【GBから】サガシリーズでエロパロ2【ミンサガ迄】

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1名無しさん@ピンキー
スクウェアのRPGサガシリーズの、
GBからアンサガまで全てをカバーするエロパロ総合スレッドです。

SS投下前には出典作品やカップリング、
特殊な嗜好ありの場合はその旨も、一言添えて下さるとありがたいです。

前スレ・関連スレ他
【GBから】サガシリーズでエロパロ【アンサガまで】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077703784/

サガスレリンク集
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/saga.html

Uサガ総合お絵描き板
http://hpcgi1.nifty.com/Dokoiya/oekaki/bbsnote.cgi

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/
2名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:16:06 ID:nmw6VvPd
      /   _△_    \     2get ...
     /    /ナイナヽ    \
    |  ″ <|イナイ|> ″  |         2get everything ...
    |:::::‖   ヽ⊥ノ   ‖::::|
    | <      ▽     > |    2get…
  /^''Y  <ニ●ニ>  <ニ◎ニ>  Y''ヘ  (2を取るんだ…)
  | 久|< ヽ:::::ー | | `ー::::'´  >|/ヘ|  2get everything…
  !.イ| \     l| |l     / | ヽ|  (2を取るんだ 何もかも…)
   ヽ_|  ヽ /  l|:M:|l  ヽ ノ  │ノ   Everything.
     |\  v======v   /|     (すべて2を取るんだ)
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      | l ::::::::::\_/:::::::  l |
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3名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:22:45 ID:a0wR+34c
>1 乙〜
前スレからの続き、楽しみにしてます!
4名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:43:32 ID:rhihFQZZ
スレ立て乙!
5名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:56:37 ID:j6gOLUmn
スレ立て乙です。
6名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:57:36 ID:dj9+nnWx
ロマンシング乙
7名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 02:54:28 ID:0T109aRj
>>1
乙フロンティア
8名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 03:32:52 ID:nXM66p3W
ミカカタのためにひたすら待ちの姿勢。
9名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 14:18:01 ID:2VandIiG
スレ立て乙〜
10名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 14:21:12 ID:kXQPOzB0
乙でやんす。
ひたすらシフ待ち〜〜。
11名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 22:19:13 ID:FbRo5Fp+
ロマンシングO・TU
12名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 00:34:44 ID:kCwLOkNk
即死回避乙
13即死回避ネタ ジャミクロぽ:2005/06/15(水) 01:07:09 ID:bIdvkVHy
 緑色という、性欲とは無縁の色で身を包んでいたクローディア。
 彼女の肉体は衣服をまとっていたときは正反対で、驚くほど女性的だった。
 胸も腰も豊満で、腰は細くくびれている。
 だが同時に、生命を慈しみ育てる森を連想させる肢体はある意味、クローディアそのものとも言える。

 月と星々が光る夜空の下、恋人たちの園といわれる川べりで互いの裸体を見合う。
 予想しなかった体を目の前にさらけ出され、ジャミルはしばらく言葉を失っていた。

 自分をみつめたまま、一向に口を開こうとも指を動かそうともしないジャミルに対して、
「…どうしたの? ジャミル…。 私、どこかおかしい…?」
 例の、少し沈んだ声でクローディアが問いかける。
 いつもと同じ声だが、ほんの少しだけ、そこに不安の感情が混じっていた。
「ち、ちがう、ちがう! いや、クローディアが違うんじゃなくて、
クローディアの言ってることが違う! クローディアはおかしくない!」
 他の人間なら聞き逃しそうになるほどの違いを、少し人とは違う形の耳で聞き取ると、
ジャミルは筋を痛めそうな激しさで首を左右に振った。 振りまくった。
「そう…」
 一言だけ返ってきた言葉に、クローディアの安堵が全てこめられている。
 ジャミルは、鼻の奥がツンと痛くなった。
(ああ、やべぇ…。 こいつの、こんな一言もかわいく思えてきてらぁ)
 身分違いもはなはだしい、南エスタミルの盗賊とバファル帝国の皇女である彼らだが、
ジャミルはそれを理由にして、自分の気持ちを隠すつもりなどなかった。
 更にクローディアに近づくと、頬にいくつものキスをする。
 全てを見せている状況にしては、たいそう可愛らしい行為だった。
「うん、俺はやっぱ、クローディアが好きだ。 うん」
「………」
 黙って頬への愛情を受け続けていたクローディアだが、それを聞いた瞬間、
ふっとジャミルから顔を離した。

 ジャミルの眉が悲しげに寄せられるのを、視界の隅で見たような気がしたクローディアだが
慰める言葉をかけずに、無言のまま、自分から口付けをしかけていった。 (終)
 
14名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 01:41:27 ID:DFOllU3i
イクゾー
15名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 02:42:48 ID:CLRZz0NE
お、終わりかよ!続きは…!?
16名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 07:42:44 ID:IagjPbk/
上の小ネタ?萌え〜
前スレ最後の方のアルアイも、互いに若さ溢れてて萌え〜ワクワク
17名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 19:42:52 ID:+RnSRcEj
続きキボンヌ!
18名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 19:44:37 ID:bZvqV7zH
ん。前スレ落ちたか。
19846:2005/06/15(水) 20:20:05 ID:rfCYpr1M
前スレでナイトハルト×クローディア書いてた者です。
即死回避にその頃のディアナ。エロなし。



「ディアナはローザリア出身なの?」
 アイシャは知り合ったばかりの仲間に尋ねた。彼女は見事な金の髪をしているのだ。
 こんな綺麗な髪をしているのはアイシャの知る限りローザリア人だけだ。。
 ディアナと呼ばれた女騎士は頷く。
「そうよ、ローザリアのイスマスという所なの」
「やっぱり! じゃあ、おとなりさんだ! ガレサステップはローザリアの隣にあるんだよ!」
「そうね、そうなるわね。でも、イスマスはローザリアの端にあるから……」
 一瞬、辛い記憶が蘇る。だがそれを振り払うように、ディアナはタラール族の少女に微笑んで見せた。
「私はまだガレサステップに行ったことがないわ。どんな所なの?」
 アイシャは嬉しそうに笑う。その無邪気な笑顔を見ていると弟を思い出した。歳はもう少し若いようだが。
「うんとね、すごくいい所よ! 乾いてて、風が澄んでいて、住んでるひとはみんないいひとばっかりなの。
着いたら案内するね!」
「ありがとう、アイシャ。私も……」
 イスマスの案内をする、と言いかけて唇を噛む。 もう故郷は何処にも存在しないのだ。
 また落ち込みかけた所で、アイシャが思いもかけぬことを言った。
「ねえねえ、ディアナはクリスタルシティに行ったことはあるの?」
「ええ、ローザリアの首都ですもの、当然」
 少し驚いて答える。タラール族は滅多にガレサステップから出ないと聞いたからだ。
 もっとも、こんな南の島で会ったのだから、この少女は例外には違いないが。
「やっぱり! じゃあねじゃあね、カヤキス、じゃなかった、ナイトハルト殿下にも会ったことある?」
 にこにこと笑いながら、アイシャはそう言った。
20846:2005/06/15(水) 20:24:31 ID:rfCYpr1M
「……アイシャ、アイシャはナイトハルト殿下に会ったことがあるの?」
 逆にディアナに問い掛けられて、アイシャは元気よく答えた。
「うん! あのね、モンスターに襲われてた時にね、助けてもらったの」
「殿下が?」
 アイシャはその時を思い出してうっとりと目を細める。
 生まれて初めてガレサステップを出た日。ナイトハルトの馬に乗り、クリスタルシティに行った時のことを。
「それでね、そのままクリスタルパレスに連れて行ってもらったの!」
 あの日以来、ナイトハルトはアイシャの憧れの王子様なのだ。
「あ、そこで初めてお風呂にも入ったんだよ! それで王様に会わせてもらって、いつでも遊びに来ていいよって言われたの。
殿下も王様もすごくいいひとよね!」
 ディアナも熱い水で体洗ったりするの、と聞きかけた所で。ディアナが黙り込んでいることにアイシャは気づいた。
「ディアナ、どうしたの?」
「……何でもないわ」
 その声が微妙に低いことに気づいて、びくっとアイシャは体を震わす。
 にっこりと、ディアナは十六になったばかりという少女に微笑んだ。
「その時の話、詳しく聞かせていただけるかしら?」

 黙って酒を飲みながら二人を遠巻きに見ていた他の仲間たちはと言うと。
「おい……俺には闘気と書いてオーラが見えるぜ。あの姉ちゃん、只者じゃねえな」
「俺には見えんな。……と言うか見たくない」
「げ、こっちにとばっちりが来そうな気配だぜ」
「……そう言う訳で俺はもう寝る。後は任せた、ホーク」
「って、おい、グレイ、逃げる気か!」
 ウェイプの夜はこうして更けていくのであった……。



前スレでクロパーティー編成聞かれた方。
当初はアイシャ、バーバラ、アルベルトの予定でしたが、話が複雑になるので却下。
こういうことになってます。
21名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 21:13:44 ID:cS3Ci8ar
>>20
殿下おしおきされちゃうよ殿下
前門の女帝クローディア、後門のブラッドスパルタンディアナ
22名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 21:38:08 ID:9VsL8a3C
しばらくみてなかったら前スレ落ちてる。ジャミルとアイシャどうなったんだorz
誰か、うpしてくださいおながいします
23名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 22:08:19 ID:DeECHntj
>>21
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
ある意味、ブラッドスパルタンがもっとも似合うキャラだ>>ディアナ
24名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:02:38 ID:fXikzZJd
コネタのジャミクロ萌えーって続きないのかyo!きボンヌ

>>21
ディアナたんコワス(((( ;゜Д゜)))
25名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:38:19 ID:o3cXjwTY
クローディアならザップショットか連射だな

前門のザップショットクローディア、後門のブラッドスパルタンディアナ
棒読み殿下の行方は…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
26即死回避もかねてアルアイ7:2005/06/15(水) 23:41:12 ID:M8oJi216
 アイシャはアイシャの理由で、アルベルトはアルベルトの理由で、それぞれが自分の気持ちを隠していた。
 二人の事情は複雑に絡み合いい、彼らの恋を茨の蔦でがんじがらめにする。
 アイシャは、一時は喜びに包まれた自分の心が、ゆっくりと再び底の方へと落ちていくのを感じた。
 ふわり、ふわりと羽が暗い水面に吸い寄せられるように。
 そんな彼女の絶望を見て取ったアルベルトは背中を伸ばして、
『泣かないで』
 とばかりに、口付けをする。
 日常の思考がとめるのを無視して、ただ、体が動くままに従った。
「!?」
 生まれて初めて、家族以外の唇がアイシャに触れた。
 準備のできていなかった小さな心臓が驚きの声を上げる。
 初めての口付けは唐突で少し悲しかったが、それでもアイシャは必死にアルベルトに応えた。
 顔を少し傾けて唇の当たる角度を変え、何度も軽く音を立てて相手の柔らかい熱を吸いあう。
「ん……」
 息苦しさからアイシャがくぐもった声を出すと、アルベルトはわずかに唇を離して互いの肺に空気を入れた。
 冷たい空気と、唇の熱が同時に二人を誘う。
「アル…」
 ぼんやりとした呼びかけの中にじんわりと染み込む切なさが、アルベルトの下半身をそっとなで上げる。
(……私は、これ以上、彼女を…)
 衣服の上から指先でなぞられるような感覚に、アルベルトは背中を這い上がるものを抑えることが出来なかった。
 自分はどこまで不誠実でふしだらな人間になるのだろうかと自嘲気味になったが、
今、彼を捕らえている物は、そんな感情はみせかけのものだろうとあざ笑う。
「アイシャ、こうして君に口づけをする私は、やはり不誠実な人間だよ…」
 アルベルトが何かを言うたび、吐息が彼の感情を伴ってアイシャの唇を舐めとっていく。
 不誠実だと繰り返す男の気持ちは恐ろしいほどにアイシャにまっすぐ向かっていた。
 水面に浮かぶか弱い羽は波に身をとられながらも、なんとか光り差し込む場所を探して、健気にただよっている。
 アルベルトは、アイシャの手から自分の手を離すと太ももの外側に回し、腰骨のあたりまで腕全体で包むように滑らせた。
 大好きな人の体温がじかに触れている事実に、アイシャは声を出して泣きたくなった。
27アルベルト×アイシャ8:2005/06/15(水) 23:45:40 ID:M8oJi216
「…自分の気持ちに負けて、こうして君に触れている」
「違う…、アルは不誠実なんかじゃない…っ」
 ひたすらにアルベルトの言葉を受け止めていたアイシャが、突然、堰を切ったように返してくる。
 アルベルトはそこで止まった。  彼が立ち止まった隙をつくように、アイシャはたたみかける。
「アルは本当の気持ちを言ってくれた、隠さないで言ってくれた。 そのことが、うれしいの…っ」
「アイシャ…。 だが、私は、君とは」
「ずっと一緒にいられないから、自分のこと不誠実だなんていうんだよね。 …アル、そういう人だものね…」
 首を縦にも横にも振らないアルベルト。
 揺蕩う髪がキラキラと光っていた。
 それを視界の隅におきながら、アイシャは更に続ける。
「でも、そう言ってくれるアルは、やっぱり、私が思ってた通りのアルだよ…」
 アルベルトの視界いっぱいに、アイシャの顔が近づいてきた。 
 距離が近くなったのだとアルベルトが理解する前に、ちゅう、と、かわいい音を立ててアイシャが唇を吸う。
「最後まで一緒にいられなくていい。 アルが私を好きだって言ってくれて嬉しかった。
だから、アル、お願い。 不誠実なんていわないで。
私を好きだって、そのことだけ言って、他のこと、言わないで…。 …お願い…っ!」
 光を求めてもがく羽は、やっと見つけた光を離したくないと、全身を震わせて弱々しく叫ぶ。
「……アイシャ」
 止まることなく流れ落ちてくるアイシャの慟哭は、アルベルトの日常思考を打ち砕いた。
 腰にあった手はアイシャの背に回り、ようやく手に入れた細い体を逃しはしないと力強く抱きしめる。
 腕の中にある肢体は、服越しにでもその繊細な様をありありと想像させるくらいに、頼りなげだった。
 単に、好きだ、という気持ち以上の、大声を出して何かを叫びたくなるくらいの痛みが、アルベルトを襲う。
「私も、アイシャと一緒にいたい。 ずっとは無理でも、せめて、この旅の間だけは君と…」
 本当はずっと触れていたい相手だけれども、それを言うことは出来ない。
 胃の辺りがギリギリと切れそうになるのをこらえながら、なんとか、言葉としてそれを吐き出す。

28アルベルト×アイシャ9:2005/06/15(水) 23:49:20 ID:M8oJi216
「うん…、うん…。 一緒に、居よ…。 ね? 今日も、一緒に居よ…? 居ようね…」
 アイシャもアルベルトも相手の肩口に顔をうずめている為にお互いの表情は見えていないが、
耳をなぞる声で、自分がどれだけ思っているか思われているか、十分に分かった。

 本来はアイシャとクローディアが使うはずだった部屋は、その夜、アイシャとアルベルトの為の部屋となった。
 ツインの部屋にはランプが二つ用意されているが、今はその二つともが一つ所にまとめ置かれている。
 太陽の光には全く及ばない橙色の光は、しかし、精一杯の力を出して、
かすみ硝子に包まれた筒の中からアルベルトとアイシャを照らしていた。
 しっかりとたたまれた衣服は、誰も使っていないベッドの上に。
 そして、もう一つのベッドには裸の二人の姿がある。
 ベッドの上で、両手を広げて寝ているアイシャと、アイシャの太ももの上にまたがるようにして腰を落としているアルベルト、
二人の影がランプの光によって壁に浮かび上がった。
「アル、どうしてズボンを脱がないの? 私だけ全部脱ぐなんて…」
 初めは小さく抵抗したアイシャだが、実際にアルベルトが太ももに体を密着させると、
それに関しては何も言わなくなった。
 自分の皮膚が、男のそれに直接触れることにまだ抵抗があったのだ。
 
 アイシャの体はいささか女性としての自己主張は控えめで、
細い肩、首筋、浮いて見える鎖骨が、ますます幼さを際立たせていた。
 掌の中に納まる…ほどではないが溢れるほどもない乳房が、アルベルトの視線を受けてぷるりと小さく揺れる。
 オレンジの髪をシーツに広げながら、唇に指を当てて気恥ずかしそうに体を動かすアイシャを見ながら、
アルベルトは、今までの学習と経験をなんとかフル回転させなければ、と人知れず決意していた。
 貴族の子としてそれなりの事を学習させられてきたが、今までの相手は、
経験において『信頼のおける』人間として用意されたものだった。
 だが、アイシャは違う。  
 彼女を汚した人間は、今まで誰もいない。 
 外も中も、そこに触れるのはアルベルトが初めてだ。
29アルベルト×アイシャ10:2005/06/15(水) 23:50:21 ID:M8oJi216
「アル…。 あんまり、見ないで…」
 あまりにも熱いアルベルトの視線に耐え切れず、とうとうアイシャが両手で胸を隠した。
 アルベルトは、あ、と思うと、反射的に手首を掴んで、アイシャの左手を胸の上から外した。
 左側の乳房と、小さな乳首が再びアルベルトの目に映る。
「キャ…っ!」
 自分の小さな胸がまた視線にさらされたことを知ったアイシャは、
残った右腕で胸全体をふさごうと身を縮こまらせた。
 が、またもや本能が勝ったアルベルトは咄嗟に右手首を掴み、アイシャの腕をシーツに押さえつける。
「ア、…アル…やだ、見ないでって言ってるのに…」
「見られるのが恥ずかしいのかい?」
 実は結構な言葉責めなのだが、それとは気づかず尋ねるアルベルト。
「…うん…。 恥ずかしい…」
 そして、やはり気づくはずもなく素直に答えてしまうアイシャ。
 少女の顔が赤らんでみえるのは、何もランプの明かりが不確かなためだけではない。
「だって、私、胸、ちっちゃいから…。 クローディアやシフみたいに、すごくないし…」
 両手の自由を奪われたまま上半身を動かすたびに、アイシャの胸が何度もぷるぷると揺れる。
(すごい胸ってどんななのだろうか)
「だから…見られるの、恥ずかしいの」
 見ないで、見ないでと、子供のように体を小さくよじるアイシャがとても愛しくて、
「だめだよ、アイシャ」
 アルベルトは掴んでいた手首を離すと、今度は柔らかそうな乳房を左右から包み込んだ。
 初めて触れる男の手の感触に、アイシャがわずかに声を漏らす。
 少し指に力を入れるだけで、掌の中にある小さなそれはアルベルトの思い通りに弄ばれる。
 四本の指と親指ではさんで優しく揉んでやれば、乳首を突き出すようにして山の形を変えた。
「あ…、ん…。 や…、くすぐった…」
 突然訪れた愛撫に、開発されていないアイシャは性感よりもくすぐったさを感じて、
両腕でアルベルトの肩を押そうとする。
30アルベルト×アイシャ11:2005/06/15(水) 23:53:16 ID:M8oJi216
 もちろん、そんな弱い力で引き下がってやるほどアルベルトは聖人ではない。
「アイシャはくすぐったがりだね」
「…うん…。 触られたり、くすぐられたりすると…ダメ…」
 そんな言葉を聞きながら、くいくいと押してくる弱い掌をそよ風として、かまわず、胸への愛撫を続ける。
 指先で乳房の丸みをなぞり、くるくると円を描きながら乳輪の周りを揉み、撫で、また、掌全体で揺らして揉む。
「やぁ…、ア、アル…、ん…、くすぐったいって…ぇ…、ん…」
 手を伸ばし続けることに疲れたのか、それ以外の何かが生まれたのか。
 アルベルトの肩を押していた腕が、突然、シーツの上に投げ出された。
 太ももに力を入れ、股間を閉じて下半身を恥ずかしげに動かす。
 泣きそうに潤んでいた瞳も、今は違うもので濡れていた。
 もしかすると、と、アルベルトは尋ねてみた。
「くすぐったいだけ?」
「…ん…、わ、わかんない…」
 分からないというその声には、アイシャ以外になら誰でもわかる答えがはっきりと浮かんでいた。
「気持ちよくないかな?」
「…わかんない…。 ん…、でも…」
「でも?」
 優しく愛していた手の動きを止めると、アルベルトは、じっとアイシャを見据える。
「あ…、やめ、ちゃうの…?」
 何故、そんな事を聞いてしまったのか、今のアイシャには理解できないだろう。
 アルベルトは目を細めて微笑むと、丸く立ち上がっていた乳首をつまんで、指先ではさむ様にくりくりと回した。
 アイシャの体が、大きくくねる。
「はぁ…あ、ん…」
 見慣れた器官が、感じたことのない感覚を体に教えてきた。
 アルベルトが指に力を入れるたび、くすぐったさに似た何かがそこから生まれ、同時に下腹部の辺りを押さえつける。
 自分の体に突然訪れた変化を、アイシャは恐ろしく思った。
 目を瞑って懇願する。
「や…、アル、やめて…お願い…。 何か、変…、私、変…」
「やめない。 それに、大丈夫、変じゃないから」
31アルベルト×アイシャ12:2005/06/15(水) 23:59:42 ID:M8oJi216
 アルベルトはアイシャにまたがったまま背を丸め、舌先でおびえる少女の目元を舐めて慰めた。
 その間も指先は、アイシャに新しい感覚を送り続ける。
「ほ…本当に…? 変じゃない…の…? ん…、だって…」
「変じゃない。 アイシャは初めてだから知らないだけだよ。 みんなそうなるし、アイシャだって…」
「私だって?」
 吸われていた感覚が不意になくなる。  唇が離れていったのだ。
 アイシャは寂しくなり、目を開いてアルベルトの唇を捜してしまう。
 ほんのすぐ近くに、アルベルトの唇ではなく瞳があった。 
 じっと見つめらる恥ずかしさには、いまだ慣れない。
「私だって…、何…?」
「アイシャだって、何回も僕とこうしていれば、それが変じゃないってわかるさ」
 何回も、という言葉の意味するところを瞬時に理解し、アイシャは今度こそ顔を真っ赤にした。
「アルのバカ…ぁ…。 あ…ん、はぁ…、ん…」
 指先でさんざんにこねられた胸が、今度は温かくて柔らかい舌で舐られる。
 アルベルトの舌はきめ細かい肌を味わい、 音を立てて舐め、少し痛いくらいに吸い上げる。
「ん、ぅ…、ん…、アル…、アル…や、やだ…、や…」
 舌で掘り起こした乳首を指でつまみ、唇ではさむ。
 赤ん坊がするように吸い、吸いながら掌で形を変えて揉んだ。
 アイシャの胸は、アルベルトが抱いてきたどの女性よりも小さかったが、誰よりも柔らかく手触りも良かった。
 ぴたりと手にすいついてくるような質感と、多少無理をしても素直に従う柔軟さ。
「ああ、…あん、や…、アル、ねぇ、アル…、いぁ…。 やっぱり、私、おかしいよ…アル…」
 くすぐったさしか感じなかった胸が、いつのまにか女の気持ちよさを感じるようになっていた。
 完全に変わってしまった部位に、アイシャはなすすべもなく泣かされる。
「アイシャ…、私は、君の胸が好きだよ」
「んん、…や、こんな時に、言わないで…、バカ、バカ…」
 自分が自分でなくなっていく感覚にさらされる中、とんでもなく恥ずかしいことを言われて、
アイシャは両手で抱えていたアルベルトの頭を、ぽかぽかと力なくたたいた。
32アルアイ(しおり):2005/06/16(木) 00:01:28 ID:M8oJi216
アルアイを楽しみにしてるというレスを下さった方々、ありがとうございます。
なんとかかんとか続きになりました。
エロがどうしてもワンパターンになりがちなのはお許しを。
アルベルトが何気に言葉責めしてますが、本人はするつもりがなくて
「アイシャがどう思ってるか確かめるために聞いている」
「自分がどう思ったか言っている」だけで、それが期せずして言葉責めになってます。

「ジャミル 必 死 だ な 」という具合にギャグにならずに、エロになったら
ジャミクロの続きを書きます。
(書けたら…です。 グレバーの後になるでしょうけど)
クロの胸は大きいですが、アメリカン魔乳タイフーンな人たちほどではありません。
普通に大きい感じです。
33名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 00:42:36 ID:Ho+NytOg
アルがまた違う雰囲気でなんかイイ!
34名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 01:43:49 ID:yUTt8FI/
切なくもラブラブな二人がイイ!
言葉責めと気付かない
アルとアイシャがほほえましい
35名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 02:26:40 ID:1YdQpqyY
うーん、上手いなぁ・・・
アルベルトの台詞が自分のイメージとぴったし合っててなんだか嬉しいw
36名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 15:58:09 ID:6EG0YHhx
王道カプ神の降臨キボンヌ
王道が読みたい!
37名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 19:41:30 ID:DkYVlrPL
王道って具体的にナニヨ?
38名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:00:32 ID:rBBAxCed
>>37
ガラハド×グレイ
39名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:03:14 ID:6EG0YHhx
>>37
昔からあるカプ
40名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 21:10:55 ID:54c1xicz
>王道カプ神
そんな神いままで居たか?
41名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:11:54 ID:XKzVxEIW
ビックリマンのサイト眺めたら一人くらいいるんジャマイカ
42名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:06:43 ID:bb148XD5
>>41
ちょうどビックリマンのDVD見てたからえらい笑った。
43名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:13:47 ID:aLPhfyJv
>42
なんだ、俺以外にもビックリマンのDVD買ってる奴がここにいるのか
44名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 13:15:33 ID:+zONMANA
その頃のディアナと仲間たちがすごくツボ
そしてアルアイに萌え
45名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 14:04:13 ID:4yrsgjhi
グレクロ書き始めてるんだけど、出来上がったら投下しても良いかな。
ちょっと落としにくい雰囲気だったので確認。
46名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 14:36:33 ID:O2+0v9WU
>>45
待ってました!
どんどん投下してください!!
グレクロ楽しみです!
47名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 16:33:40 ID:Oe67D7Lh
>>45
周りは気にせずどんどん落としてください。

最近色々な神が増加して嬉しい限り。
多神教のサガにふさわしいw
48名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 00:53:45 ID:yrpdLwZx
>>45
おとなしくまっちょりまつ
49名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 01:36:54 ID:1lxnEW/U
>>45
まってるよ
50名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 02:32:19 ID:Ufl+DapB
グレクロ読みたいでつ
アルアイはまだ続くよ…ね?
両方楽しみにしてまつ
51アルベルト×アイシャ13:2005/06/18(土) 02:32:40 ID:a9n+uZZl
「バカだなんてひどいな。 本当に思ってるんだよ。 
柔らかくて気持ちいいし、それに、アイシャは感じやすいから…」
「だから、言わないで…って、…ぁあ…っ、やあ…っ」
 軽く歯を立てられ、アイシャは痛みを覚えつつも体を震わせる。
「アル……、おなかの中がもぞもぞする…」
 ここ、と、へその下あたりに手を当ててアルベルトに訴える。
 アルベルトは一つうなづくと体をずらし、アイシャにおおいかぶさるようにして顔を寄せた。
 安心させるための口付けを繰り返しつつ、右手を乳房から腰へと滑らせ、
アイシャがしめした場所を何度も撫でる。
 アイシャはほんの少し舌先を突き出すとアルベルトの唇を舐めた。
 アルベルトもそれに返す。
「アルの手、あったかくて大きいね…」
「そうかい?」
「うん。 大好き」
 アイシャはアルベルトの頬に指をあて、更に自分からキスをねだった。
「私もだよ、アイシャ」
 アイシャのおねだりに応えて接吻を与えながらも、アルベルトは常にアイシャの肌を攻め続けている。
 唇と太もも、両方を暖めてくれる熱にうっとりとしかけたころ、その片方…下半身を愛しんでいた方の熱が、
何気ない動きで内股のところまで滑り込んできた。
「…ぁ…!」
 反射的に太ももに力をこめたアイシャだったが、アルベルトが次々と与えてくるキスの雨には抵抗できず、
じょじょに閉ざす力を緩めていく。
「大丈夫、怖がらないで」
52アルベルト×アイシャ14:2005/06/18(土) 02:36:34 ID:a9n+uZZl
 アイシャは、たらりと脚をくつろげた。
 丁度、掌が入るほどの隙間が出来た脚の間に、躊躇することなくアルベルトは手を差し込む。
「ん…!」
 気持ち悪くて気持ち良い感覚が、内股からぞわりと上ってくる。
 アルベルトはアイシャの唇が震えているのを見ながら、指をそこから上…未だ誰も進入したことがない場所…へ、走らせた。
 柔らかい肉の入り口はぴたりと閉ざされている。
 そこを、ノックするように指先で何度も軽くたたき、前後にすべらせた。
「あ…、そ、そこ…、や…」
「いや、じゃないだろう?」
 子供がするみたいに首を振るアイシャを、アルベルトがなぐさめる。
 頬にキスをし、耳たぶを唇ではさみ、優しく囁きかける。
 いやだ、いやだというアイシャの吐息は、随分と色づいていた。
「アイシャ。 ゆっくりするから…」
「…んん…、あ…!」
 音を鳴らしながら、指が閉ざされていた門をこじ開けて、中に入り込んでくる。
 まだその奥へは進んでいないが、アイシャにとっては初めての侵入者だ。
「ア、アル…」
 アイシャは、アルベルトのわき腹から腕を回すと、親に抱きつく子供のようにしがみついた。
 アルベルトは耳たぶを舐めながら、アイシャを傷つけることなんてしないと何度も囁く。
 体内からにじみ出る愛液はまだ少なめで、完全にそこを濡らしきるまでには至ってなかった。
「アイシャ。 …君の中に入っても大丈夫なように、準備をするからね」
「え…?」
 触れられる気持ちよさと、初めてそこを弄られた恥ずかしさに目をつむっていたアイシャが、
アルベルトの言葉に誘われて瞼を開く。
 自分を抱いている少年の体は既にうっすらと汗ばみ、頬は熱を帯びていた。
 アルベルトの指は器用に、クリトリスを指先でしごき始める。
 最初は、ほんの触れる程度の柔らかさで。
 乳首を弄られていた時とは違う感覚に、アイシャは今までよりも大きな声をあげてしまい、
思わずアルベルトの上半身を自分の方へと抱き寄せた。
「ん…、ん…!」
 必死に首を振り、声を出さないようにとこらえている。
53アルベルト×アイシャ15:2005/06/18(土) 02:39:54 ID:a9n+uZZl
 怒られた子供が堪えている風にも見えるそのしぐさに、アルベルトは愛しさをつのらせた。
「声は我慢しなくていいんだよ」
「でも、でも、恥ずかしい…」
「恥ずかしくなんかない。 アイシャの体が気持ちいいって言ってるんだから。 それに、私も嬉しい」
「…アル、嬉しいの…?」
 肩口に押し付けていた顔を上げ、アイシャは目を潤ませながら小首をかしげた。
 アルベルトはうなづくと、もっと安心させるためのキスを繰り返す。
「アイシャが辛い思いをしているんじゃないって、分かるからね」
 何も知らない小さな肉の芽を指でひっかき、そこが感じるための場所だと、
芽にもアイシャにも教えてやる。
 アルベルトが爪先を優しく立てるたびに、アイシャは腰をひくつかせて声を出す。
 指を濡らす愛液の量も、だんだんと増えてきた。
 アルベルトの愛撫を受けている場所のすぐ近くからは、潤滑のための液体があふれ出てきて、
指を動かすたびに濡れた音がいやらしく二人の耳に響く。
「ふ…ぅ…、 ん…、ん…。 はぁ…、あ、ぁぁ…、アル…アル…。 」
 指の腹全体で、快楽の芽とその周り、そして、液体を漏らし続ける場所をくり返しさすり続けた。
 時に強く、時に弱く。
 強い力でこすられた時には、今やすっかり赤く膨れたクリトリスが形を変えて全てを受け止める。
 アイシャは泣きながら、過ぎる快楽を指先にまで駆け巡らせた。
 時々背中をしならせ、アルベルトに許しを請う。
「アイシャは悪くないんだから、謝らなくていいんだよ」
「で、でも…、だ、…って…、わ、私…、あ、あ…、あ…あ…、はぁ…」
「すまない。 でも、今、ちゃんとしておかないと…」
 とめどもなく流れだす愛液は、いつのまにかシーツに小さな染みを作り出していた。
 アルベルトが手を動かすたび、アイシャが脚を動かすたびに体液は音をたてる。
54アルベルト×アイシャ16:2005/06/18(土) 02:46:42 ID:a9n+uZZl
「アイシャ、入れるよ」
「え…? …あ!」
 くぷり、と更にいやらしげな音を立てながら、アイシャの中へ何かが入り込んでくる。
「あ…、…、い、いた…っ」
 ぴりっと走る小さな痛みの後、すぐに、それがアルベルトの指だと分かった。
 十分すぎるほど肉の芽を育てた指が、いよいよ中へと入ってくる。
「ごめん…、痛かったかい…?」
 見ている方がかわいそうになるほど、アルベルトの眉が八の字に下がる。
 秘部が感じている痛みとは違う種類の痛みのせいで、胸と腹部が切なくなった。
「ん、すこしだけ…。 でも…、大丈夫…だよ」
 太ももに当たっているアルベルトの熱を思えば、これだけで終わるはずがないのはアイシャも分かる。
「乱暴にしないでね?」
「…なるべく、ゆっくりするから」
 ついばむキスを施しながら、アルベルトは更に指を進めて中を慣らし始めた。
 急がずにゆっくりと指を回し、中の壁を優しく蹂躙する。
 腹の中を弄られる感覚にアイシャはわずかな嘔吐感を覚えたが、何度もそうされているうちに、
最初に感じた不快感は消えていった。
「はぁ…、はぁ…ぁ…、ぁ、はぁ…」
 アイシャの声が育つにつれ、アルベルトの指は増え、動きも激しいものになっていく。
 指と粘膜と愛液、それらの絡み合う音が、すこし広げられた場所から聞こえ続けた。
 自分の体からこんな音がでるなどとは、今日まで、アルベルトに抱かれるまで知らなかった。

 初めは優しく感じた愛撫も、アイシャにとっては、今やすっかりじらされる行為になってしまっていた。
 慣らされた場所は次の仕打ちを求めて、自らの肉体を狂わせる。
「私…、このままじゃ、いやだよ…。 アル、お願い…」
「アイシャ、…いい、かい?」
 小刻みに崩れる呼吸が、アイシャに問うた。


〜〜〜〜続く
55アルアイ(しおり):2005/06/18(土) 02:50:30 ID:a9n+uZZl
前回、アルベルトの一人称がおかしいところがありました。 すみません。
アルアイは次で終わります。(たぶん)
一人でかっとんでおりますが、グレバーまですこし間をあけるつもりなので
もう少しだけお付き合いください。
56名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:02:00 ID:O/so3TUg
新作パワーは凄いなあ……
5745 グレクロ:2005/06/18(土) 03:20:45 ID:0GYfJirb
できたので投下します。
長い上にやや強引な感じでしかもあんまりエロくないorz
初投稿なんで許してください。

ではいきます。
58グレイ×クローディア1:2005/06/18(土) 03:22:41 ID:0GYfJirb
グレイは答えを見つける事ができないまま、沈黙を紡ぎ続けた。
別に酒に酔った訳でもなく、女に不自由している訳でもない。
けれど気が付いた時には震える彼女の膝を割り、ベッドの上へと組み敷く。
森の中で育ち――――当然、男を(この場合は人間と言った方が正しいか)知らないクローディアにとって
この旅を始めて直ぐから生活を共にしていたグレイの存在は彼女の知った人間の中では一番近いもので。
その彼から何故この様な仕打ちを受けているのか…理解し難い。

生憎、外はスコールが降り、夜も深い。

長旅でようやくこの町に辿りついた仲間達はおそらくぐっすりと眠りに更けている頃だろう。
幾らクローディアが声を荒げようとも周りに聞こえる筈も無い。
元々、気立ての出来た彼女が大きな声を立てることもないのだが。
ただ出来る精一杯の抵抗は震える唇を噛み締め、自分を組み敷いているこの男を見つめるだけ。

「…貴方、は」
「何だ」
「貴方は、何が望みなの…グレイ」

出来る限り平静を装ってクローディアは呟いた。


(…欲しい)


ふとそんな考えが過ぎるもそれは口にせず、敢えてにやりと微笑してみせる。
いつか彼女を手に入れたいと。どんな財宝よりも高価な宝。
あの貴族の坊ちゃんも焦がれて止まない聖女の様なこの女を自分のものにできるなら。
言い様の無い独占欲と情欲が確実にグレイを蝕んでゆく
59グレイ×クローディア2:2005/06/18(土) 03:24:10 ID:0GYfJirb
「密室に男と女。そしてこんな格好だ。することは一つだろう?」
「…下衆ね」
「こんなに長く一緒にいるんだ。あんたを欲しいと一度も思った事が無いと思うか?」
「そんな事…私にはわからないわ。」

冷たい口調のままクローディアはぽつりと呟く。
誰よりも信頼していた相手に裏切られた様な気がしてクローディアの中で怒りにも似たものが沸きはじめる。
いくら彼を見つめた所で状況が変わるわけでもない。
半ば諦めた様に大きく溜息を吐くとクローディアは切なそうに瞳を伏せ、グレイから顔を背けた。

「けど、構わない…。それがグレイの望みなら。でも」
「…でも?」
「心は誰のものにもならない。」
「……………………」
「私は、私だけのものよ」

それ以上の言葉を聞きたくなかったのか、グレイは強引にクローディアの唇に唇を重ねて言葉を奪った。
角度を変えて口付けを繰り返してゆくと接吻の仕方一つも知らない彼女の無防備に開いたままの口腔の奥へ舌を差し入れた。
初めて襲うのだろうぬるりとした感触に心地悪さを感じたのかクローディアは眉根を寄せて息を呑む。
だが決してグレイも彼女の唇に自由は与える事はなく、差し入れた舌で上顎を執拗に舐めた。

「ふっ、ん…」

嫌悪からか何からなのか解らないが自然にクローディアの唇から吐息が漏れてゆく。
その声に言い様の無い情欲を駆け巡らせるとグレイは余裕無く柔らかい左の乳房を服越しに強く鷲掴みにした。
経験豊富な彼にとって生娘の扱い方などどうすれば良いのか解っているはずなのに
いつものとは違う何かがグレイを支配して、まるで狂った様にクローディアの胸の柔らかさを堪能する。
60名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:24:59 ID:HmrL1bdb
アルアイ続きだ〜ワーイ!
いやいや、もう、喜んで付き合いますよ〜。
グレバーも楽しみですし。
61グレイ×クローディア3:2005/06/18(土) 03:25:40 ID:0GYfJirb
「痛、い…ッ」

クローディアの知らないグレイが此処にいる。
彼の見せる獣の様な瞳から逃れる事は出来ずになすがままになるしか他なかった。
そうこうしているうちに気が付けばクローディアの肌を護るための衣服は半分程脱がされていて。
乱れた服からは顔に似合わぬ程の二つの大きな膨らみがその存在を主張している。
クローディアの唇をようやく解放すると、今度は刺激を知らない桃色の尖りへ唇を寄せて吸う。
徐々に硬くなってゆくソレを舌先で転がし、繰り返し吸うと完全に勃ちあがる。

「…っ、あ…」

それを喘ぎとは知らずに自然と漏れる声を抑える事はなく。
執拗に舐められる胸に擽ったさに似た何か別の感覚を感じてゆく。

「いや、恐い…。こんなの知らない…っ」
「恐がらなくていい」

初めて訪れる快感というにはまだ稚拙な感覚にただ怯えるしかなかった。
だがそれでもグレイは愛撫を辞めようとはせずに今度は白く伸びた太腿へと手を延ばした。
またピクリ、とクローディアの体が震える。
そんな彼女を気遣う様に再び口付けを与えた。
先程までは何も出来なかった筈が。
グレイの唇の感触、差し入れられる舌に応えておずおずと自らも舌をグレイへと差し出した。

「………!」

これには予想外で。
頭の奥で理性が焼ききれる音を聞くと太腿に添わせていた指先が突如、彼女の中心へと触れた。
62グレイ×クローディア:2005/06/18(土) 03:27:17 ID:0GYfJirb
初めてのはずだというのに、もう十分に湿っている其処は下着の上からでも窺い取れる。
花芽を探る為に親指の腹で割れ目の上側を擦りながら、中指で下着の上から蜜壷の入り口を刺激すれば
またピクリとクローディアの体が跳ねた。
だがもうグレイには余裕が残されていない。
すぐにでも彼女を貫きたい、彼女を汚したい一心を抑えてまずは指を一本、下着の隙間から差し入れ中へと埋めてゆく。
じっとりと濡れているのにきつい其処は他者を受け入れたくないという反抗なのか。
一本入るのですらやっとな狭い膣内に、グレイはゾクリと背筋を奮わせた。

「あ…っ、あ、あ…」

小さくとも、確かな喘ぎに嫌悪感が薄れているのを感じると一旦指を引き抜き下着を取り去る。
そして再び中指を挿入するとゆっくりとピストンさせる様に出し入れさせ始めた。

「やだ…ッ、やあ…!ん、く…」
「苦しいのか?」

グレイの問いかけにコクコクとクローディアは頷く。
だがお構いなし、と言わんばかりにその指のスピードは留まる事はない。
ぴちゃぴちゃと愛液が指に絡まる音が雨音に混じって部屋に響き渡ると頬を赤く染めてヘイゼルの瞳を強く伏せた。
執拗に膣壁を堪能するとようやく指を引き抜き、間髪入れずに今度は既に準備の整った自分自身を取り出して
壷の入り口に押し当てる。
ぐっ、と押し込むがキツすぎる膣壁が懸命にグレイを外へ押し戻そうとする。
だがそれを制して、半ば強制的に子宮の入り口のある奥深くへと茎を進めた。
あまりの苦痛にクローディアは顔を顰めて唇を血が滲みそうなくらいにまで噛み締めている。

「…っ、うぅ…ッ」
「クローディア…力を抜け…っ」

これ以上、綺麗な唇を傷つけない様に、とグレイは自らの指をクローディアの口腔へと入れる。
63名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:28:36 ID:Ufl+DapB
みんなエロ杉だぜ…(;´Д`)ハァハァ
64グレイ×クローディア5:2005/06/18(土) 03:28:41 ID:0GYfJirb
「噛むなら…俺の指でも噛んでいろ」

差し入れた人差し指でねっとりとした舌を弄びつつ、どうにか奥にまで進めた昂りを出し入れさせ始めると
ちくり、と指先に痛みを感じた。クローディアが指に歯を立てたのだ。
だが彼女の痛みも苦しみもこんなものではない。
グレイはその痛みに堪えながらゆっくりと腰を打ち据え始めた。
腰を引くとクローディアの愛液がぬるりと絡み付いてくる。
ただでさえきつ過ぎる締め付けに直ぐにでも気を赦してしまいそうなのを堪えながら
グレイは何度も彼女を突き上げる。

「…は、あ…っ、あっ、ああッ」

クローディアは痛みと、そして同時に訪れてくる痛みとは確かに違う感覚に翻弄されていた。
今彼女に出来るのはただ喘ぐ事だけ。
そして自然にグレイの腰の動きに合わせる様に、稚拙ながらも腰を振りはじめる。
正常位で突き上げ続けた動きを一旦止めると、互いに着衣が乱れたままで今度はグレイの上に跨がせる様に座らせ
正面を向き合う体勢へと変わる。
その体勢がまた更にクローディアの奥深くをグレイが支配する。
今度は彼女の腰を掴み前後にへと激しく動かさせて中を茎で掻き混ぜてゆく。

「ひぁ…ッあ…、グレ…イ…っ」
「クローディア…っ」

互いに名を呼び、互いに唇を求める。
まるで恋人同士の様に交わりながら二人は絶頂へと近づいていく。
先に限界を訴えたのはクローディア。
必死でグレイにしがみ付きながら初めて訪れる絶頂を受け入れようとして、淫らに腰を振る。
65グレイ×クローディア6:2005/06/18(土) 03:30:40 ID:0GYfJirb
「おかし、く、な…る…っ、グレイ、助け…っあ、あああっ!」
「いいぜ…ッ、おかしく…なれよ…」

(…もしかして、俺は…クローディアを…?)

クローディアの懇願に、口付けに、胸が熱くなるのを感じてふと頭をそんな考えを過ぎる。
だが、すぐに達した彼女の強すぎる締め付けに、グレイも射精感を露にさせた。
体中の血が熱く逆流するのを感じると吐精する直前にクローディアの胎内から自ら離れ、
根元を押さえて射精を耐えると、ぐったりと横たわるクローディアの上半身に跨って
勢い良く熱い白濁を彼女の白い頬へとぶちまけた。


*****


――――どのくらいその体勢でいただろうか。
虚ろな瞳で天井を見上げるクローディアと、そんな彼女に覆いかぶさる様に肩口に顔を埋めるグレイ。
気が付けばクローディアはグレイの背を抱き、グレイもまたクローディアの髪に指を絡ませる。
乱れた着衣を直そうともせずに、呼吸を整えるために幾度も深呼吸を繰り返した。

(…私…本当は嫌じゃなかった…)

グレイを抱きしめながらふとクローディアの頭に言葉が浮かぶ。
決して自ら望んだ訳ではないのに、結果的に自ら彼を求める様に腰を振っていた淫らな様。
遠い意識の中で確かに覚えている。
66グレイ×クローディア7/ラスト:2005/06/18(土) 03:31:44 ID:0GYfJirb
「クローディア」
「…なに…?」
「…すまなかったな」
「謝るくらいなら、こんなことしないで」

そう呟き、静かに伏せる瞳には僅かながらに涙が滲む。
嫌悪の涙なのかそうではないのか、まだクローディア自身にもわからない。
ただ、今彼女が望むのはこの暖かさに包まれたまま深い眠りへ堕ちたい、それだけだった。

「少し、眠るわ」
「そうだな」
「…グレイ」
「…ん?」
「今夜はもう遅いし、あなたも眠ると良いわ…此処で」

グレイの返答は待たずにクローディアの腕に力が篭る。
グレイもまた、彼女をしっかりと抱く様に腕に包む。
それが、答えだった。

(朝になれば…また元通りになれるから…今だけは…このままで)

それ以上は互いに何も言の葉を紡がない。
――――二人を包むのは雨音と、静かな寝息だけ。
6745 グレクロ:2005/06/18(土) 03:34:06 ID:0GYfJirb
以上です。あんまりエローじゃなかったけど、ほんとスミマセヌ。
アルアイ神さん、殿下クロ神さん、その他前スレからの神の皆さん応援してます。

大好きなグレクロかけてすっきりです。
ではお邪魔しましたー

ノシ
68名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 05:30:56 ID:HmrL1bdb
グレクロ投下されてるー!
と思ったら自分の書き込みが割り込んでしまっていた…。
グレクロ職人さん、すみませぬ
69前スレ514:2005/06/18(土) 07:26:42 ID:3CeZVAXW
すごく遅くなりましたがアル×バーの続き少ないですが投下します。
エロ一歩手前なので、続きを今晩にでも投下したいと思います(`・ω・´)

前スレのアルバー職人さん、グレクロ職人さんお疲れさまでした!
かなり萌えさせていただきました(*´д`)
引き続きアルアイ職人さん、殿下クロ職人さん、
グレクロ職人さんも楽しみにしてます!
ディアナと中間達、最後かなり笑えました。
70前スレ514:2005/06/18(土) 07:28:58 ID:3CeZVAXW
やわらかな二の腕が、アルベルトの頬にぴたりと当たり、鼻先がやわらかな胸へと沈められる。
甘い香りが鼻を通り、まだぼんやりする頭の中をすべる様に通り抜け、
それはしびれる様な感覚へと変わり下半身に向かう。
アルベルトが自身の変化に気付き、それを必死で押さえようとしていると、

「ねぇアル。私でよければ、いつでも話は聞くし、いつでも慰めてあげるからね。
 私にだったら、もう弱いとこ見せても平気でしょう?」

 と、アルベルトの耳元でバーバラが囁いた。

「…本当ですか?」
「ええ。」

顔を上げバーバラの目の前で尋ねるアルベルトに、バーバラはにっこり微笑んだ。
バーバラにしてみれば、自分より8歳も年下のアルベルトはかわいい弟みたいなもので、つい子供扱いしてしまう。
さっきアルベルトに対して自分が言ったことも、そんな気持ちからだった。
だから、次の瞬間、自分の身に何が起こったかが一瞬分からなかった。

71前スレ514:2005/06/18(土) 07:31:29 ID:3CeZVAXW
「!?」

ドサッ、と音がしたかと思うと、目の前に細い金の髪と、伏せられた長いまつげが見える。
口には、やわらかな自分以外の感触、そして背中に伝わるベッドの弾力―。
まだ状況が飲み込めず、アルベルトに押し倒され、キスをされたことを理解するのには数秒かかった。

「ア、アル!?」

いきなりのことに驚いて、バーバラが大きな声を出す。
しかし、アルベルトは無言でバーバラの手首を掴んだまま、
ゆっくりと首筋に口付けをするとそのまま舌を這わした。
ピクッ、とバーバラの肩が無意識に反応し、声が出そうになるのをぐっ、と堪えた。

「ッ…ちょっ、アル、アルってば…!」

必死に問い掛けるバーバラに、アルベルトが首から顔を離すと
、口元を緩めバーバラを見つめながら静かに口を開いた。

「…慰めてくれんじゃなかったんですか?」
72名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 08:35:16 ID:6PV+JfeC
グレクロだーーー!エロ杉・・・!
グレクロはやっぱベストカップルです!
このまま終わるがおしい
グレイはムリヤリが似合う・・・w
73名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 10:41:27 ID:V48m+rQg
アルバーわくわく!
74名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 11:00:15 ID:yrpdLwZx
たくさん投下されとる!
グレクロやっぱいいなぁー
ミンサガでも萌えがきましたよ。
二人の微妙な関係がまたイイ!

アルアイ・アルバー・殿下クロ職人さまの続きも楽しみにしとります。
75名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 11:56:03 ID:Xb2ShSZT
神GJ!
前スレのグレクロ神も楽しみに待っとりますよ
76名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 14:54:34 ID:zZ1OJGiK
グレクロGJ!!
第二弾のグレクロSS楽しみにしてます
77名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 14:55:49 ID:zZ1OJGiK
上の方と文章が結構被ってしまいました…失礼しました
78名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 15:05:33 ID:6PV+JfeC
グレクロが来るとスレも盛り上がるね。
どんどんグレクロキボンヌ。
79名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 15:10:05 ID:EeH7UvU/
>72>78に突っ込んでよろしいか。
80名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 15:17:04 ID:V48m+rQg
私も突っ込みたry
81名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 15:25:15 ID:aQfb3uqk
まあまあ、野暮はお控えなすって
82名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 15:33:24 ID:6PV+JfeC
>>79
グレクロを待ってるだけなんだけど。
83名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 15:49:52 ID:zqUPNkJd
グレクロ職人の方が、どうして投下しづらいと言っていたか考えてみてくれ。
84名無しさん@ピンキー :2005/06/18(土) 15:50:23 ID:yrpdLwZx
もちつけ。
85名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 16:05:12 ID:aQfb3uqk
特定カプにばかり執着するのがうざいと言われてるのに気付いてないらしいな。
86名無しさん@ピンキー :2005/06/18(土) 16:14:37 ID:yrpdLwZx
だな。6PV+JfeCみたいなやつがおると
感想も書き込みずらいよ。少しロムってほしい
87名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 16:16:07 ID:PmzOAPlh
うざい厨にも(スルーの)手を抜かない、住人たちの姿があった!

って感じでヨロ。
グレクロに罪はない。
88名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 16:35:17 ID:EeH7UvU/
というよりグレクロ以外が投下しづらくなるんじゃないのか?
「グレクロが来ると盛り上がる」とか。まるで別カプだと盛り上がらないようなカンージ。

89名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 16:43:02 ID:6PV+JfeC
現実にGJが多いのは事実だし。
本当の事を言って厨あつかいか。
90名無しさん@ピンキー :2005/06/18(土) 16:49:10 ID:yrpdLwZx
いや。職人さんからしてみればどっちも投下しずらいだろ。
自分も書くことあるけど自分が投下することによってまた荒れたら嫌だと思うし
っていうかもう6PV+JfeCをNG登録しますた。

自分も少しロムろう
91名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 16:52:48 ID:6PV+JfeC
グレクロ職人さんごめんなさい。
黙ってますから投下おねがいします。
92名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 16:54:14 ID:0iG52gRp
とりあえず、自分が職人だったら投下しずらいな。
93名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 17:37:56 ID:EeH7UvU/
グレクロ職人にだけ謝罪するあたりが…。
私も以前このスレで書かせていただいたがホント投下しづらいよ?
94名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 17:40:17 ID:aQfb3uqk
だから他カプの作品投下するヤシはカエレ! って意味なんだろ?
95名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 18:01:56 ID:6PV+JfeC
他の職人さんもごめんなさい。
みなさん投下してください。
96名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 18:08:49 ID:zZ1OJGiK
仲良く楽しもうよ(´・ω・)
97名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 18:13:49 ID:MTxD6hD5
せっかく同じ作品で萌えてるんだから仲良くしようぜ。
98名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 18:18:42 ID:ILDwOKu1
責任をとって6PV+JfeCはグレクロでも他カプでもいいから作品投下すること。
よろしく!
99名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 19:00:05 ID:RIl7I5J7
カプ名をNG登録したらすっきりしたよ!(´∀`)
小説はきっちり読めるしマジオススメ。

みなさんがんばってくださいー。自分もがんばる。
100名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:22:46 ID:mCt6I+Pf
>>98
文句や我がまま垂れてる馬鹿に「お前が書け」と言うのもややピンボケだと思うので、
素直に「消えろ」でいいんじゃないかな。
101名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:30:10 ID:T+y/A0kF
前スレからいるなぜ注意されてるかもわからない上行動を改めもしない
恥ずかしいグレクロ厨はしんでくれませんか。
グレクロに萌えるのはいいがグレクロ以外を嫌がったり
グレクロ以外のカプは盛り上がらないような言いぐさはやめろ。
21以上の振る舞いができないならきえろ。
これでまたグレクロ職人は減ったな。おまえ他人の首どころか自分の首締めて楽しい?
もう二度とレスすんな
102名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:36:07 ID:ILDwOKu1
>>100
苦労をしらない子に、職人の苦労を考えさせたかったんだよ。
まあ回りくどいこと言わないで「消えろ」でいいね。
103名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:52:22 ID:EeH7UvU/
ということでキエロ!(´∀`)
104名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:10:30 ID:7vs6RCdr
((・∀・))タイガーブレイク!!
105名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:11:45 ID:14kulfG0
*釣り師活動中*
106名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:17:44 ID:z7Edimw/
たいがーらんぺーじ
107名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:50:17 ID:aMmEbErv
なんか厨も痛いが他も痛いな
これじゃホントグレクロにかぎらず皆嫌だろうよ
108名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:52:39 ID:z7Edimw/
それがさがすれくおりてぃ〜
109名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:59:39 ID:jVdieqLI
クオリティかはしらんが
どれも続きが読みたいわけで
110名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 01:58:17 ID:Jz8vkK+C
↓以下、いつもどおりにどうぞ
111前スレ764:2005/06/19(日) 02:31:26 ID:qYkEIf46
では、ほんの2レスですが投下させていただきます。
8人パーティアルシフ(シフアル?)編、まだエロくはないですがご容赦下さい。
1128人パーティ アルシフ1:2005/06/19(日) 02:33:35 ID:qYkEIf46
「大丈夫かい?しっかりしなよ」
遠くで誰かが喋っている。声に多大なる呆れと、その奥に心配を滲ませて。
唇に何かが押し当てられる感触がして、干からびた喉に甘く冷たい液体が流れ込んでくる。
胃の腑にすべりこんだそれは、熱を生みながら意識を覚醒領域へと押し上げていく。
気付け薬代わりに強い酒を飲まされているらしい、と頭の隅が理解する。
痛む頭にひやりとしたものが触れてようやく、アルベルトは目を開けた。
濡らしたタオルの端の向こうで、彼とよく似た青の瞳が瞬く。
「…シフ?…ここ、は?私は一体…?」
「ここはあんた達の部屋。廊下でひっくり返ってたあんたをここまで連れてきたのさ」
「シフが、ですか?」
「あの場に居た他の誰に、アルを持ち上げることができるんだい?」
感謝しなよと苦笑交じりに言われて、アルベルトは頭痛も眩暈も倍加する心持ちだった。
お姫様抱っこかはたまた荷物担ぎか。
どちらにしろ情けない光景である事に変わりはないが。
1138人パーティ アルシフ2:2005/06/19(日) 02:36:52 ID:qYkEIf46
「にしても、壁にぶつかって気絶だなんて…あんたも結構なうっかり者だね」
「ああいう状況なら、入っていいなんて言わないで下さい…」
女性陣の寛ぎ光景をちょっと思い出し、アルベルトは頬が熱くなるのを覚えた。
扉を開けてまず目に入ったのはアイシャ、視線を逸らした先にクローディア。
目のやり場に困って閉じようとした両眼を、釘付けにしたのはシフの姿。
桜色に上気した肌と洗い晒しの金髪の対比が、いつもの勇ましい装いに似ず艶めかしくて…
――…っ!だめだ、詳細に思い浮かべてはいけない!
額からずり落ちたタオルで顔を覆って、赤さを誤魔化す。
「それはあたしも悪かったけどさ…何もこんなになるほど慌てなくても」
斧や大剣で鍛えられ、がっしりしている筈の彼女の手のひらが、意外なほどの柔らかさをもって額に触れた。
途端、心臓が跳ね上がる音が耳の奥でぐわんと木霊した。
強く打ち始めた鼓動は血液を凄まじい速度で全身へと駆け巡らせ、ただでさえ赤く染まった頬を更に
濃い色へと変えていく。
アルベルトは、今自分が顔を覆っていて表情が彼女に見えないことを、心ひそかに神に感謝した。
しかしながら、神々の悪戯というものは往々にして無慈悲なもので。
「あ、痛かったかい?悪いね」
「…い、いえ…大丈夫、ですから。ご迷惑かけて、すみま…」
どうにか心臓を宥め、半身を寝台から起こした少年は、再び絶句する羽目になる。

寝台に腰掛け、心配そうに覗き込んでいる彼女は、未だに彼を昏倒に追い込んだバスローブ姿のままであった。
114名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 03:50:35 ID:jVdieqLI
寝る前に覗いて良かった、アルシフ(シフアル)降臨か
シフにかなり萌えた…
また先が楽しみっす!
115名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 10:07:02 ID:b2BGTQOq
ロマサガ3ヤアンサガの需要ってまだあるの
116名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 10:25:10 ID:p69gnEGU
>>115
勿論!
117名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 11:13:52 ID:KBLyQu28
>>115
無問題。ってか是非お願いします。
118名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 12:47:46 ID:97LnZMrS
ここの連中、文章下手だなあ
ネタ書かずに待ってるだけのクレクレ厨はなんか必死すぎだし


もういいんじゃね終りで
119名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 14:26:40 ID:U6yEGz+R
アルシフ今ゲームでも萌えてます(#´Д`)サガの男女カプは皆好きとです
120名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 14:45:04 ID:zHzFfhOx
何か青筋立ってるぞw
121名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 16:33:54 ID:hXuhlbCN
がんばれがんばれ!

期待sage
122名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 16:33:58 ID:t17QqVRE
アルシフキター(゚∀゚)
123名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 16:56:35 ID:U6yEGz+R
顔文字変で失礼
正しくは→(*´Д`)モエ〜

グッとくる小説いっぱいでウレシイ
124名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 17:04:09 ID:/C04WtOh
>>72=79=82=89=91=95=ID:6PV+JfeC

567 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2005/06/18(土) 19:01:55 ID:VThJEWVv
ずっとネタかと思ってたが、灰黒の一部、
「厨」がウザいのはマジだったんだな
クロ萌えにとって迷惑だ、消え去れ
2でも例のあいつとか糞ウザいのに外でも巻き込むんじゃねーよ
カプ厨の女同士で盛り上がってりゃいいだろ…
やっぱ女うぜー
王道だの公式だの数の大小だの、別にケチつける気ねーんだってこっちは
んなエロの足しにもならんもんどーでもいい
よしアク禁したれ

568 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2005/06/18(土) 22:10:00 ID:epjd4c6B
灰黒。
めだってウザいのはあの厨一人だが
灰黒にこだわってたのは他の灰黒連中も同じだろ。
ふいんき(なぜかry を流そうと必死な連中もお仲間にしか見えん。
カプに罪はないだろうが厨ホイホイになってるのは罪だっつーの。
12545:2005/06/19(日) 17:10:02 ID:YK5ktBV1
うわ、なんか凄い事に…。正直ゴメン。

ところでグレイ×ミリアム(もしくは逆)ってアリ?しかも本番無し
126名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 17:20:43 ID:oRvu5EBG
わたしはすべてのカプを愛しく思っているよ…щ(゚Д゚щ) カマーン
127名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 17:32:52 ID:B6JngdAC
>>125
おまいさまが謝ることはないさ。
それよりも餓えておるのでどんどんщ(゚Д゚щ)投下ヨロ
128名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 18:03:01 ID:zenLphNv
>>125
投下待ってるよщ(゚Д゚щ) カマーン
129名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 18:23:50 ID:jVdieqLI
お、また新作の気配?
グレミリ興味あるな。
待ってますよ
130名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:33:34 ID:/Slof0BY
>>111
アルシフ キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
131アルベルト×アイシャ17:2005/06/20(月) 02:14:28 ID:1ZGT6sFn
 華奢な体を色づかせ、体内の熱を外へ逃がすような呼吸をするアイシャ。
 アルベルトはそんなアイシャの脚を開かせると、濡れそぼった箇所に己を宛がう。
「あ…」
 衣服越しではなく直接触れる男の熱が、アイシャに期待を抱かせた。
 不安もあったが、体内の熱がそれ以上にアルベルトの侵入を待ち望んでいるのだ。
「アイシャ、行くよ」
「うん、アル…」
 だが…。
 アイシャにとっては初めての、グロテスクとも言える姿をした物が
狭い入り口を押し開いた途端、今まで感じたことの無い激痛が襲う。
 何かを無理やり広げる音が聞こえたような気がした。
「――――――――っ…いた…ぁ…っ! 、いたい…!」
 堪えることを思いつかないほどの痛みがアイシャを貫く。
 木の杭を無理やりねじこまれる自分の姿、がアイシャの脳裏に浮かんだ。
「力を抜いて」
 彼女の体を慮ってじれったいほどに慎重な挿入なのだが、相手のそんな気持ちを
思いやる余裕などないアイシャにとっては、魔物との戦いよりもはるかに苦しい時間が続くだけとなった。
(やだ、やだ…、痛いのやだ…)
 熱も期待も、予想外の激痛の前にあっけなく姿を隠してしまった。
「アイシャ…力を緩めて。 でないと、もっと辛いよ」
 アルベルトの言葉も、アイシャから痛みを取り除くことはない。
「あ、あ…、い、いた…いたい…、アル、痛いよ…」
132アルベルト×アイシャ18:2005/06/20(月) 02:18:53 ID:1ZGT6sFn
(…う…、やば…)
 小さなアイシャの中は彼女の躯体そのままに狭く、彼の熱を食いちぎりそうな程きつく締め付けた。
 このままでは、行くも戻るも地獄となる。
 適度なしめつけは名器といえるが、何事も過ぎれば辛いだけのもの。
 何よりも、自分の下で泣いている少女のかわいそうな顔を、これ以上見ていられない。
 アルベルトは、自分の雄で押し広げられた入り口のすこし上…
先ほどまでアイシャに快楽を与えていた小さな丸みを、中指で優しく弄った。
 赤くなっていたそれは、すぐさまアルベルトの愛撫を最大限に受け入れて、
これ以上は大きくなれないと打ち震える。
 とっくに既知のものとなった感覚は、アイシャをひどく安心させた。
 大きな痛みと、痛みのすぐ近くに寄り添う快楽が同時に、
アイシャの下半身から尻、腰、背中を上っていった。
「あ…、ふ…。 あぁ…」
 下腹部を切なくさせる気持ちよさに意識をとられ、アイシャは全身の力を緩める。
 その瞬間の隙をついて、アルベルトが力強く自分の雄を奥まで突き入れた。
 せっかく薄まりかけた痛みは再びアイシャを強く捉えたが、悲痛な声にかぶせるようにして、
アルベルトは肉芽への責めを再開する。
 アイシャの体はアルベルトによって激痛と快楽を同時に打ち込まれ、
激しい波に飲み込まれていった。
 

〜〜〜〜〜続く

イタまってます。
133名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:03:40 ID:RUuejhY2
いやGJです!ってまだこれからがすごいのか…!?ハァハァ
>>125氏の投下も楽しみです!
134前スレ514:2005/06/20(月) 04:29:15 ID:mipsdIv4
アル×バーの続き少しですができましたので投下します。
またエロくなくてすいません(っД`)

アルシフ(シフアル)、アルアイ来てるー!
萌えです。続き楽しみにしてます(*´∀`)
135アル×バー:2005/06/20(月) 04:33:35 ID:mipsdIv4
「…え?」

大きな目をさらに大きくして、バーバラが聞き返すと、
アルベルトはクスッ、といつもの無邪気な顔で笑い

「冗談ですよ。バーバラさん。」
と付け足した。
「冗…談?」
「ええ、すみませんでした。
 ただ、あなたが不用意に慰めるなんて口にするもんですから。」
「それは…ッ!」

―意味が違う。
と言いかけて、バーバラは押し止まった。
自分の言動で、彼の自尊心をこれ以上傷つけてはいけない。
以前としてアルベルトに組み敷かれたまま、
目の前にいるのは、無邪気な少年ではなく、
一人の男だということをバーバラは悟った。

「…こんなこと、どこで覚えたの?」

できるかぎり、平静を装いバーバラが尋ねた。
意外な問い掛けに、アルベルトは少し驚きながらも、

「貴族たるもの、いかなる時も女性に恥をかかせてはなりません。
 信じられないかもしれませんが、これも嗜みの一つなんです。」
「えっ、なん…んっ!」

聞き返そうとした瞬間、再びアルベルトの口がバーバラの口をふさぎ、言葉を遮る。

136アル×バー:2005/06/20(月) 04:36:21 ID:mipsdIv4
「んっ…」

甘くて強い酒の匂いと、差し込まれる柔らかい舌の感触。
必死で抵抗しようとすれば、抗えれるはずなのに、何故か身体が思うように動かない。
いたわるようなアルベルトのキスは、バーバラの頭の中をじわりと痺れさせていく。
不意に、アルベルトが顔を上げ、掴んでいた腕を放すとくるりと後ろを向いた。

「アル…?」

バーバラは突然のことにまたも混乱しながら、
ゆっくりと上体を起こすと、少し乱れた呼吸で背中を向けたままのアルベルトに呼び掛けた。

「…ッすみません。こんなこと、するつもりは…。もう、部屋に戻ります。」

表情は見えないが、アルベルトがどんな顔をしているのかバーバラは分かった。
ああ、いつものかわいいアルだ―。
バーバラはホッとし、懐かしさからくる様な愛おしい気持ちになり、
立ち上がろうとするアルベルトを後ろからやさしく抱き締めた。
アルベルトの身体が強張るのを感じながら、また耳元で囁く。

「女に恥はかかせないんでしょ?だったら、途中で止めないで。…ね?」
137前スレ514:2005/06/20(月) 04:37:54 ID:mipsdIv4
なんか読み返すとアルベルトの性格がごちゃごちゃ…。
すいません、酒の勢いというやつにしといて下さい…(´・ω・`)
138名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 05:51:09 ID:N2IHqJug
顔文字いらんから
139名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 06:38:47 ID:LE3Zqm94
そんな言い方するなよ
140名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 16:08:16 ID:CVzBUzQw
アルベルトGJ!
141名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 19:28:32 ID:FIVGUapZ
ここって鬼畜あり?
イスマス崩壊で苛立ちを抱えたディアナが
皇女という未来有望のクローディアに嫉妬して苛めまくった挙句
静止に来たグレイまで巻き込むっていう
話を思いついたんだが…かなり捩れた内容になりそうで…
142名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 19:36:52 ID:iICue1nT
事前に一言添えれば基本的になんでもアリだと思うよ。
嗜好は人それぞれなんだし。
143名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 20:38:40 ID:IU0u/HMN
鬼畜はなし
144名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 20:40:57 ID:AaldQJNa
嫉まれていじめられるクローディア見たい!
最後はグレイとラブラブ?
145名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 20:59:05 ID:gj67jO2c
>>144
いいからお前はすっこんでろ
146名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:05:51 ID:88QXOaAw
いやいい加減ネタとか騙りじゃないのか
147名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:07:59 ID:AaldQJNa
鬼畜はなしとか書く方が
邪魔してるんじゃない?
ここは一つのカプにこだわったら
いけないスレなんじゃないの?
148名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:10:51 ID:Bdkjqh50
うわあ本物だった
149名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:12:12 ID:gj67jO2c
ひとつのカプにこだわったらいけないスレなのに
建前を掲げている本人がいつもこだわってる件
150名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:15:20 ID:AaldQJNa
カプにこだわったらいけないのに
シチュに文句つけるのはいいのはおかしくない?
151名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:15:35 ID:Ca5L2OOU
>>144=147
スレの癌キタ━━(゚∀゚)━━!!
スレ衰退の原因キタ━━(゚∀゚)━━!!
カエレ(・∀・)!!!
152名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:23:46 ID:gj67jO2c
>>150
お前はクローディアが嫉妬されてグレイが制止する(=嫌ってはいない)
鬼畜シチュだから受け入れているだけだ
グレイがクローディア以外の女キャラを好きで好きでたまらなくて
レイーポしてしまうようなSSが投下された時は
鬼畜ってちょっと…とかレスするだろう
間違いない

ちなみに鬼畜は嗜好が別れるのでこんなスレもある。
どちらに投下するかは職人と住人次第
【レイプ】鬼畜陵辱スレ【スカトロ】 第二章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112359376/
153名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:41:59 ID:iTqKGoL1
>>152
同じ事を書こうとしてたw

グレイを好きなクローディアが、グレイと両思いの女キャラを
ねたんで苛めぬく鬼畜話が投下されたら文句を言うだろうってw
154名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:45:20 ID:AaldQJNa
>>153
クローディアは誰かを
いじめる子じゃありませんが?
155名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:48:36 ID:FIVGUapZ
141だが全員レスサンクス。
ここに投下するのはやめておきます。
書くなら>>152のとこに。
愛も恋もなくディアナが本能のまま動く事がメインの話なんで…
156名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:50:50 ID:Ca5L2OOU
>>154
それをいうならディアナだって誰かをいじめるような子じゃありませんが?
それともクローディアだけはそんなことしないとか寝ぼけたこというの?
話を進める上でのことなんだからディアナで受け入れるなら
もちろんクローディアでも受け入れるよね?
ここ特定のキャラやカプにこだわったらだめなスレなんですが?
157名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:21:46 ID:DMw82Z02
もう釣りに反応するのはやめたほうがいいのでは…
別スレでも似たようなの見たし、面白がってグレクロ厨装って
煽る奴も出てくると思う。ていうか既にいるような。
中には本物も居るみたいだけど。

