紫乃は真奈瀬の車に乗せられて、デートコースの仕上げにとホテルの駐車場までたどり着いた。
「…ホントに大丈夫? 男同士の入店はダメなんでしょ?」
「紫乃はその格好と身長で、全然問題ないでしょ。」
確かに紫乃は160cmいかない程、小柄だ。ゆえに普通の男性服は合わず、
自分の趣味もあってかユニセックスっぽいガールズ服を普段から着ている。
「顔を隠さなくても大丈夫。…ホントはこっちが女装外出したいぐらいなのに…。」
真奈瀬はブーたれた。一応ウィッグと化粧があればそこそこ化ける事は可能なのだが、
流石に170台後半となると、ふたりで入る際にネックとなる。
「さ、いこ。」
車から降り、トランクから2つのボストンバッグを出し、入店。
部屋までは何の問題もなく入れた。
交互にシャワーを浴び、鞄の中身に着替える。
それは両方とも、某ファミレスゲームの、パステルグリーンの妖精だった。
「…へへ。わたし、一度おんなじ衣装でレズってみたかったんだ〜(笑)。」
女言葉側にスイッチが入った真奈瀬がニヘラ〜っと笑うと、
紫乃をそっと抱き寄せ、唇を重ね、ゆっくりとベッドに沈んだ。
しばらくは優しいキス合戦が展開していたが、やがて紫乃は真奈瀬の首・鎖骨・胸の上と
キスの場所が下に移っていき、口と右手で服の上から胸を弄り始めた。
いくらニセチチとして粘着型シリコンブラをしているとはいえ、
倒錯フラグが立っている状態では、行為自体に快感を見いだす。
真奈瀬は息が荒くなり、当然スカートの下は元気一杯。
それを知ってか知らずか、いつの間にか紫乃は左手でスカートをめくった。
ホワイトデーにお揃いで買った、淡いピンクのショーツが膨らんでいる。
「あ…コレはなにかな〜、真奈瀬さん?」
少し意地悪く、紫乃は囁いた。真奈瀬はますます顔を紅潮させていく。
「…だって…巧いんだもん、紫乃は…。」
「ふふ。い・た・だ・き・ま〜す。」
そういってショーツを少しめくり、そっとくわえた。
要所要所を舌で刺激すれば、真奈瀬は声と痙攣で反応する。
紫乃はコレが嫌いではなかった。普段の真奈瀬はしっかり男性してるのに、
感じる時の声はトーンが高く、反応は女の子みたいだから。
しばらくそれを楽しんでいると、真奈瀬は意識を振り絞って言った。
「おしり、こっちに向けてよぅ…。」
紫乃が体勢を変えると、真奈瀬は待ってましたとばかりにそこをくわえた。
既にショーツの中は固くなり、あの先に透明なシミが出来ている。
真奈瀬はクロッチの横から紫乃のを引っ張り出し、しゃぶりついた。
同時に、ショーツの上からアナルを揉みほぐし始める。
「…ん、んん…んうっ…」
お互い、くぐもったあえぎ声が漏れる。
やがて、クロッチをよけて指を入れては出し、クニクニと曲げてみたりした。
紫乃の後ろは、緊張を徐々に解いていった。
「…そろそろ、いいよね?」「ん。」
真奈瀬は体勢を変え、慣れた手つきで2人分のコンドームを用意。
そして紫乃のアナルに唾液を少したらし、あてがった。
最初の頭を入れるのはいつも苦労する。けれどそれを超えれば楽だ。
ゆっくりと、ゆっくりと真奈瀬のを受け入れる紫乃。
「…奥までいったよぉ…?」
真奈瀬の宣言に、紫乃は凄く満足そうだ。その顔を見て、軽くキス。