不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part4

このエントリーをはてなブックマークに追加
897名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 18:58:33 ID:ij/nlnpR
脳まで乗っ取られたらNG?
たしかにこれでは「虜」とは呼べないけど
898FBX ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 19:40:58 ID:ewIm5hSm
ちと今日はなかなか進まない・・・
どこまで書けるかわかりませんが、よろしく。
899FBX ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 19:41:43 ID:ewIm5hSm
人間型の生物よりも強力な力で、物によっては炎をはいたり色々らしい。
「あいつ・・・、あのリドリーもスペースパイレーツだ」
「!」
エージェントの人は両手をあわせ、握りしめる。
「それもかなり上の方の幹部だったらしいが・・・、まぁ昔の話だな」
この人と話してると、今まで知らなかったことがどんどん出てくる。
「しかし、多くの人々がそういった宇宙海賊や犯罪者と戦っているんだ。
サムスは恐らく・・・、その中でも飛び抜けた実力なんだろう」
「あの・・・」
私は気になって、聞いてみることにした。
「うん?」
「お姉ちゃんはどうしてパワードスーツを持ってるんですか?」
「ふむ・・・、いい質問だ。しかし私もあまり詳しくは聞いてないんだが・・・」
でもこの人、話してくれた。
お姉ちゃん・・・、サムス=アランは小さい頃、惑星ゼーベスで生活していたらしい。
そこには鳥人と呼ばれる種族がいて、サムスは彼らに育てられていたとか。
ある日サムスは宇宙へ旅立つ。賞金稼ぎになるために。
その時、鳥人はサムスにパワードスーツを託したらしい。
そしてゼロミッション・・・、惑星ゼーベスがスペースパイレーツの根城となった後の
ミッションで、幼い頃に鳥人に連れてきてもらった遺跡で・・・。
あの、伝説のパワードスーツを手に入れた。
そういうことらしい。
「・・・」
「あくまで噂だ。しかしこの噂が一番信頼性が高い」
これ、噂じゃなくて真実な気がするけど・・・。
「そうなんですか・・・」
私は普通に答えた。
900FBX ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 19:49:26 ID:ewIm5hSm
「さて」
エージェントの人は立ち上がる。
「長話をしてしまった。もう彼女も入港してる頃だろう。ドッグに行ってみるといい」
「はい」
私はドッグに向かった。

ドッグではちょうど、サムスがスペースシップから降りてくるところだった。
そして近くにディズリー大佐の姿。
「いやサムス君、部下が君に迷惑をかけてしまったね。申し訳ない」
入港前のいざこざの事を謝っているようだった。
「そんなことはない。きちんと報告データを送信しなかった私にも責はある」
オレンジ色のパワードスーツから声が聞こえる。
お姉ちゃんだ。
「ともあれ、無事に任務を完遂できたようで安心した。ルナ君も待っているはずだ」
「あぁ・・・、ルナには大分心配をかけたみたいだ。すぐに行ってやらないと・・・?」
そこでお姉ちゃんは、ドッグ入り口にただずむ私に気づいたみたいだった。
「それもそうだな。シップの整備は私らに任せてくれたまえ」
「よろしく頼む」
会話を切り上げ、お姉ちゃんがこっちに歩いてきた。
大佐さんは整備班を招集して、何か指示を出してるみたい。
「待たせたな、ルナ」
「お姉ちゃん・・・、お帰り」
私はお姉ちゃんのパワードスーツに抱きつく。
「ん・・・、やっぱりごつごつしてるなぁ・・・」
「それはそうさ。敵の攻撃から身を守るためだ」
901FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 19:56:37 ID:ewIm5hSm
「あ、あのね・・・」
最初は話そうか迷ったけど、話すことにした。
「ん・・・、まぁ部屋に行こうか」
「あ、う、うん」
私たちはあてがわれている部屋に移動した。

