DRAG ON DRAGOON エロエロエロエロパロスレ
夜にひっそりとたたずむ連合軍のキャンプベース…
日々の戦いに疲れ眠りにつく中、明かりがついているのはヴェルドレのテントのみとなった。
「やはり、そうしたほうがよいと思いますが…」
レオナールは悩みながら静かに喋った、相変わらず後ろのフェアリーは五月蝿いが。
「うげぇ!そんなことしたら楽しみ減っちゃうでしょー、勘弁してくださーい マジで」
「うむ…カイムは女神がイウヴァルトに拉致された時からずっと不安定になってますからな」
ヴェルドレが重く口を開いた、が、ヴェルドレの頭にフェアリーがすわり罵詈を繰り返す。
「だ・か・ら!戦場の楽しみが減るんでやめてくださーい、絶対にするなよ、聞いてるのかハゲ!」
罵詈を続けていたがレオナールが慣れた手つきでフェアリーを捕まえ、そのままポケットに入れた。
もう日常と化しているようだ。
「それではヴェルドレ殿、…やはりカイムに『鍵』をかける事にするのですね」
「さよう、あれで少しは落ち着けばいいのだが…」
意見がまとまり、二人はこっそりとテントから出た
向かうはカイムの寝ているテントである。
カイムの寝ているテントへ二人はついたものの、すぐ側にはアンヘルが横たわっていて非常に入りづらい状態である
しかもしっかりと起きている。
そこにレオナールが機転を利かせ、アンヘルに話題を持ちかけて注意をそらしてる隙に
ヴェルドレは静かにテントに入った。
カイムのテント内は剣や斧などの武器が散乱していて足の踏み場が殆どなかった
しかもその武器の大半はどれもこれも『呪われた』武器、踏まないように慎重に寝床に近づいた。
「カイムの寝ているところを見るのは初めてだが…まさか」
唖然としながら初めてカイムの寝姿を眺めて、こうつぶやいた。
「…鎧を着ながら寝るとは」
非常に眠り難そうな格好だが、普通に眠っているカイム。
これもガアプ王に教え込まれた事なのだろうかと疑問に思うヴェルドレだった。
「ア・レボル・レヴォ・デォーレー レナウ・ヴェイーローナ」
気を取り戻し、杖を片手に書物を読みながら魔法を小声で唱えていく
徐々にカイムの体に魔法の帯が収束する。
「ア・レボル・レヴォ・デォーレー レナウ…」
順調にいく筈の魔法だったが、事件がおきた。
『帝国兵の偵察部隊がいたぞー!!!』
「なっ・・・!」
魔法を唱えてる最中に突然の敵襲に驚き、唱えている魔法に雑念が混じってしまった
・・・そして不安定な魔法が成立した。
突然、テントの一角が爆発したような轟音と共に煙に包まれた、カイムのいるテントだ。
あわただしく起き始めた兵士はその光景に目を丸くし、帝国兵のスパイその光景を見て脱兎のごとく逃走
そしてヴェルドレ・レオナール・アンヘルらはその光景に驚愕した
煙が晴れ、壊れたテントから欠伸をしながら、巨大な『青い竜』が出てきたのだ。
「キャハハハハハハッ!なにこれなにこれ?! マジスゲェ!スゲェおもしれぇ!本当の1等賞!」
カイムは妙に体がゴツゴツしているのに気がつき、自分の体を見て声が出ないのに口をあけて驚愕した。
魔法の暴発によりカイムの体はなんと、竜と化していたのだ。
「あわわわわわわわわ、か、カイム殿がドラゴンに!あわわわわ」
口から微妙に泡を吹き出しながらヴェルドレは驚愕した。
レオナールは…完全に気絶していた。
「お、おぬしが…おぬしがあの馬鹿者か!?とうとう人間を恨むあまりに竜?!」
いままで冷静だったアンヘルも完全に取り乱した、それも仕方ないだろう。
騒がしいなか、カイムは一通り周囲を見回してから、なにかを悟ったように軽く口を開いた
そしてそのまま地面へ伏せて再び眠りについた。
「カーイム!これは夢ではないッ!!」
アンヘルの鋭い蹴りを入れられるカイム、まるで夫婦のようだったとフェアリーは語る。
それからその一日は凄いものだった。
連合軍に2匹の竜。
もはやこれだけでいかに凄まじいかわかるであろう、強襲してくる帝国軍を爆炎で吹き飛ばす、地獄絵だ。
「おぬしと我ならば何者にも負ける気がせんな、我らと二人なら…」
