スターシップオペレーターズのエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
ありそうで無かったので立ててみた
2名無しさん@ピンキー:05/03/02 04:44:32 ID:AB3QM2bY




糸冬     了




3名無しさん@ピンキー:05/03/02 23:47:20 ID:5zMinqKs
SS職人さんプリーズ、シノンと機関長が読みたいっすはぁはぁ。
4名無しさん@ピンキー:05/03/03 00:22:08 ID:30UMVzof
4さま
5名無しさん@ピンキー:05/03/03 16:51:48 ID:QF0U8Tgz
需要がないのか、書き手がいないのか。今しかないぞ。
1クールだから番組が終われば、あっという間に忘れ去られる悪寒。
6名無しさん@ピンキー:05/03/03 17:52:37 ID:RxxF2tj3
この作品がエロパロ書かれるほど需要あるとでも思ってんのか?
あるんならとっくの昔にスレ立ってるよ。
7名無しさん@ピンキー:05/03/03 21:44:12 ID:eFndF/RG
>需要
あるよう、俺は読みたい。
8名無しさん@ピンキー:05/03/03 23:32:56 ID:MjYqnLwp
うぉ! スターシップオペレーターズのスレがあるなんて!(感涙)
シノン、天才的な閃きで大活躍するのに、優しくて、表に出るのを恥ずかしがるトコ、激萌え!
某シチュエーションスレで名前とイメージを拝借したSS書いたりしてるし。

でも。

このアニメは致命的にネタが無い……orz。
画面全然動かね〜し。キャラもシノン以外はイマイチで、妄想が膨らまなくて。

……シノンが王国に捕まって、エッチな尋問を受ける。
なんてSSの需要はあるのだろうか……?(セックルシーンは苦手……orz)
9名無しさん@ピンキー:05/03/04 01:25:00 ID:JRJGGcvK
シノンのSSを禿しく読みたい。
エロ拷問でも機関長×シノンでも是非是非。個人的には背徳の念に駆られつつ自慰にふけるシノンとか見てみたい
10名無しさん@ピンキー:05/03/04 12:25:45 ID:japV9DyW
原作が原作設定厨湧くほど固まってるし、
エロパロで多少無理な展開にさせても、「こんな展開ありえんよ」って言われそう。
11虜囚:05/03/04 13:30:01 ID:85OwK9aC
「……ん……うう……」
「あら、お目覚めの様ね、アマテラス艦長補佐・香月シノンさん」

シノンが気絶から目覚めると、そこは15m四方位の何も無い部屋だった。
緩やかな丸みを帯びた構造は、地上ではなく、どこかの宇宙船内だろうか。
部屋の四方には監視モニターらしきものが自分に注目しているようにこちらを
向いていた。殺風景な内装はアマテラスのものではない。どうやら、王国の
戦艦に連行されたようだ。目の前には軍服を着た金髪の女性将校が鞭を持って
立っている。それを見たとき、とっさに飛び退ろうとしたが……。

「くっ……痛っ!?」
体を動かそうとして全く動けないのに気づく、どうやら磔台のような物に
胴と手足を固定されているらしい。両手は斜め上に、両足は斜め下に、「X」の
字の様に張り付けられている。長い時間その格好で固定されていたのか、手首や
体の節々が痛む。

12虜囚:05/03/04 13:31:04 ID:85OwK9aC
「初めまして。私はヘンリエッタ星域惑星国家同盟情報部に所属するイリーナ=
ヴァンダーファルケ情報少尉です。香月さんのご活躍はいつもスターシップチャ
ンネルで拝見しておりますわ。勿論、私たちは敵同士ですが同じ女性として尊敬
致しておりました」
「……」
イリーナの馬鹿丁寧な口調にもシノンは何も答えない。それは当たり前で、目の
前の金髪ワンレングスでキリッとした美女の女性将校はシノンより10cmは背が
高く、スカートより覗く足は筋肉質で、その姿を目にするだけで威圧された。
おまけに手にはステッキ状の鞭を持っている。それが何のために使われるかぐらい、
今目覚めたばかりの頭脳でも見当はつく。

そもそも、どうしてこんな事態になったのか、漸くハッキリしてきた頭で思い出す。
数々の王国との戦闘に勝ち進んできたアマテラスは、中立宣言星系にある惑星に
補給入港していた。そこでスターシップチャンネルのイベントに参加するために
シノン達オペレーターズも上陸していたが、王国が一方的に中立条約を破棄し、
その惑星に攻撃を加えてきた。応戦したシノン達だが、その惑星国家首脳部と
王国軍に密約があったらしく、退路を断たれて上陸部隊は分断され、罠に陥った
シノンは王国軍に拘束された。他の上陸メンバーやアマテラスがどうなったかも
全くわからない状態だ。
「他のみんなは……アマテラスは……どうなったの?」
口を利くまい、と思っていても、これだけは聞かずにはおれなかった。勿論、
相手が答えてくれるとは限らないが。

1311:05/03/04 13:35:58 ID:85OwK9aC
>>9
まだ書きかけだけど、スレ即死防止を兼ねて張っておきますね。

>>10
悪いけどアニメを見てキャラ萌えしただけなんで、原作設定なんか
知らないし、読んで調べる気も、完全反映する気もありません。
出来の悪い同人作品だと思ってケロ。

