っていうことで、『金のマンコ 銀のマンコ』のお話をさせていただきます。
それは空想女装少年が、うららかな春のある日、さざなみの立つ小さな池の周りでスキップして遊んでいたときのお話です。
はぁ〜るの、うらぁ〜らぁのぉ、すぅみぃだぁがぁわぁ〜〜♪
「そんな歌でよくスキップなんてできるなぁ。お前、音痴か?」
なんて言わないでください。
一応、スキップに合わせて歌を歌っていました。
っていうことで、スキップはかなり弾んでいました。
その弾み方はだんだん大きくなって、
池の端寄りのところにあった膨らみに乗り上げたときに思い切り跳び上がってしまいました。
そんで、足が着地したときはかなりの衝撃で股間の何かが外れたような気がしました。
で、「あれ?」って思う間もなく、池のほとりで「ポチャン」って音がしました。
空想女装少年は自分の体の異変に気付き、股間を押さえていました。
「あ〜ん、無い。取れてしまったよぉ〜〜」
かぁらぁ〜す〜、なぜなくのぉ〜〜♪
空想女装少年は泣いていました。
「神さま、わたしのマンコが落ちてしまったよぉ〜」
すると、突然、池の底の方が輝き、ぴかぴかの中性的な神さまが現れました。
空想女装少年はたいへん驚きました。
神さまは、やまとたけるのみことが着ていたような、っていうかギリシャ神話の神さまが着ていたようなっていうか、
なんか高貴な服装でした。
「空想女装少年、おまえはお茶目で可愛いけど、おてんばやなぁ。
女の子はもっとしとやかでないとアカンで。こんなとこで暴れんといてんか」
「あ〜ん、神さん、ごめんなさい。うち、ここで遊んでて、今、マンコを池に落としてしもてん。
池の底の方に沈んでると思うねんけどですけど、取ってきてもらえへんですやろか? ますです」
空想女装少年は立派な神さまの前で緊張してお願いしました。
「そうか、かわいそうやな。そんなに言うなら、取ってきたげるわ。待っとき」
と言って神さまはまた池に戻って、底の方に潜っていきました。
神さまはまた、突然、池の水面に現れました。
手には何かを持っています。
「空想女装少年、これがお前の落としたマンコか?」
神さまは金色のぴかぴかのマンコを片手で頭上高く掲げました。
「いいえ、神さま、わたしのマンコはそんなんじゃありません」
すると、神さまは今度は銀色のマンコを取り出して、肩の高さで空想女装少年に示して言いました。
「じゃあ、空想女装少年、これがお前の落としたマンコだろ」
「いいえ、神さま、わたしのマンコはそれではありません」
すると、また、神さまはドドメ色のマンコを自分のウエストの辺りで手のひらに乗せて尋ねました。
「それじゃあ、空想女装少年、これなのか? お前のマンコは」
「あっ、それです。わたしのマンコです。お願いです。わたしのを返してください」
「そうか。これがお前のマンコか」
神さまはマンコを確かめるようにいろいろ触っていました。割れ目にも指を入れてみて何やらぶつぶつ言っていました。
「空想女装少年は正直だな。豪華な金色のマンコや奇麗な銀色のマンコじゃなく、つつましいドドメ色のマンコを選ぶなんて」
「じゃあ、褒美に金のマンコ、銀のマンコも上げよう」
そう言って、神さまは、空想女装少年の前に、金のマンコ、銀のマンコ、それにドドメ色のマンコを置いて、また、池の中に戻っていきました。
空想女装少年はたいそう喜んで、ドドメ色のマンコを自分の股間に取り付けた後、
いつもお世話になっている『女装空想小説』スレに金のマンコを寄付し、
女装の服が買えるように銀のマンコを質屋に売りました。