1 :
名無しさん@ピンキー:
弥子タン物を誰か頼む・・
2げt
3 :
名無しさん@ピンキー:05/03/14 21:16:25 ID:iEYn2rjN
14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:04/08/11(水) 13:58 ID:uSaUbmk4
ソバめし丼
とりあえず焼きそば作る(インスタントでも可)
↓
焼きそばをみじん切り。無心で刻め。ソースをしっかり絡めろ。
↓
あつあつごはんに盛る。盛大に盛る。
↓
玉子をかける。メシの熱で半熟になる。
↓
さらにソースやらマヨやらをかける
↓
(゚?゚)イラネ
15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:04/08/11(水) 13:59 ID:uSaUbmk4
(゚?゚)イラネてなんだorz
(゚д゚)ウマーの間違いです
弥子「くはあああああああああ!」
ネウロ「どうした?顔色が悪いぞ?頭でも悪いのか?」
甘かった・・・。ネウロがタコ焼の箱から触手を出した時点で気づくべきだったのだ。
私に絡み付いてきたタコ焼の箱自体はネウロの奴にとってもらったのだが、
その時ちぎれたのであろう触手が私の襟や袖口から入り込んでいたのだ・・・.
ネウロは魔界から来た「謎」を食う化け物だ。彼の食欲を満たす「謎」を探すうちに
千切れたタコの足はどんどん大きくなっていった、あろうことかそのうちのい1本が私の胸をまさぐり始めたのだった。
さっきから私の胸を絞り上げようとして何度も失敗している。
タコにまで貧乳といわれているようでなんだかむかつく・・・。
弥子 「ねえ、ネウロ。ちょっとトイレに行きたいんだけど。」
ネウロ「だめだ!貴様の尿意も我輩の食欲も同じ生理的欲求だ。優先順位は変わらん。」
弥子 「ええええええええええ!」
やっぱりだ・・・。コイツには理屈が通用しない。それにこいつに何かを頼むと状況が余計悪化するのが常だった。
自分の力だけで何とかしなければならない。ネウロが気に入る「謎」を見つけ、その隙にこのタコの足を抜き取るのだ。
タコの足がブラジャーを押し上げてきた。ぬるぬるとしたひんやり冷たいタコの足が私の胸でうごめいている。
吸盤がもたらす微妙な刺激。くぐったいようなもどかしいようなそれが徐々に強くなってきた。弛緩はあまり無い。
>>4 も、萌えたぁ〜〜〜
やっぱりネウロ自己中野朗だなw
それにしても弥子・・・w
次回作も勝手に期待してまつ
7 :
タコと弥子2:05/03/14 23:44:45 ID:+Wy9Wpcy
弥子「ねえ、今日は多分「謎」なんて見つからないんじゃない?早く帰ろうよ。」
ネウロ「黙れ。それを決めるのは我輩であってお前ではない。」
やばい・・・。息が荒くなってきた。なんだか乳首も立ってきたみたいだ。
胸を見るとタコの足が絡まっているせいで私のバストは一回り大きく見えた。
微妙にうごめいているが、まだそれほど目立つほどではない。
タコの足は私の胸を絞り上げることはあきらめたみたいだった。
代わりに吸盤が激しく収縮すると私の胸を責めてきた。
たくさんの小人に胸を座れているようだ。・・・正直気持ちいい。
ネウロ「どうした?顔が赤いぞ・・・まさか脳か?脳が茹っているのか?」
弥子 「ち・・・違う・・・きゃう!・・・」
立っていられなくなってベンチにぺたんと腰を下ろす。
目がだんだん潤んできた。やばい・・・胸がこんなに気持ちいいなんて新発見だ・・・。
ネウロ「待っていろ!何か冷たいものを買ってきてやる。」
ネウロの走り去る音が聞こえる。しめた!チャンスだ!今のうちにタコの足を引き抜こう!
私はコートに手を突っ込むと制服とワイシャツのボタンを外しタコの足を掴む。
そして吸盤で私の肌にぴったりとくっついたそれを引き剥がそうと手に力をこめた。
9 :
タコと弥子3:05/03/15 00:03:06 ID:dVn+IJ22
タコの吸盤は思ったより強力だった。私は痛みに歯を食いしばりながら一つ一つ外していく。
よし、このまま上手く外せそうだ。私が安堵に息をついたその瞬間だった。
弥子「きゃううう!」
やばい・・・思わず声が出てしまった。私の手を逆らって暴れるタコの足が乳首に吸い付いたのだ。
勇気を出して少し引っ張ってみる。・・・とても痛い。思いっきり引っ張ると乳首が取れるかもしれない。
仕方なく私はもう一方の手をコートに突っ込んだ片手で乳首をつまみもう片方の手でゆっくりとタコの足を引き剥がす。
忌々しいタコの足はようやく私の体から離れた。吸盤の跡がヒリヒリと痛い.。しばらく跡が残るかもしれない。
「ね〜〜、あのお姉ちゃん何してるの?」 「ダメよ!見ちゃいけません!」
ほっと肩から力を抜いた私を現実に戻したのは誰かが発した一言だった。
真昼間の人通りの多い商店街のベンチで胸に手を突っ込んで喘いでいる女子高生。
不味い・・・・どう考えても変態だ。動揺した私は思わず掴んでいたタコの足を離してしまった。
胸から原へとそれは滑り落ち、そして・・・
弥子「うわあああ!ああああああ!ああああ!」
もう立ってはいられなかった。ご丁寧にシャツの裾からスカートに潜りこむと私の下着に入り込んだのだった。
10 :
タコと弥子4:05/03/15 00:17:34 ID:dVn+IJ22
弥子「ぐううううううううう!」
太陽の降り注ぐ商店街のタイルの上で私は下腹部を押さえてのた打ち回った。
タコの足は私の大事なところに吸い付くと激しく暴れまわっていた。
襞を、突起を吸盤が吸い、こね、押し潰してきた。もう、何も考えられない。
足の間がスゴいぬるぬるしている。それがタコのものか私のものかももうわからなかった。
「ちょっとアナタ大丈夫。」
買い物袋を抱えたおばさんが心配そうに聞いてきた。
しかし、まさかタコの足にあそこを嬲られているとはいえない。
弥子「へ・・・へーきです・・・えへへ・・・」
涎を垂らしながら途切れ途切れに答える。舌が上手く回らなかった。
チラと視線を移すと突然おばさんはそそくさと去っていった。
視線の先を見るとスカートがまくれ上がり私の太ももは露わになっていた。
太ももの内側は何かべとべとしたもので一面に濡れていた。
だが、何より人々の興味を引いたのは私の下着から伸びた蠢くタコの足だっただろう。
・・・・ついに・・・見られた
>10
gj!弥子萌え!
12 :
タコと弥子5:05/03/15 00:37:56 ID:dVn+IJ22
弥子「違うんです!これは!これは!」
何が違うんだろう?たこ焼きから千切れたタコの足が私の服の中で成長したとでも言うつもりなのだろうか?
そんな話を一体誰が信じるのだろうか?言っている私もばかばかしくなってくる。
恥ずかしさと情けなさで涙が出てきた。その間も休むことなくタコの足は私を責めつづけた。
もう、喘ぎ声を出すことしか出来ない。周りに人がいることを再び忘れ、私は絶頂へと上り詰めていった。
弥子「ダメ!ダメ!ダメエエエエ!」
絶頂を迎え私は汗ばんだ体をぐったりと横たえ荒い息をついていた。
腰に力が入らない。私の足の間をさっきとは違う温かいものが流れ落ちた。そう、私は失禁したのだ。
最悪だ・・・。人々は私を遠巻きに見ていた。もう、誰も手を貸そうとしない。彼らの目には明らかに軽蔑が宿っていた。
私はむしょうに悲しくなった。後から後から涙があふれ出る。その時私の頭に何か冷たいものがかかった。
ネウロが私の頭に買ってきたばかりの飲み物をぶっ掛けたのだった。
ネウロ「どうだ茹った脳の温度は下がったか?」
弥子 「下がるわけ無いでしょ!あんたのせいでえらい目にあったんだからね!」
ネウロ「む?どうやら元気になったようだな。」
弥子 「急いで着替えを買いに行くわよ。肝心の探偵様がずぶぬれだったら格好つかないでしょ。」
遠巻きに私を見つめる人々の群れを颯爽と突っ切ると新しい服を買いに私は走った。
・・・書いてはみたけど、エロいのかって感じですね。ネウロは難しい・・・。
>>13 GJ!GJ!
弥子に感情移入してしまった・・・これは恥ずかしいw
どんどん投下待ち!
弥子タン(・∀・)萌え
エロが皆無。
「おお、見ろヤコ。この宿は一泊五千円だそうだ。安いぞ」
「えぇー、そんな安いとこほんとにってラブホじゃんここ!!」
ネウロが指差した先の満艦飾のモーテルを、ヤコはガビーンという擬音が相応しい表情で見上げた。
「なになにカップルで五千円?休憩は三千五百か・・・益々お徳だな。この不況下で大したものだ」
「読まないで!まじまじと看板読まないで!!」
背中を丸めて興味深げにホテル前の電球付き立て看板に列記してある料金表を眺めるネウロのスーツ
の裾を引っ張り、ヤコは慌てて周囲を見回す。人通りは少ないがそれでも恥ずかしくて顔から火が出そ
うだった。ただでさえネウロは目立つ風体をしている。
「では止めるか?」
「へ?」
「我が輩は一向構わん。なに、こんな場所でも少し探せば公園なり空き地なり適当なのが」
「ちょ、待ってよ。それってまさか野宿しろってこと?無理に決まってるでしょ、今何月だと思ってる
の!この寒空で、下手したら凍死しちゃうっていうか寒くて眠れるわけないじゃん!」
「分からん豆腐だな。だから貴様がそうならないためにこうやって安宿を実地検分しているのではない
かこの我が輩がわざわざ」
「うっ・・・・・で、でも・・・ラブホテルだもん・・・ここ」
「貴様の今の所持金は」
「・・・電車賃除いて、七千円ちょっと・・・だけど・・・」
「決まりだな」
「や、やだっ!やっぱりいやだよもし誰か知ってる人に見られ」
「くどくどと喧しい」
ヤコの台詞を遮りネウロが放ったボディブローは良い角度で彼女のみぞおちに決まり、「ぐえっ」と
自転車の前輪でひき潰されたカエルのような呻きを漏らしヤコは悶絶した。
丁度今書いてたのちらっと抜粋したんだけどこれ以上無理。ネウロが_。
ふがいなくてスマソ。
タコの人ボチボチ良かったよ。
それにしても、
↓゚∀゚↓<待っていろ!冷たい飲み物を買ってきてやる!
ネウロさんにしてはやけに優しいですね。
あ、わざと弥子を1人にして遠目から観察してるのか。
>>16 乙!!
弥子って恥ずかしい思い一杯する太刀だなぁ〜
ラブホの前で喧嘩してるカップルって一体・・・(笑
また続きが読みたいのが本望w
タコヤコ
ネウロヤコ物キボソ
21 :
名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:26:51 ID:NJ+RUnBX
期待age
ここイイ〜
23 :
頑張って書く:05/03/16 03:50:16 ID:6Tdehr3j
弥子「ねえ、ネウロ。あの何とかスクリプトってさあ、他にどんなことが出来るの?」
父さんを殺した犯人を突き止めたネウロのコンピューターに入り込む力。
私は好奇心からそれについてネウロに尋ねたのだった。
もちろん私は間違っていた。そんなことを尋ねるべきではなかったのだ.。
あの何考えているのかわからない能天気な笑顔の後でネウロは答えた。
ネウロ「ふむ、しかし、お前のへこんだ頭では一言では理解できまい。我輩が実際に見せてやろう。」
弥子 「・・・・・。ありがと。」
今日はお母さんの帰りが遅いのでお母さんのパソコンを借りることにする。-
電源を入れると早速ネウロはパソコンに手を突っ込んだ。画面の中にネウロの手の形の画像が現れる。
ネウロ「このようにデータを操作する他にだ。」
画面の中でネウロの握った手が開かれる。そこには水着姿の私が居た.。
ネウロ「我輩が見たり、想像したりしたものを取り込むことも出来る。どうだ?貧乳具合も完璧に再現できているだろう?」
私が引きつった笑みを浮かべていると、画面の中の私の首がスパッと取れた。
弥子「ええええええええ!」
そのまま、私の首は胸の大きな女の人の画像にすげ替えられる。・・・こいつ本当にむかつく。
弥子「むううううううううううううう。」
ネウロの能力の説明が終わった後、私はしばらくそのまま私の顔をした女の人の画像に見とれていた。
私が首をすげ替えられた女の人は素晴らしくスタイルが良かった。大きな胸に、細い腰、しなやかな腿。
自慢ではないが、私は自分では顔はなかなか悪くないと思っている。少なくとも可愛いほうに入るんじゃないかなあ・・・。
もし、将来私の体がこんなことになったら、コリャ無敵だぞ。
ニヤニヤとそんなことを考えていたときだった。画像の女の人が動き始めた。
身につけていた水着が何者かの手によって剥ぎ取られる。これはひょっとすると・・・。
弥子「あふううううう!」
突然私の胸に衝撃を感じ飛び上がった。見えない何かが私の胸を掴んで嘗めていた。
その胸は私のものにより大きかった。なぜか私にはそれがはっきりわかった。
弥子「ねえ、ネウロ・・・。なんか、体が変なんだけど・・・きゃう!」
股間に濡れたものを感じ、私は思わず下を見た。スカートもパンツもはいたままだ。しかし、確かに誰かの舌が私の股間を嘗め上げていた。
乳首を嘗める舌はそのままだ。やばい・・・、どうやら一人じゃないみたいだ.。
ネウロ「何が不思議なのだ?自分の顔をパソコンに取り込んだら感覚も繋がれることなど常識だろう。」
・・・そんな常識は人間界には存在しない。間違いない。ネウロは私の顔をよりによって
ネットの何処からか持ってきたポルノビデオの女の人に繋いだのだった。
>>24 GJ!!うひょぉ〜〜
弥子タンが大変な目にあってる・・・しかも根ウロは 確 信 犯 ですかw
萌え萌え!
弥子「早く・・・・早く・・・止めなくちゃ・・・」
私はパソコンのボタンを無茶苦茶に押してビデオを終わらせようと試みていた。
すでに息が荒くなり頬が上気しているのがわかる。
この体がこれからポルノビデオに出てくるようなことをやるのだとしたら、
早く止めないと不味い。・・・・最期まで体験してしまうのは、絶対に不味い。
ネウロ「む?繋いだまま無理に終了すると感覚が永遠に帰ってこないかも知れんぞ。」
弥子 「・・・あふ・・・そんな事言ってる場合じゃないって・・・・えええええええええ!」
ネウロがさらりと恐ろしいことを言う。それはヤバイ・・・相当ヤバイ・・・
でも、こっちだってヤバイ。私の足の間に顔を埋めた誰かは敏感な突起を口に含むと嬲るように吸いたてていた。
あごひげがちくちくと下の襞に当たって痛い。気持ちいいのと痛いのとで、頭がおかしくなりそうだった。
すでに下着はぐっしょりと濡れている。溢れ出したものは椅子のクッションまで濡らしていた。
ネウロ「どうだ、なかなかに便利なものだろう。」
弥子 「わかった・・・、もう、わかったから・・・。お願い、やめ・・・・」
最後まで言葉を続けることは出来なかった。細長く温かく、そしてとてつもなく臭い見えない何かが私の口をふさいだからだった。
・・・・まさか。・・・これはまさか。細長いものは私の口の中で激しく前後に動き始めた。私はむせ返りうめき声を上げてそれに耐えねばならなかった。
弥子「ううううう・・・・ゴホ・・・・ゴホ・・ううう・・」
口の中のものにのどを突かれ私はむせ返った。あまりの苦しさに涙と鼻水が出てくる。
そのせいで、満足に鼻で呼吸をすることも出来なかった。身振りで必死にネウロに助けを求める。
ネウロ「おお、涙を流すほど嬉しいか。我輩も説明したかいがある。」
・・・コイツ・・・人間界の「謎」をときに来たんでしょ!早く気付いて私を助けてよ!
突然、私の手が見えない誰かにつかまれ急に後ろで拘束された。
椅子のクッションの上から何かが固いものが私の大事なところをゆっくりとさすっていた。
何かを探るような動き・・・・。うあああああ、ほんとにヤバイ!ちょっと!ちょっと待ってよ!
弥子「あうううううううう!ぐふううううううう!」
パソコンの前で椅子に腰掛けたまま、私は見えない何かに後ろから犯されていた。
口の中のものが激しく動くせいで、悲鳴も満足にあげることが出来ない。
弥子「あふう!あふ!ふう!あふ!うぐ!ふう!」
私の体の中に何かが入り込んで激しく動き回っていた。ついに、体験してしまった。
息苦しさと精神的なショックで私の目から後から後から涙が流れた。体験・・・しちゃったよお・・・。
凄く太いものが私の中を掻き回し、突き上げる。私は必死に足を突っ張ってその衝撃に耐える。
弥子「あああああああ!」
椅子に座った姿勢のまま私は何度目かの絶頂を迎えていた。休む暇も無く次のものが私の体に入ってくる。
何時間あるんだ・・・?このビデオ。・・・・っていうか何人居るの?
私の体は異物を受け入れ始めていた、悔しいけどもう痛くは無い。
すごい気持ちいい。巧みなその動きに絶頂を迎えてしまった。
椅子のクッションはもうぐっしょりと濡れていた。お母さんが帰ってくるまでにまで洗濯しなければならない。
口の中にモノが入っていないので呼吸も楽だ。体の奥が熱くなってくる。これはスゴい・・・。気持ちいい。
弥子「ああああああ!うううう!あ!あ!あ!あ!」
漏れそうになる声を必死に押さえる。ソファーで寝ているネウロを起こさないためだ。
ネウロ「飽きたな。・・・・では私は寝る。起こすなよ・・・。起こしたら殺すぞ。」
弥子 「・・・・・・ええええ!ちょっと待・・・」
普通なら冗談で済むがネウロは違う。殺すといったらホントに殺すのだ。
短い付き合いだが私にもそのくらいのことはわかっていた。
声を立てないように必死に歯を食いしばり、私はひたすらに快楽をむさぼった。
「・・・・凄かった。」
全てが終わり、私は椅子の上で荒い息をついていた。体に力が入らない。
スゴい体験だった。あらゆる体位を取らされ、あらゆるところに舌を突っ込まれた。
これから先にこんな体験をすることが起こるのだろうか?もし起こったら私はどうなってしまうのだろう。
玄関のドアをあける音がする。不味い。お母さんが帰ってきたのだ。私はのろのろとした動きでパソコンの電源を切ると後始末に取り掛かった。
凄くけだるい。でもまさかお母さんにパソコンの前で逝っている娘の姿を見せるわけにはいかなかった。
これ以上お母さんを悲しませたくは無い。ティッシュをとるとべとべとしたものを太ももから拭い取る。
ぐっしょりと濡れて気持ち悪いパンツを脱ぐ。それをクッションと一緒に洗濯機の中に突っ込んだ。
「遅くなってごめんなさい。あら、それはなあに。」
お母さんが指差したのは点々と続く水滴の跡。私のあそこから滴り落ちたものだ。
どうして?ちゃんと拭いたのに。私は動揺してしまって口を開くことが出来ない。
そこへネウロが眠ったまま凄い勢いで転がってきた。口からは涎がたれている。
「クス、ネウロさんだったの。それにしてもスゴい寝相ね。」
私は胸をなでおろすとネウロとその寝相の悪さに感謝した。
乙!
31 :
名無しさん@ピンキー:05/03/16 20:28:00 ID:HvsDW3Jt
まさかこれほどまでとは、GJ!!
次にも期待!!
32 :
名無しさん@ピンキー:05/03/17 18:48:46 ID:8jQxszzu
保守
* * *
* .※ ※ ※. *
* ※ ☆ ☆ ☆ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ☆ .☆ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※☆ ☆※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ━━━━ GJ ━━━━ !! ☆ ※ *
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\\ オ ー ッ オ オ ー ッ //
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33 :
名無しさん@ピンキー:05/03/17 22:50:09 ID:WhfikF3B
ssをもっと…!
ネウロに性欲はないんだろうか・・・
性欲というより、謎を究明する知的欲求絡みで
ヤコの体を弄り倒したりなんかしないかな、と。
「性感帯とは主に肌の薄い敏感な箇所。となると、この辺りか」
「んん、あんっ」
とか。
36 :
名無しさん@ピンキー:05/03/19 01:37:45 ID:N297Ps7a
↑スマソ萌えた(´Д`;)
車の解体と同じノリであんなことやこんなことも?
人体解剖?
理性がぶっ飛んだネウロを見てみたい
ネウロには鬼畜が似合いそうだ
弥子「ちょ…!何これ…体が動かない…。」
気がつくと体が何かに拘束されていた。必死にひっぱってみたが腕も足もびくともしなかった。
仰向けに横たわる私をネウロが見下ろしている。顔は笑顔だが瞳は底抜けに暗い色をたたえていた。
ネウロ「我輩は謎に飢えていると言ったはずだ。それなのに貴様は5分も待たせた…。責任はとってもらうぞ。」
弥子「な…、たかが5分じゃん!遅れたのだってわざとじゃないよ。一生懸命走ったんだからね。」
ネウロ「ほう…、たかが5分か…。5分というものがどんなに長いか、貴様に教えてやろう。ここにあるパズルを解きながらな。」
嫌な予感がした。この間ネウロは5分間の間にパズルを解いたといって車をバラバラにしてしまった。
今度のパズルは何なのだろう。まさか…。
弥子「まさか…、パズルって…。」
ネウロ「ほう、察しが良いな。パズルは貴様だ。貴様の体を隅々まで解き明かさせてもらうぞ。」
何てことだ。今度のパズルは私なのだ。車はバラバラにされてしまった。
私もバラバラにされてしまうのか。…ネウロならやりかねない。
必死に体を自由にしようともがくが戒めはびくともしなかった。やだ…、やだよ…。怖いよ…。
弥子「ごめん!ねえ、謝るから許して!お願い!」
ネウロ「もう遅い。…ではいくぞ。」
ネウロの指が刃物のような形になると私のシャツをゆっくりと切り裂いた。
ネウロの指がシャツを左右に開くブラジャーに包まれた私の胸が露わとなった。
そのままネウロがホックを外すと乳首がネウロの視線にさらされる。やだ…恥ずかしいよ。
何をされるんだろう…。スゴイ怖い。鼓動が早くなっているのが自分でもわかった。
ネウロ「人間のメスは子供に乳をやるために胸が発達するはずだろう。どうして何も無いんだ。」
弥子「ク…そんなの関係無いでしょ。」
ネウロの指が私の乳首を執拗にこねくり回す。胸は気にしているのに…。私は恥ずかしさと頬が赤くなっているのがわかる。
ネウロ「なんだ、乳首が立っているぞ。これは気持ちいいということで良かったのだな。」
そんな…。こんなに怖くて体はがくがく震えているのに…。しかし、視線を下に下ろすと確かにネウロの指の間で私の乳首は硬く勃起していた。
快感が乳首から伝わってきて私は愕然となった。何で?なんで気持ちいいの?こんなの嫌なのに。
ネウロ「ふむ、主な構成成分は水とタンパク質と脂肪だな。脂肪は大分少ないようだが。」
ネウロは私の胸に対する興味を失ったようだ。何か釈然としない。だが、そんなことを考えているヒマは無い。
ネウロの手が私のスカートに伸びてきたからだ。刃物の指がいとも簡単にスカートを切り裂く。
パンツを見られている…。やだ、大事なところをさすられている…。ヤバい…。ヤバい…。
弥子「ねえ、お願い…それは…それだけはしないで…」
ネウロ「それ?どれだ?これのことか?」
私の体は反り返った。ネウロの刃物の指がパンツを突き破り、私の中に入ってきたからだった。
弥子「くうううううううううううはあああ!」
思わず声が出てしまう。私の中は準備が全然できていなかった。スゴク痛い。
だが、ネウロは苦悶する私に構うことなく指を動かし始めた。
弥子「痛いよ、ネウロもっと優しく…。」
ネウロ「贅沢を言うな。分解されたいのか。」
私の体は恐怖にすくみ上がる。そのせいで私の中がネウロの指をきゅっと包み込むのがわかった。
ネウロの指がパンツを切り裂く。私の秘所がネウロの前に露わとなる。…死ぬほど恥ずかしい。
弥子「ネウロ…お願い、お願いだから見ないで…。」
ネウロ「バカな…見なければ解析できないではないか。ほう、なかなか複雑にできているな。」
弥子「きゃうううううう!」
ネウロの指が私の襞をつまんで引っ張りあげる。痛みに私は思わず声をあげた。
ネウロ「これが大陰唇、こっちが小陰唇だったな。おい。これはなんだ」
ネウロがつまんだのは私の陰核だった。乱暴に皮をむかれ。外気にさらされて陰核は徐々に充血し始めていた。
ネウロ「…答えろ。」
弥子「いたアアアアアアアアアアアアア!」
スゴイ衝撃が体を走った。ネウロが私の陰核をつまんで捻りあげたのだ。私の体は目をむいて痙攣した。
弥子「クリトリス!そこはクリトリスです!だからやめてえええええ!」
足の間に温かい感覚が広がる。あまりの衝撃に私は失禁してしまったのだ。
ネウロ「また何か出てきたぞ。忙しい体だな。今度はなんだ?ここから出たのか。」
ネウロの指が私の尿道をまさぐっていた。スゴイ変な気持ちだ。いたいのと気持ちイイのが一緒にくる…。
弥子「…尿道。おしっこの出るところよ。」
恥ずかしい…。私何やってんだろ…。何で尿道のことを説明しなくちゃいけないの?
ネウロ「ほう、それは興味深いな。」
弥子 「ちょっと、何それ…やめてよ。」
ネウロの指の先から一回り細いうねうねした触手が出てきた。まさか…。
弥子 「ちょっと!ちょっと!それはだめえええええええ!」
触手が私の体に入ってくる。あまりの激痛に私は絶叫した。涙が溢れると私の頬を伝う。
でも、ネウロは止めてくれなかった。触手は私の膀胱に達するとそこでとぐろを巻いた。
普段使用しない器官を掻き回されて私はあまりの激痛に白目をむく。
ネウロ「ほう、中はこうなっているのか…」
弥子「きゃあああああああああああ!」
凄まじい激痛の他に、凄まじい快楽が私を襲う。すごい。こんなの体験したことが無い。膀胱をえぐられながら私は絶頂を迎えた。
弥子「もう…もうやめてええええええ!」
今度は子宮だった。私の膣に突っ込まれた指から触手が伸び激しく子宮を掻き回す。
スゴイ快感だ。何も考えられない。私は手足を突っ張ったまま何度も逝った。
ネウロ「また、違うものが出てきたな。ぐしょぐしょだ。」
弥子「もう、もう許して…・お願い。」
ネウロ「何、本番はこれからだ。今度は体の中身を見せてもらうぞ。」
ついにきた。私は恐ろしさのあまり声が出ない。ただ、首を左右に振って慈悲をこう。
涙が溢れてくる。怖いよぉ、お父さん助けて…。
弥子「ひぐうううう。」
ひんやりとした冷たい刃の感触を胸に感じ、もう出尽くしたはずなのに私はまた失禁していた。
掻き回された尿道が鋭く傷む。手足の戒めはいささかも緩むことが無い。
弥子「助けて…助けてよおお。」
ネウロ「あきらめろ・・・では行くぞ・・・・ん?」
ネウロの前髪が持ちあがり何かに反応する。嬉しそうに私の顔をのぞきこむとネウロはこう言った。
ネウロ「運が良いな。近くで謎が発生した。さっさと立て。早速解きに行くぞ。」
気がつくと手足の枷は消滅していた。しかし、私は安堵のあまりしばらく立つ事ができなかった。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 GJ!GJ!
⊂彡
たまらんお!
ギャーーーーーーース!!!
GJだお・・
キティーク(人´∀`).☆.。.:*・°キタワァァ
ヤコ苦労してんなー
GJ〜〜〜!!
次回も期待!!
ネウロ鬼畜すぎ・・・w
だがそこが良いw
弥子が何だか不憫に思えてきた…
何はともあれGJ
「いやっ…やめて!ネウロもうやめて!」
夜中の2時半、弥子の自室。
今まさに犯されようとしている少女の姿がそこにはあった。
服は無残に引きちぎられ、両手首は手錠のようなもので拘束されている。
「やめてだと?貴様、我輩の名を呼びながら毎晩自慰行為というものをしていただろう。
『ネウロ…ネウロ…』とつぶやきながら我輩を呼んでいたではないか。」
「そ、それは…。」
弥子はネウロに恋をしていた。確かに抱かれたくないと言ったら嘘になる。
しかし、そこはごくごく普通の女の子。
いつかは自分から告白をし、共に分かちあい、
優しい言葉をかけられながら抱いてもらうのだ…と乙女らしい夢をいだいていた。
そう、こんな強引なやり方ではなく、もっと優しく…。
「違う…ううっ…私は、こんなんじゃなくて…もっと…えぐっ」
「もっとなんだ?」
「もっと…もっと優しく…う、う…」
「優しく?余計な感情は邪魔なだけだ。
大丈夫だ、人間の性交渉というものについては少し調べておいてある。
機械的に手順を踏めば問題はない。」
そういうとネウロは突然に顔を近づけてきた。強引な口づけだった。
「んっ…ふっ…」
ワクワク
テカテカ
53 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 13:41:36 ID:b9tVQ0d7
続き続き〜〜
54 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 18:13:25 ID:M6X3OVb7
GJ
続き続きー
56 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 09:14:40 ID:OINZEV00
保守
57 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 14:45:37 ID:6jJJx64J
GJ!!早く続ききぼんぬ。
58 :
51:2005/03/23(水) 15:09:48 ID:cRgNRq+n
ネウロは弥子の小さな唇を貪るように荒々しくキスをした。
蠢く舌を弥子の口の中に侵入させ、絶え間なく小さな果実を食らう。
しかし、興奮している様子は全くなく、
激しいながらもどこか緻密な計算を感じさせるキスのしかただった。
「あ…んんっ…」
(私、ネウロとキスしてる…!)
弥子は、好きな相手との突然の接吻に激しく心を乱されていた。
嬉しさと動揺と恐怖が混ざった複雑な感情…。
この感情をどう処理すればいいのか、まだ年端もいかない少女には分かるはずもなく…。
「ふむ…これくらいでいいだろう。」
「はぁ…はぁ…ネウロ…。」
「以上で接吻と呼ばれるものは終わりだ。
弥子、息が荒くなっているな。これは興奮状態にあると解釈して良いのだな?」
「そ…それは…」
「フン、まぁいい。今確認する。」
そう言うとネウロは弥子の白いブラジャーを上にずらした。
小ぶりではあるが、形の良いバストがあらわになる。
「きゃ!!」
「この桃色の突起物は乳首と呼ばれるものだな?どれ、触ってみるぞ。」
コリコリ…コリ…
何かを確かめるかのように、指の中で転がす。
コリコリコリ…
と、そのとき、ネウロが弥子の乳首をキュっとひねった。
「きゃんっ!あ…だめ…。」
弥子の体がびくっと反応する。思わず声が漏れる。
「すっかりかたくなっているな。これが貴様が興奮状態にあるという証拠だ。」
ハアハア
ネ 申 !
60 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 18:25:38 ID:nvecPgZd
とうとうレスが60に!!
61 :
51:2005/03/23(水) 18:50:01 ID:cRgNRq+n
次の瞬間だった。
ビッ…ビリビリビリ…
いきなり何が起こったのかと思った。
見ると、ネウロが弥子の下の下着を破り捨てている。
「やめて!」
急なことに恐怖心でいっぱいになる弥子。必死に足をバタつかせて抵抗する。
「貴様…我輩に向かって暴れるとはけしからんな。」
すると、どこからともなく足枷が出現し、弥子の細い足首を捕らえた。
「あっ」
これで手も足も自由にはできない。
ネウロは弥子の両足を広げると、顔を割り入れ女性器の観察を始めた。
「面白い形をしているな。」
「いやっ…見ないで…。」
ネウロの息が性器にかかる。恥ずかしさのあまりおかしくなりそうだ。
と、そのときだった。
ペロッ…
「あきゃんっ」
「おお、すまない。なかなか美味そうだからな。つい舐めてしまった。
もっと舐めてやっても良いぞ?ありがたく思え。」
クチュクチュ…ジュブッ…レロ…
まるで別の生き物のように蠢くネウロの舌。
弥子はその快感に必死に耐える。
「ん…んん…」
「ふむ、舐めれば舐めるほど濡れてくる。これは実に面白い。」
ジュルジュルジュル…ベロ…グチュ
「あ、あ…ふ…」
「見ろ、弥子が出した液体で床まで濡れてしまったぞ。
これなら十分だろう。では、そろそろ開始する。」
「はぁ…はぁ…開始…?」
「そうだ。男性器を挿入する。」
62 :
51:2005/03/23(水) 18:50:42 ID:cRgNRq+n
「!!!」
一気に血の気が引く弥子。顔は真っ青だ。
「それだけはやめて…お願い…許して…!」
「なんだ?我輩は貴様のためにわざわざ人間用のペニスまであしらえてきたのだぞ?
人間の女はこれを膣内に入れられると快感なのだろう?」
そう言うとネウロは「作ってきた」ペニスを取り出し、股間にくっついたそれを弥子に見せつけた。
黒々とそそり立つおぞましい男性器。
その表面には、浮き出た血管がビクビクと波打っており、
不規則に並んだイボがより一層のグロテスクさを演出している。
「ひっ…」
「どうだ?弥子。海外のポルノ男優とやらを参考にしてみたのだが、我輩から見ても中々の出来だ。」
これが今から自分の中に入ってくるのか?
弥子の心はすっかり恐怖で満たされる。ズタズタに壊された恋心。自分はどうなってしまうのだ?
「では、早速挿入するぞ。」
「た、助けて…」
弥子のはかない抵抗。必死に身をよじって逃れようとする。
手も足も拘束されているというのに…もう逃げ道はないのだ。
身をよじる弥子をいとも簡単に押さえつけ、バックから挿入していく。
グチュ…ズズ…
弥子の中にグロテスクな肉棒が侵入していく。
「い…いやぁ…!」
ゆっくりゆっくり、ジワジワと弥子を蝕んでいく。自分の中に異物が入ってくる。
「いや…いや…」
「いやだと?ああ、そうか。焦らすなということだな。」
「ち、ちがっ」
ズブッッッ!!!
「きゃああああああ!!!」
いきなりそれは奥まで入ってきた。完全に汚されてしまった。
「ああ…あ…うっ…うっ…」
63 :
51:2005/03/23(水) 18:51:13 ID:cRgNRq+n
「入ったぞ。奥までしっかり届いているだろう?では、ピストン運動とやらを開始するぞ。」
パン…パン…
弥子の肉壷にブツを出し入れする。
「あ…あ…」
「ほう、気持ちがよいのだな?」
パン、パン、パン
性器同士が繋がったことを知らせるかのように、淫猥な音が部屋に鳴り響く。
ピストン運動はどんどん速度を増していった。激しく激しく腰を打ちつけられる。
ネウロが腰を打ちつけるたび、弥子の華奢な体はガクガクと揺れた。
パンパンパンパンパンパン…
「あっ…んっ…いや!もうやめて!いやぁ…あー!」
正体不明の化け物に犯されているという現実。
その酷な状況に思わず涙が溢れる。
しかし、恐怖しながらも心のどこかではまだネウロを想っており、
その感情によって強烈な快感を得ているのも事実だ。
そんな自分が悔しくてたまらない。屈辱だった。
64 :
51:2005/03/23(水) 18:51:46 ID:cRgNRq+n
「あぁんっ!やめて…あんっ…もう許して…ネウロぉ…あんっあんっ!」
「うるさいぞ弥子。感動で涙を流すのは勝手だが、少し黙っていろ。」
「あんっあんっイク!いや!だめ!いっちゃうー!!」
そう言うと弥子は体をビクッビクッと痙攣させ、あっけなく果ててしまった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「おお、これがイクというものか。随分ぶざまに体を震わせるのだな。
で、ここでペニスから精液というものを出すのだな?」
ネウロは肉棒を抜き取ると、弥子の顔めがけて勢いよく精液を発射した。
ピュッドピュッ
「あ…か、顔に…熱い…」
「……。弥子、ところでこの精液はどのくらい出せば良いのだ?」
「あ…ぷはっ…えっ?」
ネウロが作り出した肉棒からは、まだ精液が発射され続けている。
「すまない、この液体の量を調べるのを忘れていた。」
「そんなっ…」
弥子の顔の上に大量の精液が放出される。
もちろん口の中にも入ってくる。半ば強制的にそれを飲まされるのだった。
「もう…ぷはっいい…やめてっ…ああ…ぐぷっ」
精液でどろどろになっていく弥子。イカ臭くてたまらない。
その姿は汚れきった性の玩具そのものだった。
ここまでです。
お目汚し失礼いたしました。あと、弥子の母親は留守にしていたということで…すいません。
GJGJ!!!!
ハァハァ・・
鬼畜に犯されている弥子タンに少し同情してみたり・・
次回も期待してまつ
すげーいい
GJです
乙!
すげえ萌えた・・(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
ちょっと待てお前天才か
萌えた(*´Д`)ハァハァ
69 :
マターリエロなし:2005/03/25(金) 12:21:48 ID:f78RVHD7
部屋でくつろいでいるネウロと弥子。
その日珍しく、ネウロが謎やらなんやらと関係ない話題をふってきた。
「弥子、我が輩は貴様と会うようになってから異常が出てきてしまった。」
「い、異常?どうしたの?いきなり。」
ネウロのいつもと違う発言に驚く。
何か彼の気にさわるようなことでもしてしまったのだろうか?
しかし怒っている様子はない。
「弥子と会うようになって異常が出てきてしまったぞ。どうするのだ。」
「ど、どうするのだって・・・私に聞かれても・・・(;-Д-)」
何を言っているのかは分からないが、とりあえず詳しく聞いてみるしかない。
「私と会うようになって異常が出たってどういうこと?お腹の調子でも悪くなった?」
「腹の調子は問題ない。問題は脈拍だ。貴様を見ていると脈拍が早くなるぞ。」
「脈拍?心臓の動きが早くなるってこと?」
「そうだ、つまり貴様を見ていると健康に悪いのだ。」
カチーン!
このセリフにはさすがに腹が立った。私を見ていると健康に悪い?失礼にもほどがある。
「ああそう!じゃあ健康に悪い私は部屋から出ていきます!これで問題ないでしょ!!」
つかつかとドアへと歩み寄る。ドアノブに手を掛けようとしたそのときだった。
「部屋から出て行ってはいけないぞ。」
ネウロが手をつかんで引き止めたのだ。
「・・・・・。なんでよ?」
「貴様を見ていないともっと健康に悪いからだ。」
「はぁ?」
「弥子を見ていないと禁断症状に襲われるのだ。これは大変なことだぞ。」
「大変っていうか禁断症状って何よ。」
「つまり、我が輩は弥子に恋をしているのだ。どうするのだ。」
「へ?・・・・・・・・( ゚д゚)ポカーン」
(*´д`)
純愛っぽいのキター
原作じゃ一生ないだろうなあ
GJー!
久しぶりに純愛物が読めて嬉しかったです!
これは、続きある・・・?
73 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 19:16:24 ID:Cn9wPOmG
ネウロォォォォーーーーーー
やこタンがネウロに無理矢理生ゴミ食わされるストーリーキボン
純愛っぽいのイイ!
続きキボンヌ。
正直このスレを見つけたときは長続きするのかと疑問に思ったが
俺はSS職人を甘くみていたようだ
原作はあんなにひどいのにな
78 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 02:28:08 ID:Qd/tzGdJ
ネウロの指を色々な道具に変えて
弥子タンを辱める物とかいいな
ドーピングコンソメスープを使えばいいw
>>79イイ!!
んで、媚薬入りで感度が高まってるってのもね。
ドーピング料理でメロメロになった弥子たんが焦らし責めと羞恥責めされるのキボンヌ
しかし尿道にイボ付きに媚薬責めとハードでえろなスレでつね
82 :
弥子とゴミ箱1:2005/03/29(火) 20:09:43 ID:3fk/t5Rv
・・・だまされた。有名料理店での事件を解決した私は(正確にはネウロがやったのだけれど)
肩を落として店を出た。あんなに美味しそうな料理が店内にあふれていたのに
自分のお金では食べることが出来なかったのだ。意気消沈する私を見てネウロは言った。
「何だ?腹が減ったのか?よかろう。我輩がに任せろ。だまされたと思ってついて来い。」
・・・完全にだまされた。ネウロはそのまま店の裏手に回ると生ゴミのポリバケツの前に私を連れてきたのだった。
「ネウロ・・・、これ生ゴミだよね。」
「どうしたのだ?さっき生ゴミが大好きだといったではないか。遠慮する必要はないぞ。」
「あれはアンタが言わせたんじゃん!食べられるかこんなの!」
ネウロは不思議そうな顔をして首をかしげる。あんたの存在が一番不思議よ・・・。
「それは困ったな・・・。他に口に入れるものとしてはこの男根しかないぞ。」
「ダンコンって・・・。ええええええええ!」
見るとネウロがズボンの前をおろして黒光りする何かを引っ張り出している。
「うあああああああ!何出してるのよ!見ちゃったじゃない!」
「何だ?これは人間のメスがしゃぶるものだろう。そこの生ごみかこの男根か好きなほうを選べ。」
「え・・・?もしかしてその2択しかないの?」
男の人のものをしゃぶる。私もそういう行為があることぐらいは知っている。
だが、ムードと言うものがあるこんなゴミ臭い場所でそんなことをするのは死んでもごめんだ。
キスもろくにしたことが無いのにそんなものだけ初体験をしたくは無い。
「ネウロ・・・冗談だよね・・・。いくらなんでも生ゴミを食べろなんて・・・」
「・・・・?我輩が今までに一度でも冗談を言ったことがあったか?早く決めろ。」
「・・・・じゃあ・・・・生ゴミ・・・」
永遠に続くかと思った逡巡の後、私は生ゴミを選んでいた。しゃぶるのは・・・やはり出来ない。
意を決してポリバケツのふたを開ける据えた匂いが鼻をつき私は吐きそうになった。
運が良ければほとんど手をつけていない食べ残しがあるかもしれない。私は一縷の望みに縋っていた。
だがそれは甘い考えだった。ゴミ箱の中にはスゴい量の食べ残しが下の形もわからないほどぐちゃぐちゃになって甘い匂いを放っていた。
これを口に入れるというだけで胃袋が締め付けられるようだ。涙があふれてくる。嫌だ・・・嫌だ・・・。
「お願い・・・お願い・・・やっぱり出来ないよ・・・.」
「どうした遠慮するな。よし、我輩が手伝ってやろう。」
ネウロは私の肩を掴むとその何かどろどろしたものを一すくい取り私の口に押し込んだ。
おぞましい匂いが私の口内を満たす。口の中で蠢いているものが蛆だとわかった途端、私は嘔吐していた。
だが、ネウロは私が口の中のものを飲み下すまで手を離してはくれなかった。涙と鼻水を垂れ流しながら私はそれを飲み込んだ。
84 :
弥子とゴミ箱3:2005/03/29(火) 20:42:12 ID:3fk/t5Rv
「ハア・・・ハア・・・何これ・・・からだが熱い・・・・。」
おぞましいものを飲み下した後、私は急に体が火照ってくるのを感じた。体中が熱い。特に足と足の間が・・・。
何か物足りなさを感じて腿をこすり合わせる。とべっとりとすでに濡れているのがわかった。
「ねえ、ネウロからだが熱いんだけど・・・。」
「ほう、どれどれ」
ネウロの腕から槍上の突起が飛び出る。それが私の体をゆっくりとすり抜ける。この槍はとおったものを解析できるのだ。
「ふむ、お前の体を構成する成分のほかにゴク微量だが興奮剤が検出された。おそらくそれが原因だろう。」
この店では客にドーピング剤を混ぜた料理を出していたのだ。私が解決したのはそれにまつわる殺人事件だった。
生ゴミになった料理に含まれていた興奮剤が今私の体を燃えあがらせているのだ。
「ねえ、ネウロ・・・さっきのダン・・」
「何だ?はっきり言わないとわからないぞ。」
頭が熱い。息が荒くなっている.頬が上気しているのがわかる。これ以上続いたら頭がおかしくなりそうだ。
「・・・ネ、ネウロの男根を私にしゃぶらせてください!」
私はたまらずネウロに懇願していた。そのままネウロの下腹部に顔を埋める。私はゆっくりとネウロの男根を口に含んだ。
「生ゴミのほうが良かったのではないのか?二つとも選ぶとは贅沢なやつめ。」
ネウロが何か言っていたがもう私の耳には入らなかった.。わたしは愛しい男根をしゃぶることに夢中だったからだ。.
85 :
弥子とゴミ箱4:2005/03/29(火) 21:04:02 ID:3fk/t5Rv
ネウロのものは明らかに人間と違っていた。比較できるほど見たわけではないのだが、
普通の人間はモノにうろこが生えていたりはしない。ゴツゴツとした突起があり、返しのとげが付いている。
見るもおぞましいそれをそのときの私は可愛らしいとしか感じられなかった。
先を口に含み、吸いながら舌をあちこちに這わせる。尿道に当たる部分からカサの裏まで丁寧に嘗めると、それはだんだん大きくなった。
「スゴい・・・おっきい・・・・スゴいよ・・・・ネウロォ・・・・」
今思い返すと羞恥に耐えない台詞を吐きながら私はそれを嘗め上げていた。ネウロが呆れたようにそれを眺めている。
「気が済んだか?我輩は少々飽きてきた。さっさと謎を探しに行くぞ。」
「ダメエエエエ、しまっちゃダメ!お願い!お願い!これで私の中を掻き混ぜて!」
ネウロの体にすがり付いて懇願する。足の間がひどくじんじんする。今このままにされたら頭がおかしくなりそうだ。
「面倒な奴だ・・・・。」
「きゃふうううう、いいいよおおおおおおおお!」
ネウロは私の上に覆い被さるといきなりものを入れてきた。充分に濡れていた私は楽にそれを飲み込んでしまう。
スゴい快感が私の体を貫いた.。スゴい・・・。こんなの凄すぎる。ネウロのそれは普段なら痛くて入れられないほど太いのに凄く気持ちが良かった。
うろこが中に引っかかり掻き回す。返しのとげが中を少しえぐったときも私は快感に足を突っ張っただけだった.。
ネウロは私の体に構うことなく激しく腰を使いつづけた。ネウロを抱き締めながら私は何度も何度も絶頂を迎えた。
数え切れない絶頂の後、ネウロのものが引き抜かれた。生ゴミの匂いの中に異質な匂いが混じる。私の秘所から漂う、白濁と私の血の匂いだった.
ネウロなんでもありだなー
/,.i i.l.i i ヘ
l i i i.l.i i i l __
l i i i l i i i l / \
l i i i⊥i i i l| ス コ ド |
├' | `┤ ノ │ ン | |
「ij.、_┴_,<|< プ ソ ピ |
{N,(・)Y:(・)N} | だ メ ン l
_rイヘ}::::;::^r/[、 ! : グ. /
r 、 /l::::{フベ三'イrノ::ト、_ /
_l ├‐'_ ..:.ヽ::>、rr<:::ノ:.:.:...`ーr―‐く ____
/ l :.l::..::...:>:.:、 ̄!Yi ̄_r‐、/:.:... .:.:` __:.._ヽ / ヽ
,ノL、 .::.l ::|:. .´.. :: ..: ::` !:::l: . :: :: ::: .:. _( : ノ: :: :.::ヘ/ か 止 逃 俺 |
/ ヽ \::::!.:.l: :: ... _ ::、 ⌒:::r‐ク........ :.ヽ)r: :.:ノ::..:| な め げ が |
/ 諸 : ヽ.:::ヽl.:::!..::/..::::ノ: __)!:...ヘr:: :::___:::::::::::ト、.. ::_:::| : ら る |
|君 さ |`:.:::.r‐:し' .::/:.___::::1:.. :.:. .: .:--::::::::/: . : : :.ハ ? れ の .|
| ぁ |:.: ::: .:.:.:./---:::::::,小、::::::::::::::::::::::/:. : : .: /:.:.ハ る を /
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 ̄ ::::::!ヽ: .: . :l ̄`ー1: --ヘ:.l: :::::::l: : 「⌒:.:!:: :::::〉
gjgj!!
生ゴミ食べられそうになったり、ネウロのいう事聞かされたり
大変だなー弥子はw
/,.i i.l.i i ヘ
l i i i.l.i i i l __
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l i i i⊥i i i l| ス コ ド |
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「ij.、_┴_,<|< プ ソ ピ |
{N,(・)Y:(・)N} | だ メ ン l
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 ̄ ::::::!ヽ: .: . :l ̄`ー1: --ヘ:.l: :::::::l: : 「⌒:.:!:: :::::〉
>1 私を止められるかな・・?
>2 ドーピングと
>3 コンソメスープの
>4 関係を述べろ。
>5 さぁ、諸君
91 :
名無しさん:2005/03/31(木) 00:29:01 ID:BbMbF09D
↓・∀・↓<今しかと全て読んだぞ。職人とやらが多いようだなこのスレは。
92 :
弥子たん萌え:2005/03/31(木) 01:20:43 ID:QS0O9UXt
93 :
探求心【1】:2005/03/31(木) 01:21:02 ID:BbMbF09D
「腹が空いた」
「はい?」
部屋でくつろいで居たらネウロが突然言い出して来た。
「最近は謎が無い。どうした事だ」
「警察が取り締まり強化してるからねぇ。」
今は春の強化月間らしい。
一時期増えた運転中のケータイも減ったらしい。
私はつい自転車乗ってる時に電話しちゃうけど。
「貴様の胸は法に触れて無いのか?
税金を納めないと罰せられるように、
平均より胸が少ないと罰せられるのではないか?」
それじゃ日本女性の半分は罰せられちゃうじゃないの!
「…少なくともこの国では罰せられません…。」
「という事は罰せられる国もあるのだな。
それでは困る。
そうだ、今日は貴様の胸の小ささを解読するとしよう」
な…っ!!と思うや否や、ベッドに押し倒された。
94 :
探求心【2】:2005/03/31(木) 01:21:55 ID:BbMbF09D
「や…っ!!」
どうしよう。それだけで濡れてしまう自分が居る。
「? 何故顔を赤らめて居るのだ?
貴様は宿題をする時などは青ざめているでは無いか」
「何でもないわよ!」
「胸にも今のところ何も変わりは無いようだな」
さらりと痛いことを言ってくれる…
「変わりがあってたまる…もんです、か…」
「ふむ、やっと効いて来たようだな」
「何、したのよぅ…」
体が痺れてきた。
抵抗したいのに動けない。
95 :
探求心【3】:2005/03/31(木) 01:31:03 ID:BbMbF09D
「さっきお前が飲んでいた、草苺と牛の乳から成る物に
ちょっと魔界の興奮剤を入れただけだ」
「ちょっとで…こんな、にぃ…」
呂律もおかしくなってきた。
いつのまにか、ネウロが手を放してももう抵抗できない…
「やはりミミズで試すべきだったようだな。
まぁ多くとも問題あるまい」
「…はぁ…っ、あぁ…ん…」
[弥子ー?]
「(!?)」
どうしよう、お母さんだ…
96 :
探求心【4】:2005/03/31(木) 01:42:08 ID:BbMbF09D
「「はーい?」」
「(え…ネウロが何で私の…声…)」
「家政婦さんのお父さんが危篤だそうだから、
ちょっと診てくるわね。
しばらく家を空けるかも」
「(えー!?!?)」
「「家のことなら心配しないでいってきてー」」
[何かあったらすぐ携帯に電話するのよー。
まぁあんたには男前がついてるだろうから大丈夫だろうけどw]
「「いってらっしゃいー」」
「(若干うれしそうなんですけど、ネウロ。)」
97 :
探求心【5】:2005/03/31(木) 01:52:09 ID:BbMbF09D
驚きの表情を隠せない。
「貴様の発する周波数と同じ音を出すなぞ、
道具を使うまでも無いが?」
「ふぇ…えぇ…っ」
「もっとも、」
ぐにぃっ
「きゃんっ!!!」
「そのような周波数を真似るのはまだ容易ではないが…」
いくら無い胸とは言え、少々なりとも胸の膨らみはある。
制服の上から荒々しく掴んできた。
98 :
探求心【6】:2005/03/31(木) 01:52:54 ID:BbMbF09D
「あぁあん、い…」
「こねても膨らまないものなのだな」
つくづくカンに触る。
普段ならそう冷静に思えるのに。
「擦れて…あぁ、あぁんー」
「ふむ、貴様はどうやら体液バランスと、
刺激が足りないようだ。」
チクッ じゅぽっ
「いたぁい!」
ヂクッ ヂュクッ
「あぁぁぁん!!!」
「胸の先の孔から成長剤を注入した。
ありがたく思えよ。
もっとも、魔界適量から言えば砂一粒にもおよばんがな」
「せいちょ…や、やぁあーーーん!!」
99 :
探求心【7】:2005/03/31(木) 02:06:48 ID:BbMbF09D
何これ。胸が熱い。アツイ。
「やぁっ、はぁ、あぁ、いぃーー!」
「一粒でこんなに悦ぶなんて、
魔界の奴らが見たら呆れるぞ?」
あんたが…全滅…やぁぁ!1
「もっとも、」
ビリっ
「この布切れのように、
我輩が裂いてしまった、とも言えるのだがな」
お気に入りの下着なのに…
でも、今はもうどうでもいい。
「ちょうど、こんな洪水も起きていたな」
ぢゅるっ! ぐぅう
「やぁぁぁー!!」
100 :
探求心【8】:2005/03/31(木) 02:08:42 ID:BbMbF09D
「食べた物を排泄するところに異物を入れるのも
興奮する、と聞いたが?
道具を多少変形させてもらった。
感謝しろよ。」
いくら私の愛液が、おしりまで溢れていたにしても
うしろを嬲られるなんて、あんまりだ。
「あぁ、いや、やぁ、だ、だめ、」
「我輩に向かって駄目とは何事だ?」
きゅっ
「やぁぁぁぁぁ!!!」
びくびくぅ
乳首を痛々しくつままれて、イってしまった。
まだ、処女も奪われて無いのに…
101 :
探求心【9】:2005/03/31(木) 02:09:29 ID:BbMbF09D
「無理だ、貴様の胸は現時点ではそれ以上膨らまぬ」
「ぃやぁ…」
いつの間にか、四つん這いになって
おしりを高く掲げている格好になりながらも、
私はネウロに責められていた。
「ただ、」
ぐちゅんぐちゅん。
「もっと…」
「ん?」
「もっと…ふとくておお…」
「はっきり言わないと我輩には聞こえぬな」
「ネウロの太くて大きいのが欲しいの!!」
涙が出てきた。
「ほう。貴様は破瓜もしてないのに、
肛門なんかで興奮しているのか
不思議な奴だ。」
ぐちゅう
…もう、ネウロが何を言っているか…わから…な…
ただ、私の胸から白く垂れ落ちるのは、見えた。
102 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 02:59:46 ID:mR4g72k6
GJ!ハァハァ
これは完結したんだよね?弥子カワイー
>>102 ありがd!
これはこれで完結したけど、
今続きも書いてるところ。
本スレの人に「DCSマダー?」って言われたんで。
弥子をベッドに押し倒すネウロ…(*´Д`)ハァハァ
「ねぇ、ネウロ」
「何だ、ミジンコ」
「…せめて名前で呼んで」
こいつは相変わらずだ。
「ミジンコレベルの薬量だからミジンコと言っているのだ、
ミジンコめが」
「うぅ…」
先日、胸を大きくする為に使われた薬の量のことである。
直接的な効果はゼロだったが、
あまりに私が興奮したのでネウロが呆れたらしい…
「魔界の狗ですらあんなに発情せぬぞ」
106 :
後日談:2005/03/31(木) 08:39:23 ID:KnPqb52Y
続きはまた書きますー
下手すると月曜以降になるかも
107 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 12:12:22 ID:mR4g72k6
楽しみに待ってるお(`・ω・´)シャキーン
108 :
後日談【2】:2005/03/31(木) 13:31:08 ID:PCy3Zh/x
「…魔界にも、居るの?犬。」
息を押し殺して、さらに聞いた。
今私の思惑が分かったら、こいつはもっと呆れるに違いないから。
「もちろん居るぞ?
全身鋼鉄のような鱗で覆われた狗、
とぐろを巻いた姿が崇められる狗、
飼い主が絶対忠誠になる狗、」
「…もういいや。」
「もういいとは何事か。
その様子だと、
人間界の犬とはようすが違うようだな」
シャッ
「!」
「貴様が一向に開きもしない、
その動物図鑑と医学書の内容を視ただけだ」
109 :
後日談:2005/03/31(木) 13:33:08 ID:PCy3Zh/x
この話は大体粗筋がもう決まってるのですが、
何か希望あれば重任の皆さん案を出して下さいー。
グロや残虐はちょっと苦手なのですが、
できるだけ頑張りたいと思います。
>>107 どもです。とりあえず続きひとつ書いてみました。
GJ〜!!
ネウロと弥子の会話が面白っ!
それと、凄い体勢にハァハァでつ
このスレ職人さんが段々増えてきたなw
良いことネ!
希望とか書いていいんですか?
じゃあ…自分もグロとか残虐系は苦手なので、
ちょっと強引ぐらいがいいです。
112 :
後日談【3】:2005/03/31(木) 23:21:00 ID:CjRVcOpr
医学書?
そんな大層な物私持って無いんだけど…
「ほう、56点か。50点満点で6点も多いとは、
貴様やる時はやるんだな」
!それ、保体のテストじゃない!
つーか満点より多いテストがあるのか、魔界には。
「ネウロ…それちが…」
「人間界の犬とやらは、貴様の」
さらっ
「やーん」
「コレみたいな色をして居る者が多いのだな。」
髪の毛を撫でられた。
間接的に触れられた、耳が痺れる。
冷たい指。
「もう我慢できないよ…」
ぐいっ
「ふむ?」
「あんたの薬、ヘンなとこで効いてるんだから」
「外見が育たないとはな」
思惑は、白く溜まる。
貪り出すが、ネウロは食べても潤わない。
「茶色や黒の犬だけじゃなくて、白いかわいい犬もいるよ」
「SUN OF A BiTchだったか?
人間界には実に旨そうな言葉があるようだな。
汚らわしい。だが、そこがいい」
114 :
名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 02:52:21 ID:LMI6VnjO
GJ!!&支援(´Д`*)
職人さんのネウロとヤコは
原作でもありそうな会話をするのでなんかリアルだ
>>114 支援どもですー。
でも連投はまた後日(´・ω・`)すまんですよ
会話はいつも恐る恐る書いてます。
矛盾無いかとかコレ二人のキャラか?とか
希望あればぜひ是非。
好みが片寄ってるので似たようなのしか書けなくて…
乙華麗様ー
実はリアルタイムでみてますた・・(ゲフンゲフン
弥子とネウロの会話が本当リアルだ・・・頭で勝手に妄想中(*´∀`)
>>113 ありゃ、ネウロが弥子のおっぱい飲んでるようにも読めるな、まあいいや
>>116 リアルだってー!!
