ハチミツとクローバーでエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
アニメもやってるし、してみないか?
2名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 17:42:29 ID:8W8lWt9M
2GET
3名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 18:22:11 ID:3QKESXKt
3ゲット
でもはぐネタは犯罪だと思う
4名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 18:51:33 ID:NdZtCvhW
4様
5名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 22:51:03 ID:yFqM6Yzn
>3
一応成人してるのに、見た目がどう見ても。だもんな。
6名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 23:25:05 ID:qUyGiCly
山田かわいいよ
7名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 00:19:16 ID:HiM6+KCJ
ハチクロスレキタ━━(゚∀゚)━━!!!!!!
私的に森田ィィ!!(*´д`)
8名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 02:49:42 ID:4bnpQ7pg
>1超GJ
待ってたよ!

でも誰のエロみたいかわからん。
森田が見たいが、相手がはぐはなんか嫌だ…
プラトニックがいいし…

なんか間違いおこして森田と山田…と言ってみるw
森田さんが暴走して…とか
真山山田とか真山リカは重いんだよなぁ
9名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 02:51:22 ID:hZxYsqdW
山田とリカさんネタキボンヌしてみる
10名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 03:25:23 ID:HiM6+KCJ
はぐ×竹は??
森田もィィけどあの暴走っぷり書くの難しそ…(´Д`)確かに真山×理科とかは重いなぁ…。
久しぶりに書いてみよーかなとか思いつつ職人さん待ちage
11名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 03:51:57 ID:4bnpQ7pg
はぐ竹!?はぐ攻め!?
森田はぐ好きだけどエロとなると竹本とのほうがなんか安心するのは何故だろう
なんてゆうか、少女漫画でエロって難しいね。
少年漫画であんまり恋愛描写されてないほうが好き勝手書けるし。
はぐ3Pとかはぐ凌辱とか、可哀相になってくるから書けない…

でもエロみたいよエロ
寸止めでもいい!
12名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 14:33:13 ID:Y4VwNOsY
そうなんだよなあ〜
森田はぐも好きだけどエロとなるとなかなか…
13名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 14:46:20 ID:U5Z9vl07
野宮とあゆで和姦ネタとか考えてみたけど…
ハチクロのエロは難しいな(´Д`;)
14名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 21:50:17 ID:vA3ORh/C
もういっそ美和子さんとリーダー…!
いやなんでもない
15名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 03:41:09 ID:DqkT/hbL
「はぁ…っ……はぐちゃっ…可愛い…」
「竹本…くっ…あぅっ!!やぁ…そんなところ舐め……ふぁあっ」
「もう俺だめだよ……。いい……?」
「……ん…」
潤んだ瞳で見つめながら小さく頷いた。


修ちゃん乱入


『たっ、竹本ォ−−−っっ!!てめぇ!!』
バキッ ドカッ ゴッ ドスドス

「はぐちゃぁ〜〜ん(ノД`゚)゚。」

とかありきたりな妄想してみたり(´Д`)
16名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 15:27:15 ID:mw+4i+yb
>>15
いいねいいね〜!
いけるねこれは。

かっこいい森田が見たい
17名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 16:11:40 ID:T03sQ4hd
森田は入れちゃった☆テヘ☆みたいのしか思いつかん。はぐ半泣きで。
18名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 18:22:58 ID:u2OI7Z4E
>>17
結構見たいかもしれんw
19名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 18:44:46 ID:EbHmrlTu
うん、森田さんの見たいよ・・・
2010男:2005/05/06(金) 19:00:28 ID:AEaBz7+o
テレビ・マスコミによるJR西バッシングは、ひどいねえ。
そんなこと、関係無いだろうってことまで、イジイジとつっつくし。
こういうのを「重箱の隅」っていうんだよね。
なんだかなあ。
JR西はテレビCMを打ってないからなあ。
一種のイジメだね。
日本のマスコミのレベルは、こんなもんです。
マヌケの集まり。
JR西の会見で偉そうにJR西を非難してるマスコミがいるけど、キモイだけ。
関西弁で、声がキモイんだよね。
異様にキーが高いし。
氏んだ方がいいよ。

「お前もな」、なんて突っ込むヤツはアフォ〜。
21名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 23:18:50 ID:P8zAQ9Tk
おぉ、ハチクロスレが!
山田と野宮が読みたいです。
22名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 23:49:56 ID:99f4Uimz
寸止めくらいなら原作でもあるかもなぁ。

雑誌的には最後まで致しちゃっても全然問題なさげだが、
この作者だと描きそうにないな。(特にはぐ)
23名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 00:01:43 ID:P8zAQ9Tk
はぐと修ちゃ
24名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 00:30:04 ID:rJf51nGO
野宮とあゆちゃんが見たいなー。
25名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 02:28:06 ID:yvMk5vHP
あゆが商店街の男どもに輪辱
26名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 15:40:34 ID:EDIpOVbU
美和子さんと山崎とか希望。山崎酔っ払って。
27名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 19:56:57 ID:5qh3PTUT
やっぱり野宮とあゆかなぁ。
28名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 20:59:47 ID:t56IDLqy
男キャラで普通に性欲がありそうなヤシが真山と野宮しかいない
29名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 22:07:04 ID:AExBHGdV
真剣な表情の森田ィィ!!(●・∀・)
思ったけどやってる最中森田ははぐのことをなんて呼ぶか…?はぐも
30名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 23:33:01 ID:BLXwousL
まさか・・・コロポック・・・・
31名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 02:50:48 ID:tP1SaAUJ
森田山田
32名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 03:23:57 ID:l+ii7oc5
マウス1号…ミニハムズ…(;゚Д゚)
33名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 03:53:43 ID:AC9XbpAw
>>28
ワロタw
森田なんかはそういう性欲抜きの人付き合いができるところが
腐女子に人気がある理由でもあるんだろうな
34名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 04:04:09 ID:IHNkamsQ
山崎と美和子なら、酔っぱらうのは美和子の方が良いような気ィする…。
山崎の気持ち気付いてて、でもオクテな相手にしびれきらして酔った勢いで××
35名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 04:35:24 ID:piQXTg69
修ちゃんも人並には性欲あるとオモ。
ガツガツしてないだけで。
年相応よりは少し枯れてる感じだがw

ところで修ちゃんとリカさんはやっちゃってるんでしょうか?
原田くんがいなくなってからしばらく一緒に住んでたんだよね?
36名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 18:58:41 ID:OxGd4sZ6
ローマイヤ先輩vvv
37名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 19:25:45 ID:7wp6moE2
真山あゆが読みたいな。切な系で。

38名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 22:05:09 ID:mZUqG7ea
>>36
ローマイヤ先輩!!
いい!アッチもワイルドそうでw
39名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 22:36:18 ID:yW6NORjE
妄想世界だけでも修ちゃんに幸せを〜。・゚・(ノД`)・゚・。
40名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 22:53:40 ID:HuiCYdvw
野宮あゆで!
41名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:38:40 ID:l+ii7oc5
真山あゆならまだ想像できるけど森田は想像無理(ノД`)
森田カッコョスギ(´艸`)
42名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 17:45:33 ID:sFHW/FLq
真山あゆ読んでみたい!

ずっと想ってた相手にキスやら裸でハグやらそれ以上やらされて
パンクしそうなあゆ見たい。。
体は繋がっても想いは届かず・゚・(ノД`)・゚・。
43名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 21:36:07 ID:urQTzxSl
森田あゆが見たい。
原作では森田&はぐで結ばれてほしいけど
エロ見たいのはこっち。あゆが相手なら森田さんでも想像できるw
44名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:54:14 ID:Q3QSb8kw
今月号の続きが読みたい。
鳥取から帰ってきた野宮があゆと再開するところから。
誰かお願いします。
45名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 01:01:38 ID:KNalN7YG
森田山田が見たい!
アニメでの2人のシーンを見て萌えたよ。
いや、もう山田受ならなんでも見たいがw
46名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 20:23:51 ID:bQeS0HpA
はぐのために涙目でヌードデッサンのモデルをする竹本君が見たい。
しかしはぐはデッサンに没頭しすぎて
全く竹本君の胸の内を顧みなかったりするとさらに萌え。
47名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 23:13:42 ID:KLnjvVCR
>42
自分も!真山田好きだから凄い色々考えてしまう…
48名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 06:37:31 ID:J1NL+d0O
もうすっかり日もくれて生徒の少なくなった校舎のなかではぐは黙々と
絵を描いていた。
もうずっと描き続けている。
さすがのはぐも疲れたのか一休みする事にした。
『…ふぅー。』
製作中の美術展に出す大きな絵。
(……頑張らなくちゃ。)
『あ…水替えてこよ』
いろんな色が混ざった水の入ったバケツを持ち上げ、部屋から出ようとしたときだった。
床が濡れていたのか、足を滑らせ大胆に転んだ。
べしゃっ。

『冷たっ』
転んだ拍子にバケツの水までかぶってしまった。
白の薄いワンピースは青やピンクなど色んな色を吸収し、はぐの身体を透けさせた。
『最悪〜…。着替えなきゃ』
ガチャッ!!
「マウス一号ーっ。こいつと…」
森田ははぐの姿をみると手にもっていた変なネズミの人形を落とし、その場に立ち止まった。
『??』
水のせいで下着の透けた姿を見てスイッチが入ったのか、我を忘れたようにはぐに襲い掛かった。
『何…ふむっっ』
はぐの目に移るのは目の前にいる森田の顔。強く唇を押しつけてくる。
『…んんっ!!んーっ!!』
必死に藻掻くが意味がない。森田ははぐの腕をつかみ騒がないようにさせた。
舌を無理矢理ねじ込み、無理矢理からませる。
はぐはもう固まってしまった。




しまった忘れてた…。文才0だった orz
49名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 00:13:41 ID:+bZ9ZLe8
>>48なかなか(・∀・)イイ!
森田はぐって予想以上に結構いけそうだね!
50名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 03:31:24 ID:9zL7+Q1H
>>48だけど、
>>48の後森田が我に返って謝る(未遂?)

自分の服かけて『 うわぁ━!!』とかいいながらでていく

はぐ泣いてる

竹本登場

(*゚Д゚*;)はぐちゃん!!?

グスッ…竹本くん…(はぐ)




とか妄想してみたり(*´艸`)
51名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 05:55:04 ID:Yb3zywpv
 「冬ソナ」はエロゲーのパクり。 さすが 姦酷(w
 ttp://www.geocities.com/katz_matsui/eroge.htm
52名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 04:42:55 ID:SpvgcK4y
>50
なんか(゚∀゚)イイ!かもw
>50タソは書く予定はないんですか?
森田はぐ好きなんでちょっと期待したい
53名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 12:47:27 ID:qOY+FB7a
書けませんw_/ ̄|○
多分森田とはぐは未遂で終わらしちゃいそう…(゚Д゚)竹本とやってる所の方がまだ浮かぶ(つД`)
呼びあう名前がなぁ…はぐと森田は
54名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 13:13:58 ID:wOUTXIUg
真山リカとか。
55名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 15:30:30 ID:Fti+KMPD
野宮×あゆ書いてみた。途中までだけど投下していいかな?

※注意
・コミックの流れだとかってのには多少目を瞑ってください。
流れを組み込んだままエロを入れるのはムズかったんで挫折しますた。
・一応、長野に蕎麦食べに行った後辺りのお話です。
56名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 15:35:09 ID:tyjRyDt9
>>55
してしてー!!
57名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 15:44:51 ID:Fti+KMPD
わー、反応あった。嬉しいです。
今からバイトだから帰ったら載せますね〜
58名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 15:57:06 ID:tyjRyDt9
待ってますね!
59名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 16:31:34 ID:lU8KMOyA
超期待age
60名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 17:26:42 ID:0i/e0u3Q
>>55
降臨お待ちしてます
6155 ◆6HlgGNknlw :2005/05/13(金) 23:45:17 ID:Fti+KMPD
すみません、遅くなりました。
少し時間の流れに手を入れたいところが出来たので投下はもう少しお待ちを。
62名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 00:32:20 ID:JjuYibIp
がんばてくださいヾ(゚∀゚)ノ
6355 ◆6HlgGNknlw :2005/05/14(土) 01:49:35 ID:ygI1QQS/
「遅いな、真山…」

頬杖をついて、ふぅ、と溜息を吐き見上げた古びた掛け時計は、約束の時間よりも30分程進んだ場所を指していた。
それでも、私は何故だかそわそわと嬉しいような気持ちでいっぱいだった。

私は今日、真山と打ち合わせをする予定だった。
藤原デザインの新しいプロジェクトで店舗をまるまる企画・設計するらしくて、その店舗に私が作った花器を使いたいのだそうで。
美和子さんが前に私の作品を見て、是非にと言ってくれたのだ、と真山が話していた。
自分の作品が誰かの目に留まるって、何だかくすぐったいような、でも、凄く嬉しい。
本当は、真山との接点が保てるから、って気持ちもある。それは内緒だけどね。

この企画の店内装飾担当は野宮さんなのだけれど、真山は気を遣ってくれたのか、自分が交渉します、と説得した(というかねじ伏せた)らしい。

正直、野宮さんは苦手。あの人は凄く大人で、だからなのかは解らないけれど、私の気持ちを見透かしてくるんだもの。
だから真山の気遣いは嬉しかった。それだけじゃなくて、久々に真山と二人きりで話せるのも、ね。
6455 ◆6HlgGNknlw :2005/05/14(土) 01:50:14 ID:ygI1QQS/
「お待たせ。」
扉が開き、彼の声がした。

──ん?真山の声にしてはやけに穏やかなような…

疑問符で頭の中がいっぱいになった私の前に現れたのは、私の苦手な野宮さんその人だった。

「のっののの…野宮さん…?」
椅子に座ったままだったのに反射的に思いっ切り後ずさりした私を見て、野宮さんは口元を押さえて苦笑いしている。
「そんなに警戒しなくたって、流石のオレでもいきなり襲ったりなんかしないよ?」
余裕の笑みまで浮かべちゃって。あーやだやだっ。

「……、また長野まで連れてかれたら、困りますから」
精一杯の反撃を試みる。眉根は弱々しくも寄せられ、一応は気丈にしかめっ面しているつもり。

不意に頭にその大きな手のひらを乗せられ、ぽんぽん、と軽く撫でられた。
「あれはちょっとやりすぎたかな、ごめん。そんな顔しないで」
穏やかに笑いながらそんな事をさらりという。そんな風に謝られて、許せない訳ないじゃない──やっぱり苦手だ、野宮さん。
全部計算なのかしら。いくらなんでもそれはないかな。
いや、野宮さんなら有りうるかも…
──とうだうだ考えていると、ふと思い出した。
6555 ◆6HlgGNknlw :2005/05/14(土) 01:52:05 ID:ygI1QQS/
思い出した事を訊ねてみる。あまりの衝撃に本来の目的を忘れる所だったわ。

「……あの。今日は真山が来るはずじゃ…?」
そう、何で野宮さんが来たの?
あれだけ野宮さんに近づくなって言ってた真山がそうやすやすと代わったりはしない筈。

「真山?ああ、あいつは今日は出張になったんだ。でもこのプロジェクトはそんなに期日にゆとりもないし、元の担当はオレだからさ。話もスムーズに進むでしょ?」
野宮さんはそう話しながら私の近くにあった椅子に腰掛けながら、抱えてた書類やら何やらの入った封筒をばさりと置いた。
何故か笑顔が勝ち誇ったように見えるのは気のせいかしら。それに、少し悔しい気もするけど、言ってる事は的を射ている。

そっか、真山出張なんだ…何か残念。
「そうですか…じゃ、早く始めましょう?」
真山来ないんだったら手早く済ませて、はぐちゃんとティーコゼーのプックン2号の仕上げをしよう。と思っていたら。

「分かりやすいなぁ、山田さんって。思ってる事がすぐ顔に出るよね」
と、不意に左頬に指先の感触。
野宮さんがあの余裕の笑顔を浮かべながら触れていた。
思っていたより暖かい野宮さんの指。その温もりに一瞬反撃の思考まで止まった。
6655 ◆6HlgGNknlw :2005/05/14(土) 01:53:09 ID:ygI1QQS/
「何も本気でぶたなくても…」
野宮さんの手を振り払った私は、反射的に思いっ切りその手の甲をぶってしまった。
「すっ…すみません!」
しまった。かっとなってつい手足が出てしまうのは私の悪い癖だ(でも…悪いのは急に触った野宮さんなんだから!)。
ぺこんと頭を下げ、恐る恐る顔を上げる。
そんな事をされても、野宮さんは苦笑いと言えど笑みを絶やさない。
──この人は怒ったりしないのかしら。にこにこしている野宮さんを少し呆れつつ見遣り、疑問を感じた。

「ごめんごめん。じゃあさ……お詫びにメシでも喰いながら打ち合わせしない?」
「もうその手には乗りません」
きっぱり即答、のち、沈黙。


暫くすると野宮さんがくつくつと笑い、机に頬杖をついて眼鏡の奥の瞳を細めてこう言った。
「やっぱ山田さん面白いわ。そんなに真山に釘刺されてんの?」
「違っ…います、別にそんなんじゃあ…」半分図星を突かれて、とっさに言葉が出てこない。
だめだめっ、ちゃんと断らなきゃだめ!真山だって気をつけろって言ってたし、
しっかりしなきゃ…と思えば思う程、言葉がどんどん思考の奥に吸い込まれてく。
6755 ◆6HlgGNknlw :2005/05/14(土) 01:54:31 ID:ygI1QQS/
「…じゃ、いいじゃん。行こうよ、メシ喰いながら打ち合わせするだけだしさ」
──この人、私の思考回路を読めてるんじゃないかしら。
じゃなきゃこんなに答える余裕を与えてくれない話し方する筈ないもの。

野宮さんは置いた書類を纏めて立ち上がると、私の手を誘うようにその大きな手を差し出した。
「ね、真山じゃなくて悪いけどさ。」

…今回だけ、打ち合わせなんだし仕方ないもん。
お仕事なんだしゴネたって仕方ないし。私も大人になって割り切らなきゃ。
そう自分に言い聞かせながら、しかめっ面の私は野宮さんの差し出した手を無視して立ち上がった。
所在無げに漂う手をすっと引いたかと思えば、やっぱりにこにこしながら
「美味しい店知ってるんだ」
とか言いながら颯爽と歩いていく野宮さん。
そんな彼の後を付いて行くしか、今の私には思いつかなかった。
6855 ◆6HlgGNknlw :2005/05/14(土) 01:59:31 ID:ygI1QQS/
以上、今日はここまで。
読み物を書くのは初めてなので、読みにくい所有りましたらすみません。
あと携帯からなんで改行変だったら重ねてすみません。

書いていて解ったんですが、自分遅筆気味なので続きが遅くなりそうなのはご了承ください。
ではまた書けたら投下します。
長々とスマソ。
69名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 05:41:10 ID:xx0z/+Tu
えっと、ぶったぎってすみません・・・
55さん。
野宮×あゆ かなり萌えさせていただいてます。
一番すきなCPなので(´∀` )

触発されて
というか、気付いたら一本書いていたので
恥を偲んで投下させていただきます。

野宮×山田ありきの真山×山田
みたいなヤツです。(どっちかというと真山×山田色強いですけど)

ちょいと無理やり〜みたいな表現があるので
苦手な方はご注意ください。
無駄に前置き長いかもですが・・・・
7069 真山×山田1:2005/05/14(土) 05:45:08 ID:xx0z/+Tu
胸が震えた

偶然見かけた一組の男女
自然に彼女の手を取った長身の男
戸惑いながらも握り返す白い手
俯き加減の君の横顔

「あ、真山」

「・・・・・・久し振り」

扉からそっと中を覗き込む
陶芸教室には彼女しかいないようだ。
俺の存在に気付いた彼女は、突然の訪問に驚きながらも嬉しそうにお茶を勧めてくれる。
教室内に設けられた畳の間に腰掛け、作業の手を休めた彼女も一緒にお茶を啜る

「久し振りだね。今日はお仕事で寄ったの?」

「まぁそんなトコ」

「ふーん、そうなんだ〜。祝日なのに大変だね。って私も休日出勤なんだけどね」

お互い大変だね。と言いながらいつもと変らない笑顔。
・・・・いや、変ったのかな?
ちょっと前までは笑っていてもどこかで別のことを考えているようだった。
笑顔を向けると辛そうに目を反らしていた君
一生懸命言葉を捜して眉を寄せる表情
そのすべてが俺の曖昧で残酷な態度のせいだった。
それが変っていた。この間までのぎこちない笑顔じゃなくて
無意識に現れる柔らかい笑顔。
黙り込んだ俺の目を覗き込みながら「どうしたの?」と無邪気に小首を傾げる仕草
変ったのはどうして?
7169 真山×山田2:2005/05/14(土) 05:46:47 ID:xx0z/+Tu
不意に先日の光景が蘇る
夕暮れ時、手を繋ぐ男女の後姿。

「そういやさ、こないだ山田のこと見かけたよ」

「え?そうなの?声掛けてくれたら良かったのに」

「いや、ツレがいたからさ・・・・・あれってもしかして野宮さん?」

「・・・・・う・・・うん。」

真っ赤になりながら手元の湯のみに視線を落とす彼女。
とても分かりやすいな。と思う
すぐ顔に出る。そんなところが愛しいと思っていた
ただ、その気持ちに応えることは出来なかったけど。

「もしかして、付き合ってたり?」

「そ・・・そんなんじゃないよっ!ただ時々一緒にご飯食べに行ったり、ドライブ連れて行ってもらったりするくらいで」

「・・・・・それを世間一般では『付き合ってる』って言うんです!」

相変わらず鈍いお嬢さんですねー!と彼女の束ねた髪を軽く引っ張る

「そうなの?キャ!ごめんなさい!」

7269 真山×山田3:2005/05/14(土) 05:47:39 ID:xx0z/+Tu
昔みたいにじゃれ合う二人。彼女の中のわだかまりはもう無くなってしまったのだろうか?
あの男のせいで?
肩に彼女の柔らかい頬が触れる。シャンプーの香り。飾らない彼女らしい香り
腕の中にその存在を感じて「ツキリ」と胸が痛んだ
散々彼女を傷つけたのは自分だ。
なのに、何故胸が痛くなるのだろう・・・・。

「山田はさあ」

言いながら彼女の結わえた髪を解く。癖のない薄茶色の髪がさらさらと肩に流れる

「・・・・・真山?」

俺の真剣な表情に気付いたのか訝しげな表情だ。

「山田は相変わらず無防備なんだね。・・・野宮さんの前でもそうなの?」

「・・・・?!何言って・・っ」

彼女の抗議を封じ込めるように唇を重ねる。
いつだって近くにあって、本当ならさっさと自分のものにできた唇
そうしなかったのは、ずっと思いを寄せていた彼女の存在と俺自身
何故、今この時、人気の無い学校の片隅で飢えたように彼女の唇を貪っているのだろう。

「・・・・っ・・・!やっ・・・」

抗議に口を開きかけた隙に唇に舌をねじ込む。
歯列をなぞり苦しげに漏らされる呼吸の合間に更に奥へと舌を滑り込ませた。
逃げ惑う彼女の舌を執拗に追いかけ絡めとる。
胸叩き抗議する拳を両手で捕まえると、角度を変え更に深いものにする。
人気のない教室で、絡み合う舌の水音だけがやけに耳につく。
7369 真山×山田4:2005/05/14(土) 05:48:53 ID:xx0z/+Tu
「・・・はぁっ・・・」

彼女の顔をそっと盗み見る。苦しげに寄せられた眉、頬に流れる涙
自分が今どんなに酷いことをしているか。解かってる。解かってるけど

『山田が他のヤツを見ているなんて』

なんて傲慢なんだろう。

そのまま畳の上に押し倒すと、左手のみで彼女の両手を拘束し頭の上で縫い付ける
思った通り強い抵抗にあい、繋がっていた唇が離れると、溢れ出した唾液が彼女の頬に伝っていた

「なんでっ・・・!なんでこんなことするのっ!」

「ごめん・・・山田。ごめん 俺が、俺だけが悪いから!」

彼女の両手を縫いつけたまま、体重で彼女の身体ごと固定する
再び唇を合わせると、こんどは空いた右手で彼女の身体を辿っていく
こめかみから首筋に、肩からわき腹に
彼女の抵抗を唇で封じ込めながら
そのまま掌を滑らせて、Tシャツの裾から素肌に触れる
柔らかい胸のふくらみにたどり着くと、ビクリと大きく肩が震えた

下着を押しのけるようにして、直に膨らみに触れる
唇は首筋を辿りその柔らかい部分に印を刻み込む。
7469 真山×山田5:2005/05/14(土) 05:50:01 ID:xx0z/+Tu
「ど・・・・どうしてこんなことするのよぉ・・」

既に抵抗を止めた彼女の口からは弱々しい声しか出ない

「私じゃダメだったんじゃないのぉ・・・」

俺は答えない。だってその答えは自分自身が一番解からないのだから
ずっと彼女に対しては自制していた。
タカが外れただけかもしれないし、もしかした嫉妬かもしれない。
自分勝手なのは解かっている。酷いことをしていることも
ただ、もう止まれないんだ・・・

彼女のすすり泣きに胸が張り裂けそうになりながらも
俺は止まれなかった。
下着ごとTシャツを捲り上げ、露になった白い胸に触れる
仰向けになっても零れないそのたわわな胸に手を這わせ、やわやわと揉みしだく
掌の中でカタチを変えるソレに俺は理性が音を立てて崩れて行くのを感じていた。
やがて親指でその中心に触れると、彼女が息を飲んだのを感じた。
片方は親指を人差し指で愛撫しながら
もう片方は唇で啄ばむ。
やがて舌の上で小さな蕾は存在を主張しはじめる。

「・・・・・あっ・・・ああ!」

彼女の小さく開かれた口からは熱を帯びた声が漏れ出していた
7569 真山×山田6:2005/05/14(土) 05:51:45 ID:xx0z/+Tu
「感じてるの?」

「ちがう・・・っ!」

「山田は俺でも感じてくれるんだ。野宮さんじゃなくても?」

なんでこんなに酷い言葉がスラスラ出てくるんだろう。

「俺のこと嫌いになっていいよ。嫌いになっていいから今は俺のものになって?」

膝を割るようにして自分の足を滑り込ませる
たくし上がったスカートの裾から手を忍び込ませると、すぐさま下着に手を掛けた

「殴っても蹴ってもいいから。いくらでも罵ってくれていいから」

急かされるように下着を引きずり下ろすと小さなソレは彼女の片方の足首のあたりで引っ掛かった

「ごめん・・・・止れないんだ・・・・・」

肩に顔を埋めるように吐き出すと、そのまま彼女の中心へと手を這わせた
最初に柔らかなヘアーの存在を感じ、さらに奥に手を伸ばすと熱く潤ったものが指の腹に触れた
一気に下半身に血液が集まる

「・・・・・・・・なれないよ」

すぐさまにも彼女の中に押し入りたい。熱く潤ったソコに己の欲望を押し付けてしまいたい
目が眩みそうだった。彼女の女の匂いに狂いそうになっていた
けれど、頭の上から聞こえた彼女の声に一瞬我にかえる
7669 真山×山田7:2005/05/14(土) 05:54:12 ID:xx0z/+Tu
「・・・・嫌いになんかなれないよ」

「・・・・・・・山田」

「あんなに好きだったんだもん。嫌いになるほうが難しいよ」

もう止れなかった。
再び唇を重ねると執拗に口内をかき回す。
指先で彼女の中心に触れる。
どんどんと潤いを帯びていくソコを中指と薬指でかき混ぜ、
すでに拘束から解かれた彼女の両手が背中に廻されたのを感じると
そのまま指をソコに埋めた

「・・・・・・あぁん」

「・・・・山田・・・・山田・・・山田」

俺は馬鹿みたいに名前を繰り返しながら
指先で彼女を犯しながら身体中に舌を這わせていく

「・・・・真山っ」

馬鹿みたいにお互いの名前を呼び合いながらあとは落ちていくだけだった。




・・・・とここまで。
続きは起きてからUPします。てかもう朝ですねw
77名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 06:03:57 ID:0KrWy8S5
ぎゃ〜!早起きは三文の得!!
続きお待ちしておりますm(_ _)m
78名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 07:37:59 ID:oXimKYww
お二方のを読んで、仕事の用意しなくちゃいけないのに読み入ってしまった・・・
続きが仕事の終わりなんて拷問だー
7969 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 13:43:30 ID:FGyDVn3i
おはようございます。
早速続きを投下します
以下少々濃い目の表現が続きますのでお気をつけください。

・・・・というか頑張って推敲したのにものすごく長くなってしまったorz
原作がモノローグの多い作品だから、ついつい余計な語りが増えてしまうんですよね・・・
相当読みづらいかもしれませんがごめんなさい。
8069 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 13:45:40 ID:FGyDVn3i
真山×山田8

はぁはぁ、と上擦った息遣いだけがその空間を支配する
たまに漏らされる甘ったるい彼女の声に満足を憶えながら、
俺は唇で指先でその柔らかな身体を辿ることに夢中になっていった。
執拗な愛撫を受け赤く染まった胸の頂きはツンと上を向き己が存在を主張している。
俺は左右のソレを唇と舌先とで嬲りながら時々音を立てて強く吸う。
するとおもしろいくらいに正直に彼女の身体がビクリと跳ね上がり
下肢に添えられた指先には更に潤いが絡みつく

「すごい。山田・・・・すごく濡れてきた」

「そ、そういうこと・・・・あぁっ!言わないで・・・い・・・いからっ」

二人の息遣いに水音が混じる
彼女の中心から溢れた潤いを指の腹に擦り付けると、一番敏感な部分指を這わせる

「・・・・・・っまや・・・まっ・・・あぁっ!」

押さえつけた肢体が一際大きく飛び跳ねた
親指でその場所に刺激を与えながら、中指を奥深くまで差し入れる
そこはとても狭く、熱く内壁が蠢くように指をしめつける
その感触に一気に己が下肢に血液が集中した
気の遠くなるほど熱くて狭いこの場所に、己が自身を埋め込むことを想像する

『頭が沸騰しそうだ』
8169 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 13:47:16 ID:FGyDVn3i
真山×山田9

長い髪を振り乱しながら、ひたすら甘い責め苦に耐える彼女
苦悶するように歪められた眉、上気した頬
僅かに開かれた唇からはピンク色の舌が覗き、意味の無い言葉だけしか出てはこない。

「あっ・・・・はぁはぁ・・・・んっ!なんだかヘンだよっ・・・!」

右手で下肢に愛撫を与えながら、左手を彼女の頬に添える
人差し指をその小さな口に含ませると、ぎこちないながらも舌で答えてくれた
俺の下半身はすぐにでも爆発しそうで
けれど焦ってはいけないと己を叱咤しながら彼女を快楽の淵へと押しやることに集中する。

「はぁはぁはぁ・・・・・・・あっ・・・ああっ!」

一瞬、彼女の身体が固く反り返る
一瞬、差し込まれた指が強く強く締め付けられる
一瞬、驚きに目が見張られたと思うと、やがて甘いあきらめがその瞳をよぎりゆっくりと伏せられる
やがて、くたりと全身から力が抜けた彼女を両手で強く強く抱きしめて
俺は気が狂いそうなほど幸せを感じていた。

『幸せを・・・・・?このコを不幸にしたのは俺なのに』
8269 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 13:49:35 ID:FGyDVn3i
真山×山田10

「山田?」

「ん・・・・・・」

身体の下、緩慢な動きで見上げてくる彼女の瞳は与えられた快楽で曇っている
欲望に膨れ上がった下半身を意識しないように彼女の上から体重を退けながら
俺は言葉を捜す

「大丈夫か?」

「・・・・・多分・・・・・。私どうなったの?」

状況が飲み込めていない彼女の様子からして
おどろく程狭かった彼女の「なか」も
まだ彼女が誰のモノにもなっていないことが解かってしまった。
同時に湧き上がってくる喜びと独占欲。なんて身勝手なんだろうか
そんな俺をおまえは許してはくれないだろうけど

「・・・・山田・・・。まだだよ」

まだ終らないよ


力の抜け切った彼女の膝を両手で思い切り押し広げると、「ひっ」と息を飲む声が聞こえた
露になった中心は溢れたもので艶めいていて
顔を近づけると執拗に愛撫を与えられた敏感な蕾が充血しているのがわかった。
83名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 19:45:27 ID:1pUPYI0w
続きプリーズ!
8469 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 22:43:42 ID:SAELpIQ5
真山×山田11

朝露で濡れた花弁のような彼女の一番女な部分を目の当たりにし
舌で味わってみたいという誘惑にも駆られたが、血液の集中した己が分身がもう限界だと訴えている
素早くジーンズをずらすと熱く潤うソコへ己が自身をあてがった。

「・・・・・・あ」

状況を察知した彼女が小さく声を漏らす
溢れる蜜をなすり付けるようにして入り口を刺激すると苦しげ眉が寄せられた。

「いくよ?」

「真山・・・・・真山ぁ」

彼女の混乱が手にとるように伝わってきたがもう止めるつもりはない
両手で彼女の膝を掬い上げるように持ち上げると少しずつ腰をおとしていった。
先ほどの愛撫のお陰で随分と潤ってはいたが
想像以上に狭いソコに出来るだけ苦痛を与えないように気遣いながら
じょじょに送り込んでいく。

「・・・・ふっ・・・・ううっ・・・」

「ごめん。痛い?」

「ん・・・・・ううんっ・・・だ・・だいじょ・・・ぶ」

「ごめん・・・・山田・・・・ごめんっ」

こういった状況にはおおよそ似つかわしくもない台詞を繰り返しながら
俺は何かに憑かれたように動きを早めていった
8569 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 22:45:33 ID:SAELpIQ5
真山×山田12

小刻みな注拙を繰り返しながら、やがて行く手を阻む小さな抵抗に遭遇したが
そこを解し、こじ開けるように動き続ける。
更に肩に脚を担ぎ上げると、その柔らかな双峰にも手を伸ばしその頂にも刺激を与える
痛みを堪えているのだろう。背中に当たる踵に力が込めるられるのを感じたが
すぐにでも彼女の中で果ててしまいたい一身で動きを緩める余裕がない。

「あっ・・・・・あっ・・・んっ」

「山田っ・・・力抜いて・・・!」

「できないよ」と涙目になっていたけれど、繋がった部分からは水音が聞こえ始めていた
浮かされたようにもらされる意味をなさない言葉にも違った色が混じり始めていた

『もう限界だ!』

一気に奥まで貫くと、唇でその悲鳴を封じ込める

「んんっ・・・・・・んんっ!!!!」

背中に鋭い痛みを感じる。
爪くらい幾らでも立てればいい。この俺のエゴに比べたら
後から幾らでも罵ってくれていいから。俺を恨んでもいいから
今だけ。瞬間だけは

「・・・・・・・・山田!」

汗ばんだ肩に額を押し付けるようにして、激しく腰を動かすと
彼女の中に己が欲望を解き放った。
8669 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 22:57:12 ID:SAELpIQ5
真山×山田13

押さえ込んでいた欲望が開放されると俺は一度だけブルっと身震いをする
体中を駆け抜けていった目も眩むような快感
その代償に俺が差し出したものは・・・
「はぁはぁ」と頭の上から苦しげな息遣いが聞こえる
けれど俺は掛けるべき言葉を見つけられないでいる。
額を彼女の肩口に押し付けたまま、顔を上げることが出来ないでいる
あんなに大切にしていたのに傷つけてしまった
俺が壊してしまった

彼女と培ってきたぬるま湯のような、けれど涙が出るほどに愛しい月日を
最悪の方法で打ち砕いたのは自分
ならばその責任を負うのも自分のはずだ。
これは現実なのだから。
目を瞑っていてはいけない。きちんと向き合わなくては
ちゃんと目を開いて。彼女の目を見て





ちゃんと目を開いて・・・・
8769 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 23:54:54 ID:SAELpIQ5
真山×山田14

「・・・・・・・・・・・・・」

開いた目に真っ先に飛び込んできたものは
彼女の泣き顔ではなく、よく見慣れた天井と古びた照明で・・・・

「・・・・・・・・・・夢?・・・・っていうか夢!!」

ガバリと飛び起きると間違えなく自分の部屋で・・・。
メガネを掛けてないぼやけた視界に映るのは乱れた寝具と枕もとに置かれたままの眼鏡

「・・・・・・ってマジ?夢オチ?・・・・ってアリ?」

あまりにもリアルな夢だった。
本気で壊わしてしまったかと思った。もう戻れないのだと思うと本当に辛かった

「ゆ・・・・・夢で良かった!!」

頭の中だとはいえ、彼女にしてしまったことを考えるとあわせる顔がない
それくらい彼女の身体も吐息もリアルで・・・・夢中になってしまった。
壊われても構わないとさえ思って彼女を犯してしまった
彼女の中に押し入り、欲望のままに腰を使い
その中に全てを注ぎ込むまで・・・・・・

「・・・・・・・・・・・マジかよ・・・この年齢になって・・・」

思わず頭を抱え込む。
その開放感もまた現実(リアル)だったのだ。
8869 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/14(土) 23:59:10 ID:SAELpIQ5
真山×山田15

「あ、真山」

「おう。久し振り」

久々に藤原デザインを訪ねた俺はそこで今、一番顔を合わせづらい人物に遭遇した
「今日は今から打ち合わせでね」と説明する彼女の白い首筋や唇に無意識に目が行ってしまい心の中で己を叱咤する。

「打ち合わせって?美和子さん?」

「ううん。野宮さんと。ここで待ってるように言われたんだけど」

何気ない風を装いながらもまともに彼女の顔を見ることができない。
屈託のない笑顔を向けてくる彼女の長い髪は夢の中と同じ。襟足あたりでひとつに纏められている
『結わえた髪を解くと、癖のない薄茶色の髪がさらさらと肩に流れて』
一瞬、夢の中のワンシーンが蘇る。髪に触れようと右手は動きかけていて

「ごめん。待たせたね!」

「あ、野宮さん」振り返った彼女の髪が揺れる

「それじゃ早速始めようか?・・・ん?真山じゃないか。随分と久し振りだな」

伸ばしかけた掌をグッと握り締めると、俺は平静を装う

「お久し振りです。あ、仕事の邪魔はしたくないんで早々に退散しますね。また今度ゆっくり」

相変わらず人を見透かしたような笑顔。正直苦手だ
ただでさえ心の中に爆弾を抱え込んでいるようなこの状況。早々に退散するに限る
一瞬意味深なシルバーフレームの奥の眼差しにぶつかったが、それに気付かない振りをして
俺はその場を後にした。
8969 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/15(日) 00:20:53 ID:qiOLaQAl
真山×山田16(最後です)

「夢は夢だからな」

「現実じゃない」と知らず呟いていた。
いつか四葉のクローバーを探した河川敷をぼんやりと歩く。
随分と西のほうに傾いた太陽がまっすぐに続く小道を、鉄橋を茜色に染め上げる

「現実じゃない」

呪文のように繰り返す。
あれは夢だった。俺は誰も裏切ってはいない
ただ気になる。
今日顔を合わせた彼女と夢の中の彼女はまったく別人なのだろうか、と。
夢の中のあの激しい思いは何処から来たのだろうか、と。

つい先刻、彼らの元から立ち去るときに何気なく振り返った視線の先で
彼が彼女の髪に触れ、何か言葉を囁くと
ちょっと困ったように、けれど嬉しそうに見上げた彼女の横顔






「ツキリ」と心が痛んだのもまた現実で・・・。





終わり
9069 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/15(日) 00:40:45 ID:qiOLaQAl
お・・・・終りました・・・・・
無駄に長くてすみませんっ!
夢オチですみません!!!

一応、野宮×山田が一番好きなCPなので、
思わずこんなベタベタなフィルターを掛けてしまいました・・・
『頭がフットーしそうだ』のあたりでどうも壊れてしまったようです・・・orz
待っててくださった方!ありがとうございました!

次は野宮×山田に挑戦してみたいのですが
もっとすっきり短く纏められるよう修行してから出直します


55さんの続き、楽しみにまってます!
91名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:03:33 ID:jWnHYVdH
>69氏
GJ!!
92名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:26:42 ID:lYSXZ5DD
>>69
ごちそうさまでございました…。
93名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 14:03:17 ID:03LDm4ln
>>69
GJ!!凄く良かったです!!
野宮×山田楽しみにしてますんで、頑張ってください。
94名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 18:02:15 ID:t7DUaYQ4
森田あゆ…切にお待ちしております…(ノД`)・゚・
神よ!
95名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 20:52:59 ID:jp/S5WK/
>69
真山山田萌な自分も凄く楽しめました!
次回も頑張って下さい。
96名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 06:33:51 ID:MeZie2wP
>>69
GJ!ごちそうさまですた…
いいよ〜夢オチいいよ〜
97名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 10:42:07 ID:aROb2TEl
いやー夢オチで逆にほっとしましたよ!!
GJ!
98名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 16:59:54 ID:+7MxHbRQ
真山×山田いいなぁ
9969 ◆WFAPl.9OHM :2005/05/16(月) 18:10:21 ID:+exYQeSq
たくさんのGJありがとうございます!

