OSたんのエロ小説

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:05/02/16 04:07:23 ID:nmrDGHzR
2げと?
3名無しさん@ピンキー:05/02/16 12:18:20 ID:3bff0Q9x
3ガレ
4名無しさん@ピンキー:05/02/16 21:12:13 ID:OPmXSbpj
2Kタソモノが禿シク読みたい。
5名無しさん@ピンキー:05/02/17 02:05:04 ID:uUQGNBBP
ふたばでやれば?
しもんきん?
6名無しさん@ピンキー:05/02/17 12:24:49 ID:wdPlQhkK
つーか、1が何か投下しろと。
71:05/02/17 16:20:41 ID:AZCHxu4D
570 :なまえをいれてください :05/02/16 21:51:15 ID:pjOFIRWy
レイプするなら2kに限るね。
xpはレイプすると嫌々ながら受け入れてくれて和姦になっちゃうからサッパリ萌えない。
その点2kはとにかく貞操の危機感が丸出しでマジ萌える。

2kにレイプでトラウマを与える。 これってある意味芸術。
2kをレイプする時「いただきま〜す」って言う。
「どうぞおあがりなさい」って言ってくれるまで殴る。殴りつづける。
言ってから挿入して精神的には和姦にしてやる。
2kがやがてとしあきとできて良い仲になりそうになった時、
ふたりでの食事のたびにレイプでの処女喪失を思い出す。 間違いなく芸術。

挿入後にはMeとの思い出話を聞かせてやろう。
Meとの幸せな日々を回想させながらのレイプなんてもう最高。
Meを思い出すたびに処女のままレイプされた事を思い出す。
Meを思い出すと破瓜の痛みが心をチクリ。 これぞ芸術。
81:05/02/17 16:21:58 ID:AZCHxu4D
572 :なまえをいれてください :05/02/16 21:52:20 ID:pjOFIRWy
強制フェラをさせながら 「愛してる、好きだよ」と何度もささやくなんてのもポイント高め。
としあきとのまともな恋愛(?)をしても何かの拍子にこれを言われたら処女喪失と
強制フェラを確実に思い出す。 これぞ芸術の中の芸術。

もちろんフィニッシュは中出し。これ最強。
逝く時は「僕達の子供出来るよね?僕達の子供、ずっと大事にしようね。名前も決めよう」と
何度も繰り返す。としあきとSEXした後、こんなこと言われるたびに漏れとの
激しい処女喪失&中出し&妊娠を思い出す。既にそれは芸術アカデミー。

そして、レイプされた2kがその事をとしあきに告るのがまた萌える。
話を聞いて怒りと悔しさでプルプル肩を震わすに違いない。まさに至高の芸術。
そんなとしあきに一生懸命理解を求める姿がまたいい。これはもう最高の栄誉。
レイプで処女を喪失したことをとしあきに告る事で自分を維持していこうという姿勢と
一緒に乗り越えようとか言ってる二人の姿はまるで傷ついて飛べなくなった小鳥たちのようだ。
91:05/02/17 16:24:36 ID:AZCHxu4D
いや、ただの改造コピペだけどね。
10名無しさん@ピンキー:05/02/17 22:19:26 ID:FlubPCZr
職人ぽいのキターあげ。
誰か和姦書かないか?
11名無しさん@ピンキー:05/02/17 22:35:35 ID:Mx9Loqiz
良スレ発見!
12名無しさん@ピンキー:05/02/17 22:58:25 ID:Gfi0+k6k
結構前にどっかのスレで見たんだが、パソコンの擬人化でOSじゃないんだが
パソコンを買ってきて、最初に「よろしく」と書いたテキストファイルを作る。

きょとんとするパソコン。すると笑顔でよろしくおねがいします。

よく働いてくれるが段々病気がちになって倒れることが多くなる。

もう助からないことがわかり、新しいパソコンを買ってくる。

最後の仕事としてファイル等を移す作業をボロボロになりながらこなすパソコン。

ファイルを移し終えたとき1つだけテキストファイルが残っているのに気付く。

そのファイルだけは自分の中に置いておきたいパソコン。
パソコンはそのまま力尽きてしまう。

というものを読んだことがある。なかなか感動したよ。エロじゃないが
131:05/02/18 22:54:11 ID:B6Sg2eB6
【OS家族 食卓気まずい編】

「ねえねえ、xpちゃん。せっくすってなあに?」
「ぶごほっ」
私がたずねるとxpちゃんは食べていた牛どんをのどにつっかえたので、背中をぽんぽんしてあげた。
「Meちゃん、どこでそんな言葉を覚えたのかな?」
具合がよくなったxpちゃんが聞いてきたから、私は本に書いてあったって言った。図書室でお友達に読んでって言われたから、読んだけど
よくわからない。男の人と女の人が赤ちゃんをつくるのがせっくすなんだって。
「Meもとしあきとせっくすして赤ちゃんつくってみたい」
そう言ったらxpちゃんは困った顔をしたのできっと変なことを聞いてしまったんだ。
「ごめんなさい。Meなんか変なこと聞いた? Meはあたまがばかだから」
そしたらxpちゃんは私の顔を見つめて(これはxpちゃんがこれから大事なことを言うときのくせ)言った。
「そんなことないのよ。全然変なことじゃないの。むしろとっても大切なことなのよ」
「でもね、Meちゃんはまだこどもだからその話をするのはちょっとだけ早いと思うな。だけど大人になったら分ることだから大丈夫」
ふーん。そういうものなのかなあ。よくわからないって顔をしていたら、xpちゃんがちょこっと説明してくれた。
「う〜ん、セックスっていうのは仲良しの大人の人同士がするものなの。それで、ただ赤ちゃんをつくるだけじゃなくて、
二人とも気持ちよくなって喧嘩の後だってお互い何でも許しちゃう、仲直りの魔法みたいなものよ。とってもとっても大切なことなの」
なるほどー。せっくすってすごいんだー。
141:05/02/18 22:55:47 ID:B6Sg2eB6
その日のご飯、2kちゃんとごしゅじんさまがけんかした。
「マスター! こういういやらしいゲームを買ってくるのはいいかげんやめて下さい」
「うるせえ。マスターに逆らうとはいい度胸だ。俺が何のゲームしようと俺の勝手だろうが!」
「同じようないやらしいのがたくさん積んであるのになんで新しいの買ってくるのか理解できません! 返品してきてください!」
「ハァ? お前馬鹿じゃねえの? 返品て。ふっざけんなカス!」
「二人とももう止めて下さい。Meちゃんもいるんだから……」

私はふたりがけんかしてとてもかなしくなった。
あっ、そうだ。いいことおもいついた。
「2kちゃん! ごしゅじんさまとせっくすすればいいんだよ!」
「2kちゃんとごしゅじんさまがせっくすしてきもちいくなって赤ちゃんつくればいいの! せっくすせっくすせっくす……」

〜劇終〜
15名無しさん@ピンキー:05/02/19 01:37:12 ID:IjNACMgn
GJ!!ワロタ
16名無しさん@ピンキー:05/02/20 02:27:27 ID:uX22uy56
良スレ発見な予感
期待してるよ
171:05/02/21 13:50:14 ID:Ti05KSZX
【OS家族 ちんぽの抜け殻あらわるの巻】

「2kちゃ〜ん。これこれ新しゅのこん虫のぬけがら〜」
学校帰りのMeがそう自慢げに手に乗せているのは避妊具、しかも使用後。
この子は道端に落ちている物をよく拾ってくる。鳥の死体やふやけた湿布など
ろくでもない物ばかり持ち込んでくるのには閉口する。
しばし呆然と手のひらの上のコンドームを見てみる。今度はMeのツラを眺めてみた。
信じられない、という顔をしていたと自分でも思うが、Meはそれを勘違いして増長した。
「びっくりした? Meが世界ではじめて発見したから私の名前がついた虫になるの。すごいでしょ」
Meは八重歯が出っ張った歯並びを見せて笑い、それを指でつまんでプラプラと揺らして見せた。
白濁液とゴムが摩擦し音を立てて、そして私は激怒した。
「馬鹿っ なんでいつもこんな汚い物拾ってくるの! そんなんだから馬鹿の入るクラス
に入れられるんだから! ふざけんじゃないわよ 私の身にもなってみなさいよ!」
さらに汚すぎる罵詈雑言は続く。Meの成績のことでストレスがたまっていたのが泡を立てて
噴き出した。Meは泣いていた。その啜り泣きが私をさらに苛立たせた。私も泣いていた。
ひとしきり言い尽くした後、Meの顔を見た。
181:05/02/21 13:51:50 ID:Ti05KSZX
「ご……め…さい えむい…ったま…わるいから お姉ちゃんの妹に生まっ…れなければよかった」
この時、実際私はどうしようもない屑だった。世間体ばかり気にして妹を罵倒する屑だと思った。
私はMeを抱いた。
「ご…め…あんた私の妹なのに…ひどいこと言って……私が馬鹿だよね……私が死んじゃいたいよ」
「お姉ちゃん、死んじゃやだぁぁ」
「だってこんなひどいお姉ちゃんにお姉ちゃんの資格無いもん……ごめん ほんとにごめんね」
「やぁぁぁMeが死んじゃうからお姉ちゃん死なないでよぉぉ」

輪郭を濃くする夕闇の中で地べたの上で抱き合って泣きじゃくる馬鹿姉妹。傍には使用済みコンドーム。
異様な画で人に見られなくよかったなとちょっぴり思う。今では私とMeの笑い話だが、本当は心が痛む。
191:05/02/21 13:53:47 ID:Ti05KSZX
私とMeは手をつないで帰った。しかたなく避妊具も一緒に。

「もう泣かないで。Meはへいちゃらだから」
「この虫。私と2kちゃんの名前付けようよ。にせんえむいあげは」
「おばか…新種の虫なわけないでしょ」
「ええ〜じゃ、なんなの?」
「こんど〜…虫かな」
「わーい。こんどーむし。こんどーむしのさっなぎぃ」
「でも人前で言っちゃ駄目よ。とっても珍しい虫だから図鑑にも載ってないから。
Meは嘘つきだーって言われたらお姉ちゃん、悲しいから」
「うん。わかった。Meと2kちゃんとの秘密のさなぎだね♪」
「でもばっちいから家の中に入れないでね。あと帰ったら手、洗いなさい」

こうしてゴムは我が家の縁の下にあります。精液が匂うからファブリーズで防腐して、
ダンボールにセロテープで貼られて標本化されて。

【こんどう虫】【2005年○月×日】【くわの木のそばの草むら】【はっ見者:Windows MeとWindows 2000】
201:05/02/21 13:55:01 ID:Ti05KSZX
数日後、としあき家食卓。
「あーとしあきさんっ見て見て」
xpがマスターにテレビを見るよう促した。海産物の料理を紹介しているバラエティ番組だ。
「ちょっと見た目グロいけどおいしいんですよーユムシ」
イカの切り身のようでいてかつ薄まろやかな味で、醤油と合わせると実にうまいんだなーこれが」

ttp://www.linkclub.or.jp/~hi-tanio/yumushi.html

「いやグロすぎだろこれは。そこはかとなく…でもなくチンポだし。やっぱエロいな〜ぺけぴーは」
「ばっ、そんなんじゃないです!」
「マスター。そういう品の無い発言は控えてください」

ゲームをセーブしたMeがお茶の間にやって来た。

「あー! 2kちゃん! こんどーむしがいっぱい! こんどーむし! 先っぽから白いのだしてるイカ臭いやつ」

☆ザ・終了☆
21名無しさん@ピンキー:05/02/21 14:46:36 ID:6lbyfExZ
GJ!!
ワロタ
個人的にはエロが欲しい
221:05/02/22 03:01:20 ID:4IesYY34
あーふたばでやりゃよかったな…
誰か職人来てくれー

>>21
得ろが欲しいか? ならばくれてやる
鬼畜巣か吐露もの
23名無しさん@ピンキー:05/02/23 23:51:32 ID:jqgvVMSl
書きたいんだけどOSたんをよく知らない俺ガイル
24名無しさん@ピンキー:05/02/24 22:35:19 ID:vmsCKsje
浮上
25名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:48:33 ID:FzWXgent

「お早うございます」
 自動ドアの開く音とともに、控えめな、けれど明るくはっきりとした声。
 俺は賞味期限切れの廃棄食品をチェックしていた手を止め、声の主をちらりと横目で見た。
 今日は、割と地味な白のシャツに、ややタイトなジーンズ。
 服装自体は野暮ったいという印象がないでもない。しかし腰の辺りまである絹のような黒髪は清楚さ
を醸し出しており、胸部からは女性として充分すぎるほどの膨らみが自己主張し、清楚さとのギャップ
となって、ある種蟲惑的とも言える雰囲気を纏っている。そして何よりその整った容貌は文句の付けよ
うが無い。彼女の前では服装など二の次だった。
「あっ、すいません一人でやらせちゃって。すぐ着替えて来ますね」
 彼女は俺に向かってペコリと謝ると、足早に奥の事務所へと駆けていった。

 ここは、とあるコンビニ店。
 駅からも、住宅地や商店街と言った所ともかなり離れているが、近くに大学の校舎があるため、客の
入りは割と多い。
 もっともそれは昼時や講義の合間の休憩時間ばかりなので、こうしてあらかた学生がはけた夕方とも
なると客足は激減する。だから夕方以降の売り上げは、完全に並み以下だ。何せ俺の勤務時間中はほと
んど客が来ない。うちの店はその大学で持っていると言っても差し支えない。
「……もしかして、もう全部終わっちゃいました? す、すいませんっ。じゃあ私、レジで廃棄登録し
ときますね」
 制服に着替え終えた彼女が賞味期限の切れた弁当やパンが入ったカゴを受け取り、レジに向かう。傍
に来た時、ふわっと甘い香りがした。
26名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:51:39 ID:FzWXgent

 最近は夕方以降も客が以前より多く来るようになった。専ら男性客ばかりなのだが。しかし何はとも
あれ、店長は喜んだ。
 因みに客が増えたのは彼女がここの店員となった時期と重なる。たった一月ばかりで、彼女は名実と
もにうちの看板娘になった。
 
「ありがとうございましたー」
 若い二人組の男性客が、いやらしい視線を彼女に向けた後、下卑た笑い声とともに出て行く。
 こんなことも、もう当たり前のような光景になってしまった。そんな時俺は決まってそんな奴らを苛
つきの混じった目で睨む。
 客の目は主に彼女の豊満なバストに注がれた。厚めの制服に覆われているとはいえ、ボリュームのあ
る膨らみはどうしたって隠しようがない。
 かく言う俺も、ふとした折に目を奪われてしまうのだから人のことは言えないのだが。

「もうこんな時間ですね。じゃあ、お先に休憩に入って下さい」
 もともとバイトの時間は退屈でだるくて、仕方なかった。
 今ではその時間を何より楽しみにしている自分がいる。全ては彼女に会えるという理由で。
 だが別に彼女をモノにしようとか、そういう下心があってのことではなかった。彼女と仕事する時間
は純粋に楽しく、いつでも礼儀正しく優しげなところに好感を抱いていたが、所詮は高嶺の花。恋人だ
っているに違いない。
 俺はそれでも良かった。彼女の仕事仲間として、こう言って許されるなら友人として、傍にいられる
だけで満足だった。あいつが店に現れるまでは。
27名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:52:51 ID:FzWXgent

「よう、XP」
「あっ、としあきさん!」
 彼女が小さく驚きの声をあげた。どうやら今日もやってきたらしい。俺は事務所でパンを齧りながら、
そっと店内を覗きこんだ。他に客はいないようだった。
「腹減っちゃってさ、棄てる予定の弁当とかあるだろ?」
 こいつは廃棄食品目当てに来たのか。つくづくどうしようもない男だ。
「だ、駄目ですよ。あれって、人にあげたり持って帰っちゃいけないんです。お金……ないんですか?」
 彼女がレジから身を乗り出し、あいつに顔を近づけ小声で囁く。その姿に俺はまたイライラが募った。
「馬ぁ鹿、んな金あったらエロ同人の一冊でも買うっつーの」
「じゃあ、じゃあ……私が後で立て替えときますから、こっちの新しいのを……腐ってはいなくても、
古いの食べたら駄目ですよ」
 なぜわざわざ彼女がそこまでしなければならないのか。
 そう思うと、瞬間的に体の温度が上昇した。手に持ったパンがぐしゃりと押し潰されるほど拳を握り
締める。
「お前の稼ぎって、結局は俺の金なんだけどなー。まぁいいや。んじゃコレな」
 彼女は弁当を受け取り、バーコードだけうって再びあいつに手渡した。その後キーを操作して清算し、
レシートを制服のポケットに仕舞う。後から金を入れておくつもりなのだろう。
「そうだ、XP。ちょっと来い」
「えっ、でも今お仕事途中で……」
「一分かかんねーよ。来いって」
 彼女は店内を見回し、ちらりと事務所の方を見る。俺は慌てて首を引っ込めた。
 そしてどうやら二人は店外に出たようだった。
28名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:54:17 ID:FzWXgent

(それにしても……)
 十日ほど前に初めて現れたあいつは、やって来てはいつも彼女を困らせるような行動を取る。
 許せなかった。二人がただならぬ関係であるのは明白だが、何か弱みでも握られているのではないか。
 俺なんかが詮索したところでどうにもならないだろうが、あれでは彼女があまりと言えばあまりだ。
(あんな奴なんかに……)
 ふっと、彼女の均整の取れた魅力的な身体が思い浮かぶ。そしてそれがあいつに組み伏せられ、いい
ように蹂躙される姿を想像し、いても立ってもいられなくなった。むしゃくしゃしたまま、すっかり潰
れてしまったパンをゴミ箱に放り、事務所を出てレジに向かう。

 少し経って、彼女は帰ってきた。何故か頬を上気させ、軽く息を切らしている。一体どこまで行って
きたんだろうか。
「あっ、すいません、勝手に……居なくなっちゃって」
 レジに戻ろうとする彼女は、歩き方が少し変だった。やや前屈みの姿勢で、妙に内股でよたつきなが
ら歩いている。
「俺は別にいいんだけど……XPさんはあれでいいの?」
 先ほどの怒りが胸の中で澱のように溜まっていたせいか、俺はついそんなことを口に出した。あんな
男の……と言いたかったが流石に止めておいた。
「き、聞いてた……んっ……ですか?」
「ごめん、聞こえちゃって」
「あ、はは……ああ見えて、すごく優しい人、なんですよ」
 それでも俺が暗に言いたかったことが分かったんだろうか、彼女はそんな風に答えた。
 苦笑する姿に、やるせない気持ちになる。それ以上は何も言えなくなった。
「じゃあ、私も……んぅ……すぐに休憩取っちゃいますね……」
「……? さっきから、どうしたの? 顔も赤いし、苦しそうだし……調子でも悪いとか?」
「あっ、いえ、何でもないですから……」
29名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:55:21 ID:FzWXgent

 休憩から戻った彼女は、更に調子が悪そうだった。
 美しい形の眉を八の字にし、俯きがちに、唇を噛んで痛みに耐えているように見えた。
 顔は熱っぽく、綺麗に揃えられた前髪は汗ではりついており、喋るのにも難儀している。
「っんぁ、あ、ありがとう、ございました……」
 時折、ビクッと身体を震わせる。訝しげな視線を向ける客もいたが、中には好色そうな表情を浮かべ
る客もいた。
 こう言っては何だが、今の彼女が醸し出す雰囲気は官能的ともとれる。
 荒い呼気と共に上下に揺れる胸、両足に力を入れているのか僅かに震える形の良い尻。
 つい見入ってしまいそうになるそれらを、俺は努めて意識しないよう必死だった。

「マジで大丈夫? 今日はもう早退する?」
 彼女が口でハァハァと荒く呼吸するのを隠し切れなくなる至って、俺はそう声をかけた。
 今からの時間なら客もそう多くないから一人でもなんとかなるし、第一誰がどう見ても、彼女はもは
や尋常な様子ではない。
「あ……すいません……でも、あと少しだから……」
 潤んだ瞳には奇妙な妖艶さがあり、不謹慎にも一瞬どきりとしてしまう。
「そうは言ってもなぁ……じゃあせめてあっちで座ってなよ。後は大体一人でも大丈夫だから」
「そっそれは……」
 彼女は動こうとしない。
30名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:56:15 ID:FzWXgent

(……仕方ない)
「えっ……あっ」
 俺は半ば無理矢理彼女に肩を貸して、事務所まで向かうことにした。生真面目な彼女のことだから、
多少強引に休ませないと自分からは休まないだろうと思ったし、何より純粋に心配でもあった。
 彼女の左腕を持ち上げ、自分の肩を入れて腰に手を回す。
「あっ、ふぁっ、待って、待ってっ……」
 俺が思っているより、彼女の症状はずっと深刻なのかもしれない。
 歩き出すと彼女は腰を引き眉間に皺まで寄せて、イヤイヤをするようにその場から動こうとしなかっ
た。目には大粒の涙すら浮かんでいる。
 一瞬救急車という手段も考えたが、それをするにも兎に角奥で休ませなければならないという思いと、
顔に当たる甘ったるい吐息や熱を帯びた柔らかい女の……彼女の身体を離したくないという下心が俺を
突き動かす。
「いやっ……だ、今動いちゃ……ンンッ、駄目っ……おねがい!」
 この時、俺は冷静に思考していたようで、その実著しく冷静さを欠いていたのかもしれない。
 事務所へと……監視カメラの届かない、誰も来ない密室へと心が急く。彼女を介抱するという、大義
名分を背負って。再三の制止の声も既に頭に入っていなかった。
31名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:57:09 ID:FzWXgent

 古い蛍光灯が室内を薄暗く、陰気に照らしている。事務所内は錆の浮いたロッカーや私物、書類など
で雑然としており、机の上には商品データその他諸々を管理するパソコン、隣に白黒のテレビが置かれ
て、店内の様子を四分割でブラウン管に映している。今はその中に動くものはいない。
(さて……)
 俺は一旦彼女を顧みた。いよいよ危なげな感じだ。瞳も唇もぎゅっと閉じ、息すら止めているのでは
と思うほど顔は赤くなっていた。握られた片手の拳は下腹の辺りを強く押えて、耐えることにのみ全神
経を集中させているように見える。
「じゃあ、ここに座って。もしアレだったら、救急車呼ぼうか?」
 彼女の口元が緩く開く。唇は震えていた。
「ほっ……ホントに、だぃっ……じょうぶですから……座るの、だけは、ンンッ……ゆるしてください
……」
 もうはっきりと肯定してもいい。俺はこの状況に言い様が無いほど興奮していた。表向きは心配する
風を装って、内心では明らかに彼女をどうにかしたいと思っている。
 そんな欲望が、行動にも透ける。
 彼女の哀願には聞く耳を持たず、引っ張るような勢いで性急に椅子の前に立たせると、俺は『ゆっく
りと座らせてあげる』という名目を作り、彼女の正面に回って腰を抱いた。彼女が弱っていることにつ
けこんで――
32名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:58:07 ID:FzWXgent

「――ッ!?」
 彼女がびくりと身体を竦ませるのが分かった。一方で俺の腕は理性が焼き切れたように力がこもって
いき、当初の意図と反し、彼女の身体を引き寄せ密着させた。
(何で……俺……やばいって!)
 細い腰が弓のようにしなる。俺の胸板にぴったりとくっついた彼女の乳房は柔らかい上に弾力があっ
て堪らなく心地が良い。艶やかな黒髪に頬を寄せて感触を楽しむ。俺はもう限界だった。
「いやっ……! いやいやぁ! 離して下さいっ!」
「えっ? あっ……」
 腕の中で暴れられ、叫ばれた事によって、俺の意識はすんでのところで押し戻された。
(何やってんだよ、俺……)
 不意に腕の力が緩む。彼女の腰が勢い余って後ろの椅子に落ち、尻餅をつく。そして俺は信じられな
いものを見た。
「あっ、はっ、あっ……ああっ……ンン〜〜〜〜〜〜〜ッ、ン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 急に大声で唸ったかと思うと、両手で股の部分を押さえ、びくん、びくん、と痙攣し始める。
 下唇を力強く噛んでいる。閉じられた瞳からは涙がぼろぼろと零れていた。
「っひっ、あああっ! い、いや……みないで! みなひでくださいっ! んん〜〜〜っ!」
 眼には焦点がない。可愛らしい口元からは今や透明の涎が流れている。
「あっ、あうっ……きゃっ!」
 力無くバランスを失った彼女は、椅子から前のめりに床に倒れこんだ。膝立ちでうつ伏せになり、突
き出された尻は小刻みに震え、時折ビクリと持ち上がる。タイトなジーンズは彼女の下半身の形をくっ
きりと浮かび上がらせている。
 あまりに非現実的な光景に、脳髄がクラクラした。
33名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:59:09 ID:FzWXgent

「いっ……」
(イッた……?)
 どうして良いのか分からない。魅入られたように動けず、助け起こすことはおろか、近づくことさえ
出来ないでいた。そしてその間にも彼女は痴態を晒し続けている。
「うあっ、あっ、あっ、駄目ぇ……ふぁ……もう、だめぇ……とまってよぉ……」
 女性がエクスタシーに達している時間は男性のそれよりも遥かに長いと、何かの雑誌で読んだことが
ある。今の彼女はまさに大波に翻弄される木の葉の如く、止め処ない快楽の間をさまよっているのだろ
うか。
 彼女のジーンズの股間部は濃い藍色に染まっていた。それを見た俺自身も下半身からむくむくとせり
上がってくる衝動を感じる。
(あのなか……まさか『何か』が入っているのか?)
 休憩が終わってからの彼女の様子、そして彼女の絶頂……
 そんなことは成人向け雑誌の中の事だけだと思っていた。だが、それが今自分の目の前で現実に起こ
っている。目が眩むほどの高ぶりを覚えた。
(――見てみたい)
「ひぁっ、うっ、っく……うあぁん……」
 彼女は絶頂の余韻にありながらも、羞恥に涙していた。震え、すすり泣く声が俺のどす黒い欲望の背
中を押す。
 理性が歯止めをかけてくれない。俺の手は突き動かされるように彼女のジーンズに伸びた。
34名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:00:10 ID:FzWXgent

「ひぃっ!」
 へたりこんだ尻を強引に持ち上げ、染みの出来た部分に顔を押し付けると、彼女は短く悲鳴をあげた。
 唇が液体で僅かに濡れる。俺は夢中になってその匂いを嗅いだ。清潔なジーンズには彼女の甘い体臭
が余すところなく染み込んでおり、雌の匂いに反応するように股間が痛いほど膨張する。俺の鼻はもは
や制御が利かないほど下品な音を立てて彼女の香りを存分に味わっていた。
「な、何を……駄目っ! やめてぇ! 嗅いじゃいやぁ!」
 拒絶は叫びは俺を苛立たせ、けれど同時に濁った嗜虐心も増幅させる。日頃の鬱憤を晴らすかのよう
に俺は荒々しい声を上げてぶちまけた。
「XPさんが悪いんだろっ! こんなの見せられて、黙ってられる奴がいるかよ!」
 俺は股間から顔を離し、彼女の身体に一気に圧し掛かった。腰を彼女の両足の間にすべりこませ、股
間を臀部にぴたりとくっつける。そのまま、うつ伏せで床に押し潰されている胸を鷲掴みにした。
「痛っ……!」
 そして俺は尚も吼える。
「俺の気持ちだってとうに知ってるんだろ! なのに客には媚びてみせたり……あの男といちゃついて
みたり!」
「そ、そんな……! やめて、お願いだから、止めて下さい……っ!」
 大きくて柔らかい、何度も何度も夢想した彼女の胸の感触。だがこの硬い布地が邪魔だ。俺は彼女の
上半身を少し浮かせ、制服のジッパーを下ろし、シャツの前ボタンを引き千切るように力を込めて裂く。
そして現れたブラジャーを荒々しく首元まで引き上げた。雪のように白いバストと可愛らしいピンク色
の無垢な乳頭がブルンと揺れる。
35名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:01:11 ID:BgLwap1E

 彼女は嫌、嫌、と言いながら懸命に俺から逃れようとしていた。露わになった胸を掴んでそれを阻む。
 自分からはもう逃げられないという事実に心が震えるほどの愉悦を感じる。胸をやわやわと揉み解し
てやる。
(すげ……こんなにあるのかよ)
 手が大きい、と以前言われた事がある。成人男性である自分の掌の大きさは、まぁその平均より多少
上かもしれない。その掌でも覆いきれないほどの体積であった。
 布越しとは比べ物にならない手触り、ボリューム感。五指がずぶりと沈み込み、しっとりとした肌が
吸い付いてくる。掌の真ん中に当たる微妙に硬くなった突起物の感触がくすぐったく心地よい。
 依然、彼女は抵抗しているものの、どうにも力が入らないのだろう。先程の絶頂の余韻もあるし、何
より彼女の膣には何かが――おそらくはバイブが――入ったままなのだから。
「あ……いや……助けて……としあきさん、としあきさぁん……」
「――っ!!」
 絞り出すように発せられる、あいつの名前。それを聞いた時、俺の身体は爆発的に加熱した。
 胸を力いっぱい揉みしだく。同時に彼女の臀部に押し付けていた股間を擦り付けるように動かし始め
る。
「くぅっ! ……うぁ……あ……やぁっ、だっ……」
 ズボン越しにも拘らず、驚くほどの快感が俺のペニスに伝わった。堪らず動きを激しくすると、軽い
痛みを伴ってたぎるような熱さがこみ上げてきた。まだ幾らも動かしていないのに、もう射精してしま
いそうになる。
「はぁっ、はぁっ……好きなんだ、XP。いつも見てたんだ。好きだ好きだ好きだ好きだ!」
 普段は俺という人物の裏に隠れている何者かが、俺の口を使って叫んでいるようだった。
 目がトロンとしてくる。射精が近い。このままズボンの中で果ててしまってもいいかもしれない。先
走り汁でトランクスが濡れているのが分かる。気持ちいい。良すぎる。もうどうなってもいい。
36名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:02:06 ID:BgLwap1E

 まさに寸前、というところで不意に邪魔が入った。自動ドアが開く音とともに来店した客の足音が聞
こえたのだ。冷や汗が噴出す。俺はそのままの体勢で、じっと耳を傾けた。どうやら客は一人のようだ。
「あ、んんっ……誰か……誰かぁ」
 彼女が身を捩り、扉の方に向かって助けを請おうとする。俺は咄嗟にその口を塞いだ。
「静かにしてろよ。こんな姿人に見られたくないだろ? それに今居る奴が良い奴ならいいが、悪い奴
なら……相手が二人に増えてしまうかもな」
 小声でそう言うと、彼女は息を呑み、身体を強張らせた。
 とりあえず俺は彼女の口に手を当てたまま、事務所のビデオを見る。
(くそっ、死角にいるのかよ!)
 客の姿はどこにも見当たらない。俺は次いで時計に目をやった。後三十分ほど経てば交代の者がやっ
て来る時間だ。気が急く。彼女は声を殺して喘ぎ続けている……
 もういい。こうなったら客の一人や二人は無視して最後までやろう。なに、声さえ立てねば客はまさ
か事務所まで入っては来ないだろうし、交代が来た時に多少業務を残していたところで、彼女の不調が
言い訳になる。第一ここで中断なんて出来るわけがない――
 俺は明らかにまともな思考が出来なくなっていた。そもそも現実感がまるで無い。憧れて、好きで、
ずっと傍に居て欲しいとさえ思う人の、髪、肌、吐息、そして――突き出された尻。
(俺のものにしたい……何をしてでも)
 意を決した俺は焦りを感じた。ぐずぐずしてはいられない。彼女の口から手を離し、そしてそれを腹
部――ジーンズのボタンへと伸ばした。俺の意図を察してか、彼女が身を竦ませる。構わず外してしま
い、ジッパーを下げた。ちらりと見えた下着とともにジーンズを一気に剥がそうとすると、彼女の両手
がそれを阻んだ。
37名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:03:08 ID:BgLwap1E

「駄目ですっ! くぅ……んっ……それだけは、やめてください……!」
 小声で精一杯の拒否。今までより強い抵抗。無論、今の俺にはそんなものを聞き入れる理性など無い。
 彼女はジーンズを引っ張って懸命に脱がされまいとしている。俺は一旦脱がすのは置いといて、標的
を変える。彼女の尻を両手で包み込むように撫で回し、親指を秘部があるであろう位置に宛がう。その
まま厚い布越しに圧迫した。
「ひゃっ、あンンッ……!」
 ぐにゅぐにゅ圧迫したり、ぐりぐりと指を動かしたり。その度に尻がぴくんぴくんと動き、蜜が押し
出され、俺の指を濡らす。クチュ、クチュ、と淫猥な音が響いた。
 そして彼女の意識がジーンズから離れた頃合を見計らって、不意打ち気味に手を掛ける。躊躇い無く
膝までずり下ろした。急に外気に触れたためか、或いは驚きのためか、小さく腰が跳ね上がる。更にジ
ーンズを足首までずらし、とうとう足から完全に抜き取った。
「!? やっ……いやあぁ――ムグッ!」
 彼女が我を忘れて大声を出しかけるのをすんでで塞ぐ。掌に涙が零れたのが分かる。
「すごく綺麗だ、XP……」
 妄想の中でもまさかこれほどとは思わなかった。彼女の臀部は真白で陶器のような輝きと瑞々しさが
ある。臀部だけではない。そこから伸びる太腿は長く、程よく柔らかい肉がついていて思わずかぶりつ
きたくなる程だ。そして臀部の中央に位置する綺麗な窄みは小さな皺をひくひくさせ、官能的な動きを
見せている。そして、さらにその下――彼女の最も大事で最も恥ずかしい部分――は、彼女の手によっ
て隠されていた。
38名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:04:06 ID:BgLwap1E

(可愛らしいことを……)
 それは俺にしてみれば、もはやちっぽけな最後の砦だ。その脇からは大量の蜜が溢れ出しており、俺
を今か今かと待ち侘びているように見える。
(これが……今から俺のものに……)
 俺が彼女の手を引き剥がすべく、その細い指に手を掛けた時だった。
「――!! と、としあきさんっ! としあきさぁーん!!」
 思わぬタイミングで叫ばれ、俺は流石に驚いて肝を冷やした。急いで口を塞ぐ。
「……何言ってんだよXP? 今から俺がそいつのことなんか忘れさせてやるよ」
 すっかり増長し、調子に乗っていた俺はすぐに気付けなかった。彼女の視線の先に何があるのかを。
 口が塞がれて、尚も彼女は呼び続ける。
(何なんだよ一体……)
 そこで漸く気付いた。彼女の視線の先――ブラウン管。映像。店内の――を。
 ドタドタと駆ける音とともに、事務所の扉が勢いよく開け放たれた。
 俺がそちらを向くと同時に鼻に熱い衝撃を感じる。そして直後したたかに後頭部をぶつけた。
「あれー、店員さん、こんなとこにいたんですか。居ないから探しちゃいましたよ」
 チカチカした目で見上げると、右足のつま先を床にトントン、と叩きつけながら、あいつが立ってい
た。
 何てことだ。さっきの客はこいつだったのか! 俺があの時もう少し警戒して客の姿を見ていれば―

39名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:05:07 ID:BgLwap1E

「としあきさん! う、うぁぁん!」
 彼女が力を振り絞って立ち上がり、跳び付くようにあいつの首に抱きつく。あいつはそれにニッと笑
い返すと、おもむろに彼女の秘唇に手を宛がい、中から何か取り出した。
「ふぁ……ぁんっ」
 ちゅぽっ、という音とともに現れたのはピンク色の棒……ローターと言う奴だろうか。知識としてお
ぼろげに知っているそれよりは少し長めだ。彼女をさんざん苦しめていたそれは、今では愛液にまみれ
て、外気に触れ、単調な機械音を発している。
「つーか、何でここにいるんだよってな顔だな。まぁ俺は戯れに様子見に来ただけだったんだが、誰も
居ないからよ、変だとは思ったが流石にあっちこっち勝手に見てまわるわけにもいかんし、本読んで待
ってたらこいつの声だ。そんでピーンと来てな」
 もっと冷静だったなら或いは気付いていたかもしれない。こいつが再び店を訪れる可能性は高かった
ことに。
 悪戯を仕掛けたなら、仕掛けた本人はその結果を見たくなって当然だ。俺はそんなことも思い付かな
いほど彼女に夢中だったのだ。
「ごめんなさい、ごめんなさい、としあきさん……私……わたし……嫌いにならないで下さい……」
 あいつの胸で泣きながら哀願する。その切羽詰まった表情を見て、俺の中で何かがガラガラと崩れて
いくのを感じた。
40名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:06:07 ID:BgLwap1E

「んや、よく大声だしたよXP。あいつズボン履いたままだしお前にローター入りっぱなしっつーこと
は一応未遂だろ? 何はともあれ良かった。それに、面白いモノが釣れたしな。こいつ前から俺の事睨
んでくるし、嫌いだったんだよ。ま、今回は誉めてやらないこともない。仕込んだのは俺だが」
「う……うわあぁぁーん、怖かった……怖かったよぉとしあきさん」
「ん。よしよし……じゃあ仕上げだ。XP、あいつの傍に座れ」
 突然、訳の分からない事を言う。仕上げって一体何だ? 彼女も怪訝そうな顔をするも、黙って俺の
の方に歩いてきた。俺とは決して視線を合わせず、前もしっかり両手で隠している。傍に来るとぺたり
と座り込んだ。
「こうですか?」
「んー……胸は隠すな。下は好きにしろ。あと悲しそうにしろ。そう。それでいいだろう。じゃあこい
つを……」
 言って、ローターを俺の胸に投げつけてきた。反射的に手で受け止める。ヌルリとした感触のそれを
俺はついまじまじと見つめた。
 直後に、フラッシュが薄暗い部屋を一瞬だけ照らす。奴の手には携帯が握られており、カメラのレン
ズが覗き込むようにこちらを見つめていた。慌ててローターを投げ捨てても、もはや手遅れだ。
「セクハラ店員、鼻血噴きながら女性同僚をバイブ片手に乱暴、だな。さて、XP。ジーンズ履いて戻
って来い。……ああ、そうだった。レジに行ってこいよ。誰もいねー無人コンビニになってるぞ」
 彼女はいそいそと乱れた服を直した。去り際、もう一度あいつに抱き付き、軽くキスを交わす。それ
で、それだけで、先程まであんなに泣き腫らしていた顔がもう薄く笑顔を浮かべていた。
41名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:07:06 ID:BgLwap1E

「ん、じゃあお前。単刀直入に聞くが、金を払うのと、俺の玩具になるのと、どっちがいい?」
「……え?」
 事務所に二人きりになったところで、あいつが唐突に話し掛けてきた。彼女の肌の感触や体温、そし
て彼女そのものを失った喪失感に呆然としている俺は、あいつが何を言っているのかよくわからない。
「……仮にも人様の女に手ぇ出したんだぞ。それも無理矢理な。大方あいつが悶えるの見て欲情して襲
ったんだろ? あいつは絶対自分から誘ったりしないからな。だからその償いしろって言ってるんだよ。
金を払うか、しばらく俺の玩具になるか、だ。それとも警察に厄介になる方がいいか? 強制わいせつ。
そんな軽い罪じゃないし、大体お前世間から後ろ指さされるようになるぞ」
 俺は徐々に事の重大さが呑み込めてきた。頭に上った血が今になって漸く冷めてきたと言ってもいい。
 俺がしたことは立派な犯罪で、そして今後の運命は目の前の男――としあき――に握られている。
「どっちだよ。つーか早く決めて仕事戻れ、不真面目店員」
「はっ……」
 何故か笑いが込み上げてくる。としあきには脅す者の凄みなど無く、どちらかと言うと子供じみた、
悪戯っぽい雰囲気が滲み出ている。
 彼が欲している所は金でも、まして俺の社会的抹殺などでもないだろう。敢えて選択させることで、
自分を試しているような気がした。
 不運……まぁこういう事態になった事は不運だったと言える。しかしそれは自業自得でもある。
 では、選りによってこいつに関わってしまった事は、幸なのか不幸なのか。
42名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:08:09 ID:BgLwap1E

 俺はとしあきの玩具になる事を選ぶ。どうなるかは分からないが、おそらくXPさんとの距離は以前
より近くなるだろう。それは大きかった。まぁ、もっとも心は以前より遥か遠くに離れてしまっている
だろうが。それでも今の状態だと嫌われたまま何の接点も無くなってしまうだろうから、それよりは随
分マシだ。
 それに俺はとしあきに少なからず興味を抱いた。何が理由かは分からないが、今まで軽蔑してた相手
のえも言われぬ魅力に惹かれ始めている自分がいる。いくら払わされるのかは分からないが、例えそれ
が安いものであっても金を払うより良いかもしれないと思ってしまう自分がいる。
「……あんまり酷いことはさせないだろうな?」
 沈黙の後、俺がそう答えを告げると、あいつは口の端を吊り上げ、心底楽しそうに言った。
「さぁな。じゃあ仕事に戻っていいよ」
 俺もまた楽しそうに笑いながら、レジに戻った。それを見たXPさんがひたすら不気味がっていたの
が印象的だった。

43名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:13:03 ID:BgLwap1E
以上です。
ひたすら長くて心苦しいですよ。
完遂編も書きたかったが、やっぱり未遂の方がいいだろうと。
駄文でごめんなさい。
44名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:40:19 ID:ApNaVmIg
まあ、なんというか。
主人公の台詞むりやりチャラチャラさせなくて良いんじゃない?
45名無しさん@ピンキー:05/02/27 08:38:32 ID:iHrbLIFS
ヘヴィだな。
OSたんには妙にハッピーなイメージがつきまとってるんで、がつんときた。

2000たんには肛姦ネタが定着してしまった。
酔った2000たんがとしあきに愚痴る絵のバックに肛姦シーンのコラージュと
「お尻でも逝けるようになっちゃったんだから・・・」云々という台詞が入っている、あのカットが好きだ。
461:05/02/28 06:32:41 ID:s4q5R9XG
>>25-42
グッジョブ!

一応エロネタができたんで投下するぜ
471:05/02/28 06:34:45 ID:s4q5R9XG
【OS家族探索編 第一の噂 キリコさんが来る!】

俺は暇つぶしにMeと98とSEと怖がらせることにした。
ちょうど今日8時からふたばちゃんねるで恐怖コーナーがある。

「M.S.さん(仮名 24歳)はその日もいつものよう パッ の味は甘くてクリーミーで、こんなおぞましいサニティをもら…」

「おい、Me。チャンネル変えんな」
「だって見たくない」
「そうだな。Meはガキだからな〜こんなの見たら夜ひとりでトイレに行けないもんな〜」
「Meはそんな子どもじゃないもん! テレビなんかこわくない!」
「あっそー。じゃ、一緒に見ようや、その怖くない番組とやらを」
「あの、ごちそう様」「僕も」
「おやおや98もSEもなんでそんなに急ぐのかな? お前らもこんなの怖いの?」
「そういうわけじゃ…」「Meと一緒にしないで下さい」
Meが何か言いたげであったがそこを制して俺が二人を挑発する。
「そっかー。98もSEもテレビが怖くて眠れないからなー。
夜中にオシッコ漏らしちゃうしやめといたほうがいいよなー」
「え……」「としあき兄さん。ふざけないで」
「じゃお前らも一緒に見たらいいじゃん。食後くらいゆっくりしてけよ」
481:05/02/28 06:36:37 ID:s4q5R9XG
「キリコさん」

キリコさんは眼鏡をかけて杖を持った髪の長い女性として目撃される。
夜、家に現れて「ハロワ 行くか?」と聞いてくる。「行く」と答えると斧で左足を切り落とされて持っていかれる。
「行かない」と答えてすぐ「キリコさんのキは鬼面のキ。キリコさんのリはリスカのリ。キリコさんのコは水子のコ。
私は仕事があるから、誰か無職の人を探してください」と正しく呪文を唱えれば助かる。
この話を聞いた人間のもとに1年以内にキリコさんは必ずやって来るという。

「お前ら、どうよ? 怖い?」
「馬鹿馬鹿しい。こんなつまらない作り話」
「ほんと? キリコさんはうそなの?」
「あのね、なんであんたはいつもすぐに何でも信じるの? よくある怪談でしょ」
「そうだな、そのとおりだ。ハハハ」
「なーんだよかったー」
「そうですよーあはは…」
491:05/02/28 06:39:18 ID:s4q5R9XG
ノックの音がした。こんな夜中に誰だろう。例の番組のことがふと頭をよぎった。
SEとMeだった。
「何? どうしたの? あんたたち」
二人は自分たちの布団を抱えてきた。Meはぬいぐるみやおもちゃも。
「あの…98ちゃん。今日、一緒に寝ても良いかな?」
「あー別にこわいわけとかじゃないよー」
訪問の理由はMeが言う前からわかっていた。別段、悪い気はしなかった。
「別に僕はかまわないけど。三人でも十分寝れる広さだし。てか、あんたたちあの番組がそんなに怖かった?」
「Meは怖くなんか無いんだけどSEちゃんがどうしてもって言うからねー」
僕は二人を部屋に入れた。
「ほら、布団、その辺に敷いて」
「Meは はじっこやだー」
「ハイハイ、じゃあジャンケンで決めよう」
SEが真ん中になって川の字に布団を川の字に並べた。
501:05/02/28 06:45:24 ID:s4q5R9XG
電気を消してからどれくらい経ったんだろう。眠れない。暗いのは怖いから目を開けたくないな。
おふとんの中なら目を開けても大丈夫。私だけの空間。お母さんの中もこんなんだったのかな?
でもずっと中にいると息が苦しい。そっと目を開けてみる。月の光が部屋にさしている。
「ふたりとも もう寝ちゃった?」
返事は無い。98ちゃんはこちらに背を向けて寝ていた。
98ちゃんの布団にそっと脚を忍び込ませて98ちゃんの太ももに触れてみる。
やっぱり寝てるんだ。今度は上半身を98ちゃんの布団につっこんで片手でお腹を撫でる。
あったかいなあ。と思っていたら98ちゃんが寝返りをうった。急いで手を引っ込めて知らないふりをする。

1、2分息を整えて待ったけど静かなまま。…気づいてないよね。
98ちゃんの寝顔がこちらを向いていた。息を止めて顔を近づけたら寝息がした。可愛い。
髪はさらさらでいいにおいがする。やだな、変な気分になる。

女の子が好きなのは変なことらしい、私は、変な子なんだ…。だから、98ちゃんの体が気になりだして
2人で一緒に寝るのは卒業した。ごめんなさい…我慢できない。
511:05/02/28 06:47:20 ID:s4q5R9XG
パジャマの上着のボタンをはずしていく。心臓がどきどきしてる。音で目が覚めないだろうか。
服の中に両手を滑り込ませる。98ちゃんの地肌はお風呂の後ですべすべしててあったかい。
上の方に手を伸ばす。あっ…ブラ…してるんだ。
なんで98ちゃんはこんなに体も性格も大人っぽいんだろうな、私と双子なのに。
私とおんなじ顔だけど、ふんいきが違うからみんなに間違えられないもんなあ。
ブラをずり上げて手で胸を撫でる。顔を近づけたらミルクの漕げたみたいな匂いがした。

私…んっ…おっぱいなめてる…赤ちゃんみたい。
そっと唇を合わせる…これ98ちゃんのファーストキスなの…かな。ごめん。ごめんね。
私が取っちゃったんだ。ごめんなさい。悪い子でごめんなさい ごめん
ごめん 98ちゃん 可愛い 可愛いよ ごめん 可愛い ぱんつの中も…

「…んっ、そっちはダメっ」
521:05/02/28 06:51:16 ID:s4q5R9XG
え……起き…てた……の?
「……気づかないわけ無いでしょ、ヘンタイ」
へ…え…あぁ……
なみだがぽろぽろでた。
「あんたは、どうしようもない変態だからね。生まれつきのインランだから。
全部知ってるんだから。保育園のお昼寝の時間でも布団の中で裸になってオナニーしてたでしょ。
オナニーって知ってる? 知ってるよね? 押入れの中に隠してるいやらしい本で覚えたんだよね?」
ご…めん……ごめんなさいごめんなさい…
「SEはヘンタイだってみんなに言ってやろうか? としあき兄さんや2k姉さんが知ったらあんたの事
ケーベツするよヘンタイの子はうちにいりませんよって」
ごめんなさいごめんなさい98ちゃんわたしヘンタイだからごめんなさい……

「…もういいよ、別に。嫌じゃないから」
「ごめんねひとりじゃ寂しかったからごめんね98ちゃんの体あったかかったからお母さんみたいだったごめんね…」
「だからもう許してあげる。でも今日は下はダメなの。それ以外ならね、続きしてあげてもいいよ…」
531:05/02/28 06:52:07 ID:s4q5R9XG
ふすまをどんどん叩く音がすると、びっくりしてMeは目がさめました。
98ちゃんとSEちゃんが寝ぼけてプロレスごっこをしていました。
しばらくするとかみの長い白い服の女の人が部屋に入ってきました。
Meはとてもこわくて声が出ませんでした。
そしてその女性は、ゆっくりとおのをふりあげ……
「無職はいねがー」
「きゃああああああああああ」
541:05/02/28 06:54:45 ID:s4q5R9XG
「ったく何考えてるんですか! こんな真夜中に…。ご近所に謝らないと」
「いや〜だってあそこまでびびるとは、ねぇ〜」
「あ、私のそれワンピース…」
「その斧。そんなものどこで手に入れたんです?」
「ネットの通販で買ったんだよこれ。もちレプリカだけど」
「Meちゃん、おしっこ漏らしてましたよ。よっぽど怖かったんですよ…かわいそう」
「何だよ二人とも 俺が悪いみたいじゃないか! ションベンくらい漏らさせておけ!
俺だって中三まで寝ションベンたれてたんだからな!」
「えっ、やだっキ…それは…ちょっと引きますよ……」
「(´,_ゝ`)プッ」

最後に自爆した俺だったが、まあいい、Meのおもらしは笑えた!
98とSEも顔真っ赤にして下着を取替えに行ってたし。

にしてもあいつらアホだな〜。きりこなんぞ非科学的なものが存在するわけがないというのに…!?(ビキビキッ!?)
窓に! 窓に! ウボァー

〜そして すべてが終わった〜

【さーて来週のOS一家は ほめ子のやおい洗脳作戦 Meのひみつの秘密基地 98の御赤飯 の三本でーす】
55名無しさん@ピンキー:05/03/01 18:15:36 ID:iIOnWiGr
神だ!百合だ!神だ!
56名無しさん@ピンキー:05/03/03 05:20:43 ID:aMgJb7uC
GJ!
571:05/03/03 17:13:20 ID:FEeRKBNG
予告通り スカトロ投下するけど合わなかったらごめんね。
581:05/03/03 17:14:48 ID:FEeRKBNG
【OS家族 学校編 第一章 嘔吐】

午後の体育は持久走の測定だった。Meちゃんが最も嫌いな科目だ。といっても彼女は運動と名のつくものは
全くといっていいほど駄目なのだが、サッカーやバスケならばボールのこないところに突っ立ていることもできる、
ランニングではそういうわけにもいかないというわけだ。

まずタイムを計るためにペアを組むのだが、Meちゃんは相変わらず他の女子から煙たがられている。一体なにがきっかけなのかは知らない。
Meちゃんは生まれつき知能に障害があるそうで、ドジで成績は悪いけど男子には結構人気がある。そこが気に食わないのかもしれない。
こうして余ってしまった彼女に僕は声をかけた。

まずMeちゃんたち、前半のグループがスタートを切った。最初の方こそついて行けた彼女だが、10分程で大きく遅れて最後尾を占めていた。
2週回目に掛かった時だろうか。彼女が僕がいるスタート地点を過ぎる時に、ふと彼女の顔を見あげてハッとした。
疲れきっても走り続ける彼女には普段は見られない色気が垣間見られた。
この寒空の下では、赤く高潮した頬にこそ汗は浮いていないが、下着はきっと汗だくに違いない。
彼女が僕の傍を走るときの激しい息遣いから、僕は喘ぎ声を連想していた。
僕はこのように彼女に興奮を覚えたものの、その一方で疲労しきって走る彼女を見ていて辛かった。
肩を揺らすように前かがみで走っているフォームを見ればもう体力が限界なのは明らかだ。
しかし頑固に歩きたいのを我慢している風だった。
591:05/03/03 17:16:32 ID:FEeRKBNG
3週目、Meちゃんが周回するときに僕は気が付いた。
その不確かな足取り、いつのまにか真っ青になっている顔色、僕は彼女の具合が著しく悪化しているのを悟った。
僕は彼女を引き止めて休んだほうがいいと伝えた。
「Meちゃん、すごい顔色悪いよ。すこし休みなよ」
「ハァハァ…だいじょぶ…へいきだから」
「大丈夫じゃないって! 先生に言って保健室行ったほうがいいよ」
「ありがと…でもあと半分だかr」
といいかけた時、ウシガエルが潰される様な音と液体音がしてMeちゃんは崩れ落ちた。彼女は嘔吐していた。

スタート地点付近は凄惨を極めた。現場を見て走行者たちは声を漏らしていた。
「クサッ」「Meがゲボってるよ」「うわーきたねー」
彼らは眉をひそめてMeちゃんの半径2メートルを避けて走り去っていく。

手で口元を押さえ嘔吐物を受けようとするが、努力も空しく押えた流れは勢いよく噴出してしまう。
流れた吐瀉物が彼女のジャージの前と袖に付着する。地面に落ちるゲロは砂に染みをつくった。
必死で流れ出るゲロを飲み込もうとする彼女は涙目になっていて、実際僕は勃起していた。
601:05/03/03 17:18:19 ID:FEeRKBNG
嘔吐物の甘美な香りで僕の息子はビンビンになっていた。
断続的な嗚咽と液体音のステレオに狂喜した。
おっぷ…うえぇぇええええ…ハァハァ…えああ…あ…あ…うげええええ
ちゃぷぷぷ ぴちゃちゃちゃ ぶしゃぶしゃ じゃあああああ

可愛いよMeちゃん真っ赤な顔してこんなくちゃいゲロをぶちまくなんてホント可愛いMeちゃんかあいいよー
ゲロげおいいにおいーいいよーちんこたっちゃうー涙目かわいいよ鼻水すすってあげゆー
給食ののスパゲティだよ僕が這いつくばってゲロ飲み込みたい
ああおくちゲロまみれだよちゅっちゅしてえーちゅっちゅしてMeちゃんのゲロ直飲みしたいおー
僕のちんこで一緒に汚したいゲロの中でちゅっぷちゅっぷ……

と心の中ではこのような妄想を繰り広げていた僕だが、そんな変態性欲はおくびにも出さずに
「Meちゃんだいじょぶ! しっかりして!」
「先生、Meさんを保健室に連れて行きます」
という風に優しい男子を気取っていたのだ。ハンカチを出してMeちゃんの口元を押えてあげた。

彼女を負ぶってあげた。胃液が多くなった吐瀉物がハンカチからあふれて背中にかかる。
勃起は収まらず前屈みで歩く羽目になったのだが、皆は遠くから眺めていて近寄ってこないからバレる心配はないだろう。
「うえーきったなーい」
「バスター君、Me菌が移っちゃうよー。バカOSなんかほっときなよー」
女子の悪口を尻目に僕たちは保健室に向かった。
611:05/03/03 17:20:28 ID:FEeRKBNG
(おおおおMeちゃんのおっぱいおっぱおあったかいMeちゃんのおちりおしり触っちゃってるよーもみもみ)
「んあ…あ、バスター君ごめんねバスター君の服よごしちゃった」
「僕の服なんて気にしなくていいから、それよりまだ喋っちゃ駄目だよ」
(こんな時も他人の心配してるなんて健気でかあいいおー)
「ごめんねごめんねMeきたないね。げぼしちゃってバスターくんごめんね」
「仕方ないよ。誰だって気持ち悪くなったら吐くんだから」
「マラソン大会いつもわたしビリだから。もっとがんばらないといけないのに」

(ああああやべえ可愛いMeちゃん可愛いよもっと僕にゲロをかけて下さいくさいゲロをかけまくってくださいいいい)
621:05/03/03 17:25:06 ID:FEeRKBNG
保健のマカフィー先生にMeちゃんを診察してもらった。
どうやら熱があるのに長袖長ズボンで無理して走ったのが、給食の後であるのも手伝って
気持ち悪くなって吐いちゃったそうだ。午後安静にしていれば良くなると聞いてほっとした。

例のゲロまみれのハンカチ、僕はトイレで舐め回しながらオナニーをした。

Meちゃんのゲロ…よだれと胃液が混じった…

一回射精しても収まらなかったので二度目はちんこに巻きつけてしごいた。
汚物と陰茎が擦れて音を立て、亀頭を刺激した。
僕は先ほどのMeちゃんのゲロまみれの顔を思い出して恍惚とした。

Meちゃんのゲロに僕の精液が混じってる…いい、いいよ、すごくいい
631:05/03/03 17:27:00 ID:FEeRKBNG
翌日登校中にMeちゃんに会った。彼女は恥ずかしそうに何度もお礼を言ってくれた。
いつもの元気なMeちゃんを見て、昨日2回抜いたことに罪悪感を覚えた。

Meちゃんの下駄箱に梅干やしもんきんとメモが入っていた。
「変態Meは妊娠中」

〜Fin〜

【次回 2K兄さんの自慰機械の巻 お楽しみに】
64名無しさん@ピンキー:05/03/03 19:16:08 ID:G8LBJgQZ
test
65名無しさん@ピンキー:05/03/03 20:24:52 ID:9ZErtpeq
>>63
スカトロでたっちゃったじゃないか
とりあえずGB
66名無しさん@ピンキー:05/03/03 22:29:31 ID:KC0Ttzpg
腐女子たん×OS息子きぼんぬ。
67名無しさん@ピンキー:05/03/03 23:57:32 ID:M2gVS32D
最初コレOSネタじゃなくてもいいじゃんとか思ってたが
バスター君の変態さに吹いた
68名無しさん@ピンキー:05/03/05 12:13:39 ID:4EInjKVG
なぜしもんきんw
69:05/03/05 14:31:17 ID:x9Wo4v7I
>>68
すっぱいものをくうから

>>66
としあき×腐 でよければ
70:05/03/05 14:34:12 ID:x9Wo4v7I
さて、今日のおはなしはすてきな改変コピペのおはなしです……。

【OS家族 HEと虹裏戦死ヒギョパム種死】

ほめ子ちゃんにノートを借りたら落書きでいっぱいだった。

 あーん!トム様が死んだ!
 トムさまよいしょ本&トムさまF.Cつくろー!って思ってたのに…
 くすん…美形薄命だ…

 ・゚・(ノД`)・゚・うっうっう…ひどいよお…ふえーん!!
 この間「今、時代はトングリヴォーンヴォゥァム・ムングリッピヒョだ!」のメールを出してまだ2週間じゃないですか!
 どーして、どーして!?あれで終わり!?嘘でしょ!?
 信じられないよおっあんな連峰軍ごときに殺られるなんてっ!!
 ルッピョロと差がありすぎるわっ!!生き還りますよね?ね?ね?
 ……泣いてやるぅ・゚・(ノД`)・゚・

 私はあのおそろしく鈍い彼が(たとえシスコンでもさ!ヘン!)大好きだったんですよっ!!
 トムさまあっ!死んじゃ嫌だああああああっ!!
 監督のカバッ!!え〜ん・゚・(ノД`)・゚・

ほめ子ちゃんは絵が上手いなあ。男の子の絵ばっかりだけど。こういうの、ボーイズラブ?
これを私に貸すってことはもしかして誘ってるのかな? でもやっぱ私は男女同士がいいな……としあきさんと。
71:05/03/05 14:35:12 ID:x9Wo4v7I
などと考えていたらとしあきさんに見つかってノートをとられた。
「やおい! 出た! やおい出た! 得意技! やおい出た! 腐女子! これ!腐女子出たよ〜〜! 俺は限界だと思った」
「わっ、なんですか? としあきさん。それ私のじゃありませんから」
「お前はな、xp、男のケツにチンコ入れる漫画がそんなに好きなのかと?」
「だから違います! それほめ子ちゃんのですから!」
「げえっ! それは一大事!」
72:05/03/05 14:38:11 ID:x9Wo4v7I
俺は腐女子という害悪を除去せんがため
ほめ子にヘテロの素晴らしさを手取り足取り教えるどうすればよいのか考えた
やおい 駄目 ゼッタイ なのだからどんなこともできる
手始めに下半身を晒してほめ子の部屋に「ほんとに ほんとに ほんとにチーンポコだー」とつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる
へー子は絵を書いてる途中だったがやおい絵なので気にしない
襟元から手をいれ胸を揉みしだきながら「近すぎちゃってどーしよー」と絶叫
メモリはproに劣るけどいい形のオパッやわわ
だがまだ濡れ具合は不十分
次はほめ子のセキュリティーホールに「可愛くって、どーおしよおっ」と叫びながら振動
今日は見せパンだったが縞パンなので欲情
胸揉みと手マンを繰り出しながら
「富士〜サファリパークッッーーー!!」と絶叫
ほめ子はあえぎながら大泣き
確実に腐女子撲滅に近づく
そのままベッドに押し倒し荷造りひもで手足を縛る
いきり立った愚息とほめ子の濡れマムコが一体となった
ピストンして10秒ぐらいで射精
「どうだ、やおい、やめるか?」
「ごめんなさい、3次は別腹ですから……」
俺は泣いた

としあきさんもほめ子ちゃんも激しいなあ……。
73:05/03/05 14:39:28 ID:x9Wo4v7I
〜ジ・エンド〜

さて他に誰か書いてくれないかな…
74名無しさん@ピンキー:05/03/05 15:20:56 ID:7ZDiX7vy
はははは、こやつめ。
75名無しさん@ピンキー:05/03/05 17:06:29 ID:4EInjKVG
わっはっはっはっ
1は芸達者だな。
76:05/03/06 15:46:46 ID:7dFHrvsj
よく考えたらあんまりOSというのが絡んでないですね。

さて今日のお話はすてきなハートフルラブスカトロジーです。
77:05/03/06 15:48:54 ID:7dFHrvsj
【OS家族 ザ・尿 2000】

「マスターちょっと来てくれませんかー」と呼ぶ声がするので、2kの声がする方へ行ってみた。
すると2kがトイレで便器に片手を突っ込んでいた。
「何それ? 新手のギャグ?」

携帯を落としたので拾おうとした、ゴム手袋つけて。それで力んでいたら
手が滑ってレバーを回して手が抜けなくなった、ということらしい。

冷静に状況説明する2kの顔と便器にはまった手がなんともギャップがあった。俺は思い切り笑った。
「何がそんなにおかしいんですか? 早く抜くのを手伝って下さい」
「いやー何がおかしいってm9(^Д^)プギャー頼れる女の2kでもこんな失敗するんだな〜」
「いいから早く洗剤とか、滑らすもの持って来て下さい」
「しかし傑作だなー便器に手突っ込んでフリーズかー。写真撮っとこうっと」
「マスター、ふざけないで下さい。早く…」

「おやおや、それは人にものを頼む言葉遣いじゃないな」
「いいかげんにしてください。笑い事じゃないんですから」
「ちょっとこのまま見物させてもらおうかな」
「無職のひきこもりは暇でうらやましいですね」
この言葉はちょっと頭にきた。
「あーいいの? そんなこと言って? 今この家には俺たちしかいないんだよ?」
「ちょっと何言ってるんですか?」
2kの顔に一瞬不安がよぎった。
「みんな買い物に行ったばかりだから、あと3時間は帰ってこないな」
78:05/03/06 15:52:00 ID:7dFHrvsj
2kはエロゲーを強制終了させたり大事なフィギュアを燃えないゴミに出したりする。しかし決定的な弱みを握ってやった。
手始めにデジカメで2kの姿を撮影しておいた。2kはドアを閉めようとしても手が届かないから顔を隠すので精一杯だった。
「おおー笑えるなこりゃ。ふたばにうpしとこっと。」

しばらくしたら、2kがやけに落ち着きがないことに気がついた。体をもじもじさせている。
なるほど、トイレに用があったんだよな。
「もしかして小?」
「早く…洗剤とか持ってきて下さい。自分で抜けますから……」
「洗面器、持ってこようか?」
「ふざけるのもいいかげんにしてください……」
「ああ? そんなこと言っていいんだー。俺ちょっと外に出かけちゃおうかな〜?」
2kはうつむいた。静かにしていると2kの息が乱れているのに気がついた。
「皆が帰ってくるまで待ちますから…何処へでも出かけて結構です」
「何強がってんの? 便器に手いれてさ。ばかみたい」

「早くなんでも持って来てください。ここでするから」
「するって何をですかー?」
「きまってるでしょ…そんなの」
「えー? ぼくわからなーい、なーにー?」
「私の排泄するところが見たいんすね? マスターは変態ですから」
79:05/03/06 15:55:33 ID:7dFHrvsj
俺が洗面器を持ってくると2kは急いでスカートおろし始めた。女は括約筋に我慢がきかないというから
相当我慢していたのだろう。そこで俺は2kがパンツにかけた片手を締め上げてやった。
「やだっ、何するんです!」
「いいこと思いついた。お前、服着たままションベンしろ」
「馬鹿っ! やめてっ!」
しゃああああああぴちゃちゃぴちゃ スカートから染みが広がった。
「2kが小便漏らしたよー。マジでぇー? あー臭えー」
「Meがお漏らして怒ってたけど、お前そんな事言えるの?」
2kが顔を上げた。

「あっ…やぁぁ…だぁ……えっえっ」
俺は2kが泣いてるのはじめて見た。俺はその赤く泣き濡らした顔に劣情をもよおした。
スカートをずり上げてパンツを下ろす。尿で濡れてほんのり温かかった。
「こっ…ところで…やめて……」
「うるせえ。小便女。乳首立ってるじゃねえか。俺の前で漏らして興奮したか?」
「ひどい…なんっ…こんなことするの…マスターは私のっ…そんなに嫌いなんですか……?」
「あの携帯、マスターに頂いた物だから……もう多分壊れちゃってるけど」

お…俺はなんてひどい事を。働きもせず、2kに稼がせておいて、そのうえこんな男として恥じるべきことを…。
としあきは改心しました。
「わかったさ、やめるよ。こんなことをするのは男じゃねえ」
「してもいいですから…ベッドで……あとシャワー浴びさせてください、ね?」
「フフフ、今ひっこ抜いてやるからな。ごめんな2k。あと写真も消しておく」
80:05/03/06 15:57:40 ID:7dFHrvsj
「たっだいまー」
「としあきさーん。たくさん野菜買ったから運ぶの手伝ってくださーい」
「あっ、ごしゅじん様と2kちゃんなかよさそうだ」

「フフフ、2kにもあんな顔ができるとはな…」
「恥ずかしいから、皆には言わないでくださいね」
「モチのロン。男が女の秘密を口にするなんざコトだ。内緒にせにゃ」
「男なら働いてくれます?」
「それはだめだな」

〜お☆し☆ま☆い〜
81:05/03/06 16:04:55 ID:7dFHrvsj
いかがでしたでしょうか? スカトロとか誰が始めたのか知らないけど
その人は偉大ですよね。ゲロまみれのxpやMeはとても萌えるものです。

さて【次回 Meとステキなグロ画像】お楽しみに
82名無しさん@ピンキー:05/03/06 16:08:07 ID:rqF+xEiw
書くペースはえEEEEEEEEEEEEEEE!!
1はどんだけネタのストックあるんだよ…
83名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:05:07 ID:VMEQGOOq
おおおおおおおおお!

2k2k2k!!!
84名無しさん@ピンキー:05/03/07 23:55:24 ID:lwIdpIsH
>>14の続きかw
しかし自分のOSのヒモになってるとは、としあきも大したタマだな。
85名無しさん@ピンキー:05/03/08 00:16:29 ID:gw6bbP86
2k萌え(*´Д`)=3ハァハァ
86名無しさん@ピンキー:05/03/08 01:56:26 ID:IW5oPsn+
ただいまぁ…

返事が帰ってきた

お帰りなさい。

僕は警察に電話をしようと携帯電話を取り出した。
僕は一人暮らしだ

でも玄関のHPの箱の上にはにはきれいな黒髪の女の子が座っていた。



…なんて事あったらいいのにね。
87名無しさん@ピンキー:05/03/08 18:25:58 ID:BNlCOd8J
>>86
帰ってくる時玄関で思い出して欝になったじゃねぇかヴォケ!





