【女子大生】氏家ト全総合 5時間目【思春期】

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1名無しさん@ピンキー
濱中アイや妹は思春期、ひまわり組など氏家作品のエロパロスレです
職人さん随時募集中

前スレ
【家庭教師】氏家ト全総合 4時間目【思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114597887/
過去ログ
【カテキョ】氏家ト全総合 3時間目【妹】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1109699736/
【濱中】氏家ト全総合 2時間目【妹】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106563195/
家 庭 教 師 濱 中 ア イ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095652398/


古田氏作のSS保管庫
ttp://yellow.ribbon.to/~hamanaka
2名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 20:26:33 ID:pRvbH3E0
関連スレ
【妹は思春期】 氏家ト全総合スレ 【濱中アイ】 半角二次元板
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1089866626/
【氏家ト全】家庭教師濱中アイ18 週刊少年漫画板
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1117074766/
妹は思春期 part5 漫画板
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1116899219/
【濱中アイ】濱中アイに萌えるスレ【家庭教師】 漫画キャラ板
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1113568060/
【家庭科】天野ミサキについて語る【努力の3】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1112760136/
【濱中アイ】若田部アヤナに萌えるスレ【委員長】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1105891089/
【濱中アイ】的山リンコに萌えるスレ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1113116009/
【濱中アイ】中村リョーコに萌えろ!
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1113590298/
3名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 20:44:27 ID:Uaqp9Go0


            、_/ ̄ ̄ ̄ 7
            〉      〈
            |   早   >
   ,. -−‐ 、   」    漏   〈
  / /ハヽ l ヽヽ  |   杉    /
 イ /X V⊥ lハ|   |    !!   |
 'l l > <lノnl  _>       /
  l   r‐¬ ゚ 'り′ ´ ̄\/ ̄
 _ノゝ⊥__ノ イlハ\
 r‐'、/L_ノヽ リ ノヾ'
 〉 /トミl/彡(⌒l.
/ んゝ亦‐<^T、 ヽ.
`ーケ´ \j ∧`
4名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 20:52:48 ID:/o819yKo
>>1

ところで五時間目は何の授業ですか?やはり保健(ry
5名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 21:51:18 ID:3iOQO9KS
今まで投下してくれた職人さん(敬称略)

アカボシ
郭泰源
サブロー
新参者
セリカ
トマソン
ドミンゴ
ピンキリ
ペピトーン
ミセリ
メリー
リレー作家陣
72
75
82
93
127
139
418
424
456
518
541
617
674
745
778
RAGNA

記入漏れはないと思うけど
6名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 23:49:40 ID:OPWgXMqd
3時間目スレがまだ落ちてないのに5時間目スレが勃っちゃったyo
7名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 00:42:57 ID:RBKfiet1
これ妹と濱中分けたほうが良くないか?
あまりにも速すぎるだろ
8名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 04:53:19 ID:dCX8cBlg
確かに速いけど、いい感じにまわってるし、このままで良いんじゃね?
分けることで雰囲気が変わってしまうと悲しい。
9名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 07:59:24 ID:Tf6zyS08
早くて困ることよりも
遅くて困ることのが多いから現状のままで良いと思う。
10名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 11:21:19 ID:fdg8E4sd
戦力外および二軍通告を行い適性人数にする
クオリティも保たれるしローテも守られる



や、あくまで現実世界の野球の話ですよ
11名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 15:14:40 ID:ll/GYhlj
なのたまいそ
12名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 19:26:31 ID:RBKfiet1
>>9
遅漏?
13名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:10:45 ID:bOmCtAbP
>>1
乙!
14郭泰源:2005/05/30(月) 00:38:12 ID:iVFFYWWO
わたた!ごめんなさい!前スレ投下途中で容量越え!
なのでここで続き投下…うわ、むっちゃブサイクなことしてる、俺…。
みなさん、ごめんなさい!
15郭泰源:2005/05/30(月) 00:38:44 ID:iVFFYWWO
満面の笑みでケーキを取り分けて差し出すアイ。
その無邪気な表情に、それ以上なにも言えなくなるマサヒコであった。
(この笑顔見せられたら…反則だよ…)
そう、この笑顔にヤられたんだよね、マサヒコ君?
「ねね、マサヒコ君、早くこのケーキ食べてみて?」
「あ、はあ…あ、美味しいですね、これ」
「わーい、褒められちゃった♪昨日からあたし頑張って作ったんだから♪」
「!?って、手作りだったんすか?」
「ウン!頑張った甲斐があった〜♪」
(ええ?け、結構大きいし…凝ってるよ?)
驚き、感謝するとともに…マサヒコの心の中に芽生えたのは、アイへの純粋な愛おしさ。
(先生って…本当に、可愛い…よな)
にこにこと笑顔のまま、ケーキを頬張るアイの様子にマサヒコは少しの間見とれていた。
「…ねえ、マサヒコ君?ケーキあんまり美味しくないの?」
「?いや、美味しいですって…なんでですか?」
「だってあんまり食が進んでないみたいだし…」
「そ、そりゃ先生に比べれば…」
「あ、ひどーい」
「い、いや…だって…あの…すいません」
怒ったふりをするアイに向かって、マサヒコは手をあわせて謝る。
しばらくそんな状態を続けたあと─顔を見合わせて─ふたりは微笑んだ。
「でもさ、マサヒコ君と初めて会ってから…もう2年もたつんだね」
「そうですね…もうそんな前になるんですね」
「…ありがとう、マサヒコ君」
「え…なにがですか?」
§
16郭泰源:2005/05/30(月) 00:39:54 ID:iVFFYWWO
「あたし…上京してきて、右も左もわからなくて…知り合いって言ったら先輩くらいで。
でね、先輩のすすめで家庭教師のバイトして、マサヒコ君に出会ったんだ」
「…そうだったんですか」
「それから…毎日がすごく楽しくなったんだ。ふふ…今思えばさ、あのときからだったんだよね」
「?なにがですか?」
「…初めてマサヒコ君に会ったときから…可愛い子だな、って思ってたの。
あのときから…あたしは、恋に落ちていたのかも…」
「!」
突然の告白に驚くマサヒコ。アイは顔を赤くしながらも…どこか楽しそうに続けた。
「ふふ…。運命のひとってさ、出会った瞬間にもう…決まってるんだね」
「せ、先生…」
それは少女のように夢見がちな言葉だったかもしれないが─。アイがうつむき、
恥じらいながら言う姿は可憐そのものだった。そして、マサヒコの心にも強く響いていた。
「俺も…初めて会ったときから、きれいなひとだなあって…」
「ふふ、マサヒコ君、無理しなくても良いんだよ?」
「無理なんて…してません。先生は、俺の初恋の人なんですから」
ふたりは互いに見つめ、微笑み─、吸い寄せられるように近づくと…。
“ちゅ…”
ゆっくりと、気持ちを確かめあうように…味わうように…唇を重ねた。
「好き…マサヒコ君…すきぃ…」
「俺も…好きです…せんせい…」
そう呟くと、ふたたび…みたび…ふたりは唇を重ねた。
「マサヒコ君…今日のキス、甘い…」
「え?あ…そりゃそうですよ、さっき俺らケーキ食べたし…」
「ううん…マサヒコ君のくちびるが…甘くて…柔らかくて…美味しい…」
とろん、と目を潤ませてマサヒコを見つめ、そのまま貪るようにマサヒコの唇を吸うアイ。
§
17郭泰源:2005/05/30(月) 00:40:21 ID:iVFFYWWO
普段お色気ゼロなどと言われるアイだが…。女のウェポン乱発射である。
(う…うわ?な…なんだ?今日の先生…いつになく…超色っぽいぞ…?)
戸惑うマサヒコだが、実際、彼女の肉体には既に火が点いてしまっていた。
アイの右手が─ゆっくりと、マサヒコの来ているTシャツへと伸び、それを脱がそうとしていた。
「?!?ちち、ちょっと先生!待って!ストップ!」
「…マサヒコ君?…ダメ?」
「あ、あの…ダメとかじゃなくて…」
膝を崩した形で座り、悲しげに…マサヒコを見るアイ。その少し濡れた瞳の色っぽさに、
マサヒコは頭の裏が痺れるような…激しい欲望を覚えつつも、なんとかそれを抑え込んだ。
「先生…メガ…中村先生に、なんか言われたでしょ?」
「え…」
「やっぱり…あのね、先生。俺は、そういうんじゃなくて、
お互いが…自然にその…そういう状態になるまでは…」
「今じゃ…ダメ?」
「だ、だから…」
「あたしたちさ、付き合うようになったのは最近だけど…もう、2年以上も一緒にいるんだよね?」
「は、はい。それは…そうですけど…」
「だったら…自然じゃない?あ…もしかして、マサヒコ君…。
六つも年上なのに、処女って…気持ち…悪い?」
「!?い、いや、別にそんなことは…」
「そうなんだ…そうだよね、あたしみたいな女はやっぱり…」
自虐モードに入ろうとするアイを、マサヒコは慌てて止めた。
「ち、違いますッ!あの、先生は十分すぎるほどに魅力的ですよ?あの、ただ…。
俺の気持ちの整理がつかないっつーか…それに、俺は先生を守るって約束したんだし…」
「マサヒコ君の気持ちはね、嬉しいの。…でも…」
噛み合わない会話が続き、それにアイは少し苛立ち始めていた。
§
18郭泰源:2005/05/30(月) 00:40:49 ID:iVFFYWWO
「ねえ…マサヒコ君、あたし…初めてのひとは…君って、決めてたんだ…」
上目遣いで、ねっとりとした視線をマサヒコに向けるアイ。女のウェポン2発目発射。
「え…」
「だから…えっと…もう、女の方から、なに言わそうとしてるのよッ!」
…せっかく雰囲気出したのに、アイ、逆ギレ。
(だ、だから…言ってんのはさっきから、そっちだって…)
そして更に戸惑うマサヒコ。この期に及んで妙に冷静なそんな彼の態度に、
アイはなぜかまた激しく─キレた。突然、彼を押し倒した。
「?!せ、先生?」
「う〜、マサヒコ君!」
「は、はい」
「あたしを守るとか…そんなことは、どうでもいいの!君は…本当に、あたしのこと、好きなの?」
「そ、そりゃ…好きですって。さっきもそう言っ…」
「ならどうなの!あたしと…エッチしたくないの!」
「!@%はあ?」
「あたしの…おっぱい触りたくないの?あたしの…お尻やあそこに、…もが?」
さすがにそれ以上は聞きたくなかったマサヒコは、アイの口を両手で塞いだ。
「あの…先生、はっきり言います。そりゃ、俺だってしたいです。…いいんですね?本当に?」
「う…うん」
いざとなると、急にしおらしく女の子っぽくなってしまうアイであった。
マサヒコは上体を起こすと…。アイをじっと見つめ、そのままキスをした。
“ちゅッ…”
アイは、嬉しそうだった。マサヒコは、アイの艶のある黒々とした髪を軽く梳いた。
「初めて会った頃より…先生、髪伸ばすようになりましたよね…」
「ふふ…マサヒコ君も…なんだか最近、伸ばすようになったよね?
あたしたち…姉弟みたいに似てるって先輩にからかわれたこともあるんだよ?」
§
19郭泰源:2005/05/30(月) 00:41:15 ID:iVFFYWWO
「…俺もクラスの奴に、『お姉さんか?』って言われたこと…でも、そうじゃなくて良かった」
「?あー!、あたしみたいなお姉さんじゃ嫌だってコト?」
そう言ってふくれっ面を作るアイ。だが、マサヒコは微笑んだままアイの髪を撫でた。
「だって…姉弟だと、キスも…こんなことも…エッチもできないでしょ?先生」
「…う、うん」
マサヒコの優しく穏やかな笑顔に見とれ、思わずふにゃ〜っとした表情になってしまったアイ。
「先生…」
マサヒコは、キャミソールの肩ストラップに手をかけ、外した。
“する…”
淡いグリーンのブラがマサヒコの目に飛び込んできた。
そして大きすぎず…小さすぎず…。だが、男の欲望を刺激するのには十分なサイズの、
アイの胸の谷間がそこにあった。マサヒコは、思わず唾を飲み込んだ。
「きれいですね…先生の、胸」
「あ…ありがとう、マサヒコ君。でも…えっと…」
「…じゃ…外しますよ?ブラジャー」
なかなか自分からは言い出せず、もじもじとしているアイの意を察したマサヒコは、
ブラのホックに指先をかけようとしたが…思っていたところにそれが無く、手間取ってしまっていた。
「クスッ…」
「あ…えと…すいません、先生…あの…」
ビギナー丸出しの自分を笑われたのかと思い、恥ずかしさで真っ赤になってしまうマサヒコ。
「えへへ〜…嬉しいね、こういうの」
「へ?」
「マサヒコ君ってさ…大人びてて、クールで…あたしよりよっぽど慣れてそうな感じだったけど…。
やっぱり、初めてなんだよね?あたしと同じで。…ウン、嬉しいよ、マサヒコ君!」
マサヒコは、そんなアイの言葉に少しホッとしていた。
「あのね…コレ、フロントホックなの」
§
20郭泰源:2005/05/30(月) 00:41:41 ID:iVFFYWWO
“ぱちん”
アイは胸の谷間にあるホックを外した。白く、見るからに柔らかそうな乳房が露わになった。
(うわ…思ってたより…ぜんっぜん…すげえ…きれいだよ…)
マサヒコはそう思いながらアイのそれに手を伸ばした。
“すふ…”
(わ…やわらかい…)
すべすべとしたその肌触りと、張りのある桃のようなふくらみに言葉を失うマサヒコ。
「んっ…」
頬を染めたアイは、マサヒコの手のひらの感触に軽く声をあげた。
「あ…あの、先生…」
「な…なに?」
「先生のおっぱいに…口を…つけても…いいですか?」
「う…うん」
雪のように白いそこに手を添えたまま…ゆっくりと顔を近づけ、マサヒコは乳房にキスをした。
“ちゅ…”
「あ…」
「先生…可愛い…です」
“ちゅ…ちゅ…”
そのまま、マサヒコは円を描くようにキスを続け…薄桃色の乳首に口づけようとしたが…。
「…マサヒコ君、ごめん…ちょっと…」
アイの言葉にさえぎられてしまった。
「…先生?俺もしかして、あの、下手…ですか?」
「ううん…違うの…その…あたしも初めてで良くわかんないんだけど…えっと…」
そう言ったあと、悪戯っぽい微笑みを浮かべたアイは、テーブルの上に置いたままの
ケーキのクリームを両の人差し指で拭い、そのまま自分の乳首に付けた。
「?せ、先生?」
§
21郭泰源:2005/05/30(月) 00:42:14 ID:iVFFYWWO
「へへへ〜、…実はね、これ…やってみたかったの…マサヒコ君、あたしをめ〜しあがれっ♪」
(な…なんの…AVで見たんだ、この人は…)
さすがに呆れるマサヒコだが…笑顔で彼の到着を待つアイのノリノリの表情に、仕方なく…。
“ちゅぷっ…ちゅ”
「あ…んっ…」
(甘い…のは、当然か)
声をあげるアイとは対照的に、マサヒコは少し冷めながら…だが、実は結構楽しんでいた。
“ちゅろ…ぷちゅ…”
「はんっ…は…」
マサヒコは、集中して生クリームのついたアイの乳首を舐め続けた。
その度に、アイが艶めかしい声をあげ、彼の興奮も徐々に高まりつつあった。
“すっ”
マサヒコは、キャミソールをそのまま膝下まで下ろした。
ブラと同色の、グリーンのパンティの中におそるおそるといった感じで手を伸ばす。
「…マサヒコ君?」
「あ、すいません…まだ、あの…嫌ですか?」
「ううん…そ、そうじゃなくて…そろそろ…ベッドに…。それに…マサヒコ君も、脱いで…」
「あ…そうですね」
どこかぎこちなく…ふたりは言葉を交わしていた。そんな部屋の空気を変えようとしたのか…。
マサヒコは、立ち上がろうとしたアイを手で制すると、彼女の首と腰に手を回して抱き起こした。
「ま、マサヒコ…君…」
「いいから…俺が…先生を…運びます…」
うっとりと、マサヒコのその言葉を聞くアイ。
“ふぁ…”
身に付けているのはパンティ一枚。乳首にはまだ少しクリームの跡のあるアイの裸体。
それがやけに卑猥にマサヒコの目には映っていた。なぜか急いでマサヒコもトランクス一枚になった。
§
22郭泰源:2005/05/30(月) 00:43:01 ID:iVFFYWWO
“ちゅ…”
もう一度、唇を重ねると…マサヒコは、そのままアイの体に覆い被さるように身を重ね、
首筋から胸にかけて顔を埋めた。
「…先生…それじゃ…」
「う、うん」
健康的な、肉付きの良い太腿の内側をゆっくりとこすりあげながら…。
マサヒコは腿の付け根まで手を移動させた。そしてそこへと近づくにつれ、
汗や─それ以外の、なにかの湿度を手のひらの上に感じていた。
思い切って、マサヒコは布越しにそこに触れてみた。
“ぷじゅ…”
やはり、そこは既に十分に湿っていた。わずかだが、布地に染みを作ろうとしはじめていた。
「マサヒコ君…お願い…もう、脱がして…恥ずかしい…」
懇願するように、腰をずらしてアイが言った。こんな格好のままより、早く脱がしてもらいたいようだ。
「…先生、もう少し…もう少しだけ…」
マサヒコは指の腹をそこにのせた。
細い筋の谷間と、固い恥毛の感触を指で味わいながら…そのまま、ゆっくりと往復させる。
「あ…ん…やだ…ダメ…ショーツ…汚れちゃう…」
指先からは少しづつだが湿り気が拡大しつつあることを感じていた。
しかし─マサヒコは、指の動きをぴたりと止めた。
「本当に…止めて…いいんですか?先生?」
「え…」
「すっごく…可愛くて…エッチな顔になってますよ?止めても…いいのかな?」
悪戯っぽくマサヒコが微笑む。頬を赤く上気させたアイは、涙目で訴えた。
「ひ…ひどい…よ、マサヒコ君…だって…」
「さっきは、先生のリクエストに俺が答えましたからね…今度は、先生の番ですよ?」
どうやらさっきの生クリーム舐めのお返しのつもりらしい。マサヒコは、言葉を続けた。
§
23郭泰源:2005/05/30(月) 00:43:25 ID:iVFFYWWO
「止めろって…言われれば、俺、止めてあげますよ。でも…して欲しいんだったら…」
「…」
「きちんと、言葉で言って下さい。どこをどうして欲しいのかって」
マサヒコ君、結構酷い男。てかドS?
「…わ、わかった…」
「じゃ…どうして欲しいんです?」
「あたしの…あそこに、触って欲しい…」
「それだけ?」
そう言って、マサヒコはパンティ越しのそこに指を置いた。そのまま、全く動かそうともしない。
「ショーツを脱がして…あたしの…あそこに…触って…中から…もっと…動かして…」
「良く、できました」
にっこりと笑ってそう言うと、マサヒコはアイの下着を脱がした。
「先生…染みに…なっちゃったね」
「…言わないで…やだ…」
そのまま中指をアイの裂け目の中へとゆっくりと入れていった。
“じゅわ…”
指先に、なま暖かい粘液が絡みついてきたのがわかった。
マサヒコは、意を強くすると更に奥へと指を伸ばす。そしてぬるり、とした感触の部分に達した。
「んはぁッ!」
が、そこに触れた瞬間、アイの体が一瞬激しくびくん、と痙攣した。
「あ…すいません、先生…大丈夫?」
さすがに不安になったマサヒコはアイの表情をうかがうが…。
「ううん…そ、そのまま…そのまま…して」
アイは小さく首を振り、ぎゅっとマサヒコの胸に顔を埋めた。
戸惑いながらも、マサヒコはその暖かい感触の中へと分け入っていった。
裂け目にはねっとりとした液が溜まり、幾層もの肉の襞が指にまとわりついていた。
§
24郭泰源:2005/05/30(月) 00:44:00 ID:iVFFYWWO
(…ん?なんだ、コレ?)
指を抜こうとした瞬間、裂け目の上あたりにこりっとした感じの─。
小さな芯のような感触をマサヒコはみつけた。それがなにかもわからぬまま、
直感に導かれてマサヒコはそれをコリコリとくすぐってみた。
「!んん…はぁあ…うっん…ああ!」
その愛撫に、アイはひどく艶やかな声で応えた。より甘みを増したその声に力を得たマサヒコは、
その部分を押したり…擦ったり…ときにはつまみあげるようにして愛撫を続けた。
「やぁ…ひゃああ!!…あああッ!!!」
鋭い声をあげ、体を弓なりに反らした後…アイがぐったりと体から力を抜いた。
「先生…あの…大丈夫?」
「う…ウン、だ…大丈夫…」
少しの間、目も虚ろで動こうとしなかったアイだが…。
マサヒコに声をかけられる頃には、なんとか答えられる程度には回復していた。
「じゃ…先生…あの…」
「うん…来て…マサヒコ君…」
マサヒコはトランクスからペニスを取り出すとそれに手を添え…指でもう一回裂け目に触れ、
入り口を探り、その源を目指すようにして先をゆっくりとアイの中へと滑らせた。
「あ!ああッ…くうゥ…ッ…」
なんとか先端が納まろうとした瞬間、マサヒコはアイの苦痛に満ちた叫び声を聞いた。
「す…すいません、やっぱり…痛いんですよ…ね?先生?」
「う………い、痛い……けど…いいから…続けて…お願い…」
途切れ途切れに訴えるアイに、どうしてよいのか分からなくなるマサヒコだったが…。
(じゅうぶんに…濡れてる感じだから…このまま一気にいってもいけそうだけど…)
あくまでアイの体のことを考え、ゆっくり、用心深く、絡めるように小刻みに先端を前後させた。
(…なにか…固くはないけど…なにかが…阻んでる…)
マサヒコは、無理強いせず…優しく、ノックする要領で先端を震わせるように動かした。
§
25郭泰源:2005/05/30(月) 00:44:34 ID:iVFFYWWO
「マサヒコ君…だ、大丈夫…だから…そ、そのまま…はあッ…」
アイがマサヒコの腰に足を絡めてきた。マサヒコは同じようにアイの腰を両手で抱き、
しっかり固定したままもう少し勢いをつけて、攻めた。
“ぐしゅっ…みり…みりりぃ”
すると、何度目かの反動の末、突き抜けたような感触があった。
「はぁあ!あ!あああッ!」
狭い道だったが…ペニスがめりこんでゆく。
(もしかして…今…処女膜を…)
アイの中はうねるように収縮し、ペニスを先端から根本まで包み込んでいた。
「…動いても…いいですか?」
マサヒコの囁きに、アイは涙目のまま小さく、こくん、と頷いた。
“じゅ…じゅぷぅ”
ゆっくりと…ゆっくりと、中を前後させた。肉と肉の、擦れ合うような音をマサヒコは聞いていた。
「はあ…ああ…うぅん…」
(先生の中…あったかい…)
生まれて初めて女の子の中に入った感動を、マサヒコは味わっていた。そして…。
(さっきから…先生、ずっと爪を俺の背中に立てたまんま…表情も…。よっぽど痛いんだな…)
アイの苦悶の表情に同情しつつ…。今更自分の中に燃えさかった欲望を止めることもできず、
いっそうその動きを強めていった。─男とは、因果な動物である。
「当たってる…うッ!マサヒコくぅん…マサヒコ君、当たってるのぉ!」
アイの奥は、ざらざらとしていて、呼吸をするたびにマサヒコのペニスを締めつけ、吸引していた。
ふくらみ…ちぢみ…マサヒコの動きに同調しようとするように、収縮運動を繰り返していた。
やがて、完全に同調したふたりの動き。アイの中は、ペニスをねじるように締めあげ、
マサヒコのペニスはアイの奥底のさらに深くを…えぐり、杭を打つように突いていた。
「ま…マサヒコ君、あたし…もうダメ…こ、壊れちゃうよぉ…」
「先生…俺も…ぶっ壊れそう…」
§
26郭泰源:2005/05/30(月) 00:44:59 ID:iVFFYWWO
そう言い合ったあと、ふたりはまた貪るようなキスを交わした。
舌を絡め、マサヒコは、アイの汗にしっとりと濡れた乳房を揉みしだき、
アイは更に強くマサヒコの背中に爪を突き立てる。
アイの乳房は焼けるような熱を持ち、マサヒコはその全てを味わうかのように動いていた。
「ふぁッ…ああ…マサヒコ君…あ、あたし…もう…」
その言葉を聞いたマサヒコは、最後の気力を振り絞ってアイの最奥を貫いた。
とろみのついたそこは…優しく包む込むように…。
しかし、貪欲にマサヒコのペニスの根本までがっちりと食らいついて離さなかった。
「先生…俺…」
「ま…マサヒコ…くぅん…」
ふたりは、会話にならない言葉を交わしたまま…ほとんど同時に、絶頂に達していた。
「お、お願い…マサヒコ君…そのまま出して…あ、あたしの中に…今日は、大丈夫な日だから…」
言われるまでもなく、マサヒコの理性はとっくに吹っ飛んでいた。
“どぷっ…ぐるっぷ…ぴゅ…”
精液が、マサヒコのペニスから溢れ出していた。すさまじい快感を覚え、
体中が弾け飛ぶような感覚に満たされながら…マサヒコは、アイの体に崩れ落ちていた。
アイも、目を閉じ、精液を一滴も漏らすまいとするかのように…。
マサヒコの腰に、両脚を絡めたまま、なにもできないでいた。
─どれくらいの時間が過ぎただろうか。やっと、アイが目を開く。
そこには、力尽きたようにうなだれる、マサヒコがいた。
「マサヒコ君…」
アイは、マサヒコをしっかりと抱きしめた。ふと目をやると…マサヒコの肩に、
小さな傷跡があることに気付いた。あの、ストーカーによって付けられた跡だった。
(マサヒコ君…マサヒコ君…)
気が付くと、アイはマサヒコのそこに口をつけ、舌で舐めていた。愛おしかった。
この世界の全てよりも…マサヒコが、そしてその傷跡が、愛おしかった。
§
27郭泰源:2005/05/30(月) 00:45:24 ID:iVFFYWWO
「…先生?」
やっとそのアイの行動に気付き、怪訝そうな表情を浮かべるマサヒコ。
「…ふふ。これで…おあいこだよね、マサヒコ君」
「?なにが…ですか?」
「あたしのせいで…マサヒコ君のここを…傷つけちゃったけど…」
「…」
「マサヒコ君は…あたしを…キズモノにしたんだもんね?だから…おあいこ…?きゃん?」
アイの最後の言葉を待たず、マサヒコは強い力でアイを抱きしめていた。
表情は─なぜか、怒ったようだった。
「あ…あの…怒ったの?マサヒコ…君」
少ししょんぼりとしたアイが言った。
「先生は…せんせいは、キズモノなんかじゃない!」
「え…」
「先生は…俺の、タカラモノなんです。だから…もう二度と…そんなこと言わないで下さい」
「マサヒコ君…」
アイの双眸からは、喜びの涙が溢れ、こぼれ落ちた。
しかし、マサヒコは…。
(あ…やべ…結局、メガネにもらった…コンドーム、使わなかった…)
何故か、そこだけ妙に冷静に後悔していた─。



END
28郭泰源:2005/05/30(月) 00:47:26 ID:iVFFYWWO
以上。古田氏並びに読者諸兄、読みにくくなってすんませんです。
あの…前半、なんならも一回この5時限目で投下しましょうか?
あ、遅れましたが乙です>>1氏。
古田捕手、タイトルは「傷」でお願いします。
29名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 01:01:28 ID:5BD46nnA
おおう、郭氏乙アンドGJ!
ハァハァ
30名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 01:11:25 ID:Q7mFiOEA
GJ!
31名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 01:25:26 ID:9Aa9gfw8
オリエントエクスプレスGJ!
32名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 01:55:33 ID:o38tNye6
アイカワイイよアイ
東洋超特急、やはりあなたこそが絶対無比のエースだ
33メリー:2005/05/30(月) 02:09:05 ID:3nc/MBxC
>>郭泰源様
描写とか細かくて、凄さを感じました。
アイが200%ほど本編より可愛く書かれていて、ズキュンときました。
GJですよっ!

それから私の方も完成しました。
前回の続編なので、前回読んでいないと分かりにくいかと。
今回のミサキは多少子供っぽくなっているので、
キャラが壊れている感は否めません。
ですが、超受身(というか流され上手?)なマサヒコは書けた気はします。
ではどうぞ。
34擬似新婚生活 お風呂編1:2005/05/30(月) 02:10:18 ID:3nc/MBxC
 どれくらい時間が経ったのだろうか。
 先に目を覚ましたのはマサヒコだった。
「ん・・・・・・、天野、起きろ」
 体を揺すってミサキを起こす。
「うぅ・・・・・・ん、マサヒコくん、名前・・・・・・」
 寝起きでも律儀に訂正を求める。
「あ、ごめん。ミサキ起きろ」
「ん。ちゅっ」
 ミサキは起き抜けにマサヒコにキスをした。
「な、何?」
「おはようのキス」
「そ、そうか。い、いやそれより今何時だ?」
 近くにあった時計に目をやると、夜八時を回っていた。
「お、おいもう八時だぞ! お前ん家のお母さん帰ってきてるはずだろ?
 見られたんじゃないか?」
 慌てふためくマサヒコだったが、ミサキは冷静に答えた。
「たぶんマサヒコくんのお母さんとカラオケだと思う。」
 下半身すっぽんぽんのマサヒコと裸でスカートだけのミサキ。
 珍妙な部屋の中でテンポの良い電子音が鳴った。
 スカートのポケットからケータイを取り出すミサキ。
「はい。ん・・・・・・、うん・・・・・・、そう・・・・・・、
 うん分かった。うん、じゃ・・・・・・」
 ピッ。
 通話を切って、ケータイをたたむ。
「だ、誰からだ?」
「お母さんから。案の定カラオケで遅くなるから、今日は泊まるって。
 ほら、明日休みだし」
「ああ、そっか・・・・・・。ってまったりしてる場合じゃないって!」
 急いでパンツとズボンを穿いたマサヒコは、
「一旦家に帰ったら、また来るから。部屋から出てうろうろしてるんじゃ
 ないぞ? そのまま待ってろよ」
 言うや否や、マサヒコは部屋から出て行った。
35擬似新婚生活 お風呂編2:2005/05/30(月) 02:10:41 ID:3nc/MBxC

 場所は変わってマサヒコん家。
「ただいまー」
 靴を脱ぎ捨て、駆け込むようにしたマサヒコに、彼の父親が
 居間から声をかけた。
「遅かったなぁ、どこに行ってたんだ?」
「ん〜、友達ん家。それよりちょっと俺、用事が・・・・・・」
 全てを言い終わる前に、父親によって防がれた。
「母さんからさっき電話あってな、ご近所の奥さん方とカラオケしてて、
 今日はそのまま泊まるそうだ。晩御飯は適当に作って食べて欲しいと。
 それから、お前が帰ってきたら伝えておいてくれって言われたこと
 なんだが、天野さん宅のミサキちゃんが今一人なんだそうだ。
 何があるか分からんから、ミサキちゃんと一緒に留守番しろ、
 と厳命だ」
 マサヒコは是が非でもなかった。
 お墨付きでミサキの家に行けるのだ。これ以上ないことだった。
「ああ、分かった」
「あ、でもお前今用事がどうのこうのって・・・・・・」
「いやっ、そんなこと何も言ってない。
 じゃあ親父、俺天野ん家で飯食うわ。ついでに心配だし、俺も
 あっちに泊まることにするよ」
「ああ分かった。くれぐれも気をつけるんだぞ?」
 父親の言葉を背に、マサヒコは再びミサキの家に向かった。
 ちなみに父親の『気をつけろ』意味はある意味でもう遅くて、
 彼の本当に言いたかった火の取り扱いという意味では、
 マサヒコが調理してので問題はなかった。
36擬似新婚生活 お風呂編3:2005/05/30(月) 02:11:38 ID:3nc/MBxC
「天野っ!」
 ドアを勢いよく開けたマサヒコの目に映り込んだのは、出て行った時の
 姿のままのミサキだった。
 てっきり自分が自宅へ帰っている間に着替えを済ませているものだと
 考えていた彼は、思わず目をそらした。
「むぅ、マサヒコくんまた天野って言ったぁ」
 ぷぅと頬を膨らませて、子供っぽく拗ねるミサキ。
 普段の彼女からは想像もつかない表情で、新鮮に感じるのだが、
 それよりも裸の方が強烈だった。
「ご、ごめん。でも何で着替えてなかったんだよ」
 あたふたとタオルか何かないかと探すが、勝手知ったる自分の部屋では
 ないので、どこに何があるのか検討もつかない。
「え、だってマサヒコくんがそのまま待ってろって・・・・・・」
 マサヒコはいつもとは違う子供っぽいミサキに内心驚いていた。
 まさかたった数時間でこうも人が変わるとは考えてもみなかったからだ。
「そのままって意味を取り違えてるって。ほら、
 シャツとか何か着てくれよ」
「でも、髪とかにまだ・・・・・・」
 そういえばそうだったと、今更マサヒコは思い出した。
 一応軽く自分の出したものは拭いたが、それで大丈夫というわけでは
 ないだろう。
「じゃあ、ほら、シャワーとか浴びて。とにかく着替えてくれっ」
 マサヒコの切なる願いだった。
 しかし、願いはむなしく消え去った。
 ミサキが彼の服のすそを小さく握って、イヤイヤと首を振ったのだ。
「一緒に入って」
「はぁ? 何言ってんだよこんな時に」
「こんな時だからだよ。今この家には私たちしかいないんだよ?」
「う、いや、そりゃそうだけど・・・・・・。男と女が一緒に風呂に
 入るなんておかしいだろ?」
37擬似新婚生活 お風呂編4:2005/05/30(月) 02:12:45 ID:3nc/MBxC
「ん〜ん。夫婦ならするもん」
「ふ、夫婦っ!」
 声の裏返るマサヒコ。
「だって有効なんでしょ?」
「だ、だからそれは高校卒業したらの話で・・・・・・」
「だから明日までの擬似新婚生活しよ?」
「ぎ、擬似新婚生活?」
 マサヒコはミサキの変な提案に首を傾げた。
 確かに今のミサキは子供っぽい仕草をしているが、それでいて同時に
 それよりに大人としての知識もある。
 無邪気と理屈で押し切られては、マサヒコは言い訳すら出せなかった。
「そう。だから最初は一緒にお風呂に入るの。ダメ?」
 涙声で、目を潤ませて訊くミサキ。
「う、うぅ・・・・・・」
 断れなかった。マサヒコにはその提案を断ることが出来なかった。
「分かった。もう何でもいいから体と頭と顔洗ってくれ」
 マサヒコの言った場所は、自分のソレがかかった場所だった。
「ん。じゃあお姫様だっこ」
「はああぁぁっ!」
 さすがのマサヒコも驚いた。
 どんな流れと理由があって彼女の中でお姫様だっこなどという単語が
 出てきたのか、全く理解できかったからだ。
「だ、だって、今私立ったら、あ、溢れてきちゃうんだもん・・・・・・」
 顔を赤くして恥ずかしげにうつむくミサキ。
 溢れてくる? 何が? どこから?
「あっ、ああ! ああっ!」
 ナニが溢れるのか気づいたマサヒコは妙に納得して声を上げた。
 今ミサキは寝転んでいるに近い格好で、体だけを起こしている。
 溢れてくる分には拭いたが、さすがに中まではどうしようもなかった。
 だからもし今ミサキが立ち上がると、中に残っていた分が・・・・・・。
38擬似新婚生活 お風呂編5:2005/05/30(月) 02:13:09 ID:3nc/MBxC
「おわーっ! ストーップ! ストップ! 起きるなっ! 分かった。
 分かったからそのまま横になってろ!」
 慌てて声を大にするマサヒコに、ミサキは素直に従った。こういう所は
 不幸中の幸いだったのかもしれない。
 ミサキが素直に横になり、マサヒコをじーっと見ている。
 深呼吸をしてマサヒコは決意したようにしゃがんで腕を差し出した。
 首と膝の下に腕を入れ、一気に力を込めて持ち上げる。
 ふわっ、と持ち上がった身体。
「意外と軽いなお前」
「む、意外は余計」
 ミサキは腕をマサヒコの首に回すと、必要以上に身体を密着させた。
 マサヒコは女性特有の柔らかさにドキマギしてしまう。
「そ、そんなにくっつくなよ」
「でも落ちちゃうし」
 拗ねの入った言い方をされて、マサヒコは口ごもった。
 もはやこの状況を解決させるには、有無を言わず移動し、任務を遂行
 することだけだった。
39擬似新婚生活 お風呂編6:2005/05/30(月) 02:13:30 ID:3nc/MBxC
 さすがに風呂場のある場所は知っていたマサヒコは、着くなりドアを
 開け、ミサキを下ろした。
 すると、彼女の言っていた通りの現象が起こった。
「あぅ、垂れちゃった」
 太ももの内側を伝う感触に、ミサキはビクリと震えた。
「ほら、さっさとスカート脱いで。シャワーのお湯出して。髪とか洗って」
 誰もいないと頭で分かっていても、やはりこういう状況で二人っきりと
 いう状況は、今のマサヒコには耐えられなかった。
「ん、分かった」
 あってないような物だったスカートを脱いで、完璧に生まれた時と
 同じ姿のミサキを見て、マサヒコは顔を赤らめて逸らした。
 手渡されたスカートを受け取り、風呂場の外へ放り出し、ついでに
 自分も出てドアを閉めた。しかも鍵まで閉めた。
「あ・・・・・・」
 トントンとドアが内側からノックされるが、マサヒコは鍵を開けようと
 しなかった。
「洗うとこ洗って、暖まったら開けてやるから」
 ドアの外でそう言うと、ノックする音が止んだ。
 納得してくれたか、と安堵の息を吐く間もなく、事態は一転した。
 中からすすり泣く声が聞こえてきたのである。
 ドア越しの体が震えていて、顔らしき所に手を持っていっているのが
 分かった。
「ひっく・・・・・・、うぅ、ぅえぇ・・・・・・」
「ちょっ、何で泣くんだよ!」
 これにはビビッたマサヒコは鍵とドアを開けた。
 やはりミサキは泣いていたのだ。
「だ、だって、っぅく、マ、マサヒコくん、ひっく、一緒に入って、
 く、くれるって、うう、言ったのに・・・・・・」
 他人様の家の風呂場で、裸の少女が泣いている。
 あまりにも異常な光景。
40擬似新婚生活 お風呂編7:2005/05/30(月) 02:14:39 ID:3nc/MBxC
 さすがに泣かれるとは思っていなかったマサヒコは慌てて取り繕う。
「いや、だって、あれは、そう言わないとお前、動こうとしなかった
 からで、あー、もうっ、何で本気で泣いてんだよ・・・・・・」
 マサヒコが何か言う度にミサキは泣いた。
「分かった入る入るっ! だからもう泣くな。なっ?」
「うぅ、うん・・・・・・」
 もう完全にマサヒコは観念した。敵うわけがない。有利は相手に働いて
 いるのだ。
 脱力しながらもマサヒコは服とズボン、シャツとパンツを脱いだ。
 訂正してもう一度言おう。
 他人様の家の風呂場で、お互い一糸纏わぬ姿の男女(中学生)。
 あきらかに何かがおかしい状況だった。
 こうなったらマサヒコにはこの状況をさっさと終わらせることしか
 出来ない。
 シャワーのお湯をちょうど良い温度に設定し、ミサキを座らせた。
「目、閉じて」
「洗ってくれるの?」
「ああ。いくぞ」
 シャワーから昇る湯気。何本もの湯がミサキの頭に降りかかる。
 ある程度湿らせた所で、マサヒコはシャンプー液を普段どれを
 使っているのか訊き、指定されて物でミサキの髪を無造作に洗った。
 洗われている間のミサキは大人しくて、嬉しそうに微笑んでいた。
「泡、流すからな」
 言ってからマサヒコはシャワーのお湯でミサキの頭に乗った泡を
 全て洗い流していく。表面のを落とし終わっても、内部に残っている
 泡があるので、優しい手つきで髪を混ぜながら泡を落としていった。
「ほら、顔と体ぐらいは自分で洗えるだろ?」
 そう言うと、ミサキは素直に顔を洗った。
 が、したのはそれだけだった。
41擬似新婚生活 お風呂編8:2005/05/30(月) 02:15:11 ID:3nc/MBxC
「? おい、体も洗えよ」
 振り返って、
「洗って」
「バッ! 馬鹿なこと言うな。今この状況でもおかしいってのに、
 これ以上おかしくするな!」
 まあ、おかしいのは言っている本人の股間だったりするわけですが。
 裸の女性と一緒で自制しろというのは無茶な注文で、それでも彼は
 必死に我慢はしているのだ。
「ヤダ。洗って」
 もはやミサキはただの子供だった。いや、ただの子供の方がまだ可愛げ
 があるというものだ。
 いかんせん体は成長しているだけあって、マサヒコの欲望を刺激すること
 は十二分以上にしていた。
 だが、マサヒコも学習していた。
 もし断ってみようものなら、泣かれてまた何か言われるのだ。
 それに対していちいち反応するのにも疲れた。
「分かった。ただし、大人しくしてろよ」
 言うと、スポンジを泡立てて、ミサキの背中から洗い始めた。
 背中全体が終わると、首やその周り。次は左右の腕と脇。
 その辺までいくと、ミサキも変な声を出し始めた。
「はぁん・・・・・・はぁ、はふぅ・・・・・・」
 後ろから洗える所は全て洗った。なんたって洗いながら何度も確認もした
 のだから。
「ほら、後ろはやったから。前くらい自分で・・・・・・ってぇ!」
 ミサキとマサヒコはいつの間にか向かい合っていた。
 顔だけでなく、耳や首まで赤くしたミサキがマサヒコの前にいた。
 胸やその色づいた先端や、女性特有の割れた場所がはっきりくっきり
 見える。
 一度見ているとはいえ、こうも惜しげもなく見せ付けられると
 恥ずかしい。
 見せている本人ですら恥ずかしがっているくらいだし。
42擬似新婚生活 お風呂編9:2005/05/30(月) 02:16:07 ID:3nc/MBxC
「・・・・・・はああぁぁ」
 大きくて深いため息を吐いてから、マサヒコは前も洗うことにした。
 ゴシゴシゴシ・・・・・・。
「はあっ、あっ! ん、ひゃうっ、はうぅ・・・・・・」
 前に残っているのは敏感な部分だけで、そこを擦る度にミサキは甘い
 吐息を吐く。
 情けない気持ちになりながらも、マサヒコはしっかりと反応していた。
 胸、腹、太もも、ふくらはぎ、足。
 最後の最後に女性の一番敏感で、自分を一度入れた場所が残った。
「・・・・・・・・・・・・・」
 覚悟を決めてマサヒコはそこも丁寧に優しく洗うことにした。
「ぁうっ、っあ、はぁあっ、ふぅ・・・・・・、んんっ、んあっ、くぅ」
 ミサキはトロンとした目で愛おしげにマサヒコを見つめた。
 ドキッとしたマサヒコは手を止める。
「わ、私もマサヒコくんを、洗ってあげるね?」
 するとマサヒコの視界は一転した。
 気づいた時には背中と後頭部に痛みを覚え、自分の体が金縛りにあった
 かのように動かなくて少し重く、なぜか天井を見ていた。
「あ、天野?」
「また天野って呼んだ。ぐすっ、マ、マサヒコくん、実は私のこと嫌い?」
 天井と自分の顔の間に突如として現れたミサキの顔に少なからず驚き、
 しかし刺激しないように慎重に冷静に答えた。
「嫌いじゃない。本当に。絶対。ただ突然だと言い慣れてる方が出るだけ。
 今度からは気をつける。誓う」
 妙に片言っぽいのはやはり冷静でない証拠だった。
「分かった。気をつけてね」
「ああ」
 マサヒコが頷くと、ミサキは欲しかった玩具を買ってもらった
 子供のように笑った。
43擬似新婚生活 お風呂編10:2005/05/30(月) 02:17:14 ID:3nc/MBxC
「じゃあ、洗うね・・・・・・っんん、はあ、ふっ!」
 ミサキはマサヒコの身体の上を滑り始めた。
 泡のおかげで、摩擦が少なく、むしろ逆にミサキの身体の形を正確に
 感じ取れていた。
 胸がマサヒコの胸元を擦れる。ただし違和感がある。硬い何かが
 言ったり来たりしているのだ。
 しかもミサキはそれによって自身も気持ちよくなっているようだった。
 まあいい。これは妥協しようじゃないか。
 だいぶこの状態のミサキの取り扱い方の分かってきたマサヒコ。
 心の中で自分に言い聞かせるようにして頷いた。
 だがしかし、自分を刺激するものもあった。
 ちょうど良い感じで収まりのある自分の分身が、
 上下に擦られているのだ。
 マサヒコとミサキの身長を考えると、何がナニを挟んでいるのかがすぐに
 分かった。
 うむ、日々勉強していたおかげだ。
 などと現実逃避する余裕さえ今のマサヒコにはあったが、出るものは
 出る。
「くっ、あっ、ミ、ミサキ・・・・・・」
 快楽の刺激には抵抗が出来ない。
 現実逃避さえあっという間に引き戻される。
「ああっ、はあ、うんっ」
 ミサキの動きが激しさを増す。
「うあっ! ダ、ダメだミサキっ! で、出るっ!」
 その声と同時に、二人にマサヒコの性が飛び散った。
「はぁ、はぁ、はぁ、ま、また汚れちゃったね」
 おそらく自分も同時に達したのだろう。潤んだ瞳のミサキがそう言った。
「・・・・・・ああ、そうだな」
 投げやりに返事を返すと、ミサキをどけてシャワーからお湯を出した。
 自分の身体に付いた泡と自分の性を流し落とす。
 余韻からから、まだ脈打っている自分の分身を見て、
 情けなさが倍増した。
44擬似新婚生活 お風呂編11:2005/05/30(月) 02:17:52 ID:3nc/MBxC
「ほら、立って」
 手を差し伸べるとミサキはすぐに立ち上がり、マサヒコはもはや自分で
 やれとは言わず、ミサキの分も洗い流した。
 体を一周させて、全て落とし終えると、ミサキの顔が正面にあった。
「マサヒコくん、ちゅっ」
 とふいにキスされた。
 だが、もう慌てない。というか他のことの方が印象的過ぎて、慌てる
 のが、バカらしくなった。
「どうも。ほら、上がって体拭いて」
 促されるままミサキはドアの外に出て、
 その後ろをマサヒコはついて行った。
 用意されていたタオルで体や髪を拭き、マサヒコは着替えた。
「あ、着替え持ってきてないよ?」
 言われてマサヒコも気づいた。
 あの時はまだ慌てるということを覚えていたので、
 気が動転して着替えを用意するのを忘れていたのだ。
「どうしよう。俺が取ってくればいい?」
 まさかタオル一枚で家を歩かせるわけにもいかない。
 が、
「ううん。呼んだからキッチンに来て」
 なぜにキッチン?
 と思ったが、すぐに腹の減っていることに気づき、晩飯のことを
 意味していると考えた。
「分かった」
 マサヒコの返事を聞いて、ミサキはタオル一枚でマサヒコの前から
 いなくなった。
45擬似新婚生活 お風呂編12:2005/05/30(月) 02:18:13 ID:3nc/MBxC
 やっと、マサヒコに心休まる時間がやってきた。
 疲れとかそんなものを超越した何かがマサヒコを襲っていた。
 しかしマサヒコは気づいていなかった。いや、気づく由もなかった。
 これから先もっともっともっと更にそう思うことに。
 しかもそう遠くない時間で。
「マサヒコく〜ん」
 そして天使の声で悪魔のような時間が切って落とされたのだった。
46メリー:2005/05/30(月) 02:22:11 ID:3nc/MBxC
これにてお風呂編終了です。
中には『メリーは風呂好きかっ!?』なんて思っている方がいるかも
しれないと恥ずかしいやら、可笑しいやら(笑)
分からない人の方が多いと思うのですが、一応
「違いますっ!」
と否定する今日この頃です。
さて、〜〜編となっている以上、続くと思われたですよね?
ええまあ続きますがね。
最初=自室。二回目=風呂場。三回目=???
ま、分かると思いますが。
いつうpできるか分かりませんが、その内ということで。
面白かったなどと思っていただければ幸いなメリーでした。
47名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 02:46:21 ID:xuX+/L0g
エースとプロ一年目の投げ合いきた━━━━━(゚∀゚)━━━━━

エース郭氏のを読んだあとだとちょっと文章に
粗がある気がするけどメリー氏GJ!!
なんかメリー氏の作品は少女漫画っぽい可愛さがあるね
48名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 02:59:02 ID:Rx4yGCaG
郭氏ゴッジョブ。アイかわいいよアイ。
前半ですが張りなおす必要は無いと思いますよ。三時間目が落ちないうちに五時間目がたってしまうという
実績(?)がありますから読めなくなることは無いかと。ここ落ちるの時間かかるし。

新スレたってたんだし遠慮せずに最初からこちらに投下してくれててもよかったのに……

メリー氏Gj
ソーププレイのミサキチ藁た。どこでそんなことを覚えたのかとw
49名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 03:00:17 ID:Rx4yGCaG
あと郭氏のIDが凄かった。
50名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 08:46:23 ID:FV24JqNO
風呂エロかった
51名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 17:11:50 ID:Fge/AYuB
メリー氏はたくさんの読者を風呂好きにさせた罪なお方だw
52名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 17:47:30 ID:fM4zfiXn
たしかに風呂はエロいですな
しかも上質
53名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 19:46:13 ID:jePdGh2J
風呂と温泉は違うぞ
54メリー:2005/05/30(月) 20:03:57 ID:kAt8V+G/
おおうっ、何やら良い評価がもらえているぅ〜!
嬉しい限りですよ。
時間はかかりますが、次回作も考えてますんで、
応援のほどよろしく〜(なんちて・・・・・・!)
55名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 20:32:12 ID:lrYYqFzR
郭氏、メリー氏乙アンドGJ!!

ベテランの熟練な投球と若手の生きのイイ投球を楽しませて頂きました!

>>メリー氏
ミサキがマサに対しての呼び名は
「マサヒコくん」より「マサちゃん」のほうが
原作にあってる気ガス

でもそれ以外はGJ!風呂プレイにハァハァ
56名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:04:19 ID:Qpf5g1wr
(´・ω・`) 外から鍵?
57メリー:2005/05/30(月) 22:22:09 ID:9NmjvB9L
>>55
なるほど、考えもしなかった。
でも、成長していることも考えると「マサヒコくん」がすんなり
くるかと? 「マサちゃん」は・・・・・・萌えるなぁ・・・・・・。

>>56
あ、いや、家の風呂場には洗面台のある方と、バスタブのある方、
両方に鍵があったんですよ。
まあ、ストーリーの展開上、無理矢理設置したと思ってくれても
結構ですよ。

さてっ! 次回作などと言っていましたが、完成しました。
と、言ってもちゃんとした続編ではないんですけどね。
あれですね、外伝ってやつですね。リンコと同じスタイルです。
↑で言ってる次回作ってのはちゃんとした続編なので、
これは気まぐれで書いたやつです。
読めば誰がメインだかすぐに分かると思います(笑)
ではどうぞ。
58モヤモヤなもや1:2005/05/30(月) 22:22:36 ID:9NmjvB9L
 近頃私の胸にもやがかかることが多くなった。
 理由は分からない。でも最近意識し始めた人がいるのは事実。
 私と彼、小久保マサヒコが知り合うきっかけになったのは、
 二年生に進学し、そのためクラス替えがあったからだ。
 もともと彼を微塵にも意識したことはなかった。

 なぜならその時私が最初に意識していたのはライバルである天野ミサキ、
 その人だった。
 彼女は彼と幼馴染という関係らしく、普段からとても親しそうに
 している。
 傍から見ても分かるほど、彼女は彼を意識していた。
 どう考えても彼女は彼が好きなのだろう。
 だからこそ私は余計に彼を見るようになったのかもしれない。

 彼には他にも仲の良い女の子がいます。
 的山リンコといい、はっきり言って私にはアホにしか見えません。
 でも、彼と彼女を繋ぐ共通点は多く、時間を共にしていることが
 多いはず。
 それを考えるとまた私は彼を見るようになる。
 分からない。不思議だ。

 彼には濱中アイという家庭教師がついている。
 私はどうも彼女が苦手だ。
 的山さんと同様に行動が読めない。
 彼女は家庭教師という立場であるため、彼と一緒の時間がある。
 それは私との時間に比べれば、短いものだけど、内容の濃さが
 違うと思う。
59モヤモヤなもや2:2005/05/30(月) 22:23:06 ID:9NmjvB9L
 私が思うに彼の周囲には女性が多いです。
 どうしてでしょう。気づけば私は彼の動向を追っています。
 彼が天野さんと楽しそうに話をしている。
 彼が的山さんに呆れた表情でツッコミする。
 彼が濱中先生に質問し、要領を得ると笑いかける。
 それらを見る度に私の心にもやがかかり、ますます濃くなっていく。

 彼のことを見ないように見ないように意識すればするほど、
 私の目は彼を追う。
 だから目を閉じてそっぽを向いても、彼の見せる様々な
 表情が私の脳裏によみがえる。
 嬉しそうだったり、可笑しそうだったり、げんなりだったり。
 何度頭を振ってもそれらは消えることなく、私の頭についてくる。 

 私の心のもやはいったい何なんだろう?
 彼と話ている間はもやが少しずつ薄れてきて、私の心が
 晴れ渡っていく。
 誰かに相談してみよう。
 天野さん、的山さん、濱中先生はダメだ。
 理由ははっきりとないけど、この三人には相談してはいけない気がする。
 そうだ、お姉様に相談しよう。
 でも、でももう少しだけ待ってみようと考えてしまう。
 理由は分からない。でも何かが変わるのは分かる気がする。
 私は今が好きなんだろう。だから、相談するのを遅らせるんだ。
60モヤモヤなもや3:2005/05/30(月) 22:23:46 ID:9NmjvB9L
 彼の見せる優しさが今でも心に残っている。
 海に皆で旅行した時、思い出すと恥ずかしいけど、彼に水着を
 取られた上に、私が悪いのだけれど初めて異性と一緒に夜を
 共にした。
 私の”責任取って”という発言に、彼は困ったような表情をさせて、
 でもその後に行った縁日で、金魚を取ってくれた。
 とても嬉しくて、その金魚は今でも私の部屋で飼っている。
 両親に大き目の水槽も買ってもらった。

 どうしてそんなことをしたのだろう?
 そう、金魚といえども生き物をむやみに殺すのが嫌だったからに
 違いない。でなきゃ・・・・・・、でなきゃそんなことしなかった
 と思う。
 
 分からない。分からない。このモヤモヤが何なのか分からない。
 苦しいはずなのに、切ないはずなのに、どこかでこのモヤモヤが
 あることに嬉しいと思っている自分がいる。
 彼のことを考えるとどっちも強くなり、何とも言えない気持ちになる。

 この気持ちをすっきりさせたい。
 どうしたらいいんだろう・・・・・・?
 そうだ、彼を買い物に誘おう。
 買い物は嫌いじゃないし、少しは気が紛れるはずだ。
 そして両手に抱えられないほど買って、それを彼に全部持たせよう。
 そうだ、それがいい。
 だって、まだ責任を全て取ってもらってないんだし。
 彼と一緒に買い物。
 そう思うと心がスッキリする。
 どうやら今日はぐっすり眠れるようだ。
 おやすみ、小久保君・・・・・・。
61メリー:2005/05/30(月) 22:25:25 ID:9NmjvB9L
・・・・・・分かりましたか?
ちょっと乙女チックですね(恥)
ちゃちゃっと仕上げた作品なので、色々と雑ですみません。
ちゃんとした続編はこれから取り掛かるつもりです。
さぁ、頑張りますよ〜
62名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:45:59 ID:tkaNvj6z
メリー殿、乙です。
それにしてもかつての鹿取もかくやの登板間隔ですな。
63名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 23:13:40 ID:qZFBhzyk
「まぁた鹿取やで!」の鹿取w
角と並んで、宮田征典の『八時半の男』を受け継いだりもしてましたな

ともかくメリー氏乙。
気張りすぎず、肩と肘を壊さないようにぼちぼちと頑張ってくださいな。
64RAGNA:2005/05/30(月) 23:15:18 ID:PfLxqZVF
久しぶりに来てみたら超大物が……
しかも恐るべき登板間隔に驚愕です。

なにはともあれメリー氏GJ!

自分もそろそろ書き始めます……
65メリー:2005/05/30(月) 23:19:21 ID:9NmjvB9L
感想ありがとうですっ!
でも、外伝二つは結構手を抜いてる(問題発言っ!!)ので、それほど
負担にはなってませんよ。
むしろ本編の方が・・・・・・。
外伝の方が手の進みがいいって・・・・・・、いいのか悪いのか。
ちなみに外伝もあと一人用意しようかと考えたり考えてなかったり。
66名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 23:38:24 ID:d+Zw/5QZ
郭氏、メリー氏GJ!!
セリカ氏のシンジ×カナミの後編を全裸でティムポ握りながら待っている
シリアスなカナミ萌えの俺ガイル
67名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 00:22:39 ID:TxqIxvZS
マイゴッズの518神とミセリ神を心からお待ち申しておりまんにゃわ
68古田(ゝ○_○):2005/05/31(火) 00:55:56 ID:U2p/s84E
保管庫更新しました
69名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 01:48:27 ID:mq3gIWp4
>>68
乙。投下の早いこのスレ(エロパロ内ナンバーワン!?)でほんとに乙です。
あなたの功績に感謝して保管庫の宣伝をちゃんと見るよ。
70メリー:2005/05/31(火) 02:11:09 ID:y21iNMUd
古田様
乙。そして直しの方ありがとうございました。
モヤモヤのもやまで更新されていたのには驚きましたよ。
71名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 03:17:17 ID:KgHk4/Gi
古田氏、いつも乙です。
72名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 04:08:01 ID:CkZrcaU1
古田氏おつ。
73名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 14:54:33 ID:oDOVR+Yu
>>72
74名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 15:50:50 ID:oDOVR+Yu
つーか意味がわからんが?
75名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 16:08:31 ID:D2vU2EFb
ID:oDOVR+Yu

それは困る
76名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 16:33:59 ID:oDOVR+Yu
あ、いや、説明が足りなかった
73だと何を言いたかったのか分からないと思ったんだ
72を責めるつもりはないんだが、そう思った根拠ぐらいは聞きたいと思って
77鎌田:2005/05/31(火) 17:45:13 ID:mq3gIWp4
前スレ633氏のネタでSS書きました。

タイトル「瞬間、股、開いて」
……我ながらひどいタイトル

633氏、自分のネタを快く譲ってくださってありがとうございます。
元ネタを作られた本人様に見られると思うと汗顔の至りです。

拙文ですがご容赦ください。
78瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 17:47:30 ID:mq3gIWp4

駅のホームから見上げる空は、全面ねずみ色の陰鬱な雰囲気で、朝からずっと強い雨が降り続いていた。
(うわぁ……空がねずみ色だ……。)
アイはぽかんと口を開けたまま空を見上げていた。今日はマサヒコ宅で授業のある日だ。
ホームの屋根に雨がぶつかって、バラバラバラ、と大きな音を立てるのがおもしろい。

(ほんとにネズミが降ってきたら……どうしよう……。きっとペストが大流行して……。)
間の抜けたことを考えていると、待っていた電車がホームに滑り込んできた。
雨に濡れた車体は妙にリアリティを持っていて、逆に少し不思議な感じがしたが、別段気にもかけずにアイは、
電車とホームの間が広く開いている場所もあるので、足元に気をつけて乗車した。

空いている席が無かったので、仕方なくアイは奥の扉の前まで進み、手すりにつかまる。
(まぁ、小久保君ちの駅そんなに遠くないし、いいか)
のほほんとそう思っていたのだが、次の駅から事情が変わった。

扉が開き数人が降りると、その何倍もの人数が、どかどか乗り込んでくる。
先ほどまでとはうってかわって、すっかり車内は満員電車の様相を示していた。
79瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 17:51:16 ID:mq3gIWp4

(うう……身動きが取れない……芋洗いのすし詰めね……)
人の波に押されて、アイは扉に押し付けられる格好になった。無い胸でもこう押し付けられると痛い。
胸だけでなくて尻や腰も、人の圧力のせいで苦しい。
もともとの天気と、人の吐く息で、車内の湿度が高くなる。皮膚がぺたぺたするような感覚がある。

(あー……、どうしようもできないよ……柔道だったら押さえ込みで負けよもう……)
またしても馬鹿なことを考えながら、アイはこの状況を耐えることを決意した。
サラリーマンの体温だとか、男の体臭だとか、他人の体の感触だとか、余計なことを考えると気もち悪くなってしまうので、
ただ黙ってやり過ごすのが一番楽なのだ。幸い目的の駅まではそう何駅も離れているわけではない。
そう考えながら、ぼーっと焦点をあわせずに町を眺めていると

「ひゃん」
おしりに手のひらのあたる感触があって、チワワの鳴き声のような、間抜けな声が漏れてしまった。

(な、なに?まさか……痴漢!?)
痴漢かと思って身構えたが、その後しばらく何事も無かったので
(なんだ……たまたま当たっただけか……そりゃ、この満員具合ならそんなこともあるわよね……傘とか、手荷物を持ち替えただけかも……)

ふぅ、と胸を撫で下ろそうとしたそのとき、ふたたびおしりに掌があてられた。
しかも、今度はしっかりと、おしりを包み込むような形で。
驚きと恐怖で、びくぅ、と体が震えてしまう。

80瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 17:52:12 ID:mq3gIWp4

(や……やっぱり……ち、痴漢!!……いやっ……撫で……!)
包むように当てられた掌が、スカートの上から優しくアイのおしりを撫でまわし始めた。
あくまでも優しく、ほんの少しの圧で、アイのおしりを舐める様に撫でまわしていく。

(ん……!やぁ……、やめ…て……。そうだ!こ、こんなときは確か……!!)
アイは以前中村に教わった痴漢撃退方法を試そうと、右手を後ろに回し痴漢の指を掴む。
相手の指を一本掴み、力の限り関節を逆へ曲げる。

(この指を……こうして……ええいっ!)
単純だが、これは痛い。

「いたぁーーーーーーーーー!!!!!!」
アイの真後ろから、叫びが聞こえた、が、それは予想外の声だった。
(あれ……今、私、ちゃんと痴漢の手を握ったよね……?)
つい、ぱっと手を離して考えてしまう。

突然の叫び声に、じろり、と、視線が集まる。
「ああ、いや、なんでもないんです。ちょっと、足を……。」
弁明するその声も、明らかに女性の声であった。
81瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 17:53:12 ID:mq3gIWp4

(あれ!?しっかり痴漢の手を握ったはずなのに!なんで女の人が……!?)
理由が分からずに狼狽するアイに、後ろの女性が小さく囁く。

「……もう……痛いじゃない。」
「ご、ごめんなさい!なんか間違えたみたいで……」
アイは自分の過失だと思い、なんとか顔だけ後ろを向けて謝る。
やはり後ろに立っている人物は、メガネをかけたスーツ姿の女性で、OLのようだった。
痴漢と間違えてしまって、その上あんなことまでしてしまったと、アイは動揺したが、女性は優しく微笑み、

「ううん、いいのよ。」
と許してくれた。やさしい人でよかった、少しほっとしたが、女性はさらに言葉を続けた。

「……間違いじゃないんだから。」
「へっ?」
82瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 17:55:24 ID:mq3gIWp4

目を点にするアイだったが、すぐにその言葉の意味が飲み込めた。再び、おしりへの愛撫が始まったのだ。
「んぅ」
予想外の快感に、またしても変な声が出てしまった。
(ええええええ、なに、痴漢じゃなくて……!痴女!?そ、そんなあ!……あっ)
アイが驚いて身を硬直させているときも、愛撫は続く。
やさしく、やさしく撫でられる中に、稀に、にぎにぎ、と愛撫が変化してそのたびに、背中がぴくん、となる。

「緊張しないで……リラックスして……大丈夫……男みたいに乱暴にしないから……」
女は耳元で囁く。

(緊張しないで、って言われてもぉー!)
(……あああ、こんなことなら先輩から痴漢撃退法だけじゃなくて痴女撃退法も習っておくんだった……)

軽いパニックの中で、がちがちに身を固めるアイの様子をみて、
女はアイを実力でリラックスさせることにした。

「大丈夫……何も考えないで、ただ……」
女は耳元でそこまで言うと、前歯でアイの耳たぶを軽く挟んだ。
背中に電流が走ったように、びくぅ、と体が縮こまるが、甘噛みと舌での愛撫を繰り返されるうちに、
体の力が抜けてきて、縮こまった身体も弛緩し、目がとろん、としてきた。
83瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 17:57:13 ID:mq3gIWp4

(あぁっ……そんな……耳……なんて……んんっ……キモチイイっ……)
アイの変化を敏感に察知した女は耳への愛撫をやめ、ゆっくりとアイにたずねる。

「……きもち、よくなってきた?」
恥ずかしさと愛撫の効果で耳を真っ赤にしたアイは、息を吐き出しながら、こくり、と静かにうなずいた。
うなじが汗ばんできているのが自分でも分かった。

(って、素直に返事しちゃった!いや、そうじゃなくて、痴漢なのに、きもちよくて、男でなくて、
 女の人にこんなことされちゃってて、ここは電車の中で、この人とは会ったことも無くて……
 もう、なにがなんだか、わからないよ……ぅん)

女の手がおしりから太ももの裏へ下がっていった。タイトなスカートのすそに沿って指を横に動かす。
素肌に触れるか触れないかのところで指を往復させ、焦らす。

(ううう……ぞくそくするぅ……)
84瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 17:58:23 ID:mq3gIWp4

車内の気温のせいもあり、アイの顔はすっかり上気して、頬まで赤く染まっている。
その様子を見て女は、焦らすのをやめ、生足のふとももに侵攻する。
責める場所がふとももにかわっても、その触り方はいままでどおりあくまでも優しく、
手のひら全体を使ってふとももの裏をゆっくりと、広く撫ぜる。

「んふふ……肌、すべすべね……。うらやましいわぁ……。」
耳元で女が小さく囁く。その小さな声の波にも体がぞくぞくしてしまう。

「どう……優しく触られると、逆に意識を集中させちゃうでしょう……?たとえば、こんな小さな刺激にも……」
と言って、ふっ、と息をうなじに吹きかける。
(やぁっ……ん!)

