527 :天帝 :2005/09/11(日) 01:41:10 ID:WHvLMpqW
じゃあ、高音がネギとの試合で公衆の面前で脱糞してしまうアナザーストーリーをよろ
――という、某スレで出たリクエスト(?)に該当スレで勝手に応えてみたいと思います。
書いている最中に某スレで他の人にも同じネタで投下されちゃいましたが、折角なので書き上げました。
【魔法先生エネま「お腹に電撃はあなたの健康を損なう恐れがあります」】
参加者は全員会場に行き、がらんどうになった控室の中。
女子更衣室の大きな鏡の前で、高音・D・グッドマンは裸になろうとしていた。
一回戦のロボット「田中さん」戦でぼろきれになった衣服の残骸を剥ぎ取る。
かろうじて焼け残った黒いショーツを千切って脱ぎ捨てるとすべてをさらけ出し、仁王立ちになる。
──これはすべて、これから行う魔法の行使のための前準備。
影を操る能力を持つ「操影術」の使い手である高音は、使い魔をその身に纏うことも可能なのである。
そして、対近接戦闘に特化すれば──それは物理攻撃をオートガードする。
呪文詠唱が禁止というこの大会の環境下においては、これ以上ない武装であると言えた。
故に、さぞやその使い手である高音は自信満々であろうと思われた。
──だが。
「…………んっ……」
高音は、裸の下腹を手で押さえた。
少しぽっこりと出ている風に感じ、同時に走った鈍い苦痛に顔をしかめる。
ふぅ……、と息をつく。
今日の朝まではこんなではなかったのだ。
可愛い顔をして不真面目極まりない、魔法先生のネギ・スプリングフィールドにお仕置きをしてやろうと意気込んでいたのに。
一回戦の彼の相手がタカミチ・T・高畑であると知った瞬間、その意義はついえたと思った。
魔法先生であるタカミチは、凄腕の実力者である。
先日の予選。何もしていないように見えるのに、バタバタと周囲の選手たちが倒れていった様からもそれは理解出来た。
高音には、何をしていたのかを理解することは出来なかった。
──そのタカミチが相手である。
…ネギが幾ら才気に溢れていようとも、勝ち上がって自分と二回戦で相まみえることが出来るとは思っていなかった。
事実、一回戦第五試合は実力差が歴然とした戦いであった。
ネギは確かに健闘した。
──だが、それに敬意を表し全力を出したタカミチに、ネギは為す術を持たなかった。
見えない拳「居合拳」や、気と魔力の融合までやってのけるタカミチ。
誰もが、倒れ伏す子供先生の敗北を確信した。
……はずであった。
恐らくは彼の生徒たちであろう少女の声援、叱咤、激励。
それが、彼を後押しした。
絶望的な戦力差にも心を折らず、立ち上がる。
それだけではなく、瞬動術・無詠唱サギタマギカ・風障壁・中国拳法、そして遅延魔法。
己の持つすべての力を注ぎ込み、機転と勇気を持って──、
ついに、格上の相手であるタカミチを打倒したのであった。
子供先生の大逆転勝利。
沸き上がる会場の中で、高音はただ独り戦慄に身を震わせていた。
じくじくと噴き出してくる緊張と焦燥。
──勿論、自分の実力は信じている。
過信は微塵もなく、物理攻撃をシャットアウト出来ると信頼している。
だが、それでも。
タカミチを倒したネギの力に、心の奥底では緊張を隠しきれなかった。
精神を蝕む危機感に、キリキリとお腹が痛み出した。
「──っぅ……」
「だ、大丈夫ですか!? お姉様」
佐倉愛衣が心配そうに声をかけてくるが、無様なところを見せるわけにはいかないと笑顔で応えた。
そのまま腹痛を抱えて一回戦に挑み、予想外のロボに苦戦しつつ(?)も撃退する。
そのときに喰らった攻撃のせいでハダカに剥かれて、お腹を冷やしてしまったのもよくなかった。
そして、誰もいない更衣室へと引っ込んだのだが。
──腹痛は、程なくして便意に変わる。
下腹を押さえて痛みをこらえる高音。
最初はこのくらい…と軽視していたが、ネギとの対戦が目前に迫るに至って便意はより一層強くなってきた。
「……っ……」
トイレに行っておこうかとも考えたが、今から行ったのでは確実に間に合わない。
そう考えて、便意を堪えて使い魔を纏った。
開始される二回戦。
まるで腹痛など気取らせない表情で、高音は黒いコートを脱ぎ捨てる。
同時に背後に展開される、白い仮面に長い腕を持つ影色の使い魔。
影の触手による息つく間さえない連続攻撃が繰り出された。
中国拳法式の体捌きで矢継ぎ早の攻撃をかろうじていなしていくネギ。
──しかも、ネギからの攻撃はすべて自動でガードされていく。
(……やっぱり、恐れることなんか──!)
