ」
深く息を吸い込み、胸が満たされるたびに、じわり、染み出てくる蜜。
へその辺りに感じる、熱くて硬い確かなカズキの感触。
背中をさすっていたカズキの掌が、下に降りてきた。
「ん、ふぁ…」
太ももの付け根から脚を割り広げられて、斗貴子の薄桃色の裂け目がその口を拡げる。
「斗貴子さん…」
カズキの声は、いつも以上に優しくて、いつもとは違う甘さだった。
100続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:56:18 ID:A8ttjqw/
斗貴子は小さくうなずいて、腰を浮かせる。
あてがわれた先端を、ぬめりを帯びた媚唇が飲み込もうとする。
すると
「うくぅっ!」
カズキが強く抱き寄せようとしたおかげで、一気に根元まで串刺しになってしまった。
「くぁ…う…ぅぅん」
斗貴子の背筋を痺れるような快感がさかのぼってゆく。
眼を閉じて、痺れが首筋から頭へ駆けてゆくのを耐える斗貴子が愛しくて、カズキはぎゅっと、もう一度強く抱いた。
「ひぁっ!」
強い抱擁は、斗貴子の奥にカズキを強く突きたててしまう。
胸の奥まで響く甘い衝撃に、思わず斗貴子は腰を浮かせてしまった。
けれど、その一瞬の抵抗が胎内を擦り、より大きな快感を生み出す。
「ふ…うぅん…」
体の力が抜け、腰が降りて再びカズキとの結びつきを深めてゆく。
とん、とカズキの先端が深奥を小突いたとき、斗貴子は軽く達してしまった。
カズキの肩に手を当てて、小刻みに震える。
「苦しい?」
ふるふると首を横に振って、斗貴子は応えた。
馬鹿、その逆だと言おうとしても、脳髄まで達する痺れに耐えることが精一杯で声が出せない。
大丈夫だから、言葉の代わりに唇を重ねた。
互いの唇をはみあい、舌先が触れ合うと、繋がった部分は収縮し、蠢き、蜜を溢れさせる。
「ぷは…ぁ…はぁ…」
口を離して、月明かりにうっすらと見える斗貴子の眼は涙で霞み、乱れた息がカズキの首元をくすぐった。
みち、みち、とからみついてカズキから離れられなくなる斗貴子の膣内。
理性が吹き飛んでしまいそうな居心地のよさ。
もっと、感じていたい。
カズキはゆっくりと引き抜き、内壁を確かめるように慎重に埋め始めた。
101続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:57:02 ID:A8ttjqw/
「ぁ……く…うぁ…」
一度軽く達して敏感になっている粘膜がカズキを受け入れて、斗貴子は抑えた、しかし切ない喘ぎを洩らしてしまう。
何度かの抽送のあと、カズキは深く埋めたまま、少しの間だけ、膣内を肉茎の形と馴染ませるように留まった。
つかの間の安堵とせつなさが斗貴子の体を満たして、漏れ出たため息がカズキの顔を撫でた。

――ぐりんっ

「―――っ!」
声にならない悲鳴が上がる。
斗貴子の一番奥、子宮の入り口を突き崩すように、いきなりカズキが動いた。
さっきよりも強いしびれが斗貴子の体を支配して、全身がガクガクと震える。
震えはそのまま腰に伝わって、はしたなくカズキを求めているようで、恥ずかしくて目を瞑った。
カズキにしがみついて、抑えられない快感に必死で耐える。
自分でも触れられない場所に、カズキがぶつけてくる鋭くて、重い感触が切なくて、怖い、だけど、寂しくはない。
「ん…っ……はぁっ…カズ…キ…」
「…うん、わかってる」
甘い声に応えて、カズキはより丹念に、より強く、斗貴子を求める。
次第に震えは大きくなって、粘膜をかき乱す行為が、斗貴子が自ら欲するものへと変わってゆく。
ふたりの動きは静かで、それでもたしかに激しさを増していった。
抜けてしまいそうになるまでカズキが腰を引くと、掻き出された粘液が太ももを伝う。
「…あぅ!」
そこから一気に突き上げたら、斗貴子は苦しげに、その実とても満たされた声を漏らす。
幾度も続けていくと、もともと窮屈だった斗貴子の中が、さらにぎゅっと窄まっていく。
「や……もう…駄目だ…カズキ………くぅっ!」
真っ暗だった目の前が白く眩しく感じる。
幾度もの抽送のあと、カズキを根元まで咥えこんだまま、斗貴子は果てた。
斗貴子は最後の力を振り絞るように、カズキを絞りあげて、迎え入れる。
「オレも…」
マグマが体を通り抜けるのを覚えた途端、カズキは意識がはじけ、熱い白濁を斗貴子の胎内に注ぎ込んでいた。
102続・暑い夏の話:2005/07/28(木) 22:59:01 ID:A8ttjqw/

「…はぁ…はぁ…ぁ……ん…」
乱れた息を整えながら、斗貴子はカズキとの結合を離した。
ぬかるんだ秘部を月明かりが照らし、白く糸を引く精液が愛しげに思える。
カズキは腕の中の愛しい人をぎゅっと抱いて、「今度こそ、忘れない」と心の中で誓った。

真夏とはいっても、山奥の夜は次第に涼しさを増してゆく。
背中が粟立つ感覚を覚えて、カズキは胸の中で眠りかけている斗貴子に浴衣を掛けた。
「カズキ…」
母のものだった薄桃色の浴衣を布団代わりに、名前を呼んでくれるその人は、いつもは見ることができないあどけない子供のような顔。
蚊帳の中にはふたりだけ。
(だけど斗貴子さん、父さんと母さんに包まれてるみたいだ…)
やがて小さな寝息をたてはじめた斗貴子を、カズキはいつまでも愛しげに見つめていた。
「見つけた。オレが出来るコト」
蚊帳の外では白く光る月だけが、二人をいつまでも見続けていた。


103続・暑い夏の話 おわり:2005/07/28(木) 22:59:56 ID:A8ttjqw/




夜が明けて。
まだ幾分涼しいけれど、日中の暑さを予感させるような強い日差しの中。
カズキと斗貴子は並んで、津村家の墓の前にいた。
斗貴子の荷物はあの薄桃色の浴衣の分多くなっていた。
墓前に手を合わせて、斗貴子は心の中で言った。

 ――お父さん、お母さん。
いままでありがとうございました。
わたしは隣にいる彼、カズキとふたりで生きてゆく決心がつきました
だから前に、未来に向かって生きるために、カズキと生きるために
心細いですが、ココにはもう――

「戻ってきます」
目を閉じて、手を合わせたカズキの言葉が、斗貴子の祈りを遮った。
「勝手かもしれないけど、斗貴子さんにとって大事にな場所は、オレにとっても大事な場所にしたいんです。
だからまた、二人でココに戻ってきます」
「カズキ…」
「それと――
 
――斗貴子さんを、絶対幸せにします」



照りつける太陽が、いつもより眩しかった。
ふたりの声が、山道に響いていた。
それは、暑い夏の話。
爽やかな風がふたりを祝福する、暑い夏の話。
104名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 23:54:06 ID:y8NrLvOH
>>92>>103
貴方が自分の心の内をよく見つめて、その上でよく考えて緻密に組み立ててくれていることが実に嬉しい。
感動と官能のバランスの取れた秀作だと思いました。お礼を言わせて頂きます。
105名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 00:06:14 ID:NjnGai9w
>>103
蝶・GJ!!
いや、良かった…2人の心理がなんとも甘く切ない。思わず赤○がこんな展開ならいいのにとか思ってしまった。
気が向いたらまた何か書いてください!
106名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 06:52:58 ID:SuLopWjG
俺、こういう話大好きだ。乙です。
前作も覚えてますよ〜。暑くて熱くてアツアツでしたなw
107名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:22:16 ID:5qPU+YRg
夏草の茂る古びた日本家屋。吊られた蚊帳。畳の部屋。二つ並んだ布団。
…うわぁエロスイ要素の揃いっぷりがスゴイなぁ…

美しいSSありがとう。
108名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 17:45:21 ID:AVEcW6Pq
今日のブラボーの食事メニューです。台風一過で急激に暑くなった今日、千歳さんが考えた(昼飯は出前を手配)メニューです。夏バテ予防の為の気遣いが感じられますね。


ご飯、味噌汁、生牡蠣、ポークソテー、オクラのサラダ。


鰻重、肝吸い。


ご飯、スッポンスープ、焼餃子、鹿肉のソテーチーズソース、蝮酒。


このメニューを食したブラボーが夜どうなったのか…
「もう防人君ったら、先走りで下着を汚してるわ…」何故か今日はゴスロリ系のコスプレをしている千歳さん。
息も荒く、興奮しきっているブラボー。ムスコはギンギンに膨れ上がっている。
「ち、ちとせ、そんな触られると、出ちゃう…」
「あら、こぼしちゃもったいないわ。じゃまずは口で…」
109名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 21:55:04 ID:irEIKWKO
最終話の扉絵、いまでも見返すたびに勢いあまってカズキが
斗貴子さんにディープキスかました後の様子に見えてしまうぜ
110名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 01:21:56 ID:fGzSJOfy
>>108
おい!お前の書き込みの前半(メニューまで)は俺が総合萌えスレに書き込んだ奴をまんまコピペしたものだな。人の書き込みを勝手に使うな!








罰としてその続きをエロスく書け!ブラ千の大人のエロスハァハァ(;´Д`)
111名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 11:04:17 ID:fmK9UQGI
彼女は自分の欲望のすべてを飲み込んでくれる。
本来妻や恋人に求めるべきではない変態プレイまで―

俺の爆発寸前の消火栓のようなペニスを、彼女はちろちろと舐めている。
どろっ、とした俺の純度100%のミルクのような精液が彼女の唇を汚す。
「んん、苦い…」
今日は新しい衣装が手に入ったから、張り切っちゃった。
それが、彼女の言う本日の精力増進料理の理由だった。
おかげで俺はむらむらして堪らず、シャワーも浴びぬまま千歳を押し倒した。
彼女のゴスロリ系の服の上着のボタンを外し、乳をあらわにさせた。
千歳はブラをつけていなかった。換わりに乳丸出しの黒い紐?のような下着をつけていた。
「どう?防人君の好みだと思ったんだけど」
彼女は縛られた乳に俺のムスコを挟み、亀頭に口付けた。
「ううっ」俺はそれだけで堪らず、うめき声を上げた。
112名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 11:40:06 ID:fmK9UQGI
ちゅぷ、ちゅっぷ、れろれろ…彼女はフェラチオを続けた。
「んん…」
「うっ、ああっ、千歳、もっとぉ!」
俺は下品な狂声を上げ、腰を振って喜ぶ。千歳のおっぱいが柔らかい。
「むぅぐ、ん、ん」
彼女は苦しそうに呻く。彼女の美しい顔が歪む。
そろそろ限界がちかづいてきた。「ち、千歳、イッチャウ」「むっ?」

びちゃっ!「ごほっ!?」

ごほごほごほ…
咽喉の最奥に勢い良く射精されて、千歳は涙目で激しくむせた。
「ご、ごめん、千歳…」
「もう、イケナイご主人様ね…」
四つんばいで俺に背を向ける千歳のスカートのレースの下から、愛液がたれるのが見えた。
俺の下半身に再び血が溜まっていくのがわかり、俺はまた勢い良く勃起した。
「ち、千歳っ!」
「きゃっ」
俺は千歳のフリフリのスカートをめくり上げ、同じくフリフリの透けたパンティーをずり下げ、バックでハメた。
動物のような体位でガンガン腰を揺する。俺のムスコが千歳の粘膜と絡み合う。
「ああ〜ん、防人君の、逞しい〜っ!」
俺の絶倫ペニスは、一晩中衰えることはなかった。



すんませんこんなもんで勘弁してください>>110。あとブラ棒がキャラが壊れているのも許してください。
113名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 23:20:02 ID:LK/k3y8t
大人のバカップルも良いものだ…w
114名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 23:44:21 ID:I+koOasd
千歳さんみたいな、少し特殊な性癖を持った彼女が欲しい。
つーか、千歳さんが欲しい。
115110:2005/08/01(月) 23:57:02 ID:fGzSJOfy
>>111-112
イイね!普段冷静そうなだけに、こういうときには乱れまくる千歳さん萌え。
116名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 13:02:30 ID:pfZpuZC3
「コスプレクィーンは私のはずなのに…。年増ムカつく…。ブツブツブツブツ…」
117名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 23:49:42 ID:2iwMgCN+
>>116
じゃあ早速コスプレして、剛太あたりを誘惑してみればいいんじゃないかな?
118名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 00:12:22 ID:7E0Y27cJ
>>116
あまり関わり合いになりたくない怖い争いだ。
カズキンとブラ坊がかわいそう…。

>>117
という内容のSSキボン!SSキボン!
119名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 22:50:20 ID:9ecgoDx8
千歳さんに体操服&ブルマ(ピッチピチでワレメくっきり)で固くて太いブラボーのフランスパンをくわえて欲しい。
無論その後ブラボーにブルマ履いたままフランスパンを突っ込まれちゃうんだ。フランスパンの中の生クリームがこぼれるんだ。ブルマがクリームと千歳さんの汁まみれになるんだ。
120名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 09:50:16 ID:7vQjUocM
千歳さんはブルマー世代なんだなハァハァ(;´Д`)


121斗貴子さんの○レメ:2005/08/06(土) 23:40:34 ID:hqhep+D4
さっき、無理して頑張り過ぎたせいで、どこかおかしくしてしまったみたいだ。

斗貴子さんは、足を大きく開いて、ソックスに包んだつま先を赤ちゃんの手の指のようにきゅっと丸めて、細かく震えている。
枕にしがみついて必死に声を押し殺しても洩れてきてしまう喘ぎ声はすごく官能的だ。
それに、いつもと違う体位で入れているから、なんだか新鮮な感じがする。
とくに、後ろからだと、いつもは気付かなかったことも改めて実感できる。

うしろから見ると、斗貴子さんのおしり、かわいいなあ。

…なんてのんきにおしりに浸ってもいられない。
でてこなくてものすごく困った。
後ろからガンガン突いているからその度に斗貴子さんの軽い体はがくがく揺さぶられて枕に押し付けた口元からくぐもった声が聞こえる。
斗貴子さんはもうすでに十分に熱くなっているようだけど、オレの方はといえば、さっきから出そう出そうとがんばっているのに、
からだと心がうまく噛み合わなくて空回りしてる。
自分の体の異変にうっすらとした恐怖を感じながらも、それをかき消すように必死で腰というよりも体全体をつかって斗貴子さんを突き上げていると、
さっきまでの壁を隔てていたような声が、今度は鮮明になって聞こえてきた。
「…………………ぇ………ま、え……………」

気が付くと枕から顔を上げていた斗貴子さんが何か言っていた。

「……ま…え………に…き、て………………」


斗貴子さんのたのみなら。

聞かないわけにはいかないよ。

122斗貴子さんの○レメ:2005/08/06(土) 23:41:21 ID:hqhep+D4

挿入したままはずすことなくその腰を持ち上げ軽く浮かせると片手で反対側の足を持ち結合部を中心にして彼女の体をぐるりと回した。
「!………ひゃ、あああんッ!!」
一際大きな声を上げると斗貴子さんは強い快感に身をくねらせた。
逃がさずに正面にきた胸の緩やかな隆起に倒れこみ、顔を擦り付けるようにして抱きしめながら休まず体を動かし続ける。

腕を回しオレにしがみ付いてくる。ン、ン、ン、と鼻にかかったような声で喘ぎ続ける斗貴子さんはものすごくエロスだ。
唇に触れる胸の突起を口に含む。
口に入れ、舌を当て、唾液ではなく口中の熱でアメを溶かすように、動かさず、それ以上なにもしないでいる。
いつもみたいに弄り回して斗貴子さんの反応をみたいけど、そんな余裕はなかった。
すると、何もしないでいたのがかえって琴線を刺激したのか、からだ全体をもじもじとさせていた斗貴子さんがまたおねだりをしてきた。

「………………………………………か…ん…で……。」


だって。
もちろん。斗貴子さんの、たのみなら。
ものを噛み切る前の歯ではなく、奥歯で噛むように顔の角度を変える。
口の端で咥えた小粒なかたまりに、ゆっくりと顎を閉じて上下からかるく押し潰した。
「ふわっ…………あ、あ、あッ、………………あぁん………ん…」
やわらかく赤い口の中の、ふいに訪れた白い硬質の感覚に耐えることができず、斗貴子さんが仰け反った。
暴れると、オレが歯を外さないので、噛まれている乳首がギザギザの咬合面で擦れて敏感なところを自らさらに刺激してしまう。
そうしてその刺激にまた反応してしまい、こらえようも無く身を捩じらせて、また擦れて、刺激して、同じことの繰り返し。
そんな斗貴子さんがかわいくてしょうがない。
123斗貴子さんの○レメ:2005/08/06(土) 23:42:42 ID:hqhep+D4

オレの体のすぐ下で身悶えする斗貴子さんに対する想いがこんこんと溢れ出す。


すきだ。

かわいい。

愛おしい。

だいすきだよ。

この子がほしい。

だれにもわたさない。

オレのものだ。


溢れそうな想いのすべてが体の中心に集まる。

股間に集中する。
どんどん溜まる。
溜まっていく。

そして出て行かない。
124斗貴子さんの○レメ:2005/08/06(土) 23:43:28 ID:hqhep+D4
限界を超えても。
許容範囲を超えても。
いつもならとっくに出てるのに。
皮膚がはち切れそうになっても。
弾けそうになっても。
これ以上はいらないのに。
どれだけ斗貴子さんが好きでも。
もうだめなのに。
無理なのに。

出て行かない。

だから苦しい。


めちゃくちゃ気持ちいいんだ。
ただ、それとおなじくらい苦しい。
だからこわい。
早く出さないとって焦っても、全開にした水道につながっているホースの先をコルクで栓したみたいに、または出口をひもでギュッと
縛ったかのように、中身が出てこない。止まってしまっている。
どうしても出てこない。
さっきからうんうん唸って出そうとしているのに、射精の仕方を忘れてしまったみたいだ。
いつもはそんなこと考えないでしてたから、どうやってたかなんて思い出せない。
どうしよう。

「んッ………カズキ………カズキぃ………カズキ……ぃ…」
オレの焦燥を知らない斗貴子さんは、オレの下で熱に浮かされているような苦しい息の中、何度もオレの名を呼んでくる。捨てられた猫が甘えてくるような声だった。

うん。
なあに。
ここにいるよ。

たぶんそんなこと聞いてるんじゃないということは分かったが、反射で答えてしまう。

涙に濡れた目をうっすらと開いた斗貴子さんは一瞬オレを見て、それからまた目を閉じるとうん、うん、とうなずいてくれた。

オレの頭を抱くように腕を回し、後頭部にやさしく手を置いてくれる。

125斗貴子さんの○レメ:2005/08/06(土) 23:45:00 ID:hqhep+D4
「あぁ………!」
オレとは別の意味で限界を迎えつつある斗貴子さんが更に追い詰められたような声を出した。
しがみつく腕に力がこもる。

ま、まずい。

わーまってまってまってまって斗貴子さん。
まだイカないで。
オレをひとりにしないで。
こんなになったまま、ひとり取り残されたら、どうしていいのかわかんないよ。
オレのいちもつは臨界を越えて更に、膨張を続けるみたいだ。
破滅に向けて、一直線。

もうだめ。
くるしい。
しぬ。

限界だ。

斗貴子さんたすけて。



そんなこと私に言われても困る。

キミは一体何を考えているんだ?

我慢し過ぎたら、出なくなっただと?

…………こッこれ以上、私に、どうしろと………。

126斗貴子さんの○レメ:2005/08/06(土) 23:46:11 ID:hqhep+D4
さっきまであれほど強く強引に、待てというのも聞かず突いてきたのに、今度はいよいよ私が達しそうになったまさにその瞬間に、
いきなり止めてずるりと引き抜いてしまったので、その拷問のような仕打ちに悲鳴を上げてしまった。
やるならやるで、最後までやってほしい。
両足の付け根、下腹部が、じくじくと疼く。
その疼きが、強烈な刺激の続きを欲して私の理性を掻き乱し、支配する。
欲しい、欲しいと太腿がじりじり動き、その間から餌を前にした犬の涎のように、とろとろと淫らな液体を溢れ出させる。
去っていくカズキのそれに、まって、と言いたくなった。
離れて欲しくなくて、追いかけて腰に縋り付きそうになる。その私を制してカズキは言った。
たすけて、と。
赤いのか青いのか、よく分からない顔色をしためずらしく焦っているカズキを見て、少しだけ冷静に戻れた。

が、どうしたなにがあったとカズキから事情を聞いて呆れ返ってしまった。

出ないとはどういうことだ。
出てこないからなんとかしてとはどういうことだ。
大体なんでそんなになるまで我慢したんだ。私のためだと?私はそんなこと一言も言っていないし、望んでもいないぞ!
さっきだって、私は、恥をしのんで、あ、あんなことまで、その、したのに、そのあと、さらに、もっとすごいことまで、恥ずかしくて死にそうだったが、君のために、やったのに、な、なんだって、そんな、そ、そんな、それじゃあ、私の、あの、努力は、いったい…………。
127斗貴子さんの○レメ:2005/08/06(土) 23:47:15 ID:hqhep+D4
考えれば考えるほど腹立たしくなってくる。
目潰しでもかまそうかと思う。
この状況でそれはやめておくべきだという声と、はやくやれという声と2種類頭に聞こえてくる。
やれという声のほうが強い。
しかし、カズキの「斗貴子さん」という言葉で我に返った。
なんというか、カズキはものすごく苦しそうだった。ぽたりぽたりと変な汗を流している。
大丈夫かと聞くと、暫くして分かんないという答えが返ってきた。

確かに彼も、また、彼の分身も、非常に苦しそうに見えた。

立派に胸を張って姿勢だけは勇ましいが、その実内面では大変なことになっていると知るとなんだかカズキと、それが、かわいそうになってくる。
すごく辛そうだ。
なんとかしてあげたいが、どうしたらいいのか分からない。

特にどうしようという考えも無く、ただなんとなく、手を伸ばした。

苦しんでいるカズキ自身の頭部に向かい伸びていく。

具合を測るように、亀頭の先端をそっと撫でた。

「アッ!」

その途端、カズキが大声を立てた。

同時になにか温かいものがバシッと手に付着した。

指の間を越えて服にも飛んだ。

…………………。

……………………………………。



出るじゃないか。
128名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:01:18 ID:yo1lAKCV
続き乙です〜
出したいのに出ないという苦しさが伝わってくるなw
絡みの描写いいな
129名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:27:42 ID:5ZMPbVNl
もう最高!!萌えるとともに爆笑したw
さあ、こっからどうなるのか。非常に楽しみです。
130名無しさん@ピンキー :2005/08/07(日) 04:00:44 ID:HYMV8Xdt
乙!
GJです〜!
131名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 15:07:28 ID:CtMONrtH
てか、飽きてきた。
ダラダラ続くのはジャンプ漫画の王道ってか?
(#゚д゚)、ペッ
132名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 18:52:51 ID:UYw5v3MI
真夏をさらに熱くするこのエロさ
職人さん達GJっす

うー、俺も何か書きたくなってきた
133名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 15:29:33 ID:BFZfcbSZ
さまざまなアニメ画像あります
http://www.h01.i-friends.st/index.php?in=6514
134斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:17:04 ID:iF9WYDNx

「……………いきなりしないで…。」

そう言うとカズキはベッドに崩れ落ちた。

…な、な……。
…な…なん……なん………ッ!
いきなりもなにも、私は、なにも…。
ただ…ちょっと、さ、さわっただけじゃないか……。

問い質したい所だが突然のダムの決壊に体の感覚がついていかないらしく、カズキはうーんと呻きながらうずくまってしまった。
私は私で手の平にカズキが放ったものを受け止めたままの格好で硬直している。現状がうまく把握できない。
心神喪失状態の私よりむしろ、カズキの回復のほうが私より速いくらいだった。
涙に目を瞬かせながらも顔を起こすと私の有様を見て、「ああ…ごめんね……」と謝り、ティッシュを取り出して手の平を丁寧に拭いてくれる。
半ば剥ぎ取られて半裸状態だが、残っている服にまで飛び散ったものを見ると更にすまなそうな顔をした。
「ごめんね…よごしちゃった……」
その言葉で先程の自分のしたことを思い出す。私もカズキに同じことをした。
「…いい。」
これでおあいこだ。そういうとカズキはでも、という顔をしたが、私はそれを無視した。
上着を脱いで服に飛び散ったカズキの精液を拭った。
その下には下着しか着ていないし、それすらずらされ裸の胸を曝け出している状態なので、なんともみっともないというか、珍妙な格好になっている。
そのことに気付き、同時にカズキの視線にも気付く。私の傍らに控えるカズキは私の体をじっと見ていた。
腰の辺りを何かにとん、と突かれた。
それは先程までぐったりしていたはずの、今はもうすっかり元気になった“カズキ”だった。
………もう回復してる。
速すぎるぞ、と焦ったが思い出してみれば一騒動あったせいで忘れていただけで私の体もさっきまでは大変な状態だったのだ。

カズキと目が合い、小康状態だった熱いものが蘇る。
下腹部が疼いてきた。
急に体が火照ってくる。
肩に手をかけてくる無言のカズキに対し何も言えなかったし、言葉がまとまらなかったが、ただ黙ってその手に自分の手を重ねた。
135斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:18:54 ID:iF9WYDNx
二人裸になり、ベッドに倒され、膝を広げられて、再び私をカズキの眼前に晒すことになる。
開かれると熱くぬかるんだところにすうと風が通るが、すぐにカズキが熱い肉棒を押し付けてくる。
いつまでたっても乾くことの無い私の性器はカズキのために存在しているようなものだ。
挿入する前にカズキが体を倒してきて、私の体と重ねた。
近付いてくるカズキの唇を待ちながら自然と私の口もうすくひらく。
触れ合ったくちびるの感触の中、カズキの温かい舌が、するりと進入してくる。
同時に肩を支えた手に力がこもる。

ずぐり、と陰茎を差し込まれた。

「くぅ…………………ッん……」
唇の端から声が洩れ、口の中も膣の中もカズキによって支配されてしまう。
とても心地良かった。心臓の鼓動は速くなるが心の中はどんどん安らかになっていく。
濃厚にお互いの唾液を絡ませながらも腰は強く突き上げて、カズキは、私の体の中心、奥深くを掻き乱す。
唇を離したカズキは射竦めるような目で私を見ると、一瞬力を溜めてから、更に強く速く腰を使った。
どくどくと突かれて、ぐちゅ、ぬちゅ、ぴちゃ、と水っぽい音が紛れもなく私の体から発せられる。
「…ふゎっ………あッ、いやぁ………ゃ、あッ!ああッ…………!」
快感が強くなるとどうしてもそう言ってしまう。いやではないのに。本当はその反対なのに。
熱くて、太くて、大きくて、腹の中でずっしりとした重量感のあるものが、情け容赦なく激しく動き回る。
そんなに強くされたら、体も心も壊れてしまう。
でも。
壊されてもいい。
そんな風に思える。
カズキであれば、カズキになら、どうされたって、構わない。私の体を、カズキの好きにして欲しい。
私がそう思うのは、最初の、初めてカズキに抱かれたあの晩の、贖罪の気持ちが全てではない。
そのことにはすでに気付いていた。



カズキが好きだ。



136斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:19:51 ID:iF9WYDNx
からだ一杯にカズキを感じながら、そう思うだけで涙が出てくる。
カズキが愛おしい。
カズキと離れたくない。
カズキをはなしたくない。
ずっとそばに、私のそばにいて、いつまでも、もっともっと近くで触れ合っていたい。キミに触れていたい。ふたりの隙間を埋めたい。あいだになにものも入って欲しくない。お願いだから、私から、はなれないで…。


………しかし、それは愚かな願望に過ぎない。
なんとも馬鹿馬鹿しいただの私の我儘だ。
実際問題としてそれは不可能だろう。今後カズキと一緒にいられる可能性など、限りなく低い。
今、私がカズキのそばにいられるのは、錬金戦団からこの銀成学園高校での待機命令が出ているから。それだけのことだ。
いずれカズキの黒い核鉄の件でそう遠くないうちに裁定が下れば、その後の私の身の振り方も指示があるだろう。そうなれば、
L・X・Eの脅威の無くなった今、私がこの学園にいる必要はなくなる。私は本隊へ招集される。だがカズキは…?

カズキは錬金の戦士となってしまった。

彼も、本隊に、招集されるのか…?
この学園を離れて。妹や、友人達と離れて。日常から離れて。この私のように…?
それだけはやめて欲しい。
彼には、普通に仲間達と日常生活を送っているのが似合っているんだ。
私とは違い、帰るべき場所があるんだ。
この、私のように、なって欲しくない。

でもそれは。
私が、彼を、巻き込んだから。
カズキは自ら望んでそうしたと言うかもしれないが、それは違う。
全てはあの時。
あの、2ヶ月前の、春の夜。
私が彼を巻き込まなければ。
彼は戦士になるか否かの判断などしなくてもよかったのだ。
知らずに済んだ世界だったのに。
私のせいで。

カズキにはこの学園に留まって欲しい。そういう方法がもしあるのなら。
そしてできれば、無理かもしれないが、この一件が決着したら、カズキには戦士をやめてもらいたい。いくら戦士の素質があるとはいえ、
心のやさしいカズキに、戦士の役目は務まらない。
いや、それよりも。
誰かのために戦って、そのせいで傷付く彼を、私が見たくないんだ。

137斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:21:26 ID:iF9WYDNx
戦団は、彼を手放すだろうか。ここまで知ってしまった彼を。
あるいは、その貴重な核鉄を。
私の発言権など無いに等しいだろうから無駄かもしれないが、次に戦士長から連絡があった時は進言してみよう。

カズキを、日常から、引き離さないで。


どこか遠い所でそんなことを考えていた。

腰を突き上げられ揺れる視界の中、天井を見つめ空虚な気持ちになる。
いずれ、こんな風に抱いてもらえることももう、無くなるのだろうか。
そう思うと胸が詰まるほどの寂寥に駆られる。
やはり私は、カズキに償いで体をつかわせているのではない。
私が、それを、望んでいたんだ。
彼を、欲していたんだ。
そしてそれが、そのまま体に現れた。
だからあんなに濡れるんだ。
カズキを受け入れるためだけに、私の体は………。

手の平が、そっと、私の頬を包み込んだ。
気が付くと、カズキが私の顔を見つめていた。
「……………斗貴子さん…………。」
指先で撫でながら感触を確かめているかのような手つきで、私を見てなぜか泣きそうな顔をしたカズキはもう一度唇を重ねてきた。
ひとしきり舌で口の中を探りながらその目はじっと私の目を見ていた。
口を離した後、肩で荒く息をしながらそのまま私の胸に倒れこみ、腰を使いながらぐずぐずと駄々をこねるように額を擦り付けてくる。
限界が近付いているのか動きが速くなっていく。

胸元で声がした。


だいすきだよ。



そう聞こえた。

…うれしい。
心の底からそう思う。

だが、冷静に現実を見れば真実が分かってしまう。

カズキは私を抱いている時、よくそういうことを言った。
好きだのなんだのと。
でもそれは、本当に私のことが好きで言っているのではない。
たまたま初めての相手となった私に対する肉欲的な感情を恋愛感情と勘違いしているだけのことだ。
要するに、初めて味わった異性の体に対し、心を奪われているだけに過ぎない。
性欲を処理するのに、手頃な所にいたのが私だった。
ただそれだけ。
カズキが私を好きになる理由など、どこにも存在しない。
私はカズキに何もしてやれないばかりか、ひどいことをたくさんした。
こんな、私のような女を、好きになる人間などいない。
………好いて欲しくない。
カズキには、別に、もっとふさわしい人がいるはずだ。
それは私ではない。決して。

さびしいが、それが現実だ。
138斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:22:39 ID:iF9WYDNx
私がいなくてもカズキはやっていける。
でも、私はどうなんだろう。
いずれカズキとの別れが訪れたとき、私は、冷静でいられるだろうか。
こんなにも、私の中で大きな存在となったカズキと離れたら。
きっと、大きな穴が空くことだろう。
心にも、体にも。
そしてそのあとは………………。


一瞬にして全身総毛立った。
あることを考えただけで。
それは、いずれ私にも、ほかの男に抱かれる時が来るのだろうかと考えたから。
カズキとするのと同じように、ほかの誰かと体を重ね、ほかの誰かにカズキとの間にできた隙間を埋められることになるのか。
ほかのだれかに。
カズキ以外の男に。

カズキ以外のおとこ。

今日一日中考えていたから、それが唐突に思い浮かんだ。

例えば岡く………。


斗貴子さんの悲鳴が聞こえたのとオレがイッたのはほぼ同時だった。

さっきは我慢しすぎて大変なことになったので、今度は我慢しなかったら斗貴子さんよりもだいぶ速くイッてしまったようだ。
斗貴子さんが何か言ったのは分かったけど、射精後の疲労感で一気に全身の力が抜けてしまい頭も働かない。
そのままぐったりと斗貴子さんの体に倒れこんでいたがふいに、ものすごく強い力で体を押し上げられた。
え?と思って見たら斗貴子さんが腕で必死にオレを突き放そうとしていた。
顔面蒼白だった。
突き放すと同時に腰を引いて後ずさり、オレから逃げようとする。
ぐずり、と抜けてしまった。
引き抜かれたオレと斗貴子さんの間からとろりとしたふたりの交わった液体が流れ出す。
ずるずると白い糸を引いたまま後ろに下がり、斗貴子さんの唇はわなわなと震えていた。
「…とッ………斗貴子さんッ!?」
その尋常でない様子に驚いて大きな声を出す。
ハッとした後、どこかおかしかった斗貴子さんの目の焦点がそこでようやくまっすぐオレに届いた。

斗貴子さんの表情から、なにかが抜け落ちる。

恐怖と一緒に何か別の、大事なものまでいっしょに。
139斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:24:00 ID:iF9WYDNx
オレは恐る恐る声をかけた。

どうしたの。
なにがあったの、斗貴子さん。
教えてよ。

…出てくる答えはもう分かっているけど。

「……………なんでもない。」


なんでもないよ、カズキ。
なんでもない。
そう繰り返された彼女の言葉を、胸の内で反芻する。
小さくて、儚い肩をしたそのひとは今、オレの眼前で眠っている。
ほんの少し呼吸で肩が上下しているのを見て取れなければ、本当に生きているのかどうかも分からない、まるで人形のようにきれいなおんなのこだ。

カーテンを開けて、夜の涼やかな風が入り込んでくる窓から同時に差し込む月明かりがその稜線を照らす。
閉じられたまぶたの淵にきれいに並んでいる睫、すっと通った鼻筋、緩やかな頬。

そして。

その中心に、深く、深く、あざやかに走った大きな裂溝。


斗貴子さんの、顔の、傷。

それが、全ての象徴だった。


斗貴子さん。

なんで。

なんで、このキズは、できたの?



140斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:24:45 ID:iF9WYDNx
どうしてこんな、大きなキズがあるの?

いつ、ついたの?

どこでついたの?

どうやって、できたの?

斗貴子さんに、なにが、あったの?

なんで、こんなになったの?

………知りたいよ。

そう、知りたい。
ずっとずっと聞きたかった。
初めのうちは、会ったばかりのひとにそんな事いきなり聞くのは失礼だと思ったから聞かなかっただけ。
でも、斗貴子さんと仲良くなってからは、もっと聞けなくなった。

斗貴子さんは自分の顔のキズについて、ぜったいにしゃべらない。
触れようともしない。一度だけ、銀成学園高校に転入してきたとき、一言だけ、「傷跡のことは…」って言ってたけど、それだけ。ほんとにそれっきり。
自分からは決して触れようとしない。他人にも触らせない。
それは、やっぱり、触れられたくないからなんだろうか。
さわると、今でも、いたいのかな。
キズが痛むって意味じゃなくて、心が。
キズのこと聞かれたら、それだけで何か嫌な思い出が蘇ってくるのかもしれない。思い出したくないようなことが。

「全てのホムンクルスが、憎いから」

会ったばかりの頃、ホテルの部屋で一度だけ聞いた。
斗貴子さんのことについて、斗貴子さんが戦士になった理由、斗貴子さんの過去。
たったその一言だけだったけど、あのときの斗貴子さんの目を見て、オレは思った。
たぶん、世の中には、周りの人に話したり、相談したりしたくらいじゃまったく解決しないような、どうしようもない事実を抱えて生きていく人がいるんだろうな。
誰にも話せない、打ち明けられない、むしろそれをすることが、かえって自分自身を傷つけてしまうような、そんな過去を胸に抱えたまま、ひとりぼっちで苦しみに耐えながら。
そんな傷をもって、斗貴子さんは生きているんだ。
だから、斗貴子さんは、オレに、何も言ってくれないのかな。
いつだってそうだ。
戦っているときでも、普段の生活の中でも、オレと二人っきりでいる時も。
斗貴子さんは、ぜったいに、人に甘えない。
助けを求めない。全部自分一人で解決しようとする。それができなければ、ひとりで抱え込む。いつも一人だけで考えて、オレが何か聞いても、「なんでもない。」「だいじょうぶだ。」
って言うだけ。
助けを求めないのはきっと、誰も助けてくれないって思っているから。
斗貴子さんは過去に、助けを求めたのに誰も答えてくれなかったっていう体験があるのかもしれない。
たすけてって言ったのに、誰も助けてくれなかったのか。
自分ではどうしようもないことが起きて、誰かを呼んでいるのに、誰もきてくれない。
何とかして欲しいのに、なにもしてくれない。
だから、自分でなんとかしないとって思っているから、誰にも頼らないんだ。
無駄だと思っているから。
141斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:25:41 ID:iF9WYDNx
でもね、斗貴子さん。他の人は、みんなは、もっと人に頼って生きているんだよ。
困ったことがあったら近くの人に相談して助けてもらったり、なんにも解決しないことだってあってその時はただの愚痴になっちゃうけど、それだって黙っているよりそうやって喋ってしまうとずっと楽になるんだよ。
斗貴子さんはそんなことできないような環境で育ったのかな。
前にまひろが聞いたって言ってたけど、斗貴子さんはずっと昔にお父さんもお母さんも死んじゃったんだってね。一番頼れる人がそばにいなかったんだよね。
本当はオレが、斗貴子さんの頼れる人になりたい。
もっとオレを頼ってほしい。
甘えてほしい。
そしてなんでも、打ち明けてほしい。
もっとくっついて、依存して、オレも斗貴子さんを頼っていくから、ふたりで………。

斗貴子さんと一緒に生きていきたい。

それとも、オレじゃ、だめなのかな…。

二人の間には、傷がある。
いつできたのかも分からない。もうずっと前からあるのかもしれないし、もしかしたらほんのつい最近にできたのかもしれない。
何年も前からある古い傷にも見えるし、赤く生々しいそれは、ついさっき開いたばかりのようにも見える。
それがあるせいで、オレは斗貴子さんに触れられない。
オレはそれを、許されていないんだ。
斗貴子さんはオレに体を許してくれたくれたけど、心まではゆるしてくれない。
これからもひとりで生きていくつもりなのかな…。
でも、ふれたい。
どうしても。

なんで、この傷は、できたの?

こんな大きい傷だから、できた時にはいっぱい血が出ただろうか。
ものすごく、痛かったかのかな。
顔にこんな傷ができて、斗貴子さんはどう思ったのかな。
つらかったのかな。
斗貴子さんのことだから、怒ったのかな。
それとも、悲しかったのかな。
怖かったかな。

体が震えだすほどの強い衝動が込み上げる。
だめだと思いつつも手が伸びていく。
目の前で、今だけは安寧を邪魔するものもなく、静かな眠りの内にいる斗貴子さんの鼻先に向かって。
触ってはいけない。起こしてはいけないんだ。
でも、どうしても触りたい。
その傷に、触りたい。
斗貴子さんが知りたい。
教えてほしい。

斗貴子さん。

142斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:27:29 ID:iF9WYDNx
顔の前に何かあるような気がして目が覚めた。
あの後いつのまに眠ってしまったのか私はベッドに横になっていて、正面にはカズキがいる。
ぼんやりとした視界の中、カズキの顔が見える。カズキは腕をあげている。そう思ったところで頭の後ろにそっと触れた。
やさしく髪を撫でてくれる。

まだ寝ていてもいいよ。
夜だから。
朝になったらおこしてあげる。
おやすみ。斗貴子さん。

静かにそう囁いてくれる。
そんな風に言われるとひどく安らかな気持ちになる。
まぶたが重くてしょうがない。
髪を撫でてくれるカズキの手のぬくもりを感じながら先ほどのことを思い出していた。
カズキ以外の男、というところで今日一日中頭にあったカズキの友人が思い浮かんだ。
彼が私の上に乗り腰を振っていると想像しただけでとんでもない悪寒が生じた。
嫌悪感を通り越して恐怖すら感じた。
私は特に彼、岡倉のことが嫌いというわけではない。彼はカズキのもっとも親しい友人の内の一人であるし、
今回の学校内での戦闘においての彼の振る舞いには実に立派なものがあった。
そんな彼にはむしろ好感を持っているといってもいい。彼のおかげでカズキは迷いを断ち切ったとも言える。
しかし、それとこれはまったく別物だった。
それが例え誰であっても、カズキ以外の人間に抱かれるなど絶対に嫌だ。体に触れられたくない。
誰であれ、絶対に。

こんなにも、カズキの存在は私の中で大きくなってしまった。
大事なもの、守りたいもの、失いたくないものが存在するというのは、心が満たされ、計り知れないほどの喜びや生きる力がそのものから与えられる。
ただ、もしそれが、無くなってしまったら。
そこには埋められないほどのおおきな穴がぽっかりと口を開けることになる。
その虚は全てを吸い取ってしまう。
こんなにも苦しい喪失感を味わうくらいなら、最初からなかったほうがましだと思えるほどの。
以前の私は失うものなど何一つとしてなかった。だから何も怖くない。死ぬことさえ。
でも。
カズキと出会ってしまったから。カズキと離れるのが怖い。カズキを失いたくない。
そうして心が弱くなってしまった。
これから先のことが不安だ。
カズキの体のこと、ヴィクター化のことが心配なのに、それよりもっと私のほうが危いのか。
考えなければならないことがたくさんあるが、もう駄目だ。目を開けていられない。
眠たくてしょうがない。
カズキに抱かれ眠るのはこんなにも気持ちがいい。
いずれ失ってしまうものなら、せめて、今だけは、こうしていたい。

カズキ、わたしが、ねむるまで、そうしていて、くれ、な………。


143斗貴子さんの○レメ:2005/08/10(水) 21:32:30 ID:iF9WYDNx

顔を横断する大きく深い切れ目は、その部分だけ彼女の白い肌を蝕んでいるかのようだ。

きれいなもの、大事なもの、とても大切なものなのに、そんな配慮は微塵もなく、それが在ることによって彼女に与えられる影響などどうでもいいとでも
言うかの如く、深く細かい根をびっしりと植え付けて、彼女の魂を縛り付けたままそこから離れない。

決して無くならない、斗貴子さんの、顔の傷。

月の光に照らし出される一本の裂け目はオレと彼女の間に深々と横たわったままだ。


(終わり)



144名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 21:54:46 ID:EaazZglL
セツナス(´・ω・`)
145名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 22:19:36 ID:EpMBKakg
力作GJ。貴方の心情描写好きだわ。切ないなぁ。
タイトルは顔のキズの意味もあったんですな。
濃い絡みのパートも良かったよ。新作も期待して待ってます。
146名無しさん@ピンキー :2005/08/10(水) 23:02:59 ID:pPF7zkwb
長編乙!
GJでした!
147名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 08:18:50 ID:6oU6Z+Io
乙です。
TQNのこの悩みの答えがあの「一心同体」になるのかな。
もどかしい二人に激しく萌え。
148名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 18:04:24 ID:w+dhE/vF
(  ̄ー ̄)
149名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 14:08:55 ID:8CUbssa0 BE:16057722-
赤丸読んだ人いる?
150名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 15:14:12 ID:Lvd0L8Dj
バレ来てる注意
151名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 22:49:47 ID:dCtGbpZX
赤丸読んだ。

なんか、SS書きたくなったよ…発売前には投下しないけどさ。
152名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 11:33:18 ID:so9muBmt
>>151
火曜になったら存分に投下してくれ!
153名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 00:28:50 ID:Sf/EMXYU
解禁

とりあえずヘリを見上げるブラボーの股間が膨らんでるように見えるのが気になった。
154名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 01:32:38 ID:SdVMShUz
まさに「ぶらぼう!」だな

というかこのまま悲恋物語になるのは本気で勘弁
155名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 09:41:13 ID:ozwMrTNn
「ほら防人君、しっかりつかまらなきゃ危ないわよv」
「ち、千歳…胸が…腕に当たってる…////」
156名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 14:06:04 ID:wnNHM3Pg
あててんのよ
157名無しさん@ピンキー :2005/08/17(水) 23:59:02 ID:G0ZfZdmt
「ほらカズキ、しっかりつかまらなきゃ危ないぞ」
「と、斗貴子さん…刃が…バルスカが当たってる…////」
158名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:15:50 ID:CAzHZu6B
「刺さってる」ともいえるなw
159名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 01:34:25 ID:OncMEGak
刺してんのよ
160名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 14:20:52 ID:F4E8BUZy
ブチ撒けてんのよ
161名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 14:28:11 ID:Yah7DSW2
千歳さん、あなたって人は…。
ミニスカは二十五歳までと法律で決まってるのですよ。
162名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 14:43:58 ID:fJ08XGrD
むしろあのミニスカの下は「はいてない」で

屋上にて
「…そろそろ戻りましょうか、防人君」
「ああ…風も強くなってきたしな、戻るか千歳…」
ビュオオオオ…
「きゃっ」(スカートがめくれる)
「の、ノーパン!?」ぶはあっ!(鼻血)
163名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 16:06:54 ID:Tl0Klscj
やっぱこれから先のとっこさんはカズキがいない寂しさを剛太で埋めるのだろうか。
剛太主人公でとっこさんにカズキを忘れさせるSSとかも切なくて良さそうだなあ。
164名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 16:39:24 ID:8TwByjc5
  ソレ(・∀・)イイ!
ハゲシク(・∀・)ドウイ!
ダレカ(・∀・)カイテヨー!
165名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 21:03:55 ID:Nr5XTMLc
赤マル見て千歳さんの生足に頬ずりするブラボーを想像してしまったぜ
166名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 23:48:14 ID:GXelTQNH
クレクレ的で申し訳ないが
>>163 の激しく希望(・∀・)
167名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 01:05:40 ID:AY0rQC/y
保管庫行ってきたけどヴィクトリアのSSって、あんまし無いね。
人気無いのかな?
チラシの裏だが、ヴィクトリアを見る度にLUCY MONOSTONEのSTRANGE NEW WORLDがテーマソングとして脳内で自動再生される。
168名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 15:32:08 ID:s6lQhtrS
>>163>>166
斗貴子さんが最終的に剛太の献身の前に心癒されて陥落されるなんて
結末にさえならなきゃ良し。剛太はあくまで報われない悲壮キャラだからこそ
好感が持てるので、あくまでカズキ←斗貴子←剛太を一貫してもらいたいものだ。
169名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 20:33:28 ID:kebCyNQC
カズキを見送ってから千歳さんはずっとブラボーといたけど、
やっぱりファックしてたのかな…
唇を奪われ、下半身を愛撫されて、自由にならない体を悶えさせるブラボー。ミニスカの下の脚をはしたなく広げ、もっこり膨らんだブラボーの股間からペニスを解放し自らの秘部に導く千歳さん…

決戦中に何やってんだとは禁句ですよ、ええ。
170名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 23:55:21 ID:KGMxuHRQ
>>169
きっとまだあまり動けないブラボーを気遣って全部千歳さんがしてくれるんだろうな。
171名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 23:56:13 ID:au5ROIMC
萌えスレで一度、入院中のブラボーにし瓶をあてる千歳さんというキワドイネタがあったが…
「ち、千歳!止めて!」
「駄目よ、オシッコとらないと…膀胱炎になっちゃう」
キュッ(チンコ握られる音)
「………!!」
「…あんまり興奮しないで。固くなってる」
(ち、違う物が出る…!)
「はいまもちゃん、オシッコしましょーね」
「いや、ほんと無理…」(蛋白は垂れてるけど…)
172名無しさん@ピンキー :2005/08/27(土) 10:02:43 ID:r8iIQ20j
>>171
ブラボー・・・w
173名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 18:35:32 ID:Ln38iO80
長年連れ添った古女房ならともかく、これはきついな…
174名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 23:09:16 ID:uwyBQD0f
>>171の続きを勝手に書いてみる。

「あら、何か堅くなってきたわね…今はおしっこよりも別なものが溜まってるの?」
「うう…千歳…」
「どうやらそうみたいね…なら、手よりこっちね。」
「な…ちょっと千歳…!!?」

いきなりブラボーのベッドの上に乗り、ブラボーにまたがるような形になる千歳。
蝶・ミニスカナース服を身に着ける千歳。そのスカートの下を本来覆っているはずの布は存在せず、豊かな茂みがあるだけだった。

「防人クン、今は動けないんだから全部私に任せて…」

そういうと千歳はゆっくりと腰を下ろし始める。

「な…ちょっとおい!千歳!…クッ…」
「あっ…」


続きはリレーキボン
175名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 15:16:02 ID:KHoLtye3
ギシッ…ギシッ…
「ハアッ…こんなに口径が大きいなんて…困った患者さん…私でさえギリギリなんだもの…」
「キツキツで気持ちいいです…////」
176名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 16:44:34 ID:oGC1rBLN
斗貴子さん
http://o.pic.to/1mcex
177名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 17:46:03 ID:STg4p6Oo
>>176
PC許可キボン
178名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 18:39:05 ID:oGC1rBLN
許可しますた
179名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 10:40:39 ID:VOZOReI5
ベッドをギシギシいわせながら防人の上に千歳が乗っているところへ
コンコン、ガチャ
「衛さん、検温で……」
そうと知らず入室したメガネナースさん
「………」「………」「………」
突然の事態に3人ともしばし固まる

「…………あ、その…」
「ずるいわ、千歳ちゃん! 今日は私がお世話する番なのにぃ!」
「……そう言いながらいそいそパンツ脱ぐのはよせ」
180名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 18:50:06 ID:J+xMXN13
で、それは中出しなのか外出しなのか詳し(ry
181名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 21:56:58 ID:Ob0ffkPu
コトが終わってシャワーを浴びてきた千歳さん
部屋に帰ってくると、ブラボーの様子が何だかおかしい…
「防人くん……おしっこの方、したくなったのね?」
「……!!」
千歳は有無を言わせずズボンとパンツを刷り下げ、し瓶を当てた。
「さ、いいコにして」下腹をさすってやる。ブラボーの尿意は限界を迎えた。
じょろろろ…
「……(あ〜……)」

「さ、OK。捨ててくるわ」
「…………」
ブラボーは布団をかぶり、ふて寝することに決めた…。
182名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:08:05 ID:ijvqVn5G
コンドームの武装錬金
「シルバースキン」!!
くだらなくてすいません…orz
183名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:08:14 ID:Dyu8O9J2
ワロスw
184名無しさん@ピンキー :2005/09/01(木) 00:38:12 ID:q8ydXzRb
>>182
懐かしい・・・
シルバースキンが本編に出た頃からよく見るネタだw
185名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:45:09 ID:ijvqVn5G
そして、拘束具の武装錬金
「シルバースキンリバース」!!
くだらな過ぎてすいません…orz
186名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:46:35 ID:ijvqVn5G
更に、バイブの武装錬金
「ソードサムライX」!!
更にくだらな過ぎてすいません…orz
187名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:50:59 ID:ijvqVn5G
ついでに、特大ディルドーの武装錬金
「サンライトハート」!!
更にくだらな過ぎてすいません・・・・orz
188名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 03:51:41 ID:KaP/tr1b
本当くだらないな
ブチ撒けるぞ
189名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:27:26 ID:K/dqdK2I
いつからここは雑談ネタスレになったんだ?
190名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:38:33 ID:hc+mHJDW
ところで、七年前の三つ編み千歳さんは、ブラボーにとっては妹の様な存在だったんじゃないだろうか
お互い両思いになっても、ブラボーは千歳さんを子供扱いしていたけど
「私…もう子供じゃないのよ」
と、成熟したバディで千歳さんに大胆に迫られ…誘惑に負けてしまったのでは。

三つ編み千歳さんのエロス求む。
191名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 18:00:34 ID:lGujRfOc
もう終わりだな、このスレも
192名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 18:33:11 ID:vIY+yWa8
まだだ、まだ終わらんよ!
193名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 09:46:13 ID:KAnsJ2IE
カズトキまだー?
194名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 12:34:08 ID:59qzw6Hk
カズトキいらね
195名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 18:48:25 ID:iI8pfYdb
>>194 はヴィクトリア
196名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:50:09 ID:69ssiuNY
いる
197まっぴーは見ていた:2005/09/04(日) 23:36:21 ID:x8VfAK3Z
「それじゃあ、この間、分けてもらった勇気、少し返そうか?」
斗貴子さんの両肩に手を掛けて言ってみると、真っ赤な顔をこちらに向けて絶句している。
「バカ……」
しばらくしてからそう言った斗貴子さんは、オレの手を引いて樹木が密集しているあたりへ移動した。
そして、大きめの樹を背にしてこちらを向くと、目を瞑って背伸びをした。
オレは斗貴子さんの背中に手を回して抱き寄せ、唇を重ねた。
そして………
198まっぴーは見ていた:2005/09/04(日) 23:37:40 ID:x8VfAK3Z
パン、パン、パン。肉体がぶつかりあう音が響く。
オレの前では、前屈みになった斗貴子さんが樹の幹に手をついていた。
右膝あたりにぶらぶらしている白い下着が見える。
オレはトランクスとズボンをおろし、そんな斗貴子さんの後ろから侵入していた。
結合部を隠しているミニスカートを捲ると、固く充血した肉塊がピチャピチャと音を出して動いているのが見える。
いったん、粘膜の傘が膣から抜ける寸前まで腰を引いてみた。
すると、愛液でたっぶり濡れた肉柄の過半が姿を見せる。
全長を目測してから、再び、最深部まで進んだ。
先端がずいぶんと奥まで届いていることがわかる。
そのまま腰を密着させて、陰洞を広げるように上下左右に動いてみた。
柔らかく押し返してくる膣肉を感じて心地良い。
中心に戻ると、四方からぎゅっと締め付けられた。
「……ぁ……んぁ……ぁん」
そんなことを繰り返していると、激しい息音だけをさせていた斗貴子さんの口から声が漏れ始めた。
もうすぐ達っするのかもしれない。オレは単純で速い動きに切り替えた。
パンパンパンパンパン。
「…ぁっ…っぅ…っぁ」
声の間隔がだんだんと短くなっていく。
「あっ…あん…あっあん!」
ほどなく高い声を上げて背を反らし、膣の中を細かく震わせた。
堪えきれなくなったオレは、奥の方でヒクヒクしている何かに向かって、大量に射精した。
199まっぴーは見ていた:2005/09/04(日) 23:38:48 ID:x8VfAK3Z
少しして落ち着くと、すぐ近くに人の気配を感じた。
昔から良く知っている雰囲気。おそるおそるそちらを見てみる。
にやけながら興味深げにこちらを見ているまひろがいた。
「うわああああッ」「きゃ────ッ」
気付いた斗貴子さんが大声を出し、浴衣姿のまひろも負けじと声を上げる。
「いやぁ〜〜この前、帰って来てからなんか雰囲気変わった思ったら!」
「あのネ、これはネ…」
樹から離した片手を誤魔化すように振りながら斗貴子さんが何かを言いかけた。
その時、結合部から白く濁った大粒の液体が溢れ出た。
これでは誤魔化しようがない。
「隠すコトじゃないじゃない。みんな、絶対、喜ぶよ。おめでと──」
斗貴子さんの太股をゆっくり降りていく白濁した雫を視線で追いながら、まひろがそう言った。
そして、ハンカチを差し出してこちらに背を向けた。
「サンキュ」「……ありがとう」
そうお礼を言ってから、つないでいた体を離し、受け取ったハンカチで性器をキレイにした。
すると、近づいてくるヘリ特有のプロペラ音が聞こえてきた。
ズボンを上げ、脱力気味の斗貴子さんを引き起こしてから、空を見上げる。
近づいてきたヘリが、縄梯子を降ろし、低空でホバリングを始めた。
そして、知った声が聞こえた。
「武藤!先輩!!」
へりの扉が開き、涙目の剛太が姿を見せた。どうしたんだろう?

