北島マヤは深く頭を下げた。
「ありがとうございます…雨に打たれてる時も…そしてさっきも何度も助けてくださって…」
「あ、いいんだ。当たり前のことをしただけだから。」
ローリーは慌ててマヤに近寄った。「頭を上げてください。」
「はい。」マヤは頭を上げた。その視線がローリーの視線とぶつかる。
二人はしばらく無言で見つめあっていた。やがてローリーが視線を外し照れくさそうに笑った。
「はは…。」
「ふふ…。」
マヤも小さな笑い声をあげた。ローリーはマヤに話しかけた。
「家に帰るんでしょう?何かと物騒ですから…僕でよければ送っていきますよ。」
そう言うローリーの頭には再び獰猛なシンの紅い瞳がちらついていた。
マヤの方は素直な喜びを浮かべて答えた。
「は、はい。お願いします。」
二つの影はゆっくりと歩き始めた。ローリーが再びマヤに話しかける。
「お家は近いんですか?」
「そうでもないですよ。ちょっと歩きます。」
「ああ…そうですか。」
「ローリーさんとたくさんお話…できますね。」
「え…ええ。」
ローリーはマヤの言葉にためらいつつ答えた。さらにマヤがローリーに何かを話しかけた時。
「待ちなよ、テディ。」
「…!!」
思わずローリーはがっと地面を踏みしめて立ち止まった。
「!?」
マヤもまたその声に凍りついたように動きを止めた。
あの人しか…彼女しか呼ばない名前…。
ローリーをテディと呼んだ男が暗闇を引き裂いて近づいてきた。シン・アスカ。
その側には店でシンと一緒にいたガンダムがいる。
「シン…」顔を引きつらせた北島マヤは思わずローリーの背中に逃げこむ。
ローリーもその場の雰囲気でマヤをかばわずにはいられなかった。
シンは再び口を開いた。表情はニヤついてるが紅い目は笑うどころか危険な憎悪に
燃えたぎっている。
「おい、テディ。」ローリーが二度と聞きたくないと思う愛称でシンは再び彼を呼びつけた。
「お前、愛しのジョオちゃんに振られて早速代わりの女を手に入れようってわけか。
他人の女に手を出してまで。ふざけた野郎だ。」
言いたい事はいくらでもあった。ジョオの代わりなんて誰にでもできない。
僕は何も北島マヤに手を出そうなんてしていない。それにそもそも…
「彼女は嫌がってるぞ!!」ローリーはそれだけ叫ぶのが精一杯だった。
だがシンはそんな言葉など鼻で笑って流した。
「セオドア・ローレンス。あだ名はローリー、あるいはテディ。ローレンス商船の跡継ぎ
だったが失恋と内戦のどさくさで今はゲリラに落ちぶれてしまっている。」
シンの表情が見る間に残酷さに満たされていく。
「俺はてめえがゲリラって言う理由だけでてめえを殺せるんだぜ?」
そう言うやいなやシンはつかつかローリーのま近くに寄ってきた。
その拳がローリーのみぞおちに突き刺さった。
「うっっ!?」
ローリーは声にならぬ声を吐いて腹を抑えて崩れ倒れた。
「ローリーさん!!」
北島マヤの悲鳴が夜空に響く。シンはけだものの顔で這いつくばるローリーをにらみつけた。
「殺してやる。できるだけ苦しめてからな。」
苦痛にあえぐローリーをガンダムが引きずり起こした。
「おやおや。おねんねにはまだ早すぎないか?テディちゃん?」
ガンダムの目、すなわちメインカメラが子ねずみを前にした猫のようにチカチカ瞬きつつ光る。
「やれ、インパルス!!」
シンの声に応じてインパルスと呼ばれたガンダムの足がローリーの腹を貫く。
「くはっ…」
ローリーは吹っ飛び、その背はアルファストに叩きつけられ、さらにズズッと引きずられた。
「ローリーっ!!」
マヤが叫ぶ。涙が散った。シンが勝ち誇ったように笑う。
「はは、来いよ。ワンサイドゲームじゃ面白くないだろ。立ち上がってこい。」
「う…うう…う…。」
だめだ…勝ち目がない…僕は…僕はダメな奴なんだ…どうしようもない…このまま…
ローリーは背を起こすのがやっとだった。
「ほら。シンが立てって言ってんだろ?」
インパルスガンダムはなかなか立ち上がろうとしないローリーに業を煮やして
また彼を引きずり起こした。そして今度はシンの足元近くに投げ飛ばす。
「うあっ!?」
「だらしねえ野郎だな。」インパルスの罵声が追い討ちをかける。
「ああ、どうしたんだよ、テディ?」
シンが詰りつつ足を上げ、がっとローリーの胸元を踏みつける。
「うあぁ・・・・」
「今日はよくも赤恥をかかしてくれたな…この、このっ!」
シン・アスカはさらに地面に倒れるローリーの首筋をぐいぐいと踏みにじった。
さらにインパルスと共に何度も蹴りつけた。「どうしたよ?セオドア・ローレンス!」
「やめて、やめてーっ!」暴力の嵐は北島マヤの涙の請願の前にも収まりそうはなかった。
「はぁはぁ…」肩で大きく息をしながらシンはぴく、ぴくと身体を小刻みに震わすしかない
ローリーを見下ろした。ローリーはほとんど失神状態寸前だった。
シンはインパルスガンダムの方を向いて言った。
「これぐらい痛めつければ天国でも女に手を出そうとは思わないだろうよ…
とどめを刺せ、インパルス!」
「やめてえっ!!」
「あっち行ってろ!」
駆け寄ろうとしたマヤをシンは突き飛ばした。
「さあ、テディちゃん、楽にしてやるよ。たっぷり苦しんだ後でな。」
インパルスガンダムは倒れたままのローリーに馬乗りになるとその鋼の両手を
ローリーの首に伸ばした。両手が首をつかみ、ぐい、ぐいと静かに絞まっていく。
苦しい…。ローリーは両手をインパルスの腕に伸ばして振りほどこうとしたが
力が出ない。たとえあったとしてもインパルスに敵うわけもなかった。
意識が薄くなっていく。バタッと両手が地面に投げ出された。
もうダメだ。本当にだめなんだ。僕はもうここで終わるんだ。
シンの笑い声が聞こえる。「ははは、死ね、死んじまえ!!」
「死ね、死ね…」その連呼がシンの声から別の人間の声へと変わっていく。
おじいさまの声だ。「この馬鹿孫が!よくもわしの大切な会社を潰してくれたな!死んでしまえ!」
エイミーの声だ。「よくも私をないがしろにしてくれたわね!あなたがジョオに振られた時、
あなたを癒せるのは私だけだったのに!!その私を袖にして!あなたは私を置いて行ってしまった!」
エイミーが絶叫した。「死んで!!」
ブルック先生の声だ。「君は最低の生徒だった。私が会社で横領の罪に疑われた時、君は私を弁護して
くれなかった!私の指導で良い学校に入れたのに、君は会社を投げ出して失踪して全てフイに
してしまった!恩知らずだ、最悪の生徒だ!死にたまえ!!死んで私に詫びたまえ!!」
マーチ夫人の声だ。「あなたはそんなに価値のある人間でもないくせに私の娘に言い寄ってきたわ!