「で、何か重要な話みたいだが?」
お姉ちゃんは、こういう時にいつも鋭い。
私の表情で全部読み取れているらしいんだ。
「うん・・・」
「少し待て」
そう言うと、お姉ちゃんは部屋の外に顔を出す。
引っ込めたかと思うと、今度は目のバイザーから青白い光を出してあたりを見回す。
「ふむ・・・、特に盗聴装置の類は無さそうだな」
X-RAY SCOPEって言って、壁の向こうとか隠されているものが見えるらしい。
私は使ったことないから、よくわかんないけど。
「話していいぞ」
「うん・・・」
少し間をおく。
決意したとは言え、やっぱり言いにくいことは言いにくいものだ。
「私の特殊能力は知ってる?」
「知っている。それが原因でルナは拉致・監禁されていたのだからな」
予想した答えだった。
「未来予知・・・、実はね。お姉ちゃんがB.L.S.に出発するころに・・・」
「うむ」
言う・・・、言ってしまう。大丈夫だろうか。
「嫌なイメージが見えたんだ」
「嫌なイメージ? それは・・・、何か悪い事が起きる、ということか?」
頷く私。
902FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 20:05:19 ID:ewIm5hSm
「あの、B.L.S.にいたのはXっていう変な生き物・・・なんでしょ?」
「そうだ。Xは他の生物に寄生して、その身体をコピーしたりする」
ここまでは予想通りの答え。
でも・・・、この先は・・・
「実はね。その・・・、嫌なイメージっていうのは・・・」
お姉ちゃんは頷く。
「お姉ちゃんがXに寄生されて・・・、身体を奪われちゃうっていう物だったんだ」
「・・・」
深刻な顔になるお姉ちゃん。
パワードスーツのバイザー部分は狭いけど、もう慣れた。
お姉ちゃんは立ち上がると、パワードスーツを脱いだ。
まぁ脱ぐと言っても・・・、一瞬光るだけ。
もう水色のインナースーツだけになっていた。
「それは・・・」
口を開くお姉ちゃん。
「SR388への調査に行った時ではなくて?」
「違う」
SR388は、確かお姉ちゃんが初めてXに出会った惑星。
そこでXがお姉ちゃんに寄生した・・・らしい。
でも、私が見た――見てしまったイメージは、その時ではない。
B.S.L.に向けて出発するかしないかという時期だ。
「B.S.L.に行くか行かないかの頃よ」
「・・・」
お姉ちゃんは黙る。
「ねぇ、正直に言って。お願い」
私はお姉ちゃんに抱きつく。
「お姉ちゃんはお姉ちゃん、だよね・・・?」
903FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 20:12:56 ID:ewIm5hSm
ピクリと身体を動かすお姉ちゃん。
「Xに乗っ取られちゃった、なんてこと・・・無いよね?」
「・・・・・・」
私は、部屋の空気がだんだんと重くなってきているのを感じた。
まさか・・・
「!」
お姉ちゃんは私の両肩をつかみ、身体を引き離した。
「私の身体は・・・、初めてXに寄生された後の治療で、Xを吸収できる身体」
「うん・・・」
そう、これは事実。
メトロイドのワクチンを使ったおかげで、Xを体内から取り除けた。
そして同時にXを吸収できる体質になったらしい。
「だからXを吸収はできるけれど・・・、流石に乗っ取られることは無いはず・・・だ」
この時、お姉ちゃんは険しい表情をしていた。
でも私にはその理由が分からなかった。
「だが・・・」
「?」
「今の私は、こういうことができる」
真っ暗な宇宙空間が見える窓に近づくと、私のほうを振り返って右手を差し出す。