1411:05/03/04 13:38:09 ID:85OwK9aC
>>9
あ、それとセックル関係は他の人に頼んでね。
本気で苦手なのだ(苦笑)。
15虜囚:05/03/04 17:53:30 ID:85OwK9aC
「無事よ」
イリーナはあっさり答えた。
「上陸したメンバーも何名かは怪我したみたいだけど、死者はいないわ。どこに
いるかはまだわからないけどね。アマテラスに至っては手もつけられていない。
入港した状態のまま動かずにいるみたいね。と言うか、動けないのかもね……」
クスクスと意味ありげにシノンを見ながら笑う。全員無事と聞いて一瞬ホッとした
シノンだが、イリーナの意味ありげな笑顔が気に掛かる。
「どういう意味?」
自分の口から相手の知りたい情報が出ないよう気をつけながら、探りを入れる。

「あなたがいないとアマテラスは動けないと言う事よ。シノンさん。ここまでの
アマテラスの奇跡的な進軍の要因を情報部で分析した結果、大きな要因として
戦艦のポテンシャルその物よりも、使う側の能力が優れている事が挙げられたわ。
緻密に練られた作戦をベースに、戦場では臨機応変に変化する状況に対応し、
いざと言うときは決断力に富み、勇猛果敢に前進する……。わが軍の歴戦の勇士達
でもここまで出来るスタッフはそう多くはいないでしょう……そして」
イリーナはシノンをじっと見つめる。シノンも目を逸らさない。

「その先頭には必ず艦長補佐の香月シノン士官候補生がいる……。貴女無しで
アマテラスが今までのようなパフォーマンスを発揮できるとは到底思えないん
だけど……?」
「そうかしら? あれがスターシップチャンネルが作り上げた偶像だとは思わな
かったの? 現に私はカメラ映りがいいと言う理由だけで第一艦橋に……」
「ええ、とても素敵だったわ。あなたの勇姿。帝国の首脳が目の仇にするほどにね」
イリーナがククッ…と喉を鳴らす。まさか……? シノンの脳裏にある考えが浮かぶ。
16虜囚:05/03/04 17:54:58 ID:85OwK9aC
「今回の襲撃は……ただ私を捉えるためだけに仕組んだと言うの?」
シノンがつぶやくように言うと、イリーナが嬉しそうに目を輝かせる。
「正解。それもこの惑星に入港する所からね。中立政府なんて嘘。表面上はそう
言ってるけど、実質帝国側に進んで降伏を申し出た星よ、ここは。この星系の他の
国家の手前、そう言ってないけどね。……けど、流石ね。常人には無い分析力と
判断力……そしてこの美貌。あなた達に散々負けたオジ様たちのストレス解消に
使われるなんて勿体無いわぁ……」
そう言いながら鞭の柄をペロリと舐める。頬は興奮で上気し、目の光が妖しい。
(この人……やばいかも)
シノンの体の奥がキュンと縮まる感触に襲われる。同時にカメラが一斉に自分達の
ほうを向くように角度を変えた。四隅の上だけでなく、下にもカメラがある。更に
自分の前後左右上下にも。上のカメラは自分の胸元、下のカメラは自分のスカートの
奥を映し出しているのだろう。それに気が付いたシノンは思わず足を閉じようと
したが、足首が固定されているために内股にはなるものの完全には閉じられない。
閉じようとして閉じられない姿は逆に映像を見ている者の嗜虐心をそそるだろう。

17虜囚:05/03/04 17:55:37 ID:85OwK9aC
「一応、尋問だから聞いておくけど……上陸したアマテラスの乗員はあの後、
どこに行ったのかしら? 非常の際に落ち合う場所は事前に協議しているはず
だけど?」
鞭の柄をシノンの顎に押し付け、顔を上げさせる。顔を覗き込んできたイリーナの
眼はまるで蛇のそれの様に金色に煌いている。
「それはもう把握してるんじゃないの? さっきアマテラスの上陸メンバーは
無事だって……」
「死体を確認してないと言う意味でね。何人かは拘束したけど、何人かは逃げられた
わ。貴女が散開指令を出したから、反対方向に逃げたメンバーまでは追えなかったの。
ご賢察どおり、貴女の捕獲が作戦部の最重要事項だったからね」
「拘束した? 誰を拘束したの?」
「教えてあげてもいいんだけど……」
ちらりと考える様子のイリーナだったが、
「やっぱりやめた。まだ秘密にしておいたほうが面白そうだし」
意地悪な顔をして笑う。
(こいつ、私を困らせて楽しもうとしてるんだ……)
シノンはムッとした表情になる。その表情の変化もイリーナは楽しそうに見ている。
18虜囚:05/03/04 17:56:36 ID:85OwK9aC
「……で? さっきの質問の答えは?」
「……」
いっそのこと教えてやろうか、ともシノンは思った。イリーナの期待する答えは
黙秘あるいは返答拒絶だろう。そうすれば持ってる鞭で自分を叩く『口実』が出来る。
それが分かってるのにわざわざ彼女を楽しませてやる義理は無い。
(だけど……)
逃げ切れたメンバーが誰なのかが少し気になった。アレイやイマリ、レンナあたりが
いれば適宜行動できると思うが、逃げたグループに彼女達がいなかった場合、帝国の
待ち伏せに対応できない。それに自分がここでのらりくらりと減らず口で誤魔化して
いれば、目の前のイリーナは面白がるだろうが、映像を楽しんでいると言う帝国首脳の
誰かが短気を起こし、他の虜囚メンバーを拷問させようとするかもしれない。
「……」
黙ったままイリーナを見つめる。内心を見透かすようなこの大物女性情報士官、いや、
拷問係の目を楽しませるのはシャクだったが、折角自分に気が向いている時に他の
メンバーを窮地に連れ込むのは得策でない。

