ファイアーエムブレム&ティアサガ第16章

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678アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:46:52 ID:6cLhNzb9
「うぐっ!う、うあぁ……っ!い、いたぁっ!いたいよぉ……」
 ティトはぷつっ、という「何かが切れる音」が自分の体の中に響いた気がした。続いて激痛。これまで自分が行った如何
なる過酷な戦闘や怪我でも値するものはないと断言できる激痛。彼女はシーツを両手でしわがよるほど握って痛みを抑え
ようとした。余り効果はなかったけれど。
 それでも彼はお構いなしだった。彼女が性器から血を流し、両目に涙をため、苦痛を叫び続け、やめてほしいことを何度
懇願してもまったく配慮することなく彼女を犯し続けた。熱い何かがティトの膣内を、体を、顔を、何度も打った。よく言われ
るほどの快感は何も彼女にはなかった。気絶しそうなほどの激痛と自分の処女以上に大切な何かを失ったという悲しみを
刻み込まれた彼女はやがて意識を失った。

 陽光がティトの目を指した。がば、と体を起こす。何時の間にかベッドに横たわっていた。部屋を見渡す。どこを見てもア
レンの姿はなかった。ほっ、とため息をつく。夢だったのだ、という安堵感が彼女の心を満たす。しかし、ベッドから立ち上が
り、振り返った彼女の表情は氷のように凝結した。シーツに赤い花が咲いていた。
 ティトは自分がいた施設内の水浴びのできる場所へと向かう。まじまじと自分の体を見る。何か強い力で掴まれたような
跡が全身に存在していた。
 「夢じゃ、なかったんだ…」
 頭から水をかぶる。すると、彼女の膣内に注ぎ込まれていた精液がこぼれて垂れてきた。ティトはその瞬間に深い悲しみ
を覚えて涙を流した。彼女は子供のように泣きじゃくった。涙は流れて流れて止まらなかった。
 ティトは思った。こんなはずじゃ、なかったのに。
679アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:47:39 ID:6cLhNzb9
だけど、それでも戦争は続く。誰が傷ついていようと。誰が悲しんでいようとも。
 エトルリア軍はベルン進攻に伴うルートとしてサカ方面への進撃を選んだ。この方面は遊牧民――つまりは弓兵が非常
に多い地域となっている。天馬騎士や竜騎士は非常に注意せねばならない場所だった。
 ティトは少々腰に何かが入ってるような異物感を覚えたが、普通に戦闘をしていた。ただし、今日は一人である。アレンと
はどのような顔をして会えば良いのかなど、わかるはずがなかった。もちろん、頭の中ではずっとアレンのことを考えてい
たけれども。
 そんな時、彼女は敵陣の偵察を命じられた。別に特別なことではない。地形を気にせずに進軍ができる天馬騎士は、む
しろそれにこそ使用価値があるといっても良い。
 ティトは山や森などの弓兵や遊牧騎兵が苦手な地形に上手く隠れながら敵陣に向かった。
 だけど、そんな時も彼女の頭の中にはアレンのことが浮かんでくる。一体アレンは。それでも敵の動きを見ながらも思っ
た。私のことをどういう風に思っているのか――
 昨日のことでますますわからないことになってしまった。悪いイメージしか浮かんでこない。もしかしたら。もしかしたら、
下手をすると――性欲処理の道具かそれ以下にしか見られていないかもしれない。
 当然というかもしれないが、彼女の注意は酷く散漫になっていた。ヒュッという風切音がティトの耳をかすめた。射程を見
誤り、敵の弓の射程に入ってしまったのだ。幸いにも敵の弓の腕は高くなかった。
 天馬を急機動で翻し、不意の攻撃に大汗をかきながらもティトは思った。大丈夫、きっと大丈夫。これなら当たら――
 彼女がそう思った瞬間、横合いから飛んできたロングアーチの一発がティトの天馬に命中。彼女はそのまま墜落した。
普段のロングアーチの命中率から考えても、余程の運の悪い一撃としか思えなかった。
680アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:48:56 ID:6cLhNzb9
 エトルリア軍の本陣からもその模様は見えた。周りがざわつきはじめる。救出をしなければならない。しかし、彼女が堕ち
たのは敵陣の真っ只中。下手に攻撃をしかけると、更に犠牲者が――混乱が最高潮に達した時、一人が、彼女が墜落した
方面に馬を走らせていった。上に乗っている騎士は赤い鎧を着ていた。

 墜落したティトは生きていた。けれど、もう満身創痍だった。天馬はロングアーチの一撃で絶命していた。彼女自身は天
馬がクッションになったのか怪我はなかったが、その周囲に山賊がいた。そして、彼女は下馬した状態での戦闘は慣れて
いない――
 槍を真っ直ぐ突き出す。しかし、それは斧の分厚い刃によって弾き返される。繰り返しだった。息が切れる。今、ティトは下
品な笑いを浮かべる男に追撃されていた。目の前にいるウォーリアは遊んでるかのように。いや、実際遊んでいた。天馬に
乗っていない彼女は余りに無力すぎた。
 彼の狙いは決まっている。この目の前の文字通り、落ちてきた騎士を捕まえ、陵辱しようと思っているのだ。ティトの表情
に疲れが見え始め、更に槍を突き出した。しかし、最早勢いはなかった。ぶん、という空気を切る音と共に斧によってティト
の槍は弾かれた。遠くに槍が落ちる。槍を取ろうと走ろうとする。
 ティトの腹に衝撃が走った。斧の刃がない部分で思いっきり殴られたのだ。
「ごほっ……!げほ…っ!」
 衝撃で弾き飛ばされる。背中に木が当たった。息が詰まる。呼吸ができない。男が接近する。意識が白濁する。体が動か
ない。服に手がかかる。
 ティトは混濁する意識の中で思った。犯される……昨日のように。鎧が乱暴に外され、服がちぎられる音がした。
 いやだと思った。助けて欲しいと思った。涙がにじむ。
 誰に?誰に?誰に?決まっている。決まっている。決まりきっている。強い人。私の好きな人。そして――私の愛してる人
例え、犯されようとも。
 届くかもしれない。届かないかもしれない。いや、きっと届かないだろう。おそらくは無理だろう。それでも彼女はその者の
名を叫ばずにおけれなかった。
「アレン!助けてーーーーー!」
681アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:50:21 ID:6cLhNzb9
ティトはぎゅっと目をつむって叫んだ。まるで迷子の子供のように。
 彼女の体に何かがのしかかった。ティトの心を諦めが支配する。つむっている目からぽろぽろと雫がこぼれる。やっぱり、
駄目だった…
 だけど、それだけだった。ティトの胸に何かがのしかかる以外の何も彼女に影響はなかった。
 しばらく待っても何も訪れないことに疑問を感じたティトが目を開けると、彼女を犯すはずで彼女にのしかかった男の背中
に手槍が深く刺さっていた。
「一体誰が…」そこまでつぶやいて、はっとティトは顔を上げた。
 そこには全身に傷を負いながらも馬に乗り、槍を構える赤い騎士の姿があった。
 彼がこちらを見た。安堵しているような表情だ。信じられなかった。助けが間に合ったという事実が信じられなかった。何
よりも彼が助けにきたという事実が信じられなかった。言いたいことは沢山ある。前に私が彼を好きだということに気付いた
あの病院の時のように。何か言わなければ、という思いは更に彼女の中で強くなったが、それを言う前にアレンが口を開い
た。
「ここは危ない…早く脱出しよう」
 その通りだった。依然としてここは敵の陣地内だった。一国も早く脱出しなければ敵が追撃してくるだろう。ティトはまだ少
し呆然とした面持ちのまま彼の馬の後ろにまたがった。目の前にはアレンの広い大きな背中があった。ティトはその背中に
頬を擦り付け、彼の腰を抱いた。馬が走り始めた。アレンの背中に付けた耳から彼の心臓の鼓動が少し聞こえる。ティトは
まだ自分が何を言えば良いのかを必死に探していたが、やがて、まずは言わなければならないことがあるのに気付いた。
 ティトは抱き締めた腕を外さずに、少し背伸びし、アレンの耳に口を近付けて言った。
「ありがとう……」
 言い終えてまたアレンの背中にティトが頬を擦り付けた時、耳から聞こえてくる彼の心臓の鼓動の音が少し早くなったよ
うに感じた。
682アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:51:06 ID:6cLhNzb9
 なんとか二人が味方陣地に帰還した時、味方はもう優勢に攻勢を進めていた。何とも皮肉なことだったが、ティトが攻撃
されたことによって敵陣地の動きなどが判明し、積極的な攻撃が可能になったとのことだった。自軍優勢ということから余
裕が出来たので、ティトは後方の病院に後送されることとなった。もちろん護衛はアレンだった。