天井に掌を向けて・・・。
「な、何・・・?」
掌が少しぼやけて見える。
いや、何かが・・・。
何かが掌でうごめいている。
「これは・・・何?」
「Xだ」
「!!?」
私は後ずさる。
904名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 20:13:44 ID:9k/3dLdt
支援
905FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 20:22:01 ID:ewIm5hSm
その、掌で蠢いている謎の物は・・・。
やがて掌から離れ、お姉ちゃんの掌の上数センチの所でふよふよと浮いている。
「え、ちょ、ちょっと・・・!」
そのピンク色のゲルは、特に私に襲いかかってくる様子も無い。
ただ、無害にふよふよと浮遊しているだけ・・・。
「話を聞いてくれ。ルナ。これは一大事なんだ」
さらに表情が険しくなるお姉ちゃん。
まさか・・・、何かに耐えている・・・?
「確かにXを吸収する能力を得た。だが、Xは・・・、奴らの方が一枚上手だった。
軍からの支援データで私が強化されていることを知り、奴らは・・・」
お姉ちゃんが膝をつく。
よほど辛いらしい。
「奴らは、パワードスーツに異常なデータを流した。Xが、再び私に寄生できるように」
「!」
それは衝撃だった。
メディカルチームが「二度と寄生されないはずだ」と太鼓判を押したというのに・・・
「そして、私の分身であるSA-Xが私に寄生してしまった。
私の知らない快楽という弱点をついて、な。」
「そんな! じゃ、じゃあお姉ちゃんは・・・」
「あわてるな。落ち着け」
息を荒げながら、辛うじてそう言い放つ。
「今は、一時的にならSA-Xを抑えていられる。だがあくまで一時的だ。
すぐに私の抑制を押しのけ、SA-Xが・・・、私を乗っ取るだろう」
ゆっくりとドアの方に後ずさる私。
きっと、お姉ちゃんは・・・逃げろと言う。
未来予知能力が私の脳裏に写したイメージだった。
906FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 20:29:49 ID:ewIm5hSm
「私は快楽とやらに屈してしまった。SA-Xは私の脳を含め、全身に融合してしまったんだ。
もう打つ手はない。このままでは私はXの尖兵となり、多くの生命を殺し、そして乗っ取ることだろう。
現に今の私は・・・、こうしてXを生み出せる」
ゆっくり、ゆっくりと後ずさりながら・・・。
私はお姉ちゃんの言葉をしっかりと頭に刻む。
「今なら間に合う。逃げるんだ。そして大佐に言え。ステーションを核ミサイルで破壊せよ、と!」
「で、でもそのXは私に襲ってこないよ!?」
事実、お姉ちゃんが生み出したピンクのXは、本当に浮遊しているだけで動かない。
「そこで動くな、と私が指示しているからだ。は、はやく・・・いけ。もうすぐ・・・、
私が私でなくなってしまう・・・!」
肩で息をするお姉ちゃん。
本当に・・・、もう助からない・・・!?
「これを持って行け!」
一つのディスクを私に投げてよこした。
「そ、それに、私からの、メッセージが・・・入って、いる。い、生きろ・・・!
そして・・・、いいか、もし・・・ミサイル、で、私を殺せなかった、ら・・・」
嫌だ。
聞きたくない。
言わないで。
私は叫びたかった。
「ル、ナ・・・、お、お前が・・・殺せ・・・!」
「!!!!!!!!!!!!!」
私は我慢できなくなり、部屋を出ると全速力で大佐さんの所に走った。

