おねがいマイメロディでエロパロ

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430こっそり
柊恵一の少ない交遊録に、ノダというあまり目立たない男がいる。毒にも薬にもならない
人物だが、柊の事を特別視しないため、案外、気の置けない友人という扱いを受けてい
る。彼は先日、柊邸で催された乱交パーティの際、クレイジー・ポエミストの桜塚美紀を
見初めてしまったそうで、手紙を出した事を柊に話していた。

「これが、その返事なんだが」
「どれ・・・」
柊はノダから手紙を受け取った。返事はサンリオ製の便箋に香りつきのペンで書かれて
いる。

 お手紙ありがとうでごあんそ。シャル・ウイ・レイプで、アディオス・アミーゴ。
 突然の事で、あちきのハートはおどろかれぬる。うれピーような恥ずかしい
 ような、複雑な気持ちでありんす。だ、ぷん。

「ダイエー・・・じゃなくて、難解だな」
さすがの柊も、脂汗をかいた。美紀の手紙は、文語、口語、外国語、のりピー語、こりん
星語、それに方言とおいらん言葉が自在に操られ、形成されている。ダークパワーを得た
身であっても、本物の狂人相手では分が悪い。柊はかろうじて動揺を隠している。