汗ばんだうなじに息を吹きかけられ、女の言うとおりに、
それだけでアイの身体はびくんと大きく反応してしまう。

「うふ、敏感なのね……かわいいわぁ……」
女の言葉責めにアイの身体は縮こまってしまう。

「あなた、処女でしょ。……うふ、やっぱりねえ。そんな感じがするもの。……いいわあ……私好みよ……」
85瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:01:19 ID:mq3gIWp4

目の前のドアのガラスに反射して映る女の顔は恍惚としているように見えた。うなじを刺激されて、何故か目に涙が浮かんできた。
ん、はぁっ、と熱のこもった息を吐き出すと、ガラスが曇って女の顔は見えなくなった。
頭がぼぉっとしてうまく物事が考えられない。触られたおしりと、いま触られているふとももを中心に熱く、
からだ全体がじんじんしてきた。ふとももに汗をかくように、ひょっとしたらパンツの中もじっとりとしているかもしれない。
もしここまで触られてしまったら、こんなに人のたくさんいるところで感じているのがばれてしまう。
それだけは避けたいような気がしたが、

(でも……)
おしりや太ももに触られただけでこんなに感じてしまうのだ。これであそこに触られてしまったら、
そう思うと、少し触られてみたいような気もするのだった。いままで数回被害にあった男の痴漢がやるような、
自分本位の行為と違って、あくまで優しく扱われる今の状況に、アイはなんとなく
このまま女に身体を任せてもいいような気がしてきた。

「さて……そろそろ中を触ってあげたいんだけど……このスカートけっこうタイトだから、このスカートじゃあ……
 前までめくれて、駅で丸見えになっちゃうわね……それでもいい?」
アイは首をふるふると横に振った。さすがにそれは恥ずかしい。

86瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:03:05 ID:mq3gIWp4

「そりゃそうよねえ……でも、安心して。今の時代は凄いものがあるんだから。」
そう言うと女は左手に持っていた傘を右手に持ち替えた。それも、柄ではなくかなり下のほう、傘のちょうど真ん中あたりを握り、
そして、柄の部分をアイのスカートの中に入れた。

「ひゃあっ」
急に冷たいモノが股にあたり、驚いてしまう。

「スイッチ、オン」

かち、という音のあと、アイのもっとも敏感な部分にあてがわれた傘の柄が細かく振動を始めた。

「んああぁっ」
思いがけない大きさの快感に、身体は大きく反応し、目立ちたくない、という意識と反する大きな声を出してしまう。
女はその反応に満足したようすで、

「ほら……気持ちは分かるけど、少し声を抑えて……みんな見てるわよ」
と囁く。「みんなが見ている」と言われたアイは、体がかぁっと熱くなるのを感じた。
本当はアイのあえぎ声はほとんどレールの音にかき消されていたのだが、羞恥心をかきたてようとする、女の作戦であった。

「ふふ……いまは便利なものが売ってるわよね……。どう、けっこういい動き、するでしょう?」
「…………ッ!」
スカートの中で暴れる傘に、口を真一文字に結んで声を出さないように我慢するのが精一杯だった。
(んんんっ……なにこれ……きもちイイっ……だめ、声が出ちゃうっ……)
「これ、強弱もつけられるのよね。」
87瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:05:06 ID:mq3gIWp4

声が出そうになってしまっていたアイを気遣うかのように、傘の振動が弱くなる。
(……はぁっ……た、たすかったぁ……)
ふぅ、とアイがため息をつくのを見た女は、にや、と声を出さずに笑い

「じゃ、最強にしてみよっか。」
と軽い口調で言うと、傘の振動は激しさを急激に増し、アイの秘部を乱暴なまでに刺激する。

「はああんっ……っやぁ……」
油断していたところに強い振動を当てられ、我慢できなくなりアイは声を漏らしてしまう。

「あはは、もう、かわいいんだから。」
囁く女をアイが涙目で見つめると、振動が少し弱くなった。
電車のスピードが遅くなり、ホームに入っていく。

(はぁ、はぁ、ここは……?)
88瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:07:30 ID:mq3gIWp4

車掌のアナウンスが入る。
「……、お出口は、左側です……。」

まだ目的の駅ではなかった。そのうえ、アイが今よりかかっている側のドアは開かない。この状況が改善されることはなさそうだ。
「んふ、まだ楽しめるみたいね……。ほら、見てごらん。」
アイはふっと顔を上げ、ガラスに映った自分の顔を見る。顔は赤く目は潤い、とろんとしている。
男が見れば、色っぽいと感じるだろう。しかしアイにとってその自分の顔は、電車の中で完全に、感じている自分の顔であり、
恥ずかしくなった。

「向かい側の車両の男の子……こっちのしてることに……気付いてるわよ。」

えぇ!と、向かい側の車両のドア付近の男、高校生だろうか、を見る。完全に視線がこちら側、アイの下半身に向けられている。
こっちの車両は満員電車であるし、後ろ側はアイより背の高い痴女がカバーになって、アイがスカートの中に傘を突っ込まれているとわかる人間はいないだろう。
しかし、ガラス越しの向こう側には、特に視線をさえぎるものがなく、アイのスカートに傘がつっこまれていることと、アイが感じている表情が丸見えなのだ。

(み、見られてるぅ……やだぁ……)
見られていることに気付いたアイは、傘の振動を止めてくれ、と女に懇願するような目をむける、が

「あんんんんっ……」
女は再び傘の振動を最強にした。その大きな快感に抵抗できず、見られていることもわかりながらアイは
執拗に与えられる快感に逆らえず、あえぎ声を出してしまう。

「ほら、見てる見てる……ああ……」
89瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:08:22 ID:mq3gIWp4
快感に身をよじるアイに声をかけるて楽しんでいると、電車は発車してしまった。

「ああ……動いちゃった……もう少し羞恥プレイを楽しみたかったのにな……」
と、傘の動きを元の強さに戻す。何はともあれアイはほっとした。

「……、次は……。お出口は、右側です」
発車直後、車掌がアナウンスを入れる。次の駅が目的の駅である。あと何分かで着くだろう。
もう少しでこの電車から降りられる。

「そう、次はこっちが開くのね……じゃあ、そろそろイカせてあげないとね。」
90瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:09:42 ID:mq3gIWp4

「えっ……やぁんっ……」

いきなり傘のパワーを最大にし、割れ目に沿って上下前後に動かす。
(んんんっ……!もう少しだから……我慢しないと……!!ふぁ……!)
アイが身を固くして女の愛撫に耐えていると、女の左手がアイの胸に伸びてきた。

どう……きもちイイでしょ……?女の感じるところは、女が一番よく知ってるんだから……。」
そう言って服の上から乳首を捜す。

「……ここだっ!」
「いやあっ……ああん……うう、んっ……」
一発で乳首を触られてしまう。服の上からだが、その正確な愛撫に、アイは直接胸を触られているような感覚に陥った。

(ううあぁ……どうしよう……この人、じょうず……イイっ……)

ずぼっ。耳の中に舌を突っ込まれた。
(ああああああああっひいいっ……だめっ!もう……イっちゃうぅ!!……ダメよ……こんな……電車の中でなんて……恥ずかしい……!でも……!)
押し寄せる快感の波に、アイはもう絶頂寸前だった。

(ああ……ああん……も、もう……!)
アイが快感の絶頂に登りつめようかとした、その瞬間、

ぷしゅう。
電車はすでに止まり、扉が開いた。

(はっ!)
アイは我に返り、そそくさと電車を降りる。早く痴女から逃げなければ。
階段を下り、改札を出る。後ろを振り返るが、女の姿は見当たらなかった。
91瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:11:11 ID:mq3gIWp4

「はぁっ……。」
大きく息を吐き出し、呼吸を整える。体中が火照ってじんじんする。手の甲をあて頬を冷やしながら
(……ううん……なんだったのかしら……ち、痴女だなんて……)
いままで受けてきた愛撫とその感触を思い出して、体の芯が疼いた。

(このままじゃ、まともに授業できそうにないわね……パンツが濡れて……気持ち悪いし……)
体の火照りと興奮をどうにかしようと、トイレを探す。

「あ、あったあった。……せ、清掃中……」
「……あー、ごめんねお姉ちゃん。あと十分ぐらいかかるわー。」
清掃のおばちゃんにそう言われ、時間を確認する。

(ううん……、間に合わないかも知れないわね……)
アイは仕方なく体の火照ったまま小久保宅へ向かうことにした。
雨はまだ降り続いていて、空もねずみ色だった。

(ねずみ色……ネズミ……トッポちーじょ……)
いつもなら、それを言うならトッポジージョだろう、というツッコミがあったかもしれない。
とにかく、アイは体の火照りと絶頂寸前で止められた疼きと快感の残滓で、頭が正常に回っていなかったのだった。
92瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:13:01 ID:mq3gIWp4



「あー、アイちゃん、雨の中お疲れ様ー。ごめんね、マサヒコまだ帰ってきてないのよ。……なんだか顔が赤いわね。風邪?」
「あ、いえ、大丈夫です!」
「……そう?ならいいけど……。あがって部屋で待ってて。すぐに帰ってくるとは思うけど。」
「はい……」
母と挨拶を交わし、アイは階段を上っていく。
(うう……やっぱりまだ顔が赤いみたいね……)

マサヒコの部屋に入りベッドに腰掛ける。
(ふぅっ……なんだか……つかれたわね……)
一息ついて部屋を見渡す。とても静かで、いつも数人が賑やかに授業をしている部屋と同じ部屋とは思えない。

(今なら……大丈夫かな……下にお母さんがいるけど……)
アイはスカートをまくりあげ、自分で体の火照りに決着をつけようとする。と、
93瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:13:31 ID:mq3gIWp4

「アイちゃーん!」
マサヒコの母が一階から声をかけてきた。慌てて返事をする。

「ハ、ハ、ハ、ハ、ハイッ!」
「ちょっと買い物行って来るわー。マサヒコ帰ってきたらよろしくねー」
「ハイっ!わ、わかりました!万事滞りなく!!」
「……?じゃあ、よろしくねー。」
ドアの閉まる音がして、静かになる。
「……わあっ、焦ったー!でも、これでこの家には誰も……」
ごくり、と生唾を飲み込む。


94瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:15:44 ID:mq3gIWp4

「……んはぁっ……はぁっ……んん……」
スカートを脱ぎ捨て、汚れていたパンツを放り投げ、下半身裸でベッドの上に座り、自慰を行う。
マサヒコはまだ帰ってこないし、母親も今出て行ったばっかりだ。電車で十分にいじられたせいか、指を動かすと愛液がとめどなく溢れでる。

(まだ……こんなに……でて……いやらしい……)
自分の痴態を恥ずかしく思うが、本能と直結した右手は一向に動きを緩めない。それどころか、より激しさを増していく。マサヒコのベッドの、
普段は嗅ぐことのないオスの匂いが自慰のスパイスになった。

「あああっ……イクっ!……イクぅ……!」
人は誰もいない、そう思ってアイはわざと大声で、普段は出さないような恥ずかしいセリフを言う。
それが自らの興奮を高め、快感を増した。

(んんんっ……!もう……もう……!!)
「ふぁ、ああああああああああああぁぁぁぁぁ…………!!」
身体を電流が貫いたかのように痙攣し、アイは待望の絶頂を迎えた。

「……はぁっ……はぁっ……き、きもちよかったぁ……っはぁっ……」
ベッドに倒れこみ、激しい呼吸をくりかえす。すると、


がちゃり。
扉が開いた。


95瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:17:50 ID:mq3gIWp4

「先生?いるんです……か……ぁ……。」
マサヒコの眼が点になる。ベッドの上には家庭教師のあられもない姿。
机の上には先ほどまで着用していたであろうスカートと、下着。

「ま、マサヒコ君……!!」

ぽかん、と口をあけたままのマサヒコ。
驚いて、布団で体を隠すアイ。
どちらもこの状況がイマイチ飲みこめてない。

(せ、先生……?いったい何して……オナニー……?まさか、俺の部屋で……しかもベッドで
 ……まさかだよなあ……え、どっきり?……そうだ、雨が降ってるからそれで濡れたかなんかして乾かそうと……
 いやそれにしては……下半身だけ裸ってのは……というか……しっかり見てしまった……先生の……)
(ま、マサヒコ君……いつの間に……ひょっとして、さっきからずっと!?……わたしがオナニーに夢中で
 気がつかなかっただけとか!?い、いやああああ。……こんな、こんな恥ずかしい姿を見られてただなんて……
 それに、こ、声だって……きゃああああ。お、お嫁に、い、いけない……しっかり、見られて……!!)

96瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:19:09 ID:mq3gIWp4

部屋の中央に置かれているテーブルの上空1メートルで二人の視線がぶつかる。

(な、何か言わなくちゃ……マサヒコ君が、固まってる!何か、何か、この場が和むような……。
 マサヒコ君がつっこんでくれるような……!)

アイが唐突に口を開く。
「い、いやぁー、恥ずかしいところをみられちゃった……!穴があったら入りたい……!!」
一瞬躊躇して、布団を放り投げ、足を開く。

「……まあ!ちょうどいいところに……穴が!!」

97瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:19:41 ID:mq3gIWp4





空気が固まった。




98瞬間、股、開いて(原案633氏):2005/05/31(火) 18:20:39 ID:mq3gIWp4

アイは必死で笑顔を作り、マサヒコの反応を見る。
無言だ。あ、笑顔になった。苦笑しているのかもしれない。無言だ。

ぎいぃ。
アイの捨て身のギャグもむなしく、そのままマサヒコはドアを閉めようとする。

「ああ!待って!!せめてちゃんとつっこんでよう!いや、突っ込んで、って、いやその。これは下ネタじゃなくて!
 マサヒコ君の突っ込みが欲しいの!!ああ!!どうしていやらしい感じになるのかしら!?……待ってぇー……」

アイの声が空しく響いた。気持ちはわかるが、泣くのは後回しにしてパンツをはかないと、もうすぐ中村たちが来てしまうぞ。
頑張れ濱中!頑張れアイ!!きみの明日はどっちだ!!






余談になるが、この事件のあと、しばらくマサヒコがオカズに困ることはなかった。
男なんて、そんなもんである。
99鎌田:2005/05/31(火) 18:26:06 ID:mq3gIWp4

以上です。
見てのとおり非常に長く……申し訳ない。

前スレ633氏には非常に感謝です。ちょこちょこ改変してしまって申し訳ない。
濱中スレ史上初の合作(?)になりました。
100メリー:2005/05/31(火) 19:14:29 ID:ZhtYWGMp
鎌田様
面白かったです(^^;)
トッポちーじょにはクスリとし、なるほど、だから痴女かと納得
してしまいた。
アイの寒〜いギャグの落ち方には、感嘆してしまいましたよ。
次もまた合作狙ってるんですか?
期待してますヨ
101名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 20:55:53 ID:dzlXC4ZK
>>鎌田氏
GJ!!
エロとギャグのバランスが原作に近くていーです。
102名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 01:29:15 ID:nY36fRyj
>鎌田氏
新人さん乙カレーです
鎌田って野球選手は過去現在に何人かいるけど、やはりそのうちの誰かですか?
て言うか、「瞬間、股、開いて」という題名に禿しくワラタ
103名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 01:40:46 ID:QFrfWVxB
本編がエロパロ展開になっている件について
104名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 02:07:43 ID:B80rq6Yb
>>103
まったく同じこと思たよ
何か本スレでは早くも祭が始まってるしw
ということでお泊りネタで一本お願いします
最近郭氏以外のベテランさんが投下してないので、いっちょかまして下さい

おっと、鎌田氏にメリー氏も乙!
105名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 07:02:00 ID:NJJfIFck
前も言われたことだが、氏家先生ここ見てたりして
106名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 09:22:46 ID:tfNUSs80
いやー、それはないっしょ
107名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 09:58:46 ID:eG7uaiu1
ちょっと悪いですけど質問。
「中村的行楽」の回でリョーコは上下、どんな服着てましたかね。
濱中〜のキャラって薄着が多くてエロイ、みたいなところから話題が出て、
あの時の服確認しようとしたら、あの号周辺のマガジンまとめてゴミに捨てててorz
108名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 17:05:43 ID:ylqCGTNZ
>>102
ヤクルトの二軍でくすぶってる
もとい日々努力している鎌田祐哉投手のつもりでした。

109名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 19:47:43 ID:NJJfIFck
漏れの推理だと神の中に先生がまざっていると思う。でないと今回の展開やミサキの酒乱が説明つかない。
まぁ、面白ければどうでもいいけど
110名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 19:57:31 ID:NJJfIFck
ミサキ祭り到来の予感!!
  |         |  |      ________________________________________________
  |         |  |_____ΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦ||ΦΦΦ
  |         |  | ̄ ̄ ̄ /|                    ||
  |         |  |   / /|TTTTTT   TTTTTTTTTT||TTTTT
  |        /\ |  /|/|/|^^^^^^ |三三| ^^^^^^^^^^^||^^^^^^^
  |      /  / |// / /|
  |   /  / |_|/|/|/|/|
  |  /  /  |文|/ // /
  |/  /.  _.| ̄|/|/|/         Λ_Λ
/|\/  / /  |/ /           (___)
/|    / /  /ヽ            /〔 祭 〕〕つ
  |   | ̄|  | |ヽ/l            `/二二ヽ
  |   |  |/| |__|/   Λ_Λ     / /(_)
  |   |/|  |/      ( ´∀`)   (_)    Λ_Λ
  |   |  |/      // /  ^ ̄]゚        (`   )
  |   |/        ゚/ ̄ ̄_ヽ         ⊂〔〔 祭 〕
  |  /         /_ノ(_)          ┌|___|
  |/          (__)             (_ノ ヽ ヽ
/                                (_)



111名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 20:08:52 ID:oU/7xH86
マサヒコママのパンストシーン…
112名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 20:26:31 ID:SwCF2ZOi
今週をベースに、ミサキとマサヒコが父母 のダブルベッドで初体験・・・・
様々なオモチャ・グッツ使用して
113名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 20:30:44 ID:NJJfIFck
ミセリ神来ないかな
11472:2005/06/01(水) 23:35:59 ID:v/xn+doM
久しぶりの登板です。いつの間にかスレも5時間目になってるし・・・。
では妹ネタをどうぞ。
115カナミ看護編:2005/06/01(水) 23:38:44 ID:v/xn+doM
……ん…もう朝か……。

よく寝たぁ…って俺昨日いつ寝たんだっけ……。

…そうだ。
いつもより気合を入れて挑んだ昨日の期末試験。
赤点取ったら卒業にひびくってんで、三日三晩ろくに寝ずに猛勉強したのがまずかった。
試験はなんとか無事終えることはできたが、おかげで体調を崩してしまった。
カナミに言われて一緒に医者行った後、そのままベッドに直行したんだっけ……。
……そういやテストも終わったってことで、今日カナミとどこか出かける約束してたよな……。
悪いことしたな、カナミに。結構楽しみにしてたもんな……。
116カナミ看護編:2005/06/01(水) 23:39:55 ID:v/xn+doM

……さて、トイレにでも………ん……?
………身体が動かない。



……あー、やっぱり相当疲れてんだなぁ。手も足もまったくうごかねえ。
まるで金縛りにあったみたいだ……ははは……。
……ははは。
117カナミ看護編:2005/06/01(水) 23:41:02 ID:v/xn+doM

ガチャッ。

「あ、お兄ちゃん起きた?」
ああ、おはようカナミ。
「大丈夫?今日は私がしっかり看病してあげるから、ゆっくり休んでね。」
……なあ、カナミ、ちょっといいか?
「ん?なあに?」


…とりあえずひとつツッコんでおきたいんだが。
なんで俺が縄でベッドに縛り付けられてんだ?
118カナミ看護編:2005/06/01(水) 23:42:51 ID:v/xn+doM
「…だってお医者さん言ってたじゃん。今日は絶対安静にしてなさいって」
うん、確かにベッドに縛りつけときゃ嫌でも絶対に安静だね…って何かが違う!!
ああ、もっとツッコミたいけど動けねえ…。しっかり両手両足固定しやがって……。
それと、なんですかそのカッコは?
「なにが?」
なにがじゃなくて……。何でナースのコスプレしてんだよ?
「…これ?この前ショーコちゃんにもらったの。彼氏とのプレイで使ってたけど、
もう飽きたっていうから。」
ショーコちゃんて、カナミの同級生だよな…まああえて詮索すまい。

…なあ、そんなことより俺、トイレに行きたいんだが。縄はずしてくれない?
「いいよ、そんな心配しなくて。
じゃーん、これがあるし」

…わぁ、満面の笑みでなに持ってんのかなあ?
…まさかそれはシビンですか?
「言ったでしょ、今日はしっかり看病するって……ねえ?(ペロリ)」
舌なめずりはやめてください、カナミさん。やっぱり今日出かけられなかったこと、恨んでます?
119カナミ看護編:2005/06/01(水) 23:44:40 ID:v/xn+doM
…やべ、ちょっともよおして来た。
「あ、おトイレ行きたくなりました?」
いえいえ、自分で行ってきますから、縄はずしてください。ホントお願いします。
「…じゃあ、採りますよー。」
って聞いちゃいねえし!

ゴソゴソ…

ちょ、ちょっと待て、勝手にズボンを、パンツを下ろすなぁーっ!…て動けねえし。
「わあ、元気にはなってないけどおっきいね…。じゃあ、出していいよー。」
出せるかい!!
「んー、でもちゃんと出すもの出さないと健康に悪いよ。」
妹の見ている前でできるほど俺の神経は図太くねえし。
「じゃあこうしようか。」

ギュッ…。

ああぁっっ!…、ってお前なにつかんでんだよ?
「コレ?」
指差すな!!
「じゃあ、サオ?」
そういう意味じゃなく!!なんでつかむのか理由を聞きてえんだよ!
「だって、牛のお乳も搾ったほうがよく出るじゃん?
コレもよく搾ればでるかなあって。」
だからって兄のサオを妹が搾るなんて聞いたことねえよ!!
120カナミ看護編:2005/06/01(水) 23:47:21 ID:v/xn+doM
「まあ、いいからいいから、ね?
昨日からずっと溜まってるんでしょ?早く出しちゃいなよ。」
よくねえし、その言い方はエロっぽいし。…まあ今の状況も似たようなもんか。
「それそれー。」
俺のサオをつかみ、楽しそうにいじり始めるカナミ。
手を上下にスライドさせたり、先っちょをいじったり…。
いったいどこで学んでんだ、その知識?
わ、お前上手……や、やめ……やべ、これ以上は勃っちまうって。
「わあ、さっきよりおっきくなってきたね……あと少しかな?」
一層激しさを増すカナミの責め。尿意とともにさらに立派になる俺のムスコ。
ああ。もうカナミはホント楽しそうだなあ…。なんだか涙が出てきた……。


あぁ、もう限界…シャレにならないって……。

こ、これ以上はや、やめ………あああああああああっ…………。
12172:2005/06/01(水) 23:54:19 ID:v/xn+doM
以上です。速攻で書き上げた小ネタなので、
文章のアラや誤字があったらすみません。
妹もすごく職人さんが増えて、うれしい限りです。

それではまた。
122名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 00:27:46 ID:GLzifCjS
72氏久しぶりにキター!!乙!
続きキボン
123名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 00:28:18 ID:J/D+Dtie
テスト
124名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 01:46:28 ID:cSGaYmQh
72氏お久しぶりです、GJ!
カナミのナースがハァハァ
125633:2005/06/02(木) 01:48:39 ID:nTAVybwI
>>鎌田氏
うひゃー!
自分のエロ妄想が、他人の手によって形にされるのは、すげぇ恥ずかしいーw
なんか、こう、自分の頭の中を弄繰り回されてるっていうか、とにかく悶えてますw
文もギャグもエロもオチも、俺なんかよりずっと上手くまとめてて、もう激しくGJです!
楽しませていただき、ありがとうございました!

>>121
以上で終了っすか?
尿瓶だけで終わらせるのはもったいないような…
俺もこのネタで続ききぼんです。

126トマソン:2005/06/02(木) 02:39:11 ID:KZVSeqmT
トマソンです。

鎌田氏、72氏、乙です。

72氏、私も妹ネタでいくつか書かせていただいています。よろしくお願いします。
続きも期待してますよ。


原作はミサキ祭りですな。早速、便乗して投下します。

まあ、原作のほうは、来週になれば肩透かしを食らうのは必定なわけですが、
それまでは大盛り上がりを楽しみましょう。

今週のマガジン(vol.27だったかな?)掲載分をプロローグとしてください。


127トマソン:2005/06/02(木) 02:40:35 ID:KZVSeqmT

「……お母さん、いっちゃったね……」
「ああ……」
「とりあえず、ご飯にしようか?」
「ああ……そうだな」

 小久保マサヒコと天野ミサキは、小久保邸に二人、残されたところだった。
 ことの発端は、天野ミサキの両親が結婚記念日に旅行に行く、ということだった。
その間、女の子一人では無用心だから、ミサキを小久保家で預かる。当初はそれだけの
話だった。
 ところが、ミサキが大荷物を抱えて小久保邸にやってきたその日の夕方、青森に
暮らす小久保家の父の母、つまりマサヒコから見れば父方の祖父が、ぎっくり腰で
倒れたという知らせが入り、マサママは家から、マサパパは会社から直接向かい、
駅で落ち合ってそちらに行くことになった。
 かくして、小久保邸に残されたのはマサヒコとミサキの二人というわけである。

 夕食はマサママが作ってくれたものがある。「適当に温めて食べて」と言い残して
出立したマサママは、今頃は駅でマサパパと落ち合った頃だろうか?
 電子レンジを容赦なく働かせ、夕食を食卓に並べて箸を取った二人だが、内心は
平静どころではなかった。
(一晩、天野と二人で過ごす……マジか?)
(今夜は、マサちゃんと二人っきり……)
 二人とも、心臓が高鳴っている。二人は煩悩に取り付かれつつ、つい無口になり
ながら食事を口に運んだ。
「あー、その……、二人だけだと何か緊張するね……」
「ああ……そうだな……なんか、ガキの頃のおままごとみたいだ……」
「……そうだね」
128トマソン:2005/06/02(木) 02:41:12 ID:KZVSeqmT

 ミサキはマサヒコのことが好きだった。子供のころから、ずっと一緒にいた異性だが、
はっきりとそれを意識したのは中学生になってからだ。思春期を迎えて、子供のころ
から身近にいた彼が、初恋の対象になったわけだ。

 ミサキは覚悟を決めた。マサヒコと親しくなるには、今夜こそ絶好のチャンスだし、
マサヒコが子供の頃のことを話題にしてくれたのも、まさに天の助けではないか。
「……ねえ、マサちゃん」
(マサちゃん?)
 マサヒコは目をぱちくりさせてミサキを見つめた。
「覚えてる? 子供の頃、私は小久保君のこと、そう呼んでたんだよ」
「そうだったかな」
「そして、マサちゃんは私のこと、ミサキ、って呼んでた」
「そうだったっけ?」
「ねえ、今夜は、マサちゃん、って呼んでいい?」
「お、おい、天野……」
「私のことはミサキって呼んで、マサちゃん」
「いや、だから、天野……」
「ミサキって呼んで!!」
「……わかったよ、あま、いやミサキ」
 マサヒコはため息と共に降伏した。
 マサヒコは突然親しげになったミサキに面食らってはいたが、もちろん悪い気は
しない。彼自身、さっきからミサキと二人きり、差し向かいで食事を摂って、意識
せずにはいられないのだ。
129トマソン:2005/06/02(木) 02:41:48 ID:KZVSeqmT

 食事が済んだところで、マサヒコは風呂を沸かした。
「あま、いやミサキ、先に入っていいぞ」
「ううん、私は居候だし。マサちゃん、先に入って」
「そうか? それじゃ、先に入らせてもらうかな。ミサキはその間、テレビでも見てい
てくれ」 
 マサヒコは脱衣所に消えた。
(マサちゃんがお風呂に入っている……私も服を脱いでいって、一緒に入っちゃおう
かな……でもそしたら、さすがにマサちゃんも驚くよね……エッチな女って思われ
ちゃうかも……。うん、まずは洗い物をして、家庭的なところを見せてあげなきゃ)
 そう思ったミサキは台所に向かった。食べ終わったままになっていた食器をボウルに
水を張ってつけ込み、スポンジと洗剤を手にすると、かいがいしく皿洗いをはじめた。
「きゃっ……」
ガシャン! 早速、茶碗が犠牲になった。
(私ってば、本当に家事が駄目ね……でも、頑張って、全部綺麗に洗って、マサちゃん
に褒めてもらいたい……)
 ミサキはけなげに洗い物を続けた。が、もうすぐ全部洗い終わる、というところで、
再び手を滑らせた。
ガシャン! さっきより大きな音が響き、今度は大皿が粉々になった。
「ミサキ? 大丈夫か?」
 バスタオルを腰に巻いただけのマサヒコが、大きな音に心配してすっ飛んできた。

130トマソン:2005/06/02(木) 02:42:35 ID:KZVSeqmT

「マサちゃん……ごめんなさい、お茶碗とお皿、割っちゃった……」
 ミサキは半泣きだ。涙をぬぐうその指先から、破片で切ったのか、血が一滴、垂れた。
「おい、ミサキ、怪我してるじゃないか……」
 血が出ている指先を、マサヒコは口に含んで唾液を塗りつけると、救急箱から絆創膏
を取り出して貼ってやった。
「あ……」
 突然指先にマサヒコの舌が這ったことに、ミサキは心臓が高鳴る。
「マサちゃん……私の指、なめてくれた……」
「……あ゛?! 悪い、血が垂れたんで、あわてて……」
「いいの、嬉しい……あの、私、割れ物を片付けてから、お風呂に入るね」
「う、俺もバスタオル一枚だった……」
 マサヒコは脱衣所に戻っていった。ミサキは破片を掃き集め、袋につめて
「割れ物 キケン」と赤マジックで大書して、残った皿を拭いて片付けを終えた。

 パジャマ姿で脱衣所から出てきたマサヒコと入れ替わりに、ミサキが脱衣所に姿を
消す。マサヒコは居間に座り、テレビを見てはいたが、今まさにミサキが素っ裸で
入浴しているかと思うと、脱衣所の戸のすりガラスの向こうが気になって、テレビの
内容など頭にまったく入らなかった。
「(風呂場に乱入しちまおうか……)」とも思わなくもないが、まあ妄想でとどめて
おくマサヒコは健全な中学生というところだろう。

 一方、ミサキはお湯に浸かりながら、最後の心構えを固めていた。
(私の胸って、体操しても……牛乳を飲んでも……牛柄のパジャマを着ても、大きく
ならない……マサちゃん、こんな私の体を、気に入ってくれるかな……?
でも、私は私の体を差し出すことしか出来ない……
うんと綺麗にして、マサちゃんに気に入ってもらうんだ……)
 ミサキは洗い場に移ると、隅から隅まで、丹念に体を清めた。
(今日が、私達の記念日……そうだ、子供の頃の、お嫁さんにしてくれるって約束、
覚えてるかどうか、聞いてみよう……)
131トマソン:2005/06/02(木) 02:43:39 ID:KZVSeqmT

 長い入浴の末、脱衣所から出てきたミサキを見て、マサヒコは頭の血管がプチプチと
切れそうになった。
 薄いピンクのネグリジェはごく薄い布地で、ミサキの体を緩やかに覆ってはいる
ものの、女らしくなりつつある体のラインはすっかり透け、ブラジャーを着けていない
胸は、ほのかなふくらみとその先端の色の薄い乳首までがはっきり分かる。清楚な白い
パンティの輪郭も、ワンポイントの刺繍までがマサヒコの目に焼きつく。裾はベビー
ドールのように短く、太腿の半ばより下は体を覆うものとてなく、白い肌があらわに
なっていた。
「あ、アマ、いやミサキ……その格好……」
「マサちゃん……もう、寝よ?」
「いや、だからその格好……」
「……気に入って、くれた? ……マサちゃんの家に泊まるって決まったとき、こんな
こともあるかもと思って、ありったけの勇気を絞り出して、買ってきたの……」
 恥じらいを含んだミサキの告白に、マサヒコはそれ以上何もいえなくなった。
「そ、それじゃ、俺は自分の部屋で寝るから、お前は母さんのベッドで……」
 といいつつ、パジャマのズボンの前が膨らんでいるのはご愛嬌だ。
「いや……私、マサちゃんと一緒に寝る」
「お、おい……」
「私はもう、心を決めたの。マサちゃん、私とじゃ、嫌?」
「そ、そそ、そんなことはないけど……本当に、俺のベッドで一緒に寝る気か?」
 ミサキはマサヒコの眼をまっすぐに見つめ、うなずいた。
132トマソン:2005/06/02(木) 02:44:43 ID:KZVSeqmT

 事ここに至って、マサヒコも覚悟を決めた。
「ね、もう寝よ?」
 ミサキに引かれるままに、テレビを消し、明かりを消し、二階のマサヒコの部屋へ
向かおうとしたまさにそのとき。
「プルルルル、プルルルル……」
電話の音が響いた。
「誰だよ、こんな時間に……」
 マサヒコはしぶしぶ受話器をとる。
「はい小久保で……ああ、母さん……」
 受話器の向こうからマサママの声が響く
「マサヒコ? 今、新幹線を降りたところ。さっきも言ったけど、戸締りと火の元には
くれぐれも気をつけてね?
それと、ミサキちゃんの様子はどう?」
 マサヒコの心臓が飛び上がる。が、なんとかそれを押し隠して平静な声を出した。
「ああ、元気だよ」
「ミサキちゃんを泣かせたら、許さないわよ? それじゃ、しっかり留守番お願いね」

「ふーっ……このタイミングで電話がくるかよ……」
 冷や汗をかいたマサヒコだったが、改めて戸締りと火の元を指差し確認して家を
一回りすると、ミサキを伴い自室に入った。
133トマソン:2005/06/02(木) 02:45:27 ID:KZVSeqmT

 マサヒコはベッドの縁に腰掛ける。
 ミサキは何を思ったか、マサヒコのベッドに正座して、三つ指をついた。
「ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
「……それって新婚初夜の挨拶じゃ……」
「あら、違うの?」
「……え゛」
 ミサキも足を崩すと、ベッドの縁、マサヒコの隣に座り、マサヒコの目を覗き込んだ。
「……ねえ、マサちゃん。子供の頃の約束、覚えてる?」
「……? なんだっけ?」
「もう。私をお嫁さんにしてくれる、って約束してくれたでしょ?」
「……そうだったか?」
(そりゃ、ガキの頃は毎日毎日こいつと遊んでたんだから、それくらいしてても
おかしくないか……)
「……私はその約束、忘れてないからね。マサちゃん……ずっと、好きだった……」
 ミサキは潤んだ瞳をマサヒコに向け、そっとマサヒコの胸に体を投げた。
 たくましいというほどではない、まだ薄い胸。
 だがミサキにとっては夢にまで見た、安息の地である。
 マサヒコの心臓は破裂しそうな勢いで鼓動を打っていた。
134トマソン:2005/06/02(木) 02:46:58 ID:KZVSeqmT

 しかし、マサヒコの脳裏には、電話での母の
「ミサキちゃんを泣かせたら、許さないわよ?」
という台詞が、運命の鐘の音のように響いていた。
「なあ、ミサキ……今日、安全な日か?」
「……わかんない……生理は終わってから一週間くらいだけど……基礎体温なんか、
つけてないもん……」
「それじゃあ、今日はやめとこうよ……俺、世界の誰よりも、お前を抱きたいけど……
万一にもお前を傷つけるのは、もっと嫌だ」
「マサちゃん……嬉しい……これを使って……」
 あのネグリジェのどこに隠していたのか、ミサキがマサヒコに渡したのは、小さな
パックに入った避妊具、ご存知コンドーム。
「……お前、どうしてこんなもの……」
「マサちゃんちに泊まるって決まったら、お母さんが持たせてくれたの……なにが
起こるか分からないから、持っておきなさいって……」
 なんというか、天野家も小久保家もひらけた家庭だ。
 だが、これさえあれば……マサヒコの最後の躊躇も、雲散霧消してしまった。
「ミサキ……その、俺も初めてだから、そんなに気持ちよくなってもらえるか
分かんないけど……頑張るよ」
「マサちゃん……私、マサちゃんが私を愛してくれるなら、それでいいの……痛くても
我慢できるから……」
「ミサキ……」
135トマソン:2005/06/02(木) 02:48:49 ID:KZVSeqmT

 マサヒコの目もまた、ミサキの潤んだ瞳に注がれる。数秒間見つめあったあと、
ミサキは目を閉じ、唇を突き出す。その圧倒的な誘惑に吸い込まれ、マサヒコはそっと
唇を合わせた。
「ん……」
 ゆっくりと唇を離すと、ミサキは目を開き、再びマサヒコを見つめた。
「久しぶりのキスだね……覚えてる?」
「……10年ぶりくらいじゃないか?」
 マサヒコも男、幼い日のこととはいえ、甘いキスの思い出を忘れてはいなかった。
 ミサキは再び目を閉じた。今度は唇を軽く開いている。
 マサヒコはまたも吸い込まれるように、再び唇を合わせた。舌をそっとミサキの口の
中に侵入させると、ミサキのほうから舌を絡めてくる。
「ん……んんっ……」
 しばしの甘い一時のあと、口を離すと、二人の唇の間に唾液が糸を引いた。
「ミサキ……可愛いよ、ミサキ……」
 マサヒコは左腕をミサキの背に回し抱きしめ、ミサキの首筋に唇を這わせる。同時に
右手をそっと伸ばし、ネグリジェ越しにミサキの乳房に掌を当てた。そのまま、
やわやわと胸を撫で回す。
「あ……あん……嬉しい、マサちゃん……」
 両手で思い切りミサキの体を楽しみたくなったマサヒコは、ミサキの体を優しく
ベッドに押し倒した。ついで、両の乳房に手を伸ばし、はじめはおっかなびっくりと
優しく、そしてだんだんと強く揉みしだく。
「ああ……マサちゃん……ごめんね、私の胸、体操しても、牛乳飲んでも、大きく
ならないの……」
「大きければいいってわけじゃないさ……可愛いよ、ミサキ……」
 そういいながらもマサヒコの掌はミサキの胸を揉み、やがて指を使い、乳首をいじり、
つつき、転がした。
「ああ……」
 ミサキはその体で、マサヒコの愛撫を受け止め続けた。
136トマソン:2005/06/02(木) 02:51:35 ID:KZVSeqmT

 マサヒコはミサキの下半身に目をやった。横になったミサキの短いネグリジェの裾は
わずかにめくれ、白磁の太腿がほとんど根元まであらわになっている。
 その裾をマサヒコはそっと、さらにめくりあげた。可愛らしい、清楚な白いパンティ
があらわになる。ミサキは恥ずかしそうに、両手で顔を隠してしまった。脚はぴっちり
と閉じられ、膝をきれいに揃えている。
「ミサキ……綺麗だ……」
 本当に綺麗な肌だった。マサヒコはパンティを毟り取りたい欲望を必死でこらえ、
まず手のひらでミサキの膝小僧を撫で回し、ついで吸い付くような感触を楽しみつつ、
太腿をゆっくりとなで上げていく。やがて女の微妙なところに指が到達すると、
ミサキは身をよじった。
「あ……そこは……駄目ぇ……」
 脚はぴっちり閉じられたままだが、太腿の間に遠慮なくマサヒコは指を忍び込ませ、
パンティ越しに女体の芯に刺激を与えた。
「あっ……ああっ……んんーっ……」
 ミサキの息が荒くなっていく。マサヒコの指がミサキの体の芯を探索していくと、
ミサキの体は時折ピクンと反応し、そこが弱点だと知ったマサヒコの指が集中攻撃を
加えていく。
「あああっ……もう、もう、駄目ぇ……」
 マサヒコは指先に感じていた湿り気が、だんだんと濃くなっていき、ぬめりに変わり、
それがまた次第に密度と面積を増していくのを知覚していた。
 指をどけると、可愛いパンティにはくっきりと染みが残っていた。
(見たい……何もかも……)
 マサヒコは欲望のままに、指をパンティの微妙な部分の縁にかけ、そっと横にずらす
と、伸びた布地の隙間からミサキの秘奥がのぞいた。
「ああ、恥ずかしい、見ないで……」
 ミサキは恥ずかしそうにそこを手で隠した。
137トマソン:2005/06/02(木) 02:52:21 ID:KZVSeqmT

「ミサキ……脱がすよ……」
 マサヒコは、ネグリジェの裾をつまみ、そっと上に持ち上げていく。ミサキも腰を
浮かし、両手を上に挙げて協力する。ネグリジェを首から上に抜き取ると、ミサキは
羞恥に体を染め、胸を両手で押さえた。
「恥ずかしいよう……」
 マサヒコもパジャマとトランクスを脱ぎ、裸になった。ついでミサキのパンティの
縁に指をかけると、ミサキはその布きれを必死で押さえて抵抗する。
「あ……それは……嫌ぁ……」
 その恥らう仕種が余計にマサヒコの獣欲を刺激した。
 押さえるミサキの手をやさしくどかし、マサヒコの手が最後の一枚をゆっくりと
剥き下ろした。

 とうとう全裸になったミサキの姿に、マサヒコはもう暴発寸前だった。
 再びミサキを組み敷くと、秘奥を必死で隠している、邪魔な両腕をミサキの頭の
左右に押しやる。覆うものとて無くなった体の両脚を、マサヒコは優しく自身の両脚で
割り、その間に腰を落ち着けた。

138トマソン:2005/06/02(木) 02:53:56 ID:KZVSeqmT

「ああっ……恥ずかしい……そんなに見ないで……」
 ミサキの全てが、マサヒコの眼前に広がった。
 もう、マサヒコの興奮はピークに近づいている。
 マサヒコはゆっくりとミサキに覆いかぶさる。上にのしかかった男の体が次第に
ミサキと同じ形になり、屹立した男根の先端がミサキの太腿に触れた瞬間、マサヒコの
分身は蠢動し、爆発してしまった。
「うっ……」
「……? ……どうしたの、マサちゃん」
「ごめん、あんまりお前が綺麗だから、押さえが効かなかったんだ……。でもこれで、
次はじっくり楽しめるよ」
「えっ……それって……どういう……」
 ミサキの太腿に暴発した精液を、ティッシュで一旦掃除すると、マサヒコは再び
ミサキの両脚の間に位置を占めた。改めて、ミサキの体をじっくり鑑賞する。ミサキは
さっきの体勢のまま、両腕を首の左右において、割られた両脚を閉じることもできず、
マサヒコの視線に全身をくまなく晒していた。
 どこをとっても真っ白な、しかし今はほのかに上気した肌。まだ硬いつぼみを
思わせる乳房と、そのてっぺんに息づくピンクの乳首。股間をほのかに覆う、やはり
金髪の薄い茂み。それはとても秘奥を覆い隠すには足りず、パンティ越しに散々
弄ばれた下の唇は、すっかり濡れて恥ずかしく開きかけ、色のごく薄い中身までが
のぞいていた。
139トマソン:2005/06/02(木) 02:55:36 ID:KZVSeqmT

 その魅惑的な眺めに、マサヒコの分身はあっという間に復活した。それを見て取った
ミサキは息を呑む。
「ミサキ……」
 感に堪えないといった感じでマサヒコはミサキの名を呼ぶと、改めて、無防備に
横たわるミサキの体に、隅から隅まで愛撫を加えた。
 再び唇を合わせ、首筋を嘗め回し、乳首を舌で転がし、ねぶり、吸う。
 手と指は、肩口から愛撫を始め、脇腹、下腹部とそっと撫で続ける。
 情熱的な唇は、やがてかわいい臍を経由して、下半身へ進んでいった。
 その間中、ミサキは小さなあえぎ声を上げ続け、体を震わせていた。
「あああ……マサちゃん……んんっ……」
 やがてマサヒコの唇がミサキの秘奥に達した。秘めたる下の唇にそっとキスをし、
舌で割れ目を押し広げ、クリトリスをつつく。
「あう、ああ……ひゃうっ!」
 ミサキの体が跳ねた。調子に乗ってマサヒコがそこをツンツンと舌でつつくと、
ミサキの体は激しい反応を示し、既に濡れそぼったそこから、さらにとめどなく愛液が
流れた。
 たまらなくなったマサヒコは、さっきのコンドームのパックを破いた。こんなもの、
つけるのも初めてだ。苦心しつつ、なんとか装着に成功する。
「マサちゃん……」
 それを見て取ったミサキが、潤んだ目をマサヒコに向けた。
「……とうとう、ひとつになれるんだね……」
「ミサキ……いくよ……」
 ミサキの上半身を抱き上げ、対面座位の体位を取ると、マサヒコはいきり立った
分身を、そっとミサキのなかへ侵入させていった。
「……ああーっ!」
 ミサキの小さな悲鳴が響く。思わず、マサヒコが腰を止めた。
「ミサキ? 大丈夫かい?」
「少し痛いけど……いいの、続けて……」
140トマソン:2005/06/02(木) 02:58:04 ID:KZVSeqmT

 それを聞き届けたマサヒコは、ミサキの体内の抵抗を感じながら、それを断固として
突き破り、とうとう根元まで侵入させた。
「あうっ!んーっ……」
「奥まで入ったよ……ミサキ……熱くて……素敵だよ……」
「……マサちゃん……やっとひとつに、なれた……」
 痛みか、嬉し涙か、ミサキの瞳には涙が浮かんでいた。
 ミサキの体は、マサヒコの体を熱く、きつく、締め付けている。
「まだ、痛い……?」
「ん、少し……でも、大丈夫……」
 マサヒコはミサキの体をがっちりと抱きしめると、少し腰を使ってみた。
(こうかな……うおっ?)
 奥まで入ったそれを、そっと引くと、吸い付いてくるような肉壁によって、カリの
内側が強烈に刺激を受ける。今度はもう一度奥まで突いてみると、先端にコツンと
なにかが当たる感覚。と同時に、ミサキが体を震わせ、
「ああっ……」
と声が漏れる。
(なんて気持ちいいんだ!)
 マサヒコの興奮は速やかに高まった。
 それが快楽につながると知ったマサヒコは、腰を使い続ける。
「あう、ああ、ひぃ……」
「ミサキ…ミサキぃぃっ!」
「あ、ああああああっ!」
 ほどなくマサヒコの興奮が絶頂に達すると同時に、ミサキの体内がきゅっと締まり、
一瞬ののち、マサヒコの精がふたたび弾けた。
141トマソン:2005/06/02(木) 02:58:50 ID:KZVSeqmT

 二人の体はベッドに倒れこんだ。荒い息をつき、しばらく余韻に浸ったのち、
マサヒコはのろのろと体を起こした。ティッシュでミサキの下半身をぬぐって後始末を
すると、コンドームの口を縛る。
 シーツに残った鮮血は、一生ものの記念だ。が、どうやって母さんをごまかそう?
「ミサキ……素敵だったよ……大丈夫かい?」
「うん……マサちゃん、やっとひとつに、なれた……私を、お嫁さんにしてくれる?」
「……ああ、もちろんだとも」
「でも、大人になるまでは、このことは秘密にしなくちゃね」
「そうだな……せめて高校を卒業するまでは、誰にも内緒だからな」
「うん……でも、また、しようね?」
「でも……痛かったんじゃ……」
「うん……少し。でもそんなことより、私……マサちゃんに愛されていることを
確かめたいの。何度でも……」
 まだ上気した顔でミサキはマサヒコを見つめる。
 マサヒコはそんなミサキが愛しくてたまらなかった。
「ああ、俺もミサキを何度でも抱きたい……でも、今日はもうくたくただ……」
「私、も……」
 二人は裸のまま抱き合って、眠りについた。
142トマソン:2005/06/02(木) 03:01:01 ID:KZVSeqmT

 翌朝の6時。二人はまだ眠っている。そっと玄関の鍵を開けて入ってきたのは、
マサヒコの家庭教師を務める濱中アイだ。
「お母さんに、朝食の準備と、それと二人が何かで困っていたら手を貸してやってと
電話で頼まれて来て見たけど……まだ寝てるわよね」
 アイは冷蔵庫と野菜入れを確認し、自分も含めて3人分の朝食を手際よく作った。
「でも、一晩二人っきりなんて、ミサキちゃん、うまくやったかしら?」
 ヤカンがピーと音を立て、お湯が沸いたと主張する。
「そろそろ起こそうかな〜」
 食事の準備が出来たのをしおに、アイはマサヒコの部屋に向かった。
 まずは部屋のドアをノックする。
「マサヒコ君〜! 起きて〜!」
 そっとドアを開けて中をのぞくと、裸のマサヒコがベッドから上半身を起こした
ところだった。その傍らに横たわるのは、やはり裸のミサキ。
 とりあえずドアを閉める。
「(……ミサキちゃん、うまくやったみたいね。でも……)」
 アイがミサキを祝福する気持ちは嘘ではない。ミサキがマサヒコを好きだと知った
ときから、アイはずっと、ミサキの恋が実るように祈ってきた。
 そして今、ミサキとマサヒコは結ばれたのだ。アイは喜んでしかるべきだった。
(でも……なにかしら、この感情は……心に穴があいたような……)
 アイがマサヒコに抱いている感情は、弟に対するそれに近い。少なくともアイ自身は
そう思っていた。
(弟に彼女が出来た時って、こんな感じなのかなあ?)
 アイはそう思って、自分の感情にケリをつけた。
143トマソン:2005/06/02(木) 03:02:19 ID:KZVSeqmT

 ドアの外でアイはパンパンと手を叩く。
「お二人さん、起きて!」
 まだ寝ぼけた表情で、二人がベッドから起き上がった。
「今の声は……濱中先生?」
 あわてて二人は下着と寝巻を着なおし、一階に降りていった。
「お早う、お二人さん……ひゅ〜!」
 アイは口笛を吹けない。言葉で口笛のような音を出して、ミサキのネグリジェを
賞賛した。ミサキに向け、親指を立てて見せる。
「ミサキちゃん、やったわね。それにしてもすごい格好ね」
「きゃ! 見ないでください!」
 ミサキはあわてて脱衣所に逃げ込む。
「……先生、どうしてここに?」
「お母さんに、朝食の面倒を見るように頼まれたのよ。ミサキちゃんの料理はちょっと
心配だからって。この前、お弁当を作ったときに鍵は預かっていたしね。でも、こう
なった以上、ミサキちゃんの手料理のほうが、マサヒコ君には良かったかしら?」
「あの……先生、このことは内緒にしてくださいね。」
「もちろんよ♪ 大人になるまでは、伏せといてあげる」
 そこへ、いつもの牛柄パジャマに着替えたミサキも戻ってきた。
「さあ、食事にしましょ。たくさん召し上がれ」
 マサヒコとミサキはたらふくうまい朝食を摂った。アイが作った炒め物は、
こんにゃくの切れ目にシメジが刺さっていたのはお約束だ。

 二人をあわせた分のさらに3倍を食べた濱中アイは、二人を学校へ送り出すと、
「このことは秘密にしなきゃね……」と心に誓った。

 が、アイの芝居なんぞが中村リョーコやマサママに通用するはずもなく、速攻で
二人の関係がバレたのは言うまでもない。その騒動は、また別の機会に。
144トマソン:2005/06/02(木) 03:10:26 ID:KZVSeqmT
以上です。

 いやー長くなりました。これを一日で書くか?>俺。

 私はミサキものは未経験で、書いてみたいと思ってはいたので、
原作のお祭りに便乗して書かせてもらいました。

 しかし、オチがつかず、割と真面目?な終わりですな。
あ、こういうエンディングではありますが、続編を書くつもりではないので、
期待しないでください。


 ところで小さな疑問。
 ミサキの下の毛は金色なのか、黒いのか? 
 子供のころから髪の色は変わってないということは地毛でしょうから、
やっぱり金髪なのかなあ。一応、そういう描写にしてみましたが。
 あるいはハーフなのか?むうー。
145名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 03:16:10 ID:TP00Xo8D
トマソン氏GJ!!
146名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 04:28:41 ID:MpGegz4H
トマソン氏すばやいなぁーw
でも確かに来週になるともうできないだろうなあw
幼馴染の王道ッぷりがナイス。

>ミサキの下の毛は金色なのか、黒いのか? 
>子供のころから髪の色は変わってないということは地毛でしょうから、
>やっぱり金髪なのかなあ。一応、そういう描写にしてみましたが。
>あるいはハーフなのか?むうー。
そこは深く悩むなw


あ、あと>古田氏
保管庫の
> 778氏
> 「エロなし オチなし 女装あり」
ですが、あれ書いたの実は上の鎌田です。
初代スレだったしエロが無い反則的なSSだったのでHNも考えず投下しましたが、
ついでなので今度の更新のとき上のSSとまとめておいてください。
お手間を取らせてしまってすいません。
147名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 07:11:03 ID:QQTQ50gr
  (;´Д`)ハァハァ 
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘
148名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 07:25:30 ID:UzoDxxek
トマソン氏乙!
来週のオチまではこの話でハァハァできますよ、GJ!

>ミサキの髪の色問題
ぶっちゃけ、キャラの描き分け、マンガの仕様に違いないので気にしな(ry

>「女装」の作者について
何げに重大発言ですなw
このスレの黎明期を支えた職人の立場として、今の繁盛っぷりはどんなお気持ちですか?
149名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 08:48:33 ID:khzNASeu
ミサキ分補充された (´∀`) 
150名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 09:35:12 ID:feq/5Ns2
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
151メリー:2005/06/02(木) 18:47:22 ID:57PELfi5
トマソン様グッジョブですっ!
いや、凄いですね本当。
一日であれを書けるとは・・・・・・、感服です。
152名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 20:05:43 ID:3PtgMG0f
ミサキはπパンが定説です
153トマソン:2005/06/02(木) 21:08:49 ID:WGZC/1AB
トマソンです。

127-143の題名を忘れてました。

原作が「少年と少女の行く末」なので……
では、「少年と少女の初夜」で。


それと古田殿、いつも乙です。
つまらない間違いをしてしまったので、保管庫に入れる際に直していただけると
とても助かります。

>127の11行目
「マサヒコから見れば父方の祖父」 (誤)
「マサヒコから見れば父方の祖母」 (正)

大変お手数ですが、よろしくお願いします。
154名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 23:55:36 ID:TuggACAM
最近のマサヒコ見てると、種死の主人公らしい人を思い出す。
脳内ボイスが鈴村健一に。
155名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 23:59:04 ID:LVXObP9x
影薄いから?
156名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:00:17 ID:LVXObP9x
どっかのサイトで凸の声を脳内ボイスにしてる奴いたぞ
157名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:18:24 ID:vDBD1sJs
濱中アイ:三石琴乃
小久保マサヒコ:斎賀みつき
中村リョーコ:林原めぐみ
天野ミサキ:島涼香
的山リンコ:能登麻美子
若田部アヤナ:宮村優子
マサママ:高山みなみ


ほら、これで文句ねぇだろ


ちなみに、オレの脳内設定な
158名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:47:08 ID:Mye0sXwg
先生!ここ数年アニメなんぞまともに見ていないので、
鈴村・斎賀・島・能登がどこの誰だかわかりません!
三石・林原・宮村・高山は何となくわかります!
でも、どんな声だったかまでは思い出せません!
ぎりぎりで林原が「ヒミコミコミコヒミコミコ」って言ってたのは覚えてます!
159名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 21:55:28 ID:/cv2IwAK
このままミセリ氏が来ないなら誰かが作品を引き継ぐのはどうだ?
160名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 00:00:49 ID:7B7eXGi1
このスレの勢いに慣れてるみたいだけど、気長に続きを待て
ここの盛況ぶりは珍しいんだぞ
161ピンキリ:2005/06/04(土) 00:05:11 ID:KqBV3y/R
古田氏、各職人さん、お疲れ様です。
アカボシ氏に触発されて、ゲームネタでいこうと思います。
スルー対象ワードは、「ゲームネタ」「エロに関して反則行為」です。
題は「アダルトな昼下がり」でお願いします。では投下↓
162ピンキリ:2005/06/04(土) 00:06:26 ID:KqBV3y/R
「……先輩」
「ん?何?」
 時は水無月、一番最初の日曜日の昼下がり。
場所は中村リョーコのマンション、陽が差し込むリビングルーム。
昼食を終えたアイとリョーコは、熱い緑茶を飲みつつ、雑談をしていた。
いや、雑談というのは適切な表現ではないかもしれない。
二人の間に流れている空気は、所謂茶飲み話特有の、まったりとしたものではなかった。
「……お昼ご飯くらい」
 そこでアイは言葉を切ると、お茶をズズズとすすった。
二口分程喉に流し込んだところで、湯飲みを唇から離し、大きく一息をつく。
「自分で作って下さいね」
 ソフトクリーム二本食い盗撮事件の際のように、アイは頬をぷくぅと膨らませた。
元が童顔なせいか、怒っていると言うよりかは、拗ねているように見える。
「何よー、二日酔いで頭ガンガンなのよ。か弱い先輩を助けることくらい何でもないことでしょ」
「何時どこの誰がどのようにか弱いんですか」
 リョーコを責める口調が、アイにしてはえらく厳しい。
163ピンキリ:2005/06/04(土) 00:08:48 ID:KqBV3y/R
 それもそのはず。
『二日酔いで頭が痛い。何も出来ない。昼ご飯作りにきて』
と日曜の午前中に呼びつけられること、これで三週連続なのだ。
ご飯作りだけならまだ良い。
が、そこはリョーコ、それだけで帰すはずもないわけで。
前の二回は料理だけで終わらず、
やれ本棚の整理を手伝えだの、無くしたCDを探してくれだの、何やかやとメイドのごとくこき使われた。
夜になったらなったで、二日酔いもどこへやら、ほれ飲めそれ飲めどんと飲めー、で無理矢理酒を浴びせられ、
気がついたら日付が変わっているどころか、窓の外にはスズメがチュンチュン、となった次第。
 アイも若い女性である以上、予定と言うか、したいことがたくさんある。
部屋の模様替えもしたいし、ショッピングにも行きたい。
話題の映画も観たいし、新しく出来たレストランの味を確かめもしたい。
それがことごとくリョーコのおかげでオジャンとなっているのだから、膨れっ面になるのも、まあ当然と言える。
「悪いと思ってるわよ…。来週は呼び出したりしないから」
「先週も同じこと言ってました」
 アイはますます頬っぺたを大きくした。ハリセンボンもかくや、という感じだ。
リョーコは何時ぞやと同じように、人差し指で突付こうとして、止めた。
アイの怒りはかなりのもの、火に油を注ぐような余計な行動は慎んだほうが良い、と瞬時に判断したからだ。
リョーコだって一応、アイには悪いと思ってはいる。何せ、自分の我侭に付き合ってもらっているのだから。
「来週の日曜は、きちんと自分でして下さいね。いや、それ以前に土曜日にお酒が過ぎないように気をつけて下さい」
「……わかったわよぅ」
 ピシッと叱るアイに、素直に謝るリョーコ。
動物で例えるなら、リスが怒ってトラが詫びを入れる、といった感じか。
見ようによっては、ある意味とても微笑ましい。
あくまで、見ようによっては、だが。
164ピンキリ:2005/06/04(土) 00:11:39 ID:KqBV3y/R
 いかに角を出しているとはいえ、もともとがのほほんとしたアイのこと。
いつまでも続いたりはしない。飲んでいる茶と同じ、時間が経てばぬるくなる。
そして、リョーコがずっと縮こまっている道理もない。
リョーコがトボケてアイが慌て、アイがボケてリョーコが突っ込み、リョーコがからかってアイが照れ…。
そうやって、いつもの二人のポジションに、徐々に戻っていく。
「先輩、今日の炒飯はどうでしたか」
「んー、何か叉焼が美味しかったような気がする。……もしかして高いヤツ買った?」
 作ってもらう以上、当然食材代は全てリョーコ持ちだ。
正確には、アイにお任せで買ってもらい、その立て替え分を後で払っている。
アイは意外にも結構なしまり屋さんなので、無闇に高いモノには手を出さない。だが何せ鉄の胃袋、その量が半端でないのだ。
結局余分に金がかかってしまうことになるが、そこら辺はリョーコは口を出すつもりはない。
と言うか、出したいが出せる立場ではない。
「えへへ、違います。普通のやつです」
「へー、じゃあ調味料?」
「それも違います。少し大きめに切っただけです。そうすると舌に当たる面積が増えて、美味しく感じるんだそうです」
 伊○家の食卓でこの前やってました、とアイは笑いながら付け加えた。
天然気味ゆえ、時々調理ミスもあるアイだが、こういった工夫や手間を惜しんだりはしない。
「へぇ……そりゃ初耳だわ」
 リョーコとて、料理は下手ではない。むしろ知識や技術はアイより上だ。
だが、美味しさのための細かい配慮には、いくらか足りない部分がある。
それは、誰かに食べてもらうための料理と、自分だけが食べるための料理の違いなのかもしれない。
それぞれ、少女の頃から台所に立ってきた。
しかし、包丁の使い方は同じでも、その背景が異なっていた。
そういうことなのだ。
「あ、そういやマサから聞いたわよ。アンタ、おにぎりに具を入れるの忘れて握ったんだって?」
「うう、あれは、その、朝早くから起きて眠たくて、その、何て言うか」
「いや、フツー忘れないって」
「で、でも他はきちんと作れたんですよ、ホントですってば〜!」
 どうやら、普段の関係にすっかり復帰したようだ。
165ピンキリ:2005/06/04(土) 00:14:29 ID:KqBV3y/R
 女三人寄ればかしましい、とはよく言うが、二人でも話は弾む。仲が良いなら尚更だ。
天気のこと、ファッションのこと、テレビドラマのこと。
内容の深み、広がりにはいささか欠けるものの、それは然したる問題ではない。
おしゃべりという行為が楽しい、それで十分なのだ。
「先輩、この前の写真なんですけど……」
「写真?」
「え、ええと、あの修正しゃし……」
「あー、ダブルフェラチオの」
「ソフトクリームですっ!」
 アイは勢いよく訂正した。顔が真っ赤なところを見ると、まだ恥ずかしいらしい。
「い、いや、写っているモノのことじゃなくて、しゅ、修正そのものについてなんです」
「は?」
 リョーコは首を傾げた。
アイが何を言いたいのかよくわからない。
「先輩、何時あんなこと覚えたんですか?私のCG技術は底なし、なんて言ってましたけど……」
「ああ、そのこと」
 リョーコは立ち上がると、奥の部屋からノートパソコンを持って来て電源を入れた。
数瞬後、画面に浮かび上がったのは、虫食いリンゴに『DERU』の文字が重なったロゴマーク。
「先輩、パソコンなんて持ってたんですか」
「今時の学生なら必需品じゃない」
「……はぁ」
「『電話一本で簡単注文、虫食いリンゴが目印の行く出すもうDERU!激安パソコン!』ってCM知らない?」
 アイはパソコンを持っていない。それにあまり使わない。
レポート作成の時に、大学のPCルームから学生レンタルのノートパソコンを借りるくらいだ。
166ピンキリ:2005/06/04(土) 00:16:42 ID:KqBV3y/R
「ホレ」
 モニターの上に、アイの水着写真が表示された。
どうやら、去年の夏合宿の時のものらしい。
「ほら、コレをこうしてアレをああしてソレをそうして」
 アイの目の前で、リョーコはマウスを軽やかに滑らせた。
「ちょちょいの、チョイっと」
「……!」
 すると、あら不思議、アイの全裸写真の出来上がり。
急仕立てで肌の色が少し乱れてはいるが、乳首はおろか、下のヘアまでバッチシで、遠目だと本物の裸に見えるだろう。
「せせせせ、先輩何をするんですか!」
「あら、気にいらない?」
「気にいるも気にいらないも」
「時間があったらこの前みたいにちゃんとしたの作れるんだけどねー」
「いや、だから、私こんなに濃くな、いやいやいや、そうじゃなくて」
「それじゃコレはどうだ、そりゃ」
 リョーコは別の画像を開いた。
そこには、スケスケの網スーツを着た、悩ましげなポーズの女性が。
「ホイホイっと」
 ピピッと、その女性の顔の部分に、アイの顔を貼り付ける。
「は〜い、アダルトビデオのパッケージ風濱中アイの出来上がり〜」
「せんぱぁぁああいっ!」
 アイは不安の渦に飲み込まれた。
この先輩、まさか自分の加工画像を余計なことに使用していないだろうか?
例えば、大学の男性連中相手に商売とか……。
「コレ、マサに見せてやろうかなー♪」
「やめてくださぁああい!」
 涙目で叫ぶアイ。その声は、悲鳴と言うよりかは絶叫に近かった。
167ピンキリ:2005/06/04(土) 00:19:57 ID:KqBV3y/R
「アイ、あんた、ゲームってする?」
「……は?ゲームですか?」
 加工画像騒動が落ち着いたところで、リョーコは唐突にアイに尋ねた。
「……いえ、あまり」
 アイはパソコンにしろコンシューマにしろ、あまりゲームに興味は無い。
せいぜい、幼い頃にパズル系のゲームを友達の家で遊んだ程度だ。
「じゃあ、当然アダルトゲームなんかやったことないわよね」
「な、ないです!」
 知識として、そういうゲームがあることは、アイも知っている。
だが、もちろんのこと、触ったことなぞありはしない。
「実はね、こんなモンがあるのよ」
 ニヤニヤと怪しい笑いを浮かべ、リョーコが取り出したのは、ソフト名の表記の無い一枚のCD−ROM。
「……何ですか、それ」
「あー、それがね、この前やったコンパの相手から貰ったのよ」
「コンパの相手、ですか」
「そ。代藻木アニメ何ちゃらとかいう専門学校の卒業生連中でさ、皆ゲーム会社に就職してるんだとさ」
 アイは眉根を寄せ、微妙な表情をした。どういう人たちなのか、想像もつかない。
「茶髪鼻ピアスの男は、町中のゾンビをぶち倒すゲームを作ったって言ってたわ」
「……バイオ何とかってやつですか」
 ゲーム音痴のアイでも、さすがに有名タイトルくらいは聞き覚えがある。
「いや、武器が金属バットやチェーンで、ええと、確かタイトルが『真・残酷無道』だったかな」
「……」
「金髪ロン毛チョビ黒ヒゲの男がプログラム組んだらしいのが、引き篭もり人生ゲームの『ドアロックメン』」
「………」
「モヒカングラサンの男が営業やってる会社の新作が、鉄道会社経営ゲーム『B列車でプロ野球チームを売ろう!』」
「…………」
「タンクトップに短パンの男が企画に参加したのが、日本刀片手に害虫を駆除するゲーム『アースコン抜刀』」
「……………」
「ま、どれも全然売れてないらしいんだけどね」
「当たり前です!」
168ピンキリ:2005/06/04(土) 00:22:21 ID:KqBV3y/R
「いやまあ、それはそれとしてね」
 リョーコは手にしたCD−ROMをピコピコと左右に振ってみせた。
「これはね、そんな連中の一人、アダルトゲームの会社に勤めてるヤツがくれたの」
「はあ……でも、どんな理由でそんなものを先輩に?」
 リョーコは肩をすくめると、大きく溜め息をついた。
「さーね、露骨に私を狙ってたから、餌のつもりだったんじゃない?」
「餌、ですか」
「大体さ、アダルトゲームで女子大生が釣れるかっての」
 アイは頷いた。特殊な趣味の持ち主ならともかく、普通そんなものを貰って目を輝かす女性はいないだろう。
餌にしたって、渡す方も思考的にどうかと思う。
「もう少し色々とチェックしてから発売するとか言ってたわね。よく考えたらコレ、商品情報の漏洩じゃないかしら」
「でも、貰ったってことは、先輩は……」
「んあ?二人きりになりたいって言うから、別の店に行ってさ」
「え?」
「さんざん酒飲ませて潰して放ったらかして帰ったわよ」
 そう言うとリョーコはケタケタと笑った。
169ピンキリ:2005/06/04(土) 00:23:49 ID:KqBV3y/R
 リョーコはそのCD−ROMをパソコンにセットして、ゲームを起動させた。
「へぇ……」
 アイは思わず感嘆の声をあげた。
アダルトゲームと言うから、どんなに卑猥な絵が出てくるかと思いきや、
予想に反してキャラが何ともアニメチックで可愛らしい。色もカラフルで、服やアクセサリーも細かく描き込まれている。
「このゲームはね、キャラクターの名前や外見、性格が変えられるのよ」
「え?どういうことですか?」
「例えばね」
 リョーコはカーソルをあちらこちらに動かし、色々とパーツを選択して組み替えた。
「髪の毛の色を薄くして、おさげにして、胸を小さくして……ホラ、ミサキちゃんにそっくり」
「わ、ホントだ」
「名前も【ミサキ】に変更して……これでよし」
 次に、リョーコは《主人公の名前》の欄に【マサヒコ】と打ち込んだ。
「マサヒコ君の名前にしたってことは……先輩、まさか」
「ふふふ、主人公の性格を【粗暴】、ヒロインを【健気】にチェンジして」
「わ、ちょ、せ、先輩、ダメ!」
「これでオマケモードの《Hシーンを見る》に行って……うりゃ!」
170ピンキリ:2005/06/04(土) 00:27:13 ID:KqBV3y/R
 『俺はもう我慢できなくなって、ミサキを押し倒した。

  ミサキ「きゃっ、何するの?」

  マサヒコ「何をするもねぇよ、ここまできたらすることはひとつに決まってらぁ」

  ビリビリッ!

  俺はブラウスに手をかけ、勢いよく左右に引きちぎった。

  ミサキ「きゃあああっ!」

  マサヒコ「じっとしてろ」

  ミサキ「いや、いやあ」

  ミサキは泣き叫び、体をよじって抵抗する。
171ピンキリ:2005/06/04(土) 00:27:42 ID:KqBV3y/R

  マサヒコ「うるせえな……少し黙ってろ」

  強引に唇を重ねあわせ、声を塞ぐ。

  同時に舌を差し入れ、思うさま、ミサキの口内を蹂躙する。

  しばらくして、ミサキの動きが止まった。

  マサヒコ「……何だ?あきらめたのか?」

  ミサキ「……もう、いいよ……」

  マサヒコ「は?」

  何をこの娘は言っているのだ?

  ミサキ「あなたがそうしたいんだったら……して、いいよ……」』
172ピンキリ:2005/06/04(土) 00:28:23 ID:KqBV3y/R
「どう、この展開?」
「先輩、悪趣味です」
 アイの非難も、調子付いたリョーコには届かない。
Hシーンをキャンセルし、キャラクター選択画面に戻ると、またパーツを入れ替え始める。
「茶髪、髪は長めの、えーとタイプはB、胸は大きく、目はややツリ目で性格は【勝気】で」
「今度はアヤナちゃんですかぁ!」
「マサの性格は、えー、【おとなしい】で」
「先輩、ストップ、ちょっと、聞いてますかーっ!?」
173ピンキリ:2005/06/04(土) 00:29:26 ID:KqBV3y/R
 『目の前のベッドに、アヤナが下着姿でちょこんと腰掛けている。

  ……心臓がバクバクして、目が眩む。何か、風邪をひいたような感じだ。

  アヤナ「ねえ……」

  マサヒコ「え?あ?ええっと、何?」

  アヤナの目がいっそう釣り上がる。

  ええと、もしかして、怒ってますか?

  アヤナ「何、じゃないでしょ」

  マサヒコ「う、うう」

  アヤナ「あのね……し、死ぬほど恥ずかしいんだから、その、は、はやくしてよね」

  マサヒコ「は、はやくって……何を?」

  いてっ!

  顔面に枕が飛んできた。

  アヤナ「き、決まってるでしょ!あんまり女の子に恥かかせないでよ!」

  マサヒコ「……ゴメン」

  アヤナ「ねぇ……そろそろ……男らしいとこ、見せてよ……バカ……」』
174ピンキリ:2005/06/04(土) 00:30:35 ID:KqBV3y/R
「どう?萌える?燃える?」
「先輩、ホント、やり過ぎですってば」
「ヤッてヤリ過ぎることなどない!ほりゃ、次!」
 リョーコの暴走は留まるところを知らない。
凄まじい速さでマウスを持つ手が動き、画面上にまた別の女の子が現れる。
「アクセサリーで【メガネ】選択、タイプはE、つるペタ、性格は【幼い】及び【天然】」
「ああああ、リンコちゃんまでー!」
「マサに特性【お兄ちゃん】を付けて、ゴー!」
「せんぱぃぃぃいい!」
175ピンキリ:2005/06/04(土) 00:32:05 ID:KqBV3y/R
 『リンコ「お兄ちゃん……」

  リンコが潤んだ瞳で俺を見る。

  わかっている、わかっているんだ。

  俺たちが兄妹だってことは。

  血がつながっていることは。

  でも、それでも、俺は。

  俺たちは……。

  マサヒコ「リンコ……」

  リンコに近づき、そっとその華奢な体を抱きしめる。

  リンコ「お兄ちゃん……」

  体の温もりが伝わってくる。

  リンコ「キャッ!?」

  俺はリンコをひょいと抱えあげた。

  そして、ベッドへと歩み寄る。

  マサヒコ「リンコ……今日こそ、お前を俺だけのものにするよ……」』
176ピンキリ:2005/06/04(土) 00:35:22 ID:KqBV3y/R
「あっはっはっは、おもしろいおもしろい」
「先輩、そろそろ止めましょう。まだ今なら引き返せます。真人間に戻りましょう」
 アイが必死にリョーコに訴えるが、リョーコに聞き入れる様子は見られない。
残念ながら、今の悪ノリリョーコを止めることが出来るのは、レーザービームの直撃くらいだろう。
「うふふふふ」
 リョーコの双眼が、キラーンと眼鏡の奥で妖星のごとくに光る。
「まだまだ、真打ちが残ってるじゃない」
「え、ま、まさか……」
「髪はショートとミディアムの中間、後ろ髪を外に若干ハネさせるタイプGで」
「あ、う、が、ち、ちょっと先輩!」
 アイはリョーコを止めようと飛びかかったが、リョーコはこれを片手で巧みにブロックした。
そして、もう一方の手で素早くパーツ入力を行っていく。
「目はややタレ目気味、性格は【おおらか】で、属性に【ショタ】を付加!」
「や、止めてくださーいっ!」
「主人公との関係を【教え子と生徒】にして、ほりゃ、クリッククリッククリック!」
「いやーあーっ!」
177ピンキリ:2005/06/04(土) 00:36:29 ID:KqBV3y/R
 『アイ「ん……」

  マサヒコ「んん……んちゅ……」

  夢、なんじゃないだろうか。

  憧れのアイ先生に、キスしてもらえるなんて。

  アイ「ぷふ……うふふ、マサヒコ君、かわいい」

  マサヒコ「アイ先生も……かわいいです」

  先生の人差し指が、俺の額をぐりぐりと突っつく。

  アイ「年上にかわいいなんて、言っちゃダメだよ」

  それは無理です。

  だって、アイ先生、ほんとうにかわいいんだから。
178ピンキリ:2005/06/04(土) 00:38:51 ID:KqBV3y/R
  アイ「もっかい、キスしようね」

  アイ先生の温かい唇が、俺の唇にもう一度重ねられた。

  何だか、頭の奥の方がジンジンと痺れてくる。

  痛いわけじゃない。むしろ、すごく気持ちいい。

  アイ「胸……触ってみて。左……ああ、マサヒコ君から見て、右のほう」

  ……柔らかい。

  女の人の胸って、こんなに柔らかいんだ。

  アイ「ね……わかる?」

  マサヒコ「えっ?」

  アイ「ドキドキしてるの、わかる?」

  ほんとうだ。

  掌を通じて、アイ先生の鼓動が伝わってくる。

  アイ「これから……君とすると思うと……こんなにも、心臓がドキドキしちゃうの」』
179ピンキリ:2005/06/04(土) 00:39:24 ID:KqBV3y/R
「んー、何かまったりって感じねー」
 リョーコはポリポリと額をかいた。
甘ったる過ぎる展開は、どうやらあまり好みではないらしい。
「先輩……もう止めて下さい。何か、気分悪いですぅ……」
「つか、このアイはもしかして非処女かしら。うーん、よし、シーンを早送りしてみるか」
「完全に無視ですか、先輩……」
180ピンキリ:2005/06/04(土) 00:40:04 ID:KqBV3y/R
 『アイ「わ、マサヒコ君の、大きい」

  マサヒコ「そうですか……?」

  大きい、と言われたのなら、男として喜ぶべきなのだろうけど……。

  アイ先生に握られていると思うと、そんな余裕など沸いてこない。

  アイ「うふふ……舐めて、あげるね」

  そう言うと、アイ先生が俺の股間へ、顔を近づけていく。

  マサヒコ「ちょ、せ、先生」

  アイ「れろ……っ」

  マサヒコ「……うっ!ううう!」
181ピンキリ:2005/06/04(土) 00:40:43 ID:KqBV3y/R

  うわ。

  凄い。

  強烈な電流。

  それが、背骨を駆け上がっていく。

  アイ「ぷふ……気持ちよく、なってね……むちゅ……」

  うわ。

  うわ。

  うわ。

  ダメだ。

  ダメだ。

  くる。

  出る。

  出てしまう。

  マサヒコ「せ、せんせえっ!」

  びゅっ!びゅぶっ!』
182ピンキリ:2005/06/04(土) 00:41:31 ID:KqBV3y/R
「おー、こっちのアイはテクニシャンねー」
「……うげぇ」
「もちっと早送りで、っと」
183ピンキリ:2005/06/04(土) 00:42:10 ID:KqBV3y/R
 『アイ「私が上になって、リードしてあげてもいいけど……」

  マサヒコ「せんせぇ……」

  アイ「ここからは、マサヒコ君が……頑張ってほしいな」

  アイ先生が微笑む。

  大袈裟なんかじゃなく、天使のようだ。

  俺の心の奥の獣が、

  マサヒコ「せんせいっ!うぉおおっ!!」

  この天使を、

  アイ「きゃっ!?」

  汚したい、征服したいと、

  マサヒコ「い、いきますっ!」

  叫んでいる―――!

