ガールズサイドでエロ萌え 8

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1名無しさん@ピンキー
素敵なエロ話でスカーッとしましょう♪
エロエロハッピーエロハッピー!!
○SSの神のご光臨お待ちしております。
○sage進行でおねがいします
○雑談OK!
SS貼り付け前や感想を言う前の“気配り”を忘れずに。
過去ログ及びローカルルールや
ローカルルールにするまでもない注意書きは>>2-10辺り
2名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 03:51:33 ID:3zZVoHdT
●気配り例(ローカルルール)●
1.鏝半は連作以外は避ける
2.エロナシはスレ違いなので避難所なり各サイトへ投稿
直接行為がなくてもエロい雰囲気のものは投稿可
3.特殊な設定が出てくる場合は最初に宣言をして嫌な人がスルー出来るようにする
※特殊設定の例:鬼畜・3P・百合・当て馬・ライバル
その他主人公×男キャラ以外で波紋を呼びそうな場合や
設定上名前だけの登場の場合も各々考えて随時宣言して下さい
4.「こんなの@@(キャラ名)じゃない」等の意見は避ける
5.400〜450KBになったら速やかに新スレを立てる事
インデックスを貼るので容量ギリギリまで使ったり埋め立てたりしない


●ローカルルールにするまでもない注意書き●
1.名前欄は 「タイトル」 にしていただくと、倉庫管理の人が助かるかもしれません。
2.1話完結の場合は 何分の何 と名前欄に書いていただくと、割り込みが防げます。
3.続きものの場合は、「今日はここまでです」と言っていただけたら、
続きがあるのかどうか分からなくて書き込みタイミングを迷っている
私達が書きこみしやすいです。
3名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 03:52:01 ID:3zZVoHdT
前スレ
ガールズサイドでエロ萌え 7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082134029/
ガールズサイドでエロ萌え 6
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059833496/
ガールズサイドでエロ萌え 5.5
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1045920058
ガールズサイドでエロ萌え 5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1045/10456/1045617301.html
ガールズサイドでエロ萌え 4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035647717
ガールズサイドでエロ萌え 3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1026/10269/1026922511.html
ガールズサイドでエロ萌え 2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1026/10261/1026148760.html
ガールズサイドでエロ萌え
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10254/1025465341.html
【有志ページ】
●SS保管庫●
http://red.ribbon.to/~gssshokan/
4名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 05:26:31 ID:YieCIIm7
4げっと
5名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 05:27:29 ID:YieCIIm7
すまん、下げ忘れたよorz
6名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 07:36:43 ID:Wimz4SwD
【有志ページ】
●SS保管庫●
http://gs-ss.s7.x-beat.com/
7名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 09:18:57 ID:vcmXlHLz
>>1たま
スレ建て乙
8名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 15:39:35 ID:QFeW6Lxs
>>1


ついでに保守
9次回テンプレ(改正済み部分のみ):2005/06/11(土) 23:20:15 ID:5Jn56XOJ
909 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/06/05(日) 12:13:04 ID:BonBsPd4
●気配り例(ローカルルール)●
1.鏝半は連作以外は避ける
2.エロナシはスレ違いなので避難所なり各サイトへ投稿
直接行為がなくてもエロい雰囲気のものは投稿可
3.特殊な設定が出てくる場合は最初に宣言をして嫌な人がスルー出来るようにする
※特殊設定の例:鬼畜・3P・百合・当て馬・ライバル
その他主人公×男キャラ以外で波紋を呼びそうな場合や
設定上名前だけの登場の場合も各々考えて随時宣言して下さい
4.「こんなの@@(キャラ名)じゃない」等の意見は避ける
5.470KB辺りorレス数970で新スレを立てる
※新スレ即死防止に、職人さんがSSを準備してある状態で立てるのが望ましい

●ローカルルールにするまでもない注意書き●
1.名前欄は 「タイトル」 にしていただくと、倉庫管理の人が助かるかもしれません。
2.1話完結の場合は 何分の何 と名前欄に書いていただくと、割り込みが防げます。
3.続きものの場合は、「今日はここまでです」と言っていただけたら、
続きがあるのかどうか分からなくて書き込みタイミングを迷っている
私達が書きこみしやすいです。
10次回テンプレ(改正済み部分のみ):2005/06/11(土) 23:22:18 ID:5Jn56XOJ
前スレ
ガールズサイドでエロ萌え 8
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118170251/
ガールズサイドでエロ萌え 7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082134029/
ガールズサイドでエロ萌え 6
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059833496/
ガールズサイドでエロ萌え 5.5
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1045920058
ガールズサイドでエロ萌え 5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1045/10456/1045617301.html
ガールズサイドでエロ萌え 4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035647717
ガールズサイドでエロ萌え 3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1026/10269/1026922511.html
ガールズサイドでエロ萌え 2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1026/10261/1026148760.html
ガールズサイドでエロ萌え
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10254/1025465341.html
【有志ページ】
●SS保管庫●
http://gs-ss.s7.x-beat.com/
11名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 08:00:08 ID:7Z6Ljzs3
短いですが挑戦してみました。てんてー×なっちんです。補習ネタ。
てんてー×主人公、バイト×なっちん好きの人はご注意を。
チュー止まりな上激しくヘボですが、スレの即死防止にドゾー。

…気になっては、いたんだ。
ヒムロッチの事。
だから、黒板消しでイタズラしたり、落とし穴まで掘って、気を引こうとしてた。
いつからだったのかな?…気が付いたら、アイツより、姫条よりも好きになってた。
…だから、ヒムロッチに喜んで貰いたいな、なーんて、
柄にも無い事考えて、勉強頑張ろうって試験前何日も徹夜して…。

アタシはさっきから、ヒムロッチに渡されたプリントを必死で解いてる。
結局、あんなに勉強したのに補習を受ける事になってしまった。
試験勉強頑張りすぎて、なんと試験中に寝てしまったから。
だって、日差しも気持ちよかったし…。ハァ〜、勘弁してよね。
葉月じゃあるまいし。せーっかくヒムロッチにいつも褒められてるあの子や
志穂みたいに、アタシも褒めて貰おうと思ったのにさ。
12名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 08:00:43 ID:7Z6Ljzs3
「…センセー。プリント、終わりましたあ。」
思ったよりも早く、プリントが終わったアタシは、ヒムロッチに声をかける。
「…センセ?…あれ?」
ヒムロッチは教科書を手にして、目を閉じたまま返事をしない。
「センセ、センセーってばあ!」
やっぱり、何にも言わない。アタシの補習に付き合ってるうちに…眠っちゃったんだ。
アンドロイドって噂されてるヒムロッチでも、居眠りするんだね。なんかおかしい。
アタシはヒムロッチに近づいて、じーっとヒムロッチの寝顔を観察する。
長い睫毛だな。いーっつも怒ってばっかでアタシは怖い顔しか見てないけど、
こうして見ると、結構可愛いかも。アタシは手を伸ばしてヒムロッチの顔に触れる。
こんな時でもないと、顔に触れるチャンスなんて無いもんね。…へえ、綺麗な肌。
色、白いなあ。…ちょっと羨ましい。
ヒムロッチは熟睡してて、アタシがベタベタ触っても、全然起きようとしなかった。
アタシはさらに大胆になって、眼鏡をそっと、外す。
眼鏡かけてないヒムロッチの顔って、アタシ一度見てみたかったんだよね。
…ふーん。ヒムロッチ、眼鏡外してもすごい整った顔してる。
普段のアタシなら、ここでマジック取り出して、
ヒムロッチの顔に落書きの一つもするところだけど…。
今は、そんな気になれなかった。
「…センセ、お願いだから、起きないでね。アタシ、ホントはセンセーの事大好きだから…」
わかってる。ヒムロッチに構って欲しくて、イタズラばっかりしてたアタシの願いは
叶えられないと思うから。悲しいけどね。だから…お願い。今だけは、起きないで。
13名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 08:01:11 ID:7Z6Ljzs3
アタシはヒムロッチの足元に腰を下ろして、ヒムロッチの肩に触れる。。
起こさないようにそーっと抱きしめて、耳元に囁く。
「…ごめんね、ヒムロッチ。大好きだよ。」
アタシは、寝ているヒムロッチの唇に、そっと自分の唇を合わせた。その唇は…柔らかくて
少し冷たかった。少し興奮したアタシは、肩に回した指に、自然と力が入る。やばっ。
ヒムロッチが起きちゃうって!…でも、まだ全然起きる気配は無かった。
アタシは、そっと舌を出して、口の中に入れてみた。ミントの匂い。
なんか、ヒムロッチらしい。ヒムロッチの唇がミントの味がするなんて、
アタシは今まで知らなかった。何事も経験…かな?
そっと舌を伸ばして、歯茎に触れる。ピッタリ合わさっているアタシとヒムロッチの
唇から、クチュッっと、唾液の音がする。…なんか、やらしい……。
止めなきゃ!と思いながらも、どんどん大胆になってくアタシは、
歯と歯の間に舌を差し込んで、ヒムロッチの舌にそっと触れる。
唇は冷たかったのに…ヒムロッチの舌は、熱くて、ぬるぬるしていた。
ああ、もう…ダメ。体が熱くなっちゃうよー!アタシが思わず吐息を漏らした、その時…
「ん…」
ヒムロッチは呻くと、窮屈そうに身体を揺すった。ヤバイ!!ヒムロッチが起きる!
アタシは慌ててヒムロッチから離れると、急いで席について、
真面目にプリントを解いている振りをした。
14名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 08:01:58 ID:7Z6Ljzs3
「…藤井。どうだ、終わったか?」
いつも通りのヒムロッチの声。あー恥ずかしくて、顔上げられないよー。
アタシはさっきまで自分がしていた事を思い出して、耳まで赤くなる。
「はい、センセー。終わりましたぁ!じゃあ、アタシはこれで…」
センセーの顔を見ないようにして、とっくに出来上がってたプリントを渡す。
アタシはヒムロッチに背を向けて、そそくさと帰り支度を始めた。
照れくさくて恥ずかしくて、一刻も早く、この場を立ち去りたかった。
「じゃあ氷室センセー、補習ありがとうございました。さいならぁ!」
教室を飛び出そうとするアタシに、ヒムロッチは言った。
「待ちなさい、藤井。その…コホン!人が眠っている隙に、好き勝手な事をしないように。」
やっぱりバレてた…?まあそりゃ舌まで入れてキスしてたら、起きない方が変だよね…。
「…あはは、何の事ですかぁ?アタシ全然わかりませーん!さいならぁ!?」
アタシは笑ってごまかして、慌ててその場を後にした。

                           終わり

本当だったら、チューで興奮したてんてーがなっちん押し倒す展開に
しようかなーとも考えていたのですが、セリフが上手く思いつかず、没になりました。
自分の文才の無さにorz






15名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 11:26:37 ID:HFb+z5ep
>>11-14
乙ですGJです!
>>チューで興奮したてんてーがなっちん押し倒す展開に
是非読みたい…。先生×なっちんもやっぱり好きだなー。
16名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 12:21:40 ID:bwmz5XXw
>>11-14
GJ!
文才無いなんて、そんな事無いよー。居眠りてんてーカワイイ
17名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 15:56:35 ID:ZUWSM21N
>>11
GJ!
補習中に寝てしまうなんて、完璧を求めるてんてーなら、
眠ったこと自体を本当はなかったことにしたいだろうけど、
なっちんのために自分の居眠りを認めちゃったってところに禿萌えました。
18名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 20:33:06 ID:IEyQ7gl3
>>11
GJ!
自分、補習中の先生の居眠りに激萌えなんで、すっげー嬉しかったよー。
つか、そこで押し倒しちゃったら先生っぽくないしさ。
笑ってごまかすのとか、すっごくなっちんぽくって、今のままで完璧ですよ。

続きは…そうだな。
課外授業とか社会見学とかがいいかもなー。
この先の先生×なっちんも是非読みたいですー。
19名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 00:49:35 ID:mUwfMsTv
>>11-14の作者です。タイトルつけるの忘れてた…orz
てんてー×なっちん大好きなので、喜んでいただけて何よりです。
続編…時間があったら書いてみようかな。ネタがなかなか思いつかないけど…

>>15
どーしてもど−してもエロエロハッピーでウマーな展開にならず、またセリフも
2人のイメージに合う物が出来なかったため、没に。かなり悩んだけど、ダメでした。
ちょこっと没にしたシーン(エロ無しです、スマソ)を出すと…

―もうこうなったら…覚悟を決めるしか、無いのかな。
アタシはヒムロッチを見上げて、その眼鏡の奥の、切れ長の目をまっすぐ見て言った。
「…何で?センセーの事好きじゃなかったら、あんな事する訳ないじゃん。
…アタシ、センセーの事が好き。大好き!落とし穴掘ったり、黒板消し落としたり、
センセーにイタズラばっかしてたのも、センセーのいろんな顔が見たかったからだよ?
自分でも子供っぽいとは思ってたけど…。…ごめんね、センセ。迷惑だったよね?」
「藤井。君は…」
わかってる。ヒムロッチの気持ちなんて。アタシの事、単なる手の焼ける
生徒としか見てない事…そんなの、自分でも痛いくらい、わかってた。
アタシはヒムロッチの言葉なんて聞きたくなかった。…間違いなく告げられる
はずの、アタシを拒絶する言葉。そんなの…絶対に、聞きたくない。
だからわざと笑って、明るく言った。ヒムロッチがこれ以上、何も言えなくなるように…。
「あーもういいよ!センセーは何にも言わなくていいからさ!コレは
アタシの勝手な片思いなの!センセーには全然カンケーない!だから…だから、
今言った事…忘れてね?じゃっ!!」
そう叫んで逃げ出そうとしたアタシは、ヒムロッチに強く腕を掴まれる。意外なほど
汗ばんで熱い、ヒムロッチの大きな手。ヒムロッチはアタシをじっと見て…口を開いた。
…やめて!お願い、何も言わないで。アタシ、笑ってるけどホントは泣きそうなんだから。
「…待ちなさい、藤井!…………。どうして関係無いと…言い切れる?」
「もういいヒムロッチ!!聞きたくないってば!って、…え?」

20名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 00:49:54 ID:mUwfMsTv
…みたいな感じで考えていましたが、てんてーのセリフが
これ以上思い浮かばずorzてんてーって、堅物だからラブシーン難しいなあ。
保管庫読み直して勉強してくるノシ
21名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 08:21:30 ID:dVBaiVI7
>>11-14の話読ませてもらって発生した妄想。

 卒業式の後、教会から仲良く寄り添って出て行くバイトと主。
 それを影から見守っているなっちん、「無事に引っ付いたんだ、ほんとよかった」と胸をなでおろす。
 なっちんが教会に入りステンドグラスを眺めているとてんてー登場。
 てんてー告白ENDなっちんバージョン発動。
 補習の時のキスから、なっちんのことを完全に意識しちゃったてんてー。
 なっちんの答えはもちろんOK.
 学生という垣根もなくなったし。ヒムロッチご自慢のマサラティーでどこかへ連れて行って(ホテル込み)

 ス、ス、スマソ・・・・oSz
 なんにせよ、ヒムロッチ&なっちん ご馳走様でした。
22名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 22:40:40 ID:KpKMkbfT
「俺は守りたいんだ・・・・」
 葉月は彼女の手をとって言った。
「どうしても、この手で守りたいんだ」

 彼女は葉月の手を握り返してこう答えた。
「うん、珪君ならきっとそう言ってくれるって思ってた、
 ううん、そう言ってくれるのを待ってたよ・・・」
「そうか、俺、待たせてたんだな・・・」

 葉月は軽く彼女を引き寄せると、そっと腕を回し、軽く抱きしめた。
「あっ、珪君・・・・」
 彼女の耳元で、葉月はささやく。
「俺・・・・」
「珪君の考えていること、もう分かってる、だから何も言わなくてもいいよ」
「いや、言葉にしないと分からないこともある、そう気が付かせてくれたのはおまえだ」
「じゃ、私から言っていい?」
「いや、俺から・・・言いたいんだ」
「・・・うん」
「ホシュ・・・」
23名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:14:47 ID:aGzvyTkL
>>22
お茶噴出したw
24名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:15:48 ID:cNR+dml3
>>22
禿萌!
25名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:34:48 ID:RBt9ggQW
>>22
禿藁&禿萌
26名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:57:23 ID:gdEBd/Vn
>>22
小声で「ホシュ」って言ってる王子想像したw
萌えと笑いをありがとう。GJ。
27名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 00:31:55 ID:0Xg2gwV5
>>22
超GJ!!グリリバ声で「ホシュ・・・」って聞こえたよ!
28名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 02:26:28 ID:F8ZByONt
グリリバって何かとおもた
他のキャラじゃこうはいかないかな・・・?
29名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 02:41:51 ID:3wvXWMpj
>28
うまくいかないとオモ。
あれは「葉月珪」だから良いのである…と自分は思っている。
…………だって自分の最萌えキャラはこんな雰囲気にすらならない悪寒w
30名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 11:38:05 ID:ZigQ0+RU
他キャラバージョンも見てみたい気もするけど、難しいかね。
31名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 14:17:47 ID:EQ3TDZ8z
22です。
ただホシュするのも芸がないかなと思ったので、ホシュに付け足してみました。
なんだか充分に笑っていただけたうえに、、萌えていただいたり、GJもいただき申し訳ないです。
バイトホシュもあるんですが、王子のほうがあっさりでテンポ良かったので。
また機会あれば・・・・


32名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 17:11:47 ID:DDaSyJwn
>>31
次回も期待していますv
33名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:50:52 ID:a68yKNnM
>>31
モリリンバージョンも楽しみにしています、勝手に。
34名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 02:18:22 ID:rfF1QLa9
>>31
バイトホシュぜひ!
35名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 21:57:28 ID:keH4ElYD
「これは俺がするから、おまえはここにいろ!」
 鈴鹿は彼女を制して言った。
「・・・ン、でも・・・・」
「いいから!こういう事は俺に任せとけよ!」
「うん・・・じゃあお願い。和馬くんってすごいね」
「何が?」
「だって、守ってくれるじゃない、こうやってわざわざここまで来てくれて・・・ね?」

 鈴鹿の顔は見る見るうちに赤くなった。
「・・・・っん!おだてたって何もでねーぞ」
「ううん、おだててなんかない、私、本当に心の底から和馬くんのこと・・・・頼りにしてる」
「ばっか言え!俺だって!・・・・おまえだから。他のやつのために、こんなことしねえよ!」

 照れて遠くを見ていた鈴鹿は、目の色をふと一瞬で変えて彼女の目を見た。
「じゃあ、ちょっとはいいよな?目、閉じろよ・・・」
「え?」
 鈴鹿は欲情がかった視線を向け、彼女の腰に手を這わせて、グッと引き寄せた。
「おまえのこと、今、すっげえ欲しい・・・・」
「・・・・」

 鈴鹿は彼女の目をまっすぐ見つめ、口を合わせようとした。
 しかし、それは彼女の手のひらによってさえぎられた。
「うっ!・・・・なんだよ!」
「和馬くん、本末転倒!当初の目的忘れてない??」
「ああっ、わりぃ!ホッシュ!」
「・・・・んもう!適当にしないでよぉ、褒めて損したぁ〜バカっ!」
「いけねえのかよ!じゃ、改めて・・・・・・・保守!・・・・・これで、いいか?」
36名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:32:33 ID:4AJ8jxCV
バカキター!ぞんざいなホシュとやり直しGJ!
37名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:36:36 ID:BJ3wqIou
>>35
GJ!保守職人様v
檜山声で「保守!」って聞こえてきました。
38名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:37:02 ID:cHAJOJPx
>>35
保守乙!

そしてバイトバースデイオメ
39名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:38:28 ID:BJ3wqIou
バイト誕生日記念って事で、バイト×主人公話を書いてみました。
ちょい無理矢理系だけど、鬼畜ではありません。
二人の話に、葉月がちょこっとだけ出てきます。
お目汚しですが、どうぞ。
40〜狼〜1:2005/06/18(土) 22:39:18 ID:BJ3wqIou
〜狼〜


よぉ、オレ。姫条。
いきなりだけど、次の日曜ってヒマ?
ひとりでさびしいから、相手してくれへんかなーて思って。
な、ええやろ?
あ、ジブンも予定ないんか?はは、お互いさびしいなぁ、なんてな。
そういや、最近、臨海公園に大観覧車が出来たらしいなぁ。
お?知っとった?さっすが、チェック早いなぁ、ジブン。
なら今度の日曜日、早速行かへんか?
はは、OK?よっしゃ、決まりな。

電話を切って「よっしゃ」とガッツポーズをしてから
「はは、オレ阿呆みたいやん。鈴鹿じゃあるまいし、女をデートに誘って『よっしゃ』て…」
なんとなく気恥ずかしくなる。
女を誘ったり誘われたりなんて当たり前〜の姫条まどかともあろう男が
たった一人の女を誘うのに、こんな風に緊張するなんて、なぁ。
けど、バイクで一人、臨海公園通りを走るたびに見ていた、工事中の観覧車。
完成したら、アイツを連れて来たろうなんて。
他の女と行く前に、絶対アイツと来るんやって。
「もしかしたらオレ、意外に一途な男なんちゃう?…なーんてな」
はは。一人暮らしは、独り言が増えるモンやね。
41〜狼〜2:2005/06/18(土) 22:40:29 ID:BJ3wqIou

で、デート当日。
完成したばかりの大観覧車の前に、彼女と二人。
でっかいソレを見上げて、しばし立ち尽くす。
「カップルに大人気やろうな、これ。…って、あれ?あんまり流行っとらんみたいやな?」
「そうだね…。完成したばかりなのにね。今日ももっと並んでると思ってたのに…」
ゴンドラの中に人影は殆どなく、係員の兄ちゃんもヒマそうにあくびを噛み殺している。
「…コレ、乗ってみたら意外とショボい、とかだったりしてな?」
「ううん、そんな事ないよ」
あ・れ?一瞬の、違和感。ソンナ事ナイヨ?そういやさっきも「今日も」とか言うとったしな…?
けどそれは、彼女がオレの手を握り、引っ張ったことでかき消される。
「並ばなくていいならラッキー、だよね。早く乗ろうよ!」
「お、おう。そやな」
さりげなくその手を握り返し、そのまま手を繋いで階段を登る。
はは。そういやコイツと手ぇ繋ぐの、初めてかもしれん。
おおっと。姫条まどかともあろう男が、女の手ぇ握っただけでときめいて、どないすんねん。
42〜狼〜3:2005/06/18(土) 22:41:05 ID:BJ3wqIou

係の兄ちゃんに乗車賃を渡し、オレと彼女は向かい合ってゴンドラに座った。
少しずつ高度を増していくゴンドラから、彼女は目を輝かせて外を眺めている。
「うわー、すごーい!海、きれーい!」
あかん。コイツ、緊張感ゼロや。
つーか、なんでオレ、ちょっと緊張してんのやろ?
姫条まどかともあろう男が、女と密室に二人きりだからって……以下、略。
まぁええわ。せっかくのコイツとのデートなんやし、思いっきり楽しまな、ソンやな。
「おー、ほんまやな。今日ええ天気やから、海もキラキラ光ってるわ」
「ほんと。すっごい綺麗!今日、晴れててよかったね」
「お、おう。そうやな」
無邪気な笑顔。
なんちゅーか、抱きしめたくなるっちゅーか、抱きしめちゃいけないような気がするっちゅーか。
けど、他のゴンドラには誰もいないし、…この際キスでもしちゃおうか、なーんてな。
うっわー。あかん、あかん!オレはナニを考えとるんや。
コイツは他の女とは違うんや。簡単にそんなコトしたらあかんねん。
コイツとはもっとこう、ちゃんと普通のデートを重ねて、ちゃんと恋愛して…。
そこまで考えて、焦る。
オレ、今ナニ考えた?…恋愛?…姫条まどかが恋愛?…はは、冗談やろ。
「…姫条君?どうしたの?なに、考えてるの?」
「え?」
「なんか耳…、真っ赤だよ?寒いの?」
「あ、いやいや違うねん。…あ、いや、やっぱ寒いかなー、なんてな。ははは」
「…大丈夫?」
彼女はオレの顔を見つめ、それから手袋を外して、オレの耳に触れた。
「あ、ほんと。耳朶、冷たいね…」
あー、ほんま?ならジブンの身体で暖めてぇや。
なーんてな。他の女にだったら言えることが、コイツにだけは言えへん。
彼女の指がオレの耳に押し当てられた状態のまま、オレは曖昧な笑顔を浮かべるだけ。
すると、その瞬間。
ガタ、ガタン!
大きな音がして、大観覧車が止まった。
43〜狼〜4:2005/06/18(土) 22:44:45 ID:BJ3wqIou

まだ1/3くらいしか昇ってない観覧車。
なんで止まったんやろ…故障かいな?
「きゃっ!」
彼女は思わず正面からオレに抱きつく姿勢。
こんな時にナンですけど、うーん、役得役得。
「ははは、大丈夫やって。きっとすぐ動くやろ」
「でも怖い…」
「ははは。ジブン、なーにビビっとんねん。オレが一緒におるやろ?」
そんなに怖いんなら、と彼女の腰に手を回し、そのまま自分に向けて引っ張った。
力の抜けた彼女の身体は、すんなりとオレの胸の中に収まる。
そのまま自分の足の間に彼女を座らせて。
オレが背後から抱っこするみたいな体勢。
「きゃぁっ!」
「だーいじょうぶや」
彼女の髪を、どきどきしながら頬に感じる。
そういや、コイツとこんなに近づくのも初めてだ、なんて。
コイツもオレとこんな風に急接近して、…どきどき、してるんかな?
けど、彼女は身体を強張らせたまま、オレに言うんだ。
「でも、片方に二人で座ると、傾きが余計に大きくなっちゃうよ…?」
なんや。コイツ、ゴンドラが傾いてるからってどきどきしてるだけかいな。
なんとなく悔しくなって、オレは冷たい声を出してしまった。
44〜狼〜5:2005/06/18(土) 22:45:13 ID:BJ3wqIou

「なら、そっち側に戻れば?」
「…え?」
「動くとまたガタン、とか言うかもしれへんけどぉ?」
「……」
オレが意地悪を言うと、彼女はオレの胸の中でおとなしくなる。
「はは、すまん。意地悪するつもりはなかったんやで?ジブンがあんまり怖がるから、つい…」
うん。女の子には優しく。これが姫条まどかのモットーや。
「…ごめんな?まだ、怒ってるか?」
「ううん、怒ってない…」
彼女は俺の肩に顔を埋める。
なんや、これって。結構いいムードちゃうん?
こりゃ神様が「ここで告白してしまえ〜」って空から言うてるのかもしれんな。
よっしゃ。やったろうじゃないかい!
けど…、えーっと、どう言えばええんかな?
されたことはあっても、オレ、自分から告白なんて、したことないしなぁ…。
彼女を抱きしめたまま、オレはなんとか言葉を切り出そうとする。
すると、それを遮るように、先に彼女が呟いた。
「…前にもね」
「ん?」
「この前、葉月君と乗った時にもこの観覧車、止まったの…」
なーんーだーとーっ?!
45〜狼〜6:2005/06/18(土) 22:45:39 ID:BJ3wqIou
葉月って、あの葉月珪だよな?
一度だけ、話したことがある。
モデルやってるっていうから、流行り物に強いんかって思って、入学したばかりの時に話しかけた。
あの時はアイツ、なんて言ったっけ…?
あぁ、そうそう。「悪い…。服とか俺、あんまり興味ないし…。眠いから、俺、寝てくる」だ。
なーんやノリの悪い兄ちゃんやなぁと思って、それきり話したこともないアイツ。
あの葉月とコイツが大観覧車に乗った?!しかも、この前って…。
その言葉を元に、パズルのピースがかちりかちりとはまり出す。
観覧車に乗る前のコイツの言葉。
以前、コイツは葉月とこの観覧車に乗って、その時はもっと混んでた、と。
葉月と乗ったから、この観覧車がショボくないって知ってた、と。
…そういう、事か。
「前に止まった時はね。なかなか動き出さなかったから…」
彼女はまだなにか言い続けてる。
けど、それはもうオレの耳には入らない。
「だからまた止まったままだったらどうしようって怖くなってね。…ごめんね、姫条君」
「…いいや。許さへんで」
「え?…なに?聞こえなかったよ?」
オレは、コイツと一番最初に乗るって決めてた。この観覧車に。
けど、コイツは葉月と先に乗った。おそらく、二人きりで。
オレが先に誘わなかったのが悪いんや。きっと。
オレが感じてる怒りは、きっと理不尽なモンや。
けど、やっぱり…許せない。
46〜狼〜7:2005/06/18(土) 22:46:29 ID:BJ3wqIou

「…なあ?」
オレは自分の胸に抱かれた彼女に、精一杯優しい声色で囁いた。
「ん?なあに?」
「…ジブン、オレの噂、いろいろ聞いてるんやろ?」
「噂って?」
「ほら、女に手を出すのが早いとか…。女、とっかえひっかえの遊び人、とか」
彼女がくすくす笑う。
「うん。聞いたこと、ある」
「それって、どう思うん?オレに誘われて、怖いなーとか思わんかった?」
「ううん。怖くなんてないよ。だって、姫条君って優しいもん」
「…優しい?オレが?」
「うん。優しいから、いろんな女の子に声をかけたりするし、私みたいな子も誘ってくれるんでしょ?」
「わたし、みたいな…?」
「うん。…私みたいな、なんの取柄もない子にも、気軽に話しかけてくれて…」
嬉しかったの。なんて彼女は、オレを見上げて笑う。
あかん。コイツ、全然わかっとらん。
実際オレは軽い男で、女とのデートもその場を楽しく過ごせればエエやんって考えだけだったのに。
コイツを初めて誘ったボウリングも、なんとなく他に相手がいなかっただけなのに。
そうして誘った最初のデートが思いがけず楽しくて、また一緒に遊びに行きたいって思って。
そして、コイツとデートを重ねるようになってから、他の女とはどこにも行っとらんって事も。
全部、コイツはわかってないんや。
47〜狼〜8:2005/06/18(土) 22:47:23 ID:BJ3wqIou

彼女は照れくさそうに、小さな声で呟いた。
「…姫条君は優しいから…。ただ、ちょっと誤解されやすいだけ、なんだと思う…」
「ははは。褒めてくれてありがとさん」
オレは彼女の仰向いた首筋に手を当てて、こっちを向かせる。
「…姫条、君?」
「…あのな、ジブン、赤頭巾ちゃんって童話、知っとる?」
「…昔、絵本で読んだことあるよ。赤ずきんちゃんがおばあさんのお見舞いに行くんだよね」
「そうそう」
「そして、その途中、赤ずきんちゃんは狼に出会う」
「そう」
「それで…、狼は先回りしておばあさんを食べちゃって、赤ずきんちゃんを待ち伏せるんだよね」
「そう。…んで、その続きはオレが教えてやるわ」
「…え?」
「あのな。狼さんはな。赤ずきんちゃんを手に入れる為に、優しい顔して、優しい声色、作んねんで」
ちょうど、今のオレみたいにな。
そう言いながら、オレは彼女の唇を奪った。
48〜狼〜9:2005/06/18(土) 22:47:49 ID:BJ3wqIou

「いやっ!」
顔を背けて彼女は抵抗する。
オレは目の前に現れた彼女の耳朶に歯を当てる。
そのまま甘く噛みながら、囁く。
「そして、騙された赤ずきんちゃんを食べちゃう…」
「やだ、ちょっと…っ、姫条君っ!」
「オレな、…噂どおりの男やねんで?」
左手で彼女の身体を支え、右手は彼女のコートのボタンを外し。
「オレなぁ。噂どおりの遊び人やで?…知っとったやろ?」
「ちょっと!やめて!やめてよ、姫条君!」
「オレを誘う女、オレから誘われてついて来る女…。みーんな、オレを手頃な遊び相手やと思っとる」
「ちょっと!…いやぁ!」
「まぁオレも健全な男子だし?…据え膳喰わぬは男の恥、言うしな?」
じたばたと暴れる彼女。体格差に物を言わせて、それを塞ぐオレ。
「そういや、ジブンにはまだ手ぇ出してなかったな?…もしかして、がっかりしてたんと違うん?」
「…そんな、そんなことないってば!やめてよ!」
「そうか?オレに早くこうされたかったん違うん?」
「そんなこと、ないよ!……あっ、やだぁっ!」
オレの右手は彼女のセーターをまくり上げ、素肌へと触れる。
オレはそのままブラの上から、彼女の胸を揉みしだいた。
「大丈夫。…オレ、結構上手いで?……葉月よりも」
「ちょ…っ!なんで葉月君の話になるの?!」
悲鳴のような彼女の声。
何言うてんねん。ソッチが先に葉月の話、したんじゃねえか。
オレは彼女の首筋に唇を落し、強く吸い上げる。
この肌に、オレの痕をつけてやりたくて。
49〜狼〜10:2005/06/18(土) 22:48:19 ID:BJ3wqIou

彼女は泣きながら、ただ首を横に振り続ける。
「いや…。……いやぁっ…」
「なんや、ジブン。…もうちょっと楽しんでくれんと」
遊び人の姫条まどかとしてはちょっと傷つくで?これじゃまるでオレがテク無しみたいやんか。
それとも…。
それともコイツは、相手がオレだから、こんなに嫌がっとるんか?
相手が、葉月じゃないから?
「泣くほどオレが嫌いってことか…」
瞬時に感じる、頭の中の灼熱。
その名は。…嫉妬?…欲望?…そんなん、どうだってエエわ。
オレは右手を彼女のミニスカートの中に差し入れた。
途端に激しくなる、彼女の抵抗。
「そんな暴れんなって。暴れると、余計にゴンドラが揺れるで?」
すると、俺の言葉に合わせたかのように、ガタンとゴンドラが本当に揺れた。
なんや?…あぁ、動き出したんかいな。
けれど彼女はガタガタと震えたまま、オレにしがみついとる。
観覧車が動き出したこと、理解してないみたいやな。
彼女の、涙で濡れた大きな瞳。真っ直ぐにオレを射抜く。
だけどオレは罪悪感には目を瞑って、彼女にニヤリと笑いかける。
「…ここまで来て終わり…、って男やないで。オレは」
「あ、いやっ!」
「ちゃんと感じさせたる」
そうしてオレは彼女に深く口付けながら、彼女の秘所に指を這わせていった。
50〜狼〜11:2005/06/18(土) 22:48:49 ID:BJ3wqIou

濡れる、というにはまだ早すぎるそこは、それでもしっとりと温かかった。
「やめ、て…。お願い、姫条君…」
「今更やめられないっちゅーねん」
「…なんで?」
なんで、って聞かれても…。自分でもわからんわ。
なんでコイツにここまでしてるのか。なんで罪悪感を覚えるのか。
答えられそうにないから、また彼女にキスをする。
そのまま彼女の潤みから、尖った場所を探し出し、指で突く。
するとオレの口の中に広がる、彼女の悲鳴。
その悲鳴も、絡めた舌で吸い取ってやる。
「ん、んんっ…。…あっ」
「はは。気持ち良うなってきたみたいやな。そのままおとなしくしとき」
ゴンドラはもう下り始めている。あと1/4を残すだけ。
オレは指の動きを早める。
彼女の秘所は随分と潤み出していた。
「ん、あ、…あ。…や、ぁっ」
「ほら。…もっと、気持ち良うしたるで」
そして、中指を彼女の中に突きいれようとした瞬間。
「きゃっ!…やっぱり、嫌ぁっ!」
彼女が激しく抵抗し、身を捩った。
そして反対側の座席に、座る。まるで、オレから逃げるように身を縮めて。
彼女は大きな瞳から、ぽろぽろと涙を零した。
「なんで?なんで、こんなこと、するの…?」
51〜狼〜12:2005/06/18(土) 22:49:34 ID:BJ3wqIou

「なんでって…。オレは遊び人の姫条まどかやし…。オレは付き合う女がみーんな喜ぶ事、しただけや」
すると、彼女の顔が歪む。
「姫条君…。いつも、いろんな子と、こんなこと、してる、の…?」
「はは。別に構わへんやろ?その場限りで楽しくやれればエエんと違うん?」
その言葉に、はっきりと彼女は傷ついた顔になった。
なんでや?なんでコイツ、こんな顔するねん。
すると、彼女は俯きながら、呟いた。
「私…。私ね。姫条君って、本当はそういう人じゃないって、思ってた」
「え?」
「いろんな女の子と遊んでても、それは寂しさを紛らわせる為だけなのかな、って…」
寂しい…?…オレが?
「私、遊び人のフリしてても、姫条君って本当はすっごくいい人なんだと思ってた」
いい人だと思ってた。…過去形、か。
まぁ当たり前、やろな。嫌がるコイツにあんな事してんねんから。
あー、オレ、最低やな。コイツに嫌われるような事してんねんから。
デートに誘った時には、こんな風になるとは思ってなくて、絶対コイツを楽しませたるって思ってたのに。
責めるような彼女の視線が痛くて、思わず俯く。
「姫条君、実家飛び出して一人暮らしで。バイトも頑張ってて。本当はすごく真面目な人なんだよ」
「はは…そんなこと、ないけど」
「ううん。本当の姫条君はすごく真面目で、寂しがり屋なんだよ」
そして、オレの耳に飛び込んでくる、彼女の言葉。
「だから…。だから、私、ずっと姫条君の事が好きだったのに」
……はい?…なんですと?
52〜狼〜13:2005/06/18(土) 22:50:04 ID:BJ3wqIou

好き?…コイツがオレの事を、好き?
今の、空耳と違うねんな?な?
びっくりして思わず立ち上がろうとすると、ゴンドラの扉が開いた。
「お疲れ様ですー。終わりですー」
のん気な係の兄ちゃんの声。
あかん。コイツ、タイミング悪すぎや。
「…もう一周や」
「…え?」
「もう一周サービスしろや」
「え?いや、困りますー」
「うっさいわ、ボケ!コッチは大事な話してんねん!」
ガン!とドアを蹴飛ばすと、係の兄ちゃんは慌ててドアを閉めた。
まぁゴンドラはそのまま動いてるし、ドアを閉めないと危険やからね?
さて、と。
彼女に向き直る。
彼女は思いがけず始まった再びの密室に、身を硬くしていた。
「あ、あぁ、すまん。…もう、なんにもせぇへんから、そんな怖がるなって」
「…ほん、とに?」
「あぁ。ほんまや。…あんなことして、悪かったな。すまん」
頭を下げると、彼女から少しだけ緊張が取れた。
そんな彼女に、今度はオレが緊張しながら言う。
「あの、さ。さっきの話の続きやねんけど…」
「え?」
「さっき…。ジブン、オレの事好き、とか言わんかった?」
すると、途端に彼女の顔が真っ赤になった。
うわ…。やっぱさっきの話、聞き間違いじゃなかったんやな…。
53〜狼〜14:2005/06/18(土) 22:50:34 ID:BJ3wqIou

「けどな。ジブン、葉月の事が好きなんと違うん?」
「…え?なんで私が葉月君の事を?」
「いや、だって…。葉月とこの観覧車、乗ったんやろ?」
オレが誰よりも先にお前と一緒に乗りたいって思ってた、この観覧車に。
精一杯責めるような口調にならないようにしながら言うと、彼女は頷く。
「うん。…姫条君のこと、相談、してたの…」
「相談?」
「うん。こんな話、喫茶店とかじゃ話しにくいし…。葉月君もファンに囲まれると困るし…」
なるほど。人目を避けるには、ちょうどいい場所かもしれんな。観覧車の中ってのは。
「だからね。私、姫条君の事が好きだったから。けど、姫条君はいつも周りに女の子がいたから…」
「ん?」
「私じゃ、姫条君の相手なんて無理だろうなって思ってて。…愚痴、聞いてもらったの。葉月君に」
はは、そうなんかいな。なんや、オレ、阿呆みたいやな。一人で勘違いして…。
「けど、葉月君が言ってくれたの。きっとお前なら大丈夫だって」
そして、嬉しそうに彼女は続けた。
葉月がオレを「きっといい奴だ」って言ってたこと。
同じ一人暮らしの自分としては、暗い部屋に帰りたくなくなる気持ちがわかるって、言ってたこと。
だからオレが下校時にいろんな女と喋って時間を潰したり、休日に出かけたりするんだと思うって言ってたこと。
「…葉月君ね。前に、姫条君のこと、見かけたんだって」
「へぇ…。どこで?」
「バイト先の、スタンドで。姫条君、赤いバイクの整備、してたって」
「…あぁ。あのバイク結構古いから、整備に手間がかかるんや」
「その時ね。姫条君、すっごく嬉しそうな顔して、バイクを直してたって…」
54〜狼〜15:2005/06/18(土) 22:51:03 ID:BJ3wqIou

彼女は、ゴンドラの外の海を眺めながら言った。
「大好きで夢中になれる物があって、それをあんな風に愛しく見つめられる奴に、悪い奴はいない」
「それって…」
「葉月君の台詞だよ。バイクを直してる姫条君を見て、葉月君はそう思ったんだって」
「…そっか」
「だからね。私にも、私が姫条君に夢中になって、一生懸命見つめれば、きっと叶うって」
「……」
「姫条君に、いつかきっと私の思いが伝わるから、だから頑張れって、言ってくれたんだ。葉月君」
ははは…。そっか…。そうだったんか…。
オレって阿呆やなぁ。正真正銘の阿呆や。嫌になるわ、実際。
「すまん!許してくれ!」
「…姫条、君?」
「オレが阿呆やったわ。ジブンの気持ちも考えず、オレの勝手な勘違いで暴走して…」
「???」
「オレ、勘違いしてもうた。てっきり、ジブンは葉月が好きなんやって思って…」
「えっ!なんで?」
「だって…。オレはこの観覧車に一番最初に乗るのはジブンとやって、決めてたのに」
「…私、と?」
「そうや!初めての風景を一緒に見て、同じ感動を味わおうと…いや、オレらしくないけどな。こんなん」
ははは、なんて頭を掻くと、そんなオレを見て彼女も笑った。
「だから…すまん!今更かもしれんけど、オレ、ジブンの事、好きなんや」
「…姫条君……」
「だから、頼む!やり直し、させてくれ。このデート、最初から」
「……うん」
彼女は照れくさそうに、それでも嬉しそうに微笑んだ。
55〜狼〜16:2005/06/18(土) 22:51:33 ID:BJ3wqIou

観覧車を降りて、改めて彼女と手を繋ぐ。
ぎゅって握ると、彼女もぎゅって握り返してくる。
そんなことが、嬉しくてニヤけそうになる。
こりゃ姫条まどかも年貢の納め時…っていうヤツやな。ははは。
「さて、デートのやり直しや!…ジブン、どこ行きたい?」
「…どこでもいいよ。姫条君と一緒なら、どこでも楽しいもん」
くぅぅぅ。コイツのこういうとこがむっちゃカワイイねん。
抱きしめたくなったけど、TPOを考えてやめとく。
「なぁ?…そんなら、オレの家に来る?」
自分の家なら、いくらでもコイツを抱きしめられるしな。
そう思っただけなのに、彼女はチラリとオレを睨んだ。
オレは柄にもなく慌てる。
「あ、いや、ジブンが嫌やったら、絶対やらしー事はしないから!そんなつもりやないで、オレ」
「…ほんとかなぁ?」
「ほんまやって!あ、ちなみにオレ、家に他の女を誘ったこともないし」
「…そうなの?」
「おう!…まぁ女を家に呼ぶといろいろ後腐れがありそうで面倒そうやしな…、なーんてな。ははは」
冗談めかして言ってみたけど、彼女の視線はちょっとだけ冷たい。
あかん。ハズしてもうた。
「はは、冗談冗談」
頭を掻きながら、彼女の耳にそっと囁いた。
「っていうか、ジブンだから家に呼ぶんやで?…ジブンやったら後腐れありまくりでもOK!…ってな?」
今度の台詞は、冗談めかした本気、だったんやけど……ちゃんと伝わってるんかいな?
56〜狼〜17:2005/06/18(土) 22:53:54 ID:BJ3wqIou

彼女はつんと唇を尖らせたまんま。
そういう表情されるとキスしたくなるんやけどなぁ。
いやいや、ここでまた彼女に嫌な思いをさせたらあかん!
これ以上やらしーコトして彼女を怖がらせてどうするんや、オレは!
姫条まどか、根性の見せ所やでぇ!
「…なぁ、機嫌直してぇな」
「…」
「もうオレ絶対ジブンの嫌がることはせぇへん。他の女とも絶対遊ばん!約束する!」
「……」
「…あのなぁ?わかっとる?…オレ、本気やねん。ジブンの事」
「………」
「ジブンには、いつもみたいに笑ってて欲しいねん。…オレの隣で」
な?そう言いながら彼女の顔を覗き込むと、彼女は頷いた。
「だったら、ちゃんと私のコト、いっつも笑わせててね?」
「おう!ジブンの事いつでも笑わせられるように、常に新ネタ用意しといたるわ」
「あはは!だったら許してあげる!…だから、行こ?」
「ん?」
「…姫条君の家。連れて行ってくれるんでしょ?」
「お、おう。……なら、行こうか」
繋いだ手と手。
離さないようにって力をこめれば、離れないようにって彼女が握り返す。
オレの一番好きな彼女の表情が、オレの隣でキラキラ煌めく。

こうして、赤ずきんちゃんに骨抜きにされた狼は、
大好きな彼女の笑顔を守り続けました。
彼女との約束通り、その後ずっと彼女を泣かせることはしませんでした。
…ベッドの中以外では、ね。
おしまい。
57名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:57:52 ID:BJ3wqIou
バイト誕生日記念に、と思ったんですが、全然お祝いしてませんね。
申し訳ないです。
お目汚し、スマソ。
58名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:05:17 ID:keH4ElYD
ああ〜神様が来てた〜それもリアル更新〜
>>39タソGJ!
ああっ!やっぱりバイトは「攻め攻め系」が似合う・・・・
そのくせ純なところがイイ!
ご馳走様でした。観覧車のドア、蹴り閉めてしまうあたりのシュ、萌えました。
この後のラブラブエチーの脳内補完に忙しくなりそうです。


・・・・・しかし今日はバイトバースデーだったとは、すっかり忘れてた。
保守、バイトにしときゃよかったorz・・・・
ニィヤン、おめ!

59名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:31:14 ID:fagYe0W/
39さんGJ〜!!
中盤のハアハア部とラストのホンワカ具合が絶妙ですた。
60名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:55:04 ID:oxQmh0Md
>39タン、乙!
これで最後に保守って言われたらどうしようかとワクワクテカテカしてもうた。
61名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:01:53 ID:KrH4E+1S
>>60
それいいなwwwつか「どうしよう」なのにワクテカかよw
62名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:32:17 ID:p096FcT3
ワカメ。ちょっとムリヤリ系なふいんき(ryですが、暇つぶしにドゾ〜。

「あっ…いやっ…」
私は自分の体に伸びる手から逃れようと、身をよじる。制服のまま、彼の大きなベッドに
投げ出された私は抵抗を試みるが、色サマの長い腕にすぐに捕らえられる。
「やめて…!やだ…」
「…ダメだよ?君はいつも素直じゃないんだね。ほら、こうして僕がキスをすれば…」
色サマの大きな手が顎にかかり、乱暴に唇を合わせる。…そう、彼は知っているのだ。
私がそのキス一つで、簡単にされるがままになってしまう事を。以前に私はもう何度も
そうなっているのだから、色サマが知らないはずは無い。熱く、ぬるぬるとした彼の舌が
私の口の中を舐めまわし、舌を執拗に絡めてくる。…私もいつしか、色サマの首に腕を回し、
自分の舌を絡めていた。淫らな湿った音が、広い部屋に響く。
  「ん…んんっ…あ…ダメ、やっ…」
熱い吐息が、何度も私の口から洩れる。どうしようも無く甘くて、長い長いキス。色サマが
ようやく私の唇を開放した時、飲みきれない彼の唾液が唇の端から一筋流れた。
唾液の流れ落ちた首筋へと唇を動かしながら、色サマは私の短いスカートに手を伸ばす。
私の腰は既にひくひくと痙攣を始めて、手に抗って足を閉じようと思っても、
ほとんど力が入らなかった。
63名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 08:43:01 ID:6gMdhyMC
そんなんばっかだね。「イヤ」って言う主人公。
強引なようでいいようにご奉仕役の相手方。
64名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 12:56:14 ID:bn1jd/q4
>>63
おいおい……('A`)
そんなこと言うなら藻前さんが書いてみなよ……
65名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 13:15:24 ID:lKUpnFfQ
日本には「イヤよイヤよも好きのうち」という諺がありますから。
ワカメ久しぶりでハァハァ
続きお待ちしてます
66名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 13:24:02 ID:AsOjs8oF
ではいやがるモリリンを誰かに頼みたい。
67名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 14:57:10 ID:u6IodUxb
>>66
守村くんのおっきい! っつー名作がありますたよ

なかなか手を出されないで不安になる主人公ちゃん
みたいな作品はありましたっけ?
68名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 16:57:33 ID:lKUpnFfQ
保管庫に王子とバイトでそういう話があったよ。
69名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 18:08:43 ID:ThsPghjz
>>62
色サマの続き…ないのでしょうか?
これからホンバンって処で切れているので、てっきり…
愉しみにしていますので、宜しかったらお願いします。

先にこちら…宜しいですか?
タイトルがタイトルなので余り過ぎてしまうと、間抜けな気がするので。
前スレ、レス番107で、王子→主人公×(バイト)の三角関係ドロドロネタで
王子が情けなくて可哀想だからボツった話ある…と書き込んだ者です。
(日付見ると本当に一年以上も前だ…。)

主人公視点で焼き直してみたら、やや王子の可哀想度が薄れた気がするので
投下します。王子に限らずキャラが幸せじゃないのが苦手な方はスルーを。
あ、ちなみにこの主人公は王子の気持ちに全く気付いていません。
バイトは回想シーン登場で、直接出てはいませんが、実は黒幕してます。
肝心のエチシーン…書くには書いたのですが、どうにも自分の文章がエチと
不協和音奏でてて気に入らない。でなくても、話が無駄に冗長なもので
レスの消費数が…だから、すっぱり切りました。
ご想像にお任せ、で具体的な描写なしです。
後、主人公の知らない水面下で、やっぱドロドロしている設定ですので
これもお嫌いな方はスルーお願いします。
エロハッピー話じゃなくて済まぬ済まぬ。
タイトルは『2004年 6月19日(土)』
702004年 6月19日(土) 1/17:2005/06/22(水) 18:11:28 ID:ThsPghjz
「…それ、どうしたんだ?」
唐突に訊かれて
「え?」
戸惑って首を傾げて訊き返した。
『それ』が何なのか? が、純粋に判らなかったせいもある。
相変わらず、会話成り立たせるのにコツの要る男だなぁ。
何せ決定的に言葉が足らないもので、こちらで補ってやらないと…だし。
今の場合だってそうだ。
何ぞ言葉を交わしていて、話し手が聞き手と共通の話題として採り上げたとか。
今し方、述べられたりした物事を指したものなら、流れで判るけどさぁ。
パン食べ終えて、ずっと静かに猫ちゃん達を構っていた相手からの
脈絡なしな、いきなり発言で。
だから上手く意味を汲み取れないのは仕方ないだろう。
決して私が鈍いってんじゃないと思う。
もっと単純に指とかで指し示すなり、せめて目線を『それ』に向けて
云ってくれたりしたら、まだ判り易いだろうに。
未だ以って、眼差しは抱き上げた猫ちゃんに注がれたままだし。
「『それ』って? 指示代名詞だけじゃ判らないよ。」
人と円滑に遣り取りするつもりなら、せめてまず視線くらい寄越さんかい!
このコミュニケーション不全者め! な非難を込めて云ってみた。
712004年 6月19日(土) 2/17:2005/06/22(水) 18:12:57 ID:ThsPghjz
声に僅かな苛立ちが混じったのを察したのか、漸く貌を上げて
私を瞳に写した葉月は、眉根を寄せながら
「……右側…あ、お前からしたら左側か…
 …の鎖骨ン処に貼ってあるバンソウコウ…」
そう付け加えた。
うわっっっ!!
反射的にそこを押さえる。
やっぱ、気になるモンなのか?
今朝もまだ、くっきり残っていたから『流石にヤバいかも…』と、
家を出る前に貼ったんだけどな。
「え…えっと…」
どう誤魔化そうか…と躊躇えていたら、葉月は再び猫ちゃん達に視線を落とし
「…虫にでも…刺された…のか?」
と、低く続けた。
「う…ん。まぁ…そんな処…」
曖昧に頷く。
ふうん…と云う面持ちで、葉月はそれ以上追求する事なく、
この春生まれた猫ちゃん達の内の一匹…茶トラの仔をぐちゃぐちゃに撫で廻す。
葉月の事だ。別に他意なんかナシで、目に付いたから訊いてみただけだろう。
……相手が天然で助かった。
722004年 6月19日(土) 3/17:2005/06/22(水) 18:14:39 ID:ThsPghjz
まぁ普通、バレバレっちゃバレバレだよなぁ
こんな微妙な位置に貼ってあるバンソウコウなんて誰が観ても…
…………
ハイ。ご想像通りの痕を隠す為のものです。
武士の情けなのか、みんな観て見ぬ振りって感じだった。
ましてや、葉月みたいに露骨に明らさまに尋ねたりとか
誰もしなかったから、つい存在を忘れていたよ。

昨日は水無月の十八日。
私のカレシ…と断言したものか、やや不安が残るんだが。
取り敢えず、一番仲の良いオトコ。
姫条のまどかさんの十八回目のバースディだった。
つってもね。お互いまだ学生だから。
勤労青年なまどかは、金曜日でバイト入ってる日だった。
私はクラブあったしね。
夏至も近いから、一日が長いのさ。
解放されるのが、私はきっと十九時廻るだろうし。
まどかは二十時超えるかも? だった訳で。
例えば、まどかさんお望みのプランである
『誕生日は二人っきりで夕飯一緒してお祝いして
 …その後…あんな事やこんな事やそんな事…』
展開を実行すると、とんでもない時間になりそうだった。
ウチは躾に厳しくはないけど、一足飛びに"お泊まり"は拙い。
732004年 6月19日(土) 4/17:2005/06/22(水) 18:16:14 ID:ThsPghjz
…いや、まぁ…
少なくともお母さんには…まどかとの関係…
多分、見抜かれている…んじゃないかと思う。
私、嘘を付くの苦手だし。何と云っても母親だし。
今の処、敢えて黙っていてくれてる…ような気がする。
だから却って信頼とか裏切りたくない。
まどかの一面が、お堅いヒトに誤解され勝ちタイプなんで尚更ね。
私は“恋は盲目”状態になって、浮ついて夢中になり過ぎて
クラブやバイトに勉強、家の手伝いだって疎かになんてしない。
きちんとやるべき事はやって、自分を律して制御する。
まどかとの仲を、より多くの人に祝福して貰いたいから。
まどかにしてみたら、ちょっと可愛気なく映るんだろうな…
自覚してるけど。これが私なんだから仕方ない。
ってな訳で。
二人っきりでの“別枠”お祝いは後日、って事で。
肝心の当日…十八日は、学校で誕プレ渡すのみで
納得して貰えたもんだと思ってたんだが。
そうも行かなかったみたい。
742004年 6月19日(土) 5/17:2005/06/22(水) 18:17:50 ID:ThsPghjz
昨日、午前の授業が終わってすぐ…
学食に向かおうと、教室出た処でまどかに呼び止められた。
『相談があるんやけど、ちょっと付き合ってくれへん?』
まどかの表情がいつになく冴えないものだったので、
『? いいけど。トラブルでもあったのか?』
と心配して訊いたのに何も応えず背中を向け、すたすた歩き出した。
私は慌てて後を追う他なかった。
んで、行き着いた先が体育倉庫。
はば学は、昼休みの体育館使用を認めていないので誰も来ない。
倉庫の入口は、中の物が盗まれたりする心配を余りしてないのだろう。
扉にホームセンターなんかでよく売ってる類の南京錠が掛かっているのみ。
まどかは(恐らく同型のモノでも買って合わせた? と思しき)
錠を差し込んで内に誘い…その…アレだ。
まるで弁当でも一緒に食べよう…と云うのと全く同じ乗りで、
一線を超える行為を、仕掛けて来たのさ。
『こんなことする為に、ココに連れて来た訳?』
なんつーか、こんな見え見え手口にあっさり引っ掛かって
ノコノコ附いて来てしまった自分の浅慮さにも、些か脱力しながら訊けば
『ぴんぽ〜ん♪ 当たり!』
『相談があるって、云うから来たのに…』
『嘘付いとらへんよ。相談あるのはオレの下半身』
悪びれる様子もなく、そうお抜かし下さるんだものなぁ。
752004年 6月19日(土) 6/17:2005/06/22(水) 18:19:27 ID:ThsPghjz
『……ライダーグローブ…結構、奮発したつもりだったんだが、
 アレだけではご不満でしたか?』
何せお腹空いてたもんでね。
昼食抜きを避けたかったので、口先はいつもの如き遣り取りしながら
汚ったない体操用マットの上で攻防戦繰り広げていたんだけど。
『ええやん、今日じゅうにどうしても、ジブンとしたいんや…』
躰をもどかせていた私の耳に囁かれるまどかの声が、
『…そんなに…嫌…か?…』
僅かに苦し気なものに変わった。
まどかは決して無理強いはしない。
私が本当に嫌がるのなら……。
うーん。男ってズルイ。
困惑したような、見捨てられそうな子犬みたいな瞳をして
(我ながらヘボンな比喩だ)見詰めるんだものなぁ。
拒もうとするこちらが悪い、みたいな気分に陥って来るんだよ。
って何だかな〜。
今思い返すと、ホント乗せられてるつーか、流されてるよな。私。
でも、ああ云う流れってもう罠に嵌るとしか云い様がない…
ま、いいか……と。
諦めて、目を閉じて抵抗を止めて…
………最後まで許してしまった訳でした…。
当然、お昼食べ損ねて午後からの授業は辛かったよ。
762004年 6月19日(土) 7/17:2005/06/22(水) 18:20:33 ID:ThsPghjz
まどかは気配り気遣いの出来る男だろうと思う。
例え安全日でも、必ず避妊具着けてしてくれるし。
(つか、ハンカチみたいに常に持ち歩いてるって、
 持ち物検査とかで見付かったら相当拙いんじゃ…)
いつもなら、制服着れば確実に隠れてしまう処にしか、
痕を残さなかったもんだから、すっかり油断してた。
何故か昨日に限って、しっかりくっきりセーラーの襟元から
観えるか見えないか…の際どい位置にソレがあった。
倉庫が薄暗かったせいで間違えたのか?
単にうっかりしただけか?
五時間目始まる前に、トイレ行って鏡でチェックしてて気付き、慌てたよ。
その日は、ちょいカッコ悪いかも? だったけど、痕が隠れる位置まで
襟を上の方に引っ張り上げて、何とかやり過ごしたんだが。
あ〜あ 今日が休みだったら良かったのに。
ゆとり教育とやらで、公立は土曜も休みの週休二日なご時世なのになぁ。
最も、2001年頃はば学でもアンケート採ってみたらしいけどね。
文部科学省からのお達しがあったとかで、一応論議されたらしい。
授業時間の維持確保の為、週五日で七時間授業か、
土曜午前入れた六時間授業のままでいくか。
結果、既存通りのやり方に相成りマシタとの事。
てな経緯で、私学の哀しさで土曜でも登校しなくちゃなのは仕方ない。
772004年 6月19日(土) 8/17:2005/06/22(水) 18:21:59 ID:ThsPghjz
取り敢えず、一日じゅうセーラーの襟が下がっていないか気にして
過ごすの嫌だったもんで、今日はバンソウコウ貼ってみたんだけど。
却って悪目立ちしてたのか? まぁ今更だな。
既にもう、授業を終えた放課後なんだし。
今日は午後から喫茶店のバイトに行く予定。
いつもは火曜と木曜だけなんだけどトクベツ。
土曜午後担当の人が、所用で休みを申し出たとかで
『来てくれないか?』
とマスターに頼まれていたのだ。
バイトの制服は襟が詰まっている仕様なので問題ない。
ちなみに、まどかは四月から土曜の午後と、日曜日は日中オールで、
森林公園にある温水プールの監視員に就いてる。
ガソスタのバイトと掛け持ちだから、躰参らないか心配だ。
頑張れ。勤労青年。
契約の終わる七月一杯まで休日デートはほぼ不可能って訳。
“別枠”お祝いが、暫らくお預けなの判ってるから、煮詰まって
あんな節操ナシな真似、やらかしたのかなぁ…まどかさん。
見付かったら退学のリスク背負ってまで、したいもんなのか?
男の心理って、よく判らん。
782004年 6月19日(土) 9/17:2005/06/22(水) 18:23:00 ID:ThsPghjz
一旦、家に戻ってから行くと時間的にキツいかも? だったので
学校から直接バイト先に向かう事にした。
コンビニでオニギリ買って、可愛い連中に癒して貰いながらの
ランチタイムにしようと、猫ちゃん達の元に向かったらば先客が居た。
ちょっと予想はしてたけど。
一年生も二年の時も、三年目の今年も同じクラスになった葉月。
バイト先の喫茶店の隣がスタジオで、彼がモデルやってる関係上
常連さんの一人でもある。要は仕事先でも顔馴染な仲…って、
改めて考えてみたら凄い縁だな。
最も、猫ちゃん絡みで葉月の意外な面を識ったのはここ暫らくの話で
それまでは正直ちょい苦手っぽいタイプかも? と思ってた。
我が家ではお母さんがアレルギーなもので、猫が飼えない。
そのせいか余計に憧れ募る一方で、いつか私が独立したら、きっと
可愛い猫(かわいこ)ちゃんと暮らし、思う存分こねくり廻すのが
夢なのだよ…なんて話は置いといて。
仔猫の鳴き声に釣られてふらふら来てみたら、葉月が世話している現場に
出喰わし、ここの猫ちゃん一家と私も懇意にさせて頂ける事となり…
…現在に至る。
792004年 6月19日(土) 10/17:2005/06/22(水) 18:24:12 ID:ThsPghjz