婚約者のあなたに逃げられてエイミーの人生は滅茶苦茶よ!死んで償ってくださいな!!」
そして…ジョオの声
「あんたなんかただの私の遊び相手。便利屋。それが勘違いしてプロポーズだなんて…どうにかしてる!
もう二度と私につきまとわないで!死んでくれるの?大歓迎よ!死んで!ぜひ死んでちょうだい!!」
そう言うやいなや脳裏に浮かんだジョオは男…アンソニー・ブーンと肩を並べてどんどん向こうへ
行ってしまう。どんどんジョオが小さくなっていく。
ジョオ、ジョオ…そうだ…僕は…僕は…死んでいいんだ。
ローリーは自分への憐憫の笑いを浮かべつつ奈落へ落ちこもうとしていた。
その刹那。
「だめえっ死なないで!!」
その声にローリーは正気づいた。今まで容赦なく絞めつけてきたインパルスの手も緩んでいる。
何が起こったのかとローリーは目をこらした。北島マヤが小型の拳銃を手にシン・アスカに
狙いをつけていた。
「じ、冗談はやめるんだ、マヤ。」
シンは信じられないという表情でうろたえ、立ちすくんでいた。
「私は本気よ…」
マヤの目は冗談の色など一欠けらも浮かべてはおらず、冷静な光が輝いていた。
静かな中にも烈々たる気迫が渦巻いていた。たとえ猛獣を目の前にしようとも
びくともせず、逆にその猛獣が怖れるような強さと威厳がその身を覆っていた。
「マヤ…」
初めてシン・アスカという男の顔に恐怖の感情が浮かんだ。
「やめるんだ…」
「あなたこそあのガンダムに手を放させなさい。」
シンの声は震えていた。逆に北島マヤの声はかすかな乱れさえなく
腹の底から決意の定まった声色と口調だった。マヤはインパルスに声をかけた。
「手を放しなさい、ポンコツ!!」
「ポンコツ…!!」
うなりつつインパルスが微妙な体勢に入った。一か八かマヤに飛びかかろうかという。
ローリーはインパルスの注意が完全に自分からそれた瞬間を見逃さなかった。
たった一つ、疑われることを怖れて持ってきた銃器以外の武器。
ローリーはポケットからナイフを引き抜くと思い切りインパルスの首筋に突き刺した。
「おおおおおおぉおおぉぉぉぉおおっ!?」
インパルスの絶叫とその首筋から飛び散る火花が立てるバチバチバチバチッという音が
喧騒から外れた脇道で響きわたった。「し、しま、しまった!?」
突然の出来事の連続にパニック状態に陥ったシン・アスカはくるりと身を翻すと
脱兎のごとく逃げ出した。「ま、ま、待て、待って!!ちくしょうっ!!」
インパルスは首にナイフを突き立てたままその後を追った。
二人の足音が闇に消えていき、ようやく静寂を暗い小道は取り戻した。
「はぁ、はあ、はぁ、はぁ…」
肩で息をつきながらローリーはシン達の消えた黒い帳をしばらくにらみつけていた。
そしてようやく正気づいて周りを見回した。
「マヤ、マヤさん?」
「ローリー…さん。」
北島マヤは地面にへたりこんでいた。今まで手にしていた小型ピストルすら投げ出して。
その表情もさっきの気迫のこもったものとはうって変わって、すっかり気力も抜けて
茫然自失としたものだった。目も虚ろになっている。
「大丈夫ですか?」
暴行を受けて痛めた左脚を引きずりながらローリーはマヤに近寄った。
「ローリーさん!!」
マヤはローリーを見上げるやいなや、彼に飛びついた。そしてローリーの腹に
顔を埋めて嗚咽を始めた。「…マヤさん…。」
彼女の気がすむまでローリーは泣かせるままにした。そっとマヤの茶色の髪を撫でる。
いい匂いがする。どの女の子からも感じた事のない優しい匂いだ、とローリーは思った。
シャツを通して滲んでくる涙も暖かい。
「ひっく…ひっく……ご、ごめんなさい…」
ようやく感情の爆発を終えてローリーの腹から顔を離し、北島マヤは涙をぬぐった。
「い、いいんだよ。」
ローリーはポケットからハンカチを取り出してマヤに手渡した。
「ありがとう…。」
マヤは顔をハンカチで拭うとローリーに微笑みかけた。
「汚してしまって…洗って返しますね。」
「そんな…いいんだよ。」
「でも、私、ローリーさんに何のお礼もできない…。」
ローリーはマヤの肩に手を置いた。
「僕を助けてくれたじゃないか!!礼を言わなくちゃならないのは僕のほうだ!