調子こいて、野宮×山田 と 森田×山田 を書いてます
が、またまた長文になってしまったので、
もうちょい推敲して短くして、あとは空気を見て・・・というか折を見て
投下させていただきたいと思ってます。

しかし森田は難しいですね・・・・こうイメージ的に




「くわぁぁぁぁぁっ!じれったい!!そのお子様くさいぱんつをさっさと脱いでしまえ!!!」

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」






・・・・・・なんて発想が貧困なんだ・・・orz


そいや、森田とはぐってモノローグがない・・というか、
何を考えてるのか行動から読み取るしかないんですよね。原作って
100名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 22:49:00 ID:hdNPwngU
「くわぁぁぁぁぁっ!じれったい!!そのお子様くさいぱんつをさっさと脱いでしまえ!!!」

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ワロタw
101名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 02:57:51 ID:6BLJRHrq
age
102名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 15:05:40 ID:7U9Dv7nF
森田山田に一票!
103名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 15:41:22 ID:+cmiCnnb
森田あゆ、好きな人けっこういるんだな。自分だけかと思った
そんなわけで自分も森田山田にイピョー ノシ
104名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 16:20:17 ID:P31/d18W
自分も森田あゆ好きだー
そんなわけで森山田にイッピョー!
105名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 17:14:57 ID:dnbrM8t9
はぐ×山田



やっぱこれだろ
106名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 19:11:24 ID:n3+FCcBx
りかとリーダー・・・
107名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 21:13:28 ID:JGuhkVAc
獣姦…?ww
108名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 21:18:01 ID:n3+FCcBx
>>107
やはりマズイよね・・・w
109名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 22:29:48 ID:Mk/EKLg5
>>105
「はぐちゃん・・・こんなに濡れてるよ
そうだよね はぐちゃんだって年頃の女のコだもん」
「や・・・やめてあゆ・・・変になっちゃうよぉ・・・」





orz
110名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 00:56:55 ID:q9DeYp4O
あゆ×はぐ想像してしまった
パタパタ(*´Д`)シ .oO( )
111名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 01:18:01 ID:IxkVaAQX
森田×あゆ 
あゆが相手ならシリアスで大人でやさしい森田さんになるはず・・・
112名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 04:24:54 ID:irsTWG1m
山田×竹本で
113名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 19:35:56 ID:SpC7isfw
遅ればせながら、69さんGJ!!
夢オチでよかったような、そうでないような…。
乙女ゴコロは複雑ね☆
114名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 19:38:18 ID:RGzJoGBi
山田×美和子さん
115名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 22:12:07 ID:gfZQHddJ
エチーしている森田が想像が難しい・・・・

なんつか、
「フンッフンッフンッフンッ!」とか言いながら
4回/秒 くらいの間隔で激しく腰を使ってそう・・・

なんて、乙女の発想じゃないゾ☆

・・・・・・・・・orz
116名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 00:16:10 ID:PU5xXytH
森田あゆか…。
少し想像してみた。

自分的に美男美女カップルで絵的に凄く(・∀・)イイ!!!
二人の掛け合いや雰囲気も好きだし、森田あゆ見たい。神キボンヌ!
117名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 22:02:53 ID:fgNb3M2n
朱美さんと辰吉さんの初夜は・・・。
朱美さんのリードが凄いだろうね。
118名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 22:41:53 ID:20w7Hf84
散々ガイシュツだけど、あゆといる時の森田はいい。
花見の回は、修ちゃんに「あゆが野宮とどっか行った」って言おうとする
真山を止める止め方も、止める理由もかっこよかった。
翌日、あゆに説教する場面も良かった。

森田のエロは、やっぱあゆ相手しか思い浮かばないなあ。
>>111
>あゆが相手ならシリアスで大人でやさしい森田さんになるはず・・・
これがすべて。
森田×はぐ はちょっと…つーか、すごくいやん。
119名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 12:40:51 ID:m6E/KTcN
森田は山田には手ださないと思うけどな。
むしろ真山田よりも可能性がない気がする。
人気ないけど森田はぐキボン。
>>117 ワロタw
120名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 13:41:22 ID:oxCu0ZEi
俺もどっちかというと森田×山田かな。
はぐは竹本と幸せになって欲しい。

他のカプをイヤと言うのは、そのカプを好きな人にちと失礼じゃね?
荒れる元にもなるから嫌いなら華麗にスルー。これお約束。
121名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 16:55:54 ID:SCDw8IWt
個人的には、やっぱりはぐ×竹本がしっくり来る。
手をつないで「おかえりなさい」は妙にエロかった。
つーか、微エロ感じさせるの竹本多くね?
「竹本君泊まっていって!」とかも私的にエロく感じたり。
122 :2005/05/20(金) 18:16:37 ID:Kdp4i1ak
>>119
自分も森田はぐで。
身長差に萌えてるもんで
123名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 22:52:22 ID:qzVWZcwh
竹本ってチェリー…?
森田はなんだかんだと経験ありそうだが。
124名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 22:58:10 ID:yVjUOAiD
このスレ見てたら森田あゆ見てみたくなった…!!!
確かに絵になる二人だな。あゆを暖かく包み込む森田だったら萌え!
125名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 23:49:21 ID:oQrB28sh
鉄人にだけはちゃんと大人らしい森田萌え。
朝帰り説教には本気でときめいた。

つーか、あゆのあの溢れんばかりの妹オーラがたまらん。
非ロリどころか、モデル並みのスタイルの美女キャラなのに、
なんであんなに萌え妹オーラを出すのだ、あの子は。
126名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 01:09:04 ID:iwaIa/sZ
>>122漏れも身長差に萌えるな。
森田サンが暴走気味ではぐとHするやつ見てみたい。
こーゆーのうまく書けるネ申はいないのかな?
127名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 12:24:31 ID:BSSa5EtK
おくらばせながら>>69氏GJ!!
すげぇ神文章に終始(*´Д`)ハァハァしっぱなしでした!!

エロはもちろん文章が凄く繊細で綺麗…
心理描写もとても上手いですね

またの降臨お待ちしております!
128名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 12:31:57 ID:O6yTwIM9
age
129名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 19:23:14 ID:9aUEHIlS
EDのワルツのジャケットがすさまじく買いにくい件について
130名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 23:46:29 ID:qlY0uH/f
age
131:2005/05/26(木) 05:26:50 ID:ynUSMt+N
18禁じゃ無くて良いなら竹本君とはぐちゃんの話書きたいです(^∇^)

お呼びじゃ無いっすね
132名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 07:59:04 ID:2dpW3VRB
age
133名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 08:05:42 ID:XlFYOcOd
竹×はぐ期待age
待ってるヨー(゚∀(゚∀゚)∀゚)
134名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 04:55:37 ID:9nDPHSEA
age
135名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 16:14:43 ID:D79Pz8RA
ここまでエロが浮かびづらい作品も珍しいなぁ。


これで本編が鬱エンド迎えたらなんつーかもう立ち直れないかもしれん。
136名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 23:14:45 ID:iXv2qxCV
ホシュ
137名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 06:10:27 ID:mvLA6TxZ
修ちゃん×理花さん(旦那さん死亡後)とか、痛々しくかつエロくていい感じかな……

まあ、岡崎京子ばりのイタさになりそうだが。
138名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 17:05:54 ID:cparTd6o
>>137
修ちゃん×理花さん イイ!
痛々しい感じ大好きだから是非読みたい。
139名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 21:23:46 ID:bakdYfTw
さすがにそれは痛すぎるって……。
書くほうも読むほうも。
140名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 23:46:23 ID:TCdN1TZ9
修×理花
森田×あゆ

神降臨期待〜
141名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:35:05 ID:w2gFpB/7
同じく森あゆ期待!!
142竹本はぐ:2005/06/05(日) 02:42:58 ID:F4hpzG4n
「はぐちゃん、……入っちゃった」
どうしよう、どうしよう、
目の前のはぐちゃんは声をかけてもこっちを見てくれなくて、顔を横に向けたまま小さく震えている。
色の白い顔が赤く染まって、悔しそうに唇を噛んでいる。
ああ、可愛いなあ。
そう思うと、もうたまらくなって、俺はまたはぐちゃんを追いつめてしまう。
「……いたい」
掠れた声がした。
「痛い、竹本君、いたい……」
そうか、顔が赤いのは痛いのを堪えてるからだ。
そう気付いた俺は、だけどもうどうしようもなくて、
後にも引けない、先にも行けない状態。
「はぐちゃん、ごめんね」
覆い被さって近づいた耳元で囁くけど、はぐちゃんはこっちを見てくれなかった。

誰も居ない廃材だらけの埃っぽい部屋の床にはぐちゃんを押しつけて、
無理矢理服を剥いだのはつい10分くらい前。
その前までは、至って普通の放課後だった。
はぐちゃんの目には森田さんしか映っていなくと思うと、何故か頭がぐらぐらしてきて、
今までずっとずっと触れたくても出来なかった気持ちが爆発してしまった。
だからこんな事になったんだ。
俺は、こんな事してどうするつもりなんだろうか。
きっともう二度と笑顔が見れないだろう。
それどころか、口も聞いてもらえないかもしれない
だけどはぐちゃんを黙らせたくて、口を塞いだ。
抵抗は存分にされたけど、俺は途中で止めたりなんかしなかった。
どうしだろう。俺の事、別に好きじゃないって、
男として見ていないはぐちゃんに、どうしてこんな事しちゃうんだろう。
触れることが出来なくても、ただ見守るだけで充分だったはずなのに。
最後までしちゃうつもりなんか全くなかったんだよ?
この状況でそんな事言うのは、言い訳にしか聞こえないだろうけど。
143竹本はぐ:2005/06/05(日) 02:47:33 ID:F4hpzG4n
息を切らせて、胸をぴったりひっつけると、はぐちゃんの胸がどきどきしているのが伝わってきた。
俺もどきどきしてるけど、きっとはぐちゃんは俺の感じてるどきどきとは違う。
それがまた俺の頭の血液を上昇させて、下半身を刺激する。
「はぐちゃん……ごめんね、痛い?」
聞いても、返事はない。
ただ、口の端から苦しそうな息づかいが聞こえてくるだけで。
「ごめんね、俺、するの初めてなんだ」
そう言うと、はぐちゃんの口からまた悔しそうなうめき声が漏れた。
はぐちゃん、本当に、本当に俺の事を嫌いになってしまう。
今ままで築き上げてきたものが崩れ去って、本当に嫌われてしまう。
そう思うと、またどきどきしてきた。
恨みの籠もった目で見ててよ。
嫌いでもなんでも良いから、俺の事ずっと考えててよ。
「竹本君……」
ぎゅうっと閉じた瞼から、細い涙の筋が流れた。
痛い、痛い、と訴えてくる表情。
ごめんねはぐちゃん。そんな顔をされると、余計に好きになっちゃうよ。
もっとそんな顔、見たいと思ってしまう。
誰も居ない、静まりかえった部屋に俺とはぐちゃんの荒い息づかいだけが響いて、
すごく興奮した気持ちになる。
俺、君がすごく好きなんだよ。こんな気持ち、絶対分かってくれないって、分かってるけど。
はぐちゃんの頬を伝っている涙を舌ですくうと、塩辛い味がした。
そのまま唇を舐めて、顎を舐めて、その先どんどん下に移動する。
はぐちゃんは首を振って嫌がったけど、俺は止めない。
入れたままの下半身だって、そのままにしてやる。
はぐちゃんのそこは、狭くて、凄い締め付けてて、
全然気持ち良くなんかなかったけど、それでも良いんだ。
はぐちゃんが、俺のことだけ考えてくれるなら。
「ごめんね、はぐちゃん」

好きになっちゃって、ごめんね。
144名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 02:52:30 ID:tOEBjEOv
竹本×はぐキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
見てみてよかったww期待してますw
145名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 12:07:01 ID:W67Te1Gu
森田ファンだけど、竹本切ないなぁ・・・
じーんとした。
146名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 12:22:00 ID:W67Te1Gu
今思いついた。
野宮と結ばれたあゆが、野宮にやがて不満を感じて、森田の今までの優しさに気付き、
あゆにとってはただの変人だったのに大切な存在だと気付いて、
あゆ×森って展開面白そう(あゆ攻め、森田受けで・・・・)

最初は、あゆから抱きついちゃうんだけど、森田はなんだかんだで優しいので
あゆの行動に戸惑いつつ最後は慰めてくれる見たいな。
妄想ひどいよ自分・・・文章にできないので誰かお願いします
147名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 12:58:43 ID:cwy8Oy/p
泣きそうだよ・・・はぐぅ・・・竹本の気持ちわかってやれよぅ・・・(泣)
148名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 15:42:01 ID:RmX3lKTL
>142
GJ &乙!!
難関の竹本×はぐに挑むとは、すばらしい。
難を言えば、レイプチックなのがちょっと…はぐかわいそう。
幸せ満載プレイも見たいです。
149名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:03:53 ID:DMtaSYlP
>>146
それいいな。
リードしてるつもりだったけど、実は以外とスーパーテクニシャンな森田に
リードされてしまう山田萌え
150146:2005/06/06(月) 00:56:05 ID:wNr5b0QH
ねっ??いいですよね?
ホモややおいは興味ないのに、ノーマルなエロには私飛びつきます
森田は原作ではモテると書かれているので、過去にそれなりの経験があるはず。
真山と竹本が入学する前に彼女がいた可能性はなきにしもあらずですよ。
森田は何をやらせても天才なんですよきっと・・・(*´Д`)重症だ自分orz
森あゆ改め、あゆ森希望☆
15169 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/06(月) 18:44:27 ID:46sNtdy1
森田×あゆ 投下します。
長くなったから前置きは割愛。エロ中心で

またしても真山のことで泣いてしまった山田のために
森田の部屋で酒宴(?)を開いてるというシチュです。
15269 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/06(月) 18:46:45 ID:46sNtdy1
森田×山田 1

グイと引き寄せられたかと思うと、次の瞬間には森田さんの腕の中だった。

「な・・・・ちょっと!」

「はぁっ・・・・恋の香り」

「もうっ!ちょっと!!気持ち悪い!」

「お前柔らかいんだな・・・・超合金で出来てるっていう話は・・・」

「どーいう意味よっ!」

なんて意外と広い森田さんの腕に閉じ込められたままそんなやりとりを続けているうちに
なんとなく腕の中の温かさだとか、ちょっと早い心臓の音だとか、
耳元で聞こえる心地のいい低音だとか・・・・気が付くとそのまま身体を預けてしまっていた。
森田さんに男を感じるなんてそれこそナンセンスだ、と自分に言い聞かせながら・・・
「チガウ男に慰めてもらうのって、案外いいかもね」と見上げると
そうだろう?とニヤリと笑って見せた森田さん
次の瞬間重なる唇

「ん・・・・んっ!」

たっぷりと時間をかけ奪ったあとも森田さんは相変わらず不敵な表情で、我が物顔で私の顎に手を添え上を向かせる
右手で腰を引き寄せられると、さらに密着度が増した。
15369 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/06(月) 18:48:53 ID:46sNtdy1
「な・・・・・ななっ・・・・!!!!」

あまりの驚きに酸欠の金魚のように口をパクパクさせる私を余所に
両手でがっちりと私を捕らえたまま「おもしろい顔だな〜」と笑う
再び彼の前髪が額に触れたかと思うと唇に感じる冷たい感触・・・。
最初は軽く触れるように、次に角度を変えて包み込むように
下唇に軽く歯を立てられた感触に驚いて思わず口を開きかけると
すかさず差し込まれた舌の感触。

「・・・・・はっ・・・・・んんっ」

差し込まれた舌が私の口の中、我が物顔で動き回る。
歯列をなぞり、上顎を撫で逃げ場を失った私の舌は絡めとられる。
ピチャピチャと私の中から聞こえてくる音に耳を塞ぎたくなったけど
がっちりと抑え込めれぴったりと密着しているためにそれも叶わない。

「あ・・・・や・・・・やめっ」

息継ぎの合間に抗議の声を上げようとしても、焦ったように絶え間なく与えられる口付けに
うめくような声しか上げられないでいる。

「手はこう」

突っぱねるように二人の胸の間にあった私の腕を易々と取ると
彼の首に廻すよう促される。
抵抗すべきなのは分かっているはずなのに、なんだか頭が回らなくて
小さい子供のようにそれに従ってしまった。
15469 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/06(月) 18:51:11 ID:46sNtdy1
森田×山田 3

私は大人しく口付けを受け、送り込まれてくる唾液を受け止める
今まで知り得なかった刺激に背中が震えてくる。
一層激しく深い場所で蠢く舌の感触に腰から頭のてっぺんまで一気に電流が走った。
ビクリと震えた私の耳元で森田さんが囁く

「山田・・・・感じてるんだな」

「・・・・・・っ!違うっ!」

私の抗議をフフッっと含んだ笑顔でかわすと、
今度は背中に回されていた腕がわき腹のあたりを撫でた。

「・・・・・んっ」

「・・・・・わき腹は弱い?」

馬鹿みたいにコクコクを頷く私を余所に、そのままカットソーの下から手を差し込まれた手が
そのまま素肌の背中に回される。・・・・途端感じる開放感・・・・。

「・・・・・・・!!!森田さん!!!」

「ははは」

締め付けから開放された私の胸を森田さんの掌が覆った。
初めは大きさを確かめるように。次に私の反応を引き出そうかとするように
持ち上げるように動いたかと思うと、ざらついた親指の先でその先端を撫でる
すると面白いように私の腰は跳ねた。
15569 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/06(月) 19:53:43 ID:/S6S+JSw
森田×山田 4

ほら、山田」と促されるままに万歳をさせられると頭からカットソーを脱がされる
肩に引っ掛かったままのブラを奪われると私の上半身を隠すものはなにもなくなっていた。
けれど、ジーンズは履いたまま。

「なんだかロマンチックじゃない」

「じゃあ全部脱いでしまうか?」

「森田さんも脱いでくれる?」

汗ばむ身体に張り付いたジーンズはなかなか脱げ難くってもどかしい
苦戦している姿を笑いながら私も森田さんのシャツのボタンを外していく。
下着一枚になった私を森田さんが後ろから覆い被さるように抱きしめてくれる
意外に広い森田さんの腕の中。私は肌を隠すように身を縮めるとその裸の胸に背中を預けた。

「山田髪伸びたな」

「うん」

私の髪を掬い上げ口付けてるのが気配でわかる。
おかしいよね。髪の毛なのに感じてしまうなんて
露になった首筋に押し付けられる熱い感触。チュッと小さい音をたてながら
首筋に耳の後ろにいっぱいキスをくれる。
私は恥ずかしくて、でもうれしくてクスクスと笑ってしまう。
背中越しに森田さんも笑ってるのが伝わってくる。
15669 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/06(月) 20:17:17 ID:/S6S+JSw
森田×山田 5

「・・・・・・んっ」

耳たぶをチロリと舐められた私はそれを押し留めようと胸元を隠していた腕を解いてしまった
その隙を逃さぬよう後ろから森田さんの掌が私の胸を覆った

「やっ・・・・」

全体をやわやわと揉みしだいたかと思えば、その中心に指先でもって刺激を与えられる
どんどんとその存在を主張しはじめたソレはきっと森田さんからも見えてるはず。

「はぁっ・・・・ん」

先端をキュっと指で挟まれると全身に電流が流れるみたいだった
森田さんの吐く息が首筋にあたっていてとても熱い
そして私の中からも熱い塊が生まれてきそうで
思わず閉じていた膝をすり合わせていた。

「も・・・・森田さん・・・・・」

なんだか物足りないような、もどかしいような不思議な感覚
自分が何を求めているかは解からないまま、私は身体を傾け口付けをねだる。
そんな私に森田さんはやさしく笑いながら口付けをくれた。

「ん・・・っん・・・・」

自分から舌を絡め送られてくる唾液を飲み干す
森田さんの掌は相変わらず私の胸を刺激しながら、もう一方の掌は
太もものあたりを彷徨っている。
157名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 22:22:54 ID:9LTqEAC6
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
158名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 22:51:05 ID:VrlBsvIS
エロ森田キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
69様、早く続き読みたい(*´Д`)
けど無理しないで下さいね☆期待してます。
159名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 23:02:08 ID:Cw5bPzkl
なにコレ!ゲキモエ!
続き待ってますーー!!
160【森田×山田 6】69 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/07(火) 21:10:10 ID:sPJLOEoB
「ま・・・・待って!!」

背後から回された腕は閉じようとする私の両膝を強引に押し開き
無骨な掌は次第に中心へと近づいていた。
太ももから下着のラインへと這い回る骨ばった森田さんの無骨な手と
私の肌の色とのコントラストに余計にヘンな気持ちになってくる。
指先がすーっと腿の付け根のラインをなぞったかと思うとイチバン触れて欲しい場所に
そっとあてがわれた。

「ひゃっ」と悲鳴を上げた私の耳元で「待ってあげない」と森田さんが囁いた
恥ずかしくて振り向くことは出来ないけれど、きっとものすごくイジワルな顔をしてるんだろう。
たった一枚の布を隔てて、私の中心の溝にそって何度も何度も森田さんの指が行き来する。
胸の鼓動がソコにまで伝染したかのように、与えられる刺激に時々お腹の奥のほうがキュっとする。

「ん・・・・濡れてきたかな?」

相変わらずのんびりとした口調。
一方の私は未知の間隔に青くなったり赤くなったり忙しい顔をしているに違いない。
布越しの間隔でも私のソコが潤って森田さんの指の動きを助けているのがわかった。

「すっごい濡れてるね」

下着の隙間から差し入れられた指が直に私の中心を撫でた。
今度は布越しではなく直に溝にそって弄ぶように触れられて、
身体のずっと奥のほう。痺れるような感覚につま先まで力が入る。

「気持ち良いか?」

「・・・・・ん・・・わ・・・わかんないっ・・・・」
161【森田×山田 7】69 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/07(火) 21:41:05 ID:sPJLOEoB
ゆるゆると試すように嬲られて私はもう訳が解からなくなっていた。
思考を停止した私の耳に聞こえるのはピチャピチャと仔猫がミルクを舐めるような音ばかり
それは森田さんの手でもってもたらされている私自身の音に違いないのだけれど・・・。
既に下着は取り払われていて、隠すものがなくなった私の中心を森田さんの指が我が物顔で動き回る。
足元に転がる捩れたソレをどこか目の届かない場所にやってしまいたい、とも思ったけれど
森田さんの指はそれを許してはくれない。

「ひゃっ・・・・!!」

わざと水音を立てるように動いていたイジワルな指が一番敏感なトコロを捉えた。
ざらついた指先が隠れた蕾を揺り起こそうと刺激を与えてくる。
薄い皮膜の上から小刻みに振動を与えられると全身に震えが走った

「ああっ・・・・・・・・・ああ・・・・やだ・・・もうっ」

「こっちの方動いてるぞ」

入り口の部分をクルリと一撫でされると、下腹部に思わず力が入る。
親指で蕾を捕らえたまま、中指と薬指がトロトロになったそこをかき混ぜるように動き始める

「・・・・っ・・・・はぁ・・・・はあっ・・ん!」

「・・・・すごいな・・・こんなにグショグショだ」

「も・・・無理・・・・ねっ・・?も、やめて・・?」

「いやだ」
162【森田×山田 9】69 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/07(火) 22:05:44 ID:sPJLOEoB
痛みよりなにより真っ先に感じたのは驚きだけだった。
もっとも予想していたような痛みは全くなく、ただ言葉にできないような切ない疼きに
思わず腰が揺れてしまう。

「痛くないか?」

「・・・・・痛くはないけど・・・・ふっ・・・」

充分に与えられた潤いのお陰でなんの抵抗もなく指先は私の中を犯し続け
更に潤いを増してくるソコはもう一本指を受け入れてしまっていた。

「はっ・・・・んっ・・・・」

2本の指が私をあざ笑うかのように動き回り、時折内壁を押すようにクイッと曲げられる
その度に私の肩は震え、腰は跳ね上がり、森田さんは首すじや耳の後ろに口付けをくれた。

「も・・・・・もうっ・・・・」

「何?・・・・・もう限界?」

もう言葉にすることもできなくて、私はただコクコクと頭を縦に振るばかり
「じゃあ」と森田さんが私の一番奥に指を差し入れながら一番敏感なトコロを親指で弾いた
「イっちゃった?」

そして受け止めてくれたのはやっぱり森田さんで。

「・・・・・・そんなのわかんない」

だって今までこんな経験ないんだから。と膨れてみせると
森田さんはおかしくてたまらないってカンジで肩を震わせながら
後ろからギュッと抱きしめてくれた。



後日談〜


あの出来事から森田さんと私の関係が変ってしまったか?というと全然そんなコトはない。
相変わらず彼はマイペースで周囲を何かしら騒動に巻き込んで大騒ぎしている。
実はあの翌朝、アパートの入り口で仕事帰りの真山に会った
「森田さんの部屋でお酒を飲んでたら寝ちゃった」なんて咄嗟に吐いてしまった嘘に
「まさか何もおかしなコトはされなかっただろうな!」と凄まれてしまったけれど・・・。
不思議と真山の顔を見ても胸が痛まなかったんだ。

「初めて真山に嘘を吐いちゃったよ」と言う私に
「いい女には、隠し事の一つや二つ付きものさ」と森田さんが言うものだから
なんだか嬉しくなって、気付けば一緒に笑っていた。

16469 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/07(火) 22:31:28 ID:sPJLOEoB
>>157>>158>>159
応援ありがとうございますです。
これからも温かいお言葉を胸にエロ書きの道を追求していきたいと思います。


とりあえず・・・
お・・・・おわたです・・・・もうグダグダ・・・・
メモ帳に書いてコピペしてUPしてるんですけど
途中5行、10行すっ飛ばしてしまってることに今更気付きました・・・。
なんだか辻褄まであわない駄文で申し訳ない!!!!!
回線切ってLANケーブルで吊ってきます・・・・・・・・・・orz


165158:2005/06/07(火) 22:59:51 ID:UMx5dIdT
69さん、乙で〜す
エロ森田イイヨイイヨ〜☆読者の1人としてこれからも陰ながら応援させてください・・・
>あの出来事から森田さんと私の関係が変ってしまったか?というと全然そんなコトはない。
ここが森あゆらしい感じだなぁと思いました。次回も期待してます!
16669 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/07(火) 23:30:21 ID:sPJLOEoB
>>158さん
ありがとうございます。ちょっと元気になっただす。
たとえ森田とあゆがそんな関係になっても、案外ケロっとしてるんじゃないか?
と、前々から思っていたので文章にしてみたかったんです。
ついでに、「痛い」 修×リカ を置いていきます↓


「花本君・・・・・」

冷たい指先が俺の髪の毛をかき混ぜる。
華奢な肩、細い首筋にあばらの浮き出そうな痩せた身体
胸のささやかな膨らみが、まるでいたいけな少女を相手にしているようで
いたたまれない気持ちにさせられる。

「・・・・リカ」

目を離した隙に消えてしまいそうな彼女の存在
零れる吐息やその中の熱を確かめずにはいられない
彼女がちゃんと生きてるってことを。
そんな不毛な理由で彼女を奪わずにはいられない愚かな自分
そして拒否することの出来ない子供のような彼女
壊れてしまえば良い。そんな凶暴な気持ちで彼女を貫く

「・・・・泣いてるの?」

彼女の声に自分の頬が涙で濡れていることに気付く
硝子玉のような瞳を見つめながら
「もう一緒にはいられない」とはじめてそう思った。



おわり
167名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:53:57 ID:E9LYSX6j
「はぐ…好きにしていいんだよ…」
「…うん。修ちゃん…」


「…!ちょっはぐ?!だ、違う…!あっ…そんな事どこで覚ぇ…あぁっ!」
「修ちゃんがシてたのいつも見てた。だから良いトコも知ってる。」
「はぐ…!ダメだ!すぐに辞めなさい!あー!」
「修ちゃんが好きにしていいって言ったのに!」
「はぐーー!握ったらダメだー!!あぁぁぁぁぁっ!」
どぴゅっ

「ウフフ。修ちゃんいっぱい出たね。」


なぜか修ちゃんを責めるはぐでつた
168名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 23:41:28 ID:UrnyV0ER
>>69
超GJ!!!!!
165氏と全く同意見であります!変わらない二人の関係がイイv

修×リカ ゚+.(・∀・)゚+.゚キター!!
すっげぇ良かったです。森あゆ以上に萌えますた。
169名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 03:54:48 ID:wSgxBkct
>>167
ハゲワラ
ロリはあんま得意じゃないはずなのにこれは一切抵抗感じないなぁ
…とか思ったがよく考えるとはぐはロリではない罠
170名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 09:24:38 ID:u51fT6d9
69タン神杉

めちゃくちゃ萌えました!!森田たんのエロが見れるなんてもう幸せすぎて死ぬかと…
エロ森田最高!万歳!!あゆもかあいかった〜
終始(*´Д`)ハァハァしっぱなしでした

それにしても綺麗な文を書かれるのですね…尊敬します
また是非投下してください待ってます

>>167
ショート版もいいですね!修ちゃんがそれっぽくて笑いました

うお〜この調子でスレが盛り上がると嬉しいな(・∀・)
171名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 22:10:55 ID:zs5FKrMD
森田の声は低音!
森田の手はごつい!
森田は意地悪!

最高です…
172名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:34:10 ID:pAFkrIkl
森あゆ最高〜〜〜〜
173名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 02:04:46 ID:EEYYWqs9
やばいっす…。
森田×山田(・∀・)イイ!!!
今度は是非、最後までやったのもキボン。
174名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 20:34:10 ID:h8hUTdl+
大してエロくないんですけど、竹本×はぐショート投下します。
175竹本×はぐ1:2005/06/11(土) 20:39:38 ID:h8hUTdl+
「あ、竹本くんだ!」
 課題の仕上げに集中してすっかり遅くなった僕を呼び止めたのは、はぐちゃんの声だった。
「もう帰るの?途中まで一緒にいこ?」
 僕たちは並んで取り留めのない会話をしながら、校門に向かっていた。と、はぐちゃんが
鼻息も荒く腕をひっぱった。
「近道、しよ?秘密の抜け穴見つけちゃった」
「抜け穴って…。また、はぐちゃんしか通れない小人サイズの抜け穴だったりするんじゃないの。
前みたいに…」
 また途中で抜けなくなって大騒ぎになることを予想しつつも、はぐちゃんが秘密を僕に教えて
くれるのが嬉しかった。僕の手を引いて、はぐちゃんは校舎の裏に進んでいく。校舎裏はゴミ
捨て場や資材置き場になっていて、こんな遅くに通りかかる人はほとんどいない。
「…?」
 はぐちゃんが足を止めて、首を傾げてキョロキョロと辺りを見回す。
「どうしたの?場所忘れちゃった?」
「ねえ竹本くん、へんな声がしない?」
 確かに言われてみると、かすかに息をする音や、ピチャピチャという水音がする。
どうせ野良猫や野良犬が勝手に入り込んできて、腹でも空かせて涎を垂らしているのだろうと
思った僕だったけど、耳を澄ましてその声を聞いた途端、自分でも顔が赤くなるのが分かった。
「…ッ、ダメ…こんなトコじゃ…」
「大丈夫、人なんて来ないって」
「だって、今、人の声したよ…ッ?んんッ」
176竹本×はぐ2:2005/06/11(土) 20:40:15 ID:h8hUTdl+
 どどどど動物の声なんかじゃないーっ!
「竹本くん?こっちから聞こえてこない?なんだろね」
「ダメッ!そっち行っちゃダメーッ!」
 何も知らずに呑気に声の方に近づこうとするはぐちゃんを担いで、僕は走り出した。
 闇雲に走り続けて、校舎裏の一番奥までたどり着いた僕は、はぐちゃんを下ろして肩で
ゼイゼイと息をした。
「あはは、ずいぶん走ったね」
 はぐちゃんは無邪気に笑い、僕はなんて説明していいか分からずに顔を背けた。彼女を担いで
走った暑さと、思わぬシーンを目撃した熱さが交じって、体中が暑くて熱い。好きな子が横にいて、
あんなシーンを目撃した日にゃあ、いくら僕でも我慢というものが…。
「ね、何で走ったの?あの声、何だったの?」
 はぐちゃんが僕の顔を見上げる。
 触れたら壊してしまうと思った。彼女が彼女らしく生きるために、近くにいて守ってあげたいと
思っていた。
 だけど。
「あの声、教えてあげようか」
 我ながらぞっとするような低くて冷たい声だった。はぐちゃんがコクンと頷く。僕は、彼女の肩に
手を置いて、そっとキスをした。
「…?」
 はぐちゃんは何が起きたのかまったく分かっていないようだった。驚くでも拒絶するでも、もちろん
受け入れるわけでもなく、ただじっとしていた。しばらくして、はぐちゃんが呼吸をするために一瞬口を
開いた。その隙を見逃さず、僕はすばやく舌を差し込んだ。
「んんッ?」
 さすがに驚いたようだったが、僕はもう止められなかった。割り込ませた舌ではぐちゃんの歯茎の裏側を
嘗め、逃げ場を失った舌を絡ませ、唾液を流し込んだ。はぐちゃんは眉を寄せ、小さく声を漏らしながら僕の
服の裾をぎゅっと掴んでいる。
 唇を離すと、はぐちゃんは地面に倒れこみそうになり、寸でのところで抱きとめた。
「あの声、分かった?」
 彼女は半ば目の焦点を失いながらもコクンと頷いた。

おしまい
177174:2005/06/11(土) 20:47:24 ID:h8hUTdl+
この続きは…なかなか難しいかも。
はぐと竹本くんのエチーって、想像できない…。

69さんの森あゆ、続きキボン!森田さんが森田さんらしくてイイ!
ゼヒ最後まで書いてください〜!
178風と木の名無しさん:2005/06/12(日) 14:47:05 ID:KpoErUww
竹本はぐハァハァ
でも実際は触れるだけのお子様チッスが可愛いと思う
どーでもいいけど竹はぐなら座位とか似合いそうダ
179名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 14:50:13 ID:Ucwq3Ivj
>174
乙です!なんかどきがむねむねした。
180竹本はぐ:2005/06/13(月) 00:30:57 ID:rPg1YskS
作業室のドアが開く音がして、目を上げる。
誰か来たのかと思ったら、30センチほど開いたドアの隙間には人影も、何も見えない。
どうしたんだろう、と思った瞬間に、ドアの隙間からひょっこり黄色い花が顔を出した。
「だーれだ?」
甘えるように名前を呼んだ声で、それが誰だかわかる。姿を見せないで、一体どういうつもりなんだろう。
少しだけ笑って、名前を呼んだ。
「はぐちゃん、入ってきなよ」
ふふ、と笑った声と共にドアの向こうから「は〜い」と長く延ばした返事が返ってきた。

「どうしたの、これ」
「風邪引いてるって修ちゃんに聞いたから、おみまい」
「花本先生が?おおげさだなあ、ちょっと咳が出てただけなのに」
はい、どうぞ。と言って差し出されたのは、さっきドアの隙間から顔を出していた黄色いひまわりの花。
見舞いだと言うから、笑顔で受け取ろうとしたらすぐにそれは引っ込められた。
「あ、やっぱりダメ」
「どうして?」
「これ、さっきそこの畑で取ってきたやつだから、虫とかついてる。絶対」
まるで虫がついているのが悪いことのように言うけど、
悪いのはそのへんの畑から黙って花を取ってきたはぐちゃんだと思う。
無茶苦茶な言い分に苦笑したのを見て、はぐちゃんは少しだけ不思議そうにこちらを見た。
ああ、自分は何も悪い事なんかしてないって顔だ。だから、笑うのを止めた。
使ってないコップを指して「ここに入れておいて」と言うと、はぐちゃんはにこりとしてひまわりをそこにさしてくれる。

「えへへ、元気そうでよかった」
そう言って、俺の隣の椅子に座りながら満足そうに微笑んだ。
「あの花、折角だから見てもらいたかったの」
ちらりとひまわりを横目で見ながら言う。
ありがとう、と言うとはぐちゃんは照れたように笑って、顔をうつむかせた。
「竹本くん」
「なに?どうかした?」
顔をかしげて様子を伺うと、はぐちゃんが急に顔をあげた。
「そっちに座ってもいい?」
181竹本はぐ:2005/06/13(月) 00:33:59 ID:rPg1YskS
椅子から立ち上がって、はぐちゃんは向かい合う格好で俺の膝に乗っかった。
子供をあやすように俺の頭を撫でてくれる。
「昨日、竹本くんの夢をみたよ」
「俺はどんなことしてた?」
「起きたら忘れたの。でも竹本くんがでていた事は覚えてた」
「そっか」
楽しそうに話すはぐちゃんを見ていると自然に口元が緩んでしまうう
首元に手を伸ばして髪の毛をゆっくりと梳く。ふわりとした感触が気持ち良い。
顔を少し傾けてはぐちゃんの顔に近づける。
くすぐったさにため息を吐く仕草があんまり可愛いんで、俺はその唇にキスをした。
「竹本くんのくち、甘い味がする」
「昼に山田さんに貰ったロールケーキ食べたからかな」
お互いの鼻の先が触れそうになるくらいの距離での会話は、生暖かい息が顔にかかる。
どきどきして、俺の下半身が反応しているのがばれた。
照れくさいようにはは、と笑うとはぐちゃんは黙って目を伏せる。
俺ははぐちゃんのくちにもう一回キスをして、その体を抱きしめた。

唇を押しつけて、そっと合図を送れば、はぐちゃんも口を開いて俺の舌を受け入れる。
俺もはぐちゃんもキスに慣れていなくて、初めは歯が当たったり上手くいかなかった。
息の仕方もよく分からなくて、二人で戸惑ったりもしたなあ…。
キスが終わると、俺ははぐちゃんを膝に乗せたまま、ワンピースのボタンを外す。
「手、上げて?」
そう言うとはぐちゃんはバンザイするみたいに両手を上げるので服を脱がしてあげる。
それが妙に子供っぽくておかしい。これからする行為が悪いことのような気分になる。
キャミソールの中に来ている下着をめくって、胸に触った。
「胸がなくてごめんね」
毎回はぐちゃんはそんなような事を言って、ちょっと困ったような顔をして見せる。
俺が横に首を振ると頬を赤くして笑う。
たったそれだけなのに、下半身はいよいよ我慢ができなくなって俺はそこを硬くするんだ。
そんなものを押しつけられたはぐちゃんはどんな顔をするんだろう。
恥ずかしくて確認なんて出来ないから、誤魔化ようにはぐちゃんの胸を強めに揉む。
182名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 00:36:45 ID:rPg1YskS
>>178さん、座位竹はぐに挑戦してみました。
ここからもうちょいエチーにもっていこうかなと思います。
183名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 01:14:30 ID:3KGPkC+k
座位キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
竹はぐはロリ卑猥なところがイイ!
続き楽しみに待ってまつ!
184名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 21:59:58 ID:K9ZHXlFS
野宮とあゆで書いてみようかなぁと思ってるんですが、三人称で書く場合、
地の文は「山田」と「あゆ」はどっちがいいかな…。
山田だとなんか男みたいだし、あゆだとはぐくらいしか呼ばないし。
なんか、どっちも地の分で使うには違和感があって(私だけ?)
185名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 22:22:07 ID:ZBmZ7bTP
確か野宮は山田さんって呼んでなかったっけ?

最中の2人
「山田さん・・・」
「あゆみって呼んで」
186名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 22:45:08 ID:ezY+LJD+
>>184さん
野宮×あゆ お待ちしてます。
187名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 23:00:27 ID:1Ns1oFcv
>184
確かに悩むね。あゆみ じゃ、なんか違和感あるよね。

>185
二人称じゃなくて三人称ね。
二人称はそれで合ってる。
188名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 01:56:01 ID:8+DNmfYA
>>184
野宮タン(*´Д`)ハァハァ
是非!!待っとります…

三人称の件ですが「彼女」とかどうでそ

「彼女は〜した」とか「彼は」等、私はよく使います
押しつけではないのであくまで参考程度に…
189名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 21:15:28 ID:FedBobfM
>>185
はっ!!妄想のあまり勘違いしていました。ご指摘ありがとうございます
ちゃんと三人称って書いてあるのに・・・お恥ずかしい

確かに三人称難しいけど、>>188さんの「彼女」に一票かな
190189:2005/06/15(水) 21:16:28 ID:FedBobfM
自分にレスしちゃった
>>185じゃなくて>>187さんへです
191184:2005/06/15(水) 22:22:44 ID:lMX16JXi
みなさん、ご意見ありがとうございます。
野宮視点の三人称なら「山田さん」や「彼女」がいいですよね。
山田視点の三人称なら…やっぱ「あゆ」?「あゆみ」は確かに違和感が。
一人称のエロ小説って苦手なんですが、やっぱり一人称で「私」が
自然なのかなと思ってもみたり。もちょっと考えてみます。
192名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:57:12 ID:9FBFZ8YQ
>>191
ここではあまりイナソだけど野宮鉄人スキーなのでガンガッテね
期待してる
193名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 13:43:46 ID:xtgOtsSe
>>192
いや、私も好きだ。
19469 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/17(金) 20:25:47 ID:EKeBsXlu
>>192
いや、あえて野宮鉄人を推します。
大好きだ!!!

>>184
がんがってください!
楽しみにしてます〜!!