これ以上グレクロ好きが肩身狭くなるのは勘弁だ。

158名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:28:21 ID:8iGHfcf0
前回反省したかと思いきやまたか‥
しかしいい加減自分もネタとか騙りに思えてきたよ。

グレクロ投下したいがこいつがいるかぎり落としずらいな;
しばらく様子をみるよ。
159名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:29:15 ID:iTqKGoL1
厨もウザイが、一見まともだけど
他人の神経をさかなでする発言もいやなものだ。
160名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:33:07 ID:CVzBUzQw
このスレの小説を待ち侘びてドキドキしてるのに…

とりあえず荒らしはスルーで!
161名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:34:41 ID:DMw82Z02
>>159
自分の発言だろうか?
何か逆撫でしたなら済まんかった。

では、次の神お待ちしています。
162名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:37:09 ID:lp4XqXwE
>>158
同士。つーか、もう落とすの諦めかけてる。
正直言って、厨かなりウザーだけど、頼むからみんなスルーしてほしい。
そうしないと目処も立たない。
163名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:39:14 ID:Kv9gCPxs
2でまで、ああいうのと係わりたくない。真性だろうが釣りだろうがヌルーがいいよ。
ここでくらいカプ厨から解放されたいよ。
164名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:40:12 ID:06Jss6dr
確かに構うのも厨なんだけどさ
AaldQJNaはもう一生ROMっててくれないか…

お前がまた何か言うかと思うと、投下できないんだよ
165名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:43:44 ID:AaldQJNa
落としてくれる人がいうなら帰る。
ごめん
166名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:53:29 ID:dOvS+rjM
落としてくれる人がいうならって…。
なんというか、こう…。



ところで既存キャラじゃなく、海賊Aとか町人BとかごろつきCとか触手とか、
そんなのを使った(不確定)×女キャラも>>152向け?
前スレの最初の頃にはあったような気がする。
167名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:02:08 ID:gj67jO2c
落としてくれる人以外の言う事は聞く価値がないってことだな
投下しますとはいわない職人もいるだろうに

>>166
そこはあくまでシチュによるんじゃないんだろうか。
不確定に強姦林間だったら向こうだろうが
不確定でも行きずり和姦シチュとかだったら
鬼畜じゃなく向こうへの投下は不適だし、
相手をあえて固定キャラじゃなくして
いわば自分×キャラとして楽しむ手法も見たことがある。
168名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:21:14 ID:zZaQXHgZ
それなら帰る、って言い方はとても成人した人間の言葉には思えんな。

どんなカプでもシチュでもサガシリーズならなんでもどんとこい!な自分でも
流石にそんなに反応されると何も悪くないのにカプやキャラまで嫌いになってしまいそうだ。
あなたと同じカップリングが苦手な人だけではなく
それが好きな人まで敵に回してるのを自覚したほうがいい。
169名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:23:48 ID:7n9XUGM0
ちょ、おまwww荒らしに反応する奴も荒らしwwwwww
うは、この言葉ひさしぶりにつかいまくりんぐwwwwwwww
170名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:28:45 ID:88QXOaAw
>>148ののんきな反応ワロタw
171名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:39:05 ID:dOvS+rjM
>>167
<いわば自分×キャラとして楽しむ手法も見たことがある。
AVの、もしも●●が彼女だったらシリーズみたいなものかな。
出来上がってから決めた方がいいね。
触手ネタになったら、触手スレに直行するよ。

>>170
「く、くせものだあー」を思い出した。
172名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:46:16 ID:6eyY4c//
txtファイルで投下すればいいじゃない

つーか、見たい見たくない関係無しに落とされてる現状で
アレは駄目とかコレは駄目とか個人の好みの域を出ないだろ
気に食わなければスルー汁
173名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 00:33:54 ID:hsXScThR
ごめ、ちょっと脱線するけど。
構うのを厨と言ってしまえばそれまでだけど、
むしろそうして投下する側の事を考えてくれる人がいるのは嬉しいよ。
私もこのスレ長いが、AaldQJNaは真性に思えて仕方ない。
それとも私の人を見る目がないのかな。

ところでAaldQJNaの「帰る」ってドコに帰るの?
174名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 00:41:22 ID:aWVHi4Oo
もうその話は終わってます。

色んな神の作品読みたい。
175846:2005/06/21(火) 00:44:03 ID:QvHNO9Pg
あんまりグレクログレクロ騒いでたから、思わず殿下クロに走った俺が来ましたよ。
おかげで新しいカプに開眼できて結果オーライっす。
そういうわけで前スレの続きです。
176846:2005/06/21(火) 00:45:48 ID:QvHNO9Pg
 優しく抱く気など、疾うに失せていた。

 薄手の夜着はいつの間にか取り払われ、クローディアは一糸纏わぬ姿となりナイトハルトの胸の中にぐったりと倒れ込んでいた。
 羞恥を感じる余裕は、もうない。
 男の指はゆっくりとクローディアの奥へと進む。
 柔らかな襞を割り、くちゅりと微かに湿った音を響かせて。
 もう一方の手は、男を知らぬにしてはあまりに豊かな乳房の感触を存分に楽しんでいた。
 尖り立つ乳首を気紛れのように摘み上げ、同時に肉芽を刺激する。
 大きく跳ね上がり掛けた腰をナイトハルトはがっしりと掴んだ。
「動くな。怪我をする」
「……?」
 とろりとした目でクローディアが問い掛けて来る。
 いいように弄ばれ、それでもせめてみっともない声だけは出すまいとでも決意したのだろうか。
 唇を噛み締めている様を見ると、苛立ちと、いとおしさの両方を感じた。
177846:2005/06/21(火) 00:47:29 ID:QvHNO9Pg
「此処は傷付き易い」
 ぷっくりとしたその部分を軽く指の腹で擦る。
「不用意に動いて、爪でも当たっては」
「……っ!」
 言う端から、押さえ切れない快楽にクローディアの腰が揺れた。
 苦笑しながら指の位置をずらす。
「こちらの方が好みか?」
 止め処なく溢れる液体の中でナイトハルトの指が上下に、左右に泳ぐ。
 クローディアはナイトハルトの膝頭を掴んで何とか耐えたが、限界の時は近い。
 唇を開くだけで、あられもない声を上げてしまいそうだった。
(どう、すれば……)
 クローディアの眦に浮かんだ涙を男の唇が拭う。
 やがてその指が更なる奥への入り口を見つけ出し、ぞろりと周囲をなぞった。
 本能的に恐怖を感じたクローディアは思わず息を呑んだ。
「怖い、か?」
 何も知らなくとも、やはり女は女。この先にあるものを予感しているのか。
 腕の中の彼女が急に身を強張らせるのを感じて、ナイトハルトはふと動きを止めた。
178846:2005/06/21(火) 00:49:09 ID:QvHNO9Pg
 男の動きが止まったことに気づいて、漸くクローディアは息を吐いた。
 勿論、これで全てが終わった訳ではないだろうけれども、少なくとも話をする余裕は出来る。
「ナイト……」
 振り向きその名を呼びかけた唇は、だが、再び男に塞がれた。
「ん……っ」
 思わず目を閉じてしまう。最初の時と同じように舌先が擽るように口内を舐る。
 ただ、今度はそうされると下腹部にじんとした甘い疼きが走った。
 気づくと自分からその口付けに応えるように舌を差し出していた。
 ただ一方的に嬲られていただけの先程までとは違い、舌先が触れ合うたびに何か優しく温かいもの湧き上がってくるかのような錯覚に囚われる。
 唇を離した時、より名残を惜しんだのは果たしてどちらだったのか。
 再び上がった息を整え、改めて話を始める前に、男は位置を変えた。
 とさり、とベッド上に仰向けにクローディアは倒される。
「殿下、」
 見上げる男の顔はランプの明かりの加減で、酷く冷たい顔をしているようにも、優しく微笑んでいるようにも見えた。
「もう少し、楽しませてやろう」
 言うなり、ナイトハルトはクローディアの足を開き、その下腹部に顔を埋めた。
179846:2005/06/21(火) 00:51:04 ID:QvHNO9Pg
ここまで。半端なとこでスマソ。
まだ続きそうな感じです、すみません。
180名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 00:53:44 ID:aWVHi4Oo
リアル投下に遭遇するとはw
GJです!てかここで続きだなんてハァハァ。
181名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 01:31:46 ID:xWIbfF8T
殿下とクロってなんか違う気が・・
182名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 02:08:05 ID:2L6nMCLP
殿下クロGJ!
続きが気になります…'`ァ(;´Д`)'`ァ
183名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 02:53:54 ID:4MuW4NFk
俺鬼畜スキーなので>>141がなんでもいいから投下してくれないかと
首をシザーマーダーみたいにブンブンしながら待ってるyooooooo
184名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 06:10:32 ID:Xv1RGlnJ
アルアイ、アルバー、殿下クロと
続き投下されてて嬉しいよ
みんなGJだ!
新作投下も期待〜
185名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:17:46 ID:Xc6/AjkV
ここで、ホークロが読みたいと言ってみる
186名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 21:47:39 ID:dMCM6qSh
殿下クロいいかも!
続き期待してます!!
187名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:51:37 ID:5tvqFxIm
皆さんGJ。色んなカプが読めて嬉しい
そして殿下ディアナをこっそりと待ってみるモレがいる
188名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 03:55:17 ID:IMYPCevu
この流れで、敢えて神×女エスパー
189名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 04:28:36 ID:NvG2NbUP
おいらはぶっちゃけエロバーが見たい。
190名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 07:22:18 ID:Jx2wYLQM
ディアナやシェリル見たい
男はアルベルトがわりあい人気?なのか
プレイしたら奴も好きになったし、×バーバラ・アイシャ・シフ
どれも違ってて
好みだったんで、マジで続き待ち遠しい
191名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 08:52:34 ID:KR6XcTnh
アルクロも見てみたい。ミンサガの。
ロマサガバージョンは悪名高いコミック版で想像出来るが、、
ミンサガの2人はどうなるか想像できんので見てみたい。

でも書き手さんが書きたいカプならどのカプでも読みたい。
新たな発見がありそうで。
192エレン陵辱:2005/06/22(水) 13:25:39 ID:686z09ok
モニカ姫を助け、ロアーヌの反乱騒動が終結した後、ユリアンはモニカ姫のプリンセスガードに
トーマスとサラはピドナへと旅立っていった。
そしてエレンはハリードの誘いも断り1人であてのない旅を続けていた。
「子供だた思ってたサラももう巣立っていったし、ユリアンもお城に入っていった
トムもクラウディウス家を助けていくんだし、私も負けてられないわね・・・」
そう思いながら足どりを早めていく。

不意に緊張が走った、左側の叢から音がきこえたのだ。エレンが戦斧を構え戦闘準備をする。
「出てきなよ!そこにいるのは分かってるんだ!」
叢から姿を現したのは3匹のリザードマンだった。リザードマンがエレンを囲むように近づいていく。
かなり危険な状況だった。数もそうだがこれまでの敵とは格段にレベルが違う。
だがそれが理解できるほどエレンはまだ成長していなかった。
「でやあァァァ!!!」
先手必勝とばかりにエレンが正面のリザードマンに突っかかっていく。
だがリザードマンはその攻撃を難なく盾で受け止め鋭い斬撃をエレンに浴びせる。
間一髪でかわしたものの革鎧がざっくりと裂けてしまう。ひるんだエレンに別のリザードマンが
攻撃する。戦斧がたたき落とされ鳩尾に強力な一撃を喰らってしまった。
さらにうずくまるエレンを嬲るように革鎧を引き裂いていく。
「クッ、殺るんなら、さっさと殺りなさいよ」
エレンがリザードマンを見上げながら言い放った。
だがリザードマンは荒い息でエレンを凝視していた。


193エレン陵辱:2005/06/22(水) 13:52:35 ID:686z09ok
「な、なによこいつら」
エレンがいぶかしげにリザードマンを見ると股間のところが異様に盛り上がっていた。
「よ、欲情してる!?わたしに!!」
リザードマンはエレンを押さえつけるとボロボロの革鎧を引き剥がし、服を引き裂いた。
「い、いやあァァァァァァ!!!」
エレンの張りのある乳房が飛び出し、リザードマンの舌が乳首や乳輪を這い回る。
「や、やめろ!舐めるな!離れろ!!」
無駄と知りつつエレンが叫ぶがリザードマンには通じるはずもない。
さらにもう1匹がエレンの脚を拡げる。エレンは必死に抵抗するがそれも儚かった。
「いやあァァァ!!やめてェェ!!そんなとこ舐めないでェェェ!!!」
リザードマンがエレンの膣に舌を這わしていく、恥ずかしさとおぞましさでエレンは胸がいっぱいになった。
エレンの膣がリザードマンの唾液とエレン自身の愛液でグショグショになると
リザードマンは鱗に覆われた巨大なモノを見せ付けるようにエレンに迫っていった。

194エレン陵辱:2005/06/22(水) 14:34:39 ID:686z09ok
「い、いや!やめて!来ないで!!!誰か助けてェェェ!!!」
エレンは体を押さえつけられ、脚を思い切り開かされた状態で懸命に叫んだ。
そして皆の誘いを断り、自分が未熟であると認めずに1人で旅を続けたことを後悔していた。
リザードマンはエレンの膣に巨大なモノをあてがうとゆっくりと捻じ込んでいった。
「いぎゃあァァァ!!痛い!痛い!痛いィィィィィ!!!」
破瓜の血がリザードマンが動くたびに流れ地面に滴り落ちる。リザードマンは知る由もないが
処女を散らされた証が儚く残った。
「いやあァァァ!!抜いて!もう抜いてェェ!!!」
エレンが哀願するがリザードマンは抜くどころかさらに奥まで貫こうとしていた。
「え!?いやだ・いやあ・入ってくるぅぅ・・お腹の中にぃぃ・・・」
激しく腰を動かすリザードマンの体がビクッと痙攣したかと思うと、リザードマンが大量の精液を放出した。
そしてエレンの膣の中に冷たくドロドロとした感触が広がった。
放心状態のエレンだったが自分の体に異変が起きているのに気づきハッとした。
「え、な、なに?動いてる・私のお腹の中でなにか動いてる・・」
リザードマンの精子がエレンの卵子に向かって泳いでいる。それを想像したエレンは絶望した。

(・・サラ・・ユリアン・・トム・・わたし・もうだめ・・孕んじゃう・・・
この化け物の子供を孕んじゃう・・・)

                                   
                                      FIN
195名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 15:08:39 ID:Dz+UIOr7
(・・サラ・・ユリアン・・トム・・わたし・もうだめ・・孕んじゃう・・・
この化け物の子供を孕んじゃう・・・)

                                   
                                      FINULLPO
196名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 21:13:24 ID:TJNJ6fuB
(・・グレイ・・ミリアム・・わたし・もうだめ・・盗られちゃう・・・
ねんがんのアイスソードを盗られちゃう・・・)

                                   
                                      な なにをする きさまらー!
197アルベルト×アイシャ19:2005/06/22(水) 23:16:35 ID:OqG9JF61
痛みを忘れさせるために与えられた快楽は、アイシャを容赦なく泣かせた。
 知らず知らずに腰がはね、その度に、角度を変える形となったアルベルトの雄が
中からアイシャを突き上げる。
「は、あ…あ、あ…ん、やあ、…い、いた…」
 理性を蕩けさせる気持ちよさと異物が入っているための痛みが、かわるがわる襲い掛かってきた。
 クリトリスを責める指はおとなしくなるどころか、アイシャの腰が動くほどに、執拗になってくる。
 波の訪れる間隔はだんだんと狭くなり、痛いと感じた次の瞬間には泣きたくなるほどの悦楽に支配される。
 絡み合った痛みと快楽はアイシャの中で、いつのまにか一つのものと化していた。
 痛いのに気持ちいい、気持ちがいいのに痛い。
 アイシャは自分の体がおかしくなってしまったと、アルベルトに訴える。
「大丈夫だよ、おかしくないから」
 そういうアルベルトの声がやけに低いことに、アイシャは気づかなかった。
「あ、あふ…、あ…! あ、やぁ…」
「もう、我慢できそうにない…。 アイシャ、すまない…」
「ア…、アル…?」
 今までアイシャの感覚を狂わせていた指が、そこからぬるりと離された。
 愛液にまみれたそれはテラテラと光り、細い糸を指先から垂らしている。
 アルベルトの指を淫猥に見せているものが、自分の中から出ているものだと
見せつけられているような気がして、アイシャは咄嗟に顔をそらした。
 その、濡れた指がアイシャの腰をしっかりと掴んだ。
 決して逃さないと、力強い力が言葉なく物語っている。
「あ…っ!」
「アイシャ」
 今まで聞いたことがないような声で囁くと同時に、アルベルトはアイシャの体をゆすり始めた。
「あ――――…っ!! あ、あ」
 痛みをごまかすための快楽は、もう与えられていない。
 今ここにあるのは、純粋な痛みだけだった。
「アル、…ああ、あ…、いた、いたい…! いたいよ…ぉ」
「すなない、アイシャ…!」
198アルベルト×アイシャ20:2005/06/22(水) 23:19:21 ID:OqG9JF61
「アル…、アル…、いた…い、…いた…ぁ、…アル…!」
「アイシャ…」
 痛いと泣くアイシャだが、拒絶の言葉は口にせず、かわりに、
親を探す子供のように両手を伸ばして助けを求める。
 アルベルトの二の腕を掴むアイシャの指は、かわいそうなほどに白くなっていた。
 指先が筋肉に食い込んでいく。
「好きだ、アイシャ。 …好きだ…」
 掴まれた腕よりも胸が痛む。  
 だが、動きを止めることはできない。
 アルベルトはアイシャの体を揺らすのを止めると、今度は自分の腰を動かした。
「――――――――あ…、あは…ぁ…! ア、アル…、ぁ…、は…!」
 奥のほうで動いていた熱が突然、外へ向かって走り出したかと思うと、また、中へ押し入ってくる。
 内側を引き出される感覚と、押し上げられる感覚にアイシャは泣き叫んだ。
 硬くて熱い物が自分の中を動き回って、自分を翻弄し突き上げている。
 痛い、痛くないのレベルではない。
 暗い世界に一人で放り出され、闇の中で体を突き上げられるような錯覚を覚えた。
 アイシャは涙を流してアルベルトに抱きつく。
「助けて、アル…助けて、…助けて…!」
 この世界にいるのは自分ひとりだというようなアイシャの声に、アルベルトはそれ以上
強引に進めることが出来なくって、辛さを堪えて動きを止めた。
「アイシャ」
「怖い、怖いよ、アル…怖いよ…!」
「私なんだよ、アイシャ。 君の中にいるのは、私なんだ。 怖くない」
 そしてアルベルトは、子供のようなキスを一つする。
(…そうだ、アルなんだ…。 私と一緒にいるのは…アルなんだ…)
 無防備な姿で震えていた少女が、ゆっくりと光の世界へ引き上げられる。
 そこには、金髪をゆらめかせて彼女を待っている少年の姿があった。
 アイシャも、ついばむようなキスを返す。
199アルベルト×アイシャ21:2005/06/22(水) 23:21:53 ID:OqG9JF61
「ア、アル…。 …んん、…ぁ…!」
 再び、激しい衝動がアイシャを襲った。  
 入り口も途中も奥も、思うまま乱される。
 だが、それはアイシャが知らない他人ではない。
「アル…、あふぅ…、あ、ああ…、…ぅあ…、んんんん、…!」
 痛みはまだあるし、内臓を押し上げられる違和感は取り除けないが、
それを与えているのがアルベルトだと思うと、不思議と愛しいものに思えてきた。
 自分の中にあるものが今、どこを責めているのかも感じられる。  奥へ行き、奥から戻り。
 時折、手に持ったアイシャの腰を激しく揺らす動きの一つ一つが、新しい感覚を開かせた。
 最奥に至るまでの壁をこすられるたびに、自分の手で慰めることが出来ない悦楽が浮かんでくる。
「あ…ん、ん…アル…、…ぁ…は…」
 今までとは違うものが声に混じってきたのを、アルベルトは確かに聞いた。
 わざと力強くそのあたりを攻めてやれば、ひときわ声が高くなり、その声はますますアルベルトを興奮させる。
「あん、あ…アル、そ、そこ…だめ…、だめ…」
 だめといわれて素直に引き下がる男などおらず、アイシャは身を震わせるたびに自らをますます追い詰めていく。
 痛みも違和感も、新たな愉悦に飲み込まれた。
 全てを内包した快楽が、ひたすらアイシャを支配する。
 まるで、光に突き上げられ、抱かれているようだった。
「やだ、やめて…お願い、アル…やだ、やだぁ…、あ…、ああ…!」
 快楽だけがアイシャの全てとなり、脳も、指も心臓も全てアルベルトのものとなった。
 アイシャは、自分の中でアルベルトがどんどんと育っているのを感じ、喜びに震える。
 震えながらも、口から出る言葉はやめてと懇願する言葉だけだ。
 その度にアルベルトは、やめない、と呪文のように返し、アイシャを翻弄する熱の強さを更に誇示する。
 アイシャも無意識に腰を動かしそれに応えた。
「アル…、好き…、好き…。 好き…、好き…」
「私も、好きだ…アイシャ、君が好きだ…」
 アルベルトの顔が苦しそうに歪む。
 自分を狂わせている男の顔が子供の猿みたいで、アイシャは泣きながらも少し笑ってしまった。
 同時に、もっと愛しくなる。 
200アルベルト×アイシャ22:2005/06/22(水) 23:23:38 ID:OqG9JF61
「アル、お願い、このまま一緒に…」
「一緒に…、ああ…」
 言うや否や、アルベルトは一番奥まで激しく突き上げ、 
泣いて身をよじるアイシャを自分の方へ引き戻して左右に揺さぶり、
アイシャが背中をしならせて体を震わせれば掌を膝頭まで移し、大きく脚を開かせた。
 初めての性交で恥ずかしい格好をさせられて、アイシャの神経は焼ききれてしまいそうだった。
 シーツを掴んで背中を浮かせ、腰を打ち付けてくるアルベルトの全てを受け入れた。
 アルベルトの動きには余裕も時間もなく、解放だけを求めてひたすらにアイシャを犯し続ける。
 二人の頂点はすぐそこに見えていた。
「アイシャ、中に…」
「うん、は…ぁ、あ、いい…、いいよ…。 アルぅ…!」
 何が“いい”のか。
 それを思うことなく、アルベルトはアイシャの脚を最大限に開かせて頂点を目指す。
「――――ぁ、あは…、ああ! アル、あ…、いや、奥…に…!」
 被虐めいた声が部屋に響く。
 呼吸が間に合わずに意識が飛びそうになった直前、アルベルトはアイシャの中に白濁を吐き出した。 


「あのシーツ、明日の朝、見られちゃうんだよね…」
「…そうだね」
 バスルームから戻ってきた二人は、自分たちの情事の跡がはっきりと残っているシーツを見てため息をつく。
「まあ…私たちは若いから、宿屋の人も納得してくれるだろう」
 どうにも繋がらない論理だが、アイシャはなんとなくうなづいてしまった。
 あいているベッドに腰を下ろすと、アルベルトがアイシャの肩に手を回した。
 セックスの間、自分の腰をつかんでさんざん好きに動かした手が、今は優しく包み込んでくる。
 アイシャがアルベルトの腰に腕を回すと、肩にかかる力がさらに強くなった。
 相手の体温が温かくて気持ちいい。
 人の体温は、心の奥に隠してあるものを吐露させる。  
「アル、さっきね」
「ん? なんだい?」
「私の中で、その…しちゃったでしょう?」
201アルベルト×アイシャ23:2005/06/22(水) 23:25:47 ID:OqG9JF61
 アイシャがそれを許してくれたのだが、性交の熱も消えた今、我に返って、
『気持ち悪かった』
 などと言われるのではないかと、アルベルトは心臓を早鐘のようにした。
 つばを飲み込む音が、体内に響く。
「…ああ…。 果てたけど…」
「赤ちゃん…出来ないかなって」
「!! あ、あか…!?」
 ぎょっとしてアイシャを見れば、緑色の目が泣き笑いでアルベルトを見上げていた。
 笑ってはいるが明らかに、悲しみに溢れているアイシャの顔。
「無理だよね。 私たち、種族が違うもの。 赤ちゃんが出来るわけないよね」
 一縷の望みを持つことも許されない自分たちの恋に、アイシャは声を震わせて涙を流した。
「ごめんね、変なこと言って。 おやすみなさい」
 ぽろぽろとあふれ出る涙を見られまいとベッドに入るアイシャを、アルベルトは後ろから抱きしめた。
「きゃ!」
 その勢いで二人ともシーツの上に倒れこんだが、アルベルトはアイシャを離すことなく、そのまま抱きしめ続ける。
「ア、アル…」
「もし、子供を授かったなら、私はきっと酷い男になる」
「!」
 腕の中にいるアイシャが身をこわばらせた。
 イスマス復興に身を捧げるアルベルトには、異種族である自分との子など荷物でしかないのだろう。
「君をニザム氏の元へ返さず、ともにイスマスで暮らすようにするだろう」
「…アル…」
「周りがどれほど反対しようが、君を娶る」
「……」
「君が故郷に戻れなくて悲しむと分かっていても、君と、私たちの子を手放すつもりはない」
 アルベルトの力強い言葉に、流れる涙は質を変えながらシーツを濡らす。
 アイシャはアルベルトの腕の中で向きを変えると、涙に濡れた顔で微笑みかけた。
「おじいちゃんなら、きっと、わかってくれるよ」
 頬に流れる涙を、アルベルトの指がそっとぬぐいとる。
202アルベルト×アイシャ24:2005/06/22(水) 23:31:09 ID:OqG9JF61
「アルの髪の毛、キラキラ光っててきれいだね…」
 突然そんなことを言われて驚いたアルベルトだが、そうかな、とだけ返すと額に唇を落とした。
 アイシャはうっとりとした気分でキレイな金髪に指を絡める。
「光の神様みたい」
「私が光の神なら、アイシャは大地の女神だね」
 恋人たちの戯言は何の気なしに続いていった。 
「アルと一緒に生きていきたいな…」
「私もアイシャと共に生きたい」

 例え、旅の終わりが恋の終わりだとしても、別れが来るその日まではずっと共にあろう、と。
 このぬくもりを離さずにおこうと。
 アルベルトは腕の中の少女を、アイシャは自分を抱きすくめる少年を思い、ゆっくりと目を閉じて眠りについた。

〜〜〜〜〜終



アルアイがとりあえず終了しました。 お付き合いくださった方には、感謝です。
この時点では、まだイスマスは水没してませんから、アルベルトもアイシャも諦めてます。

次はグレバー(予定)…ですが、69のつもりが、他にもネタが浮かんだので
どっちになるか分からない感じです。
ここで要望のあがっているものがなかなか書けない身ですが、よろしくお願いします。
他の方の続きをワクテカで待っています。
203名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 23:34:42 ID:I2T4HRgq
グッジャン!
2人ともなんていうかカワイイ…
204名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 23:39:19 ID:GM3CYvH9
ミソのアイシャって人間じゃないのか……?
205名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 23:45:52 ID:snPRfZMa
リアルタイムで読ませてもらいました。GJでした!ラブラブでイイ!
グレバーも、そしてこっそりジャミクロも待ってますよー。
206名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 00:08:36 ID:rgNf2vN0
GJ!!!
アルアイはずっと好きだったので、こんな素敵な作品読めて嬉しい!
グレバーも楽しみにしてます!
207狂気の薔薇:2005/06/23(木) 01:41:04 ID:2ibXHUu0
あの日、大切なものがすべて無くなった。
城もお父様もお母様も何もかも…
アルベルトは生きているかしら?…生きていてほしい。
…モンスターの大群が襲ってくるなんて考えもしなかった。
ましてや、それでイスマスが滅ぶなんて…
だけど私は生きていた。もう、私には何も残って無いというのに。
本当に残っていない?何も……?一瞬、私の頭にある男の顔が浮かんだ。
「殿下…」
そう呟くと、私は乱れた髪も服も直さず一歩一歩、歩き始めた。
…クリスタルシティに向かって。
208狂気の薔薇:2005/06/23(木) 01:44:03 ID:2ibXHUu0
イスマスが襲撃されたなどまるで関係が無いように
クリスタルシティは平穏だった。
傷ついた体を引きずり、歩き続ける。目にはもう城しか映っていなかった。
城にさえ着けば、殿下が助けてくれる。
…そう思っていたわ。だけど現実は違った。
「何だお前は?何をしに来た!帰れ!」
私に対して門番はそう言ったのよ。信じられない。
まるで下衆でも見るかのような目。私をイスマス城主ルドルフの娘と知っていて?
喋る気力も無かったが、ここで引き下がるわけにはいかなかった。
「私は…イスマス城主ルドルフの娘ディアナです…」
「…お前がイスマス候の娘、ディアナ様だと?」
私は必死に訴える。もうそれしか方法が無い。
だが、門番達はそれを聞くと笑い始めた。
「あっはっは。なかなか面白い話だ。
 だが、お前がディアナ様だと証明するものがあるのか?
 汚れた服、髪…どこからどう見ても物乞いではないか」
209狂気の薔薇:2005/06/23(木) 01:45:32 ID:2ibXHUu0
「な、何ですって…」
怒りに手が震える。けど、私はそれ以上反論できなかった。
子供の頃から教え込まれた剣技、礼儀作法…どれも「私」を証明できるものではない。
あまりの不甲斐なさ…自分一人の無力さにただうちひしがれた。
「さっさと帰れ。これ以上居座るなら投獄しかねんぞ」
「ま、待ってください!アルベルトは…アルベルトは来ていないの!?」
兵士の腕をつかんで必死に食い下がる。もう、誇りなんてどうでもいい。
「知らん!っつ、この…離せ!」
鈍い音がした。
「ああっ!」
普段なら、受身の一つでも取れたかもしれない。
けど、疲れ切っていた私はそのまま後ろに吹っ飛ばされ倒れこんだ。
衝槍で殴られたと分ったのは吐き出した自分の血を見てからだった。
「うっ…ごほっ、ごほっ!」
「汚い服が余計に汚れてしまったな?すまなかった」
ヘラヘラ笑いながら門番が言う。殺意を抱くほどの憎い笑い声で。
「っく…」
…私はゆっくりと立ち上がり、その場を後にした。
もうその場にいることすら、苦痛でしかなかったから。
210狂気の薔薇:2005/06/23(木) 01:46:42 ID:2ibXHUu0
「うっ…く…」
クリスタルシティを半分ほど歩いた所で私は座り込んだ。
「喉…お腹もすいたわね…」
昨日から何も食べていない。食べる事なんて忘れていたもの…
目の前に露店売りのパン屋が見えた。そっと自分のポケットに手を入れてみる。
187金…あまりにも少ない額だったけど、
この時の私から見ればそれは宝のように見えたわ。
一番安いパン一個を頼む。あまりに薄汚れた私を見て、
店の主人は不快そうな顔をしていたが、そんな事どうでも良かった。
飢えと渇きでもう我慢の限界だったから。
パンを一口ずつ丁寧に噛み締めながら、噴水の水を飲んだ。
美味しかった。今まで食べた何よりも美味しい気がしたわ。
それと同時に…自然と涙がこみ上げてきた。どうしてこうなったの…?
貴族として、ルドルフ候の娘として絶えずがんばっていたわ。
それが今では…まるで下賎のように生き延びようとしている。
そうよ、あのモンスター達さえ来なければイスマスも安泰だったわ…
そう。確かにあの襲撃がすべてを変えたのよ。

でも、完全に一人になった私には…モンスターへの怒りや憎しみのほかに
もう一つ何かを感じ始めていた。
211狂気の薔薇:2005/06/23(木) 01:48:22 ID:2ibXHUu0
……………本当に、モンスターが来なければ私は幸せだったの?
私が生まれた時、お父様とお母様はいつも私を見てくれたわ。
だからどんな習い事も嫌がらずにこなした。
必死になって覚えて、ほめてもらえる事…それが何より嬉しかった。
私だけのお父様とお母様でいてほしかった。
でもアルベルトが生まれた途端、その愛はアルベルトばかりに向けられた。
表向きには私の事も見ているつもりみたいだけど、そうじゃなかった。
アルベルトは待望の男。お父様もお母様も世継ぎの事しか考えてなかったわ。
じゃあ私は一体何?弟の世話だけしていれば良いというの?
殿下の妻だってそう。あの方がローザリアの皇太子だから喜んだのでしょう?
妻になることで私はローザリアとイスマスの繋がりを強める架け橋になる。
ただそれだけ。どんなに綺麗に着飾っても、どんなに剣を振るっても…
私個人への評価なんかこれっぽっちも無い……………
そして、今の私はそんな過去も関係なくなった薄汚れた…ただの一人の女。


…プチリ。と何かが切れた音が私の中でした。
「…ふふっ、うふふふふ」
いいわ、これから私は私らしく生きてあげる。
誰の指図も命令も受けず、誰にも縛られずに…
212141:2005/06/23(木) 01:56:34 ID:2ibXHUu0
最初に。エロくなくてすみません。
書き始めたのですが、前フリが長いので
とりあえずこっちへ書きました。内容次第で>>152のほう移ります。
というか、まだクローディアと出会って無い上に
迷いの森行ったりとまだ前フリ長そうな予感なのが…
自分でも不安になってきました…
213名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 06:52:22 ID:5Zqrzi4Z
アルアイGJ!
二人のやりとりもかわいいんで萌えました
次回作、どちらのお話でも楽しみにしてます。

>>141氏も投下してらした!
ディアナが〜この先の展開にドキドキです…
214名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 12:18:45 ID:2FZsUlGk
アルアイかわいい…(´Д`*)萌えまくりました!

>>212
なんか、そういうシーンになったら<ナントカあり>みたいな感じで書いとくと
問題ないみたいだよ。
自分はかなり期待してまっす!
215バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:47:48 ID:X+puykoC
お邪魔します。バーバラものですが、投下させてください。
変化球な話なのですが…とりあえず。

−−−−−−−−−−−−−−−−−
 女の唇と舌が淫らに舞う。
 男のペニスに絡みついたそれは、時には焦らすように浅く、時には快楽を貪りつくすように深く踊る。
「おお……」
 男は快楽の呻きをあげながら女のしろい背に両手をまわす。男の指が背すじを撫でるたび、女の腰がくねくねと卑猥に揺れる。成熟した肉体とは対照的な、少年のように短い髪の似合う花貌。
 女――バーバラの、これがもう一つの“仕事”だった。
 踊りだけではこの世界を渡っていけない。世の中には危険が嫌というほど待ち構えているのだ。パブで披露する舞いに魅せられ自分に言い寄る男達の中で、情勢に聡い者、金回りの良さそうな者、バーバラはそんな連中を目敏く見つけて関係を持ち、思うままに利用してきた。
 紅をひいた唇をすぼめ、肉棒を喉の奥深くまで導く。カリ先が狭い喉元で締めあげられるたび、男は息もたえだえに喘ぐ。
 バーバラの舌が喘ぎをもっと絞りださんとばかりに、肉竿を舐めまわし、裏筋のつけ根をたっぷり突つく。唇と頬がきゅぷきゅぷと男根を吸うようにすぼまり、そのまま美しい貌を上下に揺すってみっちりと扱きあげていく。
「おお……おお……バーバラ……」
 男がかすれた声で快楽を訴える。
216バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:49:41 ID:X+puykoC
 バーバラはベッドに投げ出された男の両手を伸ばし、自らの双乳へあてがった。張りのあるふくらみの中心に、淡いピンク色をした乳首が尖っている。男は夢中で乳房を揉みしだき、乳首をクリュッと摘みあげる。
「ん……ッ、ぅんんん……」
 バーバラのくぐもったうめきが男のモノをさらに奮い立たせる。
「バーバラ……出すぞ……おお……」
「まだダメ……」
 硬く反ったペニスを唇から離し、バーバラは言った。「もうフィニッシュなんてイヤ……もっと楽しまなくちゃ」
 男のたるみかけた腹の上に座り、太い両手をさらに胸の柔肌へ押しつける。柔らかく重たげな乳房が、男の指の間でたぷたぷとかたちを変える。
 双乳の質感からくびれた腰へつづく曲線がいっそう美しく、しろく引き締まった彼女の肢体を仰ぎ見て、男の喉がぐびぐびと鳴った。
「ねぇ、あたしの中で出したくない……?」
 腰を男の下腹部の上でうごめかせる。熟れきった太股の間にある火照りが、男のつけ根にありありと感じられる。
 男はバーバラの腰をかき抱いていた。自分の肉茎にあてがい、乱暴にこじ入れようとする。
「だめだめ」バーバラがくすくす笑う。胸毛におおいかぶさり、男の耳元に唇をよせる。赤い舌をちろちろ耳たぶに這わせながら、「あたしがもっと気持ちよく入れてあげる。そのかわり……」
「そのかわり……?」
217バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:51:05 ID:X+puykoC
「ジュエルを20、上乗せね♪」
 彼女の下で喘いでいる男、実はウエストエンドの名士でモンスター狩りの指揮も行っており、かなりの数のジュエルを所有している。バーバラはそれに目をつけたのだ。男はすでに彼女に夢中だった。
「ジュエルを20でいいんだな……はやく……はやく君の中に……」
「焦らないで……」バーバラは上体をくねらせながら、腰をゆっくり落としていく。「ここの唇で、キスしてあげる」
 ぬめりを持った花びらが、男の股間に触れた。蜜を含んだそれが猛った肉棒に優しく吸いつく。男はおおきく喘ぎ、肩をわななかせた。
 双乳を揉みたてる指に力が入り、おもわずバーバラはうめき声を洩らす。蜜に滴る花襞が、ぬめぬめと男のモノを導きはじめた。先走りの汁玉が浮かぶ突端を、甘やかに秘めた肉奥へと招き入れる。
「おおお……」
 ぬぷっ、と淫靡な音をたてて肉棒が呑み込まれていく。バーバラの腰が男の下腹部に完全に着地し、男女の陰具がしっとりと収まる。
 頭上高く伸ばされた彼女の両腕が、くなくなと優美な曲線を描く。腰を絡ませ、自分を貫く男根を身体の中心部でゆっくり扱きたてる。
 吸いつくようにそのモノを咥えた淫襞がうねうねと波打ち、腰の卑猥なうごきに合わせて柔らかく熱く締めつけてくる。
 バーバラのうごきと肉襞の妖しい蠕動に、男はただ翻弄されるばかりだった。突き上げる衝動がやめられない。
 しかし絶頂に達しようとすると、バーバラが腰を悩ましげに浮かせて彼の迸(ほとばし)りをなだめにかかる。
「バーバラ……バーバラ……」
 男のあえぎが高まっていく。
218バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:52:19 ID:X+puykoC
 可愛い、とバーバラは思う。自分のうごきに屈した声。先走った牡汁のようなその洩れ声を聞くのが、バーバラは好きだった。妖しくまろやかな腰づかいを続けたまま、「そろそろ……イっちゃおうか?」
 男は返事もできぬようだった。口端からよだれを流し、恍惚とした顔で彼女の名を繰り返す。バーバラの艶姿のうねりが昂(たか)まった。男が少女のような叫び声をあげる。
「そうよ……膣奥(なか)に……あたしのなかにもっと突き上げて……!」
 バーバラが叫ぶのと同時だった、男の腰がぴくぴくと小刻みに痙攣する。肉壷深く入り込んだ亀頭から、びゅるっ! びゅるっ! と熱いものが噴出していく。
「あ……あぁああああん……っ!!」
 しろい喉をのけぞらせ、バーバラが悦楽の声をあげる。その艶やかな悲鳴にひきずられ、男の汁がなおもどぷどぷと肉壷の奥で放出しつづけるのだった。

 やることやったら、さっさと帰ってよ。
「好きよ、だからまた来てちょうだいね」
「もちろんだよバーバラ」
 彼女の本音も知らず、男はうっとりした声をたてる。バーバラのとっておきの(営業用)笑顔を見れば、誰しも心が浮き上がってしまう。
219バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:53:14 ID:X+puykoC
「なあバーバラ、旅芸人なんて浮草稼業はやめてウエストエンドにずっと居ないか。援助は惜しまんよ」
 ジュエルの入った袋の重みをたしかめていて、男の言葉を聞いていなかった。「え? 何?」
 男がバーバラを両腕に抱く。交淫後の汗臭さが鼻孔に刺さった。ちょっと、袋を落としちゃうじゃない。ネバネバした肌をくっつけてこないで。
「お前だって、このままずっと同じ商売でいられるとは思ってないだろう。後々のことを考えて、身の振り方を決めた方がいいんじゃないのか」
「ありがとう(冗談じゃないわ)。だけど心配しないで」
 バーバラは再び艶やかな笑顔を向けて、「もっといてほしいけど、そろそろ家に戻らないと奥様にわるいんじゃない?」
 奥様、が男には少し効いたようだった。身支度を整え、「じゃあ、な。今度はいつ逢えるかな?」
「そうねえ、明日にはここを発っちゃうし……またこの地へ来たら、ってことになるわね」男を追い立てるように「じゃあね、おやすみなさい」額に軽くキスすると、馬車の外へ送り出す。
 男は何度も何度もバーバラの方を振り向きながら、暗い道を帰っていく。道端で角灯(ランタン)を持った従者がへつらうように近づき、男はそいつの気の利かなさに怒鳴っている。
 馬車の中。旅道具の山と、折り畳み式のベッド。ここが生活のすべて。
220バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:54:26 ID:X+puykoC
「エルマン! エルマン!」
 薄物を羽織り、馬車の窓から裏手にむかって仲間の名を呼ぶ。来ないじゃない、何やってんのよアイツ。
 バーバラはもう一度ジュエルの量をたしかめる。これだけあれば、ある程度スキルを覚えることができる。
 そうすれば厳しいダンジョンでも何とかなるだろう。モンスターからアイテムを奪い、また強くなれる。
 バーバラは思う。強くなって、それからどうする? 大陸中を渡り歩き、人々と出会い、彼らの相談を聞いてモンスターと戦い……それから?
「バーバラ」
 エルマンだ。バーバラの相棒。旅の生計を一手に握っている男。彼がいなければ、この旅はやっていけない。
「どうしたのよ、どこへ行ってたの」
 不機嫌な声を出してしまった。イヤだ、これじゃさっき従者に怒鳴ってた男と同じじゃない。
 ごめんごめん、とエルマンがすまなそうに言う。(この男、いつも謝ってばかり。)
 貧相な容色が、暗闇の中でより弱々しくみえる。このような商売の片棒を担いでいるくせに、ことが終わったすぐ後のバーバラをまっすぐ見ようともしない。照れたように顔を俯けて、ぼそぼそと喋りつづけている。
「バーバラ、すぐで悪いんだけどまたお客を相手してくれないかな……? パブで君の踊りを見た人がどうしても、って」
「誰よ、それ」わざと薄物をはだけながら言った。彼の耳たぶが真っ赤に染まるのがみえるようだ。
「吟遊詩人だよ。あまり、儲かる相手じゃなさそうだけれど……」
221バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:55:37 ID:X+puykoC
「よろしいですか?」
 白い姿だった。つばの広い帽子をかぶった、長い髪の男。馬車からの薄明かりではこれしか判らない。いきなり彼が出現したことに、交渉人であるエルマンが一番意表を突かれたようだった。
「驚かせてすみません。是非、こちらのお嬢さんにお会いしたかったもので」
 凛とした声音だった。吟遊詩人という名称に相応しい、透きとおった美しい声。
 へぇ、とバーバラは思う。どうやら一癖ありそうな奴らしい。「いいわよ、中に入って」露わになっている肌を隠そうともせず、潤った返事を投げた。
「バーバラ、何かあったら僕を呼ぶんだよ、外にいるからね」
 詩人が入り口へまわる間に、エルマンが小声でささやく。自分よりちいさな彼に言われても、全然頼りにならない。でも、そういってくれる心根が大好きよ、エルマン。実際はあたしの方がずっと強いけどね。
 詩人が馬車の中に入ってきた。灯にその姿が照らされる。女と見紛う美貌。すらりとした体に、珍しい形の楽器が映えている。
 近寄り難さすら感じさせる麗姿に、バーバラは思い出した。パブで踊っていたとき、壁にもたれて自分を見つめていた彼の端正な視線を。
222バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:56:13 ID:X+puykoC
「あなたの踊りは素晴らしい」
 詩人がかたちのよい唇をひらいた。声が心地好い。
 ありがとう、とバーバラはちいさく答える。踊りを褒められるのはとうに慣れているが、彼の言葉には他の人と違う響きがあるのだった。
 なぜこんなに胸がどきどきするんだろう、たかが吟遊詩人じゃないの。
「あなたの素晴らしさに、是非渡したいものがあるのです」
 来たわ。バーバラは思った。高価値のものを提示して見返りを要求する。お定まりの駆け引きだ。目の前の男もやっぱり、下卑な野郎共と同じということか。
「どんなものかしら」
 堕ちぬ男が一人としてない、滴らんばかりの色香を漂わせながらバーバラは訊く。彼の味はどんなだろう。“あのとき”になったら、どんな喘ぎ声を上げるのかしら。
 考えをめぐらすと身体がぞくぞく顫(ふる)えてくる。さあ、品物は何なの。お金? ジュエル? 重い荷物がないから違うようね。じゃあ貴重な鉱石かしら……?
「これを」
 彼が差し出したもの。それは大きな宝石だった。
223バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 12:57:55 ID:X+puykoC
とりあえずここまで。改行ヘンだったらすみません。話もちょっとクセがあるかな…?
皆様の作品楽しみに読んでます。まさに百花繚乱ですね。みんな続きがんばれー。
224名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 13:01:32 ID:ne+oEu34
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 バーバラ!詩人!
 ⊂彡

神よ、続き楽しみに待ってます
225名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 13:45:17 ID:581G4F5P
うおー
アルアイ感動しますた

他のSS神様も頑張ってください
226名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 18:36:40 ID:LsrOpiNs
エロバー?楽しみです!
ディアナ話も!
227名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 18:38:02 ID:8uX+gLQ8
>>223
超乙っすよ。

ただ改行に関しては
17インチモニタの俺の場合、2chブラウザを横幅目いっぱいに広げてようやく見やすくなるといった具合なので
15インチの人だともっと変な改行具合になっちゃうかもしれませんね。
やはり、もう少し改行入れてくれたほうが読む側にとっては嬉しいです。
228 ◆0EE6v7kR6A :2005/06/23(木) 19:54:57 ID:d5Pg8Jwh
皆さんありがとうございます〜。作品の続きは遅くなります。

>>227
あ〜やっぱダメですよね。ガイドや控え室スレを見て改行の研究します!
229名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 19:57:38 ID:7vDMHhQW
おっしゃあキター!
エロバー最高!
神様続き待ってます!
230名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 20:55:56 ID:EYJaWMKl
アルアイに萌えました!
ジャミクロが楽しみです!
231名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 20:59:45 ID:xCAXOQw8
>227
おまい人のこと言えるのかよw
232名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 21:32:53 ID:8uX+gLQ8
>>231
文章が長すぎると、ブラウザの画面調整の具合しだいで
変なところでブラウザが勝手に改行してしまうことを言ってるんだよボケ。

「小説文章としての正しい&美しい改行」をどうしたらいいかまでは、
俺だってエラそうなことは言えんさ。
233名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 21:36:21 ID:xCAXOQw8
いや改行の話だが。
専ブラで縦分割だと45文字とかでも長すぎに見えるかな。
まずIE厨はカエレ
234名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 21:38:29 ID:YMzlOJHH
え、え、え、えろばーキター!
神頑張れ!神両方頑張れ!
235名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 22:38:31 ID:JYQYFHpP
ネタ投下もせずに偉そうに改行がどうこう言ってる厨がいるな
正直こういうアホがいると書く気力失せるわ
はあ
236846:2005/06/23(木) 22:44:44 ID:rgNf2vN0
殿下×クローディア(>176->178)の続きです。



「!」
 一瞬何が起こったのかわからず、クローディアの頭の中は真っ白になる。
 我に返る暇もなく、ナイトハルトはクローディアの花芯を責め立てた。
 音を立てて熱い蜜を啜り、敏感な肉芽を柔らかな舌で舐め上げる。
「何を……殿下、殿下ぁ……!!」
 今まで耐えていた全てが吹き飛び、クローディアは言葉にならない悲鳴を上げた。
 何とか逃れようと体をねじるが、男の手はがっちりとクローディアの太腿を掴んで離さない。
 尽きることの無いかのように溢れる泉の源を見つけ、強引に其処へ舌を捻じ込んだ。
「やめ、あ、あ!!」
 閨事など全く知らぬクローディアにとって、この責めは過酷に過ぎた。
 今まで何とか保って来た誇りも冷静さも音を立てて崩れ、ぼろぼろと涙をこぼしながら陵辱者に許しを乞う。
 このままでは体の奥から湧き上がる感覚に、何もかもが飲み込まれてしまいそうだった。
 無我夢中で腕を伸ばし、男の髪を掴む。
「も、もう、やめ……んんっ!」
 引き剥がそうと必死に手に力を込めるが、不意にきつく吸われて力が抜けた。
 指に絡んだ金の髪を力なく引っ張るが、何の効果もない。
 ナイトハルトはクローディアを存分に味わい尽くしている。時折淫らな水音を響かせて。
237846:2005/06/23(木) 22:45:57 ID:rgNf2vN0
「あ、ふぅっ」
 やがてクローディアの口から鼻にかかったような喘ぎが洩れ始める。
 自分でもそれに気づいたが、押さえることも出来なかった。
 クローディアの嬌声を耳にしたナイトハルトは、動きに緩急を付けて更に責め立てる。
 それに合わせてクローディアの体も揺れた。
「おねが、もう、ゆるし……っ!」
 きつく男の髪を掴み、だが引き離すことは出来ず、かと言って引き寄せることも出来ず、
クローディアは自分の中を暴れまわる熱に耐える。
 もう限界だと、叫び出しそうになったその瞬間。
 一定のリズムを刻んでいたその動きが不意に止まり、男は漸く顔を上げた。
「辛いか?」
 静かな、余りにも静かな声でそう問われて、クローディアはすすり泣きながら頷いた。
 その表情を見て、何かを感じたのか。
 ナイトハルトは再び顔を埋め、クローディアの最も敏感な部分を激しく責め立てた。
 唇で挟み込み、舌で優しく弄ぶ。
 そうして人差し指で緩みかけた入り口の辺りをくにゅりと弄った。
「ひゃぁっ!!」
 単調になり掛けていたリズムに慣れたクローディアはその動きに付いて行けず、
舌と指とその両方に追い詰められ。
 びくびくと体を痙攣させるようにして、絶頂に達した。
238名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 22:47:56 ID:EVRaZdNj
オマエモナーと言って欲しそうな人がいますね。
239846:2005/06/23(木) 22:48:16 ID:rgNf2vN0
 くしゃりと衣擦れの音がした。
 ぐったりと倒れ込んでいたクローディアは、そのまま閉じてしまいそうな瞳を何とかこじ開けた。
 快楽で霞んだ視界に映ったのは、ナイトハルトが黒い衣を脱ぎ捨てている様。
 普段なら感じるはずの気恥ずかしさは既になく、
 生まれて初めて見る男性の裸をぼんやりと観察する。
 自分の倍はありそうな腕、幾つか傷跡の残る胸、引き締まった腹筋、そして……。
 その部分を観察し終える前に、ナイトハルトはクローディアの足を広げ体を割り込ませた。
 下から見上げる男の顔は何処までも冷静そのもの。だが、それを悔しいと思う間もなく。
 一気に最奥を貫かれた。快感の残滓を吹き飛ばすかのように。
「!!」
 先程とは違い、純粋に痛みに因る悲鳴がナイトハルトの耳を打つ。
 前戯にはたっぷり時間を掛けたつもりだが、それでもどうにもならぬものらしい。
 仕方ないかと苦笑しながら、けれど動きを緩めることはせず、きつい内部へと侵入を果たす。
「やぁ……っ!」
 シーツを濡らすほどに溢れていた愛液とは別に、
 奥へ進むごとに流れ出る液体を繋がっている部分から感じ、ナイトハルトは我知らず笑みを刻んだ。
240846:2005/06/23(木) 22:49:22 ID:rgNf2vN0
 思った通り、処女だったようだ。余計な小細工をする必要がないのは有難い。
「……姫」
 腕の中の彼女はきつく目を閉じている。ナイトハルトは気にせず、耳元に低く囁いた。
「婚姻は成立した。証立ても済んだようだ。辛い想いをさせてすまない」
「……っ」
 クローディアはやはり瞳を開けず、固く身を強張らせている。
 既に目的を果たした今、ここで止めてしまってもよかった。
 だが。ナイトハルトも既に歯止めの効かない所まで来ていた。
「……力を抜け」
 交わった部分だけでなく体中を強張らせるクローディアを宥めようと乳房に触れ脇をなぞりあげると、
ぴくりと反応するものの、それでも腕の中の彼女はまだ固い。
 愛撫を続けようと手を伸ばしかけた所で、ナイトハルトは僅か躊躇って動きを止め。
 何かに惹かれたように、耳元に口を寄せその名を呼んだ。
 クローディア、と。
241846:2005/06/23(木) 22:50:26 ID:rgNf2vN0
 名を呼ばれた。
 気のせいだろうかと思う間もなく、もう一度低く通りの良い声で名を呼ばれた。
「クローディア」
 まるで愛しい恋人の名を呼ぶように、ナイトハルトはクローディアの耳元で囁く。
「力を抜け。このままでは互いに辛い」
 クローディアは閉じていた瞼を開き、真上にある男の顔を見つめた。
 体でも心でもなく、ただこの身を流れる血だけを求めて自分を抱いた男は、
 やはり優しい顔をしているようにも、冷たい顔をしているようにも見えた。
 不意に憎悪が込み上げてくる。何故今更この男は、優しい恋人を演じて見せるのか。
「ここまで来て、初めて」
 搾り出すように声を出す。
「初めて私の名を呼ぶのですか、殿下は」
 突然言葉を発したクローディアに驚いたのか、ナイトハルトの動きが止まる。
 瞬間、二人の視線が絡まった。この長い夜の中で初めて、間近に互いを見つめ合う。
242846:2005/06/23(木) 22:51:53 ID:rgNf2vN0
「……君も」
 ナイトハルトは知らず苦く笑う。
 未だ解ろうとしない皇女を憐れんで。そんな彼女を強引に犯した自分を自嘲して。
「私の名を呼びはしないではないか」
 思いもしない返答を返されて、クローディアは目を見開いた。ナイトハルトは静かに続ける。
「我々は、そういう存在なのだ」
 名前ではなく、その役割でしか呼ばれない存在なのだ。
「この身に流れる血が全てを決するのは、私とて同じだ」
 生き方も、立場も、結婚も……恋ですらも。
「……」
 やはり返す言葉を見つけられず、クローディアは視線から逃れるように再び瞳を閉じた。
 その体から緩やかに強張りが溶けていく。ナイトハルトは腕を掴み自分の首へと絡ませた。
 クローディアも逆らわずその動きに従う。
 ナイトハルトはクローディアの瞼に一つずつ口付けを落とし、それからゆっくりと体を動かし始めた。
243846:2005/06/23(木) 22:55:12 ID:rgNf2vN0
以上でエロパート終わり。
この後結婚の証人として呼ばれちゃったアルベルト視点で後日譚付けたいのですが、
エロ無しで大丈夫でしょうか?(そんなに長くはないです)

証立て云々は破瓜の血をみんなに見せて婚姻の証としたとかなんとか
どっかで聞いてきたうろ覚えの知識からなのであまり突っ込まないでいただきたくw
244名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 22:59:32 ID:cpVHfoBa
たくさん投下されてて嬉しいです!
アルアイ良かった! ゴチです!!
ディアナもバーバラも楽しみにしてます!
245名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 23:31:09 ID:V+nl1dU5
>243
乙ですー。楽しく読ませていただきました。アルベルト視点( ゚д゚)ホスィ…

証立ては結婚初夜を家臣に公開してみしたとかそんなんだったかと思う。
まあこまかいことはきにせずかいて下され。
246名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 07:01:31 ID:MakeNOdg
GJ!
エロオンリーかと思いきや最後感情に持っていくのがツボでした。
アル視点もぜひです!
247名無したんはエロカワイイ:2005/06/24(金) 07:07:36 ID:zqAAu4kV
殿下クロイイよイイよー
アル支店まって待つ
248名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 08:58:09 ID:06Lt9/GU
一応聞きたいんだが、
エロール×ニーサ(ニーサ×エロール)とか
エロール×シェラハとかって需要ある?
249名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 09:17:54 ID:DNIBnEn5
エロシェラが読みたいです!
250名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 09:23:40 ID:MakeNOdg
どっちも読んでみたい…w

ここってホント思いがけないカプが多くて面白いなあ。
251名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 10:27:22 ID:/Z1Ie+qH
8人パーティの楽しみにしてまつ(*´д`*)
252名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 21:29:56 ID:UnKFOLMC
殿下クロおつです。後日モノも見たいです。

グレイ×シェリルとかホーク×シェリルとかも見たい気が
25345 :2005/06/24(金) 22:07:33 ID:XqHtFsWt
アルアイ、エロバー、殿下クロ、ディアナ話と、どれも美味しくいただきました!
このスレは素敵な神がたくさんいるので大興奮です。
そんな中、先日言ってたグレイ×ミリアムできたので投下します。
本番無しであんまりエローじゃないんですけど。

ではいきます。
25445 グレイ×ミリアム1:2005/06/24(金) 22:08:53 ID:XqHtFsWt
「入れてよ」
「ダメだ」
「いいじゃないちょっとくらい。減るモンじゃなし」
「…ミリアム」
「…はいはい、ホントあんたってあたいには冷たいよね」

そう言い終えると不機嫌そうに唇を尖らしたミリアムは自分の胸の谷間に挟んでいたグレイの陰茎に
舌を這わせ始め、ねっとりと舐めてゆく。

(何よ、ケチ)

こうしてグレイのモノを口淫するのはこれが初めてではなく、今は亡き仲間のガラハドと三人で
旅をしていた時には事有る毎に求めたものだ。(主にミリアムがグレイを)
それこそ数え切れない程にグレイの精を飲み込んできたのは上の唇だけ。
決して彼はミリアムが熱くしている下半身に触れようとはしない。
そのもどかしさが余計にミリアムの性欲に火をつけて「いつか繋がってやるー!」と彼女は内心呟く。
だがそんな様子は億尾にも出さず、口の中に頬張った茎を吸い、舌先で亀頭の窪みをチロチロと舐める。

「…っ…」
「んふ、ひもちひひ?」
「咥えながら、喋るな…」

思わず吐息の漏れた彼に声をかけるが口内が支配されている為言葉に成らない。
その拍子に、ミリアムの口端からつぅ…っと唾液が零れて白い肌を伝い落ちた。
25545 グレイ×ミリアム2:2005/06/24(金) 22:10:30 ID:XqHtFsWt
互いにそれ程着衣は乱されていない。
グレイは用意された部屋のベッドに腰掛けてズボンのファスナーだけを下ろした格好。
ミリアムは鍔の大きな帽子を取り、胸元を肌蹴させている。
先程伝い落ちた唾液が顎から首筋へと流れてゆく。
そんな様子をグレイは瞳を細めて見つめ、そっとミリアムの頭に両手を添えた。
僅かに唇の片端が意地悪く釣りあがる。
そして同時に、ミリアムの喉奥を突く様に彼女の頭を自分の腰へ無理やり引き寄せた。

「ぐっんんっ!!!」
「根元もしっかり舐めろよ」
「ん、んんんんんんー!!(苦しいってば!!)」
「どうした、もっと奥がいいか?」

くく、と喉を鳴らせて笑うとゆさゆさと腰を振ってまるで膣の中を犯す様にミリアムの喉を突く。
あまりの苦しさにミリアムは眉根を寄せ、ぎゅっと瞳を閉じて堪えるがそれでも彼女は負けない。
グレイが望む様に根元まで咥え込み、頭を上下に振った。
口の中にぬるりとした、ほんの少しだけ塩味のする何かの感触を覚えた。

(…感じてるんだ、グレイ…)

間違いなく先走りの蜜であるそれを舌で味わい、今度は右手を茎の根元に添える。
口を窄めて上下に動く頭に合わせて右手も根元から亀頭へ、亀頭から根元へと繰り返し繰り返し扱かせる。
どうやら先程までの余裕はないのか、グレイの喉元が天井を仰ぎ、瞳も強く伏せているようだ。
その様子に、ミリアムの秘部が触れられてもいないのにヒクヒクと蠢く。
触らずともぐっしょりと濡れているだろう其処に、ミリアムはゆっくりと左手を伸ばした。
25645 グレイ×ミリアム3:2005/06/24(金) 22:11:26 ID:XqHtFsWt
くちゅ…、とはっきりと音が聞こえる程に愛液に塗れた入り口を、さらにわざと音を立てる様に刺激する。
その間もグレイの茎を扱き、舐め続ける。
左手の中指が下着の隙間を割り、蜜壷の入り口に触れた。
そしてそのまま躊躇う事もなくずぶずぶと奥へ沈めてゆく。
予想通りミリアムの中は熱く、自分自身の指を強く締め付けている。

「ん、んん…」

声色の変わったミリアムの吐息に気づくとグレイはその様を上から見下ろす。
自分のものを咥えた女が自慰に耽るその姿にゾクゾクと背筋が震え、着実に射精感を強めてゆく。
ミリアムが自分で指を三本挿入する頃にはもうグレイを慰めることを忘れ、彼女は自慰に溺れていた。

「あ…んっ、あ…っ欲しいの…ぉ、グレイの、おちんちん欲しいよ…ッ」
「口が留守になってるぞミリアム」
「なんでっ!なんであたいはダメなの?ずっとあんたと一緒にいる、のにぃ…、は、あああっ!」
「…いいから…ほら、咥えろ」
「バカ、っ、んんん…はあ…っ、むぐ…」

一瞬だけ、グレイは切なそうに瞳を細めてミリアムを見つめた。見事な金髪に指を絡め、二、三度優しく頭を撫でると
再びミリアムの口腔を攻め立てる様に腰を振る。
ミリアムも懸命にグレイのものを愛し、そして自分のものを慰め続ける。

「…出るぞ」
「んっ、んっ、あたい、も…!」

じゅるじゅると音を立ててグレイ自身を吸い上げると鈴口を割って迸る青臭い熱がミリアムの口腔を支配してゆく。
そして、一滴も零さず口で受け止め飲み込むと同時にミリアムも軽く果て、ガクガクと体を奮わせた。

25745 グレイ×ミリアム4/ラスト:2005/06/24(金) 22:12:34 ID:XqHtFsWt







―――部屋にあるシャワーの音が響き、グレイの元へと届く。
脱ぎ捨てられたミリアムの服をちらりと横目で見るとさっきまで腰を下ろしていたベッドへ横たわり、
まだ作られたばかりなのだろう真新しい建物の天井を見上げて溜息をついた。

(…この腕に抱ければ…どんなにいいか)

一人きりになった部屋の中でそんな事をふと過ぎらせる。
ミリアムが自分に好意を寄せている事は痛い程知っていた。
彼自身も、彼女を見ていたのだから。
未だシャワールームから出てこないミリアムの顔を思い浮かべる。

(お前をサルーインとの決戦に連れて行く訳にはいかないからな…)

左を向くと視線の先にあるのは最後の戦いの為に、かつての仲間から奪ったアイスソード。
仲間を殺してまで手に入れたものは、この世界を…この世界に住むミリアムを護る為に必要な武器。
――自分は死ぬかもしれないのだ。だからこそ彼女を抱くことなど出来ない。
最後まで抱いてしまえば、きっとグレイ自身が彼女を離せなくなってしまう。

「全く、最低だな…俺は」

自嘲交じりの笑みを浮かべてポツリと呟くと再び視線を天井へと戻す。
そして先程まで金の髪に触れていた指先を唇へと添えると
まるで彼女の唇にキスする様にその指先にそっと口付けを落とした。
25845 :2005/06/24(金) 22:16:11 ID:XqHtFsWt
とりあえず短いですがここまでです。
最後のところ、なんだか妙に改行してしまってすみませんorz

殿下クロのその後が気になって仕方ありません。
グレイ×シェリルとかも面白そうですよね。
それではお邪魔しましたー
259名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 22:27:00 ID:nbHiP3ZI
GJ!GJ! エロかったっし、ラストのグレイがイイ!!
そして可哀想なガラハド……w
260名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 22:53:18 ID:/6z6Ci90
>>248
シェ、シェラハきぼん!!!
261名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 23:10:26 ID:H2zNyBtz
ホーク×アイシャ好きなんですが、年齢的に危険でしょうか…
この二人ならほのぼのっぽいですよね(*´ω`)
262名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 23:28:46 ID:UnKFOLMC
グレミリ素敵!!!
ミリアムを愛してるグレイってあんまり見ないからものすごく燃えました!!
傑作をありがとうございます!!
今度はちゃんとミリアムを抱いてあげて下さいグレイ!
263名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 23:33:51 ID:TiFvES3E
グレミリ、GJです。
しかし、やっぱかつての仲間殺すのってやばいものがありますね・・・
ゲーム内だと淡白すぎて気づかないw
エロではないけど、ころしてでもうばいとる話が読みたい今日このごろ。
264名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 23:35:46 ID:K9RH9UsD
人間じゃないとだめかな。
ゲラ=ハの紳士っぷりに何とかこー人間ともっと深く仲良くなってもらいたいと
思っているんですが。
265名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 23:48:47 ID:yGNyygpI
グレミリ禿げるほどGJ!
しかし萌えつつも今は亡きガラハドで思わず噴いてしまった
266846:2005/06/25(土) 01:19:09 ID:xoLoFPmx
お言葉に甘えて殿下クロラスト、投下させていただきます。
だいぶ削ったんですが、それでもかなりの長さに……申し訳ありません。
アルベルト視点、エロ無し(と言うかエロ後)です。
267846:2005/06/25(土) 01:19:50 ID:xoLoFPmx
 アルベルトは深夜呼び出された理由を何も知らなかったし、想像もしていなかった。
 王子がお呼びだと従者に言われ、何の疑いもなくその後ろに付いて行く。
 すまないが夜中に呼び出すかもしれない、とは前もって言われていたのだ。
 いつ呼ばれても大丈夫なように身支度は整えてあったので、すぐに対処出来た。
 ただ、途中で合流した人物に目を丸くしたが。
「どうされたのですか、こんな夜に?」
 ニーサの神殿を司る神官はアルベルトを見て、固い表情を僅かに緩めた。
「こんばんは、アルベルト。……王子に呼ばれたのです」
「あなたもですか? 一体何なのでしょうね?」
 何も解っていない風のアルベルトに困った顔をして、神官は曖昧に頷いた。
 やがて従者が足を止めた部屋が、かつて王妃のものだったことはアルベルトも知らない。
「中でお待ちです」
 アルベルトは何の疑問もなく扉を開き……中を見てぽかんと口を開けた。
268846:2005/06/25(土) 01:21:17 ID:xoLoFPmx
「扉を閉めてくれ、アルベルト」
 既に服装を整えたナイトハルトはアルベルトにそう言った。
 呆然と立ち尽くしていたアルベルトは、慌てて言われた通りに扉を閉める。
「……何のつもりかしら、ナイトハルト殿下?」
 ベッドの上に腰掛けていたクローディア――こちらも既にきっちりと服を着込んでいた――は
いつもの穏やかな声で問い掛けた。
 その穏やかさに、アルベルトは何故かひやりとさせられたが。
「先程説明した通りだ。アルベルトなら証人として不足はないだろう?」
 あなたも夜分遅くに申し訳ない、と神官に丁寧に礼をし、ナイトハルトは二人を傍に呼んだ。
 ベッドに近づくと嫌でも目に入る。
 くしゃくしゃに乱れたシーツ、所々に残る血の後、そして僅かに上気したクローディアの頬。
 流石のアルベルトも何が起こったか漸く理解した。
「で、殿下!」
 狼狽した声を上げるが、それ以上何と言ってよいのかわからず、アルベルトは黙り込むしかなかった。
「まさか本当にこのような……ニーサがお許しになるかどうか」
 一応の事情は知らされていたらしいニーサの神官が代わりのように後を続けた。
「互いに好意を持った男女の契りに、何の問題があるのだ?」
 ナイトハルトは平然とそう言い、笑みを浮かべてクローディアの手を取った。
「我々の婚姻は成立した。証人はローザリアイスマス侯爵アルベルト、及びニーサの神官アデル」
 それから神官に向き直り告げる。
「ニーサ神殿での儀式はもう少し先に延ばしたいと、姫はお望みだ。構わぬな」
「構わぬも何も……このようなこと、前例がありませぬ!」
「そこのアルベルトの両親もそうだったではないか。駆け落ち後に許しを得て式を挙げた。
我々もそれに倣いたい」
「しかし……!」
 何やら言い争い始めたナイトハルトと神官をやはり呆然と見遣って、
アルベルトはもう一度視線をクローディアに向けた。
269846:2005/06/25(土) 01:22:31 ID:xoLoFPmx
 黙り込んでいた彼女はアルベルトと視線が合うと、いつものように微笑む。
「夜遅くに、ごめんなさいね」
「いや、それは、構わないけれど……」
 クローディアは昨夜までのクローディアと何の変わりもないように、アルベルトには思えた。
「明日は早いから、早く寝た方がいいわ」
「え……」
「私も、もう休むから」
 クローディアのその言葉を聞いて、ナイトハルトが割り込んで来る。
「やはり発つのか?」
「ええ」
 クローディアは頷き……それから不意に顔を怒りに燃え立たせた。
「ええ、発ちます。あなたには関係のないことです」
「妻の出立が関係ないことはないだろう?」
 クローディアはぎらりと怒りに燃えた瞳でナイトハルトを一瞥すると。
 指に嵌めていた指輪を乱暴に抜き、男に投げ付けた。
 クローディアがその指輪を外す所を、アルベルトは初めて見た。
「あなたの妻はバファル帝国皇女なのでしょう? 私はただの森の番人、クローディア。
あなたが求める方とは、何の関わりもない人間です」
「……」
 投げ付けられた指輪を綺麗に受け止めると、ナイトハルトは何も言わず肩を竦めた。
 それからアルベルトに微笑みかける。クローディアと同じく、いつもの通りに。
「夜分遅くに済まなかった。もう休め」
 私もそうするとアルベルトに言う。
 それからクローディアに優雅に一礼し、そのまま立ち去った。
 この場に残るか後を追うか一瞬躊躇うが、神官がクローディアへの傍へ行き何か話し出したのを見て。
 自分はナイトハルトを追うことにした。
270846:2005/06/25(土) 01:23:44 ID:xoLoFPmx
「殿下!」
 すぐに追いつき、その隣より一歩下がった場所を歩く。
 言いたいことは山のようにあったが、何と言えばよいのか、わからなかった。
 ナイトハルトは自室へと戻りかけていた足を止め、アルベルトを見た。優しい瞳だった。
「ディアナには申し訳ないと思っている」
 一瞬何故ここで姉の名が出て来るのかわからず、しかしすぐに思い出した。
 そうだ、この人は姉の婚約者だったのだ。
 アルベルトは更に混乱し、もう少しでその混乱が怒りに繋がろうとした時、ナイトハルトは言葉を続けた。
「だが、彼女ならわかってくれるはずだ」
「殿下」
「イスマスが落ちた今、これがローザリアにとって最も有益な選択だと」
「……っ」
 ”有益な選択”と言う表現に、アルベルトは返す言葉を失った。
 この人はローザリアの皇太子、ナイトハルト。この国を統べる方なのだ。
 クローディアの嘆きもアルベルトの怒りも、国という大きなものの前では何の意味も持たないのだ。
 立ち尽くすアルベルトに、ナイトハルトは静かに告げた。
「明日は早くに発つのだろう? ゆっくり休め」
 そのまま立ち去る後姿に、それ以上声を掛けることも出来なかった。
271846:2005/06/25(土) 01:24:48 ID:xoLoFPmx
 翌朝。
 前日示し合わせた通り、謁見の間の前で皆落ち合った。
「やっぱりこういうとこは肌に合わないねえ。よく眠れなかったよ」
 シフが零すとバーバラは笑う。
「そお? たまにはこんな所もいいじゃない? 命の洗濯させてもらったわ」
 それからクローディアを見て、少しだけ心配そうな顔をする。
「大丈夫、クローディア? 顔色、あんまりよくないみたいだけど?」
「シフと一緒よ。豪華過ぎてあまり眠れなかったの」
 クローディアはそう言って微笑んだ。
 顔色が多少悪い以外は、いつものクローディアだった。少し安堵する。
「久しぶりに国に戻った割には、あんたも冴えない顔だね」
 そんなアルベルトを見て今度はシフが突っ込んだ。アルベルトは慌てて答える。
「え、ええ、王宮は初めてで緊張してよく眠れなかったんです。それより早く行きましょう」
 そうね、と皆頷く。
「お礼は言わないとね。あーあ、一晩の夢だったわねえ、王宮暮らしも」
「そんなに言うならあの王子に頼んでみたらどうだい? あんたなら心を動かすかもよ」
「んー、そうね、王子様は魅力的だけど、あたしみたいのはお好みじゃないでしょ」
 冗談を交わすバーバラとシフを内心冷や汗をかきながらアルベルは促した。
「そ、そんなこと、兵士たちのいる所で言わないでください。早く中へ」
 アルベルトはそう言い、謁見の間へと入っていった。
「おはよう。よく休めたか?」
 ナイトハルトは既に待っていたようだ。アルベルトたちが入って来るのを見るなり笑顔を浮かべ、
王宮内にいる時にしては珍しく、名高い黒い鎧姿でアルベルトたちを迎え入れた。
「はい」
 パーティーを代表してクローディアは答えた。傍目からは特に変わった所はない。
「殿下にはお世話になりました。また、アルベルトの同行を許可してくださったこと、感謝いたします」
「広い世界を見ることは、きっと将来本人の、ひいてはローザリアの為になる」
 なあ、と親しげにナイトハルトはアルベルトに話し掛ける。
「は、はい!」
 ナイトハルトとクローディアをちらちらと交互に盗み見ていたアルベルトは慌てて返事をした。
「では私たちは、これで」
 クローディアは再度一礼すると、そのまま背を向けた。
272846:2005/06/25(土) 01:26:26 ID:xoLoFPmx
「待ってくれ。一つ頼みがあるのだ」
 ナイトハルトは呼び止める。クローディアは足を止めたが、振り向かないまま答えた。
「何でしょう?」
「私を冒険に連れ出してくれないか?」
「……何ですって?」
 クローディアは、いやアルベルトもシフもバーバラも驚いて、皇太子を見遣った。
 ナイトハルトは鎧の音を響かせて立ち上がる。
「君たち一行に私を加えてほしいと言っているのだ。構わないだろう?」
 腕には自信があるつもりだ、と朗らかに言う。それはそうだろうがしかし。
「……ご冗談を」
「冗談ではない」
 冷たくクローディアが言うと、ナイトハルトは彼女の傍に歩み寄りそう答えた。
クローディアは不意に激昂する。
「……王子としての義務とやらがあるでしょう、あなたにはっ!」
「立派に義務を果たしているつもりだが」
 言い争いを始めた二人を、おやおやとバーバラとシフが見守っている。
薄々勘付いたのかどうなのか。
 アルベルトは何故か本人たちよりも狼狽し、二人の間に割って入った。
「殿下も、クローディアも、落ち着いてください!」
「無茶苦茶を言うあなたのご主人様に言って頂戴!」
「私は落ち着いているぞ」
 ナイトハルトはそう言った後、真剣な顔でクローディアの手を取り、跪いて恭しく口付けた。
「傍にいさせてくれ、クローディア」
 それからクローディアににっこりと微笑みかける。
「今度は一人の男として、私は君を守りたい」
 その笑顔を見てクローディアは暫し呆然とした後、顔を真っ赤に染めてくるりと背を向けた。
「……勝手にすればいいわ」
 ナイトハルトと。小さく呼ぶ声をアルベルトは確かに聞いた気がした。
「そうさせてもらう」
 ナイトハルトは笑って立ち上がり、では行くかと陽気に皆に声を掛けた。
273846:2005/06/25(土) 01:27:42 ID:xoLoFPmx
※おまけ その頃のディアナ