  ズンッ!!

  アイ「ああああっ!」

  マサヒコ「うわあああっ!」』
184ピンキリ:2005/06/04(土) 00:44:05 ID:KqBV3y/R
「おー、おー、マサヒコ、若いねー」
「……うっ、ううっ……」
「ん?」
 リョーコはクリックの手を止めた。
今、アイの方から聞こえてきたのは、すすり泣きの声ではなかったか?
「ア、アイ?」
「うう、うわーん!」
「わわっ!?」
 爆発、大泣き。
アイの両目から、涙がぽろぽろと零れ落ちていく。
「ちょ、ちょっと、アイ」
「うわーん、先輩ヒドイですうー」
「え?」
「わ、私とマサヒコ君は、こ、こんなんじゃないですうー、うううー」
 たかがゲーム、とスルー出来るほど、アイはスレても冷めてもいなかった。
それも仕方がないのかもしれない。
異性と肉体関係を結ぶことははおろか、好いた惚れたの恋愛さえもしたことがないのだから。
185ピンキリ:2005/06/04(土) 00:44:37 ID:KqBV3y/R
「わ、わかった、わかったから泣き止みなさい、アイ」
「えぐっ、えぐえぐ、せんぱいぃ〜」
 リョーコはアイの頭を優しく撫でた。
「ゴメン、ちょーと調子に乗りすぎたわ」
「うう、うううっ、ううう」
「もうストップするから、ほら、ね?」
 子どもをあやすような言い方だが、実際そんな感じだ。
リョーコにしてみれば、これは所詮ゲームで架空の話。アイみたいにべそをかく方がおかしい。
おかしいのだが、こうもわんわん泣かれてしまうと、自分が悪いという気持ちになってくる。
「あ、そーだ、喫茶店行こう喫茶店。黄金鷲に行ってジャンボチョコレートパフェ食べよう」
 リョーコは食い物で釣るという、ある意味姑息な手段に出た。
しかし、これでは本当に泣き虫な子どもをなだめてるヤンママのようである。
「うう〜ぅ」
「さあ、涙を拭いて。行くんでしょ?」
「……はい」
 しっかり釣られているアイもアイではあるのだが。
186ピンキリ:2005/06/04(土) 00:46:16 ID:KqBV3y/R
「ふ〜、しっかし、ハズレばっかだったわね……」
 夜の街を、リョーコは駅を目指して歩いていた。
『急な不参加が出てメンバーが足りなくなった。悪いけど来て!参加費ロハでいいから!』と、
友人からコンパの誘いのメールが入ったのが今から二時間ほど前のこと。
タダ酒が飲めるのなら、リョーコに嫌も否もあろうはずがない。
当たりがあったらなおラッキー、と思っていたのだが、これが見事に皆平々凡々とした男たちばかり。
適当に話を合わせ、盛り上がりの波が落ちてきたところでさっさと退出してきた、というわけだ。
お金を払わなくてよいのだから、最後まで居続けてタカってもよかったのだが、そうはしなかった。
ここのところ何週間か連続で酒が過ぎていることもあるし、アイに深酒を注意された手前もある。
「あっれー、リョーコちゃんじゃない?」
 背後から不意に声をかけられ、リョーコは振り向いた。そこに居たのは、
「……この前のアダルトゲームの」
 そう、前回のコンパで、アダルトゲームでリョーコをモノにしようとした男だった。
「覚えててくれたんだぁ、スッゲ感激ぃ」
「そりゃ、ね」
 本人よりはゲームの方が印象に残っているわけだが。
187ピンキリ:2005/06/04(土) 00:47:36 ID:KqBV3y/R
「あの時先に帰っちゃったんでしょ、寂しかったよぉ」
「ちょっと、用事があってね」
 置いてきぼりにされ、その上酒代まで押し付けられたのだから、リョーコに恨み言のひとつでもありそうなものだが、
この男は全くそんな気はないらしい。能天気というか、さすがは開発中のゲームを堂々と表に持ち出す人間だけのことはある。
「でもサ、ここで会えてラッキーってカンジだよ。ね、ね、また飲みに行こうよ、二人でさ」
「……いや、今からはちょっと」
 リョーコは静かに断ると、その場を立ち去ろうとした。
「あ、あ、ちょ、ちょっと待ってよ」
「ゴメンねー」
「あ、そ、そうだ、この前あげたゲーム、新バージョンになったんだよ!」
 リョーコの足が止まる。
「バグを取ってさ、アクセサリーとかも増やして、そうそう、声が出るようになったんだよ!」
「へえ……新しいバージョン、ねぇ……」
 男はリョーコが関心を持ったと思ったのだろう、早口でまくしたてた。
「そうそ、でさ、それについて色々と教えてあげる。それ、今持ってるし。ね、ね、だからこれから飲みに行こ?」
188ピンキリ:2005/06/04(土) 00:50:17 ID:KqBV3y/R
「オッケー?やったね!よし、よーし、それじゃどこにしようかな。ツマミがおいしい店がいいよね……」
 リョーコは男の声を右の耳から左の耳に聞き流しつつ、瞬時にこれからの計画を練り上げた。
この男がどれくらいの酒の強さかは、前回のことがあるのでわかっている。
とにかく、飲ませておだてて褒めて、呂律が回らなくなった辺りで新しいバージョンのゲームとやらを巻き上げて、
そっから潰れるまで酒を浴びせ倒そう、と。
 別にリョーコはアダルトゲームに興味を持ったわけではない。
これを入手すれば、からかいのネタに使えると思っただけのことだ。
この前アイにそれで泣かれているというのに、ここら辺のやんちゃな気性は、所謂死んでも治らない系統のモノらしい。
まあ、次回のターゲットはおそらく、アイではなくマサヒコになるであろうが。
「……さてと」
 怪しまれないようにするために、リョーコももある程度は酒を飲まねばならないだろう。
さっきの医大生とのコンパで、それなりに酒が入っているので―――。
「……アイ、ゴメンね。また明日、呼び出しちゃうかもしんない」
 リョーコは夜空に目をやり、小声でここに居ないアイに謝った。
「んー、何か言った?リョーコちゃん」
「ん、別に何も」
「そう。……あ、よっし、あそにしよっと。ね、ね、この先にいい店があるんだよ。スッゲ雰囲気良くてムードあってさ……」
 男ははしゃぎながら、リョーコの前を歩き出した。
リョーコは一瞬、苦笑を浮かべると、その後についていった。
「それじゃ、ミッションスタート」
 そして、さっきと同じくらい小声で呟いた。
出来る限り、自分の酒をセーブしてコトを実行しようと考えながら。


        F      I      N
189ピンキリ:2005/06/04(土) 00:50:59 ID:KqBV3y/R
以上です。
以前ご指摘のあった誤字脱字については、チェックをしっかりやったつもりです。
それでもまだ見つかるようでしたら、申し訳ありません。出来る限り気をつけます。
最後の方は少し展開を急ぎ過ぎたかもしれません。わかり難かったらごめんなさい。
 
と言ってる端から誤字、>>176
【教え子と生徒】→【教え子と先生】ですね。失礼しました。
190名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 00:57:54 ID:ExGfLAMM
ピンキリ氏おつかれさまっす
ちょいエロって感じっすね。
また、いい作品お待ちしてます。
191名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 01:01:12 ID:glKNfiy5
ピンキリ氏、GJ
こういう、軽妙で生々しくないやつ上手いっすね。
実際、トキメモオンラインあたりでミサキとかアヤナとか登録されていそうだな。
192名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 01:02:13 ID:yu1vhiVk
シミレーションがエロ面白い……gj!
193名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 01:02:28 ID:kudtrAlc
GJ!!
194ピンキリ:2005/06/04(土) 01:06:21 ID:KqBV3y/R
>>188
「そう。……あ、よっし、あそにしよっと。
         ↓
「そう。……あ、よっし、あそこにしよっと。

もうね、本当にしっかりチェックをしたのかと自分で自分を小一時間問い詰めたい気分。
この分だとまだあるかもしれん……申し訳ない。
195セリカ:2005/06/04(土) 02:06:27 ID:K3vVN4wK
ピンキリ氏、GJ!!
シンジ×カナミの後半投下します。
196セリカ:2005/06/04(土) 02:07:13 ID:K3vVN4wK
ビデオ店でAVの返却を済ませた後、シンジはカナミに頼まれた物を買いに行く為に近くのスーパーへむかっていた。
夕方過ぎにこのあたりは人通りが多くなる。
日が西に傾き、日差しが弱くなり始めた頃を見計らって夕食の買出しに来る主婦が多くなるからだ。
子連れでの買い物客も多くあたりから様々な会話が聞こえてくる。
「トモちゃんはお兄ちゃんのこと好き?」
「うん。大好き!だから大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになるんだ」
幼稚園ぐらいの女の子だった。
母親に連れられて手を繋いで楽しそうに話しながら歩いている。
『兄妹』あらためてその言葉がシンジの脳裏に色濃く浮かんできた。
カナミの自分への想いは今の子の好きとは全く違う真剣なものだろう。
自分はどうすべきなのか。
そんなことの答えはとっくに出ていた。
ちゃんと話し合って他に素敵な男を探させればいい。
はじめは納得しないかもしれないがいい人が見つかればカナミはきっと自分を諦める。
そうさせるのが兄としてすべき事である。
だが兄としてすべき事とシンジがしたいことは全く違っていた。
シンジはカナミを性欲の対象として見てしまっている。
カナミとSEXしたい。襲ってしまいたい。そう思っている自分がいることにも気付いていた。
理性に従うか本能に従うか、つまりやってしまうかどうかでシンジは悩んでいた。
197セリカ:2005/06/04(土) 02:08:05 ID:K3vVN4wK
「さすがにこれは誰かに相談できる事じゃないしな」
「何がですか?」
ただの独り言に返事があるとは思っていなかったので驚き振り返るとそこにはカナミの同級生マナカの姿があった。
「こんにちは。お兄さんも買い物ですか?」
「ああ、カナミに頼まれて」
「そうなんですか?で、さっき随分と大きなため息ついてましたけど何か悩み事でもあるんですか?」
まさか妹のオナニーを盗み聞きして妹が自分をオカズにしていることを知ったら妹に欲情したのでやってしまおうか迷っているなどとはカズヤ並の変態でもなければ言えない。
「いや、別にたいしたことじゃないよ」
シンジの応えにマナカは腑に落ちない様子だったがそれ以上の追求は失礼だと思ったのか深くは聞いてこなかった。
「そういえばマナカちゃんってお兄さんがいたよね?」
「はい。いますよ」
しばしの沈黙の後にいきなり突拍子もない質問をされたのでマナカは少し怪訝な顔をしている。
「やっぱりお兄さんに憧れてたようなこととかあった?」
「そうですね。小さい頃はそんな時期もありましたけど……まさかお兄さん、カナミちゃんを狙ってるんですか?」
「い、いや、そういうわけじゃ」
小説を書いているから言葉に込められた意味を読み取るのが上手いのかそれとも女の第六感が鋭いだけなのかマナカは質問の意図を理解していた。
「いいじゃないですか。兄と妹の禁じられた愛!いけないとは知りながらも毎晩、獣のように体を重ねる2人!これ小説のネタに使えるかも」
「マナカちゃん。ここスーパーだから。子供もいるから」
周囲の人たちのの視線が痛い。
悲しいことにもう慣れてしまったが。
198セリカ:2005/06/04(土) 02:08:44 ID:K3vVN4wK
家に帰ったのは家を出てから1時間たったころだった。
マナカと話していてけっこう時間をくったようだ。
「ただいま。頼まれた物買ってきたぞ」
「お帰り。随分遅かったね」
「途中でマナカちゃんと会って話してたら遅くなっちまった」
「そうなんだ。明日マナカちゃん誘って遊びに行こうかな。あ、買ってきた物はそこに置いといてね」
カナミはもうキッチンで夕食の準備にとりかかっていた。
シンジは買ってきた野菜を置きながらカナミに視線をうつした。
このエプロンをつけてキッチンで夕食の準備をしている家庭的な女の子がほんの1時間程前に俺に犯されることを想像しながらオナニーしていた。
毎日家事をしているからキレイとは言えないかもしれないが、細くてしなやかなあの指で俺のことを考えながらアソコをさわっていた。
気がつくとシンジはそんなことばかり考えていた。
そのせいで完璧に勃起してしまっている。
「俺、自分の部屋にいるから飯できたら呼んでくれ」
きっとたまっているせいだ、1発ヌイたらきっとなんでもなくなる。
シンジは理性をフル動員して自分に言い聞かせ2階に上がっていこうとする。
「ちょっとお兄ちゃん。たまにはご飯作るの手伝ってよ。そうじゃないと愛液入り味噌汁やオナニーに使ったキュウリでサラダ作るよ」
その言葉でカナミのオナニーを思い出したシンジにスーパーでマナカに言われたセリフがよぎった。
(いいじゃないですか)
199セリカ:2005/06/04(土) 02:09:36 ID:K3vVN4wK
シンジはカナミの背後に忍び寄り肩に手をかけて振り返らせると同時に唇を奪った。
「んっ、ん〜〜!」
突然のことにカナミは驚いた表情でシンジを無理やり引き剥がす。
「お兄ちゃん。いきなりどうしたの!?」
「もう我慢できないんだよ。」
シンジの目は真剣そのもので冗談でないことはカナミにもすぐにわかったようだ。
シンジは再びキスをして今度は舌もカナミの口の中にいれていく。
カナミも既に乗り気になっているのか舌を絡めてくる。
そのままの状態でシンジは右手をスカートの中に潜り込ませた。
「ダメだって。兄弟でやったら近親相姦だよ?」
「別にいいよ。カナミもこうしてほしかったんだろ?」
カナミが我に返ったように止めようとするがシンジは最早聞く耳を持ってなかった。
そのまま下着の中に手を入れてクリトリスを愛撫し始めた。
「ああっ、んん」
周囲を焦らすようになでていきなり触れたり皮をむいたまま触ったりと様々な方法でせめた。
「んあ、あん、やぁ」
オナニーのしすぎで慣れているのか初めてとは思えない感度の良さでカナミはどんどん濡れてきた。
指も2本ぐらいなら入りそうだ。
「あ、はあぁ、んああ」
膣に入った指でGスポットのあたりをこすってやる。
「あんんんっ、ひゃう!」
愛撫を繰り返しているうちに腰に力が入らなくなってきたのかカナミは立っていることもままならなくなってきた。
しかし、暴走しているシンジはそんなことはお構いなしにその場に寝かせてしつこく責めつづける。
「あひっ! ひあっ…! あふぅ! んはぁぁ…ああ…ん!お兄ちゃん…ダメぇ!」
しばらくすると、浮き上がった腰がガクガクと痙攣し、膣から愛液が噴き出した。
200セリカ:2005/06/04(土) 02:10:14 ID:K3vVN4wK
シンジはそのまま休むことなく下着を脱がせて一気に挿入した。
「ああっ だ、だめぇ…」
初めての割りにはすんなりと入った。出血も少ない。
バイブである程度慣らしていたからかもしれない。
シンジはそのまま有無も言わさずピストン運動を始める。
「あっ! んはぁん! やっ!」
快感と乱暴にされている痛みの混ざった複雑な表情のカナミ。
下着を剥ぎ取っただけなので夕食を作っていたエプロン姿そのままで犯されている姿は処女とは思えない程官能的だ。
「んっ! くぅ! んくっ! うぅ!」
「今日のオナニーで想像してた俺のと本物とどっちがいい?」
「なんで、んんっ ふあぁ!」
なんで知ってるのとでも言おうとしたのかもしれないがとてもじゃないが聞くことの出来る状態ではない。
「あんっ、あっ、あっ、あっ、あっ、やっ」
もう痛みはなくなったのか、いつの間にかシンジのピストン運動に合わせて喘ぎ感じるようになっていた。
「あふ、ふぁ、あんっ」
シンジもフィニッシュにむけて一層腰の動きをはげしくした。
「んっ! ふひぃぃぃぃん! ひゃんっ! はああああんっ!」
「カナミ、出る!出る!」
「お兄ちゃん、お兄ちゃん〜〜〜!!!」
201セリカ:2005/06/04(土) 02:10:50 ID:K3vVN4wK
「ごめん。こんな無理やりみたいな形になって…」
「いいよ。お兄ちゃんだし。好きな人には好きにしてほしいから…」
珍しくカナミが顔を真っ赤にして恥ずかしがっている。
「その顔のカナミかわいい」
「もう〜からかわないで!」
「そういや、ご飯作らないとな」
「作って食べたら後でまたしようね」
「まだするのか?」
「当たり前でしょ。今夜は寝かさないから」
こうして夜は更けていった。

終わり
202セリカ:2005/06/04(土) 02:19:47 ID:K3vVN4wK
以上です。
もっとこうしたらいいとか教えてくれたら嬉しいです。
小ネタとか萌えとか書いてみたいけど全然書けない(泣)
やっぱり他の神の方々はすごいです。
203名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 02:28:54 ID:2EzQcvML
GJ!

でもって日本先制点キタ─────(゚∀゚)──────!
204名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 09:00:35 ID:3Y8Fmt2J
セリカ氏GJ!カナミエロけなげカワイイよカナミ

ピンキリ氏は…こーゆうのはアカボシ氏か518氏が書けばきっとおもしろかったんだろうね。
ピンキリ氏の書き方じゃいまいちはじけれないよ。
205郭泰源:2005/06/04(土) 10:54:00 ID:vpstTimV
>>鎌田氏
初作品にしてはやけに文章巧いなあ、と思ってたら「女装…」の作者氏でしたか!
読みやすいうえ、文章の長さもちょうど良いです。次作の投下お待ちしております。
>>トマソン氏
GJ!素早し!ううむ、自分も今週のミサキお泊まりネタで用意してたんですが…。
上手くいけば来週アゲられるかな?って程度。トマソン氏の速攻に敬服。
>>ピンキリ氏&セリカ氏
共にGJ!古参投手陣も踏ん張りどころですかな(苦笑)。

で、小ネタ。ミサキ祭りで盛り上がってるところ、流れ無視ですんませんが、アヤナで。
エロなし1回1/3程度の調整登板ですが、投下。
206郭泰源:2005/06/04(土) 10:54:34 ID:vpstTimV
「あ…悪い、若田部。ちょっといいかな?」
「?なに?小久保君」
「いや、なんでもねーんだけど…あのさ、放課後時間ある?」
「え…うん…」
「じゃあさ…屋上に来てくれないか?話があるんだけど…」
「べ、別に…いいけど」
(え?え?え?こ、小久保君…もしかして…これって…)
妙に歯切れ悪く…気恥ずかしげに語りかけるマサヒコ。
その様子に、アヤナは気持ちが浮きたつのを抑えきれずにいた。
(そういえば…今日小久保君あたしのことやけにチラチラ見てたし…もしかして…もしかして…)
授業中も集中できず、妙にそわそわとしてしまうアヤナ。
(そうよね…そうだよね…とうとう…小久保君も…あたしの魅力に…)
長かった授業が(まあ、彼女がそう感じていただけなのだが)やっと終わった。
屋上へ向かう途中、心を静めようとは努めるものの…。ついつい、早足になってしまっていた。
(ふふ…どんな顔して、小久保君告白してくれるのかな…。
「好きです」とか?「君のことしか考えられない」とか?)
マサヒコが告白する様子を想像しては、自分も顔を赤くしてしまうアヤナ。意外に純情である。
§
207郭泰源:2005/06/04(土) 10:55:49 ID:vpstTimV
踊り場に着いた。心を落ち着かせようと、何回か大きく息を吸って、吐くと―。
重い扉をゆっくりと、力をこめて開けた。
「あ…若田部、悪いな、呼び出しちゃってさ」
マサヒコが立っていた。少し、風が吹いていた。髪を、揺らしていた。
「う…ううん、大丈夫だよ、小久保君」
そう言って、にっこりと笑うアヤナ。
(よし…大丈夫、良い雰囲気。今のあたしの笑顔も…イイ感じのはず)
快心の笑顔でマサヒコに答えたアヤナは、次の言葉を待った。
§
208郭泰源:2005/06/04(土) 10:58:51 ID:vpstTimV
「うん…えっと…あのさ、若田部。…いきなりこんなこと聞くのもなんなんだけど…」
「なに?なんでも聞いて?」
「えーと…怒らないでくれよ?今、若田部って…気になる人とか、いるのかな?」
(来た!!やっぱり、小久保君…その気だ…わあ…どうしよう。「よろしくお願いします」かな?
それとも…「あたしも小久保君のことが好きでした」かな?えっと…それとも…)
完全にその気になり、舞い上がったアヤナは空想の世界に入り込んでいた。
「…若田部?ごめん…やっぱり…答えたくない?」
頬を赤く染めて黙ったままのアヤナを、怒ったと勘違いしたマサヒコは軽く身構えながら聞いた。
「う、ううん、違うの…いないよ、あたし…そんな人」
(正確には、目の前にいるんだけどね…小久保君…)
「そうか…ならさ、若田部。聞いてほしいことが…あるんだ」
「な、なに?」
(…どんな言葉で…)
「若田部」
「はい」
「お前と…」
(き…来た…)
「話をしたいって言うんだ、古久保が」
「…あたしも…?え???」
「若田部さん!ずっと前から…好きでした!付き合ってください!」
マサヒコの後ろから現れたのは、真っ赤な顔をした、がっちり体型の男の子。
(え?ええええ?えっと…古久保君?って確か同じクラスで…柔道部で…?)
混乱するアヤナだったが、マサヒコと古久保少年はその様子を不安げに見つめている。
なんとか混乱状態から回復したアヤナは、やっとの思いで言った。
「あ…あの…あたし…古久保君のことよく知らないし…。
それに今は…三年生だから…受験に集中したいの…ごめんなさい…」
§
209郭泰源:2005/06/04(土) 11:00:37 ID:vpstTimV
「そうですか…わかりましたッ!突然すいませんでしたッ!」
古久保少年は、顔を赤くしたまま…泣き笑いのような表情で、
大声でアヤナにそう言うと、くるり、とマサヒコの方を振り返った。
「ありがとうな、マサヒコ…俺のために…」
「いいんだよ、古久保。友達だろ?」
「マサヒコ…本当に、ありがとう」
手を取り合って熱く友情を確認しあう少年がふたり。
(な…なんあんn&@ば、なん…)
そのふたりの姿に、アヤナは再び混乱していた。
(てことはなに?小久保君は頼まれて…あたしを呼び出した…だけ?)
「よし!じゃあ、今日は俺のおごりで藤井寺亭のお好み焼き行くか!」
「おい、そりゃ悪いよ。こんなときぐらい俺が…」
「馬鹿野郎、フラれ男にこれ以上カッコ悪い思いさせんなって。今日は、俺のおごりだ!」
ふたりの少年は、互いの肩を叩き合うようにして屋上を後にした。
―そしてとり残された少女がひとり。
「……………………………………」
しばし呆然としていたアヤナだったが…。
「ふ…ふん、小久保君なんて…ちょっと優しくて…ちょっと顔が良くて…それで…」
自分に言い聞かせるようにひとりごとを言っていたが…やがて、顔を真っ赤にして言葉に詰まった。
「な…なななんなのよッ!!バカッ!アホッ!鈍感っ!…あんたなんか…あんたなんか…」
こらえきれず、目尻から一粒、涙があふれ、落ちた。
「好き…なんだから!馬鹿マサヒコ!バカッ!アンポンタン!」
叫んでいた。自分の気持ちを、叫ばずにはいられなかった。
「バカッ!馬鹿!うわあああん…」
アヤナの両目からは、涙が止めどなく流れ落ちていた。悔し涙とも、また少し違う涙が。

                              END
210郭泰源:2005/06/04(土) 11:01:25 ID:vpstTimV
以上。ちょっとアレで強引な展開で申し訳なし。
チョコチョコと書き+原稿チェックも含めて1時間かからなかったんで…普段以上に雑かも。
タイトルは「サインミスとパスボール」でお願いします>古田氏。
211メリー:2005/06/04(土) 11:24:31 ID:w/rni5AP
>>ピンキリ様
おもしろかったですね〜。GJですよ。振り回すリョーコと振り回されるアイ
の関係が目に浮かびましたよ。

>>セリカ様。
最後のカナミにグッときました。
でもヤることをヤる辺りなんかは、やっぱりカナミなんだなぁと思いました。

>>郭泰源様
いいですねぇ、アヤナの切ない感じというか、純情(?)っぷりが。
タイトルも見た時にクスッとしてしまいましたよ。
212名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 12:56:49 ID:yu1vhiVk
あーマサならミサキ相手でも平気で似たことやりそうだ……
213名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 14:34:26 ID:gbBUq8U0
  (;´Д`)ハァハァ相変わらす神ばかりのスレだぜ 
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘

214名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 15:32:21 ID:VeLQRwQW
ミセリ神来ないかな……
215154:2005/06/04(土) 23:06:34 ID:yu1vhiVk
アニメ化
ttp://u.skr.jp/bbs/file/1116682771_50.jpg




いや、バスケのとき、マサがこんな服着てたような。
216名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 23:14:35 ID:KF8MC8jl
>>215
いくらなんでも美少年すぎる…!?
217名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 03:57:46 ID:wqVYyVvN
実際のところ、マサは美少年なんだろうか?
そうだとしたら、ミサキ以外の女の子も騒いでいるはずだよなあ(このスレではモテモテ君ですが)。
ミサキやアヤナなんか絶対一度はラブレターもらったり告られたりしてると思うんだけど。

いやまあ、所詮マンガだってわかっちゃいるけど、気になるよね、こういうの…。

え、そんなバカチンはオレだけで(ry
218名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 06:57:48 ID:h7q+eOwl
>>217 なんか妙に気になるIDですね。
219名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 08:36:48 ID:klPccGGZ
新キャラでないって事は、来年で終わるから?
220名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 09:13:53 ID:kvN05H3f
 来年で終わりだろうね。リアルタイムショートギャグなんだし。
まぁ、赤松先生なんかは最終話で新キャラだしたけどな。
 
221名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 18:28:39 ID:u0N5U5d8


 /| /   | / | /ヽ `、\
/ート|ー' | / -ト/、 \、. `、、、
   /   /   / \`、 i `
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          _,-'r、
   _,,-------` '))|\
  /        /// |\
  >-、      /// | \
_,,-'´  \    ///  |
222ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:03:15 ID:WnRTJiiR

お初です。
2番3番煎じになるような気がしますが、
郭泰源氏につなげるための中継ぎのように、軽く読み流していただければと思います。

タイトルは、『少年と少女の平行線』ということで。
ちなみに、エロは薄味です。
223ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:04:38 ID:WnRTJiiR

 ガチャン。

 小久保君は小母さんを追い出すかのようにドアを閉め鍵をかけると、腰に両手を当て大きな溜息を
ついた。
「……ったく、何言ってんだか……」
 軽く頭を振り、やれやれという風情で漏らす。

 ―― その背中を、私はどんな表情で見つめていたのだろう。
 
 小母さんの言いかけていた言葉が、私の頭の中でグルングルン回っている。
 『安全日』。
 それの意味するところは、きっと一つしかない。
 小母さんは、私と小久保君が――その、アレ――しちゃう時のことを考えてるんだ。
 ああ、何てことだろう。
 たしかに、彼の家に泊まるということで、多少は、期待していたかもしれない。
 でも、小母さんもいるし、きっとそんな事にはならないだろうなって諦めかけていた。
 それが一転して、二人っきりで彼と一夜を過ごすという事態になった。
 期待と、それ以上の緊張感が私の胸をぎゅっと締め付ける。
 鼓動が猛スピードで高鳴る。
 身体の奥が熱い。
 呼吸が苦しい。
 視界が霞む。
 ……私の暴走がちな想像力は、既に睦み合う二人の姿を模り始めていた。
224ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:05:12 ID:WnRTJiiR

 ベッドの上で寄り添いながら、その重ねあった両手を、緊張に震えながら互いの衣服に伸ばし、
ゆっくり肩の上を滑らせる。やがて、二人の影が相手を求め一つに――

「……天野? どうかしたか?」
 気がつけば、小久保君がこっちを見ていた。少し怪訝そうな表情で小首を傾げている。
 我に返った私は後ずさりながら、はしたない妄想に走った自分を誤魔化すように慌てて目の前で
両手を振った。
「な、何でもないよ! うん本当に、ホントに何でもないから!」
 無理矢理に笑みを作る。背筋を冷や汗が滑り落ちる。口の端辺りが引き攣ったような気がした。
 そんな私に、彼もまた、無理に作った苦笑いのような笑みを返してくれる。
「……あのさ、天野」
「な……なに?」
「そんな緊張して硬くなんなくていいよ」
 ポリポリと頬を掻く彼の声は、とても優しい。
「お袋やエロメガネがおかしな事吹き込んだかもしれないけどさ――」

 ……私を気遣い、不器用に微笑む彼は、本当に――憎たらしいほどに――優しい。

「――俺は別に、お前に何かしようだなんてこれっぽっちも思ってないから」
225ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:05:47 ID:WnRTJiiR

 冷蔵庫の上に置かれたテレビの中で、二人のコメディアンが織り成す軽妙なやり取りを耳に素通り
させながら、俺はテーブルを挟んで斜め前に座る天野に声をかけた。

「あー……最近こいつら面白いよな?」
「……そうね、面白いね」
「……」
「……」
「……」
「…………フゥ」

 ……おかしな事になった。いや、天野と二人きりで晩飯を食っているこの状況がもう既におかしいと
言えばおかしいのだが、それに輪をかけておかしいのが天野の様子だ。
 お袋が用意してくれた晩飯を食べている間、いきなり溜息をついたり、気がつけば、悟りを開いた
かのような覇気の無い目で俺の面を眺めたりしている。話し掛けても返るのは気の抜けた生返事ばかり。
 一体、俺が何をしたって言うんだ。
 一体、天野は何が不満だと言うんだ。
 彼女は、普段は大人しく温厚な性格だが、怒る時は鬼のように徹底的に怒る。
 以前、本気の彼女を前にした時、あの気の強い若田部がガタガタ震えて涙を浮かべていたくらいだ。
 だが、今回は明らかな怒気ではない分怖くは無いが、不気味でたちが悪い。 
 食事中、ずっと自分の行動を振り返りながらその原因を探ったが、思い当たる節が全く無い。
 それでも、天野は黙々とご飯を口に運びながら、息の詰まるようなプレッシャーを俺にかけてくる。
 俺はひたすらに、早くこの拷問のような食事風景が終わる事を祈って、斜め前から視線をそらしつつ
自分の分のおかずを急いでかき込んだ。
 いつになく、今夜の肉じゃがは味気なかった。
226ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:06:36 ID:WnRTJiiR

 さっきの小久保君の言葉には、正直言ってへこんだ。
 彼のことだから、この突然のシチュエーションに戸惑う私を気遣ったつもりなのだろうけど、
その優しさに対する嬉しさよりも、その声音に本心を偽る響きが無かったことの方がショックだった。
 確かに、彼は去年の夏祭りの時に言っていた。私を含めた5人の女の子を全て女性として見ていないって。
 多分、それは本音なんだろう。
 でも、だからって、アプローチする意思が皆無だなんて真正面から言われれば、例え小久保君に
気がない女の子でも多少は傷つくと思う……ましてや、私は、本気で小久保君の事が好きなのだから。

「………………フゥ」

 知らず知らずのうちに漏れてくる溜息と一緒に、こんな不毛な期待感も吐き出せればいいのに。
 けど、そんな簡単に解消できる想いであるなら、10年も彼を好きでなんていない。
 もう、何で小久保君の事が好きなのかなんて分からなくなるくらい、小久保君が好き。
 いつから好きかだなんて、もう忘れてしまうくらい前から、ずっと小久保君が好き。
 私が私でいる事は、小久保君を好きである事と同義なくらい……マサちゃんが大好き。 

「………………フゥ」

 こら、マサちゃん。テレビばっか見てないで、もっと私の方を見てよ。
 私はいつだって、マサちゃんのことを――マサちゃんだけを見てきたんだから。

「………………フゥ」

 ……って、無理だよね。
 私が想い続けたのと同じだけの時間、『ただの』幼馴染みであり続けた小久保君だもの。 
227ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:07:39 ID:WnRTJiiR

「あー、食った食った。じゃあ、先に風呂入っちまうから、天野はゆっくり食っててくれよ」
「……あ――」

 食器類を流しに片付けると、テレビの音声だけが響く台所から逃げ出すように、というか俺は本気で
逃げ出した。さすがにもう、この沈黙は耐えられなかった。
 一つ屋根の下に二人きりという状況は変わらないが、せめて最前線からは撤退したい。
 二階に駆け上がると自室に飛び入り、替えの下着と寝巻きのスウェットを手早く用意し、風呂場に向かう。
 だが、まだ危機はそこにあった。
 我が家の構造上、風呂場に行くには台所の前を通らざるを得ない。

「小久保君――」

 そう、天野がルームガーダーの如く、風呂へ向かう通路の途中で俺を待ち構えていたのだ。
 壁に凭れ掛かり、正面で組んだ両手を小さく前後に揺らしている。
 ただその表情は、影でも差したかのように暗く、冴えない。
「……あ、天野、もう飯食ったのか?」
 ううん、と頭を振ると、ちらと上目遣いに俺を盗み見る天野。
「じゃあ、トイレか?」
 ううん、と頭を振ると、チラと上目遣いに俺を盗み見る天野。
 またもや、沈黙の帳が下りる我が家。
 ど……どないせいっていうんじゃ!?
「……じゃあ――」
 俺は、最終手段に出た。

「――一緒に風呂にでも入るか?」
228ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:08:28 ID:WnRTJiiR

「……え?」

 弾かれたように大きな瞳を見開いた天野は、一瞬表情と全身を強張らせると
「……え……と……」
 もじもじと上着の裾をつかみながら、耳の先まで真っ赤になって俯いてしまった。

「ちょちょ、ちょっと待ってくれ!」

「……え?」
 再び、弾かれたように大きな瞳を見開く天野。
「そーゆうリアクションじゃなくて、昼間みんなにやったみたいにツッコんでくれよ!」
「あ……え……はっ」
 呆けた天野の表情が、やがて安堵したかのような柔らかなものに変わって、
「や……やだなぁ小久保君っ、それってセクハラだよっ?」
 とん、と俺の胸元を押す天野は、何処か無理矢理な感じだが突っこんでくれた。言葉とは裏腹の笑顔で。
 そして、俺もまた安堵の溜息を吐く。
「……あー、よかった」
「え? 何が?」
「いやお前、さっきっからやけに暗かったからさ。ちょっとは元気になった?」
「あ……ああ、ちょっと、突っこみ疲れちゃってたかな?」
 あははは、と困ったような笑顔で天野は頭の後ろをポリポリかいた。

「それならいいんだけどさ。俺も元気な天野のほうが好きだからな――」
229ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:09:23 ID:WnRTJiiR
 
 うん。分かってる。
 マサちゃんが、私の「好き」と同じ意味で「好き」って言ってくれた訳じゃないって。
 それでも、彼の一言は私の心をふわふわした無重力状態にするのに十分な破壊力を持っていた。
 夢見心地で台所に戻り、いつの間にか残ったご飯を平らげても、にやつく口元を戻せないままの私。

 ―― あんた、今年から受験生なのにちょっと浮かれすぎなんじゃない?

 ふと、昼間リョーコさんに言われたセリフが脳裏を過ぎった。
 うん、確かに今の私は、自分でも浮かれまくってるって思う。
 でもせめて、彼がお風呂から上がるまでくらいは幸せに浸ってても、学問の神様もバチを当てないよね?

 さてと、食器を片付けようとして、まだ彼の分が流しに残っている事に気がついた。
 よし、折角だから一緒に洗っちゃおう!
 スポンジに台所用洗剤をかけて、2・3回握り締めると泡立ち始めた。
 それを右手に、プラスチック製のタライに入った食器を一つ左手に取ったところで、背後から
「あれ、天野? 洗い物なんて俺がやっとくからいいよ。」
 お風呂上りのマサちゃんがやってきた。
 ほんのり上気気味のマサちゃんに色気を感じてしまうのは、ちょっと贔屓目なのかな?
「いいからいいから。お世話になってるんだからこれぐらいさせてよ」
「いや悪いって。天野はお客さんなんだから、その辺でテレビでも見てろって」
「だーめ。私がやるの」
230ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:10:18 ID:WnRTJiiR

「おい、それ貸せよ」「いやー」「こらー」
 勝手に洗い始めた私の手から、食器を奪い取ろうとするマサちゃんと、全身を使ってガードする私。
 マサちゃんは怒ったような顔を作ってるけど、目は笑っている。 
 うふふ。なんか、こういうのいいな。
 同棲しているカップルがいちゃいちゃしているような、こんなマサちゃんとの触れ合い。
 やがて、マサちゃんが私の左手首を掴んで正面を向けさせた。
「あ……」
「さあ、掴まえたぞ……と」
 私達は、いつしか互いに抱き合うような格好になっていた事に気づく。
「……マサちゃん」
「……ミサキ」
 マサちゃんの左手が優しく撫でるように、私の背中に回される。
 緩められた手首を下げて、私は食器を流しに置き、そのままマサちゃんの首の後ろで両手を絡める。
 爪先立ちになった私を支えるように、マサちゃんは私の身体を両腕で抱きとめた。
 絡まる視線と視線。触れ合う吐息と吐息。そして、微笑みあう二人は当たり前のように両の瞳を閉じ――

「あっそ。じゃ、いいや」
 ……あれ? ……あ、まずい。また、想像が一人歩きしちゃったみたい。
 私の想像と違って、あっさりと引くマサちゃん。……ちょっと、残念。
「う、うん。じゃ、私が――」
「けどさ」
 マサちゃんが私の横に並んで台所用タオルを手にした。
「お前が食器を洗って、俺が拭いて食器棚に並べる。それぐらいならいいだろ?」
「……うん!」 
231ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:11:05 ID:WnRTJiiR

「……はいっ、小久保君♪」
「おう」
「……はいっ、小久保君♪」
「おう」

 洗い終えた食器を一つ手渡すたびに、俺の名を呼び微笑みかけてくる天野。
 どうやら、天野の機嫌はすっかり直ったらしい。終始ニコニコ顔で油汚れに立ち向かっている。
 安堵感に胸をなでおろしながら、テストで難解な方程式を後回しにしたような気分にもなった。
 全くもって、女心というのは分からない。
 長年、付き合ってる天野ですらこうなら、他の女の子の気持ちなんてなおさら分かりそうもないな。
 ガラスコップにタオルを突っこみながら、俺はぼんやりとそんな事を考えている。

「……あれっ、もう終り?」

 天野が、なぜか残念そうな声を出すのを背中越しに聞く。
 食器棚の戸を閉めると、振り向いた俺と天野の視線がぶつかった。

「ほい、お疲れさん。天野も風呂入って来たらどうだ?」
「その辺に並んでるのも洗いなおそうか?」
「なんでやねん」
「折角だから」
「だから、なんでやねん」

 余計な親切を繰り出そうとする天野の背を押して台所から追い出した。
 ……ほんと、全くもって、女心というのはよく分からん。
 
232ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:11:48 ID:WnRTJiiR
 
 新婚さんのようなウキウキした気分の余韻を残しながら、いそいそと衣服を脱ぎ、脱衣籠に畳んで
入れた。
 生まれたままの姿になって、浴室に入る。
 出迎えてくれた湯煙に少しだけ息苦しくなりながら、戸を閉めた。
 うちより、少し広めのお風呂。そういえば昔、マサちゃんと一緒に入ったこともあったっけ。
 ふと、ここにさっきまでマサちゃんが裸でいたんだなぁと想像しかけて、それを打ち消すように
ブンブンと頭を振った。
 いけないいけない。このままじゃ、ちょっぴりエッチな女の子から立派な痴女さんになってしまう。
 気を取り直してシャワーのコックを捻り、少し熱めなお湯を全身に浴びせかけた。
 そのままボディソープをお風呂用タオルに垂らして、身体をゴシゴシ擦る。
 心持ちいつもより丁寧なのは余計な雑念を取り去るためであって、それ以上でもそれ以下でもない。
 多分。きっと。
 もう一度シャワーを浴びて泡を流し落すと、湯船に片足から入る。
 ちょっと温いかな。マサちゃんは温めの方が好きなのかも。覚えておこうっと。
「……」
 そんな事を考えていたのが悪かったのか、肩までお湯に沈めて、ふと、さっきまでマサちゃんが
この湯船に浸かっていたということを意識し始めてしまった。
 マサちゃんのエキスが、このお湯の中に溶け込んでいるんだ……。
 ……湯面を眺める。
 ……凹凸のない見慣れた体が歪んでいるのが見える。
 ピチャ。
 ……手を顔の前に出し、濡れた指先を眺める。
 ……舐めてみた。
 ……お湯の味がした。

 ……い。
233ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:13:04 ID:WnRTJiiR

 「 い や あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ 〜 〜 〜 〜 !! 」

 ものすごい勢いの足音が響き、脱衣所の前で止まった。
 
「どうした天野!! 大丈夫か!?」
「違うの! 大丈夫なの! だから来ないで! お願い来ないでぇ!」
「……いや、でも、何かすごい悲鳴が聞こえたんだけど」
「虫! おっきな虫がいたの! でももうどっか行っちゃったから大丈夫!」
「そうなのか? なら、いいけど」

 少しずつ、マサちゃんの足音が小さくなっていく。
 ゴメンねマサちゃん。
 マサちゃん、本気で私のこと心配してくれたのに……私、嘘ついちゃった。
 でも、『痴女なんてすっ飛ばして、変態さんになってしまった自分に驚いて悲鳴をあげた』なんて
言える訳がないよ……もう。
 それに……近づいてくる足音に、もしかしたらこの浴室まで飛び込んでくるんじゃないか、なんて
少しだけ期待していたなんて……。
 ……ああ、もう、私は、エッチで、痴女で、変態で、最低な女の子です。
 ゴメンね、マサちゃん。
 もう、マサちゃんの知っている天野ミサキはいないかも。
 イヤだよね。こんな幼馴染みに好かれているなんて。
 ……胸も小さいし。

 でも、それでも、私は……マサちゃんのこと……
234ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:13:56 ID:WnRTJiiR

「……ぅん……んん……はぁ……」

 若田部さんのような発育のいい子と比べなくても、私の身体がお子様体型なのは明らかだ。
 それでも、胸や女の子の所に触れれば、思考が止まり、お腹の奥がジンと熱くなることがある。
 『貧乳は感じやすい』とか、何かの拍子で見たマンガに描いてあったけど、私はどうなのかな。
 他の子と比べた事なんてないから、分からない。今は、分かりたくもない。

「……あぁん……マサ……ちゃぁん……」

 荒くなった呼吸の切れ間に、愛しい幼馴染みの名が零れる。
 その度に、自分の身体を弄るこの両手が彼のものかのような錯覚を覚え、更なる昂ぶりに溺れそうになる。
 胸の控えめな隆起の先で固くとがった乳首の先に、指の腹を擦りつけるとぞくっと電気のようなものが
身体を駆け抜けていく。強く抓れば一気に高みに上りつめる事ができることを知っているからこそ、
私はやわやわと、このしこった感触をこね続けた。

「……イィ……いいよぉ……」

 じわじわと身体の奥底から生まれてくる熱が思考を溶かし、唇の端から何かが零れ落ちる感触にすら
心地よさを覚えてしまう。
 でも、はしたなく涎を零すのは唇だけではない。
 湯に浸かりながらも、あそこからは周りと比べて一際高い温度の液体が漏れ出しているのが分かる。
 その感覚は疼きとなり、焦らされた分の刺激を貪欲に求めていた。
235ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:14:30 ID:WnRTJiiR

「……ふぁ!」

 そっと脚と脚の間の一点に触れると、それまでとは比べ物にならない感覚が指先まで貫いていく。
 思わず身を捩ってしまうが、それもいつもの事。
 指先が別人の動きで擽るように優しく撫でると、蜜のような液体があそこからじわりと溢れ出した。

「……マ……サ……ちゃあんっ……」

 びくんびくんと背中が細かく痙攣する。
 だが、まだ私は達していない。
 一番熱い部分に、私は中指を挿入した。

「くぅん!」

 深く入れすぎると痛みを伴うが、第二関節くらいまでならもうすっかり慣れていた。
 中指をゆっくり出し入れしながら、親指で固くなった突起をこねる。

「ひゃっ!」

 ……もう、止まれなかった。
 左手は乳房を周囲の皮膚を巻き込みながら鷲掴みし、その指の股に乳首を挟み込んで揉みしだいた。
 右手は股間の突起を摘み上げ、絞り上げるように細かい振動で断続的な刺激を与え続ける。
 込みあがる快感が理性のたずなを切り落とすまで、そう、長い時間は要らなかったように思う。
 そして、目の前の霞みが溢れる涙だという事に気づいた瞬間、世界が弾けた。
 
「イッちゃうよぉ……マサちゃあぁん!!」
236ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:15:28 ID:WnRTJiiR

 ニュース番組のスポーツコーナーが終わり、ふと時計を見ればもうすぐ11時。
 天野は、まだ風呂から出てこない。
 確か、洗い物が終わったのが8時頃だったから、都合3時間近く風呂に入っていることになる。
 女の子は1時間くらい平気で風呂に費やすということを聞いたことがあるが、3時間って言うのは
ちょっと長すぎやしないか?
 さすがにおかしいと思った俺は、様子を見に行く事にした。 
 とはいえ、普通に浴室まで入ってしまえば俺は完全に痴漢男になってしまう。
 風呂場に到着した俺は、ひとまず、脱衣室の外から声をかけることにした。
「おーい。天野ー」
 …………。
 ……。
 へんじがない。ただのしかばねのようだ。
「……って、そりゃまずいだろ!」
 一人ツッコミを入れた後、戸をノックする。
「おーい。天野ー。まだ入ってるのかー?」
 もう出ているのかとも思ったが、擦りガラスの向こうの電気はまだ点いているようだ。
 あのしっかり者の天野が、電気を消し忘れるような事はないだろう。
「天野ー? 返事しないと入っちまうぞー?」
 …………。
 ……。
 へんじがない。ただの――
「だからそれは、もういいっちゅーの」

 意を決し、俺は脱衣所に足を踏み入れた。
 
237ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:16:23 ID:WnRTJiiR

 ……身体がふわふわする。
 頭はぼんやりしている。
 首の下や額がひんやりして気持ちいい。
 全身を撫でる優しいそよ風が心地良い。
 ずっと、このままでいたかったけど、両の瞼はうっすらと視界を広げてしまっていた。

「お……天野、起きたか?」

 あ……マサちゃんの声だ。
 ということは、ここはマサちゃんの部屋なのかな?
 でも、いつの間に私、マサちゃんの部屋に――

「はっ!?」

 飛び起きた私は千切れそうな勢いで首を左右に振り、周囲を確認した。
 左手、真っ白な壁。右手、マサちゃんの部屋の備品&マサちゃん。
 間違いない。ここはマサちゃんの部屋。
 でもでも私は確かお風呂に――

「無理すんな天野。これ飲んで、もうちょい寝てろ」

 マサちゃんが、スポーツドリンクのペットボトルを取り出し、その口を私の唇にくっつけた。
 反射的に口を開くと、少しだけ傾けて一口分くらい注ぎ込んでくれる。
 それをゴクリと飲み干すと、漸く意識がはっきりしてきた。
 でも、熱っぽさは残っていたから、マサちゃんの言うとおり、もう一度身体を横にする。
238ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:17:19 ID:WnRTJiiR

 マサちゃんは座布団の上に胡座をかいたまま、何も言わずに団扇で私を扇いでくれた。
 強すぎず弱すぎず、まるで冷えた羽毛に包まれているような感じで、すごく気持ちいい。
 暫くこの感覚に浸っていたかったけど、さすがに、訊かずにいられなかった。
「ねぇ……マ……小久保君……私……一体どうしたの?」
 小久保君は、苦笑いを浮かべながら、応えてくれた。
「いやぁびっくりしたぞ。お前が湯船で伸びてたのを見た時、冗談じゃなく心臓止まるかと思った」
 ……うわぁ……私、最低……。
 小久保君ちのお風呂で一人エッチしたあげく、のぼせて小久保君に助けてもらったんだ。
 アイスノンと氷枕で冷えた頭に、またカーッと血が上ってくる。今度は恥しさのせいだけど。
 でも……という、ことは……もしかして……ううん、きっと……
「……小久保君?」
「な、なんだ?」
 小久保君は、団扇を揺らす動きを止めて、あとずさるような姿勢になった。
「………………見た?」
 小久保君が、顔を赤くする。
「…………見たの?」 
 小久保君が、視線を逸らす。
「……見たのね?」
 小久保君が、天を振り仰ぐ。
「見たんでしょ?」
 小久保君が、こくりと頷いた。
「い、いや、でも、事は急を要する事態だったから! それになるべく見ないように服着せたし!
 そう、第一、慌ててたからほとんど覚えてないから! いやホントに何も見てないのと同じ――」

 ゴツン☆
239ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:18:00 ID:WnRTJiiR

 そーですかそーですか。ちょっと慌ててたくらいで記憶から無くなるような貧相な体躯ですか。
 まあ、そうですね。それは確かですからね。えーえーどうせ私はお子様体型ですよーだ。
 相変わらず論点のずれた弁解を続けているけど、君はもう暫くそのまま反省してなさい。

 小久保君は、私が臍を曲げたままなので諦めたのか、黙って再び団扇であおぎ始めた。
 ……うん。本当に気持ちがいい。
 なんだか、南国のお姫様か女王様にでもなったような気分。
 
「……小久保君」
「な、なんだ?」
「ありがとう」
「……気にすんな」
「うん、気にしない」

 小久保君がちょっと変な顔になった。そんな表情も、好き。
 
「……小久保君」
「なんだ?」
「ずっと、このまま一緒にいられたらいいね?」

 小久保君がちょっと困ったような顔になった。そんな表情も、好き。

「……俺はずっと、お前を扇いでいなきゃいけないのか?」

 ……知りません。でも、そんな鈍チンな小久保君が……マサちゃんが……大好き――
240ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:18:35 ID:WnRTJiiR
 
 ちゅんちゅん。
 小鳥の鳴き声に目を覚ます。
 既に、周囲は陽の光が満ち、朝の訪れを告げている。
 枕もとのデジタル時計は『05:17』を示していた。
 ああ……結局、昨晩は小久保君のベッドで寝ちゃったんだ。
 身体を起こして目尻を擦り、んーっ、と背筋を伸ばすと、
「……あ……」
 小久保君が、ベッドにもたれかかるようにして眠っていた。
 その左手にはしっかりと団扇が握られている。
 全く、この人は……。
 起こさないようにそっと身体を掛け布団から引き抜いて、小久保君の背中に毛布を掛ける。
「……ん……」
 むずがるように寝息を漏らすマサちゃん。折角なので、その寝顔を観察してしまおう。
 ……うーん。特別美形って訳じゃないんだけど、見てるだけでドキドキしちゃうのは、ホントに私は
小久保君が……マサちゃんの事が大好きだからなんだなぁ。
「……んん……」
 マサちゃんの口が開き、軽く唇を濡らした。
 艶やかなピンク色の唇が、朝日を浴びて煌く。
 あーっ!我慢できない! どーせ私は変態さんなんだから、少しくらい暴走したっていいじゃない!
 ……でも、さすがに唇はまずいから、ほっぺだけにしとこ。
「……マサちゃん……」
 私は髪を耳の後ろにかき上げ、瞳を閉じた。 

 ちゅっ。
241ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:19:26 ID:WnRTJiiR

 パシャパシャ!

「……………………え?」

 爽やかな朝に似つかわしくない、盗撮っぽいシャッター音。
 恐る恐るその方向に顔を向けると、昨日ひたすらボケ倒した三人組が戸の隙間から縦に並んでいた。
 そのうち二人はカメラ付き携帯電話のレンズをこっちに向け、もう一人はふらふらと左右に危なっかしく
揺れている。

「あ……あ……あ――」
『シーッ!』

 二人の女子大生が人差し指を唇の前に立て、携帯電話の先で小久保君の方を指す。
 起こしちゃいけないという意思表示なんだろうが、この人達がやられると無性に悔しい。
 気色ばんだ私は、にやついている2人と半分寝ている1人に詰め寄った。
(何やってるんですか3人して!)
(いやね、焚付けた立場上、その成り行きを最後まで見届ける責任が私達にはあるかと)
(一切ありません!)
(えっと、私は先輩を止めたんだよ? でもね、教え子達の行く末を案じる親心と言うか)
(同罪です!)
(ミサキ……ちゃん……大人……なった……の……?)
(いいからアンタもう帰って寝なさい!)
 ……今日も朝から、突っこまなきゃならないの?
242ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:20:14 ID:WnRTJiiR

(ところで、どうやって入って来たんですか? 鍵はちゃんと掛けたは――)
(じゃじゃーん)
 リョーコさんが自信満々に、テレビとかで紹介する時にはモザイクがかかりそうな金属製の道具を
私の目の前に差し出す。あなた達、立派な不法侵入者です。
(そんなことより……)
(……なんですか?)
(この様子を見ると、どうやらロストバージンはまだみたいね。一晩同じ部屋で寝てたっつーのに)
 リョーコさんは、期待を裏切った教え子に失望するような表情で携帯の写真を見せてくる。
 うわー、綺麗に撮れてる……ぎこちない感じが良く出てて……じゃなくて!
(そ、そんなのいいじゃないですか! それより、それ消して――)
 携帯電話を奪おうとする私を軽くかわして、
(ちゃんと誘惑したの? マサだって男の子なんだから、乳の一つでも見せてやれば襲ってくるっての)
 言うに事欠いて、一体何を言い出すんでしょうかこの人は。
(だめですよ先輩。ミサキちゃんは真面目なんだからそんな事出来ません)
 そうです。そんな事(結果的には同じような状況になったけど)できませんが、何で朝っぱらから
普通のテンションでそんな会話してるんですかあなた達――
(……それに、実は本当に裸見せたのに、何もされなかったんだとしたら可哀想じゃないですか)
 ピクン。
(そっかなー。多少貧乳だろうが、相当魅力のない裸じゃない限り、普通襲ってくるわよ?)
 ピクピクン。
(あ……ミサキ……ちゃん……タテスジ……入ってるよ?)

 プッチーン!

「だああああ!! あんたらとっとと帰れえええええええ!!」
243ヤギヒロシ:2005/06/05(日) 19:21:14 ID:WnRTJiiR

 朝っぱらからの、穏やかでない喧騒に自然と目が覚めてしまった。
 変な姿勢で寝たせいか、首と腰が痛い。
 起き上がり喧騒の原因に視線を移すと、ギャーギャー喚き散らす天野がキャーキャー言ってる先生達を
追い掛け回している。
 ふと、視線を下に移せば、的山が俺の膝の上に凭れながらすうすう寝息を立てている。

「……やれやれ」

 慣れというのは怖い。
 朝っぱらからこんな状況なのに、全く慌てていないとは俺も随分と図太くなったものだ。
 受験生の緊張感からは無縁な、異常でいて日常の風景。
 だけど、それもそれでいいか、なんて思い始めている俺がいる。
 できれば、このままずっとみんなと一緒でいたいだなんて……贅沢な望みなのだろうか。
 
「さて……」

 事情はよくわからないが、とにかく今日も元気な天野を止めるため、俺は的山を座布団の上に寝かし
立ち上がった。


(おしまい)


以上です。お目汚し失礼いたしました〜。
244名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 19:33:01 ID:p7YlR2ri
支援
245メリー:2005/06/05(日) 19:56:01 ID:APqPeFd2
GJ!
ミサキネタだとやっぱり純愛系にはしっちゃいますよね。
(とかいいながら自分は風呂だなんだと書いてますが)
お目汚しなんて言わないでどんどん書いてくださいな
246名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 20:24:35 ID:PI5lJEsT
まぶしーー目がぁーー!!

ミサキの純愛っぷりにやられました。GJ!
247名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 20:46:48 ID:46iMSdMo
郭泰源氏=「不動のエース」
518氏=「四番主砲」
アカボシ氏=「韋駄天」
トマソン氏=「安打製造機」
ミセリ氏=「絶対的守護神」
セリカ氏=「鉄壁の守備」
メリー氏=「大物」
ヤギヒロシ氏=「代打の神様」
248名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 20:57:04 ID:S30L9dUh
代打の神様キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━
GJ!GJ!
オチギガワロスw
249名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:48:23 ID:WErQ0I89
1番(中)アカボシ氏
2番(二)72氏
3番(左)サブロー氏
4番(三)518氏
5番(捕)古田氏
6番(遊)セリカ氏
7番(右)トマソン氏
8番(DH)メリー氏
9番(一)ヤギヒロシ氏

  (P)先発:郭泰源氏
     セットアッパー:ドミンゴ氏
     クローザー:ミセリ氏
250名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 08:43:43 ID:dhWq5VWw
12球団はおろかメジャーでも勝てるチームは存在しないね。
打線、守備、投手陣全てに穴がない。
251名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 09:32:14 ID:oWNdWawE
こうしてみるとほんとにこのスレには人が多いことがよくわかるな……。
252名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 10:11:18 ID:VQK2Rwg2
エロパロ界のレアル・マドリードのようなスター軍団に驚愕
253名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 10:42:27 ID:KrNepEcq
ではひとつサッカーチームを組んでくれ
はい下の蹴球に詳しい人ドゾー↓
254郭泰源:2005/06/06(月) 14:35:02 ID:IdGiDnnl
流れぶつ切りですんません、郭です。

>>ヤギ氏にGJ!!!
てか今回のネタ思いっきりかぶってる…。あの…ヤギ氏のパクリではないんですよ?
つかね、ふたりのお泊りにアヤナ+アイ+リンコ乱入とかいろんなパターンで書いてみたけど
じぇんじぇんまとまらんのですよ。おまけにエロオチいけねーし。
で、気づいたらこんなSSに…ブツブツ…。
今回のはちょっと自信ないっす。ローテーション落ちかしら…。
んっと、恥ずかしいのでエースとか言わないで…ポンコツ谷間の6番手投手ってとこですよ。
では、投下。
255郭泰源:2005/06/06(月) 14:35:45 ID:IdGiDnnl
「まったく…いい加減にしてくれよな、母さんも…」
マサヒコは、強引にドアを閉めると、少し赤い顔をしてミサキの方を振り返った。
「どうする?天野…いくらなんでもふたりっきりってのはヤバいよな?」
「あ…あたしは…」
それ以上、なにも言えず、立ちすくむミサキ。
(言わなくちゃ…きちんとあたしの気持ちを…ああでも…ダメ…言葉が出てこない…)
「天野…?もしかして…怖いのか?そうだよな、最近物騒だし…。うん、わかった。
じゃあ今日はやっぱウチに泊まりなよ。…安心しろ、俺が寝ずの番でもなんでもするから」
が、ここでマサヒコがミサキの表情を誤解したのが幸いした。実は、最近この町内で
下着ドロや痴漢が出没しており、注意を促す回覧板が回ったばかりだったのだ。
「あ…ありがとう、小久保君…よろしくお願いします」
結局言いたいことを言葉に出来なかった自分がもどかしかったが─。
それ以上に、マサヒコの優しさがミサキには嬉しかった。
「ま…そんなことよりさ、夕飯食べない?俺、腹空いちゃったよ」
ふたりはマサヒコママが作っておいてくれた夕食を温めると、食卓についた。
「いただき…」「…ます」
が、こんな風にふたりっきりで食事をすることなど長い付き合いでも初めてである。
ミサキはガチガチに緊張してしまい…マサヒコはなんとなく気まずくなって…。
しばし、沈黙が続いていた。
「えっとさ…天野?」
「は、はい!」
「…別に、そんな大きな声でなくてもいいんだけど」
「あ…ごめんなさい」
「いやだから謝ることもないんだけど…まあいいや。
あのさ、今日アイ先生とも話してたけど、やっぱり天野は聖女狙いなわけ?」
「う…うん、一応志望校のひとつだけど…」
§
256郭泰源:2005/06/06(月) 14:36:49 ID:IdGiDnnl
「そっか。多分若田部も聖女だろうし…やっぱバラバラだな、俺ら」
そう言って、ふっと少し寂しそうな顔をするマサヒコ。
その表情に、ミサキは胸が締め付けられるような思いを味わっていた。
「あのさ、天野…俺が…初詣のとき言ったこと…覚えてるか?」
「え…う、うん。確か…みんなと…ずっと仲良くいられたらいいなって…」
「あれさ、今思うとガキっぽい言い方だったかもしれないけど…あのときは本当にそう思ったんだ」
「…」
「アイ先生や若田部や天野ともせっかく仲良くなれたからそう思ったんだけど…。
でも…そうだよな、いつまでもって訳にはいかねーよな…みんな大人になって…。
それぞれの人生を生きていかなきゃならないんだもんな…いつかは離れ離れになるんだよな」
(…小久保君)
悲しかった。マサヒコがそんなことを思っていたことが。そして、自分との別離を考えていることが。
「そんなこと…ないよ。あたしとは…お隣同士なんだし…いつだって…」
「でもさ、…天野も俺も、進学したり結婚したりして、この町を出て行くかもしれないだろ?
…将来、今みたいな時間を…懐かしく思い出すことも…あるのかな」
(違うの…小久保君…あたしは…あたしは…あなたと…ずっと…いつまでも…)
いくら心でそう思っても…どうしても、口には出せないミサキ。
「はは…わりぃ、なんか俺ばっかしゃべって、暗い話になっちゃったな…メシ食おーぜ?」
しんみりとした空気になってしまったことに気付いたマサヒコは、わざと明るく言って、
陽気に料理にかぶりついた。しかし…ミサキの心は、依然晴れないままだ。
「後片付けは…あたしにさせて?」
食事が終わると、ミサキがそう切り出した。
「いいよ、今日は天野、お客さんなんだし…」
「いいの…お世話になるんだから、これくらい…」
お互い譲らず、しばしやりとりが続いたあと…。結局、ふたりで協力して食器洗いをすることになった。
「じゃ…すすぎはお願いね?」
§
257郭泰源:2005/06/06(月) 14:37:31 ID:IdGiDnnl
「ああ。でも…いいのか?洗剤で手、荒れちゃうぞ?」
「うん…いいの」
ミサキが洗い、マサヒコに手渡す。マサヒコがすすぎ、水を切って置く。
そんなふたりの一連の共同作業が続く。
(小久保君と…結婚したら…毎日こんな感じなのかな…)
ミサキはそんなことを思いながら幸せな気持ちを味わっていた。
「天野、どうする?もう少し水温あげる?」
そして、マサヒコがときおり垣間見せる優しさが嬉しかった。全て作業を終えて…。
ふたりは、ほっと一息をついた。マサヒコは、風呂のタイマーをつけた後、言った。
「どうする?天野…せっかくだし…一緒に勉強しようか?」
「あ…ウン、そうだね…」
TVを見ようともせず、マサヒコの部屋へと移動してさっそく勉強を始めるふたり。
このあたりはさすがに受験生である。
「ごめん天野…ここのさ、体積の求め方なんだけど…」
「あ…小久保君、ここはね…」
いつもと変わらないはずの風景。
しかし、ミサキの心にはさきほどふたりで済ませた後片付けによって生まれた親近感と…。
食事中に、マサヒコが言ったことに対する寂寥感が同居していた。奇妙な感覚だった。
2時間ほどしっかりと勉強をしたあと…ふたりは、少し気を抜いて世間話をしていた。
「ありゃ…気付けば10時か。どうする?天野。風呂…」
「あの…中村先生の言うとおり、あたし…後にする…」
「気にすることないぞ?先のほうでいいんだぞ?」
「でも…」
またも譲らないふたり。
「よし、じゃあ…じゃん、けん!」
「?ぽん?」
§
258郭泰源:2005/06/06(月) 14:37:59 ID:IdGiDnnl
「よし!天野の勝ち!ってことでお前先な」
「???あの、小久保君?」
「いいから、先に入る!」
「は、はい」
多少強引にだが、マサヒコの言うとおりにミサキは風呂へと向かった。
(はは…あいつ、不意打ちのじゃんけん、必ずグー出すんだよな…変わらねーな)
マサヒコはそんなことを思いながら小さく笑っていた。
£
(小久保君…やっぱり優しい…)
浴槽に全身を浸しながら…ミサキは、そんなことを思っていた。
(食器洗いのときも…さっきも…きっと…わざと負けてくれたんだよね)
マサヒコ君、バレてます。
(あんな風に…優しいから…あたしだけじゃなくて…アイ先生も…若田部さんも…リンちゃんも)
しかし、いつものメンバーの顔を思い出すと…少し、悲しくなってしまうミサキであった。
浴槽から出て…ふと、浴室の鏡を見るとそこには当然ながら全裸の自分が写っていた。
(おっぱいは…やっと少し…おおきくなってきたかな?おしりは…前から結構大きいほうだけど)
確認するように…体のパーツのひとつひとつを触っていくミサキ。
(こんな…貧相なカラダだけど小久保君は…好きになってくれるのかな…愛してくれるかな…)
手が、いつのまにか自然に…薄い、茂みのほうへと伸びていた。
“ぴちゃ…”
(んっ…ダメ…こんなことしたら…他人の家で…)
しかし、理性とは反対に…ミサキの中指は、自分の中を動くことを止めようとしなかった。
(ダメだよ…こ、こんなこと…小久保君に知られたら…イヤらしい子だって…思われちゃう…)
“くちゅッ…ちゃぷ”
ミサキの思いとは逆に、中は既に十分濡れきっていた。次々と蜜があふれ、
真っ白な太腿を伝ってタイルの上へと落ちていった。背徳感が、興奮を助長していた。
§
259郭泰源:2005/06/06(月) 14:38:30 ID:IdGiDnnl
「あ…ダメ…小久保君…小久保…くぅん!…あああ!」
感極まったミサキは、びくびくっ、と体を震わせると─軽く絶頂に達した。
風呂場でオナニーをしたのは、初めてだった。虚しかった。ひどく、哀しいオナニーだった。
「…」
ミサキは、中指をそこからひきぬくと…親指の腹につけ、離した。
ねっとりとした蜜が、糸を引いていた。
(ダメ…これじゃ…ダメ…足りない…)
ひとつ、心に決めていた。今、こんな行為をしたあとだから…はっきりわかったことだった。
(あたしは…あたしのカラダは…小久保君を…欲しがってる…)
好き、というよりももっと直接的で動物的な感情だった。
(他の誰でもない…世界でたったひとり、小久保君の…マサちゃんのカラダと一緒になりたい…)
思いがあふれてきた。それはミサキにとって卑猥なことに思えなかった。自然な、感情だった。
£
「あ…あがった?天野」
「う…うん、ごちそうさまでした。いい湯だったよ…」
「じゃあ、次入るか…」
「ど、どうぞ…」
「?なあ、天野…もしかしてお湯、熱かった?」
「う…ううん。なんで?」
「いや…なんか、お前すっげえ顔赤いぞ?だから熱かったのかなって…」
(…あ、さっき…あんなことしたから…)
さきほどの行為を思い出し、更に顔を赤くするミサキ。
「あ…あのね、違うの。ウチね、お父さんもお母さんもぬるめが好きで…あたしはどっちかと言うと
熱めの方が好きなんだけど、それでいつのまにか体がぬるめに慣れちゃって…」
なんとかその場を誤魔化すミサキ。さすがにオナニーしたからとは言えない。
§
260郭泰源:2005/06/06(月) 14:39:09 ID:IdGiDnnl
「そっか。ならいいんだけど…あ、客間に布団敷いといたから…。
俺に遠慮しないで、先に寝ててくれよ?じゃ、入ってくるな」
(小久保君…)
嬉しかった。いつも、マサヒコはさりげなく…押し付けがましくなく、優しかった。
胸の中が幸せでいっぱいになるミサキ。そして髪を梳かそうと櫛をとりだそうとしたとき…
“♪♭”
突然小久保家の電話が鳴り出した。驚いて、電話に出ると…。
「あ?おばさま?ええ、ご飯はいただきました…はい、小久保君なら今お風呂に…」
£
“ざぶ〜ん”
(はあ…しっかし…母さんも父さんもなに考えてんだか…)
一人っ子のわりに、自分は結構甘やかされずに…放任主義で育てられてきたと思う。
まあ、あの母親であるから「放任」というより「適当」に育てられたというのが正確なところだが。
(でもな…今回はさすがに後で文句言っとかねーと…いくら天野とはいえ、女の子なんだから…)
マサヒコはそう思いながら…さきほどの湯上りのミサキの姿を思い浮かべていた。
元々色白だった肌は赤く上気し、目元も心なしか潤んでいたように見えた。
いつものツインテールではなく、ストレートロングに下ろされた姿は、別人のようだった。
そんなパジャマ姿の彼女に、正直、マサヒコは少し戸惑っていたのだ。
(…あいつも…いつの間にか…)
最近もはやネタ状態の貧乳だが、腰周りや腕といったあたりは確実に少女から
大人の女性へと成長しようとしている肉付きを感じさせた。
そして─マサヒコは、気付いてしまった。
(って?もしかして…いやもしかしなくても…この湯船に…天野が…)
なにもしていないにもかかわらず、自分がひどくいやらしいことをしているような気がして、
慌ててそこから飛び出てしまうマサヒコ。なんとか気を落ち着かせようとシャンプーをするも…。
(うわ…ダメだ…俺の…)
§
261郭泰源:2005/06/06(月) 14:39:39 ID:IdGiDnnl
思春期の悲しさ。想像上のミサキの裸体が頭から消え去らずギンギンに勃起してしまっていた。
(お願いだ、落ち着け俺。相手は…天野だぞ?ちっちゃい頃から…一緒の…)
そう自分に言い聞かせ、なんとか静めようとするものの…マサヒコの頭には、
小さい頃から今までのミサキの様々な姿が浮かんできて、完全に逆効果となっていた。
笑顔の、ミサキ。怒った、ミサキ。悲しそうな、ミサキ。
─どの表情も、今までにそう感じたことはなかったが─可愛かった。
当然である。冷静に見れば、ミサキは標準以上の美少女なのである。
マサヒコは…やむをえず、自分の勃起しきったペニスに右手を添えた。
(ダメだ…ぜんっぜん、おさまんねー…このまま外に出て…天野に見られるよりは…)
風呂場でオナニーをするのは、マサヒコも初めてだった。
“しゅ…ず…”
マサヒコは、一心不乱に自分のペニスを擦った。無論頭の中には、ミサキのあられもない裸体。
(天野…天野…ごめんな、天野…)
想像の中のミサキを、マサヒコは犯していた。なにしろさきほどしっかりと湯上り姿を見たばかりだ。
ひどく現実的で…具体的な姿だった。想像上のミサキは、白い肌を真っ赤にして…
マサヒコの愛撫を受け入れ、挿入に淫らに反応していた。今、すぐ近くの部屋に彼女がいて─。
そして、ついさっき目の前の湯船の中に、彼女の肉体が存在していた─。
そんな事実が、マサヒコを罪の意識と快楽のふたつの渦の中にひきこんでいた。
(あ、まの…ごめん…俺…俺…うッ…)
“びゅ…どふっ…びゅ”
閉じていた両目の前で火花が弾ける。マサヒコは、思いっきり射精していた。
(ああ…ゴメン、ゴメンな天野…)
射精は一回で終わらなかった。大量の精液を撒き散らして…三回目の波でやっと、終わった。
心の中で、マサヒコは何度もしつこいくらいにミサキに謝っていた。
(俺は…俺は…なにやってんだ…)
§
262郭泰源:2005/06/06(月) 14:40:25 ID:IdGiDnnl
軽い自己嫌悪に陥るマサヒコ。今までに彼女のことをそういう対象で見たことが、
一度もなかったと言えば嘘になる。しかし…こんな思いになるのは初めてだった。
(まあ…仕方がないか…とにかく…今日は…眠ろう…)
ぐったりと疲れたマサヒコはペニスをお湯で丁寧に洗い、そして全身をもう一回くまなく洗った。
脱衣場に出て、タオルで体を拭いてパジャマを着た。
そのまま気だるい気持ちに包まれながら風呂場をあとにした。
£
(?客間…電気消えてるな、天野…もう寝たのか…)
戸締りとガスを確認して電気を順に消すと…マサヒコは、自分の部屋へと向かった。
(ま…とにかく…寝よう、今日は…もうお終い…ん?)
廊下の電気も消してしまったため、真っ暗な自分の部屋だが…。
誰かいることに気付いた。目が、次第に闇に慣れてきた。
「…天野?」
ミサキだった。マサヒコのベッドの上に、例の牛柄パジャマ姿でちょこんと正座していた。
「?どうしたの?天野」
電気を灯ける。ミサキの顔色は、蛍光灯に反射していつも以上に真っ白だった。
「ねえ…小久保君…さっきの話なんだけど…」
「?さっきの話って?」
「…あたしと…別々の人生を生きるかもしれないって…」
「ああ。でもそうだろ?天野も将来、なにかやりたいこととか出来て…。
その仕事に就いてさ、結婚したり…子供を生んだりするんじゃないか?」
「…小久保君は?」
「?」
「小久保君は…どうなの?将来、結婚とか…家庭を持つこととか…」
「ん…今はさ、そんなこと…全然考えられないけど。そうなることもあるのかな…」
「その…将来に…あたしは…いないの?」
§
263郭泰源:2005/06/06(月) 14:40:56 ID:IdGiDnnl
「え?」
「あたしと…一緒の人生を送ることって…全然、考えられない?小久保君」
「?…!あ、天野…それって…」
いくら激鈍のマサヒコでも、ミサキが言わんとしていることにさすがに気付いた。
驚いて彼女の方をみるマサヒコだが…ミサキは、顔を赤くしながらも─。
マサヒコから視線を逸らそうとしなかった。
「あたしは…あたしは…ずっと、ずっと思ってた。小久保君と…ふたりで…ずっといたいって」
「天野…」
「小さい頃の約束。小久保君はもう忘れちゃったかもしれないけど…あたしはね、覚えてるんだ」
「…なに?」
「あたしは…小久保君の…マサちゃんの、お嫁さんに…なるの」
「!」
「他には…なににもなりたくない。あなたと…一緒の人生を送っていきたい…」
「…」
ミサキの突然の告白に、マサヒコは戸惑っていた。
マサヒコにとって、ミサキは幼馴染であり、一番の親友だった。少なくとも、彼はそう思っていた。
さきほど想像の中で散々弄んだばかりだったが…その思いに変わりはなかった。
しかし─目の前の少女は、はっきりと自分に対して思いをぶつけてきていた。
「天野…俺、ずっとお前のこと…兄妹みたいな存在で…一番の友達だと思ってたんだ」
「…」
「それで…お前がそんなことを思ってたって聞かされて…正直、どうしていいのか…」
「…あたしじゃ…ダメなの?」
「違う。それは、違う。俺も…天野のことは好きだし、大事だと思ってる。
でも…それが…本当に、異性として好きなのか…友達として好きなのか…分からないんだ」
「…異性として?」
§
264郭泰源:2005/06/06(月) 14:44:21 ID:IdGiDnnl
「変な言い方だけど…俺たち、付き合いが長いだろ?
確かにさ、俺は…天野に悲しい思いをして欲しくない。出来たら幸せになって欲しい。
でも…それが…その感情が…どこから来ているのか…分からないんだ」
マサヒコとて、自分の思いを全て的確に表現できるほど能弁な人間ではない。
だが…だからこそ…その訥々とした言葉は、重くミサキの心に響いていた。
「あたしは…あたしは…」
ミサキは言葉を失って…ぽろぽろと涙をこぼしていた。
「お、おい…天野…」
マサヒコは、思わずミサキの元に駆け寄っていた。
「ごめん…ゴメンね…でも…好きなのに…こんなに…好きなのに」
ミサキはマサヒコの肩に頭を預ける状態のまま…泣き続けていた。
大粒の涙が、両頬をいくつもいくつも伝って膝元に落ちた。
「天野…」
マサヒコは、呆然としていた。次のひとことがどうしても出てこなかった。
「分かった…小久保君は…あたしを…好きに…ならなくても…いい」
「え?」
「お願い………あたしを…抱いて。それで…忘れられるから」
「!」
「もう…あなたの…重石にならない。好きだなんて…言わない。だから…」
涙を拭うと…マサヒコのことを見て、ミサキはそう言った。
強い、しっかりとした視線だった。自暴自棄になっているのでもなかった。
「あなたの…手で…あたしを…女にして下さい。それが最初で…最後でいいから」
ミサキはそう言うと…マサヒコに覆いかぶさり、唇を重ねた。
悲しかった。ふたりで交わすキスが、こんなに悲しいものだとは思わなかった。
(天野…)
そして…その悲しさは、マサヒコにも伝わってきていた。
§
265郭泰源:2005/06/06(月) 14:46:47 ID:IdGiDnnl
“すっ…”
マサヒコは、ミサキから唇を離すと、ミサキの目を見た。
「天野…頼むから…そんなことは…言わないでくれ」
「だって…だって…」
「…さっきお前の泣いてる姿を見て…その後の…言葉を聞いて…やっと、思ったことがあるんだ」
「…なに?」
「俺は…お前が、好きだ」
「!」
「多分…近すぎて意識してなかったけど…俺が好きなのは、お前だ」
「マサちゃん…」
「お前が泣くと…俺も泣きたくなる。お前が悲しそうにしてると…俺も悲しくなる。
だから…そんなことは、言わないでくれ。俺が…大事にする。…約束は、守るから…」
マサヒコは、ミサキの両肩をしっかりと手に取り…。ミサキの体を引き寄せた。
「ミサキ」
「は…はい」
「まだずっと…先のことかもしれないけど…俺の…お嫁さんに…なってくれ」
「は、はい!」
「それで…ふたりで…幸せになろう。俺も努力するし…お前も…協力してくれ」
「はい!」
涙でぐしゃぐしゃの顔のまま…精一杯の笑顔をつくるミサキ。
「可愛い…ミサキ」
そう言うと、マサヒコはミサキと唇を重ねた。優しい、キスだった。
動作はさきほどと違わないはずなのに─さっきの悲しすぎるキスとは全く違った。
(マサちゃん…マサちゃんが…いる…いてくれる…)
ミサキはミルクを飲む子犬のように…マサヒコとのキスに没頭していた。
“ちゅぷん”
§
266郭泰源:2005/06/06(月) 14:47:47 ID:IdGiDnnl
が、キスに夢中になっているミサキから、マサヒコは突然唇を離した。
「ミサキ?」
「マサちゃん?」
なぜかお互いに疑問形で名前を呼び合うふたり。
「あのさ、ミサキ…確認なんだけど」
「う…うん」
「これ…ファーストじゃないよな、俺ら?」
「え?」
「昔…お前の唇に触れた覚えがある。感触を…覚えてる。すっげえガキのころだけど」
「あ…ふふ、そうだよ?ちっちゃいころに…おままごとで…したこと、あるよ?」
「だよな?なんか今思い出してさ」
そう言うと…ふたりは、微笑みあって、またキスをした。二回、三回…。
唇を、重ねるたびに一緒に過ごしてきた時間を思い起こし…距離が、縮まっていった。
「ねえ…マサちゃん。あの…」
何度目かのキスの後、ミサキは少しためらいつつも─マサヒコの手をとり、自分の胸へと導いた。
「!?お、おいミサキ?」
「あの…こんな貧相なカラダだけど…お願いします」
頬を赤く染め、ミサキが訴えるようなまなざしでマサヒコを見る。
「だ…だけどさ、まだいいだろ?俺らはあの…まだ…」
「さっき…あたしの言ったこと、覚えてる?」
「?…えっと、どれ?」
「あたしを、女に…して下さいって」
「あ、ああ。でもさ、今はもう…」
「もう一回言います…お願いします。あたしは…マサちゃん以外の人に、されたくない。
あたしの…からだにさわっていいのはあなただけなの。あなたを…忘れないように…。
あなただけのための、からだになりたい。だから…してください」
§
267郭泰源:2005/06/06(月) 14:48:18 ID:IdGiDnnl
真剣な目で、ミサキはマサヒコを見ていた。いやらしさをほとんど感じさせない目だった。
「でも…やっぱりダメだよ。だってさ…お前は、ミサキんちの両親からウチが預かった、
お客さんなんだぞ?偶然ウチの両親がいなくなったからって、そういうことするのは…」
「…」
なんとか説得しようとするマサヒコだが…ミサキは無言のまま枕を指差した。
「?枕がどうした、ミサキ?」
「枕の…下」
「?」
首をひねりながらも…マサヒコは、ミサキの指差す枕の下を手探りすると…。
なにか小さな包みらしき感触を見つけた。
「?なんだコレ…?って?!‘#!」
はい、皆さんの期待通り…コンドーム登場。
「み*み@みみみ、ミサキ!お前…」
「くすッ…そんなに慌てなくても…あたしじゃ、ないよ?」
「じゃ、じゃあ誰がこんなもんを…」
「あのね、さっき…マサちゃんのお母さんから電話があったの」
ぞくり、と嫌な予感がするマサヒコ。
「そういう事態になったら遠慮なく使いなさい、そのために準備しといたから。
ちなみにラブホでも大体枕もと周辺にあることが多いから、覚えておくようにって…」
「あああああ、あの人は…」
「あとね…マサちゃん」
「こ、今度はなんだ…」
「マサちゃんち泊まりにいく前に、お母さんにね、これ…渡されたの」
ミサキの手のひらには…リボンでキレイに包装された小さな包み。
(これも…多分…)
がっくりとうなだれるマサヒコ。どうやら両家では今回のことは既定事項のようだ。
§
268郭泰源:2005/06/06(月) 14:50:39 ID:IdGiDnnl
前半以上。てか気がついたらもう今週号出てた…。
このSS、ダメそうなので打ち切りするかも…。見切り発車ですんません。
269名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 17:13:48 ID:KrNepEcq
流れブツ切りも無問題!打ち切りノンノン!
架空の話を書くことができるのが、こーゆう板のいいところじゃないですか。ぜひ完投してくださいよエース!
ちゅーかこの展開で寸止めは厳しいです。甘さ切なさに下腹のあたりがバヒンバヒンとたぎっておりますですよ。
270名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:17:50 ID:rEFkzAbt
続投!続投!
271名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:25:18 ID:hE7EMafN BE:18461524-
公認!公認!
27272:2005/06/06(月) 21:41:12 ID:qEq2W+JP
職人の皆様乙です。
ヤギヒロシ氏GJ!!次も期待してます。
郭泰源氏、私も続投を希望。がんばって下さい。
いやー、本当にこのスレは充実してますな。
そんなこんなでSS投下。
話は「カナミ看護編」の続きということで。
273名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:41:56 ID:l047V7I9
諦めたら駄目だ!
完封勝利を目指して
27472:2005/06/06(月) 21:42:49 ID:qEq2W+JP
只今午後2時半。
起きたのが確か11時ごろだったから…
既に3時間以上このカッコというわけだ。
そう、下半身丸出しでベッドに縄で縛り付けられたこの情けない姿で。
カナミはさっき買い物に出かけてしまった。お前が出かけたら俺はトイレどうすんだ、とツッコんだら
「私が出かけてる間、コレつけとく?」
と、オムツ(コレもショーコちゃんからもらったらしい)をつけられそうになった。
流石にそれは勘弁してもらったが。
というか縄をはずしていけ。


