マジすいませんほんとすいません反省します
ヤベエエエエエエエエ
さすがにもう貼れない
2
>>2 いやいや。面白かったですよ。
ジャイアントリーチの「俺ぁもずくじゃねぇ! ガムだ!」というメッセージが
深く心に残りました。
三度目に読んでようやく気付きましたが、彼を屠る時にMr.Redが叫んだ
「…あばよリカルデント野郎!」というセリフは、「ジャアイアントリーチに関する報告書」を
読み、その境遇に理解を示しつつも苦悩し、されどヨーコのために決着を選んだ
Redなりの、せめてもの優しい言葉だったんですね……
>ジャイアントリーチのおろし金のような口が、何かを伝えようとした。
>しかしそれは爆炎に遮られ、誰にも分からないまま、全ては終わった。
>うんこ食べたいうんこ!
という一文は、ジャイアントリーチの心情がどうとでもとれる名文でした。
また、秀逸だったのが、タナトスRとタイラントCの恋模様。
都合六回、空気の読めないゾンビエレンファントの突撃で
なかなか進展せず、ハラハラしましたが、アーノルドが
「ワン…ハンドレッド!」とゾンビエレファントを倒してくれたので良かったです。
この時の狙撃と地雷の使い方は、失礼ながら初見では
「(゚Д゚)ハァ?」と思える突飛な方法でしたが
しかし突破をやってみると、あぁなるほどと納得の仕掛けで
OBに対する愛を感じました。
メインの恋に埋もれがちですが、初めての生理にオロオロするタナトスを
優しく諭し、スタンガンと輸血パックを局部に当てるよう支持したグレッグの描写も良かったです。
こういう脇の描写は大事ですよ本当。
5 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 21:12:57 ID:FZIJaJaA
普通に神だし。続き続き続き続き続き続きー
>>4 ミスターゴールドがデッキブラシ片手に
「棒人間を…舐めるなァァァァ!!!」って
ニュクスに突っ込んでくラストシーンもな。
7 :
1:2005/05/10(火) 22:30:17 ID:o9ILtP9u
あのねお前達。愛してます。でどこですかそのスレは!!
>>4 だからどこだって!
>>6 教えて下さい
はい、みなさんごめんなさい。もしかしたらテンプレ考えてた人も
いたのかもしれない、自分容量とか全然見てませんでした。んで連投。
スレ立てたのも初めて、とりあえず2.5の1のコピーしてみました。
で初立て。もしテンプレ案あった方、「1、出入禁止」とか書いて下さい
スレは1000まで普通に書けるもんだと思ってました、容量だとは・・・
>>5 記憶の続きですか?
あと10レスぐらいで投下終了のはずでした。あなたの為に投下しますが、
この先はちょっと投下控えようかと思ってます。スレ立てた以上、1000まで
生暖かく見守ったり保守ったりするつもりではあります。
2で何か言ってますが残り投下します。んで何かaaでも貼って保守ります
>>3ありがと、何か嬉しかったよ
ハ「ん・・・? 何だろうこれは・・・・」
お上品ぶった医者が注射器を拾ったわ、何かの薬液が入ってる。そして
ジョージは、あたしの行く手を阻むこの粋がったツタをジィっと観察する。
患部がどうとかぶつぶつ呟いて、ツタの脈打つ剥き出し部に薬液注入。
お見事! ツタはしなしなと枯れたわ。アラあんたやるじゃないの。先へ進む。
空瓶や注射器に特殊溶剤を入れてる合間に、ジョージが棚の薬で抗ウィルス剤を
大量に造った。期限切れで服用向きでは無いとかどうとかぶつぶつ。先行くわね。
薬品庫で拾った別棟の鍵を使い、ドアを開ける。はあ・・・ツタ、白衣、毒、斧。
何これ? 舐めてるわね、あたしを。とにかく邪魔、今は真相が知りたいだけ。
ア「そんなのほっといて! 行くわよ」
シンディがグリーンゾンビに薬瓶を投げる。ジョージはカプセルシューターで
お化け花に撃ち込む。何だかんだあんた達、あたしのフォロー勤まるじゃない。
5Fでまた斧さんと遭遇。ハン! ロッククライマー? 壁を登って来たみたいね。
ア「撃退して。頼んだわよ」
ハ「理不尽にも程があるッ!」
シ「何なのッ!?」
とか言いながらもこの2人、ちゃんとしたいい働きっぷりを見せてくれる。
シンディの松葉杖で怯んだ所を、ジョージのシューターが連射される。まさに
鬼畜医師ってとこね。そうして簡単に追い返す。奴は大きな穴に飛び込んだわ。
あたしは屋上に出て蜂を撃ち落とす。これだけ巨大なら、蜂の子とか蜂蜜とか
ローヤルゼリーとか蜜蝋とか剥製とか、利用方法色々あったでしょうに、残念。
あたしは屋上の花の核に注射する。ツタが萎むと同時に、建物への支えが無くなった
一部が緩くなり、崩れて落下する。そこに穴が開き、下に飛び降りる事ができた。
彼女の行動力には凄まじいものがある。私たちはただ、行くわよ! の声に
背筋をぴしゃっと叩かれるばかりだ。───三つ目の核にも注射をする。
何と言うのだろう・・・・? 建物全体から声にならない悲鳴がするようだ。
ア「まだくたばんないって言うの!? いいわ、あたしがケリ付けたげるッ」
駆けて行くアリッサ、ついて行く私たち・・・彼女は敵に回したく無いものだ。
そして特殊病室だ。入ると大きな球根(玉葱?)が私たちを出迎える。
ア「来てやったわよ! このバケモノ!」
アリッサはグレネードランチャーを裂けた割れ目に撃ち込む。まるで容赦無い。
私たちは落ちて来るガレキに当たらないよう、逃げ惑うだけ。助けてくれ!
ア「カートを返してッ!!」
誰? 今何て・・・? ・・・・・バケモノが崩れる間際に垣間見たアリッサは、
見た事の無い悲しげな横顔だった。きっと記憶の蓋が開いてしまったんだろう。
バケモノがお仕舞を迎えると、割れ目からミイラがつるんと流れ出てきた。
植物のバケモノと化してしまったものは、元は人だったのだ・・・・・・。
ア「モタモタしないッ! さっさと逃げるのッ!」
アリッサの一声に責付かれて私たちは駆けて行く・・・・・・が、斧だ。
一筋縄では行かないらしい。通路を塞がれた。だが間髪入れず、アリッサが
グレネードの残り弾を発射する。それをもろにくらい斧男がたじろいでる隙に、
シンディの持つ斧を引っ手繰り、縦に振り下ろす!! 斧男は致命傷を負った。
私たちは急いで建物から走り去る。その直後に廃病院は崩壊した・・・・・。
アリッサの傷口には触れないでおこう、きっと彼女も触れられたくない筈だ。
ア「あんな植物風情に殺されるなんて、カートもヤワな男だったわね。フン」
振り返りもせずにツカツカと歩いて行くアリッサを私たちは黙って追った。
───Logcabinだ。入ると手負いの女がいる。娘とはぐれたって? そりゃ気の毒。
おい何だこのペンダントは。俺がここに戻って来ると思ってるのか?
第一どこにいるかもわからないのに、わざわざ捜して来るとでも?
まあいいさ、先へ進むだけだ。・・・・・はぁ何てェかな・・・・・・薄暗い森だ。
気味が悪りぃ。あちこちからチキチキと何かの鳴き声のようなのも聴こえる。
さっさと行くとするか。俺はこの迷いの森をうろうろして、やがて川辺に出た。
何だ、ガキ・・・・? あの女の娘だな。沢蟹を掴まえてきゃっきゃと喜んでる。
おいおい、そいつはちょいとヤベェ。ジストマの宿主だ、待て口に入れるな。
まったくガキってのは俺より脳が天気だな。街がどうなのか、知らないんだな。
いや知らなくていい。俺は水遊び中の子供に女から預かったペンダントを渡す。
「ありがとうおじさん」
ケ「おじさんと行くか? ここにいてもママ来ないぞ?」
「来るもん!」
ケ「そうかい、じゃずっと待ってるんだな。おじさん行くぜ? じゃあなーっ♪」
ガキは結局俺の後について来る。もちろんトロい、時々止まる。面倒になり、
俺はガキを抱きかかえて走って行く。そこでまたきゃっきゃと大騒ぎだ。
いつになくオマワリらしい仕事をしてるぜ全く・・・・・・なあマービン?
山小屋に戻って来た。女から礼の武器を受け取り、俺はまた森に出る。畜生め!
状況がこんなじゃなきゃあの女と一発やってるんだがなあ! 未亡人であればだ。
子持ちなら尚の事・・・・・。子供産んだ女ってのは肌が違う・・・・何というかな、
吸い付くようだ。若いのもいいが、あれはあれでイイ。なぁんて場合じゃねぇよッ!
何だよあのでっけぇハサミムシは! 遂に森までもがおかしくなったって訳か。奴ら
穴掘って移動だ。あそこまででけぇと可愛い気がねぇよなちっとも。不気味だ!
元々可愛いかねぇが。あいつはちょいと厄介だな、毒持ってるんだよな確か・・・
刺されりゃ3日は高熱だ。ン? 違うな、そりゃヤスデか? 俺もガキの頃はあいつに
成績表を噛み切らせてたりしたっけな。ン? 違うな、そりゃカミキリムシか?
まあいい。跳び付かれて押し倒される前に抜けよう。あんなものはゴメンだ。
リ「Let me go!」
厳ついヘリ、研究員風の女、聞こえて来た会話、押し黙り様子のおかしいヨーコ。
・・・・・またか・・・・・・・。どのみち研究員が戻らなければヘリは
飛び立たないようだ。俺達はクスリ屋の社内に入った。すると、中にはあの
フザけた駅員が尻餅をついたまま逃げ、ゾンビに喰い付かれそうになっている。
さっさと立ち上がって逃げろクソが。俺は鉄パイプを振り上げソンビを沈ませる。
ジ「あ・・・・・ありがとう、助かったよデビット。にしてもあんたの鉄パイプ、
何で曲がんないの? あれだけ殴ってて。俺のなんかさあ、ほら。すぐこれだ」
デ「同じ所でばかり殴るな、回しながら使え」
ジ「んなヨユーねーよッ!」
うるさい奴を連れて4人で行動する。迷路のような通路にトカゲの出来損ない、
火事にレーザー・・・・・なんだこのクスリ屋は。そこへタイラントとか言う
フザけきったバケモノ。なぜこうも世の中バカばかりなのか。先の事を考えろ。
こんなものを起動してもコントロールできる訳が無い。さっさとずらかるぞ。
ジ「あ! リンダァッ!!」
マ「ジム! 行くな!! デイヴ、逃げるぞ!」
それ見た事か。案の定暴走だ。俺はリンダの落としたカードを拾い、落下した
リンダを、身を乗り出して見るジムを引きずりその場を離れる。カードを使い、
漂流したゴミ溜に横たわるリンダを目指す。上から降って来たでかい雨には
脇目も振らず、ひたすら進む。そうするうち、床に大穴の開いた部屋に出た。
デ「飛び降りるぞ!」
最後に恐る恐る落ちて来たヨーコを抱き留めると、荒い息を鎮める。ん、声?
ア「これでどうッ!? どうなのよッ!」
アリッサだ。大蜘蛛を踏み潰している。のたうつ蜘蛛を殺し終わると声を交す。
俺は事のあらましを説明すると、アリッサの怒りの琴線に触れたようだった。
へえ? 生意気ねそいつ。それであんた達逃げて来たって言うの? 腰抜けッ!
ア「あたしがカタ着けて来るわ!」
デ「アリッサ! 待て!!」
あたしは木箱に体当たりし壊すと、梯子を登って大穴の部屋に戻って化物を待つ。
デカブツがノコノコやって来ると、すかさず近寄り起爆スイッチ長押し。
初対面だけどあんたの弱点ぐらい知ってんのよ。デカブツは体から煙をあげ倒れた。
慌ててついて来たデビットに仕留めた獲物を見せ付けてやったわ。どう? 見て。
デ「ジーザス・・・・! あまり無茶をするな・・・・!!」
ア「フフ。やあね、誉めてよ」
手抜き工事の床から飛び降り先へ進んだ。下水、梯子、トンネル、蜘蛛、リンダ。
意識を取り戻したリンダと話してるうちに、下水の洪水が来て遠くまで流される。
あたしは生きてるわ。みんなは? 見回すとマークとジムが起き上がる。あたしは
デビットを探して駆けた。梯子から上へ出ればホテルの通り。あれは! リンダ !!
リンダは誰かに狙撃された!? あたしは急いでアップルインに駆け込む。中には
リンダと、地下で移動中逸れてしまったシンディジョージのワンセットがいたわ。
シ「アリッサ!」
そこへデビットとヨーコ、マーク、ジムの到着。みな無事を確認し合い、医者達の
応急処置でリンダを止血する。で、即席HQで作戦会議開始。まともに歩けなくなった
リンダはマークが支える、デビットはその護衛、ヨーコは移動式武器弾薬倉庫、
ジョージ、シンディはデビットの両サイドに控えて護衛補助。え? ジム? は戦力g
あたしは前線を突破する、これで行くわ。通りに出ると銃声!・・・・!・・・・!
どうやら高みから狙われているようね。それを見たジムがマンホールに戻って行く。
あたしはシンディの持つスコープ付きの得物に目を付け、残弾を確かめる。残り1。
ア「デビット。これどうやるの、教えて」
あたしは通りへ出て構え、教わった通りに邪魔な奴を撃つ。当たった? かすった?
スコープから目を離すと嫌な奴は居なくなっていた。これでいいわ、行きましょ。
大吊り橋を駆け抜ける時に、白衣の緑ゾンビとすれ違った。脳天に花だ。ハ!
ふっと香るその花の匂い・・・・・・どこかで嗅いだ事がある・・・・・
甘くて噎せ返るような・・・・・やたらと妖艶な・・・・・・・そうだ。
車の芳香剤の匂いだ。アンブレラ社製のだったな確か。あれに良く似てる。
あの芳香剤、長い事嗅いでると淫靡な気分になって来るんだよな・・・・。
自分が自分じゃなくなるみたいだった。人を狂わせる媚薬でも入ってたのか?
まあ、何にしても謎の多い企業だぜ薬屋ってのは。薬屋が芳香剤? 変だな。
無事森から出られた。少し進んで行くとまた街なかに戻る。俺は辺りを見回す。
何の事は無い、振り出しだ。スタートと違うのは、大量ゾンビの代わりに
でけぇヘリがあるって事だけだ。俺はヘリに乗り込み、パイロットと話をする。
グラサンのモミアゲが言うには、傘社内へ大事な物を取りに行ったという
女を待っているらしい。俺は仲間を捜すついでにその女の事も捜す事にした。
派手に爆破した方へ行ってみるとマンホールがあった。登って来る足音と、
裏返った声の独り言が聞こえる。声の調子から察するに、元気そうだな。
ジ「・・・・kしいよ全く・・・あの顔あの声あの臭いあの動き! ゾンビって
悪魔なんだよ絶対! 白目剥いちゃってさ! 誰かエクソシスト呼べってマジ!」
ケ「ファックしてるか三振総統」
ジ「んゲエエエエェェェェェェェェーーーーーーーーーッッッッッ!!!」
ケ「当てて行こうぜ」
奴は顔を半分出したまま口をあんぐり開ける。その死に装束、良く似合うよな。
ジ「まあぁっ・・・・・・・・・・たかよッ! またあんたなのかよッ!!
しかも特進なのかよッ! エラくなっちゃってんのかよッ! オレッ!?」
ケ「こいつでホームラン狙え。おっとこれもだ」
俺は出て来たジムに鉄パイプとデッキブラシを渡した。かっとばせよジム。
神様このケルビンとの腐れ縁を断ち切って下さい。オレ様色々と誓います。
もう職場のトイレでオナニーしない、階下からスカート覗かない、乗客を
脳内で犯さない、キセルしない、OLのロッカー漁らない、ダクトん中入ん
ケ「他の奴らに会ったか?」
ケビンは摘んで来た薬草をオレに差し出しながら言った。オレそれを喰う。苦。
ジ「ああ会ったよ、みんな無事。怪我人に肩貸してるから下からじゃないけど」
ケ「どっちだ」
その時向こうから女の悲鳴が響いた。・・・・シンディ? オレ達駆けて行く。
ジ「むッギュウウウウウゥゥゥゥゥゥンン!?」
もう言葉になんない。何アレ!? ももももしかして傘内で倒したあいつ??
ケ「Fucking Durian!!」
そう叫んで変なのの方へ向かってくケビン、逃げるかダイブするか迷うオレ。
リンダに肩貸すマークをタラップへ行かせ、グレランで藤壺を怯ませるデビット、
その後ろでロケランを重そうに抱きかかえるヨーコ、アリッサがそれをぶん取る。
ア「あたしの出番ね」
アリッサが片膝ついてロケランを肩に構えるとみんなトゲとアリッサから離れた。
ア「Hasta la vista,Baby!!!!!」
ドォッグオオオオオォォォォォォンン!! という爆音、衝撃、トゲの咆号!!
やった・・・・・・! かと思われた、でも! でもッ! あいつまだ生きてるゥッ!?
すっげー怒ってるッ! アリッサに鋭い手を突き出す、後ろに飛び退くアリッサ!
ア「フ! 骨あんじゃないのよ!」
ケビンとジョージ、デビットはトゲの気を引き付け女達を必死で逃がそうとする!
カラのロケランがガンガンッと転がった。ヨーコがバッグからロケランの弾を出す。
だがアリッサは拾えない、ロケランは転がって行きシンディの足元で止まった。
ヨーコがシンディに弾を投げる! って実況中継するオレッ! こえェんだようッ!
シ「Me!!? No! Noooooooooo!!!」
ア「気合入れなさいッ!!」
デ「さっさと弾を込めろシンディ! Right now!!!!」
ガタガタ震えながら弾を装填、アリッサの見様見真似で跪き、構える。
シ「I don't know wanna I shoot do!!」
ハ「落ち着きが肝心だ!」
ヤヴァイッ! トゲがシンディに気が付いてそっちにゆらりと振り向く!
ジ「Shoot! Shoot!! 味噌! 味噌!!」
何がヤヴァイって、そこでファッケビンのTallyhoが聞こえちまったって事!
ケ「ジ────────────────────────ッム!!!!」
ケ「FOX4! FOX4! F O X 4!!(ミサイルになれ! 行けッ! 玉砕だッ!!)」
ジ「Wilcoooooooooooo!!!!(おっしゃああああ!!!)」
オレ様もうッ! いつの間にか走っててトゲの目の前にダイブ! 死んだ振り!
上目遣いでトゲを見るとオレの事突き刺そうとしてるッ! 腕振り上げたッ!
ジ「キイイイイイィィィィィィィィーーーーッ!!」
ハ「ハーーーーーーーーーーーーーイッ!!!」
シ「It's・・・・・over・・・・・・・!」
そこでシンディのバズーカ発射アアアァァァァーーーッ!! オレ様助かったア!
駆け寄ったマークがオレを起こしトゲから離す。腰抜けたオレ足引きずったまま!
トゲは倒れる訳でも無く、その場で仁王立ちしたままゆらゆらしてる・・・。で!
そのトイメンにケビン仁王立ち! 銃を引き抜き、構えてまた二度構え! 念入りッ!
ケ「どうした? 笑えよasshole」
ケビンがトゲの眉間に糞をブチ込みトゲをFuuuuuuck!! 引導を渡した! 倒れる棘!
って待て! ヘリ! オレも乗せろって! ヤヴェ! 腰砕け! リンダに腰砕けってアハ!
ケ「みんな乗れッッ! Go!!」
ハ「ダメだッ! もう間に合わない、危険だ! 皆離れるんだ!」
てかあのプレスリーくずれ甘さ捨て杉! ちょっとぐらい待てって!!
リ「だ・・・・誰かこれを・・・!!」
リンダの声だ! オレ様途端にシャンとする。ダッシュしてタラップに向かうと
リンダが上着のチャックを下げてるッあひぃッ! 懐から書類の束を取り出した。
リ「ジムッ・・・・・・!」
ジ「キュンンッ」
オレ様リンダの投げた書類をキャッチ! きっとオレへのラブレターッ!!
ケ「ジム! ナニを渡せ!」
そうだ! オレ急いでキャリーバッグからDaylight2本取り出し、彼女に投げる!
ジ「一本はキミが使って! もう一本は・・・・・任せたよ!!」
デ「ジム! 離れろ!」
デビットがオレの後ろから腕を回し、オレをヘリの風圧から遠ざける。
ヘリは何か重そうな箱を吊り下げて行った・・・・ああ・・・脱出・・・・・。
ア「ジーム。あんた漢じゃないの」
ジ「あんたがだよッ!」
オレはみんなにアンプル配ってウィルス消させた。一先ずは、ほっと一息だね。
ですぐミーティング開始。高速へ行って、軍の乗り捨てた車で出ようってなった。
───ビルの屋上、お決まりの跳び移り。えぇ〜? もう疲れた〜・・・・跳べネ。
って思ってたらケビンがひょいと跳び移って羽目板で橋渡しを作ってくれた。
ふうやれやれ・・・・・・ってもう§ΘΠΦΛΣπ※!?ヾ〆□▲∠◇◎〜☆ミ。
(・∀・)(´Д`)(゚д゚)(゚ε゚)(´−`)( ´,_ゝ`)( ゚,_ゝ゚)( ,_`ゝ′)
オレら高速の怪獣見てみな一様にFreeze。ジョージがプルプルと震え出した。
ハ「りッ・・・・・りふッ・・・・・・理不尽にもッ・・・程がある・・・・ッ」
握り締めた拳も怒りに打ち震え、肩まで小刻みに震える。やば? やばああああ!
ジョージが壊れた! ふぉぉおおおっ! てシューター片手に怪獣に突進して行く!!
シ「ジョ・・・・・?」
シンディ唖然、もちオレらも唖然。やば・・・・ジョージきれちゃったよ!?
怪獣の左肩に取り込まれたトゲを、カプセル連投でいわす! まるで鬼神!
ハ「投薬! 投薬! 投薬! 除菌殺菌滅菌抗体免疫白血球LKJふぉSぢうあ」
そのあとドイツ語でわかんね! そんなジョージにあてられてケビンも駆ける!
ケ「やれ! やっちまえ!! ブッ込めーッ!!!」
オレらも勝手について行く・・・・行きたくねぇ! 行きたくねぇよオイ足!
ケビンがトラックの荷台からロケラン持って降りて来た! デビはナイフで
怪獣を切り刻む! アリッサは怪獣に頭突き! シンディはアサルトをぶっ放す!
オレらのファックに頭来た怪獣は、背中から何かムリムリッと発射した!
ケ「ジーム! 肉団子だッ! ハッハーッ!」
ジ「腹減ってねーからッ! 毒団子だしッ!」
ケ「やっぱ俺はコレだッ!」
ケビンがマークにロケランを放り投げ、45オートを抜いて走って行く!
マ「みんな離れろ!」
マークが大砲をぶっ放した! ヒット! 怪獣跪いて青息吐息! そのチャンスに
ヨーコがジョージのとこへ駆けて行き、黄ハーブを幾つかジョージに渡した。
ケビンが怪獣を牽制してる間に、ジョージは調合してカプセルを作る!
ア「今よ! 鬼畜医師! 殺りなさいッ!」
ハ「君は・・・・安楽死をどう思う・・・・?」
ジョージは白カプセルをセットしながら、ハアハアな怪獣に語り掛ける。
ハ「今楽にしてあげよう・・・・・・」
ジョージ、カプセルを撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ!! もうやめてやれって!
ハ「血圧低下ッ! 心拍停止ッ!」
ケ「医療事故だッ! デイヴィッ! Stunrodやれ! 電気ショックだッ!」
ジ「蘇生させんのかYo! 逝かせてやれYo!!」
オレらもう、恐怖のタガが外れてフツーにキティちゃん。むしろ楽しんださ。
マークの運転、女共は座席、残りは荷台でハイウェイを突っ切る。逃走。
俺は気を抜かない。このまま逃げ切れる訳が無い、人生とはそう言うものだ。
ジョージは一点を凝視し瞬きもしない、目が開いている。ジムは横たわる。
ケビンは手を頭の後ろで組み、ニヤケづらで目を閉じている。オレは槍を作る。
───それ見ろ、車が止まった。マークが降りて来て、親指で後ろを指す。
俺は荷台から降りて辺りを見回した。これからトンネルに入るという所で、
・・・・・・崖崩れだ。トンネル入り口が見事に塞がれてる、進退谷まった。
ケ「あそこ見ろよ」
ケビンが指差す山を見ると、何かで爆破したかのように不自然にえぐれている。
そのえぐれが落下し、トンネルを塞いだようだ。これは生きた人間の仕業だ。
ケ「やられたな。マイトか爆撃か」
デ「何れにせよ別ルートを切り拓くしかない」
ア「少し歩くようになるけど、モールのある通りに抜けられるわ」
目のいいアリッサの見る方向へみなで歩く事になった。安全な獣道を下る。
途中いつの間にか8人は逸れる。フン、何かあれば狼煙でもあげるだろう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
流れ着いたショッピングモールで、引力が作用するように俺達は再結集した。
結局は四ヶ月あまりもほぼ篭城を決め込み、無事生還を遂げ今に至る訳だが、
俺はあの時の生き残り戦が懐かしく思われて仕方が無い。毎日が必死だった。
あの時程生きている事を身近に感じた事も無かった。神経が研ぎ澄まされ、
敵がどこに潜んでいるのか、どの動きで来るのか、弾は幾つ必要か・・・・・
瞬時に見抜く事ができた。その能力は平和な今では滅多に目を覚まさないが、
いつでも呼び覚ます事ができる。かかって来いバケモノども・・・・・!!
片っ端から沈めてやる・・・・・やってやる・・・・ブッ潰してやる!!!!
でこの後サヴァイブの焼き直しを書いたり書かなかったり
って!書けねーーーーーヨもう!
ご迷惑をお掛けしまして
さあ!俺の後なら誰でも投下できるだろ!誰か!神になれ邪神を倒して下さい
>>4あんただなうちにイタズラしたの
ヽ、 ヽ ヽ 、 ヽ
)ヽ、_,,,..._ ヽ、_, げえ───────ッ!!!
iー-、::_: `、ゝ_,,- ノ ( ) 、 )
ノ::`ー_-_ノ ノ ノ_,-"イ / ` 、ノ `i ( l
,-、 |::::.ヽ _。ヽ:: /_。フ' |ノ ヽ、 i、 ノ
|6`i/:::. ,,-.―'' /i|.ー-、. |
ヽ ::: i :: ⌒ : | <チラシだけ投函されているッ!?
ヽ`l | :: /ニ`i /
`|:. ヽ、 i_,,,、/ / ,へ___
,|:::._ヽ___/ _//`ー--、ニ=--―,
| ̄ ̄ ̄ ̄||| ̄| / / / __  ̄ ̄`¬
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ヽ | // / / 三三三 /
おやすみお前ら愛してるよ
22 :
5:2005/05/10(火) 23:14:54 ID:FZIJaJaA
グッジョブ!!
遅ればせながら、前スレのアリッサのSSの人GJ!
普通に『読ませる』丁寧な構成が好きです。
誰とは言わんが。
もう少し人にサービスする気は起きないのか?もう少し改行とか基本的なことをマスターした方がいい。
バイオ大好きなのに、内容以前の問題で読む気すら出ないSSって初めてだ。
おまいさんの場合、素で話しているレスすら読みづらい。
>>19 取りあえず乙、とだけ言おう、ハァ。
つーかもう、自分でサイト作ってそっちで書かない?
これだけストックも出来てるし、見たい人だけ見たい作品見れるようになるし。
後からいたたまれず直したくなった所も、こっそり修正し放題だ。
(2ちゃん投下じゃ、後でどんなに恥ずかしくなっても直しようがない)
今ならホームページ作成ソフトも、そんなに高くないよ。
家電量販店で、ホームページビルダーの安いやつ(キャンペーン版)探すとか。
>>25 同意。
>>19 久しぶりに来てみたけどまた随分と手の込んだ荒らし方に変えたね。
ご苦労様
どこか他の場所でやってくれない?
>>5を見るかぎり、まだ気付いてないようだけど
細かい事はいいんだけどさ、とりあえず他でやってほしい。
熱くなるのはバイオ4プレイだけにしときな、坊や
ssは座して待つ。
何でよりによって長々と連載抱えた漫画家みたいに2ちゃんに連投するんです?あなたが常人の神経では無い事は承知ですが、うざかられてやる気が出るようなMっ気ムンムンで自己満程度なSS投下してるんだったら、
他の人の言うとおり自サイト開設してくれた方が助かります。(邪神とあしらわれながら、喜んでいたぐらいですからね)
読者からすると、結構かなり凄まじく迷惑なんですよ。
なぜかというと読者の皆さんが全て、あなたのファンだという訳ではないからです。
ネットだからと言ってやり放題かというと大間違いです。
ネットやる者として、その辺ぐらい弁えてください。
>29
それを言い出すと、本当にGJなSS作家の人もこなくなるから止めれ。
31 :
189:2005/05/16(月) 17:50:31 ID:nkjL/JW7
薬品庫から手に入れた有機溶剤を注入すると、赤く鼓動するその植物の塊はみるみるうちに萎縮していった。
伸びていたツタは次々と干乾びて、細胞組織諸共枯死し、次第にその色を茶色に変色させていく。
アリッサはその経過を食い入る様に見つめていた。
未だシンディの姿は見つからない。
ここに来る道中、部屋という部屋を隈なく見て回ったが、どこにも彼女が居た形跡は見当たらなかった。
捜索に平行して植物に溶剤を投与してきたが、彼女を残したまま脱出するわけにはいかなかった。
アリッサの頭の中に、考えたくもないとある疑念がこみ上げてくる。
それらを払拭するように唇を噛み締める。
枯れ行く植物に踵を返すと、部屋の隅で待つヨーコの元へ歩き出した。
三度目の地響きが建物を揺らした。それは恐らくあの巨大な植物の悲鳴だろう。
二人は同時に頷くと、音を立てて萎む植物から遠ざかっていった。
二階へと足を進める。
床にへばり付いた窓枠は先程よりも僅かに日の通りを良くし、少しばかりの安堵感を生み出した。
手元に残る溶剤の注射器は底をついていたが、アリッサの手には代わりに重量のあるハンドガンが握られていた。
全弾装填されているその銃のグリップに、掌から滲み出た汗がこびり付く。
密閉されたこの空間の空調は滞っており、肌寒さと熱気が交互に折り重なって肌に纏わりついてきた。
階段を上りきった二人に会話は無かった。
辺りの病室とは異なった木製の扉に向けて耳を澄ませ、じっとその息を押し込んでいた。
徐々に近づいていく二人の中で、それは確実に確信に変わっていった。
中から聞こえるのは人の声。
男のくぐもった声に、重ねて女の嗚咽が微かに響いてくるのだった。
二人は黙って頷いた。ゆっくりと木製の扉を押し開く。
軽い軋みと共に、扉はいとも簡単に開かれた。
「……」
声が近づく。
アリッサは息を呑み、薄い壁一枚隔てたその部屋へと一歩を差し入れた。
シンディは椅子に座らせられている。
コンクリートの壁が続く病院内としてはどこか特別な木製の壁。それに伴うように設えられた
大きな木製のデスクに、同じく木製の書類棚。木製の椅子。
その様子はあの山小屋を想起させる。
シンディは立ち上がらない。もとい、立ち上がれない。
両手を背もたれの後ろに括り付けられ、両の足首は手すりにそれぞれ、足を開かされて固定されていた為だ。
床に滴る雫がある。その雫を辿れば、丁度開かれた彼女の股の間から流れ出しているようだった。
彼女はぐったりと顔を背けたまま動かなかった。時折力の無い吐息を漏らす以外は体をふるふると震わせるだけだった。
暗がりの中で、彼女の体が影に暗く染まっていく。
目の前に立ち尽くした男は満足げに笑みを零して、口の端から唾液を垂らしていた。
その手には愛液に濡れた柑子が握られている。
男は指に付着した水滴を丹念に舐めながら、項垂れるシンディに声を掛けた。
「くく……いい光景じゃないか」
「あ……う…」
「拘束される気分はどうだ」
未だ余韻を残す彼女の陰部を寛げながら囁く。
「あ……はっ!」
「……お前も、命乞いをするか?…この女のように」
男の声はシンディに向けられず、入り口で銃口を向けるアリッサに届けられた。
男はゆっくりと首を向けると、机に立掛けてある斧に手を伸ばした。ぎりり、と音を立て斧の柄を握り締めると、再び男の
体内で爆ぜる昂ぶりが体中に迸った。
「…っ…何故……!」
視界の隅に映ったのは、先程拘束したはずの女の姿である。
男は怒りに震え、斧を床に何度も打ちつけた。咆哮と衝撃が床を伝ってくる。
アリッサはそれでも、頑なに姿勢を保ち続けた。
……何故だ。
……何故、誰もわかってくれない?
「うあああああああああ!」
斧の柄に小さな亀裂が走る。
机の書類を引っ掻き回し、男は発狂した。その形相は獣のように凄まじく、辺り構わず喚き散らした。
空気を伝う男の感情がびりびりと全身を駆け巡った。怒りと悲しみが交わった声が頭の中に何度も木霊した。
怯えるヨーコを庇う様に、アリッサは体でしっかりと二人の間に立ち塞がった。
木の破片が辺りに飛び交い、男の暴れた周囲からは煙がもうもうと立ち込めていく。涙が零れていた。
やがて衝動に収まりが見えた男は肩で息を吐きながら、ゆっくりと視線をアリッサ目掛けて移動させる。
充血で赤く染まりふらふらと動く目の玉と視線が重なった。
その気迫に、異常さに、意識せずアリッサの目の端がひくついてしまう。
「…っ…斧を捨てなさい!」
男は聞き入れず、煙を纏ったままアリッサの方へと足を踏み出した。
……一歩。
……また一歩。
じりじりとその距離を縮め、両手で斧を力強く握り締める。
歯が砕けるほどに音を立てながら、男は短い呼吸を繰り返していた。
男の背筋がだらりと垂れ下がる。両手に持たれた斧はだらりとその腕を足先まで下げ、全身が脱力していた。
顔は見えなかった。しかしながら、男の足は止まることなく先程と変わらぬ歩調で床を踏みしめてくる。
アリッサは恐怖に駆られた。尋常ではない男の行動が読めなかったのだ。
埃を浮き上がらせ、少しずつ摺り足で後退していく。
唇が震えている。ほんの僅かな時間ながら、喉の渇きを感じた。
耐え切れず、アリッサはごくりと喉を鳴らした。
そのほんの些細な行為が揺らめく男の口火を切ったかのように、唐突に男は体を起こすと、アリッサ目掛けて斧を振り上げた。
「あ……ああああっ!」
意表をつかれたアリッサから思わぬ悲鳴が漏れた。
無我夢中でどこを狙っているかもわからず、ただ指に力を込めただけの単純な意識。
気がつけば引き金を何度か連続して引いていたのだ。
瞬間に凄まじい衝撃が彼女の腕を押し上げ、火を噴く銃身から立て続けに押し出される銃弾。
その軌道は悟られぬ事無く刹那の空間を切り裂いていった。
そのうちの一発が唸りをあげ、男の脇腹に深々と突き刺さる。
肉に触れた瞬間、その弾力の一切を相殺した弾丸の破壊力は男に致命傷を与えるに容易いものだった。
至近距離からの一撃は肉体内部をえぐり、背中から突き抜ける。男は激痛に再び咆哮した。
脇腹の小さな弾痕からは止め処なく血が溢れ出す。
勝負は決していた。
よろよろと数歩後ろに下がったかと思うと、男は血の滴る脇腹を抑えながら背中を見せる。
足を摺らせ部屋から逃れようとするその後ろ姿は、年相応の老人の虚無感を漂わせていた。
アリッサは消え行く男の後姿を目で追いながら、糸がぷつりと切れたようにその場に尻餅をついた。
荒げた呼吸を抑え、抑えても震えの止まらない右手で頭を抑え、その金の髪に指を食い込ませる。
今自分がした事など頭の中から吹き飛んでしまっていた。
ただ例えようのない恐怖だけは、今もなお鮮明にその姿を映し出し、アリッサの挙動を蝕んでいる。
あれは、人間ではない。
立ち込める硝煙の臭いが、彼女の視界を徐々に現実へと導いていく。
あれは、人間ではない。
あんな表情をする人間が果たしているだろうか。少なくとも、自分は見たことがなかった。
憎悪、嫉妬、憤怒、…愛情、そして悲哀。感情で表せるのならばどんな表情にだって見て取れる。
歪曲したその本心から、一度だけ覗かせた男の姿が鮮明に頭に焼き付いていた。
…これで良かったのだ。
アリッサは深く息を吸い込み、目を閉じた。
脅威が去って、ヨーコはふらふらと立ち上がった。
呆然と震えるアリッサを横目で伺いながら、部屋の奥、シンディの拘束されている椅子へと近づくと、
硬く括り付けられていたその戒めを解いていった。
シンディの体ががっくりと崩れ落ちる。
両手で倒れぬよう支えてやると、自分の上着を脱いで何も身に着けていないシンディの体に被せる。
肌に触れた。熱はとうに冷め切って、乾いた汗が体温を著しく奪っていた。
そのせいであるのかどうかはわからないが、シンディもまた小刻みにその体を震わせていた。
ヨーコは何も言えなかった。自分もまた、言わなくともその理由は十分理解できていたのだから。
自由になった三人には安堵の一言も言葉がなかった。
あの男の叫び声が、リピート再生のように何度も何度も頭の中で響いていた。
猛る肉体。響く怒号。振り下ろされる光。…悲しみ。
理解できない思考が、同時に片隅のほうへなだれ込んで来る。
アリッサは消え行く男の後姿を目で追いながら、糸がぷつりと切れたようにその場に尻餅をついた。
荒げた呼吸を抑え、抑えても震えの止まらない右手で頭を抑え、その金の髪に指を食い込ませる。
今自分がした事など頭の中から吹き飛んでしまっていた。
ただ例えようのない恐怖だけは、今もなお鮮明にその姿を映し出し、アリッサの挙動を蝕んでいる。
あれは、人間ではない。
立ち込める硝煙の臭いが、彼女の視界を徐々に現実へと導いていく。
あれは、人間ではない。
あんな表情をする人間が果たしているだろうか。少なくとも、自分は見たことがなかった。
憎悪、嫉妬、憤怒、…愛情、そして悲哀。感情で表せるのならばどんな表情にだって見て取れる。
歪曲したその本心から、一度だけ覗かせた男の姿が鮮明に頭に焼き付いていた。
…これで良かったのだ。
アリッサは深く息を吸い込み、目を閉じた。
脅威が去って、ヨーコはふらふらと立ち上がった。
呆然と震えるアリッサを横目で伺いながら、部屋の奥、シンディの拘束されている椅子へと近づくと、
硬く括り付けられていたその戒めを解いていった。
シンディの体ががっくりと崩れ落ちる。
両手で倒れぬよう支えてやると、自分の上着を脱いで何も身に着けていないシンディの体に被せる。
肌に触れた。熱はとうに冷め切って、乾いた汗が体温を著しく奪っていた。
そのせいであるのかどうかはわからないが、シンディもまた小刻みにその体を震わせていた。
ヨーコは何も言えなかった。自分もまた、言わなくともその理由は十分理解できていたのだから。
自由になった三人には安堵の一言も言葉がなかった。
あの男の叫び声が、リピート再生のように何度も何度も頭の中で響いていた。
猛る肉体。響く怒号。振り下ろされる光。…悲しみ。
理解できない思考が、同時に片隅のほうへなだれ込んで来る。
…放っておけばいい。後は脱出するだけなのに。
アリッサは立ち上がった。ヨーコはシンディを抱え、アリッサの疑問を深める言葉を口にする。
「まだ終わってない」
伏目がちにアリッサは葛藤に苛まれた。
ヨーコの発言の意味はわかっている。それは、自分と同じ考えを持っているということだ。
それにもうひとつ。あの植物の根を絶っていないことである。
自分を見つめるシンディの弱弱しい瞳が、同意を訴えていた。
「行きましょう。まだ、やれることが残っている」
ロッカールームから適当な大きさの制服を持ち出し、シンディは袖を通した。
衣服に微かに残るエタノールの臭いが懐かしさと切なさを醸し出した。もう昔のような生活には戻れない。
手元に残る銃火器は一つになっていた。
ハンドガンが一丁、その他は心許ないモップなどの鈍器、劇薬の瓶が数個残るのみである。
その中で、ヨーコだけは一つだけ違った色の瓶を手に取った。
濃色のそれは、先程使った有機溶剤が注がれた瓶である。
効果は確認済みだ。これならば、あの巨大な植物にも通じる可能性が高い。
ゆっくりと階段を下りると、狭い地下の廊下に繋がっている。瓦礫の中に汚れた”特別病室”のスペルが伺えた。
一同は頷いて、ゆっくりと軋むドアを押し開ける。
どくん。
地下だというのに、うっすらと光が漏れていた。
蛍光灯の明かりではない、ごく自然な微光が扉の淵から廊下を照らし出した。
ぽっかりと開いた天井からは靄の晴れた光が差し込んで、不規則に脈動する巨大な核を照らし続けている。
戦慄を覚えた。
不気味さと神々しさが二重に重なり合い、平静を掻き毟っていく。
どくん。
神が成した、この世に生れ落ちた異物。魔物。
無数の触手を宙に漂わせ、自らの身を守るとともにいつ来るとも判らない獲物を待ち焦がれているのだ。
こんな地下で。
どくん。
生命が潰えたこの場所で。
どくん。
それは儚くも、絶やされようとしている自らの命を守る、最後の手段だったのかもしれない。
植物は光を浴び、穏やかにその傷ついた体を横たえて眠りについていたのだ。
どくん。
足が竦んだ。
ここは魔物の棲家。
踏み入ることは即ち、魔物の眠りを妨げるという事。
どくん。
鼓動が近い。
自らの鼓動と、植物の鼓動が次第に周期の差を縮めていく。
緊張が全身にびりびりと、指の先に至るまで一気に駆け抜けた。
アリッサは銃を胸元に身構えた。ヨーコとシンディも、気持ちは一つだった。
━━━目覚める。
どくん。
鼓動が重なる。
激しい空気の震えが、植物の蠕動(ぜんどう)する裂け口から吐き出された。
部屋内に閉じ込められた空気の塊が渦を巻いて、全身至る所に襲い掛かった。
鼓膜を突き抜ける振動が、脳の中で模索していた思考を跡形なく溶かしていった。
こんな化け物の命を絶たなければならないのか。
攻撃の姿勢を取れない。
巨大な力に見る本能的な”恐れ”。
目の前にすれば、それは前触れもなく現れる。
相手はその場から動けないというのに。
……怖い。
シンディは目をゆっくりと閉じてしまっていた。目を背ける訳にはいかないのに。
立ち向かわなければならないのに。
閉じた瞼からは一切の光を捉える事なく、やがて目の前には一面の闇が広がっていた。
シンディは耳から伝わる振動にその感覚を委ねていた。
目を背けた自分は一人、卑怯者だ。
それでも構わない。
私は卑怯者でいい。早くここから逃げ出したい。
ごめんなさい。
みんな、ごめんなさい。
シンディは叫んだ。瞼の隙間から涙が零れ落ちる。
その声をかき消すように、再び怪物の咆哮が響いた。
様子が違った。その声は激痛に呻く様な苦痛を訴える断末魔に変わっていた。
シンディは恐る恐る目を開いていった。
正面に映し出されたその姿。先程とは変わらないと思えたその姿はぐにぐにと蠢いている。
その表面の一部、液体が滴るその範囲で火傷を負ったように爛れ、煙が噴出しているのだ。
何が起こったのか、わからなかった。
横を向いた。ヨーコの手から、溶剤の瓶が消えていた。
それに続くように、アリッサが銃の引き金を引いていく。二度、三度。
真っ直ぐに構えられた銃口から、次々に植物の体内に弾丸が食い込んでいく。
植物は体を捩じらせた。それに伴った崩落が起き、天井の瓦礫が霰(あられ)のように降り注いだ。
室内に張り巡らされた触手や根が壁からびりびりと剥がれ、一斉に動き始める。植物の防衛本能。
部屋の床や壁、天井に次々と亀裂が走った。
煙が活火山のように吹き上がり、地震のような振動が部屋を揺らした。
凄まじい状況だった。双方とも死に物狂いで生き残りを賭け、その手を休める事は無かった。
アリッサは弾が無くなるまで、地面が揺れても、天井が落ちてもその銃口を下ろさなかった。
ヨーコは絡みついた触手をナイフで切り落とし、溶剤を当りに撒いていた。頭から血が筋を引いていた。
シンディの頭上から、抜け落ちた天井が降り注ぐ、その破片がシンディの皮膚を裂く。
その場に倒れた体を弱弱しく起こし、こめかみの辺りを手で押さえた。
暖かな感触。手を離すと、赤い液体が手のひらにべっとりと付着していた。
痛い。
このままでは、三人とも殺される。
死ぬ。
シンディは呻いた。
最初は静かに、やがては喉が枯れるまで叫び、手にした薬品を力任せに投げつけた。
……死ねない。
……こんな所で死ねない。
……死ぬのなら、最後まで足掻いてから死んでやる。
植物に当たった瓶は砕け、中の液体が裂け目に浴びせられた。
植物は絶叫した。凄まじい量の水分を裂け目から放出し、一際大きく脈動した。
───枯れていく。
根が、次第にその色を変えて縮んでいく。
茎が、めきめきと弱弱しく折れ曲がっていく。
怪物の”核”が、大きく揺れた。
大量の体液と共に、最後の力を振り絞り何かを吐き出した。
───女性の亡骸。
茶色に萎んだその遺体は、しっかりと目に映さなくともそれが誰であるのかはっきりと理解できた。
「これが……」
「……ドロシー…」
銃口をゆっくりと下ろしながら、アリッサは呟いた。
ドロシー。
あの男が全てを賭けて愛した女性。
この場所で起こった狂気に巻き込まれた、はじまりの女性。
表情はわからないけれど。
姿はこんなに醜くなってしまったけれど。
この人は、紛れも無くあの時の女性、カートが訪ねた女性───ドロシーに違いない。
どれだけ疲れたろう。苦痛だったろう。
5年の歳月を掛け、今、彼女はようやく開放されたのだ。
「…終わった……?」
シンディが頭を抑えながら立ち尽くしていた。
彼女の問い掛けに、アリッサが頷く事はなく、じっと女性の亡骸を見つめていた。
ヨーコが俯いた顔をあげ、ぽつりと呟いた。
「……ここはもう………早く脱出しましょう」
天井からは更に階上のコンクリートが降り注いでいる。
枯れ果てた植物の前に残した女性に振り返りながら、三人は部屋を後にした。
建物全体が地響きをあげている。
地に張り巡らされた植物が枯死し始めているのだ。
崩壊の前兆である。
三人はぐらつく階段を一気に駆け上がった。崩壊が近い。
早い所、この建物から脱出しなければならなかった。
「物品庫から、外に出られるのよね!?」
走りながらシンディはヨーコに向かって叫んだ。
ヨーコも軽く頷くと、痛んだ体に鞭を打って必死に前進する。
目の前には石が降り注ぎ、走る足に大胆さを損なわせる。
長い廊下を抜ければ、物品庫の扉はもう目前に迫っているのだ。
アリッサは走る足をいつの間にか止めていた。
自分でそうした訳ではない。
何か、自分の中にもう一つの意識があるような感じだった。
自らの意識から、次第に辺りの音が消える。やがて視界も奪われていった。
振り向いたシンディが、何を叫んでいるのかはわからない。
くぐもった、自分という体の殻に一人、置き去りにされていくようだった。
「………あ」
言葉が出ない。
そして始まる耳鳴りと頭痛。それはあの時の感覚とまったく一緒だった。
シンディとヨーコが駆け寄ってくる。やがてその姿は、一際大きな落盤に遮られ、見えなくなった。
廊下が斜めになっている。何故だかはわからない。
「……あれ…」
…視界が低くなったような気がする。音が聞こえない。耳鳴りだけが延々と響く。
頭に衝撃が走った。視界に飛び込んだのは、拳大ほどの石の塊だった。
視界が床と平行になる。
床の剥がれたタイルの様子まではっきりと見て取れるようになると、反転して何も見えなくなった。
……まずい。
……早く、目を開けないと。
意思とは裏腹に、アリッサの意識は次第に遠のいていった。
気がつけば、蛍光灯の明かりが視界に広がっていた。
何が起こったのかはわからない。
ただ、ぼろぼろだった天井はやはり染み一つ無く、原型を保ち煌々と輝いていた。
途端、アリッサは理解した。この世界が何であるのかを。
……また。
記憶。
意識はあるものの、今度は体が言うことを聞いてくれなかった。
体に違和感を感じる。
体の中に体があって、その身動きが取れないといった感じに近いものがあった。
そんなものは生まれてこのかた体験したことなどないが、実際にこの状況を思えば何故かそう納得できてしまった。
一方で視界の自由も利かず、体は呼吸にあわせ上下し、視界は自分の意思とは関係なくぐらぐらと揺れていた。
それが他人の体を介しての意識であると気付くには、そう時間はかからなかった。
体が熱かった。
血液が沸騰し、体内から燃え盛るような灼熱の熱さだ。
喉は渇きを覚え、発狂しそうなほど何かに飢えを感じていた。
アリッサは耐えられず、助けを求めようとした。だがその言葉は喉から発せられる事無く、宙に霧散した。
ひゅうひゅうと、空気だけが漏れていく。
その呼吸さえ漏らすのが惜しく、その”体”は目を見開いた。
……どうなってるの?
……誰か、助けて!
……助けて、お願い…
視界が何度も振れる。
喉の奥まで乾き、吐き気を催しそうになった。
焼けるように全身が熱い。
どくん、どくん、と鼓動が尋常ではない速さで刻まれていく。
───死んでしまう。
瞬きを忘れた目尻から、涙が溢れてきた。その目に映ったのはあの男だった。
「……ドロシー!」
男はそう言った。この体の主を”ドロシー”と呼んだのだ。
アリッサは絶望感に苛まれた。同時に、心の底で怒りがこみ上げてくる。
この”体”はドロシーのものなのだ。
……こんな。
……こんな地獄を、この男は。
……自分の愛する女性に。
手足に痛みが走る。ベルトの巻かれたそこからは血が溢れていた。
「大丈夫だ、ドロシー。落ち着くんだ」
男が視界に近づく。
アリッサは耐えられなかった。シグナルの意識の中で悲鳴をあげていた。
歯をかちかちと鳴らし、近づく男の手を噛み切ろうと”彼女”は首を伸ばした。
口からは絶叫にも似た唸り声をあげ、”彼女”は既に理性を失った存在となっていたのだ。
アリッサは恐怖した。その”彼女”の視界に映るものに。”彼女”の挙動一つ一つに。
”彼女”の視界を、自分が体感している事に。
……う、あああ…、ああ、……ああああ…
かすれた悲鳴は、誰にも聞こえない。
───もうやめて。
───もう見たくない。
───何も感じたくない。
正気の沙汰じゃない。
気が狂いそうだ。
どうして私に、こんなものを見せようとするの?
混同し、走馬灯のように流れる意識の中でふと、彼女の亡骸の姿を思い浮かべたような気がしていた。
それは何度も何度も現れ、目の前の男の姿と交互に折り重なる。
醜く風貌を歪めた、女性の姿が自らに近づいていく。
……いやあああああ!
瞼を閉じようとしても、閉じることは出来なかった。
───死にたい。
───もう、楽になりたい。
───だからお願い、もうやめて。
「君は生まれ変わる。不死の体にね。
だから我慢するんだ。そうして、二人だけでまた暮らそう。誰も居ない場所で、二人で食事をして、二人で笑って、二人で」
───やめて
「あともう少しの辛抱だ。癌は完治する。君は助かるんだ。死ぬことはな」
───やめて
「これからもずっと二人で生きていけるん」
───やめて
”彼女”の肩を掴むと、男は屈折した笑みを浮かべ、揺さぶった。
アリッサは彼女の亡骸を目前に迫らせながら、いつ終わる事のない混沌に吸い込まれていった。
新スレに移行したようで。スレ立て&ss乙でした。
途中で二重投稿になってしまった箇所があります。申し訳ないです。
最後はアリッサで終わります。
では。
52 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 19:18:03 ID:fTVwhX18
ノシ
華麗に乙!
54 :
189:2005/05/19(木) 00:49:21 ID:0s3m0pWf
体が揺さぶられているのを感じる。アリッサはまどろむその意識を揺り起こそうとした。
何もない空間で上下の感覚が掴めなかった。妙に息苦しかった。
体中に走る体温の上昇を感じる。
先程までの苦痛がいつ終わりを迎えたのかは判らなかったが、代わりに神経に走る余韻に支配されていた。
打って変って穏やかな、上擦った感覚が全身を駆け巡っている。それはリズムをつけ断続的に、彼女の
体に流れ込んできていた。
彼女は少しだけ、吐息を漏らしていた。自由になった体を曲げて、その感覚に抵抗する。
何が起こったのかは把握していなかった。記憶の筋がその跡をぷつりと途絶えさせ、記憶からの脱却を促している。
体が浮ついていた。
彼女は未だ戻れない事を悟って嘆いた。いつ晴れてこの陰湿な世界から逃げ出せるのかはわからない。
戻った所で、そこはまた死臭の渦巻く廃墟である事はわかっていた。それでも、二重に張り巡らされたこのトラップから
抜け出せる事が出来れば、それがほんの少しだけでも鈍鬱な気持ちを楽にさせると信じていた。
手足の自由が利いた事で、先程の状況とはまた一つ一転している事は理解出来た。
一つ一つ、確かめるように指を動かした。そこから関節を遡り、その筋肉の収縮をはっきりと覚えていく。
その疼くような刺激は何度も彼女の感覚を蝕み、熱を生み、身悶えさせる。
55 :
189:2005/05/19(木) 00:50:05 ID:0s3m0pWf
「……あっ…」
外の情報が欲しい。今圧倒的に足りないものは自分の置かれている状況、そしてその把握だった。
感覚を蝕む正体が掴めなかった。
彼女はゆっくりと瞼に力を込め、久しぶりに視界を押し広げていった。
間近の、蠢くものが視界に輪郭を残す。
それは一定のリズムで大きく揺れ、彼女の体をすっぽりと包み込んでいた。
人の視界を介してではなく、今度こそは神経を繋ぎ止める感覚を身を持って感じていた。
自分の体を揺さぶっているのは、どうやらこれが原因のようだった。
だが、それが何であるのかははっきりしない。寧ろ、アリッサにとってはどうでもよかったのだ。
漸く苦痛から逃げ出せた開放感は、彼女の体に走る快感とも言うべきそれは、アリッサの心身を緩ませるには
十分な逃げ道だったのだから。
不審を十分に感じ取ってはいたが、早く楽になってしまいたかった。
アリッサは再び目を閉じ、ただその全身を妖しくねぶる快感に身を任せた。
荒い人の息遣いが耳元まで迫り上がって来た。
熱いほどのその息は躊躇なく耳の穴に吹きかけられ、鼓膜から脳に激しい振動を伝える。
ぴんと張った薄い皮を擦る様な音が、大音量で頭蓋骨に響き渡る。
アリッサは不快感に顔をしかめた。
ノイズのハウリングに似たその音は、その振動は全身を震え上がらせ、彼女の溜息を誘うのだ。
56 :
189:2005/05/19(木) 00:50:40 ID:0s3m0pWf
「んぅ……ああ…」
愛しむように、アリッサはその色鮮やかで滑らかな髪を何度も何度も撫で擦られていた。
子供をあやす様に優しい手つきだった。
熱の気配がそこに近づくと、ざらりとした感触と粘膜の感触が同時に耳穴を襲った。太い舌の感触だった。
頭を横に置き換えられ、耳元を覆う髪を掻き揚げられる。ほんのりと赤みを増した耳朶が姿を現した。
深々と舌を差し込まれ、耳朶を甘噛みされる。
アリッサは無抵抗だった。
ただその感触に体を丸く屈め、声を押し殺し、時折口元に指を持っていっては爪を噛み、堪えていた。
自分の体も心も、全てが丸裸にされたような気分だった。
”何者か”は動かないアリッサの頬を、優しく撫で回した。
彼女が抵抗しない事を改めて確認した上で、僅かに開き、甘そうな吐息を漏らす唇に己の唇を圧し当てた。
その濃厚な感触に、嫌でもアリッサは寒気を覚えていった。
「んっ」
分厚く唾液に塗れた舌が口腔に差し込まれ、思うが侭に辺りをねぶった。
彼女は困惑していた。口内を満たしていた自分の唾液が、何の断りもなく絡めとられていく。
歯茎、舌の裏、円を描くように全てが貪食(どんしょく)される。
間近に聞こえた、喉の鳴る咽下音。アリッサは首を左右に振ったが、その舌はどこまでもついて来た。
滑らかな金の髪に指が通り、頭を固定され、物凄い圧力で蛞蝓のような舌をねじ込まれていく。
57 :
189:2005/05/19(木) 00:51:16 ID:0s3m0pWf
───ああ
呼吸が苦しい。振動が激しくなる。耳に聞こえるのは荒い呼吸音と、それに続く女性の名前だった。
───これは、あの男だ。
薄々は気付いていた。だが、あの凄まじい光景と感覚の後で、アリッサの思考は戻ってこなかった。
酷く汚らわしい。
口を開いてしまったら、今にも耐えかねて嘔吐してしまいそうだった。
吐寫物(としゃぶつ)が喉元まで迫ってきている。両の手の平に指が絡んだ。
掌にどっと汗が滲み出てきた。指を複雑に絡め、逃げようとするアリッサの細い指を捕まえた。
そのまま腕を上方にずらされていくと、広げられた体の振動と快感がより直に伝わってくる。
脱力だったアリッサの内に、次第に怒りの感情がこみ上げてきた。
自分は成すがままに、この男に抱かれているのだと悟った。
自分に失った妻の姿を重ね合わせ、妄想のまま己の欲望を果たそうとしている。
自身の愚かな行為で失ったかけがえのない妻の姿を。
アリッサは手に絡みつく指に力を込めた。
自分は何をしている?