そんな時はこっそり支援とかしてくださると、
↓・∀・↓<我輩は更に恍惚極まりない。
SS内容は◆ChdC8VZqyEの私生活という噂があるとか無いとか
そう言いながら、ネウロは注射器を出してきた。
「ひっ!」
「案ずるな、貴様に打つ気は皆無だ。
勿体無い。」
「何なのよ、それ…」
こんなに機嫌のいいネウロは今まで見たことがない。
逆に怖い。
「もう忘れたのか?脳までミジンコ並だな」
「え?まさか…」
「り担いだ金太郎とは、おかしなところで機転が利くな、貴様は」
「そりゃクマみたいな奴だったけど…ってちがーう!」
間違いない。
あの色。
「 ド ー ピ ン グ コ ン ソ メ ス ー プ じゃない!それ!」
「DCSと略すのが今風ではないのか?
先ほどの童謡と言い、貴様本当は71歳ではないのか?
その割りにココは」
「ひゃぁあん!」
「皺は無いようだが」
くやしいが抵抗できない。
いつもなら「しぼんだ訳じゃない!」と言えるのに…
「お前にはまだ早いかもしれぬが、
我輩が特別に配合を変えた。感謝しろよ。」
「何をよ…」
「人間の牝では普通体験できぬことを、だ」
しゅるるるっ
「やぁっ、見えないよぉ」
「見えない方が興奮が増すと聴いた。
貴様のためでもあるのだぞ?」
何処でそんなマニアックな情報手に入れたんだ、こいつは。
この間ヘンなとこもハックしたのだろうか。
「貴様の方が余程可笑しい」
「胸の話はもういいってあれほど…」
その先は言えなかった。
突然、腰と下半身が固められる。
「ぃやぁぁあぁぁっあぁんーーー!!!」
「魔界の最期の方が余程良い眺めであったぞ」
いやぁ。何コレ。
下からずんずん突き上げてくる。
痛い。気持ちいい。
キモチワルイ。言葉じゃ表現できない感触。
「やぁ…っ、は、初めてが、こんな…っ、
あぁ、やっ、あぁんー!!」
「人間の牡で、この眺めで満足できる者も居る様だな
ちっとも膨らんでないものを見たら満腹感も失せそうなのに」
至って冷静なネウロが憎い。
それもそうだ、こいつは私の胸の小ささの謎を解くので精一杯なのだから、
…てゆーか、胸をジロジロ見てるって事じゃない!やだ!
「ほう、不思議なものだな。
子宮は膨らんできたようだぞ。
我輩が痛いくらいだ、これでは困る」
あんたの爪が腰に滲んでこっちだって痛いっての!!
刃物みたいな777ッ道具が刺さるよりはいいけど…
むしろ痛いのもイイ…?やだ、あたしヘンタイ?
「人間界の犬に倣わねばな」
ヂュポッ
「ふぇ…?今、なに、
あ、
あぁ、あー!!」
DCSキター!!
本スレでコンソメじゃないのかよー
とガックリさせてしまったので。
貧乳からとめどなく出る乳と
コンソメ書きたいがために後日談書いてるような物です(`・ω・´)
125 :
名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 20:53:58 ID:VWcRwpIt
GJです代
ドーピングコンソメスープ!
前レスで出来なかった支援です、age
後、余談だけど弥子ママも結構エロ可愛かったりする
弥子ママ若いよなー
ネウロのこと「めちゃいい男」とか言って気に入ってたみたいだし
未亡人だし
妄想膨らむよ
台詞と心情の羅列はSSとは呼ばない
効果音の部分に内容説明入れればもっとよくなるお
しかし
この状態は
しばらく続き
こう着状態になった。
弥子ママのマダァ〜?
「お願い・・・娘にだけは・・・弥子にだけは手を出さないで・・・。」
あられもない姿で弥子の母親は私に懇願した。絶望に満ちたとても美しい表情だった。
私の名は竹田。しがない刑事をしている。だが、こんな私にも心がときめく瞬間というものがある。
それは人の絶望の表情を見る時。美しく輝くものが砕け散るのを見る瞬間だ。
この職業ではそういったものを見る機会も多い。だが、私はもうそれだけでは満足できなくなっていた。
そんなときに捜査の合間に立ち寄ったファミレスで見つけた父親と食事を幸せそうに微笑む少女。
会話の内容から少女の名は弥子だとわかった。私は衝動を押さえられず店を出る二人の後をつけたのだった。
家の前につくと用意していた覆面と手袋をつける。
父親が仕事をしている明かりのついている窓を避け、私は寝室から侵入した。
ベッドにパジャマ姿でぐっすりと寝入っている女性が見える。おそらく弥子の母親だろう。
「んん・・・どうしたの?あなた・・・?」
布団をはだけ、揺り起こす。目を覚ました母親の口を素早く手でふさぐ。
「な・・・・貴方は誰ですか・・・!」
「騒ぐな・・・騒げば殺す・・・娘の部屋は何処だ・・・?」
手に持っていたナイフをちらつかせると彼女は恐怖に身をすくませる。
黒く長い美しい髪が夜目に白い肌を引き立てる。手から伝わる震えで細い顎がガチガチと鳴るのがわかった。
「・・・そんなことは・・・言えません・・・。」
恐怖に怯えながらもその瞳には娘を守ろうとする強い意思があった。
よく見れば娘に良く似た美しい顔立ちをしている。とても1児の母とは思えない。
私はパジャマ越しに豊かな乳房を鷲掴みにした。柔らかな弾力が私の指を押し返す。
彼女は必死に声を上げようとするが口を押さえられてうめき声を上げただけだった。
「くふううう!」
「ならば言いたくなるようにしてやろう。」
パジャマの前を開き、ブラジャーをむしりとる。そのまま激しく揉みしだく。
乳首を口に含み片方の手で握りつぶすようにもむ。指が乳房に食い込み彼女が苦痛にうめいた。
電気スタンドのコードで細い腕を後ろ手に縛り、口にハンカチを詰め込むと、私はパジャマのズボンを下着ごとひきずりおろした。
子供を産んだとは思えないほどの引き締まった美しいからだが露わとなる。
ろくに濡れていない秘所に指を突っ込みこすり上げる。それはすぐに潤い私の指を濡らした。
「こんなになって。だんなは構ってくれないのか・・・?」
否定か拒絶か彼女は涙を流しながら首を左右に振る。だが私は構うことなくものをあてがった。
「ぐうううう・・・あらたああああ」
私のものを胎内に感じ、彼女は夫の名を呼び歯を食いしばる。私は夢中になって腰を使った。
「お母さん・・・?どうしたの・・・?」
トイレにでも来たのだろうか、ただならぬ物音に心配した娘がノックをしていた。
「や・・・弥子・・・あぐううううう!」
私は母親を後ろから抱え込むとそのまま挿入した。娘に見やすいように足を開かせる。
「入るよ・・・?お母さん、どうし・・・!!!」
「見ないで・・・弥子・・」
電気をつけた弥子が見たものは自分の母親の痴態だった。その目が驚愕に見開かれ、そして・・・。
その眼球の先がするすると伸びると私の腕に絡みついた。そのまま異音を発し私の腕が捻り潰される。
「ぐげええええええ!」
「よくも・・・・お母さんを・・・・お父さんを・・・・!」
もう一つの眼球が私の頭に絡みつくとゆっくりと締め上げた。凄まじい激痛の中、頭蓋骨にひびが入っていく。
私の意識はそこで途切れた。もやのかかったような彼方に二人の人影が見える
「ねえ・・・ネウロ・・・一体何をしたの・・・?」
「ふふ・・・奴の脳を・・・ちょっと・・・・いじくってやったのだ・・・本当は・・・キサマで・・・試す・・・」
何処からとも無く声が聞こえる。だが私にはその意味を理解することは出来なかった。
何時果てるとも知れない恐怖と絶望の幻影の中で、私は悲鳴を上げつづけた。
ヤバイくらいハァハァですよ…(*´Д`)ハァハァ
弥子ママss、御馳走様ですた
>>133 エロパロで純愛を多く読むと
こういう作品がとても楽しく読める
136 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 06:27:38 ID:XWZRECM0
ネウロと弥子はSMの関係にしか見えない
137 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 17:34:43 ID:QG8BZQTA
保守
保守
ホッシュ
「動くな」
ネウロに命じられて、私は動きを止める。さっきから指でいじられているため
どうしても体は反応してしまうけれど、動くなと命令されれば従うしかない。
ネウロに目を付けられ、探偵役として傀儡になることを運命付けられた日から
いずれこうなることは予感していた。『謎』を求めるこの魔人は、私の…
人間の体の不思議にも興味を持つことを。
「貴様の体は、この内臓が不可欠なのか? こんな奇怪なものがなくては
生命活動が行えないとは、人間とは不便なものだな」
手袋を外し、私の下着を下ろして、長い指で弄り回すネウロ。感情とは裏腹に
私の体は濡れてしまっている。
「…液体が流れてきたぞ。これは何だ?」
「し、知らないわよ」
何とか声を振り絞るが、どうしても語尾が震える。分かっているのかいないのか、
ネウロは更に深く私の中に指を入れた。
「いや…!」
「何がイヤなのだ。この臓器は触ると液体を流すのか、興味深いな」
スカートをはいたままの私の腰を、思い切り持ち上げる。下着を脱がされた状態で
ネウロの目の前にさらされる。恥ずかしさのあまり、恐ろしい魔人であることも忘れ
叫んでしまった。
「やめて! そんなところ触らないでよ! お、女の子にとって、どんなに恥ずかしいことなのか
分からないの!?」
もちろん分かるわけはないだろう。それでも言わずにはいられなかった。両手で顔を覆って
目を閉じる。顔が熱い。涙まで流れてきた。
「…ヤコ。我輩に逆らう気か?」
恐る恐る顔をあげると、ネウロの指が刃物に変化しているのが見えた。恐ろしさに背筋が凍る。
「排泄を行う臓器なのだろう? それほど羞恥をもよおすものとは思えないが」
魔人にとってはその程度の認識なのかもしれない。でも、まだ処女の私にはどれだけ屈辱か。
「アンタにとってはその程度でも、わ、私にとってはイヤなのよ!」
恐怖をこらえながら、何とか抵抗したその言葉に、ネウロはかえって興味を惹かれたようだった。
「なるほど、我輩には理解できないが、貴様にとっては重要な器官のようだな。興味深い」
そう言うと、いきなり顔をかがめ、その場所に口をつけた。思わず声を上げてしまう。
「あああッ!」
「ふふ、その声は嫌悪ではないようだが?」
言いながらも舌で愛撫を続ける。感情とは裏腹に、勝手に腰が浮いてしまう。
「や、やだ、いや…!」
「さっきより液体が増えてきたぞ? ヤコ、これは貴様が歓喜している証拠ではないのか?」
何でそんなこと分かるのよ、そう罵倒してやりたかったが、もう言葉にはならなかった。
「あ、ああ、や、やめて…! やぁ…」
信じられないほど気持ちがいい。ネウロの体を引き剥がしたくても、腕に力が入らない。
ネウロの舌の動きはどんどん激しくなってくる。やがて私は、絶頂を向かえてしまった。
「や、あ、ああ…ッ!」
震える私を見下ろし、ネウロはにやりと笑った。息が上がって何も言えない。
「…なかなか興味深いな、人間の体とは。もう少し調べさせてもらうぞ」
そう言いながら、ジャケットを脱ぐネウロ。私は抵抗する力もなく、ベッドに体を
沈めているしか出来なかった。
終
い、いやらしい…!GJ
こんなイイとこで終わっちゃうとは罪なお人だ…
〆切前の編集部みたいね
>>141乙。そして
続きうpしてください_ト ̄|○ハァハァハァh(ry
あ、変な誤爆↓゚∀゚↓
ほんま悪いお方やわあ>141
GJ!
投下が少なくなって久しぶりに見てみたら・・・
なんてこったい(*´ω`)ハァハァ
「目を開けろ、ヤコ」
命令だった。仕方なく目を開ける。全裸になったネウロの体は、人間のそれと
ほぼ相違ない形状をしていた。もちろん、男性器などまともに見たことのない
私には、自信を持って言えることではないけど。
「こういう場合は、貴様も服を脱ぐのではないのか?」
「……」
自分から脱ぐのはいやだったけど、ネウロに脱がしてもらいたいわけでは
もちろんない。汚されたり裂かれたりすることを思ったら、自分で脱ぐのが
一番無難だと思い、おとなしく制服を脱ぐ。
「なんだその衣類は。貴様の胸部だけを覆う意味などあるのか?」
いくら貧乳だからって、ブラジャーも付けないわけにはいかない。そうは思うけど
コンプレックスを指摘されて私はうつむいた。
「分かったぞ、その部位を覆うことによって、発育を促す効果があるのだな?
でなければわざわざ、腹と変わらぬ部分に、そんなものを付ける意味などないからな」
理解していないゆえの言い草なのだろうけれど、さすがに腹が立ってきた。
ブラジャーを外す手を止めて、目の前の魔人を睨みつける。
「うるさいわね! これは胸を、えーと、保護するものなの!」
全裸の男に向かって何を言っているのだろう。さすがに恐怖より情けなさが上回る。
「貴様の胸など、腹とどう差があるのだ?」
薄く笑いながら、ブラジャーを乱暴に捲り上げられる。ひっ、と声を上げる間もなく、
胸を手のひらでさすられてしまった。
「やっ、やだ…!」
「なる程、腹に触れられてもこんな反応はしないな。先ほどの臓器と同じく、貴様の
快感を促す部分だということか」
ブラジャーを外され、両手で揉まれる。その動きが意外に優しく、悔しいことに
気持ちよくて声が出てしまう。
「あん…、そんな風に触らないでよ…!」
乱暴につかまれるのならば、痛いと突き放すこともできるはずなのに。ベッドに押し倒されて
胸を執拗に愛撫され、また息が荒くなってしまう。
「触らないで…? 貴様の体は我輩の方に押し付けられているが?」
恥ずかしくてたまらない。でもそれ以上に、ネウロの与える快楽に、貪欲になっている
自分を認めざるを得ない。
「さて、そこまで求められるのならば、我輩としても貴様を満たしてやらぬでもないぞ」
「な、何する気よ!」
腰を持ち上げられ、ネウロの体が近寄ってくる。返事より先に、下腹部に鋭い痛みが走った。
「いや…! 痛い痛い、やめて! やだ、出して! いやあ!」
痛くて叫びが止まらない。ネウロに挿入され、恐怖と痛みで取り乱すばかりだ。
「人間のあるべき生殖行為なのだろう? そんなに抵抗するということは、貴様はやはり
人間としても劣っているということか。このサルが。いや、カナブンか?それともナメクジか?」
男に抱かれているときに、どうしてこんな情けないセリフを聞かなければならないんだろう。
悔しさと痛みで、涙がとめどなくあふれる。
「に、人間の…」
「何だ?」
「人間の、女の子の気持ちなんて、あんたには分からないのよ! 初めてがこんな
化け物相手だなんて、いずれ誰もがすることとはいえ、ショックに決まってるでしょ!」
ふとネウロの動きが止まる。ようやく痛みに慣れてきたこともあって、少し気持ちに
余裕が出てきた私は、その表情を見て驚いた。
ネウロは、まるで『謎』を見つけたときのように、裂けんばかりの口に笑みをたたえて
私を見下ろしていた。
「なるほど…女の気持ち、というのは、我輩にすら理解できぬ深淵を持つということか?」
変なところに食らいついた。けれど、行為をやめてくれるなら何でもいい。私は必死でうなずいた。
「そうよ! 女の子の気持ちはすっごくデリケートなんだからね! こんな風に、乱暴に
していいもんじゃないのよ!」
けれど、ネウロは私の言葉を聞いているのか、涎をたらさんばかりに再び笑う。
「それは興味深い…。これからも、貴様の体と感情を、もっと深く掘り下げることとしよう。
悪意が作り出す謎ほどの旨みはなさそうだが、何も食わぬよりはましというものだ」
その言葉を理解した途端、私は恐怖で背中が凍りつくのを感じた。ネウロは私の胸を両手でつかみ、
腰を激しく動かしてくる。まったく遠慮している素振りがない。
「やだ! 痛いって…! あ、いやぁ、はぁ、ああっ…」
「確かに、口で嫌と言いつつ、快楽を欲するとは奇怪だな。ほう、また液体が増えたぞ?
これも貴様が、口で言っている言葉とは相反するな。実に興味深い」
嬉しそうに笑っているネウロの声をどこか遠くで聞きながら、私はこの奴隷の生活に、
終わりは見えないであろう事を悟って、目を閉じるしかなかった。
終
調子に乗って続き書いてみました。お粗末さまです。
GJ
なんだか弥子ママに見られたら、言い訳もつけない状況っスね
てか、ネウロと弥子だとどうしても鬼畜w
それがいいんだけれども
うわー!!!GJです!乙カレーさま!!
すっごくよかった!!
ネウロがネウロっぽくてウマー!
また投下キボン
も…萌えた…!!!!
153 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 11:19:41 ID:8PUFUIOB
GJ!ヨカタヨ-!
萌ました(*´д`*)ハァハァ
ヤコが風俗店に売られるのキター!!
弥子たんの風俗…
やっぱりヘルスなのだろうか?ソープもありなのか?無難にキャバクラか?金持ちの伯父さんに売られるのか?
それとも俺の知らない新世界なのだろうか!?
神さま、SSが見たいです…。・゚・(ノД`)・゚・。
何か今週エロかったな。
粘液を出して〜のとこ、ネウロがサディスティックでエロかった(´Д`*)
>>122の続きを久々に投下します。
心情とか苦手なので、
台詞多いと思う方はスルーしてください('A`)
獣姦らしきもの含みます
入り口が埋まってきた。
なんか…苦しいよぅ…
「犬は瘤で雌を塞ぐと聞いた。
子孫を残すとは言え、なかなか考えたものだな」
冷静に、精液のようなものを出してくる。
同時に、私の胸からも熱いものが垂れて来た。
「はぁ…うぁあん…」
「搾乳するには足りないが」
何か胸の先に付けられた。
後ろのすぼまりにもねじ込んで来た。
「マッサージすれば多少大きくなると言う。
見た目を犬のようにした。
が、何ともつまらんな…」
記憶が堕ちる。
目が覚めた時は、空が赤く染まっていた。
「夢だったのかな…」
ハラリ、と何か落ちてくる。
「!これ…!!」
「雌犬の写真だが」
そこには、耳が生え、尻尾が生え、
何故か胸に…これは乳首を伸ばす器具じゃないの!
「な…っこ…っ!!うぐっ」
ベッドに引き戻された。…首輪。
「我輩としたことが、首輪を忘れていた。
朝まで時間を戻したから、もう一度やりなおさねばならぬ」
目の前が凍りついた。
下半身が焼けてきたけども…
フーゾクで働くヤコさんとか
フーゾク修行した後のヤコさんとか書きたいよー
ぐっじょぶ
煮られ焼かれた弥子タンが見てみたいものです・・
GJ!!!
ネウロのSっぷりサイコー!
SS書ける人は尊敬・・・
GJ!!!(*^ー^)
弥子のなめくじプレイにも興味あります…
「そら 這いずり回れ」
ってエロ本じゃねーかww
なんか何が起こってるか判り辛くて全く萌えないな…
文字だと視覚的に状況を表現できないんだから、書き手の脳内で見えてるものをもっと文章で表現してもらいたい
そうだな、もうちょっと状況説明を入れてもらいたい。
しかし、書いてくれる人が居るだけありがたいもんだよ
書き手がいない過疎スレなんてたくさんあるからね
「おお!新しい謎の気配!これはでかいぞ!弥子、我輩は行かねばならぬ。」
「えええええ!?ちょっと待っ…!」
ソファーに座った私をヤクザ達が取り巻いている。空気がドンドン重くなっきた。
探偵事務所を手に入れるためにネウロはヤクザと賭けをしたのだ。
条件はこの事務所で起きた殺人事件を解決すること。こちらの担保は…私だ。
いざ犯人を挙げようとしたその時、ネウロは新しい謎の気配を感じてすっ飛んでいった。
…私を残して。犯人は…当然私には見当もつかない。重い沈黙がしばらく続いた。
「え…と、その…犯人は…オマエだ〜〜〜!…なんちゃって。」
精一杯の笑顔で答えた私はそのまま強い力で顎をつかまれた。ヤクザのアップが怖すぎる。涙が出てきた。
「お嬢ちゃん…。約束は約束だ…。あんたの体で払ってもらおうか。」
そのままヤクザはズボンのファスナーを下ろした。首領格の鷲尾という男だ。
おぞましいものが私の前に引っ張り出される。異臭が漂い、思わず顔をしかめる。
首を横に振って拒絶しようとしたが。顎はびくとも動かなかった。
少し開いた私の唇におぞましいものが迫ってくる。思わす硬く目をつぶる。
だが無駄だった。ゆっくりと唇を押し開いて入ってくるそれを私は舌で味あわなければならなかった。
「ぐもおお!ぐううう!ぐうう!ぐうう!ぐううう!」
のどの奥をものに突かれて私はむせ返った。涙と一緒に鼻水が出てきて呼吸がとても苦しい。
必死に鷲尾を見上げて目で許しを乞う。だが、それは鷲尾の劣情を刺激しただけのようだった。
「そんな顔で見つめられると、こっちもやりがいがあるぜ!」
鷲尾の腰の動きが激しくなる。私はこみ上げる吐き気を押さえながらそれに耐えた。
「うええええ!ゴホ…ゴホ…」
のどの奥に出されて青臭く生暖かいものが口の中に広がる。
胃液がこみ上げてきて何度も唾を吐いたが臭いは口から消えなかった。
「さてと…フェラの具合はわかったから次は下にいくか。」
ヤクザの一人のゴダイという男だ。さっきぶっ飛ばしたことを根に持っているようだ。
私の腕を後ろに回され金属音が鳴った。見ると後ろ手に手錠が噛まされている。
「さっきはよくもやってくれたな…たっぷりかわいがってやるぜ。」
嫌らしい手で太ももと私の胸をまさぐっている。
「あれはネウロが…嫌アアアアア!」
鋭い音が響く。ゴダイが私の制服の前を引き裂いた音だった。
そのまま胸を揉みしだかれ、私は悲鳴を上げた。
「なんだあ!?こいつ!?全然胸がねえぞ!」
「ク…大きなお世話よ…。」
胸の大きさを指摘され私は悔しさに唇をかみ締めた。悔しさで新たな涙が流れた。
ブラをずらされ、乳首をこねられている。胸から伝わる刺激に私はうめいた。
「く…やめ…て…」
「くはははは!いっちょ前に感じるんだな。こんな貧乳じゃパイずりはできねえな!」
後ろから首を伸ばしてゴダイが私の乳首に吸い付いてきた。思わず声が出る。
必死に逃れようと身をよじる私の前に鷲尾が立つ。そのまま足を抱えあげられた。
「じゃ、本番いってみようか。」
「そんな!お願いします!それだけは!」
スカートを捲り上げられ、パンツを下ろされる。鷲尾の顔が私の足の間に押しつけられる。
手を後ろ手に拘束されている私にはただ泣き叫ぶことしかできなかった。
「きゃああああああ!助けてよ!ネウロ!ネウ…むぐうううう!」
叫びを挙げる私の口はゴダイに塞がれてしまった。そのまま舌で襞を攻め立てられる。
クリトリスを攻め立てられ、体に力が入らない。舌がゆっくりと私の中に入ってくる。
どうすることもできずに私はただ涙を流した。
「ちょ…それはまさか!」
「心配ないよ。ちょっと気持ち良くなるお薬だよ。新しく入った奴でね。DCSって言うんだ。」
「ちょっと待って!わかった!わかりました!」
中に入ってこようとする奴らに対して必死に足をばたつかせて私は抵抗した。
業を煮やした奴らは一本の注射器を持ってきたのだった。
褐色の液体が満たされている。クスリだ…ヤバイ…。
「ホントにわかったの?じゃあ言ってごらん。」
「私の…中を…それ…で…かき混ぜて…ください…。」
私は悔しさに唇をかみ締めた。嗚咽が混じりしっかり口にすることができない。
ゴダイがものをあてがうと一気に私を貫いた。そのまま激しく私を突き上げる。
「痛い!痛いよおお!もっと…ゆっくり…。」
「馬鹿言ってんじゃねえ!店に出せるようにしっかり仕込んでやるからな!」
そのままむちゃくちゃに突き上げられる。私は歯を食いしばりゴダイにしがみ付いた。
ゴダイが果てた後も私はしばらく動くことができなかった。足の間が鈍く痛い。
「ネウロ…ネウロォ・・・早く帰ってきてよぉ…。」
ヤクザ達が笑って私を見下ろしている。目を反らして丸くなり私は視線に耐えた。
おお!GJ!!なんかDCSも出てきてるしw
GJ!
ヤクザに犯される弥子たん(*´Д(*´д`*)Д`*)ハァハァ
173 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 13:27:15 ID:dvFQtnEi
あげ
保守
175 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 17:48:54 ID:V1monrfs
笹塚×弥子が読みたい…難しいか
ドゥン!!
鳴り響く銃声
ゴトッ…と崩れ落ちるネウロ。
この瞬間私は何が起こったのか全く理解出来なかった。
「…もう充分だろう?これ以上おまえらの探偵ゴッコに…付き合ってやるヒマはない」
皆の視線を一斉に集めたその言葉の主は
…笹塚さん!?
慌てふためく早乙女金融の人達。
それもそうだ
右手には拳銃
左手には警察手帳を持った男がいつからか部屋に入り発砲したのだから。
「なんだてめぇ!?」吾代さんが叫ぶ
「見ての通り警察だ…その二人は凶悪な指名手配犯でね…
あまりに危険すぎて一般には発表していないんだ」
はぁ?
誰が指名手配…
口を開こうとした私は笹塚さんに腕を掴まれ手錠をかけられてしまった。
「笹塚さんっっ!?」
「行くぞ、石垣…後はまかせた」
「はいっ先輩!!…ってええぇぇーっ!?ちょっと待って下さいよー(汗)」
177 :
若菜 ◆Z6W/NdlszA :2005/04/19(火) 23:39:12 ID:Evi9gUB6
慌てふためく石垣さんをよそに、
怖いくらい冷静な目をした笹塚さん。
彼は私を連れ颯爽と事務所を出た。
そして私は今笹塚さんの車の助手席に座っている。
笹塚さんは一言も口を開かないまま、どんどん車を人気の無い方へと走らせる。
「あの…笹塚さんこれは一体…!?」
「…アイツさ、あれくらいじゃ死なないだろう」
「!!」
ネウロの事?
「ネウロが人間じゃない事に気づいてたんですか…?」
「そりゃ…ね。最初は別にアイツを見てた訳じゃないんだけど」
「?」
「死ななくても…少しくらいの足止めにはなるかなと思ってさ」
「足…止め?」
「俺おつかいに来たって言うアイツの後をつけて来たんだよ。そしたら裏があるって目をつけてた早乙女金融に入ってくのが見えてさ…」
178 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/19(火) 23:43:15 ID:Evi9gUB6
あ、トリ違うけど177俺だから。
名前欄に笹×弥って入れたらトリ変わっちまった…アホだ
orz。
179 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 00:15:37 ID:B5o0pX74
ネウロの後をつけてきた笹塚さんは事務所のドアの隙間から私達の会話、行動の一部始終を見ていたらしい。
「でも…どうしてネウロを撃ったんですか!?」
私にはわからない
「…弥子ちゃん…一歩間違えてたら
半分になってたのはメロンじゃなくて君の首と胴体だったかも知れない…」
…確かに。今思い出すだけでもゾッとする。…メロンも泣
「今回だけじゃない…今までだって…
弥子ちゃん!!俺は…」
いつのまにか車は山奥に停車していて。笹塚さんが私の肩を両手で強く掴んだ。
「俺は…弥子ちゃんに初めて会った時からずっと……」
え…?何この展開。
「好きだった」
目の前が真っ白になりそうだった。
今聞いた言葉は幻聴なのだと思った。
でも笹塚さんは喋り続けている。
「…不謹慎かも知れないが…竹田刑事に感謝した…。」
「…え…?」
「竹田刑事の…アイツのした事は許される事じゃないが…アイツのおかげで君に会えた」
私の肩を掴んでいた笹塚さんの手は
いつのまにか私を強く抱きしめていた。
180 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 00:30:55 ID:B5o0pX74
「笹塚さんっ!離して下さいっっ」
笹塚さんの腕の中から逃げようとしても手錠をされたままで力が入らない。
笹塚さんの力はよけい強くなる。
…ネウロ…
「ネウロっっ!助けて」
なんでだろ。
なんで私あんな奴の名前叫んじゃってんの。
私の事なんか便利な奴隷人形くらいにしか思ってないのに。
ネウロの名を呼ぶ私を見て笹塚さんの目に、今まで見た事もないような妖しい光が宿り、
態度が豹変した。
うおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
GJーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
キャラ増えるとバリエーションも多彩になって良き事よ
続き期待
最高ぅぅぅ!GJ!!続き期待してます!!!
弥子に惚れてる笹塚…(*´д`*)ハァハァ
185 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 10:49:43 ID:cu8Xla8P
Gj!
笹塚の印象が変わってしまったじゃないかw
続きキボンヌ
186 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 12:41:44 ID:B5o0pX74
「弥子ちゃん…」
笹塚さんの顔が近づき唇に唇がふれる。
声が出ないよ…
…怖い
でも…
今の笹塚さんの目…誰かに似てる…
誰かを思い出す…
「…んっっ!…や…」
そんな事を考えてる間にも笹塚さんの舌が私の口腔を犯していく
「はぁ…っ…やだっ!」
涙が止まらない
私…ネウロとだってキス…してないのに…
「…もしかして弥子ちゃん初めて…?」私の唇を解放した笹塚さんが投げた言葉に
私は唇を噛み締め
答えなかった。
187 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 12:45:26 ID:B5o0pX74
「…へぇ…俺はてっきりアイツに奪われてるモノだとばかり思ってたけど」
ー弥子ちゃんの初めての男になれるなんて…光栄だー
耳元で囁く声に私は身を堅くした。
確かに笹塚さんは嫌いじゃない…けど、こんな事になるなんて思わなかった。
あくまで
「信頼できる刑事さん」だったのに。
ビクッ!
助手席のシートを倒し、私に覆い被さってきた笹塚さんの舌が首筋を這う。
上から下へゆっくりと…
「…あっ…」
自分でも驚く程の甘い声
「感じてくれてるんだ…マジ嬉しいよ」笹塚さんの手が制服のブラウスの中に入って来る。
必死に抵抗するものの
手錠をされたままで身動きが取れない。
188 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 12:47:34 ID:B5o0pX74
笹塚さんの手が服の中を器用に這い回る。
「ダメ…やめ…んふっっ!」
私の言葉は再び笹塚さんの唇に遮られた。
そして手の動きは止まらずに、私の小さな膨らみを優しく愛撫してくる。
「あんっ…そこは…」
「感度イイんだな…可愛いよ…」
笹塚さんは車の中に置いてあったカッターを手に取り私を見た。
「動かないでくれよ…」
ビリッ
ゆっくりと制服が切り裂かれていく。
私は恥ずかしさと悔しさと悲しみで、笹塚さんから目を反らした。
「ひゃうっっ」
胸の突起を口に含まれ甘噛みされる。
「ちゃんと…俺…見ろよ」
愛撫が激しくなる。笹塚さんの舌と手はしばらくの間私の胸を弄り、徐々に下へと下がっていく。
189 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 12:50:16 ID:B5o0pX74
「いや…ソコ…触らな…いで」
笹塚さんの指が下着の上から私の敏感な部分をなぞる。
ビッ
下着はカッターで裂かれ
笹塚さんの前に私の下半身が露わになった。
「綺麗だ…」
「見ないで…ひあっ…!」
笹塚さんの舌がまるで別の生き物のように私の中を這い回る。
押し寄せる嫌悪感。でもそれとは全く別の感情もこみ上げて来る。
「き…もち…いい…」
「弥子ちゃん…もっと良くなるから」
笹塚さんの指がゆっくりと私の中をかき回す。
いつの間にかそこは潤い、
ピチャピチャと卑猥な水音が車内に響いていた。
190 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 12:55:04 ID:B5o0pX74
カチャカチャと金属音が響き
笹塚さんのズボンから彼自身が露わになる。
生まれて初めて見る異質なもの。
再び芽生えた感情
ー怖いー
「ネウ…ロ…助けて…」
両目からとめどなくこぼれ落ちる涙。
「弥子ちゃん…やっぱり君はアイツの事…」
「笹塚さん…」
「渡さない。君は俺のモノだ…」
押さえつけられ抵抗出来ないまま、笹塚さんが私の中に無理矢理入って来た。
「痛いーっ!痛いよ…やめて…やめてぇーっ!」
「渡さない…誰にも…」
笹塚さんは、虚ろな目で呟きながら腰を激しく打ちつけて来る。
「やぁっ…あっ…」初めて体験する苦痛と快感に私の意識はぼやけてきた。
朦朧とする意識の中で笹塚さんの目だけが脳裏に焼き付く。
そっか…あの目だったんだ…どうして気づかなかったんだろう。
やっぱり私探偵失格だね…ねぇネウロ…今の笹塚さんの目はこれまで見て来た
「犯人」
と同じなんだ…
体内に暖かいものが吐かれたのを感じ
私は意識を完全に手放した…
191 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 13:33:01 ID:B5o0pX74
「はぁ…ハァ…弥子ちゃん…愛してるよ…」
気を失った弥子の首に笹塚の手がかかる
そこには確かな殺意と歪んだ愛が存在した。
「随分とふざけた真似をしてくれたものだな…笹塚刑事」
笹塚が声に振り返ると車内の天井からネウロが逆さまに顔を出していた。
「化け物…っ!」
ドゥン!
ドゥン!
発砲した弾丸はネウロの体をすりぬけていく。
「先程は突然で油断したが…こんな鉄の玉で我が輩を傷つけられるとでも思っているのか?」
「く…来るな…」
「『謎』としては不十分だが…喰わせてもらう」
ーいただきますー
この場所から、何かが喪失した。
それはネウロへの殺意だったり
弥子への歪んだ愛情だったり
「やはりあまり美味くはないが…まぁいい。さて…」
今までの犯人同様放心状態の笹塚。
「貴様など殺しても飽きたりない所だが…まだまだ利用価値がある…「愛」とやらを失った空虚な心のまま生きるがいい…」
192 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 13:38:31 ID:B5o0pX74
ネウロは倒れている弥子を抱き寄せる。
「弥子…貴様は我が輩だけの奴隷人形だ…誰にも渡さない。時間が戻ったら…早々に「喰べる」とするか…」妖しい笑い
魔界の砂時計…
時が巻き戻る。
ネウロと弥子が早乙女金融の事務所を訪れるあたりまで。ただ一つだけ巻き戻る前と違う事は…
「先輩、どうしたんですかボーっとして。」
「いや…なんかこう……なんでもない。それより昼飯買って来てくれ」
「はい!!」
どうしたんだ…俺は
心の中に穴がぽっかりあいたような
欠けたパズルのピースが見つからないような
虚しいような気持ち
きっと
疲れてるんだろう…
きっと…
終
193 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/20(水) 13:43:05 ID:B5o0pX74
えーっと…
一応終わりです。
稚拙な文章でダラダラとスレ汚ししてスミマセンでした。
こんなん書いてますが俺は笹塚さん好きですw
DCSはもっと好きですwww
では。
194 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 15:50:34 ID:cu8Xla8P
GJ!
なんか昼のメロドラマ見てる感じだった
ネウロ、笹塚⇒弥子 みたいな感じがヨカタヨ!
ぎゃー!!!!GJ!!!
ネウロも笹塚さんも弥子タソもよかったよ〜!
ちゃんと道具でてくるのもすげえ!( ゚∀゚ )
その後のネウロ×ヤコとかキボンしていいですか!
深みがでそうーすごく!
おおっ、凄いのキテター!
笹塚さんの新たな魅力を発見出来たよw
最後のネウヤコっぽい締めも好きだー。GJ!
とりあえず保守
199 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/23(土) 15:20:02 ID:32Ex+YD/
その後のネウロと弥子が書きあがったので投下します。
原作完全無視してますがそこは生温かい目で見てやって下さい。
相変わらず稚拙な文ですが…。
どうぞ↓
200 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/23(土) 15:23:10 ID:32Ex+YD/
…とおりゃんせ
とおりゃんせ
ここはどこの細道じゃ…
幼い頃に母が歌ってくれた曲
聞こえた気がして
目をあけると
そこはベットの上
薄暗い天井
「目を覚ましたか」優しい声
「ネ…ウロ」
私の頭を撫でながら彼は微笑む
「ねぇ…ここから出して…家に帰らせて」
「弥子…貴様はまだ我が輩から逃げるつもりなのか?」
「ちが…っ!…ん…」
私の言葉は
ネウロの唇によって塞がれる
全てを貪るような
激しい口付け
201 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/23(土) 15:24:44 ID:32Ex+YD/
私が此処に来て…
正確にはネウロに拉致監禁されて
一体どのくらいの時が過ぎたのだろう
携帯は「解かれ」てしまった
用意周到なネウロの事だ
母さんにも上手く言ってるに違いない
私は此処がどこかもわからず
ネウロから逃げられるはずもなく
少しでも逃げる素振りを見せようものなら
足腰が立たなくなるまで犯された
どうして…
こんな事になってしまったんだろう
早乙女金融の事件が解決してから
ネウロの様子がおかしかった
笹塚さんも私を避けているような気がした
私の知らない所で何があったのだろう
ネウロは
答えてはくれなかった
202 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/23(土) 15:26:07 ID:32Ex+YD/
「何を考えている」
唇を解放し
ネウロがそのまま私の上に覆い被さって来る
「貴様は我が輩の事だけ考えていればいい…」
「や…あんっ…っ」
体中に刻まれる
紅い痕
私がネウロの奴隷人形だという印…
口付けは胸元に移動する
片方を綺麗な細い指で器用に愛撫しながら
もう片方の膨らみを長い舌で味わう
「ひあっっ…ダメ…あ…あんっ…」
自分の意志とは関係なく
ビクビクッと
体が大きく跳ねる
「…相変わらず感じやすいのだな…弥子よ」
ネウロの口元が嬉しそうに歪んだ
203 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/23(土) 15:27:30 ID:32Ex+YD/
そして更に激しく愛撫を続ける
「やだっ…だめぇ……もう…」
「もう…何だ?」
毎日のネウロの愛撫に馴れきった体は
心とは関係なく
ネウロを求める
私の一番敏感な部分は
既に濡れて熱を欲していた
「我が輩が欲しいのならば…教えただろう…?」
一度達して敏感になった耳元で
妖しく囁かれる
「あっ…はぁ…」
「それとも…此を無理矢理つっこんで欲しいか…?」
その人間じゃない形態の手は勘弁して下さいっっ!
フルフルと首を横に振る私の耳元で
彼は更に囁く
「ならば…教えた通りに言うのだな…」
204 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/23(土) 15:29:31 ID:32Ex+YD/
「あ…ネウロ…さ…ま…の…奴隷人形の私…に…ください…。私は…ネウロ様だ…けの…奴隷人形…で…す」
以前ネウロから教えられた言葉を吐きながら
足を開き敏感な部分を自らの指で開く
羞恥心と
言葉ではいい表せられない感情が入り交じる
「よく出来たな
…褒美をやらなくてはな…」
熱い熱い彼自身が私を貫く
「あっ…あぁっ…!」
私の一番感じる場所を知り尽くしたネウロは
すぐに私を頂点に導く
激しく腰を打ちつけたまま
後ろの蕾さえも指で弄ばれる
「ひあっっ…」
「弥子は…こちらも好きなのだろう…
我が輩への締め付けが強くなったぞ?」
「いやぁ…ん…あふっ…」
前も後ろも貫かれ
私は快楽でおかしくなりそうだった
何度目かの絶頂の後
ネウロが私の中に温かいものを吐き出し
私は意識を失った
205 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/23(土) 15:32:14 ID:32Ex+YD/
目をさますと
首輪をされ
その先はベットに繋がれていた
ネウロは
『謎』を探しに行ったのだろう…
監禁されている私の代わりは
吾代さんが努めているようだ
私は…一体いつまで此処に…?
涙が一筋こぼれ
朦朧とした頭に聴こえてきた
とおりゃんせ…
とおりゃんせ…
私昔…この歌が怖かったんだ…
だって…
行きはよいよい…
帰りは…?
終
GJ!!
ぐあああーGJGJ!!
何度も読み返しちゃうよ!!
コンゴトモヨロシク(´Д`)
208 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 23:33:01 ID:gQ2WaVDG
若菜タンは…
このスレ期待の
たこやき神ってコトでw
若菜のたこやきは職人技GJ
210 :
◆FL2V3Q9skk :2005/04/24(日) 12:59:56 ID:bHZ4wy3s
たこやき魔神若菜タンGJヽ(゜▽、゜)ノ
211 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 17:56:56 ID:rW8248nB
俺みたいなたこ焼き職人を誉めてくれてありがとな。
210>>
なんか俺お前知ってる気がするwww
あ、実はこの話
しつこく続編があったりするんだな
途中まで書いたからとりあえず投下しとく
どうぞ↓
212 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 18:00:35 ID:rW8248nB
レスアンカー付け方間違えた…orz
>>210な
では気を取り直して↓
213 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 18:03:12 ID:rW8248nB
かごめ かごめ
かごのなかのとりは
いついつでやる
うしろのしょうめん
だぁれ
夢の中でかすかに聞いた歌声
幼い頃私が好きだった遊び
かごめ…かごめ
その時はまさか自分が駕籠の中に捕らわれるなんて思わなかったけど
ネウロに監禁されてからもう1ヶ月が経つ
毎日のように熱を持つ熱い楔を体に打ち込まれ
私はいつの頃からかネウロ無しでは
いられなくなっていた
今日も朦朧としたはっきりしない意識のままネウロが帰るのを待つ
首につけられた首輪がひんやりと冷たい
214 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 18:05:30 ID:rW8248nB
「ん…」
寝返りをうった時
ガサッ
何か動いたような
音が聞こえた
しかし此処は
自分とネウロしか知らない場所なのだという安心感が
私から警戒心を奪っていた
「…ん」
シーツに布の擦れる音がする
「ネウ…ロ?」
うっすら目をあけると
そこには確かに人の形…人の影
ん…!?
ネウロと違う空気
ネウロと違う匂い
…此処にいるはずのない人
「さ…笹塚さん!?」
215 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 18:07:08 ID:rW8248nB
……side笹塚……
ここしばらく弥子ちゃんの姿を見ていない
あの助手曰く
「先生は大きな事件を解決するために
別行動をなさってるんですよ」
…だそうだが
俺は前から疑問を抱いていた
いつも事件の謎を解いているのは
弥子ちゃんではなく助手のネウロじゃないのか…?と
彼女の言葉を代弁しているにしては
雄弁すぎる
それにアイツは…
ネウロは
あまりにも人間離れしているように思える
そしていつからか俺の心には穴が開いたように何かが足りない…
この空虚さが何なのかもわからないまま俺は生きている
216 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 18:09:07 ID:rW8248nB
そんな時珍しく一人で歩いている助手…ネウロを見かけた
最近は弥子ちゃんの代わりに吾代とかいう男と一緒にいたようだが…
君子危うきに近寄らず
という言葉がある
この時の俺の辞書にはそんな言葉は無かった
まぁ…元々刑事という職業を選んだ時から
そんな言葉は抹消されていたのかも知れない
後をつけていくと
アイツは既に廃屋となっているはずのビルに入って行った
一階…二階…
777号室…!?
六階建てのビル
にあるはずの無い部屋と空間
しかし確かに
そこにアイツは入って行った
217 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 18:10:39 ID:rW8248nB
数分もしないうちに部屋からアイツが出て来た
そして数歩歩いて
…消えた?
アイツは…やっぱり人間じゃない…のか?
辺りに人気が無いのを確認してから
俺は廃屋の階段を静かに上った
777号室
存在しないはずの部屋が確かに此処に在る
ガチャリ…
鍵は開いていた
俺は何かに引き寄せられるように
扉の向こうへと足を進めた
218 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 18:19:57 ID:rW8248nB
中に入ると
窓もない薄暗い部屋
形ばかりの小さなキッチン
そして
白い大きなベットに横たわる少女…
…弥…子ちゃん…?
かけられた布団から透ける白い肌と華奢な身体
更に細い首につけられた首輪
気がついたら俺は
彼女に覆い被さっていた
なんだ…この感情は
忘れていたような…無くしていたような気持ちがこみ上げる
失ったパズルの欠片は…
此処にあったのか…?
「ん…」
寝返りをうち
うっすら目を開けた弥子ちゃん
「ネウ…ロ?」
その言葉に俺の中の何かがキレた音がした
「さ…笹塚さん!?」
俺は…
219 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/24(日) 18:25:09 ID:rW8248nB
とりあえず今回はここまでで。
連投ウザくてすいません汗
ではまた後日
ヽ(゜▽、゜)ノ
220 :
八子タン:2005/04/24(日) 21:10:41 ID:tyjOEco6
>また後日
えぇ━━━━!!放置プレイですかタコ焼き神!
タコ焼き神って?
ギャー!!たこ焼き神光臨!
続きっ!続きっ!(´Д`)ノシ
>221
ヤコタソがはふはふ食ってたたこ焼きが
「若菜」っつー店のやつだった
続きキタ――――――――(゚∀゚)―――――――!!!!!!!
たこ焼き神様、遠慮しないでどんどん
たこ焼き投下してくれ!!
大口開けてまって松。
たこ焼き神GJ!!!!!!
225 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:40:43 ID:93ZTsQ8W
ども
たこ焼き魔神の若菜ですw
>>213-218の続きが焼きあがったので投下します
…が今回俺の妄想が爆発しすぎて
後半文章が素になって軽いですorz
外はべちゃっ
中はグダグダなたこ焼きを食いたい人だけ
ドゾー↓
226 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:44:01 ID:93ZTsQ8W
え…?
今私の目の前にいるのは
私に覆い被さっているのは
ネウロではなく
笹塚さんで
何…これ…夢?
「弥子ちゃん…俺…俺は…」
「ん…っ…んん…」
朦朧とした意識を揺さぶるように
笹塚さんの唇が私の口腔を犯す
…あれ…
なんだかこんな事
前にあったような…気のせい…だよね?
「…ッ!」
甘い痛み
ネウロが私に刻んだ印
紅い痕
その上から同じように刻まれる烙印
「どうして…?
笹塚さ…ん」
恐怖と不安
困惑と混乱
私の目からは涙がこぼれていた
227 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:45:32 ID:93ZTsQ8W
「弥子ちゃん…」
笹塚さんが私の涙に気付き
それを優しく舌で絡めとる
「…ん…」
「弥子ちゃん…俺…俺は…君を
愛…して…る…」
え…笹塚さんが…私…を…?
笹塚さんの言葉が
聞き間違いではないのかと
確かめようと口を開こうとした時…
「随時と勝手な真似をしてくれたものだな…笹塚刑事?」
声に振り返る笹塚さん
何時の間にか
ネウロが口の端に不敵な笑みをたたえ
足を組み机に座っていた
228 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:47:20 ID:93ZTsQ8W
「ネウ…ロ」
「あんた…俺に気づいてたんだな…」
えっ…?
「当たり前だろう
人間が我が輩を追跡する事など不可能だ
…しかしだ、貴様に同じ台詞を二度も言う事になるとは思わなかったがな」
机を下り
ネウロが近づいて来る
話が掴めない…
私だけ…蚊帳の外?
「二度?あんた何を言って…」
笹塚さんの口の前に手をあて
ネウロが口の端で笑う
「貴様にわざわざ説明する義務は無い…それよりだ
パズルの欠片とやらは見つかったのか?」
「!!
何故それを知って…確かに…この充実した今の気持ちは…どうしたんだ俺は…」
話は全く掴めない…けど
ネウロの目が楽しそうに輝いている
あれは…何かろくでもない事を考えてる時の目だ…
私は無意識のうちに自分の体をかろうじて隠している布団を強く握りしめていた
229 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:49:28 ID:93ZTsQ8W
「人間とは…
不思議な生き物だな
我が輩が喰っても尚また生み出す力を持っているとは…
これが『愛』というものか?」
暫くの沈黙の後
「…クックックッ…アーッハハハ!!」
笹塚さんが笑っている
狂ったように
いや…むしろ…
笑い転げてるんですけど?
「貴様…何が可笑しい?」
「いや…失敬…つい…テンションが上がってしまった…クッ…」
「だから…何がそんなに可笑しいのだ?」
ネウロが苛ついてる指が微妙にノコギリのように変形している
「弥子ちゃんを愛してるあんたが「愛」をわからない…だって?そりゃ可笑しくて笑っちまうさ」
「我が輩が…愛だと…?」
リアルタイムキター!
231 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:52:09 ID:93ZTsQ8W
ネウロは腕組みをして
しばらく何かを考えているようだ
笹塚さんはネウロを怒らせてしまったのだろうか…
生きて帰れないかも知れない
「ム…我が輩が愛…か…
笹塚刑事…貴様なかなか面白いな」
…ん?
「そうか…?」
いや、笹塚さん照れる所間違ってるからっっ!
「確かに我が輩は人間の感情とやらは理解出来ないが「愛」とやらだけは詳しく解析してみたいと思った
…そこでだ」
あぁもうあの顔は絶対何か企んでる
笹塚さんにーげーてー
「我が輩と共に弥子を「愛」してみるか?」
……は?
逃げるのは私か!?
232 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:54:44 ID:93ZTsQ8W
「では笹塚刑事…先程の続きを始めるとするか…?」
そう、続き…
はぁぁぁああっ!?
「そうだな」
いや笹塚さんも
そんなあっさりっっ!
ていうかそんな話に乗っちゃダメだってばっっ!!
一人パニクる私
素早くネウロが座ってる私の後ろに回り背中から抱き締めてくる
その手はゆっくり私の胸を弄りはじめる
「あ…っ」
馴らされた体は無意識に甘い声が零れる
その声に反応するかのように
笹塚さんが私の体を覆っていた布団を取り
露わになった裸体の上を笹塚さんの視線が這い回る
「や…見ないで…」
恥ずかしい
目で犯されているような感覚に襲われる
「笹塚刑事…弥子は見ているだけでは物足りないらしいぞ?」
「違うし!」
「そうだよな…ごめんな弥子ちゃん」
だから違うってば!…笹塚さんてこんなキャラだったっけ…?
ジュプ…
「ひゃうっっ!」
笹塚さんの指がゆっくり私の中に入ってくる
233 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:56:23 ID:93ZTsQ8W
「すごいね…弥子ちゃん…
もうこんなに…」
既に潤ったソコを笹塚さんの指がかき回す
「やぁっ…あん…」
「我が輩が調教した体だからな…弥子…舌を出せ」
言われるがまま舌を出すと
そのままネウロの舌が絡み吸われる
「…ん…ン…!!」
笹塚さんの指が増やされ動きが激しくなる
ネウロに馴らされた体は
あっさりソレを受け入れた
声を出したくても唇はネウロに塞がれ
それがよけい強い刺激を導く
ネウロと違う触り方ネウロと違う指
ネウロと違う感覚
違和感と新鮮な刺激
気がつくと頭が真っ白になって
私は既に達していた
234 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:57:38 ID:93ZTsQ8W
ぐったりと力の抜けた私の耳元でネウロが囁く
「まだまだこれからだぞ?弥子よ」
悔しいけど…身体の奥が疼いてるのがわかる
熱い…
「弥子…我が輩に奉仕する姿を笹塚刑事に見せてやるのだ」
「…ぃや…恥ずかしい…よ…」
「弥子…?」
私を見るネウロの目は拒否する事を許さない
元々私に…拒否権なんて無いのだけど
235 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 22:59:38 ID:93ZTsQ8W
体勢を変え
ベットに座るネウロのズボンのファスナーを下ろし
もう既に熱をおびている彼自身を口にくわえる
舌先を使い上下に舌を這わす
「…クッ…上手くなったものだな…」
私の頭を撫でながら笹塚さんを見るネウロ
「アンタの調教の賜物ってヤツか…
見せつけてくれるよ…
弥子ちゃん
俺も…いいかな」
笹塚さんの手が
四つん這いになっている私の腰を掴む
「いやだ…って言われても
限界なんだけどさ…」
後ろから笹塚さんがゆっくりと入ってくる
「あぁ…んっ」
身体に直接感じる熱
あれ…でも…
前にもこんな…事…?
「弥子…こっちが疎かになっているぞ」ネウロに頭を押さえつけられ
喉の奥に熱い楔を打ち込まれる
クエエエエエー!
いきなりクェーとかいうから吹き出したw
238 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 23:04:13 ID:93ZTsQ8W
薄暗い部屋に響く
淫猥な音
笹塚さんの腰の動きは激しさを増し
私を快楽へと導く
そして熱に浮かされたかのように
私はネウロを貪る
「はぁ…っっ…」
内部がぴくぴくっと痙攣し
笹塚さんを一層強く締め付けて
私は一人で逝ってしまった
「弥子…ちゃん…っ俺も…」
逝ったばかりの中を更に強くかき回され意識が飛びそうになるのを
ネウロに引き戻され私の中に笹塚さんの熱が放出される
そして私の口の中にネウロの欲望が吐き出された
「ん…っ…」
「弥子…わかっているな?」
思考が停止しそうな感覚のまま
コクンと小さく頷くと
ネウロが放ったモノを全て飲み干した
「良く出来たな…」私の頭を撫でながら満面の偽善者スマイルで
「良い子にはご褒美をあげないと…ですよね?笹塚刑事?」
「…だな」
二人の笑顔が
悪魔に見えた…
239 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 23:07:03 ID:93ZTsQ8W
かごめ
かごめ
かごのなかのとりはいついつでやる
薄暗い天井
此処に在るのは
私と
ネウロと
笹塚さんの
歪んだ愛
狂った愛
駕籠の中の鳥はね…もう出られない
かごめかごめ
後ろの正面は誰ですか?
…捕まえた
…ってか捕まった?
終
240 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/25(月) 23:15:56 ID:93ZTsQ8W
…ちょっとよろしいでしょうか?
お 前 等 潜 伏し す ぎ w w
クエェェ…には俺も吹き出しましたw
,. ---/⌒\ __
ゝ--ι、 \ _,.//'' ー─ 、
\ \ .//,. '′ 、{ ,ノ
.//\ ` -、,、 ,,,,,,,///,,, _,,.-// `-,ゝ ̄ ̄
\ `'" ̄ ̄ ̄ ̄`ー' ,_, -/'' ̄/
///、 / ,,. '′
ヽ /''~
/ イ
ノ ノ
,. '′ l クエェェェェェ!
/ i
/ !
ι-―'' ̄ ̄ `.,ー-- 、 /
/ / .`!′
/ , _,. '⌒ヽ、 ,!
/ -' / ゝ !
i' - ヘ,ノ i′ ノ
| l, 」 /
.| / /至、/
| l (;;;;;;;;;i
| ,イ `i;;;;;;l
i 'i キ;;y
l .}
たこ焼き神乙〜〜〜〜〜〜〜!!!!
三者三様よかったよ!!!
つか、30分に一回はリロしてるよw
(*´Д`)=з
だめだよちゃんと
たこ焼き魔神若菜タン
って呼ばなきゃw
ネウロは魔人
若菜タンは魔神w
神だからね。
お疲れGJ
なんだか外も中もしっとりしてました
素敵ですWww
゚:*・:。 (゚▽゚*)やんややんや
誰のために潜伏してたとw
たこ焼き魔神GJ!!
そしてクエエエエエーーー!!!!!だw
247 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/26(火) 19:44:23 ID:cYMgyNtk
|´∀`)ノィョゥ
俺そろそろ他の職人さんのたこ焼き喰いたいよ
(´-ω-`)ハラヘッタ
タコ焼き的保守
たこ焼きの屋台に並んで待ち続ける1人。
私も何か書いてみようかと思うけどみんなはどんなのが読んでみたいですか?
ドーピングコンソメに犯されるヤコを冗談抜きに見たい
252 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/26(火) 23:16:57 ID:cYMgyNtk
>>250 すっげぇ両思いなネウ弥子とか。
でも書きやすいジャンルとかもあるだろうから
自分が書きたい物を書くのが一番かもな
楽しみにしてるよ
|´∀`)ノ
ヤコへの感情が理解できなくて、
でもやることはやってるネウロとか・・・・
(´Д`)デーヘヘー
思いっきりギャグテイストで
「魔術少女ヤコちゃん、使い魔ネウロ(肩乗りサイズ)と一緒に難問奇問を(力づくで)解決しちゃうゾ☆!」
とか。
スマン…
鬼畜はダメですか?
ネウロが全然自覚ない両想いとかの鬼畜は(´∀`*)
好きな自覚は無いけどやることはやってるネウヤコ見たい……ハァハァ
(*´Д`)=з
我が輩が誰かさんのたこ焼きに夢中な件について。
誰かは…言うまでもなし。
ヤコ攻め(?)みたいなのもいいなあ。
恋心に気づきゃしねーネウロに対してなんかのアプローチ
↓
理解できないヤコの感情に戸惑うネウロ
みたいなー。
あーもーエロなしでも見たい。
262 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 03:00:04 ID:YMt3zZbQ
>>たこ焼き魔神若菜タン
これはあの話の続きか・・・!
もうすんませんなぐらい早く続きが読みたいケレ・・!
ネウヤコは結構なんでもこい・・!
