卓上ゲームエロパロ総合スレ4

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462名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:03:48 ID:+4nprJu3
2、20秒差……orz

…だが、>>459あンた、神
463名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:03:53 ID:R1WEu78X
>>408
 GJ! 貴方のお陰で私の中でサプリメント『ロンギヌス』は「『桃色★ふぁーさいど』創刊号」と呼ばれる
ようになりました、ありがとう、ありがとう、ありがとう。
 ……コンベでいっちまったら、どーするのかと小一時間(w
 後日談、まってますー
464名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:06:37 ID:s0mvY4+E
5.…人の家の風呂で何しているんですか、伊右衛門さん?(汗)
465464:2005/04/11(月) 22:12:49 ID:s0mvY4+E
くそ、仕損じたぜ……ふ、GJだ>>459。君に祝福があらんことをw
さぁ敗北者諸君、グィードのお仕置きを受けに行こうか?(遠い目)
466457:2005/04/11(月) 22:17:19 ID:R1WEu78X
>>459
 いえ、それも考えなくともなかったのですが(ヲイ・w)
 つーか、
 5.……だ、誰?
 という選択肢もあったのですが、まあ、これは、無しの方向性で(遠い目)
>>460-461
 了解です、3ですね、3……なら、アレですな、4なら実は行われていた――個人的に
ボツにするのは勿体無いネタを一つ書きたいと思います。

「どう? 勇士郎。姉さんのメイド姿はっ」
「メ、メイドって姉さん!? そんなシャア専用アッガイみたいなありそうでなさそうな微妙な存在、
第八世界探したっていちゃ駄目だよ!? インチキだ、イカサマだ、ファンタジーだ!?」
「な、何よ!? 姉さん、はるみちゃんやふゆみちゃんとキャラが被らないように必死になって考えた
んだからっ!!」
 真魅の言葉に、勇士郎はフッ――と消え入りそうな笑みを浮かべて、言った。

「――姉さん、元から被りようがないよ」

 これもこれでお気に入りでした(w
467459:2005/04/11(月) 22:31:00 ID:BNYICCro
む、やはし選択肢から選ばねばダメですか。

まーそれはそれとして>>457氏よろしく!
468名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 00:04:46 ID:b8mtsD0Z
>>466
わらたwwwwwwwwww
469名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 00:34:58 ID:Tfs+FqZg
>>408

す、スン止めですかっ?後は脳内捕姦せよと?orz
少年は自分独特得な愛し方ですな。(w
二人とも萌えでした〜。
でも、少女はトラウマになっていないことを祈ろう。(汗)

>>456

命は原作でも不幸なのでドンマイなのではないかと。(おい)
あちしの妄想(ガンナーズブルーム編)では転生しております。(w
メイド編も楽しみにしてます〜。

>>457

もう新作ですか!?凄いですー。
個人的に5の『…誰?』が気になります。(w
まさか、マイ?もしくはかつての仲間とか。

しかし、アンゼの話何度読み返してもグッと来ますー。
リアルタイムで読んだ時は、コトのきっかけが『クスリ』だったので、柊はともかくアンゼはこれっきりにしそうだな、と思ってました。
で、オチで妊娠が発覚してアンゼの目論見が破綻するとか。(おい)
途中で二人がラブになったので、すぐそれは無くなったのですが。
このSSでは柊の『遥かなる人』って、アンゼみたいですよね。
時系列さえ無視すれば。(それも関係ないのかな?)
大事な人になったのに、それが『なかった』ことになったから、想い出す事ができない。
…萌え。(w
決めたのはアンゼですけど、幸せになって欲しいですー。
柊が根性で思い出すとか、やっぱり妊娠していてゲイザーにもう一回運命改竄してもらうとか!(ばか)
長々とすみません。しかも感想二回目だよ、これ。orz
470名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 05:20:58 ID:6C4FTRDG
>>220
アンゼロット話、堪能させていただきました。
『柊蓮司は私が、使います』か。あれをこう使うのか。上手いなぁ。
次の話も展開楽しみにしているですよ。
そして蛇足。裏界魔王脱衣麻雀が欲しいです。分身魔王は是非ともそのラインで。
でもアゼル=イヴリス脱がすのは命懸けだよな。

>>408
この二人の続きも読みたかったりするのですが。ダメですか。後日談で終りとは言わずに。どうですか。
というか吸血鬼は小学生と見せかけて実は齢ウン千年のベテランで、人造くんがイロイロ教えられてしまう展開かと勘繰った俺。斬首。