「ディアナー」
 アイシャは土に塗れた顔を上げて、掘り起こした岩石を持ち上げた。
「ねえねえ、これ、アビスクリスタルじゃない?」
 呼ばれたディアナはアイシャの傍に寄り鉱物をまじまじと確認する。
「その通りよ。よくやったわ、アイシャ! これでやっと武器を鍛えられるわ」
「ほんと!? よかったー、ずっと探してたもんね、ディアナ」
「ありがとう、アイシャ。あなたこそ早く家族を探したいでしょうに……」
「ううん、いいのよ! ディアナが喜んでくれるとあたしも嬉しい!」
 ほのぼのと会話を交わす女性二人を見ていると、ここが魔のカクラム砂漠の更に奥だとは信じ難い。
 ぼそぼそと男性陣は言葉を交わす。
「何で海の男のこの俺が、こんな所で穴掘りしてんだぁ?」
「知らん……あの女に聞け」
「大地の神殿にはお宝いっぱいって噂聞いて、ついてきたんだけどよぉ……」
 ディアナはにっこりと微笑みながら、ホークにグレイにジャミルを見遣る。
「さあ、先を急ぐわよ。アイシャがこんなに頑張ってるんだもの、私たちも協力しなきゃ」
 協力するのは吝かでないが、しかしこの鉱石探しには何の意味が、と三人の頭をよぎったが。
 勿論文句を言うのは控えておいた。
(アルベルト、殿下……ディアナは決してモンスター如きに負けない騎士となりローザリアへ帰ります)
 それまでどうかお待ちください、とディアナは祈るように目を閉じ。
 手にした竜槍ケレンドロウズを握り締めた。
274846:2005/06/25(土) 01:28:33 ID:xoLoFPmx
おしまい。長々とありがとうございました。
書いてみてこういう二人もありかなあと自分で納得しました。ロイヤルカップル。
ノーブレスオブリージュという奴を表現したかったのですがどうにも別方向へ。
前スレでこの二人のカプを提唱してくださった方に感謝します。
それでは皆さんの作品を楽しみにしつつ。
27545:2005/06/25(土) 01:31:16 ID:8ldDKlId
殿下クロ、リアルタイムで読ませて頂きました。
禿GJ。超GJ。
お陰で新たなカプに目覚めました。ゴチです!
276名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 01:33:03 ID:ukz7iaE3
リアルタイムキター!殿下クロGJ!
どうなることかとハラハラしながら見守ってましたが、そう来ましたかw
最後のクローディアに禿げモエです。
だがしかし…ブラッドスパルタンディアナの報復を考えると怖くて(笑えて)仕方ない…棒読み殿下は生きのびる事が
できるのか?w
277名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 02:29:25 ID:Otldnhck
ナイトハルトとクロが相思相愛になったら
ディアナはあきらめるしかないよ
278名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 03:01:52 ID:gk27dM8t
ぐっじょーぶ!
めちゃ面白いの読ませていただきました!
削ったのが勿体無いですがしょうがないですね…

でも、やっぱり旧作のナイティのイメージがあるせいか、クロに対する
感情が嘘っぽくて仕方ない…w
惚れ始めてるクロがモヘです。ディアナどうなるんだろう…
279名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 03:14:38 ID:Te3BjyCP
エロバーの続き激しくキボンヌ!
280名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 03:43:19 ID:k9DEpc1E
ディアナはかわいそうな役どころが多いな。
281141:2005/06/25(土) 05:42:01 ID:/hfRya3P
>207−211のディアナ・クロ編続きが書けたので投下します。
一応注意として、同性同士・若干の暴力ありです。
少し長い目ですが、ご了承ください。
282141:2005/06/25(土) 05:43:08 ID:/hfRya3P
 私は不必要な物を売り、旅へ出た。
 クリスタルシティから北へ、北へと進んでいく。
 別に目的があるわけでもなく、どうしてその方角へいったのか分らない。
 あの場所からとにかく離れたい。無意識に私はそう思っていたのかもしれない。
 ゴドンゴに向かう船内で、とあるカップルに出会った。
 緑色に統一された服装に身をまとった女性と、白髪で長髪の男剣士。
 出会ったと言うより、船酔いしていた女性の方を介抱してあげた際に知り合った
 というほうが正しいのかもしれないけれど。
 事情を聞いてみると、モンスターを退治しながら世界をまわっているらしい。
 いわゆる冒険者というものかしら?
 行く当てもなく、モンスターに憎悪を抱いていた私は
 彼女達に頼み、パーティーに加えてもらった。
「私はディアナ。よろしくお願いします」
 軽く微笑みながら手を出した。
「私はクローディア」
「俺の名はグレイ…」
 二人は軽く握手すると、一言だけそう呟いた。
 無表情で無愛想。その時はさすがにそれ以上喋る気はしなかったわ。
 まぁ、私はモンスターに復讐さえ出来ればいいのだから、別にいいのだけど。
283141(狂気の薔薇):2005/06/25(土) 05:45:43 ID:/hfRya3P
 それから旅は順調だったわ。
 モンスターを倒しては報酬を得る毎日。
 中には命乞いをしてくるものもいて、可笑しかった。
 「あの時」は私達が無抵抗でも容赦なく襲い、食い散らかしたくせに。
 当然許すわけもなく、笑いながら斬り捨ててあげたわ。
 死ぬ間際に見せる悲しそうな目が、私の乾いた心を震わせた…
 クローディアとも初めのうちは距離をおいていたけど、次第に打ち解け
 互いに笑顔で話ができる間柄になっていた。
 そうしていくうちに、悲しみや絶望に溢れていた私の心も次第に落ち着いていったわ。
 でも、旅を続けていくうちに私の中に疑問が浮かんできた。
 何故グレイはクローディアと旅をしているのかしら?
 荒削りだけどこれ程の腕前があるのなら、もっといい仕事もある筈なのに。
 あの子の事が…好きだから? 
 それに、クローディアの指に光る指輪…冒険者がしているに物にしてはあまりに不釣合い。
 時折、暗殺者のような者達がクローディアを狙っているように襲い掛かってくるのも気になっていた。
 
 …その時は何も分らなかったわ。そう何も。
 真実が語られる「あの日」が来るまでは。
 すべてを理解したあの瞬間から、あの女を見る目が憎悪と嫉妬へと変わったのよ…
284141(狂気の薔薇):2005/06/25(土) 05:47:16 ID:/hfRya3P
 「あの日」も普段通り日常が終わり、宿に泊まった。
 男部屋と女部屋に分かれて泊まるのも普段と一緒。
 まぁ、男はグレイしかいないのだけど。
 でも「あの日」は少しだけ日常と違ったわ。
 ベットに入り、目を塞ぐと「クローディア」と呼ぶ声が聞こえた。
 何度目をふさいでも聞こえてくる。周りに誰かいて、ささやいてくるように。
「オウル!」
 そう叫ぶと、クローディアが起き上がった。
「クローディア、貴方も聞こえたの?」
 うなずくクローディア。私だけじゃなかったのね、と安心する。
「ごめんなさい、私は迷いの森に帰らなければならないわ。
  森の魔女…オウルが呼んでいるの」
 森の魔女?確か本で読んだことがある。
 バファル帝国領内にある森の神シリルが見守る迷いの森。
 そこに森の番人として魔女が住んでいると。
 …この子がその魔女と知り合いだったなんて。
 一人でも行く。と言い張るクローディア。とにかく行ってみるしかない。
 グレイをつれて、夜も覚めやらぬうちに宿を飛び出した。
285141(狂気の薔薇):2005/06/25(土) 05:49:12 ID:/hfRya3P
 迷いの森最深部。クローディアがいなければきっと迷っていたわ。
 そこに、痩せこけ酷く老いた老婆が立っていた。
 クローディアが老婆に声をかける。
「オウル!」
「…やっと帰ってきおったか、ワシはもうすぐ死ぬ。
  お前の役に立つか分らんが、昔話をしてやろう……」
 すると、老婆は大変な事を語りだした。
 クローディアがバファル帝国の皇女である事。
 跡継ぎとして狙われたために、この森に預けられ育てられた事。
 彼女のしている指輪は帝国の皇女の証である事。
 …私の中で、全ての疑問の歯車が噛み合った。
 グレイは彼女の護衛をしている。だから離れなかった。
 時折、襲ってきた暗殺者達は跡継ぎである彼女の抹殺が目的だった。
 普通の人なら…こんな話を聞いても驚きだけで終わりだったでしょう。
286141(狂気の薔薇):2005/06/25(土) 05:50:22 ID:/hfRya3P
 …。
 だけど私の心の中には…クリスタルシティで感じたモノが再びわいてきた。
 何よ、この差は。
 私だってイスマス城主ルドルフの娘だったのよ。
 お母様はいつも言っていたわ。
 「貴方ははイスマスを継ぐ大切な子なのよ」と。 
 だから私は遊びもせず毎日のように勉強や剣技、作法を覚えた。
 この女(クローディア)が森でのうのうと遊んでいた時もずっと。
 …その責任を背負って生きていくつもりだったから。
 2倍ほど身長の違う大人がひしめく舞踏会で踊る事もあった。
 私はその中でいつも屈託の無い「偽りの」笑顔でいた。
 大人の顔色をいつも窺い、機嫌をとる事ばかり考えていたから。
 年齢が10歳も違う女にわざとドレスの裾を踏まれて転んだ事もあったわ。
「さすが、難攻不落のイスマスを継ぐお姫様。転んでも傷一つないわね」
 嫌味だった。それにも…私は笑顔で返したのよ。
 でも、アルベルトが生まれ状況が変わった。
 同じように舞踏会へ行けば「アルベルトは元気?」ばかり。私は何なの?
 あの嫌味を言った女はにっこり笑うとこう言った。
「その若さでご隠居できて結構な事ね。羨ましいわ」
 憎かった。まるで私の人生が終わったかのような物言い。
 どうして私が跡継ぎでは駄目なの?私が駄目でこの女なら何故いいの?
 勉学だってこの女の何十倍もしてる。私のほうが上じゃない。
 男ではないから?女だから?だったら目の前にいる女はなぜ帝国の皇女になれるの?
 同じ女であるのにこの差は何なの?ふざけないで………!!


 …怒りに震えている間に魔女は死んでいたわ。
 クローディアは微かに泣いていた。でもそんな事、私にはどうでもいいことだった。
287141(狂気の薔薇):2005/06/25(土) 05:52:32 ID:/hfRya3P
 その日は冒険もせず宿へ泊まった。
 グレイが言うには「あいつ(クローディア)が随分落ち込んでいるから、少し休ませたほうがいい」らしいわ。
 脆いわね。私なんか全てを失っても一人で歩いたというのに。
 すでに無きイスマスとバファル帝国。比べたってしょうがないし、
 私の気持ちがただの嫉妬だって分っている。けど………イライラした。
 部屋でそんな事を考えていると、扉が開いた。入ってきたのはクローディアだった。
「………」
 無言だった。風呂に入ってきたのか、髪が濡れていたわ。
 「先に入りました」くらい言えばいいのに。
 前なら気にしなかったけど、そんなどうでもいい事でも今はイライラする。
 …ふと思い、私はぶしつけにクローディアに質問した。
「クローディア、貴方…自分が皇女だって聞いてどう思った?」
「…関係ない。私は皇女になんかなりたくないもの」
 思いがけない返答に絶句した。何を言っているの、この女は?
 なりたくない?なりたくないですって?
 私の様になりたくてもなれぬ者もいるというのに!!
「……………どうして?」
 私はこみ上げる怒りを抑えて、理由を聞く。
「嫌。嫌なの!!私はただのクローディアでいたい。
  どうして私なの!?こんな…運命なんて知りたくなかった!」
 怒気を含んだ声を上げるクローディア。だけど私には何が嫌なのか分らなかった。
 嫌?嫌嫌嫌嫌嫌???有望な将来を恵まれた人生を約束されているというのに嫌?
 なにが、なにがよ?ええ?言ってみなさいよ!!
 怒りの爆発した私は、彼女が座るベットまで近づいて思いっきり顔を平手打ちをした。
「きゃあっ!?」
 叩いた方向に向かって倒れこむクローディア。見ると、片方の頬が赤くはれていたわ。
 私はクローディアの髪の毛を無造作に右手で掴むとぐいと持ち上げた。
「いっ…た…」
 髪の毛をつかまれ苦悶の表情をしている彼女を見て微笑み、紅くはれた頬をペロっと舐めてあげる。
「………そう。嫌なのね?じゃあ、私が貴方が皇女になれないようにしてあげるわ………」
「な…何を…」
288141(狂気の薔薇):2005/06/25(土) 05:54:20 ID:/hfRya3P
 反論しようと開けた口を唇で塞ぐ。
「んっ!?ん…んぐっ、んんん…」
 舌を入れて口内を犯す。私とクローディアの舌が絡む…とても柔らかかった。
 それと同時にクローディアの服を脱がし始める。
 風呂上りで寝巻一枚だったから、脱がすのはとても簡単だった。
 そっと…クローディアの胸に手を伸ばす。
「んーっ!?んんっ、ぷはっ!や、やめて!」
 私の接吻から必死で離れ、抵抗するクローディア。
 私は微笑むと耳元でこう囁いた。
「そんなに騒いでいいの…?隣の部屋まで聞こえるかもしれないわよ?」
「!!」
 隣の部屋はグレイ。宿の壁はあまり厚くなく、大声さえあげれば聞こえそうだった。
「どうしたの?助けに来てくれるかもしれないわよ?
  でも…今の姿を見られたら……彼はどう思うかしらね?」
 声を上げられない事を分っていながら、わざと煽る。
 するとクローディアは黙り込んでしまった。私は再び彼女の胸を触り始める。
「……っ…う…」
 ああ、やっぱり。思ったとおり。この女、あの男に惚れてるわ。
 あまりの健気さに笑みが止まらない。と同時にその恋心に腹が立つ。
 …わざと形が変形するほど力強く胸を揉んでやる。
「あくっ…いっ…た……ああっ!」
 苦痛とは違う声を一瞬あげるクローディア。
「ふふっ…いい声出せるじゃない。ゾクゾクしてくるわ」
 右手は胸をもみくだしながら左手は下腹部へと手を延ばした。
 秘所に触れるとクローディアの体が過敏に反応する。
 若干濡れていた。私は愛液を自分の指につけるとクローディアの口内へ突っ込んだ。
「んっ…!?」
「舐めなさい」
 クローディアは指を突っ込まれながら拒絶する。
「い…や…」
 呆れた。まだ反抗するなんて。その態度に苛立ちを覚える。
 私は右手を胸から離すとクローディアの首へ伸ばし鷲づかみにした。
289141(狂気の薔薇):2005/06/25(土) 05:56:20 ID:/hfRya3P
「嫌じゃないの。わかるでしょう?」
 右手に若干の力を込める。このまま力を込めれば窒息死くらいできなくない。
「勘違いしないでほしいわね。私は貴方を喜ばせるためにやってるわけじゃないの」
 殺意すら感じさせる目で睨む。するとクローディアは脅えた様子で指を舐めた。
 そう…こうして主と従者という関係をわからせないと後々困るものね。
「どう、貴方の愛液のお味は?結構私は好きよ?この味…」
 私は口から指を抜き取りその指を舐める。そして再び秘所を刺激した。
「んっ…んああっ…」
 クローディアはもう抵抗をやめたのか素直に感じ始めた。
 ゆっくり、花弁の隙間に指を入れていく。すると途中で壁のような何かに当たった。
「ふふっ」
 自然と私は笑みがこぼれた。やっぱり処女だったのね。でも…今日は壊しはしないわ。
 指を少し抜き、豆のように膨らんだ場所を執拗に弄る。
「今日はこれで終わりにしてあげる」
「ふっ、ぁあ…ん…やぁぁぁ…そこ…は…」
 クリトリスが好きなのか、さっきより声をあげ始めた。
「あっ、やっ、な、何これ…な、何かくる…も、もう変になる…あっ!」
 絶頂というものを知らず怖いのか、私に抱きついてくる。
 そっと右手を回して抱き返してあげるとギュッと掴んできた。なんて可愛いのかしら。
「いい子ね。いいわ、いきなさい。そのまま…」
「…っあ、あぁあああっ!」
 絶頂を迎えたのか体を振るわせるクローディア。
 そしてそのまま糸の切れた人形のようにベットに倒れこんだ。
「…今日はこのまま眠りなさい。私が抱いていてあげるわ」


「すー…すー…」
 私の横でクローディアが寝息をたてている。
 その横顔が妙に愛しく見え、頬にキスをした。
 …堕としてあげる。私無しでは生きられなくしてあげる。
 もう、お前は皇女なんかじゃないわ。私のモノよ…
290141:2005/06/25(土) 06:08:25 ID:/hfRya3P
前フリが長すぎですねorz ちなみにクロに船酔いさせたのは
そうでもしないと出会いが無いわけで。苦し紛れです。
何とかエロまでいけたので安心しました。
一応ここで終わりじゃなく、クロがもっと堕ちていく話や
ディアナにとって邪魔なグレイをどうするかの話もあります。
また書く気力があれば書くかもしれません。ではお邪魔しました。
291名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 09:55:54 ID:GqJQdWWo
GJ
292名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 12:34:44 ID:YLvz3x+G
>>290
GJ!!!!!
ディアナの心理状態がひねくれすぎててイイ!!ww

>>264
ゲラ=ハたんのエロ読みたい!
293名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 13:08:27 ID:CWVphS60
ゲラ=ハが紳士的にクローディアやアイシャ、バーバラ、ホークを犯す展開ムハー(*゚∀゚)=3

muha-(´∀`*)同盟
ttp://www13.plala.or.jp/tsubame41/muha/
294名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 20:51:35 ID:LY1eJfES
紳士的に犯すか! それはモエモエだな!
295名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:09:49 ID:aqMSAbJQ
ディアナここまで壊れてると、かえって気持ちいいな。
GJ。続き見たいっす。
296名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:38:35 ID:6EydswAk
ムッハーとかのが漢らしくてよいと思う。
297名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 00:25:52 ID:rr/x6PKm
>293 ツフの名前がなくてホークの名前が出ている所に
誰も突っ込まないあたりにムハー(´∀`)=3
298名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 01:46:16 ID:XKUepBDJ
(*'д`*)ムッハー

† ムッハー教 †
http://f50.aaa.livedoor.jp/~muhamuha/
299名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 02:17:14 ID:SIIzr/TN
みんな鼻息荒いぞ。ちょっと落ち着こう。な?
300名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 05:23:25 ID:Pk9/WDB7
>>293
それすげー読みたい。全部。ムハー(*´ω`*)
301名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 10:18:10 ID:pJVYSRyl
>298
Σ(゚Д゚)

>夢はAA大辞典に載る事です。
……和む……
302名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 13:17:14 ID:99UiY9vi
エロバーエロい!(´Д`*)ハァハァ……

つ、続きを楽しみに待ってるですます。
303名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 17:35:04 ID:Td3ZC/Mx
北欧神話でもゼウスとか人間の女にちょっかい出しまくりだもんね。
なのでエロバー期待してます。
妙に人間臭い神様でも、さすが神の度量でバー翻弄状態でも、この際どんなでもOK。
もう心の赴くままに書いちゃってください。心の赴くままに萌えさせていただきます。
304名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 17:38:10 ID:HsHeKTzT
ホーク×シルバーって需要ありますか?
ご希望があったら投下させてもらおうかな、とか思ってたり…。
305名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 18:28:17 ID:rb4/HyDN
>>304
щ(゚Д゚щ)カモォォォン!!! 読みたい読みたい!!!
百花繚乱こそのサガスレ!!!
306名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 18:55:51 ID:iecz69V+
>北欧神話でもゼウスとか
307名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 19:18:49 ID:ysXNfO+O
そこは全てのものをいとおしいと思って
やさしくそっと訂正してやるのがロマンシングですよ
308名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 19:32:12 ID:SIIzr/TN
神話の定義を変えるべきか神の名前を変えるべきか。
どっちがロマンシング?
309名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 23:18:24 ID:vIi33K6U
ギリシア神話のでうす
北欧神話のおーでん

併記したが、あんまロマンシングじゃない…。
エロバー&ホークシルバー全裸期待待ち。
310名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 23:53:56 ID:SIIzr/TN
全裸はやめとけ。投下される前に捕まるぞ。
311グレイ×バーバラ:2005/06/27(月) 02:11:49 ID:Xqlqg2Hz
グレイ×バーバラを投下します。 
小道具が8人パーティの方と被ってますが、ご容赦ください。
ジャミルのイメージは、共通なのでしょうか。

<前回までのあらすじ>
 生まれ育った町で女装をやらかした盗賊・ジャミル。
 あまりにもいたたまれなくなった彼は、 しばらくほとぼりを冷ますつもりで町を出たといいます。
 少年・アルベルトと出会い、戦闘や冒険・泥棒家業を重ねていったといいます。
 
 さて、そんなある日。 
 彼は、同じように冒険をしているパーティと出会いました。
 そのパーティ中、唯一の女性であるクローディア。
 そっけない態度と人見知りの激しい様子に、その逢瀬以外に縁はないと思っていたジャミルですが、
 なぜか、事件解決後、彼女はバーバラと入れ替わりに彼の(正確にはアルベルトの)
 パーティに 参加するようになりました。

 旅を共にするようになったジャミルは、一見冷淡に見えるクローディアの優しさに気づき
 どんどんと惹かれるようになったといいます。
 …しかし、ジャミルは気づいてしまいました。
 あまり感情を表に出さない彼女が、実は元パーティメンバーであったグレイに恋していたことを。
 けれども、当のグレイはクローディアの気持ちに応えるつもりはなく、 
 それどころか、新しくメンバーになったバーバラと懇ろになったといいます。

 クローディアの気持ちを踏みにじった男に対する怒りは頂点に達し、
 ある日ついに、同じ宿屋に泊まっていたグレイを思いっきり、力いっぱい殴ってしまいました。
『あんたに惚れてたクローディアの痛みはこんなもんじゃねーぞ!』
 ジャミルがそう叫んだ時、そばにいたクローディアはいいました。

『…ジャミル…あなた、何勘違いしているの? 私、グレイのこと、何も思ってないわよ…?』
 …そう、全ては恋する男・ジャミルの壮大な勘違いだったのです。
 
 その後しばらくしてから、ジャミルは1人で恐竜の卵を取りに行かされたらしいですよ。
312グレイ×バーバラ1:2005/06/27(月) 02:14:48 ID:Xqlqg2Hz
「…それは?」
 部屋に入ってきたバーバラが手にしているのは、夕焼け色の液体が入った酒瓶と二人分の小さなグラス。
 バーバラはそれには答えず、テーブルを挟んでグレイの向かい側に腰を下ろす。
 椅子を引き座るしぐさ一つにも色香が漂うが、それには、相手を落とす為の物など微塵も感じられない。
 その気になれば、地方豪族・貴族を初め、中央に食い込む有力者も陥落させられるだろうに、と、
彼女がそうしてこなかったのを分かりきって、グレイが問いかけてみる。
 バーバラは2、3度瞬きをした後、普段は見せたことのない笑みを浮かべると、
「あんたはそれでいいのかい?」
 非常に意地悪い様子で聞き返す。
 問いかけに問いかけで返されたグレイはそれに怒ることはしなかったが、
ともすれば見逃しそうになる程度の不機嫌さでもって、
「良くはないな」
 と、答えた。
 先ほどと同じように瞬きをしたバーバラは、今度は花開く笑顔を見せると、
とっておきは、ここぞという時以外には使わないものよと、なにやら穏やかでないことを口にする。
「…うム」
 グレイの唇がややへの字になるのを、奇妙な幸福感を抱きつつ見つめていたバーバラだが、
彼の視線がテーブルの上にある酒に向かっているのに気づくと、
慣れた手つきで封を開けて小さなグラスに酒をそそぐ。
 トクトクトク…と、オレンジと赤色の中間にある液体が、グラスの三分の二ほどを埋めた。
 果実酒の一種なのだろうか、甘ずっぱい香りが二人の鼻腔をくすぐる。
 悪くはないが、この香りはグレイの今までの冒険の中には存在しない。
 バーバラが掌を見せて、酒の入ったグラスを取るように進めてきた。
「……」
 グレイはいぶかしげに眉をしかめながらも、それを自分の方へ引き寄せる。
 手に持った酒を口に含むことはせず、軽く鼻をならしながら未知なる物の様子を伺っていた。
 子供のようにも見える仕草に、思わずバーバラは軽くふきだししまう。
「なんだ?」
「あんたのそんな仕草が、なんか珍しくてさ」
(それに、可愛い…)
 などとは、グレイの矜持の為にも口にしない。
313グレイ×バーバラ3(上のは2です):2005/06/27(月) 02:21:09 ID:Xqlqg2Hz
正体の分からぬ物を、うかつに口には出来んだろう」
 新しい土地での第一歩を踏み出す時にも似た気配が、グレイから漂っている。
「私が勧めるものに不安があるの?」
「お前が好んで買う種類の酒とは思えんが」
 何気ない切り返しに、バーバラは軽く舌を巻いて降参した。
「…まあね? でもさ、そんな胡散臭いものみたいに言ったら、ジャミルがかわいそうじゃない。
せっかく持ってきてくれたんだから、ご好意に甘えなきゃ」
 香りをかいでいたグレイの動きが、ピタリと止まった。
 ゆっくりと顔が上がる。
「あいつが持ってきたのか?」
 バーバラがうなづくと、ひどく真剣な面持ちで至極真面目な声で結論を出した。
「ならば、細心の注意をもって確かめねばならんな」
 バーバラは、今度こそ大きな声で笑ってしまった。

 ひとしきりバーバラが笑い終わった頃、笑われた方のグレイがコホンと一つ、咳払いをする。
「ごめん、ごめん」
 目じりにたまった涙を拭くと、バーバラは自分の近くにあったグラスをキレイな指先で挟んで
グレイの前に掲げて見せた。
「大丈夫。 毒じゃないから」
 バーバラの様子に、グレイがほう、と一言漏らす。
「お前は、これがなんなのか、知っているようだな」
 だからそれほど落ち着いていられるのかと、1人納得していた。
「うーん…。 知ってるけど、実は内心、それほど落ち着いているわけじゃあないのよね、これがまた。
知ってるからこそ、落ち着かないというか…」
 おどけたように軽く肩をすくめるバーバラに対して、グレイの髪の毛からハテナマークが飛び出す。
「…というか、あんた、これが何なのか、本当に知らないの?」
「ああ。 分からんな」
 分からないものははっきりと分からないという男、グレイ。
「これはねぇ…」
 唇を軽く尖らせたバーバラは、ふう、と悩ましげな吐息をかけ、赤い水面に波紋を広げた。
「恋人達の園って言われる場所に生えてる木から取った実で作った酒でね。
…まあ、恋人たちが、夜、飲むにふさわしい酒ってところかな?」
314グレバーしおり:2005/06/27(月) 02:25:02 ID:Xqlqg2Hz
以上、続くです。
行数を見誤ってうまく切れませんでした。

グレミリ、エロくてすこし虚無な感じが漂っててGJです。
エロシェラはなかなかかけないので、他の方の作品を楽しみにしてます。
315名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 04:18:02 ID:AG02MgpW
>>314
GJ
続き楽しみにしてます(´Д`*)ムハー
316名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 04:19:24 ID:AG02MgpW
ジャミル(´Д`*)ハァハァ
317名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 09:02:17 ID:824Khl2R
ジャミルは空回りがデフォかw
318バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/27(月) 11:42:57 ID:QLOT3iQL
皆様ありがとうございます。ちょっとですけど続きできたので投下します。
最初に書いておきますが…エロバーの濡れ場はなしです。ゴメンヨーゴメンヨー。
他のネ申に期待いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 紫色の水晶だが、こんなにも大きな物を見るのははじめてだ。
水晶は馬車の薄惚けた灯をすべて集め、キラキラと眩しすぎるほどの
光沢に変えて拡散している。
とろけそうな、しかし強い紫色の光がバーバラを打った。
「こんな高価そうなもの、あたしには勿体ないよ」
 おもわず言ってしまった。バーバラの、正直すぎる気持ちだった。
 詩人は満足そうな笑みを浮かべた。
「そう言うのならば、なおのこと」
 彼の身体からも、光が射しているようだ。
ここは本当に馬車の中なのだろうか。
まるで違う次元にいる錯覚を感じ、バーバラは混乱する。
外にいるエルマンを呼ぼうか。
ああ、なぜこんな考えを起こすのだろう、たかが詩人に対して……
「バーバラ。私はあなたのことを見ていました」
 詩人――いや、詩人と名乗る者が、淡々と口をひらいた。
「あなたは日々を懸命に生きている。
人を助け、また人を踏み台にしていることを承知しながら生きている。
野望はないが、今のままでよいのかという迷いもある」
 そして、ふうわりと微笑み、
「あなたには、己の人生を楽観視する度量がある。
この宝石は、あなたにこそ相応しい」
 何者なの。バーバラの身体が震えだす。
男が近づいてきた。バーバラはあとずさる。
逃げないで、と言う男の声の優しさに、彼女の動きが止まる。
319名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 11:45:40 ID:wk/m2lA1
>311
この話、自分にとって相当好みな部類に入りそうな予感。ヤバイ。
色っぽい進行の中に"咲い"が含まれてるとこが何とも燃え(* ´∀`)
>313のバーバラかばええ。
320バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/06/27(月) 11:47:09 ID:QLOT3iQL
 男の手が首すじにまわった。
銀の鎖をつけた宝石――アメジストが、バーバラのしろい喉元に留まる。
男の唇がたゆたうように彼女の唇に沿う。
そのまま、互いの息をやすませるように唇がかさなっていく。
 男の唇は甘く、柔らかかった。
かさねられた唇から甘美な刺激が流れこみ、バーバラを酔わせた。
その場に立っていられなくなる。
男の手が腰に添えられ、そのまま引きよせられる。
 舌がバーバラの中へ入ってきた。
甘やかな舌が彼女の舌に吸いつき、やさしく撫であげていく。
バーバラの舌がその感触をなぞるようにうごいた。
互いの舌が別の生き物のように絡み合う。
 こんなキスははじめてだった。たくさんの男と寝てきたけれど、
こんなにも心を満たしてくれるキスをした者はいなかった。
長いキスの間に、バーバラは少しだけ唇をはなして、
はぁあっ、と吐息をつく。彼女の息つぎをたしかめた後、
男はふたたび愛しげに唇をかさねていく。
唇から身体へ、じんわりと快感がひろがっていく。
長い長いキスだった。
このまま時が止まってしまえばいいとバーバラは強く願った。
 男の唇がはなれた。バーバラはせがむように男にしがみついた。
男はもう一度優しく唇に触れると、
「そのアメジストはあなたのもの。自由に使うといい」
 透きとおる声でささやいた。

−−−−−−−−−−−−−−−
改行に気をつけるあまり、かえってヘンになった気もするが…
続きは後日。
321名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 14:58:44 ID:kf4FQVxl
エロ婆キター!!

322名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 20:57:03 ID:yJ4nynDm
えろばーキタァー!濡れ場なしか…ザンネン。でもキスだけなのにエローエロロー。
改行は気にすんな、読みやすいよ〜。
323304:2005/06/27(月) 21:16:59 ID:HcEvtIjx
うわ、全裸期待待ちまで…(*´Д`)ありがとうございます。
これから、ってトコまでなんですが、投下しておきます。
あと、ホクアイが本命な所為か
シルバー→ホーク×アイシャみたいな構図になっちゃって申し訳ない…_| ̄|○

それと話題の改行がかなり多めです…。
行間を読んで頂ければコレ幸い。
では投下します〜
324304:2005/06/27(月) 21:17:43 ID:HcEvtIjx
「……まったく、しょうがねぇなこの姉御は……」
「…………んぁ〜〜〜〜、呑んだぁ……」

**

 海賊たちの楽園・パイレーツコースト。
 まさか再び、この地に足を踏み入れられるとはホークも思っていなかった。

 未練が残っていると云っても、残っていないと云っても。
 それは嘘になる。
 慣れ親しんだ雰囲気に、船が着岸した時には思わず深呼吸してしまった。

 桟橋に降り立って、足が向かうのは当然のようにパブ。
 それもやはり、慣れた道のりと風景。

 そこのテーブル席に『彼女』は、座っていた。

 「あんた、シルバーか?」
 低い声が不躾に名を呼ぶと、怪訝そうに振り向く『彼女』。
 「……ああ、あんたたち。久しぶりだねぇ」
 呼ばれた方を確認すると途端、怪訝な面差しは柔らかくほぐれ、
 こっちに来なよ、と空いた席を勧める。
325304:2005/06/27(月) 21:18:25 ID:HcEvtIjx
 ホークは先にカウンターで何かマスターと軽く会話している様子。
 マスターは一度頷いてから、所狭しと並ぶ後ろ酒瓶の群れの中から
 四角い瓶を選び出し、どん、とホークの前に置いた。
 金貨をおもむろに置いて、シルバーが促した席へ。

 「久しぶりだな。景気はどうだ?」
 「景気も何も、何もかも変わっちまって、まずは慣れるのに手一杯だよ。」
 封を開けたホークのラムの瓶と、
 置いてあったシルバーのラムの瓶が、硬質的な音を分け合った。

 ホークはそのまま瓶の口からラムを喉へと流し込む。
 瓶の中身は確かにアルコールの筈なのに、
 流し込まれるスピードは普通の飲料と大差ない。
 ホークの口がが瓶の口から離れた時には、中身は既に3分の1ほど減っていた。

 「いい呑みっぷりだねぇ。
 今時そんな呑み方するヤツ、ここでも殆ど見かけないよ。」
 「そうか?んなこたぁねぇだろ?」
 頬杖をついて、ホークがアルコールを呑んでいくのを
 楽しそうに見ていたシルバーが突如。
 「マスター!これと同じヤツ!」
 と、テーブルをバンと叩いて空けたばかりの自分の瓶を高々と掲げて見せた。
326304:2005/06/27(月) 21:19:28 ID:HcEvtIjx
**

その結果が、現状。
ホークはそうでもなかったのだが、シルバーにはハイペースだったらしく、
いきなりテーブルにバダン、と豪快な音を立てて突っ伏されてしまったのだ。

「……おい姉御、大丈夫か?」
ホークの背に負われてきたシルバーは、年季の入ったベッドにどさりと降ろされる。

最初はしっかりとベッドサイドに座っていたのだが、
時期にその体勢も保てなくなったのか。
結っていた髪を解いてから、そのままの体勢でころりと寝転んでしまった。
「ほらよ、水」
階下のフロントから貰ってきたポットのミネラルウォーター。
差し出されたグラスを受け取れる様子ではなさそうで。
呆れたように溜息をついてから、グラスの水はホークが仰った。
327304:2005/06/27(月) 21:20:14 ID:HcEvtIjx
互いの間に横たわる、気まずい空気と重い沈黙。
ホークは部屋の外へとその視線を向けるばかり。

「…………んっ」
小さく呻いてから、寝返りを打つシルバー。
ぎしりと響く耳障りなスプリングの音。
急に狭い部屋に乱反射した声に、ホークの気配がベッドサイドまで近づいてきた。


「気がついたか?」


低い声の後に、数瞬の沈黙。

覗き込んできた面差しの唇を塞ぎにかかったのは、女の方からだった。
同じアルコールの匂いを幾分含んだ、熱い吐息が時折漏れる。
しかし、塞がれた方も動じない。
不躾に口内へと侵入してきた舌に簡単に絡み取られる事もなく。
歯列の裏までも辿る自らのものではない舌の感触を確かめている。
328304:2005/06/27(月) 21:21:04 ID:HcEvtIjx
「……何のつもりだ」
「何のも何も、こんな狭い部屋で男と女がするコトつったらひとつしかないだろ?」
呆れたような溜息を漏らした男と、その唇を軽く吸い直す女。

尚も噛みつくような勢いで吸いにかかる唇を振り切り、
「先に云っておくが、そっちは十分間に合ってるんだがな?」
ホークは若干距離を置く。
「そこらへんの売女とあたしを同等に扱うとは、いい根性してるね」
「そうじゃねぇよ」

「じゃあ、あの赤毛のお嬢ちゃんかい?」
あんなヒヨコからあんたを奪い取るなんて、容易い事じゃあないか。と、小さく嗤う。

「残念ながら、嬢ちゃんは俺が奪ってきたんでな…」
あの嬢ちゃんは、俺の『王国』なんだ。と、軽く嗤った。
329304:2005/06/27(月) 21:22:08 ID:HcEvtIjx
 解っていた。
 酒場で、男の隣に座った、背の低い夕陽の艶やかな輝きを
 そのまま髪の一筋に余す事無く閉じ込めたような、鮮やかな赤毛の少女。

 そのエメラルドグリーンの瞳は、いつもあの夜闇の隻眼を見上げている。

 そして、男は少女を『王国』と云った。
 自らが命を賭して護るべき、不可侵領域なのだと。

 解っていた。
 だから、なのだろうか。

「………構わないよ」
『伝説の海賊』と銘打たれる者が浮かべるには、淡すぎる女の笑み。

 陥落したのは、女か。それとも、男か。

「なら、これ以上は云わねぇ……」
潮風に晒されてざらついた栗色の髪。
幽かに潤んで見える黒緋(くろあけ)の瞳。
勝気な笑みだけ浮かべていればよかったのに、と内心苦笑しながら。

そっと、唇を重ねた。
330304:2005/06/27(月) 21:25:21 ID:HcEvtIjx
--------------------------------------
現段階まではここまでです_|\○_
また書いてきます|彡
331名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:02:10 ID:R1WddPzh
なんとなくグレイ×シルバーキボンヌ
332名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 00:41:37 ID:dQYWX/6D
>318
エロバーキターーーー!
待ってました。
キスだけなのにえろいよ(*´Д`)
333141:2005/06/28(火) 00:52:14 ID:Lcp+5Z1S
狂気ディアナ×クロの続き書きながら
息抜きに軽く書いたクロ×ホークをこっそり投下します。
…全然エロくないですがorz
334141:2005/06/28(火) 00:53:22 ID:Lcp+5Z1S
「んっ、くぅ…ああっ!」
 俺の上でまたクローディアが果てた。
 もう何回目だったか、それも覚えてねえ。
「っ…ふぅ……はぁ…はぁ…」
 息を切らしながらも、抱きつき再び求めてくる。
 このまま離れたくないって言いたげに。
 …俺だって離れたくねえ。離したくねえよ。
 お前は俺が惚れた最愛の女性なんだ…
「疲れただろ?代わってやるよ」
「う、うん…お願い……」
 俺は体を起こして騎乗位の体勢を崩し、クローディアをベットへ寝かせる。
 とろけた表情をしている彼女を見ていると、愛しくてしょうがない。
 俺は性交中である事も忘れ、背中に手を回して抱きしめた。
 ずっとこのまま抱きしめ続けられていたら…そんな想いが俺を支配する。
「ホーク…?」
 不安そうにクローディアが問いかけてきた。
「…っと、すまねえ。お前さんがあんまり可愛く見えたんでな」
「もう……」
 苦笑いする俺に微笑むクローディア。
 …こうやって抱いてやれるのも、笑顔を見れるのもこれが最後なんだよな。
335141:2005/06/28(火) 00:54:16 ID:Lcp+5Z1S
 俺がクローディアと出会ったのはゴールドマインのPUBだった。
 酔っ払いが絡んでたのを助けたんだっけか。
 もっとも、絡まれてた本人は何が起ってるのかさっぱり分ってなかったみたいだが。
 聞けば今まで森で暮らしてたらしく、世間を知らないらしい。
 俺は彼女を冒険に誘った。世界を見てみないか?ってな。
 …正直に言えばちょっと一目惚れしてたんだが。
 いろいろな場所へ行き、色々な出来事を解決するうち
 次第に俺たちは打ち解け、互いに惹かれるようになっていた。
 このまま一生こいつと一緒に添い遂げられたらいいって…そう思ってたぜ。
 迷いの森でクローディアの出生の秘密を聞くまでは……
 ショックだった。あいつが皇女だったなんて、嘘であってほしかった。
 海賊と皇女の恋なんか…許されるわけねえ。
 それでも…俺達は離れようとはしなかった。
 この冒険が終わるまで…互いが「冒険者」でいる間は
 こうして傍で一緒にいよう。そう二人で誓い合った。

 …だが、それも終わりだ。明日はサルーインとの決戦の日。
 サルーインに敗れるなんて事は考えもしねえし、怖くもなかったが
 それより…その後に訪れる別れのほうが怖かった。
 これが終われば、クローディアは皇女としてバファルへ戻る。
 俺もそうだ。海賊として…また海へ戻っていく。
 こうなるって事は決めた事だ。………だがよ、解せねえ。
 今、俺の横で寝ている最愛の女となんで別れなきゃならねえんだよ。
 理屈は分る。だが、理屈で片付く話じゃねえんだ。
336141:2005/06/28(火) 00:57:25 ID:Lcp+5Z1S
 …寝れねえ。俺はクローディアを起こさないように起きると
 宿の屋上にあるベランダへ向かった。
 夜空は雲ひとつなく星が輝いていた。普段なら綺麗だとか思うだろうが
 そんな感慨に浸る余裕は俺にはなかった。
「…眠れませんか?」
 後ろから声がしてハッとする。振り向くと…ゲラ=ハがいた。
「あーそりゃ……明日は最終決戦だしな」
 内心はクローディアで一杯なのだが、言える筈が無い。
「嘘をついてますね、キャプテン。
  どうせ、クローディア殿のことでしょう」
「うっ…」
 図星をさされ、俺は頭をかく。
「…お前には嘘つけねえな」
「キャプテンとは長いですから。大体分ります」
 俺はため息ついて、半ば自棄気味に全部話す。
 他人に言えば少しは楽になるだろ。という気持ちからだった。
337141:2005/06/28(火) 00:58:26 ID:Lcp+5Z1S
「俺は海賊であいつは皇女だ。だから、この最終決戦が終わったら俺達は別れる。
 …それがどうしても納得できねえ。それだけだ」
「…」
 ゲラ=ハは少し黙ると、口を開いた。
「どうしてそれで別れなければならないんですか?」
「身分が全然違うじゃねえか」
「…身分が違うから一緒にいてはいけないんですか?」
「そりゃそうだろ。第一、俺と一緒にいても
   皇女みたいな裕福な生活させてやれねえし…幸せじゃないだろ」
「幸せ…裕福だったら幸せなんですか?
  では、今までの冒険は幸せじゃなかったんですね。
  キャプテンとクローディア殿が二人でいる時も…幸せじゃなかったんですね?」  
 最後の言葉を聞いてイラッとした俺は思わず怒鳴った。
「そんなわけねえだろ!」
「…その怒鳴り声を聞いて安心しました」
 ゲラ=ハはそう言うと部屋に戻っていこうとする。
「おい、ゲラ=ハ…」
「キャプテン。彼女の幸せが何か考えてあげてください。
  そして、私達は海賊なのです。欲しい物は奪う。…そうではないですか?」
 ハッとした。俺は何を悩んでいたんだろうと。
 …………どうやら、俺は陸に上がりすぎて海賊の誇りを忘れていたらしい。
「…ありがとよ」
「いえ、元のキャプテンに戻ってなによりです。
  …ああ、それともう一つ」
「ん、何だ?」
「…お二人で楽しまれるのは結構ですが、もう少し声を落されたほうがいいですよ」
「なっ…!?てめえ、聞いてやがったのか…」
「ゲッコ族は基本的に耳がいいですから」
 そう言うとゲラ=ハは屋上のベランダから出て行った。
 俺は舌打ちすると、床を蹴って恥ずかしさに頭を抱えた…
338141:2005/06/28(火) 01:05:08 ID:Lcp+5Z1S
とりあえずここまでorz
渋いおじさんと若い娘の純愛が好きです。

狂気ディアナは暴走しすぎでここ載せていいのか
分らなくなってきました…
339名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:07:04 ID:W1VI8Hfo
GJ!ゲ、ゲラ=ハ…大好きだゲラハー。全裸待ちしてたかいがあったぜ。
エロバーえろえろえろいし。グレバのバーバラたん可愛スだし
シルバーたん萌えだしゲラ=ハはゲラ=ハだし。ハァハァ。
…え?あ、はい、警察の方?あ、ちょっと待っててくださいね今パンツ穿くんで。
てなわけで狂気ディアナパンツ一丁待ち。
340名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:14:49 ID:tA4x8cl5
うおー職人様いっぱいキテルー!(゚∀゚ ≡ ゚∀゚)
341名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:47:46 ID:5SlXVIEA
ゲラ=ハタソハァハァハァハァハァハァ
342名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:58:36 ID:WpRvXEGb
ゲラ=ハたんハゲモエス
343名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 09:34:17 ID:zDdgvH/b
>>338
続き待ち。
344名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 16:32:53 ID:1jUfXdJ3
前スレのミカカタの続きはまだかー
何であのカプに限っていっつもきっちり完結させられないんだろうね。
345846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:32:58 ID:LAe3jpXF
殿下×クロ書いたものです。
ディアナかわいそ、という意見を結構いただいて慌てて書きました。
ディアナはディアナで結構楽しくやってますというつもりだったので。
グレイ×ディアナです。殿下×クロと同時にアイデアは浮かんでました。
スワッピングという訳ではないのですがw
長くなりますが、投下させてください。
346846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:34:54 ID:LAe3jpXF
「頼みがあるんだ、グレイ」
 と、久しぶりにあった同僚にジャンは昔と変わらぬ明るさで話し掛けた。
「断る」
 グレイは当然即却下したが。ジャンはがっくりと項垂れる、振りをする。
「……いきなりそれか。せめて話くらい聞いてくれても」
「お前の頼みはだいたい碌なことじゃない」
 これでもバファルの誇る情報工作員。落ち込んだ素振りに騙されてはいけないとは解ってはいるのだが。
「頼む、今回はお前じゃないとまずいんだ。バファルにはお前も少しは義理があるだろう?」
「……」
 昔から、ジャンの頼みはどうにも断り難い。グレイは溜息を吐きつつ、取り敢えず話だけは聞いてみることにした。
「とある女性のボディーガードを頼みたい。穏便にバファルから連れ出してほしいんだ」
「バファルから連れ出す……?」
 他言無用に頼むぞ、とジャンは言う。
「先日、イスマス城が落ちたのは知っているな?」
「ああ」
 あの難航不落のイスマスがモンスターの襲撃を受け落城したと言う噂は、瞬く間にマルディアスを駆け巡った。
 大陸中を巡っているグレイも当然、その話は耳にしていた。
 物騒な世の中になったと、所詮は他人事の気楽さで考えていたのだが。
「そのイスマス城主には子供が二人いたのは、知っているか?」
「知っている。この二人だけは死体も見つからなかったんだろう?
二人の姉弟の行方は杳として知れない、と。既に吟遊詩人の歌にもなっている」
「そこまで知ってるなら話は早い」
 ジャンはそう言って、そっとグレイに耳打ちする。
347846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:35:59 ID:LAe3jpXF
「そのイスマス城主の令嬢、ディアナの警護を頼みたい」
「……どういうことだ?」
「まあ、バファルの恥を晒すようで言いにくいんだが……」
 ジャンはいささか躊躇った後、続ける。
「彼女はイスマス城が落ちた後、どうやってかブルエーレに流れ着いてな。
ブルエーレ伯の手の者が拾ったはいいんだが……」
 これはまだそれ程知られてはいないんだが、とジャンはグレイに説明した。
「彼女はローザリアの皇太子の許婚でな。伯爵はいい手駒が転がり込んできたとでも考えたらしい」
「奴にそんな才覚があったのか」
「ないから困ってるんだろう。
傷付いた彼女を軟禁状態にしたはいいが、どう使っていいのかさっぱりわからない。
そうこうしているうちに怪我も治って来て、ローザリアへ帰してくれと当然ディアナは言い出した」
「……で、まだ出し惜しみして引き留めたと」
「そうだ。ブルエーレ伯だけの問題ならまだしも、ローバーン公辺りに知られると厄介だ。
おまけにローザリア皇太子はローバーン公並の野心家と来てる。
彼女がバファルにいるのが知られたら、婚約者が誘拐されたとでも言いがかりを付けられかねない。
今なら親切なブルエーレ伯が行き倒れの女性を介抱したで済む」
 なるほど、とグレイは漸く見えてきた話に頷いた。
「……で、お前が助け出したと、そういうことか」
「そういうことだ。詳しい事情は話してないが、彼女も薄々は解っているはずだ。
一刻も早く出国させたいのだが、ローザリアの王族候補がバファル国内で何かあってはまずい。
かと言ってバファルの者を付けるわけにもいかない。そういうわけで」
 いつの間にか真剣な表情に変わったジャンはグレイに頭を下げた。
「お前に頼みたい。ローザリアまでとは言わん、何とかバファルから無事に出してくれないか?」
「……」
 ジャンに真面目に頼まれると、グレイは弱い。
「……報酬ははずめよ」
「勿論だ」
 仕方なくそう言うと、ジャンは嬉しそうに頷いた。
348846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:37:52 ID:LAe3jpXF
「ディアナです、よろしく」
 ジャンから紹介された女性は、貴族の子女らしい気品溢れる凛とした女性だった。
「グレイだ、よろしく頼む」
 簡単に挨拶を済ませると、何を話していいのかよく解らなくなったが。
「ここからならまたブルエーレに戻るより、ワロン島経由で帰ることをお勧めするよ。
あそこは体を癒すにも持って来いの所だ。暫くのんびりするのもいいんじゃないか?」
 ディアナはそうアドバイスするジャンに苦笑した。
「解っているわ。ブルエーレに戻って伯爵にまた見つかりでもしたら面倒ですものね。
何だかんだ言ってもお世話になったから、お礼くらい言いたかったけれど」
 ジャンは笑顔で請け負った。
「俺から伝えておこう、伯も喜ばれるだろう。……それでは、元気で」
 ディアナも微笑んで頷く。
「色々とありがとう、ジャン。あなたも元気で」
 無事故郷にたどり着けるよう、祈っていると。ジャンはディアナに告げ、グレイに向き直る。
「グレイ、ディアナを頼んだぞ」
「ああ」
 グレイは頷く。ジャンは陽気に手を振って別れ、グレイはディアナと二人残された。
「……では、グレイ」
 気を取り直したようにディアナはグレイに向き直り告げる。
「早速ワロン島へ向かいましょう。あまり長くここにいるわけにはいかないわ」
「……一応、立場は解っているようだな」
「勿論よ。私のせいでローザリアとバファルに余計な揉め事の種を作りたくはないわ」
「……」
349846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:38:28 ID:LAe3jpXF
 グレイは改めてディアナをまじまじと見る。
 貴族の娘、しかもローザリアの皇太子の許婚と聞いて、なよなよとしたドレスに包まれた女性を想像していたのだが。
 どうやらその点については全くの杞憂らしい。
 気の強そうな女だとグレイは思い、その勘の正しさはすぐに証明された。
「グレイ、剣の稽古をお願い」
 ローザリアの騎士隊に属していたというディアナは、船の中でも暇さえあればグレイに挑んで来た。
「病み上がりじゃなかったのか?」
 グレイがそう言うと、『剣の女王』と呼ばれる小型剣を握り締めてディアナは頷く。
「だからこそ、よ。随分と体が萎えてしまったわ。薔薇騎士隊の一員として面目ない」
「……」
 グレイとて少しは名の知られた冒険者だ。当然剣の腕にはそれなりの自信がある。
 だがディアナも貴族の女性の嗜みと言うには逸脱したレベルの腕の持ち主だった。
 流石に互角とまではいかないが、それでも十本の内、三、四本は取られてしまう。
 ローザリアでは薔薇騎士隊という女性のみの部隊があるとは聞いていたが、
王の慰みの為の見世物程度に思っていたグレイは見直さざるを得なかった。
 そうしてディアナがグレイと深く関わるは、剣の稽古の時のみ。
 余計なお喋りもせず、些細なことで騒ぎ立てもしない。
 怪我が癒えたばかりと言うが、体は丈夫で、病気や船酔いもしない。
 今まで共に旅をした多くの男と比べても、理想的と言っていい旅の連れだったが。
 一つだけ、どうしても耐えられないことがあった。
350846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:39:31 ID:LAe3jpXF
 ワロン島への長い航海の間、グレイとディアナは同室だった。
 部屋がなかったせいだが、ディアナは構わないとあっさり頷き、グレイも渋々了承した。
 間違いなど起こりようもない性格を互いにしていることはすぐに明らかになり、
グレイもそして恐らくはディアナも、同じ部屋で眠ることに慣れたが。
 唯一つ、グレイには耐えられないことがあった。
 夜、眠ったディアナは酷くうなされるのだ。
 最初にグレイの目を覚まさせたのは、悲鳴だった。
 決して大きなものではないが、心に突き刺さるような声。
「父上、母上……っ!」
 何事かと起き上がったグレイの耳に飛び込んできたのは、隣のベッドでディアナがそう押し殺して叫ぶ、声。
 言葉にならない悲鳴はそれから暫く続き。
「……アルベルト……ごめんなさい……」
 かすれたような声で最後にそう呟いて、漸く静かになった。
 そっと気づかれぬよう様子を伺うが、後は静かな寝息だけか聞こえ。
 グレイも漸く安心して眠りについた。
 それから毎夜のように同じことが繰り返された。
 そのまま目覚めてしまうこともよくあるようだった。
 はっと起き上がり、それから心配そうにグレイの方を見て、起こしていないか確認する。
 そのまま口を押さえて、音を立てぬように部屋を出て行くのだ。
 扉を閉める時、すすり泣く声が微かに聴こえる。
 グレイを慮っているのか、部屋で泣くことのないよう外に出て行くのだろう。
 だが折角の気遣いも役に立ってはいない。暫くして彼女が戻って来るまで彼も眠れはしなかった。
 そうして翌朝、何事もなかったのように目覚めの挨拶を交わす。
 交代で着替えをし、身支度を整えた彼女は昨夜の名残は既にない、気丈な女騎士以外の何者でもなく。
 ただ、僅か目の縁が赤くなっていることだけに、グレイは気づかざるを得なかった。
351846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:41:06 ID:LAe3jpXF
 そんな夜が幾つか続いた、後。
 その夜もディアナは悪夢にうなされて目覚めた。口から洩れそうになった嗚咽を必死で飲み込む。
 そのまま半身を起こし、気を落ち着けるように曲げた膝に顔を乗せていたが、気の昂りは止まらず。
 諦めて外に出ようと思った、瞬間。
「ディアナ」
 突然名前を呼ばれた。ディアナは驚いて、いつのまにかベッドの脇に立った男を見上げた。
「……ごめんなさい、起こしてしまったようね」
 言い訳も何もせずディアナはそう言うと、無理に微笑んだ。
「少し気分が悪いから、甲板に出て外の空気でも吸って来るわ。気にせず寝てて頂戴」
 出来るだけ平静を装い、立ち上がる。
 グレイは黙ってその言葉を聞いていたが、低くディアナに尋ねた。
「……俺がいれば、お前は毎晩一人で泣かなくて済むのか?」
「え……」
 狼狽したディアナの腕を取り、グレイは自分の胸へと彼女を引き寄せる。
「お前が一人で泣くのを見るのは、辛い」
「グレイ……」
 言葉を失ったディアナの唇を、グレイはそっと塞いだ。
 身分の違う相手だとは知っていた。戯れに一夜の恋をするような相手でもなかった。
 それでもあまりに辛そうな彼女を見ていると、手を差し伸べずにはいられなかった。
 一時の慰めにしかならないとわかっていても。
352846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:42:13 ID:LAe3jpXF
 抵抗はあまりにもささやかで、むしろ甘やかな誘惑のようだった。
 恐らくディアナも慰めを求めていたのだろう。すぐに力を抜きグレイに全てを委ねた。
「ん……っ」
 微かに開いた唇に舌を差し込むと、おずおずと応じて来る。
 普段の彼女からは想像し難い、少女のような反応だった。
 互いの舌を触れ合わせ、絡ませ、ゆっくりと味わう。
 固く強張っていたディアナの体から緩やかに力が抜けていき、グレイは漸く唇を離した。
 そのままそっとベッドに横たえると、ディアナは恥ずかしそうにグレイから顔を逸らす。
 そうしてグレイがしっかりと着込んだ男物の夜着に手を掛けると、急にうろたえた声を出した。
「服は……脱がないと駄目なの?」
「当然だ」
 真面目に頷くとディアナは更に顔を逸らし、ほとんど枕に顔を埋めんばかりにした。
「……あまり、綺麗なものではないのだけれど」
「……どういうことだ?」
 意味がわからず尋ねるが、返事はない。気にせずにゆっくりとボタンを外していき……
 肌が露わになった時、グレイは思わず手を止めた。
 ほの暗いランプの明かりでもはっきりと解る、胸から腹にかけて残った傷跡。
 まじまじと見入るグレイに、ディアナは辛そうに告げる。
「ドラゴンの牙にやられたの。背中はもっと酷いわ」
「……」
 言われるまま、優しくうつぶせに寝かせ今度は背を確認した。ディアナは逆らわない。
 真っ白な肌に醜く残る、火傷の跡。傷のない部分が美しいだけに余計に目立つ。
「気持ち悪いでしょう?」
「……いいや」
「嫌になったら、言って。構わないから」
 ブルエーレ伯もこの傷を見た途端、顔を背けて逃げたわ、と。
 ディアナは淡々とそう言った。
353846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:43:53 ID:LAe3jpXF
「……もう、痛まないのか?」
 グレイはそっと背中の火傷の傷に手を這わす。ディアナはうつぶせのまま頷いた。
「ええ、もう痛みはないわ」
「それなら、いい」
 グレイはそう呟き、それからその背中に唇を寄せてゆっくりと傷の跡をなぞりだした。
 口付けでその傷が癒せると言わんばかりに。
「ん……」
 ぴくり、とディアナの肩が震える。気にせずグレイは丁寧に唇で背をなぞっていく。
 愛撫と呼ぶにはあまりに柔らかなその動きに、けれどディアナは徐々に息が上がっていった。
「グレイ……、無理、しないで。汚いわ」
 ディアナは掠れた声でそう囁くが、グレイは気にせず続ける。
 腰の辺りまで残る火傷の跡に全て口付けた後、グレイはディアナの体を今度は仰向けに起こした。
 グレイが胸に走る傷跡を指で辿ると、ぞくりとした感触がディアナの体を走る。
 それが不快ではなく、むしろ心地よいことにディアナは目を見張った。
「……お前らしくて、俺は好きだ」
 グレイは心からそう思って、こちらの傷跡にも口付けながら告げた。
 傷一つない乙女たちの白い肌よりも、傷に塗れた彼女の体の方が遥かに美しい。
 傷跡以外は、ディアナはグレイが想像していた通りの体をしていた。
 しなやかに引き締まった、若い雌鹿のような体。
 その中で唯一女性らしく丸みを帯びた部分に手を当てると、あつらえた様にぴったりとグレイの手のひらに収まった。
 そのまま心地よいその感触を味わっていると、ディアナが紅潮した顔で呟く。
354846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:45:43 ID:LAe3jpXF
「本当に、胸を触るのね」
「……どういう意味だ?」
「話には、聞いていたけれど。男の人は胸が好きだって。でもよくわからなくて」
 動きにくくて邪魔なものだとしか思ってなかったと言う彼女に、グレイは思わず笑った。
「邪魔は邪魔だろうが、そんなに悪いものではないと思うぞ」
 そっと唇を胸に寄せる。乳首を軽く咥えると、ディアナの唇から甘い喘ぎが洩れた。
「ん……」
 傷を辿った時よりは執拗に、繰り返し同じ箇所を舌でなぞり、唇で挟み、軽く歯を立てる。
「何だか……変な、感じ」
 掠れた声でディアナは囁いた。思わずのように手をグレイの頭に伸ばし、その髪を掴む。
 その動きに誘われるように、グレイは物足りなさそうな片方に手を伸ばした。
 指で軽く擦るとぴんと立ち上がり存在を主張する。頭の上でまた甘い声が響いた。
 暫くの間、場所を変えながらずっと胸の辺りを責め続けると、ディアナが遂に根を上げた。
「お願い……もう、だめ。耐えられないわ」
 切なげに眉を寄せ、ディアナは苦しそうにそう囁く。
 胸を弄られる内に形容し難い熱が腰の辺りに篭って来る。痛みとも心地よさとも違う、熱。
 けれどどんどんと溜まる内に、どうしようもないもどかしさを伴って来るのだ。
「……悪くないだろう?」
 グレイは漸く唇を離すと、ディアナの顔を覗き込んで真面目に尋ねた。ディアナも真面目に答える。
「悪くない、けど。駄目よ、こんなの」
「何故?」
「何故って……変、だもの、この感じ……あっ」
 ディアナに最後まで言わせず、グレイは手を下腹部に伸ばし柔らかな茂みに触れた。
 びくっとディアナの体が大きく震える。構わず、グレイは指を更に奥に埋めた。
355846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:46:39 ID:LAe3jpXF
「ちょっと、グレイ、待って。何なの、これ」
 グレイの背に縋り付きながら、うわ言のようにディアナはそう繰り返す。
 剣の稽古をしていた時の自信に溢れた彼女からは想像も出来ない姿だと思って、グレイは素直にその感想を口にした。
「可愛いな」
「かわいい……って、こんな時に……んっ」
 微かな水音を響かせてグレイの指がディアナの中で泳ぐ。その度に切なげな喘ぎがディアナの口からこぼれる。
 入り口にそっと指を進めると、思わずのようにディアナは目をつぶった。その瞳にそっと口付ける。
「……痛いか?」
「大、丈夫よ」
 まだ誰も受け入れたことがないらしいその場所をほぐすように指を進めながら、グレイは囁いた。
「こんな時まで、強がらなくてもいい」
「強がってる、訳じゃないわ。痛くないもの」
 質問が悪かったと思い、グレイは問いを変えた。
「怖くないのか?」
「……怖くなんて、ないわ。知っているもの」
 知識として知っていた所で、初めての恐怖が薄らぐ訳でもないだろうに、ディアナはそう言う。
 その気丈さが愛しいと、グレイはふとそう感じ、自分がそう感じたことに驚いた。
 不意に、優しい愛撫では我慢ならなくなる。
 今すぐにこの箇所に自分の体を埋めたいと言う欲求で一杯になった。
 グレイがそっと指を抜くと、ディアナは安心したように息を吐き、それから服を脱ぎ捨てた男の顔を不安を押し殺して見上げた。
356846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:47:24 ID:LAe3jpXF
「……後悔しないか?」
 今更止める気などない癖に、グレイは気づくとそう言っていた。微かな罪悪感は、それでも残っていたらしい。
「ええ」
 ディアナは躊躇なく頷く。如何にも彼女らしく、毅然と。
「……」
 その返事を聞いて、グレイは無言で自身を彼女の中へと突き立てた。
「……ああっ!!」
 予期していた以上の痛みにディアナの背が大きく仰け反る。
 悲鳴を吸い取るかのようにグレイはその唇を塞ぎ、宥めるように背を撫でた。
「大、丈夫。痛みには、慣れてるから」
 ディアナは無理にそう言うが、グレイはその言葉を聞いて笑えばいいのか呆れればいいのかわからなくなった。
「……こういう時に、言う科白じゃない」
 とりあえずそう囁いて、腕を繋がった箇所に伸ばして快楽の源を弄る。ひゃっとディアナの口から奇妙な悲鳴が洩れる。
 確かに痛みよりも快楽に弱いらしい。執拗に其処を責めるとびくびくとした震えがグレイにも伝わって来た。
 その震えに促されたように腰を動かし始める。
 ゆっくりとしたその動きは、だがすぐに耐え切れずに激しさを増した。
「グレイ、グレイ……っ!」
 痛みと快感に耐え兼ねて、ディアナがグレイの名を叫ぶ。
 夜毎うなされていた時と同じようでいて確かに違うその響きに、グレイの体も更に熱くなる。
「ディアナ……」
 その熱を押さえ留められなくなった瞬間、グレイはディアナの名を呼び。
 体中の熱さを彼女の体に流し入れた。
357846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:48:16 ID:LAe3jpXF
 グレイが目を覚ますと、ディアナがぴったりと寄り添うように隣にいた。
 腕の中の彼女はよく眠っているようだった。
 安らかな寝息を立てている彼女を見て安心する。少なくとも今は悪夢には苦しんでいないらしい。
 部屋に唯一ある丸窓から、朝の光が洩れてきた。もう夜明けだ。
 その光がディアナの頬を撫でた時、ふっと彼女は目を開いた。彼女を見つめていたグレイと視線が合う。
 昨夜を思い出したのか、ディアナは微かに頬を染めた。
 グレイは何と言っていいかわからず暫く黙り込み、結局つまらないことを聞いてしまった。
「よく、眠れたか?」
「ええ」
 ディアナはそう頷き、それから暫く言葉を選んだ後、そっとグレイに呟いた。
「……ありがとう。こんなによく眠れたの、本当に久しぶり」
 そう言って微笑んで、裸のまま立ち上がり窓へと歩いていった。
 朝の光に照らされた彼女の体は、傷跡も何もかも含めて本当に美しいとグレイは思い。
 そう告げようと、彼も立ち上がり彼女の後を追った。
「ねえ、見て! ワロン島よ!」
 だが彼が言葉を言う前に、ディアナは窓から遠くに見える島を見てはしゃいだ声を上げた。
「それに、この海の色……いつの間に変わったのかしら?」
 熱帯特有のエメラルドグリーンに煌く海にディアナはうっとりと見蕩れる。
 その肩を抱いて、グレイは告げた。
「今日中に上陸できるだろう。陸の上なら、もっと本格的な稽古が出来るな」
「ええ」
 ディアナは嬉しそうに頷いて、これからもよろしく頼むわ、とグレイに微笑みかけた。
358846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:50:26 ID:LAe3jpXF
 それから暫くの間、二人はワロン島で日々を過ごした。後を追うようにジャンの手紙が届いたからだ。
 その手紙によると、イスマス城の生き残りが無事クリスタルシティに辿り着いたらしい。
「よかった……本当によかった」
 ディアナはその手紙を読んで涙を零したが、グレイは素直に喜べなかった。
 今までなるべく考えないようにしていたことを、考えざるを得なくなったからだ。
「すぐにローザリアに向かうか?」
 当然、と言う答えが返って来るものと思い込んでいたのだが、ディアナはあっさりと首を振った。
「いいえ。弟には会いたいけれど、すぐに旅立ったと言う話だし、今帰ってもきっと会えないだろうから」
「……だが、別に会いたい人がいるんじゃないのか?」
 ディアナは屈託なく答える。
「そうね、殿下にはお会いしたいけれど、アルベルトがきっと上手くやってくれたと思う。
あちらに帰っても、私は何の役にも立てないし……」
 その言葉を聞いて、え、とグレイは思う。まさか。
「……アルベルトというのは、弟なのか?」
「ええ。言ったことなかったかしら?」
 ディアナは不思議そうにそう言ってグレイを見る。
 今まで勘違いしていたことに漸く気づいて、グレイはぼそぼそとディアナに説明した。
「婚約者の名前かと思っていた。いつも名を呼んでいたから」
「婚約者!?」
359846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:51:23 ID:LAe3jpXF
「ローザリアの皇太子だ。婚約しているんだろう?」
 ディアナは驚いたように目を見開き、それから自分も漸く思い出したように手を叩いた。
「ああ……そう言えば、そうだったわね。あんまりいろんなことがあったので忘れていたわ」
「忘れていた?」
 幾ら何でもそれはないだろうとグレイが呆れると、ディアナは肩を竦める。
「仕方ないわよ。婚約の話が出たのは、イスマスが落ちる当日よ? 覚えていろって方が難しいわ」
「……それでも皇太子との婚約を貴族の女性が忘れるか?」
「忘れたんだもの、しょうがないでしょう。それに」
 と少し切なげな顔をする。
「イスマスが落ちた今、私との婚約は当然解消でしょう。今帰っても殿下に迷惑を掛けるだけだわ」
「……」
 そういうものだろうかとグレイは思ったが、返事はしないでおいた。
 貴族の事情というものは、昔からいまいち理解し難い。だから、とディアナは微笑む。
「もう暫く旅をして腕を磨きたいわ。何者にも負けない騎士になる為に。よろしくね、グレイ」
「……ああ」
 けれど勿論ディアナの申し出はグレイにとっても有難いものだったので、いつものように無愛想に頷いた。
360846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:53:01 ID:LAe3jpXF
※おまけ