 やがて、病院に辿り着き、回復魔法を施された後、大事をとってティトはベッドに寝かされた。傍らにはアレンがいたが、
場は沈黙が支配しており、空気は重かった。
 しかし、ティトが沈黙を破った。聞かずにはおれないことがあった。
「アレン……私はあなたの、何?」
 思わぬ質問にアレンは首を傾げた。しかし、ティトはそれを無視して言葉を続けた。
「私は貴方の何なの?友達?相棒?戦友?パートナー?」
 この問いは「何故、昨日私を犯したの?」ということと全く同じ質問になる。アレンが友達や戦友と答えた場合、昨日ティト
はティトの自慰を目撃したことによって興奮したアレンの性欲処理の道具として利用されたことになるからだ。
 アレンは何か困惑したような表情を見せたが、やがて何かを決意するような表情を見せた。彼もこの質問が何を意味す
るかということは理解している。
「…俺は君の自慰を目撃して、興奮したから君を犯した。……それは間違いない」
 質問と答えはまるでかみあっていないが、それはティトの疑問を解消する、最も聞きたくない答えであった。ひっ、とティト
が息を呑む。やはり私は――
 しかし、ティトの心は次のアレンの言葉を聞いてまたもや一転することになる。
683アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:51:58 ID:6cLhNzb9
「でも、それは君にしか、しないことだ」
「……え?」どうゆうこと?とティトが聞く前にアレンは言った。
「俺は君のことが好きだ。だから君の自慰を見て興奮してしまった。自分の衝動を抑えられないくらいに。好きな人が目の
前で自慰をしていたから…それで間違いを起こしてしまった。本当に、済まないと思っている。君は自分が好きでもない男
に犯されてしまったのだから、怒るのは当然だ」
 ティトはもう後半の言葉を聞いていなかった。彼女は混乱していた。アレンが……私のことを好き?えっと、自慰を見て興
奮したからではなく、好きな人だからこそ襲い掛かったというわけで…。でも、アレンの言葉の最後はしっかりと聞こえてい
た。
「俺はこれからずっと君の願いを何でも聞こう。許してくれとも言わない。死んで償うとも言わない。生きて背負う」
 ティトは驚きの目でアレンを見た。彼は、本気だ。本気で背負うために、本気で言っている。だけど、とティトは思った。そ
れは勘違い。私は貴方に罪を背負わせはしない。いつの間にかティトの心からアレンへの疑いの思いは完全に消えていた
私はアレンが好きなのだから。『たかがその程度のことで』何も背負わせは、しない。
「なら…まず私を抱き締めて」
「え?それは…」
「良いから、早く」
 ティトの言ったことにアレンは少し困惑したが、語気に押されてティトを抱き締める。
「もっと強く」
 言ったとおり、アレンはティトをぎゅうと抱き締める。胸の柔らかいものがアレンの胸板で潰れて滑る。ティトはアレンの耳
に口を寄せて、言った。
684アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:52:36 ID:6cLhNzb9
「あのね、私…貴方のこと、好きよ」
 密着していて彼の顔は見えないはずなのに、アレンの顔が驚愕に染まるのをティトは容易に感じることが出来た。
「そんな…嘘だ。俺みたいな男を好きになる人なんているはずが…」
「いる。ここに。私は…貴方のことが好き…いや、愛してる」
「君は俺に犯されたんだ。好きになるはずが…」
「その前から、ずっと好きだったわよ」
 ティトが顔を赤くして言った。
「それでも、俺は」
 アレンは何か言おうとしたが、ティトはそれを遮った。
「私が貴方を好きになっては…駄目?」
 ティトは少し体を離し、アレンの胸の方から見上げるようにして言った。声には懇願するかのような響きが入っている。
「…やめてくれ。そんな顔をされたら……また抑えが効かなくなる」
「私は…良い。貴方なら。何度犯されても」
 ティトの上半身をベッドに押し倒した。
 アレンはティトの目を見た。最後の確認だった。彼女は顔を赤くし、こくりと頷いた。
 ゆっくりと目を閉じ、キスをする。何回も。最初は軽いフレンチキスだったが、すぐに濃厚なディープキスに変わる。
「ん……んんっ、ふむっ、むう…」
 互いの舌がからむ。水音が部屋に響く。舌を吸い、吸われる音が出る。
 アレンの手がティトの胸にに伸びた。服の裾から手をいれて直に揉んでくる。
「んぅぅっ!ひやぁ…っ!」
 それでも二人は口を離さない。結果、鼻にかかったくぐもったティトの甘い声が出る。キスを続けていると、アレンの唾液
が咥内にたまってきた。思い切って飲んでしまう。悪い感じはしなかった。やがて、アレンの手が下の方にも侵入してきた
ショーツの中に手を入れてくる。もうそこは完全に濡れそぼっていた。アレンの手がクリトリスに触れた。
685アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:53:23 ID:6cLhNzb9
「はぁっ!ん、あ、ひゃ、やあぁぁ!そこ、だめ……!」
 ティトの体がぴくぴくと震える。喘ぎ声が無数に出る。奥からどんどん愛液が溢れて止まらない。膣内にも指が入れられ
る。
「あっあ、あ、ああっ!くっあぁっ!」
 既に彼女の目は虚ろになっている。焦点が定まっていない。アレンは指の動きを止めた。彼女のショーツを下ろす。股布
が張り付いて肌にはりついており、それでも下ろすと粘着質の糸を引いて剥がれ落ちた。自分のモノを取り出した。ティトの
性器にあてがう。意識ははっきりしないが、彼女はアレンが何をしようとしているか、理解して言った。
「アレン…きて」
 アレンはゆっくりと挿入した。ティトの体は快感にぴくっと震えた。
「く、あっ……ん、んぁっ!ふ、はぁぁぁぁぁ……っ!」
 やがてアレンの腰がティトの腰に密着した。完全に入ったのだ。ティトは昨日と今日を合わせて四度目の涙を流した。しか
し、今度は違った。嬉し涙だった。手をしっかりと握り合う。本当に嬉しかった。アレンが腰をゆすりはじめる。嬌声を上げる
。今度は痛みなどはなく、ただただ気持ち良かった。
 ティトの膣内は既に崩れたゼリーのようにとろとろで熱く、締め付けはとても厳しかった。アレンが長く持つはずもなかった
。ティト自身も激しく高ぶりを見せ、絶頂を迎えそうになっていた。アレンがラストスパートで腰を強く打ちつけ始めた。その
衝撃で一層快感が強まる。
「んはあぁぁっ…!ひぅ…っ!あ、あ、んんんっ……!」
 ティトの膣内がきゅっ、と収縮する。そこに最後の突き上げがきた。
「ふあぁぁ……っ!ゃあぁぁぁぁぁーーーっ!」
686アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:54:00 ID:6cLhNzb9
「ふあぁぁ……っ!ゃあぁぁぁぁぁーーーっ!」
 どくっどくっという音が聞こえそうなほど彼女の膣内で精子が吹き上がる。
「あ、ぁぁぁぁぁぁ……あついのが、でてる…」
 ティトがぼうっとつぶやく。アレンが自分のモノを引き抜いた。ごぷりと精子がこぼれ落ちる。それを見て、彼女は自分の
下腹部に手を当てた。
「おなかのなか…アレンので……あったかいよ」
 アレンは何も言わなかった。ただ彼女を抱き締めた。強く、強く。