この場所はちょうど建物の陰になっていて、紫外線の一番強い今日この頃
涼しくて宜しい。冬は寒そうだけど。
猫好きな男は猫に似るものなのか、葉月は確かに猫っぽい処があると思う。
何処行ってもマイペースで、人がどう思おうが文字通り他人事って感じとか。
でも猫ちゃん相手にしている貌だけ、ちょっと違うんだよ。
これで結構、見えない処で気配り人間なのかも? って気が。
付き合い方のコツさえ掴めば、判り易い奴だ。
ただ、やっぱやりにくいなぁと思う時はある。
私は小さい頃、お婆ちゃんに
『人の目を見て話せ』
なーんて云われてたせいか、葉月の喋り方の癖? な
“相手が目の前に居るのに明後日の方向を向いたまま言葉を掛ける”
っての苦手。
ちゃんとこちら見て話さんかい! などと不快になって来る。
ところが、葉月に真っ向から視線を向けられると…
それはそれで困る…っつーか、居心地悪いのも事実。
我ながら随分勝手な云い草だよなぁ
モデルしてる程綺麗な男だから、柄にもなくアガるのか? 私。
元々、葉月の瞳は、燻らせたみたいな曖昧な感情を湛えてる感じだ。
例えこちらを観ていても、葉月の眼差しは何処か遠くの…
自分を通り越した誰かに向けて、注がれている気がするから不思議。
瞳の色が緑だから、そんな風に捉えちゃえるだけかね?
802004年 6月19日(土) 11/17:2005/06/22(水) 18:25:27 ID:ThsPghjz

にしても今日の葉月ってばやけに、心ここに在らず…の様子だな。
ちらりと思う。
あ、いや。教室でだったら気に留めないよ。いつもの事だから。
でも、ここ居る時は、黙っていても葉月自身が愉しんでて、
猫ちゃん達想って世話しているの伝わるし。
隣に居る私に対しても、それなり存在を認めているのが判るんだ。
けど、今日は全く別な事に気を取られてる風って珍しい…
ふとした拍子に遠くを見遣るにしても、いつもの葉月だったら
眩し気に空を見上げるとか、風にそよいだ木々なんかを観るのに。
妙に背にしている建物側の方を?
時折、つい思わずみたいに視線を走らせる感じ?
…無意識なんだろうか? 気になるものでもあるのか?
私はペットボトルの緑茶を口に含みながら、何気なく葉月の
観た方を辿ってみる。
? この先にあるのって…格子の入った小さな窓?
……あの窓って…
大きさからすると、精々、明かり取りと空調程度の機能しか
果たさないよなぁと漠然と考え。
特徴ある格子のデザインを、自分が何処で観たのか漸く思い出して。
血の気が引いた。
812004年 6月19日(土) 12/17:2005/06/22(水) 18:26:34 ID:ThsPghjz

あ、いや…まさか…な。
一瞬、むせそうになって、慌ててお茶をごくりと飲み込んだ。
そのまま、ぐるぐる忙しく思考を巡らせる。
え〜 昨日のあの時…窓…開いてたっけ?
覚えてない。
倉庫だし、入口は鍵掛かってたんだから、普通に考えれば
閉まっている…もんだ…よな…
あ…でも、閉めっ切り空間であんな暑苦しい真似した割には
空気の通り良かったような…
………
ま…まぁ…仮に聞こえたとしても…
誰が? なんて、そうそう人物まで特定し切れるもんじゃないし?
私の声はそんな特徴ある方じゃないから。
特にああ云う場合に出す声って、その、誰でも似たようなのじゃ
ないのか? と思いたい…。
…って、…名前…
呼んだ…っけ? お互い…
特にまどかは、ここら辺では珍しい関西弁だ…
………
だとすると、最初のコヤツの
『バンソウコウ…どうしたんだ?』
発言に他意がなかったとは…とても思えんな。
カマ掛けたってやつ?
822004年 6月19日(土) 13/17:2005/06/22(水) 18:27:40 ID:ThsPghjz
「…あのぅ…葉月さん…」
つい、伺うような阿たような口調になって
「ひょっとして、昨日の昼休みにも…こちらにお出でになったり
 …とか、なさいました?」
恐る恐る、尋ねてみる。
「………」
葉月からの応えはない。
ただ黙って茶トラの仔の喉を撫でて、ゴロゴロ云わせているのみ。
否定しないってのは…やっぱ…そう云う訳なんだろうなぁ。
滅多に人の訪れない、遠くから喧騒が僅かに届くだけ…なロケーションで。
十中八九、とても聞き苦しいものを彼にお聴かせしてしまった模様です。
葉月なら多分、それが何を意味するのか判明した時点で
舌打ちしてこの場を離れたクチだろうけど。
そう云うの、あんま関心なさ気だし。
しかし、流石にここで逢ったら気まずかっただろう。
私も気まずい。何云えばいいか判らん。
………
どうしよう。
お道化た口調で
『聞いてたのぉ? 趣味悪ぅ…』
って、いつぞやのなつみんみたく一方的に理不尽に
相手ばかり非難してみる…とか?
832004年 6月19日(土) 14/17:2005/06/22(水) 18:28:54 ID:ThsPghjz
時間にしたら、ホンの数十秒…
けど、妙に長く感じられる沈黙。そして。
「……お前…」
葉月が徐に口を開いた。
相変わらず、猫ちゃんの方を見詰めたまま。
逡巡し言葉を探していた様子だったけど…やがてぼそりと
「……もう、ここ来るな…」
そう云って、詰まらなさそうに溜息を吐いた。
『何であんたが、私を立ち入り禁止にする権利あるんだ?
 あんたの専有所じゃあるまいし…』
と、混ぜ返すのは簡単だったんだけど。
何だかな〜 私の負けって感じしちゃったんだよね。
お互い、気まずい思いすんのは御免だし。
教室や仕事先で貌を逢わせるのは不可抗力だけど、
ここで逢うのは、どちらかが避ければ済むこと。
葉月は中等部の頃から、ずっと猫ちゃん達と過ごしていたらしいし?
より年季の入った方からしてみれば、こちらが闖入者なんだから
出て行って欲しい…の云い分は判らないでもない。
ま、仕方ないか。
842004年 6月19日(土) 15/17:2005/06/22(水) 18:30:27 ID:ThsPghjz
………
と、表面上はすんなり納得したのに。
内心、かなり動揺してた。
ははは。そっか…
今日で、この猫ちゃん達ともお別れだからか。
…自業自得とは云え、ちょっとダメージだな。
折角、仲良くなれたのになぁ…
ここの仔猫達が成長する様をリアルタイムで観て来たせいで
結構思い入れてたみたいだ。
葉月がもう一度、深く溜息を吐いた。
その表情を横目でそっと伺うと、何故か途方に暮れたような面持ちで
足元に居る一匹の仔猫を見詰めていた。
あ、またこの仔だ。
一緒に生まれた兄弟達より一廻り小さい茶トラの仔。
躰が小さいせいか、元々の性質が穏やかなのか、餌あげても
いっつも出遅れるんだよね。
兄弟でじゃれ合ってても、一番負けちゃうし。
だからなのか、葉月って何気にこの仔ひいきしてる。
……そんな、どうでもいい事をぼんやり思う。
「お前…」
再び唐突に、葉月の形良い口唇から言葉が出る。
852004年 6月19日(土) 16/17:2005/06/22(水) 18:32:16 ID:ThsPghjz
「……恍けるとか、はぐらかすとか、出来ないんなら……」
何を云うつもりなんだろう? と少し身構え、葉月の次の言葉を待つ。
「……やめとけよ。」
硬い声でぽつりと、云い置いて。
そのまま、足早に立ち去ってしまった。
…え…えーと。
厳しい表情したから、もっと深刻な事云うのかと…。
拍子抜け。
云われなくても、しませんって。学校ですんのはもう懲りた。
あ〜 何もかも全部 まどかが悪い。
アヤツの時と場所を選ばない、節操なさのせいだ。
私はまた、どこぞのペットショップのガラス越しにしか可愛い猫
(かわいこ)ちゃん達を、愛でられなくなってしまったじゃないか…。
脱力しながら、ずるずる壁に凭れて座り込む。
まだ、時間…あるよな。
ギリギリまで、ここに居よう。
「残念。キミと遊べるのも、今日が最後なんだ…」
一匹(ひとり)残っていた、茶トラの仔に向かって話し掛ける。
既に他の仔達は、餌を食べ終えて用は済んだ…とばかり
姿が見えなくなっていた。はっきりした連中だ。
「キミ以外に、お別れ云えないけど。みんな元気でね…」
そっと頭を撫でてやる。
茶トラの仔は、私の言葉が通じたのか
『どうして?』
と責めるような瞳で、こちらを見上げた。
単なる思い込みなのかも…だけど。
862004年 6月19日(土) 17/17:2005/06/22(水) 18:34:29 ID:ThsPghjz
「葉月がね。私の貌見るの嫌なんだって。ここでもう逢いたくない
 ってさ。キミも葉月と私だったら葉月の方に来て欲しいでしょ?」
そう呟いたら、急に切なくなって胸が締め付けられた。
少し涙が滲んで来て、茶トラの仔を強く抱き締めた。
苦しかったのか、彼女は抗議するように“にゃぁぁ”と鳴いた。 

(おしまい)

プレイ時、期末テストのチビキャラ主人公の後ろに、いつも王子が居たので
素で『三年共、ずっと同じクラスだったんだ…』と思ってました。
喫茶店のバイトしたら王子に逢う訳だし。
なのに『これってきっと、彼と運命で結ばれているのね きゃっ』
ではなく『すっごい偶然だよね〜(笑)』で済ませる主人公ってば…一体…
なんて思って、こんなキャラにしてみたのですが。
この主人公だと、王子とデートしたとしても、三択で×な選択ばかりして
最後に『疲れたな…』と溜息吐かれて、帰られてしまいそうだ。
『何でこんな女、好きなんだ? 王子…』
になってしまって、誠に申し訳ありません。
後、バイトがこっそり腹黒になってて、これも判るようなアナウンス
事前にしとくべきでしたね。
お目汚し、失礼しました。
87さき20才:2005/06/22(水) 18:46:47 ID:IRa5NgHm
アダルト業界初!!
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88名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 00:04:22 ID:6gMdhyMC
こういう主人公ちゃん、好きだよー。
「いやぁ…やめてぇ…」とか言いながら
内心は「やったね!バッチリ好印象!」とか思ってそうな
キシュツしまくりタイプよるはるかにモエス。
89名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 00:57:27 ID:RdIscK0r
言葉遣い荒い主人公に激しく萎えた('A`)
90名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 01:19:41 ID:tyUjeQqR
葉月小説の主人公みたいだねぇ。
91名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 07:48:57 ID:A7OcVxxU
始めのほう主人公ちゃんのキャラをなっちんと思って読んでた。
なんていうかきゃんきゃんした感じがそれっぽく。
あと『拙い』をどういう意味で使ってるのか素でわからなかった。

とか色々かいたけど職人さん乙。
92名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 13:48:01 ID:tN3UVGfz
乙でした。
ちょっともったいなかったなと思いました。
主人公が猫が好きだという話に見えたから
次に期待します。


〜〜ここから語り入るのでスルーが吉。

出来上がった文章を切って短くするのは難しいと思う。
切りどころを間違えた感じする。本人が長いと思っても
エチはあった方がよかったのかもしれない。
自分の設定とか、解釈を細々書きたい気持ちはものすごく分かるけど、
虹だから、そここそ切れると思う。(週休二日のくだりとか)
主人公のキャラが余りない感じなのは問題ではなくて、
主人公がバイトを好きな気持ちがみえにくいことが
読み手が入り込みにくい原因だったかと。
もしくは主人公の一人称でも王子のかわいそうさをもっと押しだせば
そっちに引き込まれるからよかったかも。
(この場合3人称の方が書きやすいだろうけど)
93名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 13:54:52 ID:SJ8i93SZ
>>69
乙!私は普通に楽しめたよー。
また是非投下してください(*^-゚)b
9439:2005/06/24(金) 21:24:26 ID:xEYZiBub
「狼」作者の39です。
GJを下さった皆様、感想ありがとうございました。
皆様へのお礼の言葉の代わりに、続きを投下させて頂きます。
独立したお話だと思いますが、私は「その後の二人」ってな気分で書きました。
さて、前置きはこの辺にして…。
お目汚しですが、よろしかったら読んでやってくださいませ。
姫条×主人公、タイトルは「嫉妬」です。
95〜嫉妬〜1:2005/06/24(金) 21:25:15 ID:xEYZiBub

「なんや、ジブン…。ちょっと胸、大きくなったんちゃう?」
「や、もう……。そういう事、言わない、で…っ」
「ははは。まぁこれも、オレのせいかもしれんしな」

笑うときゅっと細くなる彼の目。
私が膨れてみせると、彼はいつも嬉しそうにその表情になる。

「お?なんや、感度も良うなったっていうか…?」
「…あ、んぅ……、っ…」
「ジブン、随分と濡れやすい身体になったなぁ?」
「んも、やめ…て…。はぁっ…ん……」
「これもオレが開発しとるせい、かな?」

普段から饒舌な彼は、身体を重ねてる時もおしゃべり。
私がいくら「やめて」と言っても、私をからかう口調を止めようとはしない。

「んもぉ!…ほんと、そういう事ばっかり言うと、私、…怒るから、ねっ…」
「なんでぇ?カワイイって言うてるだけやん」
「…っ、あんっ……。そんなコト、言ってない、じゃ…ない」
「そうか?じゃあいっぱい言うたる。……おまえ、カワイイ」
「嘘…」
「嘘やない。おまえ、カワイイ…。その気持ち良さそうな顔、めっちゃカワイイ…」
「あ、んんっ……、っぁ…」
「オレ以外の男にそんな顔見せたらアカンで?…絶対やで?」

ちょっと本気の彼の声。
私の大好きな人は、実は結構嫉妬深いみたい。
96〜嫉妬〜2:2005/06/24(金) 21:26:59 ID:xEYZiBub

彼にこうして愛されるのはまだ数回目。
それでもこうやって私が反応しちゃうのは、多分彼が上手いからなんだと思う。
彼の慣れた指先が私の身体を滑るたび、私の身体は熱くなる。
だけど、心の奥底が少し寒い。
それはきっと本当は、嫉妬深いのは私のほうで。
彼をこんな風に慣れさせた彼の過去に、私が嫉妬してるからなんだ。
「今はおまえだけやで」
そういう彼の言葉に嘘はないって知ってるけれど。



彼の長い指が私の身体の中をかき回すと、濡れた音が響く。
すごく恥ずかしい。

「どうした?…もう、欲しくなったか?」
「ううんっ、あ………」
「腰、動いちゃってるやん……。めっちゃやらしいなぁ」
「だからっ…!あ、んっ……。そういう、事、言わないでってばぁっ…」
「ええやんか。オレ、オレの腕の中でだけやらしくなる女、好きやで?」

そんな彼の言葉に、触発された。
いつも受身の私だけど、もっと彼好みの女になりたい。
彼が今まで抱いてきた他の女の人よりも、もっともっと彼に愛されたい。
97〜嫉妬〜3:2005/06/24(金) 21:28:01 ID:xEYZiBub

「あ、んっ!…待って、ねぇ、待って……」
「ん?」
「今日は…、私がしてあげる」
「…え?……うわっ!」

とろけて力の入らない自分の身体を無理矢理起こし、彼と位置を変える。
そして、今まで自分からは触れた事のなかった、彼自身に指を絡める。
前に彼に教えられた通りにゆっくり扱くと、彼の先端から雫が滲んだ。
そこに私は唇を被せ、ゆっくりと飲み込んでいく。

「ちょ、待て待て!…うわっ、ジブン、ナニするんや!」

私にとっての初めての行為。
彼にとっては多分、初めてじゃない行為。
いつになく積極的な私に、彼は慌てた声を出した。

「ちょっと…、待てっ……」
「…んふっ……っ、ううん……」
「あのなぁ…。ジブンはこんな事、せんでもエエって……」
「……どうして?…んっ、…気持ち、よく…ないの?」
「いや、気持ちええけど……」
「私、もっと気持ちよく……、んっ。…して、あげるよ……」
「…くっ……!…おまえ、咥えたまま、喋るなって……」

歯を立てないように、ゆっくりゆっくり。
今度は舌を絡めながら、ちょっとだけ早く。
彼の表情を見ながら、私は動きを変えてみる。
彼の息を詰める姿や、くっと震える腹筋の動きから、私は彼の喜ぶポイントを探る。
そうして、彼が感じる場所を、彼が感じる動きで、繰り返し攻める。
98〜嫉妬〜4:2005/06/24(金) 21:31:06 ID:xEYZiBub

さっきまで饒舌だった彼は、もう喋らない。
目を閉じて、長い指を私の髪に絡ませて、浅黒い胸を上下させている。

「ねぇ…」
「…くっ……」
「ねぇ。…目、閉じないで」
「…ん?」
「ちゃんと私の事、見てて。…お願い」

今、ここでこうしてるのが私なんだと、ちゃんとわかってて欲しい。
過去の女じゃなく、他の女じゃなく、私がしてるってちゃんと見てて欲しい。
だから私は、恥ずかしさを堪えて、彼から目を反らさなかった。
すると彼も、熱に潤んだような瞳で、私を見てくれた。
99〜嫉妬〜5:2005/06/24(金) 21:31:36 ID:xEYZiBub

「気持ち、いい…?」
「…あぁ」
「ほんと、に…?」

問いかけると、彼は微笑みながら頷く。
そして大きな両の手で私の頬を包み込み、動きを誘導する。
息苦しさを堪えながら、私は喉奥まで彼を飲み込む。
「ねぇ…?今まで、他の女の人にされたよりも、気持ちいい?」
そんな言葉を洩らさないように、私は、彼自身で口を塞いでいる。

「ジブン、どこでこんなん覚えてきたんや……」

吐息に、彼の声が擦れる。
嫉妬の混ざったその声に私は満足して、見せびらかすように舌先を動かす。
もっと、もっと、気持ちよくしてあげる。
彼が今まで抱いてきた女の人よりも、もっと、もっと。

だから、彼の過去よ。消えてしまえ。
…消えてください。お願い。

10039:2005/06/24(金) 21:37:00 ID:xEYZiBub
以上でっす。
お話の中では一切名前を出してませんが、
関西弁で姫条だってわかりますよね?<大丈夫かな?不安だー
是非また、感想とか聞かせてもらえたら、嬉しいです。
ではでは、名無しに戻りますー。
読んで下さってありがとうございました☆
101名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 22:12:21 ID:hTS40mZe
>>39さん
GJ!ホンマにええ仕事ですた。
特に最後の2行なんかたまりません(;´Д`)ハァハァ。
乙でした!
102保管人 ◆Wge85.BvtE :2005/06/25(土) 01:07:17 ID:2OtGjIhu
>>69
個性的な主人公で面白かったです。
色んなタイプの主人公を読めるのがこういった掲示板ならではの楽しみですね。
ところでこの作品を保管させていただく際、どのキャラのカテゴリに入れれば良いでしょうか?
王子かバイトかはたまた主人公か。ちょっと私には判断がつきませんでしたので、
お手数ですがご指定お願いいたします。

>>39
嫉妬する主人公に萌えました。ちょっと切なくてGJでございます。
103名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 03:59:40 ID:QxUlhIiR
>>102
いつも乙です。
王子萌えの自分にはちょっと……なので、
バイトカテゴリにおながいします。
104名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:00:23 ID:pqLuztKE
age
105名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 17:26:17 ID:7jR7YfiB
保守
106名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 17:28:57 ID:+dpf3gtf
エロシーン書いてると、妙にこっ恥ずかしくなるのは何でだーーー!!
チューまでだったら、いっくらでも書けるのになあ。

ま、気長に書くか…。
107名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 18:18:28 ID:jxciLmeU
>>106
だよな。知らないこと書けないし、自分の体験から書くから・・?w
しかもそれを人に見せるとなるとかなりはずい。
しかしがんがれ。俺・・・楽しみにしてる・・・。
108名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 18:52:42 ID:q9dpN5vp
はばちゃ数冊とイラストレーションズなど、萌えの種を仕入れてきました。
萌えどころを探してまたここに来れるようにガンガります。
109名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 19:00:29 ID:DtPZ6mUN
待ってます。

2chだからこそ、名無しだからこそ、かける。

110名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 02:42:49 ID:GAu1i6wK
>>106
おバカさんだなぁ、恥ずかしいのがいいんジャマイカ
111名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:17:04 ID:mu4nNTpO
もりりんおめでとう。
あなたをオナペッツにしてること許して下さい。
112名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 02:34:58 ID:uh5myiXU
>>111
オナペッツワロタw
モリリン19歳おめ〜!
1131/2:2005/07/03(日) 00:02:26 ID:ADoN12P1
モリリンバースデーオメSSです。
エロなしです。すいません・・・。
20分くらいで思いついて書いたけど投下、今日中に間に合うかな?

廊下の窓から見える花壇の中の彼は、私にとってフォトフレームに納まった絵みたいだ。
そんな中に、私も入りたいって思ったんだ。
「守村くん、本当に植物大好きなんだね」
水遣りに夢中の彼の背中に声をかけた。
振り向くと、ホースから勢いよく流れるシャワーがプリズムになって彼を煌かせた。
「ああ、あなたでしたか」
「うん」
頷いた後、ちょっとだけ私は言葉を置いた。
「ひょっとして、迷惑だった?」
その言葉は思ってもみなかったみたい。
彼は大きい瞳を更に大きく開かせた。その一瞬後に目をすがめる。
「いいえ、僕はあなたのことはいつでも大歓迎ですよ」
「へへっ。そういってくれると嬉しい」
守村くん、やさしいから社交辞令かもしれないけど、てらいのないその言葉はくすぐったくて、でもとても嬉しかった。
とん、と足を置いて彼の隣に立つ。
ほんのちょっとだけ見上げる。
水撒きに戻った彼は私が見てることに気付いて、私を見て微笑んでくれた。
こういうのってやっぱり照れるな。
そんな気持ちを誤魔化すために以前聞いたかもしれない質問を繰り返す。
「ね、守村くんはこの植物、どういう風に育てたいの?」
「触手です」
1142/2:2005/07/03(日) 00:04:10 ID:5xukg57E
え?
な、何だかさらりととんでもないこと私聞いた?

「僕、触手プレイが好きなんです」
守村くんは、それがなんでもないことのように語る。
「じょ、冗談よね?」
「本気です」
そう、笑いながら守村くんはお日様のようにあったかい笑顔を私に向けた。
「そ、そうなんだ!願い叶うといいね!」
だって、他に何を言えっていうのよ。
「はい!その時は是非あなたにお願いしますね!」
しょ、触手プレイをっ!?
「植物のことを理解してくれるあなたにならきっとわかってくれますよね?」
そう、笑顔で微笑む守村くん。
……守村くんもやっぱりこういうとこって男の子、なんだな。
私には全くさっぱり金輪際未来永劫わからないよそういう気持ちって。

「きっと素敵なんでしょうね。この花壇の草花に囲まれたあなたの姿」

そう言葉をしめる彼に、私は何も言えなかった。


2日中に間に合わなかった……。orz
こんなことならエロも入れてきちんと推敲すればよかった。
お目汚しスマソ

115名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 00:18:53 ID:r826aIEC
やっぱりモリリンはエロいなー
逆にモリリンが触手に凌辱されるシーンが目に浮かんだよ。
116名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 00:19:56 ID:jNZLguWc
>>113
やべ、超オモシロスwwwwテラGJ!
是非触手エロ追加きぼん
117名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 00:29:57 ID:zEsuNDLy
>>114
ワロス GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
118名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 13:47:09 ID:asB5hHJE
保管庫管理人さん、更新乙華麗です!
前スレの最後のほうを見逃してたので、今から読んできます。
119名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 01:42:30 ID:TyF2Kf51
夜中にこっそり投下します。
ワタポン×主です。
主の卒業後、ワタポンは在学中、卒業式のワタポンの告白からのお付き合いで
エチ関係はすでにありという設定です。
120涙の理由(ワタポン×主)1:2005/07/04(月) 01:46:03 ID:TyF2Kf51
「ねえ、しよ?」
 彼女のワンルームで二人きりになったとたん、彼女はそう言った。

「え?今・・・・なんて?」
「しようって言ったの。渉が欲しいの・・・・今すぐ・・・・だめ?」
「だめじゃないっスけど・・・・どうかしたんスか?いつものセンパイらしくない感じが・・・」
「私らしくない?コレも私だよ?・・・・・お願い・・・・」

 彼女は服を一枚、また一枚と脱ぎ捨てながらキャミソール姿になると、今度は日比谷に手を伸ばした。
「ねえ、脱がせていい?」
「・・・っ!ちょっと待ってくださいよ〜」
「いい・・・よね・・・・」
 日比谷の制服を脱がせ、ネクタイをほどき、カッターシャツを脱がせると、ベルトにも手をかけ始めた。

「ちょ!ちょっと、センパイ!」
 日比谷は彼女の手首をつかんだ。
 彼女を見つめると、目にいっぱいの涙をためている。
121涙の理由(ワタポン×主)2:2005/07/04(月) 01:46:40 ID:TyF2Kf51
「やっぱり、センパイ、変っすよ?どうしたんですか?」
「やっぱり、だめ?こんな風な私のこと、キライ?」
「そうじゃなくって!!そんな性急にされると、どうしたらいいのか・・・」
「イヤなの?でも、今は渉と・・・・・したいの・・・・」

 彼女の涙が頬を伝わり始めた。
 きっと何かあったんだろう、とにかく彼女の言うとおりにと、日比谷はそう思った。
「女の子泣かせちゃって・・・・・・いい男にはほど遠いっスね」

 日比谷はそう言うと、彼女を抱き寄せてベッドに押し倒した。
 涙に濡れた彼女のまぶたに口をあてる。
 唇で涙をすべて拭い取ると、今度は彼女の唇に合わせ、舌を絡ませた。
「ン・・・」
 彼女もすぐにそれに応えた。

 キャミソールを脱がせ、自分も下着一枚になると、ブラジャーの下から手を這わせ、乳房をつかむ。
 その先を軽くつまむだけで、彼女は甘い声を漏らし始めた。
 胸をもてあそびながら、首筋や鎖骨に舌を這わせる。
 時折、高い声をあげながら、日比谷の愛撫に応える彼女の肌は、どんどんと赤みを帯びてきた。
122涙の理由(ワタポン×主)3:2005/07/04(月) 01:47:12 ID:TyF2Kf51
「ね、今日はもう・・・・いいから・・・・」
「え?」
「だから・・・早く・・・・」
「センパイ・・・・・?」

 日比谷は戸惑っていた。
(もう入れていいなんて・・・・・いつものセンパイとは全く違う)
 どちらかというと、いつもは日比谷の腕の中で、声を押し殺してされるがまま、そんな風だ。
 彼女のショーツを下ろすと、もうすでに濡れきっていた。

「センパイ・・・いつもより濡れてる・・・すごい」
「・・・・っ・・そういうこと言わないで・・・・」
「もう・・・・ほんとに入れていいっスか?」
「うん・・・・」

 日比谷は下着を脱ぐと、準備していたゴムを取り出した。
 それを付けると、彼女の両足を開いて、一気に貫いた。
「・・・・っ!ああっ!!」
 鋭い感覚に、彼女は弓なりにのけぞった。
 全身が快感で震えている。
 
 いつにも増して、彼女の中はあまりに熱くてうごめいていて、日比谷は深く息を吐いた。
 このまま持っていかれそうな感じ・・・・
 彼女は眉をひそめて苦しそうに見えるが、コレが彼女のイイ時の顔だと日比谷は分かっている。
123涙の理由(ワタポン×主)4:2005/07/04(月) 01:47:39 ID:TyF2Kf51
「センパイ・・・・やばいくらいイイっすよ・・・中、熱い・・・・」
「渉・・・・気持ちいい?」
「ハイ・・・・マジ・・・・・いいっス」
「良かった・・・・。渉・・・・愛してる」
「センパイ・・・・・・」

 日比谷は腰を動かし始めた。
 その律動に合わせて吐息を漏らしながら、彼女も腰をくねらせる。
 彼女は足を日比谷の腰に絡ませ、手も日比谷の首にまわして抱きついてきた。

「センパイ、そんな風に抱きつかれたら動けないっスよ」
「うん、分かってる・・・」

 彼女は日比谷に抱きついたまま、体を横に反転させ、日比谷の上にまたがった。
 上から日比谷を見下ろす。
「このまま、シテもいい?」
「・・・・好きなように、シテください」

 彼女は日比谷の胸に手を置くと、腰をゆすり始めた。
 下から見る彼女の顔は、いつもよりかわいくて官能的だと日比谷は思った。

「・・・・っン・・・渉・・・・好きよ・・・」
「・・くっ・・・・センパイ・・・・・・」
「・・・お願い、・・・っあ、渉・・・・・・・私から・・・・離れないで・・・・」
「・・・・・・」
「渉・・・ホントに・・・・離れ・・・・ないで・・・・」
124涙の理由(ワタポン×主)5:2005/07/04(月) 01:48:12 ID:TyF2Kf51
 日比谷の胸に、ぽたぽたとしずくが落ちてきた。
「また泣いてる・・・・。センパイ、何が辛いっスか?」
「なんでも・・・・ないの・・・・」
「何を泣いているのか、ジブンには分からないっスけど、俺、センパイを離しませんから」
「・・・・」
「愛してますから」
「ホント?」
「ホントっス」

 彼女の動きが早くなった。
 彼女の中も、日比谷をぎゅうぎゅう締め付けてくる。
 お互いの呼吸もどんどん荒くなってきていた。

「渉・・・もう・・・・私・・・・イきそう・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・イって・・・・いい?」
「センパイ・・・・・・」

 日比谷は彼女の腰をつかむと、下から強く突き上げた。

「ああっ・・・・すごい!いくっ、いくっ・・・・」
「・・・んんっ・・・・・・んあぁっ!」
「わ・・・・た・・・・る・・・・、イ・・・・く・・・・っ!!」
 日比谷が中に精を放つと同時に、彼女も果てた。
 日比谷の胸に倒れこんだ彼女と、そのまましばらくの間抱き合った。
125涙の理由(ワタポン×主)6:2005/07/04(月) 01:48:42 ID:TyF2Kf51
 彼女の頭をなでながら、日比谷は話し始めた。
「さて・・・・センパイ?今日はどうしたのか白状するッスよ?」
「うん・・・・」
「どうしたっスか?」
 彼女は日比谷の肩に頭を預けながら、ぽつぽつと語り始めた。

「あのね、この間見ちゃったんだ、渉が告白されてるところ」
「・・・っ!」
「私、もう卒業しちゃったから、渉とあの学園にいられないんだなって思っちゃって。それに、もしかしたら、他の子と付き合っちゃったりしちゃわないかなって」
「・・・・」
「たまにはクラブに顔出してやれ〜なんて、先輩面したばかりにそんなところ見ちゃったから・・・」
「・・・・」
「わたし、もうたまらなくなっちゃって、変な想像ばっかりしちゃって・・・・・」
「・・・・」
「少しでも早く、渉のこと、体のすべてで確認したかった・・・」
「・・・・・・」
「だから・・・・・んっ!!!」

 日比谷は彼女の切ない告白を唇でふさいだ。
 これ以上聞くと、日比谷自身も切なくなってきそうだった。
 彼女の言葉は、すべて日比谷の気持ちと同じだった。
126涙の理由(ワタポン×主)7:2005/07/04(月) 01:49:18 ID:TyF2Kf51
「ジブンが惚れて告白したんスよ?こっちのほうが不安でたまらないっていうのに・・・・」
「え?」
「センパイはすごく人気あるんすよ?今こうしてジブンの横に収まってるのが、本当はおかしなくらいで」
「・・・・・」
「一向に分かってないのが怖いっていうか・・・」
「・・・・」
「ジブンのほうがアップアップしてるの、分かってくださいよ〜」
「渉・・・・?」
「確かに告白はされましたけど、アレは新入生で俺のこと、あまり知らない子だったみたいで」
「・・・・・」
「ジブン、はば学では超有名なんスよ?」
「?」
「数々のイイ男に求愛されていた野球部マネージャーを起死回生サヨナラホームランでゲットした男ってね」
「・・・・・・・」
「だから、ジブンのこと知られれば知られるほど、センパイにべた惚れってのがばれちゃって、実はあまりもてないっス」

 日比谷は彼女をもっと強く抱きしめた。
「だから・・・もう・・・・泣かないで」
「うん・・・・ごめんね?」
「でもうれしいっス。やきもち妬いてくれて。それ、ジブンの専売特許だと思ってたっス」
「もう!」
「それにさっきのセンパイ・・・・すっげやらしかったっスよ。俺、襲われちゃった」
「・・・・・っ馬鹿!」
「お互いに嫉妬しまくりでバカみたいっスね!」
「ほんとにそうだね」
127涙の理由(ワタポン×主)8:2005/07/04(月) 01:49:47 ID:TyF2Kf51
 日比谷は起き上がると、ベッドの端に腰をかけた。
 横たわっている彼女の頬に残っている涙の跡を拭いてやる。
「これでますます愛情確認できたということで、次からはきっちりHするッスよ」
「うん、ゴメンね。今度からはちゃんとしようね」
「じゃ、アレ無くなったから買ってくるっス」
「え?アレって?」
「ゴ、ム!」
「ちょっと待って!今度って、今からなの!!」
「では行ってくるっス!」

 日比谷はそそくさと服を着ると、財布だけを持って部屋を出て行った。
 
「早くしないと、眠っちゃうからね・・・・」
 彼女はそうつぶやいたものの、きっと超特急で帰ってくるであろう日比谷の姿を想像してクスッと笑った。
 日比谷の香りの残るベッドに顔をうずめ、彼の帰宅をまどろみながら待つ時間は最高に幸せだった。
128名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 01:53:17 ID:TyF2Kf51
「涙の理由」以上です。
誤字脱字ありましたらスマンです。
水音とアンアン声が苦手でごめんなさい。修行してきます。
お目汚しスマソでした。
129名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 01:56:00 ID:FbPqYnNw
リアルタイムでキタキタキターーー!!
ヤキモチ主人公テラカワイス
130名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 02:25:07 ID:a+HHB/f1
最初の方の主人公の我慢汁出まくり感がイイイイイイイイイイ!
GJ&乙でした。ワタポンイイヨー>>120
131名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 02:55:18 ID:bKEyyh6O
いいよいいよー(・∀・)
わたぽんの気持ちにも主人公の気持ちにも共感出来てズシンと来た。
132名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 05:09:57 ID:e+SeqMfY
>>128さん、乙!
ええモン読ませて貰いますた。
133名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 06:07:34 ID:WY4zAmBb
まどかの嫉妬には鬼萌〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!あぁどっかにまどかのコピーいないかなぁー。
マヂセクースしてぇ(T∀T)
134\━━━━  ━━━━━/:2005/07/04(月) 17:10:29 ID:ejClN0g9
      \(            r―-、、
        ,r''^tヽ      〉、::::::::ヽ >>133、落ち着け!
        t'L`、f)     ム`''^)ヾj'′
        ヽlヲノー、-、  ,.゙'r'''ニヽ、,
        r'^ヽt,..,j:::゙i ヽ f,..つ'''ヽ、ヽ!
        ゙i、 ヾ._゙)_;::-:'"r-ミ= __):l.l
135119:2005/07/05(火) 00:39:33 ID:jwbo4tdl
こっそり投下したつもりが・・・・(;´Д`)皆様も夜更かしですな
リアルタイムで読んでくださってありがd
GJもありが豚です。次もガンガリます。

チラ裏ですが・・・・
夕方、ワタポソのエロSSを脳内妄想しまくっていたら、
つけっぱなしになっていたテレビから「ジャコビ〜ン」の声。
禿しく動揺しまくりまスタ。
これからN○Kママンと一緒、まともに見られない・・・・
136名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 01:56:07 ID:6CaL0rS5
勝平ボイスは無邪気な分、たまにそっち系スイッチが入ると妙にエロい罠
グリリバは常時エロい
137名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 20:26:43 ID:dTtwe4XK
勝平ボイスでエロ想像つかんww
ついついウソップとかトンボとか想像しちゃってね……。
でも>>128のわたぽん×主人公は超おいしく頂きました!!
また夜中にコソーリ投下してくださいな!!
138名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 12:42:47 ID:MEhf405J
ばっ、お前……!
クリア後のメッセージ聞いてないのかよ!
13939:2005/07/06(水) 21:00:52 ID:AhhfXA/M
>>138
アレ、そうとうエロいよね〜♪
あのメッセージ聞くと「童貞を戴いちゃった〜」とか、そんな話ばっかり妄想しちゃうよ。
子安のメッセージもなかなかのエロモードでヨシ♪

勝平や子安は腐女子心を理解してるなぁと感心したよ。
140名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 22:18:02 ID:XNGTkaSG
>>128
遅くなったけどGJ!
(*´Д`)ハァハァさせてもらいましたw

>>139
腐女子心を熟知しているのはグリリバだとオモw
GSは声優がネ申だしエロいのがイイ(・∀・)!
141名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 22:57:55 ID:9UmUDxUS
そういや王子攻略時に初めて名前呼ばれた時は
そのエロさに何事かとびっくりしたなー。
142名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:14:41 ID:5Bj+hoD+
コヤスはちょっとキャラから離れすぎじゃないかと思った。
彼がてんてーを非常に愛してることは伝わったけどw

>>141
何であんなにウィスパーなんだろうね……
すごく近くで名前を呼ばれているのだろうか。
143名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:23:23 ID:3/5qm+ou
流れ切り失礼します。
なつみん→バイトで、バイト襲われです。
なつみんがちょっと可哀想なので、ファンの方と
女の子から・・・っていうのが苦手な方ご注意下さい。

「可愛くない女」
あんまりなタイトルですが・・・どうぞ
144可愛くない女・1:2005/07/09(土) 00:24:17 ID:3/5qm+ou
アイツが好きなのは、可愛い女の子。
だけどアイツにとって、アタシは可愛くない女。
アイツはアタシを女としてじゃなく友達としか見ていない。
それがわかっているから悔しくてアタシはつい、暴力を
振るったり意地悪なことを言ってしまう。
だから、アタシは可愛げのない暴力女と思われているだろう。
それはそれで悔しいけど、そう思われても仕方のないこと
だからどうしようもなかった。



授業が始まったというのに、アイツはまた教室にいなかった。
きっと、苦手なヒムロッチの授業だからさぼったんだろう。
「姫条は、またサボりか・・・全くしょうがない・・・」
毎度のことに、ヒムロッチもうんざりした表情で空いた席を睨んでいた。
「あの、アタシ探してきます」
アタシはそういって、ヒムロッチの返答を聞かずに教室を飛び出した。
145可愛くない女・2:2005/07/09(土) 00:26:21 ID:3/5qm+ou
アイツのいそうな場所はわかっている。
友達づきあいは長いつもりだし、アイツの行動パターンなんて
手に取るようにわかるから見つけるのはたやすい。
アタシは、階段を駆け上ると、屋上の扉を開けた。

やっぱり、いた。

アイツは静かな寝息をたて、のんきな顔をして寝ていた。
ここはアイツのお気に入りの場所。
アイツはたまに授業をさぼっては、ここで寝ていたり、空を見上げたりしている。
それにしても、こんな固いコンクリートで寝られるなんて信じられない。
アタシは、想い人にそっと近寄り寝顔をじっと見つめた。
やっぱり、可愛い寝顔してる。
寝顔の次に目についたのは、アイツがいつも身につけているシンプルなチョーカー。
それを見て、アタシはとんでもないことを考えた。

それは、とても大胆なことだった。

今、ここには姫条とアタシだけ。しかも、コイツは眠ったままだ。
そっとアタシは、姫条が起きないように気をつけながらチョーカーを外す。
それから震える手で、姫条の手を掴み頭上に持っていき、手首をチョーカーで拘束した。
それから、そっとシャツのボタンを一つ一つ外していく。
胸と腰があらわになり、アタシの目は一瞬その褐色の肌に釘づけになった。
それから、ベルトを外し、ジッパーを下げ、下着ごとズボンを膝まで下ろした。
初めて見る姫条の裸体。
均整が取れていて、無駄な肉のついていない細い体は色気があってアタシは
ドキドキした。
この体で何人の女を抱いたんだろう。
抱かれたらどんな気持ちになるんだろう。
アタシは、そんなことを考えながら姫条を見ていた
146可愛くない女・3:2005/07/09(土) 00:27:44 ID:3/5qm+ou
「なんやこれ!」
眠りから覚めた姫条の叫び声で、静寂は突然破られた。
姫条はアタシに気がつくと、驚きと怒りが混じったような目で睨みつけた。
「な、何しとんねん、自分!どういうつもりや!」
「だって、こうでもしないと姫条はアタシのことなんて見向きもしないじゃん」
「なんやて?!」
「見て・・・」
アタシは、制服の上のボタンを外し、胸を見せ付けるようにした。
なのに姫条は、顔をそらしてアタシの方を見ようとしなかった。
「そう・・・じゃあ、嫌でも見るようにしてあげるよ」
下着を脱ぎ捨て、アタシは姫条の上にのしかかると体を反転させ、
密着させるように上半身を低くした。
頭が互い違いになり、丁度アタシの顔は姫条のそこへ位置する形となった。
こんなところで、こんなことをするなんて、自分でも驚くほどの大胆な行動だった。

初めて見る、男の人のそれ。
ココを舐めると、男は気持ちいいなんて以前読んだ雑誌に書いてあった。
こんなとこ、舐めるなんて・・・でも姫条のなら、かまわない。
アタシは意を決してそれを咥えた。
生暖かい感触が伝わり、吐き気がしてくる。
それでもアタシは必死で舌を動かし、唾液の音をわざとさせて姫条を愛撫した。
147可愛くない女・4:2005/07/09(土) 00:29:09 ID:3/5qm+ou
「うっ・・・」
口の中で、姫条のそれが固さを増していくのがわかった。
・・・・・・・・・アタシの愛撫で気持ちよくなってくれている・・・・・・。
そう思うと、当初の不快感はなくなりアタシはさらに舌を激しく動かした。
「や・・・やめっ・・・」
小さな拒否の言葉に耳を貸さずにアタシは愛撫を続ける。
(あっ・・・・・・)
かすかに、下肢に息がかかりアタシは思わず小さく身体を震わせた。

そうか・・・アタシが姫条のここを見ているってことは、姫条もアタシのを見ているってこと・・・。

姫条に見られている。
そう思うだけで体が熱くなってくる。
それに、体が密着していることもあってアタシはすごく興奮していた。
「ねえ、姫条・・・興奮してる?」
「・・・・・・」
返事はない。
でも、体は正直で、姫条のそれは固くそそりだっていた。
そして、アタシの体もそれを受け入れることができる体制になっている。
「姫条・・・」
アタシは姫条と向かい合うように体を起こし、腰のあたりにまたがると、
いきり立ったそれを掴んで自分のそこへ押し付けた。
148可愛くない女・5:2005/07/09(土) 00:30:19 ID:3/5qm+ou
くちゅ・・・と湿った音がして、嫌でも二人が密着していることを意識させられる。
本当なら、きちんと愛し合ってから抱かれたかった。
けど、今のアタシには姫条に愛される自信はない。
だけど・・・初めては、好きな人にささげたい。

その思いが今かなえられようとしている・・・、アタシは好きな人と一つになれる・・・
そう思ったのに、姫条は自由にならない体で、必死でアタシから逃れようともがきだした。
「やめろ!やめてくれ!」
姫条が暴れるせいで、それは、なかなかアタシの中に入ることができなくて表面をこすってくる。
「あっ・・・やだっ・・・」
思いもよらなかった刺激に、アタシは足の力が抜けるようだった。
そんな状況でアタシは姫条の体を押さえつけようとした。
「ねえ、じっとしててよ・・・お願いだから!」
「ええ加減にしてくれ!」
姫条がいきなり上半身を起こしたので、アタシは驚いて動きを止めた。
縛り方が甘かったのか、手首の戒めはいつの間にかほどけ、チョーカーは下に落ちていた。
149可愛くない女・6:2005/07/09(土) 00:30:56 ID:3/5qm+ou
それから、姫条は呆然としているアタシの肩を強く掴んだ。
「姫条・・・」
やっぱり、怒っている・・・。
怖い。姫条の怒った顔を見るのが怖い。
そう思いながらアタシは、恐る恐る顔を上げた。

アタシの目に映ったのは、アイツの悲しそうな瞳だった。

「頼むから、やめてくれ・・・こんなん、ちっともよくないやろ・・・」
そう言う姫条の表情は今にも泣き出しそうに見えた。
「もっと、自分を大切にせなアカンやろ・・・」
その言葉にアタシは、姫条の気持ちを無視して、自分の気持ちを
押し付けていたことに気づいてしまった。
好きな人を悲しませるなんて・・・やっちゃいけないこと・・・。
「・・・・・」
バカだ、アタシ。
目から自然に涙がこぼれてくる。
そんなアタシに、姫条は自分の上着をかけてくれた。
アタシは、ただ泣きながらひたすらゴメンねと謝っていた。
150可愛くない女・7:2005/07/09(土) 00:31:32 ID:3/5qm+ou
授業はとっくに終わっていて、すでに放課後になっていた。

二人で教室に戻る途中、姫条の顔を見られないまま、アタシは言葉を探していた。
どうしよう・・・何て言ったらいいかわからない。
会話がなく、気まずい雰囲気が続く。

けど、その雰囲気を消してくれたのは姫条の言葉だった。

「なあ・・・、せっかくやし一緒に帰ろか。自分、今日バイトで部活ないやろ?」
「えっ?」
姫条の言葉にアタシは一瞬耳を疑った。
あんなことをした後に、こんな優しい言葉をかけてもらえるなんて思わなかったし、
コイツから初めて一緒に帰ろうって言ってくれたから・・・。
他の人から見ればたいしたことじゃないかもしれないけど、アタシとってはすごくうれしかった。
「うん、一緒に帰ろう」

やっぱり、アタシは姫条が好き。
これからもずっとずっと。

END
151143:2005/07/09(土) 00:41:46 ID:3/5qm+ou
以上です。
シチュとタイトルがちょっとなあ・・・と思いましたが
書いてて楽しかったです。
誤字や、流れでおかしいところがあったらすみません。

お目汚し失礼いたしました。
152名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:57:12 ID:ZPUAxdZK
リアルでキター(゚∀゚)ー!
>>151さんGJです!なっちんの切ない気持ちがヨカタ。優しいバイトに萌えますたw
153名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:57:40 ID:QxzK7LGM
リアルタイムでキタ━━(゚∀゚)━━!!
>143タソ GJ!
この後この二人は夫婦漫才に突入するわけですな!
いきなりひんむいちゃうなっちんに(*´д`*)
154名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 01:56:53 ID:gK8cLFuI
優しいバイト萌え!
主人公といるときのバイトもいいけど、なっちんといるときのバイトが好きだ。
155名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 12:12:41 ID:4mz0aqUu
>>151
乙!萌を有難う
156名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 11:37:11 ID:aRIpigqG
「涙の理由」の>>126 のところ、涙もろい私は、まじで
うるっときてしまいました。エロ萌えなのに感動をありがとう。
157119:2005/07/11(月) 13:53:18 ID:9kv8u6ON
>>151さん
バイトは女の子に優しいんだなあ〜(´д`*)ってのが感じられてGJ!
なっちんはバイトと絡ませても、センセと絡ませてもめっちゃ萌えなのでなっちんSS大好きです。
続きがあればぜひキボンです!

あれからまた、私のSSにGJ下さった方ありがとうございました
感動までしていただいたとかで、ナンカホントニモウシワケナイ(TдT)
皆さんの言葉を励みにエロ街道に精進いたします

ワタポンのクリア後のごほうびボイス、アレはひたすらエロいっ
アレを聞いた後「ご馳走様でした」と合掌させていただきました。
では名無しに戻ります!
158名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 19:59:17 ID:GjdpkZQN
はじめて書きました。
エロにしたかったのになりませんでしたが…orz
書いたのでよかったら読んでください。

もりりん誕生月記念。
159もりりんSS.1:2005/07/11(月) 20:01:49 ID:GjdpkZQN
私の名前は小南波子と言います。
守村桜弥君とは高校を卒業してから2年間、良いお付き合いをさせて頂いてます。ですが――実は、私達まだキスすらした事が無いんです。
今まで、数え切れないほどの思い出を守村君と作ってきたけれど、最近、自信を失いかけています。
私って……女としての魅力が無いのかな。

紅茶の美味しい喫茶店で守村君を待っていると、カランカランとドアベルが響き、彼は息を切らせながら入ってきた。
「波子さん、遅くなってすみません」
そう言って、守村君は大きく深呼吸しながら席に座った。
「講義が思ったよりも長引いてしまいました。えっと、待ちましたよね?」
「ううん、気にしないで。私も今来たところだから。それで……話って何かな」
守村君はウエイトレスにミルクティを注文すると、私に向き直り真剣な顔つきで机に身を乗り出すと、私の瞳をジッと見つめた。
160もりりんSS.2:2005/07/11(月) 20:06:21 ID:GjdpkZQN
「あの、ですね」
「うん」
「あの……ですね」
「うん」
「あの…えっとですね」
「うん」
「お待たせしました。ミルクティになります」
 ウエイトレスは私達の緊張した雰囲気を破るように事務的な口調で紅茶を机に置いて、「失礼します」と冷静に去っていった。
その動作をポカンとした顔で見ていた私の姿がよほど可笑しかったのか、守村君はクスクスと楽しそうに笑うと、ゆっくりと口を開いた。
「あの……僕と泊まりで旅行に行って頂けませんか?」


 私たちは一泊二日の日程で軽井沢に着いた。浅間山や軽井沢植物園を一日かけて見てまわった。
植物園や軽井沢の自然に触れているときの守村君がすごく楽しそうで、思い切って旅行を承諾して本当に良かったと思った。
5年間身につけてきた花屋での私の知識よりもずっと沢山の事を知っている守村君は、やっぱりすごいと思ったし、改めて尊敬もできた。
そして、両親と尽を騙すのに協力してくれた有沢さんにお土産買い、
ホテルの本館でワインを飲みながら夕食を済ませて、私達が泊まるログハウス作りの部屋に着いた。
ソファに腰を下ろして時計を見ると、午後9時を廻っていた。
161もりりんSS3:2005/07/11(月) 20:09:40 ID:GjdpkZQN
「料理、すごく美味しかったね」
「はい。お昼に食べた蕎麦も美味しかったですけど、ホテルの洋食もとても美味しかったです」
「少し、飲みすぎちゃったかな、少し頭がフラフラする」
「大丈夫ですか?」
「守村君ってお酒が強いもんね。付き合う前はてっきり弱いとばっかり思ってたのに」
「こんな事、なんの得もないですよ」
「そうかな。ほら、女の子口説く時なんて強い方がいいでしょう」
「もう、僕には波子さんが居るので、他の女の子を口説く必要なんてないですけどね」
 そう言って、守村君は私のおでこにそっと触れた。手がひんやりとしていてとても気持がいい。
「やっぱり、顔が火照ってますね」
「お風呂に……入らなきゃ」
 私はこれから起きる、初めての出来事にドキドキしながら逃げるようにソファから立ち上がろうとした。
でも、守村君は私の腕を取り、それを制した。
「待ってください。そんな酔った状態でお風呂に入ってはいけません」
「でも……」
「もう少し後にしないと、倒れてしまいますよ」
「でも、汚れた身体じゃ……」
 私の言葉の意味をすぐには理解できなかったのか、守村君は私の掴んだまま動かなかった。
でも、言葉を理解すると掴んでいた手をパッと離した。
「あっ、えっと。……僕が先に入ってきます」
「う、うん。わかった」
「すぐ出ますから」
「い、いいよ。ゆっくり入ってきて」
「それでは行ってきます」
「行って、らっしゃい……」
そうして、守村君は扉を閉めて出て行ってしまった。
私はその姿を見送ると頭を抱えてうずくまり、唸るように呟いた。
「私、余裕なさすぎかも」
162もりりんss4:2005/07/11(月) 20:15:58 ID:GjdpkZQN
私はお風呂から上がり、寝室に部屋に入ると守村君は浴衣姿で窓を開け、外を眺めていた。
「何か外にあるの?」
「はい、たくさんの星がみえます」
私も守村君のすぐ傍らに立って、空を見上げる。
すると、漆黒の闇に満天の星空が広がっていた。プラネタリウムとは違い、本当の星空はどこまでも広く、ずっと見ていると心細くなるほどだ。
ばら撒いたようにきらめく星は、もう何がどの星座かなんて判らないほどの圧倒的な存在感で無数に輝いていた。
「本当に、すごくキレイ」
 私は、ただその星空に息を呑むことしかできなかった。本当の星空を生まれて初めて見た気がする。
「波子さん」
 窓に映り込む守村君は私を見つめている。私はその瞳に目を合わさないようにずっと星空を見つめ続けていた。
ここで見つめ合う事が出来ればいいのだけど、恥ずかしくてまともに守村君の顔を見ることなんてできない。
「僕は……」
 窓越しの守村君はうつむく様に目線を落とした。私が緊張して守村君をまっすぐ見る事が出来ないのと同じで、守村君もまた緊張して先に進めないんだ。
私がもう少し勇気を出せば私たちは前に進める。
 私は開いていた窓を閉め、ゆっくり守村君に向き合った。
「あのね、私。ずっと待ってたんだよ」
「え?」
「守村君とえっちする事、ずっと待ってた。私に女としての魅力がないから手を出してこないのかな、って不安だった」
「そんな…、そんな事ありません。波子さんが魅力的過ぎて、僕はいつも怖かっただけなんです。
本当に僕なんかが波子さんと一緒に居ていいのかっていつも考えてました。
僕は自分に自信がもてなくて、波子さんに触れるだけで、とても緊張してしまうんです」
163もりりんss5:2005/07/11(月) 20:18:06 ID:GjdpkZQN
私も守村君と手を繋ぐだけで、今でもとてもドキドキしてしまう。
それは、守村君も同じ気持ちだったんだ。
私たちはお互いを意識しすぎてしまうあまり、先に進めずに自信をなくしてしまっていた。
付き合っても未だに「桜弥くん」って呼べないのも何かが壊れてしまう気がして臆病になっていたからだ。
きっと、今時の中学生の方が私たちよりもずっと上手な恋愛をしているのだろう。
「さ、桜弥くん。私、桜弥くんが大好きだよ」
 私は守村君にまっすぐ向き合って、目を見て告白した。語尾が震えてしまったけれど、これが私の精一杯の気持ちだ。
守村君が私を大切にしてくれるのも分かっているし、私を好きでいてくれるのも知っている。
でも、その気持ちを言葉に表現するにはとても勇気がいる。
「はい、僕も大好きです」
 そう言って、守村君はやさしく微笑むと、私を抱きしめて、そっとキスをした。

おわり
164158:2005/07/11(月) 20:21:50 ID:GjdpkZQN
以上です。

書き込むと以外と長いですね。
誤字脱字があったら笑ってやってください。

失礼しました。
165名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 21:12:17 ID:uQq16hm4
GJ!
続き見たいなw
166名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 12:41:22 ID:WMbYh/n6
2年もHなしじゃ辛かろうな・・・早く続きを済ませてやってくれ!
と思ったけど おわり か・・・w

乙!ごちそうさまでした>>158
167名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 13:39:58 ID:7PiQv+wp
>158
モリリンSSキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
モリリンらしいな〜純で(*´д`*)
できれば続きが読みたいなあ・・・・初めてどうしはそれだけで萌える・・・・
GJ!ですた!ちなみにIDもGj!