「また任務?こんな急に…」
後ろから聞こえてくるまひろの声。すぐ近くなのに、とても遠い。
「でも、仕方ないっか。お兄ちゃんは『みんなの味方』だもんね」
「まひろちゃん…」
振り向いて答える斗貴子さん。振り向けないオレ。
「時間がありません、お早く!」
剛太の横にいた毒島さんが、残酷な事実を告げる。
「まひろ」
勇気を出して振り返った。
「今度は少し長いお別れになるけど、必ず帰ってくるから心配するな」
「うん」
一瞬の沈黙の後、大きく目を見開いたまひろから聞こえた短い返事。
オレはヘリの方に向き直り、気持が挫ける前に縄梯子を昇り始めた。
すぐに続いて昇ってくる斗貴子さん。
200まっぴーは見ていた:2005/09/04(日) 23:40:06 ID:x8VfAK3Z
先にヘリに上がったオレは、縄梯子をあと数段残している斗貴子さんに手を貸そうと、下を向いた。
すると、こちらを見上げて叫んでいるまひろが見えた。
しかし、プロペラ音にかき消されて聞きとれない。
「!!」
斗貴子さんが何かに驚いて足を止め、下を見た。
その視線を追うと、白い物体が足元から落ちていく。
目の焦点を合わせてみると、斗貴子さんの下着だった。
さっきの行為の後、履かずに縄梯子を昇ってきたらしい。
まひろの後ろから姿を見せた六升たちの上空をヒラヒラと舞い落ちていく白い布。

そして、そんなことはおかまいなしに、ヘリはゆっくりと上昇を始めた。

(おわり)
201151:2005/09/04(日) 23:45:32 ID:x8VfAK3Z
書こうと思ってから3週間も掛かってしまったよ。
FINAL SSって、書きづらいな。単行本を読み直して、ネタを探そうかな。
202名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:48:30 ID:Ul7XEF2l
ノーパンで決戦へ向かったのかいw
GJでした。
ファイナルは展開がめまぐるしく変わっていくから、自然に絡める場面となると
限られてくるかも。まぁ、妄想力さえあれば無問題!
203名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 00:25:57 ID:l06B874W
むーん。「妹に見られながら」とは何とエロスい…
204名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 12:37:08 ID:14aYDHI5
分岐「まっぴー乱入して3P」ルートマダー?
205名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:12:29 ID:I4og8jTf
乙です〜
シチュも好みでエロ萌えました
206名無しさん@ピンキー :2005/09/05(月) 20:01:40 ID:Z08v9yHE
乙!
GJでした〜!
207名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 22:21:00 ID:qUzdSk7v
武装錬金ってもう終わったん?今月最終回ですよね
208まっぴー乱入:2005/09/06(火) 00:40:50 ID:wy3IOCjX
「それじゃあ、この間、分けてもらった勇気、少し返そうか?」
………!?
言葉の意味が理解できたとたん、頭が真っ白になった。そして、顔は真っ赤に染まる。
目の前で、カズキが満面の笑みを浮べた。
「バカ……」
そう言ってから、少し背伸びをしてカズキに顔を近づけた。
目を瞑ろとした瞬間、視界の端に何かが見えた。
「うわああああッ」「きゃ────ッ」
浴衣姿のまひろちゃんが、すぐ横でこちらを見ていた。
「いやぁ〜〜この前、帰って来てからなんか雰囲気変わったと思ったら…あ、続けて、続けて」
「それじゃあ…」
さっきの続きとばかりに顔を近づけてくるカズキ。
「出来るかッ!!あのネ、これはネ」
すると、まひろちゃんがニコッっと笑ってから、私とカズキの間に割って入った。
そして、カズキと唇を重ねた。

………え?
固まっている私の前で、舌を貪り絡めている2人。
たっぷり、数分が過ぎた後、カズキから離れたまひろちゃんがまたニコッっと笑う。
そして、今度は私に近づいてきた。
「!!」
抵抗する間もなく、カズキより少し小さい舌が唇を抉じ開けて侵入してきた。
そのまま唇が触れ合い、侵入者が私の口内を舐めまわす。
頭がとろんとした私がまひろちゃんの背に手を回すと、体ごと、すっと離れていった。
そして、後ろから私の背中を押す。
どすん、何かにぶつかったので顔を上げると、至近距離にカズキの顔。
抵抗をあきらめた私は、開きながら近づいてきた唇を自分の唇で受け止めた。
209まっぴー乱入:2005/09/06(火) 00:44:27 ID:wy3IOCjX
カズキと舌を絡めあう。まひろちゃんの方がうまいけど、やっぱり、カズキがいいな。
下の方でごそごそと音が聞こえたが、気にしないでカズキを味わい続ける。
すると、私の性器に何かが触れ、柔らかい感触が入口あたりで動いた。
「っん…ぁん」
思わずカズキから顔を離した私は、下を向いた。
股下にしゃがみこんだまひろちゃんが、顔を真上に向け、私の股間を舐め回していた。
いつのまにか脱がされた下着が足首まで降ろされている。
そして、陰部から舌を離したまひろちゃんが言った。
「あ、続けて、続けて」
「出来るk…!!」
そう言いかけた私は、途中でカズキに口を塞がれた。
上と下からの攻めに体が熱くなる。
ピチャピチャピチャ。
私から出た液体の音が下から聞こえだした。
それから少しして、まひろちゃんの攻めが終った。

すると、今度は、下からジッパーの音が聞こえた。いったい、誰が?
立ったまま抱き合っている私とカズキは、互いの背中に両手を回しているのに?
カズキが唇を離してくれないので、おもいっきり首を傾け、開いた片目で下を覗いた。
まひろちゃんがカズキのモノを取り出して両手でしごいているのが見えた。
徐々に角度をつけて起き上がったソレが、私のミニスカートの前を捲り上げる。
「2人とも、準備出来たみたいだね?」
まひろちゃんがそう言うと、後ろから私の両太股を抱え上げた。
「まひろちゃん!?」
そんな私の声にかまわず、まひろちゃんが隆起したカズキの先端に私の陰穴をハメ込んだ。
「ぁっん」
声が漏れる。
そして、そのままゆっくりと私を降ろしていくまひろちゃん。
腰が触れ合う前に私の奥にカズキが届き、摩擦が強くなった。
「凄いね……えい!」
まひろちゃんがそう言って力を入れた。
腰が密着し、入れられたことがなかった奥深くまでカズキが到達した。
「ん…ん…ん…」
体に力が入らない。まともに声も出ない。
残った力を総動員して、両手両足でカズキにしがみ付いた。
横を向くと、満足そうな顔をしたまひろちゃんが、しゃがんでこちらを見ていた。
いろんなことがどうでもよくなった私は、腰を動かし始めたカズキに身をまかせた。

まるで出番を失ったかのようなヘリが、頭上で旋回を続けていた。

(おわり)
210名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 00:45:17 ID:wy3IOCjX
>>204の意図とは違うだろうが、こんなんでどう?
211204:2005/09/06(火) 02:56:25 ID:1+BTL7hP
いや、どうも何も、最高っすよ。まさかリクに、しかもこんなに早く応えて下さるとは…
言ってみるもんdザシュ  いや、冗談です。マジdクス+GJ。
もう何か、こっちまで「ああ、続けて、続けて」と言いたくなるような感じですなw

俺も久々に書いてみたいな…カズトキの甘〜いやつ。でも時間が…orz
212名無しさん@ピンキー :2005/09/06(火) 03:10:34 ID:q/svc8Pd
>>210
乙!
GJです!
213名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 07:18:18 ID:wdg0Mb1e
リク対応はやっw
っつーかエロい
214名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 10:08:56 ID:ZbXyYpN9
>まるで出番を失ったかのようなヘリが、頭上で旋回を続けていた。

毒「…////」プシュー
剛「何が見えてるんだ!?おいっ!」
215名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:52:39 ID:CPR/tuI/
赤○のおかげでカズトキにまっぴー乱入と言う新たなジャンルが生まれつつあるな。
216名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 19:51:16 ID:3uKJzBB0
まだまだジャンルにはほど遠いけどな。

職人さまがた、一大ジャンルにしてください。お願いしますm(_ _)m
217名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 13:02:23 ID:PPtcOZ0I
いろんなスレで「ぴぎい」「ぴぎゃあ」というあえぎ声は萎えると
言われているが、まっぴーには結構似合うと思うんだ。

いきなり尻穴に太いの突っ込まれて、「ぴぎゃあ」と鳴くまっぴー
萌えす(*´Д`)ハァハァ

218名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:47:57 ID:d8/HlqqA
ある時まっぴーが核鉄を使う
「ぶそーれんきーん!」
ウィンウィンウィンウィン…

ま「これ…なんて武器?」
斗「早くそんなヒワイな物しまいなさい!」
219名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 00:35:26 ID:AoLJtLlx
>>218
そっそれはもしやっ……!!!
やるなまっぴーそれが武器か!
…確かに武器だったりするなvv(笑
220便乗します。:2005/09/12(月) 08:07:09 ID:CDwOzB/E
岡倉「武装錬金!!」

ジュポジュポジュポジュポ・・・・ウッ
岡倉「なんか寂しい・・・・」
221過疎化救済部隊(゚∀゚):2005/09/12(月) 23:56:07 ID:+Uh8HkTB
たっぷりと水を入れた洗面器と気つけ薬(アンモニアとか)と
ゴムホースと手足を縛って動けなくしたまひろを用意。
まずまひろの顔を水を入れた洗面器に突っ込み、もがき苦しむ様を堪能。
適当な時間(30〜40秒)が経ったら顔を水から上げる。
3秒ほど呼吸をさせたら、また顔を水に突っ込む。
これを何回かくり返したら、次は咳込んでいるまひろの鳩尾を
思い切り蹴飛ばし、失神させる。
失神したまひろの口から、喉の奧辺りまでゴムホースを突っ込んだのち、
用意した気つけ薬などで覚醒させる。
その後、ゴムホースが外れないようにしっかりと手で固定して、
まひろに水を流し込む。
このときに最初はゆっくりと水を流し、その後水量を変化させていき、
水量と時間に比例するようにもがき、暴れ回るまひろを観察。
ある程度の水を流し込んだらゴムホースを口から外して、
思い切り腹部に蹴りを入れる。
そうすると、まひろは胃に入ったばかりの水を思い切り吐き出すので、
全て吐き出しきるまで何回か蹴る。
胃の中を空にしたら、再びゴムホースを口から突っ込んで、水を流し込み、
ムリヤリ吐き出させる。
これを吐血して死ぬ寸前くらいまで続ける。
最後は再びまひろの顔を水の入った洗面器に突っ込み、
ピクリとも動かなくなるまで押さえ付ける。

なお、涙と鼻水を流しながら苦しむまひろに命乞いをさせたり、
縛って動けなくしたカズキやちーちん、さーちゃんを側に転がしておくと、
より一層楽しめるでしょう。
222名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 00:11:09 ID:zwLvsvHL
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
223名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 00:52:25 ID:lHpc00Rs
>>221
おまい救済の仕方間違ってる…
224名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 22:29:14 ID:z6j/UyMQ
>>221
(=゚ω゚)ノちんちんおっきしたお
225名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 08:07:06 ID:gihu5hZ0
大浜「武装錬金!」

ババババババッ!

「キャー!寄宿舎の女の子が全員スク水に!?」
226100年の想い:2005/09/15(木) 16:13:37 ID:CY998tO5
「ヴィクター、好きなの…」
アレクの唇が、ヴィクターに触れた。ヴィクターは体を硬直させる。
長いようで短く時間が流れ、二人の唇が離れる。
ドクン、ドクンと心臓が脈打つ。「アレク…////」
ベッドの上で、ヴィクターはアレクの手を握り締めた。

100年を越す昔、後の悲劇など知りもせぬころ。
有望な戦士と呼ばれていたヴィクターだが、ホムンクルスとの戦いでらしくないミスをし、怪我を負った。
そのことで戦団に入って以来、自分に何かと世話を焼いてくれる存在、アレクと口論になった。
戦士が戦いに命をかけるのは当然で。
この程度の怪我で済んだのはラッキーだ。たいしたことじゃない。
そう言ったら、アレクは泣いた。
勝手なんだから。勝手なんだから。泣きながら、アレクは怒っていた。
ゴメン、と謝った。自分勝手だった。と。
そうしたら彼女は、自分のことを好きだといって。キス…してくれた。

「もっと…近くに寄っていい?」
「え、」と言ったか言わないか、アレクはベッドの中に入ってきた。
「え、えええええええっ!?」
227100年の想い:2005/09/15(木) 16:50:38 ID:CY998tO5
「あら、どうしてそっち向いちゃうの」
どうしてって言ったって。僕だって男なわけだし。男女が同じベッドで…というのは。
今、多分耳まで赤い。心臓がバクバク言ってる。
「大きな背中…」彼女の手が背中に触れる。そして体全体も。
ズキン、ズキン
なんだか下半身がうずいてきた。何とはなしに前を押さえる。
少し硬くなっている。
マズイ。これは色々とマズイ。
そんな婚前交渉なんて…いや、それ以前にさっき告白したばっかだし!
「好きよ。この大きな背中も…優しい手も…」
アレクの声が甘く響く。頭が溶けそうだ。
「あなたの存在すべてが。今私の中でとても大きいの。」
頭の中のやましい思いを端に置き、僕はアレクに答えた。
「うん…今、アレクの存在が、僕の中ですごく大きい」

「君が好きだ。」

「勝手に…いなくならないでね。」
こっち向いて、と顔を引き寄せる。なんとか顔だけそちらを向ける。
アレクは僕に覆い被さるように、キスをした。
「おやすみ」
そういって、彼女はベッドから出て行った。

でもその日、ベッドの上で何度寝返りを打っても、悶々として眠れなかった。
「罪作りだよ、アレク…」

この恋心が消えなければいい、アレクはそう思った。
たとえ、100年時が過ぎても。この身体が朽ちるまでは…
228名無しさん@ピンキー :2005/09/15(木) 21:22:12 ID:qK6NJL1y
乙&GJ!
ヴィクター&アレク共に切ないですが良いですなぁ。
229名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 18:44:36 ID:xNzWXqXU
男と女がベッドで二人で何も起こらぬはずが(r
230名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 22:29:32 ID:9fAWJaC+
>>229
はいはい、ガキは黙ってろ
231名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 00:24:33 ID:4fha0f/1
>>230
いや、正しい!
232名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 13:04:41 ID:P69156KB
何も起こらなかったら起こらなかったでナメてんのかこのヤロウってなる
233名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 00:21:24 ID:eEuEcpc9
カ「そんな、同じベッドだからって即えっち…ってことは、ねえ?」
斗「あ、ああ…」
カ「じゃ、今日は添い寝だけで…」
斗「おやすみ…」
「…」
「…」

無理ですた
234名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 01:57:13 ID:wdxCkJFO
あなた達、何をしているの。
いい加減に目覚めなさい。
235after100年の想い:2005/09/18(日) 15:59:42 ID:Q07grY8V
ヴィクターはその日以降、アレクのことを考えない日はなかった。
ちょっと他の女性と話をしなくてはならないときも、アレクのことが頭にちらつき集中できない。
最近ちょっとだらしないわよ、とアレクに注意されることもしばしばだった。
眠るのがつらくなった。ベッドではいつも悶々としていた。
(アレクアレクアレク…)
そしてある朝ー

「…?」ヴィクターは、フンドシの中の異常に気づいた。
「…」

(うわああああああああっ!)

ヴィクターは朝早くからフンドシを洗濯する羽目になった。
「うう…いい年こいて…」
若さゆえの過ちというやつか…。
236名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 04:15:05 ID:6e9sQcrg
一本書いたんだがエロくないんだ。
どうしたらいい?
237名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 15:34:51 ID:HBgB5AMi
愛はセックスの詩的表現だから、恋愛が入っていれば遠慮なく投下するべし。
238名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:43:39 ID:DLF+OiMa
屍姦読みたい
239名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 19:21:45 ID:SYpRHgn9
亡き花房たんでハァハァしてろ
240名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:48:42 ID:qK9wZmky
花房ってすごく懐かしい感じがするなぁ。
幻想怪奇なテイストの初期の武装錬金が好きだったりする自分。
241名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 19:36:42 ID:mZJcXvJq

242名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 09:02:22 ID:NbErtaVF
動物ホムンクルス編をもっと伸ばすべきだった。
ヒトガタが武装錬金使ったせいで、錬金の戦士との差異も出にくかったし……(おかげでヒャッホウとかの萌えもあるが)

動物>ヒトガタ>動物とヒトガタのハイブリッド>ヒトガタの武装錬金>ヴィクター

の順とかが見てみたかった。
もちろん、斗貴子さんとのストロベリーは当然あり。
ただし、桜花やヴィクトリアとの三角、四角関係も必須。
243名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 10:15:58 ID:67hZSWXu
鷲尾の両腕だけ変形とか良い感じだったね
動物型/人型のキメラタイプとかは出て欲しかったかなと
自分も思う

投下予定SSを書きつつ息抜きにカキコ
読みやすい文章ってなかなか難しいなぁ
244名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 17:29:01 ID:kh5u1NCS
動物型を続けてたら、打ち切りがもっと早かったような気も・・・。

ずっとアシ募集してたけど、あんまり応募なかったみたいだからね。
動物型の細かいデザインを続けるのはきつかったのかもと勝手に予想。


>>243
ワクテk(ry
245名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 17:16:56 ID:45uO1pqi
あまた○のサンライトハート持ち斗貴子さんに激しく萌えたので、なんか書きたいんだが、
どういうシチュだとあの格好になるんだ?
246名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 22:10:23 ID:9LB37RTk
あれすごく可愛いな。
シチュかー。夜のオバケ工場あたりでカズキと二人っきりで
特訓か何かしてる時にTQNの服がビリビリと破れてしまい
緊急措置としてカズキの着てる学ランをぶん取った…とかw
サンライトハートを持ってるのは会話の流れで、ちょっと槍での戦い方を
習ってみることにしたとか。

そんで寄り添って教えてる内になんかドキドキしてくる訳ですなw
247名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 01:51:53 ID:7NJqS87P
放射能に被爆したまっぴーとやりました。
放射能まっぴーは全身の皮膚が赤く剥け、血と膿汁でヌルヌルしてローションプレイのような感覚です。
まっぴーのあそこは血混じりの体液でたっぷり濡れていたのでスムーズに挿入できました。
動かすたびに中の肉が崩れていくのがわかります。
ブチュブチュと崩れた肉と血と体液が混ざりあってまとわりつく感覚がたまりません。
まっぴーの呼吸は荒く、瞳は白く濁って周りが何も見えないようです。
何かうわ言を呟きながら、口からはゴボゴボと血を溢れさせています。
まっぴーがガクガクと痙攣した瞬間、僕も目が回るような感覚と共に達しました。

翌日になっても心地よい気だるさが続き、体に力が入りません。
248過疎化救済部隊(゚∀゚):2005/09/28(水) 01:57:13 ID:7NJqS87P
>>247
しまった、名乗るの忘れてた。
じゃ、またノシ
249名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 09:20:41 ID:aSlLvKPs
>>247
もう来るな、粗チン野郎。
250名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 19:26:18 ID:jwrPVsVt
レボのアンケプレゼントにマグカップがあったぜ
さっそく応募した、当たるといいのぉ
251名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 18:50:55 ID:635YDJRy
マリゴールド
リトル=ロゼ
252名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 00:39:32 ID:nza4rsD+
時代は美少女切断
253名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 12:36:22 ID:Do3a6iJw
元気な子供を産むためにはくんずほぐれつの性交が必要なんだ
つまりヴィクターとアレクさんもr
254名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 00:33:24 ID:dshc/xtA
女のほうが感じれば感じるほど男の子が産まれる確立が高い、
ってのは本当なんかねぇ
255名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 00:54:18 ID:7AmgkJR2
>>254
キサマ!ヴィクターがテクニック不足と言いたいのか!?
怒りだ!もう怒りしかない!


ま、それはそれとして、
分泌液の成分関係してどうのこうのというのを聞いたことがあるが。
256名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 08:04:03 ID:ZcKKD7x0
>>254
萌えスレに以前その話題を書いた。が、携帯なんでどこにあるかわからん…
できれば過去ログ探してみてくれ。
257名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 12:15:49 ID:mih0Xejp
男を産むには禁欲して濃いのをドバッと…だったっけ?





ヴィクトリア仕込んだころはヤリヤリだったな?ヴィクター…
258名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 13:02:19 ID:B18Ofaho
「ゆくぞ!戦士、千歳!」
「待って、防人君。今日、危険日なの」
「ブラボー!だが俺も避妊の達人だ!」
「か、核金?」
「武装っ!錬金っ!!」

しゃきーん

「コンドームの武装錬金!シルキースキン!!!」

ずぼ。

「な、何?この感触?メチャクチャ、固いっ!」
「膣圧に対して瞬時に硬化。伊達や酔狂でこんなものをつけていると思ったか?」
「(思ってた!)やるわね?だけど所詮は守り一辺倒の武装錬金!テクが無ければ勝ち目もあるわ!」
「テクならば、ある!鍛えぬいた戦士のちんこが俺の武器だ!」

ぱこぱこぱこぱこぱこ!!!!!!!!

「ゆくぞ!ブラボー技13のうちの一つ!粉砕!ブラボラッシュ!!(ちんこばーじょん)」
「ああ!すごいっ!」
「妄想心を昂ぶらせている今、どんな膣圧であろうと、この俺のシルキースキンごしにイカせる事は出来ない!」
「くうっ!しかし、硬化強度より強い膣圧で締めれば、シルキースキンでもイカせられるはず!」

ぐにゅう。

「くっ、見事だ。戦士千歳!お前の全力に、俺も全力で応えよう!ダブル!武装錬金っ!!」

しゃきーん

「シルキースキンAT・・・・二枚重ね・・・・」
「ああああ!!!!」
「これならば、イッたはずだ。イカせたはずだ」
「いっくうーー!」
「む。ならば俺も!」

どぴゅ。

「ああ・・・よかったわ・・・防人君」
「ふ、俺もだ。凄い量、出してしまったよ」
「やだ、もう」
「ほんとさ。見てくれ」

しゃきーん

「シルキースキン!リバース!ほら、こんなに」
「見せなくていいから」
259名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 14:19:21 ID:iu4rGpWl
なんだこれはwwwwwww
260名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 20:37:44 ID:eeCi/FW1
>>258 www
261名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 22:48:49 ID:85oSx1IE
>>258
天才の仕事を見たwww
262名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 23:39:24 ID:QWPzZ3yq
千歳さんの最後の台詞上手すぎ
テンポ良すぎてコピペ改造かとオモタ
263258:2005/10/07(金) 00:04:11 ID:B18Ofaho
正直すまんかった。
あまた○の「俺の武装錬金!」で「あなたの武装錬金は『シルクスキン』です」
と言われたので、ついかっとなってやった。



でも、剛太の武装錬金はきっと、ローターギアだと思う。




で、カズキはきっと、ペンライトハートだと思う。
264名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 00:05:51 ID:AMUqM6tQ
斗貴子さんはバルキリースマータ
265名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 04:06:26 ID:UXKDVx2j
>>263
才能の片鱗が見える
カッとしなくてもいいから
ドンドン投下してくれ。
266名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 12:09:59 ID:uKHz1gTg
スキンの二枚重ねってどうなん。
267名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 14:03:26 ID:ejP5Bdqv
  ∩ ∩
   | | | |  こんどーむの 2まいがさねは
  (゚ω゚ )  ごむどうしのまさつで やぶれちゃうから
  。ノДヽ。  ぜったい やめよう
   bb    しけんはんい ここまで

ちょwwww今俺の武装錬金やったらセーラービンビンてwwwww
268名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 23:59:23 ID:vaVb9Pzn
ねえ、ここはSM的なハードなSSは駄目かい?
269名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 04:32:03 ID:Iwa61+uJ
わたしは一向にかまわん
270名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 10:15:52 ID:d6MC8LPw
いや、誰と誰かによる。
とりあえず千歳ブラボーのSMならご飯三杯いける。
271268:2005/10/08(土) 11:51:34 ID:zTGkggNf
とりあえず考えてんのは、
カズキ(S)×まひろ(M)
ブラボー(S)×千歳(M)
まひろ(S)×千里(M)
だけど……。
どれになるかは明言出来んが、書いたら投下する。期待はしないで。
272名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 00:20:16 ID:5qvq4f4+
>>271
期待して待ってる。個人的には真ん中キボン。
273名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 12:46:46 ID:3ZLMrzQQ
ブラボーはあの撃たれ強さから言ってもMでは?
274名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 13:29:20 ID:M+qraNWB
野郎がビッシビシやられて悶えてるSSなんて読みたいか?www
275名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 17:33:26 ID:6+a/N2MJ
>>273 274
つまり、こういう事だな?





「私を女王様とお呼びっ!」

びっしいー!

「が は!」
「大丈夫か!カズキ!」
「うん。斗貴子さん。千歳さんって、Sだ!」
「わかってる!」

「二人とも退け。俺が打たれる」

「ブラボー・・・・」
「戦士長・・・・」

「千歳はSだが、今のお前達では二人掛かりでも満足させられん」

ばっ!

「武装!錬金!」

しゃきーん

「拘束衣の武装錬金!ラバースキン!!」

ぴっちぴち。

「この私が、S?意外と見る目があるわね。!ひょっとして、アナタMね?」

にやり

「そうかそうか。それは仕方無いわ。痛みの余り感じすぎちゃうってモンよね」

「いや。奴隷の失敗は、即ち罰。痛いことされるのは至極当然。感じてなど、いない」
「意外と冷静ね!いくわよ!一本鞭の武装錬金!ミストレスウィップ!!」

びし!びし!びし!びっしぃ!!!

「アナタ!やっぱり感じてるでしょう!!」
「だから言ってるだろう・・・感じてなど!いない!!」



(ブラボー、ほんとに感じてない・・・・・・・




        ・・・・今にも泣きそうなカオしてた・・・・)
276名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 18:54:50 ID:38Zqy91m
ブラボー…嗚呼,ブラボー……
277名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:46:34 ID:I9L6lNA4
今日誕生日だね、ブラボー…

千歳さんとヤリまくるんだろーなー
千歳さん、口でもたっぷりサービス、サービス。
278名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 00:07:14 ID:59kjaWrl
千歳さんの中の人って三石琴乃だったのか……
279名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 00:58:51 ID:I/wiLo7H
ブラボーは山ちゃん
280名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 12:17:26 ID:59kjaWrl
斗貴子さんはしずちゃん
281名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 17:07:15 ID:mwHfM0rb
いや青山ゆかりで
282名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:47:35 ID:GuFJ8wgN
大山のぶよ
283名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 01:05:24 ID:pqK0PfNJ
>>281
それなんて乙女さん?
284名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 09:56:48 ID:6IB9+ZoF
↓以下、声優ネタ禁止。
285名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 11:27:55 ID:PLZaniQG
能登かわいいよ能登
286名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 22:57:40 ID:+JDhOHKp
津村胸ないよ津村
287名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:49:30 ID:ooCNGQBk
だが、それがいい
288名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:05:08 ID:80mj+2Qu
千歳セーラー凶器だよ千歳セーラー
289after:2005/10/13(木) 23:13:37 ID:tlnuOXaW
防人君が寝た後、私はベッドから抜けだし鏡を見てため息をついた。
今こんなに顔色が悪いのも、肌にツヤがないのも、防人くんがいつも寝かせてくれないからよ。
何人も客を取らされた後のくたびれた娼婦みたい。
いつだってそう…不器用で、強引なセックス。
でもやっぱり彼は優しい。
ベッドに寝ている彼を見る。くつろぎきってだらしなく口を開けて寝ている。…よだれまでたらしてる。
ヒゲをざらざらといじると「むにゃ…」と寝言を言った。
私はくすくす笑った。
少なくとも今、娼婦よりは、幸せだ。
290ウソ:2005/10/15(土) 15:42:32 ID:ym+n/BDl
「まっぴー、お兄さん、戻ってきて良かったね!」

登校日の夜、夕食中にさーちゃんが言った。
お兄ちゃんたちは、少し離れたテーブルで大騒ぎしながら食べている。
久し振りに見る光景だ。

「へへ、ありがとう!」

そう答えながらも、100%の笑顔になれない。
私とさーちゃんと同じテーブルにいるちーちんがこちらを向いた。

「気になることでもあるの?」

ごまかせそうにない。

「私、お兄ちゃんがウソつくと、なんとなくわかるんだ─」

さーちゃんとちーちんが、にやにやと笑った。

「まっぴーじゃなくてもわかるよ!」
「津村先輩と武藤先輩、雰囲気、変わったね」
「なんでもない…とか言ってけど、絶対、今日、なんかあったよ!」
「噂なんだけど…屋上でね」
「ウン、ウン」

なんだか2人で盛り上がっている。
それも明らにウソ。でも、私が気にしているのは別のウソ。

『任務ってのは、無事終わったんだよね』
『──…ああ』

その時、私はわかってしまった。
まだ大事な任務が残ってるんだ。
今は、一時の休息なんだ。

次の任務はいつ?
どこに行くの?
どれくらいかかるのかな?
今度もちゃんと帰ってくるよね?

何度も何度も考えたけど、答は出ない。
一番最後の質問だけでも、お兄ちゃんに聞きたい。でも、聞けない。

考えるのに疲れた私は、目の前の2人に意識を戻した。

「だいたーん!学校でそんなことしたんだ!」
「あくまで、噂だけど」
「でも、先輩達なら、それくらい、しそうだね」

さっきの話題がまだ続いてたみたい。
これも答が出ない話。お兄ちゃん達に聞いても教えてくれないだろうし。
でも、この話題は、いくら考えても辛くない。
だから、今は、この話を考えよう。
私は、無理矢理、さっきの疑問を忘れて、会話に入った。

「ねえねえ、何があったの?給水塔がどうしたの?」
「まひろ…聞いてなかったの?」
「あのね、あのね。先輩達ったら、凄いんだよ!」
「あ、教えて、教えて!!」
(おわり)
291名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 16:30:27 ID:BcE4BXk7
しっかりバレてるなw
292名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 14:44:34 ID:HuLwmKt9
ヴィクター戦後のAFストーリーを考えてみるのもいいかもしれないと言ってみる。
293名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 14:53:15 ID:Jx+nE56N
AFってアナルファッry
294名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 15:06:43 ID:wZVPxBon
アナルファッカーレオならぬ、アナルファッカーヴィクターか ウホッ
295名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 21:05:52 ID:mYsi7oSO
hosyu
296名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 23:40:53 ID:VLpgNRtN
上手くまとめられるか不安だけど、明日の夜あたりに
短かめのSSを投下してみるよ。初めてだからドキドキするぜ
297名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 00:28:14 ID:vzII8wPe
期待してるよ。
298名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 22:07:12 ID:Kz+flvVT
>>296 待機中
299名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 18:33:08 ID:NE4vzZtu
エンゼル御前子ハァハァ
300AFストーリーを書いてみた:2005/10/20(木) 20:43:56 ID:W+jIx8ZY
斗貴子とカズキの息子(モロチン、もとい勿論下半身の方では無い。ちなみに名前を募集中。)を預かった桜花が一言、
「今ならお母さんの気持ち、分かる気がするわ。」

桜花、暗黒面突入。
301名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 21:01:43 ID:65Ygtd4A
それなんてあまた○ネタ?
302名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:38:38 ID:Ay7x89Ki
ho
303名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 16:16:41 ID:o86Fl8XD
ho
304名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 20:37:14 ID:GLm5kXlF
武装錬金て終わったの?
305名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 21:03:26 ID:wqWVW4L8
冬に増刊で完結編が載るよん
306名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 09:04:29 ID:zwTzo+6d
それでも完結しきれず、また夏に延ばされてたしてw
307名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 09:12:33 ID:oLf5EvDc
ならいっそのこと単行本で100Pくらい描き下ろしで矛盾が無いよう完結させて欲しいもんだ
308名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 23:33:28 ID:tC05azTY
問:1

「削岩機のような激しいピストンで
子宮口がひしゃげる程に突き上げる」時
女性があげる声として正しいものを選びなさい。

1「ひぎぃ!」
2「あぐぅ!」
3「んぎゃあっ!」
4「ぐひぃ…っ!」
5「死んじゃうっ!死んじゃうぅっ!」
309名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 00:53:29 ID:ZnowUnyp
6「なるほど〜なるほど〜!」
310名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 10:18:51 ID:A95q0+HE
錬金なら戦部さんかなー
311名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 20:46:52 ID:pqwVo9p+
7「ブラボー…おお、ブラボー」
312名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 15:48:54 ID:D9LtRdV6
8「蝶・サイコー!」
313名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:37:21 ID:HuTZehH+
9「いいぞカ○キ!…私の中にブチ撒けろっ…!!」
314名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 01:34:58 ID:DsZdOdEl
10「お兄ちゃん○○○○間違ってる!!」
315名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 16:29:32 ID:wcNldIYY
11「あべし!」
316名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 21:55:04 ID:STcBFrOx
12「ムン!ムン!ムン!ムン!ムンッ!」
317名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:33:54 ID:ZHdVbX1j
流れぶった切って、独り言的カズトキ投下。
判りにくかったらすみません。
318名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:34:02 ID:xfmmOaQh
13「ひわたりさまぁ」
319ゆめのあとさき 1/2:2005/10/26(水) 23:35:19 ID:ZHdVbX1j
名を呼んで、手を伸ばす。
ゆびさきに触れる手は、熱い。

掴まえたゆびさきへ、やわらかな口唇がそっと口づける。
触れては離れ、それを幾度も繰り返したかと思うとやがて口に含んで、濡れた舌がゆびさき
に絡みつく。
くすぐったい。
そう言ってその手と口唇から逃れようとした。
けれど、強く掴んでいるわけでもないその手から、どうしても逃げ出すことが出来ない。
くすぐったい。
もう一度、今度は先より少し小さな声で訴えると、相手はごめんね、と微笑んだ。
まだ子供のあどけなさを残した少年は、それでも彼女の前でだけは時折男の顔を見せる。
例えば、ふたりきりのベッドの中、彼女を抱きしめている時に。
恐らく彼自身にその自覚はない。
彼女は、ただ彼女だけが知る艶めいた彼の表情に至福を感じ、くらくらと心地の良い目眩を
覚えた。
ゆびさきと言わず、躯中から力が抜けて、彼が与える刺激だけに酔う。
彼の目に、声に、触れる肌の熱さに、我が身の内から湧き起こる欲望と同じものを彼が求め
ているのだと知り、その悦びに惜しげもなく身をゆだねた。
ごめんね、と言って、けれど掴んだ手はそのままに、少年はくわえたゆびさきをいとおしげ
に舐めては吸い、軽く歯を立てて彼女の官能に火を灯す。
彼の触れた場所から甘い痺れが波のように走って、彼女の小さな躯はその度に震えた。
320ゆめのあとさき 2/2:2005/10/26(水) 23:37:58 ID:ZHdVbX1j
斗貴子さん、キレイ。
少年が嬉しそうに囁くのに、彼女は顔を赤らめてバカ…と力なく返す。
可愛い。
無邪気に笑って、少年は彼女のゆびから桜色に上気した頬へと口づけの場所を移した。
頬に、髪に、瞼に、花のような口唇に。
降り注ぐキスの雨に、彼女はもう呼吸すら忘れそうになる。
壊れたように早鐘を打つ心臓も自分のものではないようで、頭の芯がぼうっととろけていく
感覚が気持ちいい。
彼女は思うように動かない両腕を持ち上げて、少年へと差し伸べると、その背にぎゅっとし
がみついた。
すぐさま抱きしめ返してくる腕の力強さに体温が跳ね上がる。
もっと触れて、もっと触れて、もっと触れて。
キミのその手で私を壊して、砕けた細胞のひとかけらまで、全部キミで満たして。
少年に対してだけ向かう、この焼けつくような衝動。
言葉にしなくても伝わる想い。
それでも伝えたくて、名を呼んだ。

カズキ。

そうすれば見下ろしてくるやさしい瞳。一点の曇りもない笑顔。



それは、とてもしあわせで、

――この上もなく残酷な夢。


彼女自身の声が彼女の意識を呼び覚ます。
無垢な笑顔も、熱い吐息も、抱きしめた腕も、自分自身の火照った躯も、何もかもが一瞬に
して消え失せる。
ゆっくりと瞼を上げれば、斗貴子の目に映るのは涙にぼやけた天井だけで、そこにカズキの
姿はない。
「――カズキ」
虚ろな斗貴子の双眸から大粒の涙が音もなく零れ落ちる。
「カズキ…」
そばにいて、そばにいて、そばにいて。
どこにも行かないで、私の隣りにいて。

呼ぶ声は虚空に飲み込まれてあえなく消えた。
彼女を残し、遥か天空へとその身を投げ出した彼のように。

                               ――了
321名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:54:20 ID:cxC4mzcs
グッジョブせつないです。
322名無しさん@ピンキー :2005/10/27(木) 08:40:13 ID:lBr2zL5L
切なっ!
GJです〜!
323名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 20:14:20 ID:9xX9aytn
乙です。よかったよ。
324名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 07:28:07 ID:+OJ4AspE
保守
325名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 00:22:23 ID:nf8qL5bN
あまt の擬人化ゴゼンさまに添い寝して欲しい…
326名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 21:55:20 ID:sWyy7N2S
>>325
こっちが寝ようとしても、お構いなしにちょこまか動き回ってそうだな。
327名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 01:15:48 ID:B1SiJ8r6
774氏ねよ
328名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 09:46:19 ID:ghI3Unkh
774氏寝よ
329名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 12:50:18 ID:4uQK6XYw
774スネオ
330すごく短い:2005/11/06(日) 12:55:02 ID:M+Wxup3A
ゆさゆさ。ゆさゆさ。
「カズキ、カズキ」

誰かに体を揺られている。でも、起きられない。
昨日も日の出直前までブラボーと特訓だった。
だから、まだまだ眠りたい。

がばっ。
「起きるんだ、カズキ!!」

布団を剥されたけど、やっぱり起きられない。

「ダメか─じゃあ…」
ごそごそ。ごそごそ。にゅる。きゅ。
「ぁん」

下半身の一部に不思議な感触を感じる。なんだろう。
その感触がだんだんと広がり、とても気持がイイ。
しばらくして、原因が想像できた瞬間、オレの頭から爪先までがはっきりと目覚めた。

目を開けて、頭を少し起す。
仰向けで寝ているオレの上に、目を瞑った斗貴子さんが制服姿で跨がっていた。
スカートを両手でめくり上げると、はいてない。
そんな斗貴子さんの股間に、熱り立っているオレのモノが生身でゆっくり収まっていく。
想像した通りの状態だ。

斗貴子さんが腰の動きを止め、目を開いた。

「目を覚ましたか─
 毎晩特訓だから無理に起しちゃかわいそうに思ったんだが、今日はテストだろう?
 遅刻はまずいから、せめて気持ちよく起してやろうと思ってな…」

そういえば、今日から一学期の中間テストだ。

「で、どうする?続けるか?」

こんな風にしてくれる斗貴子さんが愛おしい。だから、続けたい。
そう思って、時計を見る。
起してくれるだけあって、いつもの起床時間はとっくに過ぎている。
食堂では朝食が出ている頃だ。
でも、その朝食を抜けば、このまま続けても遅刻しないで済むかも。
返事をするために、斗貴子さんに視線を戻す。

「うん………?」

同意するつもりが、あることに気づいて、途中から疑問文になってしまった。
331すごく短い:2005/11/06(日) 12:55:51 ID:M+Wxup3A
確認のために、結合部に目を移す。
ギンギンになっている肉棒の根本側が5cmくらい見えている。
残りは斗貴子さんの中にあり、ぎゅうぎゅうと締め付けられている。
この状態でスカートから手を離してみる。
すると、重力に引かれた裾が2人の性器の合わせ目を隠した。
しかし、オレの根本がまだ少し見えている。
つまり、股下数cm?
前々から短いスカートだと思ってたけど、とんでもなく短いんじゃないだろうか?
元々の制服がこんな短いと思えないので、斗貴子さんが自分で丈を詰めたのかも。

さわさわ。

白くてキレイな太股を両手でさすってみる。
たぶん、このあたりが、バルスカの装着箇所。
バルスカにミニスカートは必須だろうけど、ここまで短かくしなくても良いような。
それとも、脚に自信があるのかな?
うん、この脚はキレイだ。自信を持って良いと思うよ。斗貴子さん。

「カッ…カズ…キィ……んぁ!」

あ、ちゃんと返事をしないまま、お預け状態で脚を触ってたから、感じてるのかも。
またスカートをめくると、結合部から半透明の汁が溢れている。

「うん、続けよう。最後までしたい」

オレがそう言うと、斗貴子さんが間を置かず一気に腰を降ろした。
肉竿全体が柔らかい濡肉に締められ、先端の粘膜が別の柔肉にめりこんだ。
オレは、スカートの疑問を忘れて、腰を突き上げ始めた。


この日のテストは最低の出来だった。

(終り)
332名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 12:57:31 ID:M+Wxup3A
9巻読んだら、斗貴子さんって、
アップル(ry)女学院の他のコよりスカートが短い気がしたので、
書いてみました。
333名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 14:02:00 ID:BTw+q/hS
別の意味でも気持ち良く起きたわけだなw
エロス堪能しますた。GJ!
334名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 18:25:45 ID:CxRHPk9+
ある日急に、あの夫婦はヴィクター×アレクでは無くアレク×ヴィクターだと思い始めてしまった俺はやっぱり変…?

母親っぽい口調でヴィクターを虐めて、「いけない子ね…?」とかあの穏やかで可愛い笑顔で云うサド気味アレクが見たいよぅ!
335名無しさん@ピンキー :2005/11/06(日) 19:29:22 ID:ABG/zDmd
>>333
GJ!
やはりカズトキはよいなぁ。
336名無しさん@ピンキー :2005/11/06(日) 19:31:49 ID:ABG/zDmd
間違い、
>>332でした OTL
337名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 13:17:29 ID:rUoyuJ45
こういう話もあるんだが。
ttp://www.hirax.net/dekirukana2/miniskirt/
斗貴子さんは何cmくらいだろうか?
338名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 10:27:30 ID:ub3Pt0/h
>>334
ナカーマ
339名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 21:22:14 ID:/cJq1mlf
月に行ったカズキはオカズもなければ相手もいない…キツいだろうな…
340名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 22:56:05 ID:wAqHD301
相手ならヴィ(ry
341名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 00:38:14 ID:0/j/esgx
((( ゚Д゚;)))
342名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 08:58:00 ID:pzDrY4tt
ヴィ(ry はサドの妻に色々と調教されていたので大丈夫です。

バッチコーイofz













…((゚Д゚;))想像してしまった…
343名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 11:17:40 ID:ay6c+dXk
実はセーラー服きて地球の悪と戦うことを条件に月から力をもらって、地球に帰ってくるカズキ。
344After the period:2005/11/13(日) 19:51:48 ID:v++uMyyN
「くしゅん!」

自分のくしゃみで目が覚めた。
時計を見ると、また深夜といえる時間。

どうにか、地球に帰ってきて、いろんなことに決着がついて。
そして、昨晩、一晩中、斗貴子さんと求めあって。

今、オレの横には斗貴子さんがいる。
オレは斗貴子さんの裸体を腕に抱き、斗貴子さんの四肢がオレの裸体を抱いている。

「くしゅん、くしゅん」

またくしゃみ。
斗貴子さんにくっついている肌は暖い。でも、他は少し寒い。
足元で丸まっている布団を掛けた方が良いかも。

斗貴子さんの腰の後ろに回していた手を解いた。
次に、オレに絡めている斗貴子さんの四肢を解こうする。
しかし、斗貴子さんの手足ががっちりとオレを捉えていて、なかなか解けない。
そうしているうちに、斗貴子さんが目を開いた。

「ん…どうした、カズキ?」
「あ、ごめん、起こしちゃって─ちょっと寒いんで、布団を掛けようと思って」
「そうか、わかった」

斗貴子さんはそう言って、無音無動作で、武装錬金を発動させた。
そして、バルキリースカートのアームを器用に操り、布団を引き寄せた。

「これでいいか?」
「うん、ありがとう──でも、手足を解いてくれれば、オレがやったのに」
「それは、絶対にダメだ!」
「え?」
「手を握っていても、キミは一人で月まで行ってしまった…
 こうやって抱きしめていても、不安なくらいだ」

あの決戦の日の台詞を思いだした。
『ゴメン、斗貴子さん。その約束、守れない』

「そうはいっても、ずっとこうするわけにもな─
 まぁ、外が明るくなるまで、こうしているぞ。いいな?」
「うん、わかった、その約束、守るよ」
「よし」
345After the period:2005/11/13(日) 19:52:46 ID:v++uMyyN
3時間後。

ザザッーーーーーーー。

たぶん、日の出くらいの時間。
でも、少し前から降り始めた大雨のせいで、外は暗いままだ。

「これは──約束、続行中?」
「ああ。まだ、明るくないからな」

斗貴子さんの手はオレの背中で組まれ、足はオレの腰の後ろで組まれたままだ。

あの決戦と同じことが起これば、オレはまた約束を破ると思う。
でも、だからこそ、それ以外の約束は守りたかった。
だから、斗貴子さんが望む限り、こうしていることに決めた。

「しかし、キミの…は元気一杯だな」
「あ、ええと──時間的には朝だし」

オレのアソコは力強く隆起し、斗貴子さんに当たっていた。
斗貴子さんは微笑みながら腰の位置を調整し、オレの先端に陰部を合わせてくれた。

「ありがとう」

おれはゆっくりと斗貴子さんの中に入っていった。
斗貴子さんの中はすでにたっぷりと濡れていた。
346After the period:2005/11/13(日) 19:54:45 ID:v++uMyyN
9時間後。

ザァザッーーーーーーー。
ぐぅ〜

「お腹、空いたね…」

雨雲が陽の光を遮り続けているようだ。外はいっこうに明るくならない。

「そうだな──少し待ってくれ」

気がつくと、斗貴子さんは再び武装錬金装着していた。
そして、そのアームでベッドの下から何かを取り出し、枕元に積み上げた。

カロリーメイト。

「こんなこともあろうかと、用意しておいたんだ」

その山からアームで1本取り出して袋を開き、中身をオレの顔の前に差しだした。
こんなこともあろうかと…って、今の状態は想定の範囲内なんだろうか?

「どうした、食べないのか?ミネラルウォーターも出そうか?」
「あ、うん、いただきます」

オレがそれを咥えると、斗貴子さんが反対側を咥えた。
お互いに食べ進み、中間で唇が重なった。

カロリーメイトは味気無いけど、斗貴子さんの唇は美味しかった。
347After the period:2005/11/13(日) 19:59:42 ID:v++uMyyN
27時間後。

2度目の日の出。雨が上がり、外も明くなってきた。

「約束、終了だな」

斗貴子さんはオレに軽いキスをした後、手足を解いた。
そして、ベッドから降り、こちらに背中を向けて体を伸ばした。
この約束をしてから今まで、斗貴子さんの希望に合わせるつもりでがんばってきた。
でも、こうなると、なんだか、名残り惜しい。
こういうことを望んでいたのは、ホントはオレの方なのかも。

がばっ

オレはベッドに座り、斗貴子さんを後から抱き寄せた。

「あの約束は終わったぞ?」
「約束と関係ないけど、こうしていたいんだ…ダメ?」
「ああ、いつでも好きなだけ、そうしてくれ。
 しかし、キミの…はまた元気一杯だな」

オレのアソコは力強く隆起し、斗貴子さんに当たっていた。
斗貴子さんは微笑みながら、オレの先端に陰部を合わせて腰を降ろした。
斗貴子さんの中はすでにたっぷりと濡れていた。

「あっん」
「ありがとう、斗貴子さん」

オレはゆっくりと腰を動かしだした。
そして、ふと気になることを思い出し、いったん、動きを止めた。

「斗貴子さん、ゴム、昨日からずっと付けてないけど、大丈夫?」
「ぁんっ…ぁあ、昨日も言った通り、大丈夫だ」
「うん、わかった」
「名前もちゃんと考えてある。男の子なら『和斗』、女の子なら『斗樹m」
「ええ!?オレたち、まだ、高校生だよ!」
「それはキミをこの惑星(ほし)に繋ぎ止める理由にならない。
 だが、子供でもできれば…」
「だ、だからって…」
「…冗談だ。安全日だ。問題ない」
「ホント?ホントに?そっかぁ、びっくりしたよ」
「(ぼそっ)ホントは危険日じゃないだけだがな。
 積極的に作る気はないが、できたらできたでうれしいんだがな…」
「え?何?良く聞こえないけど」
「ひとりごとだ、気にするな」
「あ、うん…」

オレはまた腰を動かしだした。

「ぁっ、ぁっん」

斗貴子さんの声を聞き、感触を楽しみながら、考える。
今は高校生。だから、子供は作れない。
でも、いつか、斗貴子さんとそうできれば良いなあ、と思う。
オレはその日が来ることを願って、斗貴子さんを強く抱きしめた。

(終り)
348名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 00:44:29 ID:M9R0rrgn
おぉ?
















( ´,_ゝ`)プッ 駄作乙 あーあ、このスレもレベル落ちたね
こんなウンコSSしか投下されないなんて
349名無しさん@ピンキー :2005/11/14(月) 02:57:54 ID:dUz1JwZI
>>344-347
乙&GJ!
淡々と、そしてほのぼのと。
良かったです。

ピリオドが待ち遠しいなぁ・・・・。
350名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 09:42:34 ID:9V7z1VIs
>>344-347
イイヨーイイヨー
351名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 10:05:48 ID:g4a4uMag
>>344-347
GJ!!ピリオドもこんな感じのほのぼのエンドであってほしいなぁ…
ところでこの作者公認バカップルは…














トイレどうしてたんだ?w
352名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 22:19:19 ID:DRZ1fcKr
>>344-347
27時間後。で噴いた。

27時間てオイ!
353名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 23:03:08 ID:dZDZPYrx
>>351
カズキはトッコさんの中に放にょザシュザシュザシュザシュザシュ!!
354名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 00:13:29 ID:3r20gnf4
「ごきげんよぉおお!んおっ!んおおーーっ!」
「ごきげんみゃぁあ゛あ゛ぁ゛ぁぁあ!!」

さわやかな朝の挨拶っ!挨拶がっ!澄みきった青空にこだましちゃう!!
今日も天使のような無垢な笑顔でっ!!背の高い門をくぐり抜けちゃう!抜いちゃうッ!!
汚れを知らない心身!お心身包んじゃう!深い色の制服でお心身包んじゃうのぉぉおおッ!!
スカートのプリーツが!プリーツが乱れちゃうおっ!!うおおぉーーっ!
白いセーラーカラーも翻っちゃうに!!あ゛みゃ゛あ゛あ〜〜っ!!!
ゆっくりと歩くのがこ…ここでの…ここでのぉぉおおおたしなみぃぃーーーーー!!!!!
もちろん遅刻ギリギリ!ほひ!ほひぃ!お遅刻ギリギリでほひぃ〜〜!!
もう走り去っちゃう!お遅刻ギリギリで走り去っちゃいますッ!!
はしたない!っぉぉおはしたないっ!!おはしたない生徒です!おほぉッ!!

あひ!あひィ!し、し…私立!!
私立ニュートンアップル女学院んんぉぉぉおおーーーーッッ!!!!!
355名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 00:24:30 ID:j7ufSSlC
みさくらなんこつ?
356名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 23:51:21 ID:x+U8aM3g
ロサ・キネンシズ・アン・ちーちん「沙織、タイが曲がっていてよ」
357名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 23:52:39 ID:enFWuzFB
>>353
なるほど、カズキの対処法は分かった。ならTQNはどうしてたんだ?まさか互いに補ってグチャ
358名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 20:38:26 ID:4DSb85+U
>>356
百合バッチコーイ
359名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 07:40:13 ID:WYPRGzkS
百合じゃなくてもバッチコーイ!
360名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 20:30:55 ID:wAff9Lyg
>>359
セイセイセイ!
361名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 21:53:27 ID:KO5UqeV4
オッケーイ
362名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 22:44:08 ID:kbHg+upE
HGウザイ
363名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 22:51:23 ID:kbHg+upE
グハッ 俺のIDにもHGが… orz
364名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 22:57:24 ID:Uc8V+Tk6
>>362-363 キミはもうHGから逃れられないんだねw
365名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 23:42:22 ID:5GfmrESa
斗貴子さんの美脚にアカデミー賞を送りたい
そして、まっぴーの胸にはグッドデザイン賞を
366名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 03:49:22 ID:scYt8P7L
ブラボーのティンコには
カーオブザイヤーを送ってクレ
367名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 21:23:52 ID:VTjwDNH0
>>365
まっぴーの胸か…
でも15歳であんなナイスバディって事はさ(15ってガキやでガキ)、
10年後にはどんなんなっとんねん(;゚д゚)
368 :2005/11/23(水) 10:03:35 ID:iyUgxozc
>>366
早いのか?
369名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 13:22:02 ID:k4EJySUp
今年の日本カーオブザイヤーはちっちゃいけど早いロードスターだったな。
まあオープンカーだからせめてムケ(ry
370名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 21:07:07 ID:9LDsnO1M
赤マルが待ち遠しいあげ
371パピ×トリア(前編):2005/11/28(月) 14:39:14 ID:n4RdEqsl
「う……」
胸元の圧迫感と息苦しさに、眠りの底からパピヨンの意識が浮上した。
闇を見通すホムンクルスの瞳に写ったのは、窓からの月明かりを青く反射する白塗りの天井。
ドクトル・バタフライの遺した隠しアジトの一室だった。

病魔ごとホムンクルスと化したパピヨンは代謝・免疫機能に不具合を抱えており、
人間と同程度の睡眠を必要とした。
現在は“白い核鉄”開発という大問題に取り組んでいるため、不眠不休で2日3日と研究に
没頭することもしばしばではあったが、それでも肉体の疲労と苦痛に耐えるには限界があった。
(そうだ…。確か数日ぶりにベッドに倒れこんで……あれからどの位だ?)
サイドテーブルの時計に手を伸ばそうとしたが、右半身が妙に重たい。思いのほか調子が悪いのか。
(…………いや、違うな)
半身にのしかかる重さには、同時に温かさがあった。さらに加えて
 すう…………すう…………
明らかに自分とは異なる、小さな寝息とシャンプーの甘い香り。

「また貴様かぁっ!?」
パピヨンが勢い良く布団をめくりあげると、彼の身体に覆い被さる小柄な体躯。
白い華奢な手が、パピヨンの紫パジャマをぎゅっ、と掴んでいた。
「起きろ! 人の安眠を妨害しおって、いったいどういう了見だ!?」
「…………んみゅ……」
一瞬だけ寒そうに身を縮こまらせ、ゆっくりと目を開く。トロンと寝ぼけ眼のまま、
少女───ヴィクトリアが上体を起こした。
「む〜〜〜〜……」
気だるそうに片手で目を擦りながら辺りを見回し、怒りの形相で睨み上げるパピヨンと視線が合う。
「…………」「…………」
言葉も無く、互いに見詰め合ったまま数秒。
「………………ハッ!?」
ようやく意識がはっきりしたらしいヴィクトリアが、慌ててベッドから跳び退く。パピヨンの視界に
少女の全身が収まった。
ネコのイラストがプリントされた、ワンサイズ大き目のパジャマ。袖と裾を折り返し、片腕には
自分用の枕をしっかり抱えている。普段着けているパイプ状の髪留めを外しており、金色の髪の一房が
肩を越えて起伏に乏しい胸元へ流れていた。
372パピ×トリア(前編):2005/11/28(月) 14:40:23 ID:n4RdEqsl
「よくもおろしたての夜着に涎の跡を付けてくれたな。この俺が“抱き枕”扱いとは、とんだ屈辱だ」
こちらもベッドから降りて、ゆらり、と怒りを纏ったパピヨンが立ち上がる。
マスクに隠されてヴィクトリアからは見えないが、こめかみには青筋が浮かんでいた。
「よ、涎なんて垂らしてないでしょ!」
夜目にも分かるくらい頬を染めてヴィクトリアが言い返す。
「貴様が勝手に俺の褥に忍び込んできたのは、これで2回目だ。一体何を企んでいる」
「…………別に何も。どうせ3日に1度くらいしか使わないベッドなんだから、
あたしが使ったっていいじゃない!」
「ほう。その口ぶりだと、俺が気付かないうちに随分ココを利用していたようだな。
部屋主が寝ていてもお構いなしとは、そんなに男の寝所に忍び込むのが好きなのか?」
パピヨンの揶揄に、ヴィクトリアの目つきが険しくなる。
唇を噛み、今にも飛びかかりそうな雰囲気を纏わせたままパピヨンを睨みつけていたが、
すぐにクルリと身を翻した。瞬時にその足元に六角形の穴が開き、中に飛び降りる。
彼女の使う武装錬金、自在に避難壕を造り出す『アンダーグラウンド・サーチライト』。

「チッ。こんな所にまで通路を繋げていたのか」
音も無く塞がった穴の跡をパピヨンがつま先で小突いた。そこは既に、何事も無かったかのように
絨毯敷きの床に戻っている。
やれやれ、と肩を竦めてベッドに戻り、再び横になった。
「…………いかんな」
微かに残る少女の温もりとシャンプーの香りが妙に気になる。
疲労を訴える肉体とは裏腹に目が冴えてきて眠れない。
(あの女。実際のところ何を考えているのか理解できん)

ことは数週間前に遡る。
パピヨンが研究に行き詰まり、資材調達を兼ねてあちこち散策していた折に
偶然道端で行き倒れのヴィクトリアを拾ったのが始まりだった。
その際、核鉄に関わる情報の提供を引き換え条件に彼女の保護を申し出たが、
錬金術を嫌悪するヴィクトリアは即座に拒否。
(そのくせ勝手に避難壕を連結させて、俺の周りをうろついている)

妨害するでもなく、手伝うでもなく。
ただ食事時に現れては飯をたかったり、休息中にいつの間にか少し離れた場所で本を読んでいたり。
それらの理由について何度か問いただしたこともあったが、いつも適当にはぐらかされるか
逃げられるかで、とにかく彼にとっては不可解な行動が多すぎる。
(やはり監視のつもりか。……それなら俺が研究中に姿を見せないのは何故だ……)
考えているうちに再び睡魔が襲ってくる。
ようやくウトウトし始めたのは、窓の外が白んできた頃だった。
373パピ×トリア(前編):2005/11/28(月) 14:41:35 ID:n4RdEqsl
 * * *

「あらあら、手元が危ないわよ」
「む?」
あやうく試薬を実験テーブルにぶち撒きかけたところでパピヨンの意識が戻った。
昨夜の睡眠不足のせいで、研究中だというのにさっきからどうにも手が覚束無くなっている。
視線をやれば、下校後に直接こちらへ来たらしい制服姿の桜花がくすくすと笑っていた。
「眠気覚ましにコーヒーでも淹れましょうか?」
「…………勝手にしろ」
投げやりなパピヨンの返事に、微笑を浮かべたまま桜花がキッチンへ向かった。
「…………ふう」
とりあえず実験を中断してテーブルから離れる。修復フラスコの前を横切り、衝立で仕切られた
休憩用のソファーに身体を投げ出すと、目蓋を閉じてゆっくり息を吐いた。

元々は『再殺指令』の標的にされた武藤カズキを救うために始めた共闘関係だったが、当のカズキが
消息を絶った今でも早坂桜花は週に1、2度の割合で秘密アジトを訪れる。
そして掃除や買い物、食事の支度といった雑用を片付けた後で研究の進み具合を尋ねては、
捗る捗らないに関わらず頷いて帰っていく。
いつかカズキが帰ってくるのではないか、という一縷の望みを抱いているのは彼女も同じなのだろう。
あるいは計算高い桜花のことだから他に目的があるのかもしれないが、パピヨンにとっては
どうでもいいことだった。

 かちゃり。

陶器の触れ合う音とコーヒーの香りに目を開ける。また少し眠っていたらしい。
いつの間にかセンターテーブルにカップとポット、それにクッキーの皿が並べられていた。
「随分疲れているようね。少し根を詰め過ぎじゃない?」
トレイから自分用のカップをテーブルに移し、桜花も向かいのソファーに腰を下ろした。
「ふん、お前に心配されるほど無理はしていない。眠いのは別の理由だ」
「別の理由?」
カップを手に取りながら桜花が小首を傾げる。
「何でもない。気にするな」
まさか昨夜の遣り取りを話すわけにもいかず、パピヨンはらしくなく慌ててコーヒーを啜る。
ふと、あの時のヴィクトリアの格好を思い出して、何気なしに向かいの桜花に話し掛けた。
「そういえば、あの小娘のパジャマはもしかしてお前の見立てか?」
「あら。あらあらあら」
桜花は一瞬目を丸くして、その後すぐに意味ありげな含み笑いを浮かべた。
「うらやましいわ。あの子、私には一度も着たところを見せてくれないんですもの。
うふふ……そう、それで寝不足なのね」
「勘違いするな、たまたま見かけただけだ。そもそもアイツは俺の食事時や休憩中に纏わりついてくる
だけで、貴様が想像しているようなことは一切無い」
「あら、そうなの。聞いている分には随分あの子に懐かれているように思えるけれど」
予想だにしない一言に、むせた。
374パピ×トリア(前編):2005/11/28(月) 14:43:09 ID:n4RdEqsl
懐く? 懐くだと? 誰が誰に? あの小娘が、この俺にか?

