【パタリロ】魔夜峰夫作品でハァハァ【ラシャーヌ】

このエントリーをはてなブックマークに追加
37名無しさん@ピンキー
ちょっとだけ書いてみる。自信ないけど。そんでもって今回はエロまったくなしで。




常春の国 マリネラ・・・から遠く離れた街ロンドン。

その街角を一人の少年が歩いていた。
「つまんないなぁ・・・。バンコランたら最近仕事仕事って、ちっとも家に帰ってこないんだもの。ごはん食べて行こうかな・・・。」
少年の名は『マライヒ』。
亜麻色のくせ毛と切れ長の目、そして少女のように細い四肢をもっている。

そんな彼を車の中から観察している男がいる。男は従者に車を止めさせると言い放った。
「美しい少年だ。あの子とお近づきになろう。」

マライヒが近くにあったブラジル料理店に入ろうとすると、大きな花束を持った男が声をかけた。
「やあ!」
「あなたは!?」
「私はウェントワース公爵サムスエード、食事をする所を探しているようだが、よかったらご馳走させていただきたい。」
「はぁ?!見ず知らずの人にそんな・・・。」
「気にする事はない。私は美少年が大好きなんだ!!」
能天気に言いはなった公爵にマライヒは花束を投げつけ、思いっきり拒絶した。
「お門違いだ!相手が欲しけりゃ夜のピカデリーサーカスへ行くといい!」
その後も押し問答は続いたが、結局マライヒは怒ったまま店をあとにした。
だが、こんなことで諦めるような男ではない。
公爵は従者に言いつけてマライヒのあとを付けさせ、住所から何からを調べ上げるのだった。



今日はここまで。
38名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 10:37:10 ID:8EAgCsoU
マライヒの浮気キター(°∀゜)―!!
39名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 14:01:54 ID:s9BpTG/z
>>37
そういう話があったよな。違う展開になるのか?
わくわく
40 ◆qjtBZ14hGg :2005/06/26(日) 14:57:56 ID:Pxgm1QRM
40ゲット
私はパタコラン少佐
41名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 16:21:51 ID:h94DsapA
37の続き。


 あれから一週間後。

マライヒは友人のマリネラ国王パタリロに相談を持ちかけるべく、マリネラのロンドン大使館にやってきた。
この日たまたま武官たちをおちょくりながら、健康診断なぞやっていたパタリロも、マライヒからこれまでのいきさつを聞いて
顔色を変えた。

「なに?!するとその公爵がお前に一目惚れして?!」
「この一週間、毎日高価なプレゼントを贈ってよこすんだ。よほどお金と時間をもてあましているらしい。」
「今度そいつに会ったら、僕みたいなタイプは好きじゃないか聞いてみてくれ」

お金が余っていると聞いて聞き逃すパタリロではない。
が、彼は自分が思うほどの美少年ではなく、むしろ3日前の肉まんに似ている。
やがて、公爵のことを調べていた武官が調書を持ってやってきた。

「殿下。ありました。ウエントワース家と言えば、由緒正しい名門でしかもお金持ちだそうです。」
「公爵個人の事は?」
「以前は正常だったんですが、二年前奥さんに逃げられて、それ以来美少年趣味に走ったと書いております。」
「軟弱なやつだ。」

パタリロにとっては軟弱なやつで済むことだが、被害をまともに受けているマライヒにとっては迷惑な話だった。
やがて、武官の中にマライヒの情夫であるバンコランに相談した方がよいと言うものが出てきたが、多忙なバンコランの居所はなかなかつかない。
優秀な武官たちが調べた結果、今朝がたロンドンに戻ってきていることがわかったので、マライヒは一度自宅へ戻ろうと、大使館をあとにした。

マライヒが大使館を出てタクシーを捜していると、屈強そうな男がマライヒに襲い掛かった。公爵に仕向けられた誘拐犯である。
すぐさま以前から身に付けていた体術で男を倒すと、マライヒは男の持っていた手帳から公爵の手の者と確信し、大使館に舞い戻る。



ちとここで小休止。
42名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 16:42:18 ID:h94DsapA
続き。


大使館に戻ったマライヒは怒り心頭だった。
すぐにでもバンコランにとっちめてもらわなければ気が収まらないと、周りにもわかりやすく怒っている。
そこで、パタリロの考案した覗き見ロボットによりバンコランの行方を捜すことになった。

「すごいもう見つけ出した!」
「作った人が偉いから」

自慢げなパタリロをよそに、映し出されたモニターにはとんでもないものが映し出されていた。
なんと、プラチナブロンドの美少年と楽しそうにホテルへ入っていくバンコランが。
こんな物を見せられて、平然としていられるマライヒではない。
普段から隣のヤキモチで首でも吊ろうかと言うほどのヤキモチやきだ。
静かに燃えるようなオーラを体から発しながら、マライヒは大使館を飛び出した。

