_ ∩
( ゚∀゚)彡 2get・2get!
⊂彡
1乙
スレ立て乙で4ゲット
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ドドドドドドドド
ヴヴヴヴヴヴヴヴ
12 :
名無しさん@ピンキー:05/03/02 12:28:33 ID:VCAYPvBq
>>1
乙
18 :
:05/03/02 15:51:51 ID:2Npzrm3L
>>1 乙。しかし、正直こんなマイナーな作品が長続きするとは思わなんだ。このスレは職人に恵まれすぎ。
今週のマガジン読んだ。
作者はこのスレの職人を煽るのが上手いなあと思った。
22 :
サブロー:05/03/02 22:00:01 ID:Pu+QG/qO
スレ建て乙です。
マサXリン後編
投下します。
23 :
サブロー:05/03/02 22:01:22 ID:Pu+QG/qO
オーディオが鳴り響く部屋で抱き合う二人。
お互いの唇は重ねられ、その口内では舌が絡み合う。唾液が混ざり合い、その混合液が体内に流れ込む。
初めて同士の二人にとって、これ以上の媚薬は無い。
マサヒコの下半身はいきり立ち、ズボンを硬く押し上げていた。
腰を前進させて、リンコに密着させる。
無意識に、ゆっくりと擦り付ける。
ズボン越しに快楽を得ようとして、腰が動きだしていた。
リンコは自分の下腹部に、初めて感じる妙な疼きを覚えていた。
股間で何かが「触れてくれ」と主張している。
24 :
サブロー:05/03/02 22:02:21 ID:Pu+QG/qO
疼きを堪えきれず、自分の手で触れようとしたとき、マサヒコの下半身が密着した。
下腹部に何か硬いものが擦り付けられているのを感じる。
それが、制服越しにリンコの股間を撫でる。
ビリビリと体が痺れ、抱きしめる腕に力がこもる。
「んっ!んぁっ!んむぅ!」
くぐもった嬌声が二人の頭の中で反響し、それに合わせて行為が過激になっていった。
マサヒコの手はリンコの腰から尻へと移った。
そのままグイッと引き寄せる。
互いの下半身がさらに密着する。
腰の動きが段々速くなる。マサヒコの体はゴールへ向けて加速していった。
25 :
サブロー:05/03/02 22:03:27 ID:Pu+QG/qO
マサヒコの動きに対しリンコは無意識にそれを受け入れた。
マサヒコに足を絡ませ、より密着を深く、マサヒコが動き易いようにする。
足が開いたことで、下腹部の快楽が加速する。
リンコは、自分がどこか知らない高みへと到達しようとしているのを自覚した。
マサヒコの下腹部はリンコに押し付けられ、リンコの下腹部を激しく擦り上げる。
頭の中で電気が走る。
いったん唇が離された。二人の唇から銀の糸が引く。
リンコが荒い息を吐き出す。目はトロンとし、吐息に混じって喘ぎ声が聞こえる。
マサヒコも熱い吐息を吐き出した。
26 :
サブロー:05/03/02 22:04:29 ID:Pu+QG/qO
二人の目が合う。
互いに熱っぽい視線が交錯した。
その瞬間。
マサヒコが動いた。
リンコの腰と尻に回した手に力が入り、腰が激しく動く。顔をリンコの首筋に埋め、腰の動きに集中する。
ラストスパートをかける。
マサヒコの動きに、リンコは身もだえした。
先程とは較べものにならない激しい動き。
それがもたらす圧倒的な快楽に、腰が跳ねる。
口からは喘ぎ声が漏れる。「あっ!あぁっ!んあっ!あぁっ、ん!」
頭の中が真っ白になる。
真っ白な意識を電撃のような何かが貫いた。
「んぅ・・・あぁーーっ!!」
27 :
サブロー:05/03/02 22:05:24 ID:Pu+QG/qO
マサヒコは動きながらリンコの嬌声を聞いていた。
跳ねる腰を押さえ付ける。
リンコの声色が、どんどん切羽詰まるのを感じ、また自分の絶頂が間近であることを自覚した。
そのとき、リンコが悲鳴にも似た喘ぎ声を上げた。
リンコがきつく抱きしめてくるのと同時に、腰が跳ねる。
フルフルとした痙攣が伝わり、それが伝染する。
「うぁっ!くぅっ!」
最後に強烈に腰を突き上げて、マサヒコは達した。
ズボンの中で性欲が弾け、暴発する。
こんなに強い射精感は初めてだ。
頭が真っ白に染まる中、夢中でリンコを抱きしめた。
28 :
サブロー:05/03/02 22:06:23 ID:Pu+QG/qO
激しい息遣いが部屋に響く。
ステレオが喧しく鳴り響いている筈だが二人の耳には聞こえない。
互いに発する音だけが、二人の認識できる音であった。
強烈な快楽の嵐は過ぎ去ったが、まだその残滓は残っている。
マサヒコの股間は達してもなお勢いを失っていなかった。
すっかり弛緩し、手から力が抜けたリンコから離れ、仰向けにする。
軽く足を開かせ、その隙間に体を入れた。両手をリンコの頭の横に着く。
自分の体の下にリンコを組み敷く。
リンコはまだ快楽から抜け出せないらしく、時折ピクンピクンと動いている。
29 :
サブロー:05/03/02 22:07:28 ID:Pu+QG/qO
リンコの目が開く。
快感にふやけた表情で、頬は真っ赤だ。
マサヒコは体重を掛けないようにリンコに被さりキスをした。
舌を入れ、まさぐる。
激しくはせず、ゆっくりと、味わうようなキスだ。
リンコもそれに合わせるように舌を絡ませる。
マサヒコの唾液が流れ込み、リンコの口内でリンコの唾液と混ざり合う。
それを、飲み下す。
あぁ・・・もう私は、溶けてしまってもいい・・・
これ以上無いほどの幸福感。
全てを熔かす勢いで、下火になっていた快楽の炎が再燃し始めていた。
のんびりとしたキスだが確実に二人を高めていった。
30 :
サブロー:05/03/02 22:08:37 ID:Pu+QG/qO
欲望が再燃してくる。
それはマサヒコも感じていた。
先程はそのまま暴走、暴発してしまった。
今度はもっと落ち着いて、したい。
一旦唇を離す。
そのまま起き上がり、シャツを脱ぎ、上半身裸になる。ベルトを外したところでリンコが起き上がった。
「・・・私も・・・脱ぐよ」
ゆっくりと制服を脱ぐ。
まだブラジャーは付けていないらしい。ノースリーブの薄いシャツ(なんて名だ?) を脱ぎ、両手で胸を隠した。
その恰好があまりに可愛いので、マサヒコはリンコをゆっくり押し倒した。
胸を隠しているので、リンコは抵抗できない。
31 :
サブロー:05/03/02 22:10:14 ID:Pu+QG/qO
胸を隠そうとする手をどけようとすると、リンコは抵抗してくる。
「ダメっ・・・!恥ずかしいっ・・・!」
何が恥ずかしいのだろうか。先刻まであんなに恥ずかしいことしてたのに。
リンコの手首を掴み、ゆっくり優しく、しかし力を込めて、引きはがす。そのまま脇に組み敷いた。
目の前に、リンコの無防備な上半身が晒される。
「あぁ・・・恥ずかしいよぅ・・・見ないで・・・」
半泣きで目を閉じるリンコ。
対称的に、マサヒコは食い入るように見つめる。
「・・・キレイだ・・・」
慎まやかな膨らみだが、頂点は桜色に色づき、女性であることを主張する。
32 :
サブロー:05/03/02 22:11:20 ID:Pu+QG/qO
「・・・キレイだ・・・」
眺めながらもう一度言う。リンコがイヤイヤをするように首を振った。
「私の・・・ち、小さいもん・・・アヤナちゃんや中村先生みたいに・・・おっきくない・・・」
「でも、キレイだよ・・・」恥ずかしがっていた理由が解ったが、マサヒコは特に気にしない。
慰めるようにリンコにキスをした。
何度か唇をつつき、そのまま顎から首筋へと移動する。少し舌先を出し、細い唾液の跡を付けていく。
「あうっ・・・んっ!くすぐったいよぉ・・・」
首筋をゆっくりと舐めながら下へと降りていく。
鎖骨の辺りで、リンコが暴れた。
33 :
サブロー:05/03/02 22:12:41 ID:Pu+QG/qO
マサヒコが何をしようとしているのか、読めたのだ。「ダ、ダメッ!ちっちゃいから!恥ずかしいよ!」
マサヒコは一旦口を離す。「大丈夫。ちっちゃくても可愛いし、キレイだ。」
「で、でもっ・・・!あっ!あぁん!」
リンコがまた何か言いかけるや否や、マサヒコはリンコの乳首を口に含んだ。
チュッと吸い、ぺろりと舐める。
「わっ!あっ!あうっ!」ちょっとした刺激で体が跳ねるのは敏感だからだろうか。
ちゅーっと吸い上げ、ちゅぽんと離す。
「あーっ!あぅん!」
反応が面白いので、いろいろと思い付く限りの愛撫を行った。
34 :
サブロー:05/03/02 22:14:09 ID:Pu+QG/qO
そのうち、リンコの反応が落ち着いてきた。
顔は真っ赤、快楽を感じているようだ。
(もう大丈夫かな?)
押さえ付けていた手を離し、リンコの胸に添える。
するとリンコはマサヒコの頭を抱え込んだ。
「はぁ、はぁ、ん・・・うぅん・・・」
空いてる胸を揉む。
豊満という感じではないが、男のそれとは明らかに違う。
柔らかい。
桜色の頂点を、キュッと優しくつねったり、カリカリ爪で掻いてみたり。
「あっ!あふぅ!あっあっ!」
前歯で甘噛みしてみたり。「あぅっ!うぁん!」
マサヒコの脳みそをとろけさせるような、甘い声を上げる。
35 :
サブロー:05/03/02 22:15:11 ID:Pu+QG/qO
リンコの喘ぎを聞いていると、マサヒコもおかしくなってくる。
体を起こし、視線をスカートに移した。
邪魔だな、これ。
「・・・スカートって、どうやって脱ぐの?」
「ん・・・こうやって・・・こう」
リンコの教えた手順で脱がす。
パンティ一枚になったリンコ。
「えっ!う、嘘っ?!」
慌てた様子でリンコがパンティに手を当てた。
・・・グショグショに濡れてる。
「中村先生の言った通りだ・・・」
なにやら感心しているリンコをみながら、マサヒコもズボンを脱いだ。
互いに布キレ一枚の姿で向き合う。
互いの視線が布キレに落ちた。
36 :
サブロー:05/03/02 22:16:19 ID:Pu+QG/qO
「なんか・・・すごいね。それ」
「お、お前だって、すごいことになってるぞ」
マサヒコの股間ではペニスがパンツを突き破りそうになっている。ついでに言うと、暴発のせいで濡れている。
リンコはリンコで、はっきりと解るくらいパンティが濡れていた。
照れ隠しにキスをしながらマサヒコはパンツを脱いだ。
リンコが後ろに手を着くように体重を掛ける。
パンティを摘んでツンツンと引っ張る。
脱がすぞ、と合図を送る。リンコが腰を浮かし、OKサインをだした。
互いに生まれたままの姿で抱き合い、キスをしている。
37 :
サブロー:05/03/02 22:17:46 ID:Pu+QG/qO
先程の射精の快楽が頭をもたげはじめる。
頭と体が、異性と繋がることを求めている。
興奮でぼやける頭の片隅で僅かに残った冷静な部分が、ひとつだけやり残したことがあることを告げた。
女の子の部分を見てみたい
という願望だ。
マサヒコはどうにか頭と体を宥めすかし、顔をリンコの下腹部へとずらしていった。
唇から上半身へと愛撫される。リンコの頭の中は快楽がひしめいていた。
左右の胸への愛撫が終わり
いよいよひとつに・・・
と期待していると、何やらマサヒコの様子がおかしい。
唾液の細い跡が臍へと向かっていく。
38 :
サブロー:05/03/02 22:18:50 ID:Pu+QG/qO
マサヒコが何をしたいのか、大体わかった。
・・・私のアソコ・・・見たいのかな・・・
丁寧な愛撫。臍をクチクチと舐められさらに太腿の内側に手を掛けられるが、あえて抵抗はしなかった。
胸の件で過剰な羞恥は消えていたし、マサヒコがそうしたいのなら、受け入れようという心理が働いていた。
股が開かれる。
あぁ・・・今私は。
大好きな人に、私の全てを見られているんだ・・・
マサヒコの目の前にリンコの性器が開かれた。
なんて妖しい眺めなんだろう。
テラテラと濡れ、輝いている。
そっと指を添えると、ビクリとリンコが震えた。
39 :
サブロー:05/03/02 22:20:05 ID:Pu+QG/qO
優しくゆっくりと上下になぞると
「・・・うんぅ・・・あっ・・・はぁー・・・あん・・・」
控目な喘ぎがかえってくる。
少し力を入れて擦る。
「・・・んっ・・・くぅっ・・・はぁっ」
反応が上回る。
そうしているうちに、つぷっと指が入る場所を発見した。
ここが、そうらしいな・・・
大体の見当をつけることができた。
試しに少し深く入れてみると
「あっ、あっ・・・あぅっ!」
何かがつっかえ、大きな反応が返ってきた。
さっと指を退く。
リンコの性器はすっかり濡れている。
マサヒコも、頭と体にごまかしが効かなくなってきた。
40 :
サブロー:05/03/02 22:21:12 ID:Pu+QG/qO
抵抗らしい抵抗はなかったが、やはり恥ずかしかったようだ。
リンコは顔を手で隠していた。
マサヒコはその手にキスをした。
リンコが手を退ける。その表情は羞恥と快楽に彩られ、マサヒコを魅了した。
キュッと抱きしめる。その際にペニスをリンコの下腹部に押し付けた。
女の子の柔らかさを直接感じ、勃起がビクリと震える。
ああ、俺はこの娘が好きなんだ
と、今更ながらに意識する。
思いを込めて、キスをした。
幾度かしたキスのなかで、最も熱いキスをする。
押し付けられた勃起の熱さがリンコを燃え上がらせた。
41 :
サブロー:05/03/02 22:22:20 ID:Pu+QG/qO
「いくぞ・・・。
痛かったら、無理するなよ・・・」
「うん。大丈夫・・・だから、して」
マサヒコは先程確認したリンコの入り口に、先端を合わせた。
再確認のために、軽く押し当て擦り付ける。
間違いない
ゆっくりと、腰を進めた。「んぅ・・・ん、んっ・・・あぁっ!」
ペニスが何かをつついた。・・・恐らく処女膜ってやつだろう。
「大丈夫か?」
リンコに返事を返す余裕は無いらしく、しかし首を縦に振る。
マサヒコはさらに奥へと進めた。
こじ開けるような感触がペニスに伝わってくる。
リンコはふるふると震えていた。
42 :
サブロー:05/03/02 22:24:00 ID:Pu+QG/qO
「あ・・・あぁ・・・っ!あぅっ!」
・・・全部、入った。
狭くて熱くて訳がわからない。
気持ち良いとか悪いとか、そんな余裕は全く無い。
「うっく・・・!全部、入ったぞ・・・」
リンコは震えながら、シーツを強く掴んでいた。
閉じていた目がゆっくり開く。
「だ、大丈夫か?痛くしてないか?」
「ん・・・っ!い、痛くないっ・・・けど・・・うぁっ!あ、熱いの・・・!」
「俺も・・・熱いよ・・・」
リンコが下から手を伸ばしてマサヒコの腰に添えた。マサヒコはゆっくりと上体をリンコに重ねる。
極力腰を動かさないようにしたが、多少動いてしまった。
43 :
サブロー:05/03/02 22:25:19 ID:Pu+QG/qO
マサヒコがリンコの中を、軽く擦った。
「んくっ!あうぅっ!」
「ご、ごめん!痛いか?」「ち、違うの。何か、ビリッとして・・・あ、アソコが、もっと熱く、なるの・・・!」
一度、気を落ち着けるために抱き合ってキスをする。
閉じられたリンコの目尻に涙が浮かんでいるので、それを舐め取った。
「・・・動いても、いいか・・・?」
マサヒコが抱き合いながら、耳元で囁いた。
リンコは抱き合う腕に力を込めて
「んっ・・・いいよ・・・」
と言った。
ゆっくりと腰を引く。
ズルリとペニスが抜かれていく。
44 :
サブロー:05/03/02 22:26:33 ID:Pu+QG/qO
リンコの膣壁を擦る。
マサヒコの頭の中にビリビリと電気が走る。
「あぅッ!うぅぅーっ・・・」
リンコが、苦痛とも快楽とも取れる声を上げる。
ゆっくりと腰を突き上げる。
「あッ!うぁッ!はっ、はっ、はぁぅっ!」
だんだん、マサヒコの動きが速くなってくる。
リンコの胸とマサヒコの胸板がこすれ合い、ピリピリと小さな快楽を二人に与えた。
初めては「痛い」らしいので、覚悟していたリンコだが、実際に今感じているのは「熱い」という感覚と、膣内をこすられるたびに流れる、電気のような何かだ。
45 :
サブロー:05/03/02 22:27:59 ID:Pu+QG/qO
この電気が流れると、無意識に声が出てしまう。
しかも、だんだんマサヒコの動きが速く、激しくなってきている。
それににつられて、頭の中が白くなりだした。
パチパチと、何かが弾ける。その度に、腰が跳ねる。
「あっ!あぅっ!ああっ!」
リンコはマサヒコに最奥を突かれ、頭の中で、これまでで最大の何かが弾けようとしているのを感じた。
「あっあっあっ!すごいのっ!な、何かきてる!あぅッ!ダメッ!動いちゃ・・・あぁんっ!」
夢中でマサヒコに抱き着く。足をマサヒコの腰に絡ませる。
突かれる度に、「何か」は確実に大きくなる。
46 :
サブロー:05/03/02 22:29:12 ID:Pu+QG/qO
そして、遂に、それが弾けた。
「ッ!あぁぁーっ!!」
全身が硬直し、痙攣する。頭の中が真っ白になる。
意識が途切れる最後の一瞬、マサヒコに名前で呼ばれた気がした。
最後の最後に駄目押しの幸福感を手に入れて、リンコは意識を手放した。
リンコの嬌声を聞きながら、マサヒコは夢中で腰を振っていた。
唇を貪り、乳首を吸い上げる。
リンコの声がどんどん切なくなっていく。
それに伴い、ただでさえきつい膣内が収縮を繰り返してマサヒコを搾りあげた。リンコの手足が絡み付く。リンコがひときわ高い声を上げた。
47 :
サブロー:05/03/02 22:30:27 ID:Pu+QG/qO
その瞬間、マサヒコのペニスは今までで最大の締め付けを受けた。
もう限界だ。
締め上げてくるリンコの狭い膣の奥へ、強烈に突き上げる。
そして、リンコの体奥で勢いよく精を飛沫かせた。
ドクン!ドクン!ドクン!
体が放出の快感で震える。
急速に頭の中は白く染まっていく。
ドクン!ドクン!
二度目とは思えない量と勢いだ。
「うぅっ!リンコッ!リンコォッ!」
リンコの体をきつく抱きしめる。
マサヒコは無意識に、リンコのことを名前で叫んでいた。
そしてそのまま、快楽の白波に飲み込まれていった。
48 :
サブロー:05/03/02 22:32:23 ID:Pu+QG/qO
・・・果てしなく続くかと思われた射精が終わり・・・
マサヒコはリンコの胸に突っ伏した。
リンコの体は弛緩して、胸だけが激しく上下している。
お互いに呼吸が荒い。
激しい快楽がまだ尾を引いているのだ。
呼吸がようやく治まってきたマサヒコは、顔をあげてリンコの表情を覗き見る。
リンコの目が、うっすらと開いた。
「・・・大丈夫か・・・?」
「・・・ん・・・すごかったよぅ・・・小久保君の、すごいの・・・」
マサヒコは赤面する。
「最後に・・・名前で、呼んでくれたよね・・・とっても、嬉しかったよ・・・」
「・・・!
あれは・・・何でだろうな・・・」
49 :
サブロー:05/03/02 22:34:23 ID:Pu+QG/qO
「無意識に叫んでたんだ・・・
的やm・・・いや、リンコ。
俺、お前のこと、大好きだ。愛とかって、俺にはよくわからないけど、これだけは確かなんだ・・・」
「うん・・・私も大好き。小久b・・・マサヒコ君のこと、大好きだよ」
互いに抱き合い、キスをした。
マサヒコとリンコ。
きっかけこそ、くだらない冗談だったが、こうして抱き合う二人はれっきとした恋人同士だ。
取り敢えず今は、二人きりの幸せな時間を満喫している。
はた迷惑な年上二人と、思春期真っ盛りな二人の美少女たちはどう動くだろうか。
二人の前途は多難のようだ(笑)
50 :
サブロー:05/03/02 22:36:15 ID:Pu+QG/qO
ちなみに。
若い二人だ。一回で終わるわけがない。
そのまま若さに任せて暴走し、気が付けば真夜中。
的山家で、ちょっとした騒動になったのは言うまでもない。
終わり
後編がやたらと長くなり、前・中編とのバランスが悪くなりました。
申し訳無い。
もうちょっと艶の有る文章が書けるようになりたいですね・・・。
まだまだ未熟だ。
初リアルタイム!!GJ!!
リアルタイムでキター!!最高!GJ!!
リアルタイムで見た!サブロー 氏GJ!!
更新ボタンを連打しちゃったよ。
サブロー 氏GJ!!
GJです!
56 :
新参者:05/03/03 00:35:46 ID:vQXGovos
前スレ
>>699の続きを投下させていただきます。
スレを跨ぐ形になってしまい、申し訳有りません。
あと、後ろの穴がでてくるので、苦手な人はスルーして下さい。
では、よろしくお願いします。
「うぁぁ…何か変な感じ…」
俺が舌を動かす度に、カナミの尻穴がヒクヒクと収縮する。
俺はその周りを満遍なく舐め回した。
俺だって初めてなんだ。やり方なんてよくわからない。
だから、カナミの反応を確認しながら、ゆっくりと舌で解していく。
俺は、口に唾液をタップリと含ませて、敢えてピチャピチャと音を立てた。
舌先を尖らせて、穴に引っ掛けてやると、カナミは大きく反応した。
「すごい…こんなの初めてだよ…」
そりゃそうだ。俺より前にココを弄ってた奴がいたら、それこそ驚きだ。
俺は、一旦顔を離し、代わりに指で弄って、具合を確かめた。
「うぐぁ…ホントに挿れちゃうの…」
「あぁ…何だ?こっちは弄ってないのか?」
俺はまた舌を這わす。
「ぅん…そっちは…なんか怖くて…グッズはあるんだけどね…」
そうなのか…
なんだか、俺の心に後悔の念が沸き起こった。
いや、まだ後悔というには早い。まだ間に合う。
先に確認だけしておこう。
「いいのか?…その…怖いんだろ?」
俺の言葉を聴いて、カナミは目を閉じて、少しだけ考えていた。
やがて、ゆっくりと目を開ける。
「いいよ!」
そう言って、カナミは俺に笑いかけてくれた。
「お兄ちゃん、そっちの穴の方が好きなんでしょ?私よく知ってるもん」
それはその…本とか、ビデオとか…さんざん勝手に持ってってるからな。
いや、妹にそっちの趣味を知られているのは、よく考えたらかなり恥ずかしいことだな。
「いいよ、そっちの処女はお兄ちゃんにあげる」
うおぉ!おれも遂に童貞を捨てるのか。
しかし、初めてがこっちの穴ってのはいいのか?お互いに…
まぁいいか。俺らどーせマニアックな兄妹なんだし。
「でも、前の穴の処女はちゃんと残しておいてね。価値有るんだから」
うわー…こいつ冷静だー…
「マナカちゃんが言ってたよ。『処女は天然記念物なみの扱い』って」
えぇー…さっき『私たち兄妹なんだよ』とか、ちょっと衝撃的だったのに…
「だからさ…もう少しキープしてたいなぁ…なーんてね…」
あ…
今の、『なーんてね…』でなんとなくわかった。
カナミは、やっぱり処女じゃなくなるのが怖いんだ。
それを、ただあからさまに拒否したんじゃ、俺が傷つくと思ったのか?
でもやっぱり怖くてしょうがないから、ネタっぽく言ってやんわりと逃げたんだ。
そうか…そうかんがえると、なんか健気だな、こいつ。
俺も、強引なばかりじゃいけないな…
でもまぁ、いいって言うんなら。俺、好きだし。
いや、好きってのは、アナルのことで、カナミのことでは…
あれ?でも、俺カナミのことも結構好きだな…
あれ?なんかよくわかんねー
よくわかんないけど、俺が考えてる間、カナミは放って置かれてる。
なんか、モジモジしてるよ。
そりゃそうか。こんな尻の穴曝け出した状態で放って置かれちゃぁな。
据え膳食わぬはなんとやら…あれ?でも俺がアナルって言い出したんだっけか?
まぁいいや。
とにかく、俺はカナミへの愛撫を再開した。
今度は、舌を固く尖らせて、穴の中に挿入してみる。
いや、挿入というより押し込む感じだ。まだまだ狭い。
「うぁ…なんだかグニュッときた…」
カナミが身体を振るわせる。
俺は舌を思いっきり押し込んだつもりだったが、すぐに尻の力で押し返された。
そこで、俺はすぐさまもう一度舌を中に押し込む。
すると、また中から盛り上がってきて押し返される。
舌を挿れては押し返され、また舌を挿れては押し返され。
それを何度も繰り返した。
そうしているうちに、段々と尻穴がほぐれてきているような気がする。
だって、徐々に押し返されるまでのペースが長くなってきている。
段々、舌を奥に留める事が出来るようになってきている。
「ん…ちょっと待って、お兄ちゃん…苦しい…」
あ…そうか、もう随分とカナミは『まんぐり返し』状態のままだった。
俺としてはいい眺めなんだが、腹が圧迫されて、カナミは苦しそう。
「あぁ…ゴメン、ゴメン…」
俺はカナミの足を解放した。
「ちょっと待ってね…んしょ…」
俺から解放されたカナミは、身を捩って身体を反転させた。
仰向けに寝ていたのが、うつ伏せになり、
その後、膝を立て、手を前に突き、四つん這いになる。
「いいよ…来て…」
そして、俺に向けて尻を突き上げて見せた。
カナミも、もう充分その気になっている。
俺は、カナミの尻肉を両手で掴み、左右に拡げると、再びそこに顔を埋めた。
また、舌をなるだけ固く尖らせて、カナミの尻穴に挿入していく。
あ…さっきとは違う。随分と奥まで、入っていく。
楽な体勢になったから、さっきよりも力が弛んでるのか…
「んんっ…はぁぁ…っく…」
カナミの口から声が漏れ出した。『挿入される』という感覚が、さっきよりも大きく感じられるんだろう。
俺も、改めて『挿れた』という感触がする。
「はぁぁ〜…ん…」
カナミの口からは喘ぎ声が聞こえてくるようになった。
俺は、挿れた舌を激しく出し入れする。
こいつの穴もほぐれてきて、舌はもう簡単に入るようになってきた。
「んっ…んっ…はっ…すごい…こんな感じなんだ…」
さっきクンニしてやったときと同じだ。
カナミが、尻の方でも感じるようになってきた。
そろそろ、いいだろうか…
俺は、舌を抜き取ると、代わりに中指を挿れてやった。
「あっ…深い…」
指の方が、舌よりも深いところまで入っていく。
ただ、舌に比べてずっと固いのと、爪で傷つける恐れがあるので、慎重に挿入する。
大丈夫だ、ちゃんと入る。
いや、ここまではさっきもできた。
問題はここから…舌でよくほぐしたから、2本入るかもしれない。
俺は中指を引き抜くと、今度は人差し指と中指を揃えて、2本の指を慎重に挿入する。
ゆっくりと、ちゃんと入るか確かめながら…
「あくっ…ん…」
カナミがちょっと苦しそうな声を出した。
しかし、声とは裏腹に、カナミの尻穴は、俺の指2本をすんなりと飲み込んでいた。
「どうだ?カナミ…これは気持ち良い?」
俺は、カナミの中に入れ込んだ指を中で折り曲げてみた。
尻の中は、前の穴と違って、湿りが無いから挿れ辛いとか本に書いてあったけど、
どうしたことか、カナミの中はジットリと濡れているように感じた。
俺が、じっくりと舌を使ったからか?
「う…ん…ちょっと気持ち悪いかも…」
カナミの感想が帰ってくる。
そうなのか?…
でもまぁ、声の調子からすると、思ったよりも苦しくはなさそうだ。
俺は、さらに入れ込んだ指の間を開いてみた。
「あっ…やだ…お尻拡がっちゃう…」
いいんだよ。拡げてんだから。
ほんの僅かだが、指の間に空間を感じることが出来る。
「そんなに拡げたら、空気入ってきちゃうよ…んん…」
あぁ、それはあんまり良くないな。
でも、これなら、いけるかもしれない…
「カナミ………そろそろ、挿れるぞ…」
俺は、ゆっくりと指を引き抜いた。
そして、随分と待たされて、ギンギンに張り詰めている俺のチンコの先を、カナミの尻穴に貼り付ける。
「ん…わかった…ゆっくりで…ね…」
カナミもシーツを握って身構える。
身体に触れている俺にはわかる。
カナミはずっと小刻みに震えている。
やっぱり怖いんだ…俺だって怖いけど…
でも、もう後には退けない。
「いくぞ…力抜けよ…」
「うん…」
俺は意を決して、腰に力を入れた。
尻穴にあてがったチンコにも力を入れて、一気に前に押し出す。
「んんん…」
くっ!ダメだ…狭い…
「おい…力抜けって…」
「んん…そんなこと言ったって…」
あー、やっぱやり方わかんね。
そりゃそうだ。普段自分からここ拡げることなんてないもんな。
「そうだ。カナミ、深呼吸だ…ゆっくりな…」
俺は、見当をつけてみた。
とりあえず、深呼吸でもして、ゆっくり、落ち着いて…
「はぁー…、はぁー…、はぁぁー…うぅん…」
カナミは素直なやつだ。俺の言うとおりに、深く息を突き始める。
俺は、カナミが息を吐くのに合わせて、徐々に腰に入れる力を強めていった。
「うぁぁ…はぁぁー…」
あ…段々入ってく…すげぇ!カリのところまで入った!
「うぁぁ…入ってる…入ってきてるよぉ…」
カナミも今、俺の肉棒を感じている。
すごい。尻の中ってこんなんなってるんだ。
入り口はすげぇ狭いけど、中は思ったよりもゆったりしてる。
俺の亀頭が入り込むだけのスペースがある。
「や…すご…太いよぉ…」
いやでも、中が広いってことは、一番太いカリまで入っちゃえば、あと全部入るって事だよな。
俺は、ゆっくりと、ゆっくりと、また腰を進めていった。
「やぁぁ…入ってくる…中まで…変な感じ…」
俺のチンコは、ゆっくりと根元まで入っていった。
全部入りきった。すげぇ。あったかい…
コレが、カナミの尻の中。
俺にとって、人生初めての挿入。初めてのセックス(アナルだけど)。
いいんだ。俺アナル大好きだから。むしろ本望。
「お…お腹が…苦しい…」
さすがに全部入ると、カナミは苦しそうだった。
こんなところまで、逆にモノが入ってくることなんて無かったもんな。
実を言うと、俺もちょっと苦しい。
だって、後背位で挿入すると、普通勃起する角度とは逆方向に折り曲げられるんだ。
俺はまだ若いから、上に向かって勃起するけど、カナミが前屈みになってる限り、反対に下の方に曲がるんだ。
いや、でも、この抵抗感がなんとも気持ちよくもある…
「やだ…チンチンが中で動いてるよぉ…」
カナミの中の抵抗感で、俺のチンコがまた硬さを増してきた。
ビクンビクンと脈打つように、また硬く張り詰めていく。
段々気持ちよくなってきた。
すごい。カナミの中の肉壁が、ネットリと吸い付いてくる。
中はゆったりしてるけど、入り口は相変わらずきつく締め付けてくるから、
俺からすると、根元から絞られてるように感じる。
このまま動いたらどうなるんだろう…手で扱くよりもずっとすごいんじゃないか?
ダメだ、そんなの持ちそうに無い…
「はやく…終わらせて…私我慢できない…んっ!!」
「うぁっ!」
突如としてカナミの中がキュッ!と締まった。
うぉぉ…なんか、チンコが引っ張られる。
ヤバいな…カナミの抵抗が強くなればなるほどヤバい。
「わかった…動くぞ…力抜けよ」
ちょっと無理があるかもしれないけど、やれることはやっておこう。
どうせ長くは持たない…
俺は、ゆっくりとチンコを引き抜いていく。
「はぁぁぁあぁ〜…」
カナミの口から、派手な喘ぎが聞こえてくる。
もう、何も隠すことは出来ない。
うっ!やっぱりすごい。
締まる尻穴で、竿がゆっくりと扱かれる。
ホント、絞り上げるって感じだ。
「くふぅ!…んっ…」
そして、俺はまたゆっくりと奥に挿入していく。
いいよな。これでいいんだよな。セックスってこういうもんだよな。
あ…いや、違うな。肝心なことを忘れてた。
「カナミ…カナミはどうしたらいいんだ?何処が気持ち良い?」
そうだ。お互いが気持ちよくならなきゃ。
「はぁん…そんなのわかんない…わかんないよぉ…」
あぁー…ダメだ、カナミには全然余裕がなくなってる。
ヤバいな。もう全然コントロールできてないよ、こいつ。
すごい締め付け。
「おい…そんなに締め付けるなよ…」
「わかんない…わかんないの…」
うぁぁ…ヤベぇ…
頑張れシンジ!もう少しだけ我慢するんだ。
そうだ…確かハウツー本によると、女性の腹側、なんていうか、子宮の裏側を擦るといいんだっけ。
俺は、腰を浮かせて、硬くなった先端を、カナミの肉壁に擦りつけた。
よくわかんないけど、この辺か?
あ、なんか引っ掛かる感じがする。
「うぁぁ…そこ…そこいいかも…」
お、当たりか?
ここが、カナミの子宮の裏側…
こいつ、まともなセックスはしたこと無いのに、子宮で感じてる。
これって、すごいことかも。
「あぁ…んっ…はぁぁ…」
俺は、必死で腰をピストンさせた。
もう気持ち良いのかどうかよくわからない。
カナミがどうなのかもよくわからない。
ただ、出したい。射精したい。
カナミの尻穴に引っ張られながら、俺はただその感覚だけが強くなってきていた。
「あっ…あっ…くぅっ!!」
突如、カナミの腰がビクッと跳ね。
中が急激に締まった。
ヤベぇ、カナミのやつ、軽くイッたのか?
ダメだ…すごい波が押し寄せてくる…
「もうダメです…カナミさん…もう出ます…」
「え…え…なに…?ん?…」
なんだ?カナミ…もう口が回らないか?
俺も、もうよくわかんねー
うぉー、もうヤケだ!
俺は、物凄い速さで、思いっきり腰を高速ピストンさせた。
「はひっ…いはっ…はぁ〜はあぁぁん!!」
カナミの口から派手に声が漏れる。
うわ、すげぇ…カナミの肛門、裏返ってる…
あぁー…もうダメだ…出る!でるっ!!
「うくっ!!」
「あぁっ!!熱ぅっ…」
俺とカナミはほぼ同時に声を上げた。
カナミの中で、俺のチンコが激しく跳ねる。
物凄い勢いで精液が飛び出していった。
「熱い…あついよぉ…」
あぁ〜…すっげ…気持ち良い…
うぁぁ、絞られる…全部搾り取られる…
そんなにきつく締めるなってば…
そんな…カナミの尻穴が、キュッキュッて、リズミカルに締めてくるんだ…
あぁ…どんどん出てくる…
「やぁぁ…いっぱい…いっぱ…い…んはぁぁぁ…」
あぁぁぁああぁ…頭の中が真っっっっ白
もう、チンコが勝手に、膨らんでは縮んで、膨らんでは縮んで、
あぁぁああ…タマ袋の中の精子、全部出ちまう…
「はぁん…はぁ…はぁぁ〜…」
俺とカナミは、もう膝がガクガク震えて、足腰が立たなかった。
一緒になって、ベッドへ崩れ落ちてく。
「あぁ…すごい…すごいのぉ…」
カナミの尻から、俺のチンコが抜け落ちた。
俺の激しいピストンによって、カナミの肛門は、開ききって閉じきらなくなっている。
ポッカリと開いた穴の中から、今、注ぎ込んだ俺の精液がドロドロと流れ出してきていた。
俺は、震える手でティッシュを無造作に何枚か抜き取り、カナミの尻穴に押し当ててやった。
これくらいは、ケアしてやらないと…あ…でも、すぐにグチャグチャになっちまう。
あー、ホントにいっぱい出しちゃった…
あーダメだ。カナミの奴もう寝てる…やっぱりきつかったのか…
うーん…でもまぁ…
これで、カナミもちょっとはおとなしくなってくれるかな…なーんてね…
そしたら、もっと可愛がってやれるんだけどな…
翌朝
今日も爽やかな朝だ……って…うぉぉ…
俺の股間に柔らかな感触が…
いや、股間じゃない、イチモツを何かが包み込むような…
「んっ…お兄ちゃん…朝だよ!…はむ…」
うおぉ…ってカナミか!
こ、こいつ、いきなり俺のチンコ吸ってやがる!
「ん…んん…ぷはっ!…どぉ?」
どぉ?って…こいつ、おとなしくなるどころか、エスカレートしてる!
「んふ…お兄ちゃんのミルクいただくね、朝だし」
えぇぇええええぇえぇ!
あっ…そんな…そこは吸っちゃヤバいって…
「ぷはぁ…チンチン震えてるよ…もうすぐだね…早くイッちゃいなよ…」
おいおい
「昨日、お兄ちゃんの感じるところわかっちゃったもんね…」
おいおい、そんなに手で擦るなよぉ
「昨日はすごかったね。みんなに自慢できるよ」
えぇぇええええぇえぇ!
みんなにって…それはヤバイですよ、カナミさん。
「はむっ」
あっ…気持ち良い…
ダメだって…そんなに吸われたら…あっ!
うぅっ!!
(おしまい)
67 :
新参者:05/03/03 00:45:13 ID:vQXGovos
とりあえず、これでおしまいです。
付き合ってくださった方々、ありがとうございました。
また、思い付いたら書きますんで、その時もよろしくお願いします。
自分としては、今岡さんが好きなんですが、彼女をエッチに持っていこうとすると、
どーしても蹴り飛ばされるイメージしか出てこないんですよね。
ではまた
新参者殿GJ!
自分自身後ろの方の経験は無いけど禿げしくハァハァさせてもらいました!!ナイスです(´∀`)Ь
69 :
ピンキリ:05/03/03 02:55:18 ID:dY2ecIm7
「ツーショット リンコ編」投下↓
70 :
ピンキリ:05/03/03 02:56:49 ID:dY2ecIm7
♪ピンポンパンポン
『閉門時間まであと一時間です。校舎に残っている生徒は、各役員、当番以外は速やかに下校して下さい』
ピンポンパンポン♪
「はー、やっと終わった」
マサヒコは肩で息をついた。
日直の仕事も楽ではない。と言うか多すぎる。
今日は相方の生徒が病欠で休んだため、特に忙しかった。
職員室へ日誌を届けて、下駄箱へと歩を進める。が、頭の片隅に残る違和感。
(あれ・・・何か忘れているような)
数秒悩んだ後、マサヒコは思い出した。
「あっ、窓の鍵を閉めたかどうかチェックしてなかった」
そう呟いて足を教室へと戻す。
別にいいや、と思えないところがマサヒコらしいと言えばマサヒコらしい。
小さな事に思い悩む小心者では無いが、こういった細かい部分を疎かにするようなタイプでも無い。
マサヒコ本人が予め持っている、一種の責任感とでも言おうか。
71 :
ピンキリ:05/03/03 02:58:22 ID:dY2ecIm7
窓の戸締りを確認し終えて教室を出た時、廊下の奥―――教室棟と中通路が交差するところ―――に人影が見えた。
台車に何かを乗せて運んでいるらしいが、重さのためか中々前に進んでいないようだ。
(あれは・・・)
マサヒコはその人影に近寄って、声をかける。
「的山じゃないか、何してるんだ?」
台車を押していたのは的山リンコだった。
「ハァハァ、あっ、小、久保、君」
返事の言葉の隙間に息切れが重なる。かなりしんどいらしい。
マサヒコは台車に乗っている荷物を見る。平積みになった、大量の本。
「あのね、学校に寄贈された本を図書室に運んでるの」
息を整えながらリンコがさっきの問いに答える。
「ふーん・・・って、お前一人でか?図書委員は他にもいるだろう」
「んー、最初は何人かいたんだけど、台車に乗せた時に用事があるからって帰っちゃった、皆。あとよろしくって」
「・・・何だよ、それ」
マサヒコはその連中に軽い怒りを覚えた。
リンコは天然の気があるから、『用事があるから』という言葉に疑問を抱かなかっただろう。
『あとよろしく』と言われて、首を横に振るような性格でも無い。
これは、どこからどう考えても、【面倒臭いからリンコに押し付けた】以外の何物でもない。
72 :
ピンキリ:05/03/03 03:00:35 ID:dY2ecIm7
「俺が手伝ってやるよ」
マサヒコも早く帰りたいのだが、リンコを見捨ててはいけない。
「えっ、いいの小久保君?」
リンコが驚いた顔でマサヒコを見る。
そんなリンコに対し、マサヒコはいつものあの笑顔を返す。
「当たり前だろ。友達じゃないか」
「・・・小久保くぅん・・・」
嬉しさのあまり、じわりとリンコの目に涙が浮かぶ。結構感激屋さんなのだ。
「嬉しいよう」
ぐしぐしと目尻を擦るリンコ。
マサヒコは教室にもう一度入り、鞄を教卓の上に置く。
そして、引き返してきて、リンコの頭をポンポンと優しく叩くと、
「さあ、早いとこ図書室まで運んでいこうぜ」
と言って、リンコの横に並び、台車を押し始めた。
73 :
ピンキリ:05/03/03 03:02:18 ID:dY2ecIm7
二人で押しても台車は重たかった。
リンコの話では一階の職員用の門から持ってきたとのことだが、
そこから図書室までの道のりで楽が出来そうなのは、搬送用のエレベーターしかない。
しかし、エレベーターは裏の通用門の側なので、職員用の門からは正反対の位置にある。
そこまで押して行き、エレベーターに乗せ、図書室のあるこの階で下ろして、
廊下の途中まで来て息切れを起こしたところにマサヒコが現れた、ということになる。
その間、今までずっとひとりぼっちで押していたのかと思うと、ますますマサヒコは腹が立つ。
リンコをほって帰った連中もそうだが、こんなに体の小さな女の子が必死に台車を押しているのに、
誰も声をかけて手伝おうとしなかったのか?放課後で人が少ないということを差し引いても、あまりに薄情な話ではないか。
マサヒコは視線をリンコの横顔に向ける。額に汗を滲ませ、一生懸命な表情。
(こいつは天然だけど・・・いや、だからこそ、こういうのに手抜きできないんだな)
この前抜き打ちの実力テストが返ってきた時、かなり良い点数だったのをリンコ本人が驚きつつ喜んでいた。
リョーコの指導のおかげもあるかもしれないが、基本的にリンコは頑張り屋、というか一途なのだろう。
意識的にズル、サボリをできないのだ。ゆっくり進んで、じわじわと結果がついてくるタイプと言ってもいいかもしれない。
確かにミサキやアヤナ程頭が良いわけでもない。運動だって音楽だって得意な方ではない。
ドジっ娘でリョーコ仕込みのエロボケ(しかも的外れ)をかまし、さらには場違いな天然発言で周りを疲れさせる。
それでも―――
(こういう奴が、最後にきちんと“大切なもの”を手に入れるんじゃないだろうか)
ウサギとカメの話もあることだ。
マサヒコはリンコのと一緒に台車を押しながら、そんなことを考えていた。
74 :
ピンキリ:05/03/03 03:05:16 ID:dY2ecIm7
何とか台車を図書室まで持ってゆくことが出来た。
残りわずかの距離でリンコが力尽き、最後はほとんどマサヒコのみが押すことになってしまったが。
「ふー、やれやれ・・・。で、本はどうするんだ?」
「隣の書庫の前に置いとけばいいらしいよ。国語の先生が分別整理するんだって」
「わかった」
もう一度力を絞って、台車を書庫の扉の前まで押して行く。
「これで良し」
「ふへぇ、終わった終わったぁ」
リンコはハンカチを取り出して顔の汗を拭く。
(俺も汗かいちゃったかな。えーと、ハンカチは・・・どこにやったっけ)
マサヒコはポケットをまさぐるが、ハンカチは見つからない。どうやら、教室に置いてきた鞄の中に放りこんだままのようだ。
バタバタと制服のポケットというポケットを引っ掻き回しているマサヒコを見て、リンコはクスリと笑う。
そして、ハンカチを持った手をマサヒコの額に伸ばす。
「じっとしてて、小久保君」
「ま、的山・・・」
額の上を動く、柔らかい感触。リンコは単純に親切心でやっているのだろうが、
やられる方にしてみれば、照れくさいというか、奇妙にこそばゆい。
「はい。汗、拭けたよ」
「・・・おう」
天然の人は、時々ドキッとさせる行動をとる。改めてマサヒコはそう思った。
75 :
ピンキリ:05/03/03 03:07:21 ID:dY2ecIm7
二人が鞄を抱えて下駄箱まで来た時、タイミングの悪いことに、
雨が空からパラパラと落ちてきた。天気予報がまた嘘をついたようだ。
だが、マサヒコはしっかりと折り畳み傘を持っていた。
備えあれば憂いなし、では残念ながら、ない。
単に鞄の中に入れたまま忘れていただけなのだ。
何はともあれ、濡れずにすむのは間違いない。
そう思ってマサヒコが傘を広げた瞬間、後ろから制服の裾をチョンチョンと引っ張られた。
振り向くと、そこには悲しそうな、申し訳無さそうな表情のリンコが。
「的山、お前もしかして」
「傘、忘れてきちゃった・・・」
(・・・やっぱりか)
リンコを責めるわけにはいかない。マサヒコだって、傘を持っていたのは偶然なのだから。
ここで傘を差し出して、自分は濡れて帰ろう―――などと、一昔以上前のドラマの主人公のような、
カッコいい選択肢はマサヒコの頭に無い。『カッコつけ < ズブ濡れで帰るのは勘弁』、単純な比較式。
であれば、マサヒコが取るべき手段はひとつ。
傘の右側のスペースを空けて、リンコを手招きする。
「入れよ。家まで送ってやる」
リンコの家まで約三十分。そっから自分の家に帰っても、合計で一時間もかかるまい。
ちょっと道草して帰ったと考えれば良い。今日はアイの授業も無いことだし。
マサヒコが空けたスペースに、リンコがおずおずと体を寄せてくる。
「ゴメンね、小久保君」の声を右耳に聞きながら、マサヒコは雨の中を歩き出した。
76 :
ピンキリ:05/03/03 03:11:04 ID:dY2ecIm7
だんだんと雨脚が強くなってきた。
(何が午後の降水確率は10%です、だよ)
マサヒコは心の中で、朝のニュースの天気予報士に悪態をつく。
と、マサヒコのやや右斜め下から、顔を覗き込む視線。
「何だ?的山」
リンコが恐る恐る、といった感じで口を開く。
「・・・やっぱり、怒ってる?小久保君」
「怒る?何で?」
「だって・・・さっきから小久保君、ずっとムスっとしてるし」
マサヒコはハッと気が付いた。
リンコに雑用を押し付けて帰った図書委員の連中、外れた天気予報、激しくなる雨。
イライラのひとつひとつが積もり積もって、顔に現れていたらしい。
マサヒコは表情をキャンセルし、笑顔を作ってリンコに向ける。
「何でもないよ」
「・・・本当?私、やっぱり迷惑じゃない?」
「そんなことないさ」
遠慮したリンコがマサヒコとの距離をあけようとする。が、すぐにマサヒコが体をリンコに寄せる。
「気にするなよ。友達だろ?」
「うう〜、小久保君〜」
リンコ、また瞳がウルウル。
77 :
ピンキリ:05/03/03 03:13:26 ID:dY2ecIm7
『閉店しました』と紙が貼られた乾物屋のシャッターとその前の赤いポストが、二人の視界に入る。
ここを過ぎれば、的山邸まであといくつか角を曲がるだけだ。距離にして数百メートル。
リンコが心無しか歩を少し早め、それにマサヒコが傘をリンコの上に被せるようにしてついていく。
「おい、傘から出るなよ」
濡れるぞ、と言葉を続けようとしたその瞬間。
リンコの肩の向こう側、ガードミラーに映る何か。
銀色のトラック。
至近距離。
「的山っ!!」
傘を投げ捨て、マサヒコはリンコの左手を思い切り引く。庇うように体を引き寄せ―――
「きゃっ!?」
プップーッ!
78 :
ピンキリ:05/03/03 03:15:15 ID:dY2ecIm7
ブロロロロロ・・・・・
「・・・・・・・・・」
二人の数十センチ前を、トラックがかなりのスピードで通り過ぎてゆく。
リンコは呆けたように、マサヒコの腕の中で固まっている。
「大丈夫か、的山」
「あ、う、うん」
リンコは何がどうなったのか、頭の中で整理がついていない。
「ゴメンな」
「えっ?」
「びしょ濡れになっちまった」
そう言われて、リンコは自分とマサヒコが全身ズブ濡れになっているのに気づいた。
トラックがリンコの前を通り過ぎるその時、水溜りから泥水を弾き上げたのだ。
トラックという固体の衝撃を回避することは出来ても、降りかかる液体までは避けきれなかった。
「傘で庇いながらやれば良かった・・・って、それは無茶か」
無茶だ。マサヒコが傘を放るのを一瞬でも躊躇していたら、間に合わずにリンコは大変なことになっていただろう。
その傘を拾うために、マサヒコはリンコから体を離した。
数メートル先で転がっていた傘は、内側も雨と泥で濡れており、何箇所か骨も折れ曲がっている。
もう使い物にならないのは、一目見てわかる。
「的山」
「えっ、な、何?」
リンコはまだ現状に思考が追いついていない様子で、ぼーっと雨に打たれていたが、マサヒコに声をかけられて我に返った。
マサヒコはリンコに近づくと、手を引いて潰れた乾物屋の軒先に誘導する。
「とりあえず、ここに入ろう」
79 :
ピンキリ:05/03/03 03:16:22 ID:dY2ecIm7
雨は一向に収まる気配を見せない。
二人はビショビショのまま、乾物屋の軒先で雨粒を避けている。
ハンカチやポケットティッシュで髪や制服を拭いたものの、ほとんど効果は無かった。
リンコが制服の裾を、ぎゅっと絞ると、ボトボトと水滴が落ちていく。
スカートも同様に絞り上げる。表面がじわっと滲んだかと思うと、やはり同じように水滴が落ちる。
リンコがその行為をする度に、リンコのお腹が、ふとももが微妙な範囲であらわになり、マサヒコは目のやり場に困る。
(一応、俺も男なんだし・・・もう少し遠慮してやってもらえんもんかなぁ)
じろじろと見るつもりは毛頭無いのだが、やはりそこは男だ。どうしても視線がそちらに行ってしまう。
制服の袖が、ぺっとりという感じで肌にくっついているのが目に入る。
(うっ)
全身濡れネズミということは、制服が体に密着してしまうわけで。
当然、ブラジャーの線も透けて見えてしまうわけで。
アヤナ程凹凸は無いものの、リンコも一応女の子なので、女性特有のなだらかなラインが浮き上がってしまうわけで。
(うー・・・)
無論、それでどうのこうのがあるわけでは無いが、マサヒコにとっては精神衛生上あまりよろしくない。
顔を上げ、空に目をやる。
相変わらず、雨は強く降り続いている。
マサヒコは、リンコが肌がちらちら見えてもお構いなしに服を絞り上げるのは、
こちらを気にしていないからこそ出来るのだ、つまりは天然ゆえの行為だと考えていたが、実際は全く違っていた。
リンコはもの凄く緊張していたのだ。
80 :
ピンキリ:05/03/03 03:17:40 ID:dY2ecIm7
『ゴメンな』
さっき、マサヒコがリンコを交通事故の危機から救ってくれた後の第一声が、それだ。
普通なら、『気をつけろ、バカ!』という叱責の言葉か、『大丈夫か?』という安否を問う言葉が最初のはずだろう。
だけど、マサヒコの口から出てきた台詞は、『ゴメンな』。
そして、『びしょ濡れになっちまった』。
頭から水を被ってしまった責任は、マサヒコには無い。トラックの、いや、元を辿れば急ぎすぎたリンコにある。
何故、マサヒコが謝らなければならないのか?そんな必要はどこにも無いのに?悪いのは、自分なのに?
言わばマサヒコは命の恩人だ。マサヒコが手を引いて抱き締めてくれなけば、今頃は―――
(・・・!)
リンコは急激に頬に血が上るのを感じた。同時に、心臓が早鐘を打つようにドキドキしてくる。
(そうだ、小久保君に・・・抱き締められたんだ)
以前、コンタクトを無くして、マサヒコに家まで送ってもらったことがある。
足を挫いた自分を、マサヒコは文句も不満もそこそこに背負ってくれた。
さらには、無邪気に真正面から抱きついても、『やっぱやめようぜ』と言いながらも、受け入れてくれた。
あの時は、こんな気持ちにならなかった。
『気にすんなよ』『友達だろ?』ああ、何て小久保君って優しいんだろう、とは思ったが、こんなにドキドキはしなかった。
だけど、今は、とっても胸が苦しい。
何が違うというのだろう。あの時と、今と。
スカートを大袈裟に捲くりあげ、絞る手に力を込める。そうやってオーバー気味に体を動かしていないと、
心が落ち着かない。頭がショートしてしまいそうだ。
81 :
ピンキリ:05/03/03 03:19:37 ID:dY2ecIm7
雨は降り続く。なお強く。
二人は無言。雨音と、時折通り過ぎる車のエンジン音のみが、周囲を支配、構成している。
どれくらい時間が経ったのだろうか?少なくとも、二十分は越えているに違いない。
(止みそうにないな・・・)
いつまでもここでこうしているわけにはいかない。
雨に濡れた体のままでは、間違いなく風邪をひいてしまう。
意を決したマサヒコは、リンコにすっと右手を差し出す。
「行こう、的山・・・このままじゃ埒があかない」
リンコは少し躊躇ったあと、マサヒコの右手に自分の左手を重ねた。
治まりかけた動悸が、また始まる。
前後左右を見回し、車が来ないことを確認する。そして、
「こけるなよ、的山。・・・いくぞ」
82 :
ピンキリ:05/03/03 03:21:08 ID:dY2ecIm7
走り出すマサヒコ、着いて行くリンコ。
バシャバシャと靴が水溜りを踏みつけ、その度に泥水が跳ねる。
雨粒が勢い良く顔面にぶつかってくる。
(わわわわわ)
メガネのレンズが水滴に侵され、リンコの視界が急激に狭まる。不安を感じ、足元も覚束なくなる。
(あ、あ、あ、こけ、こけちゃう)
前のめりになり、崩れ落ちそうになった瞬間、グイッと体が引き上げられる。
「え?」
マサヒコが一度手を離し、腕を組むような形に持ち替えて、体勢を立て直してくれたのだ。
「もう少しだ、的山!お前ん家が見えてきた!」
強い雨音の中、何故か不思議にマサヒコの声が耳に届く。腕を通して、マサヒコの体温を感じる。
メガネは水が張り付き、全く何も見えない状態だ。だけど、さっきの不安感は無い。足も素直に前に出る。
(ああ、小久保君が私を引っ張ってくれてる)
そう思うだけで、リンコは走ることが出来る。
83 :
ピンキリ:05/03/03 03:23:18 ID:dY2ecIm7
門を入り、ポーチに飛び込み、鍵を取り出して扉を開け、玄関に入る。
そこでようやく息をつく。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「ふぅ、ふぅ、ふぅ」
大きく深呼吸を繰り返すだけで、お互いにしゃべることが出来ない。
息を吐き、吸う音だけが、玄関に響く。
この状態から、いち早く回復したのは、男のマサヒコの方だった。
「ふぅ、的山、早くバスタオルで体を拭いてこい。風邪ひくぞ」
『バスタオルを持ってこい』ではなく、『拭いてこい』という辺りに、マサヒコの人の良さが表れている。
「う、うん。ここで待ってて、小久保君の分も持ってくるから」
そう言ってリンコは靴を脱ぎ、お風呂場へと向かった。
84 :
ピンキリ:05/03/03 03:25:30 ID:dY2ecIm7
まずメガネに付いた水滴を拭い取ると、髪の毛と顔をぐしぐしとタオルに擦り付ける。
すぐにでも服を着替えたいところだが、そうはいかない。とりあえず靴下だけを洗濯機に放り込む。
風呂の蛇口を捻り、お湯を出す。濡れて冷え切った体を温める必要がある。
そして、新しいバスタオルを引っ張り出すと、マサヒコに渡すべく玄関へと戻る。
だが。
「あっ・・・!?」
玄関には誰の姿も無い。慌てて扉を開けて、素足のままで表に出るが、そこも同じく、人の影を確認することは出来ない。
「あ・・・・!」
リンコはさらに驚いた。さっきまで、あんなに降っていた雨が、何と今はパラリパラリ程度の小降りになっている。
風呂場に行き、バスタオルで頭と顔を拭き、靴下を脱ぎ、お湯を出し、もう一枚バスタオルを用意する。
このわずか一分から二分弱の間に、天候が回復したというのだろうか。
そしてマサヒコは、雨脚が弱まったのを知り、今が機と思って、バスタオルを待つことなく出て行ったのだろうか。
(そんな、小久保君・・・!)
リンコの目の端に、涙が溜まっていく。
(これじゃ、これじゃ、私は小久保君に迷惑をかけただけだよぉ・・・)
トボトボと玄関に引き返すと、靴が揃えられているのが目に入る。
それは、さっきまで履いていた靴。上がる時に脱ぎ散らかした靴、ベショ濡れになっている靴。
それが、丁寧に、揃えられて玄関の隅に、ちょこんと置かれてある。
誰がしてくれたかなんて、考えるまでも無い。
(う、う、ううう・・・)
溜まった涙が、頬を伝って流れ落ちていく。
(ごめんなさい。本当にごめんなさい。ありがとう。ありがとう・・・小久保君)
85 :
ピンキリ:05/03/03 03:27:16 ID:dY2ecIm7
次の日。
リンコは風邪をひくこともなく、元気に登校出来た。
マサヒコの方は若干体調を崩したようで、鼻をすすりながら教室に入ってきた。
リンコはとにかく謝った。ひたすら謝った。
マサヒコの返答は、
「気にすんな。友達だろ」
またしても泣きそうになるリンコ。一時限目開始のベルが鳴らなければ、本当に泣いていたかもしれない。
「はー、やっと終わった」
マサヒコは肩で息をついた。
下校直前に豊田先生に捕まり、今まで書類運びを手伝っていたのだ。
どうにかこうにか運び終え、さっさと帰るべく、下駄箱から靴を取り出す。
「あれ、小久保君?」
不意に背後から声をかけられる。
振り向くと、そこにはいつもの三人組が。
「ん?天野に若田部に・・・的山、どうしたんだお前ら」
「私は若田部さんの生徒会の仕事を手伝ってたの。リンコちゃんは図書委員で残ってたみたい」
ミサキが笑顔で事情を説明する。そして、至極流れに沿った提案。
「今から皆で帰るところなんだけど、小久保君も一緒に帰らない?」
マサヒコとしては断る理由は無い。
いいよ、と言おうとしたその時、
86 :
ピンキリ:05/03/03 03:28:17 ID:dY2ecIm7
パラ、パラ、パラ・・・
雨が落ちてくる音。
(げ、マジかよ・・・今日こそは降らないって言ってたじゃねーか!当てになんない気象衛星だな)
マサヒコの怒りは、気象予報士を通り越し、遥か空の上に浮いている衛星に向けられた。
連日で予報が外れれば、まあ無理も無い。
(あ、傘、持ってきてねぇ・・・)
折り畳み傘は昨日壊れてしまった。今日は降らないと思っていたので、当然新しい傘は持ってきていない。
マサヒコが傘を持っていない。雰囲気でそれを察した、ミサキとアヤナが鞄から折り畳み傘を取り出し、同時に口を開く。
「小久保君、傘が無いんなら―――」
「私、傘持ってるけど―――」
87 :
ピンキリ:05/03/03 03:30:33 ID:dY2ecIm7
バサッ
もう一人の女の子の傘の音が、二人の台詞を遮る。
「はい、小久保君。一緒に帰ろ?」
リンコはそう言うと、微笑んで傘の右側のスペースを空ける。
「昨日のお礼・・・だよ」
リンコの頬にうっすらと赤みが差す。
ミサキとアヤナは突然のリンコの行動に驚いたのか、身動きひとつ出来ずに固まっている。
マサヒコはそんな二人とリンコを交互に見て、何か言おうとして、やめた。
少なくとも、二日続けて濡れて帰るのは勘弁。であれば、リンコの誘いを受けるべきだろう。
マサヒコは少し頭を下げて、リンコの傘の下に収まる。
「でも、いいのか?お前、家に帰るのにえらい時間がかかるぞ」
「うん。ちょっと道草したって考えれば、何でもないよ」
楽しげに会話しながら、下駄箱を出て行くマサヒコとリンコ。
後には呆然とするミサキとアヤナが取り残されて―――
「な」
「な」
「「なんなのよーっ!?」」
ハモった叫びに、校内放送が重なる。
♪ピンポンパンポン
『閉門時間まであと一時間です。校舎に残っている生徒は、各役員、当番以外は速やかに下校して下さい』
ピンポンパンポン♪
F I N
88 :
ピンキリ:05/03/03 03:31:53 ID:dY2ecIm7
>サブロー氏、新参者氏
物凄く激しくハァハァでGJ!
前スレの最後で「エロ分量が足りません」と指摘されましたので、
今後より精進したいと思います。
妹ネタが少しあるので、いずれそちらでエロを・・・。
次回は「ツーショット アイ編」
では、また。(今日が遅出でよかった)
リアルタイムキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
>新参者氏
後ろの処女喪失劇GJ!カナミの翌朝の行動も想像通りw
続編があったらますますH度が上がりそうですね。
>ピンキリ氏
エロがなくてもイイ!萌えました!
マサヒコええ奴だ。ウブな女の子はコロリとやられそうですな。
それにしても昨日の22時からの神の投下が3件。素晴らしく多神教のスレですね。
あのアンケートって……
殴りそう→大多数女子
勝負を挑んでくる→ミサキ
おっぱい→リンコ
なんだろうな。
>ピンキリ氏
なにこの超正統派ほのぼの。
GJ!!
殴りそう→マサ
だろ・・・
「さあ集まったところでひな祭り宴会始めるわよ〜!」
「わ〜!」
「わーい」
「「「・・・・・・」」」
「そこの三人、ノリ悪ぃー」
「もうひな祭り楽しむ歳じゃありませんし・・・なんで私の家なんですかお姉様?」
「家でかいし?」
「なんで男のオレまでいるんです?」
「人数多い方が盛り上がるし?あきらめ悪いぞマサ、ミサキちゃん見習いなさい」
「・・・(この人に抗議したって無駄だから)」
「それとアンタは白酒提供係だからさ」
「は?」
「アンタの体内で作られる白酒を頂こうかと、ね」
「帰りますね」
「アイ!」
「はいっ!」
グワシッ
「いて、いてててて!?」
「あ、ドラゴンスリーパーだー」
「感心してないで助けろ!」
「えー、だって私白酒好きだもん、小久保君特製ならすっごく飲みたいよー」
「いや、お前ね」
「だからむしろ協力しちゃう!(グワシッ)」
「あああ天野、若田部!卑猥で風紀が乱れてるぞ!だから助け・・・て?」
「マサちゃん・・・」
「こくぼくん・・・」
「お、お前ら?」
「ああ、ちょっと白酒飲ましたげたのよ。ちょっと日本酒混ぜたやつだけど」
「メ、メガネェー!!」
「年貢の納め時だよ、一緒に卑猥になっちゃお?マサちゃん?(グワシッ)」
「わ、私の部屋は・・・その、治外法権だから・・・(グワシッ)」
「お前ら固めるなー!てーか先生!」
「女の子の日だから・・・私は女の子を卒業して大人になりたいの。マサヒコ君、いい・・・?」
「いいいや、いい?って先生それはですね・・・て言うか胸が・・・」
「・・・何いい雰囲気になってんの小久保君!(ギュッ)」
「お、お前も胸押し付けんなぁー!」
「・・・どーせ私は胸ちっちゃいわよー!(カプッ)」
「何やってんだ天野!?なんか耳がぬくいぞ!?」
「あー、じゃあ私頬ずり〜(スリスリ)」
「あ・・・的や・・・こら・・・」
「おー、なんだかんだでしっかり起ってんじゃん、マジでED心配してたわよ?(ツン)」
「うあっ・・・」
「ホントは私もそこに混じってギュッとしたげたいけどね、場所もうないし(ツンツン)」
「・・・っ」
「白酒の採取は私しかできないし、抱きしめるのは後の楽しみってこって」
「メガネ・・・じゃなかった先生、もう真面目にヤバいですから!洒落になりませんから!」
「何言ってんのよ、ここまでやっといて洒落で済まそうなんて思ってないから」
「へ?」
「年貢の納め時ってミサキちゃんも言ってたでしょ?そーゆー事よ」
「いや・・・マ、マジで?」
「いやー、ちょっと前から私はショタの気があるのかなーって悩んでたんだけど・・・」
「この変態」
「うっさい。とりあえず、それは違ったのよ。そのテの写真や小説には全然コないし」
「・・・やっぱ変態」
「うっさい。まあその何よ、どうもマジになっちゃったみたいだから」
「へ・・・」
「前フリはこの辺でいいわ。しっかり抑えときなさいよ?」
「「「「はい!」」」」
「なんでそんな息ピッタリなんだお前らー!てか腕まくりすんなメガネ怖いからー!」
「私を・・・大人にして下さい!6つ上だけど!」
「マサちゃん・・・約束守ってね!この際愛人がいたって目をつむるから!」
「ちょ・・・わ、私の方が家庭的よ?正妻には私が一番ふさわしいと・・・思うでしょ?」
「あれ?先生前にミルクができるって言ってたような?まいっか、小久保君のだし」
「さ、あんたら、実演一回目いくわよ?よく見てなさい」
「ああああぁぁぁ・・・」
わろたGJ
初投稿・・・ですが寸止めにsage忘れ、すんませんした。
言いたかないけど当方ワラベサダなもんで、エロはどうあがいても書けねぇです。
つーわけで失礼しますた。
返す返すもsage忘れはすいませんでした。
>>97 きっちりさがってますがなにか?
寸止めエロいいネ!
>寸止めエロ
それが氏家クォリティ
寸止めイイ!乙!
乙でした!寸止め(*´Д`)ハァハァ
102 :
518:05/03/04 21:26:16 ID:1RU1LFku
小ネタ。
それっぽい話を書いてみた。
103 :
518:05/03/04 21:27:01 ID:1RU1LFku
ある晴れた休日。
春先のぽかぽか陽気に誘われてふらりと散歩をしていたマサヒコ。
「ん?」
前方から物凄い勢いで走ってくる影。
「犬…柴犬か?」
茶色っぽいので柴犬だろうと見当をつけたマサヒコ。
安直だ。
その犬はしっぽを振りながらマサヒコ目掛け走ってきて、
「おおう!?」
そのままの勢いでダイブ。
尻餅をついたマサヒコの顔をぺろぺろ舐める。
「おお!?な、なんだよお前。人懐っこいなぁ」
「わんっ!」
「おいおい、そんなに舐めるなよ」
引き剥がそうとすると案外あっさりマサヒコから離れ、
今度はマサヒコの回りをくるくると回り出す。
その間尻尾はパタパタと振りっぱなしだ。
「飼い犬か?あ、でも首輪してないな、お前」
顔をくしゃくしゃっとしてやるとさらに嬉しそうに尻尾をフリフリ。
尻尾とれないだろうか?と心配になった頃、
「ハナコ〜どこ行っちゃったの〜」
「……」
聞き覚えのある声。
妙な間延びで。
泣きそうだった。
誰か考えるまでもない。
「あ〜…的山〜!」
とりあえず呼んでみた。
104 :
518:05/03/04 21:27:41 ID:1RU1LFku
パタパタとこちらに向かってくる足音。
ズベッ!