私は野宮視点の野宮鉄人をがんばってみようかと・・・
野宮の一人称は「オレ」で正解でしたっけ?
195【鉄人×森田 1】69 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/17(金) 21:07:53 ID:EKeBsXlu
素敵なモノを生み出す森田さんの手。ずっとずっと特別だと思っていた
・・・・だけど今、私を翻弄しているのはその大きな手で・・・。

「・・・・っ・・・・はぁ・・・・はあっ・・ん!」

「・・・・すごいな・・・こんなにグショグショだ」

「も・・・無理・・・・ねっ・・?も、やめて・・?」

「いやだ」

思わず逃れようと身体は動きかけていたけれど、それを許さなかったのは
奥のほうまで一気に差し入れられた森田さんの指先だった

「ああっ・・・・!!!」

「だめだ。逃がさんぞ」

私のなかで節くれだった指先がグッと曲げられる。それと同時に敏感な突起を親指で弾かれ

____あぁ・・・落ちちゃう・・・・

一気に高いトコロから突き落とされるような感覚
白くチカチカと光る粒子に包まれて、落ちていくのは地面ではなく森田さんの腕の中

くったりと汗ばんだ背中に身を預けて呼吸を整えていると
「よかったか?」と耳元で囁く声
「知らないわよっ!」と強がりを言う私
背中ごしにクスクスを森田さんが笑っているのがわかる
なんだか負けたみたいで面白くない。
196【鉄人×森田 2】69 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/17(金) 21:15:14 ID:EKeBsXlu
「あっ・・・・オイ!!山田!!!」

涼しそうな顔をして。私知ってるのよ?さっきから私の腰に『当たってる』ソレ

「マズイって!!」
「・・・・・何がマズイの?」

上目遣いで表情を覗いながらジーンズの上から指先でそのカタチを辿る。
どんどんと窮屈そうになっていくソコに比例して、森田さんの瞳が熱を持ったように揺れた。
私はといえば、勿論こんなことをするのは初めてだし、照れがないと言ったら嘘になるけれど
知識もなんにも無いのに、自然に振舞える自分に驚いたりしていた。

「・・・・・・嫌なら止めさせればいいのよ」

ファスナーを下ろしジーンズと下着を一度に引っ張る

「・・・・・・すご・・・・」
「あんま見るな」

堪りかねたように勢い良く飛び出してきた彼のソレはお腹に付きそうな程に固く自身を滾らせていて・・・・・
そっと触れるとおもしろいくらいに彼の肩が跳ね上がった

「山田・・・・・・」

ゆっくりと指を絡めてみる。薄い皮膚の下は熱い鉄の塊があるみたいで
私は好奇心の命ずるままに括れの部分を撫でてみたり、掌全体を使って擦ってみたりした。

「・・・・・・っ」

肩に添えられた彼の手にグッと力が込められる

_____覚悟してね?今度は私が・・・
19769 ◆WFAPl.9OHM :2005/06/17(金) 21:21:05 ID:EKeBsXlu
>>173>>174
続きっぽいショートを書いてみますた。
この後は当然djfgbdふじこdjgf!!!!
な展開で・・・

自分乙女心は皆無なので
>>184タソのあゆ視点楽しみにしとります〜
198名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 02:27:30 ID:jVGx2zlX
>>69
また御降臨されたんですね☆期待しています!!
199名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 02:30:27 ID:jVGx2zlX
あ、アンカーつけたけど微妙になっちゃったw
>>198=69さんへです
200名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 02:31:26 ID:jVGx2zlX
連続すいません。今度こそ!!
>>197=69さんへのレスです
201名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:30:55 ID:JsdfvVsk
>>197
森・田!森・田!69タン最・高!!
鉄・人!鉄・人!69タン女神様!!

ものっそハァハァしました69様ごちそう様でした!
余裕のない森田最高ですな(*´Д`)
202名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 21:18:02 ID:s5bqrCzT
あゆ攻めキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
69タソのお話は、台詞の言い方が本編のキャラに沿ってるので萌えます!
203名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 21:30:00 ID:hGjtYapW
ホシュ
204名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 02:45:27 ID:gsVBoWUa
>>15
GJ!!
修ちゃん乱入 ワロタ

原作途中まで森田は山田が好きなんだろーかと思ってたから
森田×山田
いいっす。森田は女慣れしてそうだ
でも山田は野宮と幸せになってほしいなー
205名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 15:53:41 ID:jSGueDWt
真っ昼間に保守
206名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 01:45:13 ID:0WcDPUYh
女よりも…

竹本が女の子を連れてきた。森田に用があるらしい。
なかなかかわいい子だ。
竹本は用があるとのことですぐ帰った。

「森田先輩、付き合ってくださいっ」
「あー、俺忙しくて女の子と付き合ってる暇ないんだ」
森田がそう言うと彼女は
「わかりました。ありがとうございます」
と言ってぺこりと頭を下げた。
「あ、そうだ」
森田は去ろうとする彼女を呼び止めた。
「俺のこと好きなら今夜エッチしない?」
「えっ?」
突然のことに彼女は明らかに戸惑っていた。
「私で…いいんですか…?」
彼女は少し照れている。

「うん。1万円で。」
207名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 01:45:52 ID:0WcDPUYh
「えっ」
彼女は更に戸惑った。
バイトをしているとはいえ学生にとって1万円は決して安くはない。
でも1万円で1度とはいえ大好きな森田先輩が抱いてくれるのなら・・・。
「わ、わかりました。払います。」
「君は一人暮らし?」
「はい」
「じゃあオプションであと5千円払ってくれたら朝まで一緒にいてあげる」
「ハイ」
「腕枕もしてあげるよ。3千円で。どうする?」
「そ、それも、おねがいします」

そして彼女はATMへと走っていき、森田の懐は潤うのだった。

おわり
208206:2005/06/26(日) 01:47:38 ID:0WcDPUYh
エロになってねえ。
209名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 03:58:58 ID:UMxVlvig
こんとんじょのいこ!と声に出して言ってみなさい
210名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 10:08:10 ID:BQOX4JX2
      _ ,,, . .,,, _
    ,.、;',,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,.`丶.
    /,;;;;;;;;;;;;;:、- ‐ ' ''= 、;;,.ヽ
.   ,',;;;;;;;;;;;i'"         ヽ;,.'、
  {,;;;;;;;;;;;;{  _,,;;;;,、    ,,;,、;,.',
  _l,;;;;;;;;;厂 〃 .__、` ,r' ゙゙`'};;,.j
. { トヽ;;;;;!   '´ ̄ ` { '=ッ{;<      !   .  , ,      .
. ヽ.ゞさ;;}      ,.r'_ ,..)、  !;,.!  ヽ、_,人_,ノ、_,从,人.ィj、ノv1
  ヽニY    ,.r' _`;^´!  ,';/    )
    ヾ:、    ヾ= 三;〉 /'′ ‐=、´ こんとんじょのいこ!
    ノ,;:::\   ` ー" , '      )
 ,.、-',;;;{ ヾ:ヽ、 __ ,∠、      , '⌒r‐v'ヽィ'⌒Yソ、ト、!yヘ!
',,;;;{ {;;;;;;ヽ     }::〈;;;;;;;;l iヽ、      ´ i   '   ´  `
,;;;;;ヽ、ヽ;;;;\  ,r'::::ノ;;;;;;j j;;;;,.`ヽ、
211名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 13:36:33 ID:bFnIcqcB
>>206
金で解決する森田ワロスww GJ!!
212名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 13:38:59 ID:C6zANlDB
>>206
ワロタ、GJ。
腕枕3,000円が高いのか安いのか、判断に迷う。
213206@言い訳:2005/06/26(日) 16:11:57 ID:HlfMDEr0
本当はエッチ2万にしたかったんだが学生に2万はキツイよなー。
原作で竹本に「千円で髪を切ってあげる」と言ってたシーンが
あったので1万円が妥当かと。
見つめあったらいくらとか、もっと細かい料金設定を考えてたんだが
めんどうくさくなってしまった。オプションは適当。
214184:2005/06/26(日) 21:34:03 ID:xZWLd1f/
大変遅くなりました。
野宮×山田です。
215野宮・山田1:2005/06/26(日) 21:34:40 ID:xZWLd1f/
 駐車場を歩いていると、エントランスから美和子さんと山崎さんが走ってくるのが見えた。
二人とも、私に気づいて一瞬立ち止まり、困ったような顔を浮かべる。今日は美和子さんと
三時に約束をしていたのだ。
「山田さん、ごめんね。急なトラブル発生でフォローに行かなくちゃいけないの。せっかく
新作持ってきてくれたのに、悪いわね」
「いいですよ、事務所のどなたかに渡しておきますから」
「野宮がいるから、彼に渡してくれる?話もしてあるから」
 ドキン…。心臓が跳ねる音がした。普段の美和子さんならそんな私の表情をすばやく読み
取ってからかうのだけれど、今日はそんな余裕もないようで時計と私を見比べ、しきりに謝り
ながらもヒールも音も高らかに、車に乗り込んでいってしまった。
 エレベータに乗ると、ますます心臓の音が大きくなって、気が滅入る。野宮さんに会うのが
イヤなのだ。イヤというのは語弊があるかもしれないけれど、とにかく、野宮さんは会うたび
に私をからかったり、考えていることを見透かしたり、心を抉ったりするのだ。
自分でも見ないようにして隠していた秘密の場所までこじ開ける勢いで。
「こんにちは、山田です。頼まれていた花器をお持ちしました」
「ああ山田さん、美和子さんから聞いてるよ、ごくろうさん」
 私がドアを開けるのを待ち構えていたように野宮さんは立っていて、ごく自然な動作で私の
持っていた花器の入った箱を持ってくれた。
「下で美和子さんと山崎に会った?さっき業者から届いた見積もりが全然違っててさ、もう
パニックになっちゃって」
 見ると、応接スペースには食べかけのケーキと、まだ飲んでもいない湯気の立ち上る紅茶が
置いてあって、二人の慌しさが目に浮んだ。
216野宮・山田2:2005/06/26(日) 21:35:16 ID:xZWLd1f/
「大変なんですね。野宮さんは行かなくていいんですか?」
「ああ、オレは今回別のプロジェクトだからね。なに山田さん、オレもいない方がよかった?」
「そ、そういうことじゃなくて…」
「なら、お茶飲んでいかない?ケーキもたくさん余ってるし」
「でも…」
 断る口実を探してみたけど、野宮さんに背中を押されてそのまま椅子に座ってしまった。
 野宮さんは不思議な人だ。強引なのに、押し付けがましくない。私より年齢も上で人生
経験も豊富な大人なのに、笑うと子供みたいにくしゃくしゃになる。それを見ると、仕方
ないな、って負けてしまう。
 部屋に紅茶のいい香りが漂う。向き合って何を話すでもなく、二人で黙々とケーキを食べる。
何を話していいのか分からない。野宮さんの方から話を振ってくれてもいいのに。最近どう?
とか。大人のクセにこうして私をおもちゃにして遊ぶんだ。
「あの、リーダーは?」
 沈黙に耐えかねて、ついに私のほうから口を開いてしまった。野宮さんは勝ったとでも
言いたげに満足そうに笑う。
「リーダーね、今入院中なんだ。昨日割れたガラスの上を歩いちゃってね、ザックリと」
「えっ!大丈夫なんですか?」
「今日一日病院で安静にしてるよ。明日迎えに行かなくちゃな」
 リーダーまでいないとなると、ますます話の接ぎ穂が見当たらない。どうしよう。残る
なんて言わなきゃよかった。相変わらず野宮さんはニヤニヤ笑ってこっちをみている。
 と、その時だった。
「ちーす。美和子さんいますか?」
217野宮・山田3:2005/06/26(日) 21:35:53 ID:xZWLd1f/
 沈黙を破るように真山の声がした。ここを辞めてずいぶんたつのに、まるで自分の会社に
戻ってきたかのような気楽さで真山はやってきた。私と野宮さんを見て、一瞬ギョッとする。
「山田…きてたのか」
「ああ、前から頼んでいたヤツを届けてくれたんだ。美和子さんならさっき出て行ったぞ」
 真山の闖入で、ようやく静まり返っていた事務所に活気が訪れた。二人が仕事の話を
始めたのを幸い、私は荷物を持って立ち上がった。
「じゃあ、私帰ります。ご馳走さまでした」
「え?まだいいじゃん。ケーキも全然食べてないじゃん」
 横で真山が困ったような顔をしている。私以上に気まずいんだろう。帰ってくれ、という
視線を送っているのが分かる。
 私は荷物を置いて座った。何よ。真山一人困ったような顔しちゃって。アンタは困る
だろうけど、私は…会えて嬉しいんだから。
「じゃ、真山の分のちゃーも入れてやるか」
 野宮さんが席を立って給湯室に向かうと、真山は私の耳に顔を寄せてきた。
「なんで帰らないんだよ!また野宮さんに振り回されてもしらないぞ」
「…!」
 顔が。声が。息が。真山の顔が近い。お腹に響く声が、タバコとコーヒーの香りの混じった
息が、私の目の前に降り注ぐ。
「なによ…真山のバカッ!」
 私は逃げるように立ち上がり、給湯室に走った。
218野宮・山田4:2005/06/26(日) 21:36:24 ID:xZWLd1f/
 真山のバカッ。私のこと好きでもないくせに、心配なんてしないでよ。優しくされると
諦められなくなるじゃない。
 イヤだ。なんで私はこんなに醜いんだろう。
「野宮さん、お茶は私が入れるから戻って下さい」
 私は給湯室でお湯を沸かしている野宮さんから、強引にカップを奪い取った。
「なに、どしたの山田さん」
 無言でカップを水で洗い、悲鳴を上げ始めたヤカンを止め、ポットに移し変える。
野宮さんは戻らずに、狭い給湯室の出入り口に寄りかかって、私の事を見てる。ああ、
またきっと全部見透かされてしまうのだろう。でも、もう隠すのも疲れてしまった。
「…山田さんてさぁ、ホント諦め悪いよね」
 言わないで。
「まだ希望を捨ててないの?」
 お願いだから、私の心を抉らないで。
「でもさあ、真山はリカさんのこと諦めないよ。山田さんが真山のこと諦めないのと一緒」
 堪えきれずにしゃがみこんだ。
分かってる。真山がどれだけリカさんを想っているか。真山が困ってること知っていて、
気持ちが向かないことも知っていて、それでも諦められなくて遠くから見ている私。
 醜くて情けない私。
 分かっているの。なのに、どうしても止められないの。
「山田さん…」
 野宮さんが労わるかのように私の肩に手を置いた。いけないとは分かっていて、私は
その手にすがってしまった。
219野宮・山田5:2005/06/26(日) 21:36:51 ID:xZWLd1f/
「ごめんなさい、今だけ、お願い…」
「…うん」
 私は野宮さんにしがみつき、音を立てずに泣いた。野宮さんはまるで子供をあやすように
背中をさすってくれた。どれだけそうしていただろうか、時間にすれば一分もなかったかも
知れない。私はゆっくりと顔を上げた。野宮さんがぷっと笑う。
「…涙と鼻水でグシャグシャ」
「分かってますっ。こんなひどい顔、誰にも見せられない」
「オレには見せてくれたじゃん。真山じゃなくて、オレに」
 ゆっくりと野宮さんの顔が近づき、頬に唇が軽く触れた。頬から鼻のてっぺん、こめかみ
とキスをされ、まぶたに吐息がかかったとき、おっかなびっくり目を閉じた。熱を感じたのは
目ではなくて唇だった。
 初めてのキスは、紅茶とタバコの香りが混じったキスだった。男の人と手を繋いだことすら
ない私は、ひたすら唇をかみ締めたまま野宮さんの腕を掴む。目だって、閉じてると言えば
聞こえはいいけれど、注射される寸前に目をギュッとつぶる子供と同じだった。
 野宮さんは少し唇をずらしたりしながら、私の背を撫ぜたり指に髪を絡ませたりしている。
多分ガキだなぁ、と思っているんだろうな。
 やがて、野宮さんの方から唇を離した。
「キスは初めて?」
「きっ、聞かないで下さい」
「もし初めてだったら、最初からイロイロハードにしたら驚くかなって」
「こ、子供扱いしないで下さい」
「じゃあ、いいの?」
220野宮・山田6:2005/06/26(日) 21:37:24 ID:xZWLd1f/
 野宮さんの顔が変わった。今までの優しそうな顔から、一転して真面目な表情になる。
よけいなこと言っちゃったと思っても、今更後には引けない。私は頷いた。
 私が頷いたのをみて、野宮さんはメガネを外して流し台の上に置いた。メガネのない野宮
さんは別人みたいに大人っぽくて、思わず息を呑んでしまった。
「なに?惚れた?メガネない方がいい?」
「別に、その…」
 もう顔も見れなくて俯く。けれど野宮さんは強引に顎を持ち上げて唇を重ねてきた。
「…っ?」
 さっきまでの優しいキスとは全然違い、全てを吸い尽くすかのような激しいキスだった。
振りほどこうにも、ものすごい力で抱きしめられて身動きが取れない。容赦なく野宮さんは
私の唇を吸い、必死で閉じている歯列から、強引に舌を差し入れてきた。
 舌の先が触れる。ビクンと、体中に電撃が走る。
「んんッ」
 眉を寄せて首を振ったけど、野宮さんは容赦しない。それどころか、舌を絡ませ、唾液を
送り込んでくる。目を閉じているはずなのに、目の前にチカチカと星が見えた。
「逃げないで山田さんも舌、出してよ」
 野宮さんの言葉に、私ボンヤリと頷いて舌を伸ばした。蛇のように絡み合い、恥ずかしい
音を立てる。
「ア…ッ、ハァッ、ハァ…」
 お腹の底から搾り出すような吐息が耳朶を打つ。自分の吐息なのに、耳障りなほど大きい。
クラクラと眩暈がして、野宮さんの腕を掴む手も緩んでしまう。
 激しいキスで呼吸すらままならず、飲み込めない唾液がポタポタと床に零れ落ちる。
221野宮・山田7:2005/06/26(日) 21:37:52 ID:xZWLd1f/
 ようやく野宮さんが唇を離してくれた。私はまるで呆けたように目と口を半開きにして、
そのまま壁にもたれかかるようにして床にお尻を落とした。
「あ…お茶…真山が、待って…」
 呆けた頭で何とか思い出し、壁に手をついて立ち上がろうとした私を、野宮さんが止める。
「そんな顔で真山の前に出るの?いかにもヤッてましたって顔してるよ?顔は赤いし、目も
口元もトロンとしてる。何より、オレの匂いが付いてる」
「ヤッてたワケじゃ…んんっ」
 強引に私を壁に押し付けて、野宮さんは首筋に唇を這わせてきた。それだけで体中から
力が抜けてしまう。立ち上がろうとした私は、結局また床に座り込んでしまった。
抵抗しないと分かったのか、野宮さんの手が体中をまさぐり始めた。掌から肩、そして
ゆっくりと胸へと…。
「あ…」
 野宮さんの手が、私の胸をまさぐる。まるで初めから決まっていたかのように野宮さんの
掌は、私の胸にあっていた。確かめるように掌で包み込み、そして次第に上下左右に揉んでくる。
今まで全く経験のなかった感触に、私は耐え切れず声を上げた。
「だめぇ…そんな、ア…ンンッ」
「可愛い声で泣くんだね。でもいいの?真山に聞こえるよ」
 そうだ。扉一枚向こうには、真山がいる。冷水を浴びせられたかのように、目が覚める。
野宮さんを押しのけようとするけど、力が強くて押し返せない。
「野宮さん、ダメ、やめて下さい」
「ダーメ。今更ハイやめと言われてやめられるわけないよ」
222野宮・山田8:2005/06/26(日) 21:38:22 ID:xZWLd1f/
 気のせいか、野宮さんの顔がほんのりと上気して、息もいくらか荒くなっている。首筋に
唇を這わせながら、野宮さんの手が、器用にブラウスのボタンを外していく。くすぐったくて
ヘンな感じがして、押しのけようとしたのに、いつの間にか野宮さんの頭を抱きしめていた。
 私…おかしくなったのかもしれない。扉一枚向こうに大好きな真山がいるのに、こんな
ところで野宮さんとこんなことしてるなんて…。
 ブラウスのボタンを外し、ブラをたくし上げる。誰にも見せたことのない胸が零れ落ちる。
「や…恥ずかしい」
「隠さないで。綺麗だよ」
「あ…ん!」
 野宮さんが唇を這わせてきた。外気に触れてぞくりと鳥肌が立つ。膨らみの部分を手で
捏ねながら、徐々に唇を中央の突起に向けて這わせてくる。じらすように、徐々に。
「ああ…っ」
 ようやく乳首が野宮さんの唇に収まったとき、私は歓喜の声を上げて野宮さんを掻き
抱いていた。どうしよう。気持ちイイ。止まらない。私どうしちゃったの?
「乳首、感じるんだ?」
「ン…ッ、んふぅ…」
 声を漏らさぬように唇をかみ締めていても、鼻にかかった吐息は漏れてしまう。
「これでも咥えてて。噛んでもいいから」
 そう言って野宮さんが私の口の中に突っ込んだものは、彼の親指だった。
「あう…」
 舌先に野宮さんの匂いを感じる。野宮さんの指を丁寧に嘗めしゃぶり、頬をすぼませて
吸い尽くす。こんなこと経験もないし知らなかったのに。なのに野宮さんが顔を切なげに
歪めるのを見て、これが正しいんだって分かる。
223野宮・山田9:2005/06/26(日) 21:38:52 ID:xZWLd1f/
 野宮さんは片手で胸をまさぐり、唇で乳首を愛撫する。その感触はまるで羽毛に撫ぜられて
いるかのようにとろけそうで、何も考えられずに身を委ねてしまう。
「ん、んんぅ…ッ」
 指が喉の奥まで突っ込まれ、激しく前後に出し入れされる。なんだか、野宮さんのアレを
想像させる。口ですることもあるって、誰かから聞いたことある。前の私なら汚いと思った
だろうけど、今ならきっと躊躇いなく口に運べると思う。
 私は視線を野宮さんの下腹部に向けた。よく分からないけど、その部分が少し膨らんで
いるような気がする。視線に気づいて、野宮さんが首筋に回されていた私の手を取り、
ゆっくりと下腹部にあてがった。布地越しに、ソレは痛々しいほど存在を主張している。
「興味ある?」
 返事をする代わりに、私は野宮さんにキスをした。自ら舌を絡ませていることに驚く。
 野宮さんの手が、私の下腹部に手を伸ばそうとする。
 と、その時だった。
「山田?お茶入れるのにいつまでかかってるんだよ。野宮さんも、あんまり山田をからかわ
ないでくださいよ」
 真山の声が近づいている。私たちは弾かれるように体を離した。
「ヤベッ、つい止まらなくて暴走しちまった」
「ど、ど、どうしよう」
 手が震えてブラウスのボタンがしまらないし、立ち上がろうにも腰が抜けて立てない。
 ドアの曇りガラスに真山の影が見える。私は野宮さんの手を強く握った。かちりとノブが
回される音が驚くくらい大きい。野宮さんが私を庇うようにして立ち上がる。もうだめだ、
目をつぶったそのとき。
224野宮・山田10:2005/06/26(日) 21:39:18 ID:xZWLd1f/
 RRR…RRR…
 事務所に電話が鳴り響いた。真山の足音が遠ざかり、受話器をとる音がする。
「はいこちら藤原デザイ…、あ、美和子さん。はい、真山です。今野宮さんは席外して…。
え?デスクの上にある紙?FAXすればいいんですね。ちょっと待ってくださいね」
 私たちは強く手を握り合ったまま、見詰め合う。
「…ギリギリセーフ?」
「…ですね」
 そして小さく噴出した。
「おっと笑ってる場合じゃない。山田さん、今日はもう帰りな。今真山と会ったら、
オレ真山に殺されるわ」
「え?」
 野宮さんは私を強引にエレベータ前までひっぱって行く。確かに今、真山と会ったら私は
冷静じゃいられない。でも…。
「今の、どういう意味ですか?」
 エレベータに乗り込む前に尋ねてみた。野宮さんは一瞬言葉に詰まり、ソッポ向いた後に
しまり掛けたエレベータを抑えて私の耳元で囁いた。
「フェロモンでまくり。いかにも今ヤッてましたってオーラ全開」
 そして短いキスを一つ。
「続きは今度ね」
 野宮さんが身を引くとエレベータは閉まり、そのまま下へと動き出した。
 一人になっても、体中に野宮さんの匂いが染み付いているような気がした。肌、髪に服に。
不思議なことに、その匂いがなぜか心地よい。
「続き…あるのかな」
 体の奥は今まで経験したことのない、不思議な熱さが身を焼いていた。
225184:2005/06/26(日) 21:46:37 ID:xZWLd1f/
あともう一回焦らしてから、その次で貫通の予定です。
…いつになるか分かりませんが。

あまりエロくない上に、山田のウジウジを面白がって書いてたら
けっこう長くなってしまいました。
226名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 22:40:06 ID:dpwH4hpq
>>184様!
最高でした!
あまりエロくないなんてとんでもない!
程よいエロが心地よかったです。
227名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 22:44:29 ID:n+BGD8TG
神キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
続きが楽しみです。
228名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 00:49:55 ID:RNmigykU
野宮の言葉責め最高だ・・・待ってま〜す
229名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 02:29:45 ID:7of1py+7
山田は森田と手繋いだことあるよね?
230名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 20:15:43 ID:GoHMX5+X
>>184
続き…あるのかな!あるのかな!!あるのかな!!?
次回降臨をお待ち申し上げております。

>>229
まあ、無粋なこと言うなや。
231名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 20:20:43 ID:5Mw2wVbQ
野宮の手慣れ感がたまりませんな
エロの似合う男
続き楽しみにしてます
232名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 23:29:47 ID:H5OlBLzw
続き!続きキボンぬ!
野宮の大人なエロヌが見たいぜ。
233名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 10:55:13 ID:ZEI+f3CV
野宮スキー
234名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 02:23:29 ID:uaXCRezl
神待ち
235名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 09:05:43 ID:RAG+8Xss
だれか修はぐに萌ませんか・・・orz
236名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:16:59 ID:ObdfAa6L
>>235

萌えるっす・・・・・・
是非書いてみたい。
でもエロにはならないんだよなぁ・・・・・・。
やさしいカンジのがいいな〜
237名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 01:13:33 ID:sB3lbSVa
竹本絡み期待
238名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 01:13:44 ID:sB3lbSVa
竹本絡み希望
239名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 05:13:02 ID:v2+A7prd
>>236
是非エロを・・・ああー想像しただけで鼻血が。
ありえない話しだけど、この二人がカップルになったら私、幸せです。
240名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 22:29:39 ID:kRmRCIx4
あげ〜
241名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 23:49:18 ID:uXw4U7we
242名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 01:32:50 ID:G+h0go/Q
森田はぐ
希望
243名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 03:11:25 ID:v+UHE1XD
書き途中>森はぐ
地文のはぐの三人称が困る。
244名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 09:50:17 ID:PxEyg8ZT
>>243
うはっっ
神!!!いつまでもいつまでも待ってます〜(*´∀`)

森田森田〜(*´Д`)ハァハァ
245名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 14:45:13 ID:ZTwhvU+u

>森田森田〜(*´Д`)ハァハァ
その気持ちわかる・・・
私も待ってます



246名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 19:10:31 ID:+iBJqQzL
69タソはいないのかなあ
247竹本・・・?:2005/07/17(日) 18:26:53 ID:RDWOs/dv
久しぶりに実家(というか母の再婚相手の家)へ帰ってきた。

俺は新しい父である稼頭夫さんは苦手だが、今夜は家で男同士飲みあった。
母は夜勤ではなかったのでそんな俺たちを何だか嬉しそうに見ていた。
俺はいつも以上に飲んでしまって自分の布団を見るなり倒れこむように眠った。

……。
酒は体から抜けてきているが、のどがもの凄く渇く。
枕もとのケータイを見るとまだ夜中の1時半だ。
吐き気はしないが水が飲みたい…。
俺は何とか台所へ向かおうと立ち上がる。
その時だった。
248竹本・・・?:2005/07/17(日) 18:27:27 ID:RDWOs/dv
「美津さん…もう1回だけ、いいだろ?」
「稼頭夫さん…」
隣の寝室から声が聞こえる。
「これで今日5回目よ?」
ご、5回も??
か、稼頭夫さん、タフすぎる!!
「私明日も日勤なのに…」
母は抵抗しているらしいがそれにしては嬉しそうだ。
病弱だった父には女としてそれほど求められなかったんだろう。
その分を稼頭夫さんに求めているのかもしれない…。

水を飲みに台所へ行ったら足音がして気まずいころになる。と思う。
俺はしばらくふたりがあえぐのを聞かないふりをした。
母も女だと知った。
眠れなかった。


おわり。
竹本母は美人だし、カズさんもかっこいいのでつい思い付いてしまいました…。
スレ汚してゴメンナサイ。
249竹本・・・?:2005/07/17(日) 18:28:33 ID:RDWOs/dv
×気まずいころ
○気まずいこと
250名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:55:42 ID:nANmXZTm
>>247
目の付け所いいと思う、GJ!
251名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 01:45:41 ID:iQV75HYX
二人も夫婦だもんね、当然のこと…と思いつつ
その後、はぐの事を唐突に思い浮かべてしまって
夜中、独りで無性にハァハァしてしまう竹本きぼん
252保守1:2005/07/18(月) 10:19:51 ID:QP4ZO7bH
保守1
253名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 16:28:00 ID:5DtZnL2n
アゲ!!!
254名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 20:33:34 ID:tg2dvHaV
カズさん、5回て・・・w
255名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 22:00:31 ID:PF1JHMQ5
カズさんなら5回だろうが10回だろうがいけそうだが
竹本母は壊れちゃいそう・・・。
256名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 23:34:23 ID:f3b51/kf
>>184
降臨待ちあげ
257名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:08:22 ID:zMWeS45F
はじめまして…お初ながら、森田×はぐを書いてみました。
258名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:09:16 ID:zMWeS45F
大学の一室。今日は朝から雨が降っていた。
窓の外のよどんだ空の色を見ると俺の気分がなんとなく濁っていくのがわかった。
アパートでぐたぐたしてるのもつまらないし、だからと言ってなんだか作品を作る気力も今ひとつ。バイトでもして気を晴らそうかとさっき馨に電話したが、「今日は何も無い。お前から電話なんかしてくるな。」と冷たくあしらわれてしまった。
「つまんねーなぁ…。」
真山か竹本でもからかってやりたいところだけど、真山は仕事とか言って朝からいないし、竹本は面接に行ってしまった。
誰かいないもんかな……
そう思っていつもみんなの集まる研究室のドアを開けると、そこにはただ一人、小さな少女がいた。
「……あ……。」
「…はわっ…!」
……コロボックルだ。
相変わらず大きなキャンパスいっぱいにキレイな絵を描いている。
「コロボックル!」
「……〜〜っ////!!」
「わはっ!おいチビハム!いい子にしてたかー!?」
俺はいつものように抱きつくと、ぐりぐりと頭を撫で回してやった。
コロボックルは真っ赤になったまま硬直して動かない。
長くて柔らかい髪の毛が手に絡みついて、それがなんとも気持ちいい。
259名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:09:49 ID:zMWeS45F
「おいどーしたぁ?今日誰もいなくってさびしーんだよぉ、おまえも一緒に遊べっ!!」
「うきゃ――っ!!やだやだ寄るなっ!」
「なんだよぅ、遊ぼうぜチビハム〜。」
「ダメッ!修ちゃんに言いつけちゃうからっ!!」
そう言ってコロボックルは身構えた。
「あれ?そういや今日いないな。」
「きょ…今日は出張で…夜帰ってくるもん…。」
「ふぅん…。」
「……////。」
「ま、いいやー。そうだ、お茶でも淹れてやろっかー?」
「…!!…今描いてるのにー……。」
「あそっか…じゃ、まぁいいや。お邪魔してごめんなー。そんじゃー…。」
ドアノブを引いて、部屋を出ようとした。
その瞬間、コロボックルは大きな声で俺を呼び止めた。
「りょっ…緑茶淹れてあげる…から…っ、座って…!」
俺はしばしきょとんとしたけど、なんとなく嬉しくなった。
「そー?じゃ遠慮なくー。」
そう言って椅子の腰掛けると、コロボックルは険しい顔つきをしつつ、ぎこちない手つきで茶葉を網に振りいれ、ポットのお湯で湯飲みにお茶を入れた。ポットのお湯がはねてそこらに飛び散り、コロボックルの手にまでとんだが、それには全然気付いていない様子だった。
260名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:12:08 ID:zMWeS45F
「ど…どーぞ…。」
「さんきゅ。」
俺の前に湯飲みを置いて、コロボックルは正面に座った。
「……。」
俺も、コロボックルも、無言のままお茶をすすった。
目の前のコロボックルは、お茶をすすりながらもずっと固い表情のままだった。顔は林檎みたいに真っ赤で、うつむいたまま動こうとしない。
汗もかいてるのがわかった。それはなんだかコロボックルが溶け出しているみたいに見えて、いつかこいつが作った、溶けかかった『かぼミント』を思い出した。
「……。」
…やばい…
いや…マジやばい…可愛すぎる。
前に…キスっつーか…それしちゃった時はほとんどパニくってたけど…それはやっぱこいつが可愛かったから…。
でも今日のこいつのこの警戒態勢……絶対あの時のことで警戒されてるんだよ……どうしよう…。
「…お…お茶菓子…出す…!」
コロボックルは突然立ち上がると、棚のところまで歩いていっておかきを一袋持ってきた。
するとその袋を、力を込めて両手で破ろうとした。
「むっ…むっ…!」
袋は意外に固く、なかなか破れない。
可愛いのでその様子を見ているうちに、だんだんコロボックルが本気で力を込めてきた。
「むぐぅ…っ!」
「おい待てチビハム…ちょっと貸してみ…。」
261名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:12:53 ID:zMWeS45F
パァン!
……やっちまった。
袋は景気よくはじけ、中身のおかきは部屋中にぶっ飛んだ。
「ひゃああああっ!!!」
「うひゃあっ!!」
コロボックルの声に、俺もつられて一緒に叫んだ。
「はわわわわ…。」
「飛んじまった…。」
「ひ…拾わなきゃ…!」
コロボックルはすぐに床にかがみこみ、床中のおかきを拾い始めた。
俺もなんとなく一緒にかがんで拾い集めた。
コロボックルはさっきにも増して真っ赤になっていて、やたらに恥ずかしそうだった。一心不乱に散らばったおかきを拾っていった。
俺もよいよいと拾い集め、最後に目の前の机の真下に一個だけ発見した。
「ラスト…っと…。」
その時。
ゴチッ!
「あたっ!!」
「こらっ!チビハム!痛いじゃないか!」
同じく拾おうとしたコロボックルと正面衝突してしまったらしい。
コロボックルは赤く、怒ったような顔をしていたが、眼には涙が浮かんでいた。
「あう〜〜…。」
可愛い。やっぱり、可愛い。
いいんだよ、別に。もっと軽いノリで接してくれて構わないのに。
なんだってそんなに意地を張ってるんだ。
真っ赤になって、おどおどして、涙まで浮かべて…
…でもそんなおまえが…やっぱり可愛い。
そう思った時にはすでに、コロボックルの唇に自分の唇を重ねていた。
262名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:13:44 ID:zMWeS45F
「……。」
コロボックルはあっけにとられていて、口がぽかんと開いてしまっている。
その様がまた可愛くて、今度は舌を入れた。深くまではいれなかったけど、口の中を軽くなめた。
唇を離したら、コロボックルは茹蛸のようになっていた。
「…甘い。」
「!!!」
コロボックルは何か必死に言おうとしていたけど、全部「あ…」とか「う…」にしかならなかった。パニック状態みたいで、小さな手をぶんぶんと振り回していた。その細い両腕を俺の両腕で封じた。
「ごめんな……でも…これも俺の正直な気持ち。」
そう言って、俺はしゃがみ込んだままコロボックルを腕の中に抱え込んだ。
もがきはしなかった。頭の中のパニックで精一杯のようだった。
俺はその細くて白い首元に顔を埋めた。
「ひゃ…っ!」
小さくて華奢な体がびくんと跳ねた。ふわふわの髪が俺の顔に当たる。
首もと一帯にキスをしていき、うなじをぺろっと舐めた。
「…白いなぁ。」
「…っ!」
ワンピースのスカートのすそに手を入れた。
そして腰元からかけて胸元をまさぐると、コロボックルは顔をゆがませた。
まるで未発達の子どものような胸。でも、白い肌はすべすべしていて心地良く、コロボックルの汚れのなさを強調していた。
もうすでにコロボックルは息をするのも絶え絶えだった。
…そりゃそうか…こいつ…初めてに決まってるもんな…。
「も…やだ…なん…で…っ!」
「……ごめんな…。」
「なんで…こんなことするの…ぉ。」
「…ごめん……好きだ…。」
「……!!」
263名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:14:16 ID:zMWeS45F
ごめんとか言いながら、俺は手を止めようとしなかった。
いや、止まらなかったんだ。
だめだ。
止まらない。
気がついた時には、俺はコロボックルの…下を脱がそうとしていた。
でもその時、華奢な細腕が俺の手を押さえた。
「だめっ…!それだけは絶対…だめ…っ。」
コロボックルは目を潤ませて、でも押さえている手は震えていた。
はっきり言って…戸惑った。
…でも、俺はその気になれば、こんな手はすぐにでも振り払える。
「お…おね…が…い…。」
消え入りそうな声だった。
俺は、手を離した。コロボックルは半泣きで、おずおずと離れた。
「ホント…悪かったな…。」
「……。」
こっちを振り向かない。
当然といえば、当然だろうな。
「本当にゴメンな…じゃあ俺…帰るから。」
俺は今度こそ、ドアノブを引いた。
「あ…あのっ…。」
コロボックルが突然、俺を呼び止めた。
「…え…。」
「はぐ…今日のこと…しゅ、修ちゃんにも…っ、誰にも言わないから…!」
「え…。」
「秘密にしとくから…っ!」
コロボックルはやっぱり真っ赤だった。
「うん…じゃあなっ。」
その言葉がなにを意味するのかは分からないけど、俺はやっぱりなんとなく、嬉しい気がした。
264名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:15:14 ID:zMWeS45F
な…長いですね…;;
お恥ずかしいですけど、一生懸命書きました。
ではでは。
265名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 20:27:35 ID:7k+kiz2u
>>264

・・・・・っ!!!!
カワイすぎっ!
ほのぼのしました・・・・・・・・。
264タソありがとう・・・余裕のない森田はイイです


お目汚しでアレかもですが恥を忍んでオイラも投下させていただきますです。
266のみやまだ:2005/07/27(水) 20:29:14 ID:7k+kiz2u
「・・・・怖い?」

コクリと素直に頷く君があんまり可愛くて。
部屋の灯りが無くたって、開け放たれた窓からはライトアップされた観覧車の光が差し込み
頼りなげな仔猫のようなその瞳を、まろやかな肩を、長い髪をぼんやりと浮かび上がらせている。

「だったら、目を閉じてなよ・・・・」

言われるがまま瞳を閉じる君
あーあ、こんなイケナイ男の前で無防備な姿を晒しちゃってさ。
誘われるがまま髪の一房を掬い口付けるとビクリと肩が揺れる

「・・・嫌だって言っても止めないからね」

「・・・野宮さん・・・」

生まれたまんまの君をベットに縫い付けて
その白さと柔らかさに何故か少しだけ罪悪感を憶えながらも気が付くと無我夢中になっていた。

「・・・の・・・野宮さんっ・・・ちょっと待って」

「待たない」

Sexなんて只の道楽。もしくはストレス発散
前戯なんか無くてもいいならそれに越したことはない・・・なんて今までは思っていた訳で。
なのにどうしたことだろうしつこいくらいに君を味わってしまいたい。

「野宮さん・・・・」

「・・・・本当、待った甲斐があったな」

やっと君は俺のもの_________
267名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 21:04:13 ID:sqYdpN4A
エロ野宮イイ!
268名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 01:04:54 ID:Mxd6fDpu
264タンGJ!!!播(>Д<)
もりはぐ…!タマラナイ…!!
269名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 21:22:31 ID:3ITlvb1+
8巻発売まではなんとしてもホシュ
270名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 10:30:44 ID:7G1t8Nu1
期待しつつあげ
271名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 16:34:39 ID:2HZluBKi
野宮×あゆイイ!!( ゚∀゚)★
272名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 23:14:19 ID:Yjju1dcZ
誰か本編ではありえない真山田をお願いします・・・
漏れの妄想を形にして下さい・・
273名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 11:25:03 ID:VlfQJzgA
いいですね、
いかに真山と言えど、山田のヴィーナスヌードを目の当たりに
したら・・・。
274名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 13:04:35 ID:KYqlOlQx
よし、8巻買ってきて読んだ俺が美和子さんとあゆのレズを希望してみようか。
275名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:22:58 ID:lg8HPYp/
8巻記念age

今真山田執筆中…。
拙い文章ですが出来たら投下させて下さい|ω・`)
276名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:43:42 ID:Mt7LXQIQ
>>275
神降臨キタ-----(゜∀゜)-----!!
投下街…
277277-1 ◆eRcsbwzWZk :2005/08/19(金) 21:38:36 ID:Mt7LXQIQ
便乗して、真山*理花投下(アヒャ
リアルタイムで書いてまつ(;;ノ∀`)

↓↓↓

此処へ来たのは、彼女のこと支えるためだったのに。
今、俺は何をしている?