植物は、絶った。
後は逃げるだけの筈だ。逃げる間際にシンディとヨーコが、私に駆け寄った。
それからどうなったのかは自分にもわからない。ただ、残る記憶を辿ればいつまでもあの女性の顔が、網膜に
焼き付いて離れてくれなかったのだ。
臆病に閉じかけたままの瞼を、精一杯に引き剥がす。
自分はここから逃げ出さなければならないのだ。
58 :
189:2005/05/19(木) 00:58:53 ID:0s3m0pWf
目の前には男の恍惚とした表情が一杯に迫っていた。
両の手を床に押し付け、男はアリッサの上で揺れている。
「気がついたか」
未だ朦朧とする意識の中、アリッサは必死に自分を奮い立たせようとする。
アリッサが最後に見た先程自分の倒れた場所ではなかった。押し倒されているそこは、ベッドなど気の利いた所ではない。
埃塗れ、剥き出しの床のタイルの上だった。辺りには枯渇した植物の抜け殻と大小のコンクリートが散らばっている。
ごうごうと高鳴る地鳴りは収まってはいなかった。ぱらぱらと天井から流れ落ちる煙と礫がそこら中に見て取れた。
男は自分を道連れに、死を選んだのだという事が伺えた。
表情に逼迫感が高まった。男の脇腹には、うっすらと赤く染まった包帯が何重もきつく巻かれていた。
「……っ…!」
「…ああ、ドロシー。…ようやく二人きりになれた」
男は一心不乱に腰を突き動かしていた。
アリッサが身に着けていたスーツは下着ごと膝の位置まで下ろされ、男は嬉しそうに彼女の胸元に顔を埋めていく。
「あ……うあ……っ」
弱弱しい瞳を懸命に凝らし、手に力を込め男を往なそうとしたが、暫くの間意識が飛んでいた体には力が戻ってこなかった。
逆に男により凄まじい力で押さえつけられ、ぎこちなく揺らめく目が彼女の四肢を睨めつける。
気を失っていたとはいえ、自分が少しの間でもこの男を受け入れていたことが許せなかった。
この男の欲望のために、その行為を享受して悶えていた自分の愚かしさを何度も蔑んだ。
59 :
189:2005/05/19(木) 00:59:34 ID:0s3m0pWf
「く……っ…ふ……う…!」
歯を食いしばって腕に力を込めてみても、男の体は石の様にぴくりとも動かない。
圧倒する死地の男は一切の容赦なく、その下で足掻く彼女の中身をどんどん侵食していくのだ。
「くく……もう離さないよ、ドロシー」
男は更に圧力をかける。
くたっとその僅かな力が折れ、無言のまま彼女の顎がわなわなと震え、徐々に反り返っていく。
頂点まで達すると、うっ、と僅かに苦痛を漏らしアリッサの体は再び床に落ちた。
顔を投げ出して肩で息をする彼女の衰弱した姿に男は哄笑していた。
横に向けられたその悔しさに溢れる頬を、男は愛しそうにねっとりと舐め上げた。
アリッサの口からかすれた嬌声が吐き出された。
体を密着させると、その途方もない肉の狭間へ自らの塊を押しやった。
60 :
189:2005/05/19(木) 01:00:17 ID:0s3m0pWf
「………離して」
そう呟く網膜に描いた女の表情は堪らなかった。この世で最高の娯楽に出会えたものと感じた。
怯えて今にも泣き出しそうに、降伏の意を見せて流れる瞳。苦痛に歪み、垂れ下がる眉。蒸気して紅潮した頬。
桃色に震える唇。どれをとっても絵画のように、全てが非の打ち様がなく、自分を愉しませるに値する要素で
埋め尽くされていた。これ程の美しさはこの状況でしか描き出せないものだと感じていた。
肉を打ち付ければ、女の唇から震える悲調な旋律が奏でられる。
気の強そうなこの女からは想像もつかない、弱弱しい雌の泣き声だった。
陰茎が密着する。女肉の襞が隙間なく陰茎を銜え込み、ざわざわと波打った。
収縮を繰り返す女の秘部は、自身の陰茎を絞り上げてくる。快感が全身を流れる中、この女をひどく愛しいと感じていた。
相手は自分の愛した妻であるのだから。それとも逆に、過去に追いやった記憶を再び呼び覚ましてやろうか。
あの男が死んだときのように、再び絶望を蘇らせてやろうか。
手中に収めた今、この女の運命はまさに私の思いのままだ。
女は断続的に吐息と小さな悲鳴をあげていた。開いていた瞳はぴたりと閉じられ、涙が伺えた。
何もかも奪い去ってやりたかった。
この体の熱も、柔らかい肌の感触も、艶容なその脚も、滑らかな肩も、波打つ体液も、蠕動する秘肉も、
指をすり抜けていくこの綺麗な金の髪も、揺れ動く唇も、指も、折れそうな心も。
全て自分に取り込んでしまいたい。
誰にも渡したくはなかった。
61 :
189:2005/05/19(木) 01:01:11 ID:0s3m0pWf
男は勢いよく陰茎を差し入れると、熱い欲の塊を奥へ、さらに奥へと解き放った。
繋がった陰茎を激しく痙攣させながら、男は絶叫していた。
「………っ……んううぅ……っ……!」
アリッサの喉から、かすれた声が漏れ出た。
鋭く放出された男の欲望が、じわりじわりと彼女の内部を穢していく。
腰を仰け反らせ、どれだけその侵食から逃れようとしても無駄だった。
男が手を離すと同時に、アリッサの体は地に付く。
「ああ……」
目の前に白い光の筋がいくつも走りぬける。絶望が頭の中に広がっていった。
悔しさで瞼に涙が溢れてくる。潤ったその目で、アリッサは目の前の男の笑みを盗み見た。
力が入らないその腕で、宙を仰ぐ。
男は果てたばかりの体をゆっくりと引き起こし、すすり泣くアリッサの腰を掴み、うつ伏せに体勢を変えさせた。
「……っ!触るなぁっ!」
アリッサは泣きながら我を忘れて叫び、男の手を振り解こうとする。だがその手は簡単に捕らえられた。
聞く耳持たず、膨らみのある臀部を両手で掴むと、ゆっくりと目前に引き寄せる。
股間からは、先程まで男のものであった粘着質な液体がひくひくと蠢く裂け目から静かに滴り落ちているのが伺えた。
まじまじと眺める男の視界には、今頃は卑猥な光景が広がっている筈だった。
62 :
189:2005/05/19(木) 01:01:53 ID:0s3m0pWf
「やめろ、やめろやめろぉっ!」
アリッサは腰を左右に振り、無我夢中で逃れようとした。自分の言葉使いが破綻している事も気にしなかった。
男の狙いは明らかだった。アリッサの秘部、辿ってその上方に位置する小さな菊門にその目は向けられている。
彼女は怯えていた。徐々に近づく男の顔から、周期的に熱い息が吹きかけられていく。
「やめろ……や、……ん……………やめてっ」
声が出ない。肌を侵食するその鼻息は、小さな隙間を縫って内部に誘い込まれ、何度も体に震えを誘うのだ。
ひくひくと菊門を蠢かせる。男はその穴に走る、周囲の皺にぴとりと舌を付けた。
周囲を縁取るように舌を廻すと、男はその舌の力を真っ直ぐ菊門に滑らせる。
二つに分かれた、張りのある臀部の割れ目に男の顔がすっぽりと潜り込んでいる。
「あ……ひ…っ……」
肌の表面を流れていた男の息が、今度は菊門内部に直接送り込まれていく。
びくびくと体を震わせ、アリッサは高く鳴き始めた。
頬を床にぴったりと密着させ、感覚を擽られるような快感を堪える。
汗と涙に塗れたその頬には、水分を吸った床の埃が付着した。
小さな菊門を押し広げ、ざらつく舌はずぶずぶとねじ込まれていく。
それは根元まで、粘り付くように肛門を蹂躙(じゅうりん)するのだ。
アリッサは括約筋に残るありったけの余力を込めた。男の手が妖しく内股を弄っていく。
溜息を漏らす。
何度も諦めそうになった。体を横に倒しても、男もまた離れる事なくぴったりと密着して離れなかった。
63 :
189:2005/05/19(木) 01:03:23 ID:0s3m0pWf
「……ん……んんあああっ!離れっ!」
嫌悪感に唐突に体を振って、足をばたばたと振ったが
下げられたズボンが邪魔になり、男を蹴り上げる事は出来なかった。
男はその張りのある尻を両手で抱え込み、暴れる彼女の動きに合わせてその力を追いやった。
がっちりと掴まえたその尻肉に指が食い込み、卑猥にその形を歪ませるのだ。
「う…く……くぅ……くは…っ……」
どれだけ動いても、男の舌は癒着したかのように抜かれる事はなかった。
疲労だけが、ろくに動けぬ体に蓄積していく。アリッサはついにそのまま沈黙してしまった。
「……っ」
地鳴りと水音だけが辺りに響いていた。
「……!」
時折もどかしげにアリッサが小さく動くと、あとは床に擦れた衣服の音が鳴るだけである。
アリッサは前方に目を据え、やり場のない辱めを必死に耐え抜いた。
”そこ”を舐められているという事実だけで、全身に灼熱の熱さが蘇って来る。
横になった視界には亀裂が走る壁と、伸ばした自分の腕が横たわっているだけだった。
その指は、男の舌が動くたびに併せて揺れている。
筋肉が硬直し、そのまま徐々に動けなくなっていく。
64 :
189:2005/05/19(木) 01:04:21 ID:0s3m0pWf
「あッ……!」
男の愛撫は陰湿で、また粘着質に、執拗に続けられた。恐らくは自分が気を失っている間も続けられていたに違いない。
自分を撃った代償としてなのか、又は男の見た妻のためであるのかはわからない。が、ただこうしている間にも
院内の崩壊の手は休むことはなかった。轟いた悲鳴は衝撃にかき消された。
…自分はこのまま、男に蹂躙されながら死んでいくのか。
…いやだ。
…いやだ。
男は床に膝をつき、立ち上がった。ぐったりとしたアリッサの体を持ち上げ、再び尻を突き出させる。
男の手には短時間で再び昂りを迎えた陰茎が握られていた。
「あ……あああ……っ……」
「さあ、今度はこちらで一つになろうか」
───駄目だ。
アリッサは覚悟を決めて、襲い来るであろう刺激に身構えた。
それは死んでしまいたい程屈辱的な選択。呼吸が早まる。
男の肉が時間をかけて敏感になった菊門に触れる。ゆっくりと腰を進めれば、それは少しずつ窪みに埋もれていく。
「さあドロシー。いい子だから力を抜くんだ」
アリッサは無言に勤めた。寧ろ、声は全て届いていなかった。
顔を真っ赤に腫らし、伝わってくる不気味な感触を忘れようと必死だった。
男は見えるアリッサの後頭部に軽く手を添えると、髪を優しく掬い上げる。彼女は首を
ふるふると左右に振り、その手を振り解こうとした。
男は仕方ないといった感じで息を一つ大きく吐くと、力任せに絡みつく肉を押し広げていった。
65 :
189:2005/05/19(木) 01:05:14 ID:0s3m0pWf
「………んあああっ…!」
アリッサは大きく広げた口から、舌をぴんと張らせた。激痛が走り、眩暈が一気に襲い掛かってきた。
誰も咎める事のないこの残酷な状況に、全身の感覚が大きく揺らぎ始めた。
構わず男は深々と陰茎を差し込んでいき、締め付けて狭い穴の深層まで辿りつくと、そのまま抽送を始めたのだ。
「やあっ……ふ…うんっ……ひああっ」
思い切り陰茎を締め付けてくるアリッサに男は歓喜しながら、己の欲望を自在に高めていく。
赤らんだ肌に汗がじわりと浮かび上がっている。その先には艶美な尻からラインを描き、括れた腰、肉の薄い背中、肩、
そして切迫して子供のように甲高く喘ぐ愛しき妻の姿が伺えた。
男はそれだけで今にも果てそうになった。
「さあ、どうしたんだドロシー。先程までの態度はどこへ行ってしまったんだ?」
男はにやにやと笑みを零しながら、辛そうに表情を隠すアリッサの顔に迫った。
その態度に怒りを覚えるが、抵抗を抑えられたこの状況では最早如何しようもなかった。
「うう……うううううっ………!」
「何時からあんな言葉を使うようになった。許して欲しかったら、私に謝り、私の言う事をよく聞くんだ。
さあドロシー、どうした。早く言え!」
男はアリッサの頭を床に押し付け、首筋をでろりと嘗め回した。
髪からはほんのりと残る甘い匂いが男の鼻腔をくすぐり、男は鼻一杯にその甘美な空気を吸い込んだ。
「いやあ……」
全身に悪寒が走る。ずん、ずんと侵攻するその肉棒は、彼女の腸壁に纏わりつき、暴れまわっていた。
菊門の肉がその形を歪め、肉が捲れ上がりそうな焦りで一杯になる。
何度も何度も突かれる度に激痛を催し、体は悲鳴をあげていた。
「……やめて……お願い、やめて……くださ………もう…やめて……ぇ」
後ろ向きで表情はわからぬとも、少しずつ呟かれるその言葉に男は口元を徐々に吊り上げる。
食いしばった歯の隙間から唾液を覗かせ、男の心は嗜虐心に満たされていったのである。
66 :
189:2005/05/19(木) 01:06:01 ID:0s3m0pWf
「はは……!」
男は押し殺した笑い声で、一際大きく腰を叩き付けた。ぶつかり合った尻肉が乾いた音を立てる。
「きゃあっ!」
「可愛らしく鳴けるじゃないか。その調子で私をもっと愉しませてくれ」
言うと、男の抽送がより激しさを増していく。
打ち据える衝突音がぱんぱんと響き続け、その結合部からは赤い血が滲んでいた。
アリッサの秘部から、先程注がれたばかりの男の滾りが押し流され、ぽたぽたと床に滴り落ちていく。
「う、あっ、あっ、はっ…あ、ああっ、かっ……」
もういい。
早く終わって欲しかった。
アリッサの表情から生気が徐々に失われていく。ただ苦悶に苛まれ、瞳は頼りなく揺れ動き、眉を顰めていた。
口はだらしなく徐々に開かれていき、突出しかけた舌から唾液が零れ落ちる。
崩落の地響きと併せ、男からの振動で弛緩した体を激しく揺さぶられていた。
男が二度目の絶叫を上げた。どくん、どくん、と掴まれた尻肉が脈動していた。
「……は、あああ……」
奥深く、どこまでも深く、アリッサは男の欲望に塗れ、汚されていく。
陰茎が引き抜かれると、支えを失ったアリッサの体は床に転がっていった。
男の挙動がおかしくなる。肩で息をしながら、その光景を見下ろしていた。
横這いになったアリッサの臀部の隙間から、白く光る液体がとろとろと床に流れ出る。
てらてらと光る陰茎を再び握り締め、男はその力を増していく。陰茎を上下に擦り、血流を呼び戻そうと躍起になっていた。
67 :
189:2005/05/19(木) 01:07:19 ID:0s3m0pWf
アリッサは動かなかった。
呼吸で胸を上下させながら、失った気力と体力の回復を計るのに必死だった。
着用していた衣服は乱れ、言えば半分脱がされているに等しかった。
スーツと下着は膝の辺りに残されてはいたが、激しい行為の最中でしわくちゃによれていた。上半身のシャツは
ボタンが所々、特に胸の辺りからはじけ飛んで、腹部が舐められた唾液により光を受けて輝いている。
股間と臀部がずきずきと痛んでいる。迸った欲望が腹部でぞろぞろと蠢き、口内には男の唾液が混じり、不快だった。
アリッサは咽ながら、口内の唾液を床に吐いた。男を見れば微動だにせず直立し、手は股間に宛がわれていた。
まだ終わらせないつもりであるという事は即座に理解した。あの男はまたすぐに、自分を貫こうとするだろう。
男が命も全て投げ打ち、その覚悟で最後の瞬間まで行為に興じるというのならば
自分もまたそういった覚悟をもって男に当らねばならないという事を改めて再確認しなければならなかった。
建物がいつ崩壊してもおかしくはない。
余韻から覚め、徐々に戻りつつある思考の中でアリッサは考えを巡らせた。
この男を撃退し、ここから逃げ出す事。
ここで心中なんて冗談じゃない。絶対に生きて出てやる。
屈服など、しない。それに仲間が待っている筈だ。ここで諦めるものか。
しかしながら、腕力では限界が見えている。それに対抗するに見合う武器が必要だった。
だが、武器など辺りに見つかる訳がない。アリッサは最初に病院に踏み入った時の状況を思い出した。
病院に都合よく銃器が置いてある訳がない。確かそんな会話を自分から口にした覚えがあったから。
68 :
189:2005/05/19(木) 01:08:12 ID:0s3m0pWf
唐突に、男はアリッサに向けて一歩を踏み出した。アリッサはその様子にびくっと体を震わせ、目を見開いた。
一歩、また一歩と近づく度に自分も懸命に床を這い、距離を取ろうとする。
焦りと絶望が、今度は確実に彼女の体を覆っていく。次こそは、もうチャンスはない。
行為の果ては、即ち死を意味していた。
建物が大きく揺れた。
目の前にばらばらとコンクリート片が降り注ぐ。ぐらつく空間にアリッサは傍にあったカートを引き倒し、中身を床にぶちまけた。
床にからからと音を立てて、置かれていた医療用具が眩しく降り注いだ。
そんな光景を気にも留めずに男は歩幅を早め、逃げるアリッサの足首を掴み、引き寄せる。
「…っ…!離せぇっ!嫌、嫌あああっ!」
勢い良く男の体がアリッサの体の上に落ちてくる。アリッサはその光景に恐怖した。
自分の上に覆いかぶさる男を両手で殴りつける。
死に物狂いで足蹴にしたものの、両足を男に挟み込まれて、ついには身動きが取れなくなってしまったのである。
アリッサは絶叫した。男の顔を掻き毟ろうとする手をすり抜け、男がゆっくりと自分目掛けて降下してくるのだ。
アリッサはその顔を掌で押さえつけた。片方の手は、男の指にがっちりと捕らえられてしまっていた。
残った力を振り絞り、強引に近づく男と力比べになる。顔を覆った掌を、男はねっとりと舐めあげた。
それでもアリッサは力を抜く訳にはいかなかった。徐々に距離の縮まる男の体を、それでもなお遠ざけようとした。
「……はあっ!う…く……くああっ!」
力がうまく込められない。男はわざとこの状況を愉しんでいるのだろうとわかっていた。それでも彼女は諦められなかった。
男の巻いた脇腹の包帯から、赤い液体がじわりと滲んでいた。
69 :
189:2005/05/19(木) 01:09:33 ID:0s3m0pWf
「そんなことをしてどうなるというのだ。ドロシー、私とずっと一緒にいよう。
無駄な事はするな。お前もそう望んでいるのだろう?」
「く……こ…のぉ…っ…!」
「…もう諦めろ。お前は私と一緒の運命を辿るんだ。崩壊は止められない……それが何故わからない」
男が喋る度に、掌に息が吹きかけられた。
男は何度も押し付ける掌の死角を縫い、アリッサの首筋を狙っていた。一方の手でシャツの隙間から
手を差し入れ、下着を押し上げ胸を揉みしだいていく。
「いや、いやあああああああ!」
アリッサは涙を流しながら叫んだ。完全に絶望感が心を包み込もうとしていた。
男が獣のように首筋にむしゃぶりついて来る。下着を剥ぎ取られ、強引に乳房を歪ませた。
片方の腕がとうとう床に押し付けられ、残る手で男の顔面を掻き毟ったが何も変わらなかった。
男は首筋から舌を離し、乳房の頂点の蕾を思い切り吸い込んでいった。胸に顔を埋め、離した手は
彼女の閉じた太腿を掴み、力でこじ開けようと試みていた。
アリッサは体を屈め、男の頭に両手を置き体を引き離そうとした。太腿がゆっくりと開かれ、男の陰茎が近づいてくる。
「……うあっ、駄目っ、やめて、いやっ、あっ、あっ」
アリッサは胸から男の顔を引き離した。正確に言えば、男がアリッサの胸から顔を離していた。
アリッサは体の隙間から見える陰茎の行く先から、目が離せなくなっていた。
見開いたその瞳から全くの余力が消え失せ、徐々に近づく男の様子に瞬きさえ出来なかった。
男がそんな自分の恐怖に満ちた表情に浸っているということなど、もうどうでも良かった。
それは、時間の問題だった。こんなに精一杯押し付けても、男の陰茎は躊躇いもなく近づいていくのだ。
70 :
189:2005/05/19(木) 01:10:47 ID:0s3m0pWf
「諦めるんだ、ドロシー」
男の陰茎が彼女の陰唇に触れた。
アリッサは腰を浮かせながら、ついに声を失った。
貫かれる。
押し返す腕ががくがくと震えていた。
「う、あ、あ、ああ……」
ずぶ、ずぶ、と肉の塊が進入を果たしていく。明らかに先程よりは衰えているのに、それは静脈がどくどくと
浮き出て燃えるように熱かった。
悔しさで涙が止まらなかった。ぽっかりと開いた口からリズムが狂った時計のように、呼吸が吐き出されていく。
「う……ううっ……ひぐっ……な…んで……」
目を硬く閉じ、アリッサは泣きながら呻いた。手に込めた力が嘘のようにすうっと抜け、床に爪を立てた。
男は哂っていた。
「…ようやく観念したなドロシー……さんざ手間をかけさせおって…!」
男の陰茎が根元まで呆気なく女肉に吸い込まれた。男は幸福そうに顔を穏やかに作り変え、その甘美な
感触に溜息を漏らす。
アリッサは泣きながら、男の肩に噛み付いた。それはひどく力の篭らない感触だったが、男はその彼女ながらの
抵抗に顔を歪めていた。
どこかで、似たような光景を目にした事があった。妻の姿を重ねていた事もあり、それは嫌でも脳裏に描き出されてしまうのだ。
71 :
189:2005/05/19(木) 01:11:37 ID:0s3m0pWf
またか。
またこの光景を目にしてしまうのか。
牙を向ける妻の変わり果てた姿とは状況が違うものの、男の中に妻の哀れな光景がフラッシュバックすると、
その感情を蝕んでいくのだ。
男の表情が曇った。子供のようにしがみついてくるアリッサを振りほどくと、震える声を喉から絞り出す。
「私が憎いか……お前は望んでいないと、そう言うんだな!?」
「ひっ…あ、あぐっ……うっ…く……ひあ……っ」
男は怒りに震え彼女を怒鳴り付けた。横を向いたアリッサの頬には、髪が覆いかぶさっていた。
ひくひくと泣き咽ぶその表情に心を奪われ、男は最後になろう腰の抽送を始めた。
膣内を暴れまわる男の肉が、アリッサの動きと連動していた。アリッサはぎりぎりと歯を食いしばる。
アリッサの手は、床を這い回る。横目で、何か光るものと、その近く大きな礫(つぶて)のような塊を確認していた。
そうしてぶつかった何かの塊を掴み、男に向かって投げつけた。
「う……ああああ!」
落ちてきたコンクリート片が、男の脇腹に突き刺さる。
包帯を巻いたその部位は、アリッサが弾丸を撃ち込んだ部位であった。
男は激痛に絶叫した。
悶える男に目もくれず、アリッサは焦る手で床をまさぐり光る棒状のものを握り締めると、男に向かって
上体を起こし、そのまま真っ直ぐに突っ込んでいた。
妙な音が、小さく耳に届いた。
72 :
189:2005/05/19(木) 01:12:47 ID:0s3m0pWf
二人はそのまま動かなかった。
アリッサの手を伝い、赤い血液が床に滴り落ちる。
男はアリッサを包み込むような形で、ぴくりとも動かない。
腹に静かに食い込んだ手術用のメスが、アリッサの手に握られている。
小さなその刃先は、男の腹部に全て飲み込まれて震えていた。
男は静かに、アリッサの髪を撫でる。
彼女は、ゆっくり男と距離をとった。震える肩を上下させ、上になった男の体から少しずつ這い出た。
カラン、と、乾いた音が床に響き渡る。零れ落ちたメスは、先程倒れたカートの傍に転がっていく。
二人と沈黙したまま、互いの瞳を睨み付けていた。
「……そうか、ドロシー。……お前は」
男が俯いたまま静かに口を開く。
アリッサは黙って男の言葉に聞き入っていた。
「最後に……一つだけ教えてやろう。……ここのような……病院は、至る所に存在している。
……忘れるな。……お前たちが知らないだけで……裏では、金さえあればどんな事だって行われている。
……こことはまた違った生物兵器の開発等がな。……実験体に困らない施設なんだよ、病院というのは」
男が咽た。
腹部からはおびただしい出血が皮膚を伝い、流れ落ちていた。
アリッサが警戒を解くことはなかったが、男は構わず続けていく。
「5年前に潰された私の病院だが……未だ実験を続ける箇所もあるだろう。だが今となっては、それも長くは続かない。
そういう出来事がこの世界には山程あるという事を」
73 :
189:2005/05/19(木) 01:13:52 ID:0s3m0pWf
「……あなたは…!」
アリッサが俯いたまま、感情を露にして呟く。
「……あなたは自分がした事がわかってるの」
「……そうだな」
「…じゃあ何故、あなたがそんな事を言ってるのよ!あなたは許される人間じゃない!」
アリッサの目から、涙が溢れた。
多くの人の命を奪い、その妻の命さえも奪い。
自分や仲間を妻に見立て、行為に及んだこと。
カートの命をも奪っていった。
許せなかった。
怒りと悲しみがアリッサの感情を切迫し、言葉に力を上乗せしていった。
「…二人きりになりたかった。私はただ、不治の病を抱えた妻と離れるのが嫌だった。そんな自分勝手な、陳腐な理由さ。
ただ、人がそういった選択を迫られた時、答えになるのはいつもそういう自分勝手で陳腐な理由だ。
……それが今現在、この街で起こっている惨事の正体だとは思わないか?」
「……だから」
「投薬を望んだのは妻だ。…勿論、持ちかけたのは私だったのだが。
私は次第に自分が許せなくなった。可能性があるとはいえ、こんな恐ろしい薬を妻に投薬させる事が許せなかった。
……私は懺悔し、妻に全てを話した。その薬のことを。妻は最初驚いていたが、他の患者への投薬をこれ以降行わない事、
……今までの行いを全て世に公表すること。そして、世間に償う事を約束してくれと話した。
そして私の姿に同情を見せた彼女は、少しでも可能性があるのなら、私と一緒にいられるのなら、私が悲しまないのならば。
改変したその薬を自分に投薬して欲しいと言ったのだ。
私は困惑した。……どうすればいいのかわからなくなった。……だが、私は妻との約束を守り、全てを世間に公表しようと決意した」
74 :
189:2005/05/19(木) 01:14:50 ID:0s3m0pWf
「……」
「……ちょうどその頃だ。あの記者がこの病院を嗅ぎ回っていたのは。
最初私は頑なにその男の問い掛けを拒み続けてはいたのだが、妻の一言から葛藤が生まれていた。
だが、あの男は無礼にも私の妻に接触していた。私は許せなかった。妻が苦しんでいるというのに、あの男は
何食わぬ顔で妻に語りかけていたのだ。部屋に入るなり私は男を怒鳴りつけた。男がこちらに振り向いた瞬間だった。
……ドロシーは男の肉に食いついていた。何度も何度も、獣のように血肉を啜っていた。
私は立ち尽くしたまま、その場から動けなかった。夢を見ているようだった。
この頃のドロシーには、ふとした事で例のその衝動が現れていたのだ。未だ記憶は残ってはいたが、夜中に出歩いて
食物を漁る癖を封じるため、拘束具を付けていたんだ。それがいけなかった。
……目が覚めた時、妻は泣いていた。私は死に走ろうとする彼女を何度も咎めた。
同時に、自分がした事の重大さを、妻を巻き込んでからようやく悟っていた。
……私は何て勝手な男なのだろうと、心から悔いたよ。私は全てを語る事を心に決めた。
アンブレラの関係者が私の所へやって来た。私はその場ながら、何も口外しないと奴等に約束した。
その裏で、情報を密かに漏洩するよう仕向けていた。
同時に、妻の容態も末期を迎えていた。悪化する以前に、妻は癌で死ぬとされている自分なら放って置いても
大丈夫だと告げたのだ」
75 :
189:2005/05/19(木) 01:15:34 ID:0s3m0pWf
「……やがて病院は廃業を迎えた。アンブレラは院内に残るその全ての証拠を持ち去り、さっさと立ち去っていった。
妻は生きていた。……それは、癌の脅威が過ぎ去った事を意味していた。
ただ、妻の意識は戻っていなかった。私は他の患者の搬送先のリストから、妻の名前を除いた。
そうして、人払いが済んだ後、病院には私と妻の二人きりになった。
妻の意識が戻るまで、私は抜け殻の病院で妻の回復を待った。
意識が戻った時、私は妻にすがり、誓った。もう離れる事はないと」
男は顔をあげ、さらに続けていく。
「……妻にあの症状が頻繁に現れるようになった。日に日に減っていく食料と、妻の口数が耐えられなかった。
それでも意識のある内に、…私は…何度も妻に語りかけた。
……例え言葉が分からなくなっても、私の事が分からなくなっても、私は何度も語りかけたんだ。
記憶を失わないように、二人で過ごした日々の思い出を何度も話したんだ」
男の言葉が震えていた。
「彼女はどんなに辛かったろう……苦しかったろう……そう考えると、夜も眠れなかった。
どれだけ酒を煽っても気持ちは晴れなかった。
……彼女は、最後に私の名前を呼んでくれた。…そうして妻はいなくなった」
「……」
「私は結局、何をやっていたんだろうな。今思い出せば、見当もつかないよ」
男はその場に凭れ掛かったまま、小さく笑った。
76 :
189:2005/05/19(木) 01:16:32 ID:0s3m0pWf
「……」
アリッサに言葉はなかった。
そんな事は自分にはわからない。この男は、人殺しに変わりはない。
罪を認めた所で、この男は全てを償っても償いきれない罪を犯した。
人体実験という罪を。
ただ、男の声でどこかその考えにアリッサは影を潜めていたのも事実だった。
「……もう、いいだろう。…お願いだ。妻と二人、ここで最後を迎えたい」
「………さあ、行け」
アリッサは黙ってそれだけ聞くと、男の体から足先を抜いた。
何故だかとどめは刺す気になれなかった。
一刻も早く、ここから逃げ出そうという気持ちでふらつく足を引きずった。
やがて、本格的な崩壊が始まる。
アリッサは廊下を振り返った。
だが、さっきまでいた男の姿は忽然と消えていた。
アリッサは僅かにその先を見つめたまま、再び前にゆっくり進みだした。
77 :
189:2005/05/19(木) 01:17:34 ID:0s3m0pWf
病院が崩れていく。
屋上にその根をつけた巨大な花がぐらりと傾き、ゆっくりと沈降していく。
階下から崩れていくその建物から、ぶわっと煙が舞い上がり、辺りは何も見えなくなる。
やがて、頂点まで煙で包まれた建物はその姿を消していった。
三人は崩れゆく建物の様子をじっと眺めていた。誰も、口を開こうとはしなかった。
どおん、と植物の住処が最後の悲鳴をあげる。その音に三人は黙って聞き入っていた。
全ての思惑の坩堝(るつぼ)は消え去った。
だが、同時に後味の悪さを言わずとも感じていたのだ。シンディに肩を借りながら、アリッサは微動だにせず一点をじっと眺める。
男の最後の言葉が、何度も頭の中で響いていた。
───忘れるな。
───人がそういった選択を迫られた時、答えになるのはいつもそういう自分勝手で陳腐な理由だ。
───それが今現在、この街で起こっている惨事の正体だとは思わないか?
その理由によって起きたヒューマン・エラーと、その背後の要因にあったヒューマン・ファクター。
この病院に、この街の状況を移し変えてみれば、或いはそうなのかもしれない。全てが再現されていたのかもしれない。
悲しいほど、愚かしい行為により引き起こされた惨劇。
アリッサは昔取材の際に文献で紐解いた、ヒポクラテスの誓いを茫然と頭に浮かべていた。
そこにはこのような記述が記されていた。
───私は能力と判断の限り患者に利益すると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決してとらない。
頼まれても死に導くような薬を与えない。其れを覚らせる事もしない。純粋と神聖を以て我が生涯を貫き、我が術を行う。
───この誓いを守り続ける限り、私は、いつも医術の実施を楽しみつつ生きて全ての人から尊敬されるであろう。
もしこの誓いを破るならばその反対の運命を賜りたい。
78 :
189:2005/05/19(木) 01:19:27 ID:0s3m0pWf
「……終わったのね」
シンディが真っ直ぐ、建物を見つめながら問いかけた。
ヨーコは手元に残ったお守りを握り締め、静かに頷いた。
アリッサは頷かなかった。
ポケットには、カートの残した手帳が入っている。
アリッサは目を閉じた。
瞼の裏にあの光景が、あの感覚が、フラッシュバックのように一つ一つ蘇って来る。
異常な程に屈折した愛情と憎悪の哀れな感情が。
そして、二人の男の表情。
裏を返したように、その意識がどっと雪崩れ込んできた。
……カート。
……あなたの思いは、決して無駄にはしない。
アリッサは意思を新たに呟きながら、白煙をあげる魂の住処をいつまでも見つめていた。
79 :
189:2005/05/19(木) 01:20:23 ID:0s3m0pWf
老人はゆっくりと、特別病室の入り口を潜った。
「……ここにいたのか、ドロシー」
男は血の跡を引きずりながら、ゆっくりと愛しいその妻のもとへ近づいていった。
妻は美しかった。どんなに色褪せても、どんなに傷ついていても、妻の美しさは自分だけが知っていた。
よく笑っていた唇。感情を表す穏やかな目。優しさに満ちた表情。
もう動くことはなくても、その表情は穏やかなものだと人目で理解していた。
妻の前に立ち、跪いた。
「……もう二度と、君を離しはしない。……いつまでも一緒だよ」
男は妻の体をきつく抱きしめた。
これで離れる事はない。
男に安堵の表情が蘇って来る。
「……ドロシー……ドロシー……!」
男は最後に、それだけ呟いた。
瞼から安らかな雫が零れる。
ドロシー。
出会えてよかった。
私の、誰よりも愛した女性。
きっと、これからもずっと一緒でいられる。
この先に新しい二人の営みが待っている。
建物が最後にひとつ、震える。
崩れ落ちる天井が、二人の夫婦を静かに包み込んでいった。
80 :
189:2005/05/19(木) 01:25:04 ID:0s3m0pWf
終わります。
これ程長いものを書いたのは初めてでした。
そのうちまた何か書いてきます。
では。
ノシ
乙!次回も待ってるお
GJデシタ!
保守
86 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:26:44 ID:hh2T4hbF
誰かデビット×ヨーコ頼む!
87 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:43:38 ID:4DrjJaAV
>>86
同意!
「だめだよ・・デビット・・・っ・・ゃあ!」みたくムリヤリ??(笑)
ホシュ
89 :
86:2005/05/30(月) 19:33:30 ID:6r1Cpi06
>>87 そう、そんな感じもいいなw
あと個人的には体操服ヨーコを…ってシチュがいいな…
90 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 21:09:10 ID:GTFYrLGL
ケビンにヤられるヨーコをデビットが目撃とかもいいな!誰か来てくださあああああい。
ノシ 俺書いてみる
92 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 21:56:05 ID:GTFYrLGL
>>ありがとう★楽しみに待ってます。
93 :
92:2005/05/30(月) 21:56:39 ID:GTFYrLGL
上のは>>91ですた
94 :
89:2005/05/31(火) 01:12:36 ID:4lVJBK1v
今、レベッカの書いてるだけどさ
彼女って、設定的には処女の方がいいかな?
どう思う? 0とリメイクを見る限り、処女っぽくないけど。
経験くらいあってもいいんジャマイカ
ちなみに俺はないぞ!!!(血
97 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 17:31:51 ID:wSdkrpxQ
デビット×ヨーコ!!!!!
スマソ。質問です。
ヨーコ書いてみるノシした奴ですが、背景のシチュは事件発生前、解決後の穏やかな設定にするか、本編のような設定か、どれがより興奮しますか?
99 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 21:40:19 ID:s04PT3VN
事件前か本編と同じでお願いしますm(__)m
189さんの降臨も楽しみにしてます
保守
102 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 02:28:55 ID:97fOMbKw
ディノクライシスはスレ違いですか?(・ω・
>>95 処女でも経験ありでもカモンカモーン!!
して、かんじんのお相手は誰ですか?ビリーだと嬉しいな
104 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 23:16:43 ID:PvakXdUY
デビヨコ神さんまだかなぁ〜。ジョヨコのレイープも良いなぁ〜。
ここってsageなくてもいいのか?なんかこの間からヨーコ受希望してるやつが
ずっと上げてるけど。
qba9abc 閲覧数 : 116
韓 : 韓国 120万北朝鮮 170万中国 900万三国の陸軍が日本本土に上陸すれば...
作成時刻 : 2005.06.11 09:22:14
日本のすべての生命体は全滅だ.
お前たちのお母さんと兄弟はレイプされて血なまぐさく死ぬ.
三国が日本に宣戦布告をすればアメリカは恐ろしくて
日本の救援要請を無視する.
アメリカで捨てられて三国の見代わりになる日本...
日本の最後は惨めだ.
107 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 16:47:29 ID:T+1OfJdh
sage
バイオ4のSSが見たい
ヨーコ受けもうちょっと待ってくれ…アウトブレイクは案外難しいよorz
性格を損なわないようにしなくちゃ。
確かにヨーコは性格つかむの大変なんだよな…
がんがれ!待ってるよ。
ぶっちゃけヨーコって需要あんの?あんなキモヲタじゃ萌えない…
自分の好みのキャラじゃなくても黙っとくのが大人
ここは21歳未満立ち入り禁止の板です
ノシ 需要あるよ。
>>112の言う通りかもな、職人さん達は別に俺等から金貰ってる訳じゃないし、ましてや書かなければいけないと言う義務もないし、あくまで善意だからな。
んで流れ読めなくてすまんが俺はクレアが好き
>>102 激しく亀だが
俺は別にいいと思う
同じカプコンだし。
116 :
102:2005/06/15(水) 10:49:34 ID:XaiNPXoI
クレア好きだ!
バイオモノのエロパロSSおいてるとこどっかないですかね?
出来れば3くらいまでの世界観で。
バイオ4キボン
120 :
102:2005/06/19(日) 07:52:17 ID:9kasva9t
保守
保守
亜種
GC版のジルエロ過ぎ(;´Д`)
ジルはミニスカになってから好きになったなぁ
あと個人的な事ですまないけどリッカーに凌辱されるクレアってのが個人的に激萌え
GCバイオ1のリメイクでジルをハンターに押し倒されるところを録画して抜いた
ほしい人あげてもいいよ
130 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 13:46:13 ID:7mzIhNqw
age
カルロス×ジル きぼんぬ
132 :
189:2005/07/03(日) 22:19:59 ID:4xp+LKCH
ご無沙汰でしたが、保守がてら書いたssを投下します。
今日はジルです。暇な人見てやってください
>>91 >>95 いつまでも待ってます。是非読みたいっす。
藁をも縋る思いで洋館に迷い込んだジル・バレンタインらS.T.A.R.S隊員は、新たな脱出経路を探るべく
建物内を探索していた所だった。
何故このような立派な作りの洋館が、ひっそりとこのアークレイ山中に建っていたのかはわからない。
加えて一行がこの洋館に飛び込んだ時にはつい最近まで人が生活していたような痕跡もあり、疑問を
残す点が現状としていくつも数えられたのだが、脱出経路が無くなった今となってはそのような事に
探りを入れている場合でもなかった。
それ程状況は逼迫していたのだ。ジル達アルファチームの本来の目的は行方を眩ましたもう一つの
チーム、ブラヴォーチーム隊員の捜索だった。しかし現在、ジル達アルファチームに死亡者が出た上に
辺りは化け物達が犇いている。このままでは自分達の命も脅かされると考えた一行は方々に別れ、
とりあえず館の内部を探る事になったのである。そして見つけた、ブラヴォーチーム隊員の亡骸。
ここに来て残存するアルファ隊員は、数名の生存の可能性があるブラヴォー隊員を捜索しつつ退路を
確保するという考えに至り、ウェスカーの指示で再び分かれた現在、残るジル、バリー、クリス、そして
ウェスカーの四人はそれぞれ館内部を彷徨い歩いているところだった。
ジルはとある個室の扉を注意深く押し開けた。
勿論館内部の把握の為でもあるが、同時に、ここに来る途中に使い果たしてしまった唯一の武器M92Fの弾薬を
どこかで調達出来ないものかと隈なく探し回っていた事も理由の一つにある。
ジルは焦燥にあった。武器の無い今、再び化け物が襲ってきたら、という懸念を払拭しきれぬ為である。館の移動は
緊張が常に絶えず、とにかく抗える術の無い自分にとってまず一番に考えるべきは戦闘の回避と念頭に置き、足音を
殺して周囲を注視した。ぎし、ぎしと軋む床板が余りにも心許なく、ジルはその額に汗が吹き出る思いだった。
部屋を見渡し、何者も居ない事を確認する。そこは何の変哲もないただの個室で、ベッドに本棚、クローゼット、
そして机などがそれぞれ壁際に置かれていた。ジルはそこでようやく安堵の息を漏らすと、つかつかと部屋内に踏み込み
机の引き出しやサイドテーブルなどを物色し始めた。しかし期待とは裏腹にお目当ての弾薬は見つからず、ジルは
はあ、と溜息を漏らし、疲労の溜まった脚を落ち着けようとベッドにすとんと腰を下ろした。
ふと視線を上げれば、正面にクローゼットが見える。
ジルは再び腰を上げて、木製のクローゼットの傍に歩み寄った。クローゼットは微かな隙間分だけ開いていたが
中は暗くて見えない。ジルは取っ手を掴み、両の扉を開け放った。
途端、中から何かが勢い良く飛び出し、自分の体に覆いかぶさってきた。咄嗟の出来事にジルは思わず悲鳴を
上げてしまう。
それは死体だった。薄汚れた白衣を纏った、男の死体である。血の気は一切なく、何より触れたその
皮膚の冷たさで即座に理解できる。ジルは倒れそうになる体を足を踏ん張り懸命に堪えた。かなりの
重量だった。とても気分の良いものではないし、すぐにでも振り解きたい所ではあったのだが、ここで
予想外の展開がジルの身に起こったのである。
体が動かせないのだ。立ち堪え震える体は寧ろ男に吸い寄せられるように、意思とは反して何か
強い力で押さえ込まれていた。ジルはその瞬間、気付いた。腰や背中の辺りにある圧迫感は
死体の腕だという事を。気付いた時には既に遅く、ジルは死体───ゾンビの腕に抱きすくめられている
状態にあったのである。
ジルの眼前で、ゾンビの目の玉がぎょろりと蠢く。尚もゾンビはジルと体を密着させて来ると、ゾンビの
粘つく唇が、醜気の濃厚な荒い呼吸が、ジルの頬に触れるまで迫る。ジルは全身が総毛立った。
必死で顔を押し遣ろうと手を伸ばし、ゾンビの顔を退けようとしても構わずゾンビはジルとの密着を求める。
その挙動は凡そ知能の及ぶようなものではない、ただ本能的に不器用で、無駄だらけの挙動である。ジルの
腰に回されたゾンビの両腕は恐ろしい力で彼女の体を締め上げて来る。あまりの圧力にジルは苦悶の悲鳴を
あげながら腰の手を振り解こうと手を伸ばすも、待ち構えていたかのようにゾンビの顔が勢い良く近付き、
彼女の口内に蛞蝓(なめくじ)のようなおぞましい舌が滑り込んでいた。
ジルは咄嗟に顔を振って逃れた。胃液が喉元まで迫り、涙が瞳に溢れてくる。訳がわからず、彼女は無我夢中で
ゾンビの顔を殴りつけた。この時既にジルの両足は地を離れ、宙を彷徨っていたのだ。
ジルは辺りの状況も顧みず叫んだ。何度も助けてと繰り返し叫んでも、部屋の向こうの廊下は静寂を
保ったままだった。
ゾンビは抵抗するジルを無造作に床に叩き付けた。頭をしたたかに打ち付け、朦朧とする思考の中でも
ジルは腹ばいのまま、匍匐(ほふく)で床を這いずった。扉までの距離が絶望的に遠く感じられた。
ゾンビは震えながら必死に逃げようとするジルの姿を見下すと、下手糞な操り人形のように肩を揺らしながら
近付いてくる。そして交互に伸びる足首を掴むと、彼女の体をずるずると引き摺っていく。
ジルは床に爪を立て、引き寄せられる体を必死に捩じらせる。両足で何度もゾンビの体を蹴りつけた。
が、返ってくる感触はゴムのようで、体に寒気がぞくぞくと駆け抜けた。人を蹴った感触がしなかった。
一方のゾンビはそんなジルの姿を見て、哄笑したかに見えた。土気色に染まったその皮膚からは凝固しかけた
血が滲んでおり、ぼろぼろに脆く、剥がれ落ちた皮がぶらぶらと揺れ動いていたのである。
恐怖に全身が硬直し、もう哀願する声もかすれていた。体が接近するにつれてその光景が徐々に
はっきりと細部まで視界に映し出されていく。ジルは目を逸らせず、その光景に釘付けになってしまっていた。
ゾンビの腐臭が、肉の削げ落ちた腹が、掻き毟られたような傷が、白い眼球が、ジルの肉体を求めて
一つに蠢いていた。
ゾンビは今、ジルのすぐ上から彼女を眺めていた。
糸が切れたように膝ががくんと落ちる。そのままジルの体に覆い被さっていくと、一気に迫るその
グロテスクな光景にジルは絶叫した。
手を伸ばして、ゾンビの柔らかく気味の悪い体を受け止める。その体は想像以上に重く、ジルの
伸ばした腕は肘から曲がり、圧迫に震えた。それでも残る全力を振り絞らなければならなかった。
馬乗りになったゾンビの肉の腐った臭いが、顔を背けても鼻を突いてくる。ゾンビの喉がしきりに動くと、
ジルの首筋に唾液がつうっと一筋垂れた。
ゾンビは接近を拒むジルの両腕を掴み、凄まじい力で押し付けてきた。ジルの背中が床から離れ、
腕ががくがくと震え始めた。ゾンビの両足がジルの股を割り、左右の脚に絡みついてくる。腹部が、
呼吸でしきりに上下する。
状況の悪化にジルは絶望する。掴まれた腕がきりきりと痺れ始め、震えながら徐々に高さを失っていく。
ゾンビの唾液が今度は彼女の頬に垂れた。ふしゅ、ふしゅうと、ゾンビの漏れ出したような呼吸が
近付いていった。ジルの呼吸は震え、不規則に腹部が揺れている。それでも彼女は諦めず、懸命に腕に力を込めた。
唐突に、ゾンビが彼女の周りの部位より突出した胸元に顔を埋めてきた。その生暖かい感触にジルは
顔を振って、しきりに悶え始める。
豊満な弾力性に富むその乳房の頂点から垂直に、ゾンビは大きく口を開けてむしゃぶりついてくるのだ。
ジルの腕がまた一つ、がくんと下がる。粘り気のある蛞蝓のような舌が、乳房を這い回った。唾液に
濡れた胸元一帯はてらてらと透けて着用していた下着が徐々に浮かび上がっていった。
腕の力の方向が変わる。既にジルの腕はゾンビの顔が首筋に埋まる程にまで落ちていたが、ゾンビは
狙った胸元を執拗に弄んだ。ジルは堪らずに拍子の抜けた一つ高い声を漏らすと、呼吸を乱されながらも
歯を食いしばってそのおぞましい感触に耐えた。やがて頂点の突起付近を、ゾンビは待ちかねた様に
吸い上げる。衣服越しでも吸い付かれるその感触は伝わってきた。ゾンビの舌がしきりに蠢き唾液を
べっとりとシャツに染み込ませていく。
ジルは困惑していた。思考がうまく回らずにその分厚い舌の感触に身悶えた。視界がぐらぐらと捩れていく。
天地の感覚が徐々に愚鈍になりつつあり、車酔いにもにたその感覚に吐き気を催し始めていた。
やがてゾンビが顔を離す。彼女の意識が逸らされ始めた首筋目掛け口を開けたが、ジルはこれを
許さなかった。それを知ったゾンビは今度は反対の乳房を口に含む。
彼女は漏れそうになる声を押し殺した。
毛の抜け落ちたゾンビの頭が胸の上で蠕動していた。ジルは顔を背け、唇を噛みしめていた。
体に熱が走る。絡め取られたブーツの足先が、前後に動いた。嫌でも皮膚の感覚を鋭敏にされ
次第に爆ぜる熱が体の内部から表面へと押し出されていく。一連の最中、ジルが声を発する事はなかった。
鼓動は治まらず、血液の循環が全身に響き、そして目の前に映る視界を遮っていく。溜息一つで、ジルの
体からあっけなく力が抜けた。
それは意識した事ではない。例えるなら毒に侵されたような感覚だ。ゾンビは観念したかに見えるジルの
首筋に今度こそ大口を覆い被せた。皮膚にダイレクトに感じる粘り気に満ちた舌の感触が確実に
ジルの痺れを増幅させていく。
消え入るような声が、ジルの口から零れた。ゾンビはでろりとうなじに滲み出た汗の雫を舐め取っていく。
そして唸りながら、ジルの首筋、顎の下や唇に侵攻していくのである。
床に押し付けられたジルの指がひくひくと動いていた。口腔至る所を嘗め尽くされ、舌を取り押さえられ、啜られた。
侵入を阻止しようとした歯はこじ開けられ、ゾンビの唾液の味が口内に広がった。歯茎、舌の裏と
全てに塗りたくられたその腐った肉のような酸っぱい味に、ジルは口の端から胃液を零した。目の前に
閃光が走り、みるみる体から力が抜けていった。そしてしばらくのちにようやくゾンビはジルの唇から舌を抜くと、
激しく咳き込むジルには目もくれず、今度はジルの衣服を無造作に引き裂いていったのである。
ゾンビの爪が肌に少し食い込み、白い肌に爪跡が赤く残る。ジルは残る渾身の力で男を蹴り上げるが
無駄だった。ベルトが上手く外れない事に業を煮やしたか、ゾンビはベルトを引っ掴みジルの体ごと
持ち上げていく。いとも簡単にジルの体はゾンビに引き摺られ、宙に浮かび、そして叩きつけられた。
ジルはもう衰弱しきっていた。打ち付けられた全身が灼熱のように熱く、腫れ上がった。声にならない声で
何度もやめてと哀願したが、聞き入られる筈もなかった。やがてベルトの金具が外れると、ゾンビは
下着ごと一気にズボンを引き千切るように下ろした。そして再び体を揺らしながら彼女の体に一気に覆い被さり
股間から陰茎を曝け出したのだ。
その剛直は周りの部位と違い明らかに皮膚の色が違っていた。比較して見れば、血の巡りが一目瞭然である。
静脈が黒く鼓動し膨れ上がったグロテスクに爛れているそれを、ゾンビは何の前触れもなくジルの秘唇に沈めた。
ジルは悲鳴をあげた。ゾンビの肉塊が、自らに侵入すべく陰唇をこじ開ける。脚を懸命に振るが、ゾンビに
届かなかった。身動きが取れなかった。
それは、強烈な刺激だった。
彼女はゾンビの力に翻弄された。ゾンビの腰が何度も彼女を突き上げ、かき回し、肉を捕らえた。
体をより密着するように引き、柔らかな肌をそのざらついた指で撫で回し、ゾンビは喘ぐように呼吸していた。
ジルは口元から胃液を零したまま、空ろな視線で天井を見上げていた。断続的に吐き出される呼吸と
泣き声が、部屋に木霊する。
彼女の目の前で動く化け物は体を落とし、ジルの喉元にかぶりつく。片手で乳房を揉みしだき、一方の片手で
ジルの両腕を頭の上で押さえ付けていた。再び唇に舌を差し込もうとするゾンビにジルは必死に歯を食いしばったが、
やはりそれは敵わなかった。残る胃液とも唾液ともつかぬ液を啜りつくされた。その所為か、ジルは顎を上げたまま
再び胃液を逆流させた。ジルの目から涙が零れ落ちた。
ゾンビはがむしゃらに腰を突き動かす。奥まで到達した剛直は一度震え、そしてまた引き返し、再び
彼女の肉壁を押し遣った。痛みが何度もジルを襲った。それもその筈、満足に愛液さえ分泌されなかった
そこは男の侵攻に擦れ、加えて行為の相手を考えれば快感などあったものではなく、ジルはただゾンビが
一秒でも早く果てるよう、陰部に力を込める一方だったのだ。串刺しにされるような、そんな感覚に意識が
飛びそうになるのを必死に堪えていた。
時間が刻々と過ぎていく。
部屋の外は相変わらず無音に包まれており、部屋内に聞こえるのは二つの呼吸音のみだった。
ゾンビは口元をひしゃげながら、己の欲求を満たすべくひたすらに動き続けた。ジルの目線は既に、どこに
定まる事も無くただ宙空を彷徨っていた。
やがて男が一際大きく腰を叩きつけ始める。ジルは絶叫した。駄目、駄目だと心の中で何度も叫んだが、
止まらなかった。ジルの内部が、全てがゾンビに犯されていく。視界が振れ、奥へ、さらに奥へと彼女の奥底へ
何度も何度も放たれた熱の塊が溶けていった。ジルは顎を振り上げ、脚を曲げながら痙攣した。
呼吸が止まり、意識が徐々に薄れていく。逃げ出す事も叶わずに、ジルの腰はがっくりとその場に落ちた。
ゾンビは果てた陰茎をずるりと引き抜いた。ジルは顔を背けながら、ひくひくと泣き咽ている。
───だが、ゾンビがジルの体を手放す事は無かった。ゾンビは力無い彼女の体を引き摺ると
唾液の筋を伸ばし次第に大きく口を開き、そしてにたりと哂ったのである。
再び、ジルの悲鳴が部屋に木霊する。
部屋の隅に落ちているベレー帽の、S.T.A.R.Sバッチが薄明かりに光っていた。
140 :
189:2005/07/03(日) 22:29:42 ID:4xp+LKCH
次はクレア投下します。
乙かれっす
143 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 09:00:05 ID:k4xx447N
シェリーもできれば…。
・・・なんだか189さんてスゴイね・・・・・こりゃ神だわ・・
145 :
129:2005/07/04(月) 20:01:04 ID:el1Z8BU2
>>145 いただきますた…。どもありがとう。
二つ目、やばい('A`)
PS版にはこんなのなかった…。
147 :
129:2005/07/05(火) 17:20:09 ID:9pj5YFwC
148 :
129:2005/07/05(火) 17:20:49 ID:9pj5YFwC
passは bio0 でつ
149 :
189:2005/07/06(水) 00:49:11 ID:hxkOX5mT
>>129 頂きました、GJ。
…良い。特にレベッカの方素晴らしいです。
150 :
189:2005/07/06(水) 00:50:12 ID:hxkOX5mT
クレア・レッドフィールドは薄暗い警察署内を歩いていた。
兄でありS.T.A.R.S隊員でもあるクリス・レッドフィールドの消息を追い、インターステートハイウェイを
バイクに跨り一路、このラクーンへ辿りついたという訳だ。到着した頃には既に月明かりが街路に差し込んでいた。
市に入ったクレアは、人気の無いその街のあるバーで人食いに遭遇する。だが、そこに現れた
レオンと名乗る男によって危機を脱する事が出来た。レオンが話す所によると新人警官としてこの街に
赴任した直後であり、その初日からこのような事態に巻き込まれたのだという。
クレアはレオンの指示により銃を携帯するように言われ、爆炎に遮られた二人は別々のルートから、
警察署で落ち合おうという事になっていたのである。
警察署に到着したクレアはここも異常な状況である事を悟った。バリケードに遮られた扉、窓、そして、
瀕死の重傷を負ったマービンという警察官。一刻も早くレオンと落ち合う必要があった。
度重なる異常な事態に、さすがの彼女も疲労が見え始めていた。辺りには血の臭いや硝煙の臭いが
立ち込め、人間の姿は忽然として消えていた。そして立ち塞がった舌の長い怪物。しばらくの激しい戦闘により
傷を負った彼女は逃げるように、バリケードの残骸で犇く廊下を壁伝いに進んでいった。
呼吸で肩を揺らしながらバリケードに手を突くと、生乾きの血飛沫や埃が指に絡み付いてくる。
彼女は思った。
兄は、本当にこの街にいるのだろうか、と。
最悪の結果を考える事は無かった。あの強い兄が、いつでも自分を守ってくれた兄が、
こんな事では決して屈したりはしないのだと。きっとどこかで生きているのだと。
クレア自身も負けられなかった。そんな兄を思うだけで、前に踏み出す勇気がどこからか沸いてくるような気がした。
その時突如、バリケードの隙間から無数の手が伸び、彼女の体に纏わりついてきた。
クレアは叫び、その手を振り解こうともがいたが、如何せん数が多すぎた。数え切れぬ程の指に
捕らえられ、彼女はあっという間にバリケードに磔(はりつけ)になってしまったのである。
その節くれだった白い指は彼女の全身を這い回り、脇腹、首、腕をはじめ太腿や股間、胸にまで
食い込んでくる。クレアはいやいやと首を振ったが、思うように力が入らず逃れられない。
両脚を閉じたが、すぐに脚を開かされるとそのまま思い切り開脚させられる。
彼女の体は臀部から持ち上げられ、宙に浮く格好となってしまう。
やがて服の隙間から、指が彼女の皮膚を蹂躙し始める。
クレアは引き攣った声をあげ、じたばたと体を振らせた。
指は彼女の乳房の形を変え、頂点の蕾を弄り回す。脇の下を弄び、膝裏を指でなぞり、耳の穴にまで
その手が及ぶと、股間に入り込んだ手が彼女の秘部をまさぐり始めるのだ。
更には後ろから臀部を撫で回し、その窪みに沿って指をなぞらせるものも居たものだから堪らず、
彼女は悲痛な喘ぎを漏らした。
一際甲高いその声はどこか戸惑うように、また焦燥するかのように感じられる。
その声に興奮を増したのか、バリケード向こうから伸ばされる手の主達はさらに彼女の体の柔らかな女肌の感触を欲した。
バリケードの向こうから、荒い鼻息が無数に聞こえてくる。
クレアは恐怖に強張り、歯をかちかちと鳴らしていた。闇雲に火照らされた体から、冷や汗が滲み出る。
呼吸が乱れ、クレアは顔を背けながらも自分の体で蠢く手をじっと見つけていた。
隙間なく這わされた白い手は、彼女の体を隙間なく覆いつくし、蠢いていたのだ。僅かに見える服がごそごそと
隆起しており、その光景に彼女は意識を失いかけた。力を失った彼女の体は宙でゆさゆさと揺れ、時折
漏らす呟き声のような呼吸はか細く、背後の呼吸音の群れに呑まれて霧散した。
股間に伸びた指が陰唇を押し広げ彼女の内部へと侵入して来た。何度も指の抽送を繰り返し、かき回す。
クレアは首を横に、一層悶えた。次第に彼女の奥底から愛液が滑り始め、指を濡らしていった。
全身を撫で擦る愛撫に、彼女はくらくらと眩暈がするほど感覚を研ぎ澄まされ、目の前が曇っていった。
吐息は自然に熱く熱を帯び、頬は紅潮してくる。徐々に艶色を抱き始めるその声が、如実に物語っていた。
彼女の唇に行き場の無くなった指が殺到する。そうして差し込まれた指に彼女は懸命に歯を立てるが、
何本も口内にねじ込まれた指はクレアの歯をこじ開け、舌に絡みついた。クレアは苦しそうに唸ったが、
もう目の前の視界も指に覆われて何も見えず、彼女はくたっと顎を揺らせるだけだった。
その時だった。バリケードがみしみしと音を立て、亀裂が入ったかと思うと一気に砕け、彼女の体は外に
引き出されてしまった。
外に見えたのは、ゾンビの大群だった。
クレアの声を聞きつけて群がってきたゾンビの群れは隙間なく押し寄せ、箍(たが)が外れたかのように
一斉に手を伸ばし、彼女の体に掴みかかったのである。
クレアは悲鳴をあげながら、ゾンビの間に埋もれ、波に飲まれ、そして見えなくなった。
ゾンビ達は舌を伸ばして我先にと地に群がった。びりびりと何かを裂く音が聞こえ、やがて彼女の着ていた
ジャケットや下着、ブーツなどがゾンビ達の塊中央から放り出された。
その中から彼女の悲壮な叫び声が微かに、そして何度も聞こえてくる。
一度目は一際高く、二度目に哀願を訴え、そして三度目は、絶叫だった。
そこには兄も警官の姿もなく、ただゾンビ達が蠢くだけの光景である。
クレアの悲鳴はゾンビ達がその場を去るまで、ラクーンの闇に溶けていったのだった。
エイダ・ウォンは、孤島の直中、とある施設で男と対峙していた。
男の名は、サドラー。教団のカリスマである。
遡る事数分前、アシュリーとレオンは爆炎の渦巻く部屋から脱出していった。サドラーは炎に飲まれ、その姿が
見えなくなっていた。エイダはヘリポートへと急いだが、その途中で現れたのは死亡したと思われたサドラーの姿
であった。サドラーは走るエイダの前に突如現れると、そのまま彼女の首を掴み、壁に体を叩き付けたのである。
エイダは苦痛を訴え、綺麗に整えられた眉を顰めた。叩きつけられた衝撃で、所持していた銃が地を転がっていく。
ぎりぎりと締め上げるその手に彼女は指を食い込ませると、脚をばたつかせた。圧倒的な力で締め上げるサドラー
は口端を歪めると、エイダの表情をじっくりと睨め回した。
その美しい顔立ちが、苦痛によって歪められる光景にサドラーは哄笑した。エイダはそんなサドラーの顔目掛け唾を
吐きかけた。
サドラーは静かに顔を拭い、より一層の力を込めてエイダを締め上げた。エイダの目が見開かれ、
声なのか呼吸なのかもわからぬ音が喉元から発せられる。脚をしきりに振っていたエイダが壁に踵を押し付けると、
履いていたヒールの爪先から刃が飛び出す。エイダはサドラーの胸に、深々とその刃を突き刺した。
途端、サドラーの力がするりと抜け、エイダはそのままどさりと地に倒れた。激しく咳き込むエイダは横目でサドラー
の様子を伺った。サドラーは刺された胸元をじっと凝視していたが、やがて顔を上げると、何事も無かったかのように
エイダに哂いかけて見せたのだ。
エイダは息を呑んだ。すぐさま体勢を立て直し、転げた銃を拾おうと身を翻したが、その脚に何かが絡みついた。
サドラーの袖口から伸ばされたその触手は更にもう片方の足を絡め取り、エイダの体を引っ張り上げる。
同時に何本も触手を伸ばすと、それらを両腕、腰、首、全身至る所に巻きつけていく。エイダは必死に
空中でもがくが、その姿を見たサドラーは高らかに笑い声を響かせたのだった。
ゆっくりとエイダの体が、サドラーの眼前に近づけられる。まずサドラーは、刃の突き出たそのヒールをゆっくりと
脱がせた。更に太腿を撫で回すように伝い、ドレスをはだけさせると、括りつけてあるナイフを静かに抜き取る。
そのナイフを手に取り、彼女の胸元に突きつけると、ゆっくり楽しむかのようにナイフを下に下ろしていく。
ぴり、ぴりと徐々にドレスが引き裂かれ、まず胸元が露になる。感嘆の溜息を漏らすサドラーを見て、エイダは
反吐が出る思いだった。徐々に臍、そして黒い下着が曝け出され、ドレスは真っ二つになり、はらりと身から
落ちる。サドラーは腹部から臍、そして下腹部までを指でなぞると、下着越しに陰部を撫で擦った。
エイダは表情一つ変えず、サドラーを睨め付けている。その表情にサドラーは顔を接近させると、大きく口を開いた。
その中から不意に、もう一本の触手が飛び出してきた。その瞬間現れたエイダの一瞬の隙を突き、触手を彼女の
口内に滑り込ませる。いきなりの出来事に彼女は目を丸くさせた。侵入してくる触手に歯を立て、噛み付くが
その触手はゴムのように弾力性に富み、侵入を阻止する事は適わず、彼女の喉元を突いた。さすがのエイダ
もこれには堪らず、口の端から声を漏らした。触手表面に生えた細かい襞(ひだ)のようなものが伸び、彼女の口内を
蹂躙して蠢く。唾液を絡め取り、舌の裏を這い回る。そして触手の先端から、何かの液が吐き出された。
喉元深くまで到達したその液体を、彼女は飲み込まざるを得なかった。何度も吐き出されるそれを静かに飲み込むのを
確認すると、サドラーは下着にナイフを掛け、切り裂いた。
一糸纏わぬ彼女の裸体が曝け出され、サドラーは満足げに微笑を漏らすと、いよいよ乳房に手をかけ
念入りに揉み始めるのである。
エイダは触手を振り解こうと体を振らせたが、更に彼女の体をぎりぎりと締め上げる。苦しそうにエイダは顎をあげ、唸った。
サドラーは乳房に見える桃色の突起に舌を伸ばした。じっくりと、味わうように嘗め、口腔に含むと吸い上げる。
手は彼女の陰部に添えられている。そこに位置するもう一つの蕾を、節くれだった指で丹念に擦り上げた。
やがてエイダの体に徐々に変化が見られ始める。埋め尽くされた口の隙間から漏れる吐息は熱く、
体が徐々に火照り始めていた。こんな愛撫に屈する気など毛頭ない彼女は、その変化に戸惑いの色を
隠せなかった。全身の感覚が研ぎ澄まされ、四肢でぞろりと蠢く触手の動きにさえ、敏感になってしまっている。
それが何故なのか気付いた頃には、既に彼女はサドラーの手の内にあった。
ずぶ、ずぶと口内の触手が蠢くと、彼女は全身を振るわせた。股間では、サドラーが彼女の蕾に吸い付いている
ところだった。舌で何度も大きくなった蕾を転がし、吸い付き、更に下方の割れ目を舌でなぞると、じっくり
味わうように舌を内部に侵入させてきた。少しずつあふれ出す藍液を啜り、口内で転がす。その甘美な味わい
にサドラーは更に欲望を募らせていった。侵入を果たした舌で蜜壷をかき回す。彼女は知らず知らずの内に
甲高く喘いでしまっていた。
頬を赤らめて目を閉じた彼女の口は大きく開かれ、全身をくねくねと振らせ、舌から逃れようと
悶える。が、サドラーは尻に両腕を食い込ませ、先程までの陰湿な愛撫とは違い、貪りつくように顔を
押し付けてきたのだ。彼女は一際甲高い悲鳴を口の端から漏らすと、全身を痙攣させて秘部から愛液を放出した。
その愛液はサドラーの顔面にぱたぱたと降り注いだ。両の足の指がわなわなと曲がり、全身を縮める。
やがて力が抜けると、彼女はがっくりと四肢を垂れ、表情を地に落とした。
サドラーは顔の愛液を嘗めとりながら、肩で息をするエイダの姿をじっと観察した。太腿を愛しそうに撫で、
彼女の顎を持ち上げる。視線を固定させた上でゆっくりと彼女の太腿を持ち上げ、舌を這わせた。
柔らかな太腿に、唾液の線が引かれていく。彼女はその光景を目にしながら、ぞくぞくと体を震わせ、恍惚とした
表情を浮べるようになっていった。
しばらく執拗に愛撫した後、サドラーはようやく舌を離し、彼女と体を密着させた。エイダにはもう抵抗する気は無く、
顔を横に向けたまま動かなかった。サドラーは口内の触手を抜き取り、軽く唇を合わせると、更に触手の量を増やした。
それらは彼女の乳房に吸い付き、さらに股間をまさぐった。やがて、十分に濡れたそこを押し広げると、
ゆっくりと侵入し始める。エイダは嬌声をあげていた。
臀部にもその触手が触れ始める。一方で、侵入をあっさりと果たした触手が徐々に動きを早めていった。
エイダの口から、溜息が漏れる。どんどん奥深くへと侵入していく触手は、彼女の膣口を何度も叩いていく。
腹部が隆起し、蠢く様子がはっきりと見て取れた。更に菊門からもう一本の触手が彼女を貫くと、交互に動き始めるのだ。
彼女からは想像もつかぬ様な甲高い声をあげ、その快楽に喘いでいた。周りを見れば、サドラーの配下達が
わらわらと彼女の周りを取り囲んでいた。恥辱に塗れ、彼女の目にはとうとう涙が溢れてきていた。
サドラーは笑いを押し殺し、情けなくよがるエイダの醜態をじっくりと眺めていた。陰部からは愛液が吹き零れ、
口からは涎が垂れている。さらに触手の動きを早めればエイダはあっさりと陥落し、悲鳴をあげて愛液を噴出させた。
サドラーは震えるエイダの体を地に放った。どさりと倒れたその表情には、先程の表情とは想像もつかぬ程
艶色に満ち、弱りきっていた。
サドラーは配下達に一言告げ、その場を去った。途端、固唾を呑んで一部始終を守っていた男達の目つきが
変わり、ぐるりとエイダを取り囲んだのだ。
エイダは腰の砕けた体を懸命に起こし、その男達の表情に絶望した。首を振って何度も哀願するが、男達は
構わず卑下た笑みを浮べながら徐々にエイダに近付いていった。
エイダの後ろから、一人の男がエイダを引き倒した。それが合図のように、エイダの体目掛けて一斉に
男たちが飛び掛っていく。
エイダは弱弱しく絶叫しながら、男達の体に覆い尽くされ、そして見えなくなっていった。
>>145 該当ファイルが存在しません。
再うp希望
m9。゚(゚^Д^゚)゚。プギャーーーッハッハーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒーーーーー
>>148の動画を基に誰かSS書いてくれませんか?