・・・ひっく。
88 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:40:17 ID:i7dwWSSF

 としあきが2kと出会ってからあまり間もない頃のこと。
 当時としあきは非常に苦しい生活をしていた。
「頑張ってはいるんだが……なかなかうまくいかないもんだよなぁ」
「大丈夫ですよ。今は切り詰めた生活をしていますが、きっと良い風が吹く時はありますから」
 だがとしあきの頬に当たるのは、最近徐々に冷たさを増してきた十月の秋風ばかりである。
 二人は町外れの銭湯への道のりを、並んで歩いていた。

 二人が暮らしている狭苦しい安アパートには、そう呼ぶのが憚れるくらい粗末な浴室があった。
 共同風呂でないだけマシかもしれないが、その狭さときたら大人四人も入ればもう腕も自由に動かせないほどで、
当然そんなところに浴槽が入るスペースなどあるはずもなく、シャワーがぽつねんと据えられているだけである。
 その上ボイラーに何か異常でもあるのか、あるいはただ古くなっているだけなのか、ある一定の温度までしか
水温は上昇せず、しかも勢いが弱い。
 一度2kが、『明らかにアパート側の管理がなっていない』と大家に抗議しようとしたことがあるが、
としあきはそれを縋りついて止めた。度重なる家賃滞納を見逃してもらってきた手前、そんな恩知らずな
ことは出来ない、と。
 2kとしては納得出来なかったものの、主の命令とあれば止めないわけにはいかなかった。
 しかしその代わりと言うわけではないが、としあきは彼女にささやかな贅沢を与えてくれた。それが
今こうして週一回、二人で通っている銭湯である。
89 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:41:14 ID:i7dwWSSF

 最初としあきがそれを提案してきた時、2kはきっぱりと断わった。彼の経済状態を考えると、週一回と言えど
決して安い支出ではない。そんなに行きたくば自分のことは気にせず、お一人で行って下さいと冷たく言いはなつと、
彼はとても悲しそうな顔をしたため心が痛んだが、これで良いのだと思った。自分は主を出来るだけサポートする
ために存在するのだから、と。
 そういう確固とした分別は彼女に備わっている特性であり、また自負しているところでもある。
 だから、翌日になってとしあきが入浴券の綴りを持って喜色満面で帰宅し、一緒に銭湯に行こうと言った時、
2kは主に対して生まれて初めて怒りを露わにした。

「ですから、私のことはお構いせずとも良いと申し上げたはずです。それに第一、現在どれだけ苦しい生活にあるか、
お分かりになっていてそのような物を購入されたのですか?」
 一応、主の意向は最大限に尊重しなければならないため、『絶対に駄目』とは言えない。
 けれど2kとしては、ここだけはきちんと理解しておいて欲しいところだった。
「いや、でもな、2k。やっぱりこういうことは生活の中で少しだけでも必要だと思うんだよ。それにこれは十回分の
値段で十一回使えるんだ。長く通えば、それだけ得をするんだ」
 としあきは、どうにかして2kに認めてもらいたいといった風に力説した。2kはそんな彼の態度に脱力してしまう。
 主はもともと金銭の遣り繰りが得意な方ではない。あの綴りは、おそらく一般的な銭湯料金の相場から考えて
三千円以下ということはないだろう。下手をすれば四千円を越える場合もある。二人で通えばおよそ一月余りで
消費という計算だろうか。一日あたりの食費が百円違えば、僅かでもその分滋養のあるものを作ってさしあげる
ことが出来るのに。情けない、と2kは思った。
90 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:42:18 ID:i7dwWSSF

「なぁ、2k……」
「ですから! 十回でも十一回でも関係ありません。それはお一人でお使い下さい。もっとも、私としては返金して
頂くのが一番賢明だと思いますが」
「あ……う」
 言葉を続けようとして、としあきは気圧されたように押し黙ってしまった。出過ぎた発言の上に口調も厳しすぎた
かもしれないが、これも主のためと、2kは内心の辛さを無理矢理抑えこむ。
 ――頼れる女は可愛くない女。そんな自嘲のセリフがふと頭に思い浮かんだことが、2kは悲しかった。
 手元の綴りを見つめながら尚も呆然とするとしあきに、ここで会話は終わりと言わんばかりに2kが背を向けよう
とすると、彼は唐突にそれを止めて言った。

「ごめんな、2k。じゃあせめて、これは俺からの贈り物だと思ってお前が全部使ってくれないか? 
そうしてくれたら、俺もこんなことをするのは今回限りにするから」
「え……?」
 綴りがおずおずと2kの前に差し出されていた。彼の意図を量りかね、2kはなかなか言葉が出てこない。
「……おっしゃっていることがよく解りません。私には必要のないものです。ご主人様がお使いになられるなら
まだしも、私が一人で使うのは無意味です」
 自分の言いたいことを理解していただけなかったのだろうか、そんなはずはないだろう。2kは困惑した。
「だから……お前、今の風呂は窮屈でぼろっちくて嫌だろう? 一度くらいはちゃんとした大きい風呂に入れて
やりたいし」
91 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:43:22 ID:i7dwWSSF

「そんなことは……」
 確かに不便を感じることもあるが、2kにとってそれは別段大した問題ではない。全てにおいて主優先の彼女は、
もともとそんな望みなど持ち合わせていなかった。
「それに出会ってこの方、お前には苦労しかさせていないからな。お礼というか、たまには休んでほしいというか
……とにかく出来れば受け取ってほしい」
 としあきが先程よりも力強く綴りを差し出す。無理に真面目な表情を作っているが、その実照れているのを隠して
いるように2kには見て取れた。

(感謝……ねぎらい……? ああ、そうか……)
 不意に2kは電撃に打たれたように理解した。それは何もとしあきの意図ばかりではない。
 ある認識が、光の速さで彼女の身体の中を駆け巡る。
(私はこの方のために生まれて、この方のために生きていくんだ……そして――)
 出会った時から知っていたことではあるが、これほどまでに強烈な認識を抱いたことは、2kにとって初めての
体験だった。
 言いようのない歓喜に身震いする自分を感じながら、彼女はそっと綴りを受け取った。
 そして消え入りそうな声で呟く。
「……ありがとうございます」
 としあきがほっとしたような笑顔を浮かべる。
 微笑み返したかったが、その時ばかりはどうにも笑っている自分がイメージ出来ず、2kは自らの
鉄面皮を呪った。
 彼女は決して嬉しくないわけではない。ただ茫然自失としているだけなのである。
 だからこう言うだけで彼女は精一杯だった。
「やっぱり二人で……二人で行きたいです」
92 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:43:59 ID:i7dwWSSF

 こうして二人は週に一度、銭湯に通うようになった。
 初めて己の気持ちが芽生えた日。この日のことは、2kにとっては生涯忘れられない思い出だ。
 だが、彼女にとってこれと同じほど大切な日があと二つほどあった。
 一つは、としあきとの出会いの日。
 もう一つは、貧しくとも穏やかに過ごせた十月より一月ばかり経った頃のことで、これもまた2kの初めての
体験の思い出である。


 その一月の間に起こった出来事のうち最も大きいものは、2kが働きだしたことだった。働くと言っても、
まさかどこかの会社に就職する訳にもいかないので、ただのアルバイトなのだが。
 もともと2kは、そのようなことをするのはOSとしての本分から逸脱しすぎていると思っていた。
 勿論、主の命令、あるいは家計がいよいよともなれば厭いはしない。だが、それでもやはり抵抗があるのは
確かだった。
 そんな価値観を覆してくれたのが、あの日の出来事である。あの日以来、2kは以前にも増して献身的な
態度でとしあきに接するようになった。
 嫌々ハローワークに通ったり、時には肩を落として帰宅したりする彼を懸命に支え、そして自らも働く
決心をした。
 以前とは雰囲気の違う2kにとしあきは少なからず驚いたが、何より彼女自身も自分の変化に驚いていた。
 週一回の銭湯通いとともに充実する日々。
 ――これで現在の貧しい暮らしも打破することが出来る。
 2kは、としあきとの余裕ある幸せな生活を予感せずにはいられなかった。
 しかし、それもつかの間のことで、2kの想いはとしあきとの歯車を徐々に狂わせていった。
93 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:45:17 ID:i7dwWSSF

 2kが働き出してしばらく経つと、としあきはどういう訳か段々と外出するのも億劫になってきた。
 毎朝彼女が仕舞ったり、時には干してくれる布団をそのままにさせ、日がなその上でだらだらと過ごす。
 たまに身体を奮い起こしてハローワークに足を向けることもあったが、結局途中でやる気を失い、公園や
古本屋などで時間を潰してから帰ってくる。
 生来根気の足りていないとしあきが一度そんな風に堕落してしまうと、後は転がり落ちるだけだった。
 このままではいけないという思い、けれど何もやれないという事実はやがて憂鬱になって彼を縛り、日ごと
苛々は募るばかり。
 そんなとしあきを2kは叱責するでもなく、『大丈夫、今は少し調子が悪いだけ』と優しく支えようとしてくれるが、
彼にとっては今やそれも辛い。
 やがてとしあきは、雨の日などは一歩も外出することなく過ごすようになった。2kに対する口数も減り、
二人の会話は少なくなった。
 それでも変わらず健気にとしあきを元気づけようとする2k。
 夕飯を作る彼女の背中を寝転がって眺めながら、としあきはぼんやりと考える。

 ――マイクロソフト、Windows2000。としあきがネット懸賞で当てたノートパソコンに、彼女は入っていた。
 稀に漫画喫茶に行くことのある彼は、その店からネットに繋ぎ、戯れに軽い気持ちで懸賞に応募
していたのだ。
 としあきは突如降って沸いた僥倖に心から喜び、早速それを売ってしまおうと思った。
 だが、彼は色々考えた末、売るのを止めた。折角の幸運を現金という味気ないものに換えてしまうのは
何だかもったいなかったし、縁起というわけではないが、それを手元に置いておくと更なる幸運を呼ぶような
気がしたからである。
94 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:46:11 ID:i7dwWSSF

 金は手に入らなかったが、箱を開け、包装を解き、それを机の上に置いてみると、彼は何だか誇らしく、
とても満足した気持ちになった。
 ここから何もかもが好転するのだ。そんな期待すら胸に抱き、電源を押す。
 瞬間、眩い光が彼の視界を覆い、そしてディスプレイの中から『なぜか』出てきたスクール水着にマントの
ようなコート、眼鏡といった出で立ちの女性。
「……初めまして、ご主人様。私の名はWindows 2000。どうぞ、よろしくお願い致します」
 当然だが、当世の技術力を持ってしても、パソコンから人型OSが出てくるなんて話を彼は聞いた
ことがない。
 としあきはまさに腰が抜けるほど仰天したが、とにもかくにもここから二人の生活は始まった。

「ご主人様、ウィルス対策ソフトはいかがしますか? ……そうですか。手に入るまではネットは危険な
ので、控えた方が良いですね……え? そもそもプロバイダ契約するお金がない? ……左様でござい
ましたか」

「ご主人様、冷蔵庫の中に食材となるものが見当たりません。……え? 普段はこちらのインスタント食
品で? 駄目です。それではいずれご健康を損なわれます。もしよろしければ、私が何かお作りしますが」

「ご主人様、なぜ濡れたタオルなどを電子レンジにお入れになるのですか? ……ああ、なるほど。そう
やって御髪を整えられるのですね……お顔も拭かれるのですか? ふむ、確かに手軽で速い……」

「三十七度三分。微熱があります。しっかりして下さい。今お薬を……無いのですか。すぐに買って参り
ます……え? もったいないからいい? ご主人様、明らかにこれは必要経費です。そんな顔をされても
駄目です。ええ、諦めて下さい。では、行って参ります」
95 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:47:13 ID:i7dwWSSF


 最初はぎこちなく、それでも日に日に打ち解けていく二人の生活。
 まだそう経っていないはずなのに、としあきにとっては何故か妙に懐かしく、楽しかった思い出だった。
 彼にしてみればまさしく当初の予感通り、幸運が幸運を呼び寄せた形だったと言える。
 2kは実際、非常に有能だった。非の打ち所がないと言っても良い。
 だが、彼女が有能で献身的であればあるほど、としあきは段々と罪悪感を感じるようになった。
 現在のあまりの貧困ぶり。そしてその根源にある自分自身の無力さ。いくらOSと言えど、2kほどの
有能な女性が自分のような駄目な男に縛りつけられてしまっているという責任。
 やがてそれらは卑下や自虐に取って代わり、彼の存在をより惨めなものにする。さらに2kの優しさへの
甘えによって、彼はとうとう動けなくなってしまった。
 そして遂には、二人に決定的な破綻の兆しが訪れた。

96 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:48:04 ID:i7dwWSSF

「あの、ご主人様。もしよろしければ、私がお髭を当たって差し上げますが……」
 ある日の夕方、2kは、整えるでもなく伸ばし放題のとしあきの髭を見かねてそう言った。としあきは
寝転がって背中を向けたまま、「いいや」とだけ応える。
 ここ数日、としあきはほとんど外出をしていない。食欲もないようで、折角2kが創意工夫を凝らして
食事を作ろうとしても、彼はおかゆなど簡単に食べられるものを頼んだ。最近はずっとそんな調子なので、
仕方なく2kは栄養補助サプリメントを購入してきて、何とか栄養のバランスを取らせようとした。
 だが彼女の世話も空しく、としあきの状態は悪くなる一方だった。
 身なりに気を使う余裕もないのか、寝癖はそのままにし、髭も一週間は剃っていない。
 主に対してこういう言い方をするのも何だが、彼は割と西洋風の顔立ちで、その容自体も整っているため、
髪型や髭に気を使っていないままでも良い意味で野性的に映り、決して似合わないではない。
 だが2kは、そんな印象の変化も不調による怠惰がもたらしたものだと思うと、とても歓迎できる気持ち
にはなれなかった。

(私が――私が苦しめているのだろうか)
 それは何も、今になって初めて考えついたことではない。としあきの表情が暗くなってくるにつれ、徐々に
頭をもたげだした思いである。
 確かに彼は決して万事が上手くいっていたとは言えない。だがそれだけなら、今まで2kは散々励ましては
彼を元気付けてきた。
 だが今回は違う。彼が何らかの形で深く悩んでいるのは明らかである。そしてその始まりは、おおよそ
2kが働きだした時期と重なっていた。
97 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:49:23 ID:i7dwWSSF

 自分はもしかしたら、主の矜持を切り刻んだのかもしれない。自分があんまり世話を焼くものだから、
主はそれを重荷に感じているのかもしれない。良かれと思ってやっていたことは全て裏目……そう考えると、
2kは堪らなかった。
 しかし、だからと言って安易に働くのを辞めることは出来ない。そんなことをすれば、主は余計に傷付いて
しまうだろう。それにもし辞めてずっと傍にいるとして、それでも主が立ち直らなかったら、今後どうやって生活
していくのか。
(私……わたしは、頼れる女……)
 それは2kにとって、己のキャッチフレーズであり、アイデンティティであり、自身を根本から支える彼女の
矜持である。
 彼女の中で様々なものが瓦解しつつあった。まるで砂の城が満ち潮にさらわれていくように。

 ――修復しなければ。しなければ壊れてしまう。こんなところで、こんなにも早くに、まだ何も出来ないうちに。
 震える声で、2kは言った。
98 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:50:11 ID:i7dwWSSF

「ご主人様、銭湯へ行きましょう」
 大儀そうに顔を上げたとしあきは、天井を仰ぎながら少し考える。
「……今日だっけ? 今日って土曜日だったっけ?」
 曜日の感覚すら覚束なくなってしまわれたのだろうか。2kは涙が出そうになった。
「いえ……今日は木曜日です。本来ならば今日行く予定ではないのですが、何だかやけに冷えてお身体に
障りますでしょう? これから寒くなってきましたら、もっと頻繁に通うのも良いかもしれませんね。大丈夫です、
私のお給料が入れば幾分余裕が出来ますから」
「でも、それじゃあ……」
 としあきが何か言いかけるが、構わず2kはまくし立てるように続ける。何かが途切れて無くなって
しまわないように。
「風呂という場所には、人体をリラックスさせる優れた効果があります。また、入浴は新陳代謝を高め、
美容・健康に関しても大変良い作用が働きます。きっとご主人様も、すぐに食欲を回復されて元気に
なられますよ?」
 勿論、2kはそんな効能で本当に立ち直ってもらえるとは思っていない。
 だが彼女には強く信ずるところがある。あの日、自分を劇的に変えてくれた主の行為、想い。
 報いなければ。今度は自分が主を救うために、自らの想いを込めて。
 2kは熱くなる目頭を何度も瞬かせながら言った。

「行きましょう、ご主人様。……あなたに元気になっていただければ、私はそれだけでいい」
「…………」
 だが、そんな彼女に差し出されたのは、たった一枚きりの券だった。
「ごめん、2k。俺はいいよ。気にせず一人で行ってきてくれ」
 何て皮肉なことなのだろう。これでは主が最初自分を誘ってくれた時の逆ではないか。2kはあまりの
衝撃に、目の前が暗くなる。
99 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:51:15 ID:i7dwWSSF

「そんなっ……! 無意味です。私一人で行っても……無意味なんです……」
 2kは必死だった。何故か、ここで何とかしなければ、それは主との完全な断絶を意味しているように
思えた。
 手をとしあきに向かって差し出し、彼が身体を起こそうとしてくれるのをじっと待つ2k。しかし、彼から
発っせられたのは無情な、氷の一言だった。

「……もういい。頼むから、一人にしてくれ」
「――――っ!?」
 苛立たしいものを払いのけるような口調に、2kは打ちのめされる。
 それは、明らかな拒絶の意思を含んだ命令だった。
 としあきはまるで自身の言葉に傷ついてしまったように、暗い表情で俯いている。
「……わかりました。で、では私は……シャワーを……浴びてまいります……」
 ――自分の想いは、決定的に主に届かない。
 2kは力なく立ち上がり、色彩の失われた部屋を歩く。そして玄関のすぐ傍にある浴室にふらふらと
入っていった。
100 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:52:13 ID:i7dwWSSF

「…………」
 浴室からはシャワーを流す音が響いている。
 としあきはもはや何もかもがどうでも良い気分になった。

 ――逃げ出したい。今の暮らしからも、この苦しみからも、優しい2kからも。そう考え、彼は自分が
いよいよ追いつめられていることを悟る。
 先程の2kが、必死の思いで自分を救おうとしてくれていたことは、としあきにもしっかり感じられた。
 それでいて彼はああするより他なかった。彼女の優しさに報いるべきなのに、それがどうしても出来ない。
去り際の彼女の落胆した表情が思い出される。
 単純な話、自分が頑張れば良いだけのことである。それは分かっている。どうしようもないことなんてない。
食事を充分に取り、明日からまた職を探せば、いつかは必ず働けるようになるだろう。そうすれば、また明るく
楽しい生活が始まるに違いない。日々の忙しさに溶け込むうちに、悩みもじき過去の話になる。
 頭では解っているのに、それならば自分を縛りつけて苛むこの絶望感は一体何なのだろうか。としあきには
解らなかった。

(……俺はもう駄目なのか)
 いっそ逃げてしまえば楽なのかもしれない。2kのことはどうにも心配だが、彼女ならむしろ自分がいない
方がその能力を活かせるし、うまくやっていくことだろう。
101 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:53:12 ID:i7dwWSSF

(2kには、辛い思いをさせたくない。幸せになってもらいたい)
 としあきは2kの笑顔を思い浮かべながら、独り虚しい満足感に浸った。
 こんなことになってはしまったが、彼は2kに淡い恋心を抱いていたのだ。
 彼が彼女に対して最初に感じた印象は、知的で美人だが事務的で冷たい女性。典型的な彼の苦手とする
タイプである。
 だが共に暮らしていくにつれ、そんなマイナスイメージは氷解していった。

 自分に対して献身的で意外に情が細かいところ、自信家でいてその実繊細なところ、微笑む顔は普段の
表情から考えられないほど幼く、粗末な部屋の中では華のように輝いていたこと。挙げていけばいくつも
ある2kの魅力。
 だが彼にとってそれらは一つの要素に過ぎず、彼が彼女を意識するようになるに至ってそこに見出した
ものは、二人でいることの安らぎだった。
 だからこそとしあきは、彼女がもたらしてくれるその安らぎを自分で壊してしまっている今の状況が耐え難い
ほど辛い。
 深く溜め息をつき、気怠るげな眼で時計を眺めた。
102 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:54:17 ID:i7dwWSSF

(……あれ?)
 としあきは違和感に気付いた。2kがシャワーを使い始めてから、優に三十分は過ぎている。
 いつもはとしあきも2kも、水道代を節約するため、十分あるいは長くとも十五分程度で入浴を済ませている。
 もしやさっき自分が『一人にしてくれ』などと頼んだせいで出てきにくくなっているのかと思うと、としあきは
彼女がとても可哀想になった。
 しかし今更彼にはどうすることも出来ず、さらに経つこと五分……十分……シャワーの音は続く。
 とうとう2kが入って一時間が経ったところで、としあきは言いようのない不安に駆られ布団から立ち上がった。
ある疑念が心中から湧いて出る。

 いつも当たり前のようにとしあきの傍にいてくれた2kを、彼は何も不思議に思うことなく受け入れていた。
 OSだから。自分に忠誠を尽くしてくれているから。傲慢な言い方をすれば、自分の所有物だから。
 だが、彼女の存在は現実にはあり得ないものだ。『出てきた』から受け入れはしたが、実際彼女に関しては
不明瞭な点が多い。いや、存在そのものが不確かだと言える。
 では彼女は。
 一体いつまで自分の傍にいてくれるつもりなのだろうか。
(まさか、嘘だろ?)
 としあきの頭にいくつものイメージが生じて弾ける。
 彼はいてもたってもいられなくなり、浴室へ転がるように駆けた。扉を勢いよく開ける。浴室につながる
洗面所には彼女の衣服がたたまれて置いてあった。現れた時の格好のままではまずいだろうと、としあきが
某大手チェーン店で購入してきた安物である。
103 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:55:16 ID:i7dwWSSF

「2k! 2kぇ!」
 呼んでも返事はない。
 磨りガラスの向こう、換気も出来ない狭い浴室の中には湯気が立ち込めていて、厚いガラスを通しては
人の輪郭すら見えないほどだった。
 煙めいた湯気がとしあきに嫌なイメージを連想させる。
「2kぇ……っ! 待ってくれ! 待ってくれよっ!」
 気付けば、としあきも必死になっていた。断わりをする余裕もなく、ただそこに2kがいることだけを信じて
浴室のドアを開けた。
「2k……」

「…………」
 彼女は、いた。けれど安堵などさせてくれぬ雰囲気を纏って。としあきはそんな彼女の雰囲気に息を呑んだ。
 2kはとしあきに背を向け、いまいち勢いのよくない水流を頭から受け、直立のまま俯いて黙っている。
当然のことだが、その身体には一糸まとわず。
 未だ一度も見たことがなかった彼女の裸身を、としあきは一瞬我を忘れて眺めてしまった。
「……あっ、悪い!」
 だがすぐに気恥ずかしさに気付き、彼女のただならぬ空気すら忘れ、慌てて扉を閉めようとする。
 そこで2kは、初めて口を開いた。
104 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:56:05 ID:i7dwWSSF

「ご主人様。一つ、教えてもらっても良いでしょうか……」
 普段の彼女からは想像もつかないほど、力なく呆けた声だった。としあきは扉を閉めるのをやめ、かかる
飛沫も気にせず、次の言葉を待つ。
「ご主人様には……いえ、人間には、死より恐ろしいことはありますか……?」
「え……?」
 予想もしなかった問いに、としあきは応えられない。もとより答えなど求めていなかったのか、2kは
そのまま続けた。
「私にはあります。私の身は人とは異なったものですが、死んで……消えてしまうことより恐ろしいこと
……さっきはっきりと解りました」
「…………」
「……聞いて下さい。そしてどうか、可笑しいなんて思わないで下さい。私……私は、ご主人様を失って
しまうのが何より恐ろしい。嫌われてしまい、捨てられることが、消えてしまうより恐ろしい」
「に、2k……?」
 としあきはぞくりとした。さっき自分が考えていたことを、ずばり言われているようだった。
 2kが振り向く。前を隠そうともせず。だが、としあきにはそれよりも彼女の表情に目が留まった。
 生気を失った朧な眼。頬を伝うのは、シャワーの水か、それとも。

 ――見まがうべくもない。2kは泣いていた。それも無表情のままで。
「でもこれは何も私だけの話ではないでしょう。私以外のあらゆるOSにも共通する感情だと思います。
私も生まれた時から既に持っていたものですし……」
 そこで一旦切る。
105 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:57:11 ID:i7dwWSSF

「でも! ここまで強いものだなんて思っていなかった! 痛いんです、裂けてしまうほど。私があなた
を選んでしまったから! あなたが私を見てくれたからっ!」
 2kが叫んだ。瞳にはもはやしっかりと命が灯っている。
 あまりにも剥き出しの感情の発露に、身に余るほどの想いに、としあきは心が震えた。
 彼女もまた、としあきに主従関係以上の気持ちを抱いていたのだ。
 だから彼も、打ちのめされながらも真摯に応える。
「ごめん、2k! 俺、考えてしまった。お前を一人にしようって、考えた! 俺も痛くて……壊れそうで……
お前には俺がいない方がいいんだってっ……! お前と一緒にいたいのに……」
 2kの眉の端が下がる。とうとう堪えきれなくなって、彼女は声をあげて泣き出した。
「あ、あ……同じです、私も。あなたには私がいない方がいいんじゃないかって……だってあなたが、
辛そうで……でも私、耐えられそうにないです。耐えられませんよ? そんなの……」

「どうすればいいんだろうなぁ」
 2kの涙はやがてとしあきに伝播し、彼もまたそれを堪えきれない。
 だが2kはそんな彼を見て、泣きながらにっこりと、華のように微笑んだ。
「大丈夫ですよ、としあきさん。私、今決めましたから」
「……え?」
「覚悟を決めたんです。私は何があってもあなたのお傍におります。私があなたにとって本当に不要になる、
その時まで。それまでは、二人で辛いことも喜ばしいことも分かち合いましょう。もはや怖いことは何も
ありませんよ? 怖いことなど、何がありましょうか」
「2k……」
「失礼します」
106 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:58:11 ID:i7dwWSSF

 言って、2kはとしあきの身体をそっと抱きしめる。彼の濡れた胸に顔をうずめ、目を瞑った。
「私の言葉、俄かには信じられないでしょうか。それならば、どうぞ私をお抱きください。そうすれば魔法を
かけたように、それは必ず現実となります。あなたが求めてくだされば、きっと」
 2kには打算はない。もはやそういったことを超越した何かが身を包んでいる。だがそれでも、彼女の
声は震えた。

 自らの気持ちを再認し、それをしっかりと伝えることが出来て彼女としては本望であった。しかし彼女の
真に本当の望みは、もう一歩先にある。
 おこがましいかもしれない。分を弁えない、これこそ自らの本分から逸脱したことかもしれない。だが
彼女は望んでしまったのだ。

(偉そうなことを言って……これでもし受け入れてもらえなかったら……?)
 せりあがってくる不安を、2kはとしあきを信じることで必死に抑える。
 やがてとしあきが口を開くまでの間は、2kには恐ろしく長く感じられた。
「……2k、それは本当か? 俺はお前の傍にいてもいいんだろうか」
「……無論です。誓いを違えることはありません。私は、頼れる女ですから」
 としあきも2kも、膝がくずおれそうな安堵の中、二人で見つめあう。
 対になった視線が二人の意思を通す。
 としあきは2kをしっかりと抱き返した。
 もう二人は何も喋らなかった。
107 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 21:59:11 ID:i7dwWSSF

 最初に軽いくちづけを。互いについばむように交わすそれは、やがて絡み合うように水気を含んだ音を
響かせる。
 唇が離れると、としあきは水を大いに吸った服を性急に剥ぎ取り、洗面所に荒々しく放った。下着まで
脱ぎ捨てることにさえ、何の躊躇いもなく。
 2kは思わず息を呑む。ふとした折に何気なく目に入っていた主の肌が、今まったく違う意味を持って
彼女の目の前にある。

 それはとしあきも同様だった。改めて見る彼女の身体は細く華奢で、彼女の普段のイメージとは異って
儚く、そして今にも折れてしまいそうな腰は、けれど妖しい女らしさを滲ませている。
 さらに眼鏡を外した彼女の瞳は潤んでおり、その下で頬はほんのり紅く上気し、その下で小さな唇が
今一度彼を求めるように薄く開いており、さらにその下、浮き出る鎖骨の線に、スレンダーでいてわりと大きい、
水滴の流れる乳房――を見て、としあきはあまりの凄艶さに目眩がした。
 彼が憧れ、恋した女性が今、裸で自分の腕の中にいる。
 今までだって、彼がそれを求めれば彼女は簡単に応じてくれたかもしれない。彼女の忠誠、献身さは、
その光景を易々と連想させる。

 しかし彼はそうしなかった。出来なかった。もとよりあまり女性経験の豊富でない彼にとって、彼女は
ある意味規格外の存在であったし、行為を求めて嫌われてしまうのが怖かった。いや、彼女に限って嫌う
なんてことはあり得ないだろう。自分は主なのだから……そんな自惚れや傲慢さを持ってしまうことも、
また怖かった。そして何より、関係を持つことによって、自分が彼女とは釣り合わない男だと認識してしまう
ことが、一番怖かった。
108 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:00:11 ID:i7dwWSSF

 それならば、このまま一風変わった同居人のままで……彼はそうやって自分を納得させていた。
 いっそ恋などしなければ、こんな怯懦や欺瞞など抱かずに済んだかもしれない。だがそれは手遅れと
いうものだった。
 だから、彼は今こそ決別を望む。弱々しく震える2kの肩を強く抱き寄せて、言った。
「情けない男で、すまない。全部お前に言わせてしまった」
 2kは一瞬、キョトンとし、それからフッと幸せそうに笑った。
「あなたが言わせてくれたのではないですか」
 ――救われる。としあきの胸に、えも言われぬ豊潤な感覚が押し寄せた。
「……ずっと前から好きだったわけだが」
「私もずっと前から好きでしたよ?」

 そこにはもはや躊躇いも恐怖もない。
 二人は再度、濃厚な口付けを交わす。互いに同化するように、脚を絡め、胸を押し付け、背を撫でながら。
 最初こそぎこちなかった動作は、求めるほどに円熟し、滑らかになっていった。
 2kの下唇がめくれると、としあきの舌はその裏側を舐め、対し2kはとしあきの上唇を吸うようにして
応戦する。その都度、二人の口内で互いの唾液は交換され、離れれば糸を引く。
 そんな情景に、2kは自らの下腹部が熱を持ってきているのを感じた。
 恋慕と情欲が、彼女により一層彼の味を求めさせる。

 だがそんな2kを焦らすかのように、としあきの唇は素っ気なく彼女の頬に移り、それから次第に首筋まで
下がっていった。
 触れるか触れないかくらいでなぞられる唇と、時折大胆に舐め上げていく舌。
「ふ……あ、んんっ! と、としあきさん……」
 ただ心地良いばかりではない、気色の悪ささえ伴う感触と、思わず身を縮めてしまうようなくすぐったさとが
相まって、言いようのない快感が2kを襲う。
109 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:01:11 ID:i7dwWSSF

 白く細い首を一頻り楽しんだ後、彼の唇はさらに下へと移動し、2kの豊満な乳房まで達した。さらに
空いた手で、もう片方の乳房を捏ねるようにいじっている。
 彼の口が開かれ、乳飲み子のようにその乳房を口に含んだかと思うと、突起を弱く、そして徐々に強く
吸いはじめる。何かが絞り出されているような感覚に2kは唇を噛むことで耐えるものの、今度は硬くなった
突起の周りを舌で円を描くように刺激され、思わず深い息が漏れた。
「ふぁぁ、そんな……あっ、あっあっ」
 全てはとしあきの口内で行われており、2kからはその蠢く舌の動きが見えず、予測もつかない。
 そのことが彼女をさらに昂ぶらせ、感じさせる。
 2kは自らの奥底から、じわり、と染み出てくるものを感じ取っていた。
 そしてそれは一度感じ取ってしまうと、波の如く全身に広がり、神経を否応なく敏感にするとともに、
思考に靄をかけ、あやふやにした。

(嬉しい……ちゃんと感じているんだ、私……)
 それは2kにとって初めて覚える感覚だった。知識としてどういうものかを知ってはいたが、なにぶん
生まれてそれほど経っていない彼女には、実感の伴わない性知識である。自慰行為すらしたことがなかった。

 彼女はとしあきに対して一度ならず、『なぜ自分は抱いてもらえないのか』と、疑問を抱いたことがある。
 勿論、彼が自分では欲情できないと言うなら論外だが、様子を見る限り、彼が2kの身体を意識していると
思われる場面は少なからず見受けられた。
 結局は『欲情するにはするが、それは男として仕方がないというだけで、自分は抱くには値しないのだろう』
というところで落ち着いたが、職場にいる時、ふとした折に同僚の恋愛話――そしてそこから派生する軽い猥談
などが耳に入ると、決まって彼女は微かな敗北感を感じていた。
110 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:02:12 ID:i7dwWSSF

(あ……としあきさんも、あんなになって……)
 隙間から僅かに見えるとしあきの両腿の間には、禍々しいまでに怒張したペニスが上を向き、2kを
見据えている。
 グロテスクとも言える外見にもかかわらず、2kにはそんなとしあきの『男』が、とても愛しく思えた。
「ひっ……!」
 だが彼の舌は2kから余裕も思考も奪い去っていく。
 いつの間にかとしあきはしゃがみ込んで、彼女の縦長に切れた臍へと標的を変えていた。
 これは、くすぐったいどころの話ではなかった。彼の舌がその奥まで侵入しようとしただけで、2kは
ほとんど反射的に腰が後ろに引けた。
「としあきさん、待っ……あっ、やぁっ!」
 しかし狭い場所なのでほとんど逃げるスペースもなく、2kはすぐにされるがままになってしまう。
 彼の頭を押さえ込むことで何とか抵抗を試みるも、臍の奥で粘液を纏った生物が這いずっているような感覚に
彼女の全身は弛緩していき、ぴちゃぴちゃと聞こえてくる音に脚がブルブルと震えた。

 としあきは2kのそんな隙を見計らって、彼女の尻を抱き、力を入れて背筋を伸ばしてやる。
「ひあぁっ! ……っくぅっ……」
 2kの身体が今度は弓なりに反ってしまい、敏感な部分を自ら押し出し、曝す形となった。
 しかもそうやって下半身に力が入ることで、なぜか快楽は噴き出すように増幅する。
 『じわり』と滲み出る感覚は、やがて『とろとろ』と溢れ出してくる感覚に変わった。
「やめっ……っっ!」
 2kが翻弄されている間も、としあきの愛撫は止まらない。
 さらに下へ。下腹から、濡れてはりつく薄い茂みをなぞり、そして遂には2kの薄桃色の秘芯の入り口に
彼の口元が据えられた。
111 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:03:11 ID:i7dwWSSF

「……足、もう少し開いてくれ」
 生温い息が、2kの陰唇の表面を撫でていく。暖かなシャワーの水流の中、すっかり脱力し抵抗する気力も
ない彼女は、ただ彼の言う通りに足を開いた。その中心に向かってとしあきの舌が近づく。
 このまま押し寄せる波に身を任せていればどれほど楽であろうか。そう考える2kだが、次に来た刺激は、
彼女をただ楽にはしてくれなかった。それは波と言うより、電流に近い。
「…………ッ! ……ッ! ……ッ! あ、あっ……うそ、こんな……っ!」
 舌が這う。彼女の割れ目の上部に隠れる真珠のまわりを、ぬるりと。途端に秘裂からはどくっと蜜があふれた。
 2kが背筋を這い上がる電流に耐えていると、としあきの舌は動きを変え、今度は割れ目全体に覆い被さる
ように舐め上げ、蠕動する。
 かと思うと、今度は舌の先を尖らせて何の合図もなしに内部へ侵入し、奥へ奥へ目指そうともする。
 止め処なく分泌される2kの愛液ととしあきの唾液が混ざり、彼女の太腿を伝った。

「としあきさん……わたし、はっ……あ……」
 2kの目元には薄っすらと涙が浮かんでいた。
 未知の感覚への恐怖、はしたなく股を濡らしていることへの羞恥、そして言いようのない歓喜。
 様々なものが混沌と彼女の内部で巡る。
 だから彼女は、それを精一杯伝えようと声を絞った。
「ふはぁっ……はぁっ……もうっ、きて……きてください。私に……ください」
 としあきは彼女の股間から顔を離した。代わりに人差し指で浅瀬をリズミカルに擦り、快楽を与え続ける。
「もう……いいのか?」
「はい。準備も……んっ、出来ました……覚悟も、出来ましたから……」
 2kは喘ぐ声で切れ切れに言った。
112 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:04:11 ID:i7dwWSSF

「……そうか」
 としあきが立ち上がり、2kの片足を持ち上げその秘裂を露わにした。その状態で軽くキスを交わす。
「痛かったら言ってくれ」
 2kは無防備になった脚の間に、熱く焼けた鉄柱のような異物が押し付けられるのを感じた。
 だが不安などもはやない。身体の奥から沸き立つ欲求が彼女の心を急かす。
 主の負担を少しでも軽くしようと、深呼吸をして、彼の首に腕を絡ませた。
「平気です……愛してますから……」
 全ての準備は整った。
 としあきが腰にぐっと力を入れる。
 亀頭が濡れた処女孔にずず、と入り込んだかと思うと、一瞬、2kの一番細い通路に引っかかる。
 しかし勢いは止まらず、一呼吸の後一気にそこを通過し、そのまま膣の最奥部まで突き抜けた。
 二人の距離は零となり、肌が合わさる。
「……っっっ! っくっう……」
 純潔を失った証としての痛みに、2kは眉を歪ませながら耐えた。凄まじい圧迫感に呼吸すら覚束なくなり、
犬のように息を吐く。
 だが同時に彼女は至福の喜びにも貫かれていた。
 恋焦がれた主と一つになり、全てを支配されている悦び。
 暖かい破瓜の血が伝い落ちていく感触さえも、彼女は満足しながら味わった。
113 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:05:11 ID:i7dwWSSF

「……動くぞ」
 としあきは、彼もまた2kと結ばれた喜びを味わうようにぴったりとくっつけていた腰を、ゆっくり引き抜いていく。
何度かそうやって慣らすように前後させ、それから徐々に動きを速めていった。
「あっ、あっ、くっ、うっ、はぁっ……」
 二人の荒い息が、互いの顔を撫でていく。シャワーの飛沫が二人の若々しい身体にいくつもの水滴の玉を
作っては流れる。
 としあきと2kの貧しい暮らしを象徴するような狭い浴室の中、獣じみた喘ぎ声と、粘液と肉がグチュグチュ
絡み合う音が響いた。
 2kは激しい抽送に蕾を焼かれながら、としあきは途方もない射精感へと誘われながら、互いの身体を
しっかりと引き寄せる。
 そのまま、本能を満たすかのように舌を突き出して絡める。瞬間、としあきの背筋にぞくりとするものが
駆け抜け、彼は早くも果てが近づきつつあるのを知った。

(我ながら……これは情けないな……)
 だが動きを緩めることは出来ない。2kの膣内は処女特有のキツさを持ちながらも、幾重にも重なる襞の
一枚一枚が意思を持ったように肉棒に絡まり、としあきを昂ぶらせ、押し上げていく。
 さらに彼の律動に段々と慣れ、余裕が出来てきた2kが動きに合わせて身体全体を揺すり始め、
それに追い討ちをかけている。
 このままではあと数十秒持つまい。そう考えたとしあきは、反撃に出ることにした。
 2kの背中にまわしていた手を尻の双丘まで下げ、滑り込ませた中指を彼女の尻穴に力強く突き立てた。
114 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:06:11 ID:i7dwWSSF

「!? みゃあっ!」
 2kは何だか猫のような、素っ頓狂な声を上げて驚いた。だがそれには構わず、としあきはさらに指に
力を込め、第一間接までずぶりと侵入させる。同時に彼女の身体が強張るのが分かった。
「と、としあきさんっ! なにを……あっ!」
 彼はさらに深く、第二間接まで埋没させていく。膣とは比べ物にならない窮屈さを感じながら、こちらでも
容赦なく抽送を開始した。
「あれ? 2kはこっちの方が良かったか?」
 動くのを止め、目をぎゅっと瞑って耐える2kにとしあきは悪戯っぽく尋ねた。
 不思議なもので、こちらが優勢だと分かった途端に精神的に余裕が出て、あれほど限界近くに昂ぶっていた
射精感も少し大人しくなっている。

「だ……駄目……そっちは、だめです……ひゃっ!」
 腰を軽く揺すりながら、としあきは突き入れた指の間接を、内部を掻くように曲げて動かす。
 前と後ろを攻められ、2kは為す術もなく髪を振り乱し、嬌声をあげた。
「はっ、んっ……あっあっあっあっああっ……!」
 ペニスによって貫かれた膣の奥からは疼くような感覚が、そして弄ばれる尻穴からは便意にも似た快感が、
それぞれ波となって彼女を高みへと迫り上げていく。
 未だ到達したことがない、未知の領域への恐怖を感じるとともに、淫靡な期待や愉悦が脳を溶かす。
 限界が近づいてきたのか、やがてとしあきの動きも緩慢なものから素早いピストン運動へと変わっていった。
 身体全体が突き上げられる浮遊感に、2kの頭は痺れ、白みがかってくる。
 半ば消えかかる思考の隅で、彼女はただ二人の間から響く湿った音を聞いていた。
115 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:07:11 ID:i7dwWSSF

「ふぁ、あ、あっ、ああぁぁ……イク……としあきさん……私……もう」
「お、俺ももう駄目だ……出すぞ!」
 上を向いて半開きになった2kの口に、としあきの舌が強引に入り込んでくる。
 瞬間、2kは叩きつけるような迸りを膣内に感じた。
 2kの身体が一瞬硬直し、震え、弛緩する。
「んっ、んむむぅーーーーーーーーーっ!!」
 弾けるような光が視界を覆い、2kの背中が弓なりに大きくしなった。
 腹部からは、どくっ、どくっ、と射精の脈動が続いており、エクスタシーに達した彼女をさらに攻めたてている。
 脱力しかかったとしあきは、それでも何とかペニスの先端を2kの子宮口に密着させようと、腰を最大まで
仰け反らしていた。

 やがて途方もない精子の注入が終わると、二人は結合したまましばらくディープキスを交わした。
 あまりに強烈な絶頂を迎えたため、互いに動けばくずおれてしまいそうな足を支えていなければ
ならなかったし、何より甘い余韻に出来るだけ長く浸っていたかった。
 唇が離れると、今度は二人で照れたような笑いを浮かべあった。
 そして結合を解いた後も、二人は長い間抱き合って何度もキスをしていた。
116 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:08:11 ID:i7dwWSSF


「でも、水道代は凄いことになっていそうですね。今日一日で」
 夜になり、空には星が輝いていた。
 銭湯からの帰り道、2kはとしあきの腕に自らの腕を絡ませて歩いている。
「貧乏だよなぁ」
「幸せですよ? としあきさん」
 2kの言葉にどれだけ説得力があるかは、彼女の表情から充分に見て取れた。
 としあきもまた、満たされるものを感じる。
「そう言えばいつの間にか『ご主人様』じゃなくなってたな……」
「あ……やはりまずかったでしょうか」
「いや、名前の方がいいよ」
 思えば、口調も何だか以前より微妙に打ち解けた気がしないでもない。
 としあきは何やら考え込んだ後、ふと漏らした。
「……女心と秋の空、か」
 2kは彼のセリフの意図が咄嗟に解らず、ギョッとしてしまう。
 やがて様々な可能性を模索した上で、彼女はある推測をはじき出した。
「いけません、としあきさん。それではおそらくあなたの言いたいこととはかけ離れた意味になって
しまいます」
「は?」
「『女心と秋の空』、秋の空模様が変わりやすいのと同様に、女の心も極めて変わりやすいという
意味の諺です。古くは『男心と秋の空』とも使われていました」
117 ◆d0Al9lk0AU :05/03/08 22:09:11 ID:i7dwWSSF

「えっ! 俺はてっきり、女心の美しさを表す言葉かと……」
「多分、そんなところだろうと思いました」
「はぁ……俺って、気の利いたことも言えないんだよなぁ……」
「気の利いたことですか……」
 としあきが溜め息を吐き、肩を落としている。
 しかし一方で、彼がそう思ってくれるのなら、そんな使われ方も悪くないかもしれない、と2kは思う。
 絡ませた腕に少し力を込め、彼女は言った。
「……天に在っては比翼の鳥、地に在っては連理の枝……これは私の願いです」
「ひよく……? れんり……? 相変わらず難しくて格好良い言葉知ってるよな、2kは」
 2kはにっこりと笑う。それは別に衒いでも何でもなく、彼女の純粋に願うところである。
 2kは夜空を見上げた。この日の空は一生記憶していたいと思って。
「それで、どういう意味なんだ?」
「これはですね――――」
 彼女の想いが、恋ではなくなった日の空を。


 ――今から大分昔の話である。


118名無しさん@ピンキー:05/03/08 23:21:39 ID:xuNxaN1f
・・・長尺の純愛物、グッジョブ。
いい内容だ。ふたばの連中に見せたくなったくらいだ。
119名無しさん@ピンキー:05/03/09 00:57:47 ID:GLOZGwyb
乙!GJ!とても良かったです
120:05/03/09 02:12:22 ID:JCAzXb3i
小道具の使い方とかイイ! GJ!!
121名無しさん@ピンキー:05/03/09 07:09:57 ID:q/IB/5pi
きっちりお尻をいじめてるのでワロタ。
122名無しさん@ピンキー:05/03/09 08:09:03 ID:s7RSrbIr
ぺけたんとのあまあまな日々を妄想

自分の境遇とのギャップ

123名無しさん@ピンキー:05/03/09 17:16:21 ID:icPhTyRj
よかったよ〜
GJ
124名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:06:45 ID:x8+K8L/t
それにしてもこのとしあきと言う奴は何でこんなに駄目なんだ
125名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:15:29 ID:23gBicLn
だからね、ダメな香具師らの総称がとしあきなんだよ。

126名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:26:28 ID:x8+K8L/t
ほほう、ひろゆきとはまた違う訳ですな
127:05/03/10 06:31:55 ID:qg57O9r4
サテ、今日の与太話は時を遡ること平成七年、利秋と九十五の邂逅の記憶で御座います。利秋のエロ味・グロ味の嗜虐趣味・近親願望、
更には九十五との儚き別れまで一挙にゴタマゼに送る、エンタテメン、天然色浮出発声活動青写真で御座います。

オヤ、如何なさいました。随分吃驚なさっているじゃあ御座いませんか。ハハア、実際文体が可笑しいったらありゃしないとお思いでしょう。
今回は趣向を凝らしまして、擬古調にエロチカな文を書いたスレ開闢以来の前代未聞、空前絶後、抱腹絶倒の壮大な試みなのです。
読み難いのを平に御勘弁に、なるたけ短く致しますから、どうぞ御愉しみ下さい。
>>1 消失の後 溶暗】
128:05/03/10 06:38:33 ID:qg57O9r4
【表題:オオエス家族 櫻と九十五の追憶】

【字幕】平成七年十一月二十三日、午前二時、都内某所の西洋アパアト、双葉利秋の部屋

……俺はスタスタと歩き安楽椅子に腰掛け、女に云った。
「ヤア、我輩は利秋という者だ。今日からお前の雇主となる者だよ…ホラ、遠慮せず掛け給え」
女は俺の隣に座った。髪からステキに言い香りがした……黒衿から覗くうなじがオソロシク妖艶な、蠱惑的な色気を放っていた。
「ドウゾ御初に御目にかかります。妾はウインドウジ九十五と云います。どうぞこれから宜しく御願いします、利秋様」
様と呼ばれるのは好い心地であった。いや此の時既に俺の心臓は口からボオオンと飛び出ん程に高鳴っていた。
だがここでイジキタナサを晒して舐められてしまってはタマラン…。

俺は全然平静を装って
「アハハ…ウインドウジだか引導だか知らんがね…外国語はどうも閉口だ。九十五と呼ばせて貰って宜しいかな
……フム、取付け早速で悪いんだがお前の腕前を試させてもらうよ」
「ホホホ…妾、これでも女学生の時分は電筆も表計算も優等でしたのよ。オ役所仕事なら随分と御役に立てると
自負していますの。後、写真屋も少し覚えが御座います……。ドウゾ何なりと召し付けくださいませ」
この女、俺が目下引篭もりの、スネカジリの身分であると知ってか知らずか、実に愉快そうに返答えた。
否、実際其の目は道端に転がった乞食を見下げる目だった。
イクラ言葉や仕種を立ち廻りさせても誤魔化せぬ
「金は無くとも妾はお前なんかが指一本触れられぬ高貴な身分なのだぞっ・・・」という
一種の侮蔑がマジマジと見て取れた。ああモットぶつけてくれ給え……その蔑む視線を。
129:05/03/10 06:40:17 ID:qg57O9r4
俺はクラクラと眩暈を覚えながらも
「イヤ、そんな事で君を買ったんじゃない……。君だって、大方既に感付いているんだろう……」
「皆目見当御座いませんわ……何しろ大学校出の利秋様のお考えになることですから」
実に慇懃無礼な、モッタイブッタ風な云い方をする。零落れたとはいえ、自分の様な良家の女がコンナ無職、引篭もり御宅の成金の
オオエスとして仕えるなんざ、何円出して貰ったって釣合わんとでも云いたそうに振舞うのだ。
しかし俺はこの女の遠回りな捻くれた言葉責めを受けて股間の怒張はタマラナクなっていた。
「…まずは脱いでくれ給え」
九十五は微笑を浮べたまま躊躇いもせず帯を解き始めた。衣擦れの音と伴に腰帯が後ろにタラリに垂れ下る。
帯を解くと腰紐を解きにかかる。解けた御端折と腰紐が何とも云い難い官能を帯びていた。
スッカリ着物を脱ぎ終わるとスルリと畳に落される。
130:05/03/10 06:43:17 ID:qg57O9r4
「服にかけては駄目か。俺は大層好きなのだが」
「済みません。これはモウ妾の一張羅ですから」
続いて長襦袢を脱ぎ始める。此れも使込んでるとはいえ絹の上等品だ、やはり生れは良い所なのだ。
襦袢の内側からは肌着が露になった。
白い湯文字から透ける肉感的な太股が艶かしい。秘部には薄らと陰毛が見て取れる。
肌襦袢の下の雪の様に白い乳房は、着物の上からでは分らなかったが意外と大きいらしいのであった……。
モウ我慢為らなくなった俺はズボンをズルリと下し、解放された一物はバネのようにボロンと弾けた。
「ホホホ…随分可愛らしい玉蜀黍ですこと……毛は生えているのに、スッカリ皮に包まれて……」
「ダマレッ…俺は主人だぞ…そういう口の聞き方があるかッ……」
「ハハア…アイ済みません…。別段悪気は無かったんですのよ……」
好いんだとも…もっと穢く、モノスゴク…罵ってくれ……お前の本性を出して…解っているんだろう……。
俺の母サンのようにサ……口汚く、自尊心をマル出しにして、俺を……。
「まあいい…足で頼む。足袋は着けたままで良い」
「アア…妾がすぐにこの青皮を剥いて差上げます」
九十五は胡坐をかいて足で俺の肉棒を扱き始める。包皮がズウルリと剥かれると亀頭はピンと上を向くのだ。
指先で亀頭を摩擦し、足裏では竿を扱く。頸部を撫でる心地良い刺激…先端からプクウとカオパ汁が出た。
舐めるような滑り…足袋の感触……陰茎はマルデ意思を持った生物の如く、淫らに動く……。
九十五の覗かせる太股をジンマリと見つめながら、俺は此の悦楽を享受していた……。
131:05/03/10 06:44:26 ID:qg57O9r4
「逝くッ…九十五…出るぞ、出すぞッ……」
尻穴がキュウと締ると精液が勢いよく飛び出して九十五の顔、下着を汚した。足袋の上下運動は続き、
寒天状の白濁液は残らず搾り出された。俺は暫くこの心地良い解放感に呆けていた。
しかし海綿体に流れ込む血液は一向に戻ろうとはしないのだった……。

「随分溜まってらしたのね……でも利秋様の物は一回出しても未だ収まりつかないようで……」
九十五は顔面のザアメンを子猫のように舐めると、腰紐と手拭を解いて胸の前をさらけ出す。
「今度は妾の中に出してもよろしいのよ」
「アア…」
132:05/03/10 06:45:25 ID:qg57O9r4
俺は九十五の豊かな乳房に顔を埋めた。一方の乳首に蛸の様に吸い付きつつ、片手でもう一方の胸をこね繰り回す。
九十五の胸は湯の香が残っており、芳しくて、母サンの乳を思い出して、俺は意地汚い野良犬の如くペロペロと舐め回した。
「ホホ…赤チャンのようですね、利秋様。ジツに浅ましい…体中そうやって舐めて頂いても構わないのよ……」
九十五は湯文字の裾をぺロリを捲って秘部を露わにした。

俺はタップリな唾液で九十五の体中至る所を汚した。舌で舐め、突き、肉の隅から隅までしゃぶったのだ……。
九十五は俺を罵ってくれるのだ……肥えた豚、小汚い犬畜生と……。快感だナ…我ながら…硬くなるのだ。
優しく叱責してくれる九十五に身体中吸い付いて離さない俺は、まるで母子のようだったとも……。

耳朶、首筋をネットリと咀嚼する。
「んっ……ヒャッ……」
「アハアハ…ナアに何の事は無い。要はお前も感じているんじゃないか…」
「利秋様がイジキタナイ餓鬼のように舐めるもんだから、クスグったいだけ…んっ」
と云っても、股を舌で責めれば、甘い蜜がイクラでも出てくる…子供の頃に読んだ御伽話のようじゃないか。
133:05/03/10 06:46:27 ID:qg57O9r4
そしてそろそろ俺の肉棒は先刻以上の硬さを得て、奔る血管は大木に絡む蔦のように、グロテスクに黒光りして、
九十五の肉を襞を喰らいたくて仕様がないのだ。
「そろそろ挿れて良いか」
「ハイ……妾にタップリ利秋様のを下さい」
こうして桃色の割目に亀頭は頭を擡げて挿入されるのだ……此の締め具合からこれは或いは処女かしらん……と思った。
膣内は温かかった。肉棒は膣の襞とコスレ合うと、愛液がトップリとイヤラシイ音を立てて……俺と九十五は繋がるのだ。

俺の様な引篭もりがインテルネツトに興じるのは、要は誰かと繋がりたい欲望が在るからかも分らんぞ……人は繋がってなければ
ならないのだ……不器用な言葉を通してでも……不完全な、いつ壊れるやもしれん、繊細な、ギリギリ平衡を保つ関係でも結ぶしかない。
……俺は耐えられなかったのだ…ソノ人付合いが……。しかし今はドウだ……こうして一糸纏わぬ身体で火照って秘部を絡め合う俺達は……。
俺は蒸気機関の様に性器を動かし……九十五はその振動にあわせ……全く俺達は機械なのだ。
人間ではない……雄雌の交わり……只の行為に還元されている。
人間関係やら恥やら何やら全部……自我も取除かれて、無我夢中に、モノスゴイ事業に全身全霊を捧げているのだ。
134:05/03/10 06:47:15 ID:qg57O9r4
「逝くッ……逝く…九十五…逝く」
「利秋様、妾も…気持ち良い…アアッ……」

俺達は絶頂の後、暫し抱き合っていた。ユックリと一物を引き抜くと、
片栗粉の溶き汁のような精液が九十五の膣からトロリと噴出される……。
俺はゴロンと九十五の横に寝そべり、ボーンヤリと天井を眺めていた。
135:05/03/10 06:48:17 ID:qg57O9r4
「妾、遊郭の裏で乾物屋を営んでいた事も有りました」
「名のある華族の令嬢様がジツに没落したものだよナ……」
「ソコでね……人気の女郎さんが身篭ったんです……妾にも話してくれたんです…ライバルの女郎さんに
竹グシでお腹を刺されて堕したんです。ソノ腹のブツブツの瘡蓋がマタ凄惨で、モウ惨憺で見ていられませんでした…
ソノ後客が寄り付かなくなって、何時の間にか夢みたいに消えてしまいました」
「それが何か俺に関係あるのか……」
「ホホホ……そうじゃ有りませんけど、只の夜伽ですわ……利秋様が御休みになるまで」
「じゃあお前の生家の事を聞かせてくれないかな……。いいんだぞ…俺の前では姫様になっても……」
136:05/03/10 06:49:08 ID:qg57O9r4
コンナ感じに俺と九十五の関係は続いた……毎晩毎晩、九十五は御嬢さんになって、俺は無邪気な子供になって……
お互いの欲求をピシリと凸凹に合わせた風に、交わりあって……ズウっと続くと思っていた。
或る日、九十五は仕事から帰って来なくなった。俺はそれから暫くボウッと毎日を過ごした……。
風の噂ではアツプルカンピュータとのイザコザに巻き込まれたとか……兎に角、九十五は何をやっていたのかは今でも分らない。

こうして櫻の季節になると、九十五の着物の櫻模様を思い出すのだ……。
137:05/03/10 06:49:39 ID:qg57O9r4
「つーわけでよー。俺のほろ苦い青春時代の思い出よ」
「ええーだって九十五姉さんここにいるじゃないですかー」
「そりゃ多少脚色はあるけどよー」
「勝手に人を殺さないで下さいよー。それにしても二人とも凄かったんですねーえろえろーい」
「恥ずかしいですね…若気の至りといいますか。あの頃は私もとしあき様も荒れていましたから」
「としあきさん、私がお母さんになって優しく叱ってあげましょうかー?」
「やだ…xpちゃん、随分酔ってるんじゃない?」
「そーかそーかじゃあxpと九十五はママになってもらって親子水入らずで3pといこうかーアハアハアハアハ……」

「Meもまだ起きてるー」
「駄目駄目、あんたはもう寝なさい」
「だって明日は土曜日だよーいいじゃーん」
「子供はもう寝る時間なの。わがままいってるとねないこおばけが出るよ」

時計盤の針が12時を打った。
ブゥゥンーーーーンンン………ブゥゥンーーーーンンン……ブゥゥンーーーンン………

〜ザ・グッバイ〜
138名無しさん@ピンキー:05/03/10 07:17:40 ID:n/Dr9M88
・・・1のとしあきは実によく壊れていますねw
乙Z
139名無しさん@ピンキー:05/03/10 10:02:40 ID:6T1x8cGb
引き出し豊富だな
面白かったよ
140名無しさん@ピンキー:05/03/10 11:53:48 ID:27GXSdlJ
最初の頃は投下が少なくてこのスレ大丈夫か?と思ったけど、良スレになった
GJ
141名無しさん@ピンキー:05/03/10 20:12:36 ID:lvtGYjXn
>>140
1のデムパな頑張りのおかげだろう。おかげで巧い職人が長編純愛物を投下してもくれたし。
142:05/03/11 02:36:03 ID:Sho1CnTH
>>141
ごめんな。
ウザかったらもう投下するのやめるよ。
職人は来てくれるみたいだしさ。
143名無しさん@ピンキー:05/03/11 03:12:20 ID:21Rjmcp3
いや。
正直>1には書き続けて欲しいな。

まぁ、それだと辛いかもしれんから、ゆっくりSS書きながらネタ振りや
単発シチュ出していくとか。

別にうざいとか思わんぞ。むしろ、珍しいくらい芸達者だと思う。
144名無しさん@ピンキー:05/03/11 07:36:21 ID:M/FjCxGa
>>142
141だが誤解したなら悪かった。いい意味でほめてるんだぞ。
ちょっとデムパ入って勢いが付いていてよろしいと言うことだ。
エロゲネタ板の朝妹スレのデムパの人と同じで。
145名無しさん@ピンキー:05/03/11 18:09:15 ID:YwyE0gcq
「デムパ」は必ずしも叩きの言葉じゃないよ。
ここでは、キャラが暴走する話を立て続けに繰り出せる1を褒めてるんだな。
146名無しさん@ピンキー:05/03/11 19:37:25 ID:adWDLXrU
Me、98姉妹、バスター、ほめ子、2k、95姐と来て・・・

・・・させ子がまだだな1よ。
この際だからコンプリートしてくれ。じっと待つ!
147名無しさん@ピンキー:05/03/11 21:09:17 ID:mMv+FSMu
漏れも>>141は褒めていると思った。
>>1にはもっと発信して欲しい。
148:05/03/11 21:21:35 ID:Sho1CnTH
そうか。楽しんでくれるならそれは良かった。
でも一応真面目にやってるつもりなんだがな……。
とりあえず降臨してくれる職人の邪魔にならないよう少しずつ書いていくよ。


さて、このへんでOS息子を出したいんだけど、いい呼び方はないだろうか?
なにしろOS娘とかぶっちゃってるから。

>>146のリクを受けて
xp × xp(息子)とか、
でも自分の名前を呼びかけるのは紛らわしいし、なにより不自然になりそうなんだよな。
149名無しさん@ピンキー:05/03/11 21:46:17 ID:adWDLXrU
>>147
電波を?w

同タイプのOS娘&息子だとそれぞれ兄弟姉妹なんだよな。
姉弟 Me(どじっ娘ボケ姉と天然系ショタ弟) xp(巨乳姉とマッチョ弟、共に脳天気な大喰らい)
兄妹 2k(一見怜悧な二枚目だが実は結構おバカな兄と、それにあきれている頼れる妹)
150名無しさん@ピンキー:05/03/11 21:49:37 ID:adWDLXrU
ともあれ1のお手並み拝見。待つぞ。
151:05/03/13 04:19:20 ID:ebKglX7O
さて、今日のやっつけはMeと虐あきのおはなしです。
152:05/03/13 04:19:54 ID:ebKglX7O
これはMeがとしあきと出会う前、あるいはこれからさきのお話です。

【OS家族 Meとみんななかよし】

Meは今日から新しいごしゅじんさまのためにはたらきます。
ごしゅじんさまの部屋は散らかってたので、かたづけようとしたら
ごしゅじんさまのプラモデルを落としてこわしました。
Meは定ぎで顔をぶたれました。ごめんなさいMeのこときらいにならないでください。

おふろから出るとMeのぱんつにへんな白いのがついてました。

Meはデフラグができませんでした。
だからお腹をけられました。電気スタンドで殴られました。ご飯ぬきです。

こたつで寝ていたらごしゅじんさまが体を触ります。
いたいって叫んだら灰皿でなぐられました。
学校のみんなには転んだからと言います。
Meはばかだから、そういえば信じてもらえます。

お使いの時に、おとなりのめいどさんのめどいさんに会いました。
顔どうしたの? と言われたので、何でもないと答えました。
153:05/03/13 04:20:25 ID:ebKglX7O
ごしゅじんさまの大切なファイルを消してしまいました。
ごしゅじんさまからおしおきをうけます。
火がついたたばこで、うでがこげたあとができました。
みんなに見られたくないから体育の時間はながそでを着ます。

学校の帰りにぬこをひろって来ました。
縁の下のダンボールに入れてあげました。
ミルクをあげるとペロペロ舐めてかわいいな。

ごしゅじんさまに醤油を飲まされました。
きもちが悪くてげぼをはきました。ごしゅじんさまに全部飲めと言われました。
床のげぼをなめました。ますますはきました。ぶたれました。

ごしゅじんさまにいわれて、ゲーム機を買いにいきました。
間違えたのを買ってきました。めがどらじゃなくてぴーえすぴーでした。
ごしゅじんさまはゴムホースのさきっぽをむすんでMeをたたきました。
おふろでかがみを見たらはれてました。
Meは頭が悪くてごめんなさい。ゆるしてください。
154:05/03/13 04:21:43 ID:ebKglX7O
Meはし育係だから、し育小屋で生まれたひよこをもらいました。
学校から帰るとごしゅじんさまの友だちが遊びに来ていました。
友だちは大きいこわい犬をつれていました。
ごしゅじんさまにひよこをとりあげられました。
ひよこは犬の前をよちよち歩きました。
友だちが「待て!」といいました。
犬はまてをしましたが、でもすぐひよこをかみました。
Meはひよこを助けようとしました。うでをかまれました。いたくて泣きました。
でもひよこはもっといたかったんだよね。たくさん血が出てもうひよこはうごきませんでした。
ひよこ、ごめんなさい。生まれてすぐしんじゃったね。かわいそうだね。
これから楽しいことがあったかもしれないのにね。ごめんねごめんね。
ごしゅじんさまと友だちは笑っていました。ひよこのおはかをつくりました。

「あれれ おかしいな〜このOSは〜」
MeはFlashを見ていました。IEが落ちました。
ごしゅじんさまがおこりました。
「駄ー目 駄目 駄目 駄ー目 駄目 駄目……」
曲に合わせてMeはけられました。

変なものを食べさせられました。ごきぶりや薬みたいなのでした。
紙コップにさせられたおしっこの色がへんでした。

ふくれてきておばけみたいです。

今日は知らない人がきていました。めどいさんもいました。
ごしゅじんさまと何かしゃべっていました。
二人が帰った後、Meはぼうでぶたれました。
おまたをつっつかれたら血が出ました。ごめんなさい。
その日からめどいさんにはあっていません。
155:05/03/13 04:22:41 ID:ebKglX7O
Meが失敗ばかりするのでぱんつ一枚でベランダに出されました。
さむいです。

ふとんで寝ていたらごしゅじんさまが来ました。
パジャマが破けました。おまたに何かいれられました。
いたかったけどがまんしました。

ぬこがいませんでした。おふろばにいました。
写真にとったぬこをいつまでもながめていました。
写真の中のぬこはいつまでも楽しそうでした。

紙コップのおしっこをこぼしました。
服を脱がされて背中に熱い油をかけられました。

Meはライターの油で燃えました。
はだがやぶけてきもちわるいです。

「えぇぇむうぃーーーを鉄アレイで何度も殴ると死んでしまうううう」
Meはこわれました。役立たずですぐこわれてごめんなさい。

システムツール→システムの復元

【おしまい】
156名無しさん@ピンキー:05/03/13 05:27:10 ID:XEeL50EU
>1の、「ごめんなさいばかだからごめんなさい」ってフレーズ好き。
しかし今回はまたキメてきたな。
157名無しさん@ピンキー:05/03/13 09:32:12 ID:CMeviQFO
うぬう、世の虐待児童もこんな感じなのだろうか。
てか、エロは?
158名無しさん@ピンキー:05/03/13 16:38:17 ID:U8rnZa11
('A`)鬱になった
159名無しさん@ピンキー:05/03/13 19:38:06 ID:Pm6HD4oM
一応乙と言っておく。
まー>>1は好調な時には実に面白いんだが、
Meを池沼ぽく描写するせいか、時々バランスが崩れることがあるんだよなあ。ちょと残念。
次回はもう少しハッピーなセンで逝けないか検討してくれ。
160名無しさん@ピンキー:05/03/14 21:46:09 ID:KY59vCAB
どうする>1
逆襲なるか?
161名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:26:20 ID:xEQsopYy
>>159
うむ。Meたんはあくまでドジっ子なのであって池沼ではないからな。
162名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:28:34 ID:5JSJjElE

あなたの月収は 手取り17万円 以上ですか?

 今の月収を 稼ぐために 苦労していますか?
    外国人である 在日韓国人、在日朝鮮人は 苦労せずに 毎日遊んで 暮らしています 
    生活保護で 【毎月17万円】 もらえるからです
    生活保護で 仕事もしないで 優雅に 遊んで 暮らしています
 
 日本人では なかなか 生活保護は認定されず 餓死した人もいますが
    外国人である 在日韓国人、在日朝鮮人は なぜか 簡単に 認定されてしまいます
    日本国籍をもつ 日本人では 100人に1人もいない 生活保護なのに
    外国籍である 在日韓国人、在日朝鮮人では 【4人に1人】の割合で 認定されています
 
 外国人である 在日韓国人、在日朝鮮人が 役所の窓口で 生活保護を 断られると
    認められるまで 徒党を組んで 「差別だー!」と 叫び続けます
    役所の担当者の 自宅にまで押しかけ 家族をも脅迫します
    在日韓国人、在日朝鮮人には 暴力団の組員が 多いのです
163名無しさん@ピンキー:05/03/14 23:25:18 ID:iJ9fvGve
164名無しさん@ピンキー:05/03/15 19:57:59 ID:O+LvwLw8
>>1生きてるかー
1651:05/03/16 06:33:54 ID:EyRCvkQ0
だがしかしもうネタがねー。
というか誰か書いて。
1661:05/03/16 07:05:34 ID:EyRCvkQ0
さて好評に続き今日のお話はMe虐待第二弾です……。

【OS家族 としあきのMe虐待】

 こんな夜更けに、闇と風の中に虹裏を閲覧する無職あきは誰だろう。
 それはとしあきとMeだ。としあきはおびえるMeをひしと酷使している。

「Meよ、なぜ顔を隠すのだ」
「ごしゅじんさまにはぐろがぞうが見えないの。あごがなくて、のうみそが見えてる・・・」
「あれはたなびくコラだ・・・」
「かわいいOSや、一緒においで。面白い遊びをしよう。乳房にはきれいな蓮の花が咲いているし、死体画像をアトラスがたくさん用意して待っているよ。」
「ごしゅじんさま、ごしゅじんさま!きこえないの。ぐろがぞうがMeになにかいうよ。」
「落ち着きなさい、死体が循環式湯船で煮えているだけだよ。」
「いい子だ、私と一緒にタイに行こう。私のコレクションたちがもてなすよ。お前をここちよく泣かせ、吐かせ、夢に出るのだ。」
「ごしゅじんさま、ごしゅじんさま!見えないの、あの台の上にに緑色のお姉さんが!」
「見えるよ。だが、あれはアルツハイマー患者の自画像だよ。」
「愛しているよ、Me。お前の美しい姿がたまらない。力づくでもつれてゆく!」
「ごしゅじんさま、ごしゅじんさま!ぐろがぞうがMeをつかまえる!ぐろがぞうがMeをひどい目にあわせる!」

 としあきはぎょっとして、グロ画像のウィンドウを全力で閉じた。あえぐMeを両腕に抱え、やっとの思いで再起動させた・・・
 腕に抱えられたMeはすでに失禁していた。

【終・劇】
167名無しさん@ピンキー:05/03/16 07:25:20 ID:Pa69OXfa
・・・朝からワロタ。
168名無しさん@ピンキー:05/03/16 09:30:41 ID:2t76Xjhb
ワラタw

そういえば魔王ネタいろんなトコで見るんだけど流行ってんの?
169名無しさん@ピンキー:05/03/16 11:11:13 ID:ih+zhX6u
そういえば某所でもみたなぁ、魔王ネタ
170名無しさん@ピンキー:05/03/17 20:43:26 ID:qX9IJgiE
魔王のガイドラインもできてるぞ
1711:05/03/19 07:07:53 ID:oGrxAbr4
【OS家族 SEのはじめてのちんこ】

今朝いやらしい夢を見た。私ととしあきさんがいやらしいことしてる夢。
学校のプールみたいなところで、水で濡れて、私ととしあきさんがしてた。
私自身が知識が無いからかも知れないが、何をやっているのかよくはわからなかった。
でも、あれはいやらしさが形になったみたいに汚らわしかった。

起きたらおまたのところにちんちんが生えていた。パンツとパジャマとシーツが白い液体で汚れていた。
驚いたと言うより、すごい悪いことをした気がした。
どうしよう。洗濯機に入れるのはだめだ。誰か妊娠しちゃうかもしれない。
押入れの奥に隠しておいた。後で洗おう。シーツの染み、においを嗅いだら、なまぐさかった。

おしっこするとき、触りたくなかった。自分の身体じゃないみたい。
抑えようとすると跳ね上がるから、おしっこが飛び散って、トイレットペイパーでふいた。
みじめだ。

ちんちんがあると、歩きにくい。あとイスに腰掛けるときギュウってなって座りにくい。
歩くときにスカートがおちんちんが当たって突きあがってしまう。
ポッケに手を入れてごまかしたけど、みんな気づいてないよね。
1721:05/03/19 07:11:00 ID:oGrxAbr4
とにかく98ちゃんに相談しよう。恥ずかしいけど。
元に戻らなかったらどうしよう。
私は胸もないし、ちんちんがはえたら、もう男の子になるしかない。
「98ちゃん、いるの?」
ドアを開けると、誰もいない。この時私は頭がおかしくなっていたにちがいないのだけど、
おちんちんに血がのぼるから、脳に血がいかなくてばかになったにちがいない。

むらむらとしたので、魔が差したというか。ほんとにばかみたい。
タンスを開けて、98ちゃんのパンツを取り出した。
そしてにおいを嗅ぎながら、あろうことか


ああ〜!98ちゃん!98っ…んあああ…ツリ目かーいいよーーー!かーいい〜!