「うぅ〜…」
「…転んだか」
しょうがなくこちらから迎えに行くマサヒコ。
犬もついてくる。
すぐそこの角を曲がった所で的山は派手に転んでいた。
これぞズッコケ!!と言わんばかりに。
盗塁王赤星もビックリのヘッドスライディング。
まあ、別にスチールがしたかったわけじゃないだろうけど。
「大丈夫か的山?」
「いたいぃ〜…」
半泣きで顔を起こしたリンコの頬を犬がぺろぺろと舐める。
「わっ!なに!?…ってハナコ!も〜!」
「なんだ、こいつ的山んちの犬か。そーいや前写真で見たな」
「うん。ハナコって言うんだよ。ほらハナコ、挨拶」
「わんっ!」
「うおぅ!!?」
胸に手を掛けられ、顔を舐められる。
「わわわ!それはもういいって!」
「ハナコ、おすわり」
リンコの言葉にハナコはストンと腰をおろす。
「よ〜し、いい子いい子」
「へ〜…よく躾てるんだなぁ」
「うん」
「で、そんなに躾てる犬をなんで探すハメに?首輪もしてないみたいだし」
「う…」
痛い所を突かれたのか、リンコが言葉に詰まる。
105 :
518:05/03/04 21:28:21 ID:1RU1LFku
「それが、その…首輪が古くなっちゃって…」
「まさか切れたなんてオチか?」
「ううん。古くなってたから新しいの買ったんだけど…」
「だけど?」
「サイズが合わないの」
「は?」
「ほら」
そう言ってリンコは大事そうに持っていたリード、その先につく真新しい首輪をマサヒコに見せる。
首輪はサイズ調整が効く物で、一番小さいサイズに設定されている様だが…明らかにでかい。
「的山、これって大型犬用なんじゃ…」
「ええ!?そ、そうなのかな?」
「いや、明らかにそうだろ。もうちょい小さいやつ買った方がいいぞ」
「ううう…今月ピンチなのに…」
じょ〜、と滝のような涙を流しながらリンコはペットショップへと向かう。
マサヒコもついていった。
いや、だって心配だし。
ペットショップで無事中型犬用の首輪を購入。
ちなみに。
リンコはうっかり小型犬用の首輪を買おうとしていた。
付いて来てよかったと心から思うマサヒコ。
「ありがとう小久保君。私一人だったらまた間違えちゃう所だったよ」
「いや、間違えるなよ。ちゃんと書いてあるんだし」
「そうだね。今度から気をつけるよ」
そう言ってニコニコとご機嫌な様子のリンコ。
首輪を買ったらリードをおまけでくれたのだ。
リードも古くなっていたので正に渡りに船。
「まあ…よかったな」
「うん!あ、でもこれどうしよう?」
106 :
518:05/03/04 21:29:00 ID:1RU1LFku
そう言って右手の大型犬用の首輪と、それについている古いリードを見る。
「捨てるしかないんじゃないか?」
「でも勿体無いし」
「じゃあ大型犬飼ってる人にあげたらどうだ?」
「ん〜…」
リードをクルンクルンと回すリンコ。
首輪も一緒に回る。
その様子を見ていたリンコ。
「あ!」
何事か思いついたようで明るい顔になる。
「小久保君!」
「なんだ?」
「えいっ!!」
リンコ、首輪をマサヒコ目掛けて投げる。
流石は大型犬用。
スポッと、マサヒコの頭を通り、肩で引っかかる。
「小久保君ゲット〜♪」
「…お〜い」
天然炸裂。
嬉しそうな様子のリンコにつっこむマサヒコ。
「ほら!こうやって投げ縄みたいにして遊べるよ」
「おいおい…」
やれやれとため息をつくマサヒコ。
と。
不意に前方から見なれた女性が二人。
「あっ!中村先生とアイ先生!」
「こんちは」
満面の笑みで手を振るリンコと軽く頭を下げるマサヒコ。
一方のアイと中村は…かなり驚いている様子。
107 :
518:05/03/04 21:30:31 ID:1RU1LFku
「あの…どうしたんすか?」
マサヒコが声を掛けると、
「わんわんプレイ!!?」
「ご主人様と奴隷ね」
「あ〜…」
なるほどとマサヒコ納得。
どうやら首にかかっている首輪に反応した様だ。
「マ、マサヒコ君!リンちゃんといつのまにそんな関係に!?」
「や〜…マサがMとは思わなかったわ」
好き勝手なことをいう家庭教師二人。
どうしたものかと思ったマサヒコだが…
「うわぁ…空青いなぁ」
ほっとくことにした。
つっこむのにもいい加減疲れたマサヒコの早春の一日はこうして過ぎていった。
END
はい、小ねたでした。
誤字脱字は気にしないでください。
まあ病み上がりのリハビリみたいなもんです。
リアルタイムでキター!!GJ!!
エロくなくても面白ければ良し!
、_/ ̄ ̄ ̄ 7
〉 〈
| オ >
,. -−‐ 、 」 ム 〈
/ /ハヽ l ヽヽ | ツ /
イ /X V⊥ lハ| | !! |
'l l > <lノnl _> /
l r‐¬ ゚ 'り′ ´ ̄\/ ̄
_ノゝ⊥__ノ イlハ\
r‐'、/L_ノヽ リ ノヾ'
〉 /トミl/彡(⌒l.
/ んゝ亦‐<^T、 ヽ.
`ーケ´ \j ∧`
中村ss少ない(´;ω;`)
みんなGJ!!
>>1 スレタイに「アイ」を入れてくれ
妹が風邪をひいて家で寝ていて
様子を見に行ったら、
「座薬を入れてよ!熱が下がんないから!」と言ってきた。
妹は後ろ向きに四つん這いになって
その下は見るな!と半分ケツをペロリとだした。
ロケット型の白い座薬を妹の*にゆっくりと入れる。
が、直ぐケツの力で這い出してしまう。
奥まで入れて!と言われ、汚ねぇから触れねぇーよ!と切り返したら、
引出しからコンドームを1つ渡し「これで!」と。
指に不自然にそれをハメると
妹は何度も絶対に変な事しないでよ!絶対に変な事しないでよ!と言いながら
もう一度四つん這いに。オレは無心でゆっくりと奥まで一気に入れる。
妹はアッ!と少しだけ悶える。すまん!と意味も無く謝る兄のオレ。
ところがそのまま指が穴から抜けなくなる。
抜けない!とオレが焦って動かすとウッ!動かさないで!と妹はマジ悶える。
力入れるなよ!と叫ぶオレ。じゃあ関節曲げないでよ!エロ!と妹も負けじと叫ぶ。
分かった。落ち着こうよ。な!力抜いて。ほら。
アッ!!
(省略されました・・全てを読むには ここ を押してください)
 ̄ ̄
押しました
押しました(2人目
115 :
名無しさん@ピンキー:05/03/06 02:30:15 ID:cR1wMhsO
女の子にはね、押すと気持ちよくなるボタンが3つあるのよ。
byりょーこ
かちゅだと何もおきない
3P
保管庫更新しました
思いっきり亀ですがスレたて乙です
>>1
古田氏乙です
妹少なく、寂しいですね
最近ミサキチファンには不遇だ。
r、ノVV^ー八
、^':::::::::::::::::::::::^vィ 、ヽ l / ,
l..:.::::::::::::::::::::::::::::イ = =
|.:::::::::::::::::::::::::::::: | ニ= 仙 そ -=
|:r¬‐--─勹:::::| ニ= 道 れ =ニ
|:} __ 、._ `}f'〉n_ =- な. で -=
、、 l | /, , ,ヘ}´`'`` `´` |ノ:::|.| ヽ ニ .ら. も ニ
.ヽ ´´, ,ゝ|、 、, l|ヽ:ヽヽ } ´r : ヽ`
.ヽ し き 仙 ニ. /|{/ :ヽ -=- ./| |.|:::::| | | ´/小ヽ`
= て っ 道 =ニ /:.:.::ヽ、 \二/ :| |.|:::::| | /
ニ く. と な -= ヽ、:.:::::::ヽ、._、 _,ノ/.:::::| | /|
= れ.何 ら -= ヽ、:::::::::\、__/::.z先.:| |' :|
ニ る と =ニ | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|'夂.:Y′ト、
/, : か ヽ、 | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::_土_::| '゙, .\
/ ヽ、 | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|:半:|.ト、 \
/ / 小 \ r¬|ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \
122 :
ピンキリ:05/03/06 19:41:21 ID:Q45wac1H
あああ、リンコ編で間違い発見。
『ゴメンな』
さっき、マサヒコがリンコを交通事故の危機から救ってくれた後の第一声が、それだ。
↑違います。第一声は『大丈夫か、的山』でした。
でも『ゴメンな』でないと後の文章が繋がらないのでスルーしてやって下さい。ゴメンナサイ
本当なら「ツーショット アイ編」のはずだったんですが・・・
エロ分を少しでも回復させるために、妹ネタで投下↓
123 :
ピンキリ:05/03/06 19:42:36 ID:Q45wac1H
おいおいそんな顔するなよ、ナツミ。
早くシテ欲しいって、期待してんのはわかってるんだぜ?
よーし、それじゃあ今日はトップレスでヤッてみようか。
お前、このカッコ好きだろ?
ほら、脱いだ脱いだ。
へへへ、相変わらず形のいいおっぱいだなあ。
揉み応えも最高だ。
乳首もこんなにピンピンに立って・・・ヤラしいやつだなあ、ナツミは。
ん?何だよその切なそうな表情は。
まさか、もう入れて欲しいってのか?
どれどれ・・・っと、スッゲー、もう濡れ濡れじゃん。
これなら前技無しでも挿入出来そうだな。
え、俺?俺は何時だって突撃体勢万全だぜ。
そりゃあさ、しゃぶって欲しいことは欲しいけど・・・。
ま、とりあえず一発目は即刻入れさせてもらうとしますか。
パンティを脱がさずにヤルのがまたオツなんだよなあ。
ん・・・おりゃ!
おっお〜っ!イイ、イイぜ!スッゲ締まる!最高だ!
ありゃ?おい、もうイッちまったのかよ?早えなあ。まだ二、三回しか動いてないのに。
まだまだこっちは燃料たっぷり余ってるんだ。今日は一滴残らず使わせてもらうぜ。
よーし、次は駅弁でイクぞ!
よっこらしょ・・・あれ、何だかお前、太ったんじゃないか。
えらく重いぞ。あ、コラ、そんなに重心をこっちに寄せるんじゃない。
後ろに、こ、コケちゃうじゃないか。
あ、ああっ、あああああ。
124 :
ピンキリ:05/03/06 19:45:13 ID:Q45wac1H
ガターン!
(イテテテテテ・・・ん?)
そこは―――教室。
倒れた椅子、散らばったノートとシャーペン、そしてクラスメイトと先生の視線。
「あ・・・夢だったのか(って、ヤベエ)」
カズヤは慌てて自らの股間を見る。そこには見事なテントがひとつ。
感覚を下半身に集中してみるが、幸いトランクスに粘つきは感じない。未発だったようだ。
(と、とにかく「いやあイイ夢だったよ」って笑ってごまかそ・・・んあ?)
ここでカズヤは異変に気づいた。
先程から自分に向けられている視線が、妙に痛い。いや、いつも痛いのだが、今の痛さは倍以上だ。
特に女子、まるで汚物でも見るような感じだ。
「な、何だ?」
と、ポンと後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、シンジがあきれたような、哀れむような表情でこちらを見て一言。
「カズヤ・・・お前、寝言の癖があったんだな・・・」
「はへ?」
寝言?寝言・・・寝言。ってことは・・・。
(げえええええええええええええええ!!もっ、もしかしてーっ!!)
125 :
ピンキリ:05/03/06 19:48:58 ID:Q45wac1H
ガタン!
今岡ナツミが席を荒々しく立つ。
ズシン、ズシンという効果音が似合いそうな足取りで、カズヤの前へとやってくる。
「・・・タテ」
絶対零度の冷たい口調。
「はっ、はひいいひいい」
見えない力がカズヤの首根っこを掴み、体を引き上げる。恐怖、何という恐怖。
ナツミがスッと腰を落とし、ファイティングポーズをとる。
そして、左手を左右に、振り子のように揺らし始める。
ヒュン、ヒュン・・・。風を切るような音。
クラス全員が息をのんだ。
(あ、あれは)
(間違いない・・・!)
(伝説の、フ、フリッカージャブ!!)
カズヤは見た。今岡ナツミの後ろに、鬼の影を。
正確に50発、ナツミのフリッカーはカズヤを切り裂いた。
カズヤは倒れることなく、いや、倒れることさえ許されず、ただただ喰らい続けた。
50発目のフリッカーの後、一旦嵐が止まる。ガタンと膝をつくカズヤ。顔はズタボロ、意識は朦朧。
ゆっくりと視界が狭まる。カズヤが最後に見たものは、ナツミが、握り固めた右拳を大きく振りかぶる姿。
バゴン!
『打ち落ろしの右』がカズヤの脳天にめりこんだ。
キーンコーンカーンコーン♪
試合終了のゴング・・・もとい、チャイムが教室に鳴り響く―――。
【ドリーム・ヘビー級一本試合】
○新井カズヤ(10分27秒 駅弁固め)今岡ナツミ●
【リアル・ヘビー級一本試合】
○今岡ナツミ(2分ジャスト KO)新井カズヤ●
126 :
ピンキリ:05/03/06 19:50:25 ID:Q45wac1H
で、終わりです。
えー、あんまり、というか全然エロくなかったですね。ゴメンナサイ
>518氏
GJ!本編で本当にありそうな話ですね。リンコならやりかねん・・・。
>古田氏
乙です。いつもありがとうございます。
では、また。
大穴今岡キター━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!ノ?★
ワラタwピンキリ氏乙です
129 :
名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:36:16 ID:XO7yhIde
妹に関して参考知識をひとつ。
今岡の友人はキョウコらしい。
単行本2巻に今岡とダイエットの話をしているところで出ていました。
>>121 意味の無いAA貼るのって荒らしと一緒だよ。
今岡さーん!!
シンジと最も親しい女のはずなのに、フラグはさっぱりだな。
実際、二人ともどう思ってるんだろう?
133 :
新参者:05/03/07 01:14:46 ID:arlrI2S2
>>118 古田(ゝ○_○)さん、保管庫ありがとうございます。
ただ、自分のSSのカップリングが「カナミ×マサヒコ」となっていますが、
自分は「シンジ×カナミ」のつもりです。
差し出がましいようですが、どうか、よろしくお願いします。
, -─ -──- 、
/ ; ; ; ;ヽ,ヽ
// / / / | l |l l,ヽ, ヽヽ
// ,/ // / l. l |l | ヽ ヽヽ
/ / // /⌒''|.| |l l⌒ l lヽヽ丶
レ/. ノγ / リ l/. |l .リ
リ彡 . l / __ __ l
γ.⌒. l/ |
ヾ ζ __ |
/;;ゞ__ ι l ノ /
//// .ゝ.. し ' /
/ /;// '丶┐ ┌--─ '
妹待ち…。シンジとカナミの友の絡みがみたい。
絡みね。
>>133 失礼しました。
妹TOPと履歴修正しました。
こっちのミスなんですからそこまで下手に出なくてもいいですよ。
濱中も妹も濃い濃いエロをぜひぜひ
萌えもオチも長文もいらないからさ、“エロ”を!
アキオ ミサキ待ち
>>138 萌えと落ちはいるよ。それだけではさすがにアレだけど
「エロ」パロ板である以上はそんな描写が欲しいのは確か
ティムポに右手そえて読み進めてエロが無いと「はぁ?」って萎えるし
がっくりくるし。めさめさハードでなくてもいいからそれっぽいシーンがあれば
と考える読み手もいるってことだけ覚えといてくださいませんかSS神様
決して荒らしやケンカ売り目的ではございません。読み手としてとりあえず言っておきたかっただけで
141 :
セリカ:05/03/09 12:03:40 ID:Z+gpFfeX
駄文ですがアキ×シンジで初投下させていただきます。
142 :
セリカ:05/03/09 12:05:02 ID:Z+gpFfeX
愛する彼と来る初めてのホテル、アキは緊張していた。
シャワーを浴びて、いよいよだと思うと余計落ち着かない。
シンジに告白してから付きあうこと3ヶ月。キスまではしてもそこからはなかなか進展しなかった。
しかし今日シンジが初めてホテルに誘ったのだ。
「ホテルに行かない?」
いかにも慣れていない誘い方だったが嬉しかった。
シンジが性に関して興味がある(早い話がエロイ)ことは知っていたし、それでもこの3ヶ月、何もないのはひょっとして自分に魅力が無いからではと薄々考えていたからだ。
143 :
セリカ:05/03/09 12:11:37 ID:Z+gpFfeX
覚悟を決めてバスタオルを巻いてシャワールームから出る。
シンジは椅子に座りながらもそわそわしている。どうやら彼も相当緊張しているようだ。
(どうしよう。このままベッドに行ったらいいのかな?でも、なんかこっちはやる気まんまんでやらしいと思われないかな。)
(やろうって言うのもおかしいよな。でも押し倒したりして嫌がられたら・・・・)
何をどうして、どんな事を言ったらいいのか共に初体験の2人にはわからず、ほんの一瞬、しかし本人達にとっては永遠とも思える沈黙が続く。
先に沈黙をやぶったのはシンジだった。
「キスしよっか………?」
「はい………」
2人は濃厚な口付けを交わしそのままシンジがアキをベッドに押し倒す。
144 :
セリカ:05/03/09 12:13:21 ID:Z+gpFfeX
押し倒した勢いでアキのバスタオルがはだけてその美しい体があらわになる。
「きれいだ」
長いキスを終えて大分余裕のでてきたシンジはアキの体を見て素直な感想を言う。
「そんなに………見ないでください……。恥ずかしい…………。」
恥ずかしがるアキをかわいく思いシンジはもう一度キスをし、そのまま首筋やうなじを口で、アキの豊満な胸を手で優しく愛撫してやる。
「ん………ふぁ………はぁ……」
今まで味わったことのない未知の感覚にアキは身をよじらせる。
そしてシンジの愛撫が乳首に及んだ時
「あッ!!」
一際大きな喘ぎ声をあげてピクッとアキは反応する。
「ここが感じるの?」
「んっ、あぁっ、んぁっ、ひぁッ!」
(胸の大きい子って胸はあんまり感じないって言うけどそうでもないのかな?)
などと呑気なことを考えながらシンジはアキの反応を楽しんでいた。
145 :
セリカ:05/03/09 12:14:19 ID:Z+gpFfeX
「はあ………はぁ………」
散々シンジに乳首をいじられ愛撫が終わったころにはアキは息も絶え絶えで顔は紅潮し、男っぽく見える普段とは別人のような色気を放っていた。
シンジはアキのあられもない姿を見て暴走しそうになるのを堪え、内股へとゆっくり手をのばす。
「い……嫌………」
アキが足を閉じようとに形だけのわずかな抵抗をする。
シンジはいきなり秘所にいかず足をさするようにし、優しくキスをしてアキが怯えないようにする。
アキの抵抗が弱くなるとゆっくりと秘所の周りを焦らすように触る。
そこはもう既にある程度湿っており濡れている。傷つけないよう恐る恐る指を一本入れてみる。
(うわっ。女の子のここって、こんなに柔らかいんだ。よく指入れるなら爪は深爪なぐらい切ったほうがいいって聞くけど本当だな。)
146 :
セリカ:05/03/09 12:14:57 ID:Z+gpFfeX
驚きながらも内側をこすったり少し押したりしてやる。
「はぁ………んっ………ぅん………………」
アキの内側はシンジの指を押しつぶそうとしているかのように締め付けている。
その時
「はぁん!!」
シンジの指がアキの一番敏感な部分を捉えた。それに気づいたシンジは当然のようにそこを責める。
「あぁン、い…やっ、はぁっ、ッダっメ、ひゃぅ!」
次々と与えられる快感にアキはもう殆んど何も考えられなくなっていった。
さらにシンジは親指で真珠をなでてやる。
「やっ!そこは……ダメッ、刺激が、強…すぎ、んあんっ!」
アキの声や反応の大きさに比例するかのように愛液は溢れ出てくる。
アキは自分の意識も視界も霞がかかってきたが、それさえもわからなくなっていた。
147 :
セリカ:05/03/09 12:15:45 ID:Z+gpFfeX
「あっ、はん、ん…ひゃっ、あぁん、はあぁッ!」
アキは意識も視界も真っ白になり大きく海老反りをしてオルガスムスを迎える。
「はぁ……はあ………はあ…………はぁ」
「大丈夫?」
シンジがあまりのことに心配して声をかけるがアキは意識が朦朧としてすぐには返事ができない。
「頭おかしくなって死んじゃうかと思いました。」
「続き………出来そう?やめとく?」
「やめないでください……やめたら嫌です…」
アキはまだ少し息が上がっているが、ある程度しっかりした口調で答える。
「じゃあ、挿れるよ」
アキは黙ってうなずく。
148 :
セリカ:05/03/09 12:16:48 ID:Z+gpFfeX
さっきまでの行為で秘所は十分すぎるほど濡れている。シンジのモノも突入準備は万全だ。
アキは僅かに震えている。
愛する人とひとつになれる幸福感と痛みへの恐怖感の混ざった複雑な気持ちがそうさせていた。
シンジはできる限り痛くないようにゆっくりと肉壁をかきわけていく。
(すっげー気持ちいい!)
アキの膣がきつく締め付けシンジのモノは暴発寸前だが奥まで到達する前に出たら話にならない。
「アキちゃん、大丈夫?」
必死に耐えて無事根元まで挿れてアキを気遣う。
「思ってた程じゃないけど……やっぱり…痛い」
149 :
セリカ:05/03/09 12:19:07 ID:Z+gpFfeX
口ではそう言っているが声はかなり辛そうだ。
シンジはしばらく動かずにアキにキスをした。そして頃合をみて
「動くよ……」
「はい………」
できるだけアキをいたわるように腰を動かすが自らの限界が近くなってくるにつれて自然と大きく腰が動く。
「んぐ………はぁ………あっ」
アキも最初程辛そうな表情を見せず少しずつ声が出始め、さっき登ったばかりの絶頂の階段を再び駆け上がって行く。
「うぁッ、ああんッ、ひぁっ、あ…あぁッ……ふぁッ、あッ、んぅッ、ぅあああッ!」
「うぅ……アキ………アキっ!」
「ひぁっ、シン…ジ…さん…んっ、ああぁっシンジさあぁん!」
2人は互いに相手の名前を叫び、それを合図とするかのように同時に果てた。
150 :
セリカ:05/03/09 12:21:28 ID:Z+gpFfeX
「ごめん、膣に出しちゃった。」
しばらくまともに行動できなかった2人だが、しばらくして回復するとシンジが申し訳なさそうに謝った。
アキは明るくいつもの笑顔で
「やっちゃたことは仕方ないですよ。それに今日は多分、安全日ですから……でも、もし出来ちゃったら責任とってくださいね。」
シンジは苦笑いしながらも「わかった」と約束する。
「シンジさん………」
アキは恥ずかしそうに頬を赤らめながら
「これからもいっぱいエッチしましょうね。」
その言葉を機に2人は二回戦に入っていった。
終わり
151 :
セリカ:05/03/09 12:24:20 ID:Z+gpFfeX
改めて自分で見ても駄文だ。申し訳ありません。
好評ならひょっとしたらまた何か書くかもしれません。
セリカ殿!禿げシクGJ!(´∀`)Ь
もぅハァハァしまくりでつた。次もヨロシク願います
昼間からキター!
乙です。GJ!
おうう、すげー正統派だ。GJ!!
アキタンキター
ホントGJです!
GJ!!
次も他の妹キャラでぜひ!!
んぁ、
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー──
また神がひとり降臨、まさに多神教スレ
他の神々もガンガレガンガレ
エロでもモエーでも両方でもドントコーイ
Hさせてよ! ハァハァ
,-、 ,. -─‐- 、
, -─‐ ! ! 、 /::::,、:、:::::::::::::\
/ , ヽ. | l ヽ _,.--、〃 ーァ':::// ヽ\:::::::::::::ヽ
〃 /lト、 |l ! l ! i { (⌒) /:::/_j_, 、!__ヾ::::::::::::l / )
( ヽ !| ム┼'ヽ! H-l lミ j /ラ ノ lハ:} -‐' ー- |::i,ニ、::,ヽ /./
ヽ \ V1-r‐' ー- l Vミジヽ. ゙、 ! r-┐.ノ( レ' Zハ!` / /
\ \ ! r‐┐ l V \ \ l l j ⌒ ,1N ,...、/ /
\ `ヽ |_| >ー'⌒! \ 77ー` ‐゙=、′r≦-r<´ `! `!/
\ i:.` ‐--‐ く::::::::::::〈 `1 | ヾ、____ノノ | |
Y´:::::::::ヽ____)::::::::::| | | l `ー─''´ |_」
‘ー-、:::::::::::::::::::::::::::::| Ll____! r''´
l::::::::::::::::::::::::::::ヽ | ゙、
え l:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ | ヽ
え l:::::::::::::::::::::::::::::::::::゙、 | ヽ
| l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉 |
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|::::::::::::::::::::____人 !
ヽ _,.-r'´ \ L_____,...-
| | ヽ L____,...-
| ゙、 く〉 |レ1:.:.:.:.:.:.:
| ヽ
ミサキもウォシュレットで自慰するの
161 :
サブロー:05/03/10 03:04:16 ID:RgDnQ5KT
前作マサ×リンの外伝です。
ミサキが悲しくて泣いちゃう話なんで、そういうのがダメな人は、スルーしてください。
では、投下。
162 :
サブロー:05/03/10 03:05:21 ID:RgDnQ5KT
私、天野ミサキは恋をしている。
・・・かもしれない。
幼なじみの小久保マサヒコは、私のことをどう思っているのだろう?
と考えることが、多々ある。
昨日、彼は昼休み以降の行動がおかしかった。
心配になり色々話しかけたのに、彼の全くの無反応ぶりに頭にきて先に帰ってしまったが。
そして今日。
やっぱり、おかしい。
そわそわして、落ち着きがない。
何かあったのかしら?
今まで見たことの無いような顔している。
放課後。
下駄箱で彼を誘ってみたが、つれない返事。
しょうがないので一人で帰宅した。
163 :
サブロー:05/03/10 03:06:12 ID:RgDnQ5KT
夕飯までまだ時間があるので、今日の授業の復習をすることにした。
宿題は出なかった。夕飯とお風呂を済ませたら、予習して、読書でもしよう。
・・・ノートを開き、いつも通りに勉強を始めようとするけど、集中出来ない。
彼は・・・今何をしてるのだろう?
「・・・ちょっと用事があるから・・・」
用事って、何だろう?
昨日の昼休み、何があったの?
それと関係があるのかしら?
私、何でこんなことばかり考えてるのかな・・・
きっと、私は彼のことが好きなんだと思う。
でも、「好き」って何だろう?
私は何がしたいんだろう。
164 :
サブロー:05/03/10 03:07:05 ID:RgDnQ5KT
そして、彼にどうしてほしいんだろうか・・・
「ごちそうさま」
「ロールキャベツ、どうだった?作るの大変だったのよ。
おいしかった?」
「・・・うん。おいしかったよ(ちょっとしょっぱかったけど)」
「そうっ?!よかった!
苦労した甲斐あったわ。」以前母が作ってくれたものよりは、進歩がみられる。
塩味が多いが、まぁ許容範囲だ。
私自身、家庭科は壊滅的にダメなので批判はできない。
お風呂に入ろうと椅子から立ったとき、母に呼び止められた。
手には何か包みを持っている。
意味有り気な笑みを浮かべていた。
165 :
サブロー:05/03/10 03:08:19 ID:RgDnQ5KT
「これ。小久保さん家におすそ分けしてきてくれない?」
・・・何故?
たしかに以前より美味しくなってはいたが、それでも他人様に自慢できるものではない。
「ご両親が旅行に行ってて、今マサヒコ君一人なのよ。
ご飯は用意しといたらしいんだけど。
・・・本当は夕飯に招待したかったんだけど・・・料理、自信無くて・・・」
私は要するに、毒味係?
「・・・ま、まぁいいじゃない!行ってきてよ!
・・・ちょっとくらい、帰りが遅くてもいいからさ(ニヤリ)」
・・・見透かされてる・・・
と、とにかく。
行くことにした。
166 :
サブロー:05/03/10 03:09:20 ID:RgDnQ5KT
さりげなく、「今日の用事」について聞いてみようか?
そんなことを考えながら、小久保家のインターホンを押した。
ピーンポーン
・・・無反応
もう一度・・・
ピーンポーン
またもや無反応。
まさか、まだ帰ってないのかしら?
ドアノブに手を掛けると、玄関が開いた。
真っ暗だ。
???どうゆうこと?
留守ならば、無用心にもほどがある。
照明一切を付けず、鍵も掛けないなんて。
「・・・おじゃましまーす・・・」
いちおう断って、室内に入った。
外灯が僅かに差し込んでいるので、大体の家屋の構造は把握できる。
167 :
サブロー:05/03/10 03:10:13 ID:RgDnQ5KT
ぱっと見、人が居るようには見えない。
気配をさぐろうと、耳を澄ますと・・・
上の方から、何か聞こえる・・・
二階には彼の部屋がある。
恐らくドアは閉まっているはずだ。にも関わらず聞こえるこの音は・・・
何かの音楽だ。しかも、大音量。
やれやれ・・・心配して損した・・・
しかしまぁ、下まで聞こえるような大音量でなにやってるのかしら!
一発叱り付けてやろうと思い、暗いので気をつけながら階段を登った。
彼の部屋の扉は少し開いているようだ。
隙間から洩れる光の筋が廊下に伸びている。
鳴り響く音楽。
168 :
サブロー:05/03/10 03:11:10 ID:RgDnQ5KT
それとは別の音が聞こえた。音、というよりは声。
音楽と入り交じって、私の頭の中でこだましている。
喘ぎ声・・・ってやつだろうか。
心臓がバクバクしてる・・・
これ以上先に進むな!
心が警鐘を鳴らすが、体はゆっくりとドアへと向かってしまう。
ドアの隙間から洩れる光が私の顔を照らした。
裸で抱き合う、男と女。
目に飛び込んできたのは、そんな光景。
ああ・・・「用事」って、このことだったんだ・・・
張り裂けそうになる心とは裏腹に、頭の中はそんな風に納得してしまった。
いや・・・心は、張り裂けて消えちゃったのかも。
169 :
サブロー:05/03/10 03:12:20 ID:RgDnQ5KT
マサちゃんが的山さんを後ろから抱きすくめて、胸とアソコを触ってる。
首筋に舌を這わせて舐め上げてる。
的山さんはとても気持ち良さそう。
二人とも熱っぽい表情で、今度はキスをし始めた。
しかも、舌を絡ませ合う、濃いキスを。
くぐもった喘ぎ声。
ピチャピチャくちゅくちゅと淫靡な水音。
ステレオからはロックンロール。
私の心臓。
聞こえる音全てが私の体を掻き混ぜ、頭がビリビリと痺れてくる。
・・・心は、完全にダウンしてしまったらしい。
私は目の前で繰り広げられる行為を食い入るように見つめている。
170 :
サブロー:05/03/10 03:13:20 ID:RgDnQ5KT
明晰だった頭の中は、熱でボーッとしてきた。
的山さんのアソコに触れていたマサちゃんの手が、つつ〜っとスライドした。
的山さんのアソコから、濡れた筋が伸びてオヘソを通り、胸に辿り着く。
ビクンビクンと的山さんが震えてる。
マサちゃんの濡れた手が、胸を揉んでいる。
的山さん、おっぱい小さいのね。
乳首が、尖んがってる。
そこをマサちゃんが摘んだり、カリカリ掻いたり。
私は、服の上から自分の胸に触れてみた。
・・・特に何も感じない。
そのまま、真似して撫でてみる。
ピリッ
あっ・・・何か、きた・・・
171 :
サブロー:05/03/10 03:14:21 ID:RgDnQ5KT
服を捲り、ブラをずらして直接触れてみる。
ビリビリッ!
あぅっ!凄い、くるっ!
以前、興味本位で自分で触ったときとは比較にならない。
なんだか、下腹部がムズムズしてきた。
的山さんも腰をモジモジさせてる。
マサちゃんの手が降りてきた。
私の手も無意識に降りる。マサちゃんが、閉じられた腿の間に手を差し込んだ。
的山さんがビクビクしてる。
クチュリ
そんな音がする。
キスでくぐもった悲鳴が聞こえた。
私の手も、私の股間を撫でた。
ビリビリッ
んぅっ!あぅんッ!
熱い息をはく。
凄い・・・!
172 :
サブロー:05/03/10 03:15:30 ID:RgDnQ5KT
頭の中で、火花が散ってるっ・・・!
おもらししたわけでもないのに、パンツが湿っぽい。
マサちゃんの手の動きが、少し速くなりだした。
二人の唇が外れる。
的山さんが、アンアン甘い悲鳴をあげてる。
その声が私の全てを、さらに溶かす。
次第に的山さんの足が左右に開き始めた。
・・・!!!?!?
お、女の人のアソコって、こんななの・・・?!
初めて、見た。
自分のだって、見たことない。
割れ目があって、そこがテラテラしてる。
その後ろに、お尻の穴も、見えた。
割れ目を、マサちゃんの手が、無遠慮に這い纏わっている。
173 :
サブロー:05/03/10 03:17:14 ID:RgDnQ5KT
的山さん、まだ毛が生えてないんだ・・・
ツルツルの下腹部が、女性器の形を私にはっきりと教えてくれる。
這い纏わる指が、時折その内部を私に見せ付ける。
私は今見ている通りに、自分のアソコを弄ってみる。
パンツが、邪魔。
アソコが露出する程度に、ズリ下げた。
アウゥっ!アンッ!ん〜っ!
私のアソコもびっしょりだ。
腿まで垂れてきた。
エッチな水音も、聞こえてくる。
一番気持ち良いのは、上の方の、何かの突起。
そこを指でくじると、凄い。
ビクビクと腰が跳ねる。
また、アソコと肛門の間も、凄い。
じわじわと、くる。
174 :
サブロー:05/03/10 03:18:19 ID:RgDnQ5KT
そうこうしている間に、何か、焦燥感のようなものが湧いてきた。
ジリジリじれったい。
指の動きが、うるさく感じる。
的山さんの声も、少し控目になってきた。
その時、マサちゃんが的山さんの腰を浮かせた。
そのまま胡座をかいて、そこに的山さんを乗せた。
そして私は、マサちゃんの・・・お、オチン○ンを、見た。
反り上がるそれは、とてもグロテスクだ。
でも、とてもいやらしい。
私の顔に、火が着く。
全身が熱くなった。
的山さんは、熱っぽい表情でそれを見下ろしている。
マサちゃんが耳元で、何か囁いた。
175 :
サブロー:05/03/10 03:19:38 ID:RgDnQ5KT
的山さんが、頷く。
マサちゃんのそれが、的山さんのアソコに、擦りつけられる。
私はその動きに合わせて、手と指を動かす。
あぁっ!早く、早くしてぇっ!
体中が切なくて、堪らない。
その瞬間、マサちゃんが、的山さんを貫いた。
反射的に、私は自分のアソコに中指を突き立てた。
プツッという感触。
同時に、ピリッと痛感がきた。
ぅうんッ!くぅっ!
アソコが、猛烈に熱い。
的山さんは、耐えるような切ない表情を浮かべている。
マサちゃんがゆっくりと動きだした。
二人の結合部はいやらしく輝いている。
176 :
サブロー:05/03/10 03:20:48 ID:RgDnQ5KT
ヌロヌロと、マサちゃんが的山さんの中を出入りした。
私も指を動かす。
熱くて何がなんだかわからないが、頭の後ろ側に電気が流れて、快感らしきものが駆け巡る。
二人の動きが、速く激しくなってきた。
それにつられ、私も・・・。
マサちゃんが的山さんを前に倒した。
そして、的山さんの腰をがっちり掴む。
パンッ!パンッ!パンッ!
何と何がぶつかっているのか知らないが、そんな音が聞こえる。
的山さんは悲鳴を上げた。なんだか、動物の交尾みたいだ。
的山さんの声が、切羽詰まってきた。
177 :
サブロー:05/03/10 03:22:19 ID:RgDnQ5KT
私の体も、何かいっぱいいっぱいになってきた。
マサちゃんの動きはさらに速く、小刻みになる。
私の手は、アソコをいじくりまわし、快感が体中を蹂躙している。
あぁッ!凄い、凄いよぉ!何かっ!きてるっ!もう・・・もうっ!ダメェッ!
マサちゃんが的山さんの名を叫び、的山さんがマサちゃんの名を叫んだ。
ほぼ同時に、私の中で何かが爆発して、弾けて、消えていった・・・
178 :
サブロー:05/03/10 03:24:40 ID:RgDnQ5KT
どうやって家に帰ったのか。
イマイチ記憶がはっきりしない。
今私はお風呂に肩まで浸かっている。
今日の出来事を思い返す。
指を、アソコにはわせてみる。
ピリッ
快感と、小さな痛感。
体が熱っぽくなる。
ひとつ、大きく息を吐いた。
お風呂の温かさが、フリーズした心をゆっくりと溶かした。
目から、熱い液体が流れ出す。
「・・・うぅ・・・うぁ・・・あぅぅ・・・」
涙が、止まらない。
私、私。マサちゃんのこと。大好きなんだ・・・。
大好きなんだ・・・!
「うぅぅっ・・・うぅ〜っ!」
お風呂の中で、私の鳴咽が止むことなく響いていた。
終
偶然リアルタイムで拝見
こんな感じのもいいですなあ
180 :
サブロー:05/03/10 03:28:11 ID:RgDnQ5KT
以上です。
ミサキをこんな風ににしてしまって、申し訳ない・・・
いやいやGJです、サブロー氏乙でした
アキオの場合、処女の責任取れ〜なんか言いそう
私の中の順位
1位 ツンデレ
2位 幼なじみ
3位 年上未経験
4位 年上経験豊富
5位 天然
サブロー氏いつも乙!GJ!
エロかわいそうなミサキにハァハァ
>>サブロー氏
GJ!!
エロ悲しい話でした。
>>182 アキオ言うな。
今では一目で女とわかる体型してるんだぞ。
性格が男→アキオ→萌える
アキオ(*´д`*)ハァハァ
巨乳
アキオ(*´д`*)ハァハァ
貧乳も萌えますよ?>マナカ
貧乳・貞操帯
マナカ(*´д`*)ハァハァ
フラットスリー ミサキ リンコ マサヒコ
遅ればせながらサブロー氏GJ。俺リンコ信者のはずなのに、
エロかわいそうなミサキに不覚にも萌えてしまいました。
ミサキの裏顔を見たくなくなるね。
ここで大穴
小宮山×坪井
と言ってみる
>>サブロー氏
悲しみにGJ!
>>193 オッズが高そうだが小宮山爆走モードだと案外簡単に馬群から抜け出すかもしれぬ
195 :
名無しさん@ピンキー:05/03/11 00:09:48 ID:yWXtu/O5
私 大人になったよ!!
196 :
セリカ:05/03/11 01:57:19 ID:6RkgbbSg
また1つ投下させてもらいます。
197 :
セリカ:05/03/11 01:59:13 ID:6RkgbbSg
下校時刻がきたことを知らせる音楽が鳴り始める。
エーコとマホ、そしてチカといつもの3人が帰っていると
「ね〜ね〜チカ、シンちゃんには電話してるの?」
「あ、例のエーコの従姉妹?どんな人なの?」
「う〜ん、アナル好き?」
「そんなことは聞いてねえ」
マホが横槍を入れて話が脱線していると
「こないだ初めて電話してからは時々してるよ。あんまり上手く話せないけど………」
「じゃあ、そろそろゴムの用意とアナルの拡張を………」
「はえ〜よ!!それとしつこい!!」
198 :
セリカ:05/03/11 02:07:07 ID:6RkgbbSg
「それじゃあ、また明日ね」
「バイバイ」
バイバ〜イ」
家に帰って部屋に入る。
部屋では携帯とにらめっこである。
出来れば毎日でもでんわしたい。
でも、その勇気がどうしてもなかなか出ない。
「一昨日電話したし今日はいいよね。シンジさんにも都合があるだろうし」
精一杯の言い訳を自分に言い聞かせて着替えにはいる。
199 :
セリカ:05/03/11 02:08:31 ID:6RkgbbSg
不安に感じることは多々あった。
エーコからシンジには女性の知り合いが多いことは聞いてたし、こないだ遊びに行った時に会った矢野アキって人も男っぽい雰囲気だったけどきれいな顔立ちでスタイルも良かった。
ふと鏡に映った自分を見る。
「…全然大きくならないなぁ………」
自分の胸を見てしみじみと寂しそうに呟く。
13歳だからあまりに当たり前と言えば当たり前だが本当にほんの僅か膨らみかけて成長の兆しが見えているぐらいである。
200 :
セリカ:05/03/11 02:09:41 ID:6RkgbbSg
頭頂部の部分を少し触ってみる。
やはりまだくすぐったいだけで感じない。
反対の手で下着の上から秘所をなぞってみる。
このへんの知識は散々エーコから聞いていたので結構知っていた。
しかし、こんなことを始めたのはつい最近だ。
それもまだ下着の上から少ししか触ったことはない。
「ん………ふ…………ん」
くすぐったいのとは少し違うなんとも言えない感覚がする。
おそるおそる下着の中に手を初めて入れてみる。
くちゅ………
「!?………え?」
少し湿っている。
もう一度触ってみても確かに湿っているし下着をよく見てみるとうっすらとシミがついている。
201 :
セリカ:05/03/11 02:10:18 ID:6RkgbbSg
「これが濡れるってこと?」
初めての体験に戸惑いながらもそのまま触ってみる。
(確か好きな人の事を考えながらするのよね)
「あ…ん………くぁ……はぁ………シンジさん………」
愛する人に触ってもらっていることを想像しながら触れていると、だんだんはっきりと気持ちいいと感じるようになってきた。
くちゅ………くちゃ………
秘所からは液体が溢れ出し淫猥な音をたてはじめた。
「あ……あん………あぅぅ………気持ち…いいよぉ」
恥ずかしい声を出さないようにしても初めての快感に自然と声を出してしまう、出さずにはいられない。
202 :
セリカ:05/03/11 02:13:34 ID:6RkgbbSg
「…くっ……ふぅっ………はぁっ…うっ……」
くちゃ………ぐちゃ………ぐちゅ………
手も指も無意識に動きが激しくなる。
「あっ…あぁっ……シンジ…さ……ん………もう………もう……うっ…あぁぁっ……あぁぁぁぁぁぁっ………!!」
指が深く入ると同時にチカは生まれて始めての絶頂に達した。
「…どうしよ…この下着…」
行為の最中には気づかなかったがチカがはいていたパンツはびしょ濡れである。
「もらしたみたいになっちゃってるし……ばれないように洗濯物に出そ………」
「チカ〜ご飯よ〜〜」
「あ、は〜〜い」
ちょうど夕食が出来たらしい。
チカはすぐにパンツもかえて着替えて、いつもの食卓へと向かった。
終わり
203 :
セリカ:05/03/11 02:16:02 ID:6RkgbbSg
以上です。
エロが短いうえそんなにエロくないかも…。
神々のかたからもっと学習して精進します。
遅くなりましたがサブローさんGJです。
リアルタイムキター!!
セリカ殿乙!
(む。授業中に寝るとはけしからん…。
とは思うけど、頭ごなしに叱るのも教師として二流ね。)
なんていうのは言い訳。他の生徒だったら叩いて起こす。
ガブッ
歯形が残るくらい強く噛みつく。
これは私のモノだっていう印。
他の誰にも渡したりはしない。
キッカケはあの時。
『私だってまだお姫さまダッコに憧れる歳だわよ!!』
冗談のつもりだったんだけど。
『しょうがないな〜』
彼はそう言って私を抱き上げた。
駅弁だったら何度も経験あるんだけど、お姫さまダッコなんてほんとに初めてで。
『え、ちょっと…』
慌てる私を
『暴れたら危ないですよ』
そう言いながらしっかりと抱きかかえた彼に、不覚にもキてしまったのだ。
…無理ありすぎだな。
あと、セリカ氏gj!
イイヨイイヨー
是非続きを!
そろそろ萌え分も欲しくなってきたので
萌えに長けた神様キボーン
ミサキ神の降臨マダァ
セリカ氏GJ!!
チカかわいいですな〜
>セリカ氏
初々しいな……GJ!!
>205
4コマの一本からそこまで考えてくれてGJ!!
211 :
ピンキリ:05/03/12 05:09:41 ID:Xxvfb9HA
「ツーショット アイ編」投下↓
212 :
ピンキリ:05/03/12 05:10:44 ID:Xxvfb9HA
休日ともなると、ある程度の規模の町では、昼前でも駅前はそれなりに賑わいを見せるものだ。
『本日2F衣服コーナー大セール』とアドバルーンの揚がったデパートは家族客の出入りが激しいし、
パチンコ屋からは、派手な煽りのマイクと勇ましいマーチ系の曲が、ドアが開閉する度に街路にこぼれ、
小さいながらも設備の整った映画館には、『世界が泣いた悲恋の物語!全米1位!』と
いささか誇張気味なポスターの文句に釣られてか、券売り場に何組かカップルが並んでいる。
有料駐車場はどこもいっぱい、自転車置き場も鮨詰め状態になっている。
そんな中、小久保マサヒコはデパート前の広場でベンチに座りながら、
ぼんやりと宙を見上げて缶ジュースを飲んでいた。
周りには若い女性や男性が多い。
この広場が、近辺でも有名なデートの待ち合わせ場所なためなのだが、
別にマサヒコ自身は誰かを待っているわけではない。
ただ、ぼけーっとしているだけなのだ。
缶を口につけ、すぐに離す。もう中身はほとんど残っていない。
(あー、どうすっかなぁ)
マサヒコは空に目をやったまま、大きく溜め息をつく。
そもそも、何故マサヒコがここに居るかと言うと―――
213 :
ピンキリ:05/03/12 05:11:57 ID:Xxvfb9HA
有名な超大作RPGの発売日、それが今日。
ゲーム好きなマサヒコも注目していたタイトルで、発売日が決定する前から購入を決めていた。
貯めたこづかいを握りしめ、意気揚々と電車で3駅先の大型ゲーム専門店まで来たはいいものの、
そこはさすがに話題の超大作、予約も含めて入荷分は開店直後に完売で、
「申し訳ございませーん」という店員の声を背中に店を後にすることになってしまった。
慌てて付近のゲームを扱っている店をかたっぱしから周ってみたものの、全部スカ。
面倒くさがらずに予約しておけば良かったと悔やんでも、もはや完全に後の祭りの何とやら。
財布の中身は『ゲーム代+往復の電車賃+ちょっとだけの小銭』しか入っていないため、他の街に移動も出来ない。
あきらめて帰るか、意地でも近くで探すか、徒歩帰宅覚悟で電車に乗って別の街に行くか、その三つしか選択肢はない。
絶対に今すぐプレイしたいというわけじゃないけど、ここまで来てこのまま帰るのはなぁ・・・と、
決心もつかずあきらめもつかず、疲れた足を休めるためにとりあえずベンチに座った、という次第だ。
214 :
ピンキリ:05/03/12 05:14:07 ID:Xxvfb9HA
缶ジュースが空になった。一滴も残っていない。
マサヒコはもう一度大きく溜め息をつく。
仕方が無い。こうあることを予測してしかるべきだったのに、それを怠った自分が悪い。
(・・・帰るか)
よっ、と腰を上げたその時。
「あれぇ、マサヒコ君じゃない?」
声がした方に視線を向けると、そこには、自分の勉強をみてくれている女子大生家庭教師が。
「濱中先生・・・」
「どうしたの、こんなところで?」
不思議そうな顔で質問するアイ。彼女にしてみれば、ここでマサヒコに会うなど予想の範疇外の出来事だ。
もちろん、マサヒコにしても同じなのだが。
マサヒコは事の経緯をアイに説明した。ちょっと恥ずかしいが、取り繕う必要も無い。
「・・・というわけなんです」
「ふーん・・・」
聞き終えると、アイは手を顎にあてて、俯きかげんで何やら考え始める。
(???)
いったい何をアイは考え込んでいるのだろうか。
今度はマサヒコが不思議そうな表情でアイを見つめる。
数秒後、アイは顔を上げた。
「それじゃあ、私につきあってくれない?」
215 :
ピンキリ:05/03/12 05:15:19 ID:Xxvfb9HA
「へ?」
つきあってくれ、とはどういうことか。
マサヒコは突然の提案に驚いた。
「今日、駅前のデパートで衣服関係のセールがあるの」
「ああ、そう言えば『大セール』と書かれたアドバルーンが揚がっていたような・・・」
「別にたくさん買い込むわけつもりはないけど、マサヒコ君が居てくれたら心強いわ」
「・・・荷物持ちってことですか」
「ゴ、ゴメン、そいういうわけじゃないけど・・・」
オロオロというか、モジモジというか、そんな挙動のアイ。
と、上目使いでマサヒコを見ると、
「・・・ダメ?」
とポツリ。
(うっ)
アイはマサヒコより背が高いのだが、自身の目線より上から上目使いをされるというのは、
それはそれでかなりくるモノがある。
第一、そんな表情を向けられて、嫌と言える男が居ろうか。いや、居ない。
さらに、とどめとも言える台詞が続く。
「それに・・・他の人の意見も聞きたいし・・・マサヒコ君の目から見て、どうなのかなって」
マサヒコに女性のファッションが解るわけがない。
アイがそれを理解して言っているとは思えないし、それに聞き方によっては、
深読み次第で「アナタの好みに合わせるわ」という意味にも取れてしまう。
当然、アイはそんな意識など無く喋っているのだろうが・・・。
216 :
ピンキリ:05/03/12 05:16:35 ID:Xxvfb9HA
「わ、わかりました。つきあいますよ」
マサヒコとしてはこう答えるしかない。
「そう!?良かった!」
さっきとは打って変わってアイは満面の笑みを見せる。
「じゃあ、行こう!」
そしてマサヒコの手を握ると、デパートへ向かって歩き出す。
「わ、ちょっと、濱中先生」
「さあ、行くわよ行くわよー!」
楽しそうにデパートの入り口へ歩を進めるアイ。マサヒコは引きずられるように着いていくしかない。
(な、なんだか完全にペースに巻き込まれている気がする)
二人に周囲からは好奇の眼差しが向けられる。
仲の良い?姉弟の図にも見えなくもないが、お互い似ていないし、
かといってデートにしては雰囲気的にも組み合わせ的にも変だと感じられたのだろう。
数人の若い男―――彼女に待ち合わせをすっぽかされたと思われる―――が、
棘々しい視線をマサヒコに突き刺したが、マサヒコがそれに気づこうはずも無い。
もし気づいたとしても、何故睨まれているかまではわからなかっただろう。
それからたっぷり二時間、マサヒコはアイにファッションフロア中を連れ回された。
217 :
ピンキリ:05/03/12 05:18:32 ID:Xxvfb9HA
品の良いブラウス発見、でも何か色がイマイチ気にいらない、
このスカーフ爽やかそうで結構イイかも、でもちょっと大き過ぎるわね、
あのVネックかわいいけど、でも、あのジャケット素敵、でも、でも、でも、でも・・・。
服を漁る→試着→やっぱやめた、のコンボがひたすら続き、挙句に下着売り場にまで引き回され、
しかもその間にアイがマサヒコに助言を求めたことは、全く無かった。
いや、正確にはあったのだが、マサヒコが答える前に「あっ、でも・・・」とアイが自己回答してしまうのだ。
無論、マサヒコも聞かれたところで、「はぁ、いいんじゃないっすか」とぐらいしか答えられなかっただろうが。
とにもかくにも、アイの『ひとりファッションショー、ひとり駄目出し』は二時間ノンストップで続き、
結局買ったものといえばシャツとスカートその他数着、何のことは無い、アイ一人でも十分持てる量だった。
218 :
ピンキリ:05/03/12 05:19:11 ID:Xxvfb9HA
マサヒコは自販機コーナーのテーブルの上に突っ伏していた。
(まさか、こんなに体力を使うとは思わなかった)
ふと周りを見れば、他のテーブルにも一台につきひとりづつ、男性が虚ろな表情でへたり込んでいる。
マサヒコと同じ状況下のようだ。どうやら、アイだけが特別なわけではないらしい。
しかし、女性にとってファッションとはそれほどまでに重き意味を持つのだろうか。
ミサキも、リンコも、アヤナも、リョーコも、そして母も、やはりこれほど手間と時間をかけるのか。
いや、全ての女性がそうではあるまい。衣服に対して淡白な人もおろう。
それに、男性でも時間をかけるヤツは時間をかけるだろうし・・・、だけど俺にはわからないなあ・・・。
疲れのせいか、思考がぐたぐたになってまとまらない。まとめる気もあまり無いが。
そこに、お手洗いからアイが戻ってきた。
表情を見るに、今日の成果にそれなりに満足しているらしい。
「あれー、マサヒコ君、ぐったりしてどうしたの?」
あんたのせいだよ、と心で呟き、口では「いや、大丈夫ですよ」と返事を返す。
「そう?ならいいけど・・・。じゃあ、遅くなったけどお昼ご飯食べに行かない?お礼に奢ってあげる」
「はあ、いいんですか?」
「もちろんよ、私がつきあわせたんだから、それぐらいはしないと」
まあ、ここは好意に甘えてもバチも当たるまい。
マサヒコはそう考えて、わかりました、と答えると腰を上げた。
219 :
ピンキリ:05/03/12 05:25:35 ID:Xxvfb9HA
昼食はハンバーガーショップで済ませた。すぐに食べることが出来るし、
何より大食いのアイにとっては、単品でどんどん注文出来るのでがありがたい。
それでハンバーガーを10個ペロリと食べてしまうのだから、さすがは『無限の胃袋』の持ち主と言うべきか。
マサヒコはチーズバーガーのセットで打ち止め。アイを見てるだけで満腹になってしまった。
ハンバーガー、ポテト、コーラ、全てお腹に入れたところで、アイが口を開いた。
「マサヒコ君、まだ、時間はいい?」
「はい?別に・・・問題無いですけど、まさか、まだ買い物があるんですか?」
「あ、違う違う」
ギョッとした表情になったマサヒコに、アイは手を振って否定すると、一枚の券を取り出した。
「何ですか、コレ?」
「さっき、服のお金を払う時にね、『五千円買う度に一回抽選!』ってやってたのよ」
マサヒコはその券をじっくりと見てみた。
表と思しき面には、『映画ペア券』と書かれており、その裏には、使用可能な映画館の名前が羅列してある。
「つまり、その抽選でこの券を貰ったと?」
「そーゆーこと」
アイはニコリと笑う。思わずマサヒコはドキリとしてしまう。
6つも歳が離れているというのに、時々アイは子どものような無邪気な笑顔を見せることがある。
アイが童顔であるということもあるのだろうが・・・理由はそれだけではないだろう。
「で、せっかくタダなわけだし、ペア券なわけだし、そこの映画館で使えるみたいだし、何か観ていかない?」
220 :
ピンキリ:05/03/12 05:27:34 ID:Xxvfb9HA
マサヒコは疲れていることもあり、出来れば家に帰りたかったのだが、
結局はアイに促されるまま映画を観ることにした。
これはマサヒコが主体性が無いとか流され易いとかいう話ではない。
今日はアイにペースを持っていかれっ放し、さらに言うと、アイに対して抗い難い“何か”を感じたためなのだが、
それに対して不思議と嫌な気持ちは沸いてこなかった。別に良いかな、と思ってしまう。
「で、マサヒコ君はどんな映画が観たい?」
「う〜ん、そうですね・・・」
マサヒコの好みは、男の子らしくアクション系ムービーなのだが、それに該当する映画は今はやっていないようだ。
他には、ホラー映画が一本、恋愛映画が一本、アニメが一本。どれも食指が動くような内容とは思えない。
「濱中先生の観たいのでいいです・・・」
芸が無いが、ここはアイの望む映画にした方が良いだろう。マサヒコはそう判断した。
「じゃあ、この恋愛映画にしましょう。『義妹は思春期』とかいう」
「はぁ・・・恋愛映画っすか」
三本の中でも最もマサヒコの好みから遠いジャンルなのだが・・・今更「嫌です」とは言えない。
「濱中先生、恋愛モノが好きなんですか?」
「え?ああ、大学の友達の間でも結構話題になってたし、それに何より・・・」
「それに何より?」
「上映時間が一番近かったから」
マサヒコはカクッと膝の力が一瞬抜けたような気がした。アイの選び方も結構、いやかなり適当だ。
まあ、タダで観れるのだから、それぐらいが肩の力も抜けて丁度良いかもしれない。
221 :
ピンキリ:05/03/12 05:28:43 ID:Xxvfb9HA
映画は結構客が入っていた。立ち見も何人か出ている。
『全米1位!』とポスターに書かれていたが、それ程人気のある映画なのだろうか。
まあ公開後一回でも1位になれば以後その冠言葉が使えるわけで、あまりアテにはならない部分はある。
客のカップル比率が異様に高いのは、ジャンルが恋愛モノだからこそなのだろう。多分。
いくつかのCMと他の映画の予告の後、映画会社のロゴが表示され、のんびりとした音楽とともに映画が始まった。
案の定、というか何というか。
マサヒコにとっては退屈極まりない。
最初の30分は我慢してスクリーンを観ていたのだが、もうそろそろどうでもよくなってきた。
一人で暮らしてた主人公の男の元に義理の妹だと名乗る少女がやってきて、一緒に暮らすようになる。
その義理の妹は何か主人公に気があるような素振りを見せ、主人公も戸惑いながらも悪い気はせず―――という内容らしいのだが、
恋愛モノ自体に興味が無いので、全く面白いとは感じない。
「ふぁぁあ・・・」
思わず欠伸も出てきてしまう。吹き替え版で無ければ、意味がわかりづらい分とっくに眠っていたかもしれない。
マサヒコは隣に座っているアイの方に顔を向ける。
少なくとも、アイは真面目に観ているようだ。
「ふぁぁあ・・・」
登場人物の台詞も、音楽も、全て子守唄に聞こえる。
『男と女って本当に難しい・・・ロジックじゃないもん、恋する気持ちって・・・』
義妹役の声優がまた中途半端に感情を乗せて喋るので、甘ったるくてさらに眠気が誘発される。
『大切なのは・・・』
(眠りたい時に・・・眠ること・・・)
マサヒコの意識は闇の中に落ちていった。
222 :
ピンキリ:05/03/12 05:30:34 ID:Xxvfb9HA
♪ズンチャッズンチャカチャズンチャカズンチャカチャ♪
不意に流れ出した早いテンポの音楽に耳を叩かれ、マサヒコは目を覚ました。
目の前のスクリーンには、花嫁姿の義妹とカウボーイ姿の主人公がトロッコに乗って坑道を爆走しているシーンが映っている。
二人はシャベルやツルハシを手に、追ってきた連中を片っ端から撃退、
義妹の結婚相手であったと思われる男性を協力して崖下に叩き落とすと、
安堵の表情を浮かべて、ガタガタ揺れるトロッコの上で熱い口付けを交わす。カチカチと歯がぶつかる音が妙にシュールだ。
トロッコが坑道を抜けて、明るい空の下に出て画面が光に満たされたところでスタッフロールが始まる。
(なんだ、後半はまるまる寝てしまってたってワケか・・・)
ガヤガヤと周囲の客が席から立ち上がり、帰り支度を始める。
(さて、それじゃ俺たちも・・・あれ?)
マサヒコは腰を上げようとしたが、太腿の上に何か重みを感じて立ち上がることが出来ない。
(あれ、荷物はロッカーに預けたし・・・何だ?)
マサヒコが視線を下に向けると、そこには、
「くぅ〜・・・すぅ〜・・・」
マサヒコの股間に顔を埋めるようにして、アイが小さく寝息をたてていた。
「な、ななななな」
パニックに陥りそうな脳みそを叱咤激励し、状況を整理する。
【つまらなかったのか、それとも疲れたのか、アイも途中で寝てしまった】
【こちら側(マサヒコ側)に頭がもたれかかってきた】
【しかし、アイの頭はマサヒコの肩に引っかからず、そのままずり落ちてきた】
【で、このような格好になった】
このようなところだろうか。細かい差異はあれ、大筋では間違っていないだろう。
とにかく、このままでは『暗がりをいいことに良からぬことをしている男女』と勘違いされてしまう。
アイを起こすべく、マサヒコはアイの頭に手をかけた。
223 :
ピンキリ:05/03/12 05:33:37 ID:Xxvfb9HA
パッ・・・
『この部の放映は終了させていただきます。お席にお忘れものの無いよう、お気をつけてお帰り下さい』
館内に一斉に明かりが灯る。
(や、やばっ!)
目を薄くして、入光量を調節しながら、アイの頭を揺さぶる。だが、アイはなかなか目を覚まさない。
「お、起きて下さい濱中先生」
本当に周囲にいらぬ誤解を与えてしまう。仕方が無い、叩いて起こそうか、と考えたその時、前の席から声が―――
「・・・小久保君?」
なに?
何で皆さん方がここにいるんですか?
三人勢ぞろいってどういうことですか?
えーっと、待って下さいよ。あれは確か先週の水曜日でしたか?
天野ミサキさんが映画のチケットを持ってきたのは。
「お父さんの伝手で映画の無料券を貰ったの。4人分あるから、今度の日曜日に観にいかない?」
若田部アヤナさんと的山リンコさんは即答でしたね。
「ええ、私は別に構わないわよ」
「わーい、映画だー」
で、俺は断ったんですよね。そりゃゲームを買いにいくつもりでしたもの。
「ごめん、その日俺用事があるんだ」
「えっ、そうなの・・・」
「悪い、ゴメンな」
そうでしたか、今度の日曜日ってのは今日でしたね。
それで、観に行く映画とはこの映画のことでしたかそうですか。
224 :
ピンキリ:05/03/12 05:35:49 ID:Xxvfb9HA
マサヒコはゆっくりと顔を上げる。
天野ミサキ
的山リンコ
若田部アヤナ
見間違えるわけもない、正真正銘の本人たち。
ミサキは無表情。リンコは顔にОが3つ。アヤナは異様に目が釣りあがっている。
マサヒコは改めて自分の状況を確認するために、アイに視線を落とす。落ち着いているように見えて、そうではない。
本当の恐怖を前にすると、人は冷静、と言うか感情が凍ってしまうものだ。
アイが自分の股間に顔を埋めていて、
そのアイの頭に自分の両手が添えられていて、
つまり所謂、この体勢は、その、アレで、なんとやらで。
さらに神様とは時に物凄く意地悪なわけで、
アイに映画の代わりに食べ物の夢を見させてしまっていたようで。
「う〜ん、おい、しいよぉ・・・ムニャ、ペロッ・・・」
マサヒコは体感した。
絶対零度というものを。
225 :
ピンキリ:05/03/12 05:37:32 ID:Xxvfb9HA
「・・・小久保君」
ミサキがマサヒコの後ろに回り、首根っこを掴む。
リンコが右、アヤナが左の腕を抱える。
「・・・さ、行きましょうか」
すぐ背後で発せられたミサキの声は、氷の刃となってマサヒコの肺腑を抉る。
グイン、と3人に引っ張りあげられ、席から強引に立たされると、そのままの体勢で床の上を引き摺られていく。
その時にアイが下に転げ落ちたようだが、3人は見向きもしない。
バタンとドアが開けられ、ロビーを3人の少女がひとりの少年を引き摺って歩いていく。
あまりに異様な光景に、周りの人間は声も出ない。
マサヒコは天井を見上げていた。
もはや抵抗も言い訳も意味をなさないのは承知している。
これから己の身に、どのような災いが降りかかるかも承知している。
(ああ、どうして・・・)
どうして、こうなっちゃったんだろうなぁ。俺が悪いのかなぁ。そうか、俺のせいなのかぁ。
入り口から表通りに出る。
相変わらず人の数は多いが、まるでモーゼか大魔神か、3人(+ひとり)の前の人混みが真っ二つに裂けていく。
マサヒコの視界に、映画のポスターが入る。
先ほどまで上映されていた映画。自分と、アイと、そして3人が観ていた映画。
ポスターに書かれた文字、『世界が泣いた悲恋の物語!』
何が世界が泣いた、だよ。
俺が今一番泣きたいよ・・・。
マサヒコはただ、ズルズルと引き摺られていく。映画館が遠くなっていく。
アイが寝ぼけ眼を擦りつつ、映画館から出てきた時は、すでに人混みは元通りに戻っていた。
F I N
226 :
ピンキリ:05/03/12 05:39:17 ID:Xxvfb9HA
長々と失礼。
エロは妹のショーコネタかシンジ×今岡ネタでまた今度。
では、また。
ピンキリ氏GJ!
なぜこんな時間にw
義妹は思春期ワラタw
ピンキリ氏GJ!!
GJです!ワラタ
アヤナのレイプキボンヌ
>>ピンキリ氏
GJ!!
タイミングが悪いのはマサのお家芸だな!!