161 :
160:2005/07/06(水) 18:19:56 ID:FOPp/bR/
>>160 レベッカは部屋の入り口で所持するショットガンを構えていた。その狙いは前方で蠢く巨大な怪物だ。
彼女は震えていた。何しろ相手は見た事も聞いた事もない生き物である。虫が巨大化した形態の異形の
怪物は、レベッカの姿を野球のボールのような眼球で捉えると、体勢を低く身構え、”狩り”の姿勢を崩さなかったのだ。
徐々に怪物はレベッカとの距離を縮める。長くて甲殻に覆われたその足には、先端に鋸(のこぎり)の様な鉤が
いくつも生え、その表面は毛でまみれていた。ちらちらと蠢く触覚は、レベッカとの距離を正確に把握している
事だろう。腹部はグロテスクに蠕動し、今から味わうであろうレベッカから漂う匂いに興味を抱いて早くも
活発になりつつある事が伺えた。
レベッカは子供の頃からの虫嫌いも祟って、完全に硬直していた。こんな巨大化した虫の体を細部まで拝める
ような事態に陥ったのだから、彼女にとってはショックどころの話ではない。加えて命を脅かされる絶体絶命の
窮地に陥った事で、レベッカの思考回路は全て短絡したように、何も考えられなくなっていたのである。
呼吸が何度も不規則に止まりかけ、気管がひゅっ、ひゅっ、と酸素を求めていた。
足は立っているのが奇跡的な程だ。構えた銃口はどこに狙いを定めているのかわからない程に震え、
残弾も把握していなかった。
レベッカは構えながら泣き咽た。かすれた悲鳴を上げながら、迫りつつある怪物の姿が視界に大きくなると鼓動が
警鐘を訴え始める。
そして怪物は動かぬ獲物を前に臆する事無く接近、足元まで迫ると大きな顎を開くと、巨大なその身を立ち上げる。
前脚でレベッカの両肩をがっちりと掴み、自重に任せて彼女の華奢な体を床に押し倒していったのである。
レベッカは悲鳴をあげ、近づく怪物の体を必死に押し返そうと足掻いた。
顔先にまで迫った怪物の顎はがちん、がちんと凄まじい音を立ててレベッカの柔らかな肌を脅かした。全身に
どっと汗が吹き出し、怪物の油臭い体臭がつんと鼻を突く。こうなってしまってはもうレベッカは無力に等しいもので、
怪物の圧倒的な圧力と重さに際しレベッカは声さえ失った。例えるならば、巨大なコンクリート片が体の上に載った様な
女の腕力ではどうしようもない程の圧力。レベッカの腕は前足に捕らわれ、あっという間に捻じ伏せられてしまった。
容赦なく怪物の顎が目前に迫る。レベッカは痙攣を起こし、瞳からすうっと意識が薄れていった。鋭利な顎が彼女の
首筋に食い込むと、怪物はその桃を突く様な感触に狂喜したように腹部を震わせたのである。
レベッカは朦朧とする意識の中、短い唸りをあげた。肌に食い込んだ怪物の顎と、自分の心音が同期したように
どくん、どくんと鼓動した。その鼓動は全身に大きく響き、その度にレベッカの体がびくんと跳ねた。
怪物の腹が自分の下腹部に押し当てられ、やはり鼓動していた。腹部に発生した膨らみは、波打つように
腹部を前後に移動させる感触が伝わってくる。自分の血液を吸われているのか、それとも何かを送り込まれているのか
はわからなかったが、レベッカは体が徐々に麻痺し、全身の筋肉が弛緩していくのが理解できた。
レベッカの心の中は絶望に埋め尽くされていく。声は途切れ途切れに震え、言葉らしい言葉はもう出てくる事はなかった。
怪物がゆっくりと体を離すと、レベッカはぐったりと項垂れて動かなかった。
押さえつけられていた手は前脚に食い込み、血が滲み出ている。肩口には怪物の噛傷が残り、周囲の肌は赤く
染まっていた。
レベッカは顔を床に投げ出し、震えている。先程から徐々に熱を失っていった体はとうに冷え切っており、彼女は
目を閉じたまま歯をかちかちと震わせていた。
毒だ。
怪物に、毒を注入されたのだ。
彼女は咄嗟に、そう思った。今、この症状を治癒する手立ては勿論あったのだが、動かぬ体では腰に取り付けた
サイドパックまで手は届かず、そうこうする間にみるみる体力が失われていく。
その頃、怪物は触覚で彼女の体を弄っていた。胸元から徐々に南下し、体中を探っていくと、レベッカの体は
ぴくりと反応を見せる。
やがて怪物は彼女の股間をしきりに弄り始め、狙いを定めると、彼女の着衣を無造作に裂いた。
ぽっかりと曝け出された陰部に頭を近づけ、両脚を太腿に食い込ませると、顎の下からさらにもう一つの突起物
を伸ばし始めたのだ。
その先端は塗装用の刷毛(はけ)の如く細毛がびっしりと生え、突起表面には粘液が絡みついている。
恐々と薄目を開けたレベッカはそのグロテスクな光景に恐怖した。
乱暴に玩具を扱うよう、レベッカの股間が怪物の目前に差し出されると彼女はいよいよその意味を知り、
呼吸を詰まらせながら大粒の涙をぼろぼろと零し始めた。
静かに、先端の細毛が彼女の陰唇に触れた。体を動かす事も出来ないレベッカは、その生々しい感触に
途切れ途切れの悲鳴を上げるのみである。部屋内には彼女の声だけが響いていた。
先端部が秘部に飲み込まれると、いよいよ怪物は突起を伸ばし、みるみるその姿を彼女の内部へ沈めていく。
異様に長く、そして太いそれは彼女の許容を超え、それでもなお奥に踏み入ってくるのだ。
彼女はその苦しみに死んでしまうかと思われるほどに絶叫していた。ぐっ、ぐぶっ、と、入り込んでいく異物は彼女の
膣を埋め、震える。やがてその動きが止まると、彼女の下腹部に不可解な力が加わっていくのだった。
レベッカの内部から、怪物は彼女を吸い上げていた。
下腹部表面がぐっと沈み込み、差し込まれた異物の形が肌に浮き彫りになっていく。その形は複雑に角度をつけて
やがてとぐろを巻くように到達していた。下腹部が静かに動き、それを目にした彼女は子供のような悲鳴をあげ
恐怖に泣きじゃくった。腹部に感じる、未だ感じた事の無い力は冷え切った彼女の秘部に直接働きかけると、
愛液の分泌を促すのである。怪物はレベッカの体液を吸い、異物がそれにあわせて脈動していた。
彼女の体から残る力が消失し、やがて感覚すら鈍くなると、股間に挿入された管の苦痛すら感じなくなり、麻酔を
受けたように眠気がレベッカを襲うようになる。
彼女は股間で体液を啜る怪物にあわせて震えながら、投げ出した視線を必死に凝らした。
意識を失ったら最後、待っているのは怪物の餌食となる”死”のみである。
更に怪物は彼女の腰に脚を食い込ませ、貪るように啜り上げてくる。腰から血が浮かび上がると、その僅かな感触に
レベッカは再び意識を振起した。が、同時に弛緩しきった陰部から込み上げるものがあった。
管の上方からぽろぽろと液体が零れだす。腰の刺激と筋肉の弛緩により、彼女は失禁してしまっていたのである。
だが尿道口から溢れるその液体さえも管の上に零れ落ち、細毛に纏わりつき吸収されていった。
レベッカはもう下腹部を見ないように勤めた。指を動かそうと意識し、視線で自分の指を追った。
感覚は無いが、微かに指が持ち上がる様子が見える。そしてその手にはショットガンが握られていた。
重いトリガーを引くためには、こんな力では引けるはずも無い、が、それでもレベッカは諦めずに何度も何度も
トリガーに指をかけた。もう死は目前に迫っている。これが最後の抵抗であると言う事は彼女自身が理解していた。
もう助かる術はない。
助けも来ない。
怪物がレベッカを堪能する間中、朦朧とした意識の中で彼女は諦めずに何度も繰り返した。
その時だった。
急に視界がずらされていき、ショットガンを握った手は上方へと視界から外れていくのだ。
怪物は管を通したまま、彼女の脚を掴んで引き摺り始めたのである。
目指すは部屋の壁にぽっかりと大口を開ける空洞。
途端、レベッカは何も考えられなくなった。
怪物は、彼女の体を巣穴へ引き摺り込もうとしていた。ずるずるとレベッカの体は引き寄せられ、
みるみる壁へと近づいていく。彼女の血の跡が床に残された。
そしてそのままレベッカの姿は穴に隠れ、部屋には誰も居なくなったのである。
レベッカには、意識という意識は既に無かった。
ただ目をぼんやり見開いているという、ほぼ気絶に近い状態である。視界は闇に覆われ、何も見えなかった。
きりきりと、虫の鳴き声が無数に聞こえる。後に聞こえるのはじゅくじゅく何かを啜る音のみ。
レベッカの体に無数の脚が纏わりつき、口内に管が差し込まれると、虫達は獲物を獲て腹を一斉に震わせた。
レベッカは鼓動だけを感じていた。
無数に群がる音の中で、唯一つはっきりと伝わる、自らの心音。
どくん、どくん。
ゆっくり、確かめるように響くその音はレベッカにまだ息づいている。
その他の音はもう聞こえない。この音さえ、聞こえればそれでいいのだ。
確かに自分は生きているのだ、という事を唯一確認できる術だった。
───私はまだ生きている。
レベッカは安堵に包まれると、何も見えない空間の中、ゆっくりと瞼を下ろしていった。
168 :
160:2005/07/06(水) 21:54:17 ID:FOPp/bR/
169 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 04:26:12 ID:EFp1BUO1
あげ
ここに来るのは初めてだがクリス×クレアをキボン
インモラルインセストですか。
あのクリスが…。面 白 い。
神、お待ちしております。
というか
>>129氏・・・本気で再うpをお願いしたい・・・
173 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 15:02:22 ID:XJW3gSND
デビヨコ希望したんだけどさ
釣られた?
>>173 ひょっとして
>>86-104あたりで
デビヨコデビヨコいってageっぱなしなのはおまいさんか?
書き手の意欲をそぐ見事な発言だな
漏れも読みたいけど、これじゃきっと引き受けた側も嫌気が差すだろうな……
デビヨコ言ってたのは自分もです。もう一人いらしたんですね。ちなみに自分は173氏ではないです。
誰の影響なのかは知らないが、
なんか状況説明がダラダラ綴られているだけで
ちっとも面白くない、というか読む気がしないw
神とか煽てられていい気になってるんじゃないの?
1のイラストのジルも(・∀・)イイ!
青い制服の他の私服バージョンとか最高よ。
保守
181 :
( メ皿・):2005/07/27(水) 18:16:31 ID:ut3GxpoP
ジルの触手プレイきぼん
182 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:13:16 ID:xcTytGHd
ちょっとした油断から、ジルは、ロープで吊し上げられてしまった。
両手首を縛るロープは、中二階の通路の手すりに結わえつけられている。ブーツのつま先がようやく床面について、体を支えていた。
両の足首にも、ロープが巻きついていて、自由に動かせない。
あまりにも不注意だった。
家族を殺され、ゾンビに脅えている中年男が、自分に牙を剥くとは思わなかった。
ひとりで裏口から外に出ようとした矢先に、声をかけられた。
振り向いたとたん、ショットガンの銃把で思いっきり殴りつけられ、不覚にも気が遠くなった。
そして、気がついたら、このざまだ。
コンテナの中に引きこもっていたはずの男が、今は、ショットガンを手にして、目の前に立っている。
「どういうつもり?」
ジルは、男の顔を見すえた。たしかダリオ・ロッソというラクーン・シティの住民だ。
「おまえが外にでたら、化け物どもが入ってくる」
「この倉庫だって、そのうちゾンビたちに見つかるかもしれないじゃない。戦うしかないのよ」
「うるさい、黙れ!」
ロッソは、ショットガンをジルの胸の前に突きつけた。
ジルは、口を閉ざした。男の手が震えている。これ以上興奮させて、暴発されたらたまらない。
銃口が、バストの膨らみに押し当てられた。
「それより、もっと楽しいことをしよう」
「なに・・・、言ってるの」ジルの声が固くなる。
「こんなセクシーな体をして、意味がわからないはずはないだろ」
男は、ショットガンの尖端で、ジルの左胸を、服の上からつつき回した。
美しい半球が、くにくにと歪んだ。
なにしろ銃を扱っているのが素人なもので、ジルの緊張は高まる。
わきの下に、いやな汗がにじみでた。喉をコクッと小さく鳴らして、唾をのみこんだ。
「感じているのか?」
男の言葉に、ジルは首を振った。
「お願いだから・・・。銃は向けないで」
「それは、あんたの態度しだいだな」
ロッソは左手をジルの背中に回して、服をとめているボタンをふたつ外す。チューブトップの上端を、思いっきり下にずらした。
「ウウッ・・・」
ジルがうめく。
ブラジャーはつけてなかった。
はちきれそうな乳房が、ブルン、と揺れながら、姿を現した。
「これなら・・・」ロッソの瞳がいやらしく輝く。「銃をおろしてやってもいいかな・・・」
ショットガンを床におくと、両手を伸ばして、ふたつの乳房を鷲づかみにした。
むにむにとこね回しながら、つややかなピンク色の乳首を口に含む。張りのある乳輪を舐めまわし、乳頭を思いっきり吸いたてた。
「いっつ・・・」
ジルは、顔をしかめた。技巧のかけらもない、欲望のままの、荒々しい責めだった。
興奮しきったロッソは、すっかり理性を失った。
娘以外の若い女の肌に触れたのは、実に久しぶりだ。いや、こんないい女をもてあそぶのは、生涯で初めてかもしれない。
豊満な乳房はとても柔らかく、揉みたてる力にあわせていくらでも形を変えるのに、手のひらを重たげに弾きかえしてくる。
舌を思いっきり伸ばして、ふたつの丘はもちろん、胸の谷間や、わきの下を舐めまわした。
ミルク色の肌が、汗と唾液にまみれて、輝いた。
183 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:14:20 ID:xcTytGHd
もちろんジルは、このまま蹂躙されるつもりはなかった。
なんとか男を丸めこみ、腕のロープを外させることを考えていた。
反動をつければ足の先で、蹴倒すことはできる。しかし、腕を縛られたままでは、すぐに反撃をくらってしまう。
目をつぶり、男の責めに耐えながら、方法を模索していた。
「乳首が立ってきたぞ・・・」
ロッソが、目を輝かせた。
「く・・・」
ジルは、悔しそうに、視線を落とす。男の言葉どおり、固くなった乳首が、ツンと上を向いている。
「やはり・・・、感じているんだな」
「こんなの・・・」ジルは目をそむけ、感情を抑えた声で答えた。「ただの条件反射よ」
「ほう・・・。ならば、ここはどうかな」
ロッソは、ミニのレザー・スカートの裾をつかむと、一気に腰までまくり上げた。
下着は、薄い水色のスポーツショーツだった。
シンプルなシルエットが、かえって太腿から腰にかけての女らしい曲線を強調している。
太腿の付け根は、Uの字形に、ムックリとせり出していた。
足首を縛られているために、鍛えあげられた両脚は、ぴっちりと閉じられている。股間の真下にだけ、小さく三角形の空間があいていた。
男は左手でスカートを押さえながら、右手を内ももの狭間にこじいれた。
たまらない密着感だった。ピチピチとした肌が、中年のがさつな手を締めつける。
その手を股間までずりあげると、ショーツの下の縦筋を探るように、前後に擦りたてた。
「うぉっ・・・、イ、イヤ」
ジルは嫌悪感に顔をしかめた。
184 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:15:18 ID:xcTytGHd
ジルは、ショートカットの髪を左右に打ちふる。体をくねらすたびに、腰に巻いた白いセーターが、ひらひら揺れる。
男の指は、股間をねちっこく、こする。ぷにぷにとした感触が心地よかった。
ショーツの上から、クリトリスの位置を探りあて、小刻みに揺する。
「ァ・・・」
ジルは、頬を紅潮させながら、小さな声を漏らした。緊張感の連続が、彼女の神経をいつもより敏感にしている。
ロッソは、自分の責めに女が反応しているのを知り、やや落ち着いてきた。
女が特殊部隊の一員だとは知らないので、中年男らしい図々しさを取り戻す。
指の動きに強弱のリズムをつけた。
今では、ジルの性器の輪郭がつかめていた。下着は、ほんのりと湿り気を帯びている。
媚肉に食い込むショーツのサイドラインから、指先を内側に忍びこませた。
柔らかな陰毛を、さわさわと撫で、2本の指で縦筋をこじ開ける。狭間は熱く濡れていた。
指先を細かく震わせながら、クリトリスと膣口のあたりを同時に責めたてた。
「ァンッ・・・、ウッ、ック」
ジルは顔をそむけ、二の腕に唇を押し当てる。今は我慢する時だ、と自分に言い聞かす。
男が指を動かすたびに、ショーツが尻に食い込んだ。
185 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:16:28 ID:xcTytGHd
ジルの美麗な肉体を前にして、じっくりと責めることなどできない。
ロッソは、中腰の姿勢になって、ショーツをブーツのところまで下ろす。足首のロープもほどき、左右の脚を肩にかついだ。
「や・・・やめて」
ジルは形ばかりの抵抗をした。
必死に開脚を拒めば、男の力に抵抗できたかもしれない。しかし、この非常事態に無駄な時間が流れるのも惜しかった。
太ももの力を、すっと弱めた。
中年男の顔が太ももの間に現れると、ひざのあたりのショーツが、左右にピーンと伸びた。
「す・・・、素晴らしい眺めだ」
ロッソの声がふるえた。
長く美しい脚にふさわしい、きりりとした性器だった。
明るいブラウンの陰毛に飾られた割れ目から、ピンク色の花弁が顔をのぞかせている。肌の乳白色との対比が鮮烈だった。
ロッソは、生唾を呑み込んでから、瑞々しい股間にむしゃぶりついた。
「NO!・・・あっ。ああッ」
ジルは、手首を縛っているロープをにぎりしめ、おぞましさに耐える。
腰を引こうとしても、尻を男の手にがっしりと捕まれていた。
ロッソは、舌先で花びらを舐めたおしながら、若い女の甘酸っぱいエキスをじっくりと味わった。
いつまでも飽きが来ないというように、舌と唇を割れ目のあちこちに這わす。チュル、チュルルと、湿った音が、ほの暗い倉庫に響く。
やがて、上唇で割れ目の上部を押し開き、クリっとした肉芽を舌で転がす。肉莢の間から現れた真珠ほどの尖端を吸い上げた。
(あ・・・、ダメ)
ジルはひそかに心の中で叫ぶ。食いしばった歯の間から、熱い吐息をもらした。
男のねちっこい責めに、肉体の制御がきかなくなってきた。
もう一度、クリトリスを吸い上げられると、下腹部が勝手にわなないた。股間がジーンと痺れ、膣口から愛液をトロリと漏らした。
ロッソが、割れ目に息を吹きかけながら喋る。
「どうせ、倉庫の外に出たって、怪物に殺されるだけだ。・・・このまま、ふたりで楽しもうじゃないか」
ジルは、男を見下ろした。潤んだ瞳の奥に、強い意志を見せながら答える。
「・・・でも、このままの格好じゃいや・・・。お願いだから、手首のロープは放して」
「そうか・・・。いいぞ」
ロッソは、すぐさま中二階の廊下に走り、「おれだって、イタリアの伊達男の血が流れているんだ」などと、独り言をいいながら、ロープの結び目をほどいた。
つり上げる力が弱まったと見るや、ジルは手首を下ろした。
・・・が、喜びもつかの間。ロープは、腕を下ろせるほどに緩められただけで、相変わらず手首と廊下の手すりはつながったままだ。
「ねえ・・・、手首がまだ、縛られたままなんだけど」
戻ってきたロッソに、ジルは媚びてみせる。
「若い娘は、平気で男をたぶらかすからな。・・・信用できない。ロープを外すのは、もっと私を喜ばせてからだ」
そう言いながら、中年男はズボンをずらし、逸物をとりだした。
「あ、ちょっと・・・」
反射的に、ジルは男をそむける。
「はっは。ここだけは、若い者には負けん・・・。しゃぶっていいぞ」
口調は柔らかいが、逆らうことの許されない命令だった。
ロッソは、ジルの肩を押し下げて、その場にひざまづかせた。
ペニスは、すっかり凝り固まっている。尖端には、透明な液がねっとりと染み出ていた。
「そんな・・・」
亀頭が、唇に押しつけられた。
ジルは、しばらく迷う。が、意を決すると、「ハオッ」と吐息を漏らしながら、尖端を口に含んだ。
186 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:17:26 ID:xcTytGHd
怒りや屈辱感を胸の奥にしまいこんで、ジルは男根につかえた。
若い男に負けない硬さだった。いや、年をとっている分、色も形も醜悪で凶暴な感じだった。
ロッソは、彼女のつややかな唇が、ペニスに沿って上下するのを見守った。整った顔の下では、張りつめた乳房が、プルンプルンと揺れている。
土壇場に来て、人生最高の瞬間がやってきたと思った。こんなに思いっきり勃起したことなど、もう10年以上もなかった。
「し・・・、舌を使うんだ」
ショートカットのさらさらした髪を撫でながら、ロッソは命令した。
「・・・ん、ンググ」
ジルは、ペニスを口に含んだまま、肯定の返事をする。
言われなくても、そのつもりだった。たっぷり喜ばせて、相手を油断させようとしていた。
いったん顔を引き上げると、唾液にまみれた亀頭の裏側を、れろれろと舐め上げる。唇を幹に這わせながら、舌先を小刻みに動かす。
再び尖端を含むと、舌を傘の裏側に絡ませる。そのまま深く呑み込み、舌と上顎の間で幹をこすりつけた。
「ウオオッ!」
ロッソは、超絶テクニックに感激した。ねっとりとした舌の動きに、ペニスがとろけそうだった。
ほとんど泣きそうな顔をしながら、ジルの頭を両手でつかんだ。
射精の瞬間を、少しでも伸ばそうと、上を向いて耐える。
と、その時。
ジルがペニスを口から吐き出し、ロッソの体を力いっぱい押しのけた。
やや離れた床面まで体を転がし、ショットガンを拾い上げる。
銃把をわきの下にはさみ、縛られた両手首で、なんとか銃身を支えた。特殊部隊では、体を束縛された状態で銃を撃つ訓練も受けていた。
乳房と下腹部の翳りを剥き出しにしたまま、ショットガンを構える様子は、異様にエロチックだった。
が、ショットガンを間近に見て、ジルは愕然とする。
散弾が装填されていなかった
187 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:19:09 ID:xcTytGHd
「だから言ったろ。私は、若い娘を信用しないんだ」
ロッソは、積み荷の上に置いてあったハンドガンを手にとると、銃口をジルに向けた。
「これは、君がもっていた銃だから、弾丸は入っているよ・・・。こんな拳銃をもっているなんて、お父さんは警官かな?」
ジル自身が警察の一員とまでは、想像が働かないらしい。
「まあ、いい。・・・立ちあがるんだ。そして、後ろを向いて、そこの鉄柱をつかめ」
「・・・」
彼女は、役立たずのショットガンを床に落とすと、言われた通りにする。悔しさに唇を噛みしめている。
「そうじゃない」ロッソが苛立つ。「鉄柱は、もっと下の方をもつんだ。床から1mくらいの高さを・・・」
指示に従うと、自然に前屈みになり、尻を後ろに突き出すポーズになった。その姿勢のまま、手首が縛り直され、柱に固定されてしまう。
ロッソは、ショーツをつま先から抜くと、脚を60度ほどに開かせた。
「プリプリした、いい尻だ・・・」
ミニスカートからクリンと顔をだした生尻を、ムニッとつかむ。
「ウッ・・・」
おぞましい感覚に、思わず声をもらす。男は、構わずに、両尻をもみしだいた。
「だが・・・。反抗的な娘には、お仕置きも必要だな・・・」
男の指先が、深い谷間を滑りおりて、ぴたりと後ろの器官に重ねられた。
「い。・・・いや」
思わず腰を引く。が、すぐに静止するしかなかった。右の尻たぶに銃口がつきつけられていた。
アナルの表面をしつこく揉まれ、大臀筋がピク、ピクと反応する。
「こっちも好きらしいな・・・」
「そんな、ウァッ」
答えきらないうちに、ひとさし指がヌンッと狭い入口を潜り抜けてきた。
ジルは、ふくらはぎ引きつらせながら、のけぞる。全身から、どっと汗が出た。
幸い痛みは感じなかった。しかし、壮烈な衝撃だった。
188 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:20:04 ID:xcTytGHd
「痛くないらしいな・・・、見込みがあるぞ」
ロッソは、中ほどまで貫いた人指し指をくるりと回転させる。アナルの内側をなぞりつつ、親指を膣に差し入れた。
前後の穴に挟まれた筋肉を揉みたてるように、指をゆっくりと出し入れする。
やがてジルは、いてもたってもいられないような感覚に、身をよじらせ始めた。
「ッォア・・・、クンッ・・・、ウッ、ウッ・・・」
認めたくなかった。しかし、ずっしりとした快感が、波動のように湧きおこる。
肩や背筋に力を入れて体を押さえようとしても、乳房が勝手にプルプルと震えた。先端の乳房が、痛いほどに立っていた。
ロッソが、指の動きを速める。
「ォン・・・、だめ・・・、許して」
アナルの入口が、ぬぽぬぽ、と小気味いい音をたてる。対照的に、膣からは、ぬちゃぬちゃと湿った音が響いた。
指の出し入れが滑らかになるにつれ、魂が抜かれてしまったみたいで、抵抗する気持ちが失せた。
ロッソはしゃがみ込み、尻を舐め始めた。丸い丘を口にあてがって、形がひしゃげるほどに吸い上げる。
両指に力を入れ、膣壁をつねあげる。ハンドガンの銃身を、クリトリスにあてがい、強く押しつけた。
「ィヤ・・・、ア、うっ。・・・ンアッ」
ジルは、太ももをおののかせながら、男の指にどっと蜜液を浴びせかけた。
189 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:20:47 ID:xcTytGHd
指が抜かれると、ジルは思わず、がくっと膝をついた。
ロッソは、怒張を尻の狭間に滑り込ませる。休む間もなく、プッシーの中心をヌプリと貫いた。
「ゥアッ・・・」
ジルは、ゾンビに襲われたみたいな悲鳴をあげる。
悔しいという気持ちはある。しかし、すっかり濡れきった蜜壺が、勝手に男を呑み込んでしまう。
ロッソは、ヴァギナの締め具合を確かめるように、じっくりとペニスを押し進めた。
「うむむむ・・・」
根元まで入れおえると、極上の料理を口にした時のような、嘆声をもらした。
胎内は、暖かく、瑞々しかった。粘膜が幹全体をねっちりと包み、傘の裏側の窪みにまで襞が吸いついてくる。
しばらく、その感触を味わったあと、ゆっくりとストロークを開始した。
ハンドガンを床に落とし、女の体が逃げないように尻に両サイドをしっかりとつかむ。もう凶器で、脅す必要はないと思った。
たるんだ腹を、まろやかな尻にぶつけるようにして、ペニスを力強くぶち込む。
ジルは、鉄柱を強く握り、下唇を噛みしめて耐えた。が、我慢できたのも、つかの間だった。
「ッウ・・・、ッアッ・・・、ッン・・・」
責めが速まるにつれて、喉の奥から、か細い嗚咽をもらしはじめた。
男に打ち抜かれるたびに、体が前後に揺れ、豊かな乳房が、ぷるん、ぷるん、と震えた。
190 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:21:27 ID:xcTytGHd
ロッソは、腰をひねったり落としたりして、ペニスの角度を変えた。
時には、わざとゆっくり出し入れして、幹にまとわりつく膣壁の感触を味わった。
尻を鷲づかみしているので、谷間の奥がよく見えた。
引き抜くときには、充血した小陰唇がめくれあがる。ペニスの表面は、ジルの愛液で、すっかり濡れ輝いていた。
再び連打を送りこむ。
「アウッ・・・、ハウッ・・・、ッンフ、ア・・・、ンク、ゥハ」
ジルの、すすり泣くような声が、だんだん高くなった。
その合間にも、気を確かにもとうと、何度か首を振った。が、ズブッと、膣奥をえぐられるたびに、我を忘れてしまう。
逃れたい、という気持ちが、いつしか消え失せていた。
いったん諦めると、快楽の奔流に身を任すしかなくなった。
ロッソが、ジルの背中に体を重ねる。
両手を胸にまわし、乳房を絞り上げるようにして揉みたてる。
「ィイッ・・・、ッァハン」
ジルの声が、ひときわ大きくなった。
男はラストスパートをかけた。このまま、この女と死んでも構わないという気持ちになり、激烈な速度でペニスを打ちつける。
中年男の情念を浴びて、ジルも急速に登りつめていった。
「アァン、ォアアアア」
ジルは、すっかり自制を解いて、女豹のような絶叫をあげる。
次の瞬間、男性の先端から、濃厚な液がほとばしった。
「・・・!!」
体内に広がる樹液の熱さが、彼女を絶頂へと押し上げた。
開いた内ももをふるわせ、四肢を硬直させ、蜜壺でみっちりとペニスを締めあげていた。
191 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:22:02 ID:xcTytGHd
終わってみれば、あっけない感じがした。
ジルは、体の中でペニスが萎えていくのを感じながら、セックスの余韻の中に漂っていた。
ロッソの手が顎にかかり、顔を後ろにねじ向けられる。ぶつかるようにして唇が重ねられ、舌を入れられた。
口の中に入ってきた舌を、ジルは反射的に舐めとった。ふたりの唾液がとけあった。
(なんで・・・、こんな恋人のようなキスをしているんだろう)
ジルは、はっとして、理性を取り戻しはじめた。
が、唇を離そうとしたとき、膣の中でペニスが、ビクン、と動いた。
(うそ・・・)
唇の裏側を舐められながら、ジルは目を見開いて驚く。まだ熱気の冷めてない体内で、ペニスがあっという間に息を吹き返した。
彼女の美麗な肉体が、中年男に10代の少年のような回復力を与えてしまったのだ。
「あ、待って・・・、アン!」
再びペニスが抜き差しされ始めた。男の樹液を浴びたままの膣は、ヌッチャ、ヌッチャ、と卑猥な音をたてた。
(・・・なんてこと)
もう一度、喜悦の波が押し寄せてくる。ジルはいつしか男に向かって尻を差し出していた。
GJです!
なんで初代スレからの転載してんの
194 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 15:39:40 ID:jeoa0FAI
シェリー×クレアとか
195 :
556:2005/08/03(水) 10:11:16 ID:4wYncdLm
117さんまたエロパロ書いてくんないかな・・・('ω`
198 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:04:12 ID:j5hAbkbg
199 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:09:49 ID:j5hAbkbg
200 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:10:32 ID:ZqO3ioZe
記念パピコ
人生色々だな
キンタマSSも色々
あ、因みに僕バイオハザードやったことないです
202 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:13:54 ID:At3Q3t6k
俺も記念パピコ
203 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:15:01 ID:AK0UZXTK
204 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:18:46 ID:5kU5g0oy
205 :
よっぴい ◆cAyoppiimI :2005/08/08(月) 20:20:29 ID:J2Sp9Ygb BE:45279836-##
記念でございます
206 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:20:31 ID:DG8Tt2dv
さっきこのスレ保存してた人、頑張ってくださいね^^
207 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:24:16 ID:ZqO3ioZe
お前、見ているな?
208 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:24:19 ID:M4vcrO0C
気づいて早く
早く気づいて
209 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:25:37 ID:ZqO3ioZe
すごい
オナニー
しませんか?w
210 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:25:51 ID:xtHoIGED
記念カキコage
211 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:26:43 ID:DnA2PAGa
記念。
写るかな?
カワイソスwwwwwwwwwwww
m03さん、いまのところ対処法ないって?wwwwwwwwwwwwwwww
215 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:30:57 ID:OAlUMePL
ワロスwwwwwwwwwwww−=三⊂二二二( ^ω^)二⊃
216 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:31:09 ID:ZqO3ioZe
ウィルスはノートン先生にまかせろ
「俺の先生」で検索だ
217 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:31:45 ID:j5hAbkbg
218 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:32:35 ID:YQGYB2cK
最高のエンターテイナーだよ君は
219 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:33:30 ID:ZZbByeVR
個人情報は今のところ出てないっぽいから安心してもいいかも
たぶん
(・∀・)イイヨイイヨー
221 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:34:35 ID:lZ5wfnTt
まあ頑張れよwww
222 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:34:45 ID:DG8Tt2dv
がんばってexeを捨てるんだ!
223 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:34:58 ID:HdmxJLoY
記念パピコ
224 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:37:38 ID:233obE2n
がんばってー!もう少しだw
二種類に同時に感染してるらしいよ?
226 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:38:45 ID:ZajpqS1e
mayに映りたいから田中真紀子
227 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:38:51 ID:AK0UZXTK
あせって個人情報出るような物開かない様にね〜
228 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:40:00 ID:MCgq3cgJ
俺〜見てるか〜俺〜
229 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:40:29 ID:233obE2n
この期に及んで回線を切らないでよくがんばった!
感動した!
俺もmayに映るー
231 :
よっぴい ◆cAyoppiimI :2005/08/08(月) 20:43:45 ID:J2Sp9Ygb BE:15093432-##
しまった、ここは大人な場所だ
232 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:45:14 ID:JaLfNCNP
(・∀・)Yピース映ってるかな
233 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:45:23 ID:N2kVfjGx
がんばれスーパーロリッコ大戦m03!
悪いウィルスをやっつけろ!
235 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:48:27 ID:ZajpqS1e
キンタマや苺キンタマと同じ方法で駆除できると良いですね
つーかスレが四つあるので四つも起動してますよ
236 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 20:58:00 ID:Ya14x0pS
ܷܲܵܶ
もうこのスレは汚染されたぞ
保守
239 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 20:08:57 ID:rjKAfxJb
バイオSSが他スレに投下されているという現実を見ろ
そこだけかな?
243 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 17:06:54 ID:iO442RZ+
age
244 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 15:09:13 ID:UheUetl0
誰かして?
ܷܲܵܶ
ܷܲܵܶ
ガンサバ4のブルース×鳳鈴をキボンヌ
こまったスレだな
来たよ
来ちゃったよ
おまえら久しぶり
今日は比較的間接の具合もいい。
日頃の行いの良いわしの為に、おてんと様が高気圧ばかり運んで来てくれたんだろうな。
そこで前祝いをしようかと思う。
何の前祝いかって? ハハハ、それは秘密・・・・・と言いたい所だが、あんたにだけそっと教える事にしよう。
3だよ。
ファイル3。
わし、ファイル3にも出られる事に決まったんだ。
それも最終ボスとして、な。
ホッホ、どうだ。驚いたろう? まあ、事の発端はこうだ。
まず1作目。
わしは発生で惜しまれながら死んでいく役だった。
だがそんなのは実はおまけで、本当は最後の爆破の所で、BOWとして8人をしっちゃかめっちゃかに掻き回す筈だった。
それをどうだ! カプンコの奴らときたら非道いものだ・・・・・・!
アドリブでゾンビ化もしてやったのに、わしが腰痛で寝込んでいる隙に話を変えたんだ。
・・・・・・・・まあ、後日菓子折り持って来たんで、心の広いわしは許してやったが。
そしてファイル2。
ウェスカーも真っ青なボウとして出演して頂きますと言うので、期待して待ってたんだ。
それがあれか? BOWのボの字もありゃしない! 約束が違うじゃないか?
それにお前らもお前らだ。
リタだのUSSだの、ションベン臭いガキばかり使いおってからに・・・・・。
だがな、お前には感謝している。
お前だお前。そこのお前。そうだお前だ。あまりフロが好きでないお前だ。あ、いや、こりゃ失敬。
いつもマメな保守ありがとう。おかげで助かっている。ま、それはそうと
カプンコの奴らわしに、3ではなかなかいい役ですよなどと軽口を叩いておったが、担ごうったってそうはいかんぞ!
さすがの懐の広いわしも今度ばかりは勘弁ならんと思ってな、ちょいと捻り上げてやったのさ。
年寄りを大事にせいとな。
奴らの会議中に舎弟のニガーと乗り込んで、1人ガブリとやってきた。
奴ら、わしの本気を見て考え直したようだ。
3では主役格も霞む位のインパクトに仕上げる事を約束してきた。
と言う事で、前祝いのパーティーを始めよう。
とその前に、1、2、での落とし前を付けて貰おうか。
───復讐だ。
ハムラビ法典の何たるかを、女キャラを通して教えてくれるわ。
わしのような年寄りを舐めた事を後悔させてやる。
認めたくは無いが、わしら年寄りというのは僻み根性の塊だ。若さに対する羨望や嫉妬は大変なものなのだよ。
だがわしにも青春があった。
わしの若い頃なんかは・・・・・
っとと、長話になるといけない。そろそろ行く事にしよう。
「は〜あ、よいせ、と」
わしは公園のベンチからゆっくりと立ち上がり、小鳥のさえずりの中散歩を始めた。
こうして歩きながら考え事をすると、いいアイデアが浮かぶ事があるのだ。
まずおなごを物色しに行くに、足がいるな・・・・・。
わしは辺りを見回した。
「む、あれは」
大きな木の下にパトカーを停めて、仕事をサボっているデコスケがいる。
おそらくは居眠りでもしてるんだろう。
しめしめ、あいつを足に使って楽させて貰おう。
わしはパトカーに近寄ってみた。
車が小刻みに揺れてるんで何かと思えば、ポリースは居眠りでなくてマスをかいていた。
わしは窓をコンコンと叩く。
「もしもし。お巡りさん」
「ん?(チッ! 邪魔しやがって・・・・・)」
ポリースはさも機嫌が悪そうにウィンドウをほんのちょっと開ける。
「・・・・・・道案内か何かか?」
「いいや。まあ、ちょっとした話があるんだがの」
「・・・・・・・・・・・・・・・・(年寄りの話ってのは得てして長くなる・・・・・)」
若いポリースは手淫を止めて考えてるようだ。
「残念ながら本官はただ今取り込み中だ。悪いが他を当たってくれ」
「それなら仕方が無い。女の子の話だったんだがの・・・・・・これは邪魔をした」
わしは勿体つけながら歩いて行こうとする。
「Girls!?」
「Yea」
ポリースは閉めかけた窓を開け始めた。
「Girls,girls,girls.I dig girls!!」
とりあえず中で話そうと言うので、わしはパトカーに乗り込んだ。
「で!? 何なんだ? 女の話ってのは!」
「まあそう急くな。それよりもそのいきり立った物を何とかせい」
ポリースは前に広げたビニ本を自分の一物の上に被せる。
本の表紙には、官能数学エロ教師といった感じのおなごが逆見開きでいる。
悩ましげな眼つきで、デスクの上で艶めかしい豊満な乳房を惜しげも無く晒している。
大きく開いた股にスケスケでひらひらのパンティ、いやパンティとは名ばかり。中身の赤貝がまともに見えてしまうようなシロモノだ。
課外授業、センセが色々と教えてア・ゲ・ル、とある。
かわいそうに、勤務中に自慰とは余程飢えてると見えるな。
「兄さんパーティー好きかい?」
「ああ。乱交ならなおの事・・・・・大好きだ!」
「ほう。それなら良かった。これからおなごどもを狩りに行くんだが、良ければ車を出してくれんかの」
「もちろんだァッ! 喜んで!!」
うむ。若いもんはバカで助かる。
「じゃあ早速で悪いが、街の通りにでも出掛けよう」
「おう!」
───通りに着くと、兄さんは適当な物陰に車を停めた。
「へへっ・・・・・じいさん、どんなのがいいんだ?」
兄さんは本当に楽しそうに目を輝かせる。若造というのは単純でいい。
「俺はどんなのでもいいぜ」
少しは選好みせい。節操の無い。
「ようし、ではパーティーの始まりだ。わしが獲物をおびき寄せるから、兄さんは捕獲係りだ。良いな?」
「まかせな!」
「フォッフォ、頼もしい限りだの」
わしは通りのショーウィンドウの前で釘付けになっているおなごにあたりを付けた。
「兄さん、あのおなごはどうだ? ・・・・・やさしそうじゃあないか」
「ああ・・・・・いいな・・・・・」
わしは高鳴る胸を押さえて、ショッピングを楽しんでいるおなごに歩み寄った。
「もし・・・・・・そこな美しい女性の方・・・・・」
周りに人も居なかったんで、おなごはわしの方へ振り向いた。
「・・・・・何・・・・か?(いやだわもう! 美しいだなんて、おじ様ったら!)」
「ちょっと困った事があっての・・・・・・助けては貰えんだろうか・・・・・」
「あら、どうしたのおじ様、困った事って。わたしなんかで良ければ言って?」
女はわしにニコリと微笑んだ。
まったく人の良いおなごだわい。
「いやね、実はコンタクトレンズを落としてしまったんじゃ」
「まあ大変! すぐに探さなくっちゃ」
「・・・・・・あんた、親切だのぅ・・・・・」
「ううん、困った時はお互い様だもの。ちょっと待ってね、今見つけるわ」
おなごは足元から見始めた。
「落としたのはこっちだよ、薄暗がりでの」
わしは手招きしてみせる。
おなごは何の警戒も無しについて来た。
「どのあたりなの? 注意して歩くわ」
ビルの陰に入ると、そこに待ち伏せていた兄さんがおなごを捕らえる。
「ッ!!」
兄さんはすかさずガムテープをおなごの口に貼り、助けを呼べなくした。
・・・・・慣れてるのう。
担ぎ上げられて車に連れて行かれるおなごの落とした買い物袋を拾い上げ、わしも車に乗り込んだ。
「すまなんだすまなんだ、この兄さんに脅されてやった事なんじゃ許してくれぇ〜」
「おいッ!」
「〜〜〜ッ!!」
後ろ手に手錠をされて、両足首をガムテープで纏められているおなごに言い訳してみた。
「で? どこなんだアジトってのは」
兄さんが車を出し始めた。
パトランプを点けて信号をことごとく突っ切って行く。
・・・・・・そんな急がずともおなごは逃げんわい。
───ボーリング場の2Fに着くと、兄さんはわしが苦労して見付けて来た丸い回転ベッドの上におなごを寝かせる。
「さあ始めようぜ」
「まあ待ちなさいよ。気が早い気が早い」
「何言ってんだ、もう待てねえよ!」
若人というのはとかく生き急ぎがちだ。そこで我々が人生の指針を示してやる必要がある。
「より一層楽しめるように、これに着替えて貰うのだ」
わしはベッド横に置いておいたバニーガールセットを広げた。
「脱がしてまた着せんのかよ!」
と言いながら兄さんはおなごの足と口のガムテープをやさしく剥がし、サンダルを脱がしにかかる。
「そんなムダな事しないで、もうやっちまおうぜ!」
「無駄? お前はな〜んもわかっちゃいない。だからお前は甘ちゃんだって言うんだ。チラリズムというのはだな・・・・・・」
わしは見えそうで見えない美学の大切さ、重要さを噛んで含むように言って聞かせた。
「ああ・・・・・・・ああ・・・・・・・そうだな・・・・・・・ああ・・・・・(いいからもうやらせてくれよ・・・・・)」
「でだな、」
「ああ・・・・・・・・(なげーよ! まだかよ!)」
「・・・・・と言う事だ。わかるだろう?」
「ああ、良くわかった。わかりやすい説明だった」
「そうだろう? 感心感心。お前は若いのになかなか聞く耳を持ってるな、兄さん」
「そうかい(年寄り怒らすと怖えぇかんな・・・・・)」
「と言う事だよ美しいかた」
わしはおもむろにおなごに話を振る。
「ええッ!?」
「着替えてはくれんかの・・・・・・・」
わしは涙目を作り、訴えるように見つめた。
「おじ様・・・・・・」
「わかってくれ・・・・・誰からも邪険にされ、使い勝手が悪いの足が遅いのビジュアルが悪いの弱いのと、爪弾きにされて」
「もう言わないで。わたし、着替えるわ。それでおじ様が喜んでくれるなら・・・・・・」
「天使じゃあ! あんたは天使じゃああ!!」
「・・・・・っあ〜〜〜、そっちで着替えてくれな。ここで待ってるから、なるべく早く頼む」
兄さんは手錠を慣れた手つきで外すとおなごを行かせ、自分も開襟シャツのボタンに手をかけた。
───「これでどうかしら」
少ししてわしらの前に現われたおなごは、バニースーツがこの上なく良く似合っておる。
「早う来てくれ、早う早う! うさたんじゃ、うさたんじゃあ〜ッ!」
「ああ・・・・・うさたんだな・・・・・・(ただのうさぎ好きなだけじゃねーか!)」
「もう、おじ様ったらはしゃぎ過ぎ。ウフフッ」
うさたんは丸ベッドの上に腰掛けた。
わしはうさたんのほわほわのしっぽに頬擦りする・・・・・・・最高じゃあ!
寝タバコをしていた兄さんがやれやれといった顔でベッドの回転をオンにすると、ベッドはゆっくりと回り始めた。
「パーティーの始まりだ」
兄さんは、端っこに座って少しはにかんだうさたんを自分の方へ引き寄せる。
「うさたん、かわいいよ、うさたん」
わしは後ろから兄さんに抱かれたうさたんの股に顔を埋めた。
「網タイツ! 網タイツ!」
網タイツに頬を押し付ける。
いかん、顔が熱くなってきた・・・・・・。
きっとわし、トマトのような顔をしているに違いない。
「あまり血圧上がり過ぎないようにしてくれよ、じいさん」
「うさた〜ん」
わしは目を閉じてうさたんにキスを求めた。
「イヤッ! うふふっ!」
するとうさたんは噴き出してしまい、わしを見てくすくすと笑う。
「おじ様、あみあみになってるわ」
「地網にかかったみたいになってるぞ」
どうやら弾力性の無くなったわしの頬に、網タイツの跡が残ってしまったらしい。
「か、か、かまわんわいっ」
わしはうさたんの舌を舐め回す。
兄さんも大分ノッてきたみたいで楽しんでいるようだ。うさたんのスーツを剥いで、胸を露わにした。
「あんっ」
わしはその豊かな乳房の真ん中に顔を押し付け、両サイドから胸に押し潰されてみる・・・・・・・・たまらんわい!
「うさたん、このボタンは何だ? なあ」
兄さんはわざとらしく胸の2つの突起物を指差してみせる。
「兄さん、Push the button!」
「OK! スイッチオン!」
「いやあ〜ンッ」
「ううむ、どうもそれはうさたんを発動させるボタンらしいの」
わしはボタンをつまみ、舌で転がして本発動させていく。
「ひあぁっ・・・・・ん、んっ・・・・・んふぅん・・・・・いいっ・・・・・」
「じゃあ下のボタンはどうなってるんだ?」
兄さんはうさスーツを脱がそうとする。
「まあ待ちなさい。このスーツは特注のものだから、脱がさずとも良い」
わしはうさたんの股の部分にあるフックを外した。
そして網タイツ越しに見え隠れする秘密の花園に、手を合わせて拝む。
拝み終えた後、口を付けて花の蜜を吸ってみたが、網タイツに邪魔されて上手く出来ない。
ついつい血が滾り、わしはタイツを引き裂いてしまった。目を閉じて花の香りを嗅ぐ。
「ダメえぇ〜ッン」
「うさたん、捕食動物らしくケダモノじじいに食われてみな」
兄さんはうさたんの秘所のボタンを指で撫で回し、蜜が溢れ出し始めると指をなかに突っ込んだ。
「そら、ひっかけてやれ!」
「いっひぃ」
兄さんはうさたんのなかで指をくいと動かすと、ぴゃっ! と何か飛んできた。
「なな、何じゃ!?」
「あっはっはははは」
わしは頬に付いた液を拭い、舐める。
「しおじゃ! うさたんのしおじゃあッ!」
わしはうさたんの花びらに舌を這わせ、若いエキスを吸い取った。ボタンをいじめると蜜はどんどん溢れてくる。
そこへ兄さんが一物を押し当てて挿れてしまった!
「キャフゥッ! ・・・・・ン」
「ああっ! わしより先にいぃ」
「早いもん勝ちだ」
「おのれおのれおのれえッ!」
わしは腹いせにうさたんのボタンにあたる。強く舐め回し、クリだまを甘噛みしてやった。
「あひぁッ! お、おじ様、そんなにしちゃダメエアァ〜〜ッ」
「っくうぅーッ! 締まるぜぇッ! じいさんやれ! もっとやれ!!」
「これでもかこれでもか!」
わしはうさたんの栗と栗鼠をたっぷりとかわいがってやる。内ももと肛門がかすかにヒクついてきたようだ。
「ああっダメ! ダメ!」
うさたんのなかでは兄さんが一物を上下にピクピクさせているらしい。
兄さんは手に収まりきらない乳房を支え、しこったボタンをキュっとつまむ。
「兄さんに負けてなるものか!」
わしは核のボタンを苛め続けると・・・・・・わしの勝ちだ! うさたんはおそそをギュッギュッとさせ、一物を締め付けた。
「アアアッ・・・・・ウンッ・・・・・ウンッ・・・・・・・ウゥンッ・・・・・・」
「うああダメだ出るッ! 出ちまうッ! ううああ・・・・・はあっ・・・・・・あっ・・・・・・ああっ!」
「早いのう、兄さん」
「はあっ・・・・・あ、た、溜まってたんだしょうがねぇだろっ。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・」
兄さんが爽快な面持ちで大の字に寝転がると、うさたんは兄さんの一物を丁寧に舐めてきれいにした。
「ううーっ! ごちそーさん。パーティーサイコー」
「わしのも頼むう〜」
うさたんはわし自身を口に含むと舌をいやらしく動かし、わし自身を大きくした。
「まあ、こんなに元気になっちゃうのね」
わしはうさたんを寝かせるとその上に被さり、結合した。
「宇宙じゃ、宇宙のようじゃああ! わし、宇宙を飛んでるう〜」
「いやだあ! おじ様ったら、大袈裟なんだから。ウフフフフフッ」
うさたんが笑うたんびにそそがやさしく締まり、わしはもう天国にいるよう。
「うさたん、一緒にパラディーソーへ行こうぞ。昇天するんじゃあ」
わしはうさたんを喜ばせようと頑張った。
大きさや激しい動きでは無いのだ。角度だ。角度と持続力で勝負だ。
「お、おじ様ステキぃ・・・・・」
「だろう? だろう? 自分勝手に逝ってしまう若者には無い、枯れた良さがあるだろう?」
「あ・・・・・わたし・・・・・・もうちょっとで達しそう・・・・・・」
わしはガツガツしない、シルバーの余裕でうさたんをパライソへ連れて行って、帰って来た。
「おい・・・・・おい・・・・・・じいさん、生きてるか?」
わしは頬を軽く叩かれ、ゆっくりと目を開けると兄さんが心配そうに覗き込んでいる。
「ん・・・・・? わし・・・・・・?」
「ああ・・・・・やっと気が付いたか。・・・・・飛んでたんだよ。向うに逝ってたんだ。大丈夫か?」
「ん・・・・・・・ウ〜ン・・・・・・・。あれ? うさたんは・・・・・・?」
「今シャワーを浴びてる。・・・・・・・じいさん、あまり無理しないでくれ(死んだかと思ったぜ・・・・・)」
───わしらはうさたんを通りに送り返した。
感謝のしるしにと、さっき物欲しそうに見ていたショウウィンドウの物を買ってあげ、記念にとバニースーツも持たせる。
わしはうさたんと電話番号を交換し合い、時々会う約束をして別れた。
「じゃあね、おじ様。すっごく良かったわ・・・・・」
「わしもだよ、うさたん」
「また会ってね!」
わしらはうさたんが見えなくなるまで見送って、車に戻った。
「さあて次はどんなのにする?」
「そうだのう、今度は少し場所を変えよう」
わしらは海の方面まで車を走らせると、ミニトライアスロンの最中のおなごに目を付けた。
どうやら最後の種目のマラソンに入ったらしく、相当にバテが見える。しめしめ・・・・・。
わしらは浜辺に立ち、スポーツ系のドリンクを差し出して罠を張った。
「そこなお姉さん? ジュースをどうぞ」
「ハッ! ハッ! ありがと、ハッ! ハッ!」
おなごはわしの手からジュースを受け取ろうとして速度を落とすと、後ろから兄さんに捕まった。
「やっ!? 何!? あんたらッ!」
「お姉さん、あんたとけしからん事したいんじゃあ〜」
「悪りぃなネーちゃん」
兄さんは姉さんをうさたんと同じように捕らえると、担ぎ上げる。
わしらは人が来ないうちに車に戻った。
「お姉さん、後生だから暴れないでおくれ。あいたッ! わしが悪いんじゃない、兄さんに頼まれてやった事なんじゃあ〜」
「おいッ!」
「んーんんんんんんん! んんんんんんん! んんんんんんんッ! んんんんんんんんんんっんんんんッ!?」
「あいたぁッ!」
「おぅお、威勢のいいネーちゃんだ! ハハッ」
「お姉さん堪忍な、堪忍な、アァーウチッ!」
姉さんは思い切り体を捩ってわしを攻撃してくる。わしは目から星が飛んだ。
「あたぁっ! 兄さん、兄さんっ! 駄目じゃあ、痛くて敵わんっ」
わしらは姉さんをトランクに押し込めようとしたが、それでも暴れるのでドアが閉められない。
「移動は諦めよう」
兄さんは見切り良く、姉さんを担ぎ上げると走って行く。
わしらは防風林へ駆け込んだ。
「こんなきかないおなごだとは思わなんだ!」
「ハハッ、こりゃいいや」
兄さんは姉さんの手錠を一旦外し、松の木を抱かせるとまた手錠をかけた。そして口のガムテープを取る。
「ああっいかん! 取っちゃいかん!」
「この方が面白いぜ」
「ハアァッ、な、何すんのよあんたたちッ! ブチ殺すわよッ!?」
「そら、な。ハハハ」
「ちいとも面白くなんか無いわい! こんな恐ろしきおなご・・・・・・」
「ちょっ! やめなさいよ!!」
兄さんは姉さんのパンツに手をかけ、ズリっと下ろした。
剥き出しになった姉さんの粘膜を目にし、わしは反射的にむしゃぶりつく。
「Mmmmmmmmm・・・・・・・・ゴルゴンゾーラ・・・・・・」
汗でムレて香りを放つそれを舐め上げると、程よく塩気がきいている。いい塩梅とはこの事だの。
「美味じゃあ〜」
「ハハッ」
「この変態ジジイッ! 鬼籍に帰りなさいッ!」
!
「・・・・・あんた・・・・・酷い事を言うのう・・・・・・」
「何よッ! 棺桶に片足突っ込んでるくせに盛ってんじゃないわよ!!」
「う、う、うわああああああああん!」
「おいおいネーちゃん、年寄りにそれは禁句だ。老い先短いんだ、いい思いさせてやってくれ。な?」
「ふざけんじゃないわよ! 死になさいッ!」
わしはすっかり萎えてしまい、しょんぼりと砂土の上に座り込んだ。
「・・・・・やさしいおなごが減って、生きにくい世の中になったもんだのう・・・・・」
「まったくだ!」
兄さんはそう言いながらもいつの間にか出した自分の一物を、まだ何も用意がされていない姉さんの秘部に押し付けた。
「ちょっとあんた! やめなさいッ! やめなさいって言ってるのよッ!!」
「知るか」
「痛ッ! やめなさいッ! やめて! やめてよ!! 痛いでしょッ!? いやあッ!!」
「うん・・・・・ん、と。そうら入っちまった。熱いなあ! あんたのなかは・・・・・」
「は、走ってたのよ! 当り前でしょ!? いいから抜きなさいよッ! ぬっ、抜きなさいッ!!」
「うぅ〜ん・・・・・すべりが悪くて抜けねぇなぁ・・・・・」
と言って兄さんは腰を振る。
「やッ! やめてッ! 痛いッあっ痛っイヤッイヤアッ! ヒンッ! ヒッ! ヒイィッ!!」
「兄さん苛め過ぎじゃあ〜」
「じいさんッ! Smack fucking bitch up!!」
「イヤじゃ! 祟られるう〜」
兄さんはすっかりじゃじゃ馬の調教に夢中になってしまっている。
「ッタ! ッヒイアッ! イィヒイィッ! ック! ッフゥ! アフッ! ッタアァッ!!」
「兄さん手加減手加減・・・・・!」
「こういう気の強えぇ女をヒイヒイ言わせんのがいいんだろッ! なあッ! じいさんッ!?」
「わしじゃあ腰の位置が合わなくて穴に男根が届かんわいっ!」
兄さんはぐるんぐるん回して突きまくる。
さっきうさたんで一発出したせいか、持続力があるようだ。
おなごが涙声になっても兄さんは苦痛を与え続ける。
やがておなごはブルっと長い足を振るわせると失禁した。
わしはすかさず下へ潜り込み黄金水で喉を潤す・・・・・・・・。
・・・・・・わしに暴言を吐いた姉さんを何だか許せるような気がした・・・・・。
───わしらは放心しきってすっかり大人しくなった姉さんを車に乗せ、ゴール近くまで行ってから開放した。
兄さんはズレてしまった姉さんのサンバイザーを直すと、
「そら行け」
しりをポンと叩きゴールへ送り出した。
姉さんはヨタヨタとゴールへ向かって行く。
「あ、あ、あたしは負けたくないの・・・・・ッ!!」
姉さんは自分がトライアスロンをしていた事を思い出したらしく、しゃんとしてコースに戻ると走って行く。
老眼で良く見えたが、どうやら一位だったようだ。
遠くで姉さんが跳んだり跳ねたりして泣いて喜んでいる。
「さ、今のうちに逃げようぜ!」
わしは兄さんに手を引かれて車に戻った。
「さあ次はどこへ行こうか」
「兄さんあんた、タフガイじゃのう・・・・・」
───わしらは反対方向のシダー区へと車を走らせた。
マーブル川沿いに上流へ向かい、車を降りて歩いて行く。
森林浴、と言うのだろうか? マイナスイオンが気持ちいい。
「だが兄さん、こんな所に人がいるのかのう?」
「さあな」
わしらは森の中を歩き、ちょっとした草原に出ると辺りを見回す。
・・・・・・・!!
向うに見える小道に学生らしき女が歩いているのが見えた。
「兄さん、あれが見えるかい?」
「ん? ・・・・・・・ああ。・・・・・・・・鴨が葱背負って来たな・・・・・・へへっ・・・・・・行ってみるか」
兄さんはノリ気だ。だがそう上手くは行かなかった・・・・・。
「兄さんッ! 犬だッ!! 野犬がいるッ!」
おなごに近寄ろうとすると草原を駆けて来る影が、数体近寄る。
・・・・・犬だ! 野犬か? 番犬か!?
「じいさん落ち着けよ」
兄さんは取り乱したわしをなだめる。
「何も怖かァ無い、ただの犬だ。それにだ。俺は女には嫌われるが、どう言う訳か犬だの猫だの動物には好かれる。まあ見てな」
兄さんは獣達に向かって指笛を吹いた。
すると犬達は一瞬立ち止まり、短いしっぽを振りながら兄さんに歩み寄って来た。
てろてろの毛で覆われた体をくねくねさせて、兄さんに身を摺り寄せるのまでいる。
「See?」
兄さんはしゃがんでドーベルマン達の背中を撫で回すと、屈託の無い笑顔を見せた。
きっと犬達は同じ匂いを嗅ぎ取っているのだな。兄さんを獣仲間だと思っているんだろう。
しかし兄さんにこんな才能があったとは・・・・・!
チャンスだ! おなごの所に行こう!
「もし・・・・・・・・・そこなお嬢さん・・・・・・・・?」
お嬢ちゃんは振り返り、わしを認めると立ち止まった。
「・・・・・・はい・・・・・・・・」
「実は・・・・・・・道に迷ってしまっての・・・・・・・。ハイクに来たんだが、慣れない森で迷ってしまったようだ・・・・・」
「まあ、それはお気の毒に・・・・・・。このあたりはうちの敷地です。良ければ案内しましょう」
お嬢ちゃんはわしを気の毒がって、親切にしてくれた。
・・・・・・わしの演技力もなかなかのものだろう?
「そうだわ。もう家がすぐ近くなので、誰か家の者に送って貰いましょう。さ、こちらです」
「ああ待ってくれんか。連れがいるんじゃ。おーい兄さん」
草陰に身を潜めていた兄さんが犬達を従えて歩いて来た。
わしは兄さんに目配せする。
お嬢ちゃんを頂くのはお茶を御馳走になってからでも遅くは無い。
「・・・・・・・・・・・(どうしてお巡りさんまで・・・・・)」
「さ、行こうかの」
───森を進むと辺りが開け、大きな館が現れた。
「Hey! お前ここに住んでるのか!? What a fucking mansion!! こおぉ〜りゃすげえ・・・・・」
「中へどうぞ。お茶を飲んで一休みして行って下さい」
わしらは中へ案内され、食堂でお茶をすする。
高そうなお茶セットだ。割らないよう気を付けねば。
「この辺りで道に迷う人は大勢いますが、あの犬達に追い返されないでいた人は初めてです」
お嬢ちゃんは少々驚いているようだ。
兄さんはこの館に興味津々で、目を輝かせて見回している。
「なあ、家の中を案内してくれよ」
わしらはお嬢ちゃんについて館の中を見て回った。中でも兄さんが、
「ゥワオ!」
と言って大喜びしたのが、庭にある水を張った丸い池のような所だ。
おそらく火災時にでもここから水を引くのだろう。
お嬢ちゃんの勉強部屋らしき所に寄った時に、お嬢ちゃんは本を2冊開けて金と銀のメダルを取っていた。
そのメダルを丸池の脇に嵌め込むと、何と! 十戒のモーセよろしく水が真っ二つに割れたのだ!
兄さんはそれを見て大感激していた。
「これは天晴れ! 腰が抜けるわい」
「すげえなオイッ! 口の両端に縦線が入ったような手合が、なんかに乗って出て来んのかと思ったぜ!!」
───館を一回りし終わるとお嬢ちゃんは少し先まで送ってくれた。
誰かに車を出させると言ってくれたが、わしらは断ったのだ。
話をしながら歩いて行く。
お嬢ちゃんは顔立ちにあどけなさが残るので学生かと思ってたら、ウィルスの研究員だと言う。
館の地下施設と街の研究所を行ったり来たりして、日々研究に明け暮れているのだとか。
そうかそうか、なるほど。
これはひょっとすると・・・・・・・・・・・・・?