 そして、それが始まりだった。その日、彼と彼女は結ばれた。だけど、まだこの大陸を襲っている戦乱はまだ終わっても
いない。アレンとティトは自分達が死に別れることを何よりも恐れ、絶対に死なないように堅く約束した。
 その後、エトルリア軍との戦闘においては敵のあらゆる人物が天馬騎士と騎士のペアを目撃したとさえ言われる。
 彼と彼女は何度も傷ついた。けれど、何度でも立ち上がった。幾度となく困難に直面した。けれど、諦めなかった。絶望
を思いもしなかった。
 やがて、戦乱は治まった。公式にはベルン王国の滅亡という形で決着が着いた。戦場で名を挙げたアレンには色々な場
所から自らの騎士になってくれまいか、と懇願にもにた要請を受けた。しかし、その全てを断りつくし、彼の主のいるリキア
へと戻った。
 元エトルリア軍総指揮官にして現リキア同盟軍当主、ロイはアレンに言った。アレンはあの戦争で僕を本当によく助けて
くれた。勲章を授かってはくれないか?
687アレン×ティト:2005/06/29(水) 01:54:47 ID:6cLhNzb9
それは実に輝かしい物だった。騎士にとって自らの君主から勲章を貰うということは至上の喜びといってよかった。
 しかし、彼は断った。
「自分は勲章を貰いたくて、ロイ様に仕えているのではありません」と。それでもロイはアレンに何とか貰ってくれるように言
った。アレンは困惑しきった表情を見せたが、やがて何かを思いついたかのようにして言った。
「ロイ様、やはり勲章はいりません。しかし、その代わりに家をください」
「家?」
「ええ、人が四人くらいは住める程度の」

 結局ティトは戦争が終わってもイリアに帰らなかった。彼女は永久就職したのだ。
 いつもの通り、夕食を作る。鍋の中のシチューはもう良い匂いを出し始めている。時計を見た。そろそろだ、と思い、家の
外に出る。
 時間通りだった。家の外から見える遠くには赤い鎧を着た騎士――彼女の愛すべき人がこちらに向けて歩いてくるのが
見えた。
 ティトは大きく手を振り、笑顔を見せた
「アレン、おかえりーーーー!」
 彼女は生涯、幸せだった――


<完>
688名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 01:56:49 ID:6cLhNzb9
えっと・・・これにて終了です…
文がめちゃくちゃというか未熟というかまとまっていないというか…
とりあえず、次回もまた機会があるのならば、更に精進しようと思っております。

感想お待ちしております&拙文失礼しました。
では名無しに戻ります。
689名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 09:25:06 ID:uiRfnPh9
GJ.
終わり方もいい!
690名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 10:04:20 ID:uiRfnPh9
あげてしまった・・・。すみません
691名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:25:47 ID:vGi8DpzU
GJ 最後の家で待つティトが新婚気分で胸キュン
692外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/06/30(木) 01:31:49 ID:vGi8DpzU
>>385-402 >>495-515の続きで、エスト盗賊調教SS中篇を投下します(そう後編ではない)。
エスト陵辱輪姦注意
今回、堕胎までには行きませんのでご安心ください。
693外伝エスト盗賊調教SS:2005/06/30(木) 01:33:25 ID:vGi8DpzU
 盗賊王ギースの支配する砂漠の砦。
 その内部で、傭兵ジェシーの後をエストは続く。
 薄いマントだけを羽織っただけの、ほとんど裸に近いで格好で、
若い男性と連れ立って歩くという状態に、ふとエストは顔を赤らめた。
 そしてつい苦笑する。
 今まで散々男に嬲られてきたのに、今更恥じる己に。
 でも羞恥心が残っているのは、まだ正常な証拠だ。

 あの調教室での、過酷な調教の後。
 泣き崩れるエストに、救いの手が差し伸べられる。
 ジェシーと名乗った若い傭兵が、助けに来たのである。
「どうして?」
「んあ?」
「どうして、私を助けるの? 知り合いでもないのに」
「んー・・・。まあ、そのなんだ」
 ジェシーはぽりぽりと鼻をかき言ったものだ。
「可愛い女の子が困ってたら、助けるもんだろ?」
「でも・・・・」
「おおっと。それ以上は言いっこなしだ。早くしないと、ギースの部下に見つかるぜ」
 そして、ギースはエストに向けて己のマントを差し出す。
「これ掛けててくれないか。その、目の毒なんでな。いや保養か」
 調教を受けたばかりのエストは裸のままだった。
 エストは赤くなって、マントを羽織る。
「でも・・・・私、あなたに何も出来ない」
「いいってことよ。俺が好きでやってるんだからな。あ、そうだ。
 じゃあここから上手く逃げ出せたら、俺とデートしてくれよ」
 エストはつい苦笑する。恋人がいるからと断ろうとも思ったが、つい頷いてしまった。
「じゃあ決まりだ。こんな所さっさと逃げ出そうぜ」

 ジェシーとエストの逃避行が始まった。
694外伝エスト盗賊調教SS:2005/06/30(木) 01:34:52 ID:vGi8DpzU
 そしてジェシーとエストは捕まった。
 砦の入り口まで誰にも見つからず、やってきた二人。
 だが入り口をくぐろうとした瞬間、上から網が降ってきた。
 そして投げ網に絡まった二人を、盗賊王ギースと部下が取り囲む。
「へっ、莫迦どもめ。ここから逃げ出せると思ったか」
 あっさりと引き離される二人。
「きゃー!」
「やめろ! その人に手を出すな!」
 盗賊に押さえつけられるエストに向かおうとするが、そのジェシーもたちまち盗賊に囲まれ、袋叩きにされてしまう。