まさかここでシンの名言が聞けるとは
みなさん乙です
保管庫更新しました
おかげさまで妹の方も徐々ににぎわってきました
| 。 | |
ゴツン |★ / / + 。 +
___|_∧ / / キタァァァ!!サンk
('∀` / / + 。 。 *
,- f
/ ュヘ | * + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
ハマファンAAかw
古田氏乙ですー
236 :
セリカ:05/03/14 02:17:57 ID:LTDGE1Vr
古田氏乙です。
また投下します。
237 :
セリカ:05/03/14 02:18:57 ID:LTDGE1Vr
土曜、城島家にはカナミの友達が泊りがけで遊びに来ていた。
みんなで持ち寄った材料でバーベキューをして腹も膨れて後片付けが終わり、さてどうしようかという頃
「あ、カオルちゃんちょっとあたしの部屋まで来てよ。見せたい物があるの」
「見せたい物?うん、いいよ」
と言ってカナミとカオルは2階に上がっていく。
「じゃあ、あたし達は下でテレビ見ながらトランプでもしてるから」
「わかった。後から参加するね」
カナミは笑顔だったが心の中では既に恐ろしいことを考えていた。
238 :
セリカ:05/03/14 02:20:05 ID:LTDGE1Vr
カオルは部屋でベッドに腰掛けて不思議そうな顔をしてカナミにたずねる。
「で、見せたい物って何?」
「うん。ほらカオルちゃん、キスで赤ちゃん出来ると思ってるみたいだから本当の事を教えてあげようと思って」
そういってカナミがテレビのリモコンのスイッチを押すと
「あっ、はん、あーん、アッアッ」
テレビに映し出されたのはシンジご愛用のAVである。
「な!何これ!?何してんの?」
「赤ちゃんはこうやって出来るんだよ」
「う…嘘……」
239 :
セリカ:05/03/14 02:20:46 ID:LTDGE1Vr
どこまでもピュアなカオルにはかなり衝撃的だったらしくショックを受けていた。
しかし、テレビから目が離せないでいたその時、
ガチャッ
後ろ手に手錠をかけられる。
「え?な、何!?」
「カオルちゃんってすごいピュアだから見てて汚したくなるんだよね〜」
そういって押し倒し、服をたくし上げる。
「何すんのよ!」
「やっぱり胸、あたしとおんなじぐらいだね」
そういうとカナミは未発達のカオルの胸の先端に吸い付いた。
「あぁ! んっ……や…やめてよ。」
240 :
セリカ:05/03/14 02:21:38 ID:LTDGE1Vr
必死になって暴れて抗議するがカナミは無視して乳首を舌で転がしたり吸い付いたりとやめる気配は一向にない。
「んっ、あぁ、ダ、ダメっ…こんなの…おかしいよ」
日頃の練習で上手なカナミの舌使いにカオルは思わず反応して声が出てしまう。
「そう言ってはいるけど乳首たってきたよ。気持ちいいんじゃない?」
「そ、そんなことない」
なぜ乳首が立つかいう知識はないが、恥ずかしくてたまらないので気持ちいいことは必死に否定する。
カオルが必死に否定している隙にカナミはズボンに手をかけて下着ごと一気に下ろす。
「ちょ、ちょっと!」
例え同性でも性器を見られては恥ずかしい必死になって足を閉じようとするが手でおさえられてそれもかなわない。
241 :
セリカ:05/03/14 02:22:20 ID:LTDGE1Vr
そこにカナミはおもむろに指を一本入れてみる。
「いっ、痛!」
「あ、ごめん。やっぱりいきなりは無理だよね」
そういってクリトリスを丁寧にもみ始めた。
「ああ!」
突然の刺激にカオルは大きく反応する。
「あ!あっ、ああっ!」
「カオルちゃん、ここクリトリスって言うんだよ。言ってごらん」
「あ、はァっ、ふぅん」
言葉責めをしてもこたえる余裕もない。しかし秘所は確実に潤ってきていた。
242 :
セリカ:05/03/14 02:23:15 ID:LTDGE1Vr
「あぁ、はぅ、ああん!」
嫌がりながらも体は勝手に反応してしまう。
カナミはさらにあまった手で胸にも愛撫を加える。
「や…やめ……ああっんあっ、あっ!ダメ」
少し湿っていたぐらいの股間からは今はもう溢れんばかりに愛液が出ていた。
「はぁ、ああっ!んん……はぁっあ!」
「気持ちいい?遠慮せずにもっと感じていいよ」
するとカナミは顔を股間にうずめて舌をいれた。
あいている両手で胸への愛撫も忘れない。
「やだ!きたな……あぁっ!はぁ、あっ!んんっ」
初めての異物の侵入に抵抗はあったが舌が深く入るたびに大きな喘ぎ声をあげる。
243 :
セリカ:05/03/14 02:24:17 ID:LTDGE1Vr
「ひぃっ……んっんっ……んぁぁ!!」
もうカオルは誰が見ても一目でわかる程、いつイッてもおかしくない状態だった。
「んあああっ! あぁぁっ! あぁぁぁ………ああっ、あああっっ!」
「もうイキそう?ここが気持ちいいんでしょ?早くイッちゃいなよ」
「あぁぁ!ダメ………ダメぇぇぇ!」
カオルはビクッと反応して体を強張らせて絶頂を迎えた。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「初めてなのにすごい敏感なんだね。この調子だとこれもいけるかな?」
そういってどこからともなくバイブを取り出す。
カオルは一度それを見たことがあった。
ショーコにもらったマッサージ機だ。
「これは本当はこうやって使うの」
244 :
セリカ:05/03/14 02:25:00 ID:LTDGE1Vr
そういってバイブを割れ目にあてがう。
カオルの脳裏に先ほど指を入れられた時の痛みがよぎる。
「やだ!それだけは絶対嫌!お願い、やめて!」
「大丈夫だよ。カオルちゃんぐらい感度よかったらきっとすぐに気持ちよくなるよ」
そして一気に奥まで押し込んだ。
「あああああぁぁぁぁぁ!!!」
焼けるような痛みが走る。
割れ目から血が流れ処女膜を失った事をしらせる。
「今は痛いかもしれないけど段々よくなってくるから」
そう言われても全く理解できない痛いものは痛いものでしかないじゃないか、
と考えていると不意に股間に刺激があたえられる。
245 :
セリカ:05/03/14 02:25:41 ID:LTDGE1Vr
「あぁっ!あ…はぁっ、ん!」
カナミが左手でクリトリスをさわり右手でバイブをゆっくり出し入れしだしたのだ。
「やっ、ああ!……ん…あっ」
痛みと快感の刺激を同時に受け、もう何がなんだかわからなくなってきていた。
しかしそのまま10分もそんなことを続けていると少しずつ痛みに慣れてきたのか
「ふあ……んぁっ、はぁぁん………ああ!」
少しずつ刺激は快感のみになってきたようだ。
「ほら、感じてきたんでしょ?初めてでこれだけ感じるなんてピュアなふりして毎日ここをさわったりしてたんじゃないの?エッチだな〜」
「んっ、ち…がっ、こんな……っとこ、あぁん!触った………んっ、こと……ない、ああっ!」
「ふ〜ん。じゃあ、こうしたらどうなっちゃうのかな?」
246 :
セリカ:05/03/14 02:26:24 ID:LTDGE1Vr
そう言うとカナミは近くに置いていたリモコンを手にとりスイッチを入れる。
ウイィィィィン
低いモーター音が響きバイブが振動しはじめる。
「んっああっ!あぁ、ひぁ、はぁん!やっ、んあぁっ!」
初体験でバイブの刺激は強烈すぎるのか、カオルはひたすら身をよじり喘ぐだけである。
カナミもそれを楽しみ振動を段階的につよくしていく。
「ああ、はぅ、あああぁん!」
(ダメ………また真っ白になっちゃう………………)
カオルの限界がきてまさにイクというその時
カチッ
247 :
セリカ:05/03/14 02:26:58 ID:LTDGE1Vr
(え?なに?)
突如バイブが全くうごかなくなる。カナミがスイッチを切ったのだ。
「今からは簡単にイカせてあげないよ」
意地の悪い笑みを浮かべまたスイッチをいれる。
「んあぁん!はん、はっ、あぁ、ああ!」
イキそうになってはスイッチを切る。
これが延々と30分は続いた頃、
「はぁ、ふぅ、はぁ」
「カオルちゃん、イカせてほしい?」
「え?」
「最後まで続けてほしい?」
カオルはカナミを見たまま何も言わないが目は明らかに絶頂を感じたいと望んでいる。
248 :
セリカ:05/03/14 02:27:41 ID:LTDGE1Vr
「ちゃんと自分で言えたらイカせてあげる」
「………………」
「じゃあ、また30分ぐらい頑張って………」
「待って!……その………」
「何?」
「その………最後まで……続けて………下…さい」
「ダメだよ。ちゃんと『エッチな私をおま○こにつっこんだバイブでイカせてください』って言わなきゃ」
「そんなこと………」
「言えないなら、しかたないよね」
少しずつ振動を強くしていく。
249 :
セリカ:05/03/14 02:28:25 ID:LTDGE1Vr
「わかりました!言いますから!」
完全に主従関係を叩き込まれ気づかないうちに敬語にまでなっている。
こうなるとカオルはもう完全にカナミのものだった。
「……私の……おま………おま○こに…つっこんだ……バイブで………エッチな私を……イカせてください………」
「よく言えたね。それじゃあ………」
赤面して懇願するカオルにカナミは笑顔でこたえ一気に振動の最大までスイッチを入れる。
「んあぁぁぁぁぁんっ!くぅぅぅ!!やっ………あぁぁぁ!!!」
例えようもない快感にカオルは気が狂いそうになる。
もうシーツには溢れた愛液で巨大なシミが出来ている。
「ふぁ、はぁ!ああん、んぁっ!」
もう理性などどこかにとんでいってしまっている。本能のままに快楽を貪るのみである。そして、
250 :
セリカ:05/03/14 02:29:09 ID:LTDGE1Vr
「ああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!」
えびぞりでビクッビクッとわずかに痙攣し今まで以上の愛液を溢れさせてカオルはイッた。
「はぁ、はぁ」
「ふう〜カオルちゃん、すごいかわいかったよ」
満足げに手錠を外しながら話し掛けても全く返事がかえってこない。しばらくは考えることも億劫だろう。
時計に目をやるともうかなりの時間がすぎている。
「じゃあ、あたし先に下のみんなのところに行ってるから、みんなには上手く言っとくからゆっくり休んでいいよ」
そう言って部屋から出ようとした時、思い出したように振り返って
「またやろうね。今度はもっと激しくて気持ちいいことしてあげる」
そう言い残してカナミは部屋を出て行った。
終わり
251 :
セリカ:05/03/14 02:38:25 ID:LTDGE1Vr
以上です。
ちょっと頑張って純愛とは違うものを書いてみました。
言葉責めってすごい難しいですね。
では、失礼しました。
ハァハァGJ!シリーズ化キボン
セリカ氏乙
さて…今週号を受けてアヤナネタが来るか来ないか…
GJでした!
シンジ×マナカorチカor今岡orアキオ待ってるよ。
誰か頼む。いつまでもおれは裸でいる。ハァハァはやく〜アッーー!!
<<254
つ[毛布]
セリカ氏GJ!!次も待ってますよ。そういえば最近郭神とドミンゴ神がこなくてちょっと寂しい(´・ω・`)
SSが途中だからそのうち降臨するよ
まったり待ちましょう
エースは投番ローテをしっかり守るもんだからね。二人はエロもシチュもずば抜けてるし、ま、間は谷間先発と中継ぎにガンガッてもらいましょ
保管庫ってどこか教えてください
261 :
518:05/03/16 22:09:19 ID:eT4kxeue
谷間に先発。
アイ先生とマサヒコ君シリーズホワイトデーverです。
前作は保管庫へ。
「谷間」という言葉になにやらぐっと来るのは俺だけだろうか?
262 :
518:05/03/16 22:09:59 ID:eT4kxeue
ホワイトデー。
誰が言ったかホワイトデー。
白い日。
バレンタインデーのお返しの日なのだそうで。
最近は三倍返しが主流だと!?
舐めんな!!
大体、どこの誰がホワイトデーなんて作ったんだ!!?
そう思ってググッてみたらあっさり見つかった。
公式サイトなんてあるのかよ……商魂たくましいねぇ。
この商魂があれば日本はまだ大丈夫だ!
さて。
そんなホワイトデーも近づいて来た頃。
マサヒコはアイへのお返しで軽く頭を悩ませていた。
つーかバレンタインの際のあれはチョコを貰ったと言えるのかどうか……。
まあかわいいアイが見られたからいいんだけど。
いやしかし…あ〜んと口を開けるアイはかわいかった。
「な〜に百面相してるのかな〜」
「ふぐっ!」
中村に頬を引っ張られる。
「アイのことでも考えてたのかな〜?このこの〜」
「ふぁふぁふぃふぇふふぁふぁい」
大学が春休みに入ったため、家庭教師の授業が無い日でもアイと共に
マサヒコの部屋に入り浸っているのだ。
まあ今日はアイはいないけれど。
……考えてみれば好都合だ。
「ふぁ、ふぁかふらふぇんふぇ」
「ナニ言ってるかわかんないわよ?」
じゃあこの手をはなさんかい!と言わんばかりに手をタップする。
263 :
518:05/03/16 22:10:41 ID:eT4kxeue
「ああ、ごめんごめん。で、なんなの?」
「ホワイトデーをどうしようかと思いまして」
「あら、上げてもいないのにくれるなんて悪いわねぇ」
「あんたにと違う」
「わかってるわよ。ちょっとボケてみただけじゃない」
そう言って「ふむ」と腕を組む。
「候補はしぼったの?」
「いえ、キャンディーぐらいしか思いつかなくって」
「じゃそれでいいんじゃない?」
「んなあっさりと」
「いや、真面目な話。高い物や気の利いた物は喜ばれるだろうけど、最終的には心だから。
あんたが上げるモノならアイはなんでも喜ぶわよ」
そう言ってウインク。
相変わらず決めるときはビシッと決める女性だ。
だが。
「ああ!しまった!」
「ど、どしたんすか!?」
「あんたらが付き合う前だったら「童貞上げなさい」って言えたのに!」
「……」
本当に。
決めるときはビシッと決める女性だ。
いろんな意味でなっ!!
さて、ホワイトデー当日。
「おかえりなさ〜い♪」
マサヒコが自宅に帰ったらアイがいた。
ここ最近よく家に入り浸っていたが、帰ったら既に居たというのは初めてだ。
流石にちょっとビックリだ。
264 :
518:05/03/16 22:11:21 ID:eT4kxeue
「早いっすね、今日は」
「あ、うん。だって今日は、その…」
もごもごと歯切れが悪いが。
どうやらお返しをちょっと期待していたようだ。
「まあ期待に沿えるかどうかわかりませんけど、いちおー用意だけはしてますから」
「ほんと!?」
「あんまり期待しないでくださいよ」
そう言ってアイの横を通り、キッチンへ。
冷蔵庫からラッピングされた箱を取り出す。
「…どうぞ」
ちょっと照れながら渡す。
顔が赤いのはご愛嬌だ。
「ありがとう…開けていいかな?」
マサヒコが首を縦に振るのを確認し、アイは丁寧に包装紙を剥がす。
「わぁ〜」
出てきたのはレアチーズケーキ。
「おいしそ〜!ありがとね、マサヒコ君」
「いえ、喜んで貰えてなによりです」
「早速食べよっ!え〜っと包丁にお皿に…」
「あ、俺がやりますから」
その後。
「俺が」「私が」と取り合う様に準備をして。
再び「俺が」「私が」とケーキを切る。
なにがどうなってか、二人一緒に切ることになり「まるでケーキ入刀だね」とアイが言ったばっかりに
これまた二人して真っ赤になってしまったり。
なにをやってるんだか、この二人。
「おいし〜♪」
それでもケーキを食べればそんな恥ずかしさも吹っ飛ぶのがアイがアイたる所以。
趣味、食べ歩きは伊達じゃない。
ぺろりと一切れ食べてしまい、二切れ目に突入。
265 :
518:05/03/16 22:12:21 ID:eT4kxeue
「ん〜…すっごい濃厚。これどこで買ったの?近所にこんなおいしい店あったっけ?」
「いえ。インターネットのお取り寄せです」
「ええ!?それって、結構高かったんじゃない?」
「まあ安くはなかったですけど…おこずかいも貯めてましたし、お年玉も残ってましたしね」
そう言って笑うマサヒコに、アイもまた笑顔で、
「…ありがとう」
感謝の意を伝えた。
その後お喋りなどしつつケーキを二人で食べる。
大食漢のアイと成長期のマサヒコの二人にかかってはホールケーキもあっという間になくなってしまう。
……女なのに大食漢…どゆこと?どーでもいい?
「ごちそうさま。おいしかったよマサヒコ君。ありがとう」
「いえ。そう言ってもらえれば選んだかいがあったってものですよ」
そうは言うマサヒコなのだが…ちょいと気になることが。
「あの…先生」
「なに?」
「俺の気のせいだといいんですけど……なんか不満そうなんですけど」
「え!?」
そう。
アイが少し不満そうと言うか…物足りなさそうなのだ。
「あ、ひょっとして俺ケーキ食べすぎましたか?すいません。先生が持って帰る分のこと考えてなくって」
「ち、ちがうよ!そんなことないよ!!」
否定するアイだが、
「先生、俺達いちおー付き合ってるんですよね?」
「うん」
「嘘付かれると正直凹むんですけど」
「う…」
マサヒコの指摘に言葉に詰まる。
「言っても家庭教師と教え子って期間も合わせると結構長い付き合いですから。
嘘ついてるかどうかかはわかるつもりですよ、俺」
「ううう…」
266 :
518:05/03/16 22:13:00 ID:eT4kxeue
「先生」
マサヒコに詰め寄られ、アイは、
「その、不満ってわけじゃないのよ」
白状をはじめる。
マサヒコはその様子を真剣な表情で見つめる。
「ただ、ね。今日は、ホワイトデーだから、そうなのかなって…」
「……言ってる事がよくわかんないんすけど?」
「だから……あのね…」
どうにもアイの歯切れが悪い。
それなりに物事をズバズバと言うアイには珍しいことだ。
と、言うことは。
つまりアイにとって言い辛い事だと言うことで。
ならば自分が言外のうちに察するのが彼氏の役目…とばかりにマサヒコはなんとか理解しようとする。
「ホワイトデーって…白い日だから……」
「……」
「白いから…だから…先輩が……白くなる日だって…」
「……oh」
思わず唸る。
そもそも。
アイの口から先輩=中村の名が出た時点で全て察することが出来る。
中村=エロ。
必要十分条件だ。
んで。
白ってのがなにを表すのか?
簡単だ。
ナニだ。ナニだよ。
「えっと……先生」
「…うん」
マサヒコが悟ったことを悟ったのだろう……ややこしいな、おい……顔が赤いアイ。
267 :
518:05/03/16 22:13:41 ID:eT4kxeue
「部屋に行っててもらえますか?」
「……うん」
アイがキッチンから出ていく。
マサヒコは皿とフォークを流しに置き、水に浸す。
そして水で簡単にうがい。
玄関に向かい施錠。
これで何人たりとも侵入不能だ。
鍵を持っている母親とて無理だ。
だってチェーンロックもしたし。
さらに一階の各部屋を回り鍵を確認。
大丈夫、全部かかってる。
そして…二階へと上がっていく。
一方その頃。
二階のマサヒコの部屋のアイはベットに腰掛けていた。
今更ながらにキョロキョロと部屋の中を見まわし、ひどく落ち着かない様子。
すると、マサヒコが部屋に入ってくる。
「あ、マサ――」
「マサヒコ君」と声を掛けようとしたら押し倒された。
「マ、マサヒコ君!?」
目を白黒させるアイに、
「先生、今日はホワイトデーですよね?」
「う、うん」
「文字通り白い日にしましょう!」
そう言ってアイの服を脱がせる。
いきなりなことにアイは、
「きゃ〜♪」
悲鳴を上げた。
268 :
518:05/03/16 22:14:21 ID:eT4kxeue
つーか悲鳴じゃねえ!!
喜んでるやん!!?
「マサヒコ君ったら、ごーいんなんだから♪」
「ごーいんなのは嫌いですか?」
「マサヒコ君にされるのなら好き♪」
な、なんだこのかゆい会話は!!?
「今日は両親は外食ですから。ゆっくりしていって下さい」
「ん〜…ゆっくりさせてくれるの」
「先生次第ですよ」
「じゃあ…ゆっくりしたくないな♪」
にっこり笑うアイにマサヒコは濃厚なキスをする。
舌を挿し入れ、絡めとる。
ピチャピチャと音を立て舌を絡ませているとアイがじたばたともがき始める。
「先生…だから呼吸は鼻でして下さいよ」
「だ、だって…」
どうにもアイはディープキスが苦手なようで。
触れ合うだけのバードキスの方を好む。
しかしなんと言うか…その、高める…と言うか、興奮させるにはディープキスのほうがいいのだが。
だがしかし。
ならば他にやり様はいくらでもある。
小久保マサヒコ、性技に関しては青二才であっても初心者ではない。
まあ若葉マークがとれたばかりの、しかもアイ限定の、だが。
アイの感じる所はいくらでも知っている。
例えば、
「っ!……やぁ……そこ!……ああ!」
うなじはアイの弱点の一つ。
マサヒコの思う通りの純な反応を返してくる。
真っ赤になっていやいやと首を振る。
「かわいいですよ、先生」
「っ!?そんな!…うぅん!」
269 :
518:05/03/16 22:16:34 ID:eT4kxeue
言葉攻めもまた一興。
特に「かわいい」「きれい」等の誉め言葉は効果的だ。
言われなれてないのだろう。
ただし、これには問題がある。
「マサ……ん!…ヒコ君…も…かっこいいよ……」
「……」
「照れてる?」
そう。
大抵こう切り返されちゃうのだ。
加えて。
マサヒコも「きれい」だなんて言いなれてないから多分に照れてしまう。
言葉攻めは諸刃の刃。
気を付けようと思うマサヒコ。
すっかり下着姿になったアイの胸を下着の上から揉む。
もみもみと。
寄せて上げて圧してつぶして。
「ん……」
指が登頂に掛かる度にアイがピクリと反応する。
ので、わざとなるだけそこを触らないようにする。
するとアイは潤んだ、切なそうな目で見るのだ。
ただしあまり意地悪をすると膨れてしまうし、悪い時は怒らせてしまう。
だから。
マサヒコはアイのブラをたくし上げ胸を露出させる。
形のよい、いわゆるお椀型の綺麗な胸。
「きれいだ」
そう言われ、真っ赤になるアイに更なる刺激。
「ひぁぁ!!」
胸の登頂を激しく吸われ、甲高い声を上げる。
「大丈夫ですか?」
マサヒコの言葉にも反応は鈍く、荒い息を吐く。
270 :
518:05/03/16 22:17:31 ID:eT4kxeue
アイに申し訳ないとおもながらマサヒコはアイの下着を脱がせる。
「あ、濡れてる」
「……言わ…ないでよ…」
ぼそりと呟いた一言に反応する。
「でももう少し濡らしたほうがいいかな?」
そう言ってマサヒコはアイの下半身に舌を這わせる。
はじめは太ももから、だんだんと秘部に近づき、
「はぁぁ!」
舌を挿し入れる。
既に程よく濡れていたそこを音を立てて舐める。
いや、貪る。
「ひぁ!……あうぅぅ!……」
「先生の味がしますよ」
「そ、ん…あああ!!」
アイは腰を浮かせ、甘い声を上げる。
もっとアイの声を聞こうと舌を激しく動かし、
ついでにアイの…というよりも女体の最も弱い場所を刺激する。
「きゃふ!!」
流石に効いたようだ。
身体を痙攣させるアイを見つめながらマサヒコも服を脱ぐ。
下半身は出番を今や遅しと待っている。
臨戦体勢どころか既に戦闘をはじめている。
ぶっちゃけ先走ってます。
手で押さえつつ、アイの中に埋め込む。
「はあぁぁ!!」
「くっ…」
相変わらずアイの中はきつく、強く閉めつけてくる。
暖かく、得も言われぬ快感がマサヒコの身体を走りぬける。
すぐに動くと達してしまいそう。
なので根元まで納めた所で動きを止め、アイにキスをする。
おろろ、、
272 :
518:05/03/16 22:18:12 ID:eT4kxeue
マサヒコが舌を入れるより早く、アイの方から舌を絡めてくる。
テンションが上がるとディープキスをしてもちゃんと鼻で息をするのだから不思議だ。
普段は緊張しているからだろうか?などと頭の片隅で思いながら、
マサヒコは舌を絡め、アイをじっくり味わう。
しかし、今本当に味わうべきは下半身のほうだ。
マサヒコはゆっくりと腰を動かし始める。
腰を引き、押し入れる度に、
「ひぃん!!」
アイが甘い声を上げてくれるのが嬉しい。
シーツを握り締め、顔を真っ赤にして喘ぐアイの姿がマサヒコの興奮を煽る。
腰をアイに叩きつける様に動かす。
グチャ、ジュプと卑猥な音が部屋に響く。
「あ、ああ…!」
アイの上げる声の間隔が短く、そして甲高くなる。
「マ、マサヒコ君…わ、わたし…もう!」
アイの言葉にマサヒコはよりいっそう激しくアイの中を突き上げる。
「あああー!!」
背筋を仰け反らせ、全身を痙攣させてアイが達する。
同時にマサヒコはアイの中から抜く。
ビクビクと震え、ほとばしる白濁液がアイの腹を淫靡に汚していく。
するとはぁはぁと荒い息をしていたアイ。
「これが…ホントのホワイトデー…だね」
「……」
「…あれ?」
首を傾げる。
マサヒコの反応がない。
273 :
518:05/03/16 22:19:00 ID:eT4kxeue
おかしいなと思いマサヒコの顔を覗きこむ。
「…お、おぉ!?」
目が合った。
ぎらぎらしたマサヒコの目と。
「先生」
「な、なにかな〜?」
「まだホワイトデーには足りないと思いませんか?」
マサヒコの言葉にアイは、
「えっと……」
嬉しそうに頷いた。
なにしろこうして身体を重ねるのは久しぶりなのだ。
バレンタインの時は邪魔されたし。
「ちなみに、今日はホワイトデーですから。父が母を連れ出してますから。
帰り結構遅くなるんですよ。だから…」
「だから?」
「存分に楽しみましょう」
「うん♪」
こうして。
アイとマサヒコは存分にホワイトデーを満喫することとなった。
翌日マサヒコがダルそうにしていたのは多分そのせいだろう。
そう!
文字通り精気がなかったわけですな。
はっはっはっ!
END
274 :
518:05/03/16 22:21:05 ID:eT4kxeue
終了。
誤字、脱字、表現違い等はスルーしてください。
セリカ氏いい仕事してますね〜。
グッジョブです。
り・あ・る・た・い・むキター!
乙ですた。何らかのお約束乱入あるかと思ってたらストレートに。
乙〜!
合間合間に入る
『つーか悲鳴じゃねえ!! 喜んでるやん!!?』
とかの部分がいちいち面白かったです
アイのは痴漢された唯一の被験者
GJ!
二本柱のドミンゴ神と郭神、そして518神とサブロー神で先発は不安無しですな
押さえの守護神が新参者神、期待の新人王候補がセリカ神というところですか
GJ!
やっぱ518氏のはおもしろいなー。ほのぼのしてる感じがすごいいい!次も期待してます。
282 :
サブロー:05/03/17 04:33:13 ID:7yn4AvYP
投下します。
またも、前作の続き。
またも、ミサキが泣いちゃいます。
ダメな人は、スルーしてください。
283 :
サブロー:05/03/17 04:34:36 ID:7yn4AvYP
「あらミサキちゃん。いらっしゃい」
「お邪魔します」
「私はこれから町内会だから。
何のおもてなしも出来ないけど、ゆっくりしていってね」
「・・・はい」
ミサキは真っ直ぐにマサヒコの部屋へ行く。
「・・・何か、いつもと感じが違うわね・・・」
疑問に思いながら、マサヒコ母は町内会へ出掛けて行った。
マサヒコの部屋。
扉の前にミサキが立っている。
多少の迷いと、悲壮感が漂っている。
が、意を決して扉に手を掛けた。
最近、天野の様子がおかしい。
事あるごとに、避けられている。
あの日を境に、何かが変わったのだ。
284 :
サブロー:05/03/17 04:35:57 ID:7yn4AvYP
リンコと結ばれ、童貞を捨てた。
その日以来、マサヒコはミサキと話しをしていない。
挨拶とかは普通にしているが、面と向かって話す機会が無くなった。
リンコとのことに、感づかれたのだろうか。
(・・・女は、感がいいらしいしな・・・)
リンコとの関係から、恋愛感情というものが朧げながらも解り始めていたマサヒコには
ミサキがどうして自分を避けるのかが何となくわかった気がした。
とはいえ。
ミサキが自分のことを好きだとしても
(俺は、リンコが好きだ)
この気持ちは変えられない。
ミサキにどう接すれば良いのだろうか。
285 :
サブロー:05/03/17 04:37:21 ID:7yn4AvYP
マサヒコはミサキとの距離を測りかねていた。
扉が開く。
マサヒコが目を向けると、そこには今、思い悩んでいた女の子が立っていた。
「・・・入ってもいいかな」
「お、おう」
突然の訪問に驚くが、とりあえず席を薦める。
しかし、ミサキはベッドに腰掛けた。
マサヒコは回転式のデスクチェアに座り、ミサキに体を向ける。
そして、ギョッとした。
ミサキはベッドに体育座りしており、パンティがスカートから覗いていたのだ。
慌てて目をそらした。
横目でミサキを見やると、彼女はベッドに視線を落とし、シーツを撫でている。
286 :
サブロー:05/03/17 04:38:48 ID:7yn4AvYP
「・・・どうかしたのか?
最近お前、おかしいぞ・・・」
返事が無い。
しきりにベッドシーツを撫でている。
少し視線をずらすと、白いフトモモが眩しく映り、ドキリとする。
リンコとのセックスを思い出し、マサヒコの下半身が少し反応した。
「・・・この前・・・」
ようやくミサキが口を開いた。
「ここで・・・的山さんと、してたんだね・・・」
マサヒコの心臓が跳ね上がった。
何故、それを?
「私、見ちゃった・・・
的山さん凄く気持ち良さそうで・・・私も濡れちゃったんだよ・・・」
そう言いながら、ゆっくりとミサキが足を開いた。
287 :
サブロー:05/03/17 04:40:27 ID:7yn4AvYP
「私じゃ、ダメ?私のことも、女にしてくれないかな」
そんなことを口にするミサキ。その目には、何と言うか、光が無い。
いや、瞳の奥に暗く光る何かがある。
マサヒコの背中がゾクリとした。
いつもの、天野じゃ、ない。
「なに言ってんだよ・・・そんなこと、できねーよ」
いやでも白いフトモモと、その奥のパンティが目に入る。
「それでね・・・マサちゃんが的山さんとしてるの見て・・・
自分でね・・・ここに・・・」
そう言いながら、マサヒコに見せ付けるようにパンティに指を這わせた。
ゴクリ
マサヒコは唾を飲み込んだ。
288 :
サブロー:05/03/17 04:42:14 ID:7yn4AvYP
「中指を入れたの・・・ちょっと痛かったけど、なんかもう、いっぱいっ!って感じで・・・イッちゃった」
ふにっ と、中指をパンティに食い込ませる。
マサヒコは自分の分身が勃起したのを感じた。
目の前でこんなことされたら、理性はともかく体は黙っていられない。
「私のこと、抱いて。
女に、して・・・」
マサヒコの体はもう十分準備は整っている。
あとは、挿れるだけだ。
しかし・・・体と心は、別。
「そんなことは出来ない。俺はリンコと付き合ってるんだ。
わかるだろ?そんなこと、できねーよ・・・」
ミサキがベッドから降りた。
289 :
サブロー:05/03/17 04:43:55 ID:7yn4AvYP
ミサキはゆっくりとマサヒコに歩みよる。
「的山さんのこと、名前で呼ぶのね。私のことは呼んでくれないのに」
クスリ と、笑う。
マサヒコが初めて見る、渇いた笑い方。
「でもね、マサちゃんのここ・・・
もうこんなだよ」
「!」
突然、ジャージの上から勃起を撫でられた。
焦ってその手を払おうとしたが。
足の間にミサキの体が滑り込んできた。
突き飛ばすわけにもいかない。
「凄い・・・カチカチだね・・・」
「体と心は別「別じゃないよ」
「心が求めるから、体も求めるんだよ!」
ミサキが、強く言い切った。
290 :
サブロー:05/03/17 04:45:56 ID:7yn4AvYP
そして、止める間もなくジャージが降ろされた。
マサヒコの勃起がミサキの眼前に晒される。
「なっ!?」
ミサキの肩を押そうとするが、それより早く勃起を掴まれた。
ピリッと痛みが走る。
「うぐっ!」
「ダメだよ暴れちゃ・・・
これ、すごく熱くてドクドクしてる・・・」
ハァ と熱い溜息が漏れ、マサヒコの勃起を擽った。
にぎにぎと形状を確かめるかのように刺激してくる。
「うっ!・・・や、やめろよ」
「やめないよ」
うっとりとした表情でマサヒコを見上げた。
「これで・・・的山さんと、したんだね・・・」
291 :
サブロー:05/03/17 04:47:21 ID:7yn4AvYP
ミサキが勃起を上下に摩る。
「くっ!」
マサヒコの頭に鋭い快楽が走る。
中学生ということもあり、そう頻繁にセックスできる立場ではない。溜まっていた。
先走りの液が漏れる。
「何か、でてきた・・・精液じゃないよね・・・先走りってやつかな」
何でそんなことを知ってるんだ、ってそれよりも!
これ以上は洒落にならない。
強く肩を押す。
「これ以上はダメだ!離れてく「離れないよ」
「それに、体も止めて欲しくないみたい」
マサヒコの勃起は今や、反り立ってぬらぬらと輝き、ミサキの手の動きに過敏に反応している。
292 :
サブロー:05/03/17 04:48:55 ID:7yn4AvYP
先走りがミサキの手も濡らし、上下動作が滑らかになる。
「うぅっ!」
「気持ち良さそうだね・・・
もっと、良くしてあげる」
ペロリ
そんな感じ。
マサヒコの勃起を、ミサキが舐めた。
「うわっ!」
リンコとのセックスでもそんなことはしていない。
未知の快楽が頭を貫く。
亀頭の回りを舌が這い、幹は手で擦り上げられる。
「私ね、勉強したんだ。マサちゃんが喜んでくれるように、この日のために」
摩りながら、そんなことを言う。
今度は、唇を先端に被せてきた。
そのままジュプジュプと先端を刺激する。
293 :
サブロー:05/03/17 04:51:07 ID:7yn4AvYP
ミサキの頭が上下し、先端が強烈な摩擦を受ける。
裏側を舌が這い、マサヒコの快楽中枢を刺激する。
「うぅっ!あぐぅ!」
マサヒコが呻く度に、ミサキの動きが大胆になる。
もう、限界だ。
「ぐっ!い、イクぞ!離れてくれ!」
ミサキの動きが止まった。「いいよ。
わたしのお口に、いっぱい出して」
そして
マサヒコの勃起を強烈に吸い上げ、舌先で尿道口をグリグリした。
ビュルンっ!ビュクンっ!ビュっ!ビューっ!
「!・・・っ!・・・っぅ!」
マサヒコは弾けるように射精した。
体がくの字に折れる。
体が大きく痙攣する。
294 :
サブロー:05/03/17 04:52:48 ID:7yn4AvYP
激しい吐精感の中・・・
(リンコ・・・ゴメン・・・ゴメン・・・)
ただただリンコに申し訳ない思いが、マサヒコの心の中を駆け巡っていた。
マサヒコが射精した。
舌先に熱い精液が絡みつく。
「んんっ!んっ!んっ!」
勃起がしゃくり上げる度に、勢いよく精液が流れ込む。
口の中がいっぱいになる。
溢れないように、飲み込んだ。
ゴクリ、ゴクリ。
段々弱まる射精に合わせて、ゆっくりと零さないように。
射精が終わる頃には飲み干していた。
最後に軽く吸い上げ、残りを吸い出し、飲む。
口を外して、溜息をついた。
295 :
サブロー:05/03/17 04:54:39 ID:7yn4AvYP
「ハァ〜・・・なんか、不思議・・・
マサちゃんのを飲むなんて・・・」
マサヒコのことを見上げながら、ミサキがしゃべる。
しかし、マサヒコは答えなかった。
「まだ、出来るよね。
的山さんのときは何回もしてたもんね」
そう言いながらぐったりしているマサヒコのペニスに手を掛ける。
「私のこと、女にしてね」やわやわとペニスを刺激し始めた。
こんなこと、リンコに言える訳がない。
これは、明らかな裏切りだ。
マサヒコはミサキから目を背け、そんなことを考えている。
ミサキの行為の間中、深い自責の念にかられていた。
296 :
サブロー:05/03/17 04:55:54 ID:7yn4AvYP
「・・・もう・・・止めよう・・・」
マサヒコの足の間でミサキがペニスを摩っている。
その表情には焦りが浮かんでいる。
「どうして・・・?なんで、大きくならないの・・・?」
手で刺激したり口に含み吸い上げたりしたが、マサヒコのペニスは一向に回復しない。
ミサキの表情が必死になる。
ペニスへの愛撫も乱雑になってきた。
ペニスに痛みを感じたとき、マサヒコはミサキを抱き上げた。
そして頭を胸にかき抱く。
「離して・・・!離してよ・・・!
もう一度、大きくしなきゃ・・・!
・・・私を、女にしてよ・・・!」
297 :
サブロー:05/03/17 04:57:51 ID:7yn4AvYP
「・・・もう、いいんだ・・・
もう大きくならないよ・・・」
「どうして・・・?なんで・・・?」
ミサキの目から、大粒の涙が零れる。
「なんで・・・?なんで・・・なんで、的山さんなの・・・?
・・・・・・どうして、わたしじゃないの?!
わたしだって、わたしだって!マサちゃんのこと、大好きなのに!」
少女の鳴咽が少年の部屋に響く。
その声は徐々に大きくなり、慟哭となって少年の胸元を濡らした。
「うぅっ・・・!あぐぅぅ・・・!うわぁ・・・うわぁぁん!」
マサヒコは強く強くミサキを抱きしめ、頭を撫でた。
泣き止むまで、ずっとそうしていた・・・
298 :
サブロー:05/03/17 05:00:11 ID:7yn4AvYP
どれほどの時間、そうしていたか・・・
啜り泣くミサキの頭を、マサヒコが撫でる。
大分治まってきたらしく、涙も目尻に浮かぶ程度になっていた。
先にミサキが口を開いた。
「・・・的山さんのこと・・・好きなの・・・?」
マサヒコは相変わらず、ミサキの頭を撫でる。
「・・・ああ・・・
好きだ・・・」
「・・・・・・そう・・・
・・・じゃあ・・・今日だけ・・・
今日だけ、このままもう少し、甘えさせて・・・」
「・・・ああ・・・」
こうして、天野ミサキは失恋した。
秋から冬へと移り変わる季節。
北から吹く冷たい風が、冬のはじまりを告げていた。
終
299 :
サブロー:05/03/17 05:07:46 ID:7yn4AvYP
あああああああっ・・・
ま、またしてもミサキがメタメタに・・・
ミサキファンの方々に申し訳ない・・・orz
これでミサキは一段落ついたかな。
次はアイかアヤナか・・・一息いれて、妹かな。
精進します。
ミサキがキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
518氏、サブロー氏GJ!!
最近カテキョが少なかったからうれしい!
しかし、誰かが足りない・・・
サブロー神GJ!さすが四大エースの一人!
また別の話でミサキを幸せにしてあげて下さい
セリカ氏、518氏、サブロー氏、GJ乙です!
読み手としては連投は非常に喜ばしいのですが、肩や肘の怪我だけにはお気をつけ下さいませ
しかし他にもペピトーン氏や82氏など、本当に投手力が揃ったスレですね、ここは
古田氏もご苦労さま乙です
今週の収穫。
・ミサキに酒乱属性がプラス。『まさにチェリーボーイだよ〜〜〜』
・乳ランキング リンコ<ミサキ<アイ<リョーコ<アヤナ
酒ネタっていくつか書かれてたよな
乳ランキングは…どう反映されるんだろうか
「さあ、実際に測ってみて」って全員マサの前で脱いで、とか?
そろそろアヤナ分がたりませんよ……
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
まだ中学生なのに二人の成人女性より胸が大きいなんてばけもんか
私といたしましては・・・
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ツンデレ!ツンデレ!
⊂彡
ツンデレ分に飢えております・・・
ミサキはもうマサに揉んでもらって胸を大きくするしかない
まあミサキは貧乳だからこそ萌えというのはありますが
中村以外は処女で痛い筈
313 :
ドミンゴ:05/03/18 18:05:04 ID:00CYFTYA
久しぶりに投下させてもらいます。しかしちょっとの間に、投手陣がまたパワーアップしてますね。賑わっていて嬉しいです。
前スレ176の続き
鍵穴に差し込んでキーを回すと“カチャリッ”と音がしてロックが解除される。
(いいんですよね?)
確認を取るようにアイを見るとコクリッと頷いてくれた。マサヒコもそれに頷き返してドアを開ける。
こんなホテルに入るのは、当たり前だが中学生のマサヒコは初めてだ。
心臓バクバクで部屋を見る。そして初めてなのはアイも一緒で、マサヒコの肩口からひょっこり首だけ出して、好奇心一杯で覗き込む。
『うわぁ〜〜〜〜』
二人の声はばっちりハモッた。多分おそらく絶対心でもハモッた。
パネルを見たときからそんな雰囲気はあったが、ズバリこの部屋のテーマは昭和だろう。それもかなり安っぽい。
まず二人を出迎えてくれたのはピンクの照明。ミラーボールが目に眩しい。
バスルームの壁はガラス張りで外からは丸見え、ベッドは“回ります”と、宣言しているかのように怪しさ大爆発。
ご丁寧にも周りは360度ミラーワールド。ここまで胡散臭いといっそ清々しいくらいだ。
「なんだか…………スゴいね」
名称に“ラブ”などと付いているホテルには、入ったことなどないアイはちょっと面食らっている。
それはもちろんマサヒコもそうなのだが、
「でもなんか…………あまり現実感のない部屋ですね」
まるでテレビ番組で見るコントのセットみたいに感じられた。むしろ部屋より余程リアルに、それでいて夢心地に感じられるのは、
“くにゅ……むにゅん………”
部屋のタッチパネルを押してからここまで、アイの身体が動くたびに、ずっと組んでいる腕にオトコの身体には在りえない柔らかさが
心地よい圧迫を加えてくる。
314 :
ドミンゴ:05/03/18 18:06:57 ID:00CYFTYA
カップルが恥ずかしげもなく、街中だろうが人前だろうが腕を組んでいるのはなぜなのか? マサヒコにはわかった気がした。
この柔らかい魅力にオトコが抵抗するのはとても難しい。というよりも抵抗する気が起きない。
「立っててもしょうがないし、……中に入ろ」
さほど強い力で引っ張られたわけではないのだが、離れていくアイの柔らかさを追いかけるように、マサヒコも部屋の中に踏み入る。
「え〜〜〜〜っと…………」
とはいえ、これからどうしたらいいのかマサヒコにはわからない。
この部屋における最終目的地ははっきりと、なるだけ見ないようにしながらも目の端にに映っているのだが、そこへいきなり行っても
いいのかどうか? もっとムードを盛り上げてからロマンチックに誘うべきなのか? じゃそのロマンチックな誘い方はどうやるのか?
中学生のチェリーくんにいくら考えてもいい考えは出てきそうになかった。
「……どう……しようか?…………」
そしてそれは家庭教師も同じのようである。
目線はチラチラと答えを赤い顔で見てはいるのだが、そこに辿り着く公式がとんとわからない。
自分がわからないものは当然だが、カワイイ生徒にも教えようがなかった。
ただ生徒のほうはこれで結構物覚えもよければ、要領も存外にいいほうである。
わからない問題はとりあえず後回し、なんでもいいから解答欄を埋めろ、白紙はダメよ、というテストの鉄則を守る事にした。
まぁ、これはテストではなく本番なわけだが……。
「あの……お風呂…………入ったらどうかと……思ったりしたんですけど…………その………」
これが答案用紙に書かれたなら、非常に自信も力もない文字になっていただろう。でも答えはとりあえず、
「そ、そうだ……ね」
マルだ。花マルにはかなり程遠く、なんだかすごく頼りないが、一応は正解である。
アイはトテトテとその場から、マサヒコから逃げるように、さして広くもない部屋を真っ赤な顔で脱衣所へと小走りしていく。
そしてその場に“ポツンッ”と残されたマサヒコの顔も、負けず劣らず思いっきし赤かった。
315 :
ドミンゴ:05/03/18 18:09:28 ID:00CYFTYA
まぁ、それはそれとして、いつまでも“ぼけら〜〜〜〜”と立っているわけにもいかないので、マサヒコは改めて部屋をキョトキョト
して座れそうな場所を探す。
ベッドに座って待ってるといかにも盛っているように見えるので、備え付けのテレビの前にあるソファーに腰を降ろした。
落ち着かない気持ちを何とかしようとリモコンを手に取ると、
「あ、あの……ね、マサヒコくん」
「ん?」
マサヒコが振り向くと、そこにはこの部屋に入ったときのように、顔だけを覗かせたアイがはにかんだような笑顔を浮かべてる。
ちょっとだけ見えている生肌の肩、それだけでマサヒコの心臓はボルテージを上げていた。
「なん……ですか……」
「あのね、その、え〜〜っと、ね ……先輩が言ってたんだけど」
マサヒコの心臓のギヤが期待でまたまた上がる。
今日ほど“中村”というキーワードに期待したことはない。そしてその“教え”にはもっと期待したこともない。
「……男の人は……一緒にお風呂に入りたがるって言うんだけど…………マサヒコくんも…………そうだったりするのかな?」
これがいつものマサヒコならしなかったろう。でも今日はいつものEDマサヒコではない。
勢いよく“ブンブン……”アホな子みたいに頷きまくっていた。情けないがこれが、極めて健全な男子中学生の反応である。
「…………一緒に…………………入る?」
アイの声が鼓膜から脳へとすべり込み『一緒に入る一緒に入る一緒に入る一緒に入る……』エコーが掛かると、マサヒコは“カクカク”
と膝が笑っている足で立ち上がると、
「は、はは、入りゅ……!?」
(なんでキマんないんだろうなオレは……)
マサヒコの目尻からは、己の情けなさにちょっぴし涙が滲んでいた。これがサムライの生きてる時代なら、切腹していたかもしれない。
でもアイにも元服前の少年を労わってやる余裕などはなかった。こちらも髪結い前である。
316 :
ドミンゴ:05/03/18 18:10:29 ID:00CYFTYA
「……うん…………来て…………」
それだけを言うのが精一杯で、すぐに恥じ入るように首を引っ込めてしまった。
(カ、カワイイ……)
年上に“カワイイ”が褒め言葉なのかどうなのかはわからないが、素直なこれがマサヒコの想いである。
ズボンをその場で脱ごうとしたマサヒコだが、毎日毎日しているその作業に、指先が期待と興奮に震えてえらく手間取ってしまった。
それにこういうときは男の子の場合、大きくなってしまった“ナニ”かが引っかかるのも原因の一端である。
服をあっちこっちに散らばせて全部脱ぎ終えあると、マサヒコは“いざ出陣!!”と思ったかどうかは知らないが、両手で覆っても
隠し切れなくなっている“ブツ”を押さえながら脱衣所の扉を開けた。
「あれ!?」
そこにはてっきりマサヒコはもう、アイが生まれたままの姿で待っていると思ったのだが、
「!?」
教え子の股間を、その手からはみ出してしまっている勃起を見てしまい、ササッと視線を逸らす家庭教師はバスタオルを纏っている。
「……あ!?」
そんな反応をされると勢い込んで浴室に入ってきたマサヒコも、急に気恥ずかしくなってしまい、“回れ右”で後ろを向いてしまった。
ちなみにちょっと内股である。
「す、すいません!!」
脳内麻薬が多量に出まくっていたマサヒコは、“腰にタオルくらいは巻くべきだった”と、いまさらだが暴走気味の自分に後悔した。
そのまま出ていこうとする。
だがオカマちゃん歩きのマサヒコに、アイは待ったを掛けてくれた。
「どこいくのマサヒコくん?」
その怒っているわけではない優しい声の響きに、マサヒコはホッと胸を撫で下ろしながら首だけで振り返る。
317 :
ドミンゴ:05/03/18 18:11:30 ID:00CYFTYA
アイはスポンジを手にして、鏡の前にある真ん中の、ちょうど手が通せそうに凹んだイスの後ろに、正座をして待っていた。
誰を? もちろんマサヒコをだ。
「背中流してあげる …………座って」
言ってアイは顔をうつむかせる。
スポンジにはもうソープが垂らされているのか、緊張の為だろう、アイがキュッキュッと握り込むたびに泡立って、それがなんだか
ひどくマサヒコにはイヤらしく見えた。
「……座って…………お願い」
「こ、こちらこそ よ、よろしくお願いします」
ここまで言われては断れない。断りたくない。なるだけ前を見せないようにしながら、凹んだイスに腰を降ろした。
ただ背中を流してもらうにしては、マサヒコの姿勢はずいぶんと前屈みである。
「あの、マサヒコくん、それだと背中流しずらいんだけど」
ごもっともな意見だ。仕方なくマサヒコは背筋を伸ばそうとするが、目の前にある鏡からはこの部屋の製作者の意図が透けて見えた。
普通の家にある鏡よりもあきらかに縦に長い。
座ってみてわかったのだが、ちょうど股間までがすっぽり収まる長さなのだ。
そういう目的のホテル、そういう目的の部屋なのだから、むしろ“GJ!!”と褒めるべきなのかもしれないが、
(余計なお世話だ……)
心の底はともかく、表面上はこう思うしかないのが、桜よりも鮮やかな色に染まっているチェリーボーイの単純複雑な感想だった。
今回はここまで。
約一月ぶりの投下なのに中途半端なところで切って、読んで下さってる方には申し訳ありません。
なんとか次はエロパートに持ち込めそうです。
ハ、_,ハ、
;'´∀`* ';
ミc c ,;彡 <もっと!もっと!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!ドミンゴ氏乙です!GJです!
正座して続きを待ってます。
320 :
ピンキリ:05/03/19 00:15:41 ID:3Nm2OT8x
妹ネタになるハズが何故かマサ×ミサキになってしまいました。
二人が高校生になってからの話なので、そんなん嫌じゃという方はスルーしてやって下さい。
では投下↓
321 :
ピンキリ:05/03/19 00:16:31 ID:3Nm2OT8x
鏡の前で私は、最後のチェックを行う。
髪は整っているか?
服装に乱れはないか?
ルージュはちゃんとひけているか?
よし、おかしいところは無い。
携帯も持った。
財布も持った。
その他、細々とした物もしっかりバッグの中に入れる。
彼からプレゼントとして貰ったネックレスを首にかけ、準備完了。
オッケー、忘れ物は無い。
しかし、念には念をいれよ、だ。
部屋を出る前に、もう一度頭の中で再度確認を行う。
あ・・・。
やっぱり、アレ、要るかな・・・。
うん、要る・・・かもしれない。
タンスの二番目の引き出しを開ける。
所謂、コトの後に必要になる替えの下着。
出来るだけ可愛らしいモノを選ぶ。
何か、ちょっとだけ恥ずかしい。
さて―――これで、本当に用意万端、抜かり無し。
時計を見ると、針はデートの待ち合わせ時間の丁度20分前を指している。
これは、急がないとちょっと間に合わないかもしれない。
私は階段を、ドタドタと音がしないギリギリのスピードで駆け降りる。
玄関で靴を履くと、扉を開け、奥に居る母さんに声をかける。
「いってきまーす、ちょっと遅くなるかもしれなーい」
いってらっしゃいの返事は扉の向こう。
遅れるわけにはいかない。何せ、今日は久しぶりの、マサちゃんとのデートなのだから―――。
322 :
ピンキリ:05/03/19 00:18:22 ID:3Nm2OT8x
駅前の時計台が見えてくる。時計の表示は、待ち合わせの時間を既に5分程オーバーしている。
一刻も早く、その下で待っている彼のところへ行きたいのだが、
赤信号が最後の関門となって立ちはだかる。
しかし、乱れた息を整えるのには丁度いいかもしれない。
遅れそうになったので走ってきましたゼェゼェハーハー、
という姿を見せるのは、ちょっと嫌だ(遅れた自分が悪いのだけれど)。
バッグからハンカチを取り出すと、額とうなじに滲んだ汗を拭き取る。
信号が青に変わり、一斉に人が動き出す。
その中を、はやる気持ちを抑え、駆け足寸前の速さで歩く。
横断歩道を渡りきると、目的地は目と鼻の先。
居た。
ぼーっとした表情で、宙を見つめながら立っている。
彼の姿を見た瞬間、自制が効かなくなる。駆け足寸前、が駆け足そのものになってしまう。
彼もどうやらこちらに気がついた様だ。よう、という感じに手を挙げる。
あと10歩、あと5歩、あと3歩、到着!
「マサちゃん、待った?」
「いいや、別に・・・と言いたいところだけど、早めに来たからな。20分位待ったよ」
待ち合わせに女を待たせる男は最低、とはよく言うが、逆もまた然り。
ここは素直に謝るのが上策。だけど少し策を弄したいのも、また女心というもの。
「ゴメン・・・久しぶりのデートだったから、つい準備に気合を入れ過ぎちゃって・・・」
「ふうん・・・」
彼の視線を感じる。頭のてっぺんから足の先まで。
「その服、結構似合ってるな」
よし!と心の中でガッツポーズ。出遅れ分を取り戻すことに成功したようだ。
彼が―――マサちゃんがニコリと笑って、私に右手を差し出してくる。
「それじゃ、行こうか」
私は頷くと、マサちゃんの掌に、自分の掌を重ねた。
323 :
ピンキリ:05/03/19 00:21:05 ID:3Nm2OT8x
お互いの家が10mも離れていないのだから、
わざわざ待ち合わせをする必要など無いのかもしれないが、
待ち合わせはデートというものの必要欠くべからざる形式のひとつであり、避けて通ることは出来ない(?)。
今日は行き先は決まっていない。色々二人で考えながら過ごす時間が、また楽しくて嬉しい。
道中はお互いに近況報告を行う。
毎日顔はあわせなくても、電話でいっぱい話しているのだから、報告も何も無いのだが、
『直にお喋りをする』という行為こそが大切なのだ。
「若田部から手紙が来たんだって?」
「うん、元気にやってるみたい。友達もたくさん出来たって」
彼女は今、オーストラリアに居る。
若田部さんも私と同じ、聖光女学院に進学した。
そして二学期の始まりに、成績優秀者として半年間の交換留学の一年生代表に選ばれたのだ。
「的山と昨日駅で会ったよ。それにして、聖光の制服似合ってないな、アイツ」
そう、リンちゃんも聖光女学院に合格した。
本人曰く、中村先生に直前で教えてもらったヤマカンが全て当たった、とのことだが、
入学試験全科目でそれぞれ自己採点でオール95点以上というのは尋常ではない。
言っちゃなんだが、宝くじの一等当選券を道端で偶然拾ったようなもんだと思う。
「先生たちも忙しいらしいし・・・。でも、一度みんなで会える席を設けないとな」
中村先生は大学卒業後、英学グループが新しく開いた塾に講師として就職した。
リンちゃんを始めとして、受け持っていた教え子がことごとく上位の進学校に受かったとあって、
直々に英学グループから声がかかったらしい。指導力は兎も角、塾の風紀が乱れないか心配になってしまう。
アイ先生は大学の卒業論文に忙殺されているようだ。
それでも、家庭教師のアルバイトは辞めずに続けている。もしかすると、アイ先生も英学で仕事に就くかもしれない。
二人とは定期的に連絡は取っているものの、それぞれの都合もあって、
顔をあわせてゆっくり話をすることがなかなか出来ないのが残念なところだ。
324 :
ピンキリ:05/03/19 00:24:32 ID:3Nm2OT8x
お喋りをしている間、私はずっとマサちゃんの顔を見上げている。
私と同じ位の身長だったのだが、中学三年の夏休みが過ぎた辺りから段々と離されていった。
今ではアイ先生よりも1、2cmは大きいだろうか?
顔も随分と大人っぽくなった。
中性的な目鼻立ちはそのままに、男らしい凛々しさが上乗せされてグッと格好良くなった・・・と思う。
惚れた者の欲目では無いはずだ。
多分だけど。
私がマサちゃんに告白したのは、中学校の卒業式の時だった。
近くて、そして遠い、幼馴染という関係。
気負わず、臆せず、普通に仲良く話せる関係。
その居心地が良いばかりに、また、それを壊してしまうのが怖いばかりに、
マサちゃんへ自分の気持ちを打ち明けられないまま、中学の三年間を過ごしてきた。
もし進学先が同じ高校なら、臆病なまま、それまでの関係を続けることを選んだかもしれない。
しかし、私は聖光女学院へ、マサちゃんは別の高校へとそれぞれ進路が決まっていた。
4月からは別々の生活が始まり、日中に顔をあわせることは、全く無くなる。
その事実が重く圧し掛かり、私はもう気持ちを覆い隠しておくことが出来なくなった。
325 :
ピンキリ:05/03/19 00:27:38 ID:3Nm2OT8x
後で思い返してみるに、あれは果たして告白と呼べる代物だったのかどうなのか。
学校の校門で、生徒や父兄がたくさんいる中で、
涙を流した女の子が、男の子の胸倉を掴んで振り回し、
聞き取りづらい泣き声で「好き、好きだよお」と叫んでいる―――というのは、間違いなく告白の場面には見えない。
男の子の答えが、「お、オレも好きだから、は、離せ苦しい死ぬ助けてうげぼぐがぎ」
だったのだから、もうまるっきり脅迫だ。
本当は、体育館の裏に呼び出して、静かに想いを伝えようと考えていたのだけど・・・。
確実に言えるのは、「中学も卒業したし、大人の入り口に立ったってことで取り敢えずコレで景気つけなさい」と、
事の直前に渡された薄い小麦色の苦い液体に全ての原因がある、ということだけだ。
・・・本当、よく恋人同士になれたものだと思う。
広い世界中探しても、こんなやり方で付き合い始めるカップルというのは、そうあるものでは無かろう。
326 :
ピンキリ:05/03/19 00:30:33 ID:3Nm2OT8x
アクセサリーショップ、アミューズメントセンター、喫茶店、映画館。
通り一遍のプログラムかもしれないが、楽しいものは楽しい。
気がつけば、西の空が薄っすらと赤くなっている。
「今日はおもしろかったね、ありがとう、マサちゃん」
「そうか、天野が喜んでくれて、オレも嬉しいよ」
天野―――まだ、マサちゃんは私のことをそう呼ぶ。
名前を呼んで欲しい、と何度も口を酸っぱくして言ったのだが、気恥ずかしいとか何とかで、なかなか呼んでくれない。
まあ、まだ別にいいかな、と思う。付き合い続けて、もっと二人の距離が縮まれば、自然と呼び方も変わるだろう。
肩を並べて、商店街の中を歩く。
商店街を抜けると、横断歩道に出る。信号は赤。
家へ帰るためには、横断歩道の向こうのバス亭へ行かなければならない。見ると、丁度バスが停まっている。
信号が青に変わる。走れば、まだバスに間に合うかもしれない。
だけど、マサちゃんは動かない。私の掌を握る力が、少し強くなる。
「・・・天野」
マサちゃんが私の顔を見る。私もマサちゃんの顔を見返す。お互い、言葉は無い。
向こうに渡る人、こちらに来る人。
動いていないのは、私たち二人だけ。
信号がまた、赤になる。
バスが音を立てて、私たちの前を通り過ぎてゆく。
327 :
ピンキリ:05/03/19 00:33:26 ID:3Nm2OT8x
「ふう・・・」
商店街の少し外れにある、それほど大きくも無いラブホテル。
その一室で、私はシャワーを浴びている。
マサちゃんの部屋でもやったし、私の部屋でもやったけど、
やっぱりホテルだけは慣れないなあ、と思う。
何だか奇妙に落ち着かない。知らない部屋だから、というのが原因なのだろうか。
愛する人に初めてを奉げるという、人生で最大級のイベント、所謂初セックス。
それをを体験したのは、つい4ヶ月程前、ゴールデンウィークの頃のことだ。場所は私の部屋。
当然ながらお互いに経験が全く無く、何をどうしたものやら手探り状態で、
雑誌やビデオから得た知識を総動員してどうにかこうにか事を成したは良いものの、
「やっぱり痛かった」「とにかく恥ずかしい」の二つの印象に脳を占領されてしまい、
何だか非常に勿体無い気分になったものだ。
確かに、マサちゃんを直に肌で感じたし、本当に恋人になれた気がして嬉しかったのは事実だが、
二人とも必死で、何かこう、蕩けるような、痺れるような、甘いような、
そんなロマンチックさに欠けていたのが残念だった。
後で中村先生から、「初めてでそんな贅沢抜かすとは言語道断!」と思いっきり怒られたけれど。
328 :
ピンキリ:05/03/19 00:35:31 ID:3Nm2OT8x
バスタオルだけを身に纏い、ベッドへと向かう。
マサちゃんが服を着たまま腰掛けている。
「マサちゃん、シャワっむぅぐっ」
シャワー空いたよ、と続けようとしたが、突然のキスで唇を塞がれ、声が音になって出ていかない。
「ぷはっ」
唇が解放される。
だけど、文句を言う暇もなく、身体を抱え上げられる。
ふわりとした浮遊感、そして背中に当たる柔らかいベッドの感触。
「ちょ、ちょっとマサちゃむっ、むむ・・・」
またしてもキスの攻撃。ちょっと、あまりにも一方的過ぎる。
しかし、抵抗しようにも、口は塞がれ身体は圧し掛かられ、文字通り手足も出ない。
「ぷふう」
たっぷり2分間は口内を蹂躙された。その間呼吸が上手く出来なかったので、少し苦しい。
「はぁはぁ、マサちゃん、ひどいよ・・・」
「ゴ、ゴメン。その、あの・・・その格好見たら、押さえが効かなくなったっつーか、我慢しきれなかったっつーか・・・」
申し訳無さそうな、切なそうな表情で私に謝るマサちゃん。
「天野がキ、キレイだと思って、つい乱暴にしちまった・・・ホント、ゴメン」
329 :
ピンキリ:05/03/19 00:36:56 ID:3Nm2OT8x
・・・・・・・・・。
反則だ。
そんな表情でそんなコト言われたら、怒ることが出来ない。
逆に・・・愛しくなってしまう。
「ムッ」
今度はこちらからキスをする。さっきのお返しだ。
すぐに唇を離し、頬にもう一度軽くキス。
「いいよ・・・」
「・・・えっ?」
「マサちゃんのしたいように、していいよ」
我ながら結構な発言だと思う。こういう特殊状況下でも十分に恥ずかしい。
マサちゃんの顔が真っ赤になる。多分、私も同じだろう。
「天野・・・」
「マサちゃん・・・」
最初と二度目はマサちゃんからの一方的なキスだった。
三度目は私からの一方的なキスだった。
そして、四度目。
それは、お互いが顔を寄せ合っての、恋人同士の自然なキス。
マサちゃんの手が、バスタオルへと伸びる。
そして、ゆっくり、ゆっくりと取り外していく。
改めて私は気がつく。
マサちゃん、シャワー浴びてないし、服だって脱いでない。
やっぱりこれって不公平かもしれない。
・・・でも、ま、いいか。
330 :
ピンキリ:05/03/19 00:39:16 ID:3Nm2OT8x
「んっ・・・くうっ・・・はぁ・・・っ」
マサちゃんの手が、私の胸を包むように揉む。
乳首が時々掌で擦れて、その度に背骨に電流に似たショックが流れる。
グッと顔を上げて、自分の胸元を見てみる。
私の胸の大きさからいくと、掴まれているというより、添えられているといった感じだ。
若田部さん位とは言わないけれど、やっぱりもう少し大きさが欲しい。
バストアップ体操は今でも続けているが、効果はあまり、というか全く出ていない。
溺れる者は藁、では無いが、もしかしてとか万が一とか思うと止めるに止められないところが悲しい。
「ん・・・ああ・・・ん?」
ふと、マサちゃんが手の動きを止め、私の顔を見る。どうしたというのだろうか?
「これくらいでいいよ」
「えっ?」
「これくらいの大きさの方が、オレは好きだよ」
・・・前言(前考)撤回、今の大きさのままでいい。
バストアップ体操も明日でヤメよう。巨乳がどうした、関係無い。
331 :
ピンキリ:05/03/19 00:42:39 ID:3Nm2OT8x
時間をかけて、マサちゃんは私の身体を隅々まで愛撫していく。
結構マサちゃん、ネチっこい。
だけど、いちいちそれに「ああん」「い、いい・・・」と反応してしまう私は、元来淫らな性質なのだろうか。
それとも、相手が愛する人だからこそなのだろうか。
・・・両方、という気もする。
まあ、考える必要は無い。ここは感じていればいい。
身体がだるい。
しかし、心地よいだるさだ。
指と舌で一回づつ、イカされてしまった。
マサちゃんは私の股間から顔をムクリと上げると、起き上がり、私の肩に手を回して跪かせる。
そして、ズボンとトランクスと脱ぐ。
目の前には、マサちゃんの、十分な硬さになった、アレが反り返っている。
どうして欲しいかは、マサちゃんは言わない。
私も聞かない。
そんなことする必要無い。
私はゆっくりと、マサちゃんを口内に含んだ。
マサちゃんが感じられるように、唇を、舌を、口全体を使って奉仕する。
奉仕、って何だか卑猥過ぎる表現だが、他に思いつかない。
舌技に関しては他人と比べたことが無いので(当たり前だが)、己の技量がいかほどのものかはわからない。
ただ、マサちゃんが気持ちよくなってくれればいい、とだけ思って、舌を動かす。
「天野・・・」
ポン、と頭に手が置かれる。
それが、何の合図かは、よくわかっている。
これも、いちいち聞く必要なんて無い。
332 :
ピンキリ:05/03/19 00:44:34 ID:3Nm2OT8x
マサちゃんは絶対にゴムを着けて挿入する。
「例え中で出さなくても、生でヤる以上は妊娠の可能性があるわ。まだお互い高校生なんだし、
それにミサキちゃんに負担をかけたくないのなら、必ず着けなさい」
と中村先生に言われたらしい。ちょっと寂しい気もするが、十分に納得出来る。
「あっ、あっ、ああっ!」
マサちゃんが私を責め立てる。
最初の頃に比べると、さすがに痛みはもうそれ程感じない。
「あ、あ、マ、マサちゃあん!」
「天野、天野・・・ミサキ!」
身体が上へ上へと持ち上げられる感覚。
しかし浮遊感とは違う。同時に墜落しているような感じもする。
無重力空間に放り出されたような、とでも言えば良いだろうか。
「あ、ああ、あ・・・?」
マサちゃんが不意に腰の動きを止める。今度は何だろう?
「ミサキ・・・上になってくれないか」
上、ということは、もしかして、騎乗位というヤツだろうか?
「え・・・ああっ!」
私の返答を待たずに、マサちゃんは私の腰に手を回し、
グイッと体を反らして体勢を変えてしまう。
「ひ、ひどいよマサちゃん。まだ私いいなんて言ってない」
「ゴ、ゴメン。でも・・・やってみたくて」
ああ、またその表情。もう何も反論出来ない。
「それでさ・・・」
「え?」
まだ、何か?
「動いて、欲しい」
・・・これが、以前はEDとか言われてた人間の台詞だろうか。
思わず溜め息が出てしまう。
333 :
ピンキリ:05/03/19 00:46:51 ID:3Nm2OT8x
ホテルから出ると、もう陽は完全に落ちていた。
もういい加減夕食の頃合いだが、何か食べたいという気は起きてこない。
手を繋ぎ、二人とも無言のまま、バス亭へ向かう道を歩く。
セックスした後って、どうしてこう口数が減ってしまうのだろう。
虚脱感からか、充足感からか。それともまた別の理由か。
「ねえ、マサちゃん・・・次はいつデートする?」
「ん・・・ああ、ミサキの都合の良い日でいいよ」
「んー、そうね・・・って、あれ?」
今、マサちゃんは私の名前を呼んだ?
「マ、マサちゃん・・・今、私のこと、天野じゃなくってミサキって呼んだ?」
「え、あれ・・・あ、ホントだ。ミサキって言ったような気がする」
私も、マサちゃんも気がつかないうちに、呼び方の問題は解決してしまっていた。
あ、今、物凄く嬉しい。ホント嬉しい。
「ねぇマサちゃん、もう一回名前で呼んで」
「え、何で?」
「いいから!」
「あーもう、わかったよ。・・・ミサキ!ほら、これでいいか?」
「もう一回!」
「何なんだよ、一体!」
私は指を解くと、改めてマサちゃんの腕にしがみつく。
「うわわ、ほ、本当に何なんだ!?急に!」
「いいから、ほら、もう一回呼んでよ!」
知り合ってから十数年、好意を持ってから数年、付き合ってから半年、
まだまだ私とマサちゃんの間には、いろんな壁が立っている。
それを一枚一枚潰して、一歩一歩距離を縮めて、本当の恋人関係へと近づいてゆこう。
そう、今日の呼び方の問題のように、気づかないうちに差が詰まっていることもある。
先は長い。けど短い。
「ほら、もういっかーい!」
「い、いい加減にしろーっ、ミサキーッ!」
F I N
334 :
ピンキリ:05/03/19 00:49:18 ID:3Nm2OT8x
投下した後で何ですが、文章がどこかイタい・・・
このままでは戦力外通告を受けてしまう・・・。
335 :
名無し:05/03/19 00:51:55 ID:uuEt8wxJ
いやいや、全然GJ!!
ラブラブダブルでキタ―――
両氏GJ
ピンキリ氏もGJ!
しかし豊富な投手陣に恵まれすぎだろこのスレ!