ヴァージンだな。
むふふ・・・・・・・・・・・・。
館から離れ、わしらはウィンクし合うと本来の目的に取り掛かかった。
「え? ・・・・・な、何ですか・・・・・? あ、イヤ! やめて下さい! ン! ムグウゥ!」
「すまねえな!」
お嬢ちゃんの口をガムテープで塞ぎ、手錠をかけ、足を縛り、担ぎ、兄さんと車まで駆けて行く。
鉄人レースの姉さんと違って怯えきって、暴れたりせんので後部座席に横たわらせる事ができた。
わしはお嬢ちゃんの涙を拭ってやる。
さっきまでフレンドリーに雑談していたわしらに急に襲われたんだ、無理も無い。
───アジトに着いた。兄さんは相変わらずさっさと脱がそうとする。
「兄さんや、いかんと言うとろうが」
「ウンン〜・・・・・・・またなのか? まァたなんか着せんのか?」
「これじゃ」
わしは古き良き時代の体操服セットを取り出して並べた。
「それからこれじゃ」
クローゼットを開け、体操マットを数枚持って来て床に並べる。しっかり耳も折るぞ。
「さあ兄さん、こっちに連れて来ておくれ」
お嬢ちゃんはかすかに震えてしゃくりあげている。
この様子なら手足を自由にしても問題あるまい。
「兄さん、鍵」
お嬢ちゃんの口と足のガムテープを取ると手錠を外す。
「さあさ、着せ替えしようね〜」
わしはフッ、フッ、と息を飲むお嬢ちゃんに構わず、脱がしてはまた着せていく。髪を分けて縛るのも忘れない。
「ハァハァハァ・・・・・!」
わしは興奮のあまり息が上がって来た。
それを案じてか兄さんが忠告する。
「じいさんわかってると思うが、ヒートし過ぎないように頼むぜ」
「わかっとるわいっ! ・・・・・さあ・・・・・始めるとするかの」
お嬢ちゃんは仰向けになったまま目に一杯涙を溜め、震えて口も利けないでいる。
「お嬢ちゃん? お前の為にわしが設定を作ってやった。よぅくお聞き」
「うぅんん〜・・・・・(ちょっと待て。また長くなるのか?)」
「兄さん、このお嬢ちゃんに乗っておくれ」
「お?(あ、あれ?)おうっ! よし来た!」
兄さんがお嬢ちゃんの上に被さり、抱きすくめる。
「ふんんーっ」
「・・・・・・・・お嬢ちゃん。お前は今、”お兄ちゃん”に犯られんとする所だ」
「っ!?」
「まあ聞きなさい。
・・・・・この警官はお前のお兄ちゃんだ。
お前のお兄ちゃんは正義感が強いので警察官になった。日々悪党どもと闘って、市民を守っている。
お前はそんなお兄ちゃんを誇りに思い、尊敬していた。
だがお前のお兄ちゃんが警官になった動機というのはこれ、不純極まりない。
ただ単に銃がブッ放せるからというのと、警官は女にモテるものだと思い込んでいたからだ。
正義感なんて欠片ほども無い。
お前は兄のそんな本心を知らずにいた。
そんなある日・・・・・・・The 近親相姦」
「・・・・・(やっぱなげェのか)・・・・・」
「いつもと変わらぬ平和な毎日の事だった・・・・・。
お前のお兄ちゃんは女に不自由する生活を送っていた。
いつも捕まえたと思っても片っ端から逃げられる。
とうとうあまりのモテなさにお兄ちゃんはキレてしまった。
ハメたくてハメたくてどうしょうも無い!
もう身近にいる女なら誰でもいい!
そこで最近女っぽくなってきたお前に目を付けたというわけだ。
お前のお兄ちゃんは見境いが無い。
ブラックバスのように動く物なら何でも喰らい付く。
女なら妹でもいい、メスなら何でも良かったんだ!」
「おいッ!」
「イヤあぁ〜・・・・・」
お嬢ちゃんはわしのトークで相姦の世界に引き込まれたらしく、絶望的な顔をして本気で嫌そうにする。よしよし。
「嫌か? 嫌か? うん? お嬢ちゃん。
今までずっと憧れだった兄が、急にお前を性の対象として迫って来たんだ。
それはもう、嫌だろう。信じたくなかろう。そこで、だ。
その暴走お兄ちゃんを止める方法がある」
「(オイオイまさかやめんのか?)」
「・・・・・・それは・・・・・・・」
お嬢ちゃんは知りたそうにする。
「それはお前の哀願しかないのだよ。兄の良心を揺り起こしなさい。さあ言ってごらん、お兄ちゃんやめて」
「お・・・・・お兄・・・・・ちゃん・・・・・・・めて・・・・・・」
「お嬢ちゃんそんなんじゃダメだ! もっと心を込めて言わないとお兄ちゃんをけしかけるぞ! 兄さん行けえっ」
「Yeeeeeeeeeees!!!」
兄さんはお嬢ちゃんの首筋に唇を這わせ始める。
「ヒィッ!」
「そうだ! その顔だ! 真剣に哀願するんだ! ちゃんと言わないからやめてが舐めてに聞こえてしまったぞ!
ハアハア! さあもう一度! お兄ちゃんやめて! ハアハアハアハアッ!!」
「(じいさんまた・・・・・)」
「お兄ちゃんやめて・・・・・・」
「真剣さが足りない! ハアハアそれではお兄ちゃんを止められないぞ! もっと! ハアッ」
「やめて・・・・・お兄ちゃんやめて・・・・・・ひどい事しないで・・・・・・イヤ・・・・・イヤァッ・・・・・・!」
「それだ!」
お嬢ちゃんはついに目を閉じて泣き出してしまった。兄さんは勿論やめる気配など無い。
「ハァッハァッハァッ、
・・・・・お嬢ちゃん・・・・・・もう諦めなさいよ・・・・・・。
お兄ちゃんはお前のその、まだ男を知らないぬっくい穴に自分のたぎる物を挿れてしまわない事には、
どうにもこうにも収まりがつかんのだ。
考えてもみなさい。
大好きなお兄ちゃんにヴァージンを奪って貰えるんだ、本望じゃないか。
もうすっかり、その身を任せてしまうといい。
お兄ちゃんに気持ちの良い事を教えて貰いなさい。
これでお前も立派な女になるんだ・・・・・もうお嬢ちゃんなんて言わせない・・・・・」
これから1人の少女を大人の女に生まれ変わらせるのだ。
わしは澄んだ心で天井を仰いだ。
「ッア〜・・・・・じいさん?」
兄さんが呼ぶので、わしは老眼を凝らして兄さんの顔を見る。
「ん、何じゃ?」
「浸ってるとこ悪いんだけどな、こいつは処女じゃないぜ。いい匂いはするが」
「なっ、何? 何だと!? そんなバカな!! ウソをつけッ!」
「いいやウソじゃない。な、お前これ知ってんだろ?」
そう言って兄さんはお嬢ちゃんの手を引き、自分のイチモツを触らせる。
お嬢ちゃんは小さくキャッと言うと目を逸らし、顔を赤らめた・・・・・・・・まさか・・・・・そんな筈は・・・・・・・。
「お前は処女じゃないと言うのか!?」
わしは嬢の肩を揺さぶった。
「お前が処女じゃないだとッ!? 処女じゃなくして何とするッ! ハアハアッ!?」
「いやあっ」
「許せん許せん許せんッハアハア絶対に許せんッ! そんなハアハアおぼこづらして非処女だとォッ!?」
「じいさん、でかい声出さないでくれ。怯えてるだろ・・・・・」
「ありえんありえんありえんッ! これだからハァ近頃のハァ若いもんときたら! ハァ・・・・・ハァ・・・・・」
「女ってなぁこんなもんだろが。何でそんなに怒るんだよ。むしろ処女じゃなくて良かっただろ、めんどくせぇ」
「おい女ッ! お前ッ! 貴様わしをナメてるのかッ!?」
わしのぱやぱやとしか無い怒髪が天を衝いた。
「 お前まぐわいをどこで覚えて来たッ! ええい言えッ! 言わんかッ!!」
「じいさん落ち着いてくれ、体に障る・・・・・(湯気が出てんぜ・・・・・こいつはやべェ・・・・・)」
「ウゥ─────ッ!!!」
兄さんの心配の通り、刺すような強烈な痛みにわしは心臓を押さえた。
こぶしで左胸を殴るが痛みは引かない。
それを見た兄さんが嬢の上から飛び起き、慌ててわしの上着を脱がしにかかった。
わしのこめかみに冷たい汗が流れる・・・・・。
「舌下錠持ってないかッ!?」
意識が飛びそうな中、兄さんが上着の内ポケットを探る。
・・・・・・そこ・・・・じゃない・・・・・・わ・・・は・・・・ズボ・・・・・・指さ・・・・・
───────────────痛みも冷や汗も引いた・・・・・・それから、少し反省した。
「・・・・・・・・兄さん、悪かったのう・・・・・」
「いや、いいんだ」
気付くとわしは体操マットの上に仰向けになっていた。
タイもボタンもベルトもチャックも外されて、楽なかっこうになっている。
兄さんが上から覗き込む。
これで二度目だ。また兄さんをヒヤヒヤさせた。
「すまんが起こしてくれんか」
「・・・・・もう少し寝ててくれ・・・・・」
案の定兄さんは渋った。
「起きたい」
だが、わがままな年寄りの押しに、しぶしぶと抱き起こしてくれた。
ゆっくりと起こされると、わしは部屋を見回す。
「嬢ちゃん・・・・・・帰ってしまったのか」
「まだいるぜ?」
首を捩って後ろを見ると、絞ったタオルを手にしたお嬢ちゃんが洗面所の方から歩いて来る。
そしてわしの前に座ると額をそっと拭いてくれた。
「お体の具合はどうですか・・・・・?」
「楽になったよ、ありがたい事だ。・・・・・・・のう、お嬢ちゃん」
「はい・・・・・」
「続きがしたい」
「ダメだ!」
「頼む、兄さん・・・・・・」
「ムリ言わないでくれ」
「兄さん達にはわからんのだ、カプンコに踊らされたわしの気持ちなど・・・・・・」
わしはイヤという程しょんぼりしてみせる。
「このままじゃ悔しゅうて成仏できん・・・・・・」
兄さんは唸って考えている。
だがウンと言ってくれるのはわかっておる。
年寄りの頼みを無下にはできんのだ。
「・・・・・・・・・・無茶しないって約束してくれ」
───続きを始めよう。
熱くなり過ぎたのを反省はしたが、非処女を許した訳じゃ無い。
わしはまた一から設定を話して聞かせ、お嬢ちゃんを相姦の世界に引きずり戻した。
兄さんに組み敷かれた嬢を問い詰める。
「言いなさい。どんな初体験だったんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そうか、言わぬのだな? 兄さんやってしまえ!」
「おうッ!」
「やめて・・・・・っ・・・・・・・やめてお兄ちゃん・・・・・・どう・・・・・して・・・・・・・・」
兄さんは楽しそうに体操服の上を脱がそうとする。
「違う違う違う! 違うと言うとろうが! だ〜からお前は坊やだって言うんだ」
「またか! ・・・・・チラリズムか・・・・・?」
「然り、然り」
「わかったよ」
兄さんは上を脱がしきらず、乳房の上までまくって止めた。
ブルマーも膝の所まで下げて止めた。勿論、靴と靴下はつけたままだ。
ここに赤白帽かハチマキでもあればまた違った印象になっていたかもしれん。
「兄さんもわかってきたのぅ」
「・・・・・・・・(注文の多いじいさんだ)」
「早く言いなさい。でないとお兄ちゃんにもっとひどい事をさせるぞ」
「イヤ・・・・・っ」
兄さんは嬢の体を撫で回し、徐々に興奮してきている。
「なら言うんだ」
「んっ・・・・・・・・・・大学の時でした・・・・・・・・くぅっ」
嬢がやっと話し始めた。
「兄さん! ・・・・・・しばし待たれぃ」
わしはハァハァしてきた兄さんに待ったをかける。
こんなオボコがどうやって男をつかまえたのか、聞いておかねば。
「・・・・・・ある日私はピーター先生に呼ばれました。
卵子提供のメリット、デメリットを詳しく教えてくれると言うのです。
授業が終わると先生が良く篭る隠し書斎を開け、私はそこで言われた通りに先生を待っていました。
・・・・・・生徒達がみな帰ってしまい、ひとけが無くなるとピーター先生がやってきました。
先生は集中できないからと言って書斎の扉を閉めてしまい、書斎には私達2人だけになってしまいました。
先生が話を始めます・・・・・。
卵子や遺伝子の興味深い話に私は聞き入り、夢中になってメモを取っていると・・・・・・・・」
「いると・・・・・?」
「急に・・・・・・急にピーター先生が私を押し倒してきたのです・・・・・・・・・。
私は必死で逃げようとしました・・・・・・。
棚に手をかけ立ち上がろうとした私をピーター先生が力一杯押さえ付け、その拍子に暗算大会のトロフィーが落ちて転がりました。
先生が大切にしていたトロフィーなのに・・・・・・・。
・・・・・・・先生はお構い無しに私に覆い被さります。
そこで私は抵抗するのを諦めて、最後まで大人しくしていました。
・・・・・・・それは・・・・・・・・とても痛くて乱暴な行為でした・・・・・・・」
お嬢ちゃんは当時の事を思い出してひっくひっくとしゃくる。
なるほど、初体験はレイプか・・・・・。
「先生は私に言いました。
今日の事は決して誰にも言っちゃいけない、喋ったら退学に追い込むからね。
黙っていいこにしていたら、悪いようにはしないよ、いいかい? わかったね・・・・・って。
・・・・・・・・ううぅっ・・・・・」
お嬢ちゃんは大粒の涙をぼろぼろこぼす。
わしは哀れになり、それをぺろりと舐めてやった。
「それからは、私と先生は定期的に関係がありました・・・・・・・。
私は誰にも言わなかった為か、先生の秘密の研究を内緒で教えて貰ったり、テストの内容を教えて貰ったり、
大事な抗ウィルスの発明をプレゼントして貰ったりなど、色々な面で優遇して貰えました。
・・・・・・お陰で成績も学校一でした」
忌まわしい記憶、か・・・・・・・。
何だか悪い話を思い出させてしまったのう・・・・・・。
「先生は・・・・・・・先生はそのうちに・・・・・・友人の外科医に私を紹介し、
言われるままに私はそのお医者様とも関係するようになりました。
・・・・・・・彼はとても紳士的でした・・・・・・・・。
性交のひと時を苦痛にしか感じなかった私を、生まれ変わらせてくれたのです。
それは、ピーター先生よりずっといいものでした。
それまで苦痛だったものが、楽しい、嬉しいものに変わったのです。
私は高い腕時計をプレゼントして貰ったり、高級なディナーをご馳走になったり、彼に大人の世界をたくさん教えて貰いました。
川下りや登山にも連れて行って貰いました」
な、なにぃ!?
いい思いしてるじゃないか!
・・・・・・・ゆ・・・・・・許せん・・・・・・・・。
「・・・・・在学中、私はずっと誰かのおもちゃでした・・・・・・。
ピーター先生は私を学長にも差し出しました。
私は学長の欲望が高まった時に学長室に呼ばれ、学長は私の体を好きなように弄びます・・・・・・。
学費も免除・・・・・。
お小遣いも頂きました。
私はアルバイトをする必要がなかった程でした・・・・・。
・・・・・・・その関係があった為だと思います・・・・・。
卒業が近付き、就職を考える段になると、学長はコネクションを最大限に使ってくれました。
・・・・・私は一流企業のアンブレラ社に就職する事ができたのです・・・・・」
「何! この街のライフラインのあのアンブレラか・・・・・!?」
わしは心の奥底で嫉妬の炎が燻り始めてるのを感じ取っていた。
「はい・・・・・・・。
就職すると、私はトップシークレットの部署に配属されました。
上司は研究の為なら何でもする、金縁のメガネをかけた冷酷な人です・・・・・・。
私はその上司にも目を付けられました・・・・・・・。
やはり定期的に関係を迫られ、断れませんでした・・・・・」
お嬢ちゃんは自ら涙を拭い、一息入れると気を取り直して再び話し始めた。
「アンブレラには音に聞く華やかな印象とは全く違う、裏の顔があります。
アンブレラもその上司も、神の摂理に逆らった恐ろしい研究をしているのです・・・・・・・。
・・・・・私は上司にどんどん重要な仕事を与えられ、給料もみなの5倍くらい貰うようになりました。
もちろん、誰にも言えません・・・・・。
私は・・・・・・一部の記憶まで操作され、洋館に住まわされ、私も悪魔の研究の一端を担っているのです・・・・・・・・。
もうこんなのイヤ!
誰か私を助けて・・・・・・!」
「お前なぞ誰も助けんわ!」
わしはいかんと思いながらもまた、頭に血が上るのを抑えられないでいた。
体を武器に世の中を渡って来たお嬢に、どうしても同情できなかったのだ。
「おおお男の世界に住んでみろ! そう上手くはいかんぞ! 犯してやる、犯してやるうっハヒーッハヒーッ」
「じいさんッ! ・・・・・頼むぜ・・・・・」
ヒートを心配してか兄さんがわしを制する。
「ええいわかっとるっ! ただちょっと動悸がしただけじゃ、案ずるな。いいから兄さん犯れっ! 犯ってしまえッ!」
「おうッ!」
「いやっ・・・・・・・いやあ・・・・・っ・・・・お兄ちゃん、お兄ちゃぁん・・・・・・」
「お前が悪い! お前が悪いのだッ! 処女じゃないお前が悪いのだあッ! お兄ちゃんに許しを乞うのだあぁッ!」
「お兄・・・・・ちゃ、・・・・・・ごめ・・・・・なさ・・・・・ぃっ・・・・・許し・・・・てぇっ・・・・・」
「わかった。許してやるから最後までやらせろ」
「ひあぁっ」
「お前は行く先々で男どもにヤラれ続ける運命にあるのだ! 教員にヤラれ、上司にヤラれ、挙句兄にもヤラれる。
次は犬か!? 犬にもヤラれてしまえ! お前はこれから毎晩のように兄の慰み者になるのだ!」
「そんなのいやああぁ〜・・・・・っ!」
「アメ公達のイチモツはどうだったんだ! Huh!? デカかろう! さあ言えッ!」
「・・・・・・・」
「言わんかァッ」
「お・・・・・・・大きいけれど・・・・・・・・・あまり・・・・・・・固くならず・・・・・・」
「なんだとぅッ!? 生意気な!」
「俺のは固くなるぜ? そら、触ってみな」
と助平な笑みを浮かべ、兄さんはまた一物へと嬢の手を引き、握らせる。
「やっ」
「ん? 待ちなさい。・・・・・・大きいけれど・・・・・・?
ナニと比べて大きいと言うのだ!
母国の男とか?
留学生か?
教師だけでは飽き足らず、生徒にまで手を出したと言うのか!」
「ち、違います・・・・・・特別に護身術を講義しに来ていた方です・・・・・・武者修行中の日本人男性です・・・・・・」
「固いのか? 固かったのかあァッ!?」
「じいさんッ」
「お前と言う女はァッ! フーッヒーッとんだ山師だッ! もう我慢ならん! 兄さんPussyを舐め回してやれッ! フウゥーッ」
「おうッ!」
「いやぁッ!」
兄さんが男好きの女淫に顔を埋める。
「ふぁ・・・・・っ・・・・・・・おに・・・・・ぃ・・・・・・」
「兄さん! どうだ、どうなのだ、エイジアのおまんこはどんなテイストだ!? チーズか? チーズなのか!?」
「いや! チーズじゃないッ・・・・・・・・マンゴー・・・・・パイナップル? ・・・・・・とにかくフルーティーだッ!」
「フルーティーなのかッ!」
「フルーティーだッ!」
「いやあああああああ」
「お嬢っ! このまま舐められ続けたらお前のフルーティーはぬるぬるになってしまって、突っ込まれてしまうぞ!」
「いっ・・・・・・っ・・・・・・・や・・・・・ぁっはあぁっ・・・・・んぅっ」
「いい? いや? どっちだhuh? ハッキリ言わんか! お前らの民族の玉虫色の美学なんぞクソだ!
謙遜だとぅ!?
つまらないと思う物をよこすのか!?
なあにがワビだ! サビだ! 錆びてしまえ!
それに血液型や身長、年齢に異様な執着を見せるのはお前らぐらいのものだ!
体臭など気にしてる場合か! このスシどもめ!
悔しかったらNO! NOと言ってみろ! Say NO!」
「NO・・・・・」
「Bullshit! I can't hear you!」
「NO!」
「まるで聞こえん!」
「ンノオゥッ!!」
「バカモノッ! お前らの文化でのNOはYESの意だ! お兄ちゃんは止まらない!」
「Yeeeeeeeees!!」
「そ、そんな・・・・・っ!」
「それを止めるにはわしのペニスを擦るしかない! お兄ちゃんを止められるのはこのわしだけだ!」
わしはズボンを脱ぎ、お嬢の手を引っ張ってわし自身を握らせた。
「ひゃっ」
「突っ込みてえ! 突っ込みてえっ!」
兄さんは楽しそうにイチモツの先っちょを天国の入り口でぬるぬるさせる。
「だっ・・・・・だめっ・・・・・だめっ・・・・・こんなの入らない・・・・・っ」
「今更何を言うかッ! さんざんアメ公達を喰っておいてどの口が言う!? 下の口で言うが良い!」
「じいさんを擦んないと入っちまうぜ?」
「そうじゃ! さっさとわしのデザートイーグルを手でコかんかっ」
「P・T!(しごきなッ!)」
「P・T!!」
「P・T!!!」
「P・T!!!!」
「イヤアアアア!」
お嬢は観念してか、わしを上下させ始めた。
「もっと強く! もっと早く! あふうぅ〜ン!」
そこで兄さんが我慢できずに楽園に突っ込んだ。
膝の間でブルマーが伸びる。
「アアアッ!」
「これは事故だッ! 入れたくて入れたんじゃない! 入っちまったんだ!」
兄さんはブルマーを邪魔そうにしながらお嬢の足を自分の肩に乗せ、一気に深い所まで押し込んだ。
「ひ! ゃあぁァァァァっ」
「う! ヤバイ! こいつぁ具合がいいぜ・・・・・」
「アジア人のまんこは狭かろう」
「ああ!! ・・・・・・気に入った!!」
「ひいぃ・・・・・っ」
「これ! 手を動かし続けんか!」
「俺のデザートイーグルはカスタムだあッ!」
「何をぅっ」
「P・T!」
「そうじゃP・T! イスラエル製!」
「P・T!!」
「それP・T! 弾8発!」
「ィッ・・・・ッヒイィィィ〜・・・・・ッ!」
お嬢は兄さんに突き上げられるたびに指に力が入る。
その当たりが妙に良くて、目を閉じると気分は空の上。お迎えが見える。
ペニスに意識を集中すると、性感が高まって来た。
雲の上から天使達が手招きしている。
そこから金の羽根の大きな天使がわしに舞い降りて来て、柔らかな羽根でわしを包み込んだ。
わしはひときわ強い高まりを感じ、お嬢の手をどかして自分でこき始めた。
「あふうぅ〜んっ・・・・・あっっふうぅ〜んっ天使様! 天使様! あっ!」
わしはP・Tを激しくする。
そろそろ・・・・・あっ・・・・・・!
「やめろじいさん! 俺にかけようとすんなッ!」
兄さんに胸をドンと押され、わしは後ろにでんぐり返った。
「で、出るぅっ」
今!!
「あっ・・・・・ふうぅ───っんんん・・・・・」
わしは肛門が天井を向いたままなので、自分のエッセンスをもろに顔にかけてしまった。
目を閉じてたのが救いだ・・・・・。
───わしはシャワーから出て部屋に戻って来た。
あいつらはまだヤッている。
しかもお嬢の服を全部脱がしてしまってからに・・・・・。
「兄さんや、そろそろ切り上げておくれ」
「もうちょっと・・・・・」
「わしゃもう前祝いのパーティーをお開きにしたい」
「ウンン〜・・・・・・」
わしがのんびり着替えている間、兄さんは突き上げを一層激しくし、お嬢の腰を跳ねさせると自分も無理矢理にイった。
───足元がおぼつかないので館の前までお嬢を連れてきた。
「また拉致りに来るぜ」
兄さんはお嬢と熱いハグを交わすと館の扉を開けて、促す。
お嬢は館へ入り、パーティーも幕を閉じた。
「はぁ〜・・・・・。ちぃとも復讐らしい復讐をせなんだ・・・・・」
わしは公園まで送り返されるとベンチに座り、ぼやいた。
「うさたんと知り合えたんだ、良かっただろ?」
「うん・・・・・・・ま・・・・・・・そうじゃな」
兄さんは帽子を被り直し、車に乗る。
そして切っていた無線を入れ直した。するとすぐに無線が入った。
どうも上司からのらしい。
声の主はほっつき歩いてる兄さんに腹を立てているようだ。
兄さんは軽く受け答えするとサイドブレーキを戻した。
「じゃあなじいさん。気を付けて帰れよ」
兄さんは行った────。
これで前祝いは終わりじゃ。
まあまあ楽しかった。
長生きするもんだの。
生きていれば必ずいい事もある・・・・・。
わしは沈んで行く夕日を見ながら、うさたんに貰ったメモ書きにキスをする。
さあて、と。行こうかの。
本祝いの計画を立てねばな。
最近圧縮がどうのと言われてるね
3本だて
夜勤明け、おまけに残業だ。
今日は人が居ないんだ、まあ仕方無い。
朝の忙しい時間帯を適当にやり過ごすと、俺は帰る用意を始めた。
そこへ2Fから戻って来たエリックが俺に言う。
「おいケビン、ウェスカー隊長が呼んでたぞ。帰る前に上に顔出せ」
へえ、隊長が? 一体何の用だ?
・・・・・ははぁ、STARS絡みだな? こりゃきっと朗報だぞ!
俺は急いで2Fのオフィスへ向かった。
赤い宝石を片手に掲げた像の所で、隊長とばったり行き会った。
「ああケビン。ちょうど探していた所だ」
「隊長! もしかして・・・・・・!」
俺はついつい顔がほころんじまうのを抑えられない。
早く言ってくれ・・・・・・・隊長!
「・・・・・・(どうやら面接の件と勘違いしているようだな・・・・・相変わらず楽観的な男だ)・・・・・実は・・・・・」
「食事会?」
「ああそうだ」
隊長が言うには、こないだの老いて尚壮んなじいさんのファイル3出演祝いパーティーを開くんだそうだ。
「さっそく今から館へ向かってくれ。アルファとブラヴォーの隊員達ももう向かった筈だ。その前に、署長室に寄ってくれ」
今からかよ! やれやれ忙しねェな。
なんてのは照れ隠しだ。あのChickに会える・・・・・! 胸が躍るぜ!!
・・・・・にしても隊長もニクイな。フフッ。
会食の席で採用を発表しようってのか? イヤ〜なおっさんだあッ!
俺はクイックターンすると所長室へ向かった。
「お前か」
署長は俺を見るなり新しく作った禿鷹の剥製を差し出す。
「お前パーティーに行くんだろう? これを持って行け」
VultureがVultureの剥製とはな。シャレがきいてるぜブライアン。いや、ほんの冗談だハハハ。
俺は剥製を抱える。
「壊さないようにそっと運ぶんだぞ」
「イェッサ」
「おっとそうだった。これも持って行け」
署長は兜のマークのある鍵を俺に手渡す。
「この鍵で開く2Fの部屋に、剥製のたくさん置いてある部屋がある。その部屋のどこか適当な所に置いておけばいい」
そういえばあの館、戸締りをきちんとしてたな。
ジョーカーを持って行くか。
☆印の連中はヘリで向かったらしい。
俺は足回りのソフトなパトカーを選び、剥製を乗せて館にやって来た。
相変わらずでけぇ館だ。
扉を開けると執事が出迎えてくれた。促されて衣裳部屋に向かう。
そう言えば隊長が言ってたな。
今日は仮装パーティーだから着替えて貰うとか何とか。
部屋に入るとクローゼットを見た。
様々な服やドレスが並んでるが、サイズの合いそうなのが幾つかあるようだ。
中でもUBCSというのが気に入った。
カルロス仕様とニコライ仕様とあるが、動きやすそうなんでカルロスにした。
俺は制服を脱ぐとUBCSに着替える。
こりゃ驚いた・・・・・・・何とアサルトまで付いてやがる!
マガジンもある、見た目も重さもまるで本物だ! こいつぁ凝ってるぜ。面白くなって来た。
ブラウンのコンタクトを入れて、整髪スプレーで髪色も少し変えて整える。
さあできた!
クローゼットを出ると巨大な鏡の前に立ってみた。
「誰だこりゃ!」
すげえ・・・・・! マジで仮装だ。
俺はアサルトを構えてニヤリとした。
脱いだ服を執事に預けると食堂に案内される。
俺の席はジルとクリスに挟まれるような形だ。
「ようクリス」
「ケビン。着いたのか」
クリスは背中に天使の絵のある革ジャンにズボン、と至って普段着だ。きっと合うサイズが無かったんだろう。
「夜勤明けのその足で来たんだってな、大丈夫か?」
「ああ。今日は内勤だったしな」
ちょうど俺の後ろ辺りに大きな時計がある。
振り返って時間を見ると、もう昼近くなっていた。
「思ったより早かったじゃないケビ・・・・・ヒィッ! カルロス!?」
「ん? この衣装そんなに有名なのか?」
ジルはレトロな感じの白いスーツだ。
似合うなあ、まったく何着ても似合う女だ!
席に着いてざっと見回すと、STARSの連中の仮装の気合の入ってる事!
流石だぜ。
俺が感心してると厨房側のドアを開けてウェスカー隊長が入って来た。白衣にサングラスだ。
「今ボブから連絡があった。腰痛が悪化したので来られないと言う事だ」
ええぇ〜っ!? と客席からブーイングが上がる。
おいおいじいさん、主賓が来ないたぁどういうこった。
まあ・・・・・痛くて立ち上がれないくらいなんだろうが。
そういえば天気図でハリケーンの予報をやってたな。超強力な熱帯低気圧・・・・・・えーと?
アリッサだったかな。いやエカテリーナか?
大方それの影響で腰が痛むんだろう。
「せっかく集まってくれたのに悪いから、自分たちだけでパーティーを楽しんでくれと言っていた。お言葉に甘えるとしよう」
ウェスカーはそう言うと上座に腰掛ける。
そして事情を説明すると、給仕係が次々と料理を運び始めた。
「お〜いしぃ〜♪」
黒い、所々メッシュになったセクシーでタイトな武装スーツでキメて、髪を赤毛にしたレベッカが感歎の声を洩らす。
ジルやレベッカは出された料理に大満足だ。
確かに美味い。
一流シェフがいるんだろう。
俺も腹が減ってたから夢中んなって食う。
やっぱ人間、食う寝るやるが満たされると幸せだよな。
それにしても隊員の仮装はすげえ! 半端じゃねえ!
STARSの間じゃ死体仮装がブームなのか? みんな顔色まで悪くしてる。
さすが特殊部隊、特殊メイクもバッチリだな。
どうやってるのか知らないが、ジョセフは犬か何かに噛み千切られたような痕を付けて血まみれだ。
エンリコの旦那は引っかき傷と、撃たれたような傷痕で虫の息でいる。
リチャードは上半身に大きな噛み痕がある。
呼吸の度にそこから血のりがぴゅーぴゅー出る仕掛けだ。唇がチアノーゼのようになってる。
いや唇だけじゃない。肌全体が紫がかった色だ。
フォレストは鳥か何かについばまれたような痕があり、肋骨が見えてる有様。
ケネスに至っては皮一枚で首が繋がってるような状態。顔半分の肉も無い。
「俺が甘かった・・・・・・!」
俺は自分の甘さを思い知った。
スターズになるにはこれ程の気合が無いとダメって事なんだ。
ウェスカーは俺にそれを教えようとしたんだな。
よくわかったぜ!
俺ももっと精進する。
まずは次回の射撃コンテストでダントツの優勝を飾るとするか。
今はパーティーを楽しむとしよう。
・・・・・と思ってたら予期せぬ客が来た。
チクタク時計の音に混じって何かが擦れ合うような音がする。
ホール側の観音開きの扉が開いてるんで見てみた。
「大蛇だ!」
咄嗟にクリスが立ち上がり、懐から銃を出して構えた。それをウェスカーが制止する───。
どうもここのうちで飼ってるペットらしい。
人に慣れてるのか、給仕係達も怖がる素振りすら見せない。
ここのうちは色々とペットを飼ってるな。
大蛇、犬、蜘蛛、緑色のゴリラみたいなの・・・・・・。
庭園の方には、この大うわばみの子供みたいな太くてでかい蛇がたくさんいた。
ここのひよこをさらいに来た時に木から次々と飛び降りて来たっけな。
うわばみは金のエンブレムの掛かってある小さな暖炉のような穴に、多少無理して入って行った。
と思えばすぐにまたそこから出て来る。
テーブルの周りをうろうろと這い回り、鎌首をもたげて俺達を見回す。
「気にしないで食べてくれ。いたずら好きなだけだ」
ウェスカーが総毛立った隊員達を座らせた。
しかし奴のいたずらは続く。
「こら! やめなさい!」
うわばみは身を伸ばして二階の手摺りに顎を乗せると、通路にある石像を口で食んで下に落っことした。
「ぎゃッ!」
石像が真下にいたケネスにヒットする。
そのせいで何とか繋がってた首の皮が切れてしまい、ごろんごろんと頭が転がった。
ちょっと待て!
これもパーティーの演出だってのか?
ケネス、あんた気合入れすぎだ! もう勘弁してくれ・・・・・・。
「っふ〜やれやれ」
エンリコの旦那が立ち上がってケネスを拾い上げると、胴体の上にちょこんと置いた。
「逆だッ!」
俺は反射的に突っ込んでいた。
料理に見向きもしないケネスの、ひゅっひゅっという息遣いだけが聞こえる。
「向うへ行ってなさい」
ウェスカーが手でしっしっとやり、大蛇を追い払うと会食が再会された。
それから暫らくは静かだったが、メインディッシュが出る頃に大蛇は戻って来やがった。
「来やがったな!」
また俺達の周りをずりずりと這うと、俺の後ろでピタリと止まる。
「どうやら気に入られたようだな」
とクリス。大蛇は俺の首筋にちろちろと舌を這わせたり、顎を外して大口を開けたりしている。
「メシどころじゃねーよッ!!」
俺はウェスカーに何とかしてくれと言うと、ウェスカーは執事を呼んで二三話したようだった。
少しすると召使の男が4、5人来て、ケネスとフォレストを連れて出て行った。
蛇もそれについて行く。
──やっと平和になった・・・・・。食事の続きをしよう。
それからは蛇は現れなかった。
「デザートは各人好きなのを選んでくれ」
フルコースが進むと、ウェスカーが給仕長にデザートメニューを配らせた。
メニューを見てみるといろいろあった。
まあパーティーだし、シャレでやってるんだろうが・・・・・。
ゾンビ犬の目玉とジュレ、ネプチューンの脳の蜂蜜がけ、タイラントエキスのアイス、プラント42の触手ケーキetc.・・・・・。
「どれも甘いのか」
「じゃ、あたしがカル・・・・・ケビンの分まで食べてあげる」
「甘いのが好きでないのなら、プラント42のルートビアがあるが」
「それがいい」
女達はデザートをおかわりしまくって、きゃあきゃあ言いながら食ってた。
ゾンビ犬の目玉を見せて貰ったが、精巧な作りだ。良くできてる。
職人の匠気が見て取れる一品だった。
───ひと通り食事と団欒が終わり、食事会がお開きになるとウェスカーが案を出す。
「このあと用事の無い者は、その先で一杯やらないか? ちょっとしたバーがあるんだが。ピアノもある」
「わあ〜っ、わたし行きますっ隊長!」
レベッカが軽い足取りで厨房側へ行った。
そうだなさっきの赤ワインじゃちっとも回らねえしな、飲むのも悪かないな。
「どうするケビン、お前は」
俺も、と言いたい所だ。
だが眠い。
食ったら急に眠くなった。それに剥製も運ばないとな。
俺は仮眠してから向かうと言うと、ウェスカーは手頃なベッドをあてがってくれた。
「住み込みの飼育係の部屋だったんだが、今は行方不明だ」
「・・・・・・ふぅ・・・・・・」
俺は飼育係の部屋に入るとベッドに腰掛ける。
横になろうかと思ったがやめた。何かの気配を感じるからだ。
立ち上がり部屋を見回す。
するとデスクの上に日誌があった。
読むと、ポーカーで負けた事や体の腫れ物の事が書かれてる。
俺はページをめくって行くが、文字がどんどんおかしくなってきてるのがわかる・・・・・。
崩れてスペルは違うし、筆記も無駄に間が空いてる。
目を閉じて書いたような字だ・・・・・。
”かゆい かゆい スコットー きた”
ひどいかおなんで ころし
うまかっ です。
”かゆい”
うま
そのあとページをめくってみても何も書かれてない。
いや・・・・・・・最後のページに書かれてあった。
紙は引きずったような赤黒い染みで汚れてる。文字も間延びして斜めになっていた。
” び きたー かゆ ーくわ”
あし き した。
のみーーーーーーーーーーーおれ
やめよう。
眠る気分じゃない。
剥製を置きに行こう。
俺は部屋を出ると一旦車まで戻り、剥製を持って戻って来た。
2Fに行き、兜のマークのあるドアを探し出し、試しにジョーカーの鍵を使ってみた。
「お・・・・・!? 開くじゃねぇか。へへ・・・・・こいつぁ悪いもんだ・・・・・」
俺は剥製を適当に──ゆり椅子の上に──置くと執事を捕まえて聞いた。
「ここの娘はどこへ行ったんだ?」
執事は使用人に用事を言いつけ終わると向き直り、朝は見かけたが今は知らないと言う。
気を使ってか、研究所に連絡を取ろうとしてくれたが俺は断った。
仕事中ならいいんだ。
やれやれ・・・・・・。
日勤夜勤非番と問わずあれから毎日のように通ってみたが、会えたのはほんの3日だけだ。
会食に出て来るのかと思えば来ない。
・・・・・携帯を持たせるんだったな・・・・・・。
ここにいなければ街の研究所の方にいるんだろうが・・・・・どうにも避けられてるような気がするのは気のせいか?
まあいい。
バーに行ってウェスカー達と飲んだくれよう。
ウェスカーの旦那をへべれけに酔っ払わせるんだ。
それで、新たにオメガだのボンジョールノだののチームを作って、それの隊員か隊長にでもして貰ってだな・・・・・・。
俺は1Fのバーへ向かった。
ドアノブに手を掛けようとするとピアノの音がする。
練習中なのかつっかえつっかえの演奏だ。
時折「あん!」だの「いやん!」だの、上手くひけない事に対する苛立ちのような声がする。
にしても妙に艶っぽいような声だ・・・・・・。
俺はノブに手を掛けた。が、開かない。鍵がかかってる。
とその時、レベッカの悲鳴と鍵盤に両手を置いたような音がした。続いてウェスカーの声。
「Like this! Like this!!(このようにな)」
「キャァプテ────ッン!!」
やってんのかよ!
レベッカも入隊後の通過儀礼を無事済ませたってとこだな。
俺はちょっと失敬して鍵穴から覗いてみた。
グランドピアノの蓋が開いてるせいか良く見えないが、上は肌蹴てるようだ。
多分演奏中に後ろからチャックを開けられたんだろう。
ウェスカーは息が上がるでもなく、相変わらずクールな無表情で激しく後ろから攻め立ててる。
ここはひとつ、そっとしとこう。
畜生め! 酒はお預けか。
まあいい。ちょっと腹ごなしに探索でもしよう。
前にじいさんとここへ来た時は、あちこちの油絵を見て回る程度だったから、行ってない部屋もある。
俺はホールから2Fへ上がり、テラスのような所に出てみた。
遠くの山々が見渡せる。
手摺りに身を乗り出してみると、ほぼ放し飼いにされてる犬達が草原や森を好き勝手走り回ってるのが見えた。
俺は少し景色を楽しんでから一服しようとした所、カラスがわらわらと集まってきてしまい、賑やかになったんで戻る事にした。
そういえばタバコは制服のケツポケの中に入れたままだな。
執事が見付からないんで衣裳部屋に行ってみる事にした。───が、まただ。
ドアには鍵、中からは乱れた声。
ジルの半音高いようなとぎれとぎれの声だ。
俺はまた鍵穴から覗く。
おおっ!
こりゃ見物だぞ、ジルクリスのファックだ。
巨大鏡に手を付かせてクリスが後ろから攻めてる。
こちらも立ちバックだ。
クリスからは、ジルのやられてる姿が前からも後ろからも見えるって訳だな? スケベな男だなオイ。
クリスはI have this!! とバリーの真似をしながら突っ込みまくりだ。
ジルの切なげな声が長く尾を引く・・・・・。
畜生め! 俺もやりたくなるじゃねぇか!
食って元気になったらやりたくなるのが人情ってもんだ。
こうなったら意地でもここの娘を探し出してやる!
俺は行ってない部屋を見てみる事にした。
その前にまず1Fの庭園へ抜ける側にある、娘の読書部屋のような部屋に寄った。
部屋には誰も居ない。
窓から外を見ると鬱蒼とした森が見えた。
木の下で犬が昼寝してる。
俺は本棚を探り、最後の書を見つけ出した。開くと中にはメダルが入ったままだ。
地下施設には行ってないらしい。
───2Fへ上がり、羊皮紙が掛かってるちょっとした暖炉のある部屋を通って、鍵を開けると奥の部屋へ入った。
市松模様の床に、普通のピアノと大きな暖炉、隅の方にイスと小さなテーブルがある。
・・・・・それだけじゃない。
毒々しい柄のペットの大うわばみがとぐろを巻いて寝てる。大いびきだ。
きっとなんか食ったんだろう。
ところでこの大蛇にはどんな餌やってるんだ? 死んだ犬か何かか?
と腕組して考えてたら、大蛇が俺の匂いで目を覚ました。
緩慢な動きで、のそ〜っと体を伸ばして暖炉の穴に入って行く。
腹がぼこっぼこっと2つ膨れてるのが見えたが、やはり食後だったか。
うわばみが居なくなると、奴の寝ていた所に紙切れが落ちてるのを見付けた。
俺はそれを拾い、見てみるとPass No.とあり、数字が並んでる。
これは・・・・・きっとあれだ!
俺は剥製部屋脇まで戻り──ここに違いない──ナンバーロック式のドアを開けた。Bingo!!
まぁーったく!
広すぎて迷うぜここんちは。
俺はどんどん進み、青い扉に入る。
どうやら図書室のようだ。小難しい本がわんさと並んでる。
生物や薬物の専門書が目立つな。俺にはわからねぇ。
「フゥ・・・・・」
俺は壁添いにある置棚に寄り掛かって、一息ついた。
「・・・・・おっ?」
すると本棚は俺の体重で動いて、壁に何かあるのが見えた。俺は本棚を押しやる。
・・・・・・・・・隠し扉だ!
好きだぜ? こういうの。
中に入り、窓から外を見渡すとヘリポートが見えた。
ヘリが1機しか無い所を見ると、もう何人か帰ったようだな。
俺は図書室に戻るともう一方の、奥まった所にあるドアの先へと進んだ。
ここも図書室か。
またしても専門書だらけだ。薬品関係の本が多い。
俺は部屋を歩いて回ると、柱に妙なレリーフがあるのを見付けた。
胸の所のスイッチを押してみる。
すると本棚の隅にスポットが当てられた。
見に行ってみると何かを置いたような形跡がある。
俺は周りを見回し、いかにもな石像を押して持って来た。スポットの真下に置く。
「やっぱりだ!」
またもや仕掛けだ。
本棚が横にずれ、隠し書斎が現れた。ついでにここの娘も現れた!
「ひっ!」
「こんな所にいたのか!」
「だ、誰!? あなた誰ですかっ」
娘は読んでいた本を投げ出すとすばやく書斎を抜け出し、じりじりと後退りする。
「俺だ!」
「知りませんっ」
知らねぇだと? 言うなぁお前も!
忘れたとは言わせねえ、イヤって程思い出させてやるッ!!
「待てっ」
「ご、強盗・・・・・?」
娘はドアを背にした。
ノブに手をかけようとしてる。そうは行かねぇよ!
俺はドアを開けかけた娘に駆け寄った。
娘がドアから離れ、脇に逃げる。
「強盗だ!・・・おう!」
慌てた娘は足を縺れさせて、勢い良く後ろにすっ転ぶ。
スカートがめくれてパンツが丸見えだ!
ナイスハプニング!
なのはいいが怪我されちゃたまらん。
俺は娘を抱き起こそうとするが、嫌がってしょうがない。
娘は後ろにある本棚に手を伸ばすと頑丈そうな本を抜き取って、俺を殴る殴る! 叩く叩く!
本の背や角で頭をすこーんとやられる。
「いてッ! やめろ、おい!」
これ以上バカんなったらどうしてくれる!
「・・・・・誰か・・・・・誰か助けて・・・・・っ・・・・・おまわりさぁっ・・・・・んっ・・・・」
「そのおまわりさんだッ!」
「うそ・・・・・っ・・・・・うそっ・・・・・! 違うわ」
「違わねぇ! 試しに挿れさせろ!」
「いやあああああぁぁぁぁぁ〜」
昨日その前からノンストップで動き回ってるせいか俺はもう、疲れマラでビンッビンだァッ!
まずこいつを寝かせてくれ!
「ヤあぁッ」
俺は娘の服をひん剥き、その服で手首を拘束した。
邪魔なアサルトを向うに放ってから、娘の体を舐め回す。
「ひいいいぃぃぃっ」
「美味いッ! 最高のデザートだッ!」
おかわりおかわりおかわりッ!
俺は娘の柔肌を唇でねぶり、舌で転がし、二の腕をちょっと噛んだりして味わい尽くす。
「お前なぜ会食に来なかった! 俺を避けてるな!?」
俺は娘のパンツも取り、一番敏感な場所にも挨拶する。こんちわ!
敏感なだけあって、ちょっとキスしたぐらいで感涙だ! 最高!
「これ以上溢れないようにちゃんと栓しないとな」
「だめえぇーっ」
余計溢れるかも知れないが、とりあえず栓だ。
俺は娘の奥深くまで栓をした。
「んんぅーっ」
どうなんだよおいっ、思い出したか?
「強盗ってのは強姦もしていくもんだ」
今日はどうにもこうにも激しくせずにはいらんねぇ。
ウェスカーやクリスのように立ちファックだ!
俺は娘を抱えたまま立ち上がり、球場の売り子のようなスタイルで揺さぶった。
が、軽くてやりやすいのはいいが娘がしっかりと肩に抱き付かないんで、安定が悪い。売り子はやめだ。
本棚をバックに娘の背を押し付け、強く激しく突き抜く。
ここは中にあまり本が並んでないせいか、ガタガタと棚が揺れる。振動で挿し棚が何枚か外れた。
だが構やしねぇ、もう止められない。
「アアアアァァァァァッ・・・・・・アアゥッ・・・・・アアンッ・・・・・ぁあぁ・・・・・っ」
娘が締め付けを強くして、喘ぎと合わせるようにひときわ強く、俺を搾り取るように何度も引き付ける。
「ンあァッ」
たまんねぇ!
これだから女だけはやめられねぇんだ・・・・・全て絞り取ってくれ!
だが俺はまだ出ちゃいない。
もっと突かせろッ!
俺は栓を娘から引き抜くと娘を自分の足で立たせ、手首の拘束を解いた。
後ろを向かせて本棚を掴ませて・・・・・突っ込む!
「はぁぅッ!」
うああ気持ち良過ぎだっ! これこそがパーティー!
ただでさえ寝不足でハイな頭が、もっとどうにかなっちまいそうだ!
いや、あんだけ殴られたんだ、もうどうにかなってる!
「出すぜ!」
「やめっ・・・・・・・・イヤぁ・・・・・ダメッダメッ・・・・ァ・メエェ〜ッ」
「ぁあ出るッ・・・・・! 出るッ! ウ──っぅアッ・・・・・・ッ・・・ッハアァッ! アアッ」
「イヤアァ──ッ・・・・ァァァ・・・」
「パ! パーティー最高ッ!!」
俺は娘を抱き寄せると繋がったまま床に寝そべる。
こんなパーティーならいつでも呼んでくれ・・・・・!
頭ン中はどうしようもなくハイホ───ッ!
訳も無く笑い出したい気分だ。
「とにかくサイコー!」
もう眠いのもスッ飛んだ。
体力を消耗して、けだるい動きになった娘をいつまでも舐りたおす。
汗の味がこれまたクセんなる。きりがない・・・・・・・・・・。
また催してきちまう前にさっさと離れないとな。
俺は娘の服を着せ直すと何かの中辞典を重ねて枕を作り、寝かせる。
そしてここで待つように言ってから執事を探しに行った。
───制服一式を受け取ると元通りに着替える。
執事の話だともうみんな帰ったらしい。
ヘリの音も耳に入らないくらい、俺はデザートに夢中だった。
「ここのデザートは最高・・・・・・・」
「はは、そうですか。ありがとうございます。料理長も喜ぶ事でしょう」
執事にお泊まりを勧められたが、俺は涙を呑んで丁重に断った。
あまりの居心地の良さに入り浸るおそれがあるからだ。
「またの機会に」
「それは残念です」
俺はパトカーに行って、娘へのみやげを取って戻って来た。
来るたびに何か持って来たが、ここ何日も会えなかった。
生ものや生花を買わなくて良かったぜ。
娘はおまわりルックに戻った俺となかなか目を合わせようとしなかったが、プレゼントは喜んでたようだった。
───日も落ちて犬達が遠吠えをするようになると、俺も時間が気になり出した。このあと夜勤が待ってるからだ。
執事に礼を言って館を出ると、PCのエンジンをかける。
2Fの窓からこっちを見てる娘に手を振って投げキッス。
その時だった。
「兄さん帰るのかの」
「うん? ・・・・・・・・じいさん! 腰はもういいのか?」
じいさんは電動式車椅子のようなのに乗って現れた。
「皆は? 他の招待客はまだ来とらんのかえ?」
「何言ってんだ。もうみんな帰ったぜ? ・・・・・どうしたんだ一体」
「なぬ!? それはどういう事じゃ! 説明せい!」
俺は事の一部始終を(色んなファックは抜きで)手短かに説明した。
「・・・・・そんな事は聞いとらん!」
おいおい年寄り特有の物忘れじゃねぇだろうな・・・・・。
「ウェスカーがそう言ってたぞ」
「あ・・・・・あんのグラサンBOWやめえぇぇ〜〜〜〜ッ!!」
「なあじいさん落ち着けよ、何かの間違いだろ」
こりゃやばパターンだな。
上がって来ちまってる・・・・・・。またか? またキレんのか?
「許さんぞ・・・・・わしをコケにしよってからに〜〜〜っ! この恨み、晴らさでおくべきかあぁ〜〜〜〜ッ!!!」
逃げよう!
「な、俺は仕事があるんだ。もう帰る。ウェスカーに用があるならスターズ宛てにかけてくれ。じゃあな」
俺は車に乗り込みステアを握った。
「まっ、待てっ! 兄さんっ! 貴様もグルだな!?」
「違うッ!!」
サイドを戻してからドアロックをかける。案の定じいさんはドアを開けようとした。
俺はちょっとだけアクセルを踏んで車を出した。
「逃がさんぞッ!」
言うとじいさんは鬼気迫る形相で走り寄って、ミラーにしがみ付いて来た。
おい! 立てんじゃねーかよ!
「危ねえやめろッ! 離せ! 離せよオイ!」
正直シルバーパワーをナメてたぜ・・・・・!
ロウソクの消える前を見るようだ。
「年寄りを担いで楽しいか!」
「俺は知らねぇ、ウェスカーに聞いてくれ!」
俺はミラーをたたむスイッチを押す。
許せじいさん! オリャこのままじゃ遅刻だ!
「もぶわっ!」
じいさんは鈍い叫びをあげて派手に転がった。
何でこのクリープ状態でそんなコケかたすんだよ!!
「あいたあぁっ! 腰を打ったああああ! 若人にいっ! わし若人に虐められてるうううっ!!」
・・・・・・・・・・俺は遅刻の腹を決めて車から降りると、じいさんを担ぎ起こした。
「わざとやってんだろ!!」
「寂しいんじゃ、寂しいんじゃ〜〜〜ッ! うおんおんおん・・・・・」
話によるとあの電動風・車椅子様の物ではるばるやって来たという。
誰かに迎えに来させりゃいいものを・・・・・。
ウェスカーには全く違う事を言ったそうだ。
腰に打って貰った注射が効いてから行きたいから、夜にしたかったらしい。
俺はじいさんを元気付けると館に戻り、執事に頼み込んでじいさんを一晩預かって貰った。
それからスッ飛ばして署に着けて、マービンが居やしないかとヒヤヒヤしながら顔を出す。
「・・・・・・・ほっ・・・・・・・助かったぜ・・・・・・」
日頃の行いがいいからだな。
助かりついでに丁度いい所に丁度いい奴が来た。
「また遅刻ぅ? しかもなんかシャツとかヨレヨレのシワだらけだし・・・・・・その格好で遊び回るのはよしてよ」
「うるせえ。俺はもう寝るからお前ちゃんと仕事やっとけよ。これにこれに、これと、これも」
「な・・・・・!(呆れて物も言えないよ・・・・・)」
そこにアーロンがニヤニヤしながら割って入る。
「どうせ起きてたってカードで俺達をカモるだけだ。平和な夜を過ごせるだろう? なあハリー」
「ブツブツブツブツ・・・・・・・」
「頼んだぜ」
俺は宿直室に入ると脱いだ制服をベッドの2段目に放り、1段目に横になった。
目を閉じて館の娘を思い出し、パーティーの余韻に浸る・・・・・・・。
『次はいつ会える?』
『あの・・・・・その・・・・・・・えぇ、・・・・・と・・・・・・・・・・後祝い・・・・・・で・・・・・・』
後祝いか・・・・・!
ちょっとだけワクワクするな。
じいさん期待してるぜ? さあてと、寝て待つとしよう。
俺はあくびを1つすると手を頭の後ろで組んだ。
そして娘の髪の香りを思い出しているうちに、深い眠りに落ちて行った────────。
そこのあなたも何か投下してみないか
誰が投下したって荒れるんだ
いよいよレスが煩わしくなってきたら投下にだけ来ればいいし
って俺もそうするか・・・・・
さて後祝いじゃ。
本祝いじゃあ随分とハメてくれたじゃないか。のう、ウェスカー? その節はどうも。
今度は復讐なんて生易しいものでは無い。
・・・・・悪夢を見させてやろうぞ!!
ハリケーンも過ぎ去って、わしの腰の痛みも引いた。
今日は天気も良い。絶好の悪夢日和じゃ。
わしはRPDに電話をかける。
コールを待たずして若いおなごが電話を取った。
スターズとやらの憎っくきウェスカーに取り次いで貰おうと思ったが・・・・・・急に腰が引けてしまってのう。やめたんじゃ。
だってあいつ・・・・・・・・・・・怖いんだもん・・・・・・・・・・。
かわりに兄さんの名前を出して呼んで貰った。
「ヘロゥ?」
「わしじゃ」
「ハァイ! 元気か?」
「うむ。兄さん、今から出て来るんじゃ。・・・・・後祝い・・・・・・始めるぞ・・・・・・」
「来たなッ!?」
「早う来んかあ〜・・・・・・アジトで待ってるから、急いで来るんじゃ」
「おうッ!」
兄さんは電話を、いわゆるガチャ切りした。
もうすでにパトカーのキーと帽子を手に取って、駆け出してる事だろう。
ヒヒヒ、全く。
おめでたい男だのう。罠とも知らないで・・・・・。
───10分15分もするとサイレンが聞こえてきて、外の交差点らへんでタイヤを焼き付ける強烈な音がした。
わしはソファから立ち上がりブラインドを指でこじ開けると、隙間から下を見下ろす。
すると、ちょうど兄さんの乗るパトカーがここの地下駐車場に入って行く所が見えた。
もう30秒もすればそこのドアを開けて入って来て、10分後には全裸になっている事だろうな。
わしはドアの鍵を開けに行った。
勢い良く飛び込んで来るだろうから、わしはドアから少し離れた所に立つ。
タッタッタッタッと駆け寄る音がして、その後にドアが元気良く開いた。
兄さんの到着じゃ。
「待たせたな!!」
「まるで弾丸のようだの」
「パーティーは? もう始まってるのか!?」
「まあまあまあまあ。落ち着きんさいよ。そんな急がんと、一杯どうだね」
わしは冷えたビールをサーバーから注いでやった。
「そう来なくちゃな」
別段遅れた訳じゃ無いが、一気に3杯飲ませて喉の渇きを癒してやる。
それから本題に突入した。
「今日のパーティーは人助けじゃ」
「人助け?」
「そう。兄さんにぴったりのパーティーでのう」
「へぇ、俺にぴったり・・・・・一体どんなだ? 焦らさないでくれ!」
「実はの・・・・・」
わしは単刀直入に、少々歳のいった熟女が若い男を欲しがっている事を説明した。
「兄さんなら相手してくれるかと思っての」
「年上か・・・・・! いいな、悪くない! で、どこにいるんだそのオネーサンは!?」
やっぱりじゃ。
好き嫌い無く何でも食いよる・・・・・・・これじゃ悪夢にならんかもしれんのぉ。
兄さんは帽子を脱いでテーブルに置き、次いでベルトを抜き取ると銃一式やら何やらガチャガチャと置いた。
「もうその気になったんかぁ」
「まあな」
「さ、こっちに来なさい」
わしは兄さんを誘導し回転ベッドの所に連れて来た。
ゲストの熟女は枕に顔を埋めてしまっている。
ニッポンの観光土産で買ったらしき遊女風キモノに身を包んで、肌を見せようともしない。
「ほらほら、若い男を連れて来たよ。顔を上げておくれ」
熟女はイヤイヤをすると、より一層強く枕を抱き締める。
「どうも照れてるようじゃ。兄さん、わしはあっちに作った覗き穴から秘め事を見物させて貰うよ。
激しい運動はするなとドクターストップがかかってなぁ・・・・・。ローペースで独りエッチに勤しむ事にする」
「おう! わかった。ここは俺にまかせな!」
兄さんはニッと笑ってみせる。その余裕がいつまで続くのかのう。
わしがその場から居なくなり、熟女と2人っきりになると兄さんはベッドに乗って熟女に囁いた。
「よろしく」
兄さんは何の疑問も抱かないようだ。若さとは罪な物・・・・・!
「こっち向いてくれ・・・・・なぁ・・・・・」
もう兄さんは密着して、熟女の腰に手をやっている。これだけくっ付いてるならもう良かろう。
「婆さんっ! 今だ、兄さんを捕まえろっ!!」
「えっ?」
「フフフッ・・・・・逃がさないわよ!」
婆さんはくるりと振り向くと黒髪のかつらを取り、油断している兄さんにしがみ付いた。
さあ、悪夢の始まり始まり〜・・・・・。
「ウアアァッ!?」
「若いっていいわ」
婆さんは兄さんにキスを求める。
どうした兄さん? 顔色が優れんようだの。ヒヒッ。
「じいさんッ! じいさんどこだッ! 話が違うッ!」
「なんも違わんわい、充分に熟しておるだろうがぁ〜。わーはははこりゃ愉快!」
兄さんは完全に腰が引けてしまって、婆さんの強引さにタジタジだ。
「熱いキスして」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、用事を思い出したんだ。・・・・・・それに今日は体調があまり良くなくて・・・・・」
絡み付く婆さんの手を振り解こうとするが、兄さんは体に力が入らないようだ。
それもその筈。
どさくさに紛れて、婆さんが兄さんの首筋に薬を打っていたからの。
「兄さんっ何を怖気づいてるんじゃ! 男なら据え膳食わんかあ〜っ!」
「いや、頭痛が・・・・・・めまいも(吐き気も)少し・・・・・」
「お兄さんあなた、見た目より冷たいのね。・・・・・・・いいわ。私がその気にさせてあげる」
「い・・・・・いや、あの・・・・・・え・・・・・遠慮しときます(逃げるか・・・・・それとも・・・・・)」
「はあーっはは兄さん! どうじゃ! 思い知ったか! お前ばかりがいい思いしよってからに!」
「ハ・・・・・ハメやがった・・・・・なク・・・・・・ソジジィッ」
薬も大分効いてきたようだの。
さあてそろそろ44マグナムを握るとするか。
わしはズボンを脱ぎ捨て、銃身を握った。ゆうるりと筒を擦っていく。
兄さんは何度起き上がろうとしても力が入らないらしく、婆さんに片手で抑えられている。
婆さんは兄さんのシャツのボタンを1つ1つ外していく。
ハァハァ言いながら抵抗しようとする兄さん。
弱々しい動きで腕を上げ婆さんを押し退けようとするが、腕は頼りなくストンと落ちるだけだ。
「頼・・・・・・む勘ハァ・・・・・・・ハァし・・・・・・てくれ・・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・」
「Be a man」
婆さんはキモノを諸肌脱ぐと、枯れ木のような体を兄さんに絡ませて頬にキスした。
ズボンに手を伸ばす。
「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・やめ・・・・・・・ハァ・・・・・・っ・・・・・・・くっ・・・・・・」
「フォッホッホ! 可愛そうにの、兄さん。お前にいい事を教えてやろう。
その婆さんはな・・・・・・・・・つい一週間前まではピチピチの若い女だったんじゃ」
わしは婆さんの紹介を始めた。
「婆さんは実はある方面のスパイでの。
製薬会社に潜り込んだり薬を盗んだりとまあ、悪さをしておった訳じゃ。
そんなある日、新しいミッションが降りた。
一介の外科医が偶然作り出したウィルスを奪えと言うものだった。
外科医の家に夜中忍び込み、ウィルスを手に入れたまでは良かった。
だが、人の気配で起きてしまった外科医と揉み合いになる。
様々な訓練を受けているとは言え、そこはやはり女の力。不意打ちの男の体当たりには敵わなかった。
・・・・・息ができないまま身を起こそうとする・・・・・が、一瞬早く男が動いた。
男は生み出したウィルスを、カプセルシューターで婆さんに打ち込んだのだ。
やっと立ち上がれた婆さんはここは一旦撤退、と逃げる。幸いにも自分の体で持ち帰る事ができそうだからだ。
だが逃げている途中で体に異変が起きた・・・・・・・。
息は上がるし膝も痛い、心なしか腰も曲がって来たようだ。
おかしい、そう気付いた婆さんは公園のトイレに駆け込み鏡を見た。
な、なんと・・・・・・・・・・・・!」
わしは息を大きく吸い込む。
「シンプルにお願い。老化ウィルスを打ち込まれて老いぼれた、でそれでいいわ」
「婆さんや! これからがモノノアハレと言う所なのに・・・・・・。それではオモムキが無いではないか・・・・・・。
まあ良かろ。兄さん、そういう事だ。
このエイダ婆さん推定98歳は、1週間前の若い頃は男を惑わす色気があったんじゃ。
任務の為に色仕掛けで研究員を騙くらかして、恋人のフリをしておった。
老いた今、ジョンに助けを求めに行ったが逃げられてしまった。だがセックスの快楽は忘れられない。
そこで兄さんの出番と言う訳だ。
エイダ婆さんや、ばかジョンでもええかの?」
「構わないわ。上モノよ、見て。こんなに・・・・・・」
エイダ婆さんは兄さんのパンツの中で動かしていた手でパンツをむいて、膨張したモノをわしにみせた。
「素直ねぇ」
「ハァ・・・・・ハァ・・・(ああ・・・・・なんてこった・・・・・・俺はもう終わりだ・・・・・・)」
「お兄さん? エイダスペシャルをお見舞いしてあげるわ」
エイダ婆さんは総入れ歯をカポッと外すと、兄さんのシンボルを咥え込む。
そして頭を上下させ始めた。
「う・・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・・・あぁ・・・・・・ハァ・・・・・・・んぅぅ・・・・・・ハァァ・・・・・」
兄さんはもう顔が真っ赤だ。
ヨボヨボの婆さん相手に勃起してしまった羞恥で、やり切れないといった表情。
「兄さん、何も恥じる事は無い。そこのそれは別の生き物なのだ。理性などきかぬ。
それが理性の付属品なのではなく、理性がそれの付属品なのだよ! わははは!」
エイダ婆さんが容赦無く動きを早めた。
兄さんは物も言えず、白目を剥きそうな目でゆっくりと瞬きする。
「はぁはぁほぅひはほ、はほはははふはっへふは(あらあらどうしたの、顔が赤くなってるわ)」
エイダ婆さんは兄さんの上に乗ると枯れ枝のような指で兄さんの口を開けて、唇を合わせようとした。
「婆さん入れ歯! 入れ歯!」
婆さんは入れ歯をはめ直す。
兄さんはかすかに唇を動かして何か言おうとしているが、声にならない。
「・・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・ハゥ・・・・・ゥ・・・・・(夢なら醒めてくれ・・・・・)」
「フフ、意外とシャイなのね」
きつく目を閉じる兄さんの唇に、婆さんが舌を出しながら口を重ねていった。
「ウウッ! ・・・・・ウウゥ〜〜・・・・・ッ・・・・・」
ねっとりと濃厚な舌の絡みが繰り返される・・・・・若い男の唾液をにちゃにちゃと舐め取る音、唸り声・・・・・。
「ああっ・・・・・・! おいしいわ・・・・・!」
婆さんは上半身を起こすと舌なめずりし、溜め息混じりに言った。
そして今度は裾をまくってはだける。
「ねえ、私のもお願い」
そう言い指で腐りかけの蛤を開くと、兄さんの顔に跨って押し当てた。
「フンンゥッ・・・・・(ダ、ダメだ殺される・・・・・!)」
「恥ずかしがってないで、ちゃんと舌を使って。感じさせて。いつもしてるようにすればいいのよ」
婆さんはそのまま真後ろを向くと兄さんに被さって、ちょうど目の前にある肉棒を尖らせた舌でつついた。
兄さんからは声にならない悲鳴が聞こえる。
そうじゃ。存分に苦しむが良い。
「んもう」
婆さんは動けない兄さんに痺れを切らしたようだ。
69の体勢をやめると枕の下から潤滑ゼリーを取り出した。
キャップを外してうじゅるじゅると手に取るや否や、それを死にかけの蛤に塗ったくる。
そして固さを増す兄さんの肉棒を握って角度を固定し、自分の腰を落とすといきなり!