しかし…悪夢だ。夢だと思いたい。
だがこの腕と足に食い込む縄の感覚が、俺にこれが現実であることを告げている。
妹に下半身をもてあそばれた上、そのまま放置され……。
正直直視したくない現実である。
そして、この状況に少し慣れ始めている自分が嫌になる。
このままだと…別の自分に目覚めてしまいそうだ。
…ておい。
…俺ってやっぱMなのか?
あー、カナミ早く帰ってきてくれ……。
27572:2005/06/06(月) 21:43:57 ID:qEq2W+JP
まあこの情けないアホな姿を他人に見られていないのが唯一の救いか。
こんなカッコ他人に見られたら…俺死ぬな。

トットットッ……

誰かが階段を上がってくる音。
ん?カナミ帰ってきたのか?

コンコン……

カナミ?入っていいよ。そんでもって早くこの縄を…
「こんにちはお兄さん。マナカです。入りますよ…。」

……終わったな。俺。
276名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:44:20 ID:LJwSHkBr
ぶっちゃけると神の投下ペースが早すぎて
毎回読み疲れてしまうオレ。

でもクオリティが高くてついおっきするオレの分身。
27772:2005/06/06(月) 21:45:23 ID:qEq2W+JP
…で。マナカちゃんは何をしに来たのかな?
ていうかカナミが家の鍵閉めてったはずなんだが。
「ああ、鍵ですか?鍵ならさっきカナミちゃんに借りました。」

……カナミ……。

俺がこんな姿でいるってこと忘れてんじゃないだろな?
…いや、わかっててわざとか…?
「あ、あとカナミちゃん遅くなるそうです。
私が代わりにお兄さんの世話を引き受けたので、
何でも言ってくださいね」
…じゃあ早く俺を自由の身にしてください。

「………」
…マナカちゃん聞いてる?
何でこっちの目を見ない。明らかに目線が俺の下半し…
…ちょっとどこ見てんだ。
「へえ…立派ですね、お兄さんの…」
やっぱり俺のムスコかあ!
今のこの状況で立派と言われてもたいしてうれしくねえ!
27872:2005/06/06(月) 21:46:28 ID:qEq2W+JP
あ、やばい……改めてマナカちゃんに凝視されてると思うと…
「…あの…お兄さんの、大きくなってきてません?」
ああ、もう…収まれ俺のムスコよ。
だが、意思に反してますます立派になる…哀しき俺の下半身。
と。
マナカちゃんがこちらを向き、にっこりと笑う。
今まで見たことないとびきりの笑顔で。
嫌な予感が……。

「…じゃあ、私がヌイてあげますね。」
いや、やめて、そんなことしなくていいから……いやいいのか?
…いややっぱりやめてくれ!!

「遠慮しないでください、お兄さん。私にとっても、小説書くための勉強になりますし。」
そう言うとマナカちゃんは俺のムスコをそっとつかみ、自分の顔を近づけた。
ううっ、マナカちゃんの息がかかる…。
そして手でクチャクチャと俺のそれをいじりはじめた。
「『いきり立つシンジのイチモツを、マナカは恥ずかしがりながらそっと愛撫し始めた…』と。」
…マナカちゃん。何書いてんの?
「あ、コレですか?小説のネタです。やっぱり実践した経験はすぐ書き留めておかないと。」
…さいですか。
しかしこれはまずい。これはまずいぞシンジ。
こらえろ、こらえるんだシンジ。
必死の抵抗を試みる。
279名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:47:29 ID:eSa9/Fpa
_ ∩
( ゚∀゚)彡矛盾!矛盾!
⊂彡
だがそれがイイ
28072:2005/06/06(月) 21:47:39 ID:qEq2W+JP
そして辛うじて耐え続けて五分。
「あの、お兄さん…気持ちよくないですか?」
いえ、十分気持ちいいんだけど…ねえ?
こんな状況で妹の同級生にイカされるってのもどうなんだろう?
と。
ふいにマナカちゃんの顔がしゅんとなる。
「…わかりました、お兄さん。」
そう言って俺のムスコから手を離すマナカちゃん。
おお、わかってくれたか。
「そうですね、私お兄さんのこと何にも考えてなかった…」
うん、そうだね。
「……やっぱり男の人はオプションが大切ですよね!」
……オプション?
そう言ってマナカちゃんはバッグの中を探り始めた。

ゴソゴソ……

「あ、コレです。」
それって……まさか。
おもむろにそれを装着すると……。



「どうですかにゃん?」



…………………………………
……どうって。
……ネコミミですか。ご丁寧にシッポまで……。
28172:2005/06/06(月) 21:48:35 ID:qEq2W+JP
「これならお兄さんにも気持ちよくなってもらえるにゃん♪」
いや、俺そういう趣味じゃねえし。心なしか性格も変わってません?
…でもまあ、かわいいっちゃかわいいかも。
んなことを思った直後、俺の股間に再度襲い掛かるマナカちゃん。
「たっぷりと奉仕させていただくにゃん♪」
そういうと今度はいきなり俺のモノにしゃぶりつく。
さっきまでのマナカちゃんは俺のムスコをいじっていただけで、
なかなか口をつけようとはしていなかった。
ところが今は…これもネコミミのなせる業か…?
サオの裏スジ、先端と自在に動く舌先。
その一方で指先は俺の玉をこねくり回す。
「ウチのキンタマ……いや飼ってるネコの名前なんですけど…にゃん。
キンタマも玉遊びが大好きなんですにゃん。だから」
そう言いつつ、玉を舐め、口に含み。
明らかにこちらの反応を見つつ、楽しんでいる。
ううっ、カナミといい、一体どこでこんな知識身につけるんだ…。
28272:2005/06/06(月) 21:49:21 ID:qEq2W+JP
「はむ…」
うおっ、今度は口の中に……
「うむ…ぷちゅ…ちゅぱ…」
口の中で舌が俺のムスコの先端をくすぐる。
そしてマナカちゃんは頭を前後に動かし、俺のモノをしごく。
温かいマナカちゃんの口の中。もう暴発寸前だ。
「ずちゅう…ぷちゃ……ひもちいいれすか、にゃん?」
さらに激しくなる責め。俺の目に夢中になって動くマナカちゃんの頭、そしてネコミミ、
そしてお尻からゆらゆら伸びるシッポが見え…次の瞬間。
ううっ!!
溜まりきっていた精がマナカちゃんの口の中で弾け飛ぶ。
そして勢いは止まらず。
口から飛び出た俺のモノは、残りの精をマナカちゃんの顔に思い切りぶちまけた。
28372:2005/06/06(月) 21:50:33 ID:qEq2W+JP
「ふう、想像以上にスゴいですね。コレって。」
いつの間にかいつもの口調に戻ったマナカちゃん。
自分の顔と俺のムスコをティッシュできれいにふき取ってくれている。
だ、大丈夫?
「ええ、大丈夫ですよ。それよりもお兄さん、覚悟してくださいね♪」
……へ?
言うが早いか、マナカちゃんは再び俺のムスコにしゃぶりつく。
ええっ、ちょっと、もう何も出ないって……。
「大丈夫ですって、若いんですから。それにコレもありますし♪」
…何ですか、その見るからに怪しさ全開の薬は?
……へー、精力剤ですか。しかも超強力、小宮山先生お墨付きの……(泣)
「まだまだたっぷり時間はありますし。
じっくり研究させていただきます…にゃん♪」


……もう勘弁してくれ…………いやあ嗚呼あああぁぁぁあっ…………。
28472:2005/06/06(月) 21:54:25 ID:qEq2W+JP
以上です。お目汚し失礼いたしました。
これを書いてる途中、
マナカがネコミミつけ始めた時点で
「俺何やってんだろう…」と考え込んだ自分が…。

タイトルは「マナカ愛猫編」とでも。
それではまた。
285名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:59:37 ID:sEfYEPCa
エースとして途中降板は許さん!覚悟を決めろ!
286名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 22:00:58 ID:6xIrnfrk
リアルタイムキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!!
72氏GJ&乙!
マナカネコミミプレイハァハァ
287名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 22:25:32 ID:LJwSHkBr
書いてる途中にまた来てた…72氏ごめん…

てかなにこの投下ペース('A`)いや嬉しいっすよ?
288名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 22:45:18 ID:WErQ0I89
72氏GJ!コスプレイヤーマナカ!
郭氏もガンガレ!

では野球に続き銀河系氏家軍団で。

《スタメン》
FW アカボシ氏(9)
FW 518氏(7)
MF 郭泰源氏(5)
MF トマソン氏(10)
MF 72氏(6)
MF ミセリ氏(23)
DF サブロー氏(3)
DF メリー氏(15)
DF ヤギヒロシ氏(22)
DF セリカ氏(2)
GK 古田氏(1)

《控え》
FW ドミンゴ氏(11)
FW 鎌田氏(17)
MF 新参者氏(14)
MF 82氏(16)
MF 75氏(21)
DF ペピトーン氏(19)
DF RAGNA氏(4)
DF 541氏(18)
GK ピンキリ氏(13)

名前外れてる職人さんまことにゴメソ。
背番号は名前を借りたスペインの某豪華軍団から。イメージあわなかったらこれもゴメソ。
289古田(ゝ○_○):2005/06/06(月) 23:24:28 ID:nF97x/0e
みなさまおつかれさまです
保管庫更新しました
290メリー:2005/06/06(月) 23:36:45 ID:mF0UY0fP
郭泰源様
いいでしたよ。続き待ってますよ〜。

72様
カナミの次はマナカですか。しかもコスプレイ。GJ!

古田様
乙です。どうもですよ
291RAGNA:2005/06/07(火) 00:17:34 ID:fLvArXZb
郭泰源氏、72氏、ヤギヒロシ氏
みなさんGJ!
今日はえらいペースで投下されてますね!

そんな中自分も久々に書いてみました。
今回のはミサキファンには不評かもしれません(汗
嫌な方はスルーでお願いしますm(__)m
それでは投下します
292RAGNA:2005/06/07(火) 00:18:46 ID:fLvArXZb
若田部アヤナは少し怒っていた。
時刻は午後5時を10分ほど過ぎたころである。
「まったく・・・自分から誘っておいて普通遅刻するかしら・・・」
本人がいないからと不満を口にしてみる。実際先ほどからちゃらちゃらした軽そうな男が何人も
声をかけてきていい加減頭にきていたところだった。
しかし、もし本人がここにいればこんな事は言えないだろう。今日が彼にとって・・・いや、私にとってもとても重要な日なのだ。少しくらい遅れても文句は言えない・・・

そんな感じで当てもなく立ち続けていると、彼――小久保マサヒコがこっちへと走ってくるのが目に付いた。
「おーい小久保くーん!こっちよー!」
改めて私を確認した小久保君は私が怒ってないと思って安心したのかゆっくりと歩いて近づいてきた。
「ゴメン、アヤナ。ちょっと例の用事が長引いちゃってさ・・・」
「ううん・・・いいのよ。だって・・・今日は大事な日だから・・・」
今日ばかりは私が遅刻を咎められるはずがない、例え小久保君がこのまま今日来なくても、私は笑って許せるだろう。咎めるなんて、そんなこと・・・できるわけがない。
「ああ・・・そうだな。」
「ええ・・・」
なんでだろう、これからデートだっていうのに空気が重い。それに小久保君は私を「アヤナ」って名前で呼んでいるし、二人っきりで会っているのだけれど、心ここにあらずって感じだ。
でも、それは私たちが付き合い始めてから毎年この日の決まりごとなのだ。おそらく小久保君は私が気づいていないと思っているだろう。でも、この日だけ小久保君の心が私ではない別の女性の所に行ってしまっているのことを私はひしひしと感じている・・・
293RAGNA:2005/06/07(火) 00:19:47 ID:fLvArXZb
「なあ、今日はどうしようか?何か食べに行くか?」
「そうねぇ・・・じゃあフランス料理でも食べに行きましょうか。もちろん小久保君のおごりでね。」
「なんだよ、この前も俺の奢りだったじゃんか。」
「こういうのは男性が奢るものよ。さっ、行きましょ。」
「・・・わかったよ、俺の負けだ。」
その後、私と小久保君はおいしいフランス料理(料理名は・・・思い出せない)を食べて、洋服なんかを二人で見歩いたりしながら、適当に時間をつぶした。
そんな事をしているうちにいい時間になってきた。
ふと、小久保君が立ち止まったところにあるのはいわゆるラブホテルの前、
「なぁ、アヤナ?その・・・ここで休んでいかないか・・・?」
「・・・ええ、いいわよ・・・」
「それじゃあ・・・」
そう言って私たちはホテルに入っていった、小久保君はいつも同じような台詞を言っているような気がしなくもないが、黙っておこう。
ホテルに入ると、まず私がシャワーを浴びに行く、浴室は部屋から見えるようになっているが、小久保君は決してこちらを見ない、初めてラブホテルに入ったときに私が禁止令を出したからそれを律儀に守っているのだ、もちろん小久保君が入っているときは私も見ないでいる。
だって・・・私だけ見たら不公平でしょ?
しかし、何度来てもこの雰囲気は肌に合わない、なんだか他人の部屋にいるような気がしてくつろげるものではない。やっぱりHするなら小久保君か私の部屋でするのが一番いいと思う。
294RAGNA:2005/06/07(火) 00:20:36 ID:fLvArXZb
 小久保君のご両親とは中学校のころから何度も会っているし、特にお母様は私と小久保君の仲を取り持ってくれたといっても過言ではないので、もはや私たちは親公認の間柄となっている。
 私がシャワーからあがると、小久保君は何か考え込んでいるようにうつむいていた、
「・・・小久保くん、シャワー空いたわよ?」
「!?・・・おっおぅ、わかった。」
私があがってきた事にまったく気づかなかったようだ、やっぱり小久保君の心は私を向いていない。
しょうがないのだ、今日は小久保君が大事な人を亡くした日で、その人を思っているのだ、私が太刀打ちできるはずはない。
・・・3年前の今日の出来事は、小久保君の心に深く刻まれているのだろう。それは私にとっても忘れられない出来事なのだから・・・

 その日、私は何か妙に胸騒ぎを覚えていた。なにか大事なものが遠くなっていくような感覚、それを不思議に思っていると、お姉さまからの電話が鳴った。
「アヤナ?・・・今話せる?」
「ええ、どうかしたんですかお姉さま?」
「あのね・・・落ち着いて聞いて欲しいの。実は・・・」
そこから後の会話は覚えていない、気づいた時には学校を飛び出していた。
私は中学のときからのライバルだった、天野さんの家に向かった。
・・・そんな訳がない、彼女が死ぬ?ありえない。考えられない。あの天野さんが死んだ?あまりにも非現実的すぎる・・・。
295RAGNA:2005/06/07(火) 00:22:11 ID:fLvArXZb
嘘だと言って欲しかった・・・またいつものようなお姉さまの悪ふざけだと思っていた・・・でも・・・でも・・・彼女の家に天野さんの元気な姿はなかった。とても死んでいるとは思えない綺麗な顔をして、静かに眠っているように見えた、でも・・・彼女は息をしていなかった。
「ねぇ、天野さん・・・起きてよ・・・嘘なんでしょ?お姉さまの悪ふざけなんでしょう?おねがいだから・・・目をさましてよ!何とか言ってよ・・・」
それでも、彼女が目を覚ます事はなかった。私は、一瞬にして大切なライバル・・・いや親友を失ってしまったのだ・・・簡単に忘れられるわけがない。
私が家に着いたときには、お姉さまも濱中先生も的山さんもみんな揃っていた。的山さんは私と同じく泣いていた。濱中先生も泣いていた。いつもはふざけてばかりいるお姉さまも泣いていた。みんな天野さんを失った事を悲しんでいた。
そして小久保君は、私達よりも彼女との関係が深かった、幼馴染であった天野さんとは、中学を卒業するとともに付き合い始めていたのだ。小久保君のショックは私と比べられないほど大きいものだったろう、ただ天野さんの遺体の傍で泣いていた。このときの小久保君の気持ちは、
誰にも分からないだろう。幼少のころからの幼馴染で恋人を失ってしまったのだ、誰も簡単に声をかける事もできなかった。
そして天野さんのお葬式が終わり、お通夜が終わり、一周忌が過ぎたころ、私は小久保君のお母様と二人っきりで話をしていた。
「話って・・・なんでしょうか?」
「うん・・・実はね?うちのマサヒコの事なんだけど・・・」
「小久保君の?」
「ええ、あのね?単刀直入に言うと、マサヒコと付き合ってもらいたいの。」
「!?」
296RAGNA:2005/06/07(火) 00:24:07 ID:fLvArXZb
思わず飲んでいたコーヒーを噴出しそうになった。
「ケホッ、ケホッ・・・どうして私が小久保君と付き合うんですか!?」
「うん・・・ほら、あの子ミサキちゃんと付き合ってたでしょ?それであの事故で
ミサキちゃんを失った傷がまだ癒えてないみたいで何をやるにしてもてにつかないって
感じなのよ・・・でももうあの事故から1年たって、そろそろあの子には前に進んで欲しいのよ・・・お願いできないかしら?」
「でも・・・天野さんのご両親はいいんですか?」
「それもね、この話はミサキちゃんの親から言ってくれた事なのよ。『マサヒコ君には、ミサキの事だけに囚われないで前に進ん
で欲しい。きっとミサキもそれを望んでいるはずだから。』・・・ってね。それで、ミサキちゃんと仲のよかったあなたなら・・・と思ってね。」
正直、私は迷っていた。私は密かに小久保君のことが好きだった。でも天野さんと付き合うのなら、そのほうがお似合いだと思って思いを告げなかった。
だけど天野さんは死んでしまった。

・・・・・・天野さんに悪くないだろうか?

・・・・・・私なんかでいいのだろうか?

・・・・・・天野さんの代わりになんてなれっこない。

・・・・・・それでも、小久保君の光になりたい。

・・・・・・生きる意欲を持たせてあげたい。

・・・・・・ほかの誰でもない、この私が・・・

297RAGNA:2005/06/07(火) 00:25:35 ID:fLvArXZb

「・・・わかりました」
こうして、私と小久保君は付き合い始めた。もちろん最初は小久保君は彼女として見て
くれなかった。それでも、1年2年と付き合いが続いていくうちに、すこしづつ、ほんのすこしづつ、昔の小久保君に戻っていった。
「・・・ナ。・・・ヤナ!アヤナ!」
驚いた。いつの間にか小久保君はシャワーからあがっていたのだ。
「どうしたんだ?ボーっとして・・」
「うん、ちょっとね」
「?変なやつだな・・・」
「ゴメンゴメン」
謝って、小久保君に軽くキスをする。ベッドに横になり、小久保君が私の上に覆いかぶさる。
「アヤナ・・・キレイだよ。」
もう一度キス。今度は長く、お互いを味わうようなキス。私が舌を絡めれば小久保君もそれに答える。唇が離れると糸を引いているのが分かる。・・・なんだか恥ずかしい。
そのまま小久保君は首にキスをして、次は体に、キスされるところはどんどん下の方へ進んでいく・・・ついに小久保君の口が私の秘所に到達した。
「・・・小久保君、優しくね?」
「もちろん、わかってるよ。」
そう言って彼は笑顔になる、この笑顔に弱い。何でも許してしまえる・・・

小久保君が私の秘所に舌を入れてくる、
「んっ・・・・・・はぁっ・・・ぁん」
相変わらず彼の愛撫は上手い、自分でもどんどん濡れていくのが分かる。
「・・・濡れてきたな・・・アヤナ、入れても・・・いい?」
そういう小久保君のペニスはもう大きく勃起していた。
「うん・・・いいよ。きて・・・小久保君・・・・・・」
298RAGNA:2005/06/07(火) 00:26:37 ID:fLvArXZb

私の答えを聞くと、小久保君はまた私にキスをしてくれる。
「入れるぞ・・・」
私の秘所に小久保君のペニスが入ってくる。・・・きもちいい、私はこの瞬間の感覚が好きだ。小久保君と一つになっている。繋がっているのだと強く感じられるからだ。
「動くぞ・・・」
小久保君がゆっくりと腰を動かし始めるとそれと同じく私の中もペニスも前後する。
「ひ・・・ひあっ、んっ・・・はぁっ・・・はぁん」
小久保君が私の中で動くたびに私を淫らな感覚が支配していく・・・
決して嫌な感覚ではない、それどころか心地良いとも思えてくる・・・
「いっ・・・いいよ・・・んっ・・・小久保君、き・・・気持ちいいよぉ・・・」
「ああ・・・俺も・・・だ・・・」
小久保君の動きがだんだんと速く、激しいものになっていく。
部屋に二人の粘膜が擦れあう淫らな音が響き渡る。
「・・・っ出る!」
「っんぁ・・・わ・・・わたしも・・・イッ・・・イクゥゥゥゥッ!」
わたしが絶頂を迎えるのとほぼ同時に、小久保君はわたしの中で果てた。お腹が温かい・・・気持ちいい温かさだ。
そのまま私達は眠りについてしまった・・・

どれくらい時間が過ぎただろう、わたしは目を覚ましていた。小久保君はまだ眠ったままだ。
(やっぱり、寝顔もかわいいな・・・)
そんな事を考えていると小久保君が何か喋っている事に気がついた。
299RAGNA:2005/06/07(火) 00:27:32 ID:fLvArXZb

「・・・・キ・・・んな?・・・ミサキ・・・・ごめん・・・・・・」
(やっぱり・・・まだ小久保君の心にはまだ、天野さんがいるのね・・・)
きっと小久保君は自分でも気づかないところでずっと天野さんを求めているのだろう。もちろんわたしの中にも・・・・・・
みれば、小久保君はうっすらと泣いている、天野さんが忘れられないのだろう。きっと、夢で天野さんとの楽しい思い出を見ているのだろう。
(・・・うらやましいなぁ、こんなに思ってくれる人がいるんだよ?天野さん・・・)
声には出さずに天野さんに問いかける、きっと今も私たちを見守ってくれてるじゃないかなぁ?

あのね?理由は分からないけど・・・わたしはいつも天野さんの存在を感じるの・・・

・・・・・・天野さんは祝福してくれてるかな?
それは分からない、でも天野さんの存在が感じれる限り、天野さんは私達を認めていないんじゃないかと思うんだ・・・
きっと、天野さんを感じられなくなったとき・・・その時こそが、天野さんからの私達への祝福なんじゃないかとおもうんだ・・・
だから、わたしは頑張れるの・・・天野さんに納得してもらえるような女性になって、小久保君を幸せにするの・・・

・・・きっと・・・それがあなたへの最高の恩返しになると思うから・・・・・・・


F   I   N
300RAGNA:2005/06/07(火) 00:33:21 ID:fLvArXZb
以上です。またもエロ少なめでスマソ(汗
ミサキが死んでいるという設定は非難があるかも・・・
自分としては良くできたかなと・・・

テーマは『今と昔』です。
タイトルは「『今もあなたを感じれる』です。
301名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 00:50:25 ID:DU2R4Yep
ミサキ死亡!?ガビーン、何でもありの未来ものとはいえ、それはキツすぎるぜひどすぎるぜ
よってGJは贈れないが、とりあえず乙カレー>RAGNA氏
今後もガンガレ。
302RAGNA:2005/06/07(火) 00:56:34 ID:yHfzaSYt
>>301
やはりでつか…
自分でも躊躇したんたがどうしてもその設定じゃないと話がまとまらなかった…
貧困なボキャブラリーでスマソorz
303名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 01:08:45 ID:JMaTpHnO
>>302
個人的にはGJですが。好みの分かれるところですな。
リンコ・アイ・中村wバージョンも読んでみたい気もする。
304RAGNA:2005/06/07(火) 01:16:27 ID:yHfzaSYt
>>303
なるほど、他のキャラ目線ですか…可能なら書いてみまふ
305名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 01:50:07 ID:MxXLPD7F
たぶんこういうの読む機会は今後めったにないだろうし
俺は楽しませてもらったのでGJ
306名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 02:40:30 ID:9cO6JpOr
鬱展開が苦手だから、俺もGJは送れないかな。
中村の悪巧みか夢落ちならGJだった。

氏家キャラで死亡やレイプ話は受け付けないや。
全否定する気はないけど、苦手な奴もいるってことで。
307名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 02:48:11 ID:gT1110Sh
前々から作品の雰囲気に合わないものについては
賛否両論あったからな

例にあげると518氏みたいな軽快なテンポで
氏家作品らしさを残したものなんかはものすごく受け入れられるけど
前スレなんかでレイプ関係の投下についてなんかは
嫌がる人も多かった訳で…
まぁそう感じる人は読まなきゃいいって感じに意見まとまったはずだから
投下する前にそういうのをしっかり伝えとけば
問題ないんじゃね?

なにが言いたいかわかんなくなってきた…
308名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 07:08:46 ID:8jY3NIQN
>>292-299
作品の出来はGJ、ただしキャラ死亡なのにそれを知らせてくれなかったので減点乙。

キャラ死亡、極端な暴力系(治癒困難な後遺症が残るクラス)などは、
例えネタバレになってでもその旨投下前に明記でいいんじゃね?
今回は事前予告に曖昧な部分があったから、結果的に苦手な人が
読んでしまった部分もあるし。
309アカボシ :2005/06/07(火) 07:17:45 ID:d1OjF9TE
 皆さん、GJ&乙です。古田氏、いつも更新乙です。
このスレは絶倫ですね。萎えることを知らないんでしょうか。
 久しぶりに俺も投下します。
 「PCの前で右手とティッシュの準備してる人が即使えるような短編」
を目指して書きました。タイトルは、
 「素人投稿ビデオ 女子高生マナ● 〜処女喪失中出し180分〜」
です。
 
310アカボシ:2005/06/07(火) 07:19:04 ID:d1OjF9TE
「う…ん…」
 小鳥の囀りと、カーテンから差し込む朝日で目が覚めた。そこだけを聞くと爽やかな目覚めの
様だが、頭が割れるように痛い。あぁ、昨夜はカナミちゃんの家で皆と飲んだんだっけ。
 夏休みがあと三日だから、勉強会で宿題一気に片付けちゃって、そのままお泊りになって…
何だか、体が重い。それに、アソコがジンジンするような…。
「…ん?」
 瞼を開くと、私の上にカナミちゃんのお兄さんが乗っかっていた。それにここ、お兄さんの
部屋だし。
「え?」
 お兄さんも全裸で、私の胸に顔を埋めて眠っている。
「あれ?」
 立ち込める栗の花の匂い。髪についたパリパリとしたもの。
「ま、まさか…?」
 お兄さんと繋がったままのアナル。バイブが入ったままのアソコ。シーツの赤い染み。
慌てて身体を離すと、朝立ち状態のお兄さんのアレに白い糸が引いた。
身体を起こしてバイブを引き抜くと、大量の精液がドプドプと音を立てて
アナルとアソコから太ももへと零れ落ちた。な、中出し・・・!?

 頭の中が真っ白になった
311アカボシ:2005/06/07(火) 07:19:53 ID:d1OjF9TE
 コンコン、とドアをノックして、カナミちゃんが入ってきた。慌てて体をシーツで隠す。
「あ、マナカちゃん起きた?早くお風呂入った方がいいよ。」
 この有様を見ても特になんのリアクションも示さないカナミちゃん。何か知ってるのか聞こうと
したが、すぐに戻っていってしまった。
 シャワーを浴びているうちに、昨夜のことをぼんやりと思い出し始めた。アキさん、ショーコさん、
カオルさんが酔いつぶれた事。酔いの勢いに任せて、私がお兄さんに迫った事。
 酔っているせいなのか、お兄さんは止めもせずに私を抱いた事。カナミちゃんも、
「マナカちゃんになら、お兄ちゃんを任せてもいいよ?」
 なんて言ってた事。
 髪や体にこびりついた精液を洗い落とす。起伏に乏しい私の体を水滴が伝う。
シャワーを膣内にあてて洗うと、昨夜の情事が脳裏をよぎった。
312アカボシ:2005/06/07(火) 07:20:35 ID:d1OjF9TE
 裸になって抱き合い、舌を絡めあってキスをした。愛撫もそこそこに、体を繋げた。
「や、あ…!痛い、痛いです!!」
「すぐに熱く気持ちよくしてやるよ!」
「あーーーーーっ!!」
 正常位で貫かれた。体を裂くような痛みが私を襲う。上へ上へと逃げる私の腰を押さえつけて、
ずぶずぶと強引に侵入してくるお兄さん。
「突いて、もっと突いて!」
「さっきまで処女だったクセに、ホントにマナカちゃんはエロいな。」
 長い髪を振り乱してあさましく腰を振る私。全部アルコールのせいにして、乱れに乱れた。
「おらおら、イけよ!」
「イク、イク、イっちゃうっ!!」
 ぱんぱんと、渇いた音を立てて激しく腰を打ち付けられ、絶頂に達する。
「孕ませてやるよ!」
「ダメ、なのに…!」
 どくどくと、胎内に注がれる熱い感触を、気持ちいいと感じてしまう。
「出る、出る出るっ!!」
「いやぁ、溢れる…」
 溢れ出た精液が白い泡となって局部を覆っていく。吹き出る二人の汗が、ローションの代わり
だった。肌という肌が性器になったように、全身でお兄さんを感じた。
「マナカちゃんの好きなように動いてみなよ。」
「腰が、勝手に…」
 騎乗位で、じょりじょりと互いの陰毛をこすりつける私。粘液で濡れた赤黒いペニスが
ピンクの淫唇を往復し、膣内を掻き回された。 
「ああぁーーっ!あづいぃぃ!!」
 何度目か分からない膣内射精で、子宮の中を満たされていく。過剰な愉悦にさらされて、
だらしなく開かれた唇から唾液が滴る。
「らめぇ、そこ、弱い…ひゃんっ!」
 くちゅくちゅと、クリトリスを指で嬲られる。自分のものとは思えない、発情期のメス猫のような
媚びた甘い鳴き声で、性の快楽を貪った。
313アカボシ:2005/06/07(火) 07:21:31 ID:d1OjF9TE
「ほら、イきたいんだろ?」
「意地悪しないで…お願いだからイかせてぇっ!!」
  お兄さんの熱い吐息が私の耳にかかる。絶頂に達する前に何度も焦らされて、
はしたなくおねだりする私。
「ダメ、抜かないで!中に注ぎ込んで!!」
「お望み通り中に出してやるよ!」
 お兄さんに手足を絡みつかせ、中出しを求める私。熱くたぎる精液が胎内に吐き出される度、
零すのが惜しいと言わんばかりに、肉壁が収縮して精液を飲み干していった。
「お尻、裂けちゃう…!」
「すげ、締まる締まる…」
 私のアナルがお兄さんのペニスを簡単に飲み込んでいく。
「前の穴が寂しくないようにこれで塞いでやるよ。」
「やだ、そんな太いの…んんっ!」
 カナミちゃんの極太バイブで栓をされた。とめどなく湧き出る愛液が、激しくぶつかり合う
結合部から弾け飛んで、シーツの至る所に染みをつくった。
「搾り取られる…!!」
「んぁぁっ!」
 最後に腸内射精され、お兄さんがぐったりと私の上にもたれ掛かった。私もそこで意識を
手放した。
 
  何度も何度も絶頂に達して、呼吸が浅くなって、頭がくらくらした。立ちバック、駅弁、後背位、
正常位、屈曲位、騎乗位、茶臼、座位、ありとあらゆる体位で交わった。指折り数えてみると、
膣内に4回、腸内に1回出されている。というか、お兄さんのキャラの変わりようが凄かった。
 思い出すだけで体が火照るので、何も考えないようにして、冷たい水を浴びて浴室から出た。
314アカボシ:2005/06/07(火) 07:22:38 ID:d1OjF9TE
 お風呂から上がると、皆起きて居間に集まっていた。
「おはようございます。」
 私の挨拶に、皆が振り返った。
「マナカ、肌がすんごいツヤツヤしてるよ?」
 と、にやけた顔のショーコさん。目の下にクマができてます。
「なんだか、歩き方がぎこちないんじゃない?」
 と、やっぱりにやけた顔のアキさん。やっぱりクマができてます。あぁ、これってもしかして、
「マナカ、お兄さんと二人で何処か行くの?昨夜、そう叫んでるのが聞こえてたけど。」
 カオルさん、その「行く」じゃないです。3人とも、カナミちゃんの部屋で寝てたんだから、
隣の部屋であんなことしてたら、目が覚めて当然ですよね…。
 お兄さんはというと、ソファーに座って、明日のジョーのように真っ白に燃え尽きている。
「ごめん、マナカちゃん、俺、責任とるから…」
「え、えぇ。」
 気恥ずかしくて、目線を外す。
「ゴムもつけずに中に出しまくってたもんね。」
「ほら、後でこれ飲んどきなさいよ。」
 ショーコさんからピルを渡された。飲んだ後の副作用が辛くて、勢いでSEXするのは
やめようと思った。
315アカボシ:2005/06/07(火) 07:23:57 ID:d1OjF9TE
「はい、マナカちゃん。約束の品物だよ。」
 あれから一ヶ月程たったある日、カナミちゃんからビデオテープと札束を渡された。
「?何か約束してましたっけ。」
 ビデオのラベルを見ると、そこには
『素人投稿ビデオ 〜女子高生マナミ処女喪失中出し180分〜』
 と、書かれていた。
「か、かかカナミちゃん!?何ですかこれ!!」
「あれ、覚えてないの?」
「何をですか!?」
「『小説のネタに使うので、撮影して置いて下さい。あぁ、官能小説作家兼、AV女優デビュー
なんてのもいいですね。小宮山先生に頼んで編集してもらえば、裏ルートで流してお金に
なるかもしれませんね。』って言ってたじゃない。」
「わ、私酔ってそんなこといってたんですか!!」
「私、二人がHしてた時、一緒に部屋にいたよ?夢中で気がつかなかった?」
「全然覚えてません…というか、これ、裏ルートに流されたんですか!?」
「うん。小宮山先生が編集して、目線隠して、モザイクなしの裏物として流したってさ。」
「……よりによって、小宮山先生ですか…。」
「『私も楽しませてもらったから、お金は全部そっちにあげるわ。』
って言ってたよ。私は、『アナタ、カメラの使い方上手いわね。アングルもカメラワークも
かなり研究してるでしょ。今度また撮ってみない?』って褒められちゃった。」
 えへへ、と笑うカナミちゃん
(あぁ、卒業するまで小宮山先生にネタにされる…)
 意地の悪い笑みを浮かべる小宮山先生の顔が脳裏に浮かび、私はがっくりと肩を落とした。

「なぁ、シンジ…」
 昼休み、シンジの周りにクラス中の男子が群がった。
「な、なんだよお前ら。」
「このビデオに、お前らしき人物が出演しているんだが、心当たりはないか?」
「は?女子高生マナ ミ? 処女そうし…ぬああああ!?なんじゃこりゃあぁぁぁっっ!?」
 パッケージとタイトルを見て、シンジは絶叫した。シンジの反応から、本人と断定した男子
達は、シンジをリンチにかける事を決定した。
316アカボシ:2005/06/07(火) 07:28:38 ID:d1OjF9TE
 以上です。お茶漬けのようにさらさら〜っと読み流してください。
新人が増えるのは嬉しいですが、初期の作家神達があまり登板しなくなった
のは少し寂しいです。ミセリ氏と518氏の再来を首を長くして待ってます。
 それでは、また。
317名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 07:32:02 ID:DU2R4Yep
肌にあうかあわないか、展開を許せるか許せないかは、個人個人でそれぞれだしな
オレは郭氏の流麗さや518氏の軽妙洒脱さは非常に肌にあう(この二人を否定する読み手はこのスレにほとんどいないだろうけど)
アカボシ氏やトマソン氏、メリー氏など最近デビューした職人さんも気持ちよく読める
けど、セリカ氏やピンキリ氏は、文的になんの落ち度がなくても、オレ的にすいっと読めない(嫌いとかつまらんとかとは違う)
理由説明しろゴルァと言われても、うまく理屈で説明できない。感覚的に、体のリズムにあうかあわないかなんだと思う

まあなんだその、職人さんこれからも肩に気をつけてガンガレってことで
長文スマソ、では会社に逝ってくるノシ
318名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 07:35:15 ID:8jY3NIQN
リアルタイムマナカキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
GJ!!
319名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 07:36:05 ID:DU2R4Yep
ガビーンもうすこしでアカボシ氏の邪魔をするとこだったい
タイミングはかれず失礼&アカボシ氏乙
320名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 07:45:40 ID:8jY3NIQN
セリカ氏の文章は緩急使い分け、ピンキリ氏の場合は変化球が効いてるから。
ちょっとクセはあるけど、文章そのものにのめり込むタイプの読み手なら楽しめるよ。
個人的な意見を言うとセリカ氏のはチカ絡み、ピンキリ氏のは一本試合(シンジVS今岡)が好き。
321名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 10:19:11 ID:gT1110Sh
また伸びてる…
なんだこの絶倫スレは('A`)

とりあえずレッドスターGJ!オチがよかたよー

てか昨日から何人登板してるのよ
322ヤギヒロシ:2005/06/07(火) 11:03:21 ID:TrhpL1qr
身に余るお褒めの言葉、ありがとうございます。
ただ、まだ一作しか書いていない時点で諸先輩方を押しのけてのスタメン入りは如何なものかと。
名前どおり普段は控えとしてベンチ入りし、たまに代打で出る程度が分相応でございまするw

と、まあ、感謝の言葉だけではアレなので、気持ち程度の初歩的小ネタを一つ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 調理実習中。

 今岡が、鍋の中でグツグツ煮え立つホワイトシチューの様子を覗き込みながら、

「カズヤー、ちょっとそこのおたま取ってくれる?」
「しょうがねぇなぁ……ほれ」

 パシ。

「ん、ありが「うっ」」

 ――3秒後、真っ赤に染まった『おたま』を握り締める今岡は目に涙を浮べ、
    血塗れになりながらも満足げな死に顔のカズヤを見下ろしていたという――

(追記)
   その日のホワイトシチューには、だれも手をつけなかった……。


(タイトル:「おたま」)
323アカボシ:2005/06/07(火) 13:12:11 ID:DUf+vXdX
ヤギヒロシ氏、小ネタGJです
カズヤと今岡が出ると、血を見ないほうが珍しいですよね。
 続いて俺も、溜まってたモノ(小ネタ)を放出したいと思います。
超暇なんで…
 タイトルは、「元ホストの芸人風に」です。では、どうぞ。
324アカボシ:2005/06/07(火) 13:13:54 ID:DUf+vXdX
シンジです
妹は思春期です というか、幼稚園児の頃からそうでした とてもついていけません
シンジです
アナルフェチだという事を、授業中小宮山先生にばらされました 女子の目が冷たいです
シンジです
従姉妹にエロ本をパクられます なけなしの小遣いで貯めてるのに…
シンジです
チカちゃんから変な電話がかかってきました あの娘は普通だと思ってたのに…
シンジです
今岡やアキちゃんと話す時、目が胸に釘付けになっているのを、気付かれてしまいました
シンジです
両親は「アレ」ってなんのことですか? 公然わいせつで捕まったんでしょうか
シンジです
カナミがアキちゃんのパンツを下げた時、実は俺も近くにいて目撃しました 
シンジです
ついにカバーを追い出されました 話に不可欠なツッコミ役なのに…
シンジです
昨晩お世話になったページまで、妹に筒抜けです どこにカメラがあるんでしょうか
シンジです
今岡が俺にモーションかけてきてるような気がします 俺がアナルフェチだと知ってる筈なのに…
シンジです
なんで俺はカズヤと友達になったのかと、深く後悔することがあります
シンジです
マナカちゃんと、昔ナニして遊んでたのかとても気になります お医者さんごっこでしょうか
シンジです
「カナミとお前は血が繋がってないんだ」と、親に言われる夢を見ました 
シンジです
アキちゃんがボケた時、目の前が真っ暗になりました 彼女が遠い世界に行ったような気がしました
シンジです
シンジです
シンジです…
325アカボシ:2005/06/07(火) 13:14:49 ID:DUf+vXdX
カナミです
お兄ちゃんは私のものです 部屋にはカメラがしかけてあるので、行動は筒抜けです
カナミです
アキちゃんも私のものです お兄ちゃんとくっつけて掌で転がすのもいいかもしれません
カナミです
友達がお泊りに来てるのに、お兄ちゃんがピストン運動開始しました
カナミです
アキちゃんが、お兄ちゃんに抱きついて「好きー!」と言ったとき、泣きそうになりました
カナミです
友達にMが多くて力を入れすぎちゃいます 私は両方イケます
カナミです
今日のお弁当は、お兄ちゃんが残したこんにゃくと、私が昨夜使ったきゅうりでした
カナミです
私と友達が隣の部屋にいるのに、お兄ちゃんは自分の部屋で平気でAV見ます
カナミです
お兄ちゃんの下駄箱に入ってたラブレターは、私が破り捨てておきました
カナミです
アキちゃんに渡したコンドームには、穴を開けておきました
カナミです
自分の胸を、毎日、毎日、毎日揉んでいます 効果はまだ出ていません
カナミです
自分でも耳年増だと思ってます 経験を伴わないので、ショーコちゃんにはかないません
カナミです
2巻53ページの扉絵の私の左腕が、凄いことになってます 締め切りが近かったんでしょうか
カナミです
深夜番組でだれかアニメ化して下さい あんまり期待はしませんが
カナミです
お兄ちゃんのエロ本の隠し場所は全て網羅しています アキちゃんにも教えました
カナミです…
カナミです…
カナミです…
326アカボシ:2005/06/07(火) 13:15:38 ID:DUf+vXdX
アキです
マリア先生に初キス奪われました これってノーカウントですよね?
アキです
マリア先生に69されました 貞操帯ってどこに売ってるんでしょうか?
アキです
友達が胸のことで嫉妬して絡んできます ショーコだけはいい奴です
アキです
アナルをよく指されます だんだん深く入るようになってきて、悲しいです
アキです
ついに鼻の穴まで汚されました 残るは耳とアソコだけです
アキです
お兄さんが卒業したら、私は過労死すると思います ツッコミ疲れで…
アキです
胸を吸ったり噛んだりしませんが、オナニーすること自体を否定するべきでした
アキです
浮き輪が身体を通りません 水着を流された時、これを装着すれば良かったと思います
アキです
いつの間にかエログッズの名前がスラスラ言えるようになってました
アキです
カナミ、お兄さんに続いて初登場したのに、名前が明らかになったのは加藤先生より後でした
アキです
カナミがFAXでエロ本のページを送ってきた時、家族に見られてとても恥ずかしい思いをしました
アキです
好物が減っていく一方です 半分は、いえ、半分以上お兄さんのせいだと思います
アキです
お兄さんの残したこんにゃくを食べてしまいました 次は使用済みラーメンでしょうか
アキです
チカちゃんと会うのは二度目なのに、「初対面」と言い、バカさらけ出しちゃいました
アキです…
アキです…
アキです…
327アカボシ:2005/06/07(火) 13:16:32 ID:DUf+vXdX
ミホです
実は矢野さんより先に名前が登場してます 
ミホです
チカとかいう中学生にお株を奪われました 二匹目のドジョウのくせに…!
ミホです
そもそも私が、なぜ城島先輩を好きになったのかが不明です
ミホです
小宮山先生に恋愛相談したのは間違いなんじゃないかと、最近気付きました
ミホです
カラー扉は独占しましたが、5巻には13コマしか登場してません
ミホです
いっそ性奴隷でもいいから、城島先輩と絡みたいです
ミホです
私の友達の名前が不明です 数少ないツッコミ役です
ミホです
描き下ろしで主役を張るのが夢です もちろん先輩と絡みで
ミホです
信号待ちで、先輩の股間握っちゃいました しばらく手を洗いません
ミホです
先輩が私のスカートで顔拭きました その後、私も同じところで顔拭いちゃいました
ミホです
好きな人の事を考えると、パンツが濡れるって本当でした 
ミホです
ただ、マリア先生を見ても条件反射的に濡れますが…
ミホです
私が落とした紐パンを、先輩の友達が拾って匂いを嗅いで、外ハネの女子に殴られてました
ミホです
もし恋が報われたら、先輩をSEX漬けにして2回留年させて、スクールライフを楽しむつもりです
ミホです…
ミホです…
ミホです…
328アカボシ:2005/06/07(火) 13:17:14 ID:DUf+vXdX
マナカです
貞操帯を外すと、運動性能が上がります
マナカです
スカトロ好きの兄がいます 気持ち悪くて小説のネタに出来ません
マナカです
飼っている猫の名前はキンタマです 何故かちょくちょく帰ってこなくなります
マナカです
キンタマのザラザラの舌でオナニーなんかしてません 本当ですってば
マナカです
なんだかんだ言って、小宮山先生とは似たもの同士だと思います
マナカです
16になりましたが、純潔をあげる相手がいません 手近な男で済ませるべきでしょうか
マナカです 
たまに、カオルさんを汚してみたくなります アキさんはもう汚れてると思います
マナカです
カナミちゃんが、お兄さんのビデオを置いていきました タイトルは「セックスセンス」でした
マナカです
登場した頃は、ボケる時でも笑いませんでした 
マナカです
アキさんに、「オヤジ色強すぎ」と言われた時、内心かなり凹みました
マナカです
感情をむき出しにした表情は、刺激が強すぎて描かれることがありません
マナカです
変なところを蚊に刺され、一日中学校で悶え苦しんでました 
マナカです
私の胸には、まだ少しだけ未来が残されています そう、信じています
マナカです
正直、貞操帯は蒸れて匂いが篭もります 処女だから匂うとか思わないで下さい
マナカです…
マナカです…
マナカです…
329アカボシ:2005/06/07(火) 13:18:12 ID:DUf+vXdX
ナツミです
クラスの男子が、怯えた目で私を見るようになりました 全部カズヤのせいだ…
ナツミです
勇気を振り絞ってシンジ君にアプローチをかけてみたのに、カズヤに台無しにされました
ナツミです
拳ダコが出来てしまいました 今度からは掌底と蹴りだけを使おうと思います
ナツミです
昔は下の名前がありませんでしたが、なんとかここまで這い上がってきました
ナツミです
小宮山先生が風紀委員の顧問なのは、生徒に悪い見本を見せるためなんだと思います
坪井です
視聴覚室で生徒とヤってたのは、実は僕だったりします 
エーコです
マホは処女を捨てて路線変更すれば、多少は出番が増えるんじゃないかと思います
カオルです
よくアキにバカにされます アキにだけは言われたくないです
カオルです
キスでは妊娠しないと、最近知りました で、どうしたら妊娠するんでしょうか?
カオルです
お兄さんの前だと上がってしまいます 猫かぶってるわけじゃありません
カオルです
胸と眉毛とおでこと名前に、強いコンプレックスを持っています 
カオルです
他の皆は違うのに、私のキャラクター紹介で体重が記入されてるのはセクハラだと思います
カオルです
海に行った時、結局お兄さんにオイルぬってもらえませんでした 
チカです
エーコから、シンジさんのH本を借りました …ア○ル、広げとくべきでしょうか

330アカボシ:2005/06/07(火) 13:25:27 ID:DUf+vXdX
アカボシです
濱中キャラでのネタは何故か思いつきませんでした
アカボシです
ヤギヒロシ氏の後に「ヒロシです」のネタを出してしまったことに、今気付きました
…以上です ネタが切れて赤玉がでそうです ではまた。
 
331メリー:2005/06/07(火) 14:54:23 ID:4ggK9CMC
ヤギヒロシ様
小ネタグッジョブでした。

アカボシ様
二作まとめてGJですっ!
特にヒロシネタには大爆笑してしまったです。
意外にやれるもんなんですね、妹キャラでヒロシネタって
332名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 15:18:00 ID:gT1110Sh
(´-`)oO(また伸びてる…)
(´-`)oO(このスレ立ってからいま一番祭り状態なのかな)

(;´-`)oO(まぁなんだかんだ言って仕事中にやにやしちゃったけどさ) (´-`)oO(だからGJ)
333名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 17:33:28 ID:dfThhjoL
(´-`).。oO(仕事しろよ)
334名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 18:15:15 ID:Xpz6FPtg
なんだよお前ら
仕事終わってこのスレ見るのが楽しみになってしまうじゃねーか

(*´д`*)
335名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 19:01:52 ID:DU2R4Yep
すごいなあ…ネタってどんどんわいてくるんだなあ…
なんか、三題噺みたいに同じネタで各職人さんが書いてみるってどうだろう
個性と色が出てそれぞれおもしろいものができるかも
336アカボシ:2005/06/07(火) 19:38:20 ID:KoBH9GWa
 笑点みたいで楽しそうですね
座布団のかわりにローションマットでも敷きますか。
337名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 19:58:16 ID:Rxag158D
>>335 でもその場合って
リンコ アヤナ マサヒコ みたいなカップリング指定になるのだろうか?
縄跳び 閉じ込められる 和姦 みたいなシュチュエーション指定になるのだろうか?
・・・どっちでも楽しみ♪
338名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 22:18:58 ID:WmZT/Ro5
ちょっとダークなネタってのは、アレかな
小宮山先生が言ってたように「好きな人を見ると汚したくなる」
心理が入るのかもしれんね
339メリー:2005/06/07(火) 22:45:44 ID:4ggK9CMC
流れをちょっと止めるかもしれないですが、続きが完成しました。
前回の続きなので、覚えてない人は最後の部分だけでも
読んでおくと話が分かりやすいかもしれません。
場所は変わってるんでそのままでも読めますけど。
今回は新妻ミサキ、ということで。
ではどうぞ。
340擬似新婚生活 キッチン編1:2005/06/07(火) 22:46:32 ID:4ggK9CMC
「マサヒコくーん」
 ミサキがそう呼ぶ声が聞こえてきたので、マサヒコはキッチンへと
 行くことにした。
 風呂に入ったというのにリラックスどころか逆に疲れた気がしてならない
 マサヒコ。
「さて、飯でも食うか」
 キッチンへと入ったマサヒコが言った。
「う、うん・・・・・・」
「ああ、俺が作るから・・・・・・って何じゃその格好はぁぁぁー!!!」
 目の前に立っていたミサキはマサヒコの考えていた格好ではなかった。
 少なくともちゃんとした衣服、たとえばパジャマなんかを着ていると
 勝手に想像していたのに、そこに立っていたミサキは布切れ一枚だった。
 通称エプロンという言われる物。
「な、な、ななな・・・・・・」
「え、だ、だって、中村先生が、男の人はこういうのが好きだって。
 それに結婚したら絶対に一回はやるもんだって」
 その言葉を聞いたマサヒコはがっくりとうなだれてしまった。
 なんだってあんな変人の言うことを聞いたのか分からない。
 そんなことを言いたそうな背中だった。
「あのなミサキ、そういうのは好きな男、そうじゃない男がいるんだ」
「じゃあマサヒコくんは嫌いなの?」
 そう言われるとはっきりと否定は出来ない。
「う・・・・・・、いや、嫌いじゃないけど、だからってそういう格好が
 好きだって言うわけじゃないんだぞ?」
「どっちなの?」
 どっち? どっちと聞かれれば、そりゃ・・・・・・、
「す、好きだけども・・・・・・」
 仕方ないように呟くと、その呟きをしっかりと聞いていたミサキは
 顔をパーッと輝かせた。
341擬似新婚生活 キッチン編2:2005/06/07(火) 22:46:53 ID:4ggK9CMC
「本当! 良かったぁ。ホントは少し恥ずかしかったんだけど、
 マサヒコくんがそう言ってくれて」
「え、いや、どっちって聞かれたから言っただけで・・・・・・」
 うろたえるマサヒコを若干無視してミサキが話を進める。
「あのね、料理がんばったの。それでね、作ってあげたいの」
 もっと言いたいのだろうがマサヒコが口を挟んだ。
「オーケー。食べる。食べるから何か服着てくれ」
 必死に目を逸らしているが、一度直視してしまったため、声を聞くだけで
 脳にそのイメージが蘇る。
 そしてさらにマサヒコは若い。若い故にいくら消費しても抑えられない
 モノがある。
 ま、言わずもがなテントを立てている。
「で、でもせっかくマサヒコくんのために頑張ったのに・・・・・・」
 なぜか泣きそうなミサキさん。
「あ、いえ、その、泣く必要性はまったく無いんですが?」
「ひっく・・・・・・、だって・・・・・・うっく・・・・・・、
 せ、せっかく私頑張ったのに・・・・・・うぐ」
 そろそろマサヒコがフォローなり観念なりしないと本格的に泣きそうに
 なってきた。
「あ、いや、俺のために頑張ってくれたのは嬉しいんだけど、
 頑張る方向性が180度間違ってると思うんだが」
「だ、だって、私胸とか小さいから、色気とか出せないし」
「いや、そんなことはないぞ、うん。むしろ貧乳万歳って感じ」
「うわ〜ん! やっぱりマサヒコくんも私のこと貧乳って思ってたのね!」
 火に油と灯油とガソリンを注いでしまったマサヒコ。
「そうじゃないって! あーもう、どう言ったらいいのやら・・・・・・。
 分かった、泣くなって。俺が見ないようにすればいいだけだもんな。
 よし、そうしよう。さ、晩飯作ってくれるんだろ?」
「ふえ? あ、うん。オムライス作るから、期待して待っててね」
 急に機嫌を良くしたミサキはエプロンを翻した。
342擬似新婚生活 キッチン編3:2005/06/07(火) 22:47:21 ID:4ggK9CMC
 ヒラリとエプロンが空を舞い、まだちゃんと目を逸らしていなかった
 マサヒコの目に、エプロンで隠れていたはずの茂みと、形の良い
 丸みを帯びたお尻がバッチリ見えてしまった。
「ぶっ!」
 思わず吹き出す。
「?」
 振り返ったミサキ。また空を舞うエプロン。
 マサヒコは鼻を手で隠しながら、
「な、何でもないからそんなに激しく動くな」
「え? うん・・・・・・」
 要領を得ていないのか首を傾げた。
 だからまたエプロンを舞わせる。
 マサヒコもいい加減気にしないことにした。
「♪〜〜、ん〜♪ ふふ〜ん♪」
 鼻歌は上手だが、料理を始めてからキッチンが妙に焦げ臭くなってきた。
 よーく見ると薄く黒い煙がもくもくと上がっている。
 そして歌に乗せて体を動かすわけで、マサヒコの視界には
 リズムよく動くミサキのお尻が映る。
 目を瞑ればいいのだが、瞑ったら何か起きた時に対処が遅れると
 思ってしまい、目を閉じれない。
 おあずけをくらっているわけではないし、手を伸ばせば届く所にある
 モノがマサヒコに目一杯のアピールをしてくる。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
 耐えるマサヒコ。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
 耐えまくるマサヒコ。
「・・・・・・・・・・・・・・・ごめんミサキ」
 耐えられなかったマサヒコ。
 立ち上がって、ミサキの傍に立つと火を消し、一応安全に気を配る。
343擬似新婚生活 キッチン編4:2005/06/07(火) 22:47:41 ID:4ggK9CMC
「え、マサヒコくん?」
「ごめんミサキ」
 もう一度あやまってから、マサヒコはミサキを後ろから抱きしめた。
「あっ、ん!」
 エプロンの隙間から手を入れ、ミサキの胸を揉み解す。
 形を様々に変える中、マサヒコの右手の中で何かが硬くなるのを感じた。
「あ、マ、マサヒコくんっ! ダ、ダメ、ダメだよぅはんっ!」
 左手は先ほどから何度も何度も見せ付けられた茂みに伸ばされ、
 指先が触れた瞬間ぬめりを覚えた。
「ひゃあ! あぅ、はっ、んんぁっ、くふぅ!」
 右手で硬くなった先端を弄りつつ、全体を揉む。
 左手も指先に湿り気をまとわせながらミサキの内へと進入させていく。
「ミサキ、凄く濡れてる。気持ちいいんだな?」
「はっ、はぁ、き、気持ち、ひゃんっ、いいのぉ〜。
 マ、マサヒコくんのも大きく、なって、るね」
 ミサキの手がマサヒコの股間を撫でていた。
 パンパンに膨らんだズボンにはっきりと形が現れていた。
「キスしてぇ〜、マサヒコくん。はぁん、あ、はふ・・・・・・」
 首だけを回してマサヒコにねだる。
「ああ」
 それだけ言い、ミサキの口を自分の口に重ねる。
「んふー、んっ、クチュ、ちゅっ、っん、はむん、んく・・・・・・」
 愛撫と舌の動きが激しさを増す。
「ぷはぁ・・・・・・、ごめんねマサヒコくん。私だけ気持ち良くなって。
 マサヒコくんも気持ち良くしてあげるね?」
 そう言ってミサキは振り返ってしゃがんだ。
 そしてズボンのチャックを下ろし、パンツの隙間からマサヒコの一物を
 取り出す。
344擬似新婚生活 キッチン編5:2005/06/07(火) 22:48:35 ID:4ggK9CMC
「んちゅ、ちゅ、はむん、んん、ピチャ、ん、ん、ん、ん」
 先端を舐め、裏側やカリを舐め、口に含むとゆっくりと上下させる。
 右手で太くなった部分を掴み、口と一緒に動かす。
「うう、ミ、ミサキ、き、気持ちいい!」
「ふぉんと? ん、ちゅ、ん、ん、ん」
「あっ、ダ、ダメだっ! イクッ! うあっ!」
 ドピュッ! ピュッピュッ・・・・・・
「ん・・・・・・、ゴクン、ゴクン・・・・・・」
 また飲むミサキ。
「ご、ごめん。また口に出しちまった」
「ううん、いいよ。気にしないで。それよりも、ほら、ね?」
 ミサキは立ち上がって、まだ元気なマサヒコの分身に自分の秘所を
 あてがった。
「はぁ! は、入ってくるぅ・・・・・・」
 ツプ、ツププ、グチュ、クチャ・・・・・・。
 奥へ入っていく度に音がいやらしくなっていく。
「ミ、ミサキの中温かくて気持ち良い」
「ほ、本当? 私もマサヒコくんの入ってきてるの分かるよ」
 お互いの腰が自然に動き、肌と肌のぶつかり合う音。
 液体と空気を混ぜ合う音。
 口と口を合わせ、舌をからませる音。
 快楽で自然に口からでる声。
 二人はただひたすらに腰を動かしあった。
345擬似新婚生活 キッチン編6:2005/06/07(火) 22:48:55 ID:4ggK9CMC
「さ、さっき出したばっかなのに、また出るっ!」
「いいよ。私の中に出しても。あっ! イク時は、んっ! 一緒だよ」
「わ、分かった」
 ピストン運動が激しくなる。
「ふっ、はっ、んっ、うっ! で、出るっ!」
「はふ、ひゃっ、イッちゃう! 私もイッちゃう! ああああああっ!!」
 プシッ! ドクッ!
 等しく絶頂を迎えた二人は抱きしめ合った。
「ん、ちゅ、また中に出しちまったな」
「はぁ、はぁ、気にしなくてもいいよ。はぁ、はぁ・・・・・・」
「いや、でも・・・・・・まあいいか。なるようにしかならないんだし」
 たった数時間でマサヒコは一回りも二回りも大きくなっていた。
346擬似新婚生活 キッチン編7:2005/06/07(火) 22:49:12 ID:4ggK9CMC
 その後さすがにやってしまったためミサキはもう一度風呂に入る
 ことにし、その間にマサヒコがオムライスの続きを作ることにした。
 幸い味を濃くすることで焦げ臭さを消せたので、食べても問題は
 なかった。完成させたことをミサキに怒られはしたが。
 ミサキは執拗に裸エプロンを通したが、さすがに寒くなったのか
 くしゃみをしたので、マサヒコが服を着るように説得し、成功。
 ピンクの女の子らしいパジャマに着替えてきたミサキ。
「あ〜、疲れたぁ〜・・・・・・」
 今のソファに一家の大黒柱たる格好で座る。
 背もたれに手をかけていた。
 すると、隣にミサキが座ってきたため、自然と肩を抱く形になる。
 ミサキも体を傾けてマサヒコの肩の位置に頭を預けた。
 なんとなく点けたテレビを二人で見る。
「なーんか、夫婦って感じだな」
 ふとマサヒコがそんなことを呟いた。
「そうだね・・・・・・」
 ミサキは今を噛み締めるにしんみりと返した。
 二人はのんびりとテレビを見ていた。
 再びミサキの部屋に戻るまで。
347メリー:2005/06/07(火) 22:51:48 ID:4ggK9CMC
前回の半分くらいの長さで終わってしまいました。
もうちょっと長くなるかな、と思ったんですが。
一度は見てみたい裸エプロンを取り上げてみましたが、
どうだったでしょう?
雰囲気が出ていたでしょうか?
もうちょっとマシな文が書けるようになりたいものです。
失礼しましたぁ〜m(_ _)m
348名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:12:58 ID:BKX/kEr6
     _  ∩.    
     ( ゚∀゚)彡  新妻!裸エプロン!GJ!GJ! 
     (  ⊂彡.