ピンキリ氏超GJ!!
ミサキチにはたまらん作品でした!!
ピンキリ氏GJ!
戦力外通告どころか複数スレ契約ですよ。
ドミンゴ氏、ピンキリ氏共に乙!GJ!
相変わらず両氏ともナイスピッチング!
,,,,,iiiilllllllllllllliii,,,,
,,,,,_ .,,,,,,,,,,iiiiiiillllllllllllllllllllllllllllllllllll丶
゙llllllllliiillllllllllllllllllllllll!!!!llllllllllllllllllllllll!!゙
゙!llllllllllllllllllll!!!゙゙゙° ,,illllllllllllllllllll!゙゜
゙!lllllll!!l゙゙’ .,,illlllllllllllllll!!゙゜
^ .,,illllllllllllllll!!゙゜
,,illlllllllllllll!゙°
,,illlllllllllll!l゙゜
,,illllllllllll!l゙゜
,,illllllllll!!゙゜.
,,illllllllll!゙゜ liiii,,
,,illllllll!゙゜ 'llllllli,,
,,illllllll!゙ lllllllllli,,
,illlllllll゙ ,lllllllllllllii,
llllllllllli,_ ,,,,illlllllllllllllllli,
!llllllllllllllliiiiiiiiiiiii,,,,,,,,,,,,,,,iiiiiiiiiiiiiillllllllllllllllllllllllllllll
゙゙!!llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
゙゙゙゙!!!!!!llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!!!!!!!l゙゙゙゜
アキオの告白ネタまだ〜?
今週の妹ではアキがシンジに好きと告白したからな
それはともかくピンキリ氏GJ!
アキオのおかしてくださいで神待ち
アキネタこないかなぁ
アキオとマリアの百合待ち
アイのSM
348 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 05:06:02 ID:cibwyV9P
ageてみる
なんで今あげるのか意味がわからん
アキオ待ち
アキオ好きの気持ちはわかるが
まあ焦るなみんなマターリと待とうぜ
保管庫更新しました。
ミスあったら指摘お願いします。
>古田氏
どうもご苦労様です
355 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:11:39 ID:XTG7Ab4/
古田氏いつも乙です。
今週号のアキに影響をうけて141-150の続き
投下します。
356 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:12:37 ID:XTG7Ab4/
ほとんどの生徒が下校し、もう夕暮れの日差しが教室に差し込んできた頃、シンジはようやく日直の仕事を終えた。
もう一人の日直が委員会と重なりそちらを優先させなければならなかったため、一人でこなしたが思ったより大分時間がかかった。
日誌を職員室に届け帰宅路につこうとすると、むこうのほうで見慣れた女の子が一人で大荷物を運んでいる。
アキだ。
結構離れていたがシンジにはすぐにわかった。
どんなに離れていても自分の彼女と他の女が見分けられなければ彼氏失格だ。
357 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:13:11 ID:XTG7Ab4/
「大変そうだね。手伝うよ」
「あ、シンジさん。ありがとうございます」
シンジが声をかけ手伝うと嬉しそうにすこし気恥ずかしそうに微笑んだ。
「これどこに持って行くの?」
「化学準備室までです」
アキがもっていたのは様々な実験器具の入った段ボールだったのかかなり重い。
エレベーターもなく階段をあがって行かなければならないのでかなりの重労働だ。
「うちの学校エレベーターでも作ってくれないんですかね」
「クーラーもないのにそれは絶対にないよ」
358 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:13:46 ID:XTG7Ab4/
そんなケチな学校の文句を言いながら荷物を全部運び終えた頃にはもう全身に汗までかいていた。
「ふぅ〜。これで全部だよな」
仕事を全部終えてアキのほうに目をやるとアキも相当まいったようだ。汗もかいている。
放課後の学校。人気のない準備室。汗ばんだ制服で息を切らしている彼女。
シンジの中でいけない考えを悪魔が囁く。
カチャリ
気づかれないように鍵をかける。
359 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:14:23 ID:XTG7Ab4/
後ろから突然抱きしめてキスをする。
アキは驚きの表情をうかべるが舌を絡ませ抗議の声をさえぎる。
そのまま制服の中に手を入れていく。
「あ だめっ…こんなとこで……人が来る…」
「大丈夫だよ。みんなもう帰ってるって」
さすがに学校というシチュエーションに戸惑ってはいるがアキもそこまで大きな抵抗は見せない。
ホテルで初体験をして以来、アキとシンジは2人で会うたび殆んどエッチをしていた。
好きな人と体を重ねる事が2人のこれ以上ない至福の時だった。
360 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:14:55 ID:XTG7Ab4/
そのまま後ろから右手で胸のあたりをまさぐりながら左手は下半身へとのびていく。
「んっ はっ、あぁ ン!」
左手の指で中をかきまわし右手は乳首を愛撫する。
アキは声を抑えようと努力しているようだがどうしても耐えられない。
「声、少し我慢しないと人が来るよ」
「で……も、んぁっ 勝手に あぁっ、出ちゃう……はぁっ!」
そのまま机に押し倒して勢いで両足を肩に乗せてパンツを脱がして股間に吸い付く。
「ひああ!んっ ああぁ!」
もはやここが学校だということも忘れているかのように声を出す。
シンジももし人が来たらなどとはもう考えていない。
もっとアキのかわいい姿が見たい、ただそれだけだった。
361 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:15:40 ID:XTG7Ab4/
「かわいいよ」
「やっ!そんな……んんっ はずかしい」
シンジもズボンからイチモツを取り出す。
突入準備はとっくに完了している。
アキの秘所にあてがい一気に貫く。
「あっ……ああっ!!」
最初はゆっくり、しかし少しずつ激しくスライドさせていく。
「あン あっ、んっ」
「いつもよりすごい濡れてるよ……」
「んっ…あああっ!」
「アキはエッチだから」
「あンっ、あ んぁ、あっああ!」
362 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:16:13 ID:XTG7Ab4/
アキが言葉責めに弱いと知ったのはつい最近だ。
少し冗談で言ってみたら本気で恥ずかしがってそのくせに信じられないほど濡れる。
「学校だから、見られるかもしれないから興奮してるの?」
「は……ダメ、言…わ、ないで、言わないでぇ!」
シンジのスライドはどんどん強く速くなっていく。
「ん、ふぁっ、ひん ああああ!!」
アキが大きく仰け反り同時に絶頂を迎える。
363 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:16:48 ID:XTG7Ab4/
「これ……どうしよっか」
シンジの指差す先はさっきの机。
アキの愛液とシンジの精液でベトベトになってしまっている。
「拭いて帰ったら大丈夫じゃないですか?」
「……そうだよな」
その後、後片付けをして怪しまれないようになるべくいつもどうりの振る舞いで帰ろうとしたその時
「あら、まだ残ってたの?随分と時間かかったのね」
364 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:17:19 ID:XTG7Ab4/
この化学準備室の主、小宮山先生だ。
「あ、はい。今終わりましたから」
「ご苦労様。鍵はあたしがかけて職員室にもっていくから早く帰りなさい」
「あ、ありがとうございます。じゃあ、先生さようなら」
と言うが速いか2人はそそくさと帰っていく。
何か怪しいと思いつつも、「まあ、いいか」と軽く流して部屋に入るとピーンと来た。
「この匂い……はっは〜ん。さてはあの2人…。今度思いっきりからかってやろう」
会心の笑みを浮かべる小宮山先生の姿があった。
翌日シンジは小宮山先生に呼び出され自白させられた後、散々からかわれ不必要な知識を伝授された。
終わり
365 :
セリカ:2005/03/22(火) 03:22:46 ID:XTG7Ab4/
以上です。
もっと頑張って投手のローテーション入りを目指したいです。
遅くなって申し訳ないですがピンキリ氏GJです。
さすがです。
366 :
サブロー:2005/03/22(火) 03:34:18 ID:+ELWGP0j
セリカ氏GJ!
アキ祭りですな。
便乗して投下。
(まだ途中ですが・・・)
367 :
サブロー:2005/03/22(火) 03:35:46 ID:+ELWGP0j
「んっ、んっ、んっ・・・気持ち良いですか?シンジさん」
「うっ!・・・うん・・・気持ち良いよ・・・アキ」
私は今、フェラチオしている。
一般的に「男性への奉仕」の代名詞とされる行為だが、私はそうは思わない。
だって、吸い上げたり先っぽを舐めてあげたり、口で扱いてあげると、彼は凄く切なそうな顔をする。
私が、彼を喘がせているのだ。
女性優位な「攻め」だ。
「うぅっ!いいよ・・・くぅっ!」
顔を前後させて扱いてあげるとビクビクと彼のペニスが脈打つ。
「・・・もう、いいよ・・・代わりにいつものやつ、してくれ・・・」
368 :
サブロー:2005/03/22(火) 03:36:55 ID:+ELWGP0j
先っぽにチュッとキスをして、私は口を離した。
体をずらし、胸で彼のペニスを挟んであげる。彼のペニスは先走りの液と私の唾液でベトベトだ。
最初はゆっくりと、徐々に緩急をつけて擦り上げてあげる。
先走りが漏れて動きが滑らかになり、彼が低く呻く。
雁の部分を乳首で擦り上げた。
私の乳首も隆起していて、コリコリとした感触が伝わるはずだ。
谷間から覗いている部分に舌を這わせ、舐める。
口に含み、吸い上げる。
「うぅっ!くぁっ!い、イクぞ!」
彼が口走ると同時に、私は胸の圧迫を強くし、唇を被せて吸い上げた。
369 :
サブロー:2005/03/22(火) 03:37:56 ID:+ELWGP0j
ビュクン、ビュクンと精液が飛沫いて私の口の中に溢れる。
ドキドキと高鳴る私の心臓。胸の間でドクンドクンと脈打つ彼のペニスが私のことを高ぶらせた。
私はそれを余す事なく嚥下する。
チューッと吸い上げ、残りを吸い出し、飲み干した。
私はこの、射精の時の彼の表情が大好きだ。
最初は、フェラチオは食わず嫌いしていた。
彼が頼み込むので仕方なく、といった感じだ。
初めてしたとき、もし彼がこんなに可愛い反応をしなかったら二度とフェラチオはしなかっただろう。パイ擦りはその延長。
だから、顔に出されるのは嫌い。
370 :
サブロー:2005/03/22(火) 03:39:19 ID:+ELWGP0j
思わず目を閉じてしまい、彼の顔が見えなくなってしまう。
口に出されるほうが遥かに良い。
「・・・いっぱい、でましたね」
「無理して飲まなくてもいいよ」
そう言いながら、彼は体を起こした。
ベッドの傍らに置いたミネラルウォーターのボトルを私に手渡す。私はそれで口を濯ぐ。
その間に彼はタオルで私の体を拭った。
彼曰く、自分の体液を自分で口にするのは嫌らしい。
ほてった体をひんやりと拭われ、そのまま押し倒された。
キスで口を塞がれ、彼の舌が私の口の中を掻き回した。
彼の手が私の耳をやんわりと塞ぐ。
371 :
サブロー:2005/03/22(火) 03:43:26 ID:+ELWGP0j
こうされると、頭の中で口の中のクチュクチュという音が響き、凄くキク。
「んっ・・・んふっ・・・ん、ん、んっ・・・んむぅ」
互いに舌を絡ませ、体液を混ぜ合わせ、混合液を嚥下すると体中が熱っぽくなり、アソコがジュンッとしてしまう。
きっともう濡れている。
彼の手が胸をはい回り、オヘソを通って私のアソコに辿り着いた。
クリトリスをわざと避けて割れ目の淵をクルクルと撫でる。私のことを焦らしているんだろう。
「んっ!んふぅっ!んくっ!」
ビクリと腰が跳ね、おねだりするように腰を突き出してしまう。
彼は意地悪く手を避けさせる。
372 :
サブロー:2005/03/22(火) 03:47:06 ID:+ELWGP0j
とりあえず、ここまで。
残りはなるべく迅速にUPするように努めます。
あと、古田氏乙でした。
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
アキ祭りキタ━( ゚∀゚ )っ ━( ゚∀゚ )っ━( ゚∀゚ )っ ━( ゚∀゚ )っ━!!!!
(つ / (つ / (つ / (つ /
| (⌒) | (⌒) | (⌒) | (⌒)
.し⌒ ̄ .し⌒ ̄ . し⌒ ̄ .し⌒
来たけどずれてる――――――みんなGJ!!!
はいキタキタベリーGJ!
こちらは一足早い開幕といった感じですな!
376 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 17:30:13 ID:HmCvNVCb
ショーコ希望
ミサキ(貧乳)を責める時は回りからというのが常道 いきなり乳首を責めるのはせっかち
378 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:35:25 ID:paPEKreC
後半できました。
投下します。
379 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:36:48 ID:paPEKreC
私は口を外し、口走る。
「・・・じ、焦らさないで・・・ください・・・」
言ってしまった後で猛烈に恥ずかしさがこみあげてきた。
赤面した顔を両手で隠す。
ふと、彼の気配が消えた。
「・・・?・・・あぅっ!」
指の隙間から窺った瞬間、アソコから快楽が雪崩れ込んできた。
彼が私のアソコに顔を埋めていた。
「あぁっ!そんな・・・あんっ!んん〜〜っ!」
私の中を、彼の舌が掻き回す。突然の浸入に腰が跳ね上がった。
私の口が淫らな声を上げてしまう。自分の声が私を知らない世界へ連れて行ってしまいそうで、私は手の甲で口を塞いだ。
380 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:37:58 ID:paPEKreC
必死で声を抑える私を、彼は攻めたてる。
舌が引き抜かれ、そのままなぞるように私のアソコの淵を舐め上げた。
クチュクチュぴちゃぴちゃといやらしい水音が響き、私のアソコが収縮し始める。
「んっ!んっ!んぅ!はぁ、はぁ、はぁ・・・
・・・んぅっ?!」
突然、クリトリスに吸い付かれた。
あまりの刺激の強さに、体がのけ反り、膣がキュウッと絞まる。
半分意識が飛びかけた私を、さらに強い刺激が引き戻した。
きつく絞まった膣を、彼の指が貫いたのだ。
「・・・っ!あぁぁ〜っ!」
声を抑える余裕はもう、無い。
381 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:39:20 ID:paPEKreC
クリトリスは緩急をつけて吸いしゃぶられ、収縮する膣内は微妙に曲がった指先に掻き回される。
「あんっ!あぁぁッ!ダメぇっ!ひぅっ!くふん!」彼の頭に手を添えて股間に押し付け、腿で挟みこむ。
もう、限界。
「イクっ!イキますっ!あぁっ!あぁぁぁっ!」
・・・私は5分程、気絶していたらしい。
気が付いたとき彼は私を背中から抱きしめ、髪を撫でてくれていた。
「・・・あ・・・私・・・」
「気が付いたか?ゴメン、激しくしちゃって・・・」
こんな風に・・・彼の優しさに触れると、私は自分を抑え切れなくなる。
382 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:41:10 ID:paPEKreC
くるりと振り返り、彼にキスをする。
目を閉じると、涙が一筋流れた。
大事にされてる・・・愛されてる・・・!
彼の行動がメッセージとなって私の体を狂わせる。
こんなに、こんなに幸せでいいのかと、涙が溢れるのだ。
彼は私の涙に目を白黒させていたが、そのうち私のキスに応じるように舌を絡ませた。
その後、私達は一晩中愛し合った。
私の中を彼のペニスが何度も擦り上げ、それに呼応して私の膣が収縮し、様々な体位で奥を貫かれ、私は何度もイッた。
彼も私の体奥で何度も爆ぜた。
383 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:43:15 ID:paPEKreC
彼のペニスが跳ねまわり、熱い精液を私の中に注ぎ込むあの感覚。
私の膣が彼を絞り上げ、その瞬間に引き抜かれて突き上げられた時の絶頂感。
「シンジさんっ!シンジっ!私もう、ダメですぅ!あ、あぁっ!」
「アキっ!アキっ!・・・うぐぅっ!アキぃっ!」
互いの名を叫び、大好き愛してると繰り返し囁き合い、私達は光の中へと意識を飛翔させた。
384 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:45:31 ID:paPEKreC
朝。
先に目を覚ましたのは私だった。
けだるい体を起こそうとすると、何かが私の手を引っ張る。
彼と手が繋がれていた。
苦笑しながら俯せに寝ている彼の顔を覗き見た。
・・・我ながら、よくまぁあれだけヤレたものだ。
付き合い始めた頃は、毎日のようにセックスに耽っていた(避妊はきっちりしてた)。
あれはあれで、大分ヨカッたけど・・・(真っ赤)
しかし、彼の部屋で毎日愛し合う激しさに反比例して、がたがたと成績が落ちていったのだ。
何故か(言わずと知れているが・・・)カナミの成績も急降下(覗いてたんでしょ・・・目に隈が・・・)
385 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:47:21 ID:paPEKreC
進級が危うくなり、彼から「セックスは週末のみ」と切り出してきたのだ。
だから、週末は凄い。
彼は平日は禁欲しているらしく、だからこそ空が白むまで激しく愛し合える。
慣れるまでは淋しかったが、今ではこの生活のリズムが当たり前になってしまった。
隣の部屋のカナミには悪いが、暫くはこのリズムが続くのだろう。
進学とか成績とか、将来に対して不安は大きい。
・・・でも。
それを補って余りある未来への希望が、私の横で幸せそうに眠っている。
この人と共に進もう。
その道はきっと、幸せに続いているはずだから。
おわり
リアルタイムキター!!
サブロー殿GJGJ!
387 :
サブロー:2005/03/23(水) 00:54:15 ID:paPEKreC
以上です。
今後の執筆予定は・・・迷ってます・・・orz
アヤナがうまく動いてくれんのですよ・・・
まぁ、何か出来次第うpします・・・
>サブロー神様
リアルタイムでクリッククリックしますたよ、ラブラブGJ!
>各神々様
マターリとお待ちしておりますので体調にだけはお気をつけてくださいまし
389 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 07:10:54 ID:QzVaaHQZ
ミホ希望
すごく淫らなシンジですね
マサヒコにしてもシンジにしても、いくらエロくなっても鬼畜にはならず
それが氏家クオリティ
次回登板は誰かなワクワク
なんだここは!!?
神独占禁止法違反しとるぞ!!
394 :
ピンキリ:2005/03/25(金) 01:54:44 ID:UVNdO0Dm
古田氏、各職人の皆様方乙カレGJ!
ではショーコネタで投下↓
395 :
ピンキリ:2005/03/25(金) 01:55:55 ID:UVNdO0Dm
えーと、こんにちは……でいいんでしょうか。
…………えっと、ごめんなさい。こういうの初めてなのでちょっと戸惑ってます。
私の名前は岩瀬ショ…えっ?名前はNGなんですか?はい、わかりました。
歳はいいんですよね?はい、はい。えー、年齢は16歳、高校一年生です。
はい、今日はよろしくお願いします。
私、今付き合っている彼がいるんですけど、結構いい関係だと思います。
当然、セックスもよくします。はい、会う度にしてます。
はは、『若いのにヤリ過ぎじゃないか』って……そうですか?
アキちゃ―――っとと、友達にも時々そう言われることありますけど、
別に私は何とも……相手の人の事を本当に好きだったら、普通にするんじゃないですか?
えー、そのセックスの中身でしたよね、今日お話するのって。
はい、いろいろヤッてますよ。
先週は首輪を付けてワンワンプレイをやったし、
一昨日は公園のトイレで全裸放置プレイ、
昨日は下着付けずに散歩して痴女プレイ……。
え?そういうハードなのはダメなんですか?担当が違う?はぁ。
うーん、そう言われても、いつもこんな感じだし……。
あー、わかりました。ソフトなヤツですね。
と言っても、どれがソフトなプレイなんだろう?
あ、じゃあアレがいいかもしれない。
えーと、先月の話なんですけど……。
396 :
ピンキリ:2005/03/25(金) 01:57:52 ID:UVNdO0Dm
郊外にいい感じのラブホテルが建ったって聞いたんで、彼と行ったんです。
学校終わって、ご飯食べてからだから……夜の7時くらいですか。
結構混んでました。フフ、皆好きなんですね。って、私の話でしたね、ゴメンなさい。
いつもセックスする時は、事前にどんなプレイをするかって二人で決めておくんですけど、
この日はオーソドックスに『ご主人様とその奴隷』プレイをしようと。
それで、いろいろ器具が揃っている部屋にしようと思ったんですけど、
そーゆう部屋がありませんでした。ちょっと残念って感じでした。
でまぁ、器具を使ってのプレイはまた今度ということで、適当に部屋を選んで入りました。
あっ、はい、もうこの時点でプレイは始まっています。ええ、もちろん「ご主人様」って呼んでます。
それで、部屋に入るなり、彼―――っと、ご主人様ですね。
ご主人様が、私の肩をドンと突いてきました。
床にへたり込んだ私に、ご主人様が上から見下ろしてこう言いました。
「まずはキレイにしてもらおうか」って。
どこを?何て質問は出来ません。私、奴隷ですから、それくらいは言われなくてもわからなければならないんです。
私は跪いたまま、ご主人様のズボンのファスナーに手を伸ばしました。すると、
「手で開けるな。口で開けろ」と言われました。
ですから、私はご主人様の股間に顔を密着させ、唇でファスナーの位置を確認して、歯で挟むとゆっくりと下ろしました。
こういうのって、ゆっくりってのが結構ポイントなんですよね。何かドキドキするじゃないですか。しませんか?
ジジッとファスナーを下ろしきると、何かが私の額に当たりました。
397 :
ピンキリ:2005/03/25(金) 01:59:40 ID:UVNdO0Dm
ご主人様の、えー、コレはどう表現したら聞いてる人は喜ぶんですか?
ペニス……じゃなくて、チン○の方がいいんですか。
へぇ、露骨なんですね。えっ?ああ、消すんですか、声を。あの、ピーッとかいうやつですね。
ああ、はい。私もその方が恥ずかしくなくて……って、ここで喋る分には生声なんですね。あはは。
じゃあ、やっぱり女性のアレも……あ、やっぱり被るんですか、音が。
ふーん、結構メンドクサイんですね、雑誌の付録って。色々手間がかかるんだなぁ、勉強になっちゃった。
えーっと、とにかく、私の額に当たったのは、ご主人様のチン○でした。
まだトランクスの上からでも、十分固くなっているのがわかりました。
もう私は我慢出来なくなっていました。すぐにでも咥えたかったんですけど、
今はご主人様と奴隷ですから、お伺いを立てなければなりません。
で、「ご主人様、私はもう我慢出来ません。しゃぶらせてもらってもよろしいですか?」って聞きました。
すると、彼、じゃないや、ご主人様は、ニヤリと笑うと、
「いいだろう。しかし、あの台詞を言ってからでないと咥えてはダメだ」
あの台詞ってのは、えーっと、ベタなんですけど……。
「ご主人様、私は淫乱ではしたない奴隷です。その奴隷が今から御奉仕いたします」
って、あー、笑っちゃダメですよぅ。だからベタだって言ったじゃないですか。
で、私はご主人様のチン○を口に含むと、舐め上げたり啜ったりしました。
段々とチン○の固さが増してくるのがわかりました。
こーゆーのって嬉しいですよね。反応してくれてるって。
398 :
ピンキリ:2005/03/25(金) 02:04:47 ID:UVNdO0Dm
どれくらいしゃぶり続けたかはわかりません。でも、もうカチカチになっていました。
それで、不意に髪を掴まれて、引き剥がされました。で、
「服を脱げ……ゆっくりとな」と言われて、上から一枚一枚、ゆっくりと脱いでゆきました。
何か奇妙に感じてしまいますよね、これって。焦らしというか、視姦というか。
それで、靴下以外は全部脱ぎ去りました。え?何故靴下だけ残したのかって?
はぁ、彼、あ、ここは“彼”でいいですよね。えー、彼がその格好が好きなんです、としか答えようが無いんですけど。
何か全裸より燃えるらしいです。私はよくわからないですけど、彼が喜んでくれるので、まぁいいかな、と。
で、ご主人様―――ああややこしい、ご主人様が、ベッドにゴロリと横になりました。
そして、「とりあえずは一発抜いておこうか。さあ、上に乗るんだ」と。
ここらへんはもうご主人様というよりは、早くヤリたいただの男って気もしないでもないですけど、
私も欲しくなってきたし、それはほら、所謂ひとつのウオゴコロあればミズゴコロありってヤツですよ。え、違いますか。
とにかく、私はご主人様の上に跨りました。あ、もう私、十分になってました。
咥えてるうちにどんどん濡れてきちゃって……。はい、濡れやすいかって言われれば、そうだと思います。
それで、ゆっくりと腰を下ろしていきました。あっ、ここもゆっくりってのが肝心なところです。
ガーッといっちゃいたいんですけど、奴隷としての恥じらいみたいなものも出さなくちゃ、みたいな。
半分演技の半分本気、って部分も見せなくちゃならないわけで……難しいと言えば難しいですけど、
そこがまた感じると言うか、気持ちイイと言うか。
ここでのご主人様の台詞は、まあもう皆さんわかってると思うんですけど、
「動け」の一言です。
最初は遅いテンポで、ギシッ、ギシッって感じで動いて、段々とペースを上げていきます。
そして、自分で胸を揉みしだいたり、足をM字に開いて跨ったり、色々と変化をつけるのも忘れません。
399 :
ピンキリ:2005/03/25(金) 02:07:09 ID:UVNdO0Dm
そのまま二人してイッちゃうと、ちょっとマズいんで。
騎乗位だと外出ししにくいので、正常位に途中で体位を替えて、
ガガガッとスパートして、ウッ、と。この時は私の胸にかけてもらいました。
えー、私はイッてませんけど、一発目は大抵男の方が先ですから……ですよね?
それで、次にご主人様は私を乱暴にうつ伏せにさせると、今度は後ろから―――あ、二度目なんでコンドームは着けてます。
避妊に関しては自己責任ですから、気を使ってることは使ってますよ。
えっと、うつ伏せにさせられて、後ろから挿入されました。
「ほら、まだまだこんなんじゃ全然足りないだろ?トコトンまでヤッてやるよ!」
言ってみればここからが本番みたいなものです。私も奴隷っぽく、
「はい!犯して、犯し抜いてくださぁい、ご主人様ぁ!」って、
傍から見たらバカかもしれないですが、ノリですよね、ノリ。
で、腕を後ろから掴まれて、そのまま体を反らされて……。
え?何ですか?
あ、今回はここまでなんですか。中途半端ですねえ、今からイイトコなんだけどなぁ。
ああ、いえいえ、文句なんかじゃないんです、ゴメンなさい。
そちらの時間の都合じゃ仕方無いですよね。
えーっと、きちんと録れてます?大丈夫ですか?あー、良かった。
いや、こんなの初めてなんで、上手く喋れたかもうドキドキですよぉ。
はい、はい、来月号分はまた今度ということで。ええ、また連絡して下さい。
それじゃ、失礼しまーす。
お疲れ様でしたー。
400 :
ピンキリ:2005/03/25(金) 02:10:07 ID:UVNdO0Dm
「……拝読させてもらいました」
そう言ってマナカは原稿用紙から目を離した。
「最初の作品にしては、まずまずだと思います」
「ホント?嬉しいな」
ショーコの顔が綻ぶ。
マナカに影響され、ものは試しと彼女も官能小説に手を出してみたのだが、それなりの評価は貰えたようだ。
「『私、○○です』という書き方は、一時期流行りました。今ではオーソドックスなスタイルになっています」
マナカの解説は続く。
「実体験に照らし合わせてある以上、その書き方で問題は無いと思います」
「文章構成とか言葉の使い方はおいおい覚えていけば良いでしょう」
頷くショーコ。隣に居るカナミも熱心に聞いている。
「あと、強いて言うなら、話は途中でブツ切りにせず、まとまらなくても最後まで書き上げるほうが良いです」
「この作品でしたら、ホテルを出るところまでは書き上げた方が読む側に優しいと思います」
「会話文については、読み易さを一定優先させるべきです。無理に擬音を混ぜる必要もありませんし……」
マナカの官能小説講座は終わる気配を見せない。
そんな三人を横目に、紙パックの豆乳を啜りつつ、アキは深い溜め息をつく。
いくら放課後で、自分たち意外に誰も居ないとは言え、学校の教室でされるべき会話では無い。
だが、今は突っ込む気力も無いし、突っ込んだところで彼女らが行為を改めるとも思えない。
「はー……」
アキはもう一度溜め息をつくと、空になった紙パックを握り潰して、席に座ったままゴミ箱目掛けて放り投げた。
結構な距離があったにもかかわらず、紙パックはスーッと見事な放物線を描き、ゴミ箱に吸い込まれていった。
「おー……」
パチパチ、と拍手する。ストライク出来た自分に、三人の会話に耐えている自分に。
その拍手の音に、カナミが振り向いた。
「アキちゃんもショーコちゃんの小説、褒めてくれるの?」
ここは突っ込むところだ、とわかっている。突っ込むべきだ。突っ込まねばならない。突っ込め、突っ込むんだ。
アキは席から立つと、残された気力を振り絞り、口を開いた。
「そんなわけ、あるかーいっ!!!」
F I N
401 :
ピンキリ:2005/03/25(金) 02:11:32 ID:UVNdO0Dm
以前途中まで書いてほったらかしてあったネタを強引にまとめてみました。まとめきれてませんが。
読みにくかったらゴメンなさい。つまらなかったらゴメンなさい。
年度末で仕事がそれなりに忙しいですが、また機会を見て投下します。
やべぇ…最後のアキオおもしれぇ。GJ!
ピンキリ氏お忙しい中いつも乙です!GJ!
406 :
402:2005/03/25(金) 13:40:02 ID:5555O0om
なんか自分のIDがすごいらしいな。
まぁこのスレに素晴らしい作品を投下してくれる神の方々へ感謝の意ってことで…
ゴーゴーゴーゴーォン!
ということで勢いがつきますな!
アヤナは涙ですんでるようだが
オレは滝のよに鼻水がでてとまらん
数秒ごとにズルズルだチキショー杉花粉のバグヤロー
おまいらすまん、ペニス神でこないだしこたま笑ったもんだから・・・
次の作品期待(*´д`*)
ついにIDにまで神が舞い降りるようになったか、このスレは
保管庫更新しました。
妹のみ更新、濱中は新作なしです。
アキ告白!?の影響かな?
415 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:20:26 ID:Inrv/qX1
うわわわ、登板さぼってるうちに3時間目行ってるし!
今決算期でちょい時間が作れなくて…すんません!
ってかアイ編、どこまで投下してたっけ?って考えちゃいましたよ、俺。
このまんまだとマジで引退勧告出されそうで怖いっす。続々と実力派新職人が登場してるし。
気持ちは新人なんですが(図々しいかなあ〜苦笑)いつの間にやらロートルですもん。
あ、ちなみに偶然なんですが…ドミンゴ氏とアイのお風呂プレーでだぶっちゃいましたね…。
すんません>ドミンゴ氏。
では、ポンコツローテーションピッチャー、投下
416 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:21:04 ID:Inrv/qX1
そのまま、アイはマサヒコの上着に手をかけた。
「す、ストップ!ちょっと、せん…じゃなくて、アイたん!」
さすがは受け身体質の現代っ子マサヒコ、プレーにおける順応力も高いようだ。
って問題はそんなところじゃなくて…。
「さきほどは、明るいお部屋でしたので、恥ずかしかったのです。
ここならば脱衣所ですので思う存分、ヌギヌギするのをお手伝いできますです」
「ってそんなこと俺は一言も!だいたい、俺だって子供じゃないんですから!恥ずかしいですよ!」
「わかりましたです」
「…まあ、わかってくれれば…」
意外にあっさりとアイが引き下がってくれて、ホッとするマサヒコだったが…。
「!?=¥!が!がが!な、なんでそっちが服脱いでるんですか!」
「ご主人様が、恥ずかしいと言われるならば、メイドも一緒になって脱いで、
その思いをともにするのが勤めでありますです」
「は、発想が根本から間違っとるわああああ!!」
本日何度目かのマサヒコの絶叫だが、アイはそんな彼の様子を無視して
ウェイトレスの制服を脱ぎ去り、下着姿となった。
「の、のわあああああ!」
アイがブラのホックに手をかけようとしたその瞬間、マサヒコは再び叫び声をあげると
風呂場の中へと駆け込んで勢いよく戸を閉めた。
「ご、ご主人様?それでは、プレーの一連の流れが…」
「だ、だから!服ぐらい自分で脱ぎます!そんぐらいは妥協してください!」
「う〜〜、ご主人様は案外頑固でワガママです」
「頑固でもワガママでも何でもいいです!頼みますから!」
「…仕方ありませんね、じゃあ…、お風呂用のタオルをここに置いておきますですので…」
「あ…ありがとうございます」
417 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:22:03 ID:Inrv/qX1
さきほどまでの大騒ぎはそれとして、アイの好意には素直に頭を下げるマサヒコ。
礼儀正しい少年である。そんな彼の様子を、アイは風呂場の磨りガラス越しに
愛おしそうに見つめながら、脱衣所を後にしていった。
(はああ…とりあえずは…助かった…)
…そう、とりあえずはね。
マサヒコは、脱衣所にアイが置いていったタオルを手にすると、服を脱いで頭の上にのせた。
“ざぶ〜ん”
(ああ、…ウチの風呂より狭いけど…でも、気持ちいい…)
ゆったりとお湯に浸かりながら、そう言えば今週はアヤナといいリンコといい、
迫られっぱなしだったことに今更ながらマサヒコは気付いた。
(人生こんなこともたまには…あるのかな?)
世の男性陣に聞かれたら撲殺されかねない発言内容ではある。
(ま、今日は、背中流してもらって終わりだし…)
…だから、んなワケないってば。
「ごしゅじんさまあ〜、おせなか、よろしいですかぁ〜?」
「あ、ハイ…ちょっと待ってくださいね」
マサヒコは湯船から出ると、タオルを腰に巻き付けて風呂イスの上に座った。
「じゃ、じゃあお願いします」
「はい…では…」
「?!な¥!なな@な?な、なんで?はだかなんですかああああ!」
「ご、ご主人様が裸なのですから…メイドとして当然でございます。
それに、お風呂プレーとしてはここからが本番でございます」
(…しまった…甘かった、俺)
…さっきからそう言ってるんだってば。
後悔するマサヒコだが、そんな彼のことなどお構いなしにアイはマサヒコの腰のタオルをはぎ取った。
418 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:22:44 ID:Inrv/qX1
「な?いきなりなにを…」
「肌と肌の触れ合いこそがお風呂プレーの醍醐味でございます」
「で、でも…」
「それに、お背中を流すにはタオルが必要であります」
「そ、そんぐらい他のタオルでも…」
「それでは、スタートです。ごしごし〜♯ごしごし〜♭ご主人様ごしごし〜♪」
マサヒコの発言を強引にさえぎると、アイは鼻歌を歌いながらマサヒコの背中を流し始めた。
(ま、まあいいか…背中流すだけなら…危なくなったら目、閉じてれば)
無理矢理自分を納得させようとするマサヒコだったが…。
(マサヒコ君…細いけど…結構、筋肉質なんだ…)
アイは、去年の夏合宿以来の…しかも、そのときよりいくらかたくましくなったマサヒコの
裸の背中に、興奮しているわけであって…。
「そ、それでは、ご主人様。両手をあげてください。う、腕と脇をお流しいたしますです」
「あ、はあ」
言われるがまま、両手をあげるマサヒコ。
「ふはっ、く、くすぐったいっすよ」
「あ、申し訳ありません、ご主人様」
「い、いや、大丈夫ですけど…!?って、ど、どこ触ってるんすか!」
「ごしゅじんさま…くすぐったいですか?」
マサヒコの胸板に手を回し、タオルで拭くアイ。
「あ、あの…前はいいですって、前は…」
(…っつーか、さっきからあの、何度か胸が背中に…当たってるんですが…)
「…わ、わかりました」
「そうですよ、背中だけでもじゅうぶ…?ってほええええ!#$?」
突然アイは立ち上がると、マサヒコの正面へと移動した。その瞬間、目を閉じるマサヒコ。
419 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:23:41 ID:Inrv/qX1
(ぐああああ、一瞬、見えちまった…あ、ま、マズい…)
先程からの背中の感触で既に危なかったのだが…。
一瞬とはいえ、はっきりとアイの裸体を見てしまったことにより、
マサヒコの下半身は一点に集中して充血した。慌てて前を隠すマサヒコだが、
「うわ…ご、ご主人様…すごいですぅ…」
やはりバッチリ見られてしまったようである。
「う、後ろからだと無理な体勢なのでくすぐったいのです。前から、思いっきりやりますです」
「って、だから!せ、背中だけって約束…うわ?」
引き続き目を閉じているため、マサヒコが抵抗らしい抵抗のできないのをいいことに、
アイは好きなようにマサヒコの肉体に触れていた。なんとなく、これもプレーの一環と思えなくもない。
「だ、だから。アイ…たん?いい加減にしてください!」
一応マサヒコも声に怒気をこめてはいるつもりなのだが、裸で目を閉じ、
両手は局部を隠しているという姿では、あまり効果がないのであった。
“ぷに…”
「???ってもしかして?ええええ!?」
自らの肉体に遠慮がちに触れてきた、柔らかな感触と、
しっとりとした重さに思わず声を上げるマサヒコ。
「お、おまかせ下さい、ご主人様。ビデオでしっかりと見て予習しておきましたので」
「ビ、ビデオ?ってなに見たんですか?」
「先輩から、参考資料として『逆ソープ天国』というAVを…」
「な、なにを見とるんじゃあ!!!!!!!!!!」
本日最大の絶叫をあげるマサヒコだったが…。アイは、プレーを中断する気もなく、
泡だらけにした自分の体をマサヒコの肉体にこすりつけていた。
“ぱしゃん…ぷにぃ”
アイの体が、マサヒコの胸を…腹を…踊るようにして、触れていた。
420 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:24:40 ID:Inrv/qX1
これで反応を我慢しろというのがそもそも男としてご無体な話であるわけで…。
マサヒコのそこは、今現在激しくいきり立っている状態なのであった。
「ごしゅじんさまあ…か、固いですぅ…」
そんな、マサヒコのペニスの感触に感に堪えない、という声をあげるアイ。
ことここに至れば、いかに理性的なマサヒコと言えども…。
「あ…アイ、たん…」
マサヒコは、それまで固く閉じていた目を開けると、
押しつけられていたアイの裸体を、じっくりと眺めた。
湯気の中で、さらにその肉体の一部は泡で覆われている─そんな見えそうで見えない、
イヤラシイ眺めにマサヒコは激しく興奮していた。
「…ごしゅじんさま?」
マサヒコの視線を、少し不安げに受け止めるアイ。
「そんなに…見られると…アイたんは、恥ずかしいです」
ここまできておきながら、何を今更、という気もするのだが。
それでも、アイにしてみれば異性に自らの裸体を見られるのは生まれて初めてなわけで。
「…キレイですよ。それに…可愛い」
「やだ…恥ずかしいよ…こんな…貧相なカラダ…それに…。
最近また少し、あたし太りぎみ!?きゃうッ?ごしゅじんさま?」
“ちゅっ…”
マサヒコは、アイの体を抱きよせると有無を言わせずにアイの右の乳房を口に含んだ。
そして、そのまま、舌先で小粒な乳首をゆっくりと弄んだ。
「そんな…こと、ないですよ…すごい、おっぱい」
「だって…あたし、先輩みたいにスリムじゃないし。アヤナちゃんみたいに、おっぱいおっきくないし…」
(しっかし女ってのは…どーして、こう他人と比べっこしたがんのかなあ…)
相変わらず、妙なところだけ冷静なマサヒコである。
421 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:25:29 ID:Inrv/qX1
「さっきも言ったでしょ?先生は、フツーに…いや、すっごく、可愛いし。スタイルだって、
女の人らしい、柔らかい体してるし。性格だって少し天然入ってるけど優しいし。
今まで…俺、そんな風に見たことなかったけど…全然、魅力的ですよ」
「ごしゅじんさま…」
さすがはジゴロマサヒコ。誉め上手である。しかも、本人にはそんな自覚がなく、あくまでマジメに、
そして、女の子のようにつぶらな瞳で見つめながら言うのだから、アイはイチコロである。
「ありがとう、ございます」
感激したアイは、ぎゅっとマサヒコを抱きしめるのだった。
「あの…」
「なんです?」
「いっこ、質問していいですか?」
「はい?いいですけど?」
「あの…ごしゅじんさまは…あたしで…オナニー、したこと、ありますか?」
「はへっ?ななな、いきなり、先生、なにを…」
「やっぱり…ミサキちゃんや、アヤナちゃんでしてるんですか?」
そう言って、少し悲しげな顔をするアイ。
(どうして…そういう方向にいくかなあ…)
マサヒコは、女性の競争意識というものに半ば呆れつつも…しかし、年上なのにもかかわらず、
そんな馬鹿馬鹿しいことで本気で落ち込んでいるアイを、一方では何故か可愛く思っていた。
「ありますよ」
「え?」
「…てか、あの…多分、その…ネタとしては…一番その…使用頻度が多いとでもいいますか…」
さすがに、堂々と言える話題ではないだけに、
多少つっかえながらも…マサヒコは、アイにそのことについて正直に告白した。
422 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:26:10 ID:Inrv/qX1
「ホントですかあ?ごしゅじんさま!」
「…ここまできて、嘘ついてどうするんですか」
「嬉しいですぅ!じゃ、じゃあ…どんな風なシチュエーションを想像してたりするのでありますか?」
「ええと…その…ほら、以前大雨に降られてウチで着替えて…すっごく薄着してたときとか…。
あと、それこそ、さっきの喫茶店の制服とか…」
「うわあ…じゃあ、ごしゅじんさま?」
「な、なんです?」
「こんな風に、して欲しいっていう、シチュエーション、ありませんか?」
「へ?」
「アイたんもやっと、処女喪失なので…できるだけ、ごしゅじんさまには、喜んでほしいのです。
どんなリクエストでも、アイたんは、がんばるであります!」
(せんせい、なにごとにも全力投球なのは、いいんですが…人間として、ズレてるような気が…)
しかし、マサヒコとて男の子。冷静に考えながらも、そんな言葉を聞けば…。
「じゃ、じゃあアイたん」
「はい!」
「こんどは…俺に、アイたんの体を洗わせてください」
「え?でも…それは」
顔を赤く染め、戸惑うアイ。
「俺ばっかさっきからしてもらってて…確かに、気持ち良かったんですけど…。
俺は、できたら…アイたんにも気持ち良くなって欲しいんです」
「ごしゅじんさまあ…」
マサヒコのジゴロ攻撃第2弾に、いともたやすくアイの理性は陥落するのであった。
「わかりました…じゃあ…お願いします」
少し、震える声でアイはマサヒコに答えた。
「アイたん…じゃあ、背中から、いきます」
423 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:26:55 ID:Inrv/qX1
マサヒコは、タオルを受け取るとアイの後ろへと移動し、背骨のくぼみに沿って往復させた。
“すっ…つる…”
(先生の背中…白くて…やわらかくて…すっげえキレイだ…)
「あっ…はん…」
そしてマサヒコの行為に、ひどく艶やかな声をあげるアイ。
「…くすぐったい?」
「う…ううん…だ、大丈夫ですぅ…」
アイの答えを聞いたマサヒコは、そのまま後ろから両手でアイの乳房を揉んだ。
「あ…あン」
はじめはゆっくりと優しく、円を描くように…そして、徐々に力をこめ、こねるようにしながら…。
マサヒコは、アイの乳房を揉みしだいた。
(あン…すごい…マサヒコ君、じょ、じょうず…)
アヤナにも指摘されたとおり、元々天性の才能を持っていたマサヒコである。
「アイたん…」
耳元で囁いたあと、マサヒコはアイの首筋に舌を這わせた。
「ん…ああ」
マサヒコの愛撫に、さらに甘い声で応えるアイ。
“するっ…”
「きゃん?ごしゅじんさま、そこは…」
マサヒコの右手が、アイの乳房を離れて股間へと伸ばされた。
慌ててマサヒコの手を押さえようとするアイだったが…。
「大丈夫…キレイにしてあげるから。アイたん」
マサヒコは強引に手をそこへと押しこんだ。
“ちゅぷ…”
マサヒコが指を這わせると、さきほどの抵抗の声に反してそこは既に軽く濡れ始めていた。
424 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:27:45 ID:Inrv/qX1
“つる…ちゅ…”
マサヒコは左手で乳房をこねながら、右手でアイの裂け目の中をかき回した。
「あン…やだ…恥ずかしい…」
腰をよじり、マサヒコの指技から逃れようとするアイだったが、マサヒコは突然
アイのそこから指を抜くと、そのままアイの目の前へとかざし、てのひらを広げた。
「さっきから、お湯じゃない、あったかいものが…アイたんのあそこから…
出てきてますよ?ホラ…」
「やん…いじわるぅ…嘘です。それ、お湯だもん…」
頬を赤く染め、抗議するアイだったが、目の前でてらてらとした光沢を帯びたマサヒコの右手を
見せつけられては、自らの興奮を嫌でも認めざるを得ない。
「アイたん…」
「な、なんですか?」
「もっと…キレイにしてあげるから…」
そう言うと、マサヒコはアイの体を抱きかかえて立ち上がった。
「ご、ごしゅじんさま?」
“ちゅっ”
マサヒコはアイの腰を浴槽の縁に置き、座らせると、そのまま正面にまわって軽くアイとキスをした。
「せんせ…」
そしてそのまま舌を伸ばして徐々に下降させるマサヒコ。
“つる〜〜〜〜ちゅッ…”
アイの首筋を…胸の谷間を…そして腹部を…マサヒコの舌先が、柔らかに滑っていった。
「うン…あん…」
その感触に、思わぬ快感を得て声をあげてしまうアイ。
“つる…”
だが、その舌先が更なる下降を始めようとしたことに気付き、慌ててそれを阻止しようとした。
425 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:28:25 ID:Inrv/qX1
「ご、ごしゅ、ごしゅじんさま?そこはダメです!」
「いいから…俺に任せて?」
慌ててアイは両脚を閉じようとしたが、マサヒコは強引に両手でそこを開いた。
「イヤ…」
ほとんど涙声のアイだったが、今日のマサヒコは普段の彼に比べて珍しく野性的である。
まあこういうシチュエーションにしてしまった原因の100%はアイにあるのだが。
両手でそこを隠そうとするアイだったが、マサヒコはそれも強引にこじ開けた。
湯気の中で、黒々としたアイの茂みに露がかかっているのがやけに卑猥な光景である。
“ちゅく…”
マサヒコは、アイの茂みにキスをした。
「イヤ…恥ずかしいです…」
抗議するアイだったが、マサヒコの中の野獣には既に火が点いてしまっていた。
“ちゅ…”
そのままアイの裂け目にキスをしたあと、マサヒコはそれを指で開いた。
“ぐにゅっ…”
「あ!」
鋭い声をあげてしまうアイだったが、マサヒコは真っ赤なアイの裂け目の中を見つめると、
そのまま舌先をその中へと入れた。
“くちゃ…ぺちゃ…”
「ん…はあっ…ん…」
(なんだか…石けんの匂いだけじゃない…匂いがする…)
ちょうど鼻先にアイの茂みがあるためか、アイのそこの匂いを敏感に嗅ぎ取るマサヒコ。
(でも…嫌な匂いじゃないかな?コレが…女の人の、匂いか…)
先程から丹念にマサヒコが洗ったためか、処女臭特有の匂いは無くなっていたが、
それでもなにか違う匂いを感じているようだ。
426 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:29:24 ID:Inrv/qX1
「ん…いや…くすぐったい…」
一方のアイは最初の頃こそ抵抗のそれだったが、徐々に快感を含んだ声へと変化し始めていた。
そんなアイの様子に気付いたマサヒコは、舌先をアイの中で更に激しく動かした。
“ずぅ…じゅ…”
舌先を奥から…入り口へと…反復運動をさせ…。そして、唇ではさんで…。
思いつく限りの愛撫を加えるマサヒコ。
「ああ…んん…いや…あ…」
(うわ…すっげえ…なんか…液が染み出てくるよ…)
アイのそこから、少しずつではあるが溢れ出てくるそれに感動するマサヒコ。
“つ〜〜〜〜………”
マサヒコがそこから舌先を離すと、唾液とも愛液ともつかないものが
一本の糸となってアイの裂け目とつながっていた。
「はあっ…はあ…」
やっと終わったマサヒコの口戯に、荒い息をつくアイだったが…。
マサヒコは、彼女の様子が恥じらいや快感とは少し異なるものであることを感じていた。
「アイたん?」
「…」
先程からのマサヒコの愛撫に蹂躙されていたそこを両手で押さえ、
うつむき加減のまま何も答えないアイ。マサヒコはアイが軽く震えていることに気付いた。
「あ…もしかして…」
「…」
なおも無言のアイを見て、マサヒコはその耳元で囁いた。
「もしかして…アイたん、おしっこ…したいの?」
「!ち、ちがう…」
慌てて否定しようとするアイだが、その様子が必死であればあるほど逆効果である。
427 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:30:32 ID:Inrv/qX1
“ちゅッ”
マサヒコは、アイの耳にキスをしながら、言った。
「したいんでしょ?おしっこ…」
「…うん」
なにかに魅入られたように、こくん、と頷いて素直に答えてしまうアイ。
「なら…」
マサヒコは、浴槽の中に入るとアイの後ろにまわってその両脚をとり、
アイの体を軽くそこから浮かせた。
「きゃ?ご、ごしゅじんさま?」
「して…いいよ…おしっこ」
「!やだ!それだけは…恥ずかしい…」
「いいから…俺、アイたんの…全部を見たい…」
「でも…」
「俺の腕も、そんなにもたないから…お願いです。今のうちに…」
「や…でも…やだ…」
両手で顔を隠したまま、首を左右に振って抵抗するアイだったが…。生理現象には勝てなかった。
“ぴゅっ…”
尿道から、透明な液が、一滴迸った。
「やだ!…やだぁ…」
“ぴゅわっ!ぴゅ…”
堰を切ったように一筋の透明な液体が、アイのそこから勢いよく流れ出た。
「ああ…」
恥ずかしさから、声にならない声をあげるアイ。
「…アイたん、可愛い…」
428 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:31:21 ID:Inrv/qX1
完全にアイの放尿が終わったのを確認すると、マサヒコはアイを再び浴槽の縁に座らせて、
放心したままのアイの頬に軽くキスをした。
「もう一回…キレイにしてあげるね?」
「はい…」
素直にマサヒコの言葉に頷くアイ。もう抵抗する気力を失ったのか…。
それとも、マサヒコの愛撫に理性を狂わされたのか…。
そのまま、アイはマサヒコの為すがまま両脚を開かされると、
泡をたっぷりとつけたマサヒコの両手の再進入を許した。
「ん…ああ…いい…」
洗うことよりも、アイへの愛撫を最優先にしたマサヒコの指使いに、己の感情のまま声をあげるアイ。
(もう…そろそろ…いいかな?)
マサヒコは、アイのそこが十分に濡れきったことを確認すると、
アイの体を抱き寄せ、浴槽の中へと誘った。
「アイたん…」
「はい…」
「じゃ、じゃあ、いきます…。でも…処女喪失が…俺で、本当に、いいんですか?」
「いいの…ごしゅじんさまが…マサヒコ君が…いいの…」
上目遣いでマサヒコを見ながら、そう答えるアイに、もはやマサヒコも歯止めが効かなくなっていた。
“ちゅ…”
お互いの気持ちを確かめるようにキスを交わすと─。
マサヒコは、アイの首に軽く左腕を沿わせ、浴槽の縁に乗せると、アイの中への侵入を開始した。
“ぐイっ…ず…ずぷぅ…”
「あっ!い…」
「痛い?ですか?」
「う…うン。やっぱり…初めてだから…」
429 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:34:54 ID:Inrv/qX1
「もう少しだから…我慢してくださいね…」
「はい…お願いします…」
痛みを堪えるように…目を閉じ、眉間に皺を寄せながら…。
アイは、マサヒコの背中へと両手を回し、そこに力をこめた。
「いきますよ…」
“ずるっ…ずぶぅ…”
ゆっくりと…ゆっくりと…そう念じながら、マサヒコはアイの中へと入っていった。
「「あ…」」
ようやくペニスが全て中に入ったとき、マサヒコとアイは思わず同時に声をあげてしまっていた。
「ま、まだ…痛いですか?」
「う、うん…でも痛いっていうよりも…」
「いうよりも?」
「なんか…変な感じ…さっきみたいな…おしっこ出ちゃいそうな…感じ…」
「あ…そ、そうですか」
マサヒコはマサヒコで、アヤナとの童貞喪失のときとはまた違う感触を味わっていた。
(お…お湯の中でしてるせいかな?体が…軽い…それに…)
「それじゃ…動きますよ?」
「はい…」
“ぐっ…ばしゃ…ずぷ…”
(うわ…先生の体温なのか…中にお湯が入ってくるせいか…すっげえ…あったけ…)
ぬるぬるとした感触と、その温もりに新たな快感を感じるマサヒコ。一方、アイも…。
(い…痛いけど…でも…なに?こ、これ?すっごく…いい…)
お湯の中のため…マサヒコの動きは、自然、浮力とその抵抗を受けた、ゆっくりとした
激しさのないものとなっていた。その独特のリズムに、痛み以上の快感を得るアイ。
430 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:35:48 ID:Inrv/qX1
“ずしゅう…ばしゃ…ぱしゃ…ぬぷ”
「ま…マサヒコくぅん…」
「せ…せんせえ」
当初のメイドプレーのシチュエーションを忘れ…普段の呼び名で互いを呼び合っていることにも、
気が付かないほど行為に没入するふたり。浴槽には飛沫が飛び、波がおこるほどになっていた。
“ばしゃっ…ぐしゃ…じゅぷ…”
「ああ…いい…いいよお…マサヒコくぅん」
完全に我を忘れ、快楽の声をあげるアイ。そして、マサヒコも…。
「せ…せんせえ…俺…もう…」
自らの限界を感じたマサヒコは、アイの中からペニスを引き抜こうとする、が─。
アイは、マサヒコの腰に自らの両脚を絡め、それを抑えた。
「せ、せんせ?ダメですよ…このままだと…中に…出ちゃうよ…赤ちゃん、できちゃうよ…」
「だ、大丈夫…今日は、安全日だから…」
「でも…」
「いいの…ま、マサヒコ君を…思いっきり…中で…感じたいの…」
「せんせ…」
アイの切なげな表情を見ながら、マサヒコは、それでも躊躇していた。
(なら…)
「わかりました、じゃ、じゃあ…いきますよ?」
「うん…き、きて…マサヒコくん…」
再び、強く抱き合うとマサヒコはアイの中で動くのを再開した。
“ぐしゅっ…ばしゃ…”
「あ…ああ…」
もう既に限界のはずだが…なおも貪欲に、マサヒコの動きに合わせて快楽を貪ろうとするアイ。
マサヒコはそんな彼女の動きを見ながら、片目を閉じて、小さく叫んだ。
431 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:36:26 ID:Inrv/qX1
「で…出た…せんせい…」
「ああ…あたしも…」
ふっ、とアイが腰に回した両脚の力を緩めるのと同時に…。
(今だ!)
マサヒコは素早くペニスをアイの中から引き抜くと、そのまま幾度も射精した。
“どくっ…びゅう…どぷ…”
青白い精液が、何度もマサヒコのペニスの先端から零れ、浴槽の中へと落ちていく…。
そんな光景を、呆気にとられたようにアイは見つめていた。
「ゴメンね…先生、だって…やっぱり…中はマズいと思って…」
悪戯を見つかった子供のように…照れた表情を浮かべて、釈明するマサヒコ。
しばし呆然としていたアイだったが、気を取り直すと、少しわざとらしく頬を膨らませて、言った。
「ん、もう…あたしは良いって言ったのに…いけない子だな、マサヒコ君は」
「ご、ゴメン…だって…うわ?」
言葉を継ごうとするマサヒコを許さず、アイはマサヒコのペニスを手に取ると、
まだ震えているそれを両手で挟み込むようにして二度三度と叩いた。
「で・も。一番悪い子は…この子だよね?よし…じゃあ…忘れないように、復習しようか?」
「ふ、復習って…」
「次は…湯冷めしないように、きちんと、体乾かしてからしようね、さ、行こっか?」
「って?ことは…」
「復習はね、できるまで…やるんだからね、マサヒコ君」
アイは、そう言って軽く頬を染めると…立ち上がり、マサヒコの手を取った。
(ま…まさか…まだやんの?俺、今日、帰れるの?)
心の中で悲鳴をあげながらも、どこか嬉しそうなマサヒコであった。
アイ編END
432 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:37:28 ID:Inrv/qX1
以上。では続いてサワリ程度にミサキ編。でもなんか…パターン化してるかな?
433 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:38:04 ID:Inrv/qX1
(も…もう嫌だ…。き、今日だけは…)
マサヒコは放課後、脱兎のごとく教室を抜け出すと、
何かから逃れるかのように走って家路を急いだ。
無理もないだろう。今週に入ってからというもの─アヤナ、リンコ、アイと
3人に迫られた挙げ句に、ことごとく3人とそうした関係になってしまったのだから。
普段は常識人でクールなマサヒコなだけに、激しい自己嫌悪に陥ったうえ、
教室ではそのアヤナとリンコが熱を帯びた目でずっと自分のことを見ているのである。
そして“正妻”ミサキの冷たく鋭い視線も、彼の精神を刻一刻と削っていたのであった。
(き、今日は…一人で…平穏に…静かに…)
ゴールが、見えてきた。我が家の玄関のドアが、これほど待ち遠しく感じたことなど、
今まであっただろうか、とマサヒコは万感の思いで自宅へと…。
「早かったんだね、小久保君」
「!#・`?あ、、あああ天野!な、なんで?」
「ちょっと体調悪くて、HR早退したんだ」
「そ、そう言えば、いなかったな、お、お前」
「…でも、小久保君てそんなにあたしのこと、関心ないんだ…」
「い、いや…今日はさ、ちょっと…早く帰りたかったっつーか」
(な…なぜだ…お、俺が…なにをした…)
天を仰ぎ、自らの不運を呪うマサヒコであったが、目の前の不幸は勿論、去ることなどない。
「ふーん…なんで、そんなに急いで帰りたかったの?」
「…その…げ、ゲーム!やりかけの、ゲームがあってさ!あと少しなんだよね…あははははは…」
その場をなんとかやりすごそうと、マサヒコは力無く笑った。
「あれ?でもそういうお前こそ…体調悪かったんだろ?なんでウチの前にいんの?」
「うん。…ちょっと、小久保君と…話したいことが…あるんだよね」
そのまま上目遣いでマサヒコを見るミサキ。
434 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:38:36 ID:Inrv/qX1
「はははは、話したいことって…なんだよ」
そして、当然のように、動揺しまくるマサヒコ。
「ここだと…話しづらいナ…」
下を向いてモジモジとする姿は、遠目から見れば少女らしい可愛らしいものなのだが…。
マサヒコにとっては、
“ワレ、部屋にさっさとあげんかい、ボケェ”
と言われているのに等しい、言外の圧迫であった。
「そ、それじゃあ…俺の部屋で…」
「いいの?ありがと、嬉しい」
(ってお前、セリフと…表情が…全くあってないんですけど…)
マサヒコが、げっそりとした思いであれほど待ち遠しかったはずの
我が家のドアに手をかけた瞬間…。
“グイッ”
「はれ?」
「あら?マサヒコお帰り」
どうやらマサヒコママが家側から玄関を回すのと同時であったらしい。
「あら、ミサキちゃん。こんにちは。あ、マサヒコ、さっき町内会の招集かかってさ〜。
夕ごはんの準備は終わってあとあっためるだけだから。7時くらいには帰るね。そんじゃね〜」
「!!!!!!」
(マザー!そりゃないぜ!あんた、今週、なんも仕事してねえええええええ!)
心の中で絶叫するマサヒコだが。
「いってらっしゃ〜い!」
ミサキはこぼれんばかりの笑みでマサヒコママを送り出していた。
泣きたいような思いで…いや、実際、軽く泣いていたかもしれない。
マサヒコは、ミサキとともに、自分の部屋に入った。
435 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:39:36 ID:Inrv/qX1
「そ…そんで…天野…用って?」
「うん…ねえ、小久保君?」
可愛らしく、首を傾げながらマサヒコをじっとみつめるミサキ。
「な…なに?」
「若田部さんと…ヤった?」
「ほごっ!」
あまりのド直球に、一瞬声を失うマサヒコ。
「&な@なな“!んあなあ、な、ヤったって、なにをだよ」
「その様子だと、ヤったんだね?」
一方のミサキは取り調べを進める刑事のように冷静であった。
「だだだから。おっれ、俺はない、なにも…」
「じゃあ、リンちゃんとは?」
「?ふぁひいッ!」
言葉にならない叫び声をあげるマサヒコ。
「あらー。リンちゃんともヤったんだー?」
「!Q$い、いや。俺、的山とは、最後までは!」
「あ、じゃあやっぱり若田部さんとは最後までヤったんだ」
「!」
目の前の少女が、マサヒコには鬼に見えていた。
頭の中では、今すぐここから逃げだせと危険信号が乱れ打ちのヘヴィメタ状態なのだが…。
その意志に反し、彼の体は石と化したかのようにぴくりとも動かない。
「で…アイ先生とは?」
ミサキが、マサヒコの方へと、一歩、距離を詰めた。
「だ、だからだな、天野。俺は…」
「ヤったんだね?」
436 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:41:39 ID:Inrv/qX1
もう二歩。
「いや、だから…」
「答えて。簡単でしょ?ヤったの?ヤらなかったの?」
三歩。ここまでくれば、二人の間に、距離はほとんどない。
「あの、だから…天野?」
“ガシッ”
ミサキの右手が、マサヒコの腕を捕らえた。
その、人のものとは思えない力に、全身から血の気の引くマサヒコ。
「…や、や…」
「や?」
「や…ヤりまし…た…」
マサヒコは涙を浮かべながら、ミサキの問いに答えた。
「ふ〜ん…二人とはヤって、リンちゃんも…途中まで、か…」
「あの…でも、天野?」
「てことは…」
“バタンッ”
そのまま、マサヒコを押し倒すと、馬乗りになるミサキ。
「あ、天野?」
「あたしとは…何回、ヤってくれるのかな?」
「あ、天野。落ち着け。そんなに簡単に…もっと自分を大切に…むぐ?」
なおも何かを言おうとするマサヒコの口を、ミサキの唇が塞いだ。
そこからいったん唇離すと、修羅の表情のまま、にっこりと微笑むミサキ。
「これは若田部さんの分」
「だ、だから…うわ?」
再び唇を塞がれるマサヒコ。
437 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:42:52 ID:Inrv/qX1
「これはリンちゃんの分」
「…」
もはや抵抗する気力もなく、ぐったりとした表情を浮かべるマサヒコ。
「そしてこれが…」
「アイ先生、の分か?」
「…先に言っちゃだめだよ。なら、これはクリリンの分」
「南海キャンディーズかよ!」
やっとツッコミ役の面目躍如のマサヒコだったが…。
目の前の少女は氷点下のように冷たい表情を浮かべたまま、彼を見つめている。
「面白〜い…さすがに、マサちゃんだね」
「いや、だから天野…」
「で、これがアイ先生の分」
またも唇を塞がれるマサヒコ。
(ダメだ…このままでは…マジで殺される…)
真剣に身の危険を感じたマサヒコは、そのまま全力で後ろへと逃げた。
「た、頼む…許してくれ!ミサキ!お、俺が…悪かった!」
「ねえ、マサちゃん?」
「はひ!」
「あたしが何でこんなに怒ってるの…分かってる?」
(?そういえば…俺、何で怒られてんの?)
冷静になってみると、自分に非がないことに気付いたマサヒコ。
「その表情だと…分かってないね?」
ジリ…。再び、その距離をつめるミサキ。
「いや!その…俺が…あまりにだらしなくて…みんなに迷惑を…」
「お嫁さんに、なるの」
438 :
郭泰源:2005/03/27(日) 21:43:27 ID:Inrv/qX1
以上。では次回…火ダルマになりそ。
>>438 郭泰源氏おつ
久々の登板お疲れさまです。ハアハアさせていただきました。
次回のミサキ本編に期待。
乙です。
お風呂の中は雑菌が・・・
ジ・ゴ・ロ♪ジ・ゴ・ロ♪
郭泰源氏乙でした
郭泰源氏GJ!
エース郭神キタキタキタGJ!
さて、いよいよシーズンも開幕しましたし、マサ達も三年になりますし、
このスレももっともっと発展祈願ボンバ―――――
_______
_ | マサヒコ炎上中 |
`)) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ジ
( ) ∧ ジ ャ
( ) <⌒> (⌒ ⌒) ャ |
ウーウー.( .人 /⌒\ \( ,, ⌒)// | ン
人/ ヽ ______]皿皿[-∧( ⌒ ,, ,, ) ン
( ( )( ) )三三三∧_/\_|,,|「|,,,! ( ,, ) !!!
__| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩ |'|「|'''|「( )
/__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「|ガシャーン |「| | * +
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|箔c 田 |「|[[ *
|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| | |「| |「|ミミミミミミ ++*:
λワー ∧ λワー λワー
λワー | | λワー λワー
郭泰源氏GJ!!!
ずっと続きを待ってました!
南海キャンディーズのネタワロスwww
アイ編もミサキ編もいいよいいよー。GJよー。
あと仕事頑張ってください。
エロスはゆっくりでいいですから。
エース郭泰源殿いつも乙!
相変わらずイイピッチングですね!
>444
ワロス
>449
後藤ミッキーとトレードされて超ビックリ。
最早泡様は再起不能と思ってたのに我等が西武のローテ候補とトレードかYO!
まあ西武のトレードはなんか知らんが成功するんだが。
郭泰源氏乙!そしてGJ!
氏の書かれるSSのマサヒコは、他の職人さんのマサヒコに比べて
悲惨な状況に追い込まれつつも、どこか幸せチックでほのぼのします
今の流れとは関係ないが
聖光女学院、女を取ると俺の母校
つまり性交学院かw
>>452の学校の頭文字Sをとって学園にすると俺の母校。
つまりex学院かw
鳥谷の母校、聖望学園=性棒が食えん
457 :
ペピトーン:2005/03/30(水) 23:18:56 ID:A0vmG1YW
妹よりひとつ。またまた小ネタで、ややマニアックな部分があります。
長編にも取り組んではいるんですが…
タイトルは「どこかで聞いた台詞」で。
458 :
ペピトーン:2005/03/30(水) 23:22:48 ID:A0vmG1YW
「どこかで聞いた覚えがあるんだけどなあ―」
ベテラン教師緒方ゲンゾウは職員室でふと聞こえた会話について心の中でこんなことを
思っていた。
「うーんと、何だっけかなあ― あ、思い出した!」
必死に記憶の糸をたどっているうちに、ついに謎は解けたのである。
「平成元年の参院選比例代表区の雑民党の東郷健の政見放送だ!」
その聞こえた会話とは、ある女子生徒がマリア先生に
「先生、日本人とアメリカ人の違いで何か気づいた事ってありますか」
という質問に対しマリア先生が
「ハイ、日本人はセックスの時『イク・イク』って言いマスが、アメリカ人は『カム・
カム』、つまり『来る・来る』と言いマス」
と答えたのである。
459 :
ペピトーン:2005/03/30(水) 23:25:02 ID:A0vmG1YW
↑以上でおわりです。おわりを入れるのを忘れていました。
ちなみに、これは本当の話です。
>ペピトーン氏
マリアエロ知恵袋ネタGJ、シリーズ化できそうですな
あと、
>>460も書いてるけどsageた方がいいと思いますよ
ペピトーン氏
GJ!シリーズ化キボン!