触発されて、SS書きました。
バイトです。
女の子の名前は、奈都(なつ)にしております。
季節設定が夏だったから、ただそれだけです。
168台風1:2005/07/12(火) 13:41:01 ID:7PiQv+wp
「ちょっと社会勉強しいに行ってくるわ」
 彼が、さも近所に買い物に行くような言い様で、バイクにまたがり海外に行ってしまって
1年はゆうに過ぎてしまった。
 その間「元気でやってるで〜」っていう内容の電話が数回と、
送ったときにいたであろう国からの絵はがきが数枚来たのみ。
 絵はがきのときは、だいたい話しづらい内容の時だった。

−ごめん、どうしてもあっちも見てみたくなった、行ってくる−

 そんな内容だった。
 これで許してもらえると甘えているあたりが彼らしい。

 それで帰国がずるずる伸びに伸びて1年が過ぎ、
彼女はその間に短大を卒業し市内の会社に就職した。
 短大に入学後すぐ、父親の転勤で、両親と弟は別の県へ引っ越してしまっていた。
 だから彼女はこの家に一人。
169台風2:2005/07/12(火) 13:41:26 ID:7PiQv+wp
 彼が海外に行く前、
「ホントはついて来てほしいねんけどな、
その日暮らしになりかねんから、こっちで待っとってな?」
と言っていた。
 時折くる連絡から察するに、本当にその日暮らしに近いものがあるんだろう。
 
 こちらから連絡とろうにも、どこにいるか分からないし、
「何かあったら、いっちゃん先に奈都に連絡行くようにしとくわ」
なんていけしゃあしゃあと言っていたくらいだから、きっと何事もなく海外にて楽しくやっているんだろう。

 ただ、1年以上もほったらかしにされていたら、さすがにさびしくなってくる。
 この社会勉強が今の彼にとって大事なものだと思って機嫌よく送り出したものの、
やっぱりいつまでも寛容でいられない。

「あんまりほったらかしてたら、私、流れちゃうんだからね」
 そんなことを思っていたところに、また絵はがきが届いた。
170台風3:2005/07/12(火) 13:41:54 ID:7PiQv+wp
−ずっと待たせてるんやったらごめん、奈都のええふうにしてくれ。まどか−

(待たれへんのやったら、待たんでええで)
 彼はそう言っているんだと愕然とした。
「なんてひどいやつ!」
 ものすごく腹が立って、ハガキを破ってやろうかと思ったけれど、
それもできなくてそのまま机にしまった。
 
 そのエアメールが最後。
 それから3ヶ月も経ってしまった。

 毎日、会社に行って帰って寝て、たまになっちんやたまちゃんと遊んで、また会社に行って、そんな繰り返し。
 何度か、会社の同僚から「付き合ってくれないかな?」なんて申し込みもあり、
そちらに行っちゃおうかななんて彼女は思ったけれど、どうしても彼のことが吹っ切れなかった。

「私たち、今どんな関係なのかな?」
 そんな風に独り言で彼に毒づく。

−あなたを切れない私の気持ち、まどかは分かってるのかな−
171台風4:2005/07/12(火) 13:42:29 ID:7PiQv+wp
 台風の季節が来た。
 はばたき市は海に隣接しているので、波風がきつい。
 夏が来ると、台風の影響はすさまじかった。

「あ〜、また直撃・・・」
 夕食を食べながら見ていた天気予報が、台風襲来を告げる。
(戸締り、きっちりしなくっちゃ)
 食べ終えると、彼女は一つ一つ、丁寧に雨戸を閉めていった。
 雨と風が、容赦なく家に吹き付けて始めた。

 ガン!ガンガンッ!!!

 ものすごい勢いで玄関の扉に何かがぶつかった。
「なんなの〜〜?!」
 彼女は恐る恐る玄関のスコープを覗くと、それは物ではなく人影だった。
 
「え?」
「奈都〜、はよぉ開けて〜〜・・・雨風きっついわ〜〜」
「ま、まどか!?」

 1年半もほったらかしてくれた張本人がずぶぬれで立っていた。
 彼女がドアを開けると、「こんばんは〜」なんていいながら玄関に入ってくる。
 彼は口を開くと、
「ただいま〜って言ってもええんかな?」
と言った。
172台風5:2005/07/12(火) 13:43:13 ID:7PiQv+wp
「・・・・」
「待っててもらえたんかな?」
「・・・・・」
「あの〜・・・・なんかゆうて?」

 彼女は勢いよく空気を吸うと、
「バカッ!!!」
そう言って、理由は分からないまま、惜しげもなく涙をこぼしながら立ちすくんでしまった。
 落ちる涙を拭きもしないで、ギッと彼の目を見据える。

「その顔は、待っててくれたって・・・・とってええんかな?」
「バカ!!!」
「せめて『あほぉ』ゆうてもらえませんか?バカはきつい・・・」
「ドあほぅ!!」
「・・・あはっ!すまん!話したい事はたくさんあるし、奈都の言いたいこともみな聞かなあかんし、やけどとりあえず・・・・」
「・・・・」
「抱きしめさしてくれ」

 彼が両手を広げて差し出す。
 彼女は声をあげて泣きながら、条件反射のように彼に抱きついた。
 すっかり濡れた彼の服は冷たかったけれど、頭をなでる彼の手だけは温かかった。 
173台風6:2005/07/12(火) 13:44:09 ID:7PiQv+wp
 彼を部屋に入れ、タオルを差し出すとキッチンに入って緑茶を入れる。
 熱いお茶の入った湯飲みを受け取ると、
「うん、日本のもん飲むとやっぱ落ち着くわー」
と、濡れた上着を脱ぎ、頭をタオルで拭きながら彼は言った。

「いつ帰ってきたの」
「夕方。台風で帰ってこられへんかったらどうしようかと思ったわ」
「今日帰るって連絡くれたらよかったのに」
「連絡?したやん、ハガキ送ったで?」
「届いてない」
「あれ?変やなあ・・・ちゃんと送ってんけど」
「来てない!」
「・・・・そっか。まあええわ、さて、何から話しますか?」

 彼は彼女に向き直った。
 彼女は机から一枚のエアメールを出してきた。
174台風7:2005/07/12(火) 13:44:51 ID:7PiQv+wp
「これってどういうつもりだったの?」
「うわ!やっぱりそれか!」
「私、このハガキ来た時、まどかのこと、ふっきろうとしたんだよ・・・」
「そっか・・・・」
「だけどできなかった、あなたに一言文句言うまでは絶対にって・・・・」
「・・・・・すまん、そのハガキ出したとき、オレもちょっとゆきづまってな」
「・・・・」
「出してしもた後に後悔したんや」
「・・・・」
「やけど、長いこと好き勝手してたんはオレのわがままやしな、このハガキで奈都が離れていくんやっても、
オレはあきらめなしゃあない思って」
「・・・・」
「でも、待っててくれて・・・オレ・・・・めっちゃうれしいわ」
「・・・・うん、でも。まだ全然許してないんだからね」
「分かってる・・・・それはおいおいゆっくりと、な?ところで・・・・」
「ん?」
「あの・・・がっついて申し訳ないんやけど・・・・」
「?」
「シてええか?」
175台風8:2005/07/12(火) 13:45:19 ID:7PiQv+wp
 彼が頬を赤らめて天井を見て言っている。
「はぁ?」
「昼間の間はな、いろんなところ行ったりして価値観変わるもんよおさん見て、なんともなかってんけど」
「・・・・」
「やっぱ夜はあかんわ、お前が恋しいなる」
「いきなり帰ってきてそれなわけ?」
「それでも操立ててたんやで?」
「うそだ!」
「うそちゃうわ!信じてくれへんのも分かるけどな・・・・ま、したら分かるやろ」
「えええっ!」

 彼は彼女を抱きかかえると、ソファに横たえた。

「ちょ、ちょっと待ってよ!、心の準備が!!!」
「あかん、待たれへん」

 彼は彼女の顔を両手で挟むと、唇を合わせた。
 久しぶりの彼のキスは、懐かしい彼の香りがした。
 彼も、彼女の唇の感触を確かめると、少し冷静になったのか、
「ダメか?」
と、重なった唇の端で聞いた。
「もぅ・・・・ダメじゃない・・・よ」
「そか・・・」
176台風9:2005/07/12(火) 13:53:53 ID:7PiQv+wp
 再び深く唇を合わせたとき、彼は舌で彼女の咥内に入り込んだ。
 息がつけないくらいに絡みつく。
「オレ、なんやキスだけでイきそうや」
 
 彼女は(私も・・・・)と思ったけれど、その言葉を飲み込んだ。
 
「脱がせるで?」
「うん・・・」
「これも、もう脱がせてもええ?」
「うん・・・でも恥ずかしいな・・・久しぶりすぎて」
「じゃ、一緒に脱いだらええやんな・・・・そしたら恥ずかしないやろ」
 彼は彼女を全裸にしてしまうと、自分もすべてを脱ぎ去った。
 旅の間に少し成長したのか、たくましくなっている彼の上半身に、彼女はドキドキした。
(この腕の中で抱かれるんだ・・・)
 反対に彼もどぎまぎしていた。
(うわ、こいつ、めっちゃ女の体になってるやん・・・・)
 二人して冷静を装うのに必死だった。

「あかんな、ホンマがっついとおわ」
「うん・・・・でも、いいよ」
 再び抱きしめあうと、彼女の首筋に彼は顔を埋める。
 彼の舌が、彼女の鎖骨を這う。
 両手は左右の胸にしっかり添えられ、優しく揉みあげた。
 彼の手のひらから伝わってくる熱すべてが、彼女の快感にすり替わっていった。
177台風10:2005/07/12(火) 13:54:35 ID:7PiQv+wp
「あ・・・」
 彼女の口から、少しづつ快感の声が上がり始める。
 胸を揉む指の間から出ている乳首を口で含み、転がすように舐める。
 彼女は体の中心からしびれてきて、頭は熱に浮かされたようになる感覚になる。
(ああ・・・・まどかだ・・・・)
 この感覚に襲われると、彼女はもう、彼のことしか考えられなくなる。

「ココ、大きいなったな・・・、めっちゃ柔らかくて、気持ちええわ・・・」
 乳房をもてあそびながら彼は言った。
「それに・・・・ココも柔らかあて、抱き心地がええわ・・・・」
 彼が彼女の太ももに手を添える。

「それって太ったって言いたいの?」
「ちゃう・・・・俺を惑わす体になってて誘惑されたっていいたかっただけや」

 彼はしばらく、彼女の体の変化を確かめるかのように、体中をくまなく舌と手でなでていたが、
最後にその手を彼女の足の間に割り入れた。
178台風11:2005/07/12(火) 13:55:07 ID:7PiQv+wp
 くちゅ・・・・
 卑猥な音が響いた。
「んんっ・・・・!」
「ここも、待っててくれたんや・・・あふれてくる」

 彼はもう一度口付けた。
 指はそのまま、彼女の花芯をなぶる。
 ・・・くちゅ・・・・くちゅ・・・・
 規則正しく水音が響く。
 彼は、指を中に入れてしまわないように、入り口をなぞっていた。
 時々、敏感な芽の方に這わせる。
 
「・・・・あっ・・・・んっ・・・・」
 彼の与える快感に、彼女は従順に応えた。
 なのに彼の動きが止まった。
 与えられ続けてた快感が止まり、何が起こったのかと閉じていた目を彼女は開いた。

 彼は彼女の目の前で、てらてらと光る自分の指を舐めた。
「むっちゃ久しぶりや・・・・お前の味がする・・・・」
「やだ!・・・・やめ・・・て・・・」
「いややって言ったら?・・・・もっと・・・・ええよな?」

 そういうと、彼女の足の間に顔を埋めて舌を入り込ませた。
 彼女は恥ずかしさのあまり、足を閉じようと必死に抵抗したけれど、全く間に合わなかった。
 簡単に彼のその技に溺れる。
 彼は芽を吸い上げたり、軽く甘噛みしたり、中に舌を繰り返し差し入れたりした。
 彼女からあふれてくるものを、丁寧に舐めあげる。
179台風12:2005/07/12(火) 13:55:51 ID:7PiQv+wp
「まどかっ・・・・まどかぁ・・・・もう、わたし・・・・だめぇ」
「イきそう?」
 彼女はうなずいた。
「イってええよ?このまま・・・・」

 彼は再び、口で愛撫する。
 彼女の快感の波に合わせて、どんどん強く舌で擦る。
 口で愛しながら、彼女の中に、一本、もう一本と指を差し入れゆっくりかき回した。
 ぴちゃぴちゃといやらしい音が部屋の中に響く。
「あっ・・・・イ・・・・・ちゃう・・・」
 彼女は、彼の頭を太ももで強く挟むと、ビクンッと体を大きく痙攣させて果てた。

「はあっ・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
「よかった?」
「・・・・う・・・ん・・・・」
「オレも、そろそろええかな?奈都とひとつに・・・・・な?」
「うん・・・・来て・・・・」

 彼は彼女の両足をぐいっと広げると、彼女の入り口に自身をあてがった。
 くちゃっと音を立てて、彼は侵入してくる。
 イった後すぐに、再び与えられる大きな快感の到来に彼女の肌は粟立った。
 しかし、少し入れただけで、彼はまた動きを止めた。
180台風13:2005/07/12(火) 14:01:00 ID:7PiQv+wp
「くっ・・・・・・・・奈都?・・・・ほんまに長い間、待っててくれたんやな?」
「んっ・・・・ど、して?」
「・・・ははっ」
 彼は軽く笑うと、急にまじめな顔つきになってこう言った。

「マジでキツイ・・・・無理せな入らん」
「え?」
「痛かったらすまん、ゆうてな?努力するわ」

 彼はそう言って、ゆるゆるとゆっくり優しく挿入を始めた。
「ン・・・あっ、イタッ・・・」
「すまん、痛いわな・・・こっちも持っていかれそうや。ちょお、力抜いてみ?」
「力?入れてないよぉ・・・」
「無意識かいな・・・・」

 彼は彼女の耳元に口を寄せた。
「奈都・・・・愛してる・・・・キス、してええか?」
 彼はまたキスをする。
 優しく、ふんわりと落とすキス。
 そしてぎゅっと抱きしめた。
 その安心感に、彼女の体が緩む。
 その瞬間、彼は腰を押し込んだ。

「あ・・・・」
「入った・・・・で?」
「う・・・ん・・・・」
「悪い・・・・オレ、もう止められへんで・・・・」
 彼が奥まで押しやる。

「やっと奥まで入った・・・・」
「・・・・すごく、イイよ・・・・」
「動くで」
181台風14:2005/07/12(火) 14:01:27 ID:7PiQv+wp
 彼は少しづつ抽送を始めた。
 中から与えられる刺激に、久しぶりの感覚が呼び起こされ、彼女は打ち震える。
(まどかが帰ってきたんだ・・・・これは夢じゃないよね)
 ひとつになることがそのものが、彼女の快感となった。

「奈都?」
「・・・うん?」
 彼は繰り返す律動を止め、深く息を吸って、ゆっくり吐き出した。
「あんな・・・・久しぶりすぎて、オレ・・・持たんわ」
「・・!」
「いっぺん、イってええか?」
「・・・うん、まどかの好きにして?・・・・その代わり、まどかのイクとこ、見てていい?」
「うわ、むっちゃ恥ずかしいわ、でもかまへん・・・・見とって・・・・」

 そういうと、彼は彼女のウエストをグッと抱えると、強く挿入し始めた。
「・・・はっ・・・はっ・・・」
 呼吸を荒げた彼が切なそうな顔をして彼女を見ている。
 きっと、彼が果てるのは近いのだろう。
 彼女の中で、彼自身が固く、大きくなるのを感じた。

「すまん・・・・先イク・・・・クッ・・・」
 彼は鼻にかかったような息を吐いた。
 眉をひそめて彼女の目を強く見つめ、
「ぁあっ・・・・」
とうめき声を漏らし、ビクッと震えると、彼女の中に精を吐き出した。
 そしてそのまま彼女に倒れこんだ。

(まどか・・・イク時の顔、色っぽいな・・・)
 彼女は、彼の熱っぽい目とその顔を見ているだけで、どうしようもない欲求に駆られた。
(ヤダ、まどかの顔見てたら、私・・・・このまま、まどかと一緒に・・・・)
182台風15:2005/07/12(火) 14:03:57 ID:7PiQv+wp
 そういう想いとは裏腹に、彼は離れてしまった。
 彼が抜けるときに、
「あんっ・・・」
と、不満げな声が出てしまう。

「なんや?どないしたん、そんな切なそうな声上げて・・・」
「ん・・・えっ、と・・・・」
「ちょお待っとりや、心配せんでも、このまま終わりにせえへんから」
「!!」

 彼に気持ちを見透かされていたことに、彼女はあわてた。
 彼はいつ着けていたのか、ゴムを取り外して始末すると、
新しいものをつけて、再び彼女の体にのしかかった。

「奈都も、まだ足らへんやろ?オレもまだまだやし」
「でも、休憩したほうが・・・・」
「お前、オレを舐めてる?健全な青年が、1年以上女断ちしててんで!こんなもんでヘタレる

か!」
「そうなの?」
「んじゃ、2回戦・・・・」

 再び、彼女の中に、彼が入り込む。
 一度出したためか、彼にも余裕がある。
 彼女の中のいいところを確かめるように、角度を変えては挿入してきた。
「まどかぁ・・・」
「ココ?奈都のポイント」
「・・・うん・・・あぁっ・・・・ソコ・・・・すごく、イイ・・・・」
「変わってないんや・・・・オレの残したまんまやな・・・・」
183台風16:2005/07/12(火) 14:04:42 ID:7PiQv+wp
 彼はそこばかり執拗に攻め立て始める。
 小さな快感の波が大きな波に変わるのに、そう時間はかからなかった。   
 
「はあぁ・・・んんっ・・・」
「もしかして、・・・・イきそう?」
「・・・あっ・・・・・・ああぁ!」
 彼女には会話をまともに続ける余裕はもうなかった。
 それでも、彼は語りかける。
「コレ、やっぱ無意識?オレのこと、むっちゃ締め上げてくんの」
「・・・・あぁ・・・んっ!」
「このまま、中でイかせたる・・・・・もっとええ声、聞かせて・・・・」
「・・・・あ、イ・・・・く・・・・」
「奈都、愛してる・・・・・・・・一緒に、イこ?」

 彼は彼女の片方の足首を掴んで持ち上げると、
余った手の親指で、彼女の敏感な芽を押しつぶしながら、
深く自身を押し込んだ。

「ああっ・・・まどか、わたしっ、溶けるっ!!」
「奈都・・・・っ・・・」
「まどかぁ・・・・んんっ!」

 お互いの名前を呼んで、深く口づけると二人で同時に果てた。
184台風17:2005/07/12(火) 14:05:46 ID:7PiQv+wp
 ベッドの中で、彼は彼女の髪をいじりながら話し始める。

『世の中って広いようで狭いっていうけど、ほんまやねんな。
 あのはがき出したすぐ後、きらめき市から来とおっていう男の人におおてな。
 その人との出会いで、オレ変わってん。
 その人にめっちゃ救われたんや・・・・
 その縁でな、これから、その人の仕事手伝うことになったから。
 コレからはホンマ一緒におれるで?
 
 さっきは世の中狭いっていったけど、ホントは広いんやで?
 だってな・・・・
 奈都の抱きたくても抱きに帰られへんねんもん。
 俺のこと、信じて待っててくれて感謝しとる。
 試したわけやないけど・・・・奈都がそういう女でオレ、惚れ直した。
 今度は奈都がオレを試してくれてええよ?』

 彼の独白をうなづきながら聞いていた彼女は答えた。

『試すも何も・・・・まどかが私のこと充分に惚れてるのが分かったからもういいよ・・・・
 これからはずっとそばにいてくれるんだよね・・・・このままずっと・・・』

 台風の強さは一向に収まらない。
 轟々と吹く風の音の中にもかかわらず、彼と彼女は裸のまま寄り添って、
いつの間にやら眠りについていた。
185台風18:2005/07/12(火) 14:06:27 ID:7PiQv+wp
 朝、台風はすっかり去ったようで、窓からは日差しが差し込んでいる。
 彼女はその光で目を覚ますと、眠っているまどかを起こさないようにそっと身を起こすと、
服を羽織って外に出た。
 風が雲を持っていってしまったのか、晴れ間が広がっている。

(昨日は家の中も外も台風だったな・・・・)

 郵便受けから新聞を取り出すと、何かが引っかかっていることに気が付いた。
「あ・・・・まどかからの絵はがき。昨日のうちに来てたのに、気が付かなかったんだ・・・・」
 綺麗な港の風景。
 ひっくり返して文を読む。

『奈都、○日に帰る。
 待っていてくれるかどうか分からんけど、その日のうちに会いに行く、絶対行くから。
 オレのこと、もうええっていうのなら「帰れ」言うてくれたらもう会わへん。
 やけど、もし待っていてくれたんやったら、「おかえり」ゆうてくれ。まどか』

「タイミング、悪すぎやわ〜」
 変なイントネーションの関西弁でハガキにつぶやく。
 そのハガキを持ってベッドに戻ると、まどかはまだ眠っていた。
 頬にキスして、彼女は言った。

「まどか・・・・朝だよ、おはよ」
「・・・・ン・・・おはよ・・・」
「それから・・・・おかえりなさい」
186名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 14:06:54 ID:7PiQv+wp
台風、以上です。
久しぶりでがっつくバイトがかきたくて、彼に長期出張に行ってもらいました
関西弁圏内在住ですが、大阪ではないので、ニュアンス違ったら笑ってやってください。
187名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 17:30:26 ID:PuOAY/ZH
帰宅して覗いてみたらバイトSSキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
>>186タン乙です!ありがd
自分バイト萌えなんで萌えが止まりません
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
188名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 02:54:28 ID:VHaZ+p9Q
>>186
バイト萌!!!!!
乙!!!!
189名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 17:32:49 ID:VZi3Db2k
>>158
ぶっちゃけもりりんより漢前な波子にときめいてしまったw
そしておしとやかで落ち着いたもりりん萌え。
文体のテンションも合ってるような気がしないでもない。

>186
流れがすっごく自然だ。それだけでもうヱロい。
190158:2005/07/13(水) 20:36:20 ID:7MTf+tx/
みなさん、温かい言葉ありがとうございます。
励みになります。

そして
>>186さんGJです。
バイトにハァハァしました。

で、もりりんssエッチ編を思わずかいてしましましたので
よかったら読んでください。
191もりりんssエッチ編1:2005/07/13(水) 20:38:29 ID:7MTf+tx/
守村君は私の肩を抱き寄せ、キスをした。
キスといっても映画のように大胆なものではなく、かすめるような軽いキスだ。
それでも、はじめての事に鼓動は激しく高鳴って、立っているのがやっとだった。
「少し、震えてますね。あの…大丈夫ですか?」
守村君だからうれしい。でも、どうして震えてしまうんだろう。
「ううん、平気だよ。すごくうれしいのに、どうしちゃったんだろう、私」
「僕もどうしていいかわかりません。でも……」
守村君は私の肩に置いている手を私の腰に回し、息ができないほど強く、私を抱きしめた。
私の耳元で守村君のいつもより荒い息使いが聞こえ、熱い吐息がかかる。
いつもの穏やかな守村君とは違う、切羽詰った思いが肌を通して伝わる。
192もりりんssエッチ編:2005/07/13(水) 20:40:21 ID:7MTf+tx/
「桜弥君……」
「本当の僕はあなたを壊してしまいたいほど愛しています。
でも、自分の気持ちから逃げて2年間も待たせてしまいました。
毎日あなたの事ばかり考えている自分にいつも呆れてるほどなのに、弱気な僕は想いの半分も行動に出せないままで……。
だけど、今からはもう自分に嘘をつきません。だから、覚悟してください」
そう言って、守村君はメガネを外し窓際に置くと、さっきとは全く違う深く息苦しいキスをした。
舌で無理やりこじ開け、私の中に割り込む。その舌は歯茎をなぞり、私の舌に絡みついた。
守村君の唾液が私の中に注ぎこまれ、うまく息が出来ない。必死になってそれを飲み込み、すがるように舌を絡ませた。
甘い、経験したことのない疼きが下半身に広がり、浮いているようなふしぎな感覚に私は立っていられなくなる。
守村君に体を支えてもらわなければ、私はその場に崩れ落ちてしまうだろう。
静寂の中に二人の息遣いと私が漏らす声だけが響く。長いキスは2年間を埋めるように続いた。
密着した下半身から、守村君のものが硬くなっているのが分かる。
それがうれしくて、同時に怖い。
193もりりんssエッチ編3:2005/07/13(水) 20:45:11 ID:7MTf+tx/
「桜弥君。私、立っているのが辛いよ」
守村君は何も言わず、私の手を取りベッドまで導いた。
いつもなら、『すみません』や『大丈夫ですか』と言ういたわりの言葉がすぐ出てくるはずなのに、何も言わず黙ったままだ。
私はゆっくり寝かされ、守村君が覆いかぶさるようにして私を見つめた。
「やさしくするつもりです。でも、上手くできないかもしれません」
「いいよ。桜弥君にだったら、何をされてもうれしいから……」
守村君は私の前髪をすくようにやさしく撫でた。私は目を瞑り、手から伝わる想いを受け止める。
「この日を何度も夢で見ました。あなたを抱く夢を何度も見ては、そのたびに自己嫌悪して」
「桜弥君……」
守村君はやさしく私の唇を塞ぎ、私の浴衣の紐解いた。
そして、手の平で包み込むようにして私の胸を揉んだ。
円を描くようにゆっくりふれられ、くすぐったいような頭の芯がぼんやりするような感覚が体を覆う。
そして、その先端に触れられる度、その感覚は強くなった。
194もりりんssエッチ編4:2005/07/13(水) 20:46:59 ID:7MTf+tx/
「ん……」
私は小さく甘い吐息をもらした。
「もっと、素敵な声を聞かせてください」
そう言うと、守村君は胸にある手を下半身に滑らせた。
私は恥ずかしさで身をくねらせる。もう、さっきのキスで私の下着の中はぐっしょりと濡れている。
「いやだ、恥ずかしいよ」
「じゃあ電気を消しましょう。それで、僕も裸になります」
守村君は自分の浴衣を脱ぎ、一糸纏わぬ姿になった。
そして、電気を消し、ベッドサイドの淡い光を灯した。
「これでお互いさまです……」
私の抵抗も空しく、守村君は私の下着に手を入れて熱くなっている中に触れた。
そして、下着を下ろすと、濡れた突起を撫であげた。
「いゃ……ん…」
「すごい、こんなに濡れて……」
「んん……」
守村君は私の様子をみながら一番反応がいい部分を執拗に触れた。
やさしく、ときには強く触れられて、私の頭の中が真っ白になっていく。体がふるふると震え、強張って動かない。
でも、背中からぞくぞくするような快楽の波が体を覆い、腰がふわりと浮き上がる。
自分の鼓動が耳元で響き、守村君の吐息が遠くに聞こえる。
そんな今まで味わった事の無い快感に身を焦がしながら、守村君の体にしがみついた。
195もりりんssエッチ編5:2005/07/13(水) 20:49:45 ID:7MTf+tx/
「ひゃ……あん…」
「僕に感じてくれてるんですね。ここから次々と溢れてきます」
守村君はそう言って、私の膣内に指を滑り込ませた。
クチュクチュと卑猥な音をさせながら、指をまわすように上下させた。
こんな音を出してしまう、自分の体に恥ずかしくなる。
「痛いですか?」
「ん……。大丈夫……」
「さっきの方がよかったみたいですね」
「どうして……?」
「体の反応がぜんぜん違います。さっきは話す余裕もなさそうでした」
確かに膣内に指を入れられているときは、鈍い痛みのような感覚と淡く体が疼くだけだ。
きっとまだ処女の私には体の準備ができていないのかもしれない。
意外と冷静に私を観察していた守村君を少しずるいと思ってしまう。
でも、同時に私だけを見てくれていることがうれしい。
ライトにボンヤリと照らされた守村君の頬にそっと触れて、私は呟く。
「桜弥君と一つになりたいよ……」
守村君は何も言わず、私に軽くキスをすると足を持ち上げ体を前に預けた。
硬くなった彼の先端が触れたかと思うと、体に激痛が走る。
196もりりんssエッチ編6:2005/07/13(水) 20:51:22 ID:7MTf+tx/
「ああっ……」
「止めておきましょう。僕は大丈夫ですから」
「ダ……ダメ。続けて…」
「でも」
「お願い、平気だから」
「わかりました。でも、無理だったらすぐに言ってください」
そう言うと、守村君は私の中にゆっくり体を沈めていった。
「イタっ……」
「キツ……」
私の中がキツイのか守村君は小さく呻いた。そして、慎重に動かしていく。
私は唇をかみ締めながら、それに耐える。動きが少しずつ激しくなっていく。
逃げる体をシーツを掴んで固定し、何度も迎え入れる。
肌と肌がぶつかりあう音が響き、守村君の汗が胸の上に落ちる。
「私……」
「僕も、もう……出そうです…」
最後の快楽を貪るように激しく動き、接合部分からはクチャクチャと水音がたつ。
「くっ……」
守村君の短いうめき声と共に、私の中からズルリと異物が抜け出る感覚がした。
そして、吐息と一緒に生暖かいものが私のお腹にかかった。
197もりりんssエッチ編7:2005/07/13(水) 20:52:53 ID:7MTf+tx/

私は胸に顔を埋めるように、守村君の鼓動を聞いていた。素肌で伝わるぬくもりが心地いい。守村君は私を抱きしめたまま、天井をぼんやりと見つめていた。
「2年間、長かったけど待っててよかった」
「すみません。僕がもっとしっかりしていれば」
「いいよ。だって告白してくれたときに、待ってくださいって言ってたでしょう。だから、不安だったけど、5年でも10年でも待つつもりだったよ」
「それじゃ、もう少し待っててもらえませんか?」
「え、どうしたの?」
「僕が一人前になるまで、もう少し待っててもらえませんか」
「それって……」
「はい。必ずあなたを迎えに行きますから、もう少しだけ気長に待っていてください」


おわり
198もりりんssエッチ編 番外:2005/07/13(水) 20:54:22 ID:7MTf+tx/
私は胸に顔を埋めるように、守村君の鼓動を聞いていた。素肌で伝わるぬくもりが心地いい。
守村君は私を抱きしめたまま、天井をぼんやりと見つめていた。
「ねえ、どうして中で出さなかったの?」
私は少し棘のある言い方で質問をした。
本当は私の中で果てて欲しかったのに、その願い叶えられなかったからだ。
「それは、僕がまだ一人前ではないからです。ちゃんと大学を卒業して一人前の医者になったら思う存分中出しします」
「そ、そんな宣言されても……」
「いいえ、決めました。中出しするために、早く医者になります」
「じゃあ、それを楽しみに待つとして……。もう一つ訊きたいんだけど、もしかして守村君って
えっちの経験があったのかな……なんて」
「はい。予習のためにお金を払ってその道の人にレクチャーしてもらいました」
「え゛」
「その時に言われたんです。アナタノモノオオキイカラ、ハジメテノカノジョハタイヘンネ〜って。
僕、ちゃんと出来るか不安で」
「しかも外人!?」
「予習した甲斐がありました」
「〜〜〜〜この浮気もの!!!!」
199158:2005/07/13(水) 20:56:51 ID:7MTf+tx/
いじょうです。

初めて書いたので妄想が暴走してしまいました。
こんな私を笑ってやってください。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
200名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 23:50:19 ID:OPz5cC1i
>>158タンGJ!!
ただし番外編だけは別人さんが書いたのかとチョト引いた…。
モリリンの口から中田氏中田氏はないYO!
201名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 11:06:09 ID:5D1hL0ab
まぁな。最初に言ったら以降は伏せてそうだ、彼自身の品性で。
「それを楽しみに待つとして」もヲイ待て、とか思った。
202名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 17:26:21 ID:8GUsGcEJ
>158
番外編いらなかったね
だけどエチ編は良かったよ、ガンガレ!
また投下してくだちい
203名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 01:59:03 ID:bQ+IHaLd
番外編おもしろかったよ。ワロタ
GJ!!
204名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 19:02:26 ID:Yk0w/HCd
沢山の感想、さんきゅーベリーマッチョ

番外編はマジメーな本編を書いてるとふざけたくなって
我慢できずに書いてしまったものです。
ダッテ、「モノムラクンノオオキイ…」ッテカキタカッタンダモン

書いてると、すげー萌える事がわかったので
また書きたいなと思っています。

ありがとうございました。
205名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 15:08:35 ID:h8lS1Ogx
ものむらクン…Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) …って誰!?
206名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 15:46:17 ID:G8fLAV7w
>>204
気持ちは汲み取れるので焦るな。
寧ろいいと思います、ものむらくんでも。w
207名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 21:47:03 ID:cTRohCTm
age
208名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 22:16:22 ID:jF8O6n0G
moe
209名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 20:49:17 ID:V7cwMa5l
「私に何か隠してる?」
 突然の彼女の台詞に、守村は隠し切れなかった自分の心を恥じた。
 彼女の前では平静を装ってはいたが、内心、穏やかではなかったからだ。
「そんな事は何も!」
「せっかくここに来たって、何もせずに帰っちゃうし、そのくせ、何か気にしてる」
 彼女が守村の核心をついた。やはり心の中を読まれている。
「な、何もせずって・・・・」
「せめて言葉にしてくれなくちゃ、私、守村君と・・・・その・・・・えっと・・・・次に進めないよ」
「っ!!・・・・あ、あの・・・・ごめんなさい・・・・僕が悪いんです・・・・」

 覚悟を決めたのか、守村は深呼吸をひとつすると語り始めた。
「・・・・・・・あなたのこと、好きで好きでたまらなくて、 やっとの思いで通じ合ったというのに・・・・・」
「・・・・」
「僕はそのおだやかな関係に満足できなくて、壊したくて。そして・・・・そんな自分が情けないのです」
「守村君・・・・」
「だから、僕自身が恥ずかしくて・・・・」

 彼女は、知らぬ間に硬く握っていた守村のこぶしを手に取ると少しづつほどいてやった。
 そして自分の手と絡ませて、守村の目を見て言った。
「そんなことないよ?・・・壊そう!今の関係を、ね?
 守村君はこれからだってずっと守ってくれるでしょ?ならきっと・・・・」
「・・・・」
「きっと、神さまは私たちを祝福してくれるよ」
「・・・・」
「ね!」

 守村は天を仰いで言った。
「ホシュ。・・・・・これで・・・・・・いいのでしょうか?」
「うん・・・・うれしい、これで、私たち二人の関係を神様が変えてくれる・・・・」
210名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 01:22:12 ID:ATNO53Pa
ナイスホシュ!
211名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 02:21:29 ID:fDVT9qut
ホシュ最高!
212初体験☆1:2005/07/19(火) 02:57:26 ID:7XQzY7gK
「和馬くん、こっち!」
「おぉ!美奈子、久しぶりだなー!」

彼が渡米して三ヶ月、私達は成田空港で再会した。
会えなかった間、ずっと寂しかったけど、無邪気に笑う彼を見て暗い気持ちは一気に吹き飛んでしまった。

「なんだお前、全然変わってねぇな。ちっとは女らしくなってるかと思ってたけどよ」
「あっ、ひど〜い!…和馬くんは、ちょっと変わったね?」
「そうか?自分じゃわかんねーな。そんなことより、早く帰ろうぜ。もう疲れちまって…」

久しぶりに見る彼は、なんだか逞しくて、髪がちょっとだけ伸びていた。
…なんだか、違う男の人みたいでドキドキするな…。
213初体験☆2:2005/07/19(火) 02:58:12 ID:7XQzY7gK
「ゴクゴクゴク…ぷっはー、やっぱ牛乳は日本製に限るぜ!」
「牛乳って…アメリカでもかわらないんじゃないの?」
「いや、ぜってーコッチの方が美味いって!」

うーん、変わらないと思うけど…まぁいいや。
こういうとこ、和馬くんらしくてほっとする。やっぱり和馬くんは和馬くんなんだな。

「さて、と…どうする?オフクロもオヤジもいねぇし…外行く気分でもねぇしな」
「久しぶりなんだから、ゆっくりお話でもしようよ」
「お話って…お前、昨日も電話で2時間も話したじゃねーかよ」
「いいからいいから、座って」
「お、おう…」

…とは言ったものの、ヘンに緊張しちゃって、ちっとも会話は進まなくって…
なんでかな?話したいこと、たくさんあったはずなのに―――

「…こうして隣に座ってると、はば高時代に戻ったみたいだな」
「えっ!?あ、う、うん。そうだね…」
「なんだよ、お前。緊張してんのか?」
「…うん、ちょっと…」

また、気まずい沈黙。爆発しそうな気持ちがむずむずする。
電話では素直に伝えれた言葉が、今は口から出てこない。
どうしてだろう、隣に居るだけでドキドキして…
214初体験☆3:2005/07/19(火) 02:58:38 ID:7XQzY7gK
「あの、さ…」

沈黙を破って、和馬くんが話し始めた。
真剣な顔で…私の目を、じっと見て。


「…帰ってきたばっかでこんなこというと、変に思うかもしんねーけど」
「なに?」
「俺、アメリカに居る間、ずっとお前のこと考えてた」
「…うん」
「お前が嫌なら、何もしねぇけど。俺…ずっと、お前と…お前を…」

顔を赤くして、和馬くんが目を逸らす。

「駄目だ…うまく言えねぇや。忘れてくれ。なんでも――」

彼が続きを言う前に、私は彼に抱きついた。
自分でも驚くくらい、無意識に。

「和馬くん…わたし、ずっと待ってたんだよ?…」
「……」
「ずっと寂しくて…会いたくて…こうやって、和馬くんの側にいられないことが辛くて…」
「………」
「顔を見て、ちゃんと…好きだよって言って欲しくて…」
「ちょ、ちょっと待て…」
「…?和馬く…!!」

そのとき私は気が付いた。
彼の、男性自身が――起立していることに。
215初体験☆4:2005/07/19(火) 02:59:24 ID:7XQzY7gK
「ひゃぁっ!」
「しょ、しょーがねぇだろ!三ヶ月もおあずけ食らって、いきなり好きなオンナに抱きつかれてみろ!
 …俺だって、ずっとお前に会いたかったんだからな」

そういうコトは知らないわけじゃなかったけど、やっぱり初めてのコトだから驚いてしまった。
…男の人って、ホントにあんなふうになるんだ…

「ご、ごめんね!いきなり抱きついちゃって…その、ただ…」
「いいよ、べつに…」

そういいながら、真っ赤な顔でなんども足を組み替えてる。

「…ねぇ、その状態のままって…ツライ?」
「つらいっていうか…お前、今日はもう帰れよ。なんか俺…変な事するといけねーだろ」
「和馬くんは、私と…その、そういうコト、したいって思ってるの?」
「あったりめーだろ。俺だって男なんだからな」
「私は…いいよ」
「はぁ!?」
「しても、いいよ。和馬くんなら…」
「…お前、自分がなに言ってるかわかってんのか?」

彼の顔が、突然真顔になる。信じられないくらい、胸がドキドキしてる。
急に恥ずかしくなって、和馬くんの顔をまともに見られない…
216初体験☆5:2005/07/19(火) 02:59:51 ID:7XQzY7gK


「目、閉じろよ」

そう言った彼の顔は男の人そのもので。
私は、言われるままに目を閉じた。

弾力のある温かな唇が、私のおでこに触れる。
それは、目蓋に、頬に、そして唇へと優しく移って行く。
触れた唇の間から、滑らかな舌が口の中へと割り込む。
どうしていいのか分からなくて、ただやんわりと口を開くと、
彼の舌と、それから私の舌が絡み合って、唇から艶やかな音が漏れた。

こんなえっちなキスをしたのは初めてで、足が震えてしまう。
倒れそうになる体を、彼の逞しい腕が包む。
そうしてそのまま、ソファベッドへと倒れこんだ。

「…いいんだな?」

…私を見つめる彼の目は、今まで見たこと無いくらい『男のヒト』で、
私は黙ったまま、小さく頷くことしか出来なかった。
体中にカッと火がついたように熱い。
217名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 03:00:58 ID:7XQzY7gK
ごめん、今日はココまでで。
続きは明日書きますー

こういうの初めてかいたんで、見苦しいところは目をつぶってやってくださいorz
218名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 07:40:53 ID:j8FcSW+9
エロ職人様がキテタ━━(゚∀゚)━━
続きのうp、楽しみにしてますo(*´д`*)o
219名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 10:02:07 ID:jQnkvHqj
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)
 (0゚∪ ∪ +
 と_)_) + 続きお待ちしてます
220初体験☆6:2005/07/20(水) 04:27:49 ID:jF0nbTZn
が真剣なのを知ると、和馬くんは着ていたTシャツを脱ぎ始めた。

「いまさら嫌だって言っても、俺止まらねぇからな」
「うん…」

和馬くんの上半身を見るのは初めてじゃないのに、改めて見る裸にドキッとする。
前の時はただの海だったけど、今はえっちをしようとしてるからかな。
ジーンズを脱ぎ捨てて、和馬くんは今や下着だけだ。

「お前も服、脱げよ」
「えっ!?」
「ったく…調子狂うぜ。ほら、腕あげろ」

えっちをするなら当たり前のことだけど…やっぱり恥ずかしい。
私がおずおずと腕をあげると、和馬くんはキャミソールごと私の着ていたブラウスを引っぺがしてしまった。
そのまま、滑らかな手つきでオフホワイトのブラを外していく。
…それにしても、ブラの外し方なんていつのまに覚えたんだろ?
221名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 04:29:39 ID:jF0nbTZn
ごめん、↑の一文字抜けてるんで、訂正してもっかい乗せます。スイマセンorz
222初体験☆6 訂正:2005/07/20(水) 04:36:17 ID:jF0nbTZn
私が真剣なのを知ると、和馬くんは着ていたTシャツを脱ぎ始めた。

「いまさら嫌だって言っても、俺止まらねぇからな」
「うん…」

和馬くんの上半身を見るのは初めてじゃないのに、改めて見る裸にドキッとする。
前の時はただの海だったけど、今はえっちをしようとしてるからかな。
ジーンズを脱ぎ捨てて、和馬くんは今や下着だけだ。

「お前も服、脱げよ」
「えっ!?」
「ったく…調子狂うぜ。ほら、腕あげろ」

えっちをするなら当たり前のことだけど…やっぱり恥ずかしい。
私がおずおずと腕をあげると、和馬くんはキャミソールごと私の着ていたブラウスを引っぺがしてしまった。
そのまま、滑らかな手つきでオフホワイトのブラを外していく。
…それにしても、ブラの外し方なんていつのまに覚えたんだろ?
223初体験☆7:2005/07/20(水) 04:36:56 ID:jF0nbTZn
「触るぞ…」
「…」

緊張で張り詰めた皮膚が、左胸に触れた和馬くんの手に過剰反応する。

「ひゃっ…」
「柔らけぇな、女って…」
「あ…」

和馬くんが私の胸を柔らかく包み、そっと揉みしだく。
胸の中がモヤモヤした気持ちよさでいっぱいになる…
私の胸に触れる、和馬くんの唇。
焦らすように先端には触れないで、周りを綿密に攻めてくる。

「和馬、くん…」
「和馬って呼べよ…その方が興奮する」
「…ッ和馬ぁ…いじわる、しないで…」
「ん…」

そうつぶやいて、和馬は私の乳首を優しく噛んだ。
待ち構えていた快感が、一気に胸を直撃する。

「あんッ」
「お前、感じやすいんだな…」
「だ…って、和馬…がぁ…」
「お前のそういう声、すっげードキドキする…」

和馬に触れられた全ての場所がゾクゾクする。
全身が和馬を感じてたがっている…そんな感じ。
舌先で乳首を弄びながら、和馬の片手がお腹を通ってフレアスカートの下へと忍び込んだ。
224初体験☆8:2005/07/20(水) 04:37:31 ID:jF0nbTZn
「ソコに触っちゃ駄目…汚い…からぁ…」
「手は洗ってあるぜ?」
「そうじゃ、なくて…きゃッ」

下着の中に、和馬の手が、指が入り込んできた。

「お前…すげぇ濡れてる…」
「や…言わないで…あぁっ、動かさないでっ!」
「…気持ちいいんだろ?もっと感じろよ」

体中の神経がその敏感な箇所に集中する。
和馬は指先で軽く触れているだけなのに、少し動かすだけで全身に電撃が走る。
両胸を唇と片手でいじられながら、もう一方の手で私の大切な部分に触れられて、
どうにかなりそうなほどきもちいい。

「あッ…あッ…おかしく、なっちゃう…っ」
「今のお前…最高に可愛いぜ…」

今までに感じたことの無い感覚。
頭が真っ白で…もう気持ち良いことしか考えられない。

「かずまぁ…っ、お願い…私、切ない…」
「ん…っ、なにがだ?」
「私…和馬が欲しい…」
「…分かった」

我ながら、こんな恥ずかしいことを言っちゃうなんて信じられない。
でも今は、この痺れる様な快感に全てを支配されてしまいたい。
225初体験☆9:2005/07/20(水) 04:39:17 ID:jF0nbTZn
「挿れるぜ…?」
「うん…」

ゆっくりと、和馬が腰を沈める。

「いったぁ…」
「大丈夫…か?」
「大丈、夫……ん…ッ」
「お前の膣内(なか)、すっげー気持ちいい…おい、動かしてもいいか?」
「う、ん…」

優しく、和也は腰を動かし始めた。
私の膣内でソレが動くと、鈍い痛みが私を襲った。
だけどそれは、徐々に新たな快感へと代わっていって…

「美奈子…はぁ…ッ」
「ん……あッ、あッ、あん…ッ」

段々とピストンのスピードが上がっていく。
突き抜かれるたび、体中の快感が今にも爆発しそうになる。
汗で体をぬらして、一生懸命動く和馬が愛しい。

226初体験☆10:2005/07/20(水) 04:39:52 ID:jF0nbTZn
「和馬…好き…大好き…っ」
「はぁっ、はぁっ…美奈子、俺、もう…ッ」

そう言って、和馬は私を強く抱きしめ、腰を密着させた。
今にもイってしまいそうだった私は、全身で和馬に抱きついた。

「かずまぁッ!」
「ん…ッ」

ギリギリまで溜まっていた快感が身体の中ではじけて、私を真っ白にしてしまった。
それは彼も同じようで、挿れたままぐったりと肩で息をしている。
「和馬…」
「…うん?」
「サイコーに、気持ちよかった…」
「ああ…こんなに気持ちいいもんだとは思わなかったぜ」

疲れ果てた彼の顔に、笑みが漏れる。
そんな彼の顔を見たら、なんだか意地悪したくなってしまった。

「和馬!」
「なんだよ?」
「…愛してる?」
「…バーカ」
「駄目!ちゃんと答えて」
「…愛してるに決まってんだろ!」

微笑んで、私達はまたキスをした。
この幸せなひと時が、いつまでも続きますように…
227初体験☆オマケ:2005/07/20(水) 04:41:48 ID:jF0nbTZn
・・・・・・・・・・・・

「ねぇねぇ、そういえば、いつのまにブラのはず仕方なんて覚えたの?」
「んん?…あぁ、あれな」
「それに気付かなかったけど、いつの間にかコンドームしてたみたいだし…」
「なんでもねぇよ」
「…もしかして、浮気?なんでコンドームなんて持ってるの?」
「ったく、しかたねぇな…」
「うん?」
「姫条っているだろ?姫条まどか。あいつがさ、俺に色々教えてくれたんだよ」
「…はぁ!?」
「ブラの外し方とか、ゴムのつけ方とか、女が喜ぶ触り方…」
「わーっ、もういいっ!」
「他にも一杯教わったからよ、俺が日本にいる一週間、色々試してみようぜ!」


……姫条くんめ……
228名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 04:43:38 ID:jF0nbTZn
以上です。遅くなってすいません。
そんでお見苦しくてすいませんorz

虹って結構難しいことが分かりました。
また時間があれば色様とか先生とか色々買いてみたいですー
ありがとうございました☆
229名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 07:54:53 ID:WcziPW/P
>>228
GJ!!和馬の言葉攻めイイ(゚∀゚)!!
でも>>225のエチシーンで名前が和也になってたお…orz
ご馳走様でした〜www色サマとてんてーも期待してまつ(*´Д`)
230名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 21:44:56 ID:jF0nbTZn
>>229
ギャッ
ホントだ…スイマセン、脳内変換してくださいorz
231名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 22:12:19 ID:BzgzA4Nf
エッチなバカタンがすきだー!>(゚д゚*

バカタンの背後には常にバイトの入れ知恵が・・・・
そういう友情系のお話もええよな〜
GJ!です!次作期待してまつ。

守×しほ、バイト×なっちん、プランス×お嬢でエロ想像できるけど、バカタン×タマだけは何も想像できん。
(・ω・ )なんでかな?


232名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 01:15:22 ID:1lxrE456
>>231
私も…っていうかエチーな想像どころか付き合ってるとこが想像できない。
いまいちピンとこないというか。
うじうじするタイプが嫌そうなバカタンにとってタマプーってあんまりお似合いじゃないんじゃなかろうか…
とかいらんことを考えてしまう。
233名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 02:08:55 ID:Z3Z99lai
バカはわりと亭主関白っぽいからタマちゃんみたいな控えめな子でもアリなんでしょう。
エチーのときにはいっそタマ攻めでがんがっていただきたい。
口調はいつものままなのに殿方を翻弄するタマちゃんだったら萌えー。
234名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 07:26:54 ID:WeDZEQaa
私の中では確実に攻めだな>たまちゃん
235名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 11:38:16 ID:tgU8ie8J
攻めとか受けとか言うのはなんかな・・・
236名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 13:19:48 ID:2RJ3k/Y2
>235の言わんとするところとは全く別の話になるかも試練が・・・・

「タマ攻め」を技だと思った私はこのスレで生きて行ってもいいですか?
237名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 13:54:18 ID:UftN+0ea
>>236
ヽ(・∀・)ノ無問題!
238名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 16:41:19 ID:0j4d0UKx
>>236
イ`。
239名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 18:18:41 ID:FuUgQ1kN
これ、男の声和馬ぢゃね?
://www.hentai-dvds.com/mov/SaisyuTikaDensya1/op2/8.mpg
://www.hentai-dvds.com/mov/SaisyuTikaDensya1/op2/9.mpg
240名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 18:20:08 ID:FuUgQ1kN
スマソ。8は不要だったな。
241名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 00:28:05 ID:qUmaUhEc
>>239
マジで和馬だ。ビビッた。

まぁ声優だもんな…そういう役もあるわな
242名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 01:30:53 ID:ocqGu14g
……まぁうちにはゴローとプランスのがあるワケだが…
(こっちじゃなくネオロマの方で括るならもっと…)。
243名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 02:29:02 ID:jg/DkYTc
>>240
8にもチラリと声入ってるっぽいよ。
9は、男の方が微笑みを浮かべていて怖いよ……目もどこ見てるんだって感じだよ……

声優さんもいろいろ大変ですね
244名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 02:35:35 ID:gPOrHdIU
>>239
これ、10以降のファイルないの?(;´Д`)ハァハァ
245名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 04:20:02 ID:qUmaUhEc
>>242
プ、プランス…orz

よく考えたらそりゃそういうのもあるよな。
声優さんにあんま興味なかったから全然思いつかなかった。
…自分がヤバイ方向に進んでしまいそうな悪寒
246名無しさん@ピンキー :2005/07/22(金) 06:07:03 ID:4uL6cGvg
うん。プランスもさくやたんも、みんな色々やってるよね。
>238は、いったいどっから、こんなんうpされてるのを拾ってきたんだ(*´Д`)
247名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 07:58:03 ID:koKtAbCk
>>239
目を瞑ってバカタンに脳内変換して聞いたらはげ萌えした
248名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 08:39:25 ID:2ezX5+H/
GSの中の人は有名どころばかりだから、エチーのもざんざかあるわな。

ところでこのスレ的に、この流れの雑談はどのあたりまでおkなの?
話の内容が中の人に移行して行ったらすれ違いだし、もともと>239じたいGSに関係ない品
きっと萌え要素として投下してくれたんだろうけど

249名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 13:05:57 ID:8deBbrva
>>239
変態DVDってすごいドメインだなw

>>248
あんま細かいことはいいんじゃない?
本スレみたいにアレもダメ、コレもダメ、じゃおとなになれないよ。
250名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 14:52:10 ID:H1Hds8be
>>244
10はないけど1から7まであるっぽい(*´д`*)
251名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 14:52:30 ID:Ofkv547k
>248
個人的にはスレタイ通りのエロでいって欲しい。
中の人のでも、そのキャラに聞こえる音声ファイルとかなら
過疎時にはいいかもしれんが。

だれか主人公を名無しで書いてくれるSS神キボン
252名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 16:23:32 ID:T6qBnHsz
この後「あの声優がこんな作品にも!」と次から次へファイルが上がったらヤバかったな。
まぁこれくらいならアリな範囲ではあるんじゃね?
このムービーみたいに主従関係を持ち出すバカタンだったら嫌だなぁ。

そういえば最近投下されるSSは名前ありが続いてるね。
253名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 21:38:47 ID:UaKH/zsI
私、以前、先生×主人公のSS「プロローグ」を投下させてもらった者なんですが
結構名無しって制約があると、SSを書くのも難しいんだよね。
実は私もソレで結構苦労したんですわ。
けど、自分は名無しの方が、読んでて萌え度が増すので
読んで下さる方にとっても、名無し主人公の方がいいかなぁって思って、
名無しにすべく頑張った記憶があるなぁ。
なーんてね。雑談でした。
とりあえず今、プランス×主人公を書いてます。できたら投下させて戴きますね。

そんな私は239の音声ファイル、結構嬉しかったっすー。和馬に脳内変換したし。
プランスのファイルがないか、探してみよっと☆
254239:2005/07/23(土) 00:11:04 ID:+om9gaFZ
うお!
ごめんなさい、ちょうど流れが和馬だったので、
深く考えずにうpしちまった愚かな自分。
脳内変換&萌え要素がキボンだったケド、
確かに和馬とはかけ離れた痴漢電車男wだしね…。
なんかこう、色々と配慮に欠けてましたわ自分。
スマソ_| ̄|○

255名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 00:44:08 ID:tcEmvWHv
>>254
10以降のファイルうpしてくれたらすべて水に流してしんぜよう
256名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 01:26:37 ID:MfJBotJI
>>253
ワカメ!楽しみにお待ちしてますワクテカ
257名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 01:58:04 ID:0p/04y1s
名無しって文章の中に女の子の名前を入れないって意味ですよね?
おまえとかあなたとかでいいってことですよね?