横開き式の自動ドアが開くと、そこには大佐さんの姿。
「お姉ちゃんが! Xに・・・、乗っ取られました!」
「何を・・・! 彼女はB.S.L.の任務を完遂して・・・」
「脱出用のシャトルに乗って! 核ミサイルでこのステーションを破壊してください!」
私は大あわてだった。
907FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 20:36:43 ID:ewIm5hSm
「馬鹿な! 突然そんなことを言われて信じられると思うか!?」
「嘘だと思うなら、これを見て下さい!」
私はお姉ちゃんに託されたディスクを大佐さんに渡した。
大佐さんはそれをコンピュータにつっこむと、なにやらキーボードをカタカタいじくる。
「映像か。出るぞ」
スクリーンに映し出される映像。
それは確かに、お姉ちゃんの姿だった。
「大佐、すまない。B.S.L.の任務、実は失敗に終わっている。成功の報告書は私の中に潜む
Xが偽造し、そして送信したものだ。ルナに聞いているかもしれないが、今の私はXそのものだ。
SA-Xに身体を乗っ取られている。B.S.L.を爆破こそしたが、それはSA-Xによる罠だ。
もう一度言う。Xはまだ存在する。そして、それこそが私だ。だが、まだ間に合う。
私が暴走する前に、ステーションごと私を始末するんだ。それしか方法は無い。
頼む。私を信頼しているならば、聞き届けて欲しい。私からの・・・、最初で最後の願いだ」
「・・・・・・!」
「・・・・・・!」
目を見張る私と大佐さん。
まさか、こんな映像を用意していたなんて・・・。
大佐さんは突然立ち上がり、壁にある放送装置を手に取る。
「全乗務員に告ぐ! 緊急事態だ! 直ちに脱出用シャトルに乗り込み、ステーションを離れろ!
ステーションにXが侵入している! いいか、ゲル状の物体を発見しても決して近づくな!!!」
「た、大佐・・・さん・・・」
「ルナ君! 君も早く行きたまえ! サムスは何らかのメッセージを君に残しているんだろう!?」
「は、は・・・い・・・」
「それがどんな辛いものでも、君は守らなければならない。さぁ行くんだ!」
908FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 20:45:55 ID:ewIm5hSm
「・・・!!」
私はドアに向かう。
「た、大佐さんは!?」
「私は・・・」
大佐さんは真っ暗な宇宙が見える窓に歩み寄る。
「私はいい」
「そんな・・・」
「古来からのしきたりでな。艦長というのは・・・、その船と運命を共にするものなのさ」
「でも、生きていれば・・・」
「確かに皆そう言う。だがな。私にとってこのステーションは・・・、子供のようなものなのだよ」
「え・・・」
「建設開始の頃から、私はこのステーションの責任者になる予定であった。
時折軍の船でこの宙域に来ては、その建設の様子を視察したものだ・・・。
そのころから、私はこのステーションが自らの子のように思えてなぁ・・・」
「・・・」
大佐さんの話は、時間があまり無いという事実があるのに・・・。
何故か私をその場に止まらせる力を持っていた。
「完成し、私にはこのステーションの名をつける権限を与えられた。
名前はつけたが・・・、誰にも教えていない。何故かわかるかね?」
「いえ・・・」
「かつてサムス・・・、彼女は私の命を救ってくれたことがある。
ステーション完成前、とある宙域の海賊討伐にかり出されてな。そこで彼女と出会った。
私は軍人――それも現場の兵士ではないから、戦闘技術についてはダメなのだよ。
そんな私が戦場に出て・・・、生きて帰れると思うかね? 答えは否だろう。
私は両足に致命傷を負い、捕虜として捕らえられたさ。いつ殺されるかわからない。
そんな恐怖の中・・・、彼女が私を助けてくれたのだよ」
「・・・」
聞き入っていた私。
まだ大丈夫だろうか・・・、お姉ちゃん・・・。
909FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 20:52:46 ID:ewIm5hSm
「君はその恩人の愛娘のようなものだ。いいだろう、君が最初で最後の・・・、
このステーションの真の名を知る人物としよう。心にとどめておいてくれ」
「・・・はい」
何故か、返事をせずにはいられなかった。
「このステーションの真の名は・・・」
うつむいて話していた大佐さんが、私に向き直り、そして私の目を直視した。
「私の恩人の名だ。そう・・・、アランと名付けた」
その時、私はこの大佐さんとお姉ちゃんの過去を・・・、垣間見た気がした。
30秒ほど・・・、大佐さんと私は互いの目を見つめ合った。
意図的か、はたまた偶然なのか・・・。
しかし互いに視線をそらすことはできなかった。
「・・・」
「・・・確かに聞き届けました。大佐さん、絶対に忘れません」
辛うじてそう口にできた。
そして・・・、再び大佐さんが口を開く。
「行け」
短く、だがはっきりとそう言った。
私は深く頷き、大佐さんの個室を後にした。