結合してしまった。
「ハァああぁ・・・・・ああっ・・・・・ハァ・・・・・あぅ・・・・・っ・・・・・っハァ(もう殺してくれ!)」
「く、くふぅっ・・・・・! いいわ・・・・・! 固い・・・・・素敵よ・・・・・」
婆さんはゆっくりと腰を前後させたり、スイングさせたりして兄さんを辱める。
兄さんの顔がさっきより赤くなってきた。
恥辱の限界を感じてきているのだろう。だが婆さんは上下に動き出す。
「兄さんや、老婆の肉壷はどうなのだ? 若いおなごのそれとは違って、信じられないぐらいに柔らかかろう?
とろけるようだろう? やさしく絡み付くようだろう? 病みつきになるだろう? いいんじゃ、己を恥じるでない。
老婆の味を知って、これで兄さんもやっと一人前の男じゃ。良かったの〜〜ぅわっはっはっは!」
「・・・・・クッ・・・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・・・ンッ・・・・・・ゥクッ・・・・・」
婆さんが上下運動を激しくさせる。
「いいわ、いいわよ・・・・・・お兄さん、すごくいいものを持ってるのね・・・・・私負けそうよ・・・・・」
ぺちぺちぺちと胸だったものが揺れ、カリフォルニアレーズンが動きに合わせて舞う。
「い、いくわよ、いくわよ、でもまだ出しちゃ駄目・・・・・・・ぁ・・・・・あ・・・・・ああ─────っ!」
婆さんは歳の割に俊敏な動きを見せると、曲がった背中を少しだけ真っ直ぐにさせて頂点に達した。
「ああっ・・・・・・イイッ・・・・・・イイィッ!・・・・・・ハァンッ・・・・・・・」
大きく吐息を吐くと、婆さんは繋がったまま兄さんの上に倒れ込んだ。
そして小さな快感の波に身を浸したまま、夢中になって肩や首にキスの嵐を喰らわせる。
「アアッ・・・・・素敵、素敵・・・・・! 良かったわ・・・・・!」
「ハウゥッ!!(いてェッ!!)」
「入れ歯! 婆さん入れ歯!」
興奮したばあさんはついつい大口を開けてしまったらしく、入れ歯が取れて兄さんの肩に噛み付いている。
「は、ひへはひ(あ、いけない)」
婆さんは入れ歯を噛み直すと、名残惜しそうに兄さんの性器から腰を上げた。
「次はお兄さん、あなたを良くしてあげるわ。たくさん出して」
そう言うとまた入れ歯を外し、エイダSPを繰り返した。
「ああぁぁっ・・・・・・!」
婆さんはしゃぶった物を速く動かしたり遅く動かしたり、玉を弄んだりしてあっという間に膿を出させた。
「ハァッ・・・・・ハァッ・・・・・ハァッ・・・・・ッ・・・・・・ッ・・・・・・」
ずっくんずっくんと脈打つ物を吸い込み、喉に流し込む。
一滴たりとものがさないといった勢いだ。
「これで私も少しは若返るかしら?」
婆さんは指で唇を拭うと、ちゅぽっとその指を舐める。
そしてレイプされたての兄さんの横に体を添わせた。
「お疲れさま。恋人にしたいくらい良かったわ。若い時に会いたかったわね」
まだ萎えきっていない半勃ちの根元を指できゅっと挟むと、婆さんは兄さんの額にキスしてからベッドを降りた。
そしてちゃっちゃか服を着ると白髪を整える。
ベッドの下からたたんだ乳母車を出して、部屋を後にした。
あまり硬くならないわしのクラシックタイプは、本気にならないまま手の中で萎んでいった。
「少しは楽しんで貰えたかしら」
そこへエイダ婆さんが現れて、髪を掻き上げながらビジネスライクで話してくる。
「約束の物はいつになったらでき上がるの? 急いで欲しいわ」
「まま、婆さん。心配いらんて。お目当ての物についてはちゃんと説明してくれる。もうそろそろじゃ」
わしはブリーフを穿くと婆さんを客間へと促す。
熱いコーヒーをいれて、一息ついて貰った。
すると良いタイミングで玄関のブザーが鳴った。次のゲストが着いたようだの。
ゲストを招き入れると1人をキッチンに行かせ、腹ごしらえさせ始める。
もう1人は客間に連れて来て、婆さんと話をして貰った。
「あれから体の様子はどうだね?」
「まるでブリキ製の人形のようだわ。それも錆びている人形」
「そうか。それは大変だな。だが、貴重な体験ができたと思っておいた方が徳だぞ」
「そんなにのんびりしていられないの。放っておいたらもっと老いさらばえて死んでしまう」
「心配するな。実はもう特効薬は完成している。明日にでもうちへ来るといい」
「本当なの!?」
「本当だ。あんたに譲ったあの脱力薬を創ったのは儂だ。あんたの知っている通り、局部だけ元気だっただろう?」
「ええ・・・・・・ええ・・・・・・確かにそうだったわ・・・・・・」
「そんなものを創り出せる天才がこの儂だ。若返り薬なんぞ造作も無い・・・・・・・・。
だが1つ言っておく。それを打てばあんたは・・・・・・BOWになってしまうぞ? それでもいいか?」
「いいわ。始めに言った通り、若返る為ならどんな犠牲も厭わない」
「結構」
婆さんはほくほくしながら帰って行った。
わしはゲストと一緒に兄さんの様子を見に行く。
ゲストは寝乱れた様子の兄さんを見て笑い出した。
「はっはっは。婆さんに食い荒らされたといった観があるな」
「事実貪るように食っておったわ。・・・・・・・・・・・兄さんや、さっきは悪かったのう。
お詫びに今度は貞淑な人妻を用意したぞい。それで許してはくれんか。
・・・・・・・おぅ、そうそう・・・・・・・・・・べっぴんさんじゃぞ・・・・・・・」
わしはゲストに頷くと、ゲストは解毒剤を兄さんの腕に注射した。
1分もすると兄さんがガバと起き上がる。
「じじいッ!!」
「あわわわ待ってくれぃ!」
わしはゲストを盾にして反射的に後ろに隠れた。
「さっきも言った通り、ちゃんとしたおなごに来て貰ったんじゃ! 美人の奥さんじゃ。そのう・・・・・なんと言うたかの?
兄さんの好きなアレ・・・・・・・フンドシ風のパンツ・・・・・・・」
「Tバックか?」
「そうそれ! テーバックを穿いておる。きっと兄さん、気に入ってくれると思うがのう・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「まずは兄さん、一旦シャワーでも浴びて加齢臭を落して来てはどうかの」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだな」
兄さんはパンツを上げてからチャックを閉めるとフロ場へ行った。
ケケケ、ちょろいちょろい。
あの男、根に持たないんで助かるわい。
わしらはキッチンへ奥さんを呼びに行った。
「奥さん、そろそろベッドの方へスタンバイしておくれでないか」
わしは手ぬぐいで奥さんの口元を拭いてやる。
にしても食べ盛りの成長期のような凄まじい食欲じゃ・・・・・。
「家内が散らかしてしまってすまん」
アル爺さんは手帳を取り出すと日付を書き、食欲旺盛と書き込んだ。
「いや構わんよ。おかげで冷蔵庫を一掃する手間が省けた。これでうさたんとショッピングに行く口実ができたと言うもの」
奥さんはアル爺さんに手を引かれて歩いて行った。
わしは軽く床を掃除する。
それから脱衣場に行き、バスローブを置いてきた。
兄さんは鼻歌なんぞを歌いながら頭を洗っていたが、暢気なもんだの。
戻るとわしは搗ち割り氷をグラスに入れて、兄さんに飲ませる酒を用意した。
少しでもいい気分になって貰わねばな。
すぐに兄さんがシャワーから出て来た。わしはすかさず酒を飲ませる。
「これこれ、高い酒なんだからもうちっと味わって飲まんか」
「そうかい、ごちそうさん。・・・・・・・・奥さんは?」
「ベッドじゃ。兄さんを今か今かと待っとるぞい」
その「待ってる」が嬉しかったのかどうか知らんが、兄さんはにんまりとする。
「あまりおなごを待たせるでないぞ」
「まったくだ!」
兄さんはグラスをわしに押し付けると、回転ベッドの部屋に向かった。
わしとアル爺さんは覗き穴の前に立つ。
と同時に髪が濡れたままの兄さんが部屋に入って来て、バスローブを脱いだ。
わしは小声で話す。
「アル爺さんや、始まるぞぃ」
兄さんはゆっくりと回転するベッドに乗った。スプリングがかすかに軋む。
「はじめまして」
そしてさっきの婆さんと同じように、枕に突っ伏した奥さんに声を掛けた。
奥さんはうんともすんとも言わない。
だが兄さんはもう満足そうな様子に見て取れる。
おそらくはすけた寝巻きとパンツが気に入ったのだろう。
まったく単純極まりない。
肌を隠していた婆さんと違って、奥さんのは寝巻きを通して地肌が見えるせいか安心したらしい。
兄さんは奥さんの肩や腕を撫でたりキスしたりして、愛撫を始めた。
「奥さんチャンス! 兄さんを捕らえるんじゃあ〜ッ!」
「!(またかよ・・・・・!)」
奥さんは仰向けになると兄さんの腰に両足を乗せ、逃げられないように挟んで引き寄せた。
「どうだ若者よ。家内は美しいとは思わないか?」
アル爺さんはもうエレクトしてきている。
「ジジ─────ッ! 1つ聞いていいかッ!」
「なんじゃ」
「・・・・・人妻なのはいい。確かに美人だ・・・・・。だがなぜ逝く前から白目剥いてんだ! しかも良く見りゃT字帯だッ!!」
「贅沢を言うでない」
「病人を無理矢理連れて来たのかッ!?」
「至極健康体だ。・・・・・気にするな若者よ。家内は常に逝きっぱなしなんだよハハハ」
「クッ! ・・・・・・・・・こんなハメに遭うとは・・・・・」
兄さんはこの際もう何でもいいと言わんばかりに、ヤケになってバスローブをほどいた。
「奥さん・・・・・・・。目、閉じててくれ・・・・・・」
奥さんは瞬き1つしないまま白目で兄さんを見つめ、口を半開きにしてキスを求める。
諦めた兄さんの方が目を閉じると、奥さんの求めに唇で応えた。
傍で見てても奥さんの強烈な吸い込みがわかる。
奥さんの方も老いぼれたアル爺さんじゃ満足できなかったらしく、貪欲に兄さんを求め始めた。
「若者よ、家内を満足させてやってくれ」
兄さんは美人を視覚で楽しむという事を放棄したようだ。
向かい合っている時は決して目を開けない。
だが瞬きもせず白目を剥きっぱなしという点を除いてはごく普通の人妻なので、兄さんは夢中になって体中をまさぐっている。
奥さんは歓喜の声を上げるでもなく、甘い吐息を洩らすばかりだ。
しかしそれがわしのエロスに触れ、パイソンをむくむくと起き上がらせた。
「・・・・・そうじゃ・・・・・その調子・・・・・・ムクムク、ムクムク、大きくなあれ」
わしは己の銃をさすりながら語りかける。
ここ最近ED気味での・・・・・。
息子がなかなか起きなんだ。
アル爺さんに勃起する秘薬を創ってくれと頼んでも副作用の件で渋る。
焦らず自然に任せてみろ、などとまるで他人事。
ま、それはそうと兄さん達は挿入の段階に入ったようだ。
兄さんはわしの言い付けを良く守っているようだな。
奥さんの羽衣のような寝巻きは脱がしきらず、胸まで捲り上げただけ。
T字帯は股から布を引っ張り女性自身を露わにして、伸ばしきった布は腰に巻いてある。
そして挿入。
兄さんが入って行くと奥さんは胸を反らせて、喉を鳴らした。
「フシュゥ───ッ」
それはスープが吹き零れた時のような声だった。
途端にわしはうさたんの作ってくれた豆スープを思い出してしまい、また会いたくなってしもうた。
ショーユの芳ばしい香りが鼻をくすぐって、湯気が老眼鏡を曇らせる。
曇ったメガネの向うでわしを見て笑ううさたん・・・・・・・。
「奥さんッ・・・・・・・フッ・・・・・ァ・・・・・・し、締め付け過ぎだっ」
はっ・・・・・いかんいかん、今は奥さんのacmeを見物するんだった。
「ひっ、人妻サイコーッ」
兄さんは大きなベッドの上でゴロゴロと、上になったり下になったりしながら奥さんのしりを揉みまくっている。
「若者よ、家内は深い所をノックすると喜ぶぞ」
「OK! 深くて暗くて狭くて湿った所は大好きだッ!」
暗くて狭くてぬっくい湿った所に入りたがる物を引っこ抜くと、兄さんは奥さんを四つん這いにさせた。
そして突き出すような形のヒップを引き寄せ、深みを目指して入って行く。
「フシュアァ───ッ」
そしてタフな腰つきのピストン。
わんわんスタイルでありながらも犬のようなカクカクでは無く、ダイナミックな城門破りといったところだ。
「フシュッ! フシュウゥッフシャアーフシャゥゥッフ!」
「あ゙あァッ! どんどん締まって・・・・・・くゥっ・・・・・ッ!」
兄さんは快感に酔いしれてか、軽く歯をこらえている。
うひょひょっ!? わしのパイソンも程よく固さを増してきた!
「そうだ若者よ! そのまま家内が絶頂に達するまで続けるのだ!」
奥さんがひときわ大きな声を上げる。
「カッシュアァァァ─────ッ!!」
ベッドの回転によってわしらの方へ顔を向けている奥さんが、吼えるようにして口を大きく開けた。
その時だった。
ブツン!ズッニュー! 効果音で言うと、まあそんな所か。
奥さんの変身が始まったのだ。
奥さんの口から顔からブツン! と四方に裂け、その中央からズッニュー! と触手が3つほど伸びる。
うち2つがわしらのいる方に向かって伸びてきた。
実はここには覗く為の穴だけで無く、陰の茎を突き出す為の穴も作ったのだ。
わしらはエレクトした物を穴から突き出す。
薄めのはた板から、2本の陰茎がニョキっと生えているように見える事だろう。
触手はその2本の陰茎の手前に辿り着くと蕾が開くように先端を広げていく。
まるで朝顔を思わせる、ラッパのような形だ。
一方快楽に耽っている兄さんはと言うと、目を閉じたままハアハア言って馬車馬のように走っているので、事の重大さに気付いていない。
兄さんの頭上に伸びた触手がどんどん太さを増し、ゆっくりと朝顔を開いていく。
だがそちらを見ている場合では無かった。
「あふぅ〜んッ」
わしらの茎の前にいた触手が先端を開ききると、茎を咥え込んだのだ。
「Mmmmmmmmmmm・・・・・・・バキュ〜〜〜〜ム・・・・・・」
「くっ・・・・・・ドロシー・・・・・ッ・・・・・・・この、好きモノめっ・・・・・・」
2本の茎は奥さんの触手に根元まで包み込まれ、内部の突起にざわざわと弄ばれる。
尿道に細い管まで入って来て、腰も引けない始末。
極楽極楽〜!
「あふっっ!!」
わしは迂闊にも大き目の声を上げてしまった。
兄さんはそれに気付き(発作かと思ったんだろう)、目を開けてわしらのいる方を向いた。
「わああぁぁッ!?」
当然驚き、部屋の中を触手が伸びる光景を目にしたと同時に、奥さんの腰にやった手を離して兄さんは逃げようとしている。
「何がどうなってんだよ!!」
「ドロシー! そいつを逃がすな!!」
「普通じゃねえよ!!」
奥さんは兄さんの上の開ききった太い触手を兄さんの頭に吸い付かせた。
「や、やめろッ!」
太い触手は三角帽のように兄さんの頭に被さり、上にと引っ張り上げる。
「いてェッ! ジ、ジジイッ!! やめさせろっ! 喰われるッ!!」
「腹が減ってるんじゃあ〜。わはは〜」
「若者よ、腰を動かし続けろ。でないと息ができなくなるぞ!」
兄さんは必死で触手を剥がそうとしているが上手くいかず、逆にすっぽりと首まで覆われてしまった。宙に吊るされる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
苦しそうに足をバタバタさせ、もがくが奥さんの怪力には及ばない。
頃合を見計らってアル爺さんが合図をすると、奥さんは力を緩めて兄さんをベッドに落っことした。兄さんが咳き込む。
「逃げようとするからだ。わかったな? ・・・・・・・若者よ、家内を満たしてやってくれ・・・・・・」
奥さんは触手を兄さんの背中に吸い付かせると体ごと引っ張り寄せて、自分のしりにくっ付ける。
「・・・・・悪い夢だこりゃ・・・・・・・」
兄さんは観念すると一物を奥さんに挿れ直した。
「Eat my flesh,flesh and my flesh!!」
なかを突っつき、掻き回す。
奥さんは喉の奥でSLの汽笛のような叫びをあげる。
太い触手が兄さんの頭を咥えて固定し、逃げられないようにした。
ぎゅううと萎むように頭を締め付ける。
「いててっ! いてえ!」
「激しさが足りないのだ若者よ。強くしろとの事だ」
「Help meeeeeeeeeeee!!」
「これ! パーティーを楽しまんか」
「くそゥ! ツイてるぜ!!」
兄さんは開き直って、違う生き物になった奥さんを激しく責める。その奥さんの触手はわしらの茎に吸い付いて責める。
「ぱふん! もオ暴発じゃあ〜ッ!!」
「ああいくよ、いくよ、ドロシーッ!!」
わしらがフィニッシュを迎えると精液を吸い取っていき、触手は本体の方へ戻って行く。
そして兄さんの背中や尻に巻き付いて締め付けた。
そろそろ奥さんの絶頂が近い。
兄さんの方も汗をだらだら流して破裂寸前だ。
「ああっ・・・・・ダメだ、ああっ! あ゙あ゙っ! ん゙ん゙ッ! ゙ッ゙ッ!!」
兄さんが放出しながら悶絶の声をあげると同じくらいに、奥さんの触手の先端のラッパも、より大きく広がる。
奥さんの3つのラッパからは霧状になったものがプシュと噴き出し、パキョ! のような音がして奥さんの背中が割れた。
背骨に沿ってパックリ入った線がどんどんめくれ、割れ目が広がっていく。
中に見えるのは丸いぶつぶつがびっしり。
それらの丸いものがそれぞれ破裂し、ぴしゃぴしゃと飛び散る。
かと思えば割れ目の中央に穴が開き、兄さんに向かって液が浴びせかけられた。
ベッドも兄さんも、バケツの水を被ったように水浸しになってしまった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
兄さんは目の前の奥さんの乱れっぷりに、言葉を無くしてしまったかのように見える。
「ありがとう若者よ。家内は満足したようだ」
───アル爺さんは奥さんを行水させ終わると、コートを着せて帰って行った。
アル爺さんが逝った奥さんを抱き起こす時に打って行った、脱力薬がまだ効いているらしい。
兄さんは眠ったように動かない。
わしはダメ押しの悪夢で、トライアスロンのおなごを呼ぼうかと思っていたがやめた。
あのおなごが兄さんだけをいじめて、大人しく帰ってくれるわけが無い。わしの命も危ない。
だから今日はこれでおしまいじゃ。
後祝いの悪夢パーティーはお開き。
わしはRPDに電話して兄さんの上司を上手い事丸め込んで、今日は兄さんは戻らない事を伝えた。
もちろん快くO.K.してくれたよ。
プラナー氏はあいつにそんな所があったとは・・・・・、などと言って感心しておった。
病人の世話や年寄りの話し相手に無理に引き留めてる、と言ったんじゃ。
あっけなく信じてしまった。
次にわしはうさたんに電話して、待ち合わせ場所を決めると買い物に出掛けた。
───大きな紙袋を幾つも抱え、うさたんとアジトに戻って来た。
兄さんの様子を覗きに行くと、脱力ついでに眠ってしまったらしい。心地良い寝息を立ててぐっすりとお休みだ。
わしとうさたんはキッチンに戻り、買って来た食材で料理を作り始めた。
ちょうど豆スープの芳ばしい香りが漂う頃、兄さんが起きて来た。
思ったより解毒するのが早いな。
バスローブを腰に巻いて、フラフラした足取りでキッチンに現れた。
「ひぎぃっ!」
「・・・・・・・じいさん・・・・・・・」
わしはまた反射的にうさたんを盾にしてしまった。
「あら、起きたのね。今2人で夕食を作っていた所なの。お風呂に入ってきてね。出る頃には用意できてるわ」
「そ、そうじゃ。兄さんを持て成そうとご馳走を作ってた所なんじゃ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ほ、本当じゃ。ほら、高いシャンパンも買ってある」
わしは紙袋から瓶を取り出して見せた。
「いっけない、冷やさなくっちゃ」
うさたんがそつ無い仕草で冷蔵庫にしまい込む。
「兄さん、まずその透明の樹液を洗い流して、さっぱりしてから夕食にしよう」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだな」
っほ。
何とか丸く収まった。
単純なのが幸いした。
兄さんがフロから出ると早速乾杯し、夕食を済ませた。
その後はわしの苦労話をさんざん聞いて貰い、映画を見たりカードゲームをしたりして賑やかに夜を過ごした。
夜も更けてくると酒も回り、うさたんはいつの間にかソファで寝てしまった。
わしもいい加減、兄さん相手にいつまでもくだを巻いてないで、寝たふりを決め込む事にした。
そろそろ開放してやらんとな。
わしが寝たものと思ったんだろう。
兄さんは向うから毛布を持って来るとわしらにかけて、軽くテーブルの上を片付けると帰って行った。
わしだってこうしてちゃんと話を聞いて貰って、邪険にされなければ上手に枯れられるんじゃ。本当は好々爺になりたいんじゃ。
まあ良い。
今回はこれで気が済んだ。
わしは立ち上がると窓際に行き、ブラインドの外を見る。
「つくづく面倒なじじいだわい」
わしは呟きながら苦笑いして、小さくなって行く兄さんのパトカーを見送った。
また会おう!
なんだこりゃw
トチ狂いすぎwww
お嬢さん編のが好みだった。
いやいや、乙!
相変わらずだなw
あと久しぶり。過疎ってるし助かるよ。
>強盗だ……おう!
殺す気かwww
相変わらずの内容w
でも個人的には好きだよ、うん。
長いの投下したいのなら
もっと読ませるSS書かなきゃ
読んでないけど、一応乙
な・なげーな おいw
取敢えず乙!
ビリー×レベッカ需要ある?
ブルーハーブ並みの需要アリ
ケビン×シンディとかはどうなんだろう…
>>303 読んでみたい。ビリーには禁欲的な印象があるので、俺には書けん。
>>305 ジョージを交えての三角関係になりそうな予感。
309 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:03:18 ID:4Vzje3Fq
H−ウィルス・・・
アンブレラ社が開発したウィルスの一種
感染するのは女性のみ
感染者の特徴は
@、自分の秘所をいじくっている
A、秘所からたくさんの愛液を出していること
感染方法
感染者の指、舌、性器が、非感染者の性器と触れると
感染する、潜伏期間は3時間
3時間すると発情し、自分の秘所をいじくりながら
外に人を求めに行く・・・
治療法・・・
それは精液を胎内に取り入れること・・・
誰かこのウィルス使って小説書いてくれないですか?
人否杉
ノシ
ジル!ジール!
313 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 01:34:46 ID:1MEsBwIb
人いねー
いるがネタが浮かばん
シェリーたん
シェリーは無理。
317 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 19:47:15 ID:TBsaNCi3
ビリーたん
あげてみるかな
319 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 22:32:57 ID:JmZ8SnR4
さげてるし
シンD受けみたいッス
誰かレオン×クレア書いてくださいお願いします
エピローグ
パンツスーツ姿のジルが部屋に落ちているナイフを拾おうと腰を落とした瞬間、短く呻いてヒップに手を当てた。
「・・・やだ、こぼれちゃう。」
アナルに押し込んでおいたグレネードの弾が滑り落ちそうになったのだ。
「ゴム製の下着じゃないとやっぱり駄目ね・・・アレ、蒸れるから嫌なんだけど。」
独り言を嬉しそうに言いながらアナルにグレネードを押し込むジル。
ヨーロッパに渡る飛行機での身体検査の時は流石に外しておいたが、これが無いともう駄目だと悟っただけだった。
ラクーンシティから生還した時からの習慣、いや代償だった。
・・・あれから数時間後。
自ら白い下着を横にずらし、両手でアナルを剥き出しにしてニコライに哀願するジルがいた。
豊かだが、きゅっと引き締まった白い尻たぶに細い指を食い込ませながらクネクネと腰を振るその姿は先程までの気丈な姿からは程遠い。
口に回りにべっとりと付着した精液を舌で嘗め回しながら「早く・・・早くぅ・・・うっう・・・」と涙目でニコライに訴えかけるジルの姿は滑稽ですらあった。
「それじゃ俺のは入らんな。」
とニコライが意地悪く笑うと、ジルは自ら両手の人差し指をアナルに突っ込み、もっと広げようとした。
ニコライの猛るペニスを嘗め回してからもウィルスによる症状が徐々に出始め、狂ったように泣き叫ぶジルにニコライがぼそっと言った一言が原因だった。
直腸に直接、精液を注ぎ込めば吸収は早くなるかもしれない、その言葉に望みを賭けたジルが自らアナルを広げ始めたのだ。
ニコライが興味深くアナルを覗き込むと、鼻息がアナルから覗く腸壁に当たり、ジルがビクリと肩を震わせた。
視線と鼻息にアナルをくすぐられ、頭の芯がぼうっとする。
ウィルスのせいだと必死に自分に言い聞かせるジル。
「くっ・・・いつまで見てるつも、あっ・・ああぁ・・・」
歯を食い縛るジルだが、直腸に息を吹きつけられ、声が漏れてしまう。
「ほう・・・下着にシミが出てるな。感じているのか?」
ニヤニヤと笑いながらジルのアナルのふちを人差し指でゆっくりとニコライがなぞる。
「ふむ、これなら・・・」と、ニヤニヤ笑いながらいきなり太いイチモツをジルのアナルに突き立てるニコライ。
ニコライのペニスとジル自身の人差し指が合わせて押し込まれる形になってしまった。
「ぐぁぁ・・ふ、太いぃぃ・・・捲れるぅ・・・うっうぅ・・・もう・・・やぁっ・・・」
むずがる赤ん坊のようにいやいやと頭を振りながら歯を食いしばるジル。
ローションも無しに激しい腰使いをするニコライを非難の声を上げようとしたが、射精する前に引き抜かれても問題だ。
だがその痛みも歯を食いしばり、必死になって堪えるうちに徐々に快楽へと変わっていく。
無意識のうちに冷たい大理石の床に硬くなった乳首を擦りつけるジル。
・・・今やその快楽に溺れそうになっていた。
「どうした?もっと楽しませろよ。」
ジルの尻をピシャピシャと叩きながら腰を激しく動かす。
「・・・くぅ」
ジルは短く呻くと括約筋に力を込める。
アナルだけでなく腸全体が絡みついてくる快感にニコライは短く呻いた。
「あ・・・あぁ・・出たぁ・・・熱いの出てくれたぁ・・・」
直腸に流し込まれる精液はマグマのように熱く、ドロドロと腸の中のヒダヒダをくすぐっていく。
安心感に顔が呆けたように緩み、安堵の声を上げるジル。
アナルから逸物を引き抜かれると、ヒッとジルが叫んだ。
「くぁ・・・逆流してるぅ・・・出ないでぇ・・・ダメぇ・・・」
つうっとアナルから一筋の白い糸が垂れていく。
括約筋に幾ら力を込めてもアナルはぱっくりと開いたままだった。
今度はアナルに指を突っ込み、こぼれそうになる精液を押し戻そうとするが
だらしなく広がったジルのアナルからは精液が零れ落ちていくばかりだった。
「そら、栓をしてやるよ。おっと、最後に口できれいにして貰わないとな。」
広がりきったアナルにグレネードの弾を捻じ込むニコライに歓喜の悲鳴を上げるジル。
「・・・ん?足音か。クソ、カルロスはまだ生きているのか・・・」
「い、いふぁなあでぇ・・・もっろふぇいえき・・・ひふようらのぉ・・・(い、行かないでぇ・・・もっと精液が必要なの・・・)」
快楽で腰が抜けてしまったジルがニコライのペニスをしゃぶりながら哀願する。
「安心しろ・・・どっちにしろまた合う事になるだろうよ。」
ニコライが冷たく言い放つと未練がましそうにペニスをしゃぶるジルの口から引っこ抜いた。
「ジル!ワクチンを持ってきたぜ!」
カルロスの嬉しそうな声が気絶しつつあったジルの頭にぼんやりと届いた・・・
ジルがニコライの言っていた新種のウィルスがハッタリだったと解ったのは兵器物処理施設に辿り着いてからだった。
その前にもラクーン公園管理人室でアナルを散々苛められ、たっぷりと精液を注がれていた。
そしてラクーンシティから生還した今も、アナルに冷たい異物を入れたまま街を歩くと言う背徳を楽しんでいる。
自分を見ている男や女、そして小さな子供たちの誰がアナルに押し込まれたグレネード弾の感触を楽しんでいるなど考えるだろうか?
324 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 23:58:45 ID:88TIct6x
あげ
文が下手くそだし、話もつまらん
出直しておいで
わしゃウミャーと思うぜよ。背景がわかりづらいのが難かな
>>325 文が上手くて、話が面白い
そんなssの見本を是非!
書いてうpして下さい。
323尾津
前のクレアだかに突っ込んでるやつは、ウェスカーでいいのかな?
これもあれも話の〆方は割と好きな芸風だ
レオン×クレア誰か書いてください
追跡者との壮絶な死闘はジルの勝利に終わった。
しかし、その代償はウィルスに感染すると言う最悪の事態だった・・・
「お目覚めかね?S.T.A,R.S.のお嬢さん?」
ぼんやりとする頭をむりやり覚醒させるジル
目の前に立っていたのは、冷たい笑顔を浮かべた銀髪の男、ニコライだった。
「くっ・・・まだ生きているとは思わなかったわ。」
ニヤニヤと笑いながら空の注射器を指先でクルクルと回すニコライ。
「先程・・・病院で興味深い物を見つけたんだ。」
「へぇ?ゾンビに喰いちぎられた貴方のお粗末な代物?」
蔑む様な視線をニコライに浴びせるジル。
こんな下衆に弱みなんか見せたくないと言う勝気な気持ちが自然と態度に出たのだった。
「口の減らん女だ。答えは非常に興味深いウィルスだよ。人類をコントロールする手法開発の過程で生まれた物だ。」
特定の遺伝子情報を定期的に吸収しなければ短時間で醜い化物へと変化してしまうウィルスだと言った。
「元々は社会管理の為のウィルスだったんだよ、ジル。感染した人間は飲み薬としてDNAの供給を受ける。
反抗的な人間には薬を供給せず、化物になってもらう訳だ。丁度、君が味わっている恐怖だな。」
注射器をクルクルと回しながらジルの周りを歩くニコライ。
その歩き方は傲慢で、支配する側の喜びに満ち溢れていた。
この美しく、豊かだが誇り高いヘラジカのように引き締まった体を持った女を如何にして楽しむか。
獲物をしとめた狩人のように自分のトロフイーを遠慮なく見つめる目そのもの。
反撃しようとするジルだが、銃は手の届く範囲には無く、観戦の影響なのか走り出そうにも下半身が痺れて動かなかった。
「ただ・・・充分な量のDNAを生産するだけの施設を作る為のコストを考えると天文学的な金額が必要になので計画は潰れてしまった。
支配するだけの技術はあっても支配するだけのコストが無かったんだ。だが、個人相手に使うなら充分だと思わないか?
で、私は自分のDNAを組み込んだウィルスを作ってみたんだ。幸い、私にはDNAを作り出すだけの施設を自前で持っているからね。」
ようやくこの男の言わんとする事が解った。
「くっ・・・絶対、殺しててやる・・・」
「どうやって?我々は一心同体だ。君に飽きるまでは生かしてやる。
口を開ければワクチンが手に入るんだ。」
・・・ジルに残された選択肢は一つだけだった。
腰を突き出したニコライのジッパーを口で下げる始めるジル。
全ては生きる為、そう自分に言い聞かせ、その行為に付きまとう羞恥心を誤魔化そうとする。
「・・・あッ」
ジルが小さく悲鳴を上げた。
最後まで下げ終わると同時に、ばちんっと怒張しきったニコライのペニスが顔を打ったのだ。
むっとした匂いに頭がクラクラする。
いや、それよりも・・・
自分が受けた辱めの方が辛かった。怒張しきったペニスで顔を叩かれ、そのペニスに奉仕する。
考えただけで悔しさと羞恥の感情に身が震える。
せめてもの抵抗として、舌の先だけを出してチロチロとニコライの亀頭を攻めようとする。
しかし、ジルが舌を伸ばすたびにニコライが腰を引く。
少しずつ舌を伸ばしていったジルだが、最後の頃には舌を根元まで下品に突き出し、口の周りを唾液で
べとべとにしながらニコライのペニスを追い続ける。
顔を上げると必死に唇と舌を押し当てようとするジルを笑うニコライと目が合った。
(ちくしょう・・・何であたしが・・・新聞に載った事だって・・・ハイスクール時代からずっと学校一番の男としか付き合ったことが無いのし・・・)
何だが涙がポロポロと零れてきた。
あまりの惨めさに、自分の尊厳が否定されたような気がした。
それでも大きく口を開け、舌だけは動かし続けた。ダラダラと口の端から涎をたらしながら、
セックスするよりはマシだと自分に言い聞かせながら。
そしてようやく舌の先にペニスを感触を捕らえ「んっ?!んっんぶっっ!」と必死に喰らい着く。
ふぅう、ふうっ・・・と咥え込んだまま荒く息をするジル。
「休んでいる暇は無いぞ?」
ニコライが薄く笑い再びペニスを引き抜こうとする。
ようやく捕らえたペニスを離さないよう音を立てながら思いっきりバキュームする。
ずずっ・・・ずずずっという音が神父の説教がよく聞こえるように設計された祭壇室中に響く。
頭がおかしくなりそうだった。
神聖な教会の一室で、必死になってペニスを吸い続ける自分が立てる音に、子供たちが歌う賛美歌がフラッシュバックする。
丁度、ジルが白い下着に覆われた丸いヒップを突き出している方向で子供たちが賛美歌を歌っていた事を思い出す。
「んっ、これは中々・・・それにしても、必死に吸い付くな。」
逃げないからもっと楽しませろ、とニコライの目が言っていた。
丹念にたっぷりと唾液を使いながらカリ首を嘗め回し、舌の先で裏筋を軽く突っつき、嘗め回す。
猫のようにザラりとしたジルの舌に掛かれば、男などちょろいものだった。
が、ニコライは10分以上耐え続けた。
快感こそ感じるものの、射精には至らないらしい。
涙を零しながら首を必死に動かすジル。そしてようやく、ある決心をした。
ニコライのジッパーの隙間から玉袋を優しく引っ張り出す。
これから自分が行なう行為に涙を流し、口を開けたままはぁっと溜息を吐く。
諦めきったような表情でそのままゆっくりと玉袋を口に含んだ。
ジルの舌がそっとニコライの玉袋を撫でる。
羽毛で撫でられたような感触にニコライが声を漏らした。
「うおっと・・・やはり、アメリカは病んでるな。警官が売春婦にも劣る事を平気でするんだからな。」
ニコライの言葉に頭の心が熱くなった。
こんな事をさせているのは誰なのか。噛み千切ってやりたい衝動を堪え、必死に口を動かした。
口の中にジョリジョリとした剛毛の感触とより強い汗の匂いが広がる。
何度も戻しそうになりながらも堪え、それでも丹念に皺の間を舐め、優しく左右の玉を口の中で転がすジル。
「竿の方を忘れているぞ?本当に助かりたいのか?」
「・・・ふいふひょお・・・ふぉろひへやふぅ・・・(畜生・・・殺してやる・・・)」
べっとりと唾液に濡れてテラテラと光るニコライのペニスに顔を擦りつける。
可愛らしいジルの額は唾液と先走り汁に汚され、つんと尖った可愛らしい小鼻がぐにぐにと変形し、
時には押しつぶされ、時には醜く上に押し上げられる。
自分の涎とニコライの先走り汁に汚された美しい顔を涙が流れ続けた。
「んっ・・・いい表情だ・・・くっ、そろそろ出すぞ。」
「ひょっ?!ま、まっれ!(ちょ?!ま、待って!)」
しかしニコライは欲望の赴くままに射精した。
「そぅら、俺の濃いのをたっぷり味わって飲めよ・・・。」
含んでいた玉袋を吐き出し、顔を押し付けたまま亀頭まで口を持っていくジルだが口元には間に合わなかった。
餌を求める小鳥のように口を大きく開けて必死に受け止めようとするジル。
しかし、勢い良く吐き出された精液はジルの可愛らしい額に飛び散り、鼻の穴に飛び込んでくる。
舌で受け止める事が出来たのはほんの僅かだった。
口の周りの嘗め回し、飛び散った精液を必死で飲み込むジル。
「うぶぁ、あああぁ・・・クッ・・・絶対に殺してやる・・・。」
べっとりと額に付着した精液がジルの額を流れ落ち、眉に引っかかる。
鼻に飛び込んだ精液も垂れ下がり、まるで鼻水を垂らしているような間抜けな姿で呻き声をもらした・・・
ジル多いね
ジルはどんなBOWとでも寝る淫乱
334 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 04:11:10 ID:eqMZAybB
暇なんであげ
女嫌いだと思っていたデビッドにうっかり丘されるアリッサのお話を
誰か書いて下さい・・・って俺何書いてんだろう
うっかりってなんだよ!
だれかクレア×レオン書いてくれないかなー
>>335 ?どゆこと?
デビを女嫌いだと思い込んでたアリッサが
こいつは大丈夫だろう油断してたら不意打ちくらって
やられちゃうみたいな?
違うか
大丈夫だろうの後のとが抜けてた
つまらん事で連スマソ
肝心の再生が出来なきゃ
意味無いだろが!
↑すんません・゚・(ノД`)・゚・
アシュリー×エイダ×レオンの3Pキボン
344 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 01:56:11 ID:maNCS2iI
あげ
>>343 なんかレオンが襲われる感じだなその二人だと(笑)
レオン総受け
「マイクゥゥゥゥ」
「ルイスゥゥゥゥ」
「エーイダーーーー!!」
>>345 俺もレオン総受けが大好物だw
347 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 15:09:11 ID:q3uH3SNJ
クレア×シェリーきぼんぬ
348 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 15:11:25 ID:q3uH3SNJ
クレア×シェリーきぼんぬ
350 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 17:20:29 ID:WruFPfxc
エイダ→レオン←アシュリーきぼんぬ
なけるね
うん
ho
誰も来ないね
355 :
huhuma:2005/12/28(水) 22:07:40 ID:LLTdItOo
バイオ4キボン
356 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 14:37:52 ID:pW4/6S5c
あげときます
357 :
baio:2006/01/03(火) 13:08:02 ID:jrT89052
警察署内を歩いている女性が居た彼女はクレア、兄のクリスを探しに来たのだ。彼女は、ホールに戻ろうと会議室の隣を通ろうとしたそのとき、バリケードの隙間から無数の手が飛び出してきたその手はクレアを掴み彼女を撫で回した
「くっ、離して!」かまわずその手は、体を執拗に撫で回して来る「いやぁん」クレアは乳房を揉まれ、喘いでしまった、ジャケットをはがされ、中にはいっていた弾薬、ナイフを奪われてしまった。
ゾンビたちは、彼女の衣服をボロボロにしていった。その手は、服に手を入れて直にに彼女の乳房を激しくもみ、そして彼女のズボンに手を入れ秘所を攻め始めた
「そこはだめぇ」と抵抗するものの強靭な力にはかなわず、なすがままにされてる、彼女は
立つのがやっとになるまで攻められた・・そして残った弾を狙いもつけず、手の方向へはなった、ドガン、ドガン、ズガン・・・・・ついに手から逃げることができた。
ホールの手前の通路の前に来た瞬間ドッ、ドッ、ドガ、バン、バリケードの中からゾンビたちが飛び出てきた
彼女は急いで通路へ逃げた。「はぁ・・・はぁ・・ここまでくれば・・・・」と息をつく彼女
しかし、追い討ちをかけるように長い下を持った怪物が襲い掛かってきた。「フシュゥゥゥ」弱った彼女に押しのける力はなかった・・・・・・奴は彼女にまたがったそしてボロボロになった服を引き裂いていった「やめて・・・・・」ついに彼女の胸が露になった
そして、彼女を弄るかのように舌で胸を舐めまわしている「あぁん」「いやぁぁん」奴は彼女の反応を楽しんでいるようにも見えた奴は彼女のズボンも引き裂いたそして長い舌を秘所にゆっくりゆっくり入れていった
「ひゃ・・・あぁ・・」彼女の声は淫らなものに変わっていった・・・
358 :
baio:2006/01/03(火) 13:26:02 ID:jrT89052
ざらざらした奴の舌は彼女の中をかき混ぜてゆく「あぁぁぁぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」奴は舌を猛烈な
勢いで動かした「あぁぁ、うっ、やぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」彼女は絶頂を迎えた・・・そして奴は何処かに去っていった
彼女は涙を流したなぜなら相手は人間ではないのだ、屈辱に浸る彼女に追い討ちをかけた・・・・・・・
ドカ、ドカ、ドガン、先ほど飛び出たゾンビがドアから出てきたのだ
彼女は立ち上がり逃げようとしたしかし、体力を奪われた彼女は逃げるには遅過ぎた
奴らは彼女に抱きつき体を密着させ押し倒した「いやぁ・・・やめ・・て・・・」
彼女の体を撫で回したり、胸をもんだり、秘所をせめた・・・彼女は
責めに耐えられなかった・・「中に指が・・・・、しゃぶられると・・気持ち・・・いい・・・」
ついに彼女は堕ちたのだ・・
奴らは、自らのモノをだし、ありとあらゆる穴を責めた
口に入れた「うっ・・・っっうう」口から緑色の液体が噴出した
そして彼女の秘所に奴らノモノが侵入した「いやぁっぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
腰を激しく動かした「中は・・・やめ・・・あぁぁぁぁぁぁっぁぁ・・・」
そして彼女は力なく眼を閉じた・・・・・・・・・
奴らは彼女を見て哂った・・・・・・
この陵辱は永遠に続くのだといわんばかりに・・・
人がいないなあ…
とりあえずクリス×クレアをリクエスト
363 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 23:48:59 ID:e3pH4x43
アシュリーたんキボン
前もあったらしいが横きぼん
365 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 04:50:51 ID:zemSaGbe
期待あげ
あだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
367 :
エロガナード:2006/01/28(土) 12:11:19 ID:XmoluOUK
でわ、あしゅりー物書きます。初投下なので下手かもですが・・・
(注 細かい設定無視してます。)
その少女は、分娩台のような椅子に全裸で縛り付けられていた。
美しい金髪、形を崩さぬ乳房、
そしてその頂に実る小さな果実、陰毛を剃られ、ふっくらとした陰唇。
誰もが心奪われるその美少女の周りを、10人ほどの男たちが取り囲んでいた。
「い・・・いやぁ!!助けて!パパ!レオン!!」
だが、当然ながらその叫びは誰にも届かない。なぜなら・・・・
「諦めなさい。ケネディ君はもうこの世にはいないのですから。」
気味悪く笑うサラザールに、少女・・・アシュリーは怒りを露わにした。
「レオンが簡単に死ぬわけ無いわ!きっと私を助けに来てくれる!」
「やれやれ・・・、彼はあの時串刺しになったんですよ。
私がこの耳でちゃ〜んと彼の死の瞬間を聞きました。」
「見たわけじゃないんでしょ!?レオンは絶対に負けないわ!!
すぐにあんた達を八つ裂きにしちゃうんだから!!」
「はいはい、お喋りはそこまで。早く洗礼の儀式を始めましょう。」
「・・・・・ッ!!!」
サラザールは紫色の液体が入った注射器を取り出した。
「あなたはとても美しい・・・・。」
そして、アシュリーの小さな肉芽に注射器を刺し込んだ。
「ひっ・・・・ぎいいいいいいいい!!!!」
中身が無くなった注射器を捨てたサラザールは全裸になり、
触手のようにうねる太い男根をアシュリーに見せ付けた。
「ですから、ただの操り人形ではなく・・・・、私の妻にしてあげましょう!!!」
「やっ、やだあああああっ!!!いやっ、やめ・・・・!?」
ドクン。
(な、なに・・・?おなかが・・・へんだよぉ・・・・)
「薬が効いてきたようですねェ。くくく・・・。」
「く・・・くしゅりぃ?」
「そう・・・、たった1度の性交でも確実に妊娠する、
媚薬入りの特製排卵誘発剤です。」
(に・・・にんしん!?)
「やらっ!!やぁらぁ!!にんしんやあああああ!!!!」
続く・・・かな?
「
368 :
エロガナード:2006/01/28(土) 18:20:41 ID:XmoluOUK
さて、そろそろ書くか。
「さあ・・・・、神の洗礼を受けなさい!!」
「あああああああああッ!!!」
サラザールの男根はアシュリーの膣をえぐり進み純潔の証たる膜を破り一気に子宮口に到達した。
「うう・・・ひゃう・・・はぁん・・・・」
媚薬に酔ったアシュリーは、破瓜の痛みを感じることなく快感を貪る。
触手男根が膣内でうねる度に腰を浮かせてよがり狂い、蕩けた目で結合部を見つめる。
「ん・・・・はいってる、はいってるよぉ・・・・。」
(にんしんしちゃうのに・・・・こしがとまんない・・・・)
「どうです?私の子を産み、一生愛し続けると誓えば、この快楽が毎日味わえますよ。」
「ま・・・まいにち?ほんと?」
「ええ、どうしますか?」
サラザールは急に触手男根の動きを止めた。
「さあ、続けて欲しければ誓うのです!私の物になると!」
「あぁ、やめないで!します!わたし、そのおちんちんでにんしんします!わたしのおまんこもおっぱいもみんなあなたのものです!!
「くくく・・・・、いい子ですね。ご褒美をあげましょう。」
そして、サラザールは触手男根をもう一本生やし、アシュリーの肛門にあてがった。
(ふえぇぇぇ!?お・・・おしり!?おしりにいれても、きもちよくなれるの?)
「さあ、躊躇うことなく真の快楽を受け入れなさい!!」
「ふぁぁぁぁぁんっ!!!」
前後の処女をサラザールに捧げたアシュリーの瞳には、もはや理性の光は無かった。
ただ・・・そこには淫乱なメスがいるだけ。
「あっ!ああっ!ああああん!きもちいい、きもちぃ〜よぉ〜〜っ!!おまんことおしりがへんになるぅ!
もっと!もっと!もっとぉ!!」
その時・・・・アシュリーの目が赤く輝いた。
あしゅりーたんエロエロモード発動です。ええ、それがやりたかっただけですが何か?
まあ、一応続きます。
369 :
エロガナード:2006/01/28(土) 20:36:59 ID:XmoluOUK
ビキッ!!
「ふふ・・」
アシュリーは椅子の拘束を意図も簡単に解き、サラザールに飛び掛った。
「な・・・・バカな!?」
「ありがとう・・・。さっきの薬のおかげで、私の寄生体が『女王』になったみたい。」
「ありえん・・・な、なぜこんな事に・・・」
「さて・・・・あの教祖はどこ?」
「聞いてどうするつもりだ?あの方には誰も・・・・!?」
アシュリーは手をかざし、サラザールのプラーガを操り始めた。
「うう・・・し、島だ・・・あの、島・・・」
「いい子ね。ご褒美をあげる♪」
彼女は騎乗位の体勢で触手男根を再び両穴に迎え入れ、メスとなる。
「ひいいい!?お、おまえら、見てないで助けろ!!」
だが、サラザールの声はガナードたちには届かない。
もはや彼らもアシュリーの掌中にあった。
「んあぁ!出るの?出ちゃうの?いいよ、出して!思いっきり中に出して!私を孕ませてぇぇぇ!!!」
どびゅるるるるるる!!!!
「やん♪でてる♪子宮とおしりにいっぱいでてるぅ♪すごい量・・・・・♪」
彼女は腰をすりつけて、両穴に飛び出してくる精液を満喫していた・・・・。
「うふふ・・・・とっても気持ちよかったぁ♪ありがと、愛しいあ・な・た♪」
アシュリーが手を上げた瞬間、周囲のガナードが一斉にボウガンを発射した。
「ぅぎゃあああああああああ!!!!」
「安心して死んでね?あなたの赤ちゃんは大切に育てるから・・・」
そして彼女は、ハリネズミ状態になったサラザールから矢を抜き、彼が絶命するまで何度も寄生体を突き刺した。
「さてと・・・・。ママと一緒にレオンの仇を討ちましょうね、ぼーや♪」
精液でいっぱいになった腹をさすりつつ、彼女はガナードたちを従えて ゆっくりと歩き始めた。
膣口からあふれ、流れ出す精液。
触手が生え始めた腕。
彼女はきっとレオンの無念を晴らすだろう。
370 :
エロガナード:2006/01/28(土) 20:40:44 ID:XmoluOUK
とりあえずここで終わりです。
駄文ですんません・・・・。逝ってきます。
GJとしか言いようがない。
あんま使われない敵キャラとか新鮮で良かった(゚∀゚)
初投下とは思えない。ジィヂェイ。
また何かあったらお願いします。
よォお前ら。
また会ったな!
圧縮も無事終わったようなので投下。半年以上寝かせてたやつだ。
改造はしたが
O 前フリ18レスぐらい
O 後フリ17、8レスぐらい
O 総レス39
O !と ?と ッがメイン
O 男キャラのテンションが常に高いので気を付けて下さい
なんか大きくて貼れない
1レスを割ったりするのでレスが増えます
くそぅ
(゚Д゚≡゚Д゚)!?
なんで!?
14行にしてみても書き込めない、ダメだ
今日もいつもの様に配達してる。
オレ最近この辺に来るようになったけど、まあ、閑静な住宅街ってとこ?
たまにはこういうのも悪くないかな。
いつもオフィス街のゴミゴミしてるとこばっかだったかんね。
行き交うクラクション、車の窓開けて外にガナリたてる人ら、と同時に聞こえて来る様々なラジオ・・・・・。
ムリな割り込みのイエローキャブにヒヤヒヤさせられっぱなし。
8行って・・・
これじゃあ投下し終わんねーよ!ダメだやめた
じゃあなお前ら
ノシ
おいおいセキュリティ解除すると書き込めるってのは
どういう事だよオイ
なんか危ないな
今日もいつもの様に配達してる。
オレ最近この辺に来るようになったけど、まあ、閑静な住宅街ってとこ?
たまにはこういうのも悪くないかな。
いつもオフィス街のゴミゴミしてるとこばっかだったかんね。
行き交うクラクション、車の窓開けて外にガナリたてる人ら、と同時に聞こえて来る様々なラジオ・・・・・。
ムリな割り込みのイエローキャブにヒヤヒヤさせられっぱなし。
今はそこ、新人が行かされてる。
んでオレは花に水やる奥様方の、肌もあらわな薄着や肩やへそやおみ足で目の保養。
っも、サイコオ。
仕事万歳。
それだけじゃない、今は新しい楽しみもできたんだ・・・・・・・・!
速達。
これマジいい! 速達上等。
受け取りサイン。
・・・・・これもすっげイイッ!!
今日もだよ? 今日もある。
オレ様、勝手知ったる他人の家のエントランスに向かった。
ここんちは、ほぼ毎日のように来てる。速達あり、小包あり、パンフレットもあり。
差出人がほとんど製薬会社からだ。
この街の影の支配者、と専らウワサのアンブレラ社。
何だろ、ここの奥さんそこの社員なのかな。出勤してないみたいだけど?
まあ、在宅ワークかもしんないしね。
それより!
オレにしてみればここの奥さんに会えればいいワケで!
オレ様制服の帽子をキュキュっと直し、頑丈そうな親子ドアの前で若奥様を待つ。
・・・・・・・・ハァハァ・・・・・・・この瞬間の・・・・・・このバクバクが・・・・・・・・ああ奥さん・・・・・。
「・・・・・・・・はい」
奥さんが出て来た・・・・・!
オレの顔を見ると、ペンを取り出してサインの用意をする。
「いつもお疲れさまです・・・・・」
奥さんは、オレの持つ小包のサイン欄にいつものようにサインする。
やっば!
オレの心臓が16ビート!
でもッ・・・・・・今日こそはッ・・・・・・計画を実行するんだ! 練習もしたしッ! 完璧さあ!
「あッ!! あたッ! アタタタタタタタタタタ・・・・・・・・!!」
オレ様、たわばな顔を作ると腹を圧さえてその場に転がった。もう迫真の演技ッ!
「ど・・・・・・どうされましたか!? あの・・・・・・あの・・・・・っ・・・・」
狙い通り奥さんはうろたえる。
ちょっと可哀想だけど、オレはそのまま演技を続けた。
「う゛〜〜〜〜〜ッ・・・・・イテテテテッ・・・・・・・」
「あのっ・・・・・・あの・・・・・・・い、今救急車呼びます」
奥さんは電話を掛けに行こうとする。
もうかなりパニクってるみたいだ。カワイィ〜。
「いや待っ! ・・・・・・裏・・・・・裏庭貸して、ちゃんと穴掘って埋めるから・・・・・」
「えぇっ?」
「た・・・・・ただの・・・・・下痢腹みたい・・・・・だか・・・・・・」
「そ、それなら・・・・・あの・・・・・あの・・・・・どうぞこちらへ・・・・・」
奥さんはオレを家の中に入れてトイレまで案内する。
しめしめ・・・・・・・大成功!!!
奥さん、オレの仮病まるまる信じちゃったyo! ウブだなあ〜。
オレ様、デンジャった前屈みのままトイレに入った。
オロオロする奥さんの顔ったらイイ。
ヘンに”苛めたいゴコロ”をくすぐる。
オレはムダに水を何度も流して、う〜んう〜んと唸りまくった。
ドアの向うで心配そうな奥さんの声、半ボッキのオレ。
ついに・・・・・・ついに!
家の中に入れたッ!! やたッ!
「何か水分を・・・・・・あの、向うで暖かいものでも用意しておきます・・・・・」
奥さんが行って気配が無くなると、オレ様とりあえず小便済ませてスッキリ。
準備は整った、と。
さーて、始めよっか!
オレは抜き足差し足で家の中を見て回る。
あの奥さんの事なら何でも知りたい。
どんな生活してるのかとか、趣味は何か、とか。
旦那の事?? シラネ。
まずフロ場から覗いた。
広い。キレイに掃除されてる。窓からの明りが気持ちイイ。
こんなフロで朝シャンしたら最高だろうな〜。
奥さんと2人で入ったりさ!
ムフフ。いいな〜。
次、寝室。
ベッドでけーッ!
キング? クイーン? このベッドの上で、あられもない姿で・・・・・?
ベッド横の窓から庭を見ると丸テーブルとイスが見える。
きっとあそこでお茶しながら読書でもするんだろうなあ。
ん?
芝生はちょっと伸び気味かな。
「おなか・・・・・・治りましたか・・・・・・・・・?」
あ、いけね!
ちょっと長く妄想しすぎたかも。
奥さんがオレを捜しに来ちゃった。
「ご、ごめん。どっち行ったらいいのかわかんなくてさ・・・・・はは」
奥さんについて応接間に来た。
んで、なんかカンポウヤクっぽいお茶をごちになる。お腹にやさしいんだってさ。
ンムギュウンッ!!
やさしいのはキミさあ〜〜〜!
オレは腹をさすりながら治った事を伝えると、奥さんはホッとしたようだった。
お礼と名前を言って、ゴキゲンでその場を後にする。
っく〜! 後ろ髪引かれる思いッ。
翌日の配達の時にお礼のプレゼントをした。
オレの好きなバスケ選手のブロマイド。それもとっときの秘蔵の一枚だ!
奥さん──ヨーコは絶対に大感激したに違いないッ!
───その後もオレは定期的に腹を壊し、トイレを借りる。
警戒されないようにちゃんと、
「オレ、おなか弱いんだ。すぐ神経性胃炎になったり、胃痙攣起こしたり・・・・・」
てな感じのフォローも忘れない。
ヨーコはかなり初心で、
「まあ・・・・・かわいそう・・・・・・。大変なのね・・・・・」
それを信じてくれる。
ヨーコ!
キミはこの世知辛い世の中に咲いた一輪の花のよう! オレの妖精さん!!
───そうして少しづつだけど話をして行くうちに、ヨーコの生活が見えてきた。
旦那は最近仕事が忙しくなって、ほとんど家に帰って来ないんだそうだ。
最初は残業、残業、残業。
次は休日に呼び出し、接待ゴルフ、残業、と続き、今は短期出張、長期出張という具合。
それホントかねえ・・・・・浮気してんじゃないのォ?
と思ったけど口には出さなかった。
ヨーコが傷つくといけないから・・・・・。
オレ、なんか・・・・・彼女に本気になったかも・・・・・・・・・。
人妻ヤヴェエエエエエエエエエッ! 人妻イイイイイイイイイイイイイイイッ!!
───オレは紳士的に提案して、仕事が休みの日にヨーコんちの庭の芝刈りをした。
いつもは旦那がやってたらしいけどね。
芝刈り機は一歩間違えるとかなり危ないから、この手押し式のじゃなくて乗るタイプのを買うまで、触っちゃダメって言われたんだって。
芝が伸びたら近所にある、庭師もやる配管業者を呼ぶ事になってたみたいだけど、オレがキレイに刈ってあげちゃった。
彼女、そりゃ喜んだよ。
オレもなんかウレシ〜!
ヨーコがオレを友達として認めてくれるようになってから、オレの休日は全部! もれなく全部! ヨーコんちで過ごしてる。
もちろん彼女が用事がある時──近所の奥様方とお茶するとか──は、彼女の用事が優先。
しょうがないから自宅でオナる。
遊びに行ってもいい日は、紳士然として気合入れて行く。絶対にギラギラを見せない。
会えば会話はほぼオレのべしゃり。
ヨーコは恥ずかしがり屋で、たまに少し話す程度。聞き役。オレの話にちゃんと耳を傾けてくれる。
AHHHH・・・・・!
こんなにオレの話真剣に聞いてくれるコって初めて!!
もースゲー嬉しい・・・・・・。
なもんで、オレもノって来る。
バスケの事や鉄道や靴について特に熱く語る。あらゆる知識を伝授。
話ばっかじゃない。
ターンテーブル持ち込んで即興DJやってみせたりして、ヨーコを喜ばせる。
オレ様、皿をこするこするこするこするッ!
ヨーコそれ見てクスクス笑う。
ヨーコにもやらせてみると、もう笑っちゃってできない。
イイ〜ッ!
「ウフフ・・・・・イヤアァ〜・・・・・・・・フフッ」
普通の曲が速くなったり遅くなったり、同じフレーズを繰り返したりするのがおかしいんだってさ!
こんな事で・・・・。
か、かわいいナァ・・・・・。
そんなんならオレ、いくらでもこ、こ、こ、こ、・・・・こするよ・・・・・?
ハアハア!?
喉が渇けば、時にはオレが変な飲み物作って驚かせる。
ギフトで貰ったとかのインスタントのコーヒーを開けて、コーヒーの粉を少しタンブラーに入れる。そしてそこへ炭酸ジュースを注ぐ。
キタコレ!
キタキタキタキタキタ────ッ!!
コップいっぱいにモッシャーと湧き上がる泡に圧倒されて、ヨーコ唖然。ウヘヘ!
どうだい、化学実験みたいだろう?
オレたち庭でも遊ぶ。
その辺で買って来た水鉄砲で撃ち合いやったり。
まあこれも計画のうち。
わざと撃たれて、
「やられたああぁぁ───ッ!」
とか言いながら、芝に水撒いてるスプリンクラーの下に転がって倒れる。
白目剥いて死んだフリ。
んで、そろりそろりと近寄って様子を見に来たヨーコに撃ち返す。
ドピャ!
ドピューッ!
ヨーコの胸の谷間らへんを狙ってみたり。
も、タマンネ。
オレは寝っ転がったまま青空を仰ぐ。
オレの目に映るのは・・・・・スプリンクラーのしぶきと日の光でできた虹・・・・・。
ここんちの芝生は虹色・・・・・。
オレ様すっかり水も滴るイイ男!
びしょ濡れでヨーコを追っかける。待てーいッ!
「パンツまでびっしょり! ヨーコ、タオル貸して」
ほんとはさ、あっちのプールで水遊びしたかったんだ。
ヨーコのマヴスィ水着姿が見られた筈なのにさ!
入れない・・・・・。
中に鯉が泳いでるんだよ・・・・・・いっぱい・・・・・・・・。
オレ様のティン棒パクっとやられたらやだから、プールはやめた。
だってあいつら、歯があるんだよ確か・・・・・・。
「そのままじゃ風邪ひいちゃうわ・・・・・」
今日は一段と暑いからちょうどいいぐらいだけどネ!
でもそれじゃあ計画がおじゃん。
「んじゃシャワー貸して」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大成功!
まんまとシャワーにありつけた。
オレ様、ヨーコの旦那の気分を存分に味わうつもり。
旦那のムース付けて、旦那のT字あてて男前をキープする。
花の絵のあるヨーコのシャンプーらしきものの隣の、旦那のシャンプーで洗髪。
全身も洗ってキリっとする。
出たら旦那のバスローブを着て、タオルで髪を拭く。
それからヨーコの用意してくれた着替えを手に取る。
旦那のシルクのパンツ穿いて、旦那のドレスシャツ着て、旦那のスラックスに足を通す。
オレ様もう全身間違いなくヨーコ旦那!
これで旦那の女房とよろしくやれたら文句ナシ!!
なんだけどな〜。
「ヨーコ、なんか飲んでいい?」
「はい・・・・」
オレは冷蔵庫を開けてごそごそと物色する。
奥の方に瓶ビールの小さいのがあった。
「あっ、コレいいじゃん」
オレはこのビールの正しい飲み方をヨーコに教える事にした。
まずライムを切って、瓶の口で絞る、そしてそれを中に落とす。
「やってみて」
「はい」
指がライム臭。
ヨーコの指もライム臭。
でもちょうどいいや。
オレは剃りあと顔に指のライム汁を擦り込んだ。
シャキッ!
としたオレの顔さらにシャキッ! 男が上がる!
アテテ、ちょいしみる・・・・・刺激が強すぎたかも・・・。
それを見るヨーコの指を勝手に借りて、擦り込む擦り込む!
ほんとは舐めたいけどね。
ヨーコのライムも中に落とすと、ヨーコの瓶とオレの瓶の腹を交差して2回ぶつけ合う。
それからオレの瓶の底をヨーコの瓶の口にゴンッ! とぶつけた。
キタキタキタキタキタ────ッ!!
振動で泡が上がってきた!
「ほら飲んで! 来るよ、来るよ!」
「え? え?」
ヨーコのビールが瓶の口から溢れる!
ヨーコは急いで口を付けると、ビールが零れないように無理して飲んだ。
でもやっぱり飲み切れなくて零れた。
口の端からビールが伝う。
うううう!
そのビール!
首筋からでろお〜んと上に舐め上げたいいいいい!!
オレ様が瓶を空ける頃には、ヨーコの頬は酔っ払いのものに変わっていた。
うっへぁ〜?
マジこんな弱いの!?
酔った勢いでソノ気になったりやなんかの展開、期待しちゃっていい!?