今書いてみてるんだけど、、、
258名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 02:19:26 ID:Hd0ziWDp
>>254
和馬がバスケ選手として故障、
自棄になってエロエロになったという無理やりな設定で脳内変換させて激しく萌えたよw
割と口調とか合ってたしね。ワカメとかはキャラ被ってるエロなさそうだ。

>>257
そうです
名無しで書くの難しいと思うけど頑張って!
259名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 13:15:12 ID:XNsnddoG
>>258
キャラは被ってるのは知らないけど、
責め口調が被ってるのならある…>ワカメ
260名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 13:58:31 ID:Hd0ziWDp
>>259
まじすか!
もしよければメル欄でタイトルorアドレスを…と言いたいトコだけどコレは駄目か?
261名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 19:09:09 ID:imltLL4X
別にそのくらいどーってことないじゃんって気もするんだが
262名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 23:09:32 ID:56Cztc7s
いや、そんな気はしないぞ。
263名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 23:26:59 ID:pUoRwaRy
ワカメの声と紛らわしい人のはよく見かける>エロアニ
GSの面々はなかなか見つけるのがムズカシス。
もっと萌えたいお。
264名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 17:56:48 ID:BCHDW8xH
ワカメサンバ♪
265名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 19:13:07 ID:yGU2bLU/
GSの中の人はベテランばっかりだから探せば幾らでもあるかと思うぞ。
ただ…普通のものよりかはBL系のが多いかもね。

一連のレス見て純粋にゲーム好きでGSやってる人も多いんだと感心した
自分、中の人目当てでしかネオロマ系やらないからさ、皆様の反応が意外でした
266名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 22:41:41 ID:+PHuHbaK
チラ裏なんだが。

中の人目当てでゲームを買うことがある。
だけど、実際にゲームをすると目当て中の人がやるキャラと違うキャラに萌える場合が多い。
萌えキャラと萌え声が一致したときは狂喜乱舞だ。
GSはその狂喜乱舞が乱立状態なのだが・・・
こういう私は純粋なゲーム好きなんだろうか。
267名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 12:24:58 ID:KjyMwDzJ
ここでの需要は誰が高いのだろう? 
挑戦してみたくなったのだけど…姫条は無理。関西弁解らないから。

ところで、2が秋に発売というのは本当ですか? 誰が出るんだろうなあ?
268名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 14:16:14 ID:qHJD7F6c
>>267
意外なことにわたぽんで萌えてる漏れ
ゲームではもりりん萌えなんだがなー
269名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 14:55:15 ID:wEypJ4o+
>需要
書くのも読むのもバイトかな。
最近は次点でバカタン

ちょっとバカタマ書いてみたい衝動にはかられているけど。

ワタポン書いてくれる人ってとっても愛を感じることが多いので
安心して読める。
270名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 15:51:52 ID:FUOT5w/7
最萌えは王子だけどどのキャラのSSも読む。楽しい。
一人でサイト巡りするとどうしても最萌えキャラ中心になるので、
ここで他キャラの気付かなかった魅力を発見したりするのが新鮮。
勿論王子SSがここに投下されても美味しくいただく。
271名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 00:11:57 ID:bpERyfGF
>>269
ワタポン書きの俺にとってあなたの台詞がジンと来た・・・・
ココも過疎化してると思って書くのやめようかと心底思ったが、
(ちょっと他キャラに手を出してみたりさ・・・・)
なんか書きたい気になってくるよ。
とりあえず、ありがとうといいたい。
(TдT) アリガトウ
272名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 13:09:47 ID:oCMIPYp1
>>271
先輩・・・最高ッス
273名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 00:44:12 ID:qw0yeZpC
2では尽を攻略したい。でないかなー
274名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:09:39 ID:msiOAm7R
このスレでときめきと萌えを頂いたので書き上げました。
相変わらずワタ×主です。
そしてやっぱり長いです。
短くおいしくまとめるのは、どうも苦手です。
半分はギシアンですが、懲りずに読んでやってください。

今回、流れにあった「主人公は名無し」をテーマに書いてみたのですが、
ついでに「センパイ」も封印してみました。
うまく流れてくれていればいいのですが。

275お互いの存在1/19:2005/07/31(日) 00:10:43 ID:msiOAm7R
「わーたーるーくーん!おーはーよーーー!」
 しばらくの間、グランドのフェンス越しにトレーニング中の彼を見ていた彼女は、大きく息を吸って声をかけた。
 日比谷は今日も早くから朝練に励んでいたようだった。 
「あっ!!おはよーっス!今からガッコっスかぁ?」
 彼女の顔を見つけたとたん、日比谷は猛ダッシュでフェンスに駆け寄ってきた。
「うん、ホントはもうちょっと遅くでもいいんだけどね、急に渉くんの顔が見たくなっちゃって早めに来てみたんだ」
「うわーホントっスか?感激っス!」
「あ、ゴメン練習中に。声かけちゃって良かったのかな?」
「今日は自主練なんで他は誰もいないっスよ、だから大丈夫」
「そっか、なら良かった。渉くんのがんばる姿見てたらやる気出てきた!私も講義がんばって受けてくるね」

 日比谷のニコニコした顔を見ているだけで、彼女はうれしくなってくる。
(もっと一緒にいたいけど・・・・)
 彼は大会と受験のために、今は自分のことだけでいっぱいいっぱいだと彼女は知っている。
 野球にしても、キャプテンとして最後の大会だし責任も大きいのだろう。
 彼は全く器用でないので、自分のことで余計な煩わしさを感じさせたくないと彼女は常に思っていた。
 だから、ほんの少しだけ会えるこの時間を狙って来たのだ。
276お互いの存在2/19:2005/07/31(日) 00:11:55 ID:msiOAm7R
「ごめん、もう行かないとほんとにお邪魔だね、またメールする」
「あ、そうだ!今日の午後からグラウンド整備とかで部活休みになったんスよ、放課後デートしませんか?
 たまには息抜き、させて?」
 眉毛をハの字にして日比谷は彼女を見つめる。
「うん、分かった!渉くんの授業終わるころにあわせてココに来るね」
「やりっ!これで放課後の予約も済んだことだし、もうちょっと絞り込んでくるっス」
「うん、がんばれ!」
「ハイ!じゃあ・・・・」
 日比谷がフェンス越しに顔を寄せて来た。
 自分の唇に指差して「ハイ」と言う。
「え、何?」
「俺にもやる気、くださいっス!」
「もう・・・・バカ・・・・」

 彼女は周りをきょろきょろと見渡して人気がないことを確認すると、バランスを崩さないようにフェンスに手をかけ、
ひょいと背伸びをして彼の唇に軽くキスをする。
「これで、いい?」
 彼女が顔を離すと、日比谷は、
「ウォーーー!やる気、がぜん出てきたーーーっ!ガーーーーッ!」
と雄たけびを上げてグランド中央に走り去り、
「また後でーーーー!」と大きく手を振りながら彼女を見送った。
 彼女もそれに手を振って応えると、自然にほころんできそうな頬を手のひらで押さえつつ、大学に向かって歩き出した。
277お互いの存在3/19:2005/07/31(日) 00:12:32 ID:msiOAm7R
 放課後、彼女が学園前に来てみると、日比谷は制服姿で壁にもたれて待っていた。
 なにやら不機嫌な顔をして彼女を待っている。
「もう、遅いっスよ」
「ゴメン!時間、間違っちゃった?」
「ジブン、待ちすぎて腹減っちゃったっス・・・」
「え?そんなに待ったの?」
 彼女の困った顔を見て、日比谷は「してやったり」な表情を浮かべながら、
「嘘、ジャストっス!だけど、おなか空いたのはホント、なんか食わせて・・・・」
と、今度はおなかを抱えてへにゃへにゃと倒れるふりをした。
 彼女はくすくす笑いながら、
「じゃあ、うちにおいでよ、なんでもいいなら食べさせてあげる」
と言うと、
「まじっスか!行く、行きます!ついでにこのナイスバディも食べていいっスか?」
と、彼女の肩を突付く。
「もう!またそういうこと言う。ならやっぱりバーガーで済ませる!」
「いや、もう言わないっス、だからご飯作って・・・」
「もう、ほんとに調子いいんだから・・・・・」
「今日はホントいい日っすよね〜、朝からほんとにサイコーっス!」

 日比谷がすっと彼女の手をとった。
 彼女も彼の手を握り返す。
 久しぶりだと、手をつなぐことさえも照れるもんなんだと彼女は思った。
278お互いの存在4/19:2005/07/31(日) 00:13:44 ID:msiOAm7R
 彼女の自宅に到着すると「私の部屋で待っててね」と言って、彼女はキッチンに行ってしまった。
 日比谷は、自分たち二人しかいない空気を感じ、誰に対してなのかなんとなく罪悪感を覚え、「おじゃまします」とつぶやくと、
彼女の部屋に入ってベッドにもたれて座り、(落ち着かないな)と思いながら彼女の来るのを待った。
 
「ハイ、できたよ〜」
 彼女がトレイにチャーハンと飲み物を載せて部屋に入ってくると、日比谷は窓の外を見ていた。
 彼女が部屋に入ってきたことも気が付いていないくらい、怖い顔をして見つめている。
「渉くん?どうかした?」
 彼女が彼の肩をぽんとたたいてやると、やっと気が付いたのか、
「ああ、ボーっとしてました」
と答えた。
「ボーっとしてたにしては、なんだか怖い顔だったよ?何、考えてたの?」
「いや、なんでもないっス。あんまりおなか空いちゃって・・・・あ、うまそー。食べていいっスか?」
「・・・うん、召し上がれ」
「いっただっきまーす!」
 先ほどの険しい表情をわざと払拭させるかのように、ニコニコしながら日比谷は食べ始めた。

「あ、またココに付けてるよ、ご飯つぶ・・・そんなに急いで食べなくても・・・・」
 彼女は彼の口元についた米粒をとってやる。
「うわ、またやってました?ジブン、なかなか成長しないっスね・・・」
 そういいながらお茶を飲み干すと「ごちそうさまでした」と両手を合わせた。
279お互いの存在5/19:2005/07/31(日) 00:14:33 ID:msiOAm7R
「渉くん、何か悩んでるの?」
「え?」
「さっき、すごく怖い顔してたの、どうして?」
「だから、おなか空いてたからぼっーっとしてたっスよ」
「嘘!あ・・・もしかして、私、渉くんに何かした?とか・・・・」
「いえ、全然違うことっス・・・・・あっ」
「ほら、やっぱり何か悩んでるんじゃない。私じゃ相談相手にならないの?」
「いえ、そんな事はない・・・んスけど・・・・」
「言ってみてよ」
「・・・・・ジブンのこと、嫌にならないって誓ってくれるのなら言うっス」
「誓うよ?どうしたの?」

 日比谷は、意を決したかのように、ポツリポツリと語りだした。
「最近、考えることが多くて、整理がつかなくて・・・」
「何を考えて?」
「進路のこと、野球のこと、そして・・・・これからの二人のこと」
「私とのことも?」
「行きたい大学に受からなかったらどうしよう、野球、大会で勝てなったらどうしよう、
 それから・・・・こんなにうじうじしてて男らしくない俺、嫌われるかな・・・・なんて」
「・・・・・・」
「答えなんて出ないような、悩んでも無駄なことばかりに悩んで、あせるばっかりで・・・・」
「そっか・・・・」
「必死に勉強しても頭に入ってないし、自主練しても一向に思うように体は動かないし・・・
 こんなネガティブなジブン見せたくないけど、カラ元気も全然続かない・・・・・」
280お互いの存在6/19:2005/07/31(日) 00:15:39 ID:msiOAm7R
 彼女は、センターテーブルを部屋の端に寄せてから、日比谷の横に同じように腰掛けると、
「渉くん、ちゃんと眠ってないな?」
と彼の顔を見て言った。
「え?」
「眠れないと変な風にいっぱい考えちゃうことってあるもん。渉くん、毎日朝練してる上に、
 勉強までがんばって、ほとんど眠ってないんじゃない?」
「・・・・・・・・」

 彼女は正座をしてベッドに背を預けると、
「私のひざ、貸してあげる。だから今、ちょっとだけでも眠ってごらん?」
と、太ももをポンと叩いて言った。
「え!そんなの悪いっスよ」
「何言ってんの!」
 彼女は日比谷の肩を持ってエイっと引っ張り、自分の膝に彼の頭を乗せた。
「いいから・・・昼寝、してみてごらん?」
「・・・・でも」
「ハイ、目は閉じる・・・・」
 言われるがままに、日比谷は目を閉じた。
「これでいいっスか?」
「ハイ、次はお口をチャック」
「プッ!子供みたいっスね、分かりました・・・・」

 日比谷はそのまま何も言わず、彼女のひざの温かさだけを感じていた。
 静寂な中に聞こえる彼女の呼吸音だけが体に緩やかに響く。
 優しく髪をなでてくれる、少しひんやりした手のひらが額に触れると、それも心地よくて、
知らぬ間に日比谷は寝息を立てていた。
281お互いの存在7/19:2005/07/31(日) 00:16:33 ID:msiOAm7R
「うわっ!俺、何して・・・・ココドコ?あ・・・」
 日比谷は急に飛び起きると、状況が分からずにあわててしまった。
(あぁ、膝枕してもらって、ほんとに寝てたんだ)
 だらしなく眠っていたのか、口元によだれがこぼれている。
 あわてて手でぬぐっていると、一緒にうとうとしていたらしい彼女も目を覚まして、軽く伸びをすると、
「あ、ちょっとは眠れた?」
と聞いてきた。
「え、あの、どれくらい・・・」
「あ、えっとね、一時間くらいかな?」
 彼女は時計を見て言った。
「もっと眠ったかと思った・・・・」
「少しはすっきりした?」
「ハイ、久しぶりに眠れた気分・・・・すごいっス・・・最近、どうやっても寝つきが悪くて・・・・」
「がんばりすぎてたんだよ、渉くん。私のひざでよかったらまた貸してあげる」
「いや、ほんとにすごいっス・・・・・ありがとうございます」
「そんな他人行儀なお礼なんていいよ。ところで、ね・・・」

 彼女は日比谷の顔を見ると、少し眉間にしわを寄せてこう言った。
「あの、手、かしてくれない?足しびれちゃって、ベッドに座りたいんだけど自分で立てないみたい」
「ああ!申し訳ないっス!」
 日比谷が差し出した手を取って立ち上がろうとしたそのとき、その手の甲斐もむなしく、
彼女は「あっ!」と軽く悲鳴を上げてベッドに倒れこんでしまった。
 手を強く握り締めてしまったせいで、日比谷も彼女に覆いかぶさるかのようにのしかかる。
「ごめん、足の感覚なくなってたみたい・・・・」
「長い間、ほんとに申し訳ないっス」
 日比谷が彼女から離れようとした瞬間、彼女が「イヤっ!待って!」と声を上げた。
「お願い、今動かないで・・・・足の感覚が戻ってきて・・・・・渉くんが動くとしびれて痛い・・・・」
「どうしたら・・・・」
「しびれが治まるまで、このままでいて」
「・・・・・・・そんな・・・・無理っスよ」
 日比谷はそっぽを向いて言った。

「どうして?ちょっとの間だけ待っててよ、ほんとに痛いんだもん」
「ジブン、やばいっス・・・・」
「?」
「その・・・・・きちゃった・・・・・みたい」
「え?」
282お互いの存在8/19:2005/07/31(日) 00:17:24 ID:msiOAm7R
 日比谷は彼女のあごに手を当てると、くいと持ち上げてキスをした。
「っん・・・」
 彼女はびっくりして起き上がろうとしたけれど、足は動かないし、体は彼に押さえつけられている。
 そのまま日比谷のキスをじっくりと受けてしまった。
 彼の柔らかい舌が、彼女の口の中に入ってきた。
 日比谷は、彼女の唇の内側や外側、すべての感触を確かめるように舌でなぞる。
 軽く舌を吸われ、歯で甘く噛まれると、彼女の背中にゾクッとした快感が走った。
 深く長いキスの合間、唇が離れた瞬間、彼女がふと目を開けると日比谷もまた彼女を見ていた。
 日比谷の目の色が欲情を訴えていた。

「久しぶり・・・・っスよ」
「・・・うん」
「誰も、帰ってこないのなら・・・このまま」
「・・・うん、今日はみんな遅いんだけど・・・」
「・・・・足、大丈夫?」
 そう言われてみて、知らぬ間に足のしびれも治っていたことに初めて気が付いた。
「うん、もう、大丈夫みたい」
「良かった・・・・だけど、もうやめないっスよ・・・・・」 
283お互いの存在9/19:2005/07/31(日) 00:18:14 ID:msiOAm7R
 日比谷は彼女のブラウスのボタンを一つ一つ、丁寧にはずし始めた。
 すべてはずし終わると、スカートのファスナーを下ろし、そのままブラのホックに手をかけ、パチッとはずしてしまった。
 大きくはないけど、形のいい乳房が少し見え隠れする。
 空気に触れたことによって、本能なのか不安感がました胸元に、彼が手のひらを滑らせ包み込むことによって今度は安心感を覚える。
 やさしくなでるその淡い心地よさに身を預けたいと思う反面、その手のひらにドキドキする鼓動がばれてしまわないかが気になり始めた。

 日比谷は彼女の上半身を起こして、脱がせかけていたブラウスとブラジャー、そしてスカートまでも脱がせてしまった。
 急に訪れた開放感に、彼女は胸元を両手で隠す。
「隠さないでちゃんと見せて・・・お願いっス。今までもそうやってあまり見せてくれてない」
「だって、恥ずかしくて・・・・」
「なんで?こんなにきれいなのに」
 日比谷はそう言って彼女の両手首を持って、ゆっくり胸元からはずすと、
「ほら、やっぱり・・・・きれいっス」
 
 そのまま、彼女の乳房の頂点に唇をあてた。
 唇だけでそれをついばむ。
(ホントは手で触りたいけれど・・・・)
 彼女のことだから、手を離したら今度は顔を隠してしまうだろう。
 自分が与える刺激に彼女がどう反応するか、日比谷は確認したかった。
 彼女の口から、ほんの少しづつ心地よさそうな息遣いが聞こえ始めた。
284お互いの存在10/19:2005/07/31(日) 00:19:24 ID:msiOAm7R
 頂点を口に含んで、軽く舌ではじくと、そのたびに彼女はぴくんと震え、
ねっとりと舌を這わせると、のどの奥から鼻にかかるような吐息をもらす。
 彼女を見上げると、目を閉じて、うっとりと気持ちよさそうにしていた。
 日比谷は片手だけ拘束をはずして乳房に添え、優しく揉み始めた。
 空いた手で顔を隠そうとする彼女に、日比谷は「隠すのはだめ・・・」と言いながら、カッターシャツのボタンを指差し、
「コレ、はずして・・・」とお願いした。
 彼女は乳房への愛撫を受けながら、彼のボタンをはずしていく。
 すべてはずし終わると、日比谷はそれを脱ぎ捨てた。
「今度はTシャツ、脱がせて・・・・」
「うん・・・」
 彼女は、日比谷が着ているTシャツを脱がせ始めた。
 うまく脱げるように動いてやり、脱いだシャツを受け取ってベッドの下に落すと、
「ほら、コレでジブンも同じっス・・・・」と言った。
 無駄のない筋肉のついた日比谷の体は、その肌の張りからして、
彼が野球の練習をひと時もおろそかにしていないことがうかがえた。
285お互いの存在11/19:2005/07/31(日) 00:20:19 ID:msiOAm7R
「ちょっと興奮しちゃって、あせってしまいそうで・・・・触っててもらえませんか?」
「?」
「ココ」
 日比谷は彼女の手を取って、ズボンの上から彼自身を触らせた。
 服の中で窮屈そうに、自己主張を精一杯している。
 そんな彼の分身がとてもかわいそうに思えた。
「あの、渉くん、コレも脱がせてもいい?辛そうだよ?」
「あ、うん、お願いします」

 彼女はベッドから降りて、日比谷をベッドの端に腰掛けさせると、ベルトをはずしズボンを脱がせてトランクスだけにした。
 その上から彼自身を両手で触る。
「すごいね、大きくなってる・・・・」
「そりゃそうっスよ」
「うん、すごい・・・・このまま触ってていい?」
「それじゃ・・・・あの・・・いやじゃなかったら・・・・・舐めて」
 びっくりするような日比谷の要求に、顔を見上げると、彼もかなり恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にしている。
 その姿を見ると、なんでもしてあげたい、そう彼女は思った。
「うん、したい・・・・脱がせていい?」
「うん・・・」

 彼のトランクスを脱がせると、大きく膨張していた彼の分身が現れた。
 それを両手で包むと、その先に口付けた。
 そのままチロチロと舐め始める。
286お互いの存在12/19:2005/07/31(日) 00:21:06 ID:msiOAm7R
「うわ、たまんない・・・・っス」
 今度は日比谷の口から吐息が漏れ出す。
「やり方、よく分からないから、いいように言って?」
「ハイ・・・でもそのまま・・・・・んっ!」
 彼女が大きく口に含み始めた。
 思い切り吸い上げたり、舌で絡めて舐めあげる。
 日比谷の顔を見ると、眉をしかめてみたり、口をぎゅっと結んで快感に耐えていたり、
愛撫を受ける側の必死さが伝わってきた。
 このまま続けてていいんだ、それを彼女は感じる。
 
「好きな人にしてもらうって、スッゲくるんスね」
 彼女は口がふさがっているので答えられなかったけど、彼が充分に喜んでくれている姿がうれしかった。
 日比谷の甘い声が続くと、その声に胸の奥がクッと揺さぶられる。
 彼が自分を愛してくれているとき、同じように思ってくれているのだろうか・・・・

 腰が抜けそうな快感に、日比谷の荒くなる呼吸音だけが続く。
 彼女のつたないながらも一生懸命な舌技はますます続き、彼女自身の唾液なのか、彼の何かなのか、
ジュルッとすする音と、ゴクッと嚥下する音が部屋に大きく響いた。
287お互いの存在13/19:2005/07/31(日) 00:22:03 ID:msiOAm7R
「・・・・あっ、もう離して」
 日比谷が言った。
「・・・ん?」
「離れてって・・・言ってる・・・じゃないと・・・んあっ!」
 彼女は返事の代わりに、口を大きくスライドさせた。
 彼の終わりが近いのだろう、雰囲気からそれが分かった。
 しかし、わざと彼女は離れなかった。
「・・・・だっ、か・・・・ら・・・離れてって・・・言って・・・・あっ、出る!!」
 日比谷が彼女の肩を無理やり掴んで自分のペニスから引き離した。
 それと同時にドクッと欲望が吐き出され、彼女の顔にふりかかった。

「はあ・・・・はあ・・・はあ・・・・」
「・・・・口に出しても、良かったんだよ?」
「はあぁ・・・はあ・・・それはちょっと・・・」
「なあに?」
「今日のジブンのコレ・・・・なんだか心の底のどろどろした部分を吐き出したようで、そんなもの、飲んで欲しくないっス」
 日比谷は、ボックスティッシュからペーパーを数枚抜き取ると、
彼女の顔にかかってしまったものを丁寧に拭きながら言った。
「ゴメンなさい・・・顔、汚しちゃったっスね・・・」
「ううん、気にしてない」
「先にイかされちゃったっスよ・・・・情けないっス・・・」
「私は渉くんのいい顔が見れて、かなりうれしかった」
「それじゃ、今度はお返し・・・」
288お互いの存在14/19:2005/07/31(日) 00:23:01 ID:msiOAm7R
 日比谷は彼女を抱きかかえ、ベッドに横たえると、手を彼女の股間に這わせた。
「うわ・・・・スゴイことになってるっス・・・」
「え?」
「コレの役目、終わってる感じ」
 日比谷は彼女のショーツに指をかけ、ぱちっとはじいた。
 彼女からあふれたもので、濡れきってしまっているらしい。
「やだ、嘘!」
「もしかして、俺の、舐めて感じたっスか?」
「え?わかんないよ、わかんないけど・・・どっちかというと、渉くんのよさそうな顔見ていたら、体が熱くなってきたかも」
「男も女も一緒なんスね、喜んでくれるの見るとたまらなくなる・・・」
 やはり彼と同じ気持ちだったことに、彼女はうれしくなった。

「それじゃ・・・」
 日比谷は役に立ってない彼女のショーツを下ろしてしまうと、そのまま頭を彼女の間に入れ込んだ。
「やだ!いきなりそんなこと!」
「・・・・・」
「・・・・見ないで!・・・恥ずかしいよ」
 彼女は体を上にずらして逃げようとしたけれど、腰をしっかりとホールドされてしまい逃げる事はかなわなかった。
「俺の恥ずかしいところ全部見ておいてそれはないっスよ」
「やだぁ・・・」
「・・・・俺から逃げられるのなら、逃げてもいいっスよ、それができるのなら・・・・」
 日比谷はそういいながら、彼女の大事な部分に口付けた。
「ひゃっ!」
 彼の柔らかい唇が触れると、彼女は全身総毛だった。
 しかし、彼の舌が彼女の中心をまさぐると、彼女は想像していた以上に自分の体が
もっと大きな快感を求めていたことに気が付いた。
 彼女の全身から力が抜けてしまうのに多くの時間はかからず、すんなりと日比谷の愛撫を受け入れてしまう。
289お互いの存在15/19:2005/07/31(日) 00:24:02 ID:msiOAm7R
 彼女の部分は、手で花弁を広げられ、芽をあらわにされ、日比谷はそれに吸い付く。
「ンッ・・・ああッ・・・あっ・・・んっ・・・・」
 彼女は、声を抑えようとしても、次々に寄せる快感に押し流された。
 彼がすべてぬぐっているにもかかわらず、次から次に愛液があふれる。
 日比谷は彼女の中に指を差し入れた。
 くちゅ、くちゅともれる音。
 その間も絶え間なく、舌が這い続ける。
 ぴちゃ、ぴちゃと響く卑猥な音さえ、恥ずかしいと思うよりも、彼女からは見えない彼の舌や指の動きを想像させる
直接的な材料となって、ますます快感を煽り立てた。
 きっと、彼もさっきはそうだったのだろうと、薄ぼんやりと残っている思考の中で彼女は思った。

「わた・・・・る・・・・もう・・・私・・・・」
「うん?」
「私、だめ・・・ガマン・・・できない・・・・」
「うん」
「渉・・・・お願い・・・・」
 その彼女の切ない表情を見ると、日比谷はにっこりと微笑んで、彼女が欲しがっている行為を理解した。
 けれど、日比谷は彼女の思うものを与えなかった。
 そのまま、指の動きを早くし、吸い付く口の動きをさらに強くする。
 彼女の中が、彼の指を少しでも引き込もうとぐいぐい締め付けてくる。

「ああ、だめ、違うッ、そうじゃないの・・・・やだ、イっちゃう・・・うんッ・・・ぁああっ!」
 彼女はとうとう、舌と指だけでイかされてしまった。
 体を震わせ、その快感の名残に流されつつも、目には涙を浮かべている。
290お互いの存在16/19:2005/07/31(日) 00:25:00 ID:msiOAm7R
「良かったっスか?」
「ひどい・・・・渉くんのイジワル!・・・・私、私・・・・」
「そんなに俺が欲しかったっスか?」
「・・・・・・うん、すごく欲しかった」
「ジブン、さっき言ったっスよ。お返しって」
「え?」
「さっき、イかされちゃったし、そのお返し・・・」
「そんな・・・」
「でも、ジブンももう限界・・・・かな」

 日比谷はそういって、彼女の足を大きく広げると、イったばかりの彼女の入り口にペニスをこすりつけた。
 クチュッと音を立てて挿入させ、律動を始める。
 彼女の中は熱くて、きつくて、ぬるぬるしていて、彼自身がそうさせたんだと思うと、日比谷はそのことに興奮した。

「中・・・すごくイイっス・・・・」
「うん・・・・渉・・・のも、気持ちイイ・・・よ」

 抽送を繰り返しながら、キスを交わす。
 絡める舌も熱くなっていた。
 日比谷の動きにあわせて、彼女の腰も自然と彼を捉えて離さないように動き始める。
291お互いの存在17/19:2005/07/31(日) 00:25:55 ID:msiOAm7R
「腰、動いてる・・・そんなにイイっスか?そんなに、欲しかった?」
「うん、欲しかっ・・・たの・・・とても・・・・」
「なんだか、とってもヤラシイ・・・この動き」
「だって・・・もっと・・・もっと深く、渉を・・・感じ・・・たくて・・・・」 
「っん!・・・はぁっ・・・・んっ・・・・・・ふはぁーっ・・・」
 日比谷は深く深呼吸して、何かをガマンした。
「わ・・・たる・・・・?」
「そんな事言われたら・・・それだけでいきなり・・・終わっちゃいそうっス」
「私・・・・イったばかりなのに、ほんとにすごくイイの・・・」
「このまま、イけそう?」
「うん・・・渉が、イイ顔してくれたら・・・・きっとね」

 相手の快感が、自分自身の快感に変化するというのはほんとに幸せなのかもしれない。
 日比谷も彼女もそう思った。

「ヤッバ・・・ほんとに、ジブン、イきそうっス・・・」
「やばくなんて・・・ないよ?・・・私の中で、渉・・・・イって?」
「お願いだから、そんなこと言わないで・・・・ホントに・・・クルっ・・・」

 日比谷の表情に、まったくゆとりが無くなった。
 彼女もその顔を見ていると、自分自身にはじけそうな何かが来るのを感じる。
「渉・・・わたし・・・わたし・・・ああ・・・」
 彼女は日比谷の顔を両手で挟み、その瞬間を共有しようと目を合わせた。
「ああッ・・・だめだ・・・俺の、腕の中で・・・一緒に・・・・・んんっ!!!!」
「ンッ・・・わたる・・・・ああああぁっ!」
 彼女は日比谷の体に深く足を巻きつけ、そのまま白くはじけた意識の中に、
日比谷は腕で彼女の体を強く抱いて、深く押し込んだ腰からほとばしる快感の中に、深く深く二人で溺れていった。
292お互いの存在18/19:2005/07/31(日) 00:26:45 ID:msiOAm7R
「なんか、悩んでたのが嘘みたいにすっきりっス」
「うん、良かった・・・役に立った?私」
「たったっス。スペシャルっスね、ほんとに」
「ん?」
「欲の全部を満たしてもらったっス、今日一日で」
「?」
「食欲でしょ?睡眠欲でしょ?それに性欲・・・・」
「また調子に乗ってそんなこと・・・・」
 二人は服装を整えながら、冗談を言い合った。

 しかし突然、彼女が大きな声を上げた。
「ああっ!!」
「な、なに?!」
「もしかして、あの・・・・中に・・・・出した?」
「え?」
「私、中で出してとか言った気が・・・・もしかしたらあんまり、その今日は・・・・」
「ああ、大丈夫っス。その辺はちゃーんと。あそこに証拠品あるっスよ」
 日比谷はごみ箱を指さしてそう言った。
 彼女がすっかり流れにのせられていた間も、きっちり避妊してくれたらしい。

「渉君・・・・・・、だーいすき!」
 彼女は日比谷に抱きついた。
「え?当たり前のことっスよ」
「うん、分かってるけど、それでも私、感激しちゃった。ありがと」
 日比谷は彼女を抱き返すと、
「ジブンこそ・・・ありがとうっス。今日からゆっくり眠れそうっス。困ったらまた、寝かせてくれますか?」
と言った。
「うん!あ、でももしかしてエッチ込み?」
「もちろん込み、かな?・・・でも良かった・・・今日先輩に会えて・・・・」
293お互いの存在19/19:2005/07/31(日) 00:28:00 ID:msiOAm7R
 手をつないで、日比谷を見送りのために外に出ると、もうすっかり月が出ていた。
 月明かりの中の別れ際、彼女は彼が見えなくなるまで手を振ってさよならをした。
 また明日から、しばらくメールだけのお付き合いに戻るのかもしれない。
 けれど今日、二人は大きな何かを乗り越えて、お互い大事なパートナーとして寄り添っていけるのだと確信した。
 彼が私を認めてくれたんだと、彼女はそう思った。

 日比谷もまた、彼女が見えなくなっても、体に芯に残るけだるい熱の中に彼女の存在を感じていた。
 彼女には甘えても許されるんだと、自分で自分を認めてあげられたことがうれしかった。
 寄りかかっちゃいけないなんて誰も言ってないのに、
肩肘張って勝手に緊張していただけだったことを、彼女が教えてくれた。
 もっともっと成長して、今度は彼女にも甘えてもらえる存在になって、お互いに寄り添いたい、日比谷はそう願った。

 彼女はとっくに日比谷に寄り添って甘えているというのに、日比谷でなくては彼女は心も体も全く開かないというのに・・・
 日比谷がそのことに気が付くのには、もう少し時間がかかりそうだった。
 大人になるまで、もうちょっと・・・・
294お互いの存在20/19:2005/07/31(日) 00:29:39 ID:msiOAm7R
以上です。
うまく名無しにできていたでしょうか?
あと、主が興奮すると君付けじゃなくなるのは仕様です。
いつまでたってもあまあまなのしか書けなくてほんとごめんなさい。

また萌えチャージして投下にしに来ます。
295名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 01:07:13 ID:nwZEhq0L
おお!? もしや私めが一番に読んでる? 
では僭越ながら感想をば

主人公名無し状態はすごく自然に流れていたと思います
以前誰かが書いてたように、愛をヒシヒシ感じる二人でエロだけどほのぼのします
あまあまでいいんじゃないかな? 鬼畜系やらは他の人に任せても

投下乙でした! 堪能いたしました。GJ
296名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 01:12:57 ID:cwHdaDfC
おぉー!今日も更新ナシかな…と思ってたらきてたんで感激。
GJです!
やっぱわたぽんは可愛いw
ただ個人的には『先輩』って呼ぶわたぽんが好きなんで、あった方がよかったかも。
297名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 01:18:54 ID:msiOAm7R
自分で読み返してて、「先輩」の封印ができてなかったことに気が付きましたorz・・・・
・・・(;´Д`)ウウッ… 
すみません、最初の宣言取り消しです。
それに、やっぱり誤字脱字が・・・脳内補完ヨロです。

>295タソ
感想ありがとうございました。
せっかく名無しはおkと言っていただいたのに。
ほんとに詰めの甘い自分に(´・ω・`)ガッカリ・・・

鬼畜やらハード分野、書ける方尊敬です。
次回こそ、ノルマ達成がんばります。



298名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 01:24:06 ID:msiOAm7R
連投ごめんなさい。
リロしそびれたらこんなことに・・・・

>>296
感想ありがとうございます。
「センパイ」はありでしたか!今回勝手にノルマ作ってがんばってただけなのですが、
センパイおkなら幅が広がります。
しかし、最後の最後で失敗してます ガ━(゚Д゚;)━ ン !!!
299名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 19:48:06 ID:EKKNa62J
GJ!
わたぽん一萌えとして楽しく読ませていただきました。
「お口にチャック」がかわいい年上主人公ぽくて萌えたww
300名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 21:32:39 ID:8lMM2FE9
途中で尽が帰って来ないかひやひやしながら読んだッス。
ごちそうさまッス!>>294
301名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 21:51:02 ID:/YN2pGF/
>スッゲくるんスね

きたよきたよきましたよ
またきてね。
302名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 22:42:11 ID:cwHdaDfC
ヒュルルルル〜…ドーン!!
夜空に光の花が咲く。
おっきな音が体中に当たって気持ち良い。
「うっわぁ〜…」
「綺麗やなー!」
「うん!」
ヒュルルル〜…ドン!ドドン!ドーン!
「近くで見ると全然違うねぇ…」
「うん?なんや?」
「近くで見ると、全然違うねーって言ったの!」
花火の音と周りの雑音のせいで自然と大声になる。
まどかがウンウンと頷く。

最近お互い忙しくてなかなか会えなかったけど、
まどかと見る四回目の花火。やっぱり来てよかったな。

次々と上がる花火。ふとまどかの顔を見ると、目をキラキラさせて空を見ている。
浅黒い肌が赤に、黄に、青にと彩られて…
「……」
「…?ジブン、ここは俺を見るとこちゃうで」
「えへへ、なんか久しぶりだったから…」
「…なんや照れるわ、見つめられると」
「照れるほどの仲でもないんじゃない?」
「ジブンなぁ〜…はば高時代の純情な乙女はどこへ行ってしもうたんやろ…」
「まどかが移っちゃったんだよ!…あれ?花火終っちゃった?」
「休憩やろ?今のうちに、ちょっと車に戻ろか。立ちっぱなしでツライんちゃう?」
「そだね、足がもう棒みたいだよ…下駄で足も痛いし」
「ほな、行こか」

と、言う訳で手を繋いで車に向かったんだけど、考えることはみんな同じみたい。
急に周りの人が動き出したもんだからまっすぐ歩けなくて、車までの道のりは遠そう…
「すごい人やなー…大丈夫か?」
「うーん、なんとか…きゃッ!」
横を歩いてた人が私にぶつかって、まどかの背中に激突してしまった。
「ごめん、よろけちゃって…」
「……」
「まどか?」
「ジブン、今日ブラしてないんか?」
「…バカ」
「こう…背中に当たった時ぷにょってなってな」
「浴衣を着る時は下着を着けちゃダメなんだよ。線が出ちゃうからね」
「…ってことは、下も?」
「し、しょうがないでしょ!浴衣なんだからぁ!」
「なるほど…。ん?ってことは去年も一昨年もそうだったんか!?」
「…そうだけど…」
「くぅ〜、なんちゅう惜しいことを…」
「もぉ!ヘンなことばっかり考えないで!」
「ジブンが移ったんや」
ニヤリ、と悪戯にまどかが微笑む。
ほんっとに口が上手く回るんだから!
303名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 22:43:11 ID:cwHdaDfC
そんなバカな会話をしているうちに、私達は車のところに到着した。
免許を取ってすぐにまどかが買った、大きめのワゴン車。
サーフィンとかスノーボートするには大きめのほうがいいんだって。
買ったっていっても知り合いの人に安く譲ってもらったらしいんだけどね。
「ちょっと待ってな」
そういって、まどかは上半身だけ身体を車に入れて何やらガチャガチャやっている。
…なにしてるんだろ?
「よし!こっちおいで」
そういってコイコイしているまどかは、倒したシートの上に寝転んでいる。
「…なんかヤな予感がするんだけど」
「気のせい気のせい!さ、こっち乗って♪」
ポンポン、と自分のおなかを叩くまどか。
…嫌な予感がますます深まる…
「まどかのおなかの上に乗るの?」
「えぇからえぇから♪」
「もぉー…」
なんとなーくされることは分かってるのに、言うがままに従っちゃう私って…

「やっぱ狭いな」
「うん…車の中だもんね。ねぇ、それより重くない?」
「実はさっきから内臓が破裂しそうやねん…」
「じゃ、降りよっかなー?」
「嘘嘘!すいません、嘘つきました」
「ホントに重くない?」
「おぅ。相変わらず軽いなー…ちゃんと食っとんのか?」
「食べてるよ〜」
何気ない会話。だけど、私の腰の下にまどかのお腹があって、
いつも見上げてる顔が私の下側にあって…不思議な感じ。
「ふふっ」
「なんや?」
「ん〜、上から見た顔もカッコイイなって」
「…そんなん照れるって」
「待って、もっとよーく見せて…」
そういって顔を近づけると、まどかがちょっとうろたえた。
「…キスして欲しい?」
吐息がかかるほど接近した顔。
珍しくオドオドしてるまどかを見てると、なんだかいじめたくなってしまう…
「…欲しい」
私からキスするのなんて、初めてかもしれない。
まどかの唇に舌を入り込ませ、口の中で絡める。
舌先で口の中を舐めまわしてみたり、下唇を少しかんだり…
コレは全部まどかの受け売り。だけど、実践するのって難しい…
「…んっ」
まどかが少し、声をあげた。
キスに夢中で気付かなかったけど…まどか、いつもより興奮してる?
304名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 22:43:47 ID:cwHdaDfC
「どうしたいの?」
「もっと、こうしてたい…」
まどかが腕を伸ばして、私の顔を引き寄せた。
濃厚なキス。なんども舌を絡ませて…頭がポーっとしてしまう…
やっぱり上手いなぁ…
「まどか、ちょっと離して…」
「ん…?」
「今日は私が、可愛がってあげるから」
「でも…」
「黙って…」
唇の場所を首筋から段々と舌へ移動させつつ、まどかの浴衣を脱がせていく。
二人の浴衣が擦れ合って、サラサラと心地の良い音がする。
ちょっと動きが取りにくいけど…まどかを気持ちよくさせてあげたい。
程よく筋肉の付いたまどかの胸板。緊張してるのか、軽く鳥肌がたってる。
指でなでて、唇で触れて。
首下から順に、徐々に徐々にまどかを侵略していく感じ。
「…ぅ…あ…」
悶えるまどかの声が、私を興奮させる。
体の奥が熱くなる、大切なところが湿ってくる…
胸元の突起物に口付けると、まどかがピクンと反応した。
「あッ!」
「今日は感じやすいんだね、まどか」
「そんなこと…んんッ」
「…可愛い」
「俺…はぁ…う…」
私の太ももにあたるまどかのモノが、固くなっているのが分かった。
「ココ…苦しい?」
「う…ん…」
まどかが素直に頷く。
「触ってくれへんか…?」
「いいよ…」

手でその部分を弄ると、パンパンに膨れ上がったソコは今にも爆発してしまいそうだ。
下から浴衣をめくって、まどかの足を露わにする。
下着の上から見ても、やっぱり大きい…
「浴衣の時は下着着けちゃダメなんだよ?」
「だって俺、知らんかったんやもん…」
「しょうがないなぁ…」
誇張したその部分に口付ける。ちょっと苦くてしょっぱい。
だけど、まどかのためなら…もっともっとしてあげたい。
舌を立てて、裏側をつーっとなぞる。
丁寧に、隅々まで舐め回す。
口をすぼめて、先のほうから順に頬に咥えていく…
「あ…うっ…んん…ッ」
「我慢しないで、声だしてもいいよ?」
「そんなん…ふぅ…恥ずかしい、やんかぁ…」
乱れるまどかの関西弁。
その声だけで、こんなにも感じてしまうなんて。
私の太ももを、えっちな液体が濡らしている…
305名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 22:47:43 ID:cwHdaDfC
>>304間違えた…飛ばして↓から読んでください。
306名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 22:48:25 ID:cwHdaDfC
遠くで、花火の上がる音が聞こえる。

「ふぅ…休憩、終っちゃったね」
「…せやな」
「戻る?」
「……」
「どうしたいの?」
「もっと、こうしてたい…」
まどかが腕を伸ばして、私の顔を引き寄せた。
濃厚なキス。なんども舌を絡ませて…頭がポーっとしてしまう…
やっぱり上手いなぁ…
「まどか、ちょっと離して…」
「ん…?」
「今日は私が、可愛がってあげるから」
「でも…」
「黙って…」
唇の場所を首筋から段々と舌へ移動させつつ、まどかの浴衣を脱がせていく。
二人の浴衣が擦れ合って、サラサラと心地の良い音がする。
ちょっと動きが取りにくいけど…まどかを気持ちよくさせてあげたい。
程よく筋肉の付いたまどかの胸板。緊張してるのか、軽く鳥肌がたってる。
指でなでて、唇で触れて。
首下から順に、徐々に徐々にまどかを侵略していく感じ。
「…ぅ…あ…」
悶えるまどかの声が、私を興奮させる。
体の奥が熱くなる、大切なところが湿ってくる…
胸元の突起物に口付けると、まどかがピクンと反応した。
「あッ!」
「今日は感じやすいんだね、まどか」
「そんなこと…んんッ」
「…可愛い」
「俺…はぁ…う…」
私の太ももにあたるまどかのモノが、固くなっているのが分かった。
「ココ…苦しい?」
「う…ん…」
まどかが素直に頷く。
「触ってくれへんか…?」
「いいよ…」
307名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 22:53:46 ID:cwHdaDfC
手でその部分を弄ると、パンパンに膨れ上がったソコは今にも爆発してしまいそうだ。
下から浴衣をめくって、まどかの足を露わにする。
下着の上から見ても、やっぱり大きい…
「浴衣の時は下着着けちゃダメなんだよ?」
「だって俺、知らんかったんやもん…」
「しょうがないなぁ…」
誇張したその部分に口付ける。ちょっと苦くてしょっぱい。
だけど、まどかのためなら…もっともっとしてあげたい。
舌を立てて、裏側をつーっとなぞる。
丁寧に、隅々まで舐め回す。
口をすぼめて、先のほうから順に頬に咥えていく…
「あ…うっ…んん…ッ」
「我慢しないで、声だしてもいいよ?」
「そんなん…ふぅ…恥ずかしい、やんかぁ…」
乱れるまどかの関西弁。
その声だけで、こんなにも感じてしまうなんて。
私の太ももを、えっちな液体が濡らしている…
「あかん、もうやめて…」
「口に出してもいいんだよ?」
「浴衣汚れたら困るやろ?」
「あー…そっか。それじゃぁ…」
私の方の浴衣をめくって、改めてまどかにまたがる。
308名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 22:54:30 ID:cwHdaDfC
まどかの財布から、コンドームを取り出す。
ソレを広げて、まどかのモノに被せる。
「じゃ、いくよ?」
「はよ来て…」
私の入り口に、まどかの先端をあてがう。
じわじわと腰を沈めていく…お腹の中に広がる威圧感。
「あ…まどかの、おっきい…」
「ん…んん…」
ゆっくり腰をスウィングさせて、体全体でまどかを感じる。
体の中の熱い感覚が膨らんで…気持ち良い…
「あッ…あ…、まどか、気持ち良い?」
「むっちゃ気持ちいい…なんかすぐイってしまいそうや…」
「私も…はぁ…っ」
上下する腰のスピードを増して、その時を目指して突き進む。
くちゅくちゅとイヤらしい音が車内に響く。
目の端に映る花火も、今は背景でしかない。
「俺、もうアカン…」
「わたしもぉ…っ」
上半身を起こしたまどかが、私をしっかりと抱き寄せて、下から私をガンガンと突いた。
「うッ…!」
私の中で、まどかが弾けた。
一瞬時が止まって、頭が真っ白になって―――…
「はぁ…気持ちよかったぁ…」
「ホンマ、なんかすごかったな…自分エロすぎやで?」
「まどかだってすっごい感じてたじゃん…意外とM?」
「…なんか俺、ジブンに開発されとる気分やわ…」
「まどかだから、気持ちよくさせてあげたくなるんだよ?」
「せやなぁ…たまにはこんなんもええかな」
「浴衣、乱れちゃったね…このままじゃ帰れないや」
「俺んちに一回寄ってったらええやろ、風呂も入って、な」
まどかがニコっと笑う。
「うん、そうしよっかな」
「もちろん風呂入る前に、お礼はさせてもらうけどな♪」
…やっぱり、まどかの方が一枚上手かも。
309名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 23:00:28 ID:cwHdaDfC
どっかで花火の音がしたんで、即興で書き上げたものです。
親が隣の部屋にいる状態で書いてたんで読み直してなくて、
間違えてるとことかあるかもしれませんがソコはご愛嬌でorz
あと>>304で間違えてスイマセン…メモ帳からコピる時ミスったみたいで、ちょっと書き直しました。
私はまだss初めて間もないんで色々手厳しいアドバイスをしていただけると参考になります。
読んでくださってありがとうございました。

↓こっからチラ裏
今ホントはワカメで一本陵辱モノ書いてるんですが…全然筆が進まない。
構想はちゃんと考えたんだけどなぁ…
ワカメを鬼畜にするとすぐキャラが変わっちゃうんで非常に難しいです。
でも頑張っていつかここにうpします。
310名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 23:08:06 ID:RCgB5uL7
厳しいアドバイスと言っても、面白かったw GJ
まどかの微妙な関西弁が気になるけど、関西圏以外の人だと難しいしね。
けっこうあっさりのエロが良かった。今度は濃厚なのもよろ♪
311名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 01:33:53 ID:0wWQlj0f
>>310
面白かったって言ってもらえてすごい嬉しいです!
関西弁ヘンなのは自覚してます…orz
方言はやっぱり難しいです。
攻められるまどかを書きたかったんで無理やり書いてしまいました。
レスありがとうございます☆
312名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 02:43:01 ID:+ewwHnlJ
親が隣りの部屋にいる状態で書くってのもすごいなw
乙。時々言葉変だったけど面白かったよ。ワカメに期待!
313名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 03:03:38 ID:jZp63C8S
>親が隣の部屋にいる状態で書いてた
そういうプレイかと思いました
それはさておきGJ
ワカメもお待ちしてます
314名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 16:16:14 ID:StpQJCkB
ワタポン萌えしてくださる方が増えてくれたらうれしいなあ。
喜んでいただけたみたいで、投下した甲斐がありました。

>302
バイトSSご馳走様でした!
やられるバイトもエエですな。
エロエロをもとめると、バイトが一番しっくり来ますな。GJ!!

関西弁圏居住ですが、方言、変だと思える部分、そんなに無かったっスよ?
ニュアンス、アクセントの問題でしょうね〜
・・・・というかぶっちゃけ、バイトの中の人の関西弁がかなり微妙・・・・
中の人ご自身でも認めてらっしゃいましたもんね。

315名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 15:47:39 ID:yoPLqBvG
私もほとんど関西弁で気になるとこなかったなぁ。
上の方にもっと変なのあったし…
とにかくGJです。
次回期待してます。
316名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 15:50:22 ID:yoPLqBvG
すいません下げ忘れました…
317名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 16:42:59 ID:IB/lZ2pW
みなさんレスありがとうございます〜
思ってたより評価が良い感じですごい嬉しいです!
次も頑張りますね☆
318名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 10:15:40 ID:Bso6UETG
休みで暇なのに、早く目が覚めてしまったのでエロを一発。
319一人でおいで 1:2005/08/04(木) 10:21:05 ID:Bso6UETG
夏休みの日差しの照りつける暑い午後、鈴鹿は一人体育館で自主練習を
していた。お盆休みということで部員は全員休み。鈴鹿だけは暇だった
ということから、一人練習しに学校に来たというわけだ。
何発も何発もゴールにボールを投げる。そのうちの一発がゴールにあたり、
暑さのため開けていた入り口から裏庭へと転がっていった。
「ちっ、めんどくせぇ」
鈴鹿は転がったボールを追いかけていくと、どこからともなくフルートの
音色が聞こえてきた。音の方へ引き寄せられるかのように歩いていくと、
音楽室の窓からクラスメイトの小波の姿が見えた。一人でフルートを吹き
鳴らしている。たぶん吹奏楽部の練習だろう。小波はクラスの人気者で
誰もが小波にあこがれていた。もちろん鈴鹿も例外ではなかった。
320一人でおいで 2:2005/08/04(木) 10:23:31 ID:Bso6UETG
鈴鹿はボールのことなど忘れ、うっとりと曲小波のフルートの音に酔いしれて
いた。
しばらくして静かにフルートの音がやむと、小波は音楽室の窓を閉め、
カーテンをひいた。
鈴鹿はもう少し小波の姿を見ていたいと、音楽室の窓に近寄り、
カーテンの隙間から中を覗き込んだ。小波はフルートを専用の袋につめ、
帰り支度を始めている。鈴鹿は急にバカバカしくなって体育館に戻ろうと
したその時、音楽室に誰か入ってくる人影が見えた。しばらく誰か
分からなかったがその人影が小波に近寄ってくると、隣のクラスの姫条まどか
だということが分かった。

『なんで姫条がここに…夏休みなのに…』
同じ成績の悪い補習組ということから、なんとなく気があって
仲良くしていた。姫条は何か部活に入っているわけでもなくバイトを
していて忙しいということを聞いたことがあるため、なんでいるんだろうと
鈴鹿が疑問に思いつつ覗いていると、いきなり姫条が強引に小波の唇を奪った。
321一人でおいで 3:2005/08/04(木) 10:26:41 ID:Bso6UETG
『なっ!!』
鈴鹿は驚いてそこまで出そうになった声を飲み込んだ。しかしその場を
動くことが出来ない。頭ではいけないと分かっていても二人のキスシーンから
目が離せなくなっていた。

「脱げ」
小波は躊躇するそぶりもなくリボンをはずし、上着を脱ぎ始める。
驚いたことにブラジャーを着けていない。上着をすべて脱ぎ終わると
ぷるんと二つの乳房が揺れた。姫条はアゴで近くの教卓に座るよう促すと、
ゆっくりと小波は教卓に乗り上げた。かかとを教卓の上におき、脚が大胆に
開かれる。

「ええ子や」
そういうと氷室先生がおいていったのであろう指揮棒を姫条は手に取ると
ぺろりと舐め濡らしたその先で小波の薄紅色の乳首を弄んだ。冷たい指揮棒で
敏感なソコを突かれ、突かれた左の乳首だけみるみるうちに形を変え
尖らせているのがわかる。姫条はそれを楽しそうに細い指揮棒を器用に
震わせたり軽く上下に動かしたりしている。小波は顔を少しゆがませ、
熱いと息をはいた。
322一人でおいで 4:2005/08/04(木) 10:28:17 ID:Bso6UETG
「直接触ってへんのに、ホンマ淫乱な子やな」
イジワルそうに笑う姫条。そして指揮棒でスカートを捲り上げた。
それまで見え隠れしていた太ももの間のピンクのレースの布地がハッキリと
姿をあらわす。そして姫条はその布地の真ん中に指揮棒を軽く押し付けた。

「はぁぁっ!」
たまらず小波が声を上げる。その部分の布地の色がジュワっと変わりシミを
作った。

「ありゃりゃ」
それに臆することなく姫条は指揮棒を操る。ぐるぐると円を描きながら時には
突き、時には強く押し込んだ。シミはどんどん広がり、その下にある小波の
薄い茂みと花弁をハッキリと浮き出させていった。

「まだまだこれだけやないで」
指揮棒が布の横から中へと進入する。姫条が軽く横に振っているため、
クチュクチュと音を立てながら細い指揮棒が小波の中へと飲み込まれていく。
323一人でおいで 5:2005/08/04(木) 10:30:29 ID:Bso6UETG
「あぁぁぁああ!」
10cmほど入ったところで姫条は指揮棒から手を離した。

「うははは、よく落ちないもんやな」
小波の股から生えた細い棒を姫条はニヤニヤと見つめる。そして指で
軽くはじくと指揮棒が揺れた。

「やぁぁっ…んっ!」
2,3度同じ事を繰り返す。その振動で小波は身体をくねらせると、
指揮棒はにゅるりと落ち、それをタイミングよく姫条がキャッチをした。

「あ〜あ、ダメな子やな、氷室の大事なやつなんやろ?これ、
しかもいやらしい汁でべとべとにして」
そう言うと姫条は小波の顔の前に濡れた指揮棒を突き出した。

「舐め」
小波は少し躊躇したように見えたがおとなしくその自分の愛液で濡れた
指揮棒を舐め始めた。

「よーし、ええ子や、コレきれいにしたら、ご褒美やるからな」
324一人でおいで 6:2005/08/04(木) 10:32:28 ID:Bso6UETG
『ヤバイ!』
クラスメイトの情事に、気がつくと自分の股間が薄い練習着である短パンを
コレでもかというくらい押し上げ、山を作っていた。

『なんだよ!コレ!!』
再び隙間に目をやるといつの間にか姫条が小波をうつぶせにさせ後ろから
激しく腰を振っている。

『もうだめだ!!』
鈴鹿はあたりに誰もいないのを確認すると、短パンから自分のモノを取り出し、
手でそれをしごき始めた。あっという間に頂点に達し、壁に白濁した液を
吐き出した。

「ふえ〜、やっちまったぜ」
身体の力がだらりと抜けその場に座り込んだ。身体と共に頭をもたげた
自分自身を短パンにしまい、しばらく肩で息をしていると、がらりと窓が開いた。
驚きながら鈴鹿は窓の方に振り返ると、姫条が笑いとも怒りともつかない顔で
こちらを見ている。
325一人でおいで 7:2005/08/04(木) 10:34:40 ID:Bso6UETG
「スーズーカ〜」
「き、姫条!!」
そして姫条の横からひょっこりと顔を出す小波。下目で壁についている
鈴鹿の精液を見つけると、クスリと笑った。

「あらら、鈴鹿君ったら私たちがヤッてるとこ見て…」
「オナっちゃったわけやな」
二人は顔を見合わせくすくすと笑っている。そして再び鈴鹿の方を見ると
キッと顔が変わった。

「あ、あの…俺…」
「鈴鹿くん、見てはならないものを見てしまったね」
姫条はそう言うと、鈴鹿の腕を掴み、すごい力で音楽室に引きずりいれた。

「いてててて…!!何すんだ…よ?」
「ちょっと口止めせんとな、鈴鹿くんっ」
姫条と共にあのクラスの人気者で優しくかわいい小波が俺を冷ややかな目で
俺を見下ろしてる。

「な、な、…ぎゃーーー!!!」


その後鈴鹿がどうなったのか、この三人しか知らない。




「鈴鹿君、今度覗く時は一人でやらないでね」


END
326一人でおいで 終:2005/08/04(木) 10:47:17 ID:Bso6UETG
粗文スミマセン。お粗末さまでした。
バイトの関西弁は指摘されると身体をばたつかせながら泣きますorz

本当は氷室×主+鈴にしようと思ったんだが、バイトスキーなので結局
姫×主+鈴に…。主人公の名前は迷った挙句小波にしてしまいました。
不快な方いたらすみません。
それでも呼んでやるって神がいましたらよろしくお願いいたします。ノシ
327名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 11:28:46 ID:9iXgLWnU
特殊な設定が出てくる場合は最初に宣言をして嫌な人がスルー出来るようにする
※特殊設定の例:鬼畜・3P・百合・当て馬・ライバル
328名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 19:28:00 ID:jICiE8zb
>1 SS貼り付け前や感想を言う前の“気配り”を忘れずに。 
A×BとかA×B←C とか、そういう記述を書き込み前にして欲しいな〜
というか、そういうのって当たり前だと思ってたよ

>326
内容は悪くないと思うんだけどね、やっぱりちょっと注意書きが欲しかったよ
バカタソスキーなので、ワクテカ・・・で読んだらかなりΣ(゚д゚lll)ガーン

329326:2005/08/04(木) 21:11:08 ID:zueN1g2s
ご指摘ありがとうございました。
確かに説明不足ですまん。以後気を付けます。
330名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 10:41:02 ID:zsGNzG8z
下のレスから読んでいてセーフ
爆弾が投下されたようですね。
331名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 11:22:17 ID:wHSfN1yU
関西弁は別におかしくないが、姫条のキャラがちと違うような…
エロ具合はすごくよかったっす
332名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 12:26:28 ID:cNcJf70E
バイトよりてんてーのままの方がしっくりきた気がしないでもない
333名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 12:36:21 ID:QX2zIohe
雑談。
宝物庫のSSの数の多さを見て思ったんだけど、やっぱりエロキャラNO1はバイトなのかな〜
やっぱりチェリーくんよりもある程度こなれたヤシの方がSS書きやすい?
バイトが関西弁じゃなかったら、圧倒的ダントツでSS数NO1だろうな
334名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 14:53:09 ID:2kufWNqX
バイトが童貞だと仮定しても、キャラにエロがテイストされているから
エロに持っていきやすい。
それこそシチュなんでもオールオッケーぐらいの勢いで。
キャラにも幅があるからシリアスもおちゃらけたのもいけるし。
そういう意味ではあとわたぽん。