>>420
452氏と同じく、愛読っす。媚薬ゼリー風呂万歳。
でもこれからってところの寸止めだけは勘弁な!
471柊×くれは妄想:2005/04/12(火) 08:04:56 ID:qseA45FK
巫女服の上から柊はくれはの胸をゆっくりとさする。
(なに?)
恐怖のためくれははパニックを起こすが、それを押し止めたのは、幼馴染が何をするのかと言う好奇心、
柊が好きだ……幼馴染ではなく、一人の男と女として……と言う感覚であった。
「はう……」
おなかのあたりをゆっくりとさすられ、くれはの顔は羞恥で赤くなる。
気がつけば、くれはは柊の膝の上に座っていた。
はたから見ると、ベンチが汚れてるから幼馴染の上に座っている巫女さんにしか見えない。
が、柊はくれはを支えるようにくれはに抱きつき、そのままくれはの体を愛おしそうにさする。
耳の後ろに息を吹きかけ、首筋にキスをして……。
やがては柊はくれはの足の間に手を伸ばす。
「良いか?」
柊がそう聞いてくる。くれはは少し戸惑ってから
「うん」
と答える。
次の瞬間、くれはの股間に暖かい布がこすれる感覚が巻き起こる。
「はわ……」
顔はゆっくりと赤くなり、股間は少しずつ濡れ始める。
「怖いか?」
「ううん、大丈夫」
怖くは無い、柊が一緒にいるから……そういいかけてくれはは声を潜めた。なんか恥かしい。
柊の手が服の上からゆっくりとくれはの体をゆっくりとさすっていた。

===
続きの希望があれは書きます。
472名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 10:57:14 ID:jfiUSjCr
>469
>『…誰?』
もちろん、脱衣場で優雅に湯気の立つティーカップを持った少女が待ち構えてるんだろうと。
473名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 11:37:27 ID:LaFfDq7I
>>338とPr.Kさんの「彼の日常」を読んで思いついた妄想。



次回予告

 とある休日に、柊蓮司は、幼馴染の赤羽くれはと出掛けることに。

 二人の妨害をするべく手を結ぶ、魔王(ベル)と守護者(アンゼロット)。

 両名の工作は辛くも成功するも、魔王らしく抜け駆けを行ったベルに対して、そ知らぬ顔でくれはと一致協力するアンゼロット。

 緊張する周囲をすぱっと無視して、柊蓮司にタカリに来たのは、異世界(ラースフェリア)の住民、勇者(ポーリィ)&巫女(ガーネット)&神官(リューナ)の炎砦(フレイス)三義姉妹!

 そんな、一触即発の危機的状況を余所に、虎視眈々と漁夫の利を狙う晶&キサラの母子魔剣使いと、遥か天空から彼女たちを観察するメイド戦乙女ヴィオレット!

 柊蓮司は彼女たちの恐るべき陰謀から逃れ、貴重な休日をのほほんと過ごすことが出来るのか!?

 そして、下僕兵士三ツ矢伊右衛門(ロンギヌス00)に出番はあるのか!?

次回、「柊蓮司の奇跡的に平凡な長い一日」

 グィード様を崇めながら待て!!!
474名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 11:48:24 ID:v+cTYakU
>>471
続きキボンヌ
やっぱ巫女さんはええのお。