お互い何かが芽生え始めているところをヴェルドレは眺めつつこう呟いた。
「…カイム殿とドラゴンの関係…これはひょっとしてドラゴンは『一目惚れ』をしておるのか?」
数秒後、アンヘルに罵詈されるところを見て2人は確信した、完全にアンヘルが
『一目惚れ』をしている、と。
戦いでアンヘルが負った傷を見たカイムは傷を少しでも早く治るように傷を舐めるが(包帯を巻く感覚らしいが
赤い顔を真紅に染めたアンヘルにより半場暴れながら突き飛ばした。
「ば、馬鹿者!何をするか!我はこの程度の傷では…」
そう言われながらも心配そうに眺めるカイム、アンヘルは急いでどこかへ飛んでいったりと。
カイムに優しくされる度に慌て、騒ぐアンヘル、兵士達の間でも既に有名になっていた。
時は過ぎ、また夜となった。
「だからぁ、ドラゴン様よぉ アナタ1万年も生きてるくせに押しが悪いんだよねー」
フェアリーがアンヘルへとギャーギャーまくしたてていた、それを珍しく黙って聞くアンヘル。
「好きなら好きって言いなさいよぉ 『おぬしの馬鹿加減に惚れたわ』とか言ってさ、押し倒してギシギシアンアン」
「わ、我はそのようなことを思っているのでは…」
そう騒いでいるフェアリーの側に竜として慣れ始めたカイムが降り立ち
フェアリーは口打ちをしながらさっさと撤退した。
しばしの沈黙が流れた、レオナールやらヴェルドレやらもテントの隙間から覗いている。
「カ、カイムよ、そなたに聞いて欲しいことがある」
うつむきながらボソボソとアンヘルが呟いた、それを不思議そうに眺めるカイム
恋とは知らずに聞きつづけている。
「わ、我の名を…まだ教えてなかったな、お主こそ知って欲しいのだ」
「(こ…これは、ヴェルドレ殿?)」
「(…プロポーズかもしれませんな)」
「(マジ?!マジ!? うっわスゲェー、おいそこ押し倒しちゃえよカイム!)」
ギャラリーがやかましく騒ぎ立てている中、アンヘルはボソリと呟いた。
顔をより赤くしながら
「我の名は…(以下竜語)」
「(あ、ズリー、竜語で喋り始めたやがったぞコイツ!)」
「(黙りなさい!)」
今度はポケットではなく側にあった大きい鉄の箱に無理矢理詰め込んだ、もう五月蝿い声は聞こえない。
竜語で語られた言葉にすっかり竜らしい顔をしていたカイムの顔が赤くなった。
ギャラリー2人組も顔を真っ赤にしている、フェアリーのみ圧迫されて真っ赤だが。
「…すまんな、いきなりこういう事を言い出して、我も馬鹿者か」
あまりの恥ずかしさ故に口からブレスが漏れるほどだったが、カイムは気にせず
竜となった口をアンヘルに寄せる。
それに答えるかのようにアンヘルも口を寄せる。
完全にギャラリーは見入っていたが、再び事件が起きた。
「せまいっつーねん!うりゃああああああ!!!」
フェアリーが箱の中から魔法を打ち出し、箱を内側から破壊した。
破壊された箱の一片がテントを突き破りカイムの顔面へと直撃し、よろめいて気絶した
…気絶して倒れたと同時にカイムの魔法は解け、裸身をさらした元の人間の姿となった。
「「カイム様ー!!」」
2人とその他方々の兵は一斉に飛び出し、カイムを取り囲んだ、どうやら兵士も見ていたようだ
…そして一同覗き組は己の行為を悟り、一同は非常に嫌々ながらもアンヘルを見た
「オ、オヌシラ・・・キサマラァアアアア!!!」
まさしく鬼神の形相でにらみつけるアンヘルがそこに居た
言葉も竜語混じりで口にはブレス発射準備ができている、非常に危険だ。
この後文字通りちりぢりに兵士達と2人は逃げ出し、それを追い回すアンヘルという地獄絵が完成した。
「誤解だ!誤解だ!誤解だああああ!」
「すみません、すみません、すみません、すみません」
「ウワチャー!!!なんで俺まで追われなきゃいけないんだよぉおおおー!」
「何を言うか!そなたが原因であろう!」
「あんたが魔法を間違えなきゃそもそも始まらないよハゲ!」
「あはははははは おおきい〜」
そんな地獄絵の中アリオーシュが裸で気絶しているカイムを観察して一人で喜んでいた。
FIN