「フフフ……仲間思いなのね」
シノンの予想通り、内心を見透かした台詞を言いながら、イリーナは鞭をシノンの
右太股の内側に打ち込んだ! ビシッ!と柔肉を打つ音が室内に響き渡る。
「グッ……!!」
内股から瞬時にこみ上げてきた激痛に顔をしかめ、身を捩る。軍部に所属する目的の
士官候補生だったとは言え、拷問に対する訓練などは受けてはいない。その意味では
帝国の戦艦を次々と轟沈してきた歴戦の勇士と言えど一般の女の子とさほど変わらな
い……。苦痛のあまり目には涙が滲み、額からは嫌な汗が流れる。
「たった一発でこの状態か……手加減しないと楽しめないかな?」
にっこりと微笑むイリーナ。その表情は優しげにすら見えた。
1911:05/03/04 18:07:31 ID:85OwK9aC
何とか出だし書けた。
……と言っても、もしかして読み手一人(=9)、書き手一人の
悲しいスレじゃないだろうな?……orz。

まあ、もちっと書いてみたいかも、なので即死防止よろ。
2011さんガンガレ:05/03/04 21:53:26 ID:JRJGGcvK
保守してみる。

本番無しでもハァハァ
21名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:32:51 ID:SgDcFqbO
神キター
22:05/03/04 23:26:29 ID:85OwK9aC
ビシッ! 再びシノンの内股にイリーナの鞭が飛ぶ。今度は左の太股だ。
「ぐぅ…!! あ…ぐぅ……」
歯を食いしばって悲鳴を押し殺すシノン。イリーナは更にもう一撃を同じ所に叩き
込む。強化繊維で作られたオーバーニーソックスは鞭の強打でも敗れなかったが、
衝撃を全て防いでくれるわけではない。ソックスの内側の皮膚は裂けてこそいなく
とも蚯蚓腫れになっているだろう。

(どうして……ここばかり……?)
内股を狙い打ちされるシノンだが、もし、彼女が映像モニターを見ればその理由が
分かるだろう。シノンをローアングルからスカートの中を捕らえたカメラは、彼女が
鞭で打たれるたびに股がプルプル震え、股の部分を捩らせる様をしっかりと捉えて
いるのだ。モニターには鮮明にその淫猥ともいえるシノンの下半身の動きが映って
いる。

「それ! それ! まだ吐く気にならない?」
今度はお腹に二連打を加える。制服の下腹部の白い部分はまるでそこを狙えと言わん
ばかりに鞭打ちには格好の的である。
「はう…!! ああ〜!!」
ついに悲鳴を上げるシノン。イリーナが加減をしているのは動きで分かる。彼女の
本気の拷問はこんなものではないのだろう。だが、シノンにはこれでも十分過ぎるほど
堪えている。たった四発で既に青息吐息の状態だ。
23:05/03/04 23:27:55 ID:85OwK9aC
「はぁ……はぁ……」
「お腹とかはまだキツイかな? じゃあ、もう少しお肉のあるところを打ってあげるね」
そう言うと磔台のスイッチを押す。
「あうう……きゃあ!?」
『X』の字型だった磔台が上下に分かれて変形し、シノンの上半身を90度曲げる姿勢
になった。お尻を突き出す格好になっている。ミニスカートのお尻からこれも強化繊維
で作られた青いアンダーショーツが見え、猥らな格好を強要される。
「ちょ、ちょっと…! なに、これ!?」
「ふ〜ん……下はこうなってたんだ。流石に下着だけじゃないのね」
「や!、やめてよ! ジロジロ見ないで!」
慌てるシノンを他所に興味津々で突き出されたお尻を見るイリーナ。そのお尻の部分に
鞭を滑らせるように宛がう。
「ひゃ…!? う…うう〜〜」
お尻への違和感のある感触に小さく悲鳴を上げる。冷たい、ざらりとした蛇に這われる
様な感触。鞭でのスパンキング……想像するだけでゾクリと悪寒がこみ上げる。

「可愛いお尻、ね!」
そこへも容赦なくイリーナは鞭を振り下ろす。バシィ!と一際大きな音が部屋中に響き渡る。
「………!!!」
声無き悲鳴を上げ、仰け反るシノン。心なしかさっきまでのより衝撃が大きい。
「お尻なら少々強く打っても大丈夫だからね……それ! それ!」
バシィ! ビシィ! と容赦ない攻撃。その度にシノンの体は大きく振るえ、悶える。
本当ならのた打ち回りたいのだろうが、拘束された身ではそれすらもままならない。
「もう一発!!」
イリーナがお尻に対し真横に力一杯鞭を薙ぎ払った。一際大きな打撃音が聞こえ、強化
繊維の一部が飛び散った。どうやら本気で打ったらしい。
「きゃああああ……!!」
ついにシノンも実も世も無い悲鳴を上げた。力一杯鞭で打たれたお尻はアンダーショーツも
下着も弾け飛び、白いきめ細かい肌のお尻に数条の打痕が割れ目と垂直に走ってるのが見えた。
「あ……う……うう……」
シノンはそのまま気絶してしまった。がっくりと首が落ち、上半身は拘束具で止められた
両腕だけで支えられ、だらりと伸びている。下半身も内股の状態で膝の力が抜けていた。
24:05/03/04 23:29:00 ID:85OwK9aC
「なんだ、もう終わり?」
きょとんとしているイリーナ。彼女からすればこれからがお楽しみだったのだが。
「なんだかんだ言っても所詮は士官候補生だね。この程度も耐え切れないなんて。でも、
まあ、いいか。お楽しみは取っておいたほうが…ね。それにウブな方が教育のし甲斐も
あるし」
にんまりと笑顔を浮かべながら、イリーナはシノンを拘束具から解放し、抱えあげた。
明日からはどんな事をしてやろう? 猥らなものから激しいものまで、シノンに対する
数々の責め苦を考えながら楽しそうな笑顔を浮かべ、部屋を後にした。
2511:05/03/04 23:34:24 ID:85OwK9aC
虜囚・香月シノンの初日の尋問終了。
この日はハードだけど、二日目以降、ソフト(エロ)になったりハードになったり。
の予定(続けば)。