「妄想にも程があるぞ! どこをどう取ればアイツが俺に懐いているなどと……」
「でも、わざわざあなたの時間に合わせて一緒にいてくれるんでしょう?」
「ヤツなりに思惑があるんだろう」
「もう、分かってないわね」
桜花がパピヨンに向かって人差し指を振ってみせる。
「わざわざ嫌いな相手や興味無い人と食卓を囲んだりしないでしょう。
あなた相手に接待の真似事したって、あの子には何の得にもならないんだから」
「そう言うお前はどうなんだ。小娘とはそれなりに親しくしているんだろう?」
「う〜〜ん…………どうかしら」
水を向けられた桜花は、嬉しいような困ったような複雑な表情になった。
「こっちから話し掛ければ答えるし、頼めば色々と手伝ってはくれるけれど……向こうから自発的に
近付いてくれたことは無いのよね」
長い睫毛を伏せ、揺れるコーヒーの表面を見下ろしながら、言葉を選ぶように話す。
「嫌われている訳ではないと思うけど…………なんとなく避けられている感じがするのは確かね」
「益々分からんな。普段の俺と貴様の態度からすれば、あいつの反応は逆だろう」
鬱陶しがってさほど相手にしないパピヨンと、あれこれヴィクトリアに世話を焼く桜花。
どちらに懐くかは考える間でもないことのはずだ。少なくともパピヨンにはそう思えた。

「……これは、あくまで私の考えなんだけど……」
カップをソーサーに戻した桜花が、窺うようにパピヨンの目を見る。
「…………構わん、言ってみろ」
「もしかして、あの子“人間”を避けているんじゃないかしら」
「人間を?」
「あの子がホムンクルスになってから100年間、1度も人を襲ったことが無いって知ってる? 彼女に
とって“人食い”は最も忌避すべきことじゃないかと思うの。そう考えれば、お母さんが亡くなった
後で女学院を引き払ったこともなんとなく納得できる気もするし……」
「くだらんな」
吐き捨てるように言ってカップを干し、パピヨンが足を組み替える。
「ホムンクルスが人間を食うのをタブー視するだと? 豚を食わないイスラム教徒のようにか?
人を捨てて化け物になった身で、そんな自戒に何の意味がある?」
「彼女が、自分から望んでその“化け物”になったと思う?」

二人の間にわずかな沈黙が流れた。

「仮にお前の言う通りだとして、だ」
空になったカップを置いてクッキーに手を伸ばしつつ、パピヨンが沈黙を破る。
「では俺に付き纏うのは何故だ。奴にとって何のメリットがある?」
「それは…………きっと淋しいんじゃないかしら……」
パピヨンのカップにコーヒーを注ぎ足しながら、これまた桜花が意外な事を口にする。
「お母さんがいなくなって、人間とも普通に交流できない……。今、あの子が心を許せそうな相手は
多分あなたぐらいしかいないと思うわ」
「この俺にシンパシーを感じているとでも? 
ふん、まるでアイツのことなら何でも分かっているような口ぶりだな」
「ふふ……。なんだかね、あの子を見ていると他人事には思えないの」
桜花が憂いを含んだ笑みを浮かべる。育ての母を失い、生みの親や社会から拒絶されて、文字通り
路頭に迷っていた昔の自分の境遇をヴィクトリアに重ね合わせているようだ。
「私には秋水君がいたけど、今の彼女は本当に独りぼっち……」
呟いて、ふと天井を見上げる。
「こんな時、武藤君ならきっと救いの手を差し伸べるんでしょうね……」
「……………………」
パピヨンは、ただ黙ってコーヒーを啜った。
375パピ×トリア(前編):2005/11/28(月) 14:44:16 ID:n4RdEqsl
 * * *

「あ……く、う……」
波打つシーツの上で、細い肢体が身悶える。全身を包む火照りに耐え切れず、ヴィクトリアの白い指が
パジャマの胸元を肌蹴た。頬は紅潮し、息が微かに荒い。額にはうっすらと汗が滲んでいる。
窓一つ無い、レンガ状の壁に囲まれた避難壕の奥の奥。
剥き出しの冷たい床に置かれた簡素な木のテーブルと椅子、ベッド、そして小さなクローゼット。
牢獄にも似たその四角い空間が、彼女が自分を守るために創造した世界の全てだった。
だが、そこに満ちる重く淀んだ空気も、いまヴィクトリアを侵している熱を冷ますことはできない。

時折り発作のように幼いその身を苛む、甘い疼きにも似た衝動。血の乾き。捕食の本能。
生命の輝きに満ちた獲物を捕らえ、引き裂き、瑞々しい肉にかぶりつきたくなる、
ヴィクトリアにとって悪夢にも似た欲求。
「ふぅ……ん……い、イヤ…………」
自分の身体を抱き締め、内から湧き上がるおぞましい衝動を必死に抑えつける。
 ドクン、ドクン、ドクン
心臓の音がやけに大きく聞こえ、それに呼応するように下腹部に痺れが走る。知らず知らず、
指が自分の身体をまさぐり始めた。贄を求める本能が、己の肉体で代償するかのように。

肌蹴た胸元に白い手が滑り込み、薄い乳房の上を這う。
擦り合わされる太腿の間にもう片方の手が伸ばされて、パジャマ越しに秘唇の合わせ目を指がなぞる。
「……ダメ……こん、な……」
呟きとは裏腹に、ツンと勃ち始めた乳首を摘んだ指はやわやわとピンクの突起を転がし、合わせ目を
擦る指は速さを増す。やがて物足りなくなったのか、股間をなぞる手がパジャマの中に潜り込んだ。
「くぅ、ん!…………」
ぎゅっ、と目を閉じ、眉根を寄せる。切ない喘ぎとともに、ベッドから腰が浮き上がった。

100年前から時を止めた彼女の心と身体は、未成熟なまま、肉の疼きを持て余す。
血のざわめきを慰める指遊びにすら激しい罪悪感を覚えつつ、その後ろ暗い刹那の快楽に抗えず
ヴィクトリアはより一層激しい自慰行為に身を任せる。
376パピ×トリア(前編):2005/11/28(月) 14:45:45 ID:n4RdEqsl
ショーツの上から軽く引っ掻くように秘唇を擦っていた指が、股布の部分を脇へずらして直接触れる。
自分でも驚くほど熱くなっている合わせ目を割り開いて、指先でくつろげる。
「ひゃうんっ!」
胸に這わせていた手が痛いぐらい固くしこっている乳首を爪で弾き、思わず小さな悲鳴が漏れた。
「だ……め。こんなこと……やめ、なきゃ…………で、でも……」
まるで頭の中に靄がかかったように、思考が明確な形にならない。
「でも……気持ち、いい…………キモチイイよぉ…………」
涙混じりの鼻声。
秘唇を弄る指先に粘つくシロップが絡み付き、ピチャピチャと小さな水音が鳴る。
合わせ目の上に隠れた小さく敏感な突起を、濡れた指で包皮ごと押し潰す。
「んっ!……」
脳を灼くような快楽の衝撃。ぴん、とベッドに突っ張った足先がふるふると震える。
「や、だ……どうして…………ゆび……指が……とまら、ない……」
肉芽を転がす度に跳ねる腰。溢れる蜜が、下着やパジャマまで濡らし始める。
息が苦しい。喉が渇く。ハァハァと喘ぐ小さな口から覗く白い歯を、桃色の舌が舐める。
「……ほ…………しい……」
欲しい。血が。肉が。
虚ろな自分を満たしてくれる、地上に満ちる生命のエネルギーが。

(い、いけない! こんな、こと…………考え……ちゃ……)
頭をよぎった考えに慄然として、ヴィクトリアの正気が戻った。
消えて無くなりそうな理性を必死にかき集め、身体を弄ぶ指を引き離そうと試みる。
(……こ、こんなの、悪い……夢…………。今夜一晩……乗り切れ、ば…………)
パジャマの中から解放した両手でシーツを掴み、自我を侵食しようとする悪夢に抵抗する。
それでも朦朧とした意識と記憶は混濁し続け、“現実”という悪夢が、過去の悪夢を呼び覚ました。
フラッシュバックする幾つもの光景。

血の滲む包帯に包まれた、変わり果てた母の姿───
自分をを取り囲む、怒りと、憎しみと、侮蔑の込められた無数の目───
拘束された黒い実験台。白い手術灯───
バケモノに囲まれた自分を見上げ、驚愕と絶望に歪む父の顔───
377パピ×トリア(前編):2005/11/28(月) 14:47:30 ID:n4RdEqsl
「ひっ!!」
鮮やかに蘇る恐怖に跳ね起きた。髪を振り乱し、両手で我が身を掻き抱く。
バケモノ。
そうだ、自分はバケモノだ。100年を生き、人間を“餌”とみなす、忌まわしい怪物。
「ちが、う……私…………私は……私は!」
裸足のままベッドから跳び降り、部屋を飛び出した。
肌蹴た胸元を合わせながら、長く冷たい石の通路を駆けていく。
(ママ……ママ…………)
通路の行き止まりに、六角形の穴が開いた。ためらわず中へ飛び込む。

そこは、ヴィクトリアの部屋よりもずっと大きく暗い広間だった。
「ママ!」
何も無い闇の向こうに呼びかける。以前はラボとして、彼女の“母”が使っていた部屋。
「……ママ! ねぇ、ママ!」
少女の叫びが虚しく反響する。

返事は無い。あるはずがなかった。
彼女の母アレキサンドリアは脳髄の姿で地下に篭り、残された命と知識で『白い核鉄』を完成させると
自らの役目を終えたかのように逝ってしまった。
決して触れ合えない、温かく抱き締めてくれることもできない母だったが、それでも孤独に震える娘を
言葉で励ましてくれた。ヴィクトリアが呼びかければ、いつだって優しく返事をしてくれた。
今はもう、その返事すら無い。ただ、残酷な事実が彼女に突きつけられただけだった。
この暗い避難壕には、ヴィクトリアしかいない。半ば不死である彼女が、いつか滅びる遠い未来まで。

 『もしママの方がパパに会えたら、その時は伝えて。
          私は独りでも生きていけるって…』

「………………………………イヤ、だ………」
長い沈黙から振り絞った、たった一言が、それまでヴィクトリアの心を支えていた決意を打ち砕いた。
独りで生きていけるなんて、嘘だ。
こんな闇の底に、これ以上独りでなんていられない。
ただ永遠に有り続けるだけなんて、まともな精神ではとても耐えられない。

「嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ! 嫌だ!! 嫌だ!! 嫌ァ!!!!」

声を限りに放った叫びは、広間に響いて亡者の怨嗟のように自身に跳ね返る。
反響する自分の声に背筋が凍り付き、必死に逃げだした。
「誰か! 誰か! 誰か!! ねぇ、誰か!! 助けて!! 誰かァァっ!!」


 (後編に続く)
378名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 17:08:21 ID:6jNoDvNw
おっ、珍しい組み合わせだね
後編期待して待ってるよ

そういえば、本編のヴィクトリアは何歳くらいの設定なんだろう
379名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:30:16 ID:z7kpoW35
この作品の登場人物は、みぃんな18歳以上だからね!
380名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:56:17 ID:4dSZFVHk
久々に覗いてみたら神発見。
381パピ×トリア(後編):2005/11/29(火) 12:14:27 ID:ILwgT04e
何処をどう走ったのか、よく覚えていない。
気が付けばヴィクトリアは避難壕を抜け出して、見覚えのある扉の前に立っていた。
荒い息を整え、わずかな逡巡の後にノブを回して扉の向こうを覗き込む。
白いレースのカーテン越しに月明かりの差し込む部屋。年代物のテーブルやサイドボードがさりげなく
配置された、どこか古めかしさを感じさせる白壁の空間。
素足のヴィクトリアが、そっと一歩踏み込む。上等な絨毯の上を、足音を立てることなくゆっくりと
歩みを進め、窓際のベッドの傍へ。

そこに、一人の男が眠っていた。寝る時にすら蝶々仮面を外さないという妙なこだわりを持った、
自分と同じホムンクルス。
不思議な男だった。ホムンクルスのくせに、人間に協力する。ホムンクルスでありながら人を襲わず、
ただ“人”との約束を果たすためだけに、寝食を忘れて研究に没頭する。
ヴィクトリアにとって、理解し難い存在だった。異分子としての自分を堂々と誇示しながら人の中に
紛れ込み、奇異の目に臆することなく我が道を往く。
その図太さが、彼女にとっては少しだけうらやましくもあり、妬ましい。
そして同時に、本能の赴くまま血肉を啜る他のホムンクルス共とは一線を画するその生き方が、どこか
自分と近い気がして、そばに居るだけで重苦しい心が軽くなる。それが日陰者同士故の親近感なのか、
出口の無い迷路に陥った自分の作り出した幻影なのか、あるいは自分でも気付かないもっと特別な
感情の表れなのか、ヴィクトリアにも明確な答えは分からないままだけれども。
無意識のうちに手が伸びて、眠る男の顔に触れようとする……。

 がしっ! と、布団から飛び出した手に腕を捕まえられた。

「えっ!?」「やはり、また来たな」
ヴィクトリアの手首を掴んで、蝶々仮面の男───パピヨンが笑みを浮かべた。痩身を起こし、逆に
少女の小柄な身体が強引にベッドへ引き倒される。
「きゃっ!」
普段の態度からは思いもよらぬ愛らしい悲鳴を上げて、仰向けに倒れこむヴィクトリア。パピヨンが
その両手首を押さえつけて少女に覆い被さる。どうにか振り解こうともがくヴィクトリアだったが、
がっちりと捕まえられた両腕は全く自由にならない。ホムンクルス同士とはいえ、腕力では男の方に
分があった。

「くっ…………離して! 離してってば!」
見上げる体勢でパピヨンを睨みつけ、ヴィクトリアが叫ぶ。
「そうはいかん。離したら、また昨夜のように逃げるのだろう?」
冷たく濁った目が少女を見下ろす。ヴィクトリアの身体に悪寒が走った。
「さて、今夜こそは色々と吐いてもらうぞ。俺の周りをこそこそ嗅ぎ回っている目的をな……」
「……そんな、もの……無いって、言ってるじゃない!」
無駄と知りつつ、男を押し退けようと抗い続けるヴィクトリア。その眼前にパピヨンの顔が迫ってきて
思わず視線を逸らす。
「何も目的が無いのならば、なぜ貴様はここに居る」
「貴方がここに呼んだんでしょう!」
「それは研究に協力すれば、の話だ。“怠け者に生きる価値など無い”というのが俺の信条でな」
ヴィクトリアの両手首を彼女の頭上に持って行き、片手で押さえ付ける。空いたもう片方の手が、
少女の小さな顎を掴んだ。
「今の貴様は何だ? ただモグラのようにコソコソ穴倉に篭っているだけで、それで満足か?」
強引に顔を向けさせ、顎を掴んでいた手が離れた。
「ンッ!?」
羽のようにそっと首筋を撫でられて少女が身を竦める。その手がゆっくり身体へと下りていき、小さな
胸の膨らみをパジャマの上から包み込んだ。
「やっ! な、何するの!?」
「何の目的も無くただ“存在する”だけなら人形と変わらん。人形をどう扱おうと俺の勝手だろう」
パジャマの胸元を鉤爪の生えた手が掴む。
「男の寝所へ通うという事がどんな意味を持つか、教えてやる」
382パピ×トリア(後編):2005/11/29(火) 12:16:49 ID:ILwgT04e
 ビイイィィーーーーーッ!!

薄布が無理矢理引き裂かれ、月光に晒される白い肌。子供と大人の境を保つ、蒼い裸身。
ふふん、とパピヨンが鼻で笑う。
「ま、当然だが……花房とは比べようも無いな」
かつて財産目当てに自分に擦り寄ってきた女を思い出す。あれが男をたぶらかす“妖花”なら、
目の前の少女はまさしく“蕾”だ。
膨らみかけの乳房を記憶の中の女と比べながら、手を伸ばして彼女の肌に触れる。幼く肉付きの薄い
身体は、肋骨の形まで簡単に指先で感じ取れた。そこから細くくびれた柔らかい脇腹へ、ゆっくりと
撫で下ろす。少女は触れる部分すべてが陶器のようになめらかで、温かい。

「どうした、震えているぞ。怖いのなら泣き叫んでみろ。その方が俺も少しは愉しめる」
「……くっ…………」
薄笑いを浮かべ言葉でいたぶる男に、ヴィクトリアは悔しそうに歯噛みした。
「ケダモノ……。やっぱり、貴方も只の化け物よ!」
「違うな。おれは人を超えた存在、超人だ。そこらの“化け物”とは、魂の有り様が根本から異なる」
脇腹に遣っていた手が少女の左胸へと滑る。
心臓の上。そこに刻まれた、人に在らざる者の証。ホムンクルスの章印を男の指が撫でる。
「だが、貴様は化け物ですらない出来損ないだ。新たな命を得ながらそれを否定し、生まれ変わった
肉体を活かそうともせず、逃げ隠れるしか出来ない臆病者だ」
「……それでも、本物の化け物よりずっといいわ」
「フン……」
少女の物言いに少しだけ鼻白んで、パピヨンが白い首筋に顔を埋めた。
「…んっ!?……」
男の唇が触れる感触に、ヴィクトリアが身を竦める。強く吸い上げられ、肌が粟立つ。
「気に入らんな」
少女の首筋に朱い跡を付け、忌々しげにパピヨンが呟いた。
「そんなに生き続けるのが辛いか。そんなに未来が欲しくないか!?」
「い、痛い!!」
少女の手首に、ぎりぎりと男の指が食い込む。
「貴様のような奴を見ていると虫酸が走る! いいだろう、そんなに生きていたくないなら、
俺が今、貴様を壊してやる!!」

再び強引に少女の顎を掴み、パピヨンが荒々しく唇を押し付ける。
「ンッ!? ンンーーーーッ!!」
無理矢理に唇を奪われ、ヴィクトリアが拒絶の悲鳴を漏らした。男の舌が口の中を犯す。
(やだ! 初めてなのに……初めてを、こんな奴にぃっ!!)
逃げるヴィクトリアの舌を、ぬるぬるとパピヨンのそれが追いまわす。いっそ噛み切ってやろうとする
ものの、顎を押さえられて口を閉じることもままならなかった。
追い詰められ、絡め取られる。嫌悪と不快感に咽びそうになるが、男はそれすら許さない。息つく暇も
与えず小さな舌を擦り、吸い、頬の内側や歯列まで舐めまわす。

苦しさに意識が朦朧となりかけたところで、男の顔が離れた。
「かっ!…………はっ!……」
えづくと同時に、肺が乏しくなった酸素を求め、ヴィクトリアはひゅうひゅうと激しく呼吸する。
パピヨンは苦しげな少女を労わるでもなく、その胸元に唇を寄せた。なだらかな膨らみのあちこちに
舌を這わせ、ヴィクトリアはナメクジのようなその感触に怖気立つ。舌が先端で震える乳首に辿り着き
荒々しくむしゃぶりついた。
「ふあぁっ!?」
くすぐったいような、甘く痺れるような未知の感覚。自然に背中が反り返る。ちゅうちゅうと、わざと
音を立てて乱暴な唇が胸を吸い、小粒の突起を舌先で転がす。同時にもう片方の乳首をコロコロと
男の指が弄び、未発達な乳房を撫でさする。
「……ひっく…………いや…いやぁ……。私のニプル……吸わないでぇ……」
汚されていく悔しさと恐怖に、とうとうヴィクトリアは泣きだした。
383パピ×トリア(後編):2005/11/29(火) 12:18:05 ID:ILwgT04e
「五月蝿いッ!!」「ひぐぅっ!?」
いきなりパピヨンが少女の肌に鉤爪を立てた。胸から腹部にかけて浅く引き裂かれ、無残な数条の
裂き傷から珠となって浮き上がった紅い血が流れ落ちる。
「今更泣き言なぞ聞かん! これ以上喚くなら、すぐさま貴様の章印を抉り取ってやる!!」
理性を失った冥い瞳に射竦められ、ヴィクトリアが息を呑む。少女が初めてパピヨンに見せた怯え。
この男の言葉に嘘は無い。余計な抵抗を続ければ、迷わず今の言葉通りに自分を殺すだろう。
彼女にとって遠い存在だったはずの“死”を目の前に突きつけられて、心のどこかで望んでいたはずの
それに恐怖する。

ヴィクトリアが少しだけ抵抗の素振りを止めたのを感じ、ほくそ笑むパピヨン。それでも彼女の両手は
拘束したまま、痛々しい傷口を舐め、血を舌で拭い取る。口元を紅く染めながら、片手が少女の腰へと
伸びていった。鉤爪を、子猫プリントのパジャマズボンに引っ掛ける。
「!? やぁっ! ダメ、そこだけは!!」
男の意図に気付いたヴィクトリアが両脚を閉じ合わせるが、パピヨンは構わず引き毟った。
布の裂ける音。
パジャマは半ば破かれた状態でヴィクトリアの膝上までが晒され、白い太腿と飾り気の無いショーツが
露わになる。
「さて、こっちの方もまだ子供かな」
ギュッ、と閉じられた両脚の間へパピヨンが指を捻じ込もうと試みる。少女の精一杯の防御も虚しく、
男の指が太腿の付け根へと潜り込んだ。

一瞬、パピヨンが驚いた表情になり、次いで嗜虐的な笑いを浮かべる。
「ハッ! コレはどうしたことだ? もう濡れているじゃないか」
「嫌ァッ!! 言わないでっ! 言わないでぇ!!」
真っ赤になったヴィクトリアが、涙を零しながらイヤイヤと首を振る。
先刻までの自慰の名残。パピヨンの指先に、湿った下着の感触があった。
「成る程、成る程。お前は最初から期待していたのだな。そうとは知らず失礼した」
「ああ…………ち……違う……」
「ククク、遠慮するな……。今までの埋め合わせに、せいぜい可愛がってやる」
男の指が蠕動を始める。すべすべの太腿を閉じてもなお残る小さな隙間を前後し、布越しに柔らかく
盛り上がった土手を撫で回す。愛液に濡れた股座の部分はぺたりと少女の大切な部分に張り付き、
布越しでも小さな女性器の造りを感じ取れた。
「ふあぁ……。駄目ェ……駄目なの。…………そんなとこ、触っちゃダメぇ……」
うわ言のように少女が呟く拒絶の言葉は、しかし、男の悪戯に少しずつ甘い香りを含み始めてきた。

きつく閉じられた脚はいつしか力を弱め、パピヨンは掌に絡めた下着を難なく引き下ろす。
申しわけ程度の産毛の下。くすみ一つ無い土手に、ほとんどスジのような割れ目が覗く。骨ばった指が
割れ目の間へ滑り込み、濡れた花弁に触れた。
「ひうっ!?」
ぞわり、とヴィクトリアの背筋に2度目の悪寒。誰にも許したことの無い場所を容易く蹂躙した指が、
ひっそり合わさった花弁の間をなぞり始める。
「……ふ…………ん……う…………」
必死に声を噛み殺すヴィクトリアを、愉しげにパピヨンは見下ろす。少女の柔らかな粘膜の感触を
楽しみながら、女性器の形に沿って撫で回し、膣への入り口をくすぐる。やがてヴィクトリアの身体の
奥から、じんわりと熱いシロップが零れ始めた。
「……そん、な…………なんで……」
嫌な筈なのに。
こんな奴の好きにされたくない筈なのに。
身体は敏感に反応し、アソコは切なく疼いて男を求める。
避難壕の奥で持て余していたあの獣欲が、再び頭をもたげ始めていた。
384パピ×トリア(後編):2005/11/29(火) 12:19:43 ID:ILwgT04e
快感に陶然とするヴィクトリアの表情に、もはや抵抗しないと判断したパピヨンが戒めを解く。少女は
解放されたことに気付いた様子も無く、ただ荒い呼吸に胸を上下させていた。
ヴィクトリアの太腿を抱え上げ、パピヨンはショーツとパジャマの残骸を脚から抜き取る。そして力の
抜けた膝を開かせると、その間に自分の頭を潜り込ませた。
「……えっ!? 何!? 嫌ァッ! やめてぇッ!!」
男の意図に気付いたヴィクトリアが脚を閉じようとするものの、両の太腿はそれぞれがっちりと腕に
抱えられて動かせない。大事な部分へ、男が顔を寄せていく。
「!!!!」
舌が無毛の合わせ目に割り込んだ。
ヴィクトリアの背が反り返り、叫び声を上げようとするが喉が引き攣って声が出ない。
(やだ! 何か、にゅるって…………にゅるってぇ……!?)
指よりもっと生々しく密着する感触が、ヴィクトリアの股間を這い回る。まだ痺れの残る腕で男の頭を
押し退けようとするものの、力の入らない手は相手の黒髪を乱す程度にしか動かせなかった。
舌先は遊ぶようにあちらこちらと責める処を変え、内腿をくすぐるかと思うと割れ目の上のささやかな
産毛を唾液で濡らし、また割れ目へ潜って花弁を嬲る。
そして少女の奥へと続く窪みを探り当て、こじ入ろうと試みてきた。
「いや……いやぁ……。入ってこないで…………私の中に、入ってこないでぇ!」
ぽろぽろと。大粒の涙を流して、再びヴィクトリアが泣きじゃくる。

既にパピヨンも冷静では無かった。
溢れる蜜を啜り、立ち昇る少女の匂いに脳を蕩かされ、舌先に感じるツルツルの感触を夢中で味わう。
ヴィクトリアの泣き声も殆ど耳には入らない。
小さな膣穴に舌を捻じ込んでかき回し、ささやかな締め付けを感じながら浅く出し入れを繰り返す。
そして、割れ目の上に小さく隠れている肉芽に吸い付いた。
「んあっ!? はっ!…………ふぁああっ!!」
突然、ガクガクとヴィクトリアの身体が痙攣した。四肢を突っ張り、花弁がひくひくと収縮する。
腰も跳ねそうになるものの男の腕に押さえ込まれているため、代わって上体が魚のようにばたつく。
「…アッ!………アッ!………」
拒絶する心を置き去りに、肉欲を求める身体は男の愛撫に打ち震え、とうとう果てた。

「ふむ。………これだけほぐせば、何とかなるか」
口元を拭いながらパピヨンが身を起こし、眼下で放心するヴィクトリアをあらためて眺める。
涙に濡れ、焦点の定まらない瞳。小さく開いた口は荒い呼吸を繰り返し、額には汗が浮かんでいる。
汗の粒は胸元にも浮いていて、乳房から腹にかけて男に付けられた傷は、既に出血が止まっていた。
肩幅よりも少し大きく開かれた両脚の付け根では、男の唾液にまみれた割れ目が、誘うようにひくり、
ひくりと蠢いている。

「ククク……」
ぐったりと動かない少女を見下ろしながら薄く笑い、パピヨンが自分の着ているものを脱ぎ捨てる。
夜着を放り投げ、黒いビキニパンツから臍まで反り返るほどに奮い立った己のモノを引っ張り出して、
力なくベッドの上に投げ出されていたヴィクトリアの両脚を抱え直す。
「……ぐすっ……。もうやだ…………。まだ……何かするの?」
のろのろと手の甲で涙を拭き、まだ精神的ショックに混乱しながら少女が視線をパピヨンに向ける。
そして裸の男と、熱い何かが自分の股間に当たっている感覚に、顔から一気に血の気が失せた。
「嫌ァッ!!! お願い、許して!! それだけは!!」
薄闇の中でも、ホムンクルスの視覚はソレをはっきりと捉えている。男の両足の間から突き出した、
長く、太く、血管を浮き立たせてビクビクしているもの。あんなグロテスクなものが本当に人間の体の
一部だなんて、信じられない。あんなのが、もし自分の中に入ってきたら────。
「やめてェッ!! そんなの裂けちゃう! 死んじゃう!!」
「言っただろう、壊してやると! 心も、体も、お前が今まで守ってきたものを全て粉々にしてやる」
385パピ×トリア(後編):2005/11/29(火) 12:21:53 ID:ILwgT04e
パピヨンの体が覆い被さる。突っぱねようと肩を押し返すヴィクトリアの腕も意に介さず、
花弁の間に押し当てていた強張りを、ぐっと前へ進ませた。
「ひっ、ぎ────!!」
ヴィクトリアが苦痛に息を止め、歯を食いしばる。
もとより小さな膣穴に男の剛直がすんなり納まるわけもなく、入り口で止まった亀頭は愛液に滑って
産毛の生えた丘を擦った。
「チッ!」
軽く舌打ちし、パピヨンが再び剛直を宛がった。今度はもう少し下にアタリをつけて、慎重に。
「イッ…!? イヤアアアアアアァァァーーーーッ!!!!」
痛みにこらえきれず、ヴィクトリアが絶叫した。

 みちり…、みちり…、

遠慮も加減も無く、ただ強引に割り入る。幾重もの襞を無理矢理に引き伸ばしては行き止まり、少し
戻ってまた押し込む。
「痛い! やだ! もう止めてよぉ!! ……ひっく……うぐっ……」
引いた怒張に絡み付く鮮血。
破瓜の印に染まったそれを一層深く捻じ込むたびに、ヴィクトリアが苦痛の声を漏らす。
(どうして。どうして私ばかりこんな目に遭わなくちゃいけないの!?)
震えるほどに押し返す手が爪を立て、男の肩に食い込む。それでも無慈悲な侵略は止まらず、繋がった
部分から零れる血がシーツを染めていく。
「……フフフ。どうだ、百十余年目にして“女”になった感想は」
剛直の半分以上を少女の体内に収め、汗の雫を垂らしながら、パピヨンがヴィクトリアに問い掛ける。
「……もうやだ……痛い……痛いよぉ……」
もはやヴィクトリアにはパピヨンの言葉に答える気力も無く、ただ天井を見上げて泣き続けていた。
「ハァッハッハ! どうした? 学院では俺に腹を貫かれても平気な顔だったろうが。このくらいで
音を上げるな」

耳障りな哄笑が、空っぽの心に虚ろに響く。
 ──どうしてこの男は笑っているのだろう。
 ──どうしてこんな酷い事を平気で出来るのだろう。
 ──私は何もしていないのに、どうしてこんなに虐げられるのだろう。

父と別れ。母を失い。平穏と輝きに満ちた世界から追い出され。
それでも誰も傷付けまいと、ひっそり生きていようと思ったのに。
そんなささやかな願いすらこの男は踏みにじり、あざ笑う。
信じていたのに。
この男だけは、他の化け物とは違うと思っていたのに。
386パピ×トリア(後編):2005/11/29(火) 12:23:44 ID:ILwgT04e
「……るさない……」
痛みにすすり泣くだけだった口が違う呟きを漏らし、感情を失っていた少女の瞳に光が戻る。
低く静かな、重い声色。冷たく燃える、憎しみの炎。
「許さない……。殺してやる!! あんたなんか、絶対に殺してやる!!」
組み敷かれたまま叫ぶヴィクトリア。憎悪の視線に、パピヨンはさらに唇の端を吊り上げた。
「いいぞ! その目だ!! そういう目をした奴にこそ、生きる資格がある!
俺を殺すか!? いいだろう、やってみせろ! それが貴様の新たな生きる目的という訳だ。
命ある限りこの俺に挑んで来るがいい!!」
笑いながら剛直を引き、突き上げる。
「アァァーーーッ!!」
「ハハハハハ! そら、さっきの威勢はどうした!?」
荒々しく腰を動かし、幼い肉体を責める。少女の爪が肩の肉を抉るのも気に留めず、己の快楽を貪る。
「……うぐっ!……うっ!……」
目を閉じてひたすら苦痛に耐えるヴィクトリアの姿に征服欲を満足させ、久しぶりに味わう女の感触に
早くも射精感がこみ上げてきた。
「丁度いい、ついでに実験してみようか。ホムンクルス同士で生殖が可能か否か」
「ひっ!? やだ、嫌ァァーーーーッ!!」
「あがいたところで無駄だ……そうら」
「やぁ! 止めてええぇーーーーッ!!」

 ごぼり。

一瞬、ヴィクトリアには何が起きたのか分からなかった。
自分の顔に生温かい液体が降り注ぎ、パピヨンが口元を手で押さえている。その手の間からは赤黒い
液体がボタボタと滴り落ちていた。
口の中にまで流れ込んできた液体は錆びた鉄にも似た残り香を放ち、ヴィクトリアは瞬時に
それが何かを理解する。
「────吐血?」
何故? 自分は何もしていない。不死に近いホムンクルスが、どうして吐血など────
はっとして、ヴィクトリアは男の体を目で探った。胸にも、額にも、彼の身体にはホムンクルスに必ず
あるはずの章印が見当たらない。
「…………不完全体……」
無意識のうちに、言葉が口を衝いて出た。
人外の“生命”を肉体に安定させる制御装置であり、集積回路である章印を持たない『失敗作』。
本来章印が行う機能の全てを自身の意志と肉体で代替しなければならない、不安定で不自由な存在。

「くそっ、こんな時に……少々調子に乗りすぎたか」
口の中に残る血の塊を飲み下し、パピヨンが呻く。激しい動悸をこらえながら、まだヴィクトリアを
犯し続けようと自分の身体を支え直す。
「……もう、止めましょう」
ぽつりと。
静かな、落ち着いた声でヴィクトリアが言った。
「これ以上激しい行為を続ければ、身体に障るわ」
「ハン、この期に及んで俺を気遣うつもりか!? ここまできて今更止められるものか」
「分からないの? 下手をすれば、貴方の命に関わるのよ。ここで死んでもいいの?」
一言ずつ、母親が子供に言い聞かせるように、ゆっくりと少女が語り掛ける。
「黙れッ!!」
ヴィクトリアの言葉を遮って、またパピヨンが腰を突き上げた。
「アッ!……アッ!……ンアッ!!」
激しく突かれ、膣の中を押し広げられて、ヴィクトリアが苦悶の声を上げる。
白い頬を吐血に染め、全身を火照りに紅潮させて、ただひたすら男の欲望に耐える。
387パピ×トリア(後編):2005/11/29(火) 12:25:37 ID:ILwgT04e
喘ぐ少女の切なげな顔に気持ちを昂ぶらせ、パピヨンは自分の絶頂が近いのを悟った。柔らかな身体を
抱き締めて、腰の速度を上げる。その背中にヴィクトリアの腕がしがみついてきた。
「…………くっ!!」「ふぁあああぁっ!!」

 びゅくん、びゅくん、びゅくん…

少女の体内でパピヨンが果てる。それまで心の奥で燻っていた冥い感情を吹き飛ばす程の解放感と、
膣が温かく自分を包み込んでくれる安堵感。例え一方的な陵辱の上であろうと、久しぶりに味わう
心地良さに全身が弛緩していく。そして、猛烈な睡魔が急激にパピヨンに襲い掛かってきた。
病魔と疲労に加えての激しい性行為に身体が限界に達し、意識が強制的にシャットダウンされかかる。
「夢や希望だけが、生きる糧とは限らん……」
残った気力を振り絞り、パピヨンは少女の耳元に囁く。
「憎しみでも、何でもいい。何かの為に生きてみろ……」
そこで、パピヨンの意識は闇に閉ざされた。

 * * *

床に落ちていたシーツを、少女の手が拾い上げる。
ヴィクトリアの頬を汚す血は既に乾き、胸の傷はとうに塞がって薄く跡だけが残っていた。その跡も、
朝にはきれいに消えて無くなっているだろう。
引き裂かれたパジャマの代わりにシーツを身体に巻き付け、ヴィクトリアは後ろを振り返った。
ベッドの上では、うつ伏せのままパピヨンが昏々と眠り続けている。その枕元に音も無く歩み寄り、
無言で男の寝顔を見下ろした。起きる気配は無い。
スッ、と少女の右手が上がる。指先を揃え、男の首に狙いを定める。
今ならワケは無い。この手を振り下ろせば、容易く男の首を跳ね飛ばせるだろう。
手をかざしたまま、けれどヴィクトリアは動かない。ただ男の顔を見つめている。
こち、こち、と、サイドテーブルの時計が微かに響き、傾いた月の光が尚明るく部屋を照らす。

ゆっくりと息を吐き、少女は右手を引いた。眠るパピヨンをそのままに、部屋の中央へ向かって歩く。
その足元に開いた縦穴に、ヴィクトリアは静かに飛び降りた。
388パピ×トリア(後編):2005/11/29(火) 12:29:20 ID:ILwgT04e
【エピローグ】

何事も無く数日が過ぎた。
「どうも反応が悪い。やはり素材から吟味する必要があるか…」
実験結果を反芻しながら、パピヨンは寝間着に着替える。
あの夜以来、ヴィクトリアは姿を現さない。桜花とは顔を合わせているようなので、意図的にこちらを
避けているのだろう。
(まあ、当然だろうな)
あれだけの仕打ちをしたのだから嫌われたとしても不思議ではない。
邪魔者が居なくなったと清々した気分だったのは、最初の日だけだった。
翌日には、休憩中などにふと彼女の居た場所を視線で探すようになり、独りきりの夕食に味気なさを
覚えるようになり、
(この俺としたことが、あんな小娘に惑わされるとは……)
自分の中で思っていた以上にヴィクトリアの存在が大きくなっていた事実に、彼自身驚いていた。
今になって気付いてみたところで遅いのかもしれないが。
僅かな後悔を頭から追い出し、明かりを消してベッドに横になった。


深夜。静かにドアが開く。
顔を覗かせたのはヴィクトリアだった。部屋の様子を窺い、そっと踏み込む。
水玉のパジャマに、腕にはお気に入りの枕。
今夜は月が射さない。いつもより深い闇の中を泳ぐようにして、そろそろとベッドの傍に歩み寄る。
そこに眠るのは、蝶々仮面を付けた痩身の男。息を殺して様子を確かめ、完全に寝入っていると
判断して、そっと布団をめくりあげると自分の身体を滑り込ませた。
もぞもぞと、一番寝心地のいいポジションを探って、男の肩に額を押し付ける。
「……なんだ、俺を殺すんじゃなかったのか?」
「お、起きてたの!?」
いきなり掛けられた声に跳ね起きた瞬間、男の腕に抱き寄せられた。
「てっきり寝首を掻きに来たのかと思ったぞ」
くっくっ、と喉の奥からパピヨンが笑いを漏らす。
ヴィクトリアは男の胸にじっと抱かれたまま、逃げようとはしない。その胸元で、囁く。
「あんたみたいな不完全体……私が手を下さなくたって、どうせ早死にするわ」
顔を起こし、パピヨンの目を見つめる。
「私、決めたの。これからずっと、一生、あんたに付き纏ってやるって。それで、いつかあんたが
死ぬ時に鼻で笑ってやるわ。『私を出来損ない呼ばわりした、あんたの方こそ出来損ないよ!』って」
「見くびるなよ。骨董品の貴様より先に死ぬつもりは無い」
パピヨンの腕に力が篭り、より強く少女の身体を抱き寄せた。

「……ところで。前にも言ったが、貴様は男の寝所に忍び込む意味を分かって来ているのだろうな」
パピヨンの言葉に、ヴィクトリアが身を固くする。
「…………また、痛いことするの?」
「安心しろ。貴様が俺に敵対しない限り、俺も貴様を傷付ける理由は無い。約束しよう」
「…………エッチなことも、しない?」
「さて、そっちは約束出来んな。貴様だって疼いて仕方の無い夜もあるだろう」
「うぅ……」
あの夜、下着の濡れていた理由を見透かされた気がして、ヴィクトリアは闇の中で頬を赤らめる。
「が、今夜のところは何もしないと保証してやる。正直、冗談でも誇張でもなく…………
俺は今…………死ぬほど…………眠……い……」

男の腕から力が抜けた。そしてすぐに規則正しい寝息が聞こえ始める。
ヴィクトリアは男の寝顔をしばらく眺め続け、その胸元に顔を埋めて目を閉じた。
そっと掌に、男の寝間着を掴んで。
口元に穏やかな微笑を浮かべ、少女もまた、眠りに落ちていった。

 (おわり)
389名無しさん@ピンキー :2005/11/29(火) 13:39:24 ID:5/SdBMHf
長編乙!
そしてGJ!

これはツンデレだwwww
オチも良かったです〜。
390名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 20:33:50 ID:N/gAwVOG
なんか大作キター!!!
391名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 22:42:50 ID:DX/8xBHH
GJ!
パジャマに萌えた(*´д`)
392名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 00:14:22 ID:H+4sde5c
いやエロパロ抜きにしても良いもん見せてもらいました。

GJ!!!
393名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:47:27 ID:P1BBRgV9
ピリオドの妄想SS投下してよい? エロは無いけど、最近サイトに人が減って寂しいんだ
とりあえず前編が出来た段階だから、後編はもうちょっと先になりそだけど
394名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:54:57 ID:P1BBRgV9
やっぱり萌えスレの方で聞いてみます
395名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 17:22:29 ID:e8sdSfpo
神だ!神が舞い降りられた!!
パピトリア神蝶GJ!!
ヴィッキーたん可愛いよヴィッキーたん可愛いよ。
396名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 18:56:21 ID:EjeBby6g
プレゼントは・・・わ、わ、私だ・・・

なんて顔を赤らめながらカズキに自分自身をプレゼントする斗貴子さんのSSまだですか?
397名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 20:53:21 ID:cT7q5Ryh
そんな頻繁にあげてるものはプレゼントとは言わnザシュザシュザシュザシュ!!!!!
398名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 21:36:32 ID:xoY3iLXY
>>397
プレゼントというか、毎日の食事というか…w
399名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 01:39:33 ID:VyKEPvRm
食事マダー?
400名無し@ピンキー:2005/12/05(月) 03:05:32 ID:vLeI0sY9
もう二日もレスが無いな。
誰もいなくなったのかな?
401名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 08:39:34 ID:QnS/PkYN
まだだ!
カズキの誕生日プレゼントに、全裸にリボンを巻いて自分自身をプレゼントする斗貴子さんのSSが来る可能性はまだある!
402名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:20:25 ID:dYLC11nI
規制に巻き込まれて散々な目にあったよorz
403名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 01:06:25 ID:POn1XzWl
ほら、斗貴子さんなにをためらってるんですか!早くしないと桜花さんが先に(ry
404名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 22:39:49 ID:zhEd2Jkc
むしろ斗貴子さんは食傷気味なのでたまには桜花タソが見たいな。
405名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 21:33:11 ID:u+XDpeia
おまいにはゴゼン様をやる
406名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 18:30:08 ID:17BPHc9p
みんなは,ゴゼン様欲しい?

俺はすげー欲しいんだが,妙かな?
407名無しさん@ピンキー :2005/12/12(月) 19:37:06 ID:Nnc2+bzF
いや自分も欲しい。
人形とか欲しいなぁ・・・・
408名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 08:30:19 ID:JbYznHjJ
409名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 15:58:19 ID:CVVc2txr
擬人化ゴゼン様…
410名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 16:00:58 ID:q0DjMamd
魂のあせ
411名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 17:44:22 ID:EzRsFwbG
>>409 いや,それ桜花やし。
412名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 04:27:15 ID:UlER3sfE
確かにw
413名無しさん@ピンキー :2005/12/18(日) 17:30:54 ID:xGNaPksK
>>409、411

<寄宿舎のカズキの部屋>

「はぁ、今日も疲れ…」
「カ…カズキン!」
「・・・・・・・・・・・お、桜花先輩?! 何してるんですか、そんな格好で!
ふ、服を着てくてください!」
「違う、俺は桜花じゃないんだ! ……これを見てくれ!」
「頭と胸元にハート……
 ──もしかしてゴゼン様?!」
「わかってくれたかカズキン〜!!」
(と抱きつく)
「わっ、ちょっと(///) 落ち着いてゴゼン様。一体何が…・・・」
「ヒック、気がついたらこんな状態になってて……桜花達はどっか行ってて
カズキンしか頼れねぇんだ、ヒック」
「そっか……大変だったんだな、ゴゼン様。
 大丈夫! 俺が元に戻るまで面倒をみるよ!」
「カズキン〜!!」
(胸にカズキの頭を挟むように抱きしめる)
「ちょ、ちょっとゴゼン様、先輩の格好でそういうことは(///)」
「お礼だよ、お礼! カズキンにならもっと凄い事だって・・・・」

「バルキリースカートッ!」
「──!」

シュパッ!
(突然現れた四本の刃が桜花の頭部についたハートを斬り飛ばす)
「何をやっているんだ君達はっ!」
「ツ、ツムリン……」
「と、斗貴子さん! 違うんだ、彼女は桜花先輩じゃなくてゴゼン様なんだ! 
 突然桜花先輩の姿になっちゃったから俺の所に──」
「どのみち桜花本人だ! だいたいなんでそんな事を信じるんだキミは!」
「えっ、だってハートが頭と胸に……」
「作り物だ! よく見ろ、というか常識的に気づけ!」
「(落ちたハートを拾って)
 ほんとだ、武装錬金じゃない。プラスチックで出来てる。
 ……じゃああれは本物の桜花先輩?! ──って居ない!」
「……逃げたか」
「くっ、見事な変装につい騙されてしまった……」
「無茶苦茶子供だましだったと思うが……まったく、キミは隙が多いからこう
いう事になるんだ。私に心配をかけさせるな」
「……ごめん、斗貴子さん。ありがとう」
(ギュっと抱き寄せる)
「わ、わかればいいんだ……(////)」


「くっ、計画の達成まで目前だったのに……でもまだあきらめないわよ、武藤君」
「……もう止めようよ姉さん」
414名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 19:33:12 ID:vWgrwyQ1
>413
そんなゴゼン様だったら、ぜひ俺のところへ来てくれ
いや来てください
415名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 01:29:22 ID:KD4LohKN
>>413
上手い!!。
是非萌えスレで投稿してください。
416名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 17:10:37 ID:L4siQapr
>>413
というかもう恥も外聞もないな桜花w
417名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 03:54:44 ID:vvPf188o
>>413
GJ!相変わらず腹黒ですねw
418名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 07:50:28 ID:7vNdAS9g
あまt の擬人化ゴゼン様が欲しい。
419名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 01:16:42 ID:D3HAHQrX
>>418魂のあせはエロかった…w
420名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 07:23:40 ID:nbAKuS/R
桜花が髪を結い上げたりしたら、結構セクシィだと思う
朝からそう力説してみる
421名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 13:35:31 ID:PCV0IVF/
>>419
日記絵だよね。…何月の?
422名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 21:19:24 ID:D3HAHQrX
>>421
確か十月だったような…
423名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 18:20:06 ID:xXisF7UL
>>422
ありがとう。擬人化ゴゼン様もだけど、色々すごい所だ。
千歳やヴィクトリアやビキニマンに萌えた。
424名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 20:42:24 ID:qe0DbK6G
もうすぐクリスマス…
素敵なエロSSが読めますように
サンタさんにお願いしておこうハァハァ
425名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 06:35:22 ID:iNYDNmmr
>>423
ビキニマンかwあそこの人妻TQNは色っぽいですなぁ
俺もTQNフィギャーにクリスマスエロSS投下を依頼しておこう
426名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 01:10:15 ID:THsv6lBl
hosyu
427名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 00:16:15 ID:dGnY9r4w
hosyu
428過疎化救済部隊(゚∀゚):2005/12/27(火) 23:43:28 ID:37jUVFqW
 美しい。最高の作品だ。
 四肢を切断されダルマとなったまひろを見ながら俺は思った。


 美術の教師として銀成学園に赴任してきた俺は、彼女を一目見て
芸術意欲が湧いた。
 だが完璧ではない。
 俺は彼女に完璧な美しさを与えるために放課後の美術室に呼び寄
せた。
「救済先生、何か用ですか?」
「あぁ。武藤、お前に芸術作品のモデルになってもらいたいんだ」
「えぇ、私がモデルになるの?」
「協力してくれないか」
「はい!(へへ〜、ちーちんやさーちゃんびっくりするかなぁ)」
「それじゃあ・・・」
 俺は小さな石膏像を手にすると、まひろの頭を目掛けて力一杯振
り下ろした。
「っ!?」
 鈍い音が美術室に響き、声を上げる事も無くまひろは意識を失った。
「さて、それじゃあ協力してもらうよ」
 最初に衣服を脱がす。予想通りきれいな肌をしている。
 骨を切断するのは容易ではないらしく、関節を外してから肉を切
断するのが良いらしい。
 関節をゴリゴリと外し、用意しておいたノコギリで肉を切る。
 もし死んだら剥製にするか、ホルマリン浸けにしよう。
 四肢全てを切断し終わった時には夜になっていた。
429過疎化救済部隊(゚∀゚):2005/12/27(火) 23:45:16 ID:37jUVFqW
「う・・・うぅ」
 小さく呻き声を上げてまひろは目を覚ました。
「あれ、私なんで寝てるのかな。それになんか身体中が熱っぽい感
じがして痛い・・・」
 起き上がろうとするが起きれない。自分の身体を見たまひろは、
自身の状態を一瞬理解出来なかった。
「えぇ・・・どうして・・・手が、足が・・・ないよぉ!」
「やぁ、目が覚めたかい?」
「せ、先生・・・」
「どうだい?素晴らしいだろう。完璧だよ。俺が手と足を切ってあ
げたんだ。うれしいだろ」
「ひ、酷いよ!わ、私の手を返して!足も返してよ!」
 悲鳴のような金切り声を上げてまひろは叫んだ。
「何だよ。俺がこの世でもっとも美しい姿にしてやったのに気に入
らないのかよ!
 俺の芸術を理解出来ないのか?おまえ頭おかしいんじゃないのか!
このキチガイ!」
 俺はまひろを怒鳴りつけながら、切断された腕を拾い上げた。
 そして切断された腕の手の平で、まひろの頬をピシャピシャと叩く。
「ほら、返してやるよ。受け取ってみろよ。ほれ、ほれ。アハハハ!」
「うう、ぐす・・・。お兄ちゃん、お兄ちゃあん・・・」
430過疎化救済部隊(゚∀゚):2005/12/27(火) 23:47:14 ID:37jUVFqW
 俺はまひろの髪を掴んで起き上がらせると、すぐに手を離した。
「ダルマさんが・・・転んだ〜。アハハハハ!」
 まひろはバランスを崩し、顔面から床に倒れ込んだ。
「んぎゃっ!」
 再び髪を掴んで起き上がらせると、まひろは鼻から血を流してい
た。よく見ると前歯も欠けている。
「い、痛い。顔が痛いよぉ。身体中が痛いよぉ。うぅ、ぐす・・・」
「痛がっている暇は無いぜ」
 俺はズボンを脱ぎ、自分の性器をまひろの性器に押し付けた。
 これから何をされるのか。まひろは河井から性的な話を聞かされ
た事があったのですぐに理解した。
「い、いやだよ。初めてはお兄ちゃんって決めてい──」
 俺はそんな話に一切耳を貸さず、一気に突き刺した。
「ひぐっ・・・い、痛い!やだぁ!助けて!助けて、お兄ちゃあん!」
 最初はきつかったが、膣内が切れて出血したおかげでスムーズに
出し入れ出来るようになる。
「良かったなぁ、俺が初めてで。これからたっぷりと中に出してや
るから覚悟しろよ、アハハハハ!」
「いやだよぉ!もう許してよぉ!うぅ、ぐす・・・」
431過疎化救済部隊(゚∀゚):2005/12/27(火) 23:48:25 ID:37jUVFqW
 夜の美術室に、俺の息遣い、まひろの泣く声、そしてニチュニチ
ュと血液が絡まった性器の擦れあう音だけが響く。
「ふぅふぅ、そろそろいいかな。いくぞ、中に出しちゃうぞ〜。
 うぅ、ぐぐぐ・・・はぁはぁ」
 ドクンドクンと波打つように、俺から放出された精液がまひろの
子宮の中に広がっていく。
「まひろは幸せ者だね。美しい姿になるし、俺の精液を子宮にたっ
ぷりと流しこまれたし」
「うぅ、酷いよ先生・・・」
 時計を見ると午後11時を回っている。
 そろそろ帰ることにした俺はまひろの髪を掴み、職員室の自分の
机まで引きずっていった。
「お客様、こちらでお召し上がりですか?それともテイクアウトさ
れますか?テイクアウトで。ありがとうございます。」
 俺はかなり大きめのバッグにまひろを押し込んだ。
 バッグの口から頭だけをチョコンと出した姿はかわいい。
 まひろの入ったバッグを担いだ俺は学校を後にした。



続く
432名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 17:32:55 ID:WNGPKuNX
鼻を刺す硝煙の臭いのなか、>>428を男達が取り囲んだ。
すでに頭部を大口径の銃弾で損壊され全身に無数の弾痕が穿たれている。

「錬金の戦士の手を借りるまでもなく収拾できたな」
「まあな。しかし上も少しは俺達事後処理班の待遇も考えて欲しいもんだぜ。
仕事ときたら戦士サマの後始末か代役ばかり、
たまにこんな雑魚相手で楽できなきゃ割に合わねぇ」
「それでコイツ、どーするんスか?頭潰して行動不能なだけでじき再生しちゃうでしょ。
武装錬金でトドメ刺してもらうとか?」
「おめぇ“処理”は初めてかよ。まあ見てな、俺ぁ南米でこうして何匹も葬ったもんさ」

切断した>>428の四肢をトレイに投げ入れ、セメントを流し込んでいく。
それが済めば今度は>>428自身の番だ。

「ホムンクルスはコン詰めにされたくらいじゃ死なねぇからなぁ。
千年もすれば海の底で何かの拍子に出てこれるかもしれんぜ」
「コイツ笑ってるんスかね?自分がどうなるかも知らずに」
「せいぜい楽しい夢を見させてやればいいさ。
時間だけはこの先気の毒なほどあるんだ」
433名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 20:32:07 ID:Pqlx0vKR
どっちもどっちだな
>>428は狂ってて気持ち悪いし、>>432はスベってて寒い
434名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 21:09:55 ID:/kL/F9qZ
久しぶりの投下がこれかよ・・・・
435名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 01:00:37 ID:BqL6ruo4
>>428

|ω・`)オレモコーユーノワリトスキダケド…



|ω・`)デモヤッパリスレチガイイクナイトオモウヨ…



|彡サッ
436名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 17:01:46 ID:vbwsvZ9t
えげつい…(−−;)
437名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 18:42:11 ID:NoeW/M1p
空気入れ替えage
438>>428:2005/12/30(金) 20:16:48 ID:46jVVLNx
キタ (゚∀゚) ッ!!
おぬしも鬼畜ようのう。こういうの大歓迎です!!
読んで感激しました。
ただここにはそういうの耐性のない人大そうだから猟奇スレッドで続き書いたらいいと思う。
俺はここでもいいから続き待っているよ。救いのない話を頼む。
439名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 21:54:22 ID:WkJswDxc
>>428
最初に鬼畜注意とかは書いといて
440剛太×斗貴子陵辱:2006/01/01(日) 23:38:10 ID:OZ7mKskV
「斗貴子さんどうしたの」
カズキが不審げに問う。斗貴子は「なんでもない」と首を振った。
夏休み。恋人になった二人にとって対ヴィクター戦までの束の間の蜜月であった。
カズキは斗貴子を連れて銀成市にデートに来ていた。
だが、斗貴子の様子がおかしい。
先程から顔色が悪いし、ときどき肩を震わせ荒く息を吐く。
「斗貴子さん……具合が悪いなら帰ろうか」
「いい、もう残り少ない時間なんだ。……君と一緒に過ごしたい」
「……斗貴子さん」
カズキは斗貴子の唇を奪った。
「!」
「へへ、この前のお返し」
斗貴子は顔が真っ赤だ。
「もう、バカ」
「斗貴子さん具合が悪いならやっぱり帰った方が良いよ。俺が女子寮まで送るから」
「! いい、自分で帰る」
「そう……ならいいけど」
「またね」とカズキは帰っていった。
それを遠くから見つめる影が一つ。 
カズキがいなくなった途端うずくまる斗貴子の側に寄ってくる。
「先輩、調子はどうですかあ?」
「剛太……貴様」
斗貴子が睨み付ける。そう、彼は斗貴子の戦士としての後輩、中村剛太だった。
441剛太×斗貴子陵辱:2006/01/01(日) 23:38:39 ID:OZ7mKskV
「さすがの先輩も女の子なんですね。凄く色っぽいですよ」
軽口を叩きながら斗貴子の乳首にセーラー服の上から触れる。
それだけで斗貴子の体がびくんと弾けたようになる。
「あはぁ!!」
「ここじゃ人がいます……そこの公園に行きましょう」
やがて公園に斗貴子を連れ込む剛太。
その制服のスカートをたくし上げた。
「へえ、やっぱし感じているんじゃないですか。びしょびしょだ」
斗貴子の膣と肛門にはバイブレーターが差し込まれていた。
バイブのスイッチは入れられていて、斗貴子の体に耐え難いもだえる快楽を送るのだ。
「どうですか?あいつとデートして、あいつの顔を見ながら、
おま○ことお尻の穴にバイブ入れられて、スイッチ入れられて、感じてたんですね、先輩。
本当に淫乱だ先輩は。あいつに抱かれることでも頭で考えてましたか」
「剛太……貴様は」
ぎりっと奥歯を噛む斗貴子。凄まじい目つきで剛太を睨み付ける。だが――
「いいのかよ」
「はぁん!!」
斗貴子の乳を不意に揉む剛太。
「俺にそんな口聞いていいのかよ」
そのまま斗貴子の胸をぷるぷると手で弄ぶ。
「俺は武藤を殺しますよ」
「!」
爛れた関係が始まって以来の脅し文句を剛太は紡いだ。
「あの甘ちゃんのあいつは俺を仲間だと油断しきっている。
隙をついてモーター・ギアで奴の喉を裂くのは簡単だ。
後始末は戦団がやってくれますよ。ヴィクターUを始末できたんですからねえ」
「うう、カズキ、カズキ……」
斗貴子は俯いて涙を流し始めた。その方を剛太がやさしく抱く。
「いいんですよ、先輩。先輩の心があいつに向いていることは分かっています。
それでいいんです。その代わり、体は……」
「あん!ひはぁ!!」
斗貴子が全身を仰け反らせた。
剛太の手が斗貴子の股に入っている。剛太の指がクリトリスをきつく摘んだのだ。
「体は俺のものですよ、先輩」
そう言うと剛太は膣と尻からバイブを抜いた。
バイブは婬液にまみれててかっている。バイブを抜くと剛太はしゃがみ込んだ。
「先輩は俺とはどうしてもキスはしないんですよね。
それでいいですよ、心はあいつのものですから。ただし俺は……」
剛太は斗貴子の女性に顔を埋めた。
442剛太×斗貴子陵辱:2006/01/01(日) 23:39:10 ID:OZ7mKskV
「はふぅ!ひあああああっ!!」
途端に震え出す斗貴子。
「ここにキスできるのは俺だけです」
そのまま剛太はクリトリスを強く唇で啄む。ときどき軽く甘噛みする。
それだけで斗貴子は腰砕けになる。
「ああ、剛太、ああっ!!」
「くす、もう立てないんですね。先輩」
しゃがみ込んで泣く斗貴子を剛太は抱き上げる。
そのまま公園のベンチに横にさせた。
「先輩、俺にいうことがあるんじゃないですか」
「くっ」
斗貴子は顔を背ける。そのクリトリスを剛太が強く摘む。
「ひゃあああああん!!」
「素直じゃないなあ先輩」
剛太はズボンのジッパーを下げた。
斗貴子に見せつけるように剛直を露わにする。
「さあ、言ってごらん、先輩」
「……しい」
「ん、聞こえませんね。しまいましょうかこれ」
「剛太……何でいじめるんだあ」
「正直に言えばいいんですよ、先輩」
剛太は剛直で斗貴子の膣口を浅くえぐった。
「ほ、欲しい!チ○ポ欲しい!!」
斗貴子は絶叫した。剛太は女戦士が完全に壊れてしまったことを知ると、
にいっと口の端を歪めた。そして剛直を斗貴子の膣内に沈め込んだ。
「ふわぁ、大っきい!!」
斗貴子が仰け反る。
「あはぁ!!チ○ポいい!!」
斗貴子は涎をたらして悦びの声を発した。
そこにもはや凛々しい女戦士の面影はない。メスに成り下がっていた。
「はあ、先輩、締まる」
パンパンと腰を振る剛太も感じているようだ。
何度も肉棒が女陰を蹂躙し、ぴちゃぴちゃと淫靡な音を立てる。
夕暮れが日輪の最後の端を地平に投げかけて、二人の獣のまぐあいを彩っていた。
「ああ、でる、せんぱいでる」
「ひあああ、イクぅぅううううっ!!」
斗貴子の体が激しく痙攣する。その上に剛太は馬乗りになると顔射を決めた。

「先輩、離しませんよ……先輩はいつまでも俺と、俺の体と一緒だ」
剛太は斗貴子の耳元でそう囁いた。

(終わり)
443名無しさん@ピンキー :2006/01/02(月) 19:58:23 ID:kBDcindD
>>440
年始早々の投下乙!
斗貴子さんハァハァ
444sage:2006/01/03(火) 00:04:56 ID:pgardfNA
初めてここにきたけど剛トキはまりました(*´Д`)
445名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 01:59:30 ID:p7TLsH1X
GJ
446名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 10:09:39 ID:emcQxWVv
保守
447名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 23:56:29 ID:bHAV5kcf
保守

もうすぐ赤マル発売か。
大団円である事をいのる。
448名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 18:48:36 ID:CPmQPUvj
結末どうなるのか恐ぇーよ…。すべては月曜か。
青汁マンと貧乳のカップルには不幸は似合わないぜ。
449名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:43:01 ID:GZbwJkST
和月先生がエンターテイメントを作ってくれることを信じて……。
450名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 04:54:36 ID:/Ezc3k0N
剣心でのやつの言葉を信じるのだ。
ハッピーエンドだよ。
451名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:38:23 ID:nDh9I4IV
救済先生の続きまだー
452名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 13:53:53 ID:sIspeSnE
はっぴーえんどだ〜(^O^)
よかったよー
453名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 18:51:24 ID:IH51iobS
これでカズトキの濃厚でラブいSSが大量に投下されるはずだ!
さぁ早く投下してくれ! さぁ!!
454名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 19:11:08 ID:y6/fHk2y
完全にハッピーエンドだなw
しかも結婚式までwwww
どれだけ和月はファンサービスうまいんだよwww
455名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:07:59 ID:8qfQZtdI
しかし、これで本編は完結を迎えたんだなぁ、と思うと
やっぱ少し寂しいね。コミックスではまた読みきりも入れるみたいだから
もうすこしあの世界を堪能できるのか。しかしドラマCDって。
週刊連載終わってからどんどん拡がっていくのは何なんだ(笑)
456名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 23:34:15 ID:sIspeSnE
カズトキ濃厚なやつ誰がお願いー
てーかラブラブすぎるだろ(゜Д゜;)
457名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 23:52:10 ID:U1OKQHTV
エロ無しだったらいくらでもかけるけど
それだったら萌えスレに投下しちゃうしのぉ
458名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 00:23:14 ID:pJC/pUxw
過疎ってるからエロなしでもいいんじゃないか?
459名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 17:50:34 ID:qTlWDX6z
救済先生にめちゃくちゃ救いのないはなしかいて欲しい。
プロット