・・・・・と、電話が鳴ったのはその時だった。
くっそ、いいとこだったのに・・・・・・・・。
ヨーコは瓶をテーブルに置くと、多少ヨタつきながらパタパタとかけて行った。
オレは悪いと思ったけど、物陰でこっそり会話を盗み聞きした。
どうやら旦那からの電話らしい。
ヨーコはさっさと切ろうとするでもなく、長話してる・・・・・。
何だい何だいッ・・・・!
オレ様、なんだか急に萎えちゃって、ブルー入ってきた・・・・・。
はあああぁぁ・・・・・。
胃の辺りがなんかヘンだよ・・・・・。
オレは乾燥機に入ってる半乾きの服取り出して着替えると、何も言わずに帰った。
・・・・・・ふん、だ。
きっと何時に帰る、とか何してた、とか話してんだろ・・・・・。
ヨーコ!
あんたの旦那は浮気してんだよ!? 騙されてんだよ!?
まったく!
絶対オレの方がイイに決まってる。
オレなら絶対幸せにできる! 絶対!!
長い事家空けたりして寂しい思いなんかさせない。退屈させない。大事にする。
・・・・・オレ・・・・・ヨーコが・・・・・何もわかってないヨーコが・・・・・ちょっと憎くなった・・・・・・。
でも! また会っちゃうんだなあ〜これが!
オレは自宅に帰ってからもヨーコの声が聞きたくなるから、頻繁に電話かけるようになった。
むりやり喋らせてケータイにも録音。
発作が起きると目を閉じてそれを聞いてはニンマリ。
だけどヨーコはそんなオレをだんだん遠ざけるようになって行った。
もうオレ、紳士は無理かも・・・・・。
ティンコ膨らんじゃって理性が保てない。
ダメだと言われても電話掛ける!
で、何とか2人だけの暗号会話を作り出した。
もし旦那が帰って来てる時に電話しちゃっても、合言葉で会話できるってスンポオ。
って!
そうまでしてっ!
努力したのにッ!
ヨーコときたら・・・・・ヨーコときたら・・・・・・・・!!
オレのボスにチクって、オレの担当地区を変えたんだ! あんまりだよッ!!
でも・・・・・・・でも・・・・・そんな事されても思いはつのる一方。
オレ様だんだん”入って”きた・・・・・。
・・・・・オレ今日仕事休み・・・・・・すんげぇヒマ・・・・・・ヨーコんち行きたい・・・・・・・。
ダメだよう!
これ以上嫌われたらどうすんのさ・・・・・・・でも・・・・・でもさ?
彼女、オレの事好きな筈だよ・・・?
だって会ってた時はあんな楽しそうにしてたじゃん!
・・・・・きっと彼女、照れてるだけなんだ。
本当はオレの事・・・・・・・・・・・・愛してるんだ! そうさ!
オレ達愛し合ってるんだ!
もうすぐ旦那と別れてオレのとこへ来てくれるんだ!
間違い無い、絶対に間違い無い! 今すぐ確かめなくちゃ!!
オレは確信を持って受話器を取った。
バカバカドコドコ言う心臓に手を押し当てながら、オレは受話器に耳をくっ付ける。
コール3回で、「Hello?」ヨーコの声だ・・・・・・!
きっとリビングにいたんだ。お茶してたのかな?
「ハアハァ・・・・・・奥さん・・・・・・・米屋です・・・・・・・」
「!」
「奥さん? ・・・・・・・米屋ですよ・・・・・・あなたの・・・・・へへ・・・・・へ」
「あの・・・・・・お米屋さん・・・・・?」
「ハァハァ・・・・・そうですよ奥さん・・・・・へへ・・・・・米・・・・・いかがすか(行っていい?)」
「え・・・・・あ・・・・・あの・・・・・まだ・・・・・お米、沢山あるの・・・・・・」
「うち、もう倉庫いっぱいなんすよ・・・・・・在庫はけなくちゃなんなくて・・・・・買って下さいよ。ヘ・・・ヘヘヘ・・・・」
「お・・・・・お米屋さん、あの・・・・・米虫が出たの(今主人がいるの)」
「ッ!?」
「・・・・・・今さっき出たばかり(さっき帰ってきたばかりなの)・・・・・」
「そんな米虫なんか、・・・・何て事ないすよ・・・・・・。んじゃ、今そっち行きますね・・・・・」
「! ジ・・・・お、お米屋さん・・・・! もしもし? もしもし??」
10分後ぐらいにケータイがあった。
ヨーコからだ。
家電からかけてきてる。
「ジム!? ダメ! 来ちゃダメ! 来ないで!!」
「・・・・・奥さん、つれないっすねぇ・・・・・。そこに米虫、ホントにいるの?」
「さっき買い物に出掛けたわ、でもすぐに戻って来るの! だから! だから!!」
「へええぇぇぇ? なら都合いいっすね。奥さんもほんとはオレに会いたいんでしょ?」
「ジム・・・・・!! お願いやめて・・・・・友達だと思ってたのに・・・・・・」
オレに会いたくて会いたくてしょうがないくせに、素直じゃないんだなぁもう。ヨーコの照れ屋サン・・・・・。
オレはケータイを電源ごと切る。
んで地下鉄に乗って急いで向かった。
───ヨーコんちに着いた。
玄関は閉まってる。他の窓も。
もち呼び鈴にも応えない。
さすがに窓を割る訳にはいかないから、ガレージから入らせて貰う事にした。
ガレージのシャッターは全開に開いてる。
いつも停まってたでかい高級車が無い。
米虫の話、ヨーコの嘘かと思ってたけど、ほんとに帰って来てたんだね旦那。
・・・・・・ヘッ。
帰るなり女の所へ直行か。いいご身分ですねえ、っと。
そのまま”買い物”から帰って来なくていいよ旦那さん。
オレが後釜になったげるからさあ。
ヘヘ・・・・・ヘ・・・・・ヘヘヘヘ・・・・・。
オレ様シャッターの操作盤探して、シャッターを締め切った。
ガシャ!
んでドアから家の中に入ろうと思ったら、ヨーコが勢い良くドアから飛び出て来た。
飛んで火に入るなんとやら、ってね。
オレのこの、エラメラ燃える胸の炎で・・・・・・ハァハァッ?
焼かれたいんだねヨーコ!?
オレは両腕を広げてみせた。
「カマンカマンカマンッッ!! ィヨオコォ〜ッ!」
「あっ・・・・・!」
どうも旦那が帰って来たと勘違いしたらしい。
ヨーコはオレを見て息を飲んだ。
「やあ・・・・・・奥さん・・・・・・・」
「か・・・・・帰って・・・・・・!」
オレは逃げようとするヨーコを掴まえて抱き締める。もう止められないッ!
「オレの気持ち知ってるくせに! どうして旦那と別れてくれないんだようッ!」
「やめてジムッ! 離して・・・・・!」
「ほんとはオレの事好きなんだよねッ? ね? ね!? そうだ! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・旦那殺そう」
それがイイ!
そうすればヨーコだってもっと素直になれる筈だ!
それに、この家だって庭だってあの車もこの車もその車もこの奥さんも、みぃーんな!
オレ様のもんになるんだ!
ヨーコは知らないだろうけどオレ、家じゅう物色した時、旦那のナイショの生命保険見っけちゃって、それこっそり見たんだ。
旦那にどえらい額がかかってた。
それだってバッチリ貰うさ!
だって、ヨーコのもんはオレのもん!
「ね!? ヨーコ!! 言って! 愛してるって言ってよ! 愛してるって言えぇ〜〜〜ッ」
オレ様テンパり過ぎて、ついうっかりヨーコの首絞めてた。
周りも見えない。
もうその時には・・・・・・シャッターが半分ぐらい上がってたんだ・・・・・。
テント張ったおかげで、下げづらくなったチャックを何とか下ろし、ぷはあッとせがれを出す。
で、ゴホゴホと咳き込むヨーコに、オレ様のMagnum XLごとくっついた!!
ヨーコは悲鳴を上げてオレを突き飛ばすと、四つん這いになって逃げて行く。
それを追って掴まえよう・・・・・・と・・・・・・して・・・・・やっと・・・・・・気が・・・・・付いた・・・・・。
いつの間にかシャッターが開いてて、車がゆっくりと入って来てたんだ・・・・・・。
旦那はリモコンでシャッターを開けたんだろう。
何コレ・・・・・シャッター静か過ぎ!
んで車!
エンジン音しねぇじゃん! 気配もねぇッ!!
っつーより? オレが夢中人になってただけ?
・・・・・そして車は定位置に停まった。
ヨーコが脱力した風に立ち上がり、直立不動!
オレも予期せぬ事態に呆気に取られて、ティンティンいなないたまんまボ────────────ゼン。
来る・・・・・来るッ・・・・・修羅場が来るうぅッ!
マアァジェエ〜!?
旦那ホントにすぐ帰ってきたあぁぁーッ!
買い物=別宅じゃなかった!
旦那!
あんた!!
何でこっちのうっさそうなFR乗ってかないんだようッ!?
サイドが踏まれエンジンが切られると、ウイィーンとハンドルが上がる。
全窓も微妙に隙間を作る。
旦那がシートベルトを外すと、それもまたウイィーンと後ろに下がった。
コンビニの小さな袋片手に降りて来る旦那・・・・・。
「Hi,honey」
「ハ・・・・・ハァ・・・・・ィ、Dar・・・・・ling・・・・・」
「タダイマ」
「ぉ・・・・・おか・・・・・・・・さ・・・・・ぃ」
ヨオオオオオォォォォォォコオオォォやゔええぇぇ! もう顔まっっっつぁお!!
「今日は日本語教えに行く日じゃないのか?」
「あの・・・・・日にち・・・・・ず・・・・・て・・・・・も・・・・・の・・・・・」
ヨーコ、消え入るような声で何言ってっかわかんね!
旦那がドアを閉めた。
「アァ〜・・・・・ハァア・・・・・・で? そりゃ何だ? お前のイロか?」
旦那はオレをチラ見した程度で、ヨーコの目をじっと見据える。なんか怖エェ!!
こんなアブなそうなヤツがヨーコ旦那??
前にヨーコが、
「結婚してからというもの、主人は真人間になってしまって・・・・・男の人って変わるのね・・・・・・」
とか何とか言ってたけど、真人間にゃ見えねッ!
いろんな制御装置がブッ壊れてそうだッ!
「これからお楽しみってとこか・・・・・そいつは邪魔したな。・・・・・エエ? ヨーコ」
旦那は助手席に歩いて行き、ドアを開ける。
ヨーコはカエルのように動けない!
「し・・・・・し、知・・・・・なぃ・・・・・・人・・・・・なの・・・・・」
「おいヨウコウゥッ! ちょっとナイんじゃないのそれわぁッ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・悪い夢だこりゃ・・・・・・・・・・・」
旦那はダッシュボードを開け、なんか取り出してから車のドアを閉める。
「間男にやられるとはな・・・・・とんだマヌケ亭主だぜ俺も・・・・・・。おかしな電話してると思ったら・・・・・・そういう事か」
「違うのッ!!」
ヨーコは母国語でなんか叫ぶ。
旦那もヨーコに合わせてヨーコ語で話した。「じゃあなんで下出してんだろうな」
てかあんたバイリンなのかよッ!
オレにもわかる言葉で話してくれようッ!!
「ヨーコてめーッ! 裏切りやがったなッ!?」
2人はオレなんて眼中に無く、やり取りを続けてる。
チャンスだ!
逃げよう!!
オレはズボンも上げずに2、3歩あとずさりし、かけて行こうとした・・・・・・・・・が!!
「Freeze」
旦那が後ろ腰にさして引っ掛けてたらしい銃を取り、オレに向けるッ!?
「アッヒイィィッ!! 撃たないで撃たないで撃たないで撃たないでエェッ!」
助手席から取り出したのは銃だったんだ・・・・・。
オレ様両手を上げてカチコチに凍った。
「Don't move」
旦那は据わった目でヨーコを睨んだまま、オレの方へ近づく。
マジ縮こまるって!
800から700になるぐらい圧縮ッ! オレ様ッ!
「オラ後ろ向け」
オレもう、ガクガクブルブル。
言われた通りにする。そして───
銃口が後頭部に当てられた・・・・・・。
旦那は収納棚にあるロープを取ると、オレの真後ろで片手と歯でそれをほどき始めた。
オレはオテアゲした両手を後ろに持ってかれ、きつく縛られる。
あだだッ!
それから地べたに座らされ、鉄筋の棚の太い柱に胴をぐるぐる巻きにされて、逃げられなくなった・・・・・。
も最ッ高ッ!
自由が利くのは首から上、それと足。少しバタつかせられる程度。
あと圧縮された真ん中の足・・・・・。
「Hey baby? ・・・・・2ヶ月空けてこれかよ」
「;lghdg;sjf;iaj:f!!!!!」
ヨーコはぼろんぼろん泣きながら必死でなんか訴えてるけど、旦那はまるで聞く耳持たない。
かなりブチ切れてるみたいだ・・・・・。
きっとヤッてなくて溜まってるに違いない。
確かにたまってればイライラするし、冷静に話なんて聞けない。余裕も無い。
・・・・・て事は・・・・・?
もしかしてオレ・・・・・・・・・、殺される・・・・・の・・・・・??
次の瞬間、オレは脳裏で再生される映像を見ていた。
車のスクラップ場で圧縮された車に挟まって、どんどん腐って白骨化して逝くオレの御遺体を、だ。
どうせ・・・・・・・どうせ殺されるんなら・・・・・・・・・・・ッ! もうヤケだッ! ヨーコも道連れッ!!
「あんたッ! 聞けよッ! オレ達もう、死ぬほど何度もパコパコしたんだッ!
今さっきもパコパコの筈だったんだよ! それにあんたを殺す計画だって!!」
「やめてッ!!!」
旦那はヨーコにゆっくりと歩み寄り、ヨーコの二の腕をガシッと掴む。
そして鼻と鼻がくっ付きそうなくらい顔を近づけて、ヨーコの目をじいぃっと見ながら言った。
「そいつはまた楽しそうな話だなヨーコ? 俺も混ぜてくれよ」
ヨーコはただヒッ、ヒッ、ヒッ、と息を飲んで口をパクパクさせるだけ!
旦那はヨーコのじっとりと汗で滲む首筋を舐めるように見ながら、後ろに回った。
「知人や友人ならいい。だが愛人はマズいよなあ? 奥さん」
そう言うと首筋の汗をぺろーんとリアルで舐めた。
オレのヨーコに何すんだよォッ!
「〜〜〜っっっっ!!」
「続きは俺でガマンしてくれ」
旦那はオレのヨーコをオヒメサマダッコすると、FRのフードに座らせる。
だあぁッ!
も、もしかしてッ!?
やんのかッ?
やんのかよあんたッ!? まじぇえ!!?
「やめてくれ───ッ!!! オレのヨーコに触るなッ! ヨーコ逃げろおッ」
「ひっ・・・・・ひっ・・・・・」
「お前のヨーコをちょいと借りるぜ。わりぃな」
「やめろ〜〜〜〜ッ!!」
「イタダキマース」
旦那はヨーコのワンピースのボタンを外すと下から捲り上げて、一気に脱がした!
「ッンノオオォォォ・・・・・」
旦那が上から覆い被さってヨーコを押さえる!
これじゃもう逃げられない・・・・・。
「ヨーコオゥッ! いやだッ! いやだあああああぁぁぁぁぁッッ!!!!」
ヨーコは旦那の肩を押し返そうそうとするが、力じゃ敵わないッ!
まっちろい足もバタバタさせるけど、何やってもムダ! もう泣きじゃくってる!
「アチィ!」
とか言いながらTシャツを脱ぎ捨てる旦那、ヨーコの前ホックを外してブラを取った!
ム、ム、ム、ム、ム、ムネッ! てかTシャツゥ!?
どういう訳でそんな、ぴっちぴちのぱっつんぱっつん着てたんだか知んないけどさぁ・・・・・。
まあ、あれだよ。ほら。
まだ体がデキる前のローティーンの頃とかに着てたようなやつが、クローゼットの奥から出てきたんだよ。な。
なんかもう、そういう事にしといてやる。
って!
オレッ!
冷静ッ!
んで!
ヨーコのパイパイぽろ〜んで、オレ様の目、釘付け! 夢にまで見たパイッ!
「やめてぇぇ・・・・・」
旦那は腰に掛けた銃を取り、ゴツッ! とワイパーの上に置く。
っつーか! その車!
あんた殺してからオレが乗るんだから丁寧に扱ってくれようッ!
「っあ゙〜」
旦那はベルトをガチャガチャさせながら外すと、唸りながらジーンズを脱ぎにかかる。
ってあんたァッ!
パンツ穿いてねーのかよッ!
おケケが挟まるッ挟まるゥッ!
・・・・・考えただけで痛い。
で、旦那のケツ。
男のきったねえケツなんか見たくねーヨ!
「Stop! ストーップ! そこまでそこまで! はいカットカットォッ!」
つった所でやめてくれるわけがない。
悪夢だ・・・・・目の前のレイプショー・・・・・・。
「・・・・・ヨーコ。・・・・・・このヒモパンてのは、いいよなぁ。・・・・・・片方ほどいても、もう片方が生きてる」
オレ様、はすかいからショーを見物してるおかげで見たくもない物まで丸見え。
旦那はニヤニヤしながらヨーコの下着に手をかける。
やめろこのっケダモノ───ッ!
「見・・・・・っ・・・・・・っ・・・・・・見ら・・・・・れ・・・・・・」
オレは見るに耐えなくて顔を背けた。
でも聞こえる、ヨーコのすすり泣きと旦那の荒い息遣い。
時折チュッ、チュッとヨーコの肌にキスしてるらしき音・・・・・・・。
「い、いやだぁ・・・・・ヨーコ、ヨーコォォ・・・・・・こんなの・・・・・」
あの旦那、オレに聞こえるようにわざとヒワイ音立ててるに違いない。
耳を塞ぎたい・・・・・こんなのひど過ぎる・・・・・。
クッソ───ッ!
「っァはあぁっ」
長い事ピチャピチャクチュクチュとスケベ音が続いたあと、ヨーコが声を上げた。
オレ様気になってつい見ちゃって・・・・・・・。
見ない方が良かったよ・・・・・・。
スケベ汁でグジャグジャになったおマンに、旦那がグイグイ突っ込んでるゥッ!!
ヨーコ顔真っ赤、もう目が虚ろ! だったのが!
「!」
オレの視線に気付いてハッとする。
「見ないで〜〜ッ」
「どこ見てんだヨーコ! よそ見すんな!」
やっぱりヨーコ、オレの事愛してるんだ!
だからそんな姿見せたくないんだッ!!
「見ない見ないッ! オレ絶っっっっ対見ないよッ! これはナイトメアなんだッ!」
オレ様まぶたを固く閉じる。
そしてこの悪夢から目が覚める事を、ひたすら祈った・・・・・・。
「おいネギボウズッ!!」
は? 何だよそれ。
辺りはくっちゅんちゃっぷんとヤラシ音が続く。それ+喘ぎ。
「お前だboy! そこの!」
「オレかよ! オレの事なのかよッ!」
オレは目を閉じたまま返事する。ぜってー目ェ開けねーッ!
「目ぇ開けろ!」
「イヤだッ! 絶対にイヤだッ!! 死んでも開けるもんかッ!!!」
「・・・・・・そうかい(意外と強情なヤローだな)」
ダンッ!!
というでかい音がした!
オレ様ビビって目を開ける! と同時に、頭の上に水が落ちて来たッ!
何だ何だッ!?
旦那がオレに銃を向けてるッ!?
「ヒィッッ!?」
「よっく見とけ」
どうやらこのバカ旦那!
棚のウォッシャー液をブチ抜いたらしい!?
液がこの男前に滴り続ける・・・・・。
アワワワワワワあいつマジだ! クレイジーだッ! 瞬きしようもんなら実弾喰らわされかねないッ!
オレはやむなく強姦を見物する事になった。
「Good!(それでいい)」
旦那は銃を持ったままHoodに手を付き、がっつんがっつん腰を動かす!
ヨーコはオレと目が合うと、恥ずかしさの極致といった顔をして「No・・・・・! No!!」目で見ないでと訴える・・・・・。
「やめてくれようッ! そんなんしたらヨーコのおまんまん壊れちゃうよおッ!」
オレ様いつの間にか泣いてる。
悔しさと情けなさと続きの見たさで頭ん中混乱。
オレの視線に耐えられずか、ヨーコが両手で顔を覆って隠した。
バカ旦那はその手をムリヤリ片手ではがし、両手首をヨーコの頭の上で纏め上げる。
ヨーコはオレに顔が見えないように向こう側にやるが、旦那は強引に舌入れてわざとオレによく見えるようにしやがった!
「ん〜〜〜ッん〜〜〜〜ッ」
上からも下からもブチ込まれて自由を奪われたヨーコはもう、やられ放題・・・・・。
「ああ・・・・・オレのヨーコ・・・・・オレの可憐な花びらがあああ・・・・・」
車はゆさゆさ、おマンはずりゅずりゅ、オレは涙が止まらなくてうわあぁん。
ばけやろHood凹むじゃんかようッ!
銃も強く押し付けたらキズになるぅ!
「ヨーコ・・・・・! 妖精さん、妖精さん・・・・・こんな奴に・・・・・汚されて行くぅ・・・・・」
窒息!
窒息ゥッ!
窒息しちまうよッ!
いつまでディープってんだようッ!
「・・・ゥゥッ・・・・・ン・・・・・・フハァッ」
ようやっと上の口を開放されたヨーコは、息を弾ませつつ声を殺す。
一生懸命こらえてガマンしてるようだ。
でもそんな努力はカラ回りに終わる。
ヨーコは糸が切れたみたいに、急にコントロール不能になった。
「やああああぁぁぁっ」
旦那がひときわガツンガツンを強くしたからだ。
ヨーコは首を振って眉を寄せる。
もう羞恥心とかどっか飛んじゃってて、目を閉じたままオレの方に顔を向けて乱れた。
おかげでオレ様、見事にビンッビンのカッチコチ。
半開きになった、バラ色のおいしそうな唇は、激しく喘いで吐息を漏らしております。
じきに、ヨーコの白い喉が反り返り悲鳴が上がった・・・・・・。
ヨヨヨヨヨヨヨーコ!
イッちまった・・・・・!
足全体が震えてる・・・・・・。ってエエエ!?
旦那そこへ追い込みッ!?
ヨーコの首筋にガブッと噛み付いて、もっと奥に奥にと入ろうとしてる・・・・・。
「もうやめてくれえぇぇぇぇ・・・・・もういやだあぁぁぁ・・・・・」
オレ様号泣。
ティンの先も泣けてきた。
最愛の人が目の前で犯されてマジ勃ち・・・・・。どーゆー事コレ・・・・。
「・・・・・・・・・」
旦那は一瞬何か考えてたようだ。
棒をすっぽ抜くとグデッとなったヨーコを担いで、何考えてんのかこっち来た。
そして涙でぐじゅぐじゅのオレの前にどっかと座り、ヨーコをだっこしてオレと対面させる。
「よう奥さん、見せてやれ」
旦那はヨーコのももを下から持つと、パカッと開いてオレに見せ付けた。
ご、ご、ご、ご、ご、ご開帳ッ!?
そこへ自分のおっ勃ったものを押し当て、挿入。否、侵入。
ズヌー!
ヨーコの漆黒の髪と同じ漆黒のヘアーが、溢れ出たマジ汁で濡れそぼってる。
ももの付け根にまで広がって・・・・・。
スケベ旦那はヨーコの体中を好き放題オサワリしまくって、ナニを動かすでもなく深くハメっぱなし。
オレがちょっとでも顔を逸らそうとすれば銃。
汗だくの2人を血走った目で見るしかない・・・・・・。
のぼせたような、ぼんやりしたような、そんな顔したヨーコ・・・・・。
オレの前じゃ見せた事が無いような顔だ・・・・。
いつも控えめな表情の下に隠れて、こんなヨーコがいたなんて・・・・・・・・・・・聞いてないヨ!
ヨーコの息が少し落ち着いて来ると、旦那がまた動き出した。
目の前で披露される本番。
旦那のヤロー、ヨーコのふとももにかかったまんまのパンツを取ると、オレの頭に乗せてきやがった。
それを振り落とすのも勿体ないんで、オレは嗅げるだけ匂いを嗅ぐ。
って!
嬉・・・・・・悔しいィッ!
ヨーコはフードの上でィヵされた余韻にまた火が付いたらしく、切ない声を洩らす・・・・・。
目の前にはぷるっぷる揺れるチェリーパイ。
おもいきり揉みしだいてむしゃぶり付きてェーッ!
オレはきっとモノ欲しそうな顔してたに違いない。
よだれをすすってたりもしただろう。
ヨーコん中がどんなんなってんのか知りたかった。
旦那はそんなオレの気持ちを知ってか知らずか、動かしながらオレを見て、にやりと笑うとこう言った。
「お前、この角度が弱いの知ってたか?」
そしてグイ!
とヨーコのどてを片手で押さえると、がっしがっし揺さぶるッ!
「そら! いけ! いけ! いけッ!」
「ひぃやああぁぁぁァ〜〜〜ッ!!」
「もうやめてやってくれええーッヨーコを苛めないでくれええッ!!」
ヨーコはアッと言う間に達して、さっきより強い快楽に身を振り乱した。
かっくんと顎が上がった後も、何度もビクッと電気が走ったように波打つ・・・・・。
オレ鼻水ダラダラ、ヨダレごっくん。
旦那はハーハー言いながらヨーコの肩にキスする・・・・・。
やっと終わった・・・・・・・・・・・・・・と思ったら!!!!
うへああぁぁぁん!
旦那はヨーコを抱えて立ち上がるとFRの方へ行った。
旦那!
自分のぃヵヵ゛ゎιぃぁっぃィヵぉっゅを出すまで止めないッ! おさまりつかないッ!
ヨーコの手をフードにつかせるとパンッパンッ!!
「あんたそれDVって言うんだよッ!! うっ・・・・・えっ・・・・・あっ・・・・・おっ・・・・・」
ヨーコもう足ガクガクいって普通に立ってらんない!
旦那はお構いなしに突く!
「Mmm,good! Feels good! Is good! Real good! Tastes good!(ン〜いい! 具合良し!)」
いや、「ン〜」じゃなしに!
「Good for you! Good for me! Mighty good!(お前に良し! 俺に良し! すげェ良し!)」
オレは良くNeeeeeeeeee!
上半身に力が入らないヨーコ、フードに崩れ落ちた!?
そのやられっぷりが旦那を煽って、余計攻めたてさせるッ!
で、そのうち、旦那はゔーッとかあ゙ーッとかん゙ーッとか唸って、出すもん出し終わった・・・・・。
脱力してヨーコの上に被さる・・・・・・・。
───旦那は自分のを抜き取ると、ヨーコをフードの上にあお向けに寝かせた。
ちょうどおマンがオレの方向いてて、立て膝が力なく倒れるとぱっくりちゃんがモロ見え全開。
もうなんかてらてら、ぬらぬらに光ってて、ヒクついてる。
オレの先っぽも・・・・・。
「雑巾・・・・・・インスタント雑巾は・・・・・と」
旦那がオレの方へ来て棚の道具を探り始める。
ってあんた!
雑巾でナニ拭く気かよッ!?
「ねぇなぁ・・・・・・・確かこのへんに・・・・・」
そう言いながらオレの真上の棚を探す。
当然、オレの目の前では旦那のうまい棒が揺れてる。
っつか当たるッ!? 顔に当たるうッ!?
だからッ!
adadブラブラさせんなってッ!!
マ ジ や め て く だ さ い !
旦那は雑巾を見付けると手に取って・・・・・暫らく眺めてからまた棚に戻した。
拭くのやめたらしい。
そして、そこらに脱ぎ散らかした服を拾い集めると、ヨーコを肩に担いだ。
「ちょっ、ちょっと待てよ! どこ行くんだよ! ヨーコをどうするんだようッ」
「お前と何があったか取り調べるのさ」
「オレはッ? オレはどうすんのッ!? オレはこのままなのかようッ!!」
「すぐ戻るから一生待ってな」
「そっ・・・・・そん・・・・・・」
2人は行った。オレを置いて・・・・・・。
オレここでポコチン出したまんま干乾びるまで放置されるんだ!!
その間もあいつらはべとべと睦み合って・・・・・。
そんなのって無いよ!
・・・・・イヤだあッ!
「ヨーコのあばずれェッッ!!」
と叫んでみても虚しい・・・・・・。
また涙が出て来た・・・・・・・もうティンも心も萎びたよ・・・・・・・。
・・・・・もうぐったりだ。疲れた・・・・・。
胸にドでかい風穴が空いたよう・・・・・・。
───ヨーコとの楽しい思い出に浸ってると、ガチャとドアが開き旦那が戻って来た。
上を着替えたらしい、ランニングになってる。
旦那は缶ビールを飲み干すと棚に置いた。
「悪いこたぁ言わねえ。人妻に手ェ出すのだけはやめとけ」
そう言うとオレのロープを解きにかかる。
「痛い目見るぞ」
もう見てるって・・・・・・。
・・・・・・・充分だよもう。
旦那はロープを元のように縛ると棚に戻した。
「そら行け」
え? 何?
・・・・・・・・・・・・マジ?
逃げていいの??
ラッキ!
オレ様ガレージを出る!
って待てよ・・・・・・・・・?
もしかして・・・・・・・・・・・・・・・・罠!?
きっと後ろから銃でオレを狙ってるんだ!
そう思ったオレは急に不安になって、芝生を踏んだ所でゆっくりと振り返ってみた───。
旦那はインスタント雑巾でフードを拭いてる・・・・・。
ホントに逃げられるッ!?
いいのかよこれで!?
オレはどうにも信じられず、逃げるフリをしてこっそり陰から様子を見る事にした。
旦那は棚に行きスプレーを取る。
多分アンブレラ社製の液体ワックスかなんかだ。
ここんちの備品や生活用品は傘社製の物ばかりだ。それもせっせとオレが届けたやつばっか・・・・・・・。
新製品やら何やらヨーコ宛てでどんどん送られて来る。
けど・・・・・もうさ・・・・・傘との繋がりなんてもう、そんな事もう、どうでもいいや・・・・・どうでもいい筈なんだよ・・・・。
なのに何だ? このモヤモヤは・・・・・・。
旦那はと言うと、一発やったら少し穏やかになったようだ。ワックスがけに精を出してる。
ってもう気が済んじゃったのかよッ!?
オレ達の事、もう怒ってないのォ!?
「・・・・・・・」
何故かオレは帰るに帰れなくて、その場にぼーっと立ち尽くした。焦点が合わない。
オレが隠れてる事気付いてたのか、旦那がこっちを見た。
「・・・・・行けよもう」
と言い車に目を戻す。
ワックスがけの続きをするが、「・・・・・そうだ」はたと手を止め顔を上げた。
「遊んでくれたのには感謝しないとな。ありがとよ」
「・・・?」
旦那はフンフンと鼻歌を歌いながら、今度はヨーコの街乗り買物用の小型車を拭き始める・・・・・・。
どうも旦那はオレの事を、”退屈してるワイフの遊び相手になってくれた”ぐらいにしか思ってないらしい。
なんか違くね・・・・?
違うッ!
オレ達愛し合ってたんだッ!
そこには愛があった!
そうだ! そうだよッ!
オレ、このままじゃ悔しいだけだから、最後に何かしら悪あがきしてやりたい・・・・・ッ!
オレだって男だ。これじゃあミジメ過ぎるじゃんかッ!
「ォ、オ、オオオオレ達の愛は本物だった! ・・・・・ぁあああんたなんかには絶対に理解できるもんかァッ!!」
言った!
もう勇気奮ったさ!
オレはゴキゲンでワックス掛ける旦那に向かって喚いてやった! 近所迷惑ッ!
「ア゙ァ゙ッ!?」
すると旦那は一瞬だけ素になった。
・・・・そしてオレに怒鳴り返してきたんだ・・・・。
「銃出されたぐらいでブルッてる奴が愛だ何だとほざいてんじゃねえ! 寝取る気でいたんなら死ぬ気で来いッ!!」
な、な、な、何だよこのDV夫!
弱虫なオレに追い討ち掛けやがって・・・・!!
クソォ・・・・クソォ!
旦那は何事も無かったかのように、ヨーコカーのタイヤの空気圧を見てまわってる・・・・・。
オレ様もう、恥も外聞も無い・・・・・・・・・・男泣き!
えっぐえぐ、とむせび泣く・・・・・。
「・・・・・オ、オレも奥さん欲しいぃ〜・・・・・・・オレの帰りを待っててくれる人が・・・・・・」
旦那は、はあぁ〜と溜め息をつくとオレを諭すように言った。
もうウンザリと言った感じだ。
「誰も止めねえ、よそ行って見付けてこい。うちにはくんな」
オレそれ聞いて大泣き。
も、全否定され過ぎ。
ここんち来たいんだyo居心地いいんだyo来たっていいじゃんかyoooooooooooo・・・・・。
そんなオレを見た旦那は、少しフォローを入れようとしたんだろう。
「・・・・・ア〜・・・・・・・・・・その、何だ。職場とか身近なとこで済ましとけ。・・・・・・・・・・・・大体なテメーッ!」
キレちゃフォローんなんねーよキレちゃ・・・・。
オレがビクッと身震いした為か、旦那は言葉を飲む。
それから手に持った液体ワックスを振ると、間を取った。
「・・・・・・・・・・・・あのな。
いたらいる苦労、いなきゃいない苦労があんだよ。所詮無い物ねだりだ。
・・・・・・・せいぜい今の立場を楽しんどくこったな・・・・・・・・」
オレがずっと黙ってると、「・・・・・・・・・まったくテメー・・・・・俺がどんだけ苦労し・・・・・・・・まあそれはいい」
言いたい事が次から次へと出て来たらしい。なんかボヤキみたいになってきた。
「ナメやがって・・・・・・・・・・・・・・・・・。オイシイとこだけ持って行こうとすんじゃねェ! 何の犠牲も無しに!」
たまに小さくキレる。
かと思うと、「・・・・・・・・もう行けよ。・・・・・・・・風俗にでも行ってなんか適当にあてがっとけ」さっさと〆る。
旦那は棚に行き、袋を開けると新しいインスタント雑巾を取り出して、ヨーコカーのワックスの仕上げを済ませた。
さっきの汚れた雑巾でいいからオレの涙も拭けようっ!
「You! ボサッと見てんじゃねえ!! 帰れ帰れッ」
「ヒイィッ!」
旦那は今度は高級車に取り掛かった。
オレ様性懲りも無く、なんか言い返したくてしょうがない。
もう泣かないようにグッと涙を呑む・・・・・。
これがヨーコの旦那?
こんな・・・・・・・こんな・・・ヨーコを泣かすようなヤツが旦那だなんて・・・・・・。
そんなの認めないッ!
なんかヨーコの話を聞いてると、ひたすらマメな旦那ってイメージだったんだけど・・・・・?
目の前のヤロー、いかにも単細胞って感じじゃん?
なんかガラっぽいし・・・・・。
ヨーコから聞き出すの苦労したけど、旦那の事を話し出させたら、さんざんノロケてたっけな・・・・・・。
本人は自覚無いみたいだったけど。
出張先から毎日電話掛けて来るとか、あのハシとかいうスティックを器用に使いこなすとかさぁ。
もういいよ。ノロケじゃん。
ヨーコのビッチめ、オレを目の前に他の男の話なんかしてさ。フン!
ああそうそう。
オレがうっかりショージを破った時も言ってたな・・・・。
旦那がジンベーとかいうのを着てショージの張替えをするとか。つかタダのジャパンかぶれじゃん。
ヨーコ、こんなんのどこがいいの?
オレのが良くね?
オレ様の三点シュート見たらマジ気持ちも変わるって!
オレは顔を上げて旦那を見てると、弱い風が吹いた。
ごちゃごちゃ考え事してるオレの頭を、涼しげな風が撫でて行く。
泣きあとの残る頬の熱も少しだけ持って行かれた。
・・・・・・頭冷やせって事なんだよ・・・・・。
もう帰れって言ってんだから、諦めて帰ろうかなァ・・・・・・。
でも・・・・でもさ・・・・・・。
未練がましいかもしれないけどさ、女々しいかもしれないけどさ、けどさ・・・・・・。
・・・・・・・・・。
風はそよそよと吹き続ける。
昼下がりの茹だるような暑さには、これだけで気持ちイイ。
きっと、向うで回ってるスプリンクラーが芝──オレ様が刈ってやった芝──に水撒いたおかげで、風が起きたんだろう。
・・・・・・オレの頭もだんだんクールになって来た・・・・・。
風に乗ってベルの音が聞こえる。
ああそうだ・・・・・・あれ・・・・・・・。
あれは、妙なシダ植物に付いてる鐘の音だ・・・・・・。
風が吹くとカードが揺れてベルを鳴らす仕組みのやつだ。
・・・・・そう言えば、ヨーコの手伝いしたっけなぁ・・・・・。
台を持って来ないとヒサシに手が届かないってんで、オレが取ってあげたんだ。その吊るしてあるシダ。
んでそいつを、バケツに汲んだ水にドボンと入れて浸す。
びしょ濡れのそれをそのまま吊るし直す、と。
旦那の代わりにオレがやってたんだ。
オレ、ヨーコに必要とされてたのに・・・・・・・旦那が帰って来たばっかりに・・・・・。
オレはじりじりと照らす太陽を仰いだ。
日差しの角度を見て、そこでまたいろいろと思い出した・・・・・。
そろそろプールの鯉におやつをやる時間だからだ。
生きたミミズ。
長くて活きが良くてぶっといやつ。
ヨーコが嫌がるからオレ様がやってあげてた。
それだって、ここのうちでのオレの「仕事」だったんだ・・・・・。
あーチクショー・・・・・プールでまた思い出した・・・・・。
鯉の一本釣り大会を開くとか言う話があったな・・・・・・・・。
本来なら夏が来る前にプール掃除がてら、やってたらしいけどね。
旦那が出張のせいで、今シーズンはまだなんだ。
その釣り大会には大勢人を呼んで、随分と賑やかになるとか。
ヤヴェ、そういうの大スキ・・・・・。
近所の配管業者、外科医夫妻、BBQ一家、会社の同僚達・・・・・・・・・・つかオレを始めに呼べ!
んでその釣った鯉を焼いて食うとか。
なんかカラフルなのもいたんだけど・・・・・・赤いのとか金のとか銀のとか・・・・・。
それも食うんだろ旦那?
・・・・・なんか楽しそー・・・・・オレも鯉BBQ一緒にやりてー・・・・・。
オレもう、いろんな考えが頭ン中回って心が砕けちゃいそうだよ・・・・・・。
ハートブレイク。
だからってヨーコを諦め切れない、手に入らないと思うと余計に欲しくなる。
でも旦那には敵わない・・・・・なんか腕っ節も強そうだし・・・・・畳まれそう・・・・・。
じゃあオレ、大人しく帰んの?
じゃあ今までのヨーコとの思い出はどうすんの?
そんなに簡単に割り切れんの? オレ?
・・・・・・・割り切れねーヨ・・・・・奥さん・・・・・。
現実なんか認めたくねー・・・・・・・。
ただのオレの横恋慕だもん。
強引な思い込み。
夢見させて貰ってただけ・・・・・いっときイイ思いさせて貰ってただけ・・・・・・・それだけ。
真っ暗な部屋、散らかった部屋に戻って明日の為にさっさと寝るだけ・・・・・それが現実・・・・・・。
「ああそうか」
旦那が呟いた。
うな垂れて、足元に視線を落とすオレの様子を見ていたらしい。
ワックスをかける手を止めるとオレの方に歩いて来た。
旦那はジーンズのケツポケに手を入れ、2つ折りにされた紙幣を取り出す。
そして札用のクリップを外すと、無造作に札を数え始めた。
「いくらだ」
ってアブねーよ!
財布持ち歩けよ! 無用心だな! スられても知んね!
「・・・・・・・・・・・・」
旦那は札を数えるのをやめ、オレのポケットに全部突っ込んだ。
え? え!?
「ヘルスにでも行って抜いて貰え」
あ、これって・・・・・?
もしかしてオレの事、金が無くてもじもじしてるように見えた・・・・・とか・・・・・?
「もう戻ってくんなよ」
旦那はガレージに戻るとワックスの続きをやる。
こんな金ッ!
旦那の金なんかッ!
あんたから貰った金なんかい・・・・・・・・・・・・・・・・りますはい。
また涙・・・・・もう本格的に泣けてきた。
形容しがたい謎の感情の嵐で胸がいっぱい・・・・・・。
オレに背を向けて、車の屋根を拭くのに夢中になってる旦那。後ろ腰には銃。
──気付くとオレ、走ってた。
自分でも何やってるかわかんない! 旦那の銃を奪う!
「あんたを殺してオレも死ぬううぅッ!!」
Safety catchを解除し旦那に銃口を向け、目を閉じたまま発砲ッ!
ダァンッ!!
・・・・・・・と、行く筈だった・・・・・。
旦那が銃ごとオレの手を背中に捻り上げる。
「いでででででででッッ!!」
オレの手から銃を取り上げると、また後ろ腰にさし直した。
てかリロード!
マメにリロードッ!
リロードしとけよゥッ!
「行けと言った時に行っとくもんだ」
「あだだ、あだッ! ぅヶ゛! ぃττττ! ぃτぇょ! ぉぃ! 許してェッ」
もしや!
・・・・・・そうか!
旦那のヤロー鎌かけたな!? 試したんだなオレをッ!?
「わざと弾抜いてきたんだろッ! あんたッ!!」
「おう、鋭いな」
「ちっっっっきしょおおォォォォォォ〜〜〜〜ッッ!!!!」
で、またあのロープで縛られる。
今度は足も縛られてガレージで腹這いになった。
「許して許して許して許してッ!!」
旦那はFRのトランクを開けて、頑丈そうなグローブを取り出して着ける。
それから棚の横に立て掛けてある鉄パイプを手に取ると、ガンッガンッとコンクリートに打ち付け始めた。
そのうちにパイプがくの字に曲がってくる。
旦那はそれをオレに握らせ、オレの指紋をべたべたと付けると芝生に転がした。
「待て! 待てよう! 待てって!!」
旦那は棚の空き缶を取り、家の中へ戻って行く。
きっと通報しに行ったんだ・・・・・。
───パトカーが次々に到着する。
でもおまわり達は現場検証するでもなく、旦那とずっと話してるだけ。
聞こえてくる会話によると、旦那はsirと呼ばれてる。
ってあんた!
おまわりかよ!
おまわりなのかよッ!
こんなおまわりは嫌だァッ!
どうやら部下達を呼んだらしい。
多分オレ、スゲーひでー目に合うんだ・・・・・。
やつらは旦那を残してプールの方に歩いて行った。
多分、鯉を見に行ったんだろう。
旦那はオレの方に来て、手のロープをほどくと手錠をかける。
遂に御用になった・・・・・。
「望み通りブタ箱にブチ込んでやる」
「何でッ! 何でヨーコを悲しませるんだようッ! この浮気男ッ!!」
「?? ・・・何の話だ」
オレは旦那に「オレ設定」をぶちまける。
だが現実はオレが思っていた設定とはかけ離れてた。
旦那の言う事には、ジャパニーズマフィアが芋づる式にあがったんで、忙殺されてたとか。
それホントかよ。
通訳を呼んでくれと言ったものの、経費削減だとかウタわせろとか色々あって、護送先にまでついて行かされたらしい。
何だかんだ面倒はあってもそれなりに成果は上がったし、日本の女についても色々聞けたんで、結果オーライだと言う。
今回頑張ったおかげでポストも上がって、だいぶ休みも取れるようになったんだと・・・・・・。
「ウソだッ!!」
まだ信じたくないオレ。
女のとこにシケ込んでた事にして欲しいオレッ! しつこッ!!
だって本来ならオレが・・・・・ヨーコと・・・・・。
「オレ達は深く愛し合ってたんだッ! なのに、なのにッ・・・・なのにあんたがァッ・・・!!」
「お前の愛とやらに幸あれ」
プールの方からイケメン風味の部下が1人戻って来て、足のロープを解く。
オレはパトカーに乗せられて、怖い所に連れて行かれた。
オレに関する書類は全て捏造され、めでたくメシウド。
高い塀の中、檻の中のくらし。
ここに入る時あの色男が言ってた。
一年で出られるって。恩赦だって。オレがいい子にしてたら前科もんにもしないって。
ほんとかなあ・・・・・。
まあ慣れるしかない。
なぁんて言わない。
実はここのくらし、かなーり気に入ってるんだ。
メシもある、個室も、服も、奥の虫歯も治療して貰った。
至れり尽せり。
ま、夜は消灯早いけどね。
やる事無いから警官夫妻のファックをズリネタに、日に4回は抜いてる。
こんな暮らしも慣れると楽しいもんだね。
──ある日仲間が耳打ちして来た。
シャワーを浴びながらそいつが教えてくれる。「Sister(おネエ)には気を付けろ」ってね。
一体何の事かサッパリだったけど、その直後に意味がわかった。
そいつをはじめ他の奴らもそそくさとフロを出る。
ヘンだなあと思ったけどオレは気にもしなかった。目を閉じて頭を洗い続ける。
すると足元に石鹸が滑って来た。
「石鹸、取ってくれる?」
「ああいいよ」
オレは屈んで石鹸に手を伸ばす・・・・・ッヒグウゥッッ!!
ケツになんか入った!
「あんた、かわいいじゃない」
気を付けろってコレか!!
もうおせェーッ!
オレはおネエにズッコズッコやられた・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、目覚めた。
それからはもう猿のようにヤリまくり。
人目も憚らず、図書室でいちゃいちゃ、トイレでちちくり、洗濯場で逢引き、食事も隣同士。
今じゃ目で会話ができる。
おネエは見た目はまったくの女で、おキレイ系だ。
でも下には暴れん棒が付いてる。
新顔達の間では用心棒なんて呼ばれて恐れられてるけど、心配無い。オレ専用だから!
そんな幸せな日々も長くは続かなかった。
一年なんてあっと言う間だ。オレのお勤めが終わる時が遂に来た。
・・・・・おネエともお別れ・・・・・。
オレ達約束をした。
ここを出て外で会ったらまた愛し合おうって。
そして、お互いの気持ちを確かめ合う合言葉も考えた。
──奥さん米屋です──
心変わりしないでまだ好きだったら、そう言う。
それを聞いた方もまだ好きだったら、こう言う。
──お米屋さんをくださいな──
また会って突き合いたい。
おネエの熱い体が忘れられない・・・・・・。
そうだ!
おネエが出所したらオレ、プロポーズしようッ! 驚くかな!?
オレはムショに斡旋して貰った印刷会社でマジメに働く。
その傍ら短期のバイトを見付けては寝る間も惜しんで働いた。
金を貯めたい。
とびっきり豪華な指輪をプレゼントして、嬉し泣きさせてやるんだ!!
その為には金だ。
今日も刷る前の求人広告に目を走らす。もう日課。
あ!
コレ・・・・。
これはスゴい・・・・・。
・・・・・コレだ!
早く応募しないと・・・・・・!!
それはアンブレラ製薬の求人だった。
若くて健康な男性若干名、とあとは途方も無いギャラだけ書かれてる。学歴不問。
これだ! これしかない!
オレは腹イタを起こして早退し、アンブレラに電話をかけた。面接の話をする。
すると、先方は来れるならすぐ来てくれと言う。
オレ様大急ぎで傘社に向かった。
面接はハイ、イイエだけだった。
金の事だけしか頭に無いオレは、ほぼハイで面接通過! 採用!
なんか細かい文字でザーッと書かれてる書類にサインして拇印を押す。
人体実験がどうとか言ってたけど、それって新薬飲むだけでしょ?
なぁんて事無い。
何でも来いってんだ!
健康診断をすると言うんで、服を全部脱いだ。
次に、なんかヘンな色の液体を飲まされてから、MRIみたいなのに入る。
するとそのうちにものすごく眠くなって、オレの意識は夢の世界へ飛んで行った・・・・・。
───気付くとオレは、筒状の水槽の中にいた。
管とかいっぱい付けられてる。
・・・・・な、なにコレッ!? なんの冗談!?
「だ! 出してくれ〜〜ッ!!」
と言ってはみたもののオレ水の中だし、室内は薄暗いし誰もいない。
はッ! そうだッ!!
今日っていつ?
どれぐらい時間経ってんの!?
と・・・とにかく出なきゃ・・・・・。
オレは力一杯水槽を叩くと、そのブ厚い水槽は簡単に割れて出る事ができた。
「ゲホッ・・・・・ゲホッ・・・・・」
・・・・・・オレきっとなんかの陰謀に巻き込まれてる・・・・・・・。
オレの頭脳に目を付けた機関が、オレを利用しようとしてるんだ!
ヤバイッ!
逃げなきゃッ!
オレはいろんな物をぶっ壊しながら建物の外に出た。
今は夜、車通りも少ない。ってアブねッ!
納品を急ぐトレーラーが後ろから迫って来た!
オレは咄嗟に地面に寝転がって、何とかやり過ごす。
パパーンとか鳴らしながら通り過ぎるトレーラー。
・・・・・・・・ふう。
って!
立ち上がれば今度はセダン、車高低め。オレは反射的に大ジャンプをかました!
「うっひょェアァ〜〜〜ッ!!」
何 で す か コ レ は !??
オレすげー〜〜跳んでるぅッ!? 甲羅脱いだみたい!
びよ〜〜〜ん! びよ〜〜〜〜んて!
これダンクしまくれんじゃん!
転職しなきゃ!
オレはぴょんぴょん跳びながらアップルインの通りまでやって来た。
ヨーコに復讐しようか考えて一休みしてたら、通りに車が停まってS級のイイ女が降りて来た。
へへ。
とにかく声掛けようとした。
「エエエッ!?」
おネエじゃん!
おネエもう出れたの!?
言ってくれよう!
ワインレッドのスーツ着て、胸にはネームプレート。新聞記者になれたみたいだ!
良かった! 夢が叶ったんだね!
獄中で言ってた。
ここを出たら性転換と豊胸して完璧な女になって、記者になりたいって!
「醇舛R! 遏ィヒ.).@ケ!!(おネエ! オレだよ!)」
「? ・・・・・・・何こいつ・・・・」
おネエは首をかしげ、オレの事を初めて見るような顔をした。
「遏ィヒ.).@ケ_トwf!!(オレだって!)%ソ`@ノ!(そうだ!)」
「どきなさいよ、ジャマよ」
「lt;ミワrソ佗リイ儔タ Uトコx!(奥さん米屋ですッ!)」
「2度は言わないわよ」
「tセテ屑lt;ミワrソ佗リイ儔タ Uトコ菻!!(だから! 奥さん米屋ですってば!!)」
何でおネエ気付いてくんないの!?
オレの事見てわかんないの!?
おネエは溜め息をつくと、めんどくさそうに車のトランクを開けた。
「ヒマじゃないの」
膝をついて、取り出したロケットランチャーを肩に構えると、何の躊躇いも無くオレに発射!!
って!
そんなもの持ち・・・・・・歩い────────────
「ヴォオオオォォォォ────ッッ!!!!」
アップルインに向かうおネエが見えなくなると、オレの視界も暗くなって来る。
遠のく意識の中で、一瞬の間にとても長い夢を見た。
幸せな夢だった・・・・・。
あの閑静な住宅街の家々を回り、片っ端から奥さん方を孕ませていく夢だ。
・・・・・次に生まれ変わる時は・・・・・
米屋になりたい・・・・・
神・・・サマ・・・・・。
────────気付くと目の前に繁華街。
ラクーンの一番賑やかで、華やかな通りだ。
ただオレ、異様〜〜〜に視点が低い。
いや、通り行くギャルのミニスカの中見えるのはいいんだけど?
れれ?
何かヘンだぞ・・・・・・。
オレは足元から周囲から、注意して良く見てみた・・・・・。
所々、地面にキスしてるヤツとか卵みたいの産んでるヤツとかいる。
皆おんなじ顔!
もしかして・・・・・・?
オレは自分の両手と体を見回した。
ウギャ───ッ!
これは!!
オレは!!
ここは!!
寝っ転がったホームレスの頭の上だあァッ!?
シラミかよッ!
シラミなのかよッ!?
riceじゃなくてliceなのかよッ!? オレッ!?
神サマちょっと! シャレはイラネ!
「もうヤケ! あとは野となれ山となれだ!! キュンッ!!!」
オレは開き直ってシラミライフをエンジョイする事に決めた。
住めば都!
宿無し・・・・・オレにとっては宿主の、クセェ頭に噛み付いて血ィ吸ってキュ──────────ンッ!
そして、あたり一面にいる仲間の士気を上げるべく発破掛ける。
お前ら皆、オレ様について来いッ!
「皆の衆!! 噛め! 吸え! 産めよ殖やせよ! 世にはびこるのだあアァ〜〜〜ッ!!」
オナって寝ます。
縁があればまた会えるだろう。カゼひくなよお前ら。
see ya!
423 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 04:03:15 ID:EZyV0iUe
01/31 03:11 エイダ「あんっ とっても感じるわぁ サドラー ぴちゃぴちゃ(サドラーとディープキスをしながらお互いの股間を手で愛撫した)あん あああん そうよもっとクリちゃんをいじってぇ とっても感じるわぁ あん あん」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 03:19 サドラー「フフフ そうか感じるか この程度はまだ序の口だ プラーガの力を見るがいい!(全身から複数の触手を出しエイダの秘所とアヌスと乳房を刺激した)」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 03:33 エイダ「あひぃ あああん とっても感じるぅ あ・・・・はぁぁん・・・!(乳房を責める触手の先端が空洞になり乳首に重なりチュウチュウと吸った)ああっ!!ん・・・あ・・・!!(大量の愛液が溢れ出した)」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 03:35 サドラー「フハハハ そうだもっと感じろ!私のとりこになるがいい!!」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 03:41 エイダ「(いやらしい音をたてて触手がエイダの秘所を弄ぶ 今度はクリトリスを吸った)ん・・・・ああああぁっ!!(ビクビクと痙攣し、噴出した愛液が床にポタポタと落ちた)」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 03:45 ナレーション「エイダは快楽に完全に支配され、四肢は力無く緩み、秘所は早くそれを入れてくれといわんばかりにぱっくりと開いて見せる」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 03:54 エイダ「(恍惚の表情を浮かべて)はぁん・・・はやくぅ・・・!!いれてぇ・・・(人の拳ほどの触手はゆっくりと秘所に侵入していく)あんっ 太いのが入ってくるぅ・・気持ちいいよぉ・・・!」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 04:02 ナレーション「触手は潤滑させるための液体を出しながら、エイダの愛液とからみ、膣へと侵入してゆく。触手は男性器と違いいくらでも伸びる。膣の奥まで侵入し、子宮の入り口を刺激する。」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 04:07 エイダ「ひぁ!!深い・・・深いよぉ・・!!(触手は彼女をうつぶせにすると、挿入した触手を回転させ始めた。・・・!!!っあ!!すご・・・いぃぃ!!回ってる!中で回ってるぅ!!」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 04:11 ナレーション「グチャグチャと激しい音をたてて触手が回転する。膣の中がかき回され、経験したことのない快感がエイダの心を襲う!」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 04:16 エイダ「はっ・・・あ・・・。こんなの初めてぇ・・・。もっとむちゃくちゃににしてぇ・・・!!あは・・・。お尻の穴もぉ、気持ちいいんだよ。もっと大きいいのいれてぇ」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 04:22 サドラー「そんなにお尻が感じるのかね?よかろう!悶え狂うがいい!この淫乱雌狐が!!(触手がアナルの奥に侵入し徐々に太く膨らんでいく。そして回転を始めかき回した)」
--------------------------------------------------------------------------------
01/31 04:33 エイダ「あああっ!!すごいよぉ!!こすれてるの!・・・きもちいぃぃ!!(ただ腰を振りサドラーと絡み続け、)ひっ・・・あ・・・いく・・・いっちゃうぅ・・・!!!(しばらくすると大きくのけぞり絶頂に達した)」
エイダはマグロ
425 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 12:56:35 ID:8cQ/Mf+y
前アシュリー物書いたものですが、続編思いついたので、書いて良いか聞きます。
サドラー倒した後、新しい教祖として崇められて、古城で邪教徒と乱交。
レオンを探しに来たクレアや、ウェスカーの命令で村を潰しに来たエイダを捕獲→陵辱。
こんなんどう??
426 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 13:09:17 ID:DE3+o5MQ
出会い系の掲示板に友達といっしょに冗談半分で書き込んだ彼女。
会社社長と偽って返事を出したらうまく話に乗ってきた。
実際に会うことになり、約束の場所にいた彼女を見て、まだ子供じゃないかと思った。
少し後ろめたい気持ちもあったが、ますます欲情に火が点いておもちゃのように彼女をもてあそんでしまった。
クリが敏感で舐めると「アァッ」と声が出て目を閉じてしまう。用意していた玩具で感度を楽しんだ後ヌルヌルのマ○コに肉棒を突き刺しハメ撮りしました♪
http://www.pic-navi.com/
エイダとレオン希望うぅ
あんたのつまらないというかイタイから読みたくない
だから俺の気持ちを汲んでくれるなら書かないで欲しい
誰もお前の気持ちなんて汲まねーよ(プギャ
と言うわけで俺の気持ちを汲んで書かないで欲しい。
だれかエイダとレオンをかけえぃ
ここで敢てクリス×ジルを希望する!
バンダースナッチ×タイラントでもかまわんが。
あ、タイラントはツンデレで頼む。
「あんッ、な、なんで私がッ、んッ、こんな粗悪品・・にッ・・・」みたいな。
446 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 19:37:10 ID:00JQWxCa
アレクシアとクレアの絡みキボン
447 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 19:51:58 ID:8qZY53Vr
448 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:22:41 ID:1zJ8nYN1
俺は下手糞なので脳内妄想だけで。
アシュリーの背中にクラウザーの腕みたいな翼が生えてきて、それでサドラー抹殺
島爆発後、飛んで脱出 「化け物になった私は、もうアメリカに帰れない・・・」
村人や邪教徒洗脳→「よそ者だからって無闇に殺さないで。」
若い男を集めて古城で毎晩乱交→何人か子供出産
エイダ、村に侵攻→アシュリー、我が子を殺されて無差別虐殺解禁
エイダ捕獲後、プラーガ寄生させる→従順なメス奴隷に
クレア、レオンの生死確認のためにクリスと共に村へ
クリス半殺し後、目の前でクレア輪姦
どなたか、興味があれば文章化お願いします。
誰でもいいから超変態プレイキボンティーヌ
>>448 一応、書いてみるが、期待しないように。
それと、ageるな。
452 :
448:2006/02/10(金) 08:32:51 ID:ATCe9jV2
ありがとうございます。
sage
レオン×クレア希望!
(゚Д゚;三;゚Д゚)
1週間以上誰もいない
>>427 おいらも
過疎だな
ところでエロパロ保管庫消えてないか?
あホントだ消えてねえ
d
459 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 13:35:23 ID:F42ExZRA
age
460 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 15:24:50 ID:EaZaJKX1
保守
レオン×エイダが読みたくてネット上を探してるんだが、未だに見つけられん…orz
>>427 俺もだ。
しかしレオンはまだエイダに未練があるのか?
アシュリーにしとけばよいものを。
ありそうな気がするけど・・どうなんだろうね
てかレオンはモーターボートに乗ってる時
エイダに何を言おうとしたんだ?
若白髪を見つけたので抜こうとした
そー(´・ω・)ノ (・ω・´)!!
>>464 アシュリーは不細工だったのが運のつきだ
じゃあしょうがない。俺がエイダとレオンを描いてやろう
来週いっぱいかけてね。ということで告知アゲ
470 :
sage:2006/03/26(日) 16:10:28 ID:SHgYUYtn
ゼヒお願いします。
>>466 エイダ、リアルに白髪ありそう
黒髪だから目立ったか?
レオンはあっても目立たない髪色
だよな、とマジレス
あの島から脱出してすでに半年。
大統領の娘アーシェーリーも無事に帰し、俺はひと時の休暇をもらっていた。
俺はレオン。あのラクーンシティを脱出して政府の犬となった。
それもすべてはあのようなことを起こさないためだ。
しかし俺は当初、アンブレラは政府とともに人体実験をしていると思っていた。
何せ、そんな三流映画はたくさんあるし、政府だって死なない兵隊には興味が
あるだろう。俺は政府の中を実際に捜査するつもりで犬となった経緯もある。
そんな俺はある山小屋に来ていた。そう、エイダに呼ばれたのだ。
小屋の中は綺麗になっていて人の気配がある。
しかも電気と、水も通っていて最近まで人が住んでいたようだ。
ふとレオンはベッドに座る。枕のところに本があるので取ってみた。
ーーーーーーーーーーーーヴィーバーの日記ーーーーーーーーーーーーーー
10月28日 変な連中にこの山小屋を売るように言われた。
まぁ、値段がよかったから売ってやった。
この山にはもう飽きていたのだ
違う山で暮らそう
11月2日 荷物は親切にも運んでくれた。合鍵も全部渡してやった。
この日記も記念においていく
この小屋には隠し扉があるぞ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
隠し扉か、暇なので探してみるか
レオン×エイダ?
・・・続キマッテルヨ(*`・ω・)
>>472 アシュリーだよ。バイオ2のシェリー(ウィリアムの娘)と
混同してる
続き期待ワクテカ
部屋の端にある本棚が怪しい。
俺の直感がそう思った。俺はいろいろなところをまさに冒険して
きただけに隠し部屋なんか探すのは完璧だった。
しかしいつも思っていたがあんなややこしい部屋を作ったり隠し部屋を
造ったり、わざわざ彫刻や宝石はめこんで開く扉作るなんてあきらかに
暇人だと思う。いつも思うんだが自動で開くタイプのドアは何が動力に
なっているんだろう?
そんな疑惑が俺の頭をいつもかすめていた。本棚の近くにいくと空気の流れを
感じた。どうせ、こんなものさ。さて、どうしたら開くのかな?
一時間たってわかった。これは手動だった。
レオンはまず本棚から本を抜いて棚を軽くしてから移動させた。
そりゃそうだ。いつもの変な研究所なら自動ドアだろうがどこぞの
オッサンの隠居所じゃ手動に決まっている。深読みしすぎた。
そして本棚をずらしてみると小さなスペースがあった。しかしその
スペースにはハシゴが下りていて地下へと続いていた。
どうやら下に降りれるらしい。俺はまずハンドガンの弾数をもう一度確認して
ハシゴを下った。
カコーン
カコーン
カコーン
どさっ
地下に降りると簡単な洞窟になっていた。
ひんやりとした空気がレオンの頬を撫でる。
別にしゃがみながら進む必要はなかった。そう大きくはないが
問題のない大きさだった。
俺はライトをつけ前へと前進する。
すると綺麗な扉があった。別に汚れていない。
まるで新しい扉だ。俺はドアノブに手を回した。
ドアを開けるとそこはまるで見間違えたかと思うほどの別光景だった。
あの孤島でエイダと初めてあった城の中の豪華な部屋を思いださせた。
ふと足が吸い込まれるように前に進む。
すると次の瞬間だった。
背中に銃が突きつけられた。
「ハイ、レオン」
「エイダ・・・」
エイダはもう片方の手でドアの鍵を閉める。
「久しぶり・・・レオン。元気にしていた?」
「銃は降ろしてほしいな。それともそこまで信用ないかい?」
エイダは銃を降ろすとレオンの腰に手を添える。
次の瞬間にはナイフが取り上げられ、壁に向かって投げられた。
「フフっ」
エイダは相変わらずのチャイニーズドレスだった。
レオンは失笑したがエイダはそのまま向かい側にあったベッドに座った。
「こうして周りを気にせずゆっくり話せるのは久しぶりかしら?」
「いや、初めてだと思うけどね」
「あら?トラブルが日常だと思ってたけど?」
「それは・・・泣けるね」
エイダはフフと笑った。下から見上げてくる。ペルシャ系の猫をイメージした。
「やはりあいつの組織にはいったのか?」
「野暮ね。私はもともと別の組織のエージェントよ」
「・・・・・・・」
「私はあいつを利用してるし、そしてあいつも私を利用している」
「あの寄生虫は・・・」
「本物は別のところに送ったわ。言ったでしょ。別の組織って」
「エイダ・・また多くの人が――」
エイダが続きを邪魔したのだった。エイダは人差し指で俺の唇を上からそっと
抑えたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日はここまで
次回はついにベッドシーン。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ワクワクテカテカ、ネ、ネムレナイ
>481
ワクテカしながら待ってるぞ!