あの時はすごかったよ!ありがとう。」
「そんな…」
北島マヤは頬を染めてうつむいた。
「私…気がついてたらあんな事してた…あんなすごい事…お芝居でできたらいいんだけど…。」
ローリーは思わず勢いこんでマヤに語りかける。
「あのステージの演技はすごかったよ。みんな夢中になってた。
あいつを君の得意な事でコテンパンにしてやった。そしてつい今も。君は凄いよ。胸を張っていい!」
「私が…凄い…?」
マヤの瞳から涙が一筋こぼれ落ちた。
「嬉しい…私の事…凄いなんて言ってくれる人、今まで誰もいなかった…。」
ローリーもまたマヤの純真さと演劇への思いに胸が熱くなる思いだった。
「マヤさん、立てる?」ローリーが北島マヤに問いかける。
「ええ、大丈夫です…でも…ローリーさんこそ大丈夫なの?あんなにひどく蹴られたりして。」
マヤに言われて、ようやくローリーは全身がひどく痛みだしていることに気づいた。
左足の怪我は歩くのに支障があるかもしれない。それでもローリーは微笑んでみせた。
「大丈夫ですよ。ご心配なく。」
ローリーは手を貸してマヤを立ち上がらせた。二人は互いを支えあうようにして歩きはじめた。
そしてマヤの家に向かって歩いている最中、二人は無言だった。
「ここが私の家です…。」
自分が住む小屋の手前にたどり着いた時やっとマヤは言葉を発した。
「うん…。」
ローリーは中途半端に返事をするだけだった。再び沈黙が向かい合う二人を包む。
やがて、ローリーの影はくるっと身を翻した。
「マヤさん…それじゃ。」
「待って!!」
マヤが駆け寄った。マヤの声にピタ、とローリーは動きを止めた。
「怪我の手当てをさせてください…!お願いです、応急の手当てだけでも!」
ローリーの背中が少し震えたかのように見えた。ローリーはゆっくりマヤの方を振り向いた。
「それじゃ…お願いしようかな…。絆創膏を張るぐらいでいいですから。」
ローリーの返事にマヤの表情が輝く。「はい…!」
マヤは部屋の明かりを点すとローリーを自分の小さな家に招き入れた。
「どうぞ…狭くて見苦しいとこですけど…。」
「いえ、そんなことないです。僕の住んでるとこなんて…洞窟ですから。」
「でも夏は涼しくて冬は暖かいんじゃないですか?」
「はは、もっと奥に潜れば。」
「ふふ…。」
ようやく打ち解けた会話を交わす二人だった。
水がなみなみ入った洗面器に傷薬、包帯。全ての準備を終えた北島マヤは
ローリーの方を向いて言った。「椅子に座ってください。」
「はい。」ローリーはたった一つの椅子に座り、マヤはベッドに腰掛けた。
「あの…」モジモジする仕草は13歳の少女そのものだ。
「はい?」そんなマヤを可愛いと思いつつローリーは答えた。
意を決したようにマヤは言った。「服を…手当てしますので…」
「あ、ああ。」ローリーはシャツを脱いで上半身裸になった。だが、マヤは
ローリーの裸の背中を見るや両手を頬を当てて叫んだ。
「まあ!ひどい!」
背中だけじゃない。前も腹のあたりを中心にアザだらけだった。
インパルスに絞められた首に至ってはインパルスの手形がくっきりと青く残っている。
恐らく手ひどく蹴飛ばされた左脚はもっとひどいだろうな、とローリーは思った。
「ひどいわ…あの人達…許せない。」
憤慨しつつマヤは洗面器の中の水にタオルを浸すとギュッと絞り、そっとローリーの
背中を拭いはじめた。「うっ!?」傷にしみて思わずローリーは身を硬くした。
「あ、ごめんなさい!」片手を口に当てて思わずマヤは謝った。
「だ、大丈夫です。傷はしみるのが当たり前ですから。」
「でも…なるべくそっと手当てしますから。」
傷を拭い、薬をつけ、絆創膏を張ったりする。そんな作業がしばらく続いた。
安心感からだろうか。ローリーは次第に眠くなってきた。体がゆっくりと揺れはじめる。
体に触れる北島マヤの手が時には暖かく、時にひんやりと涼しく、徐々に体の
痛みを楽にしていってくれるような思いだ。そんな中、不意にローリーは背中に
暖かく、柔らかいものが押し付けられ、同時に首筋に熱い感触を覚えた。
「いけない、いけないよ、マヤさん!」
ローリーは椅子から飛び上がると北島マヤの方を振り向いて叫んだ。
「ご、ごめんなさい…!…でも…」
片手で口を覆ったままマヤはやや青ざめ、身じろぎ一つできない。
それでもローリーの背中にはマヤの身体の、首筋には彼女の唇の感触が心の痛みと
ともに刻みこまれていた。
男には女の想いに答えてやらなくてはいけない時がある。だが…ローリーには
それができなかった。そして、その事をマヤに言うこともできなかった。
洞窟内ですでにマヤを前に恥ずかしい思いをしてしまっている。
何度も彼女の前で恥をかきたくない。いや、この事がばれてしまったならマヤ自身も
大恥をかくことになる。そしてローリーの事を軽蔑するかもしれない。
これが実際に事が起こってしまった時にばれたら互いの傷は計り知れないのだ。
「マヤ…許してくれ…。」
「ローリー…」
マヤの瞳から滂沱と涙が流れる。
「私をはしたない女の子にしないで…。」
「わかってる!」ローリーは叫んだ。
「君は…君は僕が今まで出会った中で一番の女の子だよ!」
マヤは泣きつつも頬を染めた。
「それなら…それなら…私のこと…」
「だめなんだ!!」
ローリーは首を左右に激しく振って叫んだ。
「君のため…君のためなんだ。」
マヤは泣き腫らした目の上の眉を寄せた。
「口ではそう言って…彼女がいるんですね?」
「いないよ!!」
「ならなんで!!」
「…!」
北島マヤの問いにローリーは口ごもった。
「ローリー…」涙が止まらぬ瞳でマヤはローリーを見つめた。
「ごめん…マヤ。君が傷つくから。」
「私…覚悟してます!」
マヤはあのシン・アスカを追い払った時のような決意に満ちた目で言った。
違う…違うんだ!マヤに応えてやれない、そしてなぜ応えてやれないのか説明
することすらできない自分の情けなさにローリーの目からも涙がこぼれだした。
「ごめん、マヤ!!」
脱ぎ置かれていたシャツを拾ってローリーはマヤに背を向け、扉へ向かって走り出した。
「待って!!」
涙を飛ばしながらマヤが叫んだ。
「もう二度と会えないんですか!?」
ローリーは立ち止まり、マヤに背中を向けながら声を発した。
「会える!!会えるから…!