「う・・・あ・・・」
サムスは自室で苦しんでいた。
彼女の中で、SA-Xが彼女を侵略しているのだ。
「ぐぅ・・・、まだ、だ! 私自身を始末するまで・・・、わたせ、ないぞ・・・!」
『くく・・・、さっさと楽になれば良いのに・・・』
頭の中で自分の声が響く。
SA-Xだ。
910FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 21:03:12 ID:ewIm5hSm
「そうは、さ、せるか・・・」
自らの頭を床にたたきつける。
激痛と衝撃が脳髄を打つが、しかしその声は消えない。
『クスクス・・・、無駄よ。あなたの身体はXで構成されているもの。裂傷も打撲もしないわ』
「ぬ・・・あ・・・」
事実、いくら強く頭を打ちつけても額が割れない。
それどころか、頭骸骨にすらダメージが与えられない。
もっとも、既に彼女の頭には頭蓋骨など存在しないのだが。
『ふふ、最後の望みをルナに託したようだけど・・・、それも無駄。
第一、核ミサイルが発射されてここに到着するまでどれくらい時間がかかると思ってるの?』
「な・・・に・・・!?」
優秀な科学者の脳すら手に入れているSA-Xは、勝ち誇った声でそう告げる。
『知りたい? いいわよぉ? 絶望するわよぉ?』
「い、言え・・・! ぐぐ・・・」
サムスもSA-Xに乗っ取られまいと、懸命に抵抗する。
『いいわ。このステーションから一番近い軍基地に核弾頭があったとしても・・・。1日かかるわ』
「う!? な、・・・い・・・ちに・・・ちだと・・・?」
予想以上の必要時間に、サムスは衝撃を受ける。
『そう。けれど、1日というのは一番近い基地の場合。だから正確には1日以上ね』
「く・・・ぅ・・・」
それを聞いて、サムスは絶望した。
1日も持ちこたえられない・・・
『さぁ、わかったら早く身体をあけわたしなさい? 私があなたを乗っ取れば、あなたには最高の快楽をあげる』
「か・・・い、らく・・・など・・・!」
911FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 21:14:28 ID:ewIm5hSm
『いらない、と? そうかしらねぇ・・・。B.S.L.で、あなたは散々悶え狂っていたじゃない』
「ぐ・・・!」
SA-Xは彼女の身体を蝕むどころか、こうして言葉による誘惑でサムスを堕とそうとする。
『ねぇ、諦めなさい? ミサイルも間に合わないし、ましてや1日も抵抗できないでしょう?』
「・・・!」
その言葉が、とても甘美な物に感じてきた。
「う・・・ぅ・・・」
『ほら・・・、楽になりたくなってきた・・・』
「そ、んな・・・こと・・・!」
『無い? 本当に? 私はあなた。あなたは私。あなたのことを誰よりも知っているのよ?
素直になりなさい。私に身体をあけわたし、一杯娘を生むの。気持ちいいわよぉ・・・?』
それまで耐えるためにしていた息づかいだったが、「気持ちいい」「快楽」という単語を
SA-Xにささやかれるたびに、それは確実に変化していった。
『ほら・・・』
頭の中でその声がすると、サムスの右手が秘所に向かう。
「な・・・に・・・!」
『アハハハハハ、右手は私がもらったわ! もう自由にできないはずよ!』
そして手の先が秘所に触れる。
「ふぐ・・・あああ・・・・・・!」
己の中に巣くう生物と戦うことは、それ自体が感覚を鋭敏にすることを意味する。
ただ触れただけの右手が、非情に愛らしく感じてしまう。
「くあ・・・、ど、うして・・・!」
『自分を保つために全身の感覚を高めているんでしょ? 当然じゃない。快楽だって・・・』
「ひゃあああ!」
人差し指がそこに入り、軽く出入りする。
『当然強くなるわ。さぁ・・・、もう少し深く入れて・・・』
声と同時に指が入っていく。
「う・・・ああぁ・・・ん・・・」
912名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 21:18:54 ID:qrc/NkYX
sien
913FBX@Code:MF ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 21:19:22 ID:ewIm5hSm
『中指も入れて、と・・・』
ずぶずぶ、と音が出そうな勢いで侵入していく中指。
「あぁあああ! やめて・・・、やめてぇええええ!」
もはや戦士としての台詞ではなかった。
そこにいるのは、一人の女。
『二本入れて・・・、こうしたら・・・どう?』
入った二本の指先が、交互に上下し始める。
そう・・・、カリカリ・・・と。
「あぁああ・・・んうぅ・・・、いい・・・よぉ・・・」
『あら? 今なんて言ったの?』
いびるSA-X。
「ぐ、何・・・も・・・!」
その声に立ち直るサムス。
『かわいいわね・・・。自分の分身なのに』
「く・・・、どっちが・・・分身だと・・・!」
『しゃべる余裕あるのね? なら無くしてあげる』
さっきよりも速く、激しく蠢く二本の指。
「あああああぁぁぁあ・・・」
『たまらない? たまらないでしょ?』
「はぁ、はぁ、いい・・・」
『私たちは多くの生物に寄生して乗っ取ってきたわ。だから様々な生物の性感帯がわかるの』
息も絶え絶えのサムス。
「せ、説明・・・いいから・・・、シテ・・・」
『シテ? シテ欲しいの? あんなに嫌がっていたでしょう・・・?』
「う・・・あ・・・、ダメぇ・・・」
快楽と理性の間に揺れるサムス。
914FBX ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 21:23:19 ID:ewIm5hSm
ここまで書いて少し不安になった。
いま493kb?
500kb超えたら書き込めなくなるんでしたっけ。

