,r/ \ -..、 ヽ.
/ ._,-‐''' ̄' ヽ. ヾ'、 l.
/ .,/: : : : : : : : : '´, >☆ l
l / / : : : : : : : : : : : : .l r |
l‐. | : : : -、___: : : | .| l. 私のカラダで保守します!
,"l.. |.l ''´: : : : : : : : : `´: : | .!-、 l …っていうか即死防止?
/ ./ '┤: 、: : : = 、_,.、: : .| !´ | .l.
_ / .,' 、.'|''´: : : : : ;:;:´´;:: : : l ./'/ 、 l.
/´: `"'''‐ 、_ ! .!、|.! l.: : ': : : : : : : : : : j / 、 .l ! .|
/ : 、 : : : : : : : .``‐--、.!_,_ヽ、.¬、、: : ___. ゝ、,l_ .'´.| ./
.r".._,,-‐'.ニー-、: : : : : : : : : : : :  ̄": 、´/ ̄´、''_ヽ ´\'"
.ヽ、 .l. /: : : : : `''ヽ、 : : : : : : : : : : | l l.- ヽ l.
`イ: : : : : : : : : : : : `''ー 、 : : : : : : .! .l. l.'''' ヽ .!
.l.: : : : : . __, -‐'''"´r'.、``‐‐---,| l ヽ.、. l l
` ̄'/ ̄ .'ヽ..、 . ' ,,-' l.l .! .l..‐' .! ./
\ー./ 、.了'ー,- 、、_ ~-''"´'' ̄`ー'"、ー'´/
´ '´ ``‐‐--、_`'-、 \ .ヽ`ヽ、
,ヽ、: : .l `'>. |"'ゝ、_ ` `、..'´
l. ヽ、: : : : : ヽ、: : : .ヽ.``ー-、_ `~ヽ 、 丿
| l |: : : : : : .`": : | .| \ 'ニ''-.ゝ
/.,r'./ |: : : : : : : : : : : l l 'ヽ. `'-...l
| `、 ,- l: : : : : : : : : : : .l. ...l---- 、_ .|
| l._/.!: : : : : : : : : : : .l.、 `ー-‐-、、二‐ l
‐" .l: : : : : : : : : : : : : : : : : .ノ.-''"´´
3 :
名無しさん@ピンキー:05/02/09 12:48:22 ID:2ws91PYY
乙
乙です。
todayさん、続きの投下をよろしくお願いします。
>>1スレ立てご苦労様です。
前スレ最後からの続きは書いてはいますが、
まだキリが良くないので投下は無理です……。
先の方まで進んでいるかのように取れる紛らわしい書き方をしてしまい、
マジですいません。
このままの流れで説明シーンやらバトルシーンやらに続けるのか、
あるいはもう展開の進まない通常パートは切って、
強引にエロパートまで急ぐかって所ですがねぇ。
まあそんな俺のことは置いておくとして、
容量を気にする必要も無くなったことですし、
みんながどんどん新スレに書き込んでくれればなと。
>>9 いつも乙です〜。
個人的には日常パートも見てみたいですね。
ほんと書き込み増えるといいなぁ。
とにかく30までいかせないと
ねぇ、して
いじって、おねがい
夏美の、まだ薄い恥毛が淫液と唾液で濡れ、
淡い色合いの裂け目に張り付いている。
発達過程の腰はそれでもみだらに揺れて
少女の言葉に出来ない欲望を表していた。
おねがい、ギロロ・・・
ギロ夏好きだー
>>1スレ立て乙でござる
ク〜ックックックッ
ク〜ックックックッ
ク〜〜ックックックッ
は〜っはっはっは
は〜〜っはっはっは
どぅ〜〜〜〜〜〜っ!!
桃冬も好きだ〜。
つーかアニメはギロ夏は優遇されてるけど、桃冬は「冬樹が
気付かない」が基本のせいで全然進展してない気が・・・・
漫画ではむしろ桃冬のほうが進展してるのにね〜。
でもそれはそれで原作とアニメの違いという点で楽しめるかも。
まだ30までいってないから油断はできない
確かに。保守〜。
>>16 アニメしかみてないんだけど原作ではどうなの? といいつつ保守
対ギロロ用最終兵器…
愛のスペシャルホールド夏美ver.
地球人側の最終兵器かも…
と保守。
>>20 正直進展してるって程ではない。
この数ヶ月の展開じゃ寧ろギロ夏に押され気味
今日のバレンタイン話でどこまで頑張れるかだなー…
>>22 サンクス。
ギロ夏も好きだが桃冬も好きなので頑張ってほしいとこ。
普通に桃冬・・・・だったかな?
よかった・・・・「ああ、姉ちゃん宛ね」オチだったらどうしようかとw
今日の桃×冬は冬樹にとって自分宛の唯一のバレンタインチョコに原作以上に感動していた事も考えると少しは進展あったかも
と書きつつ保守♪
保守
ほしゅ
ほしゅ。
もう少しで30
30げと保守
31 :
名無しさん@ピンキー:05/02/14 02:26:57 ID:glLKsIsx
冬樹っていつ切れたんだ?
>>31氏
原作では7話【1巻】(湿気で見境なく暴れるケロロにキレる)
22話【3巻】(夏美をダウンさせたウイルスを作らせたケロロにキレる)
71話【9巻】(冬樹のこいのぼりを勝手に改造したケロロにキレる)
アニメ版では…
23話【DVD6巻】(懲りずに無断でケロボールを持ち出そうとするケロロにキレる)
だったかな?
後はわからん。
>>32 乙。
アニメは最近のケロロVS冬樹の回でも(度重なる妨害をケロロのせいだと
思って)激怒してたね。
せっかく新しくなったのに寂しい・・・・・・・ね。
モアに何気にエロさを感じてしまうのは何故だろう?
36 :
名無しさん@ピンキー:05/02/16 21:48:47 ID:/rwjVWsZ
623×モアをマジ希望
966X秋もマジ希望
じゃあ俺は大人夏美×冬樹もしくは秋×冬樹を希望…
クレクレばかりも問題だからシチュやネタを提供してみては?
ケロロについてやな思い出を持つドロロと
ケロロについて良い思い出を持つモアとの組み合わせは…
どうだろうか?
41 :
ネココ:05/02/19 00:17:10 ID:Aq2hdyzk
初めて来ました〜。皆さんスゴイ作品書かれてて感動ですぅ。ハァハァ。
続き読みたいですぅ。ギロ夏サイコ〜っス!
ガル夏ギロとか、どうでしょう?
私も書けたら投下してみますね。
3Pですか?
これまたマニアックな・・・。
43 :
ネココ:05/02/19 01:13:50 ID:Aq2hdyzk
マ、マニアックですか〜?
でも、書こうと思ってるのは又、別なんですけどね。
44 :
?l?R?R:05/02/19 01:30:12 ID:Aq2hdyzk
マっ、マニアックですか〜?
三角関係もいいかな〜って。
皆さんのように凄い作品は無理かもしれませんが・・・。
チャレンジしてみよっかなって。
とにかく期待してるのでがんばってください
萌え萌えなの期待してますー
47 :
ねここ:05/02/19 18:14:40 ID:eUHSBv8C
す"い"ま"せ"〜ん"。44の書キコは私です〜。追記するつもりが大失敗(TT)
以後、気をつけますm(__)m
擬人化って案、スゴイですよね。初めて知りました。衝撃でした。
私はケロン体も擬人化も両方イイと思いま〜す。
謝らなくていいから2度と書き込まないでくれ
49 :
ねここ:05/02/19 22:40:51 ID:UZyM4sW3
まずは、モア冬を投下しようと思いますので、もう少しお待ち下さいね。
勿論Hありの可愛いお話になるかと・・・。
>49
とりあえずさ、下げとくれ。
書き込みの名前欄の横に、E-mail (省略可) ってあるのがわかるかい?
そこに、sageって入れるんだ。半角英数でsageって。
そうすると、スレッドの場所は変わらない。
sageって入れても本当に下がるわけじゃなくて、周りが上がっていくから
下になっていくだけなんだけどね。
書き込むときには、かならずsageって入れて欲しいんだよ。
あんまり上の目立つ場所にいると、荒らしを呼び込む事があるからさ。
それじゃ、ま、がんばっとくれ。
>す"い"ま"せ"〜ん"。44の書キコは私です〜。追記するつもりが大失敗(TT)
>以後、気をつけますm(__)m
こういうの、やめてもらえると嬉しいです(はーと)
52 :
ねここ:05/02/20 01:09:48 ID:546zGEuu
ありがとうございます。これから書き込む時は必ずsageを入れます。
でも、前の44にを下げるには、どうしたら良いのでしょう・・・?すいません。
まず半年ROMれ。話はそれからだ
>52
前に書いたものを消すのは無理だね。
いっぺん書いて、送信しちまったもんは、もう消せないよ。原則的にね。
あと、小説の投下以外で固定ハンドル名乗らない方がいいよ。
私はそれほどアンタに興味は無い。
今回のことは教訓としてこれからに活かしてください。
小説期待してますから。
56 :
ねここ:05/02/21 19:33:56 ID:yxRL603P
ごめんなさい。ケロロ軍曹が大好きで、皆さんの作品や会話を読んでいて私も参加したくて、
sageとかも知らないのに書き込みしてしまって、それに失敗もしちゃって、反省してます。
いたずらじゃないってことをどうしても伝えたくて・・・。
皆さんから色々と教えてもらって、とても勉強になりました。
だから、もっとお勉強してから、書き込みすることにします。
>>56殿
人は誰しも失敗を犯すもの
これに懲りずにまたやってくるがいい
くじけずにがんばって
話も完成したらぜひ投下してね
ところで単行本10巻のフィギュアつきの限定版買った?
なかなかいい出来だったよ
保存用と合わせて二個買った(=゚ω゚)ノ
本スレでは微妙に不評だけどね。
まあパワード夏美大好きな私としては、立体化してくれただけで文句なし。
なんかパワード夏美×擬人化ギロロの話を読みたくなってきた・・・。
アニメでのパワード夏美話をネタにした後日談の話をキボン
ほしゅ!
623(サブロー)X夏美ってのを希望…
アニメの夏美の想いっぷりが可愛くて仕方ないのですが
やっぱりマイナーですかねー(マイナーどころか茨すぎ)
>>65 安心しれ、ギロ夏の方が茨だ・・・・・・OTL
ところで其の2で掲載されてたケロモア小説の続きはできましたかね?
>>67 しばらく書けなかったのですが、最近また続きを書き始めました。
エロ以外の部分が今までより冗長な感じなんである程度省略はしますが、
まだエロまでいってないというのが現状です。
まあ、俺のことは置いときましょう。
新刊発売にアニメも盛り上がってる時期ですから、そろそろ人が増えてもいいはず……。
>>69 お待ちしとりま〜す。
人増えて欲しいですね〜。
今日のはギロロが空回りしてる感じでちと残念。後半、夏美を助けに
入ったのに一回も声をかけられてないし。
私も今回のギロロ、凄く悲しかったです。だって、
前回までは、あんなに盛り上がってたのに・・・。
お言葉に甘えて戻って来ちゃいました。
あれから色々勉強して、固定を名乗らない方法とかもわかって、初心者スレで練習とかもしました。
励ましのお言葉も、ありがとうございました。お礼を早く言いたかったんですけど、
もっと勉強してからと思ってたので、遅くなってしまいました。
だから・・・私も参加しても、いいですか?
>>71 「参加していいですか?」とか書く前に、話を書いて投稿してみ。
それが良い出来なら賞賛されるし、
悪いなら悪いなりにコメントもらえるから。
どっちにしても職人さんは歓迎するよ。
そういえば仙人氏とrebellion氏はもう続き書かないのかな・・・
モア×ケロロの続きが読みたい・・・・
>>71 どぞ〜。
>71
なによりも「空気を読む」という事を覚えた方がいい
それが出来るようになるまでROMると吉
>71
下5行書くと名無しにした意味無くなっちゃうからさ、
今度何かやるときは素知らぬ顔で、
マナーを守って書き込みするとどうかな。
>>71 それより71殿は、おいくつですかな?
623×夏は自分も読みたい。
あとエロ重視ということで、あのシクシク訪問宇宙人(偽)に
身体の隅々まで触られたり計られたりする夏美をキボンヌ。
78 :
today:05/03/05 00:45:59 ID:6CDDDaVD
todayです。
ケロモアについてですが、
ケロロとモアの甘エロのようなものを書こうとして始めたのに、
何だかエロと関係ない所で時間食ってますなぁ……
今回もエロまで進みません、申し訳ない。
で、話の進まないケロモアばかりを延々と書き連ねるのもマズイかなと思いまして、
>>77氏のエロ重視のシチュである「訪問宇宙人たち(偽)×夏美」を
同時進行で最初の方だけ書いてみたんで、今回ちょっくら投下してみます。
リク主である
>>77氏の反応が良かったら、エロパロらしい部分まで続けていこうかと。
ま、長文前書きはこれくらいにして、まずはケロモアから投下します。
長すぎるんで途中省略があります。
79 :
today:05/03/05 00:56:41 ID:6CDDDaVD
ケロロがモアに翻弄される数分ほど前。日向家地下のクルルズ・ラボ前に、訝しげな表情を
しながら腕組みをするギロロと、そんな様子を不思議そうに見つめているタママの姿があった。
ギロロは人型と化したケロロのことを尋ねられたことで、その擬態について深く考えていた。
ケロロ一人でそんなことが出来るとはとても思えないし、クルルの関与は間違いないだろう。
どうやらテント捜しという目的は、クルルを尋ねることで解決されそうである。
「ギロロ先輩、どうかしたですか? 早く入りましょ〜よ」
「む、ああ……。そうだな」
いつになく嫌な予感に少し慎重になっていたギロロだが、タママに促されると止めていた足を
動かし始めた。疑心暗鬼になっていたためか、ノックをすることなくラボの入り口を開ける。
「タママ、中に入ったら少しの間だけ静かにしていろ」
「? いいですけど〜……」
ギロロは戦場で培ったその洞察力で、今クルルが何をしているのか探るべきだと悟っていた。
ラボの中に静かに入室する。物静かな空間を抜き足差し足で、二人はどんどん奥へと進んで
いく。
(グッ……!?)
いつもクルルがひとりで居座っている辺りが見えるような位置まで入り込んだ時、先を歩いて
いたギロロがピタッと足を止める。どうやらその予想は的中してしまったようだ。
タママは、突然固まってしまったギロロの横からその先を覗き見る。そこに映っていた者は
男女二人。寄り添っている様子から恋愛ドラマでも見ているような気分になったが、その女の
方の顔にはよ〜く見覚えがあった。
「おいおいおい〜……。密会現場、目撃ですぅ〜〜っっ!!」
「うおっ!? 待て、タママッ!!」
その光景を見たタママは、スクリーンに突撃しそうな勢いで飛び出していく。自分のライバル
である女が、いきなり知らない男と雰囲気良さげにしているシーンを見たのだ。驚愕と感動で
気持ちが溢れかえり、どうにもそれを抑えきれなかったのである。必然的に、今までそれを
見ていたクルルにも完全に気付かれてしまったのだが。
80 :
today:05/03/05 01:01:28 ID:6CDDDaVD
「おいおい、いつの間に……。ノックぐらいはしてほしいねェ」
クルルは少しだけ驚く素振りを見せたが、またすぐにいつもの冷静さを取り戻した。もっとも、
クルルにとってはこの状況ですらも楽しみに思えるのかもしれない。そんなマッドな頭脳兵を
見るギロロの目は、やれやれといった呆れのような気をクルルに感じさせる。
「クックック……。まあ、そんな顔しなさんなって。こいつは俺が頼まれて、親切にやってやった
ことなんだからよ」
「ほう……、その割には随分と楽しそうだが。詳しく説明してもらえるんだろうな?」
ギロロはそう言い放つと、視線を強めてクルルを見据える。クルルは初め、小さく目を逸らす
だけだった。しかし、ギロロがいささか怒気を含んだ視線を浴びせると、面倒なことになるのを
危惧したクルルは舌打ちの後に一つ溜め息をつく。
「チッ、わかったよ……」
そうして、渋々と事の顛末を語り出した。
――クルルの話しによれば、モアが「勇気が出るようにしてください」と頼んできたのが事の
始まりだった。人の精神状態をコントロールする薬は、地球ですらたくさん存在するものだ。
それを作ることぐらいクルルには容易なことだったが、ただそうするだけでは面白くない。そう
やってモアに与えたのは――
「何ぃっ、眠っている恐怖の大王としての性格を刺激する処置を施しただと!?」
「クックック、そういうことだな。これで大体の流れはわかっただろ? ただ……、一つ問題が
あるんだがね」
ギロロがその言葉を聞いて「やはりな」と呟く。大概クルルの発明には、その好奇心ゆえに
何らかの副作用を秘めている場合が多い。自分も漏れなく被害にあってきたのだから、その
思いも一入だ。
「もしその恐怖の大王としての人格が暴走を始めた場合、気付いた時には地球が真っ二つに
なってたりしてな……。ク〜ックックック」
「おいっ、それは笑い事ではないだろうっ!!」
予想以上の危険を告げられ、ギロロは思わずクルルの首下を掴んで前後に揺さぶった。
81 :
today:05/03/05 01:07:50 ID:6CDDDaVD
「ククク……。先輩、こんな事やってる場合じゃないかもしれないぜェ?」
「何ッ!?」
ギロロはしばらく目を離していたモニターを見やる。人型化したケロロとモアの距離はますます
接近し、明らかに通常時の少女の様子とは一変していた。
しかし、先程からさらに変わっているものがモニターの前にあった。クルルに気を取られていて
忘れていたが、モニターを注視していたタママから何やらどす黒いオーラが噴出されている。おそ
らくモニターを見ているうちに、その男がケロロであることに気付いたのだろう。
「ま、待てタママ。落ち着け、落ち着くんだ」
非常事態とはいえ、タママが暴走するとさらに状況が怪しくなりそうだった。ギロロは何とかそれを
止めたかったのだが、うまい言葉が見つからない。そのうちにも黒い気はどんどんと膨れ上がり、
部屋全体を覆っていく。
「あの女〜〜ッッ。もう許せないですぅ〜〜!!」
ギラギラと嫉妬に燃える血走った眼を、モニター先のモアにぶつけている。そんなタママから
増幅した禍々しい気が一気に放たれ、近くにいたギロロとクルルを部屋の外まで吹き飛ばす。
「うおああああっっ!?」
あまりの勢いに為す術無く二人は吹き飛んでいった。ラボ内の物が一緒に飛んできては自分
たちにボコボコと当たってくる。
「クックック……。おや、どうやら収まったみたいだな」
突然、ラボ内から吹き出してくる邪気が流れを止めた。ギロロはホッと息を付いたのもつかの間、
自分に被さる物を押しのけて、部屋の中へと足早に入っていく。
「おいっ。タママ、どこだっ!?」
埃と煙が立ち込める部屋の中で、ギロロがタママを捜し回る。が、見当たらない。段々と視界が
ハッキリとしてきたが、タママの姿がここから消え失せている。
「やれやれ、カメラがほとんどやられちまった」
そんなギロロとは対照的に、クルルは不自然なほどに落ち着いていた。そうやって文句を言い
ながらも少し楽しそうなのは、おそらくもう気付いているからだろう。タママが、ケロロとモアのもと――、
その待ち合わせていた公園へ超空間移動したことに。
82 :
省略部分:05/03/05 01:08:53 ID:6CDDDaVD
そしてタママとケロロたちは相対する。
タママはクルルの話していたことを伝えるが、モアの意識はすでに変容してしまっていた。
モアはタママの問い詰めを受け続け、ついにはケロロが「好き」だと公言する。
もっとも、ケロロにはそれがモアの本当の意思なのかどうかの判別は付かなかったが。
モアはコートを脱ぎ去り、破壊の神器ルシファースピアを右手に携える。
一方のタママも、退くつもりなどは毛頭無い。
モアとタママの想い。かくして二人のそれは激突した。
モアの圧倒的な力は大地を揺るがし、タママはそれをかわしながら好機を探る。
ケロロをも巻き込むその闘いは、誰の制止も入ることなく佳境へと差し掛かっていった。
83 :
today:05/03/05 01:14:41 ID:6CDDDaVD
ハァー……、ハァー……」
タママの息が荒い。その細腕でルシファースピアを振り回すモアにパワーでは対抗でき
ないと踏み、スピードで何とか攪乱しようとする作戦に出た。しかし、それは想像以上に
スタミナを消耗するものだったのだ。
吹き飛ばされた衝撃でいまだ身悶えているケロロは、守られるようにしてタママの真後ろ
に位置している。結果的に、タママがモアからケロロを奪ったような形になっていた。それが
今の恐怖の大王としての少女の神経を異常なまでに逆撫でし、逆鱗の鉄槌がタママに襲い
掛からんとしている。
「返して……。おじさまを……返して……」
何度目だろうか。少女は、先程からうわごとのようにその言葉を繰り返していた。その目の
焦点は、戦闘を繰り広げている二等兵ではなく、奥に見える古くから慕っている者へと合わせ
られている。ただ、その瞳は明らかに正気を失っていた。
「だから……、さっきから言ってるですぅ……」
タママとしても、「はいそうですか」と大人しく譲るわけにはいかなかった。その意思を象徴
するように両手を横に広げて、ケロロを庇うような仕草をモアに見せ付ける。
「そんなに軍曹さんが欲しいなら、このボクを倒して奪ってみろってんだよぉぉぉっっ!!」
自称キュートキャラとは思えないような雄叫びを上げて、タママが二の腕の筋肉を張り詰め
ながら恐怖の大王へと飛び掛かっていく。互いの押し問答は飽きることなく続き、モアの
微かに残った理性も、すでに風前の灯火だった。
グオオッ!!
「クゥッ……!?」
都会の女子高生スタイルという少女にはあまりに似つかわしくない神器が、今までにない
凄まじい勢いで振りかざされる。タママは自らの予測を上回るその動きをすんでの所で
かわしたものの、あとコンマ数秒でも判断が遅れていたらその身体は引き裂かれていた
所だろう。
「ちゃんと避けないと死んじゃいますよ? クスクス……」
少女はあまりにも冷たい、しかし感嘆してしまうほどに綺麗な、透き通った氷のような笑顔を
向けてくる。静かで強烈なプレッシャーがタママを襲い、死の恐怖が背筋をゾワゾワっと駆け
抜けた。最早、目の前にいるのはアンゴル=モアという少女ではない。勿論、本当の性格とも
全く違っているということを改めて認識する。
84 :
today:05/03/05 01:18:49 ID:6CDDDaVD
(チィッ。癪ですけど、これはお前のためでもあるんですぅ〜っっ!!)
モアに正気を取り戻してもらうなら、倒すのが一番いい方法。誰かに言われたわけではないが、
タママはその確信のもとに闘いを続けているのだ。いくら圧倒的な力を見せられた所で、断じて
勝負を捨てるわけにはいかない。
だが、眼前に君臨する少女を改めて見据えると、その破壊の衝動はますます強まっている
ようで、こうして近くに立っているだけでも威圧感で押し潰されそうになってしまう。勝負はそう遠く
ないうちにつけなければならない。目に見えるほどのモアの強さに、タママはそう考えざるを
得ない状況であった。
(でも、どうすればいいですか……?)
モアの攻撃が休まってる間に、頭をフルに働かせる。何か手立てはないか――
(出来れば距離を置きたいですぅ〜。でも、そしたら軍曹さんが……。ん、軍曹さん……?)
突然、タママは何かが閃くのを感じた。が、それに気を取られていると、モアが再び恐ろしい
スピードで向かってくる。
「チィィッ!!」
解決の糸口を見つけたタママがその先を――と考えていた所で思考を遮られ、一つ悔しさを
吐き出した。一端考えを打ち切り、その猛攻をかわすことに意識を集中する。とてもではないが
考え事をしながら闘える相手ではない。
ドゴォォォッ!!
ルシファースピアが地面に叩き付けられ、破られた地面が派手に盛り上がる。危ない所で
何とか回避に成功したタママは、激しい攻撃の動作で出来た相手の隙を見計らって草葉の
陰へと身を潜ませた。いい閃きがあったためか、その表情は先程よりもいくらか希望に満た
されている。
(軍曹さんには悪いけど、もうこれしかないですぅ〜……)
心の中でそう断りを入れると、タママは自らの掌に意識を集中させる。みんなの嫉妬を少し
ずつ集めて黒い気を形作り、怨念のこもった嫉妬玉を手の内に練り出すのだ。
85 :
today:05/03/05 01:23:01 ID:6CDDDaVD
何の問題もない――順調だ。タママがそう感じて小さく笑った時、膨らんでいったその気が突如
威力を弱めた。
(待つですぅ……。これが成功したとして……、軍曹さんとあの女がくっついて……、そしたらボク
は……、ボクはひょっとして骨折り損なだけ!?)
そう。よくよく考えてみれば、今の自分は地球のためでもなく、ましてや己のためでもない。結果
としてこれはケロロとモアの関係のためにやっているのではないか? 激しく湧き上がってきた
そんな疑念が集中を切らさせ、大きくすべきである嫉妬玉の体積がとどまってしまう。
辺りに大きな衝撃音が響き渡る。標的を見失ったモアが、そうやって暴れることでタママをあぶり
出そうとしているのだ。普段であれば、とうに物見の人垣が出来ているだろう。タママは湧き上がる
焦燥の中、歯を軋らせて頭の中で自分と格闘していた。
(くぅぅ――っっ!!)
タママはその心中で呻いていたが、やがて辺りは静まり返った。モアもようやく攻撃の手を休めた
らしい。
「おじさま……」
ケロロに近付くのを邪魔する者が隠れ潜んだことで、目の前から忽然と居なくなった。モアは先程
まで激しい闘いを繰り広げていたタママの事など忘れたかのようにニコニコと微笑みを浮かべ、
地面に半分横たわっているようなケロロに近付いていく。
「モア…殿……、あいたた……」
強く打ち付けられたせいか、身体の節々が痛んでいた。ケロロはぎこちない動きながら体勢を
起こそうとする。そこへモアがやって来て、ケロロの首を巻くようにして腕を回してきた。
「捕まえましたっ。私、さっきからおじさまのこと欲しくてしょうがないんです……。てゆーか愛執染着?」
後頭部に当てられたモアの掌で、優しく顔を寄せ上げられる。先程の狂気の表情とはうって変わった
嬉しげなモアに、正気に戻ったのではないかという期待が微かに持てた。だが、その言動の不自然さは
どうにも拭いようがない。
86 :
today:05/03/05 01:24:59 ID:6CDDDaVD
「いつものおじさまは勿論ですけど、今のおじさまも素敵です……」
濃密な女の雰囲気を漂わせるモアが、狼狽える青年の顔を胸の中に包み込むようにして
抱き寄せる。防寒着を脱いでいつもの制服姿になった少女のそこは温かい柔らかさに満ちて、
聞いていると不思議な気持ちになるような鼓動がトクントクンと感じられた。
思い掛けない驚きと興奮でケロロは面を赤く染め上げ、いつもの少女では有り得ないで
あろう大胆な行動に戸惑う。置かれている状況がうまく把握できないほどで、あやされる子供
のように抱き寄せられた柔胸へと本能的に自分を押し付けていた。
「ハッ!? 吾輩は何を……」
程なくして錯綜している自分に気付き、密着させた顔を小さく離した。だが、モアはより一層
喜悦に頬を染めて、またケロロの顔を引き寄せる。今度は胸元に抱き寄せるのではなく、
自らの顔と接近させていった。
「う…ぉぉっ……!?」
ケロロには、これがよくある口付けシーンへの布石に思えたが、それを止めようとする意思は
言葉にはならなかった。抵抗もなく困惑の声をただただ漏らすばかりで、可愛らしい小麦色の
顔は待ったなしに近付いてくる。
そして次の瞬間、額と額がコツン、とかち合った。
「へっ?」
ケロロは思わず閉じていた両眼を見開き、狐に化かされたような声を出す。どうやら、突然
唇を奪われる危機は回避されたようだ。
「んっ……、あ…ふっ……、ぁ…んん……はぁぁ……」
目の前の少女はと言えば、二人の額同士を小さく擦り合わせながら、喘ぎにも似た甘い声を
漏らしている。楽しそうにじゃれ合うその姿はまるで子供――、だがそう例えるにしては、今の
少女はあまりにも濃艶すぎる。
87 :
today:05/03/05 01:27:44 ID:6CDDDaVD
「は…ふぅ……、おじさま……、おじさまぁ……」
モアは切なげにケロロのことを呼び、額を合わせたまま手をケロロの肩に掛けるようにして
首から下を絡み合わせていった。柔らかい胸の感触と腹部の穏やかな肉付きが合わさって
ケロロの上半身を刺激すると、惜しげもなく剥き出しにされたスラリとした脚の、太腿からふくら
はぎに至るまでの艶やかな感触を伝えるように、スルスル……スルスルと思うがままに動かし
ていく。
「ん…ぁ……っ。ちょ、ちょっとこれマズ――」
男を誘惑する肉付きを備えてきた少女の積極的な行動は、目の前で誘う女に襲い掛かりたく
なるような衝動をケロロに喚起させる。そんな煩悩を何とか脱却させようと首を振りながら身体を
離そうとする渦中の青年だが、今だ残る鈍痛が数拍ごとに身に押し寄せ、小さい呻きと共にその
抵抗も微弱なままに潰えてしまうのだった。
「ああっ、逃げちゃダメですよ、おじさまぁ……。てゆーか敵前逃亡?」
モアは、痛みを堪えながらそこから這い出そうとするケロロをガッシリと引き止め、自分の行為
を楽しむようにして熱のこもった吐息を狼狽の青年に浴びせる。ぼうっとした暖かい媚風がケロロ
の意識にそよそよと浸透し、拒絶の意思を軽く吹き飛ばすかのようだ。次第にそれが伝播したか
のようにケロロの興奮も強まり、ついには自分の口からも漏れ出した興奮の証明がモアのものと
ぶつかり合って反響する。二人の間に残された僅かな距離は、熱息という睦み合いの空気に
よって埋められたも同然であった。
88 :
today:05/03/05 01:31:54 ID:6CDDDaVD
相変わらず男にとっては気持ちの良すぎる女肌の感触がケロロを襲う。包まれるような温かい
心地よさばかりではなく、柔らかくて、何となく甘えたくなってしまうような、そんな感覚がケロロの
理性を徐々に奪っていった。
(ひぃぃっ、本当にヤバイでありますぅ――っっ!! 誰かー、誰か助けて――っっ!!)
主人公に助けを求めるヒロインの如く、ケロロは心の中でそう叫ぶ。人気のない公園の中で
誰か居ないか――と気を探り、ある時膨れ上がるよく知った邪気を感じた。瞬間、ケロロの中で
キュピーンとニュータイプ音が鳴り響く。
(こっ、これはタママ二等!?)
モアにやられてどこかに行ってしまったのではないかと思っていた部下の存在を再確認し、
一筋の希望が差し込んだ。この遠くでも感じられる気は、嫉妬玉を形作るタママのものに他なら
ない。
「ん……」
モアは動かしていた身体を止め、少し離れてケロロの上半身をずいっと見渡した。どこかウットリ
としながら僅かに目を細める。まるでこれから食べる大好物を見て楽しんでいるような行為に、
それまで絡み取られていた青年の危機感は一気に高まった。
「ま、待って……。待って欲しいであります、モア殿――っっ!!」
モアは何も言わない。そして静止もしなかった。ただ無言のまま火照った肢体をググッと近付け、
ケロロに覆い被さろうとする。前菜を前にした濃艶な少女が口を開くと、その中は期待への唾液で
濃く潤っていた。先程タママの妨害を受けた戯れの続きをしようというのか、ケロロの頬に手を
当てて並びの良い白い歯を垣間見せながら、二人の顔をスーッと寄せていく。
(ヒィィィィッ!? 食べられる――!!)
例えるならば、まな板の上の魚だろうか。もっとも、その藻掻く様は似ているが、これから身体を
好きなように料理されるのかという不安で、動揺は遥かに上なのかもしれない。
「くうぅぅっ、タママ――――っっ!!!!」
金髪の先が額をくすぐり、モアの色牙が口蓋を押し割ろうと限界まで接近した時、ケロロはその
仲間の名を叫んだ。自分と、そして目の前の少女への助けを求めて。願いを託された隊長想いの
二等兵はギリリと歯を軋らせると、大きく息を吐き出して飛び出し、ついに姿を現す。
89 :
today:05/03/05 01:37:03 ID:6CDDDaVD
「クソッタレ――――ッッ!!!!」
タママはそう叫んで影から飛び出すや否や、腕を振り下ろしてモアに向けて嫉妬玉を発射する。
当初考えていたより大分威力の弱いものであったが、最早一刻の猶予もなかったのだ。ともかく
それを放った今となっては、事がうまくいくことを祈るしかない。
「クッ!!」
モアは身の危険を認識するとサッと戦闘モードに早戻りし、それをかわすために地を蹴って横に
飛び出した。機敏な反応で嫉妬玉の経路から離れた所まで一瞬のうちに移動したのだが、その時
少女は何かを忘れていることに気付く。
「……っ!?」
モア目掛けて放たれたそれは、当然一緒にいたケロロの位置へと進んでいく。モアが離れた今は、
ケロロだけがポツンと取り残された状態だ。普段のモアであればこんな事はなかったのだろうが、
如何せん今の少女は破壊本能の塊であり、このように自分と相手以外の第三者の存在が希薄に
思えてしまうのも無理はなかった。
「軍曹さ――――んッッ!!!!」
タママの叫びにケロロが応じて顔を見上げると、その表情は何かを……、とにかく必死に訴えて
いるようだった。が、そんなことを考えているうちに黒いエネルギー玉はあっという間に接近していて――
「あれ……、こうグワァーッと方向を変えたり出来ないのでありますか? このままだとひょっとしなく
ても吾輩に当た――――」
急速に接近する巨大な丸弾に威圧され、途中で言葉を飲み込んだ。ケロロはあまりにも目まぐるしく
移り変わるシチュエーションに対処できず、痛む身体とも相まって反応が大きく遅れてしまっていた。
もう……避けるのは不可能だ。
「おじ――」
モアがケロロのことを呼びながら手を伸ばす。だが、勢いよく空を走る嫉妬玉のスピードには間に
合わず、ケロロは敢え無くその凶弾に呑まれていった。
「まっ、まだ開けてないガンプラがあるのに――っっ!! ケロォォォォ――――ッッ!!!!」
ドオオォォォォォ――――ンッッ!!