>>473
激しく読みたいです、それ。
475名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 16:43:11 ID:XQu10Kum
>471
続き見たいな。
476名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 20:56:25 ID:pF+R1xlJ
>>473
待ちますんで書いてくださいお願いします。
477柊×くれは妄想:2005/04/12(火) 22:01:24 ID:qseA45FK
「くれは」
「ん?何柊?」
振り向いたくれはの唇にキスをする。
「んっ……」
見れば公園に人影は無く、彼等を見てる人はいない。
野良猫がたまにニャーと好奇心を見せるがすぐに立ち去っていく。
「はわー」
体中が赤く染まる。そんな感覚と一緒にくれははゆっくりと目を閉じる。
二人だけの甘い時間。柊だって男の子。
「柊のここ、とても大きくなってる」
そう言ってくれははくるりと体をまわして柊の股間を指差す。
「いや、これは……」
「きついでしょう?柊」
くれははそう言ってズボンのチャックを下げる。
高く立ち上った棒がチャックの間から出てきた。
「私だけ触られるなんてずるいもん」
そう言って、柊の棒を優しく触る。
「おいくれは……」
顔を真っ赤に染めて柊が言う。
「それに…私柊の事が好きだから……」
そう言って柊の体に抱きつき、そのまま深くキスをする。
初めて言えた言葉。もう誰にも止められない。唇を離し、そのまま言葉に出す。
「だから、柊にだったら何をされても良い」
「くれは……」
たった、二人だけの時間、何者にも変え難い時。
柊はゆっくりとくれはを抱き上げ、地面へと降ろす。
「そういう言葉は、結婚する時にでも使った方が良いぜ」
「……うん」
くれはは寂しそうにそういった。
「さ、送ってやるからさ、帰ろう」
478柊×くれは妄想:2005/04/12(火) 22:03:40 ID:qseA45FK
赤羽家につくと、(何故か)赤飯が炊かれていた。
「あら、蓮司くん、どうぞどうぞ」
「えっと、これは一体……」
「結婚したらくれはを好きにできるんでしょう?」
くれはの母はそう言って、柊の肩を掴む。
「他に婚約者とか……」
その言葉にくれはの母の顔に少し厳しくなる。
「『星の巫女』として生まれたのに、婚約者ができると思う?」
「………」
絶句する柊。
「だから、くれはを一生支えてあげて。それができるのはあなただけだから」
しっかりと柊をみすえるくれはの母。
「わかりました」
柊もそう言って、しっかりとくれはの母を見据えた。
「ねえ、母さん、なんか今日は豪華だけどなにかあったの?」
くれはだけは、のんきそうに、そう声をかけていた。
===
とりあえずここまで。
479457:2005/04/12(火) 22:45:58 ID:LDG+cd0g
「二人とも……?」
 そこには、二人のメイド姿の少女がいた。
 はるみとふゆみ――外見からは見分けがつかないほどそっくりな双子に見えるが、この二人は元は同
一人物であり……まあ、その事情はまた別の物語だ。
 今は仲睦まじい姉妹として、メイド喫茶の看板メイドとして働いてくれている――勇士郎にとって、
大事な少女達である。
「……勇士郎、今、いい?」
 姉であるふゆみの言葉に、勇士郎は小さく笑って、
「ああ、いいよ? あっと、俺の部屋でいいかな?」
「はい」
「うん」
 二人の言葉が重なった。

480457:2005/04/12(火) 22:46:53 ID:LDG+cd0g
「で? 何の用事かな?」
 紅茶をはるみに、ココアをふゆみに手渡しながら勇士郎はベッドに腰掛けた。自身の手には、こっそ
り眠気覚ましにとコーヒーを用意しておいて、二人に向き合う。
 外見こそまったく同じだが、はるみとふゆみは一見して区別がつく。二人はクッションに同じ体勢で座
りながら、はるみは紅茶を飲み飲み落ちつかなげに、ふゆみはゆったりと静かな動作でココアをすする。
 ん、とココアをすすってから、ふゆみははるみに目配せを送る。はるみが視線に答えて小さく頷くと
改めて勇士郎に向き直った。
「はるみと、話し合ったの……勇士郎、最近無理してない?」
「あの、お仕事、大変ですしっ。勇士郎さんって、そういう愚痴とか、こぼさない人だしっ、あのっ」
 淡々と告げるふゆみに、あわあわとはるみが続けた。
 その二人の言葉に、勇士郎は――胸が、熱くなる。
 目の前にいる少女達がどれだけ自分を心配してくれているのか――それが伝わってきて、勇士郎は自然
と微笑んだ。
「うん、少し疲れてはいるけど……大丈夫だよ、俺は」
「「嘘」」
「――え?」
 言葉を重ねた二人の少女は流れるような動作でズ、とティーカップとマグカップをまったく同じタイミ
ングで口につけ、トンと床に置いた。
 その一糸乱れぬ動きは、圧巻でさえあったが、勇士郎がそれに呆気に取られる前に、ふゆみとはるみの
言葉が重なる。
「勇士郎……」
「勇士郎さん」
「え……あ、ああ、うん」
 ジっと見上げてくる二人の視線に気圧されながら、勇士郎はたじたじと頷く。