 ウェイプのパブで奇妙な三人連れに出会った。
 グレイとディアナもかなり変だが、タラール族と海賊とゲッコ族の組み合わせはそれを更に上回る。
 ウソからノースポイント、それからゴドンゴと回って来たらしい三人とすぐに親しくなった。
 主にディアナとアイシャというタラール族の少女は、だが。
 女同士会話に花を咲かせる姿を遠目にしつつ、男たちは三人で静かに飲んでいた。
 海賊の名はホーク、ゲッコ族の名はゲラ=ハ。
 ウェイプの武器屋に関する奇妙な噂を語り合っていると、がたんとディアナが立ち上がるのが見えた。
「あなたみたいな年端も行かぬ少女を、殿下は……っ!!」
 槍を握り締めていきり立つディアナを(ディアナはワロン島に来てから槍の訓練も始めていた)、アイシャが慌てて押し留める。
「違うのディアナ! そんなんじゃないって!」
「誇り高きローザリアの王子が、何と言う破廉恥な……!」
「話を聞いてったら!」
 ホークはその凛々しい姿を見て思わず呟く。
「おっかない姉ちゃんだな。ああいうのは勘弁願いたいぜ」
「そうか?」
 グレイはよくわからないと言った風にホークを見た。ホークは続ける。
「やっぱ女は健気で可愛いのが一番だよなあ、ゲラ=ハ?」
「異性の好みを一般化するのは、不可能ですよ」
 ゲラ=ハは静かに答えるが、聞いていなかったらしいグレイはホークに何でもないことのように言った。
「俺の腕の中では可愛いぞ?」
「……え?」
 一瞬ホークは幻聴でも聞いたかと思い、グレイの顔をまじまじと見つめる。
 だがグレイは変わらずクールなままだ。問い返すのも何だか怖い。
「……とにかく、これからよろしくな、相棒!」
 取り敢えず聞かなかったことにすることにして、ホークは陽気に笑ってグレイの肩を叩いた。
361846(グレイ×ディアナ):2005/06/28(火) 20:54:44 ID:LAe3jpXF
おしまい。長々とすみませんでした〜。
殿下クロと同じ時間軸だと思っていただけると嬉しいです。
それでは皆さんのお話楽しみにしてます。
362名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 23:01:46 ID:vUEp5W+F
グレイディアナとは、これまた意外な組み合わせでGJ!
体に傷のあるディアナと、そのディアナを愛するグレイがいい感じです。
めさ萌えました。
363名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 23:30:10 ID:OA3MiIBj
GJ!!!
最後のおまけのところで吹いちゃいました
364名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 01:51:01 ID:MDAMLHLk
グレディアって意外な組み合わせだけどぴったりでGJ!!!
おまけも最高。
365名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 02:06:13 ID:F7s4u9zz
クローディアってスーファミ判の髪の毛ふわふわで天然入ってる感じの性格の方が自分は好みだったなぁ…
今のはシェリルとかぶっちゃう。
366名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 07:43:07 ID:B476Sktt
グレイ×シルバーが投稿されるまで、パンツ脱いで待ってます
367名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 08:46:48 ID:AgYUBM9I
まずはホーク×シルバーとキティークディアナ様待ち(*´Д`)
368名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 10:12:53 ID:Na5bJ8Zo
グレイ×ディアナGJ!
あまりに良すぎてハマりそうだ。

次は八人パーティ続き町
369名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 14:20:50 ID:tOiTDsVX
グレイ×ディアナよかったす(*´∀`*)
文章がウマーで、気持ちよく読めますた。

自分も8人パーティのアルシフ待ってまつ
370名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 16:17:18 ID:ijErz1+o
>>304
ホーク×シルバーキテルー.*・゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜・*!!
GJっす!!
371名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 18:26:19 ID:cH4u3G6X
まだあのカプ投下は……まずいかな?
372名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 18:36:19 ID:z353r0Gs
>371
もう荒れるとこ見たくないんだが。
373名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 18:39:08 ID:DmvZM1P3
>>372
それは書き手の所為じゃないだろう。
馬鹿とそれを相手すんのが悪い。

てなわけで投下してください。
374名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 18:41:21 ID:z353r0Gs
あのカプ以外荒れたことないから言ってんだが<馬鹿とそれを相手する馬鹿の発生
書き手を責める気は全くないけど。
375名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 18:52:18 ID:uZOwpthy
うわあ また変なのがわくぞお
376名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 18:54:24 ID:TBBqMZ7E
自分もそのカプ好きだし読みたい。
かといってまたあんな風になるのも書き手としても辛い…
さてどうしたものか。
それだけの為に他スレでも作って余所でやれ、なんて痛い話だし。
377名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 19:04:17 ID:DmvZM1P3
なんだかせつないなあ。
378名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 19:11:16 ID:z353r0Gs
あーごめん、今更気づいたけど自分が荒れの原因になってるわ。
つうか誘い受かましてないでさくっと投下でいいんじゃないか?
今後はそうしてほしい。こんな風に絡まれない為にも。
379371:2005/06/29(水) 19:11:40 ID:cH4u3G6X
ごめん、愚問だった。もうちょい待つわ。議論しても埒があかないと思うんで、
↓以下いつも通りの流れドゾー↓
380名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 22:05:30 ID:4hHP2F7h
371たんが投下するときをまってますよ。

ぶり返しまそ。
381141:2005/06/29(水) 22:41:55 ID:jc3gVNEB
>361氏のお話が激しく壷でした。GJです。
ディアナ姉さん好きなんでとても嬉しい。
私の書くディアナ姉さんは捩れてるんでアレですが…orz

>334-337のホーク×クロ続きが一応完成したので投下します。
まったくエロ無しな上長文なのが問題なのですが…orz
382141:2005/06/29(水) 22:43:10 ID:jc3gVNEB
 俺は陽の光を感じ目を覚ました。
「…うし」
 俺は決めていた。欲しい物は奪う…上等じゃねえか。
 皇女になんかさせねえ。……俺のクローディアなんだ。
 起き上がり、最終決戦に向け服を着替える。
「ホーク…?」
 物音を感じたのか、目を覚ますクローディア。
「っと…起こしちまったか」
「…いよいよ今日なのね」
「ああ、いよいよ今日で終わりだ」
 それを聞いてクローディア少し俯く。
「これが終わったら…私達…」
 全てを言い切る前に、俺は抱きしめた。
「…大丈夫だ。何もお前が心配する事はねえ。ねえんだ」
「ホーク………うん…」
 泣くのを堪え、震える彼女を抱きしめながら俺は確信した。
「(やっぱりこいつを…手放したくねえ……)」
 俺は意を決し、クローディアに想いをぶちまけようとする。
「クローディア、あのよ………」
「…?」
 ……どう言えばいいんだ?
 困った事に頭の中にこれだ!と思う言葉がまったく浮かんでこない。
 考えてなかった。いや、考えてたはずなんだが。
  『俺から一生離れるな!!』
  『一生ついてこい!!』
 …なんか違うな。
「あー……いや…あのな…」 
 しどろもどろしていると、ノックも無しでいきなりバタンと部屋の扉が開いた。
383141:2005/06/29(水) 22:45:19 ID:jc3gVNEB
「おっはよー、起きてるー?って…まーだやってたの?
 まったく。夜から元気な事だよね」
 入ってきたのはPTのミリアム。俺はとっさにクローディアから離れる。
 こいつは空気が読めないのか。それともただの冷やかしか?
 …というか、ちょっと待て。
「おい…夜からってどういう意味だ?」
「うーん、どういう意味?ねえ、アルベルト?」
「わ、私に聞かないでください!」
 よく見ると、後ろにゲラ=ハとアルベルトもいやがる。
 揃いもそろって何なんだこいつらは。
「ゲラ=ハ。お前…昨晩の事言いやがったのか!」
 表情一つ変えず首を振るゲラ=ハ。
「まさか。お二人とも遅すぎるので起しに来たんです。
 …言っておきますが、もう既に出発時間を過ぎてるんですよ」
 俺はカーテンを開けて窓の外を見た。…日がかなり上がっている。
 どうやら、散々夜更かししたせいで寝坊してたらしい。
「そうそう。気を遣って待ってたあたい達に感謝してよ!
 それにしても…昨晩の事……ね〜」
 ニヤニヤしながらジーっと俺を見つめるミリアム。
「だ、だからだ…そう。俺はただ相談にだな…」
 身振り手振りで言い訳をする。何やってるんだ俺は。
「…言い訳は見苦しいですよキャプテン。
 ちなみに何を言ってもバレてますから。
 言ったでしょう。もう少し声を落したほうがいいと」
 止めを刺されガクッと肩を落とす。
 クローディアの方は…そんな俺を見てクスクスと笑っていた。
 どうやらうろたえていたのは自分一人だけだったらしい。
 そう思うと急に恥ずかしくなる。
「はいはい!そこまで。二人ともさっさと準備する!」
384141:2005/06/29(水) 22:47:07 ID:jc3gVNEB
 ミリアムに言われるがままに急いで出立の準備を始める。
 まさか最終決戦でミリアムに仕切られるとは思わなかった。
 渋々、武器を出そうと道具袋の方を向く。
 すると、ミリアムにいきなり首根っこをつかまれ引き寄せられた。 
「…で、これだけ待ってたんだから ちゃんと伝えたよね?」
 クローディアの方を気にしながら小声でささやいて来るが、意味が分らない。
「何がだよ」
「だーかーら。ちゃんと気持ち伝えたのよね?って言ってるの。
 …戻す気無いんでしょ?皇女として」
 俺の心を見透かしているかのように微笑むミリアム。…心が読める魔法でもあるのか。
「…言ってねえよ」
「は?」
「だから、言えなかったんだよ」
 どっかの誰かさんが乱入したせいで。と言おうかと思ったがやめる。
「…あのね。この旅終わったらクローディア行っちゃうんだよ?いいの?」
「よくねえ。ただ…どう言えばいいか分んねえんだよ」
「行くなー!とか、一緒にいろー!って言えばいいだけじゃん」
「…そんなんでいいのか?」
「じゅ〜ぶん、十分」
「きりっとした、かっこいい事でも言わなきゃいけないって思ってたぜ…」
「…素直な気持ちにかっこいいもかっこ悪いもあるわけ?」
「いや、ねえけどよ…」
「あ〜もしかしてさ…ホークってクローディアに
  『好きだ』とか『愛してる』とか一回も言ったこと無いでしょ」
 俺はギクッとした。…そういえば一回も言ってねえ。
 付き合い始めたときも、別れを誓い合った時も言ってなかった。
「…気持ちが通じてれば言葉はいらないんじゃないのか?」
「そーいうのって、男は本当に分ってないよね〜女は言ってほしいんだよ?
 気持ちの繋がりなんて、言葉にしなきゃ曖昧すぎて分んないじゃん!
 今回の事も一緒!本当は『行くな』って引き止めてほしがってるのよ。わかった?」
 そう言うとミリアムはクローディアのところへ歩いていく。
 俺は安堵の息をつきながら、心の中で激励してくれたミリアムに「ありがとよ」と礼を言った。
385141:2005/06/29(水) 22:48:57 ID:jc3gVNEB
「神に勝てるつもりか?」
 自信満々に語っていた通り、サルイーンの野郎は強かった。
 だが、俺達も負ける訳にはいかない。
 戦い初めて何時間たったか…
 俺達もかなりへばってたが、確実にサルーインの奴も傷ついていた。
 アルベルト・ゲラ=ハ・ミリアムの連携が決まりサルーインがのけぞる。
 止めを刺すなら、今だ。
「1000年眠ってたんだ。もうちょっと眠ったっていいだろ!」
 俺は愛用の片手斧を振り上げると、奴の頭めがけて突っ込む。
「おのれ、人間の分際で…!!なめるな!」
 サルーインの右手が光る。―――間に合わねえ。
 その時俺の横を一筋の光が飛んでいった。……クローディアの矢だ。
「ぐああっ!」
 矢は右手に直撃し、奴の動きが止まる。
「目の前ばかりに気を取られ過ぎだぜ。悪いが、俺には仲間がいるんだ!」
 サルーインの頭に渾身の力を込めて斧を振り下ろす。
「ぐああああああああっ、おのぉおおれぇぇぇっ!!」
 奴の体が光に包まれ視界が真っ白になる。
 その後のことは良く覚えていねえ。
 …気がついた時には、崩壊したイスマスの前にいた。
386141:2005/06/29(水) 22:58:20 ID:jc3gVNEB
「終わったのね…」
 感慨深そうに言うクローディア。
「…そうですね」
「我らの父は…再び封じられました」
 アルベルトもゲラ=ハも安堵の表情。
「あたい達もやれば出来るってことだね」
 腰に両手をあてて胸を張るミリアム。
「…」
 だが俺は…何もいえなかった。
 後ろを向いてこちらを向こうとしないクローディアに
 声をかけるきっかけを見つけられなかったからだ。
 先に喋ったのは…彼女の方だった。
「じゃあ、私は行くわ。…今までありがとう………さようなら」
 そう言うと俺の方も向かず去ろうとする。
 だめだ、行かせねえ。
「待てよ!」
 俺は離れたくない一心で声を荒げる。
「…どうして引き止めるのよ。私達、誓い合ったじゃない。
  決めたじゃない………受け入れる覚悟を……
  私は皇女。貴方は海賊…もう、住む世界が違…」
387141:2005/06/29(水) 22:59:37 ID:jc3gVNEB
「そうじゃねえ!!
  俺は最初、お前が皇女に戻って生きる事…その方が幸せになるだろうって思ってた。
  だから冒険が終わるまでなんて期限決めて、その間だけでも一緒に過ごせば
  思い出ができて…それで良かったんだって思ってた。
  だけど、だけどよ。それはお前を……皇女だって無理矢理思おうとしてるだけだった。
  俺の気持ちを押し殺そうとしてるだけだった。
  皇女だろうが、なんだろうが関係ない。
  俺は…その…なんだ。お前が……お前自身が好きなんだ!愛してるんだ!!」
「!!」
「だから…俺の傍にいてくれ。離れないでくれ。お前がいない人生なんか…耐えられねえ」
 クローディアを見つめる。相変わらず背中を向けていたが
 肩が少し、震えていた。
「……どうして…そんな事今頃言うの……
  私だって…貴方の事が…ホークが大好きよ。でも…好きでも……離れなきゃって…私…私…」
 俺は今にも泣きそうなクローディアを抱きしめた。
「辛い思いさせてすまねえ。泣くなら、俺の胸で泣いてくれ。
  ………これからはいつでも貸すからよ」
388141:2005/06/29(水) 23:06:27 ID:jc3gVNEB
ホーク位の年で「愛してる」とかわざわざ言うのは
恥ずかしいんだろうなと思って言わせたかっただけです。
最後がどっかのラブコメみたいです。なんか昭和っぽいorz
では、他の人の話を楽しみにしてます〜
389名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:26:49 ID:VtFxp+KS
ヒィィィィィィィィィ!!!!


GJGJGJGJGJ!!!!!!!
390名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:56:02 ID:0s4CZDSI
一緒のPTにして以来、ディアナとホークが気になって……
ナイトハルトとはタイプの違う、野趣溢れる野蛮な海賊、荒くれ男に
貴族のお姫様は惹かれてしまうんじゃないかなって。
そんな自分を否定したいのに、どんどん目が離せなくなっていく……
時間があれば自分で書きたいですが、ああホーク×ディアナ読みたいー!
391名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 05:41:00 ID:MLzta5f5
朝からいいもん見れちゃったいッホーウ
392名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 07:12:21 ID:PT1F4v68
G J !!!
393名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 11:18:22 ID:Vyq0B0Tj
ひたすらGJ!!ゲラハたんも_アムもいい味出しまくりムハー(´Д`)=3
でも不覚にもホークに一番萌えてしまったのは秘密だ
394304:2005/06/30(木) 20:51:11 ID:CQ84dznT
すいません。ようやっと出来ました_| ̄|○
ホーク×シルバーの続きです。
395304:2005/06/30(木) 20:51:47 ID:CQ84dznT
「…んっ、くぅっ……、ふっ……」
先ほど、散々まさぐっても頑として動かなかった舌は
早々にシルバーの舌を絡み取り、今度は口腔の片隅までも余す事無く冒していく。

流された方が負け。

それだけを手繰って応戦を試みるが、
放り出されたシルバーの掌の上に、そっと被さる大きな掌。
こうやって何人もの女を追い詰めたのだろう、と内心苦笑しながら。
握る力をほんの少しだけ強めた。

動悸を、ごく近い場所で感じる。
被さる掌を振り払い、ホークの纏うコートを乱暴に剥ぎ取ると、
彫像の如き上半身が露わになる。
褐色の背をかき抱くと、密着した肌の火照りに酩酊しそうになった。

唇が離れ、柔らかい感触が首筋に落ち、
小さく吸われる音と共にいつのまにか腰に廻されたホークの手は
固く結ばれた腰紐にかかっている。
腹部の軽い圧迫感から解放されたと同時に、肌にまつわる衣(きぬ)の感触が急に遠くなった。
396304:2005/06/30(木) 20:52:25 ID:CQ84dznT
被さるホークの身体を軽く押し退け起き上がると、
引っかかっているだけになってしまった衣を自分から脱ぎ捨て、
背に両の手を廻して、シルバーは胸部を圧迫する晒しを解き始めた。
程なく重力に引き寄せられる晒しの向こうから豊かな乳房が姿を現す。

すると、ホークもターバンと眼帯を邪魔そうに一度に脱ぎ捨てた。
眼帯の下から現れた刀傷と思しき深い傷。
シルバーは指先で軽く触れて。

「……庇い傷かい?」
「授業料みたいなモンだな」

「バカ高い授業料ふっかけられたね」と呆れるように溜息をつくと
低い声は軽く哂いながら、それ以上は触れず。
露わになった両の乳房を掌に収め、同時に回すようにして愛撫し始めた。

「…んっ……、」

最初はゆっくりと、そして整ったかたちを鷲掴みにして。
まさぐられる内に身を固くし始めた突起にも愛撫を加える。
397304:2005/06/30(木) 20:52:54 ID:CQ84dznT
片方を舌先で転がしながら、軽く歯を立てて苛め、更に固く存在が大きくなると、
今度は口に含んで卑猥な音を立ててきつく吸ってやる。
もう片方は指の腹で軽く触れる程度に焦らし、
かたちになるまで触れてから爪で乱暴に引っ掻く。

「あぁ……、ふうっ…」

柔らかく包まれるような人肌のぬくもりと、引き裂かれるような甘い電流。
両方に同時に苛まれ、徐々にシルバーの頬に薄い紅が差してきた。
ホークの左の手はそれを見計らい、女の躰の曲線を辿るように
するすると中心へと向かって密やかに降りてゆく。

彼女の体に纏わる最後の薄布を剥ぎ取って侵入する。
ざらりとした叢を一度撫でてから、軽く花弁を指の腹で掬うように辿ると、
指先に薄く蜜が落ちてきた。

「なんだよ、濡れてるじゃねぇか」と、揶揄るように哂う低い声。
「もっと…濡らしてくれるんじゃ……、ないのかいッ、はぁっ!!」
398304:2005/06/30(木) 20:53:26 ID:CQ84dznT
いきなりナカに挿入られたホークの中指に、思わずシルバーの背が撓んだ。
熱く、甘く、媚肉の圧迫を振り切りながら指を動かすと、
溢れて落ちる淫らな水音に、部屋の空気が一変する。

「久しぶりなんだからさ……、ヨくしてくれるんだろぉ……?」
シルバーらしからぬ切なげな声に含まれたのは、
ことばの響きと意味に覆われた、別の意味。

 『王国』を持つ男である以上 そして自らが自らである以上
 死んでも口にはしたくない 別の意味

 はからずも汲んでしまった その意味への答えは

「あああっ!!!ゆびぃ……、もっとォ!!!もっと……ッ!!!」
穿たれたホークの指がナカを乱暴にかき回し始めると、
連続してぐちゅぐちゅと響く水音は徐々に音の間隔を狭め。
「ふあぁぁッ!!!」
もうひとつ、太い指がシルバーを押し分けて挿入される。
2本の指を絡ませて、根元深くまで穿ち更にかき回すと、
容赦なく溢れ落ちる蜜は、ホークの掌とシーツを淫らに濡らして。
399304:2005/06/30(木) 20:53:58 ID:CQ84dznT
それでも貪欲に求め、絡み付いてくる熱い媚肉を慰めるかのように。

胸の突起から口を離すと、唾液が糸を引いて乳房の上にぽたりと落ちる。
「んぅ…、くっ、ン……!!!」
唇は呼吸を荒げるシルバーの口を被さるようにして塞ぎ、零れる嬌声を飲み込んだ。
苦しそうにホークの厚い胸板を押し退けようとするシルバーの躰がビクンと大きく震える。

塞いでいた唇を離すと同時に、
内側から強く押し上げてくる波に身を委ねるかのように数度。
シルバーの躰が波打ってから、安堵に似た溜息が漏れた。
「うっ……、んぅ……」
達したシルバーのナカから引き抜かれたホークの2本の指には、ねっとりとした蜜が絡みつき、
柔らかく弛緩するシルバーの口許に運ぶと、自らそれを口に含む。
一心不乱に指に舌を絡め、蜜を舐め取る姿に
加虐心にも似た昏い炎が深層で燃え立つのを感じ、ホークの口角が邪に吊り上がる。

「こんな程度じゃ足りねえだろ、姉御?」

『姉御』と呼ぶ声は、憎らしいくらいに甘く響いて、下腹部を刺激する。
呼吸を整えて、軽い倦怠感が蟠る身体を起こすと、
シルバーの手は、ホークの股間へと伸びた。
400304:2005/06/30(木) 20:54:45 ID:CQ84dznT
ベルトを外して、既に布の下で屹立しているモノに引っかかりながら
ホークに纏わる衣服を一度に剥ぎ取る。

昼陽が幽かに入り込むとはいえ薄暗い部屋の中、浮き上がる褐色の裸身。

口内に軽く唾液を溜め込んでから、シルバーの手がその中心へと宛がわれ
天へと反り勃つホークの自身を数度扱いて口に含む。
「んむっ…、っぷ、……んんっ…」
ギリギリ咥えられる所まで含んでから、先端を残して外気に戻し。
咥えきれない根元は指で愛撫しながら、根元の果実も転がしてやる。

一度口を離し、根元から先端までねっとりと舐め上げ、
果実を片方ずつ口に含んで舌で愛撫すると、
栗色の髪を梳くホークの手が頬にそっと当てられた。

 柔らかな頬に薄い紅を差し こちらを見上げてくるふたつの黒緋。
 海賊の世界に身を投じた者ならば
 知らぬ者など居ない大海賊が自らの前に傅(かしず)いて。
 そして、その口に頬張っているのは、紛れも無く自らの分け身。

「……たまんねぇな」
しかし、見下ろす夜闇には蔑視は微塵も含まれてはおらず。
寧ろ、その色は愛おしさに似た甘さすらも滲ませて。
401304:2005/06/30(木) 20:55:25 ID:CQ84dznT
「んっ……、んぶっ…、くっ……ン」
今度は横から咥え、根元から先端へと向かって数度、
スライドさせるように愛撫してから、再び先端から含みなおす。
舌先に固さを込めて雁首と裏筋を刺激すると、軽い溜息が落ちてきた。

が、ホークの掌は栗色の髪の房を耳の後ろへと掛け直してやってから
「もういいぜ」と、シルバーの肩を離してしまった。
口内から急に離れたホークの自身とシルバーの唇を結ぶ唾液の糸は
妖しく煌きながらシーツへと零れ落ち、新たなシミを作ってしまう。

夜闇の視線が向けられたのは自身を愛撫していた左手ではなく、自らを慰めていた右手。

「欲しけりゃ欲しいって云やぁいいのに……」
と、軽く哂うホークに反論出来ず、頬を上気させたまま睨みつけていると、
確かにホークの云うとおりだと、不意に可笑しさが込み上げてきて。
思わず、笑みが浮かんでしまった。

笑む唇を軽く塞ぎ、割って入ってきたホークは
そのまま身体を進め、惑いもなくシルバーのナカへと自身を一気に捻じ込んだ。
402304:2005/06/30(木) 20:56:00 ID:CQ84dznT
「んあああっっ!!!」
根元まで媚肉の甘さに囲われたのを認識しきる前に打ち付けてきた。
互いの内股の肉を叩き合う音と、
混じって蜜壺を掻き混ぜられて溢れて落ちる淫猥な水音。
荒く吐き出される互いの呼吸。

しなやかな肢体が熱望した硬さと熱さと質量に満たされて、
一番深い場所から際限なく湧き上がる快感は留まる事を知らない。
貪り喰われるかのように激しく暴れ狂う快楽に、ただただ翻弄されるのみ。
肉壁を先端できつく抉られる度に、黒緋の瞳に意志とは無関係に浮かぶ潤い。
それがころりと目尻から転がり落ちたと同時に、掴んでいたホークの腕に爪を立てた。

幽かに震えながら、自らが与えるがままに狂うシルバーの艶姿。
単純に愛おしくて、手元にその熱を抱き寄せる。

耳元に唇を寄せて、低く囁くのは彼女の名前。
今まで、この名を呼ぶ時に
誰一人として含む事のなかった彩を添えて。
403304:2005/06/30(木) 20:56:28 ID:CQ84dznT
矢継ぎ早に襲ってくる快楽の波に
正気を連れて行かれそうなシルバーの恍惚に満ちたその笑顔は。
たった、ひとことだけ。

「あんた……、イイ男だね……」

その意味までも求めてはいけない事は、互いに熟知している。
熱を求めて伸ばしてきた腕を取り、打ちつける強さと速さを増して更に追い詰める。
「んうっ、くあぁっ!!!ホー…ク!!!」
絶頂が近いのか、きつく絞り上げてくる媚肉に
陥落しそうになるのをギリギリの所で堪えるホーク。
「………ッ!!!」
奥歯をきつく噛みすぎて苛む耳鳴りと一緒に響くシルバーの嬌声。
「はあっ!!ああああっっっ!!!!!…イ、ク……ぅぅっっ!!!!」
その声と殆ど同じくして、絡み付いてくるシルバーから自身を抜き出し、
溢れてくる大きな波に身を任せるシルバーの乳房に白濁の精をぶちまけた。
何度か扱いて出しきると、乳房の上に散らばる粘着質を指で掬い、
それを桃色の唇に塗りつけると、蕩けきった視線で見つめていたシルバーの舌が
ぴちゃぴちゃと音を立てながら、塗りつけられた精を口内へと導いていく。

口角は艶やかに、妖しく。
笑みを浮かべた。
404304:2005/06/30(木) 20:57:03 ID:CQ84dznT
それから数度、求め合ってから。
短く別れの言葉だけを残して部屋を出て行く男の姿。
ドアの向こうに消えていく広い背を見つめながら

 もう少しだけ…

そう思いかけて、頭(かぶり)を振る。


「これから、神にケンカを売りに行く」と、そう云っていた。
しかも、どこか嬉しそうに。
愚かだとか、無謀だとか、そういう次元の話ではない。


それでも、もし無事にこのサンゴの海に帰ってこれたのなら。


「…ラムの1本くらいは奢ってやろうかね…」
薄く微笑って、そのまま睡魔に身を委ねた。
405304:2005/06/30(木) 21:00:40 ID:CQ84dznT
--------------------------------------------
なんだか長いばっかりでちーっともエロくなくて情けないの一言です_| ̄|○
それでも暖めても、自分ちでUPれる訳でもなかったんで、
陽の目を見れただけでもありがたい事です(´∀`)

という訳で、またROMに徹します(・∀・)ゞ

なんか最近はホーク関連多くてちょっと(かなり)嬉しいですが(*´Д`)
個人的には狂気ディアナ(ピカレスク小説のような背徳的な空気がたまらなく萌え)と
ホーク×ディアナ期待待ち(´∀`)ノシ
406名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 21:20:59 ID:B6igQFAl
大変GJでした!
シルバー姉きゃわいい〜
407名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 21:52:53 ID:UWPdsLcQ
このスレでは一度も閨事表現のないジャミルをお願いします
アイシャ主人公でのジャミル×ファラとか
あんまり関係なさそうだけどフリーレ×ジャミルとか

…フリーレ・フラーマ・シェリル読みたいけどムズいんだろうなぁ
408名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 21:55:42 ID:inSu96cV
今度グレイ×シルバーかいてくださいっ
409名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 23:23:09 ID:jEPUAfeD
ほーくしるばーキタァー!
最近ラッシュすごくね?このスレ。ハァハァゴチソウサマデシタ。
410名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 23:33:54 ID:y9cieF79
上の方でホーク×シルバーキボンヌした者です。
304氏超GJ!!エロイし切ないし文体好みだしハァハァタマラン
411名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 23:57:30 ID:VtFxp+KS
バーバラ×ダウド
412名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 00:31:59 ID:qubfiSjv
ホーク×シルバー乙&GJ!めちゃエロでウマーですわ
本命のホーク×アイシャもぜひ読みたいです!
413名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 00:47:55 ID:MqpWeZzD
↑ホーク×アイシャ
(*´Д`)ハァハァ
414名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 00:52:59 ID:PHmGqA3P
ぬれもグレイ×シルバー見たい
415名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 01:16:08 ID:cpiIf7hy
グレイ×フリーレもよくね?
416名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 02:13:32 ID:oNe/H1V5
>>390>>407
この二つ、有り得るかも+読んでみたい
あとホーク×アイシャも愉しみ

マイナー好きな自分的にパラダイスだわこのスレ
妄想しがいがあるというか、
想像の幅を制限しないのが民サガの魅力の一つですな。
417名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 08:02:58 ID:Z90FPEml
なんでもこいやー!
(;´Д`)ハァハァ
418名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 13:34:22 ID:aDuaXFMB
フリーシナリオもフリーカップルも楽しめる
さすがロマンシングなだけはある
(・∀・)ィィョィィョー
419バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/07/01(金) 21:12:58 ID:83JVYbg+
すみません、続きできたので投下。

−−−−−−−−−−−−−
 バーバラは男を見た。
彼の顔立ちは、いままで触れていたことに畏怖をおぼえるほど美しかった。
「あなた……誰……?」
 その問いに、男はもう一度ふうわりと微笑んだ。
「これからもまた、会うときがくるでしょう。
そのときを、私は待っていますよ」
 バーバラから離れ、馬車を降りていった。
長い髪の甘い香が、いつまでも消えない。

「バーバラ……バーバラ」
 エルマンが外から声をかける。
「やけに早く詩人が出ていったようだけど」
 返事はない。不信におもったエルマンが馬車の戸を開ける。
「バーバラ……?」
 彼女はベッドに坐っている。うずくまって、両手で顔を覆っている。
「どうしたんだい……バーバラ」
 駆け寄るエルマン。しかしバーバラは首を横に振るばかりだ。
 バーバラは泣いていた。澄んだ雫が、幾すじも頬をぬらしている。
薄暗い馬車の中で、涙は真珠のようにきらきらと美しくきらめいた。
 詩人――あの男とのキスは、自分にとって奇跡のようにおもわれた。
喉元に光るアメジスト。
この宝石を渡されたことが、これからの自分の生涯を決定づけられたのだ、
とバーバラは確信した。虚脱感に似た重圧が彼女を包んだが、
しかしそれは決して不快なものではなかった。
 エルマンがそっと彼女を抱きしめた。「バーバラ……大丈夫かい?」
 バーバラは何も言わず、ただうなずいた。エルマンの温かな手が心地好い。
420バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/07/01(金) 21:13:37 ID:83JVYbg+
 エルマンがバーバラの顎をとった。彼の唇が、バーバラにふれた。
彼がこのようなことをするのははじめてだった。
いつもはバーバラの影で、彼女のつよい行動を見ているだけだった彼が。
それは甘い唇だった。詩人のときと同じ――
(そうよ……あの人と同じ)
 彼のキスは詩人とまったく同じだった。
かさねられた唇から甘美な刺激が流れ込み、バーバラを酔わせる。
たくさんの男と寝てきたけれど、
こんなにも心を満たしてくれるキスをした者はいなかった。
 詩人とエルマンを除いては。
 こんな身近に、こんなキスをしてくれる男がいたなんて。
 バーバラは彼を抱きしめた。
自分よりも背の低い彼。自分よりも力の弱い彼。
けれど、彼は誰よりも自分の心を大切にしてくれる。
 エルマンの腕がバーバラを抱く。
彼の慈しみを感じ、バーバラの心が満ち足りていく。
 ようやく、二人は唇を離した。エルマンが照れたようにうつむく。
「……そういうリアクション、あたしがするべきでしょう……?」
 涙を指でふいて、バーバラがつぶやいた。
「そうだよね、ごめん」
 この男、いつも謝ってばかり。
 エルマンが彼女のアメジストに目を留めた。表情が変わる。
この世界――マルディアスに造詣の深い彼にとって、
その宝石の意味は瞬時に理解できた。
「……とんでもないものを貰ったようだね」
「面白いことになったね、っていうのが正解よ」
 バーバラは答えた。涙が乾くと、いつもの楽天的な調子が戻ってくる。
421バーバラで ◆0EE6v7kR6A :2005/07/01(金) 21:14:58 ID:83JVYbg+
 エルマンが声を暗くした。
「その宝石は、誰かに売ってしまっても構わないんだよ。
君の行く道を決定づけてしまうのに、いいのかい?」
「あたしに訊いてるの?」
バーバラが微笑んだ。きらびやかな笑みだった。
「そんなことするはずないじゃない、勿体ない」
 ベッドから立ち上がり、
「エルマン、こんなあたしでもついてきてくれる?」
 エルマンもベッドから立ち上がる。
彼の背はバーバラの額くらいまでしかない。
「もちろん、僕がついてなくちゃ。君一人じゃ危なっかしいからね」
 外見とちぐはぐな言葉。
だが、バーバラにとって限りなく頼もしい言葉なのだった。
 バーバラはエルマンを抱きしめた。
エルマンの腕が応えるようにバーバラを強く抱く。
 大好きよ、エルマン
 バーバラはそうつぶやき、そしてまた、
詩人と名乗るあの男に再び出会ったら、
その時は唇をかさねる以上のことになるのかと、ぼんやり考えもした。

−−−−−−−−−−−−−
以上です。エロバーのつもりが…?
ではでは、皆様の作品楽しみです〜♪
422名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 22:39:09 ID:ZibCW6Se
イイヨイイヨー!
バーバラについて俺の本命はエルマンだったから
この意外な展開は嬉しかった。
詩人とエルマンそれぞれに抱く微妙な感情がイイ。
423名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:05:38 ID:PiAF5jjC
GJ!
エロバーにしてエルバーとはw
堪能させていただきました。
エルマンカコイイ…
424名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:08:14 ID:Fhj8ULHU
GJ!えろなしでもおもろかったです!
425名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:51:58 ID:kisIMTrE
処世術を尽くさなくては生きていけない事を知っているが故に寂しくて、その感情を踊りに昇華させてるバーバラと、それを承知で女房役を受け持つエルマン…とかいうのを妄想してたら

キタ━ヽ(°∀°)ノ━!!!!
426アルシフ一発ネタ:2005/07/02(土) 00:06:56 ID:Iy53fHou
「これで決まりだあっ!」
掛け声と共に、光の弧を描く斬撃がモンスターの首を捉える。
耳を劈く咆哮は、そのまま長く続いた戦いの終止符となった。

「やるじゃないか、アル!見違えたぜ」
「すっかり腕を上げましたねぇ。勇者の凱歌を歌うのにも気合が入るというものです」
「お見事です。日々の修練の賜物ですね」
「そ、そうですか…?ありがとうございます」
仲間達に褒められ照れを隠せない少年。
しかし、パーティー唯一の女性は冷淡に言い放つ。
「まだまだだね。剣の振りが遅いし、体捌きも甘い。そんなことではこの先、生き延びられないよ」
「シフ…」
声を詰まらせた彼を顧みることなく、シフは足早に去っていった。

宿に戻ったアルベルトは、思い切って彼女の部屋を訪ねた。
「戦うものとして私に足りないのは何ですか?教えて下さい。あなたや殿下のような天賦の才は無いにしろ
…私はもっと強くなりたい。他の誰よりも、あなたに認められたいんです!」
シフは少し困った顔をして俯き、やがて決然と顔を上げた。
「アルは強くなったよ。初めて会った時とは比べ物にならないくらいにね。殿下とやらがどれほどの腕かは
知らないけれど、確実にあたしよりは才能があるよ。天才と言ってもいいくらいさ」
アルベルトは面食らって目を瞬かせた。
「なら…どうして、さっきはあんなことを…?」
「だって…皆の前で褒めたりなんかしたら、全員にばれてしまうじゃないか」
長い睫を伏せて、彼女はぼそりと呟く。
「…あたしが、あんたに惚れてるって」


−−−−−
すんませんすんません、トップガンをチラ見してて思いついただけです。続きはアリマセン。
何か色々間違ってる気がしますがおいといて下さい。
原稿終わったら8人パーティの続き書きますんで、どうかお許しを。
427名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:46:04 ID:QpdFvHRx
>>426
餌が目の前にぶら下がっているのに食べられません!!!
ママンおなか空いたよーアルシフマダー?
428名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 03:36:14 ID:RfiEL41b
シフがアルに告ってるお
(;´Д`)ハァハァハァハァ
ツンデレシフ萌えまくりんぐ
429141:2005/07/02(土) 05:08:19 ID:es7QO74r
純愛系が多い中で、投下するかどうするか迷っていたのですが、
待ってくださっている方がいらしているのも見えたので、
狂気ディアナ×クロ中編を投下します。>289からの続きです。
一応諸注意だけ。
・ディアナ姉さんは性格崩壊してます。
 846氏が書かれたようなディアナ姉さんが好きなら見ない方が無難です。
 (一応自分的には地位も名誉も家族も失った結果、彼女の性格上
  こうなる可能性もある。とは思ってますが)
・女性同士・鬼畜表現あり。
 純愛でもありません。あるのは自己中心的な支配欲だけです。
・他にも色々捻じ曲がってます。

以上の点を踏まえた上で見ていただけると嬉しいです。
結構省略しまくって内容絞ったつもりなのですが、かなり長くなりました…
430141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:09:53 ID:es7QO74r
 カーテンの隙間から朝日が射し込む。その光で私は目が覚めた。
 隣にはまだクローディアが眠っている。
 寝顔を見ていると昨晩のを思い出し、自然と笑みがこぼれた。
 起こさないようにそっと起き、私は普段通り身支度を整え朝食へ向かう。
 食堂にはすでに先客がいた。
 私は先客に微笑みかけ、挨拶をする。
「おはよう、グレイ」
 無愛想に「おはよう」と返すと再び食べ始めるグレイ。
 …やっぱり昨晩のことは気付いて無いみたいね。
 グレイの真正面が空いていたので、そこに座る。
 すると珍しくグレイのほうから私に問いかけてきた。
「あいつは…まだ寝てるのか?」
「昨日の事がショックで…なかなか寝付けなかったみたいよ。
  自分の育て親が亡くなったんですもの。当然よね…」
 私は心配そうにため息をもらす。もちろん演技。
「…無理をするからな、あいつは」
 グレイは小声で心配そうに呟く。
「こっちが心配してやると、かえって強がる。
  …だから余計に心配になる」
431141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:11:05 ID:es7QO74r
 意外な言葉を聞いて私は思わず驚いた。
 へぇ…ちゃんと見てるのね。相思相愛ってものかしら?
 私から言えば、見せつけられてる様で癪に障る以外なにものでもないけど。
 その時、食堂の扉が開いた。入ってきたのはクローディア。
「おはよう、クローディア。よく…眠れたかしら?」
 わざとらしい笑顔で迎える。そんな私を見て一瞬ビクッとするも
 平静を装いつつ、いつもの様に「おはよう…」と彼女は呟いた。
 グレイが声をかける。
「ちゃんと寝れたのか?」
「…寝ていないような顔に見える?」
「心配してやってるんだ」
「…………そんなの、不要よ」
 食事の終わった私は紅茶を飲みながら、この単純な問答を聞いていた。
 …そんなに心配しなくても大丈夫よ、グレイ。
 その女はもう皇女じゃないし、貴方の女では無いのだから。
432141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:11:55 ID:es7QO74r
 朝食も終わり、部屋に戻った私達は旅の準備を始めた。
 既に支度が済んでいた私は、クローディアに声をかける。
「よく言わなかったわね」
「…何の事よ」
 服を着替えながら答えるクローディア。
 強がってるつもりかしら、わざと私の方を振り向かない。
「昨晩の事よ」
「言う必要…ないもの」
「…嘘。本当は彼に泣きつきたかったんでしょ?」
 その言葉にぴくりと反応しクローディアは少し私の方を見た。
 見透かしているような顔で彼女を見つめながら、言葉を続ける。
「でも…言えないわよね。 
  私に抱かれ、私の腕の中で果てたんだもの。
  それを聞いたら彼、どういう目で見るかしらね?貴方の事を。
  きっと………」
「っ…!やめて!!それ以上、言わないで…」
 クローディアは拒絶するように耳を塞ぐ。ああ可愛い。なんて可愛いのかしら。
 どれだけ否定しようとも、私の腕の中にいたお前は本物でしかないというのに。
 強がっているようで、実は脆い。その様を見ているだけでたまらないわ。
「言っておくけど、別に私はね……」
 そう言いながら私はまだ着替えの済んでいないクローディアに近付き、抱く。
 荒っぽく胸を揉み、敏感な下腹部へ触れる。
「きゃっ!?いやっ…あっ…う…」
「……こうして貴方を抱いてるところを誰に見られたって構わないのよ。
  バファル皇帝でも、グレイでも…誰でもね」
 ふぅ…と耳に息をかけ、耳たぶを優しく歯で噛む。
 クローディアはビクッと反応し、体を震わせながら何かを堪えるような顔をした。
「ふふっ…その顔、グレイに見せてあげたいわ」
 私は耳元でそう囁き、手を解いて離れた。
 ……クローディアは反論すらしてこなかったわ。
 これでもう、この女は私との関係を誰にも言わないと確信した。
 少なからず感じ取った筈だもの…自分の本性を。
433141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:14:45 ID:es7QO74r
 それから私は毎晩クローディアを弄んだ。とても楽しかったわ。
 どこを触っても子犬のように甲高い声で鳴くから、飽きないもの。
 今では私の指に翻弄され、素直に感じるようになった。
 プライドというものが無いのかしら。
 そんな女が次期皇女なんてとんだ笑い話だわ。
 でも、求められるだけでは駄目ね。
 きちんと主である私にも返してもらわないと。
 …そろそろ頃合かしら。
 その日の夜もいつものように始まった。
 私は裸になり、クローディアを軽く抱きしめるとそっと口付けをする。
「さぁ、脱ぎなさい」
「………」
 クローディアは自分から服を脱ぐようになっていた。
 私は椅子に腰掛け足を組む。一枚一枚脱いでいくクローディアを
 じっくり鑑賞しながら笑みをこぼす。
 私の命令を聞く彼女を見ているととても心地良かった。
 全て脱ぎ終わると『いつも』のようにベットへ向かうクローディア。
 『いつも』ならそれで正解。でも今日は違うのよ。
「待ちなさい」
「えっ…?」
 クローディアは何か自分が間違っていたのかと、不安そうに私の顔を覗き込む。
 私は組んでいた足をほどく。
434141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:16:27 ID:es7QO74r
「今日は私に奉仕するのよ」
「…ぁ…え?…」
 どうしていいのか分らず、クローディアはまごまごし始めた。
 まぁ当然よね。そんな事一回も教えてないもの。
「さっさとしなさい!!」
 わざと怒気を含んだ声をあげる。
 こうやって恐怖を摺りこませていけば、逆らわなくなるのを知ってるから。
 ……弟にしてた事がここで役立つなんて。そんな事を思い、私は自分を自嘲する。
 クローディアはビクッとすると私の傍へ来た。
 そして、恐る恐る私がしていたように秘所を手で触ろうとする。
「違うわ、口でするのよ」
「ぇ…ぁ…」
 …じれったい。私はクローディアの頭を両手で掴み
 自分の秘所に押し付けるようにあてがう。
「ほら、こうするの!」
「んーーーっ!!んんっ!」
 めり込むほど押し付けたせいか、股の間で暴れるクローディア。
 私は冷笑しながら両足の膝を内側に折り曲げ背中を固定する。
「ほらほら、口を閉じていたら何でも出来ないでしょう。
 舌を出して、私を楽しませるように舐めるのよ」
「な、舐めま…すから…足を離して…くるしっ…い……」
「あら、私に命令する気?」
 膝にさらに力を込める。クローディアの頭が更に押し付けられる。
「離してほしいなら、ちゃんとなさい」
435141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:18:17 ID:es7QO74r
 その言葉を聞いて諦めたのかしら。
 両手を床につけ、涙目になりながら犬のような格好で舐めはじめた。
 まだ『汚い』という印象が強いのか舐め方が躊躇してる。
「…ひだに沿うように舐めるの。んっ…そう、そういう感じよ……」
 性感帯を教え、私は快楽に浸ろうとする。
 …でも、その舌遣いは私をその気にさせる事はなかった。
 多少の快感が得られても、絶頂を迎えられる程じゃなかったわ。…生ぬるい。
 あるのは、この女の頭を押さえつけてる支配感のみ。
 ………それからどれくらい経ったかしら。
 唾液と若干の愛液が混じった卑猥な音が部屋の中でし続けていた。
 けど、私の心はまだ満たされない。むしろイライラする。
「……下手ね。もういいわ。」
 足をほどき、唾液で出来た水溜りの上で必死に舐めていたクローディアの頭を開放する。
 そして、今までの鬱積を晴らすかのように足先で顎を軽く蹴ってやった。
「っ…」
 顎を押さえ、私の方を見る。けど、前みたいな反抗的な目はしていなかったわ。
 私はため息をつきながら、椅子から降りてしゃがみ込む。
「…今度までに練習しておきなさい」
 その言葉を聞いて、クローディアは俯きながら小声で『ごめんなさい』と言った。
 微かな声ではあるけど、確かに『ごめんなさい』と。
 そう、それよ…それでいいわ。その素直さが私を刺激するのよ…!
「いい子ね。今日は…これで許してあげる」
 半端な刺激を与えられ、欲求不満だった私は
 強姦するかのようにクローディアを押し倒した――――
436141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:20:30 ID:es7QO74r
 今まで嫉妬や、自分に対する苛立ちからクローディアを弄んでいたわ。
 でも、次第に感じるようになったこの気持ち。
 私に従わせたい。私だけのモノにしたい。心も、身体もすべて。
 その支配欲が私を次第に狂気へと導いていた…


「ああっ、そう!その感じで続けなさい…んっ、ふぅっ…ん!」
 クローディアの舌に翻弄されみっともなく声を荒げる。
 日は要したけど、その舌技は私を満足させる程になっていた。
 さっきから2回はイかされている。感じやすい女?そうね、だって私は本能に忠実だもの。
「んっ、んんっ…そこ…………」
 ……?
 私は喘ぎながらクローディアを見て違和感に気付いた。
 その違和感はとても面白いものだった。思わず笑みがこぼれたわ。
 …右手を自分の『後ろ』に回してるという事。
「ねえ…クローディア」
 名前を呼ばれた事に気付いたクローディアは私への奉仕をやめ、こちらを向いた。
「貴方、感じてたでしょう?私のを舐めながら……」
「えっ………」
 …今までクローディアは私が『してあげる』事で淫れ、喘ぎ、果てていたわ。
 それは本能的に身体が反応し、一時的に私の腕の中に堕ちているだけでしかなかった。
 でも、それでは駄目。駄目なのよ。身体だけ堕ち、心が私のモノになっていない。
 たとえ私の指で、口で翻弄され…卑猥な行為に耽ろうとも
 果てた後、私を否定してしまえば済む事なのだから。
 ……でも、今回は違うわ。
 この女は自分から感じようとしたのよ。自分の指で。
 私のを舐め、私が乱れる様を見てそれに興奮していたのよ。
 それは自分の身体を弄られて本能的に感じた事じゃない。心が感じている。
 …堕ちる。堕ちかけている。私に、その身もその心も………ああ、堪らないわ。
437141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:22:03 ID:es7QO74r
「ち、違……」
 それでもこの女は否定した。もはや意味の無い抵抗。
 あははっ、滑稽ね。滑稽すぎるわ。
 私はお腹を抱え、笑いながらクローディアの右手を掴み眼前に引きずり出す。
 細い白魚のようなその指にはべっとりと愛液がついていた。
「じゃあ……これは何なのかしら?まさか、私の…なんて言わないわよね?
  口でしか私はさせていないのよ?そうでしょう?」
 責め立てながら私は軽くクローディアの右手の指を舐める。
「うっすら塩味がして、いやらしい匂いね……これは私のじゃないわ。貴方のよ。
  でしょう?認めなさいよ。ねえ!?」
「…」
 しばらく沈黙が続く。そして、追い詰められた蛙は口を開いた。
「…………です…」
 私は白けた顔をしてわざと聞き返す。
「よく…聞こえなかったわ。ちゃんと言いなさい。
  『それは私の愛液です。私は貴方に感じていたんです』と」
「それは、私の愛液です。私は…貴方に感じていたんでいたんです………」
 決して大きい声ではなかったけど、はっきりとした口調。
438141(狂気の薔薇):2005/07/02(土) 05:23:49 ID:es7QO74r
 …そう。それよ。その堕ちた言葉がほしかったのよ!この女は認めた。
 私だけのモノ…私だけのクローディア。
 そう思った瞬間、私は勢いよくクローディアを押し倒していたわ。
「ふぁっ…ああっ……」
 心の箍が外れたのか、もう拒絶はしてこない。むしろ私を抱きしめてくる。
 手放さないわ。私に従いなさい。心も、身体もすべて捧げなさい。
 そう…これから二人で…………
 …。
 そう思った瞬間、私の中にある一人の男の顔が浮かんだ。
 男の名はグレイ。そう、そうよ。まだこの女の心の中にはあの男がいる。
 今もきっと心の片隅にいるんだわ。なんて憎たらしい。消えればいいのよ。
 でも、ただ殺すだけじゃ駄目ね。それでは完全に心の中から消えはしないのだから。
 ……さて、どうしようかしら。

 私はそんな事を考えながら、淫女となったクローディアを犯し続けた…
439141:2005/07/02(土) 05:24:58 ID:es7QO74r
以上です。長文失礼しました。
結構前に書いたのと今書いたの合わせたので
表現が若干違ってる場所があったらごめんなさい。
こう見ると>289以前のもちょっとディアナ様の心理状態とか
文章表現おかしい場所ありますけどねorz
ホーク×クロの時より時間忘れてノリノリで書けた自分がいたりしました。

あとはグレイをどうするかで終わり。なんですが
構想だと確実にハッピーエンドじゃないです…ではお邪魔しました。
440141:2005/07/02(土) 06:13:17 ID:es7QO74r
よく見ると文章間違いがありましたorz
>437
「それは、私の愛液です。私は…貴方に感じていたんでいたんです………」

「それは、私の愛液です。私は…貴方に感じていたんです………」

寝起きなせいかチェックが甘かったです。申し訳ありません。
441名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 08:17:25 ID:TuK4Fvsh
朝っぱらから鬼畜ディアナ様キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
壊れっぷりがいっそ清清しい。

これからのグレイの行方が気になるな…。
442名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 12:12:05 ID:0r5/zAsF
GJ!
443名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 23:55:21 ID:klnphyMh
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
ドSなディアナ様、最高です!
続きも楽しみにしてます!
できればバッドエンドでw
444名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 00:23:37 ID:qT5/gv3s
ディアナ嬢めちゃイイっす!!
クロも可愛い…。
445名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 11:14:09 ID:mLzwP1T+
グレイ×シルバーキボンヌゥ
446名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 17:56:50 ID:ghzKJyQ5
乗り遅れたが鬼畜ディアクロGJGJ!
どこまでクロが墜とされるのか楽しみ。
447名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 19:49:54 ID:+9uGNGcH
遅くなりましたが、エロ婆の方GJ!
エロール様は愛のキューピッドだったんだね(´∀`*)

貴方の文章エロくて好きです。
また書いてね。
で、今度詩人を書く機会があったら今度は出来れば濡れ場もキボン!
詩人さんも男なんだよというとこが見たいです。
448名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 00:03:59 ID:lfZG0Nnn
エロールはエロイんだよというところが見たいです。
449グレイ×バーバラ4:2005/07/04(月) 03:04:33 ID:cqwkbZsh
 恋人たちが、夜、飲むにふさわしい酒と言うことは、つまり。
「飲んだ後は盛り上がるらしいよ。 …ベッドの上で」
 バーバラが、笑いながら片目を瞑る。
「…余計なことを」
 己の思い描く答えが正しいことを知って、グレイは小さなため息をついた。
 彼にしては珍しく、微妙に苦い顔を見せている。
 それを見たバーバラは苦笑すると、再び、掌で包んでいる水面を揺らした。
 自分のことを話題に出されるのを極端に嫌うこの男が、
ベッドでのことを他人に干渉されるのを良しとするはずはない。
(ジャミルからは、あんたがえらく淡白な男に見えるらしいよ)
 と思ったが、それは口には出さない。
「あんたとクローディアのことを邪推して、殴ったワビも込めてのことだろうけどね」
「恐竜の卵だけで十分だ」
 そういうグレイの顔には、もう苦いものは浮かんでいなかったが、
「で、だ。 お前はこの酒の正体を知りながら俺に勧めてきたというわけか」
 おそろしく冷静な顔と声でそんなことを言う。
 グレイの性質に耐性のない人間なら、胃に氷の塊を詰め込まれたような気分になるのだろうが、相手は耐性のあるバーバラだ。
 バーバラはグラスを弄ぶのをやめると、わずかに肩をすくめて蠱惑的に唇を吊り上げた。
「これを飲んだあんたがどんな風になるのか、ちょっと見たくてね」
「………」
 グレイを試すようなバーバラの言い草。
 怒っていいのか、困っていいのか、それとも残念がっていいのか分からない顔をして、
グレイがバーバラを見つめる。
 手に杯を持つ姿は成人男子として堂にいったものではあるが、
反面、バーバラに見せている表情はひどく無防備で繊細だった。 
(うーん…。 もしかして、失望されたかな?)
 失望、という言葉を思いついた途端、バーバラは胸の辺りに針が落ちるのを感じた。
 その時の気持ちを正直に言っただけなのだが、これは隠しておくべきだったのだろうかと
ほんの僅か、後悔に似た気持ちを抱く。
(後悔するのは好きじゃないんだどねえ)
 思っていた以上に、目の前の男を気に入っている自分に気づいてしまった。
 少なくとも、失望されてそのまま捨て置ける対象ではない。
450グレイ×バーバラ5:2005/07/04(月) 03:05:49 ID:cqwkbZsh
 グラスの酒を捨ててこようかと、口を開きかけた時に、
「そうか…」
 しばらくは複雑な顔でバーバラを見つめていたグレイが、突然、小さく息を吐いた。
 形容しがたい表情はそのままで、やや、伏せがちな視線を酒に送っている。
「…………」
「ならば、お前の期待に答えるとしよう」
「え!?」
 バーバラが何をと問い返す前に、顔を上げたグレイは手に持った杯に口をつけた。
「あー…」
 咄嗟に伸ばした指先の向こうで、グレイが酒を飲み干すのが見える。
 あっというまに、グラスの色が赤色から透明になっていった。
 恋人たちの為の酒を飲み終えたグレイは、空になったグラスをテーブルに置くと、
「飲んだぞ」
 今度は、追う側の顔をしてバーバラに問いかける。
 わずかに動かされた顎は、彼女の酒を指していた。
「…参ったね…」
 バーバラは心の中で、額に手を当て天井を見上げた。 
 目の前にいる男の表情はギラついてはいないが、今は余裕をもって彼女を見つめている。 
 さきほどの繊細さの尻尾すら、掴むことは出来ない。
(てっきり、やめるかと思ったんだけどね)
「お前が俺に飲ませたがったんだろう? これを」
「そうなんだけどさ」
 ふわりと笑うと、バーバラは色気のある風情で杯に唇をつけ、味わうようにゆっくりとグラスを傾ける。
 バーバラの白い喉が動くたびに、赤とオレンジの間にある液体は彼女の中を通り、胃へ落ちていった。
 香りは甘酸っぱく、味は甘く濃厚、同時にあざやかにさわやか。
 催淫作用があると知っているからではないだろうが、何かが体中にじんわりと広がっていくような気がした
451名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 03:13:03 ID:EistwiDU
支援
452グレイ×バーバラ6:2005/07/04(月) 03:16:47 ID:cqwkbZsh
「ふ、う…」
 その吐息すら、ほのかに色づいていて思える。
「飲んだか」
「飲んだわよ?」
 即効性ではないはずなのだが、体が熱くなっているような気がした。
 バーバラは立ち上がるとグレイの横に行き、綺麗な指先で彼の顎を自分の方に向けた。
 慣れ親しんだ男の唇に、そっと優しく噛付く。
 グレイは、口付けを仕掛けてきたバーバラの背に掌を回すと、
そうするのが当然のように舌を彼女の口内へ忍び込ませた。
 温かいものが二人の口の中で蠢き、絡み合う。
 味の無いはずのそれが、異様に、甘く感じる。
「ふ…」
「ん…」 
 否、味ならあった。
 今しがた二人が飲み干した、恋人たちの為の酒の味が。
 口の中から広がる香りが鼻腔を犯し、脳にまで染み渡っていった。
 息が徐々に苦しくなり、何度も唇をわずかに離して空気を取り入れ、再び
唇を重ねては舌を絡め、その温かさ、柔らかさ、質感に背筋を震わせる。
 掌ににじむ汗とせわしない呼吸が、いつもと違う自分たちであることを知らせていた。
 逃れたくとも、自分を絡め取ってくるものを手放せない。
 グレイもバーバラも、はあ、はあ、という細切れの呼吸と口付けを幾度となく繰り返していた。

〜〜〜続く

他の方のエロい文章に比べると浅いですが、次からエロ部です。
453名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 03:21:50 ID:cqwkbZsh
>>451
連投支援ありがとうございました。
454名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 03:27:15 ID:EistwiDU
二人とも色っぽくてイイ!