 まあ文に関しては書きつづけていくうちに形になっていくし、自分の色も出てくるんじゃないですか
これからもガムバレ
349名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:14:01 ID:BKX/kEr6
失礼ズレた
350名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 01:03:27 ID:121m3PoC
GJ!
固定シチュか。いいね。
季節柄「あまやどり」と「みずびたし」というのを考えてみたがどうよ。
351名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 01:20:46 ID:wbJ1vU8/
うむ、なかなかそそられるものはある。
352ピンキリ:2005/06/08(水) 01:30:27 ID:sIs5QG+m
その話、乗った。
では「あまやどり」「みずびたし」で投下↓
353ピンキリ:2005/06/08(水) 01:31:23 ID:sIs5QG+m
「あーん、濡れちゃったー」
「もう、腹がたつったらありゃしない」
「ふわーん、冷たいよー」
 雷一閃、続いて数滴の雨粒、そしてどしゃ降り。傘を用意していなかった三人娘を責めるわけにはいかないだろう。
これが梅雨特有の、いきなりの夕立というやつである。
何とかかんとか近くのタバコ屋の軒下に逃げ込んだはいいものの、当然のごとく服はびしょ濡れの状態だ。
「あーあ、セーラー服も、下もべしょべしょだぁ」
 リンコは太股に張り付いたスカートを剥がしながらぼやいた。
「きゃ、いやだ、ブラが透けてる」
 アヤナは腕を交差して胸の辺りを隠した。
「……」
 その横で、ミサキがハンカチで髪の毛を拭きながら、アヤナの胸を若干羨望が入った眼差しで見ている。
「ねーこれからどうするのー?」
「ケータイで家族に迎えに来てもらうとか……」
「でも、お母さんたち家に居るかな……」
 雨は一向に止む気配を見せない。ともかくも、早く帰る手段を見つけないことにはどうにもならない。
このままでは風邪を引いて、三人仲良く明日はお休み、ということになりかねない。

「あれ?天野に若田部に、的山?」
 乾天の慈雨という言葉があるが、この場合、雨天の慈傘か。
三人の前に、小久保マサヒコがタイミング良く(?)現れた。
「あ、小久保君!」
「助かった、これで帰れるわ!」
「わーい、小久保君ありがとー」
 三人は我先にとマサヒコの傘の下へと突進した。
「わ、ちょ、待て、お、押すなって。よ、四人も入るわけないだろ!」
 文句は文句、事情は事情。
結局、マサヒコはそれぞれの家まで、彼女らを送ることになったのだった。

 翌日、三人は無事に登校出来た。
ただ、マサヒコだけは風邪をひいて休むことになった。
その理由は―――あえて語る必要もあるまい。
354ピンキリ:2005/06/08(水) 01:33:12 ID:sIs5QG+m
以上。何とか1レスに収めてみました。

今、妹で一本作成中です。近いうちに投下出来ればと思っています。
では、また。
355メリー:2005/06/08(水) 01:34:57 ID:fyawiqMy
ピンキリ様
面白かったです! 1レスに収めるとは・・・・・・。
妹のネタも頑張ってください!
356名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 01:40:16 ID:121m3PoC
GJ!
つうか早っ!
357名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 14:59:36 ID:+Wyplyis
ぶはっ今日マガジン立ち読みしたら
「マサちゃん……」
「ミ、ミサキ……」
というどっかで見た展開が

超ウケル
358名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 15:47:28 ID:g9xuwJMl
以前からこのスレとカテキョ本編のシンクロは取り沙汰されてきた
作者がのぞいている、もしくは編集者がチェックしてる、あげくは作者本人が投下しているなどの諸説が出た
無論、それらの可能性はほぼゼロだ
何が言いたいかというとだな…

作者の思考とこのスレの職人住人の思考自体がシンクロしているんだッ
359名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 15:54:46 ID:+pPQoIam
な…なんだってぇー!(M○R風で)
360名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 16:24:07 ID:2O6NnINM
つーか、今読んで気付いたんだが、メリー氏のがマガジン掲載前にも関わらず、似てないか?
流れがなんとなくだが……
361名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 16:50:34 ID:dAkrmx8h
メリー氏は氏家氏だと言ってみる
362名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 17:37:52 ID:g9xuwJMl
なんというシンクロニシティッ
いやッそんなものではないッ
スレ住人は気付いたッ
メリー氏イコール氏家本人だということをッ
いやいやッ
全職人イコール氏家だということをッ
休みなく週刊連載を二本かかえながらッ
たくさんの別名を使い自作のパロディを2チャソに投下する底力ッ
そうッ今ッ

スレが裏返ったァァァッ!
363名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 17:52:25 ID:dAkrmx8h
 ≪362も氏家氏だといってみる
364名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 18:51:48 ID:+Wyplyis
>>362は板垣恵介
365名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 18:57:52 ID:PM2ASPKb
つ[14キロの黄金水]
366某コテハン:2005/06/08(水) 19:20:15 ID:MHAxReLA
職人のみなさん本当にお疲れ様です。
私も以前に投稿しましたが、作品を完成させるのは本当に大変ですね。
アイデアはあってもなかなかまとまらなくて。
なんとか完成させるのでもうしばらくお待ちを、といっても
職人がたくさんいるので多少遅くても気楽で助かります。
367名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 19:25:13 ID:LMnluFw6
今現在テレビの前のちゃぶ台にオヤツ飲み物並べてるマサ
それを横目にスタメン議論をする家庭教師二人
必死に勉強したサッカー情報を頭でおさらいするアヤナ
マサの手伝いをしてちょっと幸せ気分ながらもサッカーに集中するマサに唇尖らすミサキ
並べられるハシから食べてくも「三浦は〜?」と何気に鋭いリンコ


試合終了後はどうなってることか。
今ちょっと、ヤケ酒&絡み酒なマサが脳裏に浮かんで激しく不安。
368トマソン:2005/06/08(水) 21:29:18 ID:uTVIBC5p
トマソンです。

いやはや、ここ数日の投下ラッシュはすごいですな。
職人の皆様、乙&GJです。
そして古田氏、いつも更新乙です。今回は訂正までして頂いて
感謝です。

一週間投下しないとこのスレでは忘れられそうですな。
ということでエロなしの小ネタをひとつ。

369トマソン:2005/06/08(水) 21:29:54 ID:uTVIBC5p
「(俺、もしかして、誘われてるのかなあ……)」
 とある日の深夜。
 アパートでベッドに身をあずけ、寝返りを繰り返し、悶々と悩む男が一人。
 彼の名は坪井先生。熱血ながら往々にして空回りの目立つ、24歳の新米の高校教師で
ある。彼は、先輩にして同僚の化学教師であり、25才の独身女性であり、また良き?
相談相手でもある、小宮山先生の近頃の態度を計りかねていた。
 というのも、どうもここ数日、彼に向ける小宮山先生の態度が思わせぶりなのだ。
 坪井先生は、ここ数日の小宮山先生とのやり取りを思い返した。


(あれは……三日前のことか……。)

「慣れないヒールはダメね、靴ずれしちゃった」
「痛いですよね」
 小宮山先生と加藤先生が、新しいハイヒールの話をしていて、ちょうど掲示板の
前に佇んでいたので、掲示板に貼ってあった衛生関係のポスターを確認したかった俺は、
そのポスターの前をあけてもらおうと、二人に声をかけた。
「あのーすみません、ちょっと見えないんですけど……」
「あら、すみません、気が効かなくて」
 小宮山先生は何を思ったか、俺のそばに来ると、スカートの奥が見える角度で膝を
折ってみせ、靴擦れの足をもみ始めた。
「……!?」
 その眺めに俺の視線は釘付けにされてしまった。
 すらりと伸びた、ストッキングに包まれた肉感的な脚が根元まで見え、ベージュの
布切れまでがわずかにのぞいた。
 微妙な部分の刺繍の模様までが、この目に焼きついている。
「ちょ、ちょっと小宮山先生……」
 あわてて止めはしたが、加藤先生の痛い視線がなかったら、あのままじっくり見て
いたかった。
370トマソン:2005/06/08(水) 21:30:35 ID:uTVIBC5p

(そして昨日はこうだ……。)

 俺は校門の外の桜の木に寄りかかって、タバコを吸っていた。
「校内禁煙を機にタバコやめようと思ったけど……なかなかできないもんだなあ」
と一人ごちていると、そこにぬっと現れた小宮山先生がガムを差し出してくれた。
「禁煙のコツは、普段から何か口に入れておけばいいのよ。ホラ」
「あ、どうも」
「私も学生の頃吸ってたんだけど、その方法でやめられたわ。
 そのおかげでフェラも上達できたし」
 俺は受け取ったガムを噛みながら、
「じゃあ僕も誰かにオッパイ吸わせてもらおーかな〜」
 改めて考えるとけっこうものすごい会話だが、これくらいは小宮山先生と俺の間では
いつものことだ。この会話を耳にはさんだらしい通りがかりの女子生徒は、いわく言い
がたい視線を向けてきたが。
 ところが、この時の小宮山先生はそれだけでは終わらなかった。
「ここにもあるわよ、吸ってみる?」
 胸の開いた黒い服を着ていた小宮山先生が、その服の、胸の上端の切れ目にちょんと
指を掛け、前に引っ張って胸元を開いて見せた。俺の隣に並んで立った小宮山先生の
胸元が、俺にだけ見える角度であらわになり、なんとノーブラの乳房のふくらみが、
さらにその先端に息づく乳首までが俺の視界に飛び込んできた。
「……!?」
 俺は視線を離せなかった。心拍数が急上昇し、頭に血が上っていくのが分かった。
 それに、そのとき俺の顔を見つめていた小宮山先生の悪戯っぽい表情ときたら……。
「小宮山せんせー! お電話でーす!」
と、緒方先生が職員室から小宮山先生を大声で呼んだので、その場はそれで終わったが。
 俺はしばらくその場に立ち尽くしてしまった。
371トマソン:2005/06/08(水) 21:31:06 ID:uTVIBC5p

(そして今日、それもついさっき……)

 夜8時ごろの話。テスト結果を整理していたら遅くなってしまい、気がつくと、
小宮山先生と俺との二人だけが職員室に残っていた。
 ふっと机から顔を上げた小宮山先生が掛時計に目をやって、会話の口火を切った。
「フー、職員室に私達しかいないと思ったら、もうこんな時間なのね」
「ホントだ。小腹もすいたし、出前とりましょう。先生は何が食べたいですか?」
 俺は電話機と近所の定食屋のメニューを手にして、小宮山先生に希望を聞いた。
 そのとき……小宮山先生は、俺の後ろに回るとそっと腕を俺の体にまわして、背中に
胸の膨らみを押し付け、
「そーねぇ……アンタを食おうかしら」
 この時は心臓が飛び上がるかと思った。多分、顔は赤くなってたろうな。思わず
振り向いたら、小宮山先生は舌なめずりしてた……。
「なーんて、うそうそ。私、親子丼ね」
 からかっているのか、誘惑してるのか、ぎりぎりのところで楽しんでいるとしか
見えない様子だった。
「いやー、先生が言うとうそに聞こえませんよ」
 正直、心臓をバクバクさせながらの言い草。冷や汗もかいていた。
 小宮山先生はまたしても悪戯っぽい視線を俺に向け、
「あら、本当でもいいのかしら?」
 再び俺の心臓が跳ね上がった。
 あのとき、宿直の見回りの警備員さんが入ってこなかったら、一体どうなっていた
ことか。
372トマソン:2005/06/08(水) 21:31:27 ID:uTVIBC5p

「(こうして考え直すと、やっぱり、誘われてるような気がしてきたな。……それなら、
ほっておくのも失礼か。まずは明日、食事にでも誘ってみようかな……)」

 恋は盲目とはよく言ったものだ。誘っているかのような小宮山先生の、相手を弄ぶ
態度が、実はいつものことだということに、坪井先生はついぞ思い至らなかった。
 いやそれ以前に、小宮山先生が、一言で言うと変態であるという事実は、坪井先生の
意識からすっぽり抜け落ちていたらしい。あるいは、既に慣れて感じなくなったか。

「(よし、明日は勝負!)」 

 勇者に敬礼。

373トマソン:2005/06/08(水) 21:32:41 ID:uTVIBC5p

 翌日の夕方、職員室で二人になったタイミングを計って、坪井先生は小宮山先生に
笑顔を向けた。
「小宮山先生、今晩、食事でも行きませんか?」
「あら、飲み会へのお誘い? 加藤先生も誘ってく?」
「いえ、二人で行きましょう」
「あら、それじゃあまるでデートじゃない?」
 勝負どころ。坪井先生は精一杯さわやかな笑顔を作り、小宮山先生から視線を外さず
に答えた。
「そうです。先生をデートに誘っているんですよ」
「あら、デートなんて久しぶり。嬉しいわ。それじゃ、6時に出ましょ」
 あっさり初デートの約束を取り付け、坪井先生はちょっと拍子抜けした。が、胸が
高鳴るのを押さえようもなかった。脳内で話題をリストアップする。こんなに終業が
待ち遠しかったのは、いつ以来だろうか?
374トマソン:2005/06/08(水) 21:33:26 ID:uTVIBC5p
 二人は少し学校から離れた居酒屋に席を占めた。
「居酒屋でいいんですか? 折角デートなんだから、もう少しましなレストランでも」
「いいのよ、このほうが安上がりでおいしくて、変な遠慮もいらないし」
 坪井先生としても、女性と差し向かいで飲むのは久しぶりで、うまい酒を飲んだ。
 おまけに、小宮山先生は生徒の扱い方、生徒の心情の読み方に始まり、男女別での
下ネタギャグ等、いままでいろいろ教えてもらった相手である。お互い好みも分かって
いるし、話ははずむわ、下ネタは炸裂するわで、すっかり盛り上がってしまった。
 小宮山先生もビールと焼酎で顔が上気している。頃はよし。
 笑い声がふっと途切れたところで、坪井先生は勝負に出た。
「ああ今日は愉快だ。やっぱり美人と飲む酒はうまいですよ」
「あら嬉しい。もしかして、私のこと、口説いてるのかしら?」
まさに勝負どころ! 坪井先生は微笑をたたえたまま、真剣なまなざしを連れに向ける。
「……そうです。小宮山先生、場所を変えませんか?」」
 小宮山先生もじっと坪井先生を見つめるが、経験値が違う。内心では平静である。
(あらまあ、なんだか本気みたい。これだけ熱意をもって口説かれるのも久しぶりねえ。
このところ、坪井くんには何回かイタズラしちゃったから……
でも、この先の私の相手は坪井くんにはちょっと早いわねぇ……)
「実は俺のアパート、すぐそこなんですよ。ちょっと休んでいきましょう」
「そうねぇ、でも坪井先生、顔が真っ赤よ? 結構酔ってるでしょ、酔いざましの薬、
持ってるけど、飲む?」
(折角の申し出、飲まないのも失礼かなあ。それに実際、結構酔ってるし)
「これは、どうも。用意がいいですね」
と坪井先生は差し出された粉薬をお茶漬けの汁で流し込んだ。

 ほどなく、坪井先生の意識が薄れていった。頭がゆっくりと机に垂れる。
「あらっ?! 酔い覚ましのはずが、間違えて睡眠薬を渡しちゃった!」
 店員達の手前、粉薬の袋を手に、わざとらしく声を上げる小宮山先生。
「ま、いいか、また明日会うんだから。そのときは謝らなきゃね」
 小宮山先生はあっけらかんとした顔で伝票を坪井先生に押し付け、さて、と立ち
上がると、颯爽と居酒屋を後にした。
「ご馳走様、坪井くん」
375トマソン:2005/06/08(水) 21:34:19 ID:uTVIBC5p

 坪井先生は店員に揺り起こされて目が覚めた。
「お客さん! もうカンバンですよ、起きてください!」
 はっと上体を起こした坪井先生の目に入ったのは、すでに食器が片付けられた卓と、
目の前に置かれた居酒屋の伝票。
 紙の裏になにか赤いものが透けて見える。めくってみるとそこには、小宮山先生の
筆跡で「ごちそうさま」というメモと、口紅の後も瑞々しく、キスマークがひとつ。

(……俺、なんで寝ちまったんだ? あ……そういえば以前……)
 そこでようやく坪井先生は思い出した。加藤先生をまじえて三人で飲んだ時に、
小宮山先生が加藤先生に胃薬だと言って飲ませた薬が、実は睡眠薬で、加藤先生が
あっという間に寝てしまったことを。
 あの時は小宮山先生にとって、加藤先生を眠らせたところで何もメリットはなかった
わけだが、今回は……。
(そっか……俺、やっぱり、からかわれてただけみたいだな……)
 坪井先生はため息をつくと勘定を払い、一人寂しくすぐ近くのアパートに帰り、
いつものように一人、冷たいベッドに入った。

 が、さすがは百戦錬磨の小宮山先生。これからも毎日顔を合わせる相手を傷つけた
ままにはしないし、せっかくのメッシー君を一度きりで終わらせるはずもない。
 翌日、小宮山先生に潤んだ瞳で謝罪された坪井先生は、結局何もなしに飲み代を
奢っただけであったことをすっかり忘れ、この後も同じ過ちを繰り返すことになる。
 ま、それも男の甲斐性というものか。

 きっといつか、小宮山先生に思いが通じる時が来る。もっともそれで幸せかどうかは
保証できないが。
 熱血教師、坪井先生に幸あれ。
376トマソン:2005/06/08(水) 21:35:32 ID:uTVIBC5p

 まあ、原作のエピソードを組み合わせてちょこちょこと書き上げた小品です。
 小宮山先生の悪戯エピソード1は、原作では相手は緒方先生でしたが、そこは
見逃して下さい。

 妹、家庭教師と二つの世界を合わせても、男性として使えるキャラが少ないので……。
 シンジとマサヒコはいいとして、豊田セージ、新井カズヤ、坪井先生、マサパパ。
それでもうほぼ種切れか。マサパパはマサママ以外とのカップリングは無理だし。
豊田セージも中村リョーコ以外とは難しいかな。
 
 ということで、新規男性キャラを開拓しようと、多分誰もスポットを当てて
いなかったであろう、坪井先生の視線で書いてみました。
 しかし、どうエロくしていいのか(汗)
 いや、仮に出来たとしても、小宮山先生がどんなプレイをするか、想像が
追いつかない(滝汗)


なお、小宮山先生は、1巻の登場人物紹介では26歳、5巻では25歳ということに
なってますな。まああまり気にしないでスルーということで。


タイトルは「女の悪戯と男の本気」で。
377518:2005/06/08(水) 22:51:41 ID:x/pHILbL
>>350
乗ろう乗ろう。
ピンきり氏の話とちと似てるが勘弁。
378518:2005/06/08(水) 22:52:14 ID:x/pHILbL
梅雨で。
雨で。
濡れる。
「ハラタツ!なんで雨降るかね!?」
足もとの水溜りをバシャンと踏みつけるリョーコ。
当然水が跳ねるが、たっぷり濡れた今となっては些細な事だ。
「せ、先輩落ちついて」
「そうですよせんせー。怒ってもしょうがないですよ」
御立腹の中村を宥めるのはアイとリンコ。
「でも中村先生のの言うことにも一理ありますよ。
今日は夕方まで大丈夫って天気予報で言ってたのに」
「しょせん天気予報なんてあてにならないって事ね」
どうやらミサキとアヤナも少々機嫌が悪い様だ。
まあせっかくみんなで楽しく外出だったのに、
濡れ鼠で雨宿りなんて悲しすぎる。
普通の感覚の持ち主なら機嫌が悪くなって当然だ。
その意味ではアイとリンコは普通ではない。
半天然と天然はこーいう時強い。
「あ〜誰か知り合いでも通りかからないかしら?
そしたら傘強奪してやるのに」
「先輩……それ強盗」
「はっ!カンケーないわね!」
どうやらリョーコさん、はなはだ御立腹のようだ。
こいつぁデンジャーだ。
「で、でも先輩!」
気を紛らわさせようとアイが笑顔で話しかける。
「いい買い物できたじゃないですか」
「まあ、ね」
379518:2005/06/08(水) 22:52:32 ID:x/pHILbL
今更だがこの五人、実は買い物帰り。
マサヒコはどうした?ヤツがいないとは珍しいと?
もちろん理由がある。
買う物が下着だったから誘われなかったのだ。
「たしかにリンやらアヤナやらミサキちゃんやらで遊べて楽しかったけどね」
「あ、遊びって先輩……」
「けど、楽しみもこれじゃあ半減よ」
そう言って号泣する空を見上げる。
「近くに喫茶店とかあるとよかったんですけどね」
「流石に本屋では…これだけ濡れた格好では入れませんよね」
そう言ってアヤナはため息。
「……時にアヤナ」
「なんですお姉様?」
「服透けてるわよ」
「っ!?」
慌てて両手で胸を掻き抱く。
「もっと早く教えてくださいよ!」
「悪い悪い。気付いてやってるのかと思って」
「しません!」
真っ赤になって激高するアヤナ。
ふと、リョーコはなにかを思いついた様子でニヤリと笑う。
「それよアヤナ」
「は?ど、どれですか?」
「その格好で男誘惑して傘を分捕るのよ」
「嫌です!」
「けちくさいこといわないの。減るもんじゃないし」
「絶対嫌です!それだったら――」
ふとミサキを見て、リンコを見て、アイをみて。
「濱中先生がやればいいじゃないですか」
「今二人ほどスルーしたような……」
「まあこの二人に男誘惑するのは無理でしょうね」
380518:2005/06/08(水) 22:53:17 ID:x/pHILbL
ショックのミサキとよくわかってないリンコ。
そしてリョーコ、再び何か思いつく。
「ねえ。もしもマサを誘惑したら誰になびくと思う?」
「「「「え!?」」」
「まあ誘惑ってのは言いすぎだけど、マサが傘持って歩いてたとするじゃない。
その時誰を傘に入れてくれるかって。興味ない?」
「「「「……」」」」
沈黙。
それぞれを牽制するかのような沈黙。
マサヒコに対する想い、対抗心、女としてのプライドなど。
さまざまな思惑が四人の間を飛び交う。
そんな四人を愉快そうに見つめるリョーコ。
「あ〜…マサのやつひょっこり通りかからないかな〜。
物凄く面白い事になりそうなんだけどな〜」



そのころマサヒコは意外な場所にいた。
なんと五人の背後。
そう、本屋の中にいたのだ。
本屋から出ようとしたところで聞こえてきたのは
リョーコの「もしもマサを誘惑したら誰になびくと思う?」発言。
その後の四人の沈黙に身の危険を感じたマサヒコ。
くるりと反転、レジへ。
そして、
「すいません、裏口ってありますか?」
脱出した。



END
381518:2005/06/08(水) 22:54:12 ID:x/pHILbL
以上、バージョン1



以下、バージョン2
382518:2005/06/08(水) 22:54:34 ID:x/pHILbL
「……まいった」
不意の雨に降られ、軒下へと逃げこんだマサヒコ。
「やむかな?……無理か。むしろ激しくなりそうだな」
空の様子からもそれは間違いない様子で、「ならば」と覚悟を決めようとした所で。
「あ!小久保君だ!」
仲良し三人組――ミサキ、リンコ、アヤナ――は皆傘をさしている。
これぞ天佑。
「ちょうどいいや。誰かいれてってくれないか?」
マサヒコの何気ない言葉に三人の空気が代わる。
お互いを牽制する空気。
「小久保君!」
「私の傘に!」
「入っていって!」
「お、おお!??」
三人同時に傘を差し出されマサヒコがびびったその瞬間、
大型トラックが派手に水を跳ね飛ばし、四人を直撃。
あっという間にずぶ濡れだ。
四人はしばらく呆然と顔を見合わせ、そして、
「「「「あっははははっ!!」」」」
大爆笑した。
「あーもうずぶ濡れ!傘なんて意味ないね」
「ねえ、ウチに寄らない?着替えとあったかい紅茶出して上げるわよ」
「わーい!アヤナちゃんちの紅茶おいしいんだよね〜。行こう行こう!」
「小久保君もどう?着替えがスカートになってもよかったら」
「な、なにぃ!!?」
「冗談よ」
よっぽどマサヒコの顔が面白かったのか、三人は笑い転げて。
マサヒコは一人不機嫌そうに眉をひそめて。
四人、雨に打たれながら仲良くアヤナの家へと向かった。

END
383518:2005/06/08(水) 22:55:47 ID:x/pHILbL
終了。
書いててなかなか楽しかった。
お題固定ってのもいいもんやね。

そして再び充電。
384名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 23:24:57 ID:rc/+qne9
518氏GJです。
バージョン1の方は原作にあってもおかしくないような雰囲気ですね。
385名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 23:30:00 ID:8E6mtujF
オレの心の師匠やっときてくれた(つд`)
相変わらずおもしろいじゃないか!!
386名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 23:39:10 ID:lTSx4wBi
トマソン氏、518氏、GJであります

最近、原作は小宮山先生の職員室ネタが少ないからなあ
坪井先生にまた陽の目を!
387名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 00:26:54 ID:3qQTOkMC
>トマソン氏
坪井先生に愛の手を差し伸べる貴方はなんて優しい人なんだ…GJ!

>518氏
やっぱり氏が投下されるとスレが華やぎますね
お題固定話一番手のおつとめ、まことに乙ですGJです!
しかし、これだけ完成度の高い内容だと、お題固定で後から投下される職人さんはスゲプレッシャーなのではw
388メリー:2005/06/09(木) 00:28:04 ID:qNbYT/oO
寝る前に、と思ってのぞいて見たら上の方で大変なことが書かれてる。
全然氏家先生とは関係ないですから。本当に。って言わなくてもいいと思いますけど。

トマソン様
坪井先生にスポットを当てるとはやりますなぁ〜。
グッジョブでした。

518様
お題固定で二ネタも。しかも両方面白いときた。
すんばらしいです!
389名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 00:55:17 ID:q3qNzUD2
トマソン氏、518氏、GJです。おもしろかったです。

今頃マサヒコは気持ちよく眠れていることでしょう。
ミサキは…「もっと積極的にいっとけば良かった」と悔やみながら布団の中かもしれませんが。

とにもかくにも、日本、ワールドカップドイツ大会出場一番乗りおめでとう!
390名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 01:35:08 ID:7Gitoayl
ペースが早くて読み切れてないオレガイル

今からまだのやつを読むぜ
391名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 02:00:15 ID:e2iC01of
>>300
悲壮感漂う自己満足の未来ものは、受け悪いに決まってるよ。
このマンガ読んでいる人間が、そんなモン想像して楽しい分けないじゃん。

この頃、ドラマチックにしたてる気なのか、ドロドロしたの見かけるようになったけど、
無理に話し膨らまされていて、原作の脱力した雰囲気ぶち壊しで面白くない。
だったら読むな、来るなってのが常識だろうけど、
気軽に作った物の方が、読み手は楽しめるんじゃねぇかな。

518氏は、濱中の番外編を読んでいるような錯覚を起こすほど面白い。
捻りを利かせたギャグでも、原作に負けない時があるよな。
392名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 02:11:02 ID:e2iC01of
あっでも郭泰源氏のマサ×中村は、
話が組み立てられてて面白かった。
393名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 02:46:15 ID:3qQTOkMC
>>391
518氏の話は原作の雰囲気から逸脱しすぎない範囲での完成度という点で、確かにピカイチですな。
郭氏のオリジナル色が強い一連の話も、まったく嫌味っぽくないから好感度大。
このスレで二人が飛び抜けて高い評価を得てるのも、そういうところによるものが大きいかと。
話こねすぎ狙いすぎで、受け付けない作風の職人さんも個人的にいることはいるけど、
エロを絡めようと思ったらシリアスでドラマチックな要素もある程度は必要かもしれないとも思うわけで。

マターリ、これがやっぱり基本なんですかねえ。
394名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 08:53:02 ID:UNIXJkEi
郭泰源氏と518氏のマンセー厨ウザイ
確かに2人とも上手だし面白いけど職人さんが多ければ
その数だけ作風や話の作り方があるんだから他の職人を貶めるような発言すんなよ
読んでるのはお前らだけじゃないんだからこんな話は読者受けしないとか
さもこのスレ全体の意見みたいに偉そうに言ってんじゃねえ
395名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 11:12:17 ID:cJi4tMzn
>>394
荒れるからもう少し穏やかに頼む
396名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 12:26:54 ID:wcB2DcR0
痴女はイイ
397名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 14:15:53 ID:ci3yRe14
↑ヤヴァイ、一気にスレの雰囲気が穏やかになった
398名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 14:57:59 ID:sAI9hc4B
じゃあ次でボケて↓
399名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 15:03:48 ID:5IvS1FnT
カナミのお尻(ブルマ着用)触りてぇ
400名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 15:13:39 ID:sAI9hc4B
変態捕獲。お前は>>399から出られない↑
401名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 15:37:56 ID:o53+0ohG
>>396
       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
   /  .`´  \
     ('A`)     
     ノヽノヽ
       くく

なぜマサはあんなにも性に対して淡白なのか?
おそらく、幼年時にショタ専門の痴女にもてあそばれたに違いない!
もしくは、ミサキが原因だな。
雛祭りの時に、間違って甘酒を飲んだ幼女ミサキが、酒癖悪くマサに絡み、
必死に抵抗するマサだったが女の子に乱暴はできない生来のやさしさが邪魔をし
ついにはズボンを下ろされ小さく柔らかいミサキの手のひらによってパンツ越しに
無遠慮に撫で回されその刺激により自分の肉体に起きた変化に戸惑うマサだったが
その瞬間にパンツまで取られてしまいバランスを崩して倒れこんだところにミサキが
馬乗りになって抵抗を奪われミサキは自由になった両手でマサの股間を幼児の残虐性
あらわにもてあそびさらには言葉でもさんざんにマサをからかいそれはミサキがつぶれる
まで続いたってことだな。そしてマサは自分で記憶を封印したってところな王道的SSを誰か書けw
402名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 15:42:59 ID:YN3Bs2xo
>>401
なあ、ひとついいか。

そ れ っ て 王 道 的 な の か ?
403名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 16:12:49 ID:vMRhsxwv
恥女はイイ
404名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 17:45:52 ID:S3FDl7Nv
処女はイイ
405名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 18:43:17 ID:qszyXemD
処女は素晴らしい さぁ胸をはっていきましょう
406郭泰源:2005/06/09(木) 20:16:46 ID:/Q+VrkLG
職人皆さんにGJ!もうね、連投当たり前のスレであせりますよ、ポンコツは。
>>RAGNA氏
GJ!かなり固さがとれてこなれた感じです。
>>ピンキリ氏&518氏
ダブルGJ!!こういう設定もののSSはさすがに両氏の独壇場。上手いです。
はい、では遅ればせながら私も「みずびたし」「あまやどり」で。
ちょい長くなったうえ、若干強引な設定&オチなのはご勘弁を。では、投下。
407郭泰源:2005/06/09(木) 20:17:46 ID:/Q+VrkLG
「ふう…しかし…やられたな…」
豊田セージは、雨空を見上げて思わず呟いていた。
6月は東が丘中学の家庭訪問月間である。訪問そのものは順調に進み、
最後に残すのは小久保家と天野家のみとなったのだが…。
運悪く、小久保家まであと少しというところで突然の夕立に遭遇してしまったというわけである。
慌てて近くの軒先を借りた豊田だが、雨脚はなかなか弱りそうにない。
「…このままあまやどりしてても仕方ないか。小久保の家はすぐのはずだし…それっ…」
意を決した豊田は、雨の中を飛び出した。
“ざああああ…”
雨の降りしきる中、豊田が走る。脚力には自信があったが、
小久保邸の前に着く頃にはさすがにみずびたしになってしまっていた。
(とほほ…小久保ん家の親御さんには、悪かったかな…)
ずぶぬれの自分の姿を見て、少々情けなくなる豊田であった。
(ま、いいか…ちゃっちゃと終わらして、傘借りて…向かいの天野の家でラストだ)
気を取り直し、ドアチャイムを鳴らす。
“ポ〜〜〜ン”
「あのー、すいません小久保さん、担任の豊田と申しますが…」
「あ、先生ですか?どうぞどうぞ、入ってください…」
“ガチャ”
「こんなカッコですいません、雨に降られちゃって…え?」
登場したマサヒコママを見て、軽く驚く豊田。
(???この人が…小久保の…母親?)
若い。どう見ても自分より少し年上、30前後ぐらいにしか見えない。そのうえ…。
(キレイな…ひとだな)
いままで会ってきた母親の中でも群を抜いて美人と言って良いだろう。しばし見とれる豊田。
「あらら…傘忘れちゃったんですね?ちょっと待っててください…」
§
408郭泰源:2005/06/09(木) 20:18:42 ID:/Q+VrkLG
マサヒコママは豊田のずぶ濡れの姿を見ると、急いで奥の部屋へと消えた。
(リョーコほどじゃないけど背も結構高くて…スタイルも…いいな)
その後ろ姿をぼんやりと見つめる豊田。
(天野や的山が、『小久保君ちのお母さんはびっくりするくらいキレイな人ですよー』
って言ってたけど…。なるほど、確かに…しかし、いくつのときに小久保を生んだんだ?)
ふと、豊田の頭を小さな疑問がよぎった。
「はい、先生…」
「あ…悪いですね、はは…俺って天気予報とかあんま見ないんですよ…」
マサヒコママが持ってきたタオルで全身を軽く拭きながら、少し言い訳がましく豊田が言った。
「いいんですよ…ささ、どうぞ…マサヒコはいませんけど…」
「あ、はあ…じゃ、お願いします…」
拭き終わり、豊田は客間へと通された。
£
「マサヒコ君は多少教科によってバラツキはありますけど、成績そのものは順調に伸びてますね」
「ははは、ウチは優秀な家庭教師がいてくれますから」
「英稜高校志望らしいですが…もう少し頑張れば、上の高校も狙えると思うんですよ」
「でも家から近いし校風も自分に合いそうだから、本人は英稜を第一志望でいきたいみたいで」
「う〜ん、そこなんですよね、マサヒコ君は…性格も温厚で真面目ですし、
課題を与えられれば集中力を発揮するんですが、どこか受け身といいますか…」
「ああ…現代っ子気質なんですよね、ウチの息子」
「まあ、まだ時間はありますしね。私立も含めていろいろ考えていただければ…」
「はい。そうですね…」
進路指導に生活態度と、内容は多岐に及んだが豊田の話は丁寧だった。
マサヒコママもその熱心さに引き込まれるように話に集中していた。
「ああ…もうこんな時間ですか…」
「そうですね。お茶のおかわりとお茶菓子でも持ってきますので、待ってて下さいね?」
§
409郭泰源:2005/06/09(木) 20:19:23 ID:/Q+VrkLG
「あ…そんな、もうおいとましますよ」
「いえいえ、久しぶりなんですもの…もう少し」
マサヒコママはそう言うと、キッチンへと姿を消した。
(でもやっぱり美人だな…それに…どこかで…会ったことがあるような???)
その後ろ姿を見つめながら、豊田は物思いにふけっていた。
「はい、先生。どうぞ」
「ああ…すいません」
出されたケーキとお茶をありがたくいただく豊田。
(しかし…さっきから…あの…)
が、お茶に口をつけながらも…豊田は目のやり場に困っていた。
戻ってきたマサヒコママは薄手のワイシャツのボタンが上からふたつめまで外され―。
豊かな胸の谷間が、正面の豊田から丸見えだったのである。
(暑かったのかな?でも…ええと…まさかボタンをかけてくれとも言えないし…)
戸惑う豊田だが、そんな彼の思いも知らずマサヒコママはニコニコと彼を見つめていた。
「あら…先生、お茶を…」
「あ、どうも…」
上体を伸ばし、お茶を注ごうとするマサヒコママ。豊田にとってさらに都合の悪いことに…。
軽くかがんだ姿勢になったため、今度は至近距離で胸元が見えてしまっていた。
おまけにふわり、と爽やかなシトラスミントの香りが豊田の鼻腔をくすぐっていた。
(?!うむむ…イカン…)
実は昨晩『実母のふともも』というAVをレンタルして何回か自家発電してしまっていた豊田。
「万が一妙なことになってしまっても、前日のうちに免疫をつけておけば…」と考えたのだが、
幸い(?)これまでの訪問先の母親は皆、そんなことになりそうもない―。
失礼な言い方をすれば、女性として現役を既に引退してしまったような母親ばかりだった。
だが、最後の最後でトラップが待っていた。美人、スタイル抜群、おまけに若いと
三拍子そろったマサヒコママが無防備な姿で近づいてきているのだ。
§
410名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 20:19:51 ID:prKtJjVj
ミサキが妹にしか見えん……
初期(濱中を敵視してた時)のツンデレ成分をアヤナに持ってかれたか。
411郭泰源:2005/06/09(木) 20:20:02 ID:/Q+VrkLG
昨晩の熟女AVを思い出し、目の前のマサヒコママと重ねてしまう豊田。
心臓は激しく動悸を打ち続け、モノは既にむくり、と目を覚ましはじめていた。
“カシャン”
「あ…すいません!先生!」
ボーッとしていた豊田をさらに悲劇が襲う。マサヒコママが手を滑らせ、ティーカップの中身を
彼の膝元にこぼしてしまったのだ。中身は半分程度だったので被害はさほどでもなかったのだが…。
「ああ…あたしったら…本当にすいません、先生…」
マサヒコママは慌てて豊田のそこを布巾で拭っていた。当然ながらさきほどよりさらに密着し、
急角度状態で前かがみになったマサヒコママの胸元からは―。
(!?@?%?&?ちょ…え?ノーブラ?)
可愛らしい乳首がちょこん、と顔をのぞかせていた。さすがに完全に勃ってしまう豊田。
(ヤバイ…ヤバ過ぎる…)
焦るものの、モノは全くおさまってくれる様子もない。
「ああ…もうびしょ濡れ。先生、スラックスを脱いでください。乾かしますから…」
「え?!い、いいです!それは…とにかく…いいです!」
今の股間の状態をマサヒコママにさらしてしまえば、変態教師扱いは確定である。
下手をすれば失職にもつながりかねない。逃げるように後ずさる豊田だが…。
「そんなこと言わずに…早くしないと…染みになっちゃいますよ?」
マサヒコママは彼を逃すまいと近づいてくる。
「@+!あの、本当に!け、結構ですので!」
声を裏返らせる豊田を気にするでもなく、マサヒコママはさらにぴったりと体を密着させてきた。
(ああ、もうダメだ…?でも…なんだか?この香り…覚えが?)
一瞬バレたと観念した豊田だったが…。
「クスッ…」
マサヒコママは小さく…忍ぶような笑い声をあげ、そのまま豊田の耳元に口を寄せた。
「ゴメンね、セージ君。久しぶりだってのにからかっちゃって…」
§
412郭泰源:2005/06/09(木) 20:21:11 ID:/Q+VrkLG
「へ?」
“パシャッ!パシャッ!”
頭の中が真っ白になった豊田だが、次の瞬間、閃光が走り、鋭い音がして―。
「よっす、セージ。いい顔してたね〜ばっちり激写させてもらったよん♪」
「りりりりりり*&%リョーコ?」
扉の向こうから天敵、中村リョーコ登場。
「いやあ〜お母様、熱演でした。正にグッジョブです」
「はははは…あたしも途中からマジモード入っちゃって。いや、楽しかったわ、リョーコちゃん」
呆然とそのやりとりを見つめる豊田。マサヒコママは少し気の毒そうに言った。
「はは…ほんとゴメンね、セージ君。でも全然気付いてくれないんだもん。ちょっと…寂しかったぞ?」
「はへ?」
「あ〜ら、まだ思い出せないの?昔はプロポーズまでしてくれた仲だっていうのに…」
「あ…もしかして?お隣さんだった…吹石さん家のお姉さん?」
「あったりー。ふふ…セージ君ゴメンね、15年も待てなくて…」
「あ…あの…それは…その…」
思い出した。小学生になる前くらいの頃、隣の家に美人のうえ性格の良い、
近所でも評判のお姉さんがいて―。そのお姉さんと良く遊んでもらっていて大好きだった豊田は、
隣の家が引っ越しするときに泣きながら彼女にプロポーズしたのだった。
「『あと15年待ってください…必ずボクがお嫁さんにしてあげるから』だったよね、セージ君?」
「…はい」
完全に虚脱状態の豊田。中村はそんな彼の様子をニヤニヤと見つめている。
「ふふ…安心しときな、セージ。マサや学校関係者には絶対この写真見せたりしないから…。
ちなみにお母様、駅前に新しいシダックスが出来たとかで歌い放題二時間500円らしいんですけど?」
「あ〜ら、悪いわねえ、セージ君?じゃ天野さんちが終わったら天野さんも誘って…」
「はい…もうお好きなように」
がっくりとうなだれた豊田は、真っ白に燃え尽きた表情でふたりを見上げるのだった―。


                                  END
413名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 20:22:11 ID:5IvS1FnT
いいですか、あなた、
今週、ミサキはマサヒコの後に風呂に入った
これがどういうことか

つまり、ミサキはマサヒコが裸で浸かったお湯に触れたということだ!


ちょっと飲んじゃったかも知れない
あまつさえ、そのお湯に浸かりながらオナニーしてしまったかも知れない
そして、最高潮に達しかけたところで、
風呂場に隣接する洗面所にマサが歯を磨きにきたりしてドキッとするミサキ

さらに、風呂上がりに洗面所で、マサが使った歯ブラシを使って…

すいません、やっぱりいいです
414郭泰源:2005/06/09(木) 20:22:31 ID:/Q+VrkLG
以上。かなり無理ある設定ですんません。
SS内でAVとしてタイトル借りました。無断拝借すまんです>>75
タイトルは「雨に濡れても」でお願いします。
あ、結構反響あったんでミサキのお泊まり後編もボチボチ書いてますんでお待ちを。
途中降板はやはりカッコ悪いですもんねえ…。
415名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 20:44:10 ID:U4nemHHZ
郭氏乙&GJ!
ちなみに氏は近鉄ファソですか?
416名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 20:58:40 ID:7Gitoayl
>>413 ワロスwww

>>414 郭氏…そうきたかー!!
素直にGJ
417名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 21:08:54 ID:q3qNzUD2
郭泰源氏GJ!
>ちょっと…寂しかったぞ?
この部分でママンに萌えてしまいました…ムヒー
418メリー:2005/06/09(木) 21:27:19 ID:lPJpknJi
さすがは郭泰源様です。
キャラクターのチョイスが一味違いますね。
しかし、マサヒコママとは・・・・・・やりますな〜
41975:2005/06/09(木) 21:42:43 ID:/hgZ+CY8
>>郭氏
実母のふとももキタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y!!!
AVのタイトルだろうが官能小説のタイトルだろうが好きに使っちゃってください。
420ヤギヒロシ:2005/06/09(木) 22:31:20 ID:H5o1IZCU

 僭越ながら、4番手、参ります。

 どっかで聞いた事のあるフレーズがあるような気もしなくも無いですが、
 かる〜い小ネタなんで気づかないフリしてください。目指せ脱力系!
421ヤギヒロシ:2005/06/09(木) 22:32:51 ID:H5o1IZCU

「……見て、お兄ちゃん……お兄ちゃんを待ってる間に、私、こんなに濡れちゃった……
 ほら、下着の奥までぐっしょりだよぉ…… でも、お兄ちゃんがいけないんだからね……
 全部……全部、お兄ちゃんのせいなんだからぁ……あん、私もう我慢できないよぉ……
 お願い……お兄ちゃん……お兄ちゃんのおっきいの……早く、入れてぇ……!」

「雨は大丈夫じゃないかって無責任に言ったことは謝るから、隠語責めはそれぐらいにしてください」
「ちぇ、お兄ちゃんのいけずー」
 ……とか言いながら、雨の中、律儀にも迎えに来てくれたシンジの傘に入るカナミはご機嫌でした。

「お兄ちゃんの傘って私のより大きいよね?」
「まあ、男性用だからな」
「でもやっぱり、初めての時はカサが大きいと余計に痛いんだろね」
『……………………』
「――あのね、今のはお兄ちゃんの傘とチンチンのカ――」
「説明せんでいい」
「――でも、馴染めば普通のモノより気――」
「補足せんでいい」

「あっめあっめふ〜れふ〜れ おに〜ちゃ〜んが〜 ♪」
(な、何だ急に?)
「ア〜クメ〜でイ〜クま〜で シ〜テく〜れる〜 ♪」
「なんじゃそりゃー!」
「ピッチャピッチャジャップジャップ アンアンア〜ン ♪」

 ……どんより雨空にもかかわらず、カナミは終始ご機嫌でしたとさ。(オチは無いよ!)
422名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 22:49:48 ID:7Gitoayl
やべwさすが代打の神様www
42375:2005/06/09(木) 23:07:03 ID:/hgZ+CY8
    |┃三   人      _____________
    |┃   (_ )    /
    |┃ ≡ (__) <  マサママと聞いちゃ黙ってられねー
____.|ミ\__( ・∀・)  \   
    |┃=__    \    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃ ≡ )  人 \ ガラッ


>>350
というわけで、五番手として久々に投下させてもらいます。
エロとオチはありませんが勘弁。
424メリー:2005/06/09(木) 23:08:13 ID:lPJpknJi
ヤギヒロシ様
GJです。最初はあれっ? と思いましたが、そういうことですか。
まんまと騙されてしまいました。

皆さんに触発され、私も書いてみました。
タイトルには笑っていただけるはずかと。
ではどうぞ。
エロくないし、やっぱりマサヒコ×ミサキですが、
425セーラー服を濡らさないで1:2005/06/09(木) 23:09:31 ID:lPJpknJi
「きゃーっ!」
 ミサキは叫びながら屋根の下に駆け込んだ。
 下校途中、突然雨に降られたからだった。
 しかし雨宿りに丁度いいと思われる所が無く、大分濡れてしまった。
「もう・・・・・・、急に降ってこないでよぉ」
 スカートのポケットからハンカチを取り出して体を拭くが、
 そのハンカチ自体も多少なりとも濡れていたので、
 あまり意味がなかった。
「はぁ、すぐに止んでくれるといいんだけど・・・・・・」
 家まではそんなに遠くはないが、さすがにこの土砂降りの中
 帰ろうとは思わなかった。
 と、その時だった。
「うわぁ、濡れる濡れるっ!」
 叫びながら現れたのはマサヒコだった。
「マサ・・・・・・小久保君!」
「お、天野が先客だったのか。いやー、まいっちまうよな、この雨。
 さっきまで晴れてたってのに」
 マサヒコも雨の中走ってきたらしく、全身ずぶ濡れだった。
 髪や制服に着いた雨水を払うが、あまり成果を上げていない。
「こ、小久保君、これ良かったら・・・・・・」
 ミサキが差し出したのは先ほど自分で使ったハンカチだった。
 マサヒコに見えないようにこっそりと絞っておいたのだ。
426セーラー服を濡らさないで2:2005/06/09(木) 23:10:10 ID:lPJpknJi
「え? 悪いよ。天野だって濡れてんだろ? 俺にじゃなくて
 自分拭けよ。風邪引くぞ?」
 鈍感、唐変木、どちらの意味も当てはまる。
「わ、私はさっき違うので拭いたから。小久保君も風邪引いたら
 いけないし」
 顔が赤くなるのを必死に我慢して、なんとか言った。
「そうか? サンキューな天野」
 そう言ってマサヒコはハンカチを受け取り、体を拭いた。
(はわわわ・・・・・・、さっき私の体を拭いたハンカチが、今
 マサヒコくんの体に触れてる〜)
 ミサキが邪な妄想をしていると、マサヒコは体を拭き終わった。
 礼を言おうとミサキの方を見た。
「洗って返すから。あしたぁっ!」
 突如として奇声を上げてマサヒコは顔を逸らした。
「? どうしたの小久保君」
 ミサキは首を傾げる。
「いや、そのな天野・・・・・・。とっても言いにくいんだけど、
 言わないともっとまずいからやっぱり言うんだけど・・・・・・」
「え、何?」
 マサヒコの顔がどんどん赤くなる。
「せ、制服が雨で濡れてるだろ? だから、その、す、透けてる」
 尻つぼみに小さくなる声。
427セーラー服を濡らさないで3:2005/06/09(木) 23:10:27 ID:lPJpknJi
「え・・・・・・きゃー!」
 透けたブラを両手で隠して、マサヒコに背を向けてしゃがんだ。
「いやっ、見たかったわけじゃないし、はっきりも見てないからな!」
「いやーっ! こっち見ないでぇー!」
 マサヒコが振り返った気配を感じて叫ぶミサキ。
「わ、悪いっ」
 慌てて顔を逸らすマサヒコ。
 ふと気づいたように着ていた制服を脱ぎ、ミサキの肩にかけた。
「へ?」
「ぬ、濡れてて気持ち悪いかもしれないけどさ、こうすれば見えなくなる
 から。め、迷惑だったか?」
 恥ずかしさと照れから頬がうっすら赤く、なぜか掻いてしまった。
 ミサキはポーッとマサヒコに見とれ、ゆっくりと立ち上がると首を
 横に振った。
「ううん。ありがとう小久保君。嬉しいよ」
 笑顔で言われると余計に照れてしまう。
「あははは、き、気にすんな」
 やっぱり顔を逸らしてしまうマサヒコ。
 ミサキはマサヒコの制服をぎゅっと握り締めて、目を閉じた。
(ふふっ、何だか温かいや・・・・・・)
 それからしばらくして雨はようやく止み、二人は一緒に帰宅した。
428メリー:2005/06/09(木) 23:11:28 ID:lPJpknJi
けして『猫』とは関係ないですよ(笑)
純愛系になってしまいましたが、結果オーライということで
42975:2005/06/09(木) 23:14:04 ID:/hgZ+CY8
「はあ……」
 曇色の空を見上げ溜息をついたのは我らが不幸のヒーロー、マサヒコ。
 雨雨降れ降れ母さんが♪などと陽気な歌が憎らしいほどの豪雨。
 それもそのはず、ひどい豪雨だというのに傘を持っていなかった。
 家を出る時には降っていなかったからといって傘を持たずに家を出たマサヒコに責任はあるのだが。
「天野でも通らないかなー」
 家が近いからというミサキが聞けばがっかりするであろう理由である。
「……待つか」
 仕方なく雨宿りをすることにした。

 五分経過。
「よく降るなー」

 十分経過。
「せめて小降りになってくれ」
 それが淡い希望であることを知るのはまだ先である。

 一時間経過。
「…………」
 ┣¨┣¨┣¨と音を立てて降る雨。やむどころか激しさを増している。
43075:2005/06/09(木) 23:15:04 ID:/hgZ+CY8
「……仕方ない」
 雑誌を傘代わりに家まで走ることを決断したマサヒコ。
 いざ、一歩――と踏み出そうとしたところで思いがけない声がかかった。

「あら、マサヒコ」
「母さん」
 マサヒコの母親である。
「いいところで会ったわね、アンタ傘持ってる?」
「いや、持ってないけど……」
「傘ぐらい持って歩きなさいよ」
「母さんに言われたくないんですが」
 この豪雨の中、時間にして十五分ほどの距離にある駅前のカラオケ店から歩いてくる女傑はマサママくらいのものだろう。
「仕方ない。ほれ、行くぞ、息子」
「本気?」
 ためらうマサヒコだが、マサママはすでに雨の中を歩き出している。
「我が息子ながら情けないわねー」
「我が母親ながら恐ろしいよ……」
 渋々歩き出すマサヒコ。
 その前を平然と歩くマサママは漢としか表現ができない。
 二十分後に家に到着した時には可哀想なくらい水浸しとなっていた。
43175:2005/06/09(木) 23:16:45 ID:/hgZ+CY8
「ひどい雨だったわね」
「さすがにびしょびしょだよ」
 Tシャツの裾を軽く絞るだけでコップ一杯分にはなりそうだ。
 カラオケ店から歩いてきた母親はさぞかし濡れて――
「――って何してんだよ!」
「何って、着替えるのよ。アンタもさっさと着替えないと風邪引くわよ」
 息子の真横で平然ブラ一枚になるマサママ。
 付け加えるなら、場所は玄関である。

「脱衣場で脱げよ!」
「このまま上がったら床が濡れるでしょ」
「拭けばいいだけじゃ……」
「めんどい」
 ここ三年弱でツッコミを鍛えられたマサヒコが唯一ツッコミ切れない相手は、実の母親であった。
 呆れ返ったマサヒコの横でズボンに手をかけるマサママ。
「待て待て待て! それは待て!!」
「男のくせに細かいわねー」
「母さんがズボラすぎ」
「いやー、それにしてもまさか玄関で実の息子と二人で半裸で濡れ濡れになるとは思わなかったわー」
 かっかっかっ――と、男のように笑うマサママ。
 小久保マサヒコ十四歳――その母はあまりにも大きい壁である。
 ……越えなくてはならない壁かどうかはこの際置いておこう。
                                          おしまい
43275:2005/06/09(木) 23:19:16 ID:/hgZ+CY8
>>ヤギヒロシ氏
GJ!!
歌が卑猥すぎですw

>>メリー氏
こちらもGJ!!
萌えましたw
433名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:25:38 ID:q3qNzUD2
一日一善という言葉があるけど…
このスレは一日何レス何職人なんだろうか

というか、ここ数日にいたってはのぞく度に新作が投下されているわけですが
434メリー:2005/06/09(木) 23:25:42 ID:lPJpknJi
>>75
すみませんでしたっ!m(_ _)m
気づかずに5番をとっていたと気づいたのは今さっき。
もう少し遅く見ていればこんなことには・・・・・・

マサママがリアルな感じで面白かったです。
本編でもありえそうですね(笑)
母は最強、と言ったところでしょうか
43575:2005/06/09(木) 23:31:52 ID:/hgZ+CY8
>>メリー氏
お気になさらず。
ある意味このスレならではの出来事ということでw

>>古田氏
いつもお疲れ様です。
今回のタイトルは『濡れた実母』で、前回のミサキは『ちょっとだけの勇気』でお手数ですがお願いします。
436名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:41:10 ID:RF00Gp/q
「天野の…、見せてくれ。(宿題)」
「えっ」
「いいから早く」
「で…、でも…」
「なんだよ、かたいな〜」
「当たり前よ…、ヤッたことないんだから!」
「あれ?お前まだやってないの?じゃあこれから一緒にやろうか」
「!」
「ちゃんと教えてくれよ〜」
「だから私はヤッたことないの!」
「でもお前のほうが知識あるじゃん」
「!」



っていうのどう?
437トマソン:2005/06/09(木) 23:57:19 ID:ghogrru7
トマソンです。
皆様乙アンドGJです。

郭氏、見事です。この小ネタがこの量感になるとは。
ヤギヒロシ氏、替え歌に爆笑です。
メリー氏は正統派ですな。ミサキの純真さがいい感じです。
75氏も、マサママの女傑ぶり、イイ!です。


 では、私も「みずびたし」「あまやどり」ネタでひとつ。えーと、7番手かな?
他の職人さんたちの名作と比べられないよう、外したキャラを選ぶのが私らしい?
438トマソン:2005/06/09(木) 23:58:26 ID:ghogrru7

「キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン……」
 終業のチャイムが鳴る。雨が降りしきる中、制服に身を包んだ中学生たちが傘を差し、
三々五々家路につき、姿を消してゆく。
 そんな中、校舎の出口に立ち止まった少年が一人、恨めしげに空を見上げた。
「ちぇっ雨か。傘持ってこなかったよ」
 この季節、傘を持っていなかったのは自分の落ち度だ。もう一度恨めしげに空を
見上げるが、それで雨がやむわけでもない。

 そのとき、後ろから女の子の声がした。
「伊藤〜よかったら一緒に入ってく? 家、同じ方向だよね」
 少年の心臓は跳ね上がった。この声は……。
 声の主は関川エーコ。ひそかに伊藤君が思いを寄せる、同じクラスの女の子だ。
「え!? い、いやでも、二人で差したら、濡れちまうだろ?、傘小さいし……」
「おいおいそりゃ、エロ本の見すぎだよ」
エーコは左手をひらひらと振って、突っ込みを入れる。屈託のない笑顔が可愛らしい。
「……え?」
 が、純真な伊藤君には、意味がわからなかった。とりあえず流されるままに、
エーコの隣に位置を占め、雨の中へ歩き出す。
「ところで、伊藤のカサって、小さいの? 見せてくれる?」
 さすが関川エーコ、耳年増、エロく、明るく、好奇心ありすぎの四拍子。
「いや、俺が言ってるのはお前の傘のことで……つうか、俺は傘がないからこうして
お前に入れてもらって……」
 伊藤君はいまだに意味が分かっていない。
「じゃ、ここに入ろ?」
 エーコは伊藤君の返答は無視し、公園のトイレへ入っていった。掃除したばかりと
おぼしき綺麗なトイレには、ほかには誰もいない。

439トマソン:2005/06/10(金) 00:02:09 ID:IsCa7H2/

 障害者用の広い個室に先に伊藤君を入れ、続いて自分も入ってカチリと鍵を閉めると、
エーコは得意の上目使いと悪戯っぽい笑顔を全開にして、個室のほぼ中央に立ち尽くす
伊藤君ににじり寄った。
「お、おい関川、いったい何を……」
「じゃ、見せてね? あたしも、パパとシンジ兄ちゃん以外のは初めて……」
「え゛?!」 
 こんなところで何をするのか、戸惑いを隠せなかった伊藤君、エーコがそのズボンの
前にかがみ、ファスナーに手をかけた瞬間に、たまらず石化した。
 エーコは、下ろしたファスナーの間にそっと指を入れて、ブリーフの割れ目から、
おずおずとアレを引き出す。
「こんにちわ……って、あれ? カサ、皮の中で、見えないじゃん……」
 中学一年なら、別にごく普通のことであるが、関川エーコの偏った知識の範疇には
ないらしい。まあ、知識の源がシンジからパクったエロ本ではやむを得ないか。
 女の子の指がそっと皮をむこうとしたその瞬間、伊藤君は石化が解け、今度は
パニックが彼を支配した。
「ぬ、ぬうわを〜〜〜?!」
 ものすごい勢いでエーコを押しのけ、鍵と戸を叩きつけるように開けると、降り
しきる雨をものともせず、全力ダッシュで少年は逃げてゆく。ズボンの前からアレが
のぞいたままだったが、走っているうちに収まった。めでたしめでたし。

「ちぇっ」
 エーコは一人個室に残され、口を尖らせた。
「……意気地なし」


……エーコ。そんな言葉ドコで覚えたんだ?
……そして伊藤君。いずれ惜しいことをしたと思うときが来るだろうが、
今は、びしょぬれの君に乾杯。
440トマソン:2005/06/10(金) 00:04:21 ID:IsCa7H2/

元ネタはお分かりでしょうが、「妹」単行本2巻の98pです。

 しかし、坪井先生の次は伊藤君か。徹底的にハズシてますな>俺
 個人的には、直後の4コマのオチ
「ごめん、私下にセーター着てるから、ブラ透けは無理だよ?」のほうが
好みなのですが、拙作「逃げた天使」で使ってしまったもんで。

タイトルは「早すぎた好奇心」で。
441名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:08:33 ID:4IBKJ5f2
GJ!!

今日は祭りですか?
442名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:09:06 ID:1eY5CAJg
郭氏にGJ送ったあとのわずか数時間で三人?登板とは…
恐ろしいスレだ
443メリー:2005/06/10(金) 00:10:45 ID:4DOdNKfx
トマソン様
おもしろっ!
思わず吹いてしまいましたよ。
伊藤君に乾杯(完敗)ですっ!
444RAGNA:2005/06/10(金) 01:09:51 ID:pELeG3J6
郭氏、ヤギヒロシ氏、メリー氏、75氏、トマソン氏GJ!
楽しく読ませてもらいました。

波に乗り遅れたかな?それでも投下!
「あまやどり」「みずびたし」ネタで書きました。
自分は八番手でしょうか?

ちなみにエロはなしですんであしからず。
そんじゃ投下
445RAGNA:2005/06/10(金) 01:10:23 ID:pELeG3J6

ザァーーーーーーーッ・・・・・・・・
急に降り出した雨はとどまるところを知らず、果たしてこれほどの雨雲をお天気カメラは
見逃すのかと疑いたくなるほどのダークな空模様。
「今日は一日中真夏日!みなさん薄着で出かけましょう!」
朝の天気予報ではどこも猿真似のようにこう話していたというのに・・・

・・・

・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・
「ウォー!雨万歳!もっと降れー!!」

コンビニの軒下、そんな常人とは別の思いを心の中で力いっぱい叫んでいるのは、他ならぬ
小笠原高校3年の新井カズヤその人だった。
この男、雨が降り始めたころに運良くコンビニに入っていてまったくといっていいほど
濡れていなかった、しかしカズヤは別段家路を急いでいたわけではなかったがコンビニの
外に佇んで、周囲をしきりに見渡していた、
「ふっふっふ・・・、雨+薄着の女性、とくればもちろん・・・『ブ・ラ・透・け』だぁ!」
そう、カズヤは雨が降ると見るや雨に対して無防備だった女性がびしょ濡れになっては、体に
張り付いてしまった服からうっすらと見えるブラを一人一人嘗め回すようにチェックしていた
のだった・・・その意欲を少しは勉学に注げばいいものを・・・・・・

446RAGNA:2005/06/10(金) 01:11:00 ID:pELeG3J6

「う〜む、あの子は・・・地味だなぁ、スポーツブラかよ。あっちの子は・・・おぉっ!黒
かよ!?くぅ〜っ!雨最高だぜぇ」
道行く人たちは、突然の雨にあわてて進むばかりで、カズヤの欲望丸出しの視線にはまったく
気づかない、まさにカズヤの天下だった。
「お!あの二人組・・・どっちも派手なの着けてる!・・・ヤベッ勃ってきちゃった。」
さすがのカズヤも人前でオナニーをするほどの変態ではない、何とか辛抱していた・・・まあ
ブラ透けばかり見ている時点でその辛抱も褒められたものではないのだが・・・
「はぁっ・・・はぁっ・・・たまんねぇ、どうにかなっちまいそうだ。」

新井カズヤ、暴走寸前!果たしてこの魔王の暴挙を止められる救世主は現れるのか!?

「んっ?あの子・・・鞄で顔が見えないけど・・・結構胸でかくね?いったいブラはどんな
のを・・・、くそっ遠くて見えねぇよ。もっと近くに来てくれねぇかな?」
するとカズヤの祈りが通じたのか、その女性がツカツカと近づいてきた。
しかもどういうわけか、カズヤに向かって一直線に歩いてくる。よく見ると
足取りもツカツカというよりむしろズンズンとの音が似合いそうだ。
しかしエロ全開のカズヤがそれに気づくはずもなく・・・
「おほっ、ラッキー!さぁ、いったいどんな派手ぇ〜なブラを・・・」
言いかけてカズヤの言葉が止まる。その女性はカズヤのすぐ目の前まで歩み寄ってきたのだ。
そして、女性が鞄を顔の前からどかしていくうちに、カズヤは自身の死を察知した。
「あ〜らカズヤ奇遇ねぇ、ほかの人達がこぉ〜んなにずぶ濡れになってるのに、あんたは優雅に
ブラ透けをご鑑賞中?」
その女性は普段からカズヤの下ネタに鉄拳制裁で答える鬼神今岡ナツミその人だった。
ナツミの顔はすばらしい笑顔だが、カズヤはナツミから殺気が迸っていることを感じていた。
「ど・・・どうしてそれを!?」
言ってカズヤは口を押さえたがもう後の祭り、しかっり自白してしまった。

447RAGNA:2005/06/10(金) 01:11:44 ID:pELeG3J6

ゴゴゴ・・・・・――――

ナツミの周りだけ雨が蒸発しているように感じられる。
「・・・学校だけでは飽き足らず・・・こんな所でまで私にセクハラなんて・・・・・・
覚悟はいい?」
事実上の死刑宣告。
「ま・・・待ってくれ、見逃してくれ、頼むから・・・・・・」
新井カズヤ、一世一代の土下座!・・・しかしナツミの反応は・・・
「問答無用!・・・・・・シ・・・ネ・・・!」
豪腕一閃。ナツミの右手は確実にカズヤの顔面を捉えていた。
「・・・」
もはやカズヤには話す力も残っていなかった。ただ、カズヤは気を失う直前でも、ブラ透けを堪能
したからか、笑顔だったという・・・

その後エロで身を滅ぼしたカズヤが次に気がついたのは病院のベッドの上だった。
「あれ?何で俺病院なんかに・・・」
カズヤはすっかりブラ透けを堪能していた時の記憶を失くしていたという・・・
「しかし病院か・・・オナニーどうしよう・・・そうだ!病院といえばやっぱり・・・」
カズヤのエロ心はどんな状況でも不滅だった。
「看護婦さぁ〜ん・・・・・・グボォ!」
看護婦からもボディーブローを食らったカズヤはまた意識を失った。
それでもカズヤは快心の笑顔だったという・・・
頑張れカズヤ!いつか君のエロを許容してくれるようなやさしい女性が現れるさ!