「「貴方を、癒させて」」

 二対四本の腕が、勇士郎をベッドに押し倒した。
481457:2005/04/12(火) 22:48:17 ID:LDG+cd0g

「ちょ、ふたり、と……っ」
 抗議の声を上げる勇士郎の口を唇で塞いだのはどっちだったのか?
 二人にのしかかられても重さは感じない。だが、二人のメイド服越しに感じる温もりが、勇士郎にとって
何物よりも重い枷となる。
 自分を慕ってくれる――何よりも異性として好意を抱く彼女達を、どうすれば振り払う事が出来るの
か……? 
 気が付けば、我知らず勇士郎は二人の肩に手を回し、その腕に力を込めて抱きしめていた。
「……ん、勇士郎」
 唇が解放されると、熱い吐息と共に囁かれた。目の前には頬をうっすらと染めたふゆみの顔が間近に
ある。
「ふゆみ……」
 勇士郎が答えるようにその名を呼ぶと、不意に両側から頬を手で挟まれグイッ! と力任せに横を向
かされた。
 そこには、はるみの顔があった。
「えっと、はるみ……さん?」
 何故「さん」付けかと問われれば――そこにいたはるみのテンションの高さに面食らったからだ。
 顔が、赤い。というより赤くなっていない場所を探すほうが難しい。潤んだ視線はまっすぐにこちら
を見詰めているというのに、焦点は合っているかどうかも疑わしかった。
「ゆ、ゆ、勇士郎さんっ!? あ、あた、あたしも、行きますよ!?」
 舞い上がりっぱなしの調子外れの宣言と共に、はるみが顔を近づけてくる。
 それに対して、勇士郎は苦笑――自然と、はるみに伸びた手が優しくその頭を撫でていた。
「は…………」
 ビクリ、と最初は身を固くしたはるみも、撫でられている内に肩から力が抜けていく。
 時間にすれば十秒程度、勇士郎は優しく微笑み囁いた。
「――落ち着いた?」
「…………はにゃ」
 撫でられる事が心底気持ち良さそうに――それこそ、飼い主の手で撫でられうっとりする子猫のよう
な笑顔ではるみは一つ頷き、勇士郎に顔を近づけていく。
「ん……」
 コツン、と軽く前歯がぶつかりあう、不器用な口付けだった。
482457:2005/04/12(火) 23:03:41 ID:LDG+cd0g

 まずはここまででござりまするorz メイドステレオ姉妹、よいかもですなー(w

>>468
 実は原作には存在しませんが、岡崎優先生の漫画版ガンダムにはシャア専用アッガイが
出ているのは君と僕だけの秘密だ!(親指グっ・w

>>469
 実は>>395-396の間で、「柊VSザ・ゲイザーの配下×2」の熱い戦闘があったのは
貴方と私の秘密です!(親指グッ!・w
 というか、ただでさえエロがないとスレ違いっぽかったので、泣く泣く削りましたとも
えらく格好いいとは思うのですが(泣

>>470
 むしろ、アゼルは布で緊縛拘束の方向性で!!(w もしゆるされるならこう、道具を
持ちこんで焦らしに、こう、こう!(w

>>472
 いや、アンゼロットは勇士郎には前の雇い主なので「誰?」は銃殺刑モノなきがします(w
 本当は、エイミーが出てきて、もう他の三人(はるみ&ふゆみ&真魅)の誰かをからめたド
ロンドロンなメイド調教モノだったのですが……ぐっぱい、この設定(w