レオエイ!!
続きまってます!!
あと、失礼だけど…レオン×クレアかいてくれ
485 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 10:17:28 ID:Cl7xy8id
俺もコードベロニカの頃のクレアは非常によかったと思う
ところでバイオハザードって何?
ベロニカのクレアはクリスの前で女の子しすぎな気がした。
あれがむしろ本質に近いのかも。あとシェリーに見せる優しい姉さんクレアとか。
勇ましくしてたり毒づいてみせたりするのは負けん気が強いから頑張ってると妄想。
ただの女子大生だしなあ・・・。
いやいや、2で拳銃を使ったことないとか言っといて
楽々使っている時点で普通の女子大生じゃないだろ
というか、何でクレアはナイフを持っていたんだ?
兄貴にあこがれて。
レオン×クレアって・・・マイナーなのか?
>>491 一番くっつきそうな気もするが、
スティーブが出てきてからは
クレア×スティーブな感じがするよ。
自分も話の流れで接点の多かった両者を自然に
脳内でくっつけてるなあ。
レオン×エイダ
クレア×スティーブ
ジル×カルロス
ビリー×レベッカ
クリス・・・・×ウェスカー?
ヽ(`Д´)ノ
アッー!
ウホッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
遅くなりましたが続きです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「エイダ………」
「レオン」
エイダはいつもの挑発的な目でレオンを見つめていた。
だがレオンはその目がいつもより潤っていたのを見逃さなかった。
「エイダ……、何故、俺を読んだ」
「フフッ」
エイダはレオンにすらりと擦り寄る。
「野暮なこと聞かないで」
そういって腕で胸をさする。エイダの甘い香水がレオンを包んだ。
「エ、エイダ――」
エイダは動きをやめない。エイダのやわらかい腕はレオンの胸、腹、首、くびれを
撫で、尻、股間にも這った。
「初めてだったかしら?」
エイダが挑発的な目でレオンを見つめる。
「君みたいのは初めてだね」
「あら、軽口叩けるのも今のうちよ」
そういうとエイダがレオンの口に口付けする。そのまま下唇を甘噛みし、舐め、吸う。
レオンもエイダの唇を舐める。するとエイダの下がレオンの唇に侵入してくる。
「あふっ、チュパ、チュ、ん」
レオンの口の中で互いの舌が抱き合い、突き合い、舐めあう。エイダの唾液は甘く、
レオンの頭をとろけさせた。その舌触りは今までに味わったことのないぐらい官能的だった。
「レオン……ン、チュ」
「…エイダ……ン」
レオンはエイダの口の中へと舌を突き入れる。エイダは自分の口の中へ導くように招く。
エイダの口の中を嘗め回し、唾液を送り込む。エイダはそれを受けながらレオンの体を愛撫する。
レオンもエイダの体を優しく撫でていた。
>>492 スティーブはくたばったんじゃないのか?
嫌いなキャラではないが、実は生きてたとかマジ勘弁。
「アッ…、レオン、もっと」
エイダの胸を触る。服の上からだが、エイダの声に艶がかかる。
エイダはレオンの服を脱がしはじめる。互いにキスをしながら衣服を脱ぎ捨てる。
「エイダ……」
エイダもレオンも生まれたままの姿となった。エイダはレオンをベットへと導き、
上に跨った。すぐ目の前にはエイダの綺麗な胸が広がっていた。
「あら、おっぱいが恋しい年だったかしら?」
「人形遊びって柄か?」
「フフ」
エイダはレオンの全身をなめはじめた。エイダの唇は柔らかく、また唾液に
包まれたそれはレオンの感覚を研ぎ澄まさせる。
エイダが時々、見てくる目は猫を連想させた。
エイダは右手でペニスを撫ではじめる。すでにだいぶ膨張していた。
「あら、しつけがなってないわね」
エイダがにやっと笑う。エイダに自分のペニスを見られていると自覚すると
さらに興奮が高まる。
「あら?マゾだったけ?」
そういうとさらにエイダはペニスをしごきはじめる。
「少ししつけてくれよ」
「いいわ」
エイダはにっこりと笑うとレオンのペニスをキスをし始めた。
「ッチュ、チュ、気持ちいい?レオン、ピチャ」
エイダは次にカリ首を舐め、舌で竿を上下に舐め始める。あのエイダが
フェラチオしている図など思いもよらない光景だが今、目の前にあった。
エイダの動きが加速する。上下に竿を舐める姿はまさに奉仕している姿だった。
エイダはレオンの表情を時々、盗み見してその反応を楽しむかのように微笑んでいた。
だからレオンが感じるところを万遍なく探し、刺激していた。
エイダは亀頭を口に含み、上下に動き始めた。淫猥な音が周囲に響いた。
「チュバ…チュバ、あふッ、ン、プチュ、トュ、ジュボッ」
エイダはバキュームフェラをしながらレオンの袋の方を刺激しはじめる。
そしてときどき、その細い指はレオンのアナル周辺を上からなぞるのだった。
「う…あッ…」
下半身にまとわりつく淫魔のようだった。ペニスは熱く、その周囲も刺激され、
レオンは自らこみ上げてくるものを感じた。
「エイダ、アッ、出る」
「ン、チュ、アアッ、チュバ、あふぅ、ん、、んんん」
エイダは口からペニスをはずした瞬間だった。白濁液が飛び散り、エイダの頬を汚した。
「ハァ…ハァ・・・、…思ったより早かったね」
顔射されてもなお軽口を叩くエイダにレオンは余計に興奮するのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日はこれで終わりです。続きは明日か明後日ごろには頑張ります
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>499 アレクシア連れ帰るのに失敗したウェスカーが
t-ベロニカ保守のためにさらったみたい。(完全版)
GJ!!
そういやウェスカーはシェリーも攫ってるよな
どうするつもりなんだか
>>502 続き待ってるよ!
>>503 そうなんだ。化物になったみたいだから、もう退場と思ってたよ。
4のエロドジン誌全然見ないね。
アシュリーは萌えには入らないのか…
>>502さん待ってますー
>>508 アシュリーもエイダも好きなので2人出すSS書いてます。
レオン×アシュリー エイダ×レオン(NOT3P)で。502さんのが
補完され次第落とそうかと
ワクテカ
(゚д゚ ≡ ゚д゚)
( ゚д゚ )
こっちみんなwww
>>509 レオンアシュレイテカテカになりながら待ってるよ!
514 :
509:2006/04/16(日) 23:04:15 ID:ph41gmqU
>>513さん
過疎ってますね; とても長くなりそうなので
途中までですが投下します。
「私・・・あなたとなら逃げてもよかった。・・・どこまでも・・。」
無惨にも血の気を失い、かつての鮮やかな色を微塵も呈さないその唇から
別れの言葉が告げられる。かすれるように発せられたその音は、
まるで命の灯火が消え失せる最後の時に漏れる溜息のようだった。
彼の肩口の銃痕からは止まりかけていた血液が再び溢れ
袖を伝い、彼女を支えている片腕を止め処なく濡らす。
幾度となく死線をくぐり抜けてきたことによる、全身を蝕む疲労。
極限状態まで張り詰め磨耗した精神、そしてその血糊のぬめり。
ぶるぶると腕を痙攣させながら、
それでも必死に彼女の体躯を支えていたが、彼の抵抗も虚しく
その指から少しずつ・・・彼女の生命が滑り落ちてゆく。
「さよなら・・・」
ふっと腕から彼女の重みが消え失せた。
後には闇の中に耳に痛いほど漂う静寂だけ。
それを引き裂くように、彼の絶叫が辺りに響き渡った。
わっと沸き起こる歓声と拍手に背を押されるように
レオンははっと我に返った。
(・・・どうかしている。)
自分を戒めるように首を2・3度大きく振ると、
彼は煌びやかに彩られたパーティーホールを端からぐるりと見渡した。
そう、今はこんな過去の感傷に浸っている時ではないのだ。
グラハム夫人のスピーチが終わり、「ありがとう」と彼女が
微笑むと会場からは再び盛大な拍手が沸き起こった。
ここワシントンD・Cのホテル・フォー シーズンズでは
米大統領夫人の生誕日を祝い、祝賀パーティーが催されていた。
会場には各政界の貴賓から財界のトップ、
ハリウッドセレブの名声を欲しいままにしている俳優女優まで
様々な賓客が顔を揃えている。
この日のレオンは大統領をはじめ、彼らに不測の事態が起きぬよう
会場各所に配置されたシークレットサービスの1人として
警護に当たっていた。
グラハム夫人にインペリアルローズの美しい花束が手渡される。
そして笑顔で夫人とキスを交わした女性―――彼女は
グラハム大統領と夫人の愛娘であるアシュリー=グラハムだった。
世間には報道規制が敷かれていたため公にはなっていないが
大統領令嬢・アシュリー=グラハム拉致事件から数ヶ月。
その彼女を救い出したのは、単身ヨーロッパに派遣された
レオン自身である。
あの時負ったであろう心の傷を微塵も感じさせない笑顔で
アシュリーは来賓客に向かって上品に手を振る。
こうして見ると彼女も立派なファースト・レディだなと
レオンはあの事件を振り返りながらふっと苦笑した。
この日を少しでも楽しんで欲しいからフォーマルより
どうぞカジュアルで・・・とは夫人の要望であり
アシュリーはふんだんにレースをあしらった可憐な
キャミソールドレスに身を包んでいる。
そして彼女は胸元を、母に送ったものと同じローズであつらえた
コサージュで飾っていた。
レオンも警護役とはいえ、この華やかな祝いの席で
無骨な物々しさを出さないために、ややドレスダウンした
ブラック・タイ姿で出席している。
最もタキシードジャケットの下には拳銃を挿したショルダーホルスターが
装備されているのだが。
宵の口を過ぎたころ、祝賀会場は喧騒ともつかぬ熱気に包まれ
招待された紳士淑女達はせわしなくテーブルの合間を渡り歩き
社交の辞を述べる事に余念がない様子だった。
レオンはふと、ウェイターからカクテル・グラスを受け取る
美しいオリエンタル系の女性の存在を瞳の片隅に捉えた。
薄紅色に染め上げられた上質なシルクに、鮮やかな牡丹の刺繍。
ベアバックのチャイナドレスがしなやかな身体によく似合う。
マーメイドスタイルのスカート丈には大腿まで深くスリットが入れられており
そこからすらりと長い脚線が覗く。
軽くボディーパーマがかけられたブルネットのロングヘアを
頭上で高く結い上げ、そこには翡翠を彫って作られた
高価な蓮の花のかんざしが挿されている。
ふいに、彼女の視線とレオンのそれとが絡み合う。
・・・似ている。
眼が合ったのは刹那だったが、レオンは吸い寄せられるように
その女性を見詰めていた。
パールのラメが入ったラベンダーのシャドウでアイラインが強調され、
レオンの知っている彼女の瞳より更にシャープな印象を受ける。
唇はピンクベージュのグロスで彩られ、光を受けて艶やかに輝いていた。
大勢の人間が行き交うホールで、且つ遠目に見ているに過ぎなく
ただの自分の思い過ごしなのかもしれない。
しかもメイクの仕方も色の好みも全く彼女のものとは違う。
レオンは、かつて彼女が自分に宛てたメッセージを頭の中で思い描く。
紙面にはワインレッドのキスマークが薄く残されていた。
だが裏を返せば女の面持ちは化粧によっていくらでも様が変わるのだ。
(君なのか・・・? エイダ。)
レオンの心臓がどくんと1度大きく跳ねる。
そう、彼女は生きていたのだ。
あの事件の中での思いがけない再会―――。
けれどレオンが再び巡り会った彼女は六年前、
彼の腕からすり抜けてしまった「エイダ」とはどこかが違っていた。
遥か彼方を真っ直ぐに見据える澄んだ瞳。
そこに宿る時に冷徹とも思えるような強い意志。
結局レオンはかつて感じたような、エイダの女としての揺れる想いを
幾分も彼女の中に見出せないまま最後に見失ってしまったのだ。
『またね、レオン。』
彼女はそう言った。
あの6年前の別れの時に告げられた決別の言葉とは違う。
それが何を意味しているのか、彼の思惑の及ぶところではなかったが
レオンは2人の間できしきしと音を立てながら繋がる
細く、でも長い運命の鎖の存在を感じずにはいられなかった。
しばらく様々な考えを巡らせながら軽く溜め息を吐き
虚空を泳いでいた視線を再び戻す。
しかしそこに「彼女」の姿は見えなかった。
慌てて周囲を見回したものの、やはり何処にもその存在を確認できない。
彼の中で、今の自分が置かれている立場と彼女とが双方
秤に掛けられ大きく揺れ動く。
レオンは霞のように自身にかかる迷いを振り払うと、
人込みを縫うようにすり抜けてパーティー会場を後にした。
廊下で捉まえた幾人かのボーイに行方を尋ね、
レオンは彼女を追ってゲストフロアへと足を踏み入れた。
ここはホテルの中でも貴賓達の宿泊に充てられている
スイートルームが並んでいる。
カーペット張りの床をそっと踏みしめながら、
慎重に周囲を散策するレオンの背後から唐突に女の声が聞こえた。
「私に何か御用かしら?」
はっとして後ろを振り返る彼の目前には、
あの女性が微笑を浮かべながら静かに佇んでいる。
レオンの背筋にぴりっと緊張が走った。襟を正す振りをして
そっと拳銃の位置を確認し、レオンは彼女と同じように柔らかく笑顔を作った。
「失礼。実はあなたに少しお尋ねしたいことが。
お時間を頂いて構いま・・・
―――――――!!?」
彼がそう言い終えるやいなや、女性は自身の結わえられた髪に手を掛け
勢いよく首を振った。ばさりとブルネットのウィッグがほどけ落ち
床にふわりと広がる。現れたのはストレートボブのショートヘア。
それは紛れも無く、レオンが窺い知る人物だった。
「エイダ・・・やっぱり君か。」
その刹那、彼の斜め背後の扉がけたたましく開かれ、
黒い影がレオンの首を激しく殴打する。
エイダの存在に動揺していた彼は完全に虚を突かれてしまい
抵抗する術も持たないまま、暗闇にのまれるようにそのまま意識を失った。
誰かの声が聞こえる―――。
『俺が守るって言っただろ』
あれは・・・俺だ。6年前、あの時の自分自身。
ほんのひと時しか着る機会に恵まれなかった蒼いラクーン・ポリスの制服。
痛々しく身体に巻かれている包帯。薄く滲んだ血の汚れ。
そして傍らに居るのは・・・。
『あなたに死んで欲しくないの。
少ししか一緒にいなかったけど、私忘れないわ・・・。』
『・・・・俺は・・』
『私に人を愛する資格はないの。でも、あなただけは・・・。』
『生きてここを出るんだ。待っててくれ。』
違う、そうじゃない。あの時俺が言おうとしていたのは・・・。
どうして言えなかったんだろう。
けれどそれは俺自身が一番よく解っている。
彼女の一切に惹かれ、あの地獄の街から無事に救い出したいと
心から思ったのは真実だ。
でも・・あの頃の俺は何一つ持ってはいなかった。
力も金も実績も。そのくせ馬鹿正直で無鉄砲で。
だから自信の裏付けになるものが欲しかった。そう・・・
「彼女を最後まで護り抜いた」という事実が。
その後になら・・一人の男として堂々と彼女の前に出れると思っていた。
今となってはお笑い草だ。
つまらないプライドに意固地になって、そして彼女を死なせた。
彼女は・・・エイダはあんなにも俺に真摯に接してくれたのに。
もし言っていたら・・・
彼女は何もかも捨てて俺を選んでくれたかもしれない。
言えばよかったんだ。
『君が好きだから一緒に居て欲しい』 そう一言。
・・・あれから俺はがむしゃらに自分を鍛えた。どんな過酷な訓練も、
生と死が常に隣り合わせの危険な任務にも耐えてきた。
俺は彼女に贖罪したかったのかもしれない。
けど・・・それで俺に何が残ったというのだろう。
エイダ・・・君は・・・。
彼の中で混濁した意識が次第に鮮明さを帯びていく。
まだ鈍痛の残る首を少しもたげて周囲を伺う。どうやらホテルの一室らしい。
視界に映る部屋の装丁は目を見張るほど豪華で気品があり
客室の中でもかなりランクの高いキャピタル・スイートのようだ。
その絢爛な作りの寝室に置かれた、これもまた豪華な
キングサイズのベッドの上にレオンはタキシード姿のまま寝かされていた。
「お目覚めかしら? レオン。」
弾かれたように上体を起こし、声の方向へ顔を向ける。
ベッドから少し離れた部屋の壁に、もたれるように寄りかかりながら
エイダが立っていた。先ほどと同じようにその口元には微笑みを浮かべているが、
今度のものは冷たい・・言うなれば氷の微笑のであった。
「エイダ・・・一体どういうつもりで・・。」
「待って、その前に。もう1人ゲストを招待して構わないかしら?」
彼女が指先をぱちんと鳴らすと、寝室のドアが静かに開いて
見知った顔がそこから覗く。明るい金色の髪と瞳。
会場で見かけたドレス姿の上から、今はルイ・ヴィトンのピンクのショールを
羽織っている。間違いなくアシュリーだ。
彼女はレオンの姿を見つけると顔をぱっと輝かせ
半開きになっていたドアを開け放ち寝室に足を踏み入れたが
部屋の隅に佇んでいる人物に気付いて表情を曇らせた。
「さっきの人じゃないの?
あれ・・・あなたって・・・。もしかしてあの時の。」
「アシュリー?! どうしてここに・・。」
アシュリーはようやく事態を察知したのか、
一瞬だけレオンと目を合わせると、そのまま顔を伏せた。
表情から不安と後悔がありありと見て取れる。
大方の事情を察して、レオンは心の中で短く舌打ちをした。
「ごめんなさい・・・私どうしてもまたレオンに会いたくて。」
『レオン・S・ケネディが会場に来ていますよ、お嬢様。』
招待客にもみくちゃにされながら、ようやく化粧室へ解放された
アシュリーに耳打ちしてきたのは今目の前にいる女性だ。
もっともその時はロングの黒髪を結い上げた髪型だったのだが・・。
あの事件でその女の人を見たのはほんの少しだけだったし、
いま改めて目前にするまですっかり忘れていた。
『彼に、内緒で会わせて差し上げます。』
と親しげに誘い掛けてくる彼女をアシュリーは素直に信じてしまった。
父が主催する今日の祝賀会は、それほど格式ばったものではないとはいえ
身元が怪しい人物が紛れることは無いはずだし、
用心を重ねて、父と対立的な立場にある政治家は招待リストには入っていないのだ。
だから彼女もあの事件の事情を知っているレオンの関係者で
自分に気を利かせてくれたに違いない・・・アシュリーには
そうとしか考えられなかった。
父はあの事件以来、改めて礼が言いたいからと
アシュリーが何度も頼みこんだにも関わらずに
1度もレオンに会わせてはくれなかった。
「彼は仕事なのだから。」
「恐い思い出は早く忘れてしまいなさい。」
その言葉の一点張りでアシュリーを黙らせてしまった。
けれど彼女は納得できずに日々不服を募らせていた。
どうしても・・・またあのレオンと再会を果たしたかったのだ。
故に「少し疲れて気分が優れないので部屋へ下がります。」と
両親やガードに断りを入れ、会場を抜け出すという冒険に及んだのも
全てその純粋な気持ちからに相違なかった。
「エイダ・・・何が目的だ?」
「下手に動かないでレオン。ベッドにはね、爆薬がセットされてるの。
それほど規模は大きくないはずだけど
人の身体をえぐり取るくらいは充分よ?
あなたが少しでも怪しい素振りを見せたら、私は即座に
爆破のスイッチを押すわ。」
片膝を立てて、臨戦態勢に入ろうとしていたレオンを
素早くエイダが牽制する。その手には黒いプラスチック製の
小さな筒が握られていた。お互い一触即発の張り詰めた空気が流れたが
「あなたは自分の力で逃れられたとしても彼女はどうかしらね?」
そう不敵に笑って脅迫を突きつけてくるエイダに成すすべなく
レオンは肩の力を緩めた。
「レオンあなたはいつも賢明で助かるわ。それじゃ教えてあげる。
目的は・・・お金よ。拍子抜けしたでしょうけど。」
エイダは自身の足元に置かれているジュラルミンケースから
小型のデジタルビデオカメラを取り出すと、スイッチを入れて
機械の具合を確かめ始めた。
「イルミナドスの連中じゃないけれど・・・
組織を維持発展させていくのにはなかなかお金がかかるものなのよ。
それをこれから大統領にご援助願い出て、
快く受けてくださるように手を打とうというわけ。
大統領が拒否してきたら、可愛い愛娘の痴態が世間に
公けにばら撒かれるの。そうね、ニュースペーパーの見出しは
『大統領令嬢、お気に入りのSSをかこって夜の御乱行』
なんてどう・・・?」
「呆れて物も言えないな・・・。その君の組織はロスの奴らと
同じ穴の狢というわけだ。」
「あら、失礼ね。あんなカルト教団と一緒にして欲しくないわ。
確かに姑息な手だけど、奴等に比べたら
まだまだ「人間の」汚さの範疇だもの。
さて、お嬢様。お喋りはここまでにして本題に入りましょう?
約束どおり彼と会わせて差し上げたのだから、こちらの要望も
聞き入れて欲しいわ。
そんなに難しく考えなくていいのよ。映画とか見るでしょ?
あんな感じで彼とベッドインしてもらえばいいの。」
みるみるとアシュリーの顔に怒りの表情が昇る。
胸の前でショールの裾を両手で握るように掻き寄せると
エイダを睨み付けた。
「ふざけないで! 死んだってそんな下品な陰謀に乗らないわ!」
「そう。でも断れないわよ?
あなたが断ればパーティー会場にも複数設置されている爆薬が
一斉に炸裂するわ。さて何人死人が出るかしらね。
・・・運が悪ければあなたのお母様もお怪我をなさるかも・・」
「そんな・・」とアシュリーは顔色を青く染め黙り込んでしまった。
瞳の端にはうっすらと涙が浮かんでいる。
エイダはそれを見て、くすりと満足そうに微笑んだ。
如何様にして、エイダや彼女の組織の工作員がここへ
潜り込んだかは不明だが、かなり様々な権力にまで手が届く位置に
存在していることは確かだろう。
ロス・イルミナドス教団の研究施設がある孤島を
見るも鮮やかに粉砕した手際から見て、エイダのいう事が
ジョークともはったりとも思えない。
アシュリーは硬く握りこんでいた両手を解いて、ゆっくりと
レオンの方へ向き直る。彼女の足元にピンクのショールがはらりと
舞い落ちた。
そして震える足どりで、ラメ入りのミュールを片方ずつ脱ぎ捨てると
ゆっくりとレオンの居るベッドの上へとのぼる。
「レオン・・ごめんなさい。」
「君が謝ることじゃない・・・。」
すでに彼女は半泣きになっていた。
顔を上げ目尻から一粒こぼれ落ちた涙が痛々しい。
頼りなさげに剥き出しの両腕を、恐る恐るレオンの首に回す。
「レオンは・・恋人はいるの?」
「いないよ。」
「じゃあ好きな人は?」
「・・・・遠い昔に死んだよ。」
静かな声でそう呟いたレオンが、瞼をしっかり閉じたのを確認し
アシュリーは自身の瞳も閉ざしてそっと彼と自分の唇を合わせた。
電池の切れたロボットのように微動だにしないまま、
十数秒の軽いキスを続けた後、彼女は顔を一度離し
今度はレオンの額や鼻先、頬や顎にソフトキスを繰り返す。
レオンもまるで蝋人形のように瞳を閉ざしたまま身体を堅くして動かない。
傍から見ていればファミリーの兄妹が交わす抱擁と
そう大して変わらないし、犬猫でももう少し気の利いた
グルーミングをするものだ。
エイダはそんな2人を眺めながら呆れたように息を大きく吐いた。
「・・・困った人達ね。保育園のおままごとじゃないのよ?
あなた達が乗り気じゃないのなら仕方ないから見出しを
変えることにしましょう?
『反グラハム派・大統領の令嬢を誘拐して集団暴行』
ってね。ああ、言い忘れたけど隣の客室にエキストラが
たくさん控えているから心配しないで。」
さあっとアシュリーの顔に恐怖の色が広がっていく。
彼女はレオンのジャケットの襟を掴むと胸に顔を埋めて肩を震わせた。
「い・・や・・。嫌!」
「エイダよせ!!―――――解った。言うとおりにする。
だからこれ以上彼女を脅すような真似はやめろ。」
「そうね。お嬢様はとてもシャイだから、あなたから
イニシアチブを取って優しく教えて差し上げたら?レオン。」
レオンはその言葉には答えず、小刻みに震えるアシュリーの肩をそっと掴むと
1度自分の体から引き離し、彼女の腰に手を回して静かに横に寝かせた。
そしてジャケットのボタンを外し、無造作にそれを脱ぎ捨てる。
予想はしていたことだが、拳銃はホルスターごと奪われてしまったらしい。
それから黒のリボンタイ、カマーバンドとサスペンダーを次々と外して
白い立襟のカフスシャツのボタンを胸まで開く。
両手で自身を抱きしめるようにして体を強張らせている
アシュリーの隣に、レオンはゆっくりと横臥し
指先で優しく彼女の髪を掻き分け頭を抱き寄せる。
「初めて?」
「ん・・。」
喉につまらせたような短い返答だったが、
ぽっと頬に朱を昇らせた彼女の表情からレオンはその事を察した。
アシュリーの心臓が早鐘のように高鳴る。いい年をして
まだまだ子供だと思われているのは薄々判っていたが。
まさかレオンと自分がこんな事になるとは夢にも思っていなかったのだ。
キャンパスの特に親しくしているボーイフレンドと
人目を盗んでキスをしたり、お互いの体を触りあったりしてアシュリーは
自分なりに女としての成長を遂げていると自負していたつもりだったが
どうしても性行為まで踏み切る勇気がまだ持てなかった。
他の女の子の友達は皆、彼の家で・・・とか彼と旅行に行って・・・とか
開け広げにセックスの話を楽しそうにしてはばからない。
それを聞く分にはアシュリーも面白がって話に乗っていたけれど
彼女自身には「大統領令嬢」という不動の肩書きが付いているのだ。
どんな些細な事が父の不名誉や失脚につながるとも判らない。
だからいつも他人からはファースト・レディとしての
自覚や気品、優雅さが求められた。
もちろんアシュリーも女である以上、そういった男女の情事に
興味が無いわけではない。
けれど、父や母は自分を思ん量って比較的自由な校風のキャンパスへ
入学させてくれた。自分の立場を気負わずいつも笑顔で居て欲しいと。
アシュリーはそんな両親の思いやりを無下にしたくなかった。
レオンは自分をどう思っているだろうか・・・。
彼女はレオンの心の底を覗き込むように彼の瞳をじっと見つめた。
指の腹でそっと唇をなぞるように触れると、
レオンは彼女のそれを自分の口で塞ぐ。
そして優しくついばむように、アシュリーの唇を2・3度挟み
僅かに開かせた隙間から舌先を彼女の口腔へ滑り込ませる。
「・・・っ!」
アシュリーの身体がびくっと硬直した。
構わずレオンはフレンチキスをしたまま
腰を腕で抱えるように抱き寄せ彼女と自分の体を密着させる。
そのまま片足を下肢の間へ割り込ませると、
アシュリーのキャミソールドレスのスカートがまくれて
裾が大腿までずり上がり、瑞々しい太股が露になった。
レオンは両腕でしっかりとアシュリーを抱きしめながら
彼女の鼓動を全身で感じていた。
薄いシャツを通してアシュリーの柔らかさと温もりが伝わってくる。
この数年間、彼が生きてきた世界は常に硬く冷たく強張っていた。
鉄と錆、コンクリート、草いきれと熱の立ち込めるバラック。
鋭利なナイフ、鉛の弾丸・・・そして血と骨。
始終見えない敵の影に神経を張り巡らせ、戦い続ける。
そんな凄惨な世界が遠く霞んで見える程
彼女の体温は圧倒的なリアリティを帯びてレオンの琴線を揺らす。
そのひたむきで穢れを知らない処女性を
彼は素直にいとおしいと感じた。
6年前のあのラクーン・シティで起きた惨事を彷彿とさせるような
ロス・イルミナドス教団との酸鼻極まる戦い。
アシュリーと出会ったのはその最中だった。
おかしな話だが、彼女の存在が無ければ自分は生きてアメリカへ
帰還することは出来なかっただろう。
『大丈夫だアシュリー!! 必ず助けだす!』
そう、いままで自分が鍛え培ってきたこの力は
まさにその時使うためにあったのだ。
誰かを護りきる力―――。
あの時の・・悲劇をもう2度と繰り返さないために・・・。
今度こそ
何があっても彼女を無事帰すのだと決意した鋼の意志が
レオンの身体を最後まで支え、そして勝利へと導いた。
アシュリーは自分に深く感謝してくれているようだが
本当に礼を言いたいのは自分のほうなのかもしれない。
6年前の惨めな後悔を、その明るい笑顔で払拭してくれた彼女に・・。
536 :
509:2006/04/16(日) 23:25:25 ID:ph41gmqU
歯切れ悪いですが一旦ここまでで。
続きます
ほぼリアルタイムで読ませて頂いとりましたw
続きをお待ちしてます
てか早く読みたいよー(;´Д`)ハァハァ
>>509 GJ!楽しませてもらってます
続きもテカテカしながら待ってます!
>>502 こちらの続きもワクワク待ってます!
>>509 凄く面白いです。エロ云々関係無く続きが楽しみ!
541 :
509:2006/04/17(月) 16:10:17 ID:OLrAg8Qg
>>537-540 有難うございます。本人遅筆ですが
バイオエロパロスレよ今一度盛り上がらんと
願いを込めつつ頑張ります。
>>540 ここで貴bフようなレスが頂けるとは。
冗長だと叩かれる覚悟をしておりましたので嬉しいです。頑張ります。
542 :
509:2006/04/18(火) 01:24:01 ID:GEf2PylC
中篇を投下します。やっとエロパロらしく・・・orz
ぴたりと塞がれた口腔の中で、ねっとりと怪しくぬめりながら
2人の舌がもつれ絡み合う。
その度に聞こえる湿り気を帯びた隠微な音に
レオンの情欲は熱を帯び、一層淫らに掻き立てられる。
左腕で彼女の腰を抱き、
息つく間もない濃厚なキスにアシュリーを拘束したまま
滑らせるように残された右手の指先を太股に這わせる。
今までレオンにされるがままになっていたアシュリーが、
くぐもった声を上げながらにわかに抵抗を始めた。
先ほどよりも更に顔を紅潮させながら、彼の指先の動きを
阻止しようと必死に腕を掴もうとする。
レオンはそんなアシュリーの抵抗を難なくかわすと
掌で臀部を撫ぜながらドレスのスカートの裾を
腰まで一息に捲くり上げた。
「やっ・・・! あの・・・これはね。今日は薄いドレスだから
パンツの線出るとみっともないから・・・いつもはこんなのはか・・。」
顔を真っ赤にしたアシュリーがしどろもどろに弁明する。
彼女が着けている下着はヒップ全体がほとんど露出している
セクシーなレースのストリングショーツだ。フロント部分も
布の大きさはデリケートな場所を全て覆い隠すほどではない。
そのあまりの慌てぶりに、レオンは思わず苦笑した。
あの事件当時、アシュリーは膝上の比較的短い
チェックのミニスカートを履いていたため、高所から飛び降りたり
また彼女が転んだ拍子に、レオンは見るとはなしに何度も
ホワイトのシンプルなコットンショーツを拝まされていた。
返って、歳の割りには・・・と思っていた程だ。
身体はもう充分に成熟して、時に匂う程女を感じさせるのに
内面は未だ成長しきれていないそのギャップが妙に微笑ましい。
「可愛いな、アシュリー。」と耳元で小さく囁いて
レオンは彼女の耳穴を舌先で舐る。
そしてヒップのストリングに指をかけると、少し力を入れて
それを上へ引き上げた。
めりっという感触とともに、ショーツのクロッチ部が
アシュリーの敏感な部分を締め上げる。
「っはぁ!・・・・・やあ・・・。」
弾かれたように背中を仰け反らせ、彼女は短い喘ぎとともに
息を弾ませた。レオンはそれを見届けると、
1度アシュリーへの縛めを解き、上体を起こしてシャツを脱ぐ。
黒いボディースーツ越しに見たレオンの身体は
鍛えられた筋肉のラインが綺麗に浮き出ており
アシュリーをどぎまぎさせた。
その肌が今目前に晒されて彼女をより昂らせる。
アシュリーは暫く呆然とレオンの半裸に目を奪われていた。
レオンは次にズボンのボタンに手を掛け、腰周りまで下げる。
タイトなローライズ・ボクサーパンツの裾から陰毛と
強直した性器の先端が覗いているのを見つけて
彼女は慌てて目を逸らした。
そのうぶな反応を愉しむように、レオンは彼女の背後に回り
背中から両腕で優しくアシュリーを包み込む。
そして首筋のラインを唇で甘く吸い上げながら
両肩に掛かっているラインストーンのストラップを咥え外した。
ドレスの端を摘んで胸元まで軽く引き降ろすと、肩越しに
彼女の白い豊かな双丘が見える。
ルイスが生きていたらさぞ俺を羨んだことだろうと自嘲しつつ
レオンはモールドカップブラのフロントホックを指先で器用に外し
アシュリーの両胸を掌で押し包むようにすくい上げた。
「あっ・・ん。 やだ・・・あ 」
指の動きに合わせて、彼女の唇から吐息混じりの
切なげな声が漏れる。
豊かに発育した乳房は少し力を入れただけでたやすくその形を変え
火照りを増していく。指先で捏ねる度に
肌の色に近い薄いピンクで染め上げられた乳頭が
敏感に反応し硬く蕾を閉ざした。
極力押し殺しはしていても、2人の息遣いが次第に荒さを増し
静謐漂う部屋の空気を掻き乱すのが解る。
レオンはアシュリーの羞恥を煽るように、
後背からウエストラインに押し付けていた下腹部へと
彼女の白い上肢を導いた。
彼の自身はすでに鈍い痛みを覚える程に張り詰めてしまっている。
「・・・・痛そう。」
尻目にちらりとレオンの顔を覗き見て不安気に
アシュリーが頬を染める。
「優しくするよ」と小さくレオンが吹きこぼした。
不意を突くように、彼は素早く手の先をアシュリーの
ショーツの内へと忍び込ませ、淡く塗れた秘裂をなぞる。
反射的に拒もうとするアシュリーを、
レオンは残った片腕で腹部を抱くようにして拘束した。
彼女の耳元に寄せられた唇から掠れるような微かな声で
愛撫の言葉が囁かれる。
「・・・指とか。自分で入れてみたことない?」
「えっ、そっ・・。」
「あるだろ?」
「・・・ぅ。うん・・。」
「そういう時どんな事考えてる? 俺とこうする事?」
「えっ?! ちょっ・・・ちがっ はっ・・」
愛液に塗れた指先がゆっくりと彼女の胎内を穿ってゆく。
行為で苦痛を感じていないか、慎重に表情を窺いながら
始めは優しく・・・そして次第に激しく彼の指が
アシュリーの内を掻き乱す。
「レオン・・・や・・いやぁっ・・。」
以前の自分からは考えられなかった嗜虐心の芽生えを感じながら
レオンは涙を滲ませて羞恥と快楽に翻弄されるアシュリーを追い込むように
ちゅくちゅくと塗れた秘肉をわざと大きく音立てて聞かせ彼女を嬲る。
あの、人の心を支配し、凶暴性や暴力性を引き出す忌まわしい寄生生物は
完全に自分の身体から抹殺されたはずなのに・・・
未だに神経の末端にその感覚は残っているのだろうか。
焼け付くような愛撫から彼女を解放し、レオンはアシュリーの体躯を
再び横に寝かせる。そして僅かに身に着けている一切の物を脱ぎ捨てると
彼女の下着をも剥ぎ取り、ゆっくりとその上に覆いかぶさった。
――――あんまりだわ、こんなのって。
今すぐにでも手に持っているカメラを叩き壊して
エイダはその場から逃げ出してしまいたかった。
レオンの指先が相手の肌を滑る度、レオンの唇が甘い言葉を囁く度に
内臓を錆びた刃物の切っ先でえぐられる想いに駆られる。
必死に心を殺しながら、震える足を抑えてその場に立つこと・・・
それが今の彼女に出来うる精一杯の努力であった。
唐突にその指令を受けたのは、遡ること半月あまりの事だった。
何故この日に、この場所に、この2人に・・・。
任務の書面を窺えば、彼らに的が絞られるのは経緯を見ても
至極合理的で順当な事に思える。
そう、表向きは。
だがエイダはこの任務に関する全ての事が自身へ向けられたもの、
すなわち組織から自分へ下された制裁と牽制であることを既に知っていた。
大統領への金銭脅迫など欺瞞に過ぎない。
組織の闇の力へ金を落とす権力者など世界中に腐るほどいるのだ。
彼女が今まで遂行してきた任務に関わること、彼女の過去に関わることは
全て組織が与り知る所にある。あのレオンのことも。
ラクーン・シティに潜入し、そこで彼と出会い共闘し、
そして彼女はレオンに対して親愛の情を抱いた。
けれど彼の眼の前でエイダは1度絶命し、その想いを断ち切り、
彼に関わる全ての事は終わったはずだったのだ。
6年後―――。
ロス・イルミナドス教団が保有する寄生生物プラーガの生態サンプルを
入手するためヨーロッパへ渡り、まさしく因果か、それとも運命の悪戯なのか
彼女は生きてレオンと再び出会う。
そこで「仮」の組織から下されたレオン抹殺の指令を彼女は成さなかった。
教団の巨大な力の波を縫うように駆け抜け、目的を達する為には
レオンの存在は欠かせないパーツであったから。
彼を時に導き、そして援助を与えたのは全てお互いの任務――
利害が一致した事による策謀であることは彼女の組織も承知でいるはずなのだ。
しかし――自分は今こうしてここに立っている。
試されているのだ。心に僅かに情の欠片を残し、
自分が組織を離反しないかどうかを。
逆にそれだけ組織は私の力を大きく見ている。
もう既に彼らと私は別つことを許されない運命共同体なのだ。
今日、氷のような冷酷さで淡々とこの任務を遂行することが出来て
初めて私は組織へまた戻ることが出来る・・・。
そう出来るはず。
けれど・・・何故私の心は冷ややかに静まってはくれないの。
どうして―――。
ざわざわと苛まれる気持ちを決して悟られぬよう、
そして2人の絡み合う肢体が微妙に視界から外れるように
エイダはわずかに顎を引き、瞼を半分伏せた。
思えば最初の選択肢で自身が否と答えれば、こんな苦痛を受けずには
済んだのかもしれない。そもそもこの任務はなにも自分だけに
振られたものでは無かったのだ。
断ることもできた・・・。しかし断れば組織は自分とレオンの関係を
思ん量ねるだろう。
それに・・・。
他の者に預けてしまっては、レオンを利用するまでもなく
自分がアシュリーに脅迫として2番目に提示した
下劣な俗策に走る恐れがある。
それだけは・・・同じ女性として断固として容認できかねたのだ。
エイダは彼女に対して確かに僅かな憐憫の情を持ちえている事実を
心の中で否定しなかった。
彼女――アシュリー・グラハムは教団の事件にも巻き込まれ、
そしてまたこのような低俗な脅迫を突きつけられ
エイダから見れば完全なスケープ・ゴートであったが、それでも・・・。
ほのかに想いを寄せる男に抱かれるなら―――。
それだけが一縷の救いになることに間違いはない。
「・・・痛そう。」とアシュリーが呟く。
それを聞いたレオンがまるで幼子を諭すように
「優しくするよ。」と彼女に言い聞かせた。
―――そう、それなのに。
まるで馬鹿のようだわ。精神が磨り減る程に気を遣うなんて。
確かに逃れられないよう、
脅迫して行為を強要してるのは私だけれど・・・。
嫌がってた割りには乗り乗りなのね、ミスター・ケネディ。
どうして男ってやつはいつもこう単純なのかしら。
あのジョンも最初からこの私の色仕掛けにころりと騙されていたし。
年月って残酷だわ。
6年前のまるで青葉のようなピュアなあなたはもう忘却の彼方。
そもそも・・・
優秀な諜報員として、この世界のキャリアはもっとずっと長い
私に対してナイフの薀蓄を垂れるなんて10年早くてよ?
このエロエージェント!!
ああ。もう帰ろうかしら・・。なんだか疲れてきたわ。
レオンに対する行き場の無い悲哀を脈絡なく憤りに、
そして倦怠に変えながら彼女にはただひたすら
「行為」が終わる事を待ち続けるしかなかった。
552 :
509:2006/04/18(火) 01:35:15 ID:GEf2PylC
続きます。短めで失礼;
次はラストまで一気に書こうと思います。
投下まで少し時間がかかりますが頑張ります。
>>509 一本抜ける、しかもありえるリアルな展開。
まさに神。は、早く続きが読みたい!
GJ!ホントにリアルで凄い。
楽しみにしてるよー
アシュリーエロス
エイダカワイソスw
>>509さんは今夜は無理かな?
しばらく下半身丸出しで正座してまってますw
558 :
509:2006/04/19(水) 01:36:54 ID:sBvgkUXV
>>553-557 自分にとっては、読んでくれる人達こそが神です
創作っていいですよね
>>557 ごめんなさい!ごめんなさい!実はこの後はまだ白紙でorz
最後まで構想は練ってあるので今週には完結できたら・・・いいなあ。
ちんこ冷えないようにしてください(;゚Д゚)
>>509 いやいや、こちらこそせかしたようですみません。
じっくり書いてくださいませ。待ってます。
ではちんこしまって寝ますwおやすみなさ〜〜いノシ
>>509 本当上手いとお思いマス。レオンとアシュリーに対して、エイダのクールさが
対比的で際立ってると感じました。
>>509 楽しみにしてます。
ところでこのスレって画像とかNGなんかな?
どんな画像かにもよるんでない?
>>562 たとえばとの時話題になってるカプールの、とか
絵の職人さんも大歓迎だと思うよ。
565 :
509:2006/04/23(日) 03:49:33 ID:z+yzjBng
中篇は勢いだけでろくに読み直さなかったので誤字が多くて駄目ですねorz
塗→濡 生態→生体 隠微→淫靡 「仮」の組織→「仮」の共謀者
と脳内変換なさってください;申し訳ない・・。
続きなのですが、この次で完結させると言いつつまだかかりそうですので
「中篇2」を投下しますー。(;゚Д゚)
566 :
509:2006/04/23(日) 03:50:45 ID:z+yzjBng
「んっ・・あぁっ・・・。」
か細い悲鳴のような声を上げて
アシュリーが背筋を海老反らせる。
両の膝裏を掴むようにして開脚させられた下肢の付け根を強く吸われ
彼女の身体は痙攣するように小刻みに震えていた。
少し乱れたレオンの茶金の髪が内股をくすぐり、
そのこそばゆさと羞恥心から、持て余されている上半身を隠すように
彼女は自身を両腕で抱きしめる。
つんと尖らせた舌先が紅く腫れた花芯を弾くたびに
下腹部に甘い電流が痺れるように走り、意識が霞のように白む。
何処か遠くの世界の出来事のように感覚が現実味を帯びない。
まるで溶けた硝子のフィルターを通して見るように。
きんと鈍く耳鳴りがする。
心臓が焼けて止まる程に脈打ち
まるで走馬灯のように、沸いては消える数多の想いが
彼女の脳裏をめまぐるしく駆け抜けていく。
567 :
509:2006/04/23(日) 03:51:40 ID:z+yzjBng
汗をかいて・・・それにお手洗いに行ってから身体を
洗っていない。嫌、それ以上は・・汚いわ。
自分だってろくに見たことも無い処をこんな格好で・・・
恥ずかしい。もう止めて、見ないで!
レオン・・・レオン。
キス巧くて、私と違って大人でセクシーで。
他の女の人ともこうだった・・? 何人も?
あの人は・・・
あなたの大事な人じゃないの?
こんな風にしてる所を見られているのに
どうして平気でいられるの・・・。
そっか・・・。
男の人は、別に好きだって気持ちが無くても
できるのよね・・・。でも私は、私は―――。
・・・私やっぱり嫌。レオンが―――好きだから嫌。
きっと過ぎてしまえば彼はまた遠くへ行ってしまうわ。
そしてすぐに私のことなんか忘れてしまうの。
だって2人はこんなにも生きる世界が違い過ぎる。
私だけが心に癒えることのない火傷をしたまま
彼をずっと想い続けて、苦しんで―――。
568 :
509:2006/04/23(日) 03:52:15 ID:z+yzjBng
会いたいって思わなければよかった。
最後に別れたときに微笑んでくれたあの笑顔を
記憶に焼き付けたまま・・・。
パパは知っていたんだわ。
私が彼を想っていることを、
決してこの恋が実らないことも。・・・だから私を傷つけまいと・・。
どうしてそんな事にも気付かなかったのかしら。
もう・・終わりにしなくちゃ。恋人気取りはこれでお終い。
そうよ・・・今なら、今ならまだ。
「レオン・・。」
「――――どうした。痛かったか?」
上体を起こして、レオンが心配そうに彼女を覗き込む。
その逞しく鍛えられた肩に残された
古い傷痕を瞳に捉え、アシュリーははっと我に返った。
―――弾丸で刻み付けられた生々しい銃痕を・・。
今まで気付かなかったが、彼の身体を改めてよく見れば、
薄くなった無数の傷の跡が身体中に残されている。
その中にはそう、きっと・・・。
彼女自身を護る時に負った傷も―――。
569 :
509:2006/04/23(日) 03:52:55 ID:z+yzjBng
『よく頑張ったな。』
『ごめんなさい、私・・自分のことばかり。』
『・・・いいんだ。』
アシュリーの瞳に映るレオンの顔がみるみる歪んでいく。
大きな瞳の淵から、溢れた涙が次々と零れ落ちた。
「怖くは・・無かった? あんなにたくさんの敵と戦って。」
「男は後ろで女が悲鳴を上げてると見栄を張るんだ。」
あの日別れた時と同じ笑顔でレオンが微笑む。
涙に濡れた頬をそのままに、アシュリーも精一杯の笑顔で応える。
彼女はそのまま身体を起こしてレオンの首に両腕を回すと
慈しむように強く彼を抱きしめた。
「私・・私痛くたって平気。だからレオンのしたいようにして。」
「アシュリー・・・。」
そう、いくら痛くてもいいの。どんなに傷ついても構わないわ。
だってレオンはあの時、私を助ける為に命を懸けて戦ってくれたのだから。
例え・・もう2度と会えなくても後悔などしない。
彼に恋する気持ちと、彼と肌を重ねたこの時を思い出に変えて
私はきっとこれからも笑っていける。
金の瞳から幾筋も流れる涙を指先でそっと拭って、
レオンは彼女の頬を両手で優しく包み込み、もう一度その唇にキスをした。
熱い抱擁を交わしたまま、2人はベッドに倒れこむ。
――まるで時が止まったかのような長い口付けを終えて
彼は僅かに身体を起こし、アシュリーの下肢を開かせる。
その狭間に可憐に咲いた薄紅の花弁に
熱を持ち硬く強直した性器の先を押し当てて
レオンはアシュリーと視線を合わせた。
ほんのりと顔を紅潮させたアシュリーが彼に小さく頷く。
彼女の許しを合図とするようにして、レオンはゆっくりと自身を
アシュリーの身体に埋めていった。
「・・・・っう。」
ベッドのシーツをきつく握り締め、アシュリーが苦痛の声を上げる。
彼の硬く張り詰めた陰茎が、柔らかい胎内を割って
侵入してくるのが解る。その度にまるで裂かれるような痛みが
アシュリーの腹部に走った。
こっそりと友人に見せてもらったポルノ映画やアダルト・ビデオでは
絡み合う男女は皆、快楽の声を上げてめくるめくエクスタシーに身を委ねていたが
今の彼女はそれどころではなかった。
快楽どころか痛みに耐えるのに精一杯で、
ムーディーでロマンティックなエロスなど自分には期待できそうにない。
それでも、今自分が抱かれているのはあのレオンなのだと考えると
体の芯は熱く火照り、玉のような汗が額に滲んでくる。
「アシュリー。もっと身体の力を抜くんだ。」
レオンは荒く息を吐きながら、そっとアシュリーの髪を指先で梳いた。
初めての体験なのだから仕方の無いこととはいえ、
彼女が身体を硬く強張らせ苦痛に耐える姿を見るのは忍びない。
実のところ、まだ性器のほんの先の部分までしか挿入していないのだが
これ以上は自分の理性が持ちそうにない。
男をまだ知らない無垢の花弁に自身の滾る欲望を突き立てて
激しく蹂躙したい―――そんな暴力的な衝動に掻き立てられる
自分を浅ましく感じる。
女ならば誰でもそのヴァジニティを喪失することに恐れを抱くはずだ。
現に彼女は自分を気遣ってはいたが、痛々しく涙を流していた。
だから優しくいたわるように彼女を抱いてやりたいのに―――。
腰を両脚に深く埋めるようにして、彼は自身の根元まで
一息に彼女の胎内を貫いた。
びくりとアシュリーの身体が跳ね、腹部から絞り出すように
悲鳴とも喘ぎともつかない叫びを上げる。
「はっ・・・!んっ・・あああっ!!」
まるで下賤な陵辱者を排斥しようとするかのように
膣内が彼の性器をきつく締め上げる。
その痺れるような強烈な快楽にレオンの理性は一撃のもとに粉砕され
身体中がまるで獣のような嗜虐感に陶酔しているようだ。
両手で彼女の両脚を折り曲げるようにして掴み
腰を大きくグラインドさせる。その度に愛液に濡れた秘所から
湿った淫靡な音が漏れた。
彼の身体の動きに合わせて、アシュリーの豊かな乳房が踊るように
小刻みに弾む。白く若い肢体の躍動に尋常ならぬ
エロティシズムを喚起させられ、
レオンの動きは更に激しさと熱を増してゆく。
片手で彼女の大腿を抱え、残された片手で
アシュリーの胸を押し潰すように乱暴に愛撫する。
腰を何度も突き動かすように彼女の身体に打ちつけ
波のように押し寄せる快感に、レオンの意識が白む。
「・・っレオン。 あっんっ!・・ぁあんっ!!」
「アシュリー・・・ っう」
上体をがばりと起こし、引き抜いた性器を
彼女の腹部に向ける。
白色に濁った精液がアシュリーの身体に流れ落ち
臍部の窪みに液溜まりを作った。
荒々しい呼吸を落ち着かせるように
レオンは1度大きく息を吸い込み、脱力とともに吐き出す。
苦痛に耐えていたときにまた涙を流したのか、
アシュリーの頬には薄くべそをかいた跡が残っている。
彼の視線に気づいたアシュリーが柔らかく微笑んだ。
「ごめんな、痛かったか?」
「ううん・・平気。本当言うとねちょっと怖かったけど
―――でもレオンだったから。」
「うん?」
「レオン・・・私、レオンのこと・・・」
アシュリーがその先をいいかけた刹那、彼の背後でざわりと
何かが動いた。そしてその首筋にひたりと冷たく硬い感触が
押し当てられる。
「クランクアップよ。お疲れ様、レオン。」
かしゅっと鈍い音がして、レオンの体内に鋭い微痛とともに
何かが打ち込まれた。
アシュリーが叫びながら自分の名を何度も呼ぶ声が聞こえる。
強烈な睡魔が彼の脳内を走りぬけ、意識が急速に萎縮してゆく。
紐の切れた操り人形のようにレオンの全身の力は抜け落ち
アシュリーの身体の上へとそのまま崩れ落ちる。
再び彼の思考は暗い闇の底へと閉ざされていった。
そっとカーテンを捲くると、窓越しに見える夜空には
すでに天高く月光が輝いていた。
照明の落とされた寝室は薄く差し込む月明かりのみを光源として
その輪郭を淡く浮き上がらせる。
色の失われた灰色の世界が
どこか遠い世界であるかのように彼女には美しく感じられた。
彼女は静かに息を吐くと
ゆっくりと寝台の上に横たえられている男の傍へ歩み寄る。
彼の瞳がしっかりと閉ざされている様を見届けると
そっと顔を近づけて、その唇に優しく口付けた。
『あなたに死んで欲しくないの。
少ししか一緒にいなかったけど、私忘れないわ・・・。』
『・・・・俺は・・』
『私に人を愛する資格はないの。でも、あなただけは・・・。』
『生きてここを出るんだ。待っててくれ。』
あれからもう6年経つ。
けれど彼をいざ目の前にすると、果たして遠いのか近いのか
時間の感覚はぼやけ、麻痺してくる。
まるでそれが昨日起こった出来事のように生々しくリアルに
彼女の脳裏に鮮やかに蘇ってくる。
――――レオン。あなたはあの時何を言おうとしていたの。
『じゃあ好きな人は?』
『・・・・遠い昔に死んだよ。』
彼女はようやく理解した。
任務を果たすまでひたすらその苦痛に耐え、
必死に心を静めなければならなかったのはあの言葉を聞いたからだ。
彼はあの時自分を想ってくれていたのだろうか。
今となっては何もかも解らない。
ただあの「エイダ」はもう自分の中で死んだのだ。
彼への届かぬ想いをその心に宿したまま―――。
けれど古傷が疼くように、彼をこうして目前にすると
あの時と同じように彼女の心は小さくさざめく。
どうしてもそれが彼女には理解できなかった。
「・・・うっ」
微かな呻き声をあげて、レオンが瞳を開く。
彼は暫く朦朧とした意識で天井を仰ぎ見ていたが
はっと弾かれたように覚醒すると上体を起こして彼女を
視界に捉えた。
「・・・エイダ。
――――!?
アシュリーは・・・彼女はどうしたんだ?!
もし彼女に何かあった時は・・・俺が君を殺すことになる。」
鋭くエイダを威嚇したつもりが、レオンはベッドの上に
自分が後手で縛られ、全裸で寝かされていた事実に気付き
そのきまりの悪さに僅かに彼女から視線を外した。
それを見たエイダがくすりと微笑む。
「心配しないで。
約束通りお嬢様は宿泊予定の部屋に入室なさってるわ。
パーティーで疲れた体を癒すために今は静かに眠っているはずよ。」
「――――――で。
用が済んだのなら何故まだ君はここにいる。俺を始末するためか?」
ふっと妖艶な笑みを浮かべてレオンに背を向けると
彼女はゆっくりとチャイナドレスのスカートの中へ手を差し入れ
黒いレースの下着をおもむろに脱ぎ捨てた。
そしてレオンの居るベッドの上へ体重を感じさせない軽やかな動作で上ると
彼の腹部に馬乗りになり、その長い指先を胸板に這わせた。
スカートに深く入れられたスリットからエイダの長く白い下肢が
すらりと覗いている。
2人の肌が触れ合っている場所がじわりと熱を持ち
彼女の秘所は艶やかに濡れていた。
「あなたには随分と世話になったわね。だからご褒美をあげるわ。」
「むしろこうする事を望んでるのは君の方だろ。
俺たちが抱き合うのを見て興奮してたのか?」
「・・・・意地の悪い男ね。やっぱりお仕置きすることにしたわ。」
レオンの鼻先を軽く指で弾くと、エイダは寝台の横に置かれていた
サイドテーブルからフェイスタオルを取り上げて
視界を塞ぐように彼の顔に目隠しを施す。
そして彼の首へ柔らかく両腕を回し、その顔へ口元を寄せ
舐るように彼の耳へ息を吹きかけ、唇に含んだ耳朶を舌先で転がす。
その官能的な愛撫にレオンの男性は刺激され、敏感な反応を見せる。
「感じやすいのね。可愛いわよレオン。」
くすくすと笑いながら、自分に翻弄される彼の様子を愉しむように
エイダは濡れた舌先を耳朶から首筋、鎖骨、そして胸へと
這わせていった。
長年の鍛錬で鍛え上げられた腹部を指先でくすぐるようにさすりながら
唇と舌とで乳首を弄ぶ。強く吸い上げ歯を立てると
その鋭い痛みにレオンが思わず苦痛の声を上げた。
「乱暴だな。もっと優しくやってくれ。」
「言ったじゃない。お仕置きするって。」
嘲笑を浴びせるようにレオンにそう言い放つと、
エイダは先ほどのサイドテーブルから小さい凹凸の付いたシリコンのサックと
透明な液体の入ったプラスチックのチューブを手に取った。
彼女はレオンの両脚をくの字に折り曲げ、僅かに開かせると
チューブの蓋を外して中の液体を彼の会陰部へと垂らした。
ねっとりと怪しいぬめりと光を放ちながら
流れ落ちた液が菊門を濡らす。
それからエイダは右手の中指にサックをはめると
同じようにそれを液体で満たして、レオンのアナルへと押し当てた。
びくりと彼の身体が硬直する。
「初めて?」
アシュリーとレオンがセックスをする時に、彼が言った言葉を
揶揄するように真似てエイダはその反応を嬉しそうに窺う。
「ちょ・・・やめ・・・」
「息を吐いて。お腹に力を入れないでね。痛いわよ?」
レオンの焦りと制止を無視して、彼女はゆっくりと中指を
彼の体内へ差し入れていく。
ぬめりを帯びたその何とも言えない感触に、彼はうっと思わず
苦しげな呻き声を漏らした。
以前―――特務機関に所属して間もなくの頃。
まだあのクラウザーとも組む前の時分に、
レオンは何度か作戦を共にしていた男色のある同僚から
性行為を迫られたことがある。
『豚のケツでも掘ってろ!!』
激怒したレオンは彼を一撃殴りつけ、上層部に掛け合い
それ以来その男の顔を見ていない。
そんな事件があった所為か、彼はどことなく
アナル・セックスに対して不浄な感覚を抱くようになり
自分はそのままきっと未経験で終わるだろうと考えていた。
されることはもちろんすることも。
それを今、視界を塞がれ腕を縛られ、屈辱的な格好で
あのエイダに犯されている。
心に湧き上がる苦痛と、今まで経験した事の無い
思いもよらない未曾有の快楽に悶えながら
レオンは彼女に成すがままにされていた。
580 :
509:2006/04/23(日) 04:05:21 ID:z+yzjBng
・・・続きます。次回でこそ完結できるよう頑張ります。
途中までタイトルミスしていました。申し訳ない;
やはり寝不足で頭が膿んでいると人間駄目です。
>>509神
こんな時間まで…がんばってたんだね。
ありがとう、待っていたかいがあったよ。
ゆっくり休んでくれ。
無理しないでくれな。
神GJ!!!
キャラの心理描写がウマ杉です
続きワクテカしてお待ちしてます!
覗いてみてよかったw
>>509 GJ!相変わらずウマーですね
続きを楽しみにしてます
GJです!続き待ってます!!
586 :
509:2006/04/26(水) 02:50:16 ID:RbzyoxrH
ようやく完結までこぎつけることができました。
それでは投下しますー。
菊門を割って挿入させた指で、腹部側の腸壁を圧し擦るように
刺激していく。その度にびくりと痙攣するように
彼の身体は震え、まるで快楽という名の拷問に耐えるかのような
呻き声を漏らす。
彼の身体は熱にうかされ、上気した顔はじっとりと汗に濡れている。
外陰部に根付いた男性器が次第に猛々しさを増し
反り返った先端から滲み出た透明な精液が腹部を汚した。
エイダは右手の指先でレオンの体内を犯しながら残された左手で
彼の自身を握り精液に濡れる尿道口を舌で舐め拭う。
そして焦らすように性器の裏側の筋を舌先で丁寧になぞった。
「っあ・・・くっ・・・・!」
「身体は正直ね、レオン。気持ちいい?