>>20-21

少なくとも読み手の人が二人以上いて嬉しいです(笑)。
また後日、暇が出来たら何か書きます。
26名無しさん@ピンキー:05/03/04 23:55:37 ID:JRJGGcvK
ネ申イラッシャッタ━━(゚∀゚)━━!!

シノンが気丈に耐えてる様子がイイね!これが抗ったり助けを乞ったり、そして段々感じるようになり…
ああ!考えるだけで萌えますな。

作者様ぜひガンガレ!!
27名無しさん@ピンキー:05/03/05 01:02:07 ID:lrIXSRuj
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
すげー、神様ありがとう
28名無しさん@ピンキー:05/03/05 04:02:37 ID:XFjko6xR
ヤッベ勃った
ネ申サイコー
もう崇めまくりんぐwwwwww
これ気に障ったらスマソorz
29名無しさん@ピンキー:05/03/05 08:17:31 ID:zmSQQwUG
神降臨!!続きを是非!!

機関長とシノンもいいなぁ。
30名無しさん@ピンキー:05/03/05 15:13:25 ID:aPeAjQtZ
ネ申GJ!!
31名無しさん@ピンキー:05/03/06 16:41:32 ID:5SQBlrTT
機関長に萌えたので通りすがりにスレを汚していきます。
32残り香:05/03/06 16:42:11 ID:5SQBlrTT
まるで映画のワンシーンのように、二人はベッドの白いシーツを乱していた。
柔らかく乳房を押し上げられ、ぷっくりと紅く膨れた突起を吸われると、彼女は長い髪を散らして悶える。
「アアッ、」
短く零れた嬌声が欲情を煽り、男は眼前のたわわな胸にむしゃぶりついた。
あまりの快感に耐え切れず、彼女の身体は逃げ出そうと反り上がるが、男のたくましい腕は白く細い腰を捕まえて離さない。
「香月……。」
耳元に彼の熱い息が掛かり、シノンは反射的に身をよじる。
本当に逃げたいわけではない。ただ身体が慣れていないだけなのだ。
だから、やめないで……もっと、愛して。
そう伝えたくて顔を上げると、シノンはそのまま彼の胸に抱き寄せられた。
男の匂いがする。
汗によるものだろうか。いや、やはり“男”の匂いだ。
自分にはない匂い。けれどそれは決して不快なものではなく、むしろ安らぎさえ感じている。
ずっと、こうしていられたらいいのに。
シノンは祈るように目を伏せる。

――そして、そこで彼女の目は覚めた。

33残り香:05/03/06 16:44:00 ID:5SQBlrTT
寒い程に暗い部屋の中で、シノンはまだ状況を理解出来ずにいる。
ああ、夢だったのか。
自室に戻ってベッドに身を投げた後、いつのまにか眠ってしまったようだ。
うたた寝自体は、そんなに珍しいことでもない。
だが、今日は酷く寝覚めが悪かった。
……あの匂いの所為だ。
シノンは夢の残り香と、数時間前にあった出来事を思い出す。

ただ何かに寄り掛かりたかった。
もしあの場に彼が来なかったら、シノンはずっと壁にもたれていたことだろう。
だが偶然ではなく能動的に、彼はそこへ現れた。
しかし、彼女にとってもそれは都合が良かったのだ。
どうせ寄り掛かるなら冷たい壁より、優しい背中がいい。
静かにシノンを受け入れる背中は温かく、男の匂いがした。
34残り香:05/03/06 16:45:26 ID:5SQBlrTT
そうだ、夢に出てきたのは、あの時の匂いだ。
だからこんなにも生々しく知覚が蘇る。
――そして。

シノンは、ふと己の唇を指でなぞる。
キスをした。
望んでやったというよりは場の雰囲気に流された感が強いが、それでも確かにあの男に許してしまった。
「あんなことして、よかったのかな。」
独りごちてみるものの特に後悔の念もない。
シノンは瞳を閉じると、反芻するように舌先の感触を思い返す。
あのキスは、そういうキスだった。
舌が入ってくることにさほど衝撃はなく、それよりも先に官能が立った。
態度には表れじとも、シノンだって充分興奮していたのだ。
成り行き次第では、あのまま身体まで許していたかもしれない。

しかし彼はそこまで求めなかった。

……私は、したかったのかな。
だから夢を見たのだろうか。彼に抱かれて満たされる夢を。
「コウ、キ。」
思わず彼の名を零し、シノンは我に返る。
その音を耳にして手遅れだと自覚する。シノンは墜ちてしまったのだ。
彼が無意識に残した恋の罠に。
頬がカッと熱くなっていく。こうなってはもう止められない。
知りたい。
あの男のことが、もっと知りたい。
シノンは勢いよくベッドから起き上がると、その足で自室を飛び出して行った。
35名無しさん@ピンキー:05/03/06 16:47:52 ID:5SQBlrTT
今日はここまでです。ノシ
3611:05/03/06 16:52:09 ID:9gykdfJx
うわ〜〜、綺麗なSS〜〜!!
31さん、GJですぅ!!