高音は、自分の腹痛――緊張と焦燥――が杞憂であったことを確信した。
ネギの攻撃は自分の使い魔の前に、ことごとくが防がれている。
いまやもう逃げ回るだけ──のようにさえ見える。勝ちは揺るがないと思えた。
…なのに。
キリキリキリ…ッッ!!
なのに、高音の腹痛はおさまるどころか余計に痛みを増すばかり。
(ど…どうして!? 一体……)
表情には出していないが、内心では混乱の極みにあった。
そのときである。
「!」
高音の目が、溜めを作るネギの姿を捉えた次の瞬間。
先の一回戦で方法を会得したばかりの瞬動術で、一気にネギは高音の懐に潜り込んでいた。
顔を間近に寄せ、ニッ――と不敵に微笑みかけるネギの姿につい頬を赤らめてしまう高音。
そこで、すべての勝負は決していたと言える。
打撃はすべてマントによって防がれる。そこでネギの取った方法は――、
すっ――と優しく触れるように高音の腹部に触れること。
お世辞にも攻撃には見えない、マントの自動防御も発動しないほどの緩やかさで。
「えっ……」
滞空するサギタマギカ――雷の三矢が高音の視界に入る。
ここで、高音はネギの思惑をはじめて知った。
「しまっ――!!」
バシンッ――!!
後悔の叫びをあげる暇も与えずに、腹部を打ち抜く零距離サギタマギカ。
高音の背後の使い魔さえも貫通していく雷の残照。
ぐらっ……、と高音の背後の使い魔の姿が傾いだ。
『き……決まったー――――っ!?』
拳を握り締め、ステージ上でレフリーをしている朝倉が叫ぶ。
同時に歓声をあげる観客たち。
「あ……ぁ、っぁ……――!!」
そんな周囲の歓声をよそに、高音は目をひんむいて苦悶の叫びをあげていた。
「!? だ、大丈夫ですか!?」
前のめりに倒れてしまいそうになる高音を受け止めるネギ。
そこで、ネギの耳は高音の体内から発される奇異な音を聞いた。
ぎゅるっ、ぐりゅりゅりゅう……っ!!
「……え……?」
それは、高音の腸が激しく蠕動を始めた音。
緊張の極みにあってようやく押さえ込んでいた便意に放たれた雷の三矢は、強制的に腸を動かしてしまったのだった。
腸内の便が収縮する腸に押されて荒れ狂い、高音に地獄の苦しみを与える。
「ひ……っぐぅ……、あぁ……!」
上体を支えてくれたネギにしがみついて、涙までこぼしてぶるぶると震える。
額には汗が浮かび、顔は羞恥と苦しみに紅潮しきりであった。
「た、高音さん、高音さんっ……!?」
尋常ではない様子の高音に抱きつかれ、ネギもどうしていいか分からなくなる。
抱きつかれた肩を掴んで揺さぶり、高音に呼びかける――が、その振動が致命傷になってしまった。
「だ、だめ……ぇ、が、ガマンできなぃ…………っっ!」
目尻からぼろぼろと零れる涙。
腸から圧され、肛門を割ろうと幾度も入り口を叩き続けた便塊が、ついに窄まりをこじ開けた。
「い、いやぁぁぁぁ……!!」
ぶびっ……!
破滅を告げる放屁の音。
ネギは、その音が高音のオナラであるということに気付くまでしばらくの時間を要した。
「あ、ぅあぁ…………出てる、出ちゃってる……!」
ぶびびっ、ぶりぶりっ!!
むり、むりむりむり……っ、ぶびびびっ…!!