それまで…辛い事もあるだろうけど絶対生きて、生き延びてくれ!!」
君が僕に死なないで、と言ってくれたように…僕はこれしか言えないけど…
ローリーはバタン、と扉を開けると小屋から走り去って行った。
「…。」
マヤは力なく床に崩れ倒れ、つぶやいた。涙がぼたぼたと床に落ちて痕をつけていく。
「ローリーさん…。」
そしてローリーが去って行った扉を見つめつつ絶叫した。
「ローリー!!」
暗いランタンの灯に照らされて傷だらけのローリーの背中が薄闇に浮かびあがっていた。
金髪のお下げ髪の少女、カトリは立ちながらそれを冷たい目で見つめていた。
「簡単だけど手当てされているわね…。」
「…うん。」
低いカトリの問いにローリーは一言答えた。
「…。」
いきなりカトリはローリーの背中に付けられた絆創膏を荒々しく剥がしはじめた。
「何をするんだ!!」驚いたローリーが振り向く。
「私が手当てするのに…邪魔なんだわ!」
剥がした絆創膏を放り捨ててカトリは言った。
「打ち身に効く薬草を塗って…それを包帯で巻いてちゃんと手当てしなくちゃ。」
「薬はもう塗ってもらったよ。」
「この谷の秘伝の薬なのよ。どこの馬の骨か知らない薬よりちゃんと効くの。」
ローリーを低い声で制しながらカトリは布に彼女が薬と呼ぶ緑色の少し匂うペースト状の
ものを塗りつけた。塗り終えるとそれをローリーの傷口に貼っていく。
「ふう…」
思わずローリーは安堵と心地よさの吐息をついた。
匂いは少し気に入らないが湿布はひんやりと熱くうずく傷を冷やしてくれる。
カトリはローリーの前に廻ると腹や脚にも湿布を貼っていく。
そして貼り終わるたびにそれを包帯で包んでいく。カトリの治療は的確と言わざるをえなかった。
「カトリ。」
ふとローリーは彼女に尋ねた。
「君は…医者になりたかったんだよね?」
「ええ、そうよ。」
包帯を彼の足に巻きつけながらカトリは答える。
「戦いが君の夢を奪ってしまったけど…」
ローリーは屈みながら彼の脚を治療してくれているカトリの金髪をそっと撫でた。
北島マヤの顔が浮かんだ。そう、彼女だって自分の夢を目指して頑張っているんだ。
「でも…平和になれば…遅くはない。立派なお医者さんにきっとなれるよ。」
「ふふ…。」
だが、素直なローリーの励ましをカトリは鼻で笑った。
「平和ね…平和が来る、すぐに来るって言って…もう何年経ったのかしら。
私の夢も…いつか叶う、いつか実現するって…これだって何年経っているのかしら。」
「カトリ…。」
カトリはローリーを見上げた。その瞳の中で何かが揺れ、どことなく艶かしい光が漂っている。
「今の私の夢はね…。ローリー。あなたとずっと一緒にいることなの。
これならいつまでも待つ必要なく…たった今、現実のものになってる。」
「カトリ。」
「でもね!」たちまちカトリの表情が硬く険しいものとなる。
可愛かったカトリの顔は妬みと怒りで染められていた。
「そのささやかな夢さえ壊そうと、うかがってる泥棒猫が何匹もいるんだわ!!」
どうなの、とカトリはローリーをにらみつける。ローリーは強すぎるカトリの視線に思わず顔をそらした。
「そんなの…絶対私は許さないわ。私はあなたを絶対離さない!!」
そう言うやいなや、カトリはローリーの身を唯一覆っていたトランクスに手をかけ、
一気に引きずり落とした。
「何をするんだカトリ!?」狼狽してローリーは叫んだ。
「ローリー、愛しているの!だから!」
カトリはローリーの剥き出しの男根をつかむと、亀頭までカプッと口に含んだ。
ぺちゃ、ぴちゃっとカトリの舌が糸を引く唾液がローリーの亀頭に絡みつく。
「んん…。」「カトリ…。」
カトリは両手で男性をぐっとつかみ、ちゅうっ、じゅるる、と頬をへこませて吸いつく。
さらに大きく舌を突き出しながら、くっちゃ、くっちゃと念入りに舐めまわす。
「カトリ…。」
だが、カトリが夢中になってしゃぶればしゃぶるほどローリーの瞳に悲しみが浮かんでくる。
「カトリ、もういいんだ。」ローリーはカトリの頭を優しく撫でた。
カトリはようやくローリーの腰から口を離した。
唾液がツーッと唇と男根の間に細い幾筋もの架け橋を渡していた。
亀頭も唾液にまみれてカンテラの灯の下でテラテラと輝いていた。
だがローリーの男根には何の変化もなかった。
「だめなのね…。」
カトリの顔がみるみる泣き顔へと歪んでいった。だが、カトリはすぐに表情を憤然とした