ペピトーン氏乙
題名は『マリア先生のエロ袋』って感じですか
いずれは小宮山先生とのタッグで『エロビアの泉』みたいな話もお願いシマス
ミサキは興奮する心を落ち着かせ週刊誌の頁をめくった・・。
ヌードと言っても男性の股間にはボカシが入っておりどうってことはない写真であったが・・今のミサキには強烈なインパクトで迫った。
震える指で頁を進めていったとき・・【気持のいいオナニーしてる?】というタイトルが目に飛び込んできた。
(それだ!)
ミサキは目を皿のようにして文字を追った・・・
また新たな神が降臨?
467 :
518:皇紀2665/04/01(金) 22:13:17 ID:RGQGMhwl
小ネタ〜。
468 :
518:皇紀2665/04/01(金) 22:14:03 ID:RGQGMhwl
四月一日。
プロ野球セリーグ開幕だ。
さあ贔屓のチームを応援しようではないか!
しかし。
四月一日。
エイプリルフール。
四月バカ。
誰がいったか嘘をついてもいい日だそうで。
「アイ」
「なんですか先輩?」
「実はあんたの事好きって男がいるんだけど」
「ええ!?」
「ちなみにそいつ顔よくて金持ってて性格もよくてしかも次男」
「そ、そうなんですか」
「どうする?紹介して欲しい」
「あ、えと…その……でも…あう……」
「アイ……ウソだから」
「…は?」
「四月バカ。見事に引っかかったわね〜」
「はうぅ!!」
なーんて、まあ。
とある先輩後輩の間でもこんな他愛もないやり取りが。
……しかし人間不思議な物で。
騙した相手に怒りを覚えると同時に誰かに同じ事をしてやりたいと思うわけで。
後輩――アイも誰かを騙してやりたいと思ってしまう。
「……今日は家庭教師の日…………」
ターゲットロックオン。
469 :
518:皇紀2665/04/01(金) 22:14:49 ID:RGQGMhwl
「マサヒコ君……」
マサヒコの部屋での家庭教師の授業中。
アイ、マサヒコにずずずいっとにじり寄る。
「なんすか?つーか近い。近いです先生」
「好き」
「……」
突然の告白にマサヒコはぽかんとする。
アイはさらに続ける。
「君が好きなの」
「……」
「もし、よかったら…私と、付き合ってください」
至近距離で見詰め合う二人。
アイの顔は真剣そのもの。
気を抜くと吹き出してしまいそうで、必死に堪えているのだ。
堪えるのも限界に近づき、種明かしをしようとしたその時。
「…嬉しいです」
「は?」
「俺も、先生の事大好きですから」
「ほえ?」
「俺年下ですから至らない所もあると思いますけど、
お付き合いのほうよろしくお願いします」
「にゃんと!?」
これは予想外。
騙すつもりで告白したらどえりゃーことに。
「あ、え?で、ど、はう?」
真っ赤になって、言葉が出てこないアイ。
(ひょえー!!なに?これってマジですか!?マサヒコ君が私の事好き!?
嬉しい……じゃなくて!!で、でも私はエイプリルフールでウソで!!
……ウソ?ウソ…なのかな?)
アワアワしているアイの手をマサヒコがぎゅっと握る。
470 :
518:皇紀2665/04/01(金) 22:15:39 ID:RGQGMhwl
「先生」
そしてゆっくり顔を近づけてくる。
「ちょ!みゃ、みゃサヒコ君!」
マサヒコが何をしようとしているのか悟ったアイはさらに慌てる。
(だ、ダメよマサヒコ君!そんな!そんな……ああでも、
ファーストキスが彼氏の部屋でってのもいいかも…ってだから!ち〜が〜うぅ〜)
しかし、マサヒコに止まる気配はない。
ゆっくりゆっくり、だが確実に近づいて来る。
(ああ……もう…いっか)
グッと目を閉じ、やがて来るだろう初体験をふるふると少し震えながら待っていると。
「…ぷっ!」
「ぷ?」
「あはははは!」
マサヒコが大爆笑する。
「…はれ?」
わけがわからず呆然とするアイ。
「先生、今日四月一日ですよね?」
「…ああ!!」
やっと思い至る。
なんのことはない。
騙すつもりの告白に乗っかられて騙されたのだ。
言わばノリツッコミ。
「マサヒコ君ひどい!!」
「でも先に俺の事騙そうとしたのは先生のほうですよね?」
「うっ!」
「それとも、さっきの告白は本気ですか?」
「ううう……うわ〜ん!!マサヒコ君に(心を)傷物にされた〜」
泣きながら部屋から走り去るアイ。
「また人聞きの悪いことを」
やれやれと息を吐くマサヒコ。
471 :
518:皇紀2665/04/01(金) 22:16:32 ID:RGQGMhwl
とりあえず謝っておこう、と断ちあがったその時。
「マサヒコ」
「あ、かあ…さん?」
キュピーンと目を光らせた母が部屋に入ってきた。
ヤバイと、マサヒコは説明しようとするが。
「ガキの分際で女に手を出すなんて10年早い!!」
「待っ!ごか――ぐばっ!!」
強烈な右ストレートがマサヒコの顔面を捉えた。
皆さんウソはほどほどに。
END
小ネタ。
構想30分実働1時間。
エロもなし。
次回投稿は明日に。
………………4月1日だしね。
なぜエロもないのにこんなに萌えるっ!?
お見事でございます。518先生!
小ネタおもしろいじゃないかーーー!!
やれやれ、身の程もわきまえず攻めに転じるからこうなる。
475 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 01:56:07 ID:18iG460H
>518氏
お見事!テンポといい話のまとまり具合といい、文句無し!GJです!
さて、セ・リーグ開幕記念ということで、
何とかかんとか完成にこぎつけたシンジ×今岡ネタを投下させてもらいます。
話的には、小物に頼った卑怯臭い展開になってしまいました。
とりあえず、『媚薬』『ご都合主義』この二つのワードに「なめんなコラ」と不快感を感じる方はスルーしてやって下さい。
では投下↓
476 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 01:56:55 ID:18iG460H
よほどの新設校でない限り、学校には必ず伝説と呼ばれるモノがある。
有名なのは、所謂『○○学園の七不思議』と言われる類だ。
一部の生徒が面白半分で周囲に広めた話が、先輩から後輩へと伝達され、年代を重ねるにつれ、
様々な嘘・類推・当てずっぽう・妄想が加わり、怪奇的な内容に変貌してゆく。
ここ小笠原高等学校にも当然、『小笠原高校の七不思議』が存在する。
『中庭の初代校長の像は、深夜0時に涙を流す』
『家庭科教室の二列目の右から三番目のミシンは呪われており、必ず針で指を怪我する』
『放送室の奥の棚の一番上のケースのカセットテープのどれかに、いじめで自殺した生徒の泣き声が吹き込まれている』
『美術室に飾ってあるモナリザの複製品には人の血で作った絵の具が使われている』
『夕方の6時6分6秒に職員室の扉を開けた生徒は、一年以内に確実に死ぬ』
『元墓地の上に学校が建てられており、真夜中に時折幽霊が運動会を行っている』
『守衛室の布団が入っている押入れは、昼間は妖怪が寝ている』
……とまあ、以上がそれなのだが、はっきり言って明確な証拠などあるわけが無い。
中庭の初代校長の像は、昨年の台風何号かの際に壊れてしまって、新しく作り直されて校門脇に移された。
家庭科教室の二列目の右から三番目のミシンは、数年前に安全装置付きの最新型に買い換えられ、今のところ故障も無い。
放送室の奥の棚の一番上のケースのカセットテープは、
いつぞやの大掃除の時にケースごと処分された。テープは全部演歌だったらしい。
美術室に飾ってあるモナリザの複製品は、機械で印刷されたものだ。
夕方の6時6分6秒に職員室の扉を開けた生徒は、今までに相当な数に上るが、
誰も正確に時間も人数も調べてなどいないので詳細追求は不可能。
最後の二つは、もはやゲゲゲの○太郎の世界であり、論ずるに値しない。
全て信憑性や現実感に欠ける話であり、その意味では『七不思議らしい七不思議』と言えるだろう。
しかし最近、一部の生徒が第八番目の不思議を発見、確認した。
怪奇性は無く、言われてみると誰もが「確かにそうだ」と納得出来てしまうその第八番目の不思議とは―――
『風紀委員の担当が、何故か“あの”小宮山先生である』
477 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 01:58:45 ID:18iG460H
「城島くん、今岡さん、こんな時間までご苦労様だったわね」
化学室の窓からは、夕日の光が淡く差し込んでいる。
部屋の中には、化学教師にして風紀委員担当の小宮山と、
3年2組の風紀委員である城島シンジ、今岡ナツミの三人が居た。
「いえ先生、そんなことないですよ」
「もののついでってヤツですから」
今日は月イチの風紀委員会の日だったのだが、
終了後に二人は小宮山に呼び止められ、化学室の整理の手伝いを頼まれたのだ。
化学室は広く、また実験道具も結構量と種類があり、
その全てを整えて片付けるのには三人でもかなり時間がかかってしまった。
「二人とも準備室の方へ来てくれる?手伝ってくれた御礼に、コーヒーでもいれてあげるわ」
「え、いいんですか?」
「当たり前よ。それとも3Pでベッドマナーの伝授のほうがいいかし」
「「コーヒーでいいです」」
「……あら、そう」
ここらへんのエロボケに対する防御法は、シンジもナツミもある程度は心得ている。
最後までボケをさせないことにポイントがあるのだ。
478 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:00:04 ID:18iG460H
「インスタントだけど、モノは良いわよ」
コーヒーカップにお湯が注がれ、香ばしい香りが湯気とともに準備室の天井に登っていく。
「とりあえず、城島君はズボンを脱ぎなさい」
「は?」
「は、じゃないわよ。コーヒーにはミルクでしょ。私が手伝ってあげるから早く脱ぎな」
「絶対に脱ぎません」
「それじゃあ今岡さん、胸を肌蹴なさい。代わりに母乳をつか」
「絶対に出ません」
「ふぅ、仕方が無い、私が自分の乳で―――」
「「素直にミルクと砂糖を出して下さい!」」
「……ちっ」
小宮山の舌打ち。
「「はぁ……」」
そして二人の溜め息。その微妙な交差。
対エロボケの防御法は最後までボケさせないことにポイントがある……のだが、
何せ相手はあの小宮山である。不意打ちと連続攻撃はお手の物なのだ。
それゆえ、自然と防御回数が多くなり、精神的に疲れが溜まるのが難点でもある。
479 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:01:37 ID:18iG460H
「わーったわよぅ。出せばいいんでしょ、出せば」
子どものように唇をとんがらせながら、小宮山は棚のひとつを開ける。
そして棚に手を入れたその時、天井のスピーカーから構内放送が流れてきた。
♪ピンポンパンポン♪
【小宮山先生、小宮山先生、お電話がかかっていますので、至急職員室までお戻り下さい】
♪ピンポンパンポン♪
「あら、何かしらね」
小宮山は棚はそのままにして、ドアに歩を進める。
ノブに手をかけると、二人の方へ振り向いた。
「ちょっと行ってくるわ。あ、コーヒー飲んだらもう帰ってもいいわよ。今日はご苦労様」
そう言うと、ドアの向こう側へ姿を消した。
部屋には、残された生徒が二人と、コーヒーが三つ。
「……とりあえず、飲んでちゃっちゃと帰るか」
「……そうね」
砂糖とミルクは結局手元に無いが、二人ともブラックで飲めない程お子様の舌ではない。
シンジとナツミはコーヒーカップを手に取ると、熱さを確かめながら口に近づける。
物凄く色が濃い。真っ黒と言っても良い位だ。
「ぶへっ、ごほごほ」
「に、苦ーい」
今までに味わったことの無い苦味。もはや濃いとかどうとかいうレベルを超越している。
「ど、どんなインスタントコーヒーなんだ、これ」
シンジはブランド名を調べるために、インスタントコーヒーのビンのラベルを見た。
雰囲気的に外国のモノらしい。おどろおどろしい字体で、ラベルの中央にはこう書かれていた。
《Angel Kiss》
「「嘘をつけーっ!!」」
二人は咳き込みながら、ブランド名に突っ込んだ。
480 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:04:27 ID:18iG460H
「とにかく、こんなのミルクが無きゃ飲めないぞ」
「それと、砂糖もね」
あまりの苦味に思考力が鈍ってしまったのか、
『流しに捨てて飲んだことにして帰る』という、至極真っ当な解決方法は二人の頭には浮かんではこなかった。
「そう言えば、小宮山先生はミルクと砂糖を取り出そうとしてたよな」
シンジとナツミの視線は、開け放しのまんまの棚へと向けられる。
シンジは棚に歩み寄ると、中を覗き込んだ。
ミルクパックの袋すぐにわかった。だが、砂糖がどれだかわからない。
白い粉が入ったビンがいくつか並んでいたが、名前が入っておらず、どれが砂糖か判別出来ないのだ。
「こーゆう時は……直接舐めてみるしかないよな」
「ち、ちょっと、大丈夫?とんでもないモノだったりしたら大変よ?」
「とんでもないモノ?」
「ど、毒とか」
「まさか、そんなことあるわけが……あるわけが……あるかもな」
そう、何しろ小宮山のことだ。鬼が出てくるか蛇が出てくるかわかったものではない。
だが、シンジの逡巡は数秒程だった。
「……いや、多分大丈夫だと思う」
小宮山と言えど、コーヒーやミルクの棚に無造作にキケンブツを放り込んでおくようなことはしまい。
化学教師としての、と言うより、人間としての最低限の常識である。
シンジは一番手前のビンを手に取ると、フタを開けて人差し指を中に突っ込んだ。
指先に白い粉が付着する。それを自分の舌へと持っていく。
指が若干震えているのは、やはりどこかに一抹の不安があるからか。
「ペロッ……」
一瞬の間。もし本当に毒だったらと思うと、ナツミは気が気でない。
「……ど、どう?」
「……甘い」
二人の肩から力が抜けていく。どうやら杞憂だったようだ。
「そうだよな、毒物が、コーヒーがあった棚に置いてあるわけ無いよな」
―――確かに、小宮山はその棚には『毒物』は置いてはいなかった。が、それ以上のモノが置いてあったのだ。
481 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:06:18 ID:18iG460H
シンジはスプーンで砂糖(と思しき粉)をすくうと、自分のコーヒーに一匙分入れた。
「今岡、お前はどうする?」
「あ、私は二杯でお願い」
「オッケー」
別のスプーンを取り出し、ナツミのコーヒーに二杯砂糖(と思しき粉)を入れて掻き混ぜ、カップを渡す。
「ふぅ、これで何とか飲める味になったな」
「ほんとだね」
二人はコーヒーをゆっくりと喉に流し込んでいく。
苦味が薄まれば、なかなかに味わい深いコーヒーだった。
カップの中身が半分程になったところで、シンジは異変に気づいた。
(な、何だ……えらく、部屋が蒸し暑い、ような、気が、する……)
シンジはキョロキョロと部屋を見回す。
ヒーターのスイッチはOFFになっているし、太陽は沈みかけている。
なのに、額やうなじは汗ですでにびっしょりだ。
「おい、今岡、何かおかしくない―――」
シンジは最後まで言葉を続けることは出来なかった。
目の前のナツミが、いきなりしゃがみこんだからだ。
「い、今岡!どうした?」
カップを机に置くと、シンジは膝を折ってナツミの顔を覗き込んだ。
「シ、シ……ンジ……く、ん?」
異様に頬が赤い。瞳もユラユラして潤んでいる。唇は半開きだ。
普段は見ることの出来ない、あまりに艶かしい表情。
(うっ!)
シンジは眩暈を覚えた。クラクラしてくる。動悸が激しくなる。
そして、下腹部から湧き上がってくる、凄まじいまでの衝動。
482 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:09:13 ID:18iG460H
(な、な、なんだ、こりゃ……!)
シンジは首を思いっきり左右に振ると、混濁しそうになる意識を現実へと引き戻す。
「い、今岡、しっかりしろ……っ」
「シンジくん……な、何か、ヘン……。か、からだが、熱くて、ああ、おか、おかしく……」
ナツミは最早まともに舌も動かせないようだ。
(お、おかしい。絶対に変だ。と、とに、かく、助けを、よ、呼ばない、と……!)
シンジはナツミを立たせようと、その肩に手をかけた。
「ひっ、あああああっ、ダッ、ダメーッ!」
ナツミはビクビクッと体を震わせると、両腕を自分で抱え込むような体勢で、シンジの胸に寄りかかってきた。
獣のように、荒い息使い。
服越しに伝わる、焼けるように熱い体温。
掌に纏わりつく、柔らかい肉の感触。
「う、うあ、うう、ああああ……?」
引き戻したはずの意識が、また、強烈な欲求に引っ張られ、流されていく。
「ひ……シ、シン……ジ……く、ぅ」
ナツミの唇の端から、一筋つーっと唾液が垂れ落ちていく。
その瞬間。
シンジの思考は赤く塗りつぶされ、跳んだ。
483 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:11:33 ID:18iG460H
「うおぉおぉおぉっ!」
腹の底から搾り出すように吼えると、シンジは制服の上からナツミの胸を思い切り掴んだ。
「ひぃっ!」
悲鳴を無視し、乱暴に捏ね繰り回す。
あまりの力の強さに、制服が乱れ、ボタンがプチプチと千切れ飛び、宙を舞う。
清楚な感じのブラジャーに包まれた、ボリュームのある乳房が覗く。
シンジは捻り込むように手を突っ込むと、ブラジャーを引き抜き、音を立てて桜色の乳首に吸い付いた。
「うあああ、あああ、ああーっ!」
ナツミの声に官能の響きが混じる。
実際、ナツミは感じていた。乱暴にされるほどに、シンジの掌が、舌が、胸を弄る度に、
身体の芯から例えようもない快楽が噴きあがり、槍となって頭の奥を刺激する。
嫌悪や戸惑いといった感情は無い。考えることも出来ない。熱い快感の波が、全てを呑み込んで流していく。
「はむぅぅぅッ……」
お互いの唇が重なる。恋人同士の優しい口づけでは無い。ただただ貪るように舐め合い、舌を絡め合う。
唾液が混ざり、溢れ出て、二人の顎を濡らす。
息の限り続け、離し、肺に空気を入れると、また唇をぶつける。
もう、正常な男女の交わりでは無い。
シンジは右手をナツミの太腿の間に滑り込ませた。
そこは汗と、そして別の液体でべとべとになっていた。
火傷しそうなほどの熱さが、掌を通じてシンジの脳を焼く。
シンジの指は躊躇わなかった。ナツミの秘所へ一直線に辿り着く。
ショーツの上から、細かい部分を探ろうともせず、勢いに任せて撫ぜ繰る。
そこはもう、濡れているという表現では追いつかない状態だった。
「うぁぁ!シンジくぅーん!はぁぁっ!」
快楽の大きな波が、ナツミを蹂躙し、突き上げる。
シンジの指がショーツの中に潜り込む。さらに大きな波。
周辺を掻き乱される。イク。中に入れられる。イク。クリトリスを擦られる。イク。
「あは……かは……ッ、うう、あああッ!」
ナツミを絶え間なく襲う、波、波、波。
484 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:14:06 ID:18iG460H
シンジは指を止めると、もう一度ナツミの唇にむしゃぶり付いた。
そして顔を上げ、両手でナツミの太腿を荒々しく広げる。
制服のズボンのジッパーを下ろし、中から痛い程に張ったモノを取り出す。
「はぁ、はぁ、はぁ……い、いまおか、いま、おかッ……!」
「ううぁ、シ、シンジくぅ、ん……!」
シンジはスカートをたくし上げ、ショーツを剥ぎ取った。ナツミの秘所が露わになる。
(入れたい。すぐに、もう、入れたい。入れたい。入れたい。入れたい……)
シンジは己のモノをナツミのそこにあてがった。
そして前屈みになり、腰を前に突き出そうとして―――やめた。
「ぐ、ぐむ、ぐうっ」
目を瞑って、思い切り唇を噛み締めるシンジ。じわりとその端に血が滲む。
(いい、のか?これで、ホントに、シテしまっても、いいのか?これで、こんなんで)
理性の最後のひとかけらが、シンジを抑制の岸辺へ繋ぎ止めた。
(ダメだ、ダメだ、ダメ……だ!)
今岡とは友達じゃないか。仲の良い友達じゃないか。
何が原因でこうなってしまったのかわからないけど、
ここで欲望に負けて、今岡の純潔を奪ってしまうようなことをしてはならない。
今岡を傷つけちゃ、いけない!
「ううううう、うっ……!」
今岡ナツミという女性への、思いやり。それが理性の最後のひとかけら。
485 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:16:49 ID:18iG460H
「あ……!?」
シンジは頬に何かが触れるのを感じた。
目を開けると、ナツミが両手で頬を挟んでいる。
「い、いま、今岡……」
「いいよ……」
「え?」
「いいよ、きて……!」
言葉が耳からだけでなく、頬に添えられている掌からも流れ込んでくる。
俄かには、信じられないその内容。
ナツミの顔は快楽に蕩けているように見える。
シンジよりも、ナツミの方がより身体的に興奮しているらしい。
「だ、だめ、だ。いまおッ……」
ナツミの手が、シンジの口を押さえる。
「私……押さえきれないよぅ……」
「…………」
「シテ欲しい。シンジくんに、シンジくんが、好き、だから……!」
(…………!!)
「好き、だったの。ずっと、前から……」
ナツミの目から涙が、零れて落ちていく。
押さえきれない、性の、快感への欲望。そして、だからこそ、より強く燃え上がる愛しい人への想い。
再び、熱い衝動が、シンジの心臓から、全身へと流れていく。
(……い、ま、お、か……!)
キレた。
「う、ああ、あああああああっ!」
一気に。
シンジは一気にナツミを貫いた。
486 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:20:54 ID:18iG460H
小宮山は腹を立てていた。
教材用に注文した薬品のリストに漏れがあったらしく、
あれはあるかだのそれは載ってるかだの電話で延々と業者と確認しあったのだ。
「まったく、手間がかかるったらありゃしない」
小宮山は化学準備室の手前まで来ると、妙な感じを覚えて立ち止まった。
彼女の豊富な数々の経験に裏打ちされた、高性能レーダーがビンビンに反応している。
(何、この感じ……すっごーくイヤな予感がする)
レーダーは化学準備室でとんでもないことが起こったと知らせている。
(城島くんと今岡さん……二人はコーヒーを飲んでとっくに帰っているハズ……)
脳内でアラームが鳴り響く。
出来れば無視したい。
しかし、無視すれば自分に災いが降りかかってくる。レーダーはそうも告げている。
小宮山はゴクリと唾を飲み込むと、ドアに手をかけ、そーっと中を覗いてみて―――
言葉を失った。
487 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:23:15 ID:18iG460H
「シンジくん、一緒に帰ろう」
「ああ、今岡」
シンジとナツミは、最近はほとんど一緒に下校している。
もうどこからどう見ても立派な彼氏彼女の関係だ。
「っきしょー……シンジの裏切りもーん……」
教室から出て行く二人の背中を見つつ、ぼやく男がひとり。新井カズヤだ。
最近カズヤはナツミをエロのネタにしていない。
迂闊な事を口走ると、ナツミだけではなくシンジからも鉄拳が飛んでくるからだ。
「っきしょー……シンジのあんぽんたーん……」
もう二人はカズヤの視界の中には居ない。
「それでね、今度の日曜日なんだけどさ」
「ああ、どこでも付き合うよ」
二人は楽しげに会話しながら、校門を出て行く。
「うううう、せんぱぁぁぁい」
校門横の初代校長像の影に隠れて、涙を流す少女が一人。叶ミホだ。
最近ミホはシンジにアタックしていない。
どんなことをしてもシンジが完全に無視、というか視界にすら入っていない様子だからだ。
「うううう、せんぱぁぁぁい〜」
ミホの視界が涙で滲み、二人の背中が霞んで見える。
488 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:24:31 ID:18iG460H
「とってもかわいいお店見つけたの」
「じゃあ、そこに行ってみようか」
横断歩道の信号待ち、立ち止まっている時も二人は繋いだ手を離さない。
「……お兄ちゃん」
「……」
「……」
「……」
角のポストに身を隠し、二人の様子を伺う集団が一組。城島カナミ、矢野アキ、岩瀬ショーコ、黒田マナカの計4人だ。
最近4人は二人に絡んでない。
割り込む隙間も、からかう隙間も、冷やかす隙間も、ボケをかます隙間も無いからだ。
「……お兄ちゃん」
「……てかさ」
「……ポストに隠れるのに4人はちょっと」
「……多すぎますね。傍から見ればただのバカかと」
489 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:27:04 ID:18iG460H
城島シンジと今岡ナツミが付き合い始めるきっかけになった、化学準備室での出来事。
その責任は“小笠原高校第八番目の不思議”小宮山にあった。
小宮山が怪しげな伝手を頼って手に入れた、強力かつ即効性のある媚薬。
事もあろうに、そんな危ない薬物を、
コーヒーや他の食品が入っている棚にほったらかしにしてあったことがそもそもの原因だったのだ。
その媚薬はちょっと見は砂糖と何ら変わりはないし、舐めても甘いだけなので、
シンジとナツミが勘違いしたのも無理はない。
あの日、二人が精魂尽き果ててぐったりしているところに帰ってきた小宮山は、瞬時に状況を理解した。
自分も混じって3P、などと阿呆な行動は取らなかった。
何しろその媚薬の存在自体が、法に触れるか触れないかギリギリの代物なのだ。
迂闊なことをして、二人の口から媚薬の話が学校に広まってはかなりマズいことになってしまう。
ともかく、小宮山の行動は速かった。
【媚薬を隠す→二人に服を着せる→カップや床の掃除などを済ませる→
二人を車に載せて自宅のマンションへ連れて帰る→道すがら媚薬の説明→
マンションで二人の診察→拝み倒して媚薬の口封じ】
この間、実に二時間に満たない。
490 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:27:51 ID:18iG460H
二人は最初は戸惑っていた。
強力な媚薬で、不可抗力だったとはいえ、セックスという行為に及んでしまったからだ。
しかもナツミはシンジに想いを告白している。
これからお互い、どのようにしてゆけば良いと言うのだろうか。
だが、案ずるより産むが易しというところか。
ナツミの『シンジくんが好き』という気持ちは変わらない。
一方のシンジも、ナツミに対する感情の変化を自覚していた。『今岡と一緒に居たい』
初めてを奪ってしまったことに対する責任感でも、欲望の赴くままに行動してしまったことへの後ろめたさでも無い。
現金な話だが、抱いてみて、そして告白されてみて、そこで初めて今岡ナツミという女性の魅力を知ったのだ。
491 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:30:02 ID:18iG460H
学校からの帰り道。
シンジとナツミは、ちょっと寄り道して公園のベンチでジュースを片手に一休みをしていた。
「ねぇシンジくん、『小笠原高校第九番目の不思議』って、知ってる?」
「……?いや、知らないなぁ。どんな話?」
「あのね、ここ数週間で、校内のカップルの数がどんどん増えてるらしいの」
「……それが、第九番目の不思議?」
ナツミは首を横に振る。
「ううん、違うのよ。告白した場所の問題」
「?」
「小笠原高校第九番目の不思議、それは、『化学準備室で好きな人に告白すれば、必ず想いが伝わる』」
「……へ?」
「ただし、条件があるの、『告白する前に、小宮山先生に相談すること』」
「……それって、つまり……」
「そう、そういうこと」
シンジは苦笑すると、ジュースを一気に飲み干す。
「……あの人、ホント、転んでもタダで起きない人だなぁ」
同時刻の化学準備室。
小宮山は机に向かい、ノートパソコンにカチャカチャと何やらデータを打ち込んでいる。
ノートパソコンの横には、白い粉の入ったビンが置かれている。
「ふんふん、量はもう少し減らさないと、理性を保てないみたいね……」
と、背後でドアをノックする音。
「はい、開いてるわよ」
ドアを開けて、一人の少女がおずおずと入ってくる。
「あの、小宮山先生、お暇でしたら、相談にのってほしいことがあるんです……」
「あら、いいわよ。どんなことかしら?」
ニコリと笑ってそう言うと、小宮山はインスタントコーヒーを準備するために、カップを棚から取り出した。
F I N
492 :
ピンキリ:皇紀2665/04/02(土) 02:31:18 ID:18iG460H
……どうにもこうにも、文章が、そしてエロが、なぁ。精進あるのみか。
と気合を入れなおしたものの、シーズン開幕直後にも関わらず、ネタがほぼ尽きました。
何とか捻り出してみます。
さて、明日は勝てよ、○○○○ス?(負けたチームの名前が入ります)
518氏、ピンキリ氏
グッジョブ!!
ピンキリ氏そして518氏グッジョブ!
次も勝ってよス○○○○!(勝ったチームの名前が入ります)
ビバ ラ イマオッカ〜
496 :
518:2005/04/02(土) 23:36:15 ID:A0BCTV4X
ほんとに投稿。
またあんまエロくないけどorz
497 :
518:2005/04/02(土) 23:37:00 ID:A0BCTV4X
「……切れた」
「「は?」」
ここは小久保さんちのマサヒコの部屋。
いつものようにアイマサヒコと中村リンのかてきょ教え子コンビに加え、
ミサキとアヤナの成績優秀コンビがたむろしていたのだが。
不意の中村の言葉に全員が何事かと中村を見る。
「ど、どーしたんですかお姉様?」
「…切れたのよ」
「タバコはベランダで吸ってくださいね」
「別にニコチンが切れたわけじゃないわよ」
「え?じゃあ…」
不思議そうな一同をよそに中村は、
「マサ」
そう言って自分のすぐ横をバンバンと叩く。
こっちゃこいってことなのだろうと判断したマサヒコは中村の横に腰を下す。
「なんすか?」
「……」
向かい合って座る二人。
中村はマサヒコをじっくりと眺める。
一方のマサヒコはじっくり観察され、少々居心地が悪そうで、改めて質問。
「な、なんすか?」
「…ふむ。顔はまあまあなのよね」
「は?」
「後は…」
おもむろに、中村はマサヒコに抱きついた。
「!?」
「なっ!!??」
突然の事に驚き声も出ないマサヒコ、そして眉を吊り上げるミサキ。
そんなことお構い無しに、中村は抱きついたままマサヒコの背中や腕、足などを触る。
「ふ〜ん…肉付きもそれほど悪くないわねぇ」
498 :
518:2005/04/02(土) 23:37:40 ID:A0BCTV4X
一通り触れた所でマサヒコを解放する。
「な、なにするんですか!?」
ズザザザ!とあとずさるマサヒコ。
警戒心むき出しだ。
「まあまあ、そう警戒しないで。時にマサ」
「はい?」
「明日の休日はなにしてるの?」
「なにって、別に予定はないですから…多分ゲームでもしてますよ」
「ふ〜ん……なるほどなるほど」
一人納得した様子で何度も頷く。
「あの…先輩?ホントにどうしたんですか?」
「なんでもないわよ。あ、リン、そこ違う」
「え?え!?どこですか?」
「そっちのスペルよ。そこじゃない!」
「はぅぅ〜…」
「ほれマサ、あんたもいつまで小動物みたいに警戒してない。
家庭教師の時間なんだから、文字通りのタイムイズマネーよ。元を取りなさい」
「あ、はい」
急にまともな事を言い出した中村に戸惑いながらも元の場所に戻る。
その後は中村が真面目に授業をした為、脱線する事もなく、珍しく身のある授業が行われた。
そして翌日。
「ふぁ〜…」
寝ぼけ眼で一階に降りてきたマサヒコ、キッチンの母に挨拶。
「おはよ母さん」
「おはよう。ご飯食べる?」
「ん」
席につき、あくびをしながら朝食を待っているとインターホンがなる。
499 :
518:2005/04/02(土) 23:38:21 ID:A0BCTV4X
「あら、誰かしら?マサヒコ、味噌汁は自分でよそって」
「ん」
母が玄関に行ってしまったので自分で朝食の準備。
今日の朝食はご飯、味噌汁、卵焼き、鯖の塩焼き、茄子の浅漬け。
どれもおいしそうだ。
「いただきます」
律儀に手を合わせ、いざ、という時に、
「マサヒコ、お客さん」
「へ?」
予想外の展開。
「客?俺に?こんな時間に?誰?」
「行きゃわかるわよ」
母に促されるまま玄関に行くと、
「よっ」
「中村先生?」
中村がいた。
「さあいくわよ」
「は?」
「さっさと着替えてらっしゃい」
「へ?」
「バジャマのままでいいんなら別にそれでもいいけどね」
「ほ?」
「パジャマのままでいいのね?」
「えっと…10分ください」
「5分よ」
「…はい」
わけがわからないままマサヒコはダッシュで二階に上がり着替える。
サイフと携帯をポケットに突っ込み一階へ。
台所で味噌汁と卵焼きを胃に流し込む。
500 :
518:2005/04/02(土) 23:39:00 ID:A0BCTV4X
「ごちそうさま」
「もういいの?」
「出かけるんだってさ」
「ふ〜ん」
母の返事を背にすぐさま洗面台へ。
歯を磨きつつ、ぼさぼさの髪を梳かそうとするが、流石に両方一度にはキツイ。
もたもたしていると、
「はい5分経ったわよ」
中村がぬっと洗面所に入ってくる。
「も、もう3分ください」
「しょーがないわね」
やれやれとため息をつきつつ櫛を持ちマサヒコの髪を梳かす。
「髪は私がやったげるから、歯磨くのに集中しなさい」
「はい」
とは言ったものの。
普段髪を他人に触らせることなんかないマサヒコ。
髪に中村の手を感じてなんだか妙にくすぐったい。
「手が止まってるわよ」
「ふぁい」
慌てて手を動かす。
なんとも不思議な雰囲気だった。
「それで、どこ行くんですか?」
いつもより髪がビシッと決まっているマサヒコが中村に問う。
「ん〜…どこ行きたい?」
「どこ行きたいって…決めてたんじゃないんですか!?そもそもなんでうちにきたんですか?」
「マサとどっか行きたくなって…ごめんね?迷惑だったよね?」
口元に両手を持っていき目を潤ませる。
501 :
518:2005/04/02(土) 23:39:40 ID:A0BCTV4X
「迷惑じゃないですから、そのぶりっ子ポーズは勘弁してください。
ぶりっ子セリフは勘弁してください。背筋に冷たい物が走ります」
「…ちっ」
舌打ちする。
まあ道端でじたばたされるよりはナンボかましだろう。
いつぞやなんて店の中で横になってじたばたされたことがある。
正直あれは恥ずかしかった。
なんて、マサヒコがどーでもいいことを考えている間に中村は。
ふら〜っと歩き。
ぶらりと電車に乗り。
ふらふらとデパートまでやってきた。
んでぶら〜っとデパートの中を見て回る。
別に「ふ」と「ら」を用いたオノマトペの限界に挑戦ってわけではない。
……まあちょっと頑張ってはみたけどね。
「あ、屋上でヒーローショーやってるみたいですよ」
「…マサ見たいの?」
「いえ、まったく」
「じゃあ言わないでよ」
「…すいません」
「マサ、なんか欲しいもんとかある?」
「買ってくれるんですか?」
「んなわけないでしょ」
聞いといてそれかよ!と思ったが口には出さない。
蛇が出てくるとわかっている薮をつつくつもりはないマサヒコ。
「中村先生はなんか欲しい物あるんですか?」
「買ってくれるの?」
「中学生にたからんでくださいよ」
「残念」
言葉と裏腹にまったく残念でなさそうな中村。
502 :
518:2005/04/02(土) 23:40:22 ID:A0BCTV4X
「で、欲しい物はないんですか?」
「ん〜…」
中村は何か考えていたが、
「あ、ひらめいた」
言葉通り、何事かひらめいた様子で、
「ちょうどいいわ。マサ、協力してもらうわよ」
にっこり微笑みかけてきたので。
「……」
「逃げるな」
全速力で逃げようとしたが捕まってしまった。
ガッテム!!
「後生です!マジで勘弁してください!」
「だ〜め♪」
死に物狂いで逃げようとするマサヒコ。
これ以上ない爽やかな笑顔でマサヒコを羽交い締めにして引きずる中村。
まったく対照的な二人がいるのは下着売り場。
女性下着売り場。
そりゃマサヒコ、抵抗するってもんだ。
「なにが楽しいんですか!?俺をこんな所に連れて来てなにが楽しいんですか!?」
「恥辱に悶えるあんたの表情」
「泣きましょうか?警察呼ばれるほどに泣いてやりましょうか?」
「や〜ねぇ。男ならベットの上で鳴かせて見なさい」
「……」
マサヒコ、息を大きく吸い込み、
「はいはいストップ」
「むが!?」
アクションを起こす寸前に中村に口を塞がれる。
503 :
518:2005/04/02(土) 23:41:00 ID:A0BCTV4X
「叫んだり泣いたりしたら「ちかん〜!!」って叫んでやるわよ?」
「うわぁ〜!たちわるぅ〜!」
「あきらめなさい……あ、マサ」
「なんですか!?」
「どう?これ似合う?」
黒のレース付きを胸に当てる中村。
マサヒコ、ノックアウト寸前だ。
「俺に聞かないでくださいよ…」
「あんた以外に誰に聞けってのよ」
「店員さんにでも聞いてください」
赤い顔で、中村から視線を逸らしつつマサヒコ。
なんだかんだ言っても彼もお年頃。
女性下着は少々刺激がキツイ。
それを知ってか知らずか、
「ねえ似合う?似合う?」
しつこ程にマサヒコに意見を求める。
いぢめっ子め。
「…似合いますよ」
「見もしないで似合うかなんてわかんないでしょ」
不機嫌そうな中村の言葉に、マサヒコはやむなく中村を見る。
先ほどの黒のレース付きを胸に当てている中村。
「…似合いますよ」
改めて見てみると確かにその通り。
大人っぽい…いや、実際に大人なのだが…中村によく似合いそうだ。
言外にその辺りを感じ取ったのだろう、
「そう?」
中村も満更でもない様子で、なんだか嬉しそう。
「ふむ。試着するからちょっと待ってなさい」
「はあ…って!待ってるってここでですか!?」
「当たり前じゃない。いい?まってなさいよ」
「はい…」
504 :
518:2005/04/02(土) 23:41:40 ID:A0BCTV4X
もはや涙目のマサヒコを置いて中村は試着室へ。
残されたマサヒコは物凄く居心地が悪い。
そりゃ男一人が女性者下着売り場に取り残された日には……。
「間違っても知り合いには見られたくないな…」
そう思いながらため息をつき、何気なく視線を巡らせたら、
「「あ」」
知り合いと目があっちゃった。
ある意味最悪の相手と。
「あ〜!小久保君だぁ!!」
「あああああ!!!」
最悪の相手こと的山リンコは嬉しそうに手をブンブンと振りながらマサヒコの元へと駆け寄ってくる。
「おはよ〜!こんなところでなにしてるの?」
酷な質問だ。
女性下着売り場に佇む男。
そんな男に「こんな所でなにしてるの?」との問いかけ。
男はなんて答えりゃいい?
簡単。
答えなければいいのだ。
「えっと…ま、的山こそなにしてるんだ?」
そんなわけで、マサヒコは質問のベクトルを捻じ曲げる。
「もちろん買い物だよ」
「へ〜、なに買いに来たんだ?」
狙い通り会話の方向が変わったことに満足しながらそう言ったのだが、
「下着。ミサキちゃんとアヤナちゃんも一緒だよ」
「なにぃ!?」
「ミサキちゃ〜んアヤナちゃ〜ん!こっちこっち〜!」
あうちっ!地雷ふんじった。
「リンちゃん一人で先に――こ、小久保君!?」
事態はさらに悪い方へと向かっている様子。
505 :
518:2005/04/02(土) 23:42:20 ID:A0BCTV4X
「こんな所でなにしてるの小久保君!?」
「えっと…買い物…かな?」
「「か、買いもの!?」」
異口同音にミサキとアヤナ。
そりゃそうだ。
今いるのは、くどい様だが女性下着売り場。
マサヒコがなにを買うというのだ?
「な、なにを買いに来たのかなぁ〜?」
言葉使いこそ丁寧だが……笑顔が怖いよミサキさん。
「違う!俺が買うんじゃなくって中村先生がだよ」
「中村先生?」
「お姉様と買い物に来てるの?」
「ああ」
そう言って背後の試着室を指差すと、ひょっこり中村が顔を出す。
「マサ、ちょっと」
「なんすか?」
「ホック留めて」
「……はぁ!?」
「ほれ、入って入って」
試着室から伸びた腕がマサヒコの襟首をガシッと掴む。
マサヒコ、死に物狂いで抵抗。
一番近くにいたリンコにしがみつく。
「こら、なに抵抗してるのよ!」
「します!するとき!しないでか!!」
「妙な活用してないで、さっさと入りなさい」
「たすけて亀の怪獣〜!」
ビッグなヤツに助けを求めるマサヒコだが。
そんなマサヒコを救ったのは亀の怪獣でも未来の世界の猫型ロボットでもない。
「中村先生!」
506 :
518:2005/04/02(土) 23:43:01 ID:A0BCTV4X
「おや、ミサキちゃん」
幼馴染の少女だった。
持つべきものは友だね。
「小久保君になにさせようとしてるんですか!」
「ブラのホックを留めてもらおうかな〜と」
「させないでください!嫌がってるじゃないですか!」
言われて中村はマサヒコを見る。
半泣きで、リンコによしよしと頭を撫でられている。
「そんな…泣いて喜ばなくってもいいのに」
「あれのどこが喜んでるんですか!」
「わかったわよ。自分でやればいいんでしょ?」
「あ、お姉様。なんなら私が」
「大丈夫よ」
アヤナの申し出をあっさり断り、試着室の中に引っ込んでしまう。
つーか自分で出来るんなら最初から自分でやれ!とツッコむ人間はいない。
「まったくあの人は…」
ふうとため息をつくミサキ。
「小久保君だいじょ――」
大丈夫だった?と声をかけようとして、眉が危険な角度につりあがる。
「よ〜しよ〜し。大丈夫だよ〜怖くないよ〜」
マサヒコはまだリンコにしがみつき、頭を撫でられていたからだ。
「小久保君!いつまでリンちゃんにしがみついてるの!!」
ドンとマサヒコを突き飛ばす。
その衝撃で我に返ったのか、
「…あれ?」
キョロキョロと辺りを見まわす。
そしてすっごく爽やかな笑顔になる。
「ああ、夢か。そうだよな。なんで中村先生がブラのホック止めてくれなんて俺に言うんだ?
そんなわけあるわけないじゃないか。はっはっはっ!」
507 :
518:2005/04/02(土) 23:43:40 ID:A0BCTV4X
「それは現実だよ小久保君」
「あああああああ!!」
悶えるマサヒコ。
精神的にかなりキてしまっているようだ。
「お、おちついて小久保君!大丈夫…大丈夫だから」
どさくさに紛れてマサヒコを抱きとめ、ポンポンと背を叩くミサキ。
役得だ。
「およ?なに抱き合ってるのあんたら?」
試着も終わったのか、中村が試着室からでてくる。
「…お姉様、小久保君が大変な事になってるんですけど」
「大変な事?」
「情緒不安定になってますよ、かなり」
「あらら」
「せんせ〜、小久保君のこといぢめちゃダメですよ〜!」
リンコにポコポコと攻撃とは言えない打撃を加えられ、「ふむ」と中村は思案する。
「確かにちょっとからかいすぎたか……」
ちょっと反省。
言いかえるとちょっとだけ反省。
よーするにあんまり反省してねぇ。
「マサ」
呼びかけるとミサキに抱きしめられているマサヒコの身体がビクリと反応する。
こいつは重症だ。
「大丈夫よ〜、怖くないわよ〜。もうからかったりしないから、ね?」
「……」
ミサキの影に隠れる様にマサヒコは中村の様子を窺う。
事は小動物の餌付けの様相を呈している。
508 :
518:2005/04/02(土) 23:44:20 ID:A0BCTV4X
「ほら、おいでマサ」
「……もう、からかったりしませんか?」
「しないしない」
「…下着売り場から出ますか?」
「これ買ったらね」
手の中の黒レース付きを示す。
気に入ったらしい。
「ほら、だからおいで」
「…わかりました」
ミサキの影から出てくる。
「悪かったわね。ちょっとやりすぎたわ。昼ご飯おごるから勘弁ね」
ポンポンと肩を叩きつつ歩きだす。
マサヒコも中村について歩く。
「……なんだったの?いったい?」
「知らないわよ……」
残されたミサキとアヤナ。
唖然と二人の後ろ姿を見送る。
「大体!なんで小久保君と中村先生が一緒なのよ!?」
「私に言われても知らないわよ。でもお姉様も昨日ちょっと様子変だったし」
「言われてみれば…」
いきなりマサヒコに抱きついたことを思い出し、顔を見合わせる二人。
中村になにかあったのだろうか?と無言のうちに考えていると。
「アヤナちゃ〜ん!これアヤナちゃんに似合うと思うんだけど!」
どこに行っていたのか、パタパタと走ってきたリンコ。
その手に持たれている物は…
「なんで私にこんなのを勧めるのよ!!」
PCVヴィニル製のビスチェ。黒。
じょーおーさまです。
つーかなんでそんなマニアックなアイテムがデパートの下着売り場に?謎だ。
509 :
518:2005/04/02(土) 23:45:00 ID:A0BCTV4X
リンコは力説する。
「ぜっっったいアヤナちゃんに似合うよ!」
「あなたは私をどんな風に見てるのよー!!?」
「若田部さん落ち着いてぇ!」
ちょっとした騒動を巻き起こす三人だった。
その後のマサヒコと中村。
女性服売り場へ。
中村が次々と試着。
その度にマサヒコに意見を求める。
特にからかう様子もないのでマサヒコも素直に感想を述べる。
まあ「似合いますよ」「素敵ですよ」を基本に誉めるばかりなのだが。
お世辞とわかっていても誉められて喜ばない人間はいない。
中村もその例に漏れず、上機嫌で春物を数着購入。
次に男物を物色。
中村がマサヒコを着せ替え人形の様にする。
「あら、それも似合うわね」
「先生…服、着るのはいいんですけど」
「なに?あ、次これ着てみて」
「買ってくれるんですか?」
「自分で買いなさい」
「………」
理不尽。
でもなにも言わない。
代わりに、
「…はぁ」
こっそりため息をついた。
結局マサヒコが買ったのはドライメッシュシャツ数枚。
510 :
518:2005/04/02(土) 23:45:40 ID:A0BCTV4X
試着はしなかったが一枚持っているので着心地がいいのは証明済み。
これから徐々に暑くなっていくし、ちょうどいいだろうとの考えからだ。
マサヒコが購入した時、時刻は既に正午を大きく回っていた。
「そろそろご飯にするか。マサ、どこかリクエストある?」
「あ、どこでもいいっす」
「…じゃあ立ち食い蕎麦屋で」
「座って、落ち着いて食べたいです」
「じゃあ○ックでいいわね」
との事で○ックに決定。
デパートを出て近くの○ックへとGO!
ちなみに。
道中中村の荷物もマサヒコが持っていた。
あと、「○ック」じゃなくて「○クド」だろーが!とかいうツッコミは無しで。
「じゃあ約束通り奢ってあげるわ。1000円まで好きなもの頼んでいいわよ」
「…1000円ですか」
「おごってもらうのに贅沢言わない!」
「…はい」
釈然としないものを感じながらも注文。
セットメニュー+単品バーガー数個を注文しても1000円でおつりが来るのが○ックのいい所。
十分にマサヒコの胃袋を満たしてくれるだろう量の注文をする。
「中村先生、聞いてもいいですか?」
バーガーを一つ食べきった所で朝からの疑問をぶつけてみる。
中村に視線で先を促され、マサヒコは疑問を口にする。
「いったいどうしたんですか?」
「アバウトな質問ね」
「すいません。でも他に言いようもないですし」
「それを上手いこと言ってみなさい。国語の実戦練習と思って」
「……」
からかわれている…というよりは試されている感じだ。
マサヒコは考えながら次のバーガーを口にする。
511 :
518:2005/04/02(土) 23:46:24 ID:A0BCTV4X
たっぷり時間をかけてバーガーを処理。
当然、たっぷり思考する時間はあったわけで。
再び中村に質問。
「今日はこれでおしまいですか?」
「それ、さっきの質問と関係ないじゃないの」
「……」
確かにそうだ。
マサヒコはポテトをかじる。
Lサイズだから結構な量がある。
「……んぐっ!!」
…喉に詰った。
「ほら、考えごとしながら食べてるから」
差し出されるジュースを受け取り、流し込み、ホッと一息。
「助かりました」
「どういたしまして」
そう言って笑う中村からマサヒコは視線を外す。
優しげな、母性を感じさせる笑顔だったので。
ちょっとグッときてしまったのだ。
……気を取りなおして三度目の質問。
「え…と、今日はなんで俺を誘ったんですか?」
「なんとなく、じゃダメかしら?」
「昨日急に抱きついたのは?」
「それもなんとなく」
「じゃあ…今日、この後はどうするんですか?」
「どうしたい?」
疑問をぶつけてもはぐらかされる…と言うか、答えになってない答えを返され。
終いには逆に疑問で返された。
疑問に疑問で答えるのはどうだろう?なんて思いながらも、
「あ〜…えと、なんか朝からずっと小忙しかったんで、ゆっくりしたいです」
疑問に答えるのがマサヒコがマサヒコたるゆえんだ。
512 :
518:2005/04/02(土) 23:47:19 ID:A0BCTV4X
「ゆっくりか…好都合ね」
「は?それって――」
「マサ……ついてるわよ。ほっぺた」
「えっ!?」
少々不穏なものを感じ、突っ込んだ事を聞こうとした矢先に気勢をそがれた。
頬をペーパーナプキンで拭うマサヒコを中村は愉快そうに見ていた。
その後は特に会話もないまま食事が進み、ものの5分もしないうちにごちそうさま。
食べ終わると中村はマサヒコを引きつれ、どこかへと向かい歩き出す。
マサヒコは大人しくついていくだけだ。
やがて繁華街から離れ、住宅街へ。
最終的に辿り着いたのは一軒(一棟?)のマンション。
「えっと…中村先生、ひょっとしてここって……」
なんとなく答えを予想しながらマサヒコ。
果たして帰ってきたのは、
「自宅よ」
予想通りのものだった。
中村はエレベーターにのりこむ。
「ほれマサ」
「あ、はい…って!なんで俺を自宅に招待!?」
「ゆっくりしたいんでしょ?」
言いつつ階数ボタンを押す。
二人を乗せた昇降機は駆動音と共に上昇、目的の階に到着。
さっさと歩き出す中村を追うマサヒコ。
そのまま中村の部屋の中にまでお邪魔してしまう。
「ジュースくらい出して上げるから座ってて」
「あ、はい……じゃなくて!なんで俺をここに連れて来たんすか!?」
「だってゆっくりしたいって言ったじゃないの。さっきも言ったわよこのセリフ」
そう言ってマサヒコの前にオレンジジュースを置く。
513 :
518:2005/04/02(土) 23:48:00 ID:A0BCTV4X
「いや、言いましたけど…」
「それに、昼ご飯食べたら眠くなっちゃって…私昼寝が趣味だし」
「知りませんよそんなこと」
深くて思いため息をつくマサヒコ。
「なに?私の家じゃゆっくりくつろげないっての?」
「…仮にも女の人の、一人暮しの家に二人きりなんて、
あんまりくつろげないと思いますけど」
「おや、私のこと女って見てくれてるんだ?」
「そりゃ、まあ……いちおー」
やや戸惑いながらも素直に頷くマサヒコ。
「嬉しいこと言ってくれるわねぇ……よし、ご褒美を上げよう!」
中村はそう言ったかと思うとマサヒコを手招きをする。
「な、なんすか?」
「いいからいらっしゃい」
マサヒコのシックスセンスはこれ以上なく警鐘を鳴らしているのだが。
逆らえないのがこれまたマサヒコの性格。
警戒しながら近寄った所で、中村にベットに押し倒された。
「おわぁ!な、なにするんですか!!?」
「いったでしょ?ご褒美を上げるって。美人オネーサマと添い寝をさせてあげよってわけよ」
中村に抱きつかれ、マサヒコは、
「遠慮します。固辞します。御免被ります。謹んで辞退します。帰ります。バイバイです」
ありとあらゆる言葉で拒否をするが、
「だめ」
一言で跳ね除けられる。
「ダメがダメです!帰りま――うわ!足絡めてこないで――おお!当たってます!
背中に当たってますって!うひゃ!どこ触ってるんすか!!」
「はっはっはっ!よいではないかよいではないか!」
「きゃー!!」
なんか……立場がおかしい二人。
普通逆じゃね?
514 :
518:2005/04/02(土) 23:48:39 ID:A0BCTV4X
「あらまあ、あんた肌スベスベね。ほっぺたもぷにぷにだし。ホントに男?」
「左手で触ってるからわかるででしょーが!」
マサヒコの言葉通り。
中村の右手は頬に、そして左手はマサヒコの股間を円を描くように這い回っている。
「あ、それもそうか。うんうん。確かに男だわ」
「納得していただけたのなら何卒その手を御放しになられますよう、望む次第であります!」
「や!!」
「即答!?しかも短っ!!」
中村の手はさらに激しくマサヒコの股間を刺激する。
やばい。
これはヤバイですよ奥さん!
「せ、先生!中村先生!マジでストップ!これ以上はヤバイですって!」
「な〜にがやばいのかしらん♪…………あ、固くなってきた」
「ううう……」
若さ溢れるマサヒコの下半身は中村の愛撫だかなんだかに敏感に反応してしまう。
「あらあら。もうこんなにして!」
「は、はなせぇ!!」
じたばたと、本格的に暴れ出したマサヒコを中村はマウントをとって押さえ込む。
……いや、騎乗位か!?
「ほら、暴れないの。下の階の人に迷惑でしょ?」
「俺に迷惑だって認識はないんですか!?」
「ない」
「だから、なんで即答なんですか!?」
半泣きのマサヒコ。
今日はよく泣きそうになる。きっと厄日だ。
天中殺と暗剣殺が手に手を取り合ってやって来たに違いない。
「大丈夫。私に任せて」
「……」
だがしかし。
515 :
518:2005/04/02(土) 23:49:20 ID:A0BCTV4X
天中殺と暗剣(以下略)だろうとも、人事を尽くすが光明を産む。
「お…りゃあ!!」
「!!?」
マサヒコ、反撃に打って出る。
腹の上辺りに座りこんでいた中村の顔に足を掛ける。
そして全身の力を連動させ、中村を後ろに引き倒しつつ、マサヒコは上半身を起こす。
流れるように一連の動作を行う。
昨日見ていた格闘技番組がこんな所で役に立とうとは、まさに風吹けば桶屋はウハウハ理論。
………だと思ったのだが。
「もう、マサったら。自分が主導権握りたいならそういえばいいのに。
でも、あんまりがっつくと嫌われるわよ?」
確かに。
体勢だけ見れば、いわゆるまんぐりがえしの体勢。
その事実に気づき、マサヒコは固まってしまう。
それがいけなかった。
さっさと逃げていればよかったのに。
戦場では常に一瞬の判断が生死を別つと言うのに。
「隙あり」
「うおぉ!?」
技を見事に返され、体勢は再び中村のマウントへと移行。
「んっふっふっ。覚悟なさいマサ」
「っ!」
中村の顔がゆっくり降りて来る。
そして唇が触れる。
軽く、押しつけるだけのキス。
半ば予想していたとはいえ、動揺を隠せないマサヒコ。
目を見開くマサヒコを尻目に、中村はさらに舌を挿し入れる。
中村はマサヒコの舌を絡めとろうとするが、萎縮しているのかうまくいかない。
(無理ないか。ファーストキスでディープキスだもんね)
ならばと、舌で唇をなぞるようにするとマサヒコの体が反応する。
516 :
518:2005/04/02(土) 23:50:00 ID:A0BCTV4X
くすぐったいのか、身体をよじって中村から逃れようとするが、そうは問屋が卸さない。
中村は巧みな体重移動でマサヒコを完全に制しつつ、さらに丹念に舐め上げる。
マサヒコの動きが鈍くなってきた所で中村は顔を離す。
「どう?ファーストキスの感想は?」
「…ファーストじゃありませんよ」
「えっ!?嘘!!?」
マサヒコの発言にビックリする中村。
だが、すぐに気づく。
言ったマサヒコの様子がおかしい。
なんと言えばいいのだろうか……悪戯を隠す子供のような様子。
中村、ピンと来る。
「マサ…なんでそんな嘘つくわけ?」
「いや、なんかやられっぱなしだと悔しいんで」
「それにしたって嘘つくならもう少し上手くつきなさいよ」
「…普通嘘つくなって言いませんか?」
「別についてもいいわよ。ただね、嘘つきには罰が待ってるってことをわからせてあげる」
「は?……うお!!」
中村の手がマサヒコの股間を摩る。
先ほどまでの愛撫で既に硬くいきり立っているそこ。
柔らかく、時に激しく。
強弱をつけて撫でまわされ。
下半身からわきあがる快楽にマサヒコは苦悶の表情を浮かべる。
「気持ちいい?」
「……」
ここで気持ちいいと言ってしまえば負け確定だ。
それだけは避けたい。
この状態から脱出する術はまだあるはずだ。
野球はツーアウトから。サッカーはロスタイムに奇跡が起こる。
歯を食いしばって耐えるマサヒコ。
517 :
518:2005/04/02(土) 23:50:40 ID:A0BCTV4X
しかし。
だがしかし。
相手はあの中村なのだ。
「強情ね。なら…」
「うわぁぁ!」
チャックを下げられ、トランクスの隙間から手が侵入。
直に触られ、たまらずマサヒコは声を上げてしまう。
「ここをこうして…ほらほら、どう?」
「おうっ!…くぁっ!」
自分で触る以上の快感に、マサヒコは強く歯を食いしばり、耐えようとしたが……限界だった。
マサヒコの意識が真っ白になる。
同時に、それまで必死に堪えていた熱いものを一気に放出し中村の手とトランクスを汚す。
「すごい量……マサ、溜ま――」
ティッシュで手を拭きながらマサヒコの顔を見る。
睨みつけられていることに気づき、流石に中村も後ろめたくなる。
「えっと…あはは、ごめん」
そう言ってごまかすようにマサヒコに口付けし、驚く。
僅かに血の味がした。
出血するほどに、マサヒコは歯を食いしばっていたのだ。
「……ごめん」
シュンと、青菜に塩が如く元気をなくす中村の様子に、マサヒコも表情を崩す。
「…先生、デパートで言いましたよね?「もうからかったりしない」って。
覚えてますか?なのにこれはなんなんですか。いくらなんでもやりすぎですって」
「……私は、からかってるつもりはないわよ」
「じゃあこれは――」
「全部本気よ」
きっぱり言われ、マサヒコは絶句する。
中村はさらに続ける。
「私はマサが欲しいの。それだけよ。からかうつもりは毛頭ないわ。
まあ…多少茶化すような感じにはなるけど、それもひっくるめて全部本気」
518 :
518:2005/04/02(土) 23:51:20 ID:A0BCTV4X
「な、なんで!?」
「まあ簡単に言えば、切れたから」
「そーいえばそんなこと昨日も言ってましたけど…何が切れたんですか?」
「男」
「……男てあんた…他あたって下さい!」
「誰でもいいってわけじゃないの。言ったでしょ?私はマサが欲しいの。マサがいいの」
「そ、そんなこと言われても……」
ひどく動揺するマサヒコにさらに追い討ち。
「マサは…私のこと嫌い?」
「っ!!」
卑怯だと思う。
そんなこと言われてはっきり「嫌い」と言える男が何人いる?
まして中村、中身はともかく外身は一級品。
「嫌い……」
「…そう」
「じゃ、ないです」
ニヤリと中村が笑みを浮かべる。
「じゃああーんなことやこーんなことしても問題ないわね」
「いやいやいや!問題あるだろ!」
あっという間に上下とも脱がされ、素っ裸にされる。
中村、マサの裸(おもに上半身)をじっくり観察して一言。
「…ムカツク」
「なにがですかぁ!?」
肌の綺麗さに思わず嫉妬。
「うっさい!」
「わけがわかぁぁぁ!」
首筋のあたりを舐められマサヒコは甲高い声をあげる。
「な、なに…おぅ!?」
「どんな感じ?」
519 :
518:2005/04/02(土) 23:52:01 ID:A0BCTV4X
「どんなって…ぅぐ!…くすぐったぁ!」
「ふむ」
中村の舌がつつつっと滑りおりてくる。
が、鎖骨のあたりで動きをいったん止める。
「マサ、キスマークって知ってる?」
「……メーカーですか?」
「こっちのよ」
「っ!」
鎖骨のあたりを強く吸われる。
「ほら、できた」
にっこり笑う中村。
マサヒコもその跡を確認しようとするが、
「…見えないっす」
場所が悪い。
しかし、マサヒコがうっかり言ってしまった一言はもっと悪い。
「見えない?じゃあもっとよく見える所につけてあげよう」
「うぇ!?結構です!」
「結構なのね?じゃあつけよう。たくさんつけよう」
「ちがっ!そーゆう意味じゃぁぁぁぁ!」
日本語って難しいですね。
マサヒコは全身にキスマークをつけられていく。
「さて。いよいよマサお待ちかねのここに来たわけね」
「べ、べつに…まって……くっ」
マサヒコの下半身に舌をはわせる。
よく言われるアイスキャンディーを舐めるような感じで。
もちろん手は袋の方を刺激している。
マサヒコの反応を見て微妙に舐める位置、強さ等をかえる。
正に熟練の手管。
マサに熟練のテクだ。
意味もなく掛詞。
……本当に意味はない。
520 :
518:2005/04/02(土) 23:52:40 ID:A0BCTV4X
中村にあの手この手で攻められるマサヒコ。
必死に堪えるが、限界が近い。
中村もそれを察したのだろう。
手早く服を脱ぎ、裸になる。
「どう?なかなかのもんでしょ?」
マサヒコに惜しげもなく裸体を見せつける。
肌には染み一つなく、張りがあって若若しい。
「……綺麗だ」
思わずもらしたマサヒコの一言に、思わず赤くなってしまう中村。
綺麗だなんて正直聞き飽きた言葉ですらある。
行為の最中にも何度も言われた。
しかし。
マサヒコほど純粋に、心の底から、綺麗といわれた事は……多分、ない。
赤くなった純な自分をごまかすかのように中村はマサヒコのものを膣に納める。
「うおぁう!」
マサヒコは悲鳴だかなんだかよくわからない声をあげてしまう。
手や口とは違う、真綿で閉めつけられるかのような感触。
気を抜けばすぐに達してしまいそう。
流石にそれは情けないので歯を食いしばり、拳を握って快楽を堪える。
それでも…そんなには持ちそうにない。
一方の中村もマサヒコのモノを中に納めた瞬間に甲高い嬌声を上げていた。
(なに……これ!?……凄く…っ!……感じちゃう!!)
今まで何度も行ってきた行為なのに。
体がひどく敏感になっている。
ここしばらく行為をしていなかった事もあるだろう。
しかし、大部分は精神的な物だろう。
マサヒコを感じたいと思っている。
マサヒコを求めている。
その思いが身体へフィードバックしているのだろう。
521 :
518:2005/04/02(土) 23:53:20 ID:A0BCTV4X
「うあ!……い…いい!…気持ちいい!……」
中村の歓喜の叫び。
もっとマサヒコを感じたい、もっとマサヒコを貪りたい。
しかし、
「うあああああ!で、出る!」
「あ…」
マサヒコが堪えきれず放出してしまう。
「……マサ」
中村、マサヒコの顔を掴む。
「私はまだまだなのに、一人だけイッちゃうなんて」
「……す……いま…せん……」
息も絶え絶え謝罪する。
(まったく…無理やりやられて、好き勝手言われてるのに謝るなんてね)
しかしそれがマサヒコらしくもある。
ついつい顔がほころんでしまう。
「さ、マサ。もう十分休んだでしょ?」
「え゙!?ま、まさか…」
「私はまだまだイッてないんだから。頑張ってもらうわよ」
「………」
「逃げるな」
全力で脱出しようとしたマサヒコだがあっさり捕まる。
「ふふふ、どうせ逃げられやしないんだから」
柔らかなタッチで触れられマサヒコの下半身はあっという間に元気になる。
「楽しみましょう」
妖艶に囁かれマサヒコはごくりと唾を飲み込んだ。
マサヒコはフラフラと帰宅の途についていた。
あの後中村と何度も交わり、計5回イかされた。
522 :
518:2005/04/02(土) 23:54:00 ID:A0BCTV4X
途中から反撃してはみたが1回イかせるのが精一杯だった。
まあルーキーVS歴戦の兵だった事を考えれば上々の戦績だろう。
それはともかく、
「だるぅ……」
猛烈な倦怠感に襲われるマサヒコ。
「頑張れ俺…もう少しで自宅だ」
重い身体を引き摺る用にして歩く。
自宅への最後の角を曲がると、
「お?」
ミサキ、アヤナ、リンコの三人がマサヒコの家の前に、つまりミサキの家の前にいた。
「あ、小久保君だぁ!」
目ざとく発見したリンコがブンブン手を振っている。
一刻も早く自室で休みたい所ではあるが、手を振られて無視するわけにもいかない。
「よう。どうしたんだ三人そろって」
「ミサキちゃんちでお茶して今帰るとこだよ。ね?」
「ええ。小久保君は今までお姉様と?」
「まあな」
「…なんか、疲れてない?」
ミサキの言葉にマサヒコ、大きなため息。
「中村先生の相手を一日したんだぜ?そりゃ疲れるって」
「そ、そうだね。精神的に大変そうだもんね」
同意するミサキ。
まあマサヒコが疲れているのは精神だけではないのだが。
そういった意味で内心ちょっとビクビクのマサヒコ。
「じゃあ俺疲れてるから」
「あ、うん。ごめんね引きとめて」
謝って来るミサキに手を振りマサヒコは家に入ろうとしたのだが。
「……どうした的山?」
リンコがジーッとマサヒコを凝視。
少しづつ近づいて来る。
523 :
518:2005/04/02(土) 23:54:41 ID:A0BCTV4X
「的山?」
「リンちゃん?」
「的山さん?」
三人の呼びかけにも答えず、リンコはさらにマサヒコに接近。
「う〜ん…」
不意にリンコが首を傾げる。
「的山?」
「リンちゃん?」
「的山さん?」
再び呼びかけるがリンコは何事か考えこみ返事が無い。
三人顔を見合わせていると、
「あー!そっか!そうなんだ!」
リンコが叫ぶ。
「匂いだ!」
「「は?」」
「っっ!!!」
リンコの言葉に首を傾げる二人と思い当たる事があり、焦る一人。
「どうしたのリンちゃん?」
「なんか違和感があるな〜って思ってたんだけどね。
小久保君の匂いが昼と違うの」
「匂いが、違う?」
「うん。あれ?でもこの匂いって確か…」
不思議そうな顔をするリンコ。
青ざめるマサヒコをよそに決定的な一言を発する。
「中村先生のシャンプーの匂いだ」
「「ええ!?」」
以下、ミサキとアヤナの頭の中。
現在のマサヒコの髪の匂い=中村の愛用するシャンプーの匂い。
昼まではそうではなかく、昼以降にマサヒコの匂いが変化。
昼以降もマサヒコは中村と一緒。
524 :
518:2005/04/02(土) 23:55:20 ID:A0BCTV4X
「小久保く〜ん」
「は、はい」
すっごく怖い笑顔のミサキ。
「ひょっとして、中村先生のお家に行ったのかなぁ?」
「あ、いやそれは…」
「行ったのかな〜?」
「……」
「逃げない!」
全速力で逃げようとしたが捕まってしまった。
逃げようとしてよく捕まる日だ。
やっぱり今日は天中殺と暗剣殺が手に手を取り合ってやって来たに違いない。
「ごらんの通り被告は質問を前に逃走を計りました。
これはやましい事があると自供しているような物です!
検察としては改めて私の部屋で尋問する事を要求します!!」
「弁護側も真相究明の為に天野さんの部屋での尋問を傍聴する事を要求します!」
「「裁判長!判断を!!」」
(なぜか検察な)ミサキと(なぜか弁護士の)アヤナの言葉に、
(これまたなぜか裁判長の)リンコは、
「うん、許可」
あっさり頷く。
「まて!話し合おう!あ、こら!腕を引っ張るな!
