34 :
柿の種:05/03/19 03:02:33 ID:1V/I+z/e
「ま、なんにせよ入ってみるか…と、やっぱりついて来るか?」
「とーぜんっ!彼氏の浮気は見逃さないもんっ!」
「浮気、ねぇ…それならそれでもっと魅力あふれるレディにだな?」
「うーるーさーいーっ!」
背中をぽかぽかと叩かれながら、入り口に近づいていく。
軽口は叩くが、心配はしてない。
リュキアにはいつもの魔法がついてるし、
聞いた話によると件のパーティーも
魔術を使うのは女の子の専売特許だったと聞いて……
「どしたのキース?」
「ん、いや…リュキアなら平気だろ…行こうぜ」
ぼんやりとした薄闇に踏み込んでいくと、
洞窟特有の湿った土のにおいが出迎える。
「ヒカリゴケ…ちゃんと入ってるね」
「ん…」
どうも、いやな予感がしてくる。
「どうしたのキース?さっきからため息ばっかり」
「いや…なんだか…」
このヒカリゴケに照らされていると、少しずつ不安が強まっていく。
「…むー、やな空気だね…」
俺との間にではなく、この空間にやはり違和感を感じているらしく、
リュキアも少し警戒し始める。
そういえば、未だに一体もモンスターが出てきていないのは…
35 :
柿の種:05/03/19 03:11:28 ID:1V/I+z/e
ねちゃっ
「ひゃっ!」
突然、リュキアが妙な悲鳴をあげる。
「どうした…ってうわっ!?」
なぜ今まで気づかなかったのだろうか。
歩いてきた道を振り返ると、通路をふさぐように壁のヒカリゴケが
長い触手に変化していた。
「こんのっ…!ファイヤー!」
絡み付いてきた触手を焼き払ってリュキアが飛びついてくる。
「キース!このヒカリゴケ…!」
「ああ、擬態ってやつだな!」
通ってきた道は天井からぶら下がって生え出た触手に覆われてしまっている。
「リュキア!とにかく前だ!」
「うんっ!」
おそらくは、下を獲物が通ったときに変化して襲ってくるのだろう。
時折、後方に向かって攻撃をかけながら進んでいく俺たち。
地図から推測するに、この先に開けた場所があるはずだった。
おそらくそこにこの触手どもの本体がいるのだろう。
リュキアかわいいよリュキア
って触手にヤられちゃうのか?
37 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 20:18:27 ID:MuQcmK2U
味噌
38 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 23:40:52 ID:lsx7mXGO
待ちage
39 :
名無したん(:2005/03/28(月) 01:42:23 ID:gptYuOm0
期待あげ。
リーナ触手寸止めだがあれの続きも読みたい
40 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 00:48:56 ID:nic3e1n0
マターリと待ちます
41 :
柿の種:2005/04/06(水) 09:22:34 ID:j3/Zwkt7
ああ忙しいっ…!