決意に変えて、自分の服に手をかけるとそれを洞窟の地面へと叩きつけるように脱ぎ落としていった。
「カトリ、いいんだよ…」
ローリーの呼びかけに応じず、カトリは一糸まとわぬ姿になった。
「ねえ、ローリー…。」
男を狂わしかねない甘い吐息をつきながらカトリはローリーに背を見せた。
白い肌と完璧な流線のヒップライン。どんな男でも虜にならざるをえない美しい肢体。
だが、ローリーの男根は日常の大きさのまま形を変えることはなかった。
カトリは肩で息をつきつつ、大きく綺麗な尻を誇示してみせながらローリーに向かって言った。
「ねえ、扱いてみせてよ。」
「う、うん。」
ローリーは気乗り薄げにのろのろと自分の男根を右手でつかんだ。
「…」
ローリーはずっ、ずっと自分の男根をこすりだした。
「ほら、ローリー…!」
カトリは尻を突き出して振ってみたり自分の太ももの間の割れ目を親指と
人差し指で広げて見せた。赤っぽいやらしい肉の間からとろっと透明の液体が
滴り落ちる。「…。」ローリーはひたすらこするものの…何も変化はない。
「…ローリー。」
カトリはローリーに近寄ると、ローリーの男根をつかんだ。
「う!?」
「ローリー、来て!」
カトリは自分の豊かな尻肉を開いた。菊状の皺がくっきりと見える。
「来てよ!来てちょうだい!!」
そう言うやいなやカトリはローリーの亀頭を自分の菊門にぐっと押し付けた。
「ああっ、ああ、ローリー、ローリー!!」
ぐいぐいと亀頭が菊門を押し、こすりつけられる。だが、いくらどう頑張っても
男根が硬い棒となってカトリのアナルを貫くことはなかった。
「お願い、お願いよ、ローリー…ローリー…!」
カトリは涙を飛散させて叫んだが何も起こらなかった。
やがて…カトリは膝から地面に崩れ落ちた。
「ううっ…ううううう…」
堰を切ったような涙が頬を伝い、地面についたカトリの手の上にこぼれ落ちる。
「カトリ…」
ローリーは椅子から立ち上がると背を屈めてそっとカトリの両肩に手を添えた。
「同情はいいのよ!!」
カトリは叫ぶと身を震わしてローリーの手から逃れた。
ぺちゃっ。ぴちゃっ。「あ、あぁぁ、ああぁん…」
金髪の小さな少女のアナルと割れ目はギラギラ光る唾液に塗りつぶされていた。
それでも舌は容赦なく少女の肝心の部分を汚い粘液でなぞっていくことに余念がない。
「うぅぅん。」
金髪の男は自分の唾と少女の液にまみれた舌で唇を舐めまわした。
「仲良きことはいいことよ。美しいロリータと仲良くなれてこんな幸せなことはない。
…お兄ちゃんのおかげだよ。」
そして向こうのソファで金髪のポニーテールの少女と一緒に全裸で揺れているこれまた金髪の少年に呼びかけた。
だが、お兄ちゃんと呼ばれた少年はポニーテール少女との性交に夢中になってて答えなかった。
「はぁ、はぁ、はぁ、ああっ、すごい、すごい締めてるよ、ヘレナぁ!」
ヘレナという金髪ポニーテール少女も形の良い尻を振りながら口から唾の滴を飛ばして叫ぶ。
「はあぁん、やぁあん、ふぅあぁんっ、あなたもすごい、ルーペルトぉ!」
交合に夢中なトラップ男爵家の長男、ルーペルトと少女へレナ、そして年端のいかぬ少女にそれを責める若い男。
部屋は四人が汲めども尽きぬほど垂れ流す体液の匂いとやらしい音で満ちあふれていた。
ようやくルーペルトは金髪の若い男の方を向いて話しかけた。
「はあっ、ああ、はぁはぁはぁ…ハイネ・ヴェステンフルス、僕は君を信じるよ。」
ルーペルトの言葉にハイネという名の男は少女の尻に密着させていた顔を離して応じた。
「それは光栄ですよ、ルーペルト坊ちゃま。
我々イギリスPKFに協力すればあなたの好きな女の子と好きなだけ楽しめますよ。」
「はぁ、はぁ、ああ、はぁ、う、うん、僕もお礼に君が気に入った妹のマリアと思う存分楽しんでおくれよ…
あ、ああ、うああああ、ヘレナ、出る、出るぅ!!」
「あん、やぁん、はぁはぁっ、ああ、ああああルーペルト、ルーペルト、かけて!!たくさんかけて!!」
ルーペルトはペニスをヘレナの中から引き抜くと大量の白濁の粘液をヘレナの全身にふりかけた。
液はヘレナの金髪にも飛び、白く染めた。
「はぁ、はぁっ、はぁ、ぜえ、ぜえ…」
「あ、ああ…う…ああぁぁあ…」
ルーペルトとヘレナはどっとソファの上に崩れ倒れ重なった。
ハイネ・ヴェステンフルスは果てた二人を横目で見ながらニヤニヤ笑う。
「ふ…お早いですね。でも二人とも若いからすぐにまた始められますよ。」