 殴る蹴る頭突き、殴る蹴る頭突き、殴る蹴る頭突き・・・・

「やめて! その人にひどいことしないで!」
 地面に押さえつけられたエストが叫ぶと、ギースがさっと手を上げ、ジェシーへの暴行を止めさせる。
「ほう。奴隷のくせに、俺様に指図か」
 顎を掴むギースを、エストはじっと地面から睨み上げ、
「誰が奴隷よ!」
「さっきは、あんなによがってたのにか?」
「くうぅ〜〜〜〜〜」
 ギースの指摘に、エストは顔を真っ赤にする。
 媚薬で性感を高められたとはいえ、自ら男を求めてしまったのだ。
「あ、あれは・・・・!」
 言い訳しようとして、何も言えず下をうつむく。
「ふん。まあいい。それより、この男を助けたいか?」
「・・・・はい。わたしはどうなっても構いません。
 彼の命だけは助けてください」
「待て・・・・! あんたがそんなことする必要ない!」
 叫ぶジェシーを、すぐさま盗賊が蹴り上げる。
 ぐふっと砂漠の上に倒れ込むジェシー。
 その姿に、ギースはぎらりと目を輝かせる。
695外伝エスト盗賊調教SS:2005/06/30(木) 01:35:54 ID:vGi8DpzU
「じゃあ、そいつのモノをしゃぶれ」
「え?」
 言われたことが分からず、きょとんとするエスト。
「おい。そいつを脱がしてやりな」
 言われて、すぐさま盗賊はジェシーのズボンとパンツを脱がす。
 そうして晒されたイチモツを見てエストは悟った。
「しゃぶれ」
ギースが何をさせたいか。
 エストはすっと目を閉じ、四肢を押さえられたまま、砂漠に横たわるジェシーのあそこに、
そっと舌を伸ばした。
「や、やめるんだ。あんたがこんなことをする必要はない」
(ごめんなさい。わたしのせで)
 知り合いでもない自分を助けに来てくれて、捕まったジェシー。
 その命を救う為、エストは彼の肉棒に、そっと舌を這わせる。
 紙と同じ、金色の陰毛に覆われた細い棒。
 ギースのデカマラに較べて、いかにも貧相である。
 その柔らかい肉の感触を舌に感じながら、エストはふと、性奴隷仲間からの助言を思い出す。

『いいことエストさん。男のあそこなんて、まともに洗ってなくて汚れだらけなんだから。
 しゃぶってそのままにしておくと、口の中が病気になるから、終わった後は、
ちゃんとうがいと歯磨きしておきなさい』

(うん。ちゃんと洗っておくね)
頭で別の事を考えながら、舌は無意識に舐めあげる。調教の成果だろうか。
 ぺろ・・・・ぺろ・・・・・
「うっ・・・・」
 舌で舐められる度、ジェシーの肉棒がピク、ピクッと脈動し、徐々に長く伸びる。
 この状況の勃起は、自然な生理現象であり、仕方ない。
696外伝エスト盗賊調教SS:2005/06/30(木) 01:36:52 ID:vGi8DpzU
「あひゃひゃ。見ろよこいつ」
「助けようとした女に、しゃぶられて勃ってるぜ」
 エストの口奉仕とジェシーの勃起に、周囲からは嘲りの笑い。
「く〜〜〜〜〜〜」
 ジェシーは己の情けなさに歯を噛み締め、口端から血が流れる。

(いいの。我慢しないで)

 周囲の嘲笑などもはや気にせず、エストは舌の先で震える肉棒に神経を集中させる。
 裏筋まで舌を回して覆いぺろんと唾液を擦りつけ、
「ううううー」
 先端のピンクの亀頭を、ツン、ツンと突付いて舌を転がす。
「ううううううー!!!」
 顔を真っ赤にして、腰をばんばんと上下させるジェシー。
四肢を押さえる盗賊が、下卑た嘲笑を浮かべる。

「だ、だめだ。もう俺・・・・・!」
 目に涙を浮かべ、ジェシーは大きく腰を突き上げた。

(いいよ。きて)

 ぷりゅっ・・・と、エストの顔を、白い粘液が汚す。
 その粘液を、ぺろっとふき取るエスト。
「おー。出した。出した」「ああ。見事なイキッぷりじゃねえか」
 盗賊たちは口々にはやしたて、ジェシーの屈辱を誘う。
「よーし。よくやったエスト。おい。その男は、前線の砦にでも送っとけ」
「へいギース様」「おら立て」
 こうして、エスト救出に失敗したジェシーは、砂漠の最前線の砦に送られる。 しかしその砦はセリカ一行が攻略し。ジェシーはエストよりも先に助け出される。
 そして彼の口から、エストの現状が明らかにされた。
697外伝エスト盗賊調教SS:2005/06/30(木) 01:37:53 ID:vGi8DpzU
「よその国からきたかわいい女の子で、ギースは奴隷にするつもりさ」

 どれい 奴隷 ドレイ

 その言葉に、二人の姉、パオラとカチュアが大いに衝撃を受けたことは言うまでもない。

 傭兵ジェシー。後にこの砂漠に傭兵王国を建国し、傭兵王と呼ばれる人物である。


 一方。
 ジェシーが連行された後、エストは盗賊たちの群れに放たれていた。
 両手を後ろ手に縛られ、足には棒が括られ、うつ伏せで顔を上げるエスト。
その目には涙が溢れ、股間からは調教の時に射精された精液がこびり付き、
割れ目からは血が一筋流れていた。
 そんな裸体のエストを、無数の盗賊が取り囲む。
 これは、脱走しようとした奴隷エストへの罰。
「犯せ」
 そのギースの一言で。
 エストのフェラチオを見せられ、すでに股間がパンパンの盗賊たちが、一斉に襲い掛かる!
「きゃー!」
 盗賊の、腕に、肉棒に囲まれながら、エストは奴隷仲間の忠告を思い出した。

『いいことエストさん。男が膣で射精しそうになったら、口かお尻に出してもらうようにお願いするの。
 そうじゃないと妊娠するかもしれないから』

 今更遅いかな、と思いつつ、エストは大勢の盗賊に懇願する。
「お願いです。口かお尻に・・・・!」
 皆まで言わさず、盗賊の肉棒が口を塞ぐ。
698外伝エスト盗賊調教SS:2005/06/30(木) 01:38:47 ID:vGi8DpzU
 もう前も後ろの穴も関係なかった。
 穴という穴に肉棒がねじ込まれ、無数の手が肌に張り付く。
 一斉にエスト一人に群がる、何十人とういう盗賊。
「んー! んんんんー!」
 手が性器が、エストの肌にべたべたと貼りつき、穴を貫く。
 エストにはそれが何十本もの触手に感じられた。
 意志を持つ触手。自らの性欲を解消する為だけに伸びる、欲望の塊り。
 その触手が口に入り込む。
「んぐぐぐぐぐー・・・」
 口いっぱいに満ちる、生臭く気色悪い肉の味。
このまま噛み切りたいが、もう力が入らない。