黒いボンデージ風(?)のファッション、スカートの中のレオタード(?)のお尻に広がる熱い感触。
恥ずかしくて身をよじるたびに、ぬちゃぬちゃと熱いうんちが服とお尻につぶされ、こね回された。
服の中をつたって、その臭気が立ち上って来るような錯覚さえ起こした。
――自分が大観衆のまえでうんちを漏らしてしまったのだ、ということを強烈に実感させられてしまう。
「も、もう出ないで……ぇ……」
寄る辺をなくして、ネギにひっしとしがみ付いてしまう高音。
それでも、肛門を広げて出て来るうんちは留まるところを知らなかった。
むりゅ、むりむりっ、ぶりっ、ぶぶぅぅっ……、ぶびびぃっ……。
特に下痢気味だとか、浣腸をしていたわけでもない。
出てくるのは、如何にも健康そうな茶色いうんち。
――ひょっとしたら、腸の奥の奥の宿便も出てしまっていたかもしれない。
レオタード(?)の中にそれらがどんどんと溜まって、ぼっこりと膨れ上がる。
黒いレオタード(?)をじわりと茶色いうんちの水気が濡らしていく。
それでも何故かうんちがはみ出て落ちることだけはなかった。
そして、何処にそれだけのモノが入っていたのかと不思議に思わせられるほどに長く脱糞は続いた。
「ぁ……はぁ…………」
長く、長く感じられた脱糞ののちに、ようやく高音は一息をつく。
それは、ついに腸の中のモノを出し切ったということに他ならない。
「はぁ――――…………」
本人も知らないうちに、高音は緩みきった笑顔を浮かべていた。
それは、ふんばりにふんばってうんちを出し切ったときのそれ。…恐らくは人に最も見られたくないであろう快感。
高音の苦悶から悲嘆、そして快楽へと変わる表情を目の当たりにしていたネギは、顔を真っ赤にして高音を見つめていた。
腕の中にいる少女――といっても、ネギより大分年上だが――が泣きながらお漏らしをするという事件に、
不謹慎だとは思いながらもドキドキと胸を高鳴らせていたのだった。
ネギにそんな風に見られているとは知らず、高音は排便の快感に脱力する。
――その瞬間、高音が無意識に維持し続けてきた使い魔の使役が一気に全部解かれてしまった。
シュバァァァァ……
『おおお!? 巨大人形が消えていきます!!
一体どんな仕掛けなのか!? 素晴らしい技(アート)でした!!』
歓声にかきけされ、ステージ脇に居る朝倉にも高音の脱糞は伝わっていなかったらしかった…が。
「ああっ、たたた大変! お姉様が気絶しちゃうと――!!」
客席で手に汗を握りながら戦いの行方を見守っていた愛衣が、狼狽の声をあげた。
しかし、客席からではどうすることも出来ず。
「え……、あ……!?」
高音を抱きしめたままのネギも、消えていく使い魔の姿に驚きを覚えた。
観客の間に、どよめきが走る。
――先にも述べたように、高音は全裸で使い魔を纏って服とした。
――高音が脱力して、その支配を解けば必然的に、使い魔はあるべき場所へ送還されてしまう。
……故に。
影が霧散してしまった今、高音は再び全裸を観衆に晒すはめになってしまったのである。
しかし、一回戦のときと違っていたのは――……。
べちゃっ、ぼとぼとぼどっ!!
べちゃべちゃぁっ……!!
「…い、イヤぁ……!?」
使い魔の力で、レオタードからはみ出すことなくぎゅうぎゅうに押さえつけられていたうんち。
その力が服ごと無くなってしまったのだから、落下していくのは当然であった。
ぼとぼとと会場の床に落ち、茶色い糞だまりを足元に作っていく高音のうんち。
「ぁ、ぁぁぁ……」
しかし、脱力しきってしまった高音にはどうすることも出来なかった。
ネギを掴んでいた腕の力も抜け、ずるずるとへたりこむ。
ぐちゅうっっ……!
そして、自分のうんちの上に座り込んでしまった。
大きいお尻に踏み潰されて広がり、白いお尻を茶色に染めていく。
ワァァァァァッ!!
――よほど観客席には変態が多いのか、それともみんな何がなんだかわかっていないのか。
盛大な歓声が高音とネギを包み込んだ。
「あっ…、ひっ…」
耳まで真っ赤にして、涙目でぶるぶると震えて周りを見渡す高音。
数百に及ぼうかという観衆が全員、自分のハダカどころではなく、おもらしを見ていることを知る。
「たっ、高音さん! とにかくこのローブをっ……!!」
このままにしていてはいけないと、ようやく動けるようになったネギがわたわたしながらローブを脱ぐ。
それを奪うように引っつかむと、高音はローブを羽織る。
「はう…、せっ……」
両手で身体をかき抱くようにしてハダカを隠してワナワナと羞恥に震えた。――そして。
「責任取ってくださ―――――――いっ!!」
「高音さ――――んっ!?」
えーん、と泣きながら大声でそんな誤解されかねない一言を残し、高音は会場を走り去った。
ネギのローブは子供用なので丈が短く、高音の大きいお尻は後ろから丸見えで。
そのお尻にこびりついたうんちまでも、ネギにはしっかりと確認出来た。
『え――、またも大変なハプニングがありましたが……、ネギ選手の勝利――ッ!!』
若干リアルな影のある表情になりながらも、司会進行を進める朝倉。
横目で、ステージ中央にこんもりと残ったうんちの山を見る。
そこには、高音の尻拓――と言ってもいい具合の、お尻の型がしっかりと残っていた。
『…ですが、ステージの洗浄に少々お時間を頂きますので、次の試合まではしばらくお待ちください――』
…その後、愛衣づてにネギの元へ戻ってきたローブは、
高音がお尻を拭いたあとがあったりして一騒動あったりするのだが…ここでは語られない別の話。
おわり