そう言うとハイネは小さなマリアの股間を再びピチャピチャと唾液で浸しはじめた。
「ああ、はぁぁ…。」小さいマリアがピンと身体を伸ばし顔をのけぞらせる。
「ふふ、いいかい、ロリータちゃん。もっともっと良くしてあげるよぉ、お兄さんが。」
ひとしきり少女を責めたハイネがちらと脇のソファを見ると、ルーペルトとヘレナは
シックスナインの体勢で互いの秘所を舐めまわしあっていた。
「あの子達、もう二時間も部屋に篭りっきりだわ…何か妙なことをしてないといいんだけど…」
そう言いながら四人が楽しんでいる部屋のドアの前に妙齢の若い女性が立っていた。
髪はやはり金髪だがショートカットにまとめていて、顔立ちはかなりの美人だ。
「ルーペルト、マリア?」
女性が子供達の名を呼びながら手をドアのノブに伸ばしたその時。
「おっと。」
オレンジ色の塊が女性の胸元に巻きついた。
「何をするの!?」
突然の事に女性は思わず叫び、もがいた。
「フロイラン・マリア。ハイネ・ヴェステンフルスとトラップ家のお坊ちゃんは
大切な商談のまっ最中なんですよ。邪魔されては困りますな。」
マリア・クッチャラは首を回し、ぎょっとした。
「あなたはグフ・イグナイテッド…」
オレンジ色のグフは一つ目をギラギラ光らせながら笑い声を上げた。
「ご名答。それにしてもフロイライン(お嬢さん)、いつもお美しいですな。」
「やめてください、ふざけないで!」
大きいマリアことマリア・クッチャラは叫び、首と胸元に巻きついた
グフ・イグナイテッドの腕を振り解こうともがいた。
鋼鉄の腕の下でマリアの豊かな乳房もまた激しく揺れた。
「うぐっ!?」グフの手がマリアの口を塞いだ。
その大きすぎるぐらいの手はマリアの顔をほとんど覆ってしまいかねない。
「フロイライン。」
重油くさい排気をシューシュー口の部分から吹きながらグフは大きいマリアに顔を寄せた。
言葉に合わせてチカチカとモノアイが点滅する。
「そんな大声で叫ばれて大切な会談に水を差されちゃ困るんですよ。」
そして軽々とマリアを持ち上げた。
「俺とあなたの秘密のお話は…別の部屋でしましょうぜ。」
「う、ううう!」
必死で顔と身体をブルブル震わせて抵抗する大きなマリアだが
グフ・イグナイテッドの力の前では何の意味もなさなかった。
グフは大きなマリアを人のいない近くの部屋に引きずりこむと、彼女をソファに押し倒した。
「やめて…やめなさい!人を呼びますよ!」
「ご心配なく。余計な人間が通らないよう手は打ってある。」
瞳を震わせて抗議する大きなマリアをせせら笑うようにグフのモノアイは見下ろした。
「さあ、フロイライン。俺達は俺達で楽しみましょうや。」
「やめて、来ないで!」
迫るグフに大きなマリアの表情が恐怖に歪む。グフは手を伸ばすとぐっ、とマリアの両乳房をつかんだ。
「んんん!!」痛みと快感にマリアはビクンとのけぞった。
マリアの爆乳はグフの大きなマニュピレーターにさえ余るほどだった。
「これは…こんなでかい胸はそうそう出あえるものじゃないぞ…」
グフは驚きを口にすると同時に秀逸とは言えないデザインの顔をマリアの鼻先に近づけた。
「フロイライン・マリア。俺は兄弟、つまりハイネと違ってボインボインの
発育した女にしか興味がないんだ。つまり…あんたは俺の理想中の理想の女ってことさ。」
「お願い、もうこれ以上はやめて…ゲオルグにも黙っておくから…。」
大きいマリアは涙を瞳に溜めて哀願する。だが、グフはせせら笑った。
「ゲオルグ。ふん、やっぱり男爵とはいい仲のようだな。」
ぐに、ぐにと右手でマリアの乳房を揉みしだきながらグフはマリアの横に座った。
「やめて…やめて…」熱い息を吐きながらマリアの頬を涙が止め処なく流れ落ちていく。
だが、グフは頓着することなく言葉を続けるのだった。
「ハイネは上手く坊ちゃんや嬢ちゃんに取り入ったようだが、
肝心の男爵が俺達に協力することをなかなか、うんと言ってくれない。」
そしてグフは左手をマリアの顎に添えてグイと押し上げて、自分の方を向かせた。
「ハイネの狙いも悪くはないが、昔から将を討つにはその馬を射ろ、とか。」
グフのモノアイがギラギラと光る。
「愛人のあんたから男爵に俺達に協力するよう言ってくれないかな?」
大きなマリアはきっとした表情でグフをにらみつけ叫んだ。
「誰が…あなた達みたいな卑怯な人達に協力するものですか!