48381:2005/04/13(水) 00:05:00 ID:D2zBD1VX
>エロがないとスレ違い
orz
484名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 00:05:23 ID:Me42Np/2
勇士郎は転生者だもんなぁ。経験だって豊富だろうなぁ。長い人生を何度も繰り返してれば、
修羅場だってハーレムだって経験してるんだろうなぁ。
そんなヤツからすれば、自分を慕う女を二人好きなように扱うくらいお茶の子さいさいだろうなぁ。
485名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 01:27:51 ID:cmiuklmU
>>482
まあ、その辺の可能性もいずれEsの力で実現してもらうということでw
486名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 12:44:08 ID:8GGqt5Nd
もう言うまでも無いと思うが、ぽぽるちゃ氏のサイトのTOP絵がベルに。
どうやら本人もお気に入りのキャラらしいっすね。
487名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 13:06:45 ID:T0C3UMIK
初め右肩だけ見えて 『ベル様全裸!!!?』 ってマジ思ってしまった orz
488名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 21:45:04 ID:cR812AV7
触発されてひとつ仕上げてみた。エロは書き慣れておらんので、てんでダメだったらすまん。
メインの登場は柊、パール=クール。くれは好きなひとには石ぶつけられる前に謝っとく。ごめん。
ところでパールのクラスってなんなのだろう。属性を見るに近接系なのだろうか。気になって仕方ありません。
489(1/13):2005/04/13(水) 21:49:45 ID:cR812AV7
 裏界東方王国、超公宮。ひとりの少女が豪奢な寝台に手足を投げ出し、ぼんやりと思考に耽っていた。
 鈴つきのくくり紐で左右に尾をつくった髪は蜜めいた黄金。肌は新雪を思わせる、抜けるような白。まだ幼さすら漂う容姿だが、そ
の美貌が絶世である事を肯んじない者はないだろう。事実短絡短慮短気とその性格気性を揶揄する言葉はあっても、その面を貶める言
いが吐かれた事はただ一度たりともなかった。四肢を思いのままに投げ出すという奔放めいた不行儀すらも、その容姿が魅力のひとつ
と変じさせてしまう。
「…」
 ふう、と息を吐き様目を開けて、少女は身を起こす。その一挙手一投足に至るまで悉く、猫科のいきものを思わせるしなやかを持っ
ていた。大きめの瞳は黒瞳。視線どころか魂までも吸い込んで離さない、深い湖のような色彩。
 そして見る者が見れば気付くだろう。その細い身体に宿る、恐ろしいまでに強大な力に。いや、彼女の可憐さよりも先に、そちらに
こそ意識を奪われる可能性すらあった。それほどに、少女が湛える力は大きかった。
 彼女こそ裏界東方王国を統べるもの。魔王パール=クールそのひとである。

「うん、決めたわ!」
 ぱちりと指を鳴らし、誰にともなく胸を張って宣言。
 寝台で思い巡らせていたのは策である。彼女の怨敵、ルー=サイファー。裏界の女王。金色の魔王。暁の娘。幾多の讃え名を持ち絶
大な力量を誇る、癇に障ってならない存在。彼女を追い落とす為の方策である。
490(2/13):2005/04/13(水) 21:50:23 ID:cR812AV7
「あれを使うわ。あの男――柊蓮司」
 呟かれたのは魔剣使いの名であった。数多の世界を渡り、訪れた世界の危機を悉く救った者の。
 ルーと並び別格と称される魔王、ベール=ゼファー。その企てすらも、その男は退けたのだという。正確な実体は知らねど、相当な
腕のウィザードなのだろう。
「でも、ベルも馬鹿よね」
 くすくすと口元に手を当てて、パールは艶やかに笑った。
「相手は人間。弱点なんて一杯あるじゃないの。例えば――」
 魔王はひとりの少女を脳裏に描く。赤羽くれは。かつては星の巫女としての力を宿していた存在であり、そして件の男の幼馴染であ
るという。
「狙わないのが勿体ないくらいのウィークポイントじゃない。そこに気付くのは、やっぱりあたしが一番偉くて賢くて可愛いからよね」
 うんうん、と頷いて、パールは再びベッドに寝転がる。
 侵魔。それはひとの心を奪うものの総称である。普段は己の影を直接送り込む魔王だが、無論その憑依能力は備えている。くれはの
身体を奪い、それを盾に柊を操り、ルーとベル、ふたりの策謀を片端から失敗させる。それがパールの描いた図面であった。
 無論ふたりの魔王の立案を頓挫させる為にはまず、そういった計画自体が存在と目的を逐一突き止めねばならないのだが、そこまで
パールは算術に含んでいない。
「――」
 先と同じく瞳を閉じた様相だが、その白面には強い集中が見て取れる。それは精神体を“あちら側”へ投射する為の前準備であった。
一般人ならいざしらず、ウィザードの精神を支配するとなれば、魔王もそれなりに本腰を入れねばなるまい。
 うっすらと額に浮かぶ汗。白磁の肌が、かすかに紅潮する。魔力が高まり、拡大された知覚が世界の壁を越えてくれはのプラーナを
補足した。
「じゃ、行くわよっ!」
 気楽とすら見える勝気な微笑みで、パールは世界の壁を突き抜ける。それがどんな結果を生むかも知らずに。
491(3/13):2005/04/13(水) 21:51:10 ID:cR812AV7
 精神支配は容易だった。よほど油断していたのか、それとも未熟なのか。パールは必死と思える抵抗を抑え込む。流石はかつての魔
王の欠片。完全掌握までに少々手間はかかったが、超公に人間が敵し得る道理はなどないのだ。
 くれはの心を強引に押し込める。イメージは卵。生まれる前の形にまで意識を押し戻す。そして記憶、時間的に連続するその流れに
若干の手を加える。これでパールが意識を解放したとしても、くれはに支配を受けた記憶は残らない。意識の時間感覚を狂わされた彼
女は、おそらくは自身が眠り呆けていたとしか思わないだろう。
 自分の手際に満足して得意満面になりつつ、パールはくれはの肉体感覚をも掌握する。そしてその視覚が最初に捉えたのは、目を閉
じた男の顔だった。

 ――な、何っ!?