 触手が股間の二つの穴を前後から満たす。
 お尻の穴を限界まで広げ、ぶち込まれる触手。
「んぐぐぐ!!!!」
 痛みにエストは目を白黒させる。後ろの穴に異物が挿入される異物感は、何度経験しても慣れるものではない。
 それが前の穴から挿入された触手ろ、お腹の中で壁一枚を通して擦り合うのだ。
「んー!!!」
 エストは自身のお腹の中で触れ合う二本の触手に嫌悪し、腰をばたつかせた。
だがそれは刺激となって触手を悦ばせる。

 そして触手は穴を塞ぐだけではない。
 エストの短めの赤い髪にも、何本も絡みつく。
 女性にとって、命ともいえる大事な髪。
 短めにしてるが、エストは自分の髪の手入れは怠っていない。
 パオラのような長髪やカチュアのようなボブにも憧れてもいた。
 その髪に。もっとも不浄なモノが何本も絡みつき、こすりあげる。
(いやー! そんな汚いもの、くっつけないでー!!!!)
 涙を浮かべて、髪を振り払おうとするが、頭を押さえつけられ、それすらも叶わない。
699外伝エスト盗賊調教SS:2005/06/30(木) 01:39:38 ID:vGi8DpzU
 触手は背中にもまとわりつく。
 エストのさらさらの滑らかな背中。
何本もの触手が吸い付き、そして白濁液で汚していく。
背中に熱い液体を拭き掛けられる度、エストは背筋を震わせた。

 小さな可憐な膨らみも、触手が巻きつき、きゅきゅと締め上げる。
先端の桃色にも、触手は己の先端をこすりつけ、先端で先端を弄んだ。
「んんー!!!!」
 蕾に触れる男の先端に、小さな胸が震える。

 そして。
「おら。射すぞー!!!」
 穴という穴、体中に張り付いた触手が、一斉に精を放つ。

「ああ! イヤアアアアアアーーーーーー!!!!!」

 内と外に浴びせられる熱湯。
 その熱さに、エストは小刻みに振動し、さらに男を震わせた。

「はぁはぁ・・・・」

 精液まみれで横たわるエスト。
 まとわりついていた触手も、一斉に引き上げる。

(もう・・・・終わって・・・・)

 だがそう願ってもすぐに−
「おら! まだまだだぜ!!!」
 すぐにまた新たな触手がまとわりつく。
「いや・・・・いやぁ・・・・・・・」
 触手に覆われ、エストの目から徐々に光が消える。
「ワアアアアアアアアアアアーーーーーー!!!!?」
700外伝エスト盗賊調教SS:2005/06/30(木) 01:40:33 ID:vGi8DpzU
 性奴隷が集められた部屋。
 自由に出入り出来ない点を除けば、以外に快適な環境が整えられた部屋の、
その唯一の重い扉が開かれる。
「エストさん!」
 そして物のように投げ込まれたエストを見て、女性たちから悲鳴が上がる。
 自らも、過酷な陵辱を受け、また見慣れてるはずの性奴隷の女達。
 その彼女らが、目を逸らすほどのエストの参上だった。
 全身は血と精液に塗れ、もはやまともに肌を出している部分はほとんどない。
 鏡のように何も映してない瞳は死んだ魚のようで、その目にも精液が掛けられていた。
 ぽかんと開いた口からは、ドロリと精液がこぼれ落ちる。
 耳からも同様に、白濁液が流れていた。耳すら犯されたのだ。
 そしてお尻は大きく腫れ上がり、この部分がもっとも出血が酷かった。
限界を超えて、拡張され、切れたのだろう。だらんと力無く穴が広がりきり、血と精液を垂れ流している。
 前の穴も、後ろよりは軽症とはいえ、かなり手酷く痛めつけられていた。無論、血と精液が溢れ、
足下まで濡らしている。
「ちゃんと癒しておけよ!」
 一言言い残し、盗賊は重い扉を閉め、厳重に鍵を掛ける。
 言われた方の年配のシスターは、さすがに躊躇した。
 陵辱で傷ついた女性を、魔法で癒すのが彼女の役目。
 だが癒しても、また暴行を受け、傷つくだけ。
「あ・・・ああ・・・・・・」
 精液を垂れ流すエストの口から、声にならない呻きが漏れる。
「・・・ねえさま・・・・・あべる・・・・」
 それは二人の姉と恋人を呼ぶ声。
 だがその声に応える者はいない。今は。
(ごめんなさい。エストさん)
 その声を聞いて、シスターは癒しの魔法をかける。
 待っててくれる人がいるなら、生き残るべきだと思ったから。
 例えそれがどんなに残酷な結果になっても。
701外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/06/30(木) 01:45:33 ID:vGi8DpzU
さらに長くなるので、前中後編にしてみました(さあもう後が無い)。
 
>>両手を後ろ手に縛られ、足には棒が括られ、うつ伏せで顔を上げるエスト。
>>その目には涙が溢れ、股間からは調教の時に射精された精液がこびり付き、
>>割れ目からは血が一筋流れていた。

今回このシーンが書きたかったのです。
702名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 02:02:45 ID:mGybPHaN
貴様の心意気、しかと受け取った
703名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 03:48:12 ID:cbPa2HUm
ああ、そのこだわりは良い。
ところで現在481KBそろそろ次スレの季節。
704名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 19:12:11 ID:eLmggmeS
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705名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 21:23:02 ID:9G54TdeM
立てられないんでまとめだけでも。
16章まとめ
>10->26 外伝ミラ様が見てるSS百合(外伝)
>42->46 グレイル傭兵団 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>54->62 外伝デューテ洗脳陵辱SS
>157 烈火ネタ(ダミアン ◆.lt5gYzbQ. )
>179->182 蒼炎ミストレイプネタ (◆ozOtJW9BFA)
>199->200 エトルリア王立魔法性玩具研究所レポート(◆ozOtJW9BFA)
>247->272 退屈なサッカーをしよう♪(988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>282->288 ルゥくんお風呂に入りましょ♪(外伝)
>292->308 死と変容(ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>318->332 外伝シスターエムブレム(外伝)
>351->370 サザ×ステラ(351)→ ボーレ分補給>378>379
>386-401 外伝エスト海賊強姦SS(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>406-409 >433->443 >453->464 はじめてのK? ネサラ×リアーネ (SLS)
>414-418 最重要依頼 リース×ティアンナ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>496->514 外伝エスト盗賊調教SS前編(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>526->529 聖戦親世代エロなし小ネタ(525)
>534 シノンさん(ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>539 シノン小ネタ
>554-569 マルス×カチュア(554)
>585 神父様×?…
>588->591 >674->687 アレン×ティト(588)
>593-594 地獄のコンビネーション(ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>598-636 傷跡 ハール×ジル(S・L・S ◆xTfHc.nBiE)
>693-700 外伝エスト盗賊調教SS中篇(外伝 ◆9QlRx9nooI)
706名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 21:24:20 ID:9G54TdeM
抜けとかあったらスマソ。
707名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 04:08:40 ID:/k0dJds4
ちょっと長めのを書いてるんだけど、次スレの方がいいですか?
俺も立てられないから他力本願スマソ
708名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 16:59:48 ID:/k0dJds4
スレに容量制限があるの知らなかったヨ
全16KBになっちった。長くてスマソ
蒼炎からハールシグルーンです。ここの残りで間に合えば深夜に投下し
ますが、16KBいける?誰か教えて。
709名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 17:43:18 ID:GR8VXQ7I
たぶんいけると思います。
よろしく。
710名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 18:00:43 ID:fKuKYn6F
立てたよ。
ファイアーエムブレム&ティアサガ第17章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120208359/
711708:2005/07/01(金) 19:18:44 ID:/k0dJds4
>>709
トンクス
じゃ、このスレの埋め立てに投下します。
712曇り空-1:2005/07/01(金) 19:31:18 ID:/k0dJds4
ハールは黒竜を駆って雪の降るデインからベグニオンの帝都シエネへと南下していた。