「マライヒさん!どちらへ?!」
「公爵の所!!」
「えぇ?!なぜ?!」
「バンコランが浮気するならぼくだって!!」
「大変だ止めろ!」
「やですよ殺されちゃいますよ」
「あれ?殿下、よく見ると少佐の様子がへんです。」

パニックになるマリネラ大使館。その中でただ一人、いつものバンコランに様子と違うことに気がついた者がいた。


一方マライヒは、叩きのめされた男をどつきまわしている公爵を見つけて声をかけた。そして相手になっていいと公爵に告げる。
公爵は、今まで散々断られたのにどう言う風の吹き回しかとは聞かない。マライヒの気が変わらないうちに・・・と、供の者を帰らせ自分が乗ってきた車の中へ
マライヒを連れ込んだ。
43名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 17:19:38 ID:h94DsapA
更に続き。


 公爵の車の中。
外まで聞こえるほどの喘ぎ声がひびいている。が、声はマライヒものもではない。
公爵が何もされていないのに勝手に喘ぎ声を上げているのだ。
マライヒは困惑した。

 やがて、ひとしきり騒ぎ終えると公爵は真面目な顔でマライヒに真相を打ち明けた。
二年前奥方に逃げられて以来、もう一度身を固めろと親類がうるさく、かといって公爵本人はそんな気はないこと。
財産目当てに娘などを押し付けられていやになっているため、男の子にしか興味がないと思わせるための演技だったことなど。
普段のマライヒなら、そのような理由があれば納得するのだが、今回はそうはいかなかった。
なにしろ最愛のバンコランが浮気しているのだ。それに一度火がついたヤキモチは間単に消せはしない。

「好きじゃない人に抱かれるのは正直本意じゃないけど・・・。」
「え・・・?!」

マライヒは舌なめずりしながら公爵の肩にしなだれかかる。
そして、公爵の服を脱がせながら、耳元でささやいた。

「ね・・・一度男の子を味わってごらんよ。ヤミツキになるかもよ?」
「だが・・・うっ・・・」

なれた手付きで服を脱がせると、マライヒは公爵の胸に唇を這わせた。
最初はいつもと違う感触に戸惑いながらも、次第にマライヒ自身にも火がついたように、公爵にキスしていく。
やがて、公爵も我慢し切れなくなったのか、マライヒの顎を持ち上げ、薄い唇を噛みつくようにむさぼった。
歯列を割って舌が入り込む。そして、絡み合い行き場をなくしたよだれが互いの唇からあふれ出した。

44名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 17:53:54 ID:h94DsapA
「はぁっ・・ね・・・触って・・・」

マライヒは我慢し切れなくなったのか、公爵の手を取り自分自身に触れさせた。
公爵も、初めてのことに戸惑った表情を見せていたが、興奮は抑えきれないらしく、マライヒのまだ十分に発達していない部分をやさしくすりあげる。
始めはゆっくりと次第に激しく。
マライヒはこらえきれなくなって、公爵の下半身に手を伸ばした。
そっとズボンの中から公爵自身を取りだすと、先端に口付ける。
先端から順についばむようなキス。だんだんと硬くなり反り返った公爵のモノは、普段目にしているバンコランのよりも大きくたくましかった。
目を見開いてマライヒが呟く。

「す・・・すごい。口に入りきらないかも・・・。」

再び舌なめずりすると、口を大きく開いて公爵のモノにしゃぶりつく。
喉の奥まで飲み込むとやはり大きすぎて、激しくむせた。

「ゲホッ・・・ゴホッ・・」
「だ・・・大丈夫かい?無理しなくても・・・」
「いいんだ。続けさせて。こんな大きなの初めてだから・・・」

そう言ってマライヒは再び公爵のモノに口を付ける。
今度は半分くらいのところで止め、右手で残りの部分をすりあげる。
口の中をよだれで滑りやすくし、吸い立てる。
いやらしい水音が2人だけの車内に響き渡る。

「ちゅぶっ・・・んむっ・・」
「あぁっ・・・ま・・・待て・・・やばい・・・。」

余りに激しく吸いたてられて、公爵はこらえられずマライヒの顔を引き剥がそうとした。
が、しっかりと咥えこんだマライヒの口の中に放出してしまう。
マライヒは喉を鳴らして、放たれた白濁液を飲み干した。

45名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 20:22:51 ID:h94DsapA
「はぁっ・・・はぁっ・・・。」