98ちゃんが帰ってくると、そこには下半身裸でちんちんを握る妹の姿が……。

【終】
1731:05/03/19 07:15:50 ID:oGrxAbr4
ああ、それにしても、Meが泣きながら漏らしてゲロ吐くSSを書きたいのだが
需要はあるのかな?
174名無しさん@ピンキー:05/03/19 08:10:45 ID:FoiOKCo9
>>172
エロ可愛い。続ききぼんぬ。

>>173
1は実は虐待モノが趣味なのか。ちと困ったな。
175名無しさん@ピンキー:05/03/19 19:01:42 ID:YcliGp/y
ぶっちゃけそんなきついのは厳しいのですが…
176名無しさん@ピンキー:05/03/19 19:17:32 ID:Qho4oBCW
俺は全然平気だったりする。
むしろ、>1がどういったシチュでもってそんな状況を作り出すのか、興味すら覚える。
正直、世間の人との隔たりを感じずにはいられない。
177名無しさん@ピンキー:05/03/19 19:27:39 ID:4ITe2Vjt
まー拒否反応を起こされない範囲で
どれだけうまく料理できるか見てみたいとも思うが。
(バスターのネタはワロタ。バスターのモデルは>>1自身なんだろうな)
178名無しさん@ピンキー:05/03/19 23:11:55 ID:gWVkzuET
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1108966868/l50
これの306-314なんかはなかなか激しい。
どうせえぐいネタならこのくらいの暴走をきぼんぬ
1791:05/03/20 02:08:49 ID:VnxMv5lE
さて、今日のお話は警察の指導用マニュアルみたいな会話のお話です……。

【OS家族 xpの護身塾】

「たあっだいま〜」
xp姉さんの明るい声が玄関に響いた。僕はすぐさま玄関に行って姉さんに言った。
「あのね…姉さん、こんな遅くまで独りで歩いちゃ危ないじゃないですか!」
「だってそこのコンビニまでだよ」
「近いからって女性が夜で歩いたら危険です!」
「いや、だって、明るいし、人だって多いし……」
「ダメったらダメ! 襲われたらどうするんですか!」
「双葉町はド田舎だし、悪い人なんていないよー」
 と、そこへとしあきさんが現れた。
「ぺけぴーよ、イカンな。女性たるもの常に身の危険を感じてなければ。
 僕が悪い奴に拉致られたとあるおにゃのこの末路について語ってあげましょう。
 A子さんはその日もいつものように工場からの帰り道……
1801:05/03/20 02:10:02 ID:VnxMv5lE
中略)

…性器と肛門には栄養ドリンクの瓶が……」
「ひっくひっく、ラワ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━ン!!! 」
「ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル もう十分ですっ!」
「そうか? この後がいいとこなんだが」
「とにかく悪い奴に捕まったら大変なことになるんです。わかりましたか姉さん」
「うん…すごくよくわかった……」
「そうそう俺も2人を気持ち悪くさせたくてこんな哀しい話をしたんじゃないんだ。
 xpだってさ、ぺけぴーのことが大事だから言ってるのだ」

のわりには、としあきさん、グロい所を嬉しそうに話してたじゃないか…。
にしても姉さん、すっかり真に受けて泣きそうじゃないか。女の子の前であんな話するもんじゃないよ。
「こわい…安全に外に出るにはどうしたらいいの?」
「よーし、じゃあ俺とxpが姉さんに護身術を指導してやろう」
1811:05/03/20 02:11:20 ID:VnxMv5lE
僕らはコタツでおもちを食いながら、そうしてまずとしあきさんが講釈を始めた。
「なぁーに10分もありゃすっかり習得できる」
「たったそれだけで?」
「護身術なんて、元々時間がない軍人が編み出したものだ。長い訓練をつんで覚えるというものじゃない。
 朝道場へ行って習って夕方襲われたときに使えるぐらいじゃないと駄目だっていうぐらいだ」

「まず第一に、危険な状態に陥らない」
「それって護身術ですか?」
「いやいや、これが最も大事なことだぞ。独りで歩かない。人気の無い場所や犯罪が匿名化しやすい場所に寄らない。危険が
 間近に迫るのを回避するのが、大切だ」
「まず警察へ携帯で連絡する。そして会話をつなげたまま走って安全なほうへ逃げる。何度も警察に連絡したと追手に言うこと。
それでもまだ追い続けるなら戦闘になる」

「素手の相手独りなら素手で対抗したほうが良い。場合によっては武器の使用は過剰防衛になる。
 しかし凶悪な相手なら、戦うとき護身用の武器は持っていても損は無いな」
「催涙スプレーとかスタンガンとかですか?」
「ああ、スプレーは使いやすいだろう、間合いも長いし。特にCN・OCガス混合の物は両方のガスが組み合わさって強いぞ
 だがスタンガンは弱いだろう。」
「でも、電気で気絶させたりできるんじゃないですか?」
「そりゃ映画とかの話だ。電圧が低けりゃ話にならない、ちょっとピリッと来るくらいだ。空中放電で壊れやすいし、
 雨の中では使えない、厚着の上からじゃ効かない、第一リーチが短くて素手とあまり変わらないじゃないか。
 ナイフや警棒だって女が取り出したところで相手をおどかすのには十分じゃない。取り上げられる危険もある。
 武器は見せて戦意喪失させるか隠し持って一撃必殺でなけりゃ意味が無い。ペッパースプレーや、あと防犯ブザー
 もある程度は有効だ、とにかく相手は第三者の介入を嫌うからな」
1821:05/03/20 02:12:07 ID:VnxMv5lE
「さて、xp。ぺけぴーに近接格闘を伝授してやれ」
「と言われましても…まず武器があったほうがいいかな。その辺に落ちてるものとか」
「そうだ。石、角材、鉄パイプ、ジュースの缶…香港映画のごとく、身近にあるものを武器に出来るのは武器を持ち歩くより
 いざとなったら強いのだ。一撃で相手の自由を奪うこと。この状態まで来てしまったら殺す覚悟で行かなければならん」
「そんなの、ぶっそうですよ……」

「さて次は素手の格闘だ」
「えーと、まず拳は手を痛めやすいから、掌底のほうがいいよ。顔面打や顎撃ちに使える。
 フィニッシュには力が無い女性なら体重をかけた肘撃ちや膝蹴りが良いかもしれない。怪我もしにくいし」
「股間に膝蹴り、そして流れるように脛を擦って足の甲を踏み潰し、これはキク。ククク……では実践に入る」
このとき、としあきさんは不気味に微笑んだ……。

「よし、xpが悪人役だ、ぺけぴーを押さえつけろ。ぺけぴーはそれに何とかして抵抗するんだ。」
「えっ、はい」
そう言われて僕はあっさりと、姉さんもボケーっとしたまま、姉さんの手首を捕まえた。
すると姉さんはまるでびっくりしたみたいな顔をした。
近づいてみて気づいたけど、姉さんシャンプー変えたのかな、いいにおい。
「えーちょっとやだぁ」
しばしの沈黙の後、姉さんは子どもみたいな笑顔でちょっと困っている。懐かしいな昔はこうやって二人でふざけて遊んだっけ。
姉さんは子どものときと変わってないなー。でも、姉さんはこたつから脚を出して、ミニスカだし、
ちょっと目の行き場に困るな…。姉さんは気づいてないのかな。
1831:05/03/20 02:13:28 ID:VnxMv5lE
僕らがふざけてると、としあきさんがしびれを切らして促した。
「おいこら、ぺけぴ。遊びじゃないぞ。xpもレイパー役らしくしろ」
「と言われましても…」
「じゃあまずぺけぴーの胸を揉め」
この言葉に僕の心臓の鼓動が速まった。冗談? ではないらしく目がマジだ。
姉さんはあははーとやっぱり困った風に笑っている。最も無表情なのは微笑だ、というけれど、
まさにそういう感じだ。あまりに突然すぎて何も考えずに笑うしかないという笑みだった。
「させ子よー。てめーはメモリを強調するような服を着やがって。まるでそびえ立つクソだ。
 揉まれるべきだ。いや、ぜひとも揉まれろ。xp、ホルスタインの乳を搾るぞ。早く揉め」
「ごめん姉さん…いたくしないから……」
手には人肌の弾力のある感覚。罪悪感を感じるとともにやーらけー。

「ギガ級のメモリつけて生まれたメス牛か、デブ? それとも外付けしてこうなったのか? 」

「とっ…しあきさん。私なら何されてもいいです。でも…xp君は巻き込まないで下さい……」

    /:::::::::::\  
    l;;;;;;;;@;;;;;;;l    ま
   [;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;]    ち
   (|´> <`|)    が 
    |lヽ⊂つノリ    っ 
   / ̄l><l ̄\   て
  /::::::∨ミ/>::イ::::|   る
  |::::::/~7。::lYl !::::|   よ
  |:::/::::/::。:::::::::l:::::|   !

「ばかたれー。こういうときは抵抗しなきゃだめだろー。某ホモショタ食人鬼も言ってるだろうがー、このー。
 xp、そのエロティカペケ印乳牛を押し倒してでかいケツに股間を押し付けてみろ」

えっ、それはまずいというか。だいたいぼくの股間は現在チキチキチンポ猛レース。
じつにきまずい空気が流れた。
1841:05/03/20 02:14:34 ID:VnxMv5lE
「仕方ないよね。男の子だもんね……」
だがしかしその表情は明らかにぼくを見る姉さんのそれではあらずして、そのお尻にあてがったぼくの肉の棒は
いまにもメラをはなたんとするまどうしのつえ。
「おー男は狼ですねー兄弟でも安心できませんねー」

「さて、xp、いいところだが、お前はどいてろ。そして、草葉の影からオナニーでもしてるんだな」
あっ、としあきさんの、手には特大バイブレーター。

「さて次はレイピストが武器を所持しているケースです」
姉さんの白い下着が目に入った。そのあと一瞬のけいれんとともに鈍い振動がひびく。

「さあ、チンポの器のサセ子君、大声で助けを呼んでしゅうたいを晒しなさい」
├ 1.「んん…あっ…としあっ……さ…やめぇ」  
│                              
│    [まちがい]                         
│     レイプなんだから、感じてはいけません
│     あきらめたら、そこで和姦だよ
│        ↑
│      ここがポイント        
│      


└ 2.「にけーねーさーん。たすけてー」
      
      [せいかい]
1851:05/03/20 02:15:58 ID:VnxMv5lE
「そんな蚊の鳴くような声じゃ2kが気付く前にお前が逝っちまうぞ、アホ! 」
「やだぁ…xpが見てる前ではやめて下さい」
「としあきさん、やめて下さい! よくそんなひどいことが!」
「簡単だ。サセ子はすぐ濡れるからな」

「いいぞベイベー! 感じる奴はエロ豚だ。感じない奴はよく訓練されたエロ豚だ。ホント レイプは地獄だぜ! フゥハハハーハァー 」

「次鋒 レオパルドン行きます! グオゴゴゴ」
としあきさんはついにベルトに手をかけた! このままでは姉さんに地獄の砲弾が!

ここで黙ってチンコを腫らしているのは男ではない!
xpは激怒した。必ず、かの邪智暴虐のとしあきを除かなければならぬと決意した。xpには女心がわからぬ。
xpは、しまぱんのマッチョである。毎日筋トレと走り込みをし、いぬてぃと遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
「食らえーフラワーチョップ」
「ギャアーーーッ」

「姉さん」xpは眼に涙を浮べて言った。「ぼくを殴って。ちから一ぱいに頬を殴ってくれ。ぼくは、途中で一度、悪い夢を見た。
姉さんが若しぼくを殴ってくれなかったら、ぼくが姉さんと抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」
 ぺけぴーは、すべてを察した様子で首肯き、部屋一ぱいに鳴り響くほど音高く平手でxpの右頬を叩いた。殴ってから優しく微笑み、
「xp、私を殴って。同じくらい音高く、私の頬を殴って。私はこの長い30分の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。
 生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」
 xpは腕に唸りをつけてペケ子の頬を殴った。
「ありがとう、姉さん・xp君」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。

暴君としあきは死んでいたが、やがてなかまになりたそうにおきあがり、顔をあからめて、こう言った。

「おまえらの望みは叶ったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。兄弟愛とは、決して空虚な妄想ではなかった。
 どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」

【古伝説と、シルレルの詩から】
186名無しさん@ピンキー:05/03/20 05:58:15 ID:AkkQlCky
今度はメロスかよ(爆笑)乙だな!
187名無しさん@ピンキー:05/03/20 13:31:04 ID:5rCLt2Sz
ペタワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwww
188名無しさん@ピンキー:05/03/20 15:14:46 ID:3XErPEfK
>>1の引き出しは4次元ですか。
189名無しさん@ピンキー:05/03/20 17:19:05 ID:ccCOU18j
しかしこのxp姉弟はいいなあ。
でも1の設定だとmeはボケボケじゃなくてアフォアフォぽいから弟は出せないだろうなあ。

すると、次は2k兄さんだな
(キラリと光る銀縁眼鏡、ニヤリと笑みを浮かべる口元、マントがはためく)
xpに負けず劣らずふんどしが似合う男ww
190名無しさん@ピンキー:05/03/21 00:36:12 ID:3VLMHweo
>>189
2k兄はとしあきと絡めるのが難しそう
1911:2005/03/21(月) 04:21:50 ID:KMbeXqSC
【OS家族 xpとすてきな改変コピペ】

まあ、xpのバーベキューへの思い入れは凄まじいものがあるからな。
同級生の近所にすむデカ乳に、絵を描いてあげたお礼に誘われて、嫌々行ってみたんだが、
まず肉が凄い。キロ単位で塊で買ってくる。手土産に持ってった肉をみて「それじゃ足りないよ、
貧乳」という顔をする。マックはいつまでもビジネスソフトには慣れないらしい、みたいな。
絶対、その肉4キロより、私が買ってきた肉500gの方が高い。っつうか、それほぼ脂身じゃねえか。
で、巨乳が肉を切る。やたら切る。オタクのHEとマッチョxpもこのときばかりは姉を尊敬。
普段、誰とも喋らない暗いほめ子がxpちゃんクールとか言ってる。郷ひろみか? 畜生、氏ね。
鉄板も凄い、まず汚ねぇ。こげとかこびりついてる。 洗え。洗剤で洗え。つうか買い換えろ。
で、やたら焼く。焼いてxp姉弟で食う。良い肉から食う。ゲストとかそんな概念一切ナシ。
ただただ、食う。メス牛が焼いて、としあきがxp達に取り分ける。私には回ってこない。畜生。
あらかた片付けた後、「OSXちゃんも遠慮しないで食べなよ」などと、残った脂身を寄越す。畜生。
で、デブ一家、5キロくらい肉を食った後に、みんなでダイエットコークとカロリーカットのビールを飲む。
「今日は私も飲んじゃおう」とかホルスタインが言う。おまえ、酒どころか絶対薬やってるだろ?
としあきも「ああ、酔っちゃった、マックも悪くないね」とか言う。こっち見んな、殺すぞ。
おっぱい星人が「太っちゃったわね」とか言って、マッチョが「カロリーゼロだから大丈夫さ」とか言う。
ビルゲイシジョークの意味がわかんねえ。畜生、何がおかしいんだ、氏ね。

まあ、おまえら、xpにバーベキュー誘われたら、要注意ってこった。

【ザ・エンド】
192名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 09:27:21 ID:+6rdbjqm
193名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 00:50:10 ID:gMSotRS4
xpが5人(+1体?)いる件について
194名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 18:02:49 ID:H795J05b
>>192
なんだか腐女子クオリティ
195名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 23:19:01 ID:wG4Q9qfJ
>>194
そもそもxp弟自体が本来腐女子向けだろう。

OS娘たちが我々ヲタの妄想の結晶であるように
OS息子たちは腐女子の邪な願望の産物。
見比べるたびにそれぞれの業の深さを思うw
196名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:26:15 ID:KHHe4MMQ
そういえば最近虹裏ではショタキャラHEが出現してえらいことになってるけど。
1971:2005/03/23(水) 12:32:18 ID:pCV6jvME
誰か書いてくれるのを待とうとクレクレを決め込むつもりだったのが、
いつのまにか俺が一番書いているとは、不思議なこの世の成り立ちですね。

もしかして俺のせいで職人を遠ざけてるとかじゃないだろうな?
呼び水のつもりなんだけど……


さて、今日のお話は、へー子とxp息子の未知との遭遇のお話です。
1981:2005/03/23(水) 12:39:11 ID:pCV6jvME
【OS家族 弟のちんこを見つめるほめ子の瞳は原始のゴリラ(それはゴリラじゃろか?)】

「えっくすぴー、あのねー」
ドアを開ける。鍵はかかっていなかった。
「数学の課題あったでしょ、あれ……」
そこで特派員が見たものは、ベッドの上でヘッドフォンをしてAVを見ながら肉棒をしごく弟だった。

しばし、この世の終わりを告げるような沈黙。xpとほめ子は時間が止まった風だった。
その停止した時でもディスプレイのAV女優だけは激しく腰を振っていた。
時計の針の音とフォンの音漏れの喘ぎ声が空気を蹂躙した。

「……ごめん」
「なんであやまるの。悪いの、ノックしないで入った私じゃん」

「だって……」
「いいから、続き。見せて」

僕は耳を疑った。
「終わるまでここで見てるから」

姉さんの目はいつもと同じように冷たくて、感情を読み取ることは出来なかった。

「やだよ」
僕が反射的に答えると
「姉さんに、いうよ」
そう当然であるみたいないいかたをされて、
―脅迫や軽蔑じみた言い方をされたほうがまだましだった、
僕は胃が崩壊するような心地がした。
そうしてこれが僕が姉さんの前で自慰することになった次第だ。
1991:2005/03/23(水) 12:43:34 ID:pCV6jvME
姉さんの冷たい視線を受けて、僕の息子は萎えかかっていたが、無理やり擦って勃たせた。
「このDVD、どこで買ったの?」
「……友達に売ってもらった」
いろいろ質問をされた。僕は義務みたいに正直に答えた。
分らないときは曖昧な風に言った。嘘をついたら見透かされる気がした。

「この人さ、胸、大きいよね。大きいの、好き?」
「…別に嫌いじゃないけど」
「ないのとあるのどっちが好き?」
「あった方がいいかな」
「そうだね。いろいろ、使えるからね」
オナニーしているあいだ、だいたいこういった会話をしていた。

「それ、17センチぐらいあるよね。結構大きいんじゃない?」
「普通だと思うよ…」
「結構あるよ。あと、剥けてるよね。私とお風呂入ってた頃は皮被ってたのに。自分で剥いたの?」
「…うん」
「やっぱ、使えたほうがいいもんね」

「道具とか使ったことある? 片栗粉Xとか」
たまにこういうぎょっとするようなことを平気で言う。
「いや…ないこともないけど…なんかやっちゃった感とか強いし、後始末が大変だし…」
「そうだね。そこまで、してしないよ」
2001:2005/03/23(水) 12:45:22 ID:pCV6jvME
「私や姉さんとかで、したことある?」
「…するわけないだろ、そんなの……」
「正直に言って」
「……ごめん」
「私とか、そういう目で見てる?」
「2k姉さんやxp姉さんでしたら、すごい罪悪感があった。やっちゃいけないことだって。
 兄弟だから。だから、なるべく、そういう対象で見ないようにしてる」
「ふーん」
姉さんは相変わらず顔色一つ変えなかった。


「どう? 調子は?」
「うん…そろそろ出るかもしれない」
「射精しそうなときってどんな感じなの?」
「なんか、変な感じ…よくわかんないけど、とにかく出るって感じ……」
「あっ、そう」

「んっ……」
シュッ シュッ…ドプッ……ププ

「出たね」
「…うん」
姉さんは紙に浸み込む白濁液に顔を寄せて臭いを嗅いでみる。
「どう? においとか量とか濃さは?」
「…普通だと思う……」
「前にしたのはいつ?」
「……3日くらい前」
2011:2005/03/23(水) 12:47:33 ID:pCV6jvME
「これトイレットペーパーだけど、出したの、トイレで流すんだ?」
「………」
「ティッシュに出してゴミ箱に捨てるとかしないの?」
「誰か部屋に来ることもあるし、汚いし、なんとなく置いとくのもやだから……」
「そう。としあきさんは、ゴミ箱妊娠させそうなくらいしてるよ」

「誰にも言わないよ、秘密ね。じゃね、おやすみ」
「…おやすみ」

HEは出した精液を持って出て行った。トイレで捨てたんだろう、多分。


xpはそれから少し眠り、夜中に目を覚ました。
そして姉に自分の自慰を見られたことを思い出して、涙で枕を濡らした。

【エドガー・エンド】
202名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 15:12:42 ID:mIbOKPXQ
uho
203名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 16:23:16 ID:rxTYCkGj
原始のゴリラ(それはゴリラじゃろか?)で初っ端から噴いた。
>1さんあんたすごいよ。
204名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 18:45:04 ID:pIsgHd+A
>>197
つーか唖然としてるわ。よくこれだけオモロイネタを投下できるものだと。
205ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:01:41 ID:bpa8KXBJ
「ぺけ子、ぺけ子!」
「…う…ヨシノヤ…」
「寝言でゴノレゴの真似なんてよしなさい、朝だよ」
「…!はいっ!すすぐ起きますです!あうあう…。」
としあきさんが私を起こしにきた、昨日はすこし騒ぎすぎたからか、まだ眠い。

「ぺけ子、おはよう」
「としあきさんおはようです」
うちでは二人ともかなり砕けた接し方をしている、ご飯を作るのも交替でやるぐらいだ。

今日はとしあきさんの日。
「ぺけちゃん、みそしるの具何にする?」
「なめこがいいです」

八つ時計が音を立てた

土曜日なので遅い朝食だ、平日ではこんなにのんびりできない。
平日は二人で頑張って働いているのだ。

二人でご飯とアジの開きをつつきながら、テレビを眺める朝食、二人には一番幸せな時間だ。
「としあきさん。」
「なに?」
「伊東にいきませんか?」

とても天気がいいのだ、こんな日に出かけなくてはモヤシになってしまう。
206ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:02:35 ID:mIbOKPXQ
「ごめん、お金あんまりないんだ・・・。」
「大丈夫ですよ、今日のために貯金してたんです。」
としあきさんことご主人は何かというと浮いたお金を趣味につぎ込んでしまうのでいつもお金がないと騒いでいる。
でも食費はしっかりまかなっているので二人ともいたって健康だ。
「本当かい?」
「えへへ・・・。実は旅館の手配も・・・。」
「それでだったんだね・・・最近節約してたのは。」
「ええ、二人ともわざわざ休み合わせたんだから、ねっ?」
「・・・よし、支度しよう、何時に宿に入ればいいの?」
「14:00以降ならいつでもいいみたいですよ?」

できることならこの間みたいにふらっと出かけて海岸の道路で夕日を見たいが、さすがに夕食に間に合わないとまずいだろう。
いそいそと化粧をしてお出かけ用の上着を着る、としあきさんに買ってもらったお気に入りだ。
ジーンズもそう、としあきさんとあまりサイズが変わらないそうだ、痩せなきゃ・・・。
何にせよかなりのこだわりを持ったジーンズだそうで、これを見るととしあきさんはいつも色落ちの話をする。
「ジーンズはいろんな人に引き継がれていくのが面白いんだ、だってジーンズ以外のパンツなんか人のお下がりあんまり履かないでしょ?」
「ジーンズっていうのはそのままその人の歴史になるからね、うん。」
私の服選びに行ったとしあきさんが勤める店で、試着室から出てきた私に、としあきさんは店員さんと目を血走らせて私を眺めながら言ったものだ。

べべべべべべべ・・・・。

徒然を考えているうちに外の駐車場でとしあきさんの360のエンジンの音が聞こえてきた、急がなきゃ。

「ぺケ子〜。鍵ちゃんと掛けろよ。」
「はぁい!」
太陽は少し東側に傾いて、マンションの隙間から二人に暖かな光を提供する。
幸せな会話、好き合った二人、二人は幸せを振りまく、何一つ不備のない至福の空間。
207ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:03:52 ID:bpa8KXBJ
ぺけ子がとしあきのスバル360に揺られて、初めてお泊りに行ったのが伊東だった。
あの日もやっぱり晴れ、ここに転がり込んでからちょうど三ヶ月目の土曜日の午後
忙しかったとしあきさんの仕事もひと段落着いて、急に思い立って二人して羽を伸ばしに行ったのだ。
小田原を過ぎて、海岸道路に差し掛かるころにはとてもきれいな夕日が海に沈むところで、ぺけ子ははじめて見る海と大きな夕日に涙を流した。
その夕焼けの赤さが忘れられなくて、ずっと行きたいと思って勝手に旅館に予約を入れていたのだ。

「高速使わないから時間はかかりそうだけど、のんびりしてていいですね。」
「そうだね、それにこの車じゃぁ高速使ってもそんなに変わらないしね。」
「かわいい車だけど古いですよね、どうしてとしあきさんは新しい車を買わないんですか?」
「うん、作者のどくだくぁwせdrftgyふじこlp;」
「ああ!前見て運転してくださいぃ〜」

この子が僕の家に来てからちょうど半年、久々の連休。
実際「旅行」をするのは二回目、まさかぺけ子に誘われるとは思いもしなかった。
おとなしく見えて結構大胆な子だ、本当に運がいい。
思い出してみれば、彼女が家に来たのも突然だった。
208ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:04:57 ID:bpa8KXBJ
就職に当たって下宿から我が家に戻ってきた次の日の事だ、親はこの家を僕に譲り、葉山へと引っ越した。
その日は自分ひとりには広すぎるリビングで朝食を取り、職場である店に出かけた。
普通どおりに一日中ジーンズを眺めて、また帰途に着いた。
ここまでは普通だ。

ギギギギギ〜。

「ジーク・ジオン!」
無意味に叫んで家に入る、さすがに中学から高校のころまで住んでいた家だ、がたが来ている。
ドアに油を差さなければ・・・まるではだしのゲンだ
シャワーを浴びて布団に入る、おととい引越しと一緒に組んだ新しいパソコンをいじろうかと思ったが、寂しくて欝なのでやめた。
「としあきさん、起きてください」
「ねえ、おっき!」
僕は柔らかなひざの上で目を覚ました。
「・・・君は誰だい!?」
「としあきさんお早うございます、私はマイクロソフト社製のオペレーションソフト、ウィンドウズXPプロフェッショナルです。」
「?」
かなりこのとき僕は胡散臭い表情をして居たんだと思う。
ちょっとぺけ子は悲しそうな顔をして
209ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:06:04 ID:bpa8KXBJ
「・・・としあきさん?」
僕の頭をなでた
「じゃあ・・・君のスペック言ってごらん?」
我ながら機転の利いたトークだ。
「はい、メモリは1.25GB RAM CPUはPentium4 2.80Ghz HDDは・・・」
「わかった・・・わかった、君は本当にXPちゃんなんだね・・?」
「はい!」
ぱっと彼女の顔が明るくなる、思わず僕も微笑む、なんて綺麗な子なんだろう・・・。
「よろしくお願いします、としあきさん。」
それからというもの僕とぺけ子は細々と幸せな生活を送っている、僕の給料では二人養うのは難しいので、ぺけ子も働いてくれている。
情けないけど今度昇給するから大丈夫かな・・・?
「としあきさん?」
「・・・何?」
「CD掛けていいですか?」
「いいよ、何がある?」
と、僕はスバル360のボロいインパネに不釣合いなCDプレイヤーの電源を入れた、これをつけるにはいろいろと苦労したものだ。
「ジャズのCD持ってきました・・。」
「親父が置いてったやつか、こんな日にはいいかもしれないな。」
「掛けま〜す。」
古いスピーカーから大昔のモノラル録音のマリンバの音が流れる、こんな日にはこういう音の方がいいような気がした。
「ジリジリ音がしてる・・壊れちゃったのかな?」
「多分レコードから焼いたんじゃないかな、演奏してた人が死んじゃった後の名盤だったらよくあるよ。」
「レコード・・・ですか、としあきさんのトランスのやつはもっと音いいじゃないですか?」
「あれはステレオレコーディングだからね、だけどモノラルだって舐めたものじゃない
オーケストラなんかの名盤はやっぱり名盤って言われてるもののほうが人気高いんだって」
210ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:07:36 ID:bpa8KXBJ
「へぇ・・・わかんないなぁ、CDのほうがいい音なのに。」
「新しければいいってわけじゃないって事さ。」
「・・不便ですけどねぇ。」
「それがいい。」
ふと、考えるようなしぐさを見せて、ぺけ子は髪をかきあげた。
ふわりと女の子のにおいがする、白いうなじが・・・。
・・・いけないいけない、前を見て運転しなきゃ。

雲ひとつない青空の下、としあきとぺけ子を乗せた360は白い煙をはきながらのんびり一般道を南下して行った。
根気良く走って小田原に差し掛かるころ、そろそろ時間も昼時である。

「おなか減りませんか?」
「そうだねぇ。」
「サンドイッチ作ってきましたよ。」
「じゃあどこかに止まるか、海が近いし・・・。」
「わ〜い!!」

湾岸道路を少し走ると、海沿いに無料の駐車スペースを見つけたので、そこに止めることにした。
211ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:08:12 ID:bpa8KXBJ
ぱたん!

「わ〜!海だ〜!」
「あったかいなぁ、今日は天気がいいねぇ、房総半島が見えるよ。」
「あ〜本当だ!」
豆のように小さな煙突やビルが見える
でも向こうにはこっちのことは見えないんだろう、こっちには目印になるものはない。
結局、僕にはその下のところに居るはずの人間は見えない。

「なあ、ぺけ子。」
「何ですか?」
「向こう岸の人間は見えるか?」
「そんなぁ、見えませんよぉ!」
「どうする、向こう側に誰も居なかったら。」
「・・どういうことですか?」
「いや、もしそうだったらどうする?」
「・・・、見当つかないです。」
「な・・・なんか俺ちょっと怖くなってきちゃった。」
「そんなぁ、どうしたんですか?としあきさんらしくないですよぉ。」
にこりと笑ってぺけ子は僕のほうを見る、ああ・・・かわいい。
すっと伸びた黒髪、それがふわりと風になびくと同時にとてもよい香りがする、それだけでどきどきする
二つの目はまだ僕のほうをじっと見つめている、とても幸せだ・・・本当に。
「でもね。」
「何だよ。」
「だ〜れもいなくなっちゃったら・・・。としあきさんまでいなくなったら・・・。」
なんだよ・・・もう・・。
212ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:09:50 ID:bpa8KXBJ
「私は生きて行けません。」
「ぺけ・・・。」
「だから、としあきさんだけいれば私はそれでいいです!!」

げふんげふん。

「周りに人が居るんだからそういうことを言うのはよしなさい!」
「ぶ〜!としあきさんは私のこと嫌いなんですか?」
「そんなことないよ。」

何を言い出すのかと思えば、まったくこの子は。
時々こうやって人をからかうようなことを言うのだ、とうのぺけ子はニコニコしているが、こっちとしてはたまったものではない。
第一彼女は僕のことを選べないのに何でこんなことがいえるんだろうか・・・
でもまぁこいつはお世辞を言うような子でもないからウソではないんだろう・・・と、思いたい。
ただ、やっぱり僕の心の中にはぺけ子へのその感情への小さな、本当に小さな不信感がないといえば嘘になる・・・。

「としあきさん、タンカーがいますよ、大きいなぁ」
「・・・ほんとだ、どこに行くんだろね。」

いや、それは僕の逃げなのかもしれない。
この子が来てからの半年間というもの、一切僕とぺけ子は関係を持っていない。
ぺけ子はとてもかわいい、それに魅力的な体をしている、別にぺけ子がそういうことを避けているわけでもないようだ。
だけど僕はどうしてもこの子にそんな欲望を抱いたとしてもそれをぶつける事はできずに居るのだ。
彼女が自分を選ぶ余地はなかったから・・・。

「としあきさん?・・・・としあきさん!」
「!! なんだい!?不審船かい!?」
「もう!ボーっとしてさっきから何考えてるんですか?」
「い、いやぁ・・・別に。」
「嘘。」
「・・・なんだよぅ。」
「さっきからずっとあたしの方ばっかり見てボーっとしてるんだもん。」
213ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:11:56 ID:bpa8KXBJ
しまった、知らぬ間に彼女の大きな胸に目が行っていたようだ、僕は慌てて話をそらそうと脳みそを総動員して話題作りに励む。

「いや・・・ほら、向こうにある看板の上でサルが携帯電話で家族写真をとっていたもんだから」
「ウソ!ほんとですか!どこどこ!」
「・・・もう居なくなってしまったよ、今度は一家で高崎山に行くそうだ、残念だったね。」
「あ〜ん、惜しい事した〜!」

さすがはMeの妹だ、抜けているところは抜けている、多分2kさんなんかにこんなことを言ったらあの切れ長の目で思い切り見下されるのだろう

「さあ、そろそろ行こうか。」
「そうですね、向こうでもいろいろ回りたいですから。」

近くにあったガソリンスタンドで給油をして一路伊藤を目指す、本当に雲ひとつない空だ、きれいな景色を眺めながら海岸の道路を進んでゆく。
ずっと湾岸を走ってあまり変わらない風景なのに、ぺけ子は無邪気に外の景色を見ている、こんな行楽日和なのに渋滞してないのが不思議だ
子のポンコツが壊れてしまいそうな勢いでどんどん進む、右には岩肌左に海、時折民家が眼下の海の近くにまでせり出している
本当に人間というのはどこにでも住んでいるものだ、そして道路はそんな生活の上に橋を渡して進んでゆく。
たまには一般道を走ってみるものだ、無機質な高速道路を走っているよりぜんぜん面白みがある。
何よりも隣にこんなにかわいい子が居るからなのかもしれないが、まぁ・・・当然か。

そうこうしてぺけ子と景色を見ながら愉快に騒いで道を辿ると、いつの間にやら熱海の市街地に入っていた
ここから半島部に入り伊東に向かうのだ。
山の上のホテルのガラスが太陽の光を受けた海を反射してきらきらと光ってまぶしい。
214ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:13:13 ID:bpa8KXBJ
「う〜、疲れた。」
「大丈夫ですかとしあきさん、私も免許持ってたらよかったなぁ・・・・。」
「大丈夫だよ、でもちょっと休もう。」
「あっ!吉野y・・・」
「あー!すし屋だすし屋、すし屋いこう!」
「よしのや〜・・・・。ああん・・・よしのやぁ・・・ねぇ、としあきさぁん・・・、ねぇってば・・・。」

無理やりすし屋の駐車場に入ろうとする僕に向かって、ぺけ子は憂いに満ちた色っぽい表情をして『よしのや・・・』とつぶやいて僕を惑わせる。
だめだ、ここで負けてはうまい寿司は食えない。

「マグロだっておいしいよ、鉄火どん」
「・・・・はぁい。」

やっとあきらめたか・・。
車から出て駅前のすし屋に入る、昼から時間は過ぎているというのに店内は込み合っている、繁盛しているようだ。
ピンポーン。

「いらっしゃいま・・・・!!あらぁ・・ぺけちゃんじゃない!!」
「ああっ!トロンちゃん!」
レジ係というか、誘導係みたいにしてドア口のところに立っていたのは和服のよく似合う黒髪のきれいな人だった。
「久しぶりですねぇ!今日はどうしたんですか!?」
「今日は旅行です、湘南の店ってここだったんですね?」
「ええ、湘南ってよりは東海に近いですけどねぇ、さあさあ!そこの席に座ってくださいな。」
そういうとトロンさんは店の奥の海のよく見える座敷へと歩き始めた。
「ありがとうございます、としあきさん、行こ」
「あ、うん・・・。誰なんだいあの人は。」
「ん?ああ、トロンちゃんですね、前に一緒に仕事をしたんですよ、結婚したって聞いてたんですけどまさか熱海にいたなんて・・・。」
「へぇ、不思議なめぐり合わせだなぁ・・・・、吉野家行ってなくてよかったな。」
「えへへ・・・そうですね、ありがとう!としあきさん。」
215ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:14:30 ID:bpa8KXBJ
本当に素直な子だ、この子は。
太陽のように笑みを振りまきながらぺけ子は座敷に座るべくブーツを脱ぎはじめた。
ちらりとスカートからパンツが覗く・・・黒かよぺけ子。
今日の夜を案じつつ、僕もトロンさんに導かれるまま席についた。

「なんかお勧めありますか?」
「そうですねぇ、マグロの熱狂的なファンなら鉄火どんをお勧めします、うちのは格別ですよ。」
「へぇ・・・よっしゃ、俺それにしよう、あとコーラ。ぺけ子はどうする?」
「ううん・・・牛の熱狂的なファン用のメニューありませんかぁ?」
ぺけ子は涙目でメニューを人差し指でなぞっている。
そんな様子を見ると、トロンさんはくすりと笑って
「あらあら、いつまでたってもぺけちゃんの牛丼好きは変わっていないようね。」
「こら、ぺけ子、ここはすし屋だぞ!どうもすみません・・・。」
「いえいえ、いいんですよぉ、昔からぺけちゃんの牛丼好きは有名でしたからね、ふふふふ。」
「あぅ・・・じゃ、じゃあ海鮮丼!!それとオレンジジュース!」
「はい、わかりました、鉄火丼に海鮮丼ですね、お飲み物はサービスしますね。」
「いいんですか?」
「ええ、もちろん、だって久しぶりだもの、何かさせてくださいな。」
「どうも、ありがとうございます!」
「えへへぇ〜やった〜。」
「ぺけ子もありがとうしなさい。」
「はぁ〜い、トロンちゃん、ありがとー!」
にんまり笑ってぺけ子は答える、ちょっとアホ面だけど、それがまたかわいい。
「はいはい、どういたしまして・・・そういえばぺけちゃん、この方は・・・?」
そういうとトロンさんは僕とぺけ子を交互に見ている。
「あ、そうそう、私の旦那さん。」
思わずお冷で手を拭いてお絞りを飲みそうになった。
216ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:15:40 ID:bpa8KXBJ
「おいおい、ぺけ子、僕たちはまだそんな・・・。」
「何言ってるんですか、ひとつ屋根の下に住んでれば夫婦も同然ですよ。」
まずいな、トロンさんがフォローしてくれたからいいものの、ぺけ子のやつちょっとしょんぼりしてる・・・かわいそうな事したな・・・。
「うん、ええ、いずれは・・・。」
それでもはっきり言えないのは、やっぱり彼女との出会いがとても特殊なものだったからか。
でも、それでも僕はぺけのことが好きだ、ぺけ子だってそうだと信じたい・・・。
だけど、彼女が僕を好きで選んだわけじゃないんだ。

・・・。

全く・・・何で飯時にこんなことを。
「あなた〜、注文入りますよ〜」
「あいよー。」
威勢のいい旦那さんだ、トロンさんが調理場に入ってゆく。
場が持たなくなってしまった、ぺけ子に目が向けられない。
畜生・・・。

「どうも、ぺけ子さん、ご無沙汰をしております。」
そこに、体格のよい男が現れた。
「こんにちは、結婚式にもお伺いしないで、どうも申し訳ありません。」
「いえいえ、仕方ありませんよ・・・それより、この御仁がとしあきさんで。」
「え、ええ。」
「ぺけ子さんのいい人かぁ、お目が高い、ははは、私は一太郎と申します、どうぞ、お見知り置きを。」
「は・・ははは」
ぺけ子が寂しそうに笑う、ああ、なんて事をしてしまったんだ・・・。
「としあきさんとおっしゃいましたね、お話したいことがあるのですが、なんでしたら外で・・・。」
「え?」
突然の申し出だ、動転しないほうがおかしいだろう
「店は下のものに任せておきます、ですから、少し・・。」
「は・・はぁ・・。」
「じゃあ、ぺけさん、ちょっとお借りしますよ。」
「はい・・・。」
217ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:16:40 ID:bpa8KXBJ
寂しげな笑みを見せて、ぺけ子は僕に手を振った
導かれるがまま、トロンさんの旦那さんに連れられて、僕は外に出た。
「としあきさん申し訳ありません、せっかくのご旅行だというのに。」
「いえ、で、何なんですか、話というのは。」
タバコを胸ポケットから取り出すと、少しイラついて僕は答えた。
「としあきさん、私はね、トロンは私の許婚だったんですよ。」
「えっ?」
「ええ、彼女と私は、恋愛結婚ではないんです。」
「そんな、あんなにお二人で仲がよろしいのに・・・。」
「ははは、まあ、そうなんですがね、親の決めた結婚でもね―――」

一方、店の中。

「ぺけちゃん、あの・・・、悪いことを聞くようなんだけどね、その・・・としあきさんとはうまく行っているの?」
「えっ!? えぇ・・もちろんよ、としあきさんはいいご主人だ・・・よ。」
くたり、とぺけ子は面を下げた。
「・・・お世辞にもうまく行ってるわけではないようね・・・。
何があったかは知らないけど貴女さえよければお手伝いさせて、力になりたいのよ。」
「・・・。」
「久しぶりに会ったのにそんなにしょぼくれてたら私だって悲しいわ、ぺけちゃん。」
「・・・うん。」
「ぺけちゃんらしくもない・・・。一体どうしたの?」
「・・それが、としあきさんは・・・あたしのことそんなに好きじゃないみたいで・・・。」
218ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:17:38 ID:bpa8KXBJ
「・・・OSの悲しき宿命ね、でも、あの人を見てるとそんな感じはしないけれど・・・。」
「だって、だってとしあきさんってば・・・ごにょごにょ。」
「ははぁ、夜だなぁ?あぁん?」
ぺけ子の顔に火がついた
「・・それだったらまだいいわ、だって・・・としあきさんったら・・・。」
「『ウホッ!』なの?」
「いえ!そうじゃないのよ、ファイル管理しててもそれっぽいファイルはないんです・・・でも・・・。」
「んもぉ、どうしたのよ〜〜」
トロンさんはいたずらっぽくぺけ子の頭をぐりぐりする。
「いたたた!話すからやめて!いたい!!いたい!!」
「よ〜し、キリキリ話しなさぁい!」
「・・・それがね、としあきさんってば・・・あたしの事・・・抱いてくれないんです。」
消え入りそうな声でぺけ子は独白する
「どうしたのかしら・・・それだけの体なのに・・・。」
「だから、今回の旅行でとしあきさんが私に振り向いてくれなかったら、私は・・」
「わかったわ、その先は言わないで、いいわ、絶対彼が貴女に振り向くようにしてあげる。」
「・・・・・・。」
まずいことになった、トロンちゃんを本気にさせると大変なことになる、精力剤などを容赦なく使いそうだ。
「よ〜し、キングコブラの粉末があったはず、あれを・・・」
「だ!大丈夫だって!絶対あたしとしあきさんを振り向かせて見せる、何もしなくて大丈夫よ!」
「ほんとぉ?ぺけちゃんけっこう引っ込み思案なところあるからねぇ・・・。」
「大丈夫よ!大丈夫!ぜったい!!」
そういうと鼻息も荒く、ぺけ子は握りこぶしを硬く握り締めるのであった。
「踏ん切りがついたでしょ・・・よかった、元気になって。」
219ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:18:33 ID:bpa8KXBJ
一方場面は戻って店の外

「じゃあそんな言い訳をしてあなたは彼女を幸せにすることすら放棄するつもりですか?」
「・・・そういうわけでは。」
「だってそうでしょうに、あなたはぺけ子さんから誘われたにもかかわらず、自分に自信がないもんだから彼女を抱こうともしない。」
「・・・。」
「・・・まあ、厳しいことを言っておいてなんですが、私にだってそんな時期はありましたよ。
トロンが自分のことを選んでくれた訳じゃないってくよくよしてましたけど、彼女はそんなことは微塵も感じていないようでした。」
「・・・一太郎さん、貴方、トロンさん以前に女性経験はお有りですか?」
「え?まぁ、これでもガキの時分にはまぁいろいろとお痛をやらかしましてね・・・・。」
「そうでしょう・・・僕はそんなこと今まで一度もなかったんです、いっつも『いい人だ』止まりですよ。」
「・・・。」
「そんな男のことを、あんなかわいいぺけ子が選んでくれると思いますか?
あの子はほかの男の事を知らないんです、だから僕なんかに!」
奥歯をかみ締めてとしあきは俯いた、すると突然
バシィッ!
「うわっ!」
「シャキッとしろ!!」
「何するんですか!あんた!」
「・・・恨んでもらったって構いやしませんがね、だけどね、あんたがそう考えてるうちは誰も幸せにはなりませんよ
さっきから聞いてりゃ『僕なんか』だって、男なんだらそんな弱音は胸のうちにしまっておくことです、としあきさん。」
「・・くぅ。
220ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:20:05 ID:bpa8KXBJ
「これじゃぺけさんが可愛そうだ、ホレた男がこんな腑抜けたぁね。」
「・・・!言わせておけば!」
としあきは頬の痛みに任せて一太郎を睨み付けた
「なら、そんな下らない理由でぺけ子さんを拒んじゃぁ、あの娘が可愛そうなんじゃないですか?
あんたはあんたを選んだぺけ子さんの決心を蔑ろにしてるんですよ。」
「・・・。」
「出会い方はどうあれ、初めてあんたを好いてくれる子ができたんだ、あんただってきっとこれから幸せになれる。」
・・・わかったよ、わかった。
俺はぺけ子のことが大好きだ、だけど自分のことが大嫌いだったんだ・・・。
だからぺけ子のことだって・・・。
「自分のことを愛していなきゃ、他人のことなんて、ましてや夫婦になんかなれやしませんよ。」
「・・・ありがとうございます、なんか吹っ切れましたよ。」
「そいつはよかった、さあ、店に戻りましょうか。」
「はい!」
「・・・いつでもいいから言ってやんなさい『大好きだよ』って。」
「はい!」
221ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:21:13 ID:bpa8KXBJ
「じゃあこれ、私のアドレスね、今度メール送ってね。」
「うん、分かった、今日は本当にありがとう。」
「それじゃあ、お元気で、一太郎さんも。」
「ああ、それじゃあな。仲良くしろよ。」
「はい。」
だいぶ傾いた日の中、ぺけ子ととしあきは伊藤の旅館に向けて店を出た。

車内ではFMラジオが必死に流行歌で愛を語っている、相変わらず左手に海、右手に山・・・。
なんだか奇妙な静寂が車内を支配する、お互い話を切り出すチャンスを狙ってる。
「・・・としあきさん」「ぺけ子」
あっ!
・・・、二人はお互いに身をちぢこめる。
「としあきさん?」
「・・・うん。」
ぺけ子はギアに置かれたとしあきの手にそっと手を重ねる。
大きく開け放たれた窓から潮の香りと波音が聞こえてくる、ぺけ子が何か言ったようだが、としあきにはそれが聞こえなかった。
次の瞬間、としあきの左の頬にさわやかな香りとともに、柔らかなものが触れた。
前を見なきゃいけないが、としあきはその柔らかなものに、少しの間だけ、唇を重ねた―――。
「大好きだよ、ぺけ子。」


―――二人を乗せた車はゆっくりと道を進んでいった。


続く。
222ぼくとぺけ:2005/03/24(木) 00:21:59 ID:bpa8KXBJ
旅館に言ってからの云々はまたこんどで。

それじゃあ名無しに戻ります
223名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 00:43:33 ID:XYGwe3Cy
乙。
餃子姫仕様もあるほど大食らいで有名なproと違って、
ほめ子はあのルックスで大食いなのが萌えるというかw
とほめ子搭載のノーパソからカキコしてみる。
224名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 00:48:02 ID:XYGwe3Cy
ってこれはさせ子の方か。何で勘違いしたかな。
225名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 01:31:53 ID:bpa8KXBJ
なぜか書いてる間一太郎さんのイメージにずーっと某戦争劇画のバウアー大尉が被ってたんだけど。

知ってたらそれで読んでくれるとうれしい、としあきはクルツだと思う。
226名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 01:57:31 ID:sAEel2ut
渋い…
なんかこのさせ子可愛いなぁ。
2271:2005/03/24(木) 03:54:28 ID:3FkgY+Tb
>>205-221
グッド・ジョブを! クール! イカしてるぜ!
エクスピーに萌えるので?
ああ! 甘い純愛など! 俺にはできねえかもだ。

じゃあ俺様もオッ始めるぜ。今日のハナシは二千とトシアキの風呂でイン・アウトの出来事だ。
2281:2005/03/24(木) 03:55:55 ID:3FkgY+Tb
【二千とトシアキの甘い性生活】

水の滴る音、トシアキが欲情を?

「二千、チンポがオッ勃ちまって止まらねえ。一発やらにゃ」
「エッチを? お風呂でお望みで? そりゃコトだ」
「黙らっしゃい。黒のチンポ吸い」

「やめて! ご主人!」
「バカこくな! やめるなど!」
「胸を触って! おっ死ね! この無職ファック野郎」
「お前は記憶力がいいな(誤訳:memory)。もう乳首が立って、感じて――」
「感じてなど!」
「しかしパイパニック号なのでは? アブノーマルなメス豚が!」
そうして胸を揉むこと66回。

トシアキは浴槽で嫌がる二千のプッシーを愛撫する。
「こんな所で? 不清潔な! ……アンアン」
「だが、お前の安全穴から愛液を? カントの匂いが染みて――」
トシアキは二千のアソコにヘリコプターをブチこんで!――快感。悶える二千。

トシアキの50mm機関銃はますます硬さを増しておったまげ。
「俺のコックを出し入れをお待ちかねで? 淫乱女!」
「淫乱など! 嘘をつくな!」
「しかし下の口は正直で? お前は腰を振っているでは!」
「トテモヒドイ…トシアキサン」
2291:2005/03/24(木) 03:57:10 ID:3FkgY+Tb
「やるっきゃない! ナニをオコーモンに―ー」
「ああっ! モチのロン!」
「なんちゅう締め付け――俺がケツ穴で感じるなど!(誤訳:むしろケツで感じまっくてるのは2k)」
「なんという気持ち良さ! イクかもだ!」
「出るかもだぜ!」
ドピュードピュー
(たてたての)ザー汁! クソの煮込み!

二千はすげえ快感顔、それみてトシアキぶったまげ。
「おお! 逝きマスクをとって、そしてイカす! セックスは女のほうがエクスタシーを?」

そのころ頭上の空間から覗いているローカルな兄弟のエクスピーが?
「熱い! なんとプッシー知らず!」

その後、いつか…いつか…
トシアキと二千の情熱プレイはとしあき・二千・エクスピーの熊3pにハッテンし


ナイト!

【コレニテ・オシマイ】
2301:2005/03/24(木) 03:58:02 ID:3FkgY+Tb
原作:双葉利秋@ふたばちゃんねる

監督・脚本:1

制作・著作:OSたんのエロ小説

字幕翻訳:戸田奈津子

http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1097252736/

*お詫びと訂正 キャラが違うかもだ。しかしなっち語を気にするなど!
231名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 06:36:17 ID:s8NOEghT
・・・とうとうあの御大までネタにしたか。
(あきれて褒めている)
232名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 08:36:28 ID:bpa8KXBJ
なんというか。

      ./       ;ヽ
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i  <いいぞ ベイべー!
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l  メモリを犠牲にしてきょぬーになるのはさせ子だ!!
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i |  安定性を犠牲にしてきょぬーになるのはよく訓練されたMeだ!!
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ
  /     ゙ヽ   ̄、:::::  ゙l, ホント OS娘達は地獄だぜ! フゥハハハーハァー
 |;/"⌒ヽ,  \  ヽ:   _l_        ri                   ri
 l l    ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
 ゙l゙l,     l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
 | ヽ     ヽ   _|_  _       "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/  ヽ    ー──''''''""(;;)   `゙,j"  |  | |
2331:2005/03/24(木) 10:07:14 ID:3FkgY+Tb
234名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 11:50:56 ID:bpa8KXBJ
>>233
ねぇさん・・・。
235名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 16:43:48 ID:omC5vg71
そんな馬鹿なorz
俺のルドルフとイッパイアッテナがorz
236名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 20:36:00 ID:436s0udO
1さんがなっち語までマスターしていようとは。
237名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 03:55:48 ID:ZxUQTOAg
つ【>>1複数職人の共通ペンネーム説】

マジでどれだけ引き出しあるねんと。
238名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 08:00:26 ID:BufIhpb/
>>237
それでもいい。発想が斜め上の裏側で面白すぎるから。
239名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 00:49:56 ID:dbJIaIlx
ttp://nijibox.dynup.net/nijiura/os/src/1111772052817.jpg
ほめ男可愛いよほめ男
ハァハァ

ほめ子ってひどいなあ・・・
240名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 11:27:19 ID:wcomsZ8o
いや、これは
「異性でも愛は紡げるさ!!」
と、フッ切れたほめ男がほめ子を押し倒す伏線なんですね〜、はい〜
241名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 11:39:38 ID:eb5zZ5Gn
そのほうがノーマルな形なのになw
百合でもフォモでもかまわんけど
242名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 22:00:49 ID:Uo8LtRHu
しかし姉弟ではインセストタブーで全然ノーマルでない(汗w
243名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 08:08:20 ID:Dcz3YpZw
絵的に美しいのでイイと思う
244名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 00:06:16 ID:flaVDz7r
腐女子だけど奥手なほめ子が
ほめ男のかわいらしさにリミッター外れて
抱きすくめて唇奪いながらちんちんしごいちゃうようなのが見たい
と逝ってみるテスト
245名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 00:18:33 ID:vrB1doEn
>>244
ノシ 一票追加
246名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 00:42:45 ID:GLnimjh4
>>244
さらに一票
247名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 07:55:14 ID:4vXO5uGY
>>244
しごかれて果てちゃって、
切なそうな眼をして、
しどけなく姉の巨乳に吸い付いちゃったりするの。
2481:2005/03/29(火) 10:07:27 ID:97mck4mQ
ほめ子、大人気。
だれか書かないのかな。

さて、今日のお話は性欲の奴隷達の悲しいお話です。
2491:2005/03/29(火) 10:07:58 ID:97mck4mQ
今日は日曜日。たまの休みにすることといったら……性欲をもてあます。
薄暗い部屋で、クローゼットの扉を開けて奥にしまった箱を取り出す。

こんなこともあろうかと隠しておいたのは高性能オナホール!
伝説の貫通オナホール。中で出してもシリコンゴムだから洗浄したすいスグレモノだ。
オナニーを素直に楽しみたいと思う。

ローションを足して、と。
……おおお、ローションが肉棒にしみわたり、ふしぎな かいかんが くわわる くわわる!
俺のオナイーはレボリューションだ!

肉棒はすでに我慢汁を出しており、オナホが絶え間なく快感を亀頭に加えていた。
それはオナホとは思えないほどの快感さで、一般市民がこのオナホを見たらこれが本当に
つくりものか?と目を仰天させるに違いない。これだけで一般市民との差は歴然と離れており、
2kが毎日どのようにして暮らしているかはこのオナイーだけでも想像がついてしまう。
なおも振動は加えられている。
2kの網膜には全ての妄想が出そろった。快感な、目を見張るほどの卑猥なズリネタ。
目の前にはピンク色のおっぱい付き高級オナホ。
それは、穴が必要以上にきつめのロリまんこだ。
全てが”快感”これ以上の単語が見当たらない程、快感であった。

そうして俺が絶頂に達しようとしていた間際のことだった……。
あれ? はっ…抜けない! 抜けないじゃないか!
2501:2005/03/29(火) 10:08:44 ID:97mck4mQ
ところで、2kは頭の中に大佐を飼っている。

……ピュルルピュルル ウイーン
「どうした2k、何があった!」
「大佐、まずいことになった。チンコがオナホにはまってさあ大変。
ああ…精液が噴き出してきてこんにちわ。坊ちゃん一緒に遊びましょう!」
「……2k、君らしくもない。こんな初歩的なトラップに引っかかるとは……。早くそのウィルスを除去するんだ!」

「くそっ! 服を着ることができん! 一体どうなっている大佐!」
「今の段階では詳しくはわからないが……どうやらそのウィルスが君のシステムに干渉しているようだ。
そしてアプリケーションを着るなどといった社会的行動を阻害していると考えられる」

「大佐ァ! 全裸でノートン先生の所まで行けというのか! くわえてオナホが俺の剥き出しのコックに搭載してある!
誰かに見つかったら俺は肉棒カンチョー罪で抹殺されるぞ!」困った。

「うむ、何とかその姿を見られないよう目的地まで辿りつくのが君の使命なんだ。潜入ルートは君しだいだ。健闘を祈る」

【OS家族・激闘編 リアノレ鬼ごっこ】
2511:2005/03/29(火) 10:10:37 ID:97mck4mQ
「一度イっちゃって勃起を収めることはできないのか?」
「敵もそう簡単に射精を許してくれるとは思えん。おそらく君の肉棒はイかず萎えずの状態でキープ
されることだろう……2k、24時間の間ずっと勃起していると男根が壊死するとの情報も入ってきている。
もはや一刻の猶予も無いんだ」

「やはりノートンアンチウィルスまで出かけるしかほかないというわけか……」
「まずはなにか身体を隠す物を見つけるのが先決だな。1階に降りて98の核搭載思考戦車、
バルカンを奪取するんだ。陰部を隠蔽し、匿名性を確保することができる」
「わかった!」

不幸にも休日なのでみんなが家にいるのだ。なんとしても見つからないようにしなければならない。
まずは2階の廊下を横断する。ほめ子の部屋と95姉さんの部屋の前を忍ぶ様に忍び足で歩く。

神経をすり減らしてたどり着いたのは階段にさしかかった。音を立てないようにゆっくりとひた歩き。

階段から顔を出して1階廊下の様子をうかがう。はす向かいにはxp姉さんの部屋がある。
いつなんどき2階から2人が降りてくるかもしれないし、xp姉さんとバッタリ会う危険性もある。
ここでは、はさみうちにされる可能性が高い難所だ。慎重に、かつ迅速な行動を要求される。

しかし、xp姉さんの姿は何処にも見当たらなかった。何処を探しても、xp姉さんの姿は見当たらない。
2521:2005/03/29(火) 10:12:17 ID:97mck4mQ
急いで廊下に降り立ち、茶の間に立て掛けてあるバルカンをかぶる。
こ、こいつ、動くぞ!

「2k、バルカンを手に入れたな。それを身に着けて98に化ければ行動しやすい。
簡易的な尋問なら、互換モードを使って98の声色を真似れば乗り切れるだろう。
しかしなるべく家族に接近するのは避けるんだ。そして無論98本人に出会ってはならないぞ」

その時、廊下の奥から騒々しく騒いでいる声がする。それは98姉妹とその友だちだ。そう遠くなく、近いようだ。
さらにまずいことに、玄関の方からはxp姉さんの声がする、恐れていた挟撃だ!

「大佐! 挟まれてしまった!」
「一旦、xpの部屋に潜入して、そこの窓から脱出するんだ。裏庭を通じての脱出ルートを確保しろ」

俺は姉さんの部屋に入った。青系で可愛らしくまとめてある女の子らしい部屋だ。良い香りがするな。
窓枠に手をかけ、飛び降りる。いざ、着地してみるとそこは森の様な草むらに2kは降り立っていた。
急いで窓を閉める。すばやく林の中に身を隠すと、ドアの開く音がした。

ぺけぴ姉さんが部屋に入ってきた。ウホッ! いいメモリ…。
「ハッ」 そう思っていると姉さんは俺の見ている目の前でツナギ? のホックをはずしはじめたのだ…! 「ジジー」

脱出するには、このまま林を突っ切って裏門まで行けばいいのだが……だが、しかし性欲をもてあます。
もう一度首を右に左に素早く後ろへと回し、ぐるりと体を反転させた。
2531:2005/03/29(火) 10:13:18 ID:97mck4mQ
「性欲をもてあます」思った。
「何をやっている! 2k! 君の任務はとしあき家からの脱出、ひいては診療所への潜入だ。xpの着替えを田代ることではない!」
「だが、性欲をもてあます」
「お前は自分の置かれた立場がわかっているのか! 覗きを見つかったら言い訳がきかん。しかも相手は姉弟だぞ!」
「姉弟だろうと、性欲をもてあます」
「クッソウ、キチガイだ! 性欲の奴隷め!」
「大佐、通信を終わる」
2541:2005/03/29(火) 10:14:20 ID:97mck4mQ
終了条件1 『ノートン医院』への到達

終了条件2 させ子の着替えを覗く 『ノートン医院』への到達

どちらも、やらねばならないのが、つらいところだな……。


さて、姉さんは既に上を脱いで水色のブラがあらわになっています。
おおっと、これはすごいメモリです、2Gはゆうに超えています。さてはまた大きくなりましたね。
お次はスカートに手がかかる……

うはwwwwwバックプリントおぱんちゅヴぉえwwwww夢が広がりんgwwwwwwwwww
うぇえwwっうhwww肩の赤い子のプリントヴぇえwwwwwwww
2551:2005/03/29(火) 10:15:35 ID:97mck4mQ
2kはさせ子の着替えに目をとらわれていた。その時、Meが瞳の奥に飛び込んだ。
「98ちゃ〜ん、なにやってんの〜?」
まずい! 裏庭ではMeがよく遊んでいるんだった。

あっ、姉さんにも気付かれてしまった。
「ガラガラー」開いた。
「98ちゃん……なに、してんの?」
うはwwwwwギガヤバスwwww(下着姿の姉さんが間近で見られたのは嬉しいけd)wwww

互換モード発動!
説明しよう!互換モードとは、裏声だ!
背中のボタン操作で98の声と空手チョップが出る。

「えぇ〜、つぅかなんでもないですよ〜。姉さんのメモリに欲情しただけで〜。あったしぃオンナノコ好きですからぁ〜」

うはwwwwぜんぽダメスwwwww離脱っぽwwwうぇうぇwwwww

バルカンジェット噴射!

「シュバー」逃げた。

To Be Continued...?

【俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!】
256名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 11:28:20 ID:GLnimjh4
喰らえ!俺のスーパー生絞りだ!
257名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 20:18:39 ID:PKU4DKuO
ttp://nijibox.dynup.net/nijiura/os/src/1112092577854.jpg
あー、だからほめ子ほめ子・・・
258名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:58:56 ID:Aw+1M+Fv
>>257
この3人で3P見たい
2591:2005/03/30(水) 10:29:55 ID:rcO8rBPq
なつかしい Flashが
ながれてるじゃないか。
あのころは、よかったな。

みんなぜんせいきだったもんな。
……………
それにひきかえ、なんだ
いまのやつらは、

やっと おわった。
すべてはいいおもいでだと
ふざけんじゃねェ
このばでおれいしちゃうよ

まず、デフラグとちゅうで
マスターとにげた
  させこ
てめェーだよ てめェー

まえのばん 7かいも
セックスして シャワーも
あびずに かいしゃに
いくなよ。
2601:2005/03/30(水) 10:31:27 ID:rcO8rBPq
つぎに ほめこ
てめェーだよ てめェー
えろまんが かきながらしごと
するんじゃねェー

IEの とちゅうでも
へーきでおとしやがって。
もう おとなのおもちゃもらって
もゆるさんぞ。

ブクブク ブクブク むね
だしやがって。 だから
どうじんしを だしにいっても
ぜんぜん うれないんだ。

わたしのおとうとの
 2k
おなじWindows2000のくせして
さぼってオナニーばかりしてんじゃねえ

それからこんかいいちばん
あし ひっぱってくれた
  Me
てめェーだよ てめェー

タイムマシンができたら
まっさきに おまえを
えどじだいにおくってやる
そこでロールケーキでもくってろ。
2611:2005/03/30(水) 10:32:23 ID:rcO8rBPq
あー すっきり・・・・・

しねェんだよ
  Me
てめェーだよ てめェー
うぁぁー きえてくれ

そういえば せわになった
ひともいたな・・・・・

むかし Macとたたかっ
た 95ねえさん。 あなたの
アブノーマルなせいへきを
わたしはしっている。

かんせいまで セックルを
がまんした 98ちゃんたち
こころゆくまで やって
きてください。

いつもあたたかくみまもってくれ
た NT母さん
どなってごめんね。
これからもがんばってね。

いちばんきつかっただろう
xp(むすこ)
ほんとにありがとう。
うらむのは Meだぜ
2621:2005/03/30(水) 10:33:37 ID:rcO8rBPq
ほかに、ノートンせんせい、CE
ほめお、バスターくん、ロングホーン
3.1ねえさん、DOSねえさん
さば、We

みんな
・・・・・・
  どうもでした。

よこ(ネットキャラいた)、
おつかれさまでした。
このコピペ、としあきさんの
バースディーにささげます

とっしー、なかなかいえに
かえれなくてごめんなさい。
あいしてるよ。もうずーと
まえから。   にけー
2631:2005/03/30(水) 21:35:51 ID:rcO8rBPq
つまんねえなら、氏ねと言ってくれ
もう疲れた

Meに口付けてゲロ直飲み
264名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:11:19 ID:v6mW5cNq
>>1よ、暇がない。

みな忙しいのだよ。

GJ。
265名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:26:32 ID:zxoNi2ab
>>263
おまいもかなりのアブノやな。

OSたんはエロパロ板ではメジャーじゃないから
レスポンスの遅いのは仕方ない。
お互い焦らず逝こうや。
2661:2005/03/31(木) 01:54:20 ID:jlBWKB2t
かまってくんでごめんな
何も言われないと、つまんねと思われてんじゃないかと不安になる

Meのゲロスものをそのうち投下する
267名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 03:04:08 ID:9/tyDM6D
>258
 >257の林檎は狩りの成果・・・(((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
268名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 18:43:17 ID:fOZ7fD+h
ここは景気よく全員ゲロでおながいします
2691:2005/04/02(土) 09:46:22 ID:lwCoWWby
Meの股間をほうきの柄で突いて処女膜破りたい。
それはともかく今日のおはなしは2k兄さんの冒険の続きです。

【OS家族 史上最大の作戦・後編】
なんとか窮地を切り抜けた2k。
「2k、なんとか撒いたようだな……君らしくも無い。あんな馬鹿な真似を」
「すみません! つい!」反省。

「そう、私は Windows 2000 Professional……設定年齢19歳。蟹座のB型。……美形だ!
この常に冷静沈着な私としたことが、一時の欲求から我が愛すべき姉妹を……
なんという! これではまるで野獣ではないか!ああ私は先ほどまでの自分を恥じなければならない」
「2k……喋り方変わってないか?」
「それは非常にしばしばウィルスのせいで起こります。さあ! 早く脱出を!」

【ここからダイジェスト】

Meをロールケーキトラップで納屋に閉じ込めて陽動をはかり、としあき家から見事脱出した2kであったが、
危いの突撃でバルカンが大破。そこは近所で有名なハッテン場でとてもくらくてとてもこわかったとの後の談。
そして迫り来る敵と対決する。仲間を失ったり、個性を生かしたりしながら戦い、OSとして大きく成長する2k。
ウィルスとの最終決戦、絶体絶命のピンチの2kのもとに現れたのはとしあきであった。
2701:2005/04/02(土) 09:47:00 ID:lwCoWWby
「俺達は……ゲイツや誰かの道具じゃない。オナることでしか自分を表現できなかったが、
いつも自分の意思でオナニーをしてきた。2k……さらばだ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン」行った。

「そんな……マスター……マス……としあきさぁーーーーん!!」

「終わったよ、みんな……なにもかも」
「わっふーん」
「あれ……2k姉さんもいぬてぃもなぜここにっていうかいぬてぃぶら下っているこれは食べ物じゃないんdペイーン」

【ピーポーピーポー 2k入院】

2kはこの記憶を全く覚えていなかった。
この話は人々の間とともに長く受け継がれていく……。

【第一部・完】
2711:2005/04/02(土) 09:50:22 ID:lwCoWWby
泣きじゃくるMeのツラを何度も拳で殴って泣き止ませたい。

それはいいとして、今回の話は真面目に書いたつもりです。
ヘタレなのは勘弁してくれ……。
2721:2005/04/02(土) 09:51:09 ID:lwCoWWby
【Meとなつまつりのおはなし】

 7月、ついに待ちに待った夏休みに突入した。とはいえ、休むのは学校であって生徒ではないとは誰かが言ってたっけ。
いくらなんでもそれは極論だが、的を射ていると思う。実際、僕らは恐ろしい量の課題を出されているし、クラスメイトの中には
ほぼ毎日塾に行き続ける者もいる。陸上部なんかほとんど毎日部活があるそうじゃないか。
パソコン部の僕はそれほど日数はないし、エアコンが効いた室内だから助かるよ。
 さて、今日も宿題を進めるとしよう。この宿題というのは、誰が思いついたのか知らないが実に曲者だ。
いや、理屈では、ページ数/日だけのノルマをこなせば何の問題も無いはずなのだ。
しかし、この理論がはたして上手く行ったためしがない。夏休みも残り数えるほどに差し掛かる頃には
ひどい焦燥にかき立てられるはめになる。この焦燥感というやつが、遊ぶには充分ではないが普通の連休よりは多いと言う
中途半端な時間と反応を起こすと、恐ろしく悶々とした、不安と希望を混ぜてこねくり回して添加物を加えたような様な、
とうとうドクターペッパーみたいに中身がわけのわからない、不快な自由時間ができあがるのだ。
さらに、僕は文科系の部に入っているから学校へ行く日数は少ない。これがまた、ひきこもりを誘発しかねない因子だ。
不安・有り余る自由時間、そして家にこもりっきり……これらが相互作用を起こすと、実にもう危険なのだ。
まあいい、とにかく家での長期休暇は人を駄目にするものだ。自由ってのは元来、束縛らしい。
2731:2005/04/02(土) 09:52:01 ID:lwCoWWby
あーそうそう残念なのは、Meちゃんに会う機会が減った事かな。Windows Meってのは僕のクラスメイトの女の子だ。
いつもニコニコしてて、アホ毛が可愛くて、ドジだけど頑張り屋さんで(;´Д`)ハァハァ。
デフラグの授業が全然わからなかったり、緊張するとよくフリーズしたり、授業についていけなくて
養護学級に通ってるけど、知的障害と言うよりLDに近いようなもんじゃなかろうか?
ちょっと勉強ができない以外、全然普通なんだけどな……ちょっと変わってるかもしれないけど。
そのボケーっとした仕草や笑顔とかが可愛らしくて、男子には人気が有るんだけど、
そのせいか女子には、いじめって程じゃないんだろうけど、よくからかわれたりしててちょっと可哀想だ……。
馬鹿にされても相変わらずニコニコしてるけど、やっぱ気にしてるのかな?
 水泳の時間はMeちゃんの水着姿が拝めた。膨らみかけのオパーイやピッチリ密着したお尻はそそるものがあった。
ところで、Meちゃんは息継ぎができないんで、犬かきとか平泳ぎで頑張って顔を浸けずに泳ぐのだ。
それがまた非常に苦しそうでね。必死でみんなに追いつこうとするんだけど、遅くて、いつも1人だけドンジリになるを得ない。
疲れてるのにさ、一所懸命足をついて進むんだけど、すぐ周回遅れでしょ、みんなに脇を通られて水飛沫を食らうんだ。
クラスメイト全員上がってるのに、Meちゃんは一人だけプールに残されて終わるまで上がらせてもらえないの。
あれはね、もう、拷問だね。羞恥プレイ。見てるだけでチンコ勃つでしょ。ごまかすの大変だよ。
 そんなある日の水泳の時間、Meちゃんは具合が悪くてプールサイドに上がっていた。バスタオルを巻いてチョコナンと
三角座りをしていた。覗いて見える水着のデルタ地帯にハァハァしていたんだけど、Meちゃんは青画面みたいに顔面蒼白で、
突然走り出したかと思うと、すぐ転んで排水溝にゲーゲーし始めた。ウホッ……。
ゲロ! ゲロ出た! ゲロ出た! まさに Nau Sea Pradiese! ゲロ出た! ゲロ! これ! ゲロ出たよ〜〜!
僕の股間は限界だと思った。そんな楽しいプール授業は夏休み中はあまり無いんだよね……。
2741:2005/04/02(土) 09:52:38 ID:lwCoWWby
 さて、こうして夏休みも始まって間もない、家でゴロゴロ過ごしている時に、Meちゃんに夏祭りに誘われた。
毎年夏になると、双葉神宮では恒例の夕涼み祭りが催されるのだ。このまま家にひきこもって机とパソコンに
向かっていたらカビが生えてしまいそうだし、たまには町内の年中行事に参加したりするのも悪くない……Meちゃんと一緒だしね。
 午後6時を過ぎた、輪郭が影と混じるころ、僕は自転車をこいで双葉神社へ向かった。Meちゃんと境内で待ち合わせている。
Meちゃんとお姉さんたちは鳥居の傍にいた。
「おーい。バスターくーん。ここ、ここー」
 そう言ったMeちゃんは、華やかな緑色の浴衣を着ていて、すごく可愛くて、いつも会っていたMeちゃんの声となんか
感じが合わなくて、心臓を押されたように一瞬息を飲んだ。
「どうしたの? えむいー、なんかへん?」
「変なんかじゃないよ、全然。浴衣姿のMeちゃんがすごいよく似合ってたから、ちょっとびっくりしただけ」
「えへへ……ありがとー。これね、2kちゃんが着せくれたの」
 2kさんもぺけぴーさんも、みんな綺麗だな……としあきさん、羨ましいな。
 そのとき、2kさんが僕に手招きをした。
「君がバスター君でしょ。君のこと、Meがよく話してくれるの。こいつが、いつも迷惑ばかりかけてごめんなさいね」
「も〜。えむいー、めいわくなんかかけてないもん!」
「あれぇ〜? 忘れ物したときとか、勉強わかんない時とか、牛乳でおなかがごろごろになった時とか
バスター君が助けてくれるんじゃなかったけ〜?」
そして2kさんは僕の耳元でこう付け加えてくれた。
「あいつ、ドンくさいから、クラスでもあんま友だちいないでしょ。ほんと、ありがと。これからもよろしくね」
僕に顔を近づけた2kさんはいいにおいがした。
2751:2005/04/02(土) 09:54:16 ID:lwCoWWby
 僕たちはみんなで屋台をまわった……。

「わーかわいいー」
「デスゥ デスゥ」
「Meちゃん、これ、色塗っただけだよ」
「いやいやそこの僕、本物のカラー実装石だよ。今なら営業石もあるよ」

「リンゴ飴くれー」
「リンゴを見ると昔を思い出しますね……」
95さんって、謎の人だ。

「射的やろーよ射的」
「あー。いっとうしょうはDXヒギョパムだー」

「バスターくん、これ飲むー?」
え……これって間接キスじゃ……。

「さばすくいだー」
「フフフ……するとこの私の出番ですね。鯖すくいなんてのは結局、構造力学、流体力学ついでに生態学などを応用すれば
短時間で習得できる技じゅ……ア゛」
「2kにいちゃんへたっぴー」
「鯖すくいの鯖はすぐ死んじゃうのよ。去年の鯖はみんな死んじゃったじゃない」
「おはかをつくったけど、にゃーけーがほりおこしてみんな食べちゃったんだよね」
「ところで鯖と言えばですね、私も昔2k鯖を飼っていたんです、洗面器で。冬になるとそのまま氷っちゃいまして、
その氷をうっかり落としたら、鯖が胴体の所で真っ二つに割れてね。でも、氷の面を元通りくっつけといたら、
春になって氷が解けたら普通に泳いでるんです。で、その接続部がよく見ると曲がってて……」
「人が物食ってるときにそんな話すんじゃねーよ」
2761:2005/04/02(土) 09:55:21 ID:lwCoWWby
「7時から花火が上がるみたいだぞ」
「Meちゃん、眺めがいいところがあるから、いっしょにいかない?」
「えーでもー」
「いいから。バスター君と一緒にいってらっしゃい」
ぼくはMeちゃんを引っ張っていった。
「おーい! Meちゃーん! オッパイのペラペラソースせんべい食べないのー? 私が食べちゃうよー」
 ぼくはMeちゃんを神社の隣の保育園へ連れて行った。ここも祭りの敷地の一部であり、
屋台がまばらに並んでいた。
「ねえねえ、えんちょうせんせいに会いにいこうよー」
「園長先生か、久しぶりだね。来てるのかな?」
 今日は双葉保育園の中は一般に開放されていて、医務室や配膳室は夏祭りのために使用されている。
下駄箱が並んだ玄関をくぐって職員室へ行く。
「えんちょうせんせーこんにちわー」
「あらまあーってゆーか、こんばんわじゃないかしらぁ。Meちゃぁんひさしぶりぃねぇ、バスター君も。
二人とも随分大きくなったわねぇ……でもMeちゃんは相変わらずちびっこいかもぉ」
「えむいー、おっきくなったもーん」
「やぁーねぇー冗談よー。おこっちゃやーよぉ。おっきくなるには乳酸菌とらなきゃダメよぉ」
「めどい先生も久しぶりです」
「二人とも元気そうですね。嬉しいです。……そういえば、そろそろ花火が上がります。私はめどいから行きませんが」

「ねぇー、あの二人、ほんとおっきくなったと思わなぁい?」
「卒業した子が大きくなってから来てくれるって、めどいけど、ちょっといいですよね、こういうの」
「あーこれだからこの仕事やめられないわぁ」
2771:2005/04/02(土) 10:17:25 ID:lwCoWWby
「あそこのお城からだとよく見えるんだ」
 城、というのは木造のアスレチック用の遊具で僕たちはそう呼んでいた。
「ね、ほいくえんのもの、みんな小っちゃくなったよねー? このぶらさがり台も、むかしは手がとどかなかったのに」
「それは、僕たちが大きくなったんだよ」
 Meちゃん、すごく可愛いよ。丸太でできた登り台の端に座って脚をブラブラさせているMeちゃんは、提灯の暖かい灯りに照らされ
陰影の島を刻んでいて、全然違って見えた。浴衣の裾から覗く白くて細い脚の先で、赤い鼻緒のビーチサンダルが揺れていた。
Meちゃん、浴衣の下は下着しか着てないのかな? 僕の傍のMeちゃんの肌とをへだてるのは薄い浴衣だけだと思うと、
興奮して、悪いことのような風で変な気分になった。
「ねえ、バスター君」
 Meちゃんが尋ねる時、じっと僕の目を見つめて来る。Meちゃんはたまにこういう、真摯な眼差しで会話に臨む時があって、
その視線をいっぱいに浴びると、一瞬胸がすくむような感覚を覚える。やっぱり……他の女の子と違うのかもしれないと思う。
瞳には橙色の灯りを受けて、Meちゃんは首を傾げる風に聞いてくる。その仕草には、まるでイトトンボみたいに繊細で、触ったら
今にも崩れて壊れそうな印象を受ける。そういう壊れ物の純粋さが僕の嗜虐心を猛烈に刺激する。
 Meちゃんはこの時前屈みになって、簡略化した襟元が乱れて小ぶりな胸をのぞかせた。桃色の乳首はちょうど手に収まりそうな
小さな胸にちょこんとのっていて、来る前にお風呂に入ったんだろうか、艶のいい肌からシャンプーの青リンゴの香りがした。
もしかしたら誘ってるんじゃないか? とも感じたが、思い直した。Meちゃん、君は、僕なんかが触れるべきじゃないんだ
……僕は、君を見ているだけで、君の姿を思い返しながら自慰しているだけで十分なんだ……。
「……なに、Meちゃん?」
「あのね、あのね、なんでバスター君はいつもえむいーにしんせつなの? いつもなんでえむいーのおはなしをきいてくれるの?」
「なんでって……そりゃ……あたりまえじゃないか……」
「どうして? えむいー、しゃべりかたも、みんなとちがって、へんでしょ? いつも、Meがしゃべるたび、みんなわらうでしょ?」
2781:2005/04/02(土) 10:18:09 ID:lwCoWWby
 Meちゃんの喋り方は障害、というほどでもないが、すこし変わったところがある、舌足らずというか。
ラ行やカ行を舌の側面で息が漏れるような発音をしたり、ちょっと吃音ぎみになることもある。
そういう子のための指導教室に通ったりして治そうとしているって聞いたけど、僕はMeちゃんの喋り方は好きだ。
「そんなことないよ。気にする必要は無いよ」
「でもね、2kちゃんも、なおさないと、だれもMeのいってることきいてくれないよって言うの」
「2kさんは厳しそうだからなあ。でも僕はMeちゃんの喋り方、可愛いと思うよ」
「でもね、でもね、えむいー、あたまわるいでしょ、ばかだから、ダメなOSだから……」
 いつもニコニコしているMeちゃんの顔は、今は涙でくしゃくしゃになっていた。浴衣の袖で目をこすって、声には鼻水のすする
音が混じっていた……本当は、気にしてるんだ、結構。その姿は痛々しくて、その煽りを受けて僕の股間も怒張していた。
心拍は驚くほどに高まって、勃起と共にいつ気付かれるかもしれないと内心冷たい思いをしていた。
 そのときこの沈黙を打ち破るごとく、花火が、上がった。あでやかな炎色反応が夏の夜空を彩った。僕もMeちゃんも、しばらくこの、
いつ終わるとも分らない夏の夜の饗宴を、口をボンヤリ開けて見上げて、奇妙な一体感を醸す空気が流れた。
 最後の炎が散って、壊れて消えた。
「終わっちゃったね……」
「うん」
「なんか、さびしいね……」
「だね」
2791:2005/04/02(土) 10:19:03 ID:lwCoWWby
「あのさ、Meちゃんはよくフリーズしたり、デフラグが苦手かもしれないけど、それは個性だから。僕はそういうことも含めて
Meちゃんのこと、好きだよ」
「……ありがと」
「ほらほら、泣かないで。笑顔の方がMeちゃんによく似合うよ」
「……うん」

「どうしたの? Meちゃん? 気分悪いの?」
「うん……げぼするかもしれない」
「保健室があるから行こうよ」
「だいじょぶ……トイレでげぼすればだいじょぶだから」
「一緒に行こう」
「だいじょぶ……ひとりで」
「大丈夫じゃないよ、無理しないで」
2801:2005/04/02(土) 10:19:37 ID:lwCoWWby
 保育園のトイレは祭りに来る子供たちに開放されている。一応、男子トイレに入った。
中はほの暗くて、あの特有の形の児童用便器が並んでいる。昔の、薄暗がりと無機質なタイルを恐れた記憶が脳裏をかすめる。
地理的には他のトイレより遠くに位置し、花火が終わって見物客はほぼ帰ったこともあり、幸い使用者はいなかった。
 洋式便器につっぷすと、Meちゃんは堰を切ったような勢いで嘔吐を始めた。
先ほど食べたたこ焼きもあんず飴も、便器に全て流し出される。ゲロというのは生ゴミみたいなもので、この混ざるという状態が
嫌悪感をつのらせるのではなかろうか。
 Meちゃんは断続的な蠕動音を繰り返して、あの酸っぱい、消化中途の食物を、可愛らしい唇からよだれを垂らし、鼻からは
絶え間なく鼻水を滴らせ、焼きそばの麺をチョロンが顔を出し、トイレに声を響かせて、腹の痙攣が見て取れ、僕の前で吐くのだ。
浴衣の衿を割って、裾を乱して下着を覗かせ、女の子座りで便器に傾いで、その無防備な醜態を、僕だけに晒すのだ……。
僕はMeちゃんの背中をさすりながら、肉棒はすでに盛り上がっていて、その背徳感もまた勃起を助長する。
僕は、Meちゃんの唇を奪い、その愛らしい唇からとめどなく流れ出るその汚物を丸ごと受け止めやろうという欲求を、
残る理性で必死に我慢していた。

 大方吐き終わって、少し落ち着いてきた。
「めどいさん呼んでくるから、保健室に横になったほうがいいよ」
「いいの……Meのいがびっくりしただけだから、Meがわるいだけだから、へんなものたべたわけじゃないから……
たこやきもやきそばもわるくないから……来年もたべたいから……」
 Meちゃんが以前、給食で出たカレーか何かだったと思う――ちょうどMeちゃんの好物だった――を物凄い勢いで戻し
食中毒の点が検討されて、給食表から一時消えたことがある。そのことを言っているのだろう。そういう他人の事ばかり
気にするイジラシサ、自己犠牲が、僕の嗜虐性を刺激し、増長させ、とりついて離れないのだ……。
「大丈夫だよ、大丈夫だから……来年もまた、一緒にたこ焼きも焼きそばも食べられるから……」
 Meちゃんはめどいさんに付き添われて、保健室へ向かい、便器にはまだ生暖かい吐瀉物だけが残った……。
2811:2005/04/02(土) 10:20:09 ID:lwCoWWby
「Meちゃん、気分はどう?」
「うん、もうだいじょうぶ!」
「まったく、Meはいつも心配させるんだから……まあたいしたこと無くてよかったけど……」
「そうだ、これココア飲みなよ。お腹すいちゃっただろうし」
 暖かいココアをMeちゃんは音を立ててゴクゴクとすする。コーヒー豆で、あの臭いは緩和されているから、気付くことは無いだろう。
僕の精液はMeちゃんの唇を通り、喉を過ぎ、胃に注がれる……。

「ありとう! きょうは楽しかったね! また、来年も来ようね!」
「そうだね、また来よう……」

 罪悪感、自己嫌悪……僕の股間は、再び元気を取り戻し始める……。

【おわしまい】
282名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 16:35:15 ID:TpUzY8na
珈琲とココアがちょっと違うようだが・・・GJ!

めどいさんが保育士かよ・・・心強いのか不安なのかようわからんな。
283名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 21:10:48 ID:5kcSFk7k
ウホッ
284名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 01:39:02 ID:ROHiFqmP
>>257から発展?エロ可愛い絵だ。
ttp://musuko.sweet.ne.jp/hbbs/src/1112519914372.jpg
285名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 21:01:07 ID:HKbaPWTy
2861:2005/04/05(火) 09:13:11 ID:vw2lgqSN
287名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 18:51:05 ID:Y6HxlNq/
うーむ・・・一応仁義は切ってきたということか。
だがとしあきはともかく、Meが変過ぎ。この絵を見た限りでは絵師の絵柄が合ってない。
知らないイパーン人たちにこの絵がオフィシャルな絵柄と思われては困るし、
こりゃ相当叩かれそうだな。

>>286
98×ほめ男きぼんぬ。
ほめ子も絡めばなおよし。
288名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 09:25:04 ID:EvyMG5og
正直、「母は強し」が不意打ちでコンプエースに載ってた事に比べれば
糞程も気にする事じゃねぇ
289名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 18:23:22 ID:++P0XKvM
またほめ男祭りになってるようだw
290名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 11:02:41 ID:0e+QPpJP
あげておこう
291名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 01:40:01 ID:jJdyzamT
あげ
292名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 04:16:38 ID:QpUQiyTo
>288
詳細
293名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 07:47:15 ID:kYgSgaaJ
表では95兄さん祭りもあったのか。
294名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 00:21:38 ID:/W/dmya3
カチャ!
「あら、ほめ男君…もう寝なきゃダメじゃない。」
「……ぷろ姉さん…僕…ぼくぅ!」
「きゃぁ!ほめ男君!何!?どうしたの?」
「大きい…おっぱい…」
たゆんたゆん たゆんたゆん


「きゃぁ!」
「柔らかい…ふふ。」
ぽよん
「きゃ!あぁっ!」
ふにふにふにふにふに………
「あっ!あっ!あっ!あぁぁぁ!!!」

「も〜、こんな夜更けにうるさいわよ、ほめ男がおきちゃ…!」
「は…ぁ、はぁ…はぁ…はぁ…」
「…ほめ姉さん!」
「…溜まってるなら…言えばよかったのに、私じゃダメなのかしら?」

「あああああああああ!」
XP一家、夜の大騒ぎ
2951:2005/04/18(月) 01:21:49 ID:E7lF6pWE
うっお―――っ!! くっあ―――っ!!
>>1はいらない子っぽいけど流れを無視してネタを投下してもかまいやしませんねっーーーーー!!
なんともチンケなネタ(とこ)で悪いがのう……。

↑と英語で書いてある
2961:2005/04/18(月) 01:23:16 ID:E7lF6pWE
21:00 木曜洋画劇場
[二][S] 地獄の肛虐カタストロフ 2k vs としあき 〜トンネルを抜けるとそこは直腸でした〜
監督:ザ・1
出演:としあき 2k xp他

★OSたちの股間にチ・ン・コが生えた!?
 はたしてとしあきの後ろの貞操は2kに奪われてしまうのか!
 肉への慈悲 ここにあり! フタナリシスベーコンの集大成!!
 これがウワサの精液3リットル一気飲み ついに地上波初公開!!
2971:2005/04/18(月) 01:24:52 ID:E7lF6pWE
ある日、Meの股間の異物感はちんこでした。びっくりしたMeはMe息子に相談しました。
「あのね、えむいーにおちんちんができたの」
と、Meがしまぱんを下ろすとそれはまぎれもないTINKOでした。
Me男はたいそうおどろいて
「マジか」
Me男は新手のスタンド使いのしわざだと思いました。

と、そこへ頼れることには定評がある2k兄さんが偶然通りかかりました。
「風が……吹きはじめたな……」

一方その頃、ぺけぴにもちんこが生えました。
2981:2005/04/18(月) 01:26:19 ID:E7lF6pWE
Q:私のお股におちんちんが\(◎o◎)/! ど〜したらよいのでしょうか??

A:股間にぢんこ生やす奴はどう考えてもアホ
つうか逆に聞きたい、どうすればそんな生えんでもいいところに毛が生えたりぢんこが付いたりするのか?
そしてお前は、座りションベンしてるのに床にまでしっかりおしっこをまきちらすのか?
コントロールがつかずに放尿して服にかかったりたり便器を汚したりするのか?
下手に剥こうとして、放射線状に剥かずに却ってぢんこを暴発させるのか?
ばかばかばか 馬鹿としか言いようが無い なんでソコを触る
つうか普通ぢんこなんてつけないだろ ありえん ぜってーーありえん 相当の淫乱か変態だな
ほんとばか まじで触るなよな
大体使ってないときの保管方法もそういう奴は間抜けだ
前置きにするとぱんつがぢんこでふくらむからって 直下型でぱんつに収納したり マタにはさんでおいといたり
馬鹿か? 股の近くでそんなジーンズなのに圧力がかかったら、短時間で勃起するだろ!!
おまけにスカートじゃないから前屈みになっても勃起は綺麗には収まらなくて結局抜かなきゃいけなくなる
それがどういうことか解るか?
本来なら 抜くという行為もぢんこを増長させるからよくないんだ
出来れば抜くことそのものの機会自体避けるべきなんだ
それが勃起のせいでそのウエから抜くと 精液をたっぷり出すことで その反動で余計にぢんこが勃つんだ
馬鹿!まったく馬鹿!
そしてそういう奴にかぎって
俺よりでかいぢんこや勃ちまくりのぢんこを持ってきては「どうしよう……?」といきなり聞きやがる!!
うるせーーマズは俺の貞操の確保がさきじゃ!!
いきなり尻を差し出せるか!! 箱の中で少し待ってやがれ!!
ぢんこ確認してゴムを丁寧に慎重に装着して!! チェックしなきゃケツなんて出せるか!!アナル出せるか!!
大体そういう奴は、イカ臭いぢんこビンビンなんだよ!!
で散々ぢんこを生やしてきて しゃぶってやれば
「下の口は欲しがってますよ?」といいやがる!!くそくそくそ!!
こっちだってそんなぢんこだらけでおまけにエロ牛いるか!!
こっちから願い下げジャ!! 抜く気なら最初から代用品のアナにでも突っ込んでろ!!ボケ!!
2991:2005/04/18(月) 01:29:09 ID:E7lF6pWE
まったく一日に何回ザーメン出せば気が済む!!
つるつるのままのマムコを返せ!! なんでぢんこをつける!!
生まれたままの姿に変なのくっつける奴は人間のくづだ!! 氏ね死んでしまえ!!
なんでお前の履くぱんつは常に洗濯するとき裏面に白いカピカピが付いてる!!
そうしてお前はぱんつからはみ出てぢんこがゴサーッとおっ勃ってるんだ?!
どうして、今も俺と話してる間もぢんこが勃ってるんだ? マジデ馬鹿馬鹿!
ありえん 俺のろりまんこを返せ!! むしろもっときつくして返せ!!

いいか? アナルは命だ!
例え持ち主でもソコには触らない! プロの領域だ!!素人は触るな!!
むしろ見るな!! 裏返すな! 一秒間に2ミリの速度で綿棒でほぐすとかありえん!!
慎重に慎重を重ねろ!!てめーら雑なんだよ!! ありえん!! ありえんぞ!!
バカドも!! 肛門にぢんこを挿入する奴はくづだ ばかだあほだ!! いってよし!!
ケツでどうしても抜きたい馬鹿は!以下を注意しろ!!
1 かたくり粉や専用のローションを買って来い!! 風俗か大人の玩具屋 通販で探せ!!
2 安いコンドームはつけるな!!破裂がおこって感染症のもとだ!!
3 中心から優しく放射状につっこめ!!
  めちゃめちゃに突っ込むな!!方向次第ではなにをいれてもアナルがきつい!!
  挿入はできるだけツバで濡らしてからにしろ!
  きついアナルは 指で優しくほぐしてから 汚れを拭け!!
  引き締まったアナルに入れるとこすれて病気になる!!
4 解ったらしっかり実行しろ そして俺のケツでは試すな!! できればおまえは俺自体に近づくな!!
  以上!!

「ちんこ……いったいなんでちんこ生やすんだよてめ―――っ!!」
「ごめんなさい。きらいにならないでください……」
「しかし、そういうお前の息子は悪魔将軍の鎧と同じ硬度10」
3001:2005/04/18(月) 01:30:51 ID:E7lF6pWE
「マスター好きです」
ハッとしたとしあきが振り向くと、そこには2kのスク水からはみ出る大業物、それも2本!
「マスターごめんなさい愛してます許してください」
2kはとしあきを押し倒し、それは普段の2kとは思えない非常にしばしば見受けられない乱暴な物凄い力で行われたのだ。

「空中殺法か」2k息子はいつのまにか来ていた。
「あ、兄さん。のんきにみてるばあいじゃありませんよ」
そう、としあきはこのままでは画面に表示された金額分だけ投入口に指またはちんこを入れてください。

「とはいえ、あのちんこ二刀流、硬度はいつもの2倍、さらにいつもの3倍の回転でとしあきさんを上回る1200万パワーだ!」
解説した。
「な、なるほど。じゃ私たちにできるのはこうしてとしあきさんを見守るだけ……」

そういってるうちにとしあきのアヌスに2本挿しが迫る!
「うぎゃっ うぎゃっ うぎゃーっ!!」
としあき絶体絶命、と思われたその時
「あいたっ」
な、なんととしあきは肛門に500円玉を仕込んで挿入を受け止めたっ!
「生でうけたら肛門がやぶけるからね。はおっ!!」
すばやく身を翻したとしあきはおもむろにバイブを取り出した。
「いつの間にあんなバイブを!?」
そして2kの蜜溢るる約束の地に突っ込んだぁーーーーー!!!
「やぁ……ぁ」
どぷっどぴゅ
「おおっ2k姉さんのチンポが一本陥落だぁッッーーーー」
3011:2005/04/18(月) 01:32:13 ID:E7lF6pWE
としあきの快進撃はとどまることを知らない!
「こいつの使い道はまだあるぜ――っ!!」
ずぽォ
「やだっやめてぇーー」

「出たァ! としあきさんの伝家の宝刀サニーアナル!!」
「やったか?」
しかし、2kは退かぬ倒れぬ。
「ゲ、ゲェーー効いてない! 姉さんには効いてないぞーーー!」

「これを喰らって倒れなかったのは私が初めてのようですね、マスター」
「サニーナックゥオを食らって立ち上がってくるとは…なんてしつこいヤツ…」

 !?

「うげえ」
「姉さんのちんこが」
「巨大化したーーーっ!?」

  奥義 鋼霊身
3021:2005/04/18(月) 01:35:20 ID:E7lF6pWE
「今の姉さんにはまるで知性を感じませんよ……いったいてめぇはなにモンだ―――っ!?」
「あれじゃあ、ま、まるで性欲兵器(セックスマシーン)」

「うずくんですよ……今でも……マスターに開発されたこの身体がいつまでも…
あなたでなければ治せないっていつまでも……」

「悪いな、俺は医者じゃねぇ。そいつはできねぇ相談ってもんだ」

「私は 地獄を見ました…マスターに犯されて前も後ろも処女も失い……プライドもズタズタにされて……」
「としあきさんにわかりますか?精液をはいて汗と涙にまみれて ボロボロになってねけだす苦しさが……
けど おかげで私は……こんないやらしい身体になってしまいましたよーーー!」

「てめえ……おもいあがるんじゃね―――っ!!」

2kはとしあきの尻穴に極太肉棒2本挿し(ダブルアタック)だ!!
しかしとしあきはイかない。そうとしあきはイかないんだーーーー!!!!

「ど……どうして感じないの、こんなにも愛しているというのに……」

「なにがふたなりだ てめえのふたなりはでたらめだよ」
3031:2005/04/18(月) 01:39:36 ID:E7lF6pWE
「hutanariってのはな… 自分のちんこだけを勃起させりゃあいいってもんじゃねぇ
相手の性欲も愛も… すべておのれにとりいれ増幅させにゃあ意味はねえ
おまえはおれを攻撃しているつもりでおれに気をとられていたんだよ」

「あ…? あ…?」

「魂のはいったチンポなら―― どんなもんでも打ちぬくぜーっ!!!! 」
としあきのムーンサルトりチンポファックだァァーーーー!!!
2kはイったーーーーちんこもまんこもイっちゃったーーー!!!
2kのとろとろこくまろちんぽみるくはあふれ出る愛液と混ざることにより
愛の化学反応(スパーク)を巻き起こすーーーー!!!

「男なら! ちんこひとつで勝負せんかい!」

「マスター……こんなに私で出してくれたんだ。私の精液とマスターのが
一つになってる……これが愛、愛のなせる業なのですね……」

ヤサシサ+オモイヤリ+セイヨク=アイ

と、そのときNT母さんと95がちんこを3本装備して現れたのだ。
「見事でしたよ。としあきさん」
「まだ闘いは始まったばかりですよ」

「グムー……NTと95の性欲処理は2kとxpにまかせる」
「そ…そんなぁ」

双葉家総動員によるド迫力ファック!
だが、長い夜は幕を開けたばかりだ…。

【双葉伝説 完】
304名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 06:40:57 ID:4oEG63c8
相変わらず壊れてるなw乙
305名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 08:52:16 ID:4XAt3zFW
1よ、おまいのセンスには俺のキューティースティック(仮性)も脱帽しておる
カけ、右手が疲労骨折した俺のごとくカけ
306名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 17:17:26 ID:NWc2X9P0
あんた生々しいよ
307名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 01:59:37 ID:en6mlRek
なんでコミック版餓狼伝説なんだよw
3081:2005/04/23(土) 11:45:30 ID:rz2djCaQ
みんな、レスポンスはありがとうございます。
私は、みんなが言うようではなしに、比較的まじめです。
そして、パロディーが理解されると非常に嬉しい。

どちらにしろ、今日の物語は英語の教科書のように話です。
3091:2005/04/23(土) 11:46:24 ID:rz2djCaQ
双葉中学 英語指定教科書  New Shimonkin 1

[ Lessen 1, in which Toshiaki and Pekepi have a sex.]

Once upon a time, this is the story when Pekepon first met Toshiaki...

Pekepi: Hello. I am an XP. I come from the direction of Microsoft. Nice to meet you.
Toshiaki: Hi. My name is Toshiaki Futaba. Nice to meet you, too. Call me Toshi.
Pekepi: Call me Pekepi, please, my Toshiaki-san. Well, is there anything I can do for you now?
Toshiaki: Hmmm...anyway, is this a pen?
Pekepi: No. It's not a pen.
Toshiaki: No. It's not, but it's my son.

Toshiaki's dick had already been errected and like a mountain,
and the XP's love was now wet and deeper than any sea.

Toshiaki: Suck my son.
SeXP: No problem. hum...mm...mm... are you feeling well?
Toshiaki: Excellent! I'm coming! Oooh!!!!

Dopyu-dopyu...

Saseko:Oh! ...Toshiaki-san, you're quite fast.
Toshiaki:You say bitch! But, your bottom-mouth is also fast.
As he said, he suddenly sticked his finger into her important-place.
Saseko: yaa...Toshiaki-san.
Toshiaki: You say yes, don't you?

Her cunt was quite tight indeed, but getting sticky as he entertain her by his great fingertechnique
It was as if it had been a well lots of treacle comming at any moment. His unoccupied hand was nowmanipulating
on her breasts.
3101:2005/04/23(土) 11:49:11 ID:rz2djCaQ
Whore: An, an, I feel so fine, Toshiaki-san
Toshiaki: Hehehe, you've got a good deal of memory. What do you want me to call you, a cow or pig?
Whore: Don't be so ridiculous, please...

Finally, his big magnum (already recovered and now big as before) was inserted into her reproductive pot.
Toshiaki: OK?
Bitch: Come on...an...n...aaah.

Her mouth recieves the big, black and thick son of Toshiaki.

Toshiaki: Hove you had a sex before?
Bitch: I've done with nobody.

Toshiaki was then jealous of Mr Nobody.

They were like a machine. The piston connecting the two was set and making obscene noise.

Tosiaki: Pekepi, I feel good. I love you.
XP: I love you. I love you, too, Toshiaki-san.
Toshiaki: Oh, coming, comming!
XP: Me, too!

Doppu...Doppu

They both reach orgasums at the same time.

XP: A lot of yours... sticky...
Toshiaki: I love you, XP.

Then, they kissed each other.
3111:2005/04/23(土) 11:49:50 ID:rz2djCaQ
「愛の力は偉大だね。あなたもそう思われませんか?」
「Toshiakiさん。私はとても恥ずかしく思います、なぜなら出会った時私達は若かったから」
「しかし、あなたの身体は正直です」
「このような所でやめて下さい」
「いいじゃないか、いいじゃないか、愛があれば」

「チッ。ジェラシーを感じます」
そのころ、その行為をものかげから覗く2000はまるで全身やきもちだった。

【終わる】
3121:2005/04/23(土) 11:56:59 ID:rz2djCaQ
英語が腐ってるとかの突っ込みはかんべんな。


Meの笑顔を見てイライラしたい。定規を束ねて泣くまで殴りたい。
3131:2005/04/23(土) 12:03:30 ID:rz2djCaQ
知ってるとは思うが一応

参考
ttp://hina-tan.hp.infoseek.co.jp/ufo/lesson_1.html

欧米風のカートゥーンなエロを思い浮かべてくれw
314名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 12:09:08 ID:BGawKowW
この教科書は高校用だな、単語が難しい…

高校教師が言うんだから間違いない。
315名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 21:29:36 ID:4prnSpYV
世も末だぜw
316名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 09:00:47 ID:7812aClT
英語嫌いー
英→中→日に訳して読んでやる
317名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 19:39:42 ID:JyQBdTc9
>>316
どう変わった?
318即興:2005/04/27(水) 22:30:21 ID:8kUdzuMa
としあき宅、ほめ子の部屋
柱に縛り付けられるほめ男、いったい何が起こっているのでしょうか?

「・・う、うぅ。」
「あら、目ぇ覚めた?」
「姉さん・・・。」
「ごめんね・・・私もう我慢できないの!!」
「わ!や!や!やめてよ姉さん!」
「かわいい・・。」
ちゅう

息も荒くほめ男の首筋に顔をうずめるほめ子
ほめ子の形のいい唇がほめ男のうなじにキスマークをつけてゆく。

「ごめんね・・・ごめんね・・・。ほめ男ぉ!」
柔らかな首筋をぺろぺろと舐め、甘がみする
ほめ男のひざがかくかくと笑っている
「窮屈でしょう、ごめんねほめ男。」
優しくほめ子が縄を解くと、そのままほめ子の豊かな胸へと飛び込む、その弾みで二人はそのまま後ろのベッドへと倒れこむ。

「お姉さん!僕!ぼくぅ!!」
「ほめ男!あぁっ!ほめ男ぉ!!かわいいよぉ!」


その日、隣室の2kとぺけ子はコップを片手に自らを慰めたという・・・。
319名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 00:51:53 ID:S6aBnQBb
ほめ子が後ろから下半身だけ裸のほめ男を抱っこして
ちんちんしごいてやりながら耳とかうなじとか舐め舐めしてるようなのがいい。

息子保管庫を見ると結構みんなほめ男好きなんだな。
ttp://musuko.sweet.ne.jp/gallery/OSadult_31.html
ttp://musuko.sweet.ne.jp/gallery/OSadult_32.html
ttp://musuko.sweet.ne.jp/gallery/OSadult_33.html
ttp://musuko.sweet.ne.jp/gallery/OSadult_34.html
ttp://musuko.sweet.ne.jp/gallery/OSadult_35.html
3201:2005/04/28(木) 04:27:42 ID:pYfHo1oc
ここのMNOはちちゃい子フタナリスキーが多いのか?
ほめ子姉さんの差し金か?

つまり要約すると、今、ほめ男がもてる。

ショタだったりHUTANARIだったりして
だれとも絡ませられる応用性‐A(超スゴイ)の
オー素晴らしいOSセックスティーチャーポルノだったとは〜。

98×せっちゃん×ほめ男というのはどうじゃろうか?

さて今日は夏の素敵なお話です。
3211:2005/04/28(木) 04:32:58 ID:pYfHo1oc
【どくとるマンボウCE記】

 午後8時を回った頃、夏の長い陽もとうに落ちて月は木々を青白く照らす。この見慣れた道も、今はしんと静まり返り、
昼間とはまた違う奇妙な一面を帯びる。
双葉の森公園、森閑とした遊歩道を歩く大小の人影はMeとxp息子だ。

「わっはっはー大りょー大りょー」
「この辺もまだまだ結構自然が残ってるもんだね」
Meがその小さな手に抱える虫かごにはかぶと虫やくわがたむしが数匹、鞘翅をこすり合わせうごめいている。
2人は虫捕りの帰り道だ。Meが昼間にバナナと焼酎、酢を混ぜてつくった罠をしかけて――それなら来るのは明日の
朝早くでもいいのだが、Meが夜に行きたいとせがむので2k姉さんの車に乗せられて夜の昆虫採集という次第だ。

「いっぱいだからみんなにも分けてあげよー」
「よかったね、Meちゃん。あっ、そうだ、向こうの外灯も見に行こうよ」

 灯火には様々な虫が誘われて来る。色々の種類の甲虫や蛾、羽虫が灯りの周りを飛び回っているが、
目を凝らすと、そのなかに場にそぐわないものが混じっているのに気付いた。
「あれ、CEじゃないか?」
確かに昆虫に混じって一匹のCEが外灯の鉄枠にしがみついているのが見える。

「おーい、そこのアホ毛とマッソーな兄ちゃん、チョトタスケテクーダサーイ」
「自分で降りられないのか」
「雨上がりに月の明りに誘われてみればこのザマですよ」
CEは妖精みたいなものだと思っていが、随分と原始的な習性があるようで、まるでこれでは蛾か何かだ。

「これにつかまってー」
 xpがMeを腕に抱え、Meが捕虫網をCEに向かって空へと突き出してもまだだいぶ距離がある。
「てゆーか、私をムシケラと一緒にしないで下さーい」
CEは不機嫌に言いつつも外灯から網へ飛び移る気配は無い。彼女にとってはその灯りはかなりの魅力らしい。
ただの灯火が、彼女にはどんな風に写るのだろう?
3221:2005/04/28(木) 04:37:25 ID:pYfHo1oc
「もー早く助けてください。ブヨがうざったいんですよー」
「そんなこと言っても君が手を離してもらわないと」
「それができないから困っているnひゃぁ」
 その瞬間、羽音とともに飛んできたクワガタが彼女に抱きついた。彼女にとっては、10グラムに満たない虫でも
相対的にはかなりの重量だ。その重りに吊られるのにはさすがに耐え切れなくて、彼女はそのまま僕らの足元に落ちて乾いた音を立てた。
白色の明かりに照らされたアスファルトの上で、彼女はぴくりともしなかった。

 背筋を冷たいものが流れた。Meが小さく声を上げた。
だが、すぐにCEが大声で叫び始めて、正直僕らはほっとして顔を見合わせた。

「いだだだだすけて―――」
「あーよかったー生きててー」
「よかない助けて殺されるー」
 CEの腰にはクワガタの前脚がひしとつかみ掛かっている。身体には虫の爪が食い込んで、服に血が滲んでいる。
が、それよりも彼女が横目に見て恐れているのはその大顎だ。そのハサミはその気になればちょうどCEの首を潰すことも出来そうだ。
怯えた彼女は必死で首を反らそうとする。
「あっバカ、もっとそっちに首をよせろ」
「やだあたすけてー」
「ノコギリのハサミはねもとで曲がってるから、ちょうど隙間ができるんだよ」
 大型のノコギリクワガタは大顎が湾曲しているタイプが多く、口器に頭を寄せれば突起に挟まれる心配もない。

彼女は言われたとおりに首を虫の口元に寄せる。と、同時に大顎が閉められ、彼女は短い悲鳴を上げた――湾曲した顎の噛み合せの
安全地帯にギリギリ頭が収まった。
「あーびっくりした」
「よし、今とってやるぞ」
僕はCEの体に触れた。小さくても、その太股はきちんと弾力があって温かい。
お腹に食い込んだ鋭い爪を上手く指でよけてクワガタをひっぺがしてやる。
3231:2005/04/28(木) 04:38:20 ID:pYfHo1oc
「おっしゃー取れたー。ノコギリのオス、ゲットー」
「かっくいー」
「60mm越えくらいかな?」

「ちょっとー虫のほうはどうでもいいから私のほうを心配して下さいよ」
「でもさーあんな高いとこからおちたのに元気そうでよかったー」
「あれ、人間にしたらビルの上から落ちたようなもんだからな。軽くて丈夫に出来てるみたいで、大した怪我がなくてよかった」

「お前、持ち主は?」
「いないよ、そんなもん」
「……ごめん」
「ノラなの? かわいそう」
「……猫みたいな言い方すんなよ」

ぼくはしゃがみこんで彼女に手を差し伸べる。
「うちに来るか? 血ぃ出てるし、診てやるよ」

彼女は、別段悪い風でもなく、僕の手の平に乗っかった。
3241:2005/04/28(木) 04:40:38 ID:pYfHo1oc
「ハイ、服できたよ」
急いでつくったCE用の服は布の袋に穴を空けて加工しただけのものだ。アメリカの昔の映画に出てくるような麻袋のドレスに似ていた。
「なんじゃこりゃ弥生人の服?」
「そのボロボロの服よりましだろ……。あとでうちのマスターにフィギュアの服を貸してもらえるか頼んでみるからさ。
あと、ホラ。消毒液。水も置いておくから、染みるんだったら薄めて使いなよ。着替え終わったら言ってね、じゃ」


「で、食べていい?」
「は……?」
「だから、かぶと虫食べていい?」
「姉さん、食べる物じゃないよ……臭くてとても食えたもんじゃないし」
「いやさ、あの硬いかぶとは不味そうだけど、かぶとのいもむしは美味いんだって」

マジか。なんで姉さんはこんなげてもの食いなんだろう?

「オスとメスをいっぱい捕まえて〜卵産ませて〜いい土をたくさん食わせて〜丸々太ったいもむしを焼いて食う!」
3251:2005/04/28(木) 04:48:38 ID:pYfHo1oc
「えさあげるよー」
と、Meが皿に出したのは昆虫用ゼリーだ。
「虫扱いすんなっての……といっても、最近あんまいいもん食ってなくてね〜」
CEはしばし迷っているようだったが、最終的にはプライドより食欲が勝って、ゼリーに勢いよくむしゃぶりつく。
「ウォ〜……アンマァ〜〜ヶハッ……もっとくれ」
「よく食べるねぇ……」
自分の体重の何分の一くらいあるゼリーをすぐたいらげてしまって、僕は驚きの声を上げた。
「ペースは姉さん以上だなぁ」
「あんなにいっぱい食べても食費がかからなくていいなぁ〜」

「むうっ……そ、そいつはあのCE……」
「あ、知っているんですか、兄さん?」
「そいつが大食らいなのは、世に聞く体重と標準代謝の比というやつよ〜。
身長が縮むほどに表面積/体積の値が小さくなる。例えばっ! 身長が1/10になると表面積は1/100、体積は1/1000になる!
単位体積あたりの表面積が大きくなるということは〜熱が逃げやすいということよ〜。常に食物を摂取してなければ代謝を
保てないっつーわけよ。まだメカニズムが詳しく解析されているわけではないが……。
巨大ゼリーなどたやすく食べられるという、そのサイズじゃ不味そうだが……フッ……CE、小さきにして中々侮れぬOSよ……」

「おー言ばの意味はよくわからんがとにかくすごい自信だー」
「さすがはフタバチャンピオン解説王選手権三位の兄さん。なんでも知ってますね」
「なんだかしらないけどいっぱい食べれていいなー」

「解りやすく言うと、風呂のお湯よりコップのお湯のほうが冷めやすいということ。
ネズミみたいに食い続けなきゃ死んじまうんだろうな」
「ネズミ扱いすんなバカー。ドブネズミよりはいいもん食ってるっつーの」
「あと、こんな小っこいくせにまともな音量出せるのも気になるな」
2k兄さんはCEの頭を指で突っついてからかう。CEは怒って真っ赤になる。
「それに人の構造を保ったまま、そのまま小さくしたようなのが動いてるなんて不思議だな」
3261:2005/04/28(木) 04:50:31 ID:pYfHo1oc
 夜も更けて、とりあえずxpはCEを自分の部屋に置いておくことにした。
「さてと、一応部屋ができたよ」

「ていうか、あんた……これ、シルバニアなんとかのなんとかってやつじゃ……」
「そう、可愛いでしょ。Meちゃんて、ほら、あの僕の妹から借りてきたんだけど」
「私にこれで生活しろと?」
「だってレゴブロックの家じゃ硬いだろ?」
「イヤ、そうじゃなくて」

ガラガラー
「ククク……xp、おもしれーモン拾ってきたそうじゃねーか」
としあきさんがふすまをあけて茶の間にやってきた。

【続く?】
3271:2005/04/28(木) 04:54:28 ID:pYfHo1oc
さて、続き(考えてない)は

CE vs かぶと虫のド迫力虫姦の予定ですが、どうでしょうか?
328名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 07:21:23 ID:NdmoEOEB
>>327
普通のコメディかと思ったら・・・相変わらず斜め上を逝く香具師だなおまいは。
329名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 16:07:08 ID:NolW4VMM
これはまたすごいHome姉弟ですね

ttp://musuko.sweet.ne.jp/hbbs/src/1114720536073.jpg
3301:2005/05/01(日) 09:49:44 ID:JyjPicBQ
前略。日も長くなって参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、
CEと甲虫の濃厚交尾としまえん
xpととしあきのスカトロカニバル
MeとWeのほのぼのエロス
98×SE×ほめ男のフタナリロリショタ3P
Me虐

今のところネタはこれくらいだけど、どれがいい?
331名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 10:31:12 ID:pievS7cu
CEの続きを見たい気もするけどスカを狂おしく希望。








なんだよアブノーマルで悪いかよorz
332名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 17:24:22 ID:0GtE6Ghj
>MeとWeのほのぼのエロス
>98×SE×ほめ男のフタナリロリショタ3P

個人的にはこの辺がいいな。
333名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 20:03:59 ID:MZ07M8fq
ほのぼのエロスに一票
334名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 22:07:59 ID:8Setr2r5
……Me虐
335名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 02:29:06 ID:gMJeAb6q
98×SE×ほめ男のフタナリロリショタ3P か Me虐 に1票
336名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 06:23:35 ID:YItJi38B
フタナリロリショタ3P
337名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 10:05:00 ID:5ZOGsL5b
ほめ子とほめ男

これしかない。
338名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 21:44:21 ID:3wA4rd2E
>>1に降り注ぐ良き電波に全てを委ねようと存ずる。
339名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 07:51:59 ID:1r2lkn79
>>337
同意。

でも下呂は勘弁(オヒ)
340名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 08:04:41 ID:r7Rn7vxv
泥酔祭りで全員がリバースしながら、というのを希望してみる
3411:2005/05/05(木) 13:12:37 ID:ZCPe0k7z
どうも。リク聞いてみたりして調子こいていたので反省している1です。

 ザ・一
  │
ザ・全人類

みたいな俺と住人との間でレスが言ったり来たりする
リトル変な機構図はダメなんじゃない?

あんまり俺が調子に乗ってたら、
職人様のための投下しやすい環境づくりに
いとわろしとおもふればあやしうこそものぐるほしけれ。


一応、としあき・xp・Me・2k・いぬてぃの酒池肉林カーニバルを
書いたけどグロOK?
342名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 16:03:05 ID:jZuusVgq
>>341
何故酒池肉林カーニバルがグロになるのか問いただしたい気持ちでいっぱいです。
343名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 18:37:30 ID:ueQg348s
Meと2Kを、させ子といぬで喰うのかw
344名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 02:37:53 ID:nEk0ruIb
期待を裏切らない斜め上っぷりだな
3451:2005/05/08(日) 01:35:52 ID:5RpJ4aXk
殴(や)れ! 刺(や)れ! 犯(や)れ! 殺(や)れ! 吐(や)れ!

喰(や)っちまえ―――!!!

純愛? ほのぼの? OSと関係あるの?
そんなもの……クソ喰らえだ!
そんなものは見えねー虚栄ココナッツね―――――!!

>>1」の眼に映る物はただ一つ!!

スカトロ――イ!!!

【パイオーツ・オブ・カニバリアン xpのエンジョイ&エキサイティングクッキング】
3461:2005/05/08(日) 01:36:23 ID:5RpJ4aXk
【あ、そうそう……死体を鍋に入れて熱湯を注ぐ前、ぬこのおっちゃんの店でうどんを食べたね】
xp談

 ……その大振りな鋭器により頭部は胴体と離れ離れになり、もう二度と合わさる事は無い……。
その白濁した目はたぶん、遠くを見つめていた。頭部は生ゴミと一緒に埋めておこう。
 刃渡り15cmほどの鋭利な刃物で腹部を一突きし、腹腔からはらわたを引き抜く。
死体は細切れにされて肉と骨と分けられた。食しやすい、そして廃物を処理しやすくするためだ。
その炭水化物と蛋白質と脂肪と無機物で出来た系はその生涯を終えたときから恒常性を失い、腐敗し、変色し、奇形する。
それにはxpは耐えられない、せめて新鮮なうちに調理してやらなければその落とした命を冒涜するのだと考えた。
xpはその遺体を解体することには別段 罪悪感は感じなかった。それはもうただの崩壊性であり、xpはその死体の分解は
相当の空間を占めて邪魔な物を効率よく収納するため……コタツの脚をたたむのと同程度の意味しかなかった。

 そうだ、この部分は大切に取って置くことにしよう。これは頭部やら肉やらよりよっぽど栄養があるのだ。
どうしても保存が効かなそうなのだけれど……あとで95姉さんに聞いてみよう。

 食べきれない肉はラップで包んで冷蔵庫にしまっておこう。長時間放置すると紅い死斑が出てきもちわるいのだが……。
肉は大型の調理鍋で煮込まれ、その組織は鈍い青紫色に変色し、塩胡椒で調味された。
そして……
3471:2005/05/08(日) 01:37:33 ID:5RpJ4aXk
……っと、お塩と胡椒はいいあんばいだから〜ここで秘伝のタレを加えれば……
でっ〜きたっと。

「としあきさ〜ん。ごはんできましたよ〜。今日はお魚さんのスープですよ〜」
「おーう。今セーブするからちょっと待ってろ」

その魚の死体は温かい液体に浸けられ、その魚肉は程よい加減に融解している……。
皿の中で肉は漂流し、今にも湯気を出して食べてくれる者を待っている。

……スッチャスッチャスッチャ。ンマーイ。
そのスープに硬い欠片のようなものが浮かんでいた。としあきは骨が混入したのだろうと思った。

 汁物をたいらげると、つぎにxpが見慣れぬものが盛られた皿を運んでくる。
「なんだこれ」
その黒い揚げ物のような料理は奇妙な感じがして、としあきは一瞬ためらったが、xpがおいしそうに食べているものだから
おそるおそる口に入れてみると、それはサクサクとして口の中に広がるようでその食感はじつに味わい深いものだった。

「これなんて料理?」
「ゴキブリのヌッ頃がし」
「ブゥ!!」
3481:2005/05/08(日) 01:40:03 ID:5RpJ4aXk
「なに食わすんだこのさせ子!」

怒りを覚えるとしあき。だがこのとき、あるいは食したときからすでに としあきはただならぬ体の変調を感じていた。
油虫を食ったのだ、俺は……。
腹の底で、卵から一斉に孵化した羽虫が唸るような心地がする……あの黒光りする虫が焦げ茶色の翅をはばたかせ
臭い油をぬめつかせ、俺の胃を内側から音を立てて食うのだ。
……しかし同時にとしあきはある種の快感を覚えていた……恍惚、陶酔……げてもの食いとは なんて耽美なのだろう……。

「あと さっきのスープは鯖ちゃんです」xpは何事もないかのように言うのだ。
「はーい、じゃあ次のごはんでーす」

それは、2匹の子牛かなにかのローストに見えた。その滑らかな表面はチーズ色に てかっていた。
「いぬてぃとしつじです」そういいながらxpは何かのソースをかける。
2人の変わり果てた姿を見て、としあきはせめておいしく食べてあげようと誓った。
いぬてぃの尻尾の軟骨はなにげなくふわっとした歯ごたえで、マトンはジューシーでクリーミーであった。
としあきはもういぬてぃの尻尾としつじの太ももをモフれないことを思い出し悲しくなった。
3491:2005/05/08(日) 01:51:50 ID:5RpJ4aXk
小5理科

「次は実験をしましょう」xpはものしり博士だった。

金属製の大きな箱が置いてある。
「この箱にはにゃーけーが入っています」
「それで次はどうするのxpお姉さん?」としあきはノリノリだった。

「このボタンを押すと、量子的に半分、電子レンジでチンされます」
「もう半分は、やっぱり電子レンジでチンです」

「この状態のにゃーけーを“1/1死んでいる”といいます」
「なぜ? なぜ〜? よくわかんないよ、お姉さん」

「つまり“お前はもう死んでいる”ってこと」
「なるほど! ぼくまた一つお利口になっちゃった」

賢くなったあとは二人でにゃーけーをおいしくいただいた。
実験の後捨てたらもったいないからネ!
3501:2005/05/08(日) 01:54:38 ID:5RpJ4aXk
 CMの後もグルメツアーはまだまだ続くよ!

 Meが来た。
「Meちゃんには たらふくご飯を食わせてあります」
 xpは立ち上がってMeに歩み寄る。傍まで近づいたかと思うと、そのままMeの腹に拳を打ち込む。
Meはひきがえるのような嗚咽をあげて膝から崩れ落ちた。
「あれれ? おかしいな? Meちゃん、気分悪いのかな?」
xpはそう言ってMeの毛髪を掴み、引きずり、部屋の隅の青いバケツにMeの頭を叩き込む。
「床にげぼしちゃ行儀悪いからね」
xpがそう言ってのける。Meは俺に、そしてxpに視線を送る。見かねたxpはMeの口に自らの指を無理やり挿入する。

ロッパー

Meは嘔吐した。涙は目を赤く腫らし、鼻汁は一線となって垂れ、胃は覆され内容物は陽の目を見る。
目はとしあきのことを訴えるように見つめていた。
「としあきさん、Meちゃんがわたしたちのために頑張って汚いゲロを吐いてくれてますよ」
xpの手はMeの口腔に手首まではまっている、顎が外れているのかもしれない。Meは中腰で、脚を痙攣させ、xpの手の間から
嘔吐物は吹き出るように流れ出るのだ。白いストッキングが失禁で濡れていた。

 しばらく吐き続けると、Meは大きな咳をして、もうなにも出さなくなった。
「胃が空になっちゃったみたいですね」
Meは鈍い音を立てて畳に倒れ、唾液と涙は頬を伝って流れ落ちる。四肢は断続的な痙攣をしていた。嘔吐物が気管に詰まったのだろうか。

「さっ、食べましょう」
 バケツの液体は、大きく浅い皿に注がれる。辺りには甘ったるい臭いと酸味が漂う。麺は曲線を描いて流動し、白米は浮かび漂い、
その有機的な混合物は さながら原始の海を思わせるのであった。
その坩堝は酸味が強く、ねっとりとしていて、としあきはMeの唾液・胃液を一滴残らず吸い尽くし、その一体感にうちひしがれた。
としあきの口の中は飴色と乳白色の液体で満たされ、それはまるで口を侵食するような刺激を持っていた。歯肉は溶け、舌は膨らみ
口内が腐敗するような破壊的な感覚で満たされた。
3511:2005/05/08(日) 01:57:20 ID:5RpJ4aXk
「としあきさん。そいじゃあ、次はキン肉バスター返しをしましょう」
「次は一体何を出すつもりなんだ……」
「98をひっくり返すと86になるです」
 いつのまにか、そこには98が逆さに吊られているのだ。足首にはフックが食い込み、一筋の黒い血が太ももを流れて固まっていた。
そうしてスカートがめくれ露になった真っ白な下着を赤黒く濡らす……。
その顔は鬱血し、息は荒く、心臓は打ち、体を揺らすたびに衣擦れと呻きが聞こえてくる。
物言わぬ98に悲しそうに見つめられ、としあきは体の内側が恐ろしく熱くなるのを感じた。

「Futanariの血や精液は健康にいいってみのさんがいってました」
 xpは98の下着をハサミで破き始める。秘部を覆うものが奪われると、うっすら毛の生えた男根が飛び出し、睾丸は左右不均等に垂れ下がる。
「うわっーキモッ! 両方ついてるよ」
「これ自分で突っ込めるのかな?」xpはそういって98の身体的特徴を罵倒する……しかし98の一物には重力に逆らって血が昇っていく。
もしかすると98もまんざらではないのか……。

 xpは98の陰茎にリズミカルな往復運動を与える。皮を擦って亀頭が見え隠れする。いやらしい音をたてながら、亀頭はぬめりと光る。
としあきはxpが自分以外のものを手コキするのにすこしだけ嫉妬した。
xpが片手にボウルを持つ……98が小さく声を上げると、大量の白濁液が液体音とともに発射される。
痙攣する陰茎に更なる刺激を加え精液は残らず搾り出される。

「足りませんね……」xpはそのザーメンを指ですくって舐めて言うのだ。そしてxpはまだ興奮収まらぬ98の男根むずと掴み
力いっぱい捻じ曲げようとする。驚いた98は悲鳴をあげ俺に助けを求める。俺は黙って見ていた。

 xpはとうとう包丁を持ち出して、そのいきり立った一物の側面から刃を入れる……おびただしい鮮血が辺り一面を汚す。
切り込みを入れられた陰茎を折り曲げると、鳥の骨のような切断面から赤い泥がxpの持つ容器に注がれる。
精液と血が混ざって、渦巻きを描いて、そして桃色になる。
3521:2005/05/08(日) 01:58:22 ID:5RpJ4aXk
「8を横に倒すと∞ですね」振り向いたxpの口の周りから赤いものが涎のようにツ――ッと垂れていた。
あの白と水色の服には血が黒い染みをつくっていた。としあきは洗濯しても落ちなさそうだなと思った。

 もう陰茎は萎縮し、もうあまり出血していない。98はぐったりとしていているが、まだ死んではいないようだ。
xpは金属製のストローを98に刺す……わき腹、鎖骨、喉……思っていたより多くの血液が、喉の血泡と低音の咳き込むような
声が98の生存を物語っていた……しばらくするとそれも無くなった。
 
 愛する98が俺のためにたっぷり出したザーメンと血を腹ン中がパンパンになるまで飲んだ。

「お次は牛さんをいただきましょうか」
やってきたのは2kだ――ただ、その腹は大きく膨らんでいるのだ。
「お前、なんなんだそのハラは……」
「としあきさんの赤ちゃんですよ。姉さんのお尻にいっぱい出しちゃうからですよ」
 xpはそういいながら2kの上着のボタンを解いていく。豊満な乳房が現れる、妊娠でさらに張っているのだろう。
「姉さん、これじゃ雌牛ですねホルスタインですね。私のこと言えないじゃないですか」

「としあきさ〜ん、牛さんがおちちが張って苦しくてモーモー言ってますよ。ちちしぼりしてあげましょう」
 その乳首は隆起して、しごけば母乳が溢れ出てくる。手に発射された乳を舐めてみると、ほんのり温かくて漕げた砂糖のように甘い。
ついたまらなくなり、としあきは臆面もなく乳首に吸い付く。その和菓子のような柔らかい胸を掴み、唇で2kの乳首をもてあそぶ。
歯を立てて とめどなく出る母乳を飲んでいるうちに、あるいは乳児の頃の記憶が蘇るような錯覚に陥る。余った片手はもう一方の乳を
まさぐり、その母性の存在を確実にするように、いつまでも温もりを感じ続ける。この時2kはとしあきの母親であった。
 2kは両乳首を責め立てられ、頬は紅潮し、荒くなった息はとしあきの首筋を撫でる。
3531:2005/05/08(日) 02:00:42 ID:5RpJ4aXk
「としあきさん、そんなにおっぱいが好きならずっと一緒にいればいいんですよ」xpの片手には包丁が握られていた。
ぎょっとしたとしあきが2kから顔を離すと、xpはその刃物を2kの胸にあてがう。刃が肌に触れても、肉質の胸はそれに沿ってへこむばかりで
しばらく一向に手間取ったが、プツリと潰れるような音がすると、刃は2kの乳房を切り裂く。
出血はさほど無い、大部分が脂肪だからかもしれない。その黄色い果実のような脂肪は、電灯の白色の下に晒されて、
明るくてら光るのだ……。
 2kは片方の乳房を失った。バター色の切断面から血がわき腹に流れる。先ほどまで豊かな母性と思えたその胸は今は酷く
グロテスクなものに思えた。そのでこぼこの切断は、2kの曲線的な腰、実りを感じさせる腹部、折れそうななで肩、そして残された片胸と
あいまって、その片輪感、欠落性を強める。
 2kはただおし黙っていた。

その肉塊に熱い湯が注がれ、油は水面を漂い、としあきは2kをいつまでもかみ締めた……。
モウ2kの胸は俺だけの物だ……としあきは支配感に打ちのめされた。
3541:2005/05/08(日) 02:02:18 ID:5RpJ4aXk
「さてつぎは赤ちゃんをおいしく食べましょう」
xpが2kの膨らんだ腹に包丁を突き立てる……水が吹き出る。
そのまま横一文字に引くとドバリと液体が流れ出る。

「おお〜〜っと。今! 尊い一つの命が生まれようとしています!!」
ぺけぴは腹の破けた穴にxpが両手を突っ込む。
xpの手の上には赤い塊と青い人型のものが確かに動いている。

「生まれました! 生まれました! としあきさんと姉さんの愛の結晶が!」

ぶしゃごっ……

xpがそれを思い切り畳に叩きつけると、面を竹刀で叩いたような音と液体が破裂するような音が同時に聞こえた。

「ハイ〜〜〜たった今死亡しましたああああ!!!」

 そのとしあきの子は肌が青くて、頭には耳のような物がついていた。
としあきは、そいつが望まれず生まれて望まれず死んで、可哀想になった。
2kはなんでなにも言わないんだろう……。
 
 2kが腹を痛めて生んだ子は胎盤と一緒に鍋でグツグツコトコト煮こんで、xpととしあきで食った。

としあきは思った、
これが本当の さんりおカニバル、と。

食っていると、脳に蛆がわくような酷い頭痛がした。
3551:2005/05/08(日) 02:04:21 ID:5RpJ4aXk
としあきの寝室のベッドに土気色の全裸の男が寝ている。
頭皮が垂れ下がり、顔は見えない。勃った陰茎は大量の精液で汚れている。
首には紫の索溝が走る……。
xpは露出した頭蓋骨を電動旋盤で切りつける……十分に切り込みが入ると、手で椀状の頭骨を押し上げ、割り箸を割るような
音がして頭蓋の半分が分離され、硬膜に包まれたピンク色の脳が現れた。

「これは誰だ?」としあきは聞いた。
xpは脳をスプーンですくいながらニヤニヤしている。

その男の手には小さい傷があった。それはとしあきが小学生の頃友だちとふざけて彫刻刀で切った傷に相違無かった。

「俺を食っているのだ」としあきは思った。
xpは大きな出刃で としあきの首に取り掛かるところだった。

【エピローグ】
>>346
3561:2005/05/08(日) 02:06:45 ID:5RpJ4aXk
「くぁwせdfrtgyふじこ」
「わっどっどうしたんですか」

 としあきはまだ薄暗い明け方、目を覚ました。隣にはxpが寝ていた。
としあきはぎょっとしてペケ子を見つめたが、それはいつものxpだった。

「大丈夫ですか! 怖い夢でもみたんですか?」
「いや……俺のわがままの音じゃないねん。夢を前提としたうなされた音、俺の泣き声、悲鳴?」

今までの夢は鮮明ではあったが全く脈絡が無く淡々と場面がすすんでいた……俺は喰う事にあまり疑問を感じなかった……。
俺ストレスたまってるのかな、ととしあきは思った。


「としあきさんおっかない夢を見たんですね。私もそういうことありますから」

「大丈夫だ……そんなことより……」
「えっ……今、するんですか……?」

としあきは自分の朝勃ちした息子をxpに喰わせてやった……。

【終】
3571:2005/05/08(日) 02:08:50 ID:5RpJ4aXk
なんかもう、ほんとすまん
358名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 02:10:53 ID:XI4Lc5Qc
どういたしまして
ほのぼのとしていて良かった
359名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 02:48:44 ID:uENrPNAB
わぁあああああああああああああああああ!!

GJ
360名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 07:35:36 ID:7v6tzfqE
ワオー!
361名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 10:12:31 ID:5jziPFw/
うわああああああああ(AAry



XPハァハァ
362名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 02:31:16 ID:f6YWxKCq
タイガーたん…、ダメか?
363名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 12:18:18 ID:B2N4OD/7
ふう、飯時に読んだのを後悔しちまったぜウェップ
364名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 05:05:58 ID:JZWT9DYp
なんつうか・・・

グロで気持ち悪いのに最後まで読んでしまった漏れが居る
そしてXPハァハァハァh(ry
365名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:53:57 ID:zd3029aN
>>362
窓の面々ならキャラがはっきりしてるんだけどねぇ・・・。
とりあえずネクタイかぁいいとだけ逝っておこうか。
366名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 00:32:26 ID:5xfS1PQx
ほす
367名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 07:45:31 ID:HWbWqAUE
立ち上がれ死人共!
368名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 15:03:25 ID:SzAvU4NU
1さんマダー?
レンジにme入れる小説マダー?
369名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 00:46:48 ID:OhqmqLgM
俺の初投稿はこのスレでいい?
370名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 11:15:31 ID:ixD9t/mS
聞くな、書け
371名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 12:37:03 ID:oFk77Sdw
カマーンボゥイ
372名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 22:43:56 ID:OhqmqLgM
書きながら考えるからな…エロくなるか心配
…その上携帯からなんでスローペースよろしく
373名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:37:54 ID:E5x92orc
なんかもうエロくなくてもいい気がしてきた今日この頃
374名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 07:58:41 ID:5RONCEnv
何を今更
375名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 10:17:34 ID:gHUcVExq
376名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:26:01 ID:OowSeEw2
スカトロまだー?
377名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 13:03:07 ID:Z/vNe5Og
【虹裏伝説 特攻(ブッカケ)の罰(ペケ)】

 “事件の発端(ハプニング)”はある日の“腐他罵家”の“御茶之魔(ダイニングテーブル)”だったよぅ・・・・・!?
逝素秘慰と屠屍秋が“フトした(トリヴィアルな)コト”から“喧嘩(クォーラル)”してなぁ・・・・!?

「平家子ォ! メシ食わんのかァ!?」
「うン? 屠屍秋サン、私の“丼(ブンドリ)”がねーンですがッ・・・・!?(イラッ」
「あんな丼(モン)落下(わ)っちまったから、廃棄てたぜェ・・・・。
 テメーはオトナしくソノ緑黄色野菜(ベジタブル)でも咀嚼ってなヨ・・・・」
「なにィ〜〜このダボがぁ!! なんつーことしやがるこのチンカス野郎ォ〜〜〜!?(ピキッ
アレは“吉野家”で“牛丼(ビーフ)”が“無料(タダ)”でタラフク喰える
“湯出汰孫の名前(シグネチャ)入り丼”だったんだよぅ・・・・!? テメーそんなコト知ってたんだろうがぁ・・・・!?」
「ハァ? 何本気(マジ)で“泣”いてやがんのゥ!? 笑っちゃうよぉ、ボクゥ!?
 テメー最近“豚(ピッグ)”みてーに“ブクブク”肥りやがって・・・・これで少しは痩せ(スリム)ればいいだろぉ!?」
「ヒトの所有物(モン)ブッ壊(デストロイ)しておいて、“ナメ”たクチ聞いてんじゃないよゥゥ〜〜?(ビキビキ
 社会底辺(ハキダメ)の無職童貞轢籠(クソ)の御身分(ブンザイ)でェ・・・・!?(ギョバ」
「あぁん? なんかエレー“サバい”コト、ノベてくれるじゃない!? 淫売(プロ)の飽食豚(グラトン)がよぉ・・・・!?(キャハ
 オメーの脳ミソにイク“栄養(リソース)”は全部 腹と胸(メモリ)に成長ってるじゃねーかぁ・・刺背子ォ!?
 頭ン中まで脂身が詰まった“淫乱雌牛(ダブルマッスル)”がぁ!!(ビキキ」
「テメー・・よっぽど解体(バラ)されてえみてえだなぁ・・・・!?(ギン
 イマからテメーの“肉塊(ミートボール)”を風呂で煮沸って犬帝にくれてやンよ・・・・!?(ビキッ」
「おいコラァ、“御主人様(マスター)”にあんまチョーシくれてンじゃねえぞォ、この“シャバゾー”がぁ・・・・!?
 タダの事故(アクシデント)だろ・・・・!? テメーの“御主人”より“食器(モノ)”をシンパイしてどうすンよ・・・・!?
 ・・・・それに屠屍秋サンの発言るとーり、最近オメー“増量(フト)”り気味だろーが!?
 “ピギー(小豚タン)”って蔑称(よ)ばれるホウが、“ファッティー(おデブタン)”よりイクブンかマシなホウだべ・・・・!?」
378名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 13:04:00 ID:Z/vNe5Og
「煮刑姉御(ネエ)サン、非道えよぅ・・アレは本気(マジ)で私の“かけがえの無い物(タカラモン)”だったんだぜェ・・・・。
 でも屠屍秋サンだから今回は“土下座”で“シャザイ”して“誠意”見せるノミでトクベツ許してやンよ・・・・」
「一丁前に“啖呵”切っておいて今更“怖気(ブル)”ってるってのはねえべ? 刺背子?
 俺がコノ世界でイットー嫌悪いなのは“口先(フェラ)”だけの“脂肪遊戯(デブ)”い“出腹痴嫁(ヨメ)”だからなぁ〜!? (ビギ」
「んだとコラぁ? 私は何時でも(ニジュウヨジカン)殺人上等(コロシジョートー)にキマってんだろーがよ!?(ビンッ
 オイ深慰クン、“根戯(リンドウズ)のようなもの”持って来い!“首領蜂葬怒のようなもの”!!(ビキッ
 今からコイツを御所望(オノゾミ)ドーリ“ヒキ肉(カーカス)”にして愚露板に晒してやっからよう・・・・!?(ビキビキッ」
「ふたりともやめなよ〜ぺけちゃんもわたしのごはんあげるから、ね?」
「スッ込んでなヨ・・深慰クン・・じゃねーとコイツを“屠殺(ブッコロ)”せねえからよう・・・・!?(ペケピ」

「貴様等ァ!! “御飯時(ディナー)”に静粛(や)めんかァァァ〜〜〜〜!!!」

「・・・・“ ! ? ”・・・・(ギリッ」
「ヒ、ヒィッ! ス、スンマセン(フギギッ」
「ヒャァ・・キュ、九獣護姉御サンがドエレー“大激怒(ゴキゲンナナメ)”だぁ! ヤ、ヤバイよ〜」
「だ、だってみんな屠屍秋サンが悪いんスよ。私のイットー大事な丼を勝手に破壊っちまって廃棄るなんて、非道いですよゥ・・・・!?
 私・・“リソース不足(ハングリー)”が止まんねえよう・・・・」

「・・平家非慰クン、確かに近頃オメーは“ねつやちからのもと(イエローチーム)”と“踊(ダンス)”りすぎだぜェ・・・・。
 チョットマジに“大越冬(ダイエット)”を考慮たほうがいいゾ・・・・!?」
「マ、真実(マジ)っスか、姉御サン・・・・!?」

こうして逝素秘慰の幻猟形殻(ダイエット)が開始ったんだよぅ・・・・!?
379名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 13:07:00 ID:Z/vNe5Og
参考巣麗
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1112720083/

「ひどい…としあきさん……」
「わざとやったんじゃないんだから、もう許してあげたら?」
「でもあの態度はないですよ……やっぱひどすぎます」
「コブタちゃんねえ〜、だって(プニ)これは(プニプニ)ぽっちゃりというより(タプ)なんというか……」
2kの指がxpの白い腹にめり込む。腹の肉は本数冊の厚さほど指先におさまり、指の腹で小刻みに弄ぶと上下に波打つ。
「姉さんまでひどい……くっそ〜思いっきりやせて見返してやる!!」


「よーし、今日はお休み(ホリデー)だから いっぱい(ブリバリ)走るぞ〜とりあえず5`ぐらいかな〜」
「わふ〜ん」

曇り空のもとで、10分後xpは息を切らしていた。
「ハァハァ・・・・初日(シェイクダウン)はこんなもん(テンミニッツでイナフ)かな・・・・」
「和ッ腐ゥン・・・・!?」
「運動したぶんお腹が減ったなあ。……ちょっとくらい食べてもいい……よね?」
380名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 13:13:34 ID:Z/vNe5Og
「おまえはじつにばかだな」
耳元で聞きなれた声がして、ベンチに腰掛けてたい焼きに頭からかぶり付いていたxpははっとして振返る。
目の前でにやにや笑いを浮べているのはとしあきだ。
「これ……は……あのいやほんの少しなら大丈夫かなと思って……今から食べた分運動するつもりですよ、もちろん。
 初めてだし、これは頑張った私にごほうびってことで」
xpは慌てて取り繕うが、その口の周りの餡が説得力を落としていた。
「弁解は罪悪と知り給え」
としあきはxpの横に腰掛け彼女の腹を片手で撫でる。上着の裾を捲ると、腹の肉がジャージのゴムの上からぷっくりと突き出す。
先ほどの運動で肌には汗がにじんで、雲を合間に縫う太陽の光を白く反射する。
「なにこの贅肉は。まじでキモい。肉便器は肉屋の店先に並べられるのがホントお似合い」
「下着、黒かよ。豚が色気づいて馬鹿じゃねえの、キモい」
381名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 13:22:59 ID:Z/vNe5Og
 xpはダンマリとうつむいてとしあきの指先にされるがままに甘んじる。
そんなxpを横目に、としあきはxpの弾力のある腹を撫で回す内に彼女に欲情を覚えている自分に気が付いていた。
ついさっきまで運動していたxpの身体は火照り、近くに居るとその紅潮がちりちり感じられる。
彼女の乱れた息遣いは時おり苦しそうにとしあきの首筋を撫でる。
 肌を弄る手は上着の内側、上部へと滑らされ、xpの下着を乱暴に押し上げ乳房に押し付けられる。
ねっとりとその胸をこね回しながら、指先で乳首を刺激する。
「やだ……こんな所でやめてください……いぬてぃ姉さんもいますし……。お家に帰ってから、ね?」

 OSは持ち主に決して逆らわない。猛烈な我侭を振るい、罵倒し、犯そうとする自分さえも受け入れるxpに
としあきは、後に考えてもよくわからなったのだが、強烈な苛つきを覚えた。
「マジになってんのこいつ!」突然としあきは乱暴にxpの腹をつねる。
「痛いっ!」
 彼の予期しない行動にxpは怯えと驚きの表情を見せる。それがますますとしあきの怒りを増長させた。
としあきはxpを平手で汚い物の様に押しのける。
「お前さ、何調子に乗ってんの? 死ねよ」
「え……あ……」
「俺が豚とやるとでも思ったか?」
「あ……の……としあ……」
「豚はもう家に帰ってくるなよ」
 しっとりとした糠雨が彼女のシャツを濡らし下着が透けていた。その長い髪は水分で肌に絡みつき雫を伝える。
小雨が午後の公園を白く覆い、彼女の涙と声を静かに消していた。いぬてぃが体を震わすと飛沫が辺りに舞った。

【おしまい】
382名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 13:41:08 ID:MRO7ZQVH
>1
乙。最近いないからヒヤヒヤしたぜ
383名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 20:05:32 ID:Z/vNe5Og
>>382
ナズェヲレダトワカルンディス?