 叫ぼうとしたがそうはいかなった。“彼女”の舌は既に絡め取られて、喘ぐような呻きしか出ない。
「…ん、んんぅ…ぅんっ」
 この男にくちづけられているのだ、と気付くまでに、たっぷりと数十秒。
 その間にも男の舌は上顎をくすぐり、唇を舐め、かと思えば再び“パール”の舌を求めてくる。
 くちゃ、くちゅり。
 そして頭を固定するように耳に当てられている両てのひら。外からの音を遮断されている所為で、口腔の舌と舌、唾液と唾液が絡ま
る淫靡な音がはっきりと響く。
「…う、ん…ぷは…ぁ……っ」
 やっとくちづけの拘束から解放されても、パールの頭は混乱の真っ最中だった。
 背中にはやわらかな寝具の感触。“自分”は仰向けにそこへ横たわっている。ぼんやりとした夜闇に包まれかくとは見て取れないが、
そこが何者かの私室であろう事は間違いがない。
 己の体勢自体は超公宮での格好と似たようなものだ。ただ異なるのは、“パール”が生まれたままの姿である事。そして同じく裸形
の男がその唇を奪っていた事。
492(4/13):2005/04/13(水) 21:51:42 ID:cR812AV7
 かっと頭に血が昇った。人間ごときに。人間風情に。生来高い矜持が、怒りと共に頭をもたげる。
 男の顔をきっと睨んで、パールはそれが標的――柊蓮司であると初めて気付いた。
「ひいら――」
 驚きの声を遮るように、
「いくぞ」
“パール”の秘所に、熱いものが押し当てられた。彼女が必死で状況を把握しようとしている間に、彼は事を先に進めていた。幾度か
秘唇をなぞって往復したその先端は、溢れた出た蜜にたっぷりと塗れている。
「な、や、やめなさ…んッ!?」
 慌てて足を閉じるも、パールの抗いは虚しかった。
 精神支配を試みた折に抵抗が弱いと感じたのも道理。くれはは恋人の愛撫に、恍惚と身を任せている最中だったのだ。その身体は既
に出来上がっしまっていた。男を待ち詫びていた。そして肉体はその火照りを心へ、つまりパールへと否応なしに伝染させていたのだ
から。
 腿を這う指。肌をなぞる些細な刺激に、びくりと身体が跳ねる。両足に入れた力が抜ける。
「…く、は…っ…ぁぅ」
 その僅かな隙をついて潜り込んだ熱く太い楔が、じりじりと彼女の深い部分に侵入してくる。貫かれた部分から沸き上がる、痺れる
ような感覚。パールは水揚げされた魚の様に、ただ口を開閉させるしかできない。けれど、痛みはなかった。痺れるような甘い熱。腰
から生まれる甘美な感覚は、魔王の理性と誇りを蕩かしていく。
 そう、それは最大級の誤算だった。即断即決即行動。相手方の状況も確認せずに乗っ取りを試みるパールの気短さが、この上なく裏
目に出たと結果と言える。流石の魔王も、精神支配を試みた相手と弱点を利用して動かす予定の男とが、行為の真っ最中だとは思わな
かったのだ。
493名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 21:52:53 ID:cR812AV7
…なんか書き込んでみたら想定外に長かったので、今日はここで逃げる。
怒られなければ、また明後日。
494名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:08:06 ID:mAobXQuB
>>493
待て!
明後日ってなんだ?
この怒張のおたけりはどうしろと言うんだ?
495名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:59:44 ID:vYW58fL2
>>493
何ですかこの神がかったエロシチュは。
496名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 23:43:53 ID:7dD7HNzK
柊お前ってヤツぁ…
497名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 00:58:27 ID:ZEtroQKN
とりあえずあれだ、GJ!
498408:2005/04/14(木) 01:03:43 ID:74H/j5Q9
493氏が素敵過ぎる。
なのでこっそり蛇足を書き込ませていただきます。これでほんとに終わりますのでご勘弁を