はぅ…小話でも投下しつつ…
「キースぅ、最近新技を習得したんだよぉー♪」
「ほう、どんなん?」
「五大属性はあらかた習得したから、今度は黒魔術系でまとめてみたの」
「黒魔術…(ほわんほわん…キースはえちぃな妄想を始めた!)」
「別に触手とか媚薬とかじゃないから」
「なっ!なぜ考えてることがわかった!?」
「ん、これが新技…すなわち読心術なのだぁっ♪」
「……それくらいになると禁断魔法の域に入らないか?」
「まぁいいからいいから…で、キース?」
「何さ」
「私に隠し事とか…ないかな?…かな?」
「………ね、ねえよんなもn」
「…へえ…最近エルの裸とかのぞいてるんだ…(ぴきっ!)」
「……くっ…!読心術ってのは便利だな…!なら…っ」
「え……っ?」
42 :
柿の種:2005/04/06(水) 09:33:49 ID:j3/Zwkt7
「………」(じーっ)
「なっ…!き、キースってば!そんな強い思念送り込まないでよっ…」
「………」(じーっ)
「やだっ…!そんなえっちなこと…考えないでよ…っ」
「………」(じーっ)
「あうう…わかったわよ…してあげるから、部屋に…っ」
「…ああ、じゃいこうか」
「えいサンダーボルト」
「ぎゃんっ!?」
「…ふんっ!キースなんて知らないもん!」
43 :
柿の種:2005/04/06(水) 09:46:14 ID:j3/Zwkt7
「いやあ、若いっていいなぁ二人とも」
「きゃっ…マスター見てたの?」
「まぁほら…夜中、いつも静かにして欲しいとは思うけどね」
「…あ、あう…(かああああっ)」
「ぐぐ…」
「お、さすがに回復は早いねキース」
「…伊達に鍛えてないって…」
「夜とかね」
「その振りはもういいから」
「あう…ま、マスターってばぁ…♪」
「お前もっ!そこで照れるな!」
「むうー」
「大体お前、さっき読心術解除すればよかったのになんでしなっかたのさ」
「…き、キースだって圧縮心理反撃法なんてどこで覚えたのよ!」
「知らん!思い付きでやったんだよ、文句あるか!」
「だってどこを舐めろとか息遣いまで分解整理して無理やり――」
「お前そりゃいつもやってるから瞬時に――」
「この変態っ!だっから男の人って――」
「…さて、今日も平和だねぇ」
「あ、マスターお茶飲みます?」
「ああ、ありがとうスピカ」
…落ちなし!
44 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 01:02:00 ID:FGSpif2x
乙。
こういうのも良いね。
まだ生きてるの、このスレ?
48 :
柿の種:2005/04/21(木) 02:12:26 ID:FLimCgJ6
死んでないっ死んでないですよ?(必死に
眠気に逆らいつつ、これ以上待たせちゃ悪いので続き投下!
「はあっ…はっ…」
息が切れ始めてきたころ、ようやく広い場所に出た。
一気に天井が高くなり、触手もその闇の中へ消える。
「い、いっちゃった…のかな…」
さすがに体力的にはちびっ子リュキアたん。
(余談だが、こう呼ぶと三日は許してくれない)
俺たちは警戒しつつも、とにかく息を整える。
「……暗いな」
背後の通路にヒカリゴケがそのまま伸びたような触手があるため、
そこそこ見渡すことは出来なくもないが…広間の端は見えなかった。
「…キース…」
少しおびえた声で、背中に寄り添ってくるリュキア。
「落ち着けって…ライティング頼む」
「う、うん…」
ぶつぶつと呪文を唱え始めるリュキアを横目に、再度確認しておく。
先ほどから追いかけてきていた触手どもは
(俺たちに向かって伸び落ちてきたから
厳密には追いかけられたというか追い詰められたわけだが)
後ろの通路をふさいで蠢いている。
49 :
柿の種:2005/04/21(木) 02:25:26 ID:FLimCgJ6
こういう単調な動きをする場合、本体がどこかにいるのが基本だ。
この洞窟にもう手が入っていたのは、それだけ器用で…
『ほほほほほっ!来たわね私の可愛い生贄ちゃんたちっ!』
…狡猾なはずなのだが、突如響いたその声はどこか抜けていた。
「だ、だれよっ…!ライティング!」
壁に反響しまくって所在のつかめない声の主を探すため、
リュキアがライティングを放つ。
『無駄よ…む・だ♪』
だが、放たれた光の玉は炸裂する前に小さくなって…消えた。
「な……っ!?」
驚く俺たちに、高く響く声は含み笑いをしながら告げた。
『今も天井に生えそろっている可愛いマニュラたちが、
あなたたちのエナジーを吸い取っているのよ…抵抗は無駄♪』
…マニュラっていうのかあの触手…
「くっ…だったらキースの剣術で…!」
…無理だ。暗すぎて、離れただけでリュキアを見失ってしまう。
『…オスの方は分かっているみたいね』
「……む、無理…なの?」
背中に不安そうな声。
にっと振り返って答えてやる。
「まあ、なんとかなるって」
眠い中の投稿乙。
ゆっくりでもいいので頑張れー。
51 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 02:23:04 ID:jlZBHT5I
保守あげ
52 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 19:24:55 ID:CIXrlmJ0
スピカって17,8かと思ってたら16なんだなぁ
53 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 20:39:32 ID:fn+SgQgS
このゲームはハーレム以外書けません
じゃあ書いて。
55 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 17:23:12 ID:NNMiWm+U
ageとく
もう一ヶ月以上も音沙汰無いけど…柿の種さんカムバック!!