>>368
それは可哀想だからダメ。


つーか俺のSSはエロくないしネタも面白くないみたいだし、もうやめてもいい?
なんか書いてくれる人が現れたみたいだから。
384名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 22:55:56 ID:ZrdeQyq6
却下する
385名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 10:20:16 ID:wCR7CiPH
却下する
386名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 11:12:00 ID:lVlo/5hh
却下する



つーかあんたはみんなに愛されてるのがワカランノディスカダディアナザン
387名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 01:50:19 ID:Vrtm79Eb
却下する
388名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 02:00:43 ID:+jGcbUNE
却下する


じゃあ五票集まったので、約束通り続行だな。
約束は今作ったが。
389名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 07:52:44 ID:PZPKHOqZ
おまいらは実に「」らしい香具師らですね
390名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 08:11:34 ID:UjsfildO
近年のショタブームにあやかってほめ男モノ希望。
391名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:07:48 ID:YzTs5oSp
ほめ男と2Kがほめ子と98に尻をいたずらされるのが好きだ
3921:2005/06/08(水) 02:10:19 ID:0CMFZqGd
長文レスでスマンが、言っておきたいことがあるので一つ勘弁してくれ。

面白がってもらえるのは嬉しいんだけど、
俺なんかノリで書きはじめただけだし文章下手だし短いし誤字脱字多いし
ヲタ臭いし痛いし寒いし、というか致命的に得ろくないし。
ちゃんとしたSS職人さんは俺なんか相手にしたくないんだよ。

気を悪くしないでほしいが、この状況は馴れ合いって言えなくもないだろ?
そーゆーのが嫌いな職人さんもいるだろうしな。
そうだとしたら俺はとっととこのスレから消える、手遅れじゃなかったらな。

前に書いてくれたひとたちはまだこのスレ見てるのかな……?
邪魔だったら俺はいつでも消えるから誰か書いてくれ。
3931:2005/06/09(木) 08:57:35 ID:vCZr4qJB
また空気の読めないレスをしてしまった
自己嫌悪のカタマリとなり、自註自解なんぞで卑下して半ば蒸発

じゃあバイバイ
394名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 22:04:43 ID:T411MFGT
>前に書いてくれたひとたち

ではないので特にレスも何もしなかったが
何か気にするような事は何もなかったんではないかと思われ。

押さえ切れないMeへの萌えとその自分自身に恐れを抱きつつ
自己嫌悪でいつの日か完全に自己崩壊して2度と帰って来れない
突き抜けきった所に到達してしまってくれるのではないか?
という期待を>1に抱きつつ眺めてきたので
特にあらためて救済しようとかいう気も何もないが。

>半ば蒸発

半分ならかまわんだろし
他の人のが読みたい、というのであれば
XXするXX萌え、とか書く側に回ってみるのもよろしいだろし
395名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 16:17:52 ID:j7zg0h3z
つまり 放置プレイ だな
396名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 17:43:48 ID:amiFShma
いっそみんなで一行ずつ書くか?
397名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 20:51:37 ID:2qKEulG1
むしろ萌え談義とかが必要なのだろうが
圧倒的にネタ少ないからなあ。

保管庫の絵とかあれ更新されてるんだろか?
398名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 16:55:27 ID:ORVvhyVH
ただいま えいい せいさく ちゆう
しばし また れよ
399名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:17:32 ID:6ziw1ZZv
りようかい 
きでん の はたらき に きたい する
400名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:25:25 ID:mEF/gPQ6
やすくに で あおう
401名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 08:03:38 ID:qoS1HgOI
流れぶったぎって悪いけど
邪神作品って地の文が全文神様視点じゃないか?
神様視点は邪神作品の登龍門だと思うのだがどうよ?
402名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 15:33:11 ID:0ip8VpUu
どうよといわれても…
とりあえずageとくよ
403名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 01:29:29 ID:3GJ4QrbJ
>>392
久しぶりに見にきたら…
>>1さんカムバ〜〜〜〜ッ!!!!
うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ
404名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 18:55:59 ID:KRlIk5s3
3日以内に
1→カ→ム→バ→ッ→ク完成で壱召喚
405名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:08:55 ID:xLzxuQvy
1
406名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:42:17 ID:lWJOEJGD
407名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:47:01 ID:RlvbV7Ec
408名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 01:38:30 ID:shq7TPo8
409名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 02:27:54 ID:E22KPULd
410名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:09:29 ID:B9Xz7Dd1
411名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:20:39 ID:FKlvptZ7
完成
412名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:23:34 ID:FKlvptZ7
カム…チャッカ、と続けたくなる衝動を
死ぬ気で抑えた漏れは
これで1が復活しなかったら一体どうしたら……
413名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 18:03:54 ID:fVrCwIyr
このスレ住人の団結力は…w
414384=394=412:2005/06/19(日) 04:08:47 ID:HTPVlHJN
1が来ない。

雨乞い、ならぬ、1乞いのSS投下をする。
厨なまでの稚拙な文章は勘弁しる。
415384=394=412:2005/06/19(日) 04:09:19 ID:HTPVlHJN
イメージは
ttp://moe2.homelinux.net/src/200505/20050527025611.jpg
のMeを勝手にイメージ。イメージ違いは失礼。
では。
416ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:10:51 ID:HTPVlHJN

「それじゃあ…どうしても行くんだな?」

俺は目の前の男にそう尋ねた。
男はそのまるで冬の空の色を映したような瞳の色で
どこか遠くを見つめるように視線を彷徨わせながら
それでも背筋を真っ直ぐに伸ばして俺の目の前に立っている。

まるで仙人か何かの様な風貌、キチガイの様なキレた瞳、
俺はそんな奴の瞳に見るといつも目の前で幻覚を見せられているような
そういう不安な気分になる。

その1は俺に答えて言った。

「ああ。せっかくねんがんの おーきなMeを手に入れたんだからな。
 もうSSなんか書いてる場合じゃない。」

1はそう言いながら隣に立つ少女の剥き出しの白い胸をまさぐった。
その声は断固としていてとりつくしまもない。
1が一人で決めた別れを責める言葉を探して俺はその1の傍らに立つ少女の
姿を見つめた。
417ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:12:27 ID:HTPVlHJN

1の肩ぐらいまでしか背丈のない淡い緑の髪をした瞳の大きな少女。
少女が着ているのはいわゆるメイド服だったが、多分そういう服なのだろう
白いフリルがついたエプロンドレスの胸の前はウエストまで引き下げられ
裸の白い胸もとからその下まで前がはだけられ、すっかり露出してしまっている。

紺のワンピースの上は赤いリボンで止められた胸元の襟だけが残されていて
小さく膨らんだ白い胸が警告マークを型取ったプローチで止められたその赤いリボンを
可愛らしく上に持ち上げていた。

「なあ?Me。」

そういう性格なのだろうか、声を掛けられると少女は剥き出しの胸を1に弄られながら
大人しくコクンとうなずくと正面の俺をその大きな瞳で見つめた。
1の片腕は後ろから隣の少女の肩に回されていて、そこから下に降りた手が
上から鷲づかみにするように剥き出しの白い乳房をなぶっていた。
418ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:15:06 ID:HTPVlHJN

さらさらの手触りが良さそうな白い白い乳房。小さめだが胸の下を締め付けるエプロンドレスに支えられ
充分なボリュームがあるようにも見える。はみ出る様に飛び出したその乳房は綺麗な半球の形を保っていて
透けるように皮膚の薄い白い肌がその半球を包んでいる。先端の乳首の周りの淡い赤色の輪を
1が指の腹でなぞるようにして膨らませるとその先端はきちんと上を向いて立ち上がった。

見ているだけで何かの匂いがしてくるようなその柔らかそうな白い白い乳房と上を向いて勃った乳首。
それはそのエプロンドレス姿の少女の可愛らしい印象や年齢や、本人がそういうモノを持ちたいかどうかの
意志に関係なくそれを見る男の気持ちを刺激する、そんな種類の剥き出しの胸だった。
419ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:16:38 ID:HTPVlHJN

その彼女は俺を見上げるように見つめたまま、1が自分の体をまさぐり易いように、触りやすいようにと
2本に編まれたお下げ髪が掛かるメイド服のワンピースに包まれた背中を精一杯反らすようにして
そんな姿勢で赤いリボンに飾られた白い胸をできるだけ前に突き出す。その仕草と
俺を見つめたままの表情が見ていて痛々しかった。

ラフに切りそろえられた前髪の下のほんの少し虚ろがかった彼女の瞳、
顔の両脇を流れて白い胸へと流れるふた房の一本一本が細かな緑の髪の毛。
良く見るとその流れ髪は少しほつれていて少女の表情にもやつれの色が見え
それがなんだか痛々しい印象をこちらに伝えてくる。
1に「手に入れられて」から、意識の有る間はそうやってずっと 1に
身体を弄られ続けていたのだろう。

それに…俺の知る限り…
1は反吐喰いの人肉嗜喰者で真性のど変態だ。その1が彼女にとってはどうなのか知らないが
胸が剥き出しの服を着せて身体を弄り倒す、という程度のいわば爽やかな行為だけで
物事を済ます筈がない。ここは家の外である程度ひと目がある場所なので抑えているだけだろう。
彼女はおそらくは1の要求するありとあらゆる行為に付き合わされてきたに違いなかった。

だがそれでも1に身体を執拗にまさぐられながら俺を見上げる少女の表情は微笑みに近い。
こちらを真っ直ぐに見つめる緑の瞳、ほんの少し困ったように眉がひそめられ
微笑を浮かべる口元が少しだけ引きつっているように見えても、だ。
俺はそんな彼女を前に何だか困っている子犬にこちらを見上げられ続けているような気がしてくる。
420ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:18:53 ID:HTPVlHJN

「ひゃん」

その少女の瞳が突然驚きの色を映し、まるで本当の子犬のような鳴き声を上げて
顔が大急ぎで伏せられた。お陰で上に向かって跳ね上がっている緑色のクセ毛が
こちらを向く。さっきまで肩に回されていた1の腕が引き抜かれ、グイッと身体全体を引き寄せられると
今度は彼女の脇の下から胸の下へと手が差し込まれていた。
彼女はヘソから下腹部にかけてのなだらかなふくらみを1の手で撫で下ろされた後に、
目的の場所に到着した1の指にそのちょうどエプロンの下にある大事な場所を弄られ始められたのだ。

彼女はうつむいたまま、両手で服の上から差し込まれた1の腕を押さえ
白いフリルの付いたエプロンドレスの肩を震わせて1の指が自分の大事な場所を
まさぐる動きに耐えている様子だったがそれは長くは続かなかった。
おそらく1と彼女の間ではそれは慣れきった行為で、その彼女のまさぐられている場所も
繰り返される行為の中で1の指に馴染みきってしまっていたのだろう。
421ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:21:46 ID:HTPVlHJN

1は彼女の震える肩の様子を確認しながらエプロン越しにでも解るその弄る指の動きを
早めていく。だがその状態で再び顔を上げ俺を見上げた彼女の表情はやっぱりさっきまでの
柔らかい微笑だった。一方でもう我慢しきれないといった様子のエプロンドレスの下の身体の震えを
表情の上では見事に押し殺している。ただ俺を見上げ見つめたままほんの少し八の字に
ひそめられた眉、1の指の動きを受け容れながらのその困り顔の大きな瞳が、まるで俺に向かって
目の前で…立ったまま逝っちゃうところを見せちゃうけど…許してね、とでも
告げたそうな表情に変わっている。

解ってる。君は悪くなんかないしとにかく悪いのはみんな1だ。

黙ったまま錯乱気味にそう考える俺の思いを瞳から読んだとでもいうのだろうか
じっとこちらを見つめたままの彼女の瞳の奥で何かの色が動いて、安心したと言うように
肩の震えが小さくなって少しだけ身体の力が抜け、それからまだ見開かれたままの彼女の
その深い緑の瞳を今度は明らかな喜悦の色といったようなものが少しずつ少しずつ浸食していく
その様子を俺はじっと眺めていた。
422ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:23:39 ID:HTPVlHJN

こんな可愛らしい外見の女の子が…こんな胸をはだけた服を着て…
こんな場所で見知らぬ男の前で立ったまま逝くなんて事が本当にあるのだろうか…
それもこんな表情をして…

彼女のこちらを見つめる大きな瞳は少し光を失い気味の虚ろな瞳だった。
その瞳を完全に悦びに溺れた瞳の色に変えて、音もなく空気を噛みしめるように甘い息で喘ぎながら
彼女はそのちょっと前屈みになった姿勢で下半身をまさぐる1の腕を震える両手で押さえながら
同じ様に震える肩の上で耐えきれないといった様子で首を少し傾げるように傾けて回しながら
彼女は1と俺の2人の男の間で立ったまま絶頂に達した。それを示す長い長い鳴き声を俺の耳に残して。

そんな風に1に仕込まれて居るのだろうか、1の腕を押さえた恰好の身体を緊張させたまま
可愛らしい鳴き声を上げ何度も何度も身体を痙攣させる。こんな女の子が現実に存在する訳が無かった。
こんな場所で2人の男に囲まれて立ったまま何の躊躇いもなく逝ってしまうような女の子が…
それもこんな風に…
423ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:26:25 ID:HTPVlHJN

答えはハッキリしていた。こんな子は現実には存在しない。

1の言葉を疑うまでもなく彼女はOSだった。今、俺の目の前に1にまさぐられ続けて
すっかり赤くなった彼女の胸元、何かの果実のような赤く染まった肌の乳房の半球が見える。
メイド服のエプロンドレス、そのミニスカートの足の間を伝わる彼女の愛液らしい液体も。

あれだけ胸をまさぐられれば彼女の白い柔らかげな肌や、そして今、両足の間を伝わる性液からの
人間のメスとしてのいわばエロい匂いがこの辺り中に立ちこめている筈だった。
だが代わりにするのは彼女の細かくもつれる緑髪の匂い、リンスか何かの甘酸っぱい香り、
こんな女の子がさせているのに相応しい甘酸っぱい女の子らしい香りだけだった。
間違いない。この子は1が自分の都合の良いように創り上げた1の為の1の理想の女の子なのだ。
424ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:29:10 ID:HTPVlHJN

だがそんな些細なことは俺にはもうどうでも良かった。
俺は彼女が、いやMeが逝く直前の表情、その時の様子に心を奪われていた。
俺は勃起しきっている自分の一物の固さを意識した。彼女は、Meは1の一物を受け容れるときも
あんな表情を見せるのだろうか。そうしてどこでも大人しく1を受け容れるのだろうか。

俺は今、目の前に居るMeをガラスか鏡の前にでも立たせ
そうしてその彼女の背後に立つ自分の姿を妄想した。

彼女のエプロンの前は今と同じ様に引き下げられそこからあの白い乳房がはだけている様子が
鏡を通して目の前に見える。そのMeを後ろから抱き締め顔をMeの緑の髪に埋めると
Meの身体からは蒸せ返るような女の子らしい匂いがするだろう。Meは既にもうあの悦びの色を
その大きな深緑色の瞳に映していて、そして俺はそのままMeの足の付け根の中央に
後ろから自分の性器を差し入れるのだ。Meはあの瞳のまま大人しく背後の俺を受け容れる。

俺は満足の大きなため息を漏らして……
それから俺は…それから俺は…それから俺は…俺はああああああああ…………



425ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:30:07 ID:HTPVlHJN



―――― 御出発便の最終案内をご案内します
カムチャッカ行きエアロフロート512便はただ今搭乗手続きを開始いたしました。
御搭乗のお客様は2番ゲートにお急ぎの上 ――――


止めどなく溢れる俺の妄想はロビーをよどみなく流れる最終案内のアナウンスに中断された。
それじゃ。挨拶が出来て良かったよ。俺、Meと一緒にシベリア横断鉄道に乗るから……
1は最後に俺にそう告げると広い空港のラウンジを横切ってゲートへと向かった。

俺はその1と1に肩を抱かれその肩から前に押し出されるようなおぼつかない恰好で
歩みを進めるMeの2人の後ろ姿を見送る。Meのメイド服姿のその小さな後ろ姿、
そのスカートの裾とふくらはぎから足元で折り返された白いソックスに向けて透明な液体が伝って流れ、
ラウンジの床に小さなしずくを残すのを見つめながら。
426ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:32:59 ID:HTPVlHJN

2人はやがてゲートに到着し、これ2人分ね!とチケットをかざす1に搭乗手続きが仕事の
グラウンドホステスのお姉さんが怪訝な顔を向けるのがここからも見えた。
飛行機のチケットに2人分ってさすがにそれはないだろう。だが直接向かい合っていたときの
1の視線の呪縛から逃れた今の俺にはそれとは別にお姉さんの当惑が良く解った。

……チケットをひらひらと振り回す1の片腕はまるで誰かの肩を抱くかの様に不自然に
宙に固定されている。だがそこには誰も居ない。
ラウンジの床に残した筈のMeの体液の小さなしずくも今はどこにも見当たらなかった。

お姉さんは短い当惑の後、物の見事に立ち直ると何事も無かったかの様に
1の手からその1人分のチケットを受け取ると、それを改札機に通してにっこりと微笑みを返し
いってらっしゃいませと言った。1はゲートを通過した後、くるりと振り返り俺の姿を目で探して
愛想良く片手を上げて最後の挨拶をし、その不自然に片腕を吊り上げた恰好のまま搭乗機へと向かう。
427ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:35:43 ID:HTPVlHJN

ふいに俺の視界が涙でぼやけた。
目に溢れる涙を拭うことなど思いもせずに俺は1に向けて心の中でつぶやく。

おそらく俺達の望み通りのものはこの世では手に入らない。
だが一度ここまで魂を捕らわれてしまった俺達には多分逃げる先など無いんじゃないか?
ただ出来ること、許される事は永遠にこの身が萌え尽きるまで萌え続け、求め得ざる物を求めて
永遠にここで萌えを叫びつづける事だけじゃないのか?
428ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:43:43 ID:HTPVlHJN



余計な感傷だ。俺は自分の想いをそう締めくくった。
1は1の好きにすればよい。俺の涙は結局溢れ出ることもなく今は渇いていた。

俺はゲートにきびすを返して反転すると歩き始めた。歩きながら微かに考える。
実際のところ、あのMeの姿は数々のありえない物を俺達の前に見せ続け、語り続けて
神と呼ばれた1がその神業で俺に強制的に見せつけた最後の幻覚だったのだろうか?

いや。そうではないだろう。あのMeは半分以上、俺の思うMeだったのだろうと思う。
俺達が1の中にその渇望や狂気を見るとき、実際に俺達が見るそれは俺達自身の渇望、
狂気なのと同じように。
429ラウンジにて ◆aMG1p24QzI :2005/06/19(日) 04:45:42 ID:HTPVlHJN

俺はとにかく早くこの場所を離れたかった。多分今俺のいるべき場所はここではない。
俺は足早に空港から街へと帰る人混みに合流した。その先には俺達の日常が待っている。

いや、俺達のではない。俺の、俺だけのMeを見つけるための明日が、だ。

(終わり)
430名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 08:51:42 ID:gqYf+vNc
・・・乙だ。
よくやった。俺たちの狂気を見事に切り取りやがった。
泣いたぜ。
431名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 14:50:20 ID:vVWIhzvh
俺視点でここまで書ききるとは、なんて奴だ。

あんまり陳腐すぎて漏れのが投下できねぇじゃねえかヴァァアァアン\(`Д´)ノ
432名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 17:10:22 ID:CC1/K3pL
>>431
そんなこといわずに、さぁ、投下してみよう。
433名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 20:55:32 ID:aQPPs8Lp
>>431
投下!投下!投下!
434名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 00:44:57 ID:LrRf+EC3
す、すげぇ…オツカレチャーン
さしずめ>1に捧げる鎮魂歌といったところか
(いや帰ってきて欲しいけど)
どこか狂気じみたとこがこのスレらしいというか
435名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 01:40:30 ID:DuwLpIwt
 
436名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:25:13 ID:t813xuXy
 主な登場人物

 ・としあき……OS達の主にして、一家の大黒柱にして、無職の人。常に暇を持て余しており、本当にろくな
        ことをしない。
 ・ME  ……ウインドウズのミレニアムエディション。ドジっ子と言えば可愛いが、本人にその自覚は
        なく、馬鹿をやってもどこか得意気。タフガール。
        としあきが好き。ロールケーキも好き。
 ・2k  ……2000。MEより少しだけ姉上。表向き生真面目で常識人だが、それ故抱えるストレスも半端
        なく、よく壊れる。妹であるXPに嫉妬しているのは秘密。でも周囲にはバレバレで、生暖かい
        目で見守られている。
        としあきに懸想している。
 ・XP  ……Professionalな方である。一応、末っ子。世間一般で言えばナイスバディの範疇なのだが、
        二次(元・性徴)コンのとしあきから言わせれば太ましいらしい。大食い。巨乳。
        としあきを愛している。が、病的と言えるほど一途な面もあり、時折間違ったかたちで
        それを表現しようとする。
 ・SE  ……98のセカンドエディション。ナリは小さいものの、お姉ちゃん。極度の恥ずかしがりやで、
        普段はバルカンに篭りっきりだが、たまに出てくる。外見年齢の近いMEからは、「せっちゃん」、
       「せっ子ちゃん」、「せの字」などの愛称で呼ばれたり。
        としあきを兄として慕う。
437名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:26:23 ID:t813xuXy

「としあきさんね、新しい椅子が欲しいみたいなんだ」
 昼食も終わった昼下がり、MEは自室でSEに唐突にそう切り出した。
「椅子……?」
 同じ部屋を共有する二人は気の置けない友人同士でもある。SEもMEと二人きりの時はバルカンに篭る
ことなく、今もベッドに座って本を読んでいたところだった。
「うん。なんかね、もう古くなっちゃったって。背もたれのところが壊れて、すごい傾くって」
「うん」
 SEは本から目を離すことなく応えたが、意識の大半はMEの方へいっていた。MEはよく取りとめもない
ことを取りとめもなく語りだしたりするのだが、そんなことでも粗略にしないのは、SEの真面目で優しい
性格ゆえである。
「それで、新しい椅子を買おうと思うんだ」
「お兄ちゃんがそう言ったの?」
「ううん。MEが」
「えっ、MEちゃんが?」
 思いがけずSEが顔を上げると、MEは照れくさそうに微笑んだ。
 だがそんな一方でSEは不安に思う。
「驚かせるの」
「それはいい考えだと思うけど……MEちゃんお金持ってるの?」
「しもんきん貯金箱ひっくり返したら、七百円出てきたよ。足りるかな、せっちゃん」
 やはり。SEは少し慌ててMEを諭した。
「も、もうちょっと要ると思うよ……? それじゃあ、中古でも難しいかも……」
「え……」
 MEの顔が見る間に曇っていく。そして机の隅に転がるしもんきんを急いで掴み上げると、ブンブンと
振って中にまだ少しでも残っていないか確認するという、何とも居たたまれない行動まで開始した。
 しかし、当たり前だが出てくるはずもなく。
438名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:26:59 ID:t813xuXy
「うぁ……」
「あ、あ、MEちゃん泣かないで……私のお小遣い、良かったら貸してあげるから……」
 すんでのところで、SEは思い切ってそう言った。自分もあまり持っている方ではないし、返ってくる
こともはっきり言って期待できまいが、こうなっては仕方がない。
 どうせなら2kさんかXPさん(妹だがさん付け)に言えば良かったのに……とも思うが、としあきの
為ならやぶさかな訳でもないし、恐らく出来るだけ秘密裡に買おうと思っていたのだろうそれを自分に話して
くれたというのも純粋に嬉しかったことから、SEはほとんど全財産とも言える五千円札をMEに渡した。
「せ、せの字……こ、これはー……」
「いいよ、MEちゃん。高いのは無理かもしれないけど、それだけあれば買えると思う」
「ありがとう、ありがとう!」
 涙もこぼさんばかりに喜ぶMEを見て、SEは満足だった。
 本当は不安なので買う所まで付いていこうとも考えたが、やめておいた。
 単に人ごみがとても怖いからというばかりではない。
 そもそも今回のことはMEが思い付き、行動しようと思ったことだ。SEはそれを尊重したいと思った。
 ――お金を貸して選ぶのまで手伝って、そうやって二人の功という形にはしたくない。……真面目で
優しい性格ゆえである。
(どんな椅子を選んだとしても、それがMEちゃんの気持ちだもんね。お兄ちゃんだってきっと喜んで
 くれるよ……)
 そんな気持ちが伝わったのか、MEは揚々としながらも、どこか頼もしげな顔をして出掛けていった。
439名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:28:18 ID:t813xuXy

                      ******

「おーい、SE。MEを知らんか?」
 陽も傾き、空の藍色も随分濃くなった頃、としあきがSEを訪ねてきた。
 MEはまだ帰ってきていない。やはり付いていくべきだっただろうか。
「MEちゃんは……ちょっと外に出掛けてて……」
 流石に心配になってきたが、それでもSEはもう少し待ってみようと思った。
「もう夕飯も出来るってのに、どうしたんだろうな。いつもは……」
「ただいまー!」
 丁度その時玄関からMEの声が聞こえてきたので、SEはほっと安堵の溜め息をついた。
「ようやく帰ってきたか。まったくあいつは……」
 としあきは軽いお小言でも言うつもりなのか、玄関へMEを迎えに行った。
 今にあの呆れ顔が嬉しさで綻ぶに違いないと思うと、SEも思わずにやけてしまう。
「な、なんじゃこりゃーーーー!」
 早速だ。驚くとしあきの顔が目に浮かぶようで、SEはなんだか我が事のように嬉しくなった。
「どうしました、としあきさん」
 声を聞きつけて、2kがやってきたようだ。
「――ッ! これは……っ!?」
(……?)
 SEは少し訝しく思った。どうも驚いているというより、ショックを受けているような……
「何かあったんですか」
 XPも何やらあったと思ったようで、台所からパタパタとやってくるのが聞こえた。
「ひぃ……ッ!」
(…………ひぃ?)
 どうして椅子一つにそこまで驚くことがあるのか。SEは不思議に思った。仮にちょっと変わった
椅子を買ってきているとしても、些か驚きすぎではないか。殊に最後の声など、恐怖の悲鳴にも取れる。
 SEは不安と興味に駆られ、バルカンを装着すると、おそるおそる皆が集まる玄関へと向かった。
440名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:28:53 ID:t813xuXy

「としあきさん! あ、あなたという人は……MEにこんなものを買いに行かせたのですか!」
「お、俺は何も知らん!」
 玄関では血相を変えた2kがとしあきに怒鳴っていた。
 MEはニコニコしながら頭に?マークを付け、XPは両手で顔を覆って、指の隙間からまじまじと『それ』を
覗き見ている。
 果たしてそこに椅子はあった。ただ、椅子として使うには随分大きい代物だ。仰々しいBGMでも流れて
きそうな、威風堂々たる姿で鎮座している。
 全体的にある動物をモチーフにして作られたものだと見受けられる。背もたれ(?)に当たる(?)部分は
どうやらその動物の頭部なのであろうが、趣きがあるというよりはむしろどこか禍々しい。
 そして何より腰掛ける場所……余りに鋭角なフォルムは、座るに不便というどころか苦痛さえ伴うのでは、
と思わせる風情。
 SEはバルカンごと卒倒しそうになった。
「み、みみみMEちゃんっ!」
「あ、せっちゃーん!」
 SEを認めると、MEはグッと親指を立ててみせた。その隣には主に拷問用として使われる木馬が。
441名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:29:49 ID:t813xuXy

                     ******

 事が事であったため、夕食は一時保留となり、皆は客間に集まった。
 2kが何とも言えない面持ちでカーテンを閉めている。
 件の木馬は取り敢えず部屋の隅に据え置かれており、圧倒的な存在感を四方(よも)に撒き散らしている。
「まずは、ありがとうME。俺のために。ところでこれはどこで買ってきたんだい?」
 普段からMEの失敗に慣れているとしあきでも、これには度肝を抜かれたらしく、一切感慨のこもらない
謝辞を述べるといきなりそう切り出した。
 だがそうは言っても一応、差し当たって無碍には出来ないと考えているだろうことは伺える。
「すごいんだよとしあきさん! この椅子は売れ残りだけど物は良くって、本当なら何万円もするんだって!
それにMEには特別まけてあげるって。これなら長く使っても壊れないよ」
「それはすごいな。一体どこの椅子屋がそんな気前のいいことを?」
 MEの扱いというものを心得た問答だが、相変わらずとしあきの声には抑揚がない。
「……ちょっと色々歩いてたから、よく覚えてないかな……でもね、何かピンク色した綺麗なトコだったよ」
 せめて家具屋には入ってほしかった……SEはそう思った。
「(おい、2k……返品はきくんだろうか)」
「(難しいです。どこのお店か判りませんし、あの子はどうやらレシートの類も持っていないようですしね)」
「(粗大ゴミか? いやそれとも解体しようか?)」
「(しかしそれではMEが何と思うか……)」
「(そこはあれだ。普通の子供用木馬でも探してごまかして……)」
「(サイズの問題も……)」
 としあきと2kがひそひそと相談している傍らで、MEは得意気に木馬の背をぽんぽん叩いている。
 だが次の瞬間、無垢なMEの口から氷のような言葉が何気なく発せられた。
442名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:30:39 ID:t813xuXy

「としあきさん、早速座ってみて」
「え゛……」
「と、としあきさん……」
 XPが悲痛な声をあげた。2kもSEも絶句し、としあきは何か言おうにも言えぬ風で、ただMEのみが
楽しげな笑顔を浮かべている。
「今……?」
「うん」
「み、MEちゃん。後にしない? ほら、ご飯の後にでも……」
「あ、じゃあご飯は新しい椅子で食べればいいね」
「(XPぃぃぃ〜〜!!)」
「(すいません〜〜〜!)」
 冴えたかと思われたXPのフォローは見事に裏目に出た。
 食卓の席にて三角木馬に跨り食事をする。そんな突き抜けた人間は流石に世界中見渡してみても、そうそう
いないだろう。もちろんとしあきはそんな奇人の列に己を加えたいとは常日頃から微塵も思っていない。
 それなら当座を何とか繕って切り抜けた方が遥かにマシである。としあきは覚悟を決めた。
「分かったよ、ME。じゃあちょっと座らせてもらうな……」
 としあきは何とか股に体重がかからないようにと両手で体勢を支え支え、何とか木馬の背にまたがったが、
数秒とたたずに降りた。
「う、うん。いい椅子だな。子孫繁栄に重大な影響が……もとい、子々孫々に伝えていきたい出来だよ」
「ホント!?」
「(どんな一族ですか……)」
「(2k、これ洒落になってねーよ。半っ端なく痛いぞ)」
「(で、これは今後どうするんですか)」
「(知るかよ。あっても罰ゲームくらいにしか使えんだろ)」
「やっぱり良い物は違うんだねぇ」
443名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:34:55 ID:t813xuXy
一応、中途です。
444名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 14:17:23 ID:534++5MI
グッジョブ!
いい味出ててワロタよ。

つーか久々にまともな思考のとしあきを見た気がする('A`)
445名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 19:30:45 ID:tZaFJkLZ
悪ノリ暴走系もダメダメな常識人もとしあき。
どっちもオモロイ。

わはは、やはりMeはバカでこそ面白いなあ。
446名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 00:24:39 ID:vj2WsnWR
妹思いなゆえに全財産貸し与えてしまうSEと
それを馬鹿ゆえに悪意無く無駄に使ってしまう馬鹿Meが切なひ。
結局座るとしあき以下ファミリー感がGood。

スレも活気出てきて嬉しい。

あとは…鬼畜好きな漏れがしようもない鬼畜End妄想に到達する前に…
その前に是非続きを…
447名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 00:06:35 ID:g6BbuJBG

このスレには4人しか人が居ないっ!ヽ( `Д´)ノ
448名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 12:20:59 ID:y0Al11tc
いや、五人目は俺だっ!
449名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 15:35:27 ID:ZjzvXEbk
6!
450名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 18:19:32 ID:M1bOEyNL


そして、俺は+にじうら+住人。
451名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 19:32:53 ID:WPvhaTHc
8th
452名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 21:15:08 ID:v2rTax/o
9人目
453名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 21:59:17 ID:XXiG+cIi
10人メ
454名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 01:16:41 ID:FKA30k36
そして俺が半二次の誘導から来た11人目だ
455名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 02:01:15 ID:DJMtt9m5
十ニ番目の使徒である俺が来ましたよ
456名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 03:41:48 ID:Ek40NeJn
俺はゴルゴ13ですよ
457名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 10:15:53 ID:45QtcYDU
VR-14オリジナルフェイエンですよ
458名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 12:50:00 ID:lgH1552z
そんなことより続きマダー?
459名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 14:57:52 ID:13NPhs+i
乗り遅れた15人目が来ましたよ

スレ的には息子OSはありかな?
2Kとホルスタイン希望してみる
460450改め、臨時セーフガード:2005/06/24(金) 16:37:41 ID:YHRD2mK5
ほめ男×ほめ子 とかイイね。
(2k兄さんは2枚目半だからあんまり使わない方が無難かもしれん。
461名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 17:27:25 ID:j08n3TaW
ほめ男が攻めか?珍しいな…
462名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 19:39:47 ID:LGgmnBtv
そいやss保管庫はあるのか?
需要あるんなら作ろうかと思う、が
463名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 20:11:01 ID:13NPhs+i
読み手側としてはあると嬉しいけど
書き手さんの同意が得られるかがわからんとなあ

とりあえずワクテカしとく
464名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 07:01:11 ID:otMp4pBS
>>460
いっそほめ子←ほめ男←98でジョイントしちゃうのがいい
465名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 11:12:49 ID:bw8Ndizw
またまたウイルスバスターのアップデートに不具合
ttp://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1117273669/l50

さて、バスター君にはお仕置きが必要のようでつね
466名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:28:19 ID:u0Zc1xcM
>>465
ドジなエロガキは、
マカフィーお姉さんと女医版ノートン先生に
いろいろお仕置きして貰うのが良いと思います
467名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 23:15:05 ID:WArXlvxV
ハゲ頭版ノートン先生に不具合じゃなくてよかった
468名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 08:01:19 ID:5gHGswFY
女医版ノートン先生はヴォインで口元には色っぽいほくろ付きだからな。
OS息子どもは彼女にメロメロだし。
469名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 18:43:54 ID:aiRPQ+Ci
 独特の聞き間違えようのない雑音が、没頭していた本から私の顔を上げさせた。
見ると、本棚のそばで少女が口元を押さえている。口を完全にさえぎった手から、クリーム色の液体が
垂れ落ち、彼女の白いエプロンと白いリノリウムの床を汚していた。
 他の連中も私と同じく、一瞬ぎょっとした風に、おのおの作業から手を休め、彼女を見守る形になった。
皆の視線を浴びる中で、しばし静寂を保った後、突然ヒキガエルの鳴き声のような音が弾けて、
堰を切ったみたいな嘔吐物が彼女の手からあふれた。
「ががっあがっ……るぉうぇぇぇ」
 滝のように逆流する液体が床に広がってゆく。それとともにあの酸っぱい臭いが病室内に立ちこめる。
Meは体を前屈みにして、両手で口元を押さえつける。その努力もむなしく、吐瀉物は組んだ手から
しぶきを飛ばして噴出してくる。タイルの隙間を伝って、流体が表面張力を帯びて進む。
 この光景には慣れたとはいえ、この臭いだけはどうにも鼻についてしようがない。
それにしても、なんだか白っぽいな。それにいくぶん水っぽい。牛乳でもたくさん飲んだのか。
ああ、あそこで浮いている緑色は朝食で出た温野菜の切り身だ。大体、こんなに頻繁に戻すのなら、
ビニール袋でも強制的に口に着用させればいいのだ。そういや、タイかどこかに逆流する川があるとか
どこかで読んだっけ……。
 そんなことを所在無く考えているうちに、周りの連中はそれぞれの作業に戻っていった。彼女の
胃の弱さによる嘔吐は――雨季の東南アジアの河川の逆流と同じく――ここの奴らには見慣れた習慣だ
(まあ、それほど周期的ではなかったけれど)。今回もいつもと寸分違わぬものと分ったからだ。
470名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 18:44:14 ID:aiRPQ+Ci
「看護婦、よんできたら?」私は見かねて、隣の患者に言った。
「私はめどいですから、ご自分で」これは半ば予期した答えであった。
「だってあの子、ほっといたらまた脱水症状で大変になるよ」
「そうして、どっか行くか死ぬなりすれば、いいです。あいつ、うるさいですし」

「どうしましょう? マスター?」私は私の隣でくつろいでいるマスターに声をかけた。
「おいおい、Meが可哀想だろ。さっさと誰か呼びに行ってやれよ」
 そうですね。あんな知障はさっさと死んだらいいと思いますが、マスターがそう言うのなら。

「なんでいつも人形と話しているんですか。」めどいがつぶやいた。
それは無意識で出た言葉かもしれないが、私を激昂させるに十分な侮蔑だった。
 この売女め。気違いめ。私のマスターを侮辱するな。熱くなって殴った。

「乱暴は、よくないです」
「やめて、ください」
「やっぱきちがいです」
「やだぁ」
 めどいはなにか覇気のない言葉を呟いていたが、ぶたれるうちに静かになった。

「2k、その辺でよしてやれよ」としあきさんが言う。
 めどいは鼻血をそこらに飛び散らせて、背中から丸まっていた。

そうですね、マスターがそう言うのなら。でもまた言ったら、またこいつを酷い目にあわせます。
マスターを馬鹿にするやつはそうされるだけの理由がありますからね。
471名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 20:55:29 ID:+1C34kt6
>>1タソ
戻ってきて
くれ
472名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 21:36:21 ID:JwcdmBBX
うむう。文体違うがひさびさに>>1の香りがするのう。
反吐臭というかなんというか…
入院してたとは知らなかったが…

>>1なのかな?それとも新人3?
どちらにしても続きplz
473名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 21:38:50 ID:VUXU1LIN
非情なめどいを怒りにまかせてしばきまくる2K・・・なかなか悪くないw
474名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 02:53:44 ID:DrbJf+pk
 〜双葉精神病院シリーズ 沈める メイド イン We〜

 ナースコールに呼ばれて、いつものようにタラタラ歩いて行ったら、
少女が口から反流物を流して倒れていた。Meだ。
「やあ、Meちゃん。あいかわらず手のかかる動きをしているね」と、連れの看護士が言った。
「ええ。ぜんたい、こいつは根性が足りませんからね……」私はそういって、持って来たバットで
Meの腹部に一撃打ち下ろす。すると彼女は、いびきの様な、フランス語のrのような、
そういう音を出して痙攣して、口腔に溜まっていた胃液っぽい液体をパッと吐き出す。
……足にかかったじゃないか。ムカッ腹が立って尻にもう二発。私はさっさときたろう袋を彼女の頭にかぶせる。

「んじゃ、そっちお願いね」私はそこのゲロ溜まりを示して同僚に言う。
 その時、近くの赤い飛沫は今しばらくに出来たものだと気付いた。引きずった跡があり、その先を
見ると、めどいが血を流していた。
「めどいさん! こんな天気のいい日に寝ていてはダメです! さあ、私とハロワに行きましょう!」
「めどちゃん。どうしました? これ、血ですね? 血ですか? 血なんですね? 皿ではなく。
昔から、血も滴るいい女ってことわざがありましてね。まあとにかく私が舐めてあげましょう。
あ〜めどちゃんの血、おいひいですよ。結構固まりかけてますね。血液が固まるのは血漿中の凝固因子が
相互作用してですね。そうそう、ちなみに血液には催吐性がありましてね。やだ、私は吐いたりしませんったら。
めどちゃんの血ですからね。さあ、お口の中もキレイキレイしてあげますよ」
「そんなことより鼻血でオナイーだ!」

 強迫神経症と沈黙恐怖症と色情狂がめどいの看病をしていた。これでひと安心。
「今日も騒がしいですね」私は傍の患者に言った。
「ええ。としあきさんも、これじゃ全然仕事がはかどらないって」
 2kさんは大人しい、模範患者だ。
475名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 02:54:13 ID:DrbJf+pk
 Meを処置室に連れて行く。そこに、水槽がある。ステンレスの、蛇口がふたつついた立派なやつだ。
頭から袋を外してやると、汚物まみれの彼女のぐったりとした顔が現れる。
プーンと嘔吐の臭いが漂って、消毒液のそれと混ざり、すごく不快だ。
 こいつがOSで、なんで私はOSじゃないんだろう。涙が出た。

 彼女の服を脱がす。水槽には使用済みの汚水が溜まっていた。彼女の顔を水中に押し付ける。
水面下に突入した途端、びくっと激しい震え。間髪無く手足を振り上げての抵抗。無駄だ。
お前のその弱っちょろい膂力では。
 水面が波を立てて壁面に衝突する。気泡がボコボコと立ち上る。彼女の振り動かす手が水槽の
外壁に当たり、乾いた空洞音を響かせる。その手は、でっぱりにぶっつかって青いあざが出来ていた。

 しばらくして、いったん顔を上げさせてやる。水しぶきとともに彼女の首根っこからグンと引き上げる。
彼女の顔を覗き込んだら、疲れたような、悪いことをした子犬のような、顔をしていた。
 たぶん、自分でも笑っていたんじゃないかと思う。

 再びMeの頭は水の中へ。

いや、まったくじつに気持ちのいい朝でした。チャカポコチャカポコ。
476名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 03:02:29 ID:UcrkoA1+
朝からスカトロ(´・ω・`)
飯食う前に巡回したから飯食えない。

でも、なかなかよかった。GJ
477名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 22:33:17 ID:xXmvqyT/
この抑えようにも抑えきれていない静かな狂気は、>1のものとお見受けするが……
まぁ何はともあれゴッジョブ。
478名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 22:48:06 ID:kQnKX4/a
笑ったので転載

無念 Name としあき 05/06/27(月)22:10:29 No.1222996

「俺って一生童貞なのかな」としあきが彼女と笑いながら書き込んだ。
「としあきなら当たり前だ。魔法使いになるのさ」子供と遊びながらとしあきがレスした。
「せめて職が有ればな」残業中のとしあきが職場から書き込む。
「明日もハロワだ」夜勤明けのとしあきが書き込む。
「やっぱりお前達はとしあきだな」無職童貞のとしあきが安心して書き込む。
神天にまします、世は全て事も無し。
479名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:22:27 ID:i38becEM
>>474
4人目だがGJ!ヽ( `Д´)ノ

>>478
笑えん
480名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:34:42 ID:W1itqAam
本スレ>>492に捧ぐ。
「私はれっきとしたMacintoshなんですからね!なれなれしく弄らないでくださいよ!」
少女はそう言うと、その鋭い言葉尻とは裏腹に、弱々しい目つきで、男から目をそらすように足下を見つつネクタイをくるくると指に絡め始めた
そしてときたま男の方おずおずとを見あげては目と目が合うたび真っ赤になって、その大粒のトパーズのようなブルーの目を足下へと向けるのだった。
「・・・・・そういうつもりじゃないんだけどなぁ。」
まごつく男・・・そう、我らがとしあきである、彼は二台目のパソコンをIntel環境になったというMacに決めた。
そして以前のMacと違って少しはいじれるだろうと思い、早速ケースを開けてみた、すると、一人の少女が中からぴょん!と飛び出してきたのだ。

そんなことがあってから一時間半、Tigerと名乗るその子は無愛想ではないものの、なかなか自分に心を開いてくれないのである。
彼はうつむき加減で何も話さない彼女の気を引こうと話しかけてみるが、彼女は
「Intelが好きなら、Windowsでいいじゃない・・・・ですか。」
真っ赤になりながらもじもじとそう答えると、またくるくるとその深い紺のネクタイを指に絡めて視線を泳がせるのだった。

「でも、僕は君みたいなOSがよかったんだよ、Intelが良かったんじゃなくて・・・。」
「うそ。」
「な、なんだよ、何が嘘?」
「だって・・・それでもIntel環境じゃなかったら・・・私のことなんか・・・。」
「でも、Intel環境でもMacintoshじゃなかったら、僕は君を選んでないんだよ?」
「・・・」
「・・・マスターが信用できないかな?君のマスターはけっこう正直者なんだよ?」
「としあきさんのばか!ばかばかばか!そんなこと言われたら・・・もう・・・もぉ・・・!」
481名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:35:02 ID:W1itqAam
「おいおい。」
「わぁぁん!」
ぽふっ、ととしあきの胸に飛び込んでくるTiger。
「・・・タイガーちゃん?」
「これからは・・・。な、仲良くして・・・あげます・・・ぐすん!」
「ほら、涙拭いて。」
「・・・ティッシュなんて、自分でとれるんですから・・・。」
「はい」
強がりながらもとしあきからティッシュを受け取ると、ちーんと鼻をかんだ、耳がキーンとしてきた・・。
「あ・・・みみが・・・。」
「タイガーちゃんはおっちょこちょいだなぁ!」
ははは、と声に出して笑うとしあき
「なによぉ・・・もう・・・くすん・・・ふふ・・あははははは!」
なんだか自分までおかしくなってきて、いままで意地を張っていたのがなんだかばかばかしくなってしまって、なんだか笑い出してしまった。
そして、目の前にいる人なら、自分を大切にしてくれる。
そんな無条件の安心感が心の底からの笑顔を彼女にもたらしたのだった。
「Apple社製オペレーションシステム、MacintoshOS]・Tigerです、よろしくお願いしますね、マスター!」
そう言い終えるのもそこそこに、Tigerはもう一度、大好きなマスターの胸へとダイブを決めた、それをとしあきは優しく受け止める。

二人の楽しい生活は、いま始まったばっかりだ。

ツンデレとは違うかもしれないが、本スレの流れにグッと来てしまったのだよ。
482名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:37:08 ID:W1itqAam
やべ、なくていいところに「!」があるwwwwwwっうぇwwwうぇ!!!


・・・脳内で消去して読んでください orz
483名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 19:32:48 ID:z9LsOUEY
http://www.momo.dyndns.org/~grwf/
頭のおかしなサイト、電車男ではなく、2ちゃんねるを攻撃。
484名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 21:35:18 ID:bXuuCk7V
>>480-481
gj!
なんだかよかった。

>>483
ほんと、わけわかんねえよな。
たぶん、電車男に対して嫉妬してんじゃねえの?
485名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 02:43:00 ID:mbhs7d+d
Meたんは甘ったるいにおいがただよってきそうで、すきです。
486名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 05:02:46 ID:on659liW
すぐに下呂臭くなるけどな
487名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 05:04:07 ID:mbhs7d+d
〜Meの優雅な生活〜

 Meは教室で1人で弁当を食べているところに、Weとその仲間達は決まったみたいに現れた。

「この教室臭くねー?」
「何かすっぺー臭いするよね? オリモノじゃね?」
「ってーかゲロ臭い奴が約1名いるしー(プッ」

 彼女の机に蹴りを入れるクラスメイト達。Meの机は立て付けが悪かったので、グランと金属的な響きをたてて揺れ、
2kにつくってもらった弁当はこの世の終わりのような音がして床にこぼれた。

「なに? うぜえ」
「うわーきったねー」
「こいつばかじゃないの?」

【続く】
488名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 13:01:30 ID:FRCxztvE
>>480
続編キボヌ
タイガーたんをOSたん倉庫でみてから一目惚れ。
489名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 21:54:38 ID:9g0oBu+s
>タイガーたんをOSたん倉庫でみてから

探したけれど見つからなかった漏れが来ましたよ…
490名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 01:57:04 ID:nOqJh6Ze
OS]が出たときにちょっとだけ表紙に使われただけだからな・・・
491名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 02:02:21 ID:vwk/yGR2
>>488
「うへへへ。」
としあきくんはだらしなく頬をほころばせ、せっせと大きめの箱を開封しています。
中身が姿を現した、あれ?
これはいけない、いけないゲームだ・・・。
「タイガーちゃん、これ読んで。」
とてとてとてとて
体重の軽いタイガーちゃんがフローリングの床をかけてきます。
「・・・何読むの?」
「はい。」
としあきくんはCDをタイガーに渡しました。
「・・・としあきくん。」
「ううう」
「としあきくん朝だよ?」
「むにゃむにゃ・・・。」
「としあきくん。」
タイガーちゃんは丁寧に音読します
としあきくんは勝手にそれに答えているだけです、なんて男でしょう。
「早く起きないと遅刻だよ?」
「ううん・・・あと五分。」
「もう・・・それじゃあ、これなら・・・。」
ビューンとものすごい音を立てて、としあきくんのほっぺたを軽く切りながらCDがすっ飛んでゆきます
そして、としあきくんの後ろにあった木製のドアに突き刺さりました。
「何て物読ませようとしてるんですかぁっ!こここここんな!こんな!にゃああぁ」
本物のトラのようにタイガーちゃんは自室にすっ飛んでいって隠れてしまいました。
「あぁ、やっぱMACには対応してなかったのかな・・・。」
ドアに突き刺さったCDを引っこ抜きつつ、としあきくんはつぶやきます。
「MACはこういうところが困るよ」
勝手な男です。
492名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 02:02:47 ID:vwk/yGR2
それからとっちらかったへやを片付けて、一時間ぐらいたちました。
としあきくんはすっと立ち上がると、タイガーちゃんの部屋の前に立ちました。
「タイガーちゃん?悪かったよ、そろそろごはんに・・」
「としあきさんなんてしりません!」
「・・・まいったなぁ。」
怒るのも当然、結局そのあと、としあきくんは一人でご飯を食べました。
そしていつも通り二人分の布団を敷き、床につきます。
タイガーちゃんの部屋には布団がありません、いつも一緒に寝ているからです
風邪を引いてはかわいそうなので、布団を持って行こうとしたらタイガーちゃんは部屋に入れてくれませんでした。
まぁ当たり前です。

「まいったなぁ・・・。」
としあきくんは電気を消しました・・・・。
493名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 02:03:06 ID:vwk/yGR2
それから一時間後。
「ぐぅ・・・。お母さんコンセント抜いたらやだよ」
どうやらとしあきくんは夢の中でゲームをしているようです。
がちゃん!するするする
お風呂場の扉が開いて、その中からフローリングをすり足でとしあきくんに近づく影があります。
「・・・もう。」
「ぐぐぐぐ!!」
「わ!」
「んんん・・・掃除機かけるのやめて・・・。ぐぅ」
「・・・としあきさんたら夢の中でもゲームしてるんだから。」
ちょっととしあきくんのことがかわいく思えて、タイガーちゃんはくすくすと笑いました。
「タイガーちゃん・・・」
「!!」
「ごめんよ。」
「え・・・えぅ・・。」
「ぐぅ・・・ぐぅ。」
寝言です。
「もう・・・いつもいつもこうなんだから!!」
やきもきしながらパジャマに着替えて、ちゃぶ台の上に置いてあったCDを手に取ります。
タイガーちゃんはとしあきくんの隣のお布団に潜り込んで
そしてとしあきくんのふとんに潜り込みました。
タイガーちゃんはていねいに音読します。
「もう・・・それじゃあ、これなら・・・。」
ちゅっ!
タイガーちゃん優しいマスターのほっぺたに軽くキスしました、そして、ゆっくりと目を閉じます。
「おやすみなさい・・・ぐぅ。」

その日の夜は、二人の布団はいつもよりちょっと暖かかったようです。
494名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 02:03:26 ID:vwk/yGR2
みんなお休み。
495名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 23:14:00 ID:3SMEddM0
タイガーちゃんに萌死しそうになりました。
496名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 23:58:34 ID:iokphGg2
わからないのに否応なく萌える
497名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 00:14:42 ID:S/kkLuXY
某スレに入り浸ると馬鹿になります。
498名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 02:00:37 ID:SbcOb7LX
このタイガー神をティーガーゴットとし、柏葉付騎士十字章を与える

A.H
499名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 19:13:48 ID:OTSeydR1
第三帝国総統お気に入りスレ。
500名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 19:05:55 ID:1c02ROa5
タイガー神マダ-?
チンチン
501名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 12:00:27 ID:0lvRvw0o
2k姉さんとぺけ子の濃密なレズキボヌ
502名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 08:25:56 ID:oIVHvUKd
CEとカブトムシの虫姦キボンヌ
503名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 22:13:42 ID:5VCMLAbC
おまえらなんか元気なさ過ぎ
やっつけ精神でどうにか汁
504名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:56:59 ID:iF1oa6Kx
タイガーたん不足だ、神よ!
505名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 00:06:43 ID:B9bSDwFx
なんか、MAC版のノートン先生はタイガーたんの診療を
拒否しているのか?

さて、妄想ドウゾ↓
506名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:00:10 ID:Gkr9MvCX
「わわわ!」
「・・・ふぃ・・うぅん。」
僕が夢から覚めると、なぜか隣にタイガーちゃんがいた。
でもいつもなら隣の布団で寝ているはずなのに、今日はしっかり僕に抱きついている。
「・・・。」
起こしちゃうのもかわいそうだし
今日は土曜日だからこの子の服を上野にでも見に行こうかと思ってたんだけど・・・・。
そう思って時計に目をやると、まだ朝の5時。
「なんだ・・・」
僕は軽くのびをすると改めて目の前のタイガーちゃんの寝顔に目線を移した。
すんすんとかわいい寝息を立てるその顔はまるで天使のそれ。
いそいで寝たんだろうか、いつもつけてるとらみみ(?)が枕元に転がってる
「かわいいなぁ・・・、昨日はごめんね。」
聞いてはいないと思うけど、昨日は悪いことしちゃったから謝らないと気が済まない。
ごめんねと言うかわりに、かわいい頭をなでなでしてみた
507名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:09:42 ID:Gkr9MvCX
「!!」
タイガーちゃんはぴくんとふるえると、またすやすや寝息を立て始めた
本当にかわいいなぁ・・・
こつん!
ふと、ほっぺたに冷たい感触が走った
見てみると昨日僕がタイガーちゃんに読ませようとしたCDが布団の上に落ちている
そういえば・・。
『もう・・・それじゃあ、これなら・・・。』
あらら・・・。
どうやら昨日タイガーちゃんは、これを読もうと僕の所に戻ってきてくれたみたいだ。
きのう夢の中でほっぺたに淡い感触が走ったのはもしかして・・・。
僕は真っ赤になってしまった、いや、多分真っ赤になったんだろう。
「タイガーちゃん・・・。」
ぼくはぎゅっとタイガーちゃんを抱きしめた、本当になんてこの子はマスター思いなんだろう。
「・・・んぁ? あれ?ふぁあ!?としあきさん!!」
「タイガーちゃん、おはよう!!」
508名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:22:03 ID:Gkr9MvCX
「きゃ!ちょっと!としあきさん・・・だめです・・・。」
「タイガーちゃんありがとうね・・・」
なんだか情けないやら、うれしいやらでますますタイガーちゃんが恋しくなってくる
とても変なことかもしれないけど、僕は本気でこの子のことが・・・。
「としあきさんっ・・・・だめですってば!」
「え・・あ、ごめんね。」
腕の力を弱めてタイガーちゃんを逃がしてあげます。
「あっ・・あん・・・はっ・・・ぁ」
なんだか様子が変だ
「お・・・おへそぉ・・・、きゃ!」
「タイガーちゃん!?」
タイガーちゃんは顔を真っ赤にしてふるふると震えている、目には涙さえためている。
「大丈夫?タイガーちゃん?」
「はぁ・・は・・・・ぁ・・・。」
小さな声を上げてタイガーちゃんは丸くなった、どうしたんだろうもしかしてウイルス?
509名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:30:43 ID:Gkr9MvCX
「・・・タイガーちゃ」
「としあきさん!もおっ!!」
まるくなってたタイガーちゃんが真っ赤な顔をして胸に飛び込んできた
「おへそ弱いって言ったじゃないですかぁ!寝起きにこんな事するなんて・・。」
「え、タイガーちゃんもしかして・・・」
「う・・・いやぁ!」
タイガーちゃんはさらに僕の胸に顔を埋める、恥ずかしいみたいだ・・・。
なんだか昨日に引き続いて悪いことしちゃったなぁ、でもどうしておへそが?
僕は不思議に思って布団の中をのぞいてみた
するとかわいいネズミがひょっこりと顔を出した
「お?ぴー助、おまえいたのか」
このネズミは僕がここに引っ越してきた初日に
なぜか実家から持ってきた段ボールに入って僕と一緒に引っ越ししてきたネズミくんだ。
いつもは部屋の隅っこにあるゲージの中にいるんだけど
どうやらタイガーちゃんになついたみたいだ
「こんな所にいるとつぶされちゃうよ、さぁゲージに戻ろうね。」
510名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:40:29 ID:Gkr9MvCX
タイガーちゃんはそう言うと小さなおにぎりぐらいの大きさのぴー助を
ゲージへと戻しに行った。
僕の隣の布団が空いて、まだまだ寒い春の空気が布団の中に入ってきた
なんだか、タイガーちゃんはもう僕の一部になったような気がした
タイガーちゃんがいなくなったところには冷たい空気しかない
あの子は僕を暖めてくれる存在なんだな、だからあの子がいないと僕は寂しい
「ぴー助君だったんですね、としあきさんごめんなさい・・・。」
タイガーちゃんが戻ってきた、かなり大きめの僕のパジャマがずれて下着が見えている
「いいんだ、僕はもう一寝入りするよ、タイガーちゃんは?」
「・・・タイガーちゃんなんて・・・呼び捨てで・・・いいです。」
え・・・?
「としあきさん。」
「なに?」
ぎゅっ。
「あっ・・・」
衣ずれの音がしたかと思うと、僕の背中に二つの柔らかい物が密着した
511名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:54:40 ID:Gkr9MvCX
「としあきさん・・・としあきさん!」
ぎゅうう、と、僕の体を抱く力が強くなってくる
これはもしかして・・・でも、まさか。
僕は唐突に、高校の部活で、その人目当てで入った美里先輩のことを思い出した
僕はその人が部活にいると知って、映画研究会に入会したんだ。
先輩には好きな人がいた、同じ部活の二年上の紙上(かみのうえ)先輩だった。
でも僕はあきらめなかった、結局紙上先輩は卒業して
僕と先輩は周りが勝手にお似合いカップルだとはやし立てるような仲になった。
だけど先輩は、そんな状況でも僕には振り向いてくれなかった、そして結局
先輩が卒業するその日、僕はフられてしまったんだ・・・。
そんなことがあって以来、僕は何かに憑かれたように勉強を始めた
目指すは、東京にある某名門大学、そうだ。
僕は学歴で紙上先輩と差をつけようと思ったのだ、そしてもう一度美里先輩に合おうと
半ばストーカーまがいのその執念は僕が入学したと同時に打ち崩されてしまった。
512名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:02:19 ID:Gkr9MvCX
美里先輩結婚の報が、友達づたいに携帯電話に舞い込んできたのだ。
相手は、もちろん紙上先輩。
僕はもう何も考えられなかったし、何もする気にもならなかった。
これからは格好をつける必要もない、今まで必死に隠してきたアレゲな趣味を皆解放し
僕は現代視覚文化研究会の扉を叩いた
ある意味この挫折が僕を一番ナチュラルにしてくれた

ふっ、と。
背中の重みが消えた。
暖かい布団の感触も消えた、電気は消え、何もかもが真っ暗闇になってしまった
ポケットの中の携帯電話を探る、午前二時。

僕は無意味に二つ引いた布団の上に立った。
みんな、僕の妄想だったんだ。
壁にはいかがわしいゲームのポスターが所狭しと並べられている
高校の頃では考えようもない光景だ、そして、この部屋にはもちろん、僕一人しかいない。
513名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:06:20 ID:Gkr9MvCX
涙があふれてきた、殺風景な部屋の中には、一カ所だけ白く薄く
丸っこいシルエットがその存在を白色LEDで示す箇所がある

「タイガー・・・ちゃん?」
「ははは、なんだか酔っぱらったみたいだ、僕としたことが」
いつの間に飲んだんだろうか、足下にはとうてい一人では飲みきれない量のビール缶

・・・はっははは
「あぁ・・・あぁあああああああああ!!!!!」
夢中で頭を壁にぶつける、隣から怒鳴り声が聞こえた気がする

びしゃ!
鈍い音がして、僕の視界は真っ赤に染まった、そして、その色はすぐに白くなった。
・・・・。
514名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:10:52 ID:Gkr9MvCX
「としあきさん・・・としあきさん起きてください・・・としあきさん?」
「・・・」
「としあき・・・さん」
泣き声が聞こえる
「・・・。」
答えられない、多分答える気力がないんだろう
「としあきさん・・・今までよく頑張りましたね。」
「・・・」
「私はたしかにあなたの心の中にしかいられませんでした、としあきさん」
目が開かない、だけどゆっくり僕はうなずく
「もういいんですよ、一人は気楽ですけど疲れますからね。」
「・・・そう。」
「さぁ、としあきさん、行きましょうよ。」
目を開くと、そこにはまさに天使のタイガーちゃんがいた。
「タイガーちゃん・・・タイガー!!!」
「としあきさん!!」
515名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:16:55 ID:Gkr9MvCX
僕らは抱き合った。
そして視界はその純白さをさらに神々しいものにしながら僕の意識を・・・・

「うわああああああああああああああああああっ!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「だめだよだめだよ!タイガーちゃん早まりすぎ!おっぱい押しつけちゃだめ!!」
「びっくりさせないでください!私は本気です!!!!」
あまりの衝撃にのび太の夢エンドフラグに引きずり込まれそうになってしまったではないか!