ちょっとQKしつつ・・・、どうしよう・・・w
915FBX ◆LURUsAQvXg :2005/09/18(日) 21:53:42 ID:ewIm5hSm
まぁとりあえず今日は疲れたんで、これで終わり・・・かなーと。
結構長引いていますけど、よろしく見てやってくだされ。
916名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 22:11:08 ID:gzWsCTYr
じゃあ新スレ立てておくよ。ガンガレ。
917名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 22:15:48 ID:gzWsCTYr
無理だった。スマソ。
明日別回線で立てる。
918名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 22:17:10 ID:zbTsQ0lw
遂に自分のこのジャンルにのめりこむきっかけとなる作品のあったサイトが見れなくなってしまった…
いつかはこうなってしまうだろうとは思ったが…
919名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 22:52:15 ID:4jkI/1a3
>>918
どこ?
920名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 22:57:04 ID:zbTsQ0lw
深海の蛸壺ってトコ。あそこの作品には色々とお世話になった…
921名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 00:02:23 ID:dBRbgux5
ああ、なんか懐かしいなあ>蛸壺
 最初の一匹>1が『私』の体内に入り込んでから既に127日が経った。
『私』の体はそれから時間が経つたびに少しずつ侵食されていった。
 最初は気丈に抵抗していたけどおよそ生物なのかさえも判別がつかない
ソレの与えてくれる快楽の虜となった『私』は恍惚とした表情を浮かべ、自らの唇を舐める。
続いて吐息をひとつ漏らすと、周囲に甘い香りが漂う。
「恐い?」
「………………」
 頬を上気させた『彼女』は視線を『私』に向けた。
未知の快楽で蕩けた脳ではまともな思考も出来ないのか『彼女』の返事はない。
「だいじょうぶ。痛いのは最初だけだから♥ ……ね?」