見事なまでに、直撃――。モアは茫然と硬直して、ケロロを求めて伸ばした右腕は、虚空の寒空の
下で震えている。
タママはその一部始終を遠巻きに眺め「やった」という感じで拳を握り締めていた。
90 :
today:05/03/05 01:45:00 ID:6CDDDaVD
はい、ここまでです。これから頑張ってエロパロにしていきたいですが……
続きまして、書き始めたばかりの訪問宇宙人たち(偽)×夏美の方を投下します。
91 :
today:05/03/05 01:49:31 ID:6CDDDaVD
大人気旅行番組「シクシク訪問録」の撮影ということで、突然日向家に現れた宇宙人たち。
テレビの裏側といったところか、その者たちは予想しないほどに傍若無人な振る舞いで、
ケロロは頭を抱えながら台所へと入っていった。
「ん? どうしたのよボケガエル。あいつらはもう満足したわけ?」
夏美は訪問者たちのやりたいようにやらせてさっさと帰って貰おうという考えで、つい先程
まで料理に精を出していた。やけに無駄な食べ方の多い残飯を片付けて洗い物を終えると
「ああっ、疲れたぁー」とぼやきながらエプロンを外し、ケロロに接待の成果を問い掛ける。
「い、いやぁ……。それが、そのぉ……」
ほとほと困り果てたといった様子のケロロは、人差し指の先同士をクニクニとすり合わせて
何か物言いたげである。
「何よ、ハッキリしないわね……。ほら、今回だけは私も協力してあげるから」
いつも目の敵のようにしているケロロでも、今までの様子からあまりに可哀相に見えて仕方
無かったのだ。俯いている心労の隊長を優しく見下ろすと、それに気付いたケロロは半分
涙ぐみながら礼を言った。
「な、夏美殿……。かたじけないでありますっ」
トイレに入ってる時に乱雑にノックされたり、折角作った料理も豪快に食べ残されたりと、
夏美にとってかなり面白くないことはあったが、宇宙で影響力を持つテレビ番組となれば
さすがに邪険にはできない。
昨日の敵は今日の友か。何とか地球のイメージを悪くしたくないケロロと、厄介な来訪者に
早く帰ってもらいたい夏美は結託し、ガッシリと手を握り合う。
「それで……、今度は一体何をすればいいっていうの?」
ケロロが台所に入ってきた時の表情の曇りからすれば、また何か面倒な注文を付けられた
のだろう。夏美がそう考えてケロロに尋ねると、一端明るくなった顔はまた先程までの暗がりの
様相に戻っていった。
92 :
today:05/03/05 01:52:46 ID:6CDDDaVD
「それが……、やっぱり初めのうちに女の子が全然出てこないのはマズイんでない? っつーこと
で……」
なるほど。いくら異文化で目を惹く物が多くあるにしても、R・グレイと3Mがそれを紹介している
ばかりでは視聴者も退屈だろう。つまりは異文化コミュニケーションの一環として、その星の住人
(出来れば綺麗な女性)と談笑なりなんなりの交流が欲しい、というわけだ。
「え、それってもしかして……」
ケロロの言わんとしていることに気づいた夏美は、徐々に険しい表情へと変わっていった。次の
瞬間、ケロロは両手を地に着けて勢いよく額を叩き付ける。
「この通りであります!! 今、ここにいる地球人の女性は夏美殿だけ……。この後一週間は、
吾輩が炊事洗濯当番を引き受けますからっ!! だから……、だからお願いであります〜っっ」
最早、ケロロにあの訪問者たちを取り仕切るのは無理のようだ。家やガンプラを壊されたりで、
山積する後始末だけでも頭が痛いのに、これ以上彼らの機嫌を損ねるようなことがあればどう
なるかわかったものではない。溺れるケロロは土下座してまで夏美にすがるのだった。
「あー、わかったわよ。どうせあいつらだってこのまま帰るつもりはないんでしょ? 話相手ぐらい
ならやってもいいわ」
夏美は、あまりに必死なケロロに少し呆気にとられていた。そんなに下手になるなとケロロを励ます
ようなジェスチャーをとりながら、その提案に良い返事をする。
「ううっ、後は頼んだであります……」
これを断られたら本当にどうしようかと悩んでいたケロロは、安堵の涙を流す。放っておけなく
なった夏美がハンカチを差し出すと、ケロロはそれで目元を拭くと濡れていた鼻口に当てて思いっ
切り鼻をかんだ。
93 :
today:05/03/05 01:55:04 ID:6CDDDaVD
「……あの、それアンタにあげるわ」
「えっ!? いやいや、ちゃんと洗って返すであります」
「いいから」
夏美はそう言って台所を出ると、洗面所へと向かう。成り行きとはいえ、今から撮る映像が使われ
てテレビに出演するかもしれないのだ。おかしな所はないかと、鏡をジーッと見て髪や面を整える。
一通り確かめると「もういいかな」と振り返るが「いやまだ」という感じで再度鏡を見やった。そんな
ことを幾度と無く繰り返してるうちに結構な時間が経っていたことに気付くと、ウンと頷き、緊張に
鼓動を早ませて客間へと向かっていく。
「夏美殿……、その……相手は人気のテレビ番組の方たちでありますゆえ、くれぐれも……」
その道中でまたケロロと会う。来客に失礼の無いようと念を押しに来たのだ。どんなに面白くない
ことがあっても、敬語を使い、下手に出て、失礼の無いようにと。
「もし相手を敵に回すようなことがあったら、地球は――」
「はいはい、大丈夫よ」
いつものケロロらしからぬオドオドとした様子がおかしくて、夏美の口からは笑いがこぼれた。
いい具合に緊張も解れて、自信ありげにそう答える。そんな笑顔を向けるとケロロも少し安心した
のか、それ以上は何も言わなかった。夏美はケロロの丁重な見送りを受けながら、問題の者たち
の待つ部屋の入り口まで辿り着く。
94 :
today:05/03/05 01:57:27 ID:6CDDDaVD
「ん――コホン。失礼しまーす」
自分の家の一室に入るのに断りをいれるのも少し妙な感じがするが、夏美はそう言って部屋の
戸を開けた。中の者たちは、なかなかやって来ない接待側の対応に苛立ち始めていたのだが、
ケロロの呼んできた地球人の少女が想像以上に可愛かったらしく、満腹さで下がっていた
テンションのボルテージがグオオッと上昇する。
「イエ――スッ!! 偶像を壊して嫌な雰囲気になってたけど、あのケロン人もなかなか気が
利くじゃん!!」
「こ、これなら間違いなく視聴率にいい影響が出るし!! 2m67cmくらい」
「あ…、あはは……」
出だしからどうにも調子が合わなさそうで、夏美は苦しい笑いを浮かべていた。形式ばった
挨拶も抜きにして、スカートを押さえながら二人と向き合うようにして座布団に正座する。気付く
と、カメラマンのMr.Gがその側面へと位置取っていた。撮影は打ち合わせも無しに早速始まった
ようである。
(や、やだ……。このスカート、ちょっと短かったかな……?)
そのカメラのレンズが捉えた映像が、やがて宇宙テレビで放送されるかもしれない。そう考えると、
その無機質な「目」という存在が過剰に意識される。訪問番組らしく普段着で来た方がいいとは
思ったものの、もう少し気を遣ってもよかったかなという淡い後悔が込み上げた。
95 :
today:05/03/05 02:00:32 ID:6CDDDaVD
「いやー、君イケてるねぇ。それ普段着?」
先程までのだらけた様相とは一変し、OA用の締まった感じでR・グレイの質問が始まる。開口
一番の質問としては、随分馴れ馴れしくて踏み込んだものであった。
「え!? あ、はい……。あの、そのっ、私って、そそ、そんなに可愛い服持ってないし……」
切り替えの早いR・グレイに対して、夏美はその質問の図々しさを感じるどころではなく、テレビ
カメラの前という慣れない環境の前でしどろもどろに謙遜する。
「初々しくていい感じだし。5cmくらい」
「あ、あうあぅ……」
序盤からドジを踏んでしまい、話を繋げようにも次の言葉が出てこなかった。取り敢えず落ち
着こう。夏美はそう思って、目の前の湯飲みに注がれた温かい茶をゆっくりと喉に流していく。
そんな困惑している夏美を見たR・グレイはこれ良しと見て、さらに踏み込んだ質問を投げ掛け
てきた。
「胸のサイズはどれくらいなの?」
ブ――――ッッ!!
お約束、という感じで夏美は勢いよくお茶を吹き出して、しばらくむせながらR・グレイを睨む。
いくら緊張しているとはいえ、こんな質問までも流されて答えるわけではなかった。
「地球少女の放茶シーンとは実にマニアック!! 40cmくらい」
やがて咳も落ち着き、喉元に手を当てながらゆっくりと深呼吸する。夏美は一刻も早く、その
疑念を口に出したかった。
「……そんなの、番組と関係あるんですか?」
丁寧口調ではあるが、先程とは違いその顔は笑っていない。テーブルの上にぶちまけたお茶を
拭き取りながらどこかピリピリとした空気を醸し出す少女に、R・グレイはゆっくりと目を合わせた。
96 :
today:05/03/05 02:08:13 ID:6CDDDaVD
「それは勿論。君は見たところまだ成長期みたいだけど、宇宙人類科学の学術的興味から尋ねて
みたくなってね」
「でっ、でも、そんなこと言えるわけ――」
そこまで言った所で先程ケロロの言っていたことを思い出す。決してこの者たちを敵に回しては
ならないという話を。つまり、質問をされたのにそれを無視するなどということはあってはならない
ということである。
(そんなっ。でも……、まさか私の身体のこと聞いてくるなんて思わないじゃないっ……)
想定外の事態に、夏美は外から見てもハッキリわかるほどに動揺していた。これなら案外楽に
おいしい展開に持っていけるな、と三人の来訪者たちはほくそ笑み、R・グレイが畳み掛ける。
「大丈夫大丈夫。これ地球で流れる訳じゃないから君の知り合いに見られる心配もないし、OAから
少し時間が経てばみんな忘れてるって。だから何カップかぐらいは言ってくれないかな?」
「えっ? で、でもぉ……」
「いや〜、頼むよお嬢さん。今の時代、テレビの前にいる勉強にいそしむ大きなお兄さんに、お待たせ
しました――っっ!! ってのが必要なんだ」
「俺たちが大人しいうちに言った方がアンタの……いや、地球のためだぜ?」
口の達者なR・グレイを、3Mがボソッと不穏な言葉を告げることで後押しした。「地球のため」という
うたい文句が、恥ずかしい言葉を夏美の喉から押し上げようとする。しかし、一瞬冷静さを取り戻した
間には、心の中で「言っちゃダメ……言っちゃダメ……」と繰り返していた。
夏美が硬直してしまってからも相変わらずカメラは回り続け、目の前に居座る二人も色めいた視線
を逸らそうとはしない。ここから逃げ出したい衝動を抑え、震える手を太腿の上できつく握り締める。
97 :
today:05/03/05 02:11:28 ID:6CDDDaVD
「…………ップ……です……」
夏美は不意にそう呟いた。胸のサイズを言った可能性は高いが、あまりの小さな声に向かい
合っている二人ですら聞き取れない。
「いやぁ、もうちょっと声を大きくして言ってくれないと――」
こうなったらヤケだ。夏美はやや暴走気味に同じ言葉を出そうとする。
「ああっ……、だからっ…………ゴニョゴニョ……」
今度は声は聞き取れる程度に大きかったものの、震える唇が発音を悪くさせて籠もった声に
なり、結局よくわからなかった。だが、強気な少女にここまでさせた訪問者たちは一つ顔を見合
わせて頷くと、手慣れた様子で次の行動に移っていく。
「口で言ってもらえないなら、直接調べてみるしかないか」
R・グレイ、3Mの両名が立ち上がり、両脇から夏美を囲むようにして近付いてくる。明らかに
卑猥さが浮かんでいる二人の表情を見ると、夏美は身の危険を感じてハッと我に返った。
「い、いやっ……。何するつもり……?」
「おっと」
迫り来るR・グレイを見て高い声を上げようとした夏美の口を、後ろから3Mが手で塞ぐ。体格の
良い3Mに押さえ付けられてジタバタと藻掻くしかない夏美を見据えながら、R・グレイはこう言った。
「ダメダメ。悲鳴なんか上げたりしたら、旅行番組としてはNGだよ。……これがどういう意味か
わかるよねぇ?」
地球という一つの星の命運は、少女一人に託すにはあまりにも重い。そのR・グレイの短い言葉
だけで夏美の抵抗力を削ぐには十分であった。
「ああ、そんなに怖がらなくてもいいって。ちょっと君の身体を調べさせてもらうだけだから……」
98 :
today:05/03/05 02:13:45 ID:6CDDDaVD
「んんぅ〜〜!! むぅぅっ、やらぁ、やらよぉっ……ん…むぐぅっ……やめれぇ……」
少しずつ……、ジワジワと弱まっていった少女の拒否の呟き。3Mの手に妨害を受けながら
モゴモゴと喋るそれも、次第に力無い音量になっていく。しかし、テレビという名の力の前では、
その小さな呻きが夏美に出来る精一杯の抵抗だった。その強大な影響力を持つ後ろ楯に守ら
れた二人の魔の手が、震える少女に容赦なく寄せられていく。
「ああっ!! 地球という惑星のために自らを差し出すとは、この星の住人は何と心優しいので
しょうか」
リポーターらしく、R・グレイのわざとらしい解説が入る。ご丁寧にも、地球という単語をわざわざ
強調させていた。
実況解説を済ませた訪問者は両手を夏美のくびれた脇腹に持っていき、服の上から左右の
そこをギュッと掴むようにして触れる。軽く握り離しをして刺激を与えても夏美が大きな抵抗を
しないことを確認すると「もういいぞ」という感じの意を3Mに伝え、夏美の口元からゆっくりと手が
離された。地球のために逃げられない状況へと陥れられた少女は、すでに助けを呼ぶような素振り
も見せず、ただ怯えた目で震えている。
はい、触られたり計られたりする準備完了といった感じで、今回はここまでです。
俺的にはこんな感じですが、どうですかね?
>>77氏のイメージと違ってたらスマソ。
長文乙でした〜!
後で読ませてもらいます〜。
最後には宇宙人に襲われている夏美が絶体絶命のところで復活したギロロに助けられる展開でいってほしい。
103 :
名無しさん@ピンキー:05/03/06 13:29:14 ID:qjnc/ft7
あ、いいそれ。
やられるなら最後までってのがいいなぁ。
105 :
77:05/03/07 00:24:26 ID:B1+lflvf
today殿、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
こんなに早く宇宙人×夏が読めるとは。
ケロモアもそうですが、台詞回しとか特徴捉えるの上手いですね。
もちろん続きを期待しまくりです。750kgぐらい?
でもって104氏にこっそり同意。
最後までやられてからギロロに助けられて、そこからさらにギロ夏に移行。
これが最強かとw
ソレダ!
俺は襲われる寸前でギロロ復活がいいなあ
襲われる>さらに外道なこと(持ち帰りとか実験とか)をされかかる>ギロロ復活>ギロ夏へ、というのはどうでしょうか?
たまにはキロ夏に行かないのも見てみたい。と、ひっそり思ってみる。
同じくこっそりとギロ夏に行かないの見たいと思ってみたりして。
自分は堂々とギロ夏きぼん
ギロ夏に行かない方が、というのは、終始陵辱の方がいいという意味ですかね?
それとも、無理に純愛路線まで考える必要は無いという意味なのか……
まあ、ヤれるところまでヤっちまうにしろ、寸前で切り上げるにしろ、
多分(最後の方で?)ギロロか秋は出します。
そうしないとバッドエンドコースに逝ってしまうかもしれないんで。
久しぶりにこんな朝っぱらから来てみたら
新作投稿されてるし。
今日は休みだからじっくり読ませていただきます。
today氏いつもありがトン
115 :
114:05/03/10 10:21:16 ID:728aXQXb
ID、728じゃなくて723だったらよかったのに…
116 :
名無しさん@ピンキー:05/03/10 18:18:57 ID:N2nJbCLV
10カン読みましたよ・・・・。
続きがサイコーに気になります・・・。
遅レスかもしれんけど
>「そんなに軍曹さんが欲しいなら、このボクを倒して奪ってみろってんだよぉぉぉっっ!!」
吹いたw
無理に純愛路線まで考える必要は無いと思うが。
色々な楽しみが出来て良いし。
個人的には鬼畜は好きじゃないが細かいことは作家さんにまかせてよいと思うけど。
>>113 111だけど無理に純愛路線までしなくても、、、くらいの意味合いでした。
その方が118のように色々な楽しみが出来そうだから。
でも書いて頂けるだけありがたいです!
基本的には作家任せでしょう。
我々が要望を出すのはいいけど、聞き入れられなかったからといって文句を言ってはいけない、とそんなところで。
というわけでWデー作戦失敗した桃華に襲われる冬樹でお願い
えーと、今回の話は冬樹にもその気があるって解釈でOKかな?
いくら極限状況とはいえ、チョコもらって、お返しもして、好意も示してる
訳だし。
124 :
today:05/03/14 01:06:03 ID:hpzAIXZE
まあ、あの後シミュレータで何があったのか知りたいところですねぇ……
はい。それで、
>>89の続きでケロモアから投下します。
今回は陵辱ものの方に時間を割いたんで、こっちはほとんど進んでないんですが……
125 :
today:05/03/14 01:08:37 ID:hpzAIXZE
(しっ、死ぬ……。これ以上闘いに巻き込まれたら、死んでしまうでありますっ……)
ケロロは痛んでいた身体にさらなるダメージを受け、心中で辛く呻いていた。今の自分に大した
能力もないことを考えると、これ以上戦闘に付き合わされるのは勘弁願いたい。
しかし、そんなことを考えられるということは、幸いなことに瀕死の重傷を負うまではいかなかった
ようである。どうも、嫉妬玉の威力が思いの外弱かったことが救いだったようだ。とはいうものの、
一体どれぐらいの負傷を受けたのかわからないほどで、動けなくなったこともありピンチだと思って
いたのだが、モアもタママも近付いてくる様子はない。
(こっ、これは……)
もしかして、自分はこうやって倒れていれば何の危害も受けないのではないか。自分の身のために
四の五の言ってはいられないケロロは、完全に気絶した振りをしようと、目を閉じたまま身体を極力
動かさないよう努めることにした。
やがて着弾の衝撃で舞い上がった土埃も落ちて、視界が良好になってくる。程なくして、モアは
その中心で倒れて身動き一つしない青年の姿を見て取ることとなった。
「ウ…ソ……。てゆーか冷酷無比……?」
モアの固まっていた身体は小刻みに震えだし、目頭が熱くなっていった。内から迸る凄まじい
感情の奔流。それが、尋常ではなくなっていた少女の身に劇的な変化をもたらす。
激しい戦闘による蹂躙を受けて全てが静まり返ったような大地の下、そこへ悲痛な涙が落ちる
のを合図にしたように、少女が淡い光を放ち始める。眩い光にタママが目を細めていると、そこに
立つモアを中心として、閃光と轟音が周囲に向けて一気に広がっていった。
126 :
today:05/03/14 01:11:04 ID:hpzAIXZE
ゴオオォォォォ――ッッ!!!!
「なっ、なんですか〜? って……、うわああぁぁ――っっ!!」
突然の出来事に、タママは腕を前面に出してガードの体勢をとる。自らの背に大きな木を当てて
吹き飛ばされるのを懸命に堪えようとするが、その木もあまりの風圧に葉擦れの音を出しながら
大きくしなっていた。耳をつんざくような大地の悲鳴に、一体何が起こったのか――と、その凄まじい
エネルギーが発する中心点にいる者を見やる。
それを見たタママは、なぜか安心したように表情を緩めた。携えている神器こそ先程と変わらない
ものの、すでに少女の姿は都会の女子高生のものとは違っている。
地球の者ではないことが窺える大胆で奇妙な服装からさらけ出された白磁の肌は、暗雲によって
太陽が姿を隠している今でも、発せられる圧倒的なオーラによって神々しく光り輝いている。 噴出
されるエネルギーは、先程までのものとは明らかに違っていた。染めることではまず表せない鮮麗な
銀髪がその風圧で舞い、魅入ってしまうほどに美しい。
そう……、モアは「戻った」のだ。本来自分があるべき姿へと。そして、問題はその内面だ。
「…………ません」
神々しいオーラを身に纏った少女が何かを呟く。タママは、安堵もそこそこに警戒を強めた。あれ
ほど騒がしく揺れ動いていた木々も、いつしか先程とは別次元に感じられるほどに静まり返って、
モアの周りが完全に凍り付いているような気さえする。そして次の瞬間、モアが口を目一杯に開いて
こう叫んだ。
「おじさまを傷付ける人は誰であろうと許しませんっ!!!!」
ケロロが傷付けられるのに怒ったモアが、その本人だけではなく周囲全体を巻き込んで破壊の
鉄槌を下す。それはいつか見た光景だった。
127 :
today:05/03/14 01:13:12 ID:hpzAIXZE
俯いていた少女がかぶりを振り上げると、つい先時まで見せていた狂気の表情ではなくなって
いた。それは悲しみや苦しみといった人間的な感情によって完全に変化していて、タママはモアが
いつもの状態に戻ったことを確信する。が、それに喜んでいるのもつかの間――
モアがルシファースピアを地面に叩き付けようとしている。思惑通り、ケロロに危害を加えた時に
起こる精神的ショックでモアを元に戻すことには成功したが、タママとしてもここまで予想していた
わけではなかった。
「ま、待つですぅ〜〜ッ!! 誰がお前を助けてやったと思って――」
今までの例に違わず、ケロロを傷付けられて周りが見えなくなっていた。モアの神器を振り下ろす
腕が止まる気配はない。
「黙示録撃!! 1/100000000!!!!」
ドンッ!!!!
ルシファースピアが地面に激突する短い音の後に、悲鳴のような地鳴りが起こる。哀れ、モアの
ために尽力していた二等兵は、その者自身の手によって攻撃というお返しを受けたのであった。
「や、やっぱりこういう目に……。ちくしょう……ちっくしょおおおぉぉぉぉっっ!!!!」
強大な衝撃波によって、タママは敢え無くどこか彼方へと吹き飛ばされていく。悔しそうな声を
冬の空中に響き渡らせていた。
そして忘れてはならないのは、狸寝入りをしていたケロロもしっかりと巻き込まれていたことである。
「ケロォォォォ――――ッッ!!!?」
黙示録撃炸裂の寸前で不審な空気に薄目を開けるが、今の身体では十分な受け身をとることも
出来なかった。そのまま訳もわからず吹き飛ばされて樹木に叩き付けられる。不意に大きな衝撃を
受けたことでいよいよ意識が遠のき、地面にうつ伏せになるとそのまま本当に気を失ってしまうので
あった。
128 :
today:05/03/14 01:16:04 ID:hpzAIXZE
短いけど今回はここまでです。ようやくエロが見えてきた……
次に、
>>98の続きです。
陵辱ものなんで、そういうのが苦手な方はスルーしてください。
129 :
today:05/03/14 01:25:12 ID:hpzAIXZE
「CMの後、地球少女の実態に激しく迫る!! ってな感じで視聴者を縛れそうだな」
R・グレイは、すっかり大人しくなった少女の不安を煽るようにして、敢えてしっかりと聞こえる
ようにそう呟いた。すでにその目的も変わったためか、カメラ持ちディレクターのMr.Gが、
撮影を続けながら密集した3人に近付いていく。
レンズという目を通して被写体を記録する物が、少女のきめ細やかな肌が詳細に認められる
ほどに接近した。夏美が朧げならない不安を感じて、上方から自分を覗き込んでいる無機質な
観察物を恐る恐る見上げる。次の瞬間、恐れの中で縮こまっていた少女が、目を丸くして身体を
ピクンッと鼓動させた。
「ひゃっ!?」
夏美は思わず後ろを振り向く。見れば、3Mが毛並みの揃った白い鳥の羽を一本取り出して、
男を見惚れさせるような艶やかなうなじをスーッとくすぐっていたのだ。
「ちょ……、くすぐった…い……。きゃ…はははっ……やめっ、やめてぇっ……」
スベスベとした無垢肌を、一番乗りのゲレンデをスキーで滑降するかの如く、3Mが羽先で
ジックリと弄り始める。肌との接点を極力少なくするようにして、羽の最先端のみで掠めるように
触れ合わせていった。すると夏美はくすぐりの刑を受けているように笑い出す。性感など全く
開発されていない無垢な少女にとっては、秘めた悦びを感じるには程遠かったようである。
130 :
today:05/03/14 01:28:00 ID:hpzAIXZE
「ま、その方がやり甲斐があるし。68cmくらい」
微細な動きで探るような弄り方をしていた3Mだが、このまま笑わせるだけでは面白くないと
踏んだのか、やがて夏美の弱いところにある程度メドを付けると、その部分を強く押し擦るよう
にして執拗に弄んだ。するとウブな少女は正直な反応をして、快楽の要所を責められるごとに
今までとは少し違った声色を愛撫者に見せていく。
「んぅ……。だから……くすぐったい…って……、ふぁ、ぁっ……」
「少し強くしただけなのに随分敏感だし。9cmくらい」
真っ白で純真な少女に僅かに伝えられた快楽。3Mは夏美の反応の小さな相違を見逃さな
かった。その不思議な感覚の味を僅かながら覚えさせられた夏美の肌を、再び微弱な加減で
サラサラと撫で上げる。すると少女が認識する感覚は今までとは変わって、一旦頭の中に加わ
ったむず痒いような甘美な感覚が作用していた。そうすると美麗なうなじから首筋を通って頭や
背筋へ悪寒がゾワゾワと走り出し、段々と上昇してきた体温が、初々しくも魅力的な首周りを
しっとりと汗ばませていく。
「い、いやぁ、ダ……メぇっ……ゾクゾクする……ッッ……!」
「おお〜、いい顔してるよ」
そう言うMr.Gが手に持った最新鋭の撮影機器は、少女が魅惑的に身悶える姿を余す所無く
捉えていく。高画質な映像を提供する「目」ばかりでなく、夏美の口元から漏れ出す切なさが
含まれてきた吐息もわずかに取り残さないほどに精巧な「耳」まで兼ね備えていた。
「あ…ぁぁっ……、んんっ、は……ぅぅっ……、こんな――こんなの撮っちゃイヤよぉ……」
もっとも、いくらお約束シーンとはいえ、あまりにやり過ぎればタダでは済まない。しかし、
視聴者もわからないことだらけの未開の惑星「地球」の少女相手では、こういった行為でも
ただ皮膚の感度を調べているだけだという学術的な主張を唱えることが十分可能であった。
131 :
today:05/03/14 01:30:54 ID:hpzAIXZE
「地球の人たちは他人へのものの頼み方を知らないのですか?」
いつしか敬語を使うことを忘れていた夏美。R・グレイは、自分たちに従わなければならない
ということを思い出させるようにして少女にそう告げる。
「……ん…は……ぅっ、やめ……て……、やめて……くださ…い……」
肌触りの良い羽先との戯れが、白皙のうなじや首筋にジワジワと浸透していき、くすぐったい
だけではない感覚に畏怖させられる夏美はそう懇願した。しかし、悔しさを押し殺しながら許しを
乞うそんな少女を、男たちは意地悪く嬲り続ける。
R・グレイは楽しそうな表情を見せると、夏美に気付かれないようにこっそりと筆を取り出す。
それは本来の目的に使っている様子はなく、筆先の上質そうな毛並みが真っ白に光っていた。
それを不意に少女の耳たぶに添え、掠めるようにして優しく撫でさする。
「きゃ!? 何、何してるのっ……?」
注意が逸れた一瞬の隙を狙われた少女は、突然の異質な感覚に身震いした。
「どうですか? 羽ともまた違った感じがして気持ちいいでしょう」
愛撫者は戸惑う少女にも構わず、耳殻の溝を埋めるようにして筆先を差し入れる。そのまま
凹凸に沿うようにして筆を走らせると、夏美は耳器官の最外部から脳に直接刺激を送られて
いるような感覚に陥るのだった。
「ん……ぁっ! そこダメぇ……、耳…いじらないでぇっ……」
獲物を前にした者にそんな声が聞き入れられるはずもなく、R・グレイは貝殻上の耳翼から
筆の腹を使って重力に従い首筋をツーッと縦断させる。相変わらず羽で首の裏側を弄っている
3Mと、前後から協力して責めるような形になっていた。
「あ……、くっ……! いやっ、い…やぁっ……」
うなじから伝わる微感に肩をすくめて身じろぎしていた少女は、隙だらけになった首の前部を
刺激されていく。愛撫者たちは前後から違った感触で夏美を襲い、ゾクゾクとする危ない感覚を
遮断することを許さなかった。
132 :
today:05/03/14 01:33:32 ID:hpzAIXZE
「……クククッ、ハハハハ……」
R・グレイは楽しくてしょうがないのか、小さく笑い声を漏らしているのが聞き取れた。カメラの前
だけにすぐさま平常心を取り戻したようだが、番組の撮影という環境下で、周りに腰が低いように
見せている男の本性を垣間見たような気がした夏美は、恐怖心をさらに高まらせる。
やがて首部の愛撫を3Mに任せ、R・グレイが再び筆を滑らせ始める。少女の着ている慎ましい
服の襟元から中へ強引に筆を侵入させて、鎖骨の中心付近から肩方へと、いくら高級な習字紙
でも勝負にならないような美肌を虫が這うような動きで蹂躙していく。制止を求める少女の悲壮な
声も、ムズムズと伝わってくる淡い感覚が喉から押し出させる甘声によって、いつしかかき消され
ていた。
Mr.Gのカメラが写すその先は、こそばゆい感覚に微動している夏美に当てられ、無駄な贅肉の
感じられない端正な鎖骨部が望む襟元へと移動する。
「うーん。ちょっと物足りないかなぁ」
撮影中の被写体に十分満足していないのか、Mr.Gがそう呟いた。
少女の見た目の年齢以上に豊かな二つの脂肪塊は、やや厚手の衣服でも胸部をやんわりと
膨らませている。Mr.Gとしては、こういったサービスシーンで男が興味を持つ要所の、チラリズム
的なカットが欲しい所だったのだ。しかし、夏美が着ている服の襟部分は結構閉じたもので、R・
グレイが隙間から手を差し入れて少々乱暴に掻き回しても、秘めたる箇所まではカメラの目に
映らないままだったのである。
「ふーむ。そうだな……」
R・グレイは、一つ考えるような仕草をとる。やがてポンと手を打つと、夏美の喉の辺りに何か鋭い
感触のするものを当てた。一瞬、喉を引き裂かれるのではないかという危機感が湧いた少女は、
全身を大きく震え上がらせる。
133 :
today:05/03/14 01:57:36 ID:hpzAIXZE
「ははっ。怯える姿もそそるけど、ジョークだよ、ジョーク」
悪質なからかいを終えたR・グレイは、そのまま真っ直ぐに鋭利な何かを下ろして襟元を通り
越し、胸上の高さに落ち着けた。と思った瞬間、スーッと胸の中心上を滑らせると、両胸の中間で
ブラのフロントごと衣服が割けるようにして破れる。最終的にそれは胸下の高さ辺りで止まった
ものの、今までとは異なり柔丘の内側斜面はハッキリと見て取れる状態になっていた。
何の変哲も無かった服が、胸元を大胆に開いたセクシーなものに早変わりすると、少女の
あどけない仕草の割には我が侭な柔肉の谷間が顔を覗かせる。手慣れたディレクターは待ち
構えていた報道記者の如く颯爽とその場を写し出し、カメラ越しに目を釘付けにした。
「あっ、そんなっ!? やぁぁっ……」
その卑猥な視線に気付いた夏美は、無理矢理服を引き裂かれた胸元を両手でバッと隠す
動作を起こした。しかし、それまでR・グレイと3Mの腕を押しのけようとすることに力を注いで
いた両手がその場に固定されたことで、うなじや首筋が二人の思いのままに弄ばれることとなる。
学術的な目的とは程遠いいやらしい触り方に、紅髪の少女がその幼い肢体を少し前屈みに
なりながらクネらせる。そうして僅かに動く度に、先程まで存在しなかったスリットから成長盛りの
双丘がチラチラと妖しく望み、精巧なカメラによりテレビの前の野郎共に向けて熱く捉えられて
いった。
若くてゴム鞠のように弾力のある二つの艶柔肉は、夏美の微かな挙動にも敏感に反応する。
触り心地の良さそうなそれは、右が動いたかと思えば左は違った姿を見せ、今度は左が動いた
かと思えば気付いた時には隣の右胸が柔軟に姿を変えている。これからさらに成長するであろう
双子のように整った柔房たちは、主人の意思とは裏腹に、周囲の男たちの目を奪うようにして
ぷるぷると大袈裟に揺れ動いていた。
134 :
today:05/03/14 02:00:34 ID:hpzAIXZE
「はぁ……はぁ…、ぁっ……! お願い……、お願い…だからっ……」
結果としてさらなる愛撫を受けることになった夏美は、意味を為さない苦悶の言葉を繰り返す
だけになっていた。それは抑止の効果を出すどころか、触肌に精を出す二人をさらに興奮させる
ものに他ならない。調子が乗ってきたR・グレイは、満面の笑顔でカメラの方に向き直った。
「さて、地球のお嬢さんの身体も大分温まってきたところで、我々宇宙の中の種族によっては
珍しい存在である乳房について調べてみようと思います!!」
R・グレイがカメラに目線を合わせてそう予告すると、夏美の瞳が絶望に震える。そう簡単に
終わらせてくれるとは思っていなかったが、自分の身体がどこまでもいいようにされてしまう
予感が、未熟な少女を失意の底に落とさせた。すると、いつしかそんな絶望感によって力が
抜けていき、少女が今まで見せていたか弱い抵抗すらも、愛撫者たちにはほとんど感じられ
なくなっている。
「その手が邪魔だな。ちょっとどかせてもらうか」
カメラから胸元を隠すようにしていたはずが、いつしか力無く添えられるだけになった夏美の
両手に、3Mが背後から手を掛けた。手首を掴んで持ち上げると、大した力も込めていないのに
それは軽く浮き上がる。手中の少女にもう抵抗の意思がほとんど無いことを確信すると、3人の
訪問者たちは目を合わせて、成功とさらなる期待への笑みを交わした。
うっ……。今回はここまでですが、書き込んでみると案外進んでないという……
まあ、まだ序盤で大したことはしてないですけど、
結局いつ助けが入ってもいいようなシチュではあるんで、
最終的にどこまでヤるかというのは現時点では決めてませんけどね。
グッジョブ!!
このままぐっちょり行くのを想像して (;´Д`)ハァハァ…
このままいくとこまでいっちゃうのだろうか(;´Д`)ハァハァ…
と期待しちゃう凌辱ピンチな夏美グッジョブ!!
いよいよでありますか!!と期待のケロモアもグッジョブ!!
むはぁ!!