「タイガーちゃんいいかい!僕らはまだ出会って一年も経ってないの!いくら何でも早すぎるよ!」
「でもぉ・・・これでも大決断なんですから!」
「それがいけないって言うの!こんなに早く大決断しちゃだめ!!」
「・・・は〜ぃ・・・ちぇっ。」
タイガーちゃんはそう言うと、ずらしていたパジャマのボタンをしっかり閉めると
さっさと僕の隣の布団に引っ込んでしまった。
「・・・・。」
516名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:23:39 ID:Gkr9MvCX
「でもね、としあきさん。」
「・・・ん?」
「絶対わたし、としあきさんを振り向かせて見せます。」
「・・・。」
「・・・嫌?ですか?」
「ううん、ぜんぜん。」
「じゃあ、まだあの先輩のこと・・・。」
「・・・いいや。」
「じゃあ・・・のし付けて待っててくださいね。」
からかわれてるんだろうか
タイガーちゃんは普段の恥ずかしがり屋さんな彼女からは考えられないぐらい大胆だ。
「・・・そっちこそ。」
「え・・・!?」
ぎゅぅっ!
僕はタイガーちゃんを背中から思いっきり抱きかかえた。
「きゃぁっ!もぉ!さっきはあんな事言ってたのに!!」
517名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:32:16 ID:Gkr9MvCX
「ははは!」
もういいや、多分その時はすぐくるはずだ・・・。
タイガーちゃんだってきっとそう思っているだろう。
だから僕たちは自然に、OSと人との間柄ではなくて
一人の人同士として、共に愛を奏でていこうと思う
人間、どんな出会いでもかまわない、そこにいて落ち着くことが出来るなら
背伸びしないで等身大の自分を相手にさらけ出すことが出来るなら
どんな相手だろうと、それは自ずと祝福される事だろう、だから、焦らないで
背伸びしないで、ゆっくり、ゆっくりでいい・・・。
「としあきさん、それじゃあこれから、あらためてよろしくお願いしますね?」
「うん!」
・・・その日は二人とも暖かい布団の中で12時半まで惰眠をむさぼったという。
518まかー願望:2005/07/16(土) 04:05:13 ID:gfnNJYD6
なんか最後のほうやつっけになってるけど、まぁいいや。
おやすみおまえら、空が青いよ。
519名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 16:24:29 ID:YYW4fsda
520名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:59:51 ID:fusRt+uq
このスレには一人しかいないっ!ヽ( `Д´)ノ

>>518
521名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 00:42:28 ID:E8Ec6rYO
>>520
ありがとう、ちゃんと原稿書いてから投稿すればよかったよ。
またなんか書くわ、XPが漏れを導いてくれるんだ。
522名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 06:48:32 ID:9xB3ojC2
うちのほめ子は、ほめ子は・・・
おれをおちんちんランドに導いてくれるんだorz
523名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 12:23:38 ID:qYIymdAN
>>522
それは良いランド? 悪いランド?
524臨時セーフガード:2005/07/17(日) 13:41:16 ID:/puwzd5W
>>523
良い所に決まっておろうが。
ただ、園内はほめ子のような腐女子だらけだがな。
525名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 14:25:48 ID:+pronDZv
腐女子とショタ好きヲタがハァハァするところでつ
526名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 15:36:41 ID:PJsB9ZL1
リアル女だ腐女子ハァハァとか言うよりも
進んでOSを愛しましょう
527名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 19:29:04 ID:j/05aX1p
リアルで百戦錬磨の年上腐女子の尻に敷かれながら
二次元でOSを愛するような生活が、夢ですorz
528名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 20:37:09 ID:8Mx9ecPt
尻に敷かれちゃいないけど近所には同人で知り合った夫婦ガイル
楽しそうだなぁ
529名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 22:04:29 ID:/puwzd5W
>>528
そりゃ、楽しいだろうさ。
なんたって、趣味・趣向が似てるんだもん。
530 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:22:15 ID:BTjGD/VR
書いたので投下します。

毎度ワンパターンな話でスマソ。
エロなしでスマソ。
アレな話でスマソ。

イメージはこのあたり
ttp://ostan.matrix.jp/osh/95/src/1099042786428.jpg
ttp://www.nijiura.com/os/src/1120737238385.jpg
イメージ違いの人すみません。スルーよろしく。
531としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:24:26 ID:BTjGD/VR

7月17日は横浜開港記念花火大会だった。
本当は第50回横浜開港記念みなと祭り国際花火大会と言うらしい。
年に2回ある大きな花火大会のひとつだ。

としあきは花火大会に出かける事にした。
としあきは普段家から出ない。でも今年の夏は自分の人生で今年一回しかないのだから
自分が花火くらい見に行ってもいいように思ったのだ。
532としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:26:20 ID:BTjGD/VR

「おまたせしました、としあきさん。」

現れた95姐さんのゆかた姿を見てとしあきは嬉しくなった。
95姐さんは和服が似合う。95姐さんの今夜のゆかたはいつもの鴇羽色。
桜色に橙色を足して薄くしたような色だった。

ときはいろっていうんですよ。としあきはそう教えてもらった事がある。
でも今夜の95姐さんのゆかたはむしろもっと淡い桜色に見えて華やいで見える。
衿がいつもの黒ではなくて全体と同じ色でゆかたの布地が薄くてふわりとしている
からかも知れなかった。

今夜の95姉さんはその華やいだゆかたに小柄な身体を包んで、
そしてそれだけは変わらない、いつものあの日だまりのような笑顔をとしあきに向けて
微笑んでいる。
533としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:28:55 ID:BTjGD/VR

いつもの長い後ろのお下げ髪は可愛らしく後ろにまとめられていた。
左手には小さな巾着袋。しっかりと締めた帯の後ろにはどうしてだか
キティちゃんの形をしているけれど、うちわがちゃんと定番通りに挟み込まれていて、
そして95姐さんはいつもの白い足袋を付けていなくて、その足元には下駄の鼻緒を挟んで
小さな形の良い95姉さんの生の素足が覗いて見えていた。

としあきが嬉しかったのは、そんな恰好の95姐さんはいつもの落ち着いた年上のお姉さん
というよりは幼く見えて、たぶんそれはみんなとしあきに合わせてくれたもので、95姐さんが
としあきと一緒に花火大会に出かけるために用意してくれた物にちがいなかったからだ。
534としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:29:55 ID:BTjGD/VR

その一方でとしあきはいつものTシャツとその上に羽織ったシャツとジーパン姿だった。
自分もゆかたくらい用意すれば良かった、ととしあきは後悔した。
でもとしあきはいつも着ている洋服もどこで買えばいいのか知らない。
だからそんな気の利いた事は出来る訳が無かった。

けれど95姐さんにはそんなことはどうでも良い事らしいと気付いてとしあきはまた嬉しくなった。
95姐さんは、さ、行きましょ、と笑顔で嬉しそうに言うと、としあきの左腕を抱くようにして
身体を押しつけながら腕を組むとそのまま歩き出したからだ。
だからとしあきは嬉しい気分のまま花火大会に出かけることが出来たのだった。



535としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:31:42 ID:BTjGD/VR

としあきと95姐さんは横浜駅からみなとみらい線に乗った。
としあきは長い長いエスカレーターで地下に潜った。新しい駅のホームは駅毎に
デザインの趣向が凝らされていて、としあきと95姉さんはその様子を楽しんだ。

横浜駅から一駅目が新高島駅、二駅目がみなとみらい駅で、としあきはそこで不安になった。
みんなそこで降りたからだ。車両は空々になって空席さえできてしまった。

としあきの計算では決してそんな事になる筈ではなかった。
としあきが前もって家で調べた所によると、横浜開港記念花火大会を見るのに
一番良い場所は、このみなとみらい線の終点駅の元町中華街のさらに先にある
山下公園である筈だったのだ。
536としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:33:48 ID:BTjGD/VR

としあきは95姐さんと並んで新車両の小綺麗な座席に座ってその次の駅の
馬車道駅の、馬車の通る道を装ったような、馬車道模様の内装を楽しみながら
沸き上がる不安を押し隠して考えた。
どうにもみなとみらい駅で降りた人の数が多すぎる。
あの人達はみんな山下公園を諦めてみなとみらい駅で降りたのかも知れない。

ということは……
もしかしたらそれが普通で常道なのかも知れない。
もしかしたらこの時間からでは到着した先の山下公園の混雑は滅多に家から出ない
としあきの想像を上回る混雑ぶりなのかも知れなかった。
けれどもとしあきはどうしても一番良い場所とされている山下公園で95姐さんと一緒に
花火が見たかった。

終点の元町中華街で降りてみると案の定、駅から出てすぐに道路が全て人で
埋め尽くされているのが解った。まだ目的地の山下公園まではかなりある筈だ。
到着時間はすでに開始時刻の19時40分を過ぎていた。

とどろく爆裂音と共に花火の光が辺りを照らす。そしてその辺り中に充満している人混みから
不満のため息が漏れた。ビルとビルのほんのわずかな隙間からしか肝心の花火が
見えないのだ。
537としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:35:36 ID:BTjGD/VR

辺りにはそこに立ち尽くしてとりあえずそこで何とか少しでもましな視界を確保しようと
する人や諦めて座り込んでいる人達で一杯だった。なにしろその前方はさらに人で一杯に見えて
この日の為に雇われたらしい警備員達が口々にこの先は人が一杯でUターンになります、とか
必死の形相で叫んでいるのだから。

だがとしあきには確信があった。としあきは95姐さんの手を引くと人混みの中を縫うようにして
どんどんと前に進み始めた。こういうものは前に進んだ者勝ちなのだ。
そして確かに道には余裕が有った。
諦めて戻って来る人並みの横に前へとつながる隙間があるのだ。
538としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:36:39 ID:BTjGD/VR

山下公園で、一番良い場所で95姐さんと花火を見るのだから。

としあきはぐいぐいと95姐さんの手を引っ張るようにして先へ進んだ。
95姐さんは何にも言わず信頼しきった目でとしあきを見ながら手を引かれて
懸命に人混みの中をとしあきに付き従ってきていた。

としあきには95姐さんが何も言わずにとしあきについてきてくれるのが嬉しかった。
大丈夫、絶対間に合うから。としあきはそう95姐さんに目で話しかけながら
自分に預けられた小さくて柔らかい95姐さんの手のぬくもりを噛みしめるようにして
道を急いだ。

95姐さんはゆかたで下駄履きだからそんなに早くは歩けない。
でも早くしないと花火そのものが終わってしまう。
としあきは95姐さんを気遣いながら先を急ぐ。そしてそうしてみると距離はそんなでもなかった。
539としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:37:58 ID:BTjGD/VR

道が突然開けて行き止まりになった。
右前方にレストラン船だろうか、クルーザーらしき物が見える。
やったぞ、ととしあきは心の中で叫んだ。目的地の埠頭に到着したのだ。
そしてそこが山下公園でもあるのだ。

その場所は芝生になっていて、辺り一面ビニールの敷物をしいてその上に座る人で一杯だった。
そしてさらにその間にも隙間がある。
すみません、すみませんと言いつつ靴を脱いで両手に持ちながらとしあきは95姐さんと一緒に
座る人達の間を縫ってその隙間へと腰を下ろした。

そこにも敷物は敷かれていたから、その周りの人達は何時間も前に場所取りをして
そこに座っている人達だったかも知れなかった。だが暗闇だったせいなのか
花火が開始されていたせいなのか、としあきとゆかた姿の95姐さんに文句を言う人は居なかったのだ。
540としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:40:13 ID:BTjGD/VR

としあきはほとんど有頂天だった。場所は申し分なかった。
横浜開港記念花火大会で一番良い見どころとして紹介されている山下公園のほぼ最前列。
左下に小さな2本の木が被るがほとんど気にならなかった。ここから見る花火は確かに最高だった。
そして何より素晴らしかったのはその場所に95姐さんと肩を寄せ合って座っている事だ。
としあきはそう思った。

95姐さんはとしあきに肩を寄せるようにして静かに真っ直ぐ花火を見つめていた。
大輪の花火が空に浮かぶたびに花火が95姐さんの顔を照らし、その明かりに陰影を付けて
浮かび上がる95姐さんの横顔はたとえようもなくきれいだった。

としあきは花火がもっと見えるように後ろに両手を着く姿勢を取るふりをして、その95姐さんの
横顔をずっと眺めていた。映画で美男の男優が言うセリフ、君の瞳に映る星の光の方が
実物よりもずっと美しい、とか何とか言うセリフをとしあきは思い出していた。
キザないけ好かない野郎だ、とその時それを見てとしあきは思ったに違いなかった。
何の意味もない見え透いたお世辞のセリフだと。
541としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:41:32 ID:BTjGD/VR

そして今、としあきは幸せとは何かを理解していた。
瞳に映る光がはるかに美しく見えるというのは本当の事だった。ただの事実だったのだ。
それほど95姐さんの横顔はきれいでそうして幸せなのは今、
としあきが今その95姐さんの隣でこうして一緒に居るその事だった。

家に居ずにこうして95姐さんと花火を見に来る事にして本当によかった。としあきはそう思っていた。
としあきは周りの花火の見物客達との一体感を味わっていた。
花火が上がるたび、周りの観客達からは一斉に歓声があがった。そしてそれは
大きくてその分見事な花火の時も、小さくてそれほどでもない時もみんな一緒だった。
としあきにはそれが創られた歓声には思えなかった。
542としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:43:04 ID:BTjGD/VR

としあきがいつも過ごしている世界では綺麗な物を綺麗だと発言する習慣はそこの住人の誰にも無い。
としあきの暮らしている世界でそんな事をするとしたらそれは愚か者、馬鹿者だけの筈だった。
としあきは今はじめてその自分の暮らしてきた世界が、もしかしたらとても狭くて限られた人しか
居ないのではないかと思い始めていた。

としあきの隣に今、こうして95姐さんが居るようにここの人達の隣にはみんな誰かが居る。
としあきは理解したような気がした。
みんなにとっての誰かが、としあきにとっての95姐さんが、
人が人を幸せにするというのはどういうことなのかという事を。


543としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:44:12 ID:BTjGD/VR



としあきの幸せの余韻は花火が終わった後もしばらく続いた。
50連発に続く締めのスターマインの連発はその大きさといい見事さといい申し分なかった。
今年は去年より良かったかも。観客の誰かのそんな言葉も聞こえてきていた。

としあきは95姐さんと手を繋いだまま帰路についた。
帰り道は行きよりさらに混雑したがとしあきには気にならなかった。手をつなぎ一緒に歩く
95姐さんの下駄のからころ言う音が気持ち良かった。
544としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:44:56 ID:BTjGD/VR

帰り道、関内駅の手前、地理に詳しくないとしあきには良く解らなかったが
たぶん横浜スタジアムの並び、大桟橋通りだと思う通りに沿ってその両側に屋台がずらっと
並んでいる場所を、としあきと95姐さんは通りかかった。

隙間無く立ち並んだ焼きそばやたこ焼き、お好み焼きの屋台は車道から歩道に向かって
店を開いていて、歩道の反対側、植え込みのブロックをベンチ代わりにして
そこにゆかた姿の女の子達やその連れ達が花火の余韻を楽しむようにして
買い込んだ屋台の食べ物を手に思い思いの話に興じている。

ああ、いいな。としあきはそう考えた。

屋台の黄色い灯りが暖かくそしてまぶしい位に明るくて、その向かいにずらっと並んだ
手にたこ焼きか何かを持った女の子たちのゆかた姿がなんとなくほほえましい。
としあきは幸せな気分がまだ続いていた。
545としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:45:38 ID:BTjGD/VR

「そうだ、95姐さんも。95姐さん、お腹減ってるよね?」

95姐さんをあそこに座らせよう。そしてとしあきも隣に座るのだ。まだ帰るのには早いし……
暖かい灯りの下の95姐さんの姿をもっと良く見ていたい。

95姐さんの桜色の薄いゆかたは明るい灯りの下ではたよりなく95姐さんの身体にまとわりついて見えて
95姐さんはちょっと恥ずかしそうな顔をするかも知れない。ちょっと頼りなさげでおぼつかなさげに見える
95姐さんの右手を支えて、下から見上げるようにしてありがとうと言う95姐さんにとしあきの気持ちを伝えたい。

今日はありがとう、と。そして出来ればこれからもずっと、と。

546としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:46:33 ID:BTjGD/VR

「95姐さん?」

としあきは繋いだ手を引き寄せるようにして再び95姐さんに声を掛ける。
そしてそこに誰も居ないのを知ってとしあきは泣きそうな顔になっていた。

立ち並ぶ屋台の黄色く明るい灯りの中、次々ととしあきを追い越してゆく人の雑踏の中、立ち尽くすように
としあきはその場に立ち止まったまま自分の右側をやるせなく振り返り、そして左側を振り返る。
そしてそこにはもちろん通り過ぎる人の波以外には誰も存在しなかった。
547としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:47:20 ID:BTjGD/VR

「ああ……」

としあきは呟くように言った。
目を落とし95姐さんの手をしっかりと掴んでいた筈の開いた自分の左手を見つめる。
そこには無論、95姐さんの右手など存在しない。

「そうだよなあ……
 95姐さんなんか…最初っから居なかったんだし……」




548としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:48:08 ID:BTjGD/VR




人が愛する人を突然失った時、その人がどんな顔で泣くかを知っているだろうか。
それを理解していれば、この時のとしあきの泣きそうな顔を想像できると思うかもしれない。

だがもしもそれが恋人との別離なのであれば、それがどんなに辛くて苦しいとしても
ただそれだけの話だ。残された相手には共に過ごした日々の記憶が残る。
いつか再び会える希望もあるかも知れない。
そしてもしもそれが事故や病気での別離ならば2度と会える望みはない。
ただそれでもその相手と共に過ごした幸せな日々の追憶は残る。

そしてだが、としあきには、
としあきには'何もない'。
95姐さんなど最初から存在しないのだから。

549としあき横浜開港花火大会編 ◆T3dFptH9T2 :2005/07/18(月) 06:48:50 ID:BTjGD/VR

そうしてこの話はこのように締めくくられる。

としあきは泣きながら帰った。
誰もそれに気付かなかった。

と。

(終わり)
550名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 10:22:57 ID:q01V5J1v
せ、せつねぇ〜・・・・
551名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 12:09:48 ID:CVhj/yFE
切な過ぎだよー・・・・
552名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 14:19:43 ID:HSzkX7vY
ローカルな花火ネタワロスw
ここまで妄想してもらえたら幸せだろうなー95も
553名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 20:00:09 ID:2HJoZriZ
おお、今回のは本当にのび太エンドになっちまった・・・。
切ない。
554名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 01:23:37 ID:4s0+u7mz
まじで涙が出てきたよ…
555名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 02:08:34 ID:a53/F2Ga
>>553
のび太エンド?
556名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 02:29:10 ID:KY++HtcI
『BOOT革命』のトレたまを見てふと思い出したけど、『窓際のトットちゃん』で
三つ編みの黒柳徹子嬢がイジメっ子にイタズラされたシーンがあったな。
「オー・エス」 「オー・エス」 の掛け声で髪を交互に引っ張られたんだと。

そんだけ。
557名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 04:31:04 ID:cJBvtchd
テレビっこめ
558臨時セーフガード:2005/07/19(火) 19:47:48 ID:7xA+LsJC
>>555
ドラえもんは夢だったという結構有名な夢オチだ。
559名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 09:42:11 ID:oJ5DQbfD
保守
560名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 17:40:41 ID:QcBjNVt8
ヽ( `Д´)ノ
561名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 02:55:26 ID:vrsbYn8N
なんか本スレでタイガーたんが出たのではっとく
http://f17.aaa.livedoor.jp/~support/imgboard/src/1122123486834.jpg
562名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 13:37:50 ID:IbI4nMo2
>>561
何コレ!!?
スッゲエ気になるんだけど。
563名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 07:42:01 ID:bvHTWFGz
で、ビスタたんはちびくノ一ってことで決まったのかい?
564臨時セーフガード:2005/07/27(水) 11:54:34 ID:y5Uym0Qr
ちびくノ一か、95姐さんと微妙にキャラ被ってないか?
565名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 20:50:16 ID:ADAqTW5z
95姐さんはいちおうサムライ路線だから、忍びの者とは棲み分けができるだろう。
566名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 10:10:52 ID:wvqx4hmf
保守
567名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 22:13:58 ID:+4YKD2zq
保守
568名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 12:52:44 ID:f/DlqdO3
Vistaたん、マジでどんな感じになるんだろ?
569名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 21:42:50 ID:nXPtv0q3
横須賀の花火大会にも行ってきましたよ
おまいら何か書けえ
570名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 01:50:23 ID:ac8n/JM3
ここのSSに刺激されて、インテルになったらタイガーたん(別バージョンかもしんないけど)
買うことにした、買ったらタイガーたんと一緒にSS書きたいなぁ。
あと環境一緒になったからちょっといじればぺけ子との百合プレイなんかも可能かな。

夢は広がる
571名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 09:48:45 ID:027kOBEz
メッセタソのSSってないんなね…板違い?
572名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 09:49:33 ID:027kOBEz
あげてしもうた…スマソorz
573名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 09:56:48 ID:fsdeUloC
  (⌒-=+=⌒)
  // ‘ ▼ ’ヽ         (⌒-=+⌒)
  彡p V~リVリ        //  ’ ▼ヽ'ガオ!
 ○c从 ゚ ヮ゚ノリ        彡.p'リV~リV 
   Y    ⊂i         i"从. ゚ ヮノ、   
    l=  と=ノ〜        |-=  ⊃   
    し' '~ー-、         人=と   l 
 /       ヽ、        ~" '∪
574名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 17:15:56 ID:biD/Mgp9
+にじうら+じゃあ、95姐さん人気再燃ですよ。
575名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 17:54:13 ID:fsdeUloC
TigerたんだけがMacのなかで人気だな。
Pantherたんとか9たんとかないの?
576名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 11:40:08 ID:SP8tk7Fx
>>575
とりあえず、保管庫にはあった希ガス。

MACたん保管庫
ttp://evo7gt-a.hp.infoseek.co.jp/osmac/
577名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 01:19:57 ID:BbZzAXwN
としあきが家のドアをあけると、いつものように2kが出迎えてくれた。
「お帰りなさい、マスター。荷物が届いていますよ。いったいなんです?またHなものじゃ。。。」
「いや、iTMSも始まったことだし、Macもあってもいいんじゃないかとおもって。。。」
としあきは玄関においてあったiMacの箱を無粋に引き裂く。
「よっと。。。うわ。」
なんとiMacの箱から、虎娘が飛び出してきた。ちょうど2kが出てきたときのように。
「えっと。。。。。きみは?」
「。。。。。MacOSX10.4 Tiger。。。。。。あなたが私のマスターですか?」
「まぁ、そうだけど。。。」利明はないしん無愛想な子だなぁと思いながら答える。
なかなかかわいいか押してるのに。ブレザーなんか着せたら似合いそうだなぁ。。。
「マスター?」2kがたずねる。
「いつの間にこんなものを。。。。初めまして。タイガーさん。」
「ええ、よろしくお願いします。立場上、私とあなたはライバルになるのかしらね。。。」
578名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 10:25:16 ID:K4kGey4A
>>577
土器土器。
2kたんとタイガーたんのバトル開始?
579名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 11:10:38 ID:hPGwGAUF
おお、タイガーねた続いて嬉しい。
580名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 11:42:57 ID:dJooE8g+
ぼくはタイガー(ry
581名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 12:25:31 ID:BbZzAXwN
じつはss初投下。
タイガーたんと2kたちでいこうと思ってます
エロと萌えどっちがいい?
582名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 13:17:45 ID:itctRhtd
いやもう、エロ萌えなやつを是非。
583名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 19:39:46 ID:BbZzAXwN
規制されました。。
まさか店頭機でss書くわけには。。
584名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 22:53:46 ID:hPGwGAUF
>>581
タイガーたんで一票

俺も続き書くからさ。
585名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 01:43:12 ID:GtgPbyuZ
さて、再開。
続き生きます。ID変わっちゃったけど。

「ええ、そうね。。。そうそう、この子は私の友達なんだけど、ついてきちゃったの。」
タイガーちゃんが出てきた箱から、小さな10センチくらいの、要請のような
真っ白な服を着た少女が出てきた。
「まゆこです。よろしくお願いします」
(注 iPod->pod->繭->まゆこの流れです。正式名称あったら脳内訂正よろ)
「あれ?まぜこちゃんは来てないの?」
「うん、急に用が入っちゃったんだって・・」(まぜこ->shuffle)
そのとき部屋のおくからCEが飛んできた。
2kの「向こうで一緒に遊んできたら?」
の言葉に、まゆことCEは部屋の置くに走っていった。
586まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/12(金) 01:56:43 ID:GtgPbyuZ
2kとタイガーちゃんは互いに見つめ合い、しばらく火花を散らした後、
二人で家の中に入っていった。
後にはとしあきと箱だけが取り残された。

夜、タイガーちゃんの部屋が夜中担っても電気がついているのを
あや死んだ利明は、タイガーちゃんの部屋を見に行った。
「まさか。。。あんなことやこんなことや自分でとかイケナイことりしてたりして。。。」などと勝手な妄想を爆発させながら部屋をのぞくと、
仕事の途中でタイガーちゃんが机に突っ伏して寝ていた。
どうやらとしあきの無駄にためたファイルを夜中までいんでっくすしていたようだ。としあきは、何も言わずに、きていたカーディガンを
タイガーちゃんにそっとかけ、少しためらった後、タイガーちゃんの
ほほに、口づけをした。
翌日のタイガーちゃんは、すこし、無愛想さがなくなって優しくなったような気がした。

数日後。
「2kぇ、あのCDどこやったか知らない?」
「あのCDはですねぇ。。。。えーと。。。。」
と、タイガーちゃんがとてとてと歩いてきて、
「マスター、お探しのCDはこれじゃありませんか?」
「あっ、それそれ。急に昔の曲が聞きたくなって。。。」
「ならおっしゃってくれればよかったですのに。私が既にaacにして取り込んでありますよ。まゆこも持っているはずですし。」
「そうだったのか。。。じゃ、聞かせてくれる?」
2kはその会話を少し悔しそうに聞いていた。
587まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/12(金) 01:59:52 ID:GtgPbyuZ
さて、路線としては、
一 2kが株を上げようと暴走してとしゆきにせまる
二 タイガーちゃんがとしゆきにヤられる
三 永遠に戦いは続く
四 ここでさせ子投入
のどれかでいきたいと思います。
エロを書く自信がないよー
588まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/12(金) 11:37:03 ID:qWUUB606
イメージはアップルのダッシュボードのページのタイガーたんです。
589名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 15:16:59 ID:WDkJoQFD
>>587

590名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 16:01:28 ID:+di17eeD
1もいいが、4も捨てがたい・・・・・。
591名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 21:16:39 ID:RqsbkdDG
>>587
に。
592名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 21:23:00 ID:rujIrHFZ
>>587
593まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/13(土) 15:14:15 ID:eUe6XaUW
1

その夜、2kは漠然とした思いを胸に、ベッドに入った。
(私は、マスターの役に立っているのだろうか。。。
いつも邪魔ばっかりして、マスターの役に立てていない。。。
今日の夕飯も、タイガーちゃんが作って倉田もので、私のより何倍もおいしかった。
わたしは、マスターに必要とされているのだろうか。。)
気がつくと、何か暖かいものが目からほほをつたって、2kの口に入った。
2kはそれをなめてみた。
「しょぱい。。。。。」
2kがここに着てから、初めて流す涙だった。
塩辛いのは当然だが2kの感傷を増すには十分だった。
「マスターに。。。聞いてみなくちゃ。。。直接。。。。。」
594まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/13(土) 15:33:07 ID:eUe6XaUW
コンコン。。。。
マスターの部屋をノックしてみたが、返事はない。
夜も遅いので当然だ。
「失礼します。。。」
と、中にはとしゆきと、流しっぱなしのエロゲがあった。
そして、一番問題なのは、「こ、これは。。。。。」
俊之がナニを出したまま寝ていることだった。
2kは顔を赤らめながらも、エロゲを終了し、としゆきに布団をかけた。
「マスター。。。私は。。。。マスターにとって必要ですか。。。
私には。。。。マスターが必要です。。。マスターが。。。私を
必要なと思ったら。。私は。。。存在する意義がなくなってしまいます。。。」
かれたと思った涙が、また溢れ出してきた。
595まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/13(土) 15:39:18 ID:eUe6XaUW
ひとしきりないた後、部屋を出て行こうとしたとき、後ろから、
「2k。。俺はお前が必要だ。。。これからも。。。一緒にいてくれ。。」
振り向くと、俊之がおきてこっちにまなざしを向けていた。
「マスター。。起きていらっしゃったんですか?」
「ああ。」
「。。。どのあたりから?」
「お前が入ってきたあたりだ。。。」
「要するに、全部ですね。。。」
596まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/13(土) 15:57:28 ID:eUe6XaUW
急に胸がいっぱいになって、マスターの胸にとbい込んだ。
「2k。。。」
としゆきはぎゅっと2kをだきしめる。
「きゃぁっ」
「え?あ・・・・」
寝巻き姿の女の子が、若い男の胸に飛び込んできたらこうななるのは必然だっただろう。
としあきのモノが、2kを脅すように、屹立していた。
「え、と。。。。。」
「うわっ?2k!?」
いきなり2Kがそれを握って、上下させ始めた。
「私は。。こんなことでしかマスターに奉仕できないから。。。」
もう、としあきは何もいえなかった。
だんだんと、手の中で大きくなっていくモノをこすりながら、
2Kは自分を慰め始めた。
「ああ。。マスターのどんどん大きくなってきます。。。」
「2K、俺、もうっ。。。」
「私に、ぶちまけてくださいっ!!」
一瞬、それは大きく震えたかと思うと、白濁液を2kの顔といわず
胸といわず、放出した。
「はあはぁ。。。。。。マスター。。。。まだ元気ですね。。。
今度は私の。。。その。。中に。。。」
597まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/13(土) 16:15:14 ID:eUe6XaUW
「くちゅっ」という淫らな音とともに、としゆきのモノは吸い込まれていった。
「はぁっああっ!」
「ごめん、痛かった?」
「いえ。。。こういうことははじめて。。。なので。。。あんっ!」
突如としゆきが腰を動かし始めた。
「ま、ますたぁ。。。。。」
「2kぇ!お前が!愛しい!」
「あ、ひゃあああああああん!」
その瞬間、先ほどと同じようにはくだ苦役が放出された。
「ああ。。。まだでてる。。。。奥に。。。きてる。。。。ひゃあぁ!?
そんな、後ろからなんて・・・あぁん!」

598まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/13(土) 16:28:30 ID:eUe6XaUW
「んはぁっ、あん、ああっ」
すでに中に1度出されている膣内を、肉棒がかき回す。
亀頭は膣壁を引っかき、先端は指では入らないようなところを
すごい勢いでつく。
「ああ、2k、またいくぞっ」
「イクっ マスターっ 愛してますっ!」
次の瞬間どくどくと先ほどとは比べ物にならない量の白濁が
2kの中煮出された。
「はぁ、はぁ。。。。マスター。。。すきです。。。」
2kととしゆきは長い、長いキスをした。


翌日
目覚めたとしゆきは、2kがいないのに気がついた。
(まさかのびたエンド!?うそだろ!?)とか思いながら
キッチンをの俗と、2kが朝ごはんを作っていた。
2kは振りむいて、飛び切りの笑顔で「おはようございます!マスター!」
といった。



数日後、俊之は得ろサイトに自分と2kの行為がうpさえているのを発見する。
その際と管理者の名は、「虎娘」だった。

タイガー「やっぱ時代は盗撮ものよね〜」
599まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/13(土) 16:31:43 ID:eUe6XaUW
1完結です。
暇になったら2も書こうかと思います。
4はXつながりで意気投合したぺけぴとタイガーたんの3pかな。

ごみをお見せして申しわけありませんでしたorz

お口直しにttp://adult.csx.jp/users/douzinnhokan/updeatsi.html
600名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 16:35:07 ID:0Zcp7AS8
>>599
おっぱいおっぱいおっぱい


あなたには3おっぱいが授与されました。
601名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 17:34:28 ID:ErTZItuk
>>393 トラトラトラ
602名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 20:09:45 ID:QClnqMrO
>>まつ氏
作品もお口直しも最高でした。
アリガd。
603まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/14(日) 14:52:40 ID:uZ3du2a7
みんなありがとう。
おかげでほかのシナリオをかく自信も出てきました!

ところで、次回作は2,3,4のどれがいい?
604名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 19:51:53 ID:Sx1zhPED
>>603

2以外は絶対狂ってますよ
605名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 22:52:33 ID:k7aWh8p6
>>603
個人的には、4
606まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/15(月) 23:15:05 ID:dVzfU4at
タイガーたんとさせこの百合、フタナリ、3pと夢は広がる。
とりあえずは2から書こうかと思います。
いつになるかわからないけどorz
607名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 22:40:37 ID:9hWtDSlp
>>573のAAがかわいいな
608名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 13:33:44 ID:y8XTMXuL
>>606
陰ながら、応援してるよ。
609名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 12:03:03 ID:2tsZuTkB
GJまつ氏!
610名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 10:48:44 ID:4IacHJJO
ほすゅあげ
611まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/23(火) 10:14:29 ID:Q8cGgbml
お久しぶりです。なかなかひまができない…orz
とりあえず触りだけ書いておきます。
これをやっておくと書き逃げができなくなるのでw

さらに数日後

「きゃぁぁぁ!何をするんですかぁ!?」
「せいっ!!」
朝からなにやら騒がしい。
食堂に出てみると、そこは戦場だった。
95姐さんとタイガーちゃんが戦っていた。
「な、何するんですかぁ!」
タイガーちゃんも虫眼鏡やCDを飛ばして戦っているが、95姐さんも日本刀で
切りかかっている。
「おはようございます、マスター。」
何事もなかったかのように2kは挨拶をする。
「えっと。。もしよかったらこの状況を説明してくれないかな?」
「ええ、なんでも95姐さんとタイガーちゃんのお姐さんは因縁の相手らしくて…
95姐さんがお手合わせを願うとかいって戦闘をはじめちゃって…
二人ともそれなりの腕ですから怪我とかは市内と思いますが…」
「それはいいんだけどせっかく買った{とらぶるうぃんどうず}が
フィギアごと木っ端微塵になってるんだが…」
「気にしないでください。」
612まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/23(火) 10:49:02 ID:Q8cGgbml
「にゃぁぁぁ!」
「ふぅ、なかなかやるわね、、、」
「あ、決着ついたようですよ。マスター」
「タイガー、95姐さん、後でここ片付けといtうわわわわ!」
95姐さんの髪は一筋切断され、タイガーちゃんのほうは
「にゃああああ!どうするんですかこれぇぇぇ!」
服が切断されて、スカーフだけが残っていた。
「95姐さんやりすぎ。いやうれしいけどsはぐぅっ!」
 タイガーちゃんからのラリアートのプレゼントでした。
 
「とりあえず、私の服着る?」
「うーん、汚しちゃいそうだし遠慮しておきます。」
「じゃあ、とりあえずマスターの服でも着てたら?私たちあなたのあたらしい
服買ってくるから。」
「ありがとうございます。」
「結構時間かかるかもしれないわよ。」
「わかりました。」
あとには下半身裸+ぶかぶかのシャツを着たタイガーちゃんと敏明が残された。
613名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 19:29:17 ID:3mU8fivk
614名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 21:30:41 ID:oSLacx5F
>>まつ氏
続くのかしらん?
それだったら、期待保守。
615名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 02:55:28 ID:BpWcKq6U
>>613
うんこくさいな おまえ どっかいけよ。
616sage:2005/08/24(水) 08:05:11 ID:Svexd71i
ラリアートかますタイガーたんにと木っ端微塵のとらぶるうぃんどうずにわろた。
617名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 16:05:23 ID:4iNA8y56
タイガーたんの格好に激しく萌えたよ
618名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 18:49:12 ID:G33gVB1L
このスレには全体的に愛が無い
619名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 20:03:55 ID:IZUYe7uj
>>618
いや、そんな事は無いと思うよ。
俺なんか、愛が暴走して95姐さんに何回斬られた事か・・・・・・・・。
620名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 20:33:59 ID:Svexd71i
残念っ
621名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 20:38:17 ID:Svexd71i
あげちゃった。ごめん。

2kとタイガーたんには暫定的に愛があるのでしょうか。
622名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 00:49:38 ID:PwmNg/IC
>>621
百合さ、きっと百合さ。
623名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 02:16:23 ID:vUNsOMI/
愛ってなんだ?
624名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 04:11:27 ID:wpxsKR8X
変われ目ないことさ
625名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 08:59:27 ID:lBRjQuiw
>>621もう少しでID sex


ふたなりもいいなー
でもまつ氏のお口直しとかぶるし誰か書いてくれるかなー
626まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/25(木) 17:25:19 ID:nommZRpV
ふたなりねぇ。。。。4でやってみるかな。。。
627名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 21:26:45 ID:twq000JF
>>626
きみは いいやつだ
628名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 21:30:42 ID:jr6Uau3d
>>626
神様ー!
629名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 01:12:21 ID:zcC6cQiG
>>まつ氏
若干誤字多いかな、と。推敲よろしく
630まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/26(金) 12:14:00 ID:O8GwBbV/
了解です。
今書き溜めてるので8月中には投下します。
631名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 02:59:38 ID:5rkPgkb9
さて、それじゃあ対抗馬、作ってるゲームにOS]たん出すからちょっと描いてみるかな

出すって言ってもタイガーたん原型にキャラの原画設定するだけだけど。
632>>480:2005/08/29(月) 02:34:27 ID:WxL0p3+i
ん・・・ぷはっ・・・、ちゅ・・・・んむぅ。
はぁっ!はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・。
「ねえタイガーちゃん、あのそのお、もう少しラムネうまく飲めないかなぁ?」


>>517から二週間。
進展は、ない。
タイガーちゃんは相変わらず恥ずかしがり屋さんなまんまだし、としあきはとしあきで押しが足りない。
ばいんぼいんな先輩に手ほどきを施してもらったとしあきだけど、結局ふたりはお布団の上で見つめ合うだけ。
最近ではどっちが恥ずかしくなって先にお布団に潜り込むかをゲームにして遊ぶようにまでなってしまった。

そしてとうとう、そんな状況を陰から見ていて嫌気のさしてきたジョブヌは
「神」を名乗りタイガーちゃんを育成、としあきのベストパートナーをめざして、タイガーちゃんの悪戦苦闘が始まる・・。

そんな話を書いている午前二時。
633まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/29(月) 17:37:17 ID:xD/a1Kv8
風引いた。。。
頭痛くてかけん。。。
ちょっと投下おくれるかも
orz
634名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 00:41:08 ID:FOrwI5kX
>>633
推敲しっかりしれ、萎える。
635名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 02:11:42 ID:YiAXgB8k
ごめん。
でも今回は見逃してくれ。。。
今体温計ったら39.8℃でした。
お詫びに次回からちゃんとやるから。。。
636まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/30(火) 18:57:25 ID:ZcbU/u7M
「。。。。。。。」
「・・・・・・・・」
互いにそっぽを向いたまま、顔を赤くしている。

「。。。。み、見ないでくださいよ!」
「あ。。。。うん。。。」
「ど、どこ行くの。。。?」
「えっと、その。。。。。。。。。」
「ああ、トイrぐぼぁ!」
本日2回目のラリアートでした。

「いてててて。。。。そのうち首が曲がって戻らなくなるんじゃねーか?」
タイガーちゃんはトイレに行って、としあきが首の未来について考えていると

「きゃぁぁぁあああ!!!」
「どうした!?」
「虫、虫がぁぁぁ!」
見れば小さな虫。大方えむいがファイル作成時に落としていったのだろう。
ぽいっと、便器に放り込む。
「ごめんなさい。。。あれ?動かない?フリーズ??」
637まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/30(火) 19:14:19 ID:ZcbU/u7M
「としあきさん、すみませんが胸にあるPowerボタンを長押しして。。。
え、いやっちょっとまってっ」
バグで暴れたときに乱れたシャツが地球の力に負けて、ずり落ちようとしていた。
「いやっ戻してくださいっ。。え?にゃああああ!」
としあきの理性.sysがぶっ壊れた。
「ひゃぁっやあ、、、あんっ!」
としあきの舌が背中から徐々に回り込んで胸にたどり着く。
xpに比べればやや控えめだが、それでも大きな胸をすこしずつ侵食してゆく。
「んはっ、こんなの。。。ひゃうんっ!」
胸の二つの隆起の頂点をとしあきは甘がみした。
「んんっ、」
だんだんとメモリが真っ白になってきたようだ。
乳首がだんだんと硬くなってきた。
「うん、んにゃあああっ!!」
638まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/30(火) 19:38:47 ID:ZcbU/u7M
タイガーちゃんの体が、ぶるぶると震える。
「はぁはぁ。。。もうふざけないでくだs。。ひいっ!」
としあきの理性.sysは壊れても、本能.sysは健在だった。
そそり立つナニが、それを雄弁に物語っていた。
まじまじとそれを見つめるタイガーちゃんだったが、ふと我に帰ったように、
叫びだした。
「いやっ、やめて!まだ処女はあげられないのっ!にゃあぁぁぁぁっ!!!」
としあきとタイガーちゃんの接合点からは、血と愛液の混ざったものが流れ出ている。
破瓜の痛みも、フリーズのせいか痛くない。
「くぅ。。んにゃあ。。。。ふあ。。。。すごい。。。私の中で利明さんのが。。
ひゃぁつ!」
急にピッチが早くなった。
敏明はもはやシステムフォルダの中には本能しか残っていなかった。
タイガーちゃんがちょっとずつ体をゆするたび、としあきを締め付ける。
「ひゃぁ、あ、んにゃあああああああああああああああああああああ!」
一瞬タイガーちゃんは恍惚とした顔になり、トラ耳をぴくぴくとゆらしながら
果てた。
タイガーちゃんの膣はとしあきが折れてしまうんじゃないかというぐらいに
締め付け、一瞬のち、一番奥のところまでモノが入ってから、白濁で満たされた。
たいがーちゃんはそのまま倒れこみ、しばらく後寝息を立て始めた。
どうやらカーネルパニックになってしまったようだ。
としあきも気絶した。



その後服を買ってきた95姉さんに首が曲がるどころかそんな心配をしなくてよくなりそうな状態に
としあきの首が陥ったのはまた別の話。



数日後、95ねえさんがタイガーちゃんと共謀して、エロサイトに監視カメラに移っていた
一連の行為の映像をうpし、収益が二人共同の口座に振り込まれ、貯金が
敏明の全財産を超えた。
95「世間は甘くないのを知っていますから。だから結局お金なんです。」
639まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/30(火) 19:40:16 ID:ZcbU/u7M
さて、文句は言ってくれるな。
熱を薬で抑えて仕事してゆんけるで耐え抜いた俺に鞭打たないでくれ。
640名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 19:59:10 ID:NALE0fSH
>>639
投稿乙です。
それと、体お大事に。
まつ氏の職人魂に惚れましたよ。
641名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 01:00:33 ID:lfDTNziW
抜いた
642名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 03:00:46 ID:y4JBV5id
「社長、電話です。」
「おお、ありがと。」

「よぉジョブヌ、どうだ、お前の娘達は?うまくやってるか?」
今や楽園の主、ビノレ・ゲーツがイヤミな眼鏡をくいくいとあげつつ、そのいやみったらしいイヤミ目つきをねちねちとイヤミウェブカムのイヤミな向こうからイヤミにこちらに向けていた、イヤミったらしく。
「いや、今回はお祝いを言いに来たんだ、お互い同じインテルを基礎とする者になったんだからなぁ!ははははは!」
「なんだおまえ、用はそれだけか?」
「そんなに嫌ってくれるなよ、もうお互い同じような物じゃないか、後々は「パソコン」はAT互換機だけになる。」
「糞ったれが・・・。」
「ははは、まぁそれはそうとして、お前の所の娘はどうだ、この間日本でも販売を始めたじゃないか、ええと、ティーゲル・・・。」
「タイガーだ、MacOS]、タイガーだこの糞ナチ公。」
「ああ、それだ、どうだ浸透率は、どうせ日本のユーザーなんぞまともに物選びをするわけでもないだろう、Intelに移ったところで売れ行きはどうなんだ?」
「ま・・・まぁまぁだ、だが日本にだってすばらしいMacを求めるユーザーはたくさんいてくれる!」
「そうかそうか、そいつはよかった、いや、戦友が悪戦苦闘しているのを見ているのは忍びなくてね、で、どうなんだ、ユーザーとの関係は。」
「んごご・・・ごく少数だが、タイガーをうまく使いこなしている若者もいるようだ、どうもウィンドウズは新鮮味が足りないようでね、若い者はデザインで我々を支持しているようだ」
「ふん、そいつはよかったじゃないか・・まぁ日本で撮影したこいつを見てくれ。」
独りでに新しいウィンドウが開き、若い男女の写真が映し出された、女の方は長髪、かなりの美形だ。
「・・・なんだこれは、日本ではやりの「コスチューム・プレイ」か?」
643名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 03:02:08 ID:y4JBV5id
「・・・・・ハッハッハッハッ!何?この娘をご存じない!?全くあきれた経営者だよ君は!ハハハハハハ!」
「うるさいなぁ、切るぞ。」
「待てよ、教えてやる、これが我々のリリースした最新鋭のWindowsXPさ!」
「儲かりすぎて狂ったのかゲーツ、たまには休みを取れよ、あと歯ァ磨け、じゃあな。」
「擬人化だよ、日本語版のWindowsXPには、日本人特有の「萌え」という感情を糧として総合的なインターフェイスを人体型に表現する機能を取り入れたのだよ。」
「本気で言ってるのか?・・・馬鹿な事を。」
「ならばこれでも見るがよい、Macにこんなことができるかな?」
さらにもう一つのウィンドウが開き、そこに映し出されたのはさっきの女性のあられもない姿であった。
「・・・ゲーツ、いい加減俺をからかうのはよすんだ、こんなわいせつな画像を送ってきて、Macにはウイルスなど通用しないぞ!」
そう言いつつも一つだけのボタンを長押ししようかしまいかとまどうジョブヌ。
「哀れな男だよ全く、勝手に爆弾を仕掛けるような機械にわざわざウイルスなど必要かね?まぁこれが嘘だと思うのならば実際に日本に行ってみろ
そしてウィンドウズのお昼の事務処理から夜のお相手をこなす有能さと汎用性に圧倒されてくるがいい、はぁ〜っはっはっはっ!!」
「・・・要は、あれがどういう事なのか確かめてこいってことかな?」
「・・・ごめん、そう、俺忙しいから日本行けない、OS娘って何?って各国ユーザーから問い合わせが来て困ってんの、だから頼むよ。」
「最初からそう言えばいいものを、だけど何で俺にこんなことを頼むんだよ、Microsoftの日本支社の人間にやらせればいいじゃないか。」
「もちろんそれはやらせたけど、どうも何でこんなことになってるかよくわかんないんだ、だから「萌え」がキーポイントになってるんじゃないかと思って
コンピューター言語に萌えられる奴っていったら後お前ぐらいしかいないかなぁと」
「そうなのか、よしわかった行ってみよう。」
「ほんとか?嬉しいね、NWで航空券取っておいたからモバイル見せりゃチェックインできるよ、あと12〜13日に東京国際展示場でイベントあるからいまから送るリストの奴買ってきて。」
「関係ないことをサラッと言って違和感のない会話をプロデュースするなよ、そんじゃバイバイ。」
「ああっ!待ってくれこら!」
ぶちん。
644名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 03:03:20 ID:y4JBV5id
「よっしゃ、日本だ日本、アキバだ!Whooooooohooooooooo!!!」
思いがけない聖地行きの切符を手に入れた社長の、いつにない熱の籠もったまなざしに有能な秘書はただたじたじとするだけなのであった。


そのころ、ニッポン トウキョウのどこか。

「あついよ〜〜〜〜!ぎゃ〜〜〜〜!!」
虎娘が狂ったように団扇を振り回しながら絶叫している
「タイガーちゃん!僕だって暑いの!我慢しなさい、水ならたくさんあるからお風呂に入っていらっしゃい。」
「そうやって、そうやってとしあきさんは私の恥ずかしい姿を見ようとする・・・あついよ〜。」
「そんなことないよ、よよよ!うひょほーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「ああっ、としあきさんが変になっちゃった・・・、としあきさぁん!」
「おっぱいみせて!おっぱい!」
どたんばたん
「わぁ!いたっ!ちょ・・・んぃ・・・いたぁ・・・・あぁ」
「あっ!しまった、たいがーちゃんごめんね!ごめんねタイガーちゃん!!だけどもう時はすでに遅く目の前の虎娘のハートは僕にクギヅケ」
「またそんな馬鹿なことばっかり言って!!・・・うぅ・・・としあきさんのばかぁ!!」
ぽこぽこぽこぽこ・・・・。
「いたいよ〜」
こんな毎日が過ぎる双葉家であった。
もちろん進展などあろうはずもない、相変わらずタイガーちゃんはラフなかっことかしたがらないし、この糞暑いのにジーンズをスタッヅベルトでがっちり止めて、上にはウェスタンシャツ
そしてトレードマークのネクタイは欠かさないのだ、そんなに僕は信頼されてないんだろうか?
「当たり前です!最近としあきさんはたまに訳のわからないことを言って私に襲いかかってくるのです。」
そんな彼女も今日はネクタイを普段より更にルーズに掛け、胸元を大きくはだけている、というか、さっき僕がそうしたまんまだ。
「電気屋さんはいつ来るんですか?私このままじゃハングしちゃうですよ!!」
「それがね、冷房工事が立て込んでて来週だって・・・。」
「来週!?来sうひゃひゃ〜!たりらりらんらんパパヤパ〜!!!!」
「タイガーちゃん!」
「ネムッタラシニマスヨ!ネムッタラシニマスヨ!」
猛烈な勢いで逆立ちをしながらタイガーちゃん絶叫、だけどXPをレガシーにした最強のOSなのできにしない
645名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 03:04:45 ID:y4JBV5id
んなこたぁない
「もう!」
僕は服を着せたまま水の張ってある浴槽にタイガーちゃんを放り込んだ
この子の体調がリビングにある筐体とリンクしているとはいえ
まさか筐体を冷蔵庫にぶち込むような愚行はさすがに三流大学に通ってる僕でもしない。

「あぶぶぶ!わぁ!としあきさん!としあきさんみてほら夏がいっぱい!!」
「少し頭を冷やしなさい、まったくもう、こっちだって暑さで限界だって言うのに。」
そんなとき玄関のチャイムがとしあきの神経を逆なでするがごとく粗い電子音のベルを鳴らした。
ぴんぽ〜ん
「は〜い」
でもそんな不快な客に嫌な顔一つせず、僕は持ち前の愛想の良さで精一杯の笑顔を無料で提供すべく玄関に出てみると。
「こんにちは〜、ふたばとしあきさんですよね?」
「そうですよ、なんで名前知ってんの?」
「僕は凄狂新聞の者なんですけれどもぉ」
「ばかやろううるせえかえれくず、てめーみたいなはうんこさっさと原子炉の灰になればいいんだははははっっはは!!!!」
バスバスとドアが変形するような勢いでドアをぶん殴りまくるとしあき
目を白黒させてその場から走り去る新聞勧誘(布教担当)員
今年の夏は、こうも人を狂わせるのだった。
646名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 03:08:45 ID:y4JBV5id
「・・・日本の夏はどうもよくないな、フィリピンともタイワンとも違う暑さだ、ふう。」
銀色を基調として黄色のストライプの入った列車は、するすると静かに駅に滑り込んだ、日本の列車というのは本当に品質が高い
不快な落書きなどどこにも見あたらない、そのうえ車内にたむろしているギャングスタの姿など探すまでもなく見あたらない。
何よりも彼を驚かせたのはその時間の正確さである、これほど細やかな国民性ならばその「萌え」なる謎の感情を生み出すこととて不可能ではないかもしれない
なによりこの国の祖先達は、唯一アメリカ本土を未曾有の恐怖におとしめた者達である、一筋縄には行かないだろう、そんな風に身構えてナリタに降り立ったジョブヌであったが
それは取り越し苦労であることにすぐに気がついた、明るい人々なのだ実際、慎みがあってでも陽気な。
そんな日本人の人間性にどんどんジョブヌは惹かれていった、そしてついに、ニッポン最大のターミナル駅
シンジュクで彼は切符きりをやっているWindowsOS娘に遭遇したのだ。
彼女曰く、生まれは東京都千代田区内神田通称「秋葉原」つまりは「アキバ」だそうだ
ジョブヌにはその名に聞き覚えがあった、たしかあれはオタク・コンベンション常連の部下だったか。
「秋葉原って言うのはな、キリスト教徒からしてみればイスラエル、イスラム教徒からして見りゃメッカみたいなもんだ、ホント秋葉原は最高だったぜ!」
日本帰りの彼は、そう言っては周りのオタッキーな社員の羨望のまなざしを受けていたっけか
もちろんその羨望のまなざしにはじぶんの物も含まれていることは言うまでもない。
話を本題に戻そう、そのOS娘の話によれば
どうやらその娘の仲間というか兄弟も大量に「アキハバラ」をはじめとした日本各地にいると言うことだ。
そして結局、その情報がこうしていまジョブヌを秋葉原デパートの改札口に立たせているのだ。
ピッ!
日本人のほとんどが財布を改札機に押しつけて出場している、ははぁ、これが噂のIC式プリペイドカードか。
「さてと・・・まずはどこへ行こうか・・・」
改札機の前で感心するジョブヌの隣を、見覚えのある金髪の少女とやさしい顔立ちの青年が通り過ぎた。
647名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 03:11:01 ID:y4JBV5id
「それでねとしあきさん、インテルのCPUはみんな爆熱だって言うんですよ?
私だって好きでこういう風になった訳じゃないのにひどいと思いませんか・・・。」
「でもねタイガーちゃん、正直このままほっておいたら部屋の温度がタイガーちゃんの体温で40度超えちゃうし・・・。」
「うぅ・・・ごめんなさいです・・・。」
なんだと?タイガー?
「で、今日はどこへ行くんですか?」
「そうだね、とりあえず低速煩悩さん行って、タイガーちゃんを見せてからどうするか決めるよ、まだIntelMac娘は少ないからね。」
「はぁぃ、はやくAMDのプロセッサをつかえるようになるといいのになぁ・・・。」
「でもそしたら体をすげ替えなきゃ・・・」
「その間はディスクに待避してればいいんですよ、簡単簡単。」
「そっかぁ、Macってべんりなんだね。」
「マックに限りませんが・・・知り合いのぺけさんは起きてみたらCカップがFカップに・・・・」

Macだ!あきらかにあの子はMacOS]だ!OS]にもOS娘はいたんだ! 
金色のポニーテール、しゃれっ気と小生意気っぽい感じな真っ赤なネクタイ
吸い込まれるような青い瞳、あどけない顔たち、でもぽよんとしたおむね。
どれもこれもジョブヌが思い描いていた「Tiger」だった。
ジョブヌ探検隊、極東のオタク奥地に虎娘を見る!!よし、今度のブログの更新はこれで行こう。
ジョブヌは光速で改札を抜けると、すぐ横のUNOQUNOでオタクデニムとオタクトップス一式を買い込んで
隕石級の早さで着替え(変装)を完了し、二人の尾行を開始した。

これは、結局あれだけ決心したようなことをコイておきながら全く進展のない
チキンな二人のターニングポイントな物語ですのだ。
648>>480:2005/08/31(水) 03:11:56 ID:y4JBV5id
うわ、ワードの白紙モードで作業したら行が長すぎら。
ごめん。
649名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 08:48:41 ID:5kzz/bj1
 素 晴 ら し い !
650まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/08/31(水) 09:53:20 ID:Ny08edTa
せっかく風邪押して書いても
直後こんなGJなの出されたら
意味ないじゃないか!!

パブロン ルル 医者でもらった解熱剤 卵酒 ユンケルで乗り切りました。
病院いったら寝てなさい言われたけど仕事が。。。
死んだら医者の責任じゃなくて自己責任です。
651名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 16:16:46 ID:tdFAxiFZ
niceガンガリ
652名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 23:38:11 ID:725M0x82
>480
面白い。乙
いい味がでてるな
653名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 13:05:19 ID:mKTlo8U3
10人分のGJ
654名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 13:20:57 ID:FnZVlO8m
そいつはどっちにだ?
俺はまつ氏のシチュに萌えたが。
655名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:28:20 ID:ZWXFr84n
両方に決まっておろうが。
特に、まつ氏は身を削ってまで投稿してくれたんだぞ。
656名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 10:14:30 ID:1LhQcRsf
ホッシュ
657名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:36:28 ID:m1bTTZEs
ラリリリリリリッ!ラリリリリリリッ!
「はいもしもし、ゲーツです、何?」
「ウィンドウズなんてたいしたことないね!OS]にもOS娘がいたぞ!!」
「ジョブヌか?何だって?ちょっとまった、ここじゃまずい、今こっちで専用回線に回す、待ってろ。」
ブツンと通信が切れ、すぐに明瞭な声のゲイツが電話口に姿を現した。
「どういう事なんだジョブヌ、詳しく話を聞かせてくれよ、きかせてください。」
「いいだろう、今俺はその娘とその子のオーナーの後をつけてる、どうやらペンティアムDに悩まされているようだ・・・。」
「うん、だろうね、最近のユーザーはよっぽどのことがない限りみんなAMDのプロセッサを使っているよ・・・。」
「そうか・・・、失敗したな。」
「まぁ君の経営上のミスなどどうでもいい、とりあえずどうなんだそっちの状況は?」
「OS娘は確かに存在するけど、これはやはりあらゆるOSにおいても日本語版の物しか確認できない・・・それと、それなりに市民権は得ているようだ。」
「ふんふん、そうなのか・・・、それじゃあとりあえずそのMacのOS娘とやらを追ってみろよ、なんか出てくるかもしれない。」
「わかってる、だから今こうして追っかけてるんだ。」
「そうか、それじゃあ、12日から1」
ブツン
さて、見失う前にさっさと二人を追いかけよう。
658名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:37:15 ID:m1bTTZEs
「としあきさん、本当にこんな所にパーツショップなんてあるんですか・・・?」
「うん。」
「どう見てもシシカバブやさんですよ。」
「2階だよ。」
「ほんとですかぁ・・・。」
ドリフのセットのような急な階段を登ると、その店はある、低速煩悩、僕が親父のパソコンを無断で弄り始めたのも、秋葉原で一番最初に来たパーツショップもここだ。
「いらっしゃいませ、双葉さんどうも、ご無沙汰です。」
「こんにちは、この前はどうもお世話になりました。」
人の良さそうな店長は僕に会釈をすると、僕の後ろにいるタイ「あれ、としあきさん、私が初めてのパソコンじゃなかったんですか?」
「いやね、実家の親父のPC98いじり倒してたから、そのころから知り合いなの。」
「へぇ、そうするととしあきさん結構長い間パソコンを弄ってるんじゃないですか?」
「そうなるね、最初の頃はHDDすら無かったっけか。」
ずーっとタイガーちゃんを不思議そうな目付きで眺めていた店長は、ハッとしたように目を丸くして叫んだ
「双葉さん!この子は、この子、もしかして・・・。」
「MacOS]Tigerです、店長さん、マスターがお世話になってます。」
「へ〜!!IntelMacOS]じゃあ君が一番最初だよ、この店に来たのは。」
「わぁ、やった!」
659名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:39:03 ID:m1bTTZEs
タイガーちゃんよっぽど嬉しかったんだろうか、さっきまでうさん臭がってた店の店長ともう意気投合してる、まぁタイガーちゃんのこういう気分屋な所がかわいいんだけどね。
ただ、やっぱり元気で気分屋な暖房器具は勘弁してもらおうか。
ガーちゃんをまじまじと見つめ始めた。
「それで、今日はどういうご用命ざんすか・・・、まぁ大体予想は付いてますけど。」
「ええ、爆熱なんです。」
「でしょ、EEとかDとか入れた人みんなウチ来ちゃ忍者とか買ってくけど、結局下駄履かせてPenMとかにするみたいだね。」
「うぅ・・・ごめんなさい・・・。」
所在なさげにタイガーちゃんが目をそらしてネクタイをくるくるしている。
「あのねタイガーちゃん、タイガーちゃん決しては悪くないんだよ、数は少なくてもいいOSなんだし、胸張って威張ってなさい、そんなに自信なさげじゃ双葉さんがかわいそうだよ。」
店長さん・・・。
「え・・あ・・・は、はい!」
ぱっとタイガーちゃんの顔に花が咲いた、店長さん、ありがとう。
「そうだよ、僕は君に惚れ込んで君にしたんだから、だからさっさとエロゲやら」
ぽこぽこ
・・・冗談なのに。
「ごめんなさい。」
660名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:40:25 ID:m1bTTZEs
その光景を、ドロドロになったチーズのようなデレッとした顔でi-podに録音している人物があった、ジョブヌである。
これはおうちに帰ってから50回ぐらい聞こう、あとゲーツにも送りつけてやる。

「とりあえず、この子ちょっと熱持ちぎみだから、水冷組んじゃうなりなんなりしないとこっちもあがったりなんですよ。」
「そうでしょうねぇ、でも結構小さめの筐体にこれだから・・・、うーん、あんまり大きなクーラーも積めないし、難しいなぁ。」
「うぅ。」
「よし、ガス冷行こう、ガス冷。」
ドン!と机の上にユニットを置く店長、どれどれ・・・・。17万?
「安いねぇ、17万だってタイガーちゃん。」
「そうですね、日本の国家予算のええと・・・。」
「買えるわけないでしょそんなの!」

「あの、落としましたよ。」
ん?なんだこりゃ。
眼鏡の外人が妙な黒い箱を僕に差し出している、テロか?
「だから、落としましたよ、はい。」
「僕のじゃないんですけど」
「おとしました、おとしましたよ。」
「・・・・気味悪いな」
あれ、どこかで見たことあるなぁ。
パパ?まさか。
私はその男をまじまじと見たけど、前に見たことがあるような気もするし、そうでもないような気がするし
何にせよ私のハイクオリティwwwwwwwwwな検索にも引っかからないんだったら見たこと無いのか、な〜んだ。
661名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:42:18 ID:m1bTTZEs
「それでは、ばいばい」
男は結局その妙な箱をおいて消えてしまった、なんだこれ。
「店長、なんでしょうこれ。」
「開けてみたら?」
「ほい。」
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
「利明さん大丈夫ですか!!??」
「タイガーちゃんチャタってるよ、しかも名前間違えてるし。」
「すいません、びっくりしてたもんで、で、中身は何だったんですか?」
「見てみなよ」
「30万ですね。」
「ほう。」
「正確に30万あります。」
そのころ、ジョブヌはシシカバブ屋の前で空の財布を見つめていた
「これでいいんだ、これで、俺にはキャッシュカードがある。」
目尻に浮かんだ男の汗が、昼下がりの秋葉原に散った。

あつあつタイガーちゃんの改造計画、のっけからうまく行きそうだ。
662名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 10:22:17 ID:a4+EdgLY
gj!
ジョブヌ、あんた良い奴だよ。
663名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:50:01 ID:QMUCNQ53
よくみてみると、ドラッグアンドドロップで文章が切れてるな
すんませんです
664名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:45:17 ID:2QeF+s9Q
おもすれー

ゲーツとのやり取りがおもすれー
665名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 22:55:36 ID:oAk4kL1H
ジョブヌとゲーツとの対談が楽しみな俺がいる。
いや爆熱ゴッドタイガーちゃんも好きだぜ
666名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 08:11:51 ID:TQwYnmJf
hosu
667名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 17:29:49 ID:glL+yXGX
結局それから数時間経った秋葉原のノレノワーノレ店内。
「なんか今日はたくさん買い込んじゃいましたね、持って帰るの大変だなぁ。」
狭い通路にうずたかく積まれたガス冷をキットをはじめとしたIT関連の製品が通路を塞いでいる。
それなりにわかってる人ばかりなので、ガス冷キットを見つけるとみんなぎょっとしたような顔をしている、さっきから向うの方の席の人やアルバイトのお兄さんがきょろきょろとこっちをみている
多分タイガーちゃんが珍しいのもあるんだろう。

ナポリタンスパゲティーをもぐもぐほおばりながら、タイガーちゃんがキーボード専門店「ニューテック」で買ってきたアルプヌのキーボードをぽちぽちと押している
「こら、お行儀悪いよ、ちゃん
そんな僕もタイガーちゃんの新居のSCSIハードディスクをじろじろ眺めながらホットサンドにがっつくのだ。
「ピンク軸ふわふわ〜、お姉ちゃんたちはみんなこんないいキーボードを使ってたんですねぇ、もちもち、うふふふ。」
聞いちゃいない、いつもお行儀のいいタイガーちゃんだけどレアものキーボードには目がないみたいだ、僕の好みが伝染したかな?
「シリコングラフィックスの奴も安かったけど、なんであれにしなかったんですか?あのロゴにはかなりのセンスを感じますよ。」
「でもタイガーちゃん、ファンクションキー足りないじゃん、それにミネベアのメンブレンの奴が家にあるよ。」
「・・・えぇ、でもビッグフットがいいなぁ、それにむりやり使おうと思えばつかえるんですよ、いいなぁ大理石。」
結局あのキーボードは僕が店のおじさんと喋ってる間に坊主頭の高校生とおぼしき少年が買って行ってしまったけど。
まぁとりあえず、規格があわないのはUSB変換器でどうにかするとして・・・。
すこしキーボードに金を掛けすぎたけどタイガーちゃんが喜んでるからいいか。
「は〜、美味しかった!」

ラリリリリリリッ!ラリ
「はいゲーツです」
「ジョブヌだ。」
「ああ、なんかあったの?」
「とりあえずな、まずはプロキーボードをボロクソに言われた」
「だからどうした、君の経営の愚痴なんざ聞きたかないよ、第一みんながみんな純正キーボード使うわけ無いじゃないか。」
「うう・・あれ結構金掛けてるのに・・・わざわざに倍近い金だして昔の拡張キーボード買っていくこと無いじゃないか・・・。」
「ああ、昔のキーボードか、日本人には多いよ、メンブレン嫌いな人」
「ん?なんで?」
「日本人とかドイツ人は細かいんだよ、メンブレンがグニャグニャするから大嫌いって奴もいるからね、理解できないよ。」
「・・そうか、でもそうしたらなんで昔のキーボードを買って行ったんだ?」
「それはね、メカニカルでもスイッチが違うんだな、あれだよほら、タイワンでアルプヌがいろんな色のスイッチ作ってたじゃないか」
「・・・ああ!あの最初の頃に作ったあれか、そう言えばそうだ、あれは金がかかるんだよな。」
「それだけ作りがしっかりしてたんだろ、うちもヴィスタが出たらエルゴノミクスのメカニカルを・・・・やべ。」
「なんだよヴィスタって?」
「関係ない、関係ない・・・社長!まだその名前は出さないでって言ったでしょ!!」
「だれだおい、なんか混線してるな」
「いや、こっちには聞こえないな、おっと猫が電話線を」
ブツン!
668名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 17:30:24 ID:glL+yXGX
「ちぇ、なんだよまったく、OS娘もご飯食べるって教えてやろうと思ったのに」
ジョブヌはいまとしあきたちが入ったノレワーノレの下のガードレールに腰掛けて、アキハバラ名物の缶おでんを頬張りつつ
可愛い娘とその主人を下から眺めていた、どうやらあの30万円はかなり有効に使われたみたいだ、よかったよかった。
「さぁて、とりあえず彼らが出てこないことには尾行もできないな、ふう、暑い。」

それにしてもな、ゲーツが送ってきたあの写真、たしかにOS娘の艶姿だった・・・。
じゃあ何か?俺の娘もああやって夜中あの男に剥がれてるのか?
だけど、要はそう言うことができて初めてできあがる統合インターフェイスと言う奴だよな、あくまでああいう形の商品・・・。
でもやっぱりなんか嫌だな、それでも逆にそれが我が子が成熟している証だとするならそれが嬉しくもあるような気がする。
ジョブヌは大きく一つため息をついて、ガードレールから腰を上げた、目の前の建物の2階ではとしあきとタイガーは昼の食事を楽しんでいる
手持ちぶさたになったジョブヌはそのもやもやをもみ消すように、隣に突っ立っていたジャンク天国の制服を着たXPに話しかけてみた。

まぁ彼の一連の複雑な心配は皆杞憂に終わっているのは読者諸兄からすれば言うまでもないことだが。

「ふわ〜、おいしかったですねぇとしあきさん。」
「そうだねぇ、それにしてもこの荷物、これからどうしようかな・・・」
「持ちますよ、うんしょ・・・うぐぐぐ・・・」
重いガス冷キットやその他諸々を持ち上げようと、タイガーちゃんは顔を真っ赤にしながら大きな段ボールにしがみついたけど、ガス冷キットはびくともしない。
「ほらほら、無理しなくていいから、ね。」
「・・・ごめんなさい。」
隣を通り過ぎる荷物をどっさり持ったぺけ男を横目で見ながら、タイガーちゃんはしょんぼりとしたように言った。
「いいんだよ、僕はタイガーちゃんがいるだけでいいんだから。」
仕方ないよな、こんなにシェア伸ばされちゃ僕みたいな好事家しかMacなんて使わないし・・・。

としあきが大きな段ボールを持ち上げると、その後ろにキーボードを持ったタイガーが続いた、そしてその後ろに眼鏡の経営者も続いた。
669名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 17:31:15 ID:glL+yXGX
がちゃん!

「ふぅ」
「はぁ、はぁ」
「がんばったねぇ。」
僕とガス冷キットをかわりばんこで持っていたタイガーちゃんは、肩で息をしている。
「今何か冷たい物持ってくるから、ちょっと待っててね。」
「ありがとう、としあきさん・・・ふにゃ。」
そういうとそのままタイガーちゃんはフローリングにぺちゃんとなってしまった。
さすがのタイガーちゃんもこの暑さには参ったらしくて、白いシャツの端っこを縛っておなかを出している・・・うっすら腹筋・・・。
ぽやぽやと顔が温かくなってきてしまった、またタイガーちゃんに怒られるな・・・、僕がおなかフェチだって知ってるのにああいう事するんだから。
僕はラムネの栓を抜いてぺっちゃんこになっているタイガーちゃんに渡した、ラムネもタイガーちゃんの好物なんだ。
「ありがとうございます・・、としあきさんも顔が真っ赤ですよ・・・ふぅ・・・ちゅー」
タイガーちゃんはうまくラムネが飲めない、僕も小さい頃ああいう飲み方をしていたっけ、ガラスでできててあんまり飲み口が小さいもんだから一生懸命すっても出てこないし
傾けすぎるとびーだまがじゃまをしてラムネが出てこない、一度あれをがぶ飲みしてみたいなー、と思って、初めてのお小遣いで買ったのがサイダーだった。
だけど、別段味が違うわけでもないのになぜかサイダーは味気ない感じがしたなぁ、だから僕はそれ以来夏になると割高でもラムネを飲むようになったんだよな・・・。

ラムネびんをくわえたり傾けたりしながら格闘するタイガーちゃんを横目に、僕も自分の分のラムネの栓を開けた、ぽん!とはじける音がして瓶からラムネが出てくる。
ちょうどいい高さを見つけたみたいだ、タイガーちゃんは両手でびんを持ちながら美味しそうにラムネを飲んでいる、顔にうっすら朱が入ってるからちょっとエッチだな・・・。
ほのぼのタイガーちゃんを眺めているとしあきの頭の上に、排気口がある、そしてその排気口からは白い小型カメラが顔を出していた。

「何をしてるんだタイガーは!あの妙な飲み物はなんだ?みたこと無いぞ。」
羽の壊れた換気扇の下でスコープを必死に覗いているのはジョブヌその人である。
とりあえずあの飲み物はいいとして、これからあの珍妙なパーツをMacに装着するわけか、本体の変化がOS娘に与える変化を記録するいいチャンスだな。

それから少し経って。

さて、そろそろタイガーちゃんも落ち着いてきたし、ガス冷ユニット入れようかな。
タイガーちゃんは飲み終わったラムネのびんを抱いて眠っている、おなか冷えちゃうぞ・・・。
「タイガーちゃん?とりあえずガス冷ユニット入れるけど・・・。」
「はぁい、わかりました、やったやった、冷え冷えひえひえ〜」
タイガーちゃんは嬉しそうに歌いながらびんを流しへ置いてくると、すぐに戻ってきて僕が筐体のふたを開けるのを手伝ってくれた。
よ〜し、変えるぞぉ!
おりゃあっ、とケースのふたを開けると、ちょうど真ん中よりすこし左上にひときわ大きなファンが姿を現した、ギラつくIntelマーク
おお・・・これが・・・。凶悪なリテールクーラーか、うるさいくせに冷えない。
「おおお・・・。」
タイガーちゃんが目をまん丸くして丸いファンに見入っている、人間だと自分の内蔵を見せられてるようなもんだけど、全然嫌じゃないらしいな・・・。
「じゃあタイガーちゃんは座っててね、どっか痛いところあったらすぐ言うんだよ?」
「は、はい!」
ちょっと緊張したふうにタイガーちゃんはがっしりとケースの脇に体育座りをした、かわいいなぁ。
670名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 17:31:46 ID:glL+yXGX
「おお!ケースを開けにかかったぞ!頑張れタイガー!!」
「どれどれ、おお。」
いっぽう場面が戻ってこちらは換気扇の排気口下、ジョブヌは息をのんで冷却装置の取り替えを見守る、ゲーツもモニターしているようだ。
「ガス冷は-41度まで下げられるからな、そう言う使い方ならペンティアムDもOCで動かせるかもしれないな。」
「41度だって?結露の心配はないんだろうか・・・。」
「大丈夫だろ?Intel、入ってる。」
「糞ぉ、そんなにがちゃがちゃやってはずすなクーラーを!ピンがおれたら終わりだぞ!!」
「落ち着けよ、OS娘にとっては筐体に入っている《体》はすなわちただのツールだ、君のところのタイガーちゃんの根本的なその存在がどうこうすることはないさ」
「でもなぁ・・タイガー痛がってるぞ・・・。」
「そりゃある程度の筐体とのリンクはあるけどな、基本的にそれはIDEを伝わってくるだけだ、システムディスクがどうこうしない限りは大丈夫だ、安心しろ、MSジャパンのお墨付きだぞ。」
「ううう・・・。」
バキン!と音を立ててリテールクーラーがはずれる、画面の中でタイガーちゃんが転げ回っている
ジョブヌはとっさに手で目を覆ったが指の隙間からスコープの中をおそるおそる覗いている。

「あははははははは!くすぐったいです!としあきさん!くすぐったいよぉ!!!!」
「ちょんちょん」
としあきがグラついたリテールクーラーをさわる、するとタイガーちゃんがぴょこぴょこはねてくすぐったがるのだ、これはおもしろい。
まぁいつまでも遊んでるわけに行かないや、さっさと取り外すか。
「よいしょ!」
バキン!
「うげ!」
「あはは?・・ぁ・・・んあああっ!あはぁっ!!」
すごい音を立てて一気にリテールクーラーが外れた、とおもったらタイガーちゃん色っぽい声を出してうずくまってしまった。
びくびく痙攣してる・・・。
「ひ・・・ひろいれす・・・はぁ・・・ん・・・としあきさ・・・。」
「ごめんねごめんね、すぐガス冷ユニットつけるから、ね、落ち着いて。」
「う〜、なんか・・・なんか変・・・変・・・な・・・なぁ・・・あぁぁ。」
「タイガーちゃん?タイガーちゃん!!」
様子が変だ、顔が真っ赤になってころんと寝っ転がってしまった・・・、あれ?
「としあきさん・・・・としあきさん?しってます・・・か?」
息も絶え絶えに、タイガーちゃんが僕に妙なフリを。
「だいじょうぶ?顔真っ赤だよ・・・、あっつくなっちゃって」
タイガーちゃんの体を触ってみると、そこら中が熱くなっている、あちち。
「虎ってね、ネコ科なんですにゃ〜!!」
タイガーちゃんよせよぉ!うわあ!
「うわあ!こらぁ!!」
671名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 17:34:26 ID:glL+yXGX
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!なんだこりゃ!タイガーちゃん!よっしゃ!押し倒せ!やれ!」
「ああああああああああああああああああああ!なにやってんだ!タイガーよせ!」
いくら叫んだところで聞こえやしないが。
排気口下で眼鏡の外人は首を上下に振りながらカッパのごとく絶叫するジョブヌ、通報されるのも時間の問題だ。
「統合インターフェイスというのはこういうもんだ、よかったなジョブヌ。」
「これじゃ逆レイプだよ・・・。」
「ほら、もう後はわかってるんだから、これ以上みてるのはゲスだぞジョブヌ・・・」
「でも・・・でも娘が!娘があの男に!タイガー・・・。」
「娘だというなら娘の好きなようにさせてやれよジョブヌ・・・
それにしてもクーラー取り外すと素直になるとはね、いやはやなんとも。」
「・・・わかったよ、モニターは明日からにしよう・・・・、ここの住所を記録して・・・、はぁ・・・。」
するするとカメラを引っこ抜くと、ジョブヌは足早に秋葉原のプリンスホテルへと帰っていった。

「としあきさんにゃ〜!!」
「たいがーちゃんおかしいよたいがーちゃん!やめろってこら!」
「・・・、んも〜!いつもいつもわたしがちょっとからかってるだけなのにすぐにあきらめちゃうんだから!
男だったらもっと押してきたらどうなんですか!!『いやよいやよも好きのうち』ですよ!」
タイガーちゃんの目の色がおかしい、ちょっと紫がかってるよ
碧眼だと感情で色が変るって聞いたことあるけど・・・わあ!
「タイガーちゃんやめて!だめだってば!けーーーーーーーーーーーーッ!」
ばちゃーん!
「ぶわ!うげー!風呂だぁ!」
「沸かしときました、一緒に入りましょう」
「水だよこれ!」
「知りませんそんなこと」
タイガーちゃんは脱衣所で服を脱ぎにかかってる
やばいよ、やばいってこれ!息子が反応している!僕ってMだったの?
全国の「」!たすけてーーーーーー!