個人的には量産できないのはちーたんだな。
天然エロは強いと思うけど、なんと言っても元のイベントが少ないだけに
妄想しにくい。自分の中でキャラがひろがってくれないんだ。
出来れば読んでくれる人とのキャラ解釈にずれが少ないようにしたいし。
335名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 16:50:15 ID:7yOjiYOj
>>334
わかる。言葉遣いとかもちーたんは想像が広がらなくてなぁ。
ちーたんで萌え萌えハァハァしたいのに・・・
336名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 20:40:32 ID:1QSrqjOw
>>333
バイトは軽くそういう雰囲気にもっていけるから書きやすい。
と言うより他キャラが爽やか過ぎると言うかなんと言うか…
みんな良い子!って感じなので崩しにくいです。
337名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 20:54:13 ID:2V5HyBFa
うんうん。書こうとするとけっこう鬼畜系になってしまう。
お互い好きなんだけど、なかなか進展しなくて、ハプニングとかで本能爆発
突き進め! みたいな。もしくは嫉妬でGOって感じ。
主人公があまりに天然すぎて高校時代には経験できないきがするんだよね、普通にしてると。
338名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 21:48:56 ID:OCwMrL8c
投下します。途中まで。
主人公ちゃん一人Hシーンがちょこっとだけあります。媚薬はいってます。
相手はてんてー、バイト、王子、バカから選んでいただけると…
ただ、バイトの口調はあれで精一杯なのであれより良くなることはないです。
明日以降、皆様の反応を見て相手を決めて書き進めたいなあと…
導入部で申し訳ないが、感想よろしくです
339選択付き1:2005/08/05(金) 21:50:29 ID:OCwMrL8c
 面談を終えて教室に帰ると、数人の男子が騒いでいた。ジャンケンだとかクジだとか。
 私に気づくと男子が静かになったけど、姫条君が慌てたように声を掛けてきた。
「あれやろ、ヒムロッチの期待がでかいもんやから、熱く語られたやろ」
 その様子が何か変んだな? と思いつつ振り返って
「先生は真面目に話しを聞いてくれたよ〜。でもちょっと話しすぎて喉がカラカラ」
 と笑ってサブバッグからペットボトルを取り出そうとして…5時限目に飲み干したことを
思い出した。自販機に寄って部室に行くのは気が引ける。ただでさえ遅刻してるのに…。
しかたない。諦めてそのまま部活に行くか。部活自体、終わりそうな時間だもの。寄り道は
できないな。ため息をついてバッグを持ち上げると、姫条君が「ああそうや」と声を上げて
「これ飲む? 罰ゲームで買いに行ってもろたんやけど、一個余ってもーて」と
紙コップを指差した。後ろに居た一人が「え、お前」とか言いかけたけどそれを制してさらに
「飲み物ないんやろ? ポカリやけど、ええか?」と畳み掛ける。
 さっき騒いでいたのはその飲み物についてだったのか。と納得しつつ、迷いながら、
「いいの? 本当に? これ学食のだよね? じゃあ私が買い取るよ」
 改めてバッグから財布を取り出そうとすると姫条君が慌てて手を振った。
340?選択付き2:2005/08/05(金) 21:51:53 ID:OCwMrL8c
「えぇ、えぇ。余り物や。かえって悪いわ。貰てよ」
「本当に? ありがとう。助かった〜」
 渡されたコップを一息に飲み干す。ちょっとぬるくなってるのがちょうど良かった。
そして時計を見る。もう部活が終わってしまう! 慌ててバッグを抱えて
「ごめん、ありがと! 部活あるからこれで!」と駆け出すと、後ろから「待って!」と
呼び止められた。振り返ると、顔を見合わせてる数人の男子。なんだろ?
「あ、やっぱりお金払う?」じりじりしながら訪ねると姫条君が手をヒラヒラさせて
「いや、ホンマに金はええ。あー…次の面談って誰?」
「次? 私の次は菜月君だったよ? 今日はそれで終わりじゃないかな?」
 ふーん、と数人がまたちょっとざわつく。なんだろう。部活終わっちゃうよ。
また時計を見ようとした私に、姫条君が付け足しのように訪ねた。
「そんで、誰とつき合うてるん? 自分」「えーと…えええええ!?」
「好きな人はおるん?」「ななな何言ってるの!? そんな…!」
 悲鳴のように返事をしながら真っ赤になってるだろう自分を想像して、冷静になる。顔も体も熱い。
ちょっと深呼吸してから男子をぐるっと見て最後に姫条君で目を止めた。
341選択付き3:2005/08/05(金) 21:52:48 ID:OCwMrL8c
「誰ともつきあってないよ。好きな人は…内緒」
 言いながら悲しくなった。好きな人はもちろんいる。でも、二人で遊びにいくことは沢山あっても
恋人にまでは発展してない。魅力ないのかも、私…。
 ずーんと暗くなった私を見て姫条君は気遣うように「具合、平気か? 顔赤いで…」と聞いてくれた。
「大丈夫、びっくりしちゃって。具合は悪くないよ。もう、部活行かなきゃ。ごめんね。また明日」
 今度こそ呼び止める人もなく、教室を出てとぼとぼ更衣室へ向かう。 今日はもう部活は間に合わないな。
着替えだけ持って返ろう。なっちんも面談の時はサボってたしね。…まだ体が熱い。よっぽど興奮したんだな、
と自分で可笑しくなる。長い廊下をゆっくり歩いた。もう慌てる必要も無いし、ぐーっと腕を天井に向けて
伸ばしながら息を吐く。胸を反らせる形になって、違和感を覚えた。
 …乳首がたってる…。慌ててバっと前屈みになった。うそー、そんな興奮してないよぅ…。
 一度違和感に気づくと、どんどん異変が起きていることがわかった。
 高熱の時のように肌が敏感になっている。ブラウスが纏わりついてるような感覚。下半身の奥の鈍い疼き。
唇が寂しい。ぎゅっと誰かを抱きしめたい。…この感覚は…エッチな本を見てしまったときと同じ。ううん、
それ以上の焦燥感。一歩一歩、ふらふらと進みながらアソコが濡れてきているのがわかった。
 どうしよう、なんだか我慢できない。したことないけど、一人H、してみたい。
 気づくと更衣室の前だった。扉を開けようとしたら勝手に開いて部長が出てきた。
342選択付き4:2005/08/05(金) 21:53:59 ID:OCwMrL8c
「あれ!? もう部活終わったよ?」「部長…すいません、面談で…」
「ああ、奈津美から聞いてる。更衣室使うの? 鍵掛けちゃうけど」
 とっさに嘘が出た。
「今日の分、練習したくて…終わったら私が鍵戻します」
 部長はちょっと迷いながら腕時計を見た。
「そう? じゃあお願いね。体育館の鍵はバスケ部の鈴鹿が自主練してるから大丈夫」
「はい、わかりました」
 去って行く部長を見送り、更衣室に入る。上履きを脱いで絨毯の上を静かに歩きながら
どうやって一人Hしようか考えた。自分のロッカーからバスタオルを取り出すと床に広げ
ぺたんと座り込む。とにかく胸、胸を揉むところからだ。エッチな本にあるみたいに
こう…やって…。ブラウスの上から自分の胸を掴むと、想像よりはるかにかすかな快感が起る。
 …気持ち良くない。なんで? 直接触らないとだめなのかな。焦燥感だけは大きくなるのに
快感は得られない。苛々しながらブラウスのボタンを外しフロントホックのブラジャーに手をかけた時
廊下を走る大きな足音が聞こえた。こんなとこでこんなことしてるのに危機感はなく、ただひたすら
この疼きを鎮めたくてぼんやりと頭の片隅で「この時間にこんなとこ走る人がいる」と思う程度だった。
一度通り過ぎた足音がまたすぐ戻ってきたとき、私は目を瞑って乳首を念入りに撫でていた。
びりびりと刺激が下半身を直撃してる感じで、気持ち良かった。さっきのよりかは。
足音が更衣室の前で止まった時、はっとした。私、更衣室の鍵、しめたっけ?
 疼きでだるい体で立ち上がろうとしたが、遅かった。扉が勢いよく開かれ、まっすぐに一番奥の
私のロッカーの列に向かってくる。…ごまかさなきゃ! でもただ服を脱いでるだけだし…
自分では急いで立ち上がろうとしてるつもりだったけど、少しも動いてなくて床に手をついて
ちょっとお尻を浮かせてるだけだった。この格好、変かなやっぱり…。
 おそるおそる顔を上げるのと、足音の主が立ち止まるのは同時だった。
343名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 22:02:49 ID:OCwMrL8c
この先はエロエロ一直線の予定です。立ち止まったのは誰か?
よろしくお願いします。設定がスレにそぐわないなら止めときます…
344名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 22:10:07 ID:1QSrqjOw
>>338=319さんでおっけーだよね?
ちゃんと媚薬入りって書いてあるから大丈夫だと思うよ〜
こっから鬼畜やらなんやになるなら続き書くとき事前に注意してくだされば完璧かと
王子で続き希望!
345名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 22:30:05 ID:QX2zIohe
私の超個人的萌えシチュキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 
これって一人エチ見られてしまった相手とエチって流れだよね。
あかん、鼻血出そう・・・
できればエチ相手は主の好きな人にお願いしたいので、この話の流れからすると
主の想い人じゃないみたいだからバイトはやだなあ、王子かバカタンがいいなー

あと、名前の誤字だけ指摘ゴメン。
菜月&奈津美はチョトワロタ

全く別件、雑談レスくれた方ありがd
やっぱり初期設定(性格の位置づけ)でバイトがやりやすいのね、なるほど
高校時代エチは私にとって難関
書ける皆様が裏山すぃ


346名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 22:46:37 ID:RHODsMsv
>>338
こーいう話を待ってました。相手は…>>345さんと一緒で馬鹿タンか王子…
347名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 00:26:34 ID:JQF25Owf
すいません、319さんとは別人です。
名前の指摘サンクスなり。何度も見直してこの体たらく…orz

バイトのことも好きって流れにはできますが、関西弁は自分に取ってハードル高いです…
とりあえず、明日またこれくらいの時間に来て最も名前の挙がったキャラでいきます。
一応、本文に名前が出てるキャラで宜しくお願いします
348名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 02:29:41 ID:ctz86npb
王子にイピョーウノシ
349名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 03:11:33 ID:af4qKgpc
てんてーと面談して二人っきりに興奮→ひとりHの流れとオモタ。
すべてを察して嫉妬に狂った王子にレイープはだめ?
おとなしい女の子とバカタンは、タマとやってるみたいでなー
350名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 10:48:07 ID:KwtEiTMj
あーありがち主人公受身形ね。
351名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 11:16:42 ID:ctz86npb
個人的にレイープは勘弁…
作者さんの自由ではあるですが。
352名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 11:43:18 ID:XZTsTG+K
>>350
 ありがちだけど、主ちゃんがゲーム内で受け身だからっつーのもある
 天然で、鈍感で、素直っつー感じであんまりなっちんぽいキャラは想像しづらい
 どうしたってタマちゃんとかぶる
353名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 13:09:40 ID:WiGcKKao
火照った体を何とかしてくれw 続きキボン
354名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 15:51:17 ID:5Xp3PDEb
>>338
ワクテカしながら待ってます!
相手は私も皆さんと同じでバカタソか王子でww
あー早く読みたい(;´Д`)ハァハァ…
355名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 16:13:33 ID:TkmOoO5j
続き楽しみだー
私も王子がいいかな。次点バカ。
356名無しさん@ピンキー :2005/08/06(土) 20:47:45 ID:mmPITzHS
流れが自然なら、みんな好きだから誰でもいいな。
ソレで行くと、バカたん>王子か?
わかめやもりりんは、走らなそうだよね。
続き、楽しみです。
357名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 21:15:32 ID:xzlLNS1R
王子希望ですハァハァ
ぶっちゃけ誰でも楽しみではあるのですがw
358名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 21:40:37 ID:dudAolNj
あれ、なんかこの流れ…デジャヴュ?
359名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 22:48:38 ID:kzNbIbUY
て、てんてーにイッピョ
360名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:19:38 ID:Wkoo5MB6
レスどうもです。
次点含め、2キャラに入ってるのも数えた結果
(名前が挙っていて読みたいって内容は有効票として)
王子8票 バカ5票 てんてー1票  でした。

王子はSS多いけど、王子で続き書きます。
9日か10日にはUPさせたいです。(その後旅行なもので…)
361名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:22:20 ID:YyAKuQd9
ヤター王子久しぶりなので嬉しいです。楽しみに待ってます!
362名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 07:25:43 ID:SAstvNqF
書きたいキャラで書けばいいよ
363名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 21:00:39 ID:PpPsku1W
相手が誰であれ、その相手によってその後の展開が変わってきますよね?
だから作者様!
我が侭なお願いですが、是非是非王子だけでなく先生やバカバージョンも書いてください!
時間がかかってもいいですー。
かなりの萌えシチュなので、王子だけでなく、他のキャラでも読みたいですー。
364名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 19:13:30 ID:W7MCPlFM
365名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:53:32 ID:bm6XQN7g
ナニコレ
366名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 22:31:41 ID:nsetaGOm
個人サイト晒し(・A・)イクナイ!!
367名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 22:32:08 ID:9cTgULsz
>>364
繋がらないよ
368名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 23:02:08 ID:0WlwNoT6
君はまだ放置も覚えられないのか?
高校生になってもそんなことでは…
君からは向上心というものが見えない。
今日は特別に補習を行う。
いいから付いてきなさい!




というわけで放置推奨です。
369名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 02:56:48 ID:yLlgnu9e
>>360
あ、凄い乗り遅れたorz
てんてー希望だったけどムリかー。・゚・(ノД`)・゚・。
私もわがままなお願いだけど全キャラバージョンが読みたいです…。
370名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 00:57:02 ID:d4AUCaBp
360女神タンの御降臨お待ちしてます
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) ドキワク…
 (0゚∪ ∪ +
 と_)_) +
371名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 12:42:17 ID:4kdDvA1E
お待たせしました。なんとか書き上げました。実はエロ小説初めてなんで(よく読むけどw)
ちょっと加減が解らず、ねちねちしつこいかもしれません、先に謝っておきます。

王子編、王子の一人エッチありです。主人公ちゃん並にちょっとだけど。
他は変なシチュないと思います…。長いけど、よろしければ読んで感想ください。
では、どうぞ。
372名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 12:43:20 ID:4kdDvA1E
「は…づき…くん…」

 上気した頬、とろんと潤んだ瞳、うすっらと開けた唇はぷるっと震え、吐息を漏らす。
 はだけたブラウスを直そうともせずもう一度小さく何かを呟く。判断力がひどく低下して
いるようだ。緩慢とした動きで立ち上がろうとする。ゆっくりと膝を立て、手をつき、
前屈みになるとはっきり白い胸の谷間がのぞいた。まるでストリップのようにゆっくり
ゆっくり焦らすように立ち上がり、ブラウスもスカートもくしゃくしゃとまくれ上がり…
でも見えそうで見えない部分がいやらしさを倍増させる。迂闊にも彼女の白い肌に見とれて
いた。手を貸すことに思い至った時にはロッカーに手をついてようやく立ち上がり、
膝を震わせている。ますます息が上がり、熱っぽい視線を俺に絡ませ
「じしゅ…れん…しようって…着替えて…」
 必死に言い訳を紡ぐ彼女を思わず抱きしめた。瞬間、「んぁ…っ」と切ない吐息が聞こえた。
「黙ってろよ。具合、よくないんだろ? 俺、送ってやる…」
「ちが…ぐあい、…わるく、ないから…」
 また必死に言い募る。そして俺を強く抱きしめ返した。ニットのベストの背中を強く掴み、
胸を押し付けるように体全体を擦り付けてくる。たぶん、無意識なのだろう。さらさらの髪が
揺れるたび甘い香が鼻をくすぐる。どうしたって、彼女の柔らかな肉体を意識してしまう。
 下半身に覚えのある熱がこもる。とっさに彼女の肩を掴んで引き離そうとしたが、
できなかった。何かを察知した彼女がはっきりと離れることを拒絶したから。
373選択/王子2:2005/08/10(水) 12:44:24 ID:4kdDvA1E
「いやっ」
 逆にますます力強くしがみつかれ、彼女にも伝わるほど俺自身が強く勃ち上がる。
「悪い…」
 俺の状態を把握して、彼女はしがみついたまま俺を見上げた。相変わらず瞳は潤んでいて
いつもからは想像できない色香が立ち昇っているが、一つ、強い光が浮かんでいる。
 今この状況で言わせたくない、したくないと思っていた俺の心に気づかず、
呂律の回らない口で一言ずつ区切って囁いた。唇が熟れたように濡れて震えてる。
「はづき、くん。…すき。…すき、じゃなくても…いい。……して?」
 俺は堪らなくなって口づけた。髪の毛に手を差し入れてもっと上を向かせ、左腕で彼女の
腰を強く抱きかかえた。深く深く、魂を吸い上げるように口づけた。
 許さない、姫条…!!!!

 面談を終えて教室に戻ると、媚薬の効果について声高に話す姫条が居た。偽物を掴まされた
んだと笑い合っていた数人の男子。ドアに近い俺に気づく様子もなく、チア部の練習で体が
暖まれば効果が出るかもしれない、覗きに行こうか、などと相変わらず冗談を言い合って
いた。チア部…? このクラスにチア部は一人だけ、彼女だけだ。面談前にスレ違った時の
柔らかな微笑みが甦った。気づいたら、体育館に向かって走り出していた。そして…。
374選択/王子3 :2005/08/10(水) 12:45:34 ID:4kdDvA1E
 唇を合わせるだけのキスじゃ物足りない、と言いたげに体をくねらせ、薄く開いた口から
舌を出して俺の唇をそっと舐めようとする彼女。薬のせいで、快感が得られないことが苦痛
なのだろう。ブラウス越しからも、彼女の体が熱くなっているのが良くわかる。
 何もしないことは。彼女を余計、苦痛に晒すことになるのだろう。
「ちょっと待て。誰が来るかわからないから…、鍵、掛けてくる」
 無理矢理体を離すとすっかりブラウスがはだけて、真っ白な彼女の肌が桜色に染まっているの
が良くわかった。胸の先端も固く尖り、存在を主張している。自分の欲望が高まるのを感じ
ながら、目を逸らせた。「すぐ、戻るから」

 鍵をかけて更衣室の明かりを奥の一列のみにする。
 彼女の告白は、薬のせいだろう。たまたま駆けつけたのが俺だっただけで、…。仲の良い
男子が他に数人いるのを知っていた。彼らと、俺とするように二人きりで出かけているのか
まではわからなかったが、俺には彼女が迷っているように見えた。俺のことを、好きかも
しれない。でも、他の奴らも好きだろう? 俺だけが特別じゃないだろう?
 それなのに、俺が抱いていいのか?

 足早に戻ると、ロッカーに背中をつけたまま膝を立てて座り込む彼女が見えた。肩で息を
してる。手は足の付け根をまさぐっていた。俺のことが待てなくて、自分で慰め始めたのだ。
俺に気づきもせず、小さく声を漏らしている。このまま放っておけば、そのうち満足して寝る
かもしれない。思わずロッカーの陰に隠れようとしたとき、はっきりと声が聞こえた。
375?選択/王子4:2005/08/10(水) 12:46:43 ID:4kdDvA1E
「ん…っ ぁ…は…はづき…く…っ」目を瞑りながら宙に舌を差し出し、背中を反らせて
「もっと…ぁあ…っ っけい…!」俺を呼んだ。俺の中で何かがはじけた。
 近づく俺に気づいて彼女は体を震わせた。ゆっくりと手を外そうとする。本人は急いでいる
のだろうが、緩慢な動きは誘っているように見えた。視線が熱く絡む。自然と唇を合わせると
俺は貪るように舌を差し入れ、舐め回し、絡める。息ができないくらいに、彼女を味わい尽くす。
口腔を犯しながら、ゆっくりとブラウスを脱がせた。フロントホックの外れたブラも一緒に
肩から落ちて行った。すべすべの肌を手のひらで楽しみながら、体全体を撫でさすると、
彼女が息苦しそうに喘ぐ。その喘ぎも俺が飲み込む。指先で背中を掠るように何度も往復
させて愛撫するとびくびくと体を震わせ、逃れるように背を反らした。そうすると胸を俺の
ニットベストに擦り付ける結果になり、ますます快感が彼女を襲う。とうとう顔を背けて
俺の唇から逃れ、「…はあぁぁ…っ」と大きく息をついた。
 俺はゆっくりと彼女を横たえると、手のひらに少し余る乳房を揉みしだく。右手で揺らす
ように全体を捏ねるといやいやをするように頭を左右に振って応える。左手の人指し指で
彼女の唇を撫で、中に侵入すると熱い舌が絡んできた。好きに舐めさせながら、ぷっくりと
固くなっている乳首の周りを舌先でなぞる。焦らすように堅い蕾みには触れず、薄茶色の
乳輪を丹念に舐め上げ、その間もじっとしてない彼女の太ももを割って膝を入れ上から覆い
かぶさると、うっとりと目を瞑って俺の指を舐める彼女の顔がよく見えた。
 彼女の唾液でべとべとになった指を抜き出すと、「あ…」と彼女が残念そうに声を上げる。
その様子が可愛くて、濡れた指で左の乳首を撫で付けると背中を反らせて喘ぐ。
376選択/王子5:2005/08/10(水) 12:48:00 ID:4kdDvA1E
「  ふ…! ぁ…い…っ」可愛い。快感は下半身に伝わるのか、腰をくねらせて太ももを
俺の足に擦り付けてくる。いつもの清廉な、小さな白い花のような、そういう愛らしさではない、
女の香をさせ、全身で俺を誘う彼女が愛おしかった。それが彼女の本心じゃなかったとしても。
 全部を食べてしまいたい。唐突に沸き上がった強い性欲を押さえもせず、彼女の胸に喰らい
つく。その中心の膨らみを舌先でつつき、吸い上げ甘噛みする。「ああぁぁ!」高い声が
彼女から漏れると、俺は右手で口を塞いだ。モゴモゴとくぐもった声で喘ぎ続ける彼女を
もっと壊したくなって、左手を彼女の下半身に伸ばした。彼女は足を自らもっと広げ、
腰を浮かせて俺の手に自身の中心を擦り付ける。下着はとっくに用をなしてなく、びっちょりと
濡れて張り付いていた。彼女の動きをかわすように、指先でそっと撫でると腰が震えた。
ますます押し付けるように動く体を、上から体で押さえつけて固定する。彼女の両手は
いつの間にか口を押さえる俺の腕をキツく握りしめて、その快感を伝えるようだ。
 乳首を堪能していた口を離し、体を起こすと下着を脱がせた。必然的に彼女の足の間から
一旦移動することになる。立ち上がって肩で息をする彼女を眺めた。肩までの髪は乱れ、
汗ばんだ額にいく筋か張り付き、口がだらしなく開いてこちらをうっとりと眺める瞳。
 姫条の話しだと、薬の効果が切れれば飲み過ぎた時のように記憶があやふやになり、夢を
見ていたような気になるらしい。理性が戻ってしまったら彼女は後悔するだろう。そうなる前に
終わらせて家に送り届けないといけない。待てないように、また手を秘所に伸ばそうとする彼女を
うつぶせにさせ、尻を高く上げさせる。花びらは赤く開き、濡れて甘い香を放っていた。
 そっと割れ目を指で擦ると、ぶるぶると震えて指を飲み込もうと動く。処女、なんだろうか? 
377?選択/王子6:2005/08/10(水) 12:49:02 ID:4kdDvA1E
 処女だよな、きっと…。尻を抱えて舌を差し入れると、彼女のすすり泣くような喘ぎ声が
聞こえてきた。片手で尻を撫でながら、秘所のなかにある突起を爪先で弾く。舌全体で割れ目を
舐め上げ、滴る愛液をすべて飲み干す。甘い。彼女の匂いが俺のなかに充満する。本能ままに
中を舌でかき回す。最後に突起を吸い上げると、快感に堪えられないのか、腰が下がって
いってしまった。もう喘ぎ声も掠れている。指を初めて一本、入れてみた。
「あっ…やっ…んぅ…!」キツい。ゆっくり、中のざらざらを楽しむように撫でる。
 一度抜いて彼女を仰向けにすると、潤んだ瞳ではっきりと俺を見つめ返した。
 横に添い寝しながら、もう一度中に入れる。一本、ゆっくりと出し入れすると、彼女の中が
妖しく波打つのが伝わってきた。恍惚とした表情で、動きに合わせて腰を揺する彼女を見ていたら
俺自身が限界だった。入れたい。入れたい。入れたい。彼女を感じたい。俺を刻み付けたい。
 はあぁぁっとため息をつくと、彼女の右手が俺の頬を優しく撫でた。
「葉月君、入れて?」
 一瞬、理性が戻っていたのかとぎくりとしたが、そうではなく相変わらず貪欲に快感を
得ようと腰をくねらせ続ける。指をもう一本増やし、今度はかき回すように擦り付ける。
「   んぁぁっ …いぃ…っ」堪らなくなって、彼女の耳元で囁いた。
「気持ちいいか?」「ぁ…いぃ、の…!」「もっと欲しいか?」「…、っほ…し…っ」
喘ぎながら合間に必死に返事をする彼女が愛しくて、舌を絡めてキスをする。
 秘所はぬちゃぬちゃと淫靡な音を立て続ける。親指で突起を摩るようにすると、明らかに
彼女の体温があがり、声が変わった。登り詰めようとしているようだ。全部欲しい。本当は
かまわずこの肉棒を突き刺したい。この柔らかい肉襞を押し分けて入りたい。
「好きだ」「好きだ…!」耳の穴に舌を差し入れながら低く呟き続けると、
あっという間に彼女が大きく震えて、声も無く背中を反らせた後、ぐったりした。
378選択/王子7(ひとりHシーン):2005/08/10(水) 12:50:23 ID:4kdDvA1E
 横たわる彼女に上着をかけると、更衣室と繋がっているシャワー室のガスを点けた。
 誰もいないそこで、自分の欲望を取り出して握りしめる。今しがた見た、彼女の乱れる姿を
脳裏に描く。暖かい息づかい、甘い声、蠢く肢体…。「あ、…あぁ…っ ふ…っ」
 普段声などあげないが、今、目にした、味わった、感じたことが強烈すぎて耐えられず、
漏れるままに喘いでしまう。とっくに限界を超えていたそれは先走りで濡れ、敏感になり、
すぐに達してしまいそうだった。「は…っ っ…! …
 愛しい彼女の、達した顔を思い出しその名を呼ぼうとしたとき、後ろから声が掛かった。
「呼ばないで…」その声に震えながら、欲望を吐き出してしまった。

 夢のように葉月君が現れたと思ったら、私を軽蔑もせず、優しくキスしてくれた。
 暖かい手で思うように快感を与えてくれて、耳元で好きだと囁いてくれた。その声に
痺れるように高みに引き上げられ、寒さに気づいたら裸だった。夢じゃなかったと知った。
そして現実を思い知らされる。好きだって言ったのに。葉月君は最後までしなかった。
私だけ、一人で…。誰もいない更衣室に泣きたくなってとにかくシャワーを浴びようと来たら、
葉月君が一人でしてた。私と、今までそういうことしてたのに。冷静になると、葉月君は
制服を一つも脱いでなかった。今も。こちらに背中を向けていたけど、その緊張感が
コトの終焉を知らせていた。大きく吐いた息のあと、誰かを呼びそうな気配に怯えた。
 こんなに生々しく、葉月君の好きな人を知りたくない…。「呼ばないで…」
379選択/王子8:2005/08/10(水) 12:52:56 ID:4kdDvA1E
 首だけで振り返ると、彼女が個室の入り口に佇んでいた。さっきまでの行為が伺える、
薄く染まった肌が艶かしい。パニックになりながら怒鳴った「来るな!」
 彼女は怯えたように首を竦めたが、しっかりと歩いて俺を背後から抱きしめる。
「葉月君。好き。私、葉月君が好き。だから、抱いてください。一人で、あんなことの後に
しないで…。私のこと、好きじゃなくていいから…」
 泣きそうな声で囁かれ、羞恥で体が熱くなる。己の欲望に、彼女を使ったことがバレた
ことに耐えられず、振り返ると強く体を抱きすくめた。驚いた顔の彼女を見つめ
言葉で攻める。背中にまわした手をそっと上下させながら、息があがる彼女を視姦する。
「好き? …本当に? こういうことが、じゃなくて…?」
 目のふちを桜色に染めながら、乱れていく呼吸に負けまいと言葉を紡ぐ彼女。
「っ…す、き…! は、づきく…っが! すき…っの!」
 何度でも聞きたい告白に、その息づかいに、欲望がまたむくりと勃ち上がる。
 偶然じゃなく俺を求めていたんだと知り、今度こそ壊しそうに愛したくなった。
 額に唇を落とし、瞼、鼻先、そして口腔をまた貪る。上顎を舐め、彼女が差し出す舌を吸い
あげ、唾液を絡める。「ん…、 」甘い鼻から漏れる喘ぎに気が狂うくらい愛おしさが込み上げる。
 耳朶をぺろりと舐めると、彼女の体が跳ねた。耳が弱いんだな…。
 抱きしめていた体を離しニットを脱ぐと、彼女がYシャツのボタンに手を掛け外していく。
俺はベルトに手をかけてズボンと下着を床に落とした。彼女の視線が下にいき、慌てて目を
逸らす。それが可愛くて顎を掴むと瞳を覗き込んだ。「俺、お前のこと…好きだ」
380選択/王子9:2005/08/10(水) 12:54:49 ID:4kdDvA1E
彼女の目が見開く。それ以上は何も言わず、わざと脱いだ制服を集めて更衣室の方に
放り投げた。その動作をぼんやり見つめている彼女を振り返ると、個室を俺が塞ぐ形になる。
「お前のこと…抱くけど…」訪ねるわけではなく宣言して、彼女の腕をひっぱり、もう一度
俺の胸の中にしまい込む。初めて合わせた肌と肌が例えようも無く気持ちがよい。
 胸で震える彼女の耳に唇をよせて囁く。
「好きだ」
 その言葉を合図に、また背中を愛撫する。一度達している彼女の体は敏感で、またすぐに
びくびくと震えて背中を反らし、胸が擦れた。「あんっ…はっ…や…」尻を撫であげ、
前から太ももに割って入ろうとすると今度は身を捩って手から逃げる。
 髪の毛に手を入れ、無理矢理上を向かせると口づけた。唇を舌でなぞると、体の力が抜け
太ももに簡単に割って入れる。「あ! や、だめ…!」「だめじゃない…」
 耳に息を吹きかけて囁くと、ぞくぞくと我慢できないように体が震えるのがわかる。
 ゆっくり割れ目を縦に往復させ、その濡れた感触を味わう。突起を中心に円を描くように
撫でると、彼女の目尻が濡れてきた。「いやか?」低く訪ねると「ちが…きもち…ぃっ」
と喘ぎ喘ぎ言う。薬の効果がまだ体に作用しているのか、元々敏感なのか。
 彼女を壁に寄りかからせて、足下にしゃがみ込むと足を閉じてしまった。
「見せて欲しいんだ…俺、お前のこと…全部見たいから…」言いながら太ももを舌先で細く
舐め上げていく。叢まで分け入り、もう一度見上げると観念したようにそっと開いた。
 まず指で花びらを広げる。さっきよりも甘い匂いをまき散らし、引くつきながら蜜を垂らして
俺を誘っている。舌先で割れ目に侵入し、指も一緒に差し入れた。嬌声があがる。膝が震え、
必死に壁を支えに立っている。「ぁっ …ッ! だめ、あっ、だめっ葉月君! 」
彼女の声を無視して、思うように味わい尽くす。2本の指を何度も抜き差し、舌は突起をしつこく
吸い上げ、歯を立てる。「あぁ…ッ ぃっ…イッちゃ…!!」
 ぶるぶると震えたあと、がくりと力が抜けた彼女を慌てて支えた。
381?選択/王子10:2005/08/10(水) 12:55:59 ID:4kdDvA1E
俺も限界だった。何度も俺に嬲られ、喘ぎ乱れる彼女を見て、欲望が涎を垂らしている。
 壁に押し付けると、俺の欲望を押し当てた。何度かぬちゃぬちゃと擦り付けると、彼女が
ゆっくりと顔を上げて俺を見た。「葉月君、入れて?」さっきと同じに頬を撫でる。
 カッと熱くなる体を抑えて、ゆっくり、ず…っと押し入った。彼女の体が痛みに固くなるが
やわやわと包むような暖かい感触に我慢できず、止めることができない。
「は、…んぁ…っ」苦しそうな声に、キスをして耳朶を舐める。ゆっくり、彼女の中を犯しながら
耳に舌を入れる。少し、彼女の力が抜けた。耳も犯しながら低く囁き続ける。
「すごく、いい…俺、今幸せだ…」「…んっ」
「このまま…ずっと…」「ぁ、…っ」
「ぅあ…気持ちよすぎる…お前…」「…ふ…ッ!」
 体を密着させてようやく入りきると、彼女が潤んだ瞳で見上げた。
「今なら私…死んでもいいよ…?」
 勝手に襞が蠢いて欲望を包み込む。キツくて、今にも達してしまいそうなのを堪え
「動くぞ…っ」と腰を揺すると、彼女がとろんとした目で見つめてくる。
「うっ…ぁ…! はづ…きくん! ぃっ…あッ、よん…で…!」
 もう立っていられないようで、顎を上げて背中を反らし、膝が震えてる。
 もっと奥まで彼女を犯したくて、片足を腕に掛けて壁に押し付けるように欲望を打ち込み
もう一度耳を舐めると、嬌声が高くなる。「好きだ…!」
「ぁ、ね…ぇ、もっと…言って!」
 耳に口を寄せ、聞き取れるか取れないかの声で名前を呼び続ける。
「…、…、……!」「あ、わたしっ…も、ぅく…い、あっだめーーー!」
「俺もイく…っ」 抜いた欲望は彼女の叢を汚した。
382選択/王子:2005/08/10(水) 12:56:35 ID:4kdDvA1E

 力の抜けた彼女を支えてシャワーを浴びた。達した体はシャワーの飛沫さえ快感を覚えようと
する。小さく喘ぐ彼女を支えて更衣室に戻ると、ぼんやりした彼女を手早く着替えさせた。
「歩けないなら、俺、おぶってやる…」
「ううん、大丈夫。ごめんね、なんだか遅くなってしまって…」
 今更ながら照れる彼女に手を差し伸ばした。
「ほら、手、かせよ。俺、送ってやるから」
 その手に指を絡ませて、彼女は頬を染めた。「ずっと、入学式のあの日から私…」
「葉月君のこと、好きだったんだよ?」小首をかしげて微笑む彼女に啄むようにキスをする。
「俺は…ずっと昔から…お前のこと、好きだったよ」
「え? どういう意味?」
 戸惑う彼女を見て、寂しく思いながら微笑んだ。
「いいんだ、俺。待ってるから…」小さく呟き、彼女の手を引っ張って歩き出す。

「ほら、早く。帰るぞ」
383名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 13:04:14 ID:4kdDvA1E
以上です。お粗末さまです。

最初と最後の番号抜けてます。
ご要望のありました、他キャラで、とういのはもう一度これ読んだ後に、
これくらいの文章なら読める、と思われたときにお願いします。

ネタバレですが、王子の一人エチで終わらせようと思ったんですが
あまりに可哀相だと思い、急遽つけたし部分が8以降です。無駄に長くしてすいません。
こんな時間にUPしてるのは、休みだからなんですが、小心者なので…。
384名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 14:14:28 ID:GVsmyMP4
キタ (゚∀゚) ッ!!
キタ━(゚∀゚)(∀゚*)━!!
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

超お待ちしてましたそして禿げしくGJ!
初めてとは思えないエロさでしたよ(;´Д`)ハァハァ
エロくかつラブラブでたまらんですたい。
主人公編からの繋がりも自然で面白かったです。ご馳走様でした!

旅行楽しんで行ってきてください。道中お気をつけて〜ノシ
385名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 14:15:37 ID:GVsmyMP4
興奮のあまり下げ忘れた━(゚∀゚)━!!アヒャ
申し訳ないorz
386名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 18:19:58 ID:PBXELAKB
キタ━━━━━━( ゚Д゚)ソシテ、ウマー━━━━━━ !!!!!
ご馳走様でした。
すばらしいガッチュンエロエロ描写を楽しませてもらいました(*´д`*)ハァハァハァ
王子の一人エチシーンに至るまでのシナリオもすばらしい、泣けた。
GSは切ないエロが似合うなあ・・・・・

GJ!デスタ!
387名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 20:23:03 ID:7wP0n4Vx
王子萌えた萌えた萌えまくりでしたあぁ!!
一人エチ(主人公、王子ともに)も
ガッチュンも禿げしくGJ!ゴチソウサマデシタ
388名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 22:52:25 ID:bKf6i1ca
ああ、良かった。楽しんでいただけたのなら本望です。
繰り返しますが、ネチっこくてほんとスイマセン。

色々反省する点が沢山ありますが、また機会があればそのときに活かしたいです。
直すべき点があれば指摘してください。精進します。
389名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 01:24:00 ID:Khs9V/NL
のた打ちまわって何かの山に転がりぶちこみたいくらい萌えました……

超 G J

小説書ける方まじソンケー

ネ申マジ尊敬
390名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 01:24:38 ID:A8FBynG4
ああ、良かった。楽しんでいただけたのなら本望です。
繰り返しますが、ネチっこくてほんとスイマセン。

色々反省する点が沢山ありますが、また機会があればそのときに活かしたいです。
直すべき点があれば指摘してください。精進します。
391名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 01:26:05 ID:A8FBynG4
ぎゃー、変に二重投稿スマソ
392名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 01:43:39 ID:jRDgsB7J
なんだそのタイムラグw
それはそれとして超GJ。萌え死しそうだった。
393名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 01:45:37 ID:KLfdgKHZ
エロすぎて腰が抜けますた。


グゥゥゥ〜〜〜ッジョブ!!
394名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 03:44:01 ID:6tcFKX3g
GJ。
あんたはネ申だ。
395名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 13:14:33 ID:leYwyGks
>>392
IDにgs

神乙!エロス!
396名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 15:59:38 ID:H1k8bPkV
>>367
うそーん、ちゃんと繋がるじゃん。
ひょっとしてそこに中傷メールとかした事あるの?
(中傷というか、自分に都合よくないものは全部誹謗中傷だそうだが)
そういう、そこでいう良識のない行為(爆笑)をする人は入れないそうだよ。
397名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 18:04:39 ID:MxfawmrF
個人サイトのアド貼るほうが厨でしょ
398名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 23:30:29 ID:uvYDFnzF
しかも2chにな。
確かに厨だ。
399名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 03:04:57 ID:N7lTeAT0
ちょっと聞きたいんだが、
もりりん女体化して他キャラに襲わせたら引く?
つーかコレは801の分野になってしまうのか?
400名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 04:38:02 ID:nMjQ/yXG
女体化とかノーマルでないものはここでは勘弁してorz
401名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 10:16:10 ID:BfvWFV8U
>>399
801でやってほしい
そっちのGSスレでおうかがいを立ててみてはどうだろう
402名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 10:32:24 ID:BMloDUUK
801板のスレはかなり前に落ちてから
立ってないと思ったが。
スレ検索にもひっかからなかった。
403名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 12:40:52 ID:6RtPAMWE
そうか…書き出す前に聞いといて良かったよ。
不快な気分にさせちゃったならごめん
やっぱ801になるんだな。
404名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 01:18:14 ID:3qYggyLC
えーでもこのスレって昔自サイトの宣伝、URLまで貼ってやってたバカいたじゃん。
裏なんとかかんとかいうページ。
405名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 01:43:24 ID:TpJDtP5r
>>399
個人的にはそう言うの好きだが
406名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 09:40:44 ID:hFBvKzJE
>396,404、しつこい
407名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 09:47:10 ID:I6qmwnHG
自分のだったらサイトのURLだろうがメルアドだろうが何晒してもいいとは思うが、
他人のサイトのURLを勝手に不特定多数が見る場、しかも、こんなところに書き込むものではない。

それとも、書き込んだのはサイトの持ち主様ですか?
408名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 11:19:23 ID:MHgIWyCK
だからしつこいって。
409名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 12:46:00 ID:nFHmd8c8
お前・・・嫌なこと言うな・・・・・
410名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 14:14:10 ID:Nfla817J
>>405
そう言って頂けると有難い
でもココで書くのは厳しそうなんで801スレが復活でもしたら書くよ
411名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 14:22:47 ID:Q3Ecp6ix
女体化って、「改造して女体化」と「男装してマスタ」ってタイプのものとあるよな、確か。
どちらにしても数字板行きなのかな〜
412名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 15:41:47 ID:rDd3Fkhi
>>411
後者も「女体化」なのか……元キャラが男だったらそうなのか。
奥が深いな……

身体は女でも元のキャラが男だったら801の範疇だろうね。やる事はそんなに変わらないわけだし。
そうするとここでやるのは難しいだろうな。
413名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 18:32:32 ID:wjIVkT3q
最近、神が頻繁に出没してるからつい豆に覗いてしまう。
…私だけじゃないよね?  

モリリン女体化は確かにここでは難しいけど、ちょっと読んでみたい気もする。
414名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 23:11:05 ID:FWL7ZNV1
私も最近よく覗いてる。
職人さんが増えてくれるのは良いことだ…

もりりん女体化、私も読んでみたかったからちょっと残念。
415名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 23:33:10 ID:gRiZ84kt
モリリン、男装女体化ならかなりみたかったかも。
だけど、整形女体化なら801よりみたくない。
GSのような乙女ゲーでは、ノーマルカプ以外はどう苦手でつ
416名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 02:07:24 ID:nf5nUPvy
女装は女体化には入らない。
女体化と言ったら体が女になる事だからな。
自分的には薬か魔法かで一時的に女なる設定ならまだ読める。
最初から女だというのはあまり読めない。
無理やり女装させられるのはわりと好き。
417名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 08:38:01 ID:tMvTd1Sa
もりりん女体化は、朝さめたら突然体が女の子になっていて…って感じで書こうと思ってました
てかえらい話ひっぱっちゃってすいませんorz
418名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 11:23:21 ID:DxSUc5ci
>>416
誰も女装については問題にしてないと思うが。
男キャラに「変装して男の子のフリしてたけど実は女の子でした☆」みたいな設定を
つけるタイプの女体化の話ならあるが。

読んでみたい気もするが板違いなのは否めないし、苦手な人のが多いだろうからなぁ。
801はGSでは需要も供給も少なそうだし。
419名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 13:52:01 ID:JmUwpGZz
もう自治の話やめねえ?本スレみたいでつまらん
大人の板なんだからさ・・・
投稿する前に注意書きしっかり書いてくれればいいじゃねーか

神様がいらっしゃいますように↓
420名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:24:56 ID:1hLuwh4u
女体化の有無以前にこのスレの連中は
主人公ちゃんイコール自分の代役が
兎に角受身で喘ぎまくってないと
褒めも読みもしないから、書くだけ無駄でつよ☆
同じ意味で主人公ちゃん以外の女子キャラ受もNGでつ。
まるで義務のように「萌えまちた」などとの感想後
「次はちゃんと主人公ちゃんで書いてください」と言われまつ。
421名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:38:52 ID:Q3uvYF0/
そうじゃなくて、男であるはずの好きキャラが「女になる」というのが
受け入れられないだけなんだけど……。
要するにノーマルでないとキツイし、板違いだってこと。

主人公以外のキャラと男キャラの小説だって結構投稿されてるけど、
誰も批判してないじゃん。
422名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:54:57 ID:8P9DO24K
というか>421のような意見が多数派だと思うがな
なっちんが嫌いならそう言えば良いだけの話だ帰れヴァカタレ

ハナからオカマの香りがする某ネオロマキャラならともかく
女体化はマジむりぽ
どっかの腐女子の脳内イメージがどうこういう以前に
こちらはオカマが見たくてこのスレ来てる訳じゃ無い事位判るだろう
人として
423名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 02:07:35 ID:Oj3Q9ymV
板違いではないんじゃね?
現にこの板女体化スレいくつかあるし、
原作があってその男キャラを女体化する専用スレもある。
424名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 02:20:13 ID:E9H9aH07
>>422
一応、少数派も存在するって事は覚えていて欲しいな。
425名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 02:43:01 ID:myxvl3xt
女体化のスレがあるってことは、「住み分けしてる」ってことでそ。
女体化を強く希望されるお方はスレ立てるか、
ジャンルフリーの女体化スレに逝ってくださいおながいします。
426名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 04:19:58 ID:LyN8NQWx
何かこないだから私怨でとにかく受け身主人公とやらに絡みたいだけのアフォが住み着いてるな
自作を批判でもされて悔しかったんだか知らんがみっともないからやめれ

モリリン女体化は似合いすぎててちょっと洒落にならんなw
いっそバカとかバイトとか理事長とか男臭いキャラの方が突き抜けられるかも試練
ゴメン言ってみただけ
427名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 07:58:13 ID:25ji0VuY
同感。受け身主人公に絡むヤツが一人居るな。

女体化の話しで盛り上がってるけど、最初に断り入れればOKな気も。
3Pやらレイプやら鬼畜系の方がよっぽど嫌な私にとっては
女体化もさして変わらない。最初に注意書きあればスルーするし。

このスレの最初にそういう「駄目なジャンル」が揚げられてない以上
ある程度は許容範囲なんでしょ? 801は専用板があるだけでさ
428名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 08:20:13 ID:JWLtcCgs
だからもう「注意書きをきっちりする」ってことでいいじゃん。
429名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 11:53:34 ID:YIguoi5G
そうだな。注意書きをしっかり書いてもらえれば、あとは読む側の自己責任でいいんじゃないか。
この話はこの辺で終了にしとこうぜ。仕切ってスマソだが。

今「しきって」と打ったら当然に「色って」と変換されたyp
今日はちーたん誕生日オメデトウちーたんエロの神様降臨しますように
430名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 17:34:00 ID:25ji0VuY
ちーたん誕生日か! 間に合うかわからないけど、投下したいです。
…今から…しかもバイトから帰ってからだけど…orz
431名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 17:50:21 ID:Axft1CPi
ちーたんおめ!
ちーたんには充分萌えさせてもらえるのに、ちーたんエロはかけない。。・゚・(ノд`)・゚・。 。
彼の言葉遣いが難関・・・・

>430
なので期待してます。ワクテカAA(ry
432名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 20:53:09 ID:Oj3Q9ymV
>>430に期待しつつ
ちーたんお誕生日おめでとう!
結構好きなんだけど、エロを書くにはちょっと情報が足りなさ過ぎるんだよなぁ…
433名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:36:00 ID:25ji0VuY
430です。
えーと、エロくなかったうえに、王子当て馬で登場です。すいません。短いです。
自分も千晴君の言葉遣いは姫条に次いで難しいです。なのでイメージ壊す可能性あり、と明記します。
よろしければ、読んで下さい。
434ちーたん誕生日オメ1:2005/08/18(木) 23:36:58 ID:25ji0VuY
『僕の希望が現実になって、ひと月。
彼女と僕は同じ大学でそれぞれの夢に向かって勉強しています。
これまでと違って、普段の生活も見ることができる毎日は夢のように楽しい。
授業の選択は違っても、週のうち3日は最後の授業が同じ時間に終わります。
校門のそばのベンチで待ち合わせることにしてる僕らは、最近ようやく手をつないで帰るように
なりました。日本の女性はとても慎み深くてシャイだというイメージで来日して3年。
案外そうではないと道行く女の子たちを見て思ったけれど、僕の彼女は本当にシャイ。
大学に通うようになって知ったことは、彼女がとても沢山の人に好かれるということです。
考えてみたら当然かもしれません。メールや、道案内でしか彼女を知らなかった僕でさえ
その人柄に強く引かれたのだから。僕の知らない高校の時の友人や、大学で知り合った
らしい人たちが必ず彼女の周りにいるのです。僕はそれが誇らしくもあり、寂しくもあり、
少し悔しいと思っています。特に、高校時代の友人には嫉妬を覚えます。』
435?ちーたん誕生日オメ2:2005/08/18(木) 23:38:21 ID:25ji0VuY
そこまでノートに書き綴っていると、遠くで彼女の声が聞こえた。顔を上げると小走りでこちらにやってくる。
その後ろに、彼女の高校の時の友人だと以前紹介された、葉月君が歩いていた。ノートを鞄に仕舞いながら、
そういえば今日はバイトの日だったなと思う。彼女がバイトの日は何となく3人で帰ることになってしまっていた。
うまく話せないせいで、彼女を傷つけること無く「2人で帰りたい」と言えなかったせいだ。
「千晴君! 遅くなってごめんね。…今、ノートしまったでしょ。何書いてたの?」
彼女の少し乱れた息が、立ち上がりかけた僕の頬にあたってどぎどきする。平静を保とうと目線を上げると、
葉月君の見透かすような視線とぶつかって苛々に変わった。
「何でも無いです。日本語の練習に書いてる…日記みたいなものだから」
抑えた声は思ったより低くなった。彼女はちょっと困惑したように上目遣いで僕を伺う。
「あ、…ごめんなさい。詮索しすぎたかな。…えーと、今日はね、私もコーヒー入れるんだ。
千晴君も寄って行かない? 私、御馳走するから。美味しいかわからないけど」
えへへ、と笑って彼女が先を歩く。そしてちょっと振り返る。小柄な彼女は話しながら僕を見上げて、
体全体を使って話す。生き生きと、くるくる表情が変化していつも一生懸命に伝えようとしている。
色々なことを。それは時に、彼女を不用心にする。「あっ」と注意を促そうとしたときには遅かった。
彼女は沿石に足を擦らせてよろめく。咄嗟に支えようと出した手は、葉月君の手と触れた。思わずそちらを見て
彼の方が早く手を差し伸ばしていたことを知る。また見透かすような視線とぶつかり…我慢できなかった。
「ごめんなさい。やっぱり今日は図書館に寄りたいから、僕は大学に戻ります」
最初に敬語で言葉を覚えたせいか怒っていても嬉しくてもラフに話せないことが、彼女と僕の間に余計な壁を
作っているような気がした。案の定、彼女ははっとした表情を一瞬で隠して寂しそうに笑った。
「…そっか。千晴君の取ってる授業、レベル高いもんね。大変だよね…」
自分の八つ当たりで、また彼女を傷つけてる。本当は、もっと沢山、もっと色々、話したい。
本当はその唇に触れて、肩や細い腕を抱いて、距離を縮めたいのに。小さくついたため息は彼女の耳にも
届いたようだった。俯いた彼女の横顔を切なく見つめた。たぶん、葉月君は僕ら二人を見透かしている。
「じゃあ、僕、行きます。…帰りに、寄るからごちそうして下さい」
なんとか微笑むと、彼女はにっこり笑って「待ってるね」と僕の手をぎゅっと握って、少し先で待つ葉月君を
振り返り、二人で帰って行った。
436ちーたん誕生日オメ3:2005/08/18(木) 23:39:22 ID:25ji0VuY
適当に時間を潰して彼女のバイトが終わる30分前に店に寄ろうとしたら、スタジオから葉月君がやってくるのが
見えた。数人のファンが取り巻くようにしていたけど、葉月君が五月蝿そうに手を振ると諦めたように駅の方へ
去って行く。僕が見ていることに気づくとこちらに向かってきた。黙って立ち止まり、何も言う気配がない。
「人気がありますね」仕方なく僕から口を開くと、ちょっとだけ視線を上げて僕を見た。「…人形だ。ただの…」
興味が無いと言わんばかりに吐き捨てられてカチンとくる。葉月君が興味があるのは、僕の彼女だけだ。
「僕はこれから彼女のコーヒーを飲んで、彼女を送ろうと思っています」
思わず言うと、五月蝿そうにちらっとこちらを見て「俺には関係ない…。好きにしろよ」とまた視線を外された。
僕は彼のこういうところが好きになれない。
「なんでちゃんと見ないんですか? 何か言いたいなら言って下さい!」
苛々を隠せず詰め寄ると、葉月君はこちらを見据えた。あの、何でも見透かすような瞳で。
「お前が言うな。…あんまり不安にさせるなよ。…俺は、いつまででも待てるからな」
普段の冷たい様子からは想像できない熱い告白に、男の僕がどきっとした。一瞬、何も反応できずにいると、
葉月君はくるっと振り返って駅に向かって行ってしまった。…彼女は、葉月君の気持ちに気づいてないのだろうか。
これほど静かで激しく熱い気持ちで側にいる人に、彼女は惹かれたりしないのだろうか。
437?ちーたん誕生日オメ4:2005/08/18(木) 23:40:29 ID:25ji0VuY
お店に入ると、彼女は満面の笑みで僕を迎えてくれた。噂通りの美味しいコーヒーをごちそうになって、
二人で手をつないでのんびり歩いて帰ると、満月に少し足りない月が明るく二人を照らす。満ち足りた
気持ちになって彼女に微笑みかけると、彼女は少し俯き加減に歩いて僕に気づかず小さく言った。
「葉月君、来なかったね」さっきの彼とのやり取りが脳裏を過る。
「撮影が終わったら来るって言ってたのに」僕は立ち止まった。手をつないでいる彼女も立ち止まる。
「どういうことですか? 彼と帰りたかったんですか?」
「え? 違うよ、千晴君。そうじゃないよ。ただ、葉月君は約束破ったりしないから」
それを聞いて僕の顔はますます険しくなった。彼女が怯えたように僕を見上げるからよくわかる。
「約束? 一緒に帰る約束をしてたんですか? 二人で? 僕が邪魔をするはずだったんですか?」
「え? 何言ってるの千晴君。千晴君らしくないよ。そんなわけないじゃない」
手を離して先に進もうとする彼女を無理矢理引き止める。
「まだ話しは終わってません」「痛い。千晴君、痛いよ。離して」
知らず力が入った手を持ち上げて非難する彼女を、ぐっとそばに寄せて瞳を覗き込む。
「貴女は、葉月君が好きなんですか?」驚いたように、少し怯えた目で僕を見つめ返す彼女。
「僕は、貴女が好きです。本当は…」口づけたいほど。抱いてしまいたいほど。
葉月君と同じ、見透かすような瞳に耐えられず、僕は手を離して体を起こした。
「ごめんなさい、僕…こんな風に…」手のひらで顔を覆うと、彼女がぶら下がるようにその腕を抱きかかえた。
柔らかい胸の感触にどきりとする。…彼女は本当に不用心だ。
438ちーたん誕生日オメ5:2005/08/18(木) 23:41:03 ID:25ji0VuY
「千晴君、言って。黙っちゃだめ。顔を見せて。私は…私が好きなのは千晴君なのに! なんでそう思うの?」
「彼は…とても素敵な人だから。同性の僕から見ても、素敵だと思うからです」彼の気持ちを僕から言うわけに
いかない。そう思って思わず言った言葉は、案外的を射てるような気がした。
「私が好きなのは千晴君。千晴君だけ。千晴君が好きなの」
ぎゅうっと腕を抱きしめる彼女に、抑えられない気持ちが溢れてくる。僕の腕ごと、彼女を抱きしめる。
「僕も貴女が好きです。貴女だけが好きです」
自然と重なった唇は、ぷるんと弾力があり、湿った吐息で温かかった。華奢な体はすっぽりと僕の腕に収まり
柔らかくてしなやかだ。月明かりに酔うように、何度も何度も唇を重ね、角度を変えて吸い上げ、舌でなぞると
苦しそうに息が乱れる。その様子が愛らしくてもっと乱したくて抱えられた腕を引き抜くと、彼女の上着の下に
するりと差し入れ、背中にまわし、ぱちん、とブラのホックを外した。
「ま、待って千晴君。ここじゃだめ。そういうこと、ここではしたくない」
焦って僕を見上げる彼女の額にキスを落としながら「待てません。…僕は、今すぐ貴女が欲しい」と囁いた。
そして今度は瞼にキスを落とす。頬に、鼻先に。「今すぐ、僕だけのものにしたいです…」
月明かりにもわかるほど、彼女は真っ赤になった。「わ、私も、千晴君と一緒に…なりたいけど…」
困ってる彼女は可愛らしくて、離したくなかったけど、もう一度口づけして体を離した。
「わかりました。僕は、ずっとこんな風に貴女に触れたかったから、今日はこれで満足します」
「ご、ごめんね…」まだ真っ赤な彼女をもう一度ふわりと抱きしめた。

「さあ、今日は帰りましょう。そのかわり…僕の誕生日に、貴女をください」
手をつないで歩きかけた彼女は盛大によろめいた。すかさず、僕が…僕だけが彼女を支える。
「……、わかった。約束ね」
明るい月に見守られて二人で歩く帰り道は、あの春の奇跡と同じくらい、それ以上に幸せだった。
439?430:2005/08/18(木) 23:46:10 ID:25ji0VuY
だから、今日が誕生日だろって突っ込みは自分でしました。スイマセンスイマセン。
無駄に心理描写というか、葛藤を入れてしまうのでエロにたどり着くのに時間が掛かると思い、
取りあえず、こういう形にしました。ちーたんすまない。

なんとか今日中に間に合っただけです。でもとりあえず、ちーたん誕生日おめでとう。
440名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 01:11:09 ID:LFb1Qo0M
最高〜〜⊂⌒〜⊃*。Д。)-з
すごいちーたんらしいと思う。GJ!!!!
441名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 03:11:16 ID:bq7HHrRR
えーっと…
430さん待ちつつ一本ちーたんかきました。
短編なのにすごく時間かかっちゃって…
偶然ですが、430さんと微妙に設定被ってるかもしれません。
誕生日に〜ってあたりが。
ちーたんはやっぱ難しかったので、正直全然自信ないです。
それでも良いってかたのみお読みください↓
442ちーたん誕生日記念:2005/08/19(金) 03:12:56 ID:bq7HHrRR
「あっ…ちょ、ちょっと…」
千晴くんは唇に人差し指を当て、僕に任せてください、と呟いた。
するりと脱がされたトップス。背中の後ろでブラの金具が外される。
柔らかな布の下に隠された、私の小振りな胸があらわになる。
「恥ずかしいよ…」
隠そうとした私の手は、彼の手によって制止された。
「隠さないでください」
そう微笑む彼の顔に、いつもとは違う表情が浮かんだ。

今日は千晴くんの誕生日。
首にリボンをまいて、私をプレゼント!なんて古風な冗談をやってみたんだけど…
どうやら、彼にとっては冗談にならなかったらしい。
私はあっと言う間に組倒されて、今の状態に到る…という訳で。

「やっ…んん…」
震える首筋にあてられた唇に鳥肌が立つ。
いつもより敏感な私のカラダ。
それを見透かすような、千晴くんの蒼い瞳。
ついばむように首筋を下り、彼の片手が私の左胸に触れた。
「あっ…」
千晴くんの手の中で、私の胸が自在に形を変えて行く。
少し乱暴な指の動きが私を興奮させる…
唇が軽く胸先に触れただけで、ピクンと背中がのけ反った。
「気持ち良い、ですか?」
彼の問いに顔が赤らんで、ただうなずくことしかできない。
「あなたの胸は、とても柔らかくて…暖かいです」
「そんなこと…はぁッ…」
私の言葉を待たずに、彼の唇は再び愛撫を始めた。
期待ではち切れそうな胸のてっぺんを包み込み、湿った舌で悪戯に転がす。
まるでその感触を楽しむかのように、じっくりと攻めて行く。
443名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 03:13:31 ID:bq7HHrRR
本当に、いつもの千晴くんじゃないみたい。
私の知ってる千晴くんは、優しくて、真面目で、丁寧で…
今私の前にいる彼は、なんていうか…すごくえっちな感じがする…

「はぅッ」
さっきまで舌で弄ばれていたものを突然甘噛みされ、思わず声が漏れてしまう。
千晴くんは左手で私の体を起こして、もう一方の手で背筋をなぞる。
さっきより彼に接近した胸は、より荒々しく舐め回された。
「んッ…千晴く…」
体中に満ちるモヤモヤした感情が、どんどん大きさを増して行く。
自然と彼の膝に座るような体制にされた私の股に、彼の太股が当たっている。
気持ち良くて、もっと気持ち良くなりたくて、腰が勝手に動いてしまう。
刺激を求めるその場所を、彼の太股になすりつけるように…
「ぁ…ふぅ…」
徐々に気持ち良さが増して来て、強く強く押しつける。
そんな私の行動に気付いて、千晴くんが驚いたように顔を上げた。
「あっ…ご、ごめん、むずむずしちゃって…」
急に恥ずかしくなって、変な言訳が口を突いた。
「ここも、触って欲しいですか?」
「…千晴くんの、えっち…」
「僕がこんな風になるのは、貴女のせいですよ…」
私の身体をもう一度倒して、彼の身体は私の下半身へと移動した。
短いスカートの下に、彼の手が侵入する。
その手が、私の下着を脱がして…
閉じられた股の間が、自分でも分かるくらい…すごく濡れてる…
こんなところ、千晴くんに見られたくない!
「や、やっぱり駄目ぇ…」
一生懸命足を閉じようとするのだけど、千晴くんの手にむりやり開かれてしまった。
「見ちゃやだぁ…そんなトコ…」
「どうしてですか?貴女のココは…すごく綺麗なのに…」
ぷるぷると首をふって、必死に抗議する。
「だって、お風呂も入ってないし…」
「貴女の匂いがする…」
私の抗議も空しく、彼はその場所に口付けた。
「あッ!」
今までと全く別の種類の快感が、雷光のように身体を駆け巡る。
既に愛液で満たされた部分を舌で弄られるたび、淫猥な音が辺りに響いた。
「は…ぁ…ちはる…くん…」
千晴くんの指が私の中で暴れている。
千晴くんの舌が私の突起物を愛撫する。
キュッとその部分を吸い上げられ、体が跳ね返った。
「あんッ」
それでも、千晴くんは顔を離してくれなくて。
何度も何度も、執拗に舌で撫で回した。
2本の指で私の中を掻き回しながら…

頭が、おかしくなっちゃう…
444ちーたん誕生日記念:2005/08/19(金) 03:14:41 ID:bq7HHrRR
「僕は…もう、限界です…あなたと、一つになりたい…」
「わたしも…千春くん、来て…」
千晴くんが下着を下ろすと剥き出しの欲望が露わになった。
膨張した千晴くんの肉棒が、ゆっくりと私の中に押し入っていく。
千晴くんの首に手を回して、じっと痛みに耐える。
少しだけ痛いけど…それでも、千晴くんをもっと感じたい。
想像していたより大きめな千晴くんのソレは、私のおなかを圧迫している。
「千晴、くんの…おっきい…」
「"おっきい"…?」
「そう…んっ…」
千晴くんのものが、すっぽりと私の中に納まった。
「千晴くん…やっと、一つになれたね…」
「はい…僕は、ずっと貴女とこうしたかった。けれど、
 貴女に嫌われるのが怖くて、言い出せなくて…」
「そんなことで嫌いになんてならないよ…」
「だから、今日、私に貴女をくれると言ってくれたとき、とても嬉しくて…」
「千晴くん…」
「…んっ…少し、動かします…」
「ふ…ぁ…」
緩やかに、千晴くんが腰を動かす。
「…痛いですか?」
「大丈夫……もっと動かして…」
痛みに慣れた私の身体は、深く突かれる度快感に痺れる。
千晴くんは私の身体を強く抱きしめ、荒々しく腰を打ち付けた。
「あっ、あっ…んんっ…壊れちゃうっ…」
「はぁっ…」
首に回した手にぎゅっと力を込める。
そうしないと、身体を保っていられない。
千晴くんの荒い息が直接耳に吹きかかる。
「はぁっ…ちはる、くん…」
「僕、もぅ…!」
「ぁっ…あぁ――ッ!……」
千晴くんは身体をぶるぶると震わせ、私の中で果てた。
頂点に達した私の身体は、まだ快感の余韻に浸っていた。
445ちーたん誕生日記念:2005/08/19(金) 03:16:12 ID:bq7HHrRR
「ふぅ……なんだか、クラクラしちゃう」
「すごく、気持ちよかったです…今日は、今までで最高の誕生日です」
「ふふっ、わたしも気持ちよかったよ」
心地良いけだるさの中で、千晴くんの体温が暖かい。
と、千晴くんが思い出したように呟いた。
「あ、そういえば…」
「? なぁに?」
「"おっきい"って、どういう意味ですか?」
最中に発した単語だけに、少し恥ずかしくなる。
確かにちゃんとした日本語では"おっきい"とは言わないもんね。
「あ…えっと、その…"大きい"ってこと」
「"大きい"…あぁ!」
「納得しなくていいの!」
「なるほど…貴女は"小さい"ですね」
千晴くんの口元が、意地悪な弧を描いた。
446名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 03:18:32 ID:bq7HHrRR
おしまいです。
ちーたんを攻めっぽくしようと思いつつ
上手いことキャラをつかめずビミョーな感じになってしまいました。
なんかすいませんでしたorz
447名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 07:55:59 ID:b75eX4sy
430です。
朝からときめきました。GJ!
自分の書いたちーたんがあまりに哀れに思えてエロ書き足そうと思ったけど、
441さんのちーたんで脳内補完させてもらいました。
ちーたんは、丁寧な言葉が萌えますね。そんで攻め。すげーイイ! 御馳走様です!
448名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 18:15:24 ID:86kqKgEL
>>445
小さいって何が?!?!?!
チータソ天然エロ過ぎる・・・ハァハァ

ごちそうさまでした。>>430&441
449名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:15:27 ID:HwvYrHMx
ちーたん誕生日に神様が二人も降臨!
430&441、GJ!ご馳走様でした。
丁寧な言葉遣いで攻め攻め。ほんと、萌えます。
お二人のちーたんはどちらも、とってもちーたんらしくって、最高でした。
450名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:20:48 ID:qfaNnC8x
>>430
>無駄に心理描写というか、葛藤を入れてしまうので

 ぜんぜん無駄じゃない、無駄じゃないよー
 おかげでホックをはずして、待ちきれないちーたんに禿萌えしました。
 そりゃそうだよ、待ちきれないんだよ!と主人公に突っ込みいれましたよ。
 とにもかくにもGJ!
 ごちそうさまでした。

>>441
 やっぱりちーたんは経験豊富そうなのがイイ(・∀・)!
 冷静なちーたんの攻めに(*´д`*)ハァハァハァシマスタ
 ごちそうさま! GJですた!