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
うーん、ナッチーはギロロのこといい友人だと思ってるんだろうな・・・
140 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 00:26:55 ID:sZDCHh57
寂
さびれてるなぁ
ケロモアの続きをまたりと末でおじゃる。
142 :
三等兵:2005/03/26(土) 07:55:18 ID:uSONTrSj
「冬樹〜、肩こった〜。マッサージしてよ。」
日向家の本日のトラブルは、この言葉より始まった――。
「冬樹〜?あ〜、そっか。今日はボケガエルとガンプラ買いに行くとか言ってたわ
ね。」
彼女の名前は日向夏美。日向家の長女で、容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群の
3拍子揃った才女である。ところが最近、日向家に居着いてしまった数人の宇宙人
から地球を守るという仕事(?)が加わり少々お疲れ気味の御様子。
「はぁ〜、誰か肩揉んでくれないかな〜。」
「お呼びですかぁ♪」
「え・・・っ?」
気がつけば背後に忍の格好をした少女が立っていた。小雪である。
「おじゃましてまーす♪」
「あ、あはは・・・小雪ちゃん。またいつの間に・・・。」
「気配を消すのは忍の常ですから〜♪」
「う、うん。そ、そうね〜。(よく分かんないけど・・・)」
「ささ、さっそく横になってくださぁ〜い♪」
「?」
「大丈夫です!整体術も心得てますから!」
「い・・・いいよ。だ、大丈夫だから。」
「我慢は体に毒ですよぉ♪遠慮なさらずに〜♪」
そう言うとすかさず夏美の上着を脱がし、ソファーにうつ伏せに寝かした、見事
な早業である。
「お客さ〜ん。こってますねぇ〜♪」
ゆっくりと両肩に手を置き、器用な手つきでほぐしていく。強くなく弱くもなく
またたく間に夏美の表情が緩んでいく。
(気持ちいい〜・・・。)
肩から背中、腰と少しずつ箇所を下げて行く。
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━━(゚∀゚)━━!!!!!?
続きお待ちしとります
時間帯変更でここに来る人も増えればよいのだが。
>>145 逆に減るんじゃね?
仕事とかあるだろうし
todayですが、いいトリップが見つかったんで、
今後SSを投稿する時は、この名前欄でいきます。
ではまず、
>>127の続きでケロモアから……
足音が――聞こえる――
いつしかケロン体に戻っていたケロロは、暗い世界の中で小さな足音を耳にする。小さくて、
地を気遣うような優しい歩調。これは……、女の子のものだろうか?
その音が次第にハッキリとしてきた所で、急に視界が開けた。右、左、後ろ、前と順繰りに
確かめていくと、宇宙で比較すると体格の小さいケロン人である自分とも、さして身長差の
ないほど幼い、ヒューマンタイプの女の子に名を呼ばれていることがわかる。
ケロロは前方に姿を現したその少女に視線を預けるも、背を向けていることで表情を窺い
知ることは出来ない。子供らしく、小さな手足をパタパタとはためかせていた。
「モア殿――? これはまた随分懐かしい姿を……」
背面だけでも見間違うはずがない。この少女は、地球で会う前の遠い昔、モアがもっと子供
だった頃に世話をした、自分の記憶の中に残っている姿だ。ならば、今のモアがそんなに
小さいわけがないと考えるのが自然だが、そういった疑問もなぜか考える気にはならない。
夢? それとも幻――? 迷う者は現在の状況に至るまでの過程をかんがみるものだ。
しかし、先程まで何か大きな出来事が起こっていたような気がしても、頭にぼんやりと霞が
かかったようで何も思い出せず、現況の把握は一向に進む気配がない。
トコトコ……
モアは、後ろにいる小さな大人を手招きするようにして優雅に道を駆けていく。
(モア殿……、吾輩も付いていかなくては――)
ケロロは自分が置いていかれるようでジッとしていられず、フラフラとした足取りで歩を進め
ていく。それは何かに指示されて身体が勝手に動くようで、自分の意識が作用していないよう
な不思議な感覚だった。
「……これは」
一歩一歩おぼつかない足取りで歩を進めるケロロの周り、その景色が過去から現在へと辿る
ようにして、グルグルと移り変わっていく。ケロロは、ああ、そういえばこんなこともあったなと、
思い出しては小さく笑い、郷愁に浸る間もなく次の新たな思い出が現れる。
「はぁー……。こうやって吾輩の人生を思い出すのも、なかなか感慨深いでありますな……」
ゆっくりと歩いていたのだが、少女の浮くようなステップに遅れる気配はなかった。歩みを進め
ながら――、やがて地球侵略へ行く頃と向き合う。
地球上陸に、日向家で始まった捕虜生活。どんどん増えていく仲間にも関わらず、全く成功
しない侵略計画。そしてモアとの再開――。目的を忘れてしまうほどに捕虜としては充実した
日々だった。
「おっと」
幼い姿をしたモアが目の前で突然立ち止まると、ぶつかりそうになったケロロも歩みを止めた。
そうこうしているうちに周りの景色はどんどんと進んで、ついには先程までの公園での出来事を
映し出している。
「あ……」
見えたのは黙示録撃炸裂の瞬間。そしてその後景色が無くなる、というか無のようになった
感じだ。流れていた懐かしい光景がパッタリと途絶えると、ついさっきまでの出来事を全て思い
出す。やがて、ケロロも自分の置かれている状況が徐々に不安になりだしてくる。
「あ、あのーでありますな、何かこれって……」
道の先を進んでいた案内者のような少女に、ケロロは恐る恐るそう尋ねた。すると、小さな
女の子は腰裏で両手を組みながら、クルッと振り返る。
「お疲れさまでした。おじさまの旅も、ここでようやくおしまいですよ」
モアの顔を正面から見据えると、ケロロは心の中で「違う」と呟いた。少女が自分のよく知る
者であるならば、本当に明るくて幼い子供のような雰囲気のはずである。だが、クールでどこか
内面を表には感じさせないような、そんな調子で答えを返されたのだ。
よく知るモアには似つかわしくない冷美というべき雰囲気に、人違いかという不安に駆られて、
無垢な幼顔をジッと見つめる。
外見はほとんどモアと同じように感じられるが、敢えて違いを言うなら、優しい印象を与える
丸くてパッチリとした眼が、細目で端が吊り気味な感じに変わっていることだろうか。そこを中心
とした顔全体の引き締まった印象が、物知りで聡明な大人の身体だけを、そのまま小さくした
ような雰囲気にさせている。
向けられる懐疑の視線に気付いたか、モアがどこか妖麗な表情になって小さく笑った。
「クス……、まるで初めて会うみたいな顔ですね。まあ、もしかしたらそれが正しいのかもしれ
ませんけど」
ケロロの額を汗が伝う。雰囲気の違いこそあれ、二度聞けばその声がモアのものであることは
明確だった。最早、明らかに尋常ではない状況に「もしや」と思って尋ねたいことがあるのだが、
その返答を聞くのが怖くて、喉の所で本能的に発言が抑制されてしまう。
そんな内心を知ってか知らずか、幼体のモアがその疑念を読んだかのように答えを告げる。
「そうですね。ご察しの通り、おじさまはもう死んでいます」
「ケロォォォ――――ッッ!? マ、マジッスか……」
ケロロはショックで仰け反り、顔を両手で覆ってしまう。ボロボロな状態な上に、あんな至近
距離で黙示録撃を受けて、ダメージ的にも肉体が限界だったのだ。推察するに、先程までの
景色は記憶の走馬燈といった所で、今はさしずめ黄泉への道でも歩いているのだろうか。
「――というのは冗談です」
ガクッ
それがジョークであることをモアが告げると、ケロロはガクンと前のめる。どうやら冷静そうな
見た目とは反して、意外にお茶目な所があるようだ。
「けれど、おじさまの本体がかなり危険な状態にあるというのは事実ですね」
「そ、そんなぁ〜〜……」
おそらくここは宇宙空間でも地球でもその他の惑星上でもない。もっとも、それがわかった
ところで、ケロロにはどうしようもないのかもしれないが。
「でも、助かる方法はあります」
小さな少女は、余裕の充満した内面を感じさせるようにして、ケロロにわずかな笑みを向ける。
「一体……、一体どうしたら!?」
まるで全てを手の内に入れたかのような幼モアの雰囲気に、ケロロは期待を込めながらそう
尋ねた。
「……これです」
モアが手を挙げて、そこへと意識を集中させる。次の瞬間、何もなかったはずのそこには、
ルシファースピアが握られていた。少女の体躯が、近頃見慣れたものよりかなり幼いことから、
相対的に巨大で迫力のあるものに見える。もしくは、普段の彼女らしからぬ冷厳な雰囲気が、
付き合いのよい者にそう感じさせているのかもしれない。
「ひぃぃっ、またなのでありますかッ!?」
それを見せられただけで、ケロロは少々大袈裟とも思えるほどに怯えだした。なにせ、先程
その鉄槌を喰らったばかりであるのだから無理もない。
「方法は後で説明します。ですがその前に、私の質問に答えていただけますか?」
「質問……でありますか?」
どこか無表情な少女が、自分を真っ直ぐに見据えてくる。その視線には一点の乱れも無く、
誤魔化しや逸らしの画策を全く考えさせないほどに強固だった。
頼る者一人の状況。そして前説の通りのモアの厳格な問い掛け。ケロロは考えるより先に、
肯定の答え以外を自分が返すことはできないと理解する。
「――わかったであります、答えられる範囲ならば。だけどその前に一つ、吾輩の質問に答えて
くれないでありますか?」
「……なんでしょう?」
目の前の幼い女の子は、質問を了承しつつも質問で返す行為に、文句一つ言わず応じてくれた。
ケロロからはとても悪人には見えないのだが、突飛なシチュエーションで色々とわからないこと
だらけだ。どうしても一つ、聞いて確かめておきたいことがある。
「君は――、本当に吾輩の知ってる『モア殿』なのでありますか?」
「……そうですね。その質問に答えるために、おじ様の知っている『アンゴル=モア』とは、どんな
人物なのか教えてください」
間は数秒だけ。少女はそう言って、ほぼ即答した。質問の質問を質問で返されるという異常事態
に、ケロロも段々頭が痛くなってきた。
「答えてください」
単純に答える問題ではないだけにケロロが戸惑っていると、音量ではない、他の何かがこもった、
力強い調子で少女に再度問い掛けられる。するとどうだろか、強引な感じではないのだが、そう
までして気持ちを真っ直ぐにぶつけられると、それにすごく答えたくなるような、不思議な心境に
なっていく。
やがて、自分の中のモアという人物像が自然と喉の辺りを通って声となり、一つ一つのイメージを
紡ぎ始めた。
「モア殿は――、優しくて、他人思いで、世話好きで、吾輩のことを慕ってくれて、いつも笑顔を絶や
さなくて……」
「そうですか……。それで、こんな私とは似ても似つかない、ということですね」
そう言う少女は、少しだけ悲しそうだった。そんなやり取りをすると、この少女は間違いなくモアだと
いう不思議な確信が湧いて、ケロロは心の中で納得する。これが答えということなのだろうか。しかし、
今自分が話したイメージと違っているというのもまた事実である。
「人は――変わるんですよ」
憂いを含んだその声は、子供のセリフでも十分に説得力を持たせるものだった。
少女が両手を伸ばして、ケロロの腕を掴む。ここに来るまでの流れでは、この後モアに襲われ
ることを警戒するはず。だが、なぜか抵抗の意識は働かず、すんなりと少女の行為を受け入れ
ようとしている。
「おじさまは、『私』を知らない。私には『私』を知っているおじさまがわからない……。だから――」
憂いの少女は、気付いた時には目尻で涙を光らせていた。それでも揺るがない意志のように、
声が掠れることは無い。だから、ケロロもそれを遮ることはしなかった。
「今のおじさまを……、私に刻んでください」
「!?」
難解な少女の言葉に眉をひそめていたケロロだが、気になることを耳にした。モアは『今の』と
言ったのだ。つまり、昔の自分は知っているということなのか? だがケロロには見当がつかな
かった。そのくらい小さかった頃のモアとも、やはり感じが大分違っているように思えたからだ。
それからもう一つ……
「刻む――?」
「そうです。おじさまを私に感じさせてください」
緑の表皮に触れていた白肌の手が、脇口からケロロの背へと滑り込む。そして見つめ合う男女
二人。モアが発した言葉の、この状況においての意味は、大体想像がつくものだ。
「し、しかし――、それとここから帰ることに何の関係が?」
実年齢はともかくにしろ、少女の見た目からは、そういう行為に及ぶにはまだ早すぎるように
感じられた。加えてその目的が見えてこず、ケロロは両手をWhatの状態にしてモアに問い掛ける。
「関係――ありますよ」
ハッキリとしないケロロに、モアは少し拗ねたような口調でそう返した。そして、
「……どうやら我慢できなさそうなので、感じさせていただきます」
と続けたのである。
チュッ……
「!?」
突然だった。目の前の幼い女の子は、途中に一切の停止をしない軽やかな動きで、不意に
ケロロの唇を奪ったのである。
「ん…ふ…ぁ……、これが……おじさまの…味……」
喜悦の呟きが少女の口から艶息と一緒に漏れ出してきて、プルンとした唇の感触と共に
接点から感じられた。かたくなに冷静さを携えていた少女の面持ちも、興奮が高まってきた
のか、いくらか情熱的になってきたように見える。
「んぐっ……、モア…ど…の……。っはぁっ」
強引な始まりながらも、触れ合ってからは優しかった口付けが離される。少女は残り香を
堪能するようにしながら、唇を指の腹でなぞり、ケロロとの触れ合いを自分に染み込まそうと
しているようだ。
ケロロは、不思議と逃げるような意志は働かなかった。少し冷静になってみると、眼前の
幼子はとても可愛い。それも、初めのうちは子犬などを見て感じる可愛いだったはずが、
今や立派に異性としての視点も交わっている。
(っ……。こんなにも幼い娘に欲求を煽られるとは……。吾輩はどうしてしまったのであり
ますか?)
「おじさま、すごい顔になってますよ。もしかしてロ――」
「ち、違うでありますっ! 吾輩は幼女になにかを感じるような趣味は決して……あっ」
「そんな……ひどいです。おじさまにお世話になったのは昔の話ですから、こういう姿なのも
仕方ないのに……うっ……ぐすっ」
モアはそう言って俯いてしまうと、目元に手を当てて、いきなりグスグスと泣き出してしまう。
ケロロにしてみれば当然の否定だったのだが、モアを傷付けてしまったという罪悪感でオロ
オロとするばかりである。
「――冗談ですよ」
モアがそう言って顔から手を離すと、小悪魔的な笑みを浮かべた表情が露わになった。うそ
泣きだったことがわかると、ケロロはホッと胸を撫で下ろしていて、モアの表情が段々と恥じらい
のあるものに変化していったことには気付かない。
すると突然、モアがその珍妙な上半身服に手を掛け、もぞもぞと脱ぎ始めたではないか。
「ちょ、ちょっとモア殿! 何をしているのでありますかっ!?」
胸上から下をすっぽりと覆っていた衣服が、スルスルと緩まって高度を下げていく。そのまま、
まだ少しの隆起も見当たらない胸部をあっさりと通過すると、腰上の辺りまでストンと落ちていき、
上半身が惜しげもなくさらけ出された。
幼い少女のまだ小さい胴は、雪で埋め尽くされた冬の大地のように白い輝きを放っている。その
中にポッチリとした薄紅の尖塔が二つ、慎ましくそびえているのが見て取れた。
「言ったじゃないですか……。おじさまを私に感じさせて欲しいんです」
「え!? それってさっきのキスのことじゃ……」
「駄目です、それだけじゃ全然足りません。……早速ですが、失礼します」
上半身を剥き出しにした半脱ぎ幼女の指が、性器の隠れたケロロの股間をまさぐりだす。
「えっ、えええっ!?」
「こんなつるぺたで、おじさまを興奮させられないかもしれませんけど、私……、一生懸命頑張り
ますから――」
モアが想いを語り出しながら、普段は滑らかなケロン人の表皮だけが感じ取れる緑の股間を、
小さな指が前後縦横に優しく往復させて擦り始める。
「だ、だめなのでありますっ! そこをそんなに刺激されたら、吾輩の中でレボリューションがぁっ
っっ!!」
モアは泣きそうな男の叫びを興奮の糧にするようにして、中指の第一関節を使い、股間の後面
から中面をくすぐる。続いて淀みのない流れるような動きで、人差し指の腹を出すと、股間の前部
をトントンとノックした。そこを、赤子の肌を触るようにして優しくさする。さらに、少女のさえずりは
続いていた。
「――エッチな私の身体で、いっぱい、いっぱい……気持ちよくなってください……」
愛撫と言葉の二重攻撃で、ケロロの股間もフィーバー寸前だった。そして、理性という名の牙城
は、一人の少女の手によってあっさりと陥落する。
「ああああっ!? もうダメぇぇぇぇぇっ!!」
ドォォォォォォン!!
絶叫を上げたケロン人からそそり立つは、泣く娘も黙る男の最終兵器。放っておけば、いつの間
にかハイセンスな名前がついてオラオラと暴れ出しかねない、そんな肉の凶器が股間より屹立
したのである。
今回はここまでですが、
最終的にはやっぱり擬人化ケロロ×擬態モアの本番になるのだろうか?
う〜む……。
続きまして、
>>134の続きです。
大したことはしてないですけど一応陵辱なので、
そういうのが苦手な方はスルーしてください。
「さ、これに脚を入れてもらおうかな」
R・グレイは、何やら四角い箱を持ってくると、夏美の目の前にドンと置いた。透明になっている
のは夏美とは正反対の面だけで、中を窺い知ることはできない。
「な、何よそれ……」
不安にならざるを得ない不審な木箱。それにいきなり脚を入れろなど、すんなりと呑める要求
ではなかった。
「地球でもバラエティ番組とかでよくあるでしょう? この中に何かが入ってるわけ。まあ別に、
生命の危険を脅かすものは入ってないから安心してね」
「なっ……そんなのイヤよっ! それに、さっきと言ってることが違うじゃない!」
乳房を調べるだの何だの言っていたのに、今度はこれである。夏美は、調子に乗りすぎている
二人に憤怒し、一瞬己の立場を忘れ、拒否の意志を示す。
確かにこういうことはテレビでやっていたりするが、それを例とするならば、気持ちのいいものが
入っている可能性はかなり低いはずだ。むしろ自分を驚かす異質な何か……、そんな不気味な
ものが入っているのは明らかである。
ふぅー。どうもあなたは、テレビというものがあまりわかってない御様子だ。期待度の高そうな
シーンをほのめかしておいて、このあとすぐとか予告しておきながら延々と引っ張り続けるの
は基本でしょ? それとも、このエロおっぱいを今すぐいじって欲しいのかな? んん? クク
ク……」
「なっ、冗談――」
耳元で揶揄するR・グレイが夏美の背後に目配せすると、スリットからこぼれてしまいそうな
柔胸二つが、脇下から回り込んできた3Mの手のひらに包まれる。すくすくと成長している最中
の柔丘は、片手ずつでも手にしっかりと吸い付くようで、とても揉みごたえのあるものだった。
「っ…はっ……、胸、そんなに風に……っぅぅ……ッッ、揉むの…やめてよぉっ……!」
「嫌とか言ってる割にはいい声出してるぜ? それに、ガキの癖にかなりエロい身体してるしな」
3Mはそう言葉でも責めながら、初めは服の上から、雲を掴むように隆丘をやわやわとほぐし
ていった。無垢な少女が何かに耐えるような仕草を見せると、追い討ちを掛けるようにして円を
描くような淫猥な手つきに変化させていく。
「まあ、今はその辺にしておくか?」
「……そうだな。まだ『揉む』まではいってない気もするが、楽しみは後に取っておくか。1m99
cmくらい」
最後に一際強い力で胸肉を握り、3Mが名残惜しそうにスッと両手を離す。それに合わせて
プルンと揺れる肉塊が、谷間の開示部より悩ましげに望まれるのだった。
「くはぁっ!! ……っ、はぁ……はぁ……」
夏美は、粗暴な扱いを受けた胸に鋭い痛みを感じ、紅の髪を振り乱して悲痛な叫びを上げる。
少女は早くもグッタリとしてしまい、鼓動を早らせて息を荒げていた。
「さて、どうしますか? どうしてもこれに脚を入れたくないのであれば、早くも視聴者の期待に
応えちゃいましょうかねぇ?」
R・グレイは、箱を再度夏美の目の前に差し出した。なかば放心していた少女は、その言葉を
受けてなんとか頭を働かせる。
(ダメ……、胸いじられたら……おかしくなっちゃうから……)
手放しで信用することはできないが、二人が命の危険はないと言っているのだ。このまま胸を
責められ続けるよりはマシ……。
そう考えて夏美は答える。そうやって辿り着いた答えも、訪問者たちの思惑通りのものだとは
知らずに。
「やる……から、だから……だから……、胸はいじらないで……」
自分の言葉で、この者たちの横暴を許すしかない悔しさ。夏美は目を苦渋の涙で渋らせなが
ら、グッと歯を噛み締めてそう呟いた。
「フフ……、では早速つま先から入れてください」
少女を精神的に追い詰めていくと、R・グレイは間髪いれず、丸くくりぬかれた箱上の二つの
穴を、夏美の足近くまで誘導する。
「うう……」
しかも、椅子に座ってやるのとはワケが違う。座布団と畳の段差程度では、必然的に前方に
脚を伸ばしていく体勢となる。ミニスカートの少女が両脚を開いて前に伸ばすとくれば、正面から
見て絶好のシャッターチャンスに他ならない。
「う〜ん、いいね。もうちょっと脚を開いてくれると……」
Mr・Gは真正面に位置取り、丈の短いスカートに淡く守られた秘白布を覗こうと、カメラの視線を
向ける。
「な、なにしてっ!? そっ、そんなとこ……、撮らないでよぉ……!」
それに気付いた夏美は、内腿の間のスカート生地を両手で押し込んで、下着の見える空間を
無くそうと必死だ。
初々しい少女に湧き上がる羞恥と恐怖。子供のように怯えた顔を赤らめながら、股先の位置で
スカートに両手を当てて、恐る恐る震える足先を穴に差し入れていく。それは目に見えて扇情的な
もので、夏美は無意識のうちに訪問者たちを喜ばせているのであった。
「っ……、こわ…いッッ」
それは隠すことのできない感情。中に入っているものは、地球人の常識を超える得体の知れない
何かかもしれないのだ。しかし逃げることは許されない。今、覚悟を決めた夏美の指先が穴の中へ
と進入したところである。
「う……ああっっ……!」
底知れぬ不安に少女は小さく呻いていた。土踏まず、かかと、足首、ふくらはぎ、と両脚が奥に
どんどん入っていく。ついには膝下までが長箱の中に入り、両脚の約半分がスッポリと埋まって
しまったような感じだ。
ガシッ!!
「えっ!? なに? なんなのよぉ……」
「入り口を固定させてもらいました。これで脚を出したくても出すことはできません。すぐに逃げ
出されてしまっては興が冷めますからね」
「ウソ……そんなぁ……」
夏美は脚を抜こうとするが、一体化された箱が、脚と一緒に空しく動くだけであった。それも3M
が横から体重を掛けて固定すれば、頑丈な岩のように動かなくなる。もう、少女の両脚に逃げ道
はないのだ。
「さて、ショーの始まりですよ。ククク……」
今回はここまでです。
時間帯移動が、いいキッカケになってくれればいいですけどねぇ……。
キター──!!!
乙!
GJです〜!
GJ!!!!!!!!!!
キター!GJ!
時間帯移動後のを視聴。
相変わらず女性キャラへのアングルが・・・・また触手ネタだしw
保守
ほっしゅ
しかしクルルがノリノリでniggas!とかbitches!とかラップぎみに叫んでたら嫌だ
Today殿乙!!
ギロロは助けにきてくれるのかな(゚∀゚)ワクワク
ギロ夏好きなんだけど、クルルと夏美っての書いてくれる人いないかな?
挑戦しようとしたが漏れには無理ですた…
ほす
171 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 21:52:20 ID:ck6GGXkP
あげ
書いてみようと思ってるんですが、アイデア湧きません。
読んでみたいカップリングとか、ケロンor擬人化どっちがいいとか
こんながいいというシチュエーションとかあります?
623×モアで純愛ものを
723×966でひとつ
秋ママ×966(ケロン)でひとつ
夏美×小雪でドロドロに
178 :
172:2005/04/09(土) 15:27:41 ID:anNTPQnk
意見どうもです。
冬桃や夏雪はいままでに書かれてるので
966×夏・秋の線で考えてみます。
623×モアは余力があればという事で
遅くなったけどギロロ×夏美も是非おながいします
180 :
172:2005/04/10(日) 01:29:22 ID:7+2oPr9T
>179
ギロ×夏は他にも書かれてる方多いので今回はパスです。
966の実験シリーズって事で書き始めてみます。
書けたら投稿します。
>>180 966の実験で淫乱になっちゃった秋ママ
を是非お願いします。
淫乱になちゃった秋ママに押され気味966とか見てみたい気がw
183 :
172:2005/04/10(日) 17:02:15 ID:loia5N4G
>181-182
それイイ。取り入れてみます。
こういう風にリクエスト出して下さると書きやすいです
184 :
181:2005/04/10(日) 22:50:07 ID:Gn5C4MUH
>>183 早速聞いてくださってありがとうございます。
ついでに・・・秋ママの入浴シーンもサービスシーンとして
入れていただければ・・・嬉しいです。
185 :
172:2005/04/11(月) 00:08:24 ID:2ugy7ngC
>184
入浴シーン、了解です。
では風呂の湯にクルルの薬が混入ムニャムニャという事で
只今構想練り中。
クルルの実験報告書 FILE-1「日向秋」
「ふう……。一仕事終えた後のお風呂はやっぱり気持ちいいわねぇ〜」
よく晴れた日曜の昼。秋は一人、ゆっくりと湯船に身を沈めていた。遅れていた最後の原稿が無事入稿でき、徹夜明けで帰って来た秋は一人なのを良い事に、昼風呂を決め込んだのだった。
「夏美も冬樹も遊びに行ってるし、ケロちゃん達も何処か行っちゃってるみたいだし。……久し振りにこんな休みもありよね」
緩んだ表情のまま伸びをすると、桃色の乳輪が乳白色の水面から見え隠れする。浮力によって豊満な乳房は浮き上がり、いつもより更に豊かに揺れる。
とろけそうな感覚を味わいながら、緩い陽射しの中、鳥の声を聞く。平穏な日常。少しばかり頬を上気させながら、このままだと寝ちゃいそうだわ、と少しぼやける頭で考える。
「そろそろ上がろうかな」
名残惜しさを断ち切って湯船から立ち上がると、水滴が完璧なプロポーションにまとわり付きキラキラと零れる。ぽたぽたと雫を垂らしながら気怠げに脱衣所の扉を開け、籠に用意してあったバスタオルを手に取った。
一通り身体を拭き、バスタオルを巻いただけの姿でリビングのソファにどっかと腰を下ろす。
「何だか、のぼせちゃったみたい。やっぱり徹夜明けで疲れてるのかしら」
ふう、と溜め息をつき、上気したままの頬を掌で包む。いつもより少しばかり温度が熱いような気がして、湯冷めしない程度にエアコンを入れた。ぐったりとソファに凭れ、しばしその風の涼しさを肌で楽しむ。
「……おや」
「あら、……クルちゃん。いたの」
と、そこに現れたのは、空になった入浴剤の袋を持ったクルルだった。クルルはその袋を掲げると、クククと笑いながら秋に話し掛ける。
「アンタ、この入浴剤使ったかい?」
「あら、それクルちゃんのだったの? お風呂場に置いてあったから使っちゃったわ。よく温ったまって良かったわよ〜」
「そうか……それなら別にいいんだ」
クルルは入浴剤の袋をゴミ箱に投げ入れると、秋が座っているのとは向かい合わせのソファに腰を下ろす。
「ケロちゃん達がいないから、一緒に何処か行ってるのかと思ってたわ」
「生憎俺は野暮用があって一人残ったのさ」
「そうなの。……しかし何だか暑いわねぇ。冷たいものでも飲もうかしら」
「俺が淹れてやるよ」
相変わらず赤いままの頬の秋を制し、クルルが台所に向かって歩き出す。程なく、アイスコーヒーを満たしたグラスを二つ持ったクルルがリビングに戻って来た。
「飲みな」
「悪いわねぇ。じゃ、遠慮無く」
秋が喉を鳴らし美味しそうにコーヒーを飲む。その様子をそっと観察しながら、クルルが自分のグラスに口を付ける。
「……味はどうだい」
「美味しいわよ。クルちゃん、コーヒー淹れるの上手いわね」
「これぐらい簡単な事さ。クーックックック」
しばらく無言の空気が流れる。喉の渇きを癒すようにコーヒーを飲む秋の喉鳴りと、クルルのグラスの氷がカランと鳴る響きが、エアコンの静かな作動音に重なる。
「……クルちゃん」
コーヒーを飲み終わり、グラスをテーブルに置いた秋が呟く。
「……何だい?」
クルルは動じる事も無く、グラスに再び口を付ける。
「何か、……入れた?」
「……勘がいいねぇ。そういう女は好きだぜぇ」
クーックックック、と笑うクルルの瞳に映るのは、荒い息をつき潤んだ瞳でぐったりとソファに倒れ込む秋の姿。
「尤も、それ以前に入浴剤も新しい実験薬だったんだがねぇ。いわば二段構えのトラップという訳さ」
秋が身を捩らせる仕草に伴い、巻いただけのバスタオルが徐々にはだけ、その豊かな肢体が段々と露わになってゆく。露出した肌は既に紅潮し、うっすらと浮かんだ汗は女の匂いを漂わせていた。
「……やるわね」
「お褒めにあずかり、光栄だぜぇ」
「何が目的?」
「アンタの身体は地球人の中でもトップクラスだ。充分研究対象として魅力的なんでね」
「……それはどうも。でも、研究対象として、だけ?」
「俺は科学者なんでね」
「何だか残念だわ。別の意味で魅力的って言ってくれたなら、もっと嬉しかったのに」
「勿論、地球人のオスにとっては魅力的だろうさ」
「……クルちゃんにとっては?」
「……さあ、それはどうかな?」
クルルは立ち上がると微かな喘ぎを上げる秋に近付き、わずかばかり身体を隠すだけのバスタオルを勢い良く剥ぎ取った。汗に濡れた肌は艶っぽくぬめり、完璧な裸体が完全に露わになる。
「さあ、実験開始といこうか。クーックックック」
(つづく)
という事で取り敢えず冒頭だけ。
続きは近い内に書きます。
ついでに実験内容なんかもリクエストあれば出来る限り希望に添いますので。
触手がいいとかオモチャがいいとかそういうのあれば言って下さい
>184さん
結局入浴シーン、冒頭に入れちゃったけどこれでも良かったですかね?
速い!そしてこのクオリティ!まさに神!
というわけで、せっかくの見事な胸だし、搾乳とかどうでしょう?
191 :
181:2005/04/11(月) 01:31:25 ID:yEvEXvrv
おおっ、こんなに早く出来てるなんて・・・。
>>189さん
GJです。入浴シーンで密かに期待してたおっぱい描写も
あって感激しました!
実はまだ少しリクエストがあったりするんですが・・・。
でもあんまり私ばかりがしすぎてもよくないと思うんで、
また他の人のリクエストが出てからにしますね。
それでは、ありがとうございました。
>190
搾乳ですか? ええと、それは縛ったり搾ったりするだけ?
それとも母乳アリの方がいいんですかね。
多少変態チックなのもOKなのであれば、そういう方面にも行きたいんですけど。
>191
いや、遠慮せずにリクエストどうぞ。
>>192 搾乳とはすなわち乳搾り、母乳なくて何の搾乳か!
とはいえマニアックな趣味なのは理解しているので、書きにくいとか「そんなの萎える!」という声が多いとかなら無視してくださってかまいませんです。
うおぉぉGJ!!!!
いかにもクルル!!いかにも秋ママ!!
ところで、自分はクルルはケロン体のままが萌えるのだがダメだろうか
>193
やはり母乳アリでしたか。いや、その方が実験ちっくで良いです。
個人的には書いてみたかったので、それいきます
>194
特に描写はしてませんが、ケロン体のままのつもりですよ。
コーヒー入れたりしてるので擬人化と思われちゃったかな。
実験中にケロン体であるらしき表現も出すつもりです
GJです。すばらしい。
クルルシリーズその弐は
クルル×モアなんてどうです?
クルルがモアの盗撮してる間に自分の欲情に耐えられなくなって・・・って感じで。
>>192 それでは遠慮せずにリクエストをさせていただきますね。
テーマが966の実験から始まるということなんで、
966のあの笑い声に体が勝手に反応して火照るようになる
薬を飲まされる、なんていうのはどうでしょうか。
折角
>>193さんのリクエストで母乳アリというなので、体が火照るプラス
母乳も出るようになる、というのも良いかと思います。
夏美や冬樹の前で体が火照ったり母乳がうっすらと服に滲んでいるの
を必死に耐えたり隠したりしようとする秋ママ。それで深夜には966を訪問
して解消。こういうのはどうでしょうか?
ちょっとリクエストが長くなりすぎてすみません。
>196
一応、96×夏のリクエストが出てたのでFILE-2は夏美の予定ですが、
FILE-3以降でモアちゃんも書こうか考えています。
というか以降、桃華や小雪も書きたいですね
>197
了解しました。それ面白そうですね。
ではそのアイデアも取り入れさせて頂きます。
これで大体の構想が固まってきました
199 :
196:2005/04/11(月) 21:44:47 ID:70NMyyth
>>198 意見を取り入れていただきありがとうございますm(_ _)m
ここでさらに希望があります。
桃華についてはなんていうか、清純な感じでお願いしたいです。(桃華好きなので
>199
桃華は清純に、ですか。了解しました。
しかし桃華を書くのは随分先ですし、その時には忘れてるかも知れません。、
ので、今後桃華を書く段になったらまたアイデアを乞うと思うので
その時に再度言って下されば有り難いです。
秋の続きは明日あたりUPする予定です。
楽しみに待ってます!
全裸で!
202 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:26:38 ID:AZ+ZSvjf
夜の
期待age
ちょっと時間が遅くなりましたが
>>186-188の続きです。
短いですがキリが良いので今日はこれだけです。
「あっっ」
まるで人間の赤子の手の様な、ぷにっとした感触の腕を掴み勢いよく押し倒した。
「何をするっ!やっやめろ――!!!」
掌で頭や頬を優しく愛撫しながら、貪る様に唇で首から腹にかけてなぞっていく。
「ああっっ」
時々漏らすカエルのくせに妙に色っぽい声にそそられる。
「そこ、キモチイイ?」
キッ!!