肩で息をしながら公爵はマライヒを自分の膝の上に座らせた。
この美しい少年が自分からいきり立ったモノを咥え、さらには放出にいたるまで愛撫してくれたとはにわかに信じがたかった。
だが、久々の性行為ということもあり、一度だけでは飽きたらないとでも言うように、己自身は唾液で濡れてそそり立っている。

「お返しだ。」

自分の膝の上にいるマライヒの首筋に歯を立てる。舌で、唇でうなじから背中を愛撫する。
左手はマライヒのちいさな乳首に達し、器用に転がす。開いた右手は再びマライヒ自身に伸ばされていた。

「ああっ。」

自分で導いたときとは違って不意の行動に声が漏れる。その声に触発されたのか公爵の動きが一段と激しくなる。
我慢できずにマライヒは涙で瞳を潤ませながら懇願した。

「お・・・おねがい・・・も・・・もう・・・。」
「ん?欲しいのかい?はしたない子だ。」

公爵は意地悪く両の手に力を込めた。マライヒの目が見開かれて涙が零れ落ちる。

「あぁ・・・あぁぁん・・・もうだめぇ・・・」
「まだ逝かせないよ。」
「お願いします・・・ぼくを・・・めちゃめちゃに・・・」

マライヒが達しようとすると手を止め、一切の快楽を奪ってしまう。それがかえってマライヒの情欲を燃えあがらせた。
46名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 20:49:05 ID:h94DsapA
激しく攻め立てたかと思えばふっと手を引いてしまう。そんな公爵の愛撫にマライヒはたまらず腰を突き動かした。
公爵も息を荒げながら、愛撫を続ける。
マライヒの先端からもれる透明な液を指先にすりつけ、左手で他の男に開発されているであろうつぼみをまさぐった。
でなければ、これほどまでに男の愛撫で喜びはしない。

「ぐちゅ・・・。」

驚くほど素直に指を飲み込むつぼみに少し戸惑いは覚えたが、それもすぐにどこかへ消し飛んでいく。
『入りたい。』
久しく交わっていなかったため、我慢が出来ない。
とは言え、すぐに突き立ててしまってはこの小さなつぼみは壊れてしまうだろう。
慣れるまでもう少し。
始めは一本だった指を2本、3本と増やし、ぐにぐにと動かした。
相変わらず快楽を求めて腰をゆするマライヒに煽られるように、手の動きが早くなる。
つぼみはかなりほぐれたようだ。

「あぁ・・・はぁっ・・・あぁんっ」
「このくらいで大丈夫か・・・。入れるぞ。」
「あんっ・・・き・・・きて・・・・。」

マライヒを持ち上げ狙いを定めると、一気に突き入れた。
ひときわ大きな声でマライヒが喘ぐ。
「こんなに大きな声では外に丸ぎこえかもしれないな・・・。」と思いつつも、快楽をむさぼり始めてしまった体は歯止めが聞かない。
公爵はマライヒの細い腰を掴むと、上下にゆすりたてた。

「あぁっあぁぁ!大きい!!」

マライヒは今まで迎え入れたことのない大きさを感じていた。
47名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 21:04:20 ID:h94DsapA
実際、バンコランとの情事の時には感じたことのない大きさである。
いつの間にか自然と腰が動いて公爵を根元まで迎え入れてしまっていた。
それでもまだ足りないのか激しく腰を振る。

「あぁぁぁっ!ステキッ・・・気持ちいい・・・。」

一際高く嬌声を上げてマライヒは自分の精を空に放った。
だが、公爵のモノはつぼみに突き立てられたままだ。

「もう果ててしまったのか。」
「はぁっ・・・うん・・・」
「私はまだ満足していないぞ。」
「ま・・・待って・・・あぁんっ。」

マライヒが余韻に浸る間も無く、公爵は激しく攻め立てた。
マライヒの中はきつく、ぎゅっと奥まで公爵を飲み込んでいる。
一度は精を放ったマライヒだが、再び訪れた快楽に、はちきれんばかりに立ち上がる。
公爵はそこをさすりながら、腰を突き立てる。限界が近い。
己の限界を感じ取ると、マライヒを再び高みに持ち上げるべく、激しく愛撫を繰り返した。

「あぁぁぁっまたっ・・・きちゃうっ・・・で・‥でちゃうよぉぉっ。」
「よし、私も限界だっ・・・・くぅぅっ・・・・うぅっ。」
「あぁぁん!だめぇっ!」

ドクドクとあふれ出す公爵の精を体内に感じながら、マライヒは先ほどまでの激しい怒りが落ち着いたことに気がついていた。
『バンコランを許してあげよう・・・。』
素直にそう思えた。
48名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 21:10:19 ID:ZaJ/fgmA
(*゜∀゜)ムハー GJ!!!!