自分ではこういうの書けないので、憧れます(^_^)。
3731:05/03/06 16:58:57 ID:5SQBlrTT
うわあ、読み返していたらレスが!
11さん、感想どうもありがとうです。
インスピレーション受けまくりなので、神の続きもお待ちしておりますよ!
3811:05/03/06 20:19:52 ID:9gykdfJx
31さん、うちの方こそ良い刺激を戴きました。
セックルシーンも良いですね〜。

こういう綺麗な描写をタカイ×サンリで、サンリの願望を
叶えてあげるのも良いかな〜、などと…。

と言いつつ、次に書くのはきっと虜囚シノンの強制自慰だったり…。
39名無しさん@ピンキー:05/03/06 23:28:44 ID:gRYZw4qu
>31神様
キタキタキタキタ―――、ありがとうございます続きを待ってます。
40残り香:05/03/08 14:21:21 ID:XWW09lLa
実際に機関室へ赴くのは、初めてのことかもしれない。
シノンは慣れぬ道筋を辿りながら思う。
そもそも彼女と機関室との遣り取りは密にあるものではない。
緊急時に入電があるくらいで、それが頻繁なようではむしろ困るのだ。
ふと、シノンの足が止まる。
そんな間柄の自分が押しかければ、きっと機関室員は不審がるだろう。
かといって、正直に彼の顔を見に来たとは、とても言えたものではない。
このまま引き返すべきだろうか。
……ううん、会いたい。
一目、様子を伺うだけでよいのだ。そうでもしないと気持ちが収まりそうになかった。
誰かが出入りして扉が開いたところでも垣間見れればいい。
心を決めて機関室へと通じる角を曲がると――徐に、彼が居た。
「!!」
シノンは慌てて角から引き戻る。
行き成り、本人と対峙する覚悟までは出来ていない。
いや、いっそ勢いのまま話し掛けてみるのはどうだろうか。
キスした直後の気まずさはあれど、好いてくれているのだ。無碍にはされないだろう。
何より、話がしたい。
シノンは軽く息を吸い込むと、再び目の前の角を曲がった。

41残り香:05/03/08 14:22:48 ID:XWW09lLa
榊原コウキは口元に手を置いたまま、微動だにしなかった。
時折その短い頭髪を掻き毟り、難しい顔でまた腕を組む。
思案に暮れた瞳には周りの景色が映る様子もなく、
数メートル先に想い人が立っていることに気付く由もなかった。
一つ、重たく溜息を漏らすのがシノンの耳にも届く。
刹那、シノンは、彼がエンジンの1基が不調だと零していたのを思い出す。
……今は、邪魔してはいけない。

シャッとエアの擦る音を立て、機関室から一人の青年が顔を出した。
「おやっさん、ちょっといいかな」
「ん、ああ」
コウキは己を呼ぶ声に顔を上げると、漸く気付いて通りを振り返る。
「おやっさん?」
「……今、そこに誰かいなかったか?」
「ハァ?」
「いや、何でもない」
青年達は揃って扉の中へ消えると、廊下には静寂だけが残された。
42残り香:05/03/08 14:24:16 ID:XWW09lLa
私室まで戻るのは、あっという間だった。
シノンは逃げ込むように再びベッドへ潜り込む。なんて、浅はかなんだろう。
告白に舞い上がっていた。彼はいつでも自分を想っているものだと自惚れていた。
しかし今は航行の最中で、しかも戦争中で、その中、彼は機関長という重大な任務を請け負っている。
自分とは違ったところで、彼はいつも戦っているのだ。
そんなことさえ、気付かなかった。
「私、最低」
厳しい眼差しの横顔を思い出す。怖いくらい真剣な表情と、無骨な手だった。
その大きな手を思い浮かべた途端、シノンの脳裏に先刻の夢がフラッシュバックする。
……あの手に抱かれたら、どんな感じなんだろう。
魔が差したようにそう思うと自然と体が動き出した。
夢の中の青年がしていたように、シノンは両手を己の胸に押し当てると大きく揉み上げる。
柔らかく弾む双丘の先端が、次第に硬く突起してきた。
43残り香:05/03/08 14:24:55 ID:XWW09lLa
「……コウキ……」
シノンはうわ言のように彼の名を呼ぶ。
あの手で、触って欲しい。
「んっ」
シノンは服の中に手を入れると、強いくらいの力で乳首を摘む。痛いと思う奥にむず痒く甘さが走った。
そのまましばし乳首を弄ぶ。指を上下に這わせるだけで充分に痺れるのだ。
上気して息が荒くなる。と、同時に子宮の辺りが疼き出した。
シノンは堪らなく秘部へと指を伸ばす。下着の上から擦ると、ひどく気持ちがよい。
「あふっ、ん」
羞恥すらも忘れ、シノンは布越しに陰部を摩り続ける。
快楽の中、彼の匂いがふわりと押し寄せた気がした。
……お願い、触って……
シノンは夢の中の彼に呼び掛けると、指を下着の中へ沿わせていく。
くちゅり、と湿った音が響いた。
「コウキ、コウキ……!」
実際にそんな風に呼んだことはない。だが、今のシノンにおいて、彼は既に恋人であった。
すっかり潤った膣口に指を宛がう。
少し力を込めると指は、じゅぶじゅぶと簡単に飲まれていった。
「んんっ、んはぁっ」
意識して乱雑に指を動かしてみる。まるでそれが他人のものであるかのように。
「コウキ、ああっ」
いつのまにか大きく股を開き、誰かを受け入れるような体勢でシノンは秘部を掻き乱す。