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127058327/

                                   ……と、いうわけで次スレです。
923名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 19:06:48 ID:LkszH5Zr
うめ
924名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:37:43 ID:pYb+iVv9
触手が、うめぇ!
925名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 22:58:51 ID:YO6U+kB0
「もうだめぇ、おなか破れちゃうよぉ……」
少女の口からかすかな喘ぎが漏れる。

膣ばかりか子宮まで触手に埋め尽くされ、いびつに膨れ上がった下腹部では
時折皮膚がボコリと蠢いて苦痛とも快楽ともつかぬ感覚が生まれている。

「うぅっ、一番奥まで入っちゃってるよぉ。 赤ちゃんのお部屋なのに……」
とうの昔に自分の体が人間ではないものを孕むために
作り替えられた事にも気付かず、そんなことをつぶやく少女。

「っあぁ、まだそんなに残ってるの? まさかソレ全部私の中に――」
最後まで言い切る前に、再び彼女の中に入り込もうとする触手の群れ。

残った触手が彼女の体内を埋め尽くすまで、残り5KB弱であった……
926名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 02:40:51 ID:03VP/Rsa
FATEの最後らへんの黒桜って…
927名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 19:20:01 ID:m3nW0Ts7
>>625
なんかこの女の子のセリフ、ものすごくグッと来ますね。
928名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:41:02 ID:FmSNc9rH
>927

625 :SM:2005/08/16(火) 12:50:24 ID:4EEJf0Sm
さすがです。
読み惚れてしまいました。
これからも期待しておりますので頑張ってください。

↑こいつ女に思えるか?
929名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:04:55 ID:ejkgVDNK
流石に>>925のアンカーミスやろ
930沙弥香:2005/09/22(木) 13:58:58 ID:MacKRZXw
お知らせです。
ブログ引っ越しました。
新しいURLはこちらです。

http://blog.livedoor.jp/sayaka_saotome/

こちらならどなたでもコメントできます。

ご感想など、よろしくお願いします。
931名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 15:33:57 ID:NYxFLxXi
宣伝ウザい
932名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 20:16:08 ID:oXPbn0+C
すまん、まちがえた
>>625 ×
>>925 ○
933名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 19:11:54 ID:h7tzSNWX
卯月たん(*´Д`)ハァハァ
産めよ、俺達の子をさぁ!
934名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 21:46:28 ID:R9bRw4zb
たっぷり寄生してやるぜ
935名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:34:23 ID:hDsFr4zh
「こ・・・こんなはずじゃ・・・な、なかったのにぃぃぃっ!」
そして、卯月はイッた。

>>65の時の余裕なぞ当の昔に消えていた。
本当はわかっていた。でもそれを認めたくなかった。
それを認めたら快楽の奴隷に堕ちてしまう気がしたから・・・
やがてスレは数多の触手によって埋め尽くされ、

そして・・・

---プツンッ

卯月編 BAD END

936名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:24:27 ID:P/Wz0RXv
俺達の寄生はこれからだ!
937名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:51:18 ID:Gy5WwEiK
今まで応援ありがとう! >>935先生の第二宿主にご期待ください
938名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 00:07:50 ID:W/39Wj3L
  次スレはこちら  ↓


不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part5
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127058327/


  次スレはこちら  ↑
939名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 00:54:30 ID:TvK9WP6s
     ____  
   /   ヽ  ニュ・・
 、- |   ゚ 人 ゚|-、
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


      499KB?
     ( (
      ) )  ヌチャッ・・・
     _( (_
   /└┘\
   | ゚ 人 ゚ | ニュル?
. 、- |     |-、
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    マダ500KBデナイ!?
     ____
   /   ヽ っ っ
  |- ゚ д ゚-|   っ 
   |     |
   |     |  
   |     |  
 、- |     |-、
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


940名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:40:45 ID:JID35XuF

941名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:40:56 ID:JID35XuF
942名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:41:11 ID:JID35XuF
943名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:41:45 ID:JID35XuF

944名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:41:56 ID:JID35XuF

945名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:42:08 ID:JID35XuF

946名無しさん@ピンキー
順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順
順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順順