KOFでエロパロしてみるスレ

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467龍と霞19/19
 ――――数週間後、サウスタウン―――――
「あ、ユリさん、こんにちは」
ユリが道場の玄関を掃除していたところに、香澄が訪ねてきた。
「香澄ちゃん!元気だったー?」
「はい!あの……お兄さんは……?」
「あぁ勝負?いつもどおり、門下生に稽古つけてるよ。あれ、香澄ちゃん、その服……」
香澄は普段道場に来る時点で胴着を着てきている。しかし今は白いブラウスに薄いグリーンのミニスカートだ。
「え、あ、これはその、袴で歩くには暑かったので……」
「ははーん、お兄ちゃんに見せたかったんだ?」
「ち、ちがっ!」
「大丈夫大丈夫!私は一応中立だけど応援してるよ!」
「だ、だから違うんですってば〜!」
「お、香澄君じゃないか」
二人が玄関で話しているところに、リョウが汗を拭きながらやってきた。
「あ、お兄ちゃん」
「!!リ、リョ……!」
「お、勝負かい?ちょうど門下生たちも帰るところだよ。着替えたら道場に来てくれ」
「ひゃ、はい!」
それだけ言うと、リョウはまた道場の方に戻っていってしまった。
「あ〜あ、お兄ちゃんったら……。似合ってるの一言がどうして出てこないかな!?」
「ふふ……いいですよ。リョウさんらしいです」

 そのまま香澄は更衣室で胴着に着替え、道場に入る。
道場では、リョウが静寂の中一人瞑想していた。
少しその姿に見惚れるが、すぐに気持ちを切り替える。
香澄が近づくと、リョウは目を開け立ち上がる。
「よし……始めるか!」
リョウとの関係は相変わらずだ。しかし、いつかは……。
あの時再確認したリョウへの想いを胸に、香澄は今日も戦う。


「お手合わせ願いますっ!!」


〈了〉