「えーと、あー……」
 少年はどう声を掛けて良いかわからず、唸り続けていた。
 あの後、少女は意識を失ったのだがすぐに眼を覚まし、全裸でベッドに寝かされている自分と、床の掃除をする少年を見て事の顛末を飲み込んだ。
 怒った。
 それはもう怒った。
 初めての少女にいきなり触手責めを行った挙句、放尿まで強いたのだから無理もない。
 そっぽを向いて頬を膨らませた少女を前に、機嫌を直して貰うべく掛ける言葉を捜しているのだが……
「うー……えー……ゴメン」
「何が」
 取り付く島も無い。
 少女は裸の上にシーツを羽織っている状態でベッドの上に座っていた。
 少年と眼を合わせようとせず、横を向いて頬を膨らませている。
「……ごめん。調子、乗りすぎた」
「……」
「許してなんて虫の良い事言えないけど、……御免」
「……大体」
 ようやく少女は口を開き始めた。
499408:2005/04/14(木) 01:04:39 ID:74H/j5Q9
「人前で、その……おしっこなんてさせられたら、普通嫌だって思うわよね?」
「う……うん」
「私ちゃんと止めてって言ったよね」
「い……言った。聞いた」
 実際には言ってから止める間も無く放水開始したのだが。
「裸見られるのも恥ずかしいって、判るよね?」
「……はい」
 とうとう少年は敬語になった。
 曲がりなりにも歴戦の吸血鬼である。その威圧感は並大抵ではなかった。
「にも拘らず、私しか脱いでないのよ?」
「……そういえば」
「不公平じゃない?」
「……?」
「丁度、参考資料も豊富にあるわけだし」
 そこまで聞いて少年はやっと、話の流れが変わってきている事に気がついた。
 そして彼女も笑みを取り戻した。
 もっとも。
「今度は私の番……よね?」
「……うあ」
 小悪魔と表現するのが相応しい笑みであったが。
 そして、吸血鬼の体力が底なしであった事も、ここに記しておく。
500408:2005/04/14(木) 01:06:35 ID:74H/j5Q9
 その後。
 本の山も無事に元の持ち主のところへと帰り、少年の生活に平穏が訪れた様に見えた。
 しかしある日、輝明学園購買部ウィザード専用課……武器などを売っている購買なのだが、そこで見つけてしまった。

  『桃色★ファーサイド Vol.2 5000v.』

「……(前は気付かなかったけど)高っ!」
 しかも平済みで三冊分のスペースを占めており、それでもなお残り数冊しか置いていなかった。
 創刊から二号目だと言うのに、既に相当数の購読者がいるらしい。
 買う気はなかったのだが何気なく手に取る。その横では一人の生徒が一冊掴み取り、早足でレジへと運んでいた。
  『魅惑の個人授業 アニー=ハボリュウ』
  『籠の中の兎 イコ=スー』
  『女帝の秘め事 ルー=サイファー』
  『緊急企画 パール=クールVSルー=サイファー 花蜜塗れの3本勝負!』
 裏界は本当に大丈夫なんだろうか。
 手に持ったままぶつぶつ言っていても変な目で見られるだけだし、買いもしないのに持ったままと言うのも迷惑になろう。
 現に少年の後ろから、数人の男性が殺気篭った視線を投げつけていた。
 あわてて元の場所に戻し、その場を立ち去る。入れ替わるように先程の男性たちその場に駆け寄り、互いを牽制し合っていた。おのおの、手には5000ヴァルゴを握り締めて。
 その光景を見て思った。
 うっかり余裕ぶっこいて潰される星落とし計画や魔王復活劇などよりも余程、この本は地球を滅ぼしかねない、と。
 魔法の炸裂する音を聞きながらその場を離れた。

 そして家に帰ると、吸血鬼の少女が既に一冊買っているのは、まあお約束である。

「ああぁぁぁぁ買い損ねたあぁぁぁっぁ!!!」
「どうしたの柊?」
 蛇足、終了。
501408:2005/04/14(木) 01:09:53 ID:74H/j5Q9
とりあえずやりたい事はやりました。
『桃色〜』の撮影風景などを妄想しつつ寝ます。
スレ汚し御免なさい。
502名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 02:22:44 ID:IHtU4fgQ
5.000vか……(キャラシートの所持金欄を確認中)……よし。
母さん、俺バックナンバー含めて通販申し込むよっ!!