・・・我慢しなくていいのよ?」
体力や力でどうしても男に劣る女の諜報員は
いくら腕が立つ者でも、時に戦闘での苦戦を余儀なくされる。
それでも女性スパイの用途が途切れることはない。
つまりはこういう事だからだ。
目的とする組織の重要人物や関係者を絡め取り
その懐に侵入するためには、体を使って誘惑するのが
危険を最小限に抑えられ有益な情報が得られる無難な手段なのだ。
故に彼女達には男性を魅了し、自身を信頼もしくは愛情を以って
信じ込ませるだけの技量が要求される。
―――けれど彼女には何処となく、そんな自分の闇に染まった一部を
レオンに見られる事がはばかられた。視界を布で塞いだことも
きっと彼は性行為の趣向の一環だとしか思わないだろうが
自分にとっては「赤服の雌犬」の姿を優しく覆い隠してくれる帳なのだ。
「・・・そろそろ楽にしてあげる。」
くすりと笑って彼の陰嚢に軽く口付けると
彼女は右手の指の動きに勢いを付け、性器を先端から深く口腔へ沈めた。
硬く張り詰める男根を強く握ってスライドさせ、嬲るように
舌を絡めながらきつく吸い上げる。
口に含んだ彼の自身が一層熱を増し、唇を圧し拡げるように膨張していく。
「うっあっ・・あああっ・・・!」
熱い迸りを口内で受け止め、彼女は一息にそれを飲み干す。
下腹部から脳髄へ電流が突き抜けるような刺激を受けて
レオンは力尽きたように息を荒げながらがっくりと首を横に寝かせた。
腹部は痙攣するように大きく上下に揺れている。
残滓を舌先で拭い取り、エイダは大きく息を吐いた。
彼の痴態を目の当たりにすることによって彼女の身体には
支配欲を満たした充足感と、未だ満たされない性欲が溢れていたが
心にはどこまでも空虚な悲哀が拡がっていた。
・・・これで、もう終わりね。
何故自分が彼にわざわざこんな下卑た真似をしたのか、
彼女には解った気がした。
彼を目前にするといつも自身の心に波紋が立つ。
要するに未練なのだ。
レオンに対するというより過去の自分に向けられた・・・。
もうすでに彼女は後戻りなど出来ない処へ来てしまっている。
自分を縛る因果の鎖は決して断ち切る事などできないというのに
それでもまだ人としての煌きを彼の中へ、死んだ自分の亡霊の中に見るのだ。
ならばいっそ壊してしまえばいい。
心がひび割れ、疼くように痛むなら粉々に砕いてしまえば楽になる。
彼に汚れた自分の姿を見せつけ淡い幻想を打ち破れば
もう残るものなど何も無い。
どんな事があっても心が動く事などないだろう。
そう、決して―――。
エイダは再び横たわる彼の身体に跨がると、
震える指先でそっと視界を塞ぐ布を解き外した。
まだ息を小刻みに弾ませたレオンの蒼い瞳が真っ直ぐに自分を見詰める。
「・・・あなたには随分酷いことをしたわね。
―――汚いと思ったでしょ。軽蔑した?」
「いや・・。」
そう呟くと、レオンは後ろ手に拘束されたまま上体を乗り出し
優しく羽根で掃くようにエイダの唇に自分の唇を重ねた。
「君は・・・そんな女じゃない。」
『彼女はそんな女じゃない!!』
まるで閃光のように―――あの日の記憶が鮮やかにエイダの脳裏に蘇る。
あれはそう、Gと呼ばれた異形の怪物に深手を負わされ
ありし日のレオンに手当てを受けたあと。彼を追うようにして
自身の目的であるアンブレラ研究施設に侵入した時の事――。
Gウィルスの生みの親であるアンブレラの優秀な研究員・ウィリアムの妻
アネット・バーキンと彼女に遭遇したレオンが激しく言い争う姿を
エイダは陰から息を潜めて伺っていた。
場合によっては2人とも始末しなければならない・・・
そう自分に言い聞かせ、空の拳銃へ新たな弾倉を装填しようとする手を止め
彼女は弾を床へ放り捨てる。
『あの女はある組織の工作員よ。Gウィルスを奪うために送られたスパイさ!』
『うそだ!』
『本当よ。ここで情報を引き出していて解ったわ。
研究員のジョンに近付いてアンブレラの情報を盗み出していたのよ!』
『そんな馬鹿な!彼女はそんな女じゃない!!』
まるでとどめを刺されるかのように、彼女の心は激しく打ちのめされた。
・・・任務を、果たさなければ。でもだめ、私はもう駄目だ。
ここにいるのは諜報員としての私の形骸。だからお願い・・・。
最期は・・最期だけはあなたを愛したエイダとして私を死なせて・・・。
『私・・・あなたとなら逃げてもよかった。・・・どこまでも・・。さよなら。』
『エイダぁぁ―――――!!!!!』
堕ちてゆく。視界を覆う暗闇に彼が自分を呼ぶ叫びが木霊する。
・・・そしてあの永訣の朝。
鏡に映る最期の「エイダ」を見詰めながらとめどなく涙を流した。
それは初めて彼女が愛を宿した心を無常にも切り捨てねばならない苦しみに
苛まれる魂の慟哭だった。
けれど・・・違う。私は・・・生きてた。
自分自身の中で死んだあの「エイダ」はレオンによって新しい生命を吹き込まれ、
長い年月を密やかにずっと生き続けていた。
何故・・・自分がヨーロッパでの任務で彼の存在を常に気にかけながら
手を差し伸べずにはいられなかったのか・・・これでようやく解った。
それはかつて協力した親近感や、抱いた情からという陳腐なものではない。
人間として最も美しく尊い感情を内包した「エイダ」は常に彼の中に在る。
その彼が死ぬ事は、彼女自身が死んでしまう事と同義なのだ。
彼が生き続ける限り、その半身である「エイダ」もまたこの世に存在し続ける。
「エイダ」の魂は決して切り離すことのできない彼の一部として
これからも彼に護られていくのだ・・・・。
レオン―――。
あなたはあの時の言葉通り、私の命を救ってくれていたのね・・・。
静かに上下する彼の胸板に額を押し当て、エイダは強く、強く唇を噛んだ。
鼻先がつんと痛む。身体の奥から抗えない程熱いものが込み上げてくる。
瞳を濡らして瞼の淵から溢れ出ようとする涙を、彼女は懸命に堪えた。
自分に向けて優しく降り注がれるレオンの視線から眼をそむけたまま
彼女は彼の体躯に手を廻してその縛めをゆっくりと解き放った。
ようやく自由を与えられた彼の指先がそっとエイダの顔に添えられ
2人は見詰め合う―――。
視線の交錯したその刹那、弾かれたようにレオンは彼女の唇を激しく奪い
そのままシーツの上へと倒れこむ。
まるで貪るように彼女の舌に自身のそれを絡め、熱く吸い上げた。
咬み付くような野性的で濃厚なキスからようやく解放されると
エイダは小刻みに胸を上下させて荒く息を吐き出す。
レオンは彼女のドレスのスカートに手を掛けると
サイドスリットの部分から肩口までを力任せに引き裂いた。
そしてドレスの下から露わになったショーツと揃いの黒のレースブラを
止め具を外すのももどかしく、ちぎるように乱暴に剥ぎ取る。
「・・・私には優しくしてくれないの?」
「――――だめだ。」
からかうようにくっくと喉を鳴らす彼女の言葉を受け流し、
レオンはエイダの身体の至る処に唇を這わせ、強く吸い付く。
彼女の首筋に、肩に、乳房に、下腹部に、白い太股に、次々と紅い斑紋が刻まれてゆく。
長い年月――それまで泥のように鬱積した劣情を叩き付けるかのように
彼は焼けるような愛撫をエイダに繰り返す。
レオンの口から生々しく漏れる喘息のような吐息と
秘所を掻き乱す2本の指に翻弄されながら、彼女の身体は快楽に震えた。
彼の唇が、脇腹に真一文字に残る古い傷痕をたどり、
傷口が再び開いて流血する程に強く吸い上げる。
「ああっ・・ああああっ!!」
あの日負った痛みの既視感と全身を走るオーガズムにのまれ
エイダは思わず悲鳴のような喘ぎを漏らした。
白魚が跳ねるように痙攣するエイダの下肢を大きく開き、
レオンは無理やり自身を捻り込むように彼女の内へ突き立てた。
絶頂に達した彼女をいたわるいとまなく、全てを吸い尽くすような
激しい情欲への渇望を獣のように彼女の胎内へ注ぎ込んでゆく。
彼は息つく暇なく彼女の膣内を責め立てながら、片腕で彼女の背を支え
もう片方の愛液に濡れた指先を菊門へと這わせる。
「俺が・・受けた屈辱をそのまま君にも味わわせる。」
「あら、私どっちも使えるのよ? どうぞお好きなほうで。」
呼吸を荒げながら、エイダは妖艶にレオンを挑発する。
むっと眉をしかめた彼は彼女を支える腕に力を込めると、
ぬるりと指先をアナルへ埋めていく。
前後の2穴を同時に犯されて、身悶えする彼女を追い詰めるように
レオンは再びエイダの唇を熱いキスで塞ぎ口腔を舌で掻き乱した。
「んっぅっ・・はっ・・っあ!!」
がくがくと腰を震わせながら、彼女は2度目の絶頂に達する。
瞳の端には薄く涙が滲んでいた。
激しい愛撫の嵐に巻かれ肉体的な快楽と、
彼の内に宿るかつてのいとおしい自分との
魂の融合を果たした精神的な解放感にどこまでも包まれながら
エイダの身体からは一切の力が抜けていった。
レオンはエイダから自身を引き抜くと、両手で彼女の腰を立たせ
うつ伏せから狗のように四肢を地に着かせる格好をとらせる。
そして指先で尻肉の割目を押し広げるように開くと
未だ熱を帯びて萎えない陰茎を彼女のアナルへあてがった。
「ちょっと・・・レオン私・・もう・・・。これ以上は許して。」
「誘惑してきたのは君のほうだろ?」
エイダの哀願を無視すると、彼はゆっくりと自身で彼女の
菊門を拡げてゆく。接合部が締め上げられるような淫らな感覚に陶酔しながら、
レオンは一息に彼女の身体を貫き、乱れるように腰を躍動させていく。
シーツを掻き抱くように力尽きた上体は崩れ、
彼に支えられている腰だけを浮かせる体勢で後背から臀部を犯されながら
エイダはその身体をぶるっと大きく身悶えさせた。
荒々しいしい呼気と共に、レオンの動きが激しさを増していく。
「・・・っエ・・イダ・・・エイダ! っく・あ」
腰を打ち付けるように前後に身体を振っていた彼の動作がぴたりと止まる。
自身からは彼女の胎内へ溢れるばかりの欲望の塊が放たれた。
そのまま力尽きて崩れ落ちるように身体をシーツへ預けるエイダの上から
背中を抱くようにしてレオンが寄り添う。
2人の荒い息遣いだけが、静寂を掻き消すように部屋の中へ響いた。
「・・・私。あなたが思っているほど綺麗な女じゃないのよ?」
遠くを見詰めるように虚ろな瞳でエイダがぽつりと呟く。
彼女の黒く柔らかい髪を指先でそっと撫でながらレオンはふっと笑った。
「それはお互い様だ。」
そう自嘲するように鼻先を鳴らすと、
レオンは両腕で彼女を抱きかかえて寝台から身体を起こし、
一糸纏わぬ姿のまま寝室を出てバスルームの扉を開けた。
「泥が付いたなら洗い流せばいい。」
そういう意味じゃないのだけれど、と得意げになる彼を見て
エイダがくすりと微笑んだ。
「明朝帰還? ―――よろしいのですか。」
「問題は無かろう。この件に関して彼女に言及する必要もない。」
「彼女の経歴はご存知でしょう。余計な時間を与えれば気の迷いから
あの男に接触を計る恐れがあります。
もし・・懐柔され我々から袂を別ったとしたら―――。」
「それほど莫迦な女ではない。彼女は自身の分は弁えている。
君が憂慮するような愚行は犯すまいよ。」
「・・では、何故?」
「報酬とでもしておこうか。先の任務で彼女は見事目的を達成した。
だが、あの男がイルミナドス事件に関わったことによって
今後我々の動線上に介入してくる可能性が否定しきれなくなってきた。
彼独りならば放っておいても脅威にはならん。
懸念されるのは、彼の存在に由って我々の重要な駒である彼女に
好ましくない影響が出ることだ。
彼女には最早我々と運命を共にする道しか残されていない。
しかし・・もしもその心の内にあの男に対する
癒えぬ妄執が残されているのならば・・・。
いっそきっぱりとけりをつけさせてやるのもよかろう。」
「そこまでお考えでしたか・・・。―――しかし解らぬものですね。
10年連れ添っても情が冷め、別れる夫婦すらいるのに
ほんの1日足らずも時間を共にしていない相手に
互いがそれほど惹かれあうものでしょうか・・・?」
「それこそ我々の窺い知れるところではないな。男と女は永遠の謎だよ。
・・・いずれにせよ後戻りなどもう出来ん。
全ての準備は整い、舞台は完成されつつある。
彼女にはそのような瑣末な事に心囚われていてもらっては困る。
我々の真の戦いはこれから・・始まるのだからな。」
荒く乱れたシーツをそのままに、あれから精の尽きるまで抱き合い続けた2人は
広いベッドの上で互いに身を寄せ合うようにして気だるくまどろんでいた。
「糊が悪いのかしら」とエイダはむず痒そうに瞳をこすり
両の瞼の淵から剥がした付け睫毛を重ねてレオンの鼻の下に乗せる。
「とてもよく似合ってよ。英国の某喜劇俳優のよう。」
悪戯をして無邪気に笑いを噛み殺す彼女に憮然としながら
「色男が台無しだ」とレオンはそれをつまんで床下に捨てた。
彼等は互いに何も訊かず、そして語らなかった。
残された僅かな時間を唯の男と女として分かち合う。
例えそれが偽りと幻から生まれた砂上の楼閣であったとしても――。
『・・・あなたには随分酷いことをしたわね。
―――汚いと思ったでしょ。軽蔑した?』
まるで独白するかのような微かな声で、自分に問いかけた彼女の言葉の中に
レオンはあの日自分が救えなかった「エイダ」のほんの僅かな片鱗を見た気がした。
・・・そしてその針の先程の小さな隙を、彼は決して見逃さなかった。
自分自身が過去、心に負った痛々しい亀裂を埋めるように
彼はエイダを力強く抱き寄せ、貪るような抱擁を繰り返した。
お互い様―――か。
君が今の俺を知ったら何と思うだろうか。
6年前――。
彼は新人警官として就任するはずだったラクーン・ポリスのある街で
アンブレラ社の引き起こした未曾有のカタストロフィに巻き込まれる。
「アンブレラ事件」
同社の研究する悪魔の発明・T−ウィルスの大規模な漏洩によって
シティ全域が地獄と化し、壊滅的被害を被った。
事実を何も知らされていないレオンは街へと足を踏み入れ、そこで出会った
クレア・レッドフィールド、シェリー・バーキンらと共に
過酷な戦いを潜り抜け文字通り奇跡の生還を果たす。
その間もなく、シナリオは最悪の結末を迎えた。
アメリカ政府の非情の英断によって、街はウィルスに汚染された住人ごと
ミサイル攻撃によって消滅させられこの地上から永遠に姿を消した――。
レオンは怒りに燃えていた。
純粋な正義感から発露した闘志を奮い立たせ、
必ずあのアンブレラを破滅に追いやるのだと共に生還した戦友と誓い合ったのだ。
だが・・・時の流れは少しずつ彼の心を軋ませていく。
アンブレラ社はその後、ウィルス漏洩事件の責任を問われ
社会と経済という名の制裁を受け、自ずと瓦解していった。
同じ頃、自分達の手で救い出した小さな少女の命を救うために
レオンはアメリカ政府によってその身を捕縛され、以後政府の人間として
合衆国の大義のために戦うことを余儀なくされる。
(まだ終わってはいない・・・。
アンブレラは消滅したとしても闇の力は地の底で醜く蠢いているはずなのに・・。)
目前の敵を失い、自らは見えない鎖で手足を繋がれながら
いつしかレオンの行き場の無い正義の怒りは、その焦燥感から
ふつふつと湧き上るような黒い憎悪へと形をひずませてゆく。
何の罪もない数多の市民を無残にも死に追いやった事への・・
正義の行いによって弱きを護る警察官としての前途を奪われた事への・・
そして、自分が愛した女を無残に殺された事実への・・・。
彼の心には満たされる事の無い闇色の空隙が生まれ
終わりの見えない戦いや過酷な訓練によって、更に精神は磨耗していく。
組織という権威と、戦う力とを手に入れる代わりに
彼は若き日のレオンの内に煌々と輝いていたような
純粋な正義と情熱のみでは既に生きられなくなった。
レオンの身とて様々な穢れを内包している。まるで黒く広がる染みのように。
一歩間違えば・・・自分もあのクラウザーのようになって
いたのかも知れない。
けれど決して闇の底に自身が堕ちることはない――と
レオンは心のどこかで確信していた。
あの日からずっと・・・
彼の内に宿ったあのエイダの存在が、楔のように
存在をこの地に繋ぎ止める腕となってレオンを支えていたのだ。
エイダ――。
俺が護ると君に誓っておいて、逆に君に護られていたとは・・・
本当にお笑い草だ・・・。
彼の左肩に額を付けるようにして
柔らかく瞳を閉じるエイダを見詰めながら、レオンは小さく息を吐く。
「家庭を持つとしたら・・希望はどんな?」
「そうね、大草原の小さな家みたいなアメリカン・カントリーで
動物にたくさん囲まれながら素朴に暮らしたいわ。あなたは?」
「俺はN・Yの一等地の高層マンションで夜景を眺めながらワインをかたむけたいね。」
「趣味が合わないわね、私達。」
「まったくだ。」
たわいも無い寝物語に花を咲かせながら、顔を見合わせ2人は笑い合う。
いつしか夜は白み始め、朝焼けの中に鳥の囀る声が方々に響き渡る。
清廉で冷たい空気の中―――。
静かに寝息を立てる彼を起こさぬように
瞼を縁取る金の睫毛をそっと白い指先で撫でて
彼女は部屋を後にした。
わずかに軋む音を立てて扉が閉まるのを待っていたように
彼の蒼い瞳が薄く開かれる。
夢のようなまどろみの時間は終わり、
残酷で冷たい現実の時がまた訪れる。
窓の外から、朝の日の光が強く部屋の中へ差し込む。
――まるで道標の如く彼がこの先歩む道を照らすかのように・・・。
定例となっている射撃の訓練を終え、
あの日持ち場を独断で離れた件に関しての厳重注意を長々と受けて
レオンがようやく自身の部屋があるマンションへ帰宅した頃には
夜の8時をまわっていた。
小腹を満たす目的で購入したブルーベリーのベーグルを口に頬張りながら
エントランスのオートロックを解除しようとキーパネルに指を伸ばした所で
ふと彼は自分の部屋のナンバーが刻印されたポストボックスの口に
無造作に差し入れられた白い封筒に目を留めた。
怪訝に思ってそれを開くと、中からはあの日アシュリーが穿いていた
レースのストリングショーツと、自分の着けていたカフスボタンの片割れが
封入されていた。
更に小さなメッセージカードが同封されており、レオンは片手の指先で
それを広げる。
――忘れ物よ――――またね、レオン―――
カードの端にはワイン・レッドのキスマークが捺印されている。
背後からマンションの扉に近付いてくる住人の気配を察知して
慌ててレオンは手に持っていたショーツをズボンのポケットへと捻じり込んだ。
その自身の狼狽振りをあざけりながら、彼は口元に笑顔を浮かべる。
・・・まだ・・繋がっている。
かつての戦友が自分に遺した言葉は、まるでレオンがこれから辿る海図の
指針を示したようだった。
あのアンブレラが復活を果たせば、今一度あの悪夢が蘇る。
それだけは断固として食い止めねばならない。
彼の心の内で、かつて潰えた正義の闘志がふつふつと再燃するのが解る。
今度こそ・・・全てのことに決着を付けるのだと
レオンは強く決意を固めた。
このシナリオには既に斃れたジャック・クラウザーと共に彼女も
関係している可能性が高い。ならば次にまみえるのは
協力者としてか・・・・それとも敵か。それは未だ解らない。
エイダとて自分と同じようにその身を見えない鎖で縛られている。
恐らくこれからもずっと、2人が唯の男と女として
相容れる時など訪れないのだろう。
けれど2人の間にはか細い鎖が光を放ちながら
お互いを繋ぐ絆として長く横たわる。
この道を辿る2人が、まるで生物の持つ遺伝子の二重螺旋の鎖のように
離れては交わる事を繰り返しながら・・・。
レオンのジャケットに入れられた携帯電話がけたたましく電子音を上げる。
この音は特務機関の諜報部が、彼を呼び出す時に使うコールサインだ。
休む間もなく次の任務が彼を待つ。
「See you around. Ada・・・」
レオンは踵を返してホームに背を向けながら、
マンションの扉を開け放ち夜の闇の中へ躍り出た。
END
レオン・スコット・ケネディはかつて自分をこの特務機関へとスカウトした
アメリカ政府情報局員の男を前にしていた。
机の上には、男が叩き付けるようにして散らした十数葉の写真が広がっている。
そこに映っているのは文字通り痴態とも言うべき、自分とアシュリーとの性行為だった。
彼の肩がわなわなと絶望に震える。
「俺は始末・・・・されるのか?」
彼はいかにも不快そうに、その眉間に皺を寄せた。
「仕事をエスケープして大統領令嬢と逢引きとは、いい度胸してるなケネディ。
現在諜報部が全勢力を挙げてこいつをリークした出所を捜索しているが
恐らく徒労に終わるだろうな。相手はプロだ。
ここに届くまで、物は何重にもダミーの雑誌社や新聞社を通ってる。
淡い期待は持つなよ?」
男は席を立ち、レオンの顔を見下すように見据える。
「万が一、物が世間に出回るような事があったら・・・
責任取らされて結婚だろうな。 結 婚 !!! お前に選択肢はない。」
レオンはがっくりと机にひれ伏しながら答えた。
「・・・・なけるぜ。」
終
604 :
509:2006/04/26(水) 03:16:39 ID:RbzyoxrH
これにて完結です。長々としたSSを最後まで読んでくださった方たち
有難うございます。
待ってたよ〜!興奮しちゃった!
GJ!乙です。
ずっと待ってました!乙です!
キャラの出し方からストーリーまでお見事。
寂しかったスレに活気をありがとう!お疲れ様です(・∀・)
処女アシュリーにたまらんハァハァさせて頂きました。
おもしろかったーーーー!!
オチがケッコン!
女難の相も終着駅にまっしぐらって感じw
ホントにお疲れ様でしたー!
良ければ次回作も期待しちゃっていいかしら、なんて。
神!!!
設定もストーリーも文章も大満足だよ!
608と同じく次回作を期待したいけど、いいかな。
レオンとエイダは現実には決して結ばれる事がない
2人だけに結婚とかエイダにレオンの子供ができて
ハッピーエンドとかも見たくなる。
レオンの両親や兄弟がエイダを気に入るとかも。
マジでいい・・・。とくにレオン×エイダ好きなんで・・・。
最高だ!!!!!!同じく次回作期待ちゃっていいかしら?
特に609の言っているような話みたいな〜なんて思ってます。
611 :
509:2006/04/27(木) 17:33:54 ID:iWOrvt26
>>ALL
有難うございました。SSを書いたのは久しぶりなのですが
絵でも文章でも創作したものを人に見てもらうというのは幸せです。
愛をもってキャラクターが救われる事を望んでいる方が多い事に
喜んでいます。でも自分は前スレのウェスカー×ジルのような作品も
好きです。(´ω`) バイオハザードといえばバイオレンス。
レイプものなりSMものなりバラエティ豊かな作品がたくさん投下されれば
いいなあと思ってます。
次回作へと筆が進むかは正直解りません; 自分は創作意欲にかなり
ムラっ気のある人間なのです。でもご期待に添えられるよう尽力します。
真の神書き手とはクオリティの高い作品を質を落とさず一定の期間で
コンスタントに投下できる方だと思っています;
堪能させて頂きました
神様本当に有難うございました(*´Д`)
613 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 21:51:30 ID:nGHc+kob
あげ
再び静けさが(´・ω・`)
615 :
baio:2006/05/02(火) 00:39:56 ID:Jy/F8SbS
ドッ、ドン・・・・『狭いわね・・・・』 通気口からでてきてレベッカはそういった 彼女は探索のためビリーと別れ行動している
『ここは、・・・・拷問室かしら・・・』そこには、鎖、縄など色々なものがあった。もちろん居心地の良いものではなく早々に探索を済ませ部屋を出ようとした。
ガシャン、 『・・・・ッ!!?』 そのなにかを壊したような大きな音はそう遠くからのものではなく、彼女は警戒した。カタ、カタ カタと何かが近寄ってくる音がしそれは突然止まった。
そして、彼女の注意が、上に向いたとたん ウキィィィ!! ととても大きなサルが彼女に襲いかかった。『きゃぁ』カシャ・・・カシャ・・ そのサルはとても重く銃を手放したしまった。
フシュウ・・・・・(もうだめ・・・・こんなところでしんでしまうの・・・・)と彼女は死を覚悟した。
・・・どうした?
おおレベッカよ。死んでしまうとは情けない!
618 :
baio:2006/05/04(木) 00:10:21 ID:Po37fEGE
ビリビリリ・・・・ サルは殺すどころか服を引き裂きさいた。サルは彼女の服を完全に引き裂くと胸にしゃぶりついた
『いやぁぁ、』チュパチュパ・・・『はなしてぇ、あん』、胸を楽しんだ後サルはズボンを引きちぎった『だめぇぇ・・・・』彼女は叫んだ
しかし、サルは秘所に顔をうずめ舌を動かした。くちゅくちゅ・・・『あ・・いやぁ・・やめて・・・あっ』最初は抵抗した彼女も快感に飲まれていった
クチュクチュ、チュパサルは彼女の秘所を吸い上げた『ああん』そしてやつは彼女に自分のモノをつきたてた『イヤァァァァァァあっぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・』
彼女は快感に飲まれ意識が薄れていく中で次々にやってくるサルたちをみた、そして、彼女はまぶたを閉じた。
sage
人稲えすね
そうsですね
緊急浮上
623 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:52:48 ID:A4F8yGtP
コスプレインターナショナルってコスAVにジルコスがあったを思いだした。
624 :
baio:2006/06/08(木) 01:06:02 ID:dj48rHPy
ここは、何者かによる襲撃にあい事故にあった列車の中、レベッカは階段をのぼるとひとりの老人をみつけた『おじいさん?』しかし、返答はなかった、グニョグニョ、『・・・?、きゃぁ』老人は体をくねらせ姿を変えていった。
老人はヒルの集まったものであった。(どうしよう・・・)
A『戦う』 B『逃げる』
625 :
baio:2006/06/08(木) 01:42:13 ID:dj48rHPy
A ぱん、ぱん、ぱん グシャ、グシャシャ、化け物は崩れ落ちた。『ふぅ・・・やったわ。』レベッカは化け物を倒し安堵しきっていた。そして、レベッカは、化け物を横切ろうとした。」グニ、グニョニョ、ヒルは散らばっただけで生きていた。
再び活動し始めたヒルはレベッカに飛び掛った、
『キャァ』カツン、カツ安堵し隙だらけであったレベッカは驚きのあまり銃をおとしてしまった。
(しまった)とおもったのはつかの間(えっ・・?)なんとレベッカの服がヒルの酸によりとけ始めていた。『あっ!』レベッカの溶けた服の隙間からヒルが服の中に侵入していった。
『いやぁ』服の中でヒルはうごめきレベッカを刺激していった。
モゾモゾ・・ヒルはレベッカの秘所に到達すると下着を溶かし秘所に入っていった。
『そこは、だめぇぇ』ヒルは舌のようなものをを出し液体をレベッカの中に流し込んでいった。(体があつい・・・それにか体の自由がきかなくなってきてる・・・何で?)レベッカは完全に冷静さを失い神経毒を注入されたことに気がつけなかった。
ほかのヒルは乳房に液体を塗りつけ吸いついた『ひぃ・・はぁっ・・・』レベッカヒルの責めに感じ始めていた。『はぁ・・はぁ・・』ヒルはうまい具合に秘所と乳房を交互に攻め続けていた。するとついにヒルはアナルに侵入していった、歳も若いレベッカは、
アナルを責められたこともなかった。ジュジュジュル、『ああっん、そん・・な・・ところ・・』レベッカは完全に戦意を失っていた。
なぜなら、人間ではない相手に犯され、あげくには感じて身を任せていんるのだから・・・しかし追い討ちをかけるようにヒルは集まり人の形に戻っていった。完全に人の形になった。
『い・・いやぁ・・・もう・・やめて・・・』ヒルは仰向けになって動くことのできないレベッカに異形の形をしたモノを挿入した。ブシュ、ブシュシュ『いやぁっぁぁぁぁぁぁ・・・』レベッカは絶頂を迎えた。ヒルはレベッカを休ませる暇もなく
自分のモノを分裂させアナルと秘所を同時挿入した『ぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・』彼女はあまりの衝撃に耐えられず気を失った永遠とこの宴は終わることがないことも知らずに・・・それ以降の彼女の消息をしっているものはいない。・・・・・・・・END
627 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 18:13:41 ID:jUuWjJFA
オマイラの夢を実現させた最高の神ゲーを紹介するよ
特にB級ゾンビ映画好きには超オススメだ
『姦染〜淫欲の連鎖〜』
感染すると激しい淫欲に支配され、欲望のまま異性を襲うようになる謎のウィルスが突然発生!!
夜の学園で感染者に襲われる映画研究部の部員達!彼らは逃げ延びる事ができるのか?
それとも・・・自らも感染してしまうのか!?
http://www.sp-janis.com/soft/infection.shtml (姦染〜淫欲の連鎖〜)
保守
保管庫ロスト?
630 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 22:30:15 ID:xtwkKodz
あのさ、植物怪人とリッカーのラブコメなんて作りませんよね。
631 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 22:33:03 ID:xtwkKodz
あ、植物怪人はイビーと判明
632 :
fri-end:2006/07/04(火) 03:08:43 ID:Q/go/0wU
今、同胞が殺された。
どこか近くの町で、近くの建物の中で、同胞が殺された。
奇妙な脳、長い舌、大きな爪・・・自分とまったく同じ姿の同胞。
銃口を向けられた時、なにかによって通じる。それは不安で。
引き金を引かれた時、同胞となにかによって通じる。それは狂気と恐怖で。
自分にも死が近づいてるのかも知れないと思うと、胸が塞ぐ。
そんなリッカーの気持ちにイビーはこう答える。
自分がまだプラント42だったころ
まだ十分に成長もしていない友が殺されていった。
みんな苦痛の声をあげて、燃えた。跡形もなくなった。
自分のことのように思えて、怖かった。けどあるとき悟った。
うまく自分らが兵器として育て上げられたところで、生物兵器である以上、死は必ず訪れる。
もしかしたら燃えて死ぬ。もしかしたら銃弾を浴びて死ぬ。もしかしたらガスか何かで干からびて死ぬ。
生の結末は、死ねばみんな一緒だ、と。
リッカー「死ぬ時はみんな一緒か・・・。」
イビー 「死ねばみんな一緒になるんだ。」
リッカーは危険人物侵入時においての位置に戻る。
もちろん、これはマニュアルなんかで決められたものではない。
b.w.oそれぞれが独自に決めた場所だ。
イビー 「変な奴にやられるなよ」
リッカー「おまえも燃やされるなよ」
冗談にもならないことだが、互いに心を微笑ませる。
リッカー「次もまたこうして、おまえとなにか話したい」
イビー 「いつでもこい」
リッカー「・・・ありがとよ」
互いにもう気付いていたのかもしれない。本能的に察したのかもしれない。
これが最期の会話だと。
それでも、以前と同じ風に、また次に会えることを期待して、彼らは別れた。
一発の銃声が工場内に響く。
なかなかでてこないんで作ってみました。
エロくはないですね。チラシの裏にでも書くべきでした。反省してます。
ッつーか下げ忘れました。反省してまう
その調子でエロのほうも書(ry
バイオ新作情報を待ちつつ保守。
637 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 00:54:33 ID:YpMlj/6x
保守age
638 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 18:34:08 ID:9RcqtF9J
((⌒⌒))
ファビョ━ l|l l|l ━ン!
(⌒;;.. ∧_,,∧
(⌒.⊂,ヽ#`Д´><騙されたニカ?謝罪汁!!
(⌒)人ヽ ヽ、从
从ノ.:(,,フ .ノゝ⊃
人从;;;;... レ' ノ;;;从人
↑海賊版ってやつ?
そこ検索すると他にも出てくるね
いくつか保存しますたw
保守
642 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 22:25:31 ID:+/keaFjX
保守age
激しく叩きつけられるようにバスルームの扉が開かれた。
同時に疾風のごとく長身の女性が洗面台の前に立ち止まる。
もどかしくカランをひねりあげると勢いよく水がほとばしり出た。
「うぐ…ごほっごほっ」
急激に襲ってきた強烈な嘔吐感にエイダは激しくむせた。
−もう朝から何回目なの−
朝方から絞り上げられた胃袋からはもう出る物は何もない。
荒い息づかいのまま涙をにじませた顔を洗面台の鏡に映してみる。
せっかくの休暇が台なしじゃないの…
鏡に映ったエイダの顔に化粧はのってなかった。しかし素材がいいのだろう。
白磁器のようなつややかさときめこまかさをもつ素肌そのまま十分美しかった。
−でも。なんだか熱があるみたい…。
エイダの思考はあくまでもエージェントだった。この前の任務でのこと。なにか盛られたのか
潜入したあの場所に人体に及ぼす悪影響が?
いえ、それはなかった。
無茶苦茶に任務に取りかかるわけではないあらゆる状況を
判断して数々のシミュレーションもと任務を達成したのだから。
もしかして。…そんなこと。
エイダの心が波立っていた。
胃が痛む。あれがあったはずよね
鏡の張られたボックスの扉を開けて必要なものを探した。
ドアを隔てて朝のニュースが今日の天気予報を告げている。だが、それはエイダの耳に届いて
いるのだろうか。
エイダはじっと手元の物体を凝視している。
物体の表示は明らかにあることを示していた。
「私が妊娠…?」
乾いた声でつぶやく。
全く身に覚えがないわけではない。しかも相手は一人しか限定できない。
「…レオン…」
レオン×エイダキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!!!!!!!
続きに期待!期待!
645 :
643:2006/08/18(金) 02:31:27 ID:Mp91Zo5u
エイダは冷蔵庫からミネラルウォーターの瓶を取り出しグラスに注ぐと一口飲んだだけでゆったりと
ソファに身を横たえた。胃の空えずきはとうの昔におさまっていたが食欲がわかない。
せっかくの休暇だ。ショッピングに行こうと計画していたけれどそんな気はとうに失せていた。
テレビ番組は情報番組に内容が変わっている。
金髪女性がエイダにとってはどうでもいい情報を面白おかしく大げさな身振りで伝えるとどっと
番組内で笑い声がする。
しばらく物憂げにテレビに見入ってはみたが、やがてなんとなく耳障りに感じたエイダは
眉をしかめてリモコンの消音ボタンを押した。
そのまま天井を仰ぐとふーっとため息が漏れ、緩慢に瞼が閉じられていく自分を感じる。
エイダの右手は無意識のうちに腹部に当てられていた。
心ここにあらず、ね。今の私は…。
*時系列は509神のお話以降です。エロなしかなぁ?がんばるけど…*
続きが気になります。
レオンが知ったらどんな顔をするんだろうw
>>643さん
激しくワクテカしながら続きをお待ちしています!
エロもちょっと期待しつつ・・・
どんな状況でも先回りしてレオンを健気に待っている武器商人モエス
650 :
643:2006/08/21(月) 02:52:07 ID:pL5S1DSh
エージェントとして女性の武器を使う分人一倍避妊には気をつけているつもりだった。
忌まわしい「G」に重傷を負わされ搬送先の組織の医師から女性として子を産むということは
絶望的だと言われていたとしてもだ。絶対は、ない。
あの怪我をおった時、エイダはむしろこれからの行動にとって好都合だと思っていたように
周りの人間達にはみえた。
少なくともエイダ自身がそう思いこんでいた。
エージェントとしての私に必要のない事柄はない方が好都合なのよ。
だが…時折たった一人で傷の瘢痕を確認する時、エイダの感情は不安定になり涙を押さえることが
できないことがあった。
この6年はそんな自分が不思議でしようがなかったのに。
あの日の彼の姿は一日たりとて忘れたことはなかった。過ごした期間はほんの数時間だろう。
なのに、あの日のレオンの姿はエイダの心から消えることはなかった。
たとえ最初が剣呑な出会いだったとしても。
*せめて終わるまでにはさせてやりたいもんです。
長編大作の予感…?ワクテカしつつ続きの投下を待ってますよー!
652 :
643:2006/08/25(金) 21:07:45 ID:3pDI+oms
警察署の地下駐車場に足音が近づいてきた。男のようだ。
素早くエイダは暗がりに隠れて気配を消す。
照明に男の姿が照らされた。その容姿は暗がりに身を潜めたままエイダに鮮明に記憶された。
暗めの金色の髪に青い瞳、よく日に焼けた顔には少年の面影が残っているひょろりとした若い男だった。
アイルランドかイタリア系ね…
なんだかRPDの制服が着こなせていない。制服に着られている、とでもいおうか…
いまいちしっくりこない服装からすると厳しい訓練を終えて警察学校を卒業したばかりのメンバーに違いない。
でもどうして彼だけこんな時に現れるの?
懸命に緊張感を保っているらしいが、その姿が滑稽に思えてふっとエイダの口元が緩んだ。
ラクーンの警察でマトモなのはマービン・ブラマー達一部の若手らしいけどあのコの写真は最新の署の資料になかったわね。
…たしか事務室に数人の配属警官の人事記録が届いてたからみておけばよかったかしら。
こっちよ、おまわりさん…
険しい表情で拳銃を構えてあちこち探っている。かなりエイダの近くまで接近したが彼女を発見できなかったようだ。
素早く脚がもと来た方向に向かっている。
新人さん、ちゃんと調べなくちゃだめじゃない。
653 :
643:2006/08/25(金) 21:10:55 ID:3pDI+oms
こんな身近にまで接近したのに。エイダの柳眉がやや顰められた。
だめな警官ね!でも…こんな尋常ではない状態でよくやっている。あの子の未来はないというのに。
憐憫がエイダをとらえた。手の中の拳銃の感触を確かめる。
引き金を引けばあっけなく彼の人生は終わる。なぜ自分の身体に鉛弾がめり込んだのかさえ気づかないで若い命を散らすだろう。
外の惨状をみれば彼もとうてい助かるまい。あのマービンも深い傷を負って昏倒しているのをみた。じきにゾンビになるのは間違いない。
あの子もいつまで人間としていられるか。苦しみと恐怖に苛まれたまま一生を終えるよりここで安らかにしてやってもいい。
それに。万が一あの子が生きていたらこの先の任務の邪魔にならないと言えるのか。
忽然と薄明かりの下に赤い影が現われて、ためらいもなく銃をレオンに向けた。
一瞬目を閉じ、開くとエイダは引き金を引いた。微かに自分勝手な始末のつけ方に対する後悔が頭をよぎった気がする。
バン!!と強烈な破裂音が響いた。跳弾に驚いた彼が振り返った。
しくじった。
青い瞳には驚愕から一瞬にして怒りに変わった色をにじませている。
さあ、どうするの?エイダ・ウォン。
>>651 考えれば考えるほどエロが遠くなっていきます。orz
板違いな気がしてきました。
654 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 10:04:46 ID:r7e4OSqR
確かにエロパロ板だが、こういう作品も味があっていい
ここから少しずつエロに近づけてくれればいいよ
エロパロ倉庫に収録されてるバイオ作品ってかなり未完結作品多くて
楽しみにしながら見に行くとがっくりすることがよくある。
エロなしでも最後まで読めれば自分は全然かまわない。
よーこたむ・・・
エロに拘って道を見失うなよ、と板違いな事を言って見る。
いい出来だし、まずは完走を目標にすればいいさ。
外伝とか、幾らでも辻褄のつけ方はある。
658 :
651:2006/09/01(金) 23:06:00 ID:PbaYjBvn
おそるおそる覗いてみました。
すみません遅筆で…齟齬発見してそこを直してる最中です。
オリキャラ出したくないし、でも推測モトに設定いじろうかなとか…
ちょっとしか出ない火器もきらと調べてから出したいし…どつぼ。
でも書き進めたところ出してみる。
659 :
651:2006/09/01(金) 23:07:39 ID:PbaYjBvn
ふふ、と声に出してエイダは嗤った。ゆっくりと瞼を開けてみると室内がまぶしく見える。
レオン・スコット・ケネディ。
会いたい。私を助けてくれた人。
この6年は任務の合間をぬってこっそりと彼の無事を確かめる日々だった。
数年姿が見えなかったが近々大統領警護に就くことがわかってほっとしたのを覚えている。
まだ彼の唇の感触は覚えていた。場所が全然ロマンティックじゃなかったことも。
乾燥し、かさついた唇で血がついていたけど、嫌じゃない。
あの時の私は薄れていく意識の中でこの上もなく安らかな気持ちに包まれていた。
濃い乳白色の霧が濃密に視界と触覚を曖昧に包んでゆく。
レオンの瞼から落ちた水滴が彼女の頬を伝ったことにも未だ気づいてなかった。
660 :
651:2006/09/01(金) 23:09:40 ID:PbaYjBvn
それからどれくらいたった頃だろうか。
エイダ・ウォンの名以外の職務を果たしていたある日、傷痕を見るたびに悩まされていた不安定な感情の原因に気づいて慄然とした。
それは思いもかけない唐突さで彼女の心いっぱいに充ち満ちて主張してみせた。
彼の子が欲しかったのだ、と。
ついぞ縁がなかった家族や家庭というものを持ちたかったのだという思いに気づかされたが、今となってはそれはかなわぬ身体だ。
エイダ自身、己の感情は冷え切っていると思ってたからこそ「特務」のエージェントとして働いてこれたのだ。
しかしどうだ。レオンに出会ってから、私は変わってしまった。
息吹いたこの感情にとまどいを覚えざるを得なかった。
願いが叶うなら。頑なな唯物論者の彼女でさえ神に祈りたかった。ゆらゆらと気持ちが揺らぐのを感じた。
私が想うように彼が私を想っていてくれるならこんなにうれしいことはない。
そう思うまでに思い詰めるようになっていた…
激しくワクテカしつつ続きの投下をお待ちします。
文章素晴らしいなぁ
続きwktk
663 :
651:2006/09/05(火) 01:38:05 ID:pqeB/EQT
そして事件から6年後、唐突に再会する機会をもった。
レオンの前に無理をして姿を現す必要はなかったが、エイダ自ら仕掛けたのだった。
予想どおりレオンはエイダの小手を取り、エイダは引ける引き金も引かずに手から銃を弾き飛ばせた。
強引に引き寄せられて、喉元に灯りを反射させたナイフの刃が迫る。
思えばもう声か気配でうすうす素性に気づいていたのかも知れなかった。しかも東洋系で赤い服の女だ。
ナイフの刃は少しも皮膚に食い込んでいない。
(そこが、甘いのよ。)
エイダはレオンの動作を冷静に観察する瞳をサングラスに隠したまま、やや不意を突かれて怯えた表情を作ってみせた。
(でも、私はこの人に遭うためだけにわざわざここにこうして現れたのだから)
そんなエイダの心中を知ってか知らずか、レオンはエイダの拳銃を取り上げると弾倉と銃本体を別々に捨てて接近戦のナイフの有利さを説きはじめた。
(そんなこと知っているわよ。知ってて仕掛けたの。)
長年にわたってレオンより数倍危ない橋を渡ってきたプロフェッショナルの自分に対してなにを言っているのだろう…
(それともあの時死んだ私がここにいるのを認めたくないのかしら?)
やけに真摯に話す姿にあの時の、ラクーン市でともに戦ったレオンが一瞬重なり、悪いとは思った時にはもう唇が動いていた。
エイダは余裕たっぷりにサングラスを外して艶やかな笑みを浮かべてみせた。
「ひさしぶりね。レオン」
蠱惑的な声がたちまちレオンの心を捉えた。
>>661-662 がんばります。遅筆ですがorz
664 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 01:54:49 ID:D3qWKnxU
624続き
B ジリ・・ジリ・・レベッカは後ずさりしていた。(ここは、退くしかないわ)
彼女は敵に追いつかれないよう急いで階段を下り、ドアの向こうへ走った。シュゥゥ・・・ガッタン。
(どうやら、無事逃げ切れたみたい、しばらくは戻れそうにないわね、他を探索してみようかしら・・)
コツコツコツ・・・グシャ! 「!?」 彼女が踏んだ物体は、死体であった。
(気味が悪いわね・・早くここから離れたいわ)そして、彼女が歩き始めた。1歩目・・・2歩目・・・
(えっ・・?)2歩目がでなかった。何かに引っ張られているようだった。
彼女は恐る恐る、動かない脚を見た・・・・うぅぅぅ・・あぁぁぁっ・・・
「きゃぁぁぁ!!」なんと脚はゾンビに掴まれていた。
「離してよ!」彼女は手を振りほどこうとした途端・・イスの下から手が伸びてきた。
「!?」そしてその手は、彼女の脚を掴み、掴んだ脚を強烈な力で引っ張った。
ドテ・・彼女は仰向けに倒れこんだ。すぐさま手を撃ち抜こうと銃を撃とうとした。
しかし、それをさえぎるかのように脚を掴んでいる手とは別の手が伸びてきた。
「は、はなしてよ!」、「こんなところで死ねないのよ!」
しかし強気な彼女も、目の前に広がった光景に凍りついた。なんと無数の死体がゾンビとなり
彼女に襲い掛かろうとしていた。「や、やめて・・来ないでぇ!!」しかし無常にもゾンビたちは
彼女のそばにひざをつき襲い掛かった。(もう・・だめ・・・殺されてしまう・・・)
と彼女は死を覚悟した。しかしゾンビたちの歯は彼女につきたてられることはなかった。
665 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 02:30:23 ID:D3qWKnxU
(えっ・・?)彼女は一瞬安堵した。しかし次の瞬間、もぞ・・もぞ・・もぞ・・
「やっ・・・ああぁ!」なんとゾンビは彼女の服の中に手をいれ胸を揉み始めた。
しかしそれだけではなかった。他のゾンビは彼女のズボンに侵入し始めた。
もぞ・・もぞもぞ「あっ!いやぁあ」「はなしてよぉ!」彼女の小ぶりで
綺麗な尻は揉まれるたびに形が変わるほど揉みしだかれた。
(早くなんとかしないとこのままじゃ・・)「あぁぁ!」
ズボンの中に入った手は尻だけでなく秘所に達した。
その手は彼女を焦らすかの様に秘所には入れずまわりを撫で回した。
くちゃ、くちゃ、すでに濡れている秘所は淫らな音を出した。
「いやッ・・・・」「あぁぁッ」
(いやだ・・あたし・・・ゾンビなんかに感じてる・・・・)
彼女が快感と葛藤している間に無数の指が中にまで入っていった。
「うぅうッ!」・・・グチュ「あぁあッ!」
指はすさまじい速さで彼女の中をかき回していく・・・・グチュ、グチュグチュ
「はあぁぁっ!!」 「はぁ・・はぁ・・!!」ビリ・・ビリリリッ!!
ゾンビたちは彼女の衣服を引き剥がした。彼女の美しい乳房、桃色の尻
そして、淫らに湿っている乳房があらわになった。
「もう・・・これ・・以・・上・・・はぁぁん!」
ゾンビたちは乳房にむしゃぶりついた。さらに彼女の秘所にも群がり
舐めまわしていた。「もう・・あたし・・・どうに・・かぁ・・なっちゃうよぉ・・」
ある1体のゾンビは自らの欲望を取り出し彼女の秘所へむかった。
それを察知した彼女は泣き叫びながら懇願した。
「いやぁ・・それだけはぁ・・・はぁ・・・ゆるしてぇ・・あん」
もちろん、懇願は届くことはなかった。
666 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 02:38:01 ID:D3qWKnxU
グチュ・・「ああああぁっ!!」 ズブズブズブ・・・「あぁあぁっ!」
ゾンビはすごい速さで腰を動かし始めた。
グチュぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ・・ぐちゅゾンビの動きが突然鈍くなった。
「はぁん・・・な・・中・・だけはぁん・・・だ・・・め・・ぇん・・・・」
ぐちゅ・・ぐちゅ・・・・ドククドクドク・・・・
「・・・くぅううぅッ・・・」ゾンビの欲望は彼女の中に放たれた。
「はぁ・・はぁん・・はぁ・・」レベッカはあまりの衝撃に放心状態だった。
しかしこれで終わりではない。彼らの欲望は尽きることないのだから・・・END
667 :
Htare:2006/09/12(火) 10:47:08 ID:tW+3zvVD
こういうモノもゆるされるのでしょうか。
陵辱を書くのは初めてですが、投稿します
668 :
Htare:2006/09/12(火) 10:47:59 ID:tW+3zvVD
絶望的なかくれんぼだった。見つかれば即“死”にこの状況に、シェリーは全身の震えを必死に押さえながら、恐怖に鼓動を早くしていた。
流石に心臓までは押さえきれず、その振動が波及して身体も結局は震え始める。
幼い身体をさらに小さくして、物陰に隠れて息を潜める。レオンから離れて一時間も経過していないのに、シェリーはもう恐怖だけで死んでしまいそうだった。
古い板の床が軋む音が響く度、息すら止めて、自分も今まで沢山おちていた死体と同じように死体となるかのように……。
ギシィ……ッ!
「ひっ!?」
シェリーが隠れている荷物に埋もれた机の上に、突然何かが乗ったような音が響いた。
あまりにも近い音に、彼女は我慢できずに小さく悲鳴を上げてしまう。
(……ど、どうしよう……ッ)
自分の失態にパニックに陥るシェリーは、外の様子を窺うように息をさらに止め、目を瞑って自分の口を押さえて、そして自分の心臓の音と外の音に集中する。
外の音が聞こえないほど心臓の音が激しく高鳴る。
音は――――ない。
もしかしてばれなかったのだろうか。相手は死人だから、耳何てとっくに潰れているのかもしれない。聞こえていないのかもしれない。だから大丈夫。シェリーは荒い息を整えるように深呼吸して、目をそっと見開いた。
大丈夫だと思っていた。
なのに――――。
目の前に顔の半分を潰している何かの顔が、荷物の隙間からシェリーの隠れている暗闇を覗き込んでいた。
「――――――――ッ!?」
悲鳴すら上げられず、ただ息を飲み込んで硬直する。
ズッ、と腕を伸ばしてシェリーの腕を掴んだ。その時初めて、
「ひぃッやぁああぁッ!?」
大きく悲鳴を上げた。
669 :
Htare:2006/09/12(火) 10:48:45 ID:tW+3zvVD
小さい身体は、腐って骨も見える大きな手で引きずり出される。シェリーの細い腕など追ってしまいそうな大きな手だった。触れるだけで彼女の服を汚し、それに嫌悪感と恐怖を抱く。
「やだッ!? 離して……ッ! お願い、ヤダぁーッ!」
涙目で懇願しても、そのゾンビは当然取り合わない。本能の赴くままにシェリーを瓦礫のようなその場所から引き出した。
シェリーはそれでも必死に抵抗するが、それは上半身のみで、下半身は腰が抜けているのかジタバタするのが関の山だった。
外に完全に出されて、シェリーが見た光景は、
「あ……ぁぁ……そんな……っ」
数体のゾンビに囲まれた物だった。
一人振り払えば逃げられると思っていた。もしかしたらそういうチャンスがあるかもしれないという、そんな期待を抱く事すらなくシェリーは絶望に青ざめた。
シェリーを抱きかかえたゾンビは、青ざめて小さく震える幼い体の両腕を包むように片腕で抱き上げ、その小さな頭を片手で押さえて、自分の顔に近づける。
「ひぃっ……、やだっ、気持ち悪い……っ!」
シェリーの悲鳴も最もだった。
近づいてきて始めてわかる、そのゾンビの顔の醜悪さ……。
顔から食べるつもりなのか、大きく広げた口の中には、ウイルスにより突然変異でもしたのか、ウジが大きくなって蠢いている。
生暖かい死臭を振りまく口……。
その口を……、
「なに、お……っ、や、……うぐッ!? んんんッ――――――――!?」
ゾンビはシェリーに重ねた。
閉じられていた口を無理矢理開かせ、顔を反らせようにも頭はしっかりゾンビの大きな手で押さえつけられている。
目を見開いて涙を流し、その強引な口付けを受け入れる。
流れ込んでくる異臭。死臭。唾液とは違う、腐った味のする謎の液体。
そしてウジ……。
「うぅ……ぐ……っ、ひぐっ! うっぷ……ふ、ぶぐ……ゥッ」
無理矢理口内に、そして喉に流し込まれる深い口付け。流し込まれるその汚物にシェリーは体の中がドンドン汚されていく様な気がした。
(こんなのヤダ、ヤダヤダ……ッ! たすけてぇ……ッ)
息も出来ずに、もう死ぬ、と感じた時その死んだほうがマシだと思える接吻が終りを告げた。
「ぷはぁッ! げほっ、が……っ、はぁ、はぁッ」
吐き出したいのに、今は息をしたくて、ただただ荒い息を続ける。
そんなシェリーを抱きかかえているゾンビは、反転するように抱きなおす。目の前の醜悪な顔を見なくても済んだが、その代わり回りの状態を再確認させられる。
670 :
Htare:2006/09/12(火) 10:49:46 ID:tW+3zvVD
本能しか残っていないゾンビは、その幼い体を見て欲情し、彼女を蹂躙するつもりだった。まわりのゾンビたちもそのつもりなのか、ゆっくりと彼女に近寄ってきているのだ。
「い、……や……、やめ……おねが、……い」
震えて、訴える声もか細く小さい。
その訴えにゾンビたちは笑った様な気がした。
「ひゃッ!?」
突然下半身に感じた感触に、シェリーは下を見る。両手でしっかりと抱かれた体のその下、いつの間にか近づいてきていたもう一体のゾンビが、シェリーの太腿を舐めていたのだ。あの死臭と液体とウジに塗れた舌で……。
「やぁぁッ! やめ、う……っ、んぁぁッ!」
嫌悪感と舐められるくすぐったさを感じて全身を振るわせる。
片足だけを持ち上げて、靴もソックスも剥ぎ取られた素足をその舌で舐め上げられる。
抵抗しなかったわけじゃない。つかまれた足はあまりにも強くつかまれて抵抗できず、何もされていない足で相手を蹴っても相手は気にもしない。
「おねが……っ、やめっ、んんッ!?」
足の先から上にあがって、とうとうシェリーの足の付け根、下着に到達する。目を見開いて悲鳴を上げるが、ゾンビの手が下着を力任せに引きちぎってしまって恐怖で硬直してしまった。
十二歳のシェリーだが、ここにいたってようやくゾンビたちが何を望んでいるか理解したのだ。
(レイプ……されるッ!)
しかも元人間だ。ウイルスで突然変異した、そんな存在だ。
「そ、そんなのやだッ! 駄目ぇッ! ああああッ!」
相手は聞く耳をもたない。
汚物塗れの舌を、まだ毛も生え揃っていない秘所にもぐりこませる。
「やっ、やっ、や……ッ! 汚い……汚いよそれッ 駄目、やめてぇ! くぅあぁ……っ!」
スカートに隠れてゾンビの顔は見れないが、その中で蠢いて自分の大事な部分を舐めているのはわかる。
逆に見えないからこそその中で行われている行為が過剰な物に思えてシェリーはさらに震えて抵抗を強くした。
671 :
Htare:2006/09/12(火) 10:50:18 ID:tW+3zvVD
それが鬱陶しかったのか、抱き上げているゾンビは再度シェリーの口をうばった。
「うぐぅッ!? んぐっ、んぐぅっ、んっ!! んーっ!! ふぐ――――ッ!」
サラサラとした金髪は、何度も逃げようとゾンビの手から抗ったため、その手から写った汚物に塗れて汚れていく。
涙を流して止めて欲しいと懇願するが、誰もその声を聞いてはくれない。
奥まで舌を潜り込ませ、また戻ってきて、また潜り込ませる。まるで性交のように繰返されるその挿入に、異常な行為だというのにシェリーは顔を火照らせて、恐怖以外の鼓動で胸を波打たせた。
(なんで……こんなのに興奮……してるのッ)
女性として自分の秘所を守るための機能の一つなのだから、仕方が無い。まだ幼いといっても女なのだ、その秘所は僅かながらに濡れてくる。
じゅる……じゅるる……ッ!
「ああッ!? ひゃぁぁっ! すわないでぇ……ッ!」
自分の体の中身が吸い取られているような錯覚すら覚える。痛いわけじゃないがともかく嫌だった。だけど叫ぼうとも暴れようとも、逃げられるはずも無い。
一通り舐め上げたゾンビは、その場所に倒れこむように仰向けになった。
(……え? なに……? どうして倒れるの……?)
謎の行為にシェリーは困惑したが、
――――直ぐに理解した。
シェリーを抱きかかえているゾンビが、シェリーの身体をゆっくり下ろしているのだ。
両足は寝転がったゾンビの手が開いて、その強い力で閉じられない。
自分が降りる先にあるモノを見て、シェリーは目を見開いて絶望した。
半ば腐っている、舌と同じくウジの湧いた、真っ直ぐではないひね曲がったゾンビの男根を。普通の物より明らかに大きい。
「あぁ……ッ! そんなの、駄目……お願い、お願いします……ッ! 許してください……ッ!」
必死に懇願するシェリーをあざ笑うように、抱きかかえているシェリーをゆっくりと落とす。シェリーの恐怖の不明に興奮しているのがわかる。
楽しんでいるのだ。
672 :
Htare:2006/09/12(火) 10:51:46 ID:tW+3zvVD
ぴちゃ……っ。
「ひぅ……ッ!!」
秘所とゾンビの男根が触れるのを、スカートで見えない中で感じる。
グッ、グッ……
力をじっくりと掛けられ、まるで杭で秘所を貫かれているような激痛をシェリーは味わう。
「あ……がっ……ひぎぃ……ッ! うぐ……っ」
ポロポロと大粒の涙を流しながら、歯を食いしばってその痛みに耐える。しかし幼く小さい筋である秘所は、普通の物より一回り大きい男根を飲み込めず、先端だけを押し付けるだけだった。それでもシェリーにとっては恐怖も相まって激痛を伝えていく。
中々入らないことに業を煮やした下のゾンビはシェリーの細い腰を掴んで、上で抱きかかえているゾンビは、シェリーの頭と肩を両腕でしっかりロックした。
「あ……、そ、んな……やめ、そんなことされたら……壊れ……っ、ひぐ……っ」
腰を強く下に押し下げる。そして叩き上げる。
同時に羽交い絞めにしているゾンビは、シェリーのその幼い身体を無理矢理、そして全身の力を篭めて下に押し付けた。
ズ……ッ!
「あぐぅ……あ、ぎ……あが……っ、ひ……ひっ、あ――――ああああああああッ!!!」
シェリーの悲鳴が部屋の全体に響き渡った。
大きく口を開いた幼い秘所からは、血が流れ始めていた。
しかしそれは処女膜の破壊から流れ出た血ではなく、彼女の秘所が限界を超えて広げられ、引き裂かれた事から流れ出た物だった――――。
地獄はまだ続く。
五分の一ほどしか飲み込まれていないゾンビの男根。それを見てまだ入ると判断した二体のゾンビはシェリーを串刺しにするためにさらに力を篭める。
「はぐぅぁあぁあッ!? やッ、ま、ってぇ……ひがぁぁあああッ!?」
ズ、ズッ、とゆっくりと沈み込み始める。
プツン……と小さな感触がシェリーにも感じられた。
673 :
Htare:2006/09/12(火) 11:06:11 ID:uFhvSjmj
「あ――――っくぅぁあああああああ!?」
処女喪失の激痛なのか、膣道を引き裂きながら進む男根の激痛なのか、背骨が折れかねないほどシェリーは全身を反らせた。
頭と肩を掴んでいるだけのゾンビが、そのシェリーをまた抱きすくめる。
まだ――――二分の一残っているから。
子宮口にとっくに到達した腐った男根は、しかしまだ奥を求めてシェリーの中を蠢く。
「ぁ……うぅ……く……はぁっ、はふぅ……っ、ん……ぐっ!? ま、まだ!? もう、もう入れないから、駄目だから……おねが――――ッ!?
あぐぅあぁああぁああぁあ!!!?!?」
ズルリッ……と、シェリーの中に男根が埋もれる。
服を着ていてわかりはしないが、シェリーの下腹部は盛り上がり、歪んだ男根の形をあらわしているはずだ。
「ぁ――――ぅ……」
シェリーはあまりの痛みに涙を流しながら、白目をむいて気絶した。
しかし――――
「あ、がっ、くひぃ……ッ!!」
シェリーの小さな秘所のことも考えず、激しく腰を上下し始めたゾンビ。そのあまりの痛みにシェリーは一瞬の気絶から直ぐに覚醒させられた。
眠っていられれば、気絶していれば、もしくは死ぬことが出来れば、この激痛の地獄から解放されたのに。
「ああっ、いやぁッ! うくぐあぁッ! ひぐ、あっ、くあぁぁあああ!!!!」
ズドン、ズドンッ!
少ししか濡れていない秘所は、血を潤滑剤としてゾンビの動きを辛うじてスムーズにしているが、シェリーにしてみれば激痛しかなかった。
「やだぁッ! 死ぬ、死んじゃうよぉッ!! うぐぁ、あぁあ! あひぐぅ……ッ!」
腐った男根から零れ落ちた、その男根の欠片やら、ウジやらが、シェリーの中全てを汚して汚していく。
(もう、戻れない……、汚くて……まともな身体に戻れない……)
674 :
Htare:2006/09/12(火) 11:07:06 ID:uFhvSjmj
絶望がシェリーの頭の中を染めていく。
新たに唇を奪いに来たゾンビ。それに抗う力も無く悲鳴を上げて受け入れて、解放されたらべつのゾンビがシェリーの小さな口の中に、歪な男根を捩じ込んでくる。
いままで触れても居なかった、まだ膨らみ始めたばかりの幼い胸を、大きく歪んだ手の平で弄り始められる。
そんな小さな痛みなど感じないシェリー。
服は徐々に剥ぎ取られ、彼女の体を包んでいる物が、服から精液やけがらわしい液体に代わっていく。
「あッ、くぅあっ、あくぅ……っ、んっ、んっ、ひぐぅ……っ」
痛みは当然あったが、シェリーの中でその痛みをべつのもに変換する力が働いていた。
ゆっくりとじわりと、体の中に叩き込まれる歪な形の男根の感触が、わかるようになってくる。
ずるり、と抜き出され、ズンっ、と叩き込まれる。
繰り返しの中で、誤信した脳内は、身を守るための愛液を大量に分泌させ始め、シェリーに僅かながらの快楽を与える。
胸の感触、口に捩じ込まれる男根に、快感を感じ始めている。
「あっ、あっ、ひっ、あぐ、くっ、ひうぅ、や、来る……駄目ヤダ怖いッ!」
どれだけの時間それが繰返されていたのか、二時間以上にも及ぶ挿入に、シェリーはとうとう身体を硬直させて絶頂に至った。
「あ――――あ、……あうぅ……ひ、う……あっ、あぁ……っ、冷たぁッ!」
絶頂に呆けていたシェリーの膣内に、本来なら熱いはずの何かが流し込まれていく。熱くない。酷く冷たいものだった。
それが何かと理解すると、シェリーは悲鳴も上げられずに絶望した。何度絶望を感じればいいのだろう。
そんな時、羽交い絞めにしていたゾンビがシェリーの身体を離した。
もう自分の身体をまともに支える力も無く、目の前の仰向けのゾンビの上に倒れこむ。自分が何処に倒れこんだのかも理解できず、茫洋とした瞳で力無く涙を流していた。
「……ぅ、あ……もう、や……だぁ……」
終わったら、食べてくれるのだろうか。そうしてくれれば楽だなと、シェリーは考えていた。もう死にたい。こんな身体で生きていたくない。
しかし地獄はまだ、続く。
「……え? な、に……そこ、違う……なんで……っ、いッぎぃいいいぃッ!?」
突然肛門に感じた冷たい感触に震える暇も無く、抗議の声を上げる前に、べつのゾンビの男根が深く腰が叩き合うまで突きこまれた。
引き裂かれた、と思った。
「かぁぁああああ!? 痛い、痛い痛い痛いッ! アグゥッ! ひっ、そっち、も!?」
下で放ったはずのゾンビも、その律動を初め、前と後ろ同時にシェリーを破壊するようにつきこまれる。
「うぐぅ――――ッ!!!」
待ちきれないべつのゾンビが、口の中にもその歪を新たに捩じ込んでくる。
(やだ……やだやだ……なにこれ、なんなの……どうしてこんな事に……っ、もう、やだぁ――――――――ッ!!!)
シェリーの心の絶叫を聞けるものはどこにも居なかった。
675 :
Htare:2006/09/12(火) 11:09:46 ID:uFhvSjmj
どうでしょう。普段は和姦しか書かないので悲鳴やなんやらは全く慣れてないので、いまいちかもしれませんが。
この後、犯され続けて、突如リッカーが周りのゾンビを殺した後、その凶悪なつめなどでシェリーを掴んで後背位で、極太男根で犯し舌で肛門に――――とか考えてましたが、書くの疲れました。
だれか書いて下さい(切実
乙華麗!シェリー可愛いな。萌えた
その後リッカーが現れてくれて大いに結構だ。
リッカーたんには盲目のかわりに嗅覚が優れているという設定があると良かったな
677 :
Htare:2006/09/12(火) 21:30:12 ID:5BWwLVef
リッカーたんって、聴覚に優れているんですよね?
目が無いんだからついでに耳も優れていても良いかと思いますが(笑
多分シェリーは自分の悲鳴でリッカーを呼び寄せているとは思っても見ないことでしょう〜。
だれかもっとシェリーちゃんを虐めてくれないかな……。
バイオハザードのクリーチャーを片っ端からカップリングしてもらいたい所です。
誰か初代のオープニングで犬に食われてた人とゾンビ犬のカップリングをお願いします。
679 :
Htare:2006/09/13(水) 22:01:16 ID:mHT2Rf1h
折角化物がこんなにたくさん居るんですから、もっとそういうカップリングがあったほうが良いですよね。
私は書くより読むのが好きです。皆さんガンバ(爆
食われていたのはジョセフ・フロストで男だから…
つまりあのケルベロス達は元はメス犬だったというわけですか?
じゃあ犬にペロペロペ(ry
と思ったが正直ジョセフも恐怖で勃たない罠w
犬に抜かれるのだけは嫌だ、と逃げ込んだ洋館でケネスが逝かされてるわけか
683 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 12:30:58 ID:Ch5fo1Wo
時間軸的には可能性があった
クレア。シェリー×追跡者のエロパロ希望
時間軸的には可能性があった
クレア。G生物×追跡者のエロパロ希望
前にいた絵師さんはもういないのかな・・・
686 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 12:10:17 ID:fjEj2iWW
クレア×エイダのレズ物希望
651さん続き待ってるよー
688 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:54:14 ID:ezWtHH17
>663待っているぞ
エイダorアシュの腹ボテキボン
>>639に貼ってあるサイトにクレアがリッカーの舌とティンコでグリグリされてる
同人漫画がアターヨ
691 :
651:2006/10/05(木) 03:46:44 ID:UAqBt8lD
すみません!書くのにどうしても参考にしたい
資料探しているものでして…
アップできず…ここのところをしっかり調べてじゃないと書けない。
こんな自分の駄話でも待っていてくださってこんなにうれしいことは
ないです。
あの2人はせめてこの話だけでも夫婦にさせてやりたいです。
orz orz orz orz orz orz
当方のんびり待ってますので無問題
レオン×エイダ
レオン×アシュリー良かった…。