 書き手様たちには失礼になるかもしれないのだけど、連作のような感じで禿萌えますた。
 それだけ、ちーたんのパロ設定が本人らしかったってことなのかな?
 とにかく萌え萌えでした。
 今日は幸せな気分で眠れそうでつ。
 

 
 
  
451名無しさん@ピンキー :2005/08/19(金) 22:44:14 ID:O8AbXxu1
>>430>>441もGJ!
萌えた。
ちーたんも萌えたが、前者の王子にもひっそり萌えたよ。
ほんと、どちらもごちそうさまでした。
452名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 23:54:37 ID:bq7HHrRR
おぉー
みなさん暖かいレスありがとうです。
430さんのSSの心理描写がすごく丁寧で綺麗だったのと
ちーたんのキャラにいまいち自信が無く不安だったんで…(⊃Д`)

こういうレスもらえるとホントに書き手冥利に尽きます。ありがと〜ノシ
453名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 00:43:14 ID:YemECPYI
同じく、投下して良かったです。
図らずも441さんと共作(?)のようになって光栄でした。読んで楽しかったです。>441さん

>>451
 王子スキ-な私としては、手を抜けなかった王子描写…orz  ツッコミありがたいです。
454名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 12:17:25 ID:h1zw6rua
そりゃどんなに下らなくても萌えって言うよ。
なにこのテンプレに名前入れたみたいなSS。
どっかから写した?
455名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 12:55:26 ID:D1YYi87G
>>454
お前テンプレの意味わかってる?
456名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 13:08:09 ID:6sLhNJ/c
>>455
454は少し前から住み着いてる絡み屋でしょ。スルーしようぜ。
457名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 14:23:05 ID:YemECPYI
ふむ。んじゃ話題振り

夏だし、水着話しとか誰か書いてくれると嬉しい。
ゲームでは海デートにあまり誘わなかった私。
モリリンのプールイベントも見てないなー。
458名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 14:48:21 ID:v5Ul04hB
↑スチルコンプは興味無し?
私も水着ネタ見たいかもー。
ネ申お待ちしてます
459名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 00:28:10 ID:nVZTP3Zb
ーチラシの裏ー
SS書くの面白いなあと、味をしめてまたポツポツ書いていたら
はばたき高校ってセーラーじゃん! 選択の書いた者ですが
ブラウスにしてたよ…orz 今更ながらすいませんでした…
ーチラシの裏ー
460名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 00:40:36 ID:OsikJpSr
キニシナイ!!
461名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 00:50:28 ID:7Nx0BTwi
セーラーだけど前ボタンじゃなかったっけ?だから大丈夫だ!
462名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 15:09:45 ID:MvjLD5Jd
誰かリジチョ書いて…orz
年の差カップル、オッサン萌えには世間の風当たりキツイッス…
463名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:22:36 ID:RBHBv9Yu
おじさま好きだし年の差カップル萌えだけど、すまん、理事長は妙に下心が見えすぎるっつーか…
中の人は好きだし、外見だってダンディなのに…orz
464名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:51:48 ID:Pab4ocdU
普通にエロ書けば理事長になりそうw
挑戦してみるよ>>462
つーかどんなシチュがいいんだ?
465名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 02:39:55 ID:YQ6AMq6Q
リジチョ自分も萌えだよー。
自分的にはオヤジくさいとわかってるけど、甘甘調教で色々教え込むってシチュ萌えだ。
リジチョエロも書きたいけれど今はまだモリリン触手エロを書き上げないと・・・。
書いてて自分の頭がどんどんアホになってくエロSSは初めての経験だよww
466名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 02:41:37 ID:JxFLqUK0
高級ホテルのスイートルームでシャンパンプレイ?
自分も甘々調教萌え!(*´Д`)ハァハァ
467名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 07:16:27 ID:i9sJBaBx
触手エロwちょっと期待
468名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 10:31:25 ID:nfOnhr7l
>>465
モリリン誕生日SS投下のかたでつか?
続きがあるなんてかなりウレシス!
469名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 15:32:34 ID:u+KKa3Th
甘々調教萌え!言葉責めがあるとなおウレシス

465タン、モリリンバースデーの方?
読んでわらかしてもらいました!
470名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 20:38:28 ID:AB99v4Po
やぱりリジチョは密かなファンが居られるんだなw楽しみだ。
471名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 07:22:43 ID:IjElUdXz
スレが止まって見える…
472名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 08:46:08 ID:0yzmCDoR
止まってるよね?なんなのこの急な過疎化。寂しいよ…!
473名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 09:08:54 ID:ml62cs9d
2の情報が出だしたからね。
あちらのほうが忙しいんだろう・・・・・
さびれちゃうのかな。なんだか激しく寂しいな。
474名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 10:07:18 ID:nnSe1TQ2
早くキテルで萌え話ができるように発売早めでおながいします(;´Д`)ハァハァ
475名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 10:44:30 ID:W+pOejZr
キテルの名前発表→テルありえねwww→絵投下→萌え!!→…アレそんなにいいか?
な流れにちとワロタ。
とりあえず自分はハゲ萌。
早くネクタイとって下さい。

ところでこのスレって2がでても総合でいくの?
476名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 10:57:36 ID:17IGBCC/
自分はキャラで萌えるタイプだから
あの絵ではまだなんとも…

2が出たらどうするかの話だけど、
2だけ、1だけの人より、
両方やってる人(やる予定の人)の方が多いと思うから
スレわける必然性が出来るまではこのままでいいとオモ。

477名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 12:54:35 ID:IjElUdXz
ええ!? 2の発表があったのか!
と公式サイト行ったけどどこにもないよ…orz
雑誌で発表? 教えてちゃんですまないけど、媒体教えて下さい…
478名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 13:45:27 ID:oOx1nnx7
>>477
ときメモファンクラブの会報。
本スレではキテルの画像も晒されてるから探してみ。

後発表がありそうなのは来月発売予定のビズログとはばチャかな。
メガネキャラの発表を激しく希望。
479名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 14:15:35 ID:sejGsQQk
2が出てしばらくすればここもさぞや賑わうことでしょう。
楽しみですね。ワクテカ
480名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 14:16:51 ID:nnSe1TQ2
>>477
ヒント:[エロくない方のGSスレ]
481名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 22:37:37 ID:Fczra90l
GS1発売当初、集っていたみなさんもまた戻ってきてくれるといいな。
年齢のせいだと思うが、最近本スレの雰囲気に馴染めないので…。
昔の、もうちょっと年齢高めな感じが好きだった。
482名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 00:25:31 ID:UIQ+OvDA
本スレは今、祭り状態だからもう少し情報が出て落ち着いてくれば
大丈夫さー 多分…
483名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 07:34:22 ID:FhTy27Mt
ここも最近若返ってると感じていましたが…
自分だけかなー
484477:2005/08/31(水) 08:22:14 ID:VL3xu8jT
ハナから本スレなんて行ってなかった…orz
レスありがとう、探してみます

システムがネオロマ系でダントツにバランス良くてゲームとして面白いとは
やってみてわかったことなんで、2も買う気ではあるけど…
眼鏡キャラで今度はクール系が欲しい。モリリン、中の人が好きじゃなければ落とせなかった…orz
485名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 08:43:43 ID:qT5XMBva
もりりん好きだから言っておく
「守村くんの…おっきい…」
486名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 11:50:53 ID:oc3+ZFBE
モリリのがおっきいとは思えんのだが…
せめて
「あ、守村くんの…おっきくなったね…」
くらいがいいかと…
487名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 12:16:01 ID:VL3xu8jT
>485
w 懐かしい。笑ったなぁ、あれ。好きだけど
モリリンSS、また投下されないかな。
488名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 12:36:11 ID:bQtv9jz4
>>486
小さそうな人ほど大きいもんだ。
489名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 14:11:34 ID:FM5PFhW7
私もモリリン巨根はデフォでしたが。
てかGSで小さそうな人いないんだよなあ
尽ですら…
あ、サーファーくんと齋藤くんは小さいかもな!
490名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 14:16:34 ID:AaGqVWep
ここでω チソコの良し悪しは、大きさでなく、皮有り無しでなく、硬さであるとあえて言ってみるテスト。
ひびやんは程よい大きさで限りなく硬いと信じてるんだが。
491名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 15:12:07 ID:UIQ+OvDA
うむ、勢いだけはピカイチだろうな>わたぽん
492名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 18:20:27 ID:xokY+7Z7
反り返りまくりか、わたぽん
493名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 18:34:26 ID:as1R0LT7
>>490
いや、やはり大事なのは剥けているかどうかが(ry
ワカメとかてんてーあたりは個人的なイメージなんだが………かも知れん。
と、ワカメとてんてーファンにケンカを売ってみる。

いや、ホントゴメン。単なるイメージだから。
494名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 20:31:30 ID:ZwpcHUh9
>493
てんてーファンだが…





そんな気がしてきたw
でもたとえそうでも大丈夫、問題ない( ・∀・)ワタシガナントカシテアゲヨウ
495名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 21:06:44 ID:Om6nPAOv
剥けてなかったらエチーができないじゃないデツカ!!
しかし、テンテーは、私の脳内設定では童○。
いつまでもチソコネタで・・・・m(。・ε・。)mスイマソ-ン
496ティンコネ申:2005/08/31(水) 21:13:44 ID:nZN8diEk
このスレはティンコネタで出来ているので、それでいいのです。
さあ、思う存分ティンコネタで盛りあがりなさい。
497名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 21:20:35 ID:PnC/1+Qy
て…ティンこネタなんて恥ずかしくて書けませんッ!
498名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 21:28:34 ID:l6jDmJre
火星なら(神聖か広東でなければ)全然問題ないジャマイカ
用があるときに使えればそれでいい。

いつまでもティンコネタひっぱるのも後ろめたいキモチになるなw
499名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 21:33:00 ID:VVRkjVkg
ティンコネタぐらいでガタガタ言う姐さんはここにはいないだろw
個人的にてんてーはギスギスした痩身に巨根か、なかなか良い身体しつつ太短いイメージが
ある。
逆にバイト辺りが火星でそこそこデカイみたいなイメージがあるよ。

ごめんな単なる妄想だから両氏のファンは怒らないでくれよ(´・ω・`)
500名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 01:53:19 ID:BJGpwqFZ
自分的にはバイトはあまり立派ではなさそう、というかその方が萌えるw
もりりんとかちーたんとか、清純そうなキャラが巨っぽい方がギャップあっていいのと同じ感じで
遊んでそうなタイプがその辺コンプレックス持ってたら萌えー。

王子はゲルマンの血が入ってるから大きいのだろうか。
てんてーは大きいっつーか長そう。細長、みたいな。
501名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 03:07:28 ID:yG2nRh9P
>495
私の脳内設定でも、てんてーは童○。
いや、てんてー一番好きなんだけどね。
てんてーは何故か■貞設定の方が萌えるんだよw
あの言動からして、今まで女性には興味示さなかったっぽいしさ。
あれで逆に女性慣れしてたら萎えるなー。
502名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 08:24:38 ID:n3DQiTku
「せんせぇ・・・私初めてなんで、痛くしないでね」
「いや、あの、その・・・・・私も初めてなのだが、努力はするつもりだ」
「え?せんせぇ、初めてって・・・」
「言葉どおりだ、今までこのような関係になる女性とは出会いがなかった、それだけなのだが」
「せんせぇって・・・・奥手さんだったんですね、カワイイ!」
「大人に向かってかわいいなどというものではない!」
「え?だって大人へのステップ、私と一緒に越えるんですよね、だから大人未満」
「それはそうだが・・・・」
「それにせんせぇ、顔真っ赤ですよ、やっぱりかわいい」
「・・・・好きにいいなさい。そろそろ次の段階に進みたいのだが・・・・」
「はい・・・せんせぇ、きて・・・」

 
 ぱっと考えて妄想しただけなんだけど、テンテー童○だと萌えは広がるなあ。
 奥手さんだとなお萌える。
 その上、主人公が攻めに回ると激しく萌える。

 同志がいそうでヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚
 朝から何やってんだ、私は・・・
503名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 10:16:51 ID:ih74cMkI
あれだけのルックスで29で童貞はないだろ…
大学時代に脱童貞、がオラの脳内デフォ。
主人公は二人目なわけだが。
504名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 10:39:10 ID:0SUlz0jF
いや、個人的にてんてーはチェリーだとおも。
ドライブ時の反応とか、社会見学の誘い方とか見てるとそうとしか思えんw

ここ見たら私のてんてー脳内デフォがチェリーな上
剥けてないと言う2重苦になった件についてorz
…がんがれ、てんてー。
505名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 11:17:33 ID:n3DQiTku
>503
「氷室君、レポートお互いに協力しない?どうしても解釈ができない部分を教えてほしいんだ」
「かまわないが」
「うちすぐそこだから、お茶ぐらい出すし、寄っていってよ」
 女の部屋。レポート作業中。時間経過・・・・・
「あのさ、氷室君」
「ん?なんだ?」
「あー限界きた。すっごくムラムラする・・・・ごめん、押し倒す」
「えっ!ま、待て!えっ!やっ、あ、ああーーっ!!」

 って展開が頭に浮かんだ私は、てんてーは若干へたれが萌え。
 ごめん、勝手に>503設定を改ざんしてorz

 てんてーは、チェリーくんであろうがなかろうが、豊富ではないってのが脳内デフォ。
 基本的にコメディ好きなので、クールビューティーなてんてー、キチークなてんてーファンの方ごめん。
506名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 11:38:57 ID:cTeWTf0h
てんてーは…
経験は無いけど知識だけは豊富、と思ってましたw
あれだけ研究家だしねえ、そりゃもう色々勉強してるでしょうなあ

キャラ全員童貞と思ってる私は鬼畜ですかね…orz
バイトも雰囲気だけチャラチャラしてて実経験なしとか、面白いんだけどな。
あんまりそいうSS見ないんだよね…私だけかな…orz
507名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 11:54:39 ID:bMpIiFjL
>>505
てんてーの「やっ、あ、ああーーっ!!」にカルピス噴いたw
508名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 12:27:06 ID:a8Vj7gxJ
>>505
それまんまモンパトのオジャブーじゃんw
確かに萌えるがw
509名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 13:16:51 ID:n3DQiTku
>>508
ああ、ご存知の方がいらっさいましたか>モンパト
なんかウレシス。
503読んですぐ、オジャブーがかぶったもので、ネタをお借りしました。
510名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 15:54:16 ID:yG2nRh9P
チェリーてんてー萌えの方が他にもいらしたとはw
かなり少数派だと思ってたので、ちょっと嬉しい。

>502
GJ!禿同!
あの風貌であの年で、主人公と一緒に大人へのステップワロモエ
童貞の場合、これから性に目覚めていくってのが妄想が広がるポイントだね。
初体験後、いい年して主人公をますます求めてしまうことに苦悩するてんてーに萌えるなぁ。
一見クールに見えて実は熱い人だから、
その熱さが恋愛方面にも飛び火したら+童貞だったら今後すごいことになりそうだw
なんつーか、今までの価値観が音をたてて崩れていくんだろうな。

>506
私の脳内でも理事長以外は童貞設定になってるw
(でも理事長も理想の女性を求めて云々とかいってたから怪しいかもw)
皆なんだかんだいって身持ち難そうだ。
っていうか、女性を大切にしそうだよね。だから簡単に手を出したりはしなさそう。
バイトも達者なのは口だけで、遊びで女の子に手を出したりするのは逆に嫌いなんじゃないかな。
そうかといって、主人公と出会う前にすっごく好きになった女の子ってのもいないっぽいし。
511名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 16:12:24 ID:8clfvMOe
誰かバイトのチェリー設定のSS投下しておくれ(;´Д`)ハァハァ
512名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 16:55:03 ID:GgyTsSzr
>>510
吾郎は?!
513名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 19:26:35 ID:XSgv+9Ta
吾郎はヤリチソだろ!!!
514名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 19:33:27 ID:rRDZNLSO
ごろーは処女
515名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:06:11 ID:bAY6jpe0
>>511
バイトチェリー設定…想像しただけで激しく萌えた。
よし、お前さんのために頑張って書いてみるよ!
516名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:16:55 ID:rRDZNLSO
>>515
投下前からネ申認定
517名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 21:11:40 ID:p/9oc+AP
>>510
 そうそう! なんだかんだ言って絶対手は出さないと思うんだよね
 バイトチェリーが受け入れられてウレシス

>>515
 神! こっそり楽しみにしてます。ハァハァ
518名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:07:19 ID:2wyjkQAT
2thキス情報で持ちきりになってるガールズサイドですが、
まだまだ無印で萌えますよ〜

ということで、愛しのワタポン、誕生日オメ。
つたないながらも、誕生日ネタでSS投下します。
最後まで読んでいただければ幸いです。


注意
すんげー微々たるものだとおもいますが、ソフトSM入ってるかもしれません。
たいしたこと無いと思われますが、一応注意ということで。
519夏の終わり1:2005/09/04(日) 00:07:58 ID:2wyjkQAT
 夏休みがあけてすぐにくる週末。
 彼は18歳になる。
 その日にプレゼントしたいものがあった。
 これからの二人のために・・・・・
 
 プレゼントするものはもう決まっているのだが、受け取ってもらえるかどうか。
 いや、受け取ってもらわねばならない。
 いらないなんていわれたら、立ち直れないかもしれない。
 そのためにはどうやって・・・・
 シチュエーションなども考えてみるけれど、やっぱり真っ向勝負が一番、そう思った。

 (喜んで受け取ってくれるかなぁ・・・・)

520夏の終わり2:2005/09/04(日) 00:08:54 ID:2wyjkQAT
 2005年9月3日土曜日。

 二人ははばたき市から少し離れた、海辺にある小さなペンションにいた。
 八月も半ばを過ぎた夏休みの午後、彼女がこう言ったのが始まりだった。

「渉の誕生日プレゼント勝手に決めちゃった。旅行にしたんだ。誕生日、土日でしょ?お泊りしない?」

 日比谷はこの夏休み、学業返上で部活と大会で明け暮れていた。
 しかし、2学期からはこうはいかない。
 大学合格までの間は机に向かう日々が控えている。
 彼女にだって、今この時期のようにゆっくり会うこともままならなくなる。
「だから、今のうちに二人の時間を充電しちゃおうよ!」
と、彼女はこの大胆な計画を立て、うきうきと彼を誘ったのだった。

 日比谷は、どうやって両親に許可をもらうかいろいろ言い訳を考えたものの、もともと不器用な性格、
結局バカ正直に「彼女と遊びおさめに一泊してきてもいいかな?」と母親に聞いた。
 日ごろは厳しい母親からの台詞が「避妊はちゃんとしなさいよ」で終了したのは、
年頃の息子を持つ母親ならではの覚悟だったのだろうか。
 彼女を既に紹介しているし、妹を通じての情報もあるのだろうが、
彼女の印象がかなり良かったのが幸いしたのかもしれない。
 それとも、息子を信頼してくれているのだろうか。
 ただ、母親の思い切りのよさに感謝した日比谷であった。

 その結果、夏休みあけてすぐの週末、このペンションに来ている。

521夏の終わり3:2005/09/04(日) 00:10:06 ID:2wyjkQAT
 いくら海辺とはいえ、さすがに海水浴シーズンは終わってしまっていた。
 そこで、荷物をペンションに預け、少し離れた野外プールに遊びに行くことにした。
 入場してみると、今年度の営業が明日までという宣伝のせいなのか、
最後の一泳ぎに来ているファミリーやらカップルでそこそこいっぱいだった。

 更衣室前で別れ、日比谷は早々に着替えを終えると、プールサイドのベンチに座って彼女を待った。
 ずっと以前に「女の子というのは準備に時間がかかるのよ」と彼女が日比谷に教えてくれた。
 相変わらず彼女の準備には時間がかかるが、
それだけ自分によいところを見せてくれようとする彼女の努力なんだろうと今なら思える。
(最初の頃のデートでは拗ねたよなー)と日比谷は懐かしく思い出していると、
彼女が「ゴメンねー」といいながらやって来た。

「ねえ、どうかな、この水着・・・・」
 彼女は髪をアップにして、流行のタンキニに身を包んでいた。
 気になるのか、しきりに水着のヒップラインを指で直しながら日比谷に感想を聞く。
「いい感じっスよ!」
「そう?渉、ピンクが好きだって言ってたからピンクにしたんだ、似合ってるかなぁ・・・・」
「うんうん、似合ってるっスよ」
「チューブトップとか普通のビキニとかの方が良かった?」
と言いながら、彼女はにやりと笑って、日比谷の耳元に口を寄せると、
「せっかくふたりっきりだから、もっと露出多い方が良かったかな?」
とささやいた。
522夏の終わり4:2005/09/04(日) 00:11:05 ID:2wyjkQAT
 日比谷が顔を赤らめて言葉に詰まっていると、その表情を楽しんでいた彼女はますます図に乗り出した。
「渉ってせっかくいい体してるんだからさー、ビキニパンツはきなよ、絶対似合うよ〜」
 また、彼女はイジワルそうにニヤニヤしている。
「ビ、ビキニっスかー?勘弁してください、悪趣味っスよ」
「もったいないなあ・・・こんないい体なのに」
 彼女は人差し指でススッと日比谷の胸板をなでおろしながら、今度は本当に惜しげな顔をして日比谷を眺めた。
「センパイ・・・?」
「うん、ま、いっか!来年は私が水着選んであげる!泳ごっ!」
 彼女は日比谷の手を取って、そのまま二人でドブンッとプールに入った。

 ひとしきり泳いだあと、レストルームでジュースを飲んでいたとき、日比谷は彼女に聞いた。
「センパイはご両親に、今日のこと、ちゃんと言ってきたんスか?」
「普通に『日比谷君と泊りがけで旅行に行って来る』って言ってきたんけどいけなかった?」
「いけなくないっス!だけど、その・・・・何か言われませんでした?」
「『責任取れる範囲内で』って言われただけで特には何も。
 後ろめたい旅行なんていやだもん、別に悪いことするわけじゃないし」
「なら良かった・・・・」
 日比谷はそれで安心した。
 彼女がもし、無理してここに来ているのなら、このまま帰ってもかまわないと思っていたからだ。
「あ、尽には『まだおじさんにはなりたくないからな』って言われたんだよね〜、ホント失礼しちゃう」
「え?」
「でね、『渉はそんなヘマしたこと、一度もないんだからね!』って言ったらすっごく変な顔してた・・・」
「うはっ、センパイそんなこと言ったんスか?今度尽君に会うの怖いなぁ・・・・」
「生意気なことを言いたいだけなんだもん、あの子は。気にしない気にしない!
 渉が優しいのをいいことに図に乗ってんだから。とにかく!今は二人っきりなんだし、ね?」
「ハイッ!」
523夏の終わり5:2005/09/04(日) 00:12:05 ID:2wyjkQAT
 ここに来たときには高く昇っていた太陽も、夕方になると水平線へと帰り道を急いでいるようだ。
 本格的な秋も近いのだろう。
 いくら水好きな二人とはいえ、「さすがに疲れたね」とペンションへ帰り支度を始める。
 施設から出ると、海原に落ちる夕日とその夕焼けに包まれた。
 浜辺を手をつないで歩くと、背高のっぽの影の手も重なっている。
 そんな些細なことが、ものすごくロマンティックだなと日比谷は顔がほころんだ。

「去年の夏休み、海水浴デートしたよね」
「したっスねー、あの時は大変だったっス」
「そうだよね、私おぼれちゃったもん」
「ハイ、びっくりしたっスよ」
「渉が助けてくれて・・・。実はあの時、もう数秒だけでいいから気を失ってたら良かったのにーなんて・・・・」
「どうして?」
「だって、あのまま私が目を閉じてたら、キスして起こしてくれたんだよね、王子様みたいに」
「キスじゃないっすよ〜人工呼吸っス」
「分かってる。あの時はびっくりしちゃって、変なコトなんて口走っちゃったけど
 『キスされとけばよかった、もったいなーい!』って後でかなり悶えちゃった」
「・・・・セ、センパイ??」
「渉が思ってるより前から、私、渉のこと好きだったんだよ、きっと」
「え?」
「学園にいる間に渉と付き合いたかったな。なんで私から渉に告白しなかったのかなって後悔中なんだ、実は」
「・・・・」
「だからね、私決めたんだ。これからは渉には自分を隠さないって」
「・・・・」
「したいって思ったことをするって決めたんだ!だから、渉の都合も考えずにここに来るって決めたの」
「ハイ、でもこの誕生日プレゼントはうれしいっスよ」
「私も、すごくうれしいよ。今日の夜も明日の朝も、渉がそばにいるなんて・・・・」

 彼女の『今日の夜も明日の朝も』という言葉に日比谷は反応した。
 彼女のその言葉の中に淫らな意味合いを見い出したのは、彼の勘ぐりだっただけなのか。
 一瞬、彼女が妖しげな香りを放ったように日比谷は感じたのだ。
524夏の終わり6:2005/09/04(日) 00:13:16 ID:2wyjkQAT
 ペンションに戻って、用意された夕食を楽しんだ後、もう一度砂浜へ散歩に出た。
 星がちらほらと瞬き始めていた。
「あれ?今日は新月なのかな・・・・月が見えないね、星だけがきれいに見える」
「そうっスね」
「満月と違ってなんだかあやしい感じのする夜だよね、こういう夜は」
 堤防の上に登って腰掛けると、潮を含んだ少し重たい風が顔をなでた。

 彼女は、ここに来る途中自販機で買ってきた缶ビールを取り出した。
「あ、渉って飲めたっけ、アルコール」
「飲酒問題は高校野球にはご法度っスから・・・・」
「で、飲めるの?」
「・・・・・・・・・飲めます」
「な〜んだ、やっぱり猫かぶってただけか」
 彼女はクスッと笑うと、
「渉も引退したし、後は部屋に帰るだけだし、ちょっとだけならいいよね」
 そう言って「どうぞ」と日比谷に差し出した。
 プルトップを小気味よく開けて「かんぱーい!」とふざけると、二人してぐきゅぐきゅとのどを鳴らした。
「あーおいしかった!」
「一気でしたけど、大丈夫っスか?」
「大丈夫大丈夫!」

 空を見上げて彼女が言った。
「今日、すっごく楽しかったな。これでしばらく会えなくても、私、ちゃんと渉のこと待っていられる・・・」
「会えないって事なんてないっスよ、これからだって」
「でも、ブレーキかけとかないと、私、渉に寄りかかっちゃうの自分で分かるから・・・・」
「自分達は自分達の歩み方で行けばいいっス!大丈夫っ!」
「ホント?」
「不安になんてさせないっス!まかせてください!」

 日比谷は立ち上がって、パンパンと足の砂を払うと、彼女に手を差し出した。
 その手を取って彼女は立ち上がると、そのつないだ手を強く引っ張った。
 よろける日比谷を全身で受け止めると、強く抱きしめる。
「好きだよ、渉」
「ハイ、分かってるっス・・・・」
525夏の終わり7:2005/09/04(日) 00:14:28 ID:2wyjkQAT
 二人ともほろ酔いでペンションに戻り、ペンションの名物とかいう男女別の大浴場に各々分かれた。
 今日の汗を流し、日比谷が部屋に戻ってくると、彼女の方が先に帰ってきていた。
 かわいいベビードールのパジャマに着替えて、既にベッドに入ってしまっている。

「疲れたちゃったっスか?」
「私、なんだか酔っちゃったみたい。体が熱いや・・・・」
「大丈夫っスかぁ?水、飲みます?」
「ビール飲んでからお風呂入ったからかな、なんだか心臓がバクバクいってる」
「やっぱり水、飲んで。もう、酒に弱いならあんな一気に飲んじゃダメっス、直後の風呂も危ないっスよぉ・・・・」

 冷蔵庫にあるミネラルウォーターを取り出し、渡そうと振り向いて彼女を見た瞬間、日比谷は立ちすくんでしまった。
 彼女がベッドの端に腰をかけて、日比谷に両手を伸ばしていた。
 アルコールのせいなのか、のぼせたせいなのか、頬がほんのりとバラ色に染まっている。
 そして彼女は言った。
「渉、おいで・・・・」

526夏の終わり8:2005/09/04(日) 00:15:03 ID:2wyjkQAT
 彼は手にしたペットボトルを棚に置くと、抗えないその力にフラフラと引き寄せられた。
 日比谷は思った。
(さっき飲んだあの程度で酔うはずもないのに、何にクラクラするんだろう・・・・)
 日比谷は床にひざをつくと、彼女の胸に顔をうずめて抱きしめた。

 日比谷が彼女を抱くのは初めてではない。
 付き合い始めて幾度か関係を持った。
 若くて熱くたぎる、がむしゃらな欲望を彼女は受け止めて、そして応えてくれた。
 ただひたすら一方的な行為であったと思うことがあっても、その行為の中でさえ彼女は満足してくれていた。

 だが、その過去の体験とは全く違い、淫らなオーラをまとった彼女はいつになく妖しげで、
それは、昼間彼女の言葉に感じたものと同じだった。
 日比谷は抱きしめたものの、全くどうしていいか分からなくなり、
彼女はそんな日比谷の想いを知ってか知らずか、彼を優しく抱き返してそのままベッドに横たえた。

「渉・・・・いいよね」
527夏の終わり9:2005/09/04(日) 00:15:45 ID:2wyjkQAT
 彼女はその返事を待たず、上から日比谷を見下ろすと、いつも彼がしてくれているように、口の端からキスを始める。
 軽く繰り返す。
 穏やかなキスの間、彼の額に手を当て、そっと髪をすいてやる。
 日比谷の緊張した体のこわばりが少し緩んだのを感じると、今度は彼の耳のふちに口を寄せ、唇で耳たぶを食んだ。
 歯でコリッと甘噛みしては、耳穴に舌を差し入れ、クチュクチュと音をさせて反応を楽しむ。
 直接脳に音が響くからか、その振動からなのか、日比谷の口から「・・・っあ」と声が漏れた。
 その心地よさから、日比谷は無意識に彼女を強く抱きしめてしまう。
 彼女はその腕の力の強さと、少年のようなあどけない表情とのギャップに成長の過渡期を垣間見て、
なんともいえない充足感を得た。
 この時期の彼を手に入れることの満足感。
 そして、今までのように彼に抱かれる側では分からなかったその感覚に、彼女は夢中になりはじめた。

 彼女は日比谷の口に深く自分の口を合わせ、そろそろと舌を入れた。
 つるつるした歯列や、甘い唾液を味わうかのように、彼の口の中を探索する。
 その間、日比谷も負けずと彼女の舌を自分の舌で巻きつけようとするものの、
今日は彼女の方が一枚上手なのか、気が付けば、彼女の思うままに舌を吸われている。
 彼女がゆっくり唇を離すと、もうどちらのものかは分からない唾液が二人をつないだ。

「自分、どうしたらいいっスか?」
「どうもしない、今は私のしたいようにするから・・・・」
 彼女は日比谷のTシャツをまくりあげて脱がせると、そのTシャツで彼の両手を頭上で縛りあげた。
 日比谷は何をされているのか全く理解できず、されるがままに呆然としていた。

「こんな縛り方じゃ簡単にほどけちゃうと思うけど、ほどくのもほどかないのも渉次第だから。だけどできる限りこのままで・・・・」
528夏の終わり10:2005/09/04(日) 00:16:34 ID:2wyjkQAT
 彼女はそう言って日比谷の首筋に顔を埋めた。
 彼女が彼の鎖骨のくびれからあごにかけて、舌をぬめぬめと這わせると、
日比谷の全身にビクッと快楽の一波が通り過ぎた。
 快感が彼の体を駆け抜けるとき、手のひらで何もつかめないことに不安が襲う。
 日比谷が縛られている両手は、少し力を入れるだけで確かに自由になる。
 それだけで、彼女を掴むことも抱きしめることもできるが、今はそうするべきではないと分かっていた。
 各手で強くこぶしを握り、それに耐える。

 彼女は日比谷の鎖骨に沿って軽く歯を当てて滑らせる。
「はぁっ・・・・」
 その痛み一歩手前の甘い感覚に、彼は声を上げるのをガマンできずに、熱くなってきた吐息をもらした。
 彼女は唇を首筋から胸元に降ろしていき、乳首まで到達すると、ここでもついばむように食んだ。
 彼の口から少し高い声が出る。
(俺、男なのに・・・・こんなところが感じるんだ)
 そんなことを頭の片隅で思いながら、彼女に与えられる刺激に簡単に反応するこの姿があまりに恥ずかしかった。
 自分が今にも抑えられなくなって、すぐにでも彼女を強く抱きしめて、押し倒し返して、その体を味わいつくしたい、
そう思うのにこのゆるい手の枷がそれを許さなかった。

 快感の強さから逃げようとしたためか、自然と体がベッドの上へ上へとずり上がっていき、
とうとう頭がヘッドボードに当たってしまった。
 それでも、彼を逃がそうとしない彼女は、彼の上半身のいたるところに口を合わせ、
時には強く吸い上げて、赤くしるしを残していく。

「センパイ・・・・もう、自分、だめっス。許して・・・」
「だから、許すも許さないも、ほどくもほどかないも渉の勝手なんだよ?」
 日比谷は手の戒めをやはりほどけない。
 彼女の許しがなくほどくのはためらわれた。
 そのまま腹筋を使って上半身を起こすと、ヘッドボードにもたれかかった。
 ただ一息つきたかった。
529夏の終わり11:2005/09/04(日) 00:17:29 ID:2wyjkQAT
 しかし彼女はその隙に、日比谷のトランクスをずり下げた。
 彼の分身が、窮屈だったといわんばかりに飛び出し、彼女がそれをいとおしそうに両手で包む。
「ああっ!」
「いいんだよね、もう、ココ、こうやって触っても・・・・」
「・・・・」
「渉のココ、すっごく元気、はちきれそう・・・・ねえ、舐めてもいい?私、舐めたいな・・・」
「センパイ・・・そんなにいじめないで・・・・」
「シて欲しかったら、シて欲しいって言って欲しいだけ・・・・ねえ、言ってよ」
「センパイにおまかせするっス・・・・」
「そうじゃない、そんなこと聞いてない。シて欲しいか聞いてるだけ・・・・もし渉が嫌がってるのだったら私、できないもん」
「・・・・・あ、あの・・・」
「なあに?」
「シて・・・・・ください・・・・・」

 彼女は日比谷が顔を真っ赤にして言うのを見届けると、満面の笑みを浮かべ、赤く濡れた自分の唇をぺロッと舐めた。
 そして、両手に包んでいたものの先を、舌先でチロチロと味わい始める。
 彼女の口の中に広がる日比谷自身の味。
 それは苦いと感じたが、日比谷が彼女の愛撫に応えてくれた証拠だと思うとすべてがいとおしく、
少しも逃してなるものかと強く吸い上げた。

 彼女の口が触れた瞬間、日比谷は頭の先から足の先まで、電撃が走ったかと思った。
 いまだ戒めのとけない両手を、そのまま彼女の頭に添える。
 彼女は、彼自身を愛撫する仕方を変えるたび、上目遣いで日比谷の顔を見ては、その満足そうな表情を確認した。
 彼は、彼女の舌技よりも、あわせた視線の、その瞳の奥の淫らな色に腰が抜けそうになった。
 自分自身を満足そうに舐める女という存在は、なんという淫猥なものか・・・・
 快楽に支配されたあやふやな思考に囚われ、日比谷はもう、彼女のなすがままだった。
530夏の終わり12:2005/09/04(日) 00:18:19 ID:2wyjkQAT
 日比谷の息遣いが荒くなった。
「・・・俺、限界・・・」
「どうしたい?」
 彼を咥えたまま、彼女はもごもごと訊ねる。
「センパイの中に、入れさせて・・・・」
 チュッと音を立てて彼から唇を離すと、今度は両手でさすりながら彼女は聞いた。
「入れたい?」
「・・・・ハイ、俺をセンパイので包んで・・・・」
「うん・・・・私も渉が欲しい」

 彼女がサイドボードからプラスティックの包装を取り出すと、ピッと破って中身を口に咥え、
また日比谷のペニスに口付けた。
 手で周りを巻き込まないように保護しながら、口でするするとゴムをおろしていく。
 ゴムをしっかりおろしてしまうと、それに手を添えたまま、そのまま日比谷の上にまたがった。
 彼女は日比谷と強く視線を絡ませる。
 彼の期待と不安の入り混じった目の色の変化があまりにかわいくて、
そのまま眺めていたいとも思ったけれど、もう彼女自身が限界だった。
 自分に足りない部分を日比谷で埋め尽くしたくて仕方がなかった。
 日比谷も、すぐにでも彼女の中に埋もれてしまいたかったけれど、主導権が彼女にある以上、
半身を起こしたままの状態で待つしかできなかった。

「いくよ・・・・」
 彼女はそういうと、掴んだ彼のペニスで、自身の入り口をクチュクチュとなぞった。
 そこで初めて、彼女がベビードールの下には何もつけていなかったことに日比谷は気が付いた。
 彼から全く愛撫を受けていないにもかかわらず、彼を迎え入れる準備が整っていることに少し驚く。
「すごく濡れてる・・・・俺、何もしてないのに・・・・」
「うん・・・だって、渉のそんな顔見てたら、私に感じてくれているんだって思ったらそれだけで・・・・今は充分」
 彼女は自分の愛液を彼自身に擦り付けるかのように、彼のペニスで彼女の割れ目を往復させた。
 彼女が直接的な快感に眉をひそめる。
 急激に頬をピンクに染め、ふるふると震える彼女の必死で切なげな表情に、日比谷は耐えられなくなった。

「俺、今センパイのこと、強く抱きしめたい・・・コレほどく・・・・」
「うん・・・・・いいよ」
531夏の終わり13:2005/09/04(日) 00:20:47 ID:2wyjkQAT
 やっと彼女の許可が下りた。
 日比谷がほんの少し力を入れると、戒めは簡単に元のTシャツの姿に戻って、ボトリとベッドに落ちた。
 その空いた両手で彼女を抱きしめるのを合図に、彼女は自分の中に日比谷を招きいれ、腰を落とした。

「んっ!ああッ・・・!」
「んッ!!」

 彼女が今日初めて、甘い声を漏らす。
 深い吐息と甘い声をかわるがわる出しながら、彼女は非常にゆっくりと腰を上下させ、
彼女自身で彼の形を確かめるかのように動かす。
「・・・はぁっ・・・俺、たまらないっスよ・・・・すごく・・・きつい・・・・」
「うん・・・・私も、すごくイイよ・・・・渉のコレ、熱くて固くて・・・・私の中、いっぱい」
「深く入れたいっス・・・・ダメ?」
「ダメ・・・・・・・。んんっ・・・・・・・私ね、力いっぱいしてくれる渉も好きなんだけどね・・・・・
 はぁっ・・・・こうやってね・・・・・渉のカタチが分かっちゃうくらい、最初はゆっくりする方が・・・・・感じるみたい」
「んじゃ、ちょっと・・・・ガマン・・・・」
「ゴメンね・・・・ああ・・・・今、すっごくイイの・・・・」

 彼女が腰を揺らしながら深く息を吐いて快感に流されていく中、
日比谷は彼女のベビードールのすそから手を入れ、下から乳房をもみあげた。
 高く持ち上げると、布越しに乳首を口に含む。
 舌を乳首に巻きつけると、その刺激に反応してか彼女の中もうごめいた。
 ペニスに肉壁が絡みつく。
 
「あっ!渉・・・そんなことしたら、私・・・・・ンッ!・・・感じちゃう・・・よぉ・・・・」
「中、スゴイ・・・・どんどんきつくなってきた、ここ、舐めるといいんだ」
「・・・・いい・・・ああッ!」
「このままイける?」
「うん・・・・でも、一緒にイきたい・・・・」
「うーん・・・、申し訳ないっスけど、俺、このままじゃイけないっスよ・・・・」
「どうしたらいい?」
「やっぱり、俺が上じゃないと・・・・」

 にやっと口の端で笑いながら日比谷はそう言うと、彼女の了解も待たずに彼女の肩を押してベッドに押し倒す。
 立場が逆転した。
532夏の終わり14:2005/09/04(日) 00:21:29 ID:2wyjkQAT
「やっぱりこの方がイイや・・・・自分、センパイの顔、上から眺める方が好きなんスよ」
「私も、好きだよ・・・・下から渉を見るの」
「もう自分からキスしてもイイッスよね」
「うん、いっぱいして・・・・」

 彼女は日比谷の腰に足を絡ませ、彼を深く迎え入れる。
 さっき、彼女がゆっくりの方がいいと言ったその言葉どおりに、時折挿入の角度を変えつつ、優しく抽送を繰り返した。
 彼女は首を左右に振り、快感の波に押し流されまいと踏んばっていた。
 しかし、日比谷はその頭を両手で押さえ、彼女に深く口づける。
 彼女のどんどん強くなる快楽の声は、すべて日比谷の口を通して、彼の体の中へ消えていった。
 そしてその音は、彼の分身にますます血を注ぎ込む。

「わ、渉・・・ああっ、私・・・・もうイきそう・・・・」
「イきたい?」

 うなずく彼女をみると、日比谷は動きを止めた。
 もうちょっとでというところで止められた彼女は、目を見開いて彼を見た。

「さて、イきたかったらしてもらおうかな?」
 日比谷は言った。
「・・・・え?なにを?」
「何をして欲しいか『お願い』・・・・はい、どうぞ!」
 ニコニコと、それでいていじわるな顔で、日比谷は返事を促す。

 彼女の困り顔が、日比谷の欲情を煽り立てる。
 自由になったら、絶対仕返しをしてやるんだ、彼は虎視眈々と狙っていた。
「そんな急に・・・・何を言えばいいの?私、私・・・・・」
「『渉が欲しい』でも、『イかせて』でもいいけど・・・。俺の頭の中、狂わせるくらいヤラシイこと言って・・・・」
「ええっ・・・?」
「さあ・・・・はやく・・・」
533夏の終わり15:2005/09/04(日) 00:22:07 ID:2wyjkQAT
 ベビーフェイスな彼が、いたずら好きな小悪魔のような表情をして彼女を見つめている。
 挿入をやめている間、彼女の欲望の火を消さないように、結合した部分に手を這わせ、
ぷっくりと顔を出していた彼女の芽を指の腹でさすってやる。
 強く感じないように、それでいて、冷めてしまわないように。

 彼女は目の前にあったオルガスムスを前に、ひたすら日比谷を乞うた。
「渉・・・・お願い、いつもみたいに・・・・深く、強く・・・・渉をちょうだい・・・・」
「そんなに俺が欲しい?」
「うん・・・・・私がイくまで、目を見てキスしてて・・・・・お願い・・・」
「えっちなんスね。でも・・・・そんなセンパイ、俺、好きっスよ」

 日比谷は彼女が自分の願いどおりになったことに満足すると、唇をあわせながら挿入を深く、早く繰り返す。
 唇を合わせていると、彼女の抑えられない意味のない言葉も、ただ大きくなりそうな声も、彼に吸収された。
 強く見つめてくれている彼の目、お互いの瞬間を見逃しはしないと、彼女も快感の波の中、必死に目を凝らす。

「んんんっっっ・・・・・!!」
 彼女の意識は弾け飛んだ。
 ガクガクと体中が痙攣して、ただ目の前にいる日比谷を逃しはしないと、本能のまま強く抱きついた。
 強く収縮を繰り返す彼女自身の締め付けに、日比谷も我慢の限界を解き放った。
「んくっ!!」
 ドクン、ドクッとペニスが波を打ち、彼女の中に白濁した欲望を吐き出す。
「ふうーーーっ・・・」と大きく息をつくと、日比谷は彼女の胸の中に倒れこんだ。
 体の中を穏やかに流れる快楽の名残に身を任せ、まどろみながらキスを交わした。
534夏の終わり16:2005/09/04(日) 00:24:51 ID:2wyjkQAT
 2005年9月4日 

 二人は抱き合ったまま、少しの間眠っていた。
 彼女は心地よいけだるさの中に肌寒さを少し感じて目を覚ますと、
サイドボードに備え付けの時計を見た。
 午前1時を少し過ぎている。
 パジャマをきちんと整え、バックから何かを取り出すと、
うとうとしている日比谷のまぶたにキスをして起こした。

「誕生日おめでと、渉・・・・もう18歳だね」とささやいた。
「もうすぐなんだよね、あっという間に大人になるよね、渉も私も・・・・」
 そう言って、少し寝ぼけている彼の左手の薬指に、手に持っていたシンプルなシルバーの指輪をはめた。
「いいよね、女の私からこんなプレゼントしても・・・・」

 日比谷は目を見開いた。
 新品だけど見覚えのある形のリング。
 その指輪のはまった自分の手を眺めた。
「コレ、もしかして・・・・」
 何かに気がついたらしい日比谷に、彼女は自分の左手を差し出すと、
「ほら、見て?」
と見せた。
「うん、そうだよ。渉が私の19の誕生日にくれたシルバーリングと同じ。探しちゃった」
「うわぁ・・・よく見つけましたね。うれしいっス、ありがとうございます」
「良かった、喜んでくれなかったどうしようかと思ってたんだ。これで、渉と私はいつも一緒ね」
「ハイッ!・・・・あ、そうだ」

 日比谷もいそいそとベッドの下に落としてしまっていた下着とTシャツを手早く着ると、
バックの中から白い封筒を取り出してベッドに戻ってきた。
「それじゃ、コレ、誕生日プレゼントのお礼っス!」
 なにやらびっちりと封がしてある。
「渉、コレ何?お礼なんていいよ、渉の誕生日なんだし」
「へへっ、予約カードみたいなものっスよ、ま、受け取ってください」
「CDとか本とかの?開けてみてもいい?」
「いいっスけど・・・・・せっかく予約したんで、キャンセルなんてしないでくださいっスね」
 彼女が封を丁寧に開け、中身を空けるとなにやら薄っぺらで少し大きめ紙が一枚出てきた。
535夏の終わり17:2005/09/04(日) 00:25:37 ID:2wyjkQAT
「・・・・ッ!!!これっ、コレって本物じゃ・・・?」
 彼女は中身に驚愕した。
 その紙には、彼の名前が書かれ、押印してある・・・・・どう見ても婚姻届だった。

「今日で18になったんで、これを書く資格できました。でも、まだまだ一人前の男じゃないので、コレは自分の予約申込書っス」
「・・・・・!」
「俺が一人前の大人になったってセンパイが感じてくれたら、これに受け取りのサインして引き取りに来てくれますか?」
「・・・・・」
「もしかして・・・・・いらなかったっスか?キャンセル?」
 八の字に眉を下げて、日比谷が彼女を見つめた。
「ううん、いる、いるよ!絶対いる。ものすごくびっくりしただけ・・・・」
「よかったあ!受け取ってもらえなかったら、自分、立ち直れなくなるところでした」
「これ、すごく大事にする。二人が大人になったら、渉が迎えに来てくれるの?」
「それはダメっス!後はセンパイ次第なんです。自分はセンパイに拘束されたっス、この指輪もそういう意味っスよね」
「どういうこと?」
「姫が大人になった王子を迎えに来るってのもアリじゃないっスか?その時のために、自分はがんばって一人前の男になるっス」
「そういうことね、うん、分かった・・・・私、迎えに行っちゃうよ、渉なら大丈夫、あっという間だよ、きっと」

 彼女がサイドボードにその予約票を丁寧に置くと、後ろから日比谷が抱きしめる。
 重ねた左手の指輪同士がぶつかってカチリと鳴った。

「では、永遠の愛を誓う日を夢見て・・・・もう一度・・・・」
「もう、渉ったら・・・・・」

 せっかく着たばかりのパジャマは、用無しだとばかり、再び脱ぎ捨てられてしまった。
536夏の終わり、そして:2005/09/04(日) 00:26:36 ID:2wyjkQAT
 旅行が終わってからというもの、学園での日比谷は・・・・・相変わらずのように見えた。
 しかし、模試の結果も上々、志望校合格に手が届きそうなレベルにまであげはじめている。
 彼は実に努力家だった。
 日比谷のその成績の上がりっぷりに何が起こったのか、と職員室で話題になったが、
昨年度の氷室学級のエースとの交際が明らかになると、なるほどなと皆納得した。

 また、無邪気な表情の端で、時折発する大人っぽい落ち着いた雰囲気は、周りの女生徒を魅了した。
 しかし「日比谷くん、今付き合ってる人いるの?」とでも聞こうものなら、「ああ、約束した人がいるんだ」とぬけぬけと応える始末。
 それでもアタックかけようとした女の子もいたけれど、左手薬指に光るリングがそれを牽制させた。

 その指輪は、彼女が彼にかけた魔法だった。
 素敵になった彼を誰にも奪われないための魔法。
 
「原石見つけて、磨いて、ここまでにしたのは私なんだからね」

 日比谷がその彼女の思いを知ることになるのは、はたしていつのことだろうか。
 きっと・・・・一生無いのかもしれない。
 そして、これからも期間をかけて、彼女の手によってますますいい男になるよう磨かれるのであろうが、
そのことに日比谷が気がつくことも一生なさそうである。
537名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:28:41 ID:2wyjkQAT
ということで、以上です。
βακαっぷるで、甘々で申し訳ありません。
誤字脱字その他もろもろありましたら、お許しくださいませ。


チェリーバイト、想像しただけで恐ろしく萌えますた。
ネ申の降臨をお待ちしております。
538名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:38:04 ID:snasvc0M
>>518
神光臨!!
わたぽん萌えなので、激しく (;´Д`)ハアハア させてもらいました。
ちょっと攻めっぽい主人公ちゃんでありつつも、
二人の間に愛が溢れまくってるところに萌えます。
ご馳走様です!
539名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:43:32 ID:6KkIPmcE
わたぽんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
お口でスキンつける主人公テクニシャンっ

お誕生日おめでとう。
志望校に受かりますように
540名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:44:27 ID:8vGYxU6C
GJ! おめでとう言いにきたら投下されてた!
さすがワタポンラブw
541名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 04:25:25 ID:afLaokLK
ワタポン誕生日だと知ってクレクレでもしようかと思ってたw

ネ申GJGJGJ!!
すべてがツボだww

ワタポン最萌だし、カナリ悶えさせて頂きマスタ〜
542名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 10:10:18 ID:Grt/CgVU
ビールを「ぐきゅぐきゅ」飲まなければもっと良かった。

GJ
543名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 21:46:05 ID:S1tbi7b0
引退しても高野連にバレタら処分だなw>ビール
544518:2005/09/04(日) 23:26:34 ID:3XKc3cJl
どうも基本設定が間違っていたようですね (((´・ω・`)ショボン…
そういわれればそうだよと小一時間己を責(ry
時期が時期でしたね・・・・あれだけニュースで話題になってるのに・・・・

それでもGJくださった皆様、(TдT) アリガトウ
また修行の旅に出てきます。
545名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 01:18:57 ID:FCG2JsxC
違う、ビール飲むのが悪いんじゃなくて
ぐきゅぐきゅの擬音がセンスないと言っている
546名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 01:40:01 ID:mgKW05im
ビールの擬音…ぐびぐび?ごくごく?

ぐきゅぐきゅって、ちょっと捻挫をイメージする
547名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 11:43:04 ID:tNC8KBpP
そう? ぐきゅぐきゅ、ビール飲みの私からしたら良い擬音だよ。
好みの問題だからいーんじゃない?
548名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 12:06:12 ID:JOleVFtz
チェリーバイト書きかけで聞きたいんだが、
もまえら萌えキャラ視点の方がやっぱ萌えるの?
第三者視点だと主人公を彼女表記で書きやすい。
主人公視点だと、名前いらねーから書きやすい。
関西弁は難しい。
まあそんなわけなんだが、もまえらの好みを聞きたくなった。
549名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 13:01:07 ID:ug/BFUAw
人称はどんなんでも桶。

キャラ視点 キャラの主人公好き好きの気持ちが表現されてれば萌え
主人公視点 主人公が愛されてる感じがする、もしくはキャラの萌え台詞があれば萌え
神(作者)視点 両者の心情がうかがえて萌え
第三者視点 両者が恥じらっている様子などだと萌え(一番生生しい表現になるかもしれんが)

バイトの心情は標準語でも桶
カッコ付きの台詞はゲームからパクってでも関西弁でおながいしたい。
550名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 15:50:55 ID:mKZ1QKaw
小説も漫画でも、王子とバイトはキャラ視点萌え(;゚∀゚)
王子は声に出さないぶん独白が頼りだし
バイトは言葉と本音にギャップがありそうだ
心情て、関西の人は心の中も関西弁?当然か
551名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 17:22:19 ID:PEmUIe5n
いや、バイトは心情もゲームに忠実に関西弁でお願いしたいな。
でないと別人?って思ってしまう。
552名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 18:44:26 ID:mgKW05im
三人称で
「彼女は本当に俺を好いているのだろうか?彼女の行動が無意識に彼を苛んだ。」
とかならいいが一人称で標準語だと確かにバイトっぽくない。
553名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:17:39 ID:FCG2JsxC
ある同人誌でのバイト、とにかくひどかった…。
標準語で「平気なのか?」が
バイト語で「平気ねんか?」になってた。

「ねん」さえつければいいと思っているらしくて萎え萎え。


バイトの一人称小説って難しそうだね。
554名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:42:47 ID:8NhANUIC
515でつ。
姫条チェリー設定、今書いてるんですが、やっぱ関西弁は難しいね。
音読ならなんとかなりそうだが、文字にすると変だったりして。
けど、頑張ってるからもうちょっと待ってて下さい。

夏の終わりの作者様。
積極的な主人公ちゃん、可愛かったです。わたぽんも可愛いし。
愛が溢れてて、ラブラブっていいなって思いました。
ご馳走様でした。
555名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 01:14:29 ID:5Vz2nBK+
>>554
楽しみにしております!
556名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 03:05:32 ID:kmNRfucC
>>553
「パンおいしいねん!」を思い出した。
557名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 12:59:36 ID:1dHXprrp
>553
「だいじょぶか?」
「なんもないか?」
「なんともないか?」
「平気か?」

どれでもドゾー
558名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 16:32:24 ID:JpSEv/Ad
関西弁なら「平気なんか?」でおk
559名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 16:33:23 ID:fTPSLvis
>>548
視点がどうっていうより、固い文章を読むと萎え。
読みやすいのが萌える。
560名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 19:45:03 ID:ICVZMEr5
「平気」って関東の人のほうが使うような気がする。
関西では「大丈夫」の方が多いと思う。
561名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 22:33:49 ID:2g9qnCTu
アクセントの特徴なしに文字だけで関西弁と理解させるのって難しそう。
声に出したら方言と聞こえても、文字に直したら標準語とかと一緒になる言葉沢山あるだろうし、
読む側は反射的に自分が親しんだアクセントで読むだろうし。
職人さんがんがれー。楽しみにしてます。
562113:2005/09/07(水) 00:34:00 ID:aPhTv0rC
バイトチェリネタで盛り上がってる中空気を読まず投下。

特殊設定有。
前半は植物触手×主で後半は守×主です。
113の続きでリョウジョク?なギャグエロです。
本当の触手スキーさんにも石投げられるような内容かもしれん。

それだけじゃなんなので守村くんのおっきいネタと、ときめき成分もちょっとだけですが入れてみました。
そしたら全てが中途半端になりますた。(´・ω・`)

ひたすらくだらない、アホっぽいえちネタで触手ネタおkな方だけどうぞ。

>468 469さん
465は自分です。
563例えばこんな。……触手ねた。 1:2005/09/07(水) 00:38:11 ID:aPhTv0rC
ゲラゲラ
ゲーチョゲーチョ

辺りに響きながら唸る声
こんな風に鳴く『植物』なんて聞いたことがない。
……絶対、植物の域は超えてる。

あれから半年後の今日。

私は、背中に冷たいものを感じながら校庭に生い茂る『これら』を見上げた。

うーん、何ていうんだろう?
ほら、昔の童話にいばら姫ってあるじゃない?
群生ビジュアルとしては、あのいばらの刺を抜いたものが校庭の片隅にうじゃうじゃと生い茂ってる感じ。
見た目があまりにもアレなのもあってごくごく一部(というか1名)以外、学校全員がここを極端に迂回してるため、周りに人の気配は一切ない。
校舎からも死角だしね。

私はこないだの守村くんの言葉が気になってつい足を運んでみた……はいいけど正直ここにきたこと、後悔してる。
だってやっぱり私、これを植物だなんて認めたくない。

「ああ、あなたですか。やっぱり来て下さったんですね!嬉しいなあ」
「っ!」

背後からの声につい身をすくませる。
それはいつもだったら耳に心地いい、やさしく朗らかな声。
その口調は変わらないのに、今日はそれが私には何故か、アルカイックスマイルを浮かべる地獄の使者並に恐ろしく響いた。

背筋がぞくぞくしてる。
ちょっとまずくない?私。
これってば何となく、本能の危険ってやつかもしんない。

「も、守村くん……?」
「最近ここに姿を見せて下さらなかったので心配してましたよ」
「え?そ、そうだったかな?」

そりゃ来たくなかったよ。
更にここで見つかりたくなかったよ。

「そうです。でもやっぱり見にきて下さったんですね!嬉しいなあ。どうです?たった半年でこんなに育って。やっぱり植物に大事なのは栄養と愛情ですよね?」
「え、栄養と愛情だけでこんな植物が出来るの?」
「はい。そうですよ?」
564例えばこんな。……触手ねた。 2:2005/09/07(水) 00:39:49 ID:aPhTv0rC
そう微笑を絶やさずに見上げる彼につられて、私もそれらを見上げてみる。

ゲラゲラゲーチョゲーチョ。
グェグェゲラッチョ

……う、嘘。絶対嘘だ!
その二つだけででこんな声をあげて鳴く植物が出来るわけないでしょ!
リアルタイムでうねうね動く植物が栄養と愛情だけで……
で、出来るかもしんない。守村くんなら。
そう思いながら絶句して口をぱくぱくさせる私を見て、不思議そうな顔で除いてくる。

「植物だって生きてるんですよ?丁寧な愛情をかければ植物はきっと答えてくれます」

だから、丁寧な愛情の方向性が間違ってるんだってば!
あれ?いや守村くんが触手好きで植物がそれに答えてるこうなったわけだから間違ってないかも?
ってだめだめ、洗脳されてる私。
そもそも愛情でこんな植物できるわけありません!
そんだけでこんなの出来たらこの世の生物形態滅茶苦茶よ。

そう考えて、頷きかけた自分を戒めるように大きくかぶりを振ったその時。

!!