>わずかに動かされた顎は、彼女の酒を指していた。
ここの部分がエロカコイイ
455304:2005/07/04(月) 04:22:26 ID:ulXB2Rip
|・ω・ )

本命のホーク×アイシャ読みたいなんて云われちゃったら
書くしかないじゃないですか…_| ̄|○

また例の如くエロ直前までですが、
今回のはシルバーのと比べて甘いです。ゲロ甘です。
では投下します〜
456304:2005/07/04(月) 04:23:18 ID:ulXB2Rip
シルバーを『介抱』して戻ってきてみると、
パブの中から聞こえてくるのは、男たちの怒号のような声援と幽かにギターの旋律。
おおよその事は予想は出来るのだが…。

「なんでぇ、騒がしいな…」
とりあえず中に入ってみると、軽く20人ほどは居るだろうか。
ぐるりと取り囲むように人垣が出来ていた。
その中心に立つのは、短い銀髪を振り乱す痩身の女。
その隣りに、テーブル席の椅子を持ってきてギターを爪弾く吟遊詩人の姿。

足元に置いてある彼の帽子には、金貨が山のように積まれている。

「あらホーク、遅かったわね」

秀麗な笑顔を向ける女、バーバラは人垣を分けてホークの許へ。

「何やってんだよ」
「踊ってって云われたから踊ってただけよ」

ひとつ息をついてから、ふとテーブル席を見てみると、
ゲラ=ハとジャミル、そしてアイシャの姿。
「そろそろ戻るぞ」と、そのままホークは踵を返してしまったので、
アイシャは真っ先に立ち上がってホークの後ろをついていこうとする。
457304:2005/07/04(月) 04:23:46 ID:ulXB2Rip

 以前、そうやってホークの後ろを必死についていく姿を
 ジャミルに『かるがも』と云われ、笑われた事があって。
 無論、その場で覚えたての術法を駆使してきっちりと制裁はしてやった。

ゲラ=ハはカウンターで会計をすませ、
バーバラは詩人との『分け前』を確認してから、金を受け取る。

袋いっぱいに詰め込まれた金は、重さからして2000は余裕であるだろう。
「うわ、こんなに貰っちゃってもいいの?」
「礼を言うのはこっちだよ。久しぶりにいい稼ぎになった。」と、詩人は帽子をかぶり直す。
またここに来て下さいね、と見送られ、一行はパブを後にした。
458304:2005/07/04(月) 04:24:39 ID:ulXB2Rip
**

ほどなくパイレーツコーストを出、メルビルへと戻る船内。

既に陽は水平線の許へ没し。
濃紺がくまなく空に広がる中、船は進んでいる。

海水の温度が高く、天候が非常に不安定なサンゴ海近海だが、
今回は至って順調に航海を続けている。
メルビルに戻るまでは、どんなに早い船でも丸1日近く掛かるが、
この調子で進んでいければ、明日の昼までには入港出来るだろう。


各人、宛がわれた個室で休憩しているのだが、
ホークだけは密閉空間を嫌って、
外の空気を吸いに行こうと甲板へと続く廊下を歩いている。

甲板への出口に差し掛かると、そこから淡い銀色の輝きがにじみ出ていた。
見てから思い出したが、今宵は満月。
美しい月を肴にラムに酔うのも悪くない。
459304:2005/07/04(月) 04:25:13 ID:ulXB2Rip
ラムの瓶を取りに、一度船室へと戻ろうとしたが。


もうひとつ、自分以外の影がある。

 それは、月を見上げている。
 しかし銀の月が満ちた姿に見惚れているというよりも、
 寧ろ赫い月に何かを託し、希うかのようで。

夜目はあまり効く方ではないが、はっきりと解るのは、
空にぽっかりと浮かぶ、ふたつの月が。
小さな姿を、鮮やかな赤髪を、淡く優しく照らすから。

「嬢ちゃん」

低い声に呼ばれて、振り向く前。
確かに何かを拭ってからこちらを見た。
いつもは奇妙な形に結われている髪を下ろしている所為か、姿はどこか儚げで。
柔らかな風が一度、背の中ほどにまで達している夕陽の輝きをさらりと撫でる。
460304:2005/07/04(月) 04:26:14 ID:ulXB2Rip
「キャプテン? どうしたの?こんな時間に……」

まだ『こんな時間』と云えるほど夜が更けている訳ではない。
ホークはアイシャの隣りへと歩を進める。
こちらを見上げて小さく微笑む、その面差し。

幽かに、目元が腫れている。
思い当たる節があるだけに少々胸が痛い。

「それは俺の科白だろうが」と、軽く頭を撫でてやる。

撫でた手は、そのまま小さな肩へと運ばれ、
アイシャが驚く間もなく、そっとホークの領域の内側へと引き寄せられてしまう。

「………独りで泣くなって云ったろう?」

 同族に置いていかれた事実を知った日から。
 いつも、いつも。
 同室のバーバラに隠れ、声を殺し、膝を抱えて泣いていた。

 偶然にそれを目撃してしまい、
 たとえ一時でも苛烈な事実から遠ざけ、慰める為の手段として
 この小さな少女を抱いてからどれくらい経ったろう。

 いつしかそれは、確かな『想い』を伴い。
 必ず訪れてしまう別離から何としてでも逃れる手段を模索するようになった。

ホークの腰に巻きついた細い腕に、軽く力が込められる。
461304:2005/07/04(月) 04:26:48 ID:ulXB2Rip
そして。


「……誰にも、あげないんだからぁ」


軽い涙声のようにも聞こえる薄い声で
小さく呟いた少女の声は、波間に疾(はや)く消えていく。
『もの』にはならない、と云うのが身上だったが、
この少女の独白であるのなら、話は全く別の事だ。


こんな些細な一言で、しっかりと焚きつけられてしまった自分をどこかで哂いながら。
アイシャの肩に置かれた右腕はそのままに、
ホークの左の腕は素早くアイシャの膝の裏へと運ばれ
そのままホークが体勢を立て直すと、
アイシャの体重はホークの両腕へとあっさり託される。
462304:2005/07/04(月) 04:27:27 ID:ulXB2Rip

「うわあぁっ!」

素っ頓狂に驚いた声を上げたが、
細腕は無意識に頼る場所を求めて、ホークの首へと廻された。
悠々と『お姫様だっこ』の体勢のまま、ホークは自らに宛がわれた部屋への道のりを辿っていく。

ドアノブだけはアイシャに廻してもらい、
足だけで巧みに船室のドアを開けてから施錠もせず。
ベッドにアイシャの体重を乗せた後、すかさずその上にホークが被さる。

その面差しは、いつも浮かべている不敵な笑みとは少しだけ属性が違うような。
精悍なのには変わりないのに、心なしか焦っているようにも見える。

「残念ながら、俺ァ『あんな事』云われて正気で居られる人間に出来てる憶えは無ぇ」

エメラルドグリーンを丸くさせて驚いているアイシャ。
ホークの云う『あんな事』がどんな事なのか、さっぱり解っていない。
それでもホークの気配が近いのが心地よくて、そっと手を伸ばすと。

応えて。
あたたかく柔らかな感触を、互いの唇で分かち合う。
463304:2005/07/04(月) 04:33:25 ID:f5brixI4

-------------------------------------------

今回はここまでです。
云い忘れましたが、ホーク×シルバーの続きみたいなカンジで…。

また書いてきます |彡
464名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 05:37:50 ID:CsE2k8yi
ホーク×アイシャ神キター!!
甘いけど落ち着きのあるしっとりした雰囲気が素敵です(´∀`*)
465名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 18:15:41 ID:0LNJJ3wm
グレバラもホクアイも禿期待!
466名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 00:30:09 ID:r3s0Pi70
ホーク人気者だなー。
男っぽい大人の男なんだけど
スレてない純朴なところもある、イイ男って感じだよね。
でも本気で女に惚れたことってあるんだろうか。
若い頃、港の商売女にマジになってアッサリ振られたりしてそうだw
467名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 01:10:15 ID:IBrL3VWq
ゲラ=ハものが読みたいと言ってみるテスト
あの紳士っぷりと食えないキャラがタマラナイ
468名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 05:53:07 ID:OFz1nelv
よっしゃグレバーキテタ━―━―━(゚∀゚)━―━―━― !!
挑発に乗っちゃうグレイも、それはそれで焦るバーバラも、激しくエロカコイイ。
そしてこれからバーバラは勿論、グレイの覚醒モードも見られる訳かい。
もう作者様は私のツボをどこまで押せば気が済むのかと。

ホクアイはいいですね。何度見てもイイですね。
>「……誰にも、あげないんだからぁ」
SFCの頃はこういう口調になると予想もしてなかったけど(当たり前だ)、
すっかり慣れた今見れば、この泣きそうな感じが確かにアイシャらしい。
469名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 08:06:18 ID:j4w1OGgW
おー色んな神が降臨されてるんだな。
どれもおいしくいただいています。今後も期待。

それにしても、ジャミル関係全然ないんだな。
ジャミル×アイシャとか読んでみたい。どなたかお願いします。
470名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 10:00:19 ID:9VOKzWf9
( ゚д゚)ホッシュ
471名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 22:25:41 ID:LbHeZirQ
急に人が消えた…
472304:2005/07/06(水) 22:27:17 ID:XZASpTyf
ホクアイの続きが出来ましたんで投下します(´∀`)
とてつもなく甘いです。
……本来の芸風が甘なんで…。
473304:2005/07/06(水) 22:28:18 ID:XZASpTyf
最初は触れ合い、軽く吸いあうだけのバードキス。
繰り返すうちに口を覆われて、舌を捻じ込まれる。
歯列を隅々まで辿られ、ホークの味を刷り込まれてしまうかのように。

「ふっ、……んぅ、ッ」

舌の侵入に苦しげに声を上げ、夢中でかき抱いたホークの肩を数度引っ掻く。
コートの上から落ちてくる主張は息苦しげで。
一度だけ口を離すと、閉じ込められていた吐息が解放されて一気に溢れ出た。

「くぅっ!ぷあぁ……ッ」

酸素を貪る少女の姿を映す隻眼は、僅かに細められる。
アイシャが呼吸を整えるその間に、
ホークは自らに纏わるコートを脱ぎ捨てて適当に放り投げてしまった。
遠くで布にしては重たげな音がばさり、と落ちたと同時に、
被さってくる大きな気配は、至近距離どころか内側にまで入り込んでくるかのようで。

口づけただけで甘く蕩け、薄いキラメキにコーティングされたエメラルドグリーンは
年不相応に壮絶な艶を醸し、容赦なくホークを射抜く。
しかしそれは、本人の与り知らぬ事だというのだから、始末の悪い事この上ない。
474304:2005/07/06(水) 22:28:54 ID:XZASpTyf
再びに、小さな口を塞ぎながら。

大胆に開いた服のサイドから左手を忍ばせ、
右の掌は肌の滑らかな感触を確かめるかのように、頬から首筋、うなじをゆっくりと這った。
覆い隠す布を徐々に取り払っていく衣擦れと、
身体の上に点在する自らのものではないぬくみに翻弄されて、
喉の奥に蟠る声は、ある程度留まった後、自然に押し上げられてしまう。

ランプの暖色がゆったりと揺れ、それを合図にしたかのように。
対照のぬくみは、アイシャの両の乳房を包み込んで中へと寄せ
その先を彩る小さな左の蕾に、軽く舌を乗せた。

「あっ……!はんっ……、ッ」

乳輪を何度も舌先で虐め、徐々に蕾が綻ぶかのように膨らんでくると軽く歯を立てる。
じゅうっとわざとらしく音を立てて強く吸ってやると、
過ぎる刺激に、その背を撓ませて悦ぶ事など承知の上。
空いた右の乳房は、鷲づかみに掴まれてかたちを柔軟に変え、
指の腹でなぞるように蕾を弄ぶ。

「んぅ…、くあぁッ!!」
切なげに響くアイシャの声と共に、部屋に満ち始める濃密で淫猥な空気。
乳房への執拗な愛撫の所為か、ホークの左の掌は既に離れ、
アイシャの内股の肌の感触をまさぐっている事に気付いていない。
475304:2005/07/06(水) 22:29:39 ID:XZASpTyf
漸くそれに気が付いたのは、身体を覆い隠す最後の布を剥ぎ取られた時。
咄嗟に足を閉じようとしても、ホークが既に割り込んでいて閉じ様が無い。
一糸もまとわぬ姿を故意に見つめてくるホークの視線に言い様の無いもどかしさを感じながら
麻痺しかかった思考の下す命令は、視線を外す事。

命じられるがままに熱い視線から逃れた瞬間に、
身体の中心を異質でありながら柔らかな熱が、確かな形状を伴って刺激してきた。
秘められた花弁の中心を、ゆるりと撫で上げる。

「あっ!!!んうぅ…っ、あああっっ!!!」

何度も、何度も。
ただ、ゆるりと撫で上げるだけ。
それでも敏感な肉芽にわざと触れたり、ほんの少しだけ入り口を掠めたり、で
ホークの指を淫らに濡らす蜜は、触れた分だけ上塗りされる。

そのエメラルドグリーンに浮かんだキラメキは、ついに泪へと姿を変えて。
ころりと一粒、枕の上に乱れた夕陽の輝きの束の中へと転げ落ちる。
細く、白い腕はホークの熱を求め、宙を何度も掻いて。

「……お、ねがぁ、ぃ、……もぉっ……、やぁ……」

今にも泣き出しそうな声を絞り出したアイシャの肩を抱き、口づけてやると
こちらが舌を差し入れる前にアイシャの方から挑みかかってきた。
自ら舌を絡め、重ね合い、吸いついてくる。
476304:2005/07/06(水) 22:30:11 ID:XZASpTyf
満足するまで応えてやってから。

「俺にどうして欲しいんだ、アイシャ?」

 閨事の最中にしか 呼んでもらえない名前
 ふたりきりの時にだけ 呼んでもらえる名前

 大好きな 甘く低く響く声の誘惑

「もぉ……、ほしいの……、ホー…クが、ほしいのぉ……」

 身体を重ねる時にだけ 呼ぶ名前
 意識を飛ばしかけた時にしか 呼ばない名前

 愛してやまない 囀り唄う旋律の罠

ホークの口角に笑みが上り、同時に花弁を撫でていただけの指先は
惑いも無くアイシャのナカへと埋められていった。

「んああっっ!!!」
根元まで穿って、指の腹で媚肉を擦る様に動いてから
道筋を広げるかのように激しくかき回す。
477304:2005/07/06(水) 22:30:50 ID:XZASpTyf
「あぁああっっ!!ゆび、がぁ……!!!ふあっ!!!」
突如として身体の奥深くから伸びて全身を絡め取る愉悦の蔦に
身動きと正常な思考を奪われ、急速に与えられる甘さのみを追い求める。
伴って、溢れて落ちる蜜は量を増し、くちゅくちゅと卑猥な水音を乱反射させながら
それは互いの耳へと戻ってくる。

時期にアイシャを翻弄する指は数を増やされ、
突き立てられて、悦び滴り落ちる蜜は
ホークの指を過ぎ、掌を伝ってぽたりぽたりとシーツの波間に消えていく。

「はあっっ!!!もっ……、んくぅっっ!!!」

一際、懇願するような嬌声が響くと、アイシャの小さな身体が小刻みに震え
内側から押し上げられる波紋に押し流されるリズムに身体を任せて、同じように波打つ。

柔らかく弛緩しきったしなやかな身体は、薄い紅に染まり、
虚ろにホークを映す瞳も、視線も、ひどく扇情的で。

「ほら…、こんなに溢れてるぞ……?」と、
先ほどまで散々アイシャを弄んだ左手の掌に溜まった蜜を
わざわざ見せ付けるようにして口に運び、自らの舌で掬い取った。
滴り落ちて手首まで流れるそれを、一滴すらも逃さぬように舐め上げる。

蜜がホークの口内に収まり、そのまま飲み下した事は喉仏の上下で露骨に現されてしまう。
478304:2005/07/06(水) 22:31:28 ID:XZASpTyf
不敵な笑みと額に唇のぬくみを残し、ホークの姿が一旦視界から消えてしまった。
しかし気配は近く、耳に入るのは衣擦れの音。
快い気だるさに浸されているアイシャは、それにも気付けず
ただその瞬間が訪れるのを待っているのみ。

程なくして被さってきたホークは自分と同じく、一糸もまとわぬ姿。
均整の取れた彫像のようなこの裸身に、
これから熱と快楽を存分に与えられる事への淫らな期待に満ちた吐息が
軽い溜息のように、無意識に零れ落ちる。

「うっ、ああああっっ!!!!」

ゆっくりとアイシャの一番深い場所を目指して、
指とは比べ物にならないくらい熱く太い楔が打ち込まれた。
焦がれた甘さはくまなく全身に広がり、
徐々にホークのぬくもりと気配が近くなるのに、言語では尽くせぬ安堵感に酔いしれる。
根元まで挿入しきると、ホークから強く抱きしめてきた。
吸い寄せられるように腕を伸ばし、熱を寄せると、どちらからともなく唇を合わせる。
感触を確かめると、ホークはゆるやかに波打つかのように動き始めた。
479304:2005/07/06(水) 22:32:07 ID:XZASpTyf
「あぁっ!!んっ、ふあぁああっっ!!!」

衝動に任せて叩きつけるような動きではなく、
アイシャの奥底から生まれてくる愉悦の波紋を確実に増幅させるようなゆるやかな抽送。
暫くそれを繰り返され、新たに生まれる火照りと
全身に拡がる愉悦がアイシャの感覚を確実に蝕んでいく。
夢中で縋りつくホークの耳元で、殆ど無意識に。


「ホークぅ……、すき……、だい…すき……っ」


後から溢れ出る嬌声に掻き消されそうなほどか細い声で、うわ言のように繰り返した。
ホークの芯を焦がす愛慕は、自らの限界さえも打ち砕き。
箍が音を立てて崩れ、同時に堰き止めていた昏い炎は全身を容赦なく焦がし始める。

夜闇の奥、チカリと火花が散った。

同じくして、ホークは貪り喰らいつくかのように、アイシャのナカをかき混ぜる。
「あっ!!!あぁああっ!!!ふあっ、くうっ!!!」
互いの肉を叩き合う鈍い拍手のような音が連続し、伴って蜜が淫らな水音と共に溢れ落ち。
たゆたう空気が一瞬にして、濃密で淫猥な甘さを孕んだものへと変貌していった。
硬い先端で媚肉の壁を強く抉られて、生まれて拡がる甘い電流は
アイシャの正常な思考と感覚を嘲りながら毟り取っていく。
480304:2005/07/06(水) 22:32:47 ID:XZASpTyf
すると、ホークは突然媚肉の誘惑を振り切って、自身を抜き出してしまった。
「あんっっ!!!」
急な喪失感に思わず声が洩れるアイシャ。
肩で呼吸を整えるアイシャの身体をころりと反転させて、
ベッドにうつ伏せる体勢にさせ、後ろから貫こうとする。
が、アイシャは振り返って何度も何度も首を振って嫌がった。

余りに嫌がるものだから、再び仰向けに寝かせ、数度口づける。
「そんなに嫌なのか?」
そう聞きながら、慰めるように抱きしめてやると、腕の中のアイシャは何度も頷く。

「ホークのかおが、ね……、みえなきゃ、ヤなの……」

小さな声がぽつりと零れ、蕩けて消える。
柔らかな頬を朱に染めて、拗ねるように唇を尖らせて。
あのエメラルドグリーンに上目遣いで見つめられる。

 これ以上の誘惑が この地上に存在しようか

再び少女の熱を自らに寄せ、片方の足を肩に掛けて交差位で
溢れる蜜でしとどに濡れた花弁の中心に、己が楔を突き立てる。
「ああああっっ!!!!」
欲しがった場所に再び収められた膨大な熱は、先ほどよりも質量を増しているような気がする。
与えられた熱を絞り上げると、歓喜と快感に苛まれ。
それは愉悦の記憶として、その場所に刻み付けられる。
481304:2005/07/06(水) 22:33:33 ID:XZASpTyf
「ああっっ!!!ひっ、くんぅっ!!!……、はあっっ!!!」
一番弱い箇所を硬い先端で強く突き上げられ、
突き上げられる強さとリズムのままに身体を震わせながら
その度に細く白い喉から搾り出される、泣き叫ぶような嬌声。
しかしその端々には、望むがままに与えられる快感に
髄まで浸って酔いしれる声も確かに混じっている。

その証拠にアイシャの全身は既に紅潮し、珠のような汗が滴り落ちている。

頃合と見計らったホークは、再び突き上げる動きを止めてしまった。
今度はアイシャの両の膝を乳房に付くほどにまで上げさせる。
その上に圧し掛かるようにして貫き、
アイシャの両の足と腕とを一緒に、固く囲って身動きを赦さない体勢で
一片の容赦もせず、強く速く腰を叩きつけた。

楔を挿入される角度を急に変えられ、
普段は擦られないような場所を先端が強く擦っていく。
未知の快感により、ホークを抜き差しされる事そのものに
ひどく敏感になっているような気すらしてきた。
「ああぁあっっ!!イ、イ…!!!イイ……よぉっっ!!!」
そこから溢れる異質な電流に急速に押し上げられ、ガクガクと身体が震える。
背筋を撫でながら脳天へと響き渡る衝撃はアイシャが享受するには余りにも大きすぎて。
482304:2005/07/06(水) 22:34:06 ID:XZASpTyf
「もぉ……だめぇっっ!!!イッ……ちゃう、ああっ!!!やああっっ!!!」

絶頂が迫っているアイシャを更に追い詰めるように腰を打ちつけ続けると。

溢れかえっていた嬌声が途切れたと同時に、
淫猥な水音も、互いの肉を叩き合う音も途切れてしまい。
残ったのは、絡みつくような吐息だけ。

ビクンビクンと大きく震えるアイシャの白い乳房に、白濁の精が落とされた。
後から上塗りするかのように落ちてくるそれを
虚ろな視線のまま指で掬い取り、指先で混ぜ。
左の五指に満遍なく精を塗り込めてから、小指から順番に口に含んでいく。

視線の先には、被さってくるホークの面差し。
満足そうにこちらを見下ろし、汗で顔に貼りついたアイシャの髪を梳きながら整えてやる。
最後の親指の精を舐めとって、ひとつ微笑むその面差しは、
いつもどおりのあどけなく無邪気な少女の笑顔。

腕の中に引き寄せて、
その額と頬と唇に何度も極上の愛おしさを込めて口づけると、
ホークのぬくもりに安堵して、意識を手放してしまった。
483304:2005/07/06(水) 22:34:54 ID:XZASpTyf
**

背中に重く圧し掛かってくる重みとぬくみが快くて。
もう少し、このままで居たいと思ってみても。

どうも臍の付近で組まれていたハズの大きな手が、突如として動き出し
アイシャの全身を撫で擦ってくる。
そろそろ起きろという合図らしいのだが……。

「もおっ!!朝から変なコトしないでよっ!!!キャプテンのえっち!!!!」

頬を膨らませて寝返りを打つと、やはり夜闇の隻眼は既に目覚めていて。
ホークの歳には不相応な悪戯っぽい笑みですらも精悍に見えてしまうのは、
きっと自分は『病』にかかっているからなんだろう、と。
内心、呆れてみる。

「ほぉ〜、じゃあ……夜ならいいんだな?」

それ以上は言い返せず、口を噤んでしまう。
得意げな笑みは、そのまま尖らせたアイシャの唇の甘さを掠め取って。
腕の長さの分だけ離れてしまった気配を、再び自らの領域の中へと引き寄せた。

「嬢ちゃん」
「なに?」
484304:2005/07/06(水) 22:36:32 ID:XZASpTyf


「そろそろメシ食いに行かねぇと、モーニングが終わっちまうんだがな?」

掛け時計を見てみると、9つ半。制限時間は30分。
一瞬、飛び起きようかと思案したが、
確か食堂は時間が過ぎても開いていることは開いている。


「………もちょっと、このままがいいなぁ…」


我慢したクラブサンド分は、きっちり取り返そうと。
ホークのぬくもりに思いきり抱きついた。

外の天気は、マリンブルーとスカイブルーの競演眩しい、晴天である。
485304:2005/07/06(水) 22:41:26 ID:XZASpTyf

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以上です。…ノリノリで書いてた割に内容が…。
結局甘に流れるんで、恥ずかしいったらありゃしない_| ̄|○

466氏の「商売女にマジになって…」は、絶対やってそうw
個人的にはそういう経験を踏まえた上で、ちゃんとした遊び方を知っていくと同時に
本気で惚れるココロを失くしていったっつーか、ごまかしてたっつーか…。
そういう路線が萌え(*´Д`)

んでは他の皆様の作品にも期待しつつ(´∀`)ノシ
486名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 23:26:08 ID:j5wDCa8I
うがー3週間ぶりに来たら多すぎて嬉しいが読み切れん
最近だけでもホークアイシャにエロにグレイバーバラか、
どれも好きなんでちょいとずつ楽しむか…
487名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 23:46:34 ID:J3f6vhA3
うはぁ、しばらく投下来ないな〜と待ちわびてたトコロきた!
GJGJGJ!!!
488名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 03:54:10 ID:6y05JA4G
ホークアイGJ!
アイシャたんがエロ可愛い(´Д`*)ハァハァ
489名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 05:20:20 ID:KzQnakzg
わ〜ホクアイGJ!
グレバーハァハァ‥‥続きも楽しみです!ワクワク
490名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 07:13:53 ID:C3KpcJb2
>467
多分サブキャラだからいいんだよ。多分。そう、多分。
491名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 11:12:09 ID:JLzNxmfT
ありがとう神様!GJ!!エロエロでイイヨイイヨ-(*´Д`)
492名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 16:02:45 ID:uiKC67ZX
>>490
何を言う、俺のげらたんをサブキャラとか言うな!

ゲラ=ハのエロきぼん
493名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 17:56:49 ID:johwY6Ra
>>492
試しに書いてみようかと思ってメモ帳開いたはいいが、
想像つかなくて5秒で諦めたorz
494名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 18:33:55 ID:oVrJ7eTM
アイシャあたりに無邪気にぺたぺた尻尾触られて戸惑ってほしい。
495名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 18:56:50 ID:wpFZgLrg
懐の深いバーバラ姐さんキボン
496名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 20:35:27 ID:S9PpZWNE
そもそも人間とやれるのか人間に欲情するのか
そこからが問題だゲラ=ハは
ミンサガNo1のいい男なのは間違いないんだが残念だな
497名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 20:44:58 ID:HtsMCng5
他の連中は爬虫類にも劣るのか……
498名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:08:58 ID:pAR4eZBW
唐突だけどロマサガ3ネタ
499ユリアン対ビューネイ:2005/07/07(木) 21:11:01 ID:pAR4eZBW
「エレン、伏せろ!」
 俺は叫んだが、それは遅すぎた。
 見えたのは、一瞬の閃き。青白い煙のようなもので形作られた龍のあぎとが、彼女に勢いよく衝突する。
彼女は咄嗟に身をよじり、その龍の鋭い牙からは逃れたが、その代償として、バランスを崩した体に思い
切り龍の体当たりを食らった。結果、彼女の体は宙を浮き、後方の岩壁に背中からぶつかる。一呼吸の喘
ぎを残し、彼女はそのまま動かなくなった。髪留めが外れたんだろう、ポニーテールに結わえられていた
流れるような茶の髪が、力なく広がる。
 俺は舌打ちする間もなく、前方に文字通り身を投げ出す。視界が目まぐるしく転がる中、背中から、つ
まりさっきまで俺のいた場所から、爆発するような音が響いた。態勢を整えながら振り向くと、そこには
小さなクレーターが出来ている。そしてそこから、例の煙のような龍――あるいは龍のような煙が、金属
音にも似た甲高い咆哮を上げて、俺に向けて突進してきた。
 そして俺も、それに合わせて踏み込む。
 あとは単純に、素早さと反応の勝負だった。龍の牙を、俺は倒れ込みそうなまでに身をかがめてかわす。
左の肩口にかすったようで、かすかに痛んだ。そして上体を上げながら、さらに踏み込み、踏み込み、踏
み込む。すれ違いざまに龍の赤く光る瞳を視界の端で捉え、俺はそこに無我夢中で剣を振るった。
 勝負はつまり、俺の勝ちだった。俺の肩には血が滲み、しかしそれと同時に龍の断末魔を聞く。さっき
の咆哮よりもうひとつ高く、もうひとつ大きい最期の悲鳴。余裕があるなら耳を塞いでるところだ。
 振り返れば、煙の龍が音もなく掻き消えていく。
 そしてその先に見える人影に、俺は剣を握り直した。

 腰まで届きそうな金髪。
 尖った耳。
 美しい顔立ち。
 肩口と片足を露出させた赤いドレス。

 それはおよそ、岩と淀んだ空気だけの洞窟のようなこの場所には、似つかわしくない人物に見える。こ
こがあの、魔王聖王伝説の中でしか名前を聞くことの無い、アビス――闇と死の世界なら、尚更だろう。
どこぞの城なり屋敷なりの、綺麗に整えられた自室で、猫でも撫でてるべきってもんだ。
 だがこいつは、深窓の令嬢なんかじゃあない。人間ですらない。
500ユリアン対ビューネイ:2005/07/07(木) 21:13:57 ID:pAR4eZBW
「魔龍公、ビューネイ…」
 うめくように俺はその名を口にした。反応は無い。
 そう、ビューネイ。四魔貴族の一人、魔龍公。信じられないが、今俺の目の前に存在する、厳しくも品
の良いお嬢様、とでもしか見えないそれは、その伝説の化け物そのものだ。
 その化け物のそばの空間が、ゆらりと揺れる。そこには、さっきエレンを襲った龍が、主たる魔龍公を
守護するように現れていた。
 あの龍は、三匹いた。うち一匹は、戦いのさなかでなんとか消し去り、もう一匹は今しがた俺が切り刻
んだ。これであとは一匹。ビューネイ本体を含め、敵はあと二体。
 しかし――俺は、辺りを見回した。
 岩壁に身を預け動かないエレン。槍を握り締めたまま倒れている眼鏡の男、俺の幼馴染の一人、トム…
トーマス。地面に転がった曲刀に、這いずるようにしながらも手を伸ばし、しかしもう意識はない、浅黒
い肌の男、ハリード。
 そして、うつ伏せに倒れ伏す金髪の女性は、あのロアーヌのモニカ姫。プリンセスガードである俺が護
るべき、護らねばならないひとだ。
 幸いにして、誰も死には至っていないのは見て取れる。しかし放っておけば確実にそうなるだろうし、
俺も彼らとほとんど変わらないコンディションだ。
 眼前には、あの四魔貴族。
 絶望という言葉を表すには、これほど適した状況もなかなかないだろう。
 だけど。いや、だからこそ――
 俺は剣を構える。
 もうそれほど長い時間、俺は立っていられはしないだろう。あの龍に、疾風剣――と、あの技をそう名づ
けたのはハリードの奴だが――を繰り出せたのですら、奇跡に近かった。
 次で決める。決まることになる。
501名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:17:20 ID:pAR4eZBW

 ――やはりおまえは、諦めはしないか…

 不意に聞こえてくる声があった。不思議な感覚だった。鼓膜だけではなく、脳髄をも震わせるような。
 その言葉は、俺に向けられているようで、そうではないらしい。俺が何の反応も返さないでいるうちに、
魔龍公は言葉を続ける。
 つまりそれは、独り言だった。

 ――私は、おまえ達に倒される。哀れな虫けらどもに。何かの皮肉にも思えるが、これは、どうしようも
ないことなのだろう。それが私に課せられた、死の定めなら…

 定め。死の。
 今まで何度聞いてきたか解らないその言葉に、俺はどうしようもない憤りを感じた。奴は絶望している。
俺たちより強大な力を持ち、事実ここまで追い詰めているにも関わらず。
 まさか敵に、簡単に諦めるな、なんてことを言うつもりなんて無い。しかし何か妙な思いが、俺の中に渦
巻いてるのが解る。
 定め。定め、定め、定め定め定め定め定め――
「そんなもんが、何だってんだ」
 思わず俺は呟く。だけどそれは、魔龍公には聞こえなかっただろう。
 奴が俺に向けて片腕を上げた。その仕草は、正直優雅だった。それに呼応して、龍が飛び掛かってくる。
 奴との距離は10メートルほど。
 俺は駆けた。

   *   *   *

 剣を杖代わりにして、俺はゆっくりと時間をかけて起き上がる。
 くそ、終わった途端、体のあっちこっちが悲鳴を上げてる。闘ってる最中には大して感じなかったっての
に。どうせならもう少し、黙っていてくれ。
 ポケットから薬瓶を取り出す。一番安物の傷薬、俺はそれを少しだけ飲んだ。倒れている仲間四人を担い
でいくのは不可能だ。こいつは五等分して、皆に分けて気を付かせてやらなきゃならない。
502名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:21:04 ID:pAR4eZBW
 俺は歩き出した。一番近かったのは、モニカ様だ。
 彼女のそばに膝をつこうとしたら、そのまま俺の体はモニカ様の体に倒れ込む。
 まずい、何て狼藉だ。
 仮にも俺はプリンセスガードだ、冗談じゃない。誰が見てるってわけじゃあないが、それでも俺は慌てて
身を起こす。
 そして俺の手に何かが触れた。柔らかい。
 なんだ? 俺は視線を自分の手に移し、確認する。

 モニカ様の、尻。

 俺は、頭の中の冷静などこかで、思考が熱くなっていくのを、他人事のように感じていた。
 俺は、モニカ様の上に、ちょうど頭と足を逆にして倒れこんでいた。だから俺の目の前にはモニカ様の小
振りな尻があって、俺の股間は、ズボン越しにモニカ様の頬に触れた。
 いや、違う。俺は自ら、腰をモニカ様の顔に押し付けていた。彼女の柔らかな頬の感触を知り、俺のペニ
スが屹立する。そしてそれは、モニカ様の頬を強く圧迫する。
「う…うう…ん…」
 モニカ様が息苦しさに喘ぐ声が聞こえた。それは俺を、少し冷静にさせた。
 ゆっくりと身を起こす。両膝を立てた状態で、深呼吸して、どうにかして意識を落ち着かせる。しかしペ
ニスは痛いほど立ったままだ。
 駄目だ。俺は何を考えてんだ。そういえば何かで読んだことがある…生物は死が身近に迫ると、種を残し
たいっていう本能が強く働くとかなんとか。いや、だからなんだ、それがどうした。彼女を…モニカ様をどうす
る気でいる! ユリアン・ノール!
 目をつぶる。胸に手を当て、何度も何度も深く呼吸する。俺の体は相当参ってる。それに合わせて、精神
もだ。だからってそれは、何の理由にもならない。何も正当化しない…
 …もう、いいだろう。もう一度だけ、大きく息を吸い、吐き、俺はそれから目を開けた。

 そして、視界に飛び込んできたものに、息を呑んだ。

 俺はさっき、起きざまにスカートをめくってしまっていたらしい。モニカ様の上品な、純白…いや、少し
桃がかったショーツ。それが見える。
503名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:23:11 ID:pAR4eZBW
 彼女のような身分の人間が身に付けるに相応しい、上質なそれであることは見ただけで解る。何やら複雑
な紋様も縫われている。そして、ショーツの端々からは、モニカ様の尻肉がほんの少し盛り上がっていた。
食い込んでるんだ。
 俺はそれを鷲づかみにした。柔らかい…柔らかい、柔らかい! ショーツの滑るような手触りと相まって
もの凄い触感! もうこれ以上固くなるはずもないと思えたペニスは、さらに強く勃起する。
 スカートをばっと全てめくり上げ、俺はショーツの中に手を突っ込んだ。指を好き放題に動かし、自由に
その尻を支配する。信じられないほど柔らかい。手汗でぬるりとした中でも、肌は吸い付くような感覚を俺
に与えてくる!
 手の平には、ぬめり、しかしこのままくっついて離れないんじゃないかと思うほどの尻の柔らかさ。手の
甲には、今までモニカ様の股間や尻を覆っていた、やや汗で湿り気のあるショーツのなめらかさ。
 もう、駄目だ――
「んく、はあ、ぁッ…」
 ――ッ!
 モニカ様の声が響いて、俺は勢いよくショーツの中から手を抜いた。
 そしてそのまま、思考も俺の動きも止まる。
 ただ、それも一瞬だった。俺はすぐに俺のしたことを自覚した。同時に、手に残る感触の余韻を握り締め
る。
 このままじゃ、駄目だ。
 俺は間違いなく、モニカ・アウスバッハを、犯す。
 頭を振って、俺は立ち上がった。まずは…まずは、他の奴を起こす。そうすれば俺も、今よりもう少し冷
静になれるはずだ。最悪、それでも行為に及ぼうとしたとしても、起こした誰かが止めてくれる。

 そうして…俺の、目に止まったのは。

 すらりと伸びた、脚だった。ぴっちりとした黒いロングスパッツに覆われたそれは、露出しているよりも
むしろ艶かしい。
 シノンにいた時、何度この脚を材料にしてオナニーしようとしたか、覚えてない。ただ、一度もイったこ
とはなかった。その前に必ず、罪悪感だとか惨めさだとかの方が先に来るからだ。
 だが今なら。どうにだって、できる。想像の中じゃなく…
 俺はふらふらと、その脚へ、脚の主へと近づいていった。
504名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:25:08 ID:pAR4eZBW
 名前を呼ぶ。
「エレン」
 反応は無い。もう五歩も歩けば、辿り着く。
「エレン」
 そうとも。モニカはロアーヌ領主の妹。俺はその護衛者。もっとも、ロアーヌを逃げて来た身ではあるん
だが、それにしたって、寝込みを襲うなんて笑い話にもならない。
 だが、ただの村娘なら? 別に…別にいいんじゃあないか?
「エレン」
 これで何度目だっけか。彼女は応えるどころか身じろぎもしない。ただ胸が、静かに上下している。
 胸…胸。
「エレン」
 胸。大きい。覆っているのは、薄手のシャツ一枚だけ。
 あと一歩。
「エレンッ!」
 俺は飛び掛った。すかさず両手で、彼女の両の太股をつかむ。揉みしだきながら、手を上にやっていく。
その先にはエレンの股間がある。
 エレンの肌はモニカのそれよりもう少し固く、しかし柔軟さは損なわれていなかった。強く揉めば揉むだ
け、その分押し返してくる弾力。それでいて俺の指を柔らかく受け止める。
 だけど指なんかで満足しちゃいられない。俺は自分のズボンを引き摺り下ろそうとしたが、しかし焦って
上手くいかない。思い直し、俺は股間のチャックを開くと、そこからペニスを取り出した。
 俺はエレンの体を無理やり抱き起こすと、エレンの体と岩壁の間に、身を滑り込ませた。岩壁に背中を預
けて座り込む俺の上に、エレンの体が倒れこむような格好になる。
 途端にペニスが、信じられない感触に包まれる!
 エレンの、尻だ。モニカのものと比べて大きいそれの、盛り上がった二つの肉の間に、俺の肉棒はちょう
ど挟まるようになったのだ。そしてそこに加わるエレンの体重が、俺のペニスにどうしようもない感覚を、文
字通り押し付けてくる。
 瞬時にしてこみ上げるとんでもない快楽に、しかし俺は身を委ねなかった。こんなところで出すのは勿体
なさすぎだ。もっと、もっと味わい尽くす。出すのはそれからだ。
505名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:26:20 ID:pAR4eZBW
 エレンの肩口から俺は顔を出し、エレンの顔をこちらに向かせる。力なく閉じた目。少しだけ開いている
唇からは、若干よだれが垂れている。俺はそれを舐め取り、そのまま彼女の口を貪りに行く。
 唇と唇と合わせ、舌を侵入させる。態勢が態勢だけにやり辛いが、そんなことはどうだっていい。
 まず触れたのは歯で、俺はそれをこじ開けた。そのまま舌を進ませると、今度はエレンの舌と触れる。そ
れを舐め、俺の舌と何度も何度も絡ませる。ぬるっとした柔らかさ。肌のそれとは違う楽しみがある。

 ぬちゃ、ぬちゃ、ぬちゅ、ちゅっ、ちゅ…

 やがて俺はエレンの舌を解放し、唇を離した。俺とエレンの唇の間で、ひどく濃厚なよだれが糸を引き、
それはエレンの肩に落ちる。
 俺は両手をエレンの尻にあてがい、少し持ち上げた。さっき俺はギリギリで射精を中断させたが、先走り
汁だけはどうしようもなかった。エレンの尻は、それでぬらつき、汚れている。汚されている。
 俺が、汚した。
 尻だけを持ち上げているため、エレンの体はくの字の逆のような状態だ。彼女の頭は、俺の肩辺りにだら
んともたれかかってくる。エレンの艶やかな髪が俺の鼻先を撫で、そこで俺はあることに気が付いたが、今
はそれよりもやることがある。
 動きづらいが、俺は何とかペニスの位置を調整し、ゆっくりと彼女の体を下ろした。すると、俺のペニス
は彼女の股間から顔を出すようになる。
 エレンの脚で、太股で、股間で、素股をする。それが、わざわざこんな態勢を取った俺の、狙いだった。
 しかし腰を動かす前に、俺は地面をあちこち手探る。やがて目当てのものに触れた。エレンの髪留めだ。
さっきの戦いの時に外れ、エレンの髪はただのロングストレートになっていた。それでは駄目だ。俺はエレ
ンの髪を束ね、髪留めをつけた。これでやや不恰好ながら、いつものポニーテールになる。
 いつものエレンを犯せるのだ。いつものエレンを犯す。
506名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:26:54 ID:pAR4eZBW
 そして俺はエレンの尻を横からつかみ、押さえつけ、おもむろに腰を上下させた。狙い通り、俺のペニス
は、彼女のヴァギナや太股に、スパッツごしに擦られる。

 シュ、シュッ、シュ、シュ、シュッ、シュッ!

 やはりエレンの肉は少し固い。しかしそれでも柔らかい。相反した二つの感触は、俺のペニスを、上と左
右から刺激する。
 俺はそれから、右手だけを腰から離した。片手だけじゃエレンの腰を固定させづらく、エレンの体はやた
らと浮いてしまう。だけど素股の感触はそう失われなかったし、何より俺にはそうしてでもやりたいことが
あった。
 右手は、胸へ。シャツの上から、強く、夢中で押し潰すように揉んだ後、シャツの首口を掴み、力任せに
下へ引く。当然、ビリィッと音を立ててシャツは破れ、そこからエレンの胸は露わになった…はずだ。この
態勢じゃ見えないが。
 でもそれはどうでも良かった。俺はともかく、エレンの胸を直につかんだ。柔らかいとかの話じゃない。
ぐにゅっと潰れ、しかし感じる弾力。むにむにとした肉の感触。吸い付く肌の手触り。

 むにゅっ、むにむに、ぐに、むにっ、くにゅっ

 限界はすぐに来た。もとより本当ならさっきとっくに出てるはずだったんだ。どれほども我慢できない。
俺はエレンを、俺の精液まみれにするんだ!

「エレン! エレン、エレン、エレンッ!」

 ビュルル、ビュル、ビュルッ、ビュルルッ…ドクン、ドクドクン、ドクンッ…

 彼女の名を小さく叫び、俺は射精した。射精しながら、俺はエレンの体を持ち上げた。
 彼女の下から抜け出し、その上半身を岩壁にもたれ込むようにさせる。まだ射精は終わってない。俺は急
いで、シャツが破れ、露出したエレンの胸にペニスを擦り付けた。充分に胸を汚しきってから、今度はペニ
スを彼女の口の中に押し込む。いくらかエレンの口の中に射精して、それからさらに、彼女のポニーテール
の先をひっつかむと、そこにペニスを突っ込んだ。
507名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:27:47 ID:pAR4eZBW
 その態勢のまま、五秒ほど俺は硬直し、やがて立ち上がった。心地いい脱力感が俺の体を支配していた。
 見下ろすと、エレンのすべては、白い精液でめちゃくちゃに汚れきっていた。黒スパッツは白濁に滲み、
胸もあちこち汚れ、口からはだらしなく垂れ落ち、髪もあちこち白く濡れてそぼっている。
 我ながらよくもこれだけの量が出たもんだ。
 だが俺は、信じられないことに満足していなかった。
 しかしそれもそのはずではあるんだ。こんなのはただのいたずら。それじゃ駄目だ。
 本番をしないと、どうしようもない。ヴァギナにペニスを突っ込んで、子宮口まで何度も突いて、それか
ら中に射精しなければ。膣も子宮も、俺の精液で満たさなければ。
 だが、一回射精したことによって、俺は少し冷静になっていた。
 本当に犯すわけにはいかない。今ならまだなんとか誤魔化しも効くだろう。しかし最後まで行けば、もう
戻れるはずも無い。当然エレンは、俺を軽蔑どころではない思いで見るはずだろう。そうして俺は大切な仲
間を、最低でも一人失うことになる。
 解ってる。解っているんだ、そんなことは。しかしどんな言葉を並べても、俺の怒張は収まらず、俺の意
識もセックスから離れることが無い。我慢など出来ない。
 俺はエレンを見下ろしたまま立ち尽くし、しかしいずれはやがて彼女に再度襲い掛かるだろう事を自覚し
ていた。全身精液まみれのエレンを前にして、こんな冷静な思考が、そう長く続くはずがない…

 ――う…かふっ、あ…

 声が聞こえた。
 俺は、ようやくエレンから視線を離した。首だけを背後を振り向かせる。
 俺が倒した、四魔貴族の一人。魔龍公ビューネイ。奴は仰向けにただただ無防備に倒れ伏している。とど
めを刺せていなかったのか。今のは奴の声に違いない。
 その事実を認識した俺は、同時に、ある考えを頭によぎらせていた。

 そうとも。奴なら何の問題も無い。
 衰弱死するまで、犯して犯して犯しつくせばいい。

 俺はきびすを返した。
508名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:29:54 ID:pAR4eZBW
終了
タイトルに偽りあり
いや力尽きたんだよここで
509141:2005/07/08(金) 04:39:15 ID:xlk+VDos
一応、狂気ディアナ編が完結したので投下します。
はっきり言って救いもないし、歪みっぱなしの話です。
今度書くなら純愛系にしたいですねハイ。

諸注意だけ。
・死人が出ます。
・グレイファンは見ないでください。
 見て不快に思われても責任取れません。
・ディアナ姉さんはもう愛に飢えた狂人です。
 普通のかっこいいディアナ姉さんが見たいなら見ないでください。
・長い割にエロが最初くらいしかないです。
 (中編でもっとエロ書きたかっあkbふぁgふjこ!)
・異常に文が長いです。
・シナリオ突っ込み所多いですが突っ込まないでください。
 誤字あるかもしれません。それはご了承ください。
510141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:40:48 ID:xlk+VDos
 …私は心を捨てたクローディアを抱き続けていた。
 卑猥な音と愛液の不協和音が続く。
「あっ!あ…そ…そこっ…んあっ!!」
 今までに無いほどよがり狂うクローディア。
 なんて可愛いの。堪らない。私の手で壊してあげたいわ!
「そこ…!?そこをどうしてほしいの…?言ってみなさい!」
「い、いじって…っぅう…ん!」
 弄りながら、甚振りながら問い質す。
「いじって?いじってじゃないでしょう…
  ほら、ちゃんと言いなさい!『いじって下さい』って!!」
「い、いじって…くださっ……い…」
 私はその言葉を聞いてゾクゾクと深い悦楽に浸る。
 笑みが止まらない。止めたくない。狂喜こそ私の快楽なのだから。
「ふ、ふふふっ…あははっ!!そう、言えるじゃない!
   そうやって私だけの命令を聞いていればいいのよ…そうやって……!」
 もう私の目には、私の指で口で翻弄される女の姿しか映っていない。
 理性も思考もほとんど吹っ飛びかけている。
 ただ、私はしっかりと感じていた。心の奥底である決意が固まっていくのを。
 あの男。グレイを消す…という事。
511141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:41:40 ID:xlk+VDos
 …別に殺意を抱くのは今日に始まった事じゃないわ。 
 旅の最中、クローディアはあの男…グレイから離れないような行動をとっている。
 いつも隣へ…いつも傍へ。片時も離れようとしない。
 …私が怖いから?逃げたいから?そうじゃないわね。
 私へはちゃんと『服従』してる。
 だけど『女』としての感情が、無意識にあの男へと惹かさせていく。
 言葉に出そうとはしないけど自然とね。まるで子供の恋の様。
 それが鬱陶しい…憎い。癪に障る。
 後ろから、右手にあるロブオーメンで切裂きたくなる程に。
 でも、それは出来ない。それをすれば、
 結果としてクローディアの心に『歪み』を残す事になるもの。
 …その『歪み』が私への怒りや憎しみを生み、私に牙を向く事はありえない。
 あの女に今まで植え付けた従者としての意識がそうさせる筈は無いから。
 でももし…仮にそうして私と二人になったとしたら…
 クローディアはどういう感情で私に従う事になるかしら。
 きっと、私に対する恐怖や怖れでいっぱいになる。
 『逆らえば、きっと私も殺される』そういう意識で従うでしょうね。
 そうする事。それも一興ではあるけど…
 言ったでしょう?私は心も身体も全て私のモノにしたいって。
 それでは私に対する想いがあまりにも無いじゃない。
 それに、恐怖で塗りつぶされたその心にはあの男の残影が残る。
 私は『愛』が欲しいの。私だけ愛し、想い、従うその心が。
 …全てが私だけのクローディア。それこそが望みなのだから。
 ふふっ、嫉妬や憎悪から、支配欲…そして愛へ。人を想う気持ちなんて不思議なものね。
 
 クローディアを犯しきった後、私は頭の中で計画を練った。
 あの男が死んで、完璧にクローディアが私のモノになる計画。
 何かに毒を盛る?それとも、あっさりと刺し殺す?…絞め殺すのもいいわね。
 いずれにしても…ちゃんと『私の手』で殺してあげるわ。グレイ。
 私の女を誑かしておきながら、のうのうと生き、このマルディアスの地を踏むなんて…
 エロールが許したとしても、この私が許さないから。
512141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:43:52 ID:xlk+VDos
 翌朝、私の頭の中で計画は完成していた。少々荒っぽいけど、成功する自信はある。
 準備を整え、私は条件に適合する日を待ったわ。…失敗は許されないもの。

 
 以外にも運命の日は早く訪れた。神も私を味方してくれているのかしら?
 その日は雲行きが怪しくなってきた為
 私達は昼には旅を切り上げ、ブルエーレの宿へ向かった。
 早めの決断が功を奏したのか…殆ど濡れずに宿へ着けたわ。
 着いた途端、待っていたかのように雨が降り始めた。
 雨は豪雨とも言えるほどよく降っている。
 ……この雲の調子なら明日まで止みはしない筈。ちょうど良いわ。
 雨音で音がかき消されるから、とても好都合。
 私はこの日…計画を実行する事にした。
 いつもの様に男部屋(201号室)、女部屋(202号室)と二つ部屋をとった後、
 二人には内緒で私は女部屋の隣にもう一部屋(203号室)を借りる。
 …誰もいない部屋を。
 いつもの通り静かで会話の殆ど無い夕食を終え、私達は自分の部屋に戻る。
 先に風呂に入るのはクローディア。これもいつもと変わらない。
 いつもならその後、優しく抱いてあげるところなんだけど… 
 その日の私は紅茶を入れていた。
 ワロン島産のディンブラ。…ただし、睡眠薬入り。
 この睡眠薬、かつては私も少し飲んでいたわ。
 以前から言うように、私は最初イスマスの跡継ぎとして教育を受けていた。
 その自覚もあったのよ。だけど、アルベルトが産まれた途端
 急にただの『ルドルフの娘』として扱われるようになり、蚊帳の外に放り出された。
 ショックだったわ。今までを全て否定されたのだから。
 眠れない日が続いた。だから私は……まぁ、そんな事どうでもいいわ。
 もう昔の話だもの。今の私はただのディアナ…関係ない。
513141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:45:12 ID:xlk+VDos
 …でも、飲んでいたから分る。この薬の効き目。
 即効性があって、とても寝つきが良い。しかも短時間のみの効果。それはいい。
 ただ、注意しなければいけない事があるの。
 副作用があって『健忘』というのが起る。
 意味は簡単に言えば…記憶を喪失してしまう事ね。寝た前後の記憶が曖昧になる。
 下手をすれば『自分が何をしたのか、何かをしていたのか』さえ分らなくなるわ。
 ふふっ、だからこそ……今回にはちょうど良いのだけど。
 そんな事を思っていると、部屋の扉が開いた。
 入ってきたのはバスローブ一枚のクローディア…
 いつ見てもその姿はとても愛らしい。壊したくなる程、ね。
 私は例の紅茶を飲むように促す。
「…良いお風呂だった?そうそう、良い葉が手に入ったから
  茶を入れてみたのよ。飲みなさい」
「えっ………」
 クローディアは少し意外そうな顔をした。
 あははっ、すぐにでも抱かれる気でいたのかしら?
 …大丈夫よ。これが終わったらずっとずっと抱いてあげるから。
 いつもと違う私を見てクローディアは不思議そうな顔をしながらも
 言われるがまま私の真正面の席に着き、紅茶に手を伸ばす。
 そして……躊躇いも無く飲んだ。私はそれを見て微笑む。
「ねえ、クローディア…」
 席からゆっくり立ち上がる。
 そして、座っているクローディアの後ろに行き、抱きしめた。
「貴方は誰にも渡さないわ。私だけのモノ。
  だから貴方も私を愛し続けなさい。永遠に……」
 その言葉を半分聞かずして、私の腕の中でクローディアは夢の世界へと堕ちた。
「……答えは起きてから聞いてあげるわね」
 私はそう呟き、頬にキスをした。
514141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:46:30 ID:xlk+VDos
「グレイ、いるかしら?」
 私はグレイの部屋のドアをノックする。
 ドアの奥から『何か用か?』と声が聞こえた。
わざわざ訪ねに来てるのにドアも開けずに返事なんて…
 相変わらず無愛想、礼儀がなってないわね。
 それも今日が最後かと思えば清々するけど。
「用があるの。…203号室まで来てもらえるかしら」
「203?………お前たちの部屋は202号室じゃないのか?」
「…ええ。でも、203号室へ来てほしいの。用があるから」
 …私がグレイを呼ぶなんて事は滅多にない。
 しかも呼んだ部屋は泊まっているのとまったく関係ない部屋。
 さて、どう出るのかしら。自称『護衛』さんは?
 ここで揉める様なら、今…全てを終わらせても構わないんだけど。
 それだと面白くないのよね。色々と。
 腰にあるロブオーメンに手を添えながら…彼の返答を待つ。
「……わかった。すぐ行く」
「ええ、待ってるわ」
 意外にもあっさりと承諾。ちょっと拍子抜けね。
 ただ…元とはいえローザリア王国薔薇騎士であった身。
 単純な返事ではあるけど、私は感じていた。あの男の殺気の様なものを。
 うすうすは『何か』を感じているのかしら?
 それでもドアも開けずに私に詰め寄らない辺り、甘いわね。
 …そうすれば『護れたかも』しれないのに。ふふふっ。
 
 全ては私の手の中。ここまでは順調。
 せいぜい足掻かせてあげるわ。グレイ…
515141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:49:23 ID:xlk+VDos
 203号室。番号が違うだけで、他の部屋と比べても構造に変化は無い。
 キィ…と静かに部屋の扉が開く。
「ようこそ、グレイ」
 静かに、はっきりとした口調で私は客人に声をかける。
 …グレイの腰には以前、リガウ島の草原の穴で手に入れた古い刀をつけていた。
 多少なりと覚悟を決めて来た…という事かしらね。
 私はというと…部屋の最奥で右手にロブオーメンを持ち、左手でクローディアを抱えている。
「どういう状況か…分ってるわよね、グレイ?」 
「…」
 睨むような目でこちらを見ていた。
 私はグレイに対して笑みを浮かべ余裕を見せる。
「…まずは、ドアを閉めてもらえるかしら?」
 後ろを向かずにグレイは言われるままドアを閉めた。
 …油断は出来ない。あの男の刀の技術は旅を一緒にしていたから分かるわ。
 5メートル程度は離れているけど、あの刀なら技次第で届く範囲。
 とはいっても…彼が護りたかった『モノ』は私が抱いている。
 隙さえ見せなければ、あの男が何も出来ないのは分ってた。
「何時ごろから、気付いていたのかしら?」
「…最近だ。お前達の雰囲気が何か変わっている事に気付いたのは。
  お前がさっき部屋を訪れた時、何か…こうなる予感のようなものを感じてはいた。
  今のその姿を見るまで…信じたくは無かったが」
「ふふふっ、それじゃ…護衛としては失格ね。
  信じたい?信じたいですって?それは単なる思い込みよ。
  私だって色々信じてきた。その為にそれに応える為に、様々な努力をしたわ。
  けど…相手はそれを見もせず、相応しい者が現れると私など捨てた!
  信じるなんて、馬鹿な事。そんな事を言っているから甘いのよ。
  これが『現実』なの。分るかしら?グレイ」
 私はそう言い、クローディアの頬を舌で舐める。
「っく…」
 怒れ。怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ。もっと怒れ。
 私が今まで感じてきたものはこれ以上なのだから。
 自分の無力さ、弱さを噛み締めなさい。そうでなければ面白くないわ。
516141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:51:08 ID:xlk+VDos
 歯を食いしばりながら、グレイは私に問いかけてくる。
「…望みは何だ?金か?まさか帝国を強請るつもりなのか?
  そいつの皇女としての何かを利用する気か?」
「どれも違うわね。それに…皇女?何を言ってるのかしら。
  …クローディアは私のモノよ。身体も心も全て私のモノ。
  誰にも国にも渡さない。…貴方にもね、グレイ」
「…狂ってるな」
「狂ってる?どうかしら。私は自分の気持ちに素直なだけよ」
「クローディアを離せ…」
 じり…とグレイが一歩踏み出す。
 腰にある刀に手を添え『離さなければ斬る』と脅している様に。
「そうね…まずはその手にしようとしてる刀を渡してもらえるかしら?
  それが気になって話にならないわ」
 私はロブオーメンをクローディアの首に突き付け、子供のように微笑む。
 脅したって無駄よ…主導権は私にあるの。
「…」
 グレイは言われるがまま腰の刀をはずす。
「床に滑らせて渡してちょうだい」
 要求どおり、鞘ごと刀がツーっと床を滑ってきた。
 私は足の裏でそれを受け止める。…これで難関は突破ね。
 たぶん、どこかに小型剣くらいは隠し持ってるでしょうけど…
 …あの男は小型剣の使い方を分っていないわ。
 間合いを詰めないと何も出来ない。そして、腕は私のほうが上。
 ………さてと、話飽きたし、顔も見たくないし…そろそろ殺そうかしら。
 私はわざとグレイを挑発する行動に出る。
「ねえ、グレイ。貴方…クローディアにキスした事あるかしら?」
「…」
517141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:54:28 ID:xlk+VDos
「ほら、こんな風に…」
 私はグレイの方を見つめながら、クローディアの口にキスを仕掛ける。
 ただ、眠っているから口はあまり開かない。私は舌で無理矢理こじ開けた。
 クローディアの口内と私の舌が触れ合い、どちらのとも分らない唾液がこぼれる。
「こんな事した事無いでしょう?どう…悔しい?」
「やめろ…目障りだ」
 思ったとおりの反応をしてきた。なんて単純なのかしら。
「どうして?…やっぱり悔しいのかしら?」
 私はクローディアの胸も触り始める。
 寝ていても多少感じているのか、口から吐息が漏れていた。
「そんなのを見せてどうする気だ!!やめろ……」
「別に意味はないわよ?ただ私が楽しいだけ」
 明らかに怒りを見せている。見ていてとても面白い。
 私はそんなグレイを見て冷笑し、指を遂にクローディアの下腹部へ
 持っていこうする…………その時だった。
「…っ!!やめろ!!」
 グレイはそう叫ぶと、拳を握り締め真正面から突っ込んできた。
 ただ何も策も無い、ただ単純な怒りのみで。……馬鹿な男。
「ふふっ…そう。そんなに返してほしいなら返してあげるわよ。
  ほら、受け取りなさい!」
 私は猪の様に突っ込んでくるグレイに向かってクローディアを突き飛ばした。
 彼の眼には完全に私が見えなくなり、バスローブ1枚の女で覆い隠される。
 驚いたグレイは足を止め、私へ向かっていた事も殺意も忘れて
 とっさに…無意識ともいえるのかしら。クローディアを抱きかかえた。
 その刹那、ドスッと鈍い音が部屋に響く。
518141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 04:56:36 ID:xlk+VDos
「………それが、甘いって言ってるのよ」
「がっ…はっ……」
 ポタポタ…とグレイから赤い生臭い液体が床へ垂れ出していた。
 クローディアを抱きかかえたグレイの背中には…私のロブオーメン。
 …完全に心臓に到達している。腕に狂いは無い。
「ああ、でも…私のクローディアを抱きかかえてくれて感謝してるわ。
  もし、あのまま倒れてたら、大切な顔…怪我してたかもしれないものね。
  ……さようなら、グレイ」
 私はにっこり微笑むと、彼の背中からロブオーメンを抜く。
 グレイは言葉も発せずクローディアを抱きかかえたまま、倒れた。
 ………この程度なんて。人の命など、脆いものね。哀れな程…

 クローディアの上でうつ伏せで死んでいるグレイ。
 私は今までの『礼』をこめて一度足で頭を踏んであげた後、その死体を少し足でどかし、
 血塗れになりながらも、未だ寝ているクローディアを若干引きずり出す。
 …そして、彼女の手にグレイの血の付いたロブオーメンをそっと握らせる。
 グレイに強姦でもされそうになって…抵抗して思わず刺してしまった。
 演劇の脚本としては駄作ともいえるシナリオだけど、
 何も知らない『クローディア』から見れば…どうかしらね?
 私は軽く微笑むと何事も無かったかのように、203号室を後にした。
519141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 05:04:05 ID:xlk+VDos
 部屋に戻り、シャワーを浴びる。
 返り血も、あの男への憎しみも思い出も全て洗い流すかのように。
 シャワーを浴び終え、ハーブティーを飲む。
 こういう時はカモミールがいいわね。リンゴに似た甘い香りが心を落ち着かせる。
 ………。
 さて、そろそろ薬が切れる頃かしら。
「ぁ…!!きゃぁ…あああ!」
 隣の203号室から悲鳴のようなものが聞こえた。
 私は笑みを浮かべ…目を閉じ、カモミールを一口飲むと立ち上がる。
 …今まで長い準備も、時間も全てはこの時のため。
 クローディアの心から私を…かけがえの無い存在にするためのね。
 
 私が部屋に入ると、返り血にまみれたクローディアはグレイから離れ
 手にロブオーメンを持ちながら壁に背をつけ放心状態で座り込んでいた。
「クローディア…貴方……」
 目の前に惨劇に驚いた顔をする私。…内心はほくそ笑んでたけど。
「ひっ…!?ち、違う、私じゃない…私じゃないの。
  私、こんなことして無い…!」
 私の思った通り…いえ、それ以上に混乱してた。
 冷静に見れば、互いに向き合って倒れていたのに背中からの刺し傷、
 部屋が全然違う等、おかしな点は一杯あるわ。
 でも、目覚めた彼女には3つの事実しか映って無い。
 どうしてこうなっているのか何も覚えていない自分。冷たくなって死んでいるグレイ。
 …そして、その彼の血が付いた武器を自分が持っている。という事。
520141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 05:05:39 ID:xlk+VDos
「…落ち着いて、クローディア」
 クローディアに近づき、しゃがみ込んで
 彼女の右手に手を添えてロブオーメンを離させる。
 …半狂乱して振り回されたら大変だもの。
「でも…っ……グレイが…グレイが……!」
 私はそっと、そんな彼女の頬を手で撫でる。
「いいの。もう…それ以上言わなくていいわ。
  こんなに血で濡れて…怖かったでしょう………」
 手の暖かさを感じたクローディアは、涙目になりながらこちらを向く。
「私……何も思い出せなくて……気がついたら、私の上にグレイが倒れてて…
  もう、冷たくなって……て……手にはグレイの血がいっぱいで…
  思い出そうとすると頭の中にはグレイの赤い血しか浮ばなくて………
  やっぱり、私が…私が……グレイを…ああああああっ!」
 そこまで言うと拒絶するように頭を抱えるクローディア。
 優しく私は笑みを浮かべ…全てを受け止めるかのように抱きしめた。
「大丈夫…大丈夫よ。私がついてるわ。
  …だから無理に思い出さないで。そうやって自分を苦しめないで。
  どんな事があっても、私は貴方の味方よ。クローディア…」
 その言葉を聞いてもう我慢の限界だったのかしら。
 堰を切ったように泣き出し、血まみれの手で私を抱き返す。
521141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 05:08:31 ID:xlk+VDos
「ひっく、っう…ディアナ…ディアナ……」
 私の名前を連呼しながら、私の胸で泣いている。
 …私の名を『呼び捨て』で呼ぶのは実は今まで無かった。
 友情というものを除いて、人が人を『呼び捨て』で名を呼ぶのは、
 その人を想えなければ出来ない事。互いに心を許し合い、認め合わなければ出来ない事。
 …クローディアは今、私を『ディアナ』と呼んだわ。
 それは私を心に受け入れたという事。私の存在が大切だという事。
 ベットの上だけでなく今、こうしている時でも私を愛しているという事。
 …。
 あははっ!遂に…遂に私は欲しいモノを完全に手に入れた!邪魔者ももう誰もいない。
 手放さないわ。私の傍でいつも付き従うのよ。そして永遠に愛し続けなさい。
 地位も名誉も、金も何もいらない。私は私のクローディアさえいればそれでいい…
 
 この私の幸せそうな姿…偽りの愛をくれたナイトハルトに見せてあげたいわね。
 ねえ、アルベルトしか『見てなかった』お父様…お母様?あはははははっ!!


―――――――――――――
522141(狂気の薔薇):2005/07/08(金) 05:11:17 ID:xlk+VDos
〜メルビル・エリザベス宮殿〜
「…報告は以上です」
 皇帝に対して、報告書を読み上げているのは親衛隊長のネビル。
 ブルエーレの宿で起きた殺人・誘拐事件…公には殺人事件とだけ公表されている。
 つまり、ディアナの起こしたグレイ殺害についての話だ。
 グレイという監視兼護衛役が殺され、次期皇女のクローディアが行方不明。
 外見では分らないが、宮殿内部ではこの異常事態に大騒動となっていた。
 報告を聞き、絶望にうな垂れながら皇帝は問う。
「…クローディアが生きている可能性は?」
「ジャンの報告によれば、護衛の者の遺体はほぼ抵抗した様子も無く
  短剣で背後から心臓を一突きされていたそうです。かなり手練れた者の犯行に間違いありません。
  ですから、生存は絶望的かと……思われます」
「…」
「しばらくは…全力で捜索を続けるつもりです」
「頼む…」
「後…ローバーン公へはその情報、まだいっておりません。
  そちらに関してもこちらから根回ししておきます。では…」
 ネビルが去った後、皇帝はベランダから空を仰いだ。
「クローディア…」


―――以降、あの二人がどこへ行ったのか結局…誰もつかめなかった。
   迷いの森周辺で見かけた、という情報もあったが定かではない。
  
   …ディアナの弟、アルベルトがサルーインを封じる3ヶ月前の話である。
523141:2005/07/08(金) 05:15:04 ID:xlk+VDos
以上です。ほんとは区切って日を分けて投下しても
良かったんですが、全部無いと間が悪いので一気に投下しました。
こうして書くと、序盤のディアナ様の性格崩壊を
もうちょっと丁寧に書けばよかったと後悔。書き直したい勢いで。
クロの処女とか伏線っぽいのに文章削ったら何も使って無いしorz
愛が手に入らなくて寂しかった。だから嫉妬という形で狂気にかられた。
…って言うのが全然伝わってない。これじゃただの狂人だよディアナ様がorz
では、お邪魔しました。
524名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 05:59:58 ID:XfnRrGH6
>>141
前置き言い訳言い逃れ多過ぎ
失せろ胸糞悪いヘタレ
525名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 07:03:10 ID:nCGJuQS0
狂ディアナGJ!
グレイもなんかよかったよ!まさか死ぬとは思わなかったが…w
サガ系の話は結構甘いのが多くてこういった話をあまり見なかったので
逆に面白かったです。
甘々も鬼畜もスキー
526名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 07:22:12 ID:KB/2dSxg
死にネタは投下前に忠告しといた方がいいよ。
そーゆーの苦手な人とか、死ぬキャラ好きな人が見たらキツイと思うし。
何はともあれGJ。
527526:2005/07/08(金) 07:24:41 ID:KB/2dSxg
って、書いてあったね。
ゴメン。何か勘違いしてた。
528名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 10:15:28 ID:AG1npVVj
>>524
神の作品が気に入らないならお前が消えろ。

神の作品がを待ってました!ディアナGJ!
落とされたクロも可愛い!!
グレイがクロを好きなあまり
取り乱してるのもいい!!
やっぱり死んでもクロが好きなんだなW
529名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 13:23:56 ID:liFxHtrM
最近のエロパロ板はorzと・ω・をNGワードにいれときゃ、
たいていのウザいレス(特にヲタ女系)は排除できるぞ。
530名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 13:58:00 ID:ea4gdYR/
GJ!
ディアナ…恐ろしい子!
531名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 18:00:11 ID:tolMJtq3
>508
思考回路のヘタレ振りとおしり星人振りにハゲワロス
ここでギャグものが読めるとは思わなかった。GJ
532846(ゲラ=ハ×ディアナ未満):2005/07/08(金) 19:31:22 ID:7xMObGvN
グレイ×ディアナ書いた者です。
ゲラ=ハ、確かに見たい! と思ってネタを練ったはいいんですが、やはり力及ばず。無念。
エロどころかほっぺキス止まりですが、よろしかったら。
>360の続きです。グレイ×ディアナ前提で。
533846(ゲラ=ハ×ディアナ未満):2005/07/08(金) 19:33:56 ID:7xMObGvN
 出身地不明の冒険者とローザリアの女騎士と言う奇妙な連れと知り合って数日。
 どういう訳かアイシャがディアナというその騎士にすっかり懐き、
共に旅をしましょうということになったはいいが。
 ホークには一つだけ許せないことがあった。
 今日こそは言ってやる、と。宿に戻って皆で食事をしている時に呼びかける。
「おい、ねーちゃん」
 ディアナはアイシャと何か楽しげに話していたが、
「ディアナ、よ。ねーちゃんなんて呼ばないで」
 振り向いて、そう冷たく答える。
 いや本人にそのつもりはないかもしれないが、どうにもお高くとまって見えるのは
ホークの立場からすれば仕方ない。
「ちょっと言っておきてえことがあるんだが」
 低くそう言うと、ゲラ=ハが何かを察したように止めに入った。
「キャプテン」
 視界に入ったゲラ=ハからディアナが顔を背けるのを見て、遂にホークの堪忍袋の尾がぷちんと切れた。
「どんなお偉い身分だかしらねえが、何だその態度は! そんなにゲラ=ハが嫌なのか!」
「え……」
 驚いたようにディアナがホークを見上げる。
 何のことやらわからないと言うその顔を見て、ますますホークの怒りが募る。
「いっつもゲラ=ハ見るとそれだ! 嫌そうに顔背けやがる!」
 その言葉を聞いて、すっとディアナの顔が青ざめた。
「私……そんなことをしていた?」
「何とぼけてんだ、ゲラ=ハとまともに顔合わせたことねえだろうが!」
 言われて、ディアナは唇を噛み締めて俯いた。
「……そう、なのね。気づかなかった」
「気づかないってなあ、そんなあからさまにやって気づかないも何もあったもんか!」
「キャプテン、落ち着いてください」
 ゲラ=ハは常と変わらず冷静な態度でホークを諌める。
彼が全く気にしていないことが、余計に腹立たしい。
 ホークは昔からゲラ=ハを色眼鏡で見る人間たちに我慢ならなかった。
 特に怯えたように顔を背けるディアナのような女には。
534846(ゲラ=ハ×ディアナ未満):2005/07/08(金) 19:37:11 ID:7xMObGvN
「何怖がってんだかしらねえが、槍振り回してる怖いもの知らずのあんたが」
「やめろ」
 続けようとしたホークの腕をグレイが掴み、短く制した。と、同時に盛大な音が響き渡る。
「ホークのバカっ!!!」
 いつの間にやらホークの傍に近づいていたアイシャが精一杯背伸びして、ホークの頬を思いっきりぶったのだ。
「なんだ、いきなり!」
 いきり立つホークに負けずにアイシャも怒鳴る。
「ディアナはねえ、モンスターに襲われて家族なくしたの! 無意識に怖がるの、しょうがないじゃない!
ゲラ=ハだってグレイだってわかってるから何も言わなかったんでしょ!」
 どうしてそんなこともわからないのよ! とアイシャはホークをなじる。
「あ……」
 言われて、初めてホークは思い出した。
 ディアナはモンスターの襲撃を受け家族を失ったという話を、確かに最初聞いたのだ。すっかり忘れていた。
「アイシャ、いいのよ」
 今度はディアナがアイシャを止めた。それから無理に微笑んで、がたんと立ち上がる。
「ありがとう、ホーク。自分では気づいていなかったわ」
 それからゲラ=ハの前に立ち、頭を下げた。
「ごめんなさい、ゲラ=ハ。許してなんて言えないけれど」
「私は」
 ゲラ=ハが何か言う前にディアナは首を振り、それからグレイとアイシャに告げた。
「今日はもう休むわ。悪いけれど、一人で部屋を使っていいかしら?」
「ディアナ」
 珍しく心配する気配を隠さないグレイにディアナは微笑む。
「一人で考えたいの」
 階段を上って行くディアナを見て、はっと我に返ったホークは謝ろうと後を追いかけるが。
 ホークのバカっと泣き出したアイシャに阻まれて果たせなかった。
 これまた後を追うか悩んでいるグレイに、ゲラ=ハが静かに言う。
「私が行ってもよろしいでしょうか? 一度、彼女とは話をしておきたかったですし」
 グレイはその言葉を聞いて頷いた。
「……頼む。ディアナは別にあんたを嫌っている訳じゃないんだ」
「わかっていますよ」
 代わりにキャプテンを頼みますと、ゲラ=ハは泣きじゃくるアイシャとそれを宥めるホークを差して、恐らくは笑った。
535846(ゲラ=ハ×ディアナ未満):2005/07/08(金) 19:38:13 ID:7xMObGvN
 ディアナは部屋の椅子に座っていた。
 自分がゲラ=ハにそう言う態度を取っていたことに先程まで全く気づいていなかった。
 そのことをひどく恥じながら。
 確かに最初に会った時は驚いた。ゲッコ族に会うのは初めてだったから。
 多少、あの時のモンスターたちのことを思い出したのも確かだ。
 奴らの中にはリザードマンもいたのだから。
 だがゲラ=ハがそういうモンスターとは全く違うことは、ほんの少し話をするだけでわかった。
 穏やかで優しく、常に冷静沈着。槍の腕も一流の戦士。
 その人となりをディアナは好ましく思っているのだが。
 それでも、この身に染み付いた恐怖は消えていなかったらしい。
 己の怯懦とそれに気づきもしなかった厚顔ぶりに、自己嫌悪に陥っていると。
 静かに扉を叩く音がした。
 溜息を吐いて立ち上がり、扉を開いてディアナは息を飲む。
「申し訳ありません」
 立っていたのは先程まで考えていた、そのゲラ=ハ。
 なのに一瞬、体中の筋肉が硬直したことを今度はディアナも自覚した。
 これではホークも怒るはずだ。
「まだ休まれていなかったのなら、いいのですが」
 ゲラ=ハはそう静かに言う。緊張の解けたディアナは慌てて言った。
「大丈夫よ。こちらこそごめんなさい、気を使わせてしまって」
 ゲラ=ハはそれを聞いて感情の読めない目でディアナを見つめる。
 その視線がどうしてもあの時のモンスターたちのことを思い出させるのだと。
 ディアナは漸く気づいた。
「お話したいことがあるのですが、構わないでしょうか?」
 ディアナの怯えに気づいたのかどうなのか。やはり感情の伺えない表情でゲラ=ハは続ける。
「もし、迷惑でなければ」
 言外に自分が怖くなければ、と聞かれたような気がして、ディアナは首を振り部屋に招き入れた。
「どうぞ」
536846(ゲラ=ハ×ディアナ未満):2005/07/08(金) 19:39:38 ID:7xMObGvN
 部屋に入ってもゲラ=ハは入り口の扉の所から奥へは来ようとしなかった。
 恐らくはディアナを気遣っているのだろう。
 その心遣いを嬉しく思いながらも、座って、の一言が言えない自分がただ恥ずかしい。
「……ごめんなさい」
 離れた位置から呟くようにそう言うと、ゲラ=ハは軽く首を振る。
「私は全く気にしていませんから。先程はキャプテンが失礼しました」
 悪気はないので許してやってくださいと。頭を下げるゲラ=ハを見て思わずディアナは笑う。
「あなたが謝ることじゃないでしょう? それに、ホークの言ったことは正しいもの」
 最低だわ、と言うディアナに淡々とゲラ=ハは告げる。
「モンスターが怖いと言うのは、当然の反応です。あなたが気に病まれる必要はない」
「でも、あなたはモンスターじゃないわ」
「あなたの故郷を襲ったモンスターを作り出したのは、サルーインです。
我々ゲッコ族を立たせたのもサルーイン。同じに見えても仕方ありません」
「違うわ!」
 感情の読めない表情でそう言うゲラ=ハをディアナは激しく否定した。
「そんなこと言わないで! あなたはあいつらとは全く違うわ!」
「……ありがとうございます。そう言っていただけると、とても嬉しい」
 ふっとゲラ=ハの声が和らいだような気がして、ディアナは驚いた。
 柔らかな声で、ゲラ=ハは続ける。
「あなたが怯えているのは知っていました。あなたの過去を思えば、無理もない。
どうしていいかわからず無視していた私を許してください」
 もっと早くにお話すればよかったとゲラ=ハは言う。その声は確かに優しかった。
「ああ」
 ディアナは漸く、漸く気づいた。
「ゲラ=ハ、あなたの声は、表情と同じね。いろんな感情が読み取れるわ」
「……?」
 ゲラ=ハは黙って首をかしげる。訝しく思っているようだった。
537846(ゲラ=ハ×ディアナ未満):2005/07/08(金) 19:41:02 ID:7xMObGvN
 ディアナは嬉しくなって続けた。なんだ、こうしてちゃんと気持ちが読めるではないか。
「今まで全然気づかなかったの。何の感情もないようで怖いって、多分思っていたんだわ」
 あの時もそうだった。
 淡々と兵を殺して行くリザードマンたちは、耳障りな声で笑い続けるオーガ達よりも恐ろしかった。
 だが、ゲラ=ハは違う。こうしてディアナを心配してくれているではないか。
 近づいて、その腕に触れた。人とは違う、ウロコに覆われた肌。それでも確かに温かい。
「……気持ち悪くはないですか?」
「大丈夫」
 ディアナはゲラ=ハの体に腕を回し、その胸に顔を当てた。
 ゲラ=ハが息を呑んだのがわかる。気にせずにディアナは呟いた。
「……心臓の音がする。私達と同じね」
「……ええ」
 ゲラ=ハは躊躇うようにその手をそっとディアナの肩に置いた。
 がさがさとした感触のそれも、もう怖くはない。
 暫くそのままの格好でいた後、漸くディアナは顔を上げ、まじまじとゲラ=ハの顔を観察した。
 やはり無表情なその顔に、けれどもう得体の知れない恐怖は感じない。
「もう、大丈夫。今までごめんなさい」
 ディアナは思わず背伸びしてその頬にキスをした。
 弟と喧嘩した後、仲直りにする時のように。
「……」
 ディアナの唇が触れた場所にゲラ=ハは手を当てた。照れたように見えるのは気のせいだろうか?
「グレイさんに悪いですよ」
 ゲラ=ハのその言葉を聞いて、ディアナは首を傾げる。
 どういう意味か、色事に疎いディアナには掴めなかったからだ。ゲラ=ハは続けて言う。
「ゲッコ族は生理的に美しい女性が好きですから」
 ゲラ=ハはそう言って微笑んだ、ようにディアナには思えた。
「ありがとう」
 だからディアナも笑って、それから漸く言われた意味に気づいて赤くなった。
538846(ゲラ=ハ×ディアナ未満):2005/07/08(金) 19:42:09 ID:7xMObGvN
「ゲラ=ハ、槍の稽古をお願い」
 それからディアナとゲラ=ハはよく二人で槍の訓練をするようになった。
 打槍を極めんとするディアナにとって衝槍使いのゲラ=ハは願ってもない訓練の相手だった。
 槍に関しては全く門外漢のグレイがその様を観察していると、ニヤニヤ笑うホークにぽんと肩を叩かれた。
「妬けるか?」
「……」
 無視するがホークは続ける。
「ゲラ=ハはあれでかなりの女泣かせだぞ?
パイレーツコーストじゃあ、かなりの女があの声と態度にやられたもんだ。
俺もだいぶ悔しい思いをさせられたもんだぜ」
 お前も気を付けないとな、と言うホークにグレイは一瞬言葉を失ったが。
「……俺には関係ない」
 取り敢えず冷静を装ってそう呟く。
「あ、そう? そうなのかあ?」
 やはりニヤニヤしながらホークが更に言うと、アイシャが無邪気に同意した。
「だってゲラ=ハ、かっこいいし、優しいし、あたしだって大好きだもん!」
 ゲラ=ハならお嫁さんになってもいい! と言うアイシャに、ホークはあきれて言う。
「……ガキが何言ってんだ」
「頭の中身がガキなホークに言われたくないもんねーだ」
「何だとぉ?」
「……漫才はよせ」
 取り敢えず新たなパーティーは、上手くやって行けそうだった。
539846(ゲラ=ハ×ディアナ未満):2005/07/08(金) 19:45:57 ID:7xMObGvN
おしまい。へたれですみません。
どなたかぜひ、ゲラ=ハリベンジお願いします。
それでは皆さんのお話、楽しみにしてます!
540名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 20:36:14 ID:u85G610M
GJッ!ゲラ=ハダンディカコイイ!抱かれたいトカゲNO.1だ。
そういやゲラ=ハの体ってのは、まさにトカゲが立ち上がったような状態なのか
それとも人間のような体型になっているのか、どっちなのかねえ。
昔の公式絵なんかは確か後者だったよな。
541名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 21:07:06 ID:AG1npVVj
ゲラ=ハGJ!
このままグレイからディアナを奪えw
グレイよりもゲラたんとの方がディアナも幸せだし
それにしてもグレイはこういう役が似合うなあ。
542名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 22:20:29 ID:mp30bNPj
>>846さん
設定も、キャラの会話もすごく「らしく」て読んでいて非情に楽しめました。
よい作品をありがとうっ
543名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 22:30:35 ID:V1C2e/pJ
どっちのディアナも好きです。良かった。
面白かったですよGJ!!
544名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 22:34:52 ID:BRjwpDds
和むのう。
545名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 23:08:28 ID:aK/WWcv4
>>846
GJ!
ゲラ=ハ紳士
カコヨス