最低限の意地なのだろうか。元々吊上がった目をさらにキツクして睨んでくる。
意地悪して手を止める。目の前には赤い顔を更に紅潮させ、肩で息をしているイキモノが。その吊上げた目は心なしかたまにトロンとさせて、キッとまた私を睨みつける。
ただでさえこの上目遣いの目つきが私を挑発するのだが、今日はそれに輪をかけて可愛く見える。そう、まるで何かモノ欲しそうなように・・・。
クルルはおもむろに手を伸ばすと、ぐったりとした秋の肩を右手で掴み、隠し持っていた機械を左手で取り出した。
「こっち、向きな」
「なに……?」
潤んだ瞳のままで顔を上げた秋の首に、クルルが不意を突いて左手に持ったドーナツ状の機械を填める。それは首輪のように秋の首を包み、カチリと微かな音を立てて固定される。
「なによ、これ」
「まあ見てな、楽しいオモチャだぜぇ? クーックックック。尤もアンタにとって楽しいかどうかは知らねぇがな」
クルルが笑いながらボタンを操作すると、その首輪はカチカチと機械音を発しながら収納されていたパーツを次々と吐き出す。首の後ろにあたる部分から四本のワイヤーが伸び、ギチ、と嫌な音を立てる。
「ほら、後ろ向きな」
「はぅ……嫌ぁ」
クルルが秋の髪を掴み、力の入らない身体を無理矢理引き起こす。ぐったりとした秋を動かすのはクルルには重労働だったが、それでもソファにうつ伏せに倒れるような形に向きを変えさせると、首輪から伸びたワイヤーの先の金具に両手首と両足首をそれぞれ固定した。
「いい格好だぜ、クーックックック」
クルルは秋の肩を掴み、床に仰向けに倒れるように勢いを付けて転がした。うっ、と腕と背中に走る衝撃に軽く秋が呻く。
完璧に計算されたワイヤーの長さの所為で、後ろに回されるように固定された秋の足は股間を晒け出すように開かされ、そして腕は自慢の胸を突き出すような格好で縛られていた。
「痛……」
無理に引っ張られた腕の痛みに秋が軽く顔をしかめる。
「すぐにその程度の痛み、気にならなくなっちまうぜぇ。なんせさっき飲んだ薬の効果はまだまだ出切ってはない筈だからねぇ」
「こ……これでまだまだなの……?」
秋の驚きも無理は無い。既に秋の全身は淫らな汗にまみれ、潤んだ瞳からは既に涙が溢れ出している。どころか、半開きの口からは舌が突き出され涎が頬に伝い、同時に開かれた肉付きの良い陰部は花開き蜜が太股を流れていたのだ。
「もうこんなになってるのか。さすが反応がいいねぇ……クックック」
「いやぁ……見ないでぇ」
「すぐに、もっと見てくれって言うようになるさ」
クルルが大きく開かれた太股の内を覗き込むと、充血した陰核は勃起し蜜でテラテラと光り、愛液でぬめった襞は物欲しげに収縮を繰り返している。
「あぁ……いやぁ、呼吸するだけで……力入れるだけで、感じちゃうぅ」
秋が息を吐く度にくちゅ、くちゅと蠢く襞の奥から蜜が溢れ、淫靡な水音を立て少し泡立った愛液が太股から床に零れる。その動きと連動しているかのように秋の口からも軽い喘ぎが漏れ、静かなリビングの天井に反射する。
「ふぁ、あ、きもち、いい、いい、ああっ」
吐く息が段々と荒くなり、そのスピードも速度が上がる。上下する胸の先端には固く尖った乳首がそそり立ち、呼吸の度に弾力のある乳房が軽く跳ねた。
「ああ、ああっ、いいっ、いいっ、いくっ、いっちゃいそぉ」
「イっちまいな。自分だけでイってみな? 俺は此処で全部見ててやるぜぇ」
堪え切れずに声を漏らし、秋は手足を縛られたまま自らの陰壁を収縮させ、身体を大きくガクッ、ガクッと弾ませる。豊満な乳房は上下に踊り、沸き上がる汗と愛液と涎が飛び散った。
「ああっ、だめっ、いくっ、いいっ、いやっ、ああっ、ああ、あっ、い、いく、いくいく、いっちゃう、いくいくいくいくいっちゃう、いっちゃうぅぅぅーーーーーっ」
眉間に皺を寄せ、固く閉じられた秋の瞳から涙がすうっと零れる。一瞬大きく跳ねたかと思うと、反った姿勢のまま硬直し身体が小刻みに震えた。ギュッときつく収縮した襞からポタ、と蜜が零れる。反らせた白い喉からはつうと汗が流れ、流れるままの髪に吸い込まれる。
「…………っはぁ……ぅ、ぁ……」
大きく息をつくと、ガク、と硬直がとけ、弛緩した秋の身体が床に崩れる。力の抜けた陰部からはドボ、と音を立てて溜まっていた愛液が流れ出す。声も出せずただ深い息をつくだけの秋の菊門を伝い、蜜は臀部の辺りの床に溜まりを作っていた。
「クク。どうだい、薬の効果は?」
「すご……すごいぃ、いいわあ……」
うっとりした表情で絶頂の余韻を楽しむ秋を、クルルがニヤニヤと嗤う。
「もっと気持ち良くなりたくはねぇか?」
「もっと……? もっと気持ち良くなれるの……?」
涎を垂らしたままの顔は夢見心地に、ぼんやりと白い思考は快楽で既に埋め尽くされていた。まだ火照りの抜けない身体の芯は更に強い刺激を求めてうねり始めている。
「ああ。言っただろ? 薬の効果はこれからだって」
「きもちいいの、もっと……もっと」
「まったく、地球人ってのは貪欲だねぇ。クックック……じゃあ、場所を変えるか」
喘ぐように呟く秋の首に手を伸ばし、クルルは首輪の前面からジャラッ、と鎖を引き出した。同時に、足と腕を固定しているワイヤーの長さを少しだけ調節する。
クルルは呆ける秋の腕を掴むと体重を掛け、今度はうつ伏せに秋の身体を転がした。ワイヤーを緩めた所為で秋の肘と膝は辛うじて床につく状態になっている。鎖を掴むとクルルはまるで犬を散歩に連れ出すようにジャラッと鎖を鳴らした。
「さあ、行くぜぇ。這って付いて来るんだぜ?」
「は……はい」
秋は喜びに顔を上げ、潤んだ瞳を輝かせた。
(つづく)
208 :
197:2005/04/14(木) 02:13:28 ID:H8VrMDzD
>>200 >>201さんと同じく楽しみに待ってます!
秋ママの作品はあんまりなかったから、
秋ママ好きとしては楽しみです。
209 :
203:2005/04/14(木) 02:15:22 ID:NqM4z9Mw
今回は以上です。ちょっと短いですが。
次は舞台がクルルズ・ラボに移って本格的な実験の開始です。
ちなみに今回の執筆所要時間も一時間程度です
210 :
197:2005/04/14(木) 02:19:58 ID:H8VrMDzD
うわ、書き込んだら
>>203さんの作品と同時投稿になってた・・。
>>203さん
早速の投稿、ありがとうございます。
淫乱になっていく秋ママの魅力も良いんですが、966の描き方が
実に良いです。本当に台詞も言いそうだし。
次回からの本格的な実験も楽しみにさせていただきますね。
>204は>197さんの作品でしたか。
投稿したら自分のじゃない文章があってちとびっくりしました。
ギロロがえらく色っぽいんですが、ギロロ女体化ケロン体ですか?
もしかして801……じゃないですよね(それはそれで嬉しいですが)。
今回は地味(?)に括約筋オナニーでしたが、
次回は本番や搾乳も入れたいですね。
まあ頑張って続き書いてみます
212 :
197:2005/04/14(木) 02:48:31 ID:H8VrMDzD
213 :
211:2005/04/14(木) 02:50:11 ID:NqM4z9Mw
>212
あ、そういう事でしたか。いえいえこちらこそ勘違いすみません。
これって前の続き?新作?よくわかんね
失礼、今のレスは204に対してです。そして連投すいません。
ちょっとですが
>>205-207の続きです。
今回はフィストファックですので、そういうのが苦手な方、すみません
(と言ってもケロン人の腕なので通常の性器より少し大きい程度ですが)。
「さあ、歩きな。……と言っても、這うって表現の方が正しいか」
グイッと鎖を引っ張るクルルに引きずられるように、秋が膝と肘を使って必死に進み出す。しかしその姿はあたかも哀れな雌犬のようで、そしてその歩みは思いとは裏腹に遅々として進まない。
「はうっ……引っ張らないで、あん、お願い、クルちゃん……ああっ」
哀願する秋の声に喘ぎが混じる。前に進もうと身体を捩る度に豊満な胸が床に擦れ、快感が秋の背筋を震わせる所為だった。
「何喘いでんだぁ? クク、気持ち良くなりたくねぇのかなぁ?」
「ああっ、そんな……お願い、もうちょっと、ゆっくり……」
「待てねぇな。俺は気が短いんでねぇ」
クックック、と笑いながらクルルが更に強く鎖を引く。つられて秋が前に進む度に、胸の大きさが災いして乳首が床に激しく擦り付けられた。
「あああ、いやあっ、いい……ああっ」
声を上げながら必死に廊下を這う秋を、クルルは嗤いながら引っ張って行った。
秋の股間から蜜が溢れ、廊下に愛液が零れる。ようやくクルルズ・ラボの前に着いたクルルが後ろを振り返ると、点々と零れた蜜の線の間に幾つかの汗と愛液の溜まりがあった。
「着いたぜ。……アンタ、這いながら何度かイっただろ?」
「あ、うぅ……」
「何度イった?」
「五回……です」
肩で息をしながら秋が従順に答える。その様子に満足したクルルはドアを開き、崩れ落ちた秋の四肢から固定していた金具を外した。
「立てるかい?」
舌を垂らしたままの秋が頷き、フラフラとよろめきながらだがゆっくりと立ち上がった。全身からは快感の所為か疲労の所為か、ポタポタと音がする程に汗が流れている。
秋が辺りを見回しながら入り口をくぐると、鎖を床に放り投げながらクルルは秋に向き直った。モニターの青い光に包まれながら、秋は不思議そうに周囲を見渡した。
「ここが……クルちゃんの部屋」
「ようこそ、クルルズ・ラボへ。クーックックック」
クルルはベッドを指し示すと座るように告げ、グラスに入れた二人分のアイスコーヒーを運んでくる。ようやく少し落ち着いてきた秋にグラスを手渡すと、自らも愛用の椅子に腰を下ろした。
「飲みな。水分を補給した方がいい」
「これも何か入ってるのかしら?」
「疑り深いねぇ。まあ、それぐらいの方が落とし甲斐があるってもんだがな」
それでも喉が渇いていたのか、秋は喉を鳴らしてアイスコーヒーを嚥下した。カラン、とグラスの中の氷が音を立てる。
「でもやっぱり、クルちゃんの淹れるコーヒーは美味しいわ」
「それはどうも。今入れたのはさっきみたいな薬じゃなくて、栄養剤みたいなモンだがね。体力も消耗してるだろうからなぁ」
「気遣ってくれてるのかしら?」
「……検体が疲労してると満足に実験が行えない可能性があるからさ」
クルルが顔を逸らすと、その仕草が可笑しかったのか秋がクスクスと笑った。無言のままクルルは自分のグラスを飲み干し、コンソールの前に無造作に置く。
「さあ、それ飲んだら実験開始だぜぇ?」
「一体、どんな事してくれるのかしら」
「それは、やってからのお楽しみだな」
「解ったわ。じゃあ始めてちょうだい」
ご馳走様、と秋がクルルにグラスを手渡すと、クルルは先程置いた自分のグラスの横にそれを並べ、そして小さなガラス製の注射器に薬品を詰める。
「そのベッドに横になりな。……ちょっと身体を固定させて貰うぜぇ」
「そんな事しなくても逃げないのに」
「自分ではそう思ってても、実験途中の段階で勝手に身体が暴れる場合があるからな」
「そういうものなの?」
「そういうものさ」
一旦注射器を横に置き、クルルは秋の両手首と両足首、そして首とウエストをベッドに金具で拘束する。腕は大きく万歳の形に伸ばされ、すらりとした足はMの字になるような格好だった。
「何だか、SMチックね」
状況だけで興奮してきた秋が、少し頬を赤らめながら身を捩り感想を漏らした。クルルは再び注射器を手に取ると、秋の肘を縛り腕の静脈を探る。
「じっとしてな」
「……んっ」
チクリ、と軽い痛みが走り、そして冷たい液体が血管内に注入される微かな違和感が秋の肘を包む。
「な、何の薬なの?」
少し怯えた様子の秋の問いに答える事も無く、クルルはただ静かに笑いながら使い終わった注射器をコンソールの前に無造作に置いた。
「さあ、薬が効いてくるまで少し、楽しもうぜぇ?」
クーックックック、とクルルは無造作に秋の開かれた陰部を撫でる。
「ひっ……ああっ」
クチャリ、と濡れた感覚がクルルの小さい手を包む。ぽってりとした襞を押し開きながら、クルルの指が手が蠢き、秋の熟れた襞を掻き分ける。
「ああっ、いやっ……うぁっ、気持ち……いいっ」
「……何処まで、入るかねぇ?」
「ひぁっ、いやぁ……やぁっ」
ズブズブとクルルの手はゆっくりと秋の膣内に入り込み、指が連なった襞の内側を撫で上げる。指が蠢く度に襞が収縮し、奥から粘りけを帯びた蜜がクルルの手にまとわり付く。
「結構キツイな。おい、そんなに締めたら全部入らねぇぜぇ?」
「ひあっ、だっ、だって……ひあぁっ」
秋は目を見開き、痛みと快楽で涙と涎を流しながら全身を捩る。クルルは満足げに笑うと、体重を掛け一気に腕を秋の膣内に飲み込ませた。
ズブリ、と音がした。
「っひ、ひああああーーーーーーっ」
クルルの腕が、肘まで秋に包み込まれる。秋は口をパクパクと開け閉めしながら、ガクガクッと身体を揺らし、そして硬直した。ぎゅうと締まる肉壁に、クルルが指の動きを一旦止める。
「……イったか?」
「はひっ、ひぃ……はあぁ」
小刻みに震える秋の様子を確かめ、そしてクルルは再び指で内部をまさぐった。
「ひっ、いやっ、だめぇ……動かさないでえっ」
「ほほぅ、内部はこうなって……なるほどねぇ、クーックックック」
「いやっ、だめっ、また、イっちゃうぅ」
「何度でも、イっていいんだぜぇ?」
「あっ、ああっ、あああーーーーーっ」
内側から与えられる止まらない刺激に、秋の震えはおさまる事なく再び身体が跳ねる。襞はまるで咀嚼するかのように収縮を繰り返し、クルルの腕を容赦無く締め付けた。
「ああああーーーっ、あああああああああっっっ」
髪を振り乱し魚のように跳ねる秋。あげる声は止め処無く、そして愛液はクルルの肘を伝いベッドから床にポタポタと零れる。快楽の波は止まる事なく、秋の身体はガクガクと揺れたまま震え続ける。
「……そろそろ、限界かね?」
クックック、と頃合いを見計らい、クルルは不意に手の動きを止めた。同時にガクン、と秋の身体が力を失い肩を落とす。喉からはヒューヒューという浅い呼吸音が漏れる。
「っと、失神したか……」
少しばかり思案し、そしてクルルはおもむろにベッドに空いた方の腕を押し付ける。
クルルは内部で指を目一杯広げ、そして。
「っひ、ひあああああーーーーーーーーっ」
一気に緩んだ膣内から腕を引き抜いた。甲高い秋の悲鳴が上がる。ズボ、と音を立てて腕が抜け、そしてまとわり付いた愛液が床に飛び散った。ガクン、ガクンと秋の足が揺れ、弛緩したその股間からはチョロチョロと小水が漏れる。
「チッ。失禁したか」
クルルは軽く舌打ちすると、秋の口元に引き抜いたばかりの指を差し出す。
「舐めな」
「は、はひ……」
ぼんやりとした瞳の秋が、霞んだ意識の中言われるままに舌を伸ばす。ビチャビチャとクルルの指を舐めるその表情は、快楽の余韻にのみ支配されている。
「……そんなに気持ち良かったのかい」
「あ……はひ……きもち、よかった……れす……」
クルルは軽く苦笑を漏らし、壁に掛けてある時計の長針を眺め遣る。
「そろそろ、さっきの薬が効いてきた頃だな。第二段階に移るとするぜぇ」
(つづく)
という事で今回も搾乳まで行けませんでした。次こそ必ず。
朝っぱらから何書いてんだろ。今日も仕事なのに。でも書く
ぐはっ!!!GJ過ぎる!!! 萌え過ぎエロ過ぎ!!!
こんなエロエロな秋ママを待っておりました!
薬や妖しい銃でさらにあーんなことになる秋ママに激期待
GJGJGJGJ!!!&乙
クルルエロイっす…
もう(;´д`)ハァハァが止まらない…
このスレってもしかして住人めちゃめちゃ少ないのか?
それにしても秋ママエロイ
ノシ
228 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 22:36:49 ID:n1Ii+wEo
流石はマッドサイエンティスト//
サディストな感じがいいっ!!
楽しみにしています☆陰ながら応援しています♪(いままで通いつめていたのに書き込んでなかった;;)
>>228 sageる事覚えてから書き込みなさい
あと☆とか♪とか;;とか使うと頭悪そうに見えるよ。
230 :
197:2005/04/16(土) 23:21:58 ID:yYzOGhBz
>>217-221さん
GJです。すごくエロくていいです。
ケロン人の腕を使ったフィストファックというアイデアが新鮮で
興奮させてもらいました。
薬も注射されたようだし、これから本格的な実験かな。
がんばってください。応援してます。
231 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 23:53:34 ID:n1Ii+wEo
職人さんGJです
ROMってましたよ
ROM人口はそれなりにいる気がす
ノ ROMでーす!!
意外といるんだねー
237 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 03:52:10 ID:vhN56RBk
age
ショタハァハァ
今日のギロ夏はちょっと盛り上がりに欠けたかな。
熱いバトルシーンを期待してたんだけど・・・・(戦闘シーンが見たいわけじ
ゃないが)今回みたいに気合の入った前振りは当分やらないだろうし、しば
らくおあずけか。
何この流れ捕手
ふえないねえ保守
242 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 14:00:57 ID:GrZkSduW
秋ママ乳攻めまだぁ?(;´Д`)マチドオシイ ...ハァハァ
245 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 23:05:48 ID:cinxT7WP
/"| | ̄ ̄ ̄¶ ̄"\
┌" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ " ┐
| ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ .|
| | ○ [■ 723M 日 向 ■] ○ .| |
| |───────────────.| |
| | K66 \=/ | |
| | (´・д・`) | |
| | ┌──────| |
| |_________|_______.| |
| |_______________| |
| | | |
| | KRR | |
. |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| \ / |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /
|============================/
└───┘ |×l]| └────┘
_ ||__ =[ □ ]= __||__
| ̄ \_____/ |
\____________/
保守age
なかなか思うように進みませんが、
>>161の続きを。
陵辱とかが苦手な方は、注意してください。
丸穴から挿入した足は、その中に潜む何かを避けるようにして、空中で何とかバランスを保っ
ている。まだハッキリとした気配こそ感じさせないが、長方形の木箱の床面に、異形の者が眠る
ようにして居座っているような気がしてならないのだ。
四方の壁に触れることを嫌った夏美は、手を不安定な箇所に当てていることにより、両脚に
相当の負担を強いられていた。筋肉にもジリジリと疲労が溜まり、今にも力尽きて箱の中に足
裏を置いてしまいそうになる。
「ほう、なかなか耐えますが……。さてどこまで」
罠にかかった小動物を眺めるように、R・グレイは余裕の笑みで渦中の少女を見据えていた。
箱の押さえ役をしている3M、カメラ持ちのMr・Gも、揃えて興味深そうに夏美の動向を見守っ
ている。
「く……ううぅっ……!」
狭い箱の中で脚を微動だにさせられない辛労で、ガタガタとした脚の震えはどんどん強まっ
ている。それによる箱壁との接触が先か、あるいは限界により箱下に脚を付いてしまうのが先
か……。いずれにせよ、この耐久状態の破綻は時間の問題であった。
「鍛えられているのか、なかなか耐えますね。フフ……、ではその忍耐力に免じてちょっと違っ
た趣向を加えましょうか」
意外にも黙々と耐え続ける少女に焦らされたか、R・グレイは夏美をその状態にしたまま背後
に回り込んで、ゴソゴソと何かを用意している。身動きのできない夏美はそれを窺い知ることが
叶わず、箱中に続く第二の恐怖と戦わなければならなかった。
すると、背後からR・グレイの手が胸元に伸びてくる。
「やっ!? 胸はいじらないでって言ったじゃ――」
「ええ、いじりませんとも。私はね。ククク……」
R・グレイは思わせぶりな言葉を発すると、無惨に引き裂かれた谷間上のスリットから手を滑
り込ませ、意味を為さなくなったブラのカップをずらして乳肌をさらけ出す。また敏感な柔房を
弄ばれると思い、夏美は一瞬目を瞑った。しかし、その後は艶やかなカーブを描く左胸の上に
何かが当たる感触がしただけで、暴漢者の手はあっさりと引き抜かれる。
「なに……? アンタ、今なにしたのよっ……!」
侵入してきた手がどかされても、さっきまではなかった異物感が確かに感じられる。それは
小さく……僅かだが、確実に這うようにして蠢いていた。
「そろそろわかるのではないか……と」
R・グレイがそう言って、衣服のみに守られる状態になった胸元の隆起を見やった。その時、
少女の胸からぞくりと悪寒が走り出す。
「う……あぁっ!! なにっ、これぇ……!?」
左胸で蠢く者の場所から感じられる吸引の感覚。夏美は今、乳丘の頂から見て中間地点の
辺りを、その何者かに吸われているのだ。
「小型の宇宙ヒルです。特に害はない種なので、安心して身を任せてください」
「なっ!? なに……言って……、早く取りなさい……よ……ッッ!!」
チュウチュウと丘を蹂躙する宇宙ヒルは、動物的な動きというより、明らかに性的な志向で
活動していた。この者たちがわざわざ用意していたものだけあって、ただの気まぐれでこういう
感覚を受けているのではないことを夏美は認識する。それは、自分がさらに追い込まれている
ことへの実感を負わせるものでもあった。
左胸から、ジワジワと微快感が広がり始める。もう脚には力が入らなくなってきて、首の皮一
枚といった所だ。頂の苺粒を目指す宇宙ヒルは、ゆっくりと徘徊を続け、頂点を囲む乳輪まで
辿り着く。
「あぁっ……くふぅぅっ! そこ、ダメっ……。ダメぇ……、私、吸われてるよぉ……」
一番敏感な箇所のすぐ側でヒルは停止し、容赦なく吸引を続けている。本能的に勃起をさせ
られた乳首がピクピクと物欲しげに震えてしまう。まるで、痒みのあるかさぶたのすぐ近くしか
掻けないようなもどかしさだ。屹立した先端の突起を早くいじって欲しい。その淫らな口でチュ
ウチュウと吸引されたら、どれだけ気持ちがいいのだろう。
(!? 私、今なに考えてた……?)
淫らに改造された地球外生物は、こんな無垢な少女までも精神汚染してしまうのだろうか。
一瞬ではあるが、夏美は今確かに、悦びの被虐に陶酔しようとしていた。夏美は、自分の意識
が変えられていってしまうような感覚に、噴き出たこめかみの汗を滑らせる。
「表情が曇ってきましたね。そろそろ限界でしょうか?」
「くっ……、そんな……こと……ッ!」
もう表情はすっかりと弱気になってしまったが、それでも必死に虚勢を張ろうとする。しかし今、
宇宙ヒルは無情にも乳丘の頂上に到達した。すると、少女の儚い抵抗も、到達者がその場に証
を刻むことで終焉を迎えるのだった。
「っぁ……ッッ、ふああぁぁんッッ!!」
その幼くもふくよかな柔丘の中でも、もっとも敏感な薄紅の尖塔。宇宙ヒルは目的地の味を
しっかりと確かめるように、今までよりも一際強い吸引を行っていく。誤魔化しの利かないはっき
りとした強烈な快感は、少女の頭を真っ白にさせて思考を完全に停止させた。
少女がビクンとかぶりを振り上げて四肢を突っ張ると、箱に入れた足もついに底面へと当たっ
てしまうのだった。
ビシャァッ!
「きゃあっ!?」
予想もしない生々しい感触に、少女は悲鳴を上げる。踏み付けるようにして足裏がソックス越し
に触れたものは、液体のようでそれよりは粘性と硬度がある。ファーストコンタクトだけでは、その
実像は思いも付かない。
「どうやら中のものに接触したようですね。そうなったらそいつからは逃げられませんよ。ふふっ
……」
R・グレイはそう言うと、役目は終わったぞという雰囲気で、乳首に吸い付いている宇宙ヒルを
引き離す。
チュポンッ
「きゃふぅっ!」
敏感な胸先からそれを強引に引き離されたことで、鋭敏な快楽に身を襲われる。快感に翻弄
され続けてしっとりと汗ばんできた柔丘は、慣性に従ってプルンプルンと揺れ動いていた。
ズルズル……
夏美が足をぶつけてしまった何かは、自分に接触してきた対象を目標につけてきた。謎の生物
は夏美の右足つま先からジワジワと覆い被さってくる。その体液で、ソックスがしっとりと湿って
いくのが感じられた。
「こんなっ……。うそ、なにが入って……、っく! 足に向かってくるッ……!」
得体の知れない者はうぞうぞと身を寄せてきて、先程までの耐久による疲労でピクピクと震え
ている夏美の右足を、ジットリと包み込んでいく。都会育ちの少女にとって、嫌悪感を抱かせる
に他ならない感触だ。
「はっ……くぅぅ……、あっ!? な、なに……、なんか動きがっ…… やああっ!?」
ヌルヌルとした気持ちの悪い感触に顔をしかめていた少女だが、ある時不意に表情に変化が
生じる。それをもたらしたのは中に入っていた者の動きの変化だった。
ズ……、ズズ……グチュリ……
ソックスの上から足にぴったり密着したそれは、足裏の表皮を擦るようにして徘徊を始めたの
だ。敏感なそこは、普通触られてもただくすぐったいだけのはず。少なくとも、夏美はそう思って
いた。しかし――
「んん……ッぁ……、ふ……はぁ……」
その口から漏れだしているのは、笑い声とは程遠い、甘くて切ない溜め息。その異様な感覚に、
少女は戸惑いを隠せなかった。
(なんで? なんかくすぐったいのとは違う……。グチュグチュ擦られて、なんか変なキモチ……)
「随分気持ちがよろしいようですね……? まあ、無理もありません。なにせ、それは――」
R・グレイがそう口にしているうちにも、半液体のような生物は動き続けていた。土踏まずの辺り
を押し擦りながら、身体を伸ばして足の指裏をヌニュリと掠める。
「はぁぁううぅぅッ……」
「――なにせそれは、どんなに貞淑なレディでも10分も足を浸けていれば最後、足への愛撫だ
けで絶頂を味わわされるほどに開発されてしまうと恐れられる、『局部超特化型、改造宇宙スラ
イムバージョンワンハンドレッド』なのですから!」
「なん……ですって……!?」
スライムはその軟体な身体を生かして、右足のかかとからつま先までを、足に快楽を与える
ために仕込まれた挙動でなぞり続ける。夏美の吐息は甘声混じりになり、普段は強気なはず
の目も非常に弱々しい様子になっていた。その仰々しい名前に負けず、かなりの性的能力を
持っていることは確かなようである。
ズリュウ……
「んは……ぁぁっ……! 中に……、中に入ってきてるッ!?」
液体のように靴下へと染み込んでいた者が、右足の表皮に触れる内側へと浸透してきた。
どんどんと入り込んでくるそれが、ソックスをぷっくりと膨らませていく。半液体の侵入者を迎
え入れたそこは、夏美が足を震わせるたびにタプンと脈打つ。
「あぁっ、指の間に……!?」
水風船のように膨張したソックスの中で、女の子らしい綺麗な足がジワジワと汚されていく。
敏感な足裏を身体でなぞるだけでは飽きたらず、五本の指の間それぞれを、包み込むように
して覆っていったのだ。
ズッ、ズリュ……ズリュ、ズリュウ……
「く……はッ……、ダメ……。んぁっ!? い……やあッ……そんなとこ……やめッッ……!!」
夏美は指の間という4つの空間を、グチュグチュとした異物感を与えてくる侵入者に、それぞれ
違う強さ、違うリズムで、快楽を生み出されながら往復される。それだけではなく一方では、いく
らでも分離が可能なのか、別の個体が足裏を直にいじり始めていた。
「くうっ……! こんな、こんなのぉ……。私の足、おかしくされちゃう……」
足という部位は、無垢な少女にとってあまりに性的な意識とは遠い。そこへ侵入を許して犯さ
れるという未知の恐怖が、夏美にハッキリとした弱気な意思を口にさせる。
ズウッ、ジュプッ、ズジュッ、ジュルウッ!
火照りを増してきた少女の体温を感じ取ったのか、改造スライムの動きが活発さを強めて
いった。土踏まずとかかとにへばり付いた者は、横にスライドするようにして敏感になった足肌
を擦り上げる。足指の間に身体をねじ込んでいるものは、まさにその穴を犯すといった感じで
抽挿を繰り返していた。
「あっ! んんっ、くぁ……きゃうぅんんッ! んぅぅ……はうぅぅっ……、私……犯されてるの……
?」
熱くなっていく足元から、体温の上昇気流が身体の内を登っていく。ずっとスカートを押さえて
いる夏美の両手をガクガクと震えさせ、その中に隠れた腿の根本辺りまでは、もうすっとりと汗
ばんでいた。
快楽の奔流は留まる所を知らず、秘めたる股の中心と腹の中にも熱を持たせていった。少女
の内からは、汗以外に湿り気のあるものが湧き出してきている。
「そう。あなたは犯されているんですよ。そして淫らにも足をいじられただけで早くも強く喘いで
ね……」
「違う……わよッ! 私はこんなのにやられたぐらいで……んはぁぁっ!」
最早、抗おうにも抑えられない嬌声。いつまでも虚勢を張り続ける少女に、R・グレイはさらな
る追い打ちを掛けていく。
サワサワ……
R・グレイはおもむろに手を伸ばし、汗で滑るような肌触りの夏美の内腿をおもむろに撫で始
めた。足先だけに意識を取られていた夏美は、ビクッと鼓動して反応を見せる。
「は……うっ!? やめてよッッ……!」
夏美は当然のように、その無礼な手を払おうとする。力を込めてスカートを押さえていた手を
離した、その時――
ガシイッ!
「えっ!?」
夏美は突然、3Mに両の手首を掴まれ、腰の後ろ辺りで強く握られる。ギリギリと力を込めら
れると、腕は全く動く気配を見せない。訪問者の人力で、後ろ手に拘束されたような形になって
しまった。そして、今までガードされていたミニスカートもフリーになり、
「では、ちょっと失礼させていただいて……」
「ちょ、ちょっと、待ちなさ――」
狼狽える少女の抗議など聞くことはなく、R・グレイは短いスカートをペロンとめくり上げた。
足への愛撫に合わせて小刻みに震えている少女の股間部が露わになる。恥ずかしい場所を
凝視するR・グレイに、夏美は顔をフッと逸らした。
「むあっとした空気が感じられますが、もしかしてもう――」
目を逸らしたのをいいことに、R・グレイは隙をついて少女の火照ってきた股間に手をサッと
滑り込ませる。そしてショーツの上部分に手の根本を被せるような形で、下腹部に手を据え置
いたのだ。指を伸ばせば、少女の幼い秘裂はすぐ目の前。宇宙人の中指が不意にそこに添
えられる。
「んああッ!?」
夏美は、突然何者かが股間に触れてきたことを驚くと同時に、慎ましい膨らみを見せる丘の
中心を、下着を食い込ませるようにしながら縦になぞられる。
「おや、なにか湿った感触がしますが……?」
R・グレイは、指先をスジに合わせてスリスリと往復させる。その時、下着の布越しにジットリ
とした湿っ気を確かに感じ、ニヤニヤとした下卑な視線を夏美に向けた。
「あ、汗よッ!」
「そうですか、汗ねぇ……。フフフ……」
(……いや、ダメェ。これ以上はホントに駄目なんだからぁ……)
脚の先から根元までが快楽に支配されて、力を入れて踏ん張ることもできない。足を犯し続
けるスライムの責めは、腹の内にジワジワと熱を持たせ、股間を湿らせていったのだ。
R・グレイはなかなか指を離さず、足で暴れる宇宙生物は相変わらず苛烈な衝動を送り込ん
でくる。このままでは、目に見えてわかるほどに下着を湿らされるのも、時間の問題のように思
えた。
「お、お願い……。もうやめてっ……、足のコレ……外してよぉ……」
「――いいでしょう。拘束してある機器を外します」
今までと一転して、突然夏美の言うことを承諾した訪問者。夏美も安心するというより、勘繰り
たくなってしまうのも仕方のない状況である。
「ふふ、そんな顔をなさらずに……」
少女の訝しげな表情を指摘しながら、R・グレイは意外にもすんなりと拘束を解いた。戒めが
なくなると、夏美は気色の悪い感触を早く逃れたいというように、脚をすぐさま引き抜こうとする。
しかし――
「な、なにッ!? 脚が抜けないっ……?」
機器の拘束は解けたはずが、脚に何かが引っ掛かったようで、膝下までしか出てこないのだ。
夏美が原因を確かめようと、中を見やる。
「ッ!? いやああッ!!」
――確かに、訪問者たちは言っていなかった。しかし、少なくとも夏美は、先入観から中にいる
ものは一匹だけだと思っていたのだ。現実、宇宙スライムの他にもう一匹そこにいたのは、宇宙
ニョロのように触手状で、さらに赤黒い生々しい肉のような色をしたものであった。
夏美がそれを振り切ろうとするより早く、触手がスルスルと脚を這い上がり、腰、胴、腕と、次々
に絡まれていく。夏美がゆっくりと脚を箱内から出しきる頃には、触手の縄で身体を支配されて
しまったように完全に絡み付かれていた。
ギリギリ……
「ぁ……くっ! いや……動けな……、あ……くぁぁッ!!」
ようやくスライムを振り切ったかと思えば、今度は第二の宇宙生物に襲われている。触手は、
夏美の柔い腿と臀部に食い込み、胸回りに巻き付いて乳肉を締め上げて強調させる。腕を後ろ
に回され腰の後ろできつく結ばれると、あっという間に緊縛美少女の完成だった。
「くくく……、クククク……」
R・グレイは、心底下卑な笑いを浮かべた。一人の魅惑的な少女が、触手に縛られて抵抗を
できない状態で、恐れるようにしてこちらを見つめている。吐く息は熱く興奮し、瑞々しい肢体が
触手によってさらに強調されているのを見ると、「これからどう料理するか」という想像が、どん
どんと頭の中に浮かんでいった――
「そうですね。まあ、早速ですが――」
R・グレイは、夏美のミニスカートから覗く純白のショーツに手を掛ける。最早、拘束の少女に
抵抗のすべはない。上から難なく生地に指を引っ掛け、下着をスルスルと滑り下ろしていく。
「ふむ、随分静かになりましたね」
「どうせ、私がやめてって言っても、その気はさらさら無いんでしょ?」
夏美は、開き直った口調でそう言葉にした。状況的にもう回避の可能性が低くなってしまった
ことを覚悟し、「自分」を保つことに意識を切り替ようとしていたのだ。しかし、それはあくまで表面
的なものであって、生娘の心中としては、貞操の危機への動揺が抑えられるはずもなかった。
「まあ、そうですがね。しかし、あまりに抵抗されないのも面白くない……」
夏美がここにきてしっかりとした面持ちになったことが面白くないR・グレイは、何らかの道具を
使い、少女の白下着を無惨に引きちぎる。突然の強引な行動に、さしもの夏美も動揺を見せざ
るを得なかった。
「おやおや? やはり、もうこんなに濡れているじゃないですか」
「くっ……!」
使用経験など無い夏美の股間のスジに、透明液が絡み付くようにして滴っている。異常なまで
に肌や脚などを弄ばれれば、このように快感を体現してしまうのも仕方のないことであった。
「ふふ。さすがに初モノらしく、美味しそうな秘部をしている……」
チュクチュク……
「ん……ぁっ!」
夏美の内から出てきた水分を指に絡ませ、R・グレイが無垢なスジを縦になぞっていく。秘芯の
中まで触れずとも、今の敏感な少女には確かな快楽を伝えられる行為だった。
「どうですか? こうやって外側ばかりを撫でられていると、段々切なくなってくるでしょう……?」
「んぅっ! そんな……、そんなこと……あっ!? はぁうッ!」
敏感な箇所の最外部を執拗に愛撫され、夏美の内側の熱がどんどん膨らんでいく。指がスジ
の端から端まで移動する際にビクビクと身体を震わせ、休みなくスジを縦断されるたびにまたビ
クついている様子からは、どんなに快楽を否定しても説得力は感じられなかった。
「さあ……、いよいよですよ」
「う……ああ……」
R・グレイがいよいよといった感じでスジを両側から開くと、肉の蕾がパアッと花開く。すでに
グッショリと粘性の液で覆われた秘部は、男のモノを待ち構えるようにしてヒクヒクと鼓動して
いた。
「はじめての地球人は、どんな味がするのでしょうねぇ」
R・グレイが地球人の男と同じように股間に生やしたモノが、猛々しい怒張を見せてそそり立
っている。すっかりと発情した女になった夏美に我慢ができなくなったのか、展開を早めて早速
挿入しようとそれをあてがったのだ。
「なっ! いきなり――むぐうっ!?」
夏美は突然、先端が亀頭のような形をした赤黒い触手を口に突き込まれて、大きな声を出せ
なくなる。
「あまり大きな声を出されて、家や近所の方々に気付かれるのもマズイですからね。一応、これ
は人気番組なんですから」
「んんん――っ! むぅぅっ!!」
「さあ、いくぞ。処女喪失の瞬間を撮影する準備はOKか? Mr・G……」
そう尋ねたR・グレイに、Mr・Gは親指を立てて答えた。R・グレイはそれに微笑み返すと、夏美
の腰に手を当てて自分の方へと引き寄せる。いよいよ、少女が守り通してきたものへと侵攻を
開始しようというのだ。
今回はここまでです。もうちょっとで終わるかもしれません。
そして、ケロモアの方なんですが、
大したエロもないのに、ダラダラと長ったらしく書いてしまっています。
さすがに、そろそろ終わりにしないとヤバイとは感じているんで、
なんとか短めにまとめて早く完結させて、投稿したいなと思います。
キタ──!!!