な、何この寒気!
今、背筋に本気の危険を感じた!
と、とにかく今はそれ以上何か突っ込むよりも、危険の回避を優先させなきゃいけない。
というわけでここは即効撤退すべきよだわ、自分。

「そうね!大事なのは愛情よね!私もそれを感じたわ!というわけで、じゃ、またいつか!」

早口棒読みのまま、くるりと背を向けてすぐさま去ろうとした私だったけど、甘かった。
遅かったのだ。
肩をぐいっと引き寄せられた。……植物に。
うっわー。まじっすか。
そのまま群生の中に放り込まれる。
肩を押し付けられた私を見て、守村くんが嬉しそうに言った。

「ここにいらしてくれたということは、半年前の僕の望み、叶えにきてくれたんですよね?」
「……え?あの、いや……」
「ふふ。やっぱり僕の好きなあなただ。今、僕がどんなに嬉しいかわかります?」
565例えばこんな。……触手ねた。 2:2005/09/07(水) 00:41:39 ID:aPhTv0rC
そう微笑んだ守村くんの表情は、本当に幸せそうで。
とっても嬉しいんだろうなって笑顔みて私も嬉しくなって、ついつられて頷きそうになっ……っちゃ駄目だってば私!
頷いたら本気で貞操の危機よ!?
……頷く間もなく既に手遅れの予感がびしびししてるけど。

でもやっぱり、少しでも逃れる道を探して、反論の口を開こうとした。
なのにそれよりも先に、勢い良く引き寄せられた。

「はわわっ!?」

ズリズリゲラッチョゲラッチョ。

擦るよう鳴き声。
え?や、やだ。蔓に足、巻きつけられてる?
そのことに気づいた途端、植物の羽毛のようなものがチクチク手首や足首にしっかりと巻きついて体が持ち上げられていることに気づいた。
それはぬるぬると植物の液を纏わりつかせながらもテグスのように強固だ。

「ひぇ、き、気持ち悪い〜」

もう具体的にどう、じゃなく、初めての感覚に対して身体の全てが抵抗を覚えてる。

「大丈夫です!僕がついていますから」
「そういう問題じゃない〜〜〜〜」

長い定規一つ分の下の位置の守村くんは私を見上げながらにっこりしてくれた。
そういう顔、見るのは好きだけど、い、今欲しいのはそんな慰めじゃなくて。

「っつ……」

両手両足を拘束されたまま、ぐりんっと身体が引き寄せられた。
あ、と思う間もなく、奥の群れの中に放り込まれる。

茎の柔らかいチクチクした部分から変な粘膜液が出てる。
その液から漂う香りはあまりにも甘やかで、身体が抵抗しようとする力を失わせる。

「あ、この植物、匂いも勿論ですが、植物そのものにも催淫効果もありますから」

こともなげに言わないでそんなこと。
っていうかそんなことに愛情も栄養も使わないで。
なんて心ではそう思ってても、触れられた手首や足が熱くなってくる。
植物じゃなくて『私の熱』で、だ。
恥ずかしいけど……感じてる?私。
巻きついたそれらは更に私の身体をぐるぐる這い回る。
足首から太股へ。腰へ。
手首から二の腕へ。そして這うように肩へ。
じゅるり、とした生ぬるい感触とくらくらする匂いが次第に私の制服の中へと回ってくる。

その時、足に絡みついた触手がスカートを捲り上げて下着の中にするりと入ってきた。

ぞくっと、身体に熱が駆け巡る。
ぬるぬるっとした感触が下着の中に入り込んできた。

「ふぁっ……」

そしてそのままそこで行き先を求めるように蠢きながら前後に動き擦り付けてくる。

「っ……あっ、あっ」

擦られる度に、その粘膜が私の身体に入り込んでくる。
そしてそれが更に熱い熱になって私を襲った。
逃げようとして身をよじっても押さえつけられた体は宙に浮いたまま縛り付けられている。
何か触手の先が下着からはみ出して動いてて出入りしてる。
は、恥ずかしいよぉ……。

「……素敵な眺めですね」
「も、守村くん、恥ずかしいから見ないで。って見てないで助けてよぉっ」
「?どうしてですか?」

きょとんとした表情。
……よく考えたら今の守村くんに私を助ける理由なんてさっぱりどっこにもないじゃん!
ってことは、人通りがないこの場所、助け0ですか私っ!?
いや、守村くん以外の人にこんな姿見られるのももっと嫌だけど。
あぁん、どうしよお。どうしようもないけど、どうしよう〜っ。

「ふっ、ぐぅ、っ……」

くにゅ、と植物の先端が身体の中に入り込んできた。
さっきからの刺激で濡れてることもあって、何の抵抗もなく。

「あ……あぁ……入ってる、奥まで入ってきてるよぉ……」

凄い圧迫感。息苦しい。
そしてそれは蹂躙するように中でうねうねしてる。
うねって、奥までぐるぐると角度を変えて突き抜けてくる。
こういう行為って、人と人の心の触れ合いが大事なのに、生き物ですらないじゃん!
なのに、こんなことで物凄く私……感じてる。
もうヤだぁっ。
567例えばこんな。……触手ねた。 5:2005/09/07(水) 00:46:56 ID:aPhTv0rC
ジュルジュルと音が響く。私から聞こえる音。
わ、私こんな昼間から守村くんの前でこんな格好……。
手足を押さえつけられて足を開かれて、触手が私の身体の奥で蠢いてる。
凄く恥ずかしい。
でも身体がもう全然言うこと聞かない。
恥ずかしいっていう気持ちのラインを超えてもっと、と求めてしまう。

「ひぁっ」

一瞬。ずん、と奥まで響いた。
奥の奥まで貫かれるような痛みと、それ以上の快感の波が押し寄せる。
中で旋律運動をはじめるように定期的に動くそれに合わせて私の身体も揺れる。

「凄い……、今の貴方はいつも以上に素敵です」
「そ、そんなことより、何か、もうおかしくなりそうそうなの……。どうにかしてよぉ」

心の底から全てのものがが溢れる感覚が私を襲う。
胸が苦しい。息がつらい。
もう、限界。
568例えばこんな。……触手ねた。 5:2005/09/07(水) 00:48:41 ID:aPhTv0rC
「って、え?」

どさり、と身体に重力を感じた。
ふと気づくと、絡められた蔓は外され身体に埋め込まれるように入っていた蔓からも解放された私は、両脇を抱えられるように守村くんが下敷きになってるような状態で抱きしめられていた。
きゅ、と強く抱きしめられる。

「このまま最後まで……とも思ったのですが、やっぱり僕、駄目ですね。このままじゃ嫌だなんて、植物に嫉妬して。……触手マニア、失格ですね」
「守村くん……」

向き合う。
唇が触れそうな程、とても近い距離。
守村くんはちょっと困ったように笑っていた。

「こ、怖かったよぉっ」

私からもぎゅって抱きつくと、ぽんぽんと頭をやさしく撫でてくれた。
その暖かさ。
人の温もりがここまで嬉しいものなんだって思った。
でも、それは守村くんだから嬉しいんだ。

そっと唇が開かれる。
そして、とても軽く、一瞬だけ唇が触れた。
それをきっかけに何度も啄ばむような口付けを交わす。
口付けが唇をなぞるように動いたのはそれからもっと後だった。
守村くんの舌で下唇がなぞられる。
それに甘い疼きを覚えて唇を開くとその瞬間、彼の口唇に覆い塞がれた。

「っ……」

塞がれた唇から守村くんの舌が入り込んでくる。
私の舌を絡めとられ、彼の思うがままに翻弄されていく。

その直接的な刺激と、口付けを交わしながら私の頭をくしゃって柔らかく掴む指の柔らかな感触に、先程止められた刺激を再び思い出す。

「ん……、もっと撫でて……」
「はい、こうですか?」
「うん。……気持ちいい」
頭は性感帯でもあるって何かの本で読んだことある。
今、私はまさにその状態かもしれない。
そのまま暫く撫でられた後、下半身に直接的な刺激が襲った。

守村くんの指だ。
ぐちゅぐちゅと粘着質の音を立てながらゆっくりと私の中に出入りしている。
そのまま、胸を口に含まれる。
ちゅ、と音を立てられ、軽く甘噛みされた。

「ひぁっ」
「先程の刺激でこれ以上の準備はいらないですね」

その言葉の途端、差し込まれた指が激しくなった。

「あっ……あ……っ、あああ」

もう、自分で何言ってるか判らない。
激しい快感の渦に私はただ、身を任せていた。

「い、イクッ。イッちゃうよぉっ」

そう叫んだ時。
指の動きが止まった。

「え……?」

突然途絶えた快楽。
これじゃあさっきと一緒だ。

「ねえ、僕が……欲しいですか?」

……そんなの、今更だよ。

「欲しいよ、もうおかしくなりそうなくらい!」

そう叫んだ瞬間、下腹部にさっき触手に貫かれた時と変わらない……ううん。それ以上の激しい圧迫を下腹部に感じた。

「っ……」

苦しげに私の下で呻く彼。
何?
も、守村くんの……おっきい。

「あなたの中、締め付けが凄いです」
「……守村くんのが大きすぎるだけだよっ」

一分の隙間もなく、私の中に彼のモノを埋められている。
凄い。……全部、ぜんぶ入ってる。
だからきっと、息をするのすらもこんなに苦しいんだ。

「っ……」
「……っ、押し返さない、で下さい。……その、キツいです」
「ご、ごめん。守村くん。む、無理……」

だって、大きすぎる。
570例えばこんな。……触手ねた。 8:2005/09/07(水) 00:53:11 ID:aPhTv0rC
「あぁっ……」

一旦、引き抜かれる。
そしてまたズブリと、深く突き刺さった。

「……っ」

そしてそのままピストン運動をはじめる。
最初は、緩やかに緩慢な動きだったものが徐々に激しく。
私は守村くんに覆い被さるように抱きしめられながらその動きのままに彼の全てを感じていた。

「ご、ごめん。もうイキそう……」

先に言ったのは私。
だって、その前に何回もイキそびれてる。

「も、もうですか……?」
「うん。限界、ちか……い」
「もう少し、待ってください。まだ早いです」

『もう少し、貴方と一緒に昇りつめたいから』
その言葉に頷いて、身体に力を入れる。
そうすればそうする程、意識して……苦しい。

「ま、まだ……?」
「もう少し……すみません」

繰り返される言葉。ぐちゅぐちゅと響く粘着質の水音。
少しづつ早くなる守村くんの息遣い。
私はそうしてまた、本能のままに言葉を失っていった。

そして、どうしようもない限界が訪れる。

「も、もうだめ!早くはやくもうイッちゃう!っ……」

守村くんの言葉はなかった。
けれど、意識を手放した瞬間、彼も私と同じ高みにいることが身体でわかった。
571例えばこんな。……触手ねた。 終わりの話:2005/09/07(水) 00:55:25 ID:aPhTv0rC

「うっはー。べとべとする」

私は、白濁した樹液がかぴかぴに乾いた制服のままため息をつく。
これ洗濯しないと使い物にならないわ。
でも、クリーニング持ってくのも難しいし。
樹液がかかったといっても信用してもらえないだろうし、
信じてもらえたとしても樹液をここまで浴びるシチュエーションがあ り え な い。
そもそもこの格好で外になんて出れない。

「あ、大丈夫ですよ?予備持ち込んでますから」

ほへ?
制服の予備?

「はい。こういう事態も容易に予測できたので着替えとして用意してたんですよ」

……そこまでして触手プレイがしたかった、と。
制服買うことだって、高校生のお小遣いで考えると決して安くないのに。
そこまでの情熱、私には全くさっぱり金輪際未来永劫わからな……
かった世界のつもりだったけど、イキそうになった事実もまた否定できないわけで。

うう。私、これからどうなるっていうんだろう?
(注:どうにもなりません)
572113:2005/09/07(水) 01:04:59 ID:aPhTv0rC
あとがき
意外とぬるいギャグえちって感じになりました。
ライトでお馬鹿なえろげノリが個人的裏テーマでしたがいかがでしたでしょうか。

汁度が少ないのは今後の課題。
後えち部分が過去投下分と合わせてワンパタすぎ。途中から書きやすさの癖がデマクリング。
でも、同じスレ内で話を完結させるという個人的目標はクリアできたのでとりあえず満足。

次の機会があればワカメかてんてーでシリアス問い詰めネタ挑戦したいです。
ありがとうございました。

※保管庫管理人様、今回投下のネタは113の話の半年後という設定なので
別ファイルで続きものとしていただけるとありがたいです。

ではでは、バイトの神と理事長の神の光臨を激しくお待ち申し上げます。
りじちょ甘々調教(・∀・)アヒャ!!
573名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 01:16:44 ID:GNxxUsM8
守村くんのおっきいキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
113ネ申GJ!
574名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 01:19:40 ID:ixN7ySta
>>562-572
GJです!かなり笑わせてもらいましたw
ギャグの書き方上手いですね〜
テンポも良くて、とても読みやすかったです。

てんてーもワカメも大好物なんでかなり期待して待ってます!
575名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 01:22:02 ID:XATMsumq
触手マニアテラワロスwww
面白かった!GJ(・∀・)b
576名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 01:31:05 ID:bkwPHYa9
笑ってよかったんだなww
守村くんの…大きすぎる
成 長 していますっ

おもしろかったです。

577名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 07:44:33 ID:vHmKa6ty
>562タソ
前半ワロタ、後半(*´д`*)ハァハァハァハァ。テンポよすぎ。
おかげですべて通してモリリンに萌えた。

なんでかよく分からないんだけど、このSSでは、ぬるぬるの触手よりも、おっきいティムポよりも
モリリンの指はきっときれいで長くてくちゅくちゅされたら気持ちよかろうなという印象を受けた。
モリリンはへたれではなく、クールな攻め系(変質でも可)がほんとによく似合うと思いまつた。

GJ!またの降臨お待ちしております。
578名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 10:43:38 ID:1RbMv8B2
>>562
GJ!!!!
>触手マニア失格ですね
に禿しくワロタ。モリリン大好きだよ!
579562:2005/09/08(木) 01:09:15 ID:ICUQPkTS
GJ下さった方々、ありがとうございます。
テキスト周りが弱いとか文章の癖が強いか、実力が全然書きたいものに追いつかないですが楽しく書かせていただきました。
一応キチクリョウジョークものですが、テラクダラナスwwwと笑ってよんで下されば書き手冥利つきます。
そして読み直してみたら確かに前より お  お  き  く  な  っ  て  い  る  !www
後、強く意識して書いてはいなかったのですが、指フェチなので指誉められて嬉しかったです。

最初はギャグに徹するために守×主のシーンは主人公をみさくら語にするつもりでしたが、
書いてて照れが上回ったので没にしました。
「しゅ〜ご〜〜いぃぃぃぃ〜〜おっきいぃぃぃぃ〜〜守村くんのどぴゅどぴゅみるくほしぃいのぉぉぉ〜〜〜!!」
なーんて、流石にまだかけるスキルが足りないよママン。


閑話休題最後のおまけネタ。(保管なしで大丈夫です)

「その……こんな不甲斐ない僕でもいいと言って下さって皆さん、ありがとうございます」
「ございますー。って、どこか不甲斐ないとこあったっけ?」
「ええ。そうじゃないですか。父の時にはあんなに啖呵切ったのに、
いざ自分こととなると自分が愛情かけて育てたものに嫉妬して結局機会をふいにして」
「……」
「情けないですよね。嫉妬だなんて醜い感情……。自分の子供のようなものなのに」
「う、ううん。嫉妬して!是非嫉妬して欲しい!」
「……その言葉は嬉しいですけどやっぱり迷惑ですよね?決して嫉妬という感情はいいものではないし」
「そんなことない!この場合は当て嵌まらない。いやほんとかなりな切実問題として!!」
「やさしいんですね。貴方は本当に……。僕のそういった感情もフォローしてくれるなんて」
(フォローじゃなくて限りなく私にとって、切実な問題なのっ!!
そもそもその思考はポジティブなのかネガティブなのかどっちよぉっ!)

……なーんてね。ふふ……。
それでは名無しに戻ります。ノシ
580名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 03:10:44 ID:QqH0UVin
ちと場違いな質問かもしれんが、気になることがあるので良かったら答えて欲しい。
ここでSSを読んでる人、ガールズサイドのエロパロで何を重視されることを望む?
書いてる時どれか一つに重点を置いてると他のことが疎かになることがあるので…

キャラ>エロ>ストーリー>文体

こんな風に優先順位をつけるんだとしたらどんな感じでしょうか?
581名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 09:37:08 ID:2LS/tgGF
>>580
ストーリー>キャラ=エロ>文体
読み手の時に重視するのは「ストーリー」
話の流れがよいかが気になる、特にエロへつながる部分は最萌えシチュなので。
キャラらしさとエロが同順。
ここはエロ目的だから、そのキャラらしいエロが読みたい。
文体に関しては、読みやすければ特にこだわらず。

書き手の時は、自然と
キャラ>ストーリー>文体>エロ
になりがち。
頭の中で、そのキャラらしさのために声を脳内再生しながら話を作るので、
エロ部分の再生が難しいからこんなことに・・・・orz
582名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 11:02:15 ID:SxeeQxFw
GSで尚且つこのスレで自分個人の意見、ということになるけど、
キャラ>>>>>文体(テキスト)>エロ>ストーリーの順。

GSパロで読みたい以上、キャラは必須最優先。
テキストは、どんなにストーリーがよくても描写が面白くなければ最初から読む気を無くす。
個人的に萌えはストーリーの流れよりもテキストとして書かれた何気ない描写や会話のやりとりに求めるので。
きっちりした壮大なストーリーはここでは求めてないから、手軽に萌えて楽しめるものが一番好き。

あまりにも個人的な意見だが、ストーリーを求めるのは長編、テキストを求めるのは短編。
ここの投下SSが基本的に(長いものがあっても)短編扱いである以上、どうしてもテキスト力の方を求めてしまう。
583名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 14:19:35 ID:uOP2BKV2
キャラ=エロ>ストーリー>>>文体
くらいかな
>581でも言われてる、>キャラらしいエロが読みたい
これがエロパロの醍醐味だから
おバカでツッコミどころ多数な話でも
それはそれで何のかんの言いつつも楽しんでると思うw
584名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 14:21:12 ID:rM397cMl
漏れは 文体>エロ>ストーリー>キャラ こんな感じかな。
文体・・・文章が読みにくいとどうも進まない。
エロ・・・ここに求めてるのはエロなんで。でもエロの激しさの意味ではない。
ストーリー・・・面白くても何でもおk。読みやすければどんなシチュでもご馳走。
キャラ・・・ここで改めて各キャラの魅力に気付かされてるので、GSキャラなら誰でも読みたい。
585名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 14:49:27 ID:+dO6MWgA
順番はよく分からんが

キャラ このスレの場合誰でも桶(読む)
文体  1レスネタなら台詞のみでもいい。
    ある程度自分の文章を客観的に見られる人なら、
    それなりの読める文章を書くので問題と思わない。
エロ  健全カップルもので自分のサイトでやれば?って物でなければ
    濃さ、量は問わない。
ストーリー そのキャラっぽいことが一番大事かも、自分の場合。
      そのためにはある程度の話が必要かと思う。
      ゲームの中でエロが必然ではないのだから。
586名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 19:02:15 ID:QrLNE1tY
キャラ>文体>ストーリー>エロ かな。
文体とストーリーは甲乙つけ辛いかな…。ネタが良ければ多少文体が好みでなくとも読む時もある。
ストーリーってゆうよりネタだな。コレ大事。
一番大事なのは好きキャラキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!! だけどなw
587580:2005/09/08(木) 23:53:29 ID:QqH0UVin
おぉ〜、皆さんレスありがとうございます。
それぞれ結構違いますね。
総合的に見るとキャラが大事な人が多いかな?
丁寧なレスを付けていただいて、とても参考になりました。
失礼しました〜
588名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 16:48:30 ID:9AZdEYbH
流れ切ってSS投下します。
上のほうのレスで出ていた、「てんてーチェリー説」を読んで思いついた一発ネタ。
なっちん×てんてーですので、てんてー×主人公好きの方はご注意を。
てんてーがラスト除いて魚河岸のマグロ状態wですので、カコイイてんてーや、
大人っぽいてんてーが好きな方も、スルーされた方がいいかも知れません。
589てんてーの筆下ろし〜実験と研究〜:2005/09/09(金) 16:51:24 ID:9AZdEYbH
「…ふーん、なるほどねえ。うわっ、こんな事まで書いてあるよ!すげー」
アタシは放課後お菓子をぽりぽり食べながら、コンビニで買ってきた雑誌を読んでいた。
その雑誌は…まあファッション誌といえば聞こえはいいけど、実際は初体験の話とか
デートの時はこんな下着が喜ばれるやら彼氏との変わったエッチだの、年頃のアタシ達に
とっては、オシャレよりある意味キョーミある事ばかり載っている様な雑誌だった。
今も、「彼を喜ばせよう!もっとラブラブになるための20のテクニック」なんてふざけた
タイトルの記事を、半分笑い飛ばしながら読んでいた。――その時だった。
「…まだ、誰か残っているのか?もう下校時間は過ぎている。早く帰りなさい」
そんな声と共に、顔を出したのはアタシの天敵、ヒムロッチだった。やばっ!と慌てて雑誌をしまう。
「………。藤井か。ん?……今、何を隠した?」
コイツは近眼の癖に何でそんなに目ざといんだ!アタシは動揺を隠して、笑ってごまかす。
「えっ?アタシ、何にも隠してませんけど〜。えと、何のお話ですかぁ?」
「…誤魔化しても無駄だ。今、机の中に何か隠しただろう。…何を隠した?」
そう言いながらヒムロッチは机にへばりついたあたしを引き剥がして、机の中に手を入れる。
あっさり、読んでいた雑誌は見つかった。まずい事になったと、アタシは冷や汗をかく。
まあ見た目は普通の雑誌だけど、なんたって中身が「投稿・私の初体験」やら
「エッチとフェラーリ、彼が好きなのはずばりDotch!」とかだしねえ…。
「…全く、君達は勉強もせず、こんな物ばかり読んで…」
ヒムロッチはブツブツ言いながら、何気なしにページをめくる。そのぺらぺらと言う音が
段々遅くなっていくと同時に、ヒムロッチの顔が放課後の薄闇の中でも
真っ赤になっているのが分かった。ヤバイ。これは、ヤバイ。アタシ、物凄い怒られるかも…。
「…せ、せんせい?」
ヒムロッチは今や耳まで真っ赤で、アタシの声もロクに聞こえてないみたいだった。
でもさ。…そんなに刺激的な記事だったかなあ?さすがのアタシもあんまり読まないから
わかんないけど、男の人向けのそういう雑誌って、もっと凄いんじゃないの?
「コホン!…と、とにかく、このようなはしたない雑誌は没収する!
藤井、君はもっとまともな内容の情報誌を読みたまえ!!」
ヒムロッチは咳払いをして怒鳴ると、真っ赤な顔のまま雑誌を小脇に抱えた。
「えー!!マジですかーせんせい!なんで〜…」
買ってきたばかりの雑誌で、読んでないページもいっぱいあったからアタシは大声で抗議した。
「えー、では無い!それより藤井、さっさと帰りなさい。下校時間をもう30分も…」
ヒムロッチのお説教に、取り付く島が無いとは正にこの事だと思いながらも、一応
ヒムロッチの天敵なアタシは、無駄だと分かっていてもアホみたいな減らず口を叩いてみる。
「…ね、せんせい。その雑誌さ、没収するフリしてせんせいの夜のオカズ
になんてしちゃうとか〜?なーんて、まさかねえーアハハハハ!」
…ヒムロッチの、動きが止まった。うそ。もしかして…ビンゴとか?その顔を見ると
耳まで真っ赤で、まるで中学生みたいな分かり易すぎる反応だった。アタシは
取り繕うようにしてヒムロッチに声をかける。
「…あ、あれっ、せんせい?あの、さあ…」
「藤井…あんまりふざけた事を言うんじゃない!!」
アタシを思いっ切り怒鳴りつけたその顔は、いつもの威厳たっぷりの鉄仮面みたいな
無表情とはかけ離れていて。こんな、自分でも笑えるほど下らない一言でずっと見たかった
ヒムロッチの驚いてる顔が見られるなんて!
畳み掛けるようにして、アタシは頭に浮かんだ一つの考えを口に出してみる。
「もしかしてさ…せんせいってその、そう言う体験とか、あんまりって言うか、全然無いとか…?」
「なっ…な…ふ、藤井。きっ君は…何を、いきなり…」
焦りまくったようなその顔と、完璧裏返った声で、答えは明らかだった。…マジですか。
いっくらクソ真面目で堅苦しいヒムロッチだからって、20代後半にもなって童貞なの?
さっき笑い飛ばした記事をふと思い出して、アタシの頭に一つの突飛なアイデアがひらめく。
…これは、チャンスかもね。今までは笑って読むだけだった、下らない記事を「実験」する。
「…ね、せんせい。アタシでよかったらさ、せんせいの童貞奪ってあげようか」
そう言うとアタシはヒムロッチに一歩、近づいた。

590てんてーの筆下ろし〜実験と研究〜:2005/09/09(金) 16:52:42 ID:9AZdEYbH
「…止めなさい、藤井!こら!止めるんだ!!」
ヒムロッチを突き飛ばすように椅子に座らせて、アタシはヒムロッチのベルトに手を伸ばした。
慌てて押さえようとするヒムロッチの手をさっさと振り払って、スラックスのファスナーを下ろす。
「ふ、藤井…止めろ。た、頼むから止めてくれ!」
半分泣き声のようにも聞こえるヒムロッチの声にはお構い無しに、ファスナーから
何とかヒムロッチのモノを取り出した。それは嫌がるヒムロッチの言葉とは裏腹に
すでにカチカチに硬くて物凄い事になってて、アタシは結構ビックリした。
…こんなモン、咥えんの?
さっき読んでた雑誌の記事を思い出して、アタシは一瞬ためらう。
けど…アタシの中では、ためらいよりも好奇心の方が強かった。
「――――っ!!ふ、藤井…」
ヒムロッチの息を呑む音。アタシの舌が、ヒムロッチのモノを舐め上げたからだ。
ヒムロッチに名前を呼ばれたけどシカトして、何度も舐め上げた。その度に、ヒムロッチの
口からは止めてくれだの、藤井だの、言葉にならないような呻き声なんかが飛び出している。
「…くっ……うっ…」
雑誌のページを思い出しながら、アタシは自分の唾液で濡れたヒムロッチのモノを
口の中に入れる。慣れない感触で、ちょっと苦しい。けど、何度か顔を上下させている内に、
少しは慣れてきた。
――えーっと、確かこうだったっけ…。
書かれていたコメントを思い出しながら、口の中でヒムロッチのモノに舌を這わせる。
先っぽの方を回転させるようにして口の中で舌を動かすと、いやらしい音が口から漏れた。
ヒムロッチはウッ、とか何とか呻きながら、身体がビクッっと大きく震わせる。
もしかしたら、今まで下らないって笑ってたけど雑誌に書いてある事も、まんざらじゃないのかも。
そんな風に考えながら、さらに「実験」を続ける。カチャカチャと音を立てて、
ヒムロッチのスラックスをずらした。根元の方までスラックスから取り出すと、
根元を指で軽く締め上げるようにして手を動かしながら、咥えた口を同時に動かす。
「――――やっ、止めなさい!」
「…止めないよ。だって、アタシ今「実験」中なんだもん」
悲鳴のような、ヒムロッチの声。…ヒムロッチの素直過ぎる反応にアタシは
すっかり面白くなって、夢中でその「実験」を何度も繰り返した。
591てんてーの筆下ろし〜実験と研究〜:2005/09/09(金) 16:53:53 ID:9AZdEYbH
「…はぁ、はぁ、はぁ…。ね、せんせい。気持ち良かった?」
さすがに舌と唇が疲れたアタシは、ヒムロッチのモノから口を離して、聞いた。
「…………。」
ヒムロッチはアタシよりもっと疲れてるみたいだった。うなだれて、黙って肩で息をしている。
もう怒鳴る気力もないみたい。でもアタシの「実験」はまだ、終わらない。
「…ねえ、せんせい」
アタシは立ち上がって、ヒムロッチの顎に手をかけて上を向かせた。そのまま
ヒムロッチの口に自分の唇を重ねる。
「……!ふじ、い――」
舌を差し入れて、唾液を流し込む。ヒムロッチの舌を何度か舌の先でつつくと、ヒムロッチの
舌がいきなり絡んできた。と、同時にアタシの背中にヒムロッチの手が回されて、
そのまま床に押し倒される。くちゅくちゅといやらしい音がぴったり合わせた
アタシ達の口からして、唾液をまぶした舌がはみ出すようにして、もがく。
もっと、絡もうとするみたいに。実際に交わすキスは、雑誌で読むよりも遥かに刺激的だった。
やばい。すっごい、感じてきちゃう。アタシはキスだけで身体が熱くなって、ショーツが
湿ってくるのをはっきりと感じた。ヒムロッチは、アタシの胸元に手を伸ばす。
スカーフに手をかけ、制服を脱がそうとしていた。
「――ダメ。アタシが全部、するの。だからヒムロッチは、なんにもしちゃダメ」
だってこれは「実験」なんだもん。アタシは伸びてきた手を押さえる。そのまま
ヒムロッチの動きを封じて、床に押し倒し返した。アタシの下で、困ったような顔をするヒムロッチ。
「藤井……」
ヒムロッチの眼鏡を取り上げて、机の上に置く。それから、ヒムロッチの髪を掻き分けて、
額にキスをした。そのまま下に舌を動かして、ヒムロッチの薄い耳たぶに
口をつけて、強く吸い上げる。
「ふっ、藤井…!」
やっぱアタシも初めてなせいかな。力の加減が上手く出来なくて、ヒムロッチは
痛そうに小さな悲鳴を上げた。アタシは慌てて、傷を癒すみたいにして耳たぶを優しく舐める。
さっきから壊れた機械みたいに藤井藤井って、うわ言みたいに繰り返してるヒムロッチの
スーツを脱がせて、ネクタイを外して、シャツのボタンを外してゆく。
ヒムロッチの広い胸板に指を這わせる。舌も。指でなぞりながら舌を、胸元からお腹、
臍の辺りにと、段々と下に下ろしてゆく。もうどうしたらいいのかわからないのか、
抵抗もせず喘いでいるだけのヒムロッチを見てて、アタシはかなり興奮してきた。
「――――くっ…!」
――もしかしたら、女の子のバージンを奪おうとする男の子って、こんな感じなのかも。
そう思いながら、アタシがヒムロッチのモノをもう一度咥えた瞬間、ヒムロッチは
声にならない呻きを漏らした。
592てんてーの筆下ろし〜実験と研究〜:2005/09/09(金) 16:55:50 ID:9AZdEYbH
ヒムロッチの指が、咥えるアタシの頭を押さえつけている。
それに抵抗するようにして、アタシはヒムロッチから口を離した。
「――ね、入れていい?アタシ、最後までしてみたいの」
「……好きに、しなさい…。」
そう呟くヒムロッチの唇をもう一度奪って、アタシは自分の体液でびしょびしょになってしまった
ショーツを脱いだ。ヒムロッチに覆い被さって、アタシのそこにヒムロッチのを押し当てる。
「あ、あれっ…何で?入んないよ…」
ヒムロッチのはつるつると滑るだけで、中々入ろうとしてくれない。あれ…何でだろう?
おかしい。雑誌で読んだ時は、もっと、スムーズに入るみたいな感じだったのに…。
アタシが焦りながらもう1回押し当てようとしいてると、ヒムロッチがいきなり
起き上がってきた。くるりと回転するようにしてアタシは床に押し倒される。
その衝撃で、後ろ頭がゴツッと重い音を立てた。
「イタッ!…何すんのよ、せんせい!」
「…君が、早くしないからだ。――ほら、力を抜きなさい」
自分だって、初めての癖に。アタシは小さな声で抗議したけれど、ヒムロッチは
そんなのお構い無しにアタシの上にのしかかって来た。あたしのそこに、ヒムロッチのモノが
あてがわれる。その、ひどく熱い感触にアタシはその時初めて、少しだけ怖いと感じた。
「なっ、なんにもしちゃダメって、言ったじゃん……あっ、イヤ!痛い、いたい――!!!」
身体の奥に走る、焼けるような衝撃。アタシは雑誌に書かれていた初体験の告白が、
実はかなり美化されて載っていたのを知った。これ、すっごい痛い。それなのにヒムロッチは
腰を激しく動かしてくる。ホントに、泣きたくなるくらい痛いのに。
「やっ…ねえ、抜いてよ…痛い!痛いのっ…ヤダあ、ヒムロッチ…」
「ダメだ。大人しく、してなさい……っ」
ヒムロッチはアタシの抵抗なんてシカトして、制服の胸元をはだけさせると
アタシのおっきくなった乳首を何度も舐めてきた。痺れるような快感がその度に背中に走る。
足の付け根は焼けるほど痛いのに、舐められてる胸は気持ちいい。そのギャップに、
頭がおかしくなりそうになる。
「ひゃっ!やだぁ…やだって…言ってるのに…。あっ……」
いつの間にかアタシの出す声も、悲鳴みたいな泣き声からどっか甘い、やらしい声に
なっていくのがわかる。クチャクチャと、まるでチューインガムでも噛んでるみたいな
音が教室中に響いて、アタシはもうどうしていいか分からなかった。
「も、もぅ…ダメなの――ああっ、壊れちゃう、壊れちゃうよっ…!」
アタシが耐え切れず大きな嬌声を上げた瞬間、ヒムロッチは大きく息を吐くと
呻き声を上げて動くのを止めた。アタシの中で、ヒムロッチが痙攣してるのがわかる。
593てんてーの筆下ろし〜実験と研究〜:2005/09/09(金) 17:04:31 ID:9AZdEYbH
「――すまなかった」
ヒムロッチはそう言ってティッシュを差し出して、アタシはそれを受け取る。
「え?…そんなの、別にいいよ。元はと言えばアタシが始めた事だし。それより――」
そこまで言うと、アタシはヒムロッチの耳元にそっと囁いた。
「…その雑誌、返してくんないかな?アタシ、その雑誌見て
もっと色んな事「研究」したいからさ。ね、せんせい!」
ヒムロッチは、一瞬戸惑ったような顔をしてから顔を真っ赤にする。それからちょっと笑って。
「――結構。…ただし、今回だけだ」
と言うと、ヒムロッチは雑誌を拾ってアタシに返してくれた。

ヒムロッチを実験台にした、アタシの「実験」と「研究」はまだまだ始まったばかり。


                                    おわり

なんと言うか、強引過ぎる展開ですみません。
「押し倒されるチェリーなてんてー」が書きたかったのですが、玉砕…orz
いや、もうホントごめんなさい。色んな意味で。
594名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 19:37:42 ID:X4oxxBa0
乙〜
個人的になっちゃんと先生の組み合わせ好きなんで嬉しい。

ただ…フェラ後のチューはやめてほしかったorz
595名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 23:10:53 ID:lbZI/Crb
へらちおのあとのチュー、別に苦手じゃないなあ。
むしろ、口でやられて(*´д`*)ハァハァな顔見ての攻めエロモード全開でのチューは、むしろ萌え。

ということで、593タソ乙!
なっちん×てんてーサイコーだよヽ(´Д`)人(´Д`)人(´Д`)ノ
596名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 09:19:01 ID:xVYoVkXb
乙!正直萌えまつた…(;´Д`)ハァハァ
てんてーがついなっちんの背中に手を回しちゃったあたりなんかもう(;´Д`)
童貞のくせしてコラ!って感じで(;´Д`)ハァハァ

おいらはフェラの後のちゅーなんか気にならなかったよ。
つーかやっぱりしちゃうだろ?実際。
フェラ→挿入って流れになる場合を考えればフツーに。

第2弾きぼんぬ〜
597名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 20:20:36 ID:qu1pJrBQ
乙でした。すんごい萌え。ご馳走様でした。
598名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:19:19 ID:2r9XTgKc
GJ!私もなっちん×てんてー好きだな〜。
逆も好き。結構主人公との絡みより萌える気が!
ともかく乙!よかったらまたいつでも書いてください。
599名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:30:33 ID:wyf+Xw1E
593です。
萌えて下さりどうもです。
最初、相手を主人公で考えていたのですが、いまいち
押し倒しモードっぽくならずに結局没りました。
でもなっちん×てんてー好きの人がたくさん居てよかった…(⊃Д`)
続きはあんまり考えてないけど、何かいいネタが見つかったら
また突発的に書くかも知れません。

>ただ…フェラ後のチューはやめてほしかったorz
確かに…。自分でも読み返してみるとアレですな。スマソ。

読んでくださった方、乙でした〜!

600名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 13:59:10 ID:gFhQa3L2
>>599
亀ですがGJ!ごちそうさま〜
601名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 03:20:00 ID:wA1UIf9y
gjgjgj!!!!

かわいいてんてーと好奇心いっぱい(でも本当はヒムロッチ大好きならなお萌え)
なっちん大好き。
602名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 22:28:25 ID:6xX98Ylk
最高!文句ナシっす!
603名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 15:08:21 ID:vXYwmNod
保守するぜ。
GS2が出たらまたここも凄い勢いになるのかな。
604名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 19:00:51 ID:YeuRTsIW
最初に主人公ちゃん相手で書いてたのなら
ちゃんと最後まで書いて欲しかったな。。。
なつみん嫌いだから読んでないけど、
なつみんなんかにてんてー相手が立つ時点で
フィクションの域を出てるよ。。。
ちゃんと今度は主人公ちゃんで書いてくだちい!!!
605名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 19:52:57 ID:OZRuyBsV
フィクションも何もときメモ自体がフィクションだろ

>>603
だろうね。
ちょっと前まで投下が多かった気がするが、最近めっきり少なくなったのは
2発売前でみんな2への期待で胸が一杯だからなんだろうか。
606名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 20:50:25 ID:RdP8x4+g
発売日すら未定なのに…。・゚・(ノД`)・゚・。
607名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:01:15 ID:iYD6+yHH
お約束な釣りが来てるな、ワロス。

正直言って、テキストもストーリーも全く分からない今では2に萌えない。
キャラ絵だけで萌えるには今は難しいな。ネタがなさ杉。
1で萌えるのは、いろんな萌えシチュ、萌え台詞などが脳内麻薬をバシバシ分泌させてくれたからこそ。

といいつつ・・・・・・
風紀委員の中の人が、★2の年下キャラだと知ってちょっと(*´д`*)ハァハァしてしもた。
スレ、板違いスマソ。
608名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 02:05:05 ID:YLTaJKtf
まだキャラの概要しかわからない時点でいろいろ妄想すると、
いざ発売されたときに自分の考えていた内容と違って理不尽に萎えそうだ。
>>607
萌えシチュ萌え台詞の秀逸さはかなりのものだよな!
609名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 18:29:56 ID:RWwqw+vn
コホン・・・きみたちは保守もしないのかね?
610名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 19:48:32 ID:FYilS46V
>>609
(*´Д`*)
611名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:06:02 ID:XU5rUna/
>>609
(*´Д`*)ハァハァ
612名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:52:39 ID:Aky13my0
私生活が忙しくてしばらくここ見てなかったけど…

あれから時が止まってるのかー。
613名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:16:27 ID:fBx4tN8r
ピタっと止まったのはやっぱり2のせいなのかね。
さみしいな。
614名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 23:34:15 ID:lUGmUWTi
2が発売されたら、このスレはどうなるのかな。
分離するのかな。
615名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 23:48:17 ID:030vH0+V
分離するほど投下があればいいが…
616名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 23:55:53 ID:4tVHysIR
2で持ちきりになりすぎて、無印が投下できないって雰囲気にさえならなければいいなと思う。
できれば両方がっつりいただきたいのでw
はばちゃ発売だな〜
萌え充填できるかな
617名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 21:13:11 ID:Yupz1AUm
どうやら2には素敵オジサマがいないっぽorzなので、リジチョモノ投下の神を未だ待ちつづけて
おくよ…
618名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 21:57:45 ID:HdbyYLzT
>>617
いやいや、わからないよー。
まだ発表されてないだけかもしれない。
619名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 02:47:19 ID:ivB3YqQ/
保守投下。今更ですが、>>339-342(主人公が自覚なく媚薬飲んでます)の鈴鹿バージョン。
媚薬は感度がよくなって積極的になる程度のもんって感じで読んでもらえると。
ちょっと無理矢理っぽい描写ありであんまりエロくない気もする。
暇つぶしにどうぞ。
620鈴鹿Ver 1:2005/09/23(金) 02:48:54 ID:ivB3YqQ/
人の気配を感じて声を掛けようとロッカーの列を覗き込んだら、アイツがこっち見て座り込んでた。
姫条がなんか変な感じだったし、具合が悪いのか!? って思わず踏み込んでから気づいた。
アイツのブラウスがはだけて、白い肌が覗いてることが。慌ててくるりと背を向けた。
「うわっ わわ、わりぃ! 俺、姫条がお前のこと探してて、具合悪いのかって心配になって
様子見に来たんだけどよ、更衣室に黙って入って、その…悪かった」
言いながらも、妙に上気した頬でこちらを見上げてたアイツの顔と、その下の白い…艶かしい肌が
目の前をチラつく。心臓なんか、試合でやるフリースローの時よりがんがん早くなってる。
ヤバい、下半身が暴走しそうだぜ…。早いとこ、ここから離れねえと。
「お前、具合いは平気か? 平気なら俺は体育館に戻っから。駄目ならよ、送ってやるし、
その…とにかく早く着替えろよな」
何にも言わないアイツにちょっとイラつきながら早口に捲し立てる。そりゃー、俺が黙って侵入した
のが悪いだろうけどよ、謝ってるんだから何とか言えばいいじゃねーか。それとも、口も利きたく
ないくらいに怒ってるのか? 何も言えないくらいに驚いてるのかもしれねー。
どちらにしろ、俺は早くここから出ないと。
「じゃぁ、よ。具合悪くないなら、俺、行くからよ。あ、後で姫条に連絡しといた方がいいぞ」
何にも言わないアイツに逆切れしながら、俺はそのまま振り返らずに立ち去ろうとした。
足音や近づく気配を感じなかったのは、思っていた以上に俺が動揺してたんだろうと思う。
踏み出そうとした足はギクリと止まった。
腹に、アイツの白い腕が絡まるのが見えた。そのまま、背中に柔らかなふくらみが押し付けられる
のも感じた。大きく口の開いたランニングシャツから露出した首にアイツが唇を付けて囁く。
「すずかくん…いかないで…」
621?鈴鹿Ver 2:2005/09/23(金) 02:49:57 ID:ivB3YqQ/
「…っ」
驚いて声を上げたつもりが、喉がひゅうっと掠れて鳴っただけだった。体はカチカチに固まって
アイツの腕をほどくことも、振り向くことすらできない。な、何が起きてるんだ!?
「すずかくん、すき…」
言いながら、ひんやりした腕をシャツの裾からするりと差し入れて腕全体で俺の体を撫でる。
「うわっ、お、ちょ、待てよ!」
「やだ…」
いつものアイツからは想像できない色っぽい声で甘えるみたいに囁いて、ぐいぐいと胸を背中に
押し付けて、その固い蕾みを擦るように動く。俺の練習着のハーフパンツの前はテントを
張ったように膨らみ、いつの間にか俺はアイツが与える快感に全身で集中していた。
アイツが指先で俺の乳首を撫でる。ゾクゾクした快感が腰に直撃した。息を飲んで下を見ると、
アイツの指先が俺の固くなった乳首を摘もうとしてるのが、シャツの口から覗いた。
「うは…っ」
我慢していた声が漏れた。俺はカッとなってシャツからアイツの腕を引き抜いて、そのまま手首を
握りしめて高く持ち上げた。後ろで、「イタ…っ」って呻くのが聞こえたけど構ってられねえ。
女に主導権を握られるなんて、我慢できねえよ!
俺はゆっくり手首を掴んだまま振り返った。顔が隠れるように腕が伸びてるから、持ち直して
アイツを見下ろす。初めてまともに顔を見た。
桜色に頬が染まり、瞳は潤んで唇から漏れる吐息は触れなくても熱いだろうなって思った。
AV女優みたいにエロい雰囲気で俺を見上げてる。俺の知ってるアイツとは違う。
622鈴鹿Ver 3:2005/09/23(金) 02:51:03 ID:ivB3YqQ/
「おまえ、男にこんなことしたらどうなるか、わかってんのかよ? 俺、もう止まらねえぞ…!」
アイツはいつもの光が射すような、見ると元気が出る笑顔じゃない、エロエロで誘うような笑顔を
俺に向けた。どうしちまったんだ? 変だと思うけど、頭の片隅で声がする。
(両思いなら問題ねーじゃん。びびってんじゃねーよ)迷って視線を下にすると
もろにピンクの尖った乳首が見えた。気づくと両方の手首を掴み高く上げて、ロッカーにアイツを
押し付けながらキスをしていた。噛み付くように、喰い尽くすように、薄く空いた口の中へ舌を
入れてアイツの甘い唾液を味わう。絡めようと舌を差し出されるままに、吸い上げた。
「っは、ん…」苦しそうに喘ぐアイツを側で感じても優しく出来ない。そのまま首筋に唇を落とすと
かくっと膝が落ちるほどに感じている。ほとんど両手首で吊り上げてるようで、痛そうだけど
俺が好きにしている感じが気持ちいい。
「わり…、おれ、優しくできねぇぞ…」
「ん、んぁ…」頷きながら、俺の舌に感じてるアイツ。手首を離して腰から支えるように
抱きしめるとべったりと寄りかかって、吐息がくすぐったい。今まで何度も想像してきたけど、
それよりずっとアイツは柔らかくてあったかくて、華奢だった。チアで跳ねてるとこからは
想像できないくらい、俺の中で小さく収まってた。
抱きかかえたまま手のひらで胸を揉む。柔らかくて弾力があって俺の手のひらを押し返す。もう
コリコリに固くなってる乳首を指先で揉むと「んあぁ…」と喘いだ。びくびく震えながら
俺の首に唇を当ててキスしてきた。強く吸われてぴりっと痛みが走る。
「跡残してんのかよ? 俺もつけていいか…?」
623?鈴鹿Ver 4:2005/09/23(金) 02:52:14 ID:ivB3YqQ/
答えを聞かないでブラウスとブラを脱がせる。汗ばんで濡れたように光る肌にクラクラしながら
俺はまず鎖骨の下をキツく吸った。胸の谷間、鳩尾、へその側…スカートに手をかけようとすると、
アイツが俺の頬を両手で挟みながら「むねをなめて…?」と甘く囁く。
下から見上げた胸はツンと上を向いた乳首が見えて、エロイ。
AVでよく下からのアングルがあるけどあれより本物のエロさは破壊的だ。
しつこく乳首を舐め上げると「い、あ…! や、んっ」
と今までの比じゃない啼き声が上がる。その声に酔うように、スカートを捲し上げて
太ももを撫でて閉じようとするのをむりやりこじ開けてアソコに触れた。
下着がビショビショだった。
「おまえ、すごいな…」
自分のハーフパンツの張り具合を棚に上げて呟くと、いやいやと首を振りながら顔を寄せる。
「ぁ、さわって…」
言われるまでもなく隙間から指を差し入れるとぬるぬるした液が指に纏わりついた。
「んん…っ ぁ、は…!」
耐えられないという感じに頭をゆるゆる振って、腰を押し付けるようにずるずる体が沈んで行く。
中は熱くて、妖しく動いて、俺の指を締め付ける。あー、我慢できねえ。入れてえ。
「おい、入れていいか?」
聞きながら横たえようと体を抱きかかえると「もぅ…?」と呻いたのが耳に入った。
そういや、こいつ、なんかやたら積極的に誘って来たな。慣れてねーか…?
なぁ、まさか…初めてじゃなくて、もう誰かと…
ふと思いついた考えは横たわりながらも俺のハーフパンツを脱がそうとするアイツを見て
確信に変わった。一瞬カッとなって、激しく覆いかぶさる。
624鈴鹿Ver 5:2005/09/23(金) 02:53:29 ID:ivB3YqQ/
「なあ、お前随分なれてねえか? 感度もいいみたいだしよ、もう、誰かと」
言いかけて姫条の顔が浮かんだ。「姫条とやったのかよ!?」
とろん、とした目が俺の言葉を理解して涙が出そうになったのはそれから数秒後だった。
俺は噛み付くように口づけて、胸をキツく掴んで露出したイチモツでぐいぐいアイツの秘所を
いたぶる。下着の上からでも感じるのか、「うぁ…っっ あ、や、…すずかくん…!」と
切なく俺の名前を呼んだ。限界だ。経験済みなら遠慮はしねえ。もう、他の誰かと…!
悔しさと悲しさと目の前の惚れた女の乱れた姿に追い立てられるように下着を脱がせると
「入れるぞ」と、ぬるぬるになった入り口に当て、思い切りよく貫こうとして
…何かに当たる。え、? と思ったときにはその壁を突き破っていた。
「いた…っ」小さい悲鳴は頭に響く。「おい! お前、初めてだったのか!?」
動きを止めて見下ろすと、涙がこぼしながら「うん」と頷くアイツが見えた。
血の気が引いて慌てて抜こうとすると「ぃた…っ いや、抜かないで、このまま…」と
腕を背中に廻された。後悔で目の前が暗くなる。勘違いで、大事な女を…。
「俺、わりぃ…。お前がすげえ、積極的に見えて、よ…。なんか経験があるのかって、その…
勘違いして…悔しくて…俺、その、お前のこと、す、好きだからよ…」瞼に口づけする。
「順番が、逆だよな。俺、お前のことずっと、好きだったんだ。優しくできなくて悪かった」
今度は、愛おしい気持ちが通じるようにゆっくりキスすると、中がやわやわと締め付けるように
動き出した。暖かい。動かずにいたいけど、無理だ。腰が勝手に動こうとする。
「んぁ、わり、お前のなか気持ちよすぎて…動いていいか?」
「いいよ、大丈夫。ね、名前呼んで…?」
625?鈴鹿Ver 6:2005/09/23(金) 02:54:04 ID:ivB3YqQ/
堪えていた快感をもっと味わうように動き出そうとして、突然のお願いに吹き出しそうになる。
「な! ちょ、バカ! そんな、お前…」恥ずかしくて、と続けようとして上目遣いに見られて
さっきのこともあるし、渋々頷く。
「お前にしか聞こえないように言うからな」「ん」
ゆっくり、あいつの中を行き来する。蜜が溢れ、腕の中で息が乱れて行くの感じながら
自分もどんどん追いつめられる。「うぁ、おまえ、サイコー…」「か、ずま…ぁ、いぃ…っ」
「…」「ぅぁ、もっと言って…」「…っ」「もっと、ぁ、ねえ! 呼んで…」「…っ ……!」
「かずま、かずまぁ、ああぁ! いっ、も、だめ…!」「俺も…イク…っ」

腕の中でまだ息が荒い彼女を見下ろして、不意に込み上げた気持ちを口に出した。
「愛してる」それからぎゅっと抱きしめると「え?」とアイツが俺を見上げた。
「なに? もう一回言って?」ニコニコ笑う姿は、もう俺の知ってるアイツだ。
「ばーか、こういうのはあんまり言わねーのがいいんだよ」「けちだなあ」口を尖らせて
拗ねたようにいう姿がかわいくて、思わず口づけた。やってから柄じゃねえことに気づいて
急いで立ち上がる。顔が赤いのがバレないように、背中を向けたまま手を差し伸ばした。
「ほら、送るから立てよ。早くしねーと氷室が見回りにくるからな」
後ろで、クスクス笑いながらアイツが手を取った。
「鈴鹿君、大好きだよ」
626名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 03:00:32 ID:ivB3YqQ/
以上、お目汚しですいません。
保管はしないでいいです>管理人さん
あと、最初の時点で間違えてブラウスで書いてるので申し訳ないけどそのまま
ブラウスで書いてます。最後が適当っぽい終わり方で申し訳ない。
何かあれば指摘ください。今後の課題にします。
627名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 10:49:27 ID:TwT6tBmL
ワンセンテンスが長いのかな。
どーも読みにくい。というか読む気が起きない。
だから内容に関してはわからん。

もっと改行すべきでは?
628名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 18:54:18 ID:ivB3YqQ/
レスどうもです。

改行の件は了解です。
書いても読んでもらえないと意味ないですしね…orz
書いてる時は行を空けてるけど、投稿する時は長くなるかなあと
詰めてました。次の機会があればそのまま投稿します。
629名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 04:33:23 ID:veRC07v3
なんとなく王子の時に比べて力が入ってないような印象を受けますた。
書き方とか描写は普通に上手いと思う。
630名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 08:47:56 ID:UvsmTdhN
>629
 王子の時はエロがしつこいかなあといういのと、脳内設定で王子は媚薬のことを知ってる状態、
 という書き方にしたので色々説明臭い部分や葛藤部分とかありました。
 馬鹿は脳内設定で媚薬のことは知らない状態、で書いたので説明部分とか葛藤部分が少なく、
 (変わりに嫉妬させてみました)また現段階では王子よりかは女の子を満足させようっていう
 サービス精神が少ないだろうという馬鹿の一直線な性格を意識して淡白な感じに。

 とかいう言い訳は書ききれてないから出るわけで。orz
 ご指摘ありがとうございます。読み直して自分でも感じます。
 もっと色々書いて、投稿できるレベルにしないとダメですね。勉強になります。
631名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 13:27:28 ID:eIYMTuCo
王子の時はパっと見読みにくそうだけど読んだら面白い、って感じだったが
こっちは何となく読んでて入り込めないというか…
エロに入るまでの下りが急なのかな?
あと「名前を呼んで〜」からのとこが王子のと被るかも。
632名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 21:42:30 ID:e1bOG2fl
エロエロで良かったので途中の急いだような描写が勿体ないな。
ともあれゴチでした。保管しないの?勿体ないな。
633名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:57:49 ID:gQ7hZU0n
気持ちはわかるけど、ここって
投下したものを批評するスレじゃないでしょ?
投下されるのを口あけて待ってるだけの人が
あれこれ偉そうに言い過ぎじゃないかと。
そんなことだから投下する人が減るんでしょに
634名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 02:57:59 ID:r2xZnX9S
>何かあれば指摘ください。今後の課題にします。
と書いた本人がレスしているので多少の意見はでても仕方ないとオモ
こんなに出るとは思ってなかっただろうが。
635名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 07:06:46 ID:qCD8nQdS
本人です。確かにちょっと凹みましたが(苦笑)
適当にGJ! って言われていい気になるよりかは勉強になるので良かったです。
自分で意見を求めたので今回は問題ないと思う
636名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 13:31:09 ID:q+tDv7ja
>>635
そんなに意見が欲しければサイト開いたらいいよ。

私はさらりと読んで萌えたらGJ言うだけ。
637名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 13:57:53 ID:IAfSNm4R
ここに激エロ投稿・画像があった。見てみる?(*´ Д `)
http://2.mbsp.jp/fc4web/
638名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 17:18:49 ID:qCD8nQdS
>636
 書き方が悪かったみたいですね…。えーと、読んで気になった点があれば
 ついでに教えてもらえればなあと思ったくらいです。
 GJって言われると悪い気しないし、むしろウキウキと投下し続けて
 いいかげんウザイくらいの雰囲気になるのもやだしなあと思ったので。

 なんにしろ、投稿するレベルには達してないようなんで暫く修行してます。
 保守のつもりで投下したのに、殺伐とさせてスイマセン。
639名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 17:44:13 ID:Rd4SOHqy
>>638
いや、描写とか普通にうまいよ
葉月の時のSS、ホントに神!って感じだったし
>何かあれば指摘ください。今後の課題にします。
って書いてあったからシビアなレスしちゃったけど、SS書きとしてのレベルは高いとオモ
最近全然SS投下されなかったから有難かったし
これからもまた新しいのできたら遠慮せず投下して欲しいとおもう

まぁなんだ、偉そうなことばっか言ってごめん
640名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 18:05:46 ID:H9YTrFa8
>>638
いやいや、良いたいことはわかるよ。
楽しませてもらってるんで、投稿したくなったらまた来てね。
641名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 19:34:15 ID:L63WDhg3
遅ればせながら読んだ
今更だが神にGJと言わせてもらうぜ
バカスキーなので直情っぷりがたまらんかったです
保管されないのは勿体ないなぁー神の自由だが
ログ保存しとくぜ ゴチになりましたーノシ
642名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 13:02:28 ID:mdSj7CAk
>>638
誰が投稿したかなんてわかんないのにしつこいよ
GJに浮かれてウキウキ投下すればいいだけのこと
ここはそういうスレなんだから
誰も萌えなかったらGJ言わないでしょ

個人的にもっと質を高めたいなら鳥付けるなりサイト開くなりしなよ
ここはあなたの文学向上スレじゃないんだから
643名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 15:48:11 ID:cByMDRAd
>>642
そんなネチネチ絡むなよ…
大した事じゃ無いだろ
644名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 17:51:39 ID:21vJFuXa
いいじゃん誰がどういうスタンスで投下しようと。
SSを投下する事自体はスレ違いでも何ともないし、批評がほしけりゃほしいって言っていいじゃん。
読み手がそれに反応するかどうかだって自由なんだし。どうでもいいよ。
645名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 23:53:43 ID:+gwR7zCI
カッコイイ姐さんがおおいなw
646名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 01:34:13 ID:h609YMlp
ホシュ
647名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 00:13:30 ID:D3QQbsRs
ホシュ
648名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 00:32:35 ID:FrhKrCrF
ホシュ
649名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 03:32:23 ID:mi2Eb+Xl
保守
650名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 12:29:21 ID:ILfRZZp3
もうすぐ王子の誕生日ですね
651名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 13:18:23 ID:JfPDS/SF
おおそうか。
圧縮が近いのでネタがありましたらヨロ。

652名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 16:41:23 ID:aP6088e/
>>650
そういえばそうだった。
しかしネタが一つも思いつかない自分。スマソ王子。

話は変わるけど、王子SS書いてる時ってセリフに「……」
を多用してしまうなあ。あんまり…使い過ぎるとウザーのは
わかってるけど、あんまり喋らないキャラだからついつい
使っちゃうんだよな。


653名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 21:25:00 ID:+b+blZ0D
 ,,/ノ ̄ ̄\=@
 ノノ |, ハ ハ )ミ  
 ミcJ'''= W =~レミ  
  "レゝ __-'_ノ"  ,"⌒` 、
 .  /  つ i ((`')从ノ
 ((( ィ⌒` レ!*゜ д゜ リ  
   しと、_入`_,つ λ う
654名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 12:13:30 ID:srBCbRY7
>>653
王子は良いけどw
655名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 16:01:41 ID:hYfWJ3F+
王子の「……」は台詞の後に、読む方が想像しやすい言葉を省略して「…」にすると
そんなにうざくなくなるとオモ。
表面的には言葉少なだけど、読んでいる方には心理が読めるから
空気感が感じられるというか、
黙っていても心は雄弁
656名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 23:56:34 ID:fRj66wqB
 ,,/ノ ̄ ̄\=@
 ノノ |, ハ ハ )ミ  
 ミcJ'''= W =~レミ
 "レゝ __-'_ノ" ,"⌒` 、
 .  /  つ i ((`')从ノ
 ((( ィ⌒` レ!*´Д` リ  
   しと、_入`_,つ λ う
657名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 16:42:11 ID:iyAmUT+0
王子そんな時も無表情なんだな
658名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:51:11 ID:d8qjxmVO
「や、やだ葉月くん!」
「……」
「ち、違うの……そこ……!」
「……」
「だからぁ、そこ違う!そこはお尻なのぉっ!」
「……別に、間違えてない」
「…………え?」

というようなやりとりを上のAA見て想像した。
659名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 22:49:13 ID:D0yBVlo4
>658
想像力豊か杉w
660名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 14:37:53 ID:bWZrAiTS
お前ら・・・俺の誕生日祝う気あるのか・・・・?
661名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 16:36:31 ID:yka2j0c+
葉月くんの誕生日は明日ですから
662名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 08:38:14 ID:Vgydn9OS
王子お誕生日おめでとう〜

とりあえず
663名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 22:50:30 ID:KC8KMOIR
>>660
あるyo!王子おめでとう王子
664名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 21:22:40 ID:zglOnSqX
人いないなあ…
とりあえずキテルの「ちーぱっぱ」発言に爆笑した私が保守しておきますよ。

665名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 21:34:22 ID:lULOKuKi
次の誕生日はてんてーか?
666名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:27:26 ID:ZBT1hjQo
保管庫管理人さまいつも乙です!
667名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:51:03 ID:lylcVsmW
>>666
思わず保管庫に何か動きがあったのかと見に行ったジャマイカwww
668名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 00:09:13 ID:ETTnJhqA
>>666
管理人さまいつも乙

が、さつまいも乙に見えた。疲れてるのかな。
669名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:32:14 ID:O3iXjNEx
>>668
うはww私もwwww
670名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 08:57:02 ID:WcHQBw+I
保管庫を見たらけっこう不掲載があるんだね
自分で保管し忘れたヤツとか、ちょっと寂しい…
671名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 09:07:18 ID:kGdqhJp0
>>670
つ 過去ログ
672名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 12:01:34 ID:x2GP9bDa
専用ブラウザを入れてないから見れないんだよ。
家族と共有PCだから、怖くて入れられないんだ…orz
673名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 12:28:24 ID:iPytxpU8
674名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 09:49:09 ID:4RHxWQYt
2の新情報も出ないしここも寂しくなったのう
まだまだ1萌えなんじゃがのう
675名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 11:41:27 ID:TXXEicT8
書きたいけどネタがな〜
てんてーバースデー記念で、マセラテーでカーセクースの話でも書こうかな。

「あの…わたし、持ってますから」
小波の言葉に、氷室は驚いたように細い目を少しだけ見開いた。
「な…そうか…」
小波は鞄を探ると、果物が描かれた避妊具を取り出した。耳年増な友人から、
数日前強引に押し付けられたコンドーム。
ピッと小さな音を立てて袋を破くと、ぬるぬるとした感触の薄いゴムが飛び出す。
小波は氷室のスラックスに手を伸ばすと、ベルトを外しファスナーを開け器用に
氷室の昂りを取り出した。白く小さな手で、ゴムを装着してゆく。氷室はハンドルに手を
かけたまま、もう片方の手で小波の行為を止めようかどうしようか迷っているようだった。
「あの…これで、いいですか?」
根元までゴムを着け、おずおずと小波が聞いてくる。
「じゃ…入れますから…」
氷室は車のリクライニングを一気に下げ、小波は運転席に座る氷室の上に
ゆっくりと圧し掛かってゆく。
「ああっ…」
一つになった瞬間、2人の口から溜息とも喘ぎとも取れる声が、どちらからともなく零れた。

なーんてな。
つーか朝っぱらから何書いてんだ私w
676名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 14:58:30 ID:KYt43/bN
過去ログのコピペか?
677名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 15:07:48 ID:pSP1ouRF
私のイメージではてんてーはカーセクースはしなそうだけど
誕生日SSは読みたいぞ!!
678名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 22:05:04 ID:iaRFEmLa
あれ?今日っててんてー誕生日?!
やっべすっかり忘れてた…
もう間に合わないか…私の馬鹿orz
679名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 22:13:55 ID:RKjhwjrp
てんてーは11月6日だよ。
まだ間に合う!
ワクテカしてお待ちしております。
680名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 22:56:08 ID:4RHxWQYt
>676
過去ログにそのSSはなかったぞ、と最近全ログを読破した私が言っておこう
681名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 22:57:04 ID:iaRFEmLa
>>679
ホントだ
ボケててうっかりしちゃいました
教えてくれてd!
682名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 02:30:12 ID:oY0x4/IB
きみたちは私を祝う気はないようだな・・・?
683名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 05:56:05 ID:lzrsHxYf
てんてー
誕生日おめでとうございます!
684名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 13:50:12 ID:MhKPK/fH
大好きなてんてー
お誕生日おめでとうございますv
685名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 23:03:11 ID:zAvI1WSi
ホス
686名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 04:08:59 ID:3F9m3RAj
相手は誰でもいい短文ホス(´・ω・`)


彼との電話を録音した。

時々、私がだまっていたのは
もっとあなたの声がききたいからよ?
夜中にひとりで、ベッドの中で
耳にいれるヘッドホンを両方につけて、
目をつぶって聞くの。

耳もとでしずかにはなす、あなたの声
時々、照れたように、かすかに笑う。
振動が、吐息が耳の穴をくすぐっているような、錯覚をおこすわ。

おしりの割れ目の上から ぞくぞくってなにかがのぼってくる
くすぐったいような しびれるような 甘い感覚
“じゅんっ”って あそこから溢れるのがわかる
きっと、もう、とろとろになってる

どんなに とろとろになってるか 知らないでしょ
わたしが あなたの声に どんなふうになっちゃうか

さわって?
ゆび……
ここに ふれて?