家に引き摺りこもうとするな!待ってくれ!俺は、俺はぁぁ!!」
パタン。
天野家の戸は、閉ざされた。
その後、中で何が行われたのかは当事者しか知らない。
つーか知りたくもない。
END
リアルタイムキター!
518氏GJ!!!
中村キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
掛詞もGJ!
527 :
518:2005/04/02(土) 23:59:13 ID:A0BCTV4X
終了
誤字脱字表現間違い等は気にしないでください。
長々とお付き合いさせ申し訳ないです。
ピンキリ氏いい仕事です。
今岡さんは初期のころのヒロイン候補(?)でしたしね。
今はアキに持って枯れてかげ薄くなってますけど。
GJです。
ネタが尽きました。
ので次は結構間隔空くかもしれません。
アイ話も途中からドミンゴ氏とだだかぶりになったもので。
しばし充電。
このスレの職人さんたち、あなたがたは
本 当 の 神 様 で す か ?
>>ピンキリ氏
今岡サーン!! 外ハネイイヨー
>>518氏
エロもいいけど、ギャグとしても面白いです。
無理せず自分のペースでがんばってつかーさい。
イ "" ⌒ ヾ ヾ
............... ..ヽ . ;: . / .⌒ _,,..__ ヽ ) ;. :ノ......... .........
:::::::::::::::::::::::::::ゞ (. (::.! l,;::) .ノ ノ ./::::::::::::::.......:::::
._ゝ,,. .-ー;''""~ ';;; − .._´,
._-" ,.-:''ー''l"~:|'''ーヾ ヾ
::( ( . |: ! ) )
ヾ、 ⌒〜'"| |'⌒〜'"´ ノ
""'''ー-┤. :|--〜''""
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!
:| |
j i
ノ ,. , 、:, i,-、 ,..、
_,, ,. -/:ヽ::::::::ノ::::Λ::::ヽ::::-- 、ト、
,,/^ヽ,-''"::::\::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ:::::::::ヽ,_Λ
;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::;;:;;;;:::ヽ
531 :
75:2005/04/03(日) 02:06:26 ID:tOES7uUg
「こんばんは」
「こんばんは……」
と、私、天野ミサキが挨拶を返したのは私の幼馴染み、小久保マサヒコくん。
それがどういうわけか同級生、的山リンコちゃんの手を握っている。
その姿を見るのは2度目なわけで。
「実はさ――」
『またコンタクトにしてみましたー』
『使い捨て?』
『はい、そーです』
『使い捨ての方が安いからリンにはぴったりじゃない?』
『あの時は大変でしたからね』
『えへへ、前はゴメンねー』
『またはしゃぐと前みたいに落とすわよ』
『つーか、ベランダに出ないほうが――』
『また落としちゃった……』
『また!?』
『両方』
『また両方!!??』
『言ってる先から……』
『でも中村先生が免許あるから――』
『車がないとダメに決まってるでしょ』
『ということは――』
『リンの帰りは頼んだわよ』
『またか……』
532 :
75:2005/04/03(日) 02:08:08 ID:tOES7uUg
「かくかくしかじかなんだよ」
と、以前と同じセリフ。
「そ、そうなんだ。気をつけてね」
対する私も、動揺を隠しながら無理に笑顔。――と、ここまでは以前と同じだったんだけど。
「それにしてもちょうどよかった。時間ある?」
「え?」
「反対から的山の手、握ってやってくんない?」
確かに、左右からリンちゃんを挟めばリンちゃんも安全だしマサちゃんがおぶる必要もない。
マサちゃんにしてみればいい案だろうけど、リンちゃんにしてみれば物凄い子ども扱いな気がするなあ。
「帰り送るから頼むよ」
「いいよ」
「マジ? 助かるよ」
「送ってくれるなら帰りも安全だしね」
なんてのはもちろん建前で、リンちゃんが心配だからって理由でもない。
本当はマサちゃんと一緒に歩けるから。
最近は帰りが一緒になることもあるけど、それはあくまで学校帰り。
たまには通学路以外の道を私服で一緒に歩きたい――なんて、ちょっと贅沢かな?
「ハーレムだねえ」
「手を繋いでるだけだろ」
「むー」
相変わらずのリンちゃんだけど、思ったこと素直に言える性格は羨ましい。……内容はともかく。
私の想いを口にしたらマサちゃんはどんな反応するだろう?
言ってみたいけど言えないのは私に勇気が足りないから。
私にほんのちょっとだけ勇気があれば、ほんのちょっとだけ世界が違うのかもしれない。
勇気……出して、みようかな。
533 :
75:2005/04/03(日) 02:09:57 ID:tOES7uUg
「そう言えば、クラス替えあんのかな?」
せっかく同じクラスになれたのにまたバラバラはちょっと――ううん、かなり辛い。
リンちゃんとだって、若田部さんとだって、まだまだいっぱい遊びたいしお話もしたい。
クラスが離れたら会う機会も少なくなるだろうし、お互いに受験勉強で時間もなくなっちゃう。
最初は寂しいけど、でも、そのうち慣れて――そんなのは嫌だ。
濱中先生や中村先生も一緒で、また皆で一緒にいたい。
『いつまでも皆と一緒にいられればいいなって……』
今年の初詣のマサちゃんの言葉の意味はこういうことだったんだ。
恥ずかしい話だけど、今ようやくわかった。
「……またみんな同じクラスになれるといいね」
願いを込めて言ってみる。
「そうだね」
「……だな」
2人が同じクラスになりたいと思ってくれる、それだけのことなのに嬉しい。
こうやって一緒に歩いて、同じことを考えてる。
勇気を出そうって決めたばかりなのに、こんな関係を長く続けたいとも思ってる。
でも、このままじゃいつまでたっても――うん、ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから勇気を出してみよう。
頑張れ、私。
534 :
75:2005/04/03(日) 02:13:31 ID:tOES7uUg
他愛のない話をしているうちにリンちゃんの家についた。
「今度コンタクトの時はメガネ忘れんなよ」
「わかった。ミサキちゃんもありがとう」
「うん、バイバイ」
メガネがないとそんなに不便なのか、まだふらふらしながらリンちゃんは家の中に入っていった。
「悪いな、付き合わせて」
「いいよいいよ」
マサちゃんと歩けるから、悪い気はしないし。――なんて言えるわけないけど。
「さ、帰るか」
「うん」
すると、マサちゃんが手を差し伸べた。
「!!!!!!!」
「あっ――と。ついさっきまで的山の手を握ってたからつい。悪い悪い」
離れそうになる手をぎゅっと握りしめる。
「天野?」
「こ……このままでもいいよ?」
今、私が出せる精一杯の勇気。
顔どころか全身から火を噴き出しそう。
マサちゃんと手を繋ぐリンちゃんが羨ましかったから。
「ごっごめん、恥ずかしいよね」
慌てて振りほどこうとする手が握られた。
「……おぶらないからな」
陽も落ちて周囲は暗いけど、マサちゃんの顔が赤くなってるのはわかる。
手の平からマサちゃんの体温が伝わってくる。
「ほ、ほら、帰るぞ」
「うん!」
二人とも照れながら手を繋ぐ、この距離がマサちゃんと私の今の距離。
少しずつ、少しずつこの距離を詰めていこう。
いつか『好き』と言うその日まで待っててね、マサちゃん。
おしまい
535 :
75:2005/04/03(日) 02:18:51 ID:tOES7uUg
つーわけで終わりです。
手を繋いだ時のドキドキ感を出してみたかったんですが及ばずorz
もうちょっと女子中学生の気持ちを勉強しないとダメな模様。
基本的に形から入るタイプだけど、さすがに形から入るわけにいかないし…。
いやはや甘酸っぱさがばしばし伝わって来ましたよ
神GJ!
518氏はホント神だな…
中村でこのハイクオリティはやばい。GJ!!
755氏の感想を書く前に送信しちゃった('A`)
甘酢っぺぇぇぇ。
エロなしでもこういうのは読んでて気持ちいいね!
518氏
エロ以外の要素も、いつも楽しませて頂いています。
イヤー面白かった、マサの下克上ネタを期待してしまいます。
75氏
可愛いミサキがとてもいいです。
両氏ともGJ
本当に職人さんのレベル高いよこのスレ。
ブチキレのミサキが素晴らしいです
>518氏、75氏
おもしろかった。GJ
>ピンキリ氏
エロの部分がなんとなく中途半端
542 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 13:49:53 ID:h8b0xGeh
ミサキ祭り到来(?_?)
518氏、75氏
GJ!
現人神が降臨された!
544 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 15:53:18 ID:ry/FqbiH
古田氏の保管庫ってYhooで検索すればでますか?
| / / |_|/|/|/|/|ミサキの祭り始まった ☆ ☆
| / / |妹|/ // /∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
|/ /. _.| ̄|/|/|/ (・∀・ ∩ ∩・∀・ ) (・∀・ ∩
/|\/ / / |/ / ( つ ノ ヽ と ) ( つ ノ
/| / / /ヽ ( ヽ ノ (⌒) ( ) (_)
| | ̄| | |ヽ/| し(_)  ̄(__) (__)
| | |/| |__|/ ♪
| |/| |/ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
| | |/ (・∀・ ∩ ∩・∀・ ) (・∀・ ∩
| |/ ( つ ノ ヽ と ) ( つ ノ
| / ( ヽ ノ (⌒) ( ) (_)
|/ し(_)  ̄(__) (__)
|
神々の皆様いつも乙!
これからも是非お願いします!
>>544 はい、それでそのうちみつかりますよ。
スレを最初から読み直したりしても絶対見つかりませんから。
548 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 17:46:20 ID:ry/FqbiH
>>547
ありがとう(^−^)
sageは覚えておいてよ。
郭泰源氏、ドミンゴ氏、サブロー氏、518氏、75氏……不動の先発五本柱。別名五虎投
セリカ氏……先発もできる強力中継ぎエース
ピンキリ氏……ロングリリーフから敗戦処理までこなすタフマン投手
ペピトーン氏……信頼できる対敵主砲のワンポイントリリーフ
新参者氏……絶対的守護神
古田氏……さまざまなデータを記憶している捕手、皆のまとめ役
現有戦力を見るにこのスレの日本一は決まったようなもんだぁね
メジャー打倒も可能?
濱中に関しては少ないキャラでよくあんなに神が降臨できるよな。
脱帽だよ
少ないからこそやりやすいと思うのだが。いかがだろうか?
実際他のスレと比べたらここは異常に近い盛り上がりだと思う。
そんな神スレ
554 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:25:38 ID:dBLxw3gk
久しぶりに来たらやっぱりすごい伸びてる…。
237-250の続きのカナミ×カオル2投下します。
555 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:26:35 ID:dBLxw3gk
カオルは悩んでいた。
あの日以来、カナミに毎日のようにやらしいことをされている。
縛られた日もあった、ひたすらイカされまくった日もあればとにかく焦らされた日もあった。
このままではいけないと思いながらもなかなか抜け出せなかった。
何故だかよくわからないが言い出すきっかけが掴めなかったから…かもしれない。
「うん。やっぱり今日はっきり言ってもうやめてもらおう」
今日もカナミに家に呼ばれている。その時に言おう。カナミちゃんも話せばちゃんとわかってくれる。
そう考えているうちに城島家の前に着いていた。
556 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:29:07 ID:dBLxw3gk
「カオルちゃん、いらっしゃ〜い」
考え事をしていると突然声が上から聞こえてきたのでカオルは驚いた。
2階の窓からカナミが声をかけてきたのだ。
「今、鍵あけるからちょっと待ってね」
そう言って引っ込むとしばらくしてドアが開いた。
「お邪魔します」
「あ、今日お兄ちゃんいないから遠慮しなくていいよ。」
今まででも城島家でする時は大体シンジのいない時だった。
何度か隣りの部屋にシンジがいてどれだけ声を我慢できるかもやったがシンジがいる時はカオルの家など違う場所だった。
「それじゃあ、早速始めちゃおっか」
そう言ってカナミは道具を色々とあさっている。
557 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:29:57 ID:dBLxw3gk
言い出すなら今しかない。
今言わなければ、また流されていつまでも抜け出せない。
「ん〜。今日は目隠しとかやってみよっか?」
「あのね。カナミちゃん」
思い切って口をひらいた。
「何?目隠しは嫌?」
「もうこんなことやめようよ」
「やっぱりこんなこと女同士でするなんて絶対おかしいしやめたほうが良いって」
「カオルちゃんはHするの嫌なの?」
ここで流されちゃダメだ。
はっきり言わないといつまでもこの状態が続いてしまう。
そう自分に叱咤激励する。
「嫌だよ…やめてほしいよ。」
そう言うとカナミは少し考え込むような仕草をした。
(カナミちゃんはわかってくれる。これでやっと解放される)
558 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:30:46 ID:dBLxw3gk
「嘘ばっかり」
「え!?」
全く予想だにしていなかった返事が返ってきてカオルは驚いた。
「嫌だったなら何で今まで言わなかったの?」
「そ、それは今まで言う機会がなくて…」
「いくらでもあったよ。だって初めてしてからもう一ヶ月たてるし」
確かに今まで言おうと思えばいつでも言えたのかもしれない。
じゃあ、どうして言えなかったの?
わからない。いくら考えてもわからない。
「本当はね、カオルちゃんもHしたいんだよ。始めはどうだったか知らないけど、今はもうイクことの悦びを覚えて何度でもイキたいって思ってるんだよ」
そう言いながらカナミはカオルの両手を掴み押し倒す。
「そ、そんなことない!」
「じゃあ、どうして今だって本気で抵抗しないの?カオルちゃん運動部なんだから本気で抵抗すればすぐに解放されるよ」
「う……」
「それでもカオルちゃんがやめたいって言うなら無理強いはしないけど、やめたい?」
何も言い返せない。
確かにイクことに悦びを覚えていた。
悩んでいた事もひょっとしたらやめて欲しいという事よりダメだと思っている心ともっとしたいと思っている心との葛藤だったのかもしれない。
「どう?やめたい?」
問い詰めるとカオルは弱く首を横にふる。
559 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:31:32 ID:dBLxw3gk
「でしょ♪それじゃ、改めて始めよっか」
満面の笑みでカナミはキスをしてきた。
室内にはしばらく2人の唾液の絡み合う音だけが響く。
すると突然カナミが思い出したように
「あ、そうだ。今日はね、ちょっともう一人お客さんがいるの」
「え……?」
「カオルちゃんも良いでしょ?3Pとか滅多に出来ないし。入っていいよ〜」
呼ばれて少し遠慮気味に入ってきた人物は
「お邪魔しますね」
黒田マナカである。
「マナカちゃんがね、次の小説でレズ物書くらしいから手伝ってあげようと思って」
「い、嫌!」
カオルは必死になって抵抗しだした。
自分の痴態を他の人に見られるなんて冗談じゃない。
しかし気が付けば両手はしっかり縛られている。
「今日は縛って目隠しプレイをしようと思うんだ」
「いいですね。小説でも使えそうです」
「服は脱がせる?」
「いえ、制服で縛っちゃいましょう。ついこの間まで性について何も知らなかった少女が制服で縛られ犯されることで己の肉欲に目覚める!…これ使えますね…」
抵抗しているカオルをよそに2人の打ち合わせは進んでいる。
560 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:32:17 ID:dBLxw3gk
「それじゃ、カナミちゃん始めましょうか。」
「うん。カオルちゃんてすごく感じるから責めがいあるよ」
「それは楽しみですね」
「や…やめて」
カオルは弱々しく抵抗するが2人はそんなカオルの羞恥もお構いなく胸と秘部を同時に責める。
カナミは下着の上からゆっくりと秘部を撫で、マナカはカオルのそれほど大きくない膨らみを丁寧に揉む。
「ん んん!」
目隠しをされているカオルは突然の愛撫に反応する。
「本当に感度がいいですね。こんなにいいのは小説の中だけかと思ってましたよ。カオルさんHなんですね」
改めて言われカオルは羞恥に頬を赤らめる。
じっくり時間をかけて責められカオルは足を開き、されるがままになる。
「はぁ、ああぁ!」
2人の愛撫が大胆になるにつれ喘ぎ声も大きくなっていく。
「ん、あぁ、あ、あ、あ、あああぁ」
カオルが喘ぐのを見て2人はどんどん調子に乗り激しくしていく。
561 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:32:57 ID:dBLxw3gk
「ん、あ、はぁ、あ、あ、あ、はぁ、ん、あぁ!」
目隠しをされ手足の自由も奪われて2人に同時に愛撫され痴態をさらしている。
その事実がカオル自信も昂ぶらせていた。
カナミが湿り気がはっきりわかるように下着の上から秘部を激しく擦り付ける。
「はぁ、あ、あ、あ、あん、あっ!」
「もうイキそうだよ。マナカちゃん」
「あと一息ですね」
2人もカオルの痴態に興奮していっそう激しく責める。
「だめ!ああ、もう、んっはぁ、ああぁ、だめ、あん!はぁ、もう…」
カオルの体は絶頂への階段を上り、意識は快楽の波へと沈み込んでいく。
「んっ!ああっ、ダッメ ああぁぁぁ〜〜」
限界を迎えカオルは大きく仰け反り少し遅れて大量の愛液が出てくる。
「こんなに早くイクなんて初めてだね。目隠し3Pでけっこう興奮してる?」
「終わるまでに何回イクか楽しみですね」
カオルは肩で息をしながら2人の話を霞がかかった意識の中で聞いていた。
562 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:33:45 ID:dBLxw3gk
「さて、そろそろパンツは脱いでもらいましょうか」
「いや…恥ずかしい」
「あれだけ派手にイって今さら恥ずかしいはないでしょう」
「ところでカナミちゃん、クンニしてもらえませんか?表情をよく観察しておきたいんで」
「うん、いいよ」
下着を剥ぎ取られあらわになった秘部にカナミは顔をうずめる。
「はぁあん、あん!や んっあぁ!」
まだ直接割れ目に行かず焦らすように周囲を軽くなめているだけだがそれでもかなり感じているようだ。
カオルは更に快楽を求め無意識のうちに腰を浮かせ中心の割れ目へ愛撫を誘おうとしている。
「んああぁぁぁああ!」
不意にねじ込むように割れ目を刺激する。その際、鼻で肉芽をいじることも忘れない。
まさに突然だったためカオルは軽く絶頂を迎える。
「いい表情ですね。カメラ持って来ればよかった。カオルさんのこんな表情、普段じゃ絶対見られませんよ」
確かに頬は紅潮し涎まで垂らしながら感じまくっている姿など誰であっても普段見せるわけがない。
563 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:34:31 ID:dBLxw3gk
「あ、はぁ!気持ち…いいよぉ」
カオルは初めてその言葉を口にした。
今までも感じていたしイッたことも何度もあったが、はっきりと口にだしたのはこの一ヶ月で初めてである。
「初めてちゃんと言えたね。御褒美あげる」
舌で秘部を異常なまでの速さで揉みかき回す。
「いやん、だめ あぁ!あっはぁ!」
カオルは快楽に完全に飲まれ髪を振り乱し身悶える。
「あぁ、だめ!いい、いいん、あぁ、はぁん、いやん、いや、はぁぁあああぁぁあ!!!」!」
カオルは腰を高く浮かせ一回目よりも更に激しい絶頂を迎えた。
564 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:35:05 ID:dBLxw3gk
「さて、じゃあ今日もそろそろこれ使おっか」
そう言ってカナミが取り出したのは一本のバイブである。
そのバイブで処女を散らされそれからはひたすらイカされた物である。
それを一気に奥まで押し込む。
「んああぁぁっ!」
ゾクゾクッとした快感が背筋のあたりを一気に駆け抜ける。
「んふっ!ふあぁ、ああぁぁん!!」
いつの間にかマナカが背後にまわっているがそんなことはお構いなしに感じている。
「カナミちゃん」
「何?マナカちゃん」
「カオルさんのアナルはもう開発済みですか?」
「ううん。まだだけど…」
するとマナカはニヤッと笑い
「じゃあ、ついでに今日やっちゃいましょう」
と言って愛液でアナルを十分に湿らせもう一本のバイブを押し込む。
565 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:35:39 ID:dBLxw3gk
「んうっ!」
本来ならあり得ない違和感にカオルは戸惑うが前が感じすぎてよくわからない。
「それじゃあ、カナミちゃん同時に突いてあげましょうか」
カナミが頷き2人は一定のリズムで前後から同時に突き上げる。
「んああぁっああん!!」
2本のバイブが同時に内側をこすりながら奥まで突きこまれる。
「んあっ! はあんっ! あっあっあっあっあっああんんっ!」
前後から何度も突かれGスポットをこすりあげられるたびにカオルの体は跳ね上がる。
「んふぅ! ああああん、あんあんっ!」
もうイキそうだということが2人ともわかるのか強く速く突くようになってきた。
「やっ! はっ! あ! んん!」
たえずぐちゅぐちゅと膣がかきまわされる音が部屋に響く。
「あっ!ああん、あんんっ!」
そして申し合わせたように同時に力強く奥まで何度も突き込む。
「んあうっ! はうっ! はあっ! はっ! あああぁぁぁ!」
腰をガクガクいわせ痙攣しながらカオルはこれまでで最大の絶頂を迎え意識は真っ白い世界に沈み込んでいった。
566 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:36:16 ID:dBLxw3gk
マナカはここまでのことを克明に記録していた。
カオルが気絶したので一時休憩になったのだ。
カオルはまだ気を失っている。
カナミは電話がなったので「お兄ちゃんかもしれない」と取りに行きまだ電話している。
ガチャッとドアが開きカナミが戻って来た。
「お兄さん、もう帰ってきますか?」
マナカが心配そうに訪ねる。
帰って来るならさすがにもう続けることは出来ない。
「ううん。明日は日曜だし今日は友達の家に泊まるから戸締りとか気をつけろって。」
2人は良からぬ笑みを浮かべる。
「と、いうことは…」
「うん。今晩は…」
「やり放題ですね」
その時、ちょうど横から「ぅ…うぅん……」と聞こえてきた。
カオルが気が付いたようだ。
「ちょうどいいタイミングで主役も起きてくれましたね」
「カオルちゃん、今日はもう寝かさないよ」
その後、夜通しやりまくりマナカはいい小説が書けたという。
終わり
567 :
セリカ:2005/04/04(月) 17:40:08 ID:dBLxw3gk
以上です。だらだらと長すぎたかもしれません。
もっと早く投下したかったんですが仕事が忙しくて…もうしわけない。
さ〜あ、2週間ぶりの休み!しかも3連休!愛車でドライブと我らがタ○○○○の応援と楽しむぞ!
うおっキテタ――
セリカ氏ベリーGJ!
新年度になってから518氏→ピンキリ氏→再び518氏→75氏→セリカ氏で一気に100レス進行!
恐るべきペース!
あぁ神スレ…
みんな最高だぜ( ゚∀゚)!!
なんかIDまでこのスレにGJと言ってくれてるぜ( ゚∀゚)ノ
ピンキリ氏、518氏、75氏、セリカ氏
みんなGJ!!
4月にはいって怒涛の神降臨ラッシュ!
>>570 IDも神
572 :
セリカ:2005/04/04(月) 23:55:16 ID:dBLxw3gk
遅れてすみませんがピンキリ氏、518氏、75氏GJです。
573 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 18:53:26 ID:0rAcFIdH
ミホとかエーコとか脇役な希望
574 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 22:31:32 ID:0rAcFIdH
このスレって神独占禁止法に引っ掛かっているかな?
575 :
セリカ:2005/04/05(火) 23:08:52 ID:f5l1P/Ch
SSのラッシュ、漫画板、週間少年漫画板の順調な伸びに加え、
ついにはアンチスレまで登場するに至り、まさに氏家大繁盛笹持って来い
少年飛び跳ねるの渦巻きさんや海賊さん、少年日曜日の子ども探偵さんや犬耳さんに比べ、
知名度も単行本の売り上げも大きく下回る妹や濱中どすが、ここはあえて言おう
我 々 は 勝 ち 組 で あ る と !
これからもますますの発展を!
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
初代スレに彗星のごとく現れ、初恋成就〜を書いたあの方の新作が見たくなった…
あぁぁ間違った…orz
約束成就〜のあの方だ。
580 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 21:32:38 ID:QXwIgjka
春休みの最後に神こないかな
>>580 ageてると来にくいよ
あとここは21禁
せめてsage覚えてから来ようね
そうか・・・。じゃあいい子でsageしてるよ
誰も来ない
今はマターリと待つ時
神ラッシュに慣れちゃってるからな。
たまには我慢を覚えるべきだなオレら。
そうそう、焦らされると本番ですごく感じるらしいしね(・∀・)ニヤニヤ
587 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 07:45:59 ID:UA9USIMD
586がイイコト言った!
てことで(・∀・)ニヤニヤしながら神を待機します。
釣られませよ
もう忘れられていると思うけど、初代スレに投稿した者です。
続編投下します。他の神投手陣の呼び水になれば幸いです。
月曜日の昼休み、中学校の保健室。
学校医は、椅子を回してリョーコに向き直るとこういった。
「中村さんの家庭事情と先日の事件のことは、だいたい聞いているわ。
怪我の方を診るから、上着を脱いで」
リョーコはスカーフを解き、制服の袖の止め具を外しにかかる。
「ほら、もたもたしないの。へー、なかなか良いスタイルしてるわね。
これを見たら男も狼になるってもんだわ」
この30代の女医は、ズケズケとした物言いで生徒から人気があるのだが、
これはあまりに無神経である。リョーコは相手を睨み返した。
「おっと、デリカシーに欠ける発言だったわね。失敬、失敬」
女医はそう謝罪すると、リョーコの視線をさらりとかわし、胸元から腹部
にかけての打撲の跡を検分した。皮下出血の紫斑は僅かに残るのみ、若い
健康な肌に、彼女は目を細めた。
「怪我の方は大丈夫ね、後は精神的なケアということになるけど…
うなされたり、事件の記憶が突然蘇って気分が悪くなることはある?」
「いえ、別に何も…」
今度は女医がリョーコに厳しい視線を浴びせる。
気まずい沈黙は一分も続いたろうか、女医は視線を外し
「まあいいわ、言いたくないなら無理に言わなくても。
中村さん、あまり悲観的に考えないことね。
貴方はね、
大人になりたくて無理に伸びして火傷した。
それだけのことよ」と突き放す
「そ、そんな言いかた酷い!」
「おや、言いたいことが出来たようね」さらに煽る女医。
リョーコはカッとなり、椅子を蹴って立ち上がった。
「わ、私は!!!
あいつ、 無理矢理私の、
それを、酷い 殴って」
「落ち着きな、順番に聞いてあげるから」
「先生になんか聞いて欲しくない!」
リョーコは、女医に背を向けると保健室を飛び出したが、上半身が下着姿
であることに気付き、慌てて廊下から部屋に戻った。
羞恥で耳の先まで赤くなった。
あわてて制服を着込むが、指先が震えてボタンがうまく留められない。
そのリョーコの肩越しに女医はこういった。
「中村さん、貴方は自分が思っているほど大人じゃないのよ。
悲劇のヒロイン気取りは子供のすることよ」
「大人なら、どうするって言うんですかっ」
「知りたければ、大人になることね」
「卑怯だわ、答えになってないっ」
「大人はズルイのよ」
リョーコは踵を返して廊下に出ると、後ろ手でピシャリと扉を閉めた。
後に残された女医は、軽くため息をついた。
「中村さん、大人はね。嫌なことは忘れてしまうのよ。」
(TO BE CONTINUE)
593 :
75:2005/04/08(金) 21:46:42 ID:XjvIMtsH
541氏続編キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
名前消し忘れてたorz
541氏
続き楽しみに待ってます。
541氏お久しぶり乙であります
呼び水などではございません。貴兄もこのスレの立派な先発投手でございます
541氏GJGJ( ゚∀゚)ノ
そして75氏イタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━
神もやはりスレ住人なのでつね!親近感がわくぜ
花粉ツラー+年度始めイソガシー
書き手も読み手も皆ガンガレ
541氏GJ
カオルのSSってセリカ氏しか書いてないの?
他の神にも書いてほしい。
600をマターリとゲト
焦らず急がず待ちましょ
そして今日もじらされている俺がいる…
じらし戦法?
ネタを熟成させてるねん
♪ミスったー完熟リンコ♪(古)
605 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:20:36 ID:cumu4SIv
「ツーショット リョーコ編」投下↓
606 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:21:11 ID:cumu4SIv
うららかな春の日差しが部屋を柔らかく覆う。
窓を開ければ優しい風が草花の匂いを運んでくる。
花粉症に苦しむ人々を除いては、まことに過ごし易い4月のある土曜日の午後。
……だというのに。
マサヒコはかなりへこんでいた。
無論、それには相応の理由がある。
その理由を三段跳びに例えて言うと―――
ホップ。
自分の家庭教師である女子大生、濱中アイ。
そのアイが、父が虫垂炎で緊急入院したため実家に見舞いに帰り、
その代役として中村リョーコがやってきたこと。
ステップ。
リョーコの本来の生徒の的山リンコが、家の所用で休みとなり、
今日のマサヒコ宅での勉強に参加出来ないこと。
ジャンプ。
父は仕事、母は町内会のカラオケで家を空けていること。
ラインオーバーでファール。
結果、リョーコと二人きりで勉強しなければならないこと。
607 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:23:28 ID:cumu4SIv
マサヒコはリョーコを軽蔑しているわけでは無いし、大嫌いというわけでも無い。
アイやリンコが居ないのだから、ボケによる脱線の機会も減るはずだ。
だが、いや、だからこそ、一層警戒態勢の強化を図らねばならない。
何しろあのリョーコのことである。
一種の緩衝材のような役割を果たしていたアイやリンコが居ないとなると、
どのようなエロ攻撃を浴びせかけてくるかわかったもんではない。
エロ本探しと称して部屋をひっかきまわすかもしれないし、
「毎日ヌイてるか〜?」とゴミ箱を漁るかもしれない。
とにもかくにも、勉強以上に集中して、リョーコの言動に対応する必要がある。
マサヒコとしては、暗澹たる気分にならざるを得ない状況なのだ。
♪ピンポ〜ン
軽やかに玄関のチャイムが鳴る。
いや、マサヒコにとってそれは、不幸を呼ぶという黒水晶の笛の音か、はたまた吸血蝙蝠の鳴き声か。
「おーい、マサーッ、上がらせてもらうわよー」
女悪魔中村リョーコ、小久保邸にただ今見参。
608 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:25:25 ID:cumu4SIv
「……」
「……」
「………」
「………」
「………あ、そこスペル違う」
「………はい」
「…………」
「…………」
勉強開始から約三十分。
予想外の展開と言うべきか何と言うべきか。
リョーコはマサヒコに対して何の攻撃も仕掛けてこなかった。
参考書とマサヒコのノートを見る、間違いを正す、この二つの行動以外は全く何の動きも無い(タバコは禁煙中で吸っていない)。
シャーペンがノートの上を走る音、時計の針が時間を刻む音。
ただ淡々と、起伏も無く勉強は進んでいく。
休憩時間。
マサヒコとリョーコは机を挟み、向かい合ってお茶をすする。
母が忘れたのかどうなのか、今日はオヤツは用意されていなかった。
「ズズ……」
「ズズズ……」
先程と変わらず、会話は無い。
609 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:28:55 ID:cumu4SIv
アイとリョーコは必ず一度は休憩時間を取る。
「ぶっつづけで勉強してると能率が段々と落ちてくるわ。適度な休憩は学力アップに欠かせないの」
と、理由を尋ねたマサヒコに、二人はそう教えてくれた。
最初は、ただサボリたいだけじゃないのか、と疑っていたマサヒコだったが、
自主学習組のミサキとアヤナ、それに教師の豊田セイジも同じようなことを言っていたので、納得するようになった。
よくよく考えてみれば、確かに休息は必要なことだ。良い気分転換にもなる。
サッカーだってハーフタイムがある。マラソンだって給水所がある。
……まあ、気を抜き過ぎた挙句、休憩時間を契機に脱線が始まることも往々にしてあるのだが。
610 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:31:18 ID:cumu4SIv
「さて、それじゃあ後半戦にいきましょうか」
「……はい」
マサヒコは改めて驚いていた。
本当の本当にリョーコがちょっかいをかけてこない。
嵐の前の静けさか、噴火直前の火山か。
ここまで順調に事が運ぶと、逆に色々と詮索したくなるのが人の性というものだ。
「……中村先生、今日はめずらし―――」
瞬時、マサヒコはしまった、と思った。
せっかく静かに勉強が進んでいたのだから、寝た子を起こすようなことはせず、黙って続けていれば良かったのだ。
だが、咄嗟とは言え、問いかけの言葉を口にしてしまった以上、後には退けない。
例え言葉を濁したところで、嗅覚の鋭いリョーコのことだ。誤魔化しきれず、
関係無いところまでほじくりかえされてしまうかもしれない。そうなれば藪を突いて蛇だ。
ここは素直に台詞を続けるしかない。マサヒコはそう判断した。
「―――めずらしく、静か、ですね」
若干詰まったのは、自身の判断に絶対の確信が無い故か。
「なに、それ。まるで私がいつもはウルサイみたいな言い方じゃない」
「い、いや、そんなことは」
リョーコのふて腐れたような表情に、最悪の展開を覚悟したマサヒコだったが、
次にリョーコの口から聞かされた言葉は、いささか予想の範疇を越えていた。
「アンタ、今年で何年生よ」
「は……?」
「だから、中学何年生なのよ」
「さ、三年生ですが」
「でしょ」
「……はぁ」
マサヒコはまだ、リョーコが何を言いたいのか理解出来ない。
611 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:32:08 ID:cumu4SIv
「つまりは受験生ってこと。教えられる側も、教える側も勝負所なワケ」
「……」
「アンタの今後を考えたら、脱線してる暇なんかもう無いわ」
マサヒコは三度驚いた。
まさかそこまで真剣に自分のことを考えてくれていたとは思わなかった。
マサヒコは本来、リョーコの受け持ちの生徒では無いのだから尚更だ。
何か企んでるんじゃないのか、と疑っていた自分が恥ずかしくなる。
「……すいません、ヘンなこと言っちゃ―――」
謝ろうとして、リョーコの顔を見たマサヒコは固まってしまった。
違う。
先程までの、真面目な表情ではない。いつもの、あのニヤニヤ笑いが、そこにあった。
「しかし、まぁ……」
ゴクリ、とマサヒコは唾を飲む。誤魔化しておくべきだったか。素直に聞いたのはやっぱり判断ミスだったのか。
「脱線とはいかずとも、途中下車なら、いいかな」
悪魔のような笑み。
マサヒコの手からポロリとシャーペンが転げ落ちる。やってしまった、という後悔の念。
藪を突いて、蛇女―――
612 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:33:10 ID:cumu4SIv
「で、マサァ」
「……ハイ」
マサヒコは腹を括った。もう逃げられない。あとはどこまで正気を保って反撃出来るかだ。
「最近、アンタ成長したよねぇ」
「は?」
「背が伸びたってことよ」
まずは軽いジャブか。アレの長さも伸びたか、と続けるに違いないと読み、
マサヒコは曖昧な笑み+無言というガードを張る。
「初めて会った時はホント、ガキンチョって感じだったけど、顔も大人びてきたわねぇ」
「成長期ですから当然です」
マサヒコもジャブを返す。
「顔はね、肉体的な成長よりも、精神的な成長がより出てくるもんなのよ」
「?」
フットワークでマサヒコを揺さぶりにかかるリョーコ。
「……何が言いたいんですか?」
翻弄されまいと、マサヒコは必死でついていく。
だが、如何せん踏んできた場数が違う。マサヒコの守りを崩すのはリョーコにとっては赤子の手を捻るようなものだ。
「恋でもした?」
「はぁー?」
「違う?でも気付いてる?ミサキちゃんがアンタのこと好きだって」
「ひぁー!?」
思い切り踏み込んできてパンチをガードの上から打ち込むが、これはフェイントだ。
顔面に防御意識がいったところで、ボディに強烈な一撃を叩き込む。
「ミサキちゃんだけじゃなくて、リンもアヤナもアンタに惹かれてるみたいよ」
「ふぁー!?」
前のめりになったところに今度は下から突き上げるようなアッパーカット、そしてガードが開いたところで左右のフックを連発する。
「アイだってアンタを特別な目で見てるみたいだし」
「へぁー!?」
「ついでに言うと、私もマサのこと気になってるんだけどなー」
「ほぁー!!」
連打、連打、連打。そしてフィニッシュブロー。
マサヒコ、為す術無くリングに轟沈。
613 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:35:09 ID:cumu4SIv
ミサキがマサヒコのことを好きだ、というのは事実だが、
あとはほとんどリョーコの当てずっぽう、口から出任せの内容だ。
リンコとアヤナにとって、マサヒコの立ち位置は“異性の中で最も親しい友人”であって、
本人達も自覚出来るような明確な好意はまだ持っていないだろう。
アイはマサヒコを弟的存在として見ており、今のところ恋愛感情は抱いていない。
ただ、異性との付き合いの経験が全く無いアイのことなので、今後マサヒコに惚れる可能性も有り得ないことでは無い。
年下を好きになる女性の何割かは、“最初は弟のように”考えていたというデータもある。
リョーコ自身はと言えば、マサヒコはまだまだガキンチョで、恋愛にしてもセックスにしても、年齢的に対象外だ。
本気になって色恋を語るような相手ではない。
だがまあ、本気で語るような相手でないからこそ、こうやってからかい甲斐があるわけだが。
マサヒコは口を金魚のようにパクパクと動かしている。
どうやら言葉が出てこないようだ。
そんなマサヒコを、リョーコは正面からじっと見つめる。
経験豊富なリョーコは、男を騙くらかす時の仕草や表情のレパートリーを豊富に持っている。
良く言えば純、悪く言えば鈍感なマサヒコのようなタイプの男をかつぐには、
「真正面から」「目線を合わせて」「語らずとも悟れという雰囲気を出して」「少し切なげに」「ただ見つめる」
この流れが一番効果的だ。
先程の嘘八百の効果もあって、マサヒコは完全に混乱状態に陥っている。
リョーコはもう黙っているだけで良い。
後はマサヒコが勝手に迷路の奥へ奥へと迷い込んで行ってくれる。
「じじじじじ冗談でしょう天野が的山が若田部が濱中先生が中村先生がおおおおおオレをすすすすすす好きだなんてふがふぐ」
ようやっと喋れたはいいものの、案の定その中身が破綻している。
614 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:36:42 ID:cumu4SIv
テンパったマサヒコを目の前にして、リョーコは思わず腹を抱えて大笑いしそうになったが、ぐっと堪えた。
リョーコとしてはもうしばらく、マサヒコのあたふた振りを見て楽しみたいところだ。
リョーコは腰を上げると、マサヒコの左隣に移動し肩を並べるように座る。
「なななな中村先生?」
そしてマサヒコの右手首を掴むと、自分の左胸へと持っていく。
「のののののーぉ!」
柔らかい何かがマサヒコの掌の中に。
「ほら、冗談なんかじゃないよ。マサのことが気になって……心臓がドキドキしてるでしょ……ね?」
これも大嘘。
別に動悸は早くなんぞなってはいない。普通の状態である。
だが、初めて異性の胸を触っているマサヒコは、脳の回路が何本か焼き切れていて全く嘘に気づかない。
リョーコは固まっているマサヒコをそっと押し倒し、上に圧し掛かる。
「ねぇ、マサ……ん?」
「…………」
「マサ?」
「…………」
マサヒコは動かない。いや、動けない。
凄まじいまでの展開の激しさに、完全にショートしてしまったらしい。
「ありゃりゃ、こりゃちとやり過ぎたかね」
好きだ何だの話はともかく、胸を触らせたのはかなり刺激が強すぎたようだ。
「おーい、マサー」
「…………」
「帰ってこーい」
「…………」
反応無し。
マサヒコの頬を軽くピタピタと叩く。
これも反応無し。
「かんっぜんに凍りついてるわね、こりゃ」
615 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:38:02 ID:cumu4SIv
リョーコはマサヒコの腰に乗っかったまま考える。
刺激が強すぎて固まってしまったのなら、より強い刺激を与えてみればどうか。
何だか、B級SF映画のスパーク理論のようだが、とりあえずこのまま放っておくわけにもいくまい。
より強い刺激というと―――
1.胸に顔を押し付ける。
2.淫猥な言葉を耳元で囁く。
3.ズボンの上から股間をまさぐる。
以下、50程続くので略。
「いや、いくら何でもそりゃマズイか」
これでは教え子に手を出す淫乱教師になってしまう。
それに下手すると、逆効果でマサヒコがますます精神の遠い地平に旅立ってしまいかねない。
「んー、となると」
一番シンプルで効果的なのは、マサヒコが気づくまでポカポカ殴り続けることだろう。
だがそれだとマサヒコを肉体的にも傷つけてしまうし、何より自分の手が痛い。
リョーコはそのままの体勢で頭をポリポリと掻く。
ふと、マサヒコの半開きになった唇が視界に入る。
「……ふむ、アレならどうかしら」
昔々の御伽噺では、お姫様にかけられた眠りの魔法を解く手段として、王子様の口づけが定番になっている。
この場合男女が逆ではあるが。
「ま、ダメでもともと、いっちょヤッてみるか」
キスなんぞ色んな男とやってきた。今更その行為に躊躇いも無いし神聖視もしていない。
マサヒコにとってはそうではないだろうが、そこはそれ、華麗に無視だ。
リョーコはマサヒコの顔を両手で挟むと、ゆっくりと顔を近づけていく。
リョーコの鼻先とマサヒコの鼻先が数センチの距離に縮まる。
「ふーん……」
こうして改めて近くで見てみると、マサヒコは結構端正な顔立ちをしている。
まだまだ子どもっぽさがぬけていないが、なかなかに将来性を感じさせる。
「いくよ、マサ……」
616 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:40:40 ID:cumu4SIv
あと少しでお互いの唇が触れるという時、突然部屋の扉が開いた。
「小久保くん、入るよ?」
「んー?」
リョーコは顔を上げて声の主を見る。
そこには髪をおさげにした女の子がひとり。
「あら、ミサキちゃんじゃない」
「この本返すね……って中村先生、何してるんですかぁ!」
「何って……」
仰向けになったマサヒコの上に跨り、顔と顔を近づけて……。
「ナニよ、ナニ」
「ななななな、ナニィ!?」
会話になっていない。
「ひ、卑猥です!とにかくマサちゃ―――小久保くんからどいてください!」
頭から湯気が立ち上る、とはこういう状態を言うのだろうか。
ミサキは鬼の形相でリョーコに喰ってかかった。
と、ここで。
リョーコの頭に小悪魔的な考えが浮かんだ。
目の前の女の子に、『一番シンプルで効果的』な方法を任せればいいではないか。
「違うのよ、ミサキちゃん」
「違うって、何がですか!」
リョーコは目の辺りを涙を拭くような手つきで擦る。
「マサがね、どうしても知りたいって言うので、つい……」
「ししし、知りたいって何をですか!」
「女を」
「おんなぅをーっ!?」
……あの世に閻魔様が本当に居るならば。
リョーコは死後、間違いなく舌を引っこ抜かれるだろう。
617 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:42:08 ID:cumu4SIv
「どーゆうことよ、マサちゃん!」
ミサキはマサヒコの髪の毛を掴むと、リョーコの下から引っ張り出した。
そして胸倉に手をかけ、ブンブンと振り回す。
マサヒコは棒になったままで宙を舞う。
「答えなさいよ、いったいどーゆうことなのよーっ!」
その隙に。
リョーコは荷物をまとめると、足音を立てずにつつつつと部屋から滑り出た。
抜き足差し足で階段を降りる。
ミサキの悲鳴(?)が段々と遠くなっていく。
ゆっくりと玄関を開け、小久保邸から退出する。
玄関の扉を閉める瞬間、二階から何かが割れるような音が聞こえてきたが―――リョーコは聞かなかったことにした。
「……またやり過ぎちゃったかもしんない。ゴメン、マサ」
618 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:43:27 ID:cumu4SIv
「あれ、お姉さま?」
「先生?」
門から道路に出たところで、リョーコは二人の少女にばったりと出会った。
「アヤナにリン、どうしたの?」
「私、小久保くんに忘れ物を届けに来たんです」
「私は用事が早く終わったので勉強に来たんですぅ。……でも、もう終わりなんですか?」
「あー……まぁね」
リョーコは二人から目線を外すと、服のポケットに手を突っ込んだ。
だが、いつもならあるタバコがそこに無い。
「……ああ」
禁煙中だったのをうっかり忘れていたようだ。
ポケットから手を出すと、小久保邸の二階の窓、マサヒコの部屋の窓を見上げる。
窓ガラスは割れていない。
とすると、さっきの音はいったい何が砕けた音だったのだろうか。
リョーコは背筋に寒気を覚えた。
「ねぇ、アンタたち、マサに会って行ったら?」
「「え?」」
「あー、私は用事が出来たので帰らなきゃなんないのよ」
リョーコは鞄から携帯電話を取り出すと、わざとらしい手つきで二人に見せる。
「ちょっとセイジに呼び出されてね。あー、ええと、さっきミサキちゃんが来たみたいだから、皆で遊んでいきなさい」
「はぁ……」
「はーい」
アヤナは首を傾げながら。
リンコは素直に頷きながら。
小久保邸へと入っていく。
リョーコは二人が玄関の中へ消えたのを確認すると―――出来る限りの早足でそこから立ち去った。
619 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:45:40 ID:cumu4SIv
あの二人が沸騰したミサキを止めてくれたらいいのだが。
最悪の場合、二人ともミサキに同調してマサヒコをボコボコにする可能性がある。
そうなると、マサヒコは身も心も遠いお空の星の人になってしまうかもしれない。
角を曲がる時、後ろから何か大きな、叫び声のようなものがリョーコの耳に届いた。
「……ホントゴメン、マサ」
リョーコは聞かなかったことにした。
鮮やかな春の夕暮れが部屋を赤く染める。
窓を開ければ涼しい風が近所の夕飯の匂いを運んでくる。
仕事に忙しい人々を除いては、まことにのんびりとした4月のある土曜日の夕方。
……だというのに。
マサヒコは滅茶苦茶へこんでいた。
無論、それには相応の理由がある。
その理由を三段跳びに例えて言うと―――
ホップ。
色々あって中村リョーコと二人きりで勉強しなければならなくなったこと。
ステップ。
最初は何事も無かったのに、自分の迂闊な一言でリョーコが脱線、もとい途中下車してしまったこと。
ジャンプ。
ものごっついからかわれて、ショックのあまり意識を失ったこと。
ラインオーバーでファール。
気がついたらあの三人組が目の前に居て、……何か知らんが皆怒ってて、
サンドバッグのように叩かれまくったこと。
F I N
620 :
ピンキリ:2005/04/14(木) 03:46:27 ID:cumu4SIv
リョーコ絡みだというのに全然エロくありません。ごめんなさい。
それにしてもマサヒコとリョーコの話は難しい。
ドミンゴ氏や518氏、サブロー氏がそれぞれマサ×リョーコで以前書かれていましたが、
皆さん上手くまとめておられるのに対し、俺はヒーコラ言いながら無理矢理形を整えました。
そのせいか、いびつになって読みづらいかもしれません。
さて、ホントのホントにネタ切れです。
次回はいつになるやら。一週間後か、一ヶ月後か、半年後か、それとも……。
何とかがんばってみます。
ピンキリ氏きてるー( ゚∀゚)
でもネタ切れ宣言(´・ω・`)ショボーン
でも待ってる(・∀・)
GJ!
ピンキリ氏乙!
ネタ切れ宣言は残念ですがいつでも帰ってきて下さいね!
GJ
エロ増やして栗
ほのぼのレイプ
627 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 22:16:54 ID:13u0rZH3
ガラスじゃないなら、あの音はいったい何が砕けた音だったの?
628 :
薬師寺準一郎:2005/04/14(木) 22:41:29 ID:hR4fJyN8
下手くそ
ピンキリ氏GJ!!
ピンキリ氏のコメディを楽しみにしてたのにネタ切れ宣言orz
おまいら、ピンキリ氏は自分を磨くためにメジャーに挑戦するんだ。
まずはGJと今までの感謝、これからも待ってるって伝えるのが礼儀だぞ。
631 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:36:36 ID:pr+y9Mkc
ピンキリ氏GJです!!
いつまでも待ってますから!!
シンジ×チカの前半投下します。
632 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:38:29 ID:pr+y9Mkc
夏休み、今年もエーコが遊びに来るということでカナミは駅の改札まで迎えに着ていた。
「カナちゃん 久しぶり〜」
「エーコちゃんも久しぶり〜。あ、チカちゃん今年も来たんだ」
「うん。今年も出かける予定が全然ないって言うから」
出かける予定がないというのは嘘で本当は家族で母方の実家に帰る予定があったのだがシンジに会いたいが為にわざわざ来たのである。
「今年もご迷惑をおかけします」
「全然迷惑じゃないよ。大勢のほうがにぎやかで楽しいしね」
「あの…ところでシンジさんは?」
「ああ、お兄ちゃんは夏風邪ひいちゃったから家で寝てるの」
633 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:39:12 ID:pr+y9Mkc
「不覚だった」
シンジは心の中で何度もそう呟き後悔していた。
いくら熱帯夜が続いて暑かったとはいえ夜中、冷房の効いた部屋で布団をかぶらずに寝たらそりゃ風邪ひくよ。
しかも夏風邪だからめちゃくちゃ性質が悪い。
しかし、ひいてしまった物は仕方ない。
今日、エーコが来るが3人でどこかに遊びに行く約束もカナミと2人で行ってもらおう。
さすがに自分の為に中止にしては申し訳ないし。
そういや、風邪で寝込んでたからエーコ対策にエロ本やAV隠すの忘れてた。
そんなことを考えているうちにカナミ達が帰ってきた。
634 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:39:46 ID:pr+y9Mkc
階段を上がって来る音が聞こえてドアが2回ノックされる。
入っていいよと答えようとしたがそれより先にドアが開かれる。
「シンちゃん、はい、これ借りてたエロ本」
「ノックまではいいけど返事してから入れよ」
「そうだよ。エーコちゃん、もしオナニーの途中だったら気まずいでしょ?」
「チカちゃん、今回も来たんだ」
思春期全開の2人は無視してチカに声をかける。
「は、はい。風邪…大丈夫ですか?」
「大分調子は良くなってきたから、もうすぐ治るよ」
635 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:40:23 ID:pr+y9Mkc
「ところでお兄ちゃん、出かけるのどうしよっか?」
「俺のことは気にせず3人で行ってこいよ。エーコもせっかく来たんだし」
シンジがもう既に考えていた意見を言うとエーコが
「じゃあ、チカ残ってシンちゃんの看病してあげなよ。シンちゃん1人じゃ心配だし」
「お前なぁ。チカちゃん置いていく気か?」
「私構わないです」
チカからすればシンジと2人っきりになれるから願ったり叶ったりの話である。
「私、シンジさんの看病します」
「いや、でもチカちゃんにうつしたら申し訳ないし、もう治りかけだからホントいいよ」
「そう…ですか」
精一杯の勇気を振り絞ったがならずチカは残念そうにうなだれる。
「でもお兄ちゃん、1人で大丈夫?」
「別にもう大分良くなってきたし夕飯も適当に作って食べるからゆっくりしてこいよ」
636 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:41:07 ID:pr+y9Mkc
気が付くともう午後7時をまわっていた。
どうやらカナミ達が出かけるのを見送ってから寝てしまったらしい。
(随分と寝てたんだな。薬が効いたんだな。…それより…)
シンジの目線は自分の股間へと向かう。
そこには見事なテントが1つ。
(そういや風邪でしんどかったからここ1週間ぐらいヌイてなかったしなぁ)
腹の虫も鳴いて空腹をアピールするがそこは若いシンジのことムスコの欲が勝つのにさほど時間はかからなかった。
「とりあえず1発ヌイてから何か作るか」
そういってお気に入りのAVをデッキにいれて再生する。
そして行為を行っていた正にその瞬間!
ガチャッ
637 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:41:40 ID:pr+y9Mkc
誰もいないはずの家のドアが突然開いた。
そのむこうにいるのはお盆にお粥を乗せたチカだ。
2人とも一瞬完全に凍りついた。
「ご、ごめんなさい!起きてたんですね」
チカは顔を真っ赤にして部屋のドアを閉める。
一方のシンジは顔色を真っ青にして穴があれば入りたいというより死にたいとまで思っていた。
とりあえずパンツとズボンをちゃんとはいてドアを開ける。
「ご、ごめん。帰ってたんだ」
先ほどチカが言ったセリフと似たようなことを言うがどうも口調がぎこちない。
「あの…やっぱり心配だったんで先に帰って来たんです」
チカは真っ赤にうつむいたままお盆を差し出す。
「これ…おいしいかわからないけど作ったんで食べて下さい」
そう言って真っ赤な顔で下をむいたまま急いで下の階に戻ろうとする。
638 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:42:13 ID:pr+y9Mkc
「あ、ちょっと待って。チカちゃんは夕飯は食べた?」
「いえ…まだです」
「じゃあ、一緒に部屋で食べようよ」
シンジはとりあえず場を繕うのに必死だ。
とりあえず話してこの気まずい空気をなんとかしなくては、としか考えていなかった。
チカが下に自分の料理をとりに言っている間に部屋のエロ本やAVをかたづける。
チカが自分の食事を持ってきて一緒に食べ始めるが言葉を発したのは最初の「いただきます」だけだ。
(やっぱこのままじゃマズイよな。何か話さないと)
そんな事を考え必死に話題を探していると
「…やっぱり………も……みたい……事…………ですか?」
チカがうまく聞き取れないほどの小声で何か呟いた。
639 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:44:11 ID:pr+y9Mkc
「え?」
聞き取れなかったので聞き返すとチカはようやく戻った顔をまた真っ赤にして
「…やっぱりシンジさんも…あのビデオみたいなこと…してほしいんですか?」
とっさのことで理解するのに時間がかかったがすぐにわかった。
チカが入ってきた時にビデオでちょうどしてたフェラチオのことだろう。
「い、いや、あれはその、してほしいというか何というか…」
かなり踏み込んだ質問に完全に混乱している。
「シンジさんがしてほしいなら、私やります」
混乱していたシンジだがこの一言で荒れにかえる。
「い、いやチカちゃん、あれは誰にでもするようなことじゃなくて恋人同士ですることで…」
「私…シンジさんのこと好きです…初めて会った時から…ころんだところを支えてもらった時からずっと好きでした…」
「でも、だからって…」
「シンジさんは私にそんなことされるのは嫌ですか?」
640 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:45:16 ID:pr+y9Mkc
チカが自分の事が好きなのでは?とは薄々感じていた。
容姿もかわいいし性格も清楚でいい子だし文句は全くない。
しかし、相手は13歳だ。本当にいいのか?
自分の事を好きだというのは本当だろうが、チカは今さっきのAVを見た興奮が続いているだけで冷静に判断が出来ているとは思えない。
そう頭ではわかっているが心のどこかで期待してしまっている自分がいる。
「い、嫌じゃないけど…」
そんな心に負けて否定も弱くなってくる。
「いいの?」
「はい…」
「そ、それじゃあ」
641 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:45:54 ID:pr+y9Mkc
シンジは自分の物を出す。
先ほどのAVやここまでの興奮で十分準備完了である。
教科書の中で少ししか見たことのないチカは思わず見入ってしまう。
「ごめん…あんまり見られると恥ずかしい」
「あ、すみません。…え、と、それじゃあ」
そういってチカはおそるおそる先端を軽くなめる。
「うっ…」
「どうしたらいいか言ってくださいね」
そういってチカは様々な個所をなめていく。
純潔な中学生で清楚な子にこんなことをさせている。
そう考えただけ暴発しそうだったがそれは必死に堪える。
642 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:46:30 ID:pr+y9Mkc
するとチカは唇をかぶせていき咥えはじめた。
「くぅっ」
チカの暖かい口腔と舌の感触に思わず声が出る。
うまくはないが不器用ながらも懸命に気持ちよくなってもらおうとしているチカの様子がますます快楽を増し欲望をかきたてる。
舌が裏側をはった瞬間思わず声がでる。
「チカちゃん…ヤバイ!出るっ!!」
とっさにひきぬいた瞬間、白濁色の欲望がまかれチカの顔を汚す。
「きゃっ!?」
チカは小さく悲鳴をあげたあと自分の顔についたそれを手にとってよく見ている。
643 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:47:58 ID:pr+y9Mkc
「ごめん…おもいっきりかけちゃった…」
そういって大量のティッシュを手渡す。
「いいですよ。それより…気持ちよかったですか?」
「うん。すごいよかった」
精液をだいたい拭き取り不安そうな顔で質問してきたが、答えを聞いてとても嬉しそうな表情へとすぐに変わる。
「そろそろ2人帰ってくると思うんでこれ片付けますね」
そういってチカは食事も食器を片付けに行った。
残されたシンジは興奮冷め遣らぬ様子で(続きはおあずけ?)と考えながらも
「ただいま〜」
と妹の声が聞こえると我にかえりベッドに横になり布団をかぶった。
前半 終わり
644 :
セリカ:2005/04/15(金) 01:49:38 ID:pr+y9Mkc
以上です。
あんまりエロくなくてすみません。
後半はがんばって近いうちに投下するつもりです。
リアルタイムキターーーー!!!!
GJ!!後半も待ってるよー!
ハァハァGJ!
やっぱりエロがないとね
エロ分ない人は無理に戻ってこんでいいよ
ピンキリ氏、セリカ氏ベリーGJ!
ピンキリ氏!待ってますからまた萌え〜なSS書いてください!
ピンキリ氏にいちゃもんつけてるヤツがいるけどエロ無しでもここでは有りじゃないか?
イチャモンつけるような奴は無視しましょう。
神の方々、当然エロなしでも構わないので気にしないでください。
651 :
647:2005/04/15(金) 16:09:10 ID:TtrD+DLm
いちゃもんと言うか、ここはエロパロ板のスレで、
書き手の職人さんはエロを書くために来てるんじゃないの?
それで今回はエロありませんておかしくね?
読み手もエロのみを期待してる人もいるはずだし
書き手と読み手のなれあいを防ぐためにも、書き手の暴走を防ぐためにも、読み手の要求や意見はいるとおもうんだけど?
とはいえ、あれはたしかにオレの書き方が悪かった。戻ってこなくていいなんて言っちゃいかんな
職人さん、読み手の人、不快に思ったんならゴメンスマンカッタ
これから気をつける
確かに私もイチャモンとは言い過ぎました。
すみませんでした。
>>651 同意部分も少しあるけど、書き方は確かにあれだったな(;´-`)
654 :
649:2005/04/15(金) 18:16:21 ID:r/1UOH+A
>>651 >書き手と読み手のなれあいを防ぐためにも、書き手の暴走を防ぐためにも、読み手の要求や意見はいるとおもうんだけど?
確かにその通り。
俺もエロを期待してここにいるわけだし。
ただ、エロ有りの話を書く職人が多いんで、エロ無しの話があってもいいかなと思ったわけですよ。
でも、1番避けたい状況は職人がいなくなる事なのでその辺は職人任せになるのかな。
いちゃもん扱いしたこちらこそスマソ
SSスレとかがあるとそこら辺の住み分けが出るが
そういったのもないしな。
656 :
647:2005/04/15(金) 20:48:06 ID:TtrD+DLm
こちらの書き方が悪かったせいで、いろいろ迷惑かけてしまいほんとうにスマン
氏家漫画はマターリが基本なのだし、その雰囲気こそを大切にせにゃならなかったのを忘れていた
ささいなことから嵐が嵐を呼び、邪神やら売り言葉に買い言葉やらで荒れるスレもあるが、
オレの発言もそのささいなことの内に入りかねん内容だった。反省している。
もう一度謝らせてくれ
職人さん、他の読み手さんゴメンナサイ
このスレは神職人さんは多いし、読者側も非があったらすぐに気づいて素直に謝罪する。
実に素晴らしいスレですね。
そんな人たちがエロSSで繋がっているんだな・・・。
なんかワロタ
カテキョの3巻買いました。
人気投票の結果がのってましたが
1位 天野 786票
2位 的山 665票
3位 濱中 618票
以下 中村、小久保、若田部・・・だそうです。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 貧乳!貧乳!
⊂彡
エロSS書けなくて、ただのSS書いて大事にとってある俺の出番(お蔵行きするかも知れ無いけど)は
神が長く降りない時のこのスレの暇つぶし要員かキャラスレ行きってことでいいかい?
まぁ、この漫画の雰囲気みたいなスレであって欲しいね。
荒れるかな?ともちと思ったが地での人の良さが出てしまった
>>647-656萌え。
そもそもこの板はエロ必須のパロ板なの?エロOKのパロ板なの?
作品の雰囲気ぶち壊してまでエロ入れるより、おもしろければエロ無しでもかまわんが。
一つの例だが518氏の小ネタとかが好きなオレとしては、エロなしでも問題ないんだがな。
スレが長く続くほど、エロ方向へもってく展開も似てくるから
つなぎであったり、普通SSで笑わせてもらうとマンネリを防ぐ要因になると思うんだよね。
一度スレの方向性をちゃんと確認し合う時がきてるのかな?
【この板の趣旨】
一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、
およびオリジナル・パロディを問わないエロ小説創作等を行う板です。
ということらしい。解釈の幅は広そうだな
ただ、SS書きの控え室などをのぞくと、エロ必須みたいな雰囲気は受けるけど
あんまりしゃちほこばって考えるのもどうかとは思うが
ミサキをマングリ返しする豊田
豊田をチングリ返しするミサキ
ミサキのスカート下す豊田
豊田の厨房好きが治ってなくて、
ミサキ・アヤナ・リンコはおろかカチューシャ娘や戸川までこますという話はどうか
ついでにリョーコも混じって大乱交という展開はどうか
激しく原作の雰囲気から逸脱するのでやはり無理があるか
三巻読んだが。
とりあえず、マサにとってミサキは『目の前で放尿しても平気』な存在なんだな。
アイの永久就職先が決まったようで。
放課後の教室で豊田にフェラするリンコ。
それを目撃したミサキは、隠れて自慰を行ってしまう。
久々に更新しました
古田氏いつもご苦労さまです
乙でした〜
古田氏乙です!
いつもありがとうございますm(__)m
674 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:27:02 ID:/t3Vetga
お久しぶりの、ミサキ後編でございます。
年度末+新年度の同時進行でマジでかなり辛かったっす。
てか、ここの職人諸氏って多分勤め人多いですよね?
なんかこの時期に投下が少なくなるってのも…そのせいかな?って思ってますけど。
>ピンキリ氏
個人的には読んでいて、初めて「やられた」と思った職人さんでした。
エロと切なさ感とのギリギリのブレンド具合が上手いな〜というか。
氏家漫画の雰囲気を上手くつかんでいるな、と。だから…ネタ切れとか言わんと、
調整登板でもいいんで、待ってますよん。一読者として。
んーと、エロ成分の多い少ないとかって…微妙ですよね。確かにエロパロ板ではあるんですけど。
かくいう私自身、初登板はエロ度ゼロの中学生日記だったし(失笑)。
エロシーンってね、つくづく難しいんですよ。だって自分の普段のセックスなんて、ほんとフツーだし。
(苦笑)そんなにね、色々なことしてないし。結局、結婚しちゃうと、お互いの気持ちを確認し合う
行為にしかならなくなっちゃうっつーか。100%エロな行為じゃあなくなるんですよね。
でもここの住人さんは自浄作用が働くから大人ですよねぇ。読んでて、うわ、荒れるかな?
と思って心配しててもほんと、きちんと治まるし。こーゆーのを住民自治っていうのかな?
特に「アイ」についてですけど。この漫画って、良い意味で隙間が多くて、書きやすいんですよね。
いかにも、「ほれ、萌えろ!」みたいな漫画の多い中、この無理のしなさ加減っつーか、
適温のヌルさ加減は貴重だと思います。ダラダラ長文スンマセン!では投下。
675 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:29:01 ID:/t3Vetga
「はひ?」
すさまじい恐怖心に支配されながらも─ミサキの突然の脈絡のない発言に戸惑うマサヒコ。
「それから…子供はふたり。男の子と女の子。ほら、あたしたち…ひとりっこ同士でさ、
寂しいよね、兄弟欲しいよねって…よく言ってたじゃない」
「?そ、そうだっけ?」
「それでね。あたしは…マサちゃんのお母さんに料理を教わったり…お裁縫を習ったりするの」
「お、おい、天野?」
「ふふふ。マサちゃん…お母さんの前でイチャイチャしたりするのって…素敵だよね…」
そう言って微笑むミサキだが…その瞳の奥の漆黒のような暗さにマサヒコはゾッとしていた。
(こいつ…俺を見ているけど…全然…見てねーぞ…)
「天野、頼む!気を確かにもってくれ!戻ってきてくれ!