263 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 12:53:05 ID:4w8KVCpL
|´∀`)ノィョゥ
>>262 俺が今までここに投下したたこ焼きは一応全部続きものなのさ
しかしこれから投下するたこ焼きは暇潰しに焼いてしまったギャグエロだから
皆も暇潰しに喰ってくれ
多分腹壊す悪寒
(´-ω-`)オレキラワレルカナ
264 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 12:55:23 ID:4w8KVCpL
むかしむかしあるところに
弥子ずきんちゃんという
とてもとてもずきんの似合う
可愛い女の子がいました
「弥子ずきんちゃん森の奥に住むおばあちゃんの家に
この白い粉を届けて来て欲しいの」
遙ママにおつかいを頼まれた弥子ずきんちゃん
「ママ、これなあに?」
「小麦粉よ(はぁと)」
なんだか『謎』がいっぱいのおつかいになりそうな予感です
265 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:00:01 ID:4w8KVCpL
弥子ずきんちゃんが白い粉を持って歩いていると
木の影から弥子ずきんちゃんを見ている怪しい人影
狼デカ竹田敬太郎
ー弥子ずきんちゃん…あの輝く笑顔を…私の愛する表情に「加工」したいよ…ー
なんだか一人でハァハァしています
危ない人です
「弥子ずきんちゃんこんにちは」
「竹田刑事さんこんにちは!」
「これからどこへ行くんだい?」
「森の奥に住むおばあちゃんに白い粉を届けにいくの」
「そうかいそうかい。でもこの道より向こうの道から行けば『若菜』のたこ焼き屋さんがあるよ」
「本当!?」
弥子ずきんちゃんの目がキラキラ輝いています
「ああ本当さ。おばあちゃんに買っていってあげたら喜ぶんじゃないかい?」
「うん!ありがとう竹田刑事さん」
弥子ずきんちゃんと別れた狼デカ竹田敬太郎は
ハァハァしながら
おばあちゃんの家に先回りしました
266 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:02:30 ID:4w8KVCpL
そのころ森の奥の家に住む
正影おばあちゃんは
台所に立っていました
「もうすぐだ…もうすぐで究極の料理が完成する…後は弥子ずきんちゃんが白い粉さえ持ってくれば…」
独り言を呟きながらスープをかき混ぜています
そんな時…
トントン
ドアを叩く音がします
「弥子ずきんちゃんかい?鍵はあいているからお入り」
しかしドアを開けて入って来たのは
狼デカ竹田敬太郎でした
267 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:04:49 ID:4w8KVCpL
「あなたは…?」
「私は狼デカ竹田敬太郎
弥子ずきんちゃんの笑顔を「加工」するために貴方には死んでもらいます」
片手にナイフを七本持ち狼デカ竹田が入ってきました
「…刑事さん…ですか」
あれ?
正影おばあちゃん話を中途半端にしか
聞いてないみたいです
「…もういい」
「え?」
「今刑事さんに捕まる訳にはいかない…薬剤が一つ足りないが…俺には確実に
おまえら全員から逃げる自信がある!」
「おまえらって…私一人だけなんだが…」
その前に一人称が俺になっちゃってます正影おばあちゃん
268 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:07:21 ID:4w8KVCpL
チュウッ…
おばあちゃん注射器にスープを入れてます
これは…
「数え切れない食材・薬物を…(省略)これが…長年にわたる研究の結果たどりついた…俺の究極の料理」
ギュウウウ
微妙な効果音と共に正影おばあちゃん
血管からスープ注入てます
「ドーピングコンソメスープだ…」
おばあちゃん上着が破れ
上半身だけ某ト〇ロ弟(トトロに非ず)のようなムキムキマッチョに
クシカッ
という音と共に
スープ鍋が潰されました
すごい怪力です
269 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:08:43 ID:4w8KVCpL
「…さぁ諸君
俺が逃げるのを止められるかな…?」
「いや…だからここには私しか…」
狼デカ竹田の発言には全く耳をかさない正影おばあちゃんは
ものすごい勢いで開けっ放しだったドアから出て行きました
一人残された狼デカ竹田
「なんだったんだ…」
忘れる事にしたようです
気を取り直して
狼デカ竹田はおばあちゃんに変装して
ベットに潜り込みました
しばらくすると
トントン
ドアをノックする音
「鍵はあいているからお入り」
作り声が気持ち悪いです
270 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:11:41 ID:4w8KVCpL
ガチャ
ドアがあいて
足音がベットに近づいてきます
「おばあちゃんの耳はどうしてそんな大きいの?」
「それはね弥子ずきんちゃんの声をよく聞く為だよ」
「おばあちゃんの手はどうしてそんなにたくましいの?」
「それはね何かあった時にナイフを沢山持てるようにだよ」
「おばあちゃんの目はどうしてそんなに瞳孔が開いているの?」
「それはね…お前の恐怖に「加工」された顔をよく見る為だ!!」
ベットから飛び出した
狼デカ竹田
そこにいたのは弥子ずきんちゃんではなく…
「オオオ…オウムの化け物ーっ!!」
狼魔人脳噛ネウロでした
「あぁ…『謎』の匂いにつられてつい元の姿に戻ってしまったか」
表情を「加工」されたのはどうやら狼デカ竹田のようです
「化け物…死ねぇぇええっ!!」
狼デカ竹田が片手にナイフを七本
一本落としながら迫ってきます
「面倒臭い」
その一言で
ネウロは狼デカ竹田の脳をいじり廃人にしてしまいました
「喰わないでくれぇぇぇ…」
逃げ出す狼デカ竹田
271 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:14:34 ID:4w8KVCpL
しばらくして
「こんにちはーおばあちゃん『若菜』のたこ焼き買って来たよー」
弥子ずきんちゃんがやってきました
家の中には誰もいません
「おばあちゃん…お出かけ中かな。
…たこ焼きつまみ食いしちゃおっと
外はサクサク
中はトロ〜リ
あつあつが一番美味しいんだよね」
弥子ずきんが「若菜」のたこ焼きを食べようとした瞬間…
272 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:15:40 ID:4w8KVCpL
「ほう…そんなに美味いのか」
「そりゃもう…ってえっ!?」
弥子ずきんちゃんが声に振り返ると
狼ネウロが立っていました
「ネウロ…どうしてここに?」
「弥子ずきん…我が輩は今非常に空腹なのだ」
「また『謎』を探しに行くの?」
「いや…貴様を喰う」
「へっ!?」
来ました
やっぱりなという展開
無理矢理な展開から作者の苦悩がうかがえます
273 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:17:10 ID:4w8KVCpL
狼ネウロにベットに押し倒された弥子ずきんちゃん
「やだ…ネウロ…離してよっ」
「少し黙っていろ」
唇を唇で塞ぎ
少しずつ角度を変え口づけを繰り返す狼ネウロ
「ん…っ」
狼ネウロの舌がまるで別の生き物のように
弥子ずきんちゃんの舌に絡み付く
しかしそんな時でも弥子ずきんちゃんの視線の先には…
それに気付いた狼ネウロ
「…弥子ずきんよ…そんなにたこ焼きが好きか」
コクコクと一生懸命首を縦にふる弥子ずきんちゃん
「そうか…ならば思う存分味わうがいい」
狼ネウロがそう言うと
たこ焼きが変形し
箱を突き破り大量のタコの足がグロテスクに蠢いている
ピチャ…ピチャ…と音をたてながら
ゆっくりベットの方へ這い
近づいて来る
274 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:22:18 ID:4w8KVCpL
「ちょちょちょっとネウロ!」
「食べたいとあんなにも切望していたではないか…我が輩に感謝するがいい」
再び弥子ずきんちゃんは狼ネウロに組み敷かれる
狼ネウロの長い舌が首筋から鎖骨の辺りをなぞる
「あん…っ」
思わず漏れる甘い声
ピチャ…
気がつくとタコの足がベットの上まで這い上がって来ていて
「いやぁぁぁっ!!」
ねっとりとした触手が弥子ずきんちゃんの胸にまとわりつく
「い…や…ネウロ…これ…何とかして…あ…ん」
触手と吸盤が弥子ずきんちゃんの桜色の突起に吸い付く
「ひぁっっ」
「嫌がっている割には…随分と濡れているのだな」
狼ネウロの指が
下着の中に侵入して来る
クチュ…グチュ
卑猥な音に反応したのか
触手が下へと移動していく
275 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:24:09 ID:4w8KVCpL
「いやぁ…ん…ネウ…ロ」
触手が徐々に下の突起物を探し当て吸い付く
「ひあぁっ!!」
弥子ずきんちゃんの身体が跳ねる
敏感な突起物は触手に
内部は狼ネウロの指に犯され
チュ…クチュ…
淫らな水音が響く
ビクッと身体を震わせた弥子ずきんちゃんの秘部から
サラサラした飛沫が上がった
「弥子ずきんの身体も鯨のように潮を吹くのだな…ますます興味深い…」
狼ネウロが舌なめずりをしています
276 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:27:49 ID:4w8KVCpL
潮を吹き頂点に達したばかりのソコに
狼ネウロの舌が侵入する
「ひゃうっっ!や…もう…だめぇぇっ!」
舌と指と触手によって
弥子ずきんちゃんは何度も何度も頂点に達した
「ハァ…ア…」
潤んだ目と高揚してピンク色にそまる頬が狼ネウロの欲望を煽る
既に堅さを増した彼自身を
弥子ずきんちゃんの内部に激しく突き立てた
「あっ…ひあ…っ」
今までとは比べものにならない快楽に
思わず狼ネウロにしがみつく
「ネウ…ロ」
「弥子…」
見つめあい唇を重ねる二人
腰の動きが激しくなり
「クッ…」
「ああっ…」
熱い熱を体内吐き出し二人同時に果てたベットの片隅で
行き場を無くしたタコ焼きが寂しそうに膝を抱えていた
277 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:28:33 ID:4w8KVCpL
「…ネウロのばか…私お嫁に行けないじゃないっっ!」
「何故嫁に行く必要性がある?
ずっと我が輩のそばにいればいい」
「え…?」
「我が輩の奴隷人形として」
「もうっっ!」
ベットでイチャイチャする二人
ハイハイ勝手にやってて下さい
278 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:30:35 ID:4w8KVCpL
コンコン
誰かがノックしています
ドアを開けると
微妙に顔を赤くした笹塚猟師が立っていました
…いつから居たんでしょう
「どうしたんですか?笹塚さん」
「あーコレ君のトコのおばあちゃんだよな?」
随分やせ細っていますが確かに正影おばあちゃんです
「おばあちゃん!…どうしたんですか?」
「俺が歩いてたらいきなりマッチョになったおばあちゃんが「ゴシカァン」とか訳のわからない事言いながら襲いかかって来たんだが…」
「撃ったのか?」
狼ネウロが聞く
「あやうく撃つ所だったが…なんか「食の千年帝国を…」とか言いながら勝手にしぼんだ」
279 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:32:07 ID:4w8KVCpL
「フム…弥子ずきんよ、貴様が持って来たその白い粉を貸してみろ」
「これ…小麦粉だよ?」
狼ネウロがイビルジャベリンで粉を解析すると…
「いや…これは小麦粉等では無い…膨らし粉だ」
そ ん な オ チ かよ
「と…とりあえずおばあちゃんをベットに」
「あ…あぁ」
280 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:33:42 ID:4w8KVCpL
「おばあちゃん…」
三人が見守る中
正影おばあちゃんが目を覚ましました
「フゥ〜フゥ…」
何かを呟いています
「クワッ」
小声で狼ネウロが呟きました
おばあちゃんは満足そうにまた眠りにつきました
「まぁ…大丈夫そうだな」
「そう…ですね」
三人が帰った後
膝を抱えていたたこ焼きが動きだし
正影おばあちゃん悲鳴が夜の森にコダマしたそうです
めでたしめでたし
めでたくない
強制的に終わる
リアルタイムで見れたー!!乙!!!
すげえ笑った。猟師まで出てくるのかよ!
あんた最高ーーーーーーイィィィィィイイイィィィヤッホオオォォォォォオオウウゥゥゥゥゥ!!!
配役が超サイコーでした!
283 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 13:39:14 ID:4w8KVCpL
皆スマン…
勢いで焼いてしまったから黒焦げだ
誰か美味いたこ焼き喰わせてくれ
(´-ω-`)キラワナイデネ
今回のたこ焼きもウマウマでした!
シロタ最高!ネウヤコたまんねー!
285 :
此華咲椰姫 ◆tHwkIlYXTE :2005/04/28(木) 15:05:06 ID:CGdtzcgd
(*´Д`)=з
たこ焼き魔神タン…
藁藁藁藁藁藁
藁 藁
藁
藁
藁
藁藁藁藁藁
藁 藁
藁 藁
藁藁藁藁藁
藁藁藁藁藁
藁
藁
藁 藁
藁 藁
(´∀`)~
ワロタヨ( ´∀`)クシカアン
こんな笑えるHは大好きだ!
グッジョブ!
ウママママ―――――(゚∀゚)―――――――!!!!!!
エロなおかつギャグが蝶サイコ―――!!!
ありがとう若菜タソ
漏れは若菜タソのたこ焼きで
食いつないで生きていくよ…!!!(*´∀`*)ネウヤコモエー
タコ焼き神はもしかして女の子ですか?
290 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 22:59:07 ID:4w8KVCpL
>>289 |´∀`)ノィョゥ
俺はたこ焼き魔神だと何度言えば…
orz www
我が輩には明確な性別など無い…
と急にネウロ口調になってみるテストw
んー
|´∀`)ノただのキモオタです
291 :
此華咲椰姫 ◆tHwkIlYXTE :2005/04/28(木) 23:35:37 ID:CGdtzcgd
(*´Д`)=з
そろそろおねむです
たこ焼き魔神若菜タンそして皆様方
おやすみなさい
(*´∀`*)~
292 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/04/28(木) 23:42:09 ID:4w8KVCpL
姫様おやすみー
|´∀`)ノイイユメミロヨ
293 :
goshika-nn:2005/04/29(金) 03:18:28 ID:8N4AG5JV
うっほぃ!サンxおいしいたこ焼き!
行き場のないたこに思わず 胸キュン してしまタ・・
誰もたこ焼き魔人若菜タンを嫌わないさ〜
というか誰かもっと色々投下テロ ただもへたいからす
もれもさすがに弥子たんが待っているベッドにイくよ
・・・・・いいユメみてぇ
294 :
赤い事務所1:2005/05/01(日) 05:25:08 ID:5o6iHjQm
社会のゴミをたたき出して、ゴミの出したゴミを片付けると
やっと事務所はきれいになった。すでに日は沈み部屋を夕焼けが赤く染めている。
ぽつんと窓辺に置かれた大きな机に腰掛けると
桂木弥子は窓からぼんやりと夕日を眺めていた。
その顔が悲しげに歪むと涙が一筋頬を伝った。
「メロン…食べたかったなあ…。」
そっと涙を袖で拭う。返す返すも思い起こされるのはメロンのことだ。
あれは最高級のメロンだった。あと1週間待てば食べごろだったのに…。
「どうした、弥子?何故そんな悲しそうな顔をしている…。」
295 :
赤い事務所2:2005/05/01(日) 05:26:00 ID:5o6iHjQm
いつのまにか傍らには魔人探偵脳噛ネウロが立っている。
弥子は潤んだ瞳でネウロを見上げた。
二人の姿を窓からの夕日が赤く染め上げていた。
「ネウロ…あんたのせいで…メロンが…メロンが…。」
「辛い思いをさせたな…。すまない弥子。」
ネウロの手がゆっくりと弥子の両側に回りそのままぎゅっと抱きしめた。
二人はその姿勢のまましばらくじっとしていた。
「弥子、これは我輩からのわびの印だ。」
弥子はいつのまにか首に何かがかけられているのに気がついた。
ふと下を見ると首に銀を細工した美しい首輪がかけられていた。
296 :
赤い事務所3:2005/05/01(日) 05:27:21 ID:5o6iHjQm
「それは我輩のドレイのあか…ドレイへの気持ちだ。遠慮無く受け取れ。」
「…ネウロ、言い直すところ…間違ってるよ。」
弥子は微笑みながら答えるとそっと手を首にやった。そのまま首輪を外そうとする。突然首輪の細工が唸り声を上げ、弥子の指に噛み付いた。弥子は痛みに顔をしかめた。
「イタ…ネウロ…!ちょっとこれ…。」
「弥子…、おまえは食べることにしか興味の無いブタのような人間だ。
これからは我輩が飼ってやろう。ブタはもう何も考えなくて良い…。」
「ちょっと…、勝手なことを…。」
おしのけようとする弥子の手を掴むとそのままネウロは唇を重ねた。
柔らかい舌がお互いの口腔を行き来する。しばらくしてようやく唇を離す。
「ちょ…ネウロ…いい加減に…」
「おかしいな。ブタの鳴き声はブゥでは無いのか?」
297 :
赤い事務所4:2005/05/01(日) 05:28:15 ID:5o6iHjQm
再びネウロが唇を重ねる。唾液を口の中に流し込まれ、弥子はむせ返った。
再び唇を離すと糸を引いた唾液が夕日に照らされ赤く光った。
荒い息の弥子が屈辱に顔を歪めながらネウロの求めに応じた。
「…ブゥ、ブゥブゥ…」
「良くできたな弥子。良い子だ。」
そのままゆっくりとネウロは弥子の制服のボタンを外していく。
あまり脂肪のついていない痩せた胸が呼吸に合わせて上下している。
ネウロの視線に晒されいるのを感じ弥子は頬を赤く染めた。
「やだ…ちょっと恥ずかしいよ。」
「何故だ?ここには貴様と我輩の他に誰もいない。
例え声が漏れたとしてもこうしてしまえば…。」
ネウロの右腕が上がると空中に魔方陣のようなものが現れた。
298 :
赤い事務所5:2005/05/01(日) 05:30:01 ID:5o6iHjQm
人の認識を極端に下げるネウロの能力「イビル・ブラインド」だ。
これで何が起きても誰も二人に気がつかない。
ネウロの手が弥子の胸の薄い脂肪を直にこねる。
優しく丁寧な愛撫に思わず弥子の口から甘い声が漏れた。
「あ…ネウロ…ねえ…お願い…やめて…。」
「黙れ…我輩のものを我輩がどう扱おうが自由だ」
木彫りのオウムのような顔の魔人本来の姿に戻りネウロは弥子の胸に舌をはわした。
大きな形容しがたい色をした舌で執拗に乳首をなめつづける。
生暖かいぬるぬるしたものに胸をなぶられ、弥子は歯をかみ締めて刺激に耐えた。
ネウロの手が弥子の太ももに伸びる。ももの内側をさする手がふと止まる。
299 :
赤い事務所6:2005/05/01(日) 05:31:31 ID:5o6iHjQm
弥子の内から溢れたものは幾筋も太ももを伝いネウロの手を濡らした。
「ほう、準備はできているようだな。」
「…これはこれは違うの…。」
ネウロはそのまま弥子をソファーに押し倒すとその上に覆い被さった。
底知れぬ暗い光をたたえた瞳が弥子の瞳をのぞきこむ。
ネウロの手が弥子の下着をゆっくりと下ろしていく。
その時も弥子は魅入られた様にネウロの瞳を見つめていた。
「どうしたの…ネウロ…なんだか怖いよ…。」
「我輩にもわから。ぬ。この謎は解きがいがあるな…だが今は…。」
微笑んだのだろうか。ネウロの表情は影になって良くわからない。
事務所の窓から見ると赤く大きな夕日が今にも沈もうとしていた。
赤く照らされたソファーの上で一つの影が組み敷いたもう一つをゆっくりと貫いた
300 :
赤い事務所7:2005/05/01(日) 05:32:43 ID:5o6iHjQm
弥子の腿ががネウロの背中に回される。細い足がネウロの体に絡みついた。
「お前は我輩のものだ…。我輩だけのものだ…。」
「…ネウロ…?」
何かに駆られるようなネウロの行為を弥子は問いかけようとした。
しかしそれはできなかった。ネウロの腰の動きが激しくなったからだ。
「くう…ネウロ…もっと…優しく…。」
「黙れ…貴様は我輩のものだ…。」
快楽が弥子の思考を阻み、ふと沸いた疑問はすぐに消え去った。
そのままネウロの動きがもたらす快楽に翻弄されつづけた。
どのくらいの時間がたったのだろうか、ネウロの言葉で現実に引き戻された。
301 :
赤い事務所8:2005/05/01(日) 05:33:35 ID:5o6iHjQm
「知っているか?ブタは妊娠すると乳房が張るそうだ。」
「な…何を考えて…。」
「このまま中に出してやろう。腹と乳の張ったホンモノの豚にしてやる。」
「ちょっと…!それは…中は…ダメ!」
弥子の細い腕が必死にネウロを押しのけようとする。
しかしそれは魔人の腰の動きを激しくしただけだった。
弥子は自分の中に何かが注がれるのを感じた。
そのままソファーの上で荒い息をついたまま横になっている。
ネウロは身を起こしゆっくりと弥子から離れた。
魔人の愛、このもっとも対称的な組み合わせのものが、
もしあるとしたらこんな形なのかもしれない。
身繕いもできないままソファーの上でぼんやりと弥子は思った。
書いてはみたが、たこ焼きの人のようにはいかないな。
すまぬな、お前ら。
(*´Д`)=з
>>302 そんなことないっすよWw
これからもがんがってくださいまし☆
次のも期待してますが何か?
…この先ヤコたんが反抗的態度をとるたびに首輪が…
(*´Д`)ノハァハァ~~
GJ!!
「ブゥブゥブゥ」にやられたw
次回も期待してまつ
305 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/01(日) 11:18:33 ID:n4RG52HG
|´∀`)ノGJ!!
いや俺のなんかより全然良かったです!
ネウロと弥子の口調とか原作に近くて
かなりハァハァしてましたが何か?
また読みたいです!
首輪萌え…
…(*´д`)ハアハァ…
>>294-301 意地悪くも優しくてGJ----!
隠れていた職人さんがたこ焼き魔神タンの誘惑に抗えず
じわじわと現れてきた(喜
キタ━━(゚∀゚)━━!!!! GJ!!!
↑なにコイツ氏ねよ。
神でもないのに何で名前名乗ってんだ?キモ
310 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 12:00:17 ID:kkhTAC87
|´∀`)ノィョゥ
>>309タン
まぁまぁそう言いなさんな
俺が姫と連絡取りたがってたからダヨ
私信に使ってスマソw
私心許すから新作書いて
今日は携帯からの2ちゃんはピンク板以外全滅だな
いつもみてる地震板がつながらないから
マジで東京に地震きたかと思った
兄者が良いのなら何の問題も無いな。
禿同。
315 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 22:50:15 ID:kkhTAC87
|´∀`)ノィョゥ
たこ焼きじゃなくて明石焼きになった爆
…なんかここに投下していいか悩んだんだが…
一応笹塚×弥子だ
(´-ω-`)ミンナスマン
316 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 22:51:07 ID:kkhTAC87
もう…ずっとね
何度君を夢の中で
犯しただろう
夢の中では
何でも思い通りになるから
だから俺は君を拉致って…
刑事失格な行為だとわかってるさ
だからせめて夢の中
夢の中だけでも…
317 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 22:52:37 ID:kkhTAC87
俺はいつものように彼女の華奢な躰を
自分の躰の下にくみ敷いて
逃げようと少し抗う手を押さえる
決して俺の名が呼ばれる事の無い唇を
貪るように何度も口づけを交わす
透けるように白い肌が眩しくて
決して自分のモノにはならないその肌に紅い痕を無数に散らした
息がかかるだけで桜色に染まる敏感な耳元から首筋へ
そして滑らかな鎖骨へと俺は舌を這わせる
318 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 22:54:16 ID:kkhTAC87
時折零れる甘い喘ぐ声が
俺の中枢を刺激する
荒くなる呼吸にあわせ
桜色の柔らかな胸の膨らみを口に含み
その先端を甘噛みする
ビクンと跳ね上がる躰を抑えつけ
もう片方の膨らみを指先で撫でる
愛らしいその鳴き声をもっと聞きたくて
細い腰のラインをなぞり
下半身へと手を伸ばした時
既にそこは甘い蜜をたたえていた
319 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 22:56:02 ID:kkhTAC87
クチュ…クチュ…
音の無い室内に響きわたる淫猥な音
彼女の内部に這わせた指の動きを強くする度
滴り落ちる禁断の果実
はちきれそうなその実に舌を這わせ
甘い蜜を味わい
舌先を締め付ける熱を
深く熱く絡めとる
視線を感じて顔を上げると
愛しい彼女が
熱に浮かされたような瞳で俺を見ていた
彼女は肩で息をしながら
姿勢を変え
無言のまま俺自身をゆっくり口に含む
舌を這わしながら
時折チラリと上目遣いで俺を見る目が妙に色香を含んでいて
俺の理性の糸は
そこで事切れた
320 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 22:59:19 ID:kkhTAC87
彼女の唇から俺自身を引き抜くと
桜色をしたもう一つの唇を塞ぎ貫いた
粘膜の擦れ合う音が静寂を破る
押し寄せる快感の波
溺れそうになる意識
抗う事を忘れたのか彼女の腕と
細い足が
俺の躰に絡みつく
ほんの一瞬
一瞬だけ
二人の関係を錯覚してしまう
只の一方通行な想いだと解っていても
何度目かの腰の動きの後
俺は募る欲望を
彼女の内部に吐き出した
321 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 23:00:32 ID:kkhTAC87
そして夢の終わり
…のはずだった
「我が輩の奴隷人形に…随分なマネをしてくれたようだな…笹塚刑事」
声に振り返ると
そこにいたのは助手のアイツ…
ネウロで
刃物のような形態に姿を変えた手は
人間のソレではなく
凶器は
俺に向かい真っ直ぐに振りおろされた
「うわぁぁぁあああっっ!!」
322 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 23:03:51 ID:kkhTAC87
「うわぁぁぁああっっ!!」
俺は自分の悲鳴で目を覚ました
気が付いたら汗とも冷や汗とも区別のつかない程に
布団と枕が濡れていた
「…夢か…そうだよな…」
夢にしては鮮明な色彩
悪い夢程記憶に焼き付けられるというのは
どうやら本当らしい
まだ腕に残るぬくもりが…
ぬ…く…も…り…?
視線の先には
布団にくるまり眠る愛おしい人
「弥…子ちゃ…ん?」
夢…?
どこから…どこまでが…
始まるのは陵辱の日々か
それとも…
323 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 23:05:56 ID:kkhTAC87
俺は後ろに気配を感じた
殺気とも思える程の強い気配
振り返った俺の目に映ったのは…
形容し難い凶器を振り下ろす
オウムの…
化け…も…の
BAD END
俺は何処で…
選択肢を間違えてしまったのだろう
324 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/03(火) 23:11:00 ID:kkhTAC87
強 制 終 了
な感じで爆死
家族団欒の合間に書いたのが間違いだったか)ニガワラ
マジ申し訳ない
また…ギャグ書いてもいいかな?
とか聞いてみるテストw
(懲りてないらしいwww)
325 :
goshika-nn:2005/05/03(火) 23:50:58 ID:3Tv4lEqv
どんとこい>若菜たん
いいよ笹塚弥子たん(*´∀`*)
326 :
此華咲椰姫 ◆tHwkIlYXTE :2005/05/04(水) 00:02:59 ID:zIXlaj0M
(*´Д`)=з
たこ焼き魔神若菜タン乙☆
明石焼きを無理矢理丸めてたこ焼き風にして食べますw
↓
た こ が 無 い
orz
だが美味でした
(´∀`)~
ギャグタコまた食べたい…
gjですた!!
さすがたこ焼き魔人w
タコが無いたこ焼きも美味也!
おおう、なんだか「世にも奇妙な物語」チックでいかす。
γヘ、_
~`., フ トh
┌-':^、 _ノフy、
./::::::::::::_ゞ゛-ヘ,ツ、
ノ:::::::::::y':::ヌ~ ̄ \\
/'::::::::::::::/::y'.,,.-=:'''':=、\ヽ
{::::::::::::::人:メ /G,:、J):::ヽ ヾ二ヽ、,_
\:::::::::::::::ヽi'/__,,_ ヾ:::::::::} ゝ_,ノ
.X:::::::::::::::ヽ、 ~メ::::::::ノ
/::\:::::::::::::::: ̄::::;;/
丶y::\:::::::::::::::::フヽ
// : : \:::;;;メ: : :;/
.//:: : : : : ::~: :: ::: /
i':/ :: : :: : : :: :: : ::/
{:.i : : : : : :: : ::: :r'
l.:l: : :: : :. ::: : : {
! l: : ::.: :. :: :: :.ヽ,
l:.i: : :: : : :: :: : :ヾ、
.i l: :: : :. : :.: :: : : :ゝ、
!;;_:_: :: :: :;; ::''::": :: ::ヽ、
/: :: : :~:~: l :: : :: :: :: :: ::へ
./: : :: : : : : ::: :!: : ::: :: :: :: : ::: ::`ヽ
330 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:39:05 ID:UOWBbupd
朝私がいつものように目を覚ますと
そこに見慣れた部屋の風景は無く
広がるのは舗装されていない道
緑の木々
そして道を通り過ぎる人達は
皆着物にちょんまげ
ん…?ちょんまげ?
何?夢?
昨日テレビで時代劇見たからかな
うん、きっと夢だ
夢に違いない
だって私は制服のままだし
331 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:40:19 ID:UOWBbupd
…ん?
口の中に何か入ってきた
「Χ¢*§@∞∴!!うぇっっげふっげふっ」
ちょっと
これネウロの手じゃんっっ!
「起きたか」
「何でいきなり手を突っ込むのよ!!
普通に起こしなさいよっっ!」
「…面倒くさい」
…こいつは…怒
「此処…何処?」
「江戸時代だ」
「そう江戸…
なんですってぇぇぇっ!?」
ネウロと一緒にいるようになってから
多少の事じゃ驚かなくなったけど…
いやいやいや
ここは驚くトコでしょう!!
332 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:42:48 ID:UOWBbupd
「ななな…なんで江戸時代!?」
「ム…昨夜貴様の部屋で魔界の時空移動が誤作動してしまってな…」
「なんで深夜に私の部屋にいたのよっっ!」
「貴様が寝ている間に色々調べた所
江戸時代とやらに来てしまったらしい」
私の質問はシカトかっっ!
「で、どうやって帰るの?」
「我が輩にもわからない」
「わからないって…どーすんのよっっ!!」
「おい、二人共こんなトコで何してんだよ」
私は後ろから誰かに腕を掴まれた
333 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:47:11 ID:UOWBbupd
振り返るとそこには着物姿の
「ご…吾代さん!?」
「吾代!?ハァ?寝ぼけた事言ってるとほっぺに団子食う用の穴開けるぞ?」
人違い!?
なんか性格まで似てるんだけど
「ネウさんも弥子べぇに何とか言って下さいよ。それにしても…二人共なんだ?そのキテレツな装いは」
キテレツって…
まぁ…江戸時代の人からすれば無理も無いけど
「ム…?ネウさんだと?」
だだだ誰が弥子べぇだっっ!!
ネウロと吾代さん…に似てる人が何やら話している
「…という訳だ」
「そうか…イマイチ信じがたいが…」
まぁ…無理はないよね
違う時代の人間が目の前にいるなんて言われても普通信じられないよ
「あいつ…女なのか」
「見ての通り胸も無いし信じがたいとは思うが本当だ」
何の話だっっ!!
334 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:49:43 ID:UOWBbupd
話を聞いてみると
吾代さん…ではなくシノ三郎さん達は
仲間と一緒に世直しの旅をしているらしい
…が今朝突然
私にそっくりなうっかり弥子べぇ(男性らしい…私は凹むべきだろうか…)
と
ネウロにそっくりなネウ之信の二人がいなくなったらしい
(性格まで似ていない事を祈る)
「ム…弥子よ…『謎』の匂いがするぞ」
…始まったよ
でもこのまま此処にいても仕方無いし
私達はシノさんに同行する事にした
335 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:52:11 ID:UOWBbupd
「着いたぜ」
そこはかなり大きい宿屋
「…もう事件は起こった後か」
え…?
私に聞こえるか聞こえないかの声でネウロが呟く
宿に入るとなんだか騒然としていて
女将らしき女性が取り乱している
心なしか美和子さんに似ていた
慌てふためいて足取りの危うい彼女を
一人の男性が支えていた
「衛七、どうした?」
シノさんが声をかけたその男性は…笹塚さん!?
「女将の娘さんの部屋にコレが…」
「あぁ…お客様…遥が…娘の遥がぁっ…」
「女将落ち着け」
衛七と呼ばれた彼が女将の背中をさすっている
女将が持っていた一枚の紙
ー娘はいただいた 盗賊八枚刃ー
「これは…?」
「近頃この界隈を騒がせている盗賊が…私の娘を…」
336 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:55:43 ID:UOWBbupd
昼過ぎになっても起きてこない娘を呼ぶ為に女将が部屋に入ると
娘の姿は無く
代わりにこの紙があったらしい。
「…娘さんの部屋を見せていただいて良いですか?」
ネウロが口を開く
「それはかまいませんが…貴方様方は一体…?」
「俺達はただのお節介な旅人さ
困ってる人を見過ごせない性分でね
…しかしネウさんも弥子べえも何だその奇天烈な装いは」
また奇天烈って言われたし…
「衛七、違うんだ。こいつらは…」
シノさんが衛七さんに
私達の話をしている
「…マジ?」
「あぁ…俺も到底信じられない話だったんだが」
…やっぱり無理もないか…
「あの子…女なのか」
「あぁ…あの胸で」
またその話かい!
突っ込む所そこだけじゃないでしょうがっっ!!
貧乳で悪かったわねっっ!
…orz
337 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:57:09 ID:UOWBbupd
女将さんに案内され私達は娘さんの部屋に入った
部屋の中は微かに
沈丁花の匂いがした
荒らされた形跡は無い整頓された部屋
開けられたままの窓灯されたままの灯り
女将さんが遥さんを呼びに来た時
戸に鍵はかかっていなかったという
「この高さなら…屋根をつたって窓から…って可能性もあるな」
衛七さんが窓の外を覗きながら呟く
「………」
ネウロは何かを考えているようだ
ふと視線を落とすと箪笥の隅に何か落ちている
拾い上げると…
薬入れ…?
娘さんのかな?
「あの…」
女将さんに聞こうとしたが
既に下に降りてしまったようだ
338 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 20:58:08 ID:jBJrVpFl
パキッ
___
/ \
/ ∧ ∧ \
| ・ ・ |
| )●( | ∬∫∬ ∬∫∬ ∬∫∬ ∬∫∬
\ ー ノ _______ _______ _______ _______
\____/ \ゑゑゑゑゑ/ \ゑゑゑゑゑ/ \ゑゑゑゑゑ/ \ゑゑゑゑゑ/
( つ|| ||O \___/ . \___/ \___/ . \___/
と_)_) |___| |___| |___| . |___|
味噌 . 醤油 . 塩 . とんこつ
339 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 20:59:51 ID:UOWBbupd
取りあえず
じっとしていても仕方無いと言うことで
シノさんと衛七さんは手分けして
娘さんと
ネウさんと弥子べえを探す事になった
「お前等はどうするんだ?」
「もう少し此処で調べてみたい事がありますから」
シノさんの問いかけに笑顔で答えるネウロ
この露骨に嬉しそうな顔は何かを企んでる気が…
「そういやお前等…その格好は目立つから着替えとけ。
弥子ちゃんまで拐かされたら笑えないからな」
と衛七さんが
私達の着替えの着物を貸してくれた
340 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 21:02:25 ID:UOWBbupd
俺らが泊まってた部屋使っていいから
と言い残し衛七さんとシノさんは探索に出かけた
私とネウロは部屋に入り着替えを
着替え…
「ちょっとネウロ二部屋あるんだから
あっち行ってよ!」
「何故だ?」
「何故って…着替えるからに決まってるでしょ!」
「イチイチうるさい奴め…カルシウム不足か?
牛乳でも飲め…胸の為にもな」
「早く出てけー!(怒)」
ネウロを隣の部屋に押し込み
私は着替え始めた
着物というよりは浴衣に近い服は
私にピッタリで
…これ弥子べえって人のなんだろうな…男の人と体型まで似てるってどうなのよ凹
ん…?
なんか視線を感じる
振り返ると…
341 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 21:04:19 ID:UOWBbupd
「ちょっと、ネウロ…いつからいたのよっっ!」
私の後ろに着流し姿のネウロが立っていた
…似合う…かも
って私何ドキドキしてんだろ
「貴様がトロトロ着替えているのが悪い…ほぅ?なかなか似合っているぞ」
「え…っ」
後ろからネウロの手が着物の中に入って来る
「ちょ…何する…」
「便利な服だな…脱がせる手間がかからない」
「はぁ?…ん…っ」ネウロの細くて長い指が私の胸を弄る
大きな手は簡単に
私の胸を包んでしまう
「や…ぁっ…こんな事してる…場合じゃ…はぅっ…」
「既に犯人はわかっている…夜まで待てば『謎』は喰える」
後ろから抱きすくめられたまま
耳元で囁かれる
なんか…足…力がはいんないよ
私今…顔真っ赤だ…
342 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 21:07:14 ID:UOWBbupd
体ごと引き寄せられネウロの足と足の間に後ろ向きに座る形になる
密着する体
心臓の音が速くなっていくのが自分でわかるくらい
呼吸が荒くなる
「たまには…このような装いも悪く無いな」
「ひゃう…っ」
耳朶を甘噛みした後の
柔らかい舌が首筋を這う
「あ…んっ…」
朱に染まる肌
手の中で弄ばれる度堅くなる桜色の先端
「弥子よ…いつもより感じているようだが…?」
「そ…んなっ…事…あっ…」
手はいつのまにか下半身へと伸ばされ
下着の上からゆっくりと指が這う
「んっ…」
体の奥が熱くなる
「直接触れてもいないのに…随分濡れているようだな」
ネウロの指が焦らすように
触れるか触れないかの距離で上下する
343 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 21:09:20 ID:UOWBbupd
「ひぁ…ネウ…ロ…」
「…どうした?」
意地悪く笑うネウロ
「言わなければ…よくわからない…」
絶対楽しんでる!
そんな顔してる!!
でも…
「ネ…ウロ…ちゃんと…触って…?」
「我が輩に命令する気か?」
「ううん…お願い…触って…くだ…さい」
「いい子だ」
下着の間から指が数本入り
一気に私の中を掻き回す
グチャ…グチャ
淫猥な音が耳に響く
「弥子…こちらを向け」
名前を呼ばれて顔を向けると
唇で唇を塞がれる
「ん…」
舌を絡め熱くて激しいキス
指の動きは止まる事無く
声を出せないもどかしさが
より刺激を強くする
344 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 21:12:12 ID:UOWBbupd
「ん…っっ!」
激しくなる指の動きと舌の動きに
体が大きく跳ね上がった
ぐったりとした私を見て
ネウロが唇を解放した
瞬間私の体が持ち上げられ
ネウロと向かいあう姿勢になる
「ネウ…ロだめ…すぐはだめぇっっ…」
「貴様に拒否権は無い」
手を離され
既に十分な硬さを持った彼自身の上に
落ちる形になる
「ひぁっっっ!!…んっ…」
一度果て
敏感になった内部はネウロに強く絡みつく
腰を激しく揺さぶられ
私はすぐに逝ってしまった
その後もネウロが果てるまでの間
私は何度も達し
ネウロの腕の中で意識を手放した
345 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/05(木) 21:20:06 ID:UOWBbupd
|´∀`)ノィョゥ
取りあえず前編だけ焼いてみた
相変わらずギャグでスマソ
後半はいつ焼きあがるか不明だが気長に待っててくれ
(´-ω-`)
ナガクナリソウナヨカーン
たこ焼き魔人キターー!!
最初のほうも好きだよ。おもろかった!
後半おまちしてます。
わーお不思議な世界スタートだ!
魔人さま続き期待してます!
それにしてもなぜこんな面白いアイデアが浮かぶのか
尊敬。
348 :
此華咲椰姫 ◆tHwkIlYXTE :2005/05/06(金) 08:51:05 ID:zoDUV9iZ
(*´Д`)=з
藁藁藁藁藁
藁藁 藁
藁藁 藁
藁藁
藁藁
藁藁 藁藁藁
藁藁 藁
藁藁藁藁藁
藁藁藁藁藁藁藁
藁
藁
藁
藁
藁 藁
藁藁
349 :
此華咲椰姫 ◆tHwkIlYXTE :2005/05/06(金) 08:52:40 ID:zoDUV9iZ
(*´Д`)=з
わぁーずれたッ!?
若菜タン乙☆
後半まで正座して待ちますw
続きも気長に待ってますー
GJですっ、面白かったー
351 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/07(土) 13:29:58 ID:rqo9G01O
|´∀`)ノィョゥ
皆感想ありがとう
ただ俺のはマジで当分焼き上がりそうにないから
他の職人さん
ガンガン焼いて喰わせてくれ
餓えるー(´-ω-`)
美女登場!!だな。でもまだいまいち性格がつかめない(´・ω・`)
今後に期待。
美人は美人だけど、ヤコタンのほうが萌え…
357 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:12:55 ID:fGdnG5Nx
|´∀`)ノィョゥ
お久しぶり
>>330ー344
の続きなんだが
前・中・後になった
ここに女性が何人いるかわかんないけど先に謝っておく…
(´-ω-`)エロタブンキモイ
そんな事を踏まえ
中編焼いてみた
358 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:16:20 ID:fGdnG5Nx
「∞§*§*∴@…!!ゲホッ、ゴホッ 」
口にネウロの手を突っ込まれ目を覚ました
なんだなんだデジャブかっっ!?
「ちょ…っ…普通に起こせないの!?」
「……面倒くさい」
いつか殺す…
「もう夜だ
準備は整っている
さぁ…『謎』を喰いに行くぞ」
ネウロに連れられ宿の娘さんの部屋に行く
部屋には既に
衛七さん
シノさん
女将さんの三人が集められていた
「娘さんやネウさん…弥子べえさんは?」
見つからない
という言葉の代わりに首を横に振る三人
ネウロが沈黙を破り口を開いた
「実はですね、此処にいらっしゃる先生はこう見えて『謎解き』の名人なのです。先生の手を煩わせる事では無いので
謎解きは助手の僕が代弁させていただきます」
359 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:17:48 ID:fGdnG5Nx
「謎解き…ってお前草履の紐も結べないような顔してるけど大丈夫なのかよ?」
シノさん…
私のイメージって一体…
衛七さんと女将さんは黙って聞いている
「さぁ先生…犯人をその指で指すのです」
「犯人がこの中にいるってのかよ!?」騒ぐシノさんを
衛七さんが制する
相変わらず私の意思とは関係無く
手が勝手に動く
私は言われるがままアノ言葉を口にする
「犯人は…おまえだ!!」
私の指が指していたのは…
360 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:19:03 ID:fGdnG5Nx
私の指が指していたのは…
女将さん!?
皆の視線が私の指先から女将さんに集中する
そんな…まさか…?
「そんな…ご冗談を…私が何故自分の娘を…」
女将さんは今にも泣きそうな表情をしている
「この部屋…荒らされた形跡は全くありません。
そして僕達が部屋に入った時
窓は開けられたままで
灯りも灯されたままでした…
女将さん…貴女が遥さんを呼びに来た時には
もうこの状態だったんですか?」
「え…えぇ」
「そうですか…
では明かりを灯したまま窓をあけておけばどうなるか…」
361 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:20:25 ID:fGdnG5Nx
微かな羽音が聞こえる
「きゃあっ!!蛾…」
ほんの数分もたたないうちに開け放たれた窓から数匹の虫が入って来た
「夜中に窓を開けていると…こういう事になる訳です…しかし僕達がこの部屋に入った時虫も虫の死骸も皆無でした
よって犯人は窓から侵入した訳では無い」
衛七さんが無言で窓を閉めた
…虫嫌い?笑
「でもそれがどうして私が犯人だという事になるんですか!」
「そもそも…夜中に女性が一人で寝ているのに内鍵もかけないのは不自然です。顔見知りな人物が誘い出した…と考えるのが適切かと」
「状況だけで犯人呼ばわりなんて…いい加減にして下さい。バカバカしい…」
女将さんは怒って部屋から出ようとした
362 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:22:16 ID:fGdnG5Nx
「!!」
突然ネウロの手が私の胸元に入って来たちょっとネウロ…こんな所で…って
私の胸元から取り出されたのは薬袋
この部屋に入った時に拾ったもの
「おや…落とし物ですよ女将さん」
振り返った女将さんは私達を睨みながら薬袋を奪い取った
それを見たネウロはニヤリと笑い
「やはり貴女が犯人ですね」
「!!」
何かを気付いたのか女将さんの顔が強張った
「この小袋は…この部屋に落ちていました。袋の中は…薬と沈丁花の花びら」
「最初この部屋に入った時沈丁花の匂いがしたのはそのせいか…」
衛七さんが続ける
「そうだな…一晩中部屋に落ちてたら匂いも充満する訳だ」
「そうです…逆を言えば…一時間や二時間くらいではさほどの香りはしない…つまり深夜に貴女が娘さんの部屋に入ったと言う事です」
363 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:23:42 ID:fGdnG5Nx
「貴女が匂いに気付いたか気付いていなかったのかはわかりませんが…
外からの侵入に見せかける為直前に窓を開けたのが貴女の犯行を逆に裏付けてしまった」
「だよな…窓が一晩中開けっ放しなら匂いなんざ残らないだろうし」
シノさんも納得したらしく
女将さんを睨みつけている
「あ…」
女将さんはその場に座りこんでしまった
「娘さんは…何処に?」
衛七さんが問いかける
「うっ…うっ…」
女将さんは泣きながら
話はじめた
364 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:25:52 ID:fGdnG5Nx
女将さんの話によれば
女手一つで頑張って来たものの宿の経営がうまくいかない時期もあり
多額の借金をしたのだという
そんな時盗賊八枚刃に若い娘を拐かす手引きを持ちかけられ協力してしまい
最後には自分の娘を差し出さなければ
宿を潰すと脅されたらしい
「だからってあんた…自分の娘を売ったんだぜ?」
シノさんの言葉に女将さんの涙がこぼれる
「…で…盗賊八枚刃ってのは…」
女将は少し口ごもっていたが
やがて意を決したように口を開いた
「…竹田様です」
「なんだって!?」衛七さんとシノさんが綺麗にハモった
365 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:27:32 ID:fGdnG5Nx
「あの…竹田って?」
「竹田敬ノ新と言えば南町奉行じゃねぇか…御上の風上にも置けねぇな」
「あぁ…そりゃ女将が逆らえなかったのも無理は無いな…」
「…ではその竹田とやらの屋敷に乗り込むしか無いですね」
ネウロがものすごく嬉しそうな顔してる…
あれ?そういえば「謎」は…
ポタ…
ん?ポタ?
ーカロリーの高い「謎」の匂いがする…涎が止まらない…竹田とやらの屋敷からだ…ー
ネウロが囁く
って事はこれ涎かよ!!
女将さんの「謎」を喰べたが
あまりに薄すぎて物足りないらしい
「もしかして…弥子べぇとネウさんも捕まってる…とか?
女将何か知らねぇか?」
「いえ…そのお二人の事は何も…」
「そうか…」
何はともあれ私達は竹田奉行の屋敷へ乗り込む事になった
366 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:28:47 ID:fGdnG5Nx
ーその頃の竹田邸ー
地下室に作られた壁一面の牢獄
そして檻の中央には趣味の悪い柄の布団
牢獄には浚われた娘達が一人ずつ入れられ
その中央にある布団の上で毎夜生け贄に選ばれた娘が竹田の陵辱を受ける
他の娘達は耳を塞ぎ檻の中で震えていた
「いやぁぁっっ!」美しい娘の上に馬乗りになり
髪を掴む竹田
「もっとだ…もっと儂好みの顔に「加工」しなくては…」
苦痛に歪む娘の表情を見て
心から嬉しそうな笑顔を浮かべる竹田
乱暴に娘の白い肌に爪をたてる
「いたっっ!」
涙を浮かべる娘の肌にうっすら血が滲む
その朱を見て
竹田は興奮していた
367 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:30:06 ID:fGdnG5Nx
高ぶった気持ちのまま
娘の双丘を鷲掴みにする
愛撫とは言えないような粗雑な手の動き
痛みに喘ぐ娘の顔を見て
更に竹田の欲望は高まる
「もっとだ…もっと加工したい…」
殆ど濡れていない娘の下半身に
竹田の乾いた指が差し込まれる
「ヒィィィッッ!」娘は痛みに泣き叫び身をよじる
指は内部を傷つけるような動きで
激しく突き上げる
娘の顔を嬉しそうに見ていた竹田は指を抜き
自身をあてがい
一気にねじ込んだ
「いやぁぁーっっ!」
地下に娘の叫び声が響きわたる
潤わないソコからは少し血が滲み始めていた
腰を動かしつつ
「まだだ…まだ足りない…」
と娘の首に手をかける
368 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:31:57 ID:fGdnG5Nx
「ひっ…あっ…」
娘の細い首がキリキリと締め上げられる
それに伴い下半身の締め付けも強さを増す
娘は白目をむきはじめた
「これこそ…儂が望んだ顔…」
「ちょっとアンタ!!いい加減にしなさいよ!!」
牢屋の一つから叫ぶ声がした
竹田は絞めていた手を離し
娘を解放すると
声のする方へ歩いた
「儂の楽しみを邪魔した罪は重いぞ…?貴様は…あぁ宿屋の娘か。遙…とか申したな…」
竹田は自分を睨みつける遙を
舐めるように見た
「…美しい…「加工」しがいがありそうだ…」
遙の牢屋の鍵が開けられた…
続く
369 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/13(金) 11:34:39 ID:fGdnG5Nx
とりあえず中編
糸冬 了
上手いの焼けねぇ…
すまん
orz
(´-ω-`)タケダキモイヨキモイヨ
gjですた
今回のも美味しく頂ましたですよ
焼きご苦労様でつ
キモいお上は後編での成敗が楽しみね
ぱくぱく
GJ!後編楽しみに待ってます(`・ω・´)
天狗じゃ!とりあえず天狗の仕業にしとくのじゃ!
今週はヤコが薬でとろんとしてる…
大丈夫なのか?こんなネタ 少年誌で…
とおもたけどエロパロにつかえそうでワロた。
天狗じゃ!天狗の仕業じゃ!
どうか打ち切られませんように…
とりあえず様子を見ながらアンケートを出したり出さなかったりしてる自分
とろけるヤコに一票
378 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 12:26:14 ID:WNYE4wc8
弥子!
379 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 01:29:02 ID:VnDRillB
弥子弥子!
弥子弥子弥子!
弥子弥子弥子弥子!
382 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:31:07 ID:US1Rfp+c
この化物の考えていることは分からない。
早乙女金融の人たちを追い出して、開業の準備をネウロと私はしていた。
といっても実質色々しているのはネウロだ。
私は机や窓、床を拭いたり掃いたりで適当に掃除。たまに食べ物をつまんだり。
あとネウロの知識吸収の手伝いもする。ただあいつの髪の先にある目玉に本をみせてページをめくるだけの、簡単なこと。
ネウロのやることなすことに慣れたせいか、初めてその目玉を見たとき大して驚くことはなかった。
そして今日も目玉のページめくり係をしていた。
ネウロはパソコンで(どこで手に入れたのやら)「桂木弥子魔界探偵事務所」のホームページを作ったり新たな知識や情報を集めて脳味噌に収容しようとしている。
私が持っている本を読んでいるやつ以外の目玉は別の本を読んでいたり(これのはネウロがページをめくっていた)パソコンの画面をみたりコーヒーブレイクをとっていたりと様々なことをしていた。
383 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:32:11 ID:US1Rfp+c
いい加減本を持つのに疲れた時ネウロがタイミングよく「今日はもう終わりだ」と言った。やった。
ネウロは目をこすりながら椅子に深く座りなおした。
魔人でも目は疲れるのかな、疑問に思っていても口には出さない。
私はソファに座り家から持ってきたせんべえの袋を開けて、ぱりっと食べた。
ネウロは何も言ってこなかった。
私は5枚目のせんべえを口に持っていこうとした時、ふとネウロを見た。
あいつは私をじーっとみていた。なんだか気味が悪い。
「な、何・・・?」
せんべえでも食べたくなったのかな。
でもそれは有り得ない。
あいつは食べ物なんて興味ないし、というか謎しか食べない。
するとネウロは急に笑顔になった。何かおもしろい悪戯を思いついた子供のように。
はっきり言って、怖い。
でもネウロの言葉はもっと怖かった。
「服を脱げ、豆腐」
血の気がひいた。
384 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:38:02 ID:US1Rfp+c
若菜タンのを読んでいたら無性に投下したくなた
かとなく続きマフ(´゚c_,゚` )
そしてラストは期待を裏切る
半熟タコスでふ(´゚c_,゚` )
アヤも好きだ(*´Д`)ハァハァ
神キター!
続き待ってます。
386 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/21(土) 08:49:16 ID:lIQe4iCz
|´∀`)ノィョゥ
神よありがとう
スランプな俺に美味いたこ焼きを食わせてくれて
ん…タコス?www
続き待ってるよー
あ、俺もか爆死
orz イツニナルンダオレ
そこが魅力
388 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 13:38:01 ID:WYURy7sH
あう、続きなってまふ
とりあえずGJですた
389 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 15:52:21 ID:US1Rfp+c
ただ唖然とする。
そもそも私とネウロは互いの裸を見せ合う関係じゃない。
しいて言えば女子高生と魔人。それ以上でもそれ以下でもない。
それなのに、いきなり「服を脱げ」?
私はネウロの表情をまじまじと見つめる。
相変わらず怖い笑顔が目につく。
本気なのか、冗談なのか、私はひたすら戸惑う。
「聞こえないのか」
ネウロは椅子から立ち上がった。
私の頭で非常ベルが鳴り響く。
でも動けない。ネウロから目を逸らせられない。
ネウロは私のすぐ傍にたつと、右手を伸ばした。
びくっと身体が反応し、右手から逃げようとする。
でもネウロが掴んだのは制服のリボンだった。すーっと引っ張って、リボンをほどいた。
「服を脱げといったのだ、豆腐」
「な・・・っ!なんでよ!」
ネウロから離れようとした。その前にあいつの左手が止めた。
強い力で肩をおさえられ、少し痛かった。
390 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 15:53:55 ID:US1Rfp+c
「我が輩、あるサイトをみていた時、誤って違うリンクをクリックした。そしたら」
なんとなく、どこにアクセスしたのか分かった気がする。
「裸体の女の写真があるページにたどりついた」
やっぱり。
「なかなか興味深いものだった。人間の女の身体つきはそれぞれ違うのだな。そうそう、あと
男と女がじゃれあっているのもあったぞ、裸体で」
そんなサイトにアクセスなんてして大丈夫かな。
ニュースとかで法外な値段の請求書がきたりするとか聞いたことあるし。
いや、今はこんなことを気にしている場合じゃない気がする。
「つまりだな、貴様の身体つきにも興味が湧いた。だから服を脱いで我が輩に見せろ」
絶対に嫌だ。
「なんであんたの欲求を満たすために私が裸にならなくちゃいけないのよ!」
「何故だ?」
そんなきょとんとした顔しても嫌なものは嫌!
「第一その・・・裸になるのってすごく恥ずかしいんだよ。見せるのも恥ずかしいものなの」
「しかしあの女たちはウェブに写真まで公開したぞ?」
「そういうのが好きな人もいるけど、私は違うの!というか大体の女の人もそうよ!」
「ふむ・・・そうか」
どうやら諦めてくれそう。よかった。
391 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 15:55:11 ID:US1Rfp+c
「しかし弥子、貴様勘違いしているぞ。別に貴様の裸体の写真を取ってウェブに公開しようと
しているのではない。我が輩だけしか見ない。だから安心しろ」
よくなかった。
「そういう問題じゃないの!」
「じゃあどういう問題だ?」
「・・・だから、その、どちらにしても私はいやだからやらないの!」
「貴様、我侭すぎるぞ」
「どっちが!」
これは本格的にやばい。
隙をみて逃げようにもネウロには隙なんて一つもないし依然として左手が邪魔をしている。
私どうなるんだろう。
「ふん、だったら選ばせてやろう」
ネウロは酷く不機嫌な声で言った。
392 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 15:55:56 ID:US1Rfp+c
「貴様が自分で服を脱ぐか、我が輩がその服を破って脱がすか、どちらか選べ」
いやいやいやいやいやいやネウロさん。
「ちょっと、何その選択肢!他にないの!?」
「他にって、なんだ」
「えっと・・・服を脱がないかわりに何か別のことをするかとか、このまま帰っていいとか・
・・」
「後者は却下だが前者なら考えてもいい・・・そうだな、窓から飛び降りるというのはどうだ
」
ここの事務所は4階にある。
3つめの選択は無理。つまり脱ぐしかない。
今、私の顔は真っ青に違いない。
393 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 16:01:08 ID:US1Rfp+c
コメありがとう、ありがとう(゚∀゚≡゚∀゚)
とりあえず、第二話投下(´゚c_,゚` )
あと3回か4回(゚∀゚)
モレ2チャン歴浅くて分からないんだけど、「GJ」ってなんの略?
もしかして「Good Job」?
>>393 そうだよ。
てゆうかめっちゃいい・・・・!
どこまでも自分勝手なネウロとそれに逆らえない弥子がたまらん・・・・・。
というか上手い。こっちまで書きたくなってきた。
396 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 17:20:28 ID:US1Rfp+c
>>394 本能に従おう 期待して待っとります(*´Д`)ハァハァ
現にモレもそうだし (゚∀゚)
>>395-396 よし・・・・・やるか。
だけど皆さん、この時期、学生には中間テストっていうものがあるんだよ。
だから来週、終わったら絶対書きます。
>>396 なら書くんだ!
ちょっと待った
中間テストを受けるくらいの学生さんは
ここには来られないはずだよ な?
399 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 19:18:05 ID:Fy6Hw8O+
>>398 社会人にも中間テストってもんがあるんだよ、きっと(笑
大学にはあったっけ?
高校は何歳でもいけるよね?
と中卒が聞いてみる
タコヤキ神の続きはまだかにゃ?
まさか飽きちゃったの・・・?(´・ω・`)
なんでもいいから続き期待
403 :
397:2005/05/21(土) 20:09:51 ID:3xJavhYK
悪かった。しがない高校生は帰るよ・・・・・
>>403 あらら、残念だけどルールはルール。
大人になったらまた来てね。
405 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 22:23:30 ID:US1Rfp+c
大学は期末しかないよ、モレのところはそうだった
406 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/21(土) 23:05:32 ID:lIQe4iCz
>>403 |´∀`)ノ数年後を楽しみにしてるさ
立派な職人になって帰って来い
>>401 …飽きる訳ないだろ
ただのスランプだ爆
そして今俺休みが無いんだ…orz
すまん…気長に待っててくれ
忘れた頃に焼きあがるから
…(゜凵K)イラネ
とか言わないでね爆
ここで中間テストのある大学に通う漏れ登場
どこ通ってるかばれそうだな
中間テストってか夏休み前と年末に試験あるけど・・・
あ、大学ね
409 :
401:2005/05/22(日) 01:08:27 ID:WxCNKQNQ
待ってるよタコヤキ神!ヽ(*´∀`*)/
まぁ、ロムってりゃ誰にも分からないがな…w
411 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 16:04:37 ID:1c3mpPud
「さぁ、どうする」
勝ち誇った顔でネウロは私を見下ろしている。
私はただ途方にくれる。
どうにか逃げ出す方法を考えるけど結局は無駄なこと。ネウロから逃げられるわけがない。
なんでこんなことになっちゃったんだろう。
「・・・何故泣く」
目から涙がぽたぽたと落ちる。
ネウロはいつも強引だ、自分勝手だ。私の気持ちなんて全然考えてくれない。
今だってそう、だからなんだか悲しくなった。
「まったく」
ネウロの左手の力が緩む。
そして右手が私の目を撫でる。
ちょっとだけ驚いた。
「そんなに服を脱ぐのが嫌か、我が輩はただ貴様の身体つきをみたいだけなのに」
「・・・な、によ。私の身体なんて貧相だし、それにあんたとしたいとか、それ以前に好きとか、そういうのないもん」
「我が輩と何をするんだ?」
また驚いた。
何をするんだって、分かってないの?