ほら……こんなに……
欲しがってるの わかる?

……んっ…………あ、そこ……
そう……もっと
もっと早く こすっ……んっ……ふ
 
……ん……んっ
すご……きもちい……
……
……あっ! いま指いれちゃ……あ!

―――――――――――!!!!


ハァ……ハァ……

わたしがこんな女の子だって知ったら、
きらいになっちゃうかな…?

687名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 12:36:01 ID:x1D2uspk
…なんつうか
男が想像する女のオナニーって感じだな。
688名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 23:51:47 ID:w2RXw02Q
男キャラが出ないとそもそもGSなのかどうかすらわからんな。
主人公が無個性なだけに。>>686は女の子キャラの口調とはちょっと違うしな。
ともあれ保守乙。
689名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 22:05:04 ID:Kc9MydO6
王子とてんてーの誕生日にすらSSが上がらないとは
このスレもう落ち時かね。
2がでたら一緒にするの?
690名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 09:01:25 ID:m5W7XMVh
>>689
一緒で良いんじゃね?

主人公がド淫乱でえらく積極的なSSなら書きましたが、
何かスレ向きじゃないのでPCの中で眠っています…
691名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 11:42:45 ID:EVmCgDsU
投下!投下!

注意書き最初に書いとけば良いんじゃないかな?
692名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 20:40:43 ID:afKQ9Oht
誘い受けか
693名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 20:29:36 ID:x3Yv08Hk
↑やめなよこういうの
最近のここって、投下する気が失せるんだよね…
694名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:48:04 ID:e3Zi8A3m
投下する気がないならしなきゃいいんじゃないか?
誘い受けがウザイのは事実
695名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 09:22:57 ID:SLDTTJ4z
そうそう。
褒めてもらおうとかそういうの前提で
卑しいよね、根性が。
言ってみれば自薦のクセに
「友達が勝手に履歴書送っちゃって〜」と
オーディションでのたまう熊田曜子クオリティ。
あ、まぁ大概の主人公ちゃんがそういうキャラだし
投下主の性格がそうなっても仕方ないか。
696名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 13:36:50 ID:Vx2PelGH
全くだ。
はなから公開する気がないんならチラシの裏にでも書いてろと。
保守目的にしても、誘い受けな保守はイラネ。
GS関連の雑談のほうがなんぼかマシだし、話に乗れる。

恩着せがましく「投下する気失せる」とか書いてるけど、
「誘い受けウザ」と思うのはROMだけじゃないことをお忘れなく。
697名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 14:26:23 ID:eFc4q6PF
「んっ、ぁあああ あぉぁぁ゛ぁ゛っ……葉月くん……誰か見てるか分からにゃいぃよぉっ」
「別に俺は誰に見られても構わない」
「そ、そんにゃこんにゃとこ見られるのぉおお……ぁあああ あぉぅ、ぁあああ あぉぁぁ゛ぁ゛んっ!
いぃやっ、ぁあああ あぉたしはずかしいぃ」
「そんなに恥ずかしがらなくても……いいだろ?それにこれは誰かはやらないと駄目……だから」
「れ、れもそんにゃ所、他のぉおお人たちに見られたら……」
「じゃあ、早く終わらせようぜ」
「う……うん。に゛ゃぁあああ あぉいぃれてえぇぇぇえ?早くいぃれてえぇぇぇえほお゛お゛っしゅしてぇぇぇぇ゛」
「ああ。じゃあ……するぞ?保守」
「ほお゛お゛っしゅしたのぉおお?うれしいぃ!ほお゛お゛っめてほお゛お゛っめてぇえぇぇぇ」


今のスレの話題に沿ってド淫乱で誘い受けして誉めてとねだる主人公で保守してみますた。
698名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 14:49:31 ID:sYCFRtlE
>>697
書き込みあるんだから今は保守いらないでしょ
それにキャラ壊しすぎでキモイ
699名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 14:53:46 ID:eFc4q6PF
すまん、みさくら語を使ってみたかったんだ。
700名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 14:54:08 ID:+NN44/VH
誘い受けしても望みどおりの反応が返ってこなかったからキレたんじゃないの?w

>>697
テラキモス
701名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 18:51:33 ID:AExbz8n1
みさくら語テラキモスw
こんなんでも笑える自分はクォリティヒクスw
702名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 22:41:54 ID:isq7tkW+
さ、誘い受けって何??

投下するぞ〜欲しい? って感じで書き込むこと?
じゃなくて、キャラの性格?
703名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 22:50:30 ID:WZa4WRQr
>>702
誘い受けも知らない21歳未満帰れ
704名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 17:03:52 ID:drrqSEGw
>>703
21歳以上でも知らん人は知らんでしょ
元はやおい用語なんだし。カリカリしないでマターリしようよ…

>>697
ワロタw
705名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 18:34:02 ID:bns3X7Zh
ぐぐってみたらみさくら語変換ソフトあった。
tp://f46.aaa.livedoor.jp/~foxx/misakura.html
自分で文章打って変換してみてテラキモワロスw
706名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 19:01:37 ID:R7AnoCep
キモイだけでちっとも面白くないんですけど。
707名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 19:32:02 ID:ieVoPMjX
>>704
21歳以上ならネット接続出来る状況で検索するくらい出来て当然だろうが
708名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 09:35:37 ID:ildZhRMg
21歳未満もなにも、30間近で知らなかったよそんな言葉>誘い受け
いちいち属性として名付けてあるんだね…

なんかリカリしてる人いるなー
気に入らないならいちいち突っかからずにスルーすりゃいいじゃん
709名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 04:03:41 ID:lazE+SfY
けんかをやめて!ふたりをとめて!
710名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 13:10:58 ID:wbWHFs+4
わたしのために あらそわないで!
711名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 13:15:17 ID:v0OMRgnY
もうこれ以上!
712名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 21:28:50 ID:VjiX2Is3
自意識過剰な姐さん達だな>>709-711
713名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 22:01:56 ID:GnhhAQcj
>>712
元ネタ知らない世代なのか
714名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 22:51:16 ID:VjiX2Is3
27歳だと赤恥に入るのかな〜
くぐって歌なのはわかったけど
715名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 00:44:25 ID:DKTUKMK1
くぐるなよw
716名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 07:12:14 ID:ForcwftF
ト〜ンネルくぐ〜ってロンパッパ
717名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 08:58:54 ID:e09V2vdu
それこそ元ネタわかんneeeeeeee
718名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 18:42:50 ID:Rk/9vVKC
>>716
自分は結構古い人間だけど、これはわからん。
719名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 19:17:07 ID:G21I+mX1
もうこのまま落としてもいいんじゃね?
変なの(やたら絡んでくる人)住み着いてるしさ
マターリ出来る人だけでいいよほんと…

で、>>716の元ネタなんだろ?w
720名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 19:39:09 ID:fYOt0dUf
流れ豚切りで申し訳ないですが投下させて下さい。
このスレが落ちちゃうのも淋しいので…。

まったくエロではないですが、姫条×主人公です。
エロくないくせして、長いですが、どうぞ。
721〜夢じゃない〜1:2005/11/25(金) 19:40:30 ID:fYOt0dUf

卒業してから、初めて迎える梅雨の時期。
最近はカラオケやゲームセンターとか、屋内でのデートばかりだったから
久々に晴れた今日、臨海公園でも散歩したいなって思ってたら
姫条君に「大観覧車に乗りに行かへん?」って誘われた。
姫条君も、私と同じ事を考えたのかなって、嬉しくなった。


一月には「友達としての姫条君」と、この観覧車に乗った。
そして六月の今日は「恋人としての姫条君」が目の前にいる。
冬に二人で見たこの海を臨む景色も綺麗だったけど、
今日はなんだかもっとキラキラしてるように見える。
それはきっと、季節が変わったからだけじゃなくて。
想いがちゃんと通い合った人と、見てるからなんだろうな。

大好きな人を見つめたら、大好きな人が見つめかえしてくれる。
なんだかとっても幸せで。
まるで、夢みたいだよ。
722〜夢じゃない〜2:2005/11/25(金) 19:41:10 ID:fYOt0dUf

少しずつ高度を増す観覧車。
姫条君は私の向かいに座って、突然くすっと笑った。
「なに?」
「いやいや、なんでもあらへん」
「どうしたの?」
「いやー。ちょっと思い出し笑い…」
そこまで言って、姫条君は堪えきれずに吹き出した。
「え?どうしたの?私、どこかヘンかな?」
思わず自分の身なりを確かめようときょろきょろしたら、姫条君は笑顔で首を振る。
「違う違う。いやー、前に二人でこの大観覧車に乗った時の事、思い出してん」
「そうなんだ。……そうだよね。お正月明けに二人で来たよね。ここ」
「うん……」
「え?それでなんで笑ってるの?」
「……秘密、や」
723〜夢じゃない〜3:2005/11/25(金) 19:41:43 ID:fYOt0dUf

あの時、なにか面白い事なんてあったっけ?
思わずきょとんと姫条君を見つめたら、姫条君は目を逸らして舌を出す。
「絶対言わへん!俺、めっちゃ格好悪いし!…お前、絶対笑うやろうし」
そんな、隠されたら余計気になるじゃないの!
「笑わないから教えてよ。なに、なに?」
「…ホンマに笑わへん?」
「うん、笑わないよ」
「……。絶対やで?約束やで?…笑ったら、罰ゲームやからな?」
「いいよ。その代わり、私が姫条君の話聞いて笑わなかったら、ご褒美ちょうだいね?」
「なんや、それ…」
苦笑しながら姫条君は、それでも「絶対笑いなや?」って念を押して、言った。
「あの、前に二人でこの観覧車に乗った時なぁ…。俺、実はお前に告白しよって思っててん」
「なにを?」
「なにをって、あのなぁ……。相変わらず天然やな。お前…」
724〜夢じゃない〜4:2005/11/25(金) 19:42:31 ID:fYOt0dUf

姫条君の呆れた表情。
その顔を見たら、「告白」がなんの事かに思い当たって、なんだか恥ずかしくなる。
「あの時は、なんだかむっちゃ緊張してしまって、…俺、上手いコト言えなくてなぁ」
ははは、なんて姫条君は頭を掻いた。
「なんかアホみたいやったなぁ俺…っていうか。まぁ、そんな事考えててん」
「そ、そうなんだ…」
「っていうか。お前、あの時俺が告白してたら、OKしてくれてた?」
「…えっ?!」
「当然OKしてくれたよな?…なぁ?」
うわわ。なんだかそんな事言われると、照れちゃうよ。
恥ずかしくなって俯くと、姫条君は優しく笑って、そっと私の肩を抱いた。
「まぁ結局卒業式の時にはちゃんと告白できたし、今はこうしてお前と付きおうてるんやからええけどな」
725〜夢じゃない〜5:2005/11/25(金) 19:43:01 ID:fYOt0dUf

そんな事を言いながら、姫条君は私の髪を撫でた。
姫条君の肩に頬を預けて二人並んで観覧車から見る海は、キラキラ輝いている。
そうして二人で海を眺めていたら、観覧車が一番上を過ぎた頃、姫条君が口を開いた。
「あ、約束」
「え?」
「約束、守ってくれたな。俺の話聞いてもお前、ホンマに笑わへんかったなぁ」
いや、それは最初は何の話か意味がわからなかっただけで。
意味がわかった後は照れくさくって、笑うどころじゃなかっただけなんだけどね。
だけど私はそれを隠して、胸を張って見せた。
「そうだよ!絶対笑わないって約束したから、私、ちゃんと我慢したんだよ!」
「……じゃぁ、俺も約束通り、ご褒美やらんとなぁ」
「なに?ほんとにご褒美くれるの?」
726〜夢じゃない〜6:2005/11/25(金) 19:44:05 ID:fYOt0dUf

まさか本当にご褒美をくれるなんて言い出すって思ってなかったから。
ちょっとだけびっくりして姫条君の顔を見つめたら、思いがけず至近距離だったので。
私の心臓が、跳ねた。

私は姫条君をまっすぐ見つめている。
姫条君の目も、私を捉えたまま離さない。
そして、姫条君の瞳が閉じられ、姫条君の手が私の頬を包み込む。
思わず私も目を閉じて、息を止めた。
その瞬間。

姫条君の唇が、私の唇に触れた。

永遠かのように思える、一瞬。

掠めるようなキスを終えて目を開くと、姫条君は真っ赤な頬をして私を見つめていた。

「姫条、くん…」
727〜夢じゃない〜7:2005/11/25(金) 19:44:34 ID:fYOt0dUf

私のファーストキス。大好きな姫条君とのキス。
あんまりにも突然だったから、どきどきして俯いた。
緊張のあまり震える私の手を姫条君は優しく握り、言った。
「……もしかして、嫌やったか?」
私は俯いたまま、プルプルと首を振る。
「なら、なんで顔、見せてくれんの?コッチ向いてや?…な?頼むわ」
姫条君の困ったような声に、私は思い切って顔をあげた。
そうしたら、姫条君は優しく私を見つめていた。
「突然キスなんてしてスマン!……なんて、俺、絶対言わへんよ?」
「……」
「俺なぁ。ずっとお前にキス、したいと思うてた。お前と一緒に居る時も、そうでない時も」
「…姫条君……」
「けど俺、肝心な時にはいつもタイミング外してばっかりでなぁ」
728〜夢じゃない〜8:2005/11/25(金) 19:45:04 ID:fYOt0dUf

ボヤくように言いながら頭を掻く姫条君がなんだかちょっと可愛らしく見えて、嬉しくなる。
いつも格好いい姫条君でも、こんな表情をすることもあるんだなぁ、なんて。
だから私は、からかうような口調で言った。
「前にこの観覧車に乗った時も?」
「そうそう!…ってお前、俺を阿呆と思うてるやろ?」
「そんな事、ないよ」
「…まぁエエわ。俺、実際自分でも阿呆やと思うてるもん。姫条まどかともあろう男が、不甲斐ないって」
照れくさそうに頬を指で掻いて、姫条君は笑った。
そして、またちょっとだけ真面目な表情をして、私に向き合う。
「けどな。俺、お前が好きやねん。自分でもどうしようもないってくらいに、お前に惚れてる」
「姫条君…」
729〜夢じゃない〜9:2005/11/25(金) 19:45:43 ID:fYOt0dUf

これは、卒業式の続き?
それとも、1月にできなかった告白のリベンジ?
どっちかはわからないけど、すごく嬉しい。
だから私は応えなきゃいけない。
きちんと自分の気持ちを、改めて伝えてくれた姫条君に。
「私も。…私も、姫条君が好き。大好き」
姫条君の胸に顔を埋めると、姫条君は優しく私の背を抱いてくれた。
「姫条君が好きだから、キスされて、私。……私、嬉しかったよ」
「…ホンマに?」
「うん!」
顔をあげれば、姫条君が嬉しそうに笑ってる。真っ赤な頬で。
だから私も嬉しくて笑う。きっと私の頬も赤いんだろう。
姫条君はまた私を抱きしめる。
観覧車の中、隣り合った座席で不安定な姿勢で。
そして、私の耳元に囁いた。
730〜夢じゃない〜10:2005/11/25(金) 19:46:11 ID:fYOt0dUf

「はは……。なんか、夢みたいや。俺、ずっとお前のこと抱きしめたいって思ってたから」
「姫条君……」
「けれど、夢じゃないんやな」
「…うん…」
「なんか実感でけへん…」
呟くようにそう言って、姫条君は笑いを湛えた瞳で私を見つめる。
「もう一回キスしたら、ちゃんと実感できるかも、なーんてな?」
その言葉に「何言ってるのよ!」って言い返そうと思ったら、姫条君の眼差しが真剣だったから。
ドキドキして震えそうになるのを堪えて、私はまた瞳を閉じた。
姫条君の大きな手が、私の頬を包む。
そして、姫条君が近づく気配がした瞬間。
731〜夢じゃない〜11:2005/11/25(金) 19:47:01 ID:fYOt0dUf

「はーい!お疲れ様でーす。終わりでーっす」
ガタンと大きな音がしてゴンドラの扉が開き、係りのお兄さんの姿が見えた。
「アカン……。俺、ホンマにタイミング悪い男やで……」
姫条君はボヤきながら頭を抱えた。
私は恥ずかしくなって、慌てて姫条君から身体を離す。
「はい、お足元にお気をつけてお降り下さいー」
「あの、お兄さん?物は相談やねんけど、もう一周サービスなんて…」
「あー、そういうのは無理ですー」
「いや、大阪やったらこういう時にはサービスを…」
「ここははばたき市ですー。そのようなサービスは行っておりませーん!」
んもー、姫条君ったら!
姫条君と係りのお兄さんのやり取りを聞いてたら、違う意味で恥ずかしくなる。
「ほら、姫条君!もう降りようよ」
「え?いや、俺はキスを……。…あ、違う違う!この兄ちゃんに浪速の商人根性を教えたろうと……」
「はいはい!いいからさっさと降りる!」
姫条君を急かして、私達は観覧車から降りた。
732〜夢じゃない〜12:2005/11/25(金) 19:47:46 ID:fYOt0dUf

煉瓦道を並んで歩いてたら、姫条君はまだボヤいてた。
「あー、結局実感でけへんかったー」だって。
まだそんな事言ってるの?まったくもう。
私は、背の高い姫条君を見上げる。
「もういいじゃない。デートの続き、しよ?」
「いやぁ、俺はキスの続きがしたいなぁ、なんて…」
「ん、もう!姫条君ってば!」
ぷっと頬を膨らませて睨んで見せると、姫条君は「ははは」なんて頭を掻いた。
「はいはい…。じゃ、デートの続きしよかー!」
「うん!」
「どこ行きたい?」
「んー、カラオケ!」
「おお?密室?」
733〜夢じゃない〜13:2005/11/25(金) 19:48:15 ID:fYOt0dUf

私の言葉を聞いたとたんにテンションの高くなる姫条君。
まったくもう。カラオケは却下だわ。
「やっぱり…プラネタリウム!」
「おお!暗がり!」
「やっぱりやめた。…うーん。えっと、ゲーセン!」
「おお、今日のデートの記念に、キスしながらプリクラを…」
「もー!姫条君ってば!」
怒ってみせる私に、姫条君は笑いながら私の顔を覗き込み、言う。
「だってこのままだと、さっきのアレが実感でけへんまま、一日が終わっちゃうやんかー」
「ええ、さっきのアレは夢だったのです」
そ知らぬ顔して私が嘯けば、姫条君はまた笑う。
「まったく…。お前には敵わんわ」
そして、肩を竦めてから、私の手を握って歩き出した。
734〜夢じゃない〜14:2005/11/25(金) 19:48:45 ID:fYOt0dUf

「どこ行くの?」
「んー。今日はこの辺ブラブラしようや」
「うん!…でも、いいの?」
「あぁ、エエよ。一月のリベンジは今日果たした。今日のリベンジはまた後日、ってな?」
「え?」
「不屈の男、姫条まどかって事で。……覚悟、しときぃや?」
ニヤリ、なんて笑ってみせる姫条君。
まったく…。姫条君には敵わないよ。

大好きな人を見つめたら、大好きな人が見つめかえしてくれる。
なんだかまるで、夢みたいだよ。

だけど、これは夢じゃない。
覚めたら終わっちゃうような夢とは違う、もっと確かな物。

大好きな人の手を握れば、大好きな人の大きな手が握り返してくれた。
まるで、私の心の声が聞こえたかのように。
私の心の言葉に、頷くかのように。
735名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 19:55:53 ID:fYOt0dUf
エロじゃないのに長くなってすいませんでした。
私、過去ログ倉庫収納済のバイトの「〜狼〜」の作者なんですが、
観覧車の係りの兄ちゃんに邪魔されるのをセルフでパクりました。
次は純情姫条×主人公の初エチーなんかも書きたいなぁ。
それまでちゃんとこのスレが残ってますように…。
736名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 23:40:34 ID:6bFmtSBo
GJ!何か可愛くてよかったよ。
このスレらしくエチー編にも是非挑戦してくださいませ。
737名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 21:33:43 ID:iW32SI0F
GJ!
純情なバイトが可愛くてイイ!
「覚悟しときぃや」ってのもバイトっぽくてイイ!
エチー編もお待ちしてまつ。
738名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 20:21:56 ID:cy/cUbwj
739名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:23:54 ID:abVnuuw3
ウルァー!
ハイテンションにSS投下だヽ(#゚Д゚)ノゴルァ!!!!
ぶっちゃけ逆切れスレでエロ質問されてから一日中エロ妄想に取り付かれてたんだよ
文句あっかコノヤロー!


…ということで、先生と主人公ちゃんのエロSSです。
もうすごい勢いで書いたんですごい勢いでよんでください。
アホとエロと先生への愛が入り混じってます。どうぞ。
740名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:25:05 ID:abVnuuw3
「本当に、いいんだな?」
「…聞かないで下さい」
薄暗い部屋の中、小さく付けられたライトが先生の顔を照らしている。
冷酷なようにも見える切れ長の瞳が緊張の色を物語っている。
「私は…先生のものなんですから」

ほんの一時間ほど前のこと。
私たちはいつものように、先生のマンションのリビングで読書を楽しんでいた。
ゆったりと流れる心地良いジャズと、肩に触れる先生の体温は
私の日常の中で一番幸せなひと時を与えてくれる。
「…君、少しくっつきすぎじゃないか?」
「えへへ、バレてました?」
「いいから離れなさい。本に集中できないだろう」
「イヤです!」
悪戯に先生の腕をつかみ、ぎゅっと両手で抱きしめると
先生の顔が耳まで真っ赤になった。
「な、なにを…!」
「ふふ、先生真っ赤ですよ?」
「コホン…大人をからかうんじゃない」
必死に取り繕うとしても、相変わらず先生の顔は赤い。
「…キスしてくれたら、大人しくしますよ?」
「…全く君は…目を閉じなさい」
先生の目を見詰めそっと瞳を閉じると頬に暖かなぬくもりを感じた。
目を閉じていても先生の顔が近づいてきているのが分かる。
一瞬唇が触れ合い、そしてすぐに離れる。
顔を話した後、先生はすぐに視線を本に戻した。
741名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:26:14 ID:abVnuuw3
「…どうしていつもキスまでしかしてくれないんですか?」
「どういうことだ?」
先生は相変わらず本を読み続けている。
「私たち、もう付き合って半年以上たつんですよ?
 それなのに、いっつも軽く触れるようなキスだけで…」
「……」
「普通の恋人同士なら…もう…きっと…」
パタン、と本を閉じる音がした。
「君はつまり、俺達の関係が一般的な恋人同士に比べ発展速度が遅いと…」
「違います!そんなややこしい言い方しないで下さい。
 私は、私はただ先生に抱かれたいんです!」
言ってしまった。
先生の眉がキッと吊りあがり、私を睨み付けた。
「子供が馬鹿なことを言うんじゃない!」
「私もう子供じゃありません!」
咄嗟に先生の右手をつかみ、私の胸に押し当てた。
「先生…分かりますか?私の胸、小さいけど…」
「てっ、手を離しなさい!」
「私、そんなに魅力ないですか?」
「そういうことを言ってるのでは…」
「いつも不安なんです…先生は私よりずっと大人で、落ち着いてて…
 私はいつも…子供で…おっちょこちょいで…
 時々、先生に女の人として愛されてるのか分からなくなるんです」
「君の事を愛していないわけがないだろう!いいから手を…」
「せん…せ…」
言葉を続けようとしたのに、いつのまにか瞳に溢れていた涙がそれをさえぎった。
声を出そうとしても嗚咽にしかならない。
「…君…」
先生の手が優しく髪に触れる。
そして、私をぎゅっと抱き寄せた。
「…泣くのは止めなさい。君がそうしたいというなら…
 少々予定を変更し、今から君を抱くことにする」
742名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:27:02 ID:abVnuuw3
シャワーを浴びた後、先生に借りた長袖のシャツを着て
私は寝室で先生が戻ってくるのを待った。
こんなことになるなんて思いもしなかったけど…
ずっと胸の奥に溜まっていた気持ち。
先生に触れて欲しい、抱かれたいという気持ち。
それが突然飛び出てきてしまって…
これから抱かれるのだと思うと、今にも心が爆発してしまいそうだ。
ドアの向こうから、シャワーの音が聞こえる。
…なんだか、やけに長い気がする。
先生って長風呂なのかな?

コンコン、というノック音の後、寝室の扉が開いた。
「すまない、少々遅くなってしまった」
「いえ、大丈夫です」
ベットに腰掛けていた私の隣に先生が座り、私の目をじっと見詰めて尋ねた。
「本当に、いいんだな?」
「…聞かないで下さい」
薄暗い部屋の中、小さく付けられたライトが先生の顔を照らしている。
冷酷なようにも見える切れ長の瞳が緊張の色を物語っている。
「私は…先生のものなんですから」
「コホン、ケホッ。そ、それでは始めよう」
…先生、大丈夫かな?
743名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:27:49 ID:abVnuuw3
私の胸元のボタンに先生が手を伸ばす。
その手は酷く震えていて一つ目のボタンさえなかなか外れない。
「あの、先生…」
「黙っていなさい」
ふぅ、とため息をつきもう一度ボタンを外しにかかる。
先生の顔は真剣だけど、手の震えはより大きくなっている。
「…くっ…外れない…」
「私、自分で脱ぎましょうか?」
「脱ぐ!?…あ、いや何でもない…大丈夫だ、任せなさい」
そうは言っても、これでは全部のボタンを外すのにたっぷり一日かかってしまいそうだ。
「何故だ、何故外れない!」
「先生…」
「もう少しなんだが…おかしい。このボタンは縫い付けられているのか?」
「先生ってば!」
ふと我に返ったように、先生が顔を上げた。
「焦らなくても大丈夫です。時間は沢山あるんですから。
 それに、私ちゃんと自分で脱げますから…先生は自分の服を脱いでください」
「あ、ああ…すまない、そうしてくれると助かる」
気まずい空気の中、一つ一つボタンを外した。
なんだか予想外の展開になって来た様な気がするんだけど…
先生って、もしかして…いや、まさか…ね?
744名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:28:50 ID:abVnuuw3
「先生、脱げましたけど…」
「あ、ああ」
先生は上だけ脱いで、下は純白のブリーフを穿いたままで私に背を向けている。
「あの、こっちむいてくれないとどうしようもないんですが…」
「分かっている!今からそちらに顔を向ける。いいな?」
「…どうぞ」
先生と初めてする時の事を一人で考えたりもしたけど、随分想像と違うなぁ…
先生はいち、に、さんと小さくつぶやき、勢いをつけてくるりと振り向いた。
「…!!」
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。
「私の裸、おかしいですか?」
「い、いや、素敵だ、すばらしい。違うっ、そういう意味ではない!」
「先生、言ってることが分かりません」
「…どうやら少し混乱しているようだ」
それは一目瞭然です。
「…先生、絶対に笑ったりしないから正直に言ってください。
 もしかして先生は…その、いわゆる…童貞なんですか?」
最後の文節は囁く様に小さく言ったのだけど、先生にはばっちり聞こえたようだ。
「…すまない…」
先生は顔を真っ赤にして目を閉じた。
745名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:30:30 ID:abVnuuw3
一旦布団のシーツを羽織り、ベッドに腰掛けて先生の話に耳を傾けた。
「何度か女性と交際したことはある。
 …むこうから頼まれて、だ。
 ただ、そういった関係になる前に
 彼女たちは全員俺に付いていけないと言って離れていってしまった」
それ、分からなくは無いかも…
「だから…一成人男性としてやや恥ずべきことではあるが、
 俺は君が先程口にした…アレなんだ」
「それで抱いてくれなかったんですか?」
「それもあるが、君がまだ幼いうちにそういったことをしたくなかった
 しかし今日、君の言葉を聞いて目が覚めた。
 …君はもう曲がったスカーフで登校してきた俺の生徒じゃない。
 一人の女性で、俺の恋人だ」
「……」
「経験がないということも無論俺に歯止めをかけた。
 もし君の前で失敗してしまったら、それが原因で君が離れて行ってしまったら…
 そう思うと…何もできなかった。
 今の俺にはもう、君が居ない世界は考えられないんだ」
先生がそんな風に思っていてくれたなんて。
嬉しくって胸が一杯になる。
「先生」
「…なんだ?」
シーツを離して、先生の顔をぎゅっと胸にうずめた。
「なッ?!」
「経験がないのは私も同じです。
 だけど大丈夫、好きって気持ちがあればきっと上手くいきます。
 だから…私と、エッチしましょう」
746名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:31:35 ID:abVnuuw3
ベッドに横になった私を上から見下ろして、先生の両手が私の両胸を包んだ。
ぎこちなく、一定のリズムで胸を揉んでいる。
先生の表情はまだ固く、私もとても緊張していて
揉まれている胸の感触がこしょばゆい。
物理的には同じことなのに、自分で触れるのとは全然違う。
胸の奥がもわもわして、始めはくすぐったかった感覚が
徐々に得体の知れないモノに変わっていく。
先生の手のはさっきよりも大きく、早く動き出し
汗で湿った先生の手に同調して胸が上下左右する。
自由自在にカタチを変えて先生の思うがままに操られている、
それがすごくエッチで、気持ちよくて…
「はぁ…っ」
思わず漏れた熱い吐息に頬が火照る。
「ひゃっ?!」
胸の先に、何か湿ったものが触れた。先生の舌だ。
両手で乳房を弄びながら先生の唇が片方の乳首を捕らえた。
ちゅっと口付けした後、唇ではさんだり舌でいじったり、
刺激を与えられるほどに快感が増していって、どうしても声が出てしまう。
「ぁ、ぅ…ぅんッ」
あふれ出る声を止めようと、両手で口をふさぐ。
手に触れた頬がとても熱くなっている。
先生は私の背中に手を回すと、腰を少し上に上げて
反り返るようなポーズになった私の胸を乱暴に吸い始めた。
唇と胸の間にわずかな隙間が出来る度、ちゅぱっと音がする。
貪るように、先生は執拗に胸を攻める。
その姿は野性的で、いつもの先生じゃないみたい…だけど、全然イヤじゃなくて…
背中の方にあった手はいつの間にか移動され、
下腹部の辺りを撫ぜ始めた。
747名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:32:50 ID:abVnuuw3
体中を先生に撫で回して欲しい、どこもかしこも先生のキスマークで一杯にして欲しい。
先生に触れられるとその場所が痺れて、身体の中に快感が溢れる。
皮膚全体が敏感になって、まるで全身が性感帯になってしまったみたい。
気持ちよくなりたい、もっと、もっと…
ツゥっと足の間を冷たい物が走った。
「えっ!?」
びっくりして素っ頓狂な声が出てしまった。
「…どうした?」
「あ、足が…足の間に冷たいものが…」
「…?あぁ、コレのことか?」
先生がニヤリと笑い、私の股に指を滑らせる。
「ひゃッ!」
ビリっと電気が走ったかのように、その部分が敏感に反応した。
「安心しなさい、これは一般にカウパー氏線液と呼ばれる物質だ。
 一定の性感を感じると膣内から分泌される、性交をスムーズに行なうための液体だ。
 …濡れる、といった方が分かりやすいか?」
「…!」
そういうことがあるのは知ってたけど、まさかこんなになるなんて…
「君の膣は実に濡れやすいようだ。もうこんなに…」
先生の指が、イヤラシイ音を立てながらそこをまさぐる。
「ふ…ぁ、や、やだぁ、先生、おかしくなっちゃう…ッ!」
「大丈夫だ。人間の身体はこの程度のことでおかしくなったりはしない」
「ん…っ!そうじゃなくって…や、ぁんっ…声が…っ」
必死に口を押さえても、どうしても声が漏れてしまう。
もう気持ちよくってどうしたらいいのか分かんないよぉ…
「声を殺すのは止めなさい…以前本で読んだが、
 声は出した方が気持ちよくなりやすいようだ。
 そして、君の気持ちよさが増せばそれだけカウパー氏線液が分泌され
 よりスムーズに性交を行なうことが出来る」
説明的なセリフを言いながらも先生は手を止めない。
くちゅくちゅと言う音がより大きく耳に響く。
これが私のアソコから出てる音だなんて信じられないくらい…
「あぁ、うぅんッ、先生、やめて…はぁ…っ」
「止める?何故だ?君の反応を見ている以上、君が嫌がっているようには思えない」
「はずかしいからぁ…っ」
「不思議だ…君が嫌がれば嫌がるほど、私の性欲が高まっていくように思われる」
「そ、そんなぁ…ぅん…」
先生の唇が私の唇に重ねられた。
さっきの触れるだけのキスとは全然ちがう、濃厚でエッチな大人のキス。
先生の舌が私の口の中で暴れて、私の舌も自然とそれに絡む。
殆ど無意識に先生の首に手を回し、押し付けるように何度も唇を重ねなおしながら。
748名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:34:22 ID:abVnuuw3
ふと、私のアソコをまさぐっていた先生の手が止まった。
いつの間に脱いだのか、先生の男性器は露出されている。
「もう、準備はいいな?」
「はい…先生、お願い早く…」
先生が再びニヤリと笑う。
「そう言われると何故だか焦らしたくなるな」
そして、ソレをピタリと私の入り口につけると、挿入するでなく離すでなく
こすり付けるようになでまわした。
「あぁ、はぁ…ぅ…せんせぇっ、意地悪しないで…」
「こういった場合、焦らされればそれほど快感が増すという。我慢しなさい」
「やぁっ、我慢できませんっ!もぉホントにおかしくなっちゃうよぉ…っ!」
「挿入して欲しいなら、キチンと挿れてくださいと言いなさい」
「はぁ…せんせぇ…そんな…」
「もっと焦らしてもいいのか?」
「いや…いやです…あぁ、先生挿れて…はやく先生のを挿れてください…もぅだめぇっ!」
「…よろしい」
グッとお腹に威圧感が広がり先生のモノが唐突に入ってきた。
突如広げられた膣の痛みと体中に蓄積された快感が爆発し、私を壊す。
「あぁッ!!」
「ふッ…キツイな…」
「う…ぁ…」
「痛くはないか?」
「大丈夫、です…痛かったけど、だんだん、馴染んできて…」
吐息交じりに話す言葉はたどたどしく、短い単語を発するのが精一杯だ。
「そうか。少し動く。痛かったら言いなさい」
「はい…あ、ぅ…」
先生がじっくりと腰を動かし始めた。
ゆっくりと深く動く腰にあわせ、ぐわんぐわんと体中が訳の分からない感覚にかき回される。
「せんせ、もっとはやく…」
「君は意外とせっかちなんだな…よろしい、私もそうしたかったところだ」
私の腰をガッとつかむと、さっきよりも早く、そして強く突き始めた。
「あっ、あ、あ、あっ…」
突かれる度に声が漏れる。
もう何も考えられなくて、声を押さえることもしない。
その部分がさっきよりももっとイヤラシイ音を出している。
ぴちゃぴちゃなんてものじゃなくて、出し入れされるたびにジュパッと大きな音を放つ。
私の中にこんなにえっちな液体があったなんて…
先生は腰から手を離すと私の上半身を少しだけ起こし、ぎゅっと抱きしめた。
「もう我慢が出来ない…ラストスパートに入る」
「はいっ…」
先生の背中に回した手に自然と力が入り、無意識に指が食い込む。
スピードはいよいよ速まり、最後の時が近づいていることを知らせる。
破裂しそうなほど膨らんだ快感が頭を真っ白にしていく。
全身の力を込めて、先生が私を貫いた。
その瞬間からだの中の何かがはじけて、一瞬で通り過ぎていった。
749名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:34:52 ID:abVnuuw3
私は初めて「イク」という感覚を知り、その余韻で身体を動かすことも出来ずにいた。
私の右隣に横たわる先生もどうやら同じらしい。
うつ伏せになりながら、肩で息をしている。
「はぁ…先生、すごかったです…」
「あぁ、同感だ…しかしこれは思った以上に体力を消耗するものだな」
「私ももうぐったりです…
 それにしても先生、初めてなのにあんなに虐めるなんてひどいじゃないですか!」
「うん?心外だな。君のためにも、ああいったやり方が一番最適だと思ったのだが」
「…?どういうことです?」
「以前益田が君は間違いなくマゾヒストだ、と言っていた。
 アイツはあれでも勘が鋭い。私はそれに一定の評価を認めている。
 であるから、それ相応のやり方をしたまでだ」
「え…えぇ〜!?」
「第一君はとても感じていたじゃないか。この選択は正解だったといえる。
 …それに、今まで気付かなかったがどうやら私はサディストの素質があるらしい…」
「…それは昔からそうだった気がしますけど…」
「何か言ったか?」
「い、いえ!なんでもありません!」
「何か気にかかるが…まぁいい」
先生は右ひじを付くと、私の顔を見て微笑んだ。
薄暗い部屋の中、小さく付けられたライトが先生の顔を照らしている。
緩い曲線を描く眉が、温かく微笑む瞳が、先生の優しさの色を物語っている。
「さて…風呂に入って、何か食べに行くか?腹が空いただろう」
「…もうちょっと、一緒に寝ててください」
「うん?君がそうしたいのなら構わない」
「せんせ、ぎゅーって抱きしめてて?」
「君は…本当に仕方がないな」
そう言いながらも先生の顔は微笑んでいる。
リビングの方から流れてくる、心地の良いジャズ。
体中に感じる先生の愛情と、優しいぬくもり…。
750名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:37:31 ID:abVnuuw3
長文失礼いたしました。
以上でおしまいです。
シリアスとアホとエロを両立させるべく、
ところどころアレ?と思うところがあるかもしれませんが気のせいです。
感想をいただければ幸いです。
751名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:42:47 ID:JnEym4Ae
一番乗りでいただきました!
先生スキーッ!
GJ!
752名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:47:08 ID:8ZxUUrHr
GJ!
カウパー氏線液って男の我慢汁のことだけじゃなかったのか。
753名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:31:52 ID:lacHaisb
童貞なのに他人の情報によりモードチェンジするてんてー
ありそうな気もしてくるからヤバス
何か徐々に顔をニヤニヤさせつつ読んだ

>しかしこれは思った以上に体力を消耗するものだな
狂おしい程ワロス
754名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:55:07 ID:3XsBCvxq
GJ!久しぶりに堪能しました。
ちなみに女子の液はバルトリン腺液だす。
755名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:37:08 ID:T7mTu0yx
GJGJ!!
ギャグ混じりなエロ、大好物なんで美味しく頂きました!
てんてーのセリフひとつひとつにワロスwww
756名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:48:19 ID:cooDIJFa
GJ!
笑い萌えたよ!
白いブリーフのてんてーがテラマブシスwww
757名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 14:17:59 ID:dp/RUfDg
てんてー、あんた童貞なのにwww
758名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 20:28:41 ID:+2wF7IyE
>>751-757
読んでくれてアリガトー

カウパー氏線液は女にもあるってどっかで読んだ気がしたんだが気のせいだったみたい…
適当なこと書いちゃってゴメンなさい。
759名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 12:56:23 ID:MmBuQze3
てんてー童貞だからきっと勘違いしたのさ。

アホでエロで可愛い先生頂きました!
760名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 00:43:54 ID:CWjs/3H7
うわあい。てんてー愛しすぎだw
グッジョブです!
761名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 14:46:20 ID:kMONslW6
てんてーSSキテターヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
GJ!先生いいよーw大好きだよー!!
お話面白かったよおおお(*´Д`)ノありがとうございます。
762名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 21:09:37 ID:JRvETLHQ
てんてーssいつの間にかキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!
童貞なのに妙に詳しいてんてーをごちそうさまでした。
763保管人 ◆Wge85.BvtE :2005/12/03(土) 23:48:55 ID:OMqysOns
てんてーカワイス!ごちそうさまでしたー!
保管の際にカウパー氏→バルトリン氏に修正しましょうか?
764保管人 ◆Wge85.BvtE :2005/12/03(土) 23:49:47 ID:OMqysOns
あ、勿論>>739さんが保管OKな事が前提ですが。失礼しました。
765739:2005/12/04(日) 00:10:05 ID:YYvC9m/A
>>763-764
いつもお疲れ様です〜
もちろん保管OKです!っていうかこちらからお願いします。
バルトリン氏に変更していただけると有難いです、お手数かけてしまって申し訳ない…
766名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 01:50:38 ID:YYvC9m/A
ぎゃー

保管人さん、新たな誤字発見しました
よろしければ修正お願いできますでしょうか?

>>740の最後の行

>顔を話した後、

>顔を離した後、

重ね重ねお手数をかけてしまって申し訳ありません。
767名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 17:40:48 ID:KtFbxA6v
>>739さん、乙です!
ガンガン萌えさせて頂きました。(´Д`;)'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ
768名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 11:48:34 ID:wcEMszQO
GS2の情報も出て来たね。
このスレでキテルやシバのエロが拝める日も近いのかもなぁ。
769名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 14:17:51 ID:9m785Wap
もうすぐクリスマスですな。
卒業して初めてのクリスマス、さぞかし盛り上がることでしょう。

ダンディとくっついた場合だと、イブは自宅で全校生徒招いての
パーチーがあるから主人公はほったらかしなんだろうか。カワイソス
770名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 15:25:33 ID:WQmEm4th
>>769
二人でそっと抜け出し、人気のないところで愛撫しまくりですよ
771名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 12:42:40 ID:v2BVTN0U
てんてーはブリーフ派だったのかぁああwwwwww
772名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 16:27:29 ID:Ak+drJPj
2萌え上昇中。春には2エロ(*´Д`)ハゥン
1の発売年はスレがものごっつ勢いでした。
2で盛り上がるといいナ。
773名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 21:35:21 ID:RNXSzas1
うまく共存できるといいがな、同人スレを見たら不安になったよ。
774名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 14:44:51 ID:vVY9MJHw
共存が無理だったら、ガールズサイド2でエロ萌えスレを立てれば無問題
出来れば共存したいところだがなー
775名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 14:27:16 ID:OOP7YMjG
まぁ悲観することないさ。どっちも萌える人だってかなりいるだろうし。
マターリ萌えようぜ。
776名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 13:12:29 ID:p+HHOuIO
新年初パピコかよ!
777名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 11:44:42 ID:Kt3kUVQ3
ワカメで女体書初めネタとか。
778名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 14:08:48 ID:K61ZrwM1
ここはシンプルかつ王道で振り袖エチーだろ。
男も和服だと倍率ドンで萌え。
779名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 01:59:10 ID:dIgaKnM9
一番和服が似合いそうなのはバカかな?
慣れない和服で動きづらいバカを押し倒す主人公とか見たい
780名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 07:48:02 ID:dxN5dq7c
> バカを押し倒す
www
781名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 02:22:05 ID:mUXDpk3g
てんてー、王子、バイト、ちーたん辺りが似合いそう
782名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 02:55:32 ID:j0Qwcn2F
ちーたんは和服に戸惑いまくるのでより美味しい。
783名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 09:25:39 ID:PiBAsTSS
ちーたん、事後に一人着付け挑戦→死装束のように着ちゃったりしてw
784名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 02:23:48 ID:AZQmvrl4
オプションとして
ヒロイン助けに→ヒロインも着付け経験ナシ→二人で帯ごとぐちゃぐちゃ→
→仲良く縛りっこ

……この場合大事なのは二人がどうみてもバ(ry
785名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 18:38:47 ID:4eKq4w9Y
王子…萌え…
786名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 10:36:05 ID:BqBW2Od2
787名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 13:43:31 ID:gzrT3meE
☆ミ
788名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 03:44:17 ID:ePePw76L
a
g
e
789名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 15:09:06 ID:9d8fGJSD
GS2は情報すら出ないしGSはもう公式の動きなんぞ期待できないし
みんなエロ妄想してる余裕すらないのかもな……サミシス
790名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 18:54:20 ID:XzpEYCAB
もうすぐOP映像見られるからこのスレでも何かあるかもな
すぐエロに結び付くってーのもアレだがw
791名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 00:24:39 ID:OWSU6l5x
ほしゅー
ネタはなくともこのスレがなくなるのは何かイヤだ
792名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 01:56:50 ID:lJKgCt+e
ほっしゅ。
同じくスレがなくなるのは絶対いやだ
793名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 01:00:46 ID:ZmEBnDbj
うわー下がりすぎてて不安になるな。
圧縮とかないかね?
794名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 01:02:51 ID:ZmEBnDbj
そんな私のおかげで圧縮の危機は免れたわけだな。
良かった良かった。

sageそこねました
すいません
795名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 23:25:57 ID:CMu4k+c5
>>794
今さらだが生`
796名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 17:20:04 ID:446tJ2A0
>>794
とりあえず負けるな
797名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 12:45:16 ID:mClmy+c9
本スレにたまに湧く基地害志波厨、こっちでやれば辛うじてアリかもしれんのなな
798名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 18:16:41 ID:Vb+sV5Ys
>>797
むしろ、こっちならあの一行の書き込みから話が発展して盛り上がるかも。
でも、あの人は嫌がらせが目的だから、こっちで同じ内容の書き込みはしないだろうな。
799名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 21:29:51 ID:hNqA33aq
保守

がてら氷のつく名字のキャラって白のブリーフが
よく似合うイメージ
ちなみにク○スはノーパンだw
800名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 00:32:44 ID:aDeu4RQs
むしろ日本文化のフンドシでしょう。
801名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 22:41:34 ID:vCXMy9B1
保守
802名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 23:54:20 ID:eMhJS/Tm
すげー下がってる……
まだだ、まだ終わらんよ
GS2が出るまでは
803名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 22:46:50 ID:21hjtvK7
age
804名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 21:27:54 ID:KfXDFZKQ
保守がてらつぶやき
ここ見てからGSプレイすると色々妄想できていいね
このイベントではあんな事がムフフ…とかここのSS思い出してる
805名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 21:50:26 ID:mjJvuTZY
バイトとのクリスマスイベントは
あの後、絶対やっているでFA。

先生とのドライブでは車の中で(ry

主人公タンの見舞いイベもやって(ry
お家デートも(ry
806名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:22:23 ID:GFHOIrVZ
王子とバイトは一人暮らしなのがおいしいよなw
807名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:23:52 ID:PGFuzQ/R
GS2発売日決定おめでとーほしゅ
808名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 23:22:34 ID:CNfENMx6
2の投稿がまったくないのは
1至上主義の2叩きが恐いから?
809名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 00:14:14 ID:dVGM9VN6
まだ影も形もないゲームのエロなんざ書けね
810名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:02:37 ID:dUDDLTRy
キャラもわからないのに話が欲しいか?
俺はイラネ。

せいぜい、氷上のチャリンコに乗せてもらいてーぐらいの

あ、エロ関係なかった。
811名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:07:35 ID:TbdcA7v6
発売されないことには細かい設定や口調・口癖とかもわからないしね。
8月になって2キャラのSSをここで拝める日がくるのを楽しみにしてるよ。
812名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 05:35:25 ID:RTng1KX6
1キャラファンの2ボロクソけなしは個人サイトで見る。
ファンてこえーなww
813名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 05:02:44 ID:JEr/q7Vk
ホシュ…。
814名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 07:36:02 ID:2vhOyq14
保守するなら
「守村くんの、おっきい…」

これでw
815名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 16:29:05 ID:CpisLIzL
守村くんの、おっきい…((((;゚Д゚)))ガクブル
816名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 08:43:03 ID:/OWCriKR
2色々情報見たけど第一印象は1を超える物はないな・・・
メインの男の子なんか葉月に到底及ばないよあれじゃ・・
だってどこにでもいそうな男じゃない
1が神レベルだっただけに期待してただけにちょっとね・・・
817名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 08:53:31 ID:mvwIKv67
わざわざエロパロスレでしかもageで書き込む内容では無いと思うけど…

2に期待してる・2のキャラが好きなひともいるんだから
もうちょっと気を使って欲しいな。
818名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 09:31:19 ID:/OWCriKR
ニチャンで「気を使え」と言われるとは思わなかった

でも確かにそうだな
1もはじめの印象はあまり良くなかったけど
プレイしていくうちにはまったから2もそうかもね
819名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 09:35:40 ID:+dbOFOua
アンチスレだってあるんだし、何もここで書き込まんでもいいじゃんか('A`)
しかもまだageてるし
820名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 09:37:50 ID:04bO2EJq
>ニチャンで「気を使え」と言われるとは思わなかった

アイタタタ・・・
821名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 09:48:39 ID:+cU3u2tL
というか、ここはエロパロスレなので基本的にスレ違いなんだが>>816>>818
そういうのはアンチスレに書いてくれよと思う。
822名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 08:50:49 ID:GoaWfkeu
店頭ムービー見た。
事故チューもやっぱりときメモらしいさわやかさだな。
エロ妄想の隙間はどれくらいあるかねぇ。
エロSSのパターンが被りそうなのはバカとハリーだろうか。
天地はSっぽい。何となく。キテルはかっこつけつつヘタレな予感。
823名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 01:16:08 ID:WfYjV+T5
「ま、まさか女性器がこんなに下の方にあるだなんて…」と氷上はガクブルするだろうなあ
824名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 18:18:10 ID:OvSAU4ZN
どっかのスレで「お前…イクの早すぎ…」と書き込みがあった
脳内で王子ボイスに変換され萌えまくってしまった…
人生\(^O^)/オワタ
825名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 15:16:45 ID:Nn6ZS7ar
バラッチの「2の男子は歳相応にエロい」という発言に期待してしまう自分がいる
826名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 00:28:34 ID:nTJml9+D
保守
827名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 17:20:41 ID:f7vSBCur
2の主人公はずっとおとなりの少年に
の ぞ か れ て 
いるかもしれない。

きをつけろ〜
828名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 16:22:37 ID:JPPxmkrH
>>827
な、なんと卑猥な…!
829名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:20:56 ID:Ep47zsvu
早くGS2でないかな〜
若先生は大人の天然エロだそうで楽しみだ
830名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 18:43:40 ID:brWcwPy5

http://zippedurl.com/5q3v4u

最近は、この手の小中学生の着替え盗撮物が売れてるみたいね。
たしかに女子校生よりはガードが甘いから
こんなに簡単に顔つきで撮れるのかね?
831名無しさん@ピンキー
>>830
たしかに、体育館の裏シリーズは氏ぬほどオナヌーできる。
5、600枚うpしてるみたいだけど、もしかして全部だったらすごい。
逃してた分をDLさせてもらたよ。
俺的には、小6みきちゃんが萌え。
可愛い顔がばっちり映ってるし、最後は脱糞。親は鬼畜だなw