いつものしっかりもののお前なら、こんなことは絶対に…」
「そういうの、もうやめたんだ」
「ふぃへ?」
「だって…我慢ばっかりしてたってさ…このまま、結局マサちゃんをさ、
他の子に取られちゃったりしたら…。あたし…そんな思いしたくないんだもん」
「と、取られるって…」
「あたしは…ちっちゃい頃から…ずっと…マサちゃんのことだけを…見てきたんだから」
「あ、天野…」
「好きだったんだよ、あたし…ずっと、ずっと…。中学生になって…やっと、また
喋れるようになって…このまま、恋人になれたらって…そう思ってたのに…」
「…天野」
確かに錯乱気味ではあるが、これはミサキの本心の吐露でもあった。
ふたりはじっとお互いを見つめたまま、─しばらく、無言でいた。何分ほどが過ぎただろうか。
ゆっくりと、ミサキの双眸から涙が溢れ、一筋の光となって、マサヒコの額へと落ちた。
676 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:30:20 ID:/t3Vetga
「天野…本当に、ゴメン。俺、お前の気持ちに気づけなくて…」
「マサちゃん…」
「俺はさ、お前のこと…兄姉みたいに思ってたっつーか…一番、頼れる友達っつーか…
だから…今まで…そんな風に思えなかったっつーか…」
「…ズルいよ、マサちゃんは」
「え?」
「だってさ…あたしのこと、嫌いなら嫌いで無視してくれればいいのに…。
中途半端に優しくして…。それに、若田部さんや、リンちゃんにも優しくして…。
結局、本当は誰のことが好きなのか…。わかんないんだもん」
「だ、だから…俺にもわからなかったんだ。俺、鈍いっつーか…。お前らのことをそんな風には…」
「でも…若田部さんとも、リンちゃんとも、アイ先生とも…したんでしょ」
「う…でもそれはさ、無理矢理っつーか」
「無理矢理でも…したんじゃない。ねえ、マサちゃん」
「な、なに?」
「あたしのこと、好きなの?嫌いなの?」
「…多分…」
不安げに、マサヒコの目を見つめるミサキ。
「好き、だと思う」
「!」
「あのさ、天野。今更そんなことをって思われるかもしれねーけど…」
「うん…」
「天野に言われて気付いたんだけど…なんかさ、お前となら、なんとなくだけど、想像できるんだ」
「なにが?」
「ふたりで…結婚してさ、なんつーか…家庭を持っている姿が…」
「!!!」
677 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:31:02 ID:/t3Vetga
マサヒコは、顔を真っ赤にして自らの思いを告白していた。
「他の…若田部や、的山や…アイ先生とだと…うまく想像できないんだ。でも…お前となら…」
「マサちゃん…」
ミサキは、ボロボロ涙をこぼしながら、マサヒコの話を聞いていた。
「俺…多分、今までの良い関係を壊したくなかったから…。お前に言われたみたいな、
中途半端な付き合いかたになってたのかもしれないけど…。お前が俺のこと、
好きだってのも周りの連中が言ってたりして、なんとなく気付いてたけど…でも。
それを…あえて意識しないようにしてたってゆーか…」
「それはさ、マサちゃんが優しいから。でも…その優しさが…辛かったんだ」
そう言って、ミサキは崩れ落ちるようにしてマサヒコに抱きついた。
マサヒコはもう抵抗しようとはしなかった。まだ躊躇し、弱々しくではあるが…。
そっとミサキの体を抱きしめていた。
「…」
「…」
再び、無言のまま、ふたりは抱き合っていた。お互いの体温を感じ、お互いの思いを感じ…。
そして、ふたりがこれまでに一緒に過ごしてきた時間を思いながら。
「天野…」
「…昔みたいに…名前で呼んでよ」
「んっと…それは」
“クスッ”
涙で頬は濡れたままだが…なぜか、ミサキは小さく笑った。
「?なんで、笑うんだ?」
「さっきさ、気付いてなかったかもしれないけど…」
「あ、ああ…」
「マサちゃん、あたしのこと、『ミサキ』って1回呼んでたよ」
678 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:31:41 ID:/t3Vetga
「え?そ、そうだっけ?」
「ふふふ。必死であたしを止めようとして…知らないうちに、言っちゃったんだね」
「ああ。さっきはだって、なにしろ必死だったから…」
「少し…嬉しかったな」
「…み、ミ、ミサキ」
「ま、マサちゃん?」
「好き、だ…」
「マサちゃん…」
見つめ合ったあと…。ふたりは唇を重ね、そのまましばらく動こうとしなかった。
そしてゆっくりと、名残惜しげに…。体を離した。
“クスッ”
しかし、今回はマサヒコの方が小さく笑っていた。
「…マサちゃん?どうしたの?もしかして…あたしのキス、あんまり、良くなかった?」
不安げな表情でマサヒコの笑顔を見つめるミサキ。
「いや。違うんだ。ミサキ、お前…泣きすぎだよ」
「え?」
「さっきのキス…しょっぱかった。ミサキの…涙の味がした」
「!え!やだ…ゴメンね、マサちゃん…」
「お前が…謝ること、ないよ…泣かせちゃったの、俺だからな」
そう言って、マサヒコは半身を起こすと…優しくミサキを抱きしめた。
「俺の」
「え?」
「俺の…大事なひとだ、ミサキ」
そのまま、マサヒコはミサキの涙の跡にゆっくりと舌を這わせた。
「きゃん…マサちゃん?」
679 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:32:21 ID:/t3Vetga
“ちゅ…ちゅッつ”
マサヒコは、ミサキの瞼に、頬に、舌を伸ばし、キスをしていた。
その感触に、くすぐったさと甘やかな陶酔感を感じ、うっとりとした表情を浮かべるミサキ。
“かぷっ”
突然、マサヒコはミサキの鼻を軽く甘噛みした。
「!ま、マサちゃん?」
「可愛い…ミサキ」
そのまま、マサヒコはミサキを再び抱きしめた。が、それ以上の行動はおこそうとせず…。
何かを考えるような表情を浮かべたまま、黙り込んでいた。
「あの…マサちゃん?あたし…いいよ?もっと…しても?」
「しかしでも…やっぱ…納得いかねー」
「?なにが?」
「いや…あのさ、ミサキ。このまま…だと、その…そういう流れになるよな?」
「う…うん。でもね、マサちゃん。あたし…いいよ?して、欲しい」
顔を赤くしてマサヒコに求めるミサキだが。マサヒコはなおも続けた。
「いやな、それはいいんだけど…いや、その、それはお、俺だってしたんだけど…。
このままいったら、中村の思うツボなんだよな?」
「え?」
「だから…その…なんか、微妙にムカツクんだよな。奴のいいようになるのが…うわ?」
ミサキは、マサヒコが最後まで言い終わるのを待たずにマサヒコを再び押し倒した。
「いいじゃん、マサちゃん。誰の思うツボでも」
「でもな。なんか奴の手のひらの上状態ってのが…」
「どんなきっかけでも…マサちゃんがあたしのこと好きだって言ってくれたのにはさ、
変わりないんだもん」
「う…」
680 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:33:43 ID:/t3Vetga
「それにね…マサちゃん?」
「なんだよ?」
「あたし、今、すっごくマサちゃんが、欲しい」
「?!え?」
「すっごく…マサちゃんと、Hしたい。若田部さんとしたとか…リンちゃんとしたから、
負けたくないってだけじゃなくて…。マサちゃんと、したい」
普段の優等生な彼女の発言とは思えない大胆発言である。しかしミサキは耳たぶまで赤く染め、
真剣に─マサヒコの目をしっかりと見ながら、臆することなく一言一言をはっきりとそう言いきった。
「ミ、ミサキ?」
「ねえ、マサちゃん?マサちゃんって…オナニー、する?」
「!はああ?¥・?」
あまりにすっとんだミサキの発言に呆気にとられながら…そう言えば、アイ先生にもこんなことを
質問されたなあ、とそこだけ妙に冷静にマサヒコは思い出していた。
「あたしはね…してるんだ。それも毎日…。マサちゃんのことを、思って」
「!?!」
「それでね…イッたあと…無茶苦茶、悲しくなるんだ。ねえ、マサちゃん?
Hな女の子は、嫌い?あたしのこと…軽蔑する?」
「き、嫌いじゃ…ないよ」
(ってゆーか…世の男のほとんどは…好きだと思います)
「じゃあ…して」
「あ、あのさ…ミサキ、いいのか?こんな…なんつーか…中村にハメられたみたいな、初体験で」
「いいの。さっきも言ったけど…きっかけはともかく、あたしは、マサちゃんと、したい」
そのまま、ミサキはマサヒコの唇に自らの唇を重ねた。
今日何度目かの行為だが…。それは、とても優しく、ふわりとした感触をマサヒコに与えた。
(ミサキ…多分、今は、大丈夫だな。自分を…見失ってこんなこと言ってるわけじゃない)
681 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:34:22 ID:/t3Vetga
ふたりは、手をつないで立ち上がると、ベッドに腰掛け、見つめ合った。
“ちゅっ・ちゅッ…”
啄むように…ときに激しく貪り合うように…ふたりは、キスを交わした。
「んん…ねえ、マサちゃん?」
「なに?」
「上手に…なったね、さすがに…今週、いっぱいしただけあって」
「?…う、それは…言わんでくれ」
「憶えてるかな?幼稚園ぐらいの頃さ」
「?10年くらい、前か」
「うん…そんとき、おままごとしててさ…夫婦ごっこしててさ…き、キスしたの」
「!?!え?し、したっけ、俺?」
「あー、やっぱり…憶えてないな。もう。あれが…あたしたちの、ファーストキスなんだから」
そう言って、頬を膨らませるミサキだったが…真剣に怒っているのではなく、
マサヒコとの甘い思い出に浸り、冗談めかして言っているのであり、
その仕草は女の子らしい可愛らしいものであった。
「ご、ゴメン…ミサキ。でもさ、てことは…俺のファーストは、やっぱ、ミサキとだったんだな?」
「そ・う・だ・よ。若田部さんでも…リンちゃんでも…アイ先生でもなくて、あたしだもん」
そう言って、顔を見合わせると…なぜか、ふたりは、同時に微笑み合っていた。
「ミサキ…」
「マサちゃん…」
お互いの名を確認するように呼び合うと…マサヒコは、ミサキの体をベッドに横たえた。
“っちゅッ…”
柔らかくキスをしながら…。ゆっくりと、マサヒコはミサキの胸にブラウスの上から触れた。
「あの…マサちゃん?」
「あ…ゴメン、ミサキ、恥ずかしい?」
682 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:36:18 ID:/t3Vetga
「う、ううん。そうじゃなくて…あの、がっかりしないでね」
「?なにが?」
「あの…若田部さんや…アイ先生みたく…あたし、おっぱいおっきくないから…。
ちっちゃいから…。だから…うんと…」
毎日バストアップ運動をしていても、なかなか大きくならない自分の胸をひどく気にし、
コンプレックスに思っているミサキである。ことここに至って─彼女は、不安になってしまっていた。
「…でっかけりゃ、いいってもんじゃないだろ?」
「だって…男の人はさ、やっぱりおっきいほうが、好きなんでしょ?
漫画雑誌のグラビアとかも、そうじゃない…」
「だからって、俺が胸のでっかい女の子が好きとは限らんだろ?」
「でも…あのふたりのあと、あたしのおっぱい見ちゃうと…多分…」
「…それっ!」
マサヒコは、それ以上ミサキが言葉を継ごうとするのを許さず、覆い被さった。
「ま、マサちゃん?」
驚くミサキを無視して、マサヒコはブラウスを剥ぐと…彼女の背中に手を回し、ブラのホックを外した。
“パチン”
「あ…ダメ…」
マサヒコが素早くブラを取ろうとするのを、恥ずかしさから必死で抑えようとするミサキだったが…。
間一髪、間に合わず、両腕を押さえ込まれ、マサヒコの目の前に裸の胸をさらしていた。
「恥ずかしいよ…ダメ、見ないでよ…マサちゃん」
「…可愛いぞ、ミサキ」
「え?」
「可愛くて…真っ白で…透き通るみたいだ…きれいだぞ」
そう言うと、マサヒコはミサキの胸に唇を寄せた。
“つ〜〜〜〜〜”
683 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:37:28 ID:/t3Vetga
弧を描くように─舌先で、ミサキの胸を辿るマサヒコ。
「んん…あっ…はあ…」
抵抗することを忘れ、その感触に思わず声をあげるミサキ。
“ちろ…”
そのまま、マサヒコはミサキの桃色の乳首に舌を這わせた。
「ん…」
“ぐい…”
左右の乳首にひととおり舌を這わすのを終えると…マサヒコは、ミサキの手を握り、
そのふくらみかけの谷間に顔を押しつけた。
「ひひかほりだ」
「な、なに?マサちゃん」
「いい、香りだって…そう言った。ミサキ?」
「はい…」
「裸に、するよ?」
「はい…お、お願いします」
マサヒコはミサキの腰に後ろから手を回すと…ゆっくりと、スカートを下ろしていった。
“ちゅ…”
乳房の陰に…腹に…臍に…。舌を這わせながら、同時に下着を下ろしていくマサヒコ。
ミサキの全ての着衣を脱がせると…。マサヒコはミサキと手をつないだままの状態で、
ミサキの裸体をじっくりと眺めた。ミサキは恥ずかしさと期待感から、目を閉じたままだ。
(キレイだ…)
心の中で簡単の声をあげるマサヒコ。
アヤナやアイの裸体はボリューム感のある、女性らしいものだったが…。
ミサキのそれは、いかにも少女然とした、清楚な雰囲気を漂わせたものだった。
マサヒコは、ミサキの太股をゆっくりと開けていった。
684 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:38:44 ID:/t3Vetga
“きゅっ…”
マサヒコの手を、強く握ると─。
「マサちゃん…」
一言、愛する人の名を呟くミサキ。
「ミサキ…好きだよ、本当に…」
その呟きに、答えるマサヒコ。
“とろ…”
すると、マサヒコが触れてもいないにもかかわらず…。ミサキの茂みからは、蜜が溢れ出て…。
ゆっくりと、その裂け目は開いていった。
(開いていく…ミサキのが…開いてく…)
その刺激的な姿に、興奮するマサヒコ。
“りゅちゅ…”
マサヒコは、高ぶる気持ちを抑えきれず、ミサキの裂け目に、人差し指を入れていた。
「は…はぁッ…」
マサヒコの行為に、荒い息を吐いて応えるミサキ。
(す、吸い込まれるみてえ…)
ミサキのそこも、マサヒコの指を受け入れるかのように、蠢いていた。
“とろぉ〜”
少しずつ…しかし絶え間なく…ミサキのそこからは、蜜が溢れ続けていた。
「マサちゃん…マサちゃあん…好きぃ…」
ミサキは、マサヒコの肩に…胸板に…キスをしていった。そのキスは…。
マサヒコの体を、徐々に、徐々に下降していった。
「み、ミサキ?」
初めはミサキの為されるがままの状態だったマサヒコだが…。このままいけば、彼女のキスが
どこへ向かおうとするかに気付き、思わず焦ったような声をあげた。
685 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:39:30 ID:/t3Vetga
「今度は…あたしの番だよ、マサちゃん」
「で、でも…汚いって、そんなの」
「あたしには…ああいうことしといて、自分は許さないなんて、ダメだよ、マサちゃん」
「う…」
やはり素に戻った状態のミサキでは、マサヒコは適わないようだ。
反論することができず、黙り込んでしまったマサヒコを、少し楽しげに見遣りながら…。
ミサキは、マサヒコの体へのキスを再開させた。そして下降した先にあったそれへと
唇を突き出すと─マサヒコのペニスに口づけをした。
“ちゅ…ちゅく…”
「くううぅっ…」
襲い来る快感に、堪え忍ぶかのような声をあげるマサヒコ。
“ちゅぷ…ちゅぷ…”
ミサキは口の中に亀頭を含むと、目を閉じ、それを愛おしそうに口の中で転がした。
「み、みみ、ミサキ…き、気持ち、良いんだけど…」
「?へろ?」
口にペニスを含んだままなので、うまく発音できないミサキ。
「あ、あの…お前、鼻息が…荒くて…その、くすぐったい…」
「!う゛ーッつ、ほんらころ、いわえらってぇ〜」
「ぐぐぐぐはあああ!無理して話そうとするな!逆に気持ち良いっ!」
「!結局、気持ち良いんじゃない!」
口からペニスを離し、ツッコミを入れるミサキ。これでは普段と立場が逆である。
「はあああ〜危なかった…」
しかし、マサヒコは口内での発射をようやく免れ、安心してマヌケな声をあげるのであった。
その姿に、何故か少し不満顔のミサキ。
「ご、ゴメン、ミサキ…あの、あんまりにも…気持ち良かったんで…」
686 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:40:31 ID:/t3Vetga
「もう…じゃ、お返しに、あたしを気持ち良くしてよ、マサちゃん」
「う、ウン…俺、頑張ってみるわ」
そう言った後、マサヒコはミサキの髪へと手を伸ばした。
「ま、マサちゃん?」
「いいから…任せて」
“しゅるっ…”
マサヒコはミサキの髪留めのゴムを外した。お下げ髪から、ストレートへと髪を下ろされたミサキ。
「ちっちゃい頃から…その髪型だったよね?ミサキ」
「う…ウン」
「似合ってるけど…その髪型以外のミサキも、俺、見てみたいな、って思ってたんだ」
「…ど、どう?変?」
「ううん…思った通り…いや、思った以上に…可愛いよ」
ジゴロマサヒコ、本領発揮。女の子の髪型を誉めるのはかなりのポイントである。
そして、セオリーどおり、ミサキは顔を赤くしてその賛辞にうっとりとした表情を浮かべていた。
「う…嬉しい、マサちゃん」
“かぷっつ”
マサヒコはミサキのその言葉を聞いた後、ミサキのうなじを甘噛みした。
「あん…」
今までに感じたことのない快感に、思わず声をあげるミサキ。
「なあ、ミサキ…」
「はい…」
「俺さ、今までに…したことのないこと、してみたいんだけど…いいかな?」
「う、うん…マサちゃんのしたいようにしていいよ?」
「じゃあ、ミサキ…お尻を…こっちに…向けて…」
「!?え?…ん…は、はい」
687 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:41:22 ID:/t3Vetga
恥ずかしさで真っ赤になりながらも…マサヒコと交わした言葉を思い出し、
言うとおりに白桃のようなお尻を突き出すミサキ。細かく震えている姿はしかし、
逆にマサヒコの劣情を煽るのであった。
“つる…”
「!ひゃんっ!」
ミサキの菊穴を、マサヒコの舌先が嬲っていた。
「マ、マサちゃん?ダメだよ、そんなの、汚いよぉ…」
その愛撫から、逃れようとミサキは腰を引こうとするが…。マサヒコは強引に、ミサキのお尻を
引き寄せると、そのまま薄茶色の菊穴周辺を舐め続けた。
“ちゅ…ちゅるん…”
「ふ…ふわあああ…」
今まで感じたことのない感触に肩の力が抜け、呆けたような声をあげるミサキ。
“つ〜…ちゅっ”
マサヒコの舌は、そのまま下降してミサキの裂け目へと移動していった。
(うわあああ…すげえ…ミサキの…ピンク色で…膨らんだみたいに…なってるよ)
後ろからの光景に、再び興奮するマサヒコ。
“じゅ…じゅる…”
舌を入れ、その中から溢れ出る蜜を、吸い出すマサヒコ。
「あッ…あああ…ふぁん…」
ミサキはシーツを必死に掴み、マサヒコの口戯に耐えていたが…。
「あッ…ああ!」
びくん、とミサキの体が一度大きく波打ち、力が抜けていくのがマサヒコにはわかった。
「ミサキ?」
「はあ…はふ…」
まだマサヒコの問いに答えることができないほどに、ミサキは脱力していた。
688 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:42:37 ID:/t3Vetga
「もしかして…イったの?ミサキ…」
「う…うん…オナニーのときより…すっごく…気持ちよかった…」
小刻みに体を震わせながらも…正直にそう答えるミサキ。
“ぐいっ”
マサヒコは、ミサキのお尻を軽く寄せると、それを掴み、左右に引いた。
「じゃ…じゃあ…いくよ?ミサキ?」
「…は、はい…」
処女喪失への恐怖感と期待感─その二つの感情が入り交じりつつも、
今、愛するマサヒコに貫かれようとしていることに、ミサキは気持ちを高ぶらせながら─。
恥ずかしさに堪えながら─。自らのお尻を、高く突き上げた。
“ずッ…ぷじゅッ…”
「あッ…あああああ…!!!」
マサヒコのペニスが、ゆっくりとミサキの中へと入っていった。
“ぷち…”
(何かが…弾けて…切れた感じがした?)
「痛い…よな?ミサキ」
「い…痛くない。痛くなんか…ないよ」
「いや、だから…そんな我慢しなくても…」
「今までの…心の痛さに比べたら…それに…ねえ、マサちゃん?」
「な、なに?」
「やっと…マサちゃんとあたし、つながったんだよね?今…一緒になってるんだよね?」
「う…ウン、いっしょに…なってるよ」
「嬉しいもん…今、あたし…嬉しい…」
「ミサキ…」
689 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:44:45 ID:/t3Vetga
涙声で、シーツを必死に掴みながら…。そう告げる少女の健気な姿に、マサヒコは愛おしさを
感じつつも…。彼女を蹂躙しているのが他ならぬ自分だということに、ひどく興奮していた。
「ミサキ…それじゃ…いくよ?」
「は…はい」
“ずっ…ずぷっ…ぷちッ…”
初めはゆっくりと…そして徐々に徐々に、動きを強くしていった。
「はっ…!!くっ…!!」
そして荒い息を吐いてその動きに応えるミサキ。
“ぬる…じゅっ…ぷぢゅっ…”
(ああ…すげえ…ミサキの中…狭くて…熱くて…動いてて…脈打ってるみてえ…)
今まで体験したアイとアヤナの二人のそれとは違う感触─だが、その感触は、
何か生まれた頃からそこに納まることが決まっていたかのような─。
ひどく、ぴったりとはまったような─、そんな感触だった。
“ずっ…ぢゅぶ…”
(溶ける…溶けるよ…俺のが…ミサキん中で…溶けちゃうよ…)
そして、ミサキも─。
(あああ…すごい…すごいよお…マサちゃん…)
破瓜の痛みを通り過ぎると─。マサヒコのものが、自分の中で踊っているような…。
そして、知らずにそれが自分の中を埋めていくような…。そして、震えて、痺れていくような…。
幾重にも絡み合った感触を味わっていた。
“ひく…ひく…”
(?わ?わわ…ミサキ…お、お前…自分から…腰を…動かして…。うわ…気持ち…イイ)
「あ…あン…くうんっ…ま、マサちゃん?」
「な、なに?ミサキ?」
「あ、あたしの…ふうう…中…気持ち…くん。いい?」
690 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:45:37 ID:/t3Vetga
「あ、ああ…すごいよ。きゅうって…吸い付いて…俺のを…離してくんないみたいだ…」
「多分…うン…あたしの…からだごとね、マサちゃんの…う──ッ、ことを…欲しがってたんだよ」
「ん…ミサキ…お前って…ホント…」
「な、なに?」
「可愛い…それに…耳年増なだけじゃなくて…すっげえ…エッチだったんだな?」
「あ…ン、ひどいよ、そんな言い方…あたしは…ただマサちゃんが好きな…だけだもん」
「いや…俺も、好きだよ…ミサキ」
「あ…あたしも…マサちゃあん…あッ…」
鋭い声をあげ、体の力を抜くミサキ。だがマサヒコはまだミサキの中で動いていた。
“ぐぶ…ちゃぐ…”
マサヒコは、さらに突く勢いを強めた。そして─自分が絶頂に達しようとしていることを、感じていた。
「み、ミサキ…ゴメン…もう、俺」
「いいよ…も、もう…ホントはね、あたし」
「?」
「さっき、もう…一回、イっちゃったんだ…だから…いいよ?」
「あ…ゴメン…俺、夢中で…全然…気付かなかった…」
「だ、大丈夫…このまま…もう一回…イける感じなの、あたし…」
「うん…じゃあ…いくぞ?ミサキ…」
「う、うん…」
“ずじゅ…ずぐぅッ…”
一緒に達することができなかったことに少し失望しながらも…。
マサヒコは、ミサキの中で動くことを再開した。
(ああ…もう…でも…俺も…ダメだ…)
「み、ミサキ…出すよ?」
「あ…はい」
691 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:46:39 ID:/t3Vetga
“ずるっ…”
マサヒコは、ペニスを中から引き抜くと…ミサキのお尻の上にそれをのせ、思いっきり射精した。
“どっぷっ…びゅっ…”
マサヒコの、青白い精液が─ミサキの、真っ白なお尻を伝い、背中へと流れていった。
ひどく、卑猥な風景だった。
「はあっ…はあ…」
ふたりは、しばらく荒い息を吐いていた。マサヒコは、ミサキの背中に付着した自分の精液を
ティッシュで拭うと、後ろからミサキを抱きしめたまま、一言も発しなかった。
「…」
しばし、ミサキも無言でいたが─ふらり、と立ち上がり、自分の股間を目にしたあと─。
鮮血で染まったそこを、ゆっくりとティッシュで拭った。
「あ…ゴメン、ミサキ、それ…」
「だ、大丈夫だよ、マサちゃん」
「でも…&%?うわ?」
そこを拭き終わると、ミサキはそのままマサヒコのペニスに口を付けた。
「みみみみ、ミサキ?」
「んふ。い・い・の。あとしまつ。キレイに…してあげるね?マサちゃん」
そう言われても、しかし、そこは若く元気なマサヒコのペニスである。
啄むように先端を刺激してくるミサキの唇の感触に、早くもムクムクと大きくなり始めていた。
「うわあ…。すごいよお、マサちゃん。もうこんなにおっきく…」
「う…あの、だから…ミサキ…」
「そう言えば…まだ、6時にもなってないんだね、マサちゃん」
「?そうみたいだな?」
「てことは…お母さんが帰ってくるまで、まだ、時間あるね、マサちゃん」
「そうだね…ってオイ、ミサキ、お前?…ま、まさか?」
692 :
郭泰源:2005/04/18(月) 00:48:54 ID:/t3Vetga
「えへへへへ…言ったでしょ?あたし…マサちゃんが…思ってた以上に…エッチなんだから」
“カ〜〜〜ン…”
2回戦開始のゴングが鳴った。連戦のマサヒコは、
(体持つかな…俺…)
と思いながら、リングに立つのであった…・
ミサキ編 END
今日は、ここまで。パターン化してるかしら?炎上は…した?自分的には、
7回1/3、3失点で降板、でも塁上には走者ふたり、って感じで。あとは任せた、リリーフ陣!
むはっ郭泰源氏超GJ!
最後のミサキチの「えへへ」の部分でこちらも完全KOであります
途中降板どころか、フルイニング被安打散発、与死四球無しの完封ですよ
GJ!!
全打席フルスイングしちゃいましたよ。まったくミサキチの可愛さと言ったら(´∀`;)このままミサキチがマサげとなるのか!?このあと中村がどうでることやら。大期待
いぃなぁ…おもろいわぁ…
書き手も読み手も大人なスレにGJ!!
郭氏もお仕事頑張って!
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
/ ヽ__/ ヽ
/ \
/ \ / |
| ● ● |
|. (__人__) | < GJ!
ヽ /
/ \
/  ̄ ̄ヽ / ̄ ヽ
ヽ_______/ \__/
郭氏GJ!!
ところで質問なんですが、「妹」で城島兄妹の両親って同居してないですよね?設定はどうなってるんだろ。海外赴任とかかな?
>>697 一応いる、
ヤンマガ別冊で連載している妹はひまわり組で子供が二人もいるのに、夜の生活が盛んな夫婦として描かれている。
妹第一話でカナミが高校に入学した時点で結構長い間二人暮しだと思わせる描写をしているから。
恐らくシンジ高校入学前後に、
父親単身赴任決定→母親付いていく→二人は残るというような流れになったと思われ。
しかし、ひまわり組を見るに、絶対赴任期間が終わったら弟か妹を連れて帰ってくるぞw、両親。
アナル好きのマサヒコにシンジを感じた
700げと
アヤナやアイとあんなことこんなことしておきながら、
ミサキの告白に応えてガンガンやっちゃうマサヒコ…
まさにコマシ、うーんなんてヒドイ男(褒め言葉)
郭氏、次回リョーコとのバトルを心よりお待ち申し上げます
たまーにスレを覗いてみて、更新されてたりすると嬉しくてしょうがないよ。
今週号のヤンマガでシンジ×今岡フラグが立った!・・・と思ったら4コマ目の惨状で消えただろうな。
作者はココを覗いてネタにしてる・・・
以外にいたりしてな。こんなかに
704、705のレスから推測すると
>>1が作者氏か!?
氏家先生見てますか!?
>>703 今岡さんの攻撃は今に始まったことじゃねえから心配すんな。
もっとも、マサヒコ並に恋愛には鈍そうだとは思うが>シンジ
最近、俺も氏家先生がここでネタとってる気がしてならない。なんか本編にエロパロの展開と似ている回があったような?
ミサキチが酒乱って先にエロパロででたネタだったはず。
漏れは逆に、氏家先生が本編採用不可能なネタを、ここに投下している気がしてならないwww
酒乱でマサヒコを襲う→エロパロクオリティ
酒乱で「まさにチェリーボーイだよお!」→氏家クオリティ
夢を見ていた。
俺にしてはめずらしく、これは夢だとはっきり感じとれる夢。
目の前にはお馴染みの奴が、ただしずっと昔の姿で座っていた。
ぬいぐるみを抱いていたお隣さんの少女――天野ミサキは無邪気な笑顔を浮かべ俺に語りかける。
「マサちゃん」
「私将来のオムコさんもう決めてるんだ」
「それはね――……」
夢はそこで終わった。
視界が暗闇に変わり、そこから徐々に明るくなっていく。
なんで今更こんな夢を見たんだろう。
あれは間違いなく実際にあった出来事だった。でも――
天野はあの後なんて言ったんだろう?
パパと言ったように思っていたのだが、ひょっとしたら記憶違いじゃないのか、と今になって思う。
もっと全然違う誰かの名前が出たような気がするのだ。
そんなことを考えているとふと気づいた。
右腕が重い。
何かが腕に乗っている。
この重さ、この温度、これは布団じゃなくて……人間?
この感覚は以前、合宿のときに一度感じたことがある。
目を開ける。顔を右に向ける。
すやすやと気持ちよさそうな寝顔で俺の右腕を枕にしていたのは、
あ、あ、
「天野ぉぉぉおぉおおぉぉっっっ!!??」
全身の血が沸騰する、心臓は機関銃と化した。
飛び起きる、飛び跳ねる。ベッドから転げ落ちた、痛い、そんなこと言ってられるか。
なんとか体勢を立て直して視線をもう一度ベッドの中の人物に向ける。
「ん……マサちゃん……?」
なにやらつぶやいてがさごそと動き出した。
今の音で目を覚ましたようだ。まずい。なんだかわからんがとにかくマズイ。
しかしどうすればいいのかまったくわからない。
気が付けば俺は天野の首から下、素肌の見える部分を凝視していた。
布団に隠れてよく見えないが、ひょっとして天野、服を着ていないんじゃないのか。
そういえばさっき俺の腕に乗ってた感覚は人間の肌そのものだったような気がする。
おいおいこれって一体……
そんな俺の混乱など知るよしもなく、天野はとうとう起き上がった。
目をこすりながら布団から出てきたその姿は、正真正銘、間違えようはずもなく、
生まれたまんまの姿、つまりはすっぽんぽんだったのだ。
「あまっ、おまっ、おまえっっ、服っ!服!」
眠そうな顔を少し傾け、天野はワンテンポ遅れて反応した。
「服……? 服がどうかしたの?」
「いいから服着ろ服っ!!」
大慌てでそう言うと天野は突然噴き出した。
「あははっ、どうしたのよ〜マサちゃん? 自分だってスッパダカのくせに〜」
「……は?」
今の今まで気付かなかったというのか。目線を自分の体に落とすと、
そこには見事なまでに丸出しの下半身があった。もちろん大事なところも丸見えである。
「〜〜〜〜〜〜っ!!」
ただでさえ熱くなっていた顔がますます加熱していく。
おそらくタコも同然の赤色に染まっていることだろう。
……OK、落ち着いていこう小久保マサヒコ。
状況を冷静に分析するんだ。
まず俺と天野はスッパダカだ。
天野は俺の腕を枕にし、二人でひとつのベッドを寝床にしていたのだ。
ここから導かれる結論はただひとつ。
“昨夜天野はホラー映画を見て怖くなり、誰かと一緒に寝ようと思い俺の布団に潜り込んだ――”
我ながら素晴らしい推理だ。一片の矛盾も見当たらない。
「んなわけあるかーー!!」
現実逃避にはげむ理性に対し、ツッコミ気質という名の本能が爆ぜた。
ワケわかんねえ、それが結論だ。
「ど、どうしたのマサちゃん……?」
天野が心配そうな顔で覗き込んでくる。
しかし俺の目は顔より体に釘付けだった。
白い。そしてきれいだった。やわらかそうだった。
やはり乳房が目に止まる。そこは丸々と膨らんでいて、手で掴めばこぼれ落ちそうな……
ん?
ちょっと待て。
天野がこんなにでかいはずがない。
たとえ裸を見たことがなくても、そんなことは俺でもわかる。
それに気付くと幾分冷静になれた。目線を変えてみよう。
まず顔。個々のパーツは間違いなく天野だが、全体の印象がまるで違う。
お子様そのものだった雰囲気が、ぐっと大人っぽくなっている。
かわいい――というよりはむしろ綺麗と言った方がいいかもしれない――そんな顔立ちだ。
そして体も――手足はすらりと長く、ウエストは引き締まり――
まな板も同然だった胸は――冷静になって見てみるとそれほど大きくもない気がするが――
少なくとも以前とはまったく違う。
そう、大人になっているのだ。
数年は経過しているのではないかと思えるほどに。
「なんだかよくわかんないけど、ご飯にしましょ♪」
そう言うと天野はベッドの横に脱ぎ捨てられていた服を着て、いそいそとキッチンに入っていった。
って、キッチン!?
おいおいちょっと待てここはどこだ?
少なくとも俺の部屋ではない。こんな部屋は見たことがない。
今更言うのもなんだが、夢の続きとしか思えなかった。
じゃあこのリアルさはなんだ。
混乱の中部屋に一冊の雑誌が落ちているのを見つけた。
俺はそれに飛びついた。予感がしたからだ。
週刊サッカーマガジン。
その表紙に書いてある文字を読んで、予感は現実に変わった。
“2010年4月26日発行”
それは“昨日”から5年後の日付だった。
「いっただっきまーす」
天野が作った飯はごくごく平凡なものだった。
ご飯に味噌汁、焼き魚と卵焼き。
まだ混乱は残っているが、驚きすぎて腹が減っているのは事実だ。
俺は喜んで箸をつけた。
中学時代は天野の料理下手は巨人のリリーフ陣並みに危機的な状態だったが、
さすがにこの時代には改善されて……いるのか、これ。
これ何の魚なの? 炭だよ、炭!
こっちは卵焼きというよりスクランブルエッグ……って言ったらスクランブルエッグに失礼もいいとこだ。
この味噌汁、実は湯豆腐? 味しないぞこれ。ろくに切れていない大量のワカメがなおさら悲しみを誘う。
当てになるのは銀シャリだけ……しかしその希望も、もち米並みのべたつきっぷりの前ではむなしく砕け散った。
この時代の俺はこんな調子で良くまともに生活出来てるもんだ。さすがは俺。
一方の天野はうまそうにパクパク食っていた。
どうやらこいつは料理が下手なのではなく単に味覚がおかしいらしい。
「あっ、いけないもうこんな時間! テレビつけなきゃ!」
なにを急に思い出したのか天野は23インチ(推定)の液晶テレビの電源を入れた。
こういう物も2010年なら安くなっているんだろう。
その画面にどこかで見たような顔がアップで映し出された。
きりっとした眉。凛々しい目。長いまつげ。高くてまっすぐな鼻。
カメラが引くと見事なまでのナイスバディー(死語)、抜群のスタイルがわかる。
特に大きな胸が目を引いた。
「本日のゲストは彩那さんです、どうぞー!」
彩那……アヤナ? まさか。
「若田部っ!?」
「? 何驚いてるのマサちゃん。若田部さんに決まってるじゃない」
「へ? い、いや……なんでもない。ははは、いや〜綺麗になったな若田部!」
実際若田部は桁違いに綺麗になっていた。
もちろんカメラ映りなんてものはプロのスタイリストやカメラマンの協力あればこそだろうけど、
愛嬌良く笑顔を振りまく若田部は超一級の美女と言っても良かった。
さっきは天野のスタイルも向上したと思ったが、やはり若田部とは格が違う。
番組では若い男の司会者と若田部がトークをしていた。
前のドラマでは完全に主役を食っていましただの、二十歳であの注目作の主演決定なんてすごいですねだの、
司会者は鼻の下を伸ばして褒めちぎっている。
「すごいよね若田部さん、高校生でデビューしてもうこんなに有名になっちゃってるんだもん。
なんだか遠い世界の人みたいな感じ」
それは俺も同感だった。クラスの誰かが「若田部はダイヤの原石」などと絶賛していた理由が今ならわかる。
目の前に映っているのは紛れもなく光り輝くダイヤモンドだった。
「さて、彩那さんはどんな恋愛をなされてきましたか?」
「それがですね、初恋の人に振られたっきり全然なんですよ〜。デビューするちょっと前のことですね」
「ええっ、彩那さんを振った! どんな男なんですかそれは」
「どんな……う〜ん、優しい人でしたよ。優しすぎてかえって傷つくぐらいに。
その気がないんなら期待させるなバカヤローッて感じでしたね」
そう言ってカラッと笑う若田部は、しかしどこか寂しそうでもあった。
それにしてもこの美人を振るなんて、いったいどこのどいつなんだろう。
「マサちゃん」
「へ?」
振り向くと天野がこちらを向いて目を細めていた。
「私、すっごくうれしいよ。誇りに思ってる」
「そりゃあ同級生があれだけの有名人になったら鼻が高いだろうな」
「ううん、違うよ。それもあるけど……」
天野は首を横に振り、それから頬を赤く染めてうつむいた。
「だってマサちゃんは私を選んでくれたんだもん」
そう言って天野は照れくさそうに笑顔を向けた。その瞬間全身がかあっと熱くなる。
心から、本当に心から幸せそうな、最高の笑顔だった。
俺は息をするのも忘れ心臓を激しく打ち鳴らしていた。
なに興奮してるんだ俺。相手は天野だぞ。
だがこの時代の俺が天野と恋仲なのは明白だった。
天野が顔を傾けてこちらに近づき、目を閉じる。さすがの俺も、彼女が何をしようとしているのかわかった。
がちがちに固まっていた俺の唇にやわらかい感触が重なる。
気が付けば天野は俺の首に手を回し、何度も唇をついばんだ。
「ん……」
突然俺の口の中に天野の舌が侵入してきた。それは俺の舌や歯茎をむさぼるように舐めまわしていく。
頭が火照って何も考えられなくなる。
気持ちよかった。
とろけそうだった。
みなさんはじめまして。初登板になります。
他の方々の作品とは切り口を変えてみようと未来を舞台にしてみたんだけどどうでしょうかねえ。
俺設定のオンパレードですので、合わない人も結構いるかと思いますが大目に見てください。
それでは。
ルーキーがやってきたぞぉぉぉ!新鮮なネタでGJ!!
そろそろ次に投下する人は実は氏家氏本人って書こうとしただけに…無念
なんかこうグッとくるものがありましたよ!d(´∀`)GJ
続きを期待しちゃっても良いですか?
未来ものは叩かれる。なぜなら、書き側と読み側の原作に対する目線の違いがはっきりと出るから。
がっ、それは他スレでのこと。ここの住人はみな大人なので、一方的な批判も非難もいたしません(たぶん)。
さあ、続きを書くのです。さすれば、GJ!の言葉があなたを待っていることでしょう!
つーことで、新人さんいらっしゃいませ。乙!
乙ーです!
是非続きを!!
グッジョブ!
できればコテハン出して欲しいな〜
724 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 19:50:24 ID:RPhBSayw
あげ
コテハンがない、新人さんかな?・・・と思いつつ読み進めたら面白かった。
他キャラの登場にも期待してます。
期待です(´・ω・`)
今日は来ないのか○| ̄|_ 期待してます(^^;ゞ
あわてないあわてない
ひとやすみひとやすみ
水着拘束レイプ
730 :
ミセリ:2005/04/21(木) 05:36:19 ID:czTABVai
こんな時間に誰がいるんだっつー話ですが、712です。
未来物は叩かれる、というのは盲点でしたが意外に好評のようなのでとてもうれしいです。
コテハン決めました。
偉大なる助っ人守護神に敬意を表し、この名前でいきたいと思います。
ではつづきです。
作品名『未知との遭遇』第1話後編スタート↓
731 :
ミセリ:2005/04/21(木) 05:37:10 ID:czTABVai
左腕で天野の腰を抱き、右手は頭の後ろへ。
さらに密着度が上がり、卑猥な音が部屋に響く。
つけっぱなしのテレビにはまだ若田部が映っているようだったが、
それを見る余裕は今の俺にはまったくなかった。
キスなんて“今の俺”には初めての経験だというのに、まるでやり方を知っているかのように舌が動く。
体に残った記憶か、男としての本能か。
天野があえぎ声を漏らし、ますます攻勢を強めていく。
ふと、天野の足が俺の脚にかかった。次の瞬間俺の体に重みが加わる。
天野が体重をかけてきたのだった。全身の力が抜けていた俺はそのまま後ろに倒れ、
天野に馬乗りされる格好になる。天野はようやく口を離し、目をとろりとさせて微笑む。
「えへへ〜……」
やばい。これはもう逃げられそうにない。
天野は完全にトリップしていた。こちらの両肩を押さえ顔を近づける。
別に彼女とそういうことをするのが嫌なわけではなかった。
むしろ男としての本能が強烈にそれを求めていることがはっきりと自覚できた。
しかし――俺は知らないのだ。
二人の立場も、これまでの経緯も、“今の自分”が彼女に対しどういう感情を抱いているのかさえも。
なにしろつい昨日まで彼女をそういう目で見たことはなかったと言っていいぐらいだから。
そんな俺の思考に関わりなく、天野は顔を沈めて甘い声を出してきた。
俺は何の抵抗も出来ず天野の動きに身をゆだねる。
すると天野は俺の首筋を舐め上げてきた。
背筋がゾクリとする、恐怖にも似た、しかし痺れるような快感。
思考がまたしても拡散する。もはや理性は風前の灯だった。
天野の胸の上に手が伸びる。服越しに乳房の感触を感じ取り、揉む。
やり方なんて知らない。ただそうすればいいような気がしただけだ。
もっと言うなら、天野がそうして欲しそうだったのだ。
732 :
ミセリ:2005/04/21(木) 05:39:04 ID:czTABVai
直感どおり天野は顔を上に反らして声を漏らす。感じている。間違いない。
さらに攻めようと手に力を入れると、天野は手を俺の腕の上に置いた。
「マサちゃん……前戯は、ん、いいから……入れて……」
入れる。何を。決まっている。どうやって。そんなこと俺が知るか。
落ち着け少年冷静になろう。どうすればいいのか。
まずズボンを脱がなければならない。
そして天野のパンツを脱がせ、それから入れるための体勢になる。
問題はそこだ。どういう姿勢ならいいのか。天野は上のままでいいのか。
何か重要なことを忘れてないだろうか。
頭を猛スピードで回転させるものの扇風機のごとく空回りするばかり。
そんな俺の混乱をよそに天野は俺のズボンに手を掛け下着ごと一気にそれを下ろした。
「お、おい……」
「うふふ、今日のマサちゃん、昔に戻ったみたい」
そう言ってがちがちに硬直した俺のアレに手を掛ける。
軽く触れられただけ気持ちよすぎて声が出そうだった。
天野は手を離すとおもむろに自分のパンツを脱ぎ、下半身をあらわにした。
初めてまともに見る女の子のあの部分は、想像のつかないような形状だった。
グロテスクと言えばそんな気がするし、綺麗と言えば綺麗かもしれない。
あえて一言で言うなら、不可思議なものだった。
もっと不可思議なのはそこから液体が漏れ出ていることだった。
ひょっとしてあれが愛液というやつなのか。
自然にごくりとのどが鳴った。興奮よりも緊張が先に出る。
体が動かなかった。俺は天野のなすがままだった。
天野は俺のペニスを軽く握り自分の割れ目にあてがう。
一瞬の後天野は体を沈め、俺のペニスは一気に天野の中に入っていった。
「う……!」
その瞬間俺の全身にものすごい快感が駆け巡った。今までとは比較にもならない。
体中が痺れる。特に天野の膣内を直接味わっている部分の感触は予想をはるかに超えていた。
とてつもなく――きつくてしかも柔らかく淫猥で――俺の肉棒をむさぼり食おうとしているかのように――
天野は体を上下に激しく揺さぶってきた。
抵抗もくそもない。俺はただただ天野に身をゆだね快感を浴びていた。
733 :
ミセリ:2005/04/21(木) 05:40:07 ID:czTABVai
「ん……あ……マサちゃん……! 気持ちいい……?」
「ぁあ……最高、だ……!」
天野の動きがさらに激しくなった。上下だけでなく微妙に横の動きも加わっている。
次から次へと襲ってくる快楽の前に、俺の思考はホワイトアウトしていった。
薄れ行く意識の中で、自身の絶頂が近いことに気付いた。
果たしてここまで長かったのかそれとも短かったのかそれすらもわからない。
ただ残された時間はもうなかった。
「で……出る……!」
言い終わる前に俺は達し、天野の中に精液を放出した。
出しても出してもそれは止まることはなく、まだ動き続ける天野の膣内を満たしていった。
事が終わってからしばらく俺たちは無言で抱き合っていた。
俺は何も言わず天野の頭を撫でていた。天野の香りはなぜか俺を落ち着かせてくれる。
いつまでもこうしていても良かったが、天野は少し離れて俺を見つめてきた。
「マサちゃん、今日は受身だったね」
「う……」
反論しようにも100%真実である。沈黙するしかなかった。
「いいのよ、かわいかったから。大好きだもん」
そういって天野は目一杯の笑顔をつくった。
どうしようもないほど素敵な笑顔だった。
ああ、俺はこれに惚れたんだな――そう思わずにはいられなかった。
「天野、俺――」
「天野?」
そう言い返してきた天野の目は一気に険しくなっていた。
「天野って何? どうして今更そんな呼び方するの?」
語気が強まる。凄みがあった。っていうか闘気出てる。
何? 俺なんかやばいこと言った?
734 :
ミセリ:2005/04/21(木) 05:41:06 ID:czTABVai
「ひどいよマサちゃん。私だって、私だって小久保じゃない……!」
ははあなるほど、今はもう小久保……
ってマジっすか!?
俺らまだハタチぐらいじゃ……。
「わかった、やっぱり私が奥さんじゃ嫌なんだね。
どうせ私なんて料理下手だし、ドジばかりだし、いくら揉まれてもおっきくならないし……」
「ままま待て! 悪い俺が悪かった! つい思わず昔の呼び方しちゃったんだよ、な、落ち着けって!」
「ほんと?」
天野……改め小久保ミサキが泣きそうな顔でこちらを見つめてくる。
「ほんとだよ」
「愛してる?」
「あい……愛してるよ」
「今迷った」
「迷ってねーって!」
小久保ミサキの顔が迫る。怒りとも悲しみともつかない表情。
全身から冷や汗がしたたる。心臓は縮みっぱなしだ。
「ミサキって呼んで」
「ミサキ」
「もっとやさしく」
「みさき」
「感情がこもってない」
どないせーっちゅうねん。もうヤケクソになるしかない。
「ミサキみさきミサキみさきミ」
「……わかった。今日はこれで許してあげる」
ようやく許しが降りてほっと胸をなでおろしたものの、
「だけど次はホントに怒るからね?」
それだけ言って天野……じゃなくてミサキはテレビのほうを向いた。
マジで怖かった。
ひょっとして俺、尻に敷かれるのは決定だろうか。
735 :
ミセリ:2005/04/21(木) 05:43:09 ID:czTABVai
しばらくたって、ようやく落ち着いたのでいろんな疑問が浮かんできた。
どんな経緯で結婚までしたのか。
仕事は何をしているのか。
そういえばさっき生で出しちゃったが夫婦だからありなのか。
他のみんなはどうしているんだろうか。
あま……ミサキは俺の嫁さん、若田部は女優。
じゃあたとえば――濱中先生は? もう結婚してるんだろうか。
そう考えると俺の胸がちくりと痛んだ。
……馬鹿馬鹿しい。
それよりどうやら今日は何の予定もないようだ。
この時代のことを調べなければいけない。
元に戻れなければ、俺はここで生きなければならないのだから。
決意を新たにして俺は立ち上がった。
……って、下半身裸じゃないか俺。カッコ悪。
すべての始まりにして、先行きに不安がつのる朝だった。
第1話 はじまりの朝 完
次回第2話はリンコ編の予定です
まあそのうち・・・
最速解雇のスーパー守護神になって帰ってきたー( ゚∀゚)
いいよいいよー。
実際のミセリもこれくらい良ければ、解雇はなかっただろうに…
騎乗位?
騎乗位!
ミセリ氏GJ!
マサヒコハーレム構築なのか?!
ドキをムネムネして続きをお待ちしておりますです。
ピンキリ氏が引退してもすぐにすぐに新人が穴を埋める。
戦力不足という言葉はこのスレには無いな。
うわ、違う引退じゃねえよ、充電期間でお休み中って書きたかったんだよ!
どこをどうしたら引退になるんだ漏れのバカタレ
ウワァァァンゴメンよゴメンよ徹夜仕事明けで脳が逝ってるんだ許してくれーorz
ミセリさんGJ!!!
正直感動した(T.T)
ミセリ氏キター!!
乙です!GJ!
一話完結で終わると思ったら続くとは!
次が待ち遠しい(^^)
ミセリ氏GJ!
未来物でもこのくらい読ませる力があればまったく問題ありませんよ。
ミセリ氏をいっとう愛してますよ俺様ちゃんは!!。戯言じゃありませんw
スレ汚しすみません。初めてなのですが電車の中でこのスレ読んでて思わず催してしまいました。
変にムクムクと意欲が湧いて思わず短いの書き上げてしまいました。
すみません、初めてで下手ですが投下させて下さい。すみません。
濱中先生・中村先生・的山、いつものメンバーでいつものように部屋で授業…そして滞りなく終了。
帰りしな中村先生が
「あたしたち明日用事があって少し来るのが遅れるから。」
ダラけすぎですよ先生。
「本当にごめんなさい。」
顔の前に手を合わせ申し訳なさそうな濱中先生。
「どうしてもはずせないのよ〜。で、勉強量が減っちゃうからプリント作ってきたの、明日までにやって?本当にごめんなさい!」
クリアファイルに入った課題を渡される、10枚くらいかな?結構な量だ。
「先生ー、今やってもいい?」
「む、学習意欲に燃えているな。構わんぞ。」
「ギッ」、椅子の背が鳴る。根をつめて取り組むと肩がこるな、椅子に寄り掛かって背を伸ばす。
後ろを振り向くと的山がうんうん唸って課題に取り組んでいる。的山は帰らずに残って課題をしている「だって忘れちゃうし」だそうだ。
「的山ー、あと残りどのくらい?」
「半分は終わったよ〜」
窓の外まだは明るい。まだ帰らないつもりだろう。
「一息つかないか?」
「小久保君、トイレ借りていい?」
唸ってたのは尿意を我慢していたのですか。
「早く行ってきなさい」
言うやいなや立ち上がる的山、焦っているのかドアが開ききってないにもかかわらず体を潜り込ませ引っ掛かる。
「ぐえ」
「大丈夫か?」
的山はドアノブにポケットを引っ掛けていた。外すのを手伝うとそそくさとトイレへ。俺は台所へ、飲み物を取りにだ。
母さんはいない。自分で二人分用意しようと支度してると「ゴッ!」という何かがぶつかった大きな音が二階から聞こえてきた。
見に行くとトイレの前で的山がでんぐり返ってのびていた。駈け寄ってある事に気付く。
(こいつ…パンツはいていない。)
でんぐり返って制服のスカートが大きく捲れている。ちょうどまんぐり返しの形、思わず目を伏せた。
周囲を確認。ここはトイレの前、ドアは開けっ放し、遠くに飛ばされたスリッパ、二つに裂かれて両方の的山の膝の辺りにぶら下がってるパンツ。
総合して考えるとパンツを上げ忘れてそのままトイレから出ようとして豪快に転んだんだな…うん。で、この惨状。壁に『个』の字みたいな状態で寄り掛かって伸びている。
事態の収拾に乗り出さなければいけない。「的山!」と呼びながら揺り動かそうとしたが、ここで目を覚まされたら確実に誤解される。
俺の額の前には的山のアレがある。今、的山が目を覚ましたら自分のアレと俺の顔が並んでる状態だ。
天然の考える事は恐ろしい、どんな答えを視界情報から導きだすか。ともかく横にしよう、裂かれたパンツはその後考えよう。
「パキッ」
ビクッとして辺りを見回す。家鳴り?急に静寂が自分の周りを包み込む。
(今、この家には俺と的山しかいない!)
よこしまな衝動が胸を突く。ちょっとでも顔を上げたら的山のアレがある、アレが見える。
おずおずと顔を上げる、心の中では(的山ごめん!)を連呼しているが、止まらない。
とうとう眼前に的山のアレが、女性器が。なるほど、何とも形容しがたい形状をしている。
普段の自分なら、少し嫌悪感を持つだろう、焼肉に出てくるホルモンに似てる。しかし、今はどういう訳か素晴らしく魅力的に見える。…欲しい。
顔を近付け、しげしげと観察。これがアレかー…足が開いているから中まである程度見える。
やや開いた割れ目の隆起、やわらかそうな大陰唇。人間の中身の色した小陰唇、的山の中身…これが的山の中身。
ああ、これがクリトリスって奴か…名前は聞いた事あるんだが。なんて可愛らしい器官だ。
恥丘にはわずかに陰毛の影、頼りなげにそよぐソレがたまらなくいとおしい。君の仕事が半端なおかげでこれだけ観察出来るんだよ。ありがとう陰毛君。
喉が渇く、強烈に渇く。意識しなくても唾を飲み込んでしまう。興奮しているのか体が力んで首がガクガク揺れる。
的山は…顔を見る、まだ目が覚めてないな。その時、的山の顔の手前にある自分の股間に目が入る。
すごい勃起だ、夢中で気付かなかったがもう痛いくらいに膨らんでいる。的山のアレと自分のコレ、点と点が頭の中で繋がってしまった。
…もう、我慢出来ないっ!!
自分のズボンを下げようとするが手がうまくいう事を聞かない。着衣が男性自身に擦れて、おかしくなりそうだ。
やっと自分の服から男性自身を取出し、的山の女性部分に目を移す。限界だ。
しかしその瞬間、勢いよく男性自身は発射してしまった。一弾目はパンツの刺激と目の前の的山で暴発してしまう。壁に叩きつけられてしまった無念の特攻隊。
ビルッビルッと放出しつづける。壁に、的山の内腿に、的山の喉元に、床に。白濁したものが流れ伝う。
壁に伝ってる液が的山の尻の割れ目に注がれる、ゆっくりと動く液体が第二弾目の装填を促す。
しかし先程よりも硬度に不安がある、間髪入れずにだから仕方ない。少し自分で擦って大きくしよう。
的山を見ながら没頭した。
そして気付くのが遅れた。
「きゃっ!」
二人以外の誰かの声。声のした方向を見ると濱中先生、引きつった顔。
「あっ、プリント1枚入れ忘れて…電気消えてたけど玄関開いてて…その勝手に入っちゃてごめんなさい!」
「いや、あのコレは…」
言い訳のしようがない。精液にまみれた的山と自分で自分のを擦る俺、この風景だもなー。
「リンちゃんとこんな事してるとは、思わなかったのよおおおおおおお…」
泣きながら走り去る濱中先生、表で「マサヒコ君とリンちゃんが出来てたなんてえええ」と言う叫び。近所に宣伝しないで下さい。
そしてその絶叫は天野の耳にも届いていたようだ。この場を片付ける隙もなく天野乱入、しかも大泣き。
「マサ君とリンちゃんがこんな事になってるなんて知らなかったあぁぁぁ…いつから、ねえ?いつから?どっちが誘ったの?」
「いや、その…」
「ねえ、どうしてこうなったの?答えてよ!」
「さっき、突然…俺が…」
「ちっきしょおぉぉぉぉぉ」
天野の拳が振り下ろされる、自分の出した液の水溜まりに顔が落ちる。なんて嫌な感触…ほんのり温い。
「うあああああああああっ」
号泣しながら一発々々の凄く重いパンチ。自分の精液に自分の血が混じる、なんて図だ。
そしてこの期に及んでも全く目を覚まさない的山…俺が生きていたら謝ろう、責任取ろう…
「うあああああああああっ…マ゙ァ゙ァ゙ザァ゙ァ゙ぐぅ゙ぅ゙ん゙ぅ゙ぅ゙」
あ、ダメっぽい。
完
うはは、でんぐり返し気絶リンコにワロタ
とにかく新人選手二人が投手陣に加わったってことで乙!
で、今いったい何人の投手がこのスレに在籍してるんだろう?
わろすwww最近レベル高いねぇ。
ルーキーさん二人とも即戦力だね(´-`)
>>ミセリ氏
大人になった分、さらにエロくなりそうですね。
濱中は未だに処女な気がする。
>>745氏
三巻のおまけのネタですね。
やたら用語に詳しいマサが、珍しく中学生らしい。
みささまお疲れ様です
>ミセリ氏
タイトルどっちにしましょ?
>>730『未知との遭遇』 と
>>735 はじまりの朝
746氏 でいいのかな?
リン×マサのカップリングってのもちょっと違う感じなんで
何かタイトルつけてくれると助かります
754 :
ミセリ:2005/04/21(木) 22:18:41 ID:czTABVai
>>古田(ゝ○_○)氏
一応作品名が『未知との遭遇』で第1話のタイトルが「はじまりの朝」なんですが、
面倒なら後者だけにしといてください。
正直ここまで好評をいただけるとは思いませんでした。
遅筆なので気長に待っていてください。
古田氏おつ!
ミセリ氏の面白かったから気長に待ってるよ!
756 :
745:2005/04/21(木) 22:41:23 ID:k/Xq374M
皆様読んでいただいてありがとうございました。お目汚し、まことにすみませんでした。
>>753 ありがとうございます。
題名は特に思い浮かばなかったので『課題の途中で』で。色々考えてたらどうしても長くなってしまいまして。
名前は特別なコテを名乗らせていただくには力量足らずですので、すみません。
757 :
セリカ:2005/04/21(木) 23:54:34 ID:4eo+t+36
古田氏、ミセリ氏、745氏(でいいのかな?)乙、そしてGJです。
近いうちにとか言いながら遅くなってしまいました。すみません。
シンジ×チカの後半、投下します。
758 :
セリカ:2005/04/21(木) 23:55:14 ID:4eo+t+36
「シンジさん…好きです」
そう言ってチカは一糸まとわぬ姿でせまってくる。
「い、いやチカちゃん…でも…」
「シンジさんは私とするのは嫌ですか?」
「そ、そんなことはないけど…」
「じゃあ、シンジさんが…私を女にしてください」
そしてチカはシンジをベッドに押し倒しズボンに手をかけ…
「……で、お前は何してる?」
目を覚ますとそこには布団にもぐり自分のズボンを脱がそうとする者が一名。
布団で顔は見えないが間違いなくカナミだろう。
「お兄ちゃんの朝一番搾りたてのミルクをもらおうかなと」
「いや、もう昼だし」
枕元の時計は既に11時30分をさしている。
「もう、わかってるんならこっちだけじゃなく体もちゃんと起きてよね」
「わかったから、さりげなく手コキするのはやめてください」
759 :
セリカ:2005/04/21(木) 23:55:47 ID:4eo+t+36
「まさかあんな夢見るなんてなぁ…」
カナミのボケに適当にツッコミをいれて部屋から追い出した後改めて思い返す。
Hな夢ぐらいなら何度も見たことはあるし夢精した経験だってある。
だが知り合いが出てきたのは初めてだ。
「やっぱりどう考えても昨日のアレが原因だな」
フェラチオはシンジにとっても当然初体験だ。
そのおかげで興奮して昨晩はなかなか寝付けなかった。
最後までしたいという欲望を、相手は13歳、中学生なんだ!と理性をフル動員してなんとか押さえ込み寝たと思ったらこの夢である。
昨日の事もあるから下手に性欲の処理もできない。
「とりあえず体調もかなり良くなったし、下に飯食べに行くか」
760 :
セリカ:2005/04/21(木) 23:56:31 ID:4eo+t+36
その頃エーコとチカの2人は今、居間で昼食をとっていた。
カナミはもう食べ終えて台所で食器を洗っている。
「ね〜チカ」
「ん?何?」
「昨日、シンちゃんと何かあったの?」
エーコとチカの2人は今、居間で昼食をとっている。
カナミはもう食べ終えて台所で食器を洗っている。
「だって昨日あたし達が帰ってきたとき、上から食器持って降りてきてたからシンちゃんの部屋で夕ご飯食べたんでしょ?」
「う、うん。でもそれだけだよ」
「ほんと?食べてから『食後に俺のミルクを飲ませてやる!』とか『今日のデザートはお前だ!』とかなかった?」
「そんなことないって。ほんとに話しながら食べてそれで終わり」
まさか本当にフェラを、それも自分から誘ってしたなどと口が裂けても言えるはずがなかった。
それに勢いではあるが告白もしたのだ。
そのせいで昨晩はあまり寝ていないし、今も告白の返事が気になって落ち着かない。
761 :
セリカ:2005/04/21(木) 23:57:03 ID:4eo+t+36
「おはよう」
「あ、シンちゃんおはよう。風邪はもういいの?」
「だいぶよくなったよ」
そしてシンジの目はその隣りで恥ずかしそうに俯きながら食事しているチカへといった。
「チカちゃんもおはよう」
「お、おはようございます…」
自然な態度を意識しているが2人ともどこかぎこちなくなってしまう。
互いの微妙な空気に耐えられずシンジはエーコに話をふる。
「今日はどこかに出掛けたりしないのか?」
「うん。今日はカナちゃんに料理教えてもらうんだ。」
「あとアキちゃんも来るからよろしくね」
横からシンジの分の昼食を差し出しながらカナミも会話に参加してきた。
「と、いうわけでお兄ちゃんには味見係してもらうから」
「…ちゃんとしたの作ってくれよ」
エーコのほうを見ながら心配そうにシンジは呟いた。
762 :
セリカ:2005/04/21(木) 23:57:50 ID:4eo+t+36
昼食も食べ終わりシンジはベッドに横になりながらワイドショーを見ていた。
風邪もよくなったとはいえ無理は禁物だし、下ではアキも加わり女4人でやんややんやと話しながら色々と作っているようで自分は何もすることがないからだ。
夢のせいでたまっているからヌキたいところだが昨日のことがあるので、それもできない。
すると案の定、部屋のドアがノックされる。
「はい。どうぞ」
入ってきたのは昨日と同じくチカだ。
お盆を持っているところも同じだがお盆にのっているのはお粥ではなくお菓子だ。
多分、みんなが作ったものの味見だろう。
「これ…みなさんが作ったもので感想もしっかり言ってくれだそうです」
お盆には4つの皿にそれぞれクッキーがのっている。
…なかには形の危ない物もあるが……。
シンジは一通り全部食べてからそれぞれの感想を述べてチカはそれを丁寧にメモしていた。
763 :
セリカ:2005/04/21(木) 23:58:29 ID:4eo+t+36
「あの…ところでチカちゃん」
感想をまとめ終えたところでシンジは思い切って話を切り出した。
「昨日のことなんだけど…?」
「は、はい!」
「え、と…俺なんかでいいの?」
「シンジさんがいいんです」
青春恋愛ドラマに出てきそうなお約束の会話を交わすとチカはこれ以上ない満面の笑みで
「これからよろしくお願いしますね。じゃあ、下でエーコ達待ってると思うんで」
そう言って退室しようとしたが思い出したように振り替える。
「あの…シンジさん」
チカは真っ赤な顔でもじもじしながらシンジのほうを見ている
「キス…してもらっていいですか?」
「えっと、昨日告白してあんなこともしましたけど…キスはまだだから…シンジさんとしたいなと思って」
確かにチカはキスよりも先にフェラの経験をしたのだ。
そんなことをさせたことに少なからず罪悪感をかんじたシンジは
「あ、そうだよな。ごめん。昨日あんなことさせちゃって」
「いえ、いいんです。あれは私がするって言ったことですから」
764 :
セリカ:2005/04/21(木) 23:59:06 ID:4eo+t+36
2人は無言でしばらく見つめあう。
シンジはチカの肩に手をかけ少しずつ顔を近づけていく。
チカが肩を強張らせて緊張しているのが伝わってくる。
そして2人は唇を重ねしばらくのあいだそのまま互いを感じていた。
「きゃっ?」
不意にチカが小さく悲鳴をあげる。
シンジの手が無意識のうちに胸のあたりに来ていたのだ。
シンジもそんなつもりはなかったが、いつの間にかもっとチカに触れたいと思いやってしまった。
もっとも何も期待してなかったといえば嘘になるが
「ごめん!そんなつもりはなかったんだけど…」
慌てて必死に言い訳するがチカは相変わらず顔を赤くして下を向いたままだ。
「…シンジさんがしたいんなら…」
「え!?」
「シンジさんがしたいんなら私はいいですよ」
思わぬ言葉にシンジは「いいって何が?」と念のため確認したかったがここで女の子にそんな事を聞くのは野暮という物だ。
765 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:00:14 ID:4eo+t+36
シンジは緊張しているチカを抱きしめた。
互いに相手の温もりを感じて2人は自然と再び唇を重ねる。
ちゅっ…ちゅ…くちゅっ…
「んっ…ん……んっ」
しばらくの間、唇の重なり合った唾液の音と2人のくもぐった声だけが室内に響いた。
そしてシンジの唇は首筋へと移動する。
かすかに香ってくるチカの甘い香りに必死に理性をつなぎとめ優しく首筋にキスしていく。
「あ…は…ああっ」
チカはシンジがキスをするたび、ぞくぞくと背筋をのぼってくる感覚に敏感に反応する。
シンジは首筋から鎖骨のあたりにキスしながら服の上から胸のあたりに軽く撫でるように触れる。
チカの胸から高まっている鼓動がかすかにだが伝わってくる。
「チカちゃん、大丈夫?」
「はい。不安ですけどシンジさんとなら…平気です」
766 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:00:54 ID:KFxh18SY
チカを気遣いながらシンジは服の中に手を滑り込ませる。
「あっ……ん…」
中学生らしいまだ発達しきっていない膨らみを手のひらで感じる。
チカは恥ずかしさからシンジの胸に触れているほうの手を上から押さえる。
「ごめんなさい……胸…ないんです」
中学生だから当たり前のことなのだが、そのチカの恥ずかしがっている様子がシンジにはたまらなく愛しく思えた。
「そんなこと関係ないよ。俺はチカちゃんの胸とかじゃなくてチカちゃんが好きなんだし、それにまだこれから大きくなってくるよ」
そう言って指先で胸の先端部分を撫でる。
「んっ……」
乳房の先はわずかながらもう既に硬くなっている。
「んん………あっ……や……恥ずかしい…」
1人でさわった時はくすぐったいだけだったのに好きな人にさわられると感じている自分にチカは戸惑いながらも乳首に刺激を与えられるとビクッと反応を返す。
シンジはあいている手でブラのホックを器用に外し服をたくし上げる。
767 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:01:25 ID:KFxh18SY
「あ…」
チカは恥ずかしさから顔を紅潮させ視線を横にそらす。
「チカちゃんの体…綺麗だよ」
恥ずかしさで何も言えないチカにシンジは更に興奮を覚え両手で胸への愛撫を再開する。
「あっ……あぁっ……!んっ…んんっ!」
チカは吐息と共に出る自分の声が恥ずかしいのか両手で口を押さえ声を押し殺している。
「んっ…んふぅ…はぁ…」
シンジは口元の手をどけてキスをして内股へと手を伸ばす。
「んっ」
「ここ、さわるよ」
「はぁ…はぁ……ダメ…」
ダメと言っても言葉だけなのはほとんど抵抗してこないことからも明らかだ。
内股を撫でていた手を下着へと滑らせていくと少しだがすでに湿っている事が分かる。
下着越しに秘部のあたりを沿うようになでる。
768 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:01:58 ID:KFxh18SY
「あぁっ…はぁ……あぁんっ」
チカの反応を見て歯止めがきかなくなってきたシンジは下着の中に手を入れ割れ目に沿って撫で上げそのまま指を前後にスライドさせる。
「ああぁぁっ………!」
チカの愛液ですでにベトベトになった指で割れ目の上にある突起物をこすってやる。
「んあぁぁぁぁっ!!」
チカは反射的に腰をガクガクっと震わせて足を閉じようとするがシンジの腕がそれを許さない。
「ここが気持ちいいの?」
「……あっ…!ああっ…ダメッ……!あっあっ……そんな何度も…」
感じてもらえるのが嬉しいシンジはそのまま柔らかい突起の上で指を何度も往復させる。
「ああッ……はあ、はぁ…いやぁ…んっ」
769 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:02:58 ID:KFxh18SY
シンジは一旦手を止めて今度は顔をチカの股に近づけていく。
「あ、そんな…そんな風に見ないでください…」
シンジが自分の下半身に顔をうずめるのを見てチカは驚き少し腰を引いた。
「大丈夫。綺麗だよ」
そういって舌でまわりをなめてやる。
「ひゃっ!……なめるんですか?」
どうやらチカにはここまでの知識がないようだ。
「昨日チカちゃんは俺のをなめてくれただろ?そのお礼だよ」
「だって、きたな…あぅっ!」
言葉をさえぎるように突起をなめる。
「チカちゃんの体で汚いとこなんてないよ」
「ひゃぁん……はぁっ……ん!…シンジさぁん…」
喘ぎ声と共に時折せつなそうにシンジの名前を呼ぶ。
シンジは突起を口に含みそのまま舌の上で転がした。
「ん!!はぁ…!はうぅ……!」
チカは体を反らし背筋も伸びきってもうすぐイキそうだということは見てわかった。
シンジはチカの突起を吸ってはなめて転がし、なめて転がしては吸った。
「あっ!ああぁっ……!」
770 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:03:31 ID:KFxh18SY
シンジはクリトリスへの愛撫をやめて膣に舌をいれた。
「はぁん!!」
肉壁をかき分けてねじ込まれた舌の感触にチカは敏感に反応する。
「あっ…あぅ……あふぅ……あぁあんん!!」
一際奥まで舌を入れた時チカは肩を震わせ大きくのけぞった。
「チカちゃん…イッた?」
「はぁ、はぁ…わかりません…でも…体が震えて…何も考えられなくなって…」
「どうする?もうかなり時間たったしやめとく?」
「いや…!最後までしてください。最後までして……私の初めての人になってください」
「わかった…。できるだけ優しくするから…」
そういって自分のものをチカへとあてがう。
「チカちゃん、いくよ…」
「はい…」
チカが痛くないようにとできるだけゆっくりといれていく。
「うっ……あっ……くっっ!!」
いれた瞬間、チカが体をそらす。さっきと違い苦しそうだ。
チカの痛々しい様子にシンジが戸惑い迷っていると
「やめないで…ください。」
「…でも…」
「いいんです…私…シンジさんとひとつになりたいんです。大丈夫ですから…お願いです…私と……一緒になってください」
771 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:04:09 ID:KFxh18SY
「…わかった」
シンジはキスをしてチカが落ち着くまでただキスをしながら抱きしめて待った。
「じゃあ、そろそろいくよ」
「はい……あっ…はっ…あっ」
チカも落ち着き痛みもある程度やわらいだところで少しずつ動いていく。
「あっ……ん……んっ……うぅ……んんっ、く、ああ…!」
お互いに相手を思いやり互いに相手を感じようと必死になっていた。
ゆるいスピードでゆっくりと動かしているのでチカの膣がシンジには一層はっきりと感じ取れた。
「アッ……あ…はぁん!」
「チカちゃんをはっきりと感じるよ」
「私も…私も…シンジさんを感じます!」
言葉と同時に急にしめつけられ一気に限界がくる。
「あっ…アッ……はあぁ……あぁん!…シンジさん…もう……もぅ……はあ!ふぅっ……ああん……!」
「チカ…!俺も…もう…」
チカが再びのけぞるのと同時に抜き、その瞬間シンジもイッたのでお腹のあたりにかかった。
772 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:04:44 ID:KFxh18SY
どのぐらい余韻にひたっていただろう。
時計を見たらやはり結構時間はたっている。
カナミ達に怪しまれなきゃいいけど…そう思いながら自分の隣りにいる少女に目をやる。
よりそってきてまだ余韻にひたっている姿がまた愛しくてたまらない。
これから、色々あるかもしれないが彼女にはずっと笑っていてほしい。シンジはそんなことを考えていた。
同じ頃、隣りの部屋には3人の少女がいた。
2人は必死になって壁にはりつき1人はベッドの上でお茶を飲んでる。
「ねえ…いつまでそうしてんの?」
「シ――!!お兄ちゃんに聞こえるでしょ!いつ2回戦始まるかわからないのに」
チカが戻ってくるのが遅いと思いエーコが2階にきて現場を目撃し、カナミとアキを2階に連れてきて隣りのカナミの部屋で盗み聞きしていたのだ。
「シンちゃん、アナルでしなかったね」
「やっぱ初めてだからだよ。きっと2回戦で…」
2人が話しているのを尻目にアキは部屋を出て帰ろうとする。いくらなんでもこれは犯罪もような気もする。
「あれ?アキちゃんどこに行くの?」
「ま、まさか!ダメですよ!ようやくチカの恋が実ったのに乱入しちゃ!」
「3Pってまさかアキちゃんもお兄ちゃんのこと!?」
本当ならこのまますぐに帰りたかったが仕方ない、いつものやるかと思いながらアキは振り返り
「そんなわけあるか――――!!!」
終わり
773 :
セリカ:2005/04/22(金) 00:08:32 ID:KFxh18SY
以上です。
ダラダラと長い割にたいしたことなくて本当にすいません。
最近、キャラクターの性格壊してないかマジで心配です。
キャラで変なところあったら教えてもらえたら嬉しいです。
リアルタイムできてたわああああああああああああああああああああ!!!