そこではっと気づいた。
ネウロには全然その気はなくて、ただ本当に私の裸がみたいだけなんだ。
ちょっとだけほっとした。
412 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 16:05:16 ID:1c3mpPud
「まぁいい」
そう言うとネウロは私のブラウスのボタンをはずし始めた。
「ちょちょちょちょちょっと!何すんのよ!」
慌ててネウロの両手を掴む。
「何って、分からんか。服を脱がしている」
「分かってるわよ!私が言いたいのはなんで脱がすかってこと!」
「先ほどから何度言えば分かる。我が輩は貴様の身体つきがみたい、それだけだ」
泣いてまで嫌がったのに、この男は・・・。
「豆腐、このセーターを引き裂いてもいいか?」
「ちょ・・本当にやめてよ!これいくらするって思ってんの!」
「色々と面倒臭い」
「それで片付けんな!だったら私が自分で脱いだほうがまし・・・よ」
ネウロがにやっとした。
しまった。墓穴を掘った。
「そうか、なら、座って待っていますね先生」
私から離れると、向かいのソファにネウロは腰を下ろした。
にやにやしながら私を見ている。
本当に逃げたい。
413 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 16:10:45 ID:1c3mpPud
三回目投下(ΘωΘ)
今の時代いつどこでだれがどんなサイトをみているかなんてわからんからね
もしかしたらモレは幼稚園児かもしれんし
ほかほかとろとろのタコヤキ、気長に待ってまふ(*´Д`)ハァハァ>若菜タンタン
414 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 16:12:06 ID:1c3mpPud
ところで、日によってIDが違うんだけど、他もそうなん?
415 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 16:19:39 ID:9rNR0DCi
ぐぁぁ生殺しだ…ひと思いに……!!
417 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 19:39:35 ID:vcs+0+x2
早く続きををおぉぉぉぉ!
418 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/23(月) 21:13:33 ID:lpvt0pZi
|´∀`)ノィョゥ
GJ幼稚園児w
続き待ってるさ
オマエモナーとか言わないでねw
傷が見当たらないのに
手に血がついている件について
(´-ω-`)コワッ
419 :
幼稚園児:2005/05/24(火) 00:00:07 ID:Q+zkGf8J
諦めるしかない、んだろうな。
せめてもの救いでネウロはやる気なんて全然ないようだし。
・・・でも、私の裸をみて気がかわったらどうしよう。
魔人でも性的欲求とかあるのかな。
ううんあったら困る困る。
それに私の身体ってボンキュッボンじゃないし大丈夫よ。
・・・それもなんか嫌だ。
「いつまでグズグズしている。さっさと脱げ、このナメクジが」
言葉とは裏腹にネウロは全然イラついた様子じゃない。
きゃっきゃっとしていて、この状況をまさに楽しんでいる。
なんだかまた泣きたくなってきた。
でも泣いても状況は変わらない。
420 :
幼稚園児:2005/05/24(火) 00:01:19 ID:uN4yhvmk
私はまず靴を脱いだ。
次にニーソックスに手をかける。
ちらっと、ネウロを見た。
にやにやとしていて、本当に楽しそう。
「どうした、弥子」
「・・・何でもない」
脱いだニーソックスを隣に置いた。
今度はセーターを脱いで、ニーソックスの上に乗せる。
自棄になっていた。ブラウスを脱いで上半身がブラジャーだけになっても気にしなかった。
スカートの止め具を外し、そのままスカートを下ろした。
ついに下着だけになった。
今更ながら恥ずかしさがこみあげる。
目の前にいるのは魔人。でも見た目は人間と変わりない。
ネウロが私の彼氏だったら、ちょっとは楽な気持ちだったかもしれないのに。
でもネウロが彼氏って、想像できない。いや想像したくない。
・・・私以外に好きじゃない人の前で裸になる女の子は他にもいるのかな。
「まだ下着が残っているぞ」
「こ、これ以上は脱ぎたくない」
「さきほど自分が言ったことも実行できないのか」
「・・・っ!悪かったわね、こっちはいっぱいいっぱいなの!」
恥ずかしさで俯く。
ネウロと顔を合わせられない。
421 :
幼稚園児:2005/05/24(火) 00:02:14 ID:Q+zkGf8J
こんこん、と静かにテーブルを叩く音がした。
少しだけ目をあげるとネウロの右手が見えた。
「弥子」
いつもとは違う、優しさのこもった声。
私は顔をあげた。
「こっちへおいで」
猫かぶりの顔でも、怖い顔でも、鋭さのある顔でもなく。
今まで見たことがなかった優しい顔。
私を誘い出すための作りものの顔なのかな。
そんなことをぼんやりと思った。
でも自然と身体が動いた。
もっと近くでネウロの顔をみたかったのかもしれない。
あんな顔、滅多にみせないから。
私はテーブルの周りをゆっくりと歩く。
あいつはそれをじっと見ていた。
段々と距離が縮まっていく。
次の一歩で私はネウロの前に立つ。
心臓がドキドキと脈打つ。
私は固唾を飲んだ。
そして、その一歩を踏み出した。
422 :
幼稚園児:2005/05/24(火) 00:06:23 ID:Q+zkGf8J
四話目投下(´゚c_,゚` )
なんかもっと長くなりそうだ
まだまだ続きまふ(´・ω・`)
返り血じゃない? >若菜タンタン
423 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 02:11:19 ID:FY3i/HAX
GJ!!!!
気になって眠れない…
424 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 03:38:34 ID:LXO7DzhW
GJ!!!
ぐっじょぶですた(;´Д`)ハァハァ
ネウロの行動が気になるわけですが
GJ!!!
息ができねえ・・・・!
427 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/24(火) 15:17:24 ID:EFYX0pSO
428 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/24(火) 15:21:31 ID:EFYX0pSO
先生!「僕たちの失敗」が ページがありません になってます!
430 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/24(火) 17:48:26 ID:EFYX0pSO
|´∀`)ノ
>>429 それはね
さっきまで更新していたからよ
某お笑い芸人風に
返してみましたが何か?
あまり野暮な事は言いたくないんだが…
大人なんだから規約は守ろうよ若菜タン
>次に該当するHPは参加できません
>・アダルト(18禁でも15禁でも)コンテンツを含むもの
微妙に引っかかるんじゃないか、これ?
432 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/24(火) 18:22:22 ID:EFYX0pSO
|´∀`)ノ
>>431 あぁ失敬
俺とした事が
18禁平気なトコ知らない?
434 :
若菜 ◆naAqV94LaU :2005/05/24(火) 22:19:33 ID:EFYX0pSO
|´∀`)ノ
>>433 まりがとん
でも俺の携帯未対応だった…orz
最近時間が無くてさここにうPするのも間隔あきまくりになるから
他の人が投下しにくいだろうし
小説館作って地味に書いていこうと思ったけど
それも難しいようだし
…そろそろ隠居するよ
騒がせてごめんね
小説も未完成で申し訳ない
|´∀`)ノじゃーな☆
>>434 たこ焼き魔人たん…
まじですかッ!?
(*´Д`)
へこむ。orz
>>431 もっと言い方考えてほしかったよ…
君のせいとは言わないけどさ…
( ̄Д ̄°)
431は充分気を遣った言い方してると思う。
たこ焼き屋さんの都合もあるし、しょうがないよ
正直、若菜タン湧きすぎでうざかった
コテハンでわざわざ出てくるとこがさらにうざかった
信者が多いから言いにくかったけどさー
438 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 23:23:38 ID:bvepMFEG
お前等よく冷静で居られるな。
俺はもうたこ焼き読めんと思うと…
やはり素直に寂しいな。
>>437 人として如何なものかと。
今更言うあたりがw
引退するって言ってんだからちゃんと見送ってやれや。
若菜たん乙かれー。
俺はなんとか姫のがウザイがな
腐臭プンプンだがな
440 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 00:23:27 ID:pShPfOE6
ウザいとかウザくないとかどうでもいいよ。(´・ω・`)過疎化してた此処を盛り上げてくれてありがとう若菜たんたん。
441 :
幼稚園児:2005/05/25(水) 00:41:52 ID:cxMPm0hJ
若菜タンタン・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
なんか微妙に悲しい
でも微妙どころじゃないや、まじぽっかり悲しい
仕方の無いことなんだろうけど・・・
若菜タンタンの投下物すごく好きだった
本当に本当にありがとうありがとう
若菜タンタンがいたからモレはここに投下しようって思えた
うん、俺もみんな好きだったよ。ここを見て原作読もうと思ったんだもん。
わかった、じゃあ俺も書く!
ただ俺の話は何でもかんでも妙に長いがそれでもいいか?
あときっと幸せな感じにはならないぜ。
443 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 07:16:37 ID:k2xk4EIN
>>439 そいつここに何回来た?
ぶっちゃけどーでもいい
そんな事よりたこ焼きが…OTL
でも影響受けた人もいるし、今後の方々に期待。
幼稚園児たんガンガレ
たしかに姫はもう来ないな、書き手ではなかったので知ったこっちゃ無いが…。
乙、若菜タン GJ連発の作品群、素晴らしい!
アンタこのスレの功労者だ。 マジありがとう!
なんでここの書き手は意味のわかんない改行レスすんの?読み辛いんだけど…
446 :
幼稚園児:2005/05/26(木) 02:23:44 ID:b+uYQt4d
ネウロは私よりも断然背が高い。
でもネウロが椅子か何かに座って私が立てば、あいつを見下ろせる。そんなに差はないけど。
今、私はネウロを見下ろしている。
私を誘き寄せた優しい表情はまだあいつの顔に残っていた。
こんな顔もできるんならいつもすればいいのに。
でもネウロの本性を知っているせいか、それもそれで気持ち悪い、というか怖い。
「弥子」
ネウロはまた優しい声で呼んだ。
「膝で立て」
私は言われた通りにした。
すっとネウロの腕が伸び、私の背中にまわされる。
そのまま私はネウロに抱き寄せられた。
ネウロに触れいる箇所から熱が全身に伝わる。
身体が、熱い。
447 :
幼稚園児:2005/05/26(木) 02:24:45 ID:b+uYQt4d
ネウロはブラジャーのホックに手をかけ、はずした。
ブラジャーで隠されていた胸が空気に触れる。少しひんやりした。
ネウロは私の肩に顔をくっつけながら、器用にブラジャーを脱がしていく。
私は何も言わず、静かにしていた。
ぱさ、と、小さな音が聞こえた。
きっとブラジャーが床に落ちた音だ。
ネウロの手がショーツをつかんだ。
心臓が激しく脈打つ。
「弥子」
耳元でネウロが囁いた。
「立ち上がれ」
なんだか難しいことのように思えた。
立ち上がろうとして倒れてしまうかもしれない。
とりあえず私は左足を動かそうとした。
難なく左足は動いた、よかった。
448 :
幼稚園児:2005/05/26(木) 02:26:43 ID:b+uYQt4d
ネウロは私から少し離れた。私を立ち上がりやすくするための配慮だろう。
ネウロを見上げたらあいつは目を閉じていた。
お楽しみは最後に取っておく、ってことかな。
そのまま私は少しずつ立ち上がる。
その度にショーツは下へ、下へと移動する。
下半身が露になった。
ひんやりした空気がそこにも伝わる。
さらに身体が熱くなった。
「弥子、脚」
ネウロに促されて私はまず右の脚をあげた。
その脚からショーツの片側が脱げる。
次に左の脚をあげた。
ネウロはショーツをつま先へと引っ張る。
ショーツがそこから離れた瞬間、私は裸になった。
そのすぐ後、ネウロは目を開けた。
449 :
幼稚園児:2005/05/26(木) 02:34:14 ID:b+uYQt4d
五話目投下(´゚c_,゚` )
「暗い日曜日」をガンガンリピートしながら書いた(´゚c_,゚` )
情緒不安定なやつは検索すなw
モレは図太いからモロ平気だけど(*´∀`*)
せめて若菜タンタンが隠居する前に終わらせたかったな(ΘωΘ)
番号をふってくれるととても助かるのだが…。
そだね
幼稚園児タンの話、まとめて読みました。
萌え。続きが楽しみだ
452 :
幼稚園児:2005/05/26(木) 14:06:49 ID:b+uYQt4d
>>450 >>451 番号をふるって、どうすればいいカナ?
話を投下する前に前のやつの記事の番号を書けばいいってことカナ?(´・ω・`)
或いは名前欄に番号入れるかだね。どっちとも取れる書き方だ
もっとも今更やっても違和感あると思うけど>名前欄に番号
原作知らんけど、幼稚園児氏のは読みやすくて好きなんで、続き期待してるよ
幼稚園児氏GJ!
名前欄に<1>とかすると、読みやすいと思います。
続き楽しみにしてます。
しなくていい
457 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 23:52:54 ID:6SGj3uzP
こえええええええええええええええええええええ!!!!!!!
なきそう
460 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 09:28:31 ID:KZqBUVCq
けわすぎ!!!!夜じゃなくてよかった
462 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 22:55:27 ID:Qcz4jJwx
463 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 22:57:19 ID:Qcz4jJwx
464 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 22:59:18 ID:Qcz4jJwx
私は目を閉じた。
恥ずかしい、その言葉だけが私の頭の中で響く。
それでもネウロの視線は目を閉じていても感じた。
それが余計に私の羞恥心を煽った。
その時、鎖骨あたりに違和感を感じた。
驚いて目を開けた。
ネウロの右手がそこに触れていた。
「ふむ、やはりへこんでいるな。貴様の胸は」
そう言ってネウロは右手を下へ移動させた。
右手が胸の谷間を通っていく。
ゾクゾクする。
その動きが胸の少し下でぴたりと止まった。
「心拍数がすごいことになっているぞ、弥子」
あんたのせいでしょ。
「人の身体というものはおもしろいものだな」
止まっていた手が動き始めた。
同時に刺激も戻ってきた。
ネウロの手の動きに合わせて身体が反応する。
こんなことやめて欲しい、でもやめて欲しくないとも思う。
私はおかしくなったんだろうか。
465 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 23:00:57 ID:Qcz4jJwx
そんなことを考えているうちに手がへそを通り過ぎた。
段々と秘部へと近づいていく。
私は、もっと先の未来に大好きな人とこういうことをするって信じていた。
特に理由はないけど、今はまだ早いかなとも思っていた。
それに恋愛沙汰で騒ぐよりも食べ歩きをするほうが幸せだし。
私はこれから起こることを想像した。
もう今までの私じゃいられないかもしれない。
とても、怖くなった。
でもネウロがそこに触れることはなかった。
「貴様はよく食べているのに、あんまり腹の肉はないんだな」
その少し前のところで、ネウロは手を離した。
私はほっとした。
・・・ほんのちょっと残念な気もした。
「弥子、後ろに向け」
私はネウロに背中を見せた。
後ろ姿を見せるのは恥ずかしいといったら恥ずかしいけど前よりはそうじゃない。
心臓も少し落ち着いてきた。
それから暫く沈黙が続いた。
無言のネウロが気になった。
その時くびれをがしっと捕まれて後ろに引っ張られた。
どすんとソファの上に、ネウロの股の間に座らされた。
466 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 23:02:12 ID:Qcz4jJwx
「な、何するの!」
「わざわざ貴様のために一つ一つの動作の理由を説明しなければならないのか?」
「あんたのやることなすこと唐突過ぎるからでしょ!」
「そう気にするな」
気にするなって、本当にこの魔人は。
また文句を言おうとした時、ネウロが私を抱き締めた。
その抱き締め方が甘えている子供のようで、私は戸惑って言葉を失った。
「貴様は、あたたかい」
ネウロは呟いた。
微かな寂しさを思わせる声だった。
私たち生きている人間や動物は体温を持つから温かい。
ネウロは、違うのだろうか。
あいつの身体を覆う服が邪魔して、私には確かめられない。
腕の力が少し強くなった。
「ネウロ?」
魔人は何も答えなかった。
顔を向けても、魔人は私の肩に顔を埋めていてその表情を隠していた。
私はどうすればいいのかわからなかった。
わからなくて、魔人の手を握り締めた。
この化物の考えていることは分からない。
いつもそう、そして今も。
467 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 23:03:06 ID:Qcz4jJwx
喉に何かを突っ込まれた。
「ごぶっ!・・・げぇほっげほっ」
「やっと起きたか」
目を開けるとネウロが見えた。
ネウロの右手が微妙にぬれている、あいつ、口に手を突っ込みやがった。
「ちょっと何すんのよ!普通に起こせないの!?」
「こっちの方が手っ取り早い」
「それで起こされるこっちの身にもなりなさいよ!あんたもしてあげようか!?」
ネウロが人の悪い笑みを浮かべた。
しまった、と後悔してすぐに血の気がひいた。
「ほう、おもしろい。是非やってもらおうか」
「ごめんなさいごめんなさい本当にごめんなさい」
問答無用と言わんばかりにネウロの腕が伸びる。
もう、だめだ。一体何をされるんだろう。
あんまり痛くなければいいのに、と切実に願った。
でもネウロは私に何もしてこなかった。
伸びた腕は私の肩にかかっていた青い上着を取った。
その上着は、ネウロがいつも着ているやつだった。
なんで?と不思議に思った時私ははっとした。
見ればネウロの上半身はベスト姿だ。
そして今更だけど、私はいつの間にか眠っていたことにも気づいた。
きっとネウロは寝てしまった私に上着をかけてくれたんだろう。
不意打ちの優しさ。思わず嬉しくなった。
468 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 23:04:14 ID:Qcz4jJwx
「何をグズグズしている、着替えないのか」
ネウロの言葉で私は今裸なことに気づいた。
急いで落ちている下着を拾って身につけた。
反対側のソファへ行き、残りの服も慌てて着始める。
そうしながらあの時のことを思い出す。
・・・本当、私はどうかしていた。
私が靴を履き終わった時にはネウロは上着を着ていて、またパソコンに触っていた。
カチカチと、ネウロはキーボードを叩いている。
ネウロは楽しそうだった。
「貴様は、あたたかい」
あの時の言葉を思い出した。
ネウロはどうしてあんなことをしたのだろう。
私を抱き締めた時あいつは何をを考えていたんだろう。
聞いてみようしたけど、やめた。
なんとなくネウロ自身もわからないんじゃないかな、って思った。
あの時のネウロはいつものネウロじゃなかった。
「ネウロ、私そろそろ帰るね」
ああ、と返事が返ってきた。
事務所のドアの近くに置いていた学生鞄を取った。
それからドアノブを回した。
469 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 23:05:58 ID:Qcz4jJwx
「ネウロ」
事務所を出る前にあいつを呼んだ。
ネウロは面倒くさ気に私の方を振り向いた。
「・・・私はあんたのこと、嫌いじゃないからね」
ネウロが何かをいう前に、私はすぐに事務所のドアを閉めた。
急いでエレベーターに駆け込んで「1F」と「閉」のボタンを押した。
エレベーターが動き出す。
あの時のネウロはいつものネウロじゃなかった。
私にはその理由はわからない。でも、多分寂しかったんだと思う。
あいつは魔界のすべてを不毛にし、ここ人間界にやって来た。
姿形は私たち人間と違いはない、でも魔人は魔人だ。
自分と同じ境遇の人(?)がいなくて、急に寂しくなったんだと思う。
だから甘えてきたんだ、きっと。
エレベーターが1Fについた。
私はそこから出て、出口へと足を急かせる。
外に出ると、日はほとんど沈みかけていた。
鞄の中から携帯を取り出した。
そろそろ夕飯の時間だ。
あんまり遅くなるとお母さんが心配してしまう。
携帯を鞄に戻すと、私は家へと走り出した。
あいつがまた変になった時は、この小さな身体を貸してあげようと思う。
今度は裸じゃなければいいな。
470 :
幼稚園児:2005/05/27(金) 23:16:28 ID:Qcz4jJwx
はい、終わり。
考えていたよりズイブンと長くなっちまった。
本当は今日と明日わけて投下しようと思ったけど、
ラストはここの趣旨に反していると思うから一気に投下(´-`)
最初に言ったけど、期待を裏切ってゴメス(´・ω・`)シュン
ネタの神様が微笑んだら、また投下するよ。
それまで静かにしているさ(´-ω-`)スヤスヤ
他の職人さんの楽しみだw
>>453 あんまりモレを(´-ω-`)キュンとさせないでくれ
ビックリするから
機会と興味があったら読んでみてよ
GJ!!!!おつかれー!
GJ!! これはこれで良し!
キュンとされても対応に困る。俺にそっちのケは無いからねw
それはともかく、十分萌えたよ
色んなトコを長くして次を期待して待ってる。お疲れさん。GJ
474 :
幼稚園児:2005/05/28(土) 02:04:05 ID:pR6d38T3
>>473 いや、そういう意味じゃないよ(´-ω-`)
「読みやすい」ってあったからすっげ嬉しかったんだ・・・
そしておいらは
>>473と幼稚園児さんのやりとりにキュンとする…
幼稚園児氏GJ!
萌えました
幼稚園児氏=癒し系
ク リ ム ゾ ン は や め と け
>>479 全くもってその通りとしか言えない。栗無損は……なぁ。
表情が硬いんだよなぁ・・・クリ無損は・・・
そうと分かった上での冗談だったんだけど・・・>幼稚園児氏
何て言うか、可愛い人だね。煽ってる訳じゃなくて本気でそう思うよ。正に癒し系だ
>>475 だから俺にそのケはないと何回言えばry
業者乙
人気が出てくれば、弥子極みとか出してくれるはずさー。
486 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 15:46:30 ID:Z3ChWQps
アヤ・エイジアのssも見てみた・・・い
487 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 17:21:49 ID:cur/6/D+
クリムゾンのアンケートに弥子って書きまくって連続投稿さー
ヤコをクリムゾンの
ぶる
ぶる
の犠牲にしたくないって人が他板にいたけど、
腹抱えて笑いながら納得してしまった。
いいのかよw
つか弥子タソの胸、普通にあるのな
つるぺたの貧乳がステータスなのに
多分育ったんだよ
ネウ子に揉まれて
494 :
抒情詩:2005/06/02(木) 03:30:07 ID:TX0egUq8
――こんなこと、いけない……
この部屋のように薄暗い意識の中、弥子はぼんやりと思った。
必死に身体を動かそうと試みているのに、指の先にすら力が入らない。
「弥子」
耳元で聞き慣れた声。
名前を囁かれると同時、弥子は更に強く抱きしめられた。
――こんなこと、いけない……
頭の片隅ではこの状況を拒んでいる。
だが弥子自身、分かっていた。
それは形だけの反抗。自分を昂らせるだけのただの素振り。
だから理由なんて無い。中身の無い空虚な拒絶だ。
本当は期待していた。
こうして彼に優しく包まれ、愛され、そしてその果てにある行いを。
「弥子」
そっと、ベッドに押し倒される。
まるで映画のワンシーンみたい、と弥子は思った。
実際、彼は純愛映画の主人公の様に柔らかく微笑みながら、彼女の頬を撫でた。
その手は少しひんやりとしていて、でもとても心地良くて。
胸の奥にくすぐったさを感じ、弥子は目を細めた。
「ネウロ……」
いつもは畏怖の響きを伴う彼の名を今は驚くほど甘い声音で言えた。
手を伸ばして自分もネウロに触れてみる。
彼の頬――と言うより肌は、人間のそれとは少し違う気がした。
上手く表現できないが、まるで精巧な人形の様に、感触だけは確かなのに生気が無いのだ。
「冷たいね、ネウロって」
これが人と魔人との差異だろうか。
でも関係ない。そんなのは些細な事だ。
495 :
抒情詩:2005/06/02(木) 03:30:28 ID:TX0egUq8
彼はちゃんとここに居て、触れられる。それで十分。
「そうか? だが貴様は温かいぞ、弥子」
くすりとネウロが微笑む。
微かな月明かりに照らされる彼の笑顔は、一昔前の異国の貴族を思わせるほど優雅だった。
元々ネウロの容貌そのものは決して悪くは無い。
たとえ弥子の贔屓目を差し引いたとしても、
黙って座っている分には眉目秀麗な良いトコの御曹司なんかに見えるんじゃないかとも思う。
もっとも、一度非人間的行動に出ると、途端に破綻してしまうけど。
「弥子、目を閉じろ」
ネウロが弥子の下顎に指を這わせ、軽く持ち上げながら言う。
「……ねえ」
「なんだ?」
「こんな時くらい命令口調じゃなくてもいいんじゃない?
せっかく優しい顔してるんだから、もっとこう――」
「目を閉じろ」
弥子は目を閉じた。
結局こういう場面でもネウロはネウロらしい。
まあ相も変わらず従順な弥子も弥子らしいが。
それにしても、こうして何事に関しても最終的には屈するあたり、
自分にはマゾの気があるんじゃないだろうか……などと弥子は思ってしまう。
――そういえば、何だかんだ言ってネウロに弄られてる時は、ちょっとドキドキしてるかも……
(ってんな訳ない! 無い無い! 無いったら無い! 私は至って普通よ!)
ぶんぶんと頭を振って脳裏に過ぎった不吉な考えを駆逐する。
そうだ。決してそれが好きでネウロに振り回されているわけじゃない。
むしろ私の方が付き合ってあげているんだ。
(そうよ。母性本能ってヤツ? 私はネウロの面倒を見てあげているんだから)
自分自身に適当な弁明をして大きく息をつく。
496 :
抒情詩:2005/06/02(木) 03:31:09 ID:TX0egUq8
「……? どうした弥子。何故さっきから一人で顔芸なんぞ演じているのだ?」
「か、顔げ――!? ううん、何でもない! 気にしないで!」
投げ捨てる様な口調で弥子は言った。
こんな状態で反論したところで格好はつかないし、余計に拗れさせたくなかった。
「ふっ、おかしな奴だ」
ぎし、と傍らでベッドが軋む音。
不意に弥子は鼻先に吐息を感じた。
思わず身体が強張る。既に目は閉じているのに、それさえ一瞬忘れてぎゅっと瞼を下ろした。
「ん……」
唇に冷えた感触。
その温度に反比例して、口付けは優しいものだった。
激しくも荒々しくもない。ただ唇を重ね合わせるだけのキス。
ゆっくりとネウロの口唇が離れた時には、弥子の緊張は不思議なほど和らいでいた。
「……」
ぼうっとした心地のまま目を開ける。
弥子は先刻の接吻の余韻が残る口元に指先を添えた。
無論、あれがファーストキスだった。
多分――物凄く幸せな初めてだったと思う。
気持ち良いとか、そういうのとは違う。
あのネウロが。想い人が。自分の事を気遣ってしてくれたキスだった。
それは、この世の何物にも勝る価値があるモノの様な気がした。
「面白いな。人間の情とでも言うのか? 理解できる様で、図りかねるものでもある」
ぽつりとネウロが呟く。
「どうだ弥子。我が輩は正しかったか」
質問と言うよりは確認。
分かりきった答えを訊く様な調子だった。
「うん」
497 :
抒情詩:2005/06/02(木) 03:31:39 ID:TX0egUq8
弥子は素直に頷いた。
悔しくもなく、空しくもない。
ただネウロに理解してもらえた事が純粋に嬉しかった。
「お願い……次は、もっと……」
ちょっと顎を突き出して瞳を閉じる。
自分から求めるのに恥ずかしさは感じなかった。
「ああ。分かった」
ネウロの顔が近づいてくる気配。
彼の前髪が弥子の頬を擽った一瞬後、また唇に柔らかく冷たい感触が舞い降りた。
今度は舌が彼女の唇を割って口腔に進入してくる。
「ふぁ……んん……」
長く細い舌が自分の舌に絡みつくと、弥子はぞくぞくと背筋が震えるのを感じた。
気持ちいい。
まさか深いキスがこれほど気持ちいいなんて思いもしなかった。
舌同士の戯れが何とも言えない快感を脳髄にもたらす。
(ヤバい……コレ、癖になりそう……)
正直、初めてディープキスという行為を知った時は嫌悪感以外の何も抱けなかった。
他人と唾液を混ぜ合わせるなんて、不潔としか思えなかったのだ。
ましてや舌を相手の口の中に突っ込むなんて――考えただけでも吐き気がした。
なのに、正しく今その行為によって、身体中に蕩ける様な心地良い倦怠感が広がってゆく。
「ん……ぷは、あ……」
ネウロは一頻り弥子の口内を蹂躙すると、初めのキス同様、静かに顔を離した。
口と口の間に透明な糸が架かる。深い交わりの名残を示すかの如く。
二人の視線が絡み合う中、やがて銀の橋がぷつりと途切れた。
「どうだった」
紅潮した弥子の耳元に顔を寄せネウロが抑揚も無く囁く。
吹き込まれた息が耳孔を撫ぜると、また新たな快感が弥子の全身を駆け巡った。
498 :
抒情詩:2005/06/02(木) 03:32:17 ID:TX0egUq8
「そんな事、訊かないでよ」
震えそうになる声を必死に抑え、ぼそっと答える。
するとネウロはくつくつと見透かした様な低い笑い声を漏らした。
「弥子。貴様の反応は実に面白い。まるで難解なパズルの様だ。なかなか素直に実像を見る事ができない」
「ひゃあ!?」
突然耳にぬるりとした物が触れて、弥子は小さく悲鳴を上げた。
ネウロがそこを舐めているのだと気づいた瞬間、反射的に顔を振って逃れようとした。
だが、微動だに出来ない。
顎に添えられたネウロの手でがっちりと固定されていたのだ。
「だが、それだけに――興味深い」
「はうぅ……うああっ」
舌先が耳の中に入り込む。弥子の全身がぞわぞわと粟立った。
ネウロは悶え続ける彼女の耳孔を丁寧に舐ると、そのまま白く細い首筋に舌を這わせた。
「……ふむ。楽しいぞ、弥子。次はもう少し埒を越えてみるとしよう」
そう言ってネウロは顔を上げ、弥子の制服の裾に手を入れた。
「あ、んん……」
触れるか触れないかの力加減で臍周りをなぞるネウロの指が、否応無く弥子の感覚を昂らせる。
しかしその指先はいつまで経っても胸の方に上がって来る事は無く、
ただ腹部で不規則な紋様を描き続けるだけだった。
「う、うぅ……ネウロぉ……」
くすぐったさと焦れったさで弥子の視界がぼやけた。
はたとネウロの指が止まる。
彼はいつもの心底意地悪そうな笑みを浮かべ、言った。
「弥子。何処にも胸が無いぞ」
「なっ!?」
甘い感覚が一気に吹き飛んだ。
「し、失礼なコト言わないでよ! わ、私だって――」
こういう話は需要がありますかね?
とりあえず頭の部分・・・まあ、コレ以降はまだ書いてないんだけど
幼稚園児氏らが新しいのを出すまでの繋ぎみたいな感じで、張っておきます
あ り ま く り で す よ … !
GJ!!
文がすごくきれいで、好み好み!続きはパンツ脱いで待ってますハァハァ
501 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 12:27:50 ID:kiVS2lTW
GJ!!
同じくありまくりですっ
細かい部分まで書かれてて、いわずもが興奮しますた・・・
502 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 12:51:29 ID:UzoDxxek
ネ申GJ!!
続きが気になって仕方ない…
うわあーすごくよかったですー
ドキドキしちまうよ
GJ!!!
504 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 19:43:18 ID:b/fRMSl3
>505
見…たくない、ごめん
507 :
抒情詩:2005/06/04(土) 05:25:02 ID:vtT1VeP4
気にしてるのに、という言葉は慌てて咽喉の奥にしまいこむ。
ネウロはこちらの反応を観て楽しむ積もりでいるに違いない。
むきになればなるほど彼の思う壺だ。
「そ、そんなこと私に言わないで、自分で探せばいいでしょ」
ぷいと顔を背けて弥子は言った。
視界の端に映るネウロの笑みが深まるのが見えた。
「では、そうさせてもらうとしよう」
――ひょっとして、乗せられちゃった?
胸中に後悔が過ぎった時にはもう遅かった。
ネウロが弥子に見せつける様に右手を掲げる。
その内ぴんと伸びた真ん中の三本の指の先から、前触れもなく細い肉色の触手みたいなものが何本も生えた。
「ちょっ――ま、待って! それ何!? 何なのそれ!?」
明らかに人間には存在し得ない器官の出現に焦る弥子。
「安心しろ。痛いものじゃない」
「安心しろったって出来るわけな――ひゃあああぁん!?」
触手が予想外の素早い動きで裾や袖口や襟の隙間から制服の内側に入り込んでくる。
それらは小さな身体の上を縦横無尽に、そして執拗に這い回った。
脇の下をくすぐる様に。
うなじを撫でる様に。
背筋をなぞる様に。
臍をつつく様に。
上半身のあらゆる箇所から引っ切り無しに訪れる絶妙な刺激に、
弥子の身体はその意思とは無関係に跳ねた。
だが、しかし。
「はあっ、あ……あうぅ……」
いつしか弥子はもどかしさに顔をしかめていた。
確かに触手が蠢く度に快感を感じる。
508 :
抒情詩:2005/06/04(土) 05:25:23 ID:vtT1VeP4
ただ、その感触はあまりにも微弱すぎた。
身体の芯が火照り昂って更に強い刺激を欲しているのに、与えられるのは小波の如く曖昧な快感ばかり。
あと一突きで未知の悦楽が味わえそうなのに、最後の垣根を越えることは決して無い。
正しく生殺しという表現が適切な、される側にしてみればある意味拷問みたいな愛撫だ。
「くっ、ああぁ……ネウ、ロぉ……」
切なくて。苦しくて。
弥子は瞳に涙を浮かべながら救いを求める様にネウロに手を差し伸べた。
「どうした、弥子」
何もかも知っているくせに白々しくネウロが首を傾げる。
その間も触手の動きは止まらない。
「おねっ、お願い……ん……ちゃんと触ってよぉ……」
もう限界だった。
恥ずかしいと思う余裕すらない。
弥子は無意識的に身体をくねらせながら、あられもなく行為をねだった。
「何を言っている。ちゃんと触ってやっているではないか。何が不満だ」
ネウロはサディスティックな冷笑を顔に貼り付けたまま、あくまで弥子を甘く嬲り続ける。
どうしようもない焦燥感が氷を溶かす様に意地と理性を磨耗してゆく。
「いや……いやぁ……お願い、だからぁ……もう、ネウロおぉ……」
「お願いだから? 弥子、それがものを頼むときの言葉遣いか?」
「お……お、お願いしますぅ! ちゃんと、ちゃんと触ってくださいいぃ!」
「何処をだ?」
「こ、ここっ! ここを……!」
弥子は触手の伸びていないネウロの左手を取って胸へと導いた。
さんざん焦らされてきたせいで制服越しですら背筋が震える様な快感が走る。
「何だ、こんな所に胸があったのか。全然気づかなかったぞ」
揶揄が飛んでくるが、気にはならなかった。するゆとりがなかったとも言えるが。
上体を這っていた触手が一斉に弥子の胸へと殺到する。
509 :
抒情詩:2005/06/04(土) 05:25:50 ID:vtT1VeP4
触手は蚯蚓の様に下着の間隙を縫って乳房に絡みつき、
あるものはうねりながら振動し、あるものは乳首を捉えてとぐろ巻いた。
「はあ……あん……あっ、あはぁ……」
待ち望んでいた感覚に弥子は艶やかな吐息を漏らした。
ネウロが制服の裾をたくし上げ、更にブラジャーにも手をかける。
たとえ形だけでも――それに抵抗できなかった。
いや。しようとも思わなかった。
むしろこれから彼が与えてくれるであろう快感を想像して陶酔すら感じていたのだから。
「それにしても分からん。どうして貴様の胸はこんなに扁平なのだ。
あれほど、それこそ余計なまでに養分を摂取しているというのに」
白い下着は(引っかかる所が無いから)あっさりとずらされて、
ネウロが言うところの扁平な胸が彼の目に晒されてしまう。
「ふむ……そういえば、人間の女の胸は薄いほど感度が良いと、何処かで見たが」
ネウロが触手に蹂躙されていない方の胸の蕾を摘む。
「ふあああああぁっ!」
瞬間、甘美な電流が弥子の全身を駆け巡り、その背を弓なりに仰け反らせた。
「で、どうなんだ? 貴様の場合もそうなのか?」
「は、ああぁ! ああっ! あぁん!」
「……」
ネウロの質問にも答えず、沸き起こる法悦のままに嬌声を上げ続ける。
すると不意に、弥子の乳首を弄ぶ手の力が強まった。
「ひああ!? ね、ネウロ……ネウロぉ! それ、強いぃ……!」
「質問に答えろ。貴様の場合もそうなのか、と訊いているんだ」
そのままぐいっと頂をつねられる。
「か――あ、ああぁ……あ……」
意識が霞み、視界が真っ白になりかけた。
痛みと快感とで頭の中がぐちゃぐちゃになる。
510 :
抒情詩:2005/06/04(土) 05:26:29 ID:vtT1VeP4
「弥子。さっさと、質問に、答えろ」
「い、イイです! 気持ちいいですうぅ!」
「ふむ」
ネウロが乳首から手を離した。
「人並みか。面白味がないな」
そう言って触手も引っ込めてしまう。
弥子はどうにか乱れた息を喋れるまでに整え、ネウロを上目遣いに睨みつけた。
「悪かったわね……所詮、私は十人並みよ」
「胸はそれ未満だがな」
ぐさりとネウロの言葉が厚みの無い胸に刺さる。
この魔人はもっと優しい態度を取れないのだろうか。
あの最初のキスみたいに……
と――その時、ふと弥子の脳裏にある考えが過ぎった。
こっちの世界に来てからまだ日が浅く、探究心に満ち溢れているネウロならば……
「ねえ、ネウロ」
とりあえずでも試す価値はある筈。
そう思って弥子は切り出してみる事にした。
「ネウロは女の子の気持ちって分かる?」
「気持ち?」
「そ。さっき言った『人間の情』とかいうのじゃなくってさ」
「……何が違う」
ネウロが興味をそそられた様に片眉を持ち上げる。
いい反応だ。弥子は胸中で密やかにガッツポーズをとった。
「つまりね、女の子ってのは優しくされると心を開ける生き物なのよ」
ちょこんとネウロが小首を傾げる。
「優しくしてくれれば、その分だけ違う姿が見せられるってこと」
「違う姿? なんだ、弥子。貴様は変形でもできるというのか?」
511 :
抒情詩:2005/06/04(土) 05:27:06 ID:vtT1VeP4
ボケてるのか、本気なのか。
弥子は自分がアニメのロボットみたいにがっちゃんがっちゃん変形してゆく姿を想像して、激しく首を振った。
「いや、そういう意味じゃなくて……」
必死に適当な言葉を考える。
でも何も思い浮かばなかった。
やはり小さな、しかも全然回らない頭でネウロを籠絡するなんて無理だったのだろうか。
そもそもネウロに抽象的な事を理解させること自体、無謀だったかも……
「あ〜……やっぱり何でもない。気にしないで」
弥子はぱたぱたと手を振った。
足りない頭でこれ以上考えるのも面倒だったし、大体ネウロが思い通りになるなんて考えた事自体、どうかしてた気がする。
「我が輩には貴様の言いたい事がよく分からんが」
唐突にネウロの手が伸びて、
「貴様の反応を観る意味で、貴様の望み通りにしてやるのも一興かもしれないな」
そっと頬を撫でられた。
「え……?」
また唇のあのちょっと冷たい感触。
不意打ちだった。一瞬、頭が空っぽになる。
「優しくされたいのだろう?」
「あ、え……う、うん」
もしかして、棚から何たらってヤツ? ……意味違うっけ?
兎に角、何を思ったかネウロは急に表情を軟化させて、まるで慈しむ様に微笑んでみせてくれた。
思わずドキリとしてしまう。
「弥子」
「な、なに?」
「可愛いよ」
「〜〜ッ!」
今度はゾクゾクした。言葉だけなのに。
これまで色々と弄られたけど、その快感よりも遥かに凄い。
だってあのネウロが『可愛いよ』なんて……感激だか驚愕だか歓喜だかでもう気持ちの整理ができない。
読んでもらえたようで嬉しいです
実は俺、原作まだ読んでないから不安だったんで
勿論、書くにあたってここのSSや色んなサイトで勉強しましたが
でも(気をつけてるけど)不自然な箇所があったら聞かせてください。参考にしますから
ちなみにネウロの言動に関しては仕様なので、これは俺の認識不足でこうなってる訳じゃないです
追記・・・触手ネタを提供してくれた390氏に感謝
390じゃねえや・・・orz
490氏っす。490氏に感謝です
うおおおおおお!神が!神が降臨なされたぞ!!
ネウロったらどこでそんな人並みの言葉を!
・・・ネットだなwいい感じですよー期待sage
516 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 12:19:50 ID:3Y8Fmt2J
ハアハアハアハア!!
517 :
名無しさん:2005/06/04(土) 12:57:06 ID:DWRn+6kI
>>512 可愛いよ…って…
あ り え ね ぇ w だがそこがいい(´д`*)
原作(・∀・)イイヨーイイヨー
単行本が7月に出るから是非まとめ読みしてみてちょ
弥子のクリムゾンデビューを阻止。
ネ申!乙です
「可愛いよ」って(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ
ハァハァハアハアハハハハハ(´∀`)可愛いよダッテ―!
笑い萌えw
521 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 14:58:09 ID:46iMSdMo
最高です!!続き待ってます!!
かわいいよ…
ギャヒー
>>522 ネウロが優しそう
ヤコもそれに甘えてる感じで
妄想が膨らみ
・・・にしても、職人さんが居な杉
ちょっと寂しいねえ
>525
自分も書きたいんだけどエロパロに自信持って乗せられるほどエロエロな文が書けないんだよ……orz
そういう人って結構いると思うんだがどうだろ。
それともみんな自分でサイト作って書いてるだけなんだろうか……
魔人のソレは人間との間に子を成すことはないのだとネウロは言った。
ごく当たり前のように告げられたその言葉は私も予想していた通りだったのに、
思った以上に胸の内を引っ掻いてゆく。
どんなに繋がっても触れ合っても解け合ったつもりでも、私と魔人は結局別の世界に生きるものなのだと。
所詮いつか離れるまでの戯れに過ぎないと、ネウロの口からそう言われた気がしたからだ。
いつかネウロは故郷へ帰る。いつかそう遠くないうちに私は大人になる。
その時にまだネウロはいるのだろうか。私の隣でいつものように、
満足そうな顔をして謎を喰らっているだろうか。分からない。
だからこそ今繋がっていたいこの気持ちも、きっと魔人には分からない。
「んっ」
横たえられたまま上に圧し掛かられて、べろりと首筋を舐められる。
いつものように頸動脈に舌をあてて舌先でくにくにと膚を捏ねられれば、
これから与えられる快感を覚えた身体がきゅうっと緊張した。
太い血管をなぞっていった唇がそのままがり、と鎖骨を噛む。
「っ、痛いってばネウロ……」
「貴様は痛いのが好きなのだろう?」
「そ、んな事、ない」
小声で反論しただけでもう一度噛みつかれた。
魔人の牙は案外鋭くて、膚に食い込む一点の痛みがツウンと私を支配していく。
「貴様の身体は分かりやすいな。……打てば響くよう、と言うのだったか?こういうのを」
魔人が満足気に掌を胸に滑らせてくる。
痛みに反応した乳首はネウロの言う通り痛みに反応してぷくりと立ち上がっていて、
摘み上げられれば恥ずかしいのに声が漏れた。
「ふ、ぅん、やだ……あッ」
自分の声じゃないみたい。身体の熱が上がる。
恥ずかしくて思わず顔を手で覆えば、すぐに魔人のもう片方の手に掴まれた。
「顔は見せていろ。照れるほど大層な顔でもないだろうヤコよ」
「そ……いう問題じゃ、なっ……はぁ、アっ!」
くりくりと小さい突起を捻られて、ぐっと周辺のふくらみごと大きく掌で揉まれる。
寄せるほども無いな、とか何とか失礼な言葉が聞こえた気がしたけど、正直文句を言う程の余裕は無かった。
「……やぁ、あ、ふぅ、……ンんんんっ…!…」
大きく息を吐く。かたく震えた胸の先端ごとネウロの掌で包まれて、たまに引っ掻かれる。
含まれて歯を立てられるのが、酷く明確な気持ちよさにつながってしまう。。
そのたびにピリピリした痛みみたいな気持ちよさが胸の先から頭までを走り抜けていくのが分かって、
身体が意識しないのにぴくぴく跳ねた。
(ネウロ、もうヤだ……っ!)
「、」
そう言おうと唇を開いた瞬間に顎を掴まれた。そのままぐ、と舌が差し込まれてくる。
ぐちゅぐちゅと唾液ごとネウロの舌に掻き回されて、
飲みきれなかった分が唇の端からとろとろ零れた。
首を伝ったそれは、丁度さっきネウロがしっかりと咬み痕を付けたあたりに溜まって冷たくなる。
キモチイイ、けど、苦しい、ってば、ネウロ。
何かを確かめるように、魔人の牙と舌が隅から隅まで私の口腔を犯していく。
舌先で前歯をちょんちょんとついて(もっと開け)と示されたからおずおずと従えば、
ズッと一気に深く舌を差し込まれた。
寂しがってる>525を見て思わず書いてしまった
むしゃくしゃしてやった
今でも特に後悔してない
わあ、こんなところがあったのか。
私は自分のサイトで小説を書いているんだけど、自分のサイトのはギリっぽい
のしか書けない。どんな人が読むか分からないし、嫌悪感を持たれたら怖い
からね。
でも、ここなら思い切り書けるかも知れない。
あんまり即物的なのは嫌いだから、ここの住人さんたちには物足りないかも知れ
ないけど、私が今まで書いてきたものはずっとエロいとか言われてたので、
大丈夫・・・かな。
とりあえず、書いてまとめておきます。
532 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 11:56:22 ID:DU2R4Yep
大丈夫ですとも!
待ってます
>>530 ウホッ! なのか・・・?
できたら続きキボンヌ
>530
続 き 激 し く キ ボ ン ヌ
漫画がいいと職人もいいのが集まってくるわけね
営業乙
業者乙
539 :
抒情詩:2005/06/08(水) 06:01:43 ID:wRXQcSNX
「可愛いよ、弥子」
ネウロの瞳が、緩慢に下りてくる。
弥子は翠の深淵みたいなその眼に魅入られたまま、まるで何処か遠くの出来事の様に彼の唇を受け入れていた。
四度目になるキスは、とても丁寧で優柔だった。
むずむずするほどじっくりとネウロの舌が口腔を往き来する。
どうしてだろう。
されている事に大した違いはないのに、前のディープキスよりもずっと気持ちいい。
ネウロが唇を離した時には、もう弥子は骨の髄まで蕩けてしまいそうな緩い快楽に捕らえられていた。
「弥子、舌出して」
言われるがままに弥子は舌を出した。
羞恥も不安もない。
あるのは、次の段階への甘い期待だけ。
再びネウロが唇を重ねてきた。
舌を出していたので、先刻とは逆に弥子の方がネウロの口内に入る形になる。
ネウロが舌先でつんつんと弥子をつついてきた。
どうやら、こっちから動かしてみろということらしい。
(……って、どうすればいいのかな)
とりあえず、弥子は自分がされた様にネウロの舌をなぞってみた。
ざらついた感触。身体中がぞくぞくする。
受け身になっていた時とは明らかに違う快感だった。
もっともっとそれを味わいたいという衝動に駆られて、弥子は夢中でネウロの舌を舐め回した。
くちゅくちゅと唾液の混ざり合う淫猥な音が直接頭の中に響き渡る。
それは恥ずかしさではなく興奮と情欲のみを煽った。
(足りない……こんなんじゃ全然足りない……!)
もどかしい。上手く舌が動かせない。
弥子はネウロの舌を自分の口内に引き込み、まるで乳児が母親の指をしゃぶる様に貪った。
ひたすら欲望のままに、体裁など考えもせずに。
540 :
抒情詩:2005/06/08(水) 06:02:08 ID:wRXQcSNX
「う、んぁ! ん! んん〜……んッ!?」
だが、ふと――瞼から力が抜けてぼんやりと視界が開けた時、
弥子はネウロの眼がじっと自分を捉えている事に気がついた。
彼の瞳に映る自身の姿。
そんなもの見える筈も無いのに、何故か弥子にははっきりと見えた。
法悦に頬を上気させ、劣情に瞳を潤ませ、淫靡に涎を零す彼女自身の姿が。
そんな姿が観察者の冷徹な目に見据えられていた。
ゆっくりとネウロの唇が離れる。
「あ……うあ、あ……」
忘れていた恥辱が急激に脳裏を満たしてゆく。
いや。それは恥と言うよりも恐怖だった。
こんないやらしい自分が居た事に対する恐れ。
そして、そんな自分をネウロに見られた事に対する恐れ。
「ち、違う……違うの、ネウロ……わたし……私は――」
何が『違う』のか、何を否定しようとしているのか。
正直、何も分からない。それだけ混乱していた。
「……弥子」
ネウロが無意味な語彙が溢れ出る弥子の唇に人差し指を添えて、にこりと笑みを浮かべた。
「気にするな」
「……」
おもむろに、たった一言。
でもそれだけで、弥子は赦された気がした。
本能のまま淫欲に溺れる事を。
素直に悦楽に身を委ねる事を。
「それに、そういう弥子も……可愛い」
唇に置かれた手がすっと下がり、いきなり乳首を摘まれる。
今までの行為と先程の交わりとで、そこは既に痛いくらいに尖り張り詰めていた。
541 :
抒情詩:2005/06/08(水) 06:02:30 ID:wRXQcSNX
「――ッ! ふあああああぁ!」
心臓が掴み出されそうな程の快感。
更にネウロは乳房全体を包む様に手を広げ、指と指の間に蕾を挟み込んだ。
「はあっ、あ……あんん……あぁ……」
そのままネウロが胸を揉むように手を動かすと、同時に乳首も擦られてしまう。
さっきの稲妻の様な快感に比べると刺激はかなり弱い。
でもこれはこれで気持ちいい。
まるでふわふわと浮かんでいるみたいな心地だ。
と――ネウロの頭が胸の方に下りる。
何をするのかと弥子が考えるよりも早く、乳首を口に含まれてしまった。
ざらりとした舌が敏感な部分を舐め上げる。
「ひああああああぁぁっ!」
凄い、としか言えない。
そこが何かの開閉器の様に、乳首を舐められる度にがくがくと身体が震えた。
次から次に起こり来る快美な奔流に意識が流されそうになる……
だがそうはさせてくれなかった。
正にそのタイミングを図ったかの様に、ネウロが鋭い犬歯で頂をくわえたのだ。
軽く、噛まれる。
「――っ!? ……ッ!」
声さえ出なかった。
迸る痛みと快感で頭の中が揺すぶられる。
そうしてまた意識を引き戻されると、再びネウロは乳首に舌を這わせた。
飴と鞭で飼い慣らされるとは正にこの事。
暫くそれを繰り返される内に、弥子は痛みにすら嬌声を上げていた。
正確には苦痛と快楽の区別がつかなくなってしまったのだが、そんな事を未熟な少女が知る由も無い。
「あああっ! あぁん! ふああぁ、ああああっ!」
喘いで、よがって。
542 :
抒情詩:2005/06/08(水) 06:02:53 ID:wRXQcSNX
あられもなく乱れて。
次第に下腹部が熱を帯びて、疼く。
心が、身体が、そこへの刺激を欲した。
「あああぁ! ネウロ! ネウロぉ!」
やがて欲望は色を変えて、焦がされる様な切なさになる。
弥子はもじもじと腿を摺り合わせながら、鼻にかかった声で彼の名を呼んだ。
胸の愛撫が止まった。
「どうした?」
ネウロが顔を上げる。
指先で脇腹や臍周りをなぞりながら。
「さ、触って」
「何処を?」
「……」
「何処を?」
ネウロは無垢な笑みを貼り付けたまま繰り返す。
分かっている筈なのに。こっちの望んでいることは。
「あ、え……えっと……アソコ、に……」
いくら快感が欲しいとは言え、いざ口にするとなると勇気が要った。
ただでさえ激しくなっている動悸が更に高まる。
「自分から求めるなんて、いやらしいね。弥子は」
「い、イヤ……そんなんじゃ――」
「嫌? 嫌ならやめようか。弥子の嫌がる事はしたくない」
「イヤぁ! ち、違う! イヤじゃないからあぁ!」
たとえ嘘だとしても、耐えられなかった。
涙を零しながら、つい悲鳴みたいな声音で叫んでしまう。
するとネウロは忍び笑いを漏らし――そして堰を切った様にけらけらと腹を抱えた。
「弥子、面白い。面白いぞこれは。くくッ……人間はこうやって籠絡するものなのだな」
543 :
抒情詩:2005/06/08(水) 06:03:14 ID:wRXQcSNX
不意に、ネウロが下着越しに秘所をなぞった。
「はっああああああぁッ!」
これまでのものよりずっと強い、直接的な快感が走る。
「興が乗った。弥子、優しい『ごっこ』はもうやめだ。ここからは我が輩のやりたいようにやるぞ」
「ど、どういう――ひああああぁ!」
ネウロの指が下着を押し退けて弥子の中に入り込んだ。
十分すぎるほどに潤っていたそこは、待ちわびていたかの様に異物を締め付ける。
「ふああ! ああ! あァんっ!」
ネウロはまるで何かを探る様に秘所をまさぐる。
そして少しざらついた部分を見つけると、そこを重点的に指の腹で擦りだした。
「ああああぁ! そ、そこ! ネウロぉ! らめえええぇぇ」
舌がもつれて、身体が激しく痙攣する。
秘所を中心に痺れる様な感覚が広がってくる。
とどめ、とばかりにネウロの親指が陰核を押し潰した。
「ああぁ! ああ――あ――ッ!」
ピンと四肢を突っ張り、背筋を弓なりに仰け反らせながら弥子は絶頂を迎えた。
理性など存在し得ない境地に思考が弾け飛ぶ。
だが……
「は、あ――っ!?」
達してしまったというのに、まだネウロの指は動き続ける。
「ね、ネウロおぉ! らめええぇ! も、らめらよおおぉぉっ!」
過敏になった内部をなお激しく責め立てられた。
勿論、下の蕾も弾かれたり潰されたりと嬲られる。
まるで止まる気配が無い。
「うああ、あ、ああぁ! ひ、あ……いあぁ!」
視界が霞みがかる。
もう快感を処理しきれなかった。
.
えっちな弥子タソは、好きですか(某CM調で
もう一つ別のスレでも書いてるので、次はそっちを終わらせてから張ります
意見、指摘等は遠慮なくドゾー。ではまた今度ノシ
上から2番目と下から4番目
メチャ俺好みだ
俺もこんな文章書ければなあ・・・と思って自分のを見ると泣けてくる
俺は下の二つかな。
何というか、はっきりしたエロではないけどエロの匂いを感じる。
下から五番目と四番目……
俺の好みテラワカリヤス
大変申し訳ないですが、
>>543の一番最後の行は間違いです。無い事にしてください
下書きってか殴り書きした際に消し忘れたのをそのまま張ってしまいました
二徹ぐらいしててちょっとヘンになってたんです。すみませんでした
気にスンナー
下から2番目の最後のセリフがイイ。結局鬼畜なネウロに燃え燃え
ごめん、↑の下から二番目ってのは抒情詩タンの最新の投下分のことねw
>550
その表現好きだけどなあー
がんがって!!(´∀` )
私、女だけど好きだな。なんかすごくそそるものがあるよ。がんがれ。
続きが早く見たい・・!!
こんなことをここで訊いていいのかどうか分からないけど・・・
でもSS見てもサイト回っても分からないから、ちょっと質問
ネウロは魔界の謎を食い尽くして人間界に来たわけだよね?
これは滅んだって事と同義なのかな? それとも単に謎がなくなったってだけ?
読みきりでは最終戦争起こして全滅したんだったような
とりあえず、読みきりでは全滅だったけど、連載では触れられていないので
ネウロ自身が餌としての謎のなくなった魔界を見限った、とも考えられる。
今後連載が続いた場合の展開を考えると、魔界から誰か来るかも知れない。
>556
自分は食べ応えのある謎が無くなったからだと思ってた。
言い方は悪いけど平和になっちゃったとかw
560 :
抒情詩:2005/06/12(日) 03:43:59 ID:TruM7yBW
あまりの快感に処理が追いついていかない。
オーバーロード状態の脳から砂が零れる様に感覚が抜け落ちて……
「……ッ、……!」
最後に感じたのは凄絶なまでの悦楽だったか。
或いは甘すぎたが故の苦痛だったか。
どちらにしても、弥子はそれを知覚する前に意識を手放してしまった。
どれだけ失神していただろう。
目が覚めると制服も下着も全部脱がされていた。
それでも寒くはない。
ネウロが包み込む様に抱いてくれていたから。
心配りなのか、単なる素振りなのか。
魔人の本心は分からないけど、何だかとても嬉しかった。
だから、こっそりと彼の胸に顔を押し付けながら、口を開いた。
「ねえ、ネウロ」
「何だ」
「どうして私を抱く気になったの?」
恥ずかしくて訊くに訊けなかった疑問。
いきなり抱きしめられて、いきなり押し倒されて、いきなりキスされて。
流されるようにこうなってしまったのが実際のところだ。
無論、それを拒まなかったのはネウロのことが好きだったから。
だが、ネウロはどうなのだろう。
ネウロは自分を好いてくれているのだろうか。
もしそうなら幸せだけど。
もしそうでないなら――単なる気まぐれみたいなものだったら……
561 :
抒情詩:2005/06/12(日) 03:44:16 ID:TruM7yBW
そうだとしたら、どんな顔をすればいいのだろう。
どんな気持ちになればいいのだろう。
ほんの一瞬の間に弥子の脳裏に様々な想いが浮かんでは消えた。
「ふむ」
そんな弥子の心の内など知った風もなく、ネウロが指先で彼女の細い髪を弄う。
ちょっとくすぐったい。
「愛しているから」
あっさりとネウロが答えた。
本当に、至極あっさりと。それこそ天気予報でも読み上げるみたいに。
沈黙が降りて、弥子は瞬間的に胸が高鳴るのを自覚できた。
(な、何で!? 何で私ばっかこんなにドキドキしてんの!? こんなん不公平じゃん!)
そう思いながらも鼓動は収まらない。
(だ、大体あっさりしすぎだって! 元々ネジ外れてるって言うか、色々と無茶苦茶だったけど、
こんな時ぐらいもうちょっと恥ずかしがったりもじもじしてみなさいよ! 反則だよこんなの!
って言うか愛してる? ネウロが? 私を? ホントに? 冗談じゃなくて? だってあのネウロだよ?