・・・・・・・・・・・・たぶん

F    I    N

448RAGNA:2005/06/10(金) 01:17:17 ID:pELeG3J6
以上です。
今回はギャグ全面だし・・・のつもりです(おい
確かカズヤが雨=ブラ透けを力説してた話があったので
それを元に書きました。

タイトルは「エロ高校生と雨」です。
449名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 01:21:49 ID:kYqlxQku
俺はカズヤと親友になれそうだ。
450名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 01:25:10 ID:PycJ2nWI
ぷ○ぷ○の大連鎖かよ!投下が止まんねえよ!
もうみんなまとめてGJ祭だ!
451名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 01:27:49 ID:4IBKJ5f2
RAGNA氏GJ!
看護婦強すぎwwww
452メリー:2005/06/10(金) 01:36:22 ID:yoUH9d1j
RAGUNA様
カズヤネタナイス!
雨宿り分が薄かったけど、看護婦という隠し味が効いてますね!
45375:2005/06/10(金) 02:12:51 ID:4IBKJ5f2
調子に乗って2発目投下。
こっちはお題は関係なしです。

シリアな上にエロなしなので、苦手な方は見ないようにお願いします。
45475@『ふたりの距離』:2005/06/10(金) 02:14:41 ID:4IBKJ5f2
 誰もいなくなった自室で、静かに溜息をつく少年がいた。
 溜息の原因はひとつ――つい先程までこの部屋にいて一緒に勉強をしていた少女。
 少年の名は小久保マサヒコといい、少女の名は――

 自分に好意があるんじゃないかと意識し始めたのは、家庭教師のアイが自分の家に出入りするようになってからのことだったか。
 それとも、クラスメイトのアヤナが自分をダシにして彼女に火を付けた時か。
 それとも、同じくクラスメイトのリンコがコンタクトを落としたために手を繋いで送って行った時か。
 それとも、一緒に物置に閉じ込められた時か。
 それとも、それとも、それとも――違う。彼女が昔から自分に好意を持っていてくれたことは知っていた。
 彼女の好意から目をそらし、ただの友達、ただの幼馴染としか見ていない振りを演じ続けたのだ。
 自分が彼女を好きなのかがわからない。
 彼女を好きなのか、単にカラダが目的なのか。
 中学に入り、アイが家庭教師になってから自分の周囲に女っ気が増えた。
 それぞれがそれぞれなりに「女性」を意識させることがある。
 ほんの一時間前もそうだった。
45575@『ふたりの距離』:2005/06/10(金) 02:15:35 ID:4IBKJ5f2
『私のことも‥‥名前で呼んで‥‥』

 その場をなんとか逃げることができたのは偶然に過ぎない。
 あと数センチ、二人の距離が近ければ何をしていたかわからない。
 柔らかく暖かな手、胸元から覗く鎖骨、ほんのりと赤みがかった唇、自分をまっすぐ見つめる瞳――思い出すだけでどうにかなってしまいそうだ。
 幼馴染なんだと頭に言い聞かせても体は言うことを聞かない。
 思い出すだけでマサヒコの分身は鎌首をもたげ始めている。
 同じ家の中――それも隣の部屋に彼女はいるというのに。
 もしも他に父親なり母親なりが家にいてくれたらそんな気にはならないに違いない。
 しかし、今現在この家にいるのは自分と彼女の二人きり。その事実が分身に力を入れた。

 寝ていることを確認し、自室でパジャマのズボンを下ろす。
 そういえば、牛柄のパジャマだった。
 胸の大きさをコンプレックスに感じているようだが、パジャマの上からは女らしい体つきが見てとれた。
 白い肌が湯上りのせいか、わずかに熱を帯びて赤くなっていた。その肌のすべてを想像してしまうマサヒコを誰が責められよう。
 以前二度ほど見た下着――のさらに奥。いまだ見たことのないしなやかな肢体を想像し、マサヒコは分身を握る。
 男にしては華奢な手の平の中で分身は見る見るうちに大きくなり、男を象徴する。
 幼馴染を汚したくない思いはあるが、幼馴染を汚す背徳感にも似た思いも同時に存在していた。
 汚したくない――そう思いつつも手は動きをやめない。
 マサヒコの年齢なら仕方のないことだ。
 想像の中で牛柄のパジャマを脱がそうとしたとき、ドアが控えめにノックされた。
45675@『ふたりの距離』:2005/06/10(金) 02:16:18 ID:4IBKJ5f2
「!!」
「マサちゃん‥‥起きてる?」
「ど、どうした‥‥?」
 慌ててトランクスとズボンを上げ、中にしまいこむ。
「入ってもいい?」
「あ、ああ。どうぞ」
 おずおずと入ってきたのはたった今マサヒコが性の対象にしていた少女。
「静か過ぎて眠れなくて‥‥」
「は?」
「普段はお父さんが起きてるから物音するんだけど‥‥今日は誰もいないでしょ?」
「ま、まあ。俺らしかいないし」
「でね、よかったらなんだけど、一緒に寝てもらえないかな‥‥って」
 あまりにも突然な申し出。
 男と女が同室で寝る――それが何を意味するかわからぬマサヒコではない。
 今の自分では何をするかわからない。
 断わろうとしたのだが、
「ダメ‥‥かな?」
 不安そうな表情で決意は固まった。自分を抑えればいいだけの話だ。
「別にいいけど、一緒の部屋ってだけで寝れるのか?」
「多分眠れると思う」
「ならいいけど。誰にも言うなよ? 特にあの二人に知られたら大変だからな」
「うん。――そうだ、口臭いって言われたことは言おうかな」
「意外に執念深いな」
「そ、そんなことないよ」
「そうか?」
「ホントだもん!」
45775@『ふたりの距離』:2005/06/10(金) 02:17:06 ID:4IBKJ5f2
 同じベッドというわけにもいかないというのはさすがの二人もわかっている。
 隣室から客用の布団を用意したのだが、
「私がベッドだなんて悪いよ」
「気にすんなよ」
「でも、マサちゃんのベッドなのに」
「オレが使っていいって言ってるんだから」
「いいからいいから」
「でも‥‥」
「遠慮するなよ、幼馴染」
 マサヒコにしてみれば何気ないセリフ。
 しかし、少女にとって「幼馴染」の三文字は何よりも大切な言葉だった。
「ありがと、マサちゃん」
「あ、ああ」
 嬉しそうな少女の一声に胸が高鳴る。
 赤くなっているかもしれない自分の顔を隠すために部屋の電気を消した。
 しんとする一室。
 好意を寄せる少女と鈍感を演じる少年。
 もしも少女が自らの想いを打ち明かせば。
 もしも少年が好意に気付いていると言えば。
 どちらにもチャンスはあった。だが、どちらも後一歩が足りなかった。
 結局、どちらも動かないまま時間は流れ、いつしか寝息が聞こえてきた。
45875@『ふたりの距離』:2005/06/10(金) 02:18:05 ID:4IBKJ5f2
 真っ暗になった室内で一つの影が動いた。
「高校入学するまではこの関係でいさせてくれよな」
 寝ている少女に向かい、静かに己の胸の裡を明かす。
「今はまだみんなでワイワイやってたいからさ」
 普段、呆れながらもツッコミ役に回っていたマサヒコの静かな独白。
 受験生だからこそ、いつもの六人でいつものように呑気でいたい。
 多少ふざけすぎるきらいはあるものの、ギスギスした関係よりはずっといい。
「その‥‥これは‥‥そのお詫びってことで‥‥」
 眠る少女の頬に、静かにやさしくキスをした。眠り姫にキスをする王子のように。
「うー、恥ずかし」
 暗闇の中でもわかるほど顔を真っ赤にしたマサヒコは恥ずかしさを隠すかのように乱暴に布団の中にもぐった。
 だが、マサヒコは気付いていない。
 性の対象でしか見ていないのでなく、彼女に恋心を抱いていることに。
 その表れが、やさしいキスだということに。

 翌日。
「処女なんだから“あっちの口”のニオいくらい覚悟しときなさい!!」
「マサヒコ君デリカシーないよー」
「アンタらも相当ないよ」
 いつもの二人組にツッコミを入れるマサヒコ。
「余計なこと言うなよ‥‥」
「マサちゃんが口臭いって言わなきゃよかったじゃない」
「『マサちゃん』?」
 しっかりと聞いていた家庭教師が一人。
「昨日まで『小久保君』だったのが一晩で『マサちゃん』に代わった?」
 ニヤニヤと笑みを浮かべたのはリョーコ。
「さあ、詳しく聞かせてもらおうじゃないか。お二人さん」
「余計なことを言うなって」
「あはは、ごめんね〜、マサちゃん」
 なおも大昔の呼び方をする幼馴染を振り向いて、マサヒコは叫んだ。
「ミサキ〜!」
                                          おしまい
45975:2005/06/10(金) 02:25:18 ID:4IBKJ5f2
というわけで終了です。
先週、今週と2週続いたミサキ祭に便乗といった形ですか。
タイトルは『ふたりの距離』です。

>>メリー氏
様付けじゃなくていいですよ。
何かつけないと気がすまないというのであれば氏でも付けてください。
75氏ね。
460名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 02:29:49 ID:1eY5CAJg
75氏…(*´д`*)イイ
461名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 02:37:21 ID:ARr1gVVQ
>>459
75氏ね!?
失礼な物言い……と勘違いしたモレガイル
462名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 04:36:58 ID:g3xTtvIz
エロが少ない・・・
463名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 08:30:34 ID:NVO2mtMz
 一晩で六発とは、恐るべし。
ヤリたい盛りの高校生みたいだな、このスレは・・・
464メリー:2005/06/10(金) 10:08:52 ID:TrTiHTaB
75氏
分かりました〜。いや、一度付けたらずっとつけてないと、なんて勝手な
制約なんか作ってしまってましたから。
本編に補完したような形で面白かったです。
すんなり読めて、その後まで書かれいて。
465アカボシ:2005/06/10(金) 19:39:47 ID:djbuFpi7
 どーも、アカボシです。またSSじゃない小ネタ思いついたので
投下します。タイトルは、「4コマ魔改造」です。
 「妹」の4コマを一部、もしくは大部分を改造してみました。
シンジを含め、キャラが皆ぶっ壊れてますが、ご容赦ください。
466アカボシ:2005/06/10(金) 19:40:48 ID:djbuFpi7

皆で海に泊りがけで遊びに来た。マナカとシンジが浜辺を歩いている。
「そこのカップルさん、お昼はこちらでどーですかー。」
「他からはそういう風に見えるんでしょうか。」
「そうみたいだね。」
と、間を置いて、
「じゃあ、こうすれば飼い主とメス犬だな」
じゃらり、と、マナカに首輪をつなげるシンジ
「止めて下さい、こんなところで…!!」
 頬を赤らめるマナカ。
「昨夜は自分からおねだりしてきたくせに…。」
2 五
さらに、スイカ割りの時。カナミがアキに目隠しをしている。
「ちゃんと隠れた?」
「OK!んじゃ、まわして。」
 カナミとマナカがアキを押さえつけて、バイブを用意する。そこにシンジが割って入った。
「待て待て、まずは俺にやらせろ。」
「オイ、止めろよ!って、あ、あっ!?うぁぁぁぁぁ…」
3 
 放課後、マナカにメールで呼び出されたシンジ
「私、アナタの上に乗りたいんです!」
「いや、むしろ俺がマナカちゃんの上に乗りたい。」
「え、お兄さん?ちょっと、こんなところで…きゃああぁぁ!?」
4 
皆でスキーに行ったとき。前のリフトに乗っているカナミのストックが落ちそうになっている。
「こうやって知らせたらいいんじゃないでしょうか。」
 射精してカナミに当てて知らせたら、と、アキがどうしようもないボケをかます。
「よし分かった!早速その手を貸してくれ!」
「え、お兄さん?ちょっと、何脱いでるんですか!手、はなして…熱っ、硬っ!!」
女の子の手でしてもらうのはとても気持ちがよかった。     ドピューソ
467アカボシ:2005/06/10(金) 19:42:46 ID:djbuFpi7
5 
チカちゃんから電話がかかってきた
「はぁ、はぁ…シンジさん、私、チカです…はぁ、はぁ…」
「はぁ、はぁ、チカちゃん、何か用?…はぁ、はぁ…うっ」
 負けじとやり返してみた。で、この後どうなったでしょう。
 A 2度とチカちゃんから電話が来ることはなかった。
 B カナミに聞かれて遠い目でみられた。
 正解はC、お互いの局部写メでヌキ合った。
6 
 身体測定の視力検査。小宮山が指す文字をマナカが答えていく。
「お」 「ま」 「ん」 「こ」
(ためらわずに言い切った!?やるわね、黒田さん。)
(フフフ、あなたの考えることなどお見通しですよ。)
(なら、これでどう?)
「そ」 「こ」 「は」 「だ」 「め」 「じ」 「ら」 「さ」 「な」 「い」 「で」 「お」 「ね」
「が」 「い」 「い」 「か」 「せ」 「て」 …… 以降、10分に渡って続く。
「私の負けね、黒田さん…。」
「いい勝負でした…。」
「で、どうすんのさこの始末?」
 アキが後ろを指さすと、前かがみになってる男子の列があった。
7 
 暖房の効きすぎで暑いと、アキがセーターを脱いだ。しかし、今度はブラウス一枚では寒い。
「アキさん。そこで問われるのは人間の発想力です。(中略)つまり、セーターとブラウス以外の
ものを脱げばいいのです!」
 バーーン、と、マナカが手にしたのはアキのパンツ。
「お前マジシャンか!?てか、返せよ!」
「あ、ちぢれ毛がついてる。」
「うるせー!!」
468アカボシ:2005/06/10(金) 19:43:43 ID:djbuFpi7

 今岡のケータイが授業中に鳴ったが、小宮山は強く咎めなかった。
「まー、私も経験あるからね。授業中のバイブプレイ。」
 今岡が頷いた。
「突然スイッチを強にされた時なんか焦りますよねー。」
 今岡が慌てて口を塞いだ時にはもう、教室が静まり返っていた。
何故か、シンジが「あちゃー」って顔をしていた。

 エーコ達が身体測定で保健室へ向かう途中。エーコが呟いた。
「でもさー、もし地震とか火事とか起きたら、下着姿でにげなきゃなんないよね。」
 ぽち ジリリリリリリリリリリリリリリ
「男子が一瞬の躊躇もせず火災報知器押したー!!」
10
 小宮山がミホに恋愛相談のアドバイスをしている。
「あなたは男以前に、まず女というものを学ぶ必要があるんじゃない?敵を知るには
まず己を知れっていうでしょう?」
「女を知れ…と言われてもどうすれば…。」
 ミホの後ろにマリアが現れた。
「私がじっくり教えてあげマス。」
「向こう側の世界に行かない程度に女ってものを教えてもらいなさい。」
「え、ちょ、あああああああぁぁぁぁ…」
30分後
「ふぅ、大変勉強になりました。」
 服を着て整えるミホ。後ろには半裸のマリアが失神して倒れている。小宮山が呟く。
「叶さん、成長したわね…。」
469アカボシ:2005/06/10(金) 19:44:45 ID:djbuFpi7
11
 城島兄妹が、初めてくる町を歩いている。
「はぐれるなよ。」
「じゃあ、手をつなごうか。」
「え、やだよ、ガキじゃあるまいし。」
「じゃあ、大人らしい繋ぎ方する?でもそれだと近親相姦に・・・。」
「別にかまわないぞ?」
「へ?」
「むしろそうしたい。さ、脱げ。お前から言ってきたんだから、責任取れよ。」
「え、あ、わ、お兄ちゃ…!!」
 いそいそとファスナーを開けるシンジ。カナミのスカートに手をかける。
「ちょっと君、署まで来てもらおうか。」
 タイーホされた。
12
 美術の授業で、マナカの絵のモデルになったアキ。マナカがポーズを指示する。
「まずアゴをあげてください。」
「そのまま少し眉をひそめて下さい。」
「さらに口を軽く開けてください。」
「涎を垂らしながら頬を紅潮させてください。」
「胸元を開けて、そこに白絵の具を垂らしてください。」
「顔中白絵の具でどろどろにして下さい。」
「焦点の合わない瞳で呆けた顔をして下さい。」
「口から手のひらに白絵の具を出して下さい。」
 ツッコミもせず、マナカの指示通りのポーズをとるアキ。
「…ねぇ、アキちゃん。マナカちゃんに何か弱みでも握られてるの?」
 アキが目を逸らした。
470アカボシ:2005/06/10(金) 19:45:43 ID:djbuFpi7
13
 何やら考え込んでいる小宮山。
「何をそんなに考え込んでるんですか先生。」
「ええ…生理のときタンポンの代わりにバイブ挿れたら痛みが和らげられるんじゃないかしら?」
「ツッコンでいいですか?」
「え?どこに?なにを?」
 ニヤニヤと笑う小宮山。シンジは黙ってファスナーをおろした。
「ちょ、城島くん、あなたまさか…うそ、目がマジよ?あ、凄い…」
 シンジ、脱・童貞。
14
 うどんににがりをかけて食べる加藤。
「これを使えば楽してダイエットできるんですよ。」
「楽してできるダイエット法なら私も知ってるわ。しかも快楽の中でやせられるというセック…」
「もちろんそれも毎日やってますよ。」
「ええぇっ!?」
15
 アキの乗る自転車に二人乗りしようとするカナミ。
「でも、二人乗り危なくない?」
「これで固定すれば…」
 と、サドルにディルドーを装着するカナミ。
「で、当然これを使うのはお前だよな?ほら、遠慮せずに座れよ。さぁさぁさぁ。」
「や、やめてアキちゃん、そんなの入んないよ!」
「後ろならいけるんじゃないの?ほら、せーのっ」
「はぅっ」
 いけました。
471アカボシ:2005/06/10(金) 19:47:17 ID:djbuFpi7
16
 浜辺に座るシンジとカナミ。
「潮の香りってオレ好きなんだよ。」
「え、潮って無味無臭なんじゃない?」
 10分後。
「や、やだ、あぁーーーーっ!!」
 ぷしゃああぁぁぁ
「ほら、無味無臭でしょ。」
「本当だ、無味無臭だな。」
 兄妹でアキを押さえつけて、実証して見ました。
17
 エーコがアキに質問した。
「巨乳の人が自慰する時、自分の胸を吸ったり噛んだりするんですか?教えて下さい!!」
「あれ?そんなの人に聞くまでもないと思うけど、まさか出来ないの?」
 アキは実際に胸を口に運び、ハン、と鼻で笑った。
18
 4コマじゃないVer ビキニの上を流されて動くに動けないアキの前に、シンジが現れた。
「ホラ。」
「え?」
「君らのやり取りみてれば大体状況つかめるよ。早くあがろう。ずっといたから体も冷えたろう。」
「あ、ありがとうございます…」
 頬を赤らめてお礼をいうアキ。そんな彼女の胸を後ろからわしづかみにするシンジ。
「な、何してるんですかお兄さん!!」
「何って…手ブラ。」
「さっきの布は何のために持ってきたんですか!?」
「あれじゃアキちゃんの胸隠し切れないみたいだから、オレの手で隠そうと思って。」
「も、揉むなー!!な、お尻になんか硬いモノが!!」
 反射的に前の方へ腰が逃げる。
「冷えた体、暖めたげようと思って…」
 後ろからつんつん股間で小突いて、人気のない岩場の方へ誘導していく。
「だ、誰かー!助けてー!」
 もちろん、誰も助けには来なかった。アキ、初体験は青姦。
472アカボシ:2005/06/10(金) 19:48:22 ID:djbuFpi7
17
 遅刻ぎりぎりの時間に登校したアキに、カナミが話しかける
「私がモーニングコールしてあげようか?」
「んー、電話で起きられるかなぁ?」
「だからさ、ケータイをバイブにしてそれをー」
「それでも無理だった。」
「自分で試したんだ…?」
18
 職員室でコーヒーを飲もうとする名もない教師。ミルクがないことに気付く。
「今ここにあるじゃないの…」
「え?」
 小宮山が加藤を隣の部屋に連れて行く。
「早く、ここにしぼりなさい。」
「ちょ、ちょっと」
「ほら、こうして!」
「あ、あぁぁあ」
 部屋から出てくる二人。
「さ、どうぞ。」
 コーヒーを渡される教師。
「あの、なんで加藤先生泣いてるんですか…?」
19
 カズヤがアイスキャンディーを買ってきた。
「おー、カズヤ気前がいいな。」
「あっ、垂れてきちゃった。」
 ナツミの友達の女子が、アイスを側面からなめる。
 れろ〜り、ちゅぷちゅぷ、ぴちゃぴちゃ、じゅぷぷ
「ん、んっ、んん…。」
 れろれろれろ、ぺろぺろ、ちゅるちゅるちゅる…
(なんで頬を赤らめて一生懸命喉に突っ込んでしゃぶってるんだ、この娘…?)
473アカボシ:2005/06/10(金) 19:52:00 ID:djbuFpi7
20  アキとカナミが、暗い部屋に教材を取りに入った。
「ねぇ、そこの電気スタンドつけてくれる?」
「うん。」
 ずぶり ぷちぷちっ
「あれ?今どっか入った?」
「あ、あのさ、カナミ?何かが破れるような音がして、血も出てるみたいなんスけど…?」
「え…ごめん…。」
「うわあぁぁぁん、プラグに処女奪われたぁぁぁ!!」
21  肩がこった様子のカナミ。通りかかったシンジが肩を揉んでやろうか、と言う。
「本当に?じゃ、よろしくー?」
 と、シンジに向かってすわる。
「あのな、人に揉んでもらったくらいで貧乳がなおると思ったら大間違いだぞ?」
「!!」
22
 電球を取り替えるため、シンジに肩車してもらうカナミ。ただし、シンジの顔を股にはさむ格好で。
「…くせーよ、処女。」
「!!」
23  シンジが、肉まんとあんまんを探していると、不自然に巨乳になっているカナミに気付いた。
「おい、そこの巨乳…火傷しても胸は大きくならないぞ。」
「分かってるよ…」
 24  休みの日、昼過ぎに起きたシンジ。カナミに夜更かしを咎められる。
「そんなこと言って、遅くまで起きてるからだよー。1時半に夜食を食べて、2時20分にはトイレに
いって、3時41分には某成人向けの雑誌で…」
 シンジが昨夜していた事を逐一語りだすカナミ。シンジはニヤリと笑い、口を開いた。
「そういうお前こそ…1時3分に俺の監視に備えて夜食のおにぎりつくって、2時20分にオレが
トイレに行ってるときにオレの部屋のカメラチェックしなおして、3時41分にはオレがオナってるの
見ながら、充電の完了した最新可動式のアナルビーズでオナってたくせに。」
「ど、どうしてそれを!?」
474アカボシ:2005/06/10(金) 19:53:25 ID:djbuFpi7
 25 小宮山が、化学の平均点の悪いシンジのクラスで、説教をしている。
「…なので、今後テストの点が悪かった生徒は勝手ながら、オナニーのしすぎと判断します。」
 テスト後。シンジの化学の点は38点だった。
「…シンジ、俺、20点…」
「シンジ君、テスト期間中くらい我慢できなかったの?…」
「ちが、俺は純粋に化学が苦手なだけなんだ!だから、やめろ!そんな目でみるなあぁぁぁっ!!」
26  化学の実験中、今岡の顔に薬品がかかった。
「ちょっと大丈夫?目の中に入ったら大変よ。」
「はい、顔にかかっただけです。」
「全く、顔にかけるのは精液だけにしなさい。」
「シンジくん、いつも飲ませたがるからかけられたことないんですよ。」
「……」
27  化学の授業が早めに終わり、時間が余ったので、小宮山が面白い化学現象を見せた。
「まずビニール袋の中指部分を付け根から切り取って、そこに乳白色の石灰水を入れます。
最後に入り口のところを縛ると何かエロい。」
「先生、片栗粉をいれてとろみを出すとさらにいいと思います!」
「何がいいんだよ、カズヤ…」
28
「じゃあ、次の昼休み、化学準備室でね…」
「ああ」
 今岡とシンジの会話を耳にした小宮山は、化学準備室に先回りし、ロッカーに隠れた。
二人が部屋に入ってきた。
「なぁ、いいだろ。誰も来やしないよ。」
「あ、駄目よシンジくん、さっきもトイレでしたばっかりじゃない。もう下着の替えがないんだから。」
「ブルマがあるだろ。」
「あん、濡れちゃうから先に脱がして…。制服にかけたり、シワつけないでね。」
「ああ、ちゃんと中に出すよ。」
 行為に及ぶ二人を余所に、ロッカーの中の小宮山はというと。
(…ちょっとした冗談のつもりで隠れたのに、出るに出られない…。期待させんなよ、とか言って
びっくりさせようと思っただけなのに。まさか二人がここまで進んでるとは…!)

475アカボシ:2005/06/10(金) 19:56:37 ID:djbuFpi7
以上です。昨夜は固定SS祭りだったみたいですね。
大勢の作家さん達、GJ&乙です。
 俺には小ネタの方が合ってるようなのでこんなんで勘弁して下さい。
それではまた。
47672:2005/06/10(金) 22:23:09 ID:g1JjPMXW
すげー、怒涛のネタ連発…
アカボシ氏、GJです。
んで、昨日の怒涛の職人ラッシュ、皆様乙です。

んじゃ俺も「みずびたし」「あまやどり」ネタで。
完全に流れに乗り遅れた気もしますが。
俺は九番手ですかね?では投下。
タイトルは「雨宿りでドッキリ」で。
47772:2005/06/10(金) 22:24:46 ID:g1JjPMXW
「はあ…まいったな、こりゃ。」
一向にやみそうもない雨を見て、シンジはぼやくようにつぶやいた。
高校と家との通学路の途中にある小さな雑貨店。その軒下で、帰宅途中のシンジは雨宿りをしていた。
「こんなことなら傘持ってくるんだったな。」
午後から雨が降るという予報を信じずに、傘を持ってこなかったことをいまさらながら後悔する。
雨が少し小降りになっている時に高校を出たものの、すぐに再び強くなってきた雨に耐えられず、
この軒下に避難することになってしまったのである。

再び空を仰ぎ見る。雨はまだまだやみそうにない。頼みの綱のカナミも
今日は用事があって帰りが遅くなるらしく、当てにはできそうもない。

(しばらくはここで雨宿りか…ん?)
人の気配。同じ軒下で、他にも雨宿りをしている人がいたことに、今まで気づかずにいたシンジ。
…どうやら女性のようだ。シンジは横をちらりと見る。
…こんな時でも胸から見てしまうのは、悲しい男の性か。
(この制服…うちの高校の制服か…
……え……?)
47872:2005/06/10(金) 22:25:49 ID:g1JjPMXW
雨に濡れ、透けるブラウス。彼の親(?)友カズヤなら、
「ブラ透けバンザーイ!!!(エコー付)」と叫んでいるのであろうが。
しかし、よく見ると…
本来あるであろう場所にブラジャーがない。代わりにその下の肌、胸がそのまま透けていた。
(ま、まさか…ノーブラ!?)
事態に気づいたシンジは思わず目をそらす。
しかし、これまた悲しい男の性か。
そらしたはずのシンジの目は、すぐにまたその女生徒の身体に釘付けとなった。

改めてじっくりと見て、思わずゴクリと息を呑む。
(何でブラつけてないんだよ…しかも結構……)
魅惑的なその肢体。ぐっしょりと濡れたブラウスとスカートが
肌に貼り付き、肌の色が直に見えている所が余計にそそる。
そしてその豊満な胸。形の良いその乳房の先には、
少し黒ずんではいるが、これまたきれいな形をした乳首が……
47972:2005/06/10(金) 22:26:56 ID:g1JjPMXW

……黒ずんで……?

(………ん!?)
ここまで来てようやく違和感に気づくシンジ。
恐る恐る顔を上げ、その女生徒の顔を見ると……

見慣れたメガネがニヤニヤと。

「何やってんすか、小宮山先生……」
「あ、ばれた?」
がっくりとうなだれるシンジ。
「どこから持ってきたんですか、その制服…」
「まあまあ、細かいことは気にしない、気にしない♪」
「じゃあなんでブラつけてないんすか」
「あら、ブラどころかパンツも穿いてないわよ。見る?」
「…正真正銘の変態か、アンタは」
またもうなだれるシンジ。

「そんなことより気づくのおせーよー、城島ー。
他の子はもっと早く私の正体に気づいて、逃げてったわよ?
舐めるみたいに私の身体ばっかり見て…
…そんなに私の身体魅力的だった?」
いくら放課後とはいえ、仕事もせず何やってんだアンタは。
あきれ果て、ツッコむ気力も失せるシンジ。
48072:2005/06/10(金) 22:28:14 ID:g1JjPMXW
「…雨、どんどんひどくなってくるわね……
どうする、城島君?私に入ってく?」
「あ、傘持ってんですか?小宮山先生。」
「違うわよ……ワ・タ・シに。つまり私のナカに……ね♪」
小宮山がスカートのホックをはずし、舌舐めずりをした次の瞬間…
全てを悟ったシンジは、どしゃ降りの雨の中を全速力で逃げ出した。


「…意外と純情ね、城島君て。」
走り去るシンジを見て、小宮山はそうつぶやいた。
別に純情とかそういう問題ではないと思うのだが。
(…そうだ、あの子にも同じようなことやらせようかしら。
『男はノーブラノーパンで、雨にぐっしょり濡れた女が好きなのよ』って、ふふ)
新たなる悪巧みを思いつき、不敵に笑う小宮山であった。

(おしまい)
48172:2005/06/10(金) 22:32:35 ID:g1JjPMXW
以上です。
最初は話の最後にもあるように、叶ミホに小宮山の役
やらせようかなーって考えてたんですが、
いつの間にか小宮山が女生徒になってました。

お題付ってのもまたいいですね。
それではまた。
482名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 23:56:03 ID:00t1FlpZ
GJ!
483名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 00:06:12 ID:j6lI1Kps
おまいらペースはぇーんだ( ゚∀゚)ノよぅ!

ったく近ごろのスレは…(*´д`*)GJだぜ…
484名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 00:54:33 ID:hwRutwSg
普通これだけのペースで作品が投下されると
1個か2個はスル−する作品が他スレではある。

だがここではそんなことはできない
これもここにいる職人さん全員がかなり高いLVでいる証拠だ。

つまり何が言いたいかと言うと「超GJ」
485名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:41:43 ID:j6lI1Kps
というかこれだけ多くの投下があったときに
あらためて古田氏のありがたみを認識するよ
486名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 02:20:43 ID:fbXw1DpQ
稲尾・菊地原も驚愕の登板数。
最強チームの福生コンドルズも敵じゃないな。
487名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 02:50:54 ID:wRr4FHvq
まさに「銀河系最強」
488アカボシ:2005/06/11(土) 10:52:51 ID:gjfZU78P
 72氏、GJ&乙です!まさか、単行本未収録の小宮山先生ネタでくるとは…!
 さて、昨日はあんな事言いましたが、小ネタメインとはいえ俺もSS書きの端くれ、
「あまやどり」&「びしょぬれ」で一つ仕上げて見ました。タイトルは「水も滴るいい女」
です。では、どうぞ。
489アカボシ:2005/06/11(土) 10:54:23 ID:gjfZU78P
 夏休みも終わりが近づいたある日の夕方。
「じゃ、またね。」
「うん、気をつけてね。」
 パタン、と城島家の玄関を閉めて、帰路につくアキ。
「もうこんな時間か。」
 カナミの家は親がいないから、ついつい遊びすぎて、こんな時間になった。空も大分
暗くなり、陽ももう半分以上沈んでいる。急いで帰ろうと、足を速めた矢先に雨が降り始めた。
「うわ、ついてないな。傘持って来ればよか…のわああぁぁ!?」
 空を見上げた途端、土砂降りの雨が轟音とともにアキを襲った。激しく叩きつける雨で、
周囲の音が遮断された。おまけに風も出て、ゴロゴロと雲が光始めた。
「ま、前見えない、息が詰まる、雷怖い…!!」
 あっという間に下着までびしょぬれになり、アキは帰るのを諦めて城島家に雨宿りさせて
もらうことにした。

 ピンポーン
「はーい。」
 チャイムの音に呼ばれ、玄関のドアを開けたシンジ。
「あ、アキちゃん、大丈夫!?」
 そこに立っていたアキの姿はとても扇情的だった。全身ずぶぬれで、ピンクのシャツは
その豊満な胸にぴったりと張り付き、下着の形を浮き上がらせている。下はというと、
白いミニスカートは完全に透けて、赤いパンツがはっきりと見えている。
「すみません、ちょっと傘借りていいですか?」
 アキの姿に釘付けになっていた自分に気付き、はっとするシンジ。
「あ、いや、風邪ひくから雨宿りしてきなよ。カナミー、タオル持ってきてくれ。」
 パタパタとカナミが走ってくる。
「はい、アキちゃん。丁度お風呂沸いてたから入って。」
「ありがと、ホント助かるわ。ごめんね、こんな時間に。」
「友達じゃないの、気にしない気にしない。」
490アカボシ:2005/06/11(土) 10:57:11 ID:gjfZU78P
 体に張り付いた下着を脱ぎ、浴室に入る。お湯の満たしてある浴槽に手を入れると、
少し熱いくらいの温度だった。
「体が冷えてるからかな。このぐらいが丁度いいのかも。」
 ゆっくりと、浴槽に体を沈めていく。
「はーっ、暖まる〜。」
 一息ついたアキの耳に、カナミの声が届いた。
「アキちゃーん、一緒に入ろー。」
 曇りガラスの向こうで、カナミが服を脱いでいるのが見えた。
「え、マジで!?」
「湯加減はどう?」
 ガラガラと、浴室に入るカナミ。
「丁度いいよ。って、修学旅行じゃないんだから…」
 はぁ、とため息をつくアキ。だが、風呂まで入れさせてもらってる恩もあるし、無下に
断るのも失礼だと思い直した。 まぁ、すぐ後悔することになるのだが。

 カナミがアキちゃんのいる風呂に突入して20分が経った。俺はもう風呂に入ったあと
だったので、ゆっくり浸かっているらしい。カナミがはしゃぐ声が聞こえてきた。

「お兄ちゃんの先っちょのティッシュとか色々浮いてるよー!」
「報告すんなよ!」

「お兄ちゃーん!アキちゃんの胸、お湯に浮いてるーっ!!」
「こら、カナミ!!」

「左のおっぱい陥没乳首ー!」
「吸い出すそうとするなーっ!」

 最初は、カナミは俺に喧嘩売ってんのかと思っていたが、「許してやれよ。」
と言わんばかりに、俺の息子が立ち上がったので勘弁してやった。


491アカボシ:2005/06/11(土) 10:59:27 ID:gjfZU78P
 風呂から上がると、アキは、「今日は友達の家に泊まる。」と、家に電話をした。
「でさ、カナミ。他に服ないの…?お兄さんのでいいからさ。」
「ない。ないったらない。」
 アキがさっきまで着ていた服は、今は洗濯機の中でぐるぐる回っている。
つまり、アキが着ているのはカナミの服だ。アキの胸が窮屈そうにシャツを押し広げている。
 もちろん、サイズの合うブラもないのでノーブラだ。恥ずかしそうに乳首を手で覆う
アキの仕草に、たまらずシンジは前かがみになった。結局、シンジのシャツを貸した。
「ところでお兄ちゃん。友達が泊まりに来てるときくらい、ピストン運動自粛してね?」
「フッ、自信ねぇよ…今日は我慢しろって言うほうが無理だろ?」
 その夜、アキはどこからか聞こえてくるギシギシという奇怪な音に怯えながら眠りについた。

 翌日。乾いた服を着て、アキは帰った。シンジの手元には、まだアキのぬくもりの残って
いる、シンジのシャツ。脱衣所で、洗濯籠に入れるのをためらう。
「………。」
 誘惑に負けて、くんくん、と鼻を近づけて匂いを嗅いでみた。汗の匂いに混じって、甘い
香りがする、と思うのは気のせいなのだろうか。急に、自分のやってる事が変態じみた
行為に思えて、洗濯籠にシャツを突っ込んだ。居間に戻ろうと振り返ると、そこには
生暖かい笑みを浮かべたカナミがいた。親指を立てて、カナミが言った。
「お兄ちゃんも思春期!」
「うっせー!!」

 そのあとすぐ、風呂の掃除をしているカナミの姿があった。排水溝の蓋を外した。
「冬にはお兄ちゃんも受験生だからね。お守りつくっておかないと。マナカちゃんからはもう
もらってあるし…金城さんは適当な嘘つけばくれそうだし、ショーコちゃんは処女じゃないし
…あった!濃い目の金髪の縮れ毛!」
 シンジへ渡すお守りにいれるため、処女の陰毛を集めるカナミの姿があった。
「クリスマスに渡して、お兄ちゃんをびっくりさせようっと?」
 まぁ、そんなもん渡されたら誰でもびっくりするだろうが。

492アカボシ:2005/06/11(土) 11:08:37 ID:gjfZU78P
 以上です。なんてーか、あれですね。俺、お風呂大好きです。
本当はもっともっと濃厚に書きたかったですが、今回は軽めに行きました。
 固定シチュの話が水曜に出てから、木、金、土でこれだけたくさんのSSが投下
されるなんて凄いですね。来週にはまた違う固定シチュのお題がでるのかなー、
などと勝手に思いつつ、それではまた。
493名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 14:53:08 ID:y8hzfpt1
アカボシ氏乙GJ!
>>335は私ですが、三題噺の言いだしっぺとして提案
◎固定シチュは月に一本ペース(言わば月刊)でどうか
→乱発を避けるのと、各職人さんの書きたいものの優先、肩と肘の保護
◎月の最後か頭にシチュのネタ決め
→投票とかにしたら変にレスが進んでしまう?ダメですか

あー、よくわかんなくなった。皆さんはどーしたらいいと思いますか?
494名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 15:02:55 ID:+4dIAplg
具体的に言うともっと殺伐としたい
495名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 15:40:28 ID:bwe/KqdL
べつに固定シチュ競作することにこだわらなくてもいい
本番エロなし萌えシチュ・ショートギャグばかりというのもどうかとおもう
496名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 16:07:08 ID:f1Hrs0fe
シチュ固定する必要性が感じられないし、今回だけの企画でいいんじゃないの?
俺はエロ無しでもありだけど、それが続くのもイヤな人がいるだろうし。

空気読まずにシチュを出すアホも出て来るだろうけど。
497名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 16:49:45 ID:xwCsBF/1
エ ロ が 全 然 足 り な い !!
498名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 17:18:30 ID:gxIJfcI8
ほのぼのレイプ
499名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 17:19:14 ID:tRK4iEu8
>>497
それが氏家クオリティ
500名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 17:59:38 ID:jQ9V/Kec
【この板の趣旨】
一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、

およびオリジナル・パロディを問わない

エロ小説
 ̄ ̄ ̄ ̄
創作等を行う板です。
501名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 18:50:10 ID:0kt2mQoJ
言いたいことは分かるが、自分でも書いたんか?
職人さん任せじゃないから言うんだろ?
502350:2005/06/11(土) 19:34:32 ID:Z6YFXsXP
俺は作家さんが乗り気だからもう少し続けてもいいと思う。
祭りはいずれ終わるんだから盛り上がっているうちに盛り上げたほうがお得だし。
題があれば書きはじめやすいだろうから新人の獲得も見込めるわけですよ。

それにエロがどうのとかは出題如何であるともいえる。
例えば「秘密」と「誘惑」で18禁縛り、できればセミ中編(造語)以上で、とか振れば
諸兄が読みたがっているエロが量産されないとも限らないかもしれないという寸法さね。
別に期間は長くてもいいわけだしね。ほかのネタの投稿のほうが多くなるくらいがちょうどいい位。
まあノリと勢いでいくのが吉かと。みんなが飽きたら終わるでしょう。(確かに単発祭りは面白いけどすぐに飽きそうでもある)

あと得ろエロ云う奴、貴 様 が 書 け。 そして俺に読ませろ。

最後にその文は別にエロ小説でなくてもいいと言っているぢゃないかと500に釣られてみたり。
503350:2005/06/11(土) 19:38:13 ID:Z6YFXsXP
なんかリロードしてみたら言いたかったことが501の2行に集約されてるよ。
自分の文章力のなさに辟易するね。
504名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:23:07 ID:WnalFlpE
ならお前が書け、というのは禁句のような気もするが、結局職人さんがいてこそのエロパロスレだからな‥
カプ厨も萌え叩きも見境なしいちゃもん君もいないこのスレの空気はすばらしいとは思うが
505名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 02:00:02 ID:XvABO309
まぁエロ無しでも満足できる作品が投下されてるから素晴らしいんだよな

でもまぁエロパロ板だし、いつかは投下されるでしょ?
エロ無しがあまりに多すぎるときに釘させばよくない?
506名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 04:46:10 ID:NPlGgmGn
話がそれてるようだが、お題を続けるかどうかだろ?

個人的にはお題はいらないんじゃないかと思うな
お題を出すことによって職人がお題に縛られそうな希ガス
出題者が無理にお題に応えなくてもいいとは言っても、ここの職人はサービス精神溢れてるのでお題に応えそう
結果、各自オリジナルの作品が減るんじゃないか?

何が言いたい>>と言うとだ
気楽にマターリしようや
507名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 08:35:16 ID:/s9502P/
痴漢ネタまだ
508名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 11:23:20 ID:498HoFVK
どなたか、スカトロ系を書くお方はいないだろうか。アヤナのオシッコを、マサヒコに飲ませるシーンとか
509名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 13:03:04 ID:TtJa0Alr
ワロタ
510名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 14:06:56 ID:UfU08usE
ま、要は住人が何処まで求めるかだな。漏れは得ろ無しでも構わんが。
511郭泰源:2005/06/12(日) 15:26:09 ID:YVUi9oiw
打ち切りにするつもりだった>>267の続き。ちょっと不安定な投球内容かもしれませんが、
エロつきなんで大目に見て…ってやっぱり根性なしですね。すんません。
タイトルは「コイシイヒト」でお願いします>>古田氏
では、投下。
512郭泰源:2005/06/12(日) 15:26:39 ID:YVUi9oiw
「ねえ…マサちゃん、そんなにあたしとするの…イヤ?」
「嫌とかじゃなくて!」
「それとも…EDって本当なの?」
「…お前なあ…」
冗談抜きに心配そうなミサキの表情にげんなりとなるマサヒコ。
「じゃあ…あたしみたいな幼児体型だと…ダメってこと?」
「ち、違うって、その…」
まさかそのミサキの裸体を思い浮かべて先ほど風呂場でオナニーしてしまったとは言えない。
「マサちゃん…もしかしてあたし、変なのかな?」
「は?」
「あたし、毎日エッチなこと考えちゃうんだ」
「ひ?」
「マサちゃんに触られたらどんなかな、とか…。
マサちゃんはどんな風にあたしのこと愛してくれるのかな、とか…。
勉強が手につかなくなっちゃうときもあるんだ…ねえ…あたし…変なのかな?」
(…おんなのこでもそうなるんだ…)
なぜか感心してしまうマサヒコであった。
「そういうのって、えっと…少なくとも、男なら普通だと思うけど」
「でも…マサちゃんはそんなこと、しないんでしょ?」
「…白状します。さっき、風呂場でミサキが入ってたのを想像して…エッチなことしました!」
「!マサちゃん?」
「ミサキの裸が頭ん中から離れなくなって、もう止まんなくなって。ごめんなさい!」
真っ赤になって頭を下げるマサヒコ。
「…あのね、マサちゃん…本当はね、あたしも…お風呂に入ったとき、
マサちゃんのこと思い浮かべて…しちゃったの」
「ふ?」
§
513郭泰源:2005/06/12(日) 15:27:21 ID:YVUi9oiw
こちらもまた真っ赤になってしまうミサキ。
「うん…だから…あたしも…エッチなことを…」
「ぷっ…はははははっはっは」
が、マサヒコはいきなり大爆笑しはじめた。
「あはは…なんだかさ、俺ら…お似合いだよな」
「え?」
「だってどっちもあんなとこでエッチなことしちゃって、
それをこんな風に深刻そうに告白しあってさ。あはは…考えると超おかしくね?」
「…ひどいよ、マサちゃん…でも…確かにそうかも…」
「だろ?よし!わかった、ミサキ。俺らはエッチな恋人だ。するぞ!」
「…あの、マサちゃん…それ…全然ロマンチックじゃない…」
「なに言ってるんだ、お互い浴場で欲情した仲じゃないか!」
「…マサちゃん、オヤジ入ってる…」
「はい、オヤジです!では…します!」
元気よくそう宣言すると自らのパジャマをさっさと脱ぎ捨ててトランクス一枚になり、
そのままミサキの牛柄パジャマに手をかけて脱がそうとするマサヒコ。
「もう!あたし…はじめてのときは…もう少しムードが欲しかったな…」
「はは、悪い…パジャマのときはブラしてないんだ、ミサキ?」
「…いきなり真剣な顔になってそんなこと言わないでよ…恥ずかしい…」
「きれいだよ…すっごく」
「ウソ。絶対ちっちゃいとか思ってるくせに」
「いや、マジだって。お前貧乳とか幼児体型とか洗濯板とか大平原とか言ってるけど…いて!」
怒り顔になって殴るミサキ…そりゃそうだって。
「最後まで聞けって。思ったより…全然あるじゃん」
「ほ、ほんと?」
「うん。殴られたんで思い出したけど…昔一緒に風呂入った頃より…いて!だから殴るなって!」
§
514郭泰源:2005/06/12(日) 15:27:53 ID:YVUi9oiw
「それって幼稚園ぐらいの頃じゃない!その頃のまんまな訳無いでしょ!」
「ははは…わりい」
怒ったままのミサキだが、マサヒコは楽しそうに…ミサキのパジャマを脱がすと、
ゆっくりと薄桃色の乳首に口をつけた。
“ちゅッ”
「あん…」
そしてすぐに反応してしまうミサキ。
「敏感なんだね…色っぽいよ、ミサキ」
「もう…ズルい…んっ…あ…」
マサヒコはそのまま、ミサキのふくらみかけの青い果実のような乳房を優しく撫でながら…。
乳首を舐め、口に含み、軽く噛んで…たっぷりと愛した。
「あッ…ああん…ん…ま、マサちゃん…あ…」
「なあ、ミサキ?お願いが、あるんだけど」
「な、なに?」
「ミサキの…ここもさ、ちっちゃい頃からどんくらいおとなになったか、見せてくれないかな?」
そう言って、パジャマ越しにミサキのそこを触るマサヒコ。
「え!だって…そんなの…恥ずかしいよ…」
「頼む!お願い!俺もさ、初めてだし…当たり前だけど今まで女の子のここなんて、
ミサキ以外、見たことないんだ。どんな風なのか見てみたいんだよ。これは男の願望なんだって」
「…でも…そんなに、きれいなもんじゃないよ?むしろ…結構変かも」
「ミサキのあそこだ。可愛いに決まってる!だから…頼む!」
真剣に拝み倒すように両手をあわせるマサヒコ。
「そ…そんなに、見たいの?」
「見たい!」
「変とか…汚いとか…言わない?」
「言わない!誓う!」
§
515郭泰源:2005/06/12(日) 15:28:32 ID:YVUi9oiw
「もう…じゃ…仕方ないな…でも、マサちゃんが脱がしてね?」
「うん、ありがとうミサキ!」
なぜか思いっきり爽やかな笑顔で言うマサヒコ。ある意味漢っぽいと言えなくも…ないな。
ミサキの首筋に右手を添え、ベッドの上に寝かせてあおむけの体勢をとらせると―。
マサヒコは、ミサキのパジャマに手をかけ、ゆっくりとおろしていった。
―純白のパンティが顔を出した。それは部屋の灯りにほのかに反射し、
ミサキの真っ白な肌とほとんど一体化したかのような錯覚をマサヒコに覚えさせていた。
(ここ…が…おんなのこの…)
先ほどからふざけたようなことばかり言っているマサヒコだが、
実はガチガチに緊張していた。なにせ彼も初めて、完全な若葉マークである。
照れ隠しで、普段のキャラらしくない発言を繰り返したものの、
さすがにこの瞬間は頭の中が真っ白になってしまっていた。
(ええい…覚悟を決めろ、小久保マサヒコ!)
己を鼓舞して、勢いよくミサキの下着をおろしたマサヒコだが…。
「あの、ミサキ?足開いてくんないと……見えないんだけど…」
膝は閉じられ、しっかりガードされてしまっていた。
「ゴメン…マサちゃん…でも…やっぱり」
「よっと…ゴメン!ミサキ」
両脚に手をかけると、マサヒコは強引にそれを左右に割った。
「きゃ!だめ…ダメえ!」
抵抗して手のひらでそこを隠そうとするミサキだが、一瞬マサヒコが早かった。
顔を思いっきり太ももの中までつっこみ、ミサキのガードも強行突破した。
(これが…)
目の前には、幼い頃の記憶とは当然のように姿を変えたそれがあった。
「毛、薄いんだね?ミサキ」
「やだ…恥ずかしい…変?」
§
516郭泰源:2005/06/12(日) 15:29:12 ID:YVUi9oiw
「いや、お前が恥ずかしがるからさ、もっとグロいもんかと思ってたけど…結構…へえ…」
しみじみと感心してしまうマサヒコ。ミサキのそこは薄い恥毛が上部に申し訳程度に生え、
ピンク色の両唇がほんの少し裂け目から顔をのぞかせていた。
「あの…ど、どう?」
「いや…ガキの頃のスジ一本とは違うけど…可愛いもんだな…治りかけの傷口みたいな…」
“ぐにゅ…”
そう言いながらマサヒコは両の人差し指でミサキの裂け目を広げた。
「あ…やっぱり…恥ずかしいよお…」
羞恥の声をあげるミサキだが、それは逆にマサヒコの劣情を駆り立ててしまっていた。
“ちゅ…れろ…”
マサヒコは、ゆっくりと裂け目へと口をつけ、舌をそこにこじ入れた
オナニーのあとよほど丁寧に洗ったのか、無味無臭だった。
「ん…あん…あ…」
(処女のココは…臭うとか言うけど…ミサキのは、大丈夫だな…)
マサヒコは、勢いにのってそこを舐め続けた。
“ぴちゃ…ぴちゃ”
「あん…いい…あ…き…きもちいいよ…マサちゃん…」
マサヒコが舌を動かすたびにミサキの身体は小刻みに震え、
こぶりな蜜穴からは次第に濃く濁り始めた蜜が次々とあふれだしてくる。
(次は…ココかな…)
マサヒコは裂け目の上にある、ちいさな肉の芽に舌先を這わせ、吸った。
“つ…ちゅう”
「?!はッ…はぁあん!」
すっかり膨れあがったそこを包皮ごと舌でつつくと、ミサキは今までになく鋭い声をあげた。
「おっきくなってるね、ミサキ?おんなのこも…勃起するんだ?」
「嫌だ…あああ…ん…変なこと言わないで…」
§
517郭泰源:2005/06/12(日) 15:29:56 ID:YVUi9oiw
「ちょっと…我慢してね、ミサキ」
「え?…え?きゃああ!」
半分ほど顔を出していた肉芽に唾液をつけ、マサヒコは慎重にそれを剥いた。
“にゅ”
ひときわピンク色に輝く、その突起にまず唇をつけると…。
指を軽くのせ、くすぐるように…弾くように、愛撫を加えた。
「あ…だめ…ああ…いいよぉ…マサちゃん、すごい…変になっちゃいそう…ああ」
「うわ…すっげえ濡れてきてるよ、ミサキ。これなら…ごめん、ちょっと入れてみるよ?」
“ずぬぶぅ…”
「ひゃ!ふああ!」
唾液と蜜とでべとべとになったそこはマサヒコの中指をたやすく呑み込んだ。
浅めに挿入した指先でミサキの中を傷つけぬよう、気をつけてかき混ぜ、
指を軽く折ってみたりして反応をうかがった。
「あ…ああ…あッ!そこ…いい…ああ…すごい…中が…全部きもちいい…」
そして徐々にミサキの反応も激しくなっていった。
「なあ?ミサキ…」
突然ぴたり、とマサヒコは愛撫を止めた。
「あのさ…お前って…結構反応良いよな?敏感だし。割とオナニーってするほう?」
「え…うん…普通どれくらいなのかわからないけど…日に、一回くらいかな…」
「毎日すんの?ああ、それでこんな…」
再び肉芽に舌をつけ、指を中に入れるマサヒコ。
「あ!うん。ああん!」
「感じちゃうんだな…よし…じゃ、そろそろ…いいか?ミサキ」
「は…はい」
マサヒコはトランクスを脱ぎ捨てると、枕の脇に置かれたままになっていたコンドームの封を破り、
自分のモノへとあてがった。が、そこは初心者の悲しさ。なかなか装着できず…少し焦る。
§
518郭泰源:2005/06/12(日) 15:30:30 ID:YVUi9oiw
「あの……マサちゃん?大丈夫?」
「ゴメン、ミサキ…う…途中で空気が入ったりして、これがけっこう難しくて」
だが、ようやく準備完了。思わず安堵のため息をひとつつくマサヒコ。
「じゃ…ミサキ」
「う、うん。わあ…すごい…本当におっきい…子供の頃見たのと全然…色もかたちも違う」
「あの…さっきミサキも言ったとおり…あの頃のままだと困るんですが…」
「そうだけど…でも…入るかな…これ…壊れそう…」
「こんだけ濡れてるから…大丈夫だと思うけど」
少し不安げになるふたりだが、マサヒコは入り口に軽くペニスの先を押し当てると、
ミサキとからだを重ね合わせた。お互いの体温が伝わってきた。少し、汗ばんでいた。
「あの…ミサキ?俺も初めてでよくわかんねーけど…もう少し力抜いたほうが痛くないと思うぞ?」
「う…うん」
「ゆっくり…ゆっくりいくから…安心して。痛かったら、遠慮無く言って…」
「はい…マサちゃん…きて…」
唇を重ね、舌を絡め合いながら密着させていく。
“ぐ…ぐぐぅ…”
先端が、ミサキの中に入った。
“…ぷち…ぷち”
「あンンッ!」
「…ゴメン、ミサキ…やっぱダメか?」
「う…ううん…大丈夫…一瞬痛かったけど…けど…今でも少し圧迫感はあるけど…」
「無理すんな、今日じゃなくてもいいんだし…」
「大丈夫…あぐうっッ…お願い…来て…」
ミサキの反応は気になったが、マサヒコは先端だけの挿入にもかかわらず、
凄まじい快感に溺れそうになっていた。
狭いそこは、ペニスを呑み込むと締め上げ、そしてぬるぬるとして…気持ちよかった。
§
519郭泰源:2005/06/12(日) 15:31:17 ID:YVUi9oiw
マサヒコは勢いをつけて奥まで突いた。
“ぎゅち…ぬる…ばり…”
なにかを、突き抜けた音を確かにマサヒコは聞いた。
「入ってる…ミサキの中…」
「ほ、本当?」
「うん…あったかくて…なんだか優しい感じだ…すげえ…気持ちいい…」
「嬉しい…マサちゃんが…あたしの中に…いる」
「全部入ったんだ…入ったんだよ。いくよ?ミサキ」
「は…はい」
“じゅぷ…ぐりゅう…”
ミサキの身体を気遣い、ゆっくりと動くマサヒコだが…早くも、波がやってきた。
腰の裏あたりに鈍い感触が、先ほどから疼きはじめていた。
(@!$…やば…いくらなんでも、はえーだろ、俺…ガマンしろ、耐えろ…でも…ああ…)
一回目の射精がマサヒコを襲う。
“どぷ…ぷ…ぴゅ…”
(ああ…ダメだ…)
「マサちゃん?」
ぐったりとした表情になったマサヒコを心配そうに見るミサキ。
「あの…ゴメン…」
「もしかして…もう、イッたの?」
「う…うん。ゴメン…ミサキん中…気持ちよすぎて…」
「え…ありがとう」
そこは怒ってもいいところです、ミサキさん。
「で…でも…このままいけそうな感じだから…その…続けるよ?」
「は…はい」
さすがは若いふたり。
§
520郭泰源:2005/06/12(日) 15:32:06 ID:YVUi9oiw
“ぐしゅッ…ごぷ”
(…さすがに…二度目は…さっきよりは…持つな…)
マサヒコは、ゆっくりとミサキの中でピストン運動を続けた。
一回果てたあとだけあって、今回は先ほどのようにいきなりの予感が襲うことはなかった。
「あ…んはあ…ふあ…」
そしてミサキも、破瓜の痛みを過ぎた後はしっかりとマサヒコの動きに反応していた。
「マサちゃん…ああ…お願い。もっと…マサちゃんの…ものになりたい…うんッ…もっと」
「ミサキ…」
たまらなく愛おしくなったマサヒコは、目の前にあった汗ばんだミサキの肩に思わず軽く歯を立てた。
「?きゃあっ!」
「ミサキ…俺の…俺のもんだ、ミサキ…」
「ああ…だめえ…噛まないで…噛まないで…マサちゃん…」
興奮していたマサヒコはそんな言葉も聞かず―肩に、胸に、首筋に―甘噛みを繰り返した。
拒絶の言葉を口にしながら、ミサキもその行為にひどく興奮していた。その証拠に、
マサヒコに噛まれるたびにペニスをきゅうきゅうと締め上げ、彼の背中に爪を立てていた。
「ミサキ…すげえ気持ちいいッ!挟まれて、すげえよ。お前も…気持ちいいの?」
「わかんない…でも…ああッ!…身体が…勝手に」
ミサキの意志とは別人格を持ったかのように、そこは激しい収縮運動を繰り返していた。
「マサちゃん…あ…お願い…もっと…もっと…好き…好きぃ!」
その声に呼応するかのようにマサヒコはミサキの奥深くまで、えぐるように突いた。
「あああ!マサちゃん…マサちゃあん!」
「み、ミサキ…俺…もう…」
「あ、あたしも…ああ」
「ミサキ…うッ…ミサキ!ミサキ!」
「マサちゃん…来て…きてえ!あたしの…中で…マサちゃん!」
“ぴゅ…どぷう…びゅ!”
§
521郭泰源:2005/06/12(日) 15:32:44 ID:YVUi9oiw
完全に、絶頂に達したふたり。
マサヒコは二度目の射精にもかかわらず一度目より更に強い快感に動けぬまま―。
そしてミサキはマサヒコを逃すまいとするかのように両脚をからめ、搾り取るようにしがみついて―。
射精が終わっても、離れようとしなかった。
£
「…マサちゃん?起きてる?」
どれくらいの時が経ったのだろう。ミサキは、横で荒い息を吐いたままのマサヒコに声をかけた。
「うん…起きてる」
「…あたし…どうだった?」
「気持ちよかった…でも…それ以上に…」
「な、なに?」
「俺…ミサキがたいせつで…大事で…とにかく…すげえ…いとしい」
「マサちゃん…あたしも…すごく…こいしい」
ふたりは顔を見合わせた。ミサキは泣き笑いの表情で…。
マサヒコは、少し疲れたような―しかし満足そうな表情で。
「あーあ。あたし…高校なんて行きたくないな…」
「?いきなりなんだそりゃ」
「中学卒業したら、すぐに…マサちゃんのお嫁さんになりたいな。おばさまにお料理習ったり、
部屋のお掃除したり。でね、マサちゃんが高校から帰ってきたら笑顔でお迎えしたり…」
「…お前の成績でそれは…」
「そんなの関係ないもん!ダメかなあ…」
子供のように、ワガママを言うミサキ。可愛いと思いつつ、ちょっと先が思いやられるマサヒコであった。

END
522郭泰源:2005/06/12(日) 15:34:25 ID:YVUi9oiw
以上。なんか前半と後半でマサヒコのキャラが変わりすぎなのはご勘弁を。

>>350氏並びに読者のみなさま
今回のお題は書き手として面白かったですよ?このあたり、350氏のセンスだと思いますが、
あんまりにモロエロではなくて、ものすごく書きやすいお題だったんで。
個人的には元々書いてみたいな〜って思ってたママ×豊田だったんですが、お題もらったとたんに
頭ん中で話ができて2時間もかからなかったし。きっかけって大切ですね。

次回は初めて妹でモロエロな話を書いてみる予定。…大丈夫か?って気もするけど…。
さて、嫁と釣りにでもいくか…。
523名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 15:55:51 ID:dkM5YpB1
GJ!!!!!!!
524名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 17:19:02 ID:QcKz5nkA
( ´,_ゝ`)
525名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 20:28:07 ID:WhJObYyE
ラブラブマサミサキで郭氏GJ!
妹のモロエロも期待してまうす。
526名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 20:48:31 ID:l40kWri5
>>522
>きっかけって大切ですね。
そうそう。
こう、”ピコーン!”って感じで両手の指10本に、バイキルトがかかるっていうか、
エロ神様が降臨っていうか、脳内エロエンジンブーストポッド作動臨界点までカウントスタート、ていうか、
一気に書き上げちゃうことってあるよね。

ってことでGJですた。
527郭泰源:2005/06/13(月) 00:18:05 ID:2XJw1jWJ
寝る前に…>>415
ちなみにオリオンズファンです(苦笑)…広い意味での昔パリーグファンとも言う。

あ、書き忘れてた。きっかけをくれた>>350氏にGJ!&大感謝です。
528新参者:2005/06/13(月) 00:40:52 ID:cYmpueq4
お久し振りすぎて困ってしまう、新参者という者です。

以前、2時間目〜3時間目にかけて、1本だけ書かせてもらいました。

ちょっとまた思いついたもので、書いています。

ただ、カナミ×マサヒコという、パラレルワールド全開の話なので、
そういうのが嫌いな人は華麗にスルーして下さい。
「まさか…な…」という表題をつけますので、それをNGワードにするなどして下さい。
529まさか…な…:2005/06/13(月) 00:41:23 ID:cYmpueq4
小久保マサヒコ 15歳の春
家庭教師を交えての勉強(?)の甲斐あって、見事英稜高校に合格した。

一方で、その幼馴染である天野ミサキは、明晰な頭脳を駆使し、進学校である(女子校)へと入学する。
マサヒコへの淡い想いを断ち切れないでいたミサキは、
受験の際、滑り止めとして英稜高校をの入試を受け、聖光女学園は落ちたことにして、
マサヒコと同じ高校へ入学することを企てたが、結局実行しなかった。
優等生としての気質が邪魔をしたのか、勇気がなかっただけなのか、
ともかくも、ミサキはわざと受験を失敗することなどできなかった。

天野家から聖光女学園までの通学時間は約1時間。
小久保家から英稜高校までの通学時間は約15分。

二人が顔を合わせる機会は中学生の頃に比べて、激減していた。
「いつでも来いよ」とマサヒコは言っていたが、何かキッカケがなければ訪問できないミサキだった。
ミサキはどこまでいっても臆病だった。
もっとも、だからこそ、15年間も近くに居たのに、想いを告げられずにいたのだが。

しかし、そんな折、マサヒコの方から天野家に電話が掛かってきたのだった。
母親から受話器を受け取るミサキの手は、少し震えていたかもしれない。
「も…もしもし…」
声も少し震えていたかもしれない。
「あぁ…ゴメンな突然…実はさ、ちょっと相談したいことがあってさ…」
一方で、受話器の向こうのマサヒコの声も少し震えているようだった。
よほど、大事な相談なのだろうか。
とにかく、その場では待ち合わせの場所と時間だけを決めて受話器を下ろした。
530まさか…な…:2005/06/13(月) 00:42:15 ID:cYmpueq4
翌日の昼過ぎ
待ち合わせの喫茶店にミサキが入ると、既にマサヒコは席に座っていた。
軽く片手を上げて入ってきたミサキを呼び寄せる。
「ゴメン…待った?」
そう言ってからミサキは思った(あ、何だかデートみたい)と。
実際、『相談したい』と言われてからここに辿り着くまで、
ミサキは何だかよくわからない期待感のようなものを抱いていた。
『相談したいこと』とは一体何なのか。
(まさか…離れてみてようやく私の想いに気付いてくれたとか…)
というようなある意味自分勝手な妄想もしたりした。
ともかくも、久し振りに二人きりで会える事で、何か変わるかもしれない。
昨日の夜からここまで、ミサキの気持ちは盛り上がる一方であった。

「実はオレ…好きな人ができたんだ…」

しかし、マサヒコから切り出された話の内容は、ミサキの期待を打ち砕くものだった。
運ばれてきたレモンティーから引き上げた匙が、ミサキの手から零れ落ちる。
「へ…へぇ…そう…」
何とか平常心を保とうとするミサキ。
顔を俯き加減にし、表情を悟られないように努力した。
「うん…一目惚れって感じでさ…こんなの初めてで、どうしたら良いかわからなくて…」
ミサキの表情には気付かない様子で話を続けるマサヒコ。
彼の方にも余裕は無かった。
今まで色恋沙汰には興味無しで過ごしてきた彼が、初めて心を揺さぶられ、戸惑っているようだった。
マサヒコの話によると、
相手の女性の名は、城島カナミ
県立小笠原高校の2年生
マサヒコやミサキからすると、1年先輩に当たる
小笠原高校と英稜高校は距離も近く、部活動や文化祭などで交流が多いらしい
新入生歓迎祭においても、両校の行き来があり、そこで彼女を見かけたそうだ
その後、通学路が似ていることも判り、顔を合わせることも多くなっている
最近では、声を掛けられることもあるようだ
531まさか…な…:2005/06/13(月) 00:42:53 ID:cYmpueq4
いつも冷静なマサヒコにしては珍しく、顔を赤らめて落ち着かない様子で離す。
その様子を見ていて、逆にミサキが冷静になっていった。
「何で…私に相談するの?…」
話の筋とは関係ないが、ミサキはどうしてもそれだけは確認したかった。
「うん…だって、濱中先生とは最近会ってないし…こういうこと相談できそうなのは、天野しかいなかったんだ」
「リンちゃんは?一緒の学校でしょ?」
「…あいつにこういう話が通じると思うか?」
「……そだね…」

(なるほど…とりあえず身近に私しかいなかっただけか…)
ここまで言われて、ミサキの頭はすっかり冷めていた。
こういう相談をしてくるということは、マサヒコはミサキに対して『友達』としか思っていない。
それ以上でも、以下でもない。
つまり、ミサキのアプローチに対して何ら特別な感情を抱くことは無かったということだ。
「…でさ…その人には、小久保君の気持ちは伝えたの?」
ここからは、優等生のミサキが顔を覗かせた。
「そ、そんなまだまだ!全然…」
驚きの表情を見せるマサヒコ。
今日のマサヒコは表情がコロコロ変わる。
私のことで、それだけ必死になってくれたらな、と、まだミサキの中に少しだけ未練が残る。
「…じゃぁさ、とりあえず言ってみようよ。まずはそれからだよ」
言ったところで、ミサキの心に自虐の念が渦を巻く。
自分ではできもしないことを、何他人に勧めているのか、と。
「待ってたって、その人が自分の気持ちに気付いてくれることなんて、そんなにないよ…」
ミサキは、まるで自分自身に言っているように思った。
もう遅いことかもしれないが。
「…でも…」
「断られたって、とりあえず友達になれるかもしれないじゃない。それからゆっくり…」

「……そうだな…うん!とにかくやってみるか!」
そう言ったマサヒコは、とても男らしかった。
532まさか…な…:2005/06/13(月) 00:43:27 ID:cYmpueq4




「あっさりOKされた…」
「へっ?」
次の金曜の夜、マサヒコからミサキに掛かってきた電話の第1声がそれだった。
ミサキは思わず聞き返してしまった。
「うん…だから、城島さん…付き合ってくれるってさ…」
あまりにうまく事が運びすぎている。
彼氏彼女ってそんなあっさり結実するものなのだろうか。
「え?最初は友達から…とかじゃなくて?」
ミサキにはある意味信じられなかった。
じゃぁ、自分もさっさと告白していれば良かったのだろうか。
「うん…明日休みだから、デートするって…」
「そ…そう、良かったじゃない」
また、心にもないことを言ってしまうミサキ。
優等生の悲しい性だった。
「うん、天野のおかげだよ…ありがとう」
「そんな…私なんて…」
そう素直に感謝されると、また自虐的な気持ちになってくる。
『ありがとう』と言ったマサヒコの口調は、心底嬉しそうだった。

533まさか…な…:2005/06/13(月) 00:44:21 ID:cYmpueq4
そんなこんなで土曜の昼過ぎ
「おーい!マサくん、こっちこっち!」
待ち合わせ場所の駅前にマサヒコがやって来たところ、既に城島カナミが待っていた。
セミショートの黒髪に、大きな瞳。
その笑顔を見た瞬間、マサヒコの緊張もいくらか和らいだ。
「あー、すみません、待ちましたか?」
「んーん、全然!」
何処かで聞いたようなセリフを交わす二人。
来る前は、からかわれてやしないか、と少し不安もあったマサヒコだったが、
明るく笑顔を向けてくるカナミを見て、そういった思いは吹っ飛んでしまった。
(良かった…思ったとおり良い人みたいだ…)
遅すぎず、早すぎず、マサヒコは時間ピッタリにやって来た。
それでもカナミが待っていたということは、彼女は待ち合わせよりも前の時間に来ていてくれたことになる。
からかうつもりなら、そんなことはしないはずだ。
あまりにうまく行き過ぎて、余計な不安を持ってしまっただけのようだった。
(それにしても…)
カナミが真面目そうだったことに安心しつつも、マサヒコは気になることがあった。
(…いきなり『マサくん』か…)
いつもと違う呼ばれ方は少々照れくさい気もしたが、不思議と嫌な気はしなかった。
「それじゃあ…城島さん、行きます…」
「え?もうイクの?」
その時、カナミは突然、マサヒコの方に顔を向けた。
急激な表情の変化に、マサヒコは戸惑ってしまう。
「え?あ…その…どこか行きたい所あります?」
「あ…あぁそうそう!行きたい所ね…」
カナミは何か誤魔化すような笑みを浮かべながら、頭を掻いた。
(あれ?…オレ、何か変な事言ったかな?…)
何だかよくわからない。しかし、カナミの方はもう元の状態に戻っているようだ。
「…あのね、行きたい所はね、昨日ネットで調べておいたんだ」
「そうですか。いいですよ」
「うん、じゃぁ、行こうか」
そう言うと、カナミは歩き始めた。横に並んで、マサヒコも歩き始める。
534まさか…な…:2005/06/13(月) 00:45:04 ID:cYmpueq4

「せっかくだから、手つなごっか?」
「えぇっ!いきなりそこまで…」
もっと段階を踏むものだと思っていたマサヒコ。
とりあえず今日のデートはお互いの紹介のようなつもりだった。
それが、そこまで行ってしまうとは
「いいじゃない、別に、街中で身体つなごってわけじゃないんだし」
「へ?」
言葉の意味はよくわからなかったが、カナミの方から強引に手を握ってきた。
そして、そのまま繋いだ手を揺らしながら歩いていく。
(あー、知り合いに会いませんように…)
マサヒコはかつて無い恥ずかしさを体験していた。
典型的な現代っ子で、今までどこかしらクールに過ごしてきたマサヒコは、
このように、人前でベタベタするのは苦手だった。
しかし、相手は年上であるし、何より誘ったのは自分の方だ。
無下に断ることは出来なかった。
「…城島さん…パソコン持ってるんですね…」
恥ずかしさに耐え切れず、とりあえずの話題を探したマサヒコ。
先程の『ネットで調べておいた』とのカナミの言葉から、話題を振ってみた。
ネットなら、自分も利用しているし(父のパソコンであるが)、大丈夫だ。
「んー…私のじゃなくて、お兄ちゃんの…」
「へー…お兄さんが…」
兄が居るとは知らなかった。
マサヒコはまた一つ、城島カナミについて知ることが出来た。
カナミはハハハと笑いながら続ける。
「でさー、調べようとしたら、いきなりエロサイトが立ち上がってきて、ビックリしちゃった」
「え…エロサイト!」
まさか、女性の口からいきなりそんな言葉が出て来ようとは。
いや、しかし、平気でそういうことを言う女性が、かつてマサヒコの周りにいた。
(いやいや…『エロサイト』くらい、今や普通のネット用語だろう…)
そう考えて、マサヒコは頭の中でカナミとあの人物を照らし合わせることは止めた。
というより、考えたくなかった。
535まさか…な…:2005/06/13(月) 00:45:49 ID:cYmpueq4
「『お気に入り』の中もエロサイトばかりでね」
「へ…へぇ〜ハハハ」
マサヒコは何だか嫌な予感がした。
「まぁ、お兄ちゃんの趣味だから、思った通り、アナル系ばっかだったけど…」
そこまで言われて、マサヒコの頭の中には、
かつて自分の家に押しかけてきていたもう一人の家庭教師の顔が浮かんでいた。
「じ…城島さんって、案外気さくな人なんですね…ハハハ…」
とりあえずそういった言葉で済ませておいたマサヒコだった。



「えーとね…確か…こっち」
カナミに引っ張られるようにして歩いていくマサヒコ。
彼自身も、今日のデートについて、いろいろ計画してきてはいたが、それで楽しんでもらえるかという自信は無く、
このようにカナミの方から行きたい所に連れてってくれるのはむしろ安心だった。
(あれ?…何だか段々変な方に…)
ただ、カナミの行く先がどうにもおかしい。
大通りを抜け、どんどんと路地裏の、人気の無い方へと進んでいく。
そして、遂に
「うわぁっ!…こ、ここって…」
路地を抜けると、そこはホテル街であった。
色とりどりの(主にピンク系)のラブホテルの看板が、あちこちに突き出している。
「マサくん、早く!」
面食らっているマサヒコをよそに、尚もカナミは突き進んでいく。

あちこちにカップルが歩いている。
何組か、ラブホテルから出てくるところも見えてしまった。
彼らが何の目的でここに来ているのか。
(まさか…な…)
そう考えると、マサヒコの心臓は鼓動が速くなるばかりであった。
(いやいや…考えすぎだろ…うん。きっと、この通りが近道なんだよ)
マサヒコは内心冷や汗をかきながらも、自分自身にそう言い聞かせてカナミについていった。
536まさか…な…:2005/06/13(月) 00:46:39 ID:cYmpueq4

「あったあった! ここだよ」
「え…ここって…」
しかし、マサヒコの予想に反して、カナミが立ち止まったのはその通りのど真ん中にある一つのラブホテルであった。
ここが、カナミの言っていた『行きたい所』なのだろうか。
「さ、入ろ入ろ!」
やはりそうだったようだ。
カナミは唖然と立ち尽くしているマサヒコの手を引っ張って、中へ入っていく。
「え…そんな…ちょっと待ってくださいよ!えぇええ!!」
マサヒコは強く抵抗する暇も無く、カナミと共にホテルの中へと連れて行かれてしまった。
537まさか…な…:2005/06/13(月) 00:47:12 ID:cYmpueq4

ホテルのロビー
といっても誰もいない。
二人の前には、部屋の内部の様子と思われる写真のついたタッチパネルが並んでいる。
ライトが消えているところは現在使用中ということだろうか。
(いやいや、そういうこと考えてる場合じゃないだろ!いいのか?こんな所来ちゃって)
マサヒコの動悸は早まる一方であった。
その一方で、カナミの方はいつもと変わらぬ様子。
いや、むしろ何だか楽しそうに見える。
漫画で言うなら、『わくわく』という擬音が回りに浮かんでそうな、好奇心に満ちた表情をしていた。
「えーと、一番安い部屋でいいよね…」
そう言って、指で追いながら料金表を参照していく。
「あとね、私、お夕飯の支度があるから、『ご休憩』しかできないんだ…ゴメンね…」
「え?えぇ!…いえ!…はい…」
マサヒコはもうワケがわからなかった。
『ご休憩』の何が良くないのか、その意味すらわからない。
「あ!しまった!今日土曜日だから、特別料金の方になっちゃうんだ!…」
カナミはどうやらお金にシビアな性格のようだ。
『お夕飯の支度』もするそうだから、よく言えば家庭的な面があるのかも知れない。
だが、今のマサヒコにはそういうことを考える余裕も無かった。
「…しかも、平日より時間が短い! これは…うん!早く行こ!」
カナミはタッチパネルを押し、出てきたキーを受け取ると、そのまままたマサヒコの手を握ってダッシュした。
「えぇっ!!ちょ…ちょっと待ってくださいよ!」
「え?…なに?」
カナミは立ち止まる様子は無い。
目的の部屋に向かって走っていく。
「な…何でここが『行きたい所』なんですか?」
「…ネットで調べたら、ここがこの辺で一番安かったの」
マサヒコの質問の意図と、カナミの答えとは、微妙に食い違っていた。
538まさか…な…:2005/06/13(月) 00:47:48 ID:cYmpueq4
「うわー…思ったよりも広ーい!ベッド大きーい!」
カナミは部屋に入ると、部屋まで来た勢いそのままに、ベッドの上へと飛び込んだ。
「うわー、柔らかーい!ふかふかだー」
そして、そのままベッドの弾力にまかせて身体をバウンドさせる。
その部分だけ見ていると、とても無邪気な少女がはしゃいでいるだけに見えた。
ただ、この場所がラブホテルの中で無ければ問題は無かったが。
「よし!これなら多少暴れても大丈夫!!」
カナミはベッドの弾力を確かめるようにバンバンと掌で叩いた。
そんなに暴れるつもりなのだろうか。
「あの…城島さん…」
マサヒコは完全に置いていかれていた。
部屋の入口で立ち尽くし、オロオロするばかりである。
しかし、カナミの方はまったくお構いなしだった。
「えーと、まずは、シャワーだね!私、先に使ってもいい?」
「えぇ…はい…どうぞ…」
カナミはベッドから勢いをつけて下りると、スタスタとバスルームへと歩いていく。
しかし、ドアノブに触りかけたところで、何か思いついたように立ち止まった。
「あっ!…そうか…マサくん…一緒に入りたい?」
そう言って、少し頬を染めながらマサヒコの方を振り返るカナミ。
「いいいいいい!いいえぇ!そんな、滅相も無い!」
マサヒコは全力で首を左右に振った。
さすがにそれは恥ずかしすぎる。
「良かった…やっぱり、それなりに段階踏まないとね…」
そう言い残して、カナミはバスルームのドアをパタンと閉めた。
「……段階って…」
カナミの段階の切り所が、マサヒコにはいまいち理解できなかった。