確かに、俺が望んだ通り理花さんが居る。
ただ違うのは彼女は何も着てなくて、切なそうに眉を顰めて喘いでいる。
月明かりに浮き上がっている彼女の身体はとても綺麗だった。
浮き上がる鎖骨、細いにも関わらず女性らしい緩やかな腰のライン。
その全てが俺を狂わせた。

「すいませ…。」
「原田君っ。」

胸が痛んだ。
彼女が薄目で見ているのは、俺じゃない。
初めから俺なんて居ないみたいな目をして愛しい人の名を呼ぶ。

「理花さん、目を覚まして下さい。」
「此処に居たのね。ずっと、ずっと探してた。」

そう言って俺の手首に口付ける。
その艶かしい行為に、俺は頭が真っ白になる。

「原田君…好きよ…。愛してる…。」
278277-2 ◆eRcsbwzWZk :2005/08/19(金) 21:51:43 ID:Mt7LXQIQ
もう、どうにでもなれ。

切実にそう思った。
駄目だ。
どうせなら、彼女の弱い部分なんて見ない方が良かった。
見えない方が良かった。

俺は、彼女の両手を掴んで片手で自由を奪う。
こんな簡単な動作でも、壊れてしまいそうで。
いっその事、壊れてしまえば良いとも思った。
そんな、馬鹿げたことを思いながら曝け出された胸に口付ける。

「綺麗だ…。」
「原田く…ゃ…ん。」
「…理花さん…好きです…。」
「私…もよ…原田君。あいし…ひぅっ!」

胸の蕾を口に含みながら、太ももを摩る。
上のほうから聞こえる消え入りそうな声に頭がガンガンする。
これが正しいのか、間違っているのかさえ判断できなくなっていた。
最初から判断できたらこんなことはしていない。

「ん…あぁ…原田君…。」
「理花さん…理花さんっ!」

拘束していた腕を解き、順々に口付けながら下がっていく。
割れ目に指を這わせると、十分に濡れているのが解った。
何度も焦らす様に往復して、彼女を堪能する。
指先に神経が集中した、ありがちな表現だが本当にそうだと思った。
279277-2 ◆eRcsbwzWZk :2005/08/19(金) 22:33:13 ID:Mt7LXQIQ
「あぅ…原田く…やぁ…。」

濡れそぼったソコはくち…と音を立てて、俺の指を飲み込んでいく。
彼女の中は、暖かかった。
狭い中に、一本、また一本と指を追加する。

「は…ぁ…抜いてぇ…。やっ…あぁ…。」
「3本も入ってますよ。」
「言わ…ないでぇ…。」

そう言って彼女は自分の肩に顔を埋める。
そんなことをしたって、俺は指を動かすのを止めない。
早めたり、ゆっくりとしつこく一部を攻めたり。
これから、彼女がどんなに許しをこいても止まらないだろう。
彼女の愛液が腕を伝い、シーツに小さな染みが出来る。
部屋中が甘い匂いで満たされていく。

「はっ…んぁ…あぁ…原田君…も、限か…」
「良いですよ。イってください。」

俺がそう言うと同時に、小さく叫んで彼女は果てた。
激しく呼吸をする胸が、上下する。
酸欠と快楽で頭がぼーっとしているのか、目が虚ろだった。
俺には、このほうが都合が良い。
彼への思いを良いことに、彼女を好きなようにできるから。
つくづく、自分が嫌になる。
280277-3 ◆eRcsbwzWZk :2005/08/19(金) 22:35:59 ID:Mt7LXQIQ
「っ…じゃぁ、いきますよ。」

彼女の返事を待たないで自分を沈みこむ。

「あっ…。」
「ん…理花さんっ!」

まわされた彼女の手が背中に喰い込む。
痛くて痛くて、涙が出てきた。

「うっ…ぇ…理花さ…。」
「原田くっ…あっ…んっ。」

厭らしい水音と、二人の息遣いだけが響いていた。
彼女も俺も限界が近づいている。
ただ、もう少しだけ、この時間が続けば良いと思った。
自分で満たされている彼女。
自分と繋がっている彼女。
彼女が見ているのは俺じゃなくても、事実は其処にあるから。
だから、もう少しだけ…。

「理花さんっ…理花さんっ!!」
「あっ…あっ…原田君っ!原田君!!」

そう言って、情けないながらも叫びながら彼女の中で果てた。
それでも涙は止まらなかった。
ぐったりとした彼女の身体に涙が落ちる。
月明かりで反射してキラキラと輝いていた。

彼女の隣に倒れこんだ。
窓越しに見た月は眩しくて。
なんとなく、このまま死んでしまっても良いと思った。
俺で満たされた彼女と二人で。

----------------------------------------------------
終わりです。
中途半端でスミマセン;;

こんなこと書きつつ、真山には童貞であってほしい(´・ω・)ノシ
281名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 23:44:39 ID:5WbqtMpW
神が光臨している…277タン乙!
原田←理花←真山が好きな自分にはたまらない話でした。

8巻読んで山田×理花もいいなと思ってしまった…。
282275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:14:57 ID:4q9Xocxr
一応書きあがりました。
長いし意味不明だったりしたらスイマセン。
では投下します。
283275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:17:17 ID:4q9Xocxr
真山田1〜山田Side〜


もう分かってた。
この恋が実る事がないって事…
私の恋物語はもう幕を閉じるって事…

真山は勿論。
リカさんも真山が必要なんだ…。

でも…

私は……。



「…真山。」
リカさんはいない。
オフィスに二人だけ…
私は真山の背中に抱き着いていた。
「や…山田?」
じんわりと真山の背中に滲む汗を感じる…

真山焦ってる…?
少しはドキドキしてる?

そっと抱き着いた腕を離す。
泣いちゃ駄目。
凛とした態度で居なきゃ…
「ねぇ?真山…少しは私の事好き??」
真山の目が泳ぐ。
284275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:19:29 ID:4q9Xocxr
真山田2〜山田Side〜



(ごめんね…困らせて…)
心の中で呟いてから目を見据える。
スルッと七分丈のカーデガンを床に落とす。
その下には可愛らしいレースとリボンを配ったキャミソール。
お気に入りのふんわりとしたスカートにも手を掛ける…

恥ずかしい…けど…

躊躇いがちに下ろしていくと足元にふわっと広がるように落ちた。
285275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:20:44 ID:4q9Xocxr
真山田3〜山田Side〜


真山は視線を向けたまま完全に言葉を失っている…。
きっとこんなことするなんて思っても見なかったんだ…
呆れるかな?
でも…どうしても初めては真山がいい。
「…ま…やま……」

声が上手く出ない…。

「お…願い…」

涙が出てしまいそう…。

カタカタと膝が震えて、手が汗ばむ…
心臓の音が煩い位に頭に響く。
響く…。
286275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:23:30 ID:4q9Xocxr
真山田4〜真山Side〜


まさか山田がこんな行動に出るとは思わなかった。
今オレの前に居るのは下着にキャミソール一枚の少女…。
真っ赤な顔で身体を小刻みに震わせている。
『お願い』の言葉以降はずっと唇を噛み締めている…
そんなに強く噛んだら切れてしまうかもしれないのに…
回らない頭でそんな事を考える。

「お願い…っ…真山…」
もう一度山田が口を開いた震えた声で…

―プツリ
と何かが切れたのだろうか?
それとも欲望に勝てなかったのか…
287275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:25:19 ID:4q9Xocxr
真山田5〜真山Side〜



オレは山田を抱きしめ床に押し倒す。
強く。折れてしまうかもしれない位に抱きしめる…
ピクッと腕の中で身体を震わせた彼女の唇を奪う。
良かった…切れてない。

唇を合わせたままキャミソールの紐をずらしてそのまま下ろすと淡い水色のブラが見えた。
キャミソールの下からチラリチラリと見えるショーツと同じ色…
大き過ぎず小さくない
完璧と呼べるであろう胸が朱に染まり少し震えている…。
吸い込まれる様に胸元に唇を当てる、ピクリと目に見えて震えた。
288275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:27:07 ID:4q9Xocxr
真山田6〜真山Side〜


片手を後ろに回しホックを外すと押さえられていた胸がぷるんと揺れる。
「あっ…」
決心は出来ていたはずの山田の口から戸惑いの声が漏れる…
ぎゅっと拳を握り耐える姿が妙に愛おしい。
戸惑いの声を聞かなかった振りをして唇を移動させる。
ツンっと上を向いた赤い突起に音を立てて吸い付く
吸って、舐めて、軽く歯を立てる。
「ん…っ」
悩ましげに眉を寄せ声を漏らすと赤くなった頬が更に赤くなる。
289275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:29:03 ID:4q9Xocxr
真山田7〜真山Side〜


「真山ぁ…」
甘える様な声に顔を上げると山田は潤んだ目を向けて手を広げた。
「もっ…かい…キスして?」
その誘いに乗るように頭を抱き唇を合わせる…背中に手を回し目を伏せる仕草がたどたどしい。
唇を甘く噛み緩んだ唇の間に舌を滑らせる
驚いた様に一瞬身体を強張らせるが、徐々にぎこちなく舌を絡ませてきた。
一生懸命に少し苦しそうな声を漏らしながら…
「んぅ…はぁ…」
オレのソコは既に熱くキツそうにズボンを押し上げていた。
290275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:31:12 ID:4q9Xocxr
真山田8〜真山Side〜


胸への愛撫もそこそこにオレの手は山田の身体を滑り今まで守り続けてきた場所へと進み、ショーツ越しに指を押し付けるとクチュっと水の音がする。
「濡れてる…」
不意に漏らしてしまった言葉に山田は泣きそうな顔をした…
足を小さく震わせ閉じようとする足を開き線を辿る様に割れ目をなぞる。
小さな突起に触れると甘い声が発された。
「ン…ぁっ」
そのままコリコリと強めに擦る時には摘むように…
「…ひ…っやぁ!」
ビクビクと足が震えていた。
291275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:34:16 ID:4q9Xocxr
真山田9〜真山Side〜


もう少し…

「…い…ぁーッ!!」
弾くように擦ると小さく悲鳴をあげ一際大きく震えた。
もうショーツは使いものにならないくらい濡れていて、放心状態の彼女から剥ぎ取るのは簡単だった…
はぁ…はぁ…と荒い息を繰り返す山田の唇にキスを落としてから秘部に指を埋める。
濡れているソコは容易に指を受け入れた熱く絡み付いてくる様な中を掻き回し様子を伺うと準備は出来ている様だった…
自分のズボンに手をかけ、いきり立ったモノを取り出して擦り付ける様に秘部へと当てる…
今にも爆発してしまいそうだ…。
292275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:37:03 ID:4q9Xocxr
真山田10〜真山Side〜


「い…いのか?」
情けなく声が上擦っていた。
山田が不安を殺せない顔で頷く…それとほぼ同時に突き進める。
「ーッあ」
痛みに顔を歪ませ苦しそうに涙を溜め必死に耐える山田を尻目に抑えられない衝動に任せて腰を進めていた。
度々痛みに耐えられず出る悲鳴にも似た声と縋るようなオレの名前を呼ぶ声を聞きながらオレは果てた。
293275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:39:22 ID:4q9Xocxr
真山田11〜LastPage〜


何度も何度も山田はオレの名前を呼んだのに答えられなかった。
オレは一度も最中に名前を呼ばなかった…
呼べなかった。
大切にしていたモノなのにオレが汚して傷付けてしまった…
彼女の幸せを一番に祈っているのに…


『ありがとう』
私がそう言うと真山は傷付いた顔をした。
ごめんね…
真山は優しいから自分を責めると思う…
私は真山を傷付けた。
でも私は貴方の幸せを一番に祈っている。



幸せに…
幸せに…

大切なお互いの為に明日を祈りながら…

END。
294275 ◆c6XWCaSOKQ :2005/08/20(土) 18:40:56 ID:4q9Xocxr
完結です。
意見大歓迎です|д゚)
295名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 19:41:13 ID:Yu6vrjY9
乙です◆c6XWCaSOKQ氏
真山田いいですね。でもやっぱり切ない系になっちゃう…がそこがいい。
またの投下お待ちしてますよ。
296296/野宮山田:2005/08/21(日) 00:15:53 ID:ahzdR4uA
8巻発売記念に、個人的に一番好きな
野宮山田を書いたので投下してしまいます。

微妙に原作に沿ってて、あと途中はちょっと省いてます。
あとユニコーンは出せませんでした…アレハブンショウダトムズカシイヨ
中途半端ですがお目汚しに。
えーと、一応最後まではやってません(笑)
297296/野宮山田:2005/08/21(日) 00:16:59 ID:ahzdR4uA
心地良い目覚めを誘う鳥の声と、朝日の差し込む部屋の中。
ふたりきり、恋人同士であれば目覚めのキスなど交して
いちゃいちゃと睦みあう幸せな時間のはずなのだが。


「う………、うわ――――……」

鳥取東京間、車で往復約一日。
一人で長時間運転した疲労感よりも先に、
男として試されている現実に、
野宮の口から長い溜め息が零れ出る。

ソファで撃沈していた野宮の前には
上半身はしっかり毛布にくるまれているくせに、
惜しげも無く太腿まで脚を晒して眠る山田の姿があった。

彼女が寝ているのは、確か美和子が送ってくれたエアマットベッド。
通販で買っといてあげたわよ鳥取は大変でしょう大事に使ってね――。
電話越し、美和子のそんなエールに山崎がひどく感動していたんだっけ…と、
この状況ではどうでも良いことを思い出してしまった。

うってつけに彼女はベッドに寝ているし、このまま雪崩れ込むことだって出来る、
男にとっては非常においしい、いわゆる据え膳の状況であるはずなのに。

あどけなく眠る山田には、誰かの呪いか自分の罪悪感か、
近付く男を拒否する結界でも張り巡らされているのかと思う程、
近寄り難いものがある。

「………………これは一体なんの拷問なのかな………??」

一気に疲労感が募り、がくりと項垂れ、額を抑えてうめく野宮。
298296/野宮山田:2005/08/21(日) 00:17:48 ID:ahzdR4uA
子供を傷つける趣味はまったくない。
ましてや、散々泣いて傷ついて、それでも健気に頑張ろうとする
彼女の姿を見てきている。

……けれど。

「…まいったな、……俺の理性は頑丈なはず、なんだけどな……」

長い髪をかきあげ、独り言にしては少し大きな声で呟いてみる。
だが野宮の微かな期待に反し、目の前の無邪気なお嬢さんは
いかにも気持ち良さそうなあどけない顔で
すやすやと眠るばかりで、起きる気配は少しもなくて。

山崎が掛けてくれたのだろう毛布から抜け出てソファを降り、
静かにエアベッドへと近付く。

もう忘れたと思っていた恋心が暴走する。
彼女に対する罪悪感がどんどん遠ざかる。
隔たれた距離がもどかしくて、朝の飛行機を待てなかった。
美和子に驚かれるくらいだから、
きっと俺はいい加減、限界に来てるに違いない。

「……ごめんね、山田さん」

男の責任なら、取るつもりもその覚悟も、
もしかしたらあるかもしれない。
無防備すぎる君が悪いんだよと、胸の内で呟いて。

以前山田が「男の前で無防備になるな」と
真山に叱られた経験があるとは知らぬまま、
野宮は結界を飛び越えて手を伸ばす。

「ん…」と声を漏らして身動ぎする山田の、
朝日を浴びて白く輝く、やわらかそうなすらりとした脚へ。


「ごめんね。――ちょっとだけ、オトナになってもらえるかな……」
299296/野宮山田:2005/08/21(日) 00:19:37 ID:ahzdR4uA


「山田さーん、起きてー。朝だよ」

やさしい、低くてきもちのいい声に起こされて。
……なんだかすごく、満ち足りた気分で目が覚めた。


寝起きのぼーっとした視界に、パンや果物をたくさん詰めた袋を手にしている野宮さんの姿が飛び込んでくる。

「3度目だな、君の起き抜け見んのもさ」と笑う野宮さんの前で、
結局出されたパンは全部わたしが平らげてしまった。
顔を洗っておいでと促され、もそもそと仕度をするために洗面所を借りて。
鏡に映る、濡れた自分の顔を見て…ふとなにかに思い当たった。


――低い、おちついたオトナの男のひとの声。

体がとけてしまいそうなあやふやな感覚が怖くて泣いたら、
そっと涙をぬぐわれて、やさしいキスが落ちてきた。
最初は…ありえないけど真山かと思って、でもすぐ違うんだと納得して。
そうしたらはっきり見えたのが、野宮さんの顔だった。
ちょっと切なそうで、でもどこか意地悪そうな…
オトナの男のひとが浮かべる笑み。

唇が辿った部分がひりひり痛んで、
掌が触れるところがじんじんと熱を持って、
でもそうされることが不思議と怖いと思わなかった――

300296/野宮山田:2005/08/21(日) 00:21:32 ID:ahzdR4uA


「…っきゃああああああ!」

そこまで思い出してしまって、ぼうっと顔から火が出た。
どうしたの、と遠くで心配する野宮さんの声に
慌ててだいじょうぶですと返して、
鏡面に飛び散らせてしまった水滴を手にしていたタオルでがしがしと拭う。


思い出しただけで恥ずかしいのに…。
いつものわたしだったらきっと、あんな風に触られたら……
たぶん叫んで逃げ出して…きっと足技だって出しちゃうだろう。

なのに、野宮さんは至って普通だった。
わたしだって、起きて、思い出さなきゃ意識しなかったし…。

「……オトナにしていい?」

そうやって笑った野宮さんの顔。
そんな言葉もやさしい手付きも、思い出そうとするだけですごく恥ずかしいけど、
確かに現実に感じたような気がするのに。


丘の上でさらさら零れる砂と歩く野宮さんの後姿を見ていると、
思い出したときは鮮明だった記憶が曖昧になってくる。

―――あれは、おかしくなっちゃったわたしの見た夢だったんだろうか。
301名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 21:14:13 ID:71NfqDKV
誰か、修ちゃん×あゆ お願いします!!
302名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 23:21:02 ID:S1BxBsMr
>>300
続き、続きー!
303名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 00:02:02 ID:f7NTOmA6
今月号読んでたら
修×はぐ も アリかな?と思ったよ
304名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 22:52:39 ID:n7nT+CfU
倉持君×はぐ・・・。
305名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 11:18:30 ID:aKz+q1zF
私も倉持君×はぐ希望!!
306名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 13:31:17 ID:cM/0718D
>>275
GJです!!
307名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 09:56:20 ID:dtBcda+d
久々に来たら真山田キテター(*´д`*)ハァハァ
>>275さんのあゆテラカワイス
また降臨してくれ・・・切実に。
308名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 09:57:54 ID:dtBcda+d
>>296さんもGJ!
エロほし…
309名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 13:39:26 ID:Aa1pvuH5
森はぐ希望…と言いたいが自分で書こうとしてみてこれほどエロが書きにくいカプもないなと思ってしまった。
作中で全くモノローグがないのが痛いよなぁ。
310名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 00:41:00 ID:nxYs7ul8
昨日のアニメ見てて思わず言ってしまった一言
大蛇丸かよっっっ!


あの声で、夜は竹本を責…
ォェッ…
311J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 02:52:50 ID:xZ/ExCYl

どうして君は、泣かなくてはならない恋だと分かっていながら、その恋に堕ちてしまったんだろうね…


瞳を薄い膜で覆ったようなソレは、思ったとおり一つの雫になって紅潮した頬を伝った。
彼女はいつも、その瞳を大きく開いて“彼”を見ている。

まるで“彼”のだけを記憶に残すためにあるように、彼女の視線は彼から離れない。


だけど、今、その瞳に移るのは“彼”ではない。



「の、みや…さん」



泣き腫らしてウサギのように赤くなった目が痛々しい。
312J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 02:53:53 ID:xZ/ExCYl
そっと涙を拭うように触れてから、彼女の細い顎に指をかけ顔を上げさせた。


唇が触れそうな位置まで顔を近付けたら、彼女の驚き見開いた瞳に俺がしっかりと映っているのが分かる。


「ごめんね」



大好きな“彼”じゃなくて、ごめん。


傷ついた君を慰めてあげなくて、ごめん。



………何も言わなくて、ごめん。



「ぇ…?な、ャ、野宮さ、ンん……ッ!!!」



細い腕は俺の胸を押して、少しでも離れようと必死だ。
313J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 02:54:52 ID:xZ/ExCYl
やわらかい唇が、抵抗の言葉を紡ぐために開いてしまったばかりに、汚い大人仮面を被る男の狙いどおりに口を蹂躙させてしまう。


「ふ、ん……ッ、んんっ」


苦しげに俺を見つめた瞳は、“彼”のときとは別の涙を流し、不安と恐怖で震えた体は俺の腕のなかに収まろうとせずになおも暴れている。


「………ツっ!」


瞬間的な痛みが走り、思わず彼女を離すと同時に、口のなかに鉄の味が広がる。
314J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 02:58:13 ID:xZ/ExCYl
唇を噛み切られていた。


「…ヒドイなぁ。かなり痛いんだよ」


切られた唇を指で撫でてみると、ズキッと痛みが伝わる。


「ひ、ヒドイのは、野宮さんの方でしょう!?」


声を荒立てて、唇を両手で隠す彼女の瞳は俺しか映っていない。


「こ、こんなこと‥ッ、なんで…!」


なんでと問う彼女は、やはり幼くて。



「ごめんね」



謝ることしか出来ない俺は、最低な大人になったような気がした。
315J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 03:03:09 ID:xZ/ExCYl
君に伝えるには、まだ早い。


幼い恋に終止符を打つまで、理由なんて言わない。



どうして君は、泣いてばかりいるんだろうね。



ベッドの軋む音を聞きながら、彼女の体を寝かせた。

長い髪に右手を滑らせて、願わくば少しでも君が“彼”で泣かないように。





第一章 野宮×山田
END
316名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 15:20:20 ID:LPPj0Yuh
呑屋!イイ!!
317J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 18:01:59 ID:xZ/ExCYl
ただ好きでいたいだけなのに。
どうして“好きなだけ”ではいられないんだろう。


「止めてください…」


軋むベッドは私の上半身を受けとめ、逃げ場を失った体が震えているのをようやく知る。
髪を撫でるように触られて、そこには神経が通っていないと分かっているのに、触られた場所が熱くなっていくような気がした。


「野宮さんッ」


叫んだのに、野宮さんは無表情に事を進めていく。


“男の人”を恐いと思った。
318J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 18:02:43 ID:xZ/ExCYl
両手は頭の上で一まとめにさせられ、野宮さんの左手で固定されて動かない。
ベッドから投げ出された脚の上から跨ぐように野宮さんが覆い被さって、脚も、うまく動かせなくなる。


大きな右手が私の頬をやさしく撫でた。


目を眇てみても、眼鏡の奥の感情が見えない。


サラリ…と、野宮さんの髪が零れて、この人の奥を探す私の邪魔をする。


「ごめんね」


何度目かの“ごめん”は、切なくさせる響きを持っていたから、私はなにも答えられずに2度目のキスを甘受してしまった。
319J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 18:03:26 ID:xZ/ExCYl
「ふ…ん、んんっ」


教え込むような舌の動きに、私は戸惑いながら合わせていく。
目を開けていられないような、見てしまったら心が潰れてしまいそうな罪悪感はどこからくるのだろう。


唇を重ねては少し離れて、また重ねる。

ゆったりとしたリズムと一緒に、静かで深い激しさが野宮さんから伝わってきた。
それを受けとめるだけの力を持たない私は、ただ目を瞑って感覚を研ぎ澄ますのが精一杯だった。
320J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 18:04:15 ID:xZ/ExCYl
下唇を舐められて唇を離されたとき、目を開いて野宮さんをしっかりと見た。


野宮さんは笑っていた。


でも、“笑顔”というには程遠い、今にも崩れてしまいそうな笑み。


「ご、めんなさい」


なんで謝ったのか、自分でもよく分からなかった。
でも、傷つけていると思った。


私は汚い。


真山のことが好きだという気持ちは、綺麗なままでいたいのに。


ねぇ、真山、こんな私を知ったら失望するよね?


それでも貴方に、“あの人”以上に私を思ってもらいたくて…
私しか見えなくなってほしくて。


ただ、ソレだけのために私は抵抗を止めたんだ。





第二章 野宮×山田
END
321J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 21:31:47 ID:xZ/ExCYl
誰もいない…
神がくるまでageるために書いてきたものの自分のじゃ拙すぎてοrz
322名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 21:39:59 ID:IITr/TpM
>>321
私がおりますよ〜。拙くなんかないよ。
続きがあるなら読みたいです。
まったく振り向いてくれない真山に、罪悪感感じてるあゆ萌え。
このスレ的には、野宮×あゆが、いちばんまともに見えるよー。
323J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 21:55:31 ID:xZ/ExCYl
>>322
ぉお!
全部見てきたが、野宮×山田多し。違うのにすれば良かたとοrz
続きはあるけど、まだ作ってない…スマン
なんかシリアス&自分で書いてるから萌えないんだよな。。。
神降臨せんかなぁ
324名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 22:12:44 ID:ygoxiGZa
いいよー!読みたいよー!!
325名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 22:29:16 ID:EzF+qIZR
ハチクロ実写映画化かー・・・
326名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 22:31:49 ID:ygoxiGZa
>>325
遅っっっ!!!
327J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 22:45:51 ID:xZ/ExCYl
神が降臨してくれるまで、書いてきます。
とりあえず、三章出来たんで次から行きます〜
328J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 22:46:59 ID:xZ/ExCYl
痛みと鉄の味、拙い口付け。


彼女との初めてのキスは、いいことなんて一つもなかった。



必死に俺に応えようとする彼女は、決して俺を見ようとはせずにただ、絡まるせる舌、注ぐ唾液、俺のすべてを受けとめようとしていた。

キスをしながら、彼女を見つめ続けた俺は“彼”しか見えていない少女に何もしてやれない。


否、してやらない。



恋が崩れるのを待つだけ。

一人で泣いて、一人でボロボロになるのを見ているだけ。


ぺしゃんこになった君を、偽りで固めた愛情で暖めてあげるのが俺だから。
329A.J ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 22:48:23 ID:xZ/ExCYl
唇を離して、彼女を見たら口元に血が付いていた。
漠然と俺が彼女を汚していくんだと思った。


彼女の“彼”に対する思いを利用してまで抱かなきゃならないほど、俺はどうかしてしまったらしい。


「ご、めんなさい」


謝らなくても良いのに。

これから本当に傷つくのは、君なのに。


「唇の代償は大きいよ?」


今度は唇をくっつけるだけのキスをして、そのまま頬を滑っていく。


目元は涙の味がした。


涙が流れた跡を追って、耳元を舐めてみると彼女はピクンっと反応して、くすぐったそうに肩をすくめた。
330J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 22:49:02 ID:xZ/ExCYl
顎のラインにそってキスをしながら、空いた右手でベッドから落ちたままの膝の辺りから太ももにかけて、スカートを上げながら触れてみた。


綺麗な脚がゆっくりと露になる姿は、きっと扇情的だろう。
そう思いながら首筋、鎖骨へと赤い跡を残すように強く吸った。


赤い跡を付けるたびに、彼女が自分の物になっていくような錯覚を起こしそうになるほどに、ソレは彼女の肌に映えたのだ。


“俺のものになってしまえば楽なんだよ?”


言えるわけもない馬鹿げた台詞が浮かんでは、消えていった。




第三章 野宮×山田
END
331名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 22:55:48 ID:ygoxiGZa
いいよー!いいよー!
332J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 23:02:50 ID:xZ/ExCYl
>>331
読みにくいだろうに、レスしてくれてどうもアリガト!
次はエロ山田視点か…
一旦、消えるけどその間に神きてくれないかな。。。
333名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 23:04:50 ID:IITr/TpM
やっべ。
“俺のものになってしまえば楽なんだよ?”
って、野宮に言われてー!!

J.A様!じらさずにさくさくうp希望。
こういうの、すっごいツボです。
334名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 23:31:15 ID:DS+nwTiN
野宮いいよ〜いいよ〜
335J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/08/31(水) 23:34:05 ID:xZ/ExCYl
>>333
スマン、風呂入ってきたもんで。
今から書くとなると、次の章が今日のラストになると思われ。
続きはまた明日にでも…
336名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 23:57:30 ID:ygoxiGZa
お!待ってたよー!!
337J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 00:31:43 ID:xDIbTVr5
拘束されたままの腕が少し痛くなってきた。


なのに野宮さんの唇が肌に触れるたびに、くすぐったいような変な痺れが襲ってくるから、拘束を解いてとは言えずにいた。


そうしている間に、野宮さんは片手で胸のボタンを外していく。


流れ作業のように脱がされていくのに、荒っぽさが全く感じられないのは、やっぱり野宮さんが慣れているからだと思った。


そして、気付いたときには下着だけの状態に近くて、脱いだ服はベッドの下に落とされていく。
338J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 00:33:27 ID:xDIbTVr5
「……慣れてるんですね」


言うつもりじゃなかったのに、あんまり驚いたせいで口にしてしまった。


野宮さんは、動きを止めて私の顔を覗いてから、何かを考えるように視線を横にずらし、再び私に視線を戻した。


「慣れてるはず…なんだけどね。」


そう言って、眼鏡を外した野宮さんは困ったように笑ってから髪を掻き上げた。

その笑みがどういう意味なのか、さっぱり分からないのは、野宮さんにしか分からない考えがあったのかも知れないし、ただ私が子供だからなのかも知れなかった。


「ぇ、あッ?」


唐突に腕の拘束を断たれ驚くと、次の瞬間には膝と背中の下に腕を通された。
339J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 00:36:18 ID:xDIbTVr5
何をされるのかと思い野宮さんを見たのとほぼ同時に、フワッと体が浮いた。


「ちょっ…え!?」


「よ…っと」


小さな野宮さんの声が聞こえたと同じくして、再びベッドに、今度はちゃんと枕の上に頭がくるように下ろされた。


「野宮…さん?」


「ここからが本番」


ワイシャツを脱いだ野宮さんが、にっこりと笑った。



第四章 野宮×山田
END
340名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:39:29 ID:7Plm2a2y
・・・す・・・すごくいいよーーー!!
本番期待してます!くぅ〜!
341J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 14:07:52 ID:xDIbTVr5
>>340
遅くなりましたが、ありがとございます!
誤字、脱字が目立ちますが、どうか広い心でお願いします。
続きは今夜には。。。
342J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 14:08:54 ID:xDIbTVr5
>>341
ageてしまってスマンοrz
343名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:29:00 ID:TzFGA7pj
>>342
待ってるヨン!
344J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 22:17:22 ID:xDIbTVr5
出来上がったんで、この後一気に第五章を送ります
345J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 22:18:13 ID:xDIbTVr5
「…慣れてるんですね」


それを聞いたとき、初めて自分がガキみたいに彼女を求めてしまっていたことを知った。
少しでも早く、もっと触れたい…なんて、俺らしくもなくがっついていた。


ただのセックスだ。
愛のない、するだけの。


処女相手に冷静になれなくてどうする。
そう自嘲気味に笑ってから、仕切り直すために彼女を本来のベッドの位置まで抱いた。


「野宮…さん?」


不安そうな顔の彼女を微笑ましく思いながら、俺はワイシャツを脱いだ。


そう、今の君を抱くのに愛なんて必要ない。
346J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 22:19:58 ID:xDIbTVr5
「ん…ッ」


綺麗な胸だった。
白い乳房に桃色の乳輪はよく映えて、この場に別の赤い跡を残すことを躊躇わせた。

舌を胸の突起に這わせると、いやいやと頭を振って俺の頭を細い指で制止しようとする。
恥ずかしがっているのは一目瞭然だったが、それに気付かぬフリをして小さな果実を執拗に舌で弄んだ。

制止のための手は俺の髪を撫でるように滑っていくだけで、止めることはなかったけれど。
347J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 22:38:06 ID:xDIbTVr5
触っても眉をひそめるだけだった場所が次第に性感となる過程を見るのは思いの外、楽しませてくれた。
たとえば、胸で赤く熟れた突起を唇で甘噛みすると、小さく体が震えて甘い声を出すようになった。


「ぁ、やッ‥!」


そして、誰も触れたことのないはずのソコをショーツの上から中指でなぞってみれば、しっとりと濡れていて、感じていると口で言われなくとも如実に語ってくれる。

彼女は、あまり触らないでほしいと訴えているのに、その思いとは裏腹に体は少しずつだが確実に俺に慣れてきているのだ。


そう考えると、自然に口の端が持ち上がった。



第五章 野宮×山田
END
348名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:39:50 ID:TzFGA7pj
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
リアルGJ!!野宮エチーな!!
349名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:54:07 ID:O/pM/V0s
つづき読みたい。
350名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:59:59 ID:UJywsM5i
もっとお願いしますぅ〜〜
351J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 23:09:08 ID:xDIbTVr5
>>348-350
レスありがとー
エロ難し…エロくなってるか不安だ。。。
スマン、続きはまた次に持ち越させてくれοrz
352名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:19:06 ID:nV9dDaMe
イイヨイイヨーエロイヨー(・∀・)
353名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:20:20 ID:TzFGA7pj
>>351
ゆっくりやってくれ。マターリ待ってっから!
354J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/01(木) 23:29:25 ID:xDIbTVr5
本当、ノロでスマンοrz
明日は多めに作ってくる!
見てくれて、ありがとう〜!!
355J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/02(金) 19:55:01 ID:q0UZYa2c
さっきまでの愛撫など子供騙しだ。

そう言われているかと思うくらいに、場所を移動してからの野宮さんの愛撫は何かが違った。
唇が触れる、指が触れる…意思とは関係なく一つ一つに体が反応を示さずにはいられない。
私が考えていた“慣れ”に拍車をかけたような、“余裕”を身をもって実感させてくれた。


「うん。思ったとおり綺麗だね」

抱き上げられたときに、ブラのホックを外されていたなんて、脱がされるまで全く気付かなかった。
356J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/02(金) 19:55:51 ID:q0UZYa2c
見られることが、死んでしまいたいほど恥ずかしくて、咄嗟に胸を手で隠した。
けれど、すぐに腕を捕まれて隠すことを禁止させられ、ゆっくりと胸に野宮さんが口付けた。


「…ンっ」


「隠すのは無し。」


唇で胸の飾りを軽く挟まれながら話されて、どうしようもないくらい体が火照った。
野宮さんが触れたところ、すべてを違うモノに変えられていく。
任せていいと、全身で言われているような安心感を野宮さんは持っていた。
357J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/02(金) 19:56:38 ID:q0UZYa2c
すべてを任せて、いいのよね…?


舌の柔らかい感触を胸で感じながら、急に湧いてくるような不安が襲ってきた。
無意識に力の入らない手で野宮さんを止めようとして、サラサラの髪を撫でるだけに終わった。
私の中の恋心が問う。
このまま、この人に抱かれて本当に私は…


「大丈夫だよ」


やさしいキスを目蓋に落とされ独り言のように低く囁かれる。



この人は欲しい言葉を言わなくても用意してくれた。
それがたとえ、今まで抱いた女性全員に言ってきた言葉だったとしても、今の私には必要だった。



第六章 野宮×山田
END
358J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/02(金) 19:59:00 ID:q0UZYa2c
第六章を書き終えました…話進まなくてοrz
続きは、また今夜に。
359名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 20:06:12 ID:4QR/XyL9
あぁ!いい!!大丈夫だよ大丈夫だよ大丈夫だよ!!!
お待ちしております。
360名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 01:52:38 ID:CzLdnCic
>J.A氏
               ∩
               ( ⌒)     ∩_ _
              /,. ノ     i .,,E) グッジョブ
グッジョブ        / /"    / /" .
   _n         ./ /_、_   / ノ'
  ( l    _、_   / / ,_ノ` )/ /_、_   
   \ \ ( <_,` )(       /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E) グッジョブ
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//


361J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/03(土) 15:53:04 ID:sq9tWg0G
遅くなったがレス&GJありがとー!

昨夜は続き投降できなくてスマンでしたοrz
体の調子が良くないため、続きが書けず寝込み…
もう少し体調良くなったら、今夜こそ続きを投降します
362名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 16:16:07 ID:x13VbcS/
>361
あまり無理しないようにしてねー。
363月子:2005/09/04(日) 01:30:59 ID:h+vbsyZ/
>>361
無理なさるな。マターリ待ってっから。
まず体調を治しんさい。
364名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 17:01:24 ID:Tsrkztgw
流れを無視する上にぜーんぜんエロくないんだが、どうしてもこのネタ書きたかったんで書き込みます。
原作も手元にないから細かい部分が間違ってるかも知れない。許して。


長かった夏もようやく終わりが近づき、秋がやってくる。
こうして真山さんの部屋でクーラーの風にあたるのも残り少ないだろう。
実りの秋。おいしいもの。
あの人を思い出す。
もうずっと会ってないけれど、どうしているのだろう。

真山さんの部屋でその疑問をぶつけてみた。
「ローマイヤ先輩は今どうしているのですか?」

「ちょっと待ってろ」
真山さんはレターケースから2枚のはがきを出した。
「これが1年前の写真だ」
それは大人になるとよく送られてくる「私たち結婚しました」のはがきだった。
和服姿のローマイヤ先輩はお嫁さんをお姫様だっこしている。
ニャンざぶろうのように。
365名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 17:03:16 ID:Tsrkztgw
真山さんによると相手は去年ローマイヤ先輩の実家に実習にきた農学部の学生だったらしい。

「お互い一瞬で恋に落ち、今年の春彼女の卒業と同時に入籍したんだ。これも見ろ」
もう1枚のはがきは焼酎見舞いだ。ひまわりをバックにローマイヤ夫妻が笑っている。
農作業中に撮ったものだろう。
お嫁さんはかわいらしい顔立ちだが農作業にふさわしい引き締まった体つきだ。
「奥さん、妊娠してるんですね」
「今年の10月が予定日らしいぞ」
ローマイヤ先輩、今年は大豊作なんですね。

ん??

「ま、真山さん、ちょっと待って下さいよ。今年の春に入籍して10月に出産って…」
奥さんがまだ学生のときに種をまいたんだろうか。
「まあそういうことだろうけど。でも結婚はその前から決まってたらしいよ?」

ローマイヤ先輩はこの女性を毎晩あの大きな体で抱きしめているのだろう。
この人に不幸なんか似合わないけれど、幸せそうでよかった。

おわり。
366名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 17:07:47 ID:eIzmC9lJ
焼酎見舞いワロタ
367名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 17:21:50 ID:Tsrkztgw
あ、焼酎ってなんだ。
○ 暑中
368J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 18:50:56 ID:iRWPYoPj
結局、昨日も続き書けなくてスマンでしたοrz
体調かなり良くなりましたんで、今日、第七章を作成しました。第八章も現在作成中です。
とりあえず、第七章を次から投降します〜(八章も出来上がったら投降します)
369J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 18:52:23 ID:iRWPYoPj
初めてが痛いだけのモノになんか、させたくなかった。
彼女が“痛い”と言えば加減をするし、“嫌だ”と言うなら止めてやれる自信があった。
でも、彼女がその言葉を口にすることは最後までなかった。


彼女がキスに夢中になっている間に左足からショーツを脱がせた。
右足首に引っ掛かったままだが、気にせずにそのままにしてもいいだろうと判断した。
370J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 18:52:55 ID:iRWPYoPj
窄まったそこに、指の腹を押しつけた。
撫でるように、揉むように、彼女の愛液に濡れてぬめった指を彼女の緊張を解すために優しく動かし、それを助けるために胸にまたキスを落とした。


「ァんっ…んぅ‥」


過敏になった胸の突起は軽く触れただけでも、彼女を切ない表情に変えてくれる。
快感にごまかされている隙に、指先を肉の抵抗をかき分けて中へと潜り込ませた。
371J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 18:53:32 ID:iRWPYoPj
「ひぁ…ッ!」

何が起きたのか理解できないと言うように、彼女は目を見開いて声を上げた。
異物感が激しいのだろうが、さほど痛くはないはずだ。
それを立証するように、彼女は眉をひそめたものの、痛がる素振りは見せなかった。

これが、彼女が強情にも我慢している表情だったのなら話は別だが。


どちらにせよ、もう止めてやる気なんてなかった。



第七章 野宮×山田
END
372J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 19:21:03 ID:iRWPYoPj
次、第八章です。
いまいちエロくなくて&長くて‥οrz
373J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 19:22:18 ID:iRWPYoPj
男の人の前で、こんな格好で脚を広げて、自分でも見たことがないところを見られて、触ったことのないところを弄られている。

目眩がしそうなほどの羞恥だったけれど、そればかりじゃないことを野宮さんは言わなくても予感させてくれた。


「は…ぁ‥」


ゆっくりと野宮さんの指が前後に動かされる。
長い指は、私を傷つけないように優しくそこを解していることが、初めてでも分かる。
374J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 19:23:34 ID:iRWPYoPj
指先が内部の感触を確かめるように蠢いた。
最初は冷たかった指が、私の中で同じ温かさになっていくのは、とても奇妙でいて、なぜか心地いいほどの安心感を与えてくれた。

そうして、最初の異物感に少し慣れてきた頃、指は二本に増やされた。

「あっ、ァ……!」

「力を抜いて」

わずかな痛みすら、野宮さんはコントロールするように消していく。
375J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 19:24:08 ID:iRWPYoPj
くちゅくちゅと、淫猥な音が耳を嬲った。

気が遠くなるくらいさんざんソコを弄られていくうちに、その感覚がとても曖昧なものだと気が付いた。
快感にとても近い、むず痒いような、もどかしさ。

もっと確かな何かが欲しくなる。

「ぁ…野、宮‥‥さん‥ッ」

それは自分でも理解できない、衝動的な感情だった。

野宮さんと体を繋ぎたい、もっと感じたい。
私だけじゃなくて、野宮さんにも深い快楽に浸って夢中になってほしい。

濡れた目で、縋るように野宮さんを見つめた。


抱かれたいと思った。




第八章 野宮×山田
END
376名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:29:22 ID:w5Sq7YWz
G☆J!!!
377J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 21:44:13 ID:iRWPYoPj
>>376
ありがと!
ラストに向けてガンバっとります。
長くなってしまったが‥最後まで読んでもらえたら良いな。
378J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 22:41:21 ID:iRWPYoPj
そんな顔をしてはいけないと教えなくては…

火照った頬と潤んだ瞳で男を誘うなんて、自覚なしとはいえダメだよ。
俺の…男の優しさなんて、欲望と紙一重だから。


君は泣いてしまうだろう?