そして、ひとしきり満ち足りた後、シノンは激しい罪悪感に苛まれた。
4431:05/03/08 14:31:05 ID:XWW09lLa
明日が来るのが怖いわけで(ノД`)

>11さん
タカイ×サンリ!!!
女の子ではサンリが好きなので、是非お願いしたいです。

>39さん
機関長×シノンを切望されていた方でしょうか。
自分自身と貴方の為に書く心づもりですw

次の投下で終わらせる予定です。
4511:05/03/08 17:51:15 ID:zI9FTQuT
31さん、お疲れ様です。
本編もこんな展開だったら良いですねぇ。

>明日が来るのが怖いわけで(ノД`)

あ、やっぱりフラグ立ったとか思いました?
原作見てないから今後の展開はわかりませんが、
機関室は安全第一で…(どきどき…)。
46名無しさん@ピンキー:05/03/08 19:30:12 ID:RVjcqRe1
シノンたんのオナイー、キター

>31神さま
ありがとう、今夜は眠れそうにありません。
>11神様
もウpお願いします。
47名無しさん@ピンキー:05/03/08 23:50:11 ID:NCQKGbkN
フラグというよりウリジナル・デスノート記載されっぽいのが厭なんディスが >se:10

乙>31氏
4811:05/03/09 00:01:21 ID:zI9FTQuT
いや、だから死亡フラ・・・(どきどき・・)
49名無しさん@ピンキー:05/03/09 00:18:15 ID:gNIGjU6v
31さん乙です!

シノンのオナーニがえろやらしくもちゃんと機関長絡みの描写と相まって良かったス。
確かに今日の放送が恐い………。


11氏の強制自慰もスゲー楽しみです。また違う感じになるだろーし。

職人のお二人の作風がいい感じに違うのがイイっす。
5011:05/03/10 15:25:54 ID:J5NP6gdW
結局、恐れていた通りに……。゚・(ノД`)

おやっさん、「俺が出来る事をやるだけだ」って、
素人が無理に追っかけんでも……orz
51名無しさん@ピンキー:05/03/11 00:31:55 ID:TuOVJheR
>神様
機関長追悼でシノンとラブラブなのを一つお願いします
52残り香:05/03/11 13:28:20 ID:iehE/DFY
悩みは二つあった。
一つは、相変わらず言うことを聞かないプラズマエンジンのこと。
そしてもう一つは……彼女に対して、致命的な失敗を犯したこと。
榊原コウキは溜息を漏らす。
業務に当たっている時は前者にだけ集中しているのだが、仕事から離れた途端
後者が頭をもたげ出す。
コウキは一人、食堂の机に肘を突いた。
あんな風にキスをしてはいけなかった。
自分の想いを告げるだけで退散しておくべきだったのだ。
そうすれば、ただの失恋で終わったのに。
「あれじゃ、半分押し倒したようなもんじゃないか……」
香月シノンには絶対的に嫌われた、と思っている。
好きでもない男に唇を奪われたのだ。嫌悪されても詮無いことであろう。
あれ以来、コウキはシノンと顔を会わせていない。
どちらかというと、コウキの方が彼女を避けているようだった。
後ろめたさだけが、彼の心を支配する。
――もう二度と、彼女に接してはならない。
コウキは改めてそう誓った。
53残り香:05/03/11 13:29:18 ID:iehE/DFY
避けられていると気付いたのは、少し前のことだ。
談笑する機関員達の中に、彼も居た。
その後姿を見た瞬間、シノンの心が小さく弾む。
機会が掴めれば話し掛けようとさえ思っていたのだが。
青年はシノンの姿に気が付くと、視線を落としてそっぽを向いた。
「……えっ?」
拒絶された。
シノンの心は瞬時に凍りつき、今まで味わったことのない痛みが走る。
結局それ以来、コウキはシノンの前に姿も現さなくなった。