でも、でも……う、嘘じゃない、よね……?)
もう何がなんだか。頭頂部からヒマワリでも生えてきそうだ。うっひょう。
……まあ、簡単に言えば惑乱状態。
が、そんな弥子を他所に、ネウロはやはり挨拶でもするみたいな口調で続けた。
「――とでも答えるのが人間的ですかね、先生?」
「……違うの?」
深く嘆息。
冗談でも、あまり笑えない。
「貴様がそれを望んだから、と言うのはどうだ」
「あのさ、義理でも建前でも、もっと気の利いたこと言えないわけ」
「なるほど。貴様の豆腐並みの頭は知性だけでなく感性も豆腐並みなのだな。
適当な台詞が並び立てばそれで満足か?」
562 :
抒情詩:2005/06/12(日) 03:44:38 ID:TruM7yBW
「べ、別にそういうわけじゃ――」
「だが、そうだな。あえて言ってやるとするなら」
ネウロは弥子の反論を遮り、くしゃりとその小さな頭を撫でた。
「この感触が不思議に心地良いのだ。『謎』を喰らう時とはまた違った満足感を得られる」
「……」
「何故だろうな。我が輩に必要なものはそれだけだというのに。
郷里を徹底的に喰い散らかしてまで求めていたというのに」
ぎり、とネウロの手に力がこもる。少し痛い。
でも文句は言えなかった。
その手が、少し震えていた気がして。
「どうしてだ、弥子。どうして貴様は我が輩と出逢った」
「……」
「貴様と出逢わなければ、こんな馬鹿馬鹿しい感傷を覚える必要もなかった。
貴様がただの奴隷人形であれば、こんな愚昧な感情を抱く必要もなかった」
その言葉を聞いて何となく弥子には分かった。
ネウロは戸惑っているのかもしれない。
この魔人はただ食欲(と言っていいのか分からないけど)にのみ貪欲で、
それ以外の事など全て興味の埒外だった。
いや。むしろそれしか知らなかったと言っても過言ではないのかもしれない。
だからこそ困惑しているのだろう。
まるで子供のみたいに、初めて抱く『感情』に対して。
つまり――
「ネウロ」
弥子は自分の頭を掴んでいる手を取り、そっと頬に押し当てた。
「私はネウロの事、好きだよ」
冷たくて、長細くて、硬い五指。
こっちの温もりが伝わればいいなぁ、と弥子は胸中で囁く。
563 :
抒情詩:2005/06/12(日) 03:45:03 ID:TruM7yBW
「きっと、ネウロも私の事、好きなんだよ」
つまり――そういう事なのだろう。
でもきっとネウロにとってそれは最初の感情で。
愛やら情やらを茶化した様にしか語らなかったのは、
それが正しいのか間違っているのか分からなかったからで。
「きっと、好きなんじゃないかな」
少々……いや、多分に願望も含まれているかもしれないけど。
それでも、弥子はそう思う。
「『好き』……か」
不可解な言語を反芻する様にネウロが呟く。
彼はしばらくその意味を持て余すかの様に黙り込んでいたが、
やがて、やおらにその顔を弥子の頭にうずめた。
吐息が柔らかな髪をくすぐる。
「分からんな。我が輩は人間とは違う」
「そう……」
仕方ないと言えば、仕方ない。
所詮は人と怪物。
相容れない部分があるのは、ある意味ではやむを得ない。
しかし。
「じゃあ、さ。ずっと、私と居なよ」
そうすれば、きっと分かる。
――だって私はネウロが好きなんだから。
だから、きっと分かる。
「……何をおかしな事を言っている。この豆腐頭は」
ネウロの声が頭に響いた。
「貴様は我が輩の奴隷人形だ。土くれになって朽ち果てるまで手元に置いておく積もりだぞ」
「ったく、とこっとん素直じゃないなぁ」
564 :
抒情詩:2005/06/12(日) 03:45:21 ID:TruM7yBW
本当にこの魔人は子供っぽい。
おまけにサディストだし。
「『分かった。一緒に居よう』くらいのこと言えないの?」
「……」
突然、がしっと両手で頭を掴まれた。
「いだだだだだだだ! 指! 指が食い込んでるってええええええええぇ!?」
「調子に乗るな。本当に豆腐になってみるか?」
振れない首を必死にぶんぶん振る。
やりかねない。どんな場面だろうとネウロなら本当にやりかねない。
実際、頭蓋骨がミシミシという不吉な音をたてている――気がする。
「全く。自分の立場をわきまえろ」
目に涙が浮かんできたところで、ようやくネウロが手を離してくれた。
「うぅ……折角いい雰囲気になりかけたのに」
軽くネウロを睨む。
今までのやりとりを一々思い出すのは恥ずかしいけど、
傍から見ればなかなかにロマンチックな光景だったんじゃないだろうか。
流れ次第ではそのまま――
(うあ。何てコト考えてんのよ、私)
と、悶々。
その傍らのネウロは、やはりそんな弥子の心情など知りもしないといった様子で、
再び彼女の髪を指先に絡めてみたり梳いてみたりしていた。
まるで毛糸の玉で戯れる猫みたいで……ちょっと可愛いかも。
それに、何だか快い。
胸の奥がほのぼのと暖まる様な、そんな気分になる。
(ああ、こういうのも、いいかなぁ)
自然と瞼が落ちる。
いつもよりずっと優しく触れてくれる魔人の手を感じながら、静かに弥子は抒情詩の如き一夜に幕を引いた。
>>550でも書きましたが、
>>543の最後の行は無しってことで
その上の行から
>>560へと続きますよ、と
『抒情詩』はこれで終わりです。つまり、『抒情詩』としてのパートは
続きの構想はあるし、少しだけ書いてますが、職人さんが来れば小休止を取らせてもらいます。ちょっと疲れたので
それに、たまには読み手にまわりたいなぁ、とも思ったりしてるので
最後に
>>557-559のお三方、情報ドモです。単行本勝って勉強しなきゃなぁ・・・
566 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 08:17:43 ID:X56LW4Op
GJですたっ!!
これからも、ロムりながら応援してますゆえ
お疲れ様でした。
子供っぽくて素直じゃないネウロがすごくらしかったです。
ヤってるだけじゃなくて、二人のやりとりもきちんと書いていたからリアルに
思えました。
これからもひそかにテカテカしながらお待ちしてます。
職人修行中なので、つたないのは許してね。
書いたので置いておきます。
雨上がりの夜道は埃っぽい空気が洗い流されて、吸い込めば清々しい気分になる。
先ほどまで血みどろの殺人現場にいたせいで、すっかり滅入っていたのだ。そう
思えば、少し冷えた雨上がりの街もいいものだ。
うーんと伸びをしてお腹空いたなと考えている弥子の隣では、ネウロがずっと不
機嫌なままだ。それもそうだろう。人が二人殺された割には、それほど大した謎
ではないと不満を漏らしていたのだ。この様子では空腹は癒えないのだろう。
「仕方ないじゃない。いつもそんなに都合のいい謎なんてないもん」
謎しか食べることが出来ないのは不便だと思いながらも、弥子はどうすることも
出来ずにいた。
「ふん、少しは逃げ延びようと、知恵ぐらい巡らせばいいものを」
犯人があっさり捕まったことも、この魔人には不満なのだ。少しでも狡猾に、少
しでも時間を稼いで。そうして構築していけばいくほど謎は美味になるという。
「ネウロも大変ね」
力になれなければ仕方がない、と弥子は他人事のようにポケットからチョコレー
トを取り出して口に入れた。お腹がぺこぺこなので、早く近くのラーメン屋に行
きたくて仕方がない。
「貴様」
「えっ?」
「不愉快だ。気を紛らわせろ」
「はい?」
突然のことで、何を言われたのか理解出来ない。魔人はそれこそ大魔神のように
弥子の前に立ちはだかって、今にも取って食おうという感じだ。
「我が輩は貴様のように物理的に空腹を満たす下賎な種族ではない。よって、下
僕の貴様が付き合うべきだろう。空腹を紛らわせるすべにな」
言うなり、ネウロは最高に人の悪い笑顔になった。
「はああ?もしもし、もしもしネウロさんっっ?」
「黙れ、もう少しぐらいは役に立とうと考えるがいい」
「いや、わかんないからっ」
チョコレートを飲み下すことも忘れて、弥子は叫んだ。もしかして、最悪の事態に
なろうとしてる?とは思ったのだが。
時間は深夜に近く、車の流れは幾らか少なくなったとはいえ、まだひっきりなし
に側を走り過ぎる。こんなところで揉めていたら、まるで痴話ゲンカだ。相手に
してたらきりがない、とばかりに早めにバイバイと手を振ろうとした弥子の手は
がっちりと取られ、逃げられなくなってしまった。
「あの、これって」
「貴様を食べる」
「えええええーーー!」
何だこの展開は。
弥子の頭は思考が完全に停止してしまった。というか、女の子なら誰でも初め
ての相手に対する憧れや要求や色々なものがある筈なのに、突然全部をぶっ
ちぎってそうなりそうで驚いている。
もしかして本当に今?
それよりもネウロと?
どう言えばいいのか、どうすればいいのか全然分からないまま、ずるずると引
きずられるようにして路地裏に連れ込まれた。ヤバいヤバい逃げなきゃと思っ
てはいるのに、体が動かない。
下手をしたら誰が入り込んでくるか分からない場所で抱き合っているのは、素
性が知られては困るカップルぐらいだ。それに該当するのも何か嫌だなと泣き
たくなってしまう。
「薄い体だな」
「どうせ…貧乳ですよ」
「こんなものは、不要なのではないか?」
観察するようにざわざわと体中を撫で回していた手が、服の中に潜ってブラに
触れてきた。
570 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 06:45:52 ID:W2dtMGQQ
いやいいよ、GJ
これからもどしどし投下してほすぃ
なにせ、職人さんが少ないからナー
ありがとうございます。
今頑張ってまとめ書きしています。
私もサイトで小説を書いているけど、上に並んでいるサイトはみんなすごいテキスト
サイトなので憧れです。ああいう文章を書きたいけど無理なので、自分なりに言葉を
選んでみます。
でも、知っている人が見る可能性もあるので、いつもの文体とはちょっと変えている
けど。
おいおい、このスレ、2ちゃん初心者ばっかりなのか?
基本的に個人サイトを晒すことは厳禁なんだよ。管理人が
2ちゃんからリンク貼られたのに気が付いて閉鎖することが
多々あるから。大事なサイトほど晒しちゃダメだって。
>572
本当にそうですよね、言ってくれてありがとう。
うちは上で晒された中の一人だけど、アク解付けてるから普通に辿って分かってしまった。
多分他の管理人さん達もみんな気が付いてると思う。
出来れば個人サイトのURLを張るのは止めて欲しいな、と思います。
私はずいぶん前から2の他板住人だから気にしないけど、皆さんそうかは分からないから。
ツッコミどころ満載ってか
まあ、いいか
>>573 あまり気にしないでくれ
閉鎖もしないでくれると嬉しい
ここのムードはわりとこうだから流してくれていいし
>>572 うちのサイトも晒されてました。
私は気付かなかったけど、知り合いがメールで教えてくれたので。うわーと思った。
特にうちは閉鎖は考えていないけど、こういうことは控えて欲しいです。
今週の漫画、ネウロの洗髪発言が髪フェチの自分にはツボだった
アカネちゃん生き返ったら美人とかないかね
おさげ!おさげ!
ある意味グロw
ウホッ!
ここで殺伐としたスレに救せry
甘く紡がれる抒情詩は夢
虚ろな空に筆を走らせ、儚い偶像を描く
貴方の瞳に溜息を漏らして
羽根の様に優しく抱かれる
嗚呼、でも私に絡む指は蛇の様
飴と鞭で飼い慣らされて、濡れた傷口を曝け出す
法悦の喘ぎは彼方の闇へ
貴方はただ私を責め立てる
愛を語る唇は冷たく、髪を撫ぜる手は硬い
嗚呼、凍った胸よいつか木漏れ日に解けて
きっと温もりの中で心は芽吹くから
寄り添う様に貴方が眠っている
想いは雪の様に降り積もればいい
窓の外で無愛想な月が静かに堕ちた
嗚呼、夢が果てる
私の胸に爪を立てて
忘れることのないように
その抒情詩を刻みつけて
それが原罪の烙印だとしても
きっと私は貴方を愛し続けるから
嗚呼、闇が色を変えてゆく……
「ああああああああああああああああああぁぁ――――ッ!?」
弥子は訳の分からないまま悲鳴を上げ、勢い良く布団を跳ね飛ばした。
がばっと上体を起こし、右へ左へと忙しなく視線を走らせる。
……何て事のない、いつも通りの自分の部屋。
人外の美男子が天井から逆さまに突っ立ってなどいない。
ましてや、自分の隣で眠っているなどと言うこともない。
夢だった。
そう。あれは全部夢だった。
弥子は何度も自らにそう言い聞かせた。
高鳴る鼓動を落ち着けようと胸に手を添える。
「あ、あり得ない。私があいつと、あんな……あんな事……」
そう。夢。あれは夢だった。
だってあの魔人が――ネウロが、まかり間違ったもあの様な言動をする筈がない。
『可愛い』『愛している』『好き』――
どれを取っても口が裂けたって出てこないであろう台詞ばかりだ。
ましてや抱き合ったりキスしたりするなんて事は、それこそ天地がひっくり返ったってあり得ない。
なのに……馬鹿馬鹿しい。
まさかあんな夢を見るなんて。悪夢にも等しい。
「そ、そうよ。あんな事、あってたまるもんですか。大体……」
――あいつの事なんか好きでもないのに。
その言葉は喉の途中で引っかかったかの様に出てこなかった。
代わりに一つ、深々と溜息を漏らす。
「大体、ネウロの方だって、私を都合の良い奴隷としか見てないんだし。
あいつとあんな事になる理由も要素も全く無いじゃない」
自分の密やかな想いは棚に上げて、弥子は独りごちた。
まだ動悸は治まらない。
「それに私は人間で、ネウロは魔人なのに、そんな関係もおかしいよ」
思わず呟いてから、はっとする。
それは常々気にしていたテーゼ。
自身と彼との関係を考えた時、いかなる場合においても必ず立ちはだかる隔壁だった。
587 :
叙事詩:2005/06/15(水) 02:10:06 ID:vxFNXnwg
人と、人ならざる存在。
まるで漫画か映画の世界の話だが、それが幸せな結末を迎える保証は無い。
「……」
ちくりと、何処かが痛む。
否。これが虚構の御伽話ならまだ楽かもしれない。
たとえ悲劇であろうとも、その話は美しく終焉を迎えるのだから。
その分、現実は残酷だ。グロテスクな物語をも容赦なく紡ぐ。
そこに誰かの意思が介在する余地すらないのだ。
「ネウロ……」
不意に、弥子は言い様の無い不安に襲われた。
現実は残酷だ。意図もなければ慈悲もない。
この物語を最悪の形で済ませてしまう可能性すらある。
流石にいきなりそうなってしまう事はないだろうが……
しかし、ネウロはあの性格だし、現実は残酷だ。
「……まさか、ね」
弥子は翳った気分を振り払う様に頭を振ると、再びベッドに倒れこんだ。
折角の土曜日の朝から沈鬱気味になってしまった。目覚めの悪いことだ。
それもこれもあのサド魔人のせいだ。
あいつが変な夢を見せたのが悪いんだ。
私生活に絡まれるだけでも大変なのに、心の中にまで入り込まれて、いい迷惑だ。
我が儘で、唯我独尊で、子供っぽくて、偏食の悪食で。
これっぽっちだって良いトコロなんて――
「良いトコロ、なんて……」
…………
嗚呼。全く。
素振りすら出来ない不器用さが嫌になる。
望みも勝ち目も無い相手なのに。
588 :
叙事詩:2005/06/15(水) 02:10:23 ID:vxFNXnwg
本当にどうかしている。
「馬鹿だなぁ、私」
そう。馬鹿だ。そんなコト分かっている。
だが逸る心は理性を嘲笑うかの様に身体を焦がす。
どうしようも、ない。
「……ちくしょー……ネウロの、バカぁ……」
折角の土曜日。思いっきり寝て、思いっきり食べて、思いっきり遊ぶ筈だったのに。
弥子はのろのろとベッドから這い出した。
今日はどんな服を着ていこうか。
どうせネウロに女の子の服装の良し悪しなんて分からないだろうし、そもそも興味すら無いだろうけど。
でも、もしかしたら、ほんの少しだけでも気がついてくれるかもしれない。
「ま、あの唐変木の事だから、どうせ無駄だろうけど……」
それでも、淡い期待に顔が綻ぶ。
クローゼットを物色しながら、弥子は忍び笑いを漏らした。
彼女の心の中の抒情詩――そこに詠われる土曜日は、幸福に満ち溢れていた。
最初の二つに題名入れるの忘れた・・・orz
話としては『抒情詩』の続きです
半端だけど、スレの空気がアレでアレな感じになりかけてた気がしたから・・・
余計な心配だったらゴメンよ
・・・張ってからなんだけど、まさか弥子たん、ベッドじゃなくて布団で寝てるなんてことないよね・・・
連投スマソ
変に切れてるけど、これで終わりじゃないよ。続きはいずれまた
591 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 08:03:41 ID:YUHEWShj
gjです
GJ〜!!
ぺらっ!!
GJ!
まとまってるようだったから終りかと思ったけど、まだあるんだ?
続きが楽しみ
595 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 18:33:08 ID:q+GuFz0b
age
あれだ、ネウロがゴダイと弥子を絡ませてるのが見たい
ヤコと吾代、ちょっと書き出してみてるんだが、エロにたどりつくまで時間がかかるかもしれん。
やっぱりしょっぱなからエロっぽい方がいいかな、この板らしく。
エロにたどりつくなら納得いくように書いて大丈夫だよ。俺的にはなんでも
かめへん!!かめへんよ!! (;゚∀゚)=3
599 :
597:2005/06/21(火) 22:26:42 ID:riYGD+cj
>>598 どうもありがとう。あんまりエロくないけど・・・投下しますね。吾代×ヤコです。
600 :
597:2005/06/21(火) 22:27:13 ID:riYGD+cj
「・・・ねえ吾代さん。あたし、まだ人間のままかな?」
ネウロが事務所からいなくなって、ふたりきり(正確にはふたりと一房)になると、ヤコはいつも、吾代に尋ねる。
最近マスコミもいなくなって、すこぶる暇になった吾代は、コンビニのバイトを再開するわけでなく、ぼんやりとテレビを眺めていた。
「しつけぇな、おめーも。頭に角なんか生えてねーし、手足だって細っこいけど、俺には人間に見えるぜ」
吾代は決まってそう返答する。ネウロが謎を解くことによって脳髄の空腹を満たしていく生き物ならば、
ヤコは自ら謎を出し、当たり障りのない返事をもらうことによって満足感を得る生き物なのかもしれない。
そんなとりとめのないことを考えてみる。
ネウロが人間ではないことは、もうわかっていた。
何しろ壁から垂れ下がる三つ編み・・・あかねちゃんと言うらしいが・・・の髪の毛を、
ヤコが「黒住化粧品」から取り寄せたというイカ墨のようなシャンプーと、
真珠色のきらめくトリートメントで週に5日洗ってやっているのを目の当たりにしているし、
あかねちゃんもその都度おさげをぴちぴちさせて喜んでいるような動きまでしているのだ。もう何があっても驚くことはないだろう。
社長を殺したあの鷲尾が、ネウロによっておかしくなってしまったのを間近で見たのだから。
ドライヤーで乾かしてやり、丹念にあかねちゃんの髪を編みこみながら、ヤコは吾代の返事を聞いて、「そっか」とつぶやいた。
テレビでは未だに「アヤ・エイジア」が殺人者として逮捕され、その驚くべき動機について、下らない討論がされている。
「世界でひとりきり」。
そう思う人間の脳のみを揺さぶるというその魔歌に、吾代はかつて焦がれていたのだ。
だが歌姫の唇は、二度と公の場で開かれることはないだろう。目の前であかねちゃんの髪をいじっているこの少女と、あの男の力のせいで。
601 :
597:2005/06/21(火) 22:28:55 ID:riYGD+cj
「おめー、なんでそんな質問を、毎回毎回するんだよ?」
テレビがつまらなくて電源を切る。ソファに背を預け、吾代はヤコの後姿に声をかけた。
「うん・・・この、あかねちゃんって、さ」
ヤコは最後にゴムでとめてやり、あかねちゃんが「ありがとう」とそのツヤツヤのおさげを左右にぴこぴこ揺らすのを苦笑しながら見つめてから、吾代の所に近づいてきた。
「ほんとは、動かなかったんだよ。あんなふうに、自分の気持ちを出したりなんて、できなかったんだ」
それは死体だから・・・とは、さすがに言わない。吾代が神妙な顔で先を促しているので、ヤコは重い口を開く。
「でも・・・ネウロが」
震える唇から紡がれるその名を聞くたびに、吾代は背筋を百足が這い回るような不快感を覚える。胸糞悪い。社長殺しの犯人だって、そいつが全て解いたんだ。
なのに顔が売れるのを避けるためと、無理やり、こいつを・・・
「ネウロが傍にいるせいで・・・その、こうなっちゃったんだって」
ヤコは口を濁らせながら、たどたどしく言った。中途半端に命が戻っただなんて、言えない。言いたくない。
「・・・だから?」
吾代が顎をしゃくった。ヤコは恐る恐る言う。
「あたしもいつか・・・何か違う生き物になっちゃうんじゃないかって・・・最近、不安なの」
「はっ」
吾代は鼻で笑う。世の中は謎に満ちていて、何が起きても不思議ではない。有名シェフが自分の作ったスープを自らの腕に注入して巨大化するくらいだ。何でもありなのだ。
だからって・・・いや・・・ううむ・・・
考え込む吾代を見て、ヤコは涙ぐんだ。
「やっぱり! どうしよう!? 最近あたしね、すごく丈夫になった気がするの!」
がばりと、吾代の胸にしがみつき、切羽詰った声で叫ぶ。
突然の攻撃に、吾代はしどろもどろになった。
女にはろくに触れたことがない。生前社長に「ドラッグ決めりゃ何でもうまくいく。男になってみるか?」と白い粉をちらつかされたこともあった。
確か、「片栗粉」の袋に入れて・・・
「バ、バカ、離せ!」
吾代の変な柄のシャツに顔を埋めようとするので、慌ててぐいと押しやった。
ばくばくと心臓が波打っている。細い身体だしと気にも留めていなかったが、女の身体というのはなかなかどうして柔らかい。なんだ、あの感触は?
602 :
597:2005/06/21(火) 22:30:48 ID:riYGD+cj
「ネウロに会う前はあたし、変わってる所って言えば、近所の大食い大会で十年連続優勝したことがあるとか、それくらいだったのに」
「いや、随分変わってるぞそれは」
ぜいぜいと息を荒げながらも突っ込んでおく。大食い大会? 十年優勝? それでその細さ? こいつの胃は宇宙かよ?
「だけど、ネウロに会ってから・・・」
またネウロ。ふたりでいるときくらい、その名は聞きたくない。
「首絞められたり、頭を踏まれたり、身体を投げ飛ばされたり、変な薬の入った料理食べたり、首を一周回されたり、蹴られたり、色々されたけど」
「傷害罪で訴えろよ。あん、暴行罪か? なんでそこまでされて、あんなののそばにるんだよ」
「だって、あたし怪我しないんだもん」
また、わっと泣き出した。勘弁してくれと思う。
「ちょっとふらつくかな〜くらいで、どこも怪我しないの! 信じられない。あたし、人間じゃなくなってるのかなぁ?」
うるうると上目遣いで至近距離で見上げられる。吾代は顔を背けて、ヤコを見ないようにするのが精一杯だった。
畜生、相手は鼻水たらしたガキだっつーのに! この事務所に残ってないか、「片栗粉」!
「知らねーよそんなの! あいつに聞けばいいだろ!」
咄嗟に叫んで慌ててヤコを見た。しまったと思う。ヤコはぐすぐすと鼻をすすりながら、「そうだね」とパッと立ち直った。
「アヤ・エイジア」の事件が載る週刊誌を読んでいるうちに知ってしまった、ヤコの過去。
父親を無残にも殺されて、その犯人を自ら探し当ててしまったと記されてある。
記事は憶測の域を出ない書き方をしていたが、吾代は思う。それは真実なのだと。
父親を殺されて、ネウロと一緒に何度も人の死体を見てきたヤコ。
それでもヤコは暗い気持ちを引きずらない。立ち直ったふりすら笑顔でしてみせる。
あの男が彼女のそばに居続けるのは、こんなところにも要因があるのかもしれない。
目の前で勝手に泣かれて、勝手に立ち直って。
・・・それは全て、あの男のせいなのだ。
そう思うと、頭のどこかがじりじりと焼け付いた。
「やっぱ、俺が調べてやるよ」
「えっ?」
がしりと、その細い手首をつかんでやる。骨と皮しかない手首。なのに指先は何故柔らかい?
ほら、簡単に引き寄せられる。
吾代が軽く手を引けば、ヤコの身体が面白いくらいに吾代の腕の中におさまった。
「え、何? 吾代さん?」
「おまえが人間かどうか、調べてやるよ」
首を横にして、焦ったヤコが吾代を見る。吾代はヤコの身体から漂う少女の香りに酔い始めていた。
頭に顔をうずめ、ヤコの香りを思い切り吸い込む。髪留めが頬に当たってひんやりとした。
604 :
597:2005/06/21(火) 22:40:57 ID:riYGD+cj
「ちょっ」
「黙ってろ。ほっぺどころか、いたるところにジュースを飲む穴開けられたいかよ?」
耳元で吐息と共に囁いてやる。ヤコがぴくりと反応した。
「んっ・・・」
ぺろり。
耳たぶをなめてやり、舌を出したまま首の付け根まで移動する。ヤコの肌がぞわりと泡だった。
「肌の感じは・・・人間だな」
「吾代さん、も・・・いい、もう、いいから・・・!」
ヤコがかぼそい声で懇願する。吾代はヤコの手首をつかんでいた手を放し、ブラウスのボタンを片手ですいすいと外していく。
「調べてやるって言ってるだろ」
ぱらりとブラウスが左右に分かれた。吾代はヤコの柔らかな腹辺りを、ごつごつした細長い指で、するりとなで上げる。
「うく・・・っ」
「もしおめーが人間じゃなくなってるなら・・・この腹ん中、違うモンが入ってんのかな・・・」
手のひらを当ててやると、じんわりと汗が浮かんできた。ヤコは弱々しく、その手を押さえる。
「吾代さん・・・もういいよ、あたし・・・」
「ネウロに調べさせんのか?」
吾代はヤコの小さなブラの下から指を入れ、僅かに指先に力をこめる。
605 :
597:2005/06/21(火) 22:41:36 ID:riYGD+cj
「あぁ・・・っ! やだ、やだやだ!」
あまりの羞恥にヤコが真っ赤になった。吾代の手をしっかりと押さえているつもりなのに、吾代の手はたやすく動いてしまう。
これじゃあ傍目には、吾代の手を自分の胸へいざなっているようにしか見えない。
「女にしちゃない方だな」
そっち系の雑誌で見る女の裸より遙かに未成熟なヤコの身体。それでも吾代の息は上がり、辛抱できなくなってきた。
未成熟な身体。俺の未成熟な心。ふたつ合わされば、俺たちは完全になれるかもしれない。
ヤコの両手首を前で拘束し、空いた片手でスカートをまくりあげる。ヤコが悲鳴をあげるが、かまっていられない。
すべすべとした太ももに触れ、ショーツと肌の境目にまで到達する。指の下の産毛の感触が心地よく、
吾代はヤコの首筋に唇を当てながら、ゆっくりとショーツの中へ手を侵入させていく。
「あいつはここに触れたのか?」
意地悪く聞いてやれば、ヤコはぎゅっと目をつぶった。
「いいさ、俺がおまえの、全部を見てやる」
茂みをどけて、柔らかな肉に到達すると、吾代の身体が喜びに震えた。
606 :
597:2005/06/21(火) 22:42:59 ID:riYGD+cj
「ひあっ・・・」
ヤコが小さく悲鳴をあげる。それすら、今の吾代の耳には届いていなかった。
後ろからではもう我慢ならない。
腕の中で愛撫していた身体を抱きしめ、そのままソファーへと押し倒した。
「きゃあっ!」
ヤコの身体があっけなくソファーに沈む。
初めてまともに見た女の身体は。ビデオや雑誌で見るのとは違った、新鮮な印象を吾代に与えた。
知らずにごくりと喉が鳴る。
ブラウスがわかれ、ブラを中途半端にたくしあげられ、スカートが太ももの上に重なっている。
これから何をされるのか知り恐怖におののくヤコの顔。瞳。涙。唇。
全部、俺のものだ。
「ふむ・・・っ!」
理性などとうに消し飛んだ。
吾代はヤコの唇をむさぼり奪う。
ヤコが苦しさのあまり両手で吾代の肩を押し上げようとする。その無力な力もまた愛しい。
激しい口付けのあと、呼吸をするため顔をあげるが、息などしてられないと、吾代はヤコの顎から鎖骨へ、すっと舌を這わせた。
「あ・・・あんっ!」
魚のように跳ねる身体。ブラウスの白が、吾代の網膜に焼き付いてゆく。
ブラが邪魔だが、外し方がわからない。
吾代は乱暴にそれをヤコの首元まで引きずり上げると、ふくらみの足りない胸を両手でつかんだ。
607 :
597:2005/06/21(火) 22:43:34 ID:riYGD+cj
「痛い・・・ご・・だいさ、痛いよぉっ」
吾代の長い指が、ヤコの胸に赤い傷を作る。
「あいつに見せてやれよ。自分が人間だって証を。俺が何度だって証明してやる」
なめて、歯を立てて。頂を口に含んで転がす。
ヤコが身をよじって暴れるせいで、ブラウスも、スカートも、いつの間にか床に落ちていた。
吾代の細長い指が再度ショーツの中を潜る。茂みの奥の秘所は、確かに湿り気を帯びていた。
「おめーは人間だよ。でなきゃ、人間の俺にこうされて、濡れるわけがねえ。おめーは人間だ。俺が・・・」
ズボンのファスナーを下ろせば、血管を浮かび上がらせた怒張がすぐに飛び出してきた。
「俺がわからせてやる」
その昂ぶりを鎮めるには、おめーの・・・
「あ・・・・! あく・・・! ああああああっ!」
やっと、完全になれた。
608 :
597:2005/06/21(火) 22:44:11 ID:riYGD+cj
「酷いよ、吾代さん」
「・・・おう」
「あたし、こんなつもりで言ったんじゃなかったのに」
「・・・おう」
ブラウスの前を止めながら、ヤコがうつむいて言った。
全面的に悪いのが誰なのか、言わずともお互いわかっていたので、吾代はただ、うなだれるばかりだ。
「そりゃ、吾代さんは元裏の世界の住人だから、・・・その、いつもこんなことしてるんだろうけどさ」
「ばっ」
吾代が慌てて顔をあげた。
「バカ言うな! ・・・俺が、抱いたのは、おめーが初めて・・・だよ」
「嘘言わなくていいよ。気休めにもならないし」
「嘘じゃねえ! まあ。信じちゃもらえないのも、わかってるけどよ」
次第に語尾が小さくなり、吾代は叱られた子供のように、しゅんとなる。
「・・・じゃあ、どうして、こんなこと、したの?」
静かにヤコが聞いてくる。吾代はそっぽを向いた。
「おめーが」
「・・・」
「おめーが・・・」
「なに?」
刺々しく聞かれて、吾代はやけになった。
「おめーが、いるからだよ!」
「・・・はあ?」
「おめーがいつもいつも、逃げないで、いるからだよ・・・」
脅しても、脅しても、いつもまっすぐに見つめてくれた。
それはあの男が後ろにいるせいなのかもしれないけれど、自分の話を聞いてくれた。
そうして今も、ここにいる。逃げないで、俺の話を聞こうとしてくれる。
「あたしが逃げたらいいの?」
「・・・そしたら」
「そしたら?」
吾代は、ヤコの頬をそっと指でなぞる。
「追いかける。どこまでも」
神が降臨なされたー!!!
激しくGJ! 吾代童貞だったのかw
610 :
597:2005/06/21(火) 22:48:37 ID:riYGD+cj
「あーあ」
ヤコは立ち上がり、スカートの埃をぱんぱんと叩いた。
「あたし、もっと優しくして欲しかったよ」
「・・・悪い。おめーは、・・・あいつのことが・・・」
「吾代さん」
ソファーに座る吾代の前に、ヤコが近づく。
「ネウロには脅されて一緒にいるけどさ、吾代さんにあたしがこうやってすぐに近づいちゃうの、なんでだかわかる?」
「へ」
見上げた吾代の顔を、ヤコは細く柔らかい両手でそっと包み込み、優しく唇を重ねた。
「アヤさんのこと聞いて泣いちゃうような優しい人を、あたしが大好きだからだよ」
「おめ・・・」
「そばにいたかった。吾代さん、自分のこと世界でひとりきりだって思ってたのかなって。あたし、そんな風に、吾代さんに思って欲しくなかったの」
もう一度重ねる唇。
吾代は勢いよくヤコを抱きしめた。今の自分の顔を、ヤコにだって見られたくない。
「やっぱ、おめーは人間だよ」
「ホント?」
「ああ」
アヤ・エイジア。
もう彼女の歌声を聞いても、以前のように感動はしない。
世界でひとりきり。
いいや、もう、世界でふたりきりだから。
幸せいっぱいのふたりを、あかねちゃんが見守っていた。
傍にあるホワイトボードには、吾代とヤコの情事が官能小説さながらに詳細に書かれてあり・・・
後に吾代の自給が激減し、ネウロが事務所を空けることがほとんどなくなったのは、その頃からだという。
終わり
611 :
597:2005/06/21(火) 22:50:31 ID:riYGD+cj
連投につぐ連投ですいません〜!
こんなに長文アップしたの初めてだったので、焦りまくってしまいました。
エロ少ないとか吾代のキャラが違うとか色々至らない点ばかりですいません。
お目汚し、失礼しました!
(*゚∀゚)=3 ムハー
GJです!!
おおおお 投入キターーー(;゚∀゚)=3 ムッハー
あかねちゃんが見てるままかー!!
GJ!
もしかして
>>596を受けて一日でこれを?
凄い。凄すぎる・・・
616 :
597:2005/06/21(火) 23:34:00 ID:riYGD+cj
やっちゃったかなとびくびくしてました。レス下さったみなさん、ありがとうございます。
>>615 最近寝ても覚めても夢の中でもネウロの漫画が頭からはなれず、吾代に萌えすぎて、
一時間半で書き上げました。ろくに見直しもしなかったのでやばいところでいっぱいで反省中です。
それでは名無しに戻ります。神のご光臨、首を長くして待ってます〜。
神はあなただ!(;゚∀゚)=3
618 :
名無しさん:2005/06/21(火) 23:49:14 ID:ufm/0qWA
ちょっとごめ鼻血が。
ムッハー!!!!!
すげー。モエス。
ネウヤコも良いけど
吾ヤコもいいな。
620 :
名無しさん:2005/06/22(水) 04:06:00 ID:GhEJxwPR
神乙。自分は
>>596を読んで
(´ー`).oO(ネウロの前でゴダイとヤコが強制的にヤるのか…)
と思ってしまった。どんだけSだネウロ。
ネウロとアヤがここ最近脳内を駆け巡ってるな
叶絵の名前が全く出てこないのはなんでだろう?
うまいうまい。俺も書こうかなー
すげええええ神だ。マジすごい。
中の文章はもちろん、話の導入部分から最後の余韻までばっちり。
心情描写もソツが全くない!つか上手すぎ。
かなり書きなれていらっしゃいますね。おかげで激萌えましたよ(;´Д`)
625 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 23:11:43 ID:SEiZsPCw
神光臨待ちage
>>620 >(´ー`).oO(ネウロの前でゴダイとヤコが強制的にヤるのか…)
自分もそう思った。
正直、ネウロならその位してもおかしくなさそうだw
||Ф∀Ф) ニヤニヤ
628 :
叙事詩:2005/06/23(木) 08:29:34 ID:aj74j0F8
結局、選んだのはデニム調のハーフパンツに枯葉色のチュニックブラウス。
いつか雑誌で一目見て気に入った服だけど、実は袖を通すのはこれが二度目。
と言うのも、友達が全く同じ服装をしているのを見て以来、自信を失ってしまったからだ。
……まあ、そんな事は今はどうでもいい。
あまり良い気分のする思い出でもないし。
それでも、と弥子は自分の体を見下ろしてみる。
全く似合っていないという事はないと思う。
そりゃあ、背は小さいし手足は棒みたいだし出るべき所は出ていないけど。
「……」
先刻とは違う意味で悲しくなった。
今度は上を向いてみる。
雲一つ無い青空だ。出かける前に見たニュースによれば、今日は一日中こんな空模様らしい。
暑いのは嫌だし、日焼けするのはもっと嫌だけど、こういう天気は大好きだ。
太陽が燦々と白く輝ける様に、自分の心もすっきりと晴れ渡る気がして。
今朝の脈絡もない不安や、残酷な現実を少しでも溶かしてくれる気がして。
その気色が蜃気楼みたいなものだとしても……
たとえそうだとしても、その幻に身を委ねられるから。
(あ〜あ、何だか詩人的になってやんの)
つい気障ったらしくなってしまった。
そんな自分は鼻で笑うに相応しい。
らしくない。絶対的に。
(それもこれもあいつの所為なんだから)
こうなったら当てつけてやる。
どうせネウロは今日も謎が無いと駄々をこねるに違いない。
その目の前で美味しそうなケーキを見せ付ける様に味わってやるのだ。
――うん。我ながら名案。
弥子は途中、お菓子屋に立ち寄ってショートケーキとチーズケーキ、そしてモンブランを買った。
629 :
叙事詩:2005/06/23(木) 08:30:01 ID:aj74j0F8
財布が軽くなるのは心細いが、腹も膨れるし気分も良くなる。正に一石二鳥。
鼻歌混じりでケーキの箱を揺らしながら、弥子は再び自らの名前を冠された事務所へと足を向けた。
灰色の建物は今日も今日とて無機質さを隠すことなく高圧的に聳えている。
前々から思っていたけど、いくら元(ソッチの道の)金融業の拠点だったとは言え、
これではあまりにも近寄りがたい気がする。
それに何より弥子自身の趣味に合わない。
いっそ外装をピンク色にでも塗り替えれば、多少はフレンドリーな雰囲気を醸せるかもしれないのに。
今度ネウロに提案してみようか。
集客が見込めれば相対的に謎と出逢える機会も増える。
そう説けば、もしかしたら彼も承諾するかもしれない。
そんな冗談めいた事を考えながら、弥子はエレベーターのボタンを押した。
低いモーター音がして、上の階からエレベーターが下りてくる。
「……あれ?」
弥子はちょこんと首を傾げた。
扉越しに見えるエレベーターの中に見慣れた顔があったのだ。
「吾代さん。どしたの?」
仏頂面をしたその男と入れ替わりにエレベーターに乗り込んで、尋ねてみる。
「客が来たってんで、あの野郎に追い出されたんだよ」
「客って……依頼人?」
「いや、どうもそんな感じじゃなかった。
年格好も丁度お前ぐらいだったし……まあ、行きゃ分かるさ」
吾代は不機嫌そうに手を振ると、彼のねぐらへと入っていってしまった。
あの吾代もまたネウロの圧倒的な力と威を前に屈服した人間の一人。
ネウロに逆らえば己の未来が潰える事を思い知らされている上、
とある事件で彼に大きな借りもあったので、
弥子に絡もうとする邪魔者を遮る『壁』の役割を押し付けられてしまったのである。
まあ、色々と同情すべき余地のある人だ。
630 :
叙事詩:2005/06/23(木) 08:30:25 ID:aj74j0F8
(あの人も大変だよねぇ。ネウロに目をつけられたのが不幸の始まりって言うか……)
自分の事は棚に上げて、しみじみと思う。
それにしても。
この事務所に来客とは珍しい。
マスコミを別とすれば、アヤ・エイジア以来ではないだろうか。
何か事件であればネウロは喜ぶだろうけど、危ない目にあったり死体を見たりするのは嫌だ。
ネウロの顔は見ておきたいが、そんな事があるようでは腰が引けてしまう。
(う〜ん……どうしたもんだろ……)
しかし逡巡は僅かな間だった。
折角ここまで来たのだし、今更引き返すのも馬鹿らしい。
それに……
(確かに非道い場面に立ち会いたくはないけど……でも、困っている人を助けるのは大事だしね。
この間の事件でアヤさんみたいな人も居るって分かったし……)
でもやっぱり流血沙汰が関わるのは嫌かも。
そんなどっちつかずの心境のまま、エレベーターを降りて事務所のドアを開けた。
と――
「え……」
思わず、体が硬直する。
予想していたあらゆる光景が音を立てて崩れてゆく気がした。
何故。どうして。
意味を持たない疑問符が頭の中をぐるぐると巡る。
「……おや、先生。随分と遅いご出勤で」
ソファに腰掛けたネウロが開口一番、嫌みったらしい口調で言った。
それは、まあいつもの事だ。
だが、唯一つ。
たった一つ、この場での日常に在る筈のない存在が、弥子の胸を毒蛇の如く締め付けた。
「やっほー。お邪魔してるよ、弥子」
631 :
叙事詩:2005/06/23(木) 08:30:45 ID:aj74j0F8
「……かな、え」
何故。どうして。
自分と全く同じ服装をした親友が、ネウロの隣に座っているのだろう。
「ネウロさんって外国の人ですよね? どうして日本に?」
モンブランを口に運びながら、叶絵がネウロに問うた。
器用なヤツ――と、ちらりと横目で見やりつつ、弥子もまたショートケーキを頬張る。
「こんな事を言うと愛郷心の薄い奴だと思われるかもしれませんが……
実は、故郷が退屈で仕方なかったんですよ」
ネウロが紅茶で唇を湿す。
その動作がまるで何処かの国の貴族みたいで、叶絵はぼうっとした表情のまま彼を見つめている。
「それで、ちょっと世界をぶらぶらしてみようと思い立って、ここにやった来たんです。
先生と出逢ったのも、正にその時でした」
カップをソーサーに戻したネウロが「そうですよね」と確認を求めてくる。
弥子はその視線から逃れる様に顔を背け、小さく頷いた。
「寂しくなったりはしないんですか?」
「寂しい? はは、まさか。むしろこっちに来て良かったと思っていますよ。
あの暗くて退屈な世界に比べれば、ここは甘美な果実が生り茂る楽園みたいなものです」
「へえ〜」
叶絵は興味津々といった様子でネウロの話に目を輝かせている。
社交的なネウロは話し上手であり、更に聞き上手でもあった。
喋る時はインターネットや様々な本で覚えた言葉を多彩に織り交ぜ相手を飽きさせず、
逆に聞く時は要所要所で相槌を打ってそれとなく合いの手を出し相手の話したい事を話させる。
その話術ときたら、臨床心理士も顔負けのレベルかもしれない。
少なくとも、学校やその辺の男よりはずば抜けて上だ。
632 :
叙事詩:2005/06/23(木) 08:31:11 ID:aj74j0F8
叶絵が惚気た表情になってしまうのも無理はないだろう。
もっとも、弥子にはネウロのその姿が偽りに塗り固められたものだと分かっているが。
そう。分かっている。が――
「ええ〜、ホントですか〜?」
「勿論。僕は嘘は言いませんよ」
無垢な笑顔――
「貴方の様に綺麗な人を放っておくなんて、世の男性諸氏も愚鈍なものですねえ」
「あはは、ネウロさんってば、そんな煽てたって何も出てこないですよ」
甘やかな台詞――
「きゃっ……あ、ごめんなさい。ソファ、汚しちゃった……」
「ああ、お気になさらず。それより貴方の服が汚れていますよ」
優しい仕草――
そのいずれもが弥子が夢に見たもの。
なのにその全てが自分ではなく叶絵に……他の女の子へと向けられている。
胸が焼ける様にざわめくのは、ケーキが詰まっているからではない。
では、どうして?
(どうして、苦しいんだろ……)
それを素直に嫉妬だと認められるほど弥子が大人ではなく薄情でもなかったのは幸か不幸か。
「あ、あの! ネウロ……」
いずれにせよ、その自覚しきれない感情に突き動かされて口を開いたのは、
或いは確実に不幸だったかもしれない。
ネウロが「どうしたんです、先生?」と先を促してくるが、続けるべき言葉が見つけられない。
どうして良いか分からず視線を彷徨わせ――
ふと、彼の前に置かれた手付かずのチーズケーキが目に留まった。
「そ、そのケーキ」
「ケーキ? ケーキがどうかしたんですか?」
「え、えっと……た、食べないなら、私にくれないかな〜って。え、えへへ……」
中途半端でゴメン
女の人にとっちゃアレな展開だろうけど、男が書く分にはこういうのって楽なのよ・・・
眠い。ごめん。何も浮かばない。じゃあまた今度・・・
女の人にとっちゃアレな展開って?
ひょっとして弥子マンセーじゃないから気分悪いとか?
それはちょっと勘ぐり過ぎじゃないかな……
ゆっくり休んでくださいノシノシ
いやいや。私、女だけど、こういう普通の展開も大好き。
丁寧な情景・心理描写にくらくらです。
書き手としては参考になる部分も多いので、是非とも、このまま続けて頂けると
嬉しいです。
また書きたい時にいつでも書き込んで下さいね。
寧ろ、こういう切ない感じの大好き
弥子かわええ…
>>620、626
すまんかった・・・純愛書きたかったんだ・・・
今度そういうの書いてみます。
>>633 すごく切なくて面白かったです。楽しみに続き待ってます!
639 :
620:2005/06/23(木) 16:29:10 ID:emfoFTIk
>>638 iyaiyaiyaiyaGJでしたよ!
なぁに、いざとなったら視姦は俺が書k(ry
640 :
626:2005/06/25(土) 01:00:26 ID:kvPh+JE/
よし、任せた!>620
>>638 うお、スマソ。
催促したつもりじゃなかったんだ。
吾ヤコ好きだから嬉しかったよ。
また機会あったらヨロっす。
ネウロがゴダイとヤコを絡ませてるのもいいが個人的にはネウロとゴダイが
ヤコをリンカーン…
642 :
620:2005/06/25(土) 01:35:42 ID:H7365dix
>>640>>641 おまいらの意見をようく噛み砕き今飲みほさんとしている
俺が来ましたよ
なかなか台詞の間が書けなくてのう…
>>620、626
うわー、ごめん、わざわざ。
確かに依頼とチト違ってたから、申し訳なかったです。つかしつこくてスマソ
絡ませるのは620に任せる! めちゃくちゃ期待してるよ!
644 :
620:2005/06/25(土) 01:43:46 ID:H7365dix
>>596キター!
今書いてるとこはまだエロなしなんです。
完成してから全投したほうがいい?
645 :
620:2005/06/25(土) 02:45:58 ID:H7365dix
んー、最初に思ってた展開と変わって来た。
ネウロが嫌がるゴダイと嫌がるヤコを絡ませようと思ってたのに、
ゴダイもノリノリになってきちゃったよ…
リンカーンに近くなってしまった。むー。
646 :
御視姦:2005/06/25(土) 03:53:28 ID:H7365dix
何でこんな事になったんだろう…
からだが、アツイよう…
647 :
御視姦:2005/06/25(土) 03:53:51 ID:H7365dix
私はそれまで普通の女子高生だった。
「とりあえずフルーツパフェ、大盛りで。その後ナポリタン、その後…」
と家族で、夜楽しく食事をするような。
だけど、ある日変わった。
父が殺されたのだ。
全身を無数の刃物で刺されていた。
犯人は…
優しかった刑事。
導いてくれたのは…
魔人。
今まで住んでいたところの食料を食いつくしてしまったらしい。
648 :
御視姦:2005/06/25(土) 03:54:10 ID:H7365dix
それから幾つもの事件があった。
何人かの殺人者を見て来た。
今、私が頂点に立つ(だが、立場は最低の奴隷人形)この場は、
魔人の食欲の結果による。
全ては、山から下りた熊が静かに町を暴れたからなのだ。
私は何もしていない。
何も…してないのに…
649 :
御視姦:2005/06/25(土) 03:54:32 ID:H7365dix
「今更ガタガタ騒ぐんじゃねぇよ
一度はウリも、って腹くくったんだろう?」
ナイフで制服を千切られる。
今日が5月も末で本当に良かった。
…良かった?
どこが?
「あれはネウロが…っ…ひゃぁあん…」
「吾が輩が何だと?」
あかねちゃんを使って頬をなぞってくる。
さっきトリートメントしたばかりなのに…
「後でヘアパックとスペシャルダメージケアをしてやれよ」
「もっとも、奴隷人形からでは不満かも知れぬがな」
非道い。ひどすぎる。
「やめてよ…乱暴者…」
650 :
御視姦:2005/06/25(土) 03:55:30 ID:H7365dix
「褒めてくれて有り難う お礼に」
「良かったな、弥子。下僕からご褒美だぞ」
いつもならここで吾代さんのツッコミが入るだろう。
今日はそんな日常はない。
ここは…非日常。
「お礼にテメーのほっぺにジュース飲む用の穴開けてやるよ」
「やだ、ちょっと、やめてよ、
いやぁぁぁぁぁ!!!」
痛さで叫んだ。やだ、周りに聞こえちゃう…
651 :
御視姦:2005/06/25(土) 03:55:58 ID:H7365dix
……………………
…………………
…へぇ、気を失っちま…掠っただけ…
…調度良い…使う手間が…言う物…
…そういや…隣近所…迷惑…
…今だから話す…無気力…短い…だがまた…
…テメェブッ殺…まぁ先…千倍…
…………
………
……
652 :
御視姦:2005/06/25(土) 03:56:25 ID:H7365dix
「う…ううん…」
「お目覚めですか?先生!」
明るい声が聞こえてくる。
アルコールの匂いがする。
なに?なんなの?
「社長を殺した犯人を見つけてくれて有り難う。
10日も経ってお礼の一つも無かったんで、
引っ越し祝も兼ねて家主にプレゼントだ」
メロン?そういえば…アールス・フェボリット…
10日?10日の間にアヤさんが犯人で…
「んんっ」
「先生、動いちゃだめですよ」
くちゃっ…。
「英知の結晶を床に落とすなんて、
俺にはできねーな」
「英知とは難しい謎の先にあるものですよね?
大事に扱わなければだめですよ」
653 :
御視姦:2005/06/25(土) 03:56:45 ID:H7365dix
見ると、全身に緑の泥が乗っていた。
…甘い。
「ちょっ…何やってんの…っ!?」
「「何って?」」
「女体盛りです「よ」メロンジュースだ」
ステレオを通り越して、ドルビーサラウンドで響いた。
お香でも炊いているのだろうか。
全身の感覚がおかしい。
そういえば、あかねちゃんが見えない。
ここ…事務所よね…?
「吾代さんが僕の知らないことを教えてくれるというので
「たっぷりと」
先日飲ませらんなかったジュースを全身の毛穴から」
アルコールの他にも…何を…
「食…学ぼうとおもうのです
「よ」
味あわせてやろうと思って」
頬が…熱くて…何だか…
「はぁっ、あぁん、」
654 :
620PHS:2005/06/25(土) 03:58:41 ID:a0N2lu2F
ゴメ、自己支援
655 :
御視姦:2005/06/25(土) 04:00:43 ID:H7365dix
「あぁ?弥子の奴、熱そうだな?」
「あれ…おかしいですね、あの日からメロンは
キンキンに冷やしておいたはずなのですが」
そうなのだ。
確かに、冷たい。
だけど、体の芯は熱くて溜まらない…
「俺だって白ワインは冷やしてきた。
冷たすぎない飲み頃のはずだぜ?」
クスッ、と確信犯の声がした。
「先生は未成年ですよ。アルコールに火照っているのです。」
核心に触れないどうでもいい話。
「あー、俺アヤエイジアの好きなビンテージ持ってきちまったよ」
はははははは。
耳から鼻から、目から、…肌から羞恥心が煽られる。
なぜ、…ハイソックスと革靴、ピンクのリボンを残しているのだろう。
656 :
御視姦:2005/06/25(土) 04:01:13 ID:H7365dix
「そういえば先程、あかねさんが片栗粉に興味を持っていたようですが」
「…お前も何かしてなかったか?
まぁいい、ほらよ、コレがお前の望んだ物だ」
吾代さんが出した物は、ブラックタピオカのストロー。
「喉を詰まらせるといけませんから、
ゆっくり頂くことにしますね」
と言ったが最後、ネウロがいつもの目に変わった。
「あひゃぁぁぁぁぁん!!!!」
「言ってるのとやってるのがまるで違う」
吾代が胸をぐちゃぐちゃする。
ネウロは…足の間を…やだ、恥ずかしい、
一気に吸う。
迷いは無い。
優しさも…無い。
「酒精と等分の他に、何か酔いそうな成分が入っていますね」
657 :
御視姦:2005/06/25(土) 04:01:43 ID:H7365dix
「ですがこれは僕には勿体ないジュース…」
言うか言わないか、私を抱き抱えて口づけてきた。
「抵抗などしないことだ」
と目で言いながら。
抵抗したら?
ジャンプの1ページには、なる気はない。
「ふむ…っん、むぐぐぅ…」
ごくん。
弛緩していた私の咽喉は、悪魔のジュース…イビルブラディマリーをすぐに嚥下した。
「意外だな、こいつに何の興味も無いと思っていたのに」
「いえいえ、僕が先に味見をして、
それから先生に飲んでもらう、
ただの毒味ですよ。
毒味は黒子…秘書と同等、いえそれ以下ですので、
ここは引っ込むことにします」
姿を消したネウロ。
あかねちゃんのところに行ったの…?
658 :
御視姦:2005/06/25(土) 04:02:12 ID:H7365dix
「流し目とはなまめかしいな」
へっ?何言ってるの吾代?
くちゅっ…ちゅばっ…
「わひゃひ…なやしめやんひゃ…」
あ、あれ?
「自分の流したジュースを指ですくって、
嘗めながら目線使うなんてプロダクションの女優以上だな」
近づく獣。
いや…吾代さんの言うことが本当なら、獣は私の方なのだろう。
操り人形と言う名の、欲望がこもった。
「あ…ぃゃ…」
自我はある。しっかりある。
なのに、なんで私は。
吾代さんを誘うようなことをしているのだろう。
「む…うく…」
頬を撫でているのも私。
指を嘗めさせているのも…私。
ひざで吾代さんを大きくしているのも…他ならぬ私だ。
でも私じゃない。こんなの私じゃない…!!
659 :
御視姦:2005/06/25(土) 04:02:42 ID:H7365dix
全てを見つめるあかね。
語らず、騒がず、揺らがず。
真の主の存在に気づくと、乱れ髪になる。
「あかね」
「よく感じておくがいい」
広がる黒の横に立つと、その黒は絡まる。
「たまには吾が輩もイタズラしたくなるのだ」
「自分を食べる訳にはいかないのが残念だが…」
一度、幻灯機はやる気を取り戻したようだ。
660 :
620:2005/06/25(土) 04:06:16 ID:H7365dix
とりあえずここで一旦休憩ということで。
最後までヤる予定です…
1話、クェェェ編、作者がタピオカ喉に詰まらせた話を知らないと、
ちょっと楽しめないかもです。ごめん。自己支援並にごめん。
あと日付も俺設定なので計算合わないかも…
寝ます…
tu-ka視姦はこれからじゃねーか俺のアフォ!
まぁいいや。ネトネトマンセー
フゥゥゥーーーーー!!!!!
イイヨイイヨ〜
あとリンカーンとかそういうレスはチラシの裏程度に読んで
あんまり自分を追いつめないでくれ。好きなように書くんだ!
おお、あれから投下してくれたのか! 乙!
最後どうなるのか気になります。自分のペースで書いていってくれ!
663 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 12:52:06 ID:fKbVnk3+
664 :
御視姦:2005/06/25(土) 14:15:07 ID:AcQa+zi8
舞台は変わって、近所のコンビニ11PM。
「あら…?」
異変に気づく。
元々ここ11PMではソフトクリームの匂いが微かにするのだが、
(店先で作っているから。)
果実ベースのものは扱っていない。
「…早く帰ろう」
未印のノートとシャーペンを手にし、足早にレジへ向かう…叶絵。
外へ出ると、黄色い太陽。
駅に来てやっと、淫猥さは消えた。
「何なんだろう」
コンビニ店員も、客も、それから他の店や家屋も。
あるビル、の一室から香ったのは一瞬であったが、
辺り一帯をオカシナ気持ちにさせるのは充分だった。
ゴシカァンされたい?
アヤ・エイジアの陵辱モノです。
だめな人はスルーしてくださいね。
マネージャーさんは殺さなかった。
けれど、ロクでも無い結果にしか
ならなかったver.です。
マネージャーさんの本名は手持ちの資料で
はわかりませんでした。すいません。
雑誌の撮影場所と伝えられた場所には誰もいなかった。
私とマネージャーは戸惑った顔を見合わせる。
マネージャーはまだ若いけれど
何事も一生懸命にこなしていく頼もしい存在だ。
今はディレクターが亡くなった直後の
大変な時期だが彼女のおかげで仕事に支障はなかった。
「あれえ、おかしいなあ?ごめんねアヤ…。」
明るく素敵な笑顔だと思う。
彼女の笑顔のおかげで何度心が助けられたことだろう。
だが……それではダメなのだ……。
「きゃああああ!ちょっと何なのあなた達!」
私達は物陰に潜んでいた男たちに突然捕らえられた
いや、彼女の場合は捕まった私を見てその場に残ったというべきか。
「アヤ!逃げて!早く!」
無言で私達の体を押さえにかかる男たち。
だが、欲望に濁った目。大体の想像は可能だ。。
「あうううううう!アヤ!アヤ!早く!」
マネージャーは地面に引き倒された。
男たちは嫌らしい目配せをすると
汚らしい手をマネージャーの肉体に伸ばした。
「ちょ!なにすんのよ!放せ〜〜〜〜〜!」
マネージャーのシャツがびりびりと引き裂かれた。
白いブラジャーと二つの丸いふくらみ。
男の指が食いこみ痛々しく姿を変える。
あんなに力強かった手が
どうすることも出来ずに押さえつけられている。
愛らしい顔が悔しそうに歪んでいる。
「や!やあああああああああ!」
「くううううううう!」
黒い美しい瞳から涙があふれて滑らかな頬を伝っていった。
私の手を力強く握ってくれた手と指が
陵辱に耐える様に握り締められている。あまりにも細くきれいな指。
「あたしは!アタシはどうなっても良い!
アヤには!アヤには手を出さないで!」
ああ、乳首を男の口の中で転がされながらも
まだ私のことを心配してくれるんだ。
彼女は必死に私のほうを向いて男たちに呼びかける。
「大丈夫。そのことなら心配しないで。」
…彼女をだますのはあまりにも可哀想だ。
私にはとてもそんなことは出来ない。
私は押さえている男の手を振り解くと
真実を告げるために彼女の元へ近寄った。
「いいの。この人たちは私が雇ったの。」
上半身を裸に剥かれて男たちに性器を玩ばれながら
彼女にはこの意味が理解できただろうか?