てなワケで、408氏乙でしたー。吸血鬼可愛いよ吸血鬼。
503名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 10:18:17 ID:stnlXD+M
>>408
GJでした♪

>>489
そ、そこで切るなんて……。
怒らないから、続き待ってます。

>>502
バックナンバーにはプレミア付いてるから、伝家の宝刀じゃないと入手は困難。1億〜100億vはするんじゃね?
504ある親子の会話 ◆fKQc3yCaDk :2005/04/14(木) 10:20:46 ID:stnlXD+M
そして、流れも見ずにネタ投下。





子供「ねえ、どうして、父さまと母さまは結婚したの?」

   〜 〜 〜

星の巫女の場合
 母「んー、ホントは秘密なんだけど……言ってもいい?」
 父「それだけは止せ〜〜!!」

真昼の月の場合
 母「それはね。お父様が、熱烈なプロポーズをしてくれたからよ」
 父「くれぐれも、自分で用意した飲み物以外に、手を出さないようにな。特に、紅茶には気を付けるんだ」

蝿の女王の場合
 母「私が旦那さまのことを、大好きだったからよ♪」
 父「……。首輪を掛けられて、50億年も連れ回されれば……な」

片割れの魔剣使いの場合
 母「同情と気の迷いよ。」
 父「仕事に疲れてたんだ。」
505ある親子の会話 ◆fKQc3yCaDk :2005/04/14(木) 10:21:36 ID:stnlXD+M
とある魔剣使いの場合
 母「あの時……私は、ハニーに、女としての喜びを教えられたの……」
 グィード・ボルジア「グぁハハハhあああああ!!! マイ・スィ──トよ、あの時は、聖王庁に追い掛け回されて大変だっ──」
506ある親子の会話 ◆fKQc3yCaDk :2005/04/14(木) 10:22:19 ID:stnlXD+M
そして、にゃふうの場合
 母「にゃふぅ〜と〜、皇子にゃふは〜、ずぅ〜〜と、一緒だった、にゃふう〜」
 父「くすっ。余計な邪魔者を排除するのに、少々手間取りましたけどね……」
507強化人間劇場外伝:2005/04/14(木) 12:57:20 ID:1RVJdzdY
オクタヘドロンから超時空ラジオを購入した柊。
期末テスト前日。一夜漬けの強力な味方のはずだった。

(OPテーマ”す・き・と・か〜キライと〜か〜さいしょーに言い出し……”)
「もっと☆ときめきファーサイド!」
「は〜いリスナーのみなさんこんばんわ
貴様らの恋のエミュ…いえナビゲーター、ベール=ゼファーですっ☆」
「えっと、じゃあ最初のお便りいきますね。
えー、東京都のラジオネーム”スターな巫女みこ”さん、わざわざファー・ジ・アースから
お便りありがとうございますー」
「ええと、『最近、幼馴染のストライクゾーンが下がってロリコンになってしまったようで
(拙作 魔王と君と〜参照のこと)困っています。
ベルさんどうしたらいいでしょうか?』」

柊「…………………………さ、別の局別の局、と」


続けても良ければ夜んなったら続き書く。
508名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 13:22:39 ID:k602u60g
>>507
ワラタ

つーか、ベルはもう何でも有りだな。
さすが、魔王一のいじられキャラ。

柊と組合せがあるのは、いじられ同士ってのがあるのか?
509名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 13:29:47 ID:zFZdzfFV
「ロンギヌスと言う部隊は、かなりきつい訓練をしているらしいな」
「鬼軍曹の元で鍛えてるみたいだな」
「これは由々しきことだぞ」
「こんな事もあろうかと鬼軍曹に負けない特訓のスペシャリストを呼んでおいた」
「さすがだな」
「さっそく、部下のエミュレイター達に特訓を行ってもらっている」


おやっさん「どうしたー。こんな鉄球を受け止められないようじゃ、仮面○イダーには勝てないぞー!」
エミュレイター「イー!!」
510名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 14:40:12 ID:SfXno+zN
>>507
柊、どーせ、アンゼロットに拉致られるんだから、無駄なことしてんなあ…。
511名無しさん@ピンキー
ここで話すような事でもないような気がするが、柊は卒業したらどうするつもりなんだろうなあ?
まず成績的に大学は有り得ないと思うんだが、就職するとなるとやはり職場はロンギヌスなんだろうか。