――だから、それは最初、幻影かと思った。
休憩時間でもないのに何故か一人、彼が食堂に座っている。
コウキは背を向けているので、シノンが通りかかったことに気付いていない。
声を掛けるなら、今しかなかった。
「機関長」
ギクリ、と音が聞こえそうな程、青年は驚いて振り返る。
己を呼んだのが、接してはならぬと決めたばかりの相手と知り、彼は一瞬顔を曇らせたが
すぐに平静を装い、「やあ」と声を返した。
「こんな時間にどうしたんですか?」
「……ちょっと煮詰まってたら機関室を追い出されて、ね」
空気が重くなるから出て行けと、暇を与えられたらしい。
「仮眠でもとってくるよう言われたんだが、なかなか寝付けなくてさ」
「そうでしたか。私は当直明けで」
「ああ、今日は第一艦橋が当番だったんだな。お疲れ様」
54残り香:05/03/11 13:30:08 ID:iehE/DFY
じゃあ、そろそろ、と立ち上がる男の腕を、シノンは咄嗟に捕まえる。
「香月?」
「二人きりで、話がしたいんです」
深刻に言う声色に、コウキは罰が下るのだと悟った。
真面目な彼女のことだ。きちんと告白の返事をしなくてはならぬと思ったのであろう。
或いは、先日のことをなじられるのかもしれない。
「わかった」
「機関長の部屋へお邪魔しても、いいですか?」
「……ああ」
55残り香:05/03/11 13:31:50 ID:iehE/DFY
勢いとは怖いものだと、シノンは後になって慄いている。
ただ、逃がしたくないと思った。
これで別れたら、もう彼と話すことは出来ないと感じたのだ。
だが引き止めるならまだしも、彼の部屋まで入り込もうとするとは。
己の知らない一面を目の当たりにし、シノンは気恥ずかしさに頭を垂れた。
「どうぞ、入って」
「はい。お邪魔します」
艦内の私室の造りはどこも変わらぬ殺風景なもので、シノンの部屋と同じはずなのだが
他人の部屋はやはり落ち着かない。しかも男性の部屋なら尚更である。
……でも、ここは彼の匂いがする。
シノンは少し浮き足立った。
「適当に座って」
「ええ」
「それで、話って?」
「あ、ええと……」
正直、シノンに話題などなかった。本当に勢いだけだったのだ。
「この間のことだったら、すまなかった」
少しの沈黙にも耐え切れず、コウキから口火を切る。
「香月の気持ちも考えずに、あんなことをしてはいけなかったんだ」
「機関長?」
「忘れてくれとは言えたものじゃないが、本当に、すまない」
56残り香:05/03/11 13:33:05 ID:iehE/DFY
あのキスのことを言っているのだとシノンは気付く。と、同時に悲しくなった。
「後悔、してるんですか?」
思わぬ質問にコウキが面食らう。後悔しているのは彼女の方であろうに。
「俺の欲望だけで、あんな風に奪ってはいけなかった、と思ってる」
……ああ。
シノンは得心する。
彼は行為そのものではなく、同意を得ずに行動したことを悔いているのだ。
「して、ください」
「?」
「もう一度、キス……してください」
彼女は自棄になっているのだろうか。自分はまた要らぬことを口にしたのだろうか。
コウキは真意を汲めず、茫然と立ち尽くしている。
「機関長?」
「いや、出来ないよ、香月」
「どうしてです?」
「どうしてって、君は……俺を」

好きなわけではないだろう?

「もう、好き、なんです」

シノンはそう呟くと、動かない青年に口付けた。
「香月!?」
「本当のことを言えば、告白されたときはまだ何とも思ってなかった。
 でも、あれからずっと、貴方のことばかり考えてるんです。」
キスをしたから意識しただけかもしれない。恋とは違うのかもしれない、けど。
「機関長は、まだ私のこと……」

「……好きだ」

今度は、青年の方から彼女に顔を近づけた。
5731:05/03/11 13:36:57 ID:iehE/DFY
すいません、今回で終わらなかった。前言撤回。
風邪引きました。皆さんも体調には気をつけて。
レス下さった皆さん、どうもありがとう。励みになってます。んでは。
58残り香:05/03/11 19:15:51 ID:iehE/DFY
じっくりと味わうように舌をねぶられ、シノンの頭は真っ白になっている。
まるで全ての感覚がそこに集中しているみたいだ。絡んでくる舌が熱い。
――彼らは長いこと、そうして時を重ねていた。

ふと、コウキが彼女から唇を離す。
「……」
「どうしたの?」
「いや、その」
いつのまにかシノンの腹部に、硬いものが当たっている。

「……もう、これ以上は」
歯止めがきかなくなるとコウキが言外にほのめかすと、その勧告に
シノンは微苦笑する。
いっそ押し倒してしまえばいいのに。
でも、それを選べないのが榊原コウキという人間なのだろう。
不器用な、それでいて自分を大事にしてくれる彼をシノンは愛しく思う。
シノンは青年の目を見つめてから、静かに瞳を閉じる。
彼女の受託に、コウキの覚悟も決まった。
59残り香:05/03/11 19:16:21 ID:iehE/DFY
するり、と簡単に着衣が外される。
顕になった白い肩が、外気の冷ややかさに小さく震えるのに気付いて、
コウキは華奢な体を己に引き寄せた。
「温かい」
薄く笑ったようにシノンが呟く。
彼の厚い胸板からは、はちきれんばかりの鼓動が聞こえてくる。