呆気にとられている。
見開かれた目は明らかに今言ったこと理解していなかった。
「え……何…?」
「私が頼んだの。」
「……?アヤ?わかんないよ…?」
これ以上話す言葉は無い。背を向けて少し離れる。
彼女の戸惑った顔に微笑むと私は男達に告げた。
「アヤ!どうしちゃったのよ!」
「その子を滅茶苦茶にして……。」
彼女の足が力任せに押し開かれていく。
近しいといっても彼女の性器をこんな風に見たことは無かった。
暗褐色のヒダが肌色の肉のつぼみからわずかに覗いている。
その光景が例え様もなく淫蕩だった。
男の一人が彼女の足の間に顔を突っ込むと
ずるずると音を立ててむしゃぶりついた。
「ちょ!そんな……!だめええええええ!」
どうしようもない快楽に泣きながら身をよじる彼女。
その表情を見て堪え切れなくなった男の一人が
ズボンを下ろすとそそり立ったペニスを取り出した。
「あ……」
ペニスを見た彼女の顔がさっと蒼ざめる。
胎内にこれが突っ込まれる。
その時のことを想像しているのだろうか?
蒼ざめながらも彼女はペニスから目を離すことが出来ない。
「ダ…ダメ!やめさせて…!やめさせて!アヤ!」
必死に身をよじって逃げようとする努力は
たくさんの手によって意味の無いものになっていた。
肉のつぼみにペニスの先が徐々に包み込まれていく。
歯を食いしばってその感触に耐えている彼女。
可愛らしい顔が苦痛と悔しさに歪んでいる。
男が腰を突き出すとずぼりと彼女の性器は
ペニスを全て飲み込んでしまった。
「あ!あ!あ!あああああああああああああああ!」
人間は元々一人だ。
私にとっては肉の交わりはそう大した意味を持たない。
しかし、薄く肉のついた引き締まった彼女の体。
胸と尻の柔らかい脂肪。
そして滑らかな肌は触りごこちが良さそうだった。
「やめてえええ!抜いてよ!抜いてえええ!」
グチョグチョとえげつない音を響かせながら
男のペニスが彼女の膣を蹂躙する。
だが、彼女は嘘をついている。
本当は気持ち良いのだ。私にはわかる。
彼女のことなら全てわかる。
突然、腿に伝う濡れた感触。
私の下着も、もうグショグショだった。
そっと自分の陰核に触れてみる。
それはカチカチに充血しきっていた。
「あふうううううう!」
触れただけで快楽が背筋を駆け上る。
私はぺたりと膝をつき指で自分を慰めながら
彼女の苦痛と快楽に悶える様を眺めていた。
「ふあああ!あああ!あああ!ちく…しょ…気持ち良いよお……!」
もう、彼女も抵抗はしていない。なすがままに快楽を貪っている。
グショグショに濡れた秘所にペニスを突っ込まれるたびに
こらえきれない様に甘い声が漏れていた。
「もう…やめ……なんで……?アヤ…?」
ペニスが彼女の性器から引きぬかれると
ややあって白い精液が彼女の性器からとろりとこぼれ出す。
それを見届ける間も無く次の男のペニスがあてがわれる。
「ああ……。」
彼女は歯を食いしばって自分の中に埋もれていくペニスを見つめている。
裏切られ、傷つき、疲れ果てた白い肉体。
男の腰の動きに合わせて力なく揺れている。
どのくらい経ったのだろうか。
何人もの男がかわるがわる彼女の中に精を放った。
それすらももう終わり、やっと解き放たれた彼女は
汗と精液と涙と愛液と血の混じり合った、
得体の知れない粘液の中でボロ布の様に横たわっている。
「……………………」
暗く虚ろな瞳。私と同じ孤独な暗黒の色。
私は目を閉じる。心地よい暗黒が私を包んだ。
誰もいない暗黒の中で、私は彼女に捧げる歌を歌った。
――――――――――――――――――――――――
以上です。私も御視姦の続きを楽しみに待ちたいと思います、では。
笹塚ってフツーの悪人面の兄ちゃんなんだ。想像とちょっと違うな
折角の笹×弥子の妄想が一気に崩れた・・・
ま、いいか。途中で浮気する訳にもいかんし
>>634 いや、分からなかったならいいんだ
きっと
>>635の言うように、俺の勘ぐり杉だろうから
>>677 これ
262 :水先案名無い人:2005/04/27(水) 23:02:18 ID:AsJPDsZY0
ある無人島に3人の男が流れ着いた。
しかし無人島と思いきや現地の部族が暮らしていた。
3人の男は珍客として酋長をはじめ皆に祝福され温かく迎えられた。
不自由のない生活がしばらく続いたが性欲だけはどうにもおさまらない。
ついに3人は酋長の娘を輪姦してしまった。
朝それを知った酋長は怒りがおさまらない、3人を縛って砂浜に座らせた。
酋長は言った、お前ら今ここで殺されるかブンダーかどっちか選べ。
男Aはブンダーが何かわからんが殺されるよりマシと思いブンダーを選んだ。
酋長が「ブンダー!」と叫ぶやいなや筋肉隆々の男たちがとりかこみ、男Aは輪姦されてしまった。
男Bにも酋長は同じ質問をした。
男Bもブンダーが何かを解りながらも、やはり死ぬのはいやなのでブンダーを選んだ。
男Bもまた酋長の「ブンダー!」の叫びを合図に犯されてしまった。
酋長は男Cに同じことを尋ねる。
男C「こんな屈辱はいやだ殺してくれ!」
酋長「死ぬまでブンダー!」
サンクス!
しかし元ネタ自体が既に「謎」に満ちているな。
681 :
叙事詩:2005/06/28(火) 00:33:44 ID:jefiG8jx
「ちょっと弥子、そんなに食べると太っちゃうよ。
……ってまあ、いつもの事っちゃいつもの事だけどさ」
叶絵が呆れた様に言う。
その傍らでネウロは朗らかな笑みを浮かべた。
「はは、先生は胃拡張だから大丈夫ですよ。ねえ、先生」
「そ、そうそう。私、胃拡張だから……」
――それじゃあ病気でしょうが。
というツッコミは胸中に仕舞い、乾いた笑い声をあげる。
全くもって虚しい。
何をしているのだろう。
否。それ以前に、何がしたいのだろう。
(どうしちゃったんだろ……私……)
心ではない。身体を炙られるが如き焦燥感。
ただ、苦しい。
ネウロが自分以外の女の子と打ち解け合い、一つの画に収まっているこの光景が。
(ヘンだよ……ネウロ……)
幼さが故の独占欲は大きいものだ。
子供が泣き喚きながらも玩具を手放そうとしないのと同じ様に。
その想いが純粋であればあるほど強く、そしてある意味では性質が悪い。
それが本人にとって未知のものであるのなら尚更だ。
(おかしいよ……)
ひたすらに胸が痛む。
理由すら分からぬまま、身体が苛まれる。
(私にはいっつも無茶苦茶やるクセに……)
何も分からない。
どうすればいいのか。どうするべきなのか。どうすればこの感覚から逃れられるのか。
(ネウロの……馬鹿野郎……)
682 :
叙事詩:2005/06/28(火) 00:34:26 ID:jefiG8jx
ただ沸々と湧き上がるのは、ネウロに対する憤り。
意味も無い。理由も無い。理不尽なだけの怒り。
それが弥子にとっての『嫉妬』だった。
「……や、弥子?」
不意に、名前を呼ばれる。
叶絵が吃驚した様にこちらを見つめていた。
「な、何してるの、あんた」
「何って……」
どういう事――と問い返しかけて、気付いた。
既にチーズケーキが無くなった皿に何度もフォークを突き立てていた事に。
「あ、あれ……私……?」
フォークが手から滑り落ちる。
からん、と高い音が静かな事務所の中に響き渡った。
真っ白な皿の上には、貫かれてぼろぼろになった銀紙だけが残っていた。
「ん……」
ふと、何か物音が聞こえた気がして目が覚めた。
ぼんやりした頭のまま上半身を起こし、頭を巡らす。
何もない。暗いということ以外は何の変哲もない自分の部屋だ。
「あ、れ……? 私……何で……?」
だが、いつの間に家に帰ってきたのだろう。
まさか事務所に行ったのも夢だったのだろうか。
……否。
着ている服は今朝出かけた時に選んだ物だ。
時計に目をやれば時刻は十二時過ぎ。
683 :
叙事詩:2005/06/28(火) 00:34:53 ID:jefiG8jx
風呂にも入らずこの格好のまま寝ていたという事になるが……
「あれから……どうしたんだっけ……」
未だ完全には覚めない頭を振り絞り、曖昧な記憶を辿ってみる。
あれから――チーズケーキを食べてしまった、あの後は……
そうだ。思い出した。
あの後は、居た堪れなくって適当な理由をつけて事務所を飛び出してしまったんだ。
それから当ても無く街をぶらついて。
財布の中がすっからかんになるまで手当たり次第に買い食いして。
何を思ったか公園でブランコで遊んだりして。
家に戻って、夕飯も食べずにずっと不貞寝して。
「……ふ、ふふ……あは、はははは……」
思い出したら馬鹿馬鹿しくなった。
この一日、一体何をしていたのだろう。
無意味だ。ただ、無意味だ。
今までの人生の中で今日ほど無意味で馬鹿げた一日はないだろう。
多分、これからだってあり得ない。
結局何もできなかった。何をすれば良いのかも分からなかった。
出来た事と言えば、やけくそに自分の腹を膨らませた程度だ。
それで胸の痛みが消える訳も無く、ただいたずらに足掻き悶えただけ。
全く、とんだ道化っぷりだ。
「馬鹿だね……ホント……」
自虐にも意味が無い事は、勿論分かっている。
分かっているがそうせずにはいられない。
残酷な現実が否応無しに運んでくる痛みを少しでも紛らわせる事が出来る様な気がして。
……もっとも、それすら単なる逃避だとは弥子自身、気付いていなかったが。
「救いようの無い……馬鹿だよね……」
「ああ、そうだな。貴様は馬鹿者だ」
684 :
叙事詩:2005/06/28(火) 00:35:54 ID:jefiG8jx
突如として飛んで来る聞きなれた声。
半ば反射的にそちらを振り向いて、弥子は思わず顎を落としてしまった。
「ようやく自らを微生物と同等の下等な生き物だと自覚したか。
まあ、小さいが前進は前進と言えない事もないな」
そう言って、さも当然の如く天井からぶら下がっていたネウロが、ふわりと床に降り立つ。
「だが、ヤコよ。貴様は愚かである同時に、とても面白い存在でもある」
「どういう……意味よ」
いつの間に、どうやって入り込んできたのか。
それを訊くのに意味は無いだろう。驚いたことは驚いたが。
「くっくっ……教えてほしいのか? 本当に?」
ネウロが意地の悪い笑みを浮かべる。
それはいつもの彼の表情の一つだ。
だが、今に限っては何故かその笑顔が弥子の神経を大きく逆撫でした。
「あのね、ネウロ。私は今、とっても機嫌が悪いの。
だから言いたい事があるならさっさと言って。それで帰ってくれないかな」
弥子は苛立ちを包み隠さず口調に出して言った。
それなのに、ネウロはにやにやと口元を吊り上げたまま沈黙を保ち、挑発的な視線を向けてくる。
「……」
「……」
夏の夜特有の重く生温い空気の中、冷たい静寂が降りた。
弥子もネウロもぴくりとも動かない。
激情に燃える瞳と冷徹に凍る瞳とが、音も無く絡む。
…………
やがて何処からか犬の遠吠えが聞こえた頃。
「……ッ! いい加減にして!」
先に膠着を破ったのは弥子の方だった。
この不快な空気も、ネウロの視線も、どちらも耐え切れなかった。
少ない・・・でも前回セリフで切れちゃったんで、とりあえずそれなりに切りのいいトコまでと思って
次から恐らくエロに入れるかと思います
が、一身上の都合でこれから掲載ペースは右肩下がりになりそうです。すみません
でも職人さんもちょくちょく出てきてる様だし・・・いいかな〜、なんて
GJ!
嫉妬する弥子タソ萌え(*´Д`)
いつまでもお待ちしております
こんばんわ。ネウロ×弥子を書いたので投下させてください。こちらでは初投下です。
どうぞよろしくお願いします。弥子一人称モノです。
**********************************
ネウロ×弥子『灰』
学校が終わると、近くのコンビニで新作のお菓子やお弁当をチェックして、それから探偵事務所へ、
というのがここ最近の私の日常だった。
取材も日を追うごとに落ち着いていった半面、ネウロいわく謎の気配など微塵も感じられない
『自称依頼人』が数多く訪れるようになって。
……尤も、そういう人たちは、吾代さんの手を借りるまでもなく。
ネウロの舌先三寸でお引取り頂いているようだった。
「……ただいま。あれ? ネウロは?」
今日は5時間で学校が終わったから、いつもよりも早く探偵事務所に着いた……のだけれど。
事務所にネウロの姿はなかった。
「あかねちゃん、ネウロがいないけど……何処か行ったの?」
黒いお下げ髪を振り、私におかえりなさいをアピールするあかねちゃんに尋ねると、
あかねちゃんは秘書専用デスクの上のパソコンを示した。
「パソコン?」
あかねちゃんは自分の隣にある、スケジュールを書くためのホワイドボードに、ボード用のマジックで
『パソコンの部品を買いに』と書いた。
「……ああ、そう。……パソコンショップかな」
ネウロがお買い物……なんか想像しにくいなぁ。
この事務所のホームページ作るのにやたらと凝ってるんだよね、ネウロ……。
「今日の取材は、っと……」
あかねちゃん記入のホワイトボードには、今日の取材予定が書かれている。
「7時からか……じゃあまだ時間、たっぷりあるね」
私はソファにどんと腰掛けると、コンビニで買ってきた新作のチョコを食べる……その前に。
バッグの中から、封筒の束を取り出した。
「……何だかなぁ……」
はぁ、とため息ひとつ付いて、封筒を束ねているゴムを取り外し、一つ一つ見ていく。
それらはすべて学校の下駄箱の中に入っていた、あるいは私の家に届いた、私宛の手紙。
ゆっくりと封を破いて、中を見る。うっかりすると、剃刀入ってることがあるんだ。
有名人になると、本当にいろいろあるもので……興味本位でラブレターまがいの手紙を出してくる人や、
評論家気取りで私を批判する手紙まで、いろんな人からいろんな手紙をもらうようになってしまった。
ネウロは「無視すればいい」と言う。興味本位の相手にも、批判する相手にも、と。
ごもっとも。だってネウロは謎の気配がしないものには興味がないんだもの。
……でも、やっぱり私はそんな心無い行為や興味本位の行為には傷つくわ。当たり前の話だけど。
メールもまた然りで。クラスメイトから知らない人まで、手紙と同じように色々メールをもらうようになって。
だから携帯アドレスも変えて、ごくごく親しい友達と、あとはネウロにだけ知らせている。
手紙を読まないで捨てるわけには行かない。
もしかしたら依頼の手紙が混じってるかもしれないのだから……混じってたことはまだないけど。
「これも違う……」
新聞の切抜きを張り合わせた脅迫文まがいの手紙。
馬鹿だの死ねだの悪口だけを何枚にも書きなぐっただけの手紙。
ため息しか出ない手紙を、次々読んではゴミ箱に捨てていく。
「んっ……?」
その中の一通の差出人の名前に、私の心臓は軽くはねた。
隣のクラスで委員長をしている男子だった。
この字には見覚えがある。だってすごく上手いんだもん。
学年で一、二を争う秀才で、サッカー部のレギュラーで、すごくすごくカッコよくて……正直、
ちょっと憧れてる人。
もちろんそれだけ素敵なんだから、学年中の女の子が目をつけていて、いつも取り巻きが沢山いて。
女子たちにキャーキャー言われてるんだけど……。
ドキドキしながら封を破ると、秀才らしく真っ白な便箋をきっちりと三折にしたのが出てきた。
それを開くと、すごく丁寧な字で……有名になって大変だろうけれども頑張って、とか。
君の事を応援しているという旨の、短い文章が書かれていた。
そして一番最後には、追伸として、一度話してみたいだとか、……彼はどうやら私が毎日学食を
利用していることを知っているようで、自分も時々学食を食べるから、そのときに隣に座ってもいいか、と。
「うわっ、……これって……」
自分で自分の顔がにやけてくるのがわかった。
「……すっごい嬉しいかも……あはっ! もしかしてもしかて……むふっ……」
「弥子、何が嬉しいのだ?」
……頭の上から降ってきた声。
「ネ……ネウロっ」
振り仰ぐと、パソコンショップの紙袋片手のネウロが私の後ろに立っていた。
「やけに嬉しそうだな、弥子。いい謎でもあったか?」
「違っ……」
ネウロは私の手の中にある便箋に目をつけた。
「手紙? 依頼人か?」
ぱっと取り上げられ、ネウロがそれに目を通す。
「違うの、それは……その、隣のクラスの子が」
「ふん、……丁寧な字と文面、一見何ら差しさわりのない手紙に見えるが……違うな」
「えっ?」
ネウロが手紙をぱっと宙に放る。ボウッと火が付き、それはあっという間に灰になって床に落ちた。
「あ……ああっ! ちょっと、ネウロっ! 何するのよっ!!」
「弥子、こんな子供だましの手紙を見抜けなくて探偵が務まるか」
「子供だまし……?」
ネウロは紙袋をあかねちゃんのデスクの上に置くと、床に落ちた灰を踏みつけた。
「あの手紙の字からは、手紙を書いた男の欲望がひしひしと伝わってきたがな……そう、
人間特有の生々しい欲望だ」
ネウロは口の端を少しだけ吊り上げ、にっと笑った。
私の心臓が、どくっ、と跳ねる。
ネウロは言った。
「弥子、この手紙の差出人の男は……貴様を犯したいのだ」
「……え?」
「こんな風にな」
次の瞬間、私の体はソファに押し倒されていた。
「ちょっ、ネウロっ……!」
本当に瞬間だった。ネウロが私の上にのしかかって。私はネウロに組み敷かれていた。
「やめてってば、ネウロ、重いっ」
「馬鹿め、そんな簡単なこともわからずに喜んでいるとは……我輩に言われなければ、
貴様は明日にでも差出人の男に犯され、孕まされていたかもしれないのだぞ?」
「犯さ……そんなことないっ」
「手紙から男の残留思念を読み取った。その男は前から貴様に目をつけていたのだ。
そして貴様と性交をするチャンスをうかがっていた」
「……せ……せいこう……?」
ネウロの両手が、私の手首を掴んで……痛い。すごく、痛い。ぎりぎり、音がした。
「貴様に声を掛ける口実を考えあぐねていたようだ。いつもは取り巻きが多く部活も忙しく、
なかなかチャンスがない。しかし貴様が有名になり、好奇の眼差しに晒されていること知る。
声を掛けるに十分な口実が出来た……そして手紙を書いたというわけだ」
「ネウロっ」
「好奇の眼差しに晒されている貴様に、励ましの手紙を書く。そしてその中で、
前から一度話をしてみたかったと誘う。単細胞の貴様はほいほいとその言葉を文面のままに受け取り、
男に明日、学食ででも声を掛けられ、そのまま親しくなるだろう……そして」
次の瞬間。
「ん、ぅ……っ」
息が、出来なくなった。
私の唇に、ネウロの唇が重なって……キス、された。ネウロに。
「こうだ。後は、わかるだろう? 弥子」
「ばっ……な、何するのよ、ネウロっ! 私の、ふぁ、ふぁ、ファーストキスをっ……!!」
「ファースト? ……貴様のファーストキスなど一円の価値もない。
それよりも弥子。我輩に断りもなく、勝手に人間の男にうつつを抜かしおって。もし孕まされでもしたらどうする」
「はら……ど、どうって……」
「探偵業に差し支え、我輩が謎を食えなくなる」
「………」
ネウロにとって、私の存在価値なんて多分そんなもの。
そう、私は利用される身。
「人間ぐらいだと言うではないか。繁殖期以外に性交をするのは。弥子、貴様も同じか?」
相変わらず掴まれている手首が軋んで、痛い。
「違うっ……違うわよ、けどっ……」
「違わぬ。貴様も、あわよくばその男と懇ろになりたいと願っている。顔に書いてある」
「………悪い? だって私、年頃の女の子なのよ? 素敵な人に憧れて、何が悪いの?
その延長線上に愛情としてそういうことがあったって、」
「悪い」
ネウロはきっぱりと言い切った。
「愛情? それが何だというのだ。弥子、貴様は我輩が謎を食うためだけの存在だ。誰のものでもない」
そのときの、ネウロの眼差し。
温かさのかけらもない、冷たい眼差し。
独占欲をそのまま形にしたような。
ネウロがひゅう、と口笛を吹いた。
開けっ放しだったドアがひとりでにバタンと閉まり、鍵がガチャンと掛かる。
上げてあったブラインドがシャッと一斉に降り、閉まる。
事務所の中が、とたんに薄暗くなる。
背筋が寒くなった。息が。息が、詰まりそうになる。
「ネウロ……?」
ドキドキ、心臓が早鐘を打つ。
やばい。
直感的に、思った。
「そんなに性交をしたいのなら、我輩がしてやろう」
ネウロはそう言って、それから。
薄暗い事務所の中、ソファの上。絡み合う、私とネウロ。
「いやぁ、あっ、……ネウロ、っ!」
制服とブラはあっという間に脱がされ宙を舞い床に落ち、私の貧しい胸が、
くびれのない腰が、肌が、脚が……晒される。
「こんな貧相な胸を揉みたいだの吸い付きたいだのと思うとは、人間の男とはわからぬ」
ネウロは嘲る様に言い、手袋越しに私の胸を揉む。
頂点を摘み、苛めるように転がして。
「ん、あぅ……っ」
―――ネウロの手……すごく慣れてる……っ。
初めてのことなのに、無理やりなのに。私は感じていた。感じてしまった。
「弥子、貴様でもそんな色気のある声が出るのか」
愛どころか、憧れも慰めもない言葉を投げかけるネウロに、私は翻弄されていた。
「こうすると、どうだ?」
ちゅ、と胸に吸い付かれ、舌先で先端を転がされ、甘噛みされて。
「ひ・ああ……!」
白い喉を見せてのけぞって。両脚の間が、じゅんっと熱くなるのを感じる。
「ほう、……性感帯はあながち嘘ではないようだな」
自分のものじゃないような声が自然と出てしまう。頭の中が、白く白く染まっていく。
そういえばネウロはいつだか言っていた。
魔界の生物は、人間のように雌雄の区別はないのだと。ある者は木の股から勝手に産まれ、
ある者は業火の中から産まれる。人間のような繁殖行動や妊娠期間は要しないと。
「ネウロっ……、」
「いいか、弥子」
「っ、……い、っ」
私は……ネウロの問いかけに、自然にうなずいていた。
ネウロは私の反応を楽しむかのように、時に驚くほどやさしく、時に荒々しく……私の全身をその手で開いていった。
腰のラインを優しく掌で撫でながら、両脚を開かされる。
「弥子、いい年をして漏らしたのか?」
「ち、が……っ」
唯一残ったショーツ。
その染みを指摘され、顔から火が出るほど恥ずかしくて……両手で顔を覆った。
「快楽を感じると濡れるというのはどうやら本当のようだな」
覆った両手の隙間から、そっと伺うと。あかねちゃんは気を使っているのかネウロの力なのか、
壁の奥に隠れてしまっていた。
そして、床に落ちた灰の上に、私の制服がかぶさっていた。
「……あ、あっ」
お気に入りのコットンのショーツはネウロの手によってあっけなく引き千切られ、
誰にも見せたことのない場所を、私はネウロに見せてしまった。
「や、っ」
「……まるで別の生き物が蠢いている様だ」
ネウロはまじめな声でそう言うと、そこへ……私の両脚の間へ……顔をうずめ、そして。
「ア・っ」
ピチャピチャ、仔猫がミルクを舐めるように。ネウロもそこを、舐め始めた。
「ネ……ウロ、」
それは胸のときよりももっとすごい快楽だった……声が、裏返ってしまう。
「不思議な味がするな、弥子」
長い舌が、丁寧に私のそこを舐めていく。
「弥子から溢れてくるこの蜜。謎ほど美味ではないが……悪くはない」
濡れた音が、私の声が。
狭い事務所の中に、響いている。
「あ、あ、あ、……ネウ、」
「弥子、蜜がどんどん溢れてくるぞ」
開かされたはずの脚をいつの間にか自分で大きく開いて。
恥ずかしくて、両手で隠していたはずの顔は真っ赤にして汗をかいて。
顔を隠していたはずの両手で、貧しい自分の胸を揉んで……。
「ネウロ、駄目、駄目、も、あ、あ、――――――――………・ッ!」
目の裏でフラッシュが光る。体中の何かが逆流する。
気持ちよかった。とてつもなく。
大きく仰け反って、あられもない声を上げて。
意識は、そこで途絶えた。
「……弥子、時間だ」
耳元で囁かれた甘い声に、まどろみから目を覚ました。
「ん、あ……」
目の前には、ネウロ。
「起きろ、もう時間だ」
「あ、ああっ」
あわてて起きると、私はソファの上。
いつの間にか制服は着せらていて……破れたはずのショーツも元に戻っていて。
あかねちゃんも出てきていて、ブラインドは上げられ、照明も付いていて。
窓の外は、すっかり夜になっていた。
「出版社の車がもう下に来ているらしい。今さっき吾代から連絡があった」
「あ、……そうなんだ」
時計を見ると、もう7時前。
『私、ネウロとあんなこと……』
さっきのこと。ネウロとのことを思い出しただけで、胸が……やばい。すごい、ドキドキする。
「あんなことでよければ、我輩はいつだって相手してやるぞ、弥子」
「え、……」
「貴様を人間の男にとられては、我輩は謎を食えなくなるからな」
「………さいですか……」
両脚の間が、まだじゅん、と熱かった。
所詮、そんなもの。
ネウロにとって、私なんて。
「床の掃除をしておけ、弥子。汚れているぞ」
ネウロが床を指差した。見れば床が黒ずんでいる。
それは灰だった。欲望が隠された手紙の、成れの果て。
「……うん」
私は箒とちりとりを出して、その灰をゴミ箱へ捨てた。
「貴様は我輩のものだ、弥子」
ネウロが私の耳元で、又囁く。
私はただ、その言葉にうなずくことしか許されない。
けれどその代償に、……相手をして貰える。そう、さっきのように。
「我輩のものだ、……弥子」
耳朶を優しく撫でられ、背筋がぞくぞくした。
「―――はい、ネウロ」
私は大人しく頷いた。
その時、事務所のドアをたたく音がした。
(END)
*****************************
以上です。ネウロは初書きなので拙くてすみません。
このスレに投下されるSSを楽しみにしています。では失礼します。
乙! 面白かったです。ネウロなら実際こういうことしそうだ。
>>700 Σ(´Д`*)ハァハァ イイネ!
ただ無駄に改行が多いような。一行置きでいんじゃね?
鬼畜でテクニシャンなネウロ、また待ってますよー
エエデエエデー
やっぱり王道もいいなあ
また職人さんキター
上手くまとまっててイイですね。面白かったですよ
掃除するヤコ萌え〜〜〜!!!
だれか吾ヤコを書いてくれー。
いや、書いてください。
おながいします。
吾ヤコ・・・どんなのがいいかな? 今度はきちんと依頼されたものに応じて書きたいかも。
あんまり鬼畜は書けないけど・・・
709 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:22:15 ID:IzQNGkL4
708です。吾ヤコ投下させてもらいます。エロ度低めです。
吾ヤコですがなんとなくネヤコっぽいかもしれません。
710 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:24:39 ID:IzQNGkL4
「我が輩は謎が好きだ。だから、謎に満ちたこの世界と、悪意溢れる生き物、すなわち貴様たちが大好きだぞ」
「・・・あたしは食べることが好き。食べると幸せになれるし、生きてて良かったって思えるし。
だからネウロの・・・その、謎を食べたいって気持ち、少しならわかるつもりだよ。でもさ・・・」
放課後強制的に行かされる事務所の中、あかねちゃんがそのおさげで器用にパソコンを操作している音が静かに響く。
ヤコは今日こそ言わなくてはと、天井からだらりとぶら下がり、謎の気配を探しているネウロをきっと見上げていた。
ネウロは先日食べた謎のおかげで、機嫌がいい。ヤコがテストの成績で落ち込んでいても、おかまいなしだ。当たり前だが。
ヤコは、デスクの上に無残に散らばったタイヤキとネウロを交互に見ながら、涙目で怒鳴った。
「なんであたしの食事の邪魔をすんの!? あたしが表立って探偵やってあげてること、恩に切れとは言わないけど、あんまりじゃない!?」
「全く。図々しいことこの上ないミジンコが。ミジンコの分際で、我が輩に意見をするとはな」
「・・・ワラジムシじゃないんだ・・・」
「ほう。ワラジムシの方が心地よいか」
「いや、もういい。ミジンコだって立派に生きてるし・・・」
ヤコは肩を落とす。ネウロはそれを満足げに見下ろすと、すたりと地面に降り立った。
711 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:26:08 ID:IzQNGkL4
「考えればわかることだ、ミジンコよ」
「はいはい、何よ?」
ぶっきらぼうに言い捨てて、ヤコは台ふきんであんこがあちこちに飛び散ったタイヤキをふき取っていく。
真白なそれがあんこ色に染まるのを、悲しい思いで見つめていると、
「我が輩の脳髄は常に飢え、カロリーの高い謎を欲している。
そんな我が輩の前で、嬉々として食物を食らおうとする貴様が目に入れば、嫌でも妨害せざるを得まい。
わかるだろう?」
「わかるか!」
振り返って、思わずあんこ色の台ふきんをネウロに投げつける。ネウロはそれを易々と手の中に収め、ご丁寧にヤコの顔にぐりぐりと台ふきんを押し付けながら、
「やはりミジンコには理解する頭が足りんな」
「ぶはっ! あんたの鳥頭には謎のことしかないくせに! 偉そうなこと言わないでよね!」
タイヤキの恨みは恐ろしい。ヤコは顔中にあんこをつけながら、珍しくも舌戦する。
ネウロはそうかそうかと笑顔のままで、いきり立つヤコの目の前に、抹茶ミルクの缶ジュースをさっと出した。
「ああっ! それは!?」
「少なくともミジンコの食糧でないことは確かだ」
「ミジンコにだって色々いるわよ!」
プライドも何もない。ヤコはネウロが高々と掲げるそれを、何とか手を伸ばしてつかもうとした。
「日ごろの貴様の働きに、我が輩なりに敬意を払ったつもりなのだが・・・しょせんはミジンコ。我が輩の思いは通じぬらしい」
「通じる通じる! ねえ、ネウロにはそんなのあったって仕方ないでしょ!?」
「ならば謝罪するがいい。我が輩がなんだって?」
ネウロの目が意地悪く光る。ヤコは(あたしはどこまで落ちれば・・・)という心の声も無視して叫んだ。
「許してくださいネウロ様〜! 魔界一の頭脳の持ち主様!」
「・・・まあいいだろう」
ネウロは掲げていた抹茶ミルクの缶ジュースをヤコに渡し、ヤコがそれを素早く開けて、ごくごくと飲み干しているのを見つめながら言った。
「貴様には、 ――――が足りない」
712 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:29:19 ID:IzQNGkL4
「おい、マスコミなんていねーじゃねぇか!」
吾代がそれからしばらくして、事務所のドアを蹴りながら開けて入ってきた。
「遅いぞ雑用。我が輩が呼んだら5分以内に駆けつけろと言ってある筈だ」
ソファーの背もたれに身を預け、ネウロが腕組みしながら吾代を迎える。
「あのなあ、俺だって暇じゃねえんだ! 何の用だよ!?」
吾代が吼える。ネウロは長い指をひらひらさせ、背もたれから身体を離した。
「我が輩が出かける間、ヤコのことを任せるぞ」
「はあ!?」
ネウロが身体をずらすと、ヤコがソファーに座っているのが見えた。こちらからでは後頭部しか見えないが、間違いなく彼女だろう。
「これからこの探偵事務所はもっともっと大きくなる。世界から謎を抱えた依頼人が、ヤコを目指して駆けつけるようになる。
ネットや本だけで情報を仕入れるのも限界というものがあるのだ。さすがの我が輩も、少々足を伸ばさなくてはならない」
「だからって、何で俺がこんなガキのお守りをしなきゃなんねーんだ!」
もっともなことを吾代が言うと、ネウロは肩をすくめた。
「お守りではない。貴様には、ヤコの練習相手になってほしいのだ」
「練習? なんの!」
「すぐにわかる。我が輩に感謝するがいいぞ、雑用」
「あ、おい!」
ネウロはそのまま出て行ってしまう。
扉が閉じ、あかねちゃんがキーを叩く音しかしなくなると、吾代はぶつくさ言いながら、座ったまま動かない、ヤコの所に歩いて行った。
「なんなんだあいつは! おい、俺は帰る・・・」
ヤコの顔を覗きこみながらそう言おうとした吾代の顔が、ぎょっとする。
そこには、顔中にあんこをつけたまま、虚ろな目でぼんやりしているヤコがいた。
「お、おい、どうした!?」
慌てて肩をゆすぶると、ヤコの顔から乾いたあんこがぱらぱらと、スカートの上に落ちた。
ヤコはぼんやりした目で吾代を見上げ、しばらくすると、すっと腰を浮かせ、吾代の首に両腕を絡める、そのまま顔を近づけた。
713 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:31:48 ID:IzQNGkL4
「んむ・・・!?」
突然のことに、吾代の思考がパニックに陥る。
引き剥がそうとしても、思いのほか温かくて柔らかなヤコの唇と、ぎゅうぎゅうと力強く抱きつく身体に驚いて反応が鈍る。
一瞬唇が離れ、再度口付けられたとき、吾代は半ばやけくそになり、ヤコの唇の中を自らの舌で割って入った。
「ん・・・んぅっ」
ヤコの後頭部をしっかりと固定し、今まで散々な目に遭って来た事への復讐もこめて、乱暴にしてやる。
ヤコの顔についたあんこが吾代の頬につき、ヤコの唇の中は甘い唾液で満たされている。
普段は甘いものは滅多に口にしない吾代だが、喜んでそれをすすってやった。
「んは・・・あ・・・!」
ヤコが潤んだ瞳で唇を離し、相変わらず変な柄の吾代のシャツのボタンをひとつひとつ外していく。
逞しい胸板が露になると、ヤコは唾液を含ませた舌でねっとりと吾代の肌を嘗め回してゆく。
「く・・・!」
ぴちゃぴちゃと音をさせながら、悩ましい吐息と共に熱い舌が、吾代の脳まで浸透していくのがわかる。
ヤコは吾代のズボンのファスナーをゆっくりと下ろしていく。
今まさに元気になろうとしているそれを両手で慎重に引きずり出し、人差し指を奥深くまで自分の口の中に入れ、唾液でぬらすと、
それで頬についたあんこを取り、ゆっくりと、吾代のモノになすりつけた。
「てめ・・・」
ヤコの唾液を飲み込んだときから、吾代は身体に違和感を覚えていた。
身体に力が入らない。
ふわふわと浮いているような感覚。
なのにヤコに触れられた所だけが恐ろしく敏感で、耳鳴りの向こうでヤコの息遣いがはっきりと聞こえる。
「おいひい・・・」
違和感の正体をつきとめようと頭を振る吾代の下で、ヤコのうっとりとした声が聞こえ、見下ろせば、
ヤコはあんこをつけた吾代のモノを、うまそうにしゃぶっていた。
714 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:34:30 ID:IzQNGkL4
「あ・・・!」
そんなものを見せられては、もう色んなことがどうでもよくなってくる。
今すぐ押し倒して、裸にひん剥いてしまおうか?
その口じゃないところに挿れてしまってすっきりしようか?
そんなことを咄嗟に思うが、その度になめられ、吸い尽くされていく自分のモノが、いつまでもこうしていたいと自己主張を続けている。
「おいひい・・・甘くて・・・」
ぺろぺろと、アイスの棒をなめるように、ヤコは恍惚とした表情で、吾代のモノをしゃぶりつくす。
裏側の筋の部分も、頭の部分も、愛しそうに、おいしそうに、幸せそうにしゃぶってゆく。
この、舌だ。
吾代は快感の波に翻弄されてしまいながら、ぼんやりと思った。
別の生き物みたいに蠢いて、女のあそこに挿れる時には得られないものを、この舌は与えてくれる。
脳髄に電流を流すように。
四肢の力を無効化するように。
・・・目の前の女を「女」と認識してしまうように。
「吾代さん・・・」
限界が近くなった頃、ヤコがおもむろに顔をあげた。
唾液でぬらぬらと光る、いやらしい女の顔がそこにあった。暴れたい。今すぐこの女をめちゃくちゃにしてしまいたい!
「ジュース・・・飲ませて・・・」
そう言って、頭の部分に接吻する。それから、ぱくりと頬張った。
・・・もう、我慢できなかった。
吾代はヤコの頭を押さえつけると、大きく息を吐きながら、ジュースという名の自分の分身を、ヤコの口内にぶちまけた。
715 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:37:07 ID:IzQNGkL4
熱くて重たい。
そう思ってヤコが目を開けたとき、目の前に吾代の顔があった。まぶたを閉じ、眠っている。
「ええ!?」
慌てて離れようとするが、吾代の両腕が、がっちりと自分を抱きしめていて、びくともしない。
何があったのかと目だけで周囲を見回すと、ふたりは事務所のソファーの上で、抱き合ったまま倒れこんでいた。
「何・・・? どういうことなの、これ?」
ゆさゆさと、吾代の肩を揺さぶる。
だが、吾代は見たこともないような安らかな顔で、静かに眠っている。
「吾代・・・さん?」
そっと呼びかけるが、それでも吾代は目覚めなかった。
どうしよう?
足をバタバタさせてみるが、全く無駄な抵抗だった。
「あかねちゃーん! 助けてー!」
どこかにいるあかねちゃんに向かって声をあげてみるが、あかねちゃんは、パソコンの音声機能を利用して、こう返事をしてきた。
「がんばれ、ヤコちゃん!」
「何を!?」
とりあえず突っ込んでみたが、どうにもならない。
ヤコは、懸命に記憶を掘り出してみる。
確か、ネウロがくれた抹茶ミルクの缶ジュースを飲んでから・・・それから?
716 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:45:25 ID:IzQNGkL4
「貴様には、――――が足りない」
ネウロのそんな声を聞きながら、うっすら意識が遠ざかって・・・
「なんで・・・吾代さんが・・・」
ネウロのやつ〜〜〜〜!
心の中で散々魔人を罵倒する文句を考える。
が、とりあえずどうすることもできないので、吾代の寝顔を見つめてみた。
いつも怒ってて、怖い顔しか見たことなかったけど・・・
「結構、可愛いんだ」
そうだよね、吾代さんのことはあんまり知らないけど、変な所で人はいいし、
なんだかんだで、ネウロに呼び出されては、色々やってくれている。
ヤコはふふっと笑って・・・もう、仕方ないなあと。
「これからもよろしくね、吾代さん」
そう言って、ゆっくりと唇を重ねた。
唇は熱いのに、吾代の唇のピアスがつんと冷たくて、ヤコはそれをぺろりとなめた。
717 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:49:14 ID:IzQNGkL4
「・・・今度はそれを食うのかよ?」
「わあっ!?」
突然その唇が、低い声を奏でるので、ヤコは大声を出して飛びのこうとした。
しかし吾代の腕がそれを許さない。
ヤコは慌てて青くなったり赤くなったり、顔色を信号のように点滅させた。
「散々俺を食っておいて、まだ足りないのか、おめーは」
「た・・・何言ってるの、吾代さん! ていうか、なんでこんな・・・」
「あんだけ俺を誘って食っておいて、まさか忘れたのか・・・?」
至近距離で脅されるように言われ、ヤコはびくびくと怯える。
「・・・ご・・・めん、あたし、全然、覚えて、ない」
「ほぉ〜」
吾代がにやりと笑って見せた。ヤコの背筋がぞぞっと泡立つ。
「ちょうど明日は日曜だし、時間はたっぷりあるな」
「は、何の時間!?」
「散々食われたから、今度は俺が、おめーを食ってやるよ。そしたら思い出すだろ」
そう言って、吾代は腕を立てて起き上がり、獲物を前にしたケモノのような顔でにやりと微笑んだ。
「いやいやいやいや! ちょっと待ってよ!」
「待たねーよ」
吾代は長い舌を出して、ヤコの頬をべろりとなめる。わずかに残ったあんこの味がした。
「うひゃっ」
「さっきはとろけるような目で俺を見やがったくせに・・・まあいいか、こういう反応も」
吾代の声を聞き、何とか抵抗するヤコの脳裏に、ネウロの言葉が蘇った。
718 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:50:02 ID:IzQNGkL4
「貴様には、とろみが足りない。
この探偵事務所ももっと男手が必要となる。
それにはヤコ、貴様の無いに等しい色気が要求されるのだ。
男をとろけさせ、手篭めにして、我が輩の新たな奴隷人形として捧げるのだ!」
「あ・・・あの、鳥頭がああああああああ!・・・・ああん!」
ヤコの怒声が嬌声に変わる頃・・・
「片栗粉」入りの抹茶ミルクの缶ジュースが、窓からこぼれる風に吹かれて、からんと転がった。
終わり
719 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 00:52:47 ID:IzQNGkL4
やっぱりエロがうまくいかないなあ。もっと頑張らねば・・・
このスレの職人さんたちのようなエロを書きたいです。
これにて失礼いたします。お目汚し、失礼しました!
>>719 GJ!! リアルタイムで読めたよありがとう神!
とろみが足りないヤコたん最高!
ありがとうありがとう!!
719様は神様です!!
これで満足して眠れます!!
本当にありがとう!!!
>>719 マジGJ!吾ヤコが好きな私は神の小説が大好物…二人の可愛いやりとりにモエたwあと“変な柄のシャツ”がなんだかツボに入ったww
ネウロのエロパロはヤコがヒステリックになるの多いな…
エロパロの中ぐらいキレさせてやれ。
原作でやったら(痛覚に訴える形で)三倍返しだろうから
吾ヤコもっとみたーい。
ラブラブなのはありえませんか?
ゴヤコ(ヤコゴ?)イイネ!
変な柄のシャツもっときぼん。
変な柄のシャツってどんな柄だろう?と、想像してみる。
729 :
黒住化粧品:2005/06/30(木) 22:59:29 ID:IzQNGkL4
エロさが足りなくて反省中。「恩に切れ」なんて書いちゃうし赤っ恥です。
それでもレスしてくれた人、ありがとうです。
あれ、皆吾代のシャツの柄、気にならなかった?
初登場時の吾代のシャツの柄(7話)、チンピラらしくて奇抜だなと思ってたんだけど・・・・w
ラブラブな吾ヤコ、自分も待ってます。やっぱあのふたりの関係は萌える。
730 :
名無しさん:2005/07/01(金) 00:43:47 ID:VxtijIe3
来週のネウロは、んもうどうしよう!ですよ。
月曜以降はいろんな意味で祭り
だと期待したい。
自分も続き書かねば。
きょろきょろ・・・。
もう吾ヤコはありませんか?
732 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 00:32:20 ID:4DNRRYIm
吾ヤコ、懲りずにまた書いております。上のほうでラブラブな吾ヤコというものがありましたので、挑戦中です。
連日投下でほんとにすいません。吾ヤコ読みたい方は、しばらくお待ちくださいませ。
733 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 00:48:52 ID:4DNRRYIm
「取るに足りない小さな謎だが・・・
喜べ「謎」よ。
我が輩が貴様に話すことはたった二言・・・
たった二言、つまり」
・・・いただきます・・・
謎の気配がするからと、ネウロに強引に連れて行かれた現場で、今日もネウロはあたしの後ろで謎を解く。
ネウロに謎を食われた人の姿を見るのは、もう何度目になるのだろう。
「・・・ごちそうさま」
あたしにしか聞こえない小さな声で、ネウロはそう言って口元を拭う。
魔界の謎を食いつくし、それでも埋まることの無かったネウロの脳髄の空腹は。
一体、いつになったら埋まるのだろうか。
謎を食べ終えた後のネウロは、謎の持ち主、犯人に一切の興味をなくす。
ペットボトルの中身を飲みつくし、空になったボトルをゴミ箱に捨てるみたいに。
ゴミ箱に入れられたボトルたちは、どうなっているんだろう。
ネウロにお父さんを殺した犯人を突き止めてもらって、ネウロは犯人の謎を食べた。
あの時確かに、あたしもネウロに何かを食われた気がする。
それが何かは、まだわからないのだけれど。
734 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:49:54 ID:Z9PWleq6
吾ヤコ好き意外と多いなwそんな漏れも吾ヤコ好き。がんばれ黒住神!
735 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 00:56:38 ID:4DNRRYIm
「吾代さん、いる?」
あたしは探偵事務所の下の階にいた。
錆びた扉を叩くと、中から低い声が聞こえたので、開けてみる。
むき出しの壁と床。お世辞にも綺麗とは言えない部屋に、一人用の冷蔵庫、小さなテレビ、上でお仕事をしていたときに使っていた机や椅子、
簡素なベッドがすぐに見渡せる。
吾代さんは机に両足を投げ出し、顔だけこちらに向けて、「おう」とあたしを出迎えた。
小さなテレビが点いているのを見ると、暇でも持て余していたんだろうか。
「なんだ? マスコミか? って、やつらが来たなら、おめーがここに来るわけねーか」
自嘲気味に言い捨てて、広い肩をすくめてみせる。
「違うよ、遊びに来たの」
あたしはへへっと笑って、手にした袋を掲げて見せた。
「お、気がきくじゃねーか。ちょうどビールが飲みたかったんだ」
「・・・未成年者で、しかも学校の制服を着てるあたしが、ビールなんて買うわけないでしょ」
「ちっ」
舌打ちして見せるけど、あたしは知ってる。吾代さんは、いつもそう。本気で怒ってなんて、いないんだよね。
「コーラ買って来た。あと、お菓子」
「・・・ここはおまえの秘密基地じゃねえんだぞ。一応、俺の部屋なんだ。客人に合ったものを用意しろっての」
吾代さんはそう言って眉までひそめる。いいもんね、気にしないもん。
736 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 00:58:11 ID:4DNRRYIm
あたしは聞かないふりをして、折りたたみ式のパイプ椅子を引きずってきて、吾代さんの隣に持ってきた。
ガサガサ音を立てながら、机の上に袋を置くと、吾代さんは両足を机の下に戻し、どことなく嬉しそうに中を覗き込む。
「お、スルメがある。なんでこれだけ酒のつまみなんだよ。後は・・・」
目をきらきらさせ、子供みたいな顔でお菓子を取り出していく吾代さん。
ああ、やっぱりいいなあ、こういうの。
あたしにナイフちらつかせてた頃には絶対見られなかった顔だよね。
あたしたちは取り留めのない話をしながら、ふたりで並んでテレビを見る。
ネウロに感謝することがあるとしたら、あたしに吾代さんを引き合わせてくれたことだと思う。
あたしは、この人のことが、好き。
子供扱いされてることも、多分女の子として見てもらっていないのも、わかってる。
だけどあたしは、多分初めて会ったときから、吾代さんのことを気にしていた。
その正体を突き止めたくて、あたしはこうして、吾代さんに会いに来るのだ。
737 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 00:59:11 ID:4DNRRYIm
「あ、この人」
「あ?」
ふたりでテレビを見ていたら、ニュース番組になって、先日ネウロが謎を食べた事件の犯人の顔が映る。
犯行がバレた時の人間は、いつもこの世の者とは思えないほど醜悪で、陰湿で、恐ろしく変形する。
あたしのお父さんを殺したあの人も、きっと想像もできないほど醜い姿で、父を殺したのだろう。
だけどネウロに謎を食われた後の彼らは、自信にすら満ち溢れたあの異形を小さく縮め、怯える哀れな生き物と化す。
今、テレビに映っているあの人もそうだった。
元々背が高くて細い、枯れ木のような男の人だったけど、ネウロが犯行を推理してやったら、突然カマキリのような姿に変形し、脱走しようとしたのだ。
そこをネウロが例の姿になって、いただきますごちそうさましてあげて、その人は元の枯れ木みたいな姿になったけど、
髪が真っ白になってしまって、笹塚さんたちが不思議がりながら連行して行ったのだ。
あたしがそのことを話すと、吾代さんは睨みつけるようにテレビ画面を見て、あたしに言った。
「・・・おめーは、大丈夫だったのか」
「え?」
「そいつ、おめーになんかしようとしなかったか?」
「あ、ううん、大丈夫。ネウロが、やっつけてくれたから」
魔人ならではの道具を使って、それは嬉しそうにやってました・・・なんてとても言えなくて、あたしは口ごもりながら言った。
吾代さんは乱暴にスルメの袋を開けて、ガジガジとそれをかじりながら、何も言わなかった。
・・・なんだ、心配してくれたんじゃなかったのか。
あたしはちょっとがっかりしつつも、しょうがないかと小さくため息をついて、ポッキーをぽりぽりする。
しばらくふたりで、黙ってテレビを見てた。
738 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 01:04:48 ID:4DNRRYIm
「・・・社長が死んで、もうどれくらい経ったっけな」
ニュースも終わり、お笑い芸人が漫才を始める頃、吾代さんはぼそりとそう言った。
「あれから・・・結構経つね」
あたしはそう答えながら、なんとなくお父さんのことを思い出してた。
言いながら、なんとなくだけど、わかってきた。
あたしたちは、似ているんだ。
大切な人を失った悲しみ。
いつだったかアヤさんは、あたしを愛されるだけの女の子だと言って、うらやましがったことがあったっけ。
でも違う。
あたしは知っている。
頭の中がぎゅうっと搾り取られたみたいになって、訳も無く涙が零れて、身体の震えが止まらなかった。
最後に何を話したとか。
最後に見た顔はどんなだったとか。
ドラマみたいに、印象深かったきっかけすらなかった。
吾代さんも、そうだったに違いない。
大切な人を理不尽な力で失ってしまったあたしたちは、きっと、似ているんだ。
「社長はよ、俺が死んだら泣きはしねーけど、ビールくらいはそなえてやるだなんて言ってやがったんだ」
吾代さんはそういいながら、わざとらしくあたしを見て、ペットボトルに入ったコーラを左右に振って見せた。
「ま、社長にはこれで充分だろ。俺より先に逝きやがって。ざまあみろってんだ」
言いながら、グビグビとコーラをあおる。喉仏が上下するのが見えて、どきっとした。
739 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 01:09:44 ID:4DNRRYIm
慌てて目をそらし、ポッキーを指で押しながらコリコリしていると、
「さっきからそればっか食ってるけど、そんなにうまいのか、それ?」
「へ? ああ・・・メロン味なんだ。・・・メロンといえば・・・」
あたしは嫌なことを思い出す。
メロンって言ったら、ネウロが買って来た、マスクメロンの王様「アールス・フェボリット」を思い出す。
ネウロが珍しくくれたものだったし、どうやって食べようかわくわくしてたのに・・・あの魔人は・・・・
「なんだよ」
「い、いや、なんでもない・・・」
こちらを覗き込んで来る吾代さんから、懸命に身をよじって顔をそらす。
何でよりにもよってメロン味のポッキーなんて選んじゃったんだろ。早く食べちゃお。
最後の一本をつまみあげて、口をすぼめて押し入れるように食べていると、ふっと目の前が翳った。
「ん?」
見上げて息が止まりそうになった。あたしは今まで、こんなに間近で、男の人の顔を見たことがない。ネウロは例外。
まつげの一本一本まではっきり見えてしまうほど、吾代さんがあたしに顔を近づけていた。
「なんで全部食っちまうんだ?」
ポッキーを押すあたしの指を、手首ごとつかんで。
「・・・!」
わずかに目を細めた吾代さんが、口を開けて、あたしの唇から突き出ているポッキーを、かりっと、食べた。
がたんっ!
心臓が、壊れるかと思った。
身体が異常に跳ねてしまい、あたしは椅子ごと倒れそうになったのに、吾代さんがしっかりとあたしの肩をつかんで、椅子にとどめてくれた。
え? なに? なんなの?
状況が受け入れられない。
時が止まったように動けないあたしをじっと見つめた吾代さんは、顔の角度を変えて、今度はあたしの唇を覆うようにして、口を開けてきた。
740 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 01:13:10 ID:4DNRRYIm
「んぐ・・・ふ・・・!」
今度はさすがに何をされているのか自覚が出て、あたしは吾代さんの肩をつかんで、押しのけようとする。
なん・・・なんで、吾代さんが、こんなこと、するの?
ポッキー全部食べちゃったからって、ここまでする?
そもそも、社長の話をして、あたしたち、しんみりしてたじゃない?
ぬるり。
混乱するあたしの口内に、すごい違和感が入ってきた。
熱くて濡れていて・・・ん・・・す・・・スルメ!?
「んんっ、んんんーっ!!!!」
その正体がわかったとき、あたしは更にパニックになった。
間違いない。吾代さんが、舌を入れてきたのだ。
あたしが抵抗すればするほど、吾代さんはあたしを放してくれない。
口の中に残るポッキーを探しているように、吾代さんの舌が動いている。
やめてと声に出そうと舌を持ち上げたら、吾代さんの舌は柔らかく、あたしの舌を絡め取る。
「んく・・・あ・・・っ」
気持ち悪いんだか気持ちいいんだか、よくわからなかった。
ただ違和感が口の中を蹂躙していて、あたしはそれを、それ程嫌だと思っていない。
だって吾代さんだから。
好きな人から、いつかこうされてみたいという気持ち。ないわけがない。
だけど、何故今なの?
吾代さん、あたしのことどんな風に思っているの?
わからないのは、そのこと。
不意打ちにしたってあんまりだ。女の子には、心の準備ってものがある。
もしあたしのこと好きでもなんでもなくて・・・
ただ・・・その、男の人だから、そういう気持ちになっちゃったからってだけで、あたしを利用しているなら。
・・・あたしは。
741 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 01:27:00 ID:4DNRRYIm
「やだっ!」
吾代さんがふっと顔を放した瞬間、あたしは全力で吾代さんを突き飛ばした。
どう見ても変な柄の吾代さんのシャツが、あたしが突き飛ばしたせいで皺になって、少しだけ胸元がはだけた。
ああもう、イヤだって言ったばかりなのに、どうしてどきっとしちゃうんだ。
「・・・やっぱ、甘いな」
吾代さんは、口元を親指でぴっと拭いながら、熱っぽい声で囁いた。うう。こんな、吾代さんの声を聞いて赤くなっちゃうような耳、今だけイラナイ・・・
「吾代さん、ひどいよ、なんで」
「ひどいのはどっちだ」
「え?」
恥ずかしくて、腕で口元をかばうあたしは、ふてくされた吾代さんの声に、目を上げる。
「おめーはいつもそうだよな? 俺と話してても、いつもあのわけわかんねー男のことばっか考えてやがる。
だったら何で、俺の所に来るんだ? なあ、俺のこと怖がらないでいてくれるのは、正直嫌じゃねーんだ。
でもよ、あの男が居ないとき、寂しさを紛らわせるために俺を利用するってんなら、俺もおまえを利用するぞ」
吾代さんはへっと笑って、身をすくめるあたしをすっと抱き上げた。
あたしは怖くて声が出せない。
・・・ああ、これは、違うな。
なんだろう。好きな人に抱き上げてもらうこと、どこかで夢見てた。浮遊している身体。抱きしめてくれる手。ああ、どきどきして、気持ちいい。
でも、酷く悲しい。
吾代さん、あたしのことそんな風に見ていたんだね。
ねえ、違うよ。わかってよ。
あたしたち、似ているんだよ。
好きな人に会いに行きたいって気持ちを。
・・・お願いだから、わかって。
742 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 01:43:37 ID:4DNRRYIm
硬いベッドの上に、吾代さんはあたしを静かに降ろした。・・・もっと乱暴にされるかと思ってた。
動かないあたしの上に、吾代さんは覆いかぶさる。
あたしたちは、しばらく見詰め合ってた。
「・・・なんで、抵抗しねーんだ。おまえ、あいつのことが好きなんだろっ!?」
吾代さんは、吐き捨てるように言った。あたしは、首を振る。喉からこみあげてくる熱いものが、あたしの両目から流れた。
「違うよ、吾代さん」
「何が違うんだ、わけわかんねーよ。どうして俺の所に・・・なんとも思ってねーんなら、もう来るな!」
「なんとも思ってなくなんかない。ずっと気になってて、いつの間にか、好きになっちゃったんだもん!」
「えっ」
拍子抜けして、ぺたんと尻餅をつく吾代さん。あたしもだんだん腹が立ってきて、起き上がった。
「吾代さんはそりゃいいよ、もとヤの人だし、顔だって悪くないし、背も高いし、そりゃ女の子はいっぱいいると思うよ?
今はプーを装った不良無職人かもしれないけどね!?」
「おい」
「だけど、あたしは好きになったの! 少しでもいいから顔が見たくて、声が聞きたくて、いつもドアの前で、何度も深呼吸するんだよ。
いてくれるかな、入れてくれるかなって、すっごいどきどきしながら! ・・・なのに」
「・・・」
「ポッキー食べちゃったからってこんなことするし」
「いや、それは」
「利用してるとかひどいこと言うし」
「それは、その」
「だけど好きなの」
あたしはわんわん泣きながら、もうここに来るのは最後になることを思いながら、何度も何度も言った。わかってもらえるまで。
「どうしても好きなの! どうしようもないほど好きなの! 今まで生きてきて、食欲が落ちたことなんかなかった。吾代さんのこと考えると、いつも苦しくて、
カマドウマがピラフのエビに見えちゃうほど、おかしくなっちゃうの!」
ああ、もうだめだ。もう、嫌われちゃったよね。だって不気味だもん。自分で思うんだから、吾代さん、めちゃ引いてる。
あたしはぐすぐすと泣きながら、
「・・・そういうことだから。・・・今まで押しかけて、ごめんね」
ごそごそと、ベッドの端に両足を下ろし、立ちあがろうとした。
743 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 02:01:53 ID:4DNRRYIm
「・・・行くなよ・・・」
暖かい腕が、あたしを包んで、後ろに引いた・・・あれっ?
ぎゅっと、された。
吾代さんの膝の間に、あたしがすっぽりとおさまって・・・ええっ?