「の、宮さん…」


俺の首に細い腕がのびて、彼女は俺を引き込む。


「………‥て」


「ん?なに?」


それは消え入りそうな声で耳を口元に近付けてなんとか聞こえる程度だった。
でも、確かに聞き取れた。

彼女は“来て”と言った。
379J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 22:42:02 ID:iRWPYoPj
ずるりと指を抜き出し、代わりに熱く猛る欲望の証をそこに押し当てた。
ゆっくりと先端を挿入させていく。


「息を吐きながら…そう…」


「は‥ぁ、…っんぁ」


閉じようとする入り口は解したとはいえ狭く、かき分けるように、けれどけっして乱暴にならないよう、彼女の力が抜けるときを見計らいながら腰を進めた。
380J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 22:43:43 ID:iRWPYoPj
緩やかな侵略は、やがて体が密着したことでいったん止めた。

「は、ぁ……」

彼女の吐く息さえ、熱を帯びていた。
すぐに動くような真似はせずに、彼女が俺を中に感じる様を見ていた。
長い髪を梳き、唇の代わりに指先で彼女の口腔を愛撫して、彼女が落ち着くのを待った。

大事に、大切に、壊れ物を扱うように…


ふと、いつからこんな風に抱ける男になったんだと、苦笑を洩らした。



第九章 野宮×山田
END
381名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:00:58 ID:w5Sq7YWz
いいですな!野宮株上昇中!!
382J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 23:06:43 ID:iRWPYoPj
>>381
エロは野宮(&あゆ)っぽく書けてるか不安だ…οrz

今日は第十話まで出来そう。
383J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 23:22:05 ID:iRWPYoPj
次、今日のラストです。

なんか、自分長く居すぎなんでそろそろ終わらせようと思。
空き待ちの神いたら本当スマンです…οrz
384J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 23:22:54 ID:iRWPYoPj
いっぱいに開かされているという気がした。


「ひぁ……っう‥」


痛みと圧迫感はどうしようもないけれど、我慢できないというほどでもなくて。
それはつまり、野宮さんがそれだけ体を解してくれたということなんだと思った。

今、私が知らない体のその部分だけが、野宮さんの肉体の一部を知っている。
自分の中に何かがいるという感覚は、ひどく不思議で、同時に心を強く満たしてくれた。
385J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 23:23:30 ID:iRWPYoPj
動かないということが、男性にとってどれだけ辛いことなのか、私にはさっぱり分からないけれど、野宮さんは焦ったりはしなかった。
だから、この先もとにかくできる限りすべてを受けとめようと思った。


野宮さんが動き始めたのは、指先で愛撫されていた口から甘い吐息がこぼれたときだった。


「い‥ァっ、あっ……」


ゆっくりと引き抜かれていく感触に肌が震え、押し広げられるようにして、うがたれる感触にぎゅっと目を閉じた。
386J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/04(日) 23:24:04 ID:iRWPYoPj
知らない感覚だった。
同じところで感じたもどかしいむず痒さに、とてもよく似ている気もした。
野宮さんの指が、胸の突起を掴む。

「ァんっ…」

ぴりりと甘い痺れが走って、後はもう声が止まらなくなってしまった。
擦られる感触と、胸の敏感なところから生まれる快感とが同時にやってきて、自分の体がどうなっているのかわからなくなる。


気がつけばすべてがそれぞれの快感になっていた。




第十章 野宮×山田
END
387名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:52:48 ID:w5Sq7YWz
よいです!!!
J.Aさんの投下が呼び水になるんでは?
割とここ、いつも閑散としててしばらく寂しかったですし。
お気になさらず、気の済むまで、ドゾー。
388J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/05(月) 21:09:26 ID:3g4xUgbS
ガキのように何度も彼女を求めた。
たった一度、自分自身の誘惑に負けたために、どうしようもないほど溺れてしまった。

嬌声というよりも、すでに啜り泣きに近くなった声が、耳を心地よくくすぐる。

「っぁ、あぁ‥んゃ……ッ」

深く体を結んだまま彼女の喜ぶところを愛撫し、中をゆっくりと抉ると、華奢な体がびくびくと快感に跳ね上がる。
389J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/05(月) 21:10:25 ID:3g4xUgbS
自分を忘れられなくなればいい、離れていけなくなればいいと、頭の中で姑息な期待をしてしまう。
その一方で、冷静な部分が無理な願いだと判断を下していた。

甘く誘う唇に、縋るような瞳。

無意識に男を引き寄せる力を彼女は持っているのかもしれない。
細くしなやかで、誰よりも甘いこの体を思い出し、きっとこの先も俺は渇きを覚えるのだろう。

「山田さん…」

呼び掛ければ、やや遅れて濡れたまつげがゆっくりと動いた。
現われた瞳の危うさに誘われてくちづけ、息さえ奪うように口腔を貪った。
390J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/05(月) 21:11:26 ID:3g4xUgbS
「ん、ふぁ……っ」

溺れる人のように細い両腕がしがみついてくる。
彼女は、最後はキスで達ってしまい、深く俺を締め付けて俺の最後も促した。

首に回していた腕がシーツの上に落ち、そのままぴくりとも動かなくなった。
眠ったというより、失神したと言うほうが正しいのかもしれない。
綺麗な顔にそっと指を這わせる。
ずっとこうして触れていたくなるほどなめらかで、みずみずしく、そして柔らかい。
391J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/05(月) 21:12:11 ID:3g4xUgbS
ここを出たら、彼女はまた泣くのだろうか?
届かない思いに心をぐちゃぐちゃに崩して“彼”をただ見つめていくのか?

いっそこのまま、ここへ閉じ込めてしまいたい気分だ。
そうだ。
俺の元から去らないように、一人で泣かないように、縛り付けて自由を奪って、他の誰も彼女の心に触れないようにしてしまおうか。

危険な思考に囚われる。
理性が怪しくなっているらしい。
俺の中にそんな執着と異常性が眠っていたとは思いもしなかった。
庇護欲と征服欲は、俺の中で紙一重だ。
392J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/05(月) 21:12:41 ID:3g4xUgbS
「まずいな……」

苦笑をこぼしながら彼女の寝顔を見つめた。
こんなに誰かを欲しいと思ったのは初めてだ。

体を繋げたまま、彼女の額に汗でくっついた髪を梳いて、そっと目蓋にくちづけを落とした。

「ねぇ、山田さん。君は俺と一緒に乗ってくれる?」

意識のない彼女が答えを返してくれることはなかったけれど、別にそれでいいと思った。

視界の端で煌めくネオンが円を作って、ゆっくりと回っていた。




最終章 野宮×山田
END
393J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/05(月) 21:16:45 ID:3g4xUgbS
と、いうわけでようやく終えることが出来ました。
拙い文章で長きに渡りお目汚し、失礼しました。
394名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:47:52 ID:N5GFSqMJ
せつねーーーーーー!!!
G☆J!G☆J!!!

お疲れ様でした。
395名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:52:25 ID:AKL+vT6v
お疲れ様でした〜!!
すごい良かったよ。
野宮が、子供みたいにあゆを欲してる様子がもう!
でもやっぱり、あゆに見せるのは「大人」の顔で…。
この野宮には、あゆと幸せになって欲しいです。
396名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 23:13:24 ID:gM7bYWTL
お疲れさまです!
言葉の使い方が綺麗で感動しました。
切なさがもうたまらなく(・∀・)イイ!!
397名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 00:50:28 ID:bRDYBNHr
良かったです!
野宮さんの心の葛藤が、すごくリアルに伝わって来ました。
この後、目を覚ました山田さんの様子も気になりますが、
本当にお疲れ様でした。
398名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 05:06:50 ID:+sqAHPFy
すっごくよかった!
一気に読んじゃった
野宮の切なさと、優しさと、葛藤が いたたまれなかったよ
399J.A ◆NAd1PgF5xo :2005/09/06(火) 22:00:12 ID:6xfCMBAq
>>394-398
遅くなったが、感想ありがとー。
野宮に集中して、あゆにはあまり深く書けずに終わってしまった…
でも、初投降ということもあってか、思っていたより優しい感想をもらえて、かなり嬉しかったです。
また、機会があれば(あゆ視点の)続きか、森田or竹本or倉持×はぐなんかにも挑戦してみたい…なんて、思いました。
では、本当にありがとうございました。
400名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 18:34:42 ID:E5ymHpFC
399期待アゲ
401名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 21:25:48 ID:8ZzctCaT
透って結局告白する気あんの?
402名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 03:15:39 ID:yaxSnd/J
>>401
志村ー!ここフルバスレじゃないよーーー!
403名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:00:58 ID:hhk2Zgi+
401です

今びっくりしたwどこかに書き込んだと思ったらこんな所に…

失礼しました。
404名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 03:53:14 ID:4tZljV5u
七巻辺りから、理香さんかわいいよ理香さん。



……でも、修ちゃんと同年代ってことは3×歳か……
405名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 14:53:14 ID:Y3OPE+jL
理香さんの危うさを支えるために、修ちゃんが原田さんの代わりにエッチ・・・
とか、辛そうだけど読んでみたい・・・。

とか自分で書けないから希望してみる(;´д`)
406名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 07:33:24 ID:yAtGqkIN
竹本好きすぎる…
でも竹本は自分から何かするタイプじゃないよなあ

酔った山田に真っ暗なとこで真山と間違われて抱きつかれて
始めてはぐ以外の女の子に不覚にもときめいちゃう話希望
407名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 19:58:43 ID:dMxmi+0k
山田さんに抱きつかれたら、ジーグブリーカーみたいにされちゃう気がするよ……
408名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 02:53:55 ID:fNz0xZFU
「うにゅ〜…まやまぁ…」(抱きつき)
「わっ…ちょ……山田さん!?」
「あははぁ〜しあわせ〜〜ぎゅうぅ〜」
「し、しっかりしてくださいよぉ、俺ですよ、竹本で…ふごっ」
「真山〜ちゅぅーーー」
「ふぐぉ…や、やまだふぁんっ…(真っ赤)」
409名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 02:58:47 ID:fNz0xZFU
>407
ジーグブリーカーでぐぐった


(´Д`;)!!
410名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 15:17:01 ID:/+VlwT+Z
>408
男性向けでありそうな感じ
411名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 04:11:19 ID:63s0xf7P
                                   /ヽ            lーー- - 、
   i゙ ̄ l     /ヽ、     i゙ ̄ l     /ヽ、      l  .l  |ヽ,     ヽ_   ,ノ
   l  ,l`    l,   ミ     l  ,l`    l,   ミ   , -ー┘   ̄ヽ、 \    l ̄ |  ̄
  |  ,l'     ゙l,  ゙l,   |  ,l'     ゙l,  ゙l,   l  _,   ;-,,   lゝ ヽ,   l   |,ーーー ヽ,
  l'   l  _    ゙l   ゙l   l'   l  _   ゙l  ゙l    ̄l゙  ,l  'ヽ  |゙ヽ,  | |  '   __   l
  'l  l_,ノ゙ |    l、 丿   'l  l_,ノ゙ |    l、 丿   ,l゙  .l゙   |′ l  l ノ l,  ,,- "  ヽ |
  'l,  ゙   l     "     'l,  ゙   l     "     ,l   ,l _  |'  l      ̄、    ノ  l
   ヽ  ,ノ          ヽ  ,ノ         l   l゙.l `'  ノ      l,  ̄ ̄   ノ
      ̄              ̄           ヽノ゙ ヽ_/       ヽーーー "
       _                      ー┐             __
     ノ   ゝ     _  lーl,   ー 、 l ̄ i  l  |  l ̄ l     l ̄'|  | |
     /  ,/___、 l  l l,  ゙l、 l′ |  l  l  |  l   l  |     l  l___l  l---.
     /        l l、 l l_ l l  ,l   |  .l―l″ .l―l″ |  lー ′         l
    /  / ̄l   | ̄   ̄      l   ,|  ,l___、 ___l_ l_  ┌-ー l  l--'"
   l_ /  ,l  ,l′         ノ   ,/"  lー-l  |   l  lー-l    | l . l ̄  |
       ,ノ  ,l'         ノ  ノ   |   l  l  l   l  l     |   l. 'l-―'"
      丿 丿       | ̄  ノ゙     l  .゙ー "  ゙ー-|  l    l,  ヽ――ヾ
       |_ノ        ー "       l   _____  l     ヽ____l
                          ゙ー"       "- '
412名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 11:07:27 ID:KDaHmlg5
…と、真山がリカに言った…。
413名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:06:11 ID:ci5FqXGQ
…と徳大寺先生がローマイヤ先輩に言った…。
414名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:30:13 ID:0sMIyl1V
>>413
また濃い組み合わせを・・・。
415名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 10:39:54 ID:c+X4B7Sl
>>413
す・・・すごそう・・・
416名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 17:14:12 ID:JWrKSQuw
>>413
徳大寺先生、死んぢゃうよ……?
417名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 01:33:03 ID:z6IuKr2Y
亀だけど
>364-365
GJ!
なんだかビジュアルが頭に浮かんだよ。

>ローマイヤ先輩、今年は大豊作なんですね。

ここテラワロス
418名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 02:57:12 ID:lfhhB4NG
最終回の竹本の顔がエロカコイイ!
なんつうか、あの自転車の旅中に童貞卒業しました、かのような成長っぷりだった

竹本の告白とか相当よかった。告白→花火ドーン→ワルツキターで鳥肌。
というわけで竹本はぐ希望。竹本の色黒肌とはぐの白い肌もエロス
419名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 17:15:46 ID:omOUbadp
e?え?最終回?
420名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 18:09:03 ID:lfhhB4NG
↑ああ、アニメの最終回ね。
421名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 17:42:05 ID:8oyAS4r3
おk・・・・うは・・・・了解した・・・・びっくりした・・・
422364:2005/10/02(日) 23:04:30 ID:8Z6+2n8m
>>417
サンクス。
送信するタイミングを間違えたかなー、と思ってた。
でもローマイヤ先輩ネタ書けて満足。
他にもいくつか作ったけど私のネタはどうしてもエロにはならないですw
423名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 20:24:55 ID:U+2f4lfP
保守
424名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 22:38:03 ID:8uoB8gTg
保守
425名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 14:32:48 ID:MTe9L9vM
文才は皆無ですが無謀にも>>405に挑戦しまつ。
遅筆ですが頑張りますよ(・ω・;;)

――――――――――――――――――――――――――――――――

俺が理花を好きなのは真山も理花も、気付いているんじゃないか。
いや、原田だって本当は気付いていたのかもしれない。
だから結婚してからも俺を遠ざけたりせず、いつも3人でいたのかもしれない。

そんなことをぼーっと考えながら、俺は机の上に飾ってある写真を見つめていた。
月明かりの下で照らされた写真は、なんだかとても幻想的に見える。

「なぁ、原田。」

動きもしない写真の中の人物に語りかける。
そいつはこれ以上はないほど笑っていた。

「兎っていうのはな、寂しいと死んでしまうらしいんだ。」

声は部屋のなかに虚しく響いて、壁に吸収される。
もちろん相手には届くはずもなくて。

「なのに、なのに何で。どうしてお前はアイツを置いていったんだよ。」

そんな気持ちを声に出せば、何とも言えない気持ちで胸が詰まりそうになる。
その時、突然携帯が鳴った。
今は深夜2時。
一体誰がこんな時間に掛けてくるというのか。
少しイラつきながらもディスプレイを見ると、原田理花の文字が表示されていた。
不思議なことにこれだけのことで先ほどの棘々しい気持ちは飛んでしまうみたいだ。
そう感じながら自然と笑みが零れている自分に気付く。
馬鹿だなと、今度は嘲笑しながらも電話をとった。

「はい、花本です。」
「ごめんなさい。こんな遅くに。」
「いや、大丈夫だよ。どうした?何かあったのか?」
「少し傷が痛むみたいなの。でも、常備の痛み止めがなくなってしまって。」
「あぁ、それなら前にお前が忘れていったのがあるよ。今から持っていこうか?」
「えぇ、お願いできるかしら。ごめんなさいね。」
「じゃぁ、すぐに向かうから。」

電話を切ると机の上に置いてある鞄を引っ掴んで急いで部屋を出る。
はぐを起こさないように静かに扉を閉めた。

「・・・肌身離さず持ってるなんてな。」

鞄の中に入れている小さな銀色のピルケースを見て呟くと、それはまた同じように闇へを吸い込まれていった。

to be continue...
426名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 15:01:13 ID:zgXfizeW
期待!
427名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 16:52:08 ID:gfiWexBL
GJ!萌えまくりながら続き待ってます!
428申渡:2005/10/13(木) 00:35:10 ID:Km4LNCbg
毎晩真山を想って、そして眠る。
あの手に触れたい。
瞳に映して欲しい。
抱きしめて欲しい。
でもそのどれもがただの望みでしかなくて、
現実世界でその手に触れられることはなくて、
また、頭の中で真山を動かす。

『綺麗な肌だな。触ってもいい?』
「うん。触って…。」
『柔らかそうな唇にキスしていい?』
「いっぱいして…。」
『もっといろんな山田を知りたい。』
「もっともっと知って。もっともっと私を見ていっぱい触って。」
この時間、私の右手は真山になる。
真山は私の首筋をなぞり、乳房を優しくなでる。
そしてそこにある突起をきつく摘まんで、私の反応を楽しそうに眺める。
「んっ…」
思わず出た声を聞くと、真山の手は下腹部にのびた。
『ここが一番気持ちイイんだろ?』
そう言うと私の突起を人差し指でピンと弾いた。
「んあっ…」
感じすぎて声が出てしまう私を他所に、真山はソコをいじり続ける。
『気持ちイイ?イクまで触っててやるから、もっと声出していいぞ?』
「ん…あぁ〜っ!」
そういって尚私を触り続ける真山の指にガマンできなくなり、私は声を出しながらイッテしまう。

それだけで私は少しの幸福感と、そして少しの罪悪感、少しの虚無感を感じながら、
イッて疲れた身体をベッドに沈めて眠りに堕ちる。
「おやすみ、真山」
願わくば、夢の中でも貴方に会えるコトを・・・。
429申渡:2005/10/13(木) 00:37:13 ID:Km4LNCbg
つれづれなるままに書いてしまいました。
文才どころか意味がわかんねぇよ私…orz

掲示板汚し失礼しました。。。
430名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 22:06:21 ID:Km4LNCbg
あげ
431名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 12:11:17 ID:4S0Gl5AF
保守
432名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 12:21:34 ID:Px/AN7Ln
GJ!萌えたーよ。
433184:2005/10/15(土) 21:03:54 ID:Ay7oWIn0
ここ最近ROM専でしたが、この間パソコンの中身の整理してたら、
途中まで書いてほったらかしだった野宮×山田が出てきました。
>>215>>224の続きです。
よかったらお暇なときにでも見てやってください。
434野宮・山田1:2005/10/15(土) 21:04:44 ID:Ay7oWIn0
1 
 来客用の駐車場から見上げると、彼女のいる教室の部屋の明かりはまだ灯っていた。
すでに六時を過ぎていて学生の姿はまばらで、妙な静けさが校舎を覆っている。
ひたひたと、人気のない校舎を歩く。
「じゃあね、あゆ明日ね」
 教師から小さい女の子が出てきた。山田さんの友達で、前に祭りの夜に会ったことがある。
少女が出て行ったのと入れ違いに、開け放たれたドアを軽く叩く。彼女はドアに背を向けて
座って、こちらを振り向かずに言った。
「なあにはぐちゃん、忘れ物でもした?」
「久しぶりだね、山田さん」
「!!」
 思いっきり動揺して、山田さんが椅子から転げ落ちた。
「の、の、野宮さん、どうしてここに」
「近くの喫茶店の内装工事を頼まれてね、帰りに通ったらまだ明かりついていたんで久し
ぶりに顔でも見たいなと思って」
 山田さんの顔が面白いほど真っ赤になる。多分、この間の事務所でのコトを思い出して
るんだと思う。思い出し赤面されると、オレもなんだか恥ずかしくなってくるけど。
「あ、差し入れ持ってきたんだ。みんなで食べな」
 思い出して、オレは紙袋を彼女に差し出した。躊躇いつつも、おずおずとそれを受け取る。
中身を見て、表情が強張った。
「これ…」
「ああ、なんかおいしそうだったんで。ロールケーキと蒸しパン。なに、キライだった?」
「いえ。好きです。ありがとうございます。えっと、あの、お茶入れましょうか」
 思いもよらず、山田さんの方からそう切り出してくれた。さっさと帰れと言われるかと
思ったので、驚いた。
435野宮・山田2:2005/10/15(土) 21:05:24 ID:Ay7oWIn0
「邪魔じゃないならお茶いただいていこうかな」
「じゃ、こっちどうぞ。和室の方に」
 仕切られたふすまを開けると、六畳くらいの和室が突如として目に入った。靴を脱いで
上がりこむ。畳の感触なんて、ずいぶん久しぶりだった。やがて山田さんがお茶と切り分けた
ロールケーキを持って入ってきた。
「いいね、教室に和室があるのって」
「教授の趣味です。お茶のときは和室の方がいいって」
「確かに、落ち着くよね。最近は内装工事も和室っぽくっていうお客さんがおおくてね」
「ああ、だから私が頼まれるのも」
「そうそう。山田さんのデザインは特に評判いいよ」
 そんなことないです、と言って山田さんは照れたように笑う。年よりも幾分幼く見える笑顔。
オレといる時は、そんな笑顔は滅多に見せてくれない。やっぱオレ、怖がられてるのかなぁ。
真っ赤になって慌てたり怒ったり膨れたりしてる姿もかわいいけど、やっぱり彼女には
天真爛漫な笑顔が似合うと思う。
 ふと、会話が途切れる。とたんに山田さんは俯いてしまう。うーん、やっぱ怖がられてるな。
「どしたの、なんか話してよ」
「話って、私…」
「オレに色々聞いてよ」
 彼女は小首をかしげ、何か考えてからおもむろに口を開いた。
「野宮さんて彼女いるんですか?」
「ゴホッ!!」
 突然の質問にオレは食べていたロールケーキを詰まらせてむせてしまった。
436野宮・山田3:2005/10/15(土) 21:05:56 ID:Ay7oWIn0
「大丈夫ですか野宮さんっ?」
 驚いた山田さんが隣にきて背中を叩いてくれる。
 まったく…。まったくこの娘は!
「私、ヘンなこと聞いちゃいました?」
 返事の代りに、彼女の腕を掴む。反射的に振り解こうと手を引く山田さんを力でねじ伏せ、
オレは彼女を抱きしめた。
「彼女いるなら、こんなことしない。好きでもない子に、こんなことしない」
「…ウソっ」
 ぐぐぐっと、ものすごい力で押し返される。オレを見上げる顔が真っ赤なのは、
力を込めてるからか、そうじゃないのか分からない。
「野宮さんは大人だから、こんなこと平気なんでしょ?私の事からかって遊んでるんでしょ?」
「あのさ、山田さん大人っていうのを勘違いしてない?」
「そんなこと」
「オレは山田さんが思ってるほど大人じゃないし、山田さんが思ってる以上に大人って
真面目で不器用だよ」
 一瞬力が緩んだ隙に、オレは再び彼女を抱きしめた。そのまま勢いに乗って押し倒す。
畳の部屋ってこういうとき便利だよな、と頭の隅で思った。どうでもいいが。
「じゃあ山田さんは、ずっとオレがからかってるんだと思ってた?」
「ハイ。でも今は…そうじゃないかもって、思ってます」
 聞こえるか聞こえないか分からないほど小さい声で、山田さんが言う。顔が真っ赤だ。
目が合うと、さらに顔を赤く染めて自分の掌で覆ってしまう。
 オレは、彼女の手の甲にキスをした。キスをして、舌を出してぺろりと嘗めた。
「ひゃッ!」
437野宮・山田4:2005/10/15(土) 21:06:26 ID:Ay7oWIn0
 山田さんは驚いて、逃げるようにオレの腕の中で体を反転させた。だけど、背中なんて
前よりも無防備じゃないか。オレは髪の毛を掻き分け、そっとうなじに舌を這わせた。
彼女のさわやかなシャンプーの香りが鼻腔をくすぐる。
「あ…んっ。も、なん…で」
「なに、感じる?」
「いや…、あッ、あぁん…」
 山田さんのかすかな、でも濡れたような喘ぎ声を聞いているうちに、なんだかこっちも
たまらなくなってきた。服越しにブラジャーのホックをはずす。
「あ!」
 びっくりして身を起こしかけた山田さんを、強引に反転させて再び最初に押し倒したのと
同じ体勢にした。顔が上気して、息が少しだけ荒くなっている。
「この間の続き、しよ」
 耳元でそう囁くと、山田さんはしばらくの沈黙の後コクンと頷いた。それを合図にオレは
彼女の唇を優しく包んだ。彼女ももはや抵抗はせず、黙って受け入れてくれる。舌で唇を
突付くと、おずおずと扉が開かれる。オレは彼女の内側に入り込み、自在に動き回った。
「ん、んんっ、んふっ」
 山田さんが首に手を回してきた。しばらくは貪るように舌を絡ませていたが、やがて
疲れていったん唇を離した。互いにハァハァ荒い息をしている。
「なんか…眩暈がする」
「オレ上手いから」
 やだぁ、と彼女が笑う。その口元は唾液が光っており、なんだかとても淫靡だった。彼女が
息を整えている隙に、オレはそっと服の中に手を侵入させ、先ほど外したブラの中に侵入し、
滑らかな乳房を指で味わった。
438野宮・山田5:2005/10/15(土) 21:06:59 ID:Ay7oWIn0
「あぅ…んっ」
 途端に山田さんが仰け反り、かわいい喘ぎ声を上げる。彼女の胸は細い割にはずいぶん見事で、
形もボリュームも色も全てパーフェクトだった。と、不意に彼女の表情が曇る。
「どした?」
「あの、せめて、あそこのふすまだけでも…」
 よく考えたら、俺たちは教室でコトに及んでいたのだった。
「この時間、滅多に人来ないけど、でも」
 泣きそうな声を上げる山田さんに頷いて、いったん身を起こして「作業中・入室禁止」の
札をかけて教室のドアをしめ、ふすまもしめた。
「さ、これで大丈夫」
 戻ると、彼女も身を起こしていた。俺は彼女の正面に座り、キスをかわしながらブラウスの
ボタンを外していった。驚いたことに、山田さんもおずおずと手を伸ばし、オレのシャツの
ボタンを外し始めた。
「だ、だって私だけ脱ぐのズルイじゃないですか」
 顔を真っ赤にしながら震える手でボタンを外す、そんな仕草が愛しくて、抱きしめたくなる。
互いに上半身裸になると、山田さんは今更のように顔を赤くして両手で胸を覆った。
「なんで隠すの?恥ずかしいことないよ。綺麗だから」
 それは、心からの言葉だった。肌は白く、彼女が作る陶器のように滑らかできめ細かい。
全体的にほっそりとして華奢な割には胸は豊かに膨らんでいる。我慢できずに覆いかぶさり、
頂点の突起ををでつまみ、唇に含んだ。
439野宮・山田6:2005/10/15(土) 21:07:31 ID:Ay7oWIn0
「ア・・・ッ!アァッ、ダメぇ…」
 舌を使って丁寧に愛撫すると、彼女の口から堪えきれずに声がこぼれる。
 ゆっくりと手を下腹部に下ろし、スカートを捲り上げて内腿をなで上げる。ビクン、と
彼女が跳ね上がる。足元のガードが緩んだ隙に、オレは彼女の足の隙間に入り込み、下着越しに
ではあるが、大事な部分に手を触れた。
「やっ、そこは…あ、あぅん」
山田さんが体をくねらせる。指でノックするようにその部分を確かめていき、何度か上下に
ゆっくりとこする。その度に彼女の声はしゃっくりのような声を上げる。しばらく続けていると、
次第に彼女の下腹部からは力が抜け、下着も湿り始めた。
 下着を脱がそうと手をかけると、意外なことに彼女は自ら腰を浮かせてくれた。スンナリと
下着を脱がし、ついでにスカートも脱がせる。これで彼女は生まれたままの姿になる。しかし
もう恥ずかしがる余裕もないらしく、荒い息を吐きながら、ひたすらオレにしがみついてくる。
 じかに下腹部に触れる。始めは掌全体で包み込むように、そして徐々に指で探るように。
すでにそこはじんわりと湿っており、オレの指を暖かく濡らす。
 中指の先を彼女の中に入れてみた。
「ンンンッ!ンーッ!」
 すると、白魚のように体を仰け反らせ、こちらが驚くほどの声を上げる。
「ゴメン、痛かった?」
「痛い…んじゃ、ないの…ッ、なんか、なんかヘン…。ン、あぅ…ン!」
 ゼイゼイと息をしながら、彼女が喘ぐように言葉を繋げる。おそらく初めての異物感に
相当驚いたのだろう。
440野宮・山田7:2005/10/15(土) 21:08:02 ID:Ay7oWIn0
「力、抜いて」
 彼女はコクンと頷いたが、それでもものすごい力を入れてるのが伝わってくる。緊張を
ほぐす為に頬やまぶたにキスをして、耳をねぶる。
「あふぅ…ン!あぁん」
 蕩けるような声がして、強張りが若干解ける。その隙をついて、オレはもう少し深く、彼女の
中に指を侵入させた。彼女の中は指一本でもきつく、指以上の異物を受け入れる余裕は今の
ところなさそうだった。
 中指を一番奥まで侵入させると、彼女は一つ大きな息をした。
「痛い?」
「…ちょっと。でも平気」
 彼女の目じりにはうっすらと涙が溜まっている。彼女の気遣いが嬉しくて、強く抱きしめる。
「動かすよ」
「ン…、あ、あ、あぁっ、あ…!」
 ゆっくりと前後に動かす。内壁を抉るようなその感触と、彼女の喘ぎ声がオレをたまらなくさせる。
気が付くと、かなり激しく指を出し入れしていた。
「あ、あああん!あん、あんんっ!」
 山田さんの声が大きくなる。しがみつく背中に爪を立てる。そんなのはどうってことない。
彼女を狂わせる快楽に比べれば、痛みなどなんてことはないんだ。
「や…なんか、ヘンっ。止めて、いやぁ、怖い…ッ!」
 そして彼女は一際甲高い悲鳴を上げて、がっくりと床に倒れこんだ。
441野宮・山田8:2005/10/15(土) 21:09:01 ID:Ay7oWIn0
*   *   *   *   *   *   *
「ん…」
 山田さんの声がした。
「目、覚めた?」
 彼女は目をこすりながら起き上がり、そして自分が裸であることを思い出して慌てて服を胸に当てた。
「の、野宮さん…」
「山田さん、指だけでイッちゃって、気を失うんだもんなぁ」
 かあっと顔が赤くなる。ホント、からかいやすい娘だ。
「早く服きなよ。風邪引くよ。オレ後ろ向いてるからさ」
 散々裸を見といて今更、という気もしないでもないが、一応そう言って背中を向ける。ホッとしたような
ため息が聞こえ、そのあと着替える衣擦れの音が聞こえる。
 もういいですよ、という言葉に振り返ると、きちんと身づくろいを済ませた彼女がいた。顔はまだ赤い。
「なにか?」
「…なんで、その、しなかったんですか」
「したじゃん。山田さんイッたじゃん」
「そうじゃなくて、野宮さんは…」
 だんだんと声が小さくなる。まあ、女の子の口から言うのはかなり恥ずかしいんだろう。盛りのついた
高校生じゃあるまいし、自分の欲望はそれなりにコントロールできるのだ。言わないけど。
 真っ赤になって俯いている山田さんの頬に手を当てて、顔を上げさせる。
「大人はね、そんな無節操にやらないんだよ。ゴムもないのにできるわけないじゃん」
「……」
「そんな心配してくれるなら、今度また、続きしようか」
「し、心配って!」
「どこがいい?」
 彼女は怯えたように目を伏せたが、やがてオレの耳元に唇を寄せて、そっと囁いた。

「横浜の、観覧車の見えるホテル」
442184:2005/10/15(土) 21:12:58 ID:Ay7oWIn0
以上です。
前は山田視点だったので、今度は野宮視点で書いたんだと思います。
(書いたのがずいぶん前なので、自分でもよく覚えていない)
次で貫通で完結の予定だけど、いつになるやら…。
大人になった倉持くん×はぐも書いてみたい鴨。
443名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 21:27:32 ID:CiaTgij5
待ってたよー!GJ!!
444名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:37:10 ID:uadY5eEE
待ってて良かった。・゚・(ノД`)・゚・。
倉持くん×はぐ共々続き楽しみにしてます。
445名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 23:38:58 ID:heJm+59W
あげ
446名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 21:28:43 ID:2/WWWUXH
age
447名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 22:19:10 ID:vrGH5bb8
↑ID笑いすぎw
448名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 15:22:13 ID:S92jBTau
449名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 20:00:47 ID:teMo/uFv
450名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 23:57:07 ID:CpVuw7Bc
451名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 14:41:25 ID:nXxl4yWH
竹本入院してカズさんとあーたらこーたらの後で泊まったホテルやらなんやらで
美津「今日の稼頭男さん…格好よかった…」
カズ「美津さん…」→そのままセクース

とか妄想してしまった俺はどうすればいい
452名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 19:01:06 ID:0HyuV/mx
そのままの君で居て
453名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 21:59:28 ID:OwaNpLFA
>>451
その妄想をここに書き込むきがないなら、なんもしなくていい。
454名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 17:04:30 ID:o0dWmZmQ
森田!
森田がいいよやっぱ・・。

でも倉持くん×はぐもかなり妄想ふくらみどころw

俺は志望高に無事合格した。周りは「お前ならトーゼン」的視線で俺を見る。
よくやったなぁなんて台詞は聞き飽きて、そのどれもに心はあまり篭っていないことをイヤってほど感じた。
入学してすぐ、美術部に入部。
理由は、勉強時間が確保できるから。ここの美術部は部員が少なく、おのおのが暗黙の了解で行動しているため自由度が高い。
放課後の美術室は静かで、気持ちをリラックスさせるには最適だと思ったのだ。
それでも美術部員であることには変わりなく、作品をたまに提出しなければならない。
初めての中間テストを終えて、仕方なく筆を取っている、といったところ。でもそれは表向きだ。
高校に進学してから覚えた油彩は、思ったよりも奥が深くて俺にとっては新鮮だった。
描きかけのカンバスをイーゼルに乗せ、じっと眺める。
まだ完全に乾いていない絵の具がてらてらとした光沢を放ち、美術室のきらきらした埃とともに目の前で踊っている。
彼の描く絵は抽象画で、全体にふんわりとした雰囲気の漂う明るい色使いをしていた。
タイトルは、女神。
自分でも陳腐だし滑稽だと思うけれども、それが一番しっくり来た。
描くのは俺の女神。
年上の癖に、俺と変わらない笑顔を持っていたひと。あの雰囲気と独特の空気感を、このカンバスに再現したい。
夏が終わるまでに仕上げて、あのひとに見せにゆこう。
記憶の中の女神との違いを教えてもらいに。
美術部に入ったということも、あのひとは知らない。驚かせてやろう。
そして、俺自身を、俺という全てを知ってもらいたい。
―さあ、続きを描こう。
455名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 03:53:07 ID:q66wldhz
>>454
やべ、超萌エス
456名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 04:00:24 ID:4Ns/XMXl
>>454
続きを是非!エロスも出来れば!!!
457454:2005/11/16(水) 15:51:23 ID:GR6TKCDg
どもですw
続き考えてるんだけど、いかんせんどちらもお子様で・・。
はぐって本当にエロ持っていきづらい・・。
漏れの文才じゃ、なかなかムズカシス・・。
458名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 20:22:50 ID:/qS8J4tG
エロでなくとも、完成した作品をはぐに持っていってくれたら私が鼻血を出して喜びます
459454:2005/11/16(水) 20:58:49 ID:GR6TKCDg
じゃあ458さんが鼻血ブーで失血死するくらいのを投下してみます。
なにげにこのスレ過疎気味だし、盛り上げようじゃないか!
と、言いつつ今忙しいからもちょと待て。
460名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 23:31:56 ID:AuqYYRza
森田×あゆ←野宮とか見てみたい。三角関係萌え!!!
461名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 03:26:24 ID:EkmDHo3j
真山×あゆが読みたいです。
リカさんに振られた真山をあゆが慰めるようなシチュとかで。
462名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:34:42 ID:krDybRKd
aげ
463名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 22:46:11 ID:WlR0Z/9w
ァゲ
464名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 02:20:28 ID:jTGMbCGi
あge
465名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 19:39:24 ID:Qj0KAmls
揚げ
466花本先生とはぐみ:2006/01/09(月) 01:46:39 ID:FISsMxdN
キスをするには身長が足りない。
腕を組むにも身長が足りない。
抱き締められても、それを返すだけの抱擁ができない。
なぜなら身体が小さいから。

休み時間に、質問にきた学生に答える修ちゃんの後姿にじっと視線を遣っていた。
年齢差に加えて、性格上からくる落ち付き方とか、温和な態度とか。
考えれば考えるほど憎らしい。
何が一番憎いかって、自分だけがこんなに子供な事だ。
あゆは、上背はあるし、抜けているところもあるけど皆に好かれるくらい可愛いし性格もいい。
話で聞いたことのある「リカさん」だって、どう考えても自分よりつり合う。
そんな中でが選んだのが自分だって、それは嬉しいことけど、疑問も残る。
なにせ、恋愛については全く自信がないから。
はぐは溜息を吐きながら、飲んでいたココアのマグカップをテーブルに置いた。
マンション以外で修ちゃんと一緒にいれるのは好きだけど、学校の時はなんだか嫌だ。
勿論、他の人とはなしをしているのを見るのが嫌だとか、そんな単純な理由もあるけれど、
いつもいつも、他の人と比べてしまう自分が居る。
選んでくれたのは修ちゃんなのに。
そう、信じる事ができなくなる。
「元気ない?」
花本がこちらに近づいてきた。
ノートを小脇に抱えて、にこりと口許が笑っている。
この人はやさしい。
だけど、それははぐだけのものじゃない。
「別に…。」
二人きりの時なら、こんな気持ちの時は甘えるんだけど、今は皆の前だから少し抑える。
そんな想いは、はぐの口からトゲトゲしさを含んだ言葉になって飛び出した。
「ウソ。元気ないだろ。…それともなに、おなか減った?」
『ウソ』は合ってる。
けど、おなかは減ってない。
ウウン、と首をヨコに振って、はぐは俯いたままで花本の顔を見ようとしなかった。
じっと床を見つめていたはぐの視界に、突然花本が現れる。
しゃがみこんだ姿勢ではぐの顔を覗き込み、「やっぱり元気ない」と一言。
それからそうっとはぐの手を取って、頬に小さくキスをくれた。
「修ちゃん」
教室の隅だからって、こんな事をしたら見られちゃうよ、とはぐは目だけで訴える。
余り大騒ぎをするとそれこそあやしいから。
けれど、花本はにこりとして動揺すらしない。
床の上に両膝をついて、はぐの首に腕を回し、ぎゅうっと抱き締めた。
「大丈夫。俺はお前が大好きだよ」
まるで超能力者のように、そう、言ってくれた。
教室で抱き合う二人に視線をくれる者は何人かいたけれど、それはごく微笑ましい光景に見えた。
だからきっと誰も気付いていない。
彼らの想いに。
467名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 12:49:29 ID:Cp+9dhAd
>>466
久しぶりに ネ申 が。
修ちゃんとはぐには、こんな感じが合ってますねー。
というか、はぐのエロが想像つかん。
ちょっと切ないけど、私はこういうお話好きです。
468名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 18:03:39 ID:dK1qc2hU
修ちゃん大好きー((o(´∀`)o))
469名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 07:34:39 ID:rJsPFgke
なんか切ないつうか
ほんと修ちゃんて神だな 原作でもそんな優しさでまくってるし
470名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 06:00:04 ID:9F6Kamwq
設定 前不利すっとばしていきます。
携帯から駄文スマソ(ノД`)


「ふぁ……っ。んっ」
彼の手が私の胸の上をゆっくりとすべる。頭の中は真っ白でその掌だけが現実味を帯びていた。

野宮さんの手は優しい。どこまでも優しく私に触れてきた。その優しい優しい手にすがりついてしまえばいいのに。と自分でも思う。でも、その手にすがったら終わってしまうから。だから私はまたあいつを…