>>540
ゲラ=ハは人間体型
トカゲの立ち上がり状態なのはロマサガ2のサラマンダーだな
546名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 23:37:40 ID:NfGA2CNT
うほ、ゲラ=ハきてた!ありがとう神サルーインよ
547名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 23:41:18 ID:BRjwpDds
サルーイン呼ばわりかよw
548名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 01:03:10 ID:BlGCzwWU
GJ!
グレイ×ディアナもゲラ=ハ×ディアナもいいですな。
549グレイ×バーバラ7:2005/07/09(土) 02:47:46 ID:KlH+uM4D
 バーバラが衣服を全て落とした途端、グレイは熱を持った腕で彼女を抱きしめた。
 腕だけではない。
 バーバラの胸を押しつぶさんばかりに押し付けられるグレイの胸板も、唇を舐めとる舌も、
言葉をふさぐ唇も全てが熱く、バーバラを溶かしてしまいそうだった。
 性交の時には普段より体温が高くなるグレイだが、今の彼の熱さをバーバラは知らない。
 絡めあう舌がそのまま溶け合い交わり、一つになる。
 二人の間で窮屈そうにしていたバーバラの乳房をグレイの掌が揉みしだく。
 大きすぎず、だが豊かで形のよい胸が、男の掌にいいように弄ばれた。
 グレイの指が、既に赤く立ち上がっていた乳首に触れるたび、バーバラの腰に震えが走る。
 己の指一つで体を震わせるバーバラの反応に気づいているのかいないのか、
いつもより随分と性急にグレイはそこを責め始めた。
 余裕がないらしく、やや、乱暴なほどに。 
「あ…、ふ…、ちょっと、グレ…イ…」
 長い接吻のあと、わずかに唇が離れた隙をついてバーバラが声を上げる。
 なんだと問いかけるグレイの声は、既にいつもより低く濡れていた。
 ぞくり、ぞくりと、子宮の奥から背筋をつたって何かが駆け上る。
(ああ…、もう、こんなに早く…、そんな声を…)
 所在なさげにグレイの背中をさまよっていたバーバラの腕が、ますます途方にくれた。
 指に絡む細いものがグレイの髪の毛であることにも気づけない。
「どうし、た?」
「少し…乱暴じゃない…?」
 そういうとグレイの唇を軽くついばむ。
 グレイとて、酒のせいで普段では考えられないくらいに突き動かされている事は自覚していた。
 が、指摘されたからといって収められるものではない。
「すまんな」
 といいつつ、敏感すぎる乳首をさらに指先で弄る。
550グレイ×バーバラ8:2005/07/09(土) 02:49:41 ID:KlH+uM4D
 はさみ、つまみ上げ、ひっかく。  制御できない快楽が下半身へ落ちた。
「あ…! んん、…、ま、また…!」
 びくん、と大きく腰が跳ねる。
 茂みの奥は一度も触られていないというのに、既に液体が体内からあふれ出していた。
 バーバラが足を動かすたび、閉ざされた入り口がぬるりと擦れ合う。
「いつにもまして、良い反応だ」
 男の声は女の性感を刺激するように出来ているという。
 今のグレイの声はまさに、バーバラの性欲を思うままかきまわす官能の音そのものだった。
「…馬鹿…」 
 普段、そんなことを言わない男が自分を追い詰めるような言葉で攻めて来たことに、
バーバラは驚きつつも胸を高鳴らせる。
(…あたしも、やっぱり普通じゃないわね)
 その事実に気づいたバーバラは、グレイの頬にキスをしながら微笑んだ。
 その間も、バーバラの胸は絶え間なくグレイの責めにさらされ、翻弄されていた。
 左右に首をふり身をよじり、目じりから涙を落とし、バーバラはそれらを全て受け入れる。
 受け入れながら、切ない声をもらし続けた。
 体が、熱かった。
 責められている胸だけではなく、グレイが触れる全ての箇所が熱い。
 グレイがバーバラが体を震わせるたびに、触れ合う皮膚が快楽の悲鳴をあげる。
 気持ちよさからのがれようと身をよじれば、ますます追い詰められる。
 バーバラが声を出せば、グレイの体も震えた。
「…く…」
 何かを堪えるような声を出した後、また、バーバラを愛撫する。
 唇は自分と相手の唾液で濡れ、何度舌でそれらを舐めとったかわからない。
「ぁ…、ふ…、グレ、イ…、ぁ…」
 グレイの背に回していた手を、わき腹、腰、尻にすべらせ、熱くなった男の皮膚をまさぐる。
「…っ…! おい…」
 苦しそうに眉をしかめながら、グレイが小さな声でとがめた。
 バーバラは艶やかに微笑む。
「気持ちいいんだね?」
「…嬉しそうにいうな…」
「ふふ…、だってさ…」
551グレイ×バーバラ9:2005/07/09(土) 02:50:53 ID:KlH+uM4D
 自分の手で相手が気持ちよくなるのが嬉しいのだと、
バーバラは焼けそうなほどに甘い吐息で囁く。
 耳たぶにかかる息と声はグレイの熱を一気に膨張させた。
 胸をまさぐっていた指を、肌から離すことなく濡れた茂みへと滑らせる。
 バーバラが声を上げるまもなく、グレイの指先は愛液にまみれた入り口に滑り込み、
刺激を待ちわびていたクリトリスを軽く撫でた。
「…は…、ぁあ…!」
 一度撫でられただけなのに、見えない何かをねじこまれたような錯覚を覚える。
 バーバラが背中をのけぞらせるのを、グレイが片腕で抱きしめた。
「このまま果てそうだな」
「え…?」
 動くことを禁じられたバーバラが、苦しい呼吸を繰り返しながらもグレイの言葉を追う。
「グレイ、何を…」
 その先は言えなかった。
 大きくなった芽に指の腹を押し付けると、先から付け根までの全てを使って何度もこする。
 同時に、周りの襞も指全体を使ってひっかくように、さすりあげた。
 バーバラの中からあふれ出る液体がそれらのすべりを良くする。
 くちゅくちゅという音を恥しげもなく立てながら、
液体にまみれた指が途絶えることなくバーバラをおいやった。
「や…、ぁ…ああ、…グレイ…グレイ…、あああ…、やめ…」
 グレイがこのまま自分をイかせようとしているのを知って、
バーバラは腕の中から逃れようと腰を動かし声をあげる。
 が、グレイの腕は彼女を捕らえたままだった。
 肉芽を苛む指はますます激しくなり、バーバラの世界がだんだんと白く狭くなっていく。
 抵抗のための動きのはずが、知らない間に、
グレイのもたらすものを最大限に受け入れるためのものとなった。
「グレイ…このまま…、…ぁ…ああ…。 ……ぁ…ああ…っ!!」
 細く鋭い快楽の針が一本、クリトリスから脳天をまっすぐに貫いた。
「…ぁぁあ…、…ん…!」 
 愉悦が肺を満たす瞬間、入れ替わりに呼吸が止まる。
 体全体が、軽い痙攣を起こしていた。
552グレイ×バーバラ10:2005/07/09(土) 02:52:23 ID:KlH+uM4D
 きぃん、と耳鳴りが聞こえたかと思うと、大きな波のような愛液があふれ出てくる。
 バーバラは、それが体の中から出てくる瞬間を感じていた。
 か細い、悲鳴のような呼吸を繰り返しながら、恥しさと気持ちよさで頬を赤らめる。
 バーバラが予想外の恥じらいを見せたこにグレイの片眉がわずかに下がった。
「バーバラ?」
 きっとこの気持ちは男連中にはわからないのだろうと、
バーバラは自分に覆いかぶさっている男に無言で笑いかける。
(出てくる瞬間が分かるってのは、結構恥しいもんだんだよ)
 この気持ちが分からない男…グレイは、それ以上特に追求しようとせずに体を離した。
「?」
 バーバラがいまだ快楽の残る体を投げ出しながら怪訝そうな顔で見つめると、
グレイは力なく弛緩している彼女の両足を左右に割り開き、
愛液を流し続けている部分に彼の熱を宛がう。
 酒とバーバラの痴態のせいで、それはすっかり熱い塊となっていた。
 バーバラの本能が、余韻さめやらぬ体を庇う。
「…ま、待って…!」
「待たん」
 さんざん指で嬲れた部分を無視して、グレイの雄はまっすぐに体内の奥を目指す。
 いつもの柔らかさや余裕が感じられない行為にバーバラの腰が逃げを打った。
 しかし、すぐさま腰を掴んだグレイの手によってそれは阻まれる。
 どころか、自分の方へと力強く引き寄せたのだった。
 その分、熱いものがより奥へ押し付けられ、バーバラの支配者となる。
「! そんな、いやぁ…!」
 いきなり、子宮の入り口…感じやすいところを責められ、
バーバラは、普段の彼女からは考られないような声を上げた。
 生娘が出しそうなその声に、グレイが目を丸くして動きを止める。
 バーバラも、思わず口に手を当ててグレイを見つめてしまう。
 灰色の髪をバサリと垂らし、顔に影を作った男は驚いた風にバーバラを見下ろした。
「あ…あの、グレ…イ…。 今のは…」
 何を言うつもりなのか決めてなかったが、何かを言わずにはいられない。
 快楽以外のもので頬を染めるバーバラを見つめていたグレイだったが、口角をつりあげると、
彼女の言葉を遮るように、再び律動を開始する。
553グレイ×バーバラ11:2005/07/09(土) 02:53:01 ID:KlH+uM4D
「――――…っ!」
 グレイが、果てて間もないバーバラの体を揺さぶる。
 酒と一度目の絶頂のせいで過敏になっていたバーバラには、たまらない仕打ちだった。
「ま、まだ…、いや…、体…、ああ…!」
 手の甲を当てて声を抑えようとしても、突き上げの快楽はバーバラの手を唇から離していく。
 女の腰を掴んで上下に激しく動かす、グレイの手。
 バーバラの細い指が、その手に救いを求めて絡んでいく。
 自分はやめてくれと言いたいのか、もっとしてほしいと望むのか、バーバラ自身にもわからない。
 がくがくと揺れる体、乱れる髪、瞳から零れ落ちる涙、彼女は気づいていないが、
それら全てがグレイの欲望を奮い立たせる。
 二人の吐き出す細切れで不規則な呼吸が絡み合い、部屋の中を満たしていった。
 バーバラもグレイも体中が汗に濡れている。
 グレイが動くたび、バーバラの上にグレイの汗が雫となって落ちた。
「…中に、出す、ぞ…」
「………、…、…」
 バーバラが唇を開いて何かを言おうとするが、
言葉は全て切ない喘ぎ声と呼吸に吸い込まれて消えてしまい、
ただひたすら、肯くことしか出来ない。
「…バーバラ…ッ」
 呼ばれた名前に返しをしたいと思うのにそれもままならず、思いの分だけ、嬌声があがる。
 グレイの動きが、小刻みで単調になった。 バーラの頂点も近い。
(あ…、グレイが…くる…――――)
 その時のことを思った途端、中にあるグレイの雄を締め付けるように器官が収縮した。
「――――、…ぅ…っ!」
「あああ――――…っ…」
 瞼の裏に青白い光が飛び散るのと、中に熱い液体が吐き出されたのはほぼ同時だった。
「あ…、あ…ぁぁ…、ま、た…、イく…っ!」
 先ほどよりも太く熱い針が、またバーバラを貫く。
 貫いた男は、絶頂に身を震わせる彼女を更に追い詰めるかのように、揺さぶり続けた。
554グレイ×バーバラ12:2005/07/09(土) 02:55:31 ID:KlH+uM4D
「んー…、んん…!」
 かぶりを振ってやめるように頼んだが、彼女を翻弄する男はそれを聞き入れない。
 吐き出せるものをとことん吐きつくすまで、バーバラの揺さぶり続けるつもりなのだろうか。
「あぁ…! グレイ…、やめ…っ …て…、ってば…」
 最初とは比べ物にならない絶頂の持続に、バーバラは本気の懇願をする。
 指先から、胃から、喉から、脳みそまで全てが欲と快で埋め尽くされた。
 バーバラは体を痙攣させながら、このまま気をやれたらどれほど幸せなのだろうかと
白い海の中で思う。
 部屋中に性欲と愛欲と液体の匂いが満ちていた。
 未だ自分を貫いている雄を不思議に思いながら、バーバラは追い出す真似をせず、
温かい粘膜でそれを包む。
 きっと、今、彼女の中ではグレイが吐き出した精液と彼のペニスが絡み合って
凄い状態になっているだろう。
(あの酒、本当にすごい…) 
 幸せともいえる気分の中、“快楽”しか感じられなくなった神経が、皮膚のすぐ下に浮上してきた。
 体を流れる汗の一筋すら、今のバーバラにとっては啼かせるための愛撫となる。
「グレイ…」
「なんだ」
「こういうのを 気持ちいい、…て言うんだろうね。 …なんだか、全部埋め尽くされた感じだよ」
「……」
 瞼を閉じながら、バーバラがうっとりと言う。
 目を閉じているバーバラからは、グレイがどういう表情をしているのかは見えない。
 もし、男の顔を見ていたなら、貫かれているよりも更に奥の場所…子宮に、
痛いほどの疼きを覚えたことだろう。
「グレイ?」
 バーバラが目を開けた時には、彼にしては嬉しそうな笑顔のグレイがいるだけだ。
 女の体液と汗の匂いが満ちる部屋には、不釣合いな笑みだった。
 それだけでも体の奥が、きゅう、と新たな欲望を訴えてくる。
(……!?)
 “またなの?”あるいは“まだなの?”と、自分の際限のなさに身を震わせた瞬間、
皮膚の真下にある神経が、グレイの指先を敏感に感じ取った。
555グレイ×バーバラ13:2005/07/09(土) 03:04:54 ID:KlH+uM4D
 尖ったままの乳首をなんの準備もなく再び摘み上げ、コリコリと回す。
 もどかしくもあり激しくもある快楽に、 さんざん動いたはずの腰が、また、
バーバラの意思ではなく愉悦の命ずるままに動きはじめる。
「…っ、う…」
 入れたままのものを締め付けられる形となったグレイもまた、息を呑む。
「…ぁ…ああ、は、ぁ…! い…ぅ…! き、…急に…!」
「さっき…よりも、随分とよさそうだな…」
「だ…て、さっき、イったばっかり…、ぃ…っ」
「このまま、もう一度…イく、か?」
「馬鹿なこと、言わないで…っ!」
 このままでは本当に果ててしまいそうなバーバラが、
涙に濡れた目でたしなめるようにグレイを睨んだ。
 幾分かの哀願を含めて。
 目元を赤く染めながら年上の顔で睨んでくるバーバラを、
グレイは愛しいものを見つめる瞳で迎え入れた。
「そうだな、このまま果てては…お前がかわいそうだ」
 苦しさと楽しさが混ざった声でそんなことをいうと、乳首を弄んでいた指をクリトリスに移し、
押しつぶすように小刻みに揺らした。
 バーバラの脳裏に、あの白い絶頂が思い浮かんだ。
(また、あそこに連れて行かれる…!?)
 が、グレイは軽く指の腹でひっかけた後はそれ以上攻めず、バーバラの腰に手を当てると
彼女の中にあったペニスをゆっくりと引き出す。
 粘膜をこすられる感覚が、バーバラに声をあげさせた。
 煽られた体は休む間もなく、更に煽られている。


〜〜〜〜続きすぎ

ダラダラと、薄めのエロ部が続いております。
楽しみにしてくださってる方々に感謝しつつ、もう少し続きます。
556名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 03:43:10 ID:4h4DXHph
GJでございます
濃厚なグレバラ堪能させていただきました!
続き待っております
557名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 10:47:07 ID:qDcUNaqA
っていうか最近のグレイ良いキャラ多いだなあ
558名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 22:34:24 ID:zrcCUuXB
グレ×バー好きだ…。
楽しませて頂きました。
まだまだ楽しみにしてます。
559名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 03:52:06 ID:6yYfO/O6
>>557
本当になあ。

グレバー職人氏GJ!
続きも楽しみだ
560名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 03:54:12 ID:FpVvIL7e
うへへへへへ(←何キャラだお前は)
エロパロの醍醐味を感じる文章だな。
確かにのけぞる程エロい。ハンパない。そんな中でも
二人のじゃれ合い(そんなレベルは超えてるが)が
何とも微笑ましいじゃないの。

もう本当好きです。好きだコノヤロウ。
いつまででも続き待ってます。
561名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 05:03:22 ID:CGEEdkmS
560 名前:名無しさん@ピンキー sage New! 投稿日:2005/07/10(日) 03:54:12 ID:FpVvIL7e
うへへへへへ(←何キャラだお前は)
エロパロの醍醐味を感じる文章だな。
確かにのけぞる程エロい。ハンパない。そんな中でも
二人のじゃれ合い(そんなレベルは超えてるが)が
何とも微笑ましいじゃないの。

もう本当好きです。好きだコノヤロウ。
いつまででも続き待ってます。
562名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 08:57:22 ID:7hA9I5dz
ミンサガは面白かったがデザインがきもいんでSS読みたいとは思わなかった
ということで他作品のSSきぼん
563名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 09:01:18 ID:kS5tXU5+
>>562
んま!
あなた何様!
きぃぃ!!
564名無しさん@ピンキー :2005/07/10(日) 09:38:53 ID:MIKfUGkP
ディァクロGJ!ですた。
565名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 11:43:16 ID:l98PmKqs
んあき?
566名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 18:26:58 ID:fiJ4CaqO
にゃあ?
567名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 19:54:00 ID:Gyvy2bOB
いつまで同じカプ書く気だよ。>549
スレも止まっただろ。
568名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 20:10:58 ID:5TBcmpGw
>>567が別カプ書けば無問題。
569名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 20:33:51 ID:Gyvy2bOB
書けない
他の神降臨キボン
570名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 20:51:44 ID:zOGDzrtB
ID:Gyvy2bOBは何様のつもりなのか
571名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:00:08 ID:7hp3cq7j
ID:Gyvy2bOBがサルーインソードで掘られる神小説マダー?(AA略)
572名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:36:42 ID:Gyvy2bOB
>>570>>517
同じカプでも盛り上がるカプなら文句いわないよ
最近グレイ攻めが多いしうざい
573名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:41:17 ID:f8yGgG9V
>572
書き手なんだが参考までにどういうカプが盛り上がるのか聞きたいな。
574名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:43:30 ID:f8yGgG9V
と、グレバラ職人さんではないですよ。誤解招く言い方スマソ。
どういうカプが求められてるのかなーと思う一書き手です。
575名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:45:07 ID:fiJ4CaqO
気に入らなければイチイチ書き込むなよ。
グレバーで盛り上がってる人間もいるんだからさ。
っつか誰もID:Gyvy2bOBに意見求めてないから。な?
576名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:47:03 ID:jdFjwcJv
>盛り上がるカプなら文句言わないよ

いや……っつーか、まず自分書けないなら文句言うなよ。
そうは思っても、こんなカプキボンヌくらいしておくべし。
577名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:57:06 ID:Gyvy2bOB
>>575
本人乙
聞いてる書き手さんもいるのにね

>>573
8人パーティは期待してる人多いんじゃない?
ホークアイシャは前スレも盛り上がった
ジャミアイも来たら盛り上がるはずだし
サガからあるカプは需要は多いはず
578名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 22:08:02 ID:f8yGgG9V
>577
そうか、全部自分には書けそうもないや。ごめんね。
たぶんあなたの嫌いなグレイ攻(しかも需要なさそうなの)で書くからその時はあぼんしてくれ。
579名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 22:22:45 ID:fiJ4CaqO
575なんだが…。
いや、うん、まぁ…なんだ、その。全然本人でもなんでもないんだが…そんなにグレバー職人が気に入らないのか。
そもそも何を見て盛り下がってると思うんだか。

「○○は盛り上がらない」「○○だったら盛り上がる」的な意見は主観の域を出てないよ。
そんなのを主張するなんていつかのグレクロ厨の再来みたいだ。
580名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 22:50:03 ID:cPfEFWMd
グレバラとアルアイを書いてる人は同じなのにアルアイには文句言わないんだな。
それに8人パーティにもグレイ攻めはあるはずなんだけど…。
581名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 23:47:05 ID:fkoC/7DL
じゃグレイ受けで。攻めはムォニカかエリス辺りで神様よろしく!
582名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 00:08:46 ID:AHzVGQR+
ジャンとムォニカのSMものが見たい…と思ったけどゲーム内で事足りるかw
583名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 00:36:06 ID:B7m0dzxJ
>>582
すげぇ見たい
584名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 00:44:17 ID:DBv4csIr
アルドラ「ふふふ ここがいいんだろ?」
ほーく「いや、あん、だめぇ」
585名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 00:46:02 ID:B7m0dzxJ
>>584
続きは?
586名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 00:58:22 ID:DBv4csIr
アルドラ「どれどれ、ここはどうなっているのかな?
・・・!!これは」
パカーン
キラキラキラ
アルドラ「お前処女だったのか!」
587名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 01:06:26 ID:uORthayO
し、処女!?光り輝く処女か…

エロ×ニーサ
エロ×シェラハ
あとエロ×シルバー
とか見たい
588名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 03:26:59 ID:EB9cfrYi
結局、この問題の結論は>>570で既に出てんだよ。
諦めて出て行け

>>581
ただのメジャーカプ排斥厨じゃねえか。氏ね
589名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 04:02:08 ID:B7m0dzxJ
>>588
そんなつもりじゃあないんだけど…
じゃぁクロ攻めのグレイ受けで、と言っとけばいい?
正直お気に入りカプとか特にないから、なんでもイイ
590名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 06:36:40 ID:BjRHmSMy
いっそゴロゴロ虫×ゴロゴロ虫でもいい
591名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 07:35:06 ID:hALE5Bfb
ん? コロコロムシじゃなくて?
592名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 07:53:51 ID:yD9taU3S
ペギーバロンとペギーバロネスのエロきぼんぬ
593名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 09:15:29 ID:Oy08SXlS
脊髄レスする588も痛いな。
厨に対してのネタレスにしか見えなかったけど。
594名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 10:19:57 ID:yCK8HY8e
週末エロパロ板ノーチェキだった俺が通ります
今更ですが ゲラ=ハ×ディアナGJ!
エロパロなのに心がホンワカしたよママン。
595名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 12:29:50 ID:DnQmeaoQ
ここ詩人女体化OK?
FSSのアマテラスな感じで、人間の時は男だったり女だったりするという設定。
相手はホーク(予定)。
微妙なネタなので確認取りたく。
596名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 13:06:30 ID:q1H4WeDf
>>595
うわ〜読みたいな〜。神様らしくてー(゚∀゚)ーイイ!
597名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 13:18:24 ID:iTfuPkXo
中の人が入れ替わったりすれば(アムトとかニーサとかに)なおよ…くもない?ごめんなさい
598名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 14:25:05 ID:d0KgRh8y
なんか予想がつかない組み合わせ!
ぜひぜひщ(゚Д゚щ)カマーン
599名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 14:25:15 ID:d0KgRh8y
なんか予想がつかない組み合わせ!
ぜひぜひщ(゚Д゚щ)カマーン
600名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 14:39:32 ID:lM0yUcBd
女体化は専用スレなかったか?ダメな人は全くダメだろうから
こっちでアナウンス、そっちで投下の方がいいかも
601名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 19:10:09 ID:EB9cfrYi
>>589
2chのオヤクソクだからとりあえずという姿勢で
特定のカプを叩いてる奴なんかはもっとどうでもいい
602名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 20:02:36 ID:sYTu4YGO
神とか言って自演で自己擁護するような作家ばかりでうんざりするな
ここは
603名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 20:17:40 ID:JznmkIoI
そう思うなら見なきゃいいんじゃね?
俺は職人さんに文句ばかりつけて自分じゃ何もしない奴にうんざりするよ
604名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 20:19:19 ID:tdS2cYQe
自分はスルー出来ない奴ばかりなのにうんざりするよ……
サガスレはどこ行ってもこれだから……
605名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 20:46:03 ID:UCQZi8ma
>595
めちゃくちゃ読みたいです。

お願いします。
専用スレでもいいんで投下してください。
606名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 21:40:40 ID:B7m0dzxJ
>>595
すんげぇ読みたいです。
期待してます。
607名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:13:22 ID:NzhuAQ09
>595
職人さんお願いします。

読みたくて死んでしまいそうです。
608名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:29:41 ID:fKTqjAO9
>595
読みたいです。
読ませてください。
609名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:49:29 ID:NpYKzI5m
女体とホモは余所でやってくれ。
610名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 01:41:24 ID:2gk12zoD
女体化はカンベン
611名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 01:57:30 ID:uespScBb
じゃあ、クロ攻めのグレイ受け

クロ「どう?」
グレ「…う…」
クロ「気持ち良いなら良いって言っていいのよ」
グレ「くっ…」
612名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 03:10:04 ID:v07tAFOK
>>611
激しく萌えた。続きキボン
613名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 03:27:06 ID:rMQGReGx
アルドラ「すごい・・・さすが処女だ!指が食いちぎれそう」
ほーく「あ・・・ぬ、抜いちゃ」
614名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 03:43:57 ID:GUiU0MFx
ごめん、専用スレって何処?
見に行きたいのに見つからない…。
615名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 03:57:16 ID:v07tAFOK
うーん、探してみたけど…

ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116141918/l50
か?ちょっと違う気もするけど…

ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114770971/l50
はもっと違うか…

とにかく読みたい。
616名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 04:18:10 ID:OKdfXo/r
俺も遅レスだが、ゲラハディアナ(未満)GJ!マジで投下されてるとは思わなかったよ。
ゲラハはミンサガ一の漢だな。
グレイバーバラもGJ!かなりエロいな。
この先期待だ。

トカゲエロ見てみたいが・・
詩人は待ってる人もいるみたいだし
専用スレに投下がいいか
名前欄と注意書きつけといてくれれば俺はこっちでもいいけど
617名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 04:37:14 ID:v07tAFOK
こんなのはどうだ〜!

エロールに頼んで一晩だけ人間にしてもらったゲラ=ハ。
そんなゲラ=ハを狙う女達の怪しい視線…
618名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 06:30:35 ID:G5cYROpg
人間の女性にはもうコリゴリですぎゃ
619名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 06:54:12 ID:l/ALcQyt
ゲラたんは爬虫類だからこそ萌えなんだよ!
620595:2005/07/12(火) 08:09:12 ID:929j8OID
うわ、こんな反響あるとは思ってなかった(汗)。
専用スレ発見したので書いたらそちらにUPします。週末くらいかな?
こちらにアナウンスするのでそん時はよろしく。

不快な話題出してすみませんでした。以下何事もなかったようにドゾー↓
621名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 11:53:53 ID:QMoUCHNL
>>602
こういうのを  2 1 歳 未 満 のカキコというんだろうねぇ。
若しくは、ヲバ厨。
622名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 12:09:20 ID:7saGGv/X
大人なのにスルーも出来ないのも同次元。
623名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 12:11:15 ID:7saGGv/X
あ、わざと自演してんのか……
624名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 16:14:06 ID:aTQHIhxs
遅レスでも気にせず噛み付くのも腐女子やヲバ厨の特色だそうだ。
参考までに。
腐女子・ウザい女2ちゃんねらのガイドライン16
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1120149553/

いちいちスペースで強調するあたり>>621のたった3行のレスはかなり臭う。
625名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 20:43:50 ID:U02VTw1f
624 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/07/12(火) 16:14:06 ID:aTQHIhxs
遅レスでも気にせず噛み付くのも腐女子やヲバ厨の特色だそうだ。
参考までに。
腐女子・ウザい女2ちゃんねらのガイドライン16
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1120149553/

いちいちスペースで強調するあたり>>621のたった3行のレスはかなり臭う。
626名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 21:35:27 ID:nKs3E+nu
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】2話目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1103497637/
627名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 02:20:50 ID:sBKJBt2+
アルシフ読みたいYO!
628名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 02:56:45 ID:6fF483yf
腐女子でもなんでもいいんだよ。事実、腐男子も混じってるかもだしな。
問題はそこじゃないと思うんだ。

私はエロを愛するすべての者を愛しく思っているよ。
629名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 05:52:12 ID:Q/qP67s4
>>628
>腐女子でもなんでもいい
いいわきゃねーだろ…!
腐女子は自覚の有る無し関わらずスレを簡単に破壊してくれるぞ。
エロパロ板のみでなく、最近2ch各所でそう実感する。
630名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:22:53 ID:X+wpxJdC
腐ってるのに男も女もないと思うけどな。
腐女子に粘着してる自分は腐ってないとでも?
粘着に粘着重ねてスレ荒らすのだけはやめようぜ。
放置しとけばいいんだよ。
631名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:53:29 ID:wEleJ2/V
何度も言うが、華麗にスルーしるお前ら!

以後何事もなかったかのようにいつもの流れ↓

>620
週末が楽しみです。
楽しみに待たせていただきます。
632名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 11:30:53 ID:b3/iY6bD
詩人たんが両性…っていうの?どっかの神さまっぽい設定になったら
もっと妄想の幅が広がる…
ゲラ=ハ×詩人ハァハァ
633名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 12:52:10 ID:sSPblP5p
女体化話は専用スレでお願いしたい。

俺もアルシフ読みたい。
探し方が悪いのかツフなのが悪いのかしらんがあまり見ない。
634名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 13:09:33 ID:b3/iY6bD
>>633
旧作だったら結構見かけたけど、今作のシフはネタシフしか見ないな…
635名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 13:38:52 ID:wEleJ2/V
>632
ここじゃ迷惑だから、俺達の巣へ帰ろうぜ。な?


俺はアルティマニアの表紙を見て
「もう永遠にツフで抜くことはないな」
と思った。
だってジョジョとか北斗の拳とかに出てきそうな感じなんだもんよ。
泣いたよ。
636名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 17:16:05 ID:VZi3Db2k
>630
腐と見れば何でも粘着してる奴いるわな。
特にサカ関連の板なんか理性無い奴多すぎた。
正直、そいつらもルールとかロクに守ってないし、
ウザかった。
637名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:11:06 ID:GhGp4Zzo
自分は別に、タイトルに明記さえしておいてくれれば
女体化でも凌辱でも、このスレでおけー。
とにかく本文を読まずにスルーさえできればいいかな。
アブノーマルに限った話ではなく、名前欄には
カップリングとか明記してもらえるとありがたいですな。
638名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:15:44 ID:p9jB8qSt
そもそも1にそう書いてあるんだがナ
639名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:29:46 ID:NHcU6jYC
グレバーおよびアルアイを書いている者です。

ミンストサイト(非エロがメイン)を期間限定で作ることになりました。
ここで書いた話の人間関係そのままで他の話も書くので、
サイトに、ここで投下したグレバー(前スレ分)とアルアイ(今スレ分)の話を
サイトにもアップしたいのですが、よろしいでしょうか?

ここの事は書かずに、あるところに書いた話という感じで説明書きをつけるつもりです。
640名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:31:29 ID:mj9omtMS
アイシャ攻めゲラ=ハ途中まで出来たので空気読まず投下します。
まだエロまで到達してないですが興味のある方はどうぞ。
641名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:31:41 ID:gmXHRQwk
それは職人さんが決めていいことだYO
つくることになりましたってなんかの流れなのか知らんけど
自分がつくるときめたなら好きに乗っけて構わないだろう
642名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:32:24 ID:p9jB8qSt
>639
別に許可求める必要もないと思うが
643640 アイゲラ1:2005/07/13(水) 22:33:51 ID:mj9omtMS
とあるパブの一角。カウンターに銀髪ショートの色っぽい女性と
まだ幼さを残すタラール族とおぼしき衣装をまとった少女が座っていた。
そう、バーバラとアイシャだ。
客の数がまばらなのはここが辺境の街だからか。
バーバラとアイシャは何を話すでもなく詩人の奏でる音楽に心を預けていた。
「これはあちらのお客様からです」
マスターの声で現実に引き戻される。
テーブルの上には二つの青いカクテルが並べてあった。
「あら、素敵。」
マスターが指を指した方向を見るとホークと談笑中のゲラ=ハが軽く会釈する。
「粋なことしてくれるじゃない。ねぇ、アイシャ。アイシャ?」
アイシャはぼんやりとゲラ=ハの方を見つめている。
「アイシャったら何ぼんやりしているの?まだ飲んじゃいないのに。」
「あっ、バーバラ。ごめんなさい。」
バーバラはため息をついてアイシャに問い掛けた。
「もう、どうしたんだい?ぼーっとしちゃってさ。そんなんじゃサルーインの所にたどり着く前に
モンスターに食べられてしまうよ」
644640 アイゲラ2:2005/07/13(水) 22:34:20 ID:mj9omtMS
アイシャはまっすぐ前を向き少し考えてから云った。
「なんかね、突然胸が苦しくなったりドキドキしたりするの。
一つのことに頭が支配されて他の事が考えられなくなるの。」
「好きな人が出来たんだね・・・。」
「うん、あのね。正確には“人”じゃないんだけどね。」
一瞬、バーバラは何と返事をしたらいいのか戸惑った。
「ゲラ=ハか。確かに彼は紳士だしいい男だと思うよ。で、彼はアイシャの気持ちを知っているのかい?」
慎重にアイシャの顔を見ながらバーバラは聞いた。
「うん、振られちゃった。『ゲッコは基本的に人には恋愛感情を抱きません』って云われちゃった。
でもね、彼は嘘ついてる。」
アイシャは薄暗く埃っぽいパブの奥のほうにいるゲラ=ハに目をやりながら続けた。
「あのね。戦闘中にゲラ=ハにガードしてもらったの」
それくらい私だってホークだってしてもらってるわよ。喉まででかかったセリフをバーバラは飲み込んだ。
「それにね、アイシャの事を人間の中では一番好きだって云ってくれたよ」
それって・・・。色々な突っ込みが頭をよぎりながらも一つため息をついてバーバラは呟いた。
「彼はゲッコだよ。わかっているのかい?」
アイシャは黙って頷いた。
645640 アイゲラ3:2005/07/13(水) 22:35:21 ID:mj9omtMS
「困ったねぇ。サルーインの居場所を突き止めたっていうのにあんたがそれじゃぁ・・・」
バーバラは浮かない顔をしていつも持ち歩いているバックから小さな瓶を取り出した。
「あまりいい方法とは云えないけど・・・。体から始まる関係だって馬鹿に出来ないしね。
試してみるかい?それであんたが元気になるんなら・・・。」
さっきまで曇っていたアイシャの瞳がぱぁっと輝きだす。
顔中の笑みがまるでポピーのようだとバーバラは思った。
「バーバラありがとー!バーバラ大好き!で、それをどおすればいいの?」
「いいかい?これは媚薬といって・・・。」
そんな二人の様子をゲラ=ハは遠くから穏やかな気持ちで見守っていた。
これから自分の身に降りかかる恐怖も知らずに。
 
  ***           ***

とりあえず此処まで。
反響があったら明日にでも続きかきます。
646名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 23:08:41 ID:TivdiDxb
アイシャタン…(*´д`*)続き楽しみです。
ゲラハがどんなんなるかも…
647名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 23:21:54 ID:b3/iY6bD
ゲラ=ハキター!
続き楽しみに待ってます!
648名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 23:30:14 ID:RKYGNXwZ
ちょうど俺もアイゲラネタ考えてたところだからドキドキしたよ…!
続き楽しみにしてます!
649名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 00:24:20 ID:2511rCEF
>>637
女体化は専用スレでって決まったんだよな?
女体って託けて801書くのだけはマジ勘弁してくれ……
650名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 01:22:43 ID:pU90vGLg
ゲラ=ハの女体化なら見てみたいわ
651名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 02:27:31 ID:e83Gr2g3
爬虫類のチムポは二股…

>>649
801のカモフラージュもしくは代替品とばかりに
大挙して居座られる危険性もあるからな。
652名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 08:28:29 ID:vmUlwHu3
まあ他のスレでやるって言ってるんだから、
もういいジャマイカ女体化話は。
終わった話題わざわざ振り直して、スレの雰囲気悪くする必要もなかろう。

それよりゲラアイ(´Д`*)ハァハァ
愛社たん二本も入るのかな……
653640:2005/07/14(木) 21:53:14 ID:TSVWeYoN
読んでくれた人ありがとう。続き投下します。
>648さんのアイゲラ読みたいです。
654640 アイゲラ4:2005/07/14(木) 21:53:45 ID:TSVWeYoN
ゲラ=ハは考えた。今自分が置かれている状況を。
つい先ほど仲間たちにお休みの挨拶をして部屋に戻った。
軽く武器の手入れをし、いつもと同じ時間に床についた。
何も変わったことはない。この体のしびれとうずき以外は。
闇の中天井に目をやり必死に理性を保とうとしていた。
押さえても押さえても後から沸いてくる劣情。うずき。
慰めようにも手足がしびれて動くことすらままならない。
モンスターの襲来?小さな蟻の群れが体中を這いまわるような感覚。
確かめようにもベットから起き上がる事すら出来ない。
ゲッコ族は虫が生理的に好きです。しかし、こんな・・・。
ホークは明け方まで帰らない。貴重品はクロークにあずけてある。
泥酔して戻るホークの為に部屋の内鍵は開いているが誰かが入ってくることはないだろう。
まずはこの体の痺れを何とかしなければ・・・。
そのとき耳障りな軋む音と共に扉が開いた。
「ゲラ=ハ・・・」
少し鼻にかかった高い甘い声。
「アイシャ?そこにいるのはアイシャですか?助けてください。私は虫に襲われています。」
「虫?そんなのどこにもいないよ。薬が効きすぎたのかな?ごめんなさい・・・」
「!?」
655640 アイゲラ5:2005/07/14(木) 21:54:27 ID:TSVWeYoN
ぼんやりとした優しい光が視界に入る。
それは、ゆっくりとゲラ=ハの方へ近づいてきた。
ゲラ=ハは首を扉のほうへ傾けた。
火を灯した燭台を持ち恍惚とした表情のアイシャが立っていた。
ピンクのネグリジェが光に透けて体のラインがくっきりと浮かび上がる。
白くすらっと伸びた手足を隠すものは何もない。
今のゲラ=ハにとってあまりに刺激的なその姿に思わず顔をそむけた。
「ピンクのネグリジェ。バーバラに借りたんだよ!似合う?」
「そんなことよりも、この状況を説明していただけませんか?」
アイシャは大きくため息をついて枕もとに燭台を置く。
「痺れ薬が効きすぎると虫が這ったような錯覚を起こすって昔おじいちゃんが言ってた。
調合間違っちゃったんだね。ごめんなさい。そんな事より・・。ねぇ、わたしを見て!」
そういうとアイシャはおもむろにネグリジェの裾をたくし上げる。
白く膨らんだ胸で蝋燭の光が怪しくゆれる。
ゲラ=ハは目を逸らしながら云った。
「何故、こんなことを・・・・。」
「ゲラ=ハ好き!全部欲しいの。わたしの全部あげるから!」
「云った筈です。ゲッコ族は基本的に・・・。あっ・・・。」
下半身に走る甘い感覚にゲラハは思わず声を漏らした。
656640 アイゲラ6:2005/07/14(木) 21:54:55 ID:TSVWeYoN
「あはっ。バーバラの言ったとおりだわ。ここ気持ちいいんでしょ?
体の奥がうずうずして熱いでしょ?私にもわかるわ。私もビヤク飲んだから。」
ゲラ=ハは全てを理解した。体の疼きの正体も湧き上がって消えない劣情の正体にも。
「きて・・・。」
白い手が鱗に守られたゲッコの手をその白い胸に導く。
アイシャの乳首は堅い皮膚の上からでもそうとわかるくらいに堅くなっていた。
「ゲラ=ハ冷たくて気持ちいい・・・。」
おもむろにアイシャの指がゲラ=ハのズボンにかかる
「アイシャ。いけません!」
いまだ痺れ続ける体が制止など出来るはずもなくゲラ=ハのズボンは少女の手によってたやすく剥ぎ取られてしまった。
「見てはいけない・・・。」
「・・・・」
「わかったでしょう。ゲッコと人は結ばれない。どんなに背格好が似ていても人の中に紛れ人のようにふるまっても私はゲッコ。人にはなれない。私はサルーインの子なのです。」
痺れに耐えながらベットの端に手をつきゆっくりと体を起こしながら穏やかにゲラ=ハは言った。
その声はアイシャの中に悲しげに響いた。
「わたし初めてだから。男の人の見るの初めてだからゲラ=ハの此処が人とどう違うのかわからないよ。
そんなことの為に今までわたしのことを避けていたの?ゲラ=ハのばか!」
657640 アイゲラ7:2005/07/14(木) 21:57:17 ID:TSVWeYoN
アイシャの深い緑色の瞳が涙で揺れる。真っ赤に染めた顔を左右に振りながら体をゲラ=ハに預ける。
そんなアイシャの姿を見て胸の奥から込上げてくる感情にゲラ=ハは戸惑った。
「ゲラ=ハわたし平気だよ。そこが二つに別れていても。ほら、わたしの穴も二つある・・・。」
そう言って健気に微笑む少女を思わずゲラ=ハは胸に抱き寄せ耳元で囁いた。
「貴女はこんな私を受け入れてくれるのですか?」
返事の代わりにアイシャはゲラ=ハの手を自分の下腹部へ導いた。
「ほら、こんなになっちゃった・・・。」
アイシャのそこは媚薬のせいだけではないだろう。とても濡れていた。
「あっ・・・ん」
ねぇ、ニオイを嗅いで・・・・。
アイシャが囁く。
今まで保ってきた精神の均衡が崩れたゲラ=ハはアイシャの白い肩をつかむと一気に押し倒した。
アイシャの下腹部に顔を近づけると赤く二つに割れた細い舌でチロチロと舐め始めた。
「ああん。ゲラ=ハ気持ちいいよ・・・。体が熱いの!」
アイシャの腰が怪しくうごめく。
もっと・・・。
部屋中がアイシャの香りとため息に包まれる。
「アイシャ。いいですか。行きますよ」
ゲッコのそこがアイシャの敏感なところに押し当てられる。
「うん、優しくしてね!」

  ***      ***

とりあえず此処までです。あまりエロくなくてごめんなさい。
SS書くの初めてだったので見苦しい点多々あると思いますがご了承を。
658名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 22:05:24 ID:zteWhg2d
ゲ/ラ/=ハ/って/二/本/有/る/ん/だ
初めて/知ったよ
ア/イ/シ/ャ/が/淫/乱でイイ/!
659名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 22:45:53 ID:qfDeAFpZ
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
>助けてください。私は虫に襲われています
ゲラ=ハ(・∀・)モエッ
660611:2005/07/14(木) 23:05:14 ID:oR+vmDB7
思わずノって書いちゃったクローディア攻めのグレイ受けを投下。

-----

キィ…。
誰もが寝静まる真夜中。小さな音をたててドアが開かれる。
いつもの彼なら、些細な音も気配も聞き逃さずに、
その浅い眠りから目を覚ましていた事だろう。
だが、今夜ばかりは少し良い気になって
飲み過ぎたアルコールが、それを妨げていた。
旅馴れたグレイにとっては、それは不覚な事であった。
パタン。カチャリ。
扉の閉まる音と、鍵を閉める音。
コツコツコツコツ…。
ゆっくりと近づいてくる誰かの足音。
グレイはそれに気が付かず、未だ眠りの淵にいた。
661名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 23:05:37 ID:oR+vmDB7
「ん……?」
自由の効かない身体を疑問に思い、うすく瞳を開く。
「!?」
気が付けば、自分の両腕が上に伸ばされ、
ベッドの格子状のヘッド部分にきつく縛られていた。
どうにも足首も同じ感覚がするから、
両手両足、ベッドに拘束されているらしい。
この感触は荒縄か。
「これは…?」
気色ばんで、グレイの頭はアルコールも抜けて一気に覚醒する。
人の気配のいる方へ顔を向けるが、上げられた自分の腕が邪魔で、
その人物がうまく視界に入らない。
ベッドの隣にあるサイドボードの上にある薄暗いランプの光りが揺れて、
その人物の影だけを壁に映し出していた。
「もう気が付いたの?」
少し驚いたような、あまり抑揚のない声。
「……クローディア…!?」
あまりに意外な人物の声に、グレイは驚きの声をあげる。
「さすが…と言うべきなのかしらね…」
ふっとクローディアが彼の視界に現われた。
ランプの揺れる炎の明かりを受け、
見慣れた物憂げなヘイゼルの瞳がグレイを見下ろす。
「これは一体…何の真似だ?」
ひどく困惑して、グレイは彼女を見上げる。
「あなたが悪いのよ…」
「俺が…?」
わけがわからないまま、グレイは彼女を見続けた。
662クログレ:2005/07/14(木) 23:06:03 ID:oR+vmDB7
クローディアは寝間着に使っている薄い肌着を身につけ、
しばらくグレイを見下ろしていたが、
やがて身を乗り出してベッドの上に乗ってきた。
彼女の体重で、ベッドがぎしり、という音をたててきしむ。
クローディアはグレイの胴をまたぐと、
四つん這いになってさっきよりもずっと間近な距離でグレイを見下ろした。
お互いの呼吸が感じられる程の距離。
「クローディア…?」
困惑したまま、再度グレイは彼女の名前を呼ぶ。
それに呼応するかのように、クローディアはグレイにすっと近寄って、
その唇に深い接吻を落とす。
「…んっ…」
最初は軽く、ついばむようなキスを繰り返していたが、
やがて深く舌を挿入してきた。
「……ふっ……んっ…」
まるで別の生き物かのように、
クローディアの舌は激しくグレイの口内を侵していく。
今まで数度、彼女とは口づけを交わした事があるけれど、
こんなにも激しいのは初めてだ。
キスを続けながら、クローディアはその身をグレイに密着させ、押し付けてくる。
見た目よりも豊かな乳房がグレイの胸を圧迫する。
「っ…」
さすがのグレイも身をよじらせるが、
四肢をベッドに拘束されていては、なす術がない。
ただ、ベッドがわずかにきしんだだけだ。
663クログレ:2005/07/14(木) 23:06:25 ID:oR+vmDB7
やっと唇が離れ、その軌跡には糸が光って消えた。
それと同時に柔らかな肉体も、グレイから離れる。
「クローディア。これは一体…何の真似だ?」
静かな声で問いかけるが、彼女はいつもの物憂げな瞳で見下ろすばかり。
グレイの問いに答えないまま、クローディアは一つ、
また一つと彼の寝間着のボタンを外していく。
さすがに寝ている時にまでは武装していない。
何かあった時のために、枕元には小型剣が、
ベッドの近くには刀を置いてはある。
ただ今の現状は襲われている…とも言えなくもなかったが、
こんな襲われ方は初めてだ。
ボタンをすべて外してしまい、左右に開くと普段はあまり見ない、
彼の厚い胸板が現われる。
筋肉で張られた胸をそっとなで、
グレイの乳首をクローディアはその白い指でつまんだ。
「! …っおい!」
彼の声をまるっきり無視して、クローディアはそれをしばらくいじくっていたが、
やがて顔を近づけて、柔らかい舌でゆっくりとなめはじめた。
「っ…!」
えも言えぬ感触に、グレイは身体を起こそうとするが、
やはりベッドをきしませるだけ。
そのまま、クローディアはグレイの身体を丁寧になめはじめる。
「っく……っ……」
ぎしっ、ぎっ…。
グレイの身体の動きに合わせ、安普請のベッドが小さくきしむ。
664クログレ:2005/07/14(木) 23:06:45 ID:oR+vmDB7
「…クローディアっ…」
荒い息と一緒にグレイは彼女の名前を呼ぶが、やはり無反応だ。
彼女と肌を重ね合わせた回数はそう多くはない。
育ての親に先立たれた、彼女の寂しさをごまかすに過ぎない行為で、
慣れるとまでには至らない回数なはずだ。
それなはずなのに、今夜の彼女の様子はどうであろうか。
クローディアの舌はどんどんグレイの身体を下っていき、
とうとうズボンにまで近づく。
躊躇なく、彼女はグレイのズボンを膝下までずり降ろした。
「……おい……」
いつもと雰囲気の違うグレイの声を流して、
クローディアは両足の間にあるそれをつかむと、舌でねっとりとなめはじめた。
「…っ……」
背中にビリビリとした感触が走り、グレイは思わずベッドの上でのけ反った。
じっくりなめた後は、口に含んでさらに責め立てる。
「…っく……う……ハァ、ハァ……っ!」
だんだんグレイの息遣いが荒くなっていき、身体も汗ばんでくる。
もどかしげに身体をよじらせるが、拘束されていては大した動きにならない。
クローディアの方も興奮してきたらしく、
自分の胸をもみしだきながら、グレイのそれをしゃぶり続ける。
「……っうぅっ…、……ぅあっ…!」
存分になめられた後に吸われて、たまらなくなったグレイは息と声を吐き出す。
「…んっ……」
クローディアが口を離した時には、すっかり大きくなっていた。
665クログレ:2005/07/14(木) 23:07:33 ID:oR+vmDB7
彼女は身を起こすと、その薄い肌着を脱ぎはじめた。はらりとそれを脱ぎ捨て、
腰の下着を降ろすと一糸纏わぬ姿となる。
それから、彼女が身体を回転させて、下半身をグレイの頭の方に持ってくる。
「……キレイにして……」
グレイの頭をまたぎ、クローディアから声がかかった。
「おい、クローディア…」
「あなたの口で、キレイにして」
「………………」
静かだが、反論を許さないような声。四肢を縛られているとはいえ、
少し頭を上げるくらいはできる。
「それなら、もう少し腰を降ろせ」
そう言うと、ゆっくりと腰が降りてきて、グレイは頭を起こし、舌をのばした。
「はぁっ…」
甘くて切ない声がクローディアの口から漏れる。
サイドボードの薄暗いランプの光と、
記憶を頼りにグレイは彼女の感じる所を舌でなぶる。
しばらく感じるままにあえいでいたクローディアだが、
やがて自分も目の前のそれを再度口に含みはじめる。
室内にはお互いになめあう音だけが響き、熱い息遣いが充満してくる。
「っふ……う……はあっ…ぅあっ…!」
経験の差か、クローディアの方が音をあげたように、腰をあげた。
666クログレ:2005/07/14(木) 23:08:06 ID:oR+vmDB7
「はぁっ、はぁっ…、はぁっ…」
四つん這いのまま、息を整えていたが、再度、身体をゆっくりと回転させた。
そして、グレイのそそりたつそれを心なしかうっとりと眺めると、
クローディアは位置を確かめ、静かにその身を沈めていく。
「はああぁ…っ…」
「…っう……!」
十二分に濡れた穴は抵抗なく飲み込んでいき、すっかり包み込んでしまう。
上ずった声をあげるほどにそれは気持ち良くて、
グレイは縛られた荒縄を強く引っ張った。
鍛え上げられたグレイの腹筋に手を添え、馬乗りになると腰を動かしはじめる。
ギッシ、ギシッ、ギシッ
安普請のベッドは先ほどよりもさらに音をたててきしみ、
彼女の動きに合わせて揺れはじめる。
「…ハッ…あっ……、あうっ…うっ…グレイっ…」
柔らかな茶色の髪の毛を振り乱し、だんだんと彼女の動きも激しくなってくる。
「……くっ……うっ……っ!」
声を押し殺してはいるが、グレイの快感もなまなかな事でなく、
手首に縛られた荒縄が食い込むほどに、引っ張っている。
ギッギシッギシッギッギシッ!
二人を乗せたベッドも、彼らの動きに合わせるかのように激しくきしみだす。
ランプの炎が揺れ、つながる二人の影を壁に映し出す。
久しぶりの女の身体は、吸い込まれそうなほどの気持ち良さで、
グレイは歯を食いしばった。
667クログレ:2005/07/14(木) 23:08:31 ID:oR+vmDB7
「クッ…、クローディアっ…!」
「はあっ、ああっ、ああっ、はあぁっ!」
「は、離れろ…俺からっ…」
夢中でグレイの身体を貪るクローディアに声をかけるが、
聞こえているのかいないのか、行為は激しさを増すばかり。
「このまま……出るぞ……!」
「ダメ…、ダメ…、出してはダメ…!」
そんな無茶なと思いながら、グレイは再度声をかける。
「クローディアッ!」
こんなにも気持ち良くては我慢にも限界がある。
だがしかし、クローディアはなおも行為をやめようとしないし、
離れようともしない。
今まで、彼女だからこそ、中に出した事はなかったのに。
「ああっ…あああああぁぁ!」
クローディアの方が先に限界が来たのか、喉の奥から声をあげ、
弓なりに身体をのけ反らせる。
その瞬間、すごい収縮感がグレイに襲いかかる。
「くぅっ!」
絞り取るように吸い付くこの感覚に、グレイも我慢の限界を超えた。
「はああぁんっ!」
艶やかに悲鳴をあげ、クローディアはびくんと身体を震わせる。
どくどくと全身に鳴り響くかのような放出感を、
グレイは半ば茫然としながら感じていた。
668クログレ:2005/07/14(木) 23:10:02 ID:oR+vmDB7
「ハァ…、ハァ…、ハァ…、ハァ…」
肩で大きく呼吸を繰り返し、クローディアはまだグレイから離れなかった。
やがて息を整えて、ゆっくりと腰を上げる。
「あ……」
栓が抜かれ、とろりと流れ出したものに思わず手にやる。
「……こんなに…いっぱい……」
「離れろと……言ったはずだ…」
「もし私があなたの子を身ごもったら、帝国は何て言うかしら…」
「…………………」
ほとんど脅迫に近いその言葉を、グレイはひたすらに困惑した頭で聞いていた。
「……いけない人……」
ため息のような声を出して、クローディアはグレイの厚い胸板に頬を寄せる。
その声色には恍惚感が混じっているような気がしたのは、
グレイの気のせいだったのだろうか。
669クログレ:2005/07/14(木) 23:10:57 ID:oR+vmDB7
「ハァ…、ハァ…、ハァ…、ハァ…」
肩で大きく呼吸を繰り返し、クローディアはまだグレイから離れなかった。
やがて息を整えて、ゆっくりと腰を上げる。
「……何故……こんな事をする……」
相変わらず縛られたままで、毛布を上にかけて
自分に寄り添うクローディアに静かに声をかける。
「……あなたがいけないのよ……」
「……俺の何がだ……」
「……あなたは……私を迷いの森から連れ出して…
…帰れなくしてしまった……」
「それは、ジャンではなかったのか?」
「あの人はそのきっかけに過ぎないわ。私の心を
あの森から連れ出してしまったのは…グレイ、あなたよ……」
甘く嘆息して、クローディアはグレイに擦り寄る。
「サルーインを倒して、私たちの旅はもうすぐ終わる。
私達は、きっとそこで別れるのでしょう。……でも、
何かがもどかしくて、とても寂しくて。
どうして良いかわからなくて……」
「こんな事をしたのか…?」
「バーバラに相談をしたの…」
あの踊り子は、世間知らずのこの娘に一体何を吹き込んだのであろうか。
先ほどのあれも、バーバラから手ほどきを受けたのだと思うと妙に納得がいく。
苦々しい気持ちも、クローディアの安らかな寝息が聞こえてくると、
どこかに霧散してしまう。
ふーっとため息をついて、グレイは手首をひねらせて、
枕元に置いてある小型剣をどうにか動かし、少しずつ荒縄を切っていく。
少し時間がかかったが、やがてグレイの両手は自由になる。
670クログレ:2005/07/14(木) 23:11:45 ID:oR+vmDB7
暗くてわからないが、手首には荒縄の跡がきっちりと残っている事だろう。
隣で寝ているクローディアを起こさないようにして、足首の縄も断ち切る。
そして、自分の胸元で眠る彼女を優しく抱き寄せて、しばらく見つめていた。
彼女は現バファル帝国皇帝の一粒種であり、
それを知った時も、グレイは別段驚かなかった。
ジャンのいわくありげな依頼。襲いくる数々の暗殺者。なるほど、と思った。
グレイはモンスターから、暗殺者から、そして寂しさからも彼女を護っていた。
彼にしては珍しくぎりぎりの所にまで踏み込んで、
でもそれ以上は己の身をわきまえて踏み込まずにいた。
けれど、彼女の方からそれを踏み越えてくるとは思わなかった。
参ったな……。
心の中で独りごちながら、グレイは長い前髪をかきあげる。
ランプの光は油が途絶え、だいぶ前に消えていて、
腕の中で眠る彼女の表情はよく見えない。
それでも、グレイは手をのばし、眠る彼女の頬をゆっくりとなでる。
これからどうするか、どうなるのか。
とりあえず、ぐっすり寝た後に考えようと思った。
まずは、あの踊り子を問い詰めるのが一番だが、
今はこの腕の中のぬくもりを感じていよう。
グレイはゆっくりとまどろんでいった。
671クログレ:2005/07/14(木) 23:12:59 ID:oR+vmDB7
終わりです。
クロ攻めのグレ受けを目的に書いていったので、
それ以上でもそれ以下でもない話ですが…。
ともかく、お粗末様でした!
672名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 23:25:18 ID:4R5dsXFD
>>654
>助けてください。私は虫に襲われています
ハゲワラタwwwwwwww
GJ!!!!アイシャもすげーかわいい。ゲラ=ハハァハァハァハァ


>>660
イイ!もうちょっと鬼畜に?攻めてくれてもよかったかも…w
楽しませて頂きました(*'∀')=З
673名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 23:36:44 ID:1A1nIpQY
アイゲラもクログレもGJ!!!
女の子が積極的な話もいいなあ(*´Д`)
674名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 00:58:55 ID:TMxx1x6M
「ゲラ=ハ…お願い、もうすこしこのままで…」
左腕に頬を寄せたクローディアが、そっと呟いた。

「あんたって、本当にいい男ね…」
右腕を抱きしめたバーバラが微笑んだ。

「ずるーい、あたしのゲラ=ハなのにぃ」
背中にしがみついたアイシャが頬を膨らませた。

「おい、ゲラ=ハ」
やり場のない怒りを抱えて、ホークは長年の相棒を睨みつけた。
握り締めた拳がわなわなと震えている。
「何でしょう、キャプテン」
両手に花を抱え、背中にも花を背負ったゲッコの騎士は、軽く瞬きをした。
「お前ばっかりいい思いしやがってー!」

「だって、ゲラ=ハの体ひんやりしてて気持ちいいんだもーん」
「ホーク、あんた暑苦しいからあっち行ってなさいよ」
「無様ね」
ここはワロン島、熱帯気候。つまりはひどく蒸し暑い場所。
心密かにハーレム願望を抱いていたホークは、がっくりと肩を落としたのであった。




ゲラハ萌えで書いてみた。
今は反省している。
ごめんなさいキャプテン、原稿すんだし規制も解けたので、8人パーティ頑張りますから許して下さい。
675名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 01:15:33 ID:7EePwezo
>>674
こういうの好きです。GJ!!
676名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 02:10:24 ID:9ApMffX5
>>674
いいなこういうの!夏場のゲラ=ハは必須だなw
8人パーティーすんごく楽しみにしてますよ。頑張って下さい。
677名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 02:25:38 ID:LclEGHr9
>>641
GJ!
8人パーティが待ち遠しい!
アルティマニアも出るし
もっとこの組合せの神キボン!
678595:2005/07/15(金) 09:24:21 ID:DiGobRgy
595です。>626のスレに投下しました。レス番697からです。興味のある方はどうぞ。
以下この話題はスルーでお願いします。
679名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 16:30:17 ID:fS2MEJND
アルティマニアによれば
アイシャ15歳
ホーク36歳

年の差拡大(;´Д`)ハァハァハァハァ
680名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 17:41:23 ID:xN7GVIPd
マジかよ。もはや親子並の年の差じゃねーか…

(*´Д`)モエッ
681名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:53:38 ID:p8VSYUc7
なーなーゲラ=ハさんっていくつよ
682名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 22:00:59 ID:c33X5ikc
ホーク受けの小説って需要ありまつか?
女性キャラが逆レイープするんだけど
683名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 22:01:38 ID:sn/XBghl
姉さん女房スキーなので、グレイ26歳バーバラ30歳がストライクゾーン。
しかもバーバラ30歳マンセー!
684名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 22:41:21 ID:TMxx1x6M
アルベルト17歳シフ33歳…?アンリとローラもう一組作ってどうするのさスクエニ…orz
…いや、アルティマニアまだ読んでないから。私は何も見てない聞いてない…アーアーキコエナイ(AA略
685名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 00:27:24 ID:qrNkOev9
私もグレイ×バーバラはストライクゾーンだ。というか、最萌カプなので年齢なんか気にならない。
そんな訳で職人さんグレバー地味に待ってます。サイトの方もガンガッてください。
686名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 00:28:43 ID:vQS7s3lK
ヲタ女って男よりアーアーキコエナイ状態になること多いな。
たとえ公式設定でもそれがイメージ(妄想)の邪魔になると
見たくない聞きたくない、てなっちゃうもんなのかね。
687名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 00:29:44 ID:SkuMNmwZ
》682 もちろんホークを襲うのはダーク姿のアルドラたんだろうな!?ww
というのは冗談で、期待してます
688名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:49:26 ID:XbNtbL10
サブキャラの年齢も見たかったな。
689名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 03:11:50 ID:HDslp0kf
>686
いや、もうヲタ女とかどうとかはほっとけよ。
なんでそこまでこだわるんだよ。
690名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 03:37:50 ID:XbNtbL10
腐男子なんだろ。なんか言いたくても放置するのが一番だ、と思う。
並の腐女子の粘着力を超えてる。


>>682
女攻めのSSに最近はまった。よろしくたのむぜ!
691名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 04:08:22 ID:G1HxQW2t
>>689
686もヲタ女だから。
692名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 04:53:29 ID:DveqWhx6
ヲタ女もヲタ男も仲良くしようぜ
693あぼーん:あぼーん
あぼーん
694名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 05:59:53 ID:goMV5v8d
流れを無視して、勢いで書いたディアナ×シルバー×アルドラを投下します。
何故アルドラなのか?ネタにしやすかったから…
695ディア・シル・アル:2005/07/16(土) 06:02:49 ID:goMV5v8d
 ある晩のクリスタルシティの宿。
 一日の冒険を終え…各々、部屋で自分の時間を過ごしていた。
 ベッドの上で小説(題名:百合と私と血染めのナイフ)を読むディアナ。
 その隣を…肌色の物体が通り過ぎた。
 それを見たディアナはため息をつき、呆れた顔をしてその物体に声をかける。
「ねえ…アルドラ」
「ん?」
 その物体はアルドラだった。
 風呂用のタオルを持ち、不思議そうにディアナの顔を覗き込む。
「何でもいいから…着るか、隠して!」
 驚いたことにアルドラは全裸だった。
 何も着ず、生まれたままの格好で部屋を歩き回っていたのだ。
「何でだ?別に同じ女同士なんだしいいだろ…
  それに、俺等の部屋には男いないしな。見られて困らないし」
 ディアナのいう事を何も理解せず、アルドラは風呂へと向かっていく。
 確かに、この部屋に男はいない(ディアナ・シルバー・アルドラの3人部屋)
 …だけど身体だけ男の人はいる。
 そして、それにはちゃんとアレがついている。
 それがまったく『彼女』は分っていない。いや、自覚が無いのか。
 ディアナも年頃の女性だ。そんなモノを見せられても色々な意味で困る。
696ディア・シル・アル:2005/07/16(土) 06:03:51 ID:goMV5v8d
「はぁ〜…」
 やるせないような、やり場の無いため息をつくディアナ。
「ディアナー」
 そんなディアナを見てシルバーが声をかける。
 ………その顔は何か考えがあるのか笑みが見える。
「何よ?」
「いいから、こっちきなって」
 渋々言われるままシルバーの所へ行く。
 するとシルバーはボソボソとディアナに話し始めた。
「でさ……あたしもそろそろ限界だしねぇ…」
「私も…ね……ご無沙汰だし」
 話し終えた二人は互いに承諾しあったようにニコッと微笑むと、
 ただひたすら待った。アルドラが風呂から上がってくるのを。


 ガチャ、とバスルームのドアが開く。風呂を終えたアルドラがでてきた。
 …相変わらず前も隠さず全裸だったが。
「おーいあがったぞ。次、どっちはいるんだ?……ん?」
 アルドラは寝室を見回す。だが、誰もいない。 
 不思議に思い、振り返ろうとしたその瞬間…
 シルバーが両腕で肩を押さえ込んだ。
「ふっふっふ…捕まえた」
「なっ、シルバー!!何をする!」
 するとディアナがゆっくり…前から歩いてきた。
「…アルドラ。貴方が悪いのよ?」
 うっすらと笑みを浮かべるディアナ。ただその笑みはいつもと違う…
697ディア・シル・アル:2005/07/16(土) 06:04:47 ID:goMV5v8d
「な、何がだよ…」
 するとディアナはいきなりアルドラの股座にあるモノを鷲づかみにした。
「ディ…アナ…何を……ぐっ…」
「ふふふっ、どう?掴まれただけなのに…変な感覚でしょ。
  今から貴方には、私達の為に少しの間『男』になってもらうわ。
  そして…楽しませて。ねえ、シルバー?」
「…そうだねぇ。少なくとも今夜は寝かせないよ?」
「えっ…あ…?」
 戸惑うアルドラをよそにディアナは股間のモノを揉む。
「あらら…シルバー、見てよ」
「…お?もう起ってきた?」
「こうやって羽交い絞めにされても起つなんて変態そのものじゃない。ね?」
 動けないように肩を押さえ込みながら、上から覗き込むシルバー。
「あははっ、言えてるね。っと…お〜立派だね。ふふっ、そういうの見てるとあたしも興奮してくるよ…」
 身体を身動きできないようにされ、勝手に股間弄られながら好き勝手言われるアルドラ。
「ちょ…やめてくれ!俺は男じゃない、女なんだぞ!」
 ディアナは表情ひとつ変えず答える。
「それは魂の話。身体は男でしょう?その証拠に、こんなにしてるじゃない」
 それを聞いて頷くシルバー。
「そうそう。あんたも一応女時代、こういう事は経験してるだろ?
  せっかくの男の身体なんだしさぁ…逆パターンも楽しまないとねぇ。
  さ〜て、あたしもこうやってて見てるだけって歯がゆいし。…ベットに投げちまうか」
 そう言うとシルバーはベットに向かってアルドラを力任せに投げつける。
 さすがいつも大型剣を振り回してあるシルバーだけあって、アルドラはなす術も無くベットに倒れこんだ。
「あぐっ…」
 シルバーとディアナは手をパンパンと払いながらベットに近づく。
「じゃ…楽しもうか」
「ええ」
698ディア・シル・アル:2005/07/16(土) 06:05:50 ID:goMV5v8d
 ベットに倒れこんでも相変わらずアルドラは勃起し続けていた。
 ディアナがシルバーに問う。
「…私がお先に食べちゃってもいいわよね?」
「別に構わないよ」
「じゃ、遠慮なく…」
 ディアナはアルドラの肉棒を掴むと舌で丁寧に周りを舐める。
「くっ…な、何だこの感覚…ううっ!」
 服をあらかた脱ぎ終えたシルバーはベットに座る。
「へぇー、女と結構違うもんなんだねぇ。どんな感覚?」
 返事もせず、ただ喘ぎ続けるアルドラ。
 感じた事も無い快感の前にシルバーの問い掛けなど聞こえていない。
 それを見てディアナは微笑むと、躊躇いもなく口いっぱいにアルドラのものを咥えた。
 ――その瞬間。
「ぐっ…あっ、出、出るっ…!!」
「んっ―――」
 こぼすのが勿体無いかの様に全て飲み干そうとするディアナ。
 だが、アルドラの出した量はすさまじく、唇からびしゃっとあまりが噴き出した。
「ディアナー、あたしも欲しい」
「んぶっ……ん?」
 ディアナは頷くとシルバーと交代する。
「ありがと。んっ……んんーっ、おいひい…」
 シルバーはまだ吐き出している先端を口の粘膜に押しつけたりしながら楽しむ。
「んふっ…ぷぁ…」
 白濁液で濡れた口を拭いながら、ディアナは嫌味っぽく愉快そうにアルドラに囁きかける。
「ふふっ、ごちそうさま。慣れてないからかしら…すぐ、いっちゃうわね」
「はぁ…は…ぁ……」
 目の焦点が合ってないアルドラ。だが二人の攻めは止まらない。
699ディア・シル・アル:2005/07/16(土) 06:07:39 ID:goMV5v8d
 飲み終えたシルバーはニヤリと微笑む。
「じゃ、アルドラ。あたしで筆下ろししようか」
「え…?」
 返答も待たずシルバーは仰向けに寝ているアルドラにまたがる。
 そして人差し指と中指でグイと肉棒を持ち上げた。
「…お、もう起ってるじゃん。若いねぇ」
 そう言うとシルバーーは徐々に腰を下ろしていく。
 アルドラは『熱っ…こんなに熱いんだ…』と呟きながら身体を震わせている。
「ふっ、んっ……あ―――っ」
 腰を一番深くまで下ろし快感の笑みに浸るシルバー。
 ディアナは興味深げに聞く。
「ね、どうなの?」
「すごっ…太くて……硬くて…熱くてっ…!
  あたし今までの中で…ふぅっ、ん…一番好きか…もっ!」
「あー…聞いててゾクゾクしてきたわ。いいわね…次、早く代わってよ」
 …それを聞いているのか、いないのか。シルバーは一心不乱に腰を降り始めた。
「んっ、んっ…ああっ、ふぁぁっ……」
 上下に、廻すように、肉棒を捻る様に。シルバーはアルドラを貪る。
「んふぁ…んんっ、いいの…いいのっ…!」
 …楽しそうなシルバーの横でディアナも服を脱ぐ。
 ほとんど裸になり、露わになった胸をアルドラの顔の上に乗せる。
 そして、アルドラの筋肉質な胸板を、乳首を…優しく舐め始めた。
「んぶっ…!?ん…」
 急に顔に胸を乗せられ、舐められて慌てるアルドラ。
「…楽しませて」
700ディア・シル・アル:2005/07/16(土) 06:09:13 ID:goMV5v8d
 どことも指定せず、一言だけ呟くディアナ。
 一応アルドラも女性であった身。どこが良いかは分っていた。
 一番敏感な部分を舌で舐め、吸い、噛む。
「ふっ…んんっ……そう…上手ね…」
 舐める度、吸う度、切なそうに身を震わせるディアナ。
 だがもう既にこの時…アルドラは限界が近かった。
 上半身も下半身も攻められ、もう我慢できる状態ではなかったのだ。
「ぷあっ…はぁっ…はぁっ……出、出る…出る…!」
 腰を振り、喘ぎながらシルバーはアルドラを静止する。
「まだっ……よ…!!ふぅ、ああっ!まだっ…我慢してっ…んっ…もうちょ…っと!」
 その言葉を聞いて歯を食いしばるアルドラだが、そうそうそれで我慢できるものではない。
「…」
 それを見ていたディアナはアルドラの上半身から身体を離し、立ち上がると足の方へ回る。
 そしてしゃがみ込むと、右手の人差し指と中指と親指の3本で…
 アルドラの睾丸の付け根辺りから性器を目一杯握った。
「…!?っくぁ!!あぐっ…ああ!!」
 絶叫に近い声をあげるアルドラ。それを見てディアナは微笑む。
 苦悶と快楽が入り混じったような表情。無理も無い。
「―――こうすると…出せないでしょ?
  同じ『女』同士なんだし…頑張って一緒にイかないとね。ふふっ」
 出ないことが苦しく辛いのか、アルドラは自分からも腰を降り始める。
 …それが火種になったのか。シルバーは声をさっきより荒げ始めた。
「ふぁっ…!すごいっ……!下から突かれるのすごくいいっ…!!
  ああっ、もっ…ダメ…イっちゃ…!!」
 その言葉を聞いてディアナはそっとアルドラを苦しめていた指を離す。
 我慢させられたせいもあって、急に開放されたアルドラは猛烈な射精感にみまわれる。
「出っ…出る!!ああっ!!」
 それと同時にシルバーも絶頂を迎えた。
「あっ…イク、イっちゃ…あぁああああっ!」
 離れていても聞こえそうな射精の音…シルバーの中に熱い液体が注がれる。
701ディア・シル・アル:2005/07/16(土) 06:10:18 ID:goMV5v8d
「…あ…あはぁ……」
 喉から細い声を漏らして、シルバーがひくひくと痙攣する。
 …少し余韻を楽しませた後、ディアナは未だにアルドラの上に乗っているシルバーの肩を叩く。
「…ふぁ?ああ…交代だね。久々だから思い切り感じちまったよ……」
 シルバーが降りて、ディアナが再び上にまたがる。
 …するとアルドラが嘆願し始めた。
「待ってくれ…もう、無理だ…何も……」
 確かに…言う様にアルドラの肉棒は起ちあがろうともしない。
 だがディアナとシルバーは互いに顔を見合わせ…笑い始めた。『何を言っているの?』と言いたげに。
 笑いながらシルバーは道具袋まで行くと薬瓶を出す。薬は…『技術強化の妙薬』だった。
 そしてそのまま持ってくると口に含んでアルドラに口移しをし、無理矢理飲ませた。
「んぷ…!?んっ…」
 飲まし終えたシルバーは唇を舌でペロっと舐める。
「はい、これで大丈夫だろ」
 するとどうだろう、さっきまで元気の無かった肉棒が起ち始めた。
 目の前の出来事に絶句するアルドラ。
「あっ…え……?」
 慌てるアルドラの様を見てディアナは微笑み、頬を撫でる。
「何をそんなに驚いているのかしら?言ったでしょう…?『今夜は寝かせない』って」
 その言葉を聞いて、シルバーはニヤリとする。
「…そういう事さ」