私は絶対協力してはいけない、と男爵に言います!」
気丈なマリアの反論だったがグフは涼しげに言った。
「そうか。それなら協力したくさせるだけだ。」
「な、何をするつもりなの!?」
いきなりグフはマリアを持ち上げて自分の腰の上に乗る形にさせた。
「やめて!!」
グフはマリアの胸元をつかむや、彼女の服を左右に引きちぎった。
「いやあぁぁっ!!」
絶叫も空しく、マリアの爆乳が露にされ、グフの卑しい視線に晒された。
18歳のマリアの乳房はこんもり盛り上がり、大きめの鮮やかな赤みのかかった
ピンク色の乳輪の上に、つんと上を向いた乳首が乗っかっていた。
マリアは首を左右に激しく振った。玉のような涙が飛び散ったが、
両腕をグフの豪腕につかまれて身じろぎすらままならない。
「さあ、楽しもうなあ。マリア。」
グフは再びマリアの乳房をつかみ、激しく揉みしだきはじめた。
グニ、グニュとグフの手が動く度に乳房が激しく変形していく。
「はぁ、あああ、やめて、お願い、やめてぇ!!」
マリアは涙を流して懇願するがグフの手の動きはわずかにも止むような様子はない。
グフの人指し指が意外なほど優しく、マリアの乳輪と乳首を撫でまわす。
「ああ、はぁっ、はぁ、はあ、ああ、だめ…やめて…はぁ…はぁん…」
マリアの息が次第に熱と甘さを増していく。
「ふふん…どうだ?悪くないだろう?」
そして、グフの左手がマリアの股間に伸びていく。
「いや、やめてぇ!!」マリアの叫びも空しく。
グフ・イグナイテッドの手が大きいマリアのスカートをめくり上げると
さらにその下の黒いパンツとガーターベルトが露わにされた。
「これは男爵の趣味かい?」グフの重油の匂う排気がマリアの顔に吹きつける。
「この、けだもの!!」マリアは屈することなく口だけでも抵抗を続けた。
「けだもの?ふん。この土地じゃ獣に近い奴が勝者になれるのさ。」
「あっ!?だめ!!」
グフの左手がマリアのパンツの中に滑りこみ、パンツの布がその指のうごめきに合わせて盛り上がる。
「はぁっ、ああ、だ、やめ、あ、だめっ!!」
マリアのぽろぽろこぼす涙がグフのオレンジの腕の上に落ちていく。
やがて彼女の股間からぐちゃっ、ぬっちゃ、という湿り気のある音が立ち始めた。
「はぁん、ああん、やっ、いやあっ!!」
マリアの身じろぎに合わせて大きな白い乳房がぷよぷよ揺れる。グフが嘲り笑う。
「ふふん…ようく濡れてるぜ。愛人になるにはある程度の素養が必要だってことだな?」
「やめて、言わないで、そんな事!」
「お前がやらしい女だってこと、隠したってしょうがないんだよ!」
そう言うやいなやグフがさらに指を奥へと突っこみ、激しくうごめかせた。
「きゃあぁっ、あああっ、あ、ああぁぁん!!」
ビクンと大きくマリアは身体をのけぞらせた。
「どうだぁ?そろそろ欲しいんだろ?」
そう言ってグフは自分の股間のカバーを外すと
中からピンク色の大きな物体がブルル、ブルル、と音を立てて出現した。
男根…いや、男根をかたどったバイブだった。禍々しくグフのモノアイが怯えるマリアをにらみつけた。
「ほうら、いい感じで震えてるぜ。お前の身体の震えよりも激しくな!」
そしてグフはマリアの肉の豊かな太ももをつかむとぐっと左右に押し開いた。
マリアは屋敷中に響きわたるような絶叫を上げた。「やだっ、やめてええっ!!」
>>54 「あたなには…あなたの中にはまだあの人がいる…」
カトリは涙が溢れる怒りと哀しみに満ちた目でローリーを見上げた。
「そして…その人が私の幸せにとっての一番の敵なんだわ!!」
「カトリ…」
「ううぅぅ…ううっ!!ああぁあぁぁぁっ!!」
号泣を始めたカトリを切ない眼差しで見つめながらローリーは洞窟を出た。
煌々と輝く月の光を遮る余計な水蒸気はこの過酷な土地にはほとんどない。
その月に少女の面影が浮かぶ。ローリーは思わずつぶやいた。
「ジョオ?」しかし、その面影ははっきりとした像を結ばない。
「…北島…マヤ?」だが、浮かんだ影はこれ以上明確な形を現す前に涙で曇った。
>>55
削除理由・詳細・その他:
3. 固定ハンドル(2ch内)に関して
閉鎖的な使用法
自分のSSを投下する為だけに立てたスレ
けっこうオモロイがな
自演延命レス乙
微妙に俺も続き気になってたりしたりしなかったり('A`)
「ふふん、何だ?MSとやるのは初めてだから怖いっていうのか?」
グフ・イグナイテッドはモノアイをチカチカ光らせながら低い笑い声を立てた。
「ならもうちょい、いい思いをさせてやるよ。これを見な。」
そう言ってグフは右腕を大きいマリアに見せた。「ただの腕だと思うか?違うよ。」
マリアははっと息を呑んだ。グフの腕の中から灰色の棒状の物体がウネウネとせり上がってきたのだ。
先端は丸く、数cmごとに節がある。「ヒートロッドだ。」グフが説明する。
「早い話、鉄の鞭だな。ただし普通の鞭じゃない…。」得意気にかつ愉快そうにグフは話す。
「敵に当たり、巻きつくごとに何万ボルトもの電流が走る。」
ヒートロッドは50cmほどグフの腕から突き出ると、がくんと頭を垂れてマリアの目の前でゆらゆら揺れた。
「人間に巻きつけて電流を流すと面白いぜ?目玉が破裂するんだよ。ポンッてな…」グフは嬉しそうに言った。
グフはロッドの先の部分をつかむとマリアの鼻先にそれが触れそうなぐらいまで近づけた。
「い、いやあぁっ!」マリアが顔を恐怖に歪ませる。グフはマリアの様子を見て笑い声をたてる。
「ははは…怖いか?ビリビリくるもんなあ。目玉がボンとはじけ飛ぶもんなあ。ははは。」
そう言いながらグフはマリアの片方の乳房をぎゅっと揉みつかんだ。
「はっ、あああぁ…」マリアの身体がビクンと跳ねる。
「このでかい胸にロッドをくっつけてやろうか。どうなるかなあ。楽しみだぜ。」
マリアは涙をボロボロこぼしながら叫んだ。「やめて!」
「やめはしないよ。」グフは嘲笑いつつぐっとロッドの先端をマリアの乳房に押し付けた。
「!!……?」マリアは目をぎゅっと閉じて全身を貫くであろう衝撃を待った。
だが衝撃はなかった。それどころか心地よい振動が乳房を揺らしている。
「は…あ…はぁ…はぁん…」
くぼむほどに押し付けられた辺りからの微妙な揺れが甘い快感に変わっていく。グフは低く笑った。
「どうだ?ロッドの先っぽをバイブに変えておいたのさ。フロイラインへのサービスのためにね…。」
「あ…あぁ、だめ、やだ…あ…ああ…」
かすかにヴィーンという音をたてながら鞭の形をしたバイブがマリアの白い染み一つない乳房を
這い回る。それはすぐにマリアの尖った乳首に迫った。「は…あ…あぁん!」
バイブがかすかにピンクの乳首に触れ、微妙な振動を与えた。マリアは思わず形の良い唇から
涎をこぼしつつ、正気の時ではとても思いつかない事を口にしていた。
「お願い…もっと」
「そうか、よしよし。いい子だ。」
グフは喜色に満ち溢れた声をあげつつぐいっとバイブを乳輪と乳首に突っ込む。
「あっ、はあぁっ、はぁん、あああん!!」マリアもまた悦びに染まった顔をのけぞらせる。
快感が脳髄を駆け巡り、腰全体が熱くなる。どろっと大量の液体が肉の門からはみ出してくるのがわかる。
68 :
グロッキー:2005/05/19(木) 12:03:13 ID:Vib/vZvo
マジンガーZ、グレートマジンガー
精密機械を備えた人工頭脳に女性が犯されるシチュで
デモン・シードばりのSSかと思っていたらロボットでしたか〜〜。残念!