「あのっ、吾代・・・」
恥ずかしさと緊張で、身体が動かせなかった。
「あー、もう。俺、すげぇバカじゃねえ」
吾代さんは大きくため息をつき、あたしの肩に額を乗せる。うわわわっご、吾代さんが! 似合わないやいやいやいや。
「・・・なあ」
「な、なに?」
「泣いて、くれるか?」
「・・・え?」
吾代さんはしばらく黙り、あたしを強く抱きしめ直すと、恐らく、社長にも聞こえないようにと、あたしの耳元に唇を寄せてきた。
「・・・俺が死んだら、泣いてくれるか?」
「・・・・吾代さん」
泣くような遺族はいないから、汚い仕事も喜んでやれる。それで金がもらえるなら幸せなことだと。
いつだったかそんな話を、吾代さんはしていた。
あたしは、意地悪く言ってあげた。
「吾代さんは死なないから、泣いてなんかあげないよ」
「・・・なんだよそれ」
「そしたらあたし、生きていけないもん」
だってそうでしょ?
あたしが吾代さんを好きになって、こんなにこんなに好きになって、ねえ、あなたが死んじゃったら。
あたし、絶対許さないもん。
大切な人を失った悲しみを知ってる人が、どうしてそれをあたしに聞くの?
「おめーもバカだな」
吾代さんは、ほっとしたように笑う。うーん、どういう意味だろ?
支援
745 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 02:16:15 ID:4DNRRYIm
吾代さんは、しばらくあたしを抱きしめて、結局、それ以上のことはしなかった。
ちょっと、残念。でも、わかったことがある。
吾代さんは、あたしがネウロの話をするたびに不機嫌になるってこと。
うんだけどね、吾代さん。
吾代さんも、あたしがそばにいるとき、いつだって、社長さんのことを気にしてるの、気づいてない?
吾代さんがそれだけ思ってた人だもん。ちょっと妬けちゃうのはあたしも同じ。
やっぱりほら、あたしたちはよく似てる。
・・・結局吾代さんが、あたしのことをどう思ってるのかはわからなかったんだけど。
待つことにした。吾代さん、照れ屋だからさ。
そしてね、ネウロ。
ネウロが謎と共に何を食べたのか、あたし最近わかってきたんだ。
最初に会ったとき、ネウロ言ったよね。
「貴様は泣くのではなく、笑うべきだ」
お父さんを殺されて泣いてたあたしに言ってくれたよね。
ネウロが、あたしが泣く理由を少しでも「謎」と思ったんなら・・・
ねえ、吾代さん。
あたしたちが笑うことができるのって、もしかして。
・・・ううん、あいつに恩を感じたら、何されるかわかんないからさ。
これはふたりの、秘密にしておこうね。
前編・完
746 :
黒住化粧品:2005/07/02(土) 02:19:25 ID:4DNRRYIm
ひぃいい、長いしエロなし! すいませ・・・!
ラブラブ書こうと思っていたのに、シリアス〜な方向に・・・やばいやばいと軌道修正していたら、エロどころではなくなっておりました・・・
ごめんなさい、エロなくて申し訳ないので、続きは後日アップさせていただきます。後編エロで頑張ろう・・・
何がいけないんだ・・・連続投稿に引っかかるので間を空けてたらこんな時間かかるし。本当にすいませんでした!
747 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 02:26:12 ID:KfURCxhU
>>746 後編も期待してます。
_、、-、 ,ィ,.
,-'゙'` ^'ィ
) ζ
} _、-'"~~゙"'ハ. ζ
j ,ノ ,,,,,,,,,,j !,,,,,彳
} /`ミ~(<・>Hく・))
'} ヾ._  ̄ ,_| ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ / | ,-'''ニニ''!| ∠ キターーー!!ど〜んと乙!
_, -‐} ヽ;i! `二´/ |_______
⌒ \. `ー--r'ヽ
ヽ /
GJでした!!
リアルタイムで見たの初めてだー
後編首が長くなるほど待ってます
吾ヤコハァハァ
連投は支援をお願いしておくのが吉
或いは自己支援か。そうでなければ投下の多い時間帯にするか
いや、俺も泣かされたからさ・・・
(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア !
GJ!
751 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 03:32:02 ID:Z9PWleq6
黒住神サマGJ!ちょっと泣きますた(´・ω・)変な柄のシャツがまたもや出るとは思いもせずやられますた エロなくても十分素敵な吾ヤコありがとう…後半も楽しみw
752 :
名無しさん:2005/07/02(土) 03:34:45 ID:k3MJK8By
ポワワΣ(´д`*)
マターリしててイイ!
しかしここだけ見てると、
801の人はどんなの書いてるのか想像つかん
すげえいい。なんかほんといいモン読ませてもらった。
俺もなんか書こう。マジで書こう。早く単行本でないかな
726です。
ありがとう、ありがとう。
カマドウマがピラフのエビに見えちゃうほど禿げしく支援。
リアルタイムでみかけたら支援支援支援支援支援・・・・>ここにいるワラジムシども
吾ヤコGJ!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてネウロが嫉妬するんですね!
あ、そうだ。
あかねちゃんプレイとか希望してもよかですか?
ネウロが操るあかねちゃんに弄ばれるヤコ。
758 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 01:52:57 ID:UJEyZ3ty
やっと後編終わりました・・・どうも私の書くエロはぎこちなくて・・・今度こそと思っているのですが・・・なぜだ・・・
萌えられなかったらすいませんです。今度は吾代視点でいきます。性格違ってるかも・・・
759 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 01:55:06 ID:UJEyZ3ty
「あたし、またここに来ても、いいかな」
帰り際、あいつは恐る恐る、俺に言った。
俺が「来るな」と言ったから、蚊の鳴くような、小さな声で。
俺は内心自分の不甲斐なさにため息をつきながら、それを声に、言葉にすることがどうしてもできなくて、結局一言。
「ああ」
それだけしか言えなくて、ポケットに突っ込んだ両手をぎゅっと握った。
それでも安堵した表情で、手を振って出て行くあいつの背。
―――閉じ込めてしまえるものなら。
閉じた扉の音に紛れて、俺の声は届かない。
いいや、口に出してなんか、いなかった。
あの世で笑ってるんだろ、社長。
ああそうだ。
俺は言いたいことの半分だって、あいつに伝えてない。
喉に魚の小骨が突き立っているみたいに、息が止まって声が出せない。
どうしてだろうな。
俺は今まで、自分を守るために命を張ってきた。
その命を、誰かのために使おうと思ったことが、なかったせいかもしれない。
760 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:01:05 ID:UJEyZ3ty
部屋から外に出ると、あいつらには伝えてねーが、未だにマスコミがいることがある。
俺も大ファンだったアヤ・エイジアの事件で、あいつを逆恨みする連中は決して少なくは無かった。
俺はその都度難癖つけて、やつらに気づかれる前にそいつらを追い払う。
やつらからカメラを奪い取ってぶっ壊しながら、らしくねーなと苦笑する。
「上出来だ、雑用」
ぼろくずのようになったカメラを足で横払いにしていると、俺の背後で声がした。
この意味もなく偉そうな声で俺に話しかけるのは、今となってはこいつだけ。後の一人は死んじまった。
「・・・なんだよ?」
振り返ってやると、そいつは底知れぬ光を宿した暗い瞳で、俺の心を覗き込むような笑顔で言った。
「悪役ぶりも、板についてきたではないか」
「これが俺の本来の姿だ。板につくもなにもねえよ。何の用だ?」
「いいや、何もない。ヤコに付き合わせるまでもない謎が近場に転がっていたのでな。我が輩直々に参上してやろうと思ったまでだ。
おかげでなかなか面白いものが見られた。これからもその調子で、我々の邪魔をしようとする者を葬るのだ」
「殺してねえよ!」
「そのつもりでかかれということだ」
そう言って、すたすたと通り過ぎていく。俺はその後姿に声をかけた。
「おい! これ以上・・・あいつを、危険な目に遭わせるなよ」
「ヤコのことか?」
面白そうな顔で、振り向いてきた。
俺は未だに、こいつらのことを名前で呼んだことが無い。
あいつのことを名前で呼びたくないわけじゃねえが、こいつを呼ぶのは虫唾が走る。
何も言わずに睨む俺を見て、やつはにやりと笑う。
「危険な目になど遭わせてはいない。むしろ最近は乗り気なようだぞ、あの虫けらは」
奥歯をぎりっと噛み締めていた。虫けら。虫けらだと!?
「どういう事情か知らねーが、てめぇにあそこまで協力してやってる人間に言う言葉かよ!?」
761 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:10:03 ID:UJEyZ3ty
「騒ぐな、雑用」
やつはすっと真顔になり、唇の上に、長細い人差し指を当てて見せた。
「貴様が我々の害になるようであれば・・・我が輩は何のためらいも無く、貴様を消し去ることが出来る。
それこそ、ジャンプにも、サンデーにも、マガジンにだって、載せてやってもいい。それでもいいのか・・・?」
「何が我々だ。あいつだって、おめーの害になるようなら、ヤングジャンプの表紙にでもするつもりなんだろが!」
「ほほう。わざわざグラビアモデルが表紙を飾るコミック雑誌を挙げて見せるとは・・・貴様の願望か? 大した変態だな」
「てっ、てめーに言われたかねーよ! 散々あいつを蹴り倒してるくせしてよ!」
言いながら、思わず水着姿で表紙を飾る、あいつの姿を想像してしまい、俺は俺の中にいる「妄想」を一発殴る。引っ込んでろ煩悩野郎!
「貴様がそこまでヤコに肩入れしているなら、なおやりがいのある仕事だろう。さて我が輩はもう行くぞ。ぐずぐずしていると、謎が逃げてしまうのでな」
「ちょっと待て! 約束しろよ、もう、あいつを危険な目には・・・」
尚も食い下がる俺を、あきれ返った顔で振り返る。
「我が輩はヤコを危険な目に遭わせた事など一度も無い」
「てめ・・・」
「我が輩なりに、ヤコのことは守っている。貴様が案ずることではない」
「ま・・・守ってるだと!?」
俺は何度も見てるんだぜ。
おまえが片手であいつの頭を持ち上げて移動させたり、首を絞めたり、口ん中に指を4本も突っ込んだり!
「ああそうだ。守っている。ヤコが傷物になっては、動かしようがないからな」
「野郎・・・!」
なんで、俺が怒らなけりゃならねえんだ。
だけど、止まらない。
俺の部屋へ頻繁に来てくれるあいつのことを。
俺が好きだと泣いたあいつを。
・・・俺が護らないでどうするんだよ!
突進しながら、頭のどこかで警鐘が鳴っている。
無駄なことだぜ、なあ。
こいつ、タダモンじゃねえ。
やめとけ、怪我をするのはてめぇだよ。
762 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:11:20 ID:UJEyZ3ty
ブン、と、腕が大きく空を切る。
確かにやつはそこにいて。俺はそいつに向かって拳をふるったはずだった。
「たかだか人間一匹・・・それも、死しても誰も気づかぬほど矮小な存在である貴様をどうにかしたところで、我が輩痛くも痒くもないが・・・」
すうっと、やつの姿が透明になっていく。
呆気に取られる俺の耳に、やつの声だけが朗々と響く。
「事務所に人手が足りないのも事実。・・・ヤコが貴様を必要としているのもまた事実・・・・」
「おいっどこに・・・」
「謎を前にした我が輩に感謝するがいい、雑用よ・・・」
「おい・・・!」
「謎だ・・・よだれが止まらぬ・・・・」
その声が遠ざかり・・・
俺はただ、立ち尽くしていた。
いつ死んでもいいと、いつもどこかで思っていた。
どうせこんな人生だし、人を傷つけることしか知らねーし。だけどよ。
俺のために泣いてくれる女がいる。
なあ、あんたは笑うかよ、社長。
・・・笑うわけねーよな、アンタは。アンタだけは。
だってアンタにもいるんだから。
アンタのために泣いてやれる人間が、ここに、たったひとりだけ。
763 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:13:48 ID:UJEyZ3ty
「吾代さん、いるー?」
俺にあんなことをされたというのに、あいつは今日も来る。俺の部屋に。
いるに決まってんだろ。
俺は、毎日おまえを待ってるんだから。
おまえは気づいちゃいねーんだろ。自分ばっかりの片思いだって、決め付けてるんだろ。
気づけば傍にいて、笑顔で話しかけてくるおまえを。
毎日俺が、どんな気持ちで見ているかなんて、おまえは気づきもしねーんだ。
そうして無邪気に他の男の話をする。あの化け物の話を。
おまえは知らねーんだろ。俺がそれを聞いて、いつもどんな気分がするかなんて。
がちゃりと扉を開けたこいつは、目の前に突っ立てる俺を見て、目を丸くした。
「あ、あれ? もしかして、これから出かける所だった・・・?」
バカ、おまえを出迎えてんだろが。言いたい言葉を飲み込んで。
「違ぇよ。・・・たまたまだ」
「・・・? そうなんだ?」
バカ、俺のバカ。誰か俺を殴ってくれ。
額に青筋を浮かべている俺を見て、こいつは完全に勘違いをしたらしい。
「ご、ごめんね。あの、これ、差し入れ・・・今日は私服だから、ビール買って来た。・・・じゃあ、またくるね」
さっと袋を俺に渡し、背を向ける。っだーっ! 俺のバカ!
764 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:14:12 ID:UJEyZ3ty
俺は咄嗟に、こいつの手首をつかんで引き止めた。・・・昨日もそうだった。折れそうな手首が頼りなくて、何故かすごく、たまらない気持ちになった。
こんな細い身体でおめーは、毎日あんなのと一緒に、凄惨な現場に立ち会って、いやな目にいっぱい遭ってるのか?
どうして嫌なら逃げ出さないんだ?
俺に話せよ、ほんとは嫌なんだろう?
なあ、なんで、いつも「なんでもない」で済ませちまうんだよ!
ほんと、俺は単細胞のバカ。
言いたいことのひとつも言えず、こいつはあいつが好きだから、嫌でも付き合っているんだと勝手に勘違いしてた。
それなのにノコノコ俺の所に来るんだから、どうなっても知らない。知るものかと思っていた。
だけどこいつは泣いたんだ。俺のために。俺のせいで。
誤解されたままこいつを抱いたら、誤解は一生解けないと思ったから何もしなかった。・・・何もできなかった。
細い肩に額を預け、あの時俺は、こみあげてくるものを抑えるのに、精一杯だった。
ああ、一生で一度だけでいいから。
俺は心のままに、こいつに言いたい。
「昨日も言ったろ。・・・行くなって」
少し怯えたような顔で振り返るこいつに、俺はそれだけ言うのがやっとだった。
765 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:17:26 ID:UJEyZ3ty
ばたんと扉の閉まる音が心地いい。
こいつが俺の部屋に閉じ込められた音だと思うと嬉しくなる。ほんの少しだけ、素直になれるからだ。
「昨日は、乱暴にして、悪かったな」
ガサッと袋を机の上に置いた背中に向かって、俺は言う。振り返ったこいつは、照れたように笑った。
「ううん、いいよ。あたしこそ、小さい子供みたいに泣いちゃって・・・ごめんね。吾代さん、困らせちゃったって思ってた」
「別に」
違う。困ってなんか無い。嬉しかったんだ。
だっておまえ、泣きながら俺に言ったんだぜ。何度も好きだって。俺が困る? なんで。
俺は言葉が上手く言えない代わりに、こいつを強く抱きしめた。
俺の背がムダに高いせいで、・・・ちくしょ、なんだよ、「お父さんが子供を抱きしめてる」みたいな構図になっちまってるじゃねーか!
「吾代さん・・・」
俺の胸より少し下に押し付けられたこいつの頭を見下ろして、俺はしょうがないと、こいつの肩をぐっと押して、よろめいたところを抱き上げた。
「うわっ」
「・・・なあ」
一気に顔が近くに来て、こいつは真っ赤になった。だめだ、か××い。・・・くそっ、心の中でさえうまく思えねえ!
ええい、男だろ、吾代 忍!
ガキの頃十数人に襲撃されて、エライ目に遭ったことがある。その時感じた緊張や恐怖とは比べ物にならないほど、俺はビビッてた。
い、いいか、言うぞ。
社長、どうせ助けちゃくれないのはわかってるけど、ちょっとだけ祈らせてもらうぜ。
俺はこいつにも負けないくらいに真っ赤になって、言った。
「・・・・・・・・・・・・ヤコ」
「えっ」
びくっと、俺の腕の中で、・・・ヤコ、が、震えた。
言えた、やっと、こいつのこと、名前で。
ほっとしたと同時に、爆発的に沸き起こる羞恥が、つま先から脳天まで一気に駆け抜けた。
766 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:19:04 ID:UJEyZ3ty
「だあああああああああああああああああああああっ!」
「きゃああああああああああああああああっ!?」
俺はいきなり絶叫かまして、ヤコをかなり怯えさせた。そ、そうだな、これは俺が悪いな。
そのままベッドまで走るあたり、俺も男だよなあ・・・
ふたりでそのままベッドに倒れこんで、しばらく黙って。
「ふ・・・ふふ、あはははははっ!」
「てめ、・・・ヤコ! 笑うんじゃねえよ!」
いいや、ここは礼を言うべきだ。笑ってくれた。これ以上の反応を、今は求めらんねーよ。
笑うヤコに怒鳴りながら、いつしか俺も、笑ってた。
社長、アンタ、俺がこんなにバカ笑いする所、見たことあっか?
767 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:20:55 ID:UJEyZ3ty
「ん・・・・」
ひとしきり笑いあった後、俺たちは示し合わせたように、唇を重ねる。
柔らかなものが触れて、その中を舌で開く。大食いのくせに、小さな口してやがる。
ふっと顔を離してから、俺は聞いた。「いいか?」って。ヤコは恥ずかしそうに、うなずいてくれた。
「恥ずかしいなら、目ぇ、つぶってろよ」
「恥ずかしいけど・・・」
ヤコは、ちらっと俺を見上げて、ぱっと目をそらせる。
「吾代さんを見ていたいから、目は、開けてる」
・・・いかん、我を忘れそうだ・・・
服の上から胸を包み込むようにして触れてみる。ヤコは目を開けてると言ったばかりなのに、両手で顔を覆った。
「やだ・・・ごめん、そこ、ちょっと遠慮して欲しいかも・・・」
「・・・なんで?」
「だ、だって、・・・無いから」
消え入りそうな声で言って、ヤコは更に真っ赤になる。・・・・か、かわ×いじゃねえかよ。
「あのなあ」
俺は言ってやった。
「今の若い女ってのはな、痩せたがるだろ。ダイエットだって。そのせいで、胸がない女の方が圧倒的に多いんだよ」
だから安心しろという意味だったのに。
「・・・どうして吾代さんが、そんなこと知ってるのよ」
逆効果だった。社長、アンタ今腹抱えて笑ってんな? もうアンタに祈るのはやめるから、とっとと出てけよ!
「夏になると、勝手に女が薄着になるんだから、そりゃ目にも入るだろ」
慌ててごまかすが、ヤコのジト目がかなりイタイ。コンビニの雑誌で散々見たからとは言えない。最近貧乳がはやってんのかなーなんつって違うだろ俺。
768 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:22:22 ID:UJEyZ3ty
「ふーん・・・」
ヤコが冷めていくのがわかって、俺は急いでスカートの中に手を入れた。
「あっ、ちょ・・・ずるいよ、吾代さ・・・あっ!」
「でも最近はずっと・・・俺が誰を見てたか、知ってるか?」
人間嘘をつくときと、言い訳するとき、口がよく滑るというのは本当らしい。今ならなんでも言える気がするぞ。
「知らないっ」
下着をずりおろされながら、ヤコはふんと横を向く。あーもー。俺にどうしろと。女って、こんなかわ×い生き物だったか?
「じゃあ、教えてやるよ」
俺はそう言って、横を向くヤコの耳元に唇を寄せる。息を吹きかけて、ヤコが身をよじっているのをいいことに、ヤコが嫌がった胸への愛撫を始めた。
耳の中に入れるのは、言葉じゃない。俺は舌を出して、ぬるりとそれを、入れてやった。
「うきゃあっ! くすぐ・・・くすぐった」
まさか耳の中に舌が入ってくるとは思わないヤコは慌ててこちらを向く。そこへすかさず、何か言おうとした唇を食ってやる。
服と下着をたくしあげ、ヤコが恥ずかしいと思う暇もないほど、キスの濃度を深めていく。
「はあっ・・・んむっ」
その、とろんとした瞳で俺を見つめるヤコの顔。この顔を見られるのは、世界で俺だけでいい。
「わかったろ?」
小さく聞いたら、こくんとうなずいた。
769 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:26:19 ID:UJEyZ3ty
静かな部屋に、ぴちゃぴちゃと水音をさせながら、俺はヤコの胸を吸い尽くす。
「んあ・・・っ、やだ、何、これ・・・っ」
俺は舌を出した状態で、ヤコを見た。ヤコは口元に手を当てて、目に涙をためながら、俺のすることを見て、小刻みに震えている。
「どうした・・・?」
顔を近づけて、指は頂を弄んだまま。ヤコはうるんだ瞳で首を振った。
「わかんないけど・・・吾代さんが・・・そうしたら・・・頭が痺れてきて・・・その・・・」
「・・・感じた?」
「え・・・そう、なのかな・・・んっ」
頂を指でつまんだら、ヤコがきゅっと目を閉じた。
「続けていいか?」
「う・・・うん」
瞳を開けて、俺をしっかりと見た。
つ支援
771 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:26:58 ID:UJEyZ3ty
俺は胸への愛撫を続けながら、もう何も身につけていないヤコの下半身へと手を伸ばす。
汗で湿った肌が、俺にヤコの緊張を知らせた。
いきなり触れたら絶対にまずいと思って、太ももの付け根から、するりと指を這わせる。
「あ・・・っ」
びくんと、弓なりにしなって、ヤコは起き上がろうとした。
「怖いか?」
「吾代さん・・・」
「足、開けるか?」
「う・・・ん」
緊張で強張るヤコの足を優しくさする。
男に初めて抱かれる女の気持ちは、俺にはわからねえ。
だけど、ヤコは俺を好きだと言って、身を任せる決心をした。
身も心も捧げるというのは、こういうことなんだ。
俺はそれくらい、ヤコに信用されている。
それに応えなくちゃ、男じゃねえ。
徐々に緊張がほぐれてきたヤコの身体が、ふっとベッドに沈んだ。
俺は慎重に、ヤコの秘所に指を這わせる。
「吾代さん・・・」
「・・・ん?」
このまま進めて、本当にいいのかと、今更自問を繰り返す俺に気づいたのだろうか。
ヤコが俺を呼び、目が合うと、微笑んだ。
「・・・大好き」
772 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:28:01 ID:UJEyZ3ty
「あっ、あっ・・・・あぁっ」
ヤコが「やっぱり変な柄だよね」と言うのを聞きながら脱ぎ捨てたシャツと、ジーンズが汚い床に丸まっている。
初めての証として流れたものがベッドを染める。俺にはわからない痛みに耐えて、それでも「やめろ」とは言わないヤコ。
曲げた膝に手を当てて、俺はヤコとひとつになっていた。
俺が腰を突き上げるたびに、ヤコが小さいと気にする胸の膨らみが揺れる。
「ん・・・・ん」
苦しげに眉を寄せ、時折俺を見ながら、ヤコは両腕を持ち上げ、それを交差させて顔の上に置いて、あえぎ、鳴く。
ヤコが声を上げるたびに、彼女のものが俺をきゅうっと締め付ける。
「まだ、痛いか?」
動きながら聞くと、ぎこちなく笑う。「初めてでイク女なんかいないわよ」と、昔どこかで乱れた女が言っていたのを思い出す。
「ビデオや漫画の見すぎ。初めての時の痛みなんて、男には一生わからないんだから。
それでも女が男に抱かれるのは、それだけ男を思っているからなのよ。アンタ、そこら辺、考えなさいよね。いつか、初めてのコを抱くときはさ」
「あっ・・・ん・・・」
名も顔も忘れた女の言葉と、ヤコの声が重なって、俺は、ヤコの膝から手をどけて、ぐっと身を乗り出した。
「ああああああっ」
のけぞって悲鳴をあげるヤコの顔の両脇に手をついて。
「ヤコ・・・」
「あ・・・ご・・・だい、さ」
涙を流して俺を見上げるその顔に。
「・・・・だ」
俺は、そう言って、口付けた。
この気持ちを言葉にするために、俺はどれだけ遠回りをしてきたのだろう。
何万回言っても、きっとおまえには伝わらない。
心ごとくれてやることができるんだったら、今すぐにでもそうしたい。
ヤコ、俺は。
「俺が護ってやるからな」
―――お前のためなら、死ねる。
773 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:31:26 ID:UJEyZ3ty
疲れ切って眠るヤコの寝顔を見つめる。ヤコは今日は泊まる予定で来たのだと言っていた。あのまま帰さなくてよかったぜ。
安心しきって眠るその顔を見つめていると、また色々やりたくなってしまって、俺はヤコの閉じたまぶたの上に、そっと唇を乗せてみた。
こいつは朝に帰って、夕方にはまた来るだろう。手土産を持って。軽快な足音をさせて、いつものように。
・・・ほんとは俺、おまえが来るの、少し前から気づいてるんだ。
おまえが足音させて、扉の前でぴたりと止まって、しばらくしてから、声がかかることも知ってるんだぜ。
俺はいつも、そのまま帰っちまうんじゃねーかって、内心いつも、焦ってる。
―――閉じ込めてしまえるものなら。
とっくにしてるさ。逃げないよう鎖をつけて、一日中こうしていたい。
だけど俺は知ってるから。おまえがここに来ることを。
だから俺はそれをしない。おまえが俺を、好きでいる限り。
・・・そうだな今度は、俺から少しずつ、わからせてやるのもいいな。
例えば、おまえが扉の前で深呼吸しているときにでも。
扉を開けて、言ってやろうか?
「よう、待ってたぜ」
「な、吾代さん、なんでわかったの!?」
絶対おまえはそう聞くよな、だから俺は言ってやろう。
「おまえが知らないだけだ」
おまえが俺を見ていたように、俺もおまえを見ていたってことを。
そしたらヤコ、おまえはどんな顔をするだろう?
全く、笑ってくれよ、見てるんだろ、社長。
アンタが知らない吾代 忍が、アホ面下げて、笑ってるぜ。
終わり
774 :
黒住化粧品:2005/07/03(日) 02:35:20 ID:UJEyZ3ty
終わった〜! 前回と今回、支援してくださった方、ありがとうございました! 救われましたよ!
ラブラブかこれ? とちと疑問に思う出来となってしまいました。萌えられなかったらすみませんです。はぁ、精進あるのみ。
連日投下で不愉快に思われた方、おりましたら申し訳ないです。お目汚し、失礼しました!
脳内社長ワラタ
吾代君はチャンピオンに挟まれるのが似合うと思います先生
面白かったですー
776 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 05:27:54 ID:3YYEYtSd
G J ネ甲 よ !
ワロスあり萌えありの大変美味しゅうSSをいただきますた
ごちそうさまです!!
777 :
753:2005/07/03(日) 07:00:16 ID:Sm7wtKXF
あのな、もうな、黒住化粧品神アンタマジすげえ。
今ヤコネウ書いてるけどな、もうな、ムリ。続きとかムリ。
吾代吾代吾代〜!マジすげー!
特に吾代の内面がいい。社長がマジで好きだったんだなあって。
「ああ、一生で一度だけでいいから。 」とかちょう燃えた。
次スレとかでも大活躍祈願。いいもんをアリガトウ!
折角の777なんだから、もっとこう・・・まあいいや
GJ! とても今更だが、ネウロ最低だな!w
GJ〜(´∀`)
ネウロは相変わらず最低にして最悪だw
変な柄〜
脳内社長ワラタヨ。
連日投下大歓迎。
この設定で続きキボン。
他の神様には笹ヤコ無理やりものをさりげなくリクエスト。
なんか黒住化粧品神の吾ヤコ設定で脳内妄想がとまんねー。
笑ってくれよ、見てるんだろ、社長。
783 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 13:44:19 ID:NCGrS4kI
うん。吾ヤコも熱くていいが
冷徹な笹に翻弄されるヤコタンも読みたいハアハア
ふつーにネウヤコもキボン
ちょっと本編みたいなバイオレンス要素有りで
785 :
叙事詩:2005/07/04(月) 00:37:01 ID:HobBN1tY
「どうしてこんな時まで私の前に出てくるの!?
ちょっとは人の気持ちも考えなさいよ!」
弥子は無意識的にベッドから跳ね上がり、声を張り上げながらネウロに掴みかかった。
殆ど見上げる様にして光の乏しい眼を睨みつける。
「ネウロにとっては所詮私なんてただの道具でしょうよ!
だからって四六時中絡まれる義理も道理も私には無いの! そんな権利もあんたに無いの!」
「……」
「どうしてあんたはいっつも自分勝手なの!?
私の気持ちを考えたことが少しでもある!? 少しでも――っ!」
それは突然だった。
弥子の小さな身体がネウロの腕の中に収められる。
感情のままに湧き上がっていた言葉の数々が、ただそれだけで封じ込められてしまった。
「ヤコよ。答えを教えるのは簡単だが、与えられた標の先が幸せなものとは限らない。
そしてその答えが不幸であればあるほど貴様は抗う術を無くす。
貴様は良く知っている筈だぞ。現実は残酷だと」
出来の悪い子供を諭す様にネウロが囁く。
「現実という名の下に記された叙事詩を見るがいい。
何の前触れさえなく不条理に貴様の父を奪い、そして貴様を我が輩と引き合わせた。
卑しい目的の為に容易に共食いをする人間の醜悪な性も見てきただろう。
現実は抒情詩の様に美しいものではない」
一瞬、弥子はその言葉の意味を計りかねた。
頭の中が真っ白になりかけていた事もあったが、
それ以前にネウロは自分の話を続けているだけだったのだ。
弥子にしてみればネウロの言動に脈絡が無いのも無理はない。
仕方なく、直前の彼の言葉を辿って、そして言った。
「つまり――ネウロの言う“面白い”ってのは、私にとっては不幸な意味ってこと?」
「さあ、どうだろうな。我が輩が口を出すのはここまでだ。後は自分で考えろ」
786 :
叙事詩:2005/07/04(月) 00:37:18 ID:HobBN1tY
背中に巻きついていた腕が離れる。
弥子は半歩ほどよろよろと後退って、顔を伏せた。
「分かんないよ……ネウロ。私、ネウロが全然分からない……」
いつだってこの魔人は自分の思考の埒外に在る。
手を伸ばしても触れられず、駆け足でも追いつけず、大声さえ届かない。
その影を指先に辿り、唯一捉えられる偶像に焦がれる事しか出来ない。
今までは、ある意味ではそれでも幸せだった。
『恋に恋をする』と言うが、それに近いものだったのかもしれない。
傍目には動く彫像の如く美しく妖しいこの魔人を、
さながら顕現化した心像の様に想っていたのだろう。
それはつまり、弥子自身の……という事だ。
そこに他の要素が介在する余地はない。
何故ならそれは弥子の、弥子だけの幻想であり幻影であったから。
そう――その筈だった。ほんの数時間前までは。
「無知である事は決して悪い事ではない。余計な苦しみを覚えずに済む」
「……」
「しかし、ヤコ。貴様が望むのなら、我が輩もそれに応えない積もりはない」
おもむろにネウロが腕を伸ばす。
そっと、彼の細い指先が髪の毛を撫ぜた。
「選べ。二つに一つだ。
このまま何も求めず我が輩の奴隷人形と成り下がるか。
或いは、絶望と失望、苦悶と徒労を承知で我が輩に挑むか」
冷たい食指が頬を伝い、やがて下顎に達する。
「前者には何も無い。文字盤を回る針の如く何も変わらない。
貴様は首輪を引かれて我が輩の影を踏み続けるだけだ。忠実な狗であれば、それでいい。
後者は霧に覆われた獣道を手ぶらで歩く様な無謀な試みにすぎない。
迷っても、震えても、泣いても、誰も手を差し伸べる者は居ない」
787 :
叙事詩:2005/07/04(月) 00:37:34 ID:HobBN1tY
顎に添えられた指に力がこもる。
為されるがまま、弥子は顔を上向かせた。
魔人の深淵の様な瞳が鈍く煌いている。
「そして、いつ何時、霧の中から牙を剥いた獣が襲い来るかも分からない」
ネウロの口元が歪み、その鋭い歯が露わになった。
数え切れない程の『謎』を咀嚼してきた貪欲な凶器が、いま弥子の目の前に晒されている。
それなのに……恐怖は、無い。
「だったら――」
弥子は真っ直ぐにネウロの目を見つめた。
「獣に食べられる前に、そんな道は踏破してみせる」
「敢えて苦難を選ぶのか。飼われるだけならば何も考えずにただ生きていればいいというのに」
「そんなの関係ない。私はネウロを知りたいの」
「……だから貴様は愚かだと言うのだ。ヤコ」
ネウロが小さく息を吐きながら苦笑を漏らす。
その顔に僅かに悲しげな表情が過ぎったのは――
「だが、いいだろう」
――気のせいだったかもしれない。
思わず目を瞬いた後には、もうネウロはいかにも愉しげに嗤っていた。
まるで餌を前にした時の様に。
「我が輩にとってはこれもまた遊興の一つだ。どこまで出来るか見せてみるがいい。
貴様が勝てば貴様の望むものを与えよう。我が輩が勝てば――」
はたと言葉が途切れる。
「……勝てば?」
弥子が続きを促すと、ネウロはゆっくりと頭を振った。
「それは『答え』だからな。教えてやる訳にはいかない。
ただ、貴様が望むものを得られる様に、我が輩もまた望むものを得る」
ネウロが指先を滑らせ、弥子の下唇を羽根の様になぞる。
788 :
叙事詩:2005/07/04(月) 00:37:52 ID:HobBN1tY
その動作はもう愛撫と言っていいだろう。
もっとも、愛無き行為を愛撫と表して良いのかは分からないが。
兎に角、明らかにネウロはそういう意図を持っていた。
「覚えておけ、ヤコ」
不意に、耳元に囁かれる。
唇に神経を集中させられていたので、
耳孔への空気の流入は不意打ちの刺激となって全身を駆け巡った。
「貴様の鼻先にぶらさがった人参の味を。貴様を退廃へと導く毒の芳香を」
唇をなぞる方とは反対の手がうなじを撫で上げた。
瞬間、胸が早鐘を撞く様に高鳴り、急激に身体が火照り出す。
ネウロの触れ方は恐ろしい程に官能的だった。
弥子自身にその気が無くても、そんな意思など無関係に色情に浮かされてゆく。
「……ッ」
抗えない。
唇に添えられた指が、うなじに添えられた指が、弥子さえ知らない敏感な箇所を責め立てる。
ネウロが性感帯に触れるのではなく、ネウロの触れる場所が性感帯になっているかの様に。
それほどまでにその指使いは的確だった。
「うぁ……く……」
必死に歯を噛み締めて漏れそうになる声と抜けそうになる力を押し留める。
が――その我慢も長続きしそうにない事は、他でもない弥子自身が既に悟っていた。
(違う……こんな事、いけない……)
この様な形は決して望む所ではない。
そもそも、ネウロは大きな勘違いをしていた。
弥子の求めるものは過程であって結果ではないのだ。
想いあっての行為であり、行為あっての想いではない。
そんな事は弥子でも分かっている。
だが。
789 :
叙事詩:2005/07/04(月) 00:38:22 ID:HobBN1tY
「は、あぁ……あ……」
気付いた時には、もう遅かった。
人間の理性など脆弱なものだ。
ネウロはその事を良く知っていたと言える。
そうでなければ彼は餌場としてこの世界に目をつける事はしなかっただろう。
人は簡単に本能と欲求に屈する。
そして、それは弥子とて例外ではなかった。
「はあ……あ――っ」
膝が崩れる――瞬間。
ふわりと身体が宙に浮いた。正しく、そんな感覚だった。
いとも容易くネウロが弥子の身体を抱きかかえたのだ。
傍目には、舞台劇の一齣の様な格好だろう。
そして、そのまま静かに床へと横たえられる。
「ヤコ」
名前を呼ばれ、前髪を指で払われた。
額にネウロの唇が降りる。
冷たく、柔らかい感触。
それだけで期待と悦びに身体が粟立った。
「今は余計な事を考えなくていい。今はただ、貴様に教えておくだけだ」
その言葉は、或いは罠かもしれない。
でも……
――もう、それでも、構わなかった。
哀れな弥子。愚かな弥子。
彼女はあまりにも幼く、それ故に盲目的な部分があった。
書きたい事が色々あって
でも時間も追いつかず、技術も追いつかず
中途半端に切れるのは、もうゴメンナサイとしか言えません
791 :
名無しさん:2005/07/04(月) 01:34:37 ID:Xt4ZcSDG
つGJ
つあきらめなければいつかは完成させることができる
つまずは1文字書き出すことから
つがんがれ!応援してる
無理せず頑張れ
叙事詩神キタキタキタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
単発でも散発でもかまいません。投下お待ちしてます。
メモ帳とかに書いて書き終わってから投下のほうがいいよ。
あ〜・・・正直、それは性分に合わないと言うか・・・
生活の方でも特にこの時期はなかなか余裕が無い上、
根が小心者で手元に置いておくと踏ん切りがつかないんで
だからこういう風にある程度書き溜めたら投下、と
まあそういう形が主になってるスレを探して書いてるんですが、
やはり見る側としてはストレス溜まりますかねえ
そうだとしたら遠慮なく言ってください
残念ですが、それはそれで仕方がないと思ってますんで
他のスレでも他の書き手とか分断されたりしないように、
まとめしやすいように書きためてからだけどね。
マイペースならブログが便利じゃね?
コミックス1巻をGETしたんだけど、ネウロが普通にこのスレの小説みたいな事を
してそうな感じでワラタw
ヤコが手錠みたいな物を後ろ手で掛けられて、
靴を舐めろと言わんばかりのネウロが描かれたオマケ漫画があった。
松井さんはSMちっくなことが好きなのかな(´Д`*)
奴隷人形とは雌奴隷を遠回しに指してるんだな。きっと
叙事詩たん頑張れ!応援しているぞ!
叙事詩たんイイ(゚∀゚)!
この2人の間に愛などあってはいかん。
あるのはネウロの一方的な支配とヤコを惑わす混沌。
でも優しくしてね(byヤコ)
やこってバイトしてないくせにめちゃくちゃ金もってんな>食費
親が金持ちなんだっけ?家事手伝いもいるし
802 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 12:42:34 ID:jT5pDbcg
父親が建築士(結構儲かる仕事)だし、母親いつもスーツで、1巻77ページの4コマ目の椅子にバッグが置いてあるから、両親共働きかと思われ
だから金はあるんジャマイカ
弥子一人っ子だしな
家事手伝いが居る時点でブルジョワだろ。
共働きで忙しいとはいえ、人を雇えるあたりで中流より上。
その割に「私立だったから頼むのが大変だった」らしく、庶民的。
恐らくは堅実的なんだろうが。
ところで弥子の「進学校入学したのに成績ボロボロ」というポイントはかなり萌えだと思う。
アレで「進学校在籍、成績良好」だとなんかとっつき難くなる。
その上で根っからの馬鹿でもなさそう、というところが更にイイ。
とりあえず今、頭はよくなさげでも、偏差値20上げられたということは
鍛えりゃ上がる知力があるということだし。
地頭が良いから、これから推理力も上がっていくんだろうね。>ヤコ
いくら奴隷人形でもあんまり役立たずだったらネウロに何の感情も芽生えないだろうし、
かといって下手に小賢しくても役に立たないし、
ちょっとバカだけど大事なところで鋭いっていうさじ加減がイイ。
ネウロでエロパロがたってるなんて・・・・・・・・知らなかった。
806 :
802:2005/07/07(木) 20:56:34 ID:jyJVbenj
推測しなくても「凹」で「妻・遥と娘・弥子は仕事と学校で不在だった」って書いてあるね
吊ってくるわorz
>「進学校入学したのに成績ボロボロ」
数年前を思い出すなあ・・・
808 :
叙事詩:2005/07/08(金) 08:44:58 ID:bKEeDUwN
自分に対する恋慕の情もまた、その一つ――そうネウロは思った。
今まではもしかしたらという程度だったが、昼の一件で推測は確信に変わった。
だからと言って何か感慨がある訳でもない。
人間の男なら喜ぶところなのかもしれないが、生憎とネウロにその気は無かった。
だが、ここで『その気』を匂わせておく事は後々の有益になる。
餌を釣る餌もまた餌――つまり、そういう事だ。
餌が魅力的であればあるほど、それに食い付く餌もまた大物となる。
そうして『謎』の味を覚えていけば、
いつの日か釣り餌はどんな餌よりも美味になるだろう。
言うなれば牧畜だ。
じっくりと家畜を肥えさせる様に。その様に、弥子を飼育する積もりでいた。
それには多くの時間と労力を要すると考えていたが……
どうした事か、運命はネウロにとって都合が良かった。
弥子の感情は大いに利用できる。
この原生生物の事だ。こちらの真意など知る由もあるまい。
……否。考えようともしないだろう。
「ヤコ……」
全ては来るべき時の為に。
ただその為に、飴の味を覚えこませるのだ。
「力は抜いておけ。その方が楽しめる」
ネウロは弥子の瞼にそっと指を触れ、目を閉じさせた。
さわさわと長い睫毛が震えている。
愚鈍な奴隷人形。
全てを知った時、彼女はどんな顔をするだろうか。
赫怒か。悲哀か。絶望か。
いずれにせよ、その時にはこの睫毛は濡れているのだろう。
或いは、初めて出逢ったあの時以上に。
809 :
叙事詩:2005/07/08(金) 08:45:17 ID:bKEeDUwN
(フフ……何を考えている。我が輩ともあろう者が)
憐憫? 感傷?
馬鹿馬鹿しい。全くもって馬鹿馬鹿しい。
無駄な事に頭を使ってしまった。
ネウロは余計な思考を脳内から駆逐し、再び眼下の弥子へと意識を戻した。
指先を彼女の唇へと這わせる。
「……ッ」
びくりと細い身体が震えた。
既に頬が上気している。視界が無いだけに過敏になっているのだろう。
うんと甘やかに扱ってやれば、その分、弥子はその味に溺れるに違いない。
そして――彼女は自分の夢へと閉じこもる。
悦楽による満足感と、恋心による幸福感に抱かれて。
目を開いて見なければ真実には気付かないというのに。
そこが愚か者たる所以であり、この様な手段を講ずる理由でもある訳だが。
「ん……あぁ……」
唇から顎にかけて指先を移し、そして首へと落とす。
喉骨の辺りから胸元へのラインを何度か軽くなぞってやると、
弥子の口から悩ましげな吐息が漏れた。
人間を相手にするのはネウロにとって初めての経験だが、
こういう事に関する方法論は人だろうが魔人だろうがそう変わりはない。
要は丁寧さだ。砂の城を築く様な丁寧さ。
情愛も優柔も、重要度という意味では二の次、それ以降だ。
ゆっくりと弥子の上着をたくし上げる。
彼女は一度だけ小さく息を吐くと、手を上げて協力してくれた。
脱がせた服を傍らに落とし、弥子の身体に視線を向ける。
なだらかな臍周りに、ほっそりとした腰の線。
どう考えても大して役には立っていないと思われる白い下着に、それと同程度の白皙の肌。
810 :
叙事詩:2005/07/08(金) 08:45:38 ID:bKEeDUwN
喩えるなら、月光の下の百合か。それなりには、美しい。
心を揺さぶられる――などという事は無いが。
後に先にもネウロの心を捉えられるものは唯の一つ。
それでも、空ろな言葉の一つは吐いてやるべきだろう。
ネウロは、ともすれば折れてしまいそうな弥子の腰に手を添え、その耳元に顔を寄せた。
「キレイだ、ヤコ」
心にも無い台詞。
だが、弥子を落ち着かせるには十分だったらしい。
目に見えて彼女の身体の強張りが解ける。
ネウロは薄い笑みを浮かべると、弥子の喉頸に唇を落とした。
そのまま胸元へと滑り、少し強く吸ってみる。
「あっ、んん……」
弥子の口を出かけた喘ぎ声がはたと止まる。
見てみれば、彼女はきつく唇を噛み締めていた。
全く、いじらしい事だ。
悪戯心をくすぐってくれる。
ふと弥子のあられもない声を聞いてみたくなって、ネウロは指先で彼女の脇腹をなぞった。
「くぅ……は、あ……っ」
弥子が眉根を寄せて身体を捩る。
哀れに逃げ惑う兎をじわじわと追い詰めていく様な、そんな優越感に似た心地良さ。
そう簡単に崩れてもらっても面白くない。
小刻みに震える彼女の姿に、更に嗜虐的な笑みが深まる。
確かに簡単に崩れてもらっても面白くはないが……
しかし、豆腐を握り潰すのに全力を出してみるのもまた一興。
ネウロは素早く弥子の唇に自分の唇を重ねた。
「――!」
弥子が驚いた様に目を見開く。
半端ですが、これから半月ほど完全に暇がなくなってしまうので
死んでない事の証明と、誤解の無い様に報告しておきます
まあ、個人的には、この二人にそう簡単に相思相愛の純情純愛物語をしてもらいたくはないのですよ
いや・・・それはそれで読んでみたい気もしますが
あ、そう
叙事詩タソキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
叙事詩タンお休みしちゃうのかよ…
復活待ってるぞ
叙事詩タソガンガレーーー!
キレイな文章表現がスキです。
楽しみにしてるよーーー!
黒住タソマダーーー?
個人的にはあの純愛設定で、笹タソがヤコ「ちゃん」とか言ってるのに吾代嫉妬めらめら路線キボン。
よーし待ち続けるぞ!待ち続けてみせる!!
817 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:01:48 ID:8QHTFf2l
お久しぶりです。
上の方で、いくつかリクエストのあった吾ヤコを投下します。
笹塚も少し入れてみました。
818 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:05:33 ID:8QHTFf2l
がちゃ。
「行くぞヤコ。謎を発見した。…ん? 何をしている?」
「きゃああああーっ!」
「バ、バカ野郎、ノックかチャイムを押せよてめえ!」
今日も今日とて、誰よりも己の欲に忠実な魔人は、相手の都合も考えないで現れる。
何の躊躇もせず、探偵事務所の下に位置する扉を開け放ったとき、恋人たちは、互いの愛を確かめ合っている最中であった。
堅いベッドの上で、半裸で絡み合う男女は、興味深そうに自分たちを見る魔人に顔を真っ赤にして怒鳴りつける。
「…ほほう、子でも成そうというのか? それとも交尾の練習か?」
「こ…!」
「なんでもいいから出てけよてめえ! これからって時に、嫌がらせか!? ああ!?」
絶句するヤコと、情事を邪魔された怒りで吾代が吼える。ネウロは何の気にも留めずに、つかつかと歩み寄ってきた。
「後にしろ。我が輩の食事が先だ」
「ちょっ! ネウロ!」
慌てて服を着るヤコの頭をむんずとつかみ、そのままひょいと持ち上げる。
「てめえ!」
「…雑用」
ヤコを取り戻すべく、ベッドから降りた吾代に、ネウロは含みのある言葉を贈る。
「避妊はしろ。本当に子など作られては困るからな」
「!!」
口を開けたまま、言葉も出せない吾代を置いて、主人と哀れな下僕は部屋を出た。
「いつもいつもひどいけど、今日はほんっとーにひどいよ、ネウロ! な、何も、あんな…」
外に出た途端頭を解放されたヤコは、頬を染めたまま、背の高い魔人に抗議した。
「まだ己の立場を理解できないようだな、カブトムシ」
ネウロは涼しい顔で、颯爽と歩いていく。
「貴様に拒否権は………特に無い」
「はいはい…」
がっくりと肩を落とし、ヤコは食欲魔人の後をのろのろとついて行った。
819 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:08:17 ID:8QHTFf2l
「あの、笹塚さん。いいんですか、お仕事中なのに…」
笹塚の運転する車の中で、ふんぞりかえって座るネウロとは対照的に、連行される犯罪者のような顔で、ヤコがそわそわと落ち着かない様子で言ってきた。
「いいよ、今回くらい。キミたちのお陰で、事件はスピード解決するし、余計な仕事しなくてすんでるのは確かだしね。これくらい、なんでもないよ」
前を見ながら笹塚は言う。ミラーをちらりと見ると、「先生、ご厚意に甘えなくてどうするんです」と、
ネウロが耳まで裂けるほど笑顔になって、ヤコの肩をがくがくとゆすぶっていた。
信号が赤になったために車を止めると、ぐったりするヤコを置いて、ネウロはにこにこと笹塚に話しかけた。
「笹塚刑事。先生は全てお見通しですよ」
「…なにを?」
笹塚はけだるげに返す。ネウロはヤコの頭をぺしぺしと叩いた。
「先生のこの類まれなる優秀な頭脳は、どんなことも見逃しません。あなたは僕らに、何か聞きたいことがあるのではないですか?」
「それ、アンタの意見?」
「まさか! 僕はしがない助手です。先生がおっしゃっていることを、僕が」
「どっちでもいいけどね。ヤコちゃんがそう思ってようが、アンタがそう思ってようが…」
信号が青になるのを見て、車を走らせる。
「オレ、お約束って好きじゃねーんだ。だから、毎回殺人現場にアンタらがいるっていう、どっかの漫画みてーな不自然なことが、気になってさ」
「ほほう」
ネウロは目を細めて微笑んで見せ、気絶しているヤコの頬を軽くはたいた後、満足げにうなずいてみせた。
「先生いわく」
「いや、何もしゃべってねーじゃん、その子」
「僕らには、他人には理解できない心の絆があるのです。傍目には何も聞こえないかもしれませんが――」
「いいよいいよ、もう」
「先生いわく、人にはフェロモンというものがありまして」
「…はあ」
勝手にしろというニュアンスの笹塚の声も無視して、ネウロは楽しげに言った。
820 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:10:20 ID:8QHTFf2l
「先生の放つフェロモンは、…謎を、呼び寄せることに長けているようなのです」
「…謎ねえ」
探偵事務所があるビルが見えてきた。笹塚は速度を緩めながら、ぼんやりと言う。
「アンタも、ヤコちゃんのフェロモンとやらに、呼び寄せられたクチなわけ?」
道路脇に止めながら言う。ヤコがうっすら目を開けて、きょろきょろと辺りを見回した。
「ええ、もちろん。僕は先生の推理力にいたく感銘を受けて、こうして常にお傍にいるのですから!」
ネウロはそう言うと、ヤコの腕を強引に引っ張って車から出た。まだ意識のはっきりしないヤコが、されるがままに引きずり出されていく。
笹塚も静かに車から降り、ヤコの後姿に声をかけた。
「ヤコちゃん」
「はいっ?」
振り返るヤコに、ちょいちょいと手招きしてやる。
ネウロが間の抜けた笑顔で見守っているのを見て、笹塚はヤコの腕を引いて、車の陰まで歩いた。
「あの、どうしたんですか?」
「んーまあ、ちょっとしたお節介だけど」
笹塚は、うさんくさい笑顔でふたりを遠巻きに見ているネウロをちらりと見て言った。
「何か脅されていたり、いやな目に遭っているようだったら、いつでも言って」
「え?」
「力になるからさ」
いつものような、淡々とした口調で笹塚は言うと、じゃあと片手を挙げて、車に乗り込んだ。
「笹塚さんっ」
ヤコの声が聞こえて、笹塚は窓を開ける。ヤコは困ったような笑顔で言った。
「ありがとうございます」
「…礼を言うのはこっちだよ。今日も助かった」
笹塚は少しだけ微笑んで見せると、車を走らせる。それを見守っていると、ネウロが声をかけてきた。
「刑事とそうして親しくなるのは大いに喜ばしいことだ。その調子でたぶらかしてやれ。骨抜きにして言うことを聞かせ、我が輩のどれ」
「しませんしません! もう、あたし吾代さんの所行ってるからね!」
ヤコは強引に話を切り上げると、ずんずんとビルの前まで歩いた。
「…早かったな」
そこには吾代が、壁に寄りかかって待っていた。
821 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:13:45 ID:8QHTFf2l
「おお雑用か。出迎えご苦労」
「誰もてめーなんざ待っちゃねーよ」
吾代はネウロの軽口をうなり声で跳ね除ける。いつもと違う、いや、出会った頃に戻ったような吾代の態度に、ヤコは息を呑んだ。
「どうしたの、吾代さん…」
「そうか、ヤコを待っていたか。そういえば、交尾の途中だったな」
「ぶっ!」
酷い物言いをするネウロの言葉を聞き、思い切りつんのめるヤコ。
吾代はそれでもひるまずに、ヤコの腕を強くつかんだ。
「えっ? 吾代さ…」
「そーだ。俺たちゃこーびの途中なんだよ。こいつはもらってく」
「おおいいぞ。明日には返せ」
「ちょっとふたりとも何言ってんのよ!?」
真っ赤になって叫ぶヤコを無視して、吾代はネウロを睨みあげた。
「てめーなんかに誰が返すか」
「…ふん」
ネウロはそれを涼しい顔で受け止めると、くるりと回転して、天井に足をつけた。
「そこのカブトムシが誰の所有物か、愚かな貴様はわかっていないらしい」
「んだと!?」
「吾代さん、こんなやつの言うこと聞いちゃだめだってば!」
ヤコが焦って、天井に向かって腕を伸ばそうとする吾代を引き止める。
「覚えておくがいい。愚かな者共よ」
ネウロはすたすたと天井を歩いていきながら、よく通る声で言った。
「貴様らの手綱は、我が輩が握っている。奴隷がいくらあがいたところで、我が輩から逃げることはできない」
「何言ってんだテメェ!」
「吾代さん!」
天井からぶら下がる相手に怒鳴りつけるのは初めてだ。
どこかでそんなことを思いながら、電灯を器用によけて歩き去っていくネウロに向かって吾代が叫ぶ。
ヤコは必死で、お世辞にも趣味がいいとは言えない吾代のシャツをつかんだ。
822 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:18:08 ID:8QHTFf2l
「吾代さん、気にしちゃだめだからね、あいついっつもああなんだから…」
「…」
「吾代さ」
ばたん!
ヤコが必死になって、吾代の気を鎮めようとするが、吾代は無言のまま、ヤコの腕をつかんで部屋へと入っていく。
ヤコが痛さに顔をゆがめている中、吾代はしっかりとドアにカギとチェーンをかけた。
「どいつもこいつも、なんだってんだ…!」
「吾代さん…」
「あのバケモンにもむかつくが、誰だ、あいつは?」
「え?」
振り返った吾代は、ヤコの両肩を強くつかむ。
「おまえのこと、…あんな呼び方しやがって、誰だよ!?」
「さ、笹塚さんのこと?」
ヤコが驚いて言うと、吾代は舌打ちした。
「笹塚ぁ?」
「刑事さんだよ! いつも世話になってるからって、送ってくれただけだってば」
慌てて言うと、吾代は更に不機嫌な顔になっていく。
「刑事が、なんでおまえのこと、あんな風に呼ぶんだよ?」
「あんな風?」
「だ、だから」
吾代は少しつまって、顔を背けた。
「………ちゃん付けて呼ぶこと?」
恐る恐る尋ねると、吾代は短い頭髪を乱暴にかき混ぜた。
「…っそうだよ! 普通に名字で呼びゃいいのに、なれなれしいんだ、あの糞が!」
「笹塚さんは、…お父さんの事件のとき、捜査をしてくれた人だったの」
823 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:19:37 ID:8QHTFf2l
「!」
ヤコが静かにそう言うと、吾代ははっとした。
「犯人は、笹塚さんの上司で、お父さんの事件を担当していた人でもあったから…
だから笹塚さんは、どこかであたしに対して、申し訳ないって気持ちがあるんだと思う。
それに、あたしのことをちゃん付けで呼ぶのも、深い意味はないよ。
だからお願い…そんなに、怒らないで」
ヤコは、小さく、悲しそうに微笑んで、吾代を見上げた。
吾代はその表情を見た途端に、胸がしめつけられる思いがした。
「頭では…わかってるんだ」
「吾代さん」
「わかってる…だけどよ!」
だん、とその大きな手のひらが拳を作り、ヤコの顔の脇に突き立った。
鉄製の錆びた扉が、どぉんと鳴って、ふたりの身体をわずかに揺らす。
ヤコが後ずさり、こつんと後頭部が扉に当たると、吾代は吐き捨てるように言った。
「なんで俺じゃねーんだ」
「…」
「俺がまっとうな生き方をして、刑事になってりゃよかったのか?
そうすれば、おまえと先に出会っていたのは俺だった!」
血のにじむ拳を開き、もう片方の手も、静かにヤコの脇に置いて。
何も言えないヤコの前で、吾代はうつむいた。
「ろくでもない人生を、ここまで後悔したのは初めてだ…!
何もかも失って、もうどうでもいいと思ってた!