相変わらず濃い描写、乙〜!
ケロモアも期待しとります〜。
個人的にはエロ無し部分も良いと思うとります。
そう言えばこのスレまだ小雪出てないよね
今週の小雪(*´Д`)ハァハァ
夏美ヤバイマジヤバイ
伍長がんがって!
伍長×猫(擬人化)を見てみたい
262 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 22:48:14 ID:v1H2nXrf
保守
クルルの実験報告書の続きはまだであろうか……
待ってますよーっ!!
ていうか夏美が今まさにピンチで5日以上放置プレイだー!
誰が助けるんだろう。
本命・伍長
対抗・軍曹
大穴・誰も来ずに… …(ぽとり)←花
対抗と大穴 逆でもいいですな
じゃ俺は大穴一点狙いで
じゃ俺はクルルに賭ける。(選択肢にないが)
助けたと思いきや、今度はクルルが夏美をいじくりまわす。
神降臨に感謝!!
でもって、クルルでなく小雪で266の展開をキボン!
>267
それに一票。小雪×夏美イイ!
対抗・
軍曹が乱入「夏美殿〜!…ゴブァ!」←へっぽこなので瞬殺
うすれゆくケロロの視界で狂宴は続くのだった…
てのも一昔前のエロゲっぽくていいですかね
(伍長だと阻止に成功してしまうだろうしな)
勝手な展開予想ばっかしてごめんなさい>職人さん
続き待ってます
ケロ?
270 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 03:08:23 ID:zgYmnm/v
タマ?
ギロロ・・・・
クーッックックック…
なんか小雪とドロロの出番が多い・かつ有能だな。
はっきり言って他のキャラの立場が無い感じ。
つまるところもっとギロロと夏美を絡ませろいうことですよ!
最近まともに絡んでないぞ! どうなってるの!
274 :
ドロロ:2005/05/20(金) 22:11:39 ID:IK+bcSeF
・・・・・・ぼくの決め台詞がいれてもらえない・・・・・
いいんだ。いつだってぼくは・・・・・・
そうさあのときだってボクハ・・・・…
ギロリ
「あ、っ、ぅん! ギロ……ギロ、ロ、ぉっ……!!」
甘い、甘い吐息とハニーヴォイス。苦しげに名を呼ばれ、体温が上昇する。
ドクドクと体内で脈打つ熱は、苛つく程緩慢なスピードで腰へと纏わり付いてくる。
……遅い。焦らされる感覚に気が狂いそうだ。
早く。もっと早く。
「はや、く、してよぉっ……ヘンに、なっちゃう、って、ばぁ……!!」
まるで心を読んだかのようなタイミングで、夏美が情けなく声を上げた。
途端、決壊したダムの水のような勢いで衝動が襲ってくる。
ほんのりと赤みを帯びた肌、柔らかに膨らんだ胸元につつっと汗が滑り落ちる。
舌で刺激を与えていたその先端から口を離すと、喉が勝手にゴクリと音を立てた。
「……夏、美」
そろそろと、夏美の身体の上を移動する。目の届く範囲がどんどん変わっていく。
視界の中心が、潤んだ瞳から白く丸い乳房へ、乳房から形良く窪んだ臍へ。
そして。
「はやく、シテって、ば、あ………!!」
思わず息を止めて見入っていると、夏美が痺れを切らせて身を捩った。
まるで果物だ。まだ熟しきってもいないくせに、熱っぽい色を浮かべて、ぽたぽたと汁を滴らせて。
薫ってくるような色香に、また勝手に喉が音を立てる。ぞくりとした快感が背筋を駆け抜ける。
「しっ、し、しかし、だなッ!?」
興奮が隠し切れない。落ち着こうとしても、声は正直に裏返る。
体内の熱が、言葉と一緒に漏れて零れたように。
「スマン、情けない話だが……満足させられる自信が、無い」
軽く身体を起こした夏美と目が合った。不思議そうな視線すら、情欲を煽る要因になる。
「俺は、もう限界だ。このまま、その、オマエと交わったとしたら……」
失望されてしまうかもしれない。俺はそれが怖い。
不思議なほどすらすらと、素直に言葉が出てくる。
どうして、こんなに簡単に言えるんだろう。嫌われたくないのに。嫌われたら困るのに。
「……いい、よ。……ナカで、出しちゃっても……」
ささやくような声が、やけに大きく聞こえる。見上げれば、頬を染めて俯いた夏美と目が合った。
その奥に、自分と同じ色が見える。解放を望む、燻った肉欲の色。見間違うはずがない。
「し、しかしッ……」
「一回で終わりじゃない、でしょ?」
ゆっくりと身体を起こした夏美が近づいてきて。
耳元に寄せられた唇が、甘い言葉を紡いで。
「そのまんま、私も楽しませてよ。私のナカで、最初っから最後まで……」
言葉が、引鉄を引いた。濁流のような衝動のまま、夏美の身体に飛び掛る。
柔らかい身体に己を埋めると、強い刺激が脳髄へダイレクトに快感を伝えた。
「なっ、夏、夏美、ナツミ、ナ、夏、ナ、ナツ、夏美ッ!!」
予想に反し、微妙にざらついた絶妙の体内。
ってゆーか無我夢中、ほぼ無意識のまま腰を突き上げ快楽を追いかける。
早く。早く。もっと早く。
「な、夏……………………!!」
裏返った声で名を呼ぶと同時に、一瞬意識が遠くなった。
軽い喪失感と共に身体が浮いたような感覚に陥る。目の前が真っ白になって……
「……夢、か」
身を起こし、ギロロはガリガリと頭を掻いた。
道理でご都合主義で支離滅裂、リアリティに欠けているわけだ。
事故で幸運にも目にする機会のあった胸や水着などで見た事のある臍はそのままの形で再現されていたが。
「……フン、くだらん」
小さく息を吐いて、幸せな夢を反芻する。
ほんの少しだけ寂しくなって薄い毛布を被り直し、そこでようやく滑る下肢に気付いた。
「……ッ、俺って奴はッ……」
情けない表情を浮かべて、慌てて薄布を跳ね除ける。
にー、と声がして、猫が顔中を白濁した体液で汚したまま抜け出してきた。
ざらついたあの感覚を思い出し、ギロロはがっくりと肩を落とす。……お前かよ。
「さすがに、そのままにはしておけんな……来い」
素直に従う猫を抱き上げ、テントを抜け出す。
この分だと乾く前に洗い流せるな。考えながら歩いていたせいで、注意力が散漫になっていた。
「ギロロじゃん。こんな時間にどうしたの?」
「ななななななっ、夏美ィッ!!?」
脱衣所兼洗面所で、トイレに起きたらしい夏美と鉢合わせた。
手を拭いながらこちらを見下ろす夏美の視線から、どうにか逃げようと身を捩る。
しかし、その必死な思いは夏美にも、ついでに猫にも届かなかった。
猫はギロロの腕から飛び出すと、夏美に向かって低く唸る。自然、夏美の視線は猫へと向いて……。
「あれ、猫ちゃ……、……っ、ソレ、まさかっ……!?」
「ち、違うんだ、夏美ッ!! それは、そいつが、そいつのせいで俺はッ!!」
「や、やっぱり!?」
「し、しまったァ――――――――!!」
パン、と乾いた音がして、ギロロの頬に夏美の手形が残る。
翌朝真っ白に燃え尽きたギロロへ、ニヤニヤと笑いながら
「人、いや猫に罪を擦り付けるのは感心しないでありますなぁ」
などとからかったケロロが、八つ当たり一斉掃射で死線を彷徨ったとか。おら知らね。
ケロンが好きなんです。
ちっちゃい生き物がハァハァしてんの想像すると堪らんのです。
小さい身体に情欲持て余しちゃってるってシチュが最萌えなんです。
昔はロリやショタに走ってた事もあります……orz
と言う事で。引越しすんでようやく環境が整ったので御久しぶりにお邪魔しました。
塚、毎度の事ながらスレ汚しで正直スマンカッタ。
>>279 乙ー!!
GJでした!
ギロロあわれw
この誤解は厳しい気がするけど・・・・
夏「ギロロ、我慢できないんだったら言ってくれれば・・・・」
ギ「な、夏美っ!
・・・・・・はっ、また夢か」
猫「にゃーん」
ギ「ま、またお前かっ!」
夏「『また』ですって・・・?」
ギ「ギャース!」
以下エンドレスとかw
読み切り新作age
>>SUMMER/2N6
この前あったケロオンリーで偶然おまいさんの本を買って腰抜かした俺様がきましたよ
なんか原作もアニメも最近は小雪と桃華のウェイトが逆転した感じだな…
283 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 10:28:07 ID:8wsivBM5
284 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 10:29:15 ID:8wsivBM5
>281
orz
保守?
すまん、誤爆。
289 :
_↑_:2005/05/28(土) 19:06:06 ID:NQdZTvug
無問題
暖めていたネタが今月号のお陰でやりづらくなってしまった…まぁ何時までも手付かずだった漏が悪いんだけれど
スーパーママアタックってどんな技だと思う?
今月号ってどんなネタだったの?
バレにならない程度にキボンヌ
またはメル欄で・・・
>>291 ママンにならどんな技でも良いからかけて欲しいと思ってる
コミックス派の俺が来ましたよ
携帯だけど投下して良いですか?良ければ後日投下しに来ます。
クル×夏でちょっと投下してみます。
「冬樹ー!学校送れちゃうわよ!」
「姉ちゃん待ってよ僕もでるから」
「じゃボケガエル掃除その他頼んだわよ」
「いってらっしゃいであります!」
ばたばたと騒がしい何時もどおりの朝の風景。
それはなんら変わりなく過ぎ去って行く様に見えた。
ピピーン。ピピピッ。電子音が静かになり響く室内。
薄暗い部屋モニタの灯りが照らしていた。
日向家各部屋の隠しカメラから映し出された映像が何秒か後に切り変わり
この家の住人を映しだす。
「くーっくっくく・・・どうやら弟にも隊長にも気付かれていないようだねぇ」
映し出された映像を見分するのはこのクルルズラボの主人クルル曹長だ。
カタカタカタ。クルルの指がキーボードをなぞると画面が切り変わり、
学校へ向かう夏美の姿が映し出された。
「OK。万事上手くいってるようだ。なぁ。アンタのコピー完璧だろぅ?」
クークックッククと含んだ笑いをしながらモニタから目線をはがし椅子ごと振り向く。
間接証明替わりのモニタの光に映し出されたのは紛れもない夏美の姿。
ただしそれは先ほどの夏美とは違い何ひとつ体に纏っていない。
そしてその上に重なる大きな影。
「ナツミナツミナツミナツミ・・・・」
うわ言のように名を呼び続けながら夏美を犯すその男は赤い髪を揺らしながら
荒々しい律動を繰り返す。
傷の走るその目は誰がみても正気じゃない事はあきらかだ。
組み敷かれた夏美の体はされるがままに揺らされ小さな苦鳴が口から漏れる。
もう何時間も犯され、絶頂を繰り返した体はガクガクと振るえ抗う力もないようだ。
「ギロロ先輩。さすがに壊れちゃいますぜぇ」
クルルの声すら耳に届かないのか尚も激しく腰を突き上げる。
「・・・・・・くッ!」
「・・・・ヒッ!ぁ・・ぁぁぁああ!」
ギロロから絶頂の声が漏れたと同時に夏美の中に大量の精が放たれた。
ソレと同時に夏美の体も弓のように仰け反り体がこわばる。
小波のような麻痺を繰り返しやがてぐんにゃりと床に崩れ落ちる。
「ナツミナツミナツミナツミ・・・・」
精を放ったというのに衰えないモノが容赦なく夏美を犯しだした。
繰り返し輸送されるたびに何度も放った精が逆流しぽたぽたと飛沫を散らす。
「あーぁ。薬が強かったみたいだなぁ」
そう言うとクルルはデスクの上にあった銃を構えギロロ目掛けて発射した。
パシュ!打ち込まれたアンプル型の弾丸が命中し中の液体がギロロの体に消えていく。
5秒もしないうちにその瞳は閉じらればたりと床に倒れこんでしまった。
「さーて。こっちもかな?」
夏美に近づき赤く染まった首筋に別のアンプルを打ち込んだ。
暫くすると呼吸が正常なものに近づき、空ろだった瞳も元に戻っていった。
組引かれた体をどうにか抜け出すと秘所からこぽりと精がこぼれ落ちる。
「あんまり汚さないでくれよな。クーックック」
夏美の目がクルルを映し出した瞬間。本能のままに飛びかかる。
しかしクルルに届く事もなくクタクタとその場に崩れ落ちてしまった。
「あの薬でそこまで動けるなんて随分タフだねぇ」
「・・・なんで・・・なんでこんな事するのよ!!」
怒りに満ちた瞳がクルルに突き刺さる。
「なんで?アンタこそ侵略者を家に招き入れて無事に済むと思ってたのか?」
思わず絶句する夏美にクルルは一瞥しニヤリと笑った。
「まぁ。ただの趣味の実験だけどなぁ」
「ふざけないでよ!ギロロまで・・・・」
「先輩がアンタに好意持ってるようだから気を使ったんだけどな」
「こんな・・こんなの酷い・・」
「まさに褒め言葉だね」
クルルがイスごとまたモニタに向き直った瞬間夏右の頬に夏美の拳がめり込んだ。
ガシャーン!!
近くにあった器具を巻き込み盛大に倒れこむ。夏美もそこで力尽きたのか
イスにしがみ付く様に体を支えていた。
ガシャ・・・・。
よろよろと起き上がったクルルの手にはギロロを地球人に変えた銃が握られていた。
「クークックック・・いいねぇ。アンタ最高だよ」
ヒビの入っためがねをかけ直すとクルルは自分にむかって引き金を引いた。
一瞬くらむような光があたりを包むとそこには金髪をした長身の地球人。
ツカツカと夏美に近づくとまたアンプルを首筋に当てた。
「お返しにアンタも楽しませてやるよ」
夏美が最後の力を振り絞って身をよじるが液体が体に飲まれていくとクタリと体を預けた。
クルルがデスクのボタンを押すとイスが吸い込まれるように消え新たに地球人サイズのイスが
せせり上がってきた。
軽々と夏美の体を抱き上げるとそのまま自分のひざの上に夏美を乗せイスに腰掛けた。
「離して!!離しなさいってば!」
体は上手く動かせないが意識はハッキリしているらしく夏美が抗議の声をあげる。
「耳元であんま怒鳴るなよ」
クルルの声が耳元を掠めるとビクッと体が反応する。
「へぇ。耳が弱いのか」
「・・ばッ!そんなんじゃ・・・・ひゃ!」
クルルの唇が夏美の耳を甘噛みしていく。
濡れた音が耳元近くで聞こえ出し夏美は体がぞくぞくと総毛だった。
暫くクルルの細い指が夏美の首や背中を撫ぜ回しソフトな愛撫にくらくらしていると
不意に背中から回ったクルルの手が胸の突起をつねり上げた。
「痛っ!!」
いきなりの苦痛に夏美の体が強張っていく。
クルルは構うことなく両方の乳房を揉み握り突起をねじっていく。
「や!いたっ・・・やめ・・」
逃げる事もできない夏美は首を曲げて必死にクルルを睨み付ける。
「いいねぇ。その瞳クークックック」
含み笑うと腰を夏美の体にさらに密着させる。
「・・・や・・」
熱くなったクルル自信が夏美に当たり夏美は逃げるように体をばたつかせる。
「逃げるなよ。言ったろ楽しませてやるって」
「な・・・・嫌!!離して!!」
クルルが両足を抱え込み大きく開かせるとギロロの放った精がまだ残っていたのか
ツーッと糸を引いて流れ落ちた。
「チッ。流石にギロロ先輩の精液に塗れるのはゴメンだな」
そういうとデスクから流線型の20センチほどの細長い物体を取り出す。
ソレを夏美の口の中に無理やり咥えさせた。
突然の事に驚いた夏美は追い出そうと必死に舌を転がす。
「っん・・・く・・ぁふぅ・・」
たっぷり唾液の付いたソレを抜き出し夏美の菊座にあてがう。
「ひっ!」
冷たいに強張ったソコも唾液の効果と流線型のおかげでずぶずぶとめり込んでいく。
3/4まで埋まったのを見計らうと飛び出した先をカチリとまわした。
「ぇ!やぁ・・・ひぃ!・・」
その瞬間回された先以外が肛内で水風船が弾けたように液体化した。
液体の冷たさに思わず声が漏れる。しかしそれは一瞬の事で、
しだいにじんわりと熱をおびだし硬くすぼまったソコがジンジンと疼きだした。
「嫌ぁ・・何よこれ・・・・お尻が・・・ぁあ」
「俺はスカトロには興味ないんでね。内の消毒させてもらったぜぇ」
「ま・・まさかアンタここで・・・」
「良くわかってるじゃないか。クーックックク」
そういうと指先をゆっくりとソコに沈めていく。
クチャ・・・っと濡れた音を立てながらクルルの長い指が根元まで飲み込まれていく。
「あぁぁ・・・くぅ!」
ゆっくりと引き出すと今度は指を増やしまた沈めていく。
「括約筋を緩める成分も入ってるからな。痛くはねぇだろ?」
「・・・うぅ・・ぁう・・」
味わった事のない感覚と嫌悪感に肌がざわつき逃げ出そうと体をねじる。
そのたびに奥深く入った指がまた違ったところを刺激していく。
「そんなに腰振っておねだりかい?」
「ちが・・違う!・・抜いて・・やだ気持ち悪い・・!」
「気持ち悪いねぇ・・・・」
そう言うとクルルの指が音を立てて抜き出された。
投げ出された足を大きく開かせ抱え上げると
ひくひくと名残惜しそうに収縮したソコにクルルは自分をあてがった。
「あんがい前よりイイかも知れないぜ?」
抱き上げていた腕をゆっくりと下ろすと
ズブ・・・と淫らな音を立ててクルルを飲み込んでいく。
「やぁぁぁーーー!ひぃーーーー!」
薬が効いてるとはいえ指とは比べられないような質量が肛内を進入していく感触に
夏美の体はガクガクと振るえ目の前が霞む。
根元までクルルを飲み込むと弾けたように体を仰け反らせぴくぴくと体が揺れる。
しかしそれが苦痛のためじゃない事をクルルは確信するとクルルは抱えていた体を
上下に持ち上げ輸送を繰り返す。
「クーックックック。気持ち悪いわけないよなぁ?」
液体に含まれていた媚薬効果の所為で快楽の感じる排出器官に夏美は戸惑いを隠せない。
「いや・・・こんなのウソよ・・やだ・・やだぁ!」
秘所とは違う新しい快感に嫌悪感を感じながらも体がいう事をきかない。
クルルが出入りするたびに夏美の口から悲鳴に似た甘い声が絞り出される。
「・・ぁ!・・んっ・・ふぅ・・やぁッ・・」
苦しげにそれでも収縮を繰り返しながらもクルルをどんどん奥まで飲み込んでいく。
「どうだい?楽しんでくれてるようだが」
「・・・んッ!・・あぁ・・ちが・・・そんなんじゃ!」
舌ったらずの口からは涎が流れ出し、快楽で赤く染まった体は麻痺を繰り返す。
「やめ・・て・・・こ・・こわいよぉ・・・許してぇ・・」
快楽に恐怖を感じだした夏美はうわ言のようにつぶやく。
その様子に満足そうにクルルはニヤリと笑うと、
「ダメだね。このままイってもらおうか」
尚も激しく体を揺さぶった。
「ひぃ!やぁ・・・あああ・・ダメ!!やぁ!!」
さらに奥に届くようにクルルの腰が打ち付けられる。濡れた音が部屋中をみたし
クルルの顔にも快楽に酔いしれた表情が浮かぶ。
「やぁ・・!んッ・・うぅ・・あぁぁ!!もうダメ・・・きちゃう!!」
クルルが夏美の最奥を付くと夏美のソコがさらにきゅっと締め付け収縮する感触に
クルルは精を放った。
「あぁぁぁ!!」
体を仰け反らせ悲鳴のようなかすれた声をだすと夏美は意識を失った。
「やっぱアンタ最高だぜぇ。クーックックク」
乱れた息で夏美の体から自分を引き抜こうとした瞬間。
暗い部屋に光る赤い目。
「・・ナツミ!」
「やば。すっかり忘れてたぜ」
クルルが逃げだそうとする間もなくギロロは夏美に近づき
「いあ・・これはその・・」
言い訳を始めるクルルには目もくれようとしない。
「ナツミ・・・」
愛しく切ない声で名前を呼ぶと、まだクルルを咥えたままのナツミの体に
ギロロ自身を進入させていく。
「ナツミナツミナツミナツミ・・・」
「・・・クッ」
薄い壁同士で伝わる感触にクルル自身もまた熱を持ち始めた。
ギロロが気付いていない今なら逃げ出す事もできるがこんなアクシデントを
クルルが逃すはずもない。
「こういうのもアリだな」
というとクルルも輸送を始めた。
「・・・あぁぁぁ!!!!!」
失神していた意識も2人分の質量を飲み込んだ体が覚醒させる。
「やぁぁ!!苦しい・・やめ・・やめてぇーー!」
快楽なのか苦痛なのか。夏美の瞳が視点をなくしポロポロと涙を流す。
ギロロとクルルの荒々しい動きに体が踊る。半ば失神したように悶え
泣き声とも喘ぎともつかない声が濡れた音と共に部屋を埋め尽くす。
「ぁ!やめ・・ひぃ!・・ひッ・・ひぃんッ!・・お願いッ!」
「止められるわけがないだろ。おっさんが退かなきゃ俺も動けない」
イスで2人分の体重をささえ苦しそう息を詰まれせながらもクルルは笑った。
「ギ・・ギロロッ!おね・・お願いッ!もう・・・」
「ナツミナツミナツミナツミナツミ・・・」
ギロロの耳は何も聞こえていないのかひたすら夏美を呼び腰を打ち付ける。
「も・・もぅ!壊れちゃう・・・壊れちゃうぅぅ!!」
絶頂が近いのか2つの穴をぎゅうぎゅうと締め付け夏美が痙攣を繰り返す。
「いやぁーーー!ひぃぃぃーーー!」
夏美の体が硬く強張ると2人もそれに続き精を放った。
体の奥に熱い感触を感じた夏美はそのまま意識を手放してしまった。
ドサリ。
精を放った瞬間ギロロの体もそこで意識を失った。
自由になったクルルは夏美を抱え上げると自分を引き抜く。
音を立てて広がったソコから放った精がこぼれだした。
2つの穴から白い液体がぽたぽたと床に落ち小さな水溜りを作った。
「クーックックク。コピーも順調なようだし暫く楽しめそうだぜ」
薄暗いラボにクルルの声が響いた。
スレ汚しお邪魔しましたー。
乙でした。
クルル鬼畜ですな〜
GJ!!!!
GJだぜ!!!!
ネ申と呼ばせてもらおう!!!
GJ!
1つだけ気になったんだが、文中の「輸送」は「抽送」の事ではなかろうか
うぁ。。。。
誤字脱字多すぎですね;;
そーりー;;
保守。
クルル保守
ギロロ保守
ケロロ保守
ドロロ保守
タママ保守
ガルル保守
タルル保守
夏美がーど☆
桃華せーぶ☆
秋ママほーるど☆
小雪畳返し☆
モア終末あたっく☆
556ー・オーガニック!!(カエレ
623ポエーム☆
ラビーうるうるふぃーるど☆
今日はちょっとギロ夏があったなぁ。
来週も少しネタがあるっぽいんで気体。
来週はなんとなく、このスレでネタにできそうな話のような気がする。
ケロロの同人って見掛けなくなったな…元々数の多い方でないとは言え
>>330 4月あたりにオンリーイベントも開かれてるが・・・
まあ作品自体のパロディテイストが強く、同人的要素が
強いので創作意欲がわきにくい、ってのはあるかもしれん。
つまんないからなんとなく甜菜
741 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2005/06/13(月) 10:50:42 ID:3sbiFwR0
=エロッ!とマーチ=
エロッ!エロッ!エロッ! いざ犯せ〜ッ 子宮侵略せよ
エッエロッエロ〜! ゴム持って出かけた日にはいつもダメ
「気をつけ〜ッ! ケツ食い縛れェェ!!」 アナルのバイブを抜き忘れ
締まる膣 中指挟んだ 突っ込んだら 行き先ちがう
買春旅行はエロン あ、ヤった方が早いね晩のオカズッ!!
エロッ!エロッ!エロッ! 高らかに〜ッ アクメのオタケビを
エッエロッエロ〜! はりきってテレクラ出たら原住民
「”平成”は本日より”エロロ元年”でありま〜すッ!!」 いけないトコロは丸く舐め
マス掻き汗っかき潮吹き クンニしたらチーズの香り
エロンは宇宙一、たぶん あ、挿入5分は実は15秒ッ!!
それじゃーブラジャー犯されさんッ!!
秋ママ新人教育の新作まだぁ?
ケロケロケロケロケロケロ・・・・・
?
どうもケロン人と地球人の異種族間結婚は可能なようだなw
子供も出来る前提で話が進んでるし。
がんばれギロロ!
338 :
ピンキー頂戴:2005/06/18(土) 13:18:54 ID:QH7NVO9y
昨日のケロロのあと、もしケロロと夏美が結婚していたらを
考えてしまった・・・
もちろん子作りのことも・・・
まず、
sageよう。メルアド欄にsageと入れよう。
あと、地球人とケロン人では寿命が違いすぎる。
子宝祈願の願掛けに百年もかけるから。
地球人が寿命を長くするかケロン人が寿命を短くするかしないと…
>>339 地球でも、文明の発展と共に寿命は長くなってるんだ。
ケロン脅威のメカニズムを使えば、ペコポン人の寿命をケロン人並にすることなど簡単でありましょう!!
寿命差とか考えると悲しくなるんで、年月の認識が違うっつーことで脳内変換。
幸せなギロ夏が読みたい。
それよりもケロン人の母親が子守唄(カエルぴょこぴょこ)を唄うとき、
どんな感じで子供を抱っこしてるのか気になった。
夏美とケロロで、すでに地球人親子の対比だったし。
ケロン人同士の子だともっと小さいのかも。
つーか奴らは産まれたときからカエルの姿?
タママをみろ。
一応子供の頃はオタマジャクシだと思う。
>344
いやでもあれはあぁいう種類なのかもしれん。
マンガの方読んでない人も居るんだなぁ
アニメでもドロロ登場の回とかで出てると思うが
ケロン人て大人も子供も大きさ変わらない
ケロロランドに載ってたよ
じゃああの夏美にやらせた子守りシミュレーションは
ただのケロロ父(とケロロ)の趣味…?
所詮ギャグアニメだし意味なんかないだろ
やっぱ長編って微妙かな?
やっぱりクル×夏なんですけどね;;
>351 是非ともお願いします!!
お待ちしてます!
エロでは、何気にクルル人気だなあ。
実際にどうかは知らないけど。
変な薬とか変な機械とか変な電波とか、色々使いやすいからな
本人も変なやつだし
でもクルル自身は不能、というか倒錯趣味がありそうな感じ。
クルル、普通の状況では勃起しなさそうだ…何となく。
359 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 23:07:17 ID:frSiWDty
実は雌……んなわけねぇか
>>358 秋を盗撮してたしな。
多分AVの盗撮ものとか痴漢電車とか好きなクチだぜ、きっと。
盗撮は金儲けのためにしてるんじゃないのか?
>>296 久し振りに来てみたらネ申キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
遅ればせながら激しく燃えました、次作も楽しみにしてます。
小雪×夏美きぼん
モア←クル×夏美←→ギロロ
もう何がなんだか微妙ですが投下してみます。
「頼まれていたナビゲーションシステムのチェック終りました」
後ろからかけられた声に振り向きもしないままクルルはキーを叩き続ける。
相手を確認しなくても今更それが誰かなんて承知しているが何かを頼んだ記憶がない。
「あの・・・?」
無言のままのクルルに不安になったのかモアは顔を曇らせた。
あぁ。とクルルは思い当たって納得する。
何かお手伝いさせて下さい。必死にそう言われてクルルにとってはどうでもいい雑務を
渡した気がする。
「あぁ。悪いな」
たったその一言で背後のモアが晴れやかになったのがわかる。
「えっと・・他にお仕事ありますか?」
「いや。特にない」
「ではおじ様のお手伝いに行ってきますね」
おじ様。それは言わずと知れたクルルの隊長ケロロ軍曹。
そしてモアの思い人。
ふとキーを叩いていたリズムが途切れクルルはイスごと振り向いた。
「クックック。お前も飽きないなぁ。家事の手伝いがそんな楽しいか?」
「はい!おじ様のお手伝いができてモアも嬉しいです。っていうか一石二鳥?」
おじ様という単語がモアの口に上るたびにモアは幸福そうな表情をみせる。
そんなモアを鼻で笑うとクルルはメガネの奥の目を細めた。
まるで品定めをするように。
「・・・・お前そんなに隊長に惚れてるのか?」
言ってから、チッ!とクルルは舌打ちをした。自分が何故こんな質問をしたのかわからない。
「え・・・あのッ・・・・えっと・・」
そんなクルルに気付きもせずモアは頬を染めながらしどろもどろにうつむく。
「同盟関係とは言えお前と隊長は異星人だぜ?」
腹いせのように意地悪くクルルは言った。
「異星人・・・・。そう言えばそうでしたね」
「クックック。今気付いたのかよ」
「だって関係ないですもの」
「・・・・・」
「おじ様はモアの・・私の一番大切な人です。って言うか無我夢中?」
解りきった答えを見てクルルは軽い疲労感を感じながらモニタに向き直った。
「・・・・大切ねぇ・・」
かすれる様な声で呟いた声をキーの音で消すように叩き出した。
「え?」
「・・・いや。おじ様がお待ちかねだぜ」
「あ!いってきます!」
弾けたようにパタパタとモアは出口へと消えていった。
残された部屋にカタカタという音だけが鳴り響く。
暫くしてピタリとそれが止むとクルルは何も映し出してないモニターをみつめたまま
自分の意識に沈み込んだ。
「んーーッ!」
勉強机に取り付けられてるイスにもたれながら夏美は背筋を伸ばした。
来週からの期末試験の為にずっと机に向かっていた。
お小遣いがかかっている為なのもあるが、単に負けず嫌いな夏美が上位ランクから
外れる事を嫌っているからだ。
「何時間くらいたったのかな?」
時計を確認すると午前零時を回っていた。
「結構勉強したわねー」
自分の集中力に満足しながら頷くと時計のカレンダーの印に気が付いた。
その曜日だけが赤いマーカーで囲まれている。
「しまった!!」
必死にコンポのリモコンを探し当てるとボタンを強く押す。
コンポからは番組のスポンサーのCMが聞こえてきた。
「いやーーー!!もう半分終っちゃったじゃない。あたしのばかぁ!!」
毎週楽しみにしていた623のラジオ時間をすっかり忘れていた事を激しく後悔する。
勢いに任せてそのままベットへ飛びこんだ。
スプリングが軋んだ音を立てるとCMが終わり623の声が流れ始めた。
「やっぱ素敵よねー」
一言も聞き漏らさないように耳を傾けながら夏美はうっとりと眼を閉じた。
そして思い出したかのようにベットの横に飾ってある写真立てをつかむ。
家族の写真が並んだ横に623の笑った写真がそこに飾ってあった。
それを見ながら声を聞く事で一緒にいるような感覚を持とうとしているのだ。
芸能人とはいえ会えない仲ではない。でも夏美にとっては憧れの存在であることには変わらない。
カシャン。
取る時に置いてあった小さな写真立てにぶつかったのだろう。それは音を立てて床に落ちた。
赤い淵に囲まれたそれは普段は伏せられていて写真立てとしての役目を果たしてはいない。
夏美はそれを拾うと困ったような微妙な表情をした。
写っていたのは赤い異星人。
623とは打って変わってこちらを睨み付けたギロロの写真がはめ込んであった。
(ギロロ・・・)
地球を制服しようとしているエイリアン。
目つきも愛想も悪く。頑固で照れ屋。平気で銃器を振り回し何かというと戦士だからと絡んでくる。
でも実の弟よりも頼りになり時には必死で自分を守ってくれている。
そして・・・・自分に恋心を抱いてることを夏美は知っている。
いくら鈍いとは言われていてもギロロの優しさの理由に気付かないほど馬鹿じゃない。
「あぁ。そういえば今日も喧嘩したんだっけ・・・」
理由も思い出せない。それはいつもの事だからどうせ大したことじゃない事は解っている。
喧嘩というより一方的に夏美が怒りをぶつけただけだから。
好意に気付いてはいてもどう返していいか夏美にはわからない。それが歪んだ形でしか返せない。
だって相手はエイリアンなのだから。
『・・・ってなわけでお別れの時間だけどどうだった?それじゃぁまた来週会おうぜ!』
っは!