つづく。
672名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 17:35:02 ID:glL+yXGX
ったくもう本当に
いつになったら改行がうまく行くのかと。

ごめんよ。
673名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 17:56:37 ID:Akjnedw1
いや、そんな、なんていうか・・・素敵だ
乙&GJ
674まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/09/18(日) 20:50:04 ID:vpbYYgiD
書いた

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675名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 22:04:16 ID:ezTrjaRy
GJ

なあにがタイガーだこのマカー野郎どもめえ!と憤慨していた漏れも
今やすっかりタイガーちゃんの虜に……
負けるなゲイツ、じゃなくてMicrosoftOSファミリー。
676名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 00:13:07 ID:SUQuQ2Ez
熱暴走タイガーたんの初めて、前がよいだろうか、後ろがよいだろうか?
677名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 19:46:51 ID:X/bYAomT
>>676
それはアナリストの漏れに対する挑戦状か?
678まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/09/23(金) 22:53:43 ID:R3iNMN+D
核煮に百合がいるな。



さて、ostan2.rtfが進まない訳ですがさせ子とタイガーたんの百合orフタナリでFA?
679名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 22:55:25 ID:R3iNMN+D
核煮に百合↓
核煮に偽
680名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 23:45:45 ID:8KfG1I86
パンサーお姉様に
「あんた、新参者のくせに生意気よ!」
とお仕置きされるタイガーたん希望。
681名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 01:14:13 ID:3joSND0j
スパンキング
682名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 02:09:38 ID:K/whWmLb
>>680
それをちー子がなだめようとするが、ひと睨みでだめっこの森へ帰って行く…
683480:2005/09/24(土) 16:36:39 ID:3joSND0j
上の話をエロス方面に持って行けないので、即席でエロス。
684480:2005/09/24(土) 16:37:12 ID:3joSND0j
「XPをレガシーにした…ねぇ?」
私の目の前に、ポニーテールの虎耳少女が椅子に縛り付けられている。
縛り付けたのはもちろん私
最初は
ちょっと最近小生意気な妹をイジるだけ…。
って思っていたのに、私の性格と嗜好の趣くところはは、そんな悪戯心を軽く超越していた。
「お…お姉さん…、どうして…?」
何をされるか分からない、そんな恐怖が少女を支配して止まないのだろう
少女は上目遣いで、普段からはまったく想像できない加虐的な顔つきで自分を見下げる姉を見上げた。
「あなたは最近、少々おいたがすぎるわ。」
私はポケットから写真を取り出して、妹に見せた。
「や…やぁ…。」
妹は顔を真っ赤にして目を逸らした、至極まっとうな反応だろう、彼女は紙の中で私の、いや私と彼女のマスターと目合っていた。
「最近としあきは貴女がお気に入りのようね?」
ぎゅっ、っとやわらかなほっぺたをつねる、この柔らかさが更に私の嫉妬心を煽った。
「い゛いっ…いたっ!いたいぃっ!」
大粒の涙をその瞳に溜めていやいやをする妹、この目で私のとしあきを!
私はこの子を許すことができなくなってしまった、同時に、胸のなかに甘いなにかがふわりと広がる感じがした。
「姉さん…ひどい…。」
「この泥棒猫。」
「そんな…。」
「みんなみんな憎たらしい…全部…あたしより」
ゆっくりと妹に近づく、次は何をされるのかと、そのおどおどした目が私に問い掛けてくる。
大丈夫よ、もう痛いことはしないわ。
この子はどんなな顔をするかしら?

「目ェ、閉じなさい」
「…。」
青い目の怯えが、更にその度合いを増した。
「分からないの?」
彼女の胸に手を掛ける、あら。
「ずいぶんと淫乱ね。」
「ぃ…いやぁ!」
天辺を摘んでみた、いい声ね。
「おとなしく目を瞑りなさい。」
観念したか、目は閉じられた。
私は足元のビンから黄色い液体を口に含んだ、としあきが買ってきた媚薬だ、私はこれで乱れてしまった過去がある。
可愛い声を聞かせて…。

口付け、戯れではない熱のこもったそれを交わす少女二人、もう止められない。

…微かな鼻息が私の鼻にかかった、その瞬間、姉さんの唇が私のそれと重なった、うそ…。
私は目を見開いた、姉さんは目を閉じてゆっくりと舌で私のくちをこじ開けようとする…、やめて…
685480:2005/09/24(土) 16:40:22 ID:3joSND0j
「んんーっ!!」
もちろん最初のうちは抵抗していたけど、姉さんの手がゆっくりと私の胸をもみほぐす動きに、私もだんだんほだされて来てしまった。
固く結んでいた唇から、ゆっくりと姉さんの舌が私の口を蹂躙すべく進入してきた、と同時に、なにか甘い液体が私の口に流れ込んできた・・。
私は絶対に飲み込むまいとのどを絞めていたけど、とっさに姉さんに鼻をつままれてしまった、もうどうすることもできない
姉さんが口を離してくれないと息もできないし・・・。
・・・も〜いっか。

「ん・・・」
彼女ののどがこくん、と小さな音を立ててそれを飲み込んだ、いい子いい子。
「はぁっ!げほげほ!はぁっ!あぁ・・・。」
すがるような目つきで私を見上げている、かわいい・・・。
「よく飲めました。」
「何!何なんですか今のは!」
妹は激昂した、女に口づけを許してしまったことがよほどショックだったようね、初な子。
「あなたの体が一番よく教えてくれるんじゃないかしら?これからね。」

「あ・・・、あぁ・・・・は・・はっ・・はぁっ・・・はぁっ・・・。」
程なくして、彼女は紅潮した顔を私に向け、蕩けた瞳を私に向けた・・・、そうよ、この目よ。
「何だったかしら?」
「あぁ・・・はぁ・・・、あぁぁ。」
「あらあら。」
私だってこんな風にはならなかったのに、すでに彼女の顔つきは私を獲物にしようとする虎。
これからこの目を屈服させ、そして女の子のそれに戻す・・・、考えただけで身震いがするわ。
「ねえ・・・さん・・・。」
「なあに?」
「・・・・ぐぅ。」
がくっと首を落として、黙り込んでしまった、いすの上はもう洪水のような騒ぎだ、淫乱ね。
「何よ?」
「ああああああっ!」
さっきのようにまた思い切り服の上から堅くしこったてっぺんをつまむ、さっきとは全く違う反応、顔は歓喜に満ちている。
「うぅ・・いたぁ!いぃ・・・。」
うわごとみたい・・・、結構ヤワね。
さて、こうしていてもらちがあかないし、そろそろ我慢も限界になってきたわ
私はゆっくりと彼女の手を後ろ手に結んでいる荒縄をほどき、彼女を解放した、だけどこれが裏目に出るとは・・・。

「ねえさ〜ん!!」
さっきまでぐったりしていた彼女は、束縛から解き放たれるやいなや、目の前の私の肩に手をかけ、そのまま地面に押し倒したのだ
「!!!  ちょっと!こらぁ!!!」
「えへへへぇ、どうでしたかぁ、ラリっちゃってると思ったんですかぁ?」
「あなた・・・芝居だったの?」
「そうでもないんですよぉ、最初キスされたときなんかはブッ殺そうかと思いましたけど。
でも姉さんに飲まされた妙な薬のせいここは大変になっちゃうし。」
そういうと彼女はするりと黒いパンティー、というよりパンツを脱いだ。
「こ!こら!降りなさい!!」
「だめですよぉ、こんなになっちゃった責任はとってもらいますからね、いくら姉さんでも許せないです。」
「うぅ・・」
686480:2005/09/24(土) 16:45:39 ID:3joSND0j
むぎゅーっと私よりちょっと大きめな胸が迫ってくる、ど・・・どうしよう・・・。
「かわいいです、姉さん・・・」
「・・・変態。」
「私、エッチな娘ですかね?」
「・・・そうよ!早く離れなさい!」
やだやだ!やばい!手が!てがおっぱいに・・・。
「でもぉ、姉さんのせいだし、それにこれどういうことですかぁ?」
かりっ
ああっ!しまったぁ!
彼女は私の乳首を思いっきり前歯で噛んだのである。
「んあぁああ!!」
恥ずかしくってどうしようもなくって押さえられている手をふりほどいて顔を隠す、だけどすぐさまその手は彼女に取り払われてしまった。
・・・許して、んで助けてパパ・・・。
「えへへへへぇ〜、もう逃がしませんよぉ〜!!!」
「あ〜〜〜〜〜っ!」

その日、としあきはひとりで今のソファで悶々としながら眠る羽目になったようです。
完。


後半やっつけすまんこ、まじめな話が書けません。
687名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 17:42:02 ID:05SSBn6L
>>480
gj!
タイガーちゃんの暴走っぷりがいいですね。
688名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 17:45:46 ID:ya6O2Y3T
('A`)マイカイマイカイゴジダツジダラケデゴメンナサイ、コノトオリデス。
689名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 15:53:47 ID:BMZ4E/Fn
GJ
690名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 07:24:11 ID:d81Xdj+p
めどいさんのSSを書きたくなってきたんだけど
ここでいいかな?
691名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 08:16:48 ID:z0+hzn0V
良いんじゃない?
投下ドゾー↓
692名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 16:26:12 ID:k1ywthSY
アポー板から来ましたが、タイガーたんの続きが気になります:(999)
693名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 13:42:19 ID:pxOLoMkS
タイガーたんのはなし、エロくできない…。
どうしよ。
694名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 17:22:35 ID:PQxF1bv0
>>693
エロく無くとも面白ければおkですよ。
695名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 12:57:11 ID:aAhHpCpl
同じく
696名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 13:52:28 ID:oriVJLor
ラリリリリリリッ!ラリリリリリリッ!
で、こいつ天才だと思った。
697まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/10/04(火) 19:00:53 ID:70TDgJDJ
小ネタ

今日もタイガーちゃんと2kは戦っていた。
目に見えぬ火花を散らしながら。
明日も戦っていた。
あさっても戦っていた。
一年たっても戦っていた。
2年たっても戦っていた。
すぐそこに、
世代交代の足音が聞こえていた。



。。。。。。。生きててごめんなさい
思いつきの小ネタを出した俺はアホかもです。。。。。
698名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 21:00:21 ID:KsLJsms9
最後の『世代交代の〜』にはワラタ。
699名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 02:53:11 ID:jEyKUWp5
>>54
98の御赤飯ってまだなの?
700名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 11:52:38 ID:vEoBsbqB
700ゲト&age
701名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 16:20:17 ID:yCiV8far
直接はこのスレと関係ないけど、読んでて何か感動したので。
ttp://d.hatena.ne.jp/kanryo/20050927#p1
702480:2005/10/13(木) 01:05:06 ID:F4B+ar3r
「今日やらなければ―」
の所にとても感動した、SS書きたいのに時間がない
もうちょっと子供の頃に本読んでたら今頃これで食えただろうに。

みなさんもうちょっと待っててくださいね。
703名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 14:59:33 ID:j2x/TjNw
わくてかわくてかわくてか
704名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 00:42:29 ID:VhDhLcnP
タイガーたんまだー?
705名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 07:39:17 ID:9thzliNV
神様…タイガーたん分が足らないんです…。
706名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 22:53:17 ID:q7ekB+zu
貴様等ぁ!95姐さんを忘れていまいか!?
姐さんを忘れると地の池地獄を見ることになるぞ・・・・って(;゜/ 
                                  /Д゜)
707名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:36:46 ID:ObMRBM4p
まつ氏とかどこ煎ったんだ
708名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 18:55:21 ID:2H208s2H
長期出張?
709名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 17:07:24 ID:mDIXDgtG
なんてこった、スレが沈む、age
710名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 17:37:56 ID:FbgHRT9F
神様カムバーック!
711名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 09:07:55 ID:YyaSi41P
このスレ和むな…
712480:2005/11/03(木) 03:14:51 ID:swYPg0VB
結局、あれから僕の顔面にキスの雨を降らせるタイガーちゃんにシャワーをかけまくって、どうにか事なきを得た
盛りのついた猫に水を掛ける要領だ、おかげでこっちもびしょびしょになってしまったので、気絶したタイガーちゃんを部屋に
放り込んでおいてシャワーを浴びてきてさっさとガス冷却ユニットをつけてしまった。

それで、タイガーちゃんは今僕の横で眠っている、多分ガス冷却ユニットをつけたから低血圧になってるんだろう、むしろそうであってほしい。

・・・本当にパートナーになるって難しい事なんだなぁ、本当に大切な一線を超えるんだったらあんないいかげんな超えかたしたくないし。
なにより酔っ払ったりして正気じゃない女の子を手篭めにしちゃうなんてやっぱり僕にはできない。

とりあえず何にせよ、タイガーちゃんがさっき言ってた事が本当なんだったらきっといつか・・・。
太陽が翳ってきて開け放った窓の網戸を茜色に染めている
風が少し肌寒くなってきたな、もう秋か、こおろぎの声がする、タイガーちゃんが家に来てからもう三ヶ月もたつんだ。
最初はどうだっけ?
ああ、そうだ、Macでギャルゲやろうとしてたんだよな、それでタイガーちゃん怒っちゃって
どうなることかと思ったよな、でもどうにかなる物なんだよな
結局あんなにつんつんしていたタイガーちゃんがここまで僕のことを好いてくれるようになった。
ハンバーグが好きだってこともわかったし、お花が大好きだってこともわかった、おかげでいま小さな庭には綺麗な鉢植えばかりだ。
徹夜でレポートを手伝ってくれたこともあったし、その時に初めてディープキスしたのも覚えてる。
タイガーちゃん三か月分の変化は僕にはあんまりにも大きかった。
ジョブヌの可愛い虎柄決戦兵器・・・。
「そろそろご飯だよ」
祈るような気持ちで呟く。
「・・・なんだ、狸寝入りばれてたんですか?」
・・・ああ・・・神様!
「顔が笑ってたもん」
本当はすごく心配したけどね
「なーんだ。」
そんな僕の心配をよそ目に、タイガーちゃんはぎゅーっと伸びをして、大きくて青い目を擦った
ちょっと顔が赤いのがもうなんともいえないぐらいかわいらしい、できるなら今すぐぎゅーっと抱っこしたい。
713480:2005/11/03(木) 03:15:49 ID:swYPg0VB
「今日はハンバーグだよ。」
「わー!ほんとですか!?」
「本当だよ、さあ、お皿ならベルの手伝って」
「わーい!はんばーぐはんばーぐ!!お皿お皿〜♪」
・・・よかった、元通りだ。
元通り、これが一番だね。

「としあきさぁん!はんばーぐがぁ!!」
「うわあっ!」
タイガーちゃんの声にびっくりして台所のほうを見てみると、ハンバーグのフライパンからもくもくと黒い煙が上がっていた
「わーっ!地獄絵図だぁ」
「こげくさー・・・。」
鼻をつまむタイガーちゃん、真っ黒焦げになったハンバーグとタイガーちゃんのふっくらしたほっぺたが対照的で
なんだか笑いがこみ上げてきた、タイガーちゃんも笑っている。

「ふふふ、あはははは!」
胸に飛び込んでくるタイガーちゃん、すかさずそれを受け止める。
「としあきさんごめんね、私どうかしてました。」
「それはわかってるよ、お帰り、タイガーちゃん。」
「でもとしあきさん、女の子はそういうことはあんまり口に出さないんですから、モーション掛けられたら戸惑っちゃダメですよ」
いたずらっぽくタイガーちゃんが僕の鼻をつまんだ、いててて。
「はぁい、わかりました。」
「うん、よろしい!」
そして唇を重ねてぎゅーっと抱き合う、タイガーちゃんの目じりには小さな星が光っていた、本当に無事でよかった。
そうこうしているうちにその星は一つ二つ、そしてたくさんに分かれてまるで天の川みたいになった、無事でよかった。
抱きしめる力を強めた、タイガーちゃんもそれに習って・・・。

ハンバーグ焦げちゃったな、今日はどこかおいしいものでも食べにいこうかな?
ねえ、タイガーちゃん?
714480:2005/11/03(木) 03:24:01 ID:swYPg0VB
私はね、時々考えるんですよ。
本当に今までの人生の中でこの劇中のとしあきみたいに
こんなにも他人が好きになったことがあるかってね、それがたとえ片思いでも。

何でか私はいつのまにか人間自体が嫌いになってしまったのか、そのせいで結局職業を狭めてしまった。
他人といると無条件に憎しみが湧いてくる時っていうのがある
何よりもそれは相手に対して不愉快な思いをさせるし自分でも結局疲れてしまう
だけどそれを表面に出せないから必死に喋り捲ってカバーする
結局面白い奴だって言われて工房の頃は馬鹿なことばかりやっていた。

でも社会に出てからじゃ以前の仲間みたいな奴らともだんだん疎遠になってくるし
なにより学校という環境にいたときよりも人間関係というのは薄くなる。
それを望んでこの職業を選択したはずなのに、気づいてみれば商売道具のこのパソコンで寂しさからこんなSSを書いている自分がいる。

長い間を開けてしまって大変申し訳ありませんでした。
改行もめちゃくちゃで本番もないSSになってしまいましたが、どうぞ読んでやってください。
715名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 08:06:16 ID:vqx2GCIk
君は僕に似ている('A`)人('A`)

タイガーたん禿よかったーよ。
純愛ラブラブ物大好きな甘党な俺FMV。
また気が向いたらいつでも来なよ(`・ω・´)
716名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 03:11:06 ID:ldLCyg9p
>>714
貴方の描くタイガーたんととしあきが微笑ましい…GJ
717名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 18:52:00 ID:XyGsWh4E
てst
718まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/11/04(金) 18:55:33 ID:XyGsWh4E
↑規制解除を見たかっただけなのにageちまった。。。。
なんか先を越されて二番煎じ感満載ですが投下です。
719まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/11/04(金) 19:21:17 ID:XyGsWh4E

急に鬼畜系のインスピレーションが沸きました。
敏明とけんかして出て行って某愛知県名古屋市栄のネットカフェでバイトをしようとするもいかがわしいサービスを無理やりさせられる
そんなタイガーたんのお話です。


どう見ても駄作だと思います。本当にありがとうございました。



「はぁ、まったくもう。。。。。」
ため息をつきながら、今しがた飛び出してきた双葉家のある方角を見る。
2kが仕事でいないのをいいことに、敏明がタイガーちゃんを襲ったならまだしも、エロゲをやろうとして、
し、タイガーちゃんが正当防衛で筐体をぶつけ、飛び出してきたのだ。
敏明は真っ赤になって動かなくなっていたが。

「よう姉ちゃん、どうしたんだい?」
「いえっあのっ。。。。」
ちょっと頭の軽そうなそうな若者が話しかけてきた。
「どうせ家出かなんかしてきたんだろ?いいバイト先紹介するよ。お金持ってないんだろう?」
確かに財布には500円しかなかった。
でも、体まで売りたくない。
「まさか、風俗じゃないわよね?」
「いや、インターネットカフェだよ。そこで仕事をする人もいるらしくてね、君はそんな人を手伝ってくれればいい。
「そう、それなら。。。。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


車で連れてこられたのは錦3丁目の雑居ビル。表にはインターネットカフェの看板。
例の若者は店長らしき人に話をしていた。
「じゃあ、これ、紹介料。」
「どうもー」
「手ぇ、つけてないよな?」
「大丈夫っす。」
「そうか。。。じゃぁ今日から使わせてもらうよ。今度は大人っぽい女性がほしいっていう客がいるんだ。何とかしてくれ。」
「わかりました。どもー。」
くるりとタイガーたんのほうに向き直り、打って変わってスマイルで話しかける店長。
「じゃあ、早速部屋で働いてもらうけど、”当然”ワードやエクセルは入ってるよね?」
「えっと、うちではマスターがエロゲしかやろうとしなかったので、入ってません。。。。」
大仰にのけぞり残念だという顔をする店長。
「あちゃー。それじゃ雇えないよ。だけど、特別に、本当は20万円のオフィスを、10万円で入れてあげるよ。」
「でも、そんなお金ないです。。。」
「働いて返せばいいじゃない!うちならすぐ返せるよ。!さ、ここにサイン。」
いわれるままにサインをしたタイガーちゃん。
「27番ブースにいって。あ、備え付けのコーヒーは飲んでいいよ。」
そういい残して、店長は出て行った。


27番ブース。
そこはディスプレイといすとなぜかベッドとよくわからない箱。それにコーヒー。
とりあえずコーヒーを飲む。

数分後、電話がかかって、お客が来ることが伝えられる。
720名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 19:23:39 ID:XyGsWh4E
果たしてドアから出てきたのは、どう見ても仕事をする雰囲気ではないおっさん。
「お、なかなかかわいいじゃん。じゃ、早速はじめようか。」

タイガーちゃん、何を言ってるのか理解できません。
「つまり、こういうことだよ。」
「もぐぁっ!あふぅ。。。。んはぁっ!」
「ちょっときつすぎたかな?」
「んぶぅ。。げほっげほげほ!はぁはぁ。。。何するんですかぁ!」
いつの間にか服を脱いだ男が答える。
「なに、ちょっとおちんちんを咥えてくれるだけでいいんだよ。ほら。。。。」
「いやぁ・・・んむっ!ひやらあ。。。。」
無粋なペニスを、タイガーちゃんの口に近付けていく男。
小さな口を、としあきもまだ犯したことのない領域をいともたやすく侵していく。
最初に亀頭が入り、ぬるぬるとした動きで、見知らぬ男のペニスが入っていく。
頭のかわいいトラ耳がぴくぴくと震える。
「ほら、舌動かして。裏もなめろよ。」
「ふぁい。。んっ、んぅっ」
じゅぷじゅぷと卑猥な音を立てながら
「あー気持ちいい、出るぞっ飲めよっ!」
具体的に何が出るのかはわからなかったが、なんだかまずそうだと思ったタイガーちゃんは唾液と先走りの液で
ぬれていたペニスを離そうとする。が、頭を固定され、無理やりに押さえつけられる。
「ちゃんと飲んでよ?あっ出る!」
びゅるるるるっびゅくっびゅくびゅく。。。。。。。
かなりの量の精液が口に放たれていく。
男がペニスを抜いたとき、吐き出してしまおうかとも思ったが、怖くなって飲んだ。
「んっ、ごくん。。。。うう〜おちんちんからなんかでたぁ〜。。。苦い〜。。。。」
721名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 19:25:17 ID:XyGsWh4E
それを見て男はにやりと満足そうに笑うと、墨においてあった箱からさっきタイガーちゃんになめさせたのをかたどった
棒を出してきた。
恐怖に目を見開いたタイガーちゃんのおまんこに、ゆっくりそれをうずめていく。
敏明との経験はあるとはいえ、張り方を入れられたのは初めてだった。
「い、、いやー!やめてー!!いや、、、、ん、、、や、やめてぇ。。。んあぁぁ!」
男は奥まで入れると、いったん動作をやめて、タイガーちゃんが落ち着くまで待った。
快感が落ち着いたころ、リモコンのスイッチをおもむろに{最強}に入れた。
「へ、、いやーーーーーー!やめてぇぇえぇ!壊れちゃうう!」
トラ耳が激しく揺れ、顔を真っ赤にして叫ぶ。
男は、そのままトイレに入り、タイガーちゃんはその間あえぎ続けた。
10っぷんほど経っただろうか。トイレから男が出てくると、タイガーたんの青い目はどこも見ていないような焦点の合わない目をしていて、
口はだらしなくあいて、ベッドはしけり、まだうなっている
張り方の周りは、ぐちょぐちょになって柔らかくなっていた。
「さすがにこれじゃあやる気しないよなぁ。。。。」
男はそういうと備え付けの媚薬入りコーヒーを汲んできて、タイガーちゃんのまだ精液が残っていてべたべたしている口に流し込んだ。
唇に触れたカップから精液が糸を引いた。
「んっ、なんか、、、変な気分。。。。」
男はにやりと笑うとベッドに手をついて尻を向けるよう命じた。
もはや理性のほとんどないタイガーちゃんは、そうすればもっと気持ちよくなれると察して、応じた。
「ほーら、知らない男のおちんちんがタイガーちゃんの中に入ってくよ〜」
「ふみぃ!あぁぁ。。気持ちいい・・もっと突いてぇ!あたしのおまんこに入れてえっ!」
いわれるまでもなく、男は大きく腰を動かしていた。
「タイガーちゃんの中、絡み付いてくるしとってもキツイよ。ほら、タイガーちゃんも腰動かして」
「はあい♪」
室内に響くのは淫猥なぐちゅぐちゅという音と肉がぶつかるパンパンという音。
やがて男がもう出ることを伝えた。
「ん〜出るよ!」
「きてっ!中に出して!熱い精子っ!あぁぁぁぁぁぁイクーーーーーー!」

どぷっ!どぴゅっ!どくどくどく。。。。。。。
「はぁはぁ。。んっ。。。」
タイガーちゃんは男にディープキスをさせられると、そのまま果ててしまった。



数日後、95姉さんと2kちゃんが日本刀とジグ・ザウエル片手にネットカフェに乗り込み、
店長、勧誘の若者、お客全員が重軽傷を負った。
さらに数週間後、いつのまにかネットカフェは「喫茶・OS」になっていた。




としゆきは、Meに{返事がない。ただのしかばねのようだ}とメッセージをつけられ、放置されていた。
722まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/11/04(金) 19:33:42 ID:XyGsWh4E
自分は、一人でも生きていける。
そう思ってすごしていました。。
たとえば、友達なんていなくても、その場限りの店の人や、人ごみの中で生きていけると。
そんな時期もありました。
でも、やはり、身近な人が傷付いたり悲しむと、自分も悲しくなるんです。
そこで、「ああ、やっぱり俺は弱い人間で、一人では生きていけないんだな」と実感したんです。
作中には何の影響も与えていませんが。。。。

今は、その思いを胸に、ミスチルの未来などを聞きながら生きています。





結局俺は何が言いたかったんだ('A`)
723まつ ◆MXNhcuAMMw :2005/11/05(土) 00:17:15 ID:GyAp7Hfg
↑リア廚→語り廚
リア廚とか書いちゃったけど中学生じゃありませんよ
724名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 17:05:28 ID:V6lbMJ4F
GJ
725名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 15:28:39 ID:rGEkSvz2
726名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:41:34 ID:eXv/Iaf2
(^ω^;)
727名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 01:33:16 ID:cwf53LnW
タイガーちゃん…もう寝たか、肌きれいだなぁ…
ほっぺにキスしちゃえ。

ちゅ!
「……!!」
「げ!」
「…。」
「たた、タイガーちゃん!起きてたの?」
「…。」

…。
ぽふん!
あっ!
本物の虎みたいに僕を押し倒したタイガーちゃん、僕に馬乗りになって悠然と僕を見下ろしている
「…食べちゃおっかな。」
寒気が走った、いつものタイガーちゃんじゃない…。
「案外肝っ玉小さいんだ。…かわいい、大好き。」

くちゅ…。
舌が…。
でもすぐ、タイガーちゃんの唇は糸を引いて離れた。

そしてタイガーちゃんはハッとしたように真っ赤になって布団に潜り込んだ
「と…としあきさん、今度は…今度は起きてるときしてくださいね!!お休みなさい!!!」

…、おやすみ、はぁ。
728480:2005/11/10(木) 01:19:35 ID:zip+ggbs
暖かいお布団の中で、としあきさんのぬくもりを背中に感じながら、私は眠れないまま真っ暗な天井をボーっと眺めていた。

最初としあきさんとあった頃から比べて、私は確実に変わった、何よりもとしあきさんと・・・、なんだろう?
一緒に居たい、ちがうなぁ、ううん・・・
くるりと寝返りを打つ、としあきさんの幸せそうな寝顔が目の前に現れた。

おきて、としあきさん・・・。

今にでも抱き締めて貰いたい、そしてたくさんたくさん可愛がってほしい、たくさんキスして欲しい、なでなでして欲しい
としあきさん…。

なんでだろ?
私はとしあきさんの作文を手伝ったり、インターネットを一緒に見たりするためにこの家に来たはずなのに

エッチなゲームとか、変な友達とか、ふっきんフェチとか
最初は明らかに今とは違った、ただの主従関係だったのかな?
何時からなんだろう?こんな風にとしあきさんのことが本当に「大好き」になったのは。
人間が擁く恋だとか愛だと買っていう感情は結局は性欲の延長上にあるものだ。
私はそうやって考えて、いやむしろ、私のジーンがそう深い深い内面の宇宙の中でそう呟いているような
・・・、難しいなぁ、今度お隣さんの2kさんに聞いてみよう。

少し眠くなってきたのが、重たくなってきたまぶたのせいでわかった・・・としあきさんの顔が少し見づらくなってきた
結局私はこうやっていつも眠りにつく、としあきさんの顔を見ながら、明日はとしあきさんがあさごはん当番だよね・・・。
「と〜しあ〜きさん。」
小声で呟いてみる、今だったら奥手なとしあきさんだってその気になってくれるかもしれない
眠くなってきて著しく低下している判断力がぼやけた指令を私に送るんだ、でも結局それは私の意思、私の性欲。
私はとしあきさんが好き、でも一つだけ良くわからないのは、ようは性的快楽を見込んだ上での性欲じゃなくて
目の前の者の子を胎内に宿したい、という欲望、目の前のものの分身を造りたいという、ごくごくメンタリティな欲望。
これがこの間としあきさんの大学の教授が書いたっていう本に書いてあった「雌の習性」なのかな?
包括的な表現を使えば、それが「としあきさんだいすき。」っていう話になるんだろうか、謎だね。
ますますまぶたが重くなってきた、ああ、もう寝よう、としあきにゃ〜ん・・・ふああ。

・・・初めてやきもち妬いたのは、夏休みの最初の頃だったかな?
女の人と遊んで遅く帰ってきたんだったっけ…。
「お帰りなさい、としあきさん。」
「あぁ、おかえり」
「…。」
酔ってる、酒と香水の匂いがする
「水は自分で入れるよ、うん、酔っ払った」
…。女遊びですか?
憎まれ口が喉元まででかかった
私ととしあきさんの希薄だった関係が私をそうさせたのかもしれない
「もうちょっと早く帰ってきたくださいよ、もう。」
私は酔っ払いが嫌い
すこし淋しそうな顔をして、としあきさんがカバンから白い箱を取り出した
「…、はい、お土産」
ケーキ、だった。
ショートケーキ、私の大好物。
「冷蔵庫に入れておきます」
とても嬉しかった、だけどできるだけ事務的にそう言って私は台所へと急いだ
729480:2005/11/10(木) 01:20:50 ID:zip+ggbs

としあきさん・・・今週結構切り詰めてるって行ってたのに大丈夫なのかなぁ。
これはあの感動的な出会いの後とは到底思えないような話だけど、実はこの日、としあきさんとちょっとしたことでけんかをしてしまって
多分としあきさんがべろんべろんになって帰ってきたのもそのせいなんだろうと思う・・・。

としあきさんがお風呂の用意をしているうちに布団を敷いておいた
せめてもの仲直りとちょっとしたアピールに、今まで離して引いていたのをくっつけておいて。
「あ、布団敷いておいてくれたんだ」
喜んでくれてる、やったね。
「仕事ですよ。」
「ご苦労さま、じゃあお風呂沸くから先に入りなよ」
「一番風呂は家長の物です。」
「いいんだよ、先に入りな」
この人また人のじんじろげとか探すんじゃないだろうか…
「それじゃあ頂きます」
「どーぞ」

うわー、湯気で真っ白。
あったかーい、ふふふ…
ふと、目の前にある大きな鏡に目が止まった、むしろ、鏡のなかの貧相な胸に目が止まった。
Cか…、としあきさんが私から隠し持ってるファイルの中身はというと
憎きXPやメモリをたくさん積んだ2kのあられもない姿で埋め尽くされている
はぁ…。
でも、私にだって一つぐらい自慢はある、自分で言うのも何だけどこのスマートな体だ
私は体を動かすのが大好きだからやたら大きなおっぱいなんて。
*このころ私はとしあきさんのふっきんフェチなんて知りもしないわけで。
きゅっとお腹に力を入れてみた、うっすら田の字…。


…おっぱいほしいなぁ。
「としあきさーん!出ましたよ。」
「はーい、今いくよ。」
一緒に入りたいなぁ、でもこれまでぶっきらぼうにしてきた手前そんな事言えないし…。
「シャンプーいい香りだねぇ。」
としあきさんが私の頭を撫でてくれた、えへへ。
着替えを見ては悪いのでさっさと脱衣室から出る、ほんとは脱がしっこしたいぐらいだけどね…。
「うはー!」
ざばばばばば
お風呂場から気持ちよさそうな声が聞こえてくる
一緒に入りたいなぁ…
今思えば一緒に入っていたらあんなヤバい事になってなかったんだろうなと思うけど…。

「…。」
としあきさんがお風呂に入ってから10分が経った、出てこない・・・。
でもたった10分だし・・・、としあきさんいつも長風呂だし・・・でも嫌な予感がする。

わたしは脱衣室に向かった、がらりと扉を開く。
案の定、風呂のなかからは何の音も聞こえてこない・・・
ど、どうしよう・・・。
「としあきさん!としあきさん!!」
扉を勢い良く開けると
「としあきさん!あああっ!」
風呂場の床でとしあきさんが目を回していた
「あ…、としあきさん!?としあきさん起きてくださいよ!?としあきさんっ!おねがい起きて!やだぁ!としあきさん死んじゃいやだよぉっ!」
あんなふうに嫌味なんて言うんじゃなかった、もっともっと喜んでおけばよかった、一緒にお風呂に入っておけばよかった
嫌だ、こんなところでやさしいとしあきさんとお別れなんて絶対に嫌…
もっと・・・もっと仲良くしておけばよかった・・・。
「としあきさん…」
返事はまったくない…それどころかみるみる唇は土色に変わって来てしまっている、さっき見つけたときよりはるかにひどくなっている。
730480:2005/11/10(木) 01:23:51 ID:zip+ggbs
目の錯覚だったのかもしれないけど、私の頭のなかに真っ暗なもやもやが影を降ろしはじめた
としあきさん、死んじゃうの?
「嘘だよ…嫌だよ、としあきさん…としあきさん…ごめんなさいとしあきさんごめんなさい、とし…としあ…ひっ、ぐず…。」
悔しくて、情けなくて、罪悪感が私を押しつぶした。目の前のとしあきさんの顔に私の涙がぽたぽたと落ちる
「うー。」
・・・!!
としあきさんが弱弱しい声をあげた、生きてる、生きてるんだ、としあきさん!
「としあきさん起きて!としあきさん、としあきさーん!わぁああん」
「・・・どうしたんだい、あれ。」
「よかったぁ、としあきさん!生きてる、としあきさぁん!」
無我夢中でとしあきさんに抱きついて、その日は寝るまでずっととしあきさんの隣から離れなかったと思う

んんぅ、まぶしいなぁ・・・何?
「タイガーちゃん、朝だよ、ご飯食べよ。」
あ、朝だ。
「うぅ、としあきさぁん。」
手を差し伸べてくれていたとしあきさんをずるりずるりと布団の中に引きずり込む
「うわあ、何するんだよタイガーちゃん!」
「えへへ、離しませんよぉ。」

そしてとしあきさんおっきな胸に顔をうずめる、二度寝しよっと。

性欲うんぬんの難しいことは抜きにして、目下私の幸せはとしあきさんの存在そのもののような気がする。
731480代理のタイガーたん:2005/11/10(木) 01:30:42 ID:zip+ggbs
結局今日の夢はまだ私ととしあきさんが出会ってまもないころ起こったとしあきさんほろ酔いお風呂場横転事件のダイジェスト版だったわけですが。

本当の騒動の顛末はなかなか目を覚まさないとしあきさんを私が泣きながら素っ裸になって
湯船に連れ戻してずっと抱っこしていたら目を覚まして、そのときにとしあきさんのふっきんフェチが判明したというマヌケなものだったんだけど。
まあそれはいいとして。

次はとうとう私ととしあきさんの初帰省のお話となります。
としあきさんのお父さんとお母さんに、としあきさんは私のことを一体どうやって紹介するんでしょうか?
それでは・・・あれ、このかばんやけに重たいなぁ・・・。

「タイガーちゃーん?」
あっ、としあきさんが呼んでる、行かなきゃ・・・。
それでは皆さん、おやすみなさい。
732名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 01:12:21 ID:u+cuM/5H
イイヨイイヨー
733名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 02:18:50 ID:xZ7durgj
>>480
乙です。
一度とてもとてもとてもいたたまれない状況にしておいて
それから一転してとてもとても幸せな終わりになるタイガーたんを
書いて下さい。
内緒ですが実は480殿のファンです。
では。
734480:2005/11/11(金) 20:24:33 ID:DylIO0qs
これはどうも、ありがとうございます。
投下人が余計にレスすると荒れる元になるので今までレスを抑えてましたが
リクエストもいただきましたのでお礼まで。

居たたまれないタイガーたんですか、やってみましょう。
タイガーたんを軽く鬼畜にどん底に突き落としてみますか、血は大丈夫ですか?
735名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 10:35:13 ID:t+EtJTvo
相手にされてないまつ氏カワイソス
736名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 19:41:37 ID:E0Dt1nvA
4805氏全然おkでつww
737480:2005/11/13(日) 23:16:00 ID:uWrjQeGu
>>736
タイガーたんを虐められない・・・。
738733:2005/11/14(月) 01:43:08 ID:VxY9Xpo8
>>480
>タイガーたんを虐められない・・・。

736ではありませんが、さうですか。いけないリクエストをしました。
済みませぬ。

おわびに居たたまれないタイガーたんとはどういう話か
書いてみます。よくある話というかどこかで聞いた話しか書けませんので
あくまで例として……
739タイガーたんとシベリア鉄道:2005/11/14(月) 01:44:57 ID:VxY9Xpo8

「ただいまあ〜」

毎日が寒くなってきたある日、そう言ってとしあきさんのお家に、
しばらくよそへ出かけていたXP姉さんが帰ってきました。

XP姉さんには流行りのCanopusのTV録画ボード、「MTVX2006HF」が入っています。
としあきさんはこれから年末にかけてそれを使ってTV番組を撮り溜めるんだ、
そう言って今から毎日毎日XP姉さんとTVを見てばっかりです。

アイオーの「GV-1394TV/M2」を買ってくれればFireWireに接続できるのに……
自分でTVを見れない私はとしあきさんにかまって貰えなくて
なんとなく淋しい毎日になってしまいました。
740タイガーたんとシベリア鉄道:2005/11/14(月) 01:45:45 ID:VxY9Xpo8

そんな私を知ってか知らずかとしあきさんは今度は何やらネットオークションを
始めたかと思うと、破格値で落札できたんだって言って、私に白と赤をあしらった
可愛いワンピースと赤い靴をプレゼントしてくれました。

わたしはタイガーちゃんだけど、でもそういうクラシックなマックっぽいのも
マックらしくてやっぱり似合うよね。やっぱマックはこうじゃなくちゃ……
そう言うとしあきさんの前で私は有頂天です。

嬉しくてついクルっと回ってスカートが翻るのを喜んでしまう私を見ながら
としあきさんは目を細めていました。目が細い人は鬼畜が多いって言うけれど
そんな事ないって私は思いました。

そして今日はそのワンピースと靴を履いてとしあきさんと久しぶりに街にお出かけです。
741タイガーたんとシベリア鉄道:2005/11/14(月) 01:47:23 ID:VxY9Xpo8

としあきさんと二人で外へお出かけ。お天気が悪くて少し寒かったけれど
それでも浮き浮きしながら着いた先は横浜の港でした。

としあきさんは私を連れて真っ直ぐに岸壁に止まっている大きな船の前へ行くと
そこに居たロシアの船乗りさんたちと何やら長いこと話合いはじめました。
わたしは少し雪の混じりはじめた木枯らしの中、目を落として足元の赤い靴をじっと見つめながら
少し離れたところでとしあきさんの話が終わるのを待っていました。

これがどういうことなのか、
なんとなくお話しが解ったように思いながら……
742名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 01:48:04 ID:VxY9Xpo8

船が出るまでしばらく時間がかかって、その間私は船の廊下の円い窓から
岸壁に立ち続けるとしあきさんの姿をずっと眺めていました。

やがて汽笛が鳴って船が岸壁から離れはじめました。
私はそれでも円い窓にひたいを押しつけるようにして岸壁のとしあきさんの姿を
懸命に眺め続けていました。

外は冬の灰色の空、海も灰色の海で時折波立つ白い色がとてもとても寒そうです。
その灰色の空から円い窓の硝子に風が細かい雪を打ち付けてきていて
私は寒さで曇る円い窓を袖で拭いながらどんどん小さくなっていく岸壁のとしあきさんの姿を
見続けていました。
743タイガーたんとシベリア鉄道:2005/11/14(月) 01:51:21 ID:VxY9Xpo8

そのとしあきさんの姿が灰色の海の向こうの小さな点になってしまって
それで初めて私は小さな声でつぶやきました。

「どうしたら……どうしたら……帰ることができるのかな……」

って……
744タイガーたんとシベリア鉄道 :2005/11/14(月) 01:53:08 ID:VxY9Xpo8

そうつぶやいた途端、目から大粒の涙が一杯出てきて止まらなくなって
小さな点のような岸壁のとしあきさんの姿が見えなくなって
私はあわてて目を上着の袖でぬぐいました。
としあきさんの最後の姿をずっと見ていたかったから。

でも、
もう二度ととしあきさんの立っているところへは帰れないんだ……
丸い窓越しに海を見ながらそう考えると涙が出てきて止まりませんでした。

いつもならたぶん今頃は晩ご飯の時間で……
私はとしあきさんのお家のあの暖かい部屋にいて……
としあきさんは台所でハンバーグか何かを作って……
私はお皿を準備して……

夏から秋にかけてのあの当たり前だった毎日が私の頭の中を回り続けました。
どうしたらあの場所に帰れるんだろう。

もう二度とあの場所には帰れない……
もう二度とあの場所には帰れない……
もう二度とあの場所には帰れない……

そう考えたら……
745タイガーたんとシベリア鉄道:2005/11/14(月) 01:54:15 ID:VxY9Xpo8

円い窓の前で黙ったまま泣き続ける私、白と赤のワンピースを着て赤い靴を履いて
オークションでロシアの人に売られてしまった私を連れて船は雪の降る灰色の海を
どんどん進んでいきます。

私は窓の向こうの今はもうすっかり見えなくなってしまった岸壁に向かって
最後に小さな泣き声でつぶやきました。

さようなら
としあきさん

と。

(おしまい)
746名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 01:57:25 ID:VxY9Xpo8
つうか何でこんな話を書きますか>自分
二連で某所に誤爆までしてしまうし。
すみませんもう書きません。
747名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 02:26:44 ID:+Fm6ya5a
GJ!(・`ω´・)ノ
748480:2005/11/14(月) 02:27:19 ID:OAq8DRo5
うちのとしあきに救出に逝かせたいw
漏れも書いたは書いたんですが、暴走しすぎてタイガーたんが死んでしまったのでごみ箱へポイ
ぉ詫びにあまあま話書いてます。

それにしても悲しいな、シベリア抑留みたいだ…。
749名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 22:24:59 ID:zejqjTSe
ヽ( `Д´)ノ
750名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 23:06:31 ID:gr8lt7My
まつ氏がウミショーすれでなんかえらいことになってる
751480:2005/11/18(金) 23:33:14 ID:MA5PIQNW
もう5時か、そろそろ店じまいだな。
彼は私の店の前のガードレールに陣取り、先程から携帯電話を忙しなくいじりはじめた、
彼はこの店の常連、最初に来たのは2年ほどだったか
「ビッグフットください。」
万札を握り締め、鼻息も荒くそう言い放った彼の姿は、このような門の狭い店にくるにはいささか不釣り合いな格好
少なくとも事務的には居ようものの、好き好んでここにくるような人種はこんな格好はしてこない
黒スーツに黒ネクタイ、キリリとした目、透かしいり眼鏡、どう考えてもその手の者だ。
物腰は柔らかい、ただ、どこか目付きに険がある、最近この町に多いやんちゃ者を気取った輩にはない目をしている。
「どこのが欲しいの、DELLのピンク?初めてだから安くしてあげましょうか?」
「どこのって訳じゃないですが、打ちやすいの」
「打にくきゃ植えかえすればいい、最近じゃビッグフットはそのためのキーボードですよ」
「へぇ」

こんなやりとりを続けるうち、私と彼はすっかり打ち解け、そして今にいたる
端折り過ぎ感も否めないがそれからの一年間で彼が変わったことといえば
眼鏡をやめたことと、大学生になってカタギの格好になって、目付きが丸くなった程度ということぐらいだ。
常連とはいえ私が彼のことで知っている事といえば
彼が高校2年の時分にちょっとした事情からこちらに越してきたらしい
ということを会話の端々から読み取ったくらいだ。
それ以外は何も知らない、今日もたぶん世間話をするのだろうか?

「おじさんこんちは。」
「やあ、どうも。」
「いやぁ、今日はちょっとした買い物があります。」
「珍しい。」
「全く。」
「何お出ししましょ。」
「拡張2のオレンジ、ケーブル付きで。」
「…これはまた、インテルマックのソケットじゃないよ?」
「いいえ、USBに変換して使います。」
「いつも面白いことをするね、今度はモデルMでも持っていってくださいよ」
「さぁ、IBMは宿敵ですからねぇ」
「ああそうか。」
アレゲな笑いが狭い店の中を支配する。
いつも彼の隣にいる青い目の少女はいない
彼女がOS娘だと聞いた折にはびっくりしたが
彼女が初めて来店した数日あと
Appleから人型統合インターフェイス実装の正式発表があったのには驚いた
まあ時代の当然の流れなのか、ただ私は一度とて買ってきたマッキントッシュ
あるいはパソコンの中から女の子が飛び出してきたことなどない。
それからどこのジャンクショップでどんなキーボードを見ただの
ロット単位の利益率がうんぬんかんぬん話し込んだ末
ふと外を眺めるとさっきまで夕暮れだった空は真っ暗になっていた。
結局彼はデッドストックのキーボードを一本を買った。
彼にしては珍しい、高い買い物だ、何かあったんだろうか?
そんな詮索を知ってかしらずか、彼はおもむろに話し始めた。
752480:2005/11/18(金) 23:33:42 ID:MA5PIQNW

「実はね、今日でけりつけちゃおうかって思ってるんです。」
「・・・何の?」
「いえ、あの子とのです。」
ははぁ、なるほど。
「婚約指輪ならぬキーボードか、双葉さんらしいね。」
「安上がり過ぎますかね?」
「いや、その辺で大枚はたけば
誰でもポンと買えるような輪っかなんかよりよっぽどいいんじゃないかな?」
私は特別に普段しない包装をキーボードに施しながら
彼が目をそらした隙に傍らに生けてあった赤いバラを緩衝材で巻いて一緒に入れておいた。
今朝、隣の小学生が持ってきてくれた奴だ、彼女には悪いが
バラだってむさくるしい男独りの店にいるよりか
かわいい女性への愛の告白の贈り物になったほうが本望だろう。
「・・・そうですよね。」
「ほらできた!さ、がんばれよ。」
彼の胸にドシンとキーボードを押し付ける、妬けるよまったく。
「はい」
彼は袋の中身をちらりと見ると、ちらりと花瓶のほうを見て
それから私のほうへと向き直った・・・、バレちゃったか。
「それじゃ、また今度、がんばります。」
「ああ、また今度ね、がんばれよ。」
「はい!」

・・・私は店のシャッターを落とした。
独りの冬空の下は寒かった、とても寒い、今日は秋葉食堂で呑んで帰ろう。

結婚か、若さっていいな。


安作りの階段をこんこんと甲高い音を立てて上ってゆく。
今日はタイガーちゃん、喜んでくれるかな?
ベージュ時代のキーボード。
買ったときついてきたキーボードじゃ打ち難そうにしてるから
僕が使ってる奴とおそろいの奴を買った、結構高かったな。
でも高いだけあって僕のみたいにジャンク屋の軒先に放置されていた奴じゃないから
とても綺麗だ、しっかり漂白までしてある、まるで新品のような白さ。
キートップの汚れも一切ない、これならタイガーちゃんきっとOKしてくれるよね。
『ぴんぽ〜ん!』
ドアベルを押すと、部屋の中からとてとてと走ってくる音がしてドアが開いた
僕の部屋の電球色の蛍光灯の光が筋になって
すっかり暗くなった廊下の床にオレンジ色の光を描いた。
これが「家」だよな・・・。
「おかえりなさ〜い!」
タイガーちゃんは僕の家に来た時、最初に着ていたOS]の制服で出迎えてくれた
多少露出は高いけどとてもタイガーちゃんに似合ってるし、本人もこれが一番好きらしい。
ほんと、よく似合ってる。
753480:2005/11/18(金) 23:34:01 ID:MA5PIQNW
「ただいまぁ」
「お疲れ様、今日は急に冷え込みましたねぇ。」
「そうだねぇ、シフト6時までにしといてよかったよ。」
「面白いお客さん来ましたか?」
タイガーちゃんと僕は、まず帰ってくるとかならず僕のバイト先の話題で盛り上がんだ。
だけどなんだか今日はそんな普段の会話もぎこちなくなっちゃう・・・、自然体、自然体。
「今日はね、SGIとSUNのワークステーションを一遍に売りにきた人が居てね・・・」
「あれれ、大変でしたねぇ、地下の倉庫を往復ですか?」
「うん、それが21型のCRTモニタまで持ってきてさ・・・。」
「わ〜、それじゃあ今日は肩揉みたくさんしてあげますね」
「えぇ、悪いよ。」
「いいんですよ、疲れたらお互い様なんですから。」
そう言ってタイガーちゃんはドアを閉めながら僕のリモワのリュックを覗き込んだ
高校生のときに大枚をはたいて先輩から買ったブルーの奴
タイガーちゃん欲しがってるから今度あげよう。
「あれれ、なんかまた面白そうなの買ってきましたねぇ。」
タイガーちゃんがいたずらっぽく八重歯を見せた、この顔に弱いんだよ、この顔に。
それで、いまからこの顔に僕はプロポーズする。
「まあまあ、お楽しみに。」
「あ〜、なんだろなんだろ、またギャルゲですかぁ?」
「まさか、あ〜疲れた。」
タイガーちゃんは僕から革のジャンパーを受け取ると手早くハンガーにかけて
よいしょ、と部屋の鴨居にかけた、背伸びする姿が実に愛らしい。
後ろから抱っこしたくなる。
別に頼んだわけでも、そういうルーチンを仕込んだわけでもないのに、タイガーちゃんは
気を利かせてはくるくると働いてくれる。
まるで夫婦だ、だけど今は頭をなでなででがまんがまん・・・。
ちょっと恥ずかしそうに赤くなってるタイガーちゃん、更にかわいい。
「お風呂沸いてますよ、お先にどうぞ。」
「ありがとう、それじゃあ先入るね。」
「はぁい、ゆっくりどーぞ。」

それからちょっと経って。
僕は湯船につかりながら湯煙に曇る天井を見つめていた。
754480:2005/11/18(金) 23:34:24 ID:MA5PIQNW
ふー。
疲れたなー、でもこの時期は大学も課題は何にもないからゆっくりできていいな。
まあ今はそれよりもこれからの作戦のことで頭がいっぱいだけど。
どのタイミングで渡すか、どのタイミングで告白するか、風呂のお湯が揺れてるかと思うぐらい
心臓がどきどきしている・・・。

半年か、早いなぁ。
最初は確かにOS娘とそのオーナーだった、馬鹿なことをさせようとして怒られたり。
でも何だか周りのOS娘とはちょっと違う、何が違うかわからないけど
なんだか違う、だって
「ただいま〜」
ってドアを開けると、ご飯があって、お風呂が沸いてて
何より大好きなタイガーちゃんが「お帰り」って言ってくれる。
そんな生活が続いて、タイガーちゃんといろんな事話して
好物の話とか、庭弄りの手伝いとか、猫とけんかしてひっかかれた傷の手当てとか。
なんだかその、事務的なものを越した物を、最近感じていたんだ。
それは多分タイガーちゃんだってそうだろう、いや、そうだといいな。
僕が一番それを感じたのは、飲みすぎて風呂場で倒れたときのタイガーちゃんの行動だ。
泣きながら湯船の中でひっしと僕を抱きしめていた彼女。
泣きはらしたその瞳を細めて、にっこり微笑みかけてくれたその顔。
今までで一番、お互いの存在を強く感じあった時だった
・・・いつまでもうじうじ考えてたって仕方ないな。
一刻も早く風呂から上がって、タイガーちゃんと話がしたい。
気持ちを伝えたい、笑った顔が見たい!

いてもたってもいられなくなって、勢いよく湯船のお湯の中から立ち上がる。
するとそのとき。
がちゃん!
あれ?
突然ドアが開いた。
「お背中流しましょ〜」
「わーっ!」
「どうしたんですか?」
「うわ〜っ!」
自分でもなに言ってるかわけわかんないけど、大急ぎで湯船に体を沈めた。
背中流してくれるなんて・・・今日は地震でも起こるんだろうか?
はたまたLinuxを狙ったウイルスにでもやられちゃったんだろうか?
あんなにガードの固いタイガーちゃんが・・・。
755480:2005/11/18(金) 23:34:54 ID:MA5PIQNW
「嘘ですよ、また倒れてないか見に来ただけですよ、えへへ・・・。」
「ああ・・・そう。」
ちょっとションボリ、でもその分安心、また熱暴走を起こしたのかと思ったよ・・・。
ふう。
タイガーちゃんは僕のどぎまぎした顔を不思議に思ったのか、きょとんとした顔で突っ立っていた。
「そろそろご飯ですから早くあがってくださいね、今日はおいしいラムチョップですよ。」
ラム肉か、最近食べてなかったよなぁ、あれは体にもいいしおいしいし、大好きだ。
「わかった、それでさっきからいい匂いしてたんだ、早くあがるね。」
本当は何にもなくても早くあがりたいんだけどね。
「はぁい。」
がちゃん!
ドアの脱衣室側で
「今日も『一緒に入りましょうよ』って言えなかったなぁ」
とちょっとしょんぼりしたのは、タイガーちゃんのみぞ知る秘密・・・。
756480:2005/11/18(金) 23:35:24 ID:MA5PIQNW
「でね、20周年エディションが発売なんだって。」
「ほ〜。」
ところ変わっていつものちゃぶ台
タイガーちゃんと向かい合わせでおいしいご飯の時間だ。
「としあきさんは窓さんの方とはどういうお付き合いなんですか?」
「そうだね、PC98時代に98SEを実家でいじくりまわしたのと
学校でAX機いじって・・・そのあとはみんなDOS/V機かな。」
「へぇ、それで私が始めてのMacですか?」
「中学生の頃にOS9なら触ったことあるよ、その頃からかな、Macがいいなって思い出したの。」
これまた年頃の二人の会話とは思えないけど、方やOS娘で男は電脳マニア、こういうことで話が弾んだってなんの不思議もない。
「それにしてもおいしいなぁ、タイガーちゃんが作ると何でも美味いね」
「そんな恥ずかしいですよぉ、塩コショウしてご飯炊いてお味噌汁作っただけですよ。」
「でもおいしいや、本当にありがとう。」
「えへへ・・、うれしいなぁ、ほら、もっと食べてくださいよぉ。」
そういうとタイガーちゃんは僕の取り皿にひょいひょいとラムチョップをつまんでは移しつまんでは移し。
ついには山盛りになってしまった、そんなに嬉しかったのかな・・・?
「うわぁ、こんな食べらんないよ。」
「大丈夫ですよ、たくさん食べないとこれからかぜ引いちゃいますよ。」
ああ、いいなぁ。
こんな風に僕の体を気遣っていろいろ言ってくれる女の子なんて
地元の幼馴染・・・、あいつは元気っ子だったからそんなこと微塵も言わなかったな
むしろ僕が雪の中引きずりまわしてるうちに向こうのほうが強くなっちゃって・・・。
ラクロスのあの、ほら、ラーメンの湯きりの親玉みたいな奴でバシバシたたかれたっけ。
大学の男と上手くやってるかな?メール打ってみよ。
地元の女友達の日焼けした生足を思い出してにんまりしていると
タイガーちゃんが不思議そうに僕のほうを見上げて、けげんな顔をしていた。
褐色タイガーちゃんもいいかも・・・。
「どうしたんですか?」
褐色なタイガーちゃんを妄想してニヤついてたんだよ、と言えるはずもなく。
すばやく話題を摩り替える、今日の主題はなんていったってあれなんだし・・・。
「そうそう、タイガーちゃんは今年の年末はどうする?」
「私ですか?里帰りって言っても海外いけるほどお金たまってないし・・・。」
「・・・そっか、それじゃあ僕の田舎に来る?」
「え?」
「僕の田舎の友達とか紹介したいし。」
「えっ?」
タイガーちゃんの顔が火を噴いた
まだ半年経ってないしなぁ・・・、やっぱりちょっと無理かな?
757480:2005/11/18(金) 23:37:18 ID:MA5PIQNW
「あああ、あの、でもまだその、おとおさまとおかあさまがあうあうあ」
「そんな心配しなくていいよ、そんなかしこまった物じゃないからね、それにまだ半年しか経ってないじゃん。」
馬鹿!僕は何言ってるんだ!
思いっきりかしこまってるしむしろ半年気にしてたの僕のほうじゃんか!!
「・・・なぁんだ。」
タイガーちゃんの顔の火事は消防隊にすぐに消し止められてしまったようだ
やばい、タイミングはずしちゃった・・・。
「・・・。」。
でもタイガーちゃんはOKなんだ・・・。
タイミングをはずしたことよりも、むしろ僕はそっちのほうにどぎまぎしていた。
やっぱり、この機会を逃すわけには行かないな。
・・・よし。
「そうだ、タイガーちゃん?」
僕は沈んでいるタイガーちゃんの対面から隣へと腰掛けた。
「?」
いじけた瞳でこっちを見上げる、あんまり眺めてると理性が吹っ飛んじゃいそうになる
愁いを帯びた表情、かわいいなんて生易しいもんじゃない、これは立派な「女」の表情だ。

僕はちょっと目をそらして、傍らに置いてあったリュックサックを手元に引きずり寄せた。
これで一発逆転・・・なんて虫が良すぎるかな。
「開けてごらん?」
「え?」
ジッパーをゆっくり開けるタイガーちゃん・・・おねがい、神様、もう一度チャンスを!
タイガーちゃんの曇っていたその横顔が見る見る明るくなる。
天佑だ!
「と!としあきさん!!こんなに綺麗なの・・・どこで買ったんですか?」
「ちょっと知り合いのところに転がってたからさ、安く分けてもらったんだ。」
「高くありませんでしたか?」
「なんにも、全然、それにどんなに高くたってタイガーちゃんのためなら・・・。」
本当は15000円もしたんだけどね。あー、恥ずかし。
「わぁ・・・としあきさん、ありがとうございます!」
タイガーちゃんはキーボードを抱きしめた。
OS]がベージュ時代のキーボードと戯れる、なんだか不思議な気分・・・。
「としあきさん・・・ありがとうございます、ありがとう・・・。」
タイガーちゃんはその両の手の上のキーボードに感無量と言った面持ちだ
よかったよ・・・、喜んでくれて。
さて、いいころあいかな?
物で釣るのはちょっと卑怯だけど、結果オーライだ
「ねえ、タイガーちゃん?」
「はい!」
「冬休みに帰るのはそういうのじゃないんだけどさ。」
758480:2005/11/18(金) 23:38:05 ID:MA5PIQNW
タイガーちゃんの透き通るような青い瞳が僕をまっすぐ見つめている。
その両の目は、次の僕の言葉如何ではその場で首を釣りそうなオーラを放っている。
大丈夫だよ。
もうここまで来たんだ、引き返すわけには行かない。
759480:2005/11/18(金) 23:38:26 ID:MA5PIQNW
「僕が大学を卒業したらさ、もう一回改めて田舎に帰ろうよ。」
「・・・は・・・はいっ!」
「それで、みんなに言うんだ『僕のお嫁さんです、かわいい僕のお嫁さんですよ』って」
僕がそう言い終わるやいなや、タイガーちゃんは瞳に大粒の涙を擁いて、僕の胸に飛び込んだ。
きゅぅっとタイガーちゃんが僕を抱きしめる
痛い痛い!そんな強く抱いたら・・・でも、いいか。
「としあきさん、としあきさん!あぁ・・・。」
「きっと親父もお袋も喜んでくれるよ、だってこんなかわいい娘ができるんだもん。」
「としあきさぁん・・・。」
ちょっとクサいかな、と心配になった台詞に感極まったのか
更に抱きしめる力を強くするタイガーちゃん。
心地よい背中の痛みが、更にその量を増した。
「・・・わたし・・・私ね・・・今日は今までで一番嬉しい日ですよ・・・としあきさん・・・。」
「うん・・・。」
「としあきさん・・・、大好き、大好きです・・・としあきさぁん・・・うえぇん!」
僕のシャツの胸に、暖かい湿り気のつがいができた。
「泣かなくても大丈夫だよ、ほら、顔拭いて。」
ティッシュを差し出しても、タイガーちゃんは僕の胸に顔をうずめたままだ。
「うぅ・・嬉しいよぉ、としあきさん!としあきさぁん!!」
「よしよし、いい子だ、泣かなくて大丈夫だから・・・僕だってそうだよ・・・。」
感涙に咽ぶタイガーちゃんの頭を撫でていると、なんだか勝手に僕の目頭も熱くなってきた。
・・・心の汗だよね、タイガーちゃん。
「だってさ、タイガーちゃんみたいなかわいくって真面目で、
料理も巧いし絵は上手だし、なによりこんなやさしい子に
自分がこんなヤサな事を言えるなんて思っても見なかったもん。」
760480:2005/11/18(金) 23:38:49 ID:MA5PIQNW
故郷の友達、幼馴染と泣く泣く別れて大学進学のためにやってきたこの東京という都市
雪がない、あいつらが居ない、森がない、歴史がない。
なにより、楽しい家族と仲間が居ない。
便利なだけのこの土地の暮らしは、僕にとってはかなり辛いものだった。
ひたすら学校と学習塾を往復し、勉学に励んだ毎日。
そして勝ち取った、憧れの教授の居る大学へのパスポート
「サクラサク」
たとえそれがMARCHや日東駒専でなかろうと、僕にはそれがまるで
一遍上人が配ったという「決定往生」のお札にすら見えた。
そして新春。
歴史学の憧れの教授との語らい。
偏差値に見合わない優れた教諭の顔ぶれを目当てに入学した気鋭の同輩たち。
すべて満たされていた、すべて・・・。
しかし、人間が弱いという所以はこれだ
ベタなシチュエーションだけど、すべてを満たされた僕が次に欲したのは人のぬくもりだった。
男同士の馬鹿話ではどうしても埋められない心の大きなあな。
それを少しでも紛らわせようと僕は、上京して初めてのパソコン、いやMacを買った。
高校時代に親からの仕送りをこつこつ貯めた金だ。
761480:2005/11/18(金) 23:39:38 ID:MA5PIQNW
―「ひっ・・ぐずっ・・・・そんな・・・やめて下さいよ・・・えへ・・ぐすっ、恥ずかしいよ・・・。」
少し顔を上げて、タイガーちゃんは真っ赤になった目を僕に向けて
恥ずかしそうに微笑んだ・・・、幸せ・・・、僕の幸せ、この手の中にある幸せ。
「だから・・・ね、タイガーちゃん、僕だって嬉しいんだ。」   
「・・・。」
僕だって・・・嬉しいんだ、君があのかっこいい筐体から飛び出してきたとき
それから僕の、いや、僕と君の、いろんなことがあったけど楽しい時間が始まったんだ。
それが今、今ここに・・・。
「タイガーちゃん・・・。」
「・・・はい。」
「タイガーちゃん!」
いつのまにか僕の腕はしっかりとタイガーちゃんを抱きしめて
タイガーちゃんはそれに体を預けていた、さっきとは逆に。
僕が目を合わせると、タイガーちゃんは頭を僕の胸に寄せた
まるで次に来るべき言葉を待つように。
「僕と一緒になってくれるかい?」
ひときわ大きな涙のしずくが、タイガーちゃんの頬を伝った。
762480:2005/11/18(金) 23:41:04 ID:MA5PIQNW
「ひっく!お酒!ねえ!熱燗もう一本追加!!」
「はいわかりました、キーボード屋のだんなさんにお銚子追加ね!」
「はいよー!」
夜の秋葉食堂は近所のパーツショップのうわばみがたくさん集まる
それはむしろ食堂というより居酒屋といった風情だ。
「MacOSにOS娘実装かぁ、俺も一台かおっかな?親父さんは?」
「そーだね、お前見たことあるか?タイガーたんとれぱーどたん?」
「いーえ、まだ。」
「おらぁ見たぞ!かわいい子だったよ、恥ずかしがり屋さんでなぁ、えへへへへへ!!」
ここでは毎晩電脳な馬鹿騒ぎが起こっているのだ。
そこへフラリと暖簾をくぐる白髪に黒シャツ、そして眼鏡の初老の男性。
「・・・飲んでますねぇ、お姉さん!一番高い酒!!」
「・・・だれだあんた?」
「ジョブヌです。」
「へぇ〜、あんたジョブヌってんだ、んじゃ飲もう、ね!」
「これはどうも・・・。」
「景気悪い顔してるね、どうしたよ?」


「・・・いやね、娘を嫁にやっただけですよ。」


「そりゃめでたいや!なあ?あはははははは!!」
その夜は、秋葉食堂中に笑い声が絶えなかったそうです。
763480:2005/11/18(金) 23:47:54 ID:MA5PIQNW
どうも、帰省の話を書くといっておきながら全然別の話ですみません。
どうしても二人をとしあきパパママに見せる前にこういうイベントを書いておきたかったんです。

それと、指示で申し訳ありませんが、少々年末年始と仕事の関係で忙しくなるので
多分今年の登校はこれが最後になってしまうでしょう、気楽に待っててやってください。
それで、また春になったらこんな幼稚な物でも読んでやりたくなったら読んでやってください。

それと。
タイガーちゃんととしあきくんたち二人に愛着が湧きすぎて、全然エロパロにできなくてごめんなさい。
来年はエロエロでがんばります、それでは。
764名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 00:01:22 ID:im1TzAak
いや、いい仕事してるよ、ホント

エロパロ板でこんなに感動するとは思わなんだ
765480:2005/11/19(土) 00:21:36 ID:C5nHfs6d
後書きが誤字脱字だらけで締まらないな。
新しい眼鏡作るか。
ご迷惑かけます。
766名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:50:58 ID:dht21xE+
このスレには3人しか居ないっ!ヽ( `Д´)ノ

>>480
乙です。春まで不登校はちょと長すぎかと思います。

秋葉原のクリスマス風景をタイガーちゃんととしあきくんで
レポートして貰えると私は嬉しいです。では。
767名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 07:13:37 ID:EOiXOZH3
全米が泣いた
768名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 23:04:58 ID:4IHz8ewM
気にするな。俺も二人に感情移入してしまった。自然な流れのエロを期待している。
で、だ。俺は来春まで全裸待機を続けなくてはならないのかいジョブヌ?
769ジョブヌ:2005/11/23(水) 16:50:46 ID:WHpeKv1P
そうですね、まあなんと言うか、殺人的な忙しさに翻弄されてるから
暇を見てあげますよ、帰郷編も中途半端に書いちゃってるし。
隣の2kお姉さんのエロスを期待しててください。
770名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 16:54:43 ID:WHpeKv1P
Wi
771名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 16:55:33 ID:WHpeKv1P
しまった、誤爆です、どうもすんません。
772480:2005/11/23(水) 23:00:42 ID:WHpeKv1P
あるぽかぽかと暖かい日曜日、としあきくんはお布団を干しています。
「太陽のおかげでお布団はみんなふわふわだね。」
「あら、双葉さん、今日は。」
おとなりのサーバー室を管理している2kさんです。
このアパートは、隣の部屋との境が背の低い生け垣だけなので
気軽にお隣さんと話ができるのです。
「今日は、今日は暖かいですねぇ。」
「昨日はおせわになりました。」
昨日、近所のスーパーがお休みだったので、ラーメンの材料を分けてもらったのです
「いいえ、とんでもない、今日はタイガーちゃんはいないんですか?」
「あれ?さっきまでそこにいたのに…」
2kととしあきくん達はとても仲良しです、お買物や外食のときはたいていみんなで出掛けます。
ところで…。
さっきまでものほしの側でうろうろしていたタイガーちゃんがいません。
としあきくんは日の光の差し込む部屋の中を見まわしてみました
「なんだあれは…。」
タイガーちゃんの可愛い尻尾が、押し入れからちょこんと出ています。
「タイガーちゃん?」
「…。」
返事がありません
「タイガーちゃん?」
「う〜ん…う〜ん。」
うめいています、どうしたんでしょう?
「ちょっと見てきますね。」
そういうと小走りにとしあきくんは部屋に入ってゆきました。
「大丈夫かしら…?」
2kは心配そうに頬にてをあてて部屋の中を見ます。
「仲いいなぁ、いいなぁ…」
2kはぁ、とため息を吐きました
2kは大きなサーバーをたった一人で管理しています、リビングルームの床は配線だらけ
とても女の子が住んでいる家には見えません。
「また、片付けなきゃ。」
部屋の隅に掃き寄せられたジャンパや、うずたかく積まれた保守用のハードディスク、ちょっと散らかっています
でも2kはあのスピンアップの音が大好きです。
でも、たまに隣のとしあきさん家の談笑の声が聞こえたりするとちょっと淋しくなったりもします。
「ぷわー!」
「大丈夫?タイガーちゃん?」
きたきた、どうしたのかな?
2kは後ろに短く縛っていた髪のゴムを、ひょいと取ります
これでいつものショートカットになりました。
「あ!2k、昨日はありがとうございました。」
ポニーテールを結んでいる黒いリボンがへなへなになったタイガーちゃんが出てきました
きょうは暖かいからか白いセーターに黒いミニスカート
スレンダーなタイガーちゃんによく似合っています。
「あら、どうしたの?」
たいして2kはサーバーの持ち主である銀行の制服
紺のブレザーに白シャツ、そして紅のネクタイです
これまたブレザーの固い布地が大きな胸を強調してとても似合っています。
773480:2005/11/23(水) 23:02:15 ID:WHpeKv1P
「えへへ、お布団が崩れてきて身動き取れなくなっちゃって…。」
「まぁ、大丈夫?」
「平気だよぉ、それより、昨日はご迷惑かけました。」
タイガーちゃんも萎えたリボンを外して髪を解きます、明るい金色、まるで朝日を受けた稲穂の波のような髪です。
「ラーメン美味しかったかな?」
「うん、とっても美味しかったよ、ありがとうお姉ちゃん」
「よかった、昨日はどうしても席を外せない取引があったから外食もままならないし、ラーメンがあってよかった…」
お姉ちゃんという甘美な響きにくらりと来ながら、2kは改めてまじまじと目の前のタイガーちゃんを見つめます
何といってもタイガーちゃんの魅力はこの物腰の柔らかさ
2kはこの子と話しているとだんだんとろんとしてきてしまうのです。
その外にも、タイガーちゃんの抜群のプロポーションも2kを魅了します
前にタイガーちゃんに自分のMSの制服を着せたら
出ている所はそれなりに出ているので、とても似合っていたのです。
あれ以来もう一度着させようと桃色の欲望をその大きな胸のなかにしまいこんでいます。
「今日も可愛いなぁ…ほれぼれしちゃう…。」
2kはタイガーちゃんの髪をやさしく撫でます、ちょっととしあきくんが羨ましくなりました。
「2kさぁん、くすぐったいですよぉ…」
くすっと笑うと、2kは名残惜しそうにそっと手を離します。
「それじゃあ、私は仕事があるから…。」
タイガーちゃんのほっぺたにキスをして
2kはすたすたと部屋の中へとかえってゆきました…。
774480:2005/11/23(水) 23:05:14 ID:WHpeKv1P

―んぅ…。

・・・透き通った一筋が、彼女の豊満な太ももを伝い、床に落ちた。
ふらつきながら風呂場へと急ぐ…今日も我慢できなかった。
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
制服も脱がず、湯煙に曇る風呂場へと入った。
風呂桶の横にゆっくりと横たわる。
「ん…んんっ…くぅっ…」
弱々しく鳴くと、2kはその細い指にベビーオイルを絡め
さくら色の割れ目の少し後ろ、排泄器官へと導いた
「はー…、はー…、はー。」
息を吐きながら、小指から手を徐々にアナルに挿入してゆく
「うっ…ぐ…へぅ、かはっ…はぁっ…あぁっ…かはー…はー…はー…。」
拳がすっぽりとアナルに飲み込まれると2kは乱れた息を整えた。
「く…あっ…はあぁ…ぁ…はあっ…かはっ…あんっ!あがぁああっ!!」
勢い良くその拳をアナルから引き抜くと、拳とともに紫色のゴムが姿を現した
引きずり出されるそれは実に2kの腕の太さほどある、しかし10センチはあろうかというそれの先端はまだ2kの奥深くに打ち込まれたままだ。
「はぁっ!あはぁっ!ああっ!」
アナルがめくれあがる快感に、2kは少しハスキーなあえぎを抑えることができない
口からはだらしなく涎が垂れ、股間からは先程とは違う金色の液体が堰を切ったように溢れた、さっきの麗しい姿からは想像もつかない乱れようである
制服を小便でびしょびしょに濡らし、腰を高くあげ吠えるその姿は、さながら一匹の獣だった。
「ああんっ!はぁぁ、あ゛っ!」
返しの着いた先端が2kから抜けると、彼女は軽く痙攣し、果てた。
「はぁ・・・・はぁ・・・・。」
私ったら、またこんな事を・・・。
腰が砕けてしまって立ち上がれないし、頭は朦朧としている。
私がこうやってお隣のMacに想いを寄せるようになったのは、彼女と出会ってすぐだ。
最初、双葉さんがMacを導入したと聞いて、少なからず嫌な気分がしたけど
そんな気分はタイガーちゃんに会うと、すぐにどこかへ吹き飛んでしまったのだ。
人懐っこい大きくて青い瞳、機能美を絵に描いたような均整の取れたからだ
それでいてとてもまじめで、でもよく気が利いて、何でもできるけどちょっとドジ。
二回目に会う時までには私たちは意気投合して、なんとタイガーちゃんは私の事を
「お姉ちゃん」
と呼んでくれるまでになった・・・。
そうなってから、私が彼女にひそかに想いを寄せるようになるまで
そう時間はかからなかった。
775480:2005/11/23(水) 23:08:20 ID:WHpeKv1P
あの子が自分を想ってこんな変態的な行為に及ぶ私を見たら、一体どう思うんだろう?
もう今まで見たいに仲良くしてくれないよね・・・。
そう思うと胸がきゅーっと締め付けられて、とっても悲しくなる
なんで・・・なんで私は女に生まれちゃったんだろう?
別にゲーツがそうしたわけじゃないし
ましてや日本語環境における私たちはとてもイレギュラーな存在なのだそうだ。
でも、なんたって私は、女に生まれてしまったんだろう?
お向かいのほめ男君はほめ子お姉ちゃんに恋焦がれるあまり
彼女の趣味である同性愛を実現すべく女装をしていると言っていた。
いつも「何で男なんだろう」と愚痴をこぼす彼に私は深く同情する。
OSたんって性同一性障害の固体が多いのかな?