ダルレカでの戦いで将軍であり、竜騎士としての恩師でもあるシハラムを失った。
生き残った竜騎兵やその家族の処遇を聖天馬騎士団の知り合いに頼みに向かっているのだ。
それはシハラムが彼に残した遺言でもあった。

マナイル神殿の広大な中庭に騎竜で降りると、周囲の警備兵たちが緊張する様子が肌に伝わってくる。
「そうか、デインの黒い鎧はまずかったか…」ハールはポツリと呟いた。
ベグニオン帝国が正式にクリミア軍の後ろ盾となり、デインはすでに大陸中を敵に回し孤立していた。
こんな状況で、これから自分がしようとしている『頼み事』など一蹴されて当然だとハールもわかっている。
しかし、シハラムの遺言だけは、なんとしても叶えたい。叶えなければならない…。
それは自身で師を守れなかったハールの償いでもあった。

「誰かと思ったら…」聞き覚えのある柔らかい声に振りかえると、聖天馬騎士団団長であり、しかも神使親衛隊長でもある
シグルーンが瞳にわずかな驚きをたたえながら立っていた。
「デインの騎竜が来たって、みんなが騒いでいたものだから…。その黒竜と鎧は目立ちすぎるわ。」
シグルーンは目を伏せて少し笑ったあと、シハラムへの悔やみの言葉をつけくわえた。

シハラムとハールがまだベグニオンの聖竜騎士団に所属していた頃、シグルーンは見習いの天馬騎士だった。
伯爵家の生まれで、「天馬に乗ってみたかったの」といういかにも子供らしい理由で天馬騎士団に入団した少女は、
その血筋の華やかさと生まれ持った才能でめきめきと頭角を現していった。
そんなある日、彼女は「空の戦い方を教えてほしい」と竜騎士団のシハラム隊にやってきた。
聖天馬騎士団の長い伝統にあって、シグルーンははじめて竜騎士団と一緒に演習した少女として今でも語りぐさとなっていた。
713曇り空-2:2005/07/01(金) 19:35:07 ID:/k0dJds4
「戦況はどう?」人目を避け、ハールを自室に案内したシグルーンは葡萄酒を差し出しながらハールに尋ねた。
「そんなこと、君には逐一報告されてるはずだろう。」葡萄酒の深い赤がどうにも血のように見えて、ハールは目をそらす。
「もうすぐクリミア軍は王都に入るそうね。で、あなたはこれからどうするの?」
シグルーンの言葉に弾かれたように、ハールは椅子から立ち上がり床に膝をついた。
「俺のことじゃなく、今日は部下のことを君に頼みに来た。
ダルレカで生き残った竜騎士5名をベグニオンの聖竜騎士団の末席に加えてはくれないだろうか。
……デインには敗残兵の居場所はない。このままじゃ家族もろとも死はまぬがれないんだ。だから……。」

シグルーンはハールの口から出た思いがけない言葉に驚き立ちすくむ。こうべをたれたハールの表情はシグルーンからは窺えないが、震える声からその胸中は察した。
「……こんなことを頼めるのは…君しかいないんだ…」そうつけくわえたハールの髪にシグルーンはそっと手を触れた。
「あなたにそんな格好は似合いませんわ。さぁ、お立ちになって…」
いわれるまま立ち上がったハールの胸にシグルーンはそっと身体をあずけた。
714曇り空-3:2005/07/01(金) 19:39:15 ID:/k0dJds4
シグルーンが少女の頃、ハールは天馬騎士の皆が憧れる竜騎士だった。鈍い光を放つ巨大な騎竜を操り、空を駆ける。その影を見るたびに、少女たちは胸を焦がした。
シグルーンが竜騎士団との演習を志願したのも、純粋な向上心に加え、ハールにもっと近づきたいという気持ちがなかったといえば嘘になる。
兄のような優しさと空の騎士の先輩としての厳しさで接するハールにシグルーンの恋心はますます募っていった。
そしてハールも同じ気持ちでいてくれている…少女はそう信じていた。

「なんで、こんな風になってしまったのかしら…」ハールの胸に頬をつけたまま、シグルーンの口から小さな呟きが漏れた。
「あのまま、あの頃のままシハラム様もあなたもベグニオンにいたら、シハラム様を失うことはなかった。あなただって……」

あなただって……シグルーンは言葉を切った。あのままベグニオンの聖竜騎士団に所属していたら、ハールの前途は洋々と明るく開けていただろう。
サナキ様の御世になって、ベグニオンも変わりつつある。地方の軍人の家系にあっても聖竜騎士団の要職を担っていたかもしれない。
それなのに…。そう思うと、シグルーンの目から涙がこぼれた。

「さぁ、俺は…どうなっていたかなぁ」ハールはシグルーンの涙に気づかぬふりをして、外の風景に目をやった。
窓の外は低くたれ込めた雲が光を失っていく。ハールは10年前の今日と同じような空のあの日を思い出していた。
715曇り空-4:2005/07/01(金) 19:42:31 ID:/k0dJds4
デインの冬は暗く長い。亡命して7年、雪雲に閉ざされるデインの冬はハールの心にいつも陰を落とす。

ハールはシハラムと共に王都防衛の竜騎士としてデインに亡命を果たしたはずだった。
しかし与えられた土地は王都ネヴァサから遠く離れた辺境の地ダルレカで、時折伝えられる命令といえば盗賊退治とラグス狩りであった。
重たい曇り空のせいか、ややもするともたげてくる後悔の念をハールは急いで振り払う。
シハラム隊長を慕い尊敬して、お一人でデインに行かせたくはなかった。
ここで悔いては、亡命を決めたときの自分を裏切ることになる。
弱気の虫を払うようにかぶりを振り空を見上げると、日暮れ間近の灰色の雲から一頭の白い天馬が舞い降りてきた。

「君は……シグルーン…」
「……きて…しまいました」シグルーンは寒さで頬と鼻の頭を赤く染め、白い息を弾ませて少し恥ずかしそうに笑った。
716曇り空-5:2005/07/01(金) 19:46:14 ID:/k0dJds4
「私、神使親衛隊に任命されたんです」
寒かっただろうシグルーンのために暖炉に木をくべるハールに、彼女はいった。
ハールの手が止まる。「入隊の最年少記録だって、お祝いされました」
屈託なく笑うシグルーンをハールは眩しそうに見つめて「おめでとう」という。
あの少女がもう親衛隊に……それにひきかえ俺はここでラグス狩りか…
つい卑屈になってしまいそうで、ハールは立ち上がり慌てて言葉を継いだ。
「じゃあ、何かお祝いしないとな。でもこんな所じゃ気の利いたもんも買えなくて……」頭をかくハールにいきなり抱きついたシグルーンは真っ直ぐなまなざしでハールを見上げこういった。
「ハールさんからのお祝い、もう決めてます。私、ハールさんがほしいんです!」「…!……」
「だから…今日来ました…。……あ、あの、怒らせて…しまいましたか…」
力強いまなざしがハールの険しい表情を映して色を失っていく。最後は消え入りそうな声になった。