「山田さん。ちゃんと集中して?」
ちょっと困った、どこか寂しそうな顔で彼は小さく笑った。
「あ……ごめんなさい」素直に謝ったのに、彼は
「おしおきだよ。」と言って私のそこに顔をうずめた。
「え…?あ…やだ!!野宮さっ…あぁっ……!」
羞恥で体が熱い。押しのけようと彼の頭に置いた手は、あまりの快感にぎゃくに押し付けるような形になってしまった。彼の舌は溢れでる蜜をすくいとり再び塗りこめ、小さな突起をいたぶった。
「い…やぁ…あっ…ふぁ…あぁ」
恥ずかしくて恥ずかしくていやいやと首を振ると、彼は滑らかな足の間から見上げてくる。恥ずかしいのと気持ち良いので溶けてしまいそうだった。目が合うと彼が優しく笑う。その優しい目になぜだか快感が走った。
「んんっ……あっ…あっ…や、の…みやさ…んっ」
ぴちゃぴちゃと濡れた音ざ鼓膜を刺激して、さらにそこはじっとりとして来てしまう。
抱え込むように舐めていた顔をようやくはなすと大丈夫?と覗きこんでくる。
「……大丈夫じゃないです。」羞恥で真っ赤な顔で睨むと。ごめんね。と小さな声で謝った。
起き上がった私の体を再びゆっくりと押し倒す。
「ごめん。でも、ちょっともう……」
悲しい でも優しい目でそう言うと、私の中にそろそろと指を入れてくる。いつも大人な彼の余裕が薄れた目をしているくせに 動きは私を痛めないようにと やっぱり大人の動きをしている。
「ふっ……んっ…」
「痛い?つらかったら言ってね?」
首を降って否定する。痛くなんかない。つらくもない。
異物感は否めないが私が感じているのは確かな快楽だ。
471名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 06:49:57 ID:9F6Kamwq
野宮×山田2



「うっ…くっ……」

力入れないで。と目や唇に優しくキスを落としながら、胸の突起を指でころがす。快感が増し、ますます私のそこは蜜が溢れる。
「指、増やすよ?」
遠慮がちな断りを入れてから、二本目の指を入れる。二本の指は私の中でぐちゅぐちゅと動き、内壁を撫でた。親指が突起を捉えて押しつぶすように力を加えてくる。快感の波に襲われ、つい声をあげてしまう。
「ふっ…あっ…!んっ…んんっ」
「山田さん、感じてるの?」
三本目の指を入れるため、そこを少しでも広げようと心を砕く彼の問いに答えはかえせなかった。
「野宮……さっ……あぁっ……っ」
痛い?と再びきいてくる彼に涙を溜めた目で精一杯首を横に振る。ほんとは痛いけど、彼が苦しそうな目をしてたから。
「野…宮……さっ…ん」
「何?どうした?」
と彼は耳を近づけてきた。どうして彼はこんなに優しいんだろう。優しくて優しくて……
472名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 07:15:37 ID:9F6Kamwq
野宮×山田3



「ぁっ…もっ……もぅ…」
「もう、イく?」
「違っ……あっ…も…指じゃ…なくて…」
赤くなって俯く私に彼は深くキスをして「山田さんってほんとかわいいよね」
と少しかすれた声で言うと、私のそこから蜜で糸を引く指を抜いた。かわりに熱い彼自身をあてがった。
「力ぬいて?ゆっくり深呼吸してね。」
優しい手てそっと頭を撫でた。
彼は息を吐くのに合わせてゆっくりと入ってきた。
一番奥までつくころには痛くもないのに少し血がでていて、私の蜜と混ざっていた。
「痛くない?膜が破れたから痛かった?」
私が首を降るのをみて、ごめんね。とつぶやいて少しずつ揺するように動きだした。
473名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 07:35:23 ID:9F6Kamwq
野宮×山田4



揺れに合わせて甘い声が出だすと少し揺れを大きくして…と私が痛くないように痛くないようにしてくれた。
「んっ…んっ…あぁ……あっ」
彼の熱い熱いものが私の内壁をこする度に信じられないぐらいの蜜と快感が溢れる。小さく甘い声は熱いオトナのそれへと変わっていく。
「あっ……あぁ…あっんっ……」
彼が触れた後が全部熱く感じられて、波に飲まれていく。
「あっ…んあっ…野…宮さっ」
腕を伸ばして彼を捕まえる。
「野宮……さっ…んっ…」
トロンとした焦点の定まらない目で見つめると彼は眉根を寄せ、綺麗な顔を歪めていた「山田さん…締まりすぎ……」
すぶやいてまた少し笑った。
「あっ…野宮さんっ野…宮…さっ…あぁ!!」
「……くっ」
ぎゅっと彼を抱きしめると彼も強く抱きしめてくれて、頭を撫でてくれた。その手が優しいから、私は快感と一緒に意識を手放した。
474名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 07:37:46 ID:9F6Kamwq
終わりです。
スレ汚しすみませんでした。しかもあがってたらすみません。吊ってきまつTT(_ _;)TT
475名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 19:39:53 ID:VL/3w+W2
GJ!!
476名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 21:47:37 ID:BOJvMcEt
はぁ すばらしい!
477名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 22:21:49 ID:Tv3kYzSK
474です。
GJ&レスありがとうございます。
稚拙な文章ですみませんでした(ΡД`q)
478名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 00:15:47 ID:dbPzlHNe
いやいや いいよ〜いいですよ
頑張ってくださいV(^-^)V
479名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 02:32:22 ID:yYv/QV8b
森あゆ・・・・が読みたい今日この頃。
480名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 07:12:31 ID:43sniRRY
ほす
481名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 03:53:34 ID:4Y3bRFUH
ほっしゅほっしゅ!
482名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 00:51:28 ID:ulL/YHd0
age
483名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:31:56 ID:GWMMQwuh
過疎・・・

484名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 01:43:55 ID:djm5AlX7
だれも森田はぐを書かないなら自分が!と思ったんだけど
イントロくらいならなんとかなりそうでも
本番に入ると「猫をかわいがり過ぎてノイローゼ」とか
そういう設定が浮かんでギャグか痛々しい話になってしまう。

しまいには「森田さんに女の気配?!」と感づいた真山が…
なんていう話にすり替わってしまいました。頭の中で。

だれも書かない理由がなんとなく分かった気がする。
485名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 19:18:30 ID:pZFSF2qi
私の脳内妄想のエロイ山田×真山なんですが・・・
投下してもよろしいでしょうか?

486名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 20:23:56 ID:HyV0+yBp
>>485
お願いします・・・
487名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:32:33 ID:O6kPm6Ym
488名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 16:31:36 ID:E9QbEcqN


+      +
+   +  +  +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   新作。。。まだ?
 (0゜∪ ∪ +   +     
 と__)__) +





489エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:26:50 ID:E9QbEcqN
私の妄想

エロ山田×真山 投下させていただきます。

真山がスペインに行って1年後の設定でございます。


苦手な方はスルーでお願いします。






490エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:27:36 ID:E9QbEcqN
 たまたま帰国した時に・・・1年ぶりに会った。
1年ぶりに見た山田は、見た感じはあまり変わっていないように見えたが、
少しだけ物腰が柔らかく、女らしさが増したように感じた。

「アノ人が変えたんだな・・・」

 美和子さんのメールで「山田と野宮さんが付き合っている」と聞いていた。
メールを読んだときに心の中で少し淋しいような感情が産まれたが、その感
情はすぐに消えた。山田を受け入れられないクセに、自分に向けられていた
好意がなくなると淋しいなんて・・・なんて自分勝手な感情なんだと。
真山は「誰かに必要とされている」というのが欲しかった。
本当に必要とされたい人に必要とされているのか自身がなかったから・・・


 久々の帰国で色々と忙しかったが、なんとか時間が空いたので事務所に
顔を出し、美和子さん達に差し入れを持って行った。夜御飯を一緒にと思
っていたが・・・。
トラブルが発生し皆、忙しくなっていた。
その中で山田だけが、時間があると言うことで夜御飯に付き合ってくれると
言っているが
「・・・いいのか?」
「えっ?だって真山1人御飯がイヤだから皆を誘いにきたんでしょ」
「その・・・野宮さんに・・・」
「いいの!!」
人が気遣って言った一言が山田の逆鱗に触れたらしく、怒った顔で
「今日は飲むよ!!」
山田は1人で気合いを入れて事務所を後にした。


491エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:28:19 ID:E9QbEcqN
 山田の「ココが美味しい」という店に行き・・・山田だけ飲みまくった。
何だかんだ言ってもケンカ?しているらしい野宮さんの事が気になっている
ようで、野宮さんの話題で持ちきりだった。
最後は悪口大会になったが、オレが席を外している時にこっそりと携帯をチ
ェックしている姿を何度か見た。その姿は1年前には見られない変わったと
見られる彼女の一部だった。
 トイレから戻ると、メニューを見ていた山田のカバンから・・・
待ち望んでいたメロディがなった。
一瞬躊躇したように見えたが、目は喜んでいる。
「ちょっと・・・」
少し恥ずかしそうにはにかんで携帯を取り出し、席を立った。
しばらく1人でタバコを楽しんでいると、先刻とは天と地の差がある般若の
ような顔付きの山田がピンヒールをガツガツ鳴らして帰ってきた。
席に着くなり、オレの飲みかけの焼酎を一気に飲み干した。
「・・・山田?」
恐る恐る声をかけたオレを
「今日は本当に飲むわにょ!!」
もう大分飲んでいるのと怒っているので、あまりロレツが回っていない・・
でも、まだ飲むらしい・・・
オレは「野宮さん・・何したんですか」と心の中で舌打ちしながらもう帰りた
いと泣きそうになった。
492エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:29:17 ID:E9QbEcqN
 結局、あの電話の後の山田は荒れて、オレが静止するのも聞かずに飲んだ。
そして・・・つぶれた。
 タクシーに乗せようと駅の乗り場までいったら給料日後の金曜日ということ
もあって長蛇の列が見える。ベロベロになって半分眠っている山田を抱えたま
ま、この列に並ぶのは苦痛に思い、仕方なく、真山は自分が泊まっているホテ
ルに連れて帰った。


 幸いな事にツインルームだったので、片方のベッドに山田を放り出し、真山
は冷蔵庫からミネラルウォーターでノドを潤した。
 ベッドの上では酔っ払って幸せそうな顔をした山田がむにゃむにゃと何か言
っているように見えたが、何を言っているかは聞こえない。
「はぁー」
大きなため息が出る。仕方ないとは言え部屋に連れてきたのは流石にまずかっ
たかと大きな後悔が出始めた時
 聞いたことのあるメロディーが部屋の中に大きく鳴り響いた。
山田の携帯が鳴っている。
その携帯の持ち主は・・・突然鳴り響いている音に少し不愉快な表情を浮かべ
ながらも・・・眠っている。
しばらく携帯は部屋に鳴り響いていたが、持ち主に出てもらえなかった。
また、部屋に静寂が戻る。
 あまり大きくない窓からは、眠ることを知らない都会が映し出されている。
二重窓になっていても、外の行きかう車の音と山田の寝息がかすかに聞こえる。
真山が途方にくれている事も知らないで眠っている山田はごろりと寝返りを打ち
また寝息をたてている。
 その時、静寂をやぶって携帯電話がまたメロディーを奏でた。
今回はその音に山田が起き上がった。
しかし、まだ少し酔っているのと、この状況が飲み込めない山田は
「なっ何?・・・ってココ何処?」
一人でパニックになっている。
493エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:30:45 ID:E9QbEcqN
目線を泳がせ、髪の毛や洋服を気にしているうちに・・・
携帯電話は演奏をまたストップした。
「真山・・・あの・・ココは・・・」
恐る恐る聞く山田に真山は、冷蔵庫から新しいミネラルウォーターを取り出し
「このバカ!!・・・こんなになるまで飲むな!!」
一喝し、ペットボトルを渡した。
「なっ何よ・・そんな大きな声で言わなくてもいいじゃない。」
山田も負けじと大きな声で反論したが、状況が段々とわかってきたらしく、小
さく「ごめんなさい」と言った。
「携帯・・鳴ってたぞ」
その一言で山田は急いでベッドから立ち上がろうとしたが、まだ酔い身体に残っ
ているせいか、バランスを崩してベッドから落ちた。
「きゃっっ」
「大丈夫か?」
「だっ大丈夫・・・・」
いそいそとカバンが置いてある小さなソファーに向かい携帯電話を取り出し、
せわしなく操作をして・・・・明らかに落胆している。
控えめなライトしか点いていない部屋の中で、山田の横顔にうっすらと涙が浮
かんでいるようにも見えた。
静かに携帯電話をカバンに戻すと、
「・・・ごめんね。私、帰るね」
カバンを片にかけ歩き出す山田は・・・泣いていた。
「山田・・・おまえ・・靴はいてないぞ・・・」
まだ完全に酔いが醒めていないのと、先刻の携帯電話での気が動転していたのと
が重なり、自分が裸足でいるのに気が付いていなかった。
「やだっ・・・恥ずかしい・・・」
顔を赤くし、また眼からは涙がこぼれた。
その場で立ち尽くしている山田を真山はベッドに座らせ、バスルームからタオル
を持ってき、山田の顔にあてた。
「ふっぇ・・・真山・・こういう時は普通ハンカチだよ・・なんでタオルなの」
「オマエにはタオルで十分だ」
「・・・ひどいなぁ・・・っ・・・っ」
声を押し殺して泣いている山田に、真山はどうすることも出来ずにいた。
494エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:31:43 ID:E9QbEcqN
顔にタオルをあてていた山田が突然立ち上がり、部屋の備え付けの小さな冷蔵庫
の中からビールを取り出し、一気にノドに流し込んだ。
「山田・・・何してんだよ!!」
「・・・いいの。まだまだ飲むんだから・・・真山も!!」
冷蔵庫からもう1本缶ビールを取り出し真山に差し出す。受け取ろうとしない真山
の横に強引に座り、手に缶ビールを渡す。
真山は仕方なく受け取り、とりあえず一口飲む。
横の山田はグビグビとノドを鳴らし、無理矢理飲んでいるように見える。
「真山・・・飲んでる?」
「・・・飲んでるよ」
「嘘・・・全然飲んでないじゃない」
「オマエが飲むのが早いんだよ」
「・・・真山・・もう1本」
空になった缶を振って催促する。仕方なく冷蔵庫に取りに行こうとするとシャツが
引っ張られている。振り向くと・・・山田の腕がオレの首に絡まりついてきた。
突然の出来事でビックリし、少しよろけて反対側のベッドの上に倒れた。
オレの身体の上で山田が首に絡めていた腕を外し、さっとオレのメガネを外した。
「山田?何してる?・・・」
「いいの。黙ってて・・・真山は何もしなくていいから・・・」
言い終わらないうちに山田は唇を重ねてきた。
驚いた真山は山田を引き剥がそうとしたが、山田は唇を離そうとしなかった。
「・・まてっ・・山田・・・」
唇を少し離した隙をついて山田が舌を滑り込ませてきた。山田の舌は少し熱を帯び
ているかのように暖かく、自由に真山の口内を泳いでいる。
「・・・んふっ・・・んっっ・・・」
聞いたことのない甘い声が山田から漏れる。
されるがままの真山は、頭の中がパニックになりながらも軽い興奮も感じてる。
それを気づかれないようにしていると、山田の手がオレのシャツのボタンを外しに
移動している。流石にこれ以上はマズイと思い
「山田・・・もう止せ。」
しかし、山田の手は止まらずシャツのボタンを全部外した。
「山田・・・本当にもう止めよう。」
「大丈夫。・・・イヤ?」
「・・・大丈夫って、お前野宮さんと・・んんっ」
また真山の唇が唇でふさがれた。

495エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:32:37 ID:E9QbEcqN
先刻とは違って激しいキスに真山の理性もふっとびそうだった。ぎりぎりの理性を保
ちながら、真山は身体を離そうとした時に山田の手が・・・真山に触れた。
「ふふふっ・・大きくなってる」
真山は顔が熱く、赤くなったのを感じた。口では否定しながらも、山田の愛撫に感じ
ている自分を指摘されはずかしかった。
長い指を器用に動かし、少しずつ大きくなっていくのを楽しんでいるように見えた。
「・・・っん」
その指使いに声が漏れる。
ベルトを外し、パンツを脱がされ剥き出しになった性器を指と舌でさらに大きくさせ
る。小さな口いっぱいに性器を頬張っている姿は少し切なげで、真山をさらに興奮さ
せる。
 もう今さら後には引けない真山はそっと手を伸ばし、胸に触れる。ワンピースの上か
らも、その胸のふくらみの上にあるもう一つの小さな硬い物があるのがわかった。
上半身を起こし、一度中断させ、ワンピースを脱がせる。
淡いクリーム色のブラを外し、直に胸を触る。キメの細かい美しい肌はうっすらと汗
をかき、女にの匂いを発している。
 胸の先端にある小さな果実を口に含み転がすと甘い声が室内に響いた。
真山はその果実をわざと大きな音を立てて食べながら、手を女の匂いを最大に発して
いる箇所に這わせた。布越しにも濡れているのがわかる。
割れ目の部分を何度か指でなぞればその潤いは増し、山田の声もさらに甘くなる。
「まっ真山ぁ・・・んっ・・・」
腰をくねらせながらキスをねだる山田に噛み付くようにキスをする。
舌と舌が卑猥な音を立て絡み合い、胸の先端の果実は赤く存在を主張し、女の匂いを
発する泉はこれ以上ない位に溢れてくる。その泉の奥に指を滑り込ませると、中は暖
かく、真山の指に絡みついてくる。
「やっっ・・・んんんんっっ・・・・はぁぁぁっ・・・」
指を動かす度にイイ声が部屋に響く。その声がもっと聞きたいと親指で小さいけれど
今、もっとも敏感になっている小さな芽を軽く押す。
「ひゃっっ・・・あっんっっん」
あまりの刺激に腰を引く山田を腕でがっつりと押さえ、その芽を丹念に、やさしく紡
いでいく。
496エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:33:34 ID:E9QbEcqN
「んっっ・・・んんんっ・・」
まるで振り落とされないようにしがみつく山田は荒い息を吐き
「まっ真山・・・もうっ・・・」
「いいよ。・・・イって」
「やっぁ・・・」
「・・・何で?」
そう言いながら山田の泉から溢れている液体をそっとすくい、その透明な液体をぷっくり
と膨らんだ芽に付け、ぬめりと一緒にさらなる新しい刺激を与える。
「んんんんんっぅ・・・・はぁうっっ」
大きな声を上げ、腰から崩れ落ちるようにして山田が果てた。泣きそうな眼で真山を
見ながら
「もうっ・・・真山は何もしないでって言ったのに・・・」
「良くなかったの?」
「ばかっ!!」
 山田は真山を再び押し倒すと、身体に残っていた服を全部脱ぎ、自ら真山に重なった。
もう十分すぎるほど潤っているその泉は真山を簡単に飲み込んだ。
ゆっくりと腰を沈める山田の姿は恐ろしいくらいに淫靡で真山の視線を釘付けにする。
 2人の結合部からはきっとこの世で一番いやらしい水音がピチャピヤとリズム良く聞
こえ、さらに興奮を高める。
少し後ろに傾き、手を着いきまるで真山に結合部を見せ付けるかのようなポーズで腰を
振る。
「はっ・・・はっ・・・・」
「あんっ・・んんんっ・・・真山ぁ・・・」
山田の泉は潤いつつも、ぴったりと隙間無く真山に絡みつき、もっと奥へ奥へと誘って
いる。腕を伸ばし、胸の先端部分だけを指でつまむと、真山をかなりの力で締め付けて
くる。
「すごい・・・真山の・・まだ大きくなってるっ・・・」
片で大きく息をしながらも山田の腰はさらに角度を変えて攻めてくる。
その動きに合わせて真山も下から突き上げる。
「やっっんんんっ・・・はぁっ・・・」
顔をイヤイヤするように振りながら、一段と腰の動きが早くなる。
真山も執拗に絡み付いてくる山田に、そろそろ限界を感じ、片手をまた小さな芽に這わ
せ、軽く押してみた。
「いやっぅ・・・それ・・だめっっ・・あふっっ・・んんんっ」
腰がやや引き気味になりながらも、真山をきつく締め付けて離さない泉からは真山の内
腿にまでべっとりと透明な液体が光っている。
497エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:34:27 ID:E9QbEcqN
片手で山田の腰をホールドし、もう片方の手で小さな芽を摘まみ、全力で腰を突き上げる。
「もうっ・・ダメッ・・・やぁぁぁぁっ・・・・」
勢い良く弾けた風船のように山田が果て、その後すぐに真山も山田の中にすべてを放った。



 真山の上に倒れこんだ山田は「はぁはぁ」と息苦しそうに呼吸をしている。
「真山の心臓・・・すごい早鐘だね」
「お前も同じくらいドキドキしてるぞ」
「そう?」
起き上がろうとした真山を唇で塞ぎながら山田は再び押し倒した。
「・・・・んんっ・・・ふんっ・・」
また快楽の世界に誘うようなキスを繰り返す。そのうちにだんだんと、山田の中に入
ったままの真山が再び強度を増していく。
「山田・・・お前・・・」
「明日お休みでしょ?」
「そうだけど・・・」
「なら、いいじゃない」
山田が見たことのないような美しい笑みを浮かべながらまたキスをする。
 真山は快楽の波に身を任せながらも「野宮さん・・山田に何を教え込んだんですか」と
小さくぼやいた。

498エロ山田×真山:2006/02/20(月) 21:35:36 ID:E9QbEcqN


以上でございます。
お眼汚し失礼しました。


最初に間違えてageてしまいました・・・。すみません。


499名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 21:45:47 ID:5/gJg7bF
GJ!!!!!!
500名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 21:49:24 ID:5IkTuNyN
人称の統一と改行をなんとかしてくれorz
501名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 21:11:34 ID:/E/zx7bm
>>484
そこをどうにか超頑張れ
502名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 13:15:47 ID:tB02uu3Z
tesu
503名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 00:51:38 ID:sG3dTLZL
AGE
504名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 16:35:12 ID:FFSSc1Bm
修ちゃん×はぐ→森田で脳内妄想してたんだけど、ダメだ。エロに至らない…。
はぐが泣いたら修ちゃん止めそうなんだよね。
なんか良くも悪くも大人すぎ。
酒の勢いでとも思ったけど、修ちゃんアルコール強いし。
あーああ('A`)
505名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 03:35:10 ID:7UPpZVsh
山田×真山超GJ!!!
久々に萌えた
506名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 16:43:31 ID:hwVbJgRF
>>504
いつ投下するかは分かりませんが脳内妄想完了したら
投下しましょうか?
507名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 06:53:12 ID:mPhLXYq6
>>506
504じゃないけどして!してしてして!!!!
508504:2006/04/08(土) 09:37:10 ID:S5gI1Oyp
>>506
おお神が!!!
いつでも良いのでお願いします…!
509名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 18:52:46 ID:GLJVU8rJ
504です
いつまでも待たせてスイマセン;;
神とまでは行きませんが書かせて頂きます。
510名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 23:25:16 ID:xVC4n/+5
>>509
いつまでもお待ちしております犬のように!
511名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 19:55:45 ID:D4K4oxU0
修ちゃん×はぐ。。

季節は夏。
鬱陶しいほどの蝉の声と眩しい夏空。

「修ちゃん、私もう暗いし帰るね」
そう言ったのは従兄弟の娘、はぐみだった。
昔から何より大事にしてきて、虫一つ付けなかった。
それゆえに純粋無垢で、汚れ無い「女の子」だった。
きっと皆も幼いからという理由で歯止めをしているのだろう、血の繋がりがある関
係から見ても如何しても可愛らしく見えてしまう。その度に虚しさを覚える。
中身のまだ入ったコーヒー缶をわざと音を立てて机に置く。
「修ちゃん、それ新発売のやつだよね?美味しい?」
「はぐ、飲むなってそれ苦いし大人の飲み物で・・!」
バシャッ・・
「うわっごめんごめん!かなり濡れたなー・・」
コーヒーを思わず溢してしまいはぐみの服はびしょ濡れになってしまった。
しかも季節は夏で、薄い素材のワンピースを着てたのでその幼い裸体に
服が張り付いて透けていた。
「・・ごめん、ほらタオルで今拭いてやるから。」
小柄なはぐみの前に屈んで雫の付いた髪を拭く。そうしているうちに二人の顔は
接近していく。思わず服の張り付いた身体に目がいく。
「・・修ちゃん?」
「――・・はぐ・・」
小さな彼女の肩を引き寄せて彼はそっと口付けをした。

「・・・ん・・修ちゃ・・?」
512名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 03:45:44 ID:gCMQYywl
(*´Д`)ハァハァ
513名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 18:13:27 ID:Jz/cx8wV
修ちゃん×はぐ

彼は彼女の小さな口の中で舌を嫌らしく動かす。子供のするような「口付け」
ではなく大人の口付けを。
「しゅ・・っちゃっ・・ぁ・・」
彼女はまだ幼さの残る顔を火照らせて、瞳には涙を浮かべていた。
「ごめ・・はぐ、俺・・」
修司は濡れたはぐみのワンピースを捲り上げるように脱がす。
「や・・っやだ修ちゃん・・」
「泣かないでくれはぐ・・っ」
はぐみはこれから何が起きるか分からなく、只修司の肩を必死に抱きしめて泣き
じゃくる。
そしてまだ幼い胸を彼は強く触り、その先の突起を指で転がす。
「・・っぁ・・私のこと怒ってるの?だからこんな・・っこんな事・・?」
何も分かってない。鈍感で自分が誰に想われてるかも理解できない子供。
そんな彼女に無性に腹が立って下着までも降ろし、彼女を生まれたままの
姿にした。
「見・・見ないで修ちゃ・・やめてっ」
「っ・・はぐ・・好きだ・・」
「だったら何で・・こんな事・・ひっく・・」
余りにはぐみが泣いて泣いて拒むので、口付けで言葉を塞ぎ、秘所に嫌らしく音を
立てて刺激を与える。
「・・っ!!そんなとこ・・修ちゃん!」
初めは怯えて嫌がってた彼女も、そのうちに秘所を濡らし息が荒くなっていった。
514名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 17:26:33 ID:e/c0cg2l
しゅ、修タン…
(*´д)ハァ(*´д`;)ハァ(д`;)
515森はぐ:2006/04/16(日) 22:54:00 ID:ehc+kJEV
ここで唐突に森はぐ投下。コーラス読んで萌えたもので。
微妙にネタバレになるので嫌な方、スルーしてください。
516森はぐ:2006/04/16(日) 22:54:38 ID:ehc+kJEV
「……生きていてくれればそれでいい」

そう言って彼はあたしを抱き締めた。
不意にいつかのキスを思い出す。花びら舞う春、あたしは彼とキスをした。
ずっと忘れられなかったの。あの感触。口唇の温度。

「描かなくても……いい……?」
「お前の全ては描くことだけか?そんなの違うだろ」
「あたし……」
「描くだけの人生が意味あるものだとか、そんなの俺は認めない」

彼の瞳があたしを射る。真っ直ぐな黒い瞳があたしを縛る。
ずっと待っていたのかもしれない。いまのこの瞬間を。
彼があたしを捕らえるその瞬間を。

ねぇ、あなたが欲しいのはあたし?
それともあたしの失いかけている、この才能なの?

「あ、あたしっ……、もう全部なくなっちゃったんだよ?
いまのあたしじゃ、あなたと世界を見ることが出来ないの……!」
「俺が見せてやるよ」
「っ……」
「お前が見てきたもの、これから見るもの、全部。俺が見せてやる」

好きだ。

搾り出すような声が、耳元で聞こえた気がした。
気がつくとあたしは無機質なこの部屋の床に押し倒されていた。背中が冷たい。
目を開けると、変わらぬ視線があたしを求めている。

「好きだ」
「初めて逢った時から、ずっと」
「お前が描けないなら、俺が描く。お前が描きたいものを」
その言葉に、あたしはようやく微笑むことが出来た。
うまく笑えたかどうか、わからないけれど。
もしかしたら涙がこぼれていたかもしれないけれど、とにかく。

「うん……、ありがとう……」

この気持ちを伝えたい。感謝、憧憬、思慕、あなたのその才能への嫉妬、全部。
眩暈すら錯覚する。その、言葉では言い尽くせない感情に。
これほど筆を持ちたいと思わせる感情を、あたしは他に知らない。
いままで知らなかった想いを、彼はあたしに与えてくれた。
517森はぐ:2006/04/16(日) 22:56:23 ID:ehc+kJEV
あの日以来、再度重なる口唇。
あの時とは違う、ただ触れ合うだけのキスじゃない。
深く、互いを絡めとるようなキス。求めて、求めて、ただあなたを感じたかった。
瞳を閉じて、全身に彼のキスを受ける。
「っんん、ん、……」
息をすることすら許してもらえない。執拗に繰り返されるキス。
次第に彼の手はあたしの衣服に伸びた。
あたしはまったく抵抗しなかった。誰かと肌を触れ合うなんて、初めてなのにあたしの頭の中は酷く冷静だった。
「はぐみ」
初めて名前で呼ばれたことに、驚いて目を開く。なんだかくすぐったくて面白くて、クスリと笑うと、彼は照れくさそうにまた口付けた。
「……お前も俺の名前呼べよ」「やだ」「このやろコロボックル」
他愛のない会話がこんなにも愛おしい、あなたの声があたしを呼ぶ、ただそれだけがこんなにも嬉しい。
自分の気持ちに素直に向き合うということがこんなに幸せだとは知らなかった。

あたしは彼とこうなることを望んでいたのだろうか。
だから、ただ導かれるままにこの部屋についてきたのだろうか。
信じていたものを失って、男に縋ろうとしているの?
違う、そんなのじゃない。あたしはこの人を愛している。
自問自答を繰り返しながら、彼があたしの中に入ってくるのを待った。

518森はぐ:2006/04/16(日) 22:59:37 ID:ehc+kJEV
はぐの一人称って「あたし」でしたっけ…(;^ω^)
やっぱり森はぐがすきだなぁ。一応続きます。
519名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 00:45:18 ID:RxpZgdHu
森はぐ!!!!
520名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 01:05:32 ID:e/J1nLPw
モノローグは「私」だね 続きお待ちしてます
521名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 17:39:30 ID:jMMvOvId
修ちゃん×はぐ
なんか私より素敵な文才の人がいますがかいちゃいます。


「修ちゃ・・んっ・・」
幼く見えて可愛らしい印象を持つ彼女は今嫌らしい音を秘所から立てて
足を震わせている。
「っ・・はぐみ・・」
触られたことの無い大切なところを弄られる恥ずかしさとその指から伝わる
初めての刺激が頭の中で回って混乱して顔が火照る。
彼は刺激を与える指の動きを止め、下に着ているものを全て一気に脱いだ。
「――・・しゅ・・ちゃ・・?」
彼女の目には見た事の無いグロテスクなものが映った。
「や・・?修ちゃ・・んっやだ・・」
「心も体も許したんだから覚悟ぐらい出来てるんだろ?」
「や・・っやだやだ・・っ修ちゃんなんか嫌い・・」
時が止まったように静まる古びた倉庫。
「――・・ごめん。もう明け方だし帰れ」
笑顔だった。小さい頃泣いて我侭を言う私を宥める時と同じ表情。
急いで覚束無い足で服を着て帰った。
後から後から何かが止まらなかった。傷つけててしまったんだろうか。

朝まで起きてたのに眠気はしなかったので着替えて学校へ向かった。
1日中彼の表情の先が気になって何も集中できないまま夕方になった。
夏とは思えないほどの暗さに寒さだった。
はぐみは昨日の倉庫へ向かって走っていった。もう彼女の気持ちは固まっていた。
ガチャ・・キィ・・
「修ちゃん」
「はぐみか・・今日は暗いし最近不審者もいるから気をつけて帰れよ」
「昨日の続きが知りたい」

風が吹く。少しの沈黙の後彼は口を開いた。
「あんなこともう忘れろ」
「修ちゃん、好き。昨日のことが忘れたくても消せないんだもん・・。」
段々と弱々しくなっていく彼女の顔を見て彼は少し微笑み、
「じゃぁおいではぐ」
近づいていったはぐみに修司はキスをした。優しいと思わせて後から嫌らしくなる
大人の口付け。
「修ちゃ・・ん・・ぁ」

これからも二人の秘密の関係は古びた倉庫で続いている、いつまでも・・。

end
522名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 18:16:41 ID:jMMvOvId
なんか微妙なとこで終わらせてスイマセン。
しかもエロくないし萎えるし。
呼んでいただき真に有難う御座いました。
523名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 21:13:10 ID:EQdoEI3z
修はぐGJ!!!職人さんが続いて嬉しいなぁ(*´д`*)
524名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 00:53:29 ID:7V4b5tG4
森はぐも修はぐもGJ!
やぁ、待ってました!
525名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 01:05:45 ID:lOhaqhB7
はぐちゃん祭りが!!!!
ワッショイ!ワッショイ!ありがとう!職人さん!!
526森はぐ:2006/04/18(火) 14:09:17 ID:do2zfOxS
517の続きです。修はぐ程えろくありませんが、ぬるエロなら…!

527森はぐ:2006/04/18(火) 14:10:47 ID:do2zfOxS
「ん、ふあっ、……ぅっ」
自分の口から卑猥な喘ぎが出たことに少し驚いた。人間の本能なのかしら。
彼の手があたしの乳房に、腰に、女の子の大切な場所に、伸びる。あたしの全てを彼が知っていく。
「やっ、ダメっ、っあ、」「いいよ、もっと声聞かせろよ」「や、だ、そんなっ…」
意地悪なその声がすきよ。おかしいね、最初はあんなに嫌なひとだと思っていたのに。
彼の指先の動きひとつで押しては寄せる快楽の波。その度に聞こえる淫猥な音。
指が入る、抜ける、その繰り返し。足につたう蜜を感じ、身体が徐々に彼を受け入れる準備を始めているのを知った。

ふと脳裏に浮かぶ、2人の大切なひと。 
1人は竹本くん。あたしのことをすきだと言ってくれたひと。
竹本くんの気持ちはすごく嬉しかったけど、それと同じくらいあたしは戸惑った。
急に『男の子』として意識してしまって、避けて、彼を傷つけてしまった。それでも今もあたしの傍にいてくれる。
彼に抱かれて喘ぎながら、竹本くんを思い出すだなんて、2人に対して酷いことだと思う。
もう1人は修ちゃん。いつもあたしを守ってくれるひと。
きっと今もあたしを探しているだろう。ごめんね、修ちゃん。あたし……

「なに、考えてる?」息切れとともに、彼の低い声が聞こえてあたしは我に返った。
「なにも……っん……」彼の指先の力が強くなり、蜜が溢れ出す。彼はその蜜を指先ですくって舐めた。
「上の空だったぞ」「そんなこと……」「誰のこと考えてた?」どうやら全てお見通しらしい。
「お前さ、こういう時くらい俺だけを見てくれてもいいんじゃないの」そう言って、彼は一気にあたしの中に入った。
「やあああっ………!!!」あまりに突然の快楽にあたしは仰け反った。痛みに我慢出来ず、彼にしがみつく。
「……お前見てると滅茶苦茶に犯したくなる」脳裏に響くその言葉もいまは意味など考えられない。
彼はぐいとあたしの足を開いた。彼との繋がりを目の辺りにして、あたしは興奮した。「こ、んな風になるんだね……っ」
「へぇ、そんなこと言えんのか、まだ余裕じゃん」「よ、ゆうなんて」「まだいけるんだ?」「ちがっ……」
彼があたしの中に一気に吐き出す。熱い。あんまりだ。こんな時まで苛めるなんて。あたしは快楽のあまり意識を無くした。

「おい」
「コロボックル」
「……いい加減機嫌直してくれよ」

あたしはそっぽを向いたまま。知らない振りをしてみせる。
目を覚ました頃には既に日は落ちかけていた。夜が始まろうとしている。
「おーい、マウスちゃん」「悪かったってば」「こっち向けよ」
あたし達は裸のまま、攻防を続けていた。無言のままつーんと顔を背けるあたしに彼はひたすら謝り続ける。
心の中で考えるのはこれからのこと。さて、どうやってやり返してやろう。先手は打たれてしまったけれど、でも、次はあたしの番だ。
「はぐみ」
優しい声色にあたしはときめく。こういう時に名前を呼ぶのはずるい。ホントにずるいひとだ。
「こっち向けって、……もうしないから」
「……嘘ばっかり」
あたしは笑って彼に向き直った。夜が始まる。あたし達も、まだまだこれからなのだ。
528森はぐ:2006/04/18(火) 14:12:38 ID:do2zfOxS
>>520
一人称「私」でしたか…il||li _| ̄|○ il||li
今回直そうかと思ったけど、統一しました。ご了承ください。
これでとりあえず終わります。
529名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 10:10:57 ID:L82aUR92
萌えさせてくれてありがとうございます!
森田カコイイ!森はぐのエチーはあまり見たこと無かったので新鮮。
次回作お待ちしてます!
530名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 11:43:33 ID:NS5xwiIA
キチク森キャー∩(´∀`∩)(∩´∀`)∩キャー
531名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 22:00:10 ID:mHLnkAhG
age
532名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 12:18:46 ID:Ak4Dj5+p
さて、修はぐが洒落にならなくなってきたわけだが。
森はぐ・竹はぐはもう望めないのか…?!
533名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 02:09:46 ID:BG7NV2yk
ここの神様に、ウミノ氏と成り代わって最終回描いてもらいたい
森はぐぅ…………
534名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 11:12:20 ID:qPVtEkmz
誰も今月の森はぐがやってるとは言い出さないのなw
一緒に寄り添って寝てるのに。
535名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 14:36:44 ID:s+4eWChN
コミック派なんだが、そんなことになってるのか!
修はぐ好きだけど、あくまでマイナーカプとして好きだったのに…
でも最後の最後でくっつかないってのも嫌だし
正直かなり複雑な心境だ。
536太陽と草原(1):2006/04/30(日) 13:26:59 ID:Q0WrgQ5t
今月号の展開に吃驚して書いた、自己満足エロ無し修→はぐ妄想。
本スレへの転載だけは許してください、お願いします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 修司はモンゴルの地平線に浮かぶ朝日を眺めながら、日本に置いてきた自分の娘とも言える少女のことを考えていた。
日本を飛び立ってから、想うのはずっとあの子の事ばかりだ。
 いま何をしているのか、元気でやっているのか、そして――寂しくは、ないか。

「俺はさみしいよ、はぐ」

 遥か彼方、海の向こうにいる少女に向かってつぶやくと、吐き出した空気が白く染まった。
薄緑色の草に付いた霜が太陽の光によって溶けるのには、まだ時間がかかりそうだ。
気化していく蒸気の中で、彼は自分のいるべき道を見失ってしまったかのように感じた。
けれど彼の途方に暮れたような気持ちとは関係なく、草原の朝はいつもと変わらず厳しい寒さに包まれていた。
 体の芯まで凍り付くような冷気。
だがそれとは違う。自分でも説明付かないほど心が寒くて、修司はごわごわしたジーンズのポケットに手を突っ込んだ。
 カサリ、とまるで彼の心のように乾いた音が小さく鳴った。
修司はそれを掴むと、自らの皮膚を再び冷気の元へと晒す。
その僅かに震えた、乾燥によってひび割れた手に握られていたのは、一枚の写真だった。

「はぐ……」

 まるで恋煩いのようだ、と苦笑しつつ、儀式のようにそっと両手で包み込む。
何度も見ているうちに四方の端がよれてしまった笑顔は、彼の冷え切った心にあたたかな光をもたらした。
 抜群の性能を誇る保温剤にほっと息をつきながら、修司はなぜこれほどまでに彼女のことが気になるのだろうか、と思った。
一緒に暮らし始めてから、こんなに長く離れたのは初めてだから?
 娘を持つ父親も、出張先でこんな気持ちを味わうのだろうか。
魂を切り取られたかのように切なく、さみしく、やりきれない気持ちを。
 こうやって寝付かれずにパオを抜け出し、はぐみの写真を見つめるのも初めてではない。
 まるで消化不良に陥ってしまったような自分の心が掴めず、修司は考え込むように眉を顰めた。

「たしかに自分の娘のように大切に思ってるけど……」

 全てをさらけ出すような広い大地の上では、うむやまなままにしておけなくて。
修司は瞳を閉じて、全ての光景を視界からシャットアウトすると、セピア色の世界の中で自分の心を見つめ直した。

 うねった迷路を進んだあとに現れた、白いドア。
彼がゆっくりと心の扉に手をかける。
と、突然それが内側からはじけ飛んだ。

笑い顔のはぐ。
泣き顔のはぐ。
少し困ったような。
怒ったような。
はぐみの顔。

 ぽんぽんと勢いよく飛び出して来た立体映像の世界は、全てはぐみで造られていて。
平原を渡る風の音に混じって「修ちゃん」と呼ぶ甘い響きが耳に届いた。
 さっき自分の気持ちを恋煩いのようだと表したけれど、それは……。
537太陽と草原(2):2006/04/30(日) 13:30:44 ID:Q0WrgQ5t