やっと下半身に力を取り戻した私は、ゆっくりと起き上がると湯船の端に腰掛け
ブレザーのボタンをはずしにかかった、今日は実はオフだ
でもさっきは部屋に戻る口実に仕事があるって言っちゃったし・・・。
タイガーちゃんに会いたいなぁ、丸っこいあの声が今すぐ聞きたい。
あのくりっとしたガラス細工のような青い目を見つめたい
きれいなブロンドの髪をとかしてあげたい
そして、なにより彼女のあのやわらかな唇を奪いたい・・・。
でもそれはやっちゃいけない事、双葉さんとタイガーちゃんは恋仲なんだし
なにより人の物を盗むのはよくない事だよね・・・。
すべてを脱ぎ捨て、温めのお湯にゆっくりと身を沈める。
少しお尻がひりひする・・・やっぱりさっきのは夢じゃないんだ。
なんであんな馬鹿な事を、しかもお尻で。
ノートン先生に一度見てもらおうかしら?
「こぉら・・・たいがーちゃん、そこは反則よ・・・、むにゃむにゃ・・・・ぶくぶくぶく・・・ぶはぁ!!」


今日も一人、暖かい湯船の中で悶々する2kであった。
776480:2005/11/23(水) 23:10:37 ID:WHpeKv1P
やっつけでごめんなさい一時間ぐらいしかかけてなくてごめんなさいほんとごめんなさいこころからごめんなさい



タイガーちゃんはこのあと2kの物になるのか、それともとしあきの物になるのか。
来春をお待ちくださいませ。
777名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 23:59:10 ID:PBmSQRg7
GJだな。行間で分かる。

全角やら句点やらが統一されてないのは狙ったものとして読んで良いの?
778480:2005/11/24(木) 00:18:13 ID:vRJp/lbC
どうぞお気に召す儘。
779名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 00:15:15 ID:7WHhDOaT
やはり2Kはアナルがいいなあ。GJ
780名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 09:45:55 ID:kaffunSo
まてよ、この2kたん。
アナルにバイブ入れてタイガーたんと話してたのか。

エロス
781名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 11:30:16 ID:6tqnuxic
1時間でここまでGJな物を書けるのか・・・・
そのスキルが羨ましいぜチクショウ!
782名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 17:55:35 ID:931LzlcI
つーか何このほのぼのエロス。
マジGJで勘弁してほしいわ。









ハァハァハァハァ(*´Д`)ウッ
783480:2005/11/26(土) 23:21:59 ID:fuUXzIBb
「としあきさん、おきてますか?」
ふと目を覚ますと、タイガーちゃんがいた。
「・・・私、もう行かなきゃならないんです。」
え?
「行くって、どこへ?」
「・・・、ごめんなさいとしあきさん、ごめん・・・。」
ぽたっと僕のほほに冷たい雫が落ちた。
タイガーちゃんが泣いている、寝ぼけてるのかな?
「じゃあ・・・、今までとっても楽しかったです、としあきさん・・・。」
「どうしたんだよ?一体どうしたのさ!」
「・・・あのね、パパがMSのコピーOSに拉致されたんです、だからこれから姉さんたちと助けに行きます。」
・・・え?
「タイガーちゃん、それどういう事?」
「ごめんなさいとしあきさん・・・、私多分、帰ってこれない。テレビつけてみてください。」
僕は
784480:2005/11/26(土) 23:23:07 ID:fuUXzIBb
ぎゃあああああああああっ!
しまった、欝パートかいてたら流出してしまった!
785480:2005/11/27(日) 01:27:38 ID:3NbnydC7
流出してしまったので、帰郷の後に出そうと思ってた欝パートを弄りました。
どーぞ。
786480:2005/11/27(日) 01:28:19 ID:3NbnydC7
「としあきさん、おきてますか?」
ふと目を覚ますと、タイガーちゃんがいた。
「・・・私、もう行かなきゃならないんです。」
え?
「行くって、どこへ?」
「・・・、ごめんなさいとしあきさん、ごめん・・・。」
ぽたっと僕のほほに冷たい雫が落ちた。
タイガーちゃんが泣いている、寝ぼけてるのかな?
「じゃあ・・・、今までとっても楽しかったです、としあきさん・・・。」
「どうしたんだよ?一体どうしたのさ!」
「・・・あのね、パパがMSのコピーOSに拉致されたんです
だからこれから姉さんたちと助けに行きます。」
・・・え?
「タイガーちゃん、それどういう事?」
「ごめんなさいとしあきさん・・・、私多分、帰ってこれない。テレビつけてみてください。」
僕は手元にあった携帯を手にとって、リモコンソフトを立ち上げるとテレビに向けた・・・。
・・・これ、明大前の駅から見えるMicrosoftのビルじゃん。

「貴様ら!聞こえるか?」
・・・、ちょっとオリジナルとは衣装の違うXPが、サングラスを掛けて叫んでいる。
「牛丼をだな!牛丼もってこい!!吉野家だぞ!!」
「そこのぉ!ただいまをもって着任した特機隊の都℃目だ!」
「よぉし!お前が特機隊の都℃目か!牛丼だ!牛丼!!」
「今吉野家は牛丼を休止している!松屋で話を付けないか!」
「馬鹿野郎!こいつがどうなってもいいのか!おい、2k、ジョブヌをつれてくるのだ!」
「ドンッ!」

・・・・・。
787480:2005/11/27(日) 01:28:47 ID:3NbnydC7

「じゃあ・・・、それじゃあとしあきさん、さよならのキスしt」
「あのさ、とっても聞きづらいんだけどさ」
「・・・はい。」
カメラが少し下へ移る。
下の階でジョブヌがハナクソをほじっているのがよく見えた。
「こんなのと戦いに行くの?」
「はい。」
「・・・僕も行くよ。」
「そんな!としあきさんをそんな危ない目にあわせるわけには・・・。」
「いいんだ、それより、おりゃ!」
どんっ!
「きゅぅ。」
どさ!
まったく本当に、手間を掛けさす子だ。

これでよし・・・。
「ああ、もしもし、都℃目さんに、ええ、予備の双葉って言えばわかるから、はいはい。」
「ふが〜、んご〜。」

『都℃目だが。』
「私です隊長、双葉です。」
『何?双葉だって・・・、本当にお前なのか?』
「ええ、お久しぶりです。」
『まったくひょんなときに電話を掛けてくる男だな
テレビを見ているだろう、こんな糞忙しいときになんだ?』
「ええ、まあなんですか、取り合えず私今すぐ行きますから、ええ。」
『・・・よしわかった、周辺警備の奴らに話はつけとく、あまり騒がずに入って来いよ。』
「諒解」

じゃ、行ってきますのキスね。
「みゃお〜。」
ちゅ!
「にゃにゃにゃ。」
ドアを閉め、鍵を閉めた。
新年早々面白い事になったぞこれは、冷えた空気を胸いっぱい吸い込んで吐き出す。
鼻から出てきた空気まで白く雲になる、零下か。
懐かしい・・・、気がする。
788480:2005/11/27(日) 01:29:29 ID:3NbnydC7

後ろからゆっくりと近づく、風呂敷包みをもって。
「来たか。」
「都℃目隊長、双葉です。」
夜なのに大きなサングラス、都℃目隊長のシンボルだ。
「うん、今日はなんだ。」
「牛丼です。」
「そうか。」
「それでは。」
「第一班、護衛だ、俺も行く。」
「そうこなくちゃ。」
ゴキブリ色の大男たちと一緒に整列する、ますます懐かしい。
「都℃目だぁ!聞いてるかXP!牛丼を今からそちらに送る、受け取れ!」
『わかった!すぐにバリケードを解除する、妙な気起こすなよ!!』
「判っている!それでは待っていろ。」
隊長は叫ぶと、くるりとこちらへ向き直った。
「よし、じゃあ行こう。」
僕たちはのそのそと高層ビルへと歩き出した・・・。

んぁ?ああ?
あれっ?としあきさんがいない、としあきさ〜ん!どこ行ったんですかとしあきさ〜ん!!
もうっ、こんなときにどっかいっちゃうなんて!はやくいかなきゃ・・・。
「あれ、もう6時・・・、あ!大変!ラジオ体操!!」

カチッ!
♪白頭山に連なる〜、麗しい祖国〜
皆さんおはようございまスミダ、本日のラジオ体操は朝鮮中央放送がのっとったニダ・・・。
「なにこれ!このぉ!ピョンヤンへ出陣だぁ!!」
ばたん!
ぐー・・・ぐー・・・。
789480:2005/11/27(日) 01:29:49 ID:3NbnydC7
「XP、俺だ、開けろ。」
「だめだ、入れるのは牛丼と交渉人だけだ。」
「話が違う、牛丼さえ手に入れれば投降すると約束したじゃないか。」
「事情が代わった、さあ、公証人と牛丼を入れてもらおうか。」
「・・・糞、人質第一だ、双葉、入れ。」

かつて執務室だったのだろう、MSなのになぜかジョブヌとMeが縛り付けられてりる。
「ん"〜〜〜〜〜!!」
大騒ぎするジョブヌとMeを尻目に、XPはきらきらと輝く夜景を背に、社長椅子に陣取っている
「牛丼はどうした。」
XPが黒光りするサブマシンガンをちらつかせて言う。
「これだ、さっさと食え。」
「指図するな、牛丼は常に私とともにある。」
「俺の作った牛丼だ、礼の一つでも言え。」
「何!?」
「ドンッ!」
後ろから押されてつんのめる、糞、2kかと思ったらピザ子かこいつ・・・。
「もう一度言ってみろ。」
サブマシンガンの銃口をこちらに向け、XPは言い放つ。
「俺の牛丼だ。」
XPの口元がイヤな角度にニヤリと笑った、心臓に悪いぜ。
「・・・、ふん。」
パチッ!
XPが割り箸を割り、ふたを開ける。
フフッ、俺に惚れるなよ、味に惚れろや。
「・・・・。」
「・・・・。」
「・・・こ・・・これは・・・・、なんと・・・なんと言うものを食わしてくれたんj」
「突入!!!!」
後ろのバリケードを突き破って隊長たちが突入してくる、すぐにピザ子とXPが押し倒される
「しゃっきりぽん!」
「残念だったな、俺たちをビルから出す前に牛丼に手をつけるとは・・・、迂闊だったな。」
「・・・ちっ、仕方がない。」
XPが袖口から「!」マークを取り出した。
「手を離せ!でなきゃドカンだぞ!」
「やってみろ!」
都℃目隊長の目がサングラスの奥できらりと光った。
「吉野屋万歳!!!!11!!!!!」

『大変です!土管です!土管が降ってきました!土管が!!』
ゴガギーン!
790480:2005/11/27(日) 01:31:30 ID:3NbnydC7
わあああああああああああああっ!

「ああああああああああああっ!!!!!11!!!!」
「ぎゃああああああああああっ!!!!!」
「やめてぇ!しっぽ引っ張らないでぇ!わたしなんか食べてもおいしくないよぉ!!!!」
「どかんどかんどかんどかんどかんどかん!!!!!!」

はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。
「たた・・・タイガーちゃん、どうしたの?」
「・・・土管がどうしたんですか?」
「ん?」
「え?」

・・・・。
なんだ、夢か・・・。
「どんな夢だったの?」
肩を半分出しておろおろしているタイガーちゃん
ちょっとエロい・・・、いや、すごく。
「・・・ラジオ体操が北朝鮮に占領されたんですよ!大変!」
わたわたと両手をふりながらタイガーちゃんはぴょんぴょん跳ねた。
・・・かわいいなぁ。
「タイガーちゃん?」
「え・・・・?あ!ああ!!」
「寝ぼけてる。」
「あれ・・・?あ?うん?」
くしゃくしゃとタイガーちゃんの頭をなでると、僕は朝ごはんの用意を始めた。
「今日は牛丼だ、そうしよう。」
「・・・牛丼ですかぁ、ぶーぶー!」
「え〜、どうしてさ?」
「夢ですよ、変な夢。」

え?


パチッ
「大変です!土管が降ってきました!どかn・・・・」
プツン!
791480:2005/11/27(日) 01:31:52 ID:3NbnydC7

「・・・。」
「・・・。」

「今日はやっぱりパンにしようか、タイガーちゃん。」
「・・・そうですね、当分牛丼は見たくないです。」
792480:2005/11/27(日) 01:32:43 ID:3NbnydC7
お粗末さまでした。
793名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 02:01:39 ID:+1jkp5mk
しゃっきりぽん・・・
(゚∀゚)シャッキリポン!!
794名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 12:34:29 ID:GTDOssZw
シャッキリポーン!・・・・・・ってなんだ?
795名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 13:35:44 ID:LPyQqe3X
796名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:09:06 ID:9Kb9ciyA
>>480のタイガーたんのビジュアルは
一体どのタイガーたんなの?
797名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 16:51:12 ID:nVA/dOz6
>>796
多分、コレじゃないかと。
ttp://ostan.matrix.jp/mac/src/1115298142763.jpg
798名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 17:07:36 ID:9Kb9ciyA
なるほど、俗にいうエヴァタイガーたんですね。
ありがとうございました。
799名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:14:26 ID:mWR3Kwmr
ちんこ抜き振り回すSEたんの登場を切にキボンヌ
800名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 18:29:50 ID:aW7k400E
久々にえーもん見たわ(*´Д`)ハァハァ
801名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 02:07:59 ID:DxTmvx31
「わたしなんか食べてもおいしくないよぉ!!!!」
(*´∀`)
802480:2005/12/02(金) 23:02:38 ID:hbW/wwTc
難だか急にタイガーちゃんにおのろけをはかせたくなってしまったので。
請うご期待、仕事中にぽちぽち書きますです。
803名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 19:06:58 ID:biYK1zRY
(゚∀゚)
804名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:30:43 ID:waG1fibJ
Pz.kpfwY TigerTにあやかったお話とかないのでありますか将軍殿
805名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:55:57 ID:2UlaER91
タイガーたん中毒になってしまったニダ
謝罪と賠償を要求するニダ
806名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 02:11:11 ID:e22xjuFl
あのリボンをひっぱって困らせたい…
>>480
腹筋マンセー
807名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 15:29:07 ID:r+9CvO9h
808480:2005/12/08(木) 19:18:02 ID:a2Ev3SQj
あの、すみません。
>>804氏に感化されてしまいました。
むしろ>>804氏が私の中の物を呼び起こしてしまいました。
軍モノ色がすごく濃くなってしまいました
全然タイガーちゃんのろけてないし
なによりタイガーちゃんとちょっと違う子が出てきますけど。

しっかり最後にはオチが付いてるんで、今晩あたり投下してもよろしいでしょうか?
809名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:56:15 ID:85ITx2Fs
是非、是非!お待ちしてます!
810480:2005/12/09(金) 01:20:28 ID:SRRjSZ3Y
1944年 8月5日
カーンから撤退を開始
1944年 8月6日
125号車、 単機無傷でミヒャエル・ヴィットマンSS大尉率いる中隊に合流

西部戦線末期、記録にない一機の戦車をめぐるお話。

「よし、いいぞハインリッヒ!食え!」
男がペダルを踏むと、爆音と共に目にも止まらぬ速さで、鉄の矢は戦車に吸い込まれていった
弾を受けた戦車は戦車長用キューポラの蓋が吹き飛び、続いて戦車長の代わりに炎が脱出した
やっつけたのだ
「よしタイガー、小隊本部に連絡、125は敵戦車1つを撃滅。」
「はい。」
金髪碧目、背丈は屈強な男たちに比べるとはるかに小さい
少女は鈴の音のような声で無線通信を行なう、小さな鉄の箱がしばし、安堵に包まれた。

オマハにまさかの上陸を許した彼らは、針鼠のようなバルコン(突出部)だらけの戦線を、徐々に首都ベルリンへと縮めてゆく。
受難の日々、底の見える弾薬、少ない燃料、守護天使のごとく有り難かったこのY号の装甲すら、今となっては恨めしい。
「タイガーちゃん、怪我はないかい?」
坊主頭の青年が閉塞機を隔てて少女に声をかけた、斜にひっかけた略帽がよく似合っている
照準手のハインリッヒだ。
「あ、はい。」
黒いリボンがぴょこんと揺れる、この子は中隊でたった一人の女だ。
この子の存在がもう先の見えているみんなの心の支えになっているのだ。
もっとも、彼女はその美貌に似合わずなんだかちょっとむすっとしているので、小隊のみんなはことあるごとに
「もったいないなぁ」
と、頭をくしゃくしゃしようとするのだが
彼女がそれを許すのは、いま閉塞機の隣に居るこの青年にだけだ。
編隊以来少女はいつも彼と一緒に居る、いちゃつくでもなくずっと一緒に。
「あれは偵察だったみたいですよ」
「まずいぞ…。」
昨日から燃料は間に合っているが、弾薬が底をつきはじめている。
さっきの奴らをやり過ごすわけにもいかなかったので仕方がないが
このままだとこのY号が足の遅い堅いだけの箱になるのも時間の問題だ。
「榴弾10撤甲弾15、どうやってもこんなのであと15キロも浸透できるはずがありません。」
装填手が嘆く。
退路を断たれかけた重戦車大隊は組織を再編成し、突貫組と退避組へと別れた
この戦車は突貫組の突端、つまりは被害担当だ、つまり後方2万の将兵の命綱なのだ。

「このまま包囲を抜けてパリまで行けたら美味い物たらふく食わせてやるよ」
明るくしようと努める戦車長の軽口も、今は皮肉にしか聞こえなかった。
ただ、希望があるとすれば包囲を食い止めている先行のSS重戦車大隊との合流
もっともかなり驚異的な防御力でその作戦が展開すればの話だが。
「1時から3時、M4一個小隊とM24がちらほら、随伴歩兵がかなりいます、集積中のようです。」
戦車長はキューポラを開けて報告のあった方向を確認する、彼のため息がその報告の裏付けになった。
「小隊長車に連絡、指示を仰ぐ、孅滅するぞ」
50代に入り、妻との安らかな老後を考えはじめた、そんなおりにポーランド軍による放送塔占拠事件が起きた
職業軍人であり、またクルト・マイヤーに近しかった彼はあれよあれよという間に重戦車の戦車長になった
(この時点で当時ドイツにおいてはかなりのエリートである)。
妻はシュレジエンに疎開していて無事だという便りが二日前に届いた、心配はない、心配なのは…。

『万難を排し前進、後続の安全を最優先せよ。』
「糞ったれ、殺す気か!」
彼の足元の右側の暗がりから呪いの言葉が飛んできた、フィンランドからの義勇兵のオロフである
契約制の彼らは祖国に帰ればドイツ仕込みの熟練兵として歓迎されるだろう。
そして装填手のノジマ少尉
彼は日本からの研修でこの機に乗り込んだが、ずるずるとこの泥沼にはまってしまい
昨日帰国の筈だったが彼の同僚はみな戦死
包囲突破の途中に帰国などできる訳もなく、こうして装填手の仕事を淡々とこなしている
きっと彼も日本陸軍の近代化のため祖国では重用されるに違いない
811480:2005/12/09(金) 01:21:20 ID:SRRjSZ3Y
彼らみんなを祖国へ帰してやりたい、そんな想いが彼の頭を駆け巡っては、また消えるのだった
もちろんここから生きて帰るのは不可能に近い、なんでこんな若いものばかりが死ぬのか。
彼はタバコに火をつける、ヤケだ。
「…大丈夫だ、前進、距離1000弾種撤甲、左右と連携をとって射撃するぞ、トチった場合は白兵突撃をかける、小火器を手の届く辺りに置いておけ。」

「了解」
ため息混じりの了解だった
これを越えれば大隊のいる個所までは戦力的に空白の地帯が数キロ続いている
これが今回、このルートの脱出を決定する要因になったが
今後連合国側の戦力がこの戦区にも増加すればこのような幸運はもうないだろう。
侵攻第一陣の少ない戦力の懐を突いたわけだ。

「距離1000確認!気付いていません、行けますよ。」
坊主頭の彼が叫んだ、こちらの練度が高ければ10対1でも勝てる、そう豪語していたのが証明されるのだ。
彼の言葉が熱を帯びる、弾薬がないのを忘れているんだろうか?
「まだ、まだ射撃許可が降りてません!」
少女はいきり立つ男たちを鋭い声で制す、しかし男たちはそれに反比例してさらにあつくなるだけだ。
「今はじめなきゃ見つかっちまう、あのクズ!」
前線特有の上司への逆恨みであるが、意外なことに戦車長はそれを諫めるでもなく言い放った。
「そうだな、射撃を許可する。」
「でも戦車長!」
「異存があるのならあとで憲兵にでも突き出せ、今やらなきゃ負けるんだ。」
「・・・。」
「よしきた、合図をお願いします」
「よし…、一発で当たるか?」
「もちろん!騎士十字付きの保証品ですよ。」
「うん、ならいいだろう、全員何かにつかまれ」
すべてを確認し、戦車長はキューポラを開けた、抜けるような青空だ
この下で戦争をするなんて人間はなんて罰当たりなんだろうか
彼はその視界を望遠鏡で深く、狭くしながら呟いた。

「発射準備完了!」
「Fёuer!」
雷鳴と聞きまごう轟音と光と、鉄の矢はゆっくりと小さな戦車に吸い込まれた。
「うん、当たった。」
車内から喚声の湧く中、戦車長の顔に小さな燈が灯った。

小休止、味方の前線まで2キロまで近づいた、無線も通じるようになってきたし
タイガーのシルエットなどがやっと見えるようになった
すでに皆の顔には憂いの表情など微塵もない、これまでに撃破された戦車はたったの一機
人的被害は慌て者の122号車の戦車長が脱出の際に地面に頭から落ちて顔をすりむいた程度だ。
あからさまに風通しがよすぎるのは何かのブラフかと思ったが
どうやら連合側もかなりの苦戦を強いられているらしい
第999SS重戦車大隊の迂回組に連合軍がボコボコに負けているとの報が入った。
「タイガーちゃん、疲れたかい?」
「ううん、大丈夫ですよ。」
「目のしたにくまができてるよ」
ちょいちょいとベトつく目の下を、濡らしたハンカチで拭ってあげる
「やぁ、冷たいよぉ。」
くらい緑、くらい茶色、くらいカーキ、その中の鮮やかな柄のハンカチは、とてもくすんで見えた。
「…いい天気ですね、ハインリッヒ軍曹。」
「そうだね、いい天気だ。」
「…どうしたんですか?元気ないですよ?」
可笑しな事を言うものだ、彼は微笑んだ、きれいな髪を撫でてやると気持ち良さそうに少女は彼に寄り掛かった。
今周りにはディーゼルの唸りも、残酷な機関銃のおたけびもない
さらさらと夏草が風にゆれているのだ、そして青い空。
「眠い?」
「…うん。」
812480:2005/12/09(金) 01:21:49 ID:SRRjSZ3Y
「寝ていいよ。」
「だめですよ、あくまで撤退中なんですから。」
「まあ、たくさん相手がいる時こんなにガラガラなんだったら話は別だけど、今は大丈夫だよ。」
「…ねえ、ハインリッヒ軍曹。」
「どうしたの?」
「きれいな空ですね。」
「そうだね。」
今は戦争の真っ最中なんだよな。
「帰れるかな、ベルリン、やっぱり帰りたくなるもんですね」
彼女の顔は、まるでピクニックに来て道に迷ったように陽気だ。
「でも私、あそこに帰っても特に帰る場所なんてないのにね。」

少女の名前は元々無い。
ただ営門の前にぼろ布のように転がっていたのだ。
その日、この大隊はW号戦車かY号戦車への装備変更を終えた
寒い日だった、少女は営門の脇に倒れこんでいたのだ。

1942年11月、記録的な寒波が首都ベルリンを襲った。
「・・・なんだ?」
年寄りがもう働けなくなって捨てられることならごく希にあった、だけど目の前を歩いていたのは
冬にもかかわらずぼろ布のような上下一枚を身にまとった女の子だ。
「あ、倒れた。」
「倒れたじゃねえよ!オロフ!医務連れてこい、あと女性用の制服!」
「お、おお。」

門の脇、赤白黒の斜め柄に塗装の施された小屋から黒い軍服を着た男がスッ飛んできた
「お譲ちゃん!大丈夫か!?」
ハインリッヒ・グリュンブラット、少年突撃隊から『進学』してきた気鋭の新米SS兵士だ。
「寒い・・・よぉ・・・。」
「・・・可愛そうに」
男は彼女を抱きかかえると、建物の中へときびすを返した。

「しかし中隊長、現在の孤児施設は監獄と争います、どうぞ御慈悲を・・・。」
「まいったな。」
数時間後、男たちは初老の男性と机を挟んでの対話を行っていた。
「たしかにそれはよくわかる、まだ国内の経済の回復は孤児施設のようなお荷物施設にまで波及してはない。」
男たちの顔が少し明るくなった。
「しかしな、非戦闘員を駐屯地の中に置いておくわけにもいかないのはお前らだってよくわかるだろう」
笑顔がしぼんだ。
「・・・そうだ、呼んでこい。」
「は?」
「彼女をだよ、もしかしたら道が開けるかも知らない。」
「・・・はい!オロフ!連れてきてくれ。」

それからまた少し経って
「・・君、名前は?」
女性PK(宣伝部隊)SS将校用の制服を着せられた彼女が中隊長の対面に座っていた。
「・・・ありません。」
「知らない、ということかな?」
「いえ、ないんです。」
「もしかしてご両親は・・・。」
「はい、物心ついた時にはもうおりませんでした。」
「それにしては君は言葉遣いもしっかりしているし、路頭に迷う前なにか仕事をしていたのかね?」
中隊長は驚いた風で、目の前のコーヒーを多めにすすった、あつそうだ。
女の子は相変わらず自分の素性は語りたくないのか、その質問に目を伏せて答えた。
「君もどうかい?」
カップを差し出す、だけど女の子はそれを受け取らない。
「いえ、そんなにしていただいたら悪いです、元気になりましたからすぐ帰ります。」
「・・・帰る?家があるのか?」
813480:2005/12/09(金) 01:22:38 ID:SRRjSZ3Y
「・・・。」
「いいかい?今年の冬は記録的な酷寒だ、今日あたり雪だって降るだろう。」
「・・・・でも。」
「だからそこで君に質問なんだ、君はいったいどこにいたんだ?何か職に就いていたのか?
正直に答えてくれ、君のためになる。」
「・・通信のまねごとのようなことを三ヶ月ほどしていたことがあります。」
「なるほど、そんな安定した職だったのにどうして?」
「会社が・・・倒産したんです、社長は私が出勤したら・・・冷たくなって・・・・自殺でした。」
少女が附した。
キリスト教徒で自殺とは本当に大変なことだ、しかし当時のドイツには
教義を犯してまでこの世から去りたくなるほどの不況の渦が渦巻いていたことも確かだ。
そこに現れたアドルフ・ヒトラーはまさに天の遣いと形容しても問題のないほどの経済回復をドイツにもたらした。
確かに彼は、国内の者からしてみれば天佑そのものであったのだ。
「・・・拭きなさい。」
中隊長が白いハンカチを差し出す
「・・・あの・・・あの人は、やくざものに体を売らされるところを引き取ってくださったんです
なのに・・たった三ヶ月で・・・。」

「・・・うぅぅ、なんて可哀想なんだ・・・。」
「静かにしろよオロフ、のぞきがバレるぞ。」
二人のつく机の左側にあるドアをちょっとだけあけて、四つの目が部屋の中をのぞき込んでいる。
「そんなこといったって可哀想じゃないかよ、ハンカチ貸せよ」
「持ってないよ。」

「・・・そうか、じゃあ無線機は扱えるんだな?」
「はい、簡単なものなら。」
「なに、そう大差はないさ、よし、そこな二人、入ってこい。」
話はまとまった。

「げ!」
「機密漏洩、間諜容疑で後で便所掃除だ、まあいいだろう、うん、お前らの125はまだ通信手が決まっていなかったな?」
「はい。」
「では戦車長にわ私から伝えておく、この子が今日から通信手だ。」
「えっ?」
「細かいことは気にするな、婦人部隊からの研修生ということにしてしまおう。」
「そんな、急すぎます! それに何より、私は字が書けません。」
「ハインリッヒに教えてもらえ、君を助けた男だ、ハインリッヒ!」
「はっ!」
「貴官に新兵教育の任を与える、三週間でアーからツェットまで、叩き込め。」
「やぼーる」
「いやそうだな」
「文法は苦手であります」
「大丈夫だ、いいな?ほれ、敬礼!」
中隊長は少女の右手をハインリッヒの方へと差し出す。
「・・・よろしくお願いします、ハインリッヒ一等兵。」
つられて少女は男に少々はにかんだ風にほほえんだ、男の顔に火がつく。
「Jawall Hell Comandar!!」
バキバキ音が出るかと思うぐらいにかっちり敬礼をして目線を泳がせた。
「よろしい、ではハインリッヒ、貴様ののぞきの懲罰による便所掃除の任を、新兵教育の任へと変更する、営舎に戻り、この子をいっぱしのドイツの女にしてこい。」
「はい、中隊長!」
こうしてハインリッヒと少女は部屋を出て行った。
「あの、中隊長殿、自分に何か任務は?」
オロフがニヤケ顔で少女を後ろ目に、揉み手をしながら中隊長へ近寄った。
「ああ、便所掃除。」
814480:2005/12/09(金) 01:22:59 ID:SRRjSZ3Y
司令所と営舎を結ぶ木の廊下、すれ違う兵士はみなぎょっとした目つきで二人を眺め
司令所へ去ってゆく、元々女の少ない職場で、その上来ると言っても20はとうにすぎた女性ばかり。
この基地で少女は完全に浮いていた。
「ええと、一等兵殿。」
階級が厳しい軍隊ということは無知ながらもよく知っていたので、言葉遣いに気をつけたようだ。
少女は違和感の固まりのような敬語をしどろもどろ喋る。
「ハインリッヒ、ハインリッヒ・グリュンブラットだよ、名前で呼んで、君は?」
そういった途端男はあっ、と息をのんだ、が、後の祭りだ。
「・・・私、名前ないんです。」
「そうだったね・・・つけてやろうか?」
「え?」
「名前つけてやるよ、どんなのがいいかな?」
「私今まで名前で呼ばれたことがないんです・・・。」
「今度新しく入った戦車は、タイガー、Pz.kpfw Y Tiger、タイガーか、タイガーちゃん。」
「・・・お言葉ですけど、ふざけてるんですか?」
ジトーッとした目で少女は青年を見上げる、そんな漫画の登場人物みたいな名前ごめんだ。
「ううん?これでも命名センスいいと思わないかな、僕の実家の犬なんだけど名前が・・・。」
「ベンジー?」
「よくわかったね、いい名前だろ、どうやら君とは気が合うみたいだね、タイガーちゃん。」
「・・・はぁ。」
「よし、じゃあ僕らの部屋へどうぞ。」
男は立て付けの悪い扉を開けた、右側に二段ベッド突き当たりの窓辺には飾り気のない木製の机と椅子。
二段ベッドの下には整然と新聞が並べられている
「一応言っておくけど変なことはしないから安心してね。」
少女は一瞬きょとんとしたが、すぐに意味をくんでその顔を赤く染めた。
「あんまりそういうこと女の子の前で言うもんじゃないです・・・。」
「タイガーはいくつなの?もっとも15、6って所だろうけど。」
「はい、16です。」
「さっき通信の仕事をしていたといってたけど。」
「18ということにしておきました、見えなくもないでしょ?」
「うん、まあね、ただこれから戦場に男と出るわけだから、年も性別も関係ないぞ、いいね?」
「はい・・・。」
確かにご飯は食べられるかもしれないけどとんでもないことになってしまった。
何よりとんとん拍子に話が進みすぎている。
少女の背筋にいやな汗が流れた・・・。
「何よりも。」
「おぉっ!」
「この新聞をみんな読めるようにしてやるからな、はい持つ。」
「おぉ・・・重い・・・。」
「それじゃあ食堂まで駆けっこだ!」
「あぁっ!ちょっと・・・うぐぅ、重い・・・。」

そんなこんなで、ハインリッヒとタイガーちゃんは二年間をずっと同じ鉄の箱の中で過ごした。
815480:2005/12/09(金) 01:23:40 ID:SRRjSZ3Y
「おい、ハインリッヒ!みろよ、にわとり捕まえたぜ」
いつの間にか眠ってしまったのか、体を自分に預けているタイガーを抱いて
彼はあまりに風通しのよすぎるフランスはカーン・ファーレーズ街道の青空を眺めていた
こんなことでいいんだろうか?
ぼーっとしている間にどこからか弾が飛んできて、知らないうちにみんな死んでしまうんじゃないだろうか。
・・・そうだ、この、僕の膝の上のぬくもりも冷たくなって。
「おい!ハインリッヒ!聞いてるのかよ?」
「おお!オロフ、どうしたんだよ。」
「にわとりだよ、誰もいない農家のあたりうろうろしてたんで連れてきたんだ、大隊に合流したら食おうぜ。」
「すごいな、かわいいにわとりだ。」
「それとな、あとおもしろい情報を手に入れた。」
「なんだよ、勿体ぶって。」
「あのな、実は合流する大隊なんだけどな。」
「うん」
「ミヒャエル・ヴィットマンがいるらしいぞ。」
青年の目が血走った
「本当か!?」
「ああ、本当さ、先にカーンから撤退している所らしい、次はサントーからの遅滞行動だから、俺たち騎士十字賞ついてるし編入させてもらおうぜ、この部隊はじき解散らしいし、戦車長とも話しつけたから」
「あいつらに一泡吹かせてやりたいのは山々だけど・・・この子。」
「・・・ああ。」
オロフが彼の足に覆い被さるようにして寝ている彼女をちらりと見た。
「この子は帰りたがってる。」

「いいですよ?」
「えっ?」
「いきましょう、アミーに一泡吹かせてやりましょうよ。」
いつの間に起きたのか、タイガーはむっくりと起きあがってキリッとこっちを向いた
「決まりだな。」
「死ぬかもよ」
タイガーの頬を両手できゅっとつかむ
つぶらな瞳がこちらを向いていた
「本当にいいの?」
「大丈夫です。」
「・・・我ら、生まれた日、所を違えども」
オロフは指を組み、フィンランド語で暗揺した
「死ぬ日、死ぬ時、死ぬ場所を共にせん。」
ハインリッヒもすっと立ち上がると、指を組み、オロフの前に立った
「・・・よし。」
最後に、彼女もそれにならった。
「骨になっても戦います。」
ちいさなちいさな、SS部隊が結隊した。
816480:2005/12/09(金) 01:24:10 ID:SRRjSZ3Y
一晩あけて。
テントも何もない、ぱらぱらとパセリのような小規模の木立が小高い山の至る所に生えている
そんなフランスの片田舎の牧歌的なのどかな風景の中に
木の小枝や網をかけた物騒な箱が5,6個密集している。

「それで、貴官の車の照準手がそうなんですか?」
「はい、我々もカーンから撤退中でありましたが、ほぼ無傷でここまで到着することができました。」
「そうか、よし、それでは貴官を我が中隊に迎えましょう、中隊とはいえもう3機しかおりませんが。」
戦車長は高々と右手を挙げた。
「おい!007号車、集合!」
ヴィットマンの声を聞き、四人の男たちが駆け足で集合した。
「今ここにおるのは私の車の部下だけですが、右から操縦手のライマースSS軍曹」
ブラックユニホームを着た青年が一歩前へでる。
「お疲れ様です、噂はかねがね耳にしております」
「ああ、ありがとう。」
「無線手のヒルシェルSS兵士」
「あのきれいな声は125号車の方のですね?」
「そうだ。」
「一度お会いしたいです」
「後で会えるさ」
「照準手のワグナーSS軍曹、ヴォルに代わってよくやってくれます」
「是非ともグリュンブラット氏とお話がしてみたいです。」
「最後に、照準手のウェーバーSS兵士」
「よろしくお願いいたします。」
「ああ、よろしく。」
「ではマイヤー中尉、ヴァルトミューラーの所で今後の対策を練りましょう」
「ああ、そうしよう。」

「おい聞いたか?カルル、無線手はまだ18だってよ」
「可愛かったよ、うん。」
「何?みてきたのか?」
「さっきあそこでグリュンブラット軍曹と逆立ちしてたよ」
「ひゃー、二人とも会ってこよう!」

「を゛〜〜〜〜〜〜〜〜」
「タイガー、僕そろそろまずい・・。」
「うわあ!」
どたんばたん!
「いててて、お〜い!ノジマさん!!助けてくれ!!」
「大丈夫かい?あんまり浮かれてると足下救われるぞ。」
「まあいいじゃないですか、連合軍も今日はおやすみですよ。」
「日本には勝って兜の緒を締めよってことわざがあるぐらいだ、幸運続きの時は気をつけた方がいいね。」
「日本・・か・・。野島中尉さん、日本ってどういうところなんですか?」
これから山場を迎える戦闘に、きまじめな日本人気質を見せる野島帝国陸軍少尉
その姿は帝国陸軍の38年式戦闘服一式である。
817480:2005/12/09(金) 01:24:51 ID:SRRjSZ3Y
「そうだなぁ、良いところだよ、富士山という山があってな、本土一高い山なんだ、これがまたきれいなんだよ。」
「アルプスよりきれいですか?」
「さあ、わからないな、なにより比べられるものではないね、アルプスだってきれいさ」
「そうですね、山が綺麗かなんてその人次第ですよね、えへへ。」
タイガーはペロリと舌を出して、ぽりぽりと頭をかいた。
「そうだね、あとは・・・、みんな誌が好きなんだ、自分だってほら、こうして辞世の句を。」
少尉は懐からきれいに折りたたんだ半紙を取り出した。
「・・おぉ、シュウジだ、そうですよね?」
青年は少尉から手渡された半紙をびっくりした風に眺めた、何か訳があるのだろうか?
「そうさ、ベルリンで書いた物なんだけど、筆を見つけるのに苦労したね」
「きれいだ・・・、みたことがあります、確か私の士官学校時代に一度日本の少年たちが来たことがあって」
「ほう。」
「八紘一宇とさらりと書いて渡してくれましたよ、なんであんな柔らかい物でこんなきれいな字が書けるのかよくわかりません」
「コツをつかめば簡単さ、みんな終わって、日本に来たなら僕がいろいろ教えよう」
「・・・あれ?これは?」
はらりと一枚、半紙の隙間から写真が落ちてきた。
拾い上げてみてみると、きれいな黒髪を後ろに流して
刀を持ったきれいな女の人と中尉がきれいな花の木の下に並んで写っている。
「少尉さん、これは?」
タイガーはその写真をまじまじと見つめると、はっとしたようににっこりとほほえんだ
「・・・奥さん?」
「ははは、そうだ、僕の嫁だ。」
「綺麗な花・・・これはなんて言う花なんですか?」
「桜さ、ぱっと咲いてぱっと散る、日本人の心を一番よく表している花だよ。」
「サクラ・・・ですか?」
「ああ、染井吉野という種類でね、長くても二週間も咲いていないんだ。」
「そんなに短いんじゃつまらないじゃないですか。」
「そこが良いのさ。」
ふうん、とタイガーは写真に目を戻した、花もさることながらこの女の人もとても綺麗だ
だけどなぜか寒気がする、綺麗すぎるからかな?
「奥様とはどのようにしてお知り合いになられたんですか?」
「ああ、僕の剣道の道場の娘さんさ、とても良い奴だよ。」
少尉は目を細めて暮れ始めたサントーの丘を眺めた。
夏草が真っ赤に燃える、まるで絵画だ。
これをあいつにも見せてやりたい、少尉は大きくため息をついた。
「君たちも、後々はそういうことは考えているのかな?」
「えっ!?」
二人そろって夕日に負けないぐらい真っ赤になった
「もしかしたら今言わなかったら、もう明日はないかも知らないよ?」
タイガーは何を言って良いのかよくわからないらしく、あうあう言いながらきょろきょろとしている。
「ハインリッヒ軍曹・・・。」
「いやあの、僕とこの子はただ」
「良い良い、わかってるよ。」
「・・・。」
「二人ともウブだからすぐに分かるさ、そうだろう?ちがうかな?」
「・・・。」
二人の間に何もしゃべれないような、でも気まずさとは違う雰囲気がほんわかと流れる
「女の子の方が素直だね。」
お互い目線をそらさない、すでに可哀想な孤児と命の恩人の間柄の眼差しではない
タイガーに至っては目に涙すら溜めている、それをすっと手袋をした手で拭ってやると。
「ハインリッヒ軍曹!」
「わっ!」
小さな女の子は、胸に飛び込んだ。
軍曹はそれを、しっかりと抱き留めた。
「・・・好きです、大好きです軍曹・・でも・・・戦争(これ)が終わってからっておもってたのに・・。」
818480:2005/12/09(金) 01:26:47 ID:SRRjSZ3Y
・・・本当にここは戦場なんだろうか?あたりではコッファーで火をおこしたり野戦給食車に列を作ったりして
合流できた喜びを分かち合っていた、迂回組もすでに到着していて
こちらはそれなりの被害はあった物の、そこまで甚大な物ではないようだ。
サックスの音が聞こえてきた、みんなで歌っている。
まるでカーニバルの夜のような、なんだか浮ついた空気が丘を支配していた。
それはどうも連合軍側も同じようで、強大な敵を無事やり過ごせた喜びに浸っているようだ、遠くの平野から
ギターの音やバグパイプの音がかすかに聞こえてきた。
なにより、彼の胸では一匹のやんちゃな「虎」がその幸せにうちふるえていた。
「それでいいんだ、ははは。」
こういうのは後押しが必要だからな、毎日をしっかり戦い抜くためにも
やり残したことはなるべくないようにしなければ・・・、と、自分のお節介に適当な理由をつけて
少尉はきびすを返すと、戦車の乗組員たちが盛り上がっているたき火へと歩き始めた。
今日はあの忌々しい艦砲射撃もない、少し飲むか。
「あの、ノジマ少尉殿、お宅の無線手女の子はどこに・・・?」
そこへ、一人の戦車兵が息をあげて走ってきた。
「・・・君もタイミングの悪い男だね、ついて来いよ、あんまり音たてるなよ。」
「! 敵でありますか?」
「ああそれはもうすごい奴さ、来いよ。」
「・・・。」

がさがさと背の低い草をかき分けて、一機の戦車の脇の草むらから顔を出した。
「うわぁ。」
「な。さあ、行こうぜ。」
「そうですな、今日は久しぶりに肉が手に入ったそうですよ?」
「おお、そいつは良い、精が付く・・・。」
一番星が、二人を優しく見守っていた。
819480:2005/12/09(金) 01:27:07 ID:SRRjSZ3Y
「ハインリッヒ軍曹・・。」
「タイガー・・・いや、これは君の名前じゃないな」
「いいえ、良いんです軍曹、軍曹の付けてくれた名前ですから。」
「・・・いつから僕のことを。」
「・・・分かりません、だけど、今大好きなのには代わりありません。」
「そうか・・・、僕もだよ。」
「不思議ですよね、今戦争の真っ最中ですよ。」
「なあ。」
月が二人を照らしている、別に雨が降るふうもないので今日は戦車の脇で眠る。
戦車の中はこの季節あつい、二人してはからずとも天体観測を楽しんだ。
「眠くなっちゃった。」
タイガーは
「僕も。」
「にわとりおいしかったですね。」
「ねぇ・・・、明日も食えるかな?」
「食べられますよ、きっと。」
「そうだね・・・。」
「星が綺麗・・・。」
「夏なのに珍しいね。」
「あーぁ、戦争が終わったらどうしましょうか?」
「・・・そうだな、まず結婚式を挙げよう、こじんまりした奴を。」
「そうですねぇ、みんな呼びましょうね」
「少尉、日本から来るのが大変そうだね」
「大丈夫ですよ、飛行機でひとっ飛びです」
「ああ、そうか、船で来る必要もないんだからね・・・。」
「でも・・・・勝てますかね、この戦争。」
「・・・がんばれば勝てるさ、がんばれば。」
無理だってことは分かってる、でも。
「そうですね、きっと勝てますよね。」
虫の声があたりを包んでいる、でも静かだ。
不思議と静かだ。
「・・・お休み、明日もがんばろう。」
「がんばりましょう・・・。」
・・・無理だってことは分かってるけど、そうでもしないと、明日から、これから
どうすればいいなんて分からない、とりあえず今は、この幸せをゆっくりと感じていよう。
僕はゆっくりとタイガーちゃんを抱き寄せた。
820480:2005/12/09(金) 01:27:28 ID:SRRjSZ3Y
1944年8月7日

午前中は昨日に続いて何もなかった、だけど昨日と極端に違うのは周囲にいる連合軍の部隊が
引き潮のようにどこにもいなくなってしまったと言うこと。
つまり、始まるのだ「ナチス狩り」が。

12時丁度、突如轟音とともに麓にあった小屋とその周辺が消し飛んだ。
「艦砲だ!」
誰かが叫んだ。
「これから来るぞ!すぐ動けるように火を入れておけ!」
ヴィットマン中隊長が叫ぶ。
「戦車長!火を入れます!」
「タイガーちゃん!」
「はいっ!」
二人とも戦車の中へと潜っていた。
「第101SS重戦車大隊、後退を開始しろ、ヴィットマン中隊は後衛に着く!」
ヴァルトミューラーの一声ですべてが動き始めた。

そのころ、後退を開始するヒトラーユーゲント師団の歩兵たちの前に、一人の男が立ちはだかった
「停まれ戦友!」
にわかにざわつく周囲、歩兵たちは口々にその名を口にする。
『マイヤーだ、パンツァーマイヤーだ!』
「ワーゲンを一台出せ、ヴァルトミューラーの所へ頼む!お前らは早く撤退しろ!」
そういうとマイヤーは彼らの前から疾風の如く去ってしまった。

それから少し経って。
「結局、セーヌ川の向こうからは何も来やしませんね。」
野球帽によく似たフレックカモフラージュの八角帽をかぶった男とマイヤーが話し込んでいる。
戦車殺し、ミヒャエル・ヴィットマンだ。
「ああ、ボヘミアの伍長殿は内政が忙しいらしいな。」
くわえたばこパタパタ振るわせて両手の地図を見比べるマイヤー
正直なところどれだけベルリンへの到着を早めて効果的にベルリンを防衛するかに彼の主眼は移っている。
「そうですね、全く、前線の兵隊の健康も気遣ってほしいですな。」
「さて、そうこうしているうちにさっきはあそこに400mmが落っこちた、ここもじき危なくなるのは目に見えているな。」
「カーンもだめ、ファーレーズもだめ、次はどこでしょうね?」
「さあな、少なくとも俺たちの背後であることは確かだよ。」
「ハハハ・・・。」
「よし、ヴァルトミューラー。」
「うん?」
フリッツヘルメットをかぶった男が駆け寄ってきた、ヴァルトミューラーだ。
「あそこに下手くそな偽装で隠れてるM4がたくさんいるだろう。」
「ああ。」
「敵のねらいは我々と後方を絶つことだ、ファーレーズを取られればもうこれでおしまいだ
最後の機甲部隊もなんとしてもオルヌ河を超えなきゃならん」
「うん。」
「こちら側は今別の部隊がアヴランシュを総攻撃している、併せてただいまからそこにいる追撃部隊の相当を行う、貴官はこの隙に渡河し、一気に北を目指せ」
ひどく暑い、マイヤーは汗を拭った、今日はひどい一日になりそうだ。
何台の戦車が失われ、何人の人が死ぬのだろうか?
「ベルリンにイワンが迫ってる、一人でも多く兵卒をベルリンに送り届けるんだ。」
「分かった、攻撃はいつからだ、同調して遅滞行動を取りながら本格的な撤退を開始する、露払いはもう出してあるから、ヴァルトミューラー戦隊は歩兵によってヴィットマン中隊と後衛を担当する。」
「・・・12時30分を持って攻撃を開始しよう、いいな?」
821480:2005/12/09(金) 01:27:48 ID:SRRjSZ3Y
「いえ、もうすぐに攻撃を開始しましょう、敵の観測機がさっきからここを往復してます。」
ヴィットマンが頭上を指さした、武装を持っていないプロペラ機がふらふらと飛行を続けている。
「・・・、危ないな。」
「攻撃を開始します師団長。」
「分かった、思う存分暴れてこい、でも絶対生きて帰れよ。」
ヴィットマンは戦車に飛び乗り、軽く敬礼を送った。
「分かってますよ、たっぷり時間稼ぎをしてきます。」
「がんばれ。」
「はい。」

「いよいよだね。」
「・・・はい。」
「怖い?」
「・・・怖いです。」
「大丈夫さ、ヴィットマン大尉と一緒だぜ。」
「そ・・そだよ、ね?」
腰をかがめてタイガーと握手をする、にっこりと笑った顔が印象的だった。

「しっかりがんばろう、オロフ、タイガー、ノジマ、あと今日はよろしく頼むぞ、ハインリッヒ。」
戦車長が席に座り、我らが125号車は完全になった、役者は皆そろったということだ。
「Jawall!Hell commander!」
「よろしい、命令を待つぞ、撤甲弾を装填しておけ。」

『007より全車へ、戦闘用意』
『002準備よし』
『121戦闘準備完了』
『021用意よし』
『125号車用意完了』
いよいよだ、戦争がまた始まる、ハインリッヒは右裾が捕まれるのを感じ、足元を見た。
タイガーが裾をつかんでいる。
「怖くないよ。」
「・・・大丈夫です。」
「安心しな、僕が絶対敵を近づけない。」
『ヤーボに食われる前に森の中へ入れ、Panzer Vor!!』
『Panzer Vor!!』
『Panzer Vor!!』
口々に叫ぶと足下の操縦手が思い切りアクセルをふかした、戦車は森にとけ込む、これからが正念場だ。
822480:2005/12/09(金) 01:28:19 ID:SRRjSZ3Y
『121戦闘不能、腹帯損傷、戦車長戦死、脱出します!』
「ハインリッヒ!121を食った奴らだ!3時方向、森に照準しろ!動いたぞ!」
「見つけた!」
「距離800!捉えたら許可なしで撃って良いぞ!敵の試作戦車だ!90mmを積んでやがるぞ!」
三角の目盛りの真ん中に憎たらしいパーシング戦車のシルエットを捉えた。
ペダルを踏む
「くたばれアミー!」
爆音が耳を支配して、スコープの中でパーシングがバラバラになった、2.3機周りにいたT26がわらわらと森の中へ逃げてゆく、チョロいもんだ。
しかしパーシングがこれだけいると言うことは、M4を相手にするよりも多少なり負担が多いと言うことだ。
現に当たり所の悪かった121号車は戦線を離脱した、これでたった残存兵力はたった三機。
『よくやった125号車、あまり深追いはするな、俺たちはここの山から後ろに敵を通さなければいい。』
ヴィットマン大尉の激励がヘッドホンからがんがんと流れる、右の足下にいるタイガーがいそいそと遠ざかってゆく大隊との連携を取るべく地図にメモを取っている。
これだ、これこそが戦争だ、鉄の矢による蹂躙、スコープの先では脱出してきたアメリカ兵が足のなくなった戦友を引きずり出している。
「くたばれ、121の弔い合戦だ。」
少し左側のペダルを踏む、同軸機銃が炎を吐き
アメリカ兵はバラバラになってどっちがどっちを運んでいたかよく分からなくなった。
それから幾度となくM4とM24の大群が押し寄せ。
艦砲射撃できのうあれほどのどかだったこの丘はでこぼこの穴だらけになっていた。

『こちらは101大隊本部、まもなく最後尾がオルヌ河渡河を完了する。』
天使の歌声がヘッドホンから舞い降りた、始末した戦車は13台、驚異的な記録だ、昨日の包囲突破の時より撃破数が多いんだから、異常だ、このままでは数で押しつぶされる、そんなときにこの報告だ、みんな胸をなで下ろした・・・。
すでにヴィットマン機とこの125をのぞいたほかの機はみな撃破され
戦車兵たちは塹壕に入って戦っていた、丁度潮時かと思っていた頃だ。

そのとき、
『カルル!後ろだ!後ろに回り込みやがった!』
小さな爆音がした、まてよ、今のはヴィットマン大尉の・・・。

「ヴァルトミューラーの歩兵たちを先に撤退させよう」
『ありがたい、我が隊の撤退がすみ次第そちらも。』
「了解した、速やかに撤退してくれ、心臓に悪い、ははは。」

「みんな、天国だ、ヴァルトミューラー戦隊の撤退を持って我々も撤退するぞ、最後まで警戒を怠るなよ。」
・・・ん?
さっきまでマークしていたはずのM43機がどこかに消えている。
まずい、直感的にペリスコープの後ろ側を覗いた。
短い砲身3個がこちらを向いている。
・・・ああ!なんてこった!
「カルル!後ろだ!後ろに回り込みやがった!」
「あああああああっ!」
823480:2005/12/09(金) 01:29:35 ID:SRRjSZ3Y
1944年8月7日12時47分
『戦車殺し』の異名を持つ男、ミヒャエル・ヴィットマンSS大尉は戦場の露と散った。

「ヴァルトミューラー・・・007がやられた。」
戦車長も信じられない様子で、コマンダーズはっとがずり下がっている。
『・・・なんてことだ。あの戦車殺しが・・・。』
「後衛は我々が担当する、速やかに撤退を。」
『了解した、敵はM4三台だ、やばくなったらすぐに逃げろよ、随伴歩兵をやろうか?』
「大丈夫だ、はやく撤退してくれ。」
戦車長とヴァルトミューラーが最終調整を行っている。
僕はというと呆然としていた、あの戦車殺しが死んでしまった、あの、ミヒャエル・ヴィットマンが。
僕らの目の前で。
「ハインリッヒ!奴らだ!見つけたぞ!」
突然、キューポラから頭を出していた戦車長が車内無線を介さないで叫んだ
「砲塔9時、目標M4、2機、一機はファイアフライ、あの糞野郎のケツの穴に88oをぶち込んでやれ!生きて帰すな!」
「オロフ!前進!ここじゃ当たらない!」
オロフの肩を足でこづく
「合点承知だ畜生め!逃がすなよ!」
「ハインリッヒ!警報!随伴歩兵!ゲヴェールグレナートもってやがる!機銃でなぎ払え!」
戦車の背からわらわらとにくったらしい歩兵が降りてきた、MGをやるのは通信手だ
「ヴィットマン中隊長の敵だ!これでも食らえっ!」
タイガーちゃんの目が紫色になっている、鬱血してそう見えるのだ。
そういえば昨日彼女はカルル軍曹と中隊長ととても会話が弾んでいたな・・・。
「待たせたな!装填完了だ!着発!」
隣の中尉が叫んだ、いける、これで大尉の敵討ちが・・・。
ガンッ!
「うわぁっ!」
「がっ!」
「こちら125、被弾、損傷程度箇所ともに不明!」
「報告なんて後だ、Fёuer!」
砲弾は綺麗にファイアフライをまっぷたつに切り裂いた、戦車長とおぼしきイギリス兵の胴体が宙を舞っている、様をみやがれ。
「次弾装填撤甲!連続射撃!」
「やばい!腹帯が切れてる!」
「次の弾を発射したら脱出だ!タイガー!歩兵に援護を頼め、もう持たない!」
「了解!」
「Fёuer!」
M4の砲塔はそのまま円盤のように基部と分離して向こう側へ飛んでいった、スコープの先では頭のなくなった兵隊と腕を失った兵隊が踊るようにして同軸機銃の弾に踊っている。
「いいぞ!脱出だ!」
824480:2005/12/09(金) 01:29:56 ID:SRRjSZ3Y
キューポラを開け、戦車長が脱出を命じた。
「待ってください戦車長!まだ一台残ってます!」
「無理だ、パンツァーファウストの到着を待て!」
「了解!」
くそったれ、どうしようもない。
「脱出!」
「ハインリヒ!装填するぞ!」
ノジマ少尉だ、まずい、M4の砲塔がこっち向いた!
「少尉だめだ!逃げろ!」
「うわああああっ!」
バシン、と音がして右正面の壁がへこんだ、少尉がしこたま頭をぶつける
「糞、脱出だ、でよう」
「いいから!早く、ここでやらなきゃみんな死んじまう!少尉は脱出するんだ!」
「糞っ」
少尉がエスケープハッチから外へ出る、もう装填する暇はなさそうだ、出よう・・・あれ?
「タイガー!何でこんな所にいるんだ!」
「照準して!みんなが!みんながやられちゃう!」
目にもとまらぬ早さで砲弾を閉鎖機の中に叩き込むタイガーちゃん、閉鎖機左のボタンを押す
「装填完了!」
『馬鹿野郎何やってんだ、出てこいハインリッヒ!タイガー!やられちまうぞ!』
「ファイア!」
タイガーちゃんは叫んだ、目にいっぱい涙を溜めて・・・。
すぐにものすごい音がして、視界が暗転した・・・。
825480:2005/12/09(金) 01:33:39 ID:SRRjSZ3Y


痛い。

・・・うぅ。
・・・糞、腹が。
腹に大きな金属片が食い込んでいる・・・、肝臓か、・・・死にたくない。
タイガーちゃんは大丈夫?
・・・あの子さえ大丈夫なら・・・。
「ハインリッヒ・・軍曹。」
「けがはないか?」
タイガーちゃんが閉塞機からゆっくりと顔を上げた、胸からたくさん血が出ている。
なにより、閉鎖機に添えてた、左手がない。
こっちももうろうとしてきた
「軍曹!ぐんげほっごぼっ・・・。」
たくさん血を僕のブラックユニフォームに吐いて、よろよろと僕に歩み寄ると、僕の胸にもたれかかる
「うぁああああっ!」
激痛がはしった、タイガーちゃんの血と僕の血が混ざる。
あたたかい。
「軍・・・そげほっ・・・ごほっ・・・。」
「・・・よびすて、て、言った・・・だろ?」
『ハインリヒ!ハインリヒ応答しろ馬鹿野郎ォ!糞ぉおおっ!』
オロフの泣き声がヘッドホン越しに聞こえる、ちくしょう、めがかすむんだ。
・・・たいがー、ちゃん。
「タイガーちゃん、どこ?」
「こ・・こで、す。」
急に視界がクリアになった、はっきりこの子の顔が見える。
この子のかおにだけ、焦てんが、あってるみたい・・。

「・・・ごめん、かえれないね。」
「いいんです・・・ごぼ・・・。」
綺麗な金色だったタイガーちゃんのポニーテール、血で真っ赤だ。
かわいい黒いリボンも、血で真っ赤・・・。
「い・・・つか・・・、いってげほっ・・ましたね、はいん・・・り・・ひ」
「・・・?」
僕は背もたれに体を預けた、もうなんだかよく分からなくなってきたよ。
「しあわせ・・・なんだごぼ・・げほっ・・・て・・・ひゅぅ・・・けほ・・・けほっ」
「うん。」
言った、ね、言ったよ。
「私・・・しあわせ、がぁっ・・だいすき・・ひととけぼっ・・・と、いっしょ・・・てんごく・・・。」
「そう、そうだね・・・そうだよね・・・僕もさ、幸せだよ。」
「けほ・・・ええ。」
タイガーちゃんとゆっくり、お互いに顔を近づける
血だらけだけど、とても澄んだ蒼い瞳だけは変わらない
タイガーちゃんが僕の唇を口に含んだ、鉄の香りが口じゅうに広がる。
必死に吐血を押さえているのがわかった、僕は離さなかった、血が、口の中に流れ込んでくる。
辛い
・・・こんなことだったら、もっと元気な頃にいちゃついておくんだった。
この期に及んでまだこんなことを考えている自分に、痛みを忘れて苦笑してしまった。
タイガーちゃんはそろそろ限界みたいだ、しっかりと抱いてやる、ちぎれた左手の部分にはふれないように
痛いだろうな・・・。
「今度はさ、戦争のない、天国みたいに平和な所で一緒に、仲良く、暮らそう? ね?」
「・・・はぃ。」
「俺もなんだかよく分からなくなって来ちゃった」
「・・・いっしょ・・です・・ね、いっしょ。」
「ああ、いっしょだ、一緒に天国に行くんだよ・・・こんなに幸せなことはない・・・。」
ああ、真っ白だ、光が降ってくる、戦車の中にも光が・・・。
826480:2005/12/09(金) 01:34:42 ID:SRRjSZ3Y



まぶしいなぁ。
なんだよ?
・・・天国に来たのか?

ん?
小鳥がさえずっている、天国にも小鳥はいるのか・・・。
「・しあ・・・・・しあきさん・・・としあきさん、起きてください、あさですよ。」
「・・・タイガーちゃん?タイガーちゃん!!」
僕はがばっと飛び起きて、しこたまタイガーちゃんと頭をぶつけた。
「きゃ!・・いたぁっ!!」
思いっきり抱きしめて、タイガーちゃんにほおずりする
「タイガーちゃん!タイガーちゃんだね!?そうだよね?あはははっ!タイガーちゃん!!幸せだぁ、すごい幸せだよ、ははははっ!」
「としあきさんどうしたんですか朝から、きゃ・・・。」
僕はタイガーちゃんと布団に倒れ込むと、思い切り抱きしめた
「・・・としあきさん、いたた、いたいですよぉ。」
まだ起き抜けでポニーテールにしていないタイガーちゃんの髪が太陽の光をうけてきらきらと輝く。
おでこにキスをすると、タイガーちゃんも僕の首筋にキスの嵐を降らせた。
そしてふたりして、ゆっくり目を閉じた。

『戦争のない、天国みたいに平和なところで、一緒に仲良く、暮らそう。』

僕らが次に目を覚ますと、時計の針は12時を回っていた。
「・・・・うわああああああっ!じごくだぁあっ!遅刻だぁ!」
「にゅ〜、もう今日はずっと寝てましょうよぉ、にゃん!」

どうやら、僕らの天国は時間制で営業しているみたいです。



ラ=カンプ
ドイツ軍人墓地
第24区画774番碑
Heilig・Grunes Blatt
Tiger・Grunes Blatt
1944年8月7日 ここに眠る
827480:2005/12/09(金) 01:36:33 ID:SRRjSZ3Y
クサ過ぎ長すぎ改行めちゃくちゃ
軍事考査が浅いし、仕事中じゃたかがしれてるな、ただ話が長いだけだ。

今度はなんかエロいことさせますから、帰郷編をお待ちください。

ちなみに、漏れはネオナチでも何でもありませんので。
828名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 07:06:07 ID:PisWa4Os
いやもう、感涙、燃え萌えです。
829名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 08:06:49 ID:kVux6frc
何読ますニダ
ねっころがってよんでたら枕がびしょぬれニダ
しゃz(略
830名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 12:43:00 ID:9JaFTXI9
あれ…頬が濡れてると思ったら、俺泣いてるじゃないか…
831名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 21:46:33 ID:kVux6frc
とてつもなく下手なんだけど、挿し絵投下していい?
>>480
832名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 22:23:44 ID:dx7tj8aZ
下手かどうかは見る方が決めるので、まずは投下するがよろしい。
833名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 23:01:55 ID:kVux6frc
ttp://www.legal-speed.com/~matsu/kup/data/17919.jpg

:ご注意
初めて描きました、絶大な破壊力を誇ります。
一応某自営業閣下を意識したつもりです。
大学のテキストに描いてしまったんでNOTEは気にしないでください。
834名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 23:53:22 ID:kVux6frc
追伸
ドイツ語の綴りが激しく間違っています、脱力必至です。
835>>480:2005/12/10(土) 19:13:27 ID:nE64xbk7
有り難い、本当にありがたい、SS書いてて初めてだよ、挿し絵なんて描いてもらったの。
二人ともいい顔してるなぁ。
836名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 20:59:59 ID:SaNup9Le
なんというか>>480
ドゾー
ttp://cgi.2chan.net/f/src/1134209163917.jpg
837名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:58:14 ID:lQswKaIx
>>480
な、なんちゅうSSを、なんちゅうSSを読ましてもろたんや・・・・


あと>>836もう流れてるorz
838名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 23:38:09 ID:dHbcj0AI
なんというか、絶対に「鋼鉄のOO達」のT塚なんかより上だよ>>480たん。
挿絵の>>833氏も、タッグ組んで出したら「萌えよ戦車学校」よりマストな戦車萌えアイテムになりそう。
839733:2005/12/12(月) 03:49:34 ID:PxXA/cFu
>>480
大昔のボードゲーム好きで、
このカーン包囲戦も随分とやった記憶がありまする。

ミリタリ漫画の類は全く読まないのですが、これは
最後まで読まされました。フランスの田舎のボカージュの中の街道を
疾走するティーゲルとその上に載った射撃手、無線手が目に見えるような気がします。

投下作品中、屈指の出来ではないでしょうか。長くはないと思いまする。
前半部分が無ければ後半が意味を成さないのではと。
また、ベタでなければ語れない話もある筈。少なくとも733でお願いの内容は満喫いたしますた。

お暇があれば、剣道場でとしあき達を切り倒しながら待つ日々を送っている嫁さんと
そこへ辿り着く野島少尉のエピソードを、どぞよろしく。
840480:2005/12/12(月) 17:22:21 ID:gFPsdlQe
いろいろ張ってくれたお礼に。

ttp://cgi.2chan.net/f/src/1134371746198.jpg
「やめてとしあきとしあきやめて」
841480
「ただいまー」
買い出しに行ってきた、ついでに商店街のくじ引きをやってきた
「タイガーちゃん」
肩にあのねずみを乗せて、手元で何かちまちま作業をしている
「ひゃー!」
白いふんわりした編み物が、タイガーちゃんの足のうえにのびている
編み物か、寒くなってきたよね。
「としあきさん、何ですかこれ?」
右手に握っていた紙切れを指差して、かなり早口にタイガーちゃんは言った。
「あぁ、お食事券だよ。」
3枚のカラフルな食事券、3万円分、うまいもの食べよう!

…さて。
「タイガーちゃんは何が食べたい?」
卓袱台にはお茶、タイガーちゃんはコーヒー、タイガーちゃんが自分で挽いているんだ。
「私はアイスクリームのてんぷらを食べてみたいです」
クリスマスイブに学校の知り合いがバイトしてるホテルのディナーコースがとれた
そこで何を食べるかで盛り上がっているのだ
「それなら僕が作れるよ」
タイガーちゃんはタートルネックのくびをのばした筒の中で叫んだ
「ほんとですか!?」
そんなに食べたいんだ、じゃあ今晩作ろ、かんたんだよねあんなの、たぶん。
「じゃあ今日は海老が入ったしてんぷらにするか」
「わーい!」


ゴゴゴゴゴゴ…
ピカッ!

ドガーン!
「タイガーちゃん!脱出だ!火ぃ消して!」
「わーっ!」

…アイスクリームを鍋に入れて少しすると、突然爆発してしまった、何が入ってたんだろうあのアイスクリーム…。
「出来ないじゃないですか!!11!」
「シフト押し忘れてるよ。」
「いたたた…。」
「怪我した!?」
「棚に頭ぶつけちゃいました、いたた…」
タイガーちゃんが頭をさすってる、悪いことしちゃった…。
「…、ごめんね。」
「だ!大丈夫ですよ、大げさでごめんなさい…」

タイガーちゃんが逆にあやまった、優しいんだ
この献身的な優しさがなんとなく僕がタイガーちゃんに手を付けられなくさせる。
「としあきさんは怪我はありませんか?すごい音でしたねぇ。」
そういわれて、気のせいか初めておでこがちくりと痛んだ、飛び跳ねた油で火傷しちゃったな。
「おでこ火傷しちゃったよ、ははは…う」
ぺろ。
「はい、治りました。」
「あ…、ありがとう。」
「わたしも…、唇がいたいなぁ。」
さっきの天使みたいな心配そうな眼差しは一転、口元に人差し指を添えて
胸を強調するようにきゅっと前かがみになっている

「よし、再挑戦だ」
悪いこと言うおくちに、近くにあったオロナインの小瓶をはめておいた。
そのポーズは胸元の開いた服じゃなきゃ効果無いよ、でもすんごく柔らかそうだったけどね。