抱えられてベッドの上に位置を移す。そこから静かに彼の愛撫が始まった。

首筋に優しく唇を這わして、ゆっくりと下ろしていく。
その感触がくすぐったくて、シノンは思わず身を強張らせた。
「怖いか?」
「……ううん」
不安げな問いに、シノンは首を横に振る。
怖くなどない。むしろ、その逆だ。
シノンは彼を思って自慰にふけったことを思い返し、顔を赤らめる。
案外、自分は清純でもないらしい。
60残り香:05/03/11 19:18:27 ID:iehE/DFY
固まった体をほぐすように、大きな手が優しく彼女の肩を撫でた。
シノンは顔を上げてコウキを見る。
再び、彼らは口付けると舌を絡めあった。
「んっ」
目を伏せてキスに集中していたシノンだが、突然訪れた刺激に息を漏らす。
乳房を揉まれたのである。
反射的に乳首が勃ち上がり、コウキの手にもそれが伝わったようだった。
指が、その敏感な部分を摘む。
「やっ……!」
「随分、反応がいいんだな」
冷静に観察するかのようなコウキの言葉に、シノンはただ頬を染めて下を向く。
その愛らしさに、彼の空気も幾分緩んだようだ。
ぷっくりと腫れた乳首を甘噛みしては、シノンが悶える様子を眺めている。
「……意地悪……」
拗ねるように言うシノンを見て、コウキはくすりと笑った。
61残り香:05/03/11 19:19:07 ID:iehE/DFY
「んっ、く……っ、ふっ……は、っ」
四つん這いに肘と膝をついた姿勢で、シノンは荒く息を漏らし続けている。
背後に回ったコウキが、宛がった陰茎で彼女の秘部を擦っている所為だ。
彼の腰が動く度、硬い肉茎がクリトリスを剥き出して触れる。
次第にくちゅくちゅという淫猥な音が響いて、彼女の準備が整ったことを告げた。

コウキの腕が、シノンの身体を抱き起こす。
「……香月」
その合図に、彼女は小さく頷いて応えた。
「いくぞ」
向かい合ったまま、シノンは青年の腰の上に引き降ろされる。
満ちた膣は何の抵抗もなく彼を受け入れた――。


62残り香:05/03/11 19:20:07 ID:iehE/DFY


シノンは隣を歩く恋人の顔を確かめるように見つめている。
「ん、どうした?」
視線に気付いた彼は少しだけ照れたように首をかしげた。
「ううん。なんでもない」
もうしばらく行けば自室の前である。
そこへ着けば逢瀬が終わると思うと、シノンはこの瞬間すらも惜しく感じた。
しかし、これからはいつでも彼に会うことが出来る。
「それじゃ、送ってくれてありがとう」
「当直明けなんだから、ゆっくり休めよ」
とは言うものの自分こそが彼女を疲労させたことを思い、コウキは苦く笑う。
「コウキも、あんまり煮詰まらないようにね」
「ああ、もう大丈夫だ」
悩みは半分に減ったから。
コウキはそう心の中で付け足すが、勿論彼女に伝わるはずもない。
じゃあ、と片手を挙げ、彼は恋人を後にした。

後姿を見送ったシノンは一つ深呼吸すると、自室の扉へと振り返る。
その瞬間、なびいた髪から彼の残り香が零れ、シノンは思わず動きを止めた。


                                  了
6331:05/03/11 19:21:28 ID:iehE/DFY
連投、失礼しました。それでは、名無しに戻ります ノシ
64名無しさん@ピンキー:05/03/12 16:53:46 ID:fwHsf3FJ
>31神様
読みました、良かったっす〜。新作期待してますよ。
65名無しさん@ピンキー:05/03/12 21:50:07 ID:yMF3uiQf
31さんお疲れさまでした。
アニメ本編があの展開なだけに染みました。
ああ…おやっさん………
66名無しさん@ピンキー:05/03/14 18:38:53 ID:5Lyr5oOq
まあ、その、「戦闘中に艦外作業するな!」とか、「逃げる工作員を素人が追っていったら、攻撃食らうの当たり前じゃん!」とか、彼らってなんか軍人というより、学生? つーか、自衛隊員?
67名無しさん@ピンキー:05/03/15 02:23:45 ID:cU2jY/t0
>66
まぁ日本人の子孫らしいし、しかも護衛艦の乗員だしなぁ。
68名無しさん@ピンキー:05/03/15 11:40:31 ID:VuaqG9Ny
ちなみにみんなはアニメ版と小説版(コミック版)のどっちを使って
エロな妄想をするか?

うちはアニメ版キャラだ。たぶん、少数派だが…… orz。
69名無しさん@ピンキー:05/03/15 13:11:41 ID:5xtuR5RH
>残り香氏
おつかレーザーキャノン!
シノン×おやっさん、堪能させて貰いました。

>>68
難しいとこだね。
キャラデザ的にはマンガ版の方がいいけど、
アニメ版は何たって動いてるから想像しやすいしね。
70名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 00:11:03 ID:Jme5tL2B
俺は声がついていた方が妄想しやすいかな。
71名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 23:41:03 ID:euT97bO3
本編おわちゃったぞ、しかも船沈めてるし、続編無しかよ。
72名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 16:51:57 ID:FMkNmFKU
アニメが終わってからなんかここも廃れたな・・・
73名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:00:25 ID:hGLc2QZR
保守
74名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 00:33:33 ID:ENRehwN7
ギャラクシーエンジェルにはなれなかったねぇ・・・
75名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 01:21:55 ID:FDtVU3qS
保守
76名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 09:49:38 ID:/r/p6Ez1
揚げ保守は終了って意味だけど?
77名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 00:16:03 ID:2zAcd9+R
まだだ!まだ終わらんよ!!
78名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 00:30:38 ID:oi3+WIzY
今日単行本2巻がでるじゃないか
79名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:31:02 ID:LKMIS+6u
GOODだったぞ>炭鉱本
80名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 17:53:21 ID:tHRd5KsN
2巻は良いね〜なんかオッパイが目立つね(w
ところで51ページの2コマ目、3コマ目と髪の毛と服のトーン忘れてるよね?
81名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:23:56 ID:tVLB90Yq
保守
82名無しさん@ピンキー
ほしゅほしゅ