「くっあぁ〜、バカだね、俺も」

 何故今まで気づかなかったのか。
修司は地面にしゃがみ込んで、大きく頭を抱えた。
そして何より、たぶん全くと言っていいほど望みのない自分の恋に、頭を抱えた。
 いま、だれよりも少女の側にいるのは自分だろう。
だがいつかきっと、竹本が、森田が――その素朴な優しさで、共通の才能で――彼女を攫っていってしまうだろう。
 何て損な役回りだと、きっと人は言うだろう。自分でも少しそう思う。
一生懸命育てて、守って、愛して。他の男にくれてやるなんて。
本当は嫌だ。
 自分だけがはぐみをみて、はぐみにも自分だけを見て欲しい。
互いの傷口を舐め合うようだった理花との関係とは違って、
突如ハッキリとした形になった恋心には、独占欲が一緒になってくっついてきた。
でも――……。
 修司はかぶりを振ると、膝を伸ばして起ち上がった。
そして、すっかり顔を覗かせた太陽に向かって、大きく伸びをする。
 
はぐみが誰を選んでも、笑って祝福してやろう。
修司は少女の笑顔のように明るい日差しに、目を細めた。
 人を愛することなど出来そうにないと思っていた自分の心を、いつの間にかその小さな手のひらで治してくれた、大切な、存在。 
 だがそれまで、その日がついにやってくるまで――彼女の翼となって彼女を優しく守ろう。
煩く求愛の歌を叫ぶ若鳥ではなく、以前と変わらない、親鳥のような立場で。
男を感じさせず、ただ包み込むように。
 修司は少女の笑顔をもう一度見ると、何事もなかったかのように、それを再びポケットの中にしまった。

「よし、そうと決まればこんな所とっとと離れて、はぐの元に帰国、だな」

 彼はわざと父親のような口ぶりで道化るように言った。
 別れるときが来ると分かっていても。分かっているから、それまで、1秒でも長く、一緒にいたい。離れたくない。
 一番側にいるから、愛を告げることも許されないのだ。
自分は彼女にとって失うにはあまりに大きな存在になりすぎた。
 けれど誰のものでもない彼女と、今のこのひとときを一緒に過ごすくらい。それくらいの振る舞いなら、許されるだろう。
もちろん、どこかの馬の骨が恋人役に収まっても、はぐの過保護な保護者役は一生誰にも手渡すつもりが無いのだけれど。

「大人も辛いな……」

 捨てると決意した想いに、惨めに縋り付きそうになる。
やっと見つけた自分だけの幸せ、やすらぎ。
でも、守りたいものがある。だからきっと強くなれる。

「若者達の青春パワーに当てられたかな」

 自分が考えたとは思えない、思わず赤面してしまうほど恥ずかしい科白に、修司は苦く笑った。
 くしゃくしゃと髪をかき混ぜると、立ち上る若草の香りを胸一杯に吸い込む。
 ……はぐに会いたかった。
会って、笑い合って、また一緒に暮らして。
そしていつか、はぐの手がいよいよ自分の手から離れるときが来たら。
 修司は自分の手のひらを見ると、それをぐっと握りしめた。
 この草原を思いだそう。
青く萌える再生の大地を、はじまりの、広原を。

 そうすればきっと……。

 彼はしばらくそこに佇んで、温かな太陽が照らす平原を見つめると。
再少女の元に帰る支度をするため、その場所からそっときびすを返した。



<<End>>
538名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 17:06:38 ID:A3jNTOGL
>536-537
GJ!!
修司がちゃんと保護者してて格好良いよ!!
エロ無しだからこそ萌えまくってしまった…
ごちそうさまでした。また期待しています。
539名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 18:09:09 ID:zXTEjpNe
保護者修ちゃん×はぐだったらわかるんだよ。
今までの全てをぶち壊すくらいの破壊力はあったよなー…>今月号

なにはともあれGJでした!修ちゃんの人気が持ち直すことを期待。
本スレでは臭ちゃんなんて呼ばれててびっくりしたよ。修ちゃんカワイソス。
540森はぐ:2006/05/01(月) 00:05:44 ID:zXTEjpNe
今月のコーラス読んで、思わず書いちゃいました。少しバレ入ります注意。
あんまりエロくはないです。ぬるエロです。なんだか設定もすっ飛ばしてます。
541森はぐ:2006/05/01(月) 00:06:33 ID:Zmqk4GiM
コンコン。

窓を叩く音が聞こえて、わたしは瞳を開けた。黒い瞳と目が合って、クスリと微笑む。……彼だ。飛び起きる。
最近毎夜同じ時間に彼は病室に忍び込むようになった。
だからわたしは毎日修ちゃんが帰った後、窓の鍵を開けて彼を待つ。これが日課となっている。
その時間がひどく待ち遠しい。真っ暗な病室で、窓を叩く音をひたすらに待つのは少し辛くて、でも幸せだった。
「……ねぇ、どうしてちゃんと扉から入ってこないの?」なんだか照れくさくて、呆れたように言ってやった。
「うるさいおっさんがいるだろーが。」
「……ゴメンね。」
「お前が謝ることじゃないって」
あの日以来修ちゃんと彼は口を交わしていないようだ。殴られた、殴り返した、とか言っていたけれど、2人の間に本当のところ何があったのかは知らない。
ただ修ちゃんはわたしをひどく心配してくれている。修ちゃんの頬の赤い痕をみて、胸が痛かった。

「……入って、いいよ」「んー」
ガウンを羽織って彼を迎え入れる。ふと、わたしは子供の頃に読んだ御伽噺を思い出した。彼なら知っているかな?詳しそうだもんね。
「ね、ね、“ラプンツェル”の話って知ってる?」「あー、髪の長い女の話だろ?」……やっぱり知ってた。
あゆが以前に『童話に詳しい男ってどーなの』と呆れていた時のことを思い返して、なんだか面白かった。
「なに笑ってんだよ」
「ううん、なんでもない」
「思い出し笑いなんて、ミニハムやーらしーい!」
「ちっ違うもん!」

“ラプンツェル”。高い塔に幽閉されたお姫様のお話だ。
魔女の目を盗んで、王子様とお姫様は逢瀬を重ねるという御伽噺。
結局は魔女にバレてお姫様は城を追い出されるのだが、再会した王子様とハッピーエンドを迎えるのだ。
今のわたし達をこの話にダブらせちゃうなんて、ちょっとおこがましいかな。

「お前がラプンツェル?」
「……ちょっと、思っただけ」
「へぇ、じゃあ俺が王子様?」
「そっそんな意地悪な王子様いないもん」
「そんなにチビなお姫様もいないんじゃねーの?」
「ひっどぉおおい!」

この病室で2人で逢う時は、互いに絵の話や怪我の話はしなかった。
避けていた、逃げていたのだ。2人とも肝心なところで臆病だなと、少し自嘲する。
わたし達はひたすら他愛もないやりとりを続ける。2人でこっそり逢うことにはもう疑問を抱かなかった。逢いたいと思うし、逢えたら嬉しい。
わたしは彼に恋をしている。
542森はぐ:2006/05/01(月) 00:07:10 ID:Zmqk4GiM
「……じゃあさ、どうして魔女にバレたかお前知ってるか?」
彼は意地悪く笑う。その笑顔になんとなく嫌な予感を抱きつつ、御伽噺の続きを思い返してみる。
「えーっと、……どうしてだったっけ」すこし考えてみても、思い出せなかった。塔から髪を垂らす有名な逢瀬の場面ばかりが浮かんで、続きが思い出せない。
「『王子様とお姫様は互いに激しい恋に落ちました』」
歌うように物語を語りながら、わたしはすっぽり彼の腕に包まれた。彼の膝に乗る形で、2人ベッドに座る。
「『密会を続けること、数回。ある日、お姫様は魔女にこう言ったのです。“おばあさん、最近なんだか服がきついの”』」
「……それ、どういう意味?」
「簡単だよ。お姫様は妊娠しちゃったんだ」

彼の顔が間近に迫る。心臓が早鐘を打つのが分かる。この瞳には敵わない。わたしはいつもこの瞳に見つめられると言葉が出てこなくなってしまう。
「……俺たちも、王子様とお姫様見習って、やることやらないとな」
「ちょ、っ、それなんかちがうー!!」
「ちがくねーよ」

無理やり口唇を塞がれ、もう声も出せない。いろいろ、考えなきゃいけないこと、たくさん。それもなんだったか思い出せない。
大好きなひとと2人で逢う、キスを交わす、肌を合わせる。それだけでもう頭の中が麻痺してしまうのだ。
「やーらしい台詞だよなぁ」
「く、くわしすぎるよ」
「そうか?」
言いながら彼はわたしのガウンを脱がしていく。病室でこんなこと、いいのかな。
わたしが言っても彼はきっと手を止めないだろうけど。
そして、もっとどうしようもないことに、わたしも彼が手を止めないことを望んでいる。
触れて欲しい。もっとあなたを感じたい。身体を重ねて、あなたを知っていけるのなら、こんなに幸せなことはない。
せめてあなたの前では幸せな恋する女の子でいたいから、だからわたしはその手を止めない。
怪我のこと。これからのこと。修ちゃんのこと。もういまは何も考えたくない。わたしは彼に没頭する。
543森はぐ:2006/05/01(月) 00:08:12 ID:Zmqk4GiM
2人でベッドに横たわる。彼の温度が愛しい。数週間前まではろくに会話すら出来なかったわたし達なのにね。
床の下に、脱ぎ散らかした服が見える。月明かりに照らされる彼の肌。なんだか全てが扇情的だ。
わたしは彼以外の肌を見たことはないから比較は出来ないけど、このひとは凄くきれいな体つきだなぁと思う。
まるでいつか彼が作っていた彫刻のような体のラインだと、まじまじ観察してしまった。
「なに見てんだよ」彼が笑う。わたしも小さく笑った。

「わたし、ね……っあ、…ん…っ」
「ん?」
「わたし…、もしもまた絵、が描けるなら、」
彼の愛撫による刺激で言葉すら切れ切れになってしまう。それでもわたしは続けた。
「あなたとの、こういう、こと……描く」
「なに、春画?」
「ちが、くて、っぁあ…」わかってるくせに、どうしていちいち意地悪いうのかな。

言いたいのはつまり。
あなたとの愛を、あなたへの想いを、わたしの葛藤を。全てを絵にしたらきっときれいだ。
絵に直すと全ての感情がきっと綺麗に仕上がると思ったから。伝えたいのに言葉がうまく出てこないのがもどかしい。
そんなもどかしさと焦燥感を抱えたまま、わたしは絶頂を迎えた。


「……もう帰っちゃうの?」
情事の後、彼はいつも慌しく帰っていく。少しの余韻も残さない彼が憎らしい。
「おっ、寂しいのかハム助」
ちゃかしたように彼は笑う。なんだか悔しい。ものすごく悔しい。わたしばっかり恋してるみたいじゃない。
「……うん、って言ったら?」すねたように、わたしは呟いた。
シャツを着ている彼の手が止まる。わたしの言葉に驚いたらしい。
わたしはシーツにまるまって、じっと彼を見つめる。少しはわたしのことで頭いっぱいになるといい。
そんな意地悪なことを考えながら、わたしは彼の出方を待った。



544名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 00:10:04 ID:Zmqk4GiM
以上で終わります。

どうしても森はぐが諦められないので自分で足掻いてみました。
「王子様」「窓から侵入逢瀬」で思いついた話です。スレ汚しすいませんでした。
545名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 00:56:41 ID:A5ZERpHe
二人とも可愛くてすごく萌えたよ(*゜∀゜*)ムッハー
もりはぐ分補給。
546名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 01:17:11 ID:gr0AdiUV
うん、すごくイイ(*´∀`)!
ほんわかしていてそれでいてソフトエチーがあって萌えました!
本編もこうならいいのにね…。

547名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 21:44:03 ID:UWkx79Pm
GJ!!続きが激しく気になる。
2人のやり取りが堪らない〜(*´∀`*)
548名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 06:59:49 ID:vEDo5Z6G
ほ し ゅ

そして森はぐ萌えた萌えた萌えますた…!!'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
ネ申の光臨を、民草じっと待っておりますですよ
549名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 09:07:27 ID:0gacGICN
ほっしゅ

次回の神の光臨をお待ちしております(*゜∀゜)=3
550名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 18:44:14 ID:g11Iv1Dl
竹本の妄想ひとりエチーとかキボン
551名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:27:28 ID:km2wdbGJ

花本(オサーン)×花本(ロリ)画は需要ありますか

花本(ロリ)がロリなもんだから(描写自体はソフトだが)相当ヤバめな感じに仕上がっておりまつ
552551:2006/05/19(金) 01:01:19 ID:km2wdbGJ
すまん・・・分かりにくかった。

修はぐでキス画(無服)です
553551:2006/05/21(日) 14:52:12 ID:F5LwtlYX
まぁ、なんだ・・・

自粛しますわ
554名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 17:46:58 ID:hYwqyKmX
ここであえて竹はぐ希望
555名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 22:14:56 ID:kkZBQO2M
ここんなタイミングで、あゆ中心の三角(?)関係考えてるんだが…
素晴らしい職人さんばかりでみなさまお腹いっぱいですよね?
556名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 04:42:06 ID:wlaldKf1
書いてくれるあなたこそ神

ついでにhosyu
557森×はぐ1:2006/05/26(金) 16:16:26 ID:SVN9rVhN
本誌の展開を見てもどうしても森はぐを
あきらめきれないのでひとつ。


まだ薄暗い夜明け前の部屋。あたりに広がる油のにおい。
そこにあるひときわ大きな真っ白いカンバスをまっすぐな
瞳で見つめる少女のような女性がいた。

「……、……。」

目を閉じてひとつ、ふたつ大きな深呼吸。
小さな掌の中には何かを握りしめている。

ふ、と手を開いてその中身を見つめる。

「………よし。」

ふたたびカンバスをみつめる彼女の瞳に映る
確かな決意。静かな闘志。
そして彼女は筆をとる。
558森×はぐ2(はぐパート):2006/05/26(金) 16:46:47 ID:SVN9rVhN
あれから3年…。
私の手は幸運な事に再び筆を執れるようになるまでに回復し、
描く事を手離さずにすんだ。
手が動くようになってから今まで、ずっと絵を描いている。

しかし途中、リハビリのあまりの辛さに、思うように動かない
手に対しての苛立ちに、何度も挫けそうになる事があった。
慰めも同情もなんの役にも立たなかった。

いっそ死んでしまえたら。

何度そんなことを考えただろう。

そんな時いつも私自身が彼に言ったあの言葉を思い出した。

『ずっと見ててね。私もあなたのこと、ずっと見てる。』

彼が見ている。
そう思うとへこたれていられない、と思えた。
彼に格好悪いところは見せたくない。
だって彼は、たぶん生まれて初めて出会えた私の

同士、なのだから。

それはきっと恋よりも愛よりも強い想い。
同じ場所にいなくても、違う景色を見ていても私たちは繋がっている。
素直にそう思えた。

いつのまにかお守りになっていた私の掌の中のものを
見ていると、あの眩しい日々を思い出す。
目も眩むようなスピードで過ぎていったあの懐かしい日々。

いつのまにか明るくなっている窓の外には一面の桜。
今年もまた、あの季節がやってきた。

559名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 01:48:33 ID:CwMLCfCF
森はぐキター
560森×はぐ2(はぐパート):2006/05/27(土) 21:38:09 ID:mpSX/cUe
ざっ。

白いカンバスに描かれてゆく無数の点と線。
織りあげられていく色鮮やかな景色。
もう何度、この景色を描いた事だろう。

この景色を描いている私の瞳に映るのは、今目の前にある窓の
外にある桃色ではなく、いつもあの日の情景だった。

ぐるぐるにまかれた赤。くちびるにふれたあたたかさ。
優しい眼差し。走り去っていく彼。遠ざかってゆく声。
呆然とした私に降りそそぐ無数の花びら。

あの時以上に美しい桜を私はまだ見たことがない。

初めて大きな賞を貰ったのも、あの日の桜を描いた時だった。
修ちゃん喜んでくれったっけなあ……。

修ちゃん。

私のだいじな、だいじなひと。

…………でも。

いつだったか皆で行った動物園で観覧車に乗ろうと歩いている時に
後ろで聞いた修ちゃんの言葉。

『原田もリカも恋人とも友だちとも違った。』
『ただ大事だったんだ。オレにとって。』

その言葉はごく自然に私の中に染み込んだ。
私にとっての修ちゃんが、まさにそうだったからだと思う。
561森×はぐ4(はぐパート):2006/05/27(土) 22:01:26 ID:mpSX/cUe
そう。修ちゃんに対する私の想いは『恋』ではなかった。
でも修ちゃんは違っていた。恋する瞳で私を見ていた。
私がそれの気付いたのは、修ちゃんに絵を描くためのサポートを
お願いしてしまったあとのことだった。

私はなにがなんでも絵を描き続けたかった。
誰かの人生を奪うことになっても。
それがエゴだとわかっていても。

その代わり、私が持ち得るすべてのものは、なんでも
修ちゃんにあげようと思った。
修ちゃんが私を欲しいというなら、すべてを明渡そうと考えた。
からだも、こころでさえも。

すべてを捧げようと、そう確かに思っていた、のだ。

けれど2年余りの月日が過ぎた頃、修ちゃんは私にこう言った。

「馬鹿だなあ、はぐ。いつまでそうやって頑張ってるつもりだい?」

はじめ私は修ちゃんが何を言っているのかわからなかった。
けれどやがて理解した。私が修ちゃんにしてきた事の意味を。

「だいぶ前から気付いてたよ。でも言わなかった。言わないあいだは、
…お前が気付かないうちは、たとえ表面上だけだったとしても、
お前はオレのものだったから。」

私の心は遂に修ちゃんのものにはならなかった。
いや、なれなかったのだ、と。

「オレはそれで嬉しかった。それでいいと思ってた。…それに、さ。」

修ちゃんは私を背後から抱きしめて、言葉を繋げた。

562森×はぐ5(はぐパート):2006/05/27(土) 22:30:09 ID:mpSX/cUe
「オレはいつかお前が泣きついて来ると信じてた。
『修ちゃん、ごめんね。もう無理だよ。』…ってさ。
でもお前はそうしなかった。」

私の肩にあたたかいしずくが流れ落ちた。

「ずうっと必死で、一生懸命オレのものになろうとしてた。
その健気さが痛々しくて、もう見ていられなくなっちまった。」

ぎゅう、と私を抱きしめる手に力が入る。
でも苦しいのはきっとそのせいではないだろう。

「お前の手が治るまで…もう大丈夫だと思えるようになるまで…。
そんなふうにお前のそばにいる事に理由をつけてごまかし続けて
きたけど、本当はそんな事に意味はないんだって、わかってたんだ。」

机の上に置かれた美術雑誌の表紙をかざっているのは、
復帰第一作目の私の作品だった。

「お前はもう、オレがいなくてもやっていけるさ。
…このまま一緒に居たら二人とも駄目になる。」

学習能力ねえな、オレ。
と、自嘲気味に修ちゃんがつぶやく声が聞こえた。

「……さよならだ。はぐ……。」

そっとほどかれる修ちゃんの手。
声が出ない。

ああ、ごめんなさい。ごめんなさい修ちゃん。
私はあなたに、とてもひどい事をしていたんだね。

去ってゆく修ちゃんの背中。
追いかけてすがりつきたい衝動を必死でこらえた。
声をかけられない。かけてはいけない。

ごめんね。ごめんね。だいすきなのに。
あんなにいろいろしてくれたのに。
修ちゃんは全部を私にくれたのに。
あのひとを忘れられなくてごめんなさい。
さよなら。さよなら。私のだいじなひと。


そうして私は、生まれてはじめて、ひとりぼっちになったのだ。
563森×はぐ6(はぐパート):2006/05/28(日) 12:33:16 ID:hIV5/LXF
それから今に至る一年間。

おぼつかない足取りだけど、私はなんとかひとりで立てている。
自分の足で、歩いて行けている。

生まれて初めてひとりになって、自分ひとりを立たせる事ですら
こんなに大変なのだという事を思い知った私は、あらためて
修ちゃんに対する罪をかみしめる。

一番近くに居て、何よりも私を大切にしてくれた修ちゃん。
優しい雨のように、私をまるごと包んで癒してくれたひと。
自分の人生を惜しげもなく、まるごと私にくれたひと。

あんなにも私の事だけを想ってくれる人は他にいないだろう。
わかっているつもりだ。
それなのに。

どうして私の心は修ちゃんのものになる事を拒んだのだろう。
たぶん、それがきっと一番幸せになれる道だったろうに。

でもそれももうわかっている。答えは簡単だ。

私の心はとうの昔にあのひとのものだったのだ。
私がそれに気付いていなかっただけで。
だからこそ、修ちゃんの傍に居続けるなんて真似ができたのだ。

どうしようもなく、愚鈍で、幼稚で、残酷だった私。
564森×はぐ7(はぐパート):2006/05/28(日) 21:19:17 ID:wHpPe1Dv
修ちゃんは私の元を去った後、どうやら世界中を放浪している
らしい事を、色々な土地から送られてくる絵葉書が教えてくれていた。

さまざまな景色と短いメッセージ。
あんなに酷い事をした私をそれでも気遣ってくれている優しい言葉が
書かれていて、その優しさに、私はまた打ちのめされる。

しかし、つい先日アメリカから届いたその絵葉書は、
少し様子が違っていた。

いつも私を気遣う言葉が記してあるそのスペースには
その描写はなく、たった一行こう書いてあった。

『もう許してやる。幸せになれ』

その一行が何を示しているのかが、私には数日経っても解らなかった。
筆を走らせる手を止め、傍に置いてあった絵葉書を手に取り、
繰り返し、繰り返しその一行に目をやる。

読んでいるうちに頭がぼうっとしてきて、私は無意識に
お守りを握りしめた。

565森×はぐ8(はぐパート):2006/05/29(月) 11:39:23 ID:W80L4FqX
その時。


「発見!」


ふいに背後から聞き覚えのある声がした。
寸前までぼうっとしていた私は、白昼夢のなかにいるような
感覚に陥った。唐突にあの眩い日々に引き戻されたような。

まさか。そんなはずはないでしょう?

本当にこれが現実の事なのかわからないまま、声のしたほうへ
ふりむこうとする私の視界の端で、ふわりと揺れる赤色。
やわらかく首に巻きついてくるウールの感触。
ゆっくりと、声の主に引き寄せられてゆく私のからだ。

そして。

くちびるにふれた、やわらかなあたたかさ。

ああ、私はこの感触を知っている。

見開いた私の目に映るのは、やさしい目をしてほほえむあのひと。

びっくりして声も出せずに固まる私を見て、苦笑いを見せたそのひとは、
私が手の中に何かを握りしめている事に気付き、それが何かを理解した
途端にとても嬉しそうな表情になった。

「ずっと持っててくれたんだな。……それ。」

それは、白っぽい木で作られた小さな小鳥のブローチ。
手にしてからずっと、私の大事なお守りだったもの。

566森×はぐ9(はぐパート):2006/05/29(月) 12:07:15 ID:W80L4FqX
彼に再び逢えたら言いたかった事がたくさんあったような
気がするのに、声が出ない。
胸が苦しい。
色んな言葉が泡のように、浮かんでは消え、生まれては弾けていった。

ああでも。

これは、これだけは。

伝えたい。

「…すき。だいすき。逢いたかった。ずっと。ずっと……」

そこまで一気に言い終わると涙があとからあとからあふれてきた。
彼は赤いマフラーを巻いたままぐちゃぐちゃに泣いている私を
やさしく、そして強く抱きしめ、耳元で「うん。オレも。」と囁いた。

「でも、どうし、て、急に…?」
しばらくしてようやく涙が止まった私は、しゃくりあげながらそう聞いた。
涙でびしょびしょの私の顔を自分の服の袖で拭いながら、彼は
「オレはいつだってずっと、ずっと、ずーっと、オマエに逢いたかったんだぞ!?
でも逢っちまったらオレはもうたぶん、きっと、絶対!!オマエの事攫って
閉じ込めちまいそうだったから我慢してたんだよ!!」
彼の顔は真っ赤だった。
「オレが望んだのはオマエの幸せだったから、オレは…それならもう
逢わないほうがいいと思ってて…そしたらこの間急に…アイツが」

……アイツ?

「これまでずっと邪魔してきたくせに…」

そして私はやっと気付いたのだ。
修ちゃんの絵葉書に書かれた言葉の意味を。
ああ、これはたぶんきっと、修ちゃんの最後のやさしさ。

頼って、甘えてばかりいた私を許してくれてありがとう。
ごめんなさい。
だいすき。

………さよなら。

もう、間違えないね。
567森×はぐ9(はぐパート):2006/05/29(月) 12:13:55 ID:W80L4FqX
×→涙でびしょびしょの私の顔を自分の服の袖で拭いながら、彼は
  「オレはいつだってずっと、ずっと、ずーっと、オマエに逢いたかったんだぞ!?
  でも逢っちまったらオレはもうたぶん、きっと、絶対!!オマエの事攫って
  閉じ込めちまいそうだったから我慢してたんだよ!!」
  彼の顔は真っ赤だった。

○→涙でびしょびしょの私の顔を自分の服の袖で拭いながら、彼は
  「オレはいつだってずっと、ずっと、ずーっと、オマエに逢いたかったんだぞ!?
  でも逢っちまったらオレはもうたぶん、きっと、絶対!!オマエの事攫って
  閉じ込めちまいそうだったから我慢してたんだよ!!」
  と言った。彼の顔は真っ赤だった。

……orz


568森×はぐ10(はぐパート):2006/05/29(月) 12:35:47 ID:W80L4FqX
私は彼の手を握った。
彼は少し驚いて、それからゆっくり私の手を握り返してきた。
視線が繋がる。

そして、私たちは再びキスをした。
いたわりあうような、やさしい、やわらかいキス。

「アイツには負けっぱなしみたいで悔しいけど……」
苦しい程に抱きしめられた。
「…もう、どうでもいい…。」
私はおずおずと彼の背中に手をまわし、片方の手で彼の頭を撫でた。

傷付く事が怖くて、触れ合えずにいた私たちだけど、今、ようやく。

「…もう逃げない。」

「…うん。」

あの日病室で繋がれたのに離してしまって以来、
再び繋がれた私たちの手。

そしてまたキス。まるで誓いのように。

繋いだ手と手は、もう二度と離れることはないだろう。
569森×はぐ:2006/05/29(月) 12:38:59 ID:W80L4FqX
終了です。
今のコーラスの展開を見ながらそれでも森はぐの夢を
諦めきれず妄想してみました…。

エロ無しな上に無駄に長いチラ裏すいませんでした…。
570名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:49:07 ID:p16ugBuw

癒されました・・・(涙)
571名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:34:13 ID:n+dTo7d1
>>569
ありがとう。・゚・(ノД`)・゚・。
572名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 08:50:42 ID:3zzojuGV
さがりすぎage
573雨に濡れない(0):2006/06/04(日) 14:23:06 ID:UbdHnXWO
本誌での花本旋風に吹かれ・・・ はぐ→修リリカルエロ(風味)

・行為は無いですスンマソン
・ある意味パラレル
  修は、はぐのことを(セクシュアリティを有する存在としての)‘女性’として意識していない―――
 が前提。
574雨に濡れない(1):2006/06/04(日) 14:24:19 ID:UbdHnXWO


あいもかわらず緊張状態にあるはぐみの上半身

今日も今日とてマッサージ

しかし

ちょっと前までは心地良さそうにその身を預けてくれていた彼女だが

最近様子がおかしい ――――――


「 もうちょっと深く息つけるか? そうそう
 
 体に力を入れないで ゆっっっくり ・ ・ ・ 」


患部を避け 二の腕から肩、そして肩甲骨にかけて

浴衣の上からゆっくりと滑るように掌を這わせる ・ ・ ・

と 彼女の小さな体がぴくりと反応した


「 どうした? はぐ 」

「 あ ・ ・ ・ ・ 」


後ろから抱え込むような体勢から彼女の顔を覗き込もうとしたのだが

・ ・ ・ 顔を背けられてしまった


「 ・ ・ ・ ・ ? 」


そしてなんだろう 心なしか 

彼女の頬が微かに赤みを帯びている気がして


「 熱が出てきたかな? 」


おもむろに彼女の小さな額に手を宛がった

と 次の瞬間 その手に小さな手が触れた


「 ・ ・ ・ ・ はぐ? 」
575雨に濡れない(2):2006/06/04(日) 14:25:11 ID:UbdHnXWO

その手は何故か 細かく震えていた


「 ・ ・ ・ も いいよ ・ ・ ・ 」

「 ―――――― え 」


その 小さな手の持ち主は言う


「 も、 自分で  熱も ・ ・ ・ ないし ・ ・ ・ っ だから 

 はぐ 自分でできるから ・ ・ ・ っ  いい ・ ・ ・ 。」 

「 ――――――― 。」

「 ・ ・ ・ 修ちゃんは、お休みしてて? 」


そうか、わかったよ、と 言って病室を後にする

 
―――――― 無理を させてしまっていたのだろうか


頬を染め 当惑し微かに涙ぐんだ目で自分を見つめてきた 先程の彼女の顔が頭に浮かぶ ――――


全快までの果てしない長い長い道のりを恐れ

心の底で 彼女の回復を自分が急いてしまってはいなかったろうか

なんてことだ


――――――― 自分は揺るがない と 決めたのに




「 はぐ ・ ・ ・ っ! 」

「 しゅ、修ちゃん ・ ・ ・ ? 」
576雨に濡れない(3):2006/06/04(日) 14:26:12 ID:UbdHnXWO

俺は再び彼女の病室のドアを開けていた

驚いた表情でこちらを見つめるはぐ


「 すまなかった! 」

「 オレが焦ったって仕方のないコトなのに ――――― お前に 無理をさせてた ・ ・ ・  本当に 」

「 ――――― っ すまない!! 」


一気に だが 一句ごとに 全身全霊をかけて 彼女に謝っ―――


「 修ちゃんっ ! ! 」

「 !? 」


次の瞬間 彼女が胸に飛び込んできていた


「 ちが ・ ・ ・ ちがう、の  修ちゃんは悪くない ・ ・ ・ っ わた、私 ・ ・ ・ がっ 」

「 は ・ ・ ・ ・ はぐ? 」


予想だにしなかったはぐの行為に驚いて固まる自分の胸に 顔をうずめたまま彼女は 

妖精のつぶやきかと思うほどの小さな声を振り絞り 言う  
577雨に濡れない(4):2006/06/04(日) 14:27:07 ID:UbdHnXWO

「 だ だって ・ ・ ・ 変、なの ・ ・ ・ 

 修ちゃんに マッサージ ・ ・ ・ とき おか、おかしく ・ ・ ・ なる の 」


表情はわからないが 彼女の耳は真っ赤だ


「 さ、さわって ・ ・ ・ もらったとこ とか へ、へんな ・ ・ ・ 感じで びくっ、て するし

 ちがう ・ ・ ・ さわってもらってるのと ちがう とこまで なんか ・ ・ ・ 」

「 はぐ―――――? 」


シャツの肩口付近を握り締めてくる彼女の手の震えは最高潮に達していた
    

「 声とか ・ ・ ・  しゅ ・ ・ ・ ちゃんの ・ ・ ・

 なんか ・ ・ ・  もう 熱くって ・ ・ ・  熱く なって ・ ・ ・ っ 

 お、おなかの 下らへん ・ ・ ・ が  ぎゅー、・ ・ ・ って なるんだも ・ ・ ・ っ 」

「 ―――――――― は・・・ 」


俺は

それ以上言葉を紡がなくなった彼女の口から発せられる湿った熱を

只呆然として しばらく胸に感じていた ―――――
578雨に濡れない(5):2006/06/04(日) 14:27:53 ID:UbdHnXWO

が、 ハッとして我に返り なんとか言葉を絞り出す 


「 あ あああああのなはぐ ・ ・ ・ ? おおおおなかがぎゅーって なるなるなるのは、ホラ
 
 おおおなかが減ってるとか ・ ・ ・ ・ 」

「 ちがう ・ ・ ・ っ!! 」


何か 大きな何かは 彼女により一気に否定された


彼女は 埋めていた顔を上げる


「 ちがう ・ ・ ・ の、 」


上気した表情 ――――  赤い熱を纏った彼女の唇が

紡ぐ


「 修ちゃん ・ ・ ・  」



カンビなる 思考停止の 合図








[終]

チラ裏失礼しますた
当初は、ラスト「(ひょっとして・・・加齢臭―――!?)」(by修)で締めるギャグ落ち予定ed
が・・・さすがにやめておいた
579名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 21:34:43 ID:KtjEa2aH
ハチクロ2記念保守
580名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 21:30:29 ID:M2t5OEoQ
保守
581569:2006/06/12(月) 10:05:51 ID:7E9IoADC
>>570 >>571
こちらこそありがとうございます…。


582名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 15:56:51 ID:DtLWXow9
ageとく
あゆ受け待ち。
583名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 14:00:47 ID:xOBvhEal
 
純粋 クローバーのハチミツ
http://www.sakura-shop.co.jp/shop/index.html#clover
584名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 22:11:28 ID:4hRAVi85
美乳・美脚のあゆのスタイルはこんな感じかな〜。野宮ウラヤマシス。
http://members.at.infoseek.co.jp/yukiko330/saki_takaoka/images/saki16.jpg
585名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 21:27:37 ID:Nw5yUzxA
駅のハムの広告にハチクロが!?age
586名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 01:14:55 ID:uEEUFA27
ローマイヤ先輩のやつか。
587名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 01:12:57 ID:BqmizlqI
誰もいないようなので、コソーリ野宮×山田を投下。

ぜんっぜんエロくないチラ裏ですが…。
5巻のchapter30ネタです。
588587:野宮×山田 1:2006/07/01(土) 01:14:27 ID:BqmizlqI

別に他意があったワケじゃない。
……ただ、彼女が真山のことを頼っているのに少し腹が立っただけだ。
「あ、そっか。まだ聞いてない? 真山、ウチ辞めたの」
「え!? いつ!? どうして!?!」
店番をしていた彼女が、やっと俺を正面から見る。
俺との会話はおざなりなくせに、真山のこととなると真剣になる彼女を見て。
ほんのちょっと、いじめてみたくなった。

「リカさんて、知ってる?」

呆然と俺を見る彼女の体が、ふらりと揺れた。
「…ね、山田さ……わあああ!!」
ガターン、と景気のいい音を立てて、山田さんが後頭部から床に倒れる。
…その後、山田酒店はパニックになってしまった。
589587:野宮×山田 2:2006/07/01(土) 01:15:50 ID:BqmizlqI
「ん? 何の音…あゆーーーーーーっっ!?」
「まぁ、お父さん、どうしたの? あ、あゆみっ!?」
とりあえず彼女を助けようと、カウンターの内側に入った俺に、
ブルドーザーみたいな父っちゃんが猛然と突進してくる。
ヤバいな。下手したら犯人にされちまう。

「急に倒れたんです! 部屋まで運びますから、医者を!!」
先手必勝。先に彼女を抱きかかえて、大声で指示する俺。
「お、おう。母さん、案内を…」
「あ、は、はい! こちらへ…!」
真剣な顔で俺に向かって頷く両親。…乗り切れた…か?!


…山田さんって、名前あゆみっていうのか。
そういや、ずっと名字で呼んでたからな。今まで知らなかった。
…くそ、真山の野郎、俺達には名前隠してやがったな。

あゆみ。あゆ。あゆちゃん。
腕の中でくたりとしている彼女を、心の中で呼んでみる。
顔だけは真面目なままで、そんなことを考える自分に笑えてしまう。

下駄をつっかけて外に走り出した父親に内心で安堵しつつ、
俺は2階の山田さんの部屋に案内された。
590587:野宮×山田 3:2006/07/01(土) 01:17:12 ID:BqmizlqI
カチャリ、とドアを開けてもらって入った部屋は、かわいらしい装飾の。女の子の部屋だった。
そっと、彼女をベッドに横たわらせて。心配そうにのぞき込んでいる母親に声をかける。
「お嬢さんは後ろに倒れたんです。水枕か何か、頭を冷やすモノはありませんか?」
「あ、はい! 何か持ってきます」
母親は何度か頷くと、慌てて部屋を出て行く。ぱたぱたと足音が遠ざかっていった。

ふぅ。
ようやく、一息つける。
無意識に煙草に手を伸ばした俺は、ライターを取り出し…。
「…部屋の中はマズいな」
そのまま煙草を、ポケットにしまい込んだ。

くるり、と部屋を見回す。
少女趣味なインテリア。やけにぬいぐるみが多い。ん、見覚えのあるクマもあるぞ。
…あぁ、そうか。俺が縁日で取ったやつだ。
初めて会ったあの日、ねだられるまま射的で取って渡したぬいぐるみ。
喜んだ顔が子供みたいで、可愛かったのを覚えている。
自分のプレゼントが大事にされているのは、やはり嬉しい。

あの時は、いろいろ渡したよなぁ。真山が取れないモノを取ってあげるのが楽しかった。
確か一番はじめに渡したのは…。

ベッドの脇。すぐに手の届く場所に、ちょこんと座るウサギの目覚まし時計。

…使ってくれているとは、嬉しい限り。
自然と口元が緩む。
目覚ましを手に取ろうとして、同じウサギのぬいぐるみが隣にあることに気がついた。
これは、あの縁日で……
591587:野宮×山田 4:2006/07/01(土) 01:18:19 ID:BqmizlqI
「……真山…」
意識のない彼女の唇が、夢の中でウサギの渡し主を呼ぶ。

真山は先々週、リカさんを追って原田デザインに入った。
紡ぎ出された小さな声が真山に届くことは…もう、ないだろう。

床に座って。ベッドに横たわる眠り姫をのぞきこむ。
「もう、忘れなよ」
そっと前髪をなでると、あふれた涙が頬を伝った。
「夢の中でまで、苦しまなくていい」
彼女を起こさないように、指で涙を静かに拭う。
真山を想ってか、こぼれつづける涙。

…どうして俺の胸まで締めつけられるんだ?

涙を止めたくて。悲しい夢を見て欲しくなくて。俺は彼女のまぶたに口付けた。
もういっそ、このまま眠っていればいいさ。奴が君の前から消えるまで。

そしたら、俺が起こしてあげるよ。茨の森で眠る君を。

眠る彼女の脇に手をついて。俺はそっとそっと、彼女の唇に……。
592587:野宮×山田 5:2006/07/01(土) 01:19:24 ID:BqmizlqI
とん、とん、とん、と階段を上る足音が俺の耳に響く。

あぁ、誰か戻ってきて……はっ?! ちょっと、待て!?
お、俺、今、何、恥ずかしいことやってんの?!
寝てる女の子にキスなんて……今時、高校生でもしないよ!?

自分の行動に我に返った俺がガバッと体を起こしたのと同時に、ガチャリとドアが開いた。
「あゆみの様子は…」
水枕を手にした母親がベッドに近寄る。
「今のところ、落ち着いてるようです」
だ、大丈夫だよな、俺。ちゃんと答えてるよな。変なとこ見られてないよな。

「うぉぉ、あゆーー! 医者連れて来たぞおお!!」
「ちょっと、お父さん! 静かに…」
階下からは聞こえてきた大声に、母親が困ったように部屋を出て行く。
…潮時だな、こりゃ。

もう一度、眠る彼女をのぞき込む。
眉根を寄せて、また一粒こぼれた涙に。…ため息が出ちまうよ。
「よい夢を」
俺の言葉が届くといい。またあの笑顔を見せて欲しい。
これ以上眉間に皺が寄らないように、きれいな額に軽く口づける。

ベッドの脇に並んで彼女を見つめる、ウサギの目覚ましとぬいぐるみ。
ぬいぐるみに眠り姫を泣かせる身勝手野郎の顔が浮かんだので。
ベシッ、とデコピンでぬいぐるみを転がして。

俺は、彼女の部屋を出た。
593587:2006/07/01(土) 01:20:15 ID:BqmizlqI
…以上です。
エロさのかけらもなくて、すみませんでした〜。
594名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 02:49:54 ID:g3dS55Ha
GJ…!!
野宮さんが可愛くて、ごろごろしてしまいましたー(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
エロは良い!でもエロが無くても良い!!
職人さん、乙です
595名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 15:38:13 ID:P8EjRGJw
すばらしい! 
青春スーツ着用の野宮さんには萌え死んでしまいまつ。
最近原作では見ないあゆ父の娘溺愛にワロタ。
596名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 17:53:23 ID:JIaC3J44
GJ!!!!
かなり萌えまんた。青春真っ盛りな野宮がよすぎる。
597名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 21:25:53 ID:KlgAJgFR
竹はぐが一番好きだなー。かわいい。
思ったんだけど、主役組の中では真山以外は全員チェリーなんだよね確か。
うわー見えないw
598名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 15:25:16 ID:5N7JjHrH
こっそりと。
森田山田風味ですがエロは無いわ短いです。
5991/2:2006/07/02(日) 15:31:37 ID:5N7JjHrH

考えることをやめるためにこうして轆轤に向かう。
何とはなしに、くるくると粘土が形を作っていくのを手を添えみていた。
ひきずって、ひきずって、いつ後ろの重いものは消えてくれるのかな。

何時までも諦めきれない私。
逃げ場所の様にここに駆け込んで泣くなんて、いつまで経っても変わってない。
触れたいと思っていたあの背中の匂い。
あんなに好きと漏らしても、ぱぱっと片付けることの出来ない私。

しと、しと……と大きな窓ガラスに雨粒が当たっては流れる。
濁った色のこんな日が、おんなじようにあったことを思い出した。

「おい、山田っ」
「うぎゃっ!!」

そして、おんなじように声をかける人。
拍子に、手の中の器の形がぐにゃりと崩れる。
……ああ、もう、やり直しだ。

「お前、肩が跳ねてたぞ。ホラ差し入れ」

ぼろぼろだろうビーチサンダルがぺたぺたと背後から近づく音がして、
頬にぴとっと何か冷たいものが触れる。
やっぱりおんなじもの、なんだ。

「つ、冷たぁ……っ」
「どうせまた」
「悪かったわね、ふ、ひぐっ、よ、余計な、余計な水分、ひっく、流してるわよっ」

おんなじ天気の日におんなじ人が現れて、
私は成長も無くアイツのことでおんなじようにぼろぼろ泣いてる。
それが恥ずかしくて、悔しくて、後ろを振り向くことが出来なかった。

「真山のことを余計って言うのか?」
「う、うるさいっ、ひっ、うっ」
「よし、とりあえずコレ飲め」

何がよしなんだか、立ったままの森田さんが私の横に来て、
ポカリを顔のそばで振ってみせる。
ちゃぷちゃぷ、と水音が耳元で鳴った。

「うん、ありがと……でも、今は、これ作ってから」
6002/2:2006/07/02(日) 15:34:47 ID:5N7JjHrH

冷静を装いたくて、目の前の器に集中するフリをする。
森田さんが、あーとかうーとか言いながら、スリッパでぱたぱた地団駄を踏む。
どうしてもポカリを飲ませたいみたいだ。

私の前で手まで振るから、見慣れたシャツを視界の端で見てしまった。
きっちりとアイロンのかけられた、懐かしいアイツの匂いを思い出す。
森田さん、また勝手に真山のタンスから引っ張り出してきたんだ?