バスルームの中から、ザーーっという水の弾ける音が聞こえてくる。
壁を隔てているのに、今のマサヒコには何故か、殊更はっきりと聞こえた。
(ど…どうしよう…このまま流されていいものか…)
カナミがシャワーを浴びている間、マサヒコは何をするでもなく、ただベッドに座って悶々としていた。
握り締めた手にはじっとりと汗が滲んでいた。
539まさか…な…:2005/06/13(月) 00:48:28 ID:cYmpueq4
「ふぃーー…お風呂…じゃなかった。シャワー空いたよ…」
「うおぁっ!!」
バスルームから出てきたカナミを見て、マサヒコは思わず顔を手で押さえた。
出てきたカナミはバスタオル一枚を羽織っているのみだった。
「マサくんもさ、早く入ってきてよ。あんまり時間ないし…」
「はっ、はいっ!!」
言うが早いか、マサヒコはバスルームへと駆け込んだ。
これ以上、カナミの姿を直視することができなかった。
「はぁ…はぁ…」
そして、曇りガラスのドアを閉めたところでようやく一息つく。
ドアを閉めたところで、自分の傍らにカナミの着て来た服がたたんである事に気付く。
そして、そこには小さな靴下、パンティ(白)やブラジャー(白)まで置いてあることに気付いた。
(…ということは…やっぱりタオルの下は裸なのか…)
心臓が激しく高鳴っている。
こんなことは初めてだ。
いや、今日は何もかもが初めてだ。
初めて過ぎて、対処しきれない。
(ど…どうしよう…このまま流されていいものか…)
さっきと同じ事を考えていた。
いくら悩んでも、決心がつかない。
だが、それでも言われた通りに手早くシャワーを済ませてしまうマサヒコだった。
昔から、言われたことはきっちりやる男。

(ど…どうしよう…このまま流されていいものか…)
考えの堂々巡りをしながら、バスルームを出るマサヒコ。
カナミに倣って、自分もタオル一枚だけ羽織っていく。
そんなマサヒコの目に、信じられない光景が飛び込んでくる。

「なにやってんだ あんたー!」
540まさか…な…:2005/06/13(月) 00:49:05 ID:cYmpueq4

「ふぇぇっ!!」
突然のマサヒコの声に驚いて、ビクッと振り向くカナミ。
『あふ…うん…いいん…そこ〜』
彼女がさっきまで見つめていた先、TV画面には善がり狂うAV女優が写っていた。
「あの…ゴメン…いや、タダだし、せっかくだから見ておこうかと…」
マサヒコのツッコミに驚いてちょっと歯切れが悪いカナミ。
「ハッ!」
ここにきて、マサヒコも初めて自分がツッコんでしまったことに気付いた。
(しまった!…ついクセで…)
ヤバい、きつく言い過ぎたかな、とマサヒコは激しく後悔した。
「すいません…あの…ビックリしちゃって…」
「あぁ…いいよいいよ…ツッコまれるのは慣れてるし…」
「はい?」
とりあえず、カナミは気に留めていない様子だった。
マサヒコは少し安心する。
「さぁさぁ…こっち座って…」
そして、カナミはベッドの端に腰掛けて、じぶんの傍らを手でポンポンと叩き、マサヒコに座るように促す。
ここまで来たら間違いない。
もう、ヤルしかない。
そう考えると、マサヒコはガチガチに緊張してきた。
ぎこちない動きで、カナミの隣に腰掛ける。
「あ…あの…うわっ!」
緊張した面持ちでカナミの方を向くと、マサヒコの顔のすぐ近くに、カナミの顔があった。
「まずはね…こっち…」
そう言って、カナミは自分の唇を指差す。
そして、軽く顎を上に向けたまま、目を閉じた。
(うわ…これって、ひょっとして…)
キスを求められているのか。
マサヒコはどうしたらよいか解らず、手を宙に彷徨わせる。
「ねぇ…はやくぅ…」
目を閉じたまま、カナミが誘ってくる。
541まさか…な…:2005/06/13(月) 00:49:52 ID:cYmpueq4
これ以上待たせたら、カナミを傷つけることになるかも知れない。
そう判断したマサヒコは、意を決してカナミの両肩を掴んだ。
そして、ゆっくりとカナミの顔に自分の顔を近付け、
そっと、唇を重ねた。
(…やわらかい…)
初めて感じる女性の唇。
その柔らかさと暖かさに、マサヒコは感動すら覚えた。
が、

「――――!!」

マサヒコに衝撃が走る。
自分の唇を割って、何かが口の中に侵入してきた。
(これは…城島さんの…舌…)
グニュッとした感触のものが、スルッとマサヒコの口の中に入り込み、動き回る。
「うぁっ!…」
慣れない感触に耐え切れず、思わず顔を離してしまうマサヒコ。
「あぁっ…もう、逃げちゃダメ…」
微かに頬を染めながら、カナミはマサヒコの首に手を回し、また顔を近付けて来る。
「あの…城島さん…」
「…ちゃんと名前で呼んで…」
そう言いながら、カナミはまたマサヒコの唇を奪う。
そして、また無遠慮に舌を侵入させてきた。
「…んっ!…んっ!…んん…」
マサヒコの口の中で、マサヒコの舌が、カナミの舌に絡め取られていく。
(オレ…普通のキスさえしたことないのに…)
それは不思議な感覚だった。
他の人の体温が、自分の口の中で動き回る。
だが、少しも嫌な気はしない。
何だか、頭の中が溶けて、浮ついていくようで、
ぼぅっとしてむしろ心地良かった。
542まさか…な…:2005/06/13(月) 00:50:42 ID:cYmpueq4
「…んん…はぁっ…ん…んん…」
軽く息継ぎをしてキスを続けるカナミ。
上気して赤くなった顔がマサヒコからも一瞬垣間見えた。
マサヒコも、自分の顔が赤くなってきているのが、自分でも判るほど興奮していた。
「……ぷはっ…ふぅ…はぁぁ…」
カナミがようやく口を離す。
二人の口の間には、二人の唾液が絡まり合って、糸となって伸びていく。
「ふふふ…マサくん…顔が…赤いよ。気持ち良かった?」
「は、はい…あの…えっと…」
「…良かった…さくらんぼで練習した甲斐があったよ…」
「はい?」
呆けたように動けないでいるマサヒコをよそに、
カナミはその目の前で、自らの身体を包むバスタオルを外し始めた。
「うぁっ!カ…カナミさん…そんな…」
薄暗い部屋の灯りの中、カナミの肢体がマサヒコの前に露わになる。
一糸纏わぬ姿。
母親以外の女性の裸を、初めて目の当たりにしたマサヒコは、思わず目を背けてしまった。
「カ…カナミさん…何で、そこまで…」
マサヒコは自分で何を言いたいのか良くわからなかった。
ただ、1回目のデートでここまで来てしまうとは、完全に予想外で、
先程意を決したつもりでいたが、改めて裸体を目の前にすると、それ以上踏み込む勇気は無かった。
「え?…だって、付き合うっていったら…エッチするんじゃないの?…」
カナミはそんなマサヒコの態度も意に介さず、身体をマサヒコの方に近付けて来る。
そして、マサヒコの腰に優しく手を回し、彼をガードしているタオルを剥ぎ取った。
「あっ!そんな…待って…」
「えっ!マサくんってひょっとしてエッチできない人?」
「いや…違います…多分…(EDとか言われてたけど)」
マサヒコがそう答えた途端、カナミの表情が少し沈んだ。
「じゃぁ…ひょっとして…私とはしたくないとか………貧乳だし…」
「いや!そんなことは決して!…」
裸でいるカナミの方を見るのは躊躇われたが、彼女を傷付けまいという心から、マサヒコはじっとカナミを見つめる。
マサヒコに見つめられながら、カナミの表情が、また弛んでいった。
543まさか…な…:2005/06/13(月) 00:51:23 ID:cYmpueq4
「えへへ〜…じゃぁいいよね…」
そう言って、カナミはマサヒコの内股を掴み、強引に足を拡げさせる。
「え?…いやあの…でも…」
突然のことに、マサヒコは慌てて自分の股間を手でガードする。
「え?まだ何かあるの?」
カナミの頬が、不満そうに膨らんだ。
「いや…そうじゃなくて…もう少し段階を…」
「段階?…あぁ…大丈夫だよ!ちゃんと勉強してきたから。エッチの順番」
グッと親指を立て、前に突き出すカナミ。
自信満々といった様子だ。
「いえ…そっちの段階でなくて…もっと前の…」
「だから!次はマサくんのを勃たせることになってるから!……ほらぁ!!」
「あぁっ!!」
カナミは、股間を覆っていたマサヒコの手を力任せに引き剥がすと、
その先に現れたマサヒコのイチモツをマジマジと見つめた。

「………あれ?……」

怪訝そうな顔をするカナミ。
「な…何か…不都合でも?…」
マサヒコには、カナミの表情の理由がわからなかった。
と言うか、今日の彼女の行動は全てわからなかった。
「……全然反応してない…」
カナミの目の前で、マサヒコのペニスはだらしなく垂れ下がっていた。
「おかしいなー…『ここまでくれば彼のモノは半勃ち』のはずだったのに…」
「何ですかそれは?…」
まるで、何かを参照してきたかのような物言いだ。
「いやその…緊張してるんですよ…」
だが、それよりも、股間を曝け出したままじっくりと観察されている今の状態が物凄く恥ずかしかった。
「…やっぱり…私の身体のヴォリュームが足りなかったとか?…視覚的に…」
カナミが、下からマサヒコの顔を見上げてくる。
ちょうど上目遣いになるので、マサヒコはドキッとした。
544まさか…な…:2005/06/13(月) 00:52:29 ID:cYmpueq4
もともと顔から憧れただけに、その攻撃が一番効く様だった。
「あっ!…今ピクッて動いた!」
カナミがマサヒコのペニスに顔を近づけてくる。
「そ…そんなに見つめないでくださいよ…」
今にも触れてしまいそうだ。
悲しいことに、マサヒコのペニスは益々反応してしまう。
「よーし!じゃぁ次!」
そう言うと、カナミはペロッと舌を出した。
そして、

「うわぁっ!そ…そんなぁ!!」
硬く尖らせたカナミの舌先が、ペチョッとマサヒコのペニスに触れた。
マサヒコは敏感に反応し、カナミの目の前でペニスが揺れる。
「あ…ひょっとしてマサくん…初めて…」
カナミが、また上目遣いでマサヒコを見つめてくる。
その表情を見るにつけ、またマサヒコは堪らない気持ちになるのだった。
「うぅ…その…」
「へへへ…初めてなんだ…やったね!」
そう言うと、カナミはまたマサヒコの股間に顔を埋めていく。
カナミの柔らかい吐息が、剥き出しのマサヒコのペニスに降り掛かる。
「あぁぁぁ…」
マサヒコはまた1オクターブ高い声を上げた。
カナミが、まだ柔らかいマサヒコのペニスを舌で持ち上げ、優しく口に含んだのである。
「あっ…そんな…あぁぁ…」
フニャフニャで柔らかいペニスを、唇でモゴモゴと弄ぶ。
口の中では、ゆっくりと舌を動かし、亀頭の先の裂け目を弄る。
柔らかく暖かい女性の唇に包まれて、マサヒコはかつて無い感覚に悶えていた。
これが、快感というものなのだろうか。
(あぁ…あったかい…なんだこれ?…気持ち良いのか?これ?…)
よくわからない。よくわからないが、
もっと、もっとして欲しい。
カナミの口の中で、マサヒコのペニスが徐々に硬く、芯を持ち始めていた。
545まさか…な…:2005/06/13(月) 00:53:20 ID:cYmpueq4
「ふふふ…硬くなってきたね…」
カナミは一旦口を離すと、また舌先を尖らせて、ペニスと陰嚢の境目を突付いた。
「うっ…あう…」
まだ経験の無かったマサヒコは、カナミの舌の動き全てに一々反応してしまう。
カナミは満足気に微笑むと、ペニスの先を摘んで持ち上げた。
そして、直立させたペニスの裏スジを、下から上に持ち上げるように舌先でなぞる。
「うぁぁあっ!」
その瞬間、マサヒコの背筋にゾクゾクッと悪寒が走り、
それに伴って、マサヒコのペニスもビクビクと震え、僅かに膨らんだ。
「あっ…あっ…あぁっ…」
更にカナミの舌が、上から下へ、下から上へと往復を始めたから堪らない。
マサヒコのペニスは、カナミが見守る中、どんどん太く硬く膨張していった。
「へー…マサくんは、仮性包茎さんだね…」
カナミはそう言いながら、マサヒコの余り気味の皮の間に舌を喰い込ませる様に突付き、
指を使ってゆっくりと剥いていった。
「あっ!…ちょ、ちょっと痛いです…うぅっ…」
マサヒコのピンクの亀頭が剥き出しになる。
カナミは構わずに、そのピンクの亀頭に舌を這わせた。
「んっ…ここも硬くなってきてるね…」
そして、亀頭の先の裂け目に口付すると、亀頭の傘の裏に差し込むように舌先を入れ込んでいく。
その瞬間、マサヒコは身体に電流が走ったように感じた。
「あぅっ…ダメです…そこ…すごい…うぅぅ…」
マサヒコのペニスがビクンビクンと震える。
痛いほどに伸び上がっていくマサヒコのペニス。
もう、カナミの支えが無くても直立するほどに勃起していた。
「ふふ…マサくん…この辺が弱いんだ…いいよ…イッちゃいなよ…」
そう言って、カナミはマサヒコの亀頭に吸い付いた。
チュッ!チュッ!と亀頭が吸い上げられ、唾液の爆ぜる音が聞こえてくる。
何だか、とてもいやらしい音だに聞こえる。
一番敏感なところを集中して責められ、マサヒコは内側から段々込み上げてくるものを感じた。
「そ…そんな…ダメですよ…あぁっ…」
言葉とは裏腹に、マサヒコのペニスは爆発しそうなほどに膨れ上がっていた。
546まさか…な…:2005/06/13(月) 00:53:55 ID:cYmpueq4
「えー、でも、タマタマがピクピク震えてるよ…もうすぐ出そうなんじゃないの?」
口を離したカナミが、指を使ってマサヒコの陰嚢をそっと持ち上げる。
カナミの指の上で収縮し、震える陰嚢は、宛らカナミに弄ばれているようだった。
「ダメです!今触っちゃ…あぁ…」
マサヒコが苦しげに眉を顰め、身体を強張らせて込み上げてくる波に抗っていた。
しかし、カナミはむしろそれを打ち崩そうとしてくる。
限界が近くなったマサヒコのペニスを前に、大きく口を開けると、
まるで頬張るように自らの口の中へ飲み込んでいった。
「ダメです!ホントに出そうなんですってば!…あぁ…なんで…」
そして、カナミはそのままペニスの根元近くまで一息に飲み込んだ。
柔らかい舌全体が、ペニスの竿に絡み付く。
硬く張り詰めた亀頭が、カナミの喉元に貼り付く。
「んんっ…」
そこまで来たところで、カナミも眉を顰める。
膨張したマサヒコのペニスが、少々サイズ過多だったようだ。
口の中一杯にマサヒコの肉棒を頬張りながら、カナミはゆっくりと鼻で息をつき、落ち着こうとする。
「あっ…うぅっ…そんな…」
しかし、カナミが息をつくと喉が収縮し、
そこに貼り付いているマサヒコの亀頭を締め上げ、攻め立てる結果となってしまった。
少し落ち着いたところで、カナミは頬を窄めながらゆっくりとペニスを抜き出していく。
そして、カリ首が唇に引っ掛かるところまで抜き出すと、また喉元まで挿入していく。
そうやって、ゆっくりと口内へのペニスの抽送を開始していく。
「んっ…んっ…んっ…んんっ…」
カナミの頭が、マサヒコの股間でリズミカルに上下する。
「あっ…あっ…うぅっ…」
カナミの口の動きに合わせて、マサヒコからも声が漏れる。
舌が、頬肉が、喉が、マサヒコのペニスを擦り上げ、
内側から込み上げてくる波が大きく、顕著になっていく。
「あぅっ…も…もうダメです…早く…早く頭を退けて下さい…ホントに…ホントに出ちゃいますよぉ…」
自分でも信じられないほどにマサヒコのペニスは張り詰め、カナミの口の中でピンと伸び上がっていく。
マサヒコは申し訳なく思い、せめて口内射精は避けようと、カナミの頭に手を掛けた。
547まさか…な…:2005/06/13(月) 00:54:55 ID:cYmpueq4
「うぅ…もう…早く…」
しかし、ペニスを抑えられているため力が入らない。
カナミを退かすことができない。

「も…もう…あ…あ…あぁあぁぁぁ〜…」

マサヒコが端から聞いたら情けないほどに力が抜けた声を出した。
と、同時に、カナミの口の中でペニスがビクンと大きく脈打つ。
そして、先端から勢い欲熱い粘液が溢れてきた。
その動きを察知したカナミは、すぐさま動きを止め、流れ込んでくるマサヒコの精液を口内の広い所で受け留める。
「うっ!…うぅっ!…うっ!…」
小刻みに呻きながら、身体を震わせて、精液を吐き続けるマサヒコ。
若く、勢いのある射精。カナミは、まるで喉に叩きつけられるように感じ、眉間に皺を寄せた。
「ごめんなさい…カナミさん…うぅうっ!…」
カナミはペニスの竿を指で支えながら、コスコスと小刻みに動かし、マサヒコの射精を促してやった。
マサヒコの射精は量も多く、なかなか収まらなかった。
カナミの口の中いっぱいに、マサヒコの熱い精液が広がっていく。
「んんっ!…」
口の中に収まりきらなくなって、カナミはマサヒコのペニスから顔を離してしまった。
シーツの上にペトリと落ちるマサヒコのペニス。
直立するほどの力は無くなり、トロトロと余りの精液が流れ出していた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
ようやく射精を終え、荒く息をつくマサヒコ。
目の前では、自分の精液を口内に収めたカナミが、口元を押さえたまま震えている。
「んぐっ…んん…」
呆けたように脱力しているマサヒコが見つめる中、
カナミは懸命に舌と喉を動かして、口内の精液を飲み込んでいった。
「……にが…」
カナミが呟く。
「…そんな…無理して飲まなくても…」
心地良いような脱力感の中、マサヒコは気だるそうに言った。
「え?…でも、飲んでくれた方が嬉しいんでしょ?男の子って…」
548まさか…な…:2005/06/13(月) 00:55:32 ID:cYmpueq4
そう言って、カナミはマサヒコに顔を近付け、ペロッと舌を出した。
全部飲み込んだことの証明だろうか、確かに口内にはもうなにも残っていないようだった。
「やめてくださいよ…何だか…恥ずかしい…」
マサヒコはまた顔を赤くして目を背けた。
(あ…可愛い…)
だが、それはむしろカナミを萌え上がらせたようだった。
「マサくんのってさ…すっごく濃いの…喉に引っ掛かって大変…」
「やめてくださいってば…」
「…噛めそうだったよ…」
「もう…恥ずかしいな…」
そう言って、マサヒコは顔ごと背けてしまった。

「ふふふ…」
あまりイジメるのも可哀想に思ったカナミは、次のステップへ進むことにする。
「マ〜サくん!こっち向いて」
言われた方を振り向くマサヒコ。
その先にはマサヒコの知らないものがあった。
「うぁっ…」
「もー、マサくんったらそればっかり…」
マサヒコの目の先では、カナミが大胆に足を拡げていた。
「次はねー、私の番。マサくん、ちゃんと濡らしてね…」
目の前に露わになるカナミの女性器。
控えめの陰毛は、柔らかな縦スジを隠し切ることは出来ず、
性器の柔肉の形がはっきりと目で判る。
初めて見る女性の大事な部分。
マサヒコは頭に血が昇っていくのを感じ、自分の性器もまた反応し始めているのを感じていた。
(続く)
549新参者:2005/06/13(月) 00:58:34 ID:cYmpueq4
 ( ⌒ ) ポッポー
   l | /
  
⊂(#@u@)    前置きが長すぎるんだよ!!
 /   ノ∪    やってられるか!!
 し―-J |l| |   
         □ペシッ!!  

…と、思われた方ごめんなさい。
ホントはもっと書きたかったのですが、時間がありませんでした。
見てくれる方々、気長に見てやってください。
結構、長くなりそうです。話が。

では、またよろしくお願いします。
550名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 01:05:12 ID:jfFAKJrF
新参者氏、果てしなくGJ!
すでに漏れのキャノソは暴発寸前でつよ。
続編も期待してまふ
551名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 01:24:31 ID:W6GA4inS
新参者氏キタァァァァァァ!
ほかのどんな職人よりもあなたを待ってました!
スレのエロ分一気に回復!超GJ!
552名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 01:36:25 ID:6ikUfFWb
ぬおぉぉぉぉぉぉ!新参者氏キタ―――――――――――
超GJ!続きも期待して待ってます
553名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 01:37:10 ID:JJi2h5OS
うぉぉぉぉぉぉぉぉぇっおぇっおふ!!
新参者氏が………………
キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━

もう!待っていたんだぞ!!
554名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 01:44:47 ID:ywbI5X2d
おいおい、そーゆー時は

俺も今きたとこ。だろ!
555名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 01:48:34 ID:OoLoms4j
新参者氏がキテイタ――――――――――
やはりあなたが最高神!飲んじゃうカナミエロカワエー!
556名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 03:26:26 ID:e2z4Ljfq
神様!仏様!新参者様!!有難うございます!貴方の素晴らしい作品でこのスレが最高の雰囲気になりましたよ。で、続きマダー?w
557名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 08:37:39 ID:3raEAgkz
郭泰原氏と新参者氏、GJ&乙です!最近不足しがちだったエロ分が
大幅に補給されました!!
とりあえず、新参者氏が続きを書いてくれるまで、ティッシュ片手に正座して
待ってます。
558名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 10:24:56 ID:nXj+QkLZ
昨日早く寝ないでもう少しだけ我慢すればリラルタイムで見れたのかorz

何はともあれGJ!
559名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 11:05:14 ID:/nGGrD9M
これぞエロパロ、超GJ!

さて、優しい住人さんが多いので、あえて泥かぶって厳しいこと書こうかな。
とりあえず、最近萌えシチュ本番なし話ばっか投下してた職人さんは、
ここで落ち着いてエロ文を書くことに専念してほしい。
ここはエロ小説を読んだり書いたりする板であり、エロなしでもオッケー、
というのは基本的に板の趣旨から外れている。
どうしても萌えシチュ微エロ本番なしSSが書きたい人読みたい人は、
それ専用の新しい板を作って下さいとお願いしたらどう?
これは荒らしでも貶めでもない、俺個人の偏りだとしても、真面目な提言だ。
560名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 11:19:32 ID:nXj+QkLZ
>>559
言いたいことは同意。

>どうしても萌えシチュ微エロ本番なしSSが書きたい人読みたい人は、
>それ専用の新しい板を作って下さいとお願いしたらどう?
でも、この2行はいらない。
561名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 12:19:26 ID:no2vSmGD
新参者氏待ってました!
前作のシンジ×カナミの続きも見てみたいっす

>>559

【この板の趣旨】                              
一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、
およびオリジナル・パロディを問わないエロ小説創作等を行う板です。


てのがこの板の趣旨だが、直接的なエロ描写がなくてはいけないわけじゃないでしょう。
萌え要素があれば趣旨から外れてるとはいえないし。

ともかくエロが濃かろうと薄かろうと、このスレの職人様方と、常に声援を忘れない応援団の方々にGJを送りたい!
562名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 13:22:57 ID:W6GA4inS
うむ、難しいところですのう。
個人的には微エロは無問題ですが、微エロ本番無しを認めるのなら、
一方で原作の雰囲気にあわないから凌辱・アブノーマル・乱交等はダメというのはフェアでない気ガス。
どちらも読みたい読みたくない、書きたい書きたくないって人がいるだろうし。
今まで定期的にこの手の問題が出てきたけど、そのたびに曖昧なまま流れてる。
でも、かちんとルール作るってのもやりすぎかもしれんという思いも蟻‥‥。
やはり投下前に職人に「これは凌辱物」「本番無し」と予告してもらい、読者がスルーするか読むか自主判断する、ってのが一番なのだらうか?
長々スマソ。
563名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 13:35:12 ID:ZrfiYcyW
最初にジャンルを事前申告

あとは各自であぼんするなりなんなり

で良いんじゃないか?
564名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 17:18:31 ID:qUotDM24
あーだこーだ言うのはいいんだけどさ、やっぱり職人さんたち
が頑張って作ってるわけなんだからあまり文句は言わない方がいいんじゃ?

言うのは自由だけど、じゃあ自分がそれを書くのか? ってなるとあきらかに
書く人は少ないじゃん。
このスレのいい所は希望ばっか言って自分では何も書かないって
いう人があまりいない所じゃないのか?

ある程度やりすぎた感があったらそれはそれで職人さんたちが
自分の配慮で申告してくれてるんだからさ。

まあ、文句があったら自分でも書いてみたらどう? って話なんだけどね。
そしたらその難しさが分かるはずだし。
565名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 17:51:06 ID:WIzLBkgF
職人豊富なスレならではの贅沢な悩みだな。
たまには言いたいこといってガス抜きしたいということなんだろうけど。
566名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 19:45:25 ID:e2z4Ljfq
まぁまぁ、皆様マターリしましょ。
567名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 19:56:17 ID:L7AD8744
殺伐としてきた……かな?

まあ>>563が一番現実的
568名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 20:15:21 ID:XoN2opc8
というかこう殺伐だと職人も載せにくいんじゃ?

本末転倒ってこのことだね
569名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 20:25:06 ID:L7AD8744
>というかこう殺伐だと

うそーん。殺伐としてるかぁ?
あ、俺が荒みすぎてるのか……('A`)
570名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 20:53:34 ID:OoLoms4j
誰も荒らしてないし喧嘩も売ってないので殺伐とはちょっと違う気もするが、
今の流れだと投下しにくいかもね。とりあえず>>563の線でいってみたらどうだろうか?
571名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 21:03:45 ID:JJi2h5OS
まぁ割と>>563の意見って最近は守られてきてた気がするけどね
その方向でいんでない?
57272:2005/06/13(月) 21:35:04 ID:tnDfHEOb
上の意見を見て、改めて自分の作品を振り返る。

(;゚Д゚)ハッ 俺本番エロのSS書いた事ねーじゃん……orz

…えー、精進します。
とりあえず次のはもっとエロい奴目指して……頑張ります。
一応宣言しとかんと、また微エロに走りそうなんで。
573名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 21:43:13 ID:JJi2h5OS
>>572 ワロスwww
574トマソン:2005/06/13(月) 22:42:19 ID:HaE7zCnt
トマソンです。

郭氏、新参者氏、GJ!です。お二人のねっとりしたエロ描写、勉強になります。


 で、エロ分の必要性について、議論かまびすしいようですが。
 基本的に私も >563の線に賛成です。

 投下されるものすべてがエロ全開、本番ありのものである必要はないと思うのです。
今の状況(エロ有り無し、本番有り無し、萌え有り無し、ギャグ有り無し、すべてOK
のなんでもあり)だからこそ、このスレは活況を呈しているわけだし。

 また、私も本番ありのもの、なしのもの、微エロ有りのもの、全く無しのものと、
いくつか投下させてもらいましたが……。
 職人として言わせていただくと、「エロ分なしだけど書いて見たいストーリー」と
いうものも、確実に存在するのです。
 また、エロなしの話を書くことによってエロ全開の話につながるケースは多いですし、
またその逆のケースもあります。

 というわけで、このスレはエロありでもなしでも許容、という現状を維持して欲しい、
と思う次第です。

で、「エロ分なしだけど個人的に書いて見たい」という話をひとつ投下して、皆さんの
反応を待ちたいと思います。

 近頃はアヤナ分が足りん! という極私的感想にのっとった小品です。
エロは無しですので期待しないでください。
また、前半はちょっと雰囲気違いの暗い話です。覚悟の上でどうぞ。
575トマソン:2005/06/13(月) 22:42:59 ID:HaE7zCnt
「プルプル……プルプル……」
 いつも通りの起床時間。目覚まし時計の音が部屋に響く。
 若田部アヤナは手を伸ばして目覚ましを止めると、ベッドから抜け出した。
 今日もさわやかな朝だ。
「ん〜……」
 アヤナはひとつ伸びをするとパジャマを脱ぎ捨て、制服に着替え、身づくろいを
終えると、かばんを手に二階の自室から一階に降りていった。

「おはようございます」
「おはよう、朝食出来てるわよ」
 ダイニングキッチンに入っていくと同時に母親と挨拶を交わし、続いて居間に足を
運び、隅においてある水槽を覗きこむ。
「(おはよう、今日も元気?)」
 心の中で、金魚たちに挨拶をするのがアヤナの毎朝の日課だった。
 もちろん金魚たちが返事をくれるはずもないが、泳ぎ回る金魚達の姿にアヤナは心が
安まるのを感じ、毎朝欠かさずこの挨拶をするのが習慣になっていたのだ。
 しかしこの朝の金魚たちは、アヤナを和ませてはくれなかった。
(……あっ!?)
アヤナは息を呑んだ。
 金魚たちは、水面に横になって腹を出し、ぷかぷかと浮いている。目には既に、薄く
白い膜が張っていた。
 トントンと水槽の縁を指で叩いてみても、何の反応もない。
「……金魚が……金魚たちが……死んじゃった……」
 アヤナは呆然と立ち尽くした。
576トマソン:2005/06/13(月) 22:43:50 ID:HaE7zCnt
 この金魚達は、去年の夏の合宿で、小久保マサヒコからプレゼントされたものだ。
 もともとが縁日の金魚すくいで取った金魚だ。そうそう、長生きすると望めるもの
ではない。
 しかし……アヤナは、金魚達の死を、寿命だと割り切ることができなかった。
(なんだか、心にぽっかり穴が開いた感じ……。小久保君に、なんて言おう?)
 アヤナの瞳から一粒、涙がこぼれた。
(やだ……金魚が死んだくらいで、どうして私……涙が出るの?)
 金魚達をマサヒコからもらったときの思い出が脳裏に蘇った。
(あのときは、小久保君に水着を剥ぎ取られるわ、一緒の布団で寝てしまうわで
散々だったけど……
 次の日、縁日に行って、そこで天野さんと金魚すくいで勝負して、二人とも全然駄目
で……小久保君が上手に取った金魚、私にくれたんだっけ……)

 一年弱前の合宿の思い出。金魚達はその象徴であっただけでなく、毎朝のささやかな
和みを与えてくれる存在だった。
 アヤナは、毎朝の習慣であった金魚達への挨拶を、あたかも当然のことのように
考えていたこと、それがなくなることなど想像もしていなかったことを、否応無しに
気づかされた。
 しかし現実に、金魚達は水槽のなかで死んでいる。
 死による別離。今まで特にペットを飼ったことがなく、家族も皆、健在である
アヤナが、初めて味わう喪失感だった。

(お墓……作らなきゃ……でも……でもごめんね、触れない……)
 アヤナは死んだ金魚に触ることが出来なかった。年頃の女の子として、やはり金魚の
死体は気持ち悪い。
 父親に頼んで、庭の片隅に埋めてもらった。
「(ごめんね、今は時間がないの、あとでちゃんとお墓を作ってあげるからね)」
 埋めたあとに向かって手を合せると、アヤナは朝食も摂らずに学校まで走り、
遅刻寸前だったがきわどく間に合った。
577トマソン:2005/06/13(月) 22:44:16 ID:HaE7zCnt

「若田部、おはよう」
「はぁ、はぁ……おはよう、小久保君」
 教室に入り、息を切らせながら、マサヒコといつもの挨拶を交わしたアヤナだったが、
金魚の件をなんといって伝えればいいのか、分からなかった。
 別に、秘密にすることではない、むしろ話さなければならないことだ。もちろん、
恥じることでもない。謝ることでもないはずだ。
(でも……なんて言えばいいんだろう? それに、このことを口にしたら、私、
なんだか泣いてしまいそう……)
 息を切らせているのみならず、何となくもじもじしているアヤナに、様子が
おかしいと見て取ったマサヒコが声をかける。
「若田部、どうかしたのか? そんなに息を切らせて」
「あの……小久保君……」
「……? なんだ?」
「……ううん、何でもないの……」
「……?」
 意を決して、金魚が死んだことを一旦はマサヒコに話そうとしたアヤナだったが、
その後が続かなかった。
578トマソン:2005/06/13(月) 22:44:57 ID:HaE7zCnt
 結局、ようやくマサヒコに打ち明ける決心がついたのは昼休みだった。
(事実を伝えれば、それでいいんだ……よね……)
「あの……小久保君……」
 マサヒコは昼食を終え、今は1人、窓際に佇み、外を眺めているところだった。
「……? どうした、若田部?」
「あのね、去年の夏の合宿のときにもらった金魚が……今朝、死んじゃってたの……」
「……そうか。まあ、金魚すくいで取ったにしては長生きしたほうかな」
「……そんな言い方、しないで……私、とっても悲しかったんだから……」
 マサヒコを見つめるアヤナの目にまたしても涙が浮かぶ。
「……悪い。そんなつもりじゃなかったんだ。……もう埋めたのか?」
「お父さんに頼んで、庭の隅に埋めてもらったけど、ちゃんとお墓を作るのはまだなの。
これから作らなきゃ……」
「そっか。……じゃあ、放課後、一緒に作ろうか?」
「……そうしてくれる?」
「ああ」

「……なになに、どうしたの?」
 なにやら深刻な話をしている様子の二人へ、的山リンコが天然モードで話し掛けるが、
アヤナは数学の宿題の話だとごまかした。
 同時に、遠くの席に座っている天野ミサキが、なにやら気遣わしげな視線を向けて
きていることにも、アヤナは気づいていた。
(それは、話を打ち明けたら、的山さんも天野さんも来てくれるかもしれないけど……
でも、人が多すぎても……今日は小久保君と二人でお墓を作りたい……)
 どうしてか、他者を介在させたくないという思いがアヤナにはあった。
579トマソン:2005/06/13(月) 22:45:19 ID:HaE7zCnt
 放課後。
 連れ立って若田部邸に到着したマサヒコとアヤナは、金魚達を埋めた庭の片隅に
手ごろな石を置き、板切れに「金魚達の墓 ○×年□月△日」と書いて石の後ろの土に
突き立てた。
「金魚達に、名前をつけてあげれば良かったわ。そうすれば、お墓にその名前を書けた
のに……」
 アヤナは心底、悔やんでいる様子だ。
(なにも、金魚にここまでしなくても……)
 マサヒコは正直なところそう思っていたが、自分があげた金魚を、横にいる少女が
ここまで大切にしてくれるのは嬉しかった。
 どうにか墓らしい格好がついたところで、揃って両手を合わせる。
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。どうか安らかに」これはアヤナ。
「なまんだぶ、なまんだぶ……」これはマサヒコだ。
 それで墓作りはあっけなく終わった。

 アヤナは朝、金魚達の死に気づいてからずっと続いていた、暗い気分が少しづつ
晴れていくのを感じていた。
「(そうね、この世に生きるものはいつかは死ぬんだもの……こうして、簡単でも
弔ってあげられて良かった……それに、小久保君も怒ってないし……)
 妙にマサヒコの心中が気になるアヤナだが、それがなぜか、まだはっきりとは
認識していなかった。
580トマソン:2005/06/13(月) 22:45:53 ID:HaE7zCnt
 二人は若田部邸の居間に移動し、一休みしつつお茶を楽しんでいた。
 若田部アヤナの母親は、ボランティアコミュニティの集まりとかで出かけている。
父親はもちろん会社。兄も大学から帰っていない。早い話、大きな邸宅に二人きりだ。

 墓作りの礼に始まった世間話は、当然の流れとして、去年の夏合宿の、そして金魚の
思い出話になった。
「あの合宿は……今ではいい思い出だけど、初日はひどい目に遭ったわ。日焼け止めの
話で中村お姉様の怒りを買って、砂に埋められて動けなくなってしまって。
 小久保君に砂をどかしてもらうよう頼んだら、小久保君ったら、紐に指を引っかけて、
ビキニの下を剥ぎ取るんだもん……」
 アヤナは口を尖らせ、悪戯っぽい視線をマサヒコに向ける。
「う゛、いやその、あれは事故で……」
「あの時は、私は余りのことに泣き出してしまって……濱中先生にバスタオルで隠し
ながら砂をどけてもらって、やっとの思いで出られたのよ?
 小久保君も、天野さんにソフトクリームをぶつけられてたじゃない」
「あの時は、眼に入ってエライ目にあったよ。しばらく目が見えなかった」
「夜は夜で、的山さんと一緒に寝ていたはずが、トイレに行って戻るときに、寝ぼけて
小久保君の布団に入ってしまったり。結局、朝まで同じ布団で寝ていたんだもの、今に
して思えば無茶苦茶な話よね。」
「そうだったな……無茶な話だ。挙句の果てに、おまえには
『責任とってくれるんでしょーね!』とまで言われたな」
 マサヒコとアヤナは目を合わせて笑いあった。
「その翌日の縁日で、あの金魚を金魚すくいでとって、私にくれたのよね……」
「そうだったな……」
581トマソン:2005/06/13(月) 22:46:30 ID:HaE7zCnt
 思い出話は尽きなかったが、話が一段落ついたところで、おもむろにマサヒコは気に
なっていたことをアヤナに問い掛けた。
「ところで……いいのか? 他に誰もいないのに、俺なんか家に上げて……」
「どうして? お墓作り、ほとんどしてもらったんだから、お茶くらい出すわよ」
「そりゃ嬉しいけど……これでも男のはしくれだからな」
 マサヒコは、ふっと視線を外し、ティーカップのお茶をすすり、居間から見渡せる
庭に視線をさまよわせた。
 正直なところ、さっきからこの大きな家に二人っきりでいる、そのことだけで、
マサヒコの心臓は高鳴っているのだ。
 アヤナはマサヒコの意外な心配りに、ほんの少し嬉しくなった。
(ふ〜ん、私のこと、女として見てくれてるってことかしら……)
(あ、でもそういえば、金魚をもらった後に、お姉様と小久保君とで
『私らのコト、女として見てない』とかって会話をしてたけど……『私ら』って、
お姉様と濱中先生のことかしら、それとも私や天野さんや的山さんまで含めてのこと
かしら? よーし、ちょっと意地悪だけど、問い詰めちゃえ)
 アヤナも結構、底意地が悪い。

「ねえ、小久保君。覚えているかしら、金魚を私にくれた後のこと。」
「……なんだっけ?」
「お姉様に『私らのこと、女として見てないだろ』って言われて、『ええ当然っス』
って返事してたよね?」
「あー、そういえばそんなこともあったっけ」
「あの時の『私ら』って、誰のこと? あの場にいた、女性五人全員のこと? 
それとも、お姉様と濱中先生のこと?」
 マサヒコは突然の追求に面食らった。とりあえずは身をかわす。
「……なんでそんなことを聞くんだよ」
「もっとはっきり言わなきゃ駄目かしら?
……小久保君、私のこと、女として見てくれてるの?」
 突然、ど真ん中にストレート!
 マサヒコは激しく動揺したが、口をついて出た返答は彼らしい優柔不断な言葉。
「え、えーと、……そりゃまあ。」
582トマソン:2005/06/13(月) 22:46:52 ID:HaE7zCnt
「……馬鹿……」
 煮え切らないマサヒコの態度に、アヤナは今度は悲しみがこみ上げてきた。口を
尖らせて、マサヒコに視線を向けるそのつぶらな瞳に、わずかに涙が浮かんだ。
(あれ? どうしてこんなに悲しいのかしら……?)
 なぜ、目の前の相手のはっきりしない態度がこんなに悲しいのか? 
 そこで初めて、アヤナははっきりと悟った。
(そっか……うすうす感じてはいたけど……私、やっぱり小久保君のこと、好きに
なってたんだ……。だから、ちゃんと答えてくれないのが悲しいし、金魚が死んだだけ
であんなに悲しかったのは……それが好きな人からのプレゼントだったから……)
 アヤナの表情が一瞬切なくなり、その後、翻然と明るくなった。
(それなら……そうと分かったなら……)

「……若田部? どうした、大丈夫か?」
「……うん。どうして金魚たちが死んで、あんなに悲しかったか分かったの。」
 アヤナはマサヒコの目を真っ直ぐに見つめた。
「それはね、好きな人からのプレゼントを失ったから……」
「好きなヒト? ……その、えーと、……それって?」
 マサヒコはハトが豆鉄砲を食らったような表情で、自分の顔を指差した。
「そうよ……小久保君、あなたよ。
ねえ、ちゃんと答えて。……あなたは、私を女として見てくれてるの?」
 思い込んだら直球勝負。優柔不断のマサヒコとは全く違うところだ。
 流石のマサヒコも、突然の告白に動揺した。ようやくの思いで立ち直ったが、
返答を決めるにはさらに10秒ほどの沈黙が必要だった。
583トマソン:2005/06/13(月) 22:47:29 ID:HaE7zCnt

 アヤナは目をそらそうともせず、マサヒコを見つめて返答を待っている。
「(俺は……この娘が好きだろうか? そりゃ、嫌いじゃない、でも濱中先生や、
天野や的山と比べて、若田部が一番好きだと言えるだろうか? )」
 中村リョーコが入っていないのは、潔癖な中学生らしいところだ。
「(若田部を女として見ているかといえば、それは間違いなくイエスだ。これだけの
美少女なんだし、俺だって男なんだし……言えやしないが、自家発電に使わせて
もらったことだってある。
 でもここでイエスと答えてしまったらどうなるんだ?もしかしたら、あっさりノーと
いったほうが若田部だって楽かも知れない……
 でも、こんな美人に告白をもらえるチャンスなんてそうざらには……)」
 そんな混乱しかけた思考が脳裏を駆け巡ったが、どんなに考えを巡らせようと、
この状況で嘘をつけるほど、マサヒコの恋愛経験値が高いわけではなかった。
「……そりゃ、お前のことは女として意識してるさ。こうして二人っきりでいると、
心臓がバクバク鳴るくらいに。だけど……」
 アヤナは続くセリフを最後まで待たなかった。
「……本当?」
 それまで向かい合って座っていたアヤナが、すっと立ち上がり、二人がけのソファに
座るマサヒコの隣に座った。ついで寄り添うように身を近づけると、マサヒコの左胸に
その鼓動を確かめるようにそっと手を伸ばす。
「お、おい、若田部……」
 マサヒコの心臓のピッチはさらに跳ね上った。
「うふふ、本当に鼓動が早い……私にドキドキしてくれるんだ……」


584トマソン:2005/06/13(月) 22:48:11 ID:HaE7zCnt

 アヤナの顔はマサヒコの顔のほんの10センチほど前にある。その瞳が数秒間、
マサヒコの目を見つめると、アヤナは目を閉じて、そっと唇を突き出した。
 シャンプーの香りがマサヒコの鼻腔をくすぐる。キスを求めるアヤナのその仕種は、
マサヒコにとってはあまりにも強烈な誘惑だった。
 マサヒコは吸い込まれるかのように、そっと唇を合わせた。
 ほんの一瞬の、軽く触れるだけのくちづけ。
 唇を離した二人は再び見つめ合った。
「……私、これがファーストキスなの……小久保君は?」
「……物心ついてからは初めてだな。ガキのころ、近所の子供としたことあるけど……」
「……馬鹿正直なのね。初めてだって言ってくれれば、私も嬉しくなって、それで済む
話なのに……。ねえ、その近所の子供って、天野さんのこと?」
「あ゛? いや、その……」
 思わず黙り込んでしまったマサヒコの頬を、アヤナが指先でツンツンとつついた。
「んもう、本当に馬鹿正直なんだから……。昔のことはいいけど、これからは、もう
駄目だからね?」
「あ、ああ……、でも待ってくれ、あんまりお前の仕種が可愛らしかったから、つい
キスしちまったけど、俺はお前が好きなのかどうか、実はまだ分からないんだ……。」
「……他に、はっきり好きな人がいるの?」
「いや、そうじゃないけど……」
「それじゃ、今から私を好きになればいいの! いいわね?」
 今度はマサヒコの鼻のてっぺんをツンツンとつつくと、アヤナはマサヒコの首に腕を
回し、もう一度、今度は自分から唇を合わせた。さっきよりじっくりと、長く、まるで
マサヒコの心に刻み付けるかのように、そして自分の心に焼き付けるかのように。
(……俺、尻に敷かれるの、決定かなあ)
 マサヒコは、柔らかいアヤナの唇に陶然とし、アヤナの腰にそっと腕を回しながらも、
心のどこかで冷静に父親似の自分を認識していた。
585トマソン:2005/06/13(月) 22:49:25 ID:HaE7zCnt

 その時、パタンと玄関のドアが音を立てた。
「ただいま〜。アヤナ、帰っているの?」
「?! お母さんが帰ってきた!」
 幸い、玄関から居間は見通せない。
 ものすごい勢いで、アヤナはマサヒコと向かい合うもとの席に戻り、素知らぬ顔で母
を迎えた。
 マサヒコもとぼけた顔で、ほとんど空っぽの茶碗からわざとらしくお茶をすする。
「あら、お客さまなの?」
「お母さん、お帰りなさい。こちらは小久保君、ほら、あの金魚をくれた人。
お墓を作るのに手を貸してもらったの。
小久保君、私のお母さんの、若田部ハルナ」
「お邪魔してます、小久保マサヒコです。」
 ぺこりとマサヒコは頭を下げた。
「あら、いらっしゃい。金魚達のお墓を作ってくれたのね、ありがとう……いまお茶の
お代わりを入れるから、どうぞごゆっくり。」
 ハルナもすっとぼけた顔で台所に消え、お茶を用意するが、そこは人生経験が違う。
マサヒコとアヤナの二人とも、顔が上気していること、呼吸がかすかに荒くなっている
ことを見落としてはいないし、アヤナが強烈な勢いで席を移動したときの足音も聞き逃
してはいなかった。
(ふーん……なかなか可愛い男の子ね、じゃ、ちょっと釘を差しとこうかしら?)

586トマソン:2005/06/13(月) 22:50:14 ID:HaE7zCnt
 アヤナが中座した隙に、ハルナがマサヒコに話しかけた。
「小久保君……だったわね。アヤナのこと、どう思っているの?」
「?!」
「アヤナのこと、好き?」
 またも来た、ど真ん中にストレート!!
「その……えーと……」
 マサヒコは流石に動揺を隠せない。
「とぼけても、駄目よ? 私が帰ってくる前、何をしてたのかしら?」
 ハルナの追求は急だが、怒っているわけではないようだ。
「……いやその……ふーっ……」
 こりゃ、かないっこない。大きく息をついたマサヒコはそれを悟り、白旗を揚げる
ことにした。
「アヤナさんのことは……好きです。多分、これからもっと好きになります」
「ふーん……それなら、これをあげる。」
 アヤナがマサヒコの手に握らせたのは、しゃれた小さなパックに入ったこれは……、
やっぱりアレですか?
 マサヒコの両目と口は、線2本と丸になった。
「ハルナさん……これ……」
 ハルナは暖かくも厳しい視線をマサヒコに向けた。
「アヤナをよろしくお願いね。男と女が好き合ったら、エッチをするのはごく自然な
ことなの。あなたにはまだそこまで割り切れないかも知れないけど……でも、今の
あなた達にはまだ子供を生んで育てることはできないし、もし中絶なんてことに
なったら、女の子の心と体は深く傷ついてしまう。だから、それだけは注意してね。
お願い、アヤナを幸せにしてやって。」
 マサヒコは反論のしようがない。
 そこへアヤナが戻ってくる足音がした。こんなものをアヤナに見られては、騒ぎは
必至だ。マサヒコは、コンドームのパックを、慌ててポケットに隠すしかなかった。
 ハルナはマサヒコにウインクを投げかけ、台所へ去ってゆく。
 マサヒコは内心、ひとりごちた。
(うちのお袋といい、この人といい……世の中のママンという人種は、みんな揃いも
揃ってエロボケなんだろうか?)
587トマソン:2005/06/13(月) 22:50:53 ID:HaE7zCnt

 アヤナはもう一度墓作りの礼を言ってお茶会をお開きにした。
 門まで見送りに出たアヤナは、後ろを振り向いて母親が見ていないことを確認すると、
最後に頬に軽いキスをして、駄目押しに
「いいわね、これからは、私を好きになってね?」
とささやいて、取っておきの笑顔でマサヒコを送り出した。

 帰り道。暗くなった道を歩きつつ、ポケットのコンドームのパックに指を触れて、
再び存在を確認したマサヒコは、戸惑いと嬉しさ、煩悩などがごちゃごちゃに入り
混じって、妙な気分だった。
(なんか、いきなり若田部と付き合う話になっているんだけど……。しかも、この
プレゼントは……これはもしかして、親公認でエッチOKってことか?)
 まあ、ハルナの態度はそうとられても仕方がない。さっきのアヤナとのキス、回した
腕に感じた女の体の量感、合宿で見た均整のとれた水着姿、そういった数々の生々しい
思い出が、マサヒコの脳内をぐるぐると駆け巡った。今後のことを思い浮かべ、思わず
あらぬ妄想が頭をよぎる。
 ポケットの中のパックを弄びつつ、マサヒコは帰路を急いだ。
588トマソン:2005/06/13(月) 22:52:01 ID:HaE7zCnt
 そこへ向こうから歩いてくる、見慣れた影が二つ。
 若い女性に特有の華やかな雰囲気は、濱中アイと中村リョーコだ。
「あら、マサヒコ君。奇遇ね、こんな時間にどうしたの?」
「あれ先生達、こんばんは。ちょっと学校帰りに寄り道して、今帰るとこなんです。
そちらは?」
「私達も、大学の帰りに食事して帰るとこ。もう遅いから、気を付けてね」
 アイはそのまま立ち去ろうとするが、中村リョーコはなぜか、マサヒコの周囲を
一回りすると、意味ありげな視線をマサヒコに向けた。
「マサ、あんた、アヤナとなんかあったのね?」
 本日三球目、これまたど真ん中にストレート!!!
「!@#$%&*? い、いやだな、何もありませんよ? なんでそんなことを?」
 マサヒコは平静を装うが、声が裏返っている。
「先輩、一体どうしてそんなこと……」
「だって、この方向にあるのはアヤナの家くらいじゃない。
 そして、この時間だから、リンかミサキが一緒だったなら、送っていくはず。そうで
ないってことは、若田部邸に一人で行ったってこと。おまけにアヤナのシャンプーの
匂いはするし、それにアタシ達に気づく前のあのニヤついた『妄想にひたっています』
って表情。それと、さっきから、ポケットの中の何かを気にしているみたいね?」
 そのセリフを言い終わるより早く、リョーコの指はマサヒコのポケットに忍び込み、
例のパックをつまみ出した。
「へぇ、こんなものポケットに入れて。どうしたのよ、これ?」
「!? (この人スリでも食っていけそうだ……なんて感心してる場合じゃねえ!)」
 アイは不可思議な表情でマサヒコを見つめる。
「……マサヒコ君……そんなもの、持ち歩いているの?」
「マサ、アンタも大人の仲間入り?」
「……いや、あの、それはその……」

 三球三振のマサヒコだったが、ベンチに帰るまでには、もう一悶着ありそうだった。
589トマソン:2005/06/13(月) 22:53:42 ID:HaE7zCnt
以上です。

 エロなしの上に無駄に長い話とは、このことですな。
 まあ、受身のマサヒコと、繊細で、それでいて主導権を握りたがる
アヤナは書けたかなと。

 またしてもオチは中村リョーコになってしまいました。マサヒコをいじらせるには、
本当におあつらえ向きの存在ですな。


まあ個人的に、アヤナの「……馬鹿……」が書きたかっただけです。


タイトルは「金魚に始まった三球三振」で。

590名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:14:52 ID:iNUi/rzj
リアルタイムGJ

直接エロ描写だけがエロじゃねぇってこって
俺はこれでも 抜 け る
591名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:19:40 ID:wQZs/FJG
>>590
おまいさん凄いな
俺は流石にこれでは・・・










やってやんぜ!
592古田(ゝ○_○):2005/06/13(月) 23:38:29 ID:kEPs8ENq
おつかれさまです
保管庫更新しました
593名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:52:32 ID:W6GA4inS
トマソン氏乙!
古田氏乙!
いつもご苦労さまです。
594名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:01:12 ID:YgZDAS93
>>トマソン氏

GJ!
このシチュエーションをエロいと感じられない奴は、年齢=彼女いない歴だな。
595トマソン:2005/06/14(火) 00:06:24 ID:4Qna6Ute
トマソンです。
古田氏、いつも乙&GJ!です。


このところの投稿ラッシュにしては保管庫入りしたのが少ないのでは?
と思ってちょっとチェックしてみましたら、

メリー氏 「セーラー服を濡らさないで」
425-427

75氏 「濡れた実母」
429-431

トマソン 「早すぎた好奇心」
438-439

RAGNA氏 「エロ高校生と雨」
445-447

75氏 「二人の距離」
454-458

といったあたりが抜けているようです。
次の機会にでも、追加願います。

書く側としても、自作品が保管庫入りするのは嬉しいもんです。
古田氏には感謝です。
596メリー:2005/06/14(火) 00:19:15 ID:c4LZqh8X
古田氏
サンクスです。そして乙です。

トマソン氏GGJ(グレートのGね?)ですよっ!
アヤナ分が不足がちなのはうすうす気づいていましたけど。
マサヒコの『ママン』という台詞に大爆笑な私です。

ぶり返すわけじゃないですけど、私も有り無しは各々の基準に
まかせるという形がいいんじゃないかと。
私はどちらかと言えばエロがないので、否定されるとあまり書き込めない
んですけど・・・・・・
597名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:31:28 ID:0kqtJBb7
エロなしの話が少なくなったってエロあり話が
増えるわけでもなし。
現状のスレ活性化状態を維持したほうが
エロ話も出やすいと思う。

話に無理やりエロを入れても面白くならなそうだ。
598メリー:2005/06/14(火) 00:59:53 ID:c4LZqh8X
もうしわけないのですが、また私な上に、またエロなしです。
ジャンル(?)的には『気付き始めた想い』『モヤモヤなもや』に
続く第三弾ってことになってます。二つを読んだ方には分かってもらえるかと。
エロなしでも良いっ! って方は見てください。
ではどうぞ。
599小さなことは良い事だっ!1:2005/06/14(火) 01:02:04 ID:c4LZqh8X
 最近私の心が揺り動かされる。
 状況はいつも一緒。
 私は家庭教師をしていて、その生徒である小久保マサヒコ君と一緒に
 いる時です。
 近頃では拍車をかけて揺れてる気がします。

 というのも、彼には幼なじみという極めて稀なポジションにいる
 天野ミサキという女の子がいるからです。
 彼女はことあるごとに彼の部屋に来ては、一緒に勉強をしていきます。
 私は一応教師という立場ですから、彼女にも教えるのですが、
 彼女が彼と二人にしか分からない話をしているのを見ると
 思わず目を逸らしたり、ボケに走ったりします。

 しかも彼には若田部アヤナという女の子とも仲がいいんです。
 なぜか彼女もことあるごとに彼の部屋に来たりします。
 最近では彼女の家にまで行くことがあります。
 さらに彼は彼女だけに金魚をプレゼントしていました。
 そりゃ責任取れなんて言われたら何かしなくちゃ、って思うのは
 普通だけど、特定の一人をひいきするのはいけないと思います。

 さらに追い討ちをかけるように的山リンコという女の子まで
 彼と行動を一緒にすることが多いんです。
 これはもはや神様のイタズラとしか思えません。
 彼女の天然ぐあいにはさすがの私も舌を巻くほどで、
 彼女自身がそう思ってないだけに事態は余計にややこしいんです。
 彼はどう見てもツッコミ担当ですから、ボケ担当の彼女と相性が
 いいんだもの。
600小さなことは良い事だっ!2:2005/06/14(火) 01:02:33 ID:c4LZqh8X
 本当に彼の周りには女の子が寄ってきます。
 見る度見る度視界のどこかに女の子が映ってる。
 ・・・・・・もしかして私ってずっと彼のこと見てたのかしら。
 分からない。けど彼の見せる表情は全て覚えてる。
 楽しそうだったり、嬉しそうだったり、時にはツッコミに疲れてたり、
 ボケに呆てたりする顔。
 目を閉じるだけで鮮明にそれらは蘇る。

 はぁ、誰かに相談した方がいいのかしら?
 でもミサキちゃんやアヤナちゃん、もちろんリンちゃんには相談できない
 し・・・・・・。
 やっぱりこういう相談事は先輩にした方がいいのかな?
 でも相談したらしたで何かやっかいになりそうだし。
 そう言えば先輩が私が本格的にどうとか言ってた気がするけど。
 いいや、まだこんな状態でも。
 いつかはきっとすっきりしてくれるだろうし。
 すっきりって言ってもそういう意味ですっきりじゃないのよ・・・・・・?
601メリー:2005/06/14(火) 01:04:05 ID:c4LZqh8X
エロなしなので、わりかし短くしました。
1レスまるまるって感じですね。
スルーした方には分からないネタでしたね(苦笑)
602名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:17:22 ID:Bs46HCZR
(´_ゝ`)
603名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:20:45 ID:GD8Cq7IO
(´_ゝ`)
604ピンキリ:2005/06/14(火) 02:01:26 ID:Ahbqc+rR
職人の方々、古田氏、お疲れ様です。
皆様の意見、微エロ本番無しの話ばかり書いてきた身として厳しく受けとめます。
今後はエロ部分の充実を図るために、少しペースを落としてじっくりとネタを作っていきたいと思います。
とりあえず、書きかけだった妹の話を投下します。
妹はリアルタイムでマンガを追っていないだけに、
台詞や展開が古くなったり被ったりする恐れがあるので、情けないことながらどうも筆が上手く進みません。
スルー対象ワードは「マナカの官能小説ネタ」「作中本番無し」「一部陵辱系表現あり」です。
題は『性格診断』です。では投下↓。
605ピンキリ:2005/06/14(火) 02:02:21 ID:Ahbqc+rR
「ふわぁぁぁああ……」
 アキは大きく欠伸をした。
窓の外には初夏の太陽が燦々と輝いている。空も青く、雲も疎らで、まことに良い天気だ。
教室へと吹き込んでくる風がまた心地よく、暑さもそれ程感じない。
眠気を誘われたとしても、無理もなかろう。
「ふ、わぁぁぁああ……」
 それに、今は丁度お昼休み。
腹が満たされ、気分が緩んだ時というのは、特に目蓋が重くなるものである。
「平和よねぇ……」
 このまま放課後になるまで、夢の世界へと小旅行したいところだが、何分にも次の授業は英語。
こっくりこっくり舟を漕ごうものなら、それこそ飛んで火に入る夏のナントカ、まな板の上のカントカだ。
『じゅるる、お仕置きデース!』と舌なめずり&瞳キラーンなマリア先生に、どんなことをされるかわかったものではない。
「むにゅ……」 
 アキは目をゴシゴシと擦り、頬っぺたをピトピトと叩いた。
少しでも眠気を体から追い出しておかねば。
「アキさん」
「ふぇ?」
 突然後ろから声をかけられ、アキは腰を浮かせた。
「ちょっといいですか」
 声の主はマナカだった。
教室の中、しかも休み時間中なので、誰からでも話しかけられる可能性があるとはいえ、やはりいきなりの呼びかけは驚く。
加えて、マナカのあまり抑揚のない喋り方が、不意打ちを喰らった感じをより強くさせる。 
「な、何?マナカ」
 まあ、そのおかげかアキの眠気は少し鎮まった。
「お聞きしたいことがあるのですが」
 マナカがこういうふうに話しかけてくる時は、その中身がほとんどロクなものではないことを、アキは嫌というくらいに知っている。
だが、本題を聞く前から返し刀で断る程、アキは社交性のない人間ではない。
人付き合いが良いとも言うし、損な性分とも言える。
606ピンキリ:2005/06/14(火) 02:04:48 ID:Ahbqc+rR
「い、いいけど……昼休みもあと十数分しかないよ」
「そんなにお手間をとらせません。簡単な質問をしますので、それに答えてくれれば良いのです」
 マナカはそう言うと、メモ帳とペンを取り出した。
「んー……」
 アキは悩んだが、それも一秒二秒のことだった。
もし内容が卑猥かつ低俗であった場合、「お断りだ」と突っ込みを入れて打ち切ればよいだけのことだ。
「わかった、じゃあ、どうぞ」
「ありがとうございます」
 マナカはどこまでも丁寧だ。口調のみ、という意見もちらほらとあるが。
「それでは質問その1。あなたは犬と猫、どちらをペットとして飼いたいですか?」
「へ……?」
 アキは首を傾げた。何とも、意図が読めない質問である。
607名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 02:04:54 ID:UAV3AstN
パープルヘイズ(紫煙)?
608ピンキリ:2005/06/14(火) 02:05:21 ID:Ahbqc+rR
「猫……いや、犬、かな」
 マナカが猫を飼っているからその反対、というわけではない。あくまで、どちらかと言えば犬、というだけだ。
「質問2。ジャンケンの時、あなたは一番最初によく何を出しますか?」
「え……?あー、えー、グーかなぁ。……って、コレ何?性格診断?」
 マナカは瞬きを二・三度すると、視線をアキから一度逸らし、数秒後にまたアキの方へと戻した。
「……そうですね。性格診断、です」
 微妙な間と不審な態度が気になったが、アキは追求しなかった。
まだ質問は二つ目である。ちゃぶ台をひっくり返すにはまだ早い。
「質問を続けていいですか?ではその3、喉が渇いた時、コーヒーと紅茶のどちらが飲みたいですか?」
「……コーヒー」
「質問4、お腹が空いた時、そばとうどんのどちらが食べたいですか?」
「……うどん」
「質問5、あなたは急に“誰かに見られている”と感じました。さて、どこから見られていると思いますか?」
「はあ!?何それ……えーと、後ろ」
「質問6、あなたは家の中で遊ぶ方が好きですか?それとも外で遊ぶ方が空きですか?」
「えええ、んー、あー、どちらとも言えないなぁ。気分次第かな」
「では質問7」
「まだあんの?」
「はい」
 マナカは首を縦に振った。アキはいい加減、タルくなってきていたが、マナカが続けると言うのなら、応じざるを得ない。
「質問7でしたね。えーと、あなたは……」
 結局、マナカの問いは、昼休み終了ギリギリまで続いた。
609ピンキリ:2005/06/14(火) 02:06:14 ID:Ahbqc+rR
「ふあー……」
 今日も朝からよい天気だ。
気象予報士は、『日中はところにより20℃の半ばをオーバーする地域もありますが、
全般的に穏やかな風が吹き、過ごし易い一日になるでしょう』と天気予報の最後に言っていた。
「眠たいな……こんな日は、のんびりと野原でうたた寝でもしていたいな」
 アキはもう一度欠伸をした。
「アキちゃんってよく寝るね」
「寝る子は育つって言うけど、だから胸が大きくなったのかしら」
 側にカナミやショーコがいたら、きっとこんな台詞を口にしただろう。
何も、アキだって常に眠たがっているわけではない。
今朝に関して言えば、きちんと理由がある。

「この質問の意味、ですか?……それは、明日教えてあげます」
 昼休み終了のチャイムが鳴って、マナカが自分の席に引き上げる時、そう言った。
それがどうにも気になって気になって、昨晩なかなか寝付けなかったのだ。
「うー、性格診断にしてはおかしいような……いったい何なんだろ……ん?」
 校門まで後数十メートルというところで、その質問者が前を歩いているのが、アキの視界に入った。
「おーい、マナカァ」
 アキは駆け足で近づくと、おはようのあいさつもそこそこに、早速昨日の質問について尋ねた。
「……で、あれはどういうことのなの」
 それに対し、マナカは微笑んで答えた。
「そうですね、ここじゃ何ですので、またお昼休み、お弁当の時間にでも」
「あ……そう」
 残念、という風にアキは肩を落とした。何だか、ますます気になってくる。
「気になりますか」
「へ?そ、そりゃ……気になるわよ、どんな結果だったのか」
「お昼休みまで楽しみにしていて下さい……まあ、一種のじらしプレイのようなも」
「オッケーオッケー、昼休みまで楽しみに待ってるよ」
 エロボケへの対処法は、最後まで台詞を言わせないこと。
アキは強引に会話を打ち切ると、早足で校門をくぐった。
610ピンキリ:2005/06/14(火) 02:08:37 ID:Ahbqc+rR
 お昼休み、屋上。
そこに、アキ、マナカ、カナミ、ショーコの四人が集まった。 
お弁当を広げ、それぞれ思い思いにパクつく。
育ち盛りは食べ盛り、お昼ご飯の時間は、学校で最も楽しいひと時だ。
「モグモグ、でさあマナカ、モグモグ、もう教えてくれてもいいんじゃない?」
「アキちゃん、頬張りながらしゃべるとこぼれるよ。……って、マナカちゃんが何を教えるの?」
「モグモグ、ええと、かくかくのしかじかでコレがこうでアレがああで……」
 アキは、カナミとショーコに昨日の昼休みの顛末を話して聞かせた。
「へー、おもしろそう。マナカちゃん、私にも教えてよ、それが何なのか」
 カナミも興味津々といった態だ。
ショーコもその隣で、パックのジュースを飲みつつ、うんうんと頷いている。
「……そうですね。別にアキさん以外の人に隠すわけでなし、いいですよ」
 マナカはそう言うと、お弁当と一緒に持ってきた手提げ鞄から、一冊のノートを取り出した。
瞬間、アキは凄まじく嫌な予感がした。悪寒に近い震えが、腰から頭へと上っていく。
「まだ書きかけなんですが」
 まさか。
「それでは、質問の解説からいきましょうか」
 もしかして。
「質問その1は、『あなたは犬と猫、どちらをペットとして飼いたいですか?』でしたね」
 いや。
「これらの質問はですね、簡単に言うと、その人の性奴隷としての資質を計るもので……」
 やっぱりか。
「性格診断と言えば性格診断ですね。性奴隷の格の診断、という意味では文字通り」
 やっぱり、そっち方面の質問だったのか―――!
611ピンキリ:2005/06/14(火) 02:10:09 ID:Ahbqc+rR
「アキさんは犬を飼う方を選びました。ちなみに、飼うということは、逆にして飼われる、つまり奴隷として扱われることを意味します」
 アキは眩暈がした。やはり、マナカはマナカだったのだ。
怪しむべきだった、質問なんぞ受けなければ良かった、と思っても、もはや後の祭りだ。
「飼い犬は首輪と引き綱をつけられます。これはすなわち、自主性の放棄、完全なる服従です」
「猫は、私も飼っているのでわかっているつもりですが、元来が気ままで自己アピールが強く、その一方で甘え上手です」
「猫を選んだ場合は、奴隷として若干の自由、つまり、甘えたり拗ねたりすることが許されるようなライトな関係を望んでいるということです」
「さて、質問その2ですが、『ジャンケンの時、あなたは一番最初によく何を出しますか?』というものでした」
「グーは拳を握り締めた形、パンチです。パーは平手、ビンタです。チョキはツーフィンガー、秘所への愛撫です」
「どんなセックスを望んでいるか、がここから導き出されます。チョキはノーマルなプレイ、パーはバシバシ叩かれる激しいプレイ」
「アキさんはグー、パンチを選びました。殴られ、愛撫も何も無しに一方的に犯されるアブノーマルなプレイを望んでいるということです」
「質問その3、『喉が渇いた時、コーヒーと紅茶のどちらが飲みたいですか?』ですが」
「これはあまり説明がいらないですね。コーヒーは茶褐色で濁っています。紅茶は透き通っています」
「コーヒー=スカトロプレイ好き、紅茶=飲尿プレイ好き、アキさんは、えーと……コーヒーを選びましたか」
612ピンキリ:2005/06/14(火) 02:11:00 ID:Ahbqc+rR
 マナカの無慈悲な解説は続く。
カナミとショーコはお弁当を食べながら、ひたすら聞き入っている。
アキもアンパンにちびりと噛り付き、もそもそと唇を動かした。だが、はたして味がわかっているかどうか。
もう片方の手の中の缶ジュースは、一度も口をつけられていない。
「質問その4は、『お腹が空いた時、そばとうどんのどちらが食べたいですか?』というものなんですが」
「これは少しわかりづらいかもしれませんが、そばとうどんの形を思い出して下さい」
「強引ですが、そばは荒縄、うどんは包帯を意味します。アキさんはうどんと答えましたので、緊縛プレイより包帯プレイをしたいということです」
「『あなたは急に“誰かに見られている”と感じました。さて、どこから見られていると思いますか?』これが質問その5でした」
「これはズバリ、どの体位が好きかということです。アキさんは後ろと答えました」
「様々な体位で快楽を楽しむのは、人間の特権でもあります。ですが、アキさんは獣のように後ろから突かれたいと思っているのです」
「その次の質問6、『あなたは家の中で遊ぶ方が好きですか?それとも外で遊ぶ方が空きですか?』えー、非常にわかり易いです」
「外出し派、安全なセックスライフなのか。それとも中出し派、妊娠の危険と隣あわせのゾクゾクとした刹那的なセックスライフなのか」
「アキさんは気分次第と答えました。とてもいい加減ですね。中出し派云々の前に、こーゆー人が出来ちゃった若年結婚するんですね」
 いつの間にやら、カナミとショーコはお弁当を全て食べ終わっていた。
どうやら、話を聞きたいがために、急いでかき込んだらしい。
逆にアキは、さっきのアンパンですら、まだ大半が手の中に残っている。
613ピンキリ:2005/06/14(火) 02:11:44 ID:Ahbqc+rR
「さて、今までの質問とその答から、アキさんの本性を暴きだしてみましょう。つまり、アキさんはですね」
 マナカはそこで言葉を区切り、ペットボトルのお茶を口に含んで喉を潤した。
疾走前にガソリンを補給した、といったところか。
「奴隷願望が強く、殴られながらも感じるマゾ体質で」
 ぐにっ。
アキの掌の中のアンパンが形を変えた。
「スカトロプレイや目隠しプレイも大好きで」
 びびっ。
アキの指の間からアンパンのアンコが飛び散った。
「バック体勢でズコバコと獣のように犯されたいと願っていて」
 ぶちっ。
アキの額から血管が切れる音がした。
「避妊なんてハナから頭の中に無く、その時々で外出し中出しをせがむような軽い脳みそをしている、と」
 ぶわっ。
アキの体からオーラのようなものが立ち上った。
614ピンキリ:2005/06/14(火) 02:13:27 ID:Ahbqc+rR
「以前アキさんを主人公にした官能小説を書こうとしたのですが、上手くいかずに中断してしまいました」
 マナカがノートをパラパラとめくる。
その先のページに、何が記されているかというと、アレしかない。
「しかし、この質問に答えていただいたおかげで、昨晩は筆が進みました」
 ここで、カナミがアキの怒気に気がついた。
肘でショーコをつんつんと突付き、これはヤバイ、という合図を送る。
ショーコもそれを理解し、高速で弁当箱を包みの中に片付けた。
マナカはといえば、語りに集中しているせいかアキの闘気を全く察知していない。
それどころか、書き足した部分を読み始めた。
「……男はアキの体を無造作に冷たい床に転がすと、淫らな笑みを浮かべた。
 アキは恐れと、そして若干の期待のこもった瞳で男を見上げた。
 アキの身体の芯がジンジンと疼く。トロリと、股間から蜜が垂れていく。
 早く苛めてほしいのだ。酷いことをしてほしいのだ。
 男はそんなアキの心を見透かしたように、棚から何かの液体の入った大きな注射器を取り出した。
 アキの肩がぶるりと期待に震えた。
 『ほら、わかるよな……?』
 『……ハイ』
 『へっへっへ、すっかり従順になったな。よし、それじゃあケツを上げな……』
 アキはおずおずと尻を男の方に向け、突き出した。
 早くして下さい、という素振りを見せてはいけない。それでは奴隷失格だ。
 『どうぞ、ご主人様……』
 男は注射器をゆっくりと掲げた……」
615ピンキリ:2005/06/14(火) 02:14:06 ID:Ahbqc+rR
「どうですかアキさん、このまま続きを書いてもよろしいでしょうか?」
 ばきっ、べきべきっ、ぶしゃっ。
アキが缶ジュースを握り潰した。
カナミとショーコが中腰の状態で、あたかもエビのようにズザザザと後方に逃げ滑る。
 すうっ、とアキは大きく息を吸い込んだ。
そして、口を開き、溜めに溜めた怒りを解き放って―――