 ―――――時計はまだ2時を回っていない。彼女達の夜はまだ長そうである…
702終わり:2005/07/16(土) 06:13:46 ID:goMV5v8d
男食いのディアナ様とシルバーが書きたかっただけです。
勢いで書く自分に反省。お邪魔しました。
703名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 07:28:30 ID:9J1FZZUp
GJ
704名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 11:24:20 ID:SkuMNmwZ
最近女攻めが多くていいなぁ…
アルドラたんかわいいよ、アルドラたん
アルドラって体は本当の男だからふたなりとはまた違って萌え!
705名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 20:58:17 ID:eUn/2F9G
ジャン×モニカとかバル戦×シフとか読みたいです神様
バル戦は名無し史上最高の美形だと思ふ
706名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 10:03:54 ID:4Gwn4k0c
アルティマニア見たがムキムキのくせにゴツくないな
707名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 13:26:29 ID:poJFOtBL
ほす
708名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 21:05:22 ID:6OauOpq+
また静かになってきた…
709名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 22:55:35 ID:Blqv0uYq
寂しい
710名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 23:11:45 ID:KtRWzClV
じゃあここで名無し×名無しを希望しよう。
711名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 23:26:33 ID:6OauOpq+
女魔術師とバルハル戦士、もしくは海賊
712名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 01:22:56 ID:q8/rYkj+
640さんのアイゲラに萌えながらアイゲラネタを考えてみました648です。
まだエロまで辿り着いてないゲラアイを投下します。
640さんのアイゲラと時期が被ってたり、
ゲラ=ハに捏造設定が入った挙句に紳士じゃないのでご注意下さい。
713ゲラアイ:2005/07/20(水) 01:24:47 ID:q8/rYkj+
昂ぶる。どうしようもない高揚に鼓動が早まった。
自分の身体が、自分のものでは無いような、ふわふわとした感覚。
柔らかな熱を、欲していた。



(……眠れないなぁ。)


大いなる神エロールよりサルーインの居場所を告げられた一行は、
サルーインの眠るイスマス城からさほど遠くないアルツールに宿をとっていた。
しかし、明日はいよいよ最終決戦かもしれない。
そう思うと、皆とてもゆっくりなど休んでいられなかった。
もうそれほど長い時間、俺は立っていられはしないだろう。あの龍に、疾風剣――と、あの技をそう名づ
けたのはハリードの奴だが――を繰り出せたのですら、奇跡に近かった。

アイシャとてそれは同様で、一度はベッドに潜り込んだものの、夜も更けてから目が覚めてしまった。
散歩でもしてこようかと思い、窓の外をふと眺めたとき。
月光の下に人影を見つけた。―――否、正確には人ではなかったが。
「…ゲラ=ハ?」
街路から逸れるように歩いていくその影は、仲間の一人であるゲッコ族のゲラ=ハだった。
散歩、というには道が外れているように見え、アイシャは首を傾げる。
部屋へ戻り、寝巻きの上に一枚上着を羽織って、慌てて宿の外に出た。
714ゲラアイ:2005/07/20(水) 01:25:44 ID:q8/rYkj+
「ゲラ=ハ!」
「……アイシャ。どうしたんですか?」
大木の幹に触れていたゲラ=ハは、駆け寄る足音と、自分の名を呼ぶ声に振り返る。
アイシャに返す声は、紳士的な彼らしく丁寧な口調ではあったけれども、少しだけ冷たく感じられた。
いつもと違う。困惑にアイシャは、一瞬返す言葉に詰まる。
「えっと……、えぇっと、わたし眠れなくて。
で、起きたらゲラ=ハが見えたから…。ゲラ=ハも眠れないの?」
ばつが悪そうに苦笑して、アイシャは頬を掻く。
その様子を静かに眺めたゲラ=ハは、先よりも冷ややかな声で返した。
「そうです。…少し散歩をして来ますので、アイシャはもう戻って下さい。
 身体を冷やすと良くないでしょう」
ぴくり。アイシャの肩がわずかに震えた。
やはり、いつものゲラ=ハではない。
自分が知らぬ間に何かをしでかして、彼を怒らせてしまったのだろうか。
不安になったアイシャは、手を伸ばし一歩を踏み出した。
「嫌だよ。だってゲラ=ハ、怒ってるでしょ?
 わたし、ゲラ=ハに何か酷い事とか、言っちゃった…?」
震えた声で言いながら、ゲラ=ハの背中に抱きついた。ひんやりとした肌の感覚が、衣服越しに伝わる。
自分の腰へと回された細い腕に、ゲラ=ハは手を重ねた。

(…え?)
715ゲラアイ:2005/07/20(水) 01:28:26 ID:q8/rYkj+
アイシャは、暫く何が起きたのか把握できなかった。
手首を掴まれ、半回転するような形で、木の幹に突き飛ばされた。
その事を、手首と背中に走った痛みでようやく察する。
「ゲラ=ハ………?」
「……アイシャ。戻って下さい。今の私は、あなたに何をしてしまうか分からない」
懇願する、震えた声だった。常に柔らかい物腰であった彼の、こんな声は滅多に聞いた事が無い。
それに驚いたアイシャは、身動きも出来ず、ただ張り付けられたように木の幹に背中を凭れさせていた。
「サルーインの居場所を聞いた時から私はおかしいのです。
 無性に何かを襲いたくなるような…そんな衝動が。このままでは、私は、あなたを」
ゲッコ族を立たせたのはサルーインだった。
エロールの子であるヒトよりも、サルーインに近いその身が、復活を遂げた破壊神の力の影響を受けたのかもしれない。
「―――嫌だよ。わたしも、おかしいの。怖いの。だから、今夜はゲラ=ハと一緒にいたいの」
帰りたくないと、アイシャは首を振る。
「ゲラ=ハが好き。…でも、帰ってこれるか分からないもん。
 殺されるならゲラ=ハがいい。ゲラ=ハなら…いいよ」
自分の言葉が、残酷なものなのだろうと、彼女は気付いていた。
しかし、伝えずにはいられなかった。今夜を逃せば、もしかしたら一生言えないままかもしれない。
ゆっくりと声を絞り出しながら、アイシャはずっとゲラ=ハを見つめていた。
その両腕が、自分の顔の両脇に押し当てられても、動じもせずに、静かに。
じっと見つめてくるエメラルドに、ゲラ=ハは苦しげに口を開く。
奇異なる姿の自分に怯えもせず、一緒に行こうと手を差し伸べてくれた少女だった。
その明るさに幾度救われた事だろう。
彼にとって、初めてついていきたいと思った人間がホークなら、
初めて守りたい、愛しいと思った人間がアイシャだった。


「ありがとうございます、アイシャ。
 …こんなときでなければ良かった。そうすれば、あなたにもっと優しく出来たのかもしれないのに」
そう言って、彼女の首へと顔を寄せた。
716ゲラアイ:2005/07/20(水) 01:30:13 ID:q8/rYkj+
現在はここまでです。
713に、どこで改行されるのか知りたくてコピペした「ユリアンVSビューネイ」の一文が混ざってます…ごめんなさい。
>もうそれほど長い時間、俺は立っていられはしないだろう。あの龍に、疾風剣――と、あの技をそう名づ
けたのはハリードの奴だが――を繰り出せたのですら、奇跡に近かった。
部分です。作者様すみません…。以後気をつけます。

続きができたら投下したいと思います。
717名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 22:24:30 ID:2LB7K7zc
GJ。
ゲラ=ハ優しいなぁ(;´Д`)ハァハァ。
718名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 02:28:17 ID:X7HM/QyI
>>713 ゲラアイ神様
いいなぁ・・・・
是非!ご自分のペースで続けてくださいっ!
とにかく続きが読みたい。ゲッコ族は虫が生理的に好きです。
っが!無視しないで続けてくだはい〜(;´Д`)y─┛~~ハァハァ
719名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 07:01:42 ID:cjx1fZvn
('A`)なんで人少ないんだ
720名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 09:47:23 ID:3ryTVWTy
グレクロ神を待っています
721名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 15:13:34 ID:11jpEMIn
カキコミたかったがここのところアク禁が…
静かに神を待ちます。
722名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 01:29:45 ID:gZ4Z0ste
需要があるのかわからないけど、ジャミル×アイシャ投下してもいいか?
今出だしだけ書き始めたので、投下できるのはもう少し先なんだが…
ちょっと書きたいシチュがあって、エンディング後で甘々なんだけど良いのかな。
723名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 02:33:04 ID:9t8kGH7D
>>722
久々ジャミル来た!
お待ちしています!!
724名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 08:30:07 ID:/7unTZ9k
>>722
ウホッいい神!
725722:2005/07/24(日) 01:15:45 ID:ZxeofjLO
レスサンクス。お言葉に甘えて投下させてもらいます。
今練り直してるので、もうちょっと待って下さい。
エロエロにできるよう頑張ります。
726名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 01:16:59 ID:pQ6EZhfa
>>722 神!!
期待してます〜頑張って!!
727エロじゃなくてただのネタです:2005/07/25(月) 10:51:57 ID:1dn/P2lt
グレイ「お前は・・・いったい誰なんだ?」
詩人「私はすべての神の父・・・」
グ「エロ神!」
エロ「そう、私は世界のエロを生み出したエロの父・・・って違う違う。『ール』が抜けてます」

ミリアム「こういう奴には誘惑の術がいいのよ」
ゲラ「ゲッコ族は生理的にエロが好きです。」
ホーク「俺たちゃエロの子 俺たちゃエロの子♪」
クロ「あなたが求めるのはエロ?エロ?それとも・・・エロ?」

エロ「聞いてませんね、あなたたち」
グレ「とにかく何が言いたいかと言えば・・・」

グ・ミ・ゲ・ホ・ク「や ら な い か」

神殿|彡 ・゚・(ノД`)・゚・ ウワァァァァァン

ホ「ちぃ、エロの神が逃げたぞ!逃がすか!」


アルベルト「エロの支配する世界の住人は、こんな奴ばっかりなのか!?」



自分で書いておいて謎だわ
728名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 20:28:07 ID:T8LE8OWX
エロ神カワイソス……

エロ神ネタが出たところで、
エロールのエロネタをついでにキボンしておくか。
729名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 01:52:38 ID:X8zOAVLo
アルベルトのセリフにテラワロスwwwwww
730722:2005/07/26(火) 02:21:14 ID:KzLwrm/i
遅くなりましたが、ジャミル×アイシャを投下しに来ました。
エロ書くの初めてなんで、お手柔らかにお願いします。
まだエロくないし、短くてすまない。
続きはまた後日。
731ジャミル×アイシャ1:2005/07/26(火) 02:22:22 ID:KzLwrm/i

 「ん…っ、はぁ…ン…んっ…」

 今の自分の瞳に写るのは、ずっと想い続けてきた愛しい人の初めて見る表情だった。
暗闇が広がる天幕には、乱れた吐息が小さく聞こえ、少女の奥から放たれた
甘酸っぱい香りがいやらしく漂う。ランタンに小さく燈された明かりが、二人が重なる影を
弱々しくも大きく浮かび上がらせていた。
 お互いの体温をすがるように感じ合い、お互いの瞳の中に写る、自分の淫らな姿に
思わず目を逸らす。
 「ん…んんっ…!」
 堪え切れなくなった想いへのむず痒さを隠すように、彼は少女の唇を深く塞いで行った。
少女の温かく柔らかな舌を求めて、彼女の口中を少々強引に抉じ開けて行く。
なれない為か、己から逃げる彼女の舌を、器用に捕らえ絡め取って行く。
少女の小さな口から溢れた唾液が静かに零れ落ちる。
732ジャミル×アイシャ2:2005/07/26(火) 02:23:03 ID:KzLwrm/i

 「ジャ…ミル…… ジャミル…っ!」
 「…ッ、アイシャ…」
 消え入るような小さな声で、お互いの愛しい名を呼び合う。
 いつも呼ばれていた自分の名の筈なのに、初めて耳にするような、自分ではない不思議な
錯覚に陥る。普段の子供っぽい彼女からは、とても想像できない吐息交じりの甘声が、
彼の感情を、身体を更に高まらせて行く。
 「ン…い…や…、く、苦しいよ…」
 ジャミルの激しいキスからやっと解放されたアイシャが、息を整えながら訴えてきた。
 「悪ぃ…大丈夫か?」
 「うん…び、びっくりした…」
 そう呟くと、アイシャは恥ずかしそうに顔を赤らめ、彼の胸元に顔を埋めた。
 「…やさしくするって約束したのに…」
 「そーだっけ?」
 ジャミルはいつものように少しおどけて答えると、自身で覆っていたアイシャから身体を離し、
彼女の隣へ横になった。その隙に、アイシャは彼に中途半端に脱がされ、はだけた上着を
さり気無く整える。
 「さ、さっきそう言ったじゃない…!…あ、また意地悪する気でしょ!」
 とぼけたジャミルに、アイシャは頬を膨らませて厳しく指摘する。
 「あっはっは、お前も鋭くなったな〜。最初は俺の言う事全部信じてたのになぁ?」
 おどけた口調ながらも、アイシャを優しく抱き寄せ、暗闇の中ですら眩しい彼女の見事な赤毛を、
ジャミルはそっと撫で始めた。
 「…もう、ジャミルの意地悪は、ホントに出会った時から直らないんだから…」
 未だに膨れた頬はそのままだが、アイシャはジャミルの背中へ、しっかりと自分の腕を回して行く。
 こんな状況になろうと、今まで築き上げた”素直になれない”、という気持ちを、お互い照れも
あるのだろうが、なかなか消し去る事ができない。自分達の不器用さを、ジャミルは心の中で
苦笑しつつ、それもまた心地良く感じていた。
733ジャミル×アイシャ3:2005/07/26(火) 02:23:34 ID:KzLwrm/i

 * * *


 ここまで辿り着くのに、随分時間が掛かった。
 二人が初めて出会ったのは、世界最大の都市と言われるクジャラートの首都エスタミル。
世界最大とは聞こえはいいが、海を挟んで南北に分かれた街では貧富の差が激しく、
暴力、犯罪、貧困などが絶えない。世界一治安の悪い都市としても、また有名であった。
 そんな街で起こったある事件を探っていたジャミルに、たまたま救出されたのがアイシャであった。
初めて会った頃は、きれいな女の人、と思い込んだアイシャの誤解を解くのが大変だった。
故郷の村から突然攫われたと言うアイシャを放って置けず、遠く離れたガレサステップへやら、
足を踏み入れれば二度と出てはこれないと恐れられている、カクラム砂漠の更に下の地底へやら…
行く行くは世界を破壊する邪神・サルーインをも封じる、気が遠くなるような長い旅路であった。

 それも今日、ここで終わりである。
 出会った時に二人が交わした「必ず故郷へ送り届けてやる」という約束を、ジャミルは
きちんと果たしたのである。
 本来ならば旅の途中で達成される筈であった約束だったのだが、祖父と念願の再会を果たした
アイシャは、祖父や故郷の村人達が住まう地底には残らず、ジャミル達のサルーインの復活を
阻止するという目的の旅へ、そのままくっ付いて来たのだ。
 その目的も無事に果たし、激しい戦いを共にしたパーティーも解散となり…ジャミルは
アイシャの本当の故郷である、ガレサステップにあるタラール族の村へと、彼女を送り届けに来たのだ。
734ジャミル×アイシャ:2005/07/26(火) 02:26:21 ID:KzLwrm/i
とりあえず、本日はここまで。
書き込んでみると本当に短いな。すまん。

>727
ハゲワロスww
こういうの大好きだ。また頼む。
735名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 20:27:50 ID:NqAr1VlS
GJ!
かわいいカップル(´∀`)b
続き楽しみにしてますよ!
736名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 23:53:53 ID:3k3+NW6j
意地悪ジャミルイイ!
737名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 02:38:17 ID:9TMkpO6E
アルシフ神
降臨切にお待ち申しております。
738名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:27:09 ID:ZqcRQCx+
無理を承知でグレイシフをキボンヌ。
739名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:35:27 ID:lPrzePZS
>>738
ホモはすれ違いでつよ
740名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:36:06 ID:b942ZjeX
>>739
グレイが男だというのか?
741名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:01:11 ID:wX1XfO2j
そっちかよ!
742名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 00:39:20 ID:fpIzAoqc
ワロスがな
743名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 01:48:03 ID:eAr70hh5
ワロタな

ついでに
グレバー好きだったからまた読みたいな
と言ってみる
744名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 12:40:43 ID:bKA2L691
難しいのを承知でゲラアイの続き楽しみに待ってます。
745名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 14:46:32 ID:hi6gdMYc
グレクロをはげしくキボン!過疎ったスレに活気を!
746名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 20:27:17 ID:SxyQPCsI
>>745
百合はスレ違いでつよ
747名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 23:25:42 ID:sd8XTssh
Sir!
ゲラアルをキボンしたい所存であります!

Sir!
748名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 23:55:27 ID:oAFaYgbN
>>747
薔薇もスレ違いでつよ…
749640 アイゲラ8:2005/07/29(金) 00:22:21 ID:rx3iOK3G
オチが甘いんで封印しようと思ってたんだけど完結させますね。
爬虫類苦手な人は避けたほうがいいです。
あと、アイシャは清純なんだ!って人はスルーして下さい。

****         ****

「ああ・・・。ゲラ=ハ」
少女の未知の部分に爬虫類のそれが突き進んでいく。
アイシャは痛みに顔をゆがめた。
「傷みますか?」
あたりまえの問いに弱弱しく微笑みながら痛くないと答える少女の健気さに
ゲラ=ハは思わず強く抱きしめた。
アイシャの暖かな唇が冷たく無機質なゲッコの口にそっと触れる。
やわらかな舌が堅く閉じたゲラ=ハの口をこじ開け、
爬虫類の虫を捕るために発達した細くて力強い舌と交じり合う。
「ね・・・。ゲラ=ハ。口の中きもちいいよ・・・。」
少女は熱いため息をつきながら快楽をねだる。
穏やかな揺らぎに身を任せてお互いをむさぼり、視線を絡ませながら愛を確かめ
どれくらいの時間がたっただろう。
「ゲラ=ハ。私のはじめて・・・。もう一つの初めてをゲラ=ハにあげる。」
750640 アイゲラ9:2005/07/29(金) 00:24:44 ID:rx3iOK3G
おもむろにアイシャが切り出した。
暖かな手のひらがゲラ=ハの冷たい腕をつかみアイシャの一番暗く深い部分へ導く。
「ほら、こんなになっているの・・・。」
アイシャのそこは暖かくやわらかな液体が流れ込みゲラ=ハの指を容易に受け入れる。
が、ゲラ=ハはゆっくりと指を引き抜き顔を背けた。
「これ以上、あなたに負担をかけることは出来ません。」
ゲラ=ハの重々しいセリフも快楽の中を夢中で泳ぎ続けるアイシャには届かない。
アイシャはおもむろに体を離すと今度は手足を地面につけ顔を低くし白い尻を高く突き出した。
「ねぇ、これならゲラ=ハの両方とも入るよ。来て・・・。」
真っ白な双丘に赤く開いた大輪の花。
ゲラ=ハは今まで見てきたものの何よりも今目の前にいる少女が美しいと思った。
自ら信仰する神に背いてまでこの旅を続けてきたのも今この瞬間の為だったのではないかとすら錯覚した。
おおきく息を吸い込み試しにもう一度後ろの穴に指を入れてみる。
アイシャが熱いため息を漏らす。どうやら気持ちいいらしい。
そこはもともと生殖行為に使う為の場所ではない。充分にほぐさねばなるまいと
ゲラ=ハは長い舌を這わす。チロチロとその舌がうごめくたびにびくついていたアイシャだったが
ついに耐えられなくなり甘い声をあげた。
「はやくちょうだい!」
ゆっくりとゲ=ラハのそれが沈んでいく。後ろと前両方の穴に。
「愛しています。アイシャ」
アイシャは苦しげに真っ赤な顔をゆがめていたがゲラ=ハのその言葉を聞き幸せそうに笑った。
751640 アイゲラ10(:2005/07/29(金) 00:25:32 ID:rx3iOK3G
おもむろにアイシャが切り出した。
暖かな手のひらがゲラ=ハの冷たい腕をつかみアイシャの一番暗く深い部分へ導く。
「ほら、こんなになっているの・・・。」
アイシャのそこは暖かくやわらかな液体が流れ込みゲラ=ハの指を容易に受け入れる。
が、ゲラ=ハはゆっくりと指を引き抜き顔を背けた。
「これ以上、あなたに負担をかけることは出来ません。」
ゲラ=ハの重々しいセリフも快楽の中を夢中で泳ぎ続けるアイシャには届かない。
アイシャはおもむろに体を離すと今度は手足を地面につけ顔を低くし白い尻を高く突き出した。
「ねぇ、これならゲラ=ハの両方とも入るよ。来て・・・。」
真っ白な双丘に赤く開いた大輪の花。
ゲラ=ハは今まで見てきたものの何よりも今目の前にいる少女が美しいと思った。
自ら信仰する神に背いてまでこの旅を続けてきたのも今この瞬間の為だったのではないかとすら錯覚した。
おおきく息を吸い込み試しにもう一度後ろの穴に指を入れてみる。
アイシャが熱いため息を漏らす。どうやら気持ちいいらしい。
そこはもともと生殖行為に使う為の場所ではない。充分にほぐさねばなるまいと
ゲラ=ハは長い舌を這わす。チロチロとその舌がうごめくたびにびくついていたアイシャだったが
ついに耐えられなくなり甘い声をあげた。
「はやくちょうだい!」
ゆっくりとゲ=ラハのそれが沈んでいく。後ろと前両方の穴に。
「愛しています。アイシャ」
アイシャは苦しげに真っ赤な顔をゆがめていたがゲラ=ハのその言葉を聞き幸せそうに笑った。
752640 アイゲラ10(:2005/07/29(金) 00:26:47 ID:rx3iOK3G
↑ 誤爆です。

***      ***

「ねぇ、ゲラ=ハ。ずっとこうしていたいね。」
乱れたシーツの上で、全てが終わった後にアイシャが言った。
「サルーインを倒したら私はどうなるのでしょう?
サルーインが封印されていたとき基本的に我々ゲッコ族は平和に暮らしていました。」
アイシャのやわらかな髪を撫でながらゲラ=ハは続けた。
「しかし万が一次のサルーイン戦で我々があの邪神を倒してしまったら?」
「なぁ〜んだ。おめぇ、神を倒すなんて大それた事考えてたんかぁ〜?」
突然聞こえて来た低くたくましい聞きなれた声にゲラ=ハは慌てて身を起こす。
「キャプテン!!!」
「ハッハッハ。お前たち随分面白いことやってんじゃないか〜。
俺が部屋に戻ってもぜんぜん気がつきやしねぇ。大丈夫。お前らなら勝てるよ。サルーインにでも何にでも。」
部屋中に響き渡るホークの声にゲラ=ハは自分の体が白く干からびていくのを感じていた。

                         完
753名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 00:30:58 ID:rmwL/v8p
GJ!  オチワロス
754名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 01:10:34 ID:pkn2lrvh
お疲れ様です!淫らなアイシャたんもイイ!
最後はホーク含めた3Pになるのかと思って一瞬あせったよ
755754:2005/07/29(金) 01:11:48 ID:pkn2lrvh
スンマセン、ageてしまいますた
756名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:44:24 ID:1YFUMQJ5
ホークGJwwwwwwww
757名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 01:03:06 ID:MwhKVknS
GJGJ!!
アイシャたんエロカワイイ
758名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:28:25 ID:TjFn9ri7
会社で爆笑しちまったジャマイカ!

……とにかくGJ
759名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 22:03:33 ID:MJ9TemQ8
ホ。
760名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 03:21:49 ID:C3Vkgl8g
セ。
761名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 15:13:31 ID:z8uQTqqP
メ。
762名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 19:02:17 ID:/nuU/QBW
ン。
763名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 21:39:38 ID:VTfCCv48
ト。
764名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 22:10:42 ID:UuYVZpbO
ス。
765名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 07:42:48 ID:yG/UJAv2
ム。
766名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 04:42:52 ID:OJn/vyiz
この流れなら言えるッ!!




ミカエル×カタリナの人を未だに待っていると!!!!
767名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:51:41 ID:xCg5E1dD
グレイ×バーバラの続きもこっそりワクテカしながら待ってます。
768名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:05:27 ID:jLBtgHQV
そしてアルシフもワクテカ。
769名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 16:00:10 ID:Zj7WO9My
なんとなくグレイ×シェリルキボン
770名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 16:00:25 ID:ND926JK9
レオン×ベアは〜?
771名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 23:19:04 ID:qmCjYdym
801は板違いです
772名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 01:53:32 ID:SYzAISSP
ルージュ×女主人公どちらかキボン
773名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 21:05:34 ID:d0UaKjIp
オマエタチ ジニ― ヲ覚エテイルカ
774名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 21:47:59 ID:ED7Rw1/J
モチロンダ さがふろ2ノじにーダロウ?
775ベアスレより:2005/08/11(木) 00:55:13 ID:WY0Rywza
>>770
「う〜〜前衛前衛」
今 封印の洞窟を目指して全力疾走している僕はアバロンに通うごく一般的な帝国重装歩兵
強いて違うところをあげるとすれば防御に興味があるってとこかナ――
名前はベア
そんなわけでアバロンの上にある封印の洞窟にやって来たのだ
ふと見ると洞窟前に一人の若い男が座っていた
ウホッ!いい男…
(ハッ)
そう思っていると突然その男は僕の見ている目の前で洞窟の封印を解きはじめたのだ…!
(ゴゴーン・・・)
「やらないか」
そういえばこの洞窟は封印があることで有名なところだった

いい男に弱い僕は誘われるままホイホイと洞窟について行っちゃったのだ ♥

彼――
ちょっとワルっぽいアバロン皇帝でレオンと名乗った

インペリアルクロスもやりなれてるらしく洞窟にはいるなり僕は前衛に置かれてしまった

「よかったのかホイホイついてきて 俺はインペリアルクロスだってかまわないで使っちまう皇帝なんだぜ」
「こんなこと初めてだけどいいんです… 僕…レオンさんみたいな人好きですから…」
「うれしいこと言ってくれるじゃないの それじゃあとことん閃かせてやるからな」

言葉どおりに彼はすばらしい陣形だった
僕はというとHPに与えられるダメージの波に身をふるわせてもだえていた

しかし その時予期せぬでき事が…
776ベアスレより:2005/08/11(木) 00:56:17 ID:WY0Rywza
(ブルブルッ)
「うっ…!し 死にそう…」
「ん?もうかい?意外に早いんだな」
「ち、ちがう… 実はさっきから防御がしたかったんです 洞窟に来たのもそのためで…くうっ」
「そうか… いいこと思いついた お前 俺の前衛でパリィしろ」
「えーっ!?パリィですかァ?」
「重装歩兵は度胸!何でもためしてみるのさ きっといい音だぜ ほら 遠慮しないで使ってみろよ」

彼はそういうと通常攻撃をやめて逞しい二段斬りを僕の前で見せだした
(自分の前衛でパリィさせるなんてなんて人なんだろう・・・)
しかし、彼の固くひきしまった二段斬りを見ているうちにそんな変態じみたことをためしてみたい欲望が・・・・

「それじゃ…やります…」
ニア 攻撃
   パリィ

(ピ…)
   攻撃
ニア パリィ
777ベアスレより:2005/08/11(木) 00:57:19 ID:WY0Rywza
 (  パリィ  )
     ̄ ̄|ノ ̄ ̄ ̄
    パリy;―
        |
     (゚д゚ )  
.パリy;_/|熊 |
「こ…攻撃をさばきました…」
「ああ…つぎもパリィだ」
「それじゃ使います…」
(シャキーン)
(パリーイ)
「いいぞ WPが減らないのがわかるよ しっかりテレーズを使っとかないとな」
(バコバコ)
「くうっ!かわしきれない…!」
この初めてのパリィは、防御だけでは知ることのなかった絶頂感を僕にもたらした
あまりに激しい攻撃にHPが0をきると同時に僕のLPは 戦場の混沌の海の中であっけなく果ててしまった
「ああ――っ!!」
(HPがアップ!)
(WPがアップ!)
(剣がアップ!)
「このぶんだとそうとうがまんしてたみたいだな 剣技の欄がパンパンだぜ」
「はっはっ」
「どうしたい」
「あんまり気持ちよくて… なぎ払い閃いたの初めてだから… はあ…」
「だろうな 俺も初めてだよ ところで俺のライトボールを見てくれ こいつをどう思う?」
778ベアスレより:2005/08/11(木) 00:58:11 ID:WY0Rywza
「すごく… 全体攻撃です…」
「使い勝手はいいからさ このままじゃおさまりがつかないんだよな」
(ヒョイ!)
「あっ…」
      ______
     ( なぎ払い! )
       ̄ ̄|ノ ̄ ̄ ̄
    なぎ払い;―
          |
        (゚д゚ )  
なぎ払い;_/|  |

「こんどは俺の番だろ?」
「ああっ!!」
「いいぞ… よくあたってスタンしやがる…!」
「閃…閃く…」
「なんだァ?今閃いたばかりなのにまた出すってのか?剣の資質でもあるのか?」
「ちっ ちがう…!!」
「なにイ? こんどもパリィ?お前俺を前衛とまちがえてんじゃねえのか!?」
「しーましェーン!!」
「しょうがねえなあ いいよ、いいよ 俺が回復しといてやるからこのまま出しちまえ 皇帝液まみれでやりまくるのも いいかもしれないしな!」
「え―――っ!?」

――と
こんなわけで僕の初めての封印の洞窟体験は
クソミソな結果に終わったのでした…
779名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 10:54:59 ID:z3vbv3bD
内容はさておき、何かしらの才能を感じる作品だ。
780名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 12:27:54 ID:ds2ty+HZ
ウホッいいSS
781名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 23:10:44 ID:S90uQqsB
瀕死ポーズ見てたら
宮廷魔術師♂をいじめたくなってきたw
782名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:02:51 ID:r2qfNh5G
パリィやらないか
783名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:05:06 ID:7x0RoSbG
ディフレクト!
784名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 10:33:25 ID:0fyrBLwD
ほっしゅ。
785名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 14:38:54 ID:nsrV1Ao8
タマニハ じにー陵辱モノデモ や ら な い か
786名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 02:41:16 ID:8XV2LSzX
保管庫にいくつも見られるからなぁ
787名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 09:43:56 ID:udHp1UNr
ここも過疎ったね。
盛り上げるためにグレクロキボンヌ!
788名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 13:11:52 ID:CO3mRhHh
…ツッコミてぇ…でもツッコんだら負けかな…。
789名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 13:29:31 ID:5uzTOiQX
790名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 13:37:17 ID:mK4Bl9qE
クローディア陵辱ものなら や ら な い か
791名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 14:07:50 ID:K6iY3+Av
いやここはひとつコンスタンツ凌辱で。
792名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 14:12:16 ID:rEVWCyH/
ラファエル「やめてよね」
793名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 19:13:09 ID:hyjd3TKn
クローディア×シルベンのシチュを考えたけど、
シルベンが雌ということに気付いた夏
794名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 19:24:06 ID:3j4mRSmd
そこでブラウですよ
ブラウかわいいよブラウ
795ジャン×フリーレ小ネタ:2005/08/18(木) 19:54:08 ID:uf3Xs60p

「これで決まり…だよなっ!」
その言葉と共に組み敷いた女の腰をしっかりと掴み、
先端から先走りを滲ませている茎を茂みの奥深くにある壷口へと添えた。
躊躇うことなく一気に子宮の奥まで突き進むと
そのままスムーズな油送を繰り返す。
100年も眠っていたとは思えない程の肌理細やかな白い肌、鮮やかな朱を彩らせた唇。
何よりもまるで生娘の如くきつく締め付けてくる膣壁。
やや狭いその内部を出入りするだけで言い様の無い快楽がジャンを襲った。
しかし当の女性―――フリーレの唇から発されたのは快楽に溺れる悦を帯びた声ではなく。

「…大きければ良いというものでは無いでしょう?」




すみません、アルティの台詞集見ててちょっと思いついただけww
796名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 20:55:04 ID:g0q1gOcS
>792
ならばスタンダードにラファ×コン、
いや、この仕様ならコンスタンツ攻めか…

>795
ワロタさすが氷の魔女
797名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 22:39:57 ID:CO3mRhHh
まぁなんかジャンは大きそうな気がするねぇ。
でもそれだけのような。
798名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:05:22 ID:zAiYsNPw
大きくても硬さがないように感じる
あと最中に声ださないでよね ジャン
一気にさめるから
799名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 02:36:26 ID:aDyVTCP5
イメージ
アルベルト・グレイ…男前
ホーク・ガラハゲ…でかくて硬い
ジャミル…細い
ダウド…短い
ジャン…大きいだけ
ゲラハ…多い

大きい人がやわらかいのは女性の身体を傷つけないためらしい。
800名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 12:40:10 ID:PPYC+nul
アルベルトはもちろんピンク色。

殿下は細長〜〜〜い希ガス。
801名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 13:00:45 ID:fJzO2Ybh
800が気持ち悪い件
802名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 13:02:31 ID:Qv6GyPCm
賛同いたします。

殿下は非の打ちどころがない気がする。
803名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 14:10:18 ID:Zgn8i1zJ
殿下は棒
804名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 17:37:32 ID:M43keb6a
プレイも棒読み
805名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:09:55 ID:bC6RJvIe
殿下は最中も棒読みなんだろうなぁ

ナ「いくぞぉ」
806名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:49:00 ID:arKF7eKB
ある意味リアルだな
棒読み
807名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 00:15:07 ID:Ai+SNdCW
そしていきなり秒読みか
808名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 01:45:43 ID:PaYjhOY1
バーバラとグレイの声をつなげて笑エロシーンを作ってみた。
だが語尾が切れてなかなかうまくいかない、これがわからない。
809名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 01:48:12 ID:Df4LvTql
ほらほら
うpしなさい
810名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 02:06:15 ID:4C/VOPZA
唐突にエロール×ニーサでSSを思いついたんですが
需要はありますかね?
811名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 02:23:33 ID:PaYjhOY1
>>809
ttp://marmotfarm.com/cgi-bin/upload2/upload.cgi

の[up71003.lzh]にうpしました。


>>810
エロニサ、ニサエロともにカモン!
812名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 09:45:35 ID:CnXLCY7F
需要あるからカモーン
813名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 15:05:21 ID:BKUfwFZC
すまんもう一回うpしてくれ
814ホークロ ネタえすえす:2005/08/20(土) 21:32:13 ID:Gdk4Tu4e
「こんなのがでてくるってこたぁ、いい加減ヤバいんじゃねえのか?」
秘裂から指を抜き取り、愛液で照り光る指を見せつけるホーク。
彼に抱えられたクローディアは、薄く目を閉じたまま声も出さず、余裕といった風にも見える。
だが額に光る汗やいつしか閉じることを忘れた唇、上気した肌は男にそれが彼女なりのいじらしい抵抗だと知らしめる。
ホークはほくそえんだ。クローディアの性格を上手く利用し言葉巧みにベッドに連れ込んだ後、
いきなりのフェラチオで「もう、おイキなさい。」とされるがままに精を搾り取られ、丸潰れの漢の面目―それをやっと取り戻したのだ。
ホークはさらに追い詰めるべく、クローディアの慎ましやかな蕾を口に含んだ。
いままで数多くの女性を扱ってきたホークの記憶にも、彼女ほど強情な女はそうはいなかった。
昂ぶれば昂ぶるほどに、静まり返った瞳で見据えてくる。ホークはそれが堪らなかった。
知らぬ間に自分を惹きつけた、どこまでも高嶺にある娘の体…今までに培ったあらゆる技術を使って溶かしていく。
存分に責め尽くした。それまで握り込まれていたクローディアの指が初めて軽く地面を掻いたのを認め、ホークは急に手を止めた。
一瞬動きを止めた少女は、たまらず震える手を失った何かを求める恥じらいに導く。
「おーう、俺なんか必要ねえなあ」
呆れたような言葉に、クローディアは身を強張らせる。意志の力でなんとか指を引き抜くが、未練がそれ以上の抑制を許さないらしい。
いよいよ笑みを深めるホークは、わななくクローディアの脚に手を掛け、少女の淫靡な望みを叶えるべく一気に突き入れる。
組み敷いた状態からクローディアの体を起こし、駅弁と呼ばれる体位で少女を愉しむホーク。
彼の分身は彼女に包まれてかつて無い程に増長し、思うままにクローディアの官能を作り変えていく。
思った以上の快感に、ホークは限界を感じた。先に達しては意味が無い。
ホークは無骨な手を少女の腰にあてがった。その手は滑り降り、形の良い双丘に潜って何者も迎え入れたことは無い排泄のための穴を割り拡げた。
「はあ……。」
溜め息に似た声は、普通の反応よりは遥かに薄いものだ。しかし純粋すぎる娘の動揺が、敏感なところで繋がった男にはきつく伝わってくる。
「この程度でオタオタするんじゃねえ!」
敢えて強気に言い放ち、ホークは最後の追い込みをかけた。渾身の力でクローディアを自身に叩きつける。
ついにクローディアの口から、隠しきれない嬌声が上がり始めた。
しかしその顔には、この上なく清楚で幸せそうな笑顔が見られる。
「……強引ね。いいわ、一緒にイキましょう。」
815名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 00:28:38 ID:n9KkpSY5
>>814
すげぇwww
GJ!!!!!!!
816名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 01:16:01 ID:w1YCrbg/
>>813
グレバ声ネタでいいのかな。これと仮定して。

ttp://marmotfarm.com/cgi-bin/upload2/upload.cgi

[up71088.lzh]にうpしてます。

いいうpロダを知らないので、ここに上げます。
作り直したら1分を超えるネタになった。
817名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 22:02:44 ID:kLDJ/Edp
ヽ( ´ー`)ノフッ
また逃したぜ
orz
818名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 00:45:00 ID:J5M0U3LH
なんどもすみません。
>>817
すれ違い三昧。今度こそ。更に作り直して2分超えてます。

ttp://www.rupan.org/~kain/cgi-bin/upload/src/up40905.lzh.html
DLKEYはbouyomi
819サルーインモドキ:2005/08/22(月) 12:37:27 ID:+j6hmeF+
はは、ははははははははは
面白いForbiddenだとさ
orz
820名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 19:32:30 ID:XMXbP/Kz
810殿、エロールニーサお待ちしとります
821810:2005/08/23(火) 01:17:38 ID:1u6v34PP
エロール×ニーサ、とりあえず途中まで書けたので投下します。
エロはまだ無いです…ゴメン
822エロール×ニーサ 1:2005/08/23(火) 01:18:44 ID:1u6v34PP
破壊女神サイヴァが自らの小指から生み出した
息子エロールの手によって打ち倒されたのは遥か昔の事─

永い戦いを終え、ようやく平和が訪れたが、その代償はあまりにも大きかった。

創造神マルダーが作り上げたマルディアス。
かつては生命があふれ、活気に満ちあふれていたその世界は
戦いの犠牲となり、ほぼ全てが壊滅していた。

あぁ、なんて事だ。
これではサイヴァの目論見どおりとなってしまったではないか。
我々は一体、何のために戦ってきたというのだ。

マルダーを始めとした多くの神は、この世界に絶望し
また新たな世界で神として君臨するために、マルディアスを捨てた。

ただ、二人の神を除いて。


-------------------


乾き、戦いの残骸が残る大地の上で、一人の女神が俯き、座り込んでいた。
かつてはつややかで、乳白色の美しかったその肌も
酷く傷つき、赤い腫れまで見える。
腕に抱えた稲穂も、彼女が胸に抱けば黄金の輝きを見せていたが
今では茶色く枯れかかっていた。

「ニーサ」

凛と透き通ったその声に、名を呼ばれた女神は顔をゆっくりと上げた。
荒れ果てた大地の肌を、風がいたぶるように流れると
銀に輝く美しい髪が、彼女の視界を横切った。

「エロール…?」

破壊女神サイヴァを倒した英雄。
そして、自分の母を裏切り、母を倒した息子─光の神、エロール。
そんな彼が、ニーサの前に立っていた。
823エロール×ニーサ 2:2005/08/23(火) 01:19:14 ID:1u6v34PP
「泣いて…いるのですか?」

「…泣いてなんかいないわ」

ニーサはそう答えながら顔を伏せるが、
真珠のような涙の粒は、雫となって大地に零れ落ち、乾いた土へと吸い込まれていった。
以前は彼女が悲しみで涙を零せば、そこから芽が生え、美しい花が咲き、甘い果実が実り
それらが彼女を慰め、笑顔をもたらせていた。
だが、今の荒れ果てた大地にそのような力などあるはずも無く。
また、今の彼女にも慰めをくれる者も居ないのであった。

「…エロール…貴方が貴方の母を裏切って
私たちの側についたか、私、知っているわ」

「…どのような理由と?」

「貴方は、この世界が欲しかったのでしょう?
貴方が生まれた時は、まだマルディアスも美しい世界だったから…
そうでしょう?エロール」

悲しみと行き場の無い怒りに満ちた表情で、ニーサは涙で濡れる瞳をエロールへとぶつけた。

「えぇ、その通りです。私はこの世界を自分のものにしたかったのです」

整ったその表情をひとつも変えず、エロールは答えた。
それを聞くと、あぁやはり、とニーサは嘆いた。

「…そう、でも見て?」

白く細い腕を伸ばして、ニーサはエロールにマルディアスの大地を見せる。

「こんな荒れ果てた世界、誰が欲しがるのかしら?
皆、マルディアスのために戦った。
けど、永い戦いですっかり世界は壊滅してしまったわ。

…あぁ…お父様も、兄弟も、皆行ってしまった。
壊滅してしまった世界など、要らないって言って」

彼女の瞳からは、涙が止まる事も無く流れ続けた。

「貴方もそうなのでしょう?
荒れ果てた世界なんて、欲しくないのでしょう!?
さぁ!行ってしまって!お父様と同じように他の世界へ行ってしまって!
そうして私の前に、二度と姿を現さないで!!」

ヒステリックに叫びながら、ニーサは手で顔を覆い、泣き叫んだ。
それは、大地を荒らされた悲しみと、親兄弟に捨てられた悲しみ。
そして、目の前に居る男への怒りだった。

…だが─

「…いいえ。私はこの世界へ残ります」

マルディアスを欲した男は、意外な答えを口にしたのだ。
824エロール×ニーサ 3:2005/08/23(火) 01:19:56 ID:1u6v34PP



「私、は─確かにこの世界を望んでいました」

エロールは腰をかがめ、ニーサの顔を覆い隠す彼女の手を握って退けさせ
驚きを隠せていない彼女の瞳を見つめた。

「…生まれて初めて目にしたこの世界。
それはそれは本当に美しかった…。
そしてこの大地にも、私は心を奪われた」

「この…大地…?」

エロールの言う内容に、いまいち理解できないニーサは
彼の言葉をおうむ返しする。

「しかし、戦いが続き、世界が傷いて大地も傷つき、悲しみで涙を流した。
…私はその光景を見ているのが辛かった。嫌でした。
だから私は母を裏切りました。私は守りたかったのです」

「母を裏切ってまで、手に入れた世界を…
大地を、どうして捨てる事が出来ましょう?」

ニーサを手を握ったまま、エロールは言葉を続けた。

「私は、愛してしまったのです。
この世界を、大地を。大地の女神、ニーサ、貴女自身を」
825810:2005/08/23(火) 01:21:48 ID:1u6v34PP
今回はここまでで。
続きは近いうちに投下できたら良いかなと考えています。
826名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 01:43:53 ID:T7G9tvOl
>>810
GJ!若い頃?の初々しいニーサがかわいい。続きが楽しみです。

>819
これ以上はここでやらない方がいいかもしれない。
というわけで捨てアドを取ったので気が向いたらメールをください。



アルティマニアの表紙を見て小ネタ。

 リガウ島にある某温泉宿屋にてくつろいでいる女性4人衆。
 戦いだのサルーインの復活だのは、今は関係ない。
 岩で作られた広い湯船につかり、女同士、気の張らない会話を楽しんでいる。
「……いいなぁ…」
 そんな中、クローディアを…正確にはクローディアの胸元を見て、アイシャがつぶやいた。
 あまり人に見られたことのない箇所を見つめられ、クローディアがややたじろぐ。
 バーバラもシフも、アイシャの興味がクローディアの胸に集中している事に気づいた。
「どうしたんだい?アイシャ。クローディアの胸がそんなに珍しいのかい?」
「だって、大きいんだもん」
 唇をとがらせ心底うらやましがっているのがありありと分かるその様子に、シフがふきだす。
 釣られてバーバラも声をあげて笑う。
 大きいときっぱり言われたクローディアは、胸の前で手をクロスさせた。
「なんだか、バインバイン!って感じがする」
「バ…」
「そりゃ、すごい胸だね」
「ものすごい勢いで揺れそうだよ」
 シフもバーバラも、クローディアの胸がバインバインと揺れる様を想像して感心してしまう。
「そ、そんなに揺れないわ…!」
「それは分かるけど…ねぇ?」
「ああ。本当にバインバインと動いてもおかしくないから…」
 顔を赤らめ本気で抗議するクローディアに対して、年上の女二人は無責任に話題を盛り上げる。
 相手が同性とはいえ視線がそこに集中するのは恥しい。
 第一、そういう彼女達の胸も相当に立派なものだ。
「あなた達も、私と同じくらいあると思うけど…?」
「そうだよ。シフもバーバラもバルンバルンだよ!」
「バる!?」
「…」
「私よりもよく動く感じのする音ね…」
「…」
「そ!そういえば、胸って揉まれると大きくなるらしいよ!」
 このままでは自分達の胸に話題が集中すると察したバーバラが、唐突に話題転換をする。
 クローディアは自分の胸だけが話題にあがったのを不公平に思って軽く睨んだが、
アイシャの方はバーバラの出したネタに飛びついた。
 キラキラと輝く瞳が女の子らしい。
827名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 01:49:15 ID:T7G9tvOl
「ほんと!?」
「ああ」
「へー。じゃあ、毎日自分で揉んでいったら大きくなるのかなあ!?」
 バシャン!!
 岩の向こうの男風呂から、何かが湯船に倒れこむような音がした。
 アイシャの、本人には悪気はないが若い男には刺激的な言葉に誰かが反応したのだろう。
 シフにもバーバラにも、そしてクローディアにも誰かは想像がついたがその辺りは軽く流した。
「普通に揉んでも大きくなるのかな?」
 早速、小さい胸を掌でくるんで揉み出したアイシャに向かって、
『言っておくが、男が揉まないと意味がないぞ』
 普段は低い声でボソボソと喋る男が、こんな時だけ響く声で忠告してきた。
(((なんでそんな事を知ってるんだ!)))
 リガウ島民が選ぶ、こういうネタには絡んでこない男ナンバーワン になりそうな男の意外な食いつきに、
アイシャ以外の三人が心の中でつっこみを入れた。
「えー?そうなのー!?」
『女の身体のつくりの関係で、そうなっているらしい。だからお前が自分で揉んでも意味はない。
誰か男を選んでやってもら…うぉ!?』

 バシャンバシャンバシャン!バシャバシャバシャ!

 グレイは誰かの奇襲にあったらしく、最後までアイシャに忠告できなかった。
 激しい音が、男達の攻防の凄さを物語っている。
 先ほど湯に倒れこんだ男が、顔を真っ赤にしてグレイに戦いを挑んでいるのが容易に想像できた。
 ホークやジャンの笑い声とグレイの、落ち着け…!という言葉が聞こえる。
「あいつら、何やってんだ」
 シフが、別の意味で盛り上がっている男連中の子供っぽさに心底呆れてつぶやく。
「男の人が揉まないとだめ…なのかぁ」
 未だ男性に好かれた事のない(と本人は思っている)自分にはとうてい無理な話だと
アイシャが小さな肩を落としてうつむいた。
 が、ふと何かを思いついたように顔を上げると、目の前にいる胸の大きい女性陣をじっとみつめた。
 疑問と興味を浮かべて光る緑色の瞳に、三人とも腰が引ける。
「な、何かな〜?アイシャ」
「バーバラもシフもクローディアも、そんなに大きいのは男の人に揉まれたからなの!?」
「「「!!!!」」」」

 バシャーンバシャーンバシャーン!

 今度は何人かが同時に倒れこんだらしい音が隣から聞こえてきた。
 ストレートすぎる疑問にはストレートな返事。
「ま、まだよ!まだ、これからなの!」
 そんな予定があったのかと周りを驚かせるクローディア。
 男湯の方で、二人ほどが我こそがと言い争っている。
「う〜ん…確かに、あいつは胸をよく揉んでくるけど…。この旅で急に大きくなったわけじゃないし」
 岩の向こうにいる男を思い浮かべつつ、何気にその男の性癖をばらすバーバラ。
 やたら咳払いの回数が多くなった男がひとり。
「あたしは生まれてこの方、一度も男に揉まれたことなんてないよ!これは自前だよ自前!」

 バシャバシャバシャ、バシャーン!バシャン、バシャン、バッシャン、 バシャ!
 
 今までで一番激しい音がしたかと思うと、その後、人の動く気配が一切消えてしまった。
 皆、シフの言葉にダメージを受けたらしい。
 男湯の湯船に浮かぶ死屍累々を想像し、バーバラはため息をつく。
「…そんな事を大きな声で言わなくても、いいのよ…?」
「…シフ…あんたの生き様はよく分かったよ…」
「もしかして、悪い事聞いちゃったのかなあ、私…」

 温泉宿の夜はふけていく。

(ネタ終わり)
828名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 01:54:57 ID:AZgXgbva
オパーイ万歳!!!
シフの乳に挟まっていい夢見たい。
829名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 08:38:56 ID:mSzoPLLo
>828 きさまぁー!許さんぞ!
830名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 10:52:47 ID:8t9D50Lz
隣の男共の反応が面白い!
グレイがいきなり話に乗ってきてるのに笑った
さりげなくクローディアの予定の相手とバーバラの相手が気になった
831名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 11:12:31 ID:nu4Zg0IY
ツフ……
832名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 11:19:16 ID:skfNc850
男達はグレイ、ホーク、ジャァァン、エルマンとあとアイシャのおっぱい発言で最初にリアクションしたやつの5人でFA?
833名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 12:41:30 ID:JTuAjdYZ
クローディア・グレイ
バーバラ・ホーク
で脳内保管しますた

ツフ様カコイイ
834名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 13:35:23 ID:urLLOb3y
声ネタからして
グレイとバーバラじゃない?
835名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 14:45:55 ID:50bwtZNx
別に決めなくても好きに妄想すればいいじゃない
836名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 21:09:54 ID:XGpe9Ka8
グレバーと数が全然ちがうし
>>833みたいにグレクロと考えるのが普通でしょ
837名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 21:47:10 ID:qXi1nimi
まあまあ。好きに考えればよろし。
人の数だけサガがあるのだ。
838名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 22:23:01 ID:urLLOb3y
職人さんがなんのカプのつもりなのか気になる。
839名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 22:40:36 ID:q53c7XMf
ゲラクロで紳士淑女カポーとかいかがっすかー
840名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 23:09:10 ID:Es+ay+fw
>>839
兄ちゃん!ゲラクロ一つ。
841名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 23:17:02 ID:4FIuqZrf
エロニサ、温泉ネタ、ともにGJ!!!
エロニサは新鮮で神秘的。
温泉ネタは男性陣があえて明確でないのがツボった。
842名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 00:06:17 ID:PLmcUsAX
>>836
数って何の数よ。
843名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 00:10:24 ID:z1c/F6Y4
>>842
危険物につき免許のないものは取り扱い禁止
844名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 00:34:46 ID:PLmcUsAX
>>843
や、ココけっこう長いんで仮免程度には持ってるよ。
ただ純粋に数ってのが何を表してるのか気になったんだ。
それ以上はつつく気ないから。
というかまだ生息してたんだなというカンジだが。
845名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 01:24:46 ID:UHz1Ayi6
お前にウンザリ
846名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 19:59:39 ID:PLmcUsAX
グレクロ厨来ると感じ悪くなるなぁ
847名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 20:04:38 ID:wL5yCVyF
流しもせずつついたあげく
いつまでもそうやって粘着してるほうも似たようなもん
848名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 02:33:50 ID:edJUzVwH
PARでアイシャを裸にしてネタを考えてしまった
人さらいに遭い、そのまま裸にされ、そしてウハンジに犯される…
849名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 13:49:08 ID:ad1S++FB
洗濯物干してたら突如テオドール×コンスタンツとか閃いてしまったんだが、
似たネタって誰か既に書いてるかな?
850名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 22:25:49 ID:7zVGwSWl
>>849
カムカム
851名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 00:59:43 ID:i44sq8by
容量は450だったか?
852名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 01:00:58 ID:zIG9H+7F
500だからまだしばらくは大丈夫
853名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 02:49:29 ID:RkHhNOLh
>>848>>849
どっちも歓迎だw
854名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 03:23:08 ID:cmjbR5VS
>>826-827
こういうのもほのぼのしてて、ほんとにいいなあ(*´ー`)
855グレイ×バーバラ14:2005/08/28(日) 22:16:24 ID:7a0PPXue
>>555の続き)

 伝わり落ちる液体は尻にまで届き、シーツに大きなしみを作る。
 恥しさを感じつつもそこをぬぐおうという気力もおこらず、
愛液と精液を溢れさせながらバーバラは足を投げ出したまま震えている。
 全身を覆う痺れはまだやまない。
 いつもより感じやすくなった身体をいつもより激しい行為で攻め立てられ、いつもより容赦なくイかされた。
 全てを快楽を受け取る器官に変えられてしまった今のバーバラの世界には、彼女とグレイしか存在しない。
「…はぁ…はぁ…」
 体中の皮膚を襲うむず痒い痺れにさいなまれつつも、なんとか呼吸を整えようとしている。
 シーツとの摩擦すら、彼女にとっては甘美な愛撫になる。
 身じろぎの寝返りもできないまま、彼女の体を意思から奪い去ろうとする物をやりすごそうとした。
 バーバラは涙目になりつつ願う。
(もう、これ以上は…)
 せめて、敏感になりすぎて優しい愛撫にすら狂ってしまいそうになるこの感覚が戻るまでは
そっとしておいて欲しいと、言葉にだせぬまま瞼を閉じた。
 ――――が。
 太ももに感じた他人の体温とそこから湧き起こる寒気に、バーバラは白い絶望を見る。
 がくがくと震える腰は快楽を期待してのものなのか、快楽に怯えてのものなのか、
バーバラにはそれすらもわからなくなっていた。
「は…、ぁ…ぁ…!」
「そんなに感じては、つらかろう」
「つ、らい…と思うんなら、…もう、やめてくれる…?」
 途切れ途切れになりつつもグレイに問いかける言葉は、しかし、
「それは出来ないな」
 彼女の性感を支配する男の容赦ない一言と、
太ももを掴んでいた手が足の付け根に滑って行く事によって砕かれた。
 親指で付け根のくぼみを力強く押され、バーバラの全身がわななく。
 やめてという事も出来ずひきつった息を吐き出した。
856グレイ×バーバラ15:2005/08/28(日) 22:17:00 ID:7a0PPXue
 付け根にあった指は更に中心に移り、どろどろに濡れていた場所を左右に割り広げる。
 液体は完全に止めるものを失い、その勢いと量を更に増した。
「ん…。あ…はぁ…」
 快楽の象徴ともいえる液体がどくりと漏れる様子を、グレイに見られる。
 そこから逃げる術を持たないバーバラは首を左右に振って見ないでくれと懇願するしかない。
 グレイは、自分の動き一つで身も心も翻弄される女のいう事を素直に聞いた。
 バーバラの瞳が安堵で細められる。
「見なければいいのだな?」
「…え?」
 力を抜いた瞬間に腰骨が捕らえられ、濡れそぼった場所に硬い物が押し付けられた。
 敏感になりすぎた芽を圧迫するのは、再び力を得ていたグレイの雄だ。
 バーバラの身体が酒のせいで過敏になった同じく、グレイもまた酒の影響を受けていた。
 バーバラは、腰を掴む指の力強さに身体をこわばらせ、赤く熟れきった肉芽に感じる熱さに喉をひきつらせる。
「や…」
 ぐちゅりという音と共に、先ほどまでバーバラを泣かせていた物がゆっくりと動き始めた。
 グレイはバーバラの腰を掴んで上下に揺らすと、クリトリスに熱を押し付けたまま、
自身の先端と棹の部分を使って愛液に濡れる部位を上下に蹂躙しだす。
 指でさすられた時とは比べ物にならないほどの、大きなこすりあげが敏感な場所を襲った。
 バーバラは大きく息を吸った後、それを吐き出す事も忘れて背をそらせる。
「いや、…グレ、イ…、いや…!」
 ペニスが上下するたびに形を変える肉芽は、コリコリと動く様をバーバラに伝えた。
 皮膚からダイレクトに伝わってくる衝動にバーバラは腰を捩じらせ逃げようするが、当然、
グレイがそれをさせるはずもなく、かえって動きは激しくなる。
 あふれ出る愛液は枯渇する事を知らず、それどころかますます嬉しそうにグレイのペニスを濡らしていく。
 聞くに耐えない音は途切れることなくバーバラとグレイの耳を犯し続けた。
 芽に与えられる直接的な悦楽と、襞と壁を擦られた時の包み込むような快楽がバーバラを襲い、
彼女の呼吸と声を高いところへと押し上げる。 
 白く霞んだ視界には何も見えず、濡れた音とグレイの呼吸、自身の嬌声のみが彼女の中に入ってきた。
 休むことなくうねりをあげる快感の渦は一つの大きな波となってバーバラを突き上げる。
 波は容赦なく彼女を翻弄し、今までの世界を全て壊してしまう。
 天頂まで押し上げられたかと思うと、次の瞬間には波間に落とされた。
 グレイはそれを何度も繰り返す。
857グレイ×バーバラ16:2005/08/28(日) 22:19:29 ID:7a0PPXue
「あ、あ…ああ、あ…、あ、あはあ…!」
(や…ぁ…)
 このまま、自分は快楽によって殺されてしまうとバーバラは涙を流す。
 魔物でもなく敵でもなく、仲間であるこの男の酷い行いのせいで自分は自分でなくなってしまうのだと、
グレイを責めるかのような嬌声をあげた。
 それを聞いた男の唇が、普段の静かな笑みとは正反対の色を含んで吊り上げられる。
 バーバラにはそれを見ることは出来ないが、
「お前を殺せるのは、俺だけか…」
 そう囁かれる声がとても嬉しそうなのだけは分かった。
「ならば」
「!! …あ…、あああ、あ…! 、、あっ、あっ、あっ…!」
 グレイの動きが、バーバラを落とすためのものに変わる。
 愉悦の波が、クリトリスのみを責めてきた。
 次々と送り込まれる痛みにも似た気持ちよさは拡散することなく、ひたすら下腹部の奥に流れ込んでいく。
 滝つぼに落ちる水のように、大きな愉悦は最後には一箇所に集まっていった。
 どこにも逃げられない快楽はバーバラを苦しめる。
「い、や…ぁ…! もう、これ以上は…、はぁ…、あ…、グレイ…!」
「…イけ…、バーバラ…」
「――――――――! ぁあああ、また…!」
「ク…!」
 壊す事を目的とした動きが、今、バーバラに止めを刺す。
 これ以上はだめだというところまで追いつめられた性感は、とうとう耐えきれずにバーバラの体内で弾け飛んだ。
 同時にグレイも果てる。 吐き出される白い液体。
 身体の奥で起こった爆発は、快楽の元をそこかしこの細胞に染み渡らせていった。
 果てるたびに長くなる絶頂の時間が、彼女を更に知らない所へと引きあげる。
「あああ…ああ…! も、う…いや…!」 
858グレイ×バーバラ17:2005/08/28(日) 22:20:56 ID:7a0PPXue
 己の意思を無視してガクガクと大きく動く腰は、
意図せずにクリトリスをグレイの雄に押し付ける格好となった。
 ずるずると、強い力で棹の部分を上から下へと撫でる赤い肉芽と温かい肉壁。
 果てている最中の身体に与えられる新たな責めに、バーバラの身体が痙攣を起こす。
 バーバラと同じく果てたばかりのグレイも、この刺激に背を奮わせる。
「…っく…!」
「あ…ぁ…はぁ…、あ……、勝手に…腰が…ぁ、う…うごく…」
 彼女の身体は完全に、彼女の意思から離れてしまった。
 なおも、彼女の腰は揺れ続ける。
 グレイが果てたときに吐き出された精液は、バーバラの引き締まった腹とグレイの白い顔を汚した。
 液体を散らせながら痙攣するバーバラは哀れでもあり、愛しくもあり、同時に淫猥で美しかった。
 絶頂の時が過ぎてもまだ、二人の身体は落ち着きを取り戻していない。
 グレイは高ぶったままの気持ちをなんとか押さえつつ、身体と顔についた精液をふき取る。
 そして、焦点の定まらない瞳を天井に向けたままのバーバラにキスをした。
 溢れる涙を唇ですくい、耳に息を吹きかける。
 優しい愛撫だが、今のバーバラには自分を狂わせるためのものでしかなかった。
「お願い…触らないで…、今は…、あ…」
 ガクリ、ガクリと。
 誰にされているでもないのに一人で腰を揺らすバーバラは、見る者に何かしらの感情を与える。
 グレイは女の哀れな願いを聞かずに、丸い乳房を一撫ですると二本の指で赤いものを摘んだ。
 バーバラの呼吸がひきつる。
「このまま一晩中責め続けたら、お前はどうなってしまうのだろうな」
 聞いているだけで気をやってしまいそうな言葉を、
性交の時のみに聞くことが出来る声で囁かれ、バーバラは涙を流した。
 脳裏を、過ぎた快楽のせいで闇に落ちていった人間の話が浮かんでは消えていく。
 やめてと。 震える唇でそれだけを繰り返した。
859グレイ×バーバラ18:2005/08/28(日) 22:22:19 ID:7a0PPXue
 踊っている時の彼女も、魔物と戦っている時の彼女も、そして仲間達と歓談している時の彼女も、
そのどれもここにはいない。
 いるのは、身体の自由を快楽によって奪われた女だ。
 それに支配されながらもグレイの声を求める。
「グレイ、お願い…」
「分かっている。 そんな事はしない」
「グレイ…」
「だが、バーバラ。 お前を追いつめて泣かせたい気持ちなのは本当だ」
「…ぁ…、あ…ああ…、そん、な…ぁ…」
「こんな風に思えるのは、相手がお前だからか」
「…はぁ、ん…」
 麻薬のような言葉は呪文となって女を捕らえる。
 この男の声はバーバラにとっては抗いがたい力を秘めていた。
(なんでこんな男がいるんだろう…)
「明日になれば、俺もお前も元に戻る。 これは今だけだ。 だから共に」
 グレイはそう囁くと右手で乳首を引っかきつつ、左指で濡れた茂みに指を絡めてそこの皮膚を擦った。
 時折わざと指を滑らせて、大きく育ちきった芽を引っかく。
「こ、壊れ…」
 のけぞるバーバラを引きよせ、グレイは宥めの口付けを与える。
 嬲るような指とは反対の、愛情をたっぷりと含んだ唇が彼女を覆う。
 舌で口内を犯され、両手で胸と秘部を弄られ、バーバラは身体どころか心の奥底までをグレイに掴まれた。
 男の指に翻弄される自分を想像すると、新たな火がともるのを感じる。
(どうせ逃げられないのなら…)
 明日になれば戻るのだというグレイの言葉は、彼女に狂う事を選ばせた。
 バーバラは進んでグレイの舌を求め、愛されていない方の乳房に指を伸ばすと、
グレイがしているのと同じように弄び始める。
 女の白い指先が自身の乳首を摘み上げる図は男にとってはなかなかの刺激になるらしく、
それを見たグレイの方も、更に愛撫の動きを強めていった。
「ん!」
 言ったとおり、バーバラを泣かせ追いつめていく。 
860グレイ×バーバラ19:2005/08/28(日) 22:22:58 ID:7a0PPXue
 グレイの口内に投げ込まれるバーバラの喘ぎは振動となって彼の舌を痺れさせ、
もどかしい震えは欲を更に奮い立たせる。 
 唇を離したグレイは、恍惚の表情を浮かべて震えるバーバラにそっと耳打ちをした。
「分かるな?」
「…!」
 太ももに押し付けられるそれは、先ほど果てたはずのものだった。
 酒は、女には男を受け入れるための力を、男には女を貫くための力をもたらす。
 バーバラは甘い吐息と共にうなづいた。
 あの絶頂を、今度は少しの恐れもなく受け入れる。
 呼吸すらままならず泣いて叫んで許しを請う事しか出来なくなる世界を思い、
バーバラの身体が歓喜に震えた。
 想像するだけで新たな愛液があふれ出し、吐き出す息にも濃密な欲情が滲んでくる。
 おそらく今夜のバーバラは、求められれば求められただけ果てるだろう。
 例え身体の限界を超えようとも、グレイが求める事ならばためらいなく受け入れる。
 腕を回して男を抱きしめ、自分の気持ちを伝えた。
 グレイも、バーバラを弄ぶ手を止めると同じように強く抱きしめる。

 
 体液の匂いが満ちる部屋に、バーバラの嬌声と腰を打ち付ける音が響く。
 四つんばいの格好をしたバーバラは、後ろからグレイに貫かれていた。
 内壁を擦られて声をあげかぶりをふって、許しと更なる攻めを同時に願う。
 向き合っている時とは違う場所を責められ、新鮮な快楽に身を焦がして涙を流した。
「あ…は、ぁ…。 い、いい…」
 扇情的に動く腰がグレイを誘った。
 バーバラが乱れるたびに中の壁が雄を絡みつき、奥へ引き入れようとする。
 このままでは、バーバラに促されるままに果ててしまう。
 もう少しこの嬌態を楽しみたいグレイは、腹筋に力を入れると、
「…、まて…」
 無理やり外へ引きずり出した。
「あぁああ……、やめて…!」
861グレイ×バーバラ20:2005/08/28(日) 22:23:52 ID:7a0PPXue
 意地悪なほどに強い力で中を蹂躙していく男に、バーバラは腰を揺らして抗議する。
 溢れる液体は太ももに幾重もの筋を作り、バーバラの足を汚していた。
 バーバラが動くとそれにあわせて、濡れた音が男を受け入れる場所から聞こえる。
 はしたなくも無防備なその姿は、女の欲を隠すことなくグレイに見せつけた。
「獣じみた…とは、よく言ったものだな…」
「な、に…が…?」
「悪く…ない」
「――――ああああ、ああ…!」
 後ろを向こうとしたバーバラだが、再び激しく突き入れられたペニスの前には崩れ落ちるしか出来なかった。
 えぐるように押し付けられた熱い先端は、子宮の入り口近くにある性感を徹底的に攻める。
「あ、あ、あ、あ、あ…! ああ…っ、はぁ…。あああ…!」
 バーバラは、髪を振り乱し瞳をきつく閉じ、涙を散らしながらグレイを受け入れた。
 内臓も子宮も、何もかもがめちゃくちゃにかき回されるような感覚に陥りつつもそれに不快なものを抱く事はない。
 ただ、もっと、もっとと熱いものを欲するだけだった。
 豊かな胸はバーバラが動くたびに、たわわな果実のごとく揺れる。
 何かに耐え切れなくなったグレイは彼女を後ろから抱きすくめると、豊満な乳房を鷲掴みにして揉みしだいた。
「グレイ、ちょっと乱暴…!」
 バーバラが涙声で抗議するのも聞かず、愛しさと激情をぶつけるかのような胸への愛撫は続く。
 立ちる乳首をこねくり回されるたび、そこから遠く離れた下腹部が更に熱くなった。
「ぁあ…! ひ、ぃぁ…!」
「バーバラ…」
「ん、…グ、グレイ…」
 背中に当たる体温と乳房を包む熱さが、バーバラの体内に欲望を生み出す。
862グレイ×バーバラ21:2005/08/28(日) 22:29:02 ID:7a0PPXue
(もっと…中を…)
 グレイが、胸への愛撫に夢中で突きいれを止めた事に物足りなさを感じ、バーバラは自分の意思で、
己の中にいる男をうながすため腰を左右に動かした。
「お前…」
 耳を掠める息は大いに乱れ、それを聞く女をたちどころに溶かしてしまうであろう声は低く震えている。
 この声をもっと聞いてみたい衝動に駆られ、バーバラが二人が繋がっている部分をきゅうと引き締めた。
「…ぅ…く、ぁ…」
 きつい締め付けに、グレイは息をのみ白い背中に額を押し付ける。
 気を許せばこのまま果ててしまいそうだった。
 バーバラの意思どおりに雄を締め付ける入り口も、男の精を中へ引き入れようとする熱い器官も、
全てがグレイを受け入れ愛していた。
「く…っ」
 グレイが苦しそうに首を振るたび、長い髪がバーバラの皮膚に纏わりつく。
 切なく漏れる吐息が背中にかかるたび、バーバラは歓喜に震えた。 
「胸ばか…りじゃなくて…、あ……っ、こっちも…ね?」
「は、ぁ…」
「もっと…」
 そして、その日の宴は夜明けまでずっと続いた。
 この体勢でさんざん泣かされた後は、交差するようにして入ってきたグレイに翻弄され、
それから、仰向けになったグレイの上にまたがって腰を動かし果てた。
 その時にもやはり、グレイはバーバラの揺れる胸を責め上げ泣かせる。

 シーツの上での性交が終わった後、身体を清めるために浴室に入った。
 …その時も、素直にそれだけで終わらなかったのはいうまでもない。 
 げに恐ろしいのは酒の効力。
 もっとも、本当に全てが酒のせいかなのかどうかは非常に怪しいところではあるが。
863グレイ×バーバラ22:2005/08/28(日) 22:35:34 ID:7a0PPXue
「まだ、残っているな」
 テーブルに置いてある酒を見つめ、グレイがぼそりとつぶやく。
 全身を襲う疲労感に負けそうになっていたバーバラは、そんな言葉に肝を冷やした。 
 夢の世界に行きかけていた心も戻ってこようと言うものだ。
 隣で仰向けになっているグレイの方を向くと、覇気のない声で抵抗する。
「今日はもう勘弁してよ。 さすがに少し眠りたいわ」
 うつぶせのまま横向きになる気力すら残されていないバーバラの、心からの訴えだった。
 そんなバーバラを見るグレイは、ふわりと表情を和らげると、 
「俺もだ」
 低い声で同調する。
 そして、付け加えるのも忘れない。
「残りは次の機会だな」
「また、あんな風になれっての?」
 色々な事を口走り、腰をいかがわしく揺らめかせてグレイを煽り、拒絶しながらも求めむせび泣く。
 身体とシーツを汚し、恥しいところを開かされ、見られた。
 ついでに言えばグレイもいつもより激しかったし、性癖が変わっていたように思う。
「ほんっと、あの酒は凄いよ…」
 数々の痴態を思い出して顔を赤らめるバーバラに向かってグレイはにやりと笑う。
「どうする?」
「…あたしに選べっていうのかい? 嫌な男だね、全く…っ」
 バーバラは、力の入らない掌でグレイの顔をへしゃりと叩いた。
 グレイが、今度はにやりとではなく楽しそうに笑う。

 なお、その後も酒は捨てられることもなく、また、他の人間が飲む事もなかった。
 そして旅が終わるまでには全てなくなっていたという。


〜〜〜〜〜終



もう少しグレイでエロゲちっくな言葉責めやじらし責めをしたかったけど、こんな感じで。 
そしていつも、終わった後にだらだらと喋る二人でした。
お付き合い、ありがとうございます。
864名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 00:20:09 ID:wfowELAl
神キター!(*´д`)ハァハアさせてもらいました!二人の大人な会話が良いなぁ。
>「お前を殺せるのは、俺だけか…」
ここに禿萌え。また次もあれば是非読みたいです。
865名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 01:12:34 ID:QDoRoejW
久々にキター!
お待ちしておりました!ありがとう!!
866名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 01:36:30 ID:caE9KdYr
本当にこんな事されたら氏ねるとか
それぞれの体位が美味そうに見えてきたとか
こんなに濃くても愛を感じるとか
そんな電波な感想ばかりが浮かんでは沈みますた

最早これはエロパロでは無い!性教育だ!