「バカやろ、早くしないと溶けるぞ。若しくはオレが飲む」
「ポカリが溶ける訳ないじゃないっていうか液体だしっ」
「じゃあオレが飲む」

もう、元気づけてくれてるんだかくれてないんだか。
固い床を金属が痛めつける音がして、左隣に森田さんが座った。
きっと、そのへんに畳んであったパイプ椅子を引きずって持ち出してきたんだ。
数秒後には溜め息が聞こえて、ぷしっ、とふたを開け、喉を鳴らして飲む音。
多分森田さんのことだから、容赦なく飲み干すんだろうな。
そう思ったら、何だか頬が緩んだ。

突然、視界が左に90度回転した。
同時にペットボトルがリノリウムの床に落ちて転がる鈍い音。
何が起こったのか分からなくて、気付いた時には、
口を膨らまして怒った様な森田さんの顔がアップで。
私の髪を耳にかけて、耳朶を弄りながら、その柔らかい唇が触れてきた。

「なっ、んぅ……っ」

……泥だらけの手で真山の服を、汚せるわけない。
見透かした様に、抵抗しかけて止めた私の両手首を骨張った手が覆った。
生温い、濡れた唇。
咎めるために声を上げようとしたら、鼻にかかった変な声で。
その声を漏らしたと同時に、甘ったるい液体が口の中に少しずつ入って来る。
ああ、ポカリって常温にしたら甘いんだってことを思い出した時には、
こくりと喉が上下し、目の前の顔が離れた後だった。

一時の沈黙のあと、私ははっと我に返る。

「な」
「な?」
「な、なななななによっ、なんなのよっ!」
「オレが水分取ってもしょうがないだろう」
「なら飲まなきゃいいっ……」
「何言ってんだお前、ぬるくなったポカリなんかマズいだけだぞ」
「…………。」

十分ぬるかったわよ、と言うのは恥ずかしいセリフな気もして、黙った。
あっけらかんとした森田さんの言葉に呆れて、椅子を直す。
いつのまにか、一枚ガラスの外の雨は、止んだみたいだった。
601名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 22:50:21 ID:JyEcdtAN
GJ!!
俺は基本的にあゆ受けが好きなんだが、森田×あゆ、いいよな。
602名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 13:24:14 ID:DqWxy5VZ
捕手age
603名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:52:04 ID:ks2Ng6f9
また真山あゆのせつない系がみたいです。
604名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 01:36:32 ID:/KGDGF6G
>>599
GJ!森田×あゆ凄く好きだから萌えまくった。
605名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 17:36:43 ID:1iD0wvZh
184サンの野宮・山田の続きの
横浜の観覧車の見えるホテルで結ばれる編が読みたいです。
お待ちしております。
606名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:02:59 ID:lFOyr35I
新刊発売age
607名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 22:21:57 ID:z+Bycocb
死守age
608わんわん:2006/07/22(土) 23:10:15 ID:n9OpSeGM
あたしも野宮・山田の続き楽しみにしてる!
いつ来るか楽しみ(>_<)
609名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 23:36:00 ID:+8vlNxqJ
きっと忘れてる
610わんわん:2006/07/23(日) 10:01:15 ID:IWMfhV5O
わっ、さびしいなぁ(。・O・。)
611名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 06:21:07 ID:m6GerU8n
ハチクロでエロってキモいものだな……
見るんじゃなかった
612名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 10:13:42 ID:A9fzDAe8
アンチは巣へ帰れ
613名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 15:24:44 ID:DBpMUOE2
先週のアニメを見て萌えますた(*´Д`)ハァハァ
真山と理花さんで一つ
614名無し:2006/07/25(火) 19:38:48 ID:vK/3YPOT
ハチクロの作者って元BL作家だよな
615わんわん:2006/07/25(火) 23:25:47 ID:IV+mhodb
なんそれ?
616名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:57:31 ID:F9pkt9yo
>>615
2ちゃんだし、コテハン,顔文字やめれば?
617名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:05:21 ID:IGVTkj+p
>>614
エロパロスレでいちいち絡むなあほ
618名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 15:39:35 ID:2MnfZJtS
>69
一文とはいえパクはどうかと・・・・・
他ジャンルでもわかる人はわかるよ。
それとも本人デツカ?
619名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 17:13:20 ID:DaS3FNZU
>614
まじ!?
620名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 19:14:21 ID:Y6UPbTKX
漫画板の方では有名。
621名無し@ピンキー:2006/07/29(土) 13:10:35 ID:BEudDRin
本誌でハチクロ終わっちゃった。
622名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 18:09:10 ID:oX9AC8VY
>>621
まじで!?
623名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 13:32:37 ID:7qFoG+wH
>>622
作者、病気っぽいもんしてなかったっけ?
624名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 20:46:52 ID:mga8VJtG
614-623
本スレかアンチスレでやってもらえませんかね。
625背の高いブ男:2006/08/04(金) 00:49:03 ID:fB4cQpzy
いいじゃん、別に
626名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 19:53:07 ID:w4YBln6g
 
ローマイヤ先輩ハム 絶賛発売中
http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/hachikuro2/index.html
 
627名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 23:22:40 ID:JPzYiXeJ
ホシュ(^^ω)
628名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 03:06:23 ID:Yzk/3VZI
ほ、ほしゅ
629名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 14:12:37 ID:ereAl5Z/
ホ臭
630名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 23:00:35 ID:Lo103a1B
あげ
631名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 02:25:29 ID:XvpO5sTF
あげ
632名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 01:57:50 ID:foOYqEN6
あげ
633名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 01:58:45 ID:foOYqEN6
ケータイだけど森あゆいります??
634名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 02:31:15 ID:q7bD5dFN
いるいる!!
635森あゆ:2006/08/25(金) 03:24:42 ID:foOYqEN6
あきらめようって思ってからどれくらいがたったのかな。
あいつのいなくなったこのキャンパスで、
いろんな気持ちをここで作品にぶつけたこの教室で、
相変わらず私は泣いている。思い出す度どうしようもなく胸が締め付けられる。わたしはずっとこのままなのかな。ずっとこんな気持ちをひきずって、ずっとひとりぼっちで。そんなことを考えていた時−−
コンコン
窓ガラスをたたく音。
こんな遅くに誰だろ…ていうか窓からって…
なんとなーく嫌な予感がした。カーテンを開けるとそこには、全身をこわばらせてガタガタ震える森田さんがいた。
「もっ…森田さん?!何やって…!」
急いで窓をあけ暖かい部屋に入れた。
「し…しぬかとおもった…昼間日があたってて気持ちよかったから昼寝してたらいつの間にかこんな時間になってて…暗くて寒くて…」
「ばかじゃないですか!?こんな寒空の下よくずっと寝てられたわねっ」顔中ぐしゃぐしゃにして訴えてくるこの人にあきれながらもタオルをさしだす。「うぅ…山田やっぱりさいきんなまいきだぞ……ん??おまえ…」
はっと我に返った。泣いてたこと気づかれたみたいだ。
636森あゆ:2006/08/25(金) 03:27:50 ID:foOYqEN6
あきらめようって思ってからどれくらいがたったのかな。
あいつのいなくなったこのキャンパスで、
いろんな気持ちをここで作品にぶつけたこの教室で、
相変わらず私は泣いている。
思い出す度どうしようもなく胸が締め付けられる。
わたしはずっとこのままなのかな。ずっとこんな気持ちをひきずって、
ずっとひとりぼっちで。そんなことを考えていた時−−
コンコン
窓ガラスをたたく音。
こんな遅くに誰だろ…ていうか窓からって…
なんとなーく嫌な予感がした。カーテンを開けるとそこには、全身をこわばらせてガタガタ震える森田さんがいた。
「もっ…森田さん?!何やって…!」
急いで窓をあけ暖かい部屋に入れた。
「し…しぬかとおもった…昼間日があたってて気持ちよかったから昼寝してたらいつの間にかこんな時間になってて…暗くて寒くて…」
「ばかじゃないですか!?こんな寒空の下よくずっと寝てられたわねっ」顔中ぐしゃぐしゃにして訴えてくるこの人にあきれながらもタオルをさしだす。
「うぅ…山田やっぱりさいきんなまいきだぞ……ん??おまえ…」はっと我に返った。
637名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 13:46:11 ID:foOYqEN6
「またないてんのか?」「!っ…ど…どうせばかだなーとかおもってるんでしょー…ほっといてよッ」
森田さんに背を向ける。やだ…私いつからこんなに卑屈になっちゃったんだろう。
いつも、いちばんに相談に行ったのはこの人で、つらいときいちばん支えてくれたのも−−
「!?」
いきなり視界に腕が延びてきた。
ガシッ
「きっきゃぁあぁ!?」びっくりしてばたばた抵抗し、このまま一本背おいに持ち込もうとしたそのとき。「このやろっいつまでもいつまでも一人で考え込んでんじゃねー!こんなんじゃおまえも真山も前に進めねーんだよッ」
森田さんの腕にかけた力が少しぬけた。
「森田さ…」
「…おまえ泣き虫なんだから、泣けばいーさ。そんでふっきっちまえ!ホラ、俺の胸で!」…いつもの調子でふざけて言ってるのかと思った。
けど、私を捕まえたその腕には、力が入っていた。
今、振り向いたら…どんな顔してるんだろう。
そんなことを考えていると肩をつかまれくるっと振り返らされた。
「も…りたさん…?」
なんであなたが

そんなつらそうな顔してるの?
638184:2006/08/26(土) 20:57:33 ID:L12EhPDc
とんでもなくお久しぶりです。
ものすごく時間もたっている上本編も完結してるし、今更感は否めませんが
せっかくなので投下します。605さん、覚えててくれてありがとうございます。
>>215>>224
>>434>>441
の続き、野宮・山田完結編です。
639野宮・山田1:2006/08/26(土) 20:58:28 ID:L12EhPDc
すでに彼女は待ち合わせ場所に来ていた。落ち着かなそうに時計をみたり、自分の格好を
鏡に映してみたり、髪を手で梳いてみたり、鞄の中の荷物を確認してみたり。
その様子がおかしくて、しばらく観察してから声をかけた。
「早いね、山田さん。待ちきれなかった?」
「の、野宮さん…。って、そんなことありません!!たまたまです、たまたま!!」
真っ赤になって反論するのがかわいい。何度見ても飽きないな。
並んで車を止めてあるところに歩く。ホントは手を繋ぎたいけど、きっと彼女はびっくりして
また大騒ぎするだろう。反応を見てみたい気もするけれど、あんまり困らせても気の毒かな。
「家の人には何ていって出てきたの?」
「ええと、その、はぐちゃんの家に泊まるって…」
「ホントは男とホテルに泊まるのに?いつから不良になったんだろうねえ、このお嬢さんは」
「誰のせいだと思ってるんですかっ!」
「アレ、人のせいにするの?ならやめとく?」
そう言うと山田さんは、一瞬傷ついたような困ったような顔をして、そして自ら車に乗り込んだ。
「いいです。行きます。自分で決めたんです」
そう言って前を見つめる山田さんの横顔は、驚くほど綺麗だった。
車はゆっくりと走り出す。横浜の、観覧車が見えるホテルへと。
一体どんな思いで彼女はこんなことを言い出したのだろう。まだ心の中に真山が
住んでいるだろうに。既成事実を作ることで、理屈で真山を諦めようとしているのだろか。
それでも、彼女の気が済むのなら、それでもいいと思った。
たとえ彼女が俺をなんとも思ってなくても。
助手席に座った彼女は、また無防備に健やかな寝息を立てている。
640野宮・山田2:2006/08/26(土) 20:59:16 ID:L12EhPDc
ホテルについて早めの食事をして、少し外を散歩して、部屋に戻った。…と思う。
あまりにも緊張しすぎて、車に乗ってからのことが思い出せない。
野宮さんはものすごい余裕で落ち着いていて、私をからかったり、慣れた様子でお湯を沸かして
お茶をいれ、お風呂場にお湯をため始めた。
どうしよう、私ってば何も知らない子供で、ただオロオロするばかり。
今回のことだって、別に、野宮さんが好きだから望んだわけでもないのに。それはきっと
野宮さんだって分かってるはず。なのに、からかいつつも、とても優しい。
なのにどしよう。私帰りたい。やっぱりイヤだ。怖い。こんな形で真山を忘れられるの?
涙がポロポロこぼれて、ふかふかのバスタオルを濡らす。
「山田さん、風呂先に…」
風呂場から出てきた野宮さんの顔が強張る。イラッとした顔が一瞬浮んだ。どうしよう。
また怒らせて、傷つけた。私はこの人を、これ以上傷つけたくないのに。
「ご、ごめんなさ…」
野宮さんは大またで歩いてきて、右手を振り上げた。ぶたれる覚悟をしていたけれど
ふわりと抱きしめられた。
「頼むから、泣かないでくれよ。山田さんに泣かれると、俺がすごーく悪人に思えるから」
「ちがっ、違います、私が、私が弱いから」
「俺に悪いと思わないで。俺は山田さんのこと好きだから、山田さんがが俺を頼って
くれるだけで嬉しいんだから」
野宮さんの体が小さく震えていた。なんでだろう。抱きしめられているのは私なのに、
なぜだか私が野宮さんを支えているような気がする。
こんな私でいいんですか?まだ真山を思い続ける私を。あなたの好意を利用しようとする私を。
あなたはそれでも受け止めてくれるというのですか?
一度おさまった涙が再びこみ上げてきた。私は野宮さんの頬を両手で挟み、自ら唇を求めた。
なぜかそうするのが自然だと思ったのだ。
641野宮・山田3:2006/08/26(土) 20:59:59 ID:L12EhPDc
唇に、冷たくて柔らかいものが触れた。涙でちょっとしょっぱい、山田さんの唇だった。
不器用でぎこちないキスは、今まで交わしたどんなキスより俺の胸を熱くした。
背中をグイと引き寄せて、俺からも唇を求める。ついばむようなキスから、次第に濃厚な
激しいキスへ。彼女も少しずつ慣れてきたのか、自ら唇を開き、俺の舌を招き入れる。
ざらりとした感触が交錯し、互いをひっぱるように吸い上げる。
「ん…、んんっ、ふ…ぅ、ン!」
小鳥が鳴くようなかわいい声。我慢できずに服越しに胸を触る。
「あ、だ、だめっ」
驚いた山田さんが唇を離す。唾液の糸がつぅっと橋を架けた。
「だめって、何が?」
「あの、お風呂…」
「ダーメ。一人になるとまた色々悩むだろ?それに、俺もう我慢の限界」
そういって、山田さんをベッドに押し倒した。下手すりゃ回し蹴りでも飛んでくるかと思ったが、
覚悟を決めたのか、さほど抵抗もなかった。
わざと音を出してキスをしながら、ブラウスのボタンを外し、キャミソールをたくし上げる。
「でっ!電気!!電気消してください!!」
悲鳴のような声。ホントは明るいところで隅から隅まで彼女を見たいのだけど、そんなこと
いえる状況でもなく、サイドテーブルの灯りを残し、部屋の電気を消した。
「これでいい?」
尋ねると、彼女は顔を背けたまま小さく頷いた。そっとむき出しの乳房に触れる。すでに頂の
部分は尖っており、その存在を主張している。触れるとビクンと反応する。つまみ上げ、
こね回し、唇に含んで吸い上げる。そのたび彼女は小さく悲鳴を上げて、俺にしがみつく。
「あ、あぁ、はぁ、あ…あぁっ!」
体をゆするたびに、マシュマロのような乳房が勢い良く上下する。逃がさぬように捕まえて、
指で、舌で愛撫を重ねる。
片手で愛撫を加えながら、あいた手でスカートのファスナーを下ろした。さすがに下腹部は
ぎっちりとガードされているが、耳に舌を差し込むと、へなへなとガードが崩れた。
隙間に手を差し込み、下着越しに大事な場所に触れる。そこはもう、しっとりと熱を持っていた。
642野宮・山田4:2006/08/26(土) 21:00:56 ID:L12EhPDc
「や…ぁっ、そこは…」
声が…。自分の声じゃないみたい。甘くて小さくて、私にもこんな声が出るなんて…。
それに、体が熱くて、じっとしていられなくて…。私、どうしちゃったの?
「腰、浮かして」
言われるままに、朦朧としたまま腰を浮かす。スルスルと下着も取り外されて、生まれた
ままの姿になってしまった。恥ずかしいと思うのだけれど、今さら野宮さんの前で
恥ずかしがるのもおかしいと思ってされるがままにした。会社の給湯室で、学校の和室で、
この人は私の痴態を見ているのだから。
下腹部に、指が突き立てられる。ゆっくりと私の中に入る。痛くはないけど、未だに
異物感が拭えない。野宮さんの指はそろそろと上下し、中で軽くかき混ぜたりしている。
その度に私は歯を食いしばって、声が出るのを抑えた。
声出したら、もう、止まらない気がして。
「山田さん、もっと泣いて。声聞かせて」
耳元でふぅっと息が吹きつけられ、私の体はビクンと跳ね上がった。私、耳弱いんだ…。
たちまち我慢できなくなっちゃう。野宮さんも知っているのかな。私が緩んだ隙に、
指をもう一本入れて中で激しくかきまわし、親指が尖ったモノをぐりっと押した。
「あぁっ!あぁ…ン!!んぅー…っ」
我慢できずに声が出てしまった。じゅっと、自分でもはっきり分かるほど其処はぬるみ、
後から後から泉が湧きだしてくる。指の抽送に併せて卑猥な音がしている。
チュク、チュク…。トプン…。今まで聞いたこともない音。私の体から出ているなんて。
恥ずかしい、怖い。でも、でも気持ちイイ…。
不意に、中でくいっと指が曲げられた。途端、体中を内側からなぞり上げられる感触がした。
「あぁ…っ、ナニ、何これ…ッ、私、あ…ぁ、ダメェ…ッ」
目の裏で、白い花火が、弾けた…。
643野宮・山田5:2006/08/26(土) 21:01:41 ID:L12EhPDc
山田さんがイッてしまい、放心状態のままベッドに沈み込んでいる間に、俺は手早く服を
脱いで避妊具を装着した。久々のことに、俺の方まで緊張してきた。
覚醒したかしないか分からない状態の彼女の足を大きく開かせ、その中に体を進める。
狙いを定めて、少しずつ挿入を開始した。初めてだからかもともとそうなのか、彼女の中は
狭くて細く、先端の部分ですでにつっかえてしまっている。
「ん…!?」
異物感に、彼女が覚醒した。無意識のうちに上に逃げようとするのを、体全体で圧し掛かって
押さえつけ、そのまま挿入を続ける。
「イタ…ッ」
彼女が小さく呻いて、顔を歪ませる。ごめん、と心の中で思いつつ、さらに進める。
「のっ、野宮さん、ちょっ…、痛…」
「ごめん山田さん、一気に行くよ」
「んんんっ!んーッ!!」
一気に腰を進めると、何かを突き破る鈍い音がした。山田さんはくぐもった声を上げ、
目じりに涙を浮かべた。
「…入ったよ」
俺の感覚の全部が、彼女で満たされる。暖かく柔らかく、そして愛しかった。
額に浮んだ汗に唇を這わせ、シーツを掴む手を握る。
「大丈夫?」
「痛いです」
声がかすかに震えている。お詫びの気持ちも込めて、涙の跡に、頬に、まぶたにキスをする。
「痛いけど、ちゃんとできて、よかった…」
山田さんの手が、俺の背中に回された。俺も彼女に背中に手を回し、体を起こさせた。
彼女と向かい合う形になる。
「恥ずかしいから、あんまり見ないで下さい…」
涙をためた瞳を落とし、小さく呟く。そんな彼女が愛しくて、繋がったまま濃厚なキスを
交わした。
644野宮・山田6:2006/08/26(土) 21:02:28 ID:L12EhPDc
繋がったまま身を起こされ、座って向かい合うような形になった。寝ていた時よりも、
野宮さんのソレは深く私を貫く。鈍い痛みと、どうしようもない異物感。
そして、痛みの奥底に、かすかに甘い疼きがある。
「ぁぅ…、ん、ん…」
歯が当たる勢いで、貪るようにキスを重ねる。呼吸をするために唇を離すたびに、唾液が
糸を引いて橋を架ける。それを何度も何度も繰り返す。
野宮さんが下から突き上げてきた。振り落とされないように必死でしがみつく。
「ん、んぅ、んん…っ」
耳元で、野宮さんの荒い息遣いが聞こえる。いつもの余裕たっぷりの野宮さんではなくて、
見たこともないような、切なげな表情。そんな表情をを見ていると、なんだか泣けてきた。
愛し合うことって、こういうことなのね。
真山を思って入り込んでいた私だけの世界に、野宮さんは大きな穴を開けてくれた。
こうならなかったら、私はきっと腐ってボロボロになっていた。
「あぁ、あん、あぅ…ッ」
だんだんと激しくなる突き上げに、痛みを感じる余裕はなくなってきた。ただ繋がっている
部分だけが、どうしよもなく熱い。しがみついていた手が離れ、私は弓なりに反った。
髪がサラサラと後ろに流れ、野宮さんの眼前に胸をさらけ出してしまう。
「ひゃぅ…ッ」
野宮さんは私の腰を引き寄せ、胸の突起を口に含んだ。そして荒々しく胸を掴んで激しく揉む。
「野宮さ…も、だめ…」
頭がクラクラしてきた。弓なりに反ったまま、ベットに仰向けに倒れると、再び野宮さんが
圧し掛かってきた。
「俺も、も、限界…」
野宮さんのかすれた声がして、いっそう激しく突いてきた。荒々しい呼吸の合間に、
何か言っているような気がして耳を澄ます。
「…ゆ、あゆ…ッ」
私の名前を呼んでいる。そう分かった時に、バカみたいに涙が溢れてきた。どうしよう。嬉しい。
ずっと名前を呼んで欲しかった。私の事を認めて欲しかったの…。どうして野宮さんは、
私の望むことがこんなにも分かるの?
「野宮さん、私…」
「あゆ…愛してる…」
囁くようにそういって、野宮さんは全てを解放した…。
645野宮・山田7:2006/08/26(土) 21:03:36 ID:L12EhPDc
腕にかかる重みが不意に軽くなり、目が覚めた。腕の中に山田さんの姿はなく、シャワーの
水音がかすかに聞こえてくる。バスタオルを巻いて、風呂場のドアを開ける。
「俺も一緒に入っていいかな」
なるべく自然に声をかけたつもりだが、彼女はびっくりするくらい慌てて湯船に飛び込んだ。
「だ、だめですっ。お風呂なんて、そんなのっ」
「もう遅いよ。大丈夫。ヘンなことしないからさ」
軽くシャワーを浴びて、湯船に体を沈める。二人で入るにはちょっと狭いバスタブだ。
山田さんは真っ赤になって顔を背けている。もうやることやったんだし、そんなに恥じる
必要もないと思うんだけど、ま、それもかわいいな。
「昔友達の結婚式でさ、仲人が言ったんだ。夫婦円満の秘訣は、二人で風呂に入ることだって。
風呂に入って、たくさんたくさん話しなさいって。俺たちもさ、いろんなこと話そ?」
手を伸ばして、そっと山田さんの肩を抱く。怯えつつも、彼女は俺にもたれてくれた。
「手始めに、どう?オトナになった感想は?」
「そ、そんなこと聞かないで下さいっ!まだいっぱいいっぱいなんですからっ」
「体は大丈夫?痛い?」
「痛いけど…。大丈夫です。野宮さん、その、ありがとうございました」
くるっと俺の方を向き直り、山田さんがぺこんと頭を下げた。
「私の事名前で呼んでくれて…。とっても、とっても嬉しかったです…って、あれ?
どうしたんですか?なんで野宮さんが真っ赤になるんですか?」
…やべ、俺この子のこと、ウッカリ名前で呼んじゃったのか…。参ったなぁ、冷静なオトナを
演じてたハズなのに。でも、ま、喜んでるからいっか。
「じゃあ、今度から名前で呼んでもいいの?」
「そ、それはまだ」
「じゃ、二人でいる時だけね。俺のことは苗字でいいよ」
「…そういえば、野宮さんて、名前何ていうんですか?」
「ええっ!今聞くの?もーちょっと俺に興味持ってよ。字は違うけど、アイツと同じタクミ。
だから名前で呼ばなくていいよ。山田さんもビミョーでしょ?」
「私、間違えたりしません」
キッパリと言い切った彼女には、かつての迷いは感じられなかった。図らずも、不毛地獄から
前に進んだようだった。地獄から完全に引きずり出すのはまだ先かも知れないけれど、
いつかは俺だけを見てくれる日も来るだろう。
「そろそろ上がろっか。逆上せたら大変だ。窓開けて、観覧車見よ。おいで、あゆ」
「はい、匠…さん」
山田さんはそう笑って、差し出した俺の手をぎゅっと掴んだ。

おわり
646184:2006/08/26(土) 21:06:05 ID:L12EhPDc
以上です。
最初に書くの忘れてたんですが、1章ごとに野宮と山田の視点になってます。
分かりにくかったら申し訳ないです…。
最後の夫婦円満の秘訣云々は、実際に私の友人の結婚式で仲人さんが
仰ってたことで、へーなるほどと思って書いてしまいました。
647名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 09:18:03 ID:xBgkzmWK
GGGGGJ!!
野宮×山田大好きなんで大いに悶えさせていただきました。
648名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 10:34:59 ID:f+HYawmc
GGGGGJGGGGGJ!! GGGGGJ!!

ありがとうございますっ!!!!
649名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 18:16:13 ID:iu3ZGob3
ありがとうございます!ずっとお待ちしてました!!
GGJJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJJJJ!!!
野宮×山田の未来に幸多かれ!
184様、また書いて下さいまし。
650名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 12:54:39 ID:XAWhngqr
久々に来てみたらネ申!!!!!!!!
GJGJGJGGGJJjGJgjGJGjGJ!!!!!!!!
651名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 15:48:40 ID:T16nqsHS
605です。184さん、投下してくださってありがとうございます。
本当に本当に待ってて良かったです。
こんなに素晴らしいものを読ませていただけて・・・嬉しいよう。・゜・( ノД^)・゜・。
野宮さんに萌えました。はぁ〜ステキ・・・
652名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 17:49:09 ID:jPfT9L0f
なんだかありえるカプは萌えねーなあ・・
はぐを思い浮かべてオナる竹本とか森田とか修ちゃんが見たいぜ
それをはぐに目撃されちゃってさ・・そんで(ry
653名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 21:55:57 ID:BHuNV85I
秀作・逸作・名作です!!GJ!

>マシュマロのような乳房
たぷたぷして柔らかくて大きいんだろうなぁ。野宮ウラヤマシス(*´Д`)ハァハァ

>「…ゆ、あゆ…ッ」
>「あゆ…愛してる…」
テラモエス。山田ウラヤマシス(*´Д`)ハァハァ
654名無し@ピンキー:2006/09/10(日) 00:25:26 ID:cKAkerOT
また野宮×あゆ期待してます\(@^▽^@)/
655名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 17:05:43 ID:KkTVe7Es
最終巻発売age……やっぱsage
本スレは即席評論家(ごっつ偉そう)の巣窟と化しててこわいよう
656名無し@ピンキー:2006/09/10(日) 20:51:11 ID:cKAkerOT
今日本屋行ったけど、売ってなかった。
地方って3日も東京より遅いし、マジ最悪。・゚・(ノД`)・゚・。
657名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 12:04:00 ID:vXcWs6wb
即席評論家(ごっつ偉そう)の気持ちは非常にわかる身だけど、そのノリをこのスレに
持ってきちゃいけないよね。
それはおいといて野宮×山田乙です。名前のやりとりに萌えました。
658名無し@ピンキー:2006/09/19(火) 22:15:13 ID:INhMy8zI
633サンの森あゆ、私待ってるよ
やっと来た森あゆ!!!
659名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 03:48:41 ID:rTYyPGFN
本スレ180に面白いssがあったが…
漏れがうpするのは問題かな。
660名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 08:31:25 ID:scmmoKD8
>>659 おながい。
本スレではアンチだらけで好意的な感想書ける雰囲気じゃなかったし。
661名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 08:40:33 ID:scmmoKD8
ただ本スレ180がウプしたSSは
羽海野さんのカップリングとは全く違っているので
カップリングの注意書き入れておかないと
その組み合わせが地雷な人が読んだらショック受けると思う。
662名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 11:12:34 ID:GB2oRnFj
本スレ>>240さん誘導ありがとうございます。

あちらのスレ書いたとおり、実は色々狙いがあって作ったもので、
純粋なファン的二次創作ではないから、ここに投下するのは申し訳ないような気もしてます。

そういうものだというのを了解した上でなら、内容自体は辻褄の合うようにはしてある(つもり)ですが。

文章そのままコピペするのはやっぱりためらわれたので(長いし)アップローダーで失礼します。
一応、内容としては「山田×真山」「竹本×はぐ」になるんでしょうか。エロパロにはなっていないので、
萌え系を求めている方は、申し訳ないですがスルーでお願いします。

http://www.uploda.org/uporg521477.txt.html

663名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 11:17:02 ID:GB2oRnFj
あと、更に厳重注意ですが、原作ラスト肯定派の方を間違いなく不快にさせる内容ですので、
そのあたりも留意していただければ幸いです。
664名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 12:06:43 ID:bzyocDMe
>>662
面白いけど、竹本が真山を「真山」、はぐみを「花本さん」って
呼んでるのがどうしても気にかかった。
665名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 12:25:54 ID:jSrNFPKd
>>639
面白かったし、萌えた。
ハチクロ本編を読む時は
野宮と山田がくっついてほしいと思いながら読んでたけど
原作のくっつきかたには少し不満だったので
(きちんと山田は真山のことをケリつけて野宮と向き合ってほしかった)
あなたのSS読んで大変満足した。
「キス絶交キス(知らない人にはわからないたとえスマソ)」のように
女視点と男視点が交互に描かれる構成も良かった。


>>662
面白かった。
あなたの隠れた意図を知らない&気付かないまま読んだら、普通に
「真山×山田(真山←山田)」「修×リカ」「竹本×はぐ」派の
ハチクロファンが書いたSSのように読めてしまうと思う。
よくできていて驚いた。

666名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 23:48:31 ID:ZXxltZ9A
>>662
気になって本スレから飛んでまいりました

・・・が、読めなくなってるorz
667名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:39:58 ID:zGJnlBxT
ここに再うpとかいかがでしょう?
2chエロパロ板SS保管庫
http://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/database/index.html
流れるのが非常に遅いですw
668名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:43:49 ID:TC1rSXi9
>>666
本当だ。一日保たないんですね…
何度もアップし直すのもアレなので、ちょっと書き足して後ほどコピペします。
萌を求めていらっしゃる諸姉様方、本当にすいません!

>>664
あれは第三者の語り部解説が「真山」と言っていて、竹本が呼んだわけではないです。
荒筋に毛が生えたようなSSなので、ちょっと分かりづらかったですね。すみません。
「花本さん」に関しては、今は相手が決まっている彼女を、大人になった竹本がどう捉えるか、ではないでしょうか。
分別を保って名字で呼ぶのか、あえて親しみを込めて「はぐちゃん」と呼ぶのか。

>>665
元々表現したかったのは、原作ハチクロに対する色々の甘さを再指摘することだったので、
カップリング目的で書いたわけではない…というのが、分かる人も居るだろうなあとは思ってました。
本スレには、「作者以外の人間が展開を捏造すること」自体への嫌悪感を持つ人も多いでしょうし。
冷静な感想ありがとうございます。
669名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:45:06 ID:TC1rSXi9
…と思ったら、>>667さん、いい場所のご紹介ありがとうございます!
後ほどUPしたらお知らせしますので〜
670名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:27:39 ID:TC1rSXi9
アップし直しました。>>667さんに重ねて感謝。
スレNo19、
http://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/database/191.txt
です。

あと>>664さん、竹本がしっかり「真山」って呼んでましたね…
こちらの勘違いです。すみませんでした。
671名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 14:30:55 ID:QyNRV77n
>670
読みました。野宮×山田萌えな私は、山田に飽きてしまった野宮にガーン!でしたが
内容は良かったと思います。
GJ。おつかれさまでした。
願わくば、これを読んだウミノたんが丸パクリしませんように・・・・ナムナム。
672名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 20:07:40 ID:UqEv20hp
639さんの作品も、670さんの作品も
山田がしっかりと相手と向き合ってるのがいいな。

670さんの作品は
森田がハチクロワールドからとっくに卒業してることや
竹本が大きく成長してることや
はぐみが、自分のせいで失ったものへ
思いをはせれるようになってることもよかった。
673名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 00:09:04 ID:1KnyAGKX
>>670
読ませていただきますた。

登場人物それぞれが
リアルと徹底的に向き合った形のエンド、なかなか良いですね。GJ。

原作は、作者の脳内補完バリバリの単なる雰囲気漫画的なラストに
なってしまった感が否めないっすからね...。
まぁ、そういうところは良くも悪くも「ハチクロ」だから仕方が無いが。
674名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 03:16:19 ID:6xk7PsCs
>>670
読みました。好きなタイプの作品でした。ハチクロらしさがあって、GJです。
675名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:47:53 ID:07TWBYjc
>671
いくらなんでもそれはありえないでしょう・・・
たしかに二次創作としてはいい出来だと思うけど、それはあくまで二次創作としてであって、
ウミノさんの書くハチクロは現実よりもファンタジーなところが魅力なのに、
現実的になってしまってはウミノさんの書きたいものではないでしょう。
676名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 11:28:24 ID:7LkaDb6X
知人に勧められて一巻と二巻だけ買ってみたけど、ハマった。
数日後には、全巻揃ってしまった。

そういえば、普段無口なリカさんは、セクロスの途中はどんな感じなんだろうか?
マグロ状態だと真山も辛いよなあ。色々と。
677名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:29:42 ID:imJU/Pum
リカさんは、セックスの時は獣のようになって何度も絶叫して絶頂するよ。
678名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 03:07:44 ID:R57tWqhB
バキュームフェラが超うまいよ。
679名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 09:35:57 ID:95HCJRC0
アナルも開発済みだよ。
680名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 11:31:25 ID:Q3Sp6Yy1
そんなリカさんイヤン・・・・(´A`;)
681名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 18:06:59 ID:95HCJRC0
じゃあ、心的ストレスのせいで、時々狂ったように発情してしまうとか。
682名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 23:15:54 ID:BofCeHPD
>>681
それいいな。
激しくオナニーした後、(体が弱いので)酸欠に陥ったり、激しい自己嫌悪に陥ったりするリカさん萌え。

あと、俺も真山みたいにリカさんのタオルを嗅いだりバスタブを舐めたりしたい。
683名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 19:41:07 ID:T+lBPxBi
漏れは野宮さんとひとつの部屋で一晩明かしたい。
ソファーで寝かせず同じベットに引きずり込む。
朝目が覚めたら野宮ビクーリ!みたいな。
684名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:35:43 ID:5/lbQUTl
真山と山田とリカさんの3P希望。

山田総受けでも、真山総受けでも、リカさん総受けでもいい。
何気にリカさんは言葉責めが得意そうだ。
685名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 23:21:49 ID:oTOEbtMN
いいや、言葉責めされて泣きそうになっているリカさんがいい。

ところで、最新の再生医科学を用いれば、裂傷跡や火傷跡はもっと治りそうなものだが。
ぜひウチの再生研に来てほしい。
686名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 10:48:52 ID:24JOkuWA
そこで治療と称して研究員たちに集団でイタズラされるリカさんハァハァ・・・
687名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 13:12:28 ID:Y4IcyqeR
カテーテル(;´Д`)ハァハァ
内視鏡(;´Д`)ハァハァ
688名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 01:35:18 ID:L0yCmzOa
入院中の小用は当然しびんですね?
689名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 01:45:46 ID:OHvDD8u7
何この流れ(;´Д`)
690名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 01:08:26 ID:AkvzWQ1K
>>685
マジレスしてキモイ事言うぞ
自分が原田を殺した罪の証だから消したくないんだろ
691名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 01:46:45 ID:aDeWXRXD
青春だな。
692名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 23:03:32 ID:T+ksV5e6
身体の修復は最低限にして
一刻も早く残った仕事をかたづけまくり、
後を追う気満々だったんじゃなかろか
693名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 23:31:10 ID:AKwykKCo
じゃあ、真山との関係が一歩前進した今、仕事が片付いたら、体を治すことも考えるのかな。
というか、ぜひそっちに専念してほしい。
あのままじゃ氏ぬぞw
694名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 14:09:38 ID:fcIAA8co
えー、でも真山はあの火傷でただれたケロイド状の皮膚を抱くのが好きなんじゃない?
こんな体の女を抱ける俺カコイイ、みたいな感じで。
695名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 17:21:45 ID:dPp8Ny2s
書かれていない部分は人それぞれに補完
696名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 22:55:25 ID:ILYL5CnF
初めてここをみましたが・・・・うう、素敵過ぎます、
野宮&あゆ!!
真山よりも野宮大好きな私には、たまらない世界です。
この二人には本当に幸せになってもらいたい・・・
スピンオフで、もうちょっと関係の進んだ二人が見たい。

みなさん、素敵な話をありがとう!!
697名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 23:17:32 ID:HGLtrAaA
野宮って、WHITE ALBUMの緒方英二的なポジションだね。
698名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:10:49 ID:6Itjg0TQ
ここはエロなしでもOKですか?
699名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 08:36:38 ID:WFrEHWao
いんじゃない?
このスレの中にもあるじゃん
エロなしSS
700はぐ:2006/10/25(水) 18:40:41 ID:hvPqNPZl
ポコチンぱっくりアンクルファッカー♪
701名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 19:38:51 ID:tsyM8EMV
<<700 Doo!サウスパークかよ!
702名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:26:15 ID:gUt+S4aM
過疎ってるね。職人さんもういないのかな?
703名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 20:07:10 ID:Jz40svX9
704sage:2006/11/18(土) 12:19:45 ID:bSfXaeGA
♥♥♥♥♥
705名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 21:00:31 ID:mrXPrQEc
誰か、新しいブツを頼む!
新作野宮あゆ!!
706名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 22:09:29 ID:6/fRwhxh
こう、リカさんを触手責めとかですね…
707名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 22:32:10 ID:pEOXN65P
似合いすぎな感
708名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 23:20:40 ID:DVnG0+PP

たしかにw
709名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 01:09:09 ID:KqIOySWk
なんかリカさんって体調不良で生理止まってそう。
そこで触手責めですよ。
710名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 21:06:43 ID:sVpVfVJJ
たいして抵抗もなさそうだなw
711名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 21:39:55 ID:0Q3vG97z
本誌にハチクロのってたぞ。
みた?
712名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:25:23 ID:3QIaVG+0
スピンオフか。見たよ。
713名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 17:55:38 ID:Ie8fjKNF
保守
714名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 02:01:46 ID:qPOmmb4M
ほしゅ
715名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 18:38:20 ID:Tc1bsyhV
やっぱり真山リカがすき(´・ω・`)もぇもぇほしゅー
716名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 22:13:34 ID:LRJ03VCP
真山いやぁ〜
717名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 23:24:38 ID:YkllFGdQ
リカさんって激しいセックスしたら死ぬんじゃね?
718名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 23:51:20 ID:hewgw2ow
死ぬかな…?病弱っ子とやりまくってたけどセークスのときは元気だったよ。
リカも真山に激しくしてもらってるょ。
719名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 12:27:24 ID:R8IMxw0j
あ〜う♥リカリカぁ〜♥♥♥
720名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 00:55:34 ID:JINvz7oa
リカリカ先生…煙草が逆さだぜ
721名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:41:36 ID:rh4fU+Vg
リカさんって病弱なんだっけ?
722名無しさん@ピンキー
体も病弱で、心もちょっとメンヘル気味です。
ヤンデレです。