    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√    /7 ∠、 \ .  丶\      _ __
|\_/  /へ_ \)   | |   | |∠  | |__   | /   !  |     | |_〜、  レ' レ'
\_./| |/   \     .| |( ̄  _) |     )  | |    i  |  へ_,/    ノ   ,へ
  /  / ̄~ヽ ヽ.   | | フ  ヽ、 ノ √| |   ! レノ  |  !. \_  ー ̄_,ー~'  )
 / /| |   | |   | |( ノ| |`、) i ノ  | |   \_ノ  ノ /    フ ! (~~_,,,,/ノ/
 | |  | |   / /    | | .  し'  ノ ノ   | |       / /     | |   ̄
 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)
                                                        」


 アキの叫びは、学校中に響きわたった。
616ピンキリ:2005/06/14(火) 02:15:49 ID:Ahbqc+rR
 当然、その轟きはシンジの教室にも届いた。
クラスの全員が、空気が揺れるのを確かに感じた。
「……ねぇ、シンジ君、今物凄い声が聞こえなかった?」
 シンジは今岡ナツミの問いかけに、眠たげな顔で「ああ」と頷いた。
無論、彼には今のが誰の声かはわかっている。
カナミかマナカがいらんことをして怒らせたのだろう、ということも察しがついている。
「ふわぁぁぁああ……」
 シンジは大きく欠伸をした。
今日の怒声は特に大きかったとはいえ、これぐらいは彼にとっては驚くべきことではない。
体が、脳みそが慣れてしまっている。

 窓の外には初夏の太陽が燦々と輝いている。空も青く、雲も疎らで、まことに良い天気だ。
教室へと吹き込んでくる風がまた心地よく、暑さもそれ程感じない。
「ふ、わぁぁぁああ……」
 シンジはもう一度、大きく欠伸をした。
目をゴシゴシと擦り、のんびりとした口調で一言、
「平和だなぁ……」

 そう、何時ものように何時ものごとく、何とも平和な昼休み―――


      F     I     N
617ピンキリ:2005/06/14(火) 02:16:21 ID:Ahbqc+rR
以上です。
最後の「お断りだ」はやり過ぎだったかもしれませんが、大声の表現として使ってみました。
途中、マナカの台詞が連続する辺りが読みにくいかもしれません。申し訳ない。
では、また。
618名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 02:20:52 ID:Doefx0ub
アキオ可愛いよアキオ
619名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 02:23:02 ID:bxoh6Rfc
むしろ、マナカの書いているアキを主人公とした官能小説を職人さん方に再現してもらうというのはどうだろうか



・・・・・・いやなに実のところピンキリ氏話の続きが読みた(ry
620名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 07:46:14 ID:FGBZ/8M6
____   r っ    ________   _ __
| .__ | __| |__  |____  ,____|  ,! / | l´      く`ヽ ___| ̄|__   r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __  __ |  r┐ ___| |___ r┐  / / | |  /\   ヽ冫L_  _  |   | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_  | | | r┐ r┐ | | | /  |   | レ'´ /  く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___  __|. | | | 二 二 | | |く_/l |   |  , ‐'´     ∨|__  ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| |   /  ヽ    | | | |__| |__| | | |   | |  | |   __    /`〉  /  \      │ | |   ̄ ̄|
|   | / /\ \.   | |└------┘| |   | |  | |__| |  / /  / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/   \ `フ |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |   | |  |____丿く / <´ /   `- 、_// ノ\  `ー―--┐
           `´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'     ̄          `  `´          `ー'    `ー───-′
621415:2005/06/14(火) 07:50:12 ID:k7J42ICB
>>527
郭氏わざわざ返答ありがとうございます。
オリオンズですか、私は西村、仁科、荘が好きでした
全然スレと関係ない話で失礼しました…
622名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 08:45:30 ID:QzoGUZj1
 今数えてみたんだが、保管庫の「濱中」のSSが、100本越えそうだ…
「妹」の方はその半分以下だが、凄い量だな。
623名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 09:04:40 ID:SRlvQZHN
作者毎に一括downloadできるようにならんかな。
624名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 13:15:32 ID:mmnautMk
>トマソン氏
GJ!揺れるアヤナの心に悶えまくりですた。アヤナーハァハァ
>メリー氏
GJ!いずれ長めのハァハァできる話を書いてくだされ。
>ピンキリ氏
ネタはGJ!だけど文のノリが相変わらず堅いですな。
もう少しリラックスして気楽に書かれてみては?
>古田氏
いつもご苦労さまです。本当なんとお礼を言っていいやら。
625メリー:2005/06/14(火) 14:34:46 ID:7tYH/zPs
ピンキリ氏
面白かったですよ、うん。診断の内容があまりにもマナカらしいので
笑ってしまったですよ(アッハッハ)

624氏
はいな。がんまりマスですよ。
626名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 18:26:10 ID:nIFogLJc
今週見て氏家先生ほんとにこのスレの住人じゃないのかと思った
627名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 19:01:55 ID:Bs46HCZR
新参者氏の続きまだかな・・・。最近エロが少ないから物足りねぇ〜(´Д`)
628名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 19:28:32 ID:7tYH/zPs
何か絵が違って見たのは俺だけか?
629名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 19:41:23 ID:14g2OBm+
>>626
早売りうらやますぃ
630古田(ゝ○_○):2005/06/14(火) 20:54:05 ID:5EFjm5aJ
>>595
昨日更新分の扱いで入れておきました
全然自信ないんで間違いがありましたらご指摘願います。
631古田(ゝ○_○):2005/06/14(火) 20:55:37 ID:5EFjm5aJ
>>623
作者毎だったらファイル名は単純なんで相応のツール使って落としてください
632名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 20:59:20 ID:kFaNYiDh
古田氏乙です。
633ペピトーン:2005/06/14(火) 22:41:35 ID:27B8V+LW
本当にお久しぶりです。やっと長編を仕上げました。
たまには仕事しないと忘れられてしまうので。
タイトルは「BLACK OR WHITE?」で。
634ペピトーン:2005/06/14(火) 22:44:30 ID:27B8V+LW
小宮山はシャワーを浴びていた。なお、眼鏡はバスルームに入るときに外している。
「私、本当にこれでよいのかしら?」
そんな疑問を胸に抱きながら。そこにガラッとバスルームの戸が開き、相手が入ってきた。
「こら、まだ早いわよ」
しかし、相手はもう待ちきれないという様子で小宮山に抱きついた。
その相手とは…なんとマリアなのである。

そもそもの経緯はこうである
仕事が終わった後、小宮山、マリア、加藤の3人で飲みに行き、加藤が途中で帰ったあとも
ふたりで飲み続けていたのであるが、マリアが
「どうデスか、今夜わたしのマンションにとまっていきませんか?」
マリアが同性をさそったら、目的はひとつである。本来ならば断るべきだったのだろうが、
小宮山は現在男がいない寂しさもあったのだろう、あるいは彼女が持っている変態としての
好奇心からか、さらに酒の勢いも手伝って、
「一度くらい女同士のエッチも経験してみるか」
と思い、OKしてしまったのである。
635ペピトーン:2005/06/14(火) 22:48:33 ID:27B8V+LW
とは、言ったものの、やはり女同士というのは歴戦の強者である小宮山でも少々抵抗があるようだ。
「ちょ、ちょっと、待ちなさいよ」
「ハア、ハア、もう私たまりまセーン」
マリアは全くかまわず小宮山を風呂場の壁際に背中をつかせ、浴槽のへりにすわらせ、
いきなり乳房にむしゃぶりついた。
「…あ、んんっ、んん、ふうっ…はあぁ…」
マリアは小宮山のその色が豊富な経験を語る乳首を舐め、咥え、ねぶり、噛む。
小宮山は快感のために、切ない声をあげる。
「はああん…はあ…はああ…」
ちゅぱ、ちゅぱ…
「ふあぁん、はぁん、やああん…」
「フフッ、もう感じてきたんデスね」
小宮山はマリアの舌技によってみだらな姿をさらけ出している。乳首は既に固く勃起しており、
口からはだらしなく唾液を垂らしている。マリアはそんな小宮山の様子に満足しながら舌を乳首から
臍に下っていき、股間に顔を埋めた。柔らかく暖かい舌が、いちばん敏感な部分にやさしく触れる。
636ペピトーン:2005/06/14(火) 22:50:29 ID:27B8V+LW
「ああ!」
一際甲高い喘ぎ声がバスルームに響き渡る。ペロペロと、マリアの舌の音が聞こえる。
恥部からは愛液が溢れている。
「くふっ、んん…」
「ウワァ…もう大洪水みたいデスよ」
マリアは溢れ出る愛液を一滴も漏らさないように舌ですくい取り、思う存分味わっている。
「サア、遠慮なくいきマスよ」
さらに恥部を舐め回し、充分に濡れてきているのを確認すると、マリアは人差し指と中指を小宮山の膣に挿入した。
「はあはあ、ああ…」
小宮山は身体をのけぞらせて喘ぐ。二本の指の動きを更に激しくする。
「ああん、ああ、うわああ、いやあああぁぁぁん…!」
小宮山が軽い絶頂に達した。秘所からは愛液が溢れている。マリアは指を膣から抜き、再び恥部を舐め回す。
その上ではクリトリスが膨れている。小宮山は片方の手で自分の陰核の包皮を剥き、もう片方の手は
マリアの頭を自分の恥部に押し付け、さらに快感を得ようとしている。
「はあはあ、ううううん…」
マリアはなおも恥部を舐め回し、時折舌がクリトリスを通過するたびに小宮山の身体に電流が走る。
マリアはようやく股間から顔を離すと小宮山の顔を見つめて言った。
「小宮山先生、今度はあなたの番デスよ」
637ペピトーン:2005/06/14(火) 22:52:48 ID:27B8V+LW
小宮山はようやく立ち上がったが、マリアの身体を支えにするようにその豊満な胸を揉みしだいた。
快感の余韻がまだ残っているのである。マリアは小宮山の両肩をつかんで顔をちかづけてきた。
んん…ちゅっ…ちゅっ…うんん…
2人は舌をからませて濃密なキスをした。小宮山が一旦顔を離してマリアを見ると、うっとりした顔をしている。
「マリア、床に寝てちょうだい」
小宮山はマリアをバスルームの床に寝かせると、もういちど、舌をからませてキスをした。
今度はマリアの全身にキスを開始する。
ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…
首筋…肩…腕…わきの下…
ちゅっ…
「ハアン!」
キスが乳首に達したとき、思わず声をあげてしまうマリア。
その反応に気をよくしたのか、小宮山は赤子のように乳首を吸い上げた。
ちゅううううううっ…
「ハアアアアアアァ…」
乳首を吸われる快感に、まるで引っ張られるように上半身を反らし、胸を小宮山に向けて捧げてしまう。
ちゅぽん…
小宮山が口を離すと…唾液で濡れた乳首が露出する。
だが、口に含む前とは違い…感じた証としてそのピンク色の乳首は起立し、固くしこっていた。
「ふふっ、気持ちいいんだね?」
勃起した乳首とマリアの顔を交互に見つめながら、うれしそうに言う小宮山。
マリアは熱い視線を小宮山に送りながらこくん、と頷いた。
638ペピトーン:2005/06/14(火) 22:56:37 ID:27B8V+LW
「うふふっ…」
その仕草を見て、うれしそうに笑う小宮山。さらに臍、太股の内側にキスを進め、ついにマリアの恥部に辿り着いた。
小宮山は女性器を舐めるのは初めてだが、もはや女同士のエッチに対する抵抗は吹き飛んでいた。
ちゅくん…
「ンアッ…!」
小宮山のひと舐めでマリアは感じていた。マリアは乳首を吸われて感じていたため、
溢れ出していた愛液により潤い始めていた。
大陰唇のまわりを舌で舐められ、ぞくぞくと背中を震わせるマリア。
「フアァァ…ハァァァン」
小陰唇のまわりを舌でなぞられ、すこしずつ腰を浮かせるマリア。脚は自分から大きく開いて、
小宮山の舌技に身を委ねる。時折舌がクリトリスを通過するたびに浮かせた腰をビクン!と震わせる。
「ウッ!ハアアアアァ!」
溢れた愛液で口のまわりをべたべたにしながら小宮山は核心、ついに膣穴へ舌をねじり込んだ。
マリアは片方の手で自分の乳首を刺激し、もう片方の手で小宮山の頭を自分の恥部に押し付ける。そして口から
唾液を垂らしながら舌で唇を舐めまわす。どうやら絶頂が近づいていると感じた小宮山は舌の動きを一気に激しくした。
「ハアン!ヒャウ!キャフウ!ダ、ハ、ア、ダメ、ウウン、ンァアアアア!」
マリアは身体を官能に支配された。腰が自分のものでないような無感覚に陥っている。それでも小宮山はなおもマリアの愛液を
舌ですくいとり、それを口の中で唾液と混ぜて膣穴に垂らしたり、吸い出したりを繰り返している。
639ペピトーン:2005/06/14(火) 23:02:53 ID:27B8V+LW
ようやく感覚を取り戻したマリアは、
「小宮山先生、今度は一緒にイキましょう」
「じゃあ、私が上になるわ」
小宮山はマリアの股間に顔を埋め、マリアの顔をまたいだ。
「んんん…んふっ…んふっ…」
下半身からくる快感に耐えながら、恥部を開き膣穴を広げつつクリトリスの辺りを
舐め回す。ぴちゃぴちゃと水っぽい音が響くたび、マリアは鼻にかかった声で喘ぐ。
「アンッ…ンアッ…アハァン…」
マリアも下半身からくる快感に悶えながらも、負けじと小宮山の恥部に
ちゅぱちゅぱと吸いつく。
「ん、んんっ!んっ!んむぅっ!」
ふたりは下半身からくる快感を少しでもそらそうと相手の性器を舐め回す。
それがさらなる快感を呼び起こす。
「ああんっ!はあっ、んっ!んっ、はあ、んはあっ!」
「ンフゥ、ンフゥ!ンーッ!ンーッ!ンンンーッ!」
ふたりの狂宴は最高潮に達しつつある。ひたすら快感を貪り、妖しい水音を奏でる。
そして、お互いの絶頂が近づいて来たようだ。ふたりは舌の動きを一層激しくして
本日最大の快楽と欲望の世界へと身を投じた。
「あうっ、ふっうっ、あああん、んぁぁああああああっっ!!!」
「ハッ、ハッ、ハッ、アアアッ!ウワアアアァァァァ!!!」
ふたりは2,3回身体を大きく痙攣させたかと思うと、しなやかな肢体を
のけぞらせながらがっくりと力なく崩れ落ちた。
失禁したかのようにはしたなく恥部から愛液を漏らしながら。
それでも快楽の余韻に浸りつつ、求め合うようにいつまでもお互いの恥部を舐め回していた…
640ペピトーン:2005/06/14(火) 23:05:23 ID:27B8V+LW
小宮山とマリアは全裸のままでバスルームの床にふたり並んで寝転びながら話し始めた。
「女同士のエッチがこんなに気持ちいいなんて…」
「フフッ、小宮山先生、女性が初めてとは思えないくらいとっても上手でしたよ」
「つい、夢中になっちゃったわ」
「小宮山先生のオ○ンコ、美味しかったデスよ」
「…!バカ、何言ってるのよ!」
すっかりマリアのペースに嵌ってしまった小宮山であった。
今度は私が男の味を教えてあげる、と言いかけて止めた。多分、怒り出すに決まっているからだ。
(でも、近いうちにあなたの知らない世界に招待してあげる)と内心思いながら
「マリア、シャワー浴びましょ、でも、もうエッチはなしね」
「ハイ、また今度いっぱいしましょネ」
といいながら、ようやく身体を起こす二人であった。
バスルームは2人の女のはしたない嬌声が響き、濃密な淫気が漂っている。
バスルームの床を濡らしている水気の成分はもはや誰も想像できないに違いない。
641ペピトーン:2005/06/14(火) 23:11:07 ID:27B8V+LW
以上です。
細かい設定などはご容赦ください。
勝手ながら、次回登板予定は未定です。
各職人様、肩の調子には重々気をつけてください。
それでは、またいつかお目にかかりましょう。
642名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 23:20:50 ID:5fr8w9hX
意外な組み合わせで驚いたけどGJ!!
643名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 00:18:02 ID:9QQx09fF
ここって加藤先生やミホとか意外とやりやすいのが少ないね
644名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 00:21:20 ID:Rr4u0KEi
俺もミホ希望
645名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 00:22:22 ID:9QQx09fF
251 :名無しんぼ@お腹いっぱい :2005/06/13(月) 20:15:10 ID:PQI12aE90
このミホ可愛いよな。
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/manani/img-box/img20050613201343.jpg
646名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 00:49:04 ID:oMpaTxtF
皆GJ〜

だけど、言いたいことがある
エロエロエロ萌えよりエロ激しいエ ロ が こ の ス レ に 足 り な い !
ふぅ、すっきりした
647名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 08:16:30 ID:r+5//0FH
 ミホでエロ書いたの、一人しかいないのな…
648名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 09:42:59 ID:r8d+etAj
ミホ=高校生ミサキ
649名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 15:02:24 ID:Rr4u0KEi
ミホが足りない・・・・。
650名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 16:45:35 ID:17CDCYEW
最初のスレ以降久しぶりに来てみたら、自分語り、エロ無し容認、お前が書いてみろ発言・・・
おいおい、いつからここはオタ厨の巣窟になったんだw

あのな、ここはピンクのチャンネルで21歳以上が対象なのよ。
「そこでしか書けないもの」を書く場所であり、
別の板でも出来ることはそちらでやるべきなんだよ。
21歳以上の大人ならそれくらいすぐにわかるだろう。
651名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 16:56:28 ID:oMpaTxtF
>>650
エロ無しに関しては同意だがあなたの書き込み自体が厨臭いですよ。
はい何事もなかったように次の卑猥へ↓
652名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 17:01:31 ID:rRYoj2Nn
痴女はイイ
653名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 17:13:48 ID:SJbqnjXO
カナミのお尻(スク水着用)触りてぇ
654名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 17:34:17 ID:9QQx09fF
ミホ書こうかな
655名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 17:35:13 ID:22G72IqM
スク水ハァハァ
マサヒコは水泳の授業でも女子に囲まれてるのか・・・。
うらやますぃ。
656ドミンゴ:2005/06/15(水) 17:35:36 ID:WnVCsmN+
いいかげん登録抹消されそうなので、短いですが久しぶりに投下させていただきます。前々スレの(我ながらひどいな)続き。

“ハァハァ……ハァハァ………ハァハァ……………………”
 呼吸を整えながらマサヒコは顔を俯かせる。アイの指によって熱い塊を吐き出した解放感。
 自慰などでは決して味わうことの出来ない甘美な痺れが腰の裏辺りにあった。 ただそれでも………………。
「ここは……こういうものなの?」
 放出した後も白濁液を塗り込めるように、アイの指先は硬いままのマサヒコの勃起を包み蠢いている。
「いや……もうちょっと、その…………大人しくなる…………はずなんだけど…………」
 そうなのだ。マサヒコの勃起はまるで硬直を解く気配がない。いまだにカチカチだった。
 それが愛ゆえの業なのか、単純にヤリたい盛りの中学生の若さなのかはわからない。
 だがとりあえずロングリリーフが可能だということだ。そしてここからはマサヒコの裏の攻撃である。打順はクリーンナップだ。
「先生…………今度は……今度はオレが先生を洗ってあげるよ…………」
 立ち上がる。出すもの出して吹っ切れたのかもしれない。鏡の前で堂々と立つ姿はとても男らしかった。
 クルッと振り向くと、雄々しいばかりに起立しているマサヒコの牡器官は、決して狙ったわけではないのだが、
「!?」
 ちょうどアイの目のド真ん前である。思わず家庭教師は身体を仰け反らせた。
 それにちょこっとだけ顔を赤くさせたマサヒコだが、ここで隠したりしたらカッコ悪さが二乗されてしまうので、そのまま構わずに
アイの手を引く。
 凹んでいる椅子に座らせた。
 そのときお尻から“ムッチリ”という音が聞こえたのは、多分マサヒコの耳が思春期イヤーだからだろう。
657ドミンゴ:2005/06/15(水) 17:36:50 ID:WnVCsmN+
 (なんとかなんなんないのかな……こういうの…………)
 マサヒコは頭を抱えたくなったが、それは言っても栓ないことで、残念ながらどうにもこうにもならない。それが思春期クオリティ。
 とまぁ、そんなお年頃のチェリーくんのお悩みは置いといて、いまはこちらもいまだ思春期継続中のアイだ。
 人には身体を起こせと言っておきながら、自分はしっかりとコーナーに追い詰められたボクサーみたいに丸まっている。
 だがマサヒコにはそれについて別段の不満はない。
 なぜならそのディフェンスは一見非常に強固だが、盛っている中学生にとっては色んな意味でヤル気を刺激する効果しかないからだ。
“にゅるん…………”
「あッ!?」
 その上ボディーソープというスペシャルお助けアイテムもある。
 スルリと物凄くなめらかに、それよりも更になめらかな肌を滑って、マサヒコの両手がアイの乳房を鷲掴みした。
 さして力を込めたわけでもないのに、指先があっさりとめり込んで深く沈む。そのくせに、
“にゅむ・にゅむ…………”
「んッ、ちょッ、マ、マサ、ん、んぅッ、待っ……くぅんッ………んンッ………あッ……ふぅッ………はぁんッ………」
 揉み込むと指先を跳ね返そうとする強い弾力があって、制止するアイの声も聞こえずマサヒコは乳房の不思議な柔らかさに没頭する。
 ただアイのほうにしても初めこそはガッついた教え子のワイルドな変貌に驚いたが、この手荒な愛撫が意外に満更でもないらしい。
「うッ…うッ…んあッ……あッ…はぁんッ……ふぁッ、あッ…んぅッ…んッ……ふぁッ……あ……やッ……はぁッ……んふぁ……」
 艶やかな声を上げながら、悩ましげに身をくねらせる。
 勃起を擦りつけて犬のように覆い被さりながら、羞恥と快感に震えるアイ、それを確認してマサヒコの手が、女性が最も守らなくては
いけない部位にのばされた。
658ドミンゴ:2005/06/15(水) 17:37:42 ID:WnVCsmN+
“クチュ…………”
「んぅううッ!!」
 ヌメっている。
 そうであって欲しいとは思っていたが、アイの身体は、その秘唇は、マサヒコの指先に纏わりついてあきらかにヌメっていた。
 まるで少女のように可愛らしくピタリと閉じていた唇は、どこかで聴いた歌のように刹那で娼婦に化ける。
「うぁッ…は……ああッ……あ…………ふぅ……うぅ…あ、ひッ……うはぁぁッ!!」
 そんなアイの嬌声に促されて〔勝手に解釈して〕、マサヒコは中指を秘裂の奥へと挿し入れた。
 処女なのに、羞恥で真っ赤に染めていた顔を更に上塗りするほどヌレヌレのアイは、なんの苦もなくマサヒコの指を迎え入れる。

本当に申し訳ない。今回はここまで。
659名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 18:08:31 ID:vtmdWHNp
立った
この一言に尽きる
660名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 19:06:43 ID:22G72IqM
勃った
の間違いだろ?
661名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 19:54:04 ID:rRYoj2Nn
出た(´・ω・`)
662名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 20:55:28 ID:3ZbEjegU
ドヒ゜ュ
663名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 21:26:54 ID:44/rMEIT
ドミンゴ氏の続きが待ち遠しい
664名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 21:30:30 ID:wBsYl53B
やっぱりエロ描写あふれる話は皆反応が多いなw
ドミンゴ氏GJ、そして正座して続き待ち。
665郭泰源:2005/06/16(木) 00:38:02 ID:ng4gSUnN
GJ>>ドミンゴ氏!
久々ですね!!!!お互い、いつのまにか古参投手ですが(苦笑)。
氏の切れ味が全く鈍っていないことに感動。

ほいでは初の妹ネタのSS。…しかし妹は濱中と違っていろいろできて楽しいんですが、
キャラ把握が難しくて。なんで今回は比較的オーソドックスなふたりで。
一応「本番あり」なんですが、ちょっとおっかなびっくりな出来です。
ミホはですね、シンジを好きになったきっかけとか伏線とかが全然描かれてないんで、
実は難しいと思いますよ?自分も一回、どうにもまとまらんで没ったし。
タイトルは「家庭教師」でお願いします>>古田氏。では、投下。
666郭泰源:2005/06/16(木) 00:38:42 ID:ng4gSUnN
「もう!相変わらず仕方ないな、シンジさんは…」
そう呟きながらも、どこか嬉しそうにチカは散らかった部屋を片づけ始めた。
(ふふ。なんかこーゆーのって、夫婦とか同棲してるカップルっぽくていいな)
男の子のひとり暮らしらしく洗濯物や雑誌等が散らかったシンジの部屋。
チカはてきぱきとゴミを分別し、それらをかたづけてゆく。
(でも、シンジさんって食器だけはきれいに洗ってかたしてあるのよね…。
実家でカナミさんとふたり暮らししてたからかな?)
几帳面とは言い難いシンジだが、料理関係の家事だけは今もマメにこなしているらしい。
(お料理もお母さんに習ってシンジさんに作ってあげたいな。でも…あと半年で受験かあ…)
確実に目の前に迫りつつある試練を思い出し、少し気が重くなるチカであった。
“ガチャ”
「お、チカちゃん、早かったね…ああ、悪いね、掃除なんてさせちゃって」
「いいんです、シンジさん。あたしが好きでやってるんですから」
「本当にいつもゴメン。ありがとう、チカちゃん」
にっこりと微笑むシンジ。その笑顔に幸せな気持ちになるチカ。
£
小笠原高校を卒業したが受験は全戦全敗し、浪人したシンジ。
予備校生になったものの、ダラダラと緊張感の無い生活を送っていたのだが、
チカからの告白に奮起し、猛勉強の末に難関・神宮大学に入学したのが今年の春のこと。
その大学を選択した理由が、「チカの住む町にある大学だから」というのは言うまでもないだろう。
そして合格発表の日から、チカとシンジの交際が本格的にスタートしたのであった。
もっとも、エーコいわく
「愛の力じゃなくてね、エロパワーだよ。カナミちゃんに言われたんだ、シンちゃん。
『ひとり暮らしになったら今より自由にエロ本もAVも見放題の夢の日々が待ってるよ』って」
とのことであるが…。まあどちらにせよ、シンジとチカの交際は順調に進んでいた。
現在はチカの家庭教師として、彼女の両親にも挨拶を済ませてすらいた。
§
667郭泰源:2005/06/16(木) 00:39:28 ID:ng4gSUnN
「じゃあ、さっそく始めようか?チカちゃん」
「は、はい!」
意外だが、シンジは優秀な家庭教師だった。元々がさほど出来の良くない生徒だったせいか、
チカの苦手なところや分らないところを的確に把握し、手取り足取り指導してくれた。
「うん、ここはね?チカちゃん、過去完了形だから…」
「あ…そうですね」
また生来が素直で真面目なチカのこと、吸収も早い。最近の成績はまさにうなぎ登りである。
「よし…今日はこのへんにしとく?」
「はい、ありがとうございました。麦茶でいいですね?シンジさん」
「ああ…いつも悪いね」
£
“かちん”
コップに注いだ麦茶の中で、氷が割れる音がした。
静寂の中、意外に大きく響いていたのだが―ふたりの耳には全く聞こえていなかった。
「ん…んん…シンジ…さん」
「チカちゃん…可愛いよ」
貪るように唇を重ね、舌を絡めるふたり。
チカは頬を赤く染め、とろんとした瞳でシンジを見つめている。
シンジはそしてそんなチカの反応を楽しげに観察していた。
「キスも上手くなってきたね、チカちゃん?」
「あの…そう言われると…」
「?と?」
「恥ずかしいけど…嬉しいです」
「はは…勉強だけじゃなくて…こっちもすごく素質あって良い生徒だよね、チカちゃんは」
「やだ…シンジさん、エッチ…」
「おや?そんなこと言って良いのかな?」
§
668郭泰源:2005/06/16(木) 00:40:05 ID:ng4gSUnN
「だ…だって…」
「じゃあチカちゃんはエッチじゃないのかな?もう…こんなになってるのに?」
シンジはチカのスカートの中へと手を伸ばし、下着越しにそこを擦った。
“ぢゅく…”
割れ目に触れると、明らかに湿り気を帯びていた。
「そ…それは……やだ…シンジさんの意地悪…」
「でも元々素質があったんだよ、チカちゃんは。そうじゃないと…」
シンジは素早くチカのパンティを脱がし、膝下まで下ろした。
「こんなに濡れちゃったりしないよ?ほら…中心あたりにもうエッチなシミが出来てるぞ?」
シンジはそう言いながらパンティの真ん中を二度三度と指で擦った。
「やだ!…やめてください、シンジさん」
恥ずかしくなったチカはパンティに手をかけようとするが、シンジにその手首をつかまれてしまった。
「エッチな女の子は好きだよ?それじゃ…そろそろ…いつもの…」
「は…はい」
ふたりはもう一度、思いのこもったキスをすると服を脱ぎ、ベッドへと移動した。
シンジは厚手の青いバスタオルを用意してベッドの上に敷くと、チカを抱き寄せてそこに座らせた。
「じゃ…ひらいて、チカちゃん」
「はい…」
恥ずかしさで真っ赤になりながら…全裸のチカは、ゆっくりと両脚を開いていく。
「ほら…もうこんなに濡れてる…じゃいくよ?チカちゃん」
「はい…お願いします、シンジさん」
“ちゅぐ…じゅ…”
シンジは右の人差し指と中指をチカのちいさな裂け目の中に埋め込んでいった。
「あ…ああッ!」
思わずのけぞって声をあげてしまうチカ。
「いつも思うけど…こういうときのチカちゃんの声って、大人っぽいよね」
§
669郭泰源:2005/06/16(木) 00:41:01 ID:ng4gSUnN
「そ…そうですか?」
「うん。普段は清楚なコなのに…このときだけは、大人のおんなって感じになる」
「それは…シンジさんがあたしのことを…可愛がってくれるから…」
「はは。どんどん大人っぽくなっていくよね、チカちゃん。もう胸触っても痛がらなくなったし」
「…ふくらみかけた頃は、自分で触っても胸の奥が痛いような感じがあったんです。
でも、最近は…シンジさんに触られると、すごく…気持ち良くて…」
「ずいぶん開発されてきたね、チカちゃん。でも…最初から、ここは…」
“ちゅ”
チカの小さくピンク色の乳首に口をつけるシンジ。
「あんッ!」
「すっごく感じちゃってたよね、チカちゃんは」
「…胸がちっちゃいと、ここの方が感じるんですか?」
なぜか真顔でシンジに聞くチカ。
「?どうだろうね?でも…最近チカちゃん、少しおっぱいおっきくなったよ?」
「え?ほ、本当ですか?」
「うん。最初の頃より柔らかくなって…なんだか、手になじむようになったっていうか…」
「嬉しいです…やっぱりシンジさんにいっぱい揉まれた成果です!」
「でも少し寂しいな…初めてあった頃の清楚な美少女だったチカちゃんが、
どんどんエッチで大人のおんなになっていくのは…」
「だって…あたしのことをこんなにしたのはシンジさんじゃないですか…」
「はは、そうだね。確かに俺が原因なんだけど…」
シンジは、それ以上はなにも話さず、チカの乳首に口をつけ、そこを舐め続けながら…。
裂け目を、一定のリズムでかき混ぜ続けた。
“くちゅ…くちゅ…”
いやらしい音をたてながら、チカのそこからは少しずつ蜜が溢れ、タオルの上へと落ちていった。
最初に小さなシミができてそれは―次第に、いくつもの大きなシミになっていった。
§
670郭泰源:2005/06/16(木) 00:42:17 ID:ng4gSUnN
「はッ…あふッ!…あぅう…」
「チカちゃん…ヒダヒダが震えて…ピクピクしてるよ?そろそろ…かな?」
「いッ!…はい、で、出ちゃいそうです…」
「でも…あと少しだね…じゃあ…」
シンジは少し厚めの皮で覆われたチカの芽に触れた。
既に熱くなっていたそこはぺろん、と簡単にめくれた。
「きゃあん!ああッ…」
「顔を出してくれたね…いつものとおり、チカちゃんのクリトリスはきれいで可愛い…」
つんつん、とシンジが親指でそこをつつく。限界を超えたチカは、鋭い声をあげて、達した。
「あはああああッ!」
“ぴゅ…ぴゅぅーーーーーーッ”
チカのそこから、少し白っぽい潮が勢いよく吹き出した。
青いタオルの上にたっぷりとそれがこぼれ、線のようなシミができあがる。
「飛んだ飛んだ!今日はまた一段と良く飛んだね。チカちゃんも気持ち良さそう…」
「あふあ…し、シンジさん…」
「なに?」
「あの…恥ずかしくて…すごく、恥ずかしいのに…なんで気持ち良くなっちゃうんでしょう…」
「気持ち良いコトってのはね…恥ずかしいんだよ。
それじゃ、チカちゃん…俺のことも…気持ち良くさせてくれないかな?」
「はい…来て下さい、シンジさん」
「うん、ありがとう、チカちゃん。じゃ、その前にここにも、約束のキス」
シンジは脱力して大きく開かれたチカの両脚を軽く割ると―。
“ちゅ…ぷちゅ”
快感にとろけたかのようなピンクの裂け目と、淡い蕾のような菊穴に軽くキスをした。
「それじゃ…チカちゃん?」
「はい…」
§
671郭泰源:2005/06/16(木) 00:42:57 ID:ng4gSUnN
手早くコンドームを自分のペニスに装着すると、シンジはゆっくりとチカの中へと入っていった。
“ずッ…ずぶうっ”
「あン!あああああ!」
「ふわ…やっぱりチカちゃんのココ…熱くて…あったかくて…すっごく、気持ち良い」
「し…シンジさん…あ、あたしも…熱くて…気持ち、良いです」
「じゃあ…動くよ?」
「はい…ください…シンジさんの…いっぱい…」
(うーっ、やっぱり可愛いな〜、チカちゃん…)
恥ずかしさと快感で真っ赤になりながら、自分の次なる行動を誘おうとする―。
可憐でありながらも淫らなチカの艶姿に、愛おしさを覚えると同時に激しく欲情するシンジ。
“じゅぷぅ…ずるっ…”
まだ完成しきれいていないチカの身体への負担を考え、初めはゆっくりと…。
そして、徐々に…徐々に、強く、シンジは中で動き、チカの中を突いていた。
「あ…あぐぅ…いい…いいです…シンジさん…シンジさぁん…」
初めてのときはチカが涙を流しながら激痛に打ち震え、シンジが一方的に果てたという結果だった。
シンジは自分が残酷なことをしているかのような気持ちになり、自己嫌悪に陥ったのだが―。
その後はむしろ彼女の方が積極的になってそれを求めるようになった。
真面目な彼女のこと、シンジに心理的な負担を負わせてはいけないという配慮だったのだが―。
回数を重ねるうち、本気でチカはシンジとのセックスに溺れ、感じるようになってしまっていた。
「チカちゃん…うッ…エッチで…可愛い顔…好き。俺、ああ…チカちゃんのことが…好きだ」
「シンジさん…あッ…あたしも…シンジさんのことが…はぁン。世界で…一番好きです」
“すり…すり、きゅ…きゅううう”
(わ?わわわ?チカちゃん…自分から腰を動かして俺にすりつけて…うわ、すっごく…締まる)
元々がこぶりで狭いうえ、密着していたチカのそこがうねるようにシンジのペニスを呑み込んだ。
「シンジさん…あァん…シンジ…さぁん…」
無意識のうちにその運動を繰り返すチカ。シンジのペニスを絞りとるように、挟み込んでいた。
§
672郭泰源:2005/06/16(木) 00:43:57 ID:ng4gSUnN
(うあ…も、もうダメだ…)
「チ…チカちゃん、中…気持ち良すぎだよ…ああ…俺、もう限界だ…」
「あン…いいです…シンジさん、あたしも…だから…イって…うン…ください…」
「ああ…つふ…チカちゃん…チカ…ちゃん!」
「シンジさん…シンジさん!」
“ぶ…ぶしゅうッ!ぴゅぐ…”
シンジは、果てた。大粒の汗が、チカの白魚のようなからだにぽたぽたと落ちていた。
「あ…ああッ…シンジ…さぁん…」
チカも、快感の渦の中にいた。シンジが自分の中で達してくれたことに、
満足感というよりは、幸せを感じるかのような気持ちを抱いていた。
「…」
「…」
ふたりは、一言も発しないまま、抱き合っていた。それ以外のことをする必要もなかった。
ただ、お互いの体温を感じ、気持ちを確かめあえればそれで良かった。
「シンジさん?」
ふたりにとって、永遠に続くとも思われた時間が過ぎたあと、チカが口を開く。
「なに?チカちゃん」
「あの…こんなこと…おんなのこが言うと…またエッチなコだと思われちゃいますけど…」
「?」
「もし…シンジさんが好きなら…あたし、いいですよ?お尻も」
「@“$%‘なな、な」
「エーコちゃんから聞いたんです。あの…シンジさん、遠慮しなくてもいいですよ?
あたしは、シンジさんに喜んでもらえるなら…きゃ?」
シンジが、チカの顔をつかんで、自分の正面に向ける。
「チカちゃん…誤解しないでくれ。俺は、確かにアナル大好き人間だ。そして…チカちゃんの、
可愛らしいアナルも大好きだ。ただね、世のアナル好きにもいろいろあって、蹂躙派と愛護派が…」
§
673郭泰源:2005/06/16(木) 00:44:21 ID:ng4gSUnN
シンジの講釈は、その後も延々と続いたというが―。
チカは、その十分の一も理解できなかった。ただ、
(なんだかんだ言って…シンジさんがお尻好きなのは本当なんだ)
と、いうことだけは理解できたという。


END
674郭泰源:2005/06/16(木) 00:45:09 ID:ng4gSUnN
以上。あ、いろいろ議論がありますが。古参ポンコツ投手のしがない意見。
私も初投稿はエロ無しでした。古田氏の保管庫のおかげで、今も見ることができるそれは
下手くそで拙くて。全部書き直したいくらいですけど。読者の皆さんに励まされて、
あと職人の皆さんに刺激されて、その後駄文を書き続けてきたわけです。
だから、エロ無しは排除みたいな空気は悲しいです。
わがままかもしれませんが、許してくれませんか?

たかだかエロパロスレで何言ってんだ、と思われるかもしれませんが、以上です。
675名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 00:48:02 ID:bAOL9vgb
リアルタイムキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
激しくGJ!!
676名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 01:19:48 ID:ozCdq2Ip
    いいか、みんな
        (゚д゚ )
        (| y |)

    エロ無しとエロ有りで色々と論争があるようだが
       有 .( ゚д゚) 無
       \/| y |\/

    二つ合わして有無を言わさず、つまり
        ( ゚д゚)  有無
        (\/\/

   言わさず=口の外に出さず=飲み込んで認めてしまえばいいんだ!
       (( ( ゚ 々゚ノ ムシャムシャ
         |っ有無o
         /  /

あ、忘れてた。郭氏GJ乙!
677名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 01:33:09 ID:VrMyBVRN
保管庫の人の負担増えるだろうけど
スクランみたいに、エロなし専門スレをどっかに立てた方がいいよ。
そのうち、技術不足ぎみでエロなしな物が投稿されたりすると自演で叩く奴が出てくるよ。
678新参者:2005/06/16(木) 02:01:38 ID:eUK5gii6
えーと、何かいろいろあるようですが、とりあえず第2回と置いておきます。
679まさか…な…:2005/06/16(木) 02:02:31 ID:eUK5gii6
「やだ…マサくんのエッチー…」
カナミに言われてマサヒコはハッとなった。
いつの間にかカナミの股間に見入っていた自分に気付く。
「あ…あぁ…あの…」
しかし、それでも目を逸らせないでいるいる自分がいる。
自分の中にも、こんなスケベな部分があったのかと思うと、マサヒコは何だか恥ずかしくなった。
「ふふっ…ひょっとして、初めてなの?…ココ見るの…」
カナミは決して嫌がってはいなかった。
女性器をマサヒコに見つめられながらも、足を閉じようとはしない。
ただ、少しだけ頬が赤くなっている。
さすがに恥じらいは持っているようだった。
マサヒコの方も、一度射精したことで、ある程度腹を括った感がある。
「はい…あの…初めてで…」
「どう?エッチなマサくん」
「エッチはやめて下さいよ…その…もっとアワビみたいとか思ってたけど…」
マサヒコとて、男子だ。そういう類のメディアに触れたことが無い訳ではない。
ただ、今実際に目の当たりにしているカナミの女性器は、今まで見聞きしたものとは違って見えた。
微かに柔らかく盛り上がった肉感。
真ん中に縦スジが一本あるのみで、その形はとても整って見える。
「ちゃんとあるよ…アワビみたいなのは…」
マサヒコの疑問を見透かしたかのように、カナミが言う。
「……この中に…」
そう言って、カナミは自らの指で陰唇を横にずらして見せる。
白い恥丘の間に、ピンクの小陰唇が少し顔を覗かせた。
ゴクッ…
マサヒコの喉が動いた。
端から聞いても聞こえるほどに、はっきりと生唾を飲み込んだ。
緊張感が解れ、興奮が優先され始めている。
「ねぇ…ここから先は…マサくんが開いてよ…ちゃんとマサくんが濡らさないといけないんだよ…」
言いながら目を閉じてしまうカナミ。
大胆なことを言う割には、時折見せる恥じらい。
実はカナミ自身、こんなことを他人に言うのは初めてで、好奇心と羞恥心の間で揺れていた。
680まさか…な…:2005/06/16(木) 02:03:24 ID:eUK5gii6
それを知ってか知らずか、マサヒコは言われた通りに、カナミの股間に顔を近付けていく。
「い…いきますよ…」
「…うん…」
今や、マサヒコも好奇心に動かされつつあった。
カナミの女性器をしっかりと見据えながら、ゆっくりと指を近付けていく。
「…んっ……」
マサヒコの人差し指が、ワレメに触れる。カナミの口から、無意識のうちに声が漏れ出す。
(うぅ…や、柔らかい…)
少し力を入れただけで崩れてしまいそうなカナミの恥肉。乱暴に扱うことはできず、マサヒコは逡巡するように、カナミの縦スジを指でなぞった。
「やだ…くすぐったいよぉ…」
マサヒコの指が動くと、カナミの足が振るえ、太股が揺れた。
「大丈夫ですか…」
「うん…でも、変な感じ…自分で触るのとは全然違う…それにしても…」
カナミは自分の性器に触れているマサヒコの指先に目を落とした。
「…マサくん…ちゃんと爪切ってるんだね…良かったよ…」
「そうですね…」
女性のデリケートな部分に触るにはちょうど良かった。
「…ひょっとして、マサくんも最初っからヤル気だったんじゃないの?エッチー」
カラカラと笑うカナミ。
この娘はどんな状況にあっても明るかった。
「な、何で爪切ってただけでそうなるんですか!」
マサヒコが爪を切ってきていたのは初デートに合わせて身だしなみを整えた結果だった。
ただ、それがたまたま功を奏した結果となったのだった。
「…ねぇ…マサくん…あんまり焦らさないでよ…」
軽い冗談で誤魔化しつつも、カナミの身体は微かに震えていた。
やはり、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「…はい……」
この頃になると、マサヒコの頭からは逃げるという選択肢は無くなっていた。
流されるばかりではない。彼女が求めているんだから、答えようという気持ちが起こっていた。
意を決して、もう片方の手を、カナミの股間に伸ばしていく。
「…あっ…んん…」
そして、両手の人差し指をワレメに引っ掛け、陰唇をゆっくりと左右に割り開いた。
681まさか…な…:2005/06/16(木) 02:03:56 ID:eUK5gii6
「うぅ…」
マサヒコの目の前に、カナミのピンクの小陰唇が露わになる。
正に、人間の内側といった色。しかし、決してグロテスクな感じはしない。
むしろ、それは美しいと感じられた。
「…ぅはぁ…ねぇ…マサくん…わかる?ココ…」
カナミの口から、甘い息が漏れる。
カナミの太股がフルフルと震えている。
今まで、何度も自分で拡げたことはあるが、他人に、しかも男の子に拡げられると、凄まじいばかりの刺激だった。
そのまま崩れてしまいそうになるが、カナミは気丈に、自らの指で膣口を指し示した。
「…ココだよ…ココを濡らすの…」
マサヒコの前に晒されて、カナミの小さな膣口は恥らうようにヒクヒクと収縮を繰り返している。
それを見て、マサヒコは なるほど、と感じた。その形状は確かにアワビを連想させる。
だが、それよりも、もっと魅力的なもの、そして、もっともっと淫猥なものに見えた。
マサヒコは、自分がガラにも無く夢中になっていることを自覚した。
普段は、何事も深く入り込めない性格であったはずなのに、今はそこから目を逸らすことが出来ない。
「はぁ…うぅ…」
自分の息遣いが荒くなっていくのが判る。
心臓が高鳴っていく。
マサヒコは、指でカナミの陰唇を割り開いたまま、その場所に顔を近づけていった。
そして、カナミが自分にしてくれたことを思い出しながら、静かに舌を這わせた。
「やんっ!!」
だが、次の瞬間、マサヒコの両側から、カナミの太股が迫ってくる。
「がっ!」
突然、バチンと閉じられたカナミの内股に挟み込まれるマサヒコの頭。
反射的に閉じてきたのか、手加減は無く、マサヒコは少し痛かった。
「い…いきなり舐めるなんて、反則だよぉ…もぉ…ビックリしたー!」
そう言いながら、カナミは太股で挟み込んで止めたマサヒコの頭を股間から引き剥がす。
「え?…でも、濡らすって…」
マサヒコはワケが解らなかった。
経験が無い中、自分なりに考えて、カナミと同じ行動をしたつもりだったのだが、
何がマズかったのだろうか。
682まさか…な…:2005/06/16(木) 02:04:32 ID:eUK5gii6
「違う違う!…もぉ…順番が違うよ…」
「え?そうなんですか?…」
「…最初は手から!まず片手でゆっくり解して、柔らかくなってきたら、指1本入れてみて、また解して、少し濡れてきたら、舌で解すの!」
両手をブンブンと上下に振りながら、細かい説明付きで抗議するカナミ。
「は…はぁ…」
しかし、マサヒコは元々そういう手順など全く知らないので、
カナミの抗議には少し腑に落ちないところがあった。
「難しいんですね…頑張ります…」
マサヒコにはそれしか言えなかった。
「よろしい!じゃぁ、頑張って続き…」
そう言って、またマサヒコに身を寄せるカナミ。
今のやりとりで、マサヒコも緊張が少し弛んだ。
そして、
(…女の人の太股って…あんなに柔らかいんだ…)
実は、先程挟まれたとき、痛みよりもまず柔らかさ感じたマサヒコだった。
(それに、スベスベだし…)
再びカナミの性器に触る前に、カナミの太股を撫でてしまうマサヒコ。
「…?」
カナミからの反応は特に無い。
(ヤバい…オレ、どんどんスケベになってる…)
そう思いながらも、今はそれが正しいことであるように感じられた。
かつては、あれほど敬遠していたのに、今はむしろそうなることを求められている。
「いきますよ…」
マサヒコは、片手でカナミの性器を覆い、中指でゆっくりとワレメをなぞる。
「…ん……」
マサヒコの指が触れた瞬間、カナミの身体が僅かに振るえた。
カナミに言われたとおり、大陰唇に指を当て、ゆっくりと時計回りに回し、マッサージするように解していく。
「やだ…変な感じ…自分で触るのと全然違う…」
何度と無く自慰をし、自分で自分の性器を弄ってきたカナミであったが、
今、他の個に触れられている、ただ触れられているだけでも、何倍にも感じる。
683まさか…な…:2005/06/16(木) 02:05:47 ID:eUK5gii6
「…あぅ…」
マサヒコが手の動きに変化をつけてきた。
ただ回転させるばかりではなく、指を押し当てて、陰唇の弾力を発揮させる。
そして、今度は親指と人差し指・中指を性器の両端を横から挟み込むように配置し、
両端から柔肉を寄せてワレメを強調し、
今度は逆に開いていく。
「…いやん…マサくん、何でそんなの知ってるの…」
横方向から何度も刺激を加え、プニプニとした陰唇の弾力を存分に楽しんでいるようにも見えた。
「いや…オレだって解りませんよ…ただ…こうすればいいかな…って…」
「…ふふ…マサくんはやっぱりエッチだ…」
「もういいですよ…エッチでも…」
見つめ合うマサヒコとカナミ。
カナミの興奮が、だんだんと顕著になってきている。
マサヒコが手で開いていなくても、自然と女性器が開き、小陰唇が僅かに露出している。
「……指、入れてみて…」
「うん…」
マサヒコには躊躇は無かった。
左手の中指と人差し指を使って、カナミの大陰唇を優しく開く。
露わになった膣口に、右手の中指を近付け、そっと当てがった。
「ん…」
そして、ゆっくりと第1関節まで滑り込ませる。
「…はぁぁ…ん…」
異物感に悶えるカナミ。
マサヒコの指は、驚くほどスムーズに入っていった。
(…ヌルッとする…)
初めて体感する女性の内部の感触。
「うわ…これ、濡れてるんですか?」
マサヒコは、自分の指先がジットリと濡れていくのを感じた。
「う…ん…そう…マサくんのせいで濡れちゃった…」
少々の粘り気を持った恥液が、マサヒコの指先に絡みつく。
さらに、指を受け入れた膣口が収縮し、マサヒコは自分の指が吸い込まれていきそうに感じた。
684まさか…な…:2005/06/16(木) 02:06:19 ID:eUK5gii6
(…でも……)
マサヒコの心に残る疑問。
(こんな小さな穴に、入るものなのか?…)
カナミの膣口は、マサヒコの中指1本を飲み込んだところで既に塞がっている。
それ以上の隙間は見当たらない。
さらに、指一本でさえも締め付けられるようなのに、
ここに男性のペニスが入ることは想像し難かった。
「ねぇ…ゆっくり…ゆっくり動かしてみて…」
「はい…」
それでも、カナミの言うとおりに解していけば、状況が変わるのだろうか。
マサヒコは、ともかくも指を動かし始める。
ゆっくりと抜き出し、またゆっくりと挿入していく。
指先に絡みついた潤滑液のお陰で、今度は第2関節までスルスルと入っていった。
「アッ!…入ってくる…ん…」
カナミの中で、マサヒコの指が膣壁に割り込んでくる。
閉じていた肉壁の中に割り込まれ、刺激が腹にまで響いてくる。
(あぁ…また動いた…)
マサヒコの指の動きにカナミの膣内が反応し、キュゥッと纏わりついてくる。
指先に神経を集中しているためか、カナミの反応は如実にマサヒコに伝わってきた。
「はぁ…あっ…んんん…」
ゆっくりと指の抽送を繰り返すマサヒコ。
徐々に、だが確実に、カナミの内部から滲み出る愛液の量が増してきている。
愛液の量が増すに連れて、マサヒコの指が滑り、抽送のペースが速くなっていく。
「カ…カナミさん…これでいいんですか?…」
マサヒコは不思議な感覚を覚えていた。
ただ、指を入れているだけなのに、すごく興奮してくる。
口を半開きにし、微かな声を漏らしながら、身体を反らすようにして太股を震わせているカナミ。
その姿を見ているだけで興奮が増してくる。
そして、自分がカナミをそうさせていると考えると、自分も堪らない気持ちになってくる。
マサヒコは、自分のペニスが、触れてもいないのに硬度を増してきていることを悟った。
685まさか…な…:2005/06/16(木) 02:06:58 ID:eUK5gii6

「カナミさん…あの…そろそろ次に行っていいですか…」
マサヒコは自分で自分の言葉に驚いていた。
いつになく積極的になっている自分に。
言われる前に、自分から行動しようとしている自分に驚いていた。
「え?…あ…」
カナミの返事も充分に聞かずに、指を抜き取り、代わりに顔を近付けていくマサヒコ。
もう、興奮を抑えることが出来ない。
「ぅあんっ…」
カナミが今までよりも高い声を上げる。
マサヒコの舌が、カナミの陰唇に触れた。
そしてそのまま、僅かに開いているワレメに沿って、舌を上下に動かす。
「…特に、味は無いんですね…」
それが、マサヒコが抱いた正直な感想だった。
「…うん…無味無臭なんだよ…あっ…でも、私のアソコが…」
それ以上言うことは、さすがのカナミも恥ずかしかったらしい。
確かに、愛液自体は無味無臭。
ただし、カナミの身体はそうはいかない。
如何に洗ったところで、ヒトの匂いと言うものがある。
カナミの性器がもつ匂いは、さきほどからずっとマサヒコの鼻腔を擽っていた。
雌の匂い。
しかし、今のマサヒコはその匂いをむしろ心地良いと感じるようになっていた。
まるで興奮剤のように作用し、マサヒコを誘ってくる。
マサヒコはカナミの太股に当てていた両手を、もう一度カナミの股間へと配置し、
またゆっくりとカナミの大陰唇を左右に割った。
「あ…まさか…舌入れるの?…」
再び剥き出しにされたカナミの膣口が、ヒクヒクと震える。微かな恐れを抱きながらも、マサヒコの次の行動を待っている。
「はい…入れます…」
はっきりと宣言し、尖らせた舌を、カナミの膣口へと近づける。
「はぁぁ…」
唾液をタップリと含んだマサヒコの舌が、カナミの体内へ入り込む。
指とは違う、グニャリとした柔らかい感覚が中に入ってくる。
686まさか…な…:2005/06/16(木) 02:07:36 ID:eUK5gii6
「うぁぁ…暖かい…変な感じ…」
舌は指よりもはっきりとマサヒコの体温を伝えてくる。
挿入的には浅いものの、独特の柔らかさと複雑な動きをもつ舌の感触は、カナミを震えさせた。
ゾクゾク悪寒が背スジを走り抜け、カナミの身を反らせる。
「あぁぁ…すごいよ…動いてるぅ…」
カナミの中で、マサヒコの舌が動き回る。
効果的な動かし方などわからなかったが、マサヒコは本能に従って考え付く動きをした。
「はぁ…んっ…やぁぁ…」
細かく複雑な舌の動き。
オナニーでは決して得られない感覚。
プルプルと身を震わせながら、カナミの中からは次々と恥液が湧き出してきていた。
(うぁぁ…頭の中が…ボーっとなる…)
カナミから溢れる愛液を舐め取っているうちに、マサヒコはまるで夢心地のような感覚に襲われる。
カナミの膣襞がキュゥキュゥと収縮し、舌を締め付ける感覚が、マサヒコの興奮を増徴する。
マサヒコの興奮は極致に達していた。
「うわぁ…すごい…すごいよマサくん…私、何だかせつなくなってくるよぅ…」
興奮が高まっているのはカナミも同じであった。
荒くなった息遣い。
上気した頬。
このときカナミは気付いていなかったが、カナミの控えめな乳房の頂点も、勃起したように高くなっていた。

貪るようにカナミを欲するマサヒコ。
このとき、マサヒコはふと触ってみたカナミのワレメの頂点が、硬くしこりを持っていることに気付いた。
(何だ?…これ…)
そっと指で触れ、そこに被っている陰唇を割る。
「ひゃぅっ!!」
その瞬間、カナミが今までに無い勢いで背を反らせた。
「やぁっ…ダメ…そこはダメなの…」
マサヒコの指が、微かに表面を通過しただけで、カナミは暴れるように足を浮き上げる。
(これ…ひょっとして…)
性の知識にはあまり積極的でないマサヒコでも、さすがにその存在は知っていた。
もっとも、あの不良家庭教師から得た知識なので、どこまで正確かはわからないが。
687まさか…な…:2005/06/16(木) 02:08:07 ID:eUK5gii6
ただ、今のカナミの反応を見る限り、これが女性の陰核であり、もっとも重要な性感帯であることはよくわかった。
マサヒコの中で、今までなかった好奇心が首を擡げてくる。
マサヒコは、両手の人差し指を使ってワレメの頂点辺りの陰唇を割り開く。
次に、静かに膣口から舌を抜き取ると、硬く尖らせたまま、その頂点を突付く。
そして、その部分を穿るように舌を食い込ませた。
「やっ…ダメッ!…ダメって言ってるのにぃ…」
食い込んだ舌に誘われて、遂にカナミの陰核が露出する。
マサヒコは、誰に教えられたわけでもないのに、まるで、そうすることが当たり前であるかのように、
硬く充血したカナミの陰核を、唇でそっと甘噛みした。

「うぁあああっ!ダメェェ!!」

次の瞬間、カナミが一際大きな声を上げ、
それと共に、カナミの膣口のわずか上方から噴水のように尿が飛び出し、
マサヒコの顔面を直撃した。
「やぁ…やだ…オシッコ…オシッコ出ちゃった…」
カナミの興奮が最高潮に達した証拠だった。
自分では抑制できず、無意識のうちに放尿してしまったカナミ。
「オシッコ…少し飲んじゃいました…」
そう言いながらも、マサヒコは少しも気に留めていない。
この短時間で随分図太くなった。
「…もぉ…マサくん好きぃ…」
抑制が効かなくなったカナミが、勢い良くマサヒコに抱きついてくる。
そして、きつく抱き合いながら、二人は熱い接吻を交わした。
688まさか…な…:2005/06/16(木) 02:08:43 ID:eUK5gii6

「えへへ…もう、準備OKだよ…」
接吻を交わした後、身を離したカナミは、またマサヒコの前に座り、足を拡げてみせる。
自然と開いた性器。ヒクヒクと収縮を続ける膣口は、愛液を湛えてテラテラと光っている。
良く見ると、白かった肌も、紅潮してわずかにピンクになっていた。
その卑猥な眺めに誘われるように、マサヒコも身を寄せていく。
「あっ…マサくんのも硬くなってる…」
近くまで来たところで、カナミはマサヒコの股間に手を伸ばし、確かめるように下から握った。
「はい…あの…すごく興奮しちゃって…」
マサヒコも、もはやそれを恥ずかしいとは思わない。
むしろ、もっと触って欲しいとさえ思える。
「いいよ…来て…」
充分な前戯を経て、カナミの身体は受け入れ態勢にある。
マサヒコから手を離すと、背を反らし、シーツの上に後ろ手に手を突いた。
「…はい……」
マサヒコは、コクリと頷くと、カナミの太股の下に、自分の太股を滑り込ませた。
そして、片手で自らのペニスを掴み、ゆっくりとカナミの膣口へと近付けていく。
そして、亀頭の先が、カナミの膣口に接吻をした。
「んんっ…んっ…」
腰に力を入れ、一気に前へ進める。
カナミの愛液の力を借りて、マサヒコのペニスが挿入されていく。
「はぁぁあ…あんっ…」
カナミの表情が歪む。
膣壁を押し拡げられる痛みに眉を顰め、鳴き声にも似た声を上げる。
「入った…入っちゃったよ…マサくぅん…」
「うぁぁ…すごい…きつい…」
マサヒコのペニスは一息に半分ほど挿入された。
それ以上は、締め付けが強すぎて入っていかない。
「はぁ…はぁ…すご…何だこれ…何か動いてる…」
太いゴムを巻きつけられているような感覚。
カナミが身を震わせると、膣襞が蠢き、密着したペニスを擽る。
689まさか…な…:2005/06/16(木) 02:09:19 ID:eUK5gii6
「…ちょ…ちょっと待って下さい…」
「ふぇぇ…何?…なに?…」
凄まじい締め付けに耐え切れずに、一度身を引くマサヒコ

「うわあああああああああぁぁっ!!!」

その瞬間、マサヒコはこの世の終りかのような声を上げた。
今、引き抜いた自分のペニスを見て、身を凍らせるマサヒコ。
「カ…カナミさん…血…血が…」
「えぇ?…なに?…も…よく…わかんない…」
マサヒコが引き抜いたペニス。
そこには、うっすらとではあるが、血液が纏わりついていた。
「…大丈夫ですか!!?…こんな…こんな…」
顔面蒼白になるマサヒコ。
どう対処していいのかわからない。
「あー…そうか…やっぱり、血が出るんだ…」
「えぇ?…」
「だって、私、初めてだもん…」

「えぇえええっ!!」

(続く)
690新参者:2005/06/16(木) 02:11:56 ID:eUK5gii6
すみません まだ終わってません。

あと、今回の議論、何か自分が引き金となってしまった気がしないでもなかったり…

まぁでも、普通に投下していきます。
読んでいただければ幸い ただそれだけです。
691名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 02:26:00 ID:aDw4zhQ/
リアルタイムきたわぁ……
議論というほどのことでもないから気にせず投下してくだせえ。

カナミエロかわいいよカナミ
692名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 02:31:44 ID:EYNcX2y5
るはあああ、新参者氏超GJ!こりゃもーマサヒコ責任とるしかねーハァハァ、次回も期待!
さらに職人の鏡発言もGJ>まぁでも〜それだけです

>>677
禿同
693名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 08:27:20 ID:9CRDPVu3
(あっ…!)ミサキの形のいいお尻に骨ばった手が伸びてきた。
(やっ…やだぁマサ君…っ)
694名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 09:58:27 ID:OaZwwaxR
作家神連続登板のせいで、ティッシュ使う前にパンツにだだ漏れちまったじゃねーか!
GJだ!
695名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 13:39:55 ID:WOumvwnT
パンツの中に漏らしても抜く事は止めない
そ れ が 俺 の ジ ャ ス テ ィ ス
696名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 14:45:37 ID:HRgMgyM3
>>695 潔さに惚れた
697名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 19:29:45 ID:ozCdq2Ip
>>695
真の漢に認定
698名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 19:43:52 ID:8JiHHR8s
>>695
こいつぁ見込みがあるな・・・。
699名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:41:24 ID:J0lnpC72
>>695
まさか、氏家先生なのか!?
700名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:01:33 ID:O7d4M40E
ワロタ
701名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:47:18 ID:1w1ZWZQT
ん?氏家先生って中2女子なんだろ?
702名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:06:37 ID:EMVybMba
次スレよろ
俺は駄目だった
703名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:56:04 ID:5cLxMFAh
次スレ
【濱中アイ】氏家ト全総合 6時間目【思春期】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118937114/
704名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 01:21:21 ID:Iwhjf+S/
>>703
705名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 02:20:42 ID:/JPxhZxM
約3週間で次スレ移行か…
職人の皆様いつも良質の作品ありがとう
次スレでも書いていただけたら嬉しいです




オレテラキモスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
706名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 03:17:19 ID:Vn8rf9DQ
氏家スレの職人さんは皆、神レベルだな。もし氏家先生がこのスレを見たら、超感動するだろうなw
707名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 08:58:17 ID:qyzeFvfT
ミサキが輪姦されるのキボンヌ
708名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 09:11:51 ID:+FWzZmrW
アイが中村・アヤナ・リンコ・ミサキに輪姦(?)されるのキボンヌ
709名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 10:06:17 ID:j+3hZJow
アナルものが良い

前の穴は処女のまま、アナルのみをシンジに犯され続けるアキ
710名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 17:02:49 ID:0/pcRL6m
いやいや、マサヒコが中村・アヤナ・リンコ・ミサキに輪姦されるのキボンヌ
そしてアイは拘束放置プレイで
711名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 17:22:25 ID:Ze4+rcPI
マサヒコと妹キャラの組み合わせの逆でシンジと濱中キャラなんてどうだ?
712名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 19:42:30 ID:MiycuDjQ
マサヒコがミサキに輪姦されるのキボンヌ
そしてアイは拘束放置プレイで
713名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:25:06 ID:0/pcRL6m
つまり、マサNTRものだな。
714名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 22:56:29 ID:NZszpzKF
そういやこのスレ3Pとか見ないな
715名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:04:55 ID:3hWA9Qaf
めったにないけどマサヒコ×ミサキ×アヤナっての、あったような。
翌日のくたびれたマサヒコを見たリンコが「昨日は3P」って言うの。
716名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:45:12 ID:/JPxhZxM
あったねぇ
518氏のだっけ?
717名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 07:36:04 ID:6qt5oQy0
?
718名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 08:22:28 ID:c5nh1O9W
アヤナと戸田の百合キボンヌ
ミサキは、拘束放置プレイで
719名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 08:56:13 ID:pN3d9o9j
キボンヌの流れは集団プレイになっておるようで。
720名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 09:35:08 ID:P9NwreGX
アイ×痴漢女の続きキボンヌ

72175:2005/06/18(土) 21:39:14 ID:GuCX3P7r
もう埋まりそうなので超短編投下。エロなし会話のみです。
めざせツンデレ。



マサヒコとアヤナの会話ツンデレ地獄編

「‥‥さ、最近天野さんと仲がいいみたいね」
「そうか?」
「小久保君のこと『マサ君』って呼んでるじゃない」
「この前ミサキが家に泊まりにきた時に子供の頃の話とかしたからかな」
「と、泊まりに?」
「ああ。アイツの親が旅行に行って、一人残すのは不安だからって俺の家に――」
「わ、私もまだ泊まったことないのに!」
「はい?」
「ななななんでもないわよ!」
「なんで焦ってんだ?」
「べべべ別に天野さんが羨ましいとか私も『マサ君』って呼びたいわけじゃないわよ!」
                                          おしまい
722名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:19:28 ID:q5Mm60+w
GJ!!
723名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:54:45 ID:nvQz3EW+
ツンデレラ
あの子の前では
ツンデレデレ

特に意味はありませぬ
724名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:31:33 ID:iNHtd28m
75氏、乙!
725名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 01:03:45 ID:cEgt+prk
ツンデレラ ツンデレラ
ガラスの靴は冷たくて まともに歩けない



ブルーハーツの名曲が台無しだな
726名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 03:59:00 ID:UUOg0C5/
会話のみでも結構いいもんだな
75氏GJ!
727名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 14:57:21 ID:lguIF8p6
調教か・・・

ママンとリョーコがアイアヤナリンコミサキを順に調教、奴隷化。
でもって最終的にマサヒコが御主人様に開眼、ハーレム構築なんて話できねーかな。
728名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:05:16 ID:c0l72aTw
自分で書けばいいじゃない
729名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 08:44:29 ID:h0UPZU0b
いや書けてたらこんなこと書かないって
表現力の乏しさにorz
もうちょっとまじめに国語やっとくんだった
730郭泰源:2005/06/24(金) 12:20:23 ID:PUOvJPiS
埋め用、息抜き程度の短編。
タイトルは「夕暮れどきの職員室」でお願いします>>古田氏 ほんだら、投下。
731郭泰源:2005/06/24(金) 12:23:03 ID:PUOvJPiS
「じゃ〜ね〜、また明日、豊田っち」
「コラコラ…せめて先生をつけないか、お前ら」
「はははは、相変わらず女子生徒に人気ですな、豊田先生は」
「からかわれてるだけですよ…つっこまないで下さい、教頭先生」
「ところで…豊田先生?どうも先生に、妙な噂があるんですが…」
「え?」
「いや…文化祭のときですが、長身でメガネの美女に引きずられるようにして消えていって…。
その後、精も根も尽き果てた様子だったとか?まさか先生…」
「!!!!あ、あの!誓って!そ、そのようなことは!」
「いや、別にまだなにも言ってないんですが…そこまで慌てられると、かえって怪しいですな」
「!ち、違います…信じてください、教頭先生」
「ま、豊田先生も若いわけですから、女性とそういうことになるのを責めているわけではありません。
ただ文化祭中とはいえ、学校に恋人を招き入れるというのはいかがなものかと…。
ねえ、関根先生?風紀委員担当として、そう思われませんか?」
「…豊田先生に限っては、そんなこともないと思います。むしろ、なか、じゃなくて、その女性と
真剣にお付き合いしているからこそ、自分の職場を見せておきたかったんじゃないでしょうか?
どうです、豊田先生?な…じゃなくて、その女性とそろそろ身を固めたら」
「は、ははは…そ、そんな関係じゃないですよ。関根先生こそいかがですか?
頼りがいがあって大人の男性が良いと、りょ…じゃなくて私の友人の女性が言ってるんですが?」
「あは、ははは。え、遠慮しておきますよ」
白々しいふたりの会話を、冷めた目で見つめる女性教師がひとり。
「ふん…リョーコちゃんがあんたたちの手に負えるわけないじゃない…。
にしても、あのコにそのケがないのが惜しいのよね…素材も素質も十分なのに…ま、それより」
三浦は、机の中から写真を取り出した。そこには、スクール水着のアヤナが写っていた。
「ふふふ…気も強くてナイスバディで美人のうえ、素質もばっちり…楽しみな逸材ね…」
ごくり、と生唾を飲み込む三浦。その音と、獰猛な笑顔は、幸い誰にも気付かれなかった。

おしまい
732名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 12:40:19 ID:I/aE486v
GJ!
あと3KB
73375:2005/06/24(金) 18:05:43 ID:65ZT0284
>>721まで保管庫入りしてもらって古田氏にはホントに感謝。

さらにエロなし会話のみの超短編投下。
めざせツンデレパート2。



マサヒコとアヤナの会話ツンデレ咆哮編

「そういえばあの時、なんでオレに委員長やらせようとしたんだ?」
「天野さんにやる気を出させるためよ」
「いや、だからなんでオレが委員長やればミサキに火がつくんだ?」
「‥‥本気でわかんないの?」
「ああ」
「‥‥な、なんで私が教えてやらないといけないのよ」
「若田部はわかってるんだろ?」
「わかってるけど教えてあげないわよ」
「ケチくさい‥‥」
「誰がケチよ!アンタみたいな鈍感に言われたくないわよ!」
「お、オレが鈍感?」
「私の気も知らないで!アンタなんか好きになるんじゃなかった!!」
734ピンキリ
便乗して埋め用会話ネタ。
マサママンとマサパパンのある夜の会話ということで。

「お父さん」
「ん?何だ?」
「こんなのあるんだけど?」
「PCアダルトゲーム『大好きっコお兄ちゃん』!?ど、どこでこんなものを母さんは……」
「ま、偶然、ちょっとね」
「どこの世界に偶然ちょっとでアダルトゲームを手に入れる主婦がいるんだ」
「んふふ、いいじゃない。それより、早速インストールしてよ」
「ええ?ま、まさか母さんがやるのか?」
「違うわよ。ふ・た・り・でやるの」
「はぁ!?」
「だってさ、最近アッチがイマイチ激しくないじゃない。刺激よ、刺激」
「……どうしてそーなるんだ」
「何よー、『お兄ちゃん』って呼んでほしくない?」
「三十越えてて、中学生の子どもがいる大人がするべきことじゃあ……」
「いーじゃない。ホラ、高校の時の制服着てあげるし、メイドさんの格好だってしてあげるわよ?」
「……ゴクッ」
「あ、今唾飲んだわね。はい決定、今日は二人でアダルトゲームをやってその後たっぷり燃え上がりましょーね♪」
「相変わらず強引な……。母さんにはかなわんな、ホント」
「あら、でもそこが気に入ったんでしょ?」
「……あー、ま、まあな……」