佐詐欺の大炎上を吹き飛ばすナイスピッチング!!
セリカ氏GJ!チカがエロカワイイ!
濱中の中学生×中学生の絡みはほほえましいけど、
妹の高校生×中学生になると妙に背徳感というか禁断っぽい感じになるのは何故なんでしょ
もしかするとマンガの質というか下ネタの差、少年誌と青年誌の違いってことになるのかなあ
……それにしてもこのスレ、2チームに分けてセ・パ両リーグに殴りこんでもどちらでも優勝狙えるんじゃないか
ここにきてSS投手陣の数と質の充実っぷりは半端でねえす
セリカ氏乙!!!すばらしいです。神、いわゆるゴッド。
こういう時に使おう。
GOD J!
セリカ氏d(´∀`)GJ!!
なんつーか最後のオチがウマすぎ!エロもとてもイイ!
セリカ氏GJ!いいなあシンジ…
とにかく祭だ祭だ大祭り、中○球道クラスのエースピッチャーがたくさんいて皆で剛腕祭りだあー
780 :
ドミンゴ:2005/04/22(金) 08:51:19 ID:VMDeWSHi
郭氏・ピンキリ氏・ミセリ氏・セリカ氏・746氏 皆さんGJ!!です。
なにかシーズンの序盤と終盤だけちょこっと投げてるベテランピッチャーみたいな私には他の職人さんの方々が『桑田から見た上原』
て感じです。まぁ、桑田はローテーションはきっちり守る大投手ですが。
>>317の続き
「マサヒコくん」
上体を起こしてくれないマサヒコに、アイはちょっと困ったように声を掛ける。“ピトッ”と背中に手を触れると、
「…………お願い……」
再度、お願いしてみた。
マサヒコは知る由もないことではあるが、アイはここでも中村の教え〔入れ知恵〕を実践している。
異性に頼みごとをするときは『心持ち弱々しくスキンシップを取りながら』これで断られることはまずない…………らしい。
中村の言葉を信頼しながらも“ハラハラ”とアイはマサヒコの背中を見ていたが、
「…………あ……」
効果は覿面だったようだ。股間を手で押さえながらも、ゆっくりとマサヒコは上半身を起こす。
「ありがとね、マサヒコくん」
礼を言うアイに、
「うん……」
鏡に映ったマサヒコは短く返事を寄越した。その目は固く閉じられている。
頬が赤く火照っているのは、浴室の熱気に当てられた…………わけではないだろう。間違いなくテンパッてる。
781 :
ドミンゴ:2005/04/22(金) 08:52:33 ID:VMDeWSHi
「こちらこそ……その…………よろしく…………お願いします…………」
「はい♪」
逆にアイはというと、誰でもそうなのかはわからないが、パニクッた相手がいると返って自分は冷静、というか余裕が生まれるものだ。
ボディーソープと優しさで泡立てたスポンジで背中を丁寧にこする。少年のあまり広くない背中はすぐに泡で覆われた。
そしてそれに比例するように、
(せ、背中洗ってもらってるだけなのに………て、オレのこんなにデカかったけ?)
マサヒコの股間は手で覆いきれなくなるほど大きくなっていく。
イヤになるくらい見慣れたものもののはずなのに、こんな隠し玉が用意していたとは、マサヒコ本人にとっても新鮮な驚きだった。
そしてメジャーのマウンドは驚きの連続。
“むにゅん…………”
「はい?」
柔らかいものが背中に押し当てられる。スポンジではない。そんな無機質なものではなく、もっとまろやかな温かさを感じる。
そこへさらに驚きを提供するのが、世話好きのくせにおっちょこちょいな家庭教師の息遣い。
マサヒコの首筋に腕を廻して抱きしめながら、肩に小さな顔を“ちょこん”と乗せている。熱くて甘い吐息が掛かってくすぐったい。
背中にしなだれかかるように身体を預けてるので、若く張りのある乳房は圧力に耐え切れずに淫らに歪んでいた。
「!?」
そのままアイはマサヒコの背中に乳房を密着させながら身体を上下に揺する。清楚な乳房の頂点にある蕾は、もう固くしこっていた。
「ど、どうかなぁ こんなのは……その………気持ちいいかなぁ?」
上ずった声で自分のするはしたない行為に、マサヒコの評価を求めるアイ。そんなのは決まっているではないか。
「その………気持ちいい…………です……………」
わかりきった問題を正解するでけでも、いまのマサヒコには一苦労だ。その上でなんの捻りもない模範的すぎる回答に顔が赤くなる。
もちろん家庭教師はそんな気の利いた答えを期待してるわけではないのだろうが、なにかと格好つけたいお年頃なのだ。
特に好きな人の前では…………。
782 :
ドミンゴ:2005/04/22(金) 08:53:37 ID:VMDeWSHi
「よかった………こういうのよくわからないから………立場が逆になっちゃったね……いつもと…………」
「んッ、……は、はい」
頬をピトリとくっつけたアイの声は音としてではなく、マサヒコには息遣いとして感じられる。ゾクゾクしたものが背中を走った。
「じゃ、じゃあさ………ここも………ちゃんと……………」
“にゅる…………”
「!?」
左右に忙しく動いていたマサヒコの目が、驚愕に大きく開かれて真下を見る。
いつの間にか腋の下をくぐていたアイの細く長い爪まで綺麗な指先が、グロテスクな牡器官を優しく包んでいた。
「教えてね………………」
普段からは想像できないほどに色っぽくかすれた声。
期待に張ち切れそうになっている勃起の形を確かめるように蠢かせた。
「こうして欲しい……て思ったら……言ってね…………」
「……う、うん………」
「それじゃ……少しずつイクからね?」
ソープを付けてヌルヌルになった手が牡器官をゆっくりとこすり上げる。
「んンッ!?」
襲ってくる快感の荒波。
マサヒコは洩れそうになる声を奥歯を噛み必死に喉で殺した。
声を洩らしてしまうとその度にアイの手の動きが心配するように止まってしまう。それは健康なオトコにとっては拷問に近かかった。
“ハァハァ……ハァハァ………ハァハァ……………………”
もっとも呼吸が荒くなってしまうのはいかんともしがたい。ただ、興奮しているのはなにもマサヒコだけではなかった。
アイは背中から抱きつくような格好なので、二人の間で潰れている豊かな胸のはしたない変化もすぐにマサヒコに伝わってしまう。
マサヒコの背中に擦りつけることで昂ぶったのか、双丘の頂の硬度はどんどんと増していった。
その事実がまた若い牡の身体と自尊心を激しく刺激して、マサヒコの快楽中枢にダイレクトに訴えてくる。
783 :
ドミンゴ:2005/04/22(金) 08:55:01 ID:VMDeWSHi
「先生……もっと強く……もっと強く動かして」
「え、でも…………だいじょうぶ………なの?」
「だいじょうぶだから…………お願い…………」
でも快感に勝てずお願いしちゃうのが、オトコとしてまだまだ半人前“現在修行中”の悲しさだった。
アイとしてはなにしろ自分には付いていない器官だけに細心の注意を払っているのだが、持ち主であるマサヒコにお願いされては否応
もない。
“ちゅるん・じゅく・じゅるる………………”
牡本能による射精への渇望。
「ぐぅッ………んッ…………うぁッ……………んンッ………」
すでに快感を堪えているのか、それともただ苦しいだけなのかマサヒコにはよくわからなくなってきた。
そんなマサヒコの苦痛を取り去ろうとするように、アイの勃起をしごく指先の動きも性急になる。
ソープだけではなくマサヒコの先走りの液の助けもあって、その動きは覚えたてとは思えないほど非常に滑らかなものだ。
「出したいなら……出していいよ…………」
耳元で囁かれる。それがマサヒコの自制心の壁を決壊させた。堪えに堪えた勃起の先端が大きく膨らみ跳ねる。
“びゅッ・びちゅッ!・びゅぐぅんッ!!”…………”
強烈な射精欲を無理に抑えていただけに勢いは凄まじく、精液が白い尾を引いて迸り、鏡に映るアイの顔にぶつかって弾けた。
今回はここまで。読んでくださる方コメント下さる方には毎度中途半端なところで切って申し訳ありません。
最近ここのSSを読ませていただいた影響で“妹”を読んでみました。濱中とは似て非なる面白い。
キタキタキタキターーー
アサッパラカラキター
GJGJGJGJ!!
ドミンゴ氏GJ!
なんかエローーい( ゚Д゚)
ものすごく次回が楽しみだよドミンゴ氏(*´д`*)
>>745氏GJ!
次の登板もキボン!
>>757-773 セリカ氏もGJ!
各キャラクターの特徴がうまくでてますよ!
特にオチワロスw
>>780-783 ドミンゴ氏もキターー!
GJ!相変わらずエロくてイイ!
怒涛の登板ラッシュで職人さんには頭が下がりますm(__)m
787 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 21:19:05 ID:3UJq1a8Z
油揚げ
789 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 21:47:46 ID:cjl33mR2
_, - 一 - , _, - 一 - ,
ィヽ:::. ゙i ィヽ:::. ゙i
r´:゙i゙i::::. 、- ─- ,゙i r´:゙i゙i::::. 、- ─- ,゙i
|::::::i|::、ヽ::::::::/゙i::...i. |::::::i|::、ヽ::::::::/゙i::...i
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|:::::::|::::::: i:::::. ヽ i .|:::::::|::::::: i:::::. ヽ i
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!、、ゝ:::::::::. 、 -=三=-! 、、ゝ:::::::::. 、 -=三=-i
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ヽ::::::::::::::::::::::::::::.... ...:::゙i ヽ::::::::::::::::::::::::::::.... ...:::゙
ドミンゴ氏… GJ!
デビュー戦開幕ぅ!次はマサヒコが攻める番ですか!?ハァハァ(´∀`;)ドキドキ
続きを首を洗って待ってます。
791 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:09:31 ID:HKt+NURA
古田氏、職人の皆さん方、乙です。
以外に早くネタの神様が支援してくれました。リョーコ×豊田で投下↓
792 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:10:14 ID:HKt+NURA
桜も散り、「温かい」よりも「少し暑い」という表現をしばしば耳にする4月の下旬。
それでも夕方となれば、肌当たりの優しい風のおかげか、まだまだ涼しさを感じることが出来る。
屋根の向こうに落ちる夕陽、家々から流れてくる夕飯の匂い、
遊び場からの帰宅を急ぐ子ども達の声、それぞれがどこか心地よい。
マサヒコ達の担任、3年1組担任の豊田セイジは、夕焼けを背に浴びながら帰宅の途にあった。
「今日も疲れたなあ」
自分も、そしてクラスの生徒も、徐々に新しい環境に慣れつつある。
それは良いことなのだが、緊張から解放されて何かと緩みがちになる時期だけに、
より気を引き締めていかねばならない必要がある。
何よりセイジ本人にとっては、教師となってから始めての3年生、つまりは受験生を担当することになるのだ。
クラスの生徒が皆、望み通りの進路を歩めるように、学力面、精神面で様々な援助をしてゆかねばならない。
かかる責任は大きい。そう簡単に疲れている暇など無いのだ。
「よしっ」
セイジは声を出すと、両手で頬をパンパンと数度叩いて気合を入れた。
いい歳をした大人が、道の真ん中でとる行動ではないのかもしれないが、
こういう行為は、思い立ったらその都度行うのが効果的だ。
それに、誰も見てやしないので恥ずかしくは―――
793 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:11:24 ID:HKt+NURA
「あれ、セイジじゃない」
セイジは固まった。いや、凍ったという表現の方が適切だろうか。
背後からの声に、両の掌を頬に押し付けたままの格好で、セイジは氷の像と化した。
今の声は間違いない。聞き間違えようはずもない。
「何してんの?アッチョンブリケのポーズ?」
声の主、それはセイジのかつての恋人にして、現在の天敵(及びご主人様)、中村リョーコその人だった。
気分を改めた直後に、出来ることなら会いたくない人物に声をかけられる。
あまりと言えばあまりなタイミングに、セイジは入れたばかりの気合が、膝の辺りから抜け落ちて行くのを感じた。
794 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:12:48 ID:HKt+NURA
「……ちょっとセイジ、何時までそんなアホな体勢してんの?」
セイジは取り敢えず、手を下ろした。
深呼吸を三度程繰り返し、新鮮な空気を肺へと入れる。
幾分気持ちが落ち着いたところで、ようやっとリョーコの方へ体を向けた。
その動きは、ゼンマイの切れかかったオモチャのようにぎこちなかったが。
「……やあ」
「何が、やあ、よ。私が声をかけてから、たっぷり2分はかかってるわよ」
「ああ、ははは……」
力無く笑うセイジ。
お前に会ってしまった、という事実を受け入れるまでにはそれ位の時間はかかるんだよ―――とは、さすがに口には出せない。
とにかく、ここは無理なく慌てず速やかに、尚且つ全力で離脱しなければならない。
「アンタ、仕事帰りなの?」
「……ああ、そうだけど」
セイジの脳内では、幾百という単語が高速で飛び交っていた。
言葉を慎重に選ばないと、目の前の蛇女さんにたちまち食いつかれてしまう。
それにしても、目の前から来てくれていれば、姿を確認した瞬間にダッシュで逃げていたものを。
が、それを思っても詮無い事だ。時間は逆に戻らない。
「そ、そーゆーわけで疲れてるんだ。じゃあな」
ビッ、と手を挙げて、さり気無く逃亡を図るセイジ。
早く離れたい、という思惑を悟られないように、早足ギリギリのスピードでその場から立ち去―――
「ちょい待ち」
―――れなかった。
リョーコは、何時の間にやら、セイジのスーツの裾をしっかりと握っていたのだ。
「ヒマなんでしょ?」
セイジの首筋に、冷たい汗が流れ落ちる。
「いや、その、あの、どの」
「ヒマなんだよね?」
795 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:14:42 ID:HKt+NURA
……残念なことだが、もうすでに食いつかれていたようだ。
牙から流れ込む毒が、あまりに強力な為か、半分呑み込まれていることに気がつかなかったらしい。
「あああ、いや、ほら、あれだ、帰って実力テストの問題を作らないと、ととと」
「実力テストなんか無いでしょ。あんた、リンが私の受け持ちの教え子だってこと忘れてない?」
そうだった。リョーコは的山リンコの家庭教師だった。
実力テストが無いという情報は、とうの昔に耳に入っているはずだ。
「いいい、その、あの、抜き打ちで明日テストをするつもり、りりり」
「明日はお休みなんだけど」
そうだった。明日はみどりの日、国民の休日だった。知らぬ人間がいるはずも無い。
「ううう、ちゅ、中間試験の作成を、ををを」
「中間試験はゴールデンウィークの後でしょーが」
そうだった。
「えええ、文化祭のじゅ、準備が、ががが」
「文化祭は秋」
そうだった。
「おおお、た、体育祭の用意で、ででで」
「それも秋」
そうだった。
「んんん、ん、ん、んんん」
泉が枯れた。
「さてと」
リョーコは、セイジの前に回りこむと、ネクタイを掴んで思いきり締め上げた。
「つまらない嘘はそれ位にして……ヒマ、なんだよな?」
「……ハイ」
セイジ、所詮は無駄な抵抗也。蛇に咬まれた時点で、獲物に逃げ道はありません。
796 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:16:44 ID:HKt+NURA
「ふ〜、ほりゃ飲めセイジ、どんと飲め」
「うぐぐぐ」
セイジがリョーコにとっ捕まってからすでに数時間経っている。
あの後、酒屋でビール、コンビニでツマミを大量に買い(もちろんお代は全てセイジの財布から)、
セイジのマンションで宴会と相成ったのだ。
「ああん?私の酒が飲めないっていうの」
「うわー、てか、俺が金を出しうぶぶぶぶ」
リョーコがセイジの口に無理矢理ビール缶を押し付ける。
が、セイジはそれを跳ね除けた。
「やっ、やめれーっ!もう十分飲んだ!」
「ああ?抵抗するつもり?そんなら、こうだ!」
リョーコはセイジの鼻を思い切り捻りあげた。
「ふ、ふがふぐっ」
痛さと、鼻での呼吸が出来なくなったことで、セイジの口が開く。
すかさずリョーコは自分の口にビールを含むと、そこに唇を重ねて流し込んだ。
「む、むむむー」
「ぷはー、まいったか」
「んんん……お、お前、なあ……」
セイジはあきれて文句も言えない。まさか、こんな手段に出るとは。
「何よ、その顔は。久しぶりにキスしたんだから、少しは喜んだら?」
ケタケタと笑うリョーコ。完全にからかっている。
その生き生きとした表情を見た瞬間、ふと、セイジの脳裏に、つきあっていた当時の記憶が蘇った。
797 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:19:44 ID:HKt+NURA
リョーコをナンパしたのは、単純な理由だった。可愛い、と思ったからだ。
もちろん、下心が無かったわけではない。だが、声をかけた時は、少し話が出来たらいいかな、という程度の軽い気持ちだった。
その後、なんやかやとあって、交際を始めたのだが、当時のリョーコは、感情の起伏の乏しい、
きれいだけれど冷たい、機械的な印象を、見る者に与える少女だった。
一日一日を、仕方なしに生きている、そんな感じだったのだ。
始めてリョーコを抱いた時のことを、セイジはまだ鮮明に覚えている。
リョーコはその時、すでに処女では無かった。こちらの要求したことを、何でもしてくれた。
拒絶や躊躇いは全く無かった。嫌、の一言も無かった。
セイジは、4歳年下のこの少女に、恐怖と、底知れぬ暗さを感じた。
その精神の沼の深さ、澱みは、中学生のものではなかった。
複雑な家庭の環境、それが原因なのだろうとは推測出来たが、セイジは聞けなかった。怖かったからだ。
その時は、セイジも男として、人間として成熟しておらず、リョーコの全てを受け止めるには力が足りなかった。
つきあっていくうちに、リョーコは段々と明るくなって(本性を現して)いった。
それに伴い、セックスにおいても、他においても、主従転倒していくわけなのだが……。
リョーコの口から、過去や家庭の事情が語られたのは、セイジが大学に合格した直後、二人が別れる直前のこと。
ただ、何がきっかけで、リョーコが変わり始めたのかだけは、最後までわからず終いだった。
798 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:21:42 ID:HKt+NURA
「……ありゃ?」
時間にして数分も無かったが、セイジが昔に思いを馳せていたその間に、リョーコは目の前から消えていた。
奥の部屋からガサゴソと音がする。どうやら、何か漁っているらしい。
「お、おいリョーコ、勝手に人の部屋を荒らすな」
と、ひょこっとリョーコが戻ってきた。後ろ手に何か隠している。
「ん〜、セイジ、これは何?仕事用の鞄の中から出てきたんだけど?」
そう言ってセイジの眼前に出された物、それはコンドームだった。
「そ、それは」
「怪しい、怪し過ぎる。アンタ、女子生徒に人気があるのを良いことに、公序良俗に反するようなことしてないでしょうね」
「ば、バカ、するわけないだろ!」
正味の話、ヤッたことは無いが期待したことはある。
だが、仕事鞄の中に入れてあったのはそのためのものではない。
まあ、いざと言う時のための備えのようなものだ。
「いや、わかんない。昔からアンタ中学生好きだったし」
「違ーう!前にも言っただろ、今はもう立派な大人好きだーっ!」
涙を流しながら、必死に反論(弁解)するセイジ。
そんな姿は、リョーコにとっては最高の酒の肴だ。
「んー?本当かなぁ?」
ビール缶を右手、コンドームを左手に、ニヤニヤと笑いながらリョーコはセイジを苛める。
「本当だーっ、本当だーっ、信じてくれぇぇ」
「リンやアヤナに頼んで学校で調べてもらおうかな、セイジに声をかけられたことのある女子の数を」
セイジはひっくり返った。そんなことされてはたまったもんではない。
後ろ暗いことは何ひとつしてないが、『豊田セイジは女子生徒を狙っている』という噂が確実に立ってしまう。
799 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:24:22 ID:HKt+NURA
「や、やめてくれー!」
「……ホントーに、何もしてない?」
「当たり前だぁあ、だから今は大人好きだって言ってるだろー!」
「ふーん……」
リョーコは数秒、宙に目をやった。右に左に、数度視線を動かす。
右手がビール缶を持ったまま髪の毛に伸び、指先をくるくると髪に絡ませる。
セイジは、また首筋に冷たい汗を感じた。それは、つきあっていた当時から変わらない、リョーコの癖。
何か、とんでもないこと、いらんことを企んでいる時の癖。
「じゃあさ……」
ゴクリ、とセイジは唾を飲み込んだ。いったい、どんな無理難題をふっかけてくるのか。
「コレで……」
コンドームが、セイジの鼻先に突きつけられた。
「しようか?」
800 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:25:41 ID:HKt+NURA
セイジはベッドに腰掛けながら、呆然としていた。
いったい、どーしてこーなってしまったんだろうか。
目線の先には、跪いたリョーコが、自分のモノを咥えていて―――
「しようか?」
その台詞の後は、急展開だった。
本日二度目の硬直状態のセイジの前で、リョーコはちゃっちゃと下着姿になると、
セイジを引き摺って寝室へと移動した。そして、セイジをベッドに座らせると、ズボンとトランクスを脱がし、
何の予告も無しにいきなりモノにかぶりついたのだ。
こうなると男の体というものは現金なもので、あっという間に元気に硬くなってしまった。
「むぐ……ぷ、あはは、セイジの息子に会うのも、久しぶりね」
リョーコは親父臭いことを言いながら、舌で、口内で、指で、刺激を送る。
セイジは腹を決めた。いや、諦めた。
いつだって彼女のペースなのだ。セイジ自身が主導権を握っていたことなんて、
つきあっていた最初の一、二ヶ月だけしかない。もうこうなったら、流されるしかない。
それに、ぶっちゃけた話、我慢出来ないのも事実だ。
だが、やはり確認しないことには進めない。
セイジはリョーコの頭に手を置き、攻撃を一時中断させた。
「……リョーコ、お前、その……いいのか?」
「何が?」
「いや、何が、じゃなくって、その」
「セイジはしたくないの?」
「……う、そりゃ……」
「私は、したいんだけど?」
もう、セイジには何も言うことは無い。何も言えない。
リョーコはニマッと笑うと、眼鏡を外してサイドテーブルに置き、コンドームを取り出した。
そして、慣れた手つきで手早くセイジのモノに装着してゆく。
空気が入らないように、毛を巻き込まないように、皮膚に密着するように。
その手際の良さは、熟練のワザを感じさせた。
「……」
もう、セイジには何も言うことは無い。言えるわけがない。
801 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:26:58 ID:HKt+NURA
「ん、んん……っ、セイジ、気持ち、イイ?」
リョーコの裸身が、セイジの上でリズミカルに跳ねる。
「ああ……」
セイジは、下半身だけではなく、視覚的にも強烈な快楽を感じていた。
リョーコは間違いなく、美人の部類に入る。スタイルも良い。
若干細身ながらも、出ているところはしっかりと出ている。
そんな女が、目の前で自分に跨がって腰を動かしている。これで興奮しない方がおかしい。
「う、リ、リョーコ……」
凄い。当たり前だが、昔に比べると色気と言うか艶っぽさが段違いだ。
あの頃はまだ幼さが残っていた、激しく扱うと壊れてしまうような……。
そうセイジが思った時、目の前の今のリョーコに、昔の中学生時代のリョーコの姿が、重なった。
「……!」
セイジはガバッと跳ね起きると、リョーコの両腕を掴んだ。
「あ、セ、セイジ?」
そしてそのままリョーコの胸に顔を埋めると、リョーコの両腕から手を離し、今度は背中に持っていき、抱きしめた。
「セイジ……」
「なあ、リョーコ……少しだけ、昔に戻っていいか?」
802 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:28:32 ID:HKt+NURA
「……昔に?」
「……ああ」
リョーコは、何がなんだかわからない、といった表情だ。
「それってどういう……キャッ!」
セイジはリョーコを自分の上から引き剥がすと、乱暴にうつ伏せの状態にひっくり返した。
「ちょ、ちょっとセイ……う、うあっ!」
そして、リョーコに喋る暇さえ与えず、背後から勢いをつけて挿入する。
「あ、ああっ、あっ!」
「リョーコ、リョーコ……ッ!」
ただ、ひたすら腰を前後に動かす。
「あ、ん、ああ、んんっ」
後ろから来る衝撃と快感に押され、リョーコは顔をベッドに埋め込んだ。もはや、手では支えきれない。
「ぐうっ、んっ、ふ、ふごひ、ひひよほ、ヘイビィ……!」
唇も圧迫され、まともに声を出すことも出来ない。
リョーコの口の辺りのシーツが、唾液でビチョビチョに濡れていく。
「う、はあっ、リョ、リョーコ」
リョーコの汗ばんだ背中が、セイジの視界の中で揺れ動く。
セイジは、金属が焦げるような臭いを嗅いだような気がした。もちろん錯覚なのだが。
鼻の奥がツンとしてくる。喉がヒリヒリしてくる。足の先、背骨、脇腹、そして腰。
痺れが広がっていく。限界が近い。
「ふは、ぶは、るはぁ、ひふ、ふる、ふるよぉ、ひっひゃう、う、うううーっ!」
リョーコの手がシーツを思い切り掴み、顔の方へ引き寄せた。
同時に、細かい震えが波のようにリョーコの全身を走る。
首筋から背中にかけて、桜が咲いたようにパアッと赤みが差す。
それを見た瞬間、セイジも爆発した。
「ううっ!」
大量の精液が、コンドームの中に流れていく。
「ふう、はあ、ああ、はあ……」
「あああ、セイジ、セイジィ……」
全てを出し切ると、糸が切れた操り人形のように、ぐにゃりとセイジはリョーコの背中の上にもたれかかった。
803 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:32:13 ID:HKt+NURA
「んふふふふ〜」
「お前……それで遊ぶのやめろよ」
さっきから、リョーコがぷらぷらと揺さ振って遊んでいるのは、根元を縛った状態のコンドーム。
中に入っているのは、先程放出したばかりのセイジの精液だ。
「今日はゴメンねぇ。きっと君たちの弟が、いつか日の目を見る時が来るわ」
「……そんなもんに語りかけるなよ」
「あらあら、そんな言い方は無いんじゃない?これでもアンタの子どもたちなのよ?」
「……アホ。てか、早く服を着ろ。いつまで裸でいるんだ?」
セイジはすでにトランクスとシャツを着ているが、リョーコはまだ裸のままだった。
「はぁ、何言ってるの?」
リョーコはティッシュでコンドームを包むと、ゴミ箱へ放り投げた。
「アンタこそ何で服着てるのよ」
「……は?」
「まだまだコンドームはたくさんあるでしょ?」
「え、え、え、え?」
セイジは上手く理解出来ない。
「私が、アレくらいで満足すると思った?」
「……!」
眩暈がセイジを襲う。目の前でヘラヘラ笑っている女性は何を言っているのだろう?
何を考えているんだろう?
「それに、奴隷のアンタにペース握られたまま終わったんじゃあ、腹の虫がおさまらないのよ」
リョーコがセイジににじり寄る。その姿は、猫又か、はたまた淫魔か吸血鬼か。
804 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:33:53 ID:HKt+NURA
「なあ、お前……」
「何よ」
ゆっくりとベッドに押し倒されるセイジ。
顔にはありありと、諦めと脱力の色が見てとれる。
「……ちゃんと卒論とか就職活動とかしてんのか?まさか、夜な夜な男とこんなことしてるんじゃあ……」
「アンタ、私を淫乱色情狂とでも思ってんの?」
「いや、そんなわけじゃあ……」
「大丈夫よ。就職先は決まってるわ」
「へ?ホントなのか?」
「うん」
リョーコはセイジに唇を重ねる。
「ムフゥ……ど、どこに?」
唇が離れる。唾液の糸がつーっと張って、そして切れる。
リョーコはそれに答えず、切なげな顔でセイジと瞳を合わせた。
「ま、まさか……」
セイジの心臓に死神の針が何本も突き立つ。
「そ、豊田会社に永久就職」
「……!」
セイジは聞いた。地獄の釜が開く音を。
805 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:36:42 ID:HKt+NURA
「……なーんて、冗談よ冗談。どっちもぼちぼちとやってるわよ」
「……」
「……セイジ?」
動かない。夕方、リョーコに出会った時に氷の像になったのなら、今は石像だ。
絶望の表情を浮かべ、涙を流しながら、セイジは固まっていた。本日、三度目の硬直。
「ほーほーほー、そう、そんなに嫌なの」
リョーコの額に怒筋が何個も現れる。
「決めた。今夜は徹底的に搾り取ってやる。そんで、どっちが偉いかもう一度その身に刻み込んでやるわ」
「……」
リョーコの宣戦布告は、心まで石になってしまったセイジには、残念ながら届かなかった。
「寝かしてやんないから覚悟することね」
地獄の釜の蓋が開き、巨大な蛇が顔を出して舌でセイジを絡めとると、釜の中へと引きずり込んだ。
その蛇は、何故か生き生きとした雰囲気を纏っていて―――
セイジは今も気づかない。
何故リョーコが変わったのかを。
セイジと出会い、つきあわなければ、今もリョーコは中学当時のままの性格だったろう。
リョーコを解放したのは、セイジ。……つまりは、そういう事なのだ。
後日。
セイジは、ゴールデンウィークも含めて、まるまる一週間学校を休んだ。
理由は極度の腰痛、そして精神的疲労。見舞いに行った同僚達の話では、
「あれほどゲッソリとした人間を見たことが無い」とのことだった。
リョーコは、ゴールデンウィークも含めて、まるまる一週間周囲の人間を振り回した。
エロボケ、脱線、暴走ギャグ。被害に遭った後輩と教え子達によると、
「顔が何か異様に艶々としていた」とのことだった。
F I N
806 :
ピンキリ:2005/04/23(土) 02:37:21 ID:HKt+NURA
以上。
もう一つ二つ、ネタの神様が支援してくれたのですが、まとめきれるかどうかわかりません。エロくなるよう頑張ってみます。
ネタ切れと言い始めた時より、投下ペースの早いピンキリ氏GJ!!
なんか早く戻ってきてくれて、素直にうれしいよ。
ピンキリ氏、GJ〜〜〜
つーか、リョーコ作品が増えて嬉しい。
やはり3巻発売の影響でしょうか。
「そうね・・・・(酔い潰れたアイをちらりと見て)今は毎日楽しいわよ?」
にはヤラレました。
みんなまとめてナイスピッチングだぜ!
それにしてもなんつー祭な週末だ
期待(*´д`*)
このスレは凌辱はNGですか?
↑個人的には、読んだ後不快になるので、好きじゃないですね。
この漫画のキャラは大事にしてほしいなぁ。
アイ先生恥辱の痴漢バス 〜容赦無い淫指に身悶える女家庭教師〜
なーんてネタで一本カッ飛ばそう思ったんだけど、時間無くて討ち取られて降板。
このネタでリリーフきぼんっす。
うーん…オレもキャラが不幸になるっつーか、可哀想になる展開はいやだから
勘弁してほしいんだが…
見なきゃいいっつえば、それまでなんだが
あえてそのネタだけは拒否を主張したい。
なんでこのタイミングでIDがオーケーエッチなんだ…orz
この漫画はキャラへの親しみというか、愛情があるからねえ
ok
凌辱ものは題名に凌辱とかきまったキーワードをいれて、嫌いな人はそれをNG指定しとけばいいんじゃない?
実際、これだけ多くの職人さんがいて誰も凌辱モノを書いてないというのは、奇跡にして異質だと思う。
凌辱系は読みたい人とそうでない人にはっきり分かれそうだし、へたするとスレが荒れる恐れもある。
でも、前スレにも、萌えイラネエロだけヨミテみたいな意見もあったし、実際書きたい職人さんもいるわけだし、無理に規制かけるのもどうかと思う。
上の人も書いてるけど、NGワード指定するか、職人さんが投下する前に、
「鬼畜シンジが無理矢理アキを犯します」「アヤナが輪姦されます」みたいに前書きに断わり書きをいれてもらうとか…。
禿しく雰囲気の良いスレなので、それを壊さない方法をとれば問題ない、かな?
>>819 それでいいと思います。
自分は読みたくないが、読みたい人書きたい人が
いるのも事実。だから、最初にそういう系だと書いて
いただければいいと思います。
陵辱ものエロをNG指定してもそれの感想レスは
見えてしまうかもしれない。
結局スレの空気が悪くなりそうなので反対。
陵辱ものは別スレでやってほしい。
822 :
ペピトーン:2005/04/24(日) 15:15:47 ID:dt0vBmmF
久しぶりです。はじめての長編に挑戦してみました。
作品名は「小宮山PV」で。
823 :
ペピトーン:2005/04/24(日) 15:18:40 ID:dt0vBmmF
「小宮山PV」
プロローグ
学校はすでに夜。生徒は当然誰1人として残っているものはいない。警備員がいるだけである。
夜の静寂が包む中で、化学実験室に入るものがひとり、化学教師の小宮山である。
教室の電気をつけながら「夜の学校って本当に静かね」としみじみつぶやいた。
なぜこんな時間に化学実験室に来たのかというと、「誰もいない教室でオナニーしてスリルを味わってみたい」
という考えがもたげてきたからである。夜の静寂と暗闇がそうさせたのだろうか。
警備員がいることは知っているが、当分この辺りに巡回する様子は無いからみつかる心配はない。
もっとも、見つかったところで開き直るだけだが。
「でも、ただスルだけというのもどうかしらね」そう思った小宮山はポーズをとりながら着ているものを
脱いで行こうと思いついたのであった。いわゆる、ストリッパーの気分を味わおうというわけである。
824 :
ペピトーン:2005/04/24(日) 15:22:19 ID:dt0vBmmF
前編 〜タブー〜
小宮山は一番近くの実験台に近づき、椅子を出して座り、右脚を上に伸ばしながら
スカートの中をチラチラ見せるように靴を脱ぎ捨てた。コトッ、という音が響きわたった。
そして左脚も同様に伸ばしながらもう片方の靴も脱ぎ捨てた。再びコトッという音が響きわたる。
こうして両足の靴を脱ぎ捨てると椅子に座りながら脚を組替えたり、脚を抱え込んだりして、
おもむろに椅子の上に立った。そして実験台の上に白衣を脱ぎ捨てた。次に実験台の上に立つと
両足を肩幅くらいに開き、両手で太股の外側、内側をゆっくりとさすり始めた。
しばらくさすると、両手をスカートの中に入れ、パンストに手を掛けた。そして身体をくねくねさせながら
パンストを下ろしていった。パンストを脱ぎ終えると、今度はシャツに手を掛け
チラチラとヘソを見せびらかすようにシャツのすそを上下させる。両手をクロスさせ
シャツの下をもち、胸の下辺りまで上げたり下げたりした。
825 :
ペピトーン:2005/04/24(日) 15:25:10 ID:dt0vBmmF
シャツの袖から腕を抜き、ここでバッと一気にシャツを脱ぎ捨てる…と見せかけて
すばやくかがむと、先程脱ぎ捨てた白衣を拾い上げ、背中の部分を前にし、自分の身体に掛けた。
そして白衣の下でゴソゴソしながらシャツを脱ぎ捨てた。しかし、これでは小宮山の体が見えない。
白衣をずらしながら自分の肩を見せたり隠したりしていた。そして前と後ろが逆の状態で白衣の袖に
両手を通した。白衣の横から片脚を出しスカートに手を掛けパンツが見えるか見えないかというところまで
上げたり下げたりした。そのうちスカートのファスナーを下ろし、ホックをはずしてファサッとスカートを脱いだ。
次に後ろに手を回した。どうやらブラのホックに手を掛けているようだ。そしてブラを外した。外し終えると、
黒いブラを手にし、おもむろにそれを頭にかぶりウフン、などと言いいながらポーズをとった。
そしてポーズをとった後、ブラを台の上に落とし、しばしの間白衣の陰から肩や脚をのぞかせていたが、
小宮山は意を決すると白衣の袖から両腕を抜き、両手に持ち替え、そして白衣を足元に脱ぎ捨てた。
826 :
ペピトーン:2005/04/24(日) 15:27:40 ID:dt0vBmmF
とりあえず前編はここまで。
後編は一両日中までには投下したいと思います。
ここの保管庫があったら誰か教えて。
スレの最初のほうにアドがあるよ。
ペピトーン氏乙〜
次回は改行をうまく入れて見やすくしてほしいです〜
830 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 06:27:23 ID:QqqxlJj/
UP
DOWN
続きまだかな?(´・ω・`)
続きをお待ちのところちょっと失礼します
保管庫更新しました
なんかミスってそうな悪寒。。。
古田氏更新おつ!!
名球界とさりげなく入れてるあたりがナイスよ。
スレ住人のために頑張ってくれてありがとー(´-`)
835 :
ピンキリ:2005/04/25(月) 22:20:59 ID:/azt1Hm/
古田氏いつもありがとうございます。お疲れ様です。
氏家マンガの登場人物の苗字は野球選手が元ネタですし、
ドミンゴ氏や郭泰源氏、サブロー氏、ミセリ氏のように、俺もコテハンを野球選手名に変更しようかどうか迷ってます。
何せ、名無しさん@ピンキー→名無しさん@ピンキリ→ピンキリで安直極まりない命名でしたので……。
ガルベスかバティスタかレイサムの三択はいかが(・∀・)?
ハマの大魔神はどうです?
838 :
ペピトーン:2005/04/25(月) 23:02:36 ID:F+Yozwix
お待たせしました。
「小宮山PV」残り投下
後編 〜色彩のブルース〜
小宮山の身体が露わになった。全体のプロポーションはなかなかである。
足はスラっと長く長身の小宮山をひき立てる。ウエストはくびれており、
ヒップはツンと上に向いて引き締まっている。
伊達に朝早く起きてブルマ姿で走っている訳ではない。
バストはというと、乳首は(自主規制)ものの、お椀型で形がよい。
そんなこんなで普段は仕事の場として使っている教室で、ポーズをとって
いくうちに自宅では味わえない、いつもとは違う興奮を覚えてきたのである。
トップレスの状態で小宮山は両手で自分の乳房を揉み始めた。乳首を指でつまんだ。
…クニッ…クニッ!
「…はあっ…あぁぁ…あん…はぁぁ…」
乳首を人差し指と親指でつまんで、回すように揉みほぐす。
時には押しつぶしたり、つまんだり、いろいろ変化を加えて揉み続けた。
「あぁぁ…はぁ…あ…あぁぁぁん…」
胸全体を回すように揉み、さらに乳首をこする様にいじくり回す。
「…はぁぁん…あう…あぁぁ…い…いい…んんっ…」
快感のあまり立っていられなくなった小宮山はその場にしゃがみ、
左手を自分の口元に持っていき、舌を突き出して人差し指をペロッと舐めた。
839 :
ペピトーン:2005/04/25(月) 23:05:03 ID:F+Yozwix
「…んん…ちゅっ…」
さらに中指も人差し指と一緒にまっすぐ立てて舌を上下に這わしていく。
舌は興奮のため赤く充血している。
「…ん…んん…んぅ…れろ…れろ…ぬる…」
人差し指と中指はあっという間に唾液まみれになる。
「…うん!…んちゅ…ぬちゅ…ぴちゃ…ちゅぱ…ちゅぽっ…」
二本の指を口の中に入れて音をたてながら一生懸命しゃぶり続ける。
その間も右手は休むことなく乳首をいじくり回していたが、そのうちに
下半身に湿った感触、更に非常に熱くなってきたのを感じたため、
右手を下半身に伸ばし、黒いパンツの上から触れてみる。
…ぬるっとした感触が指から伝わってきた。はっきりいって既に大洪水状態である。
指をしゃぶるのをやめて、尻をついてパンツを脱ぐことにする。
思いきって一気にパンツを脱ぎ捨てた。糸を引くような感触がした。
840 :
ペピトーン:2005/04/25(月) 23:06:43 ID:F+Yozwix
「…はぁ…はぁ…ふぅぅ…」
小宮山は一糸まとわぬ姿になって股間を大きく開き台の上に寝転がった。
何とも言いしれぬ開放感に包まれた。背中から伝わる台のヒンヤリした
感触が火照った身体には心地よく感じた。
とうとう小宮山はとんでもない事になっている秘所に右手を添えた。
「…んんくぅ…あぁぁ…」
そこは凄く熱かった。小宮山の指は確実に秘所の敏感な部分を捉えて、
快感を引き出そうと上下に軽くなぞるように愛撫した。潤滑油で
濡れている秘所は、それに答えるように柔らかくほぐされて行く。
さらに左手の手のひらを口元に持っていき、自分の唾液をいっぱいに
垂らすと、秘所にこすりつけた。ピチャ、といういやらしい音がする。
「…はあぁぁ…あぁぁ…いいっ…あぁ…」
もう、こうなると止めるものは何も無い。ひたすら自らの快楽を引き出す
ことに没頭する。また、一撫でするたびに身体が快感に反応して、歓喜の
声を絶え間なくあげる。
「…あぁぁん…はぁぁん…はぅ…くぅぅん…はぁはぁ…」
秘所からは、こぷこぷっと透明な液体があふれ出て、唾液とともに
べたべたになった秘所は入口の部分がずいぶんと柔らかくなった。
そこで、右手の指を入れてみる。すぐに人差し指の第一関節まで埋没した。
膣の浅い部分の肉壁を指の腹で擦りつける。今までとは違う感覚がアソコの
内側から生み出され、新しい快感へと転化されていく。
841 :
ペピトーン:2005/04/25(月) 23:16:52 ID:F+Yozwix
「…はぅぅぅ!…はぁぅぅぅ!…はあぁぁぅぅ!!」
更に快感を得ようと指を更に中へ中へと進入させ、第一関節が全て埋没したあたりで、
人差し指を回すように動かす。先程よりも更に深い、脳髄の奥まで痺れるような
感覚が襲う。
「…な…なか…なかぁぁ…いいっ…いいのぉ!…すごいぃ…あはぁぁぁん!」
すっかり気を良くした小宮山は、夢中になって指でアソコをかき回し続ける。
その間も愛液があふれ続け、愛液と唾液が混ざり合っていやらしい音をたてている。
そのうちにもう片方の左手の指がアソコの上部の突起に触れ、更なる快楽を貪る。
「…ひいっ!…はうっ…いい…イクッ…イクぅ!!!」
だんだん絶頂の時が近づいてきた。小宮山は一気に両手の動きを激しくする。
クリトリスをぐりぐりとこすった時、絶頂を迎えた。
「ううぅ、はっ、ああああぁぁぁぁっっっ!!!」
身体はエビ反りになり口元からは唾液を垂らし、ガクガクと凄まじい痙攣を
起こして、秘所からは大量の潮を吹いた。
「…あぁぁぁぁ…ひぁぁぁぁ…はあぁぁぁん…でちゃったぁぁぁん…」
大きな波が去った後も、小さなさざ波が何度も何度も身体に悦楽を与えてくる。
しばらくその格好のまま、身体の痙攣が収まるのを待った。そしてゆっくり、
ゆっくりと痺れが収まっていく。
「…はぁぁ…はぁぁ…ふぅ…ふぅ…んんっ…うっ…」
脱力状態で、思うように身体を動かせず、腕を額に当て、ぼうっと天井を見つめる。
呼吸をするたびに胸が大きく上下して、心臓の鼓動を近くに感じる。
しばらくそのままの姿勢で余韻を楽しんだ。
842 :
ペピトーン:2005/04/25(月) 23:18:04 ID:F+Yozwix
エピローグ
「…こんなに感じるとは思わなかったわ」
ようやく身体が言うことを聞くようになった小宮山は服を元通りに着替え、
濡れたパンツは白衣のポケットにしまい、自身の愛液に濡れた実験台は
きちんと掃除をして、電気を消し、教室を後にした。
廊下を歩く道すがら、
「ギャラリーがたくさんいるとノリノリなんだろうねぇ」とか
「今度は男子生徒数人くらい集めて、ポラロイド一枚千円で撮影会でも開こうかしら」
などと思い、やけに軽くなった腰に手をやりながら小宮山は夜の闇へと消えていった。
実験室での出来事は誰も知らない。
おしまい
843 :
ペピトーン:2005/04/25(月) 23:20:07 ID:F+Yozwix
はじめての長編でしたがいかがでしょうか?
もっと上手く書きたかったのですが、私の文章力では
これが限界です。ここのところは平にご容赦お願い致します。
なお、前後編の副題は、
前編:「タブー」ペレス・プラード
後編:「Midnight Dejavu〜色彩のブルース」エゴラッピン
の曲のイメージで書いたのをつけさせてもらいました。
これらの曲を聴きながら読んでもらえると少しは面白いかも知れません。
では、また次の機会まで失礼させていただきます。
リアルタイムキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
GJ!
ペピトーン氏乙!GJ!
ストーリー性が「ん?」(´・ω・`)って感じでしたが後半のエロの表現が非情に俺好みもとい非常に巧みでした。(`・ω・´)
GJ!
847 :
ミセリ:2005/04/26(火) 01:07:19 ID:kytgsXvJ
リンコはむずいですね。
こいつ相手にエロに持っていくのは実に大変です。
しかも肝心の男は他ならぬマサヒコw
というわけで
第2話 ちいさな恋人<前編>
俺は生まれて初めて大学という場所に足を踏み入れていた。
キャンパスマップとにらめっこしながら人ごみの中を進んでいく。
ついこの前まで中学生だった俺にとって、大学という場所はとてつもなく広く複雑な構造であった。
「C1棟……C1棟……あっ、あれか」
ようやく目的地を見つけそこに足を踏み入れる。
一時限目の授業が行われる205号室には、既に十数人の学生が集まり雑談に花を咲かせていた。
見知らぬ“知り合い”に声を掛けられるのを恐れ、目立たぬように教室の隅に座ってノートを広げる。
「ワケわかんねぇ……」
ノートには資本主義経済の歴史について――だと思うが――実に汚い文字で書き綴られていた。
それを読んだところで、まったく何の知識もない今の俺が理解することは困難極まりない。
しかし、意地でも理解せねば単位はない。
俺はレベル3で魔界まで来てしまった勇者のごとく窮地に陥っていた。
848 :
ミセリ:2005/04/26(火) 01:08:10 ID:kytgsXvJ
そもそも俺が自分の大学のことをまったく知らないのにはワケがある。
まずはそこから語らなければならないだろう。
この2日前、2010年4月24日土曜日に俺はその記憶、人格のすべてが自身の5年前のものに巻き戻っていた。
あるいは5年前の精神だけがこの時代にワープしてきたと言うべきか――どちらがより真実に近い言い方なのかはわからないが、
とにもかくにも俺からはここ5年間に得た知識が一切失われていたのだ。
無論パニックに陥ったが、その後土日の2日間で下宿しているアパートや実家に残っていた記録や資料を
徹底的に調査し、どうにかこの2010年の自分が置かれている状況を理解することができた。
まずビッグトピックは中学卒業と同時に幼馴染の天野ミサキと交際を始めたことだ。
それまでの下積みが長かったためか、俺たちはすぐに一線を越え、さらにはそのことが両家の両親にいきなりバレてしまった。
ここであろうことか親たち(主に母親)は、2人の交際を認めるどころか婚約にまで強引に話を進めてしまったのである。
結局高校卒業、大学入学から程なくして俺たちは入籍に至り、現在は親元を離れ新婚生活2年目に突入している次第である。
とはいえ所詮は大学生。卒業までは子供をつくらないことを条件に親の仕送りとバイト代で生活しているに過ぎない。
ちなみに5年前当時の友人であった若田部アヤナは芸名彩那として芸能界デビュー。
的山リンコはファッションデザイナーになるため専門学校に通っているという。
また、中村リョーコは現在なんと“豊田リョーコ”と名を変え地元の高校にて化学教師の職に就いているらしい。
そして濱中アイ先生は――きわめて不自然なことに――何の手がかりも得られなかった。
他の連中は保管してあった手紙などを見ればすぐにわかったのだが、なぜか濱中先生のその後を知る材料はどこにも見当たらなかった。
それどころか中学時代に俺と2人で撮影した写真などの品々も綺麗さっぱり消え失せていた。
俺の家庭教師をやっていたことを示す証拠すらない。
まるで、そんな人はいませんでしたとでも言いたげに。
あまりの不可解さに、嫁さん(しっかし違和感あるなこの言い方……)に濱中先生の事を聞こうとしたのだが、
なんとなく浮かんだ嫌な予感に阻まれ実際に尋ねることは出来なかった。
849 :
ミセリ:2005/04/26(火) 01:09:03 ID:kytgsXvJ
教壇では大学教授と思われる男が熱弁――と言うにはあまりにだるそうな声だけど――を振るっていた。
俺はそれを片っ端からノートにとっていく。
言っていることは半分も理解できなかったが、記録さえしておけばテストの時も何とかなるだろうという算段だった。
もっとも最初の数分間は、この教授は黒板に何も書かないという事実に気付かず書き逃したのであったが。
必死で手を動かしているうちにどうにかこうにか終了のベルが鳴った。
俺は脱力して大きく息をつき机に伏せる。
心は中学生、大学の90分授業はどうにも長すぎた。
この一時限目だけで全精力の半分以上を消費した気がして、これからの大学生活に対しお先真っ暗な気持ちになった。
幸いにしてその日はもう一つの授業だけで終わりであった。
学食でランチを取り自分の妻の手料理とのあまりのレベルの違いに感動しつつ気合を入れなおす。
あと半分。
折り返し地点を通過したマラソンランナーのつもりで教室に入って行ったが、
ベルが鳴っても学生も教授も誰一人現れなかった。
さすがに不安になり何度も資料をチェックするが、この教室に間違いない。
悩んでいても仕方がないので俺はさっさと帰宅することにした。
大学ってこういうことが良くあるんだろうか。
帰り道の途中、携帯電話の着メロが鳴った。知らない曲だったがおそらくこの5年間に出た曲なのだろう。
操作方法は昨日マニュアルを読んで覚えていたので慌てることなく対処する。
液晶画面の表示は“的山”だった。
「もしもし?」
「あっ、小久保くーん。ねえねえこれから会わなーい?」
間違いなく的山リンコの声だった。俺の知っている当時となんら変わらない、緊張感のかけらもない声。
「これから? 二人でか?」
「当たり前だよ。ねえ空いてる?」
ちょっと困った。仮にも結婚している俺がホイホイ他の女の子と二人で会っていいものなのか。
まあでも的山だしな……。俺はそう納得した。
850 :
ミセリ:2005/04/26(火) 01:09:58 ID:kytgsXvJ
「いいぞ別に。どこで?」
「やったー、それじゃあいつものとこで30分後にね」
それだけ言ってすぐプツッという音がした。
「あっちょっ、ちょっと待て! いつものとこってどこだ!?」
そう叫んだところで聞こえてくるのは電子音ばかり。泣く泣く的山の携帯に掛け返し
場所のことを聞き出さなければならなかった。
もちろんその行為に的山が不思議がったことは言うまでもない。
5年と言う月日が的山リンコをどう変えたのか。ミサキや若田部の変化ぶりを思い出し、
それをあれこれと想像していた俺は、運命のいたずらに愕然とするしかなかった。
なんっにも変わっていない。
足の先から頭のてっぺんまで5年前の中学生時代そのまんまであった。
強いて言うならメガネのデザインが変わっているように見える。
しかし当時ですら幼い顔立ち、未熟な体型だった的山リンコは今になってなお完全無欠のロリータのままであった。
仮に彼女と今の俺が並んで歩いていたとして恋人同士に見えるか?
否、良くて兄妹、悪けりゃ援助交際であろう。
「ひっさしぶりー小久保くーん♪」
俺に気付いた的山は小さく飛び跳ね元気に手を振る。その姿は――きわめて失礼ではあるが――
背伸びしておしゃれしているお子様にしか見えなかった。
そしていざ近づいてみると、記憶していたよりはるかに小さい。
もっともこれは的山が縮んだのではなく俺がそれだけ大きくなったということだろう。
851 :
ミセリ:2005/04/26(火) 01:10:57 ID:kytgsXvJ
「お前、昔と全然変わってねーな」
これも友達のよしみ、遠慮なく思ったままを口にした。すると的山は頬を膨らまして上目遣いで俺をにらみつけた。
「ひっどーい、そういうことは言わないって約束だよ?」
一瞬焦ったが、的山が本気で怒っていないことは口調から明らかだったので笑ってごまかすことにした。
「ああごめんごめん。で、これからどうするんだ?」
「んっとねえ、とりあえずご飯食べにいこ」
「昼飯食ったばかりなんだけど」
「こないだできたラーメン屋さんがおいしいって聞いたんだー」
俺の言葉にはまったく耳を貸さず的山は早足で駆けて行った。
ちょっとカチンと来たが、的山だから仕方ない、と納得して後についていった。
その店は確かになかなかの味だった。
そこそこ腹は膨れていたが、不思議と食が進む。これをミサキの料理と比べれば、
向こうがいかに奇跡のまずさであるか理解はたやすい。そう考えると自然と肩が落ちる。
「んん〜おいしかった。よし、腹ごなしもできたし、そろそろ行こっか」
無邪気な笑顔を浮かべて的山が立ち上がった。
「じゃあ私は先に外行ってるからねー」
「あ、おい的山、勘定は!?」
俺の静止など的山にとってはそよ風ほどの効果もなく、そのまま退場していった。
「俺が全部払うのかよ……」
まったくもってあのマイペースさは変わっていない。
かくして俺は的山の消えた出口を恨めしくにらみつけるのだった。
852 :
ミセリ:2005/04/26(火) 01:11:52 ID:kytgsXvJ
「なあ的山。この後どうする気なんだ?」
さすがの俺も、的山がただラーメンを食うために俺を呼んだのではないであろうことはわかる。
もっとも体よくおごらされただけと言う可能性も否定できないのだが。
それに対する的山の反応は実にあっさりとしたものだった。
「なにって、エッチに決まってるでしょ」
「……は?」
今的山が何を言ったのか、一瞬で理解することは困難だった。
いや、言葉の意味は判るが、それが的山リンコから発せられたと言う事実に戸惑うより他はなかった。
バッターボックスに立つ俺に対しピッチャーの的山がラグビーボールを投げてきた、といった趣きの場違い感。
「ほらボケーっとしてないで早く行こうよ。ねっ」
言うが早いか的山は俺の腕を掴んで引っ張った。
路地に入り少し歩くと、右手にはやたらと派手な建築物。
「LOVER OCEAN」と書かれた看板が堂々とそびえ立っており、
入り口の横には休憩と宿泊それぞれの料金が仲良く併記されていた。
「んー。いまいち気に入らない外見だけどここでいいか」
的山が向かっているその建物は、どう見ても大人の宿泊施設――早い話がラブホテルだった。
「あー……あのね的山くん?」
このままこいつのペースに流されるわけには行かない。
地雷原に足を踏み出す子供を目撃した駐在兵にも似た使命感に駆られ、強引に的山を引き止めて振り向かせる。
「なに? ひょっとして小久保君私のこと飽きちゃったの? そんなぁ、ひどいよぉ……」
的山は大好きなぬいぐるみを投げ捨てられた小学生のような顔でうなだれた。
俺の腕を掴んでいる手には精一杯の力が込められている。もっともそれでも微力ではあったが。
853 :
ミセリ:2005/04/26(火) 01:12:43 ID:kytgsXvJ
「あ、飽きたとかじゃなくてそういうことじゃなくて俺は結婚してるのであって……」
「えー! 小久保君が今更そんなこと言うなんて信じられなーい」
的山リンコから次々と発せられる衝撃発言の前に、俺は頭が宇宙遊泳を始めそうになった。
何やってんだ、この時代の俺は……。
「悪い物でも食べたの? あ、でもそれなら毎日食べてるから今更影響なんかないよね……」
的山は相当ひどいことを言っているがそれに突っ込む気力は今の俺にはない。
「いやまあ、あれだよ、あれ。そろそろ俺も落ち着かなきゃなー、なんて考えてみたり」
俺としてはそれでこの事態を収拾しようという腹だったのだが、しょせん中学生の頭ではそこが限界だったようだ。
「しよ」
「……おい」
俺を見つめる的山の表情は恋する乙女のそれになっていた。大きな瞳は一途に俺の目を覗き込み、口は半開き。
若々しい少女の匂いとあいまって恐るべきコンビネーションで俺の理性を攻め立ててくる。
「ね、しようよ。いいでしょ? ダメなら……」
的山が後ろを向き大きく息を吸い込んだのを見て、俺は自分にもはや選択肢がないことを悟った。
「わかったよ……」
そう言ったとたん的山は俺に飛びつき歓声を上げた。
「やったー、小久保くん大好きぃー!」
何が大好きだよ、断ってたらどうするつもりだったんだよ……。
的山はステップを踏みながら俺の腕を引っ張り薄ピンクの建物の中に引きずり込んだ。
いまや身長180センチにまで成長した俺が、高校生にすら見えない特級ロリータの手で
ラブホに連れ込まれる姿は、滑稽を通り越してもはやブラックジョークの類であったろう。
後編に続く
リアルタイムキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━
ミセリ氏ハイクオリティGJ!
後編が気になるぜ。
にしても最近の新人さんはすごいねぇ。
個人的には新参者氏の新作も期待したい。
月末に入って神期間突入!
18日郭神続き再開→20日ミセリ神デビュー→21日ミセリ神連投→745神もデビュー→さらにはセリカ神も参上→22日ドミンゴ神再び降臨
→23日ピンキリ神復活→24日ペピトーン神初先発→25日ペピトーン神引き続き登板→26日ミセリ神三度見参
先週から今日にかけて神7人180レス進行だぞ!
次スレ誰かよろしく
陵辱モノに関してなんだけど、漏れは素直に読みたいなあ
他のスレなんかあたりまえに投下してあるし、読み側が見たくないというのは理由にならない希ガス
原作の雰囲気を壊したくないというのはわかるけどね
そんな漏れは今スレでは新参者氏のが一番ハァハァした
他にミセリ氏と518氏のもレベルが高いとオモタ、もちろん他の投手の方々も愛してますぜ
今スレでは皆さんdクス、次スレでもヨロシコがんばってください
セリカとかいう奴はへたくそ
こいつ1人がスレのレベルを下げている
もう書くな
859 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 16:01:37 ID:LUtdYMPS
マナカとかミホって誰も書かないのかな・・・
ミセリ氏グッジョブ!!
(荒れ始めたか・・・・)
。oO
∧_∧
(・ω・` )
O旦⊂ )
(_(_⊃
みんながんばれ(´・ω・`)
858ですが荒らすつもりはなかったんです
でも結果的にスレの空気を悪くしてしまって本当にすみませんでした
セリカ氏にも言い過ぎました。本当は氏の作品も好きなんですがいたずら心でちょっかいを出してしまいました。本当にすみませんでした
今後はROMるだけにするのでみなさん忘れてください
本当にすみませんでした
>>863 …いたずらにしてもやり過ぎだ。まあとやかく言える立場ではないけど……。
とりあえずここのよい空気だけは壊さないようにしようじゃないか。
ま、気をとりなおしてマタ―リといきましょ
∧ ∧
(´・ω・`)マターリ
(⊃旦⊂ )
/⌒ ⌒/
 ̄ ̄ ̄ ̄
ココナワールド
スレたてかた知らないんで誰か新スレよろ。
オナニーマダー
870 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 19:36:59 ID:0z7gO50R
あっぷっぷ(^_-)
うめないの?(´・ω・`)
じゃあ僕が固くなったナニでココを埋めてあげよう
中村「そんなに埋めたいなら真珠でも埋めとけば」ハッハッハ
875 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 00:48:18 ID:scEd4rmo
あげ
rー-,、__,、
___|_,_ 〔
\ く ``''ー┤
〉、 ``''ー-」、
/ {flヽ、 \
〈 `} / ``''┬-,,、_\
| | ! ゝ ,! ``
l |゛:、 `ー- ,/ ume
〉j;r"ヽ゛ー'-''ヽ
r'''"^i、「(○)、_ \
l /"「i'(゛i-イ:、゛;`''=ーミ`
! l r"ド、<i||ト、゛:、l | ;'\
877 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 20:45:18 ID:JF37nAKV
同人誌とかあるのかと思ってみた
あった気がする
おーしーえーてー
>>879 このスレの空気が体にあっているのなら、アレ読んだら絶対に拒否反応がでると思うぞ。
俺的には止めとけって感じ。
いまさらながら
妹は思春期ネタをアイに使いまわしする件について
(´・ω・`)うめたいの
残りどのくらいなの?
アト10KB
(´・ω・`)
梅
(´・ω・`)
(´・ω・`)
, -─ -──- 、
/ ; ; ; ;ヽ,ヽ
// / / / | l |l l,ヽ, ヽヽ
// ,/ // / l. l |l | ヽ ヽヽ
/ / // /⌒''|.| |l l⌒ l lヽヽ丶
レ/. ノγ / リ l/. |l .リ
リ彡 . l / __ __ l │
γ.⌒. l/ |
ヾ ζ __ l
/;;ゞ__ ι l ノ /
//// .ゝ.. し ' ,/
/ /;// '丶┐ ┌--─
(´・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`)
/ ; ; ; ;ヽ,ヽ
// / / / | l |l l,ヽ, ヽヽ
// ,/ // / l. l |l | ヽ ヽヽ
/ // / /⌒''|.| |l l⌒ l lヽヽ丶
レ// / ノ/ リ l/. |l .リ
♪♪ ☆|三| l/ __ __ l │
|コ l|/ |||
☆ .,;'"⌒ヽヽ __ l|^ヽ
♪ |.sony | | l ノ /|| ||
//ヽ____ ノノ し ' ,/ ||ノノ
/ /;// '丶┐ ┌--─
埋め
・・・というかまだ残ってたんだw
(´・ω・`)
ime
(´・ω・`)
( ・∀・)
(´・ω・`)
(´・ω・`)
/| / | / | /ヽ `、\
/ート|ー' | / -ト/、 \、. `、、、
/ / / \`、 i `
| 、 |
ーーー ー、 | \|
`ヽ |
| 埋め
__,--⌒> |
∠--' ̄ ,-'´
_,-'r、
_,,-------` '))|\
/ /// |\
>-、 /// | \
_,,-'´ \ /// |
(´・ω・`)
(´・ω・`)
, -─ -──- 、
/ ; ; ; ;ヽ,ヽ
// / / / | l |l l,ヽ, ヽヽ
// ,/ // / l. l |l | ヽ ヽヽ
/ // / /⌒''|.| |l l⌒ l lヽヽ丶
レ// / ノ/ リ l/. |l .リ
♪ ☆|三| l// __ __ l│
|コ l| / |||
☆ ,;'"⌒ヽヽ __ l|^ヽ
=-|.sony | | l ノ /|| ||
//ヽ____ ノノ し ' ,/ ||ノノ
/ /;// '丶┐ ┌--─
短編小説ひとつくらいならまだあげれた気がする…
(´・ω・`)
909 :
518:2005/05/21(土) 21:18:07 ID:E8b7UffW
「リンちゃんって天然よね」
「そうね。ボケボケしてるし」
「そんなことないですよ!二人共ひどいです」
かてきょ二人の言葉にぷんぷんと憤慨するリンコ。
しかし、
「トイレでパンツ下ろしたまま歩き出そうとしてこけるようなヤツは十分天然よ」
「む〜…」
唇を尖らせるリンコ。
不満そうだ。
「だったら!私が天然じゃないって所を見せてあげます!」
「見せるって……どうやって?」
「え?そ、それは……」
言われ、きょとんとした顔をした後、む〜と頭を悩ませる。
しばらくそうしていたのだが。
「む〜………む〜…………く〜……」
「あ、寝ちゃった」
「やっぱり天然じゃない」
苦笑するかてきょ二人。
「お〜い、授業してくれ〜」
「今は休憩中。けじめは大切よマサヒコ君」
「そうそうけじめけじめ。ムーニーマンは大切よ」
「それはおしめ!」
すかさずツッコむ。
「流石マサヒコ君……あんなわかり難いボケに対応するなんて」
「授業しようぜ…」
そんなある日の家庭教師の授業の風景。
910 :
518:2005/05/21(土) 21:19:23 ID:E8b7UffW
はいはい、超短編。
テレビ見ながら15分。
保管庫にも入れられず消えちゃうだろうね。
(´・ω・`)
(´・ω・`)