耳に流れてきた声に思わず時計を見るとラジオ終了の時間になっていた。
クタクタと力が抜けると同時に行き場のない怒りが込み上げてくる。
「ばか!あんたのせいよ!!」
夏美は持っていた写真立てをクッション目掛けて投げつけた。
夏美は何があったのか解らずただ呆然としていた。
自分は確か学校から帰ってきて部屋に戻ったはず。
なのにドアを開けたら見慣れた部屋ではなく、何もない窓すらない真っ白な空間。
一歩前に体を入れた瞬間。入ってきたドアはすーっと消えていってしまった。
「な・・・あのボケガエルの仕業ね!開けなさーい!」
ドンドンとドアのあった壁を叩くとふと背中に気配を感じた。
迎撃体制に構える前に強い力が夏美の体を押し倒した。
バターン!
「っツ!」
思い切り背中をぶつけ顔をしかめながら夏美は上に乗っている相手をにらみつける。
それは夏美の見たことのない知らない男性だった。
「え?・・・どちらさ・・・」
誰かと尋ねる前に夏美は気付いた。
金髪にメガネ。そしてヨロヨロの白衣に見慣れた黄色いマーク。
何より決定的なのは耳元で囁かれたあの含み笑い。
「クーックックク」
「まさかッ・・・クルルなの?!」
「あたり」
夏美は呆けたようにクルルを見つめていた。やがて背中の床の冷たい感触と
クルルの重さに我に返った。
「またそんな発明して何か企んでるんでしょ!どきなさいッ!」
起き上がろうとした夏美の肩をクルルの両手が阻止する。
のしかかった体重と身長差で夏美はじたばたと動く事しかできない。
「何すんのよ!どいてってば!」
「イヤだね」
組み敷いた夏美を見下ろすとクルルはニヤリと笑った。
そのまま夏美の唇に自分の唇を重ねる。
「ッんんん!」
夏美の瞳が驚きで見開き反射的に顔をそむけようと首を振る。
クルルは構うことなく夏美の口内に舌を差し入れ激しい口付けを繰り返す。
夏美の両手が必死でクルルの白衣を掴み引き剥がそうと暴れる。
呼吸すらままならない口付けに夏美の歯がクルルの舌をとらえた。
「・・・ッ」
クルルの眉が痛みに歪んだがそれでも唇は離れない。
滲み出した血の味が2人の口内を埋めていく。
その嫌悪感と呼吸困難に夏美の瞳から涙がにじんだ。
「・・・ぷはっ!」
やっと開放された口付けに夏美は酸素を取り入れようと大きく吸い込む。
2人の唇の間を赤の混じった透明の糸が繋ぎそして切れた。
「!!」
夏美が何か言いかけようとした瞬間首筋に冷たい感触。
プシュっと音がしたと思うと夏美の体からぐんにゃりと力が抜けていく。
「ちょっとアンタに実験に付き合ってもらうぜぇ」
「な・・・!」
「なに・・大したことじゃない。アンタを抱くだけだ」
思いもしない内容に夏美の思考が止まった。
自分の身に何が起こってるか理解できないのだ。
何か悪質な冗談かと夏美が考え出した頃それが間違っている事に気付いた。
クルルの指が動けなくなった夏美の服のボタンを1つ1つ外してく。
「やだぁ・・・・止めて!!」
唯一動かせる口と瞳で夏美はクルルに必死に抗議する。
そんな事はお構いなしにクルルは作業を続け夏美の体に纏っていたものは
何ひとつ外されてしまった。
肌に感じる外気の冷たさと羞恥と怒りで夏美の体が震える。
「良いナリだぜぇ。クーックックク」
クルルの唇が夏美の首筋を這い段々と下に下がっていく。
やがて薄紅色の突起に届くと強く吸った。
「あぁッん!・・・ぇ・・何?」
触れられた胸がじんじんと熱くなる。嫌悪感に塗れながらも何かが夏美を裏切る。
「一応世話になってるんでね。特別サービスにちょっとな・・・クックック」
先ほど夏美の体に打ち込んだ薬に媚薬効果が含まれていたのだ。
「大事な実験体だからなぁ。そんな酷い事はしないつもりだぜぇクックック」
「イヤ!誰がアンタなんかと・・・ぁあ!んッ・・」
クルルの両の手が夏美の膨らみを捉える。弾力のあるその感触を楽しむように
何度も揉みたて突起に舌を絡ませる。
そのたびに夏美の体がびくびくと痙攣し甘い吐息が漏れ出した。
クルルの指が下肢に伸びやがて秘唇にたどり着くと指の先でソコをなで上げる。
粘着質の濡れた音が夏美の耳にも届き体中を更に赤く染めた。
「・・いや・・・・ウソよ・・こんなの・・」
心とかみ合わない体に夏美は戸惑いを隠せず只うわ言のように呟く。
クルルはそんな夏美を冷ややかに笑うと濡れたソコに指を進入させた。
「ひぁ!」
突如あらわれた異物を排除しようと膣内が収縮する。
その締め付けを楽しむように指でかき回すと夏美の口から小さな悲鳴が上がった。
「んっんっ・・・あぅ!」
溢れ出した愛液を親指ですくうとクリトリスを撫上げる。
ぬるぬるとした感触に夏美の体が大きく波打ちさらに愛液を滲み出した。
夏美の敏感さを確かめるとクルルは進入していた指を増やし硬くなった芽に口付ける。
「あっ・・ダメぇ・・ひぁ・・・・あぁッ!」
濡れた舌が夏美のクリトリスに絡みつきぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てる。
その間も差し入れた指は止まることなく膣内をかき回す。
夏美の体がガクガクと震えだし快楽に染まった声を漏らしだす。
ちゅ。クルルの唇が大きくなった芽を挟み強く吸い上げた。
「ひぃ・・・んッ!あぁぁあああーー・・・・!!」
電流のような刺激が夏美の体を貫き体がのけぞる。
きつく締め付けた膣内から大量の愛液が吹きだし床を濡らした。
「クックック。イっちまったようだな?」
クルルの意地悪そうな声に朦朧とした意識で睨み付けると夏美は息の上がった声をあげる。
「・・ゆ・・るさないからッ・・・」
「・・・・クーックックク」
クルルは憎悪が向けられてると言うのに一行に気にせず
淡々と作業をこなすかのように夏美の体をさらに蹂躙していく。
「じゃ。メインイベントだな」
「やっ!やぁーーー!!」
夏美の秘唇にクルルのペニスがあてがわれ、その熱い感触に夏美が悲鳴を上げて抵抗する。
じわじわとキツイ膣内にクルルのペニスが少しづつ埋まっていく。
苦痛と快楽そして絶望のなかで夏美の口から漏れたのは1人の名前。
「いやぁぁ−−−!!・・ギロロ・・助けてーー!」
いつもなら必ず夏美を守ってくれるエイリアン。でもここに彼はいない。
願いに似たその声も届く事はなくつーっと結合部から赤い筋が流れ出す。
「ギ・・・ロロ・・・」
夏美の頬を流れる涙にギロロの動きが一瞬止まった。
「・・・へぇ。アンタ先輩の事・・・・」
夏美は何も答えずただ名前を呟く。
ちっ!
舌打ちをすると、ギロロを呼ぶその声を打ち消すように激しく腰を打ち付ける
「あっ!やぁ!・・ギ・・ロロ・・・あぁぁ!」
涙で濡れた瞳は空ろになりただ体だけが反応していく
クルルが果てた頃には夏美の意識は闇に溶けていった。
ズルリとクルルが自身を抜き出すと赤と白の液体が床を濡らした。
「ギロロ先輩ねぇ・・・」
夏美の声が頭に響く。クルルの無表情な顔が苦痛を与えられたかのように歪んでいく。
「記憶を消すつもりだったが・・・・気が変わった」
ボソリと呟くと夏美を抱え上げクルルは白い部屋を後にした。
とりあえずここまで。
まだ続く予定です;;
乙!
激しく続きが気になります。
期待しとります〜
GJ!ハァハァ
クル夏いいですねハァハァ
ギロロの反応が激しく気になりますよハァハァ
自分も後日、先週のアニメのネタで
夏美→ギロロ(マニア向け)的なもの投下しにきます。
GJ!
エロもストーリーも有りだなんて美味し過ぎる
クルモア好きですがそこで夏美に手伸ばすクルルがイイ!
続きが激しく気になる
>>375 (・∀・)イイ!!
、を使ってくれると読みやすくて嬉しいです。
GJ
来週は夏美と小雪のデートか。
期待待ち保守。
保守
ギロ×夏 最高!!
386 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 02:58:56 ID:iA4euWhA
期待age
宇宙ナベクミエロかった。
すまん
「小雪を夏美が籠絡してイク瞬間に予定通り326が乗り変わって非道に
小雪の処女をイカせながら奪った後興奮しきった夏美との痴態をさんざんに
小雪に見せつける」という妄想ストーリーを考えたら自分の鬼畜さに鬱にな
ってしまったことを報告にきますた。
>>388 とりあえず報告乙。 ギロロが想像する「ただれた芸能人」そのものだなw>623
390 :
388:2005/07/10(日) 23:50:14 ID:ujhjB9SN
小雪「ああっ、夏美さん、助けてえええ!」
326「へへ、自分を好きでもない処女をイカせるなんて、夏美ちゃんの
協力がないとできないね、サンキュ」
夏美「・・・・・あとで、わたしも・・・メチャクチャにして・・・・」
(・・・・・・・・・しかし、たぶんドロロが介入して・・・・そこに
クルルも参入して・・・・やはりケロン人が出るとコメディになってしまう)
391 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:58:57 ID:IDRlAIs2
>>390 326×小雪って・・・・・・。
駄目だ!どう妄想しても嫌がる小雪ちゃんを326が無理やり押し倒して
ことに及ぶ姿しか思い浮かばない・・・
392 :
388:2005/07/11(月) 23:39:53 ID:BE4LWNcN
>>391 いや、だから、だよ。
小雪は326なんかぜんぜん好きじゃないのに、夏美にさんざん体に火を
つけられてから拘束されて突然326が出てくるんだよ。鬼畜でしょ?
そして、心の底からいやがってるのに、体が反応してしまう・・・
・・・って・・・まだ妄想が続いてる・・・。
小雪×ドロロぎぼんと言ってみる
>392
逆なら読みたいな
夏美が小雪に色々されてくれ
でも小雪は他人をけしかけるなんてしないかな
>>394 そこで変装の術ですよ、あるかどうか知らんが。
>>393え?!小雪攻め?!ドロロ受け?!
是非!!!!!小雪×ドロロきぼん
ドロロ受けの夢小説なら見たことがあるな〜。。。(人型だったが)
原作の小雪はドロロにイタズラしそうだと思った・・・
398 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 01:33:35 ID:CDVgs6Xu
>>395 さらに、フタナリの術で夏美の処女ゲット!!
399 :
392:2005/07/13(水) 07:15:31 ID:ESbgqiHg
>>394 >逆なら読みたいな
>夏美が小雪に色々されてくれ
……いや、それも考えたんだけどね。
小雪「(耳元で)夏美さん、知ってます〜う? 忍者の間ではこんなことを
教わるンですよ〜ぉ」
夏美「……あ……そんな……ちょっと、スカートのポケットに手を入れ
ちゃダメぇ……」
・・・朝から妄想乙>おれ
雪ドロは萌えるな。
でも神が降臨しない。
小雪とドロロの合体の術、練習篇・拡張篇でタノム。
「…ふぅ。 よーし、そろそろいいかな。 ドロロのお友達が作ってくれたコレを付けて、と…」
「はぁはぁ…小…小雪殿、一体なにを…。 ひっ!?そ、その股間の天狗の面は…!」
「だーいじょうぶ、ちょっとお尻がきついかも知れないけど、痛くないから。
さ、力を抜いて、ドロロ…」
「待ってくだされ小雪殿!? その鼻はあからさまに爆竹でござるよ(しかも巨大)!?
せ、拙者達ケロン人に爆竹は、爆竹はぁ〜っ!!」
ドロロ、トラウマ1個追加。
>>403GJ!!
続き&そうなる前を書いてくだされ・・・。(*´Д`)ハアハア
続きが先やね、そうなる前は最後に3部作で。
>>405お、おあずけ、っすか・・・。
おk!おk!待ってる!!!
がんばれ!(*´Д`)アハーーーーン
やはり小雪×夏美のラブラブに勝るものはないな。
ギロ夏より雪夏、睦夏な自分がここにいる
クル夏まだー?
冬夏MURDER?
睦雪はー?
>>364様
の神作品のパロを投下したいと思います。
364様のシリアス神作品をギャグにして、エロさが無くなった
おバカなものなので、
苦手な方はスルーして下さい。
364様ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
@夏美
「クルルいる?」私はクルルのラボに入った。
ギロロやボケガエルに見付からないようにここに来るのは何度目だろうか。
「あんたかい。3日も空けられないってか?ホントに好きなんだな。クックックッ」
私をこんな身体にした張本人が応えた。
地球人に変身したクルルに無理やりやられてから
すっかりアレに夢中になってしまった。
媚薬を使うクルルのアレは、まるで麻薬だ。
「俺は疲れているんでねぇ、前戯は自分で済ませといてくれよ」
私は下着を下ろし、四つん這いになった。
顔で身体を支えると空いた右手で秘部を撫で始めた。
指でそこを触れると、もう硬くなっている。
後ろから観られている。
自分からとったポーズなのに恥ずかしさで、余計にたかぶる。
私の中から溢れてくるものがジワジワと下腹部へ流れ出す。
悔しい、こんなブザマな姿。
でも、ご褒美を貰うために、私は・・・
Aクルル
夏美が俺に媚びるために、痴態を演じている。
今日は忙しい。そろそろ帰ってもらおうか。
俺は擬人化銃(ハンタイガオオイゴツゴウシュギ銃と読む)を自分に向け撃った。
ポコペン人の姿の俺は、夏美の臀部を後から掴むと、
すっかり湿っているそこに俺のモノを挿入した。
「あ。・・あん・・」女の恍惚とした表情が容易に想像できる。
アイツだったらどんな顔をするんだ・・
きっと、大好きなおじ様にしか観せないんだろうな。
「うん、うん」俺の動きにあわせて夏美が声を漏らす。
夏美にも飽きたな。623に譲ってやるか。
芸能人は遊ぶのも難しいんだよとか、ぼやいてたからな。
Bクルル
「あの、クルル」俺を舌で拭っていた夏美が見上げて言った。
「お願いがあるんだけど。その、地球人になる銃を貸してくれない?」
なるほどね、今日はやけにサービスがいいわけだ。
この女も俺に飽きたんだろう。相手はギロロ先輩か。
「いいぜ、ホラよ」俺は擬人化銃(ハンタイガオオイゴツゴウシュギ銃)を夏美に渡した。
C夏美
なんでもっと早く気が付かなかったんだろう。
この銃があればクルルと別れられるかもしれない。
私は庭のテントに向かっていた。
「ギロロいる?」
「夏美・・・何の用だ?」
ギロロは一瞬嬉しそうに微笑ったようだが、直ぐに何時もの調子で睨み返した。
無意識に好意を誤魔化してしまう。そんなところが女にはかわいいと思える。
「ちょっと頼み事。私の部屋に来て。」
Dギロロ
「私の部屋に来て。」「私の部屋に来て。」
「私の部屋に来て。」
夏美が俺に部屋で頼み事ー?何なんだ?
また、ケロロやクルルの悪戯か?いや、アレは本物の夏美。
「まさか、違う、そんなことは、でももしかして、」
考えながら歩いていたら、すでに夏美の部屋の前に立っていた。
「どうぞー」夏美の声が俺を招き入れる。
二人きりだ。こーゆー時はドアは開けておくべきだ。
俺はドアを開いたまま、足を一歩踏み入れた。
その時、夏美が銃を構えていることに気が付いた。
「何を!?」咄嗟に避ける。
「うわあああ・・」たまたま後を通りかかった冬樹の悲鳴。
「避けちゃダメじゃない。」と夏美。「ごめんね。冬樹」
>413-417
GJっす!
自分は411で変なコト叫んでますけど気にしないでね
>>418 ありがとうです。
まだ半分ぐらいですが、すでにエロがなくなってしまいました。ごめんなさい。
E夏美
さすがギロロね。もう少し接近してから撃てば良かった。
地球人になる銃だから、冬樹があたっても問題ないとは思うけど、
一応様子は見ないとね。
「えっ、嘘?」私の目の前の冬樹はママそっくりの女の子。
「ひどいよ、ねーちゃん」冬樹は半べそ。ちょっとカワイイ。悔しいけど。
「何なんだ、それは!?」ギロロが怒って私の手から銃を取り上げた。
「これは、クルルの作った地球動物兵士化銃の改良型だな。
性別の変換機能も付いているようだ。」
クルルの奴、ギロロを女の子にして、私の邪魔をしようとしたのね。
「ねーちゃん、どーしてくれるんだよ」冬樹が涙目でこっちを見ている。
「だいじょーぶよ。時間がたてば基に戻るから」哀れな弟に引きつった笑顔を与え、
私はギロロを抱きかかえると部屋にに飛び込みドアを閉めた。
Fギロロ
夏美の部屋で二人きりになってしまった。
夏美は俺に何をさせようとしているのか。こんな銃まで持ち出して。
夏美は俺をベッドにのせると横に腰掛けた「ギロロ、私を助けて。」
ぬわにーーーーー
「そ、それは、俺がポコペン人になればできる事なのか?だったら基地に帰って
ポコペン人スーツをだなぁ、、、」自分でも何を言ってるのかわからない。
夏美が俺を潤んだ瞳で見詰めているからだ。
「あんなアホなスーツじゃダメ。」夏美が再び銃を構えた。
今度は性別変換機能はOFFにしてある。
避けることはできたかもしれない。しかし、俺はそうしなかった。
G夏美
赤い髪の地球人が私の目の前にいる。
ほっそりとした金髪のクルルと違い、筋肉質の引き締まった身体。
「ギロロ、、、抱いて!」
彼の胸に抱きついた。
「ぬわにぃーーーーーーー!!!!!????」
真っ赤になったギロロが白目をむいてしまった。
私はギロロをベッドに押し倒すと、彼の上に馬乗りになった。
それから、服のボタンを外すと丁寧に脱いで、床に投げ落とした。
Hギロロ
何が起きているんだ?
夏美とのやりとりをイロイロ想像したことはあった。しかし、、、
これは、、、、
夏美は俺の上で白い胸をあらわにしてる。
「やめろ、夏美ぃー」
と言っているつもりだが声がでない。
夏美が俺の胸に自分の胸を押し当ててきた、と思った瞬間
俺の口は夏美の唇で塞がれてしまったからだ。
夢にまで見た夏美との接吻。柔らかい唇はそのままだが、
それは夢とは違っていた。
夏美の舌が俺の口腔の中をかき回す。舌が俺の舌を探しだし
執拗に絡んでくる。息ができない。
下腹部に夏美の手を感じる。
そっ、そこはーーー
I夏美
もしかしたら、これってレイプ?女の私が、多分ずっと年上のギロロを
ギロロの口に舌を入れて、犬歯を舐める。それは吸血鬼のモノようだ。
でも今は私がまるでヴァンパイアだ。ギロロを吸い尽くそうとしている。
ギロロの胸に押し当てた私の乳房は、キスのリズムで適度に刺激され
真ん中が尖っていくのがわかる。
ギロロのモノに触れると、それは熱く硬くなっている。
唇を離すとギロロが「はあ」と息をはいた。
その声が合図になり、私の中から液が溢れ出てきた。
もう、我慢できない。
すかっり迎え入れる準備のできた私の秘部をギロロのモノで埋めるように
上からゆっくり座っていく。
欲しかったのはこの人だと、自分の中で自分の声が響いた。
上から見下ろすと、ギロロと目が合った。地球人の姿をしているが
中身は変わっていない。はにかんだ表情で見詰め返された。
たまらない。愛しいと思う。
腰を上下にすると、自然と声が漏れる「あ・・あん、あぁ・・」
「夏美、アイシテル、、」と聴こえた気がした。
もう、クルルの媚薬なんかに負けやしない。
Jギロロ
意識を失いかけた。夏美の甘美な声で目が覚める。
俺は夏美の中に自身を入れながら、身体を起こした。
夏美の身体を抱きしめる。
そして、夏美の頚部の後に手をまわすと、身体を横たえ、上になった。
「ごめん、私、、、こんなのヒドイよね。」
夏美の声が涙声だ。やられっ放しの俺は、その声に俺自身がいきりたち、
こっちから攻撃に転じた。
K夏美
ギロロが私を観ている。私もじっと観返した。
ふたりで、ベッドに並んで腰掛けている。
「もう、これきりにしよう。」ギロロの優しい声。
「俺はポコペン人じゃない。これは偽者の俺だ。」
「うん」と私も頷く。今日のこの記憶があれば、
媚薬の誘惑も断ち切れる。きっと大丈夫だ。
もうクルルの前でブザマな姿はさらさない。
ギロロは何も聞かなかったけど、服を着るとあの銃を手に取った。
「クルル曹長に返しに行く。」
ギロロが渋く決まったとこだけど、一応言ってみる。
「あの、ギロロ、私ケロン人の貴方とやりたいな。」
「な、夏美ーー。お前、、、、」
Lクルル
俺のラボにお客さんが来たようだ。今日は賑やかだな。
「ギロロ先輩ですか?」赤い髪のポコペン人は男の姿だ。
「そのなりじゃ、お楽しみできたってことかい?
女の方がイケテたと思うんだけどねぇ。くっくっくっ」
「そうかい。世話になったな。、、銃を返しにきたんだが。」
ギロロ先輩は無表情で擬人化銃(ハンタイガオオイゴツゴウ銃)を差し出す。
俺が受け取ろうとした時、先輩の手の中で銃が反転し、俺に向けられた。
M夏美
「あらーカワイイのね」私の言葉はお世辞じゃなかった。
金髪がクルッと巻かれた眼鏡の美少女に向けらた本心だった。
「何のまねだい?」クルル子は動じた様子もなく、私とギロロをみかえした。
「こーするのよ」
私たちはラボに急ごしらえした簡易ベッド(それは私がクルルとやるためのものだった)
にクルル子を押さえ付けた。
「あんたに貰った薬(媚薬、ギロロの前なのではっきりいえないわ)
こっそりそり隠してあったのよね。返すわ」
Nクルル
「へぇー、君が?」
623の声だ。何しに来たんだ?
いや、俺が呼んだんだ。夏美を払い下げようとして。
「この眼鏡っ娘が俺のセフレ?」
「そうです。思いっきりやっちゃって下さい。」夏美の声。
「ちょ、ちょっと待て」と言う前に623の口が俺の口を塞ぐ
「ちょー好み。いただきます。」
やめろーー
そして、623の手が、、、、
終了。
お目汚しを致しました。
さよーならー
>>364様、神作品の続きをお待ちしています。
>>403様もプリーズ
大拍手!!good job!エロが・・ってエロいじゃん。
なんかおバカな結末も良かった!!
マルチ展開物語のレッドグッドエンドってとこ?
ならばまだ、Eのちょっとカワイイ冬樹子が気になる!桃華と百合〜な展開話もイイな!
2度目ですがもう1度言わせてください、GJ!と
いいね〜バカエロも良いですな!
でも364が続き書きにくいんじゃね?
ともかく神の光臨待つしかないか
,r/ \ -..、 ヽ.
/ ._,-‐''' ̄' ヽ. ヾ'、 l.
/ .,/: : : : : : : : : '´, >☆ l
l / / : : : : : : : : : : : : .l r |
l‐. | : : : -、___: : : | .| l. 私のカラダで保守します!
,"l.. |.l ''´: : : : : : : : : `´: : | .!-、 l …っていうか即死防止?
/ ./ '┤: 、: : : = 、_,.、: : .| !´ | .l.
_ / .,' 、.'|''´: : : : : ;:;:´´;:: : : l ./'/ 、 l.
/´: `"'''‐ 、_ ! .!、|.! l.: : ': : : : : : : : : : j / 、 .l ! .|
/ : 、 : : : : : : : .``‐--、.!_,_ヽ、.¬、、: : ___. ゝ、,l_ .'´.| ./
.r".._,,-‐'.ニー-、: : : : : : : : : : : :  ̄": 、´/ ̄´、''_ヽ ´\'"
.ヽ、 .l. /: : : : : `''ヽ、 : : : : : : : : : : | l l.- ヽ l.
`イ: : : : : : : : : : : : `''ー 、 : : : : : : .! .l. l.'''' ヽ .!
.l.: : : : : . __, -‐'''"´r'.、``‐‐---,| l ヽ.、. l l
` ̄'/ ̄ .'ヽ..、 . ' ,,-' l.l .! .l..‐' .! ./
\ー./ 、.了'ー,- 、、_ ~-''"´'' ̄`ー'"、ー'´/
´ '´ ``‐‐--、_`'-、 \ .ヽ`ヽ、
,ヽ、: : .l `'>. |"'ゝ、_ ` `、..'´
l. ヽ、: : : : : ヽ、: : : .ヽ.``ー-、_ `~ヽ 、 丿
| l |: : : : : : .`": : | .| \ 'ニ''-.ゝ
/.,r'./ |: : : : : : : : : : : l l 'ヽ. `'-...l
| `、 ,- l: : : : : : : : : : : .l. ...l---- 、_ .|
| l._/.!: : : : : : : : : : : .l.、 `ー-‐-、、二‐ l
‐" .l: : : : : : : : : : : : : : : : : .ノ.-''"´´
今週は、マッサージチェアに捕まった夏美がえらくエロくてよかったw
SSの保管庫は無いのかねぇ?
>>434 先に書き込まれてた・・・w激しく同意!!
あれで一本書けるかもな
アニメの雪ドロ雪編カットされてたらすぃね…。
一緒の布団で寝てるとことか
膝座りとか
「君に会うために生まれてきた」とか(一部間違い)
ものすげえ萌えツボをつかれたのに…。
そりゃあアニメスタッフはギロ夏しか眼中にな(ry
エロはないですが、保守がてら投下。
ダンス★マンの曲っていいのが多いですね。ネタが浮かびます。
「あと、何か知ってる?」
「う〜……神経衰弱くらいしか……」
「我輩も、地球産のカードは詳しくないでありますからなぁ」
あーあ、と大きな息を吐いて夏美がソファに上体を投げ出す。
その振動でテーブルの上の蝋燭に灯った炎が揺れる。
「こんな状態じゃ、神経衰弱は危ないですものね」
しっかりと冬樹の隣を陣取った桃華がたおやかに微笑む。
しかしその表情は一瞬で変わり、不敵な笑みが顔中を覆いつくす。
(薄暗い部屋! 至近距離!! っしゃぁ!!)
外は嵐。停電と雨のおかげで、日向家リビングは普段のこの時間よりも人口密度が高い。
「それじゃ、宇宙トランプで遊ぶですぅ? 持ってくるですよー」
「久々に、宇宙ドボンとでもいくのか? それなら付き合うぞ」
「あれ楽しいんだよねェー、たまにカードに噛み付かれそうになるけど」
日向家捕虜のケロロ、桃華と一緒に足止めをくったタママ。
そして、テントが水没しかけたので避難をしてきたギロロ。
わいわいと宇宙トランプ談義に花を咲かせるケロン人三名に、夏美は冷たく言い放った。
「却下」
「西澤さんは? 他に何か、いい暇つぶし知らない?」
急に冬樹に話を振られ、桃華の頬が一気に紅潮する。
「え、えっと、あと私が知ってるのは……」
慌てる表の思考の隙間を突いて、裏は思案を巡らせる。
(冬樹君ともっと親しくなる方法っ! 肉体的接近、精神的接近……)
「おっ、王様ゲームなんてどぉでしょうかっっ!!?」
結果、裏が出した提案を、表桃華は上ずった声でどうにか告げた。
「王様ゲームぅ? 意外ね、桃華ちゃんからそんな案が出るって」
「でも、楽しそうだよね。凄いや、西澤さん」
割り箸に番号を振って、一人2枚ずつ出したお題の紙を空箱の中に入れる。
四つ折にした紙の一枚に小さく爪で印を付け、桃華は裏の表情で笑みを浮かべた。
(よし、準備は整ったゼ。あとはこれで、冬樹君と………!!)
「それじゃ、いくよー? 王様、だぁーれだっ!」
82%ほど美化された冬樹と戯れる妄想に浸っていた桃華は、夏美の声でようやく我に返った。
「えへへ、王様は僕ですぅー。それじゃね、1番が王様にー……」
嬉々として告げながら、お題ボックスに片手を差し入れる。
そして、引いた紙を広げて。
「……腕立て伏せを50回させる……。……………伍長さんでしょぉ〜」
「ぬ? 何か問題でもあったか?」
「ゲロッ! つーか1番て我輩だし!!」
「え〜っ!? なんか余計に悔しいですぅ! ……伍長さん、恨む、うらむですぅ……」
ケロロ達のやりとりを笑って見物しつつ、桃華の内心は穏やかではなかった。
(しまったぁああ!! 誰と誰が何をするか決めるのは王様じゃねーか! てか、誰が何番だかなんてわかんねーし!!)
しょんぼりとして項垂れながらも、二度目の籤を引く。
疲労困憊したケロロが、それでもしてやったりとばかりに立ち上がった。
「っしゃぁ! 天下取ったり、であります!」
「げ、ボケガエルが王様なのぉ?」
「ゲロゲロゲロリ。これを期に、我輩の祈願を達成するであります!」
「ケロロ、それは……!」
いつになく雄雄しい表情のケロロに、ギロロは目頭が熱くなるのを感じた。
なんだかんだ言って、ケロロは任務を忘れたわけではなかったのだ。
たとえゲームだったとしても、今はそれでいい。
頼もしい仲間を見る目つきで、ギロロはケロロに視線を向けた。
「2番と3番がぁー!!」
箱から抜き出した勢いそのままに、ケロロの手が小さな紙片を開く。
「ゲロ……お菓子を食べさせる、でありますか」
「あ〜、それさっき僕が引きたかったですぅ〜!!」
「ちぇー、これに便乗して家事当番脱出の計画が台無しであります!」
「なっ!? ……キサマ、それを「お題」にしたわけなのか?」
「まぁねー。あと、「ケロロ軍曹にガンプラを」ってのと」
「……キサマに期待をした俺が馬鹿だった……」
ケロロ達の会話に隠れるようにして、桃華と冬樹は黙って見つめ合っていた。
冬樹の手にある割り箸には、小さく「3」の文字。
「冬樹、く、ん。それ、」
「……2番、西澤さんだったんだ」
照れ笑いを浮かべ、冬樹は目の前に置かれたお菓子の皿を引き寄せた。
「西澤さん、何食べたい?」
「そっ、それはもう、冬樹君からなら何でも、いえ寧ろ冬樹君をっ!!」
混乱し、とんでもないことを口走る桃華だが、冬樹がそれに気付くはずもない。
冬樹は生クリームの乗ったクラッカーを、桃華は小さなチョコを手にし、
好奇の視線が向けられる中、向かい合う。
(グッジョ、タマ公! 緑っ!!)
「そ、それじゃあ」
ほんの少し頬を赤らめた冬樹が、桃華に向かってついと腕を伸ばした。
緊張で身を震わせながら、桃華も同じように冬樹へ腕を伸ばす。
冬樹の薄く開いた唇の隙間にチョコレートを届けるため、指を伸ばす。
計算通り、小さなチョコを口内に入れる瞬間、指先が唇に僅かに触れた。
(触っ、ちゃった)
「次は僕の番。……西澤さん、もっと口開けてくれないと入らないよ」
前髪同士が触れ合いそうになるほどの距離で言われ、桃華は慌てて口を開けた。
口中に甘い味が広がって、桃華がしたのと同じように、冬樹の指が唇に触れていった。
「あ、あはは……なんか恥ずかしいね、こういうのって」
ひゅーひゅーと冷やかす外野に視線を向けつつ、冬樹は指に付いた生クリームを無意識に舐め取った。
桃華の、唇が触れた、それを。
「ふ、ふゆ、ふゆ、ゅ、ゅ、ゅ……………」
桃華の顔はギロロと張れるほどに赤くなり、次の瞬間にはがくりと失神した。
気を失いはしたものの、桃華の表情は限りなく幸せそうである。
「にっ、西澤さん―――――――!!?」
「……いや、それは多分冬樹殿が悪いであります」
「それじゃ、次は3番が1番に……」
「あ、私1番ー!」
「ぬ、俺か。3番だ」
一名欠員が出たものの、夜はまだまだ長い。
隣で横になった桃華を気にしながら紙片を取り上げ、冬樹は言いにくそうに言った。
「…………キスする、だって」
気楽そうに割り箸を掲げていた夏美とギロロが、ぴしっと凝固する。
ケロロとタママは人の悪そうな笑みを浮かべ、ギロロをニヤニヤと見つめた。
「タママくーん、王様の命令はぁ?」
「絶対ー、ですぅ♪」
うー、と声にならない声を出し、夏美はしぶしぶとギロロに向き直った。
夏美がこちらを向いたことを知り、ギシギシと音の立ちそうな動きでギロロもそれに倣う。
「ま、しょーがないか。はいギロロ、ちゃっちゃと済ませちゃって」
そう言って軽く身を屈めると、夏美は目を閉じた。
蝋燭の灯りのせいか、夏美の唇は濡れたように赤く、艶っぽく見える。
喉が、ごくりと勝手に音を立てた。
「キースー。キースーみーたーいー」
「みーたーいー」
居酒屋ノリで騒ぐケロロとタママを薄目を開けて軽く睨み、夏美はもう一度言った。
「早くしてよ、ギロロ」
夏美の言葉に後押しされるように、ギロロは差し出された夏美の頭に手を伸ばした。
軽く斜め向きのそれを抱きしめるように両手で抱え、ゆっくりと自分の顔を近づける。
心臓の音が煩い。頭に血が上りすぎて、今にも血管が切れそうだ。
いや、むしろもう切れているのかも知れない。額を伝うのは、汗か、血か。
ガクガクと笑う膝を必死で押さえて、ゆっくりと、ゆっくりと。
「あらー! 仲良しさんねぇ!」
唇に触れた感触と能天気な声で、夏美は閉じていた目を見開いた。
焦点の合わないほど近いギロロの顔と、その向こうにはママの笑顔。
「おお! ママ殿、おかえりでありますか!」
「ふふ、ただいま」
慌ててギロロを引っぺがし、勢いそのままに放り投げる。
「普通、こういうのはほっぺしょ!? 何考えてんのよ、もー!!」
「あらぁ、ファーストキスの相手が宇宙人だなんて素敵じゃない?」
「ママっ!!」
放り投げられたギロロは、先ほどの桃華と同様に失神していた。
その表情はやはり桃華と同様、本望といったほどに満足げなものだ。
頬を真っ赤に染め右手で唇を押さえたまま、夏美は左手でギロロをぺしりと叩いた。
「ギロロの馬鹿、スケベ、変態」
「……ナッチー、本当に怒ってるですか?」
「満更でもなさそうな顔してるでありますよ、ゲロゲロゲロリ」
「……あんたら、そんなに殴られたい?」
夏美の迫力に脱兎のごとく逃げながら、タママはちらりと色気を含んだ目でケロロを見上げた。
「でも、伍長さん羨ましいですぅ。僕もいつか、軍曹さんと……」
「ゲロ? そういえば、冬樹殿はどこいったでありますか?」
軍曹、丸無視。
喧騒から僅かに外れ、冬樹は桃華の枕元に座り込んでいた。
膝を抱えたまま、視線を桃華から手にした紙片へと戻す。
「キスをする」と、丁寧な書体で書かれた文字。桃華の筆跡。
桃華の寝顔をもう一度見て、冬樹は紅潮した顔を抱えた膝に埋めた。
「………西澤、さん」
あの時あの場にいたのは、ケロロとギロロ、タママに夏美と、そして自分。
確信はない。ない、けれども。
「キス、したかったの?」
先ほどと同じように、けれど今度は自覚をしつつ、冬樹は指先を軽く口に含んだ。
触れ合わせてみたいと思ってしまった自分を、窘めるかのように。
「僕と、キス、したかったの? ……西澤さん」
今、西澤さんとキスしたくなったよね、僕。
言葉にすると、自覚してしまうと急に恥ずかしくて、冬樹はぎゅっと目をつぶった。
指先が熱い。桃華の唇に触れた場所が、心臓のように脈打っている気がする。
「………どうしよう」
気付いてしまったから。自覚してしまったから。もう戻れない。
「……起きてよ、西澤さん。……教えてよ」
どうしたらいいんだろう?