保守
『ヲホホホホホ!どうするつもりかしらぁっ!?』
なおも声は響く。
実は考えがないわけでもない。
いくら基礎魔術とはいえ、リュキアほどの魔術師が放ったライティングを
ここまで瞬時に吸収し得るのなら…。
「リュキア…ありったけの魔力をこめて攻撃だ!」
「…人の話きいてた?」
ジト目で返すリュキア。
当然聞いていたし、対抗策も考えた。
小声で話しかける。
「いいから聞けって…リュキア、魔術と魔力には自信あるんだろ?」
「あるけど…撃ってすぐ吸い込まれちゃうんじゃ意味ない…ってまさか」
そう、リュキアの魔力なら、あるいはここの…ええと
「マニュラ?」
そう、マニュラとやらの許容量を超えられるかもしれない。
そうなれば、後は本体を俺が叩くだけだ。
「うん…それくらいしか手はないかも!」
俄然張り切るリュキア。
「今度、ドラゴン狩りか何かで使おうと思ってたけど…」
詠唱を始めると、彼女の周りを魔力の波動が風となって舞う。
俺の知らない詠唱呪文…だが、その雰囲気だけでとんでもない圧倒感がある。
「…出来た…!必殺、龍滅斬『ドラグ・イレイズ』!!」
両腕から発せられた魔力の渦が、一点に集中していく。
とにかくどこでもいいから当てるつもりらしい。
「おわ…っ!」
魔力が集中しきった後で炸裂する、上級魔術の気配。
爆発に備えて、俺は腰を落として身構えた…。
乙です〜。
ギャルゲ板のスレも過疎ってる状況なんで
エロでなくても書いてくれる人がいるのは有難いです。
保守
62 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 21:29:37 ID:MBc/AtQ4
最下層記念age
守る
64 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 12:01:25 ID:g9JCNMRo
保守
65 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 00:29:01 ID:yxS3ByPb
黒歴史
67 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 09:48:57 ID:YRP5zXEF
保守age
68 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 17:06:48 ID:e69JOGy/
Å ∧_∧
| / \ (・∀・ )
|三∩( д` と )
|三 ゝ ノ / / /
|三 (ヽ_ノ (_(_)
ジャネットが最高だった記憶がある
70 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 18:24:50 ID:7RJnUdPu
ジャネットタソ(;´д`)ハァハァ
シャロンスピカのマッサージがなかなか良かった。
リオン陵辱未遂ももう少しヤバイとこまでいって欲しかった。
72 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 12:20:45 ID:wYD9ijj3
エリス萌えage
ほしゅ
竜の眠る岩山てどこあるん?
保守
76 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 18:21:01 ID:XKtYJEIQ
age
リーナの話も読んでみたいな〜と言ってみる
獣姦?
80 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 02:37:39 ID:RcVLvyQc
それってGPシリーズが配備される筈だったペガサス級だっけ?
82 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 20:06:33 ID:jPgkxJlT
/⌒ヽ
/ |"○
/▼',,","'▼ヽ
ヽ〃(ハヽ. |
i(`∀´ リ |__
O"l:l""从. ヽ
.. /,",,",,"ミ |
(_(__)、___ノ
83 :
名無しさん@ピンキー:
誰か書いてくれないかな