※言い過ぎ。
867名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 11:59:57 ID:eBOzURlk
やっぱグレクロでないと…
868名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 14:34:13 ID:JLVSnd7l
やっぱアイクロでないと…
869名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 16:34:13 ID:Q9ZG/PEu
やべーすげぇGJ
やっぱグレイとバーバライイ
870名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 21:05:39 ID:C32tOnzH
GJ!グレイもバーバラも二人ともエロくて最高でした!
このカプ良いなぁ。
871名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 01:24:04 ID:ZQtcCSjh
すげぇエロくてよかった
872名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 02:28:36 ID:putWV9le
GJ!
こういう大人のセクース書ける人ってなかなかいないんで職人さんの小説
大好きです。
873名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 13:59:59 ID:ft4DGWZk
勝手に降ろしてください
灰黒にはいたくもかゆくもありません
灰黒以外が減ってラッキー
874名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 14:01:38 ID:ft4DGWZk
ゴバクスマソ
875名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:47:41 ID:pGWOaJLb
ジャャアンxクロきぼん
グレより似合ってるとオモ
876名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:38:43 ID:usL0JvbS
>875
そこまで行くと洋画のノリだw
877名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:43:39 ID:rxdonoOV
ヴァンダムのことかーッ!!
878名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 03:49:39 ID:exPudrZe
ジャンクロって転んだ拍子にクロのオパイわしづかみにしちゃうジャンとか
クロの入ってる風呂に間違えて入っちゃうジャンとか
ベタな少年誌ラブコメなイメージ
879名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 06:54:19 ID:eqoGrMR1
ドジっ子ジャンだからな。
880名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 11:47:52 ID:IOBhmx7g
そこでクロの母性本能をくすぐるわけですね?
881名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 18:54:18 ID:eqoGrMR1
ごめ、今更だけど気になった。
「ジャャアン」ってどうやって発音するの?
882名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 22:24:15 ID:u/if1FmU
・ジャイアン
・ジャーン
・ジャヤアン
さあ、好きなのを選べ
883名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 12:13:01 ID:25zrmMj9
884 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/04(日) 01:57:47 ID:psswZlgF
スレが1000に近づいてますが投下します。続き物ですが。
バーバラ攻め、ナイトハルト受けです。
ナイトハルトを、ちとイヤな奴に設定してます。
見たくない人はあぽーんでお願いします。
今回はまだエロなしとさせてください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
バーバラは天蓋付きのベッドで、夜着の身繕いを終えたところだった。
ふう、とため息をつく。
客室は小さな家一軒が入るほどの空間を持ち、
その遙か上には太陽と星々が描かれた天井がある。
世界各地から集められた調度品や絵画が整然と並べられ、
この中の一品だけでも、バーバラが一生稼いでも払いきれぬ額はするのだろう。
クリスタルシティの中心部に位置する、クリスタルパレス。
相棒のエルマンはいま別室にいる。
地理に聡い彼ならば、迷路のような廊下も難なく頭の中に入っているはずだ。
バーバラはエルマンの部屋だけ覚えておくことにした。いざとなったら彼に頼ればいい。
なぜ自分がここにいるのか、バーバラはもう一度考える。
クリスタルシティの大通りで、舞いを披露した。
誰しもバーバラの美しい踊りに見惚れ、ばらまかれる金額はかなりのものになった。
が、しばらく後、衛兵達がやってきた。勝手に興行したことへの戒めかと構えたが、
――そなたの舞いを、殿下が是非にと所望しておられる。
今すぐクリスタルパレスへ来るように。
それで……こんな広いベッドの上にあたしはいるのよね。
885 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/04(日) 01:59:34 ID:psswZlgF
謁見の間での舞い。国王陛下は病のため拝謁することがなかったが、
臣下たちの居並ぶ前でバーバラは艶然と踊った。
彼女の舞いに魅入られぬ者はいない。力強いリズムとしなやかな動き。
バーバラの舞いを賛美する者に、身分の上下はない。
――評判のとおりだ。
壇上から、低く響く声があがる。
――今宵は連れの者共々、ゆるりとするがいい。
「ナイトハルト殿下……か」
バーバラはつぶやく。
カール・アウグスト・ナイトハルト。自分を城へと招いた主。ブラックプリンス。
彼を目にしたのははじめてだったが、噂は旅の道すがらいくつも聞いていた。
父王カール三世を凌ぐ政治手腕と野心、
スカーブ山の怪鳥タイニーフェザーの羽を持ち帰った武勇の持ち主、
そして、マルディアスで彼と寝ていない女を数える方が難しい、という艶話も。
バーバラはもう一度ため息をつく。
食したこともないような御馳走でもてなされ、熱い湯にもたっぷりと浸かった。
旅芸人一座に対する歓待にしては仰々しすぎる。
謁見の間で踊ったときのことを、もう一度思いだす。
彼の視線は、踊っているバーバラの首すじ一点に留まっていた。
バーバラが持つ、大きな紫色の水晶。[ 幻のアメジスト ]
あの男はこれに気づいたんだ。
「休んでいるか」
低く響く声。
バーバラが答える間もなく大扉が開いた。
金色の髪をなびかせ、長身の姿が毅然とこちらに向かってくる。
ベッドから降り、平伏する。
「このようなもてなし、感謝いたします。殿下」
「楽にしてよい。お前の舞いは素晴らしかった」
886 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/04(日) 02:00:28 ID:psswZlgF
ナイトハルト皇太子。
彼の引き締まった体を、細やかな刺繍のチュニックがゆったりと包んでいる。
「この城で不便なところはあるか。何でも言うがいい」
そうね、広すぎて歩くのが疲れちゃうわね。
「いいえ、わたくしごときに身に余る待遇、勿体のうございます」
バーバラはわずかに平伏をといて答える。ナイトハルトはひたと彼女を見据えている。
負けを知らぬ顔。生まれたときから王者であることを運命づけられた顔だ。
「バーバラとやら、面白い石を身につけているな」
ナイトハルトが本題を切り出した。
――きたわね。
「この水晶のことでございましょうか。
旅の吟遊詩人より頂戴したもので、いまはわたくしの宝にございます」
ナイトハルトは、バーバラが宝石を誰から手に入れたのか興味がないらしい。
彼女の首すじにとまった紫の輝きを見つめ続け、
「その宝石は、私の目に狂いなければかなりのもの。
そう、我が領土、クリスタルレイクに沈む秘宝と同じにな」
「……水のアクアマリンでございますか」
「よく知っている」
 ふと笑った。笑うと、存外に優しげな表情になる。
「アクアマリンも、今イスマスのアルベルトに取りにゆかせているところだ。
運命の石は、あるべきところに置くのが道理だからな」
話がみえてきた。
「お前のその石、幻のアメジストも、
我が手元に置き国の繁栄を見守らせるのが一番であろう。そうは思わぬか」
なに言いだすのよコイツ。
887 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/04(日) 02:02:55 ID:psswZlgF
「無論、ただでとは言わぬ。お前にはこれから一生不自由させぬ生活を保証しよう」
ナイトハルトが近づき、バーバラの肩を優しく抱く。
首すじに指を這わせながら、彼女の体をゆっくりとベッドへ横たわらせる。
さすがに女のあつかいが巧いわね。
どうしようか、バーバラは考える。
このままじゃあたしもアメジストもこの男のものになっちゃう。それでいいの……?
ぱんっ!
火花が散った。ナイトハルトの体がちいさく弾けとぶ。
……え?
アメジストがきらきらと輝く。広い客室を圧するように紫の光が散る。
どうやら、アメジストは彼の意のままとなるのを好まないらしい。
そうよね、絶対にそう。
「何事だ……?」
自分の身に起こったことを受け止めきれず、ナイトハルトが声を洩らす。
バーバラは素早く跳ね上がり、
「アメジストは、殿下を好いておられぬ様子」
逆に彼の両手首をつかみ組み伏せる。
(女の力じゃ、簡単に解かれてしまうわ)
しかし、ナイトハルトはバーバラに組み敷かれたままだ。
「バーバラ……私に何をした……」
「あたしは何も」
バーバラは唇を舌で湿らせた。
「アメジストのせいじゃないかな」
ナイトハルトの端正な表情が変わる。
下賤の者に組み伏せられているという屈辱を露わにした顔。
何度もバーバラを押し退けようとするが、
どういうしくみか彼女の両腕はしっかりと動かない。
「放せ、私を誰だとおもっている」
「ローザリア王国皇太子、カール・アウグスト・ナイトハルト様でしょう?」
バーバラは悠然と答えた。
888 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/04(日) 02:05:21 ID:psswZlgF
この男の様子。金色の長い髪をベットにひろげて、
あたしのほそい腕になすがままになってる。
アメジストも、粋なことをしてくれるわね。
「あなた、水のアクアマリンまで自分のものにするつもり? 
確か、カール一世の伝説とやらで
アクアマリンを探す者はローザリアを滅ぼすんじゃなかったの?」
ナイトハルトの端正な顔立ちがゆがんだ。へえ、この人、きれいな青い目をしてる。
「ローザリアは滅びはせぬ。私が絶対に滅ぼさせぬ」
「そうねえ、でも」
バーバラは彼の手首を離す。それでも、ナイトハルトは動けない。
アメジストの紫色の力が彼を束縛しつづけている。
バーバラはゆっくりとチュニックの前をくつろげる。
彼のしろい鎖骨と、それにつづくひろい胸板があらわれる。
「タイニーフェザーの羽を持ち帰ったり、あたしからアメジストを巻き上げようとしたり、
なんでもかすめ取るのがお得意なようね。まるで盗人みたいに」
ナイトハルトの瞳が怒りのあまりきらきらとゆらめいた。
「下賤の者め、何を言うか」
「ではあなたは何者。ナイトハルト」
アメジストの輝きが増す。
「無闇にマルディアス全土をローザリアと化そうとする人間。
あなたのしていることは、蟻が巣を広げるのと同じこと。
広げ終えたら、後はどうするおつもりか」
バーバラがナイトハルトの耳元に顔を近づける。
「あなただって、ただの卑小な人間のくせに」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「あぼーん」を「あぽーん」って書き込んじゃったよ。
続きは後日。
889名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 02:11:38 ID:TMRmbZpy
イクゾー
890名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 02:19:35 ID:NUaJ+G/c
バーバラ×殿下とはまた意外性溢れるカプですね
続きが非常に気になります'`ァ(;´Д`)'`ァ
891名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 05:07:27 ID:b3AcbQEj
次スレが出たらって事かーーーー
892名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 07:12:14 ID:qlKLNpf3
これはいいかもわからんね
893名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 07:48:51 ID:gwNEArLC
ブッチャー「久し振りだなぁ、ホークよぉ」
ホーク「誰かと思えば…ブッチャー。性欲をもてあます」
ブ「まぁ状況を聞いてからでも遅くはね…グア!何しやがる!」

ハァハァ… ホーク! ドギュゥゥン!

クローディア「失礼」
ホ「この美人は?」
ブ「クローディア、姓?知るか。帝国の皇女らしいぜ」
ホ「性欲をもてあます」
クロ「分かったわ、私を調べて良いわ」

オモチャノヨウニモテアソブノネ… ハァ!(ペン!ペン!) クローディア! ズギュゥゥゥン!

ホ「フウ」
クロ「お疲れ様」

メヌエット流れる

ローバーン海兵「動くな!」
ホ「帝国海兵の連中も皆! 性欲を持てます」

ウアア…ウオオ…クソォ…アアア… ゴゥゥゥン!

?「それにしても、この時化の中精子飛ばすなんて無茶だよね」
ホ「誰だ!」
ブ「ああ、そういやまだ紹介してなかったな。このガキの名前はアイシャ、タラール族の族長の孫だ」
アイシャ「どうしたの?」
ホ「いや、閉鎖的ってぇ言われているタラール族にこんなに可愛い女の子がいるたぁ 性欲をもてあます」
ア「海の男とデキルなんて私、嬉しいわ!アソコにチュウしてね!」

894名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 07:49:45 ID:gwNEArLC

ジジジ…

ア「えー?捕まちゃったのー?」
ホ「何だと!?」
ブ「ホーク、これ以上アイシャとの淫行は許されネェ」
ホ「何ィ?ブッチャー!彼女とセーックス!させろ!」
ブ「できねぇな。彼女は貰った。」
ホ「ブッチャー!また裏切りやがったな!」
ブ「金さえありゃ、何でも手に入るご時世なんでな」
ホ「馬鹿な!」
ブ「死んでも尚、裸エプロンロリっ娘萌えー」

ピチュゥン

ホ「俺は!負け犬(陸に上がった河童)だぁー!」
グレイ「らしくないな。ホーク」
ホ「グレイ!どうして!?」
グ「お前と同じく淫行生活と言う奴だ。たまには帝国女仕官兵ともヤったりしている
  我慢できなくてな」
ホ「グレイ」
グ「ホーク」
ホ「やらねぇか」
グ「激しい一面もある。たっぷり30分はプレイするのだな」

デス戦の音楽が流れる

ホーク、マダダ、マダオワッテナイ  ズッギャァァァン!

ホ「グレイ、俺は…」
グ「言うな、キャプテン」
895名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 08:05:35 ID:gwNEArLC
ホ「旅芸人の会計士、エルマンだな。性欲を持て余す」
エルマン「本当ですかぁ〜?なら、早く性器を出して下さい」

シュル・・・シュル・・・ グゥォォォン!

ホ「ローザリア国王、カール3世だな。やけに嬉しそうだな。性欲をもてあます」
カール3世「ウウ・・・触るでない…」
ホ「これは!エクスプロージョントラップ!
?「その通りだ。その色違いの床に触れると、そちらの方もろともエクスプロージョンが爆発しますぞ」
ホ「お前は!?」
パトリック「私は帝国財務大臣のパトリック。貴方が彼のお気に入りですか。貴方の力、試させてもらいますぞ」

ヒサシブリダ・・・フーム、イイセンスダ グァ!

ホ「イっちゃったのか?」
パ「申し訳ない、つい  もう一度、いきますかな?」
ホ「良いのかぁ?」
パ「証拠など、とっくに隠滅してますよ」
ホ「怪しいモンだ」
パ「良し、生き返りましたぞ。では、この年寄りが相手だ」

ヌウウ!ステルスシノビアシカー!コノシニゾコナイメー!

パ「邪魔が入りました!またお会いしましょう!」
896名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 08:13:24 ID:gwNEArLC
?「ティンコゥ!」

ヌアァアアァァー!

ホ「ジャン…ブッチャー、間違いねぇ、奴はジャンだ!」
ブ「そんな馬鹿な、奴はベイル高原でテメェに」
クロ「そう、イカされたはず」
ブ「6年前、ベイル高原…」
ホ「俺達は、アディリスの見てる中、丸裸でイカしあった」
ブ「ホーク、とにかくバーバラとの合流を急ぎやがれ」
ホ「分かった」

バーバラ「動いちゃダ・メ」
ホ「お前さんがバーバラ。あんたがこんなに女らしいたぁな」
バ「ヘェ、最初はアメジストで次はお尻、次は何処かしら?」
ホ「性欲をもてあます」
バ「ウフフフ… 分かったわ、キャプテン」
897名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 08:32:14 ID:gwNEArLC
ウ・・・ア、アタマガ!コナイデ、キャプテン! ドウシタァ!?ヤラセテクレ!ヤクソクダゾ!

ジャミル「俺の名はジャミル、同じ賊同士、おっさんの事は手に取るように分かるぜ?
      フーン…? 剥けてねぇみてーだな」
ホ「何を!」

アーヒャッヒャッヒャ!サア、バーバラ オッサンノタマタマニ、フドウケンデブチヌクンダ!
ウテ!ヒルムンジャネェ! アアアアー! パラパラパラ…

ジ「んなバナナ!おっさんの行動が読めネェ!持って行こうぜ?」

ナアタノミガアルンダ ナンダ コレガハジメテナンダヨナ ワカッタ

ジ「へへへ…俺の中で大きくなりつつ…痛いよ…死にたくないよ…」
ガォォオオオン!

フリーレ「オブシダンの守護者、氷のフリーレ」
ホ「フギギッ!性欲をもてあます」
フ「こちらこそ」

ウッ、マダ、コオッテヤガル… パァーン!

フ「貴方がそんなに常識のない人間だとは」
フラーマの所に帰るフリーレ

Menber>Weapon>rア★技術強化の劇薬

ホ「フウ」
898名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 08:41:21 ID:gwNEArLC
ホ「ゲラ=ハ!」
ゲ「キャプテン」
ゲ「クルーに性器を向けるのですか?」
ホ「クッ!」
ゲ「性体験を楽しんでいるのですよ、キャプテンは」
ホ「違う!」
ゲ「嘘ですね。貴方は私の同族を大勢イカしたではありませんか」
ホ「何をぅ!」
ゲ「違うとでも言うのですか?では何故貴方はここに居るのです?仲間に裏切られながらも
  海賊をやめられなかったのは何故です?」
ホ「性欲をもてあます」
ゲ「船が沈む一時の間でも愛しあう事は出来ます」

ヌアアー!フオオオー!

ゲ「やりますね。どうぞ、私のOD1人5連携です」

ヌガアアアアアアーーーー!  ドッギャッァァアアン!
899名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 08:45:57 ID:gwNEArLC

気力さえあれば、全部やる事に躊躇はない。微妙にネタが漏れている事も今は忘れよう。
しかし、何故突然こんなネタを思いついたのか、これが分からない。

つか、スレ汚しスマソ
900名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 11:17:36 ID:AvbU+tfm
900ゲット
901名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 11:29:22 ID:P0T+t7xm
これもサガ欲の奴隷のサガか。
902名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 11:52:11 ID:+NnmNxT6
クソワロ
903名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 02:39:12 ID:TJz6kda0
笑ってしまった…バーバラのくだりに我慢し切れず…orz
904名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:36:46 ID:Wbzw2Qri
ワロタ…温泉ネタも読み返してまたワロタ
905 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/08(木) 23:03:32 ID:FssJbTdc
皆様のネタにワロタ

続き書いたので投下します。まだ終わりません。引っ張ってごめん。
ナイトハルト受けがダメな人はあぼーんで。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ナイトハルトの唇を、バーバラの中指がふさぐ。
中指はずぶずぶと、彼の口内へと押し入っていく。
よしよし、指を噛まれることはなさそうね。
アメジストの力が、彼の抵抗を完全に防いでる。
「ん……ぅう……」
ふさがれた唇から、なまめかしい喘ぎ声がもれる。
やっぱりね、いつも自分の方から女を攻めてばかりいたんでしょ。
女から攻められるのは初めてなのね。
「たっぷり可愛がってあげるわ、王子様」
バーバラはそうささやくと、耳内に舌をすべり込ませる。
びくんっ、とナイトハルトの上体が跳ねる。
「ん……んんぅ……っ」
うめき続ける彼の口内を、バーバラの中指がねちゃねちゃと攻めたてる。
歯の内側をぞろりと撫で、唾液を巻き込みながら舌の根元までぐりぐりと押し進む。
ナイトハルトは、屈辱と快楽が綯い交ぜとなった感覚に
押し流されまいと目をしっかり閉じている。
バーバラは彼の耳たぶから顔を離し、その瞼にキスをする。
「いつまで我慢できるかしら。気持ちよかったら、思い切り声を出していいのよ」
彼の唇から指を抜き、ぺろり、と舐める。そのまま、自分の紅い唇を彼に重ねていく。
ナイトハルトのかたちのよい唇を、バーバラの紅い唇がむさぼる。
ちゅぱちゅぱと甘噛みし、舌がずるりと口の中へ侵入していく。
「ぅう……う……」
ナイトハルトがいやいやをするように顔を左右に揺らす。
が、バーバラの舌はなおも彼の中へと入っていく。
舌と舌を絡ませ、歯をひとつひとつ舐め上げていく。
ナイトハルトはもはや、快楽に屈しかけている表情だ。
ちゅばっ、と音をたててバーバラの舌が彼から離れる。
906 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/08(木) 23:05:03 ID:FssJbTdc
「あ……っ」
ナイトハルトがかすれた声をあげる。
もう少しで、やめないで、と訴えるような声音だった。
「気持ちよかった? まだこれからよ」
紫色の輝きがバーバラを照らす。
ナイトハルトは、彼女の美貌をただ恍惚と見つめている。
「は……あっ!」
バーバラが彼の首すじに舌を這わせる。
唾液のぬるぬる漲った舌先が、つつう、と首すじに淫らな攻撃を仕掛けていく。
「あ……あ……」
舌先はそのまますべり降り、微かに尖った乳首へと到達する。
ちゅくっ、ちゅくっ、と湿った音をたてたまま、舌先の攻撃が止むことはない。
「や……めろ……バーバラ……」
きいいいいいい、とバーバラの爪がナイトハルトの脇腹を引き掻く。
「あぁああはぁあああああああああ!!」
「いい声で啼くじゃない」
しなやかな雌猫のように、バーバラの爪がナイトハルトの身体を攻めたてる。
刺激で硬くふくらんだ乳首を、彼女の唇が甘やかに舐めしゃぶる。
ナイトハルトは、自分に襲いかかる快楽の闇を振りほどこうと身悶える。
だがアメジストが彼の動きを封じ、ますます甘美の渦へと引きずりこんでいく。
ローザリアの皇太子である自分が、何もできずただ一人の女に翻弄されている。
その事実が、彼にいままで感じたことのない苦痛と喜悦とをもたらしている。
「あ、あ、あぁぁぁ……」
金色の長い髪を乱し、ナイトハルトがあえぐ。
その声をうっとりと聞きながら、バーバラはなおも彼を攻めたてていく。
彼の肌にうっすらとみみずばれができる。バーバラの爪がつくった跡。
その跡を、彼女の舌がゆっくりと押しなぞっていく。
907 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/08(木) 23:06:30 ID:FssJbTdc
「ん……くぅ……っ」
「ほら……あなたのココ、こんなになってる」
バーバラの爪が、ナイトハルトの下腹部にとまる。
彼女の指が、慣れた所作で服を脱がしていく。
上質の布地を剥ぎ取られ、柔毛から屹立した陽物が姿をあらわす。
バーバラの指がそろりと、その竿部をなぞっていく。
「すごい……素敵」
バーバラが舌をすべらせ、ぴちゃぴちゃと舐めだす。
「くぅっ……!」
「こんなに反応して……」
くぐもった声をもらしながら、バーバラはなおも舐め続ける。
舌先からしたたる唾液が、陽物にテラテラとした光沢をつくりだす。
「くすっ……あなたのもの、先っぽから液が出てるわよ。
 早く入れてほしいってねだってる」
バーバラの舌がちろちろと鈴口を舐める。
漏れ出た液を吸い取りながら、猫のようにしなやかな背が伸びをする。
彼女のまるい尻が、くねくねと卑猥に揺れている。
「ね……咥えてほしい……?」
とろけそうな声で訊く。
ナイトハルトは、すさまじい誘惑に負けまいと首を左右に振る。
「無理はしちゃだめ……素直になりなさい」
もはや二人の立場は逆転していた。バーバラは、彼に君臨する女王だった。
「言うのよ。私のものを咥えてください、って」
ナイトハルトは唇を食いしばって耐えている。
「じゃあ、やめようか……?」
バーバラが陽物から離れる。
「あっ、ああ……」
「やめてほしくないんでしょう? じゃあ、言いなさい」
「……私の……」
「聞こえないわ」
 ききい、と爪で雁部をなぞる。ああっ、とナイトハルトが悲鳴をあげる。
「もっと大きな声で言うのよ、王子様」
「わ……私の……私のものを咥えて……く、ださい……」
バーバラがにっと笑う。彼女の首すじにとまったアメジストがきらきらと輝く。
「よくできたわね。じゃあ、ご褒美をあげる」
彼女の唇が、ゆっくりと彼のものを呑み込んだ。
908 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/08(木) 23:09:00 ID:FssJbTdc
今回はここまで。続きはまた後日。
909名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 23:27:22 ID:zPjFnFMT
♀攻の話大好き。
続き楽しみにしてます。
910名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 09:01:46 ID:rKDpdT5K
イイ!
911名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 12:13:00 ID:Oqnf7zOF
エロニサのひとも続き待ってるよ〜
912名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 19:30:25 ID:EkXQNG3z
バーバラ×ナイトハルトGJ!
>893-898〜もワロタ。

913名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 22:54:26 ID:mCxqcMOh
バーバラ姐さん…ハァハァ
914 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/14(水) 11:41:46 ID:xsg7fqU8
真っ昼間から失礼。続きできたので投下します。
バーバラ姐さんリミッター解除。ナイトハルト受けがダメな人はあぼーんで。
エロ部分は今回で終わりです。が、物語を終結させるまで、
まだちょっと連載させてください。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「はぁあああああ……」
ナイトハルトが濡れた声を洩らす。それは敗北の証でもあった。
彼は無防備なまま、バーバラの行為を享受しつづけている。
バーバラの少年のように短い髪が、上下に揺れる。
ナイトハルトの強張りを根元まで深く含み、
指と舌とを絶妙につかって彼の欲望を昇華させようとする。
固くなった袋を優しくしごきながら、唇の肉の輪で激しく雁部を締め上げる。
ときには甘く、ときには荒々しく、
ナイトハルトの急所すべてを知り尽くしたように的確な攻めを繰り返す。
じゅぶっ。じゅぶっ。じゅぶっ。じゅぶっ。じゅぶっ。
バーバラは頬をくぼませ、喉の奥深くまで彼の昂ぶりを呑み込む。
「ああ……ああ……バーバラ……ああああ……」
顎を上向かせ、涎をたらさんばかりにうめくナイトハルト。
もう少しで、彼のほとばしりが堰を切ろうとしたとき、
バーバラの唇がふいに運動を止めた。
「あ……」
上向いたナイトハルトの顔に、すっ、と彼女の右足が置かれる。
「あたしにも、お返しをしてちょうだい」
彼の唇を、足の親指が押す。
「親指を咥えてよ。あたしがあなたのモノにしたみたいに」
ナイトハルトは恍惚とした顔をさらしたまま、バーバラをぼんやりと見つめている。
「ほら、今すぐに」
ぐい、とバーバラが彼の顔に足のひらを押しつけた。
ローザリアの皇太子が、一介の旅芸人に足蹴にされている。
ブラックプリンスとまで呼ばれた英雄が、このような浅ましい姿をさらけだしているとは。
廷臣達がこの様相を見たなら、夢か幻とおもうだろう。
915 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/14(水) 11:42:36 ID:xsg7fqU8
ナイトハルトはバーバラのしもべと成り果てていた。
のろのろと唇を開けると、言われた通りに親指を舐めだした。
ぴちゃ……ぴちゃ……
広い室内に湿った音が響く。
「誰が目を閉じろって言った?」
バーバラの声は容赦ない。
「ちゃんと目を開けているの。あたしを見て」
言われるまま目を開ける。彼の目に、うっすらと涙がにじんでいる。
バーバラが微笑んだ。すさまじく妖艶な笑みだった。
右足をナイトハルトにゆだねながら、左足の膝で立ち上がる。
片膝で立ったバーバラの下腹部が、夜着の裾から割ってみえる。
ナイトハルトの喉がぐびぐびと鳴る。
やわらかそうな繁みから覗く、鮮紅色の内奥が彼の視界のすべてとなった。
「あたしが欲しい……?」
バーバラが夜着を脱ぎだす。ゆっくりと、しなをつくりながら薄布を脱ぎすてる。
しろくひきしまった肌と、豊かな双乳が視界に新たな景色をつくる。
「ふふっ……あなたのモノ、すごく脹らんでる」
バーバラの指が陽物をやわやわと揉みたてる。
蛇が絡みつくようなその愛撫に、ナイトハルトがうめき声をあげる。
バーバラが足を彼の口から離した。
ねっとりした唾液が、唇と足の間に淫靡なアーチをかける。
「いっしょに楽しみましょう」
舌舐りしながら、バーバラが自らの中へナイトハルトを導き入れる。
「あ……ああああああああああ……」
ずぷぷ……っ
蜜に濡れた内部に、陽物が突き立てられていく。
916 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/14(水) 11:43:46 ID:xsg7fqU8
「ん……素敵……」
彼の物を根元まで受け入れ、バーバラが腰をくねらせる。
上下に深く、前後に浅く、
舞踏で鍛えた彼女の腰つきは、いままでナイトハルトが寝た女すべてを凌駕していた。
彼女の蜜壷から、ぬちゃっ、ぬちゃっ、と卑猥な音があがる。
その音をもっと出そうとするように、彼女の腰は妖しくまろやかなうごきを続ける。
ナイトハルトは白目を剥き、ただ喘ぎつづけるしかなかった。
可愛い、とバーバラは思う。自分のうごきに屈した声。
先走った牡汁のようなその洩れ声を聞くのが、バーバラは好きだった。
うごめきを続けながら、指をそっと後方へもっていく。
彼の戸渡りをつつう、と撫で、中指を敏感なすぼまりへ沈めていく。
「ひぃうっ!」
ナイトハルトが悲鳴をあげる。バーバラはなおも中指をずぶずぶと埋め込んでいく。
彼の口から涎が流れ出す。身動きできない体が、ぴくっ! ぴくっ! と痙攣する。
「あ……ん、あなたの、すっごく大きくなってる……」
中指をうごめかせながらバーバラがかすれた声をたてる。
ナイトハルトの中は、バーバラが指と腰を巧みにうごかすたびピクピクと反応する。
「あ、あ、あ、あ、……」
バーバラが上体を反らせた。
「いい……いいのおおおお」
ドクンッ!! ドクンッ!!
陽物から熱い淫精が放たれる。
「ぅあああああああああああああ!!」
ナイトハルトがけものの咆哮をあげた。
「ん……もうイッちゃったの……? あなたのモノも中も、まだぴくぴく震えてる……」
くるめく余韻に浸りながら、バーバラがうごきを止める。
は……あ、となまめかしい吐息を紅い唇から洩らす。
ナイトハルトは涎を流したまま、細いうめきをあげつづけている。
バーバラは彼に覆いかぶさり、耳元でささやく。
「もちろん、これで終わりなんて思ってないわよね……?
 まだまだたっぷり搾り取ってあげるわ、王子様」
豪奢な室内に、濃い性臭が立込める。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今回はここまで。残りエロなしはまた今度。
917 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/14(水) 18:17:23 ID:d7UXw03W
エルマン……エルマン……
エルマンは天蓋付きのベッドでこじんまりと眠っている。
ナイトキャップを被り、寝乱れることなく生真面目に睡眠をとっている。
エルマン……起きて……
「ンんあ……?」
呼び声を耳にし、ようやく目を開ける。
客室の彼方にある扉から、か細い声が洩れ聞こえている。
「この声……?」
身を起こし、きちんと揃えたスリッパをつっかけそろそろと扉へ向かう。
おおきなカーテンに遮られた窓の隙間から、夜明け前の空が薄紫の色をみせている。
大扉を開けると、案の定そこにはバーバラが立っていた。
彼女の短髪の乱れが、起きたばかりであることを告げている。
「姐さん……夜這いに来るならもう遅すぎますよ」
バーバラはにっこり微笑んだ。
「面白い冗談ね、エルマン。今すぐここを出るわよ」
「……また何かやらかしたんですか?」
「“また”は余計よ“また”は」
バーバラは室内に身を滑らせる。
「まさか、ナイトハルト殿下にヘンなことしたんじゃないでしょうね」
「え? うーん、ちょっとね」
「へええ、ちょっとですか」
エルマンは、うんうん、と頷いた後、
待ってくださいよ姐さんナイトハルト殿下といえば世に聞こえた英雄ですよ最近ではイスマスのディアナ様とご婚約なさったとかいうじゃないですか
それをちょっとって全然ちょっとじゃないんでしょうまったく彼を怒らせたらこれからウチら商売やっていけないかもしれないんですよそれでもいいんですかホントに
口も早いが所作も早いエルマン、ぶつぶつ言い立てながらも身支度を整えていく。
「はい、できましたよ。
 居心地良いところでしたが、姐さんのおかげで出発が早まっただけですね」
……言うわね、エルマン。
しかしバーバラに反論できる筈もない。
918 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/14(水) 18:18:08 ID:d7UXw03W
門の前には、衛兵達がいる。
厩から馬車を引いてきた二人は顔を見合わせた。
「賄賂でなんとか出してもらいましょう。僕が交渉しますから姐さんは隠れて」
「どこへゆく」
深く響く声。
(この声は)
大門に立ちふさがる黒い鎧姿。
(あいつ……! カヤキスの鎧をつけてる)
バーバラの顔が青ざめる。どうやら、あたしのおイタが過ぎたみたいね。
エルマンはバーバラの数倍も青い顔をしていた。
(ででで殿下が立ってますよォ。しかも鎧姿でェェェ。どうします、姐さん……?)
(あたしに任せて)
バーバラはエルマンに目配せしてから、
「これは殿下、お早いお目覚めでございますね」
慇懃に礼を捧げる。
「どこへゆく」
バーバラは低頭したまま
「……昨夜はお疲れとみえましたが、お元気そうで重畳ですこと」
兜越しに、ナイトハルトの瞳がゆらめいた。
「バーバラ。私はお前にこの城にとどまれと話したはずだが」
「わたくしはお断りしたはず」
バーバラとナイトハルト。二人の視線が交錯した。
「わたくしはただの旅芸人。これからも、この身分でありつづけたいと思っております」
「では、どうあってもアメジストを渡さぬ気だな」
「……はい」
919 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/14(水) 18:18:38 ID:d7UXw03W
これからどうなるのか。衛兵達に切り刻まれるか。
エルマンと共に戦えば、衛兵はものの敵ではない。
しかし、ブラックプリンス――ナイトハルト相手ではそう簡単にはいかないだろう。
「やはりな」
ナイトハルトが衛兵達に合図した。
(おや?)
どうやら、下がれ、といっているらしい。
「バーバラ、では私も旅に連れていけ」
一瞬、何を言っているのか理解できなかった。
「……はあ?!」
大声を出したのはエルマンだ。
ナイトハルトは気にもとめぬように、
「私は決して蟻などではない。
私は私なりの意志をもってマルディアスを統一しようと考えている。
お前にも、それを理解してもらいたい」
あらあら。蟻と言われたのが余程くやしかったのね。
「お、お待ちくださいませ殿下」
エルマンがおそるおそる口をはさむ。
「あなた様のようなご身分の方を連れてなど、とても無理なことでございます。
もし、もしも、旅の途中で万一のことがございましたら」
「心配など無用」
ぴしゃり、と封じる。
「私はローザリア皇太子、カール・アウグスト・ナイトハルトである。
私がいれば、そなたたちの助けとなろう」
バーバラの影で、エルマンがもじもじとしている。では、と口調を変え、
「なれば、御身をこちらに預けてくださるならば、
 それなりの――支度金をいただきとうございます。
 旅の間の“食い扶持”でございますな」
さすが。交渉術に秀でたエルマンではある。
920 ◆0EE6v7kR6A :2005/09/14(水) 18:20:35 ID:d7UXw03W
「そうですな、20万金。20万金を所望致します。1金たりとてまけられませぬ」
ちょっとエルマン、それってボりすぎじゃないの?
ナイトハルトの表情は、兜に隠れてみえない。沈黙。
「……私の値は20万金か」
ぽつりとつぶやく。
「安いな。50万出そう」
 ……はあ???
「50万の中から、武器や防具を揃えることにしようか」
 傍らにいる衛兵に
「今すぐ、街中の店をすべて開けるよう伝えよ。ナイトハルトが直々に出向くとな。
 武器・防具・アイテム、すべてだ。店主に出し惜しみするなと念を押せ」
ぽかんと佇むバーバラとエルマンに顔を向ける。
「何をしている。店にゆくぞ。準備せよ」
「……馬車の支度をしてまいります」
エルマンがふらふらとバーバラから離れた。
ち、ちょっとちょっと。
「バーバラ」
ナイトハルトが近づいた。兜越しに彼女の瞳を覗きこむ。彼の瞳がゆらめいている。
「……また、抱いてくれるだろう……?」
……そう、そういうことなの。
バーバラは、いや、ナイトハルトも、自分の運命が変わるのを感じる。
まさに[運命の石]の導きによって、二人の人生は転機を迎えたのだ。
「……いつでも抱いてあげる」
バーバラはささやいた。
「ちゃんと、お願いします、って頼むのよ。王子様」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
これで完結です。長引かせて失礼しました。
レスくださった方ありがとうございました。
エロニサのひと続きお待ちしてます〜。
921名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 01:03:23 ID:V6naCkD4
GJGJ!!!!こういう殿下も新鮮でいいな

このスレ見るようになってバーバラが好きになったw
922名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 11:24:24 ID:luT5mTXz
殿下可愛すぎw
923名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 19:27:10 ID:uhvSViWF
もうおしまいか
924名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 23:15:31 ID:ZsZEbnBV
まさか
925名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 00:29:47 ID:9B0AVdwz
誰も続きを書かず、
誰一人として萌え話をしない…

…随分とまぁどえらく無口なスレだと思った
926名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:55:41 ID:dnkkSzUa0
ホシュ
927名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 01:42:01 ID:3Tf0NyjA
>>892-897
無茶さが激しくイイ。エロくは無いけどw
928名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 20:41:05 ID:82jwDgkV
ミリアムたんものがホシィ
相手はだれでもいいや
929名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 15:52:07 ID:zxYkAB50
前半
バーバラ姐さん攻
吟遊詩人受

後半
バーバラ姐さん受
吟遊詩人攻

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「まさかこんな子供だましに引っかかるなんてね」
 ベットの上で気持ち良さそうに眠っている吟遊詩人を見ながら
 バーバラは呟いた。
(まいったね、こんなはずじゃなかったんだけどね)
 バーバラはぽりぽりと頬をかく。
 吟遊詩人に幻のアメジストを何故自分に譲ったのかを問いただそうと、
 酒に酔わせたところまではよかったのだが、真相を問いただす前に
 先に酔いつぶれて眠ってしまったのだ。
 顔にかかった長い金髪をそっとかきあげた。
 じっくりと顔を観賞する。
 細い眉、意外と長いまつげ、すらりと筋の通った鼻。
 無防備な唇は今緩んで柔らかい開き加減。
 悪戯心が芽生える。
 この男はどんな喘ぎ声を上げるのかしら?
 考えただけで身体がぞくぞくとふるえてくる。
 バーバラは形のいい唇をぺろりと舌で湿らせた。
(あんたのせいで危険な事に巻き込まれたのだもの。
 これくらいはもちろん許してくれるでしょ?)
 一枚、一枚ゆっくりと慣れた手つきで服を剥ぎ取り
 露になっていく白い肌にキスを落とす。
「……ん」
(あら、もう起きちゃったのかい?)
 吟遊詩人の顔を覗きこんでみる。
 まだ起きた様子はない。
(びっくりさせないでおくれよ)
 気を取り直して再び愛撫を再開する。
 首から鎖骨までをねっとりと舐め上げてはそこに吸い付き、
 花びらを刻んでいく。
「…ふ…ぁ……」
 胸の突起物に吸い付くと甘い声をあげながら詩人の身体がぴくりと跳ねる。
930名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 00:42:48 ID:GfWnF5SI
エロバー (´Д`*)ハァハァ!  ツヅキマダー?
931名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 04:19:04 ID:4J0nXWcQ
正直上の方のバーバラ書きの人とデジャブった
932名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 19:40:28 ID:u743dfBU
>>931
スマソ
◆0EE6v7kR6Aさんのバーバラが好きで
◆0EE6v7kR6Aさんのさんのエロバー&バーエロ見たかったから
マネして書いたんだが、書き上げたのを読み返したら
もろ劣化パクリになってしまったので投稿やめます。すみません。
なかったことにしてください。
933名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 19:58:40 ID:bIDWvbRt
>>932
(´・д・`) エエエエ続き書いてホスイ。
せっかく書き始めたんだから、最後まで上げてほしいよ。気になるし。
スレ保守のためにも、できたら頼みます。
続き読みたい。
934名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 23:54:44 ID:fIQkVK4V
>>932
生殺しイクナイ!
続き読みたいよ
935名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 01:23:45 ID:etHw1gT1
詩人たんネタもっと読みたいよ!
俺を呪う気か>>932よ!
936名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 01:18:24 ID:lFXK0k5S
詩人は見かけMに見えて本性はドSと疑わない私に
続きを読ませてくれ。
937名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 13:41:20 ID:aSHAiXej
俺もエロバー見たいYO!
938名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 13:20:56 ID:dK3NqesN
続きを書いてくれ たのむ!
939名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 14:31:24 ID:UXSVC0QY
saga
940ディアナ凌辱:2005/10/11(火) 23:42:32 ID:gHlU5h/h
職人さん降臨祈願にひとつ。レッドドラゴンで触手凌辱。

・・・・・「我が名はイスマス城主ルドルフが娘ディアナ、いざ参る!」
内海に望む断崖の上で、ディアナは愛剣『剣の女王』を構えた。
剣先からはポタリポタリと血のしずくが滴りおちている。
可能な限りのモンスターは倒した。
弟アルベルトを脱出させるため海に落とし、覚悟を決めて剣をかざす。
(アルベルト、どうか無事に殿下の元へ……
 父上、母上、わたくしをお守りください……!)
彼女の目の前に、おおきな影がそびえ立っている。裂けた口元からユラユラとゆれる炎。
レッドドラゴン。
いくつもの角を頭頂に持ち、不気味に羽を広げている。
ざらざらしたウロコが無数に生えたその姿に、ディアナは吐き気をおぼえた。
なぜ、このように凶暴で醜悪な敵がイスマスの領地に入ってきたのか。
考えている暇など、今のディアナにはありはしない。
彼女にのしかからんとする赤い姿をキッと睨み、足を踏み出す。
(やつの心臓をひと突きすれば勝てるはず!)
レッドドラゴンの腹部を見据え、剣を伸ばした。
(炎に巻かれないよう注意しなければ)
ブレスを警戒しつつ、剣先に意識を集中する。
が、そのためドラゴンの羽がザワザワと震えるのに気付かなかった。
羽はボコボコと不自然な動きを繰り返す。
バガッ!!!
ディアナの目の前で、レッドドラゴンの羽が分裂した。
おおきくひろがった羽が、ぼろぼろと崩れていく。
レッドドラゴンの羽の正体は、何百もの触手の集まりだった。
一本一本、大きさの異なった触手がいくつも束なって羽を形作っていたのだ。
941ディアナ凌辱2 :2005/10/11(火) 23:43:43 ID:gHlU5h/h
「ひ……!」
羽の役割を解かれた触手がウネウネとうごめきだす。
毛が逆立つようなおぞましさに、ディアナの構えがわずかに解かれた。
瞬間、触手が彼女の反応を感じとり迫ってくる。
「いや!!」
シュルシュルと、ディアナの四肢に触手がいくつも巻きつかれた。
強い力で彼女の手足の自由をうばう。
ぎりぎりと手首をきつく巻かれ、『剣の女王』がカラリと乾いた音をたてて地面に落ちた。
「あ……あ……」
ぐぐう、と両手足がひろげられていく。触手によって、彼女の体が空に留められる。
レッドドラゴンの鼻先がゆっくりと彼女の目の前にせまる。
ディアナの美しい貌から血の気がひいた。
(もはや、これまで……)
ブレスに灼かれるのを覚悟し、目をとじる。涙が瞼の裏にあふれる。
(このように無様な最期をとげるとは……)
しかし、ドラゴンの口内から現れたのは炎ではなく唾液にまみれた舌だった。
べろり、ときつく目をとじたディアナの顔を舐めあげる。
ざらつく感触と唾液のすえた匂いに、嫌悪の震えが全身をはしった。
ビリッ!!
レッドドラゴンの牙が、ディアナの純白のドレスを引き裂く。
しなやかな裸体が外気に晒される。
「ひいっ!!」
おもわず目をあける。
ドラゴンの好色な目が、とろりとにごった黄色いまなざしを向けてきた。
942ディアナ凌辱3 :2005/10/11(火) 23:45:08 ID:gHlU5h/h
「い……いやっ!! やめてっ!!」
必死に手足をばたつかせるが、触手はガッチリと放さない。
彼女の顔ほどもある大きさの舌が、唾液を滴らせながら伸びてきた。
布地から解き放たれた乳房を、舌先でねっとりと舐めだす。
ピチャ……ピチャ……
ディアナのしろく豊満な乳房が、舌のうごきに応じるようにぷるん、ぷるんと揺れる。
ドラゴンの唾液で、美しい半球にテラテラとした光沢があらわれる。
「んっ……い、やぁあっ」
おぞましさのなかから、たとえようもない快楽がディアナを攻め始めた。
両の乳首が、醜悪な化け物の愛撫に反応してぷっくりと膨れていく。
「こ、殺しなさい……わたくしを辱めるくらいなら……はぁぁあぁあ……」
レッドドラゴンの舌が、乳房からぞろりと下りていく。
ほっそりしたウエストへ、そしてもっと下へと……。
剣術に鍛え上げられた美しい肢体に、性の導きが施されていく。しかしそれは
彼女の慕うローザリア国皇太子ではなく、憎むべきグロテスクな怪獣によってである。
透けるようなしろい肌に、ドロドロした唾液が塗りつけられていく。
熟れた尻のまろみに沿って、赤い舌が丹念に舐めしゃぶっていく。
そのざらつく感触と、すえた匂いのする唾液を塗りつけられる嫌悪感――
しかし、それと同等のしびれるような快感に、ディアナはくねくねと身をよじらせる。
「あ、あ、……いや……やめて……」
ディアナの声がうわずっていく。
その反応に満足するかのようにドラゴンは鼻息を鳴らし、なおも分厚い舌をうごめかす。
彼女のおおきくひらかれた脚の間に、舌先が到達した。
「ひいっ!!」
引き締まった両脚の間に秘めた、甘やかな媚肉がふるえた。


・・・ここまで。眠い。続きは今度。
943名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 11:27:44 ID:Jwq7adtW
うおおおお、妄想が目の前に!
触手物大好きなので続き楽しみにしてまっす!
944940:2005/10/13(木) 22:09:10 ID:OIc3is07
>>943
どうもありがとう!
正直、レスがこなけりゃもうトンズラしちまおうかと思ってた。
では続き投下します。まだ終わりじゃないが。
あ、凌辱ものだから当然いい終わり方にはならないです。
ディアナ好きな人は注意。
ついでにageときます。
945ディアナ凌辱4 :2005/10/13(木) 22:10:02 ID:OIc3is07
ディアナはレッドドラゴンのなすがままだった。
誇り高き薔薇騎士団の一角を成す女剣士・ディアナが、捕らえられた上
ただのメスへと調教されていく。
首すじまでの長さの金髪も、つややかな張りのある肌も、
レッドドラゴンの汚らわしい唾液にぬめぬめとねばりついている。
引き締まっているが女性らしい丸みをもった肢体は、
宙にとまったまま、ただ震えつづける。
手足を拘束する触手が、太い血管を浮かび上がらせながらズズズとうごめく。
ひろげられた手足の肌すべてを覆いつくすかのように、
他の触手が次々に巻きついていく。
レッドドラゴンの羽――いや、羽のあった場所はすでに触手の渦となっている。
何百もの触手がウネウネと脈絡のない動きをみせ、
それはまるで、ドラゴンの背に黒ずんだ炎が大きくゆらめいているようであった。
炎とあきらかに違うのは、ゆらめくたびニュルニュルのたうつ響きが、
内耳を掻き回すような嫌悪に満ちて聞こえることである。
「う……う……」
脚の間に、赤い怪物の舌が広がっている。
舌は、ひと舐めで秘所から太股まで一気に舐め尽くすほどの大きさだ。
唾液に濡れ、ブツブツと粒立ったその表面を、
ディアナは気絶しそうな思いで見つめるしかない。
 ぴちゃああああああっ
「ひぃいいいいいっ!!」
股間にひろがる熱い感触にディアナが叫ぶ。
ぎりり、と両脚に巻きついた触手の束が必死の抵抗を封じ込める。
 ぴちゃあああああああっ……ぴちゃあああっ……ぴちゃあああああああっ……
「ああ……っ!! あっ!! あぁあああっ!!」
レッドドラゴンの愛撫は執拗だった。
恐怖に硬直する股間を何度も舐め上げられるたび、
ディアナの美しい唇から絶望の悲鳴が洩れる。
946ディアナ凌辱4 :2005/10/13(木) 22:11:16 ID:OIc3is07
「もう……やめて……熱い……はぁあああああああ」
息も絶え絶えな喘ぎを聞きつけたように、触手のひとつが彼女の口元にせまった。
「や……いやっ、うぐぅっ!!」
ディアナの口を、太い触手が塞ぐ。
尖端の脹らんだそれが、口内をずぶずぶと蹂躙していく。
「うぐぅうううううう……!!」
ディアナは首を左右に振り立て触手を引き離そうとする。
しかし、触手は肥大しながら喉の奥へ奥へと侵入する。
あまりの苦しさに涙を流しつつ、ディアナはおもいきり触手に噛みつこうとする。
 ググググッッッ!!!
触手の太さがいきなり増した。
顎(あご)を限界までガクンと広げられ、歯を立てることすらできなくなる。
「ぅぅぅぅぅぅううぅうう……!!」
ディアナの頬に涙が幾度も流れた。
舌や内頬に伝わるブヨブヨした感触に吐きそうになり、
喉元からぐるぐるとくぐもった嗚咽が洩れる。
罪人のように両手足をひろげられ、
口の中に異物を深く押し込まれて悲鳴もあげられぬディアナ。
その姿はもはやイスマスの女丈夫とはかけ離れた、ただ弄ばれるメスそのものであった。
ディアナの秘所はレッドドラゴンの舌に何度も舐め上げられ、
ぷっくりと熱い腫れを見せはじめる。
誰にも触れられていない靡肉が、
おぞましい怪獣にねぶられ女の兆候をあらわにしていく。
淡い色した花弁がせり出し、小さな花芯も快楽にしたがうように脹らんでいく。
ドラゴンの舌先が少しでも柔肉に当たるたび、
ビクンッ! ビクンッ! と刺激に全身が跳ねる。
947ディアナ凌辱6 :2005/10/13(木) 22:13:28 ID:OIc3is07
[ ↑上、間違い。「5」ね。 ]

「う……う……」
花弁の中心から、とろりとした蜜があふれ出す。
その蜜を、ドラゴンの舌先が存分に啜りあげ、舐めとっていく。
ディアナはくぐもった熱いあえぎを洩らし続ける。
呼吸するたび、はちきれんばかりの乳房が上下にはげしく揺れる。
唾液の汚濁も渇きかけ、美しい半球の光沢がにぶく変わる。
頂点の乳首が、固くしこり続けている。
その胸元に、ふたつ触手が迫ってきた。どちらも成人男性の腕ほども太い。
 クチャア……
触手がその尖端をひろげる。ひらいた花、あるいは人間の掌に酷似したそれの中央に、
びっしりと繊毛が張り付いている。
ざわざわと細かな毛をうごめかせながら、ふたつの尖端がディアナの双乳に触れる……
「ぅうううううっ!!」
くぷっ……と触手ふたつがそれぞれの乳房を包んだ。
張りのある弾力の双乳が、黒ずんだ妖肉によってかたちをゆがめられていく。
 クチュッ……クチュッ……
「ん! んぅううう……」
繊毛が乳首を弄っている。
細い虫をおもわせる束が、乳首の尖りを撫でさすり、きゅううう、ときつく絞り上げる。
(い……やあ……もうやめてぇぇ……)
ディアナが首を左右に振って悶える。
そのたびに、口に銜えられた触手がぶるんぶるんと揺れる。
妖肉はなおも弾力をたしかめるように、乳房を持ちあげ揉みつづける。
 むち……ッ むち……ッ
強弱極めた愛撫に、ディアナは気も狂わんばかりに身悶える。
(いや……っ! もうだめぇぇぇ! 殿下! 助けて……)
「んっ!! んんんんんんんっ!!」
美貌を涙でくしゃくしゃにさせ、体が折れんばかりに悶えるディアナに、
新たな責め苦が加えられようとしていた。

・・・今回はこんなもんで。
948名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:16:23 ID:SstN3Ncl
最高!GJ!

やっぱディアナはいいよなぁ・・・
949名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 02:36:58 ID:8zP0jRM0
おお、久しぶりに覗いてみたらディアナ物が!!
続き楽しみにしてますー。
950名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 02:24:56 ID:mz0flQg2
ハァハァ……つ、続き待ってるっす!!
951名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 18:00:20 ID:lCoDM3OZ
そろそろ次スレたてるべきでは?
952名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 19:30:37 ID:ZpA1kGtB
埋めSSは用意してありますが。
953名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 19:34:23 ID:pk4pdbJ6
【GBから】サガシリーズでエロパロ3【ミンサガ迄】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129458827/

建ててみた。あとヨロ。
954ディアナ凌辱7 >>940 :2005/10/16(日) 22:28:52 ID:md5lUPi0
>>953 乙!
>>952 いや〜埋めSSは自分がなりますよ。どうか次スレでどかんと頼みます。
じゃあ続き投下します。まだ終わんない。たぶん、次回で最後。
ディアナ好きは注意。


美貌の女騎士・イスマス城のディアナを捕らえたレッドドラゴンは、
どろりとにごった黄色いまなざしを彼女に向けている。
 ムフゥゥゥゥゥウウウ
おおきな音を立てて、鼻息の熱い風が彼女の体を打つ。
人間の女を嬲る悦びに、ドラゴンの全身に
ざらざらと生えたウロコがより一層赤みを増す。
口中をどす黒い触手に犯され、鼻でしか息のできぬディアナに
ドラゴンの腐臭が追い打ちをかけてくる。
ドラゴンの背にひろがる無数の触手が、ザワザワと喜悦の舞いを舞っている。
ディアナはもう、戦意の失せた貌で自分を捕縛している怪獣を見つめるのみだ。
長い睫毛をふるふると震わせ、透き通ったしろい肌は土気色に変わり、
じわじわ脂汗を垂れ流している。
薔薇騎士団の中で最も強いと謳われた女騎士は、
いまや無力なメスに成り果てようとしていた。
その無様な姿に満足げなまなざしを向け、
ドラゴンは彼女の甘い匂いをもっと嗅ごうと鼻孔をふくらませる。
ディアナは怪獣の卑猥な振る舞いに、為す術もなくうなだれるしかなかった。
ニュル……と新たな触手が迫ってきた。
ディアナの口を犯しているのと同じ、尖端のぷっくりふくらんだどす黒い物体である。
硬さを誇示するかのように、表面に稲妻のような筋がビキビキと猛り立つ。
黒光りするその触手が、ディアナの背後にまわった。
 ズ……ズズ……
触手の尖端が、背中をいやらしく撫でさする。
「ぅんッ!」
ディアナの体が、びくんっ! と跳ねた。
955ディアナ凌辱8 :2005/10/16(日) 22:30:31 ID:md5lUPi0
淫らな触手は、そのまま丸く盛り上がった尻へと達する。
きゅっと持ち上がった双臀は、ドラゴンの唾液にテラテラぬめり光っている。
その丸みに沿って、触手の妖肉は何度も何度も執拗に撫でまわす。
女の肌のまろやかさを存分に味わうかのように、
そして美尻の弾力を存分に確かめるように、妖肉の弄りはつづく。
「ッうぅうぅうううう!!」
触手から繰り出される熱くおぞましい感触に、喉の奥から何度も悲鳴があがる。
しかし悲痛な叫びも、ただくぐもった洩れ声にしかならない。
(やめて……やめてえええ……体がおかしくなるううう……!)
ディアナの叫びをもっと絞り出そうとするように、
触手は尻の割れ目へと這いずっていく。
美しいシルエットを描く割れ目に尖端をさしこみ、
ゆっくり、ゆっくりと押し開いていく。
ぬらついた唾液の効果もあり、尻の弾力はその凌辱を素直に受け入れていく。
奥へ奥へと、触手の熱い感触が向かってくる。
 ズズッ……ズズズッ……
(や……っ、なにをするつもり……ひいッ!!)
ディアナのあえかな蕾に、触手の尖端が到達した。
下腹部がキュッと本能的に収縮する。
彼女の秘めた蕾はレッドドラゴンの唾液でぬらぬら濡れそぼっている。
そのぬるみに助けられるようにして、触手の尖端は蕾の奥へとねじ込まれていく。
「んぅんーーーーーーーーーー!!!」
ディアナの喉から必死の悲鳴があふれた。
下腹部に太い錨が差し込まれたような、鈍い痛みがディアナを襲う。
もがく手足を、ビンッ!と触手の束が凄まじい力で封じる。
(いやッ!! いやああああッ!! 熱いッ!! 熱いのぉぉぉッ!!)
「ぅんんんんんッ!! んッ!! んんんんッ!!」
956ディアナ凌辱9 :2005/10/16(日) 22:32:10 ID:md5lUPi0
レッドドラゴンが、その淫靡な光景に目を細める。
 グルルルルルルゥゥゥゥ……
唸り声に反応するように、両脚を縛りつけている触手たちが動きだす。
 ググ……ッ
ディアナの脚がMの形にひらいていく。
醜悪な怪獣のまえに、女騎士の秘部がさらけ出されていく。
(いやあ……あ……あ……)
まろやかな双臀の奥に秘められた肉孔に、グロテスクな異物がずぶずぶと入り込む。
あわい色した秘部はもう、汚らわしい愛撫に反応しきった熟成をみせていた。
愛液がダラダラとだらしなく股を濡らし、地面へと流れ落ちていく。
手足を縛り、双乳をそれぞれ鷲掴みし、口の奥にまで銜えさせ、
レッドドラゴンは、気高い女騎士ディアナを
恥辱にまみれさせ貶めきることに成功したのだった。
直腸を無慈悲に押し広げられる感触に、
ディアナは呼吸することすらままならない。
触手の表面に浮かぶ筋がゴボゴボと脈打ち、
そのたびにディアナの腰はピクン、ピクンと細かなひきつりをみせる。
(……こんな……こんなにもみじめな……ああ……)
ディアナの喉から嗚咽が洩れる。
イスマス城を陥落させた憎むべき敵に、
自分の体の最も繊細な箇所を露わにされ、徹底して辱められようとは。
彼女の目から、絶望の涙が幾すじも流れた。
ディアナの秘部は、先程からの忌まわしい愛撫によって花開いている。
紅い花弁が艶やかにせり出し、
上に尖った花芯はぷっくりと宝石のような粒をみせている。
 グルルルルルルルル……
レッドドラゴンの裂けた口から、悦びに満ちた響きがおこる。
その音と同時に、またも新たな触手が彼女に向かう。
今度のものは、ブラシのような細かい繊毛がうじゃうじゃと群がった形を成している。
957ディアナ凌辱10 :2005/10/16(日) 22:36:23 ID:md5lUPi0
ブラシ型の触手は真っ直ぐにディアナの花芯へと向かっていく。
固くコリコリした敏感な花芯に、触手はブラシを幾重にも巻きつけていく。
ディアナの身体を、熱い衝撃が貫いた。
「ンッ!! ンッ!! ンンーーーーーッ!!」
細かな毳立ちが、花心の突端を掻き回しはじめる。
(いや! いや! いっ、あ、あ、ああああああああああ……!!)
 ぷしゃあっ!
ディアナの淫裂から温かいものが溢れ出た。
両脚を縛る触手たちがすかさず動き、太股がググッとさらに広げられる。
レッドドラゴンの巨大な舌が、その股間をべろりべろりと舐めはじめる。
「ンッ! ンッ! ンッ!」
甘酸っぱいしたたりを舐め取られるたび、ディアナは泣きながら喉をあえがせた。
「クックック……」
どこからか湿った笑い声が響いている……。
陥落され、瓦礫の山がうずたかく積まれたイスマス城の前に、
赤い影がみえる。
サルーインのしもべ、ミニオンの一人・ヘイトである。
「レッドドラゴンのやつめ、
 いないと思っていたらこのような場所でお楽しみとはなあ」
ギラギラ光る目で、淫ら極まる光景を見つめている。
「これから凌辱の最終段階か。
 どれ、ここでじっくりと見物させてもらおうか」
ぼろぼろの布きれで覆われた口元から、
なおも薄気味悪い笑い声を立てつづける。


・・・今回は以上。
958ディアナ凌辱11 :2005/10/18(火) 13:16:11 ID:tY+IF0q7
 オォオオオオオォォオオオオ――
ディアナを生け捕り、さまざまな屈辱を与え続けたレッドドラゴンが、
歓びの咆哮をあげる。
ドラゴンとディアナの間には、
見るもおぞましい触手が何本も何本もにゅるにゅると伸びている。
宙に留められ、手足をおもいきり開かれた彼女の体には
触手が幾重にも巻きつかれ、美しい肌身がほとんど見えない。
ぽってりした唇にはどす黒く太いものを深々と呑み込まされ、
蒼く血管を透かせはち切れんばかりになった双乳には、
それぞれ掌のように広がったものがたぷたぷと食い込まれている。
両手を引きちぎらんばかりに広げられ、
両脚は凌辱の満足を煽るかのようにMの形に開かれ、
その股間をふたつのいびつなものに嬲られて
とろりとした滑液を否応なしに沸き流させている。
その他の部位にも触手の渦が蹂躙し、
彼女のくぐもった悲鳴をあらん限りに引き出しているのだった。
「ンゥンンンンンーーーッ!! ンッ!! ゥウンンンンンッ!!」
ディアナの両目から、屈辱と苦痛と快楽がないまぜとなった感情が、
涙にかたちを変えて流れていく。
(もう……もうやめて……もうゆるしてええええ……)
「クックック……」
淫ら極まる光景を愉しげにながめるヘイトから、気味悪い笑みがこぼれる。
「レッドドラゴンよ、いよいよこれからだな」
ヘイトの言葉に応えるように、レッドドラゴンの背から新たな触手が現れた。
その触手はいままでのものとあまりに違う。
どす黒い渦の中で、それだけは炎のように赤い。
表面に細かな繊毛がざわざわと蠢き、
先端は拳のごとくゴツゴツと硬度を雄弁に物語っている。
おぞましい触手のうちでも、その様相はあまりにも醜悪すぎた。
959ディアナ凌辱12 :2005/10/18(火) 13:16:54 ID:tY+IF0q7
「ンンンーーーーーーー!!!」
ディアナの貌が、恐怖のあまりひきつる。
「あれがレッドドラゴンの『実』だ」
ヘイトがいやらしげな声でつぶやいた。
「あれこそがレッドドラゴンの弱点。
 羽に擬態させた触手の、奥深くに隠されたもの。
 あれさえ切り落としてしまえば、レッドドラゴンは簡単に殺せる。
 しかし」
ヘイトは言葉を切り、ニッと顔をほころばせる。
「それに気づくころには、哀れな被害者は嬲り抜かれた後というわけだ」
レッドドラゴンとディアナを結ぶ“絆”に、
いよいよ最後のものが加わろうとしていた。
その赤い絆は、うねうねと繊毛をうねらせながらディアナに近づいてくる。
先端の瘤から、とろり、と先走った淫汁がこぼれるのが、
恐怖にひきつった彼女の目にありありと見えた。
(いや!! いや!! こないでッ!!)
惨めに手足をひらかされたディアナは
ありったけの力を込めて体をくねらせるが、
彼女に群がる触手にはもうなんの効果もありはしない。
がっちり身体中にくい込んだ触手はピクリとも動かず、
哀れな囚われ人・ディアナは邪悪な実の犠牲となるのを待つしかないのだった。
 オォオオオオオォォオオオオ――
レッドドラゴンがふたたび歓喜の咆哮をあげた。
ディアナの脚の間にある秘腔は、
これまでの快楽の限りを受けてテラテラとぬめり光っている。
男のものを受け入れたことのない純潔は、
いまや邪悪な怪獣の精を呑まんと花肉をひろげつつあった。
960ディアナ凌辱13 
(いやッ!! いやッ!! いやッ!!)
ナイトハルト様――
ディアナの頭の中に、ローザリア王国皇太子の端正な姿が浮かぶ。
彼と結ばれることなく、このような最後を迎えるとは。
舌を噛み切って自死もできぬディアナの頬を、
枯れることのない涙が伝い落ちていった。
その様子を、レッドドラゴンが残虐な瞳で見つめている。
ドラゴンの意思を伝えるかのように、
邪悪な『実』がディアナの秘腔にあてがわれる。
ビクンッ!! とディアナの身体が跳ねる。
異形の『実』は、ぽってりと開いた秘花の入り口をぬるぬるとなぞりだす。
股間を火であぶられるような刺激がディアナを襲う。
(殿下! 殿下! どうか助けて――ひぃいッッッ!!!)
ズ……と『実』が彼女の中にねじ込まれていく。
後門に深くささっている触手が、ぷるん、と歓びにふるえる。
「ンッ!!! ンンンンンンーーーーーーーーーッ!!!」
ディアナが絶叫した。
純潔の中に、醜悪すぎる異物が入ってくる。
女体の神聖な奥底に、怪獣の忌まわしい器官が埋め込まれようとしている。
(あ、あひぃッ!! い、たい……いたぁああい!! 
 ぬいてッ!! ぬいてえええッ!!)
ディアナが顔を必死にふりたてる。
唇を犯している黒光りした触手から、彼女の流すよだれがキラキラとはじけ飛ぶ。
 ズプ……ズププ……ッ……
『実』の表面に蠢く繊毛が、気色の悪いうごきで侵入を助ける。
とじられた膣襞を無理にこじ開けながら、
棍棒のように太い豪根がずぶずぶと押し入ってゆく。