「あ、いや、こういう顔だから…」ハールはボソリと返したが、二の句が継げないでいた。
そんな重い沈黙に耐えられず、シグルーンは一気に話し出した。「親衛隊に入ったら……神使様から任務を解かれるまで恋も結婚も許されません。
……だからその前に、大好きな人に私の初めての人になってほしかったんです。一番好きな人に抱いてもらえたら、私、その思い出で生きていけます。ですから、今夜……」
耳まで赤く染めてまくし立てるシグルーンの背中を、大きな手が優しく撫でた。
「…わかった。俺でいいなら…」ハールはシグルーンの白くなめらかな頬を手のひらで包み、口づけをした。
717曇り空-6:2005/07/01(金) 19:48:20 ID:/k0dJds4
「はぁ…」寝台の枕に頬を埋めたシグルーンの口から息が漏れる。
うつぶせにされて一糸まとわぬ姿に剥かれた自分をハールが見ている……そう思っただけで恥ずかしさに顔が熱くなり、
胸になんともいえない感情があふれる。

ハールがデインに亡命した日から、ずっと望んでいたその時を迎えているというのに、シグルーンの身体は緊張でかすかに震えていた。

「寒いのか…?震えているが」シグルーンのエメラルド色に輝く髪にやさしく触れながら、ハールは声をかけた。
「いえ、違うの。恥ずかしくて…」起きあがり、急いで枕を胸と腹の前に当てるシグルーンを見たハールは口元にかすかな笑みを浮かべ部屋の灯りを消した。
すでに夜のとばりは降り、暖炉の炎だけが2人の顔を赤く照らした。
718曇り空-7:2005/07/01(金) 19:50:22 ID:/k0dJds4
長い口づけのあと、シグルーンの首筋に唇を這わせながら左手で腰を抱き右手は乳房を愛撫する。
天馬騎士や女性竜騎士の身体はどうしても筋肉質になりがちなのに、シグルーンは豊かな胸と細くくびれた腰、そして丸い尻がいかにも女性らしい肉感的なものだった。
…こんな身体でよく親衛隊に……ハールはシグルーンの天賦の才能に改めて驚き、しばし呆然とした。
「…ハールさん……、あの、やはり私ではダメですか…」突然いいだしたシグルーンは大きな瞳に涙をたたえていた。
「む、無理になさらなくてもいいです。ハールさん、なんだか上の空で……」あふれた涙は頬をつたい敷布にしみていった。

ハールはそれには答えず、シグルーンの涙を唇で吸うと彼女の髪と同じ薄緑色の草むらから秘所へと指をすすめた。
「っ…」シグルーンの手が敷布をまさぐりギュッと握った。ハールはいったん秘所から手を離し、シグルーンのもう一方の手をつかむ。
指が暖かく濡れていた。「シグルーンの気持ちはわかってる。俺の気持ちは…」
そういってシグルーンの手を大きくこわばったハール自身へと導いた。「さわっていてくれるだけでいい」耳元でそう呟くと、再びハールの指はシグルーンの一番感じやすい場所へと戻っていった。
719曇り空-8:2005/07/01(金) 19:53:05 ID:/k0dJds4
ハールの指が秘所の奥深くで動くたびにシグルーンの腰が反応してビクッと動く。
暖かな胎内は初めてにしては驚くほど潤い、ハールの指を抱いて締めつけていた。
シグルーンの指で愛された一物はあふれた粘液でぬるぬるとなり、準備が整ったことを物語っていた。
「入れるぞ」ハールは囁き、シグルーンに自身を一気に突き立てた。「くぅっ…!…」濡れていたとはいえ、やはり処女であるシグルーンの眉間に痛みの皺が刻まれる。
身体を堅くして耐えているシグルーンのせいでハール自身は徐々に押し返されてしまう。
「シグルーン、力を抜け。深呼吸だ。スーハースーハー…」そういうハールの真剣な顔に思わず吹き出したシグルーンを見て、ハールは再び肉を深く沈めた。
「あ…はぁぁぁ…」黒とエメラルドの体毛が交わるほどに深く挿入された一物はシグルーンの中でビクビクと鼓動していた。
「おまえ、暖かいな…」ハールがシグルーンの上気した頬に口づけてから、いたわるようにゆっくりと腰を突き動かしはじめた。
「うぅ…いた…い」目尻に涙の粒をたたえたシグルーンはハールの両肩をつかんで耐えていたが、その表情が徐々に柔らかくなっているのをハールは見逃さない。
「あん、あ…」漏れる声に熱が加わったのを合図に、ハールは身体を起こすとシグルーンの右足を軽々と持ち上げ、更に深く突いた。
「ああああ」首をのけぞらせるシグルーンには構わず、ハールは自身の欲望のままにシグルーンを責め立てた。
「もう…わたし…あ、はぁぁ」シグルーンは両手をいっぱいに伸ばしハールを求めた。
それに答えてシグルーンの上に身体をあずけたハールを力一杯抱きしめながら、シグルーンは身体を大きく震わせて達したことをハールに知らせた。
腕にこめられたその力が少しずつ抜けていく。
ハールは腰を浮かせ濡れた自身を抜いて、手で数回しごくとシグルーンの太腿を白い液で汚した。
720曇り空-9:2005/07/01(金) 19:55:51 ID:/k0dJds4
まだ熱のこもった瞳を気だるそうにして、シグルーンはハールの顔をみつめていた。
さっきまであんなに恥ずかしがっていたのに、今は美しい裸体を惜しげもなくハールにさらしている。
ハールは苦笑いをこらえてシグルーンの曲線を指でなぞる。

「ハールさん、いつか…ベグニオンに帰ってきていただけますよね。
私、任務を解かれたらもういい年ですけど、それでも待っていますから」
「亡命ってのは、そう簡単に行ったり来たりできるもんじゃないんだ…」
そう答えながらも、ハールはベグニオンの青空と降りそそぐ太陽に焦がれている自分を隠せなかった。

あれから10年。
シグルーンとは国境付近で何度か顔を合わせた。
しかし聖天馬騎士団長と田舎の竜騎士では格が違いすぎる。
お互いその存在を目で確かめるだけで月日が過ぎていった。
そしてデイン王国の突然のクリミア侵攻…。
運命はハールとシグルーンの国家を敵対させた。
721曇り空-10:2005/07/01(金) 19:58:08 ID:/k0dJds4
「君はクリミア軍に同行しないのか」椅子に腰をかけたハールが尋ねた。
「私は神使様の側近の命を受けております。仮に神使様が戦地に赴くことがあれば随行いたしますわ。
天馬騎士団からはタニスの部隊を派遣しております」
簡単な食事を部屋に運ばせたシグルーンが用意をしながら答える。
「ああ、あの骨と筋肉が皮をかぶったような女か…あいつは気が強そうだったな」
「ふふ…彼女の隊は精鋭揃いですよ。デインも手を焼くと思います」
かすかに笑ったシグルーンはハールの向かいに座ると、改めていった。
「さきほどの話、私の方から聖竜騎士団の団長へお願いしてみます。
今の団長も、昔はシハラム様に少なからず教えを請うた人物です。
きっとその恩に報いてくれると思いますわ。」