トモダチだと、思ってたのに。
以上でした。↑は6/6の間違いですorz
次はがっつりエロまで書きたいです。ではお目汚し失礼ー。
・・・・・GJ。
萌え死んできます。
両方好きなカップルなのでめちゃ嬉〜っす!
かわい〜 GJ!
冬桃さいこー!!
GJ。期待してます
おお!冬桃!
>440−445GJ!
いやーんw
かわいすぎるw
がっつり読んでしもた…面白〜い。
冬桃…もう戻れない、よね。どうなるの。ドキドキ。
冬ソナブームはとっくに終わったけど。次は冬桃だよねー。
な・・・・
やばいやばい。
保守保守。
保守。
「モア←クル×夏美←→ギロロ」
あれからひと月。続き待ってますよ、しっかり。
続き♪続き♪
456 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 06:31:17 ID:fkf4mv9p
サブ×モア希望
サブってサブロー?
何でよりによってあんな一回しか出てない地味なやつが?
458 :
sage:2005/08/05(金) 00:36:31 ID:NjEHMTPM
一回?
ドロロ萌え。
しばらく目離してる間に冬桃キテタ━━━ ((゚∀゚))━━━ ((゚∀゚))━━━ ((゚∀゚))━━━ !!!
自覚してしまった冬樹(・∀・)イイ!! 続き待ってます
461 :
457:2005/08/05(金) 12:24:28 ID:OZ6tIL18
>>458 え?サブローって623の高校の後輩でバスケやってたやつじゃねーの?
463 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 22:47:43 ID:B5SwWuGd
揚げ。
464 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 22:50:48 ID:B5SwWuGd
冬桃希望。誰かきてくれー
465 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 13:01:57 ID:bjdRwEn9
夏美×小雪 希望
小雪×夏美だろ
昨日のおむすび話は良かったな
秋ママのテロェロフィギュアも発売されることだし 秋で1本 希望
>>204の夏ギロ(?)の逆レイプものが激しく気になるです。
この続きでなくてもいいから夏ギロきぼんぬ。
(出来れば、はじめ超鬼畜で最後はハッピーエンドオチで)
保守
「ここまでだ、ドロロ兵長。…あんな単純なトラップにかかるとは、貴様も甘いな。
弟の仇、とらせてもらうぞ。」
ヴァイパー(兄)は、下肢を捉えられ身動きのままならぬドロロに、
左腕に仕込まれたサイコガンを突きつけた。
力なく伏せられていたドロロの双眸がゆっくりと開き、
底なしの湖のように透明な水色の瞳が、ヴァイパーを捕えた。
メデューサに魅入られたかのように、ヴァイパーの動きと思考が停止する。
その隙に、ドロロの右手が静かにヴァイパーの左腕の銃身を掴んだ。
我に返ったものの、トリガーを引くことも叶わないまま、
ヴァイパーの左手はドロロの元に引き寄せられた。
右手に銃身を握ったまま、ドロロの左手は自らの口布を、下からゆっくりと捲りあげていった。
「な、なに…を…。」
「なんでもする…って、言ったら…?」
普段は隠されている、ドロロの薄く開かれた唇から、濡れた舌が覗く。
「聞いてない…?きみの弟から。それなら…教えてあげる…。」
ヴァイパーは、憎んでいたはずの敵に、自分の生命線である銃身が呑み込まれていくさまを、
呆然と眺めていた。
この先に必ず訪れるであろう、身の破滅を予感しながらも、
踏み入れた陶酔境から逃れることは、もはや彼にはできなかった。
ここってSS投下していいんだっけ。なんか晒しっぽい気もするが。
>472
>【この板の趣旨】
>一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、
>およびオリジナル・パロディを問わないエロ小説創作等を行う板です。
いちおー、こうなってますが?
どっかのサイトのSSを晒してるんじゃないか、ってことじゃねーの
>>470は晒しっぽいが
つまりは
小雪×夏美を誰かくださいってこった
モアのオナヌーSSって無いよなぁ…
>456じゃないが俺も623×モアが見てみたいな
477 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 10:22:28 ID:LILP/lAe
>>476 単に632(326)が性欲を満たすだけの話になりそう
ってか、623が相手だと誰も彼も623のおもちゃにされそうで嫌
あのペンは卑怯だもんな
623×麻美の方が見たい
冬樹×夏美キボン
だったら冬樹×秋のほうが・・・。
482 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:14:02 ID:VCdIqDnT
モア×冬樹とか小雪×冬樹もいいかも・・・
モア×クルル
クルルが唯一優位に立てない相手がモアなので。
クルルはクルル子でやっても良いかも。
モア×ケロロ
ガンプラにしか興味の無いケロロに、とうとうモアも
我慢しきれず…
夏美×ギロロ
ハードボイルドラブ。
相手が夏美だと、普段の力の出せないギロロに
夏美が犯りたいほーだい。
ごめんなさい。ケロン人いじめばっかのシュチュだ…。
小動物虐待はいかんよねぇ…
動物じゃないだろ
いちお意思を伝えられる宇宙"人"なんだからさぁ
見たいけど
ペットみたいだけど、小動物って事じゃないんだね。
人権も財産も持ってるんだ。・・・税金も払ってんの?
ネットの司法介入もまだなのに、今、宇宙人来たらどーなるニッポン。
一つ決めるのに10年近くかかってる場合じゃないぞ。
来週の放送で冬樹×少女秋のSSが作られるかもね。
作られないなら俺がやってみるか・・・?
ぜひタノム。・・・・いや、まぁ来週見てからね。
自分自身が父親になるって展開か。
>488
日向家に父親いないのはそれか!みょうに納得w
やだっ、ネタバレすんなよ。来週つまんなくなるじゃないか。
感動も妄想も、両方楽しみたい俺は欲張り?
保守だってヴぁ!!
今週の放送は良かったな。
なんか印象に残る物が多かった。
そして、若ママネタを希望する声がこのスレに溢れる。
2005年の秋ママって大体35歳ぐらいなんだな・・・
熟女なのに萌え燃えだぜ!
夏美の父親が冬樹って事でいいのか。
で、夏美の子供の父親も冬樹って展開はどうすか?
今製作中であります。
SS職人さん頑張れよ〜
498 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 01:10:01 ID:dCj48CRv
てか、若ママは冬樹に瓜二つじゃなかったか?
黒髪+メガネの夏美に見えてしょうがない・・・
謹慎壮観ハァハァ
>>498 髪の色が同じだから、若ママと冬樹はよりそっくりに見えるだけで、
日向家全員、顔立ちはみんな似てるということじゃないかな?
実際、そういう家族っているし。
男は母親に顔が似る事が多いので、冬樹が秋ママに似てるのも
普通だと思う。
つか、ホントのところ秋ママを孕ませて夏冬姉弟を産ませた男って誰?
秋ママ不倫でだまされて妊娠・・・ってネタで書いてみよっかな
今回の話を使うと、秋×冬で夏が生まれたって事で、冬の親はわかんね。
そこで新人君ですよ
秋と冬が結ばれて夏が生まれるか……
深いな。
グレイに拉致されて、そこら辺で拾った適当な男と
強制的に番わされて種付けされる光景を、銀河有料アダルトCATVで
中継される若き日の秋ママ
ってダークネタで書いてみよっかな
「冬樹の父親」と検索したら、「モト冬樹の父親は産婦人科である。」と出てきた・・orz
508 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 01:30:01 ID:RRTBhRDj
四次元ガチャがすきなんデスガ・・・書いちゃだめ?
sageなきゃだめ?
あげ
それでも冬桃を待つ俺ガイル…
511 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 16:05:36 ID:yYTlymt5
ギリギリCD冬桃篇をマテ
ヾ('-'*)(*'-')ノ~ 神の
モア←クル×夏美←→ギロロの続きを待つ俺モイル…
ギリギリCD神の番外篇をマテ
514 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:31:53 ID:VYDPeX7A
もうスレは二度と立てるな!
>>1 ∧_∧ ∧_∧
_( ´∀`) (´∀` )
三(⌒), ノ⊃ (
>>1 )
 ̄/ /) ) | | |
. 〈_)\_) (__(___)
∧_∧ .∧_∧
( ´∀) (´∀` )
≡≡三 三ニ⌒) .)
/ /) )  ̄.| | |
〈__)__) (__(___)
∧_∧ ,__ ∧_∧
( ´)ノ ):;:;)∀`)
/  ̄,ノ'' )
C /~ / / /
/ / 〉 (__(__./
\__)\)
ヽ l //
∧_∧(⌒) ―― ★ ―――
( ) /|l // | ヽ
(/ ノl|ll / / | ヽ
(O ノ 彡'' / .|
/ ./ 〉
\__)_)
それでは次の人にスレを立ててもらいましょう。
クルルの実験報告書の続きを未だに待っている私もいる。
モア×ケロ(擬人化)の続きも待ってるよん。
冬×秋(中学生ver)を待つ俺がいた。
これからもずっと。
>>518 あのとき、クルルの渡した機械で、中学生の頃のママの記憶から
僕や軍曹たちのことが消えたのは分かってる。
当然、今のママにその時の記憶は無いことも。
…でも、あれ以来僕は、ママの顔をまっすぐ見ることが出来ない。
声を聞くだけで、残り香に気付くだけで、またあの記憶が甦る。
「どうしたのよ冬樹? あんた顔真っ赤よ?」
「うーむ、見事な発色。 まるでギロロでありますなぁ」
「え!? あ、い、いや、なんでもないよなんでもない! あ、あはは…」
姉ちゃんにも軍曹にも言えない、二人だけの秘密。
でもそれは、いまや僕一人だけの秘密になってしまった。
二人で話した事も、二人で見た景色も、二人で感じた温もりも…
「んー、風邪じゃないようね」
その声と、おでこに当てられた手の感触ではっと我に返る。
でも、声の主はママだった。 またあの記憶が一瞬にして再生されてしまう。
「だっ、だだだだだだいじょうぶだよ! ほらこのとおり…」
一人で抱えるには重過ぎる秘密。
忘れられる物ならどんなにか楽な、でも絶対忘れたくない記憶。
ママ、僕は…
----------------------
思わせぶりにネタだけ振ってみるテスト。
続きはなーんにも考えてないのでお好きなようにドゾー。
ママ、僕は・・
喉まで出かけた言葉、でも僕はやっぱり言えない。言っちゃいけない。
だってママは知らないのだから。二人で共有した思い出も、
生まれて初めて感じたあの温もりも、ママは覚えてないのだから・・・。
そして何より思い出させてはいけないのだから。
521 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 15:22:40 ID:JSRsLSWW
age
夏美「冬樹!あんた誰がすきなの?あたし以外から選びなさい!!」
冬樹「いやだよ、だって夏美以外の子は好きじゃないもん…」
夏美「このシスコン!!」
冬樹「だって…
西澤さんは怒るとコワイし、東谷さんは手裏剣投げるし…
モアちゃんは宇宙人だし…
それより夏美…エッチしたいよ…しようよ…ママいないし…」
夏美「いやよ!!わたしをなんだとおもってるの?」
モア「冬樹さんと夏美さんがいやらしいことをしてます!
てゆうか近親相姦…」
夏美「あ…あああん…冬樹いいよ…もっと激しくつついて…」
冬樹「夏美…ボクもきもちいいよ…
夏美のなかすごくあったかい…0721するよりずっといい…」
夏美「ああん…やっぱり他人の男の子じゃダメね…兄妹でするのさいこう…」
冬樹「夏美…なかにだしちゃっていい?」
ケロロ「…ペコポン人の交尾…すごいであります…」
タママ「ふっきーとなっちーの究極のスキンシップですね…」
クルル「結局日向兄妹は危ない関係だったようだな…」
ギロロ「夏美…おまえそんなにまで冬樹のことが…」
夏美「冬樹の熱いのちょうだい…いっぱい流してね…」
冬樹「妊娠しちゃうよ…」
夏美「いいよ…あたし冬樹の子を産みたい…」
冬樹「ぼくもう…出ちゃったよ…」
クルル「ペコポン人の自家受精だと?まったく調子がいいぜ!」
秋「冬樹!夏美!何やってるの!?」
夏美「ママ〜!!サイコ〜!!冬樹のちん○こ名器なのよ…」
秋「冬樹!!夏美を無理やり犯したの?」
夏美「ママ…あたしたちはちゃんと同意の上でしたのよ…
冬樹のせいにしないでよ…」
冬樹「ボクと夏美のちゃんとした意思だよ…それよりママ…
ボク最後夏美の中にいっぱい出したよ…」
秋「ちょっと…やっちゃいけないはずの兄妹でしたうえに避妊もしないで…?」
夏美「あたしたちもうコノママフーフニナッチャウヨ…」
冬樹「…赤ちゃんできたら…なまえどうするの?」
秋「もう、何寝ぼけたこと言ってるの? 夏美!!産婦人科行くわよ!!」
夏美「ママガネボケテルデショ…フユキトアタシノアイノケッショーヨ…」
秋「このままじゃ…妊娠でおなかが大きくなるのよ!!」
冬樹「ママ!!夏美に無理につれてかないでよ!!」
秋「あなたたち絶対まちがってる!!」
夏美「…アタシフユキノコダケデジュウブンダヨ…
ママ…ヨカッタネ…ママニハツマゴガデキルヨ…オバアチャンニモミセテアゲタイナ…」
秋「夏美!!おきなさい!!もう!!」
冬樹「ママ寝かせてあげなよ…ボクに抱かれてる時が一番幸せなんだ…」
秋「もしもし!! 119番ですか? 救急車をお願いします!!
娘が大変なんです!!このままじゃ妊娠しちゃうんです!!
息子が娘とえっちをして中に出したんです!!」
ケロロ「冬樹殿と夏美殿の子どもをみてみたいでありますな。」
クルル「奇形児が生まれるんだぜ…
手足がなかったり、頭が極端にでかくなったり…
ペコポン人の遺伝子は自家受精ができるようになってはねえんだ。」
ギロロ「はやく夏美を病院につれていけ!!
どうしても無理なら俺が連れて行く!!」
何これ
…ほんと何これ
コメディー、いや政府広報・・かな
しかし冬樹と夏美の姉弟カプが好きな俺は喜んでいたりする。
姉弟で子供作ったって奇形になる確立は変わらないって聞いたけど。
なにゆえ文中では兄妹?姉弟ではなく。
なんかのコピペ改変?
冬樹が夏美を呼び捨てにしてることに違和感が
>528
変わらないよ。
あまり親族婚が続くとまた変わるらしいけど、兄妹や姉弟くらいじゃそう変わらん。
秋「冬樹…もう夏美とSE×するのやめなさいよ!」
冬樹「いやだよ…ボクは夏美以外の女の子とはしたくないんだ…」
秋「夏美は絶対ほかの男の子としたいのよ…」
冬樹「夏美はちゃんとOKしてくれたんだ…強引にはしてないよ!」
秋「夏美と冬樹はもう子どもができる身体になってるのよ…
夏美が妊娠して産むことになったらどうするの?」
冬樹「…いいよ…ボクたちちゃんと育てるから…」
秋「冬樹!!
兄妹とか親子で産んだ子はね、普通には生まれてこないの…
目がひとつだったり、指が8本あったり…姿の醜い子が生まれてくるのよ…
それにちゃんと冬樹たちのように生きられるかも…
いくらオカルト好きの冬樹でも、現実は全然違うのよ…」
冬樹「じゃあ避妊するよ…コンドームかって!!」
秋「なにいってるの?ママは兄妹で性行為するなと言ってるのよ!!
それにあなたたちいくつだと思ってるの?早すぎるわよ!!」
冬樹「やだ〜!!0721じゃ気持ちよくないよ!!」
ケロロ「このままでは冬樹殿の性欲処理が危ないであります!」
クルル「冬樹に夏美のドッペル人形作ってやるか…」
タママ「ふっきーは絶対満足しないです〜」
今日は放送日
本編が∀ネタで進行する中、完全に2人だけの世界なギロ夏にワロス。
尻なでてたしw
酸素欠乏症ネタがなかった
ケロロじゃなくなるよなw
夏美「ああ…大きな星が点いたり消えたりしている。ハハ大きい…彗星かな?
違う、違うな…彗星はもっと、バアーッて動くもんな…。
暑っ苦しいな…ここ、出られないのかな。お〜い、出してくださいよぉ〜!ねぇ?」
姉さんは酸素欠乏症にかかって…ネタキボン
保守
夏美「冬樹!!あんたのブリーフの黄ばみとれてないわよ!!」
冬樹「軍曹に言ってよ…洗剤ケチってるかもしれないよ…」
夏美「あんたのブリーフ白いから…ヨゴレも目立つよ…中でもれてるんじゃないの?
桃華ちゃんたちに見られたらどうするの?」
冬樹「西澤さんが僕の着替えを見るわけないし…」
夏美「冬樹、もうトランクスにしなさい!!」
冬樹「いやだよ〜!!みんなははいてるけど、下があきあきなんだ!!そういうのがいやなんだよ〜!!」
夏美「中学生になってブリーフはいてるのあんたしかいないよ…
洗濯するわたしの身にもなってよ!!」
冬樹「別に…僕の自由だろ…」
ケロロ「なんでありますか?」
冬樹「軍曹〜助けてよ!!姉ちゃんがトランクスを強要して来るんだ!!」
ケロロ「わがはいは知らないでありますよ…」
夏美「…冬樹、そんなにトランクスが嫌なら、あたしと同じノーパンにする…!?」(引きつり笑顔))
冬樹 「なに言ってんるんだい、何時もパンツ履いてるの見えてるだろ」
夏美 「これ?…見てなさい、こ〜擦ると…ねっ、ほらっ!」
冬樹 「ねーちゃん、それは…」
放送日age
冬樹が萌えるので保守
期待sage
保守
リクエスト
↓
ギロ夏
クルモア。
rebellionさんの続きを待ち続けて、もう一年近く経とうとしている。
オレは冬桃かな
クル秋がいいなー。
雪夏!雪夏!(AA略)
シクシク訪問記の続きが読みたくてたまらないんだよぉ〜
サブロー「冬樹くん…君のトランクスはいてるところ見たいな…」
冬樹「…サブロー先輩…やめて下さい!
本当にイヤなんです…だっておじさんっぽいし…」
サブロー「まだそういう偏見があるのかな…じゃあおれが見せてあげるよ…」
冬樹「先輩がはいてるのはよくわかりました…
でもすごく抵抗あるんです…直接ズボンはくみたいな間隔でしょ…」
サブロー「せっかく夏美ちゃんが買ってきたのに…
君はお姉さんの好意を無駄にする気なのかな…」
冬樹「だってボクが嫌がってることを強要するなんて…姉ちゃん…」
サブロー「…夏美ちゃんの買ってきたサイズ『160』だよ…
もちろん冬樹くん用さ…君の周りの男子はみんなトランクスをはいているんだろ…
普通ならひとりだけブリーフはいててはずかしくなるはずなのに…」
冬樹「かまわないです!ボクはずっと一生ブリーフをはき続けます!」
サブロー「桃華ちゃんが聞いたらどう思うのかね?
ブリーフはむれるし…男性器が大きくなったら圧迫されるよ…
匂いだって充満するし…
桃華ちゃんもトランクスをはいてる冬樹くんのほうがいいと思ってるよ…」
冬樹「西澤さんは関係ありません!」
>>556 新境地キタコレ。GJ!
レス番はコゴローなのにサブローきちゃった。
男物のパンツを買う夏美に萌えた
日向秋エクセレントフィギュア(;´Д`)ハァハァハァハァ//ア//ア
ギロ夏&ドロ秋(秋ドロ?)キボンヌ
561 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 16:40:44 ID:JY8l8nta
上げ
なんかすごい長編小説を見つけたがこのサイトでいいのかな?
お前のみつけたのが合ってるかどうか「長編」だけでは判断しかねるが
心配だったらSS保管庫のと読みくらべれば判るんじゃねーの?
>562
ありがとう。
569 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 12:18:46 ID:+bb/A6Xn
敵の忍者に捕まって陵辱される
小雪キボウ
敵の忍者に捕まって陵辱されるものの気がつけば立場逆転して干からびた忍者が死屍累々な
秋ママ編もキボンヌ
>>570 (;´Д`)ハァハァハァハァ//ア//ア
タママ×モア
それと以前見かけたドロロ×夏美のその後が読みたいです
最近神光臨しないなー
今までの神作品でダレのが好きだった?
俺はやっぱTodayVQreU様だね!
ヾ('-'*)(*'-')ノ~様も結構好きだったけどな
そういう話はやめよう。
荒れる原因になるし、そもそも好き嫌いに左右されるものだしさ。
ま、ここから撤退した?人のことより、これからのことを考えましょうや。
ということで、誰かカイテー
>574
> ここから撤退した?人
お前のその言い方もだめだろ…。
社会人なんだろうし、忙しくてなかなかヒマがないだけなのかもしれないし。
ペコポン人化する薬を飲んだタママがいつもの腹いせにモアを強姦って設定。
「オラオラー!いい気になりやがってこのアマ〜〜・・・!!」
「あぁっ!!た、タママサン!やめてくださっっ、んん!てゆうかレイプ?っ・・・ん!・・・んあぁ!!!」
「ちっ!指だけでこんなにきついなんてよぉ〜〜・・・。この嫌らしい下のお口で軍曹さんをたぶらかしてたんだろ〜?!」
「ち、ちがいます!おじ様とはそんな、あ、あ、あああああああああああ―――――――――!!」
「へっへっへ〜〜、もうイっちゃったんですか〜?厭らしいです〜〜。こんな女に軍曹さんがぁ〜〜!!!!」
「ッッ!! あ、あ、あ、だ、ダメで、すぅ!あ、そん、そんな、あ、あん!、そんなにぃ、つ、突いたらぁ、あ、あ、おかしくなっ、あぁ!、なって、しまいますぅ!!」
「よく言います〜、こんなっ、べとべとのっ!真っ赤に充血して〜〜!!このつんだっているっ、茶色いっっ、乳首はっ!何だって言うんだゴラァァ!!!」
「あ、アアアアアアアア!!!いやぁぁぁぁああぁああああああぁぁぁぁあぁあぁぁぁ・・・!!!!!!!!1」
「へっ、結構いいんじゃねぇかよぉ!今度はバックからバコバコしてやるぜぇぇ〜〜!!」
「お、おじ様〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」
>>576 おお、グッジョブ。
あえて文句を言うなら「っていうか」と続くなら四字熟語で来て欲しいですね。
っていうか女子強姦?とか。
>>576 グッジョブ!ありがとう!!
タマモア強姦スキーには溜まりません
>>577 婦女暴行ではなく?
>>578 あくまでも一意見ですから、素晴らしい作者方様のご自由にしてもらえば
オオ、こんな駄作を誉めていただき光栄です。
アニメ数回しか見てない上にタママの呼び方がタママさんであってるのか・・・。
間違ってるような・・・。
>>577様
あぁ!そうだ!!何か違和感があったんすけどそれですな。
すみません・・・(鬱
経験不足補って出直してきまつ・・・!
モアのタママの呼び方は「タマちゃん」
勃起age。
583 :
tetukudu:2005/10/16(日) 22:25:25 ID:zGQJfJ3K
リクエストナイデツカ〜・・・・・・??
自分、ケロロ小隊と日向家と桃華
しかわからないのでその範囲で・・・。
584 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 22:42:05 ID:3OMgA9T1
冬樹×モアを所望致す
ギロ夏がよみたいでありまつ
同じくギロ夏が読みたいであります
ギロ夏もいいけど、ケロ夏にも萌え。
冬×秋
夏ケロならプラトニック以前のすっげえ可愛いリリカルなのが読みたいな。
恋愛(もちろんエロも)絡まないで。互いに「ホントは大好き」って思うだけの。
ぬるいのが。
家出もよかったがお迎え話も楽しみにしてるのだ。
そんなわけでエロスレ的に見たいのはニョロロ×夏美とかで
夏美のピンチをどっちが助けて好印象ゲットするかもめている
ギロロと小雪…というのもバカバカしくていいかと。
もめてないで早く助けてやれよ……夏美蕩けちゃうよいいのか?
冬樹と桃華でお願いします。
冬×桃を希望
鬼畜クル×夏で、最後までをキボン。それを無理やりギロロに見せつける展開とか。
こりゃ、自分が鬼畜だな(゚Д゚;)
それはわかるよ、ほのぼの萌えだし
しかし、俺はそんなケロ夏の
ほのぼのエチーも見てみたいと思ったりして
>589
ちょぃM入ってるから、そのシチュエーション萌え>592
定番だろうと一見王道に見えて全然進展が無かろうと寧ろスルーされまくりだろうと
冬桃!冬桃!ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
>593
>ケロ夏or夏ケロほのぼのエチー
俺もかなり見たいけど難しいよね
ケロロって何故か俺の中ではエロの頭数に入れられないんだよな〜不思議だ。
間を取ってセックル抜きでちょっとエッチだというなら
一 緒 に お 風 呂 に 入 る
とかどうだろう。カエルと一緒。お風呂も一緒。寝るのも一緒。
お背中流すであります!とかな…
エロくはないがエッチにならないだろうか。
ああん一緒にお風呂萌える。
原作とかだとわりとケロロは嫉妬対象外なのかスルーぎみだから
このさい伍長にはめちゃヒートしてほすぃ
ケロロが結構淡白だからエロ連想が浮かびにくいのかな
夏美の体奪って遊んだついでに平然と風呂入ったりとか
夏美着替え中なのにも関わらず褒めて構ってアピールしたりとか
なのに照れた様子どころか気構えすら感じさせない。
まあ、異星人の着替えやスク水に(;´Д`)する
ギロロの方がおかしいんだと言えばそう言える…
あ、でも天然なケロロを勝手に恋敵認定して
ブチ切れる伍長いいね。
お見合いのときはキレてたっけ…
「一肌脱ぐだとぉ〜!?」
ケロ夏好きが結構居てうれすぃ。
なんだかんだで日向家で大事にされてるからね。
でも実際ケロ×夏で結ばれちゃったりとかしたら
首吊りそうな人達(キャラクター)が多いな。二人とも愛されキャラだから。
夏美はケロロのこと内心は可愛いと思ってるだろうし
ケロロは夏美の事大好きだろうけど
あくまで姉ちゃんに甘える感じだよな
そうでなかったらギロロが穏やかでいられるはずがない
小雪ちゃんにあれほどの対抗意識を燃やす男だぞw
小雪×ドロと言ってみる・・・
ギロ夏、冬桃、雪ドロ、ケロ夏、夏ケロ、
どれが良いでつか?
冬桃が多そう・・・(・w・)
ケロ夏かな?
巷で見かけたことがないので、興味あり!
むしろ夏ケロ以外全部といってみる
冬桃といってみる
NPGがエロを書いてくれないだろうか
ギロ夏一本勝負
えーと、じゃあギロ夏以外全部といってみる
ドロ雪がいい
クル秋がいいなー
ケロ夏見てみたいなー。こういう場所じゃないとおがめんようなカプだし
>596
じゃあケロ父来訪の折、
父「一緒に風呂ば入って愛し合ってるところば見せてほしかとです」
父「どうしたケロロ、婚約者殿の背中を流してさしあげんか」
というのはどうですか。
もう後に引けない夏美。
夏美(スク水)とケロロついに混浴。
「あんたの肌って意外とぺたぺたしてるのね」
「ふはははは、あえていおう僕カエル〜♪」
「そういう夏美殿のお肌もすべすべでありますな!」
ほのぼの好きだが
これなら乳くらい(不作為に)触ってもいい雰囲気だと思いますが。
冬夏は?
>611
ほのぼの雰囲気で二人の絵を思い浮かべてたんだがラスト1文で
一気に脳内が血に染まった。
最近夏美好きな者同士でギロロ×小雪が気になりだした。
ドロ夏、ギロ雪、ポル秋キボンヌ
どうせパロならこれくらい派手に原作から逸脱したカポが読みたいであります!
ギロ夏やドロ雪好きなんですが、ここはあえて
615 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:36:14 ID:Ss1lkO0d
日曜日の夕暮れ。
日向夏美はそのオレンジ色に染まる道を歩いていた。
「あ〜、早く帰って、シャワー浴びたいわ」
そう夏美はひとりごちる。
学校の運動クラブの助っ人をしていたため、汗をかいている。
制服のブラウスに汗が纏わりつくのが少々不快だ。
夏美はその不快感をいち早く取り除きたいため、足を早め家に帰宅した。
玄関の扉を開けてみるなり、異様な静けさに夏美は少し驚いた。
鍵は開いていた。つまり、家に誰かがいるはずだ。
しかし、しんっと家内は静まり返り、なんとなく不思議に思った。
いつもならボケガエル達か冬樹がなんらかの行動を起こし、
それなりに音がするはずなのに、と。
だけど、夏美は少しだけそう思っただけで、
構わずに靴を脱ぎ、居間へと向かっていった。
シャワーを浴びる前に何かしら飲みたかったからだ。
居間を通って、台所に行こうとしたとき、夏美は驚いた。
ソファーの上に寝転んでいる弟の冬樹を発見したのだ。
雑誌を胸に載せて、すぅすぅ、と寝息を立てている。
雑誌がオカルト物というのが彼らしい。
もう少し色気のある物でも読めばいいのに、と夏美は苦笑する。
もちろん夏美は弟の昼寝姿ぐらいでは驚かない。
彼女が驚いた理由は、ソファーの前に膝を抱え座りながら、
冬樹の寝顔を覗いているモアの姿だ。
モアは夏美に気付くと、小声で彼女に語りかけた。
多分、冬樹が起きないようの配慮だろう。
「夏美さん、帰ってきてたんですね」
「う、うん。ついさっきね」
釣られて、夏美も小声になる。
「何してるの、モアちゃん?」
「ええ、フッキーさんの寝顔を見てたんです」
モアは恥ずかしげもなく素直に答える。
「フッキーさんの寝顔って可愛いですね?」
モアはニコリと可愛い微笑みを夏美に向ける。
「そ、そうかな?」
夏美はモアに言われて、腰を下ろし冬樹の寝顔を改めて見る。
確かに、彼は愛らしかった。あどけなさが残るその顔に少しだけドキリとしてしまう。
窓から射し込む橙色の夕日が冬樹の顔を色っぽく濡らし、夏美の心を揺さ振った。
「どうです?」
「まぁ、可愛くはないとは思うけど…」
夏美は嘘を吐いた。本当は彼の頭を撫でてやりたい衝動に駆られていた。
しかし、その行動はモアの前だということで憚れた。
「弟がいる、ってどんな感じなんですか?」
「へっ?」
唐突な質問に夏美は素っ頓狂に抜けた声を出して、慌てて、口を塞ぐ。
冬樹は「うぅん」と僅かに唸っただけで、目を覚ましはしなかった。
616 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:37:09 ID:Ss1lkO0d
「今なんて、モアちゃん?」
「姉弟がいるってどんな感じなんですか?
私、兄弟が一人もいないから、夏美さん達、姉弟の気持ちがわからなくて」
「ど、どうしてそんなこと訊くの?」
モアは夏美のその問いに顔を暗くして、俯いた。
「実は私、聞いちゃったんです。フッキーさんの寝言を。っていうか、半醒半睡?」
「聞いたって、どんな寝言?」
「こんなこと私の口から言っていいものか」
「いいわよ、言っちゃって。モアちゃん、お願い。気になるじゃない」
モアはその唇をきゅっと結ぶ。そして、決心して口を開こうとした瞬間、
ソファーの上から声がした。
「あれ、姉ちゃん…」
冬樹が起きたのだ。
冬樹は寝ぼけまなこで目の前に座っている夏美を見据える。
夏美とモアはバツが悪そうに顔を見合わせた。
今の話を聞かれたのではないかと心中、ひやひやとさせていた。
「あ、うるさかった?」
夏美は内面、激しく動揺しながら極めて冷静な態度を彼に示す。
そして、さりげなく今の会話を聞いていたか、探りを入れる。
「ううん、なんか姉ちゃんの匂いがしたから、起きちゃったんだ」
ふあ、とアクビを噛み殺し、ゆっくりと言葉をつづる。
「バッ──!」
夏美は冬樹のその言葉に顔を赤くする。
そして、すぐにモアの方を見遣る。
モアもその言葉を聞いてか、夏美同様、顔を赤くしてしまっている。
冬樹は夏美の視線を追う。すると彼の瞳にモアが入ってきた。
冬樹はバッと起き上がる。
「あ! モ、モアちゃん、いたの?」
どうやら、モアの存在に気付いていなかったらしい。
「え、ええ、最初からいました」
モアはうろたえながら、答える。
その間に夏美はすっと立ち上がり、当初の目的通り、
冷蔵庫からペットボトルを取り出し、一口飲むと、
浴室へと向かっていった。
その一連の行動が終始無言だったため、
そして、その顔が熱く紅潮していたので、
冬樹もモアも夏美に声をかけられなかった。
バタンと浴室の扉が閉まる音がリビングにまで響く。
今度は冬樹とモアが顔を見合わせた。
「怒ってましたね、夏美さん」
「そうだね…」
冬樹は力なく肩を落とし、がっくりとうなだれた。
617 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:38:33 ID:Ss1lkO0d
その日は夏美が夕食当番だった。
チョモランマよりも高く、マリアナ海溝よりも深い日向家の鉄則により、
夏美は台所で夕飯を作っていた。
一家の長である、秋は今夜も漫画家先生の張り込みのため、帰ってきていない。
ケロロ達も地球侵略における大事な会議のため、その姿を食卓に出していなかった。
必然的に夏美と冬樹、二人きりで夕食を囲むことになってしまっていた。
いつもはケロロも加わり、賑やか過ぎる夕食なのだが、
今夜は冬樹のあの言葉が影を落とし、気まずい雰囲気のままの食事だった。
そしてお互い言葉を交わさないまま食事を終え、
その後、冬樹が洗い物をした。
食器を洗っている途中で、不機嫌そうに夏美は二階に向かい、
自分の部屋に篭ってしまった。
寝に入る前に冬樹は夏美の部屋をノックしてみた。
返事は無かった。だけど、冬樹は言葉を切り出してみた。
「姉ちゃん、怒ってる?」
しかし、返事は来ない。
しんと静まり返った、夜の廊下がやけに冬樹の心を寂しげな物にする。
十分ぐらいそこに立ち、冬樹は姉の返事を待った。
あきらめかけた時、中から夏美が声をかけてきた。
「いつまでそこにいるのよ?」
「え、あの…」
いざ声をかけられたら、冬樹は動揺して声がどもってしまう。
夏美の溜息が聞こえる。深い、それでいて呆れたような。
「怒ってると思う?」
「う、うん」
「なんで?」
「モアちゃんの前であんな事、言っちゃったから」
「そう」
「うん」
「アタシって、そんな臭うの? 寝ている人間が起きるぐらい」
「いや、違うよ、姉ちゃん。そうじゃないよ!」
冬樹は慌てて否定する。
「あー、うんッ!」
そこで夏美の咳払いの声が聞こえた。
「姉ちゃん?」
「冬樹、大きな声出すと近所迷惑だから、中に入ってきなさいよ」
「え、でも…」
「いいから、姉の言うことがきけないの?」
「う、うん、わかったよ」
冬樹はドアノブを回し、室内へと入る。
ふわりと甘い匂いが冬樹の肺を満たす。
姉ちゃんの匂いだ、と冬樹は思う。
クラスの女生徒とは違う、また母の秋とは違う、独特の優しい匂い。
冬樹はドキドキと動悸を早める。
618 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:39:48 ID:Ss1lkO0d
「姉ちゃん」
明かりはついていなかった。冬樹は暗がりの中、夏美に声をかける。
中はとても暗かった。かろうじて夏美がベッドの上にいることがわかるほどだ。
「こっち来なさいよ」
「う、うん」
冬樹は促されて、ゆっくりと夏美のベッドへと近づく。
そして、その前に座る。
「何やってんのよ、廊下、寒かったでしょ?