いいね
18禁ビデオの人形使いがスレタイみたいなシチュじゃなかった?
ロボットに犯されてフィードバックする話
72 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 00:08:03 ID:Qrx0NZjO
先行者に犯されるネタキボン
73 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 20:33:07 ID:8qpwuxnz
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||| lll | | 人 ガラッ
| | (__) ||| ________
||| | | (____) /
\\( ・∀・ ) < おやじ!冷やしうんこ下痢だくで!
\ \ \
||| ガラッ ) ト、ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||| / ( | | |||
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スティはべろべろとセーラのピンクの乳輪を舐めまわした。「はぁん、ああん、いいの、いいのおスティ。」
「いくよセーラ。」スティはぐぐっと腰を落としてセーラに挿入した。「あっ、あああっ、はぁん、やあっ、ああっ!」
セーラがスティの首筋にすがりつく。律動を徐々に速めていく。「きゃっ、あん、あ、ああっ、はぁっ、やあぁっ!」
律動のたびにスティの下のセーラの小さな肢体が跳ねる。その時、がばっとベッドのカーテンがバッとめくりあげ
られた。「あっ?!」スティとセーラは同時に叫んだ。「いいご身分ね!!」亜弓が二人をにらみつけながら立って
いた。「一体これから何が起こるのかわからないという時に!」「ああ…ごめんよ、亜弓。」スティは何をどう言ったら
いいのかわからず弱々しげに上目で亜弓を見ながら、とりあえず謝った。
「ごめんよ!?」亜弓は荒々しく大理石の床を踏みつけながらスティ達の前を左右に横切った。「そんなのですむと
思ってるのかしら!きっとアスランもあなた達のことを知ったらおカンムリよ!」まだこの「場所」に戻ってきてから
日の浅い、いや初めて来たようにさえ思えるスティはまだこことここの住人の流儀になれていなかった。
思わず口についた。「どうすればいいんだよ?」「どうすれば?」亜弓はきっと振り返った。
「私の求めているものをちょうだい!」「求めているもの?」ぽかんとするスティに亜弓はさらにイラついたようだった。
「ふう。地上の女のお腹に落ちる前と頭の悪さは変わっていないようね!戦いの神様!?」
スティはムッとして言った。「戦いの神だからって頭が悪いって言うのは偏見じゃないの!?」そう言ってスティはハッと
するのだった。戦いの神。おとといあたりだったら自分がこう呼ばれ、侮辱されても実感がわからず気にも留めなかった
だろう。「やっぱり…記憶が戻っているのかな?」スティは一人ごちた。そんなスティの頭上に「何をボンヤリしてるの?」
亜弓の雷が落ちる。「やっぱり復讐の女神様はきついな…」恨めし気にスティは亜弓をにらみつけた。「やっぱり頭が
良くないわ。私の本業は学問の女神なのよ?同時に復讐と野心の女神でもある。」と亜弓はクスクス笑った。
「それで…僕はどうすりゃいいの。」「待って。」立ち上がろうとするスティを亜弓は押し止めた。
「セーラと同じことを私にしなさい。」すべての神々の中で自分が一番頭が良いことを自認する亜弓はピシャリとスティに
命令した。「え、あ、でも…。」スティは亜弓とベッドの上の裸身の美と財産の女神セーラを交互に見比べた。
「どうすればいいの?」とまどうスティを亜弓は嘲笑し「二人同時にすればいいのよ!」と言い放った。
ほしゅ
ほす
ほしゅ
互いの羽の痛み感じている
,..-──- 、
/. : : : : : : : : : \
冒 /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
l l ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
./〜ヽ{:: : : : :i '⌒' '⌒' i: : : : :} ________
|__| {:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :} /
. .||ポサ.|| { : : : :| ,.、 |:: : : :;! < うわゎぁぁぁぁぁっ
/|.l ン||_.ヾ: :: :i r‐-ニ-┐| : : :ノ \
|  ̄ -!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| −! \` ー一'´丿 \
ノ ,二!\ \___/ /`丶、
/\ / \ /~ト、 / l \
/ 、 `ソ! \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ
/\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、
∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、
,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \
i \ ハ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
___________________________________
このスレを見た人は、10年以内にかならず氏にます。
でも、逃れる方法はあります、
※10日以内に20箇所のスレにこれをはるのです。
すみません、僕も氏にたくないんだす
ほしゅ
ほしゅ
ho
83 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 14:57:49 ID:oWpnjfic
彼女はいつも泣いていた
時は2×××年
近年、ロボット学は目覚しい進歩を遂げていた。
完璧な人工知能を持ち、人間と変わらない体を持つロボットを造り出すことも
不可能では無くなっていた。
彼女の名前はサキ
私を造り出してくれたひと。
彼女は夜になると声を殺して泣いていた。
彼女が泣くと私は居たたまれなくなる
どうか泣かないで
私は貴方の手で、貴方の為だけに生まれてきたのだから。
エロ無しですみません。
一応まだ続きます
初めてなのでお手やわらかに
86 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 10:29:09 ID:eL3OwFOa
87 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 18:15:27 ID:eHOqjm22
nbgvc
88 :
名無しさん@ピンキー:
メカage