「あ、ありがとう…。シグルーン」パッと明るく輝いたハールの左の瞳はシグルーンをも幸せにした。
「でも、お礼はしていただきます。」料理をハールの皿に取り分けながら、シグルーンは目を伏せていった。
「今夜…、こちらでお休みくださいますよね…」
722曇り空-11:2005/07/01(金) 20:00:52 ID:/k0dJds4
豪華にしつらえた寝台に座り、ハールはシグルーンを待っていた。
落ち着いた、だか高価な調度品は騎士というより、たおやかな貴族の女性の部屋だった。

ノックをして部屋に入ったシグルーンを見て、ハールは息を飲んだ。
髪の色に合う薄紫の絹のローブから下着さえつけていない裸体が透けていた。
ハールの隣に座り、彼の首に顔をうずめたシグルーンは
「10年待っていました…今夜を」と熱い吐息を一緒に言葉を吐いた。
「シグルーン、俺は……今の俺は君を抱く資格があるだろうか」
身じろぎもせずに問いかけるハールにシグルーンは答える。
「あなたは…あなたはいつだって私の一番大切な方です…」
そしてハールの黒い眼帯を愛おしそうに指でなぞると、唇を重ねてきた。柔らかい唇から舌がさしこまれる。
二人の舌がそのまま溶けてしまいそうな長い口づけ……ハールはそこに仄かな薔薇の香りを嗅いだ気がした。
723曇り空-12:2005/07/01(金) 20:02:26 ID:/k0dJds4
ローブを剥ぎとり、白く輝く身体をハールはみつめる。
騎士だというのに痣や傷のひとつもないのは、その戦闘能力の高さを物語っている。

「ふふ、年をとりました」肩をすくめながら小さく笑う少女のような仕草が愛おしくて、ハールは立ったままギュッと抱きしめてしまう。
「俺は傷が増えたな。この10年、死にかけたことも幾度もあった…。」シグルーンはハールの衣服の釦や留め金をもどかしそうに外しながら
「ずるいです。早く見せてください」と少し拗ねたような目をした。
帝国の親衛隊長が、自分の前でこんな子供のような顔を見せてくれる。
ハールはまた口づけをし、自ら服を脱ぎ始めた。
724曇り空-13:2005/07/01(金) 20:04:07 ID:/k0dJds4
「目を閉じて…」シグルーンはハールを寝台に仰向けにして、そう囁いた。
「片方でいいか?」冗談を言うハールの頬を軽くつねり、左目の瞼を閉じさせてハールの身体に指と舌を這わせていく。
「う…」シグルーンの唇がハール自身に触れた時、さすがに息が漏れた。
すでにそれは充分に膨らみ起立していたが、シグルーンの口によって、身体中の血がそこに集まるような感覚に見舞われた。舌で十分に舐め尽くしたシグルーンはハール自身を口に含む。
それは喉の一番奥に達するかというほど、堅く張りつめていた。「ああ…」ハールは思わず腰を動かしてしまいそうになる自分を抑えた。
今、突いたら、シグルーンを苦しませる。

「もう…やめろ…」ハールの声に、シグルーンはあわてて顔をあげた。「ご、ごめんなさい。痛くしたかしら」不安そうな瞳でハールの顔を覗き込むシグルーンを抱き寄せて寝台に寝かすと
「俺は、ここがいい…」とシグルーンの太腿から少しずつ指を上に進めていった。
すでにあふれて流れる愛液は腿まで濡らしていた。
725曇り空-14:2005/07/01(金) 20:06:18 ID:/k0dJds4
女は男と違い気楽に性の経験を積める場所がない。
特に神使親衛隊のシグルーンにうわついた噂が流れることは絶対に許されない。
経験の少なさを埋めるように、小耳に挟んだ猥談を覚えていたのか……。
ハールはそんなシグルーンが可愛くて「無理するな」と微笑みかける。
シグルーンの頬が一瞬で赤く染まり、そしてハールに身を委ねるように力を抜いた。

秘所に到達したハールの指が彼女の敏感な箇所を執拗に愛撫する。ぐちゅぐちゅとした淫らな音はシグルーン自身の耳にまで届き、頬をいっそう赤くした。
「あ…はっ…恥ずかしい…です」さきほどまでの手慣れた態度は消え、10年前の恥ずかしがりやの面影が浮かぶ。

「そう。それでいいんだ…」頷いたハールはシグルーンの豊かで張りのある乳房を揉みながら、桃色に染まった乳首を口に含んで軽く歯を立てる。
ピクリと腰をくねらせたシグルーンは潤んだ瞳でハールを見上げ
「早く…してください。もう待てないです…」と喘ぐように口にした。
腰をぴったりとハールに押しつけ、妖しく動かしている。
「もう前みたいに優しくできないぞ…」
「わたしを…壊してもいいです…だから…」
726曇り空-15:2005/07/01(金) 20:08:23 ID:/k0dJds4
ハールは寝台に座り、シグルーンの身体を抱き起こし自分の上に座らせた。
ハールの首に両手をまわしてゆっくり腰を沈めると、あふれた蜜がハール自身を包み飲みこんでいく。
じらしたいのか、それともじらされたいのか……ハールの髪に頬をうずめ、小さな吐息をつくシグルーンの表情はわからない。
ハールはシグルーンの腰骨をつかむと一気におろした。

「ああああっ」顔を上げのけぞったシグルーンの乳房がなめらかに揺れてハールを誘う。
シグルーンの最深まで深く貫いたハールは胎内のなまめかしく動く触手に締めつけられてすぐにも果てそうになり動けずにいた。
その顔を見たシグルーンはハールの唇に舌を差し入れて、自ら腰をゆらゆらと動かし始めた。

「あなたも…そんな顔をなさるのね…」うっとりとした目でそう囁きながら、シグルーンの動きは熱を帯び、激しさを増していく。
727曇り空-16
「ああっ…あ…」
ハールの自身に奥を責められ、敏感な核は恥骨にこすられて渦のような快感がシグルーンの内部から湧きだしていた。
「くぅんっ…」と震えながら眉間に刻まれた皺は10年前の痛みの皺ではなく、悦びのしるしだとハールは知っている。
シグルーンはガクガクと身体を揺らして、そのままハールをきつく抱きしめていた。

「…シグルーン」
「…はい……」
「離れていいか…もう…限界だ…」
「いやです。中にお出しください」
「バカいうな。自分の身分を考えてみろ」
身体を離そうとするハールに、それでもシグルーンは力の入らなくなった腕で必死にしがみついてくる。
「いやです…」そう呟くと、足をハールに絡ませて残った力でさらにハール自身を締めつける。
「くっ」最後の理性は消え去り、ハールはシグルーンの中で弾けて、果てた。