だけど」
吾代はばっと顔をあげる。怯えたような、泣きそうな顔で自分を見つめるヤコをしっかりと見た。
「おまえだけは、誰にも渡さねえ」
824 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:29:50 ID:8QHTFf2l
「ん…あっ、あぁっ」
強引に脱がされた衣服が、ベッドの下に散乱している。
ヤコは縄で両手首をベッドの端にくくりつけられ、吾代の乱暴な愛撫を受けていた。
互いの唇には似たような傷がある。吾代が乱暴に口付けたせいで、互いの前歯で切ったのだ。
「おまえはああ言ったけど」
吾代はヤコの下腹部辺りを長細い指で、円を描くようにさすりながら、耳元で囁く。
「ほんとは、ここに来る途中、車ん中で、なんかあったんじゃねえのか…?」
「ち…違うっ! 笹塚さんは、そんな」
首を振って否定するヤコの頬をなめ、その舌をヤコの唇の傷まで移動させる。
ヤコが痛さに顔を背けると、露になった首筋に、吾代は噛み付いた。
「他の男の名なんか呼びやがって…そんなにあいつがいいのかよ」
「違うよ、吾代さ…! あっ」
涙を流して首を振り続けるヤコを見ると、ますますイライラが募っていく。
わかっている。何もかもわかっている。
ヤコが誰を好きで、何に涙しているのかもわかっている。
だけど、どうしようもない。
「こうやって…」
「う…あぁ……っ」
指の痕が残るほどつかみあげた胸に噛み付いて、蜜の足りない秘所に手を伸ばす。開きかけた花弁をこじ開け、花弁に指をこすりつけた。
「触れられたか…?」
「や…違う…っ」
中指を入り口付近でさまよわせ、肉の感触を楽しむように強弱をつけていたぶってやれば、ヤコは吐息と共に目を潤ませる。
やがてじわじわと、花弁は蜜をにじませる。
「違うなら、なんでこうなるんだよ…?」
「ひあぁっ」
ぐちゅりと卑猥な音を立て、吾代は中指を挿しいれた。ヤコの身体がびくんと跳ねる。
「濡れてきたな…そろそろいいか…?」
「あ…っ、だめっ!」
ヤコは首を左右に振る。
「まだキツイって…? 知るかっ!」
吾代は乱暴に人差し指も挿入し、二、三度かき混ぜるように中をいじくると、自身のものに手をそえた。
「朝も昼も夜も…おまえが思うのは、俺だけでいいんだ!」
825 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:32:16 ID:8QHTFf2l
換気も悪く、湿気を帯びた室内で、ふたりの男女が絡まりあう。
じゅぷじゅぷと音を立て、つながっている部分からは愛液が滴り落ちる。
吾代はヤコの片足を高く上げさせ、息を切らせながら一心に腰を動かした。
「あっ、あっ、あ………っ」
突き上げるたびに抑えきれない声が喉から飛び出して、ヤコはされるがままになっている。
「よく見ろよ…ほら」
「んあっ」
腰をずんと高く突き上げ、のけぞるヤコの顎をつかみ、吾代は下を見るようにさせる。
「言えよ……おまえをこうして抱いてるのは誰だ…?」
ずるりと自身を引き出し、頭の部分は入り口付近に留めたまま、吾代はゆっくりと聞いた。
ヤコは涙でぼやけた目で吾代を見て、しゃくりあげながら答える。
「吾代さん…」
「おまえを見ているのは誰だ…?」
「吾代…さん。ん…」
「おまえが見つめているのは誰だ?」
「あ…吾代…さ」
「…ヤコ」
「あああっ!」
じゅぷんと音をさせると同時に、一気に最奥まで突き上げて、吾代はヤコに口付けた。
電流のようにほとばしる快感にヤコの口元は弛緩し、覗いている柔らかな舌をすくいあげる。
銀の糸がぷつりと切れ、ぼやけた目で自分を見つめるヤコが、何故かとても悲しく見えた。
「おまえは、俺が好きだよな?」
息がかかるほど間近で、吾代は言って唇を噛み締めた。唇の傷が裂けて、つっと一筋流れるものがある。涙だったかもしれない。
言葉が言えなくて、もどかしい思いもした。そんな自分が、言葉を欲しがるなんて、滑稽にも程がある。
あんなに好きだと言ってくれたのに、今もこうして目の前にいるのに、
不安で不安で、いっそのこと死ねば、この苦しみから解放されるのかと馬鹿げたことまで考える。
自分が社長を忘れないように、この女も、自分を忘れないでいてくれるだろうか。
826 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:33:34 ID:8QHTFf2l
「好きだよ…」
ヤコは言って、ぎこちなく微笑んだ。
「こんなに好きになれる人がいるなんて、知らなかった…
だけどたまに不安になる時があるよ。ネウロに苛められてるあたしを見て、吾代さんが、いつか愛想尽かしちゃうんじゃないかって…
き、嫌われたらどうしようって、思うこと…あって…」
「な…!」
何言ってんだ、そんなこと。
言いかけて、吾代ははっとした。
そんなことはない。
ヤコはずっと、それを言いたかったに違いないのに。
「…俺」
「ずっと好きだよ。信じてくれないなら、信じてくれるまで、あたしを好きにしていいよ…
吾代さん、あたしがあなたを嫌いになるわけないもん。だって、その理由が無いんだから…」
吾代は、ヤコの手首にくくりつけた紐を、指でなぞった。
閉じ込めて、どこにも逃げ出さないよう、ずっとつないでおきたかった。
何故気づけなかったのだろう。
ヤコの手首をつないだものを握っていたのは、あの化け物ではなく、自分だったというのに。
そうしてそのつないだものの端を握っているのは、間違いなく、目の前の女だというのに。
827 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:36:56 ID:8QHTFf2l
解いた紐の痕を隠すように手で押さえて。
吾代は腰を突き上げながら、ヤコの上唇を柔らかく吸う。
「ん…ふ…あむ…っ」
ヤコは舌を出して、吾代のピアスごと、唇の傷を癒すように舐める。
愛しくて愛しくて愛しくて。
「あ…あ……ん…」
時折顔を離しては、くすぐったいような思いで、ふたりは笑う。
身体が溶け合ってしまえば、もう二度と離れることは無いのに。
それができないのが悔しくて、動物はこうやって、愛を確かめるんだろうか。
熱に浮かされたように、機械的に動く身体。熱を伴うのは心の温度か。
「ヤコ……っ」
地平線の向こう側が見えるような、意識が飛ぶような、浮遊感。
両足を大きく広げたヤコの足を曲げさせ、膝をつかみ、一気に腰の動きを速めた。
「あっ! あ…っ、イ……クッ」
ヤコが訳の分からない波に飲まれそうになって、助けを求めて手を伸ばす。
この手を放したら、二度とこの女は帰ってこない。
目の前にいるのにそんなことを思い、咄嗟にその手を絡ませた。
「あ――――………っ」
海辺の魚が、大きく跳ね上がった。
そんなことを思わせるように、ヤコの細い肢体が弓なりになって、小さな胸が小刻みに震えた。
ゆっくりと海に還るように沈む身体。
「はあ、はあ、……はあっ!」
息苦しい室内のせいで、湯気が出そうな程上気した、引き締まった身体を両腕で支え、意識を手放したヤコを見つめた。
汗に濡れた前髪を指でどけ、額に軽くキスを。
まぶたに。頬に。唇に。
首筋には、嫉妬にかられてつけた歯型が、痛々しく残っていた。
「俺きっと、またやっちまうんだろうな」
ずるりとヤコの中から己を引きずり出し、吾代は自嘲気味に言った。
「わかってるのに、暴走する。おまえを信用してないとかじゃねえ。俺自身の問題なんだ。
おまえに触れる男も、おまえに話しかける男も、全部…ほんとはずっと、殺してやりたいくらい、憎いんだ。
誰かが、おまえをどっかにさらっちまうんじゃねえかって…」
828 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:39:11 ID:8QHTFf2l
「吾代さん…」
ぎゅっと抱きしめると、ヤコがうっすらと目を開けた。
「ヤコ、俺がどこにも行くなと言ったら、そうしてくれるか…?」
「うん…いいよ、ここにいる」
ヤコはそっと、吾代の背中に手を回した。
「ずっと…?」
「うん、ずっと」
子守唄を聞かせる母親のように、ヤコは暖かな声で、ゆっくりと言った。
つんと鼻の奥が痛くなって、吾代は慌てて口を開く。
「…今は、それが聞ければいい」
「吾代さん、最初に告白したのがあたしだってこと、忘れないでよね」
ヤコは顔をあげて、少し意地悪そうに微笑む。
「吾代さんがどんな人でも、あたしは好きになったんだから」
「…かなわねえな、ったく」
ふたりは笑って、互いを抱きしめる腕に力をこめる。
「あのね、あたしが感じるのは、吾代さんにだけなの。…顔を見るだけでも、声を聞くだけでも、いつもあたし、ドキドキしてるんだからね」
「…じゃあ、今も?」
「当たり前じゃない。あたしがドキドキしてるの、わからない?」
「…わかんねーなぁ…」
吾代は顔を離して、まじまじとヤコを見つめる。
ヤコは頬を染めて、うつむいた。
「じゃあもう一回、よく確かめさせてくれよ」
「え? あ…ちょっと!?」
吾代は笑って、ヤコに口付けた。
829 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:40:49 ID:8QHTFf2l
「…なんだ? 我が輩、貴様を呼んだ覚えはないのだが」
後日、事件があるからとヤコを捕まえて連行しようとしたネウロは、そ知らぬ顔でヤコの隣に突っ立っている、吾代を見て眉をひそめた。
「呼ばれなきゃ来ちゃいけねーのかよ?」
「当たり前だ。貴様は我々とは面識のない、無職生活を楽しんでいるチンピラ、という役を演じているのだぞ」
「今日からこの事務所で用心棒として雇われたってことにすりゃいいだろうが」
「要らぬ波風を立てられる。帰れ」
しっしと犬を追い払うような仕草で吾代を追い返そうとするが、ヤコががばっと吾代の腕にへばりついた。
「あたし、吾代さんと一緒じゃなきゃ、もう行かないことに決めたから!」
「……百足の分際で…何を勝手な」
「勝手なのはどっちなのよ!」
「ふむ」
ネウロは顎に指をそえて、少し考え込む。
「…荷物持ちくらいには使えるか。魔界777ツ道具で、貴様の外見などいくらでも変えられることだしな」
「おいっ!?」
「安心しろ。貴様自身を造り替えるのではない。人間の目を誤魔化すだけだ」
「つくづくバケモンだよな、てめーは」
「その通り」
ネウロはあっさりうなずくと、ふたりを伴って歩き始めた。
830 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:42:33 ID:8QHTFf2l
「…ほう、あれは、人力車というものか?」
「え?」
ぶつぶつ言いながら歩いていたふたりは、ネウロの視線を追う。
そこには、何故かこの街には珍しい、俥夫が不在の人力車が、ぽつねんと道路の脇に乗り捨てられていた。
「うわー、なんだろこれ。浅草から来たのかなあ」
「金持ちの道楽か? 変なモン置きっぱなしにしやがって」
ふたりが興味深そうに眺めているのを見たネウロは、あのシニカルな笑みを浮かべ、言い放った。
「ヤコ、運転しろ」
「はあっ!?」
ふたりは同時に振り返った。
「我が輩、このような陳腐な乗り物は初めて見た。乗り心地を確かめたい」
「あ、あんた何」
「てめえ! せめて俺に言うとかしろよ!」
「貴様には荷物持ちという特権を与えたのだ。手が空いているのは百足しかおるまい」
「何が特権だコラァ!」
…結局、ネウロの希望は叶えられ、怒り満面の吾代と、大変満足そうなネウロと、納得いかない表情のヤコが、
よろよろと人力車を引いて、往来の中歩くことになるのは、街のちょっとした話題となることになる。
「先生が引いてみたい、引いてみたいとおっしゃって――僕は止めたんですけどねえ…」
…ふたりが魔人の手綱から解放されるのは、まだまだ先の話のようだ。
終わり
831 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 15:49:56 ID:8QHTFf2l
また長くなってしまいました。ご期待にそえなかったら申し訳ありませんです。
18話の扉絵の、スーツ姿の吾代にかなり萌えて、最後に出してみました。あかねちゃんを出せなかったのが残念です。
そして相変わらずネウロが最低野郎ですが、私の中のネウロはどうしてもこんな感じになってしまいます。普段が普段だからですかね…
他の職人さんたちの作品も、心待ちにしております。お目汚し、失礼しました!
ウハー!
吾ヤコごちそうさまでした!
吾ヤコに萌えつつ、最低野郎なネウロにも萌えたwwww
834 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 18:46:27 ID:WKseXF3q
最高に萌えマスタ!!(´Д`*)ハァハァ
GJ!!
835 :
黒住化粧品:2005/07/10(日) 20:16:13 ID:8QHTFf2l
レス下さったみなさん、ありがとうございます!
今読み返してみたら、「怒り満面」ってなんだ…「怒り心頭」ジャマイカ…
もっと国語の勉強しなくては…すげー恥ずかしい…
836 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 02:22:22 ID:ZKVg9A+U
黒住化粧品さんGJ!
切な可愛い吾ヤコすげえモエタ…リクにも見事答えオチまでおもしろいたぁあなたは最高だ。大好きだー!!
ネウロ最低だな!w
黒住化粧品さんGJGJGJ!!いつも素晴らしい作品で、読むのが楽しみです!
そして執拗なまでに趣味の悪いシャツな吾代にワロタ
ここの神は皆さん素晴らし過ぎですね
ここで、黒住化粧品さんのネウヤコが読みたいと言ってみる
黒住化粧品サマ超GJ!!!
ニヤニヤがとまらん(*´∀`*)ニヤニヤ
840 :
未来:2005/07/12(火) 00:32:10 ID:4SzYDxQO
皆様初めましてすごく短い笹塚モノ書いてみたので置いてきます( ・ω・)っヨイショ
ちなみにイメージ崩れそうなので笹塚ファンの方はスルーして下さい!
841 :
未来:2005/07/12(火) 00:33:43 ID:4SzYDxQO
嗚呼。
君の隣にいるのがいつも俺なら良いのに。君が俺だけを見つめていれば良いのに…
いっそ俺だけが見える眼を君が持っていれば 俺の声だけ聞こえる耳を脳を躯を
君が俺のモノなら 君はいつも俺と手錠で繋がって
毎晩毎晩毎晩俺を視ながら呟くんだ
(貴方のソレが欲しいの欲しくて堪らない)
――嗚呼、堪らないよ 考えただけでゾクゾクする俺のソレも疼いて止まらない嗚呼、俺は君をこんなにも愛しているんだよ?
ねぇ
「弥子ちゃん」
「…笹塚…さ…」
熱吐く俺と愛しい君は世界で二人きり
毎晩毎晩毎晩毎晩
…溶け合っていようね?
842 :
未来:2005/07/12(火) 00:45:09 ID:4SzYDxQO
以上です!どうもお目汚しいたしましたm(__)m
>>842 短くて評価不可、よって続編を命ずる!!(*´д`)
844 :
未来:2005/07/12(火) 20:29:59 ID:4SzYDxQO
分かりますた!明日あたりに続き置きにきますんで、よろしくお願いします!(ёvё)ノ
ネウロで唯一の良心、笹塚刑事が犯罪者っぽい
弥子たんカワイソ(ノД`)
846 :
815:2005/07/13(水) 11:07:27 ID:rAzpH3bH
>黒住神様
吾ヤコリクに答えてくれたばかりか「ちゃん」シット路線まで入れてもらえて
ひっくりかえるほど嬉しいです。
もう、おなかぽんぽん(プハー
(でもおかわりホスイ…)
ありがとうございます!!
アク禁巻き込まれて今日まで書き込みできず、やっとお礼が書けました・・・
>>845 笹塚刑事がひそかにヤコに恋心・・・っていうのはありそうな気がするけどね。
犯罪はナイだろな。
けどここではアリかも
848 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 18:30:35 ID:uUlGRqXL
魔人少女シロタンのエロSSキボン
ネウヤコ好きだったのに黒住さんの影響で
考えてもみなかった吾ヤコの事しか
考えられなくなっちゃったよ…!!
黒住タソの吾ヤコが私の脳内にも居ついています。
脳内吾代はヤコの為に自動車教習所に通いだしました。
事務所のおかかえ運転手もやりたいようです。(禁・笹送り対策)
アヤさんは刑務所の中からヤコ事務所に300億の寄付金を送りました。
誰かこの妄想を止めるような○○×ヤコをおながいします。
でも、まだまだ吾ヤコも読みたいよー。
いっそのことヤコ以外の女の子きぼん
ネウロ×さやかとか…?
至郎田×弥子
鷲尾×弥子
竹田×弥子
食玩刑事×弥子
カップリングはいくらでもある。
普通にネウヤコきぼん
スレの最初の方で誰かが言ってた、理性がぶっ飛んだネウロを激しく読みたい…
857 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 00:22:34 ID:zK1nov2e
叶絵関係とか?
…誰が絡むんだ
同じくネウヤコキボン
弥子にほのかな恋心を抱いててネウロに嫉妬する叶絵とかどうだろ
860 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 01:58:37 ID:jSrj5tnO
>>859 それ(・∀・)イイ!
弥子が事務所に入り浸りであまり一緒にいられる時間がなくなって、「助手」のネウロに嫉妬する叶絵
最近、弥子が放課後の食べ歩きに誘ってくれない。誘っても断られる。
…放課後、弥子の食べ歩きに付き合うの好きだったのに。
美味しそうにたこ焼きやケーキを頬張る弥子の顔。
本当に「幸せ」って顔。
ほんのり頬が赤くなってて、見てるこっちも幸せになる顔。
…もっと弥子と一緒にいたいのに…。
それもこれも、あの「助手」とか名乗ってるヤツ。名前はネウロ、だったっけ?
あいつが弥子にまとわり付くようになってから、彼女の付き合いが悪くなったんだ。あの探偵事務所を開いてから特にそう。
あの「助手」は弥子の顔を独占しているのだろうか。
…嫌だ。すごく嫌だ。腹立たしい。
ゴメ、勢いで変な文章書いちまったorz
百合!!百合!!
862 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 04:12:04 ID:sYJ4Gkg5
863 :
860:2005/07/14(木) 04:13:26 ID:jSrj5tnO
>>861 百合はダメポ?
勝手に盛り上がって勢いのみで書いちまった…
気分悪くさせたらスマソ…
>>863 正直萌えた
百合カモーン!!Щ(゚Д゚Ш)
こんなスレあったんだ(;´Д`)
>>863 いやいやいや、むしろ(・∀・)イイ!!と思って言ったんだが
誤解を生んでしまったな。すまん!
867 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 15:37:20 ID:QsTmvVrR
叶絵×弥子激しくきぼん
868 :
あき:2005/07/14(木) 15:54:14 ID:38hKd2UZ
ネウロは読みきりしか読んだことなかったんだけど、
このスレ読んで、本編が気になってしょうがなくなった。
で、速攻で本屋に行ったけど、売り切れてた。
店員さん曰く、入ってスグなくなった、と。
人気なのね…。
871 :
860:2005/07/14(木) 20:42:56 ID:jSrj5tnO
ヤベ、まじでガンガって叶絵×弥子を書いてる俺ガイル
でも全然進まねぇあqwせdrftgyふじこlp;
872 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 21:57:52 ID:QsTmvVrR
>>871 ガンガレー!!わくわくしながらお待ちしてまつ(´∀`)
お久しぶりの568です。
実はあれから入院していたので、続きを書けないまま中断していました。何とか
退院したので、また投下していいでしょうか。
874 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 22:30:54 ID:vT1rXDlz
今さらなんですが…
叶絵って誰ですか?
>>873 ドゾー!オネガイシマス!!
お体は大丈夫ですか?
お大事になさってくださいー
あああ・・・ありがとうございます。
では週末にでも、まとめて投下しますね。
ネット落ちしている間、原作ではすごいことになってびっくり。
877 :
名無しさん:2005/07/14(木) 23:18:39 ID:juOwD5Lw
878 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:23:44 ID:HD4rGmqh
こんばんは。リクエストがあった、ネウヤコを投下します。
なんかとんでもない方向に行ってしまいました。萌えがないかもしれません。
879 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:25:21 ID:HD4rGmqh
「愛していたから殺したのよ」
謎を喰らい、薄味だったがそれなりにと機嫌をよくしたネウロの耳に、喰いカスの悲痛な声が入ってきた。
喰いカスは連行されながら、涙を浮かべてヤコを睨む。
「あなたにはわからないでしょうね。生涯かけて愛せる相手を見つけられても、その人が自分を同じように愛してくれなければ、無意味なのよ。
私はそれがわかったからあの人を殺したの。これであの人は、ずっと私だけのものよ」
そう言って、泣きながら笑い、パトカーの後部座席に乗り込む喰いカス。
「…下らんことを言う。魔界の生物たちは互いを殺しあって滅んだが、そこに愛などなかった。最も、魔界の生物には愛などというものはないがな」
去ってゆくパトカーを見つめ、ネウロは興味が無いといった顔で言った。ネウロの三歩ほど前で、同じようにパトカーを見送っていたヤコは、それには答えなかった。
「ヤコ?」
「…あたしって、そんなに呑気に見えるのかな」
振り返らないヤコは、誰に言うわけでもなく、ひとりごちる。
「大切な人を失った悲しみや、…生涯かけて愛せる人を見つけても、手に入らない苦しみ…
あたしなりに、知ってるんだけどな」
880 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:25:54 ID:HD4rGmqh
「ほう」
ネウロはにやにやしながら言った。
「貴様にそんな相手がいたなどとは、我が輩知らなかったぞ。どうだ、我が輩も協力してやるから、事務所に新たな要員を入れるか?」
「…ネウロ」
ヤコはようやく振り返った。
「気持ちは嬉しいけど、アンタには絶対に言わない。その人は、本当に手が届かない人なの。
ネウロがいくらどうにかしたところで、その人はあたしのものにはならないよ」
「そう言われると、聞きたくなるではないか」
ネウロは手袋を外して、ぎらりとありえない形状の手の形をヤコに見せ付ける。
「…脅したって、だめ」
ヤコは、苦笑する。魔人であるネウロに、泣きそうな人間の表情というものは、理解できるだろうか。
愛が欠けている生物に、涙を説明した所で、恐らく何の意味もないだろう。
「今日はもういいでしょ。また、明日ね」
「…?」
ヤコはうつむき加減でそう言うと、スタスタと歩いて行ってしまう。
いつもならこのような態度をするヤコにはそれなりの報復をしているのだが。
謎を喰えたことによるものか、ネウロはそれをせず、おとなしく事務所へと戻って行った。
881 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:27:22 ID:HD4rGmqh
翌日の夕方。
浮かない顔で事務所の扉を開けたヤコは、得意気に出迎えるネウロの顔を見て、怪訝そうな表情になった。
「…どうしたの?」
「聞けヤコよ。我が輩は、愛というものを知ったぞ!」
「………は?」
数秒の間を置いて問い返すヤコの頭をばしばし叩き、
「つまり、これであろう?」
そう言って、本の山、ビデオの山、DVDの山などが置かれてある場所をびしっと指差す。
ヤコがざっと見ただけで、「秋のソナタ」だの「沖縄ラブストーリー」だの「沼の金貨」だの「酒屋の中心で愛を叫んで殴られる」だの、
有名な恋愛ものの小説やビデオがごちゃごちゃに積まれていた。
「………で、これを読んで、ネウロなりに、勉強したわけね?」
「無論だ。貴様ごときカメ虫に遅れを取るような我が輩ではないぞ」
胸を張って偉ぶるネウロを見て、ヤコは眩暈がして額に手を当てた。
「で、結論から言うと、ネウロは愛をどんな風に解釈したの?」
「つまり」
ネウロはおもむろにヤコを抱き寄せると、硬直してぽかんとネウロを見上げるヤコに顔を近づけた。
「へ?」
「愛とは」
そう言って、ヤコの唇を塞ぐ。
「むぐぅっ!?」
両手でネウロの胸を叩くヤコなどおかまいなしに、ネウロはヤコの唇をむさぼり、ゆっくりと顔を離した。
「…互いの生殖器を交わらせることである」
「い、いやああああーっ!?」
悲鳴をあげるヤコを抱え上げ、ぼすんとソファーの上に放る。慌てて身を起こすヤコに覆いかぶさり、ネウロはこんな時でもあの笑顔で言うのだ。
882 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:28:17 ID:HD4rGmqh
「台詞も大体覚えたぞ」
「ちょっと、ネウロ!」
近づく顔を必死で手で押さえ、顔を背けたヤコの目に、DVDのケースが目に入った。
『突撃隣の若奥さん』
「ネネネネ、ネウロ!? アンタ何見て…!」
「奥さん…」
「奥さん!?」
甘く囁くネウロの声よりも、その内容に驚くヤコは、思わずネウロを見上げてしまう。
「知ってますよ、ご主人いなくて、毎晩あなたが、自分を慰めてること…」
「違う違うちがああああうっ!」
「僕はね、奥さん…そんなあなたの行為を、毎晩こっそり覗いてた…」
「あ、あかねちゃん、吾代さーん!」
「酷い人だな、こんな時にダンナさんの名前なんか呼んで…」
ネウロは悲しげに微笑むと、ヤコの頬を撫でる。
「あっ」
その細くてしなやかな指が、愛しげにヤコの肌を滑る。ヤコは急に悲しくなって、目に涙を浮かべた。
「やだ…、やだよ、ネウロ、こんな…」
「泣かないで…」
ネウロはそう言って、ヤコの額に口付けた。
「僕が忘れさせてあげる。あなたのことをいつも放っておくあんな男のことなんかね…」
「ネウロ…」
「奥さん…僕は」
ネウロはヤコの瞳をじっと見つめながら、言った。
「あなたをずっと、愛してる」
「………ああ………」
ヤコはたまらず瞳を閉じる。まぶたから押し出された涙がつっと流れた。
愛を知らない魔人から、計らずともこんな言葉を聞くことができるなんて。
もういい。なんでも。
――このまま死んだって、いい。
883 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:31:25 ID:HD4rGmqh
しゅるり。
ネウロの細い指が、ヤコの胸元のリボンを解く。
「ねえ奥さん、いつものように…してみてくださいよ」
ネウロはそう言って、ブラウスのボタンをひとつ外した。
「いつものって…!」
普段絶対に見ることが出来ないネウロの物憂げな表情。愛しげに自分を見つめるまなざし。これは夢だ。
なのに心臓がうるさい。肋骨を砕いて飛び出していきそうなくらい、早鐘を打っている。
「いつも…ダンナさんを思って、こうしてるでしょ…?」
「あっ!」
ブラウスのボタンを半分ほど外し、ネウロの手がその中へ入った。
びくんと、身体が反応する。
自分で触れるときは大して感じないのに、どうして、ネウロだとこうなるのだろう。
いつも自分に触れるとき、ネウロはいつも乱暴で、思いやりが無くて、冷たいのに、何故。
「あぁっ」
頬が染まる。身体が染まる。羞恥の色に染まってゆく。こうして触れられた、だけで。
884 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:31:58 ID:HD4rGmqh
「ほら、もう片方の手も…」
ネウロは優しく、ヤコのスカートの中に手を差し入れる。慌てて膝を閉じるが、とろけるような優しい仕草で、ゆっくりと開かされ、容易に許してしまう。
中へ、もっと中へ。
「いつも、ダンナさんを思ってこうしてる…」
「んああぁっ!」
ショーツの間に、指が入る。だめだ、我慢ができない。
ヤコは嬌声をあげながら、腰をくねらせた。
「もう濡れてる…いつもはもっと時間をかけているのに、どうして?」
粘着質な水の音。
ネウロはわざとらしくそう言いながら、指をかきまわす。
「あ…っ、あぁ、あ…!」
下半身がうずく。もっと。もっとそうしてほしい。
指なんかじゃ嫌だ。もっと、ちゃんと…!
自分の中から沸き起こる淫らな懇願。
ブラウスを脱がされ、下着をずらしたネウロが、胸の頂を口に含んだ。びりっとしたものが、つま先から頭のてっぺんまで駆け抜ける。
「ひあ…! 気持ち、いい…!」
ネウロの髪に手を入れて、ヤコが叫ぶ。
「奥さん…」
ぐちゅりと指を奥まで入れ、中がきゅうっと締まるのを確認したネウロは、指を引き抜き、ヤコに口付ける。
「いいですか?」
「…はい…」
ヤコはネウロの首に、両腕を絡ませた。
885 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:33:27 ID:HD4rGmqh
肉と肉が打ち合わされる音が耳から抜けない。
自分はなんて間抜けな格好をしているのだと、ヤコはぼんやりと思った。
両足をネウロの肩に預け、ネウロは一心不乱に腰を動かしている。
「ん、んんっ、ん…!」
「ああっ、奥さん…! すごい…!」
両手をソファーについて、ネウロが髪を振り乱しながら、夢うつつで言った。
…その表情が、またヤコの下腹部に火をつける。
ネウロの仕草一つ一つはいつだって官能的で、ぞくぞくする。
あかねちゃんを手にまとわりつかせて指示を出しているネウロなど、見ただけで卒倒しそうだった。
その、ネウロが今、自分のために、こんな表情をしている。
――例え夢だとしても、今この瞬間、謎のことも何も頭にないネウロは、あたしだけのものだ。
ヤコはあえぎながら、ネウロの顔に手をそえる。
「ネウロ…ネウロ………ネウロ…!」
「………」
ネウロはヤコを見て、ふっと微笑んだ。
「あなたは僕だけのもの。…だから、何をされてもいいですね?」
「………え………?」
ずるっと引き出されるネウロのもの。途端に物欲しげにひくつくヤコの中。
ネウロは半分意識が飛んだヤコの身体をくるりと回転させる。
「―――犬のように、啼け」
うつぶせに寝かせられ、低い声で囁かれると。
ヤコのほっそりとした腰を両手でつかみ、一気に最奥まで貫いた。
「ああああああ――――っ!」
「誰がおまえのご主人様か、たっぷりと教えてやる!」
容赦も何もないその動きは、ヤコの頭の中をぐちゃぐちゃにした。
886 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:34:27 ID:HD4rGmqh
「あっ、あっ、あっ、ん…ふああっ!」
優しさのカケラも無い、己の欲のためだけに突き出される肉の棒。
「もっとだ、もっと啼け!」
「あああああっ!」
がくがくと揺さぶられながら、よりにもよってなんてものに影響されるんだ! とヤコはDVDに恨みを抱く。
ああ、でも、これが本来のふたりなのだ。
優しいネウロは、ネウロではない。
外面がいくらよくても、自分の前ではこうなのだ。
きっとこれが、正しい自分たちの姿。
「ん…ふあっ! ああっ! もうだめ…! もう…!」
「まだだ…!」
限界が近いことを訴えてもやめる気配のない激しい出し入れ。
ばちばちと頭の中がショートしそうで、ヤコは四つんばいのまま、前へ進もうとした。
「どこへ行く? 逃げられると思っているのか!」
「ん……あぁっ!」
がばりと覆いかぶさり、喉に手を添えられる。息苦しさに上を仰げば、暗い瞳とぶつかった。
「愛しているから、こうするのだ」
「え…?」
これも台詞? それにしては、口調が…
考える間もなく、打ちつけられる振動に、目の前がかすんでいく。
「……出るぞ……っ」
「え…!? あ、ちょっと…!」
慌てるヤコにはおかまいなしに、ネウロは更に腰の動きを増していく。
「いやあっ! もうだめっ! イ………!」
「………ヤコ………!」
意識を手放す前に聞こえた声は、ヤコの願望だったのだろうか…?
887 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:35:31 ID:HD4rGmqh
「どうだ、これで我が輩も愛を理解することができた。我が輩にわからぬものは何もない」
「……」
のろのろと服を身に纏いながら、胸をそらして偉ぶる魔人の声を、ヤコはげんなりしながら聞き流す。
してしまった。
出されてしまった。
…大丈夫だろうか?
「どうしたヤコよ。嬉しくないのか?」
「…あのさ…」
ヤコはぐらぐらする頭を押さえながら、足腰が立たないので、複雑な思いで先ほどまで使われていたソファーに座りなおす。
下半身は赤くなり、少し動いただけで涙が出るほど痛い。悔しくて涙が出そうだ。
「愛なんか知って、どうするの? ネウロには無縁のものじゃない」
「言ってくれたな」
ネウロはそう言いながらも、すっきりしたさわやかな笑顔で、ふふんと鼻を鳴らす。
「殺人の原因には、時折愛が混ざることがある。先日の女も、愛のために人を殺した。愛とはそこまでするものか? 人を殺してしまうほど?
我が輩にはないものだが、貴様も愛を知っているという。それで興味が沸いた。貴様にあって我が輩にないもの。それを知るのも悪くあるまい?」
「でも、ネウロの愛の解釈は、なんだか違うよ。ていうか、その解釈のままでこれからやっていかれたら、被害者が続出すると思う」
「被害者?」
「うんだから…」
ヤコは何と言っていいものやらと、うつむいた。
「手当たり次第、女の子に、さ、さっきみたいに『愛してる』って言いながら襲いまくったらさ…違う意味で有名になれるよ、あたしたち」
「ほう!」
「でもすぐに捕まって、謎どころじゃなくなるよ」
「…ふむ」
ネウロは顎に指を添える。その様子を見ていて、ヤコはじわりと涙が浮かんできた。
――何よ、愛もわからないまま、えっちなDVD見て、変に学んでさ…! あたしのこと、あんな風に…!
888 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:36:24 ID:HD4rGmqh
「もう帰る!」
ヤコはざっと立ち上がり、うっとしゃがむ。
「なんだ? 帰るのか帰らないのか?」
ネウロが面白そうに、そんなヤコを見下ろした。
「か、帰るもん…!」
男ってずるい…!
ヤコは痛さで涙をぼとぼと落としながら、腹立ち紛れにネウロが参考にしたという『突撃隣の若奥さん』をばっと取った。
「それをどうするのだ?」
「没収よ、没収! 今度は純愛モノでも読んで、勉強しなさい!」
よろめきながらも出口を目指すと、ネウロが言った。
「…で、貴様が愛しているのは誰なのだ?」
「…っ!」
ヤコはばっと振り返った。
「愛を理解したつもりでいる、どっかの助手よ!」
バン! とものすごい音を立てて扉を閉める。
知らない知らない、ネウロなんか、知らない!
889 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:38:05 ID:HD4rGmqh
家に帰り、念入りに身体を洗った後、ヤコは明日ネウロに何をされるだろうという不安と、あんな形で自分を抱いたネウロへの怒りで、悶々としていた。
思わず持って帰ってしまったDVDのケースを見る。
エプロン姿をした綺麗な女性が何人も笑顔でこちらを向いている。
…全く…!
ヤコは、しばらく考えてから、そのDVDを、DVDデッキの中にセットした。
部屋の電気を消し、音声をぎりぎりまで下げてから、再生してみる。
ネウロはこのDVDのどこの場面を参考にしたのだろうか?
複雑な思いで画面を見ていると、エプロン姿の綺麗な女性たちがパッと映った。
「はーい! DVDを見てくれてるみんな、元気かな〜? 隣の若奥さん、はじまるよ〜!」
そこへマイクを持ったまま登場する一時人気のあった若手芸人が颯爽と登場し、ふざけたOPが流れ出す。
ヤコは目を点にして、ケースと画面を何度も見比べた。
「奥さん…」
OPが終わると、若手芸人がひとりの若奥さんにマイクを向け、詰め寄っている。
「知ってますよ、ご主人いなくて、毎晩あなたが、自分を慰めてること…」
「そんな、恥ずかしいっ」
両手を頬に添えて、わざとらしくいやいやする若奥さん。
「僕はね、奥さん…そんなあなたの行為を、毎晩こっそり覗いてた…」
「ええっ!? 嘘でしょ!? あれは、主人のためにって…!」
イヒヒと笑う若手芸人に、大げさに驚いてみせる若奥さん。
「酷い人だな、こんな時にダンナさんの名前なんか呼んで…」
「当たり前でしょう? あたしの手料理は、主人のもの! 自分で作った料理を食べて、主人の食べる所を想像して幸せになる。これが、あたしの愛なのよ!」
「かーっ! これだよ、これが愛だよ!」
若手芸人は大げさに泣き真似をしてみせると、
「さ、ここで、毎晩帰りの遅いご主人の登場だぁーっ! ごーしゅじーん!」
「ええっ!? ほんとにぃ!?」
「美和子!」
「あなた…!」
「さーご主人がここで、奥さんにお手紙を書いてきてるよぉーっ!」
「『愛しい美和子へ。 いつも帰りが遅くてすまない。だけど僕は』」
ぶつん。
890 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:38:48 ID:HD4rGmqh
ヤコは無言で電源を切ると、ぼわっと真っ赤になった。
「…………全然えっちじゃないじゃん、これ」
つか、何このDVD。誰をターゲットにしたものなの? これは。
「…え…てことは………ええ!?」
アドリブですか?
もしかして素だったんですか?
「どういうことなの、ネウロ〜〜〜〜!?」
愛を知らないと思っていたのは錯覚だったのだろうか?
ネウロの台詞は、真実が少しでも入っていたのだろうか?
ヤコはばったりとベッドに倒れこみ、まどろんだ。
「…愛しているから、こうするのだ」
夢か現か幻か。
ネウロのそんな声が、耳元で囁かれた気がした。
終わり
初めてリアルタイムで読んだ。ハ…ハァハァハァ…!
892 :
黒住化粧品:2005/07/15(金) 00:45:30 ID:HD4rGmqh
……すいません。ネウヤコは難しいですね…!
萌えというより下らなさが前面に出されてしまいました。猛省。
吾ヤコに影響されてしまった方へのお詫びにとも思ったのですが、至らなくてすいませんです。
職人さん方が集まりつつあるようで、楽しみにしています。
今回はほんっとーに、お目汚しでした。失礼しました!
いいっすよ、理想のネウヤコっすよ、GJ!
相互理解があるのかないのか、愛があるのかないのか、
よく判らないままなりにも引っ付いて生きていって欲しい
偽探偵とその助手だ。
いやいや、面白かったですよ
こういうのもイイなあ、と思いました
895 :
838:2005/07/15(金) 01:12:59 ID:lgXiP2ur
神!!黒住化粧品さん本当に神!!ゴッド!!!
ありがとうございます。・゚・(ノД`)・゚・。
>>838でネウヤコキボンして良かった!
DVDで愛を勉強するネウロカワイス
てか一つ一つきちんとエロくて、しかも笑いどころも入ってる黒住作品まじネ申
信者になっちゃいそうです
二人の関係、自分にとってすごく理想的だった!
めちゃめちゃ萌えました、ありがとう
896 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 02:09:56 ID:bDqzsecH
なんかこういうネウヤコ大好きだ GJ!!!
黒住さんのネウヤコもっと読んでみたい(´д`*)
というかDVD観たいw
898 :
名無しさん:2005/07/15(金) 02:49:09 ID:nJfTt3Vx
これは…もしかして…理性がぶっとんだネウロなのか…!?
貴様が泣いて乙しないで、と言っても我輩は乙するぞ
もうね、黒住化粧品はね、マジで神。ありえない。神。
現世に降り立った神とか夢見がちなこと言っちゃう。
あんたすごいわ。なんかねもうね言葉とか出てこないし。
とにかくすごい。もっとがんばれ。ちょうがんばれ。
俺だって負けるか!
黒住化粧品さん
すごく良かったです。
私はネウヤコ一本道なので、こんな風な曖昧な関係の二人が読めて嬉しかった
です。朝からドキドキハアハアしちゃった。
今日は幸先いいです♪
黒住化粧品=神
902 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 10:14:16 ID:I7HClbcT
黒住化粧品神、GJ!!
マジ萌えた。萌えるどころか理想の二人に脳汁出たwこれからもネウヤコ見たいでつ(/ω\*)
ネウヤコもいいっすGJ!!
けど自分的には吾ヤコの方が萌えるか・・・な?
GJ! ネウロの「奥さん…」
ワロスw
ツンデレの吾代さんイイヨイイヨ〜。
ネウヤコも好きだが僅差で吾ヤコのが好きだ〜!!
でも黒住化粧品神のならどっちでもいいやハァハァ。
「奥さん」ヤバスwwwww
萌えより先に笑いがwwwww
907 :
名無しさん:2005/07/15(金) 22:03:32 ID:cZYo2GzD
そこで
つ「ネウロx遥」
黒住神マジで最高
君のせいでネウヤコ熱がまた上がってきたじゃないか
黒住化粧品様、あなたは本物の神ですね。乙です。
のたうち廻りました。興奮しすぎておかしくなりそうです。
神の作品をより楽しむ為に、本日、単行本を買って来ました。
すでにメインは、本篇よりも神の作品です。
ところで、単行本の最後の4コマ、皆さん見ましたか?
靴の裏を舐めさせようとするネウロさんに萌えませんでしたか?
どうか次の作品ではネウロさんの靴の裏が出てきますように…(・人・)
>>黒住化粧品神様
GJです!すばらしすぎ。
神の作品で吾ヤコにはまったのに、神の作品で再びネウヤコに引きもどされそうです!
実は自分のツボポイントは「酒屋の中心で愛を叫んで殴られる」だったりする…
DVDの内容とか細かいネタまで最高にセンスのいい作品でした!
911 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 18:01:38 ID:738vSRBP
サイかわいいね
「奥さん…」 のひと言目でふきだしました。
吾ヤコの脳内社長といい、黒住タソの作品には笑いがあってイイ!
ここで
たこやき神若菜氏の復活を猛烈にキボン
黒化粧品神との神コラボレーション。
想像しただけで(´Д`*)ハァハァ
そのうち自分も投下してみようかなあ・・・。
神様方のには遠くおよばないけれど・・・。
>>914 楽しみに待ってるよ
神だって最初から神だったわけじゃないさ
クオリティタカス
918 :
黒住化粧品:2005/07/17(日) 10:26:46 ID:iqI0vBsw
おおっ!? レスがこんなに!? みなさんありがとうございます!
こんなふざけたSSは認めんと言われると思ってました。皆さんなんて優しいんだ。・゚・(ノД`)・゚・。
これじゃいかんと、またネウヤコを書いてますが、すごく長くなりそうなので、私も次スレにて投下しますね。
みんなして譲り合ってたらスレ埋まらないyo
と言うわけで既出、初出問わず職人さん方、もう一つ二つくらい投下してください
すごく良かったです(ノ∀`*)応援してます
568です。
続きを書いているので、順次投下していきます。
神作品を見た後ではどうしても見劣りするので泣きたい…。
「ちょちょっと、触らないでよっ」
「ふん、貧弱で触り甲斐がないから揉んでやろうというのだ」
ここにいたら本当にとんでもないことになる。なけなしの力を振り絞って逃れよ
うとするのに、それ以上の力で抱きしめられてくらりと目眩が起こる。こんなと
ころで、その上貞操の危機だというのに足が動かない。
「ヤコ」
「な…何よ」
「怖いのか?」
「訳が分からないよ、いきなりなんて!」
「はは、そうか。まあ我慢しろ」
「ええーー!」
何を言っても聞く気のないらしいネウロの手は、その隙にブラの中へと入り込
んで、直接胸を握った。ゾクリとする感覚がそこから湧き上がり、思わず身を
よじって抗議をする。
「やだ…」
このままでは流されそうで、心底身の危険を感じてしまったのだ。だが、うる
さそうにあっさりとかわされて唇を塞がれた。いちいち文句を言われるのが
煩わしかったのだろうが、あまりのことに驚いたまま一瞬で思考が止まる。
「んぐっ…」
探るように舌が差し入れられるともう危険なほどに心臓がドキドキして、慌て
て拳でネウロの胸を叩いてめちゃくちゃに暴れた。こんな風に流されて思う
ままにされるなんて、本当に奴隷と同じだ。それなのに、全然意に介さない
という態度で、胸を揉んでいた手はスカートの中に入る。
「やだやだっ!そんなのやだっ」
「いい加減に黙れ、どっちにしても結果は同じだ」
ひどく残酷な声が上から降ってくる。絶体絶命の状況に、弥子は完全に足
が竦んだまま動くことすら出来なくなってしまった。
GJ!GJ!!(*゚∀゚)=3ムッハー
923 :
568:2005/07/17(日) 13:47:22 ID:m6u3PXrl
弥子の動きを完全に封じておいて、ネウロの指がショーツの中を探る。自分
でも体を洗う時ぐらいしか触ったことのない場所をごそごそと這い回られて、
いよいよ恐怖が体を縛った。
「ひ、ひゃっ…」
何かを言おうとしても、喉がすっかりひりついて声すら出せない。触れば体
が震えるほど感じてしまう一番敏感なところを執拗に指先で擦られて、立
っているのがやっとというほど足から力が抜けていく。
強姦というのはこれほど恐怖を感じるものなのかと、今までニュースで見
てきたことが自分に返っていることを実感して肌が粟立つ。
耳元でくすくすと笑う声がひどく耳障りだ。
「お、お願い…ね、やめて。もうやめてえっ…」
やたらと手馴れている様子の指の動きが早まる。一番感じる場所を思う
ままに触られて、このままではイカされそうで怖い。こんな状況でだけは
絶対に嫌なのに。
「あぁうっ…ねえ、マジでやめて…お願い」
「気持ちがいい、と言え。もうこんなに濡らしているのに」
ネウロは今まで見たことがないほどにいやらしい笑いを浮かべ、見せつけ
るように指を差し出す。指先からねっとりとしたものが滴り落ちていた。
「嫌、だってば…」
それなのに、体は乱暴に這い回る指に慣らされて、もっと続きを欲しがっ
て悩ましく疼く。どうせこんな風にされるのなら、もっと別の場所がいくらで
もあるのに、どうして今なんだろう。ここなんだろうと突然襲ってきたネウロ
が恨めしくなった。
意識もしていないのに、涙が頬を伝い落ちる。
「ひどいよ、ネウロ…」
>>568氏 GJGJ!
続きも楽しみにしてます支援!
黒住化粧品氏
わーいまたネウヤコが読めるんですか?!
嬉しすぎ!
お二方のネウヤコで、萌え氏にそう。てか萌え氏にたい。
925 :
568:2005/07/17(日) 14:38:36 ID:m6u3PXrl
「何がだ、我が輩は教えてやろうというのだ。他の人間を意のままにする
すべをな」
「勝手なこと言わないでよ、愛なんて知らない癖に」
「笑止な」
まるで事件のトリックを解き明かすように冷たい目をして、ネウロは鼻で笑
った。
「そんなものは我が輩には必要ない。謎を喰うのに入り用というなら、それ
は奴隷たる貴様の役目だ」
知っていたのに新しい涙が零れる。
別に何かを期待していた訳ではない。愛を知らないのも構わない。それな
らこんな風に気まぐれに触らないで欲しい。それだけが弥子の頭の中を占
めていた。
「だから嫌いよ、あんたなんて」
「くだらぬことで、泣くな」
指先で涙を拭うと、ネウロは心を蕩かすほどに魅力的な笑みを見せた。こ
んなに打ちのめしておいて笑顔ひとつで心を縛る。それが嫌で仕方ないの
に逆らえないのは、やはり弥子に恋心があるからなのに、この思いは決し
て届かない。もどかしくて悔しくてどうにかなりそうだった。
「愛など必要とはしないが…」
涙の乾かない頬をぺろりと舐め、ネウロは弥子の顔を上げさせた。
「貴様がそれを望むなら、いくらでも吐いてやろう」
ぞっとするほど綺麗な瞳がすぐ近くで見つめている。そういうことではない
と、この魔人にはいくら言っても理解してくれないだろう。ならば嘘でも冗
談でも欲しい言葉を聞いていた方がいい。
叶わない可哀想な恋心をなだめるには、それしかないのだと弥子は哀し
い決心をするしかなかった。
「私が欲しい時に?」
「そうだ。いつでもとは言えんがな」
926 :
568:2005/07/17(日) 15:15:30 ID:m6u3PXrl
騒音を撒き散らす大型の改造車が、続けざまに道路を暴走していく。人
通りも途絶えた街は昼間とは別の顔を見せていて、奇妙なほどに不気
味だ。これはきっと、夜の街が見せた幻に違いない。
路地裏で潜むようにして舌を絡ませ合いながら、ぼんやりと弥子はそん
なことを考えていた。
「ねえ、今言って。約束したでしょう?今聞きたいの…」
「そうだな、それで貴様が扱いやすくなるなら安いものだ」
恋は叶わなくても、体を満たすものがあればそれでいい。壁に押し付け
られて待ち構えていたものを受け入れながら、その両腕がしっかりと長
身の体を抱きしめる。そこが限界まで広げられる感覚は衝撃で、痛み
に気が遠くなる。
「ああっ…い」
「痛いのか?」
「知らない、痛くなんて…ないっ」
体の中をいっぱいに満たしているものが、どくどくと脈を打つように蠢い
ている。何てことない、みんなこうするのだ。もう怖くなんかない。繋が
った部分が馴染む間もないうちに激しく突き上げられて、何も考えられ
なくなりそうだった。
「言って、愛してるって、言ってえっ…」
もう、弥子はここがどこなのか分からなくなっていた。ただ欲しい言葉
だけを求めて声を上げる。
「貴様はなかなか興味深いぞ」
切なくなるほどに揺すり上げながらも、ひどく醒めた顔をしてネウロは
耳元で呟く。こんな時でも自分の好き勝手に振舞う奴と知っているの
に、胸が痛い。
「ぅあぅぅっ…もう、いや…いやあっ…」
抱え上げられた片足がひくりと震えた。擦り合わされたところから漏
れる濡れた音が、ぐちょぐちょといやらしい響きをたてる。
初めてなのに、これほど感じてしまうのは何故なのだろう。それすら
も、今の弥子の頭にはない。
927 :
568:2005/07/17(日) 15:42:35 ID:m6u3PXrl
ちかちかと目の前に光が点滅した。
すごく感じていて、どうしようもなくて、ただネウロに翻弄されてもみ
くちゃにされている今が、言葉にならないほど幸せに思えた。
「んっ、あぁ…いい、気持ちいい…!」
たらたらと足首までを濡らすものがある。繋がっているところから零
れ落ちた愛液に違いない。こんなに深く快楽を味わっているのだか
ら当然のことだ。
こんな風に突然女にされても、もうネウロを恨む気持ちはどこにもな
かった。ただ嬉しくて、幸せで、生まれ変わったように誇らしい。
「ヤコ」
耳を舐める声がぞくっとするほどエロティックに響く。ネウロが果たし
て感じているのかどうなのか分からないが、声の様子では確かに
快感を感じてはいるらしい。
「もう、出すぞ」
「うん…いいっ…早くう」
しっかりと抱き合いながらも、陶酔の極みの中で意識がごちゃごち
ゃにかき混ぜられるような快感が、頭と体の中を一杯にする。今が
こんなに幸せで、嬉しいのなら他は何もいらない。
「もう…早くっ」
「ヤコ、いくぞ」
一際激しく突かれて、意識が花火のようにばちばちと炸裂した。初
体験がこんなに刺激的だなんて、思ってもみなかった。
928 :
568:2005/07/17(日) 16:07:00 ID:m6u3PXrl
雨上がりの街はいつも見ている街ではないように思えた。路地裏で
抱かれたアクシデントを抜きにしても、今夜はどこかが違う。
結局、あの言葉は言ってくれなかったけれど、と服の乱れを直しな
がらヤコは頬が緩むのを止められない。
「何だ、疲れすぎておかしくなったか」
「違う。私、大人になったの」
思ってもいない形ではあったけれど、片思いの相手とさっきまでここ
で抱き合っていたのだ。嬉しくて誇らしい気分にならない筈がない。
この恋は最初から諦めていたのだから。
ネウロは相変わらずの淡々とした様子で額に手を当ててくる。
「熱でもあると見たが」
「失礼ね」
ふんと胸を張って見せる弥子の表情は、呆れるほど晴れ晴れとして
いる。首をかしげていたネウロの手が顎にかかった。まじまじと凝視
してくる瞳がとても綺麗で、ドキドキと鼓動が跳ねた。
「何?」
「愛している、ヤコ」
「なななな、何よ。今更言ったって」
そんな気まぐれにはもう慣れている筈なのに、やはり慌ててしまう。
「わずかばかりでも、そんな気分にならなければ言えないものだろ
う?こういうものは」
真意を測りかねる台詞と共に向けられる笑顔は、子供のように無
邪気で更に心を奪われる。
「そんな気分…にはなってるの?」
「わずかばかりはな、今なら」
触れてくるだけの唇はひやりと冷たくて心地がいい。欲しいものは
こんな時の言葉ぐらいしか与えてくれない相手だけれど…。この恋
は諦めなくてもいいかも知れない。そう思った。
終わり
929 :
568:2005/07/17(日) 16:12:22 ID:m6u3PXrl
終わった・・・。
一度中断していたので、今度は何とか完結させようと頑張って書きました。
神職人さんに、どうやったら萌えられる話を書けるのかマジで聞きたい。
中断する前の話とカラーが違うような気がするけど、それはホンマごめんね。
GJ!
乙でした! エロ切ない描写がとてもステキでした。
私もこういうエロを書いてみたいです。是非、また投下してください。
931 :
568:2005/07/17(日) 23:47:22 ID:m6u3PXrl
>>930 ありがとうございます。
何とか完結させたい一心で書いたので、色々と未熟な部分もあったと思います
が、とにかく頑張りました。
また何かネタがあれば謹んで投下させて頂きたいと思っています。
>>568様
乙でした!感動しました!
やっぱりネウヤコはイイですね。
切ないよぅ…(;_;)
誰かネウヤコを・・・(;´Д`)ハァハァ
ネウヤコじゃねえネウアヤだった・・・(;´Д`)ハァハァ
読んでみてえよ(;´Д`)ハァハァ
ネウヤコで意地悪だけど優しい、みたいな感じで…誰か…!!
936 :
名無しさん:2005/07/18(月) 16:38:59 ID:/x1DjF0s
>>934さんが満足するかどうかおそるおそる投下。
937 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:39:39 ID:/x1DjF0s
また一人だ。
小さい箱、大きい箱で歌ってきたけれど、今度の箱は檻。
何たる時でも歌うことを禁じられた今、寄ってくる者もいない…
あぁ、心地よい。
「DC-S582、面会よ」
アヤとは呼ばれぬこの箱で、ありえない事が起きた。
「…誰かしら」
ガラスの前で待って居たのは。
探偵の助手だった。
938 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:40:08 ID:/x1DjF0s
「こんにちは、アヤさん」
ガラスの前で、微笑む男がいる。
「…こんにちは。なぜ?
あなたは、今忙しいのでしょう?」
いぶかしながら、椅子に座る。
…固い。
「忙しいとは言え桂木所長の本業は学生、
今はテスト中なのです。
もちろん僕は仕事をしなければいけませんが…」
革の手袋を組ませて、続ける。
何だか空気が静かな気がする。
…あまり感じたことがないな、と思いながら黙って話を聞く。
「依頼人のアフターケアも、僕の仕事です」
「えっ?」
939 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:40:33 ID:/x1DjF0s
何を言われたのか、一瞬分からなかった。
だって、私は、依頼人とは言え殺人犯。
今頃何をしにきたのだろう。興味深くなった。
「簡単に言うと、カウンセリングです」
「私には、もう専門の先生がついているわよ?」
「専門ではないからこそ、できることがあります」
あら…目の前が…ふらふら…する…
940 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:40:58 ID:/x1DjF0s
「お気付きになられましたか」
「…ここは。」
さっきまでの狭い部屋じゃない。
看取もいない。
毛皮のソファーに座り、見覚えのあるドレス。
最後の衣装は、あの日と同じように輝いている。
「やはりあなたは、こちらの方がお似合いだ」
上から声がする。
男が見下ろしながら、称賛の言葉を投げる。
「どう言うこと?」
「夢を、見せているだけです」
ふふっ。そういえば、最近夢を見ていない。
男は、女に口づけを交わした。
941 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:41:25 ID:/x1DjF0s
「甘いわね」
「今まで知らない味でしょう?」
深くお互いを欲した後、呟く。
「もっと教えて」
「僕は、あなたを知りたい」
横に座って、なお革の手袋を脱がずに私のほおを優しくつかむ。
「私を?」
「そう」
「…もう歌えない私から、何も教えることなんてないわ」
「こんなにも歌いたがっているのに」
うたいたくてうたいたくて、
よだれをたらしている。
942 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:42:15 ID:/x1DjF0s
「…だめ」
「あなたは拒む事はできない」
「…ん」
「拒んだら、夢から覚めない」
少し乱暴に、ドレスの裾から手を入れてくる。
こんな人だったなんて、思いもよらなかった。
そもそも、今までこんな人いたかしら。
優しい人ばかりで。
「あ…ぁ…」
「故に、阻むことも許さない」
下着の脇から指を差し入れ、直接撫でてくる。
革のせいかしら?
指とは違う快感が沸いて…んんぅ…
「ねぇ、もっと欲しいの…」
言うが早いか、自分から唇を求めていた。
943 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:42:48 ID:/x1DjF0s
(我輩を欲するとは、ありがたき幸せ…
だが、我輩が求めているのは、貴様の力だ)
「んんんぅっ、はぁんっ!」
舌を入れてきた瞬間に、膨みを痛々しくこする。
危うく我輩の舌を噛み切られる所だった。
だが、そこがいい。
この女程であれば、感度も良くなっているのは見当がついている。
あぁ…美味しそうだ…
「とても良い声ですね」
「あぁ…いぃわ…」
恍惚の表情をよそに、ソファーから離れ床にしゃがむ。
「3億ものあなたのファンであっても、こんな姿は見たことがないのでしょうね」
腰に手を回し、口でドレスを1枚1枚はがす。
脚が現れ、膝を割った。
奥を含む。
自己支援
945 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:45:10 ID:/x1DjF0s
「もっと…もっとぉ…」
無意識に、男の頭をつかんで引き寄せる。
角のような固いものがさわる気がするが、気にしない。
私の唄が、彼に呑まれる。
それは誰にも聴かせたことのないもの。
今後も、もう聴かせることはないだろう。
あぁ、これが快感というものなんだろうか。
946 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:45:45 ID:/x1DjF0s
(我輩に興味を起こさせた女の味も、
他とそう変わりはないのだな)
そんな事を思いながら、体を離す。
「冷静だとばかり思っていましたが、淫乱なんですね」
「あなた…だけよ…」
「どうでしょうね」
女が次欲しがるものをあてがいながら、音量を上げるような言葉を吐く。
「はやく…」
「浅ましい」
一気に奥に入れた。
彼女への負担を減らすべく、彼女をソファーに乗せながら。
毛皮が、彼女のドレスを食べていく。
947 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:46:12 ID:/x1DjF0s
「あああん!!!」
やわやわと歌姫を撫でる毛皮。
どっちに感じているのかは、我輩の知ったことではない。
「柔らかい胸をしているな」
割って撫でる。
撫でる早さに合わせて注送活動をしていると、早くも息が上がってきたようだ。
「また…やだ…もう…」
「達するがいい」
「あ…いく…」
「なぜ、貴様がそんなに感じるか分かるか?」
「え…なに…」
一段と奥まで押し込みながら、囁く。
「我輩も独りだからだ」
耳元での詞は、果たして彼女に届いただろうか?
948 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:49:11 ID:/x1DjF0s
「…DC-S582」
「…んぅ…」
「DC-S582、起きなさい」
え…私…
そこは、面会室だった。
「あら…私…一体」
「折角の面会だったのに、あなたどうしたの」
「倒れた、と聞いたのでわざわざ来たのです。
もう少し意識が途切れたままでしたら、担架で運ぶところでした」
救急隊員もいる。看取もいる。
どうやら、私は気を失ったらしい。
「あの人は。」
「帰ってしまったわ。おだいじに、また来ますと残して」
「また…」
また、夢が見れるのだろうか。
また、教えてくれるのだろうか。
949 :
夢療法:2005/07/18(月) 16:49:43 ID:/x1DjF0s
「一人の人間の脳を揺さぶるのは、だいたい会得したようだな」
刑務所からの帰り道、ネウロは満足そうな顔をしていた。
「だが、あの女のように数多くの人間を揺さぶるのは…」
悩みながら、歩き続ける。
「まだまだ我輩の知らない事が多すぎる。
これはまた来て研究を重ねるしかあるまい。」
知りたいと思うことが、時には罪深いことも、ある。
乙!
アヤたんDCSって呼ばれてる
カワイソスw
ネウロは本当に罪な男だな!
キタッ キタッ ネウアヤヽ(;゚д゚)ノ キタ──・・・(;´Д`)ハァハァ
職人さんすげえよ(;´Д`)ハァハァ
せつねえ(;´Д`)ハァハァ
いいもん見せてもらっちまったぜ・・・(;´Д`)ハァハァ
またその気になったら是非に書いてくれやせんかね(;´Д`)ハァハァ
やっぱ大人同士の絡み燃えるわ(;´Д`)ハァハァ
つーかおまDCSwwwwwww(;´Д`)ハァハァ
ぐぐぐぐっじょぶ!!
お前ら夏ですよ
夏祭り・ゆかた姿のヤコタン…海・水着ヤコタン
どうっすか奥さん!そんな夏真っ盛りなSS…!!
うわーまた神が降臨していたよ。GJ!!!