トッキュンが猟奇殺人鬼に捕まる

抵抗しようとするが武装錬金のないトッキュンはただの女の子

凌辱されてなぶり殺しにされる

カズキ自殺
460名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 19:47:13 ID:ACBglh8V
>>459 TQNは核鉄無しでもだいぶ強いと思うけど。
目潰しとか
461名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:41:49 ID:Fs7uaMyp
肋骨の間に指を入れて肺を直接攻撃するとか。
462名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 23:32:32 ID:GX/f8b89
跳躍時の蹴りでガードレールをひん曲げるんだぞあの女キングコング
463過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/18(水) 00:41:47 ID:ut0TyhQk
ダルマっぴーの続き
鬼畜注意だ(゚∀゚)アヒャ
464過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/18(水) 00:43:18 ID:ut0TyhQk
 家に向かう途中、橋の側を通る。橋の下には浮浪者達が5、6人
ダンボールや新聞紙に包って酒を飲んでいた。
 ここで俺は芸術的閃きを思い立った。
 美しいものと醜いものの組み合わせは、美しいものをさらに引き
立たせるのではないのだろうか?
 俺は浮浪者達に近づいていった。
「こんばんわ」
 挨拶をすると、浮浪者達は露骨に不信な目を向ける。
「実はみなさんにお願いがあるのです。この娘を犯してもらえない
でしょうか?」
 バッグからまひろを取り出し、浮浪者達の前に置いた。
 浮浪者達は最初驚いた表情を浮かべたが、すぐに下品な笑みを浮かべ俺に言った。
「兄ちゃんよ、本当にいいのかい?」
「はい、お願いします」
「い、いや・・・。いやあぁぁ!先生、許して!お願いだからぁ!」
 まひろは目に涙を浮かべて哀願するが、俺は芸術のために無視を
した。
「うへへへへ、それじゃあ遠慮無くやらしてもらうんべぇ」
 浮浪者達とは数メートル離れているのにも関わらず、鼻を突く悪
臭が漂って来る。
 ギラギラとした欲望の眼差しをした男達は我先にとまひろに手を
伸ばして犯していく。
 ある者は、ペニスを無理やり咥えさせる。また、ある者はアナル
にペニスを突き立てる。
「うへへへへ、ハメるのなんて何年ぶりだべか」
「うぐっ・・・いやぁ!やめてよぉ・・・どうして、どうして私が
こんな・・・んぐうっ!」
「おら、もっと根元までしっかりしゃぶれ。三年風呂入ってないか
らチンポの垢をしっかり舌で落とせや」
「うぅ・・・うえぇ・・・」
 抵抗しようにもまひろには手も足も無いので身をよじる事くらい
しか出来ない。
 まひろはただ涙を流して、浮浪者達の欲望が果てるまで耐えるし
かなかった。
465過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/18(水) 00:44:51 ID:ut0TyhQk
 2時間程経過しただろうか。
 何年分もの精液を、まひろの子宮やアナル、そして口内に何度も
吐き出した浮浪者達は満足げな表情を浮かべていた。
 その間、俺は浮浪者から受け取ったワンカップを飲みながら、犯
されるまひろを鑑賞してたっぷりとその美しさを堪能した。
 思ったとおり、汚れたケダモノのような者達に犯されるまひろは
とても美しかった。
 やはり俺は天才的な芸術家かもしれない。アハハハハ。
 一方、まひろは放心した様に空中を見つめていた。
「しかし、あんた変わった人だな。ダルマっ娘持ち歩いて俺達みた
いなのに犯らせてくれるなんて」
 浮浪者のリーダー格らしい男が、つま先でまひろを軽く小突きながら言った。
「いや、こちらこそ大変充実した時間を過ごさせていただきました」
「ワンッワンッ」
 男達と会話をしていると、突然犬に吠えられた。
「おら、ワンコロおとなしくしていろ」
「その犬は?」
「ああ、俺達の非常食だ」
 俺はまたもや芸術的閃きを得た。まひろと俺の目が合う。
 これから何をされるのか。
 まひろはすぐに悟ったらしく、涙を流しながらまるで芋虫の様に
這って逃げようとしていた。
「た、助け・・・助けてぇ・・・もういやだよぉ・・・」
466過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/18(水) 00:48:40 ID:ut0TyhQk
続く
467名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 01:01:37 ID:o4rubhZt
救済先生ノ.+゚━━ ッ ! ! きたー−:キタ─ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ─! ...
ちょっと苦言を呈せば浮浪者がだるままひろんを見て
びびったりひいたりしないのはちょっと不自然とおもた。

だけどこうい鬼畜なの大好きです!
まひろに犬の糞を食わせてください
そして次はトキコさんを壊してください神さま
468名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 10:41:22 ID:nMwlxgHl
このスレもうだめぽ
469名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 21:56:16 ID:/tbxM0Mo
書いてる奴も誉めてる奴も歪んでるな。吐き気がする
どっかよそに猟奇趣味のスレでも立てるか、自分のサイトでやってくれればいいのに

趣味嗜好の話にあんまり口出ししたくないが、これは人を選ぶだろ…
そういう趣味の人間しか入ってこない場所でやって欲しい
470二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/19(木) 22:13:01 ID:AKG8wW1V
――カズキが帰ってきた。

武藤カズキが月より帰還して三ヶ月。
あれからいろんな事があった。
斗貴子は正式に銀成学園に入学がきまった。
ブラボーこと防人衛も正式に教師となり、カズキも勉強の遅れを取り戻している。
早坂姉弟も生徒会に復帰し、みなの日常がもどってきた。
「カズキ」
斗貴子がつぶやく。
今ふたりはふたりが初めて出会った廃工場に来ていた。
「ここから全てがはじまったんだな」
「うん」
あれから三ヶ月。
二人は日常を楽しんでいる。
斗貴子は闘いから離れた生活に正直ぎこちなさを感じてもいたが、
カズキの笑顔にホムンクルスへの憎悪もかつての忌まわしい記憶も消え去っていった。
二人は休みになると何度もデートを重ねたが、今は二人の思いでの場所を巡っている。
「あのとき斗貴子さんに出会って、助けられて、今こうしてここで
斗貴子さんと一緒にいる。俺、すごく幸せだよ」
「カズキ……」
二人は見詰め合う。
どちらからともなく唇を重ねた。
「んっ」
やがて唇を離す二人。
こうして口付けを交わすようになって何度も経るが、あいかわらず二人は初々しい。
471二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/19(木) 22:14:05 ID:AKG8wW1V
「私もここに任務に赴いて、君と出会って、こうして一緒になれて本当に幸せだ」
「斗貴子さん……」
カズキは斗貴子を抱きしめた。
「斗貴子さん好きだ。愛してる」
「カズキ。私も……私もカズキが大好きだ」
斗貴子はきゅっとカズキの手を握り締めた。
「カズキ……」
斗貴子は恥ずかしそうに下を向きながらささやいた。
「ん、なに」
「カズキが欲しい」
カズキはその言葉の意味がしばらく分からなかったが、やがて真っ赤になる。
「ととと、斗貴子さん、それって」
「バカ、こんなこと何度も言わせるな!」
斗貴子も真っ赤だ。
「――分かった。ここじゃだめだ。街へ行こう」
カズキは斗貴子の手をひいて歩き出した。

――その背中を見つめる影がひとつ。
「ムーン、若いっていいねえ……」

やがて二人は銀成市の繁華街に来ていた。
二人の目の前には白亜の建物が一棟。
看板には「ご休憩5000円」「お泊り9000円」と書かれている。
「ととと、斗貴子さん……」
「…………」
斗貴子は真っ赤になって俯いている。
「そ、それじゃ入ろうか」
「うん……」
カズキは斗貴子の手をひいて中に入った。
ぽけーっとベッドに座っているカズキ。
斗貴子は「先にシャワーを浴びてくる……」と洗面室に消えていった。
(斗貴子さん――)
初めて会ったときから好きだった。
一目みたときカからズキはこの戦乙女に心を奪われていた。
そして今ふたりは恋人になり、ここでこうしている。
カズキは何もかもが夢のような心地がした。
ホムンクルスとの戦い。蝶野との決戦。武装錬金。最後のたたかい。
すべてが煌く思い出で、そんな中一番輝いているのが――今いちばん愛しいひと。
472二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/19(木) 22:15:07 ID:AKG8wW1V
「カズキ……」
後ろから声がした。
そこには斗貴子が立っていた。
湯気を体からたてながら、バスタオルで身を蔽っている。
「――明かり、消さないか」
「やだ」
カズキはいった。
「斗貴子さんの裸がみたい」
「ば、バカ!!」
斗貴子はまた真っ赤になる。
「愛しいひとのすべてをしっかりこの目に焼き付けておきたいんだ」
カズキは真剣な眼差しで斗貴子をみつめた。
「カズキ……」
斗貴子は観念したか、ためいき一つ。
「じゃ、お姉さんのプロポーションをしっかり記憶するんだぞ」
「えへへ」
斗貴子はタオルを床に落とした。
473二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/19(木) 22:16:02 ID:AKG8wW1V
「――綺麗だ」
カズキの口から嘆声が漏れる。
「バカ、恥ずかしい!」
カズキが声をうわずらせる。
斗貴子の裸体は見事だった。
胸のふくらみは優しく、腹は引き締まって、秘部には毛がふさふさと生えている。
生まれたままの姿で、斗貴子は顔を上気させながら、愛しいひとの前にすべてを曝していた。
「斗貴子さん」
「あん」
カズキが服を着たまま斗貴子の全身を抱きしめる。
その感触に斗貴子は体がぞくぞくする。
「か、カズキぃ」
斗貴子はそれだけで体がどうしようもなく熱くなる。
「待っててね」
そういうと、斗貴子を離し、カズキは服を脱ぎ始めた。
(カズキ――)
斗貴子は頭をぼうっとさせながら、カズキの無駄がなくたくましい裸体を見つめる。
やがてカズキは全裸になった。
(! あれが、カズキの――)
斗貴子の目が釘付けになる。
カズキの男性は已に勃起していた。思っていたよりずっと大きくて太い。
それが自分の中に入っていくところを想像して、斗貴子は全身がカーッと熱くなる。
「斗貴子さん……」
二人は今日二度目の口付けを交わした。
「んっ……」
カズキの舌が斗貴子の口の中に入り込み、かきまわす。
岡倉から聞いていた知識を今ためしているのだが、カズキの積極的な態度に斗貴子は驚いている。
「んん、カズキ!」
カズキは斗貴子をベッドに押し倒した。
「か、カズキ! ああっ」
斗貴子は悲鳴をあげた。
474二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/19(木) 22:16:48 ID:AKG8wW1V
(吸っている! カズキが、私の乳首を――)
カズキは斗貴子の胸に顔を埋めてむさぼるように斗貴子の胸を味わっていた。
大きな手がやさしく膨らみを揉みしだき、頂点の蕾に激しくキスをする。
それだけで斗貴子の体の奥から熱がでてきて下半身が濡れてくる。
「ああ、カズキ、すごい……」
カズキは愛しいひとが悦んでいるのを知ると、ますます勇んで、今度は下半身に顔を埋める。
「綺麗だ……斗貴子さんのおんなのこ」
「ああっ、あまり見ないでカズキぃ、ああっ!!」
斗貴子の口からさらなる悲鳴がもれ。
カズキは斗貴子の女性にキスをしていた。
優しく秘裂を舐めあげ、クリトリスに口付けする。
斗貴子のクリトリスは充血して包皮から飛び出している。
カズキは斗貴子の中からでてくる液体に顔中まみれながら、必死でそれを舐めた。
「ああ、カズキ、カズキぃ……」
斗貴子はすすり泣くように喘いでいる。
「カズキ、好き、好き!」
「斗貴子さん、俺も」
カズキは身を起こした。
「来て、カズキ……」
「うん……」
カズキは逸物のきっさきを斗貴子の女性にあてがう。
「斗貴子さん、痛かったらいってね。止めるから」
「いい、止めないで。どんなに痛くても君とひとつになりたい」
「斗貴子さん……」
カズキは腰をつきこんだ。
「ふぁ!」
斗貴子の口からするどい声が漏れる。
「と、斗貴子さん……」
「ああ、入ってる、入ってる……」
カズキの逸物はゆっくりと斗貴子の膣の中に沈んでいく。
「うう、斗貴子さん、あったかい……」
「カズキぃ!」
斗貴子は泣いていた。
「! い、いたいの斗貴子さん」
「いや、違うんだ」
斗貴子は首を振った。
「君とようやく一緒になれて嬉しいんだ」
「と、斗貴子さん……好きだ、好きだ!」
カズキは猛然と腰を振った。
「ああ、カズキ! ああっ!」
斗貴子が身をピーンと反らせる。
初めてなのにカズキを想うだけで、斗貴子は何度も達した。
やがて意識が朦朧となる。
カズキは初めてだけあって、無我夢中で、腰づかいもぎこちないが、
それだけで斗貴子の体は幸せに満たされていった。
やがてカズキが精を放つ。
斗貴子とカズキは意識を失いながら、手と手を握り合った。

(続く)
475名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 22:43:12 ID:96POkAcn
GJ!!
続き待ってます。やっぱり純愛はいいですな〜
476名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 22:54:33 ID:9AjVb3mR
てーかあのハッピーエンドでどんな純愛ものがくるのかワクワクしてたのに一発目があの作品で度肝抜かれましたが純愛がきてよかった…
477名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 00:22:21 ID:AGsw3dLP
GJ!!良かった。本当に良かったよ、純愛系で。
猟奇モノは他所でやるべきに一票。

…まさかこれの続編は猟奇、とかいうオチじゃないよね?ね?
478過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/20(金) 00:58:16 ID:5BSq8OrB
じゃあ、こっちに引っ越すかぁ〜

【ゲーム】二次元存在猟奇創作スレ第4章【アニメ】
http://tgu-log.sakura.ne.jp//orz/orz.cgi/sakura03.bbspink.com/eroparo/1127107764/

錬金好きで猟奇好きな奴って滅多にいねえんだもんなぁ〜
俺とこのスレに一人と絵板に一人くらいか(゚∀゚)アヒャ
479過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/20(金) 01:11:44 ID:5BSq8OrB
せっかくだからまとめとこっと(゚∀゚)アヒャ

水責めまっぴー
>>221

放射能まっぴー
>>247(>>248)

ダルマっぴー
第一話 >>428-431
第二話 >>464-465
480名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 01:21:46 ID:Jc9xb03H
な…萎えるから勘弁してくだせぇ(´Д`;)
怖いもの見たさでのぞいてしまったがなかなかのダメージだ…
481二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/20(金) 01:24:39 ID:RvobOJoF
(――カズキ)
斗貴子は一人、夜の森を歩いていた。
「女」になってから一週間。
あれから斗貴子は寝ても覚めてもカズキのことだけを想う。
そればかりで頭がいっぱいになってしまう。
いまも眠れないでほてった体を冷やすため寄宿舎をぬけだしていた。
「カズキ、愛してる――」
斗貴子はぽつり呟いた。
「ムーン、儚き哉人生」
「!」
斗貴子が咄嗟にふりむく。
「貴様は……!」
「やあ、久しぶり」
果たして斗貴子の前に立っていたのはホムンクルス・ムーンフェイスだった。
「貴様、なぜ」
「月に満ち欠けはあっても消えることはないのだよ」
ムーンフェイスは一週間ばかり前、戦団のラボから抜け出し、
核金を奪回、行方をくらませていたのだ。――復讐の刃を胸に秘め。
「あれから一週間、そろそろ限界なんだ。せめて戦士に殺される前に、
ひとりくらい道連れにしようと思ってね」
ムーンフェイスが近づく。
「武装錬金……」
斗貴子が手を動かそうとするが……
「!」
――核金はいつもの場所にはなかった。
斗貴子はいまや非武装なのだ。
482二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/20(金) 01:25:40 ID:RvobOJoF
「ムン!」
ムーンフェイスが跳躍する。
「おのれ」
素手で立ち向かう斗貴子。斗貴子の手刀がムーンフェイスの顔を直撃する。
だが、ムーンフェイスはびくともしない。
「がはっ!!」
ムーンフェイスの拳が斗貴子の鳩尾にめりこんだ。
「武装錬金なしでホムンクルスに勝てるとでも思ったかい?」
斗貴子は意識を失った。
そして――

(斗貴子さん――)

(斗貴子さんに出会って、助けられて、今こうしてここで斗貴子さんと一緒にいる)

(俺、すごく幸せだよ――)

「カズ……キ……」
斗貴子は目を醒ました。
「ここは……?」
「やあ、お目覚めかい」
ムーンフェイスが目の前にいる。
「ここはあの廃工場だよ」
斗貴子は気がつくと、両手両足を拘束されていた。
483二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/20(金) 01:26:45 ID:RvobOJoF
「く、離せ!」
「離せと言われて離すバカはいないよ」
ムーンフェイスは肩をすくめて見せる。
(なにか、逃げる方法は――)
斗貴子はあたりを見回すが、役にたちそうなものはない。
両手足を確認するが、拘束は自力でとけそうにない。
「私をどうするつもりだ」
「死んでもらうに決まっているだろう」
ムーンフェイスは月顔をぐにゃっと歪ませて。
「もっとも、あっさり死なれても困るんだけどね」
そういうと何かとりだした。肉切包丁。
「!」
「さあ、錬金の戦士はこれに耐えられるかな」
ムーンフェイスが斗貴子の右腕に肉切包丁をあてがう。
そしてぐいぐいと刃を押し付けた。
「ぐがああああああああ!!」
斗貴子の口から悲鳴が漏れる。刃は右肩にめり込んで斗貴子の筋肉を切断する。
「ムーン、硬いね。まずは関節をはずそうか」
そういうとムーンフェイスは斗貴子の肩関節を引っこ抜いた。
ボキッ
関節はあっさり外される。
「あぐ、うぐわああああああああああああ!!」
「それじゃ、いくよ♪」
ムーンフェイスがのこぎりを引くように刃を滑らす。
骨と骨をつなぐ靭帯が無慈悲な鋭い刃に切断されていく。
「ぐぎゃああ、ぐげええええええええ!!」
「ん、良い声♪」
やがて――
484二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/20(金) 01:27:29 ID:RvobOJoF
「あ、あ……」
斗貴子の口からよわよわしく息が漏れる。斗貴子の右腕は完全に切断されていた。
生生しい傷口から骨と筋肉の層が覗かせている。
「凄い出血だ♪」
そういうとムーンフェイスはガスバーナーを取り出した。
焼いて止血するのである。――すぐ死なれては面白くないから。
ブォオオオ
青白い焔が斗貴子の肉を焦がす。
「ぐぎゃあああああああああああああああああ!!」
「よしよし、止血しようね」
斗貴子の右腕の切断部は完全に炭化して、出血は治まった。
「なにか言いたい事はある?」
「あ、あ……」
斗貴子の口から悲鳴が漏れる。

(やだ)

(やだ、死にたくない……)

斗貴子はもとより死を恐れてはいなかった。
――ホムンクルスに復讐する。そのためには自分の命をなんとも思いはしなかった。
それが自分の戦士としての誇りでもあったはずだ。
だが、今は違う。愛しいひとがいる。今までの自分になかったもの。
やっと見つけた、死闘いがいの生きる糧。

(……死にたくない、カズキと、カズキと一緒に生きていたい。ずっと生きていたい――)

「こ、殺さないで……」

斗貴子はよわよわしく呟いた。
「殺さないでください……お願いします……」
斗貴子は泣いていた。大きな瞳から涙をぽろぽろと溢れさせ、泣いていた。
「んー、そうだねえ」
ムーンフェイスはちょっと手をあごに当ててみせる。
「やっぱり駄目♪」
「ぐがああああああああああああああああ!!」
今度は左腕の関節が外された。

「やあ、見事だ」
「あ……あ……」
そこには四肢をあまさず切断された斗貴子の姿があった。

「それじゃとどめを刺そうか」
そういうともはや口をきかなくなった斗貴子の下着を引き裂き、
秘所をあらわにする。ガスバーナーを手に取った。
「これから何されるか……分かるねえ?」
(カズキ、いや、カズキ――)
ムーンフェイスは斗貴子の膣口を指で押し広げると、
灼熱を誇るガスバーナーをすこし挿入する。
そして炎を膣内に噴射した。

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!」

(続く)
485過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/20(金) 01:35:13 ID:5BSq8OrB
こら、俺が素直に引っ越すって言ったのに何てことするんだよ





お、おにんにんおっきしたじゃないか(*´Д`)ハァハァ
でも引っ越すぞ
さあ、行こう
486名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 01:56:10 ID:IhepIRXL
ちょw残酷童話になってるww
いってらっさい。ぬるいエロ書きたくなったら待ってるお。
487名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 02:47:20 ID:zds2iVMO
純愛専門スレとか作った方がいいのかも…と思い始めてきた。
あんまり住み分け過ぎると過疎ったりするのかもしれないが
見たくもないもの見て気分悪くなるよりはいいかもしれない。

武装錬金大好きでここを見てるけれど
段々このスレ開くのが嫌になってきてるんだよな…猟奇とか二度と見たくない。気持ち悪い
488名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 03:08:17 ID:ytjcFf/1
俺は両方イけるが、其処まで嫌悪感を示す同輩がいるのであれば袂を分かつのも一つの道かと。

>>救済先生
何板?
489名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 23:42:35 ID:5BSq8OrB
>>488
>>478に書いた猟奇SSスレの事だよね?
同じエロパロ板だよ
キャラサロンの武装錬金なりきりスレが超過疎ってて目も当てられないから、
そっちを猟奇武装錬金SSスレに再利用?とも思ったけど、それはそれで怒られそうだ(゚∀゚)アヒャ
まあ、猟奇で鬼畜な武装錬金SSが読みたい人だけ>>478のスレを覗きに来たらいいさ(゚∀゚)アヒャ
490過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/20(金) 23:44:41 ID:5BSq8OrB
また名乗り忘れた(゚∀゚)アヒャヒャ
491とある会社員の日記:2006/01/21(土) 00:29:38 ID:wF7OFISD
□月△日 火曜日 晴れ
今日やっと、このマンションへの引越し作業が終わった。
心機一転もかねて、今日から日記をつける事とする。

○月■日 土曜日 雪
隣の空き部屋に、夫婦――新婚さんだそうだ――が入ってきた。
武藤カズキ君に、斗貴子君だ。明らかに俺より若いのに、
引越しソバを持ってきて、挨拶に訪れる程しっかりした夫婦だ。
カズキ君は、終始ニコニコとしていて、とても人当たりが良さそうだった。
斗貴子君は、鼻の頭に真一文字の傷が入っていて、始めこそ驚いたが、
凛とした雰囲気に、微笑みを浮かべる様子はとても魅力的だった。
とにかく幸せなオーラに包まれた二人で、ついつい本人達の前で
「すごく、お似合いな二人だと思いますよ」と口走ってしまうと、
二人して真っ赤になってしまった。
………俺も彼女ぐらいは、欲しい。そう切に思った。

▼月◎日 水曜日 曇り
タバコが切れたのでマンション入り口の玄関に下りると、たまたま
仕事から帰ってきたらしいカズキ君と会う。
立ち話をしていると、今日は斗貴子君は帰ってこないそうなので、
気まぐれに一杯誘ってみると、快く応じてくれた。
飲みあっている途中、斗貴子君の話題になり、遠回しになぜ
今日斗貴子君が帰ってこないのか聞いてみると、
「いや、にん…しゅ、出張の都合なんで仕方ないんですよ」と言った。
二人して出張の多い仕事についているのだそうだ。
そういえば、どちらか一人しか家に居ない事も、完全に留守にしてる事も
よくある気がする。若いのに大変な事だ。

●月▲日 月曜日 晴れ
……書くべきか、書かざるべきか。まあ、誰に見せる日記でもなし、
別に構わないだろう。………隣の部屋のカズキ君達の事だが、出張がちな
仕事が災いして、同じ夜を過ごす事が少ないようだ。だから、まあ、
たまのそういう機会に、激しくなるのは、分かる(気がする)。しかし、
ほとんど一晩中というのは何事か。しかも、彼らのベッドは俺の部屋との
境になっている壁の近くにあるらしく、その、なんだ。聞きたくなくても、
聞えてしまうのだ。ギシギシと軋む音やら、お互いの名前を呼ぶ声やら。
それが終わると、大体二十分ほど休憩をはさんで、又ベッドの軋む音が
聞えてくる。…一人身には、精神的にクるものがある。
一ヶ月の内に、そんな日は十日ほどある。彼らが越してきてからもう
四年程たったが、彼らが「コト」に及ぶ時は、いつもそんな感じだ。
仲良きことは、良き事かな。
……でもやっぱり、一晩中ってのはやめてほしいかな。
書いていて、涙が止まらないので今日はここで筆を置く。
492名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 00:34:24 ID:wF7OFISD
猟奇ばっかなのでムラムラして叩かれるのも承知でやった。
ストロベリーなら何でも良かった。
万が一好評なら続きを書こうと思う。

エロくなくてすんません。
でも萌えスレではギリギリアウトだと思ったので。
493名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 01:00:58 ID:FwRLELJb
いや、いいさ。
ストロベリーもバッチコイだ!
GJ!
494名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 01:04:50 ID:y6FiqMEX
>>492
こういうのも良いと思う。GJ
ってか、そんなに激しいのか、そんなに激しいのか!?ハァハァ
495二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/21(土) 02:23:17 ID:gY2itra/
斗貴子の膣は焼けただれ、腐臭を放った。もはや女としてのはたらきには二度とたえないだろう。
「さて、この女を始末するか――」
「月夜の悪ふざけは感心しないな、ムーンフェイス」
ムーンフェイスが咄嗟に振り向く。
そこには満月を背にたたずむ黒い蝶が立っていた。
「お前は」
「パピ、ヨン!」
とっと床に降り立つ。――彼は超人・蝶野攻爵だった。
「なぜ、君がここにいる!?」
「武藤の遣り残したしごとを手伝いにきたんだよ」
「!」
ムーンフェイスが月顔を硬直させる。
「まさか、ホムンクルスの分際で僕を狩るつもりなのか!?」
「俺はホムンクルスじゃない。蝶人だ」
そういうと、パピヨンは核金を取り出す。
「死んでもらうぞ」
「くっ」
蝶野が迫った。
「サテライト・サーティーン!」
ムーンフェイスが分裂する。だが。全ての個体に黒死の蝶がまとわった。
「ニアデスハピネス!!」
「ぎゃああああああああああああ!!」
496二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/21(土) 02:24:28 ID:gY2itra/
(斗貴子さん、斗貴子さん――)
あれから三十分後。パピヨンの知らせを聞いたカズキは、
必死の思いでかけつけた。そこで見たものは――
「うおおおおおおおおおおおお!!」
斗貴子はすぐさまサン・ジェルマン病院に収容された。
斗貴子の容態は思わしくなく、三日が経ったいまも意識は不明だ。
「すまなかったな、武藤。おそくなってしまって」
「お前のせいじゃないさ」
カズキは力なくつぶやく。
「俺のせいだ!斗貴子さんを守れなかった、俺の――」
そこから先は声にならなかった。

(私もここに任務に赴いて、君と出会って、こうして一緒になれて本当に幸せだ)

(カズキが欲しい)

(いや、違うんだ。君とようやく一緒になれて嬉しいんだ)

もう、斗貴子の笑顔をみることはできないのか。
そのとき――
「んっ……」
斗貴子はゆっくりと目を開けた。
「と、斗貴子さん!」
カズキが斗貴子の横たわるベッドに駆け寄る。
「斗貴子さん、生きて、生きて、うう……」
「…………」
斗貴子は大きな目を開け、ゆっくりと辺りを見回し、愛しいひとの顔を認識して。
そしてつぶやいた。
「殺して」
497二人の運命 ◆fa/WRePdmw :2006/01/21(土) 02:25:09 ID:gY2itra/
カズキの体が硬直する。
「カズキ、私を殺して……」
斗貴子は泣いていた。ぽろぽろと涙をこぼして泣いていた。
「私はもう生きていても仕方がない。カズキに殺されるならそれでいい」
そう手足を失った少女は語る。
「……君は、私の事は忘れて、新しい女の子と恋をするんだ」
「斗貴子さんのバカ!」
カズキは泣き叫んだ。
「斗貴子さんが好きなのに、誰よりも、何よりも、自分の命よりも、
ずっとずっと斗貴子さんが大切なのに、なんでそんなことを言うんだ!!」
そのままベッドシーツに崩れて涙を流す。
「カズキ……」
カズキは誓った。今度こそ、自分の命に代えても。
「俺が守るよ。斗貴子さんを守るよ。二度と、誰にも、斗貴子さんを傷つけさせない。
一生、一生ずっと斗貴子さんと一緒にいたい」
「カズキ、私の女の部分はもう駄目になってしまったんだ……」
カズキは叫んだ。
「それがどうした!」
ぶんぶんかぶりを振る。
「それでも斗貴子さんを守りたい。一生そばにいたい」
「カズキ……」

それから人々は手足を失った少女と、少女を甲斐甲斐しく世話する少年のふたりを見るようになった。
カズキは約束を守った。二度と少女を傷つけさせも、離しもしなかった。
斗貴子の切断された腕と破壊された性器は二度ともとに戻る事はなかったが、
それから30年間、食事から排便の世話まで受けて、斗貴子は生きながらえた。
カズキは一生誰とも結婚しなかった。ずっと斗貴子のそばにいた。

それがふたりの運命だった。

(終わり)
498名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 04:02:36 ID:FcIdByLb
正直、猟奇モノは苦手・・・でも乙。
499YesYes枕:2006/01/22(日) 11:42:14 ID:okGMptEn
Yes/Yes

「くしゅ」
寒くて目が覚めた。カーテン越しに薄い陽の光が差している。
隣を見ると、カズキが掛布団を独占していた。
当然、私は裸を外気に晒しているわけで、どうりで寒かったわけだ。
「くしゅ」
このままでは風邪を引く。
でも、カズキから布団を剥して起してはかわいそう。
替わりに何か羽織るものを探そうと起きあがった。
その拍子に、昨晩の行為の結果が秘所からトロリと流れ出た。
誰かが見ているわけでもないのに恥しくて、こそこそと拭き取ってから、
ベッドを離れた。

ジャージでも着ようとタンスの前まで来た。
そこでふと思いついて、カズキの衣類の引き出しを開けてみた。
最初に目に入ったのは、高校の学生服。
古い衣類はそれぞれ自分で整理しているので、とってあるとは思わなかった。
取り出して着込んでみる。
「これを着て戦ったこともあったな…」
直に着ているので少しごわごわするが、なつかしさが先に立つ。
鏡の前に立ち、くるくると回りながら自分の格好を眺めてみる。
やっぱり、なつかしい。
普段着がミニスカートのせいか、下半身はあまり寒くないので、
これだけを着て、ベッドに戻った。

ベッドに戻ると、
今度は掛布団を抱き枕のように抱いたカズキが、裸の背中をこちらに向けている。
ベッドに上り、そんなカズキの隣に座った。
すると、さっきよりも強い陽の光に照されて、私の枕の汚れが目に入った。
結婚祝いにまひろちゃんが買ってれた、YesNo枕の片方だ。
「毎晩、『YES』枕だからな…」
しかも、洗濯しようとすると、カズキが悲しそうな顔をするので、洗えないのだ。
「『YES』枕じゃなくても、いつだって私は『YES』なんだがな…」
そう言葉にしてから自分で恥かしくなり、枕を抱きしめて顔を隠す。
「─ゴホッ、ゴホッ!」
汚れだけじゃなく、少しほこりっぽい。
まひろちゃんに売っている店を聞いて、同じ枕をもう1組買ってこよう。
そう思いながら、カズキの裸の背中に抱き付いた。

(終り)
500245:2006/01/22(日) 11:44:55 ID:okGMptEn
あまた○の学ランYes枕斗貴子さんを見て、やっと書けた。

あと、499の1,2行目はコピペミスだ。忘れてくれ。
501名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 15:05:18 ID:TB/bFpSI
YES YESと続くとなぜかジョジョの3部を思い出すw
乙です
502名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 15:41:13 ID:+CzT1myu
>>491>>499
どちらもGJ!もしかしてこの二つは同時進行じゃないだろなw
503YESだけど…1/2:2006/01/22(日) 18:06:56 ID:1tF9ZOvL
非日常(たたかい)から日常(ここ)へ―――。

無事に地球に戻って来られて、また日常の世界に戻って、最初にカズキが考えたことはと言えば、「斗貴子さんとエッチしたい―――」その一点だった。
カズキとて健全な肉体を持った男子高校生であり、もちろん普通に性欲もある。経験は無かったが、斗貴子を異性として意識し始めた頃から彼女とのそういう行為に対する欲求はあった。
言えなかっただけで。
キスは経験したがそれっきり何も起こらず、言いたかったのだが軽く唇を合わせただけでも羞恥に顔を赤ら
める斗貴子にそれ以上の行為を迫るには性急過ぎるかとひとり悶々としながら思い悩み、もちろん斗貴子の
方からのアプローチがあるわけもなく、いやそれよりも、そんなこと言ったら斗貴子に軽蔑されやしないか、拒否されてしまうのではないかということが心配だった。
怒られるのならまだいい。ただ彼女に拒絶されるのが、嫌われてしまうのが怖かった。

そうして思い悩んでいるうちに、ヴィクターとの決戦の時が来てしまったのだ。

あの時は二人でちょっといい雰囲気だったのに、もう一回キスできそうだったのに、まひろに見つかっ
ちゃって、しかもその後すぐに戦団の迎えが来てしまったせいで。
あれさえなければ二回目のキスだって、あわよくばそれ以上の進展だって、あったかもしれないのに。

でも、いろいろあったが無事に帰って来られて、斗貴子さんとも新たな一心同体も誓い合った。
なにせ一度は諦めた命だ。こうしてまた帰ってくることができたのだから、今度は悔いの無い、
思い残すことの無いように、思ったことは迷わず実行しようと心に決めたカズキ、いざ決死のアタック。
「斗貴子さん、あのね…。」
「なんだカズキ?」
自分の部屋に呼び出して、ベッドの自分の隣に腰掛けて寛ぐ斗貴子にドキドキしながら声をかける。
「…その………だ、抱いてもいい…?」
汗を掻きながらやっとそれだけ言い終わると、今度は固唾を呑んで返事を待った。
カズキの言葉を聞いた斗貴子ははっとして頬を桜色に染めたが、ほんの少し俯き加減になると小さく、
「…いいぞ。」と答えた。
504YESだけど…2/2:2006/01/22(日) 18:15:27 ID:1tF9ZOvL
「え…?」
いいの?
やったー、と一瞬にして幸福気分炸裂のカズキ。ヒャッホウと言いなが踊り出し
たい気分だ。念願の夢がついにかなったっていうかほんとにいいのうれしいうれしいマジうれしい
んだけどやったー俺ってブラボーおおブラボーってかうわーどうしよう心臓がバクバクいってき
た手が震えるんだけど月から帰って来られて本当によかった生きててよかった父さん母さん俺を
生んでくれてありがとうヴィクターもありがとう戦団の人たちも剛太もブラボーも蝶野もまひろ
もみんなみんなもありがとう斗貴子さん俺もうぜったい斗貴子さんをしあわせにするからね一生
面倒見るよっていうか俺の面倒見てくださいとカズキの思考回路も暴走寸前。

その嬉しさが顔に出て、満面の笑みになったカズキの表情に斗貴子も内心嬉しく思いなが
らも出来るだけ表情は崩さないよう気をつけながら「…いいから、ほら、は、はやくしろ
…」とカズキのほうに体を向けて手と足をきちんと揃えると上気する顔を持ち上げ次の動作
を待った。
その斗貴子の態度を見てあれなんかおかしいなと気付くカズキ。

なんていうか斗貴子さんならもっとこう、恥ずかしがるんじゃないかな。
だって斗貴子さん、俺たちこれからエッチするんだよ?

分かっているのかなとそこまで考えてやっと、カズキは先程自分が犯した間違いに気付く。

――――――――そんなあ。

その事実に気付き、幸福と言う山の絶頂にいたカズキは、一瞬にしてそのすぐ隣にある失
意と言う名の谷底に転がり落ちてしまった。

「どうしたカズキ、だからほら、だ、抱きしめてもいいといっている…」

カズキの絶望に気付かない斗貴子は恥ずかしそうにそう言うと、暫くの間腕を広げてカズ
キの抱擁を待っていた。

そ、そうじゃないんだぁ………。

無垢な斗貴子を前にして、今さら本当のことなど言えないカズキであった。

おしまい


505名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 18:22:26 ID:1tF9ZOvL
YES/NO枕に便乗じゃないけど。
エロ無しですた。
お目汚しスマソ。
506とある会社員の日記:2006/01/22(日) 19:04:44 ID:WujSVM5f
以外に好評なので調子に乗ってみますね。

X月Y日 木曜日 晴れ、後曇り
今日ほど自分の間の悪さが恨めしく思った事は無い。
まず、今朝の事だ。さて、きょうも一日頑張るかとタイをぎゅっと締め、
勢い良くドアを開けた瞬間、カズキ君と斗貴子君が目に入ってきた。
それだけならいい。要するに二人は、行ってらっしゃいのキスをしようと
する寸前だったのだ。斗貴子君は爪先立ちのまま、カズキ君は斗貴子君を
抱き寄せたままこちらに気付いて、俺と彼らの「あ」という声が重なった。
とりあえず謝って、ドアに鍵をかけた後脱兎の如く階段に走った。
電車の中ではずっと「せめて玄関でしてくれよ」とかばっかり
考えていた事は、記すまでも無い。そして、ついさっき。
酒が切れていたので、コンビニにでも行こうかと、
丁度ドアノブに手をかけた時。ガチャリ、とカズキ君の部屋のドアが開く
音が聞えた。(ただいま)というくぐもった声が聞えてきたので、
カズキ君が帰ってきたのだなと直感すると同時に、今朝の事を思い出して、
ドアを開けられなくなってしまった。俺が次の事を考えるまえに、パタパタ
と斗貴子君が玄関に寄ってくる音が聞えてくる。玄関は壁が薄いので、
ある程度の声は聞き取れてしまう様だ。他所の家の事だし、
こんな事は書かない方がいいのだろうとは思うが、以下、彼らの会話。
(お帰り。今日は早かったな。)
(えーと、十時半か…。そうだね、いつもよりは早いかな?)
(…そ、それで、今から、ご飯にするか?お風呂がいいか?そ、そそそ、
 それとも…)その先は聞き取れなかった。最も、想像はつくが。
(……勿論、斗貴子さん!!)
もう駄目だ。聞いていられない。俺は、酒を買いに行くことを諦め、
布団に潜り込んでこの日記を書いている。
…というか、いってらっしゃいのキスも、旦那さんが帰ってきた時のベタな
会話も、新婚さん限定のイベントじゃないのか!?少なくとも、彼らが
ここに越してきてから四年半はたっている。
燃え上がるような恋、というのは鎮火するのも早いのが道理。しかし、
彼らはむしろ長くいる程に燃え続けている気がする。
彼らも見ていて俺から出る言葉は、「羨ましいなぁ」の一言に尽きるという
事を、体感した一日だった。…先ほどからベッドの軋む音も聞こえ出した事
だし、耳栓をして今日は眠る。

N月M日 日曜日 晴れ
久々の休みだし外食でもするかとマンションを出たのが午後の一時頃。
レストランで、ばったりカズキ君と斗貴子君も見掛ける。
俺も空気が読めない奴だなぁとその場を去ろうとすると、カズキ君の方が
声をかけて来た。しょうがないので振り向くと、カズキ君が右手に伝票を
もってこちら来る。もう食事は終わったようだ。それに斗貴子君も続いて
……と思ったらこの二人、手をつないでましたよ。それはもうしっかりと。
少し立ち話をして、カズキ君が「じゃあ、俺達はこれで。」と行って
店を出て行くまで、俺の方が恥ずかしい様な気分がした。
その後一人で食べたカルボナーラは、やけにしょっぱかった。
自分が情けなくてしょうがないので、今日の日記はここまでとする。
507名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 20:47:27 ID:GSdUhcOp
面白いっす〜(^O^)
続き続き〜
508名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 00:24:24 ID:kXrL4lx4
4年もいるんだったら、和斗(仮)はどうした? 妹(仮)は?
509名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 01:15:52 ID:eu3JSdDU
どうも「とある会社員の日記」の作者ですよ。

子供は(このまま続けたなら)いつか出てくくるでしょうね。
でもまだ出さない。だって、この二人の結婚後の自由なストロベリーが
書きたいから。出しても面白そうだけど。

レベル高いSSの中で、おかしな形態をとった作品なのに、
受け入れて貰えて感激ですよ、作者としては。
需要があるのなら、勿論続き書きます。書かせて頂きますとも!
そうなると、会社員の受難は続くことになりますがね。
510名無しさん@ピンキー :2006/01/23(月) 19:28:28 ID:yoEiNQCC
GJ!!!
511名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:01:48 ID:EAGBUory
リーマンも入れてさんぴーしちゃえよ
512名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:30:10 ID:ttCGEV5Q
それはちょっと…
513名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:51:46 ID:XT5uEx/T
SS(小説)って結構書くの難しいね
状況説明や心理描写のちょうどいいサジ加減みたいなのが
なかなか掴めなくて苦心してますorz
みんなは何か参考にしてる作家さん(の文体とか)はいるのかな?
514爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/23(月) 22:51:32 ID:ENHSV1YH
――最後の戦いから三年。
俺は斗貴子先輩からの手紙を取ってたっていた。

あれから色々あった。
戦団を抜けるもの、残るもの。
火渡戦士長や防人戦士長のように抜け出すものもいれば,
千歳先輩や俺のように残るものもいた。
戦団はホムンクルスとの戦闘を休止していた。
俺も今では会計の資格を取って、規模が縮小された戦団の事務をまかなっていたりする。
武藤たちとはあれっきりぷっつりだった。
風のたよりでは斗貴子先輩と結婚したとか。
今では斗貴子先輩のことも、あいつのことも良い思い出だ。
そんなふうに思っていた。

「剛太、ここだ!」
「え、先輩」
向こうから手を振りながら、女性と男が近づいてくる。
男は身に覚えのあるつんつん頭。
女性は――
「剛太、久しぶりだな!」
「ときこ……先輩?」
515爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/23(月) 22:52:21 ID:ENHSV1YH
――目の前に天使が立っていた。
髪を艶やかに伸ばし、妖艶に微笑む女性。印象は恐ろしく違っていたが、
頭に刻み込まれた顔も、鼻の一文字傷もそのままだ。
「どうした、あんぐりして」
「先輩……変わり、ましたね」
武藤がとなりに立つ。
「また三人いっしょになれたな」

俺は武藤夫妻の新居に案内された。
銀成市の一角。斗貴子先輩が戦団で稼いだお金で建てたという一戸建て。
あれから、先輩と武藤は、武藤の卒業を待ってはれて入籍したそうだ。
今では夫婦仲よくここで暮らしている。
「先輩が髪を伸ばすなんて思っていなかったな」
「私も、もう戦いから離れたからな」
テーブルを挟んで斗貴子先輩と向き合う。
「剛太はどうしている?」
「俺はつまんない事務ばっかりですよ。戦団も平和団体になりましたからねえ……」
武藤が紅茶を持ってきた。
「さあ飲んでくれ」
「ああ……ところで、今日は何のようで俺を呼んだんです?」
武藤が斗貴子先輩の隣に腰を下ろす。
「うん、それなんだけど……」
俺は紅茶を口に含んだ。
(あれ――?)
急に眩暈がしてくる。
俺は立とうとして足に力が入らないことに気づいた。
そのまま椅子から転がり落ちる。意識を失う前に二人がぐにゃっと笑うのが見えた。
516爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/23(月) 22:53:24 ID:ENHSV1YH
「うん……」
「目が覚めたか、剛太」
俺はがばっと首を上げた。
手首がじんじんする。気がつくと、俺は両手を手錠で拘束され、
後ろでにパイプ椅子にくくりつけられて、座っていた。
目の前には――真っ裸の武藤と先輩。
「せ、先輩……これはいったいどういう事です!?」
俺はあまりのことに混乱しながら叫んだ。
「今日来てもらったのは他でもない。剛太に私とカズキのセックスを見てもらいに来てもらったんだ」
「なっ!?」
唖然とする俺の前で、武藤が口を開く。
「俺たち夫婦になって三年がたつんだけど、セックスもマンネリ化して来ちゃってね。
ここでひとつ、スワッピングに挑戦してみようと思うんだ」
「す、すわっぴんぐー?」
――自分では自分は冷静な男だと思っていた。
だがここに来て、俺はあたまがガンガンするのを抑えることができない。
「ふ、ふざけるな。俺にそんなものを見せつけるために呼んだのかよ!?」
「嫌か、剛太」
斗貴子先輩が嫣然と微笑む。その貌はぞっとするほど妖艶だ。
「まあ、見ててくれよ」
武藤が俺の顔を覗きこむ。あの、こいつ一流のにこにこ笑顔を浮かべて。
「お前、斗貴子さんの事が好きだったんだろ。死ぬほど死ぬほど、好きだったんだろぉ?
呼び出しに乗るくらいだから、今でも忘れられないくらい好きなんだろぉ。
今からそのお前の目の前で斗貴子さんとセックスしてやるよ。
チ○コが痛くなるまでセックスしてやるよ。縛られて何もできないお前の前で、
お前の大好きな斗貴子さんと思う存分セックスしてやるよ。お前は指くわえてただそこでぼっとそこで見てろや」
武藤はあいかわらずの笑顔を崩さない。
「武藤……てめぇ」
俺はぎりっと奥歯を噛んでにらみつけるが、そんな俺にかまわず、
二人は抱きあった。
517爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/23(月) 22:54:28 ID:ENHSV1YH
「あ……んっ……」
斗貴子先輩と武藤がキスをする。
舌と舌をからめあい、お互いの唾液を交換する、濃厚で情熱的なキス。
キスをしながら、武藤は手で斗貴子先輩の胸をもみ、乳首をいじくる。
すぐに斗貴子先輩の首筋が赤くなっていくのが分かる。
「は……ああ……」
斗貴子先輩は長い髪を振り乱して、首を反らせた。
武藤が首筋や胸に噛み跡を刻んでいく。
「ああ、カズキ、いい!」
斗貴子さんは胸に両手で武藤を挟みながら、喘ぎ声を出す。
発情したメスの独特の濃い匂いがここまで伝わってくる。
斗貴子先輩はもう濡れているようだった。
「見られてると感じる? 斗貴子さん、いつもより大胆だ」
言うと、武藤は体の向きを変えて、俺の目に結合する部分が見えるようにした。
そして、反りかえってびくびく脈打つ肉棒を斗貴子先輩の股間に近づける。
「はあ、剛太ぁ……私のおま○こ見てぇ」
斗貴子先輩は自分で女性の襞を広げてみせた。
黒い毛がふさふさと蔽い、クリトリスが飛び出て勃起している。
そこには俺の知っている戦乙女の姿はなかった。
一匹の発情したメスだった。
「それじゃ……いくよ」
武藤が腰を突きこんだ。武藤のランスが斗貴子先輩の女性に挿入される。
「ああ、はあっ……!!」
斗貴子先輩がびくんと震える。武藤の逸物を根元まで入れられて、
快楽に掠れた息が漏れる。
二人は立ったまま交ぐあいを始めた。
俺の十センチほど前で、斗貴子先輩の女性から武藤の男根がぬきさしされる。
パンパンと尻を打つ淫靡な音が響く。
俺はその光景を――ただ呆然と眺めていた。

「ああ、斗貴子さん、締まるよ。締まる!」
「カズキ、カズキ!すごい、逞しい!」
二人のまぐあいはどんどん加速される。
「ああ、斗貴子さん、でるよでるよ!」
「カズキぃ! あはぁ、来て、カズキ、来て――――っ!!」
斗貴子先輩が涙を流しながら、体を痙攣させる。
武藤に抱きかかえられたまま、斗貴子先輩は絶叫し、そして果てた。
518爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/23(月) 22:55:18 ID:ENHSV1YH
「はあはあ……気持ちよかった」
「俺もだよ、斗貴子さん」
汗まみれになった二人は、後戯のキスをやさしく唇で交わす。
途中から俺の存在は忘れていたようだが、ふと気づいて二人がこちらを向いた。
「どうだった、剛太。俺と斗貴子さんとのセックス」
武藤がニヤニヤと俺を見下ろす。
斗貴子先輩が――腰が立たないのか床を這いながら、俺の目の前にあらわれた。
「剛太……感じてた?」
「あくぅ!」
突然の刺激に俺はのけぞって悲鳴を上げた。
斗貴子先輩が俺のモノをズボンの上からなでたのだ。
「せ、先輩……」
「すごい、こんなになってる……」
そういうと、髪の長い斗貴子先輩は、ジッパーをじーっと下ろし、
俺の逸物を取り出した。ズボンから飛び出たそれは、びくんびくんと痙攣して、完全に勃起している。
「ふふふ、剛太。どうして欲しい?」
先輩が長い髪をかきわけながら、俺を上目遣いにみる。
「くっ!」
俺は顔を背けた。だが――
次の瞬間、俺の背筋に激しい愉悦が走る。斗貴子先輩は俺の逸物を口に含んだのだ。
「! ああ、先輩……!」
「ううん、剛太のおち○ちん、太い……」
じゅばじゅばと厭らしい音がする。
(なめている!先輩が、俺のモノを――)
俺は頭が混乱して、何もかも信じられない思いだった。
憧れていたひとが可憐な唇に俺の逸物を挟みこんで、しこしこフェラチオをしている。
信じられないと同時に、満たされない心の闇が救われるような感覚に俺は酔っていた。
「ああ、先輩、先輩ぃ!」
ただ愉悦が漏れる。
先輩の口が俺の逸物を根元まで飲み込み、また戻ってきて、
裏筋のあたりをぺろぺろと舌で舐める。
キスもしたこともない憧れの女性に丹念に舐められて、俺の逸物は限界まで硬直していた。
――じゅばじゅば……――
「ううん、剛太、来て……」
「ああ、先輩、斗貴子先輩! 先輩……っ!!」
俺はがたがたと椅子ごと体を揺らす。
限界が来た。
俺は絶叫しながら、斗貴子先輩の口に精を放った。

(続く)
519名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 00:43:58 ID:jSeabxww
>>514
>>518
爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmwさん

興奮と落ち着きを過不足のなくバランスした素晴らしい描写力だと思いました。。
言うまでもなく続きを期待しています。
520とある会社員の日記:2006/01/25(水) 00:34:07 ID:y7Bze7h9
Π月ε日 日曜日 台風、大雨
今日は俺にとって最悪の一日、と言っても過言ではない。
俺の不幸は、次の三つが完全に重なったことだ。一つでも外れていれば、
それ程悲惨ではなかったろう。まず一つ目は、今日は日曜日で会社が休み
だった事。二つ目は、台風の接近で外に出られる様な状況では無かった事。
三つ目は――出張がちなカズキ君達が、昨日の晩から二人そろっていた事。
……要するに、カズキ君達のオタノシミの様子を、(当然声だけだが、と
言うか声だけでも十二分だが)延々聞かされる破目になったのだ。台風で外
に出られないモンだから、彼らはずーっと情事を続けていた。どんな体力
なんだとか何で飽きないのかとかそう言えばあんなに激しくしてても
子供出来ないって事はちゃんと避妊してるって事かとか、言いたい事は色々
あるが、これでは最早彼女がいない俺の事をいじめているとしか思えない。
耳栓も大して功をなさず、辛いを通り越して痛いとさえ思った。
……そろそろ、お見合いを考える時がきたか。

Δ月β日 水曜日 晴れ
ここのところ、ウチのマンションが噂になっているらしい。
どんな噂か?曰く、「どこででも自分達の空間を作る夫婦がいる」らしい。
……まぁ、誰々の事かは書かずもがなだが。というか、この噂は目撃情報が
多すぎて、なかなか要領を得ない。例えば、街中で口論の末に熱烈なキスで
それを解決したとか、レジで店員が清算をしている僅かな間に、話しかける
事さえ出来ない様な空気を作ったとか、果てはお嬢様ダッコのまま繁華街を
疾走していたとか。…正直、彼らならどれも有り得るよなぁ、と俺は思う。
それでも、彼らの身近にいる人間は、皆彼らの事を「何だか初々しい」と
言うし、俺もそう思うのだが、何故かそのイチャつき具合はとんでもない。
……彼らがもう少し空気を読める夫婦になります様にと願いつつ、
今日はここでペンを置くとしよう。
521名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 03:29:59 ID:YeK/YPK1
面白い、もっともっと!
522名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 10:07:22 ID:/PiXA5Mu
斗「アァッ! カズキ! モット! モット〜!」

会社員「('A`)」
523名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 01:25:52 ID:ClmAF0qd
なんか会社員さんに幸せになってほしくなってきた…
ストロベリーズも迷惑かけてるんだから(自覚はないだろうが)桜花先輩でも紹介してやれ…
524爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/26(木) 02:00:32 ID:soM5M3DZ
「あ、ああ……」
俺はだらしなく涎をたらしながら、顔を上向かせ、呆然と息を吐いた。
先輩の口は一滴すらも逃さないかのように、俺のモノをきつく咥えて、精子を喉で飲み干す。
ようやく全てでつくして、俺は先輩の口から解放された。
「んんっ、おいしい、剛太のおしる……」
斗貴子先輩が長い髪を揺らして、淫蕩な表情をうかべる。
すべて俺の精子を飲んでくれたようだ。
俺はただ荒く息をつくしかない。
「まだ固いね、剛太のおち○ちん」
きゅっと斗貴子先輩が俺の逸物を握り締める。
と、ゆらりと立ち上がり、股を開いた。
「せ、先輩なにを……」
先輩が俺の体をまたぐ。
「いくよ剛太。私のおま○こ、味わわせてあげる……」
斗貴子先輩は俺の太ももにのしかかり、逸物に手をそえて、ゆっくりと腰を落とし始めた。
「あっ、ああ……!」
斗貴子先輩の秘裂に俺の亀頭が飲み込まれていく。
ゆっくりと沈みこんでいく。
俺はあまりの感覚に震えた。斗貴子先輩のなかは暖かくてきゅっきゅっと俺のモノをつつみこんでいく。
憧れていた女性の蜜壷。
何度も夢に見た、自分で想像しながら慰めてきた、そこへ俺の逸物は飲み込まれている。
「先輩……ああ、先輩ぃ!」
俺は喘ぎ、歓喜の声をあげた。
先輩は長い髪を揺らしながら上下に腰を振っている。
525爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/26(木) 02:01:21 ID:soM5M3DZ
「ああ、剛太もっとつきあげて!」
「先輩、先輩!」
ガタガタと椅子が揺れる。先輩は俺の肩に手を置いて、一心不乱に乱れていた。
俺は拘束された不自然な姿勢をしいて、必死で腰をふる。
艶やかな黒髪が俺の顔にかかる。かぐわしい匂いに気が狂いそうになり、
あっという間に――俺は二度目の射精をおこなった。
「はああっ!!」
「ああ、熱い!」
斗貴子先輩が背筋をピーンと仰け反らせた。
崩れるように俺の膝から落ちる。
「斗貴子さん、よかったよ。色っぽかった」
武藤が先輩を抱き起こす。
「カズキ……今の私にキスできる?」
武藤はうむをいわさず斗貴子先輩の唇をうばった。
「あむっ……」
そのまま熱い口付けを交わす二人。
俺は倦怠感の波にのまれてただぼーっと二人を見ていた。

それから俺の監禁生活が始まった。
もとより身寄りのない俺である。戦団の寄宿舎から失踪したところで、
気づくものなどいない。さすがに四五日もすれば、出勤しない俺を不審におもった千歳先輩が、
捜索願いでもだしてくれるかもしれないが、それでもここが分かるはずはない。
俺は斗貴子先輩に食事などの世話を受けながら拘束されていた。
何度も逃げ出そうとしたが、無駄だった。あるいは――自ら望んでいたのかもしれない。
「ああっ、いい!!」
斗貴子先輩が俺にまたがり、猛然と腰をふる。
長い髪が俺の胸元をなぜる。
その様子を武藤がすこし離れてにやにや眺めている。
あれから一週間、俺は食事と寝る時間以外は、斗貴子先輩の猛烈なセックス責めに遭っていた。
なんども、なんども斗貴子先輩の女性が俺のモノをつつむ。
もう精子をだしつくした逸物からは透明なカウパー液が漏れるのみである。
それでも斗貴子先輩は俺のモノをおいしそうに舐め、しゃぶりつくす。
限界を越えて膨張した海綿体は破ける寸前だった。
俺は文字通り、斗貴子先輩に犯され、ただ堕落した快楽の虜になっていた。
「ああ、剛太、イク、イクイクっ!!」
「ああ、先輩……せん……ぱ……」
俺は数百回目の射精をおこなった。
526爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/26(木) 02:02:11 ID:soM5M3DZ
「はあ、よかった……」
斗貴子先輩が、腰が立たないのか床に崩れたまま――荒く息を吐く。
そこへ武藤がやってくる。
「斗貴子さん最高だよ。俺の目の前で俺いがいの男とヤッてるのみるのって、凄く興奮する」
武藤がやさしく斗貴子先輩を抱きしめる。
「カズキ……ああ」
二人はしばらく口づけを交わしていたが、やがて武藤が俺のほうに近寄った。
手に一冊の雑誌を提げている。
「どうだ、剛太。あこがれの斗貴子さんとやれて気持ちいいだろ?」
「…………」
俺はもう何もいう気力もなくてただ奴の顔を見上げていた。
「これ見ろよ」
武藤が雑誌を広げる。――そこには異様な図が並べられていた。
「……なんだ……そりゃ」
図はチ○ポの図だった。ただし、おかしな形に加工されて、奇形になっている。
二つに割られたり、根元までから竹割りにされたり、三叉になっている。
「見てみろよ。これなんかスパナみたいだろ。サブインジョンって言うんだ。
チ○コを鋏で切ったりして改造するんだよ」
そういうと武藤は腰から何か取り出した。
「ま……さか」
武藤がにっこり笑う。
「――そうだ。お前のチ○コを改造してやるよ」
そういうと、鋏をとりだす。
武藤は鋏を俺の勃起した亀頭に挟んだ。
「やめ、やめ……」
「ククク」
俺は絶望のあまり涙をながして震える。何とか拘束を解こうとガタガタするが、無駄な努力だ。
俺は必死で、奴の後ろにいる斗貴子先輩をみやる。
先輩は妖艶な笑みを浮かべて一言。
「剛太、ごめんね」
――シャキン――
「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!」

(続く)
527名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 03:07:43 ID:v2enHBK9
ちょwwwww3年の間にカズキと斗貴子さんに何があった!?(;・∀・)
528爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/26(木) 03:09:19 ID:soM5M3DZ
この後剛太はコンクリづめにされます。
529名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 09:44:06 ID:kKCHk6NO
まぁ俺は剛太がどうなろうとカズトキが幸せなら構わん

このSSも大丈夫やね
530爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/26(木) 17:42:34 ID:soM5M3DZ
ぴちゃぴちゃと――血がしたたる音がする。
「ぁ……ぁ……」
俺はあまりの痛みに半ば気絶しかけながら、呆然とそれを見る。
男根は亀頭のところまで両断されていた。
傷口から尿道の管が見える。血が面白いくらいぴゅーぴゅーと噴き出している。
「どうだ、剛太うれしいだろ? あこがれの斗貴子さんとやれて、改造までしてもらって」
武藤が笑顔で俺をみる。
「ち……くしょう……ちく……しょう」
俺は涙をとうとうと流して、歯をくいしばった。
もう、俺のチ○ポは駄目になってしまった。その事実が俺の心をぼろぼろにする。
それも、愛しいひとの前で――
「斗貴子さん、消毒と化膿止めやっといて。それから、くっつかないように
片方ずつ包帯で巻いて。念のため抗生物質も飲ませておこう」
「わかった」
斗貴子先輩が消毒液をどばどば裂け目にかける。
「ぐああああああああああっ!!」
あまりの激痛に俺はのけぞった。」
531爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/26(木) 17:43:25 ID:soM5M3DZ
それから五日間。俺は高熱がでてうなされていた。
出血は止まったが、俺の逸物からはずきずきするような痛みが脳に這い上がってくる。
意識がもうろうとする中、俺は漠然と夢を見ていた。
愛しいひとのゆめ。

(そのときのために、君は強くなっておくんだ)

(ほら、見せてみろ。まったく)

(行くぞ剛太!)

(剛太……ほら、剛太!)