アタシが言ったのは、布団の中に入りなさいって意味よ」
夏美はそう言って、布団の端を持ち上げる。
「えぇ、いいよ」
慌てて冬樹は首を横に振る。
「5〜」
夏美は恥ずかしがる弟に対して、口を開いてポツリとそう言う。
「え?」
「4〜」
「姉ちゃん?」
「3〜」
カウントダウンということが冬樹は理解する。
なんとなく数えられると冬樹は言うことを聞かざるえなかった。
それは幼少の頃からの条件反射だろう。
「わ、わかったよ、姉ちゃん」
冬樹は夏美の布団の中に自分の身体を滑り込ませる。
夏美の布団の中は人肌に温まり、とても心地良かった。
その心地良さと、カウントダウンに間に合った安堵感で
冬樹は思わずホッと軽い溜息をついてしまう。
すると、その溜息が夏美の前髪にかかる。
すぐに冬樹は姉と向き合っていることに気付いた。
暗闇に目が慣れ始めていた冬樹は夏美の表情を一瞥することができた。
いつものツインテールに束ねた赤い髪を下ろしている。
布団の隙間から姉のチェックのパジャマが垣間見える。
襟の上にある夏美の顔は怒っていなかった。
むしろ、優しい微笑みを冬樹に向けているように思えた。
「わ! アンタ、足、冷たいわね」
「あ、ごめん」
冬樹は当たっていた自分の足を引っ込めようとした。
「バカ、いいわよ。入りなさいって言ったのは姉ちゃんなんだから、
冬樹の足、アタシが暖めてあげるわ」
そう言うと、夏美はそっと裸足の両足を冬樹の足へと絡ませ始める。
619 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:40:45 ID:Ss1lkO0d
「あ…」
布団のぬくもりで暖まった夏美の素足の感触に冬樹は思わず声を漏らす。
「どう? あったかいでしょ?」
「うん」
夏美と冬樹の距離は非常に近い。
喋ると熱い吐息が顔にかかるぐらいだ。
冬樹の心臓は相変わらず、ドキドキと木霊して、
彼女の吐息が唇にかかった時など、そこが蕩けてしまうような錯覚を覚えた。
薄暗い室内で間近で見る姉の唇と吐息に興奮していることに気付く。
しかも、夏美の足の動きは止まっていない。
すりすりと擦り付けて、冬樹の足を温める仕草に努めている。
いつの間にか、夏美と冬樹の足はふくろはぎまで触れ合わせていた。
パジャマとパジャマの布生地で隔たれているが、
両とも、足の感触を感じられることができた。
それはどちらから近づけたとは判断できない。
ひょっとすると同じタイミングで合わせたのかもしれない。
だけど、冬樹にとってこれは非常にまずい事態ではある。
当たる吐息と、夏美の足の動きで冬樹のオトコは屹立していたのだ。
腰を引っ込めようと思った瞬間、夏美の太腿に硬い物が当たった。
「うっ…」
太腿の柔らかさに冬樹は小さく呻く。
それと同時に顔を伏せてしまう。
勃起していることが姉にばれてしまったのだ。
夏美が再び不機嫌になるのが冬樹には容易に想像できた。
「冬樹…」
夏美の小さな声が冬樹の耳に届く。
その抑制されたように落ち着いた声が、冬樹をより不安にさせ、
彼の身体はビクッと震えた。
何故震えたのか、それは怖いからだろう。
姉に怒られるのが怖いのではなく、嫌われるのが怖いのだ。
冬樹は喉が詰まってしまい、返事ができないでいた。
「冬樹」ともう一度、名を呼ぶ声がする。
だが、冬樹は身体を縮こませて、夏美の顔が見られない。
その時だった。急にふわりと柔らかな感触が、冬樹を包んだ。
「ね、姉ちゃん!」
驚きのあまり、冬樹は声を荒げてしまう。
すると「し〜」と夏美が冬樹に大きな声を出すなという言葉を伝えた。
冬樹はすぐに気付く。夏美が自分を抱き締めていることに。
柔らかな乳房が冬樹の顔に当たる。
甘い香りが鼻腔をくすぐる。
勃起した下半身が言い訳しようもないぐらい、夏美の脚に触れている。
「どう? ママには劣るけど、姉の愛のスペシャルホールドよ」
「く、苦しいよ」
「何を〜!」
ふざけた口調で、夏美は更に腕の力を込める。
もちろん夏美は冬樹の下半身の変化に気付いている。
だからといって、そのことを冬樹に告げて何になるのであろう。
夏美はそんなに子供ではない。
これが男の生理現象だというのは知っている。
620 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:41:41 ID:Ss1lkO0d
そもそもベッドの中に誘ったのは自分なのだ。
いずれこれも収まるだろうと思い、
夏美は見て見ぬふり、触って気付かないふりを決め込み、
普段通りの感じで、弟に接していた。
だが、彼を抱きすくめていても、一向に下半身の硬さが衰える気配はない。
むしろ、更にギンギンと張り詰めて、苦しそうな感じがする。
まさか、と夏美は思う。モアと聞いた夕暮れのあの「姉ちゃんの匂い」という冬樹のセリフは
寝ぼけて、つい口ずさんだことだと思っていた。だけど、違っていたのではないか。
もしかして、冬樹は私に欲情しているのではないかという疑問が脳裏を掠める。
抱き締める力を緩めて、夏美は胸の中の冬樹を見下ろした。
冬樹はくんくんとまるで子犬のように鼻を鳴らし、
肉体の匂いを嗅ぎ、頬で夏美の乳房を感じていた。
そして、夏美の視線に気付くと、冬樹は顔を上げて、
切なそうな瞳で夏美を見遣った。
そのあどけない弟の瞳に夏美の胸はドキリと蠢く。
夏美は不意に彼の頭を撫でたいと思った。
激しい衝動と言い換えてもいい。
夏美は思うと同時に冬樹の黒い髪にそっと触れていた。
つやつやとしたその髪に指を沈める。
そして、マッサージをするように軽く撫でた。
冬樹は夏美の柔らかな手の平の動きを享受するように、目を細める。
ごく自然に夏美は冬樹の額にその果実のような唇をくっ付けた。
ちゅっと、優しい音がする。しばらく、唇を付けていると、
冬樹の荒く、熱い吐息が夏美の喉に当たり、くすぐる。
ぞくぞくとした甘い高揚感が、首筋をかけて身体中に昇ってゆく。
とろりと、喉が蕩けるような感覚を覚える。
「あぁ…」
思わず、夏美は息を口から溢す。
「ねぇ、冬樹」と夏美は弟を呼びかける。
相変わらず、冬樹は夏美の喉に熱い吐息を出すだけで、答えなかった。
だけど、構わず、夏美は話を始めた。
「キスってしたことある?」
その問いに冬樹はびっくりして、顔を上げ、夏美を見た。
「な、ないよ…」
否定する冬樹だったが、その声には明らかに何かを期待していた。
夏美は自分が何を言っているのかと、自粛する。
こんなことを訊いて自分は弟に何をするつもりだ、と。
「桃華ちゃんとは?」
それでも夏美の言葉は止まらない。
ドキドキと信じられないくらいに心臓は高鳴る。
きっと冬樹にもこの鼓動の高まりは気付かれているだろう。
「西澤さんとはただの友達だよ。何、言ってるんだよ、姉ちゃん」
この鈍感男、と夏美は思った。
「じゃあ、練習しようか?」
『じゃあ』はどこから繋がっているのかと質問されれば、
夏美は答えることが出来ない。
621 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:42:47 ID:Ss1lkO0d
「僕と姉ちゃんが?」
「そうよ、嫌?」
冬樹は慌てて首を左右に何度も振った。
そして「嫌じゃないよ!」と少々、声を荒げる。
その必死な仕草を夏美は可愛く、愛おしく思えてくる。
夏美は冬樹と向き合い、ベットの上で横になりながら肩を掴んだ。
「ママには内緒よ」
夏美がそう言うと冬樹は頷く。
「他の人にもよ。ボケガエル達になんてもっての他よ、わかった?」
「う、うん」
夏美は冬樹の肩を掴んだまま、ゆっくりと唇とを近づけていく。
冬樹の唇と合わさる瞬間、夏美は目を瞑った。冬樹もまた同じく目を瞑る。
「ん…」
唇に柔らかな物が当たる。
弟とキスをしてしまったんだ、と夏美は思う。
でも、その柔らかな唇を離すことはできなかった。
あ、と夏美は声が出そうになる。
閉じていた目を咄嗟に開ける。
冬樹の上唇と下唇の隙間から何かが這い出てきたのだ。
それが冬樹の舌であることは夏美はすぐには理解できなかった。
一体、何処で覚えてきたのだろうか。
そんなことを考える暇もなく、冬樹の舌は夏美の口内に侵入していく。
唾液でぬめるそれはあっさりと夏美の舌まで届くこととなった。
「ふぁ…」
夏美は甘い声を冬樹の口内に響かせる。
まさか、舌が入ってくるとは思わなかった夏美は
その奇妙な感触に動揺して、激しくうろたえることとなった。
冬樹の舌先が夏美の舌の表面をくすぐる。
なぞるように、ゆっくりと動いていく。
ピクッと夏美の身体は揺れる。離さなくては、このままじゃ何かまずい気がする。
冬樹の名を呼ぼうとしても唇は塞がっているためにもちろん動かない。
身体を放そうとしても、いつの間にか冬樹の腕はしっかりと夏美の身体を抱きこんでいた。
無理やり、ひっぺがそうとしても、不思議と身体に力が湧いてこない。
逆に、頭がボーっとして、力が抜けていく感覚がある。
まるで、本当の自分はもっと冬樹としていたい、と言っているように。
そこで冬樹の舌がひょいと引っ込められる。
続いて、唇が離されていく。舌先から銀色の糸がつうっと延びた。
夏美の息は荒くしながらそれを眺める。
興奮からか、それともベッドの中で触れ合うただの暑さのためか、
夏美の身体は次第にカッと火照っていく。
なんで離すの? とは流石に訊けなかった。
今度は夏美が冬樹の顔を見ることはできなくなっていた。
何も言わず俯いていると、冬樹の手の平が胸に触れようとしているのが見える。
「いや…、ダメよ、冬樹…」
身体を捩って、逃れようとするが、何故か自由がきかない。
冬樹の手は裾から、服内に侵入していく。
622 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:44:30 ID:Ss1lkO0d
「ダメ、ダメったら…」
夏美は力ない声で拒絶する。
冬樹の熱い手が脇腹に触れる。そのままつつっと上部に昇る。
「んあぁ…、冬樹」
くすぐったさから、その健康的な白い喉を冬樹に見せ付けるように、
身体を仰け反らす。
先ほどの熱の篭った接吻により、鋭敏になった肌は、意識しなくても
完璧に冬樹の手の平の動きを捉えてしまう。
昇っていく手は、乳丘の横で、どうしようかと迷うように、留まっている。
「姉ちゃん…の肌ってすべすべだね…」
ずっと黙っていた冬樹がそこでやっと口を開いた。
「それに…」
そう言って、夏美の首筋に鼻先をくっ付け、
くんくんと鼻を鳴らし匂いを嗅ぐ。
「あん…」
「やっぱりすごくいい匂いだし…、甘くて…。姉ちゃんの匂い…いいよ、すごく…」
鼻先が首を刺激する。すんすんと音を鳴らすたびに夏美は、
ぞくぞくとした感覚がそこから広がっていってしまう。
「そんなに…、強く嗅がないでよ…、ぅん…」
首に意識を集中していると、乳房の横を彷徨っていた冬樹の手の平が
おずおずと丘を登り始めた。
まるで、焦らすようなその動きは、夏美の期待と不安を同時に煽る。
きっと冬樹なら優しく触ってくれる、と夏美は思った。
しかし、一方では触れられたら歯止めが利かなくなるのでは、という思いもある。
それでなくとも、冬樹のモノが太腿にゴツゴツと当たっているのだ。
男の性の象徴であるソレに初めて、夏美は弟に畏れを感じている。
それでも、構わず冬樹の手が夏美の乳丘に沈んでいく。
発展途上の乳房でも、女性の柔らかさが詰まった部分である。
そのふんわりとした感触に、冬樹は溜息を漏らす。
「はぁ…、姉ちゃん、柔らかいよ。僕、姉ちゃんのおっぱいに触ってるんだ…」
「いやぁ…こら冬樹…、いい加減にしないと…、んぅ…。ね、姉ちゃん本気で怒るわよ…」
言葉では怒るが、途切れ途切れに紡がれるその声には全く迫力がない。
僅かに震える手から冬樹の緊張が伝わってくる。
それでも冬樹は指を折り曲げて、ついに揉みだす。
「ん、んぅ…。冬樹ぃ…」
夏美は声を押し殺し、出てくる吐息をぐっと抑える。
623 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:45:42 ID:Ss1lkO0d
だが、指の動きはしっかりと夏美の性感を捉えていく。
ちょうど、乳房の下肉の部分を掬うような愛撫。
それは優しく、全く粗暴な感じはしない。
痛がらないように、最小限気を遣っているのだろうか。
贅沢を言えば、もう少し力を込めてほしい。
そう思った所で、ハッと夏美は自分の考えに驚いた。
私は冬樹の手の平を受け入れ始めているのだ。
あまつさえもう少し力を入れて欲しいなんて。
夏美は耳まで真っ赤にする。
「あっ…!」
夏美の身体はまたピクッと仰け反る。
パジャマの下でもぞもぞと何かが動いている。
冬樹の指先が乳房の先端に微かに触れたのだ。
ピリッと甘い電気が、そこを中心にして身体中に走る。
敏感な乳頭は夏美の身体の深奥にある何かに火を着けた。
「やっ…、ダメ、お願い、冬樹ぃ…。そこは…ひゃう…」
その声に驚いたのは冬樹だった。
普段の強気な態度からは全く想像できない姉の甲高い喘ぎ。
今、触った箇所がいいのだろうか。
冬樹は抱きとめていたもう一方の手も、パジャマのボタンとボタンの隙間から
忍び込ませる。姉の身体はそのもう一つの侵入者に驚いたのか、
瞳を潤ませ、冬樹を見る。睨んでいるわけではない。
ましてや、怯えているわけでもない。
冬樹は一生懸命に笑顔を作り、優しく夏美の唇にキスをする。
その後、頬に、潤んだ瞳を閉ざす瞼にキスを繰り返す。
「大丈夫だよ、姉ちゃん。乱暴にしないから…」
そう言って、もう一度柔らかな唇を奪った。
624 :
冬樹×夏美:2005/10/20(木) 02:46:40 ID:Ss1lkO0d
落ち着いて口調の冬樹だったが、心臓は破裂するぐらい大きく鳴っている。
その激しい音は静かな室内ではよく響いていた。
触れ合う部分からもそれが充分、夏美に伝わる。
刺激して冬樹の男を目覚めさせたのは私だ。
なのに中途半端に終わらせるのも、冬樹が可哀想に思えてくる。
だけど、自分達はれっきとした姉弟なのだ。
こんなことをしていいわけがない。頭ではわかっているのだが、
冬樹の愛撫してくれた乳房とキスをした瞬間の熱い気持ちが
拒むことをできなくさせていた。
禁忌の魔性の快感が夏美の心を捉え始めていた。
「やぁ…。そんなのダメよ。冬樹、お願い、やめて…」
しかし、夏美は本能からか、その端正な顔を手の平で覆い、かぶり振る。
いつもの気の強い姉は何処にもいなかった。
そこにいるのは弟の男を畏れる臆病な少女だった。
冬樹は悲しそうな顔をする。当たり前の拒絶なのにひどく裏切られた気分になった。
もちろん冬樹は夏美を憎んだりもしなかった。
ただ、彼は自分の手を姉のパジャマから取り出し、取れてしまったボタンを付け直した。
そして、はだけてしまったパジャマを直し、最後に姉の柔らかで滑らかな赤い髪に撫でようとした。
だが、触れる瞬間、夏美はビクンと身体を揺らしたため、冬樹は手を引っ込めた。
冬樹は身体を起こし、ベッドから降りた。
ドアを開けて、部屋を出る瞬間、冬樹は一言「ごめん、姉ちゃん」と謝った。
パタンと小さな音を出して、ドアは閉まる。
夏美は泣きそうになる。あのまま冬樹は自分の制止を聞かずに、
手を進めていたら、きっと自分は冬樹を受け入れていたのだ。
最初は自分から挑発したのに、こんなのって…。
謝るのは自分の方だ、と夏美は思った。
「ごめんね、冬樹…」
おわり
唐突な投下すみません
そして、近親相姦が嫌いな方はタイトルからヌルーをお願いします
かわいい…
GJでございます。 ビバ寸止め!
そしてケロン人闖入によるオチが来ると思い込んで読み進めていた俺、氏んでしまえorz
そのまま18歳未満禁止区域に入ると思いこんで読み進めていた俺も氏んでしまえ
冬樹×夏美、良かったよ!
>614
>ドロ夏、ギロ雪、ポル秋
いいね。特にギロ雪は想像付かなくて。
GJ!
よかったです!
631 :
ひゃふー:2005/10/20(木) 12:12:38 ID:jE9JPPx8
>630
市ね
632 :
ひゃふー:2005/10/20(木) 14:09:01 ID:jE9JPPx8
いsふぇしえfdqkhどいshcfsdhdsh
633 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 17:47:15 ID:U59h9AU1
,.---z'´ ̄ ̄ ̄`丶、
/ ,.-‐' ̄ ̄` ゚il\
/ / _,.ィ_゛ ヽ
l / / `ヽ l
. l ! / ,.-、l !
l l ,l-‐ !'、
〉 | /l、 i、l 、 ,'ヘ.l |l 皆さんおつかれさまです
/ i '.-l \! ン,== !l l ていうか感謝感激?
l /| . (´ l | ´ __..' ,.' !/
レ 丶ヽ .`ン! ト、.___ l._ノィ'ノレ`
,〉'``ヾ.、`'-、_,='`ク/7、
! \ヾ.、亠レ'ン'-',>'ス、
! \!T7ノ //´/,_ヾ
l . ヽl´\` J'ヽ !、
ヽl \ iァ、 ! l ヽ
l| ,.<,〉 /`ー-‐リ ヒ.,〉
!l ィ'´ \ 〉、_ / |l
l`ー'‐ヽ / `7 l
l \ / ,! |
/ ヽ 八 /
/ 丶./ !`-'
634 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 20:45:01 ID:yY+fN1P7
ここで冬モアと言ってみる
635 :
七誌:2005/10/21(金) 00:00:05 ID:nqx7d3QW
夏冬プリーズ!!
ケロ夏投下準備中
てゆーか照準よろし?
637 :
ジョン:2005/10/21(金) 00:49:40 ID:Otl4AYP1
>636
カもーンベイベー!!
638 :
ジョン:2005/10/21(金) 00:58:23 ID:Otl4AYP1
>636
あとどれぐらいなのかな〜?
ゴメン、24時間後…
てゆーか予定は未定?
最近は色んなカプが読めて嬉しいなー。
正座して待ってまつ
641 :
ジョン:2005/10/21(金) 12:01:52 ID:JHuFaxXg
・・・・・つかれた・・・
冬樹がさつきとやよいを…
冬樹「…そんなまだ…はやいし…」
さつき「うそ〜まじ〜?童貞?」
やよい「童貞が許されるのは小学生までだよね?」
冬樹「もういいでしょ…はずかしいよ…」
>>643 それなら麻美×冬樹の方がしっくりくる
町でモアと思って声をかけたら実は麻美で、
「ちょっとツラ貸しな」と裏道に連れて行かれて、
「お金ちょうだい」とカツアゲされる。
でも、お金を持っていない冬樹はおどおどと。
その表情を「よく見ると可愛い顔してるじゃん」と麻美に言われて逆レイプ。
645 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 08:30:13 ID:1jw1f2IX
冬樹×ちるよ
646 :
ジョン:2005/10/22(土) 12:05:21 ID:IVCK+KDz
>644
それいいね!!
648 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 13:49:24 ID:Qf4Bvsa8
>>644 「おっ、おめえ顔に似あわねぇいいモノもってんじゃねーか」
649 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 21:00:46 ID:svNyu+Q4
冬樹「やっ、やめてよ!」
麻美「そんな事いいながら起ってるじゃん」
冬樹「あっ!でる!」
麻美「なんだかんだ良いながらエロいじゃんか」
冬樹
「いやだぁ…怖いよぉ…
助けて姉ちゃん…ママ…
軍曹…伍長…タママ…クルル…!」
ドロロ「あの、僕は…?」
さらに事が終わったら、強制女装>強制売春の流れでひとつw
西澤グループによって社会的に抹殺されるぞ…w
桃華はそれを見てダビングして保存して夜な夜な興奮するのです。
「あ・・・・・わたしの大切な冬樹くんが・・・ひどい目にっ・・・」
654 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 11:31:14 ID:ieP8lyuW
骸が現代社会に慣れるまでにいろいろ・・・というのはどうか。
655 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 18:49:49 ID:tBlQGs4c
>653
わろた
骸×骸キボン
熱視線ペンダントをつけた桃華を襲ってしまうポール
658 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 23:46:50 ID:8X+qVKTX
すもも×冬樹とか
659 :
雪夏:2005/10/24(月) 08:01:54 ID:g06y+GQS
ケロ夏投下予定でしたが
先週Bパートがアレでしたので、急遽こっちを先に書かせていただきました。
百合お嫌いな方はご注意ください。ただしエロはなしですごめんなさい。
-------------------
それは静かな満月の夜だった。
街中が寝静まったような静寂の中、くのいち小雪は、深夜のひやりとした空気を切り裂くようにして走り続けていた。
屋根から屋根へ。電柱、塀、木の枝。足場になる所は全て駆使して小雪は走り、跳ぶ。
普通の人間には見えないほどの素早い動き。
しかし、小雪を追っている者の眼にすれば、どうということもないようだ。
「フフフ……どうしたの小雪。ペコポンの忍者は逃げるしか能がないの?」
「!」
闇から声が追ってくる。
小雪は、少しずつ追い詰められていることを肌で感じていた。
「くっ!」
敵の武器が冷え乾いた空を切った。それは小雪の足元に突き刺さる。僅かでも小雪が避け損なっていれば、一刀両断にされていたことだろう。
それでも、小雪は反撃に打って出る気にはどうしてもなれなかった。
何故なら、狙われる心当たりが全くないのだ。戦う理由も無いのに戦えない。それは地球の忍の掟でもあり、小雪のポリシーでもあった。
「小雪……そろそろ本気を出して、向かってきてもらえないかしら」
660 :
雪夏:2005/10/24(月) 08:02:32 ID:g06y+GQS
冷ややかな声と共に、『敵』が、姿をはっきりと現した。
宇宙忍者・シルヴィ。
彼女は満月を背に宙に浮き、己の優位を疑わず小雪を見下ろす。
実力的には小雪より上かもしれない。だが……
それでも小雪は、すっくと立ち上がり、宇宙忍者を見上げ、意思の強い瞳で睨みつけた。
「どうして私を追ってくるの?」
「ふふん、さて、どうしてかしら?」
「もうやめて……私にはアナタと戦う理由がありません!」
「あら、こっちにはあるのよ。相手をしてくれないの? 地球の忍者は腰抜けなのね」
「…………」
小雪は、挑発に乗らなかった。頭を冷やそうとするかのように、長い黒髪を振る。
「ただの腕試しなら他を当たって! 私闘は禁止なの! それに……忍者同士、それも同盟関係なら、私たち、お友達になれるはずでしょう!?」
「あら、驚いた。なんて甘いことを……」
驚愕の表情で小雪を見下ろしたシルヴィは、緑色の髪を揺らしながら、小雪と同じ屋根の上に着地した。
「……ふぅん、お友達、ね。なるほど」
シルヴィは僅かに目を伏せた。何かを考えている風だった。
小雪は、胸に生まれた決意を守るかのように、無意識に左手をぎゅっと握り締めた。
(宇宙忍者さんがなんて言おうと、私は戦わないわ! だって理由がないもの!)
「……日向、夏美……だったかしら?」
!?
「夏美さん!? どうしてアナタが夏美さんの事を!?」
カマかけだ。そう気づくのが一瞬遅かった。小雪は慌てて口を覆うが、もう遅い。小雪の弱点はこれ以上ない程はっきりと露呈した。
シルヴィは我が意を得たりとばかりにニヤリと笑う。小雪の顔色が変わる。その肩が僅かに震えていることまでシルヴィの目は見逃さなかった。
「そう、アナタの大切なお友達。今頃、ぐっすり寝ているでしょうねぇ……」
「……夏美さんに何をする気?」
小雪の、自分でも驚くほどの低い声が、闇夜を震わせた。しかし、シルヴィへの牽制にはならなかったようだ。
「ふふ、それは言えないわ。でも国交のない星の異星人の一人や二人、どう扱おうと……ねぇ?」
「なっ……!?」
「宇宙ICPOだって万能じゃないもの。砂漠の中から砂粒を探せて? 夏美ちゃんとやら、可愛い娘だったから需要あるわよ。何しろ宇宙の好事家は、お金に糸目をつけないから……」
―――――――――――――!
661 :
雪夏:2005/10/24(月) 08:03:51 ID:g06y+GQS
満月の夜。
虫の声すら聞こえない。
ひやりとした夜風も、小雪の闘志を冷やすことはできなかった。
「小雪忍法……」
「!?」
「微塵がくれ!」
僅かに残った理性がそうさせたのか、それとも訓練された体が動いたのか。
ともあれ小雪が不意打ちで張った煙幕は、その場の空気を真っ白に書き換えた。
「うっ! 小雪め……また逃げられちゃったわ。でも……」
シルヴィは煙幕を吸わぬよう、口をマスクで覆いながら呟いた。
「ようやく火は点いたみたいね」
――夏美さん、夏美さん!
小雪は、必死の形相で走っていた。夏美のところへ!
日向家への最短距離。夏美へ続く道。
あまり派手に飛び回ってはシルヴィに見つかる。普段の小雪ならばそのくらいの計算は働く。彼女とて未熟とはいえプロのくのいちなのだから。
だが、そんな幼い頃から身につけてきた技術や知識や、そんなものを超越したものが今の小雪を走らせていた。一刻も早く、夏美のもとへ。
シルヴィが夏美を狙っている。
(私にとって、これ以上ないくらいの”戦う理由”だわ!)
私闘禁止の掟? 知ったことか。掟を守って夏美を守れず、それで生き延びて何になる。
夏美さん――!
日向夏美。奥東京にやってきてから初めてのお友達。
今朝も登校途中に会った。本当は、会えるように時間を計っていたんだけど。
夏美は、一晩中ドロロのお友達の実験に付き合わされたとかで、とっても眠そうに目を擦ってた。
普段は背が高くてしっかりしてて大人っぽい夏美。でもそんな仕草をすると子供みたいでとっても可愛い夏美。どっちの夏美も、小雪は大好き。
――夏美さんがあくびをしたら、私もしたくなった。あくびはうつる、ってホントだったみたい。嘘。うつるといいな、って願ったの。おんなじあくび、すごくすごく嬉しかった……
小雪は夏美の部屋に、音もなく入り込んだ。
(間に合った……)
シルヴィより早く夏美のもとへたどり着けた。
夏美は、ベッドで何事もないように眠っている。
662 :
雪夏:2005/10/24(月) 08:04:46 ID:g06y+GQS
ホッとした途端、左の二の腕に痛みを感じた。見ると、二の腕から流れ出した一筋の血が、細い腕に赤い川を描いていた。シルヴィの苛烈きわまる攻撃、避け切れなかったものもひとつばかりあったらしい。
照明を落としてある夏美の寝室。蒼い月明かりがカーテンの隙間から差込み、夏美の健康的な肌を照らす。
「夏美……さん……」
そっと呟いて、ベッドの端に立ち、寝顔を見つめた。
安らいだ顔だった。
「どんな夢見てるんですか…」
きっと楽しい夢ですよね。そう祈りながら、ベッドの上にそっと手をついた。寝顔を覗き込む。そして、怪我をしていない方の手で、夏美の頬をそっと撫でた。起きて欲しくない、けど気づいて欲しい。我ながらむちゃくちゃな矛盾に、胸がどきどきする。
小雪は、月明かりに浮かぶ夏美の桜のような唇が薄く開いていくのを、夢心地で見ていた。
「う……ん……」
ふと、夏美が小さな声と共に身じろぎをした。
小雪は、夏美の頬に手を添えたまま、僅かでも驚かせないようにそっと声をかける。
「なつみ、さん」
「ん……あ、こゆき……ちゃん?」
小さな、掠れた声が、確かに小雪を呼んだ。触れている頬が暖かい。
「小雪ですよ、こんばんは夏美さん。起こしてごめんなさい……」
「ふうぅん……こゆきちゃん……」
夏美は寝ぼけているのか、幼子のように鼻を鳴らす。それでも、目の前に小雪がいることは分かっているらしく、寝起きの声で名を呼んでくる。
そんな夏美の姿は、小雪の心にただ愛しさを満たしていく。
す、と夏美の右手が布団から出て、伸びてきた。薄闇をすこし彷徨って、その手は小雪の左手首にたどり着く。
「あー……これ……つけててくれたんだぁ」
「あ……」
小雪の手首には夏美と揃いのミサンガ。先日、一緒に街に買い物に行ったとき、夏美が別れ際に買ってくれたものだ。
――また今度、一緒に遊びに行こうね。約束。
これをつけたままでいて、自然に千切れるとその時、願いが叶うのだという。夏美のものは、家事とカエルどものしつけという荒っぽい日常に、あっという間に千切れてしまったそうだ。
小雪はというと、千切れないと意味がないと分かってはいても、もったいなくて日常着けっぱなしでいる事ができないでいた。だけどどういっためぐりあわせだろう、今日に限って小雪はそれを着けていたのだ。
大切なアクセサリを選ぶような気持ちで。
着けていれば、夏美と一緒にいられる気がして。
「……また、一緒に遊び、行こうね、小雪ちゃん……」
「――――! ……はい……」
663 :
雪夏:2005/10/24(月) 08:05:17 ID:g06y+GQS
夏美さん……
左手で、夏美の右手首を力いっぱい握り締めたい気持ちを、小雪は懸命に抑えた。
……あたしどうしちゃったの。どうしてこんなに好きなんだろう。泣きたいくらい……
カタッ
「!」
突然小雪の全身の感覚が外へ向いた。耳をそばだてる。
僅かな、普通なら気にも留めないような音が、日向家の周囲で聞こえた……あれは!
(来たわね、シルヴィ!)
「むにゃ……小雪ちゃん……どうしたの?」
半分眠りにおちている夏美の声が、小雪の緊張に気づいたのか、声をかける。
(大丈夫だよ、夏美さん……!)
小雪は、心に満ちている愛しさを全部使って、今見せられる精一杯の微笑を作って見せた。夏美の不安な顔なんて見たくない。
「大丈夫……大丈夫だからね。夏美さんは私が守るから……だから……」
「ん………」
子供をあやすようにそう言うと、夏美は安心したように眼を閉じる。
小雪は、そっと夏美に覆いかぶさった。
そして夏美の唇に、静かに己のそれを重ねた。
そのまま、触れ合うだけの口付けをしたまま、夏美の頬を優しく撫でる。唇から、指先から、触れ合っている全ての場所から、夏美への愛しさを注ぎ込むように。
そうしている間にも、気配は近づいてくる。日向家の場所など、調べ済みだったのかもしれない。
小雪は唇を離し、夏美の体をそっと、抱きしめた。夏美の髪に顔を埋め、小雪は細く息をつく。
「夏美さん……夏美さん……私ね……」
「んー……」
「あのね、大丈夫。誰も夏美さんに触らせたりしないからね」
そして、きゅ、と少しだけ力を入れた。小さな体全部を使うようにして、全身で夏美に触れ、抱きしめる。
そんな僅かな幸せな時間を引き裂こうと、不穏な気配が機をうかがっている。
――近づいてくる。シルヴィだ。もう、すぐそこに……
小雪は、躊躇いを振り切るように、体を起こして夏美から離れた。
「おやすみなさい、夏美さん……大好きよ……」
夏美の寝息を聞きながら、小雪は窓の方へと向き直った。
日向家の外に出て屋根に上ると、やはりシルヴィが不敵な笑みを浮かべて宙に浮いていた。
「お別れは済んだかしら?」
「……もう逃げないわ」
小雪は左手で忍者刀を構え、戦いの意思表示をする。
そのとき、己の血を吸って真紅に色を変えたミサンガが、自重で千切れ落ちた。
664 :
雪夏:2005/10/24(月) 08:05:54 ID:g06y+GQS
☆オチ☆
「スカウト!?」
シルヴィは、悪びれるでもなく、そーなのよと笑った。
「