俺の頭の中で、斗貴子先輩は短髪で、勇ましく、そしてなにより美しく可憐な戦乙女だった。
バルキリースカートが宙を舞う。
走る。先輩と一緒に。駆け抜けた。あの日、二人で。
「とき……こ……せんぱ……」

(剛太……)

(剛太……さようなら……)

(さようなら……)

「う……」
「気がついたか、剛太」
目の前に一文字の傷痕がみえた。
「と……せんぱい……」
「もう大丈夫だ。熱もひいた」
こつんとおでこをおでこに当てる。
正気に戻った俺は斗貴子先輩に介抱されていたことに気づいた。
痛みもひいている。
「よかった、剛太が元気になって」
斗貴子先輩がはにかむように微笑った。
そのまま俺の頬を両手で挟んでなでる。
「ごはんは食べれるか。今おかゆ持ってくるから」
やがてほかほかと湯気のたつ土鍋を持ってくる斗貴子先輩。
後ろでに拘束された俺のために、スプーンですくって食わせてくれる。
「…………」
「すっかり食べ終わったな。それじゃ――」
「どう、斗貴子さん――?」
例の忌々しい声がした。――武藤が部屋の中に入ってきた。
斗貴子先輩が笑顔を浮かべて立ち上がる。
「今食事させたところだ。すっかりいいみたい」
「それじゃ、あけてみようか」
532爛れた蜜月 ◆fa/WRePdmw :2006/01/26(木) 17:44:08 ID:soM5M3DZ
武藤が俺の股の前にしゃがみこむと、俺の逸物をつつむ包帯を解きはじめる。
「うっ……」
「ほーら、完成だ」
包帯がはがされた。そこには、完全に傷がふさがり、双頭の竜のように二つに分かれた
俺のチ○ポがあった。
「すごい、亀頭がふたつになっちゃってるな」
「これでまた楽しめそうだね」
それをまじまじと見つめる。
(俺のチンポは……奇形になってしまった――)
そのことが改めて俺の脳裏にのしかかる。
「うう……」
「泣いてるのか、剛太。私が慰めてあげる」
「そうだよ、こうすればかえって感度はよくなるんだぞ」
先輩が長い髪をかきわけて、口に俺の逸物を近づけた。
そしてぺろぺろと舐める。
「あう……ああ……」
何とも言えない妙な感覚だった。
先輩の舌が叉のところを舐める。尿道が剥き出しになったそこは、グロテスクだ。
「あくっ!!」
先輩の舌先が剥き出しの尿道をえぐるようになめた。逸物に激しい痛みとくすぐったさが走る。
「どうだ、剛太。気持ちいいだろ」
「ああ……ああ……」
やがて苦痛は快楽にかわった。
なんという刺激だろう。
尿道を内側から斗貴子先輩に舐められている。
俺は気が狂いそうだった。
今までの責めで鈍感になっていた俺の逸物はびくびくと痙攣する。
「ううん……どう?」
先輩が上目遣いに俺を見る。
どこまでも狂おしいほど愛しいひと。
俺はもう、この人の奴僕として生きていけるなら、それでいい。
――いつのまにかそんなふうに考えていた。

「それじゃ、いくよ剛太」
「さっそく試してみるんだ、そのチ○コ」
斗貴子先輩が俺の太ももにのしかかる。
やがて先輩の女性が俺をつつみこむ。俺は激しい愉悦によう。
「ああ、ああ」
激しく腰をふる先輩。やがて限界を迎える。先輩が逸物を抜いた。
「剛太……いっていいよ」
手で双頭の屹立をしごく。
俺は絶頂を迎え、精液が変な風に飛び散った。もう普通には射精できないらしい。
「わー、面白いな」
「だろ?」
「次はアナルでも調教してみるか」
斗貴子先輩がはしゃいでいる。
俺は灼けるような快楽のなか、いつまでも、ただその笑顔を見つめていた。

(終わり)
533過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/26(木) 21:41:21 ID:ysWv7+HK
つーか殺し屋1ネタじゃないか!
どーせなら男なんか破壊しないで女を破壊しなさい、女を。
まっぴーとかちーちんとかさーちゃんとか桜花先輩とか千歳さんとか。
でも、まあGJ。
534とある会社員の日記:2006/01/26(木) 21:49:21 ID:KMqy+fCp
今回は完全にエロ無し・長すぎたから二部構成なんだ。
ごめんね、ほんとごめんね。

ф月Ж日 木曜日 曇り、後雨
カズキ君が、今回の出張のお土産ですと、京都の地酒を持って来てくれた。
斗貴子君の方が家に居ない時は、よく彼と一杯交わしているが、まさか
お土産だからと酒を買ってきてくれるとは驚いた。今日は彼女が出張の日
だったので、その酒はそのまま彼と二人で空けてしまったが、
とても旨い酒だった。
おっと、そうだ忘れない様に書き留めておかねば。今日遂に解明できた、
カズキ君と話す時のタブーを。…忘れて辛い思いをするのは俺だからな。
キーワードは「斗貴子君」だ。例えば今日、酒の肴の話から料理の話題に
なった時だ。君の家はどっちが料理をするんだい?と聞いたら、彼は
「オレも斗貴子さんも出来ますよ」と答えたので、じゃあ斗貴子君と君、
どっちが上手なの?と聞いたのが間違いだった。彼の表情がパッと明るく
なり、それはもうすごい勢いでまくし立てられた。

「そりゃあ斗貴子さんですよ!!この間もグラタンに挑戦してくれたんです
 けど、それがおいしいの何のって!!『初めてだからうまく作れたか
 どうかは分からないが…』なんて謙遜する様子も健気って言うか
 いじらしいっていうか、自然と顔が笑っちゃって、『すごくおいしいよ』
 って言ったら少し顔を赤くして『気に入ってもらえて良かった』って言う
 斗貴子さんがかわいくてかわいくて――中略――勿論和食も完璧ですよ
 斗貴子さんは!たまに一緒に居れる朝に作ってくれる味噌汁のおいしさは
 言い表せない程だし、斗貴子さんの魚料理なら料亭に出しても大丈夫な程
 ですよ!!それで、――中略――だから、今度斗貴子さんにキレイな
 エプロンをプレゼントしようかなって思うんですけど、どうですかね?」

…こんな感じに。彼の唐突に始まったマシンガントークに気が抜けて
いたので、恐らく俺はとても曖昧な返事をしたのだろうと思うが、その後も
彼はしばらくの間、斗貴子君に送るエプロンはどんな物が好いかしゃべり
続けていた。……頼むから、ホントお願いだから、一人で惚気るなんて真似
はやめてくれ。しかも俺の眼前で。悪気が無いだけに、直接注意するのも
気が引けるんだよ。それに、斗貴子君の事を話してる時の彼はまた、
特別幸せそうだからなぁ…。今後彼と飲む時は、もう絶対に斗貴子君の
話題を出す事はしない。八百万の神全てに誓ってしない。
535とある会社員の日記:2006/01/26(木) 21:50:30 ID:KMqy+fCp
г月Ю日 金曜日 雪、後曇り
何と今日は、斗貴子君が俺の部屋を訪ねて来た。「私が居ない時にカズキが
お世話になってる様で」と頭を下げられてしまった。きっとカズキ君から、
俺と杯を交わしたという話聞いたのだろう。カズキ君とは隣人と言うよりは
友人に近い付き合いをさせてもらっているが、斗貴子君とは挨拶を交わす
程度だから、正直、彼女の訪問には度肝を抜かれた。別に世話をしてる何て
事はないです、友達付き合いをさせてもらってるだけですよと言うと、
「でも、いつも遅くまで付き合わせているようですから、コレ、お詫びと
 お礼を兼ねて、と言っては何ですが…」何て言いながら、何か包みを
差し出された。そこまで言われれば断る訳にもいかないので、丁寧に礼を
言ってから有難く受け取る事にした。彼女の去り際に、カズキ君は貴方は
料理が凄く上手いと言ってましたよと言うと、「ええっ!?ああ…その…」
とか何とかゴニョゴニョ言いながら、顔を真っ赤にしてしまった。カズキ君
の言葉を思い出して、彼は確か赤くなっちゃった斗貴子さんも可愛いと
言ってたなぁと聞える様に呟いてやると、頭から湯気が出そうに
なっていた。その様子が本当に初々しくって、苦笑しながら、ご馳走様と
言って扉を閉めた。
包みの中は、上等なライターだった。俺がヘビースモーカーだと言う事は、
このマンションの住人なら皆知っている。きっとコレが一番妥当だと踏んだ
のだろうが、彼女がくれたライターはかなり高価な物だった。またお礼に
に何か――そう、エプロンでもプレゼントするか。夫婦二人分揃った、
ペアルックのエプロンがあれば一番好いが。
いつもは彼らを羨むばかりの俺だが、今日は何か、彼ら二人の幸せを分けて
もらった様な、そんな気分になった。見せ付けられるのは確かに辛いが、
自分から見る分には大丈夫という事だろう。俺自身も現金だとは思うが。
頂いたライターを使って一服したくなってきたので、今日の日記はこれで
おしまいにしよう。
536名無しさん@ピンキー :2006/01/26(木) 21:52:45 ID:3HnIoJH/
GJ!
だんだん染まっているようですなw
537 ◆fa/WRePdmw :2006/01/26(木) 22:08:24 ID:soM5M3DZ
>>533
あなたのことは尊敬しています。
猟奇スレでのだるまっぴーの続き期待しています。
538名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 22:26:26 ID:6JnJ01rq
会社員頑張れ(´・ω・)
539名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 23:31:19 ID:kKCHk6NO
何でここ猟奇系多いいのさ…


だるまっぴーは頼むから別スレでお願いします
一回見たけど正に顔を背けてしまいましたよ_| ̄|〇
540名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 00:16:26 ID:d49Rokuk
>>539
理由は分からんが最近急激に増えたよなぁ…大甘濃厚苺が好きな自分としてはちと辛い…ハッピーエンドの反動かな?
取りあえず雰囲気落ち着いたら幾つかピリオド見て思い付いたネタ系単発作品考えてるから、それ投下する。苺分補給は無理だろうが、ネタとして笑ってもらえれば。
541名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 00:45:54 ID:JVZKXmXa
>>540
「とある会社員の日記」の作者ですが、こんな100%純粋ネタ作品でも
受け入れてもらえる程に苺分は不足しているのです。少しでもストロベリー
を含むなら、躊躇する必要はない、早く投下するのだッ!
542名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 01:15:11 ID:ZttbATpT
>>539
とにかく別スレに隔離しようってのはあまりよくないと思う。
武装錬金のエログロが嫌なのは禿同だが。

職人が投下前に
NG「グロ」「寝取られ」
とか言ってもらえれば読む側も事前にスルーできるので
これから投下する職人さん、どうかよろしくお願いします。
543名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 02:04:14 ID:o3X0ZFPq
NG「エロ無し」「グロ無し」「苺しか無し」です
ピリオド直後を妄想してたらこうなりました

すぐ後の話
「それからのふたり」
544それからのふたり:2006/01/27(金) 02:04:49 ID:o3X0ZFPq
「行こう!斗貴子さん」
手を優しくつないで、ふたりは歩き出した。
皆が待つ日常へ、ふたりで歩く未来へ…
そんな日の話。
「斗貴子さーん!」
「ちょ、ちょっとまひろちゃん…」
校門で待ち構えていたまひろは、案の定斗貴子に飛びつき
「遅ぇぜ!カズキ!」
「お帰りなさい!」
岡倉、さーちゃんが出迎える。
「みんな、心配かけてゴメン」
「いいよ、もう気にしてないって」
「そうだな、今は出席日数を気にしたほうがいい」
「…ヤバイ?」
「ギリギリ」
大浜、六舛が彼らなりに気を使う。
そのやりとりを一歩引いて見ていたちーちんがあることに気づいた。
「えっと…おめでとうございます」
握られたままの手。
カズキは3バカに囲まれ、斗貴子はまひろの体全体での歓迎を受け止めていても、その手は繋がれたまま。
「おっ!とうとう決着つけたか!」
「おめでとう!」
「サンキュ」
「…ありがとう」
今度はカズキもとぼけることなく、斗貴子も恥らうことなく、喜んで受け入れた。
「やっぱり病院からですかー?」
「あっ、さーちゃんそれはね…むぐっ」
「コ、コラまひろちゃん」
あわてて斗貴子が口を塞ぐと、始業の予鈴が聞こえてきた。
「ゴメン、それは後で話すから…」
「キミも律儀に答えなくていい!」
545それからのふたり:2006/01/27(金) 02:05:26 ID:o3X0ZFPq
「大丈夫だった?」
「旅先の事故って聞いたけど」
「教えてくれればお見舞いに行ったのに」
「津村さんに看病してもらってたの?」
休み時間の2−B教室。
斗貴子が転向してきた時のように、カズキと斗貴子を中心にして質問攻め。
ふたりがいない間六舛たちが上手く口裏を合わせていたおかげで、夏休み明けの休学期間は
「カズキと斗貴子がふたりでこっそり旅行に出かけた先で不慮の事故。
 カズキは一時意識を失うほどの大怪我だったが無事回復して戻ってくる。
 同じく怪我を負った斗貴子さんは入院中のカズキをずっと看護していた」
ということになっていたらしい。
カズキにとっては懐かしい、斗貴子にとってはいまだなれない、けれど暖かい出迎えだった。
「やっぱり夏休みに進展したんだー」
「ウン、こないだの夏祭りの時にはね…」
「やめて…お願いだから…キミも何か言え!」
「う〜ん、でも間違ってはいないわけだし」
「そそ、隠すことないよ!」
錬金の戦士のほうが楽だったと、斗貴子は早くも後悔し始めた。
でも、錬金の戦士、津村斗貴子はもう存在しない。
斗貴子の胸に、掴みようのない不安が掠めた。
546それからのふたり:2006/01/27(金) 02:06:02 ID:o3X0ZFPq
大丈夫 ここにある核鉄は これからずっと斗貴子さんと一緒だから

慌しい一日が終わり、久々に戻ってきた寄宿舎の自室。
シンプルというより殺風景な部屋の窓際に寄せられたベッドに座り、斗貴子は朝、カズキがくれた言葉を思い出した。
ずっと一緒。
――カズキは私に誓ってくれた。
その誓いを嬉しくも思う。
だけど、学校からの不安がつきまとう。
――私はもう、錬金の戦士ではない。
それまでを錬金戦団で生きてきて、戦士以外の生き方に興味を示さないでいた。
――いや、目を背けてきたんだ。
何気なく伸ばした指先が、顔の傷跡に触れた。
――カズキは戻るべき日常に戻ってきた。
――でも、私が戻るべきだった日常は――…もうない。
クラスメイトとの接し方、トレーニング以外の時間の潰し方、戦士以外の生き方…何もわからない。
――私はこれからどうすれば―――
「斗貴子さん、いる?」
はっとして顔を上げ、ドアを開ける。
「休んでた時の分のノート。六舛たちが取っといてくれたから、渡しに来たんだけど…」
気にかけていたカズキが、目の前にいる。
「…大丈夫?」
返す言葉が無く、呆気にとられた沈黙を破るようにカズキが切り出した。
「ああ、なんでもない」
「よかった…少し、お邪魔していいかな?」
547それからのふたり:2006/01/27(金) 02:06:42 ID:o3X0ZFPq
「前にも言ったけど、キミは本当にいい仲間を持ったな」
ベッドに腰掛けて、斗貴子は右隣のカズキに話しかける。
「うん、夏休みもだったけど、久しぶりに会ってからもそう思う。
 それに…もう、巻き込むなんてことないよね」
海豚海岸に行く前日、斗貴子はカズキの友人たちを巻き込むことを恐れて、一歩引いた立場でいたいと言っている。
「改めて、仲間としてやっていけるね」
斗貴子の顔に陰りが差す。
「…いけるだろうか。
私はキミほど優しくはないし、同年代の話題がどんなモノかよくわからない。
 戦士じゃない、ただの津村斗貴子として、私はどうキミと、いや、これからを生きていけばいいか…」
「――不安?」
「…正直、な」
刹那、カズキの腕が回され、斗貴子の体が抱き寄せられた。
「ちょっとカズキ…!」
ドクン。
カズキの胸から、優しい音が聞こえた。
急に抱き寄せられ、こわばった体から少しずつ、少しずつ力が抜けていく。
思ったより大きく、安らげる胸の中。
包み込み、背中から首筋を擦る掌の温かさ。
太陽の匂い。
548それからのふたり・おわり:2006/01/27(金) 02:07:32 ID:o3X0ZFPq
「――安心出来た?」
5分ほど経っただろうか。
斗貴子を抱いて、髪を撫でていたカズキが訊く。
「ん…大分楽になった…」
カズキの左胸に耳を当てて、斗貴子が答える。
「ねえ、斗貴子さん」
穏やかで優しい、けれど決意に満ちた声。
「オレも明日のコトなんてわからない。
 けど、斗貴子さんと過ごす今がとても幸せだし、明日がすごく待ち遠しい。
 斗貴子さんが不安なら、少しずつでもいいから補っていこう。
 これからのコトは、ふたりで見つけていこう」
胸の中で、斗貴子が小さく頷いた。
「とりあえず…明日も一緒に学校に行こう」
「…ノートの礼もしなければならないから、皆と行ければいい」
「うん、それと…週末なんだけど、一緒に買い物に行かない?」
「それは……デート……の誘いでいいのか…」
「ええと…斗貴子さん必要最小限のモノしか部屋にないみたいだし…
卒業までここに住むならいろいろと不便だろうし…」
「…はっきり言え」
「ハイ、デートしたいです」
「よろしい」
不意にこぼれる微笑。
「それでは、週末まで楽しみにしていることにしよう」
「斗貴子さん!」
斗貴子を抱きすくめた掌に、ぎゅっと力がこもる。
その掌の上に、そっと手を重ねる。
いつしか重なった視線、その先の未来。

――出逢った夜と同じ、桜舞う春。
――純白の婚礼衣装に身を包み、ふたりは幸せに酔う。

同じ夢を、見ていた。
この希望の先にいつか来る日と、信じて。
549名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 02:11:49 ID:GC65x6gj
GJ!ブラボーだ!
550名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 03:35:09 ID:rHp5Z7iI
(゚Д゚)<あんまぁぁぁあああい!

GJ!('A`)b
551名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 04:24:23 ID:wXr+UsQz
次は桜花と秋水の近親相姦ネタでも書こうかな
552名無しさん@ピンキー :2006/01/27(金) 08:49:20 ID:6ebLLkVi
>>542
さすがにエログロは別スレにしてほしい。読みとばすにしてもグロな描写の
文字が目に入るだけで精神的にかなりきつい。画像スレだったらリンク先に
飛ばなければいいけど、文章は単語から想像してしまうから完全にスルー
するってわけにもいかない。
ほんとマジ勘弁して欲しい。

>>543
GJ〜!
553名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 08:59:23 ID:k6cReR8b
>>552
そういう場合はあぼーんしる
554名無しさん@ピンキー :2006/01/27(金) 09:36:47 ID:6ebLLkVi
ああ、やっぱり嫌なら来るなってふうになるよな。ただよくあるやおいだの
なんだの板分け話とは意味合いが違うと思うんだが……。

まあいいや、今後もグロ作品(せっかく書いてくれてる作家さんには申し
訳ないが)の投下が続くならここに来るのは遠慮しよう。
555名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 12:07:48 ID:jTvGE+cY
いちいちウゼーな、あぼーんもできねーのか
だまって出てけばいいジャン2ちゃんなんだから
お前の板じゃねーんだよピザ
556過疎化救済部隊(゚∀゚):2006/01/27(金) 13:25:48 ID:711C3kls
喧嘩はやめるんだ。
前に言ったように俺は猟奇スレに引っ越す。
だから俺以外の猟奇・グロ系作家さんも一緒に猟奇スレに行こう。
読みたい人はそっちに来てくれれば良いし。
俺の名前は「過疎化救済部隊(゚∀゚)」だから、また錬金SSスレが
活性化さえすればそれでいいのよ(゚∀゚)アヒャ
557名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 14:46:38 ID:MJselmKs
>>556
コテ名乗るなウザイ。
そもそもお前がゴミみたいな妄想ぶちまけたのがそもそもの原因だろうがカス。
とっとと消え失せろボケ。
558名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 15:31:17 ID:Y7lWYNNs
>>557はツンデレ
559名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 17:28:18 ID:cRaFKjaQ
すぐ萌え殺すのイクナイ
560名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 23:55:55 ID:NCmO+rLk
>>554
専用ブラウザでNGワードを指定すれば、その単語を含むレスは表示されないようになるんだよ
それを(セルフ)あぼーんというので、>>553はそれを勧めているんだお
561名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 00:30:09 ID:mZ0i17Gq
投下された小説のレス全部あぼんするのは無理だろ。
職人が全員コテつきなら可能だけど。
好みに合わないと思った瞬間まとめてスクロールすれば済む話。
ちらっと目に入っただけで嫌だとかわがまますぎだろ。21歳以上の発言とは思えんな。
562カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/28(土) 01:48:34 ID:8wpBwrkR
斗貴子とカズキが初めて結ばれて一年後の物語。

――青姦――

「ねえ、斗貴子さん」
「なんだ、カズキ」
二人は今生まれたままの姿で、ベッドの上に腰掛けていた。
銀成市のラブホテル。――情事のあとのことである。
「最近、俺たちまんねり化してない?」
「うーん」
初体験のときは、お互い初めてだったし、無我夢中だった。
ラブホテルに入るのも、斗貴子が真っ赤になって、カズキがあたふた慌てて、
それでやっと入れるというくらいだった。
何度も肌を重ねるうち、二人の絆はますます深まっていった。
斗貴子は一様(三流の)大学に進学し、カズキは銀成学園の二年生。
校内で会えないぶん、たまの逢瀬となると熱く情熱を交し合った。
だが、最近ふたりは倦怠期に入っていた。
「でさ、この際だけど……」
カズキが耳打ちする。
「なっ!? バカ、そんな恥ずかしいことができるかっ」
斗貴子は耳まで真っ赤にしている。カズキはその顔をうるうると見つめた。
「駄目?」

「結局、君にはかなわないな……」
「へへへ」
翌日。二人は銀成学園の裏山に来ていた。
例のおばけ工場のすぐ近くである。
563カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/28(土) 01:49:27 ID:8wpBwrkR
「それで……その、本当に――こんなとこで」
「うん、しよ」
カズキが純真に微笑む。その笑顔に斗貴子は胸がきゅんとする。
(カズキ……まったく、しょうがない奴だな)
カズキが不思議そうな顔をする。
「なに、どうしたの、クスクス笑って」
「なんでもない」
カズキが斗貴子の顎に手をかけた。
「それじゃ……」
「んっ……」
カズキが腰をかがめて斗貴子にキスをする。
そのまま舌と舌をからめあい、濃厚な口付けを交わす。
お互いの唾液を交換し合い、情熱的に愛し合う。
「ぷはぁ」
「あん……」
舌を抜くと、斗貴子はもう腰が立たなくなっていた。
その肩をカズキが抱く。
「斗貴子さん、腰だして」
「うん……」
斗貴子がカズキから離れると、木の幹に手をついて尻を突き出す。
カズキは斗貴子のスカートの中に手をつっこむと、パンティを探り出して、
ずりおろした。
564カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/28(土) 01:50:16 ID:8wpBwrkR
「へへ、青姦って一度やってみたかったんだよね……あっ、もう濡れてる」
「か、カズキ、早くっ」
斗貴子は切羽詰った声をだした。
カズキはジッパーを下ろすと、びくんと反り返る逸物をとりだす。
斗貴子の女性は後ろにぱっくりと開いて淫猥だ。
カズキはぞくぞくしながら逸物の先端を斗貴子の女性に沈めこんだ。
「あっ……はあっ!」
斗貴子の背がぴくんと反る。
カズキは猛然と腰を振り始めた。
「ああっ、はああっ!!」
斗貴子が切れ切れに喘ぎ声を出す。
「斗貴子さん、どう?」
「あっ、強すぎる、あっ」
斗貴子は髪を振り乱して喘いだ。
カズキは腰を振りながら、手を前に回して斗貴子の肉芽をくちゅくちゅ摘む。
「はあっ、駄目ぇ! おかしくなっちゃう!!」
斗貴子が首を反らし、ひときわ高い声で啼く。
「はあ、斗貴子さんいいよ、いいよ!!」
カズキも斗貴子の女性に締め付けられて夢中だ。
斗貴子の女性から濁った液体がどんどん溢れてくる。
いつもと違う場所――それも屋外でセックスしているという感覚に、
斗貴子もカズキも異常に興奮している。
「ああ、いい、カズキ、カズキぃ!!」
「斗貴子さん、斗貴子さん!!」
二人はお互い呼び合いながら、そのまま果てた。
565カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/28(土) 01:50:56 ID:8wpBwrkR
――羞恥プレイ――

斗貴子が下宿しているアパート。
今日は学校が休みなカズキは斗貴子の部屋に遊びに来ていた。
女子大生の部屋。
女の子らしさとは程遠い殺風景な部屋だったが、カズキと斗貴子は
一緒にいるだけで心があたたまってくる。
二人はそのまましばらくいちゃいちゃしていたが、カズキが思い出したように
斗貴子の肩に手をかけた。
「あっ」
ベッドに斗貴子を押し倒すカズキ。
「カズキ……するのか」
「うーん、それなんだけど」
ごにょごにょと耳打ちするカズキ。
「なっ!? バカ、そんな恥ずかしいことができるかっ」
斗貴子は耳まで真っ赤にしている。カズキはその顔をうるうると見つめた。
「駄目?」

「結局、君にはかなわないな……」
「へへへ」
翌日。斗貴子とカズキは電車の中にいた。
休日のためそれほど混雑していないが、ちらほら吊り革にぶらさがっている人もいる。
そんな中、カズキは座り、斗貴子は吊り革にすがるように立っていた。
その様子はしょうしょう可怪しい。
566カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/28(土) 01:51:34 ID:8wpBwrkR
斗貴子は顔を真っ赤にして、荒く息を吐き、ときどき腰をふるわせる。
カズキはにやにやしながらその様子を眺めている。
カズキがズボンのポケットに手を入れた。中でなにか操作する。
「あくうっ!!」
斗貴子がびくんと仰け反った。
太ももから透明な液体が垂れてくる。
「お嬢さん、どうしたんだね? つらそうだが」
隣の老人が心配そうに声をかけてきた。
「だ、大丈夫……です」
斗貴子は途切れ途切れそういう。
電車はやがて鈍行で終点までついた。
「あはぁ!!」
トイレに駆け込むなり、カズキが斗貴子を壁に押し付ける。
そのまま強引に唇を奪う。
「うっ……」
そのまましばらく口付けを交わしていたが、カズキが斗貴子を解放する。
「斗貴子さん、すごく色っぽいよ」
「バカ……」
斗貴子は耳まで真っ赤だ。
カズキが斗貴子の股にかがみこむ。と、スカートをめくり上げた。
567カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/28(土) 01:52:07 ID:8wpBwrkR
「わあ、やっぱりびしょびしょだな」
斗貴子はパンティを穿いていなかった。
剥き出しの女性には一本のペニス型バイブレーターが挿入されている。
「あん!」
「どうだった、おま○こにバイブ入れられて、スイッチを入れられて、それも人前で」
カズキがバイブを中でぐりぐりと回した。
「……っ!」
「どうしたの、ちゃんと答えてよ、斗貴子さん」
カズキが斗貴子のクリトリスを摘んだ。
「あはぁ!!」
斗貴子が背を反らせて絶叫する。
斗貴子のクリトリスは痛いくらい包皮から飛び出て充血している。
カズキがそこをくちゅくちゅこねくりまわす度、斗貴子の女性から液体が溢れてくる。
「か、カズキぃ……」
「ごめん、いじめるのはこれまでにする」
カズキはバイブを抜くと、斗貴子の顎を持ち上げ、もう一度やさしくキスをした。
568カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/28(土) 01:52:40 ID:8wpBwrkR
「ううっ」
「いいよ、斗貴子さん」
カズキが斗貴子の髪をなでる。
「こんな顔を見せるの……君にだけだぞ」
「へへへ」
カズキはジッパーを下ろし、己が逸物を取り出した。
「行くよ、斗貴子さん」
「うん、来て」
立ったまま、カズキの逸物が斗貴子の女性に挿入される。
ゆっくりと沈み込んでいく。
「あはぁ!!」
根元まで入れられて、斗貴子は仰け反って息を吐いた。
「斗貴子さんの中、あったかい……」
「ああ、カズキのおち○ちんも熱い……!」
やがてカズキがパンパン尻を打ち始める。
「ああ、カズキ、いい!」
「斗貴子さん、あったかいよ、あったかいよ!」
二人は情熱的に愛し合う。
斗貴子は絶叫し、何度も果てた。
やがてカズキも精を放つ。

二人の変態プレイはまだまだ続く……。

(続く)
569 ◆fa/WRePdmw :2006/01/29(日) 19:29:56 ID:tmCErzXy
なんだよ、せっかくグロなし書いたのに、何でレスが来ないんだ?
怒りだ!もう怒りしか(ry
570名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:52:11 ID:Rvgo3yQv
今初めてみた…
GJですよ
変態プレイに走ってしまう2人はよい
しかし最終回終わってテーマはマンネリ解消に傾いてますな
571名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 23:25:34 ID:291hnT0A
GJですYO

コミックスしか読んでない俺には未だに作品のエンドを知らない・・
572名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:20:40 ID:HEMhZIGa
GJ。
かずときは純愛というか二人の世界に浸ってるのが一番だな。
573カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 01:31:14 ID:uleBANAf
――アナルファック――

――斗貴子の部屋。
二人は一緒に座ってテレビなどを見ていたが、
ふと気づいた斗貴子が口を開く。
「お腹すいてないか?」
「うん、ちょっと」
「じゃ、まかせろ」
斗貴子はベッドから立ち上がり、キッチンに向かう。
「と、斗貴子さん、料理なんてできるの?」
初めての手料理を期待して、胸がときめくカズキ。
「茹でたまごくらいなら」
「……あそ」
斗貴子は冷蔵庫からたまごを取り出すと、そのまま電子レンジにつっこんだ。
「よし、これでスイッチをいれて」
「な、なにしてんだよ斗貴子さん!? 爆発するぞ!」
「あっ、カズキ! 危な」
どすん。
二人はもつれ合いながら倒れた。
斗貴子を押し倒す形になるカズキ。二人の心臓の音と音が聞こえあう。
――自然に口付けを交わした。
574カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 01:31:59 ID:uleBANAf
「んんっ……」
切なく息をはく斗貴子。
カズキがその胸を揉むと、ぴんくんと斗貴子の華奢な体躯が震える。
「……するのか、カズキ?」
斗貴子は顔を朱に染めながら、きいた。
「うん、するにはするけど」
カズキが耳打ちする。
「なっ!? バカ、そんな恥ずかしいことができるかっ」
斗貴子は耳まで真っ赤にしている。カズキはその顔をうるうると見つめた。
「駄目?」

「結局、君にはかなわないな……」
「へへへ」
ぽりぽり頭を掻くカズキの前で、呆れる斗貴子。
本当はこんなこと嫌だが、愛するカズキのためなら「まぁいいか」と思ってしまう。
「えーと」
カズキが鞄をごそごそする。
中から何か取り出した。ローションだ。
「……どこでそんなものを」
「岡倉に頼んで新宿まで買いにいってもらった」
悪びれもなくいうカズキ。
「あっ」
カズキが斗貴子を抱き寄せた。
そのまま二人は口付けを交し合う。
575カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 01:32:46 ID:uleBANAf
「あむっ……」
カズキの手が優しく斗貴子の胸を揉む。
胸の頂点の蕾を摘まれると斗貴子はすぐに腰が立たなくなった。
「はぁん……」
「それじゃ斗貴子さん、お尻だして」
「うん……」
すなおにベッドに手をついて腰をつきだす斗貴子。
息はもう荒い。
カズキはびんびんに勃起した己が逸物をとりだすと、ローションを塗りたくる。
「ほ、ほんとうにそこで」
「うん」
カズキはそこ――斗貴子の菊門に指をあてた。
「あくぅ!」
カズキの指が肛門をいじくり、もみほぐす。
(きれいに洗いはしたけど……)
臭いがしないか心配する斗貴子。
頃合を見計らって、カズキは逸物の先端を菊門にあてがった。
「いくよ」
「はぅん!」
斗貴子が悲鳴を漏らす。ゆっくりと。
ローションで潤滑されたカズキの逸物は斗貴子のお尻の中に侵入をはじめた。
「あくぅ! 太すぎる!」
「力ぬいて、斗貴子さん」
こわばる斗貴子の背をやさしく撫でるカズキ。
侵入を始めた。
逸物は亀頭の部分が已に斗貴子のお尻に入っている。
カズキは思い切って腰をついた。
ぬるっ
カズキの逸物がいっきに根元まで挿入された。
576カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 01:33:36 ID:uleBANAf
「いっ……あっ!!」
「すごい、はいっちゃった」
肛門の粘膜がまくれあがる。
そのままローションにまかせて腰をふるカズキ。
「ああ、カズキ! 痛い!」
「斗貴子さん、まってて。すぐ気持ちよくさせてあげる」
カズキは手を前にまわすと、斗貴子の肉芽をつまみ、指でもみくちゃにした。
「あ、あはぁ!!」
すぐに斗貴子の口から甘いさえずりが漏れてくる。
斗貴子のクリトリスは已に充血して勃起している。
カズキは直接そこを摘んでしごきあげる。
「ひぃ! 強すぎるぅ!!」
直截的すぎる刺激に悲鳴をあげる斗貴子。
斗貴子の女性から汁がたれて、太ももを伝った。
「斗貴子さん、いいよ」
斗貴子を指で慰めながら、猛烈に腰をふるカズキ。
「すごい、締まる!」
アナルの圧迫圧はヴァギナの四倍。
初めて味わう斗貴子の菊門にカズキは酔いしれる。
「ああ、ああ、変な感じぃ!」
斗貴子は涙を流しながら乱れた。
初めて味わうアヌスの性感に、斗貴子もしだいに感じてきている。
「斗貴子さん、斗貴子さん!!」
「カズキ、ああっ、カズキ!!」
二人は絶叫しながら果てた。

「へへへ、これで二度目だね。斗貴子さんの処女をもらうの」
「……バカ」
二人はやさしくキスをした。

(続く)
577名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 10:10:58 ID:LNYgM8ac
戦士◆fa/WRePdmw、乙&GJ!
578カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 22:04:08 ID:uleBANAf
――拘束プレイ――

――銀成市街の繁華。ここに一文字傷の娘とつんつん頭の少年がいた。
「どこも空いてないね……」
「そうだな……」
言うまでも無く二人はおしどり夫婦(ではないが)の斗貴子とカズキ。
今日はたまの逢瀬とて、ラブホテルにいこうとしていたのだが、
あいにくどこも満室。
斗貴子はともかく、高校生のカズキは、あまりうろちょろしているとまずい。
「うーん」
「あ、あそこ空いてるみたいだよ」

「この部屋しか空いていません」
顔が見えないよう蔽いがあるフロント越しに言い渡される。
カズキも斗貴子も困惑している。
「どうする、斗貴子さん?」
「どうって……」
斗貴子がいう。
「やっぱり、今日はあきらめて……」
「嫌だ!」
カズキが即答した。
「斗貴子さんとHしたい、したいしたい!」
「バカ! そーいうことを大声で言うな!! 子供か、君は!」
斗貴子は真っ赤だ。
「あっ、ぴーん」
カズキは何か閃いたようだ。
579カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 22:04:53 ID:uleBANAf
「この際さ……」
斗貴子に耳打ちする。
「なっ!? バカ、そんな恥ずかしいことができるかっ」
斗貴子は耳まで真っ赤にしている。カズキはその顔をうるうると見つめた。
「駄目?」

「結局、君にはかなわないな……」
「へへへ」
悪びれる様子もないカズキ。二人はこのホテルの一室にいた。
ただし、普通のラブホテルの部屋とは様子が違う。
中は怪しい照明で照らされており、拘束具などが用意されていた。
ここはSMプレイ用の部屋であった。
「本当に、ここでするのか……?」
「勿論!」
元気よくいらえるカズキ。
二人は已にシャワーを済ませている。
カズキはバスタオルで体を隠して恥ずかしそうに佇む斗貴子を抱き寄せた。
「あっ」
カズキはそのまま斗貴子の唇をうばう。
「んんっ……」
そのまま熱くディープキスを交わす二人。
カズキは斗貴子の体からバスタオルを引き剥がす。
「あん!」
キスを離すと、カズキはいきおいよく斗貴子を壁に押し付けた。
壁には八文字に手足を拘束する軛がある。
580カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 22:05:46 ID:uleBANAf
「か、カズキ……」
「大丈夫、やさしくするから」
カズキは半ば無理やり斗貴子の手足に枷を嵌めていく。
力では斗貴子はカズキに及ばない。
なんとか抵抗しようとするが、結局そのまま拘束されてしまった。
「あっ……」
斗貴子が恥ずかしそうに目を伏せた。
真っ裸の斗貴子は万歳するような格好で拘束されている。
秘部も丸見えだ。
はずかしさにそれだけで女の子がうるんでくる。
カズキが何やら持って……。
「な、なにを」
「アイマスク。目隠しプレイしてみようよ」
カズキが斗貴子にアイマスクをかぶせた。
これで斗貴子は身動きを封じられ、視界も閉ざされた。
(ああ、カズキ……見てるの?)
斗貴子が切なく喘ぐ。
真っ暗な視界のため、余計にからだだけに意識がいく。
ぴくん。
斗貴子のからだが震えた。
カズキが耳をさわったからだ。そのまま微妙なタッチでなでる。
581カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 22:06:29 ID:uleBANAf
「ああ……あ……」
斗貴子はぞくぞくする感覚に身をゆだねる。
「はうっ!!」
びくんと斗貴子の体がはぜた。
カズキに突然乳首を摘まれたのだ。そのまま痛いくらいの強さでこりこり乳首をいじる。
「あん、は、あっ……」
(カズキぃ……今度はどこを……)
斗貴子が考える間もなく。
カズキの鼻がクリトリスに当たった。
「あはぁ!!」
斗貴子が喉を反らせる。
カズキは不意に斗貴子の女性に顔を埋め、一心不乱に貪りはじめた。
クリトリスの包皮を剥き、直接 吸い上げる。
女性の中に舌を入れ、膣をかきまわす。
斗貴子の喘ぎ声は断続的に、すすり泣くようになった。
「うわ……すごいお汁だ。斗貴子さん感じてるの?」
闇の中からカズキの声がする。
「やぁらしいな、斗貴子さん。縛られて、目隠しされて、
それでこんなに興奮してるなんて。本当はこぉいうH大好きなんだろ?」
「あくぅ!!」
カズキがクリトリスをきつく摘みながら言った。
そのままこりこりする。
582カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 22:07:15 ID:uleBANAf
「どうなの、答えてよ? と・き・こ・さん?」
「バカぁ……カズキ、嫌いだぁ」
斗貴子は泣きそうな声で漏らした。
「ごめん、冗談だよ。――愛してるよ、斗貴子さん」
「んっ……」
優しくキスをするカズキ。
斗貴子の耳元でささやく。
「今ね、俺のモノすごく勃起してるんだ。斗貴子さんが色っぽいから」
「は、早く……」
斗貴子は腰をよじった。見えない分、欲しくてたまらなくない。
「待ってて、よっと」
「あ! はあぁ!!」
斗貴子の口から悲鳴が漏れる。
カズキが逸物を挿入したのだ。
もう十分に濡れそぼったそこは、すんなりとカズキを迎え入れる。
やがてくちゃくちゃという音が部屋に響く。
それに斗貴子のすすり泣く声や、カズキの荒い息が伴奏を添える。
「ああ、カズキ! 私、すごい……!」
「斗貴子さん、いくよ、いくよ!!」
二人は絶叫しながら同時に果てた。
583カズキと斗貴子のイケない遊び ◆fa/WRePdmw :2006/01/30(月) 22:08:55 ID:uleBANAf
――後日談――

「どうしたの、斗貴子さん、改まって」
銀成市にある斗貴子が通う大学。その講堂にカズキは呼び出されていた。
「へーっ、ここが大学か。なんだかみんなラフだね」
きょろきょろするカズキ。
対照的に斗貴子はもじもじしている。
「あの、カズキ……」
「ん?」
「そ、その」
斗貴子は意を決していった。
「その、私たち、ひ、避妊、とか、ちゃんとしてなかっただろ……?」
「――ま、まさか」
斗貴子はきゅっと目を瞑った。
(もし、もしカズキに拒絶されたら――)
斗貴子は気が気ではなかった。
勇気を出してみたが、後悔が胸に染みる。
カズキはまだ高校生だ。迷惑にしか感じないかもしれない。
だとすれば、私はどうすれば――
不意に暖かい感触が斗貴子を包んだ。
目を開ける。
そこには斗貴子を抱きしめ、微笑むカズキの顔があった。
「――うれしいよ」
カズキがいう。
「大好きな人とそういうことになって、俺幸せだ」
「カズキ……」
斗貴子の目からじわっと涙が溢れた。
「わっ、泣かないでよ、斗貴子さん!」
「うん……でも、君はまだ高校生だろ? 私だって学生だし……」
「大丈夫、俺がバイトやりまくるよ。こー見えても俺はバイトの達人!」
斗貴子はくすくす笑う。
「お金なら私が戦団で稼いだのがある。それより、一緒に育ててくれるか?」
「勿論!」
二人はあの時初めてしたように優しくキスをした。

(終わり)
584名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 22:46:55 ID:QIT1SNIc
うわ〜ストロベリーなオチがくるとは!

GJ!
585とある会社員の日記:2006/01/31(火) 01:46:41 ID:IZb439Io
ええ、ちょっと短めなんです。そろそろ皆飽きたかなーとか思うし。
勿論、続けて欲しいという人がいる限り続ける所存ですが、ツマンネと思ったら
すぐに言ってくださいね。とっとと退散します。

∽月≡日 土曜日 雨
ここ最近、カズキ君と飲んでいない。でも、別に仲が悪くなったという事で
は無い。カズキ君達二人の出張が、減っている様なのだ。現に最近は、大体
決まった時間に帰って来ているみたいだし、留守になっているという様な事
も少ない。さてそうなると、必然的に彼らが仲睦まじくこのマンションで
過ごす時間が増える、ということになる。正しくは「なった」だが。
その所為で(所為でと書くとちょっとアレだが)このマンションにとんでも
ない事態が勃発した。……部屋にいる夫婦もしくはカップル達が、もれなく
皆常軌を逸した仲の良さになった。…どうやら、カズキ君達の甘い世界は、
他人に感染するものらしい。特に彼ら二人と一緒に会話でもしようモノなら
五秒で人恋しくなること受けあいだ。その効果たるや、昨日まで離婚の話を
していた熟年夫婦だって、今にも破局しそうなカップルさえ例外ではない。
しかしその効果は、一人やもめにはマイナスに働く。当然といえば当然だが。
そんな訳で、カズキ君達だけでは無く、他の住人達が惚気ているのを否応無し
に見なければならなくなってしまった。
………彼女作れない俺が悪いと言えばそれまでだけどさ…ホント、誰の所為
でも無いから、やるせなさが後から後から湧いて出て…何の奇跡か知らない
けど、このマンションでパートナーがいないの、俺だけなんだよねぇ……
お隣から聞える情事の声には、全然諸行無常の響きなんか無いなぁとか
思いながら、今日の日記は終了。という事にしてとっとと寝よう。爆破作業用
の耳栓はさすがによく効くようだし。
586名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 02:10:25 ID:lAmABMgi
毎回楽しみによんでますよ
現状打破ならカズトキサイドからの話を!
587 ◆fa/WRePdmw :2006/01/31(火) 02:46:37 ID:ZWivJ7YM
ところで、原作ではカズキは高校何年生でしたっけ?
一年という設定で書いてしまいましたが。
前もヴィクターVをUと書いてしまったし。

ストロベリーもいいけど、やっぱグロが好きだな〜。
次は誰を壊そうか。
救済先生はやく降臨しないかな・・・。
588名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 09:10:11 ID:80cckl0w
二年生では。
まひろが一年で早坂姉弟が三年。
589名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 17:40:10 ID:Dtj8yR2H
救済先生は

【ゲーム】二次元存在猟奇創作スレ第4章【アニメ】
http://tgu-log.sakura.ne.jp//orz/orz.cgi/sakura03.bbspink.com/eroparo/1127107764/

へFA宣言したんじゃないのか?
俺はココにいてくれても良いとは思うが、そうでもない人は多いっぽいんで、その辺は難しい。
590早坂桜花の壊し方 ◆fa/WRePdmw :2006/02/01(水) 03:43:44 ID:x614eiBL
「ふうっ……遅くなっちゃったわ」
早坂桜花は鞄をさげてとことこと歩く。
生徒会の仕事で時刻はすっかり夕方。
秋水はカズキたちと銭湯に寄って帰っている。
斗貴子やまひろとはとうに別れていた。
「ふふ、毎日がこんなに楽しいなんて」
最後の戦いから数ヶ月。
早坂姉弟は今も戦団の管理下にはあるが、自由な青春を謳歌していた。
もうホムンクルスに食い殺される心配も、LXEでの過酷な生き残りもない。
友達もできた。
一時は敵だった斗貴子も、今では桜花に友達として接してくれる。
しょうしょうぎこちなくはあるが。
まひろも「お姉さんができたみたい」と喜んで自分の相手をしてくれる。
もう二人だけで生きていくなんてことは思わない。
もちろん、秋水は今でも桜花にとって特別大切な人だが、
それでも桜花たちは前よりずっと強くなれた。
「秋水くん――」
「こんばんは」
不意に行く手を黒い影がふさいだ。
「!」
591早坂桜花の壊し方 ◆fa/WRePdmw :2006/02/01(水) 03:44:28 ID:x614eiBL
影は異形のものだった。
虫や動物の姿をして、二足で歩いている。
「ホムンクルス……!」
どう見ても人間ではなかった。
果たして、それはLXEの残党だった。
「早坂桜花だな……バタフライさまの敵討ちだ。死んでもらうぞ」
リーダー格の人間型ホムンクルスがいう。
影が桜花に迫った。
「ひっ……」
桜花は長い髪を振り乱して、後ろに駆け出す。
だが、その足に斬撃が打ち下ろされた。
「あうっ!!」
桜花が転倒する。――右足のアキレス腱を切断されていた。
恐怖のため痛みも鈍く感じる。
(これでもう、逃げられない……)
それでも桜花は這って逃げようとするが、
ホムンクルスが桜花を取り囲んだ。
「へへへ」
「いやぁあああああああああああっ!!」
592早坂桜花の壊し方 ◆fa/WRePdmw :2006/02/01(水) 03:45:23 ID:x614eiBL
桜花はLXEの残党が集う一軒家につれていかれた。
LXEがかつて銀成市に持っていた物件の一つである。
そこの地下室には拷問施設が完備していた。
鞭、蝋燭、三角木馬、電気ショック椅子、焼き鏝、鉄の処女。
あらゆる拷問器具が備え付けられている。
「ううっ……」
「おら、覚悟しろやあああああっ!!」
ホムンクルスの一体が、縛られて転がされた桜花の前髪をつかみ、
ひね上げる。そして猛烈なびんたを喰らわせた。
――バシバシバシバシバシ!――
「ああ、痛い!!」
鼻血をだしながら床を舐める桜花。
そこへリーダー格の人間型が桜花を見下ろす。
「まずは服を剥げ」
ホムンクルスたちが一斉に桜花の制服を裂いていく。
「いやあああああっ!!」
暴れるたびに、ホムンクルスの鉄拳が飛ぶ。
美しい顔は何度も殴られて、まぶたが腫れ上がり、鼻骨が折られる。
やがて下着まで剥がれて、桜花は真っ裸になった。
「へへへ……」
ホムンクルスたちが下卑た笑みを浮かべる。
桜花は絶望のあまり気が遠くなった。
だが、彼女には気絶することさえ許されない。
593早坂桜花の壊し方 ◆fa/WRePdmw :2006/02/01(水) 03:46:17 ID:x614eiBL
「お前は裏切り者だ。ただ殺すだけでは済まされない。せいぜい苦しんで死ね」
リーダー格が冷たく見下ろした。
「まずは……鞭だ」
ホムンクルスの一体が鞭をふりかざす。
裸になった桜花の柔肌に、容赦ない一撃がふりそそいだ。
――ピシャアッ!――
鞭が桜花の膚を裂き、鮮血が直線を刻む。
ホムンクルスは連続で鞭を叩き込む。
「あうっ!! あああああ、痛いいいいいっ!!」
桜花は泣き叫んだ。
鞭はますます盛んに、桜花の白い肌を赤く染めていく。
「ああ、痛いいっ! あうっ、うわあああああっ!!」
悲鳴が地下室に響く。鞭の音が響きつづける。
たっぷりと三十分は鞭打たれ続けた。
――桜花の美しい肌はもはや見る影もなかった。
乳房や背中、尻などの皮が剥がれて、赤身を覗かせている。
まさに完膚なきまでに。
薄汚い床には血だまりができて、その上で、桜花は気息奄々としていた。
「――塩をもってこい」
人間型がそういった。
意識が薄れかかっていた桜花の耳にも、その言葉は染みる。
絶望が心に染み渡っていく。
594早坂桜花の壊し方 ◆fa/WRePdmw :2006/02/01(水) 03:46:50 ID:x614eiBL
「いや……いや……もう、許し……」
大きな瞳からぽろぽろと涙をこぼす桜花だが、その様子は
サディズムに酔ったホムンクルスどもを悦ばすばかりだ。
「うわあああああああああああっ!!」
ホムンクルスが数体がかりで桜花の肢体を押さえつけ、
傷口の皮がめくれたところに塩を塗りこんでいく。
傷口に塩が塗りこまれ、桜花の痛覚を残酷に刺激した。
「ぎゃああああああああ!! ぐぇげえええええええええっ!!」
桜花は美しい顔をみにくく歪めて絶叫した。
「ははは、こりゃ楽しいぜ」
「垢すりマッサージだ。ぜいぜい歌えや」
桜花は激痛のあまり白目をむいてのけぞった。
皮膚の下の赤身が塩でこさがれて、神経が剥き出しにされるのが分かる。
「ぐげええええええええっ! げえええええええええっ!!」

――やがて。
「へへへ」
ホムンクルスたちが哂いながらそれを見下ろす。
桜花は殆ど全ての皮を剥かれて、ずるむけになっていた。
ナイフで乳首やクリトリスも切除された。体中の筋肉があらわになり、痙攣している。
「さて」
ホムンクルスのリーダーは燃え盛る暖炉に近づくと、何やら焔の中からとりだした。
焼き鏝。
「おい、膣口を広げろ」
「はい、へへへ」
桜花の虚ろな目にシューシューと湯気を出す焼き鏝が移る。

(しゅう……すい……くん……)

「健やかなる時も、病める時も」

「喜びの時も、悲しみの時も」

「これを愛しこれを敬い、これを慰めこれを助け」

「死が二人を別つまで――」

――焼き鏝が桜花の膣に挿入された。
「ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああっ!!」

(続く)
595名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 05:50:48 ID:DIgQCDRK
頼む、グロは特に好き嫌い激しい人が多いんだから猟奇の方で落としてくれないか…。
596名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 18:05:42 ID:jgId9nDB
直前にどのジャンルのを落とすか書くっていうローカルマナー
597名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 21:07:24 ID:EXyeWnBS
グロとか言う以前に文章ヘタだね。
598名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 21:40:41 ID:M3akaM4Z
なにをいまさら
599救済(゚∀゚) ◆Tt.7EwEi.. :2006/02/01(水) 23:10:24 ID:pNatUM7G
【ゲーム】二次元存在猟奇創作スレ第4章【アニメ】
http://orz.crimsonleaves.net/orz.cgi/sakura03.bbspink.com/eroparo/1127107764/c/sakura03.bbspink.com/eroparo/1127107764/

↑のスレに続きを投下した(゚∀゚)アヒャ
600名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 00:46:25 ID:9ippgg0a
そうだよな……グロモノは今回の救済先生のように向こうのスレに落としてコッチで報告すれば良いのか……
601とある会社員の日記・番外:2006/02/02(木) 05:39:49 ID:stw/Hru5
番外です。>>586に唆されてカズトキサイドから書いてみた。
ストロベリーばっかです。嫌いならスルー推奨。

Π月ε日 日曜日 台風、大雨


大粒の雨が窓を打つ音で、武藤斗貴子は目が覚めた。枕元の時計に目をやると、
午前九時を回っている。今度はリモコンを手に取り、テレビをつける。丁度
お天気番組がかかり、日本地図と渦巻く雲の様なものが映し出される。
…この地域は、今回の台風の強風域と暴風域の境目ぐらいに入っている様だ。
(建物の心配をする程じゃないが、外に出られる状況でも無いみたいだな…)
台風が昨晩の内に去っていてくれと願っていた斗貴子は、当然肩を落とした。
錬金の戦士である以上、一日休暇をとるのも楽ではない。ましてや、夫と休日を
合わせられるなんて奇跡に近い。そんな日が、まさか台風とは………

不意に、隣で裸の肩が動き、ムクリと上体を起こした。
「あ…すまない、起こしたか?」
「ふぁ…ううん、斗貴子さんの所為じゃないよ」
そう言って、武藤カズキは彼女に微笑みかけた。斗貴子は、それならいいが、
と言って、カズキとは逆にベッドに倒れこんだ。
「全く今日に限って台風だ何て、私達もツイてないな」
「んー、外には……出られそうに無いね」
「ああ。久しぶりに君と出かけられると思っていたんだが…」
斗貴子は既に不貞腐れ気味である。カズキも非常に残念だったが、しかし
斗貴子を見てニッコリと笑った。
「どうしたんだ?」
「いや、それでも、斗貴子さんと今日一緒にいられるんだからいいかなーって
 思っただけだよ。」
そう言ってぎゅっと斗貴子を抱きしめる。カズキがそう言ってくれるのなら、
斗貴子も満更ではない。斗貴子もしっかりと抱きしめ返して、顎を少し上げて
キスをねだる。カズキがそれを受けて、軽く唇を重ねた。顔を離すと、斗貴子も
カズキもいつもの様に少しだけ頬を染めていた。
「おはよう、斗貴子さん」
「おはよう、カズキ」
朝の挨拶だけして、二人はまた抱き合った。雨も風も止んではいないが、
ただ幸せだなぁと、カズキは思った。
602とある会社員の日記・番外:2006/02/02(木) 05:40:46 ID:stw/Hru5
しかし、そこでふとある事に気付き、カズキは体を離した。唐突だったので、
斗貴子はほんの少し驚いた。
「…?どうしたんだ、カズキ?」
「イヤ、なんて言うか…」
じーっと、斗貴子の胸の辺りを見ている。いや、胸の辺りではない。
胸を見ているのだ。勿論、昨晩は一緒に寝ているのだから、斗貴子も一糸
纏わぬ姿である。その事に気付いた斗貴子は、また顔を赤くした。
「コラ。一生懸命にどこを見てるんだ。いくら夫婦でも、失礼だろう。」
「……………」
聞いていない。少しムカッときて、二の句を告げ様とした瞬間、カズキは
斗貴子の胸に手を置き、優しく力を加えた。
「あっ…あっ、オイ!」
感じた、と言うよりは驚きの方にウェイトがある声を出す斗貴子。カズキは
構わずに手を動かし続けた。
「ねぇ、斗貴子さんの胸、前より大きくなってない?」
カズキは真顔でそんな事を言った。
「んん、な、何なんだ、急に…?」
今度はこらえた様な声だ。顔もさっきより赤みが増して、眉間に小さくシワが寄る。
「ほら、胸って揉んだら大きくなるとかって言うでしょ。だから、もしかして
 俺がよく斗貴子さんの胸揉んでるから大きくなったんじゃなかなー、って思って」
カズキがそんな事を言うモンだから、斗貴子の頭の中でカズキとの情事の光景が
フラッシュバックした。途端に、急激に体が熱くなる。まだ愛撫を続けるカズキの
手から、彼の体温が伝わる。ただそれだけで心地良い。とうとう耳まで真っ赤に
させながら、
「あ…あん、あっ…カ、カズキィ………」
と、非常に控えめに、自分が感じてしまった事を伝えた。ハッと顔を上げ、カズキは
やっと手を止めた。斗貴子の潤んだ瞳と視線が交わされる。カズキも自分の顔が熱く
なるのをはっきりと感じて、バツが悪そうに背中を向けた。
「…ゴメン、斗貴子さん。」
そう言って謝る。しかし、今度は斗貴子が擦り寄って、背中からカズキの胸に
手を回す。丁度、核鉄の心臓の上あたりに。
「と、斗貴子さん!?」
「…キミだって、鼓動が早くなってるじゃないか……」
確かに、カズキの核鉄はいつもよりずっと速くビートを刻んでいた。背中越しに感じる
斗貴子の呼吸は不安定で、荒い。斗貴子は続ける。
「ずるいぞ。こんな気分にさせるだけさせて、後は知らんぷりなのか?」
「で、でも…その……い、いいの?」
当然カズキのモノ自体は既に隆起している。しかし、カズキは今更ながら斗貴子にした
事に負い目を感じていた。
「じゃあキミは、…えーと、その、…し、したくない……のか?」
直接的な表現を避けようとするのが斗貴子さんらしい、とカズキは思った。そして、
(原因はカズキにあるとしても)斗貴子の方がしたいと言う事は非常に珍しかった
ので、カズキは嬉しくなって満面の笑みを浮かべながら振り返った。
「じゃあ…いい?」
肩に手を置いて、笑みを途切れさせずにそう言った。斗貴子の顔は相変わらず
赤いまま、視線をわざとはずしながらこくりと頷いた。
603とある会社員の日記・番外:2006/02/02(木) 05:41:54 ID:stw/Hru5
「んむ……ちゅ…んあ…はぁ……んっ…」
深く、もっと深くと、二人は唇を重ね、舌を絡めていた。カズキの手はまた、
斗貴子の胸を刺激している。その手の平は強く、しかし指先まで優しい。円を
描くように斗貴子の胸を押しつぶしたり、すっかり硬くなった乳首を軽くつまむ。
「あ、ぁ…ダメだカズキ、そんなに強くし――あっ、む…んちゅ、くちゃ…」
「あむ、ぷはっ…いいじゃない、斗貴子さん。きっと気持ちいいよ……」
そういって、カズキは斗貴子のうなじを舐める。ああ、と斗貴子の切ない声が
聞えた。カズキは、右手をゆっくりと下腹部に向かって動かした。
「あ、カズキ…んんっ!」
カズキが内腿ををなでたのだ。そこは秘所から溢れ出た愛液でよく滑った。
カズキは、決して肝心な所には触れないように、内腿をなでさすり続ける。
「あ、カズキィ…んっ、ああんっ、お、お願いだから…焦らさ……ないで!」
十分に赤い顔をまだ赤くさせながら、そう懇願する斗貴子がとても可愛らしくて、
カズキは心の底から嬉しくなる。
「じゃあ、触るよ」
わざわざ断りを入れ、斗貴子の秘所に触れる。湧く様に出てくる愛液でビショビショの
そこは、熱を帯び、カズキの指を容易に受け入れた。カズキは出来るだけ優しく、
そこを掻きまわしてみた。即座に斗貴子が反応する。
「あ、ぁん!やぁあ、はぁ…あん!んんっ…んぁっ!!」
斗貴子の悩ましげな声が、カズキの体を火照らせる。そろそろ我慢の限界だ。
「斗貴子さん、そろそろイイ…かな?」
遠慮がちにそう聞いた。泣きそうなのかと思うほどウルウルとした目でカズキを
見つめながら、斗貴子は小さく、ウン、と言った。
カズキは、自分のそれを斗貴子の秘所にあてがい、そして、ゆっくりと
腰を突き入れていく。
「あぁあっ、カズ、カズキィイ……」
「斗貴子さんの中、すごく熱いよ…」
グッと最後に力を込めて、斗貴子の奥まで到達した。
「カズキのも…すごく、熱い……」
「それじゃ、動くよ…」
大きく腰を引き、そして突く。徐々に加速しながら、それを繰り返す。
「はぁぁっ!だめ、だめだぁっ、カズキ!んあ、ぁ、あん!」
「斗貴子さんの中、すごいよく締まってるよっ…!」
「そ、そんなコト…んあぁ、いっ、言うなぁっ!!はぁんっ…」
斗貴子の背骨が弓なりに曲がる。そろそろ限界も近いようだ。最も、それは
カズキも同じである。
「斗貴子さん、俺、もう…」
「んん、カズキぃ、わたし、も…」
カズキは最後の加速をかけた。
「ああぁっ、カズキィイ…ッ!!」
斗貴子が先に達して、膣が強くカズキを締め付る。
「斗貴子さぁん、斗貴子さんっ…!!」
そして、カズキは斗貴子の中で果て、熱い白濁を流しこんだ。
604とある会社員の日記・番外:2006/02/02(木) 05:43:07 ID:stw/Hru5
「…それにしても、昨日の晩にあれ程激しかったのに、ホントにキミは元気だな。
 エロスは程ほどにしろといつも言ってるのに、キミときたらいつもコレだ…」
「ええー、そんなにエロスじゃないよ、俺は」
「いーや、とんでもないエロスだ。そうじゃなかったら、毎回毎回あんなに
 出来るはずがない!!」
斗貴子はそう断言した。カズキは当然納得できず、ふくれっ面を作る。
しかし、カズキはある事に気付き、斗貴子に指摘した。
「あ、じゃあ、毎回毎回ちゃんとそれに付き合ってくれてる斗貴子さんも、
 エロスなんじゃない?」
斗貴子の顔はまた再び赤みを帯びた。
「バ、バカを言うなっ!そんな事ある訳ないだろう!」
「だって、斗貴子さんの言うとおりだとしたら、そうなるじゃん」
そう言ってカズキはニヤニヤ笑った。
「違うって言うんなら、俺がエロスだっていうのも撤回だよ?」
珍しくカズキに言い包められそうになる斗貴子。
「ち、違う!キミはエロスで、私は違うっ!それでいいんだ!」
「ああっ、そんなの無しだよ!ちゃんと自分の言った事に責任もってよ!」
「うるさい!目潰しするぞ!?」
右手でチョキの形を作ってカズキの顔の前に出す。カズキはここで敗北を悟った。
「…ゴメンナサイ」
「分かればいい」
斗貴子は満足そうにそう言った。すると、カズキの腕が斗貴子を抱き寄せた。
「…まぁ、斗貴子さんといれるんなら、エロスでも何でもいいけどね」
と言って、微笑んで見せた。斗貴子も、つられて笑った。
結局、この二人にとって、台風など大した問題で無いという事が証明された
一日だった。彼らがこの後も情事を続けたのは、言うまでもない。


さて、全く同日、一人腐れていた会社員がいると言う話もあるが、
それはまた、別のお話。

<番外・了>
605名無しさん@ピンキー :2006/02/02(木) 08:26:27 ID:q5DMoDoh
GJ|〜!
ストロベリー良いです!!
606名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 08:49:25 ID:INRLOf2c
妊娠してるんジャマイカ?<胸大きくなった
607名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 23:57:31 ID:esGofhKH
乙&GJ!
カズトキサイドもいいな。濃厚練乳がけストロベリ〜。
608早坂桜花の壊し方 ◆fa/WRePdmw :2006/02/03(金) 02:35:44 ID:72Mjom9J
続き猟奇スレッドに投下しました。
609名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 03:56:41 ID:Qx41MV8D
>>608が良識のある書き手でよかった
グロは苦手で読みには行けないけどがんがってくださいな
610名無しさん@ピンキー :2006/02/03(金) 18:44:29 ID:3NiyjdR1
>>608
乙!
611 ◆fa/WRePdmw :2006/02/04(土) 00:02:59 ID:QqnbhC+M
我が宿敵(とも)、救済先生の続編はまだか・・・
612名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 09:35:03 ID:981TNYYp
救済先生のまっぴー陵辱虐待へのこだわりは病的なくらいすごいな
>>479のまとめとか読んでても思うけど、そんなにまっぴーに思い入れがあるのか
錬金スキーはTQNスキー一択だと思ってた
613名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 11:09:22 ID:V3RQqDHy
>>612
TQNももちろん好きだが、ちーちん、毒島タンも好き
614名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 12:03:26 ID:BJ2rcPLg
俺はヴィクトリアが好き
615名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 12:06:47 ID:Ye/JM+on
俺はカズキが好き
616名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 12:11:35 ID:981TNYYp
あ、俺は年増スキーだから千歳さんが一番
617名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 15:35:12 ID:V3RQqDHy
>>616 後ろに気をつけろw
618名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 17:45:43 ID:1e3wbB7n
俺も年増スキーなのでアレクさんがいいな
619名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 21:35:17 ID:BhJGb6Ji
遅レスだが
>>551をwktkしながら待っている俺がいる
620救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/02/05(日) 01:05:07 ID:3VPsZ9Z/
猟奇スレに『ダルマっぴー』の続きを投下したよ(゚∀゚)アヒャ
猟奇錬金絵師のM氏に挿絵描いてもらいてえなぁ(゚∀゚)アヒャヒャ
621名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 01:29:37 ID:KVe36UxP
TQNって生理のときはどうしてたんだろ?
かのリナ・インバースも女の子の日は戦闘不能だったから、
戦士も休業していたのかな。
ブラボーやカズキに
「戦士斗貴子、あの日か?」
「斗貴子さん、あの日なの?」
などと聞かれて赤面する斗貴子さん萌えw
622名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 23:32:03 ID:C2WMZBN2
>>621
発情したりして。
623名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 11:18:07 ID:pZDGHa3/
>>621
一人旅していたときのリナはやっぱりあの日はドッカニ雲隠れしてやり過ごしていたのかね
今はスライム脳もといガウリィがいるけどよ
624 ◆fa/WRePdmw :2006/02/07(火) 02:02:37 ID:SBN98y6p
すいません救済先生、(゚∀゚)アヒャ ←これ借りました。
某スレで投稿する際、使わせてもらってます。

リナは普段悪さしてるから生理のときは村娘の格好でもして隠れてたんだろうね。
そこを復讐に燃える盗賊団に発見され、陵辱される話でもスレイヤーズすれに書こうか♪
625とある会社員の日記・番外の二:2006/02/07(火) 17:58:42 ID:T9XGLH+Q
とある会社員の日記のネタが尽きてきたんで、
>>621にインスピレーションを受けたモノを投下する事にした。
一応タイトルは「とある〜番外」になってますが前のみたく本編で
日記になったエピソードでは無いです。背景だけ本編に依る、という事で。
ひたすら苺、嫌いならスルーしなきゃ後悔します。


「ただいまー」
そう言いながら、俺は部屋のドアを開けた。でも、何故か斗貴子さんが
迎えに出て来てくれなかった。鍵は開いてるし、今日は斗貴子さん休みじゃ
なかったっけ?そう思って寝室の扉を開けると、上体を起こしてこちらを
見ている斗貴子さんがいた。俺を見て、斗貴子さんの表情はパッと明るくなる。
「やっぱりカズキか!帰ってきてくれたんだな!」
「『帰ってきてくれた』って、俺が任務の時以外で帰らなかった事、
 ないでしょ?」
そう言って微笑みかける。
「いいから、早く来い!!」
斗貴子さんは手招きをして俺を誘った。……何か変だぞ。
斗貴子さん、まだパジャマのままだし、今まで寝てたみたいだし、顔も
熱でもあるのかって言うぐらい赤い。大体、今日は戦団に来なかっ…あ。
「もしかして…」
カレンダーを見る。うん、斗貴子さんがこういう風になったのは、丁度一ヶ月ぶりだ。
「分かった、でもちょっとだけ待ってて。汗だけ流してくるから」
「そんなの別に…」
「でも、俺の汗で斗貴子さんが汚れちゃうなんて、俺が嫌だよ」
そう言うと斗貴子さんは不機嫌そうにウーと唸って、
「五分だけだぞ!すぐに上がってこないとブチ撒けるからな!!」
と言ってベッドにもぐりこんだ。五分じゃシャワー程度しか出来ないよ……。
でもまぁ、早く戻るのもある意味斗貴子さんの為になるんだから、別にいいか。
そう思って、俺は手近にあったタオルと自分の下着をとってバスルームに走った。

626とある会社員の日記・番外の二:2006/02/07(火) 17:59:49 ID:T9XGLH+Q
「おまたせ、斗貴子さん!」
本当に汗だけ流してきて、タオルで頭を拭きながらベッドに腰掛ける。
タオルを窓辺に引っ掛け、掛け布団の中に入ろうとするのと同時に、斗貴子さんが
俺の腰に手を回してきて、俺にくっついてきた。顔を見ると、さっきと同じか、
それ以上に赤くなった頬に、満面の笑みをたたえていた。
「ふふふ。気持ちいいな…。」
「痛いの、少しはマシになった?」
「ああ。すごく楽になった。……もっと強くしても、いいか?」
「もちろん!斗貴子さんがしたいだけ、強くしていいよ」
斗貴子さんは嬉しそうに腕の力を強めて、俺の胸に顔をうずめる様に抱きついてきた。
今日は斗貴子さんの、女の子の日。斗貴子さんの場合、痛いだけじゃなくて、少し、
熱がでた様になるらしい。当然、俺にはよく分かんないけど。そして、更に…
「カズキ。キス、して」
「うん、いいよ」
斗貴子さんはキスしやすい様に少しだけ顎を上向きにしている。唇に唇を重ねて、
鳥のいななく様な音をたてる。そして、スッと顔を戻すと、斗貴子さんは目だけ
怒らせて、こう言った。
「バカ。誰がそんなに短くしろと言った。もっとしっかり、舌まで絡ませる
 ヤツをして欲しいと言ったんだ」
…ディープキスが欲しいなら、そう言えばいいのに。でもまぁ、斗貴子さんの唇を
味わえるんだから、文句なんか無いけど。何回でもキスしてあげるけど。
「じゃ、ご要望に答えて………」
「あ…んむぅ……くちゅ、ちゅ…」
女の子の日の斗貴子さんは、なんというか、すごく「甘えん坊」だ。
さっきからずーっと頭を撫でてあげてるけど、ただ心地良さそうに身を委ねる
だけ。多分いつもの斗貴子さんなら、『キミは私を子ども扱いしてるのか!?』
とか言ってくるだろう。(でも斗貴子さんの事だから、俺が『ゴメン、嫌だった?』
って聞けば真っ赤になりながら『そ、そりゃキミにされるなら嫌では…』って
言ってくれるよね!)斗貴子さんが俺に『キミに抱きついてると痛いのがマシに
なる様な気がするんだ。と言うかマシになるんだ、うん。だから、このまま
抱きついてていいか?』と言ってきたのが事の始まり。それから斗貴子さんは、
月のしるしが来る度に、いつもより少しだけストレートに俺に甘えてくる様になった。
何をして欲しいかを言う時も、いつもよりちょっと素直だ。
…そんな斗貴子さんも、すごく可愛い。いつもの斗貴子さんも大好きだけど、
甘えん坊な斗貴子さんだって大好きだ。だから、いくらでも甘えさせてあげて、
いくらでも甘やかしてしまう。やっぱり、痛いよりは痛くないほうが良いしね!
「ぷはぁっ…はぁ、気持ち良かった。ありがとう、カズキ」
俺と斗貴子さん自身の唾液で濡れた唇を動かして、俺に礼を言ってから、
再び俺の胸に顔を擦り付ける様に抱きついてきた。
「俺も気持ち良かったよ、斗貴子さん」
そう言って、俺も斗貴子さんを抱きしめた。そして、ニッコリと笑いかけると……
斗貴子さんは、火照った顔で、幸せそうに笑い返してくれた。

<番外の二・了>
627621:2006/02/07(火) 19:18:49 ID:V27gNLiX
萌えますた!
もっともっと(;´Д`)'`ァ'`ァ
628名無しさん@ピンキー :2006/02/07(火) 19:57:09 ID:fEe2KfDU
よかです!
GJ!
629名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 23:59:50 ID:ORcDIDkG
GJ!
番外編もスキーだ
630名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 19:37:40 ID:FfAPpISW
hoshu
631とある会社員の日記:2006/02/12(日) 04:25:48 ID:mAy3khdC
∋月∈日 木曜日 雨、後晴れ
久しぶりに風邪をひいてしまった。この年にもなって風邪をひくなんて、
自己管理のなってない証拠だ。我ながら情けない。しかし、それ以上に以外
だったのは――斗貴子君の料理を味わえた事だ。
朝から酷い頭痛と関節痛で、とても動ける様な有様では無かった。会社に
休むと連絡を入れた後は、すっかり寝込んでしまった。そして夜、カズキ君
が訪ねて来たのだ。今日は飲む約束をしていたんだとその時になって
思い出し、彼には気の毒だったが、風邪を引いてしまって今日は飲めそうに
無いんだと言って謝った。すると彼は、「そうなんですか、それじゃあ
お大事に…」と一瞬帰りかけたが、クルリと向き直って、「あ、そうだ、
ちょっと待っててください!」と嬉しそうに言うと小走りに部屋に帰って
行った。何なんだろうとその時は思ったが、一〜二時間以上何の音沙汰も
無く……俺もすっかりその事を忘れて、ベッドの上でウトウトしかけて
いた十一時頃に、再びインターホンの音。扉を開いたところにいたのは、
鍋をお盆にのせてこちらに差し出ながら、ニッコリと笑うカズキ君だった。
曰く、「風邪なら、やっぱりお粥かなと思って!」らしい。…くわしく
聞くと、どうやらお粥を作る方法が分からず試行錯誤する内に時間が経って
しまい、こんなに遅くなってしまったのだと言う。「ごめんなさい、遅れ
ちゃって」と彼は謝ってくれたが、そう言えば今日一日なにも食べていない。
作るのが手間だったし、ベッドから出たくなかったからだ。だから、有難く
頂戴する事にした。しかし、その後彼はとんでもない事を口走った。
「ええ、斗貴子さんが作ってくれた物だから、きっとおいしいですよ!!」
……自分の耳を疑った。更に詳しく聞けば、どうやって作ろうかと悩んでる
うちに斗貴子君が帰宅し、代わりに作ってもらったのだと言う。…それって
いくらなんでも斗貴子君に迷惑かけすぎだったんじゃなかろうか。こんな
遅い時間に……しかもその原因の九割は俺にある訳で。斗貴子君に
悪い事したなぁと思いつつ、カズキ君に礼を言った。勿論、斗貴子君に
よろしくとも。
さて、問題のお粥は、とてつもなくおいしかった。米の硬さといい、
塩加減といい、病人でも楽に食べられる様にある程度冷ましてある事といい、
彼女の料理の腕が随所に見られた。だし巻き卵も作ってくれていたのだが、これも
絶品だった。おかげですごく体調が良くなった。少なくとも日記を書ける程には。
……それにしても、いいなぁカズキ君は…斗貴子君が料理できる時だけとは言え、
こんなおいしい料理が味わえるんだから。勿論その晩は斗貴子君の方を味わ……
おっと!羨望のあまり筆が滑った。こんな下品な事平気で考えるとは、俺も
ホント「いい年」だな。心根までオヤジ、って感じか。
……彼らと俺の違いって何なのかなぁとか、分かりきった疑問を考えつつ、
今日の分の日記を完成としよう。
632名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 19:28:00 ID:yfVBW0vn
なんか切なくなってきたwww

GJ!
633名無しさん@ピンキー :2006/02/12(日) 20:02:56 ID:dPrK/1fZ
GJ!
あいかわらず良い生活感ですw
634名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 22:35:10 ID:vihHSx1o
GJ!
とっきゅんは料理上手なのか。カズキうらやま(ry
635名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 02:32:58 ID:5yNjXfBH
いや、お粥とだし巻きだけが上手い
636とある会社員の日記:2006/02/16(木) 01:34:09 ID:/aZnS0Gl
ここらで「とある会社員の日記」まとめ的なモノを…
一話>>491 二話>>506 三話>>520 四話>>534-535 五話>>585 六話>>631
番外>>601-604 番外の二>>625-626


2月11日 土曜日 雨
この間のお粥に加え、いつぞやのライターのお返しもまだしていない。
という訳で、今日は最寄の百貨店に足を運んだのだが、中々どうして、彼ら
とは縁があるらしい。前に書いた通りエプロンを探すつもりだったのだが、
どこに売っているのか分からず、とりあえず服の売場に入ると……斗貴子君
が、何やら難しい顔でマフラーを品定めしていた。思わず棚の影に身を
隠して、斗貴子君を観察できる位置についた。別に声をかけても良かったの
だが、お返しでも彼らの為に買い物に来ているという事が何だか照れ臭かったし、
何だか声をかけない方がいいような雰囲気だったのだ。その証拠に、彼女は
マフラーとずーっとにらめっこして、彼女にしてはかなり珍しい表情を
見せていた。手に取っていたのは、純白のマフラーと、太陽光の様な色のマフラー。
恐らくはカズキ君に、だろう。眉根にシワを作って悩んでいたかと思えば、唐突に
頬を染めて一人恥らっていた。(予想に過ぎないがカズキ君の笑顔でも思い出して
いたのだと思う)結局、彼女は陽光色のマフラーを買った様だ。以外にも、
と言ったら失礼かも知れないが、二人で巻ける長いマフラーではなかった。
…俺はと言えば、店内で特定の女性の方をジッと見るという、ともすれば
変態まがいの行動をしておきながら、お目当てのものは見つけられなかった。
俺自身、そろそろお返しをして、彼らの好意に報いたいのだが、何故俺の人生
とはこうも一筋縄で無いのだろうか。とにかく早めに行動を起こさねばなるまい。
……全くもって他人事ながら、あのマフラー、カズキ君は気に入るだろうか。
斗貴子君がくれたと言う時点で嫌がると言うことは無いだろう。それに、
あの色はカズキ君に似合う気がする。俺は、斗貴子君の選択は正解だったと
思う。本当、彼らは良い夫婦だ。開いた口が塞がらない程に。

2月14日 火曜日 晴れ
……………斗貴子君が何故プレゼントを買っていたか。今日になって、
気付いた。バレンタイン・デー…俺にとっては、職場の女の子から儀礼的な義理チョコ
を頂くだけの日。……いいよねぇ、夫婦になってもバレンタインにプレゼントなんてさぁ。

2月15日 水曜日 曇り
朝、部屋を出ると、ほぼ同時にカズキ君が隣室から出てきた。首には……
まぁ当然、あのマフラーが巻きついていた。俺がマフラーを見ている事に気付くと、
彼はエヘヘと嬉しそうに笑い、「コレ、昨日斗貴子さんに貰ったんです。あ、あと
手作りのチョコレートも!凄いおいしいんだけど、勿体無いから毎年ちょっと
づつ食べてるんです!!」だそうだ。『手作りチョコも』『すごいおいしい』
さらに『毎年』貰っていると、彼は天然自慢癖がある様だ。そりゃ嬉しいだろうが、
一人身の俺にあんまりじゃないか。朝から生気を奪われた様な一日だった。
その後は…ダメだ、朝のショックが強すぎてこれ以上思い出したくない。
今日は、もう筆を置いてしまおう。
637救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/02/16(木) 01:53:19 ID:MnyQ2fhJ
猟奇スレに『ダルマっぴー』完結編を投下したよ(゚∀゚)アヒャ
638名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 04:43:07 ID:xpeYSKC4
>>636
毎回楽しみにしています。ところで会社員ってどーてい?
>>637
読んだよ。また何か書いてほしぃ・・・
639名無しさん@ピンキー :2006/02/16(木) 14:28:24 ID:eETU69Up
>>636
GJ!
バレンタインでまさに甘々w

>>637
乙!
640名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 21:08:37 ID:Pn4H2Nh3
>>636
GJです!

カズトキサイドのバレンタインも是非!
641名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 19:25:32 ID:XpfeWmiC
>>637
ティッシュハァハァ
642名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:56:48 ID:wrzv9mfi
救済先生(゚∀゚)アヒャ はまっぴー溺愛だからな。
彼のまっぴー虐待にかける情熱はたしかに凄いが、TQNスキーの漏れとしては
斗貴子さんをねちねち嬲り殺して欲しぃ。
仕事忙しいみたいだし当分無理だろうけど。
643名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 14:16:37 ID:EEtwWeFt
わざわざここで言わずに向こうのスレで言えよ。
「俺はこんなエグいのが好きな危険でカッコいい男なんだぜ」
って主張したいのはわかったから
644名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 18:23:10 ID:CV9YGlv3
ちょ、落ち着けよウンコマン
645名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:10:48 ID:X+PQjAaI
ネタは思い付いたが、どうもまとまらないorz
どうしたもんかな…
646名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:13:45 ID:v0+cylxE
>>645
漏れが書いてやるから教えれ
647名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:24:51 ID:X+PQjAaI
>>646
いや、自分でやる。エロスというよりネタだし。
648とある会社員の日記:2006/02/21(火) 21:25:50 ID:T8aGjfhm
会社員は童貞…じゃないと思う。彼女がいた時期もあったけど、
今はいないって感じ。酸いも甘いも噛み分けた、そんな人間。
それじゃ本編、どうぞ。


ы月Ъ日 月曜日 晴れ
晩飯の買出しに出たスーパーで、後ろから声をかけられた。誰かと思えば
斗貴子君。「こんにちわ」と挨拶をしてくれる彼女に挨拶を返そうとした時、
ふと彼女の買い物カゴに目がいった。…買い物の量が、とんでもなく多かったのだ。
恐らくカレーでも作るのだろう、カレールゥやら各種スパイス、人参、玉ねぎ、
ジャガイモ、牛肉。何故かは分からないが粉末青汁なんかもあった。俺が思わず、
買い物多いですねと言うと、彼女は笑ってこう言った。「今日は、カズキが帰って
来るんです。」…今思えば、カズキ君が出張から戻るのが確かに今日だった。今回の
出張は少し長めだったから、三週間ほど空けていただろうか。俺とした事が
すっかり失念していた。斗貴子君は更に「カズキが帰ってきた時は、いつも
カレーなんです。あのコ、ホントにカレーが好きだから…」と続けた。
その場はそれで別れたのだが、カズキ君が帰ってくると言った時の彼女の笑顔が
今でも心に残っている。カズキ君はいいお嫁さんを貰ったモンだ。亭主の好物を
作って帰りを待ってる家内なんて、今時彼女以外にいるのか?羨ましい……。

э月Я日 金曜日 晴れ、後曇り
ウチのマンション前にある公園辺りだったろうか。夜の街を散歩していると、
急に怒声が聞えてきた。気になって声のする方に行ってみると、そこにはカズキ君と
斗貴子君の姿が。お互いに声を張り上げて、何を言っているのか俺には聞き取れない
程だった。あの二人でもやっぱり夫婦喧嘩ぐらいするもんなんだなとも思ったが、
いがみ合ってる彼らを見るのは気分が悪かった。やはり彼らは、回りの事を考えず
イチャついている方がいい。(飽くまで「方が」であって自重はしてもらいたいが)
と思ったので仲介に入ろうと近づいた刹那、急に声のトーンが低くなった。そして、
弱弱しい斗貴子君の声が聞えてきた。
「…だから、少しはキミも、自分の体の事を考えて欲しいと言ってるんだ……」
それまで何を話していたかは分からないが、カズキ君があまりにも自分を顧みず
動く事を注意でもして、互いに熱くなってしまったのだろう。彼女の一言から、
俺はそう推測した。……とは書いたものの、その時はそんな暇はなかった。
斗貴子君がそう言った後、カズキ君は彼女をギュッと抱きしめて、「ゴメン……」
なんて謝ったからだ。さっきの険悪な雰囲気から反転、一気に恋人ムードになった
彼らを前に、俺はそれ以上歩む事すらままならなかった。幸い、彼らは俺になど
気付いていなかったので、そそくさとその場を立ち去り、今に至る。彼らの事だから、
あの後キスの一つでもして、手を繋いで帰ってくる事だろう。俺の心配など、
おせっかいもいい所だった。
先人に曰く「夫婦喧嘩は犬も喰わぬ」なんていうが、その通りのようだ。これから
は妙な気をかけない様にしよう。彼らのますますの幸福を祈りつつ…祈らなくても
彼らの先には幸福しかない様な気もするが、とにかく祈りつつ、今日の日記を終えよう。
649名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 00:31:44 ID:sWbn0uey
GJ!
斗貴子さんエエ嫁や…まだあのコって呼んでるんだな
650名無しさん@ピンキー :2006/02/23(木) 20:50:25 ID:ULMc3/2g
GJ!!!
今回も良いバカップルぷりですw
651名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 00:05:40 ID:PtShcLJl
既出かもしれんがPRINCESS WALTZってエロゲの主人公と義姉が
カズキととっこさんにしか見えない件について

これ、女キャラが女に見えないってエロゲとしては致命的だと思うんだが
652名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 22:41:11 ID:bQjlm/Cj
>>651
そのゲームの公式ページ見たけど、ホントに似てるなw

つーか何でこんなに過疎ってるんだ?
ここ最近は、ある程度の書き込みがあるなーって思ってた矢先に…
653名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:06:10 ID:PO+KeRXT
個人的にはエピローグみたいなSSを書きたいし構想もあるんだけど
・最終10巻待ち
・遅筆
・この時期忙しい
で時期待ち中…春まで書けそうにないや
654名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 13:12:40 ID:leTJxvnr
>>652
職人さんが定着しないからじゃね?
現にコンスタントに投下してくれてるのは会社員の人だけだし。
猟奇職人は猟奇スレ行ってレスも向こうだし。
655名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 13:13:55 ID:leTJxvnr
だからと言って猟奇職人戻って来なくていいからなw
656とある会社員の日記:2006/03/01(水) 04:33:03 ID:DGTB7cbR
>>640
すげぇ忘れてたけど、バレンタインの番外は本編でホワイトデーを
書いた後でもかまいませんねッ!


ゝ月ヾ日 日曜日 雨
全く、休日出勤なんていい加減なものが、何故この世に存在するのだろうか。
当然その分の手当は貰う事になっているが、「休日の気分」というものを
壊されるのが、俺は我慢ならない。今日の様に突然なら、尚更だ。しかも、
今日の天候は雨。中々気分の悪い取り合わせだった。
そういえば、俺の心情を盛り下げてくれる出来事は、もう一つあった。
駅前で、カズキ君と斗貴子君に会った事だ。仲良く、さも当たり前の様に
相合傘で、かなり(俺にとっては)パンチの効いた構図だった。斗貴子君の
出張の見送りだったそうだ。目的地の方面が違うのですぐに分かれたが、
斗貴子君が改札をくぐる前に、カズキ君が彼女の唇をやや強引に奪ったところを
見てしまった瞬間、俺のやる気は根こそぎ無くなった。だって、彼女には
見送ってくれる人も愛してくれる人もいるのに、俺にはその片方だっていないのだ。
…悲しい。すごく。しかも非難の対象は自分以外にいないのだから、思いの
やり場も無い。ああ、これが負け組ってヤツか。何だか今日は卑屈だ。

$月#日 月曜日 晴れ
うまい塩辛が手に入ったので、ワンカップを買いにコンビニに行くと、
カズキ君と斗貴子君に出くわした。話を聞くと、要するにデートの最中だった
らしい。と書いても、時はすでに十一時前後だったので、彼らももうマンションに
帰る間際だったのだろう。適当に挨拶を交わすと、彼らは肉まんを一つ買って
コンビニを出て行った。コンビニを一歩出た瞬間、彼らの手が絡む様に
繋がった事といい、その後肉まんを二つに割って二人で嬉しそうに食べていた
事といい、ハタから見ていると本当に彼らはバカップルだと思う。それを尻目に、
俺は一人ワンカップとタバコを一カートン買って帰ってきたのだ。なんて悲惨。
……などと、ヤケ酒を煽りながら書き殴っているうちに、隣から情事の音が
響いてきたというのは、どういう神のおぼし召しだろうか?いつの間にか彼らは
帰ってきていたらしい。…アレか、もしかしてそういうプレイなのか。一人やもめに
見せ付けて楽しむという趣旨なのだろうか。実はあの二人はドSなんじゃないのか。
………イカン、完全に酒が回ってきた人間の思考だ。むしろヤキが回ったと書くべきか。
彼らがそんな人間じゃ無い事は、重々承知のハズなんだが…。これ以上続けると
何を書くか分からんので、今日はこれでお仕舞いにしておこう。
657名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 13:58:28 ID:uls2T+OS
会社員,精神的に追い込まれてきているな…
658名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 21:36:31 ID:2NzdDilV
会社員のSS見てると「ルイージ」って単語がループする
何故だ……
659名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 22:06:40 ID:Ct8L9LdP
会社員(;つД`)

GJ('A`)b

(´・ω・`)つ【まひろ、兄夫婦の部屋へ行く の巻】
まぁ、言ってみただけですがw
660名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 01:37:52 ID:JR1rWTcw
(´・ω・`)つ【剛太、友人(戦友)夫婦の部屋へ行く の巻】

でも会社員と同じ心情になるのか?
661名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 01:57:24 ID:Vr2WgEi7
ってか会社員から剛太臭がしないでもない
662名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 22:17:36 ID:LxrYnrDu
剛太…・゚・(つД`)・゚・

アンダーど(ry
663名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:42:47 ID:u8FyoK3N
救済先生はどこに行ってしまったんだ?
猟奇スレにも来てないみたいだし
早く新作読みたいのに
664名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 03:14:49 ID:u6lj6rVp
どうも別作品のスレに投下してるみたい。
漏れも救済たんの新作きぼんなのだ。

ところで誰かこんな↓話書いてくんね?

斗貴子さんフィギュアでオナニーする剛太
チ○ポを斗貴子さんに抱かせたり、バルキリースカートを尿道に挿入したり、
斗貴子さんに精子ぶっかけたりする剛太
「ああっ、先輩ぃ!!」
爾後ぐったりしているところを斗貴子さん(本物)に見つかり、バルスカ(本物)で血祭りに上げられる
665名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 23:39:10 ID:Fwwi1n4H
学生の時の斗貴子さんとカズキの女の子の日の話。キボン。

666名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 10:12:25 ID:/YLgIwm5
>>665
「カズキの女の子の日」……?
もしかして女体化ですか?
667名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 23:40:28 ID:PIPdBdpZ
ぶっちゃけ斗貴子さんはオナニー経験あるのでしょうか?
禁欲的な戦士生活を送っていたとはいえ、生身の女の子。
ものの本によれば、女子の八割が高校を卒業するまでにオナニーを経験しているというので、
斗貴子さんに人並みの性欲があれば経験済みということになる。
斗貴子さんの場合胸部はあまり発達していないので、その際はクリトリスへの愛撫が中心だったと考えられる。
668名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 03:52:05 ID:XgA+KY4y
あにゃる。
669名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:30:16 ID:dfPJLV8g
斗貴子さん登場当初は「〜よ」と女っぽい言葉使いだったのに、
一話のみでその後は男言葉に代わってしまった。
あのままのお姉さん系言葉使いならさらに人気がでてひょっとしたら打ち切りにもならなかったのじゃないか?
670とある会社員の日記:2006/03/07(火) 19:02:18 ID:zD7tuNQg
【月〕日 日曜日 晴れ
今朝はけたたましいインターホンの音で目が覚めさせられた。しかも何回も
押し続けていた様で、俺が玄関に出るまでに何回チャイムを聞いたか知れない。
朝っぱらから何なんだよ、とか思いながら扉を開けると、そこに居たのは女の子だった。
誰だ、と俺が考える前に彼女はこう言った。「こんにちはぁ、お兄ちゃんが
いつもお世話になってるって聞いてます!妹のまひろです!」そして頭を下げる。
「まひろ」と言う名前には聞き覚えがあった。そうだ、たしかカズキ君の妹だったかと
思い至った時には、まひろ君はもう用件を喋り始めていた。「実は、お兄ちゃんと
お義姉ちゃんにプレゼントもって来たんですけど、二人とも居ないみたいなんですよぉ、
カギもかかってるし…それで、お兄ちゃんがお隣の人と仲良いって聞いてたんで、
何かご存知かなーと」つまり、ドッキリ的に突然訪問したはいいが留守だった、という話。
今日は二人とも出張の日だと聞いてるよ、そう言った時の彼女の落胆ぶりは凄かった。
しかし彼女の行動力はもっと凄かった。その姿を見かねて、カズキ君だけなら今日中に
帰ってきて俺と飲む約束をしてるけど?と言った瞬間、パッと目を輝かせて、発した台詞が
「ホントですか!?じゃあどうせだからこのお部屋で待たせてもらっても良いですか!?」
…どうせだから、ってこんな使い方する言葉だったか。というか男の家(部屋だが)に
自分から上がりこむ様な真似はよすべきだろう。それ以前に自分から他人の家に入りたいと
いう風な発言は…とか色々思ったが、どうも彼女はこの辺の地理に詳しくないらしく、
遊び場所どころか道を一本外しただけでこのマンションにも帰ってこれないと言う。
オマケに、カズキ君達の部屋の合鍵も忘れたそうだ。…結局、まひろ君は俺の部屋で
カズキ君の帰りを待つ事になる。下らない世間話をしたり、カズキ君夫妻の話で
盛り上がったり、後は俺の唯一の特技である弾き語りを披露したりして時間を潰した。
話していて分かったが、やはり彼女は少し頭のネジはゆるい様だ。まぁ、元気で向こう見ず
なところは兄譲りかも知れない。悪い子では、絶対に無いんだが…放って置くと
危ないタイプだ、多分。
カズキ君が帰ってきてからは三人で一緒に飲んだのだが、この三人が共有できる
話題というのは斗貴子君の事しか無い。そして、酔った時のカズキ君に斗貴子君の
話題をふると惚気だけが返ってくる(確か前にもこんな事を書いたが…)ワケで、
これ以上は愚痴になるので割愛しておこう。

》月{日 水曜日 雨
すでに機を失いつつある(というか失っている)彼らへのお礼の品を、とうとう
手に入れたのが二日前だったか。ペアのエプロンというのは中々見つからなかったが、
何とか購入できた。ので、今日はそれを届ける予定だったのだが……
やっと礼を返せる、と意気揚々と扉を開くと、同じようにカズキ君達の部屋から
男が出てきた。彼は俺と目が合うと軽く会釈してきたので、俺も返したのだが、
彼は今にも泣き出しそうな雰囲気だった。とは言え、俺は彼が出てきた部屋の主達に
用があったので、仕方なく、カズキ君達はいますよね?と彼に聞いた。彼は困った様な
顔をして、「あぁ…今は入らない方が身のためですよ」と言った。そして、まだ完全に
閉め切っていなかったドアを開き、見てみなよといった感じで俺に手招きをした。
そこから見えたカズキ君と斗貴子君の二人は、どう見ても愛の言葉を囁き合っていた。
「…ホラ…」と彼が呟いた彼の声は哀しかった。俺は扉を閉め、何も見なかった事にした。
もしかして、君が来てたのにああなっちゃったのかい?と聞くと、彼は溜息を吐いて、
「オレが居ようと居まいと、せんだ…あぁいや、職場でもどこでも、二人揃うとああですよ」
なんて言った。彼も苦労しているようだ。何だか他人とは思えず、名前を聞いてみると、
彼は中村剛太と名乗った。ちょっと飲みに行かないか、と誘ってみると、快く応じてくれた。
彼も、俺にシンパシーを感じたらしい。今日一日で、剛太君とは親友と言い合えそうな程に
親密になった。それからかなり飲んだので、酔い覚ましに日記を書いている感じだ。
あ、結局お礼渡せてない…全く、何をやってるんだか。明日にでも渡さなければ。
……よし、酔いも覚めたし、寝るとしよう!今日の日記は以上!たまには明るく(?)終わろう!
671とある会社員の日記:2006/03/07(火) 19:04:52 ID:zD7tuNQg
>>659>>660
こんな感じでイイ…かなぁ?
期待に沿えてなかったらごめんね。
672659:2006/03/07(火) 20:25:20 ID:GomxeLPf
ホントに書いてくれるとは(;・∀・)

GJ!
673660:2006/03/07(火) 21:15:43 ID:NrSuQLZj
うわー本当に書いてくれるとは.....

GJです!


ホワイトデー編も楽しみにしてます!
674名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 21:30:55 ID:vWr3eGnx
まひろ&剛太キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
まひろの存在は会社員にとって救世主になるかな?
675名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:27:24 ID:5v5o2x4k
救済先生まだぁ−??
676名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 01:01:02 ID:GuAw04Co
(´・ω・`)つ【3バカ、友人の部屋へ行く の巻】

あんまりおもしろそうじゃないかな?
677名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 01:26:51 ID:uHWx1Kss
>>676
面白そうだが、エロスに繋らなさそうだな…
678名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 10:47:28 ID:tn46nYZk
>>670 G・J!

剛太……
679名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 22:33:11 ID:PPYVglyF
ホワイトデー辺に期待しつつ保守。
680救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/03/16(木) 02:02:15 ID:ExHUOjiI
猟奇スレに新作投下したよ(゚∀゚)アヒャ
681名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 15:53:19 ID:WYR54Bqc
>>671
もうちょっと文章推敲してからうpしてくれ
改行にしても言葉の選び方にしても下手すぎてきつい
オナニーはいいけど他人に見せるってこともっと意識汁
682救済ファン:2006/03/16(木) 19:18:11 ID:3ON3jOui
>>680
読んだよ(;´Д`)'`ァ'`ァ
続きを……っ!
683名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 20:02:54 ID:59NXYAET
猟奇趣味の人、作者だかファンだかは向こうに移住してくれたのなら
いちいちこっちに顔出しに来なくてもいいのに、と思う
684とある会社員の日記:2006/03/17(金) 00:47:42 ID:m9VnDVIj
>>681
ホントありがとう。がんばってみます。


3月11日 土曜日 晴れ
「ホワイトデーのお返しって、どんなものがイイんですかね?」
今日、カズキ君がウチに来て最初に言った言葉だ。あてつけかい?と言いそうに
なったのをこらえ、何故そんな事を聞くのか聞き返してみると、彼はすこし笑って
「イヤ…斗貴子さんへのお返しなんですけどね、この時期になるといつも迷うんです」
と言った。バレンタインのお返しと言えど、そこは彼らの仲だ。斗貴子君もマフラーを
贈っていたし、彼も何か形の残る物を渡したいのだろう。そう思って、アクセサリーは
どうかな?と言ってみたが、彼は首を横に振った。「斗貴子さん、そういうの嫌いだから…」
そういわれてみれば、彼女がその手のものを身につけている所は見たことが無い。
「だから、プレゼントに迷うんですよ…」彼は続けてそう言った。
最後まで答えがでないまま、彼は帰っていった。参考までに聞いた話では、これまでの
ホワイトデーには衣服類を贈っていたそうだが…たまには趣の違うもの贈りたいらしい。
服以外、アクセサリー以外で女の子の喜びそうな物っていうのは、確かに難しい。
人に相談したくなる気持ちも分かる。でも何でまた俺に聞いてきたんだろうか。
相手を間違えているとか以前の問題な気がする。やっぱり自慢だったのか?

書いてるうちに思い出したが…斗貴子君は結婚指輪だけはつけていた様な…。
そう、確かそのはずだ。前言ならぬ前記撤回。うん、指輪をプレゼントしたら
いいんじゃないか?高くつく事にはなるが、まぁ案としては悪くないだろう。
早速彼に言ってみよう。…でも、14日に間に合うかなぁ?

3月13日 月曜日 晴れ
九時半ごろに、カズキ君が訪ねてきた。今日は別に彼と会う約束はしていなかったから、
正直面食らったのだが、彼がすごく嬉しそうだった事にもっと面食らった。
「指輪、買いましたよ!相談に乗ってくれてありがとうございました!」
彼の言った事を理解するのにはやや時間がかかったが、結局指輪に決めたという事らしい。
しかしそこで、ある疑問が浮かんだ。サイズ直し等の事を考えると、完成が
早過ぎるのではないだろうか。それを見透かしたかの様に、彼は続けた。
「いい指輪があったんでサイズ聞いたら、丁度それが斗貴子さんのサイズと同じ
 だったんですよ!ホント、明日に間に合ってよかったですよ!」
つまり、店頭にあったものをそのまま購入してきたらしい。できた、と書くべきか。
…思うに、彼は結構運がいいのだろう。欲しかった物が丁度条件を満たしている、そんな事は
普通滅多に無い。俺は、礼なんていらないよと言っておいた。そもそも礼を言ってもらうような
立場でもないのだから。それでも彼はもう一度ありがとうと言って、俺の部屋を後にした。
彼のああいう爽やかさには、とても好感が持てる。好青年という言葉は彼に為にあると
言っても過言ではないだろう。…俺もあんな感じだったらモテたのだろうか?

3月15日 水曜日 晴れ
少し心配だったが、カズキ君のプレゼントは喜んでもらえている様だ。朝のゴミ出しの時、
ゴミ捨て場で偶然斗貴子君と会ったのだが、右手の薬指にキラリと光るものが。
その指輪キレイですね?と聞いてみると予想通りの答えが返ってきた。
「これ、昨日カズキがバレンタインのお返しにって…」そう言いながら彼女は少し頬を染める。
グリーン色の、美しい宝石の指輪だった。エメラルド…いや、多分ペリドットだろう。
何にしても、彼女が気に入ってくれている様子だったので、指輪を推薦して正解だった様だ。
…それにしても、彼女へのプレゼントで悩むなんて懐かしい感覚だ。恐ろしく昔の事で、
忘れてしまっていた様な出来事だった。……やっぱり欲しいなぁ、彼女…。
いつか自分にも春は来ると信じつつ、ここでペンを置こう。
685名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 21:27:29 ID:BcjaR6lO
>>683
投下報告は必要だろう。
686名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 22:10:05 ID:jdwaSUHg
猟奇職人もこっちで余計なこと喋ってるわけじゃないし投下報告くらいは許してやれば?
687名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 06:28:08 ID:O5V/x1K1
他の猟奇は見たくないが武錬猟奇は見たいと言う人が
いる可能性を否定できないわけだから投下報告は許してやれ

688名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 23:09:10 ID:E2Novjal
>>684
GJ!

がんばってくれ
689名無しさん@ピンキー :2006/03/19(日) 17:04:19 ID:TWgikMxn
>>684
乙〜!
GJ!
690名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 00:36:44 ID:fUTSf8rC
>>684
激しくGJ!
691名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 23:46:47 ID:aWkzqF/C
WBC小ネタ

〜昨日の昼過ぎ〜
TV「あっと、デットボールで押し出し!王ジャパン先制です!」
カズキ「やったー!ほら、斗貴子さんハイタッチ!」
斗貴子「え?こ、こうか?」
パァン!

TV「おっと、フォアボールで再び押し出し!王ジャパン2点目!」

カ「やったー!斗貴子さんー!」
ぎゅうっ!
斗「こ、こら!抱き付くな!」

TV「今江センター前ヒット!二人が生還し王ジャパンが4点を先取しました!」

カ「やったー!斗貴子さんー!」
斗「こ、こら!ん…むぐ……ちゅ……くちゅ……ぷはぁ!い、いきなり口付けする奴がいるか!」

〜が、その後〜

TV「王ジャパンまたも得点!」
斗「こ、こら!どこを触って…あ…」

TV「王ジャパン、点差を広げて行きます!」
斗「あ…こら、…そこ…は…」

〜んで9回〜
斗「あああああっ!カ、カズキぃ!私の中にブチ撒けろ!」
カ「うっ!斗貴子さん、出る!」

ドクッドクッドクッ…

TV「三振ー!王ジャパンが初代世界一に輝きました!」


結局、このバカップルはストロベるきっかけが有れば何でもいいようで…3ヶ月後のワールドカップはどうなるんでしょう…



本当は萌えスレに投下するネタがなんかエロスくなったのでこっちに投下してみるテスト。
692名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 08:25:25 ID:Sh6A26t+
どの作品もみんなエッチだな。おかげで鼻血どころか耳血まで出て来たぞ!
693名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 14:36:48 ID:wNp8H4XT
>>692
耳血は病院池w
694名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 18:12:36 ID:fvqAPTR7
救済さんあんたラブいのもエロいのも書けるんだったらたまには猟奇以外も投下してくれ
頼むって
695名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 07:54:11 ID:XNSMUyjK

         /iYi\.._∩
  .     《'o\ii/o'》.|
    .   .《o(>∀<)o》彡  パ!ピ!ヨ!ン!
      .   《v'ー゙⊂彡
      .  |   |          パ!ピ!ヨ!ン!!
         し ⌒J
696救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/03/26(日) 13:34:54 ID:Y0GyuwEG
猟奇スレに新作の続きを投下したよ(゚∀゚)アヒャ

>>694
『剛太×まひろ』は錬金ファンに評判悪いからね。
だから投下しないの(゚∀゚)アヒャヒャ
697名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 16:26:39 ID:/GQPbF82
剛太×眼鏡なら各所からの反発も少ないよ先生(゚∀゚)アヒャ!!
698名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 08:05:05 ID:MP5PiTKH
核金の成分解析結果 :

核金の39%は夢で出来ています。
核金の31%は電力で出来ています。
核金の23%は着色料で出来ています。
核金の5%は不思議で出来ています。
核金の1%は魔法で出来ています。
核金の1%は厳しさで出来ています。

津村斗貴子の成分解析結果 :

津村斗貴子の55%は勇気で出来ています。
津村斗貴子の34%は明太子で出来ています。
津村斗貴子の7%は記憶で出来ています。
津村斗貴子の3%は怨念で出来ています。
津村斗貴子の1%は運で出来ています。
699名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 22:03:32 ID:oRY/9h6r
それ流行ってるの?
700名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 22:30:48 ID:X1Bjo5Ek
誰かカズキ×ちーちん書いてくれんかのぅ
701名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 21:12:51 ID:MzTEjOhp
>>700
それ書いたらTQNにブチ撒けられるから無理。
702名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 06:58:22 ID:KWD8DNoQ
馬鹿め!ちーちんは俺のもんだ
703名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 20:23:44 ID:yTQokzBd
馬鹿め!ちーちんは剛太のものになったぞ!
704名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 23:49:23 ID:JHQP1/DH
TQNは傷に触れられるとヨロコぶのか…。
カズキン本当に天然で(以下自主規制
705名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 00:00:03 ID:Jywgv3Gc
天然でエロいなバカップルは。

傷をカズキに触れさせるって描写良いなと思った。ラブい。
706名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 03:10:09 ID:Sdyn2pmm
残念だったね救済くん(ププ
707名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 08:46:16 ID:gNL2ynd5
火渡×毒島の成分解析結果 :

火渡×毒島の74%はやらしさで出来ています。
火渡×毒島の14%は赤い何かで出来ています。
火渡×毒島の8%は犠牲で出来ています。
火渡×毒島の3%は罠で出来ています。
火渡×毒島の1%はミスリルで出来ています。
708名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 14:30:16 ID:d7eChZ3p
10巻読んだ。書き下ろしとかすごいな。
709名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 19:57:26 ID:JZYaQjuR
毒島の性別と素顔がはっきりしたことで毒島ネタが増えそうだな
710名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 22:43:32 ID:gmUs32PT
しかし、あんなロリっ娘だったとは
というか和月がああいうキャラ描くとは

世の中何が起こるかわからんねワトソン君
711名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 23:02:46 ID:0Z4TMPep
剛太も寄宿舎住まいと言うことは…

カ:斗貴子さん好きだよ…。
斗:カズキ…私も……。

ドサッ(ベットに倒れこむ音)

ガチャッ

剛:おーい、武藤。参考書かしてく…!!!

てなことが一度くらいあっても…。
712名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 21:25:12 ID:T8VjCnqm
毒島と六桝って良いかもと思った。見た目判断。
713名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 00:03:50 ID:M4Bm4TSn
個人的には剛太×毒島もありなんではないかと思う。
714名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 22:31:20 ID:10Tu8Jq3
剛太はちーちんじゃまいかとおも
715名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 23:53:13 ID:yFNIyoJT
認めねえ
716名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 00:18:49 ID:wvsVPIvm
俺×ロッテリやのバイトの子

これ今日から公式な
717名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 15:09:50 ID:1X+g50LM
そうか・・
>>716X某1日店長かあ
気が向いたら蝶がんばるから716の詳細設定を出しときなさい。
718名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 00:32:08 ID:c/2PGR/W
毒島と火渡様かあ。。

華花たん死んじゃうんじゃ…
719救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/04/12(水) 12:40:10 ID:pk98eQsU
猟奇スレ(新スレの方)に『グロまっぴー feat TQN』の続きを投下したよ(゚∀゚)アヒャ
720名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 17:46:24 ID:cSZjdNhY
>>718
華花「熱い・・・熱いです火渡様ぁ!・・・・・・あんっ!!」


きっと、炎の様に熱い物を注入されます
721名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 09:50:07 ID:QrE2f+VQ
保守age
722名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 16:12:46 ID:gLGrkBUC
>>718
どうがんばっても条例違反で火渡タイーホだよなあ…。



剣心と薫より年の差はないはずなのに。
723名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 18:29:01 ID:gLKAwMED
>>722
ヒント:時代の差
724名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 22:58:41 ID:M5pv+zre
>>722
ヒント:見た目の容姿

725名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 23:52:33 ID:4U8ZOl+Y
ヤンパパと娘っつっても通用しそうなのが何とも。

…思ったんだがやはりあのひらひら制服を着るのか。
726名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 10:35:10 ID:r37VTSkq
ええ、千歳さんも着てくれますよ…ってそっちが犯罪。
727名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 14:02:14 ID:rM3TKoEZ
そういえば、TQNがひらひら制服を着なかったのは、動きづらい&バルスカが使えないからだったハズ。
ということは、戦う必要がなくなった今、TQNもあの制服を着てくれるんだよ!
728名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 14:50:18 ID:tl7q+FZh
TQNは制服のデザインに引いた為着なかったという新説
729名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 00:08:05 ID:n6W1E+Od
TQNはまひろから貞操を守るために毎日戦っています
730名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 02:16:12 ID:gIAfA8Us
しかし、毒島があんな美少女だったとは……。
今でも信じられぬ。
誰か火毒SS書いてくれ(;´Д`)ハァハァ
731名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 19:52:24 ID:n6W1E+Od
火渡実はドーテイで毒島さんがリードする、とかだったら
床転げ回って悶え死ぬ
732名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 21:35:53 ID:1Ir4zEYk
毒島「ここの穴に入れるんですよ、火渡様。」
火渡「うるせぇ!言われなくてもそれくらい分かるわ!!」









千歳&TQN「えーマジ、童貞?童貞が許さry」
733名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 21:56:59 ID:rd2wlGXB
TQNがあのセーラーを着続けるのはカズキに自分の美脚をみせつけるたm
734名無しさん@ピンキー :2006/04/16(日) 01:24:53 ID:pXMevVfQ
そーいえば以前 毒島×火渡のSSを投下してくれた人がいたな。
詳細覚えてないけど、毒島の性格はどんなだったか。
735名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 10:16:09 ID:0tZV2jGR
>>731
27歳でドテーイはかなり気持ち悪いものがあるぞ
736名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 11:35:04 ID:iHRFkxT7
火渡は火遊びも好きなんじゃないかということで、人妻属性や寝取り属性持ちだったら毒島タン哀れ
737名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 16:55:29 ID:/oBiwhdz
火渡は加藤鷹を超える性技の持ち主。
738名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 17:16:37 ID:yMuU0aXO
しかしその性技はブラボー相手にしか
通用しない
739名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 20:49:22 ID:BG+9eNOZ
>>736
その場合、エアリアルオペレーターで媚薬ガスをばら撒いて、むしろ寝取る勢いで犯します。
740名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 22:00:18 ID:SpxEIIqs
>>736
毒島タソを本気で怒らせると毒ガスで部屋を満たしたり、火渡周辺の酸素濃度をいじったりするので浮気はできません。
741名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 00:22:56 ID:Mi/LVyfJ

「斗貴子さん…いい?」

「あ…こら待て……そ、そんなところ触るな……ぁ…」

「斗貴子さん、ヨロコんでる?」

「よ、ヨロコんでなんか、い、いな…い…!」

「ふふ、だってここ、赤くなってるよ?」

「ん…いい加減…に……やめろ!………そこは…すごく…敏感なん……ん…」

「分かった。もうやめるよ。………………(ふ―――…)」

「やッ…こ、こら!息を吹きかけるなぁ…!」

「……………(ぺろぺろ)」

「ひゃッ、舐、め、る、なぁ……………ん…」

「………(ちゅっ)……………だって、斗貴子さんのここ、キレイな薄紅色で、すごくかわいいから…。
 …見てると弄りたくなる………」

「や、ぁ………そん…なに…見ない…で………」

「どうして隠すの?恥かしがらなくてもいいよ。すごくキレイだから」

「…ぅ〜………」

「…それに…相手がオレなら…いいって言ったよね……………?」

「…それは……………」

「…斗貴子さん………」

「…カズキ………」

そうして追試用の参考書を借りにドアの前まで来ていた岡倉の股間をギンギンにしてしまうストロベリー
バカップルであった。
もちろん本番前。

742救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/04/17(月) 03:29:26 ID:ZbfsvAHj
猟奇スレに『グロまっぴー feat TQN』の完結編を投下したよ(゚∀゚)アヒャ
743名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 00:59:40 ID:NCv1voTM
しかし、救済たんはまっぴーが好きなんだなあ。
前に出したTQNを嬲り殺してくれというリクエストに応えてくれたのは良いが、
メインはまっぴーだし。
しかも両作ともまっぴーを殺してないのが興味深い。
前作では自殺だし、今作では酷いことはするけど生かしている。
ここら辺に救済たんのまっぴーへの特殊な愛を感じる。
744名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 02:38:17 ID:+XkR1IuZ
>>743
そのコメントは向こうでした方が良いと思う。
ともあれ、救済先生には乙と言っておく。

では、引き続きこのスレではストロベリーなSS希望。
745名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 12:27:42 ID:ppj0L1gQ
>エアリアルオペレーターで媚薬ガス

うーむ、新しい設定age
746名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 19:41:38 ID:EzODRKWu
>>739-740

さすがは大気圏内最強の武装錬金だな
747名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:38:56 ID:WaOoJLCR
>>743
剛太も一緒に
748名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 23:31:58 ID:LOVkEzAc
華花たんがバカ軍団(カズキ一党)に輪姦される話はまだですか??
華花たんが火渡に女にしてもらう話はまだですか??
華花たんが興味半分のまっぴーに犯される話はまだですか??
華花たんが……(略)
749名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 11:43:24 ID:Bb57zh33
>>748
焼死したくなかったらその辺にしとけ
750名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 23:02:01 ID:tSa9bzGD
でも、毒島たんが火渡にいろいろされるのは見てみたいw
751名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 23:15:56 ID:nHmVys9d
カズキと斗貴子のセックスを見てしまい、衝撃を受ける華花たん。
前からひそかに好きだった火渡とのそーいう関係を想像してしまい赤面する。
ところがある日、火渡は平和化した戦団を抜けてどこかへ行ってしまおうとする。
華花たんはいなくなると初めて気持ちが高まって火渡の胸にしがみ付くのであった。
「だ、抱いて……ください、戦士長……私を女にして……」

(;´Д`)ハァハァ誰かSS化してくれ(;´Д`)ハァハァ
752名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 23:59:07 ID:M/JmU72s
>>751

そこまで構想ができあがってるなら,自分で書いてみてくれ(;´Д`)ハァハァ
753じゃ、試し書き:2006/04/22(土) 00:58:42 ID:Ah82Xeri
「カズキさん、まひろちゃん知りません……か……」
部屋のドアを開けかけて、華花は硬直した。
中から変な声が聞こえる。
「ああっ……カズキ、いいっ……」
「どう斗貴子さん、気持ちいいならもっと腰振って!」
華花はわずかにドアを開けると、中の様子を垣間見る。
(あ、あれは……)
寮の部屋の中でカズキと斗貴子は裸で絡み合っていた。
斗貴子は泣きじゃくりながらベッドにしがみつき、カズキが股間でその尻を打っている。
華花はその場から逃げ出した。

「はぁ……はぁ……」
校庭の隅まで走って木にもたれて息をつく。
日曜の校庭には全く人影がない。
(あれって……せっくす……ですよね……)
武藤カズキと津村斗貴子が付き合っているのは知っていたが、
二人が肉体関係を持っていることは全く想像できなかった。
だが、二人とも年頃の男女なのだし、むしろそういう関係を持たないことの方が不自然だろう。
「好きな人と……あんなことを……」
「好き人」と呟いて、華花の脳裏に面影が浮かぶ。
戦士長、火渡赤馬。
華花がずっと想って来た人。
(もし、私が火渡さまに愛されたら、あんなことするのかな……)
想像すると耳まで真っ赤になってしまう。
胸が苦しい。
どうも走ったからのみではないらしい。
火渡と初めて会ったのは華花がまだほんの子供のときで、
それ以来ずっと面倒を見てくれていた。
粗野で細かい気遣いとはまったく無縁の男だったが、決して彼女を酷くは扱わなかった。
たぶん自分がホムンクルスに肉親を皆殺しにされたからだろう。
いつしか保護者に対するのとは別の感情を抱いていた。
だけど告げられない。拒否されればそれで終わってしまうから。
だけど押さえられない。思えば思うほど胸が苦しいから。
華花の鼓動はいつまでたっても静まらなかった。
それだけでなく何だか下着が湿ってきている。
「ん……」
本能的に華花は自分の股間に手を宛がった。
「……毒島?」
「きゃあっ!!」
不意の呼びかけに華花は飛び上がった。
754じゃ、試し書き:2006/04/22(土) 01:14:25 ID:Ah82Xeri
「ご、剛太さん……どうしたんです?」
「いや、伝えておきたい事があって」

「火渡戦士長!!」
華花が呼びかけると、火渡は振り返って自分の前で荒く息をつく少女を見た。
「……お前か。何だ、そんなに慌てて」
「何だじゃありませんよ」
華花はつよく火渡に言う。
「戦士長、どうして突然戦団を抜けるなんて言うんですか?」
「俺はもう戦士長じゃねえ」
火渡はそっけなく言う。
「どうしても糞もあるか。平和団体になった戦団に用はねえ。俺は防人みたいにふぬける気はねえからな」
「…………」
「お前のお守りならもう必要ねえだろ。もう大人だしな。じゃ、達者でやれや」
そのまま去っていく。
華花は何も言うことができなかった。
皮肉を言うことはあったが、今まで火渡に意見した事はない。
戦団を去る。
それがこの男らしい選択だし、そもそも自分に彼の決断に口を出す権利はない。
それに仮に行くなと言った所で聞くような男ではないだろう。
(火渡様が行ってしまいます……)
呆然と見る火渡の背中はどんどん小さくなっていく。
どこか当てがあるのか知らないが、たぶんここで別れたらもう二度と彼と会う事はないだろう。
(会えなくなる……戦士長と……)
華花はぶるぶる震えた。自分がこんなにストレートに感情に胸を震わせる事は初めてだった。
気づいたら華花は叫んでいた。
「待ってください戦士長!!」
「何だ、まだ用か?」
咥え火を揺らしながら火渡が振り向く。
「好きです……私、戦士長の事が好きです!!」

火渡は咥えた火をぽろりと落とした。
「……はあ?」
華花はその側まで近寄って火渡を見つめた。
「私、ずっとあなたの事が好きでした。最初は酷い人だと思いました。
でも、いつの間にかあなたの事がいつも頭から離れないくらい好きになっていました」
「あのな」と火渡はため息をつく。
「悪いが、俺はガキに手を出す趣味は」
「一回だけでいいんです」
華花は火渡の胸の中に飛び込んでいた。自分でもどうしてここまで自分の気持ちに素直になれたか不思議だった。
「だ、抱いてください……戦士長……私を女にして」
755名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 02:18:12 ID:MzgRhVJn
ちょww生殺しwwwww
いやマジこんなところでぶった切られたら死ぬる
ヤバイヤバいよこれ…GJ杉でヤバイ
756名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 04:14:08 ID:MzgRhVJn
あーもうwktkしすぎて眠れねえじゃねーか。
可憐な華タンが凶悪面な火渡とエロスいことしてるってギャップ萌え(*´Д`)ハァハァ
華タンが火渡に組み敷かれてる絵面で体格差萌え(*´Д`)ハァハァハァハァハァ
火渡はおそらく処女相手はしたことなさそうだから戸惑ったりするんだろうか。
はじめは気遣ってても予想以上に名器で途中からのめり込んだりしたら萌え。
華タンは細い手足で思い切り火渡にしがみつくとイイ!

うん。キモイね俺orz
明日ってか今日仕事だからさすがに寝よう…
757名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 07:42:47 ID:cvFodCoT
>>756
保管庫逝って来い。藻前好みのヤツ一つぐらいはあるだろうから

GJ!!
758名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 21:54:41 ID:aeLOAGAx
>>753-754

G・Jだ!

だから続きを頼む(;´Д`)ハァハァ
759名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 23:34:58 ID:MzgRhVJn
今日一日仕事してても気になってソワソワしちまったorz
どうか続きを頼んます…

>>757
もちろん保管庫はチェック済みだ!でも毒島タンSSってあんまなくってさ。
その中でも再殺部隊のメンバーがフェラ指導するヤツ蝶サイコーだったなあ(*´Д`)ハァハァ
760名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 00:42:23 ID:i1ZkpZ7N
>>753-754
激しくGJ!
761名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 07:54:52 ID:7rQMg2oo
期待保守
762名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 13:52:17 ID:ayAgxKxB
毒島たんにオムツを穿かせる鬼畜火渡
マニアックすぎますか
763名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 16:16:18 ID:VbPk8ld/
ベビードール毒島に一票
764名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 09:29:14 ID:1jgrvkIQ
むしろジャージ+ガスマスクに一票
765名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 10:50:51 ID:diyPfYm0
ジャガーマスクに読めたW
766名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 00:58:04 ID:9FX/+rXb
毒島たんは何でも似合うよ(゚∀゚)

テン蝶×ロッテリやのバイトの子萌え。
767名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 12:47:52 ID:0kUE7jir
テン蝶は2本のペニスを持っていてロッテリ子さんの二つの穴を同時に調教できます。
768名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 20:40:01 ID:YC/Mtkkj
ここはもうだめだね
だめかもじゃなくてだめだね
769名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 13:44:19 ID:U5kRnYNF
錬金女性陣の中で一番の床上手は誰?
770名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 15:26:40 ID:dCU0J+N/
そりゃあ、オトナな戦士・千歳だろ……と言いたいところだが、花房姐さんじゃマイカ?
おミズっぽいし。
771名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 21:16:56 ID:pAOXceNs
人妻アレクさんしかおるまいて
772名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 22:11:32 ID:2o7I7l2m
個人的にはヴィクトリアが床上手だと激しくイイ
さーちゃんが絶倫だとなおさらイイ
773名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 22:17:57 ID:MhPkmlCJ
やはり床上手と言ったら子供一人生んだ人妻にはかなうまいよ



しかし鍛え抜かれた女戦士のとっこさんや千歳さんはタフさでは負けん
そこらのお嬢さんには真似できないくらいはしたなく夜のバトルをしてくれそう
774名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:59:05 ID:CYrbCkk5
TQNは敏感肌だから夜伽は弱いと読んだね。
775名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 07:36:49 ID:O0P1KtrI
機械のような精密・高速動作でカズキを責めたてますよ
776名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 18:50:08 ID:jcl5sr0G
さーちゃんは今時の女子高生ぽいからマグロって事でFA?
777名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 22:46:58 ID:ps1sPxgc
777
778名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 11:54:19 ID:c9d5kHdI
毒島たん
779名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 18:59:14 ID:siYxyend
もうSS書く人はいなくなっちゃったのかね
780名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 20:11:09 ID:bpIFuXf9
ここにいるぜ!
とんでもない遅筆だけどなorz
781名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 02:37:02 ID:ooX6A72E
SSキボン
782名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 07:07:50 ID:TtsIytvT
まかせて!S☆S
783名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 09:26:25 ID:Dc70KLN0
ハイハイハイハイハイ!( ゚∀゚)ノ
俺にもキボンヌさせて!( ゚∀゚)ノシ
アレクさんのヴィッキー出産シーンSSキボンヌ!
784名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 11:27:19 ID:5eUf6rhZ
敏感肌のTQNのSS
785名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 13:10:43 ID:IoqrVn5P
千歳「ああん、防人くんvこんなところで…」
ブラ「ち、千歳…もう辛抱溜まらん!」
千歳「あんv…」

根来「…ハァハァ」(壁の中にいる)
786名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 14:18:43 ID:IoqrVn5P
戦士長防人は楯山千歳のスカートとパンツをずりさげ、
形のいい尻を突き出すかっこうにして自身を挿入した。
根(いい尻してるな…ハァハァ)
千歳「さ、さきもりくぅぅぅん」
千歳は上着のボタンも外され、ブラからセクシーな乳首が丸見えだった。ぷるぷると揺れている。
乳がもまれるたび、後ろから牡馬の様な巨根に突かれるたびに千歳はヒィヒィ喘いだ。
ブラ「こんなに濡らして…」
グチュグチュと結合部が卑猥な音をたてる。千歳はブルッとカラダを震わせる。
千歳「ああっ、そんな乱暴にしないで!ダメッ、あっ、そんな…!」
防人は千歳の腰をがっちり掴み、激しいピストン運動を開始した。
ズチュ、ズチュッ、ズッチュ、ズブ…
千歳「ああ…ん、ああ……ん!ヒック…」
千歳は後ろから熱い質量に突き上げられ、獣のような喘声をあげた。
逃れようとしてはカラダを押さえつけられ、引き戻される。
やがて涙声も混じりだした。「もう…許してぇ…」
気が狂うほどの快感からの解放を何度も懇願する。
しかしいくら千歳が泣いて求めても、防人は激しい腰の動きを緩めようとはしない。
ブラ「千歳、もっと腰を振れ…ヨロコんでる乱れた姿を見せてくれ…」
彼の絶倫ぶりを考えれば、まだまだ宴は始まったばかりだ…

根(…自分も混ぜて欲しい…ウッ)根来は壁の中でシコっていた。
787名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 10:18:28 ID:MeLhQ23k
誰も居ない…?
788名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 13:15:49 ID:i5xepVLe
789名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 23:47:33 ID:ZJd29SQ2
…いるよ…
790名無しさん@ピンキー :2006/05/09(火) 19:47:47 ID:LEF7CnbQ
ノシ
791名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 23:32:08 ID:ZdHADax4
ヴィクターがアレクさんに自分の子を懐妊させたと知ったときどんな顔をしただろう
ちょっと柔らかくなった表情でで微笑むアレクさん
「パパだよ」と声をかける気の早いヴィクター
アレクさんがつわりに苦しんだりして申し訳なくおもうヴィクター
妊娠中はHも思うようにできないからなおつらいヴィクター
おなかが膨らんできて色っぽいアレクさん
こどもの将来のことで痴話喧嘩
仲直りのキス

そんな風にヴィッキーは生まれてきた
ホムになってもそりゃ両親は愛情をそそぐさ
792名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 23:02:51 ID:WfmUb2dp
100年前?のヴィッキーの涙にハァハァ
793名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 22:27:45 ID:/mZIflQk
カズトキまだー?
794名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 00:13:37 ID:h9Ft2aSU
ブラカズまだー?
795名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 11:17:51 ID:8nuUGRmZ
ゴウチーまだー?
796名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 13:27:13 ID:oKqU/B1R
>794
801板行け。
797救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/05/14(日) 13:35:57 ID:k2aqsYLP
猟奇スレに新作『ドジまっぴー』を投下したよ(゚∀゚)アヒャ
798名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 19:15:40 ID:XtZaGB16
テン蝶×ロッテリやのバイトの子萌えなんで
蝶人キャンペーンのパピフィギュアに出来心で
こっそりちゅーするバイトの子なんて図が浮んだけど
そういうのはカズトキのが似合うわなーw
799名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 19:23:37 ID:mu10Bhit
もうロッテリやの店員制服はパピヨンのあのスーツにするといいさ
800名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 00:05:46 ID:9vprRndo
>798
すごい萌えた。
そのネタ貰ってテン蝶×ロッテリやのバイトの子書いてもいい?
エロないけど。
801798じゃないけど・・・:2006/05/15(月) 03:31:18 ID:LSD1jgrr
>>800に期待
802名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 07:48:54 ID:MfrXTDFZ
>>800
テン蝶×ロッテリやのバイトの子キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
結構同志がいてうれしいわ。
803名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 00:07:30 ID:dQDaF681
>>800
期待してるぜ!
804名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 19:32:55 ID:YAxkWT1Q
800です。
テン蝶×店員さん投下します。

先に謝っとく。
エロスなしでごめん。
ちょっと長くてごめん。
>798
勝手にネタ使って本当にゴメン。

んではどぞー。
805テン蝶×店員さん 1/7:2006/05/16(火) 19:34:35 ID:YAxkWT1Q
閉店時刻を過ぎ、シャッターの下りたロッテリや店内では働き者の女子店員が一人、売上の
計算や店内の掃除といった雑用を精力的にこなしていた。
蝶人キャンペーン第二弾の効果で売上は上々、帳簿をつけ終えた彼女はにっこりと笑う。
数ヶ月前、何とも妙な客が続けざまに訪れるようになり、店は『変人バーガー』と仇名され
大勢いた店員も次々と辞めていった時には彼女も本気で退職を考えた。
実際退職届も提出したのだが、運悪くその時点で最後の店員になっていた彼女は店長の強い
引止めにあい辞めることが出来なかったのだ。
客足はすっかり遠のき売上は激減、その癖変人さん達が常連となって店にお金を落としてい
くものだから経営不振による閉店にまでは至らず、彼女にとってはまさに生かさず殺さずと
いう非常に有り難くない状態は数ヶ月続いた。
来る日も来る日も変人さんを相手にしていれば変人さんに対する耐性はつくし、店員は自分
一人という責任感から店に愛着も湧く。
やがて、店に最初に現れ今も週に一度は来店する変人さんが“蝶人・パピヨン”として世間
の注目を集め出したと知った彼女の耳許で天使が――或いは悪魔が――そっと囁いた。
毒を食らわば皿まで、毒を盛って毒を制す。
変人さんで失った客は変人さんで取り戻せとばかり、彼女は“蝶人・パピヨン”を店のキャ
ンペーンに利用することにしたのだ。
変人さんへの拒否反応からか彼女のアイデアに難色を示し最初は逃げ腰だった店長も、その
頃には既に店長と同等以上の働きをしている彼女の熱意に折れざるを得なかった。
かくして彼女はこのキャンペーンに限り店長代理として各方面に東奔西走し、キャンペーン
を開催、以前の客を取り戻すだけでなく新規の客を呼び寄せることにも見事成功したのだった。
806テン蝶×店員さん 2/7:2006/05/16(火) 19:36:14 ID:YAxkWT1Q
客の要望を受けての今回のキャンペーン第二弾ではオマケも増やしたし、何より当の“蝶
人・パピヨン”が一日店長として来店していた効果で売り上げは前回を大幅に上回る勢いな
のだから、彼女の表情が緩むのも無理はない。
一息ついた彼女は店の専用カップでコーヒーを二つ入れると、一つをカウンターに展示して
いる“蝶人キャンペーン第二弾フィギュア 蝶人パピヨンver.2”の前に置いた。
そして、手にした自分用のカップをカウンターのカップに軽くぶつけて乾杯の真似をする。
「テン蝶、お疲れ様です」
背中を向けたままの小さなパピヨンを見つめ、彼女は小さく笑った。
人は見かけによらないとよく言うが、その言葉を彼女は最近しみじみと実感している。
人かどうかは怪しいものだが、パピヨンもまたあの奇妙な外見からは想像もつかない、否、
外見から想像しうる限界を越えた性格の持ち主だった。
たまたま来店した彼に一日店長を依頼した時、彼女は半ば断られることを覚悟していた。
だがパピヨンは二つ返事で彼女の依頼を承諾し、あまり報酬が出せないことを切り出しても
意に介することはなかった。
たまには偽善者の真似事をしてみるのも一興、なとど独り言を呟きながら、案外楽しそうな
様子でメニューやオマケについて意見を出してくれたりもした。
ちなみにオマケが二つ増えたのは彼のアイデアだ。出来上がった二つの人形が誰かに似てい
るようなのは気にしないことにしている。更にちなみに、制服も彼のコスチュームに合わせ
てはどうだと自信たっぷりにオススメされたのだが、それは丁重にご辞退申し上げた。人と
しての最低限の尊厳というものだ。
彼女はキャンペーンが開催されてからここ数日のことを思い返す。
807テン蝶×店員さん 3/7:2006/05/16(火) 19:39:24 ID:YAxkWT1Q
パピヨンは実に協力的だった。
当初の予定では、店内での写真撮影やテーブルサービスなど客への愛想が一日店長としての
パピヨンの主な仕事だったのだが、店が混雑してくるといつの間にかカウンターの中に入っ
て接客をする傍ら、調理場には的確な指示を送りあっという間に客をさばく。
かと思えば、頼まれもしないのにフィギュアと同じポーズを取って店内の客ばかりか外を歩
く通行人からも拍手喝采を浴びたりと、その活躍ぶりは企画発案した彼女の予想を遥かに越
えるものだった。
彼は一日店長の仕事がそれなりにお気に召したらしく、契約した以外の日にも来店しては“テン
蝶”の名札をつけて閉店まで店内で過ごしていくことがある。
今日も、最後の客が帰るまで店にいて、先ほど帰ったばかりだった。
じゃあな、と言ってあっさり立ち去る彼の背中に向かって掛けた労いの言葉は届いたかどうか。
だから、せめて彼の分身に、とコーヒーを入れてみた。
初めて彼を見た時は取って喰われるんじゃないかと本気で怯えたものだったが、今では
“蝶人・パピヨン”の存在は彼女にとってとても頼もしいものになっている。
あの時、辞めなくて良かった――彼女は心からそう思う。
辞めたいと思うきっかけになったのはパピヨンだが、仕事でこんなにも充実感を得る喜びを
知ったのも彼の存在があってこそだ。
「……明日も、来る、かな……」
小さな声で呟く。
来て欲しい。
逢いたい、なんて思ってしまう。
そろそろと、彼女は自分の気持ちを自覚し始めていた。
我ながら趣味が悪いと思う。
悪いどころか相手は変人、もとい蝶人だ。
どうやら人間ではないらしい。
だけど、いい人だ。
何度も接して、それを知った。
決して自分の趣味は悪くない、きっと、すごくいいとすら思う。
808テン蝶×店員さん 4/7:2006/05/16(火) 19:41:13 ID:YAxkWT1Q
気がつけば、あの背筋が真っ直ぐに伸びた背中を見つめている。
忙しさに目眩を起こして足許がふらついた時、よろけた肩を難なく抱いて支えてくれた大き
な手のひらに心臓が早鐘を打った。
思い出して頬が熱くなる。
彼女は赤くなった頬を両手で包み、ふるふると首を振った。
自分の他は誰もいないことが判っている店内をそれでも見回し人気がないことを確認する。
それから、パピヨンのフィギュアを両手でそっと抱え上げると、ぎゅっと目を閉じて口唇を
寄せた。
人形とはいえ口唇に触れる勇気はなかったから、いつも見ている背中に軽くキス。
それだけでも緊張し、しばらくたってから目を開けた彼女はつめていた息をふっと吐き出した。
手のひらの中の人形は彼女の想いなど素知らぬふりで決めポーズを取ったまま。
人形なのだから当然だ。
彼女の想いに気づかないのは、人形だけでなく本物の彼も多分同じ。
彼女は力なくため息をつく。
「……馬鹿みたい」
「まったくだな」
「!?」
誰もいない筈の店内に突如響いた低い声に、彼女は文字通り飛び上がらんばかりに驚く。
思わず取り落としそうになった人形は根性と気合で死守し、それを強く握り締めながら恐る
恐る振り返れば、そこには腕組みをして立つまごうかたなきパピヨンの姿。
「ぎゃああぁぁっ!!」
恋い慕う相手と遭遇したにしてはあんまりな悲鳴が彼女の口からほとばしる。
「パ、パピヨンさんっ! 帰ったんじゃなかったんですかぁ!?」
「帰ったが、今日は蝶人セットを喰い損ねたことを思い出してな」
「ああ、今日は忙しかったですものね。お疲れ様です」
条件反射的に営業モードに切り替わり、実に礼儀正しくお辞儀をした彼女だが、刹那、はっ
と我に返り、
「って、鍵は! 私、ちゃんと鍵閉めた筈……」
「この蝶天才の前に鍵などあってなきが如しだ」
なんてことをするのだ、この人は!
彼女は両手で頭を抱え声なき叫びを上げる。
809テン蝶×店員さん 5/7:2006/05/16(火) 19:43:11 ID:YAxkWT1Q
とある虫は紙一枚の隙間を出入りするという嫌な話を思い出し、いや、この人はアレじゃな
くて蝶だし、とよく判らないツッコミを自分に入れる辺り、彼女は目一杯混乱していた。
好きな人によく似た人形にキスなど、恋する乙女としては至極可愛らしい行為ではあるもの
の、当の好きな人に目撃された場合、恥ずかしい場面であることは間違いない。
だが、もしかしたらはっきり見られたわけじゃないかもしれないと、彼女は一縷の望みを
かけてパピヨンに訊ねる。
「パピヨンさんは、い・ま、戻ってきた所ですよね? 何も見てないですよね……?」
両手を胸の前で組み、縋りつくような視線を向ける彼女に、パピヨンは表情も変えず平然と
言った。
「人気のない職場で人形と乳繰り合うとは変わった趣味だな」
「イヤアァァァ!! テンチョーーー!!!」
全部見られてる!!
ショックのあまり、一時期癖になった絶叫が復活する。
いっそ倒れてしまいたかったが、好きな人の前ということと、ここが職場だということがす
んでのところで彼女を踏み止まらせた。
パピヨンの腕をがしっと掴み、
「忘れて! お願いだから忘れて下さいっ!」
涙目になりながら必死の形相でパピヨンに訴える。
好きな人の腕を掴んでいるという状況を認識する暇があればこそ、それにときめきを覚える
余裕などある筈もない。
810テン蝶×店員さん 6/7:2006/05/16(火) 19:45:22 ID:YAxkWT1Q
一方のパピヨンは研究材料でも見るような冷静な眼差しを彼女に向け、心底不思議そうに問う。
「人形なんぞにキスをして楽しいのか?」
「え、えーと……」
恋する乙女心に理屈を求められても困る。
彼女は俯き、重ね合わせた指先を無意味にもぞもぞと動かしながら口篭った。
「それはえーと、その、楽しいと言うかなんと言うか……」
「応えもしないものを相手にしたところで面白くもなんともあるまい」
パピヨンの一言が彼女の胸に鋭く突き刺さる。
「……そう、ですね……」
そうだ。だからさっきも淋しくなった。
何の反応もない人形を見ているのが淋しかった。
パピヨンも同じだと思うことが淋しかった。
今も、淋しい。
「貴様の考えることは理解し難いが、中々興味深くはあるな」
「はい?」
パピヨンの声のトーンが変わり、何を言われているのかと顔を上げた彼女の顎にパピヨンの
指先が伸びる。
――あ、指、冷たい……。
指が触れた瞬間、彼女の意識はその温度にだけ集中した。
長い指が彼女の小さな顎を捉え、そのまま上を向かせる。
至近距離に迫るパピヨンの顔を瞬きすることなくじっと見つめる彼女は、蝶を模したその仮
面の下の素顔はどんなだろうとか、どうしてこんな間近に彼の顔があるのかということにば
かり気を取られていて、パピヨンの口唇が彼女のそれに触れた時も真っ先に感じたことはや
はりその冷たさだった。
――口唇も冷たいんだ。
そう思い、それから何故彼の口唇の冷たさを知っているのかと自問し、その後になって漸く
キスをされていることに気づく。
「――え?」
口唇は離れていたが、まだ息が掛かるほどの距離にあるパピヨンの顔を、彼女はきょとんと
して見つめた。
ニヤリ、とパピヨンが不敵に笑う。
「生身の方がずっと良かろう?」
811テン蝶×店員さん 7/7:2006/05/16(火) 19:53:38 ID:YAxkWT1Q
「――!?」
彼女は両手で口許を押さえ、ぱっと後ずさるようにしてパピヨンから離れた。
その途端、身体中から力が抜けてへなへなと座り込んでしまう。
湯気が出そうなほど顔を真っ赤にし、呆然とパピヨンを見上げることしか出来ない。
パピヨンはカウンターのコーヒーに目を留め、それを取り上げると一息で飲み干す。
「おい、店員。いつまでも座り込んでないで、俺の蝶人セットを作ったらどうだ?」
無断で人の口唇を奪ったというのに、パピヨンの態度はいつもとまるで変わりがない。
人をこんなに動揺させておいてと思うと、悔しさと腹立たしさがこみ上げてくるが、なんだ
かちょっと幸せな気分なのも確かで、結局文句の一つも言えそうにないのがまた悔しい。
彼女は店員の使命感からも立ち上がろうと床に手をつくが、ろくに感覚のない手足は動いて
もくれなかった。
「……む、無理です。腰が抜けて立てません〜……」
「やわな奴だな」
「誰の所為ですかっ!」
「俺の所為だとでも言いたいのか?」
他にいるなら教えて欲しいところだ。
彼女はきゅっと口を結んでつーんとそっぽを向く。
「ふむ……俺は腹が減っているんだが」
ふくれっ面の彼女をしげしげと見下ろし、何事か考え込む様子を見せていたパピヨンは、や
がて妙案を思いついたらしく意味ありげな視線を彼女に寄越した。
「お前が作れないと言うなら、そうだな。代わりにお前を喰ってもいいんだが、どうする?」
「……は?」
パピヨンの言葉が持つ含みに気づかないほど彼女も子供ではない。
一瞬遅れて、頬に再び赤みが差す。
「――どうする?」
パピヨンの口許に浮かぶ意地の悪い笑みでからかわれていることが判り、ますます赤面した彼女は
金魚のように口をぱくぱくさせ、パピヨンはそんな彼女の様子を見ては愉快そうに笑うのだった。

                                                     ――了
812名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 20:12:06 ID:3u8u8YVS
GJ!

やはりパピはカッコいい。
813名無しさん@ピンキー :2006/05/16(火) 22:32:25 ID:cFUxy2Oq
ぐ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜じょぶっ!
・・・・いやもう最高ですw
もう引き返せないところまでいってしまった店員さんもいいですが、
やっぱりパピも格好よいですねぇ。

文章もとても上手くて光景を簡単に思い浮かべられました。
814798:2006/05/16(火) 23:31:29 ID:yorkoyYk
うわ、ネ申キテタ━━━(。A。)━━━━!!蝶GJ!
バイトの子可愛いよ。
パピヨン、どうする?って二回聞くとこが憎いなw

>>804
謝る必要ないっす。むしろthx!!
意外と同士がいたのも嬉しい驚きだ…。
815名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 09:12:20 ID:w3Sew+GL
あ な た が 神 か 。GJ!
816名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 20:08:38 ID:iWrahlk4
テン蝶かっこいい!
817名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 20:21:23 ID:d3S701Mw
やべええええぇぇっぇぇえぇえ!!なんだこの胸のときめき!!

新たな萌えに開眼しました。どう見てもGJです。本当にあり(ry
818名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 16:39:11 ID:RyrhQ+tt
GJ!
だが恐ろしいことがある。パピヨンは本当に人間を食べることができるということだw
819名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 19:24:17 ID:3OHhSBjo
人間社会に未練ないから、多分大丈夫…のはず。
なんにせよバイト子さんはおいしくいただかれます。
820名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 11:12:21 ID:qDT+yTkq
祝! アニメ化決定!!

コケる可能性は高いが読者は増えてくれるだろう
821名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 13:22:36 ID:Fyo84s4I
毎週萌え死ぬのか…とっきゅんの貧乳ぶりに。
822名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 18:48:15 ID:Jph5P8HY
>>820
ちょ、ちょっと待て!?
醤油、じゃなくてソースは?
823名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 19:10:01 ID:qDT+yTkq
>>822
ジャンプ打ち切りスレで、過去にちゃんとバレしてきたコテハンが
再来週あたりの掲載順バレのついでに
武装錬金アニメ化って速報を書き込んでた
824名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 07:46:59 ID:7T6qJT5y
あげ
825名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 12:12:22 ID:Xe1dw/iY
ドラマCDについてたチラシに「26号にて重大発表!」とあった
アニメ化のことで間違いない


CDオリジナルストリーなかなか面白いよ
職人さん、CDゲットしたらこのネタでSS書いて下さい
826名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 11:38:59 ID:IczAibQO
804です。
調子に乗ってフィギュアネタでカズトキも書いちゃいました。
話の流れが蝶デ・ジャヴ。
エロスもないので暇つぶしにでも良かったらどうぞ。


パピ×店員さんにレスくれたみんな、どうもありがとう。
読んでくれた人もありがとう。

そして萌えネタくれた>798に感謝。蝶・感謝。
827カズトキ・フィギュアネタ 1/9:2006/05/27(土) 11:41:40 ID:IczAibQO
小さなサンライトハートを携えた小さなカズキ――にしか見えない小さな人形が、勉強机の
上にちょこんと乗っている。
少し離れたところに両手を腰に当てて仁王立ちするセーラー服の少女の人形。顔を横切る傷
痕や、足に装着された四本のアームにとんでもなく既視感を覚えるのは、出来れば単なる気
の所為だと思いたい。
そして少女の人形から更にずっと離れた机の端には、黒ずくめの人形がこちらに背を向け意
気揚々とポーズを取っている。背中にあしらわれた大きな蝶のデザインといい、後姿からで
もわずかに見える蝶の仮面といい、こちらはもう誤魔化しようもなくパピヨンのミニチュアだ。
自室の机の上を占拠するささやかなカオスに、斗貴子は目眩を起こしそうになる。


斗貴子も何度か足を運んだことのある某ファーストフード店が、あのパピヨンをイメージ
キャラクターとして蝶人キャンペーンなるものを始めた時には何を血迷ったのかと本気で呆
れたものだが、それが斗貴子の予想を大きく裏切り好評を博したのと言うのだから世も末だ
と頭が痛くなった。
斗貴子の常識とは相容れないとは言え、快く受け入れる人間が数多くいると言うのなら他人
の好みに口を挟もうとは思わない。
が、それが自分の身に関わってくるとなれば話はまた別だ。
客の要望に応える形で実施されたキャンペーン第二弾――正直、この事態は斗貴子の理解を
越えている――では、第一弾でも人気だったと言うオマケのパピヨンフィギュア“ver.2”の他に
二体のフィギュアが追加された。
その名も“ライバル・偽善くん”に“怪人・ブチ撒け女”――ご丁寧にもそれぞれの武装錬金まで
見事に再現した、カズキと斗貴子によく似た造形の人形がそれである。
無論、事前に相談があったわけでもなく肖像権の侵害もいいところだ。
828カズトキ・フィギュアネタ 2/9:2006/05/27(土) 11:43:06 ID:IczAibQO
キャンペーン初日、パピヨンに呼びつけられカズキと共に出向いた店頭で、自分達そっくり
なフィギュアを目にした斗貴子が即座にパピヨンをブチ撒けようとしたことは言うまでもない。
もしも核鉄を手にしていたら店ごと破壊していたことだろう。
斗貴子を激怒させておきながらパピヨンはいつもの調子で全く悪びれることもなく、よく出
来ているだろうなどと自慢を始める始末だし、隣りのカズキがフィギアを手に大喜びでそれ
に応じているのが尚一層斗貴子の怒りに火を注ぐ。
「特にこの“ブチ撒け女”の凶悪な面構えと、貧相な身体を再現するのに苦労したぞ」
「へぇ、やるなぁ。でも斗貴子さんはもっと可愛いよ。それにああ見えてすごく」
「カズキ!!」
そんなやりとりを交わしている内に気づけば店内の客の視線が三人に集中していて、「偽善
くんだ」「ブチ撒け女だ」とざわざわ騒ぎ始めるのに慌てて店を後にした。
その後も街中で子供達からやれ偽善くんだブチ撒け女だと指差されては叫ばれるという非常
に恥ずかしい日々が続いている。
元凶であるパピヨンはいずれブチ撒けると決意も新たにし、とりあえずあの店には近づくまい、
人形のことも記憶の彼方に葬り去ってなかったことにするつもりでいたのに。
フィギュアはきちんと三体揃って斗貴子の目の前に鎮座ましましている。
人形が目に入る度に、私が買ったんじゃないぞと誰に言うでもなく心の中で言い訳をしてし
まう状況にも拘らずこうして机の上に飾っているのは、これが他でもないカズキから貰った
ものだからだ。
829カズトキ・フィギュアネタ 3/9:2006/05/27(土) 11:44:08 ID:IczAibQO
斗貴子同様勝手に人形のモデルにされたカズキだが、その反応は斗貴子と正反対だった。
正義のヒーローになった気分でとても嬉しかったらしい。
こんなに似てると恥ずかしいね、などと言いつつその実少しも恥ずかしがっていないのは、
わざわざオマケがついたセットを幾つも買い込んで友人に配っていたくらいのはしゃぎよう
からも明白だった。
恥ずかしいからヤメロ!と止めようとした斗貴子だったが、「はい。コレ、斗貴子さんの分」と
カズキに満面の笑顔を向けられると、怒るどころか断ることすら出来ずに受け取ってしまって
現在に至る。
カズキにだけはからきし弱い自分が心底恨めしい。
一つため息をついて、斗貴子は机の上の“偽善くん”――小さなカズキに目を向けた。
別に人形自体が嫌いなわけではない。
ただあまりにも自分達に似ていて気恥ずかしいのと、パピヨンの無礼さに腹が立つだけだ。
何より名前が気に入らない。
“偽善”に“ブチ撒け”などとは失礼にも程がある。
確かに“ブチ撒け”は斗貴子の口癖だから百歩譲って目をつぶるとしても“偽善”は――
かつて、パピヨンが今際の際に放ったその言葉がカズキをどれだけ打ちのめしたか。
あの年頃の男の子があんなふうに涙を流すところを、斗貴子はあの時初めて見た。
ぼろぼろと零れ落ちるカズキの涙に言いようもなく胸が痛んで、思わず抱きしめたくなった。
カズキを異性として意識したのはあの時が最初だったかもしれない。
偽善という言葉に今でも過剰に反応してしまうのはきっとその所為だ。
もっともカズキ自身は誰かの代わりに、みんなの為に闘うと決意した時に、偽善と言う言葉
をも受け止める覚悟を決めたらしく、度々パピヨンから偽善者呼ばわりされても動じる様子
はない。
830カズトキ・フィギュアネタ 4/9:2006/05/27(土) 11:45:26 ID:IczAibQO
パピヨンにしてもカズキに対してのそれはどうやら褒め言葉のようだし、あれはあれで親愛
の表現であり、両者の間に信頼と友情が成立していることは、不本意ながら斗貴子も認める
ところではある――本当に、物凄く、どうしようもなく不本意ではあるのだが。
斗貴子は机の上から、“偽善くん”を手に取った。
両の手のひらにすっぽり収まる小さな人形は、見れば見るほどカズキとよく似ている。
意志の強そうな眉、真っ直ぐな瞳、屈託のない笑顔、溌剌とした元気いっぱいのポーズ。
斗貴子は手の中の人形に感慨深げな眼差しを向けた。
この人形の姿は恐らくパピヨンの目に映るカズキそのもの。
そしてそれは、斗貴子の心に鮮やかに焼きついたカズキの面影とも寸分たがわぬものだった。
――ヤツの目にもカズキはこんなふうに映っているのか……。
ひたすらに前向きな思考の持ち主で、決して希望を諦めないカズキ。
似姿からさえもその朗らかさがあふれ出してくるようだ。
人形の笑顔にカズキの笑顔が重なって、パピヨンに対しいつまでも怒りをくすぶらせている
自分が意固地で馬鹿みたいに思えてくる。
ずっと突っ張っていた肩の力が少しずつ抜けていく。
手のひらの中の、小さなカズキを見つめているだけで。
「……パピヨンめ。今度だけは見逃してやる」
まだ多少怒りの滲む声で低く呟く。
ホムンクルスとあらば問答無用で始末していた自分が、また随分と甘くなったものだ。
斗貴子は人形をじろりと睨み、ふ、と笑みを零した。
「……キミの所為だぞ」
指先でつい、と人形を突付く。
斗貴子さん、痛いよ、とカズキの声が聞こえそうな気がして、斗貴子はまた微笑むと揃えた
両手に顔を近づけた。
目を閉じて、小さなカズキにキスをしようとした、丁度その時――
「斗貴子さん、いる?」
ドアの外からカズキの声。
831カズトキ・フィギュアネタ 5/9:2006/05/27(土) 11:47:14 ID:IczAibQO
斗貴子は大慌てで人形を元通り机の上に戻し、自分はベッドの端へと素早く腰を下ろした。
何事もなかったように返事を返す。
「カズキか。どうした?」
「ごめん、起きてた?」
ドアから顔を覗かせたカズキはすまなさそうに小さく頭を下げる。
「ああ、気にするな。何か用か?」
「あ、うん。悪いんだけど、古典のノート貸して貰える? オレのノート、何が書いてある
かさっぱり読めなくって」
「また居眠りしてたのか。ほどほどにしないと、本当に進級危なくなるぞ」
「だからちゃんと自習しようと思ったんだってば」
苦笑しながら立ち上がる斗貴子に、カズキは人懐っこい印象を与える照れ笑いを浮かべた。
「判っているとは思うが、留年なんかしたら容赦なくブチ撒けるからな」
「大丈夫! 何を隠そう、オレは進級の達人!!」
「ハイハイ」
いつものカズキの達人宣言に斗貴子はくすくす笑い、勉強机の端に仕舞ってあったノートを
取り出してカズキに手渡す。
「信用している。だから、しっかり頑張れ」
「ありがとう、斗貴子さん」
素直な笑顔でカズキが頷く。
斗貴子は穏やかな微笑みを返してベッドに戻った。
と、カズキが同じ場所に立ったまま、勉強机を注視していることに気づく。
「どうかしたか?」
「あの人形。ちゃんと飾ってくれてるんだ」
「ああ……」
カズキが人形を指差し、斗貴子はぎくりとする。
先程の自分の行為などカズキは知る由もないのだが、見られていないと判ってはいても視界
の端を掠める“偽善くん”の姿に動悸が早くなる。
一刻も早く人形からカズキの注意を逸らしたいものの、咄嗟に別の話題が出てこない。
832カズトキ・フィギュアネタ 6/9:2006/05/27(土) 11:53:46 ID:IczAibQO
「斗貴子さん、この人形のこと嫌がってみたいだから、もしかしたら捨てられちゃうかと
思ったんだけど」
「……人から貰ったものをむげにするほど私は不義理な人間じゃないぞ」
正確には人から、ではなくカズキから、という点が重要なのだが、それは言わない。と言うより
言えない。
「そっか。そうだね、ゴメン。大事にしてくれて嬉しい」
カズキは無邪気に笑うと、机の上の人形の頭をやさしい仕草で撫でた。
ご機嫌なカズキの横顔を見つめていると、斗貴子の中でパピヨンの暴挙や人形に対する
わだかまりが見る間に薄れていく。
カズキが喜んでいるのならそれでいい。
カズキの笑顔が見られるのなら、もうそれだけでいい。
「キミは本当にその人形が気に入っているんだな」
「うん。だって嬉しいじゃない。蝶野の奴、オレ達のことちゃんと友達だって思ってるんだなって」
「……そうか?」
斗貴子には単なる嫌がらせ以外の何物にも思えないのだが、カズキのポジティブシンキング
にかかるとそういうことになるらしい。
「折角だからもっと増やしてくれたらいいのにな。ほら、ブラボーに剛太に秋水先輩、桜花
先輩、それにゴゼン様とかさ。にぎやかになっていいと思わない?」
「いや、それはどうかと思うぞ……」
件の店のカウンターにずらりと並んだフィギュアを想像して斗貴子は脱力する。
パピヨンならやりかねないのがまた怖い。
「それにさ」
カズキは“怪人・ブチ撒け女”をひょいと手のひらに乗せ、顔の高さまで持ち上げた。
「この“ブチ撒け”ちゃん、斗貴子さんに似ててホントに可愛いし」
「な……っ!?」
カズキの言葉に斗貴子は戸惑い、狼狽える。
“怪人・ブチ撒け女”などと名付けられた、パピヨン曰く“凶悪な面構え”をした人形に似ていると
言われるのはあまり愉快な気分ではない。
しかし、その後に「可愛い」と褒め言葉が続く以上怒るのも大人気ないし、かと言って「可愛い」に
だけ露骨に反応して礼を言うのも変だ。
833カズトキ・フィギュアネタ 7/9:2006/05/27(土) 11:56:22 ID:IczAibQO
そもそもカズキには悪気もなければ深い意味があって言っているわけでもないのだからと自
分に言い聞かせ、斗貴子はしばし悩んだ末に「そうか」とどちらとも取れる言葉だけを返した。
「うん。ホントに可愛い」
斗貴子の葛藤など露知らず、カズキは上機嫌で可愛いと繰り返し、そのままごく当たり前の
ように“ブチ撒け”ちゃんにキスをした。
「――!!」
それを見た斗貴子の顔に一瞬で血が上る。
以心伝心、一心同体。
さっき自分が人形のカズキにしようとしたことを見透かされたようで、また、斗貴子自身が
カズキにキスをされたようにも感じられてどうにも居た堪れない。
「あれ? どうしたの、斗貴子さん」
人形を机に戻したカズキが斗貴子を見て驚いたように声を上げる。
「顔、赤いよ。具合悪いの?」
「い、いや、なんでもない! なんでもないから気にするな!」
「そう?」
火照りを冷ますのも兼ねてぶんぶんと首を振る斗貴子に、カズキは却って不安を覚えたらしい。
心配そうに眉を寄せ、首をかしげながら斗貴子に近づくと、膝を曲げて目線を斗貴子の顔に
合わせた。
じっ、と見つめられ、斗貴子は思わず目を逸らしてしまう。
「やっぱり、なんか変だよ、斗貴子さん」
カズキは斗貴子の前髪をふわりとかき上げ、同じように前髪をかき上げた自分の額を斗貴子
の額にこつんとつき合わせた。
思いもよらないカズキの行動に、斗貴子は呼吸すら忘れてただただ大きく目を見開く。
「熱はないみたいだけど……」
「だからなんでもないと言っているだろう!」
殆ど悲鳴のように斗貴子は叫んだ。
カズキが本気で斗貴子の身を案じていることは判るし、それはとても嬉しい。
だが、斗貴子を乱しているのはカズキ本人で、しかも当のカズキがそれに気づいていないの
だから、これでは斗貴子の身が持たない。
834カズトキ・フィギュアネタ 8/9:2006/05/27(土) 12:01:04 ID:IczAibQO
「心配だなぁ。斗貴子さん、痛いとか苦しいとか、そういうのすぐ我慢しちゃうから」
「気をつける。でも、今は本当になんでもないから――」
それより早く一人にしてくれと、斗貴子は心の中で必死に念じる。
斗貴子の心の声が聞こえたわけでもないだろうが、カズキは「判った」と頷いた。
「でも、無理は駄目だよ。具合が悪い時は必ずすぐオレに言って」
斗貴子の肩に両手を置き、カズキは真剣な面持ちで斗貴子を見つめる。
仔犬のような、このひたむきなカズキの眼差しに斗貴子は何より弱い。
頬はその赤さと熱さを更に増し、頭の芯がぼうっとして何も考えられなくなっていく。
心臓は壊れたように早鐘を打つし、呼吸は止まりそうになるし、これはもう具合が悪いなん
てものじゃない。
しかし、まさかカズキの所為で今にも死にそうだなどと言える筈もなく、斗貴子は顔を真っ
赤にしたままこくこくと何度も頷いてカズキの言葉に了承を伝えた。
「良かった」
カズキが安心したように笑い、斗貴子はその笑顔にまた見蕩れてしまう。
「斗貴子さん?」
「ん? あ、ああ、なんだ?」
名前を呼ばれ、どぎまぎしながら斗貴子がカズキを見返すと、カズキは小さく笑って斗貴子
にキスをした。
斗貴子の思考が一瞬停止する。
「それじゃ、帰るね。遅くにゴメン。ノートありがとう。おやすみ、斗貴子さん」
カズキのはにかんだ表情だけがぼんやりと視界に映り、声は何重にもエコーがかかったよう
に反響して聴こえる。
「……おやすみ」
年上のお姉さんとしての意地がかろうじて意識を支え、斗貴子は努めて平静を装いながらお
やすみの挨拶を返す。
それが限界だった。
ばいばい、と手を振ってカズキが部屋を出て行きドアが静かに閉じられる。
遠ざかる足音が完全に聞こえなくなると同時に、斗貴子の身体はベッドに腰掛けた姿勢のま
ま、音もなく横ざまに倒れこんだ。
ばたんきゅー。
835カズトキ・フィギュアネタ 9/9:2006/05/27(土) 12:04:08 ID:IczAibQO
――死ぬ……。ホントに死ぬ……。
殆ど止まりかけていた呼吸を必死で整え、バクバクと異常な速さで脈を刻む心臓を宥めながら、
斗貴子はベッドの中で息も絶え絶えに悶える。
カズキの存在こそがどんな武装錬金すら凌ぐ最強の凶器だ。
いとも容易く、斗貴子の息の根を止めてしまう。
その内、本当にカズキに殺されてしまうのではないだろうか。
シーツを両手でぎゅっと掴み、顔を埋めた斗貴子は暫く死んだように動かなかったが、不意に
ふふ……と忍び笑いを洩らすと、やがてくすくすと何かに憑かれたように勢いよく笑い出した。
心の中で呟く。
――まったく、本当に可愛いことばかりしてくれる……。
純粋な心根そのままのカズキの言動にはどうしたって敵いようがない。
カズキに殺されるなら本望だ。
勿論、簡単に負けてやるつもりはない。
ひとしきり笑い続けて平常心を取り戻した斗貴子は、ベッドの上に身体を起こすと机に向かって手を伸ばした。
再び手にした“偽善くん”を睨みつけながら「カズキ」と呼びかける。
「来るなら来い。今度こそ返り討ちだ」
斗貴子は勇ましく宣戦布告をし、それからふっと表情を和らげた。
カズキが相手なら負けても少しも悔しくはない勝負。
胸に広がるこの甘い気持ちは、きっと幸せという感情。
その気持ちが求めるものに逆らうことなく、斗貴子は手にした小さなカズキにそっと口づける。
「おやすみ、カズキ」
斗貴子はそう言うと、人形を机の上に置いた。
元あった場所よりも真ん中に寄せて、少年と少女の人形が仲良く寄り添うように。


                                                       ――了
836名無し:2006/05/27(土) 13:06:18 ID:OmCk15AS
GJ!かわいいなこの2人
837名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 15:43:41 ID:UQ9w9+gE
>>827
GJ! 蝶GJ!!
2人のキャラをしっかり掴んでいてブラボー!
こういうほのぼの話は大好きだ
2人とも可愛すぎる
838名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 09:40:23 ID:zNHVp2F1
これ、なんてあまたま?
839名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 13:06:15 ID:MRY//v6T
ライバル偽善くんと怪人ブチマケ女かw
SS乙です〜
840名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 19:40:21 ID:w0f0DByg
保管庫にあるSSはほとんど誰と誰のカップリングかがわからないな。
841名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 20:38:04 ID:I5oO3atj
うあぁあぁぁ!!!!!GJすぎ!!!!
フィギュアネタいいなぁ
842或いは始まりの二人 1/2:2006/05/30(火) 22:06:50 ID:d+YrmpXr
保守代わりにフィギュアネタもどき。


ある日の夜。
夕食を終えて部屋に戻った剛太は、机の一角を飾る蝶人キャンペーンのオマケフィギュア
三体を見下ろし、物憂げな表情でポケットから小さな紙袋を取り出した。
ファーストフード店のロゴが印刷されたその袋の中には、机の上のフィギュアと丸きり同じ
ものが一体だけ入っている。
机の上の三体はカズキから貰ったもので、紙袋の方は剛太が自分で買ったものだ。
既に手元にあるにも拘らず、斗貴子の似姿をした人形だけは改めて買わずにいられなかった。
誰かに貰うのではなく、自分自身の手で、というただそれだけの理由。
つまらない感傷。
未練がましいと自分でも思う。
けれど、ずっと好きだったのだ。
何も持たなかった自分に、戦士になる理由を与えてくれたあの瞬間からずっと。
男として意識されていないことは判っていたから、一人前の戦士になって、対等な立場に
なったら告白しようと決めていた。
念願の戦士になって再会した時にはもう斗貴子の心には別の人間がいて、はっきりと想いを
告げることなく終わった恋。
今は素直に斗貴子の幸せを、二人の恋を応援するつもりでいるが、剛太自身の支えでもあった
斗貴子への想いは簡単になくなるものではない。
簡単に忘れてしまいたくもなかった。
もうしばらくはこの想いを抱えていたい。
たとえこの胸が痛みに疼いても。
物思いに耽る剛太の耳に、遠慮がちにドアをノックする音が届く。
「はい。誰?」
「あの……若宮です」
「ああ、ちょっと待って」
剛太は紙袋を机に置き、ドアを開ける為に部屋の入口へと向かった。
若宮と名乗ったノックの主は大人しそうな外見にたがわず控えめな性格の持ち主で、これま
でも何度か部屋を訪ねて来てはいるが、いつも剛太がドアを開けるまで廊下で待っているの
が常だった。
強引過ぎるよりずっといい、と剛太は彼女の態度には好感を抱いている。
剛太がドアを開けると、見慣れた作務衣姿の彼女――若宮千里はぴょこんと頭を下げた。
「中村先輩、こんばんは」
843或いは始まりの二人 2/2:2006/05/30(火) 22:10:56 ID:d+YrmpXr
「こんばんは。どうしたの?」
「あの、今日、調理実習があってまひろと沙織と一緒にケーキを作ったんです。折角だから
みんなでと思って、今、談話室にお茶と一緒に用意してるんですけど……」
暗記した英文を暗誦するようにすらすらと用件を述べる彼女はそこで一旦言葉を切り、少し
ばかり緊張した様子で剛太を見上げた。
心なしか頬に赤みが差している。
「――良かったら、先輩も召し上がりませんか?」
ぎこちなく笑ってみせる千里に、剛太は微苦笑を洩らした。
どこか必死な様子が、かつての自分を見ているようで胸の奥がかすかに痛む。
「ありがとう、若宮さん。ご馳走になるよ」
「……はい!」
千里がほっとしたように笑う。
「あ、でも、口に合わなかったらすみません」
思い出したようにつけ加えて恐縮する彼女に合わせて剛太も笑った。
千里は、転入間もない剛太を気遣い何くれとなく世話を焼いてくれるしっかり者の後輩だ。
剛太に対する彼女の面倒見の良さが、単なる親切心からのものでないことに剛太はうすうす
気づいていたが、それはまだ深く考える時期ではないと思っている。
彼女にとっても、そして、自分にとっても。
「それじゃ、行こうか」
千里に声を掛け、部屋を出ようとした剛太は、ふと思いついて足を止めた。
「ごめん。ちょっと待って貰える?」
「はい」
頷く千里を廊下に残して部屋に戻り、剛太は机に置いたままだった紙袋を手に取った。
店で貰ったきり、封を開けていないその袋の中にあるのは斗貴子に似た人形と、それから――
剛太は故郷を懐かしむような少し遠い目をして手の中のそれを見つめ、そして吐息と一緒に
小さく笑った。
机の抽斗を開け、その一番奥に紙袋をそっと仕舞う。
剛太は抽斗を静かに閉めると、廊下で彼を待つ千里に向かって踵を返した。


                                    ――了
844名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:52:41 ID:TlnaKwXv
>>842
GJ!
ちょっと大人の階段を登った剛太が良い感じです。
845名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:35:21 ID:XuJZflV+
(゚Д゚)<大人の階段上る〜 これもまたストロベリーさ♪
GJ!
846名無しさん@ピンキー :2006/05/31(水) 23:16:39 ID:Y3J+J3T1
切なっ!
GJです!

なんかゴーチン初登場時はヤンキーだったのに・・・
恋は人を変えますなぁ。まあTQNの変わり具合はバンコランとの付き
合いで暗殺者としての気配が完全に消えたマライヒ並でしょうか(元ネタ
のエピソードがマイナーでスマソw)
847名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 10:20:28 ID:BZtZqKXt
>>846
わかるよーな、わからんよーなw
848名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:35:07 ID:Ocz690Kt
でもカズキはバンコランみたいに浮気しないからな。

キレたら怖いのはマライヒとTQNもおなじだけど
849名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:51:23 ID:lGoelbH6
海でカズキが斗貴子さんのおヘソを集中攻撃したのは
彼女の水着姿にみとれてしまったことの照れ隠しもあるんだろうな
850名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 20:55:06 ID:zrJ5DeU5
>>849
実は単なるヘソフェチなんじゃね?w
851名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 22:29:36 ID:0fYvXujK
小さな肩とかおヘソとか傷とか、カズキはフェチの達人かもしれんw
でも対象は斗貴子さんオンリーっぽい
852名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 01:09:30 ID:3n39kH5q
だが、それがいい。
853名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 11:12:15 ID:uNylaW2p
ナチュラルタッチの達人であることも忘れてはいけない
854名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 11:51:25 ID:KVPBQNW1
斗貴子さんの中の人(10年前)
ttp://eternal31.com/cgi-bin/upload.cgi?mode=dl&file=290
855名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 11:53:57 ID:KVPBQNW1
↑メル欄入れ忘れスマソ
856名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 13:47:42 ID:xoyVIOFD
↑ヌード画像か?
857名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 01:30:22 ID:+64597ye
>>856
斗貴子さん中の人の声優さんの昔の仕事じゃね?見てないからわからないけど。
858名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:43:25 ID:+LcvWscW
斗貴子さんに神の一手を決めて欲しいカズキ
859名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:06:29 ID:m2h2ceZh
カズキ×パピヨン激しくきぼん
860名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 01:49:04 ID:OBdCLH7/
>>859ここ一年で一番ワロタ
861名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 00:58:42 ID:F7dzWZny
>>860が爆笑してる横で、普通に板違いだと思っただけの俺もいる。
862名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 01:07:28 ID:+dltZlMv
やぁ、(´・ω・`)
ようこそ錬金SSスレへ、数字板へ帰ってもらおうか。
863名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 09:42:08 ID:hX5viwRZ
カズキはコンドームを薬局で買う派だろうか、コンビニで買う派だろうか。
864名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 10:58:06 ID:5CNReFH/
つけない派です
865名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 12:18:30 ID:QUPbCzNX
そんでもって、斗貴子さんにブチマケられる派です。
866名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:32:02 ID:F9Tx04x3
ちなみにパピヨンはカズキとの相性が抜群ですw
867名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 22:13:22 ID:By0enTX2
パピヨンの服を着させられる斗貴子さん希望
868名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 23:47:07 ID:2+mixf3W
むしろ水着を(ry
869名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 01:21:32 ID:zGupEG9p
カズキ女体化とかどうかな?めっちゃ萌そう…
870名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 01:49:28 ID:ZXH2z4XD
カズキと斗貴子さんが合体だー!
871バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:40:42 ID:j72MrGWl
「ん…………ふう──」
ゆらゆらと立ち昇る湯気に包まれ、津村斗貴子は湯船の中でゆっくりと手足を伸ばした。
「いい湯加減だな。……こんな風にリラックスするのは久しぶりだ」
シーズン中の割には静かな、岩の露天風呂。見上げれば、雲一つない夜空には白い満月が煌々と輝く。
少し熱めの湯の中で身体の力を抜くと、アルコールの倦怠感が少しずつほぐれ、勢い良く巡る血潮に
胸の鼓動が速くなる。
「ふふ…。なんだか不思議な感じだな。あの月に、ついこの前まで君がいたなんて」
微笑みながら、肩を並べて湯に浸かる少年に話し掛けた。

「う、うん……」
斗貴子の隣で、真っ赤な顔の武藤カズキが正面を見据えたまま返事をする。
「なんだ。君はさっきからずっとその状態で固まっているな。ここは温泉なんだから
もう少しくつろいだ方がいいんじゃないか?」
「そ、そりゃそうだけど……その……」
顔を正面に向けたまま視線だけ動かして、カズキは斗貴子を盗み見た。
ほんのり桜色に上気した頬と、潤んだ瞳。濡れないように髪を頭の後ろで一つ縛りにしているために
白いうなじが露わになっていて、まるで誘うように小首を傾げてこちらを見上げている。
「駄目だぁ〜〜! 斗貴子さん色っぽすぎ。やっぱ俺に混浴は敷居が高すぎるぅ〜〜!」
ザブン!
頭まで潜って、それからブクブクとカズキが湯の中から顔を上げてきた。
「…………なんで斗貴子さんはそんなに平然としてられるかなぁ」
「バカを言え。私だって恥ずかしくて緊張しているに決まっている」
斗貴子が湯から上げた左腕を右手で洗うようになぞる。細い腕を伝って落ちる雫が月明かりと照明に
輝きながら零れ落ち、揺れる波間に控え目な胸元が見え隠れした。
「けど、せっかくこうして一緒に居られる機会に恵まれたんだから。思い切らないと損だろう?」
「うぅ……。“混浴は女の人の方が度胸が据わってる”って、本当だったんだ……」
雑誌か何かで読んだ話を思い出して、カズキが俯く。そんなカズキの様子に斗貴子が吹きだした。
「クスクス…。まぁ、そうやって柄にもなくうろたえる君の姿が見れたのだから、やはり勇気を出して
一緒に入ったのは正解だったな。…………これであの連中が居なければ申し分無いのだが……」
ぼそりと呟いて、カズキの向こう側に並んで浸かるカップルをジト目で睨んだ。
「あらあらあら。随分な言われようね」
穏やかな微笑をたたえつつ、長い髪をバレッタでまとめた早坂桜花が斗貴子を見返す。その隣では、
彼女の双子の弟である秋水が、やや緊張気味な表情で垣根向こうの松の枝振りを眺めていた。
「念のために言っておきますけど、今宵の祝宴は秋水くんも主賓の一人。あなたに文句を言われる
筋合いは有りませんわよ、津村さん」
「一時はパピヨンの片棒を担いでいた貴様まで付いてくる必要がどこにある!?」

今回の温泉宿一泊旅行は、遅ればせながらブラボーの復帰祝い、カズキの帰還祝い、そして秋水の戦団
入隊祝いを兼ねて千歳、斗貴子、桜花をそれぞれ伴って催された。つい先刻まで宴会場で飲めや歌えの
ドンチャン騒ぎだったのだ。
「ま、まぁ、斗貴子さん。桜花先輩には色々助けてもらったんだし……」
「……姉さん。せっかくの旅行で諍い事は……」
「ふ、ふん。分かっている」「あらあら、ごめんなさい」
カズキと秋水の仲裁で、一瞬激しく散った火花が治まる。男二人は揃って密かに安堵の溜息をついた。
斗貴子と桜花。
小柄な体躯に凛とした強さを秘めた少女と、肉感的な肢体に和人形のような美貌を併せ持つ生徒会長。
見た目にも対照的な二人の美少女は、性格の面でもやや反りが合わないらしい。
872バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:42:24 ID:j72MrGWl
『…っく、んっく、んっく…………ぷはーー』
『おお、いい飲みっぷりじゃないか桜花君。ブラボーだ!』
『あの、戦士長……。一応私達は未成年なので、あまり大っぴらに飲酒は……』
『はっはっは。固い事を言うな戦士・斗貴子。今日は特別だ』
『うふふ。ブラボーさんの言う通りですわよ津村さん。おめでたい席なんですから、こんな時くらい
羽目を外しましょう。……もっとも、未発達お子様体型の津村さんにお酒は毒かもしれませんから、
無理にお勧めはしませんけど(クスクス)』
『(カチン!)なめるな桜花! この程度の酒、たとえ核鉄の補助が無くてもどうということ(グイィーーッ)』
『あら、結構いけるクチね。……秋水くん、私にもう一杯』
『(ゴトン!)カズキ……注ぎなさい』
『あ、あの…斗貴子さん。そういう飲み方は、あまり良くないと…』
『姉さん。もうその位で……』
『カズキ!!』『秋水クン!!』
『『…………はい……』』

(結局あの後、怒涛の飲み比べだったもんなぁ…)
カズキと秋水がひたすら酌をして、斗貴子と桜花が互いを挑発しながらグラスを傾ける。最初はビール
だったのがいつしか熱燗に代わり、そのうち焼酎のお湯割りからストレートへ。見ている方が酔っ払い
そうな、まさに“死闘”だった。
とうとう見かねた千歳さんが二人のグラスを取り上げて、酔い覚ましにと露天風呂へ追い立てたのだ。
(斗貴子さんも、なんで桜花先輩相手だとあんなにムキになるんだろう)
首まで湯に浸かってあれこれと考えているうちに、熱さで頭がくらくらしてきた。慌てて立ち上がった
カズキは、タオルで股間を隠しながら斗貴子と桜花の目を憚るように湯船から出ると、ガラス戸を
隔てた内湯の洗い場へ逃げ込む。腰掛に座って一息ついてから、のろのろとした動作で蛇口を捻り、
桶に湯を流し込みつつ備え付けのボディソープをタオルに振り掛けた。

「すまないな、武藤」
いつの間にか秋水が隣に腰掛け、同じようにソープを泡立てている。カズキ同様、あの場所に
居辛くなったようだ。
「姉さんが絡んで、迷惑をかけた」
「い、いや! 斗貴子さんこそ、今日はなんだか普段と違ってて……あんな飲み比べとかしない人だと
思ってたんだけどなぁ…」
「それを言うなら、姉さんもあんな態度は他人には決してしない人のはずなんだが……」
「あの二人って、そこまで仲が悪いんですかね」
わしわしと腕を洗いながらカズキが問い掛ける。
「…………いや、仲が悪い、というのは少し違う気がするな」
こちらも体を洗いながら、秋水が答える。
「姉さんはいつも穏やかに笑っていて、なかなか本心を他人には見せないタイプなんだけど、彼女に
対しては割と素直に感情を剥き出している気がするよ。気に入った人にちょっかい掛けたがるのは
姉さんの癖みたいなものだしね」
「あ、そうなんだ。じゃあ桜花先輩は斗貴子さんの事を嫌ってる訳じゃないのかな。斗貴子さんは…」
カズキは、桜花のモーションに対する今までの斗貴子の反応を思い起こしてみる。
「そういえば……」
元々津村斗貴子は任務以外の事には淡白な人物だった。趣味といえる物も無く、人付き合いに慣れて
いないのか学校でもカズキ以外の人物とは一定の距離を置いているフシがある。
そんな彼女が、こと桜花に対しては異常な程の敵愾心を燃やす事実に気がついて、おや、とカズキは
首を捻った。
「斗貴子さんが誰かにライバル意識を持つのって、実はメチャクチャ珍しいのかも?」
「ライバルか。当たらずとも遠からず、といったところかな?」
ふむ、と秋水が頷いた。
「まぁ、当人同士がどれだけ自覚しているかは怪しいものだけど」
お互いに顔を見合わせて苦笑する。男同士の友情が静かに深まった瞬間だった。
873バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:44:09 ID:j72MrGWl
「随分と話が弾んでいるな」
ひたひたとカズキの背後に歩み寄る足音と共に、斗貴子の声が近付いてくる。
「邪魔をしてしまったか?」
「ううん、そんなことな────」
振り向いたカズキの返事が途中で止まった。
恥ずかしげに俯き、視線を逸らせた恋人の裸身がそこに立っている。宴会場から直接風呂へ来た為に、
浴槽で纏うバスタオルの持ち合わせなど無かったのだ。
スレンダーながら鍛えられた健康的な身体は、湯気のフィルターを通しても分かるほどピンク色に
紅潮している。かろうじてタオルで前を隠しているものの濡れた布地はぴったりと肌に張り付いて、
胸の先端の突起や下草の翳りがうっすらと透けて見えていた。
その仕草のせいか。酒とお湯の火照りのせいか。それとも旅先という状況によるものか。
今まで何度も身体を重ねているはずなのに、普段の何倍も扇情的に感じる斗貴子の姿に自分のモノが
どうしようもなく反応して、カズキは慌てて前を向きタオルで股間を隠した。

「ど、どどどどうしたの? 斗貴子さん」
「君こそ、何で声が上ずっている? あ〜、その……。せっかく一緒なんだから、その……アレだ。
せ、背中を…………流そうと思ったのだが……」
「そ、そ、そうなんだ……。あ、でも……」
「嫌、なのか?……」
戸惑うカズキの様子に、斗貴子はいつになくしおらしい声で、縋るような目線を少年の背中に送る。
「そ、そんなことない!! すっごく嬉しいよ。嬉しいんだけど……」
この状況では非常にまずい。今でさえ不肖の息子が半勃ち状態でタオルを押し上げているのに、
これで背中を流されたら間違いなく臍まで反り返って臨戦態勢を整えてしまうだろう。そんな少年の
葛藤など気付いた風も無く、斗貴子はいそいそとカズキの背後に跪いた。
「なら、流させてくれ。今日は君が主役だというのにさっきからあれこれ気を遣わせてばかりで、
これでもすまないと思ってるんだ……」
後ろから伸びてきた白い腕に、カズキがドギマギする。たおやかな手はボディソープのボトルを掴んで
すぐに引っ込んだ。と、
「あらやだ、秋水くんたら。一人で身体を洗ってるなんて水臭いじゃない。“いつもみたいに”
お姉さんが背中を流してあげるわ」
わざと一部分を強調するように話して、桜花が斗貴子同様に秋水の背後に膝を突く。
「ふん、ただれた姉弟め!」「あら、当然のスキンシップよ」
互いに牽制し合いながら自分のタオルを泡立て、男の背中を流し始めた。

「ど、どうだ? このくらいの力加減で」
斗貴子がぎこちなくカズキの背中を擦りながら、反応を伺う。
「あ、うん、気持ちいい……。上手だよ、斗貴子さん」
「そうか、良かった。…………ふふふ。こうしてみると、やっぱり君の背中は大きいな」
「そ、そう?」
「ああ。いつだったか君に背負ってもらった時より、もっと大きくなった気がする……」
たくましさを増した少年の後ろ姿に、洗いながら次第に斗貴子の胸が高鳴っていく。

──出会いは、予想外の不幸な事故だった。ホムンクルスとの戦闘に巻き込まれ命を落とした少年は、
人一倍正義感の強い、けれど、どこにでも居る平凡な高校生のはずだった。
だが少年は新たな命と引き換えに、平穏な生活を捨て人々を守るために戦うことを決意したのだ。
強き意志とともに彼は著しい成長を遂げた。
少年が、化け物に肉体を侵食されつつあった自分を背負って山を降りた日を、斗貴子は今でも昨日の
出来事のように鮮やかに覚えている。彼自身も傷を負っていながら、自ら命を閉ざそうとした自分を
『あきらめちゃ駄目だ』と何度も励まし、ついには死の絶望から救い出してくれた。
あの時初めて気が付いた、彼の背中の大きさと温かさ──

(ああ、そうか。きっと私は、あの時に、もう……)
874バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:46:08 ID:j72MrGWl
ふとタオルを持つ手が止まり、掌でカズキの背中に触れていた。
「うひっ!? と、トキコサン!?」
「あっ!? す、すまない! つい、その……」
「まあ、津村さんたら破廉恥な。ここがお風呂場だって分かってらっしゃるのかしら?」
秋水の背中を洗いながら、うろたえる斗貴子を桜花が横目で見遣る。
「ど、どこが破廉恥だ! わ、私はただ背中を流しているだけだ!」
取り繕うように斗貴子が両手でカズキの背中を撫で回し始めた。
「ちょっ!? と、斗貴子さん、それヤバイって!!」
ぬるぬると背中を愛撫される感触に、カズキのモノがさらに仰角を上げてきた。両手で押さえ込み、
必死に平静を装う。
「ふぅん……。それがあなた流の洗い方という訳ですのね。……いいわ、でしたらこちらも普段通りの
洗い方でやらせてもらいますわ」
桜花は意味ありげに斗貴子に向かって微笑むと、手に持っていたタオルを脇に置いた。そして裸のまま
秋水の首に腕を回し、背中へゆっくりと抱きついていく。
「な!?」「ね、姉さん!?」
うろたえた斗貴子と秋水の声にも、桜花は動じない。
「いいじゃない、秋水くん。私たちの仲の良さを見せ付けちゃいましょう」
鼻にかかった、甘えるような囁き声。
「うあぁ! 姉さ、ん……」
秋水の背中に柔らかな姉の肌が押し付けられ、擦り付けられる。とりわけ豊かな二つの膨らみが
むにゅむにゅと背中を撫でる気持ち良さに、たまらず声を上げた。
「ふふ……。秋水くんたら、剣道の合宿や大会から帰るといつもこれをおねだりするのよね」
「だ、だって……遠征中はずっと姉さんに会えないから、寂しくて……」
「秋水くん…………可愛い」
桜花は軽く弟の頬に口付けると、一層熱っぽく身体を擦り付ける。

 くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ………

「んっ……ふっ…………う……」
肌の滑る音と桜花の吐息が浴場に響く。突然の出来事に、斗貴子はカズキの背を洗う手を止めて二人の
痴態に見入ってしまっていた。
「……ふ、ふん! 場所もわきまえずにベタベタと…。どっちが破廉恥だ」
気を取り直した斗貴子が、自分の事を棚に上げて吐き捨てる。それから改めてカズキの背中を流そうと
前を向くと、当の少年は隣の睦み合いを凝視したまま真っ赤な顔で硬直していた。
それを見た途端、プツン、と斗貴子の中で何かが切れる。
「カァ〜〜〜〜ズゥ〜〜〜〜キィ〜〜〜〜」
がっしっっっ!!!
問答無用で頭を鷲掴みにされて、カズキの顔が青ざめた。
「どぉ〜こぉ〜をぉ〜見ている」「ご、ご、ご、ごめんなさいぃ〜〜〜!!」
ギリギリと食い込む指に『殺される!』と本気で怯えるカズキだったが、その力はすぐに軽くなった。

「私だって……あのくらい……」
「え? 斗貴子さん?」
両手が少年の胸へと滑り、回した腕でぎゅっ、と抱きついた。
「うひゃあ!? と、斗貴子さん!」
「ん……カズキ…………」
背中に密着する少女の体温。くすぐったい柔らかさに、カズキのリミッターはあっという間に
振り切れた。完全勃起状態の愚息を隠すことにも思い至らず、伝わる感触に意識を集中する。
一方の斗貴子は、抱きついたもののそこからどうしていいのか分からず、ただじっと固まっていた。
「斗貴子さん……すごくドキドキしてる」
背中越しの鼓動に、カズキが前を向いたまま呟く。
「…………君だって……」
斗貴子の掌が、カズキの左胸に押し当てられる。失われた心臓の替わりに脈動する核鉄のリズムに、
少しだけ彼女の緊張が和らいだ。
「そ、それじゃあ…う、動くぞ」
「あ、うん……」
カズキの返事に、おそるおそる斗貴子が身体を上下させる。
(ふぁあっ……。やだ…………乳首、擦れて……)
動く度に、胸の先端に甘い痺れが走る。まるでカズキの背中を使ってオナニーしているような背徳感と
自分の身体で少年に奉仕している悦びが、倒錯した快楽を少女にもたらした。
875バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:47:51 ID:j72MrGWl
「んっ……んっ……んふっ……」
無意識のうちに、斗貴子の呼吸に甘い声が混じり始める。
(うわわ! 斗貴子さんのが、せ、背中、当たってる!)
ぎこちなく、けれど懸命に擦り付けられるなめらかな肌に、カズキもすっかり頭に血が昇っていた。
小さいながらに柔らかく押し当てられた膨らみと、その中央でコリコリと存在を主張する突起の感触。
それらが背中の表面をぷるりと移動する度に、ペニスが反応して何度も跳ね起きる。
「っふぅ……ふぅ……ど、どうだ、カズキ? 私は……お、桜花ほど大きくはないけれど…」
膝を使って上体を動かしながら、斗貴子が耳元で囁く。
「凄いよ、斗貴子さん……これ、無茶苦茶気持ちよくて…………俺、もう……」
「ほ、本当に?……」
斗貴子が動きを止め、カズキの胸に回していた腕の片方を下腹部へと下ろしていく。そして探るように
伸ばされた手が、タオル越しにいきり立ったモノを捉えて握り締めた。
「うひゃろほふわぁ!?」
「あ、こんなに……。クスッ。嘘は言ってないようだな」
手の中の熱いシャフトに微笑を浮かべ、握り締めた強張りを上下に扱き始める。

「つ、津村さん! あなた、何やってるの!?」
斗貴子の大胆な行為を目の当たりにして、桜花が驚愕に目を見開く。
「うわわ!? ち、違うんです桜花先輩! これはその……」
「んん〜〜? 何って、カズキを洗っているに決まっているじゃないか。どうした桜花?
私達は“恋人同士”だからな。このくらい当然だろう?」
弁解しようとするカズキを制して、扱く手を休めず斗貴子が応じる。ふふん、と鼻で笑いながら。
「あ、あ〜〜ら。随分と仲睦まじいバカップルぶりですわね。お、おほほほほ」
笑いで返す桜花だったが、その頬は引きつり、眉が吊り上がっていた。愛想笑いを保持したまま、桶に
汲んだお湯で秋水の背中の泡を洗い落とす。
「……さ、秋水くん。背中は終わったから、今度は前の方を洗ってあげるわ。立ち上がって、こっちを
向いてちょうだい」
「い、いや、姉さん! それは流石にちょっと……」
姉の言葉に、いつも冷静沈着な秋水も思わずうろたえて後ろを振り返り──息を呑んだ。

「しゅ・う・す・い・く・ん」

姉を見た秋水の額を冷たい汗が伝う。笑みは絶やしていないものの、その背後に立ち昇るどす黒い
オーラ。反抗すればただでは済まないと本能が警告を発し、秋水は慌てて立ち上がった。
「あらやだ、秋水くんもこんなになってたのね」
カズキと同じくビンビンに勃起したペニスを目の前に突き出されて、桜花がクスクスと笑った。
「そ、そりゃあ姉さんにあんな事されたら誰だって……」
「うふふ。もう、秋水くんたら」
頬を赤らめながら、桜花は弟のペニスをそっと撫で上げる。姉の指に触れられるだけで、秋水の怒張は
更に充血し、その固さと大きさを一際増した。ほう、と桜花は息を吐くと、熱い視線を弟の怒張に
注ぎながら掌にソープを垂らして泡立てる。
「待っててね秋水くん。すぐに良くしてあげるから」
泡まみれの掌が、優しく弟のペニスを包み込んだ。
「くぅっ!」
姉の手は筒を握るように丸められて、血管の浮き出た肉のシャフトを上下に擦る。ソープのぬめりが
膣の中にくるまれているような密着感を生み、秋水は食いしばった歯の間から快楽の声を漏らした。
「凄いわ秋水くん。いつもより、ずっと熱い……」
弟の強張りを欲して身体の奥が甘く疼き始めるのを感じながら、うっとりと桜花が呟いた。
「うふふ。ちゃぁんと満遍なくきれいにしなきゃね」
左手でシャフトを握ったまま、右手が亀頭を包み込んだ。先端からくびれの裏側まで、丹念に指先で
擦っていく。
「どう、秋水くん。気持ちいい? 姉さんの手は気持ちいい?」
「…………いい……。最高だよ姉さん」
876バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:50:15 ID:j72MrGWl
「くっ、あの淫売め! なんてあからさまな真似をぉぉ……」
明らかにこちらを意識した桜花の行動に、怒りに燃える斗貴子が歯軋りする。
「い、痛い痛い痛い!!」
無意識のうちに思い切りペニスを握り締められ、カズキが悲鳴を上げた。
「…………カズキ。立ちなさい」
「へ?」
「背中はもう終わった。今度は前だ」
「あ、あの、斗貴子さん。こーゆーのって別に誰かと張り合うようなことじゃ……」
「……た・ち・な・さ・い」
「は、はいいぃぃっ!!」
瞬間、首筋に走った怖気に急かされ、ばね仕掛けの人形みたいにカズキが跳び上がる。そのまま後ろを
振り返ると、ブルンと固く反り返ったペニスが斗貴子の前に晒された。
「んふ〜、いい子だ。……それじゃあ年上のお姉さんが、君のオチンチンを優〜しく洗ってあげよう」
トロンと潤んだ目で艶っぽく微笑み、普段なら絶対に自分から言わないような淫語を口にして、
斗貴子が両手に泡を塗りたくる。
「まったく、こぉんなにカチカチにさせて…。ここが公共の場だと分かってるのかなぁキミは。ん?」
口元に“へらり”とした笑みを浮かべたまま、からかうような口調でカズキのシャフトを片手で握る。
根元を締め付ける指の輪が、泡をまぶしながらそろそろと先端へ向かってゆく。
「ふぁぁ……ときこ、さぁん……」
カリ首まで上った指が、根元へ戻りまた上る。それは洗うというよりも明らかにペニスに快楽を
送り込む動きだった。絞り上げられた先っぽに、みるみるうちに先走りの雫が浮かぶ。
「ほぉら…。ちょっと擦っただけで、もう涎を垂らしてるぞ。ん〜? そんなに私の手はイイのか?」
空いたほうの手先で亀頭の先端をぬるぬると弄りながら、扱く手も休めず斗貴子が尋ねる。
今までになく積極的な斗貴子の行動に、快楽に溺れかけつつもカズキは妙な違和感を覚えた。
「斗貴子さん……もしかして、酔ってる?」
「なんらとう!? られがよっへるってゆーんら!!」
目を据わらせたまま憤慨する斗貴子。
「ロレツ! 呂律回ってないから!!」
「そうか!! 二人ともどうも様子がおかしいと思ったら、そういう事か!」
カズキ達のやりとりに秋水がはたと手を打つ。飲み比べの直後に風呂に入って身体が温まり、血行が
良くなったことで一気にアルコールが回ったらしい。
当然といえば当然の結果だが。
「ど、どうしよう秋水先輩」
「いや、どうと言われても……」
カズキと秋水は、困惑の表情でお互いの顔を見合わせる。

「こぉらぁ、よそ見しないの!」
手にしたペニスを捻り上げ、桜花は拗ねたように下から秋水を睨む。
「イタタッ、ご、ごめんよ姉さん」
「くすん。秋水くんたら津村さんの方を見てばっかり。……もう姉さんの身体に飽きちゃったのね?」
「ご、誤解だよ! 俺はずっと姉さんだけを…」
涙声で俯く桜花に秋水が慌てて身を屈め、姉の両肩に手を置いた。
「………………ウフフフフフフ。いいわ。なら姉さんの事しか考えられないようにしちゃお〜っと」
泣き顔から一転して、何かを企む笑顔。
ずい、と秋水の上体を押し退けると再び手に取った湯桶でペニスの泡を洗い流す。
「ふふ。秋水くんの、もうはち切れそう……」
天へ向かってそそり立つ洗いたての剛直を、桜花はそっと握って自分の方へと引き倒した。つやつやに
輝くピンクの亀頭を間近に見つめ、ちろりと覗かせた舌で唇を舐める。
「!? ま、待った姉さん! いくらなんでもそこまでは…」
姉の目論見に気付いた秋水が制する声も、既に桜花には届いていない。
「くすくす…………あ〜〜ん……」

かぷちゅっ。

「うああぁぁっ!」
掌よりもずっと熱い口内粘膜にくるまれ、背筋を快感が駆け抜ける。秋水はたまらず声を上げて身体を
のけぞらせた。
「んむ……ん…………ふふふ……」
秋水の反応に嬉しそうな笑い声を漏らし、桜花は弟のペニスを吸い上げる。
877バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:52:05 ID:j72MrGWl
「お、桜花っ!? やり過ぎだぞ!!」
もはや言い訳のきかない桜花の行為に、カズキを扱く手を止めて斗貴子が怒鳴る。
が、相手は動じた風も無く、これみよがしに唇で肉茎を弄び、ちゅぽっ、と音を立てて引き抜くと
艶然と斗貴子に微笑みかけた。
「あらあら。でもこのままの状態じゃお風呂から上がれませんし、秋水くんだって辛いでしょう。
私のせいでこんなになってしまったのですから、昂ぶりを鎮めてあげるのも姉としての務めですわ」
「姉だから問題なんだろうが! いや、それ以前に人前でする事か!!」
負けじと斗貴子が言い返したが桜花は相手にもせず、秋水に向き直るとまた弟のペニスに吸い付いた。
「ああっ!!……ダメ、だよ……姉さ、ん……」
片手で真っ赤になった顔を隠し、秋水が身体を震わせる。拒絶の言葉を吐きながらも、あまりの
気持ち良さに姉の奉仕から逃げることが出来なかった。
軽く先端を含んだだけのように見えて、桜花の口の中では柔らかな舌がくるくると亀頭に纏わり付き
敏感な裏筋をくすぐる。あるいは尖らせた舌先でペニスの先割れをくじり、滲み出た先走りの汁を
舐め取る。
「あっ……あっ……。酷いよ姉さん。先の方だけじゃなくて……もっと……」
「ふふふ。“もっと”なあに? こっちも良くして欲しいのかしら」
亀頭から口を離し、桜花は肉茎の部分を指先で擦り上げた。それだけで秋水のペニスは今にも爆発
しそうに激しく跳ねる。
「クスクスクス。……でも、だぁめ。もっともっと我慢できなくなるまで、お預けよ秋水くん」
娼婦の如き男を蕩かす微笑みとともに、また先端を口中に収める。
「あぁっ! 姉さん! 姉さぁん!」

「…………桜花先輩……スゴ……」
目の前で繰り広げられるナマ近親相姦ショーに、カズキは完全に圧倒され魅入られていた。
桜花が舌を伸ばしてちろちろと秋水の丸い先端を舐める仕草に、まるで自分がフェラチオされている
ような錯覚を覚えてどうしようもなく股間が滾ってくる。
そんなカズキを、斗貴子は彼の前に跪いたまま悲しそうに見上げる。彼女の手の中で少年のモノは
熱く脈打っているが、その瞳は少女を向いてはいない。俯き、唇を噛んだ。
「カズキ…………」
意を決して、斗貴子もまた桶を手に取った。泡まみれで天を衝く怒張に湯を注ぎ掛ける。
「熱ちちっ。……あ、え? と、斗貴子さん!?」
刺すような湯の感覚に、カズキの意識が引き戻された。慌てて下を向けば、斗貴子が自分のモノへと
顔を寄せつつある。
「んむ……」

ちゅっ。

「ふわあっ!」
裏筋への口付けに、カズキの身体が震えた。
「んっ。カズキ……カズキィ…………」

ちゅっ。ちゅっ。ちゅっ。

張り詰めた亀頭に。血管の浮き出た竿に。ペニスのあちこちへと斗貴子は口付けを繰り返す。
「んっ……。何でもする。君のためなら、私は何でもするから……。だから……。
桜花じゃなくて、私を…………」
「斗貴子さん……」
少年のペニスを愛おしく両手に包み込み懸命に尽くす斗貴子の頬を、そっとカズキの手が撫でた。
「ごめん、斗貴子さん……。でも誤解しないで。俺は斗貴子さんだけだから。本当だから」
「ああ……カズキ…………。嬉しい……」
カズキの言葉に安堵と喜びの笑みを浮かべ、再びペニスに唇を寄せる。小さな舌で、人並み以上の
サイズを誇る少年の肉茎を舐め上げた。
「くぁっ! 斗貴子さん……それ、やばい……」
「ん…………ん…………」
揃えた指先を紅潮した竿の根元に添え、押し付けた舌をねっとりと這わせる。何度も頭を上下させ
ペニスの腹側を繰り返し舐めしゃぶると、今度は首を傾げて横咥えし、側面も唇と舌で愛撫する。
斗貴子の送り込む刺激と、何より頬を染めて一心に奉仕する彼女の姿に、カズキは愛おしさと快感が
同時にこみ上げて急速に絶頂へ向かい駆け上がっていく。
878バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:53:23 ID:j72MrGWl
斗貴子の口唇奉仕を視界の隅にみとめて、ふん、と桜花は鼻を鳴らした。
(思った通り対抗してきたわね津村さん。けど、こちらの誘いに乗った時点で勝負は見えているのよ)
秋水のペニスから口を離す。さんざん嬲られ、真っ赤に充血している先端と唇の間に粘液の糸が引いて
途切れた。
(あなたと私の決定的な差を思い知らせてあげますわ)
桜花は己の勝利を確信し、その場に膝立ちになると瑞々しく張った乳房を両手で支え上げる。
掌から零れ落ちそうな膨らみは、下から持ち上げられたことで“たゆん”と柔らかく揺れ、一層その
大きさを増したように目に映る。
「姉さん……」
姉の意図を察した秋水は、今度は止める事無く、心持ち腰を落として姉の胸元へ剛直を寄せる。
そして魅惑の谷間へと、桜花は弟の強張りを挟み込んだ。
「ああ、凄い!」
声を上げたのは桜花の方だった。
「こんな……こんなに大きく、熱くなってるなんて。……ごめんなさい秋水くん。姉さんたら、我慢
させ過ぎちゃったみたいね」
双乳に挟んでなお亀頭が顔を覗かせる怒張に、心底申し訳無さそうな声で桜花が囁く。自分の手で
乳房を左右から押し付け、こね回し、弟の竿を胸で揉み擦る。
「……ふ……ぐ……」
秋水は歯を食いしばり、あえなく果てそうになる欲望を必死にこらえていた。
濡れた姉の乳房は最初こそ少し冷えていたものの、ペニスを挟んでこね回すうち次第に熱を帯び始め、
時折乳首が足の付け根や下腹部を掠めてくすぐったい快楽を送り込んでくる。
「アハッ。秋水くんのオチンチンが膨らんできた。奥から精液がこみ上げてくるの、感じるわ」
限界まで熱く固く張り詰めた秋水のペニスを肌で感じ、熱にうかされたように桜花が呟く。
「姉さん……俺、もう……」
「いいのよ、秋水くん…………ホラ……」
竿を胸に挟まれたまま先端を舌で刺激され、ついに秋水は達した。
「くうううぅっ!!」「ああっ!!」
勢い良く噴き出した白濁液が姉の胸に、顎に、頬に飛び散り汚していく。それだけでは飽き足らず
秋水は桜花の頭を押さえ付け、胸の谷間で自らの怒張を前後させて快感の余韻を絞り出す。桜花は
されるがまま弟の欲望にその身を捧げ、目を閉じて精液とペニスの熱さに肌で感じ入っていた。
「はぁ…………はぁ…………姉さん……」
「うふっ。……いっぱい出たね、秋水くん」
ザーメンまみれのまま秋水に微笑み掛けた後、桜花は斗貴子へと余裕たっぷりの視線を送ってみせた。

(桜花め。どうせその手で来ると思ったぞ)
カズキのモノを横咥えにしたまま、斗貴子は桜花と睨み合う。
(だがそれしきで勝ったつもりなら、この私を甘く見過ぎたな!)

ぬぬぬぅ〜〜〜〜…

唇をカリ首の辺りまで滑らせ、カズキに正対するように顔と身体を向け直すと
「……あむっ」
パンパンに膨らんだ亀頭を口に含んでいく。
「うわ…。斗貴子さんの口、あったかくて……気持ちいい……」
ぶるるっ、と身体を震わせ、カズキは悦びを伝えるように恋人の頭を撫でた。
斗貴子は一瞬だけ嬉しそうに目を上げてカズキに応えると、先程の桜花と同じように口の中で丸い
先端をくるりと舐める。鈴口から滲み出た露を味わってから
「ん…………ぐ……」
大きなカズキのモノを、ゆっくり、少しずつ深く咥えていく。
「……ん……ふ…………」
口の中いっぱいに収めたところでようやく半分。そこからが斗貴子にとっての勝負所だった。
二、三度鼻から深呼吸して息を整えると、喉を大きく広げて
「んぐっ…………」
更に奥まで怒張を飲み込んでいく。
879バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:54:36 ID:j72MrGWl
「うわ……うわ……斗貴子、さぁん!……」
「……うぐっ!……む…………ん……」
喉の粘膜に亀頭が触れた途端えづきそうになるのを必死にこらえ、斗貴子はカズキを導き入れる。
熱い塊が喉を押し広げていく圧迫感も、呼吸もままならない苦しさも、それが愛しい恋人のためなら
悦びに変えられる。
「ふぁ………ぁ……とき、こ……」
締め付ける唇の輪が、とうとうペニスの付け根に到達した。同時に竿の部分に舌が押し当てられ、
先端を喉奥できつく包み込まれる感触に、カズキは呆けたように口を開き、快楽の呻きを上げる事しか
出来ない。

「ん〜〜〜〜……」
斗貴子は苦しさに涙を浮かべながら、喉奥まで飲み込んだ肉棒を、今度はゆっくりと引き抜いていく。
赤黒くぬめり輝くシャフトが少しずつ姿を現し、カリ首の辺りまで引いたところで止まった。
先っぽを咥えたまま斗貴子は再び呼吸を整え、息が落ち着くとまた奥へと飲み込んでいく。
最初でコツを掴んだのか、今度はそれほど苦しそうな様子も見せずに喉まで肉棒を受け入れた。
また引き抜き、そして飲み込む。
「うっ……くぅ! ……ダメ、斗貴子さ……俺…………も……限か……」
3度目のディープスロートで、このまま激しく突き入れたい欲望をこらえながらカズキが告げた。
「んむ…………」
斗貴子が剛直を喉から引き抜き────トドメとばかりに先端を甘噛みする。
「斗貴子さんっ!!」「んぶうううぅぅぅっ!!!」
とうとう耐え切れずカズキは斗貴子の口にブチ撒けた。撃ち出された白濁が、鈴口に宛がわれていた
舌の上で弾けて口いっぱいに広がっていく。

びゅくん、びゅくん…………びゅくん……

斗貴子は口の中に精液を溜め込んだまま、目を閉じて射精の律動が治まるのを待つ。そして勢いが
治まったところで精液を零さないよう慎重にペニスから口を離した。わずかな逡巡の後、意を決して

こく、こくん

白い喉が動いて、少年の放った粘つく青臭い体液を飲み下す。だが、
「うぇっ! こほっ。けほっ」
さすがに全部は無理だったらしく、タイルの上に座り込んだまま口元を手で覆ってむせた。指の間から
飲みきれなかった白濁が滴り落ちる。
「だ、大丈夫? 無理しないでよ斗貴子さん」
「……は、初めて飲んだが、結構ノドに絡み付くものだな……でも、キミの精液なら嫌じゃない」
涙目になりながら、それでも斗貴子はカズキに笑顔で応えた。唇の端に垂れた精液を指先でぬぐう。
「斗貴子さん……」
カズキは感動に震え、自分も跪くと斗貴子の身体を抱き締める。斗貴子はカズキの背にそっと腕を回し
ニヤリ、と口を歪めて桜花に視線を返した。
「くっ! やってくれるわね津村さん…」
桜花がわなわなと震え、悔しげに爪を噛んだ。

「正直ここまでしぶといとは思いませんでしたわ。まさかそんな『ビックリ人間ショー』みたいな
芸当をお持ちとは知りませんでした」
一糸纏わぬ格好で腕を組み、桜花が斗貴子に言い放つ。
「貴様もな、桜花。男に媚びる腹芸の数々、よっく見せてもらった」
負けじとこちらも素っ裸のまま、カズキを押し退けた斗貴子が仁王立ちになって言い返した。
「まぁ、その涙ぐましい努力だけは認めて差し上げますわ。見た目の魅力に乏しい分は
技術を磨かないと武藤君がかわいそうですものね」
軽く顎を上げ、斗貴子を見下ろすように睨んで桜花が微笑む。
「ふん。貴様こそ、ちょっと油断して肉が付くだけで台無しの体形になるのをギリギリ抑える為に
陰で必死なんだろう。宴会ではさんざん飲み食いしていたが、せいぜい体重計に怯えていろ」
両手を腰に当て、斗貴子が不敵に笑う。
「言ってくれるわね。でも好きな人の為ならそんな苦労も気にならないわ。やっぱり殿方にしてみれば
この位のプロポーションが無ければ抱いた心地がしませんものね」
「そ、そんなもの、好みは人それぞれだろうが! とはいえ、甘ったれのシスコンなら大きなオッパイ
欲しがるのも当然だろうがな」
880バカップル2on2(カ斗+秋桜):2006/06/08(木) 02:57:37 ID:j72MrGWl
「………………なんですって?」
桜花の顔から笑いが消えた。声のトーンが幾分落ちて、厳しい口調に変わる。
「聞き捨てならないわね津村さん。私はともかく、秋水くんの事を悪く言うのは筋違いじゃないの。
だったら言わせてもらうけれど、武藤君だって絵のセンス同様に女性の審美眼は随分と疑わしいわね」
「っ!? カズキを侮辱する気なら許さんぞ桜花!」
斗貴子が目の色を変えて拳をかざして見せるが、桜花は怯まない。
「侮辱じゃなくて事実ですわよ。……それともぉ、誰かさんが無理矢理脅して付き合ってるのかしら」
わざとらしく手の甲で口元を隠し、得意の含み笑い。対する斗貴子も負けてはいない。
「ふふん。カズキの愛情を疑っているのなら、それこそ見当違いだな桜花。私が尽くす以上にカズキは
私に良くしてくれるぞ。いつも軽〜く一回イクぐらい念入りにクンニしてくれるし……」
「ワーーーーーッッ!!! ワーーーーーッッ!!!」
うっとりと自分の身体を抱き締めて回想する斗貴子の言葉を、カズキが大声で遮った。
「あ〜〜ら。秋水くんだって、私が泣いて許しを乞うまでそれはもぉねちっこい愛撫を…」
「ね、姉さん! 恥ずかしいから止めて!!」
「ほう……面白い。それならカズキと秋水、どちらがパートナーへの愛情が深いのか、この場で
きっちり証明してやろうか!?」
「笑わせますわね。ついこの前まで処女と童貞だったくせして、私たちのキャリアに敵うと思って?」
「ふん! 貴様らの内向性現実逃避な近親相姦なぞ、共に死線をかいくぐった私達の“一心同体”の
足元にも及ばん!!」
炎をバックに浮かび上がる龍虎相対の図。あるいはハブとマングース。はたまた威嚇し合う狐と狸。
「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ…………!!」
「フウウウウウゥゥゥゥ…………!!」

「うわぁ…………なんか嫌〜な予感がするなぁ……」
女同士の睨み合いを遠巻きに眺めて、カズキがフリチンのまま肩を落とす。
「奇遇だな武藤。……実は俺もだ」
隣では同じくフリチンの秋水が、腕組みをしながら成り行きを見守っていた。
ここまでは“被害者兼傍観者”に過ぎなかった自分たちが、なにやら勝負の片棒を担がされそうな
話の流れになってきている。これでもし不首尾なことをやらかしたら何を言われるか、どんな仕置きを
受けるか分かったものではない。
「…って、ボーゼンとしてる場合じゃないですよ秋水先輩!! 何とかして二人を止めないと!」
冷や汗垂らして慌てるカズキに、秋水は目を閉じてしばし黙想する。固唾を呑んでカズキが見守る中、
彼はゆっくりと目蓋を開いた。
「…………すまん、武藤。ああなった姉さんは、もう俺にも止められない」
「そ、そんなぁ〜〜〜………」
「逆に尋ねるが、君はあの状態の彼女をどうにか出来るのか?」
未だ桜花と睨み合う斗貴子を指し示されて、『うっ』、とカズキは言葉に詰まった。
「……ごめん、秋水先輩。やっぱ俺にも無理…」
「そうか。…………ならば打つ手は一つしか無いな」
「な、何か名案でも!?」
藁をも掴む思いのカズキに、秋水が黙って頷く。
「俺が思うに、そもそもこの対決は二人の“女の意地とプライド”の張り合いが原因だろう。ならば、
この際逆にお互いを辱めて醜態を晒し合い、二度と張り合おうと思わない位にプライドを打ち砕いて
しまうのが結果的には得策ではないだろうか」
「…………そ、そ、そ、そんなオソロシイコト……」
無謀とも思える秋水の提案に、カズキが本気で震え上がる。
「だがやるしかあるまい。どこかで歯止めを掛けないと、そのうちエスカレートし過ぎて刃傷沙汰に
発展しそうで不安だ…」
「……なんでだろう。悲しいけど冗談に聞こえない……」
恋人が過去に示したスパルタンな言動が走馬灯のように思い浮かび、少年は涙目で力無く笑った。

「秋水くぅ〜ん。姉さん、少し身体が冷えてきちゃったわ。……温めてくれる?」
「カズキ! ……そ、その……さっきみたいに、今度は……わ、私の背中を流して…くれないか」
(来たぞ武藤。こうなった以上、覚悟を決めろ!)
(分かったよ秋水先輩。所詮俺も、戦いから逃げられない運命なんだ!)

少女たちの誘う甘い呼び声に、カズキと秋水は互いに目で頷き合い、新たな戦場へ一歩を踏み出した。

〔取り敢えず終了。もしかしたら後編に続く〕
881名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 03:01:59 ID:AN5bO3ot
GJ!!
女の戦い恐杉。カズキと秋水ガンガレ、超ガンガレ。
882名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 12:51:37 ID:mwdHk6u3
カズトキ、桜秋、双方ともに見事なバカップルぶりに感動した
二組ともそれぞれエロい絡みを見せてくれてハァハァ
ブラボー千歳もカズキ達がいないチャンスを見逃すはずは無いな…w
GJでした
883名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 18:23:46 ID:YsWHp1Bf
GJ!!!!!
設定といい文章の流れといいすばらしい!!!温泉宿の情景が目に浮かぶ
混浴というちょっとした非日常空間で繰り広がる、えろえろ行為。
意地と意地のぶつかり合いと酒で乱れてあのクールな二人が
誠心誠意の大奉仕が書かれていてたまりません〜
884名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 22:56:02 ID:0LyHmPG1
GJ!!!!!
885名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 23:41:48 ID:8e9IA5lQ
こんちくしょう!秋水スレからやってきたが
感動のあまり俺のソードサムライXが収まりつかん!神!GodJob!

>はたまた威嚇し合う狐と狸
恵と薫ナツカシスw
886名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 17:09:59 ID:gp/tYK2P
カズトキも早坂もラブくてイイ!乙でした。
887名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 23:35:31 ID:oZB0NMpG
TQNも桜花先輩もエロスいな〜
後編期待してます

それと会社員さんも待ってます
888名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 14:24:28 ID:BXUz02cU
そろそろ次スレの時期ですか?

スレタイ案と、あとアニメ化やドラマCD続編絡みでテンプレ修正案も必要かも。
889名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 18:46:42 ID:/ApS3MP/
スレタイ案
【あいつは可愛い】【年下の男の子】
【いつでも】【二人で一つ】
890名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 05:44:51 ID:Qxt0eXJh
891名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 13:46:31 ID:Mt5U+6Uq
>>889
じゃ便乗して
【サンライトハート】【激戦】
【エロス】【エロス】
892名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 15:05:14 ID:5d+NBGPV
(´・ω・`)
つ剛田×斗貴子キボン
893名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 18:22:14 ID:XIDr1s5b
ジャイアン?
894名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:36:57 ID:tKL7708s
>>バカップル2on2(カ斗+秋桜)
遅ればせながらGJ!!!!
ぜひ後編もハァハァ
895名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 01:26:57 ID:P8OnKuy5
【難儀な】【エロス】
896名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 14:17:15 ID:iv+3YZ9I
>>882
呑み比べ2回戦目?
897名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 21:24:34 ID:iv+3YZ9I
【アニメ化決定】【連載打ち切り】
898名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 19:25:40 ID:SNJewLOh
アニメが予想以上に大人気だったりして武装錬金ネクストとか連載しないかな
899名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 20:03:51 ID:8gM5/6Kt
秋水が主役 ヒロインはまひろで
900名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 22:54:59 ID:YQg7fwvE
>>899
オリキャラは他所でやってくれよ。
901名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 01:16:19 ID:rUs4rSNT
ネタバレ:主人公死亡
902名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 02:28:50 ID:rITG9YbT
「アフター」の一件以来、カズキは斗貴子さんの傷にも
キスするようになっただろうな。斗貴子さんよろこぶだろうし。
903名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 02:38:02 ID:WhFvKH5K
顔が火照るとまずあの傷が真っ赤になるんだろうな。
とくに敏感な皮膚だからカズキの唇の感触を
肌よりも深く直で感じてしまって、さらに充血して真っ赤になってしまう斗貴子さんかわいいよかわいいよ
904名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 03:54:30 ID:rITG9YbT
時間を忘れるような甘く長いキスや、舌を絡めつつお互いの唾液を貪る濃密なキス、
頬や首筋や耳のあたりへのくすぐったいキス、慈しむように傷あとを優しくなぞるキス、
わざと音を立てたり、焦らすように当てる舌と歯の感触で乳房や乳首を責め立てるキス…

カズキキッス「夜のフルコース」を味わった翌日の斗貴子さんは
まっぴーが心配するほどにデレデレのフニャフニャな斗貴子さんです
905名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 07:37:06 ID:+hPcPhfZ
>>904
朝から晩までカズキの背中に抱きついて離れない
とっきゅんを想像して萌えた。

「あっ、まひろ!おはよう!」

「お兄ちゃん!おはよう!
…って、斗貴子さん?
お兄ちゃんの背中に抱きついてどうしたの?」

「あぁ、今日は一心同体の日だから気にしないでくれ。」

「一心同体の日!?( ̄口 ̄)」

906名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 10:13:19 ID:yEA+p6UB
「今日は」というか「今日も」ですね
907名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 17:08:15 ID:XKN++EgM
月曜日も火曜日も〜♪
908名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 23:06:05 ID:uxTZQnBE
>>906
と言うより「いつも」ですね
909名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 20:39:04 ID:7Nr0jDrI
ていうか一心同体の日じゃない日があるのか?
910名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 20:46:26 ID:1OexVHV0
24時間365日バカップル
911名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 15:07:34 ID:9sFK9PSt
バカップル2on2続きマダー?他の職人さんも来てー!
912小ネタ:2006/06/18(日) 10:49:28 ID:iLhvChBy
まひろ「おにいちゃーん!朝だよー!」
カズキ「ZZZ…」
まひろ「もー!お布団干すの!おーきーて!」

がばっ

まひろ「………」

布団をめくると、もう一人のカズキがモーニングスタンドアップしていた。

カズキ「むにゃ…、って、キャー!!!!」
まひろ「お、お兄ちゃんのエロスー!」
913名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 11:07:15 ID:FUNAa0u9
サンライトハート・プラスがエネルギー全開で起動してた訳だな!
届け…届けェッ!!
914名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 16:01:08 ID:9oMeyjix
初めて書いてみました。ごゆるりと
915フェアトレード:2006/06/18(日) 16:02:04 ID:9oMeyjix
目を覚まして辺りを見回してみると、そこは自室ではなかった。
いや、そもそも自室で寝た記憶はないのだから当然かもしれない。
しかし、自室以外で寝た記憶もなかった。
頭ははっきりせず、目蓋は重く、かなり寝付きが悪かったのがうかがえた。
剣道の練習のあと、不覚にも居眠りしてしまったかな・・・
・・・じゃあこの手枷と足枷はなんだ?
枷に気付いた瞬間から俺の脳は飛び起きた。
辺りを見回すと何もない。5m先に何か布の塊が落ちてるだけだ。
なんだ!?あれ?俺どうしたっけ!?
確か・・・そうだ、今日は日曜で・・・部活がないから朝稽古して・・・
で、姉さんの作ってくれた昼食を食べて・・・で・・・で・・・
・・・やられた。
916フェアトレード:2006/06/18(日) 16:03:10 ID:9oMeyjix
姉さん、昼食に何か入れたな・・・
俺は自体を把握した。どうやら姉さんが俺をどこかに監禁したらしい。
俺は頭を抱えてため息を吐くしかなかった。
何考えてんだよ姉さん・・・弟を拉致監禁する姉なんてきいたことないよ・・・
呆れていると先程の布の塊がもぞっと動いた。
俺は思わず身構えた。
一瞬ホムンクルスかと思ったが、そのはずはないことにすぐ気が付いた。
連中は数ヵ月前に月の世界に旅立ったから。
そもそも、いくら姉でも弟の俺を人食いの怪物と同じ部屋に
無抵抗状態で放り込みはしない・・・はずだ。
じゃああれはなんだ?
917フェアトレード:2006/06/18(日) 16:04:12 ID:9oMeyjix
よく目を凝らして見てみると、布は布団のようだ。
それが三ヶ所くらい何かで縛られている・・・縄跳びか?
そして布団の端からでてるのは・・・どっかで見たようなツンツンヘアー。

武藤か!?

「武藤!!」
俺は頭の主らしい後輩の名を読んだ。
すると布団の塊からう〜んとうめき声がした。
そのまま布団の塊はこちらに半回転する。
目の前には見慣れた後輩の寝呆けヅラがあった。
武藤は薄目をあけてこちらを見、重い口を開けた
「う〜ん・・・あれ?秋水先輩?お早ようございます。何で俺の部屋に?」
まだ寝呆けているらしい。俺はまたもため息を吐いた。
918フェアトレード:2006/06/18(日) 16:05:10 ID:9oMeyjix
「よく見ろ。ここはおまえの部屋なのか?」
それを聞いて武藤は顔だけ動かして辺りを見回した。
最初はのんきな顔をしていたが、キョロキョロするごとに焦りだした。
自体を把握してきたらしい。
「え?、え!?ここどこですか!?」
「俺にもわからない。というかお前、何にも覚えてないのか?」
「いや、俺は普通に朝起きて・・・ベッドでぼ〜っとしてたらまひろが来て・・・
クッキー作ったから食べてっていわれて食べて・・・食べて・・・あれ?」
どうやらそこで記憶がとぎれたらしい。
「お前もか・・・」
何となく予感はしていたが。
919フェアトレード:2006/06/18(日) 16:06:15 ID:9oMeyjix
「え?どういうことですか?」
「俺も姉さんの昼食を食ってからの記憶がない・・・たぶん薬か何かが入って・・・」
「あら?二人ともお早よう。」
俺の話をさえぎって後ろの方から声がした。
その声の先には・・・
「ま、まひろ!?」
武藤は完全にうろたえている。
「姉さん!!これはどういうことなんだ!?」
もはや、姉が何かをしたことは明白だった。
俺は少々怒気をこめて姉をにらみつけた。
しかし姉さんはうふふと笑って受け流した。
「あらあら、怒らないで秋水クン。黙ってつれてきたことは謝るわ。」
「ごめんなさい先輩。おにいちゃんもごめんね?」
武藤の妹も謝っている手前、これ以上怒りを顕にするわけにもいかない。
920フェアトレード:2006/06/18(日) 16:06:58 ID:9oMeyjix
「・・・で、なぜ俺は拘束されて、武藤は布団でスマキにされてるんだ?」
俺は即座に核心を突いた。
この異常自体の真相を知りたかったからだ。
「フェアトレードしたからよ。」
「「フェアトレード!?」」
俺と武藤は声をそろえて聞き返した。フェアトレード?何のトレードだ?
「ええ、秋水クンと武藤クンのね。」
姉さんはこともげもなくいった。
「「はぁ?」」
俺たちのトレード?ますます意味がわからない。ただむちゃくちゃな事なのは解った。
姉さんは続ける。
「まひろちゃんがね、秋水クンの事をとても気に入ってるみたいで
色々相談を受けてたの。だから一日だけあなたを貸してあげる事にしたのよ。
代わりに私は武藤クンを借りるってわけ。」
921フェアトレード:2006/06/18(日) 16:07:46 ID:9oMeyjix
わが姉ながらとんでもないことをいう。これでは人身売買ではないか。
「ちょ、ちょっとまって!?斗貴子さんはこの事しってるの!?」
武藤がすがるように聞いた。
「あ、お姉ちゃんは今日は久しぶりにジムでトレーニングしに行くって出掛けていったよ。」
「津村さんにはあなたは今日用事があるといっておきました。
御前樣を監視に付けましたから帰ってきてもわかります。」
そこまで聞いてさすがの俺も黙っていられなくなった。
「姉さん!!ふざけるのもいい加減にs」
プシュー――――――ッ
俺が言い切る前に姉さんは何やらスプレーを俺に吹き掛けた。
とたんに意識が遠退く。
武藤には彼の妹が吹き掛けていた。
「さすが毒島さんの作った催眠ガスね。しかも男性にしか効かないんだから。」
「それにしても華花ちゃん、今頃私たちが用意したデート、楽しんでるかな?」
「それはきっと大丈夫よ。さて、私たちも楽しみましょう・・・」
薄れゆく意識の中、俺の聞いた会話はそんな感じだった・・・
922名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 18:36:02 ID:s6aMexby
最近は姉に振り回される秋水が人気ですね。
なんとなく不二子と五右衛門の関係を彷彿とさせる。
秋水、かわいいよ秋水。
923名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 12:18:32 ID:ANdYXBrl
黒桜花先輩&黒まっぴーキタ━━(゚∀゚)━━!!
期待しとります!
924名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 22:44:20 ID:PGcTGFho
続き求む!
925名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 02:11:42 ID:3VClfgwq
>それにしても華花ちゃん、今頃私たちが用意したデート、楽しんでるかな?
kwsk
926名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 20:33:18 ID:lzbgS5rP
あげ
927名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 21:54:04 ID:K6drGZeJ
>>925
きっと燃えるような時間を過ごして居るんだよ


つーか、よく考えてみたらカズキ×桜花って見たこと無いな・・
928名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 22:32:35 ID:DE5BeeHp
弟でさえ認める腹黒の桜花さんなら、
ただとっきゅんへの嫌がらせというだけの理由でカズキと寝そうだw

いやまあ、桜花さんカズキのこと決して嫌ってはいない品。
(恋愛感情に発展するには『恩人』としての認識が強すぎるかもしれん)
929名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 22:34:50 ID:DE5BeeHp
いや失敬。
とっきゅんのことも嫌ってないから、
嫌がらせつうよりちょっかいだなw
930名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 09:36:04 ID:+/X7mEGu
えっ?桜×カズって一般認知されてないの!?
ウィキペディアの情報を参考にしたんだが・・・
とりあえず続きはごゆるりとまっといて
931名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 10:16:05 ID:MrTTn7U6
土曜の朝からこのスレを読みふけってしまった俺はきっとダメ人間
932名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 10:23:32 ID:RVa+/aGG
>>931
よお俺!
933名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 12:53:41 ID:RVa+/aGG
>>930
そりゃなあ。
とっきゅんとあんだけストロベられちゃー。

上でも書かれてるけど、桜花のカズキへの感情ってのは恋愛つうより恩人だからね。
まあ「二号さん」ならアリか?(w



なんか脳裏をどこぞの割烹着の悪魔さんがよぎったようだが、気のせいだろうか?・・・
934名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 17:49:31 ID:xOgwUm/5
二号さんねぇ。でもカズキの事だから、自分から
誰かと不倫しようとは考えもしないだろうなぁw
子供ができてもTQNとイチャイチャやってそうだw
935名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 20:21:08 ID:RVa+/aGG
いやそこはそれ、腹黒さんのことだから
「女の子を悦ばせるテクくらい身につけてないとイイ男になれないわよ」とかなんとか
上手いこと言って丸め込む、とw
936名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 14:12:13 ID:rAigoe2C
マジレスすると桜花さんはカズキ(たぶんTQNも)が本気で嫌がることはしないと
思うので、わざとカズキとベタベタしてTQNをからかったりはしょっちゅうしそうだが
本意でないカズキに不倫を強要したりはしないというのが俺のチラシの裏。

何の因果か完全ブラックストマックに戻れば違うんだろうけどw
937名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 19:33:01 ID:UxS0ISGu
キャラスレが萌えスレ以外全滅…だれか立て直して…
938名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 20:52:48 ID:gd89fLYT
単純に童貞食いって手もあるが
939名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 21:05:16 ID:UxS0ISGu
まっぴー×カズキのほうが…
940名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 21:14:02 ID:E4MhynKJ
子供時代の桜花の可愛さは、もはや犯罪
一刻も早く俺の警棒で取り締まらないと
941名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 11:26:03 ID:E0cD1kdt
小学生秋水×小学生桜花 
日に日に二次成長を迎えていく桜花に男として目覚めていく秋水…とか。
942名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 17:53:16 ID:RpTuKvKP
「みんなの味方」のカズキだから無自覚に色んな女性に優しくして誤解されたりはありそう。
そこでTQNが嫉妬→「好きだから!」で強引に丸め込む
…を実は確信犯でやってる黒カズキなんてどうか。だめか。
943名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 20:58:03 ID:s60oRJle
>>942
天然であってのカズキだろ
944名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 23:24:58 ID:JlijBQK9
ツンデレであっての斗貴子だろ
945名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 09:57:17 ID:ptnhGpka
腹黒であっての桜花ということですね
946名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 17:41:28 ID:6P1qDQiV
幸薄であっての秋水ということでもありますね
947名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 19:34:57 ID:/CHC3l32
>>946
それはむしろ剛太のことではないかとw
948名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 20:32:24 ID:C5t0fp8Q
姉がどんなに腹黒で鬼畜であったとしても
黙ってついていく、それが秋水。
949名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 22:16:58 ID:2VNho7Bt
でもできれば武藤達みたいになりたい、それが秋水。
950名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 23:09:48 ID:ptnhGpka
姉さんにツンデレになってほしいのか…?
951名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 00:13:01 ID:BKxqKvsN
ツンはともかく、桜花のデレデレな姿って何か想像しにくいようなw
3巻だったか4巻だったかで、秋水と仲良く手をつないで街を歩く場面があったが
デレになると腕を組んでピッタリと寄り添うようになっちゃうんだろうか


カズキと斗貴子さんは人目の無い場所だとオンブとか普通にしてそうだw
秋水がんばれ。桜花をオンブしたら背中の感触がきっと蝶パラダイスだぞ
952名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 13:26:21 ID:Mdn5OpO3
桜花「あててんのよ」
953名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 08:07:22 ID:tkZmuKrH
>>952
タカヤ乙
954名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 14:03:48 ID:jKnggkbh
俺こと武藤カズキはベットの上で固まっている。
左手に「Hでキレイなお姉さん マキシマムDX」
右手に雄叫びをあげるポケットモンスター
正面に真っ赤な顔の斗貴子さん。

俺だって健全な思春期男子、欲求不満にだってなるさ。
岡倉に借りた最新号の雑誌には俺の想い人に良く似た女性の淫らな姿が
載っているものだから、押さえ切れない青い性がトレジャーするのも
しかたがない。単調な行為を繰り返すうち興奮は高まっていく。
我慢に我慢し欲望を吐き出そうとしたその時、自室のドアが開いた。
「カズキ、戦士長が呼ん・・・・っ!!」
ノックくらいして下さい斗貴子さん。


とりあえずここまで。
エロい展開にはなりませんが好評なら続きは次スレで。 

955名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 16:09:20 ID:FZn+GOQP
>>954
是非書いていただきたい。
956名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 16:13:03 ID:LcSUMFh/
カズキョンかよw
957名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 19:57:12 ID:QKqKBcjO
>右手に雄叫びをあげるポケットモンスター

アメリカではかならずアニメは「ポケモン」で
「ポケットモンスター」ではないんだよなw
958名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 21:50:59 ID:SaZ+VHcA
>>954

続きキボン
959名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 01:53:05 ID:h5n/s89p
是非。
960名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 02:02:09 ID:33feH4mz
どなたか次スレ立ててください
961名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 10:23:56 ID:YrGKc41E
【アニメでも】武装錬金のSS 第9章【鉄壁】…とか。
962名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 12:10:11 ID:Jpa85sab
アニメか。

【動くカズキ】武装錬金のSS 第9章【声を出すTQN】

こう書くとエッチしてるみたいだw
963K-ness.:2006/07/01(土) 13:29:36 ID:33feH4mz
俺こと武藤カズキはベットの上で固まっている。
左手に『Hでキレイなお姉さん マキシマムDX』
右手に雄叫びをあげるポケットモンスター
正面に真っ赤な顔の斗貴子さん。

俺だって健全な思春期男子、欲求不満にだってなるさ。
岡倉に借りた最新号の雑誌には俺の想い人に良く似た女性の淫らな姿が
載っているものだから、押さえ切れない青い性がトレジャーするのも
しかたがない。単調な行為を繰り返すうち興奮は高まっていく。
我慢に我慢し欲望を吐き出そうとしたその時、自室のドアが開いた。
「カズキ、戦士長が呼ん・・・・っ!!」
ノックくらいして下さい斗貴子さん。

「カッ、カズキ!何をしている!」
違うんだ斗貴子さん、違わないけど違うんだ。
「私というものがありながら、そんな雑誌で…」
とりあえず言い訳を聞いて下さい斗貴子さん。
斗貴子さんの表情がゆっくりと変化していき音も無くバルキリースカートが起動した。
矛先は当然こちらを向いている。ちょっと待って斗貴子さん怖いって。
「せめて…苦しまないようにブチ撒けてやる……」
言ってること滅茶苦茶だよ斗貴子さん。
何でオナニーしただけで殺されなきゃいけないの斗貴子さん。
あぁんもう目が本気だよ、ブチ撒ける気マンマンだよ斗貴子さん。
ごめんよまひろ、兄ちゃんお前の花嫁姿を見れそうにないよ。
実は兄ちゃん披露宴で関白宣言歌うのが夢だったんだ。
でも俺の遺体誰が最初に見つけるのかなぁ。下半身丸出しで色々と
ブチ撒けてる遺体だから、新聞とかにも載るだろうしなぁ。
『銀成でブチ撒け殺人事件!被害者の下半身が語る愛憎劇?!』とか。
せめてガマン汁だけでも拭かせてもらえないか聞こうとした時、
斗貴子さんが開きっぱなしの雑誌を凝視している事に気が付いた。
「カズキ、その、その雑誌は何だ、その、ずっ随分と私に似た子が載ってるようだが!!」
964K-ness.:2006/07/01(土) 13:30:21 ID:33feH4mz
今月号の『Hで(略)』の特集は [守ってあげたい☆ロリリンボディのお姉さま!]
と言う需要が有るのか無いのか分からないマニアックすぎるネタである。
たしかに斗貴子さんによく似た女性がお尻を突き上げて男性の物に舌を這わせている写真が
載っている。最後はこのページでと思い指を挟んでおいたシーンだ。
「キミは私の事を想って、オナ、じっ自慰をしていたのか?」
斗貴子さんによく似た子(胸のサイズは違うが)だからそう勘繰られても
仕方が無いさ。て言うかその進りだし。
「まあキミも若いから仕方の無い事かも知れないが、だからといってそんな雑誌を使わなくても!
 たしかに最近は激務が続き、その、してなかったが…!」
大体1ヶ月半前俺と斗貴子さんは肉体的に結ばれた。俺の内なる獣は眠る事を知らず、
斗貴子さんをだいぶ疲れさせてしまったのが3週間ほど前。その後はしていない。
へそばかり攻めて怒られたりもしたなぁなどと色々思い出してリビドーが再炎しかけた時、
冷静になった斗貴子さんが何やらブツブツ言い出した。
「しかし余計な煩悩は戦闘にも影響するな。精神的にも良くは無い。」
斗貴子さん?
「早急に対処が必要だ。しかし一般人を巻き込む訳にはいかないな。」
あの、斗貴子さん?
「やはり私が…。かっ勘違いするな!あああくまで任務のためだからな!!」
斗貴子さーん?
「そりゃあ少しは寂しかったしカズキの方から会いに来てくれないかなとか
 思わなかった訳じゃないけどエロスはほどほどにしろと言った本人がこんな事じゃ
 示しが付かないしでもカズキに求められると嫌なんて言える訳無いし愛されてるって
 実感できるから何度でも許しているだけでけっして私がエロスという訳では」
………。
「カズキが望むなら何でもしてあげたいし何でも我慢できるしでも我慢している訳でも
 ないんだけどカズキいつも優しくしてくれるし相性もいいしいつも満足させてくれるから
 本当は毎日だっていいくらいでって違うんだカズキ!
 相性がいいとは言ったがキミ以外と関係を持ったことは無い!本当だ!!」
え?あっ?何?すいません。
「兎に角だっ!欲求不満なら私に言いなさい!私は何時でも構わないからっ!」
えっと……いいの? 真っ赤な顔でそっぽを向いたままの斗貴子さんは小さく頷いた。
その仕草が愛らしくていとおしくて俺は斗貴子さんを抱きしめた。
965K-ness.:2006/07/01(土) 13:33:03 ID:33feH4mz
「カズキ…」
ゆっくりと斗貴子さんをベットに寝かせる(『Hで(略)』は床にぶん投げた)
唇を重ね舌を絡ませる。お互いの唾液を交換する様な濃厚な口付け。
斗貴子さんの制服のリボンに手をかけたその時
「二人ともそこまでだ。」
『うわああああああぁああああっ!!!』
ベットのすぐ横でブラボーが仁王立ちで笑顔を浮かべていた。
錬金戦団にはノックという概念は無いんだろうか。おそらく無いんだろう。
「ストロべリるのは後にしてくれ。まったく何時まで経っても来ないと思ったら。」
台詞とは裏腹に笑顔は押さえ切れない様だ。お父さんに隠してたAVがばれた時の気分。
「戦士長!?こっこれはそのっ私とカズキは!」
「落ち着け戦士斗貴子、戦団は恋愛を禁止してはいない。それに俺個人は
 二人を祝福したいと思っているぞ。恥じる事は無いだろう。」

そういえば斗貴子さんとブラボーを見ているとまるで家族の様に接して合ってる時がある。
二人の過去をすべて聞いた訳では無いがブラボーは斗貴子さんの兄代わりや
父親代わりだったんじゃないかと思う。お義父さんに隠してたAVがばれた時の気分。
「隠すつもりは無かったのですが、言い出し辛くて。……ありがとうございます戦士長。」
あれか、俺はブラボーにむすめさんを下さいと言わないといけないのか?
シルバースキンを着込み湯のみの前であぐらを掻くブラボーに頭を下げるのか?
「しかし俺が呼んでいるのを忘れるのはブラボーじゃ無いな。まぁ急ぎの用件でも
 ないんだが、早い方が良いと思ってな。」
お義父さん俺さっきむすめさんにブチ撒けられそうになりましたよ?
どんな教育してきたんですか?むしろ教育のたわものですか?
「新しい任務では無いのですか?カズキも呼んで来いと言われたのでそうだとばかり。」
「いや、ここ数日二人は任務漬けだったのでな、短いが休暇を用意した。少しの間戦う事から離れ
 心身共に休めて来てくれ。これからまだまだ忙しくなりそうだからな。」
斗貴子さんとの休暇なら喜んで。体は休まるとは限らないけど。
「来月の頭に連休があるだろ。学校も休みだからちょうどいいと思ってな、温泉宿に予約を
 入れておいた。もちろん戦団持ちだから楽しんで来い。」
「そこまでして頂かなくても、休暇を貰えるだけで十分です(カズキと旅行!)」
「そう言うな。たまにはゆっくりして来い。」
「ありがとうございます戦士長(カズキと温泉!!)」
今日の不運はきっと神様が「来たるべき日の為にチャージしとけ」という暗示だったんだろう。
休暇と言う名の婚前旅行は俺と斗貴子さんの絆を日本海並みに深い物にしてくれるはずだ。
「しかしもう少し早くお前たちの事を知っていればな。もっと気を使ったのだが。」
「どう言う事ですか?」
まさかブラボーも来るのか?

「戦士剛太もいっしょだ。」

その頃剛太のポケットモンスターは7ターン目に突入していた。
『Hで(略)』の斗貴子さん似のページで……。
カメールの みずでっぽう!
こうかは ばつぐんだ!
                      第一話TRIAS  完
966K-ness.:2006/07/01(土) 13:35:38 ID:33feH4mz
オチが決まりしだい温泉編も書きます。
期待してもらってこんなんですいません。
967名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 19:11:32 ID:0SbjYQJR
コメディペースの短編SS、乙でした
温泉とくれば湯上がりで火照った肌や、しっとり艶やか結い上げ髪とか
お約束ですよ
968名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 20:10:46 ID:ZtH8yj5X
いやー、何というか・・・・



剛太・・・・・・・・




まあ、GJってこと
969K-ness.:2006/07/02(日) 15:26:44 ID:e5Vnp64V
上司キャプテンブラボーに休暇を貰った私、カズキ、その他は伊豆の温泉宿を目指していた。
電車を乗り継ぎあと数十分後には目的地に着く。昨日の晩随分と浮かれていたカズキは
案の定爆睡していた。興奮して眠れなかったのだろう。可愛い寝顔だ。

先月は立て続けに任務が入り休む暇も無かった。見かねた戦士長が四日間の休暇と
慰安先として温泉宿を用意してくれたのを聞いたのが先週のことだ。
カズキと一緒に居られる時間が少なかったせいでカズキがエロスな雑誌にうつつを抜かす現場に
出くわしてしまったのだが、今回は特別に許してやろう。良妻賢母を目指す者としてはあまり
頭が固いのも良いものでは無いしな、元気な証拠だし。

私は戦士長がこの旅行に戦士として別の任務を含ませていることに気が付いている。
これから先、私とカズキはパートナーとして戦場に駆り出される事だろう。
ますます激しくなるホムンクルスとの抗争を生き残るためには、私とカズキの絆を
カスピ海並みに深い物にしておかねばならない。あくまで任務のために。

「いやぁー温泉なんて久しぶりですよ、楽しみですね先輩。」
カズキの隣りに座っているタレ目が話し掛けてきた。うるさい今カズキとの子供の名前を
考えているんだ邪魔するな。それにしてもカズキの寝顔は可愛いな。
「戦士長も一緒に来たかったみたいですけどね、仕事が溜まってるそうですから。」
ついでにお前も来なかったらどんなに良かったか。
「折角の休暇なんですから、俺達だけでもゆっくりさせてもらいましょう。」
適当に返事をした後、窓の外を見るフリをして窓に反射するカズキの寝顔を見る。
可愛いよカズキ カズキ可愛いよ
今すぐカズキの艶めかしい肢体をむしゃぶり尽くしたい衝動に駆られるが隣のパツキンが邪魔だ。
まあいい、チャンスはいくらでもある。なんせ二泊するのだからな。
あっという間に目的の駅に近づいてきた、そろそろカズキを起こさなければ。
「あれっ?俺寝ちゃってたんだ、ごめん斗貴子さん。」
いいんだカズキ。今夜は眠れないかもしれないからな、今の内に寝かせておいたんだ。
「どうせ昨日の夜はしゃぎ過ぎて寝てないんだろ、ガキかお前は。」
体の一部はとんでもなくオトナだがな。
「ゴメンゴメン。あ、もう着くよ、剛太荷物。」
「あいよ。」
970K-ness.
電車を降り駅から一歩外に出ると、温泉街ならではの土産物屋が立ち並んでいた。
「賑やかだね、あっ斗貴子さん荷物持つよ。」
こういったさり気無い優しさがカズキの魅力の一つなんだ。あぁカズキ!もっと優しく!
「お前の方が荷物多いだろ、俺が先輩の荷物を持つ。」
だまれ、ブチ撒けるぞ。
結局自分で荷物を持ち、賑わう露店を横目に歩き出す。こっちの方向でいいはずだ。
途中カズキがまんじゅうや大判焼きを買おうとしていたが止めに入った。
時間が時間だ、宿に着いたらすぐに夕食だろう。それまで我慢しなさい。
宿泊先は駅から程近くにあった。なかなか有名な温泉宿で食事も美味しいらしい。
戦士長に感謝しなくてはなどと考えていると、そこそこに新しい旅館が見えてきた。
「津村様ですね、遠い所よくお越し下さいました。お部屋にご案内いたします、どうぞこちらへ。」
仲居さんに連れられて部屋に通される。いい部屋だ、狭いという事もなく掃除も
行き届いている。なにより窓から町全体を見渡せるこの風景はとてもいい。しかし
「食事はお隣に用意させていただきますので。」
二部屋の内この部屋には私しかいない。当然のように男女別だ。
私はカズキとの仲をより親密にするために此処に来たというのに何なんだこれは?
食事以上にカズキを食べたいというのにその辺への配慮は無しか?えぇい女将を呼べ。
ノックが聞こえまさか本当に女将が来たのかと思ったらカズキが顔を出した。
「斗貴子さんごはんの用意しばらく掛かるそうだから、一緒に温泉行かない?」

「何を隠そう俺は温泉の達人だっ!」
と誰に向かって宣言しているのか分からないカズキとにやけ顔のへタレを連れて
大浴場へと向かう。風呂上りの客とすれ違うがみんな満足そうな顔をしていた。
青いのれんに男、赤いのれんに女と書かれた入り口が見えてきた。
混浴を期待していたのだが、完全に男女別のようだ。えぇい女将を呼べ。
「じゃ、じゃあ俺達はこっちだから、斗貴子さんまた後で。」
鼻の下を伸ばした小僧も何か言っていたがそれより風呂に入る前なのに顔が赤くなった
カズキの事で頭がいっぱいだ。カズキも混浴が良かったのか?それともこれから風呂に入る
私の裸を想像したのか?まったくエロスはほどほどにしろと言っているのにしょうがない子だ。
今頃カズキのサンライトハートJrが私に突き刺さりたくて暴れているかもしれない。
『斗っ、斗貴子さんゴメンっ、もう我慢できないっ!!』
はっ!いけない、想像だけで軽くイってしまった。
気を取り直して風呂に入ろう。夜の事もあるからな。
目の前に予想よりずっと豪華な造りの露天風呂が広がっていた。
私を含め十数人しか客はいない、のんびりできそうだ。
浴槽に入る前にシャワーで汗を流し、備え付けのボディソープで体を洗う。少し丁寧に。
確かに私は背も低いし胸も小振りだが腰の細さと脚線美、肌の張りには自信が有る。
実際カズキも私の足はお気に入りで、太ももをキスマークだらけにされた事もある。
今回は長いスカートを持ってきていないので他の箇所を愛してもらおう。
とりあえずへそを念入りに洗っておく。
カズキも今ごろ体を洗っているんだろうか、口には出さないがヤる気満々だからな。
なぜなら今日の朝カズキが起きる前にカズキの荷物をこっそり漁ってみると明るい家族計画が
1カートンほど出てきたからだ。しかし私とカズキの仲をより親密にするためにはコレは必要無い。
と言う訳で全てに小さな穴を開けておいた。私としてはナマでも一向に構わないのだが
『斗貴子さんが大切だから着けるんだよ。』
と照れながら言ってくれたカズキの笑顔が脳裡をよぎる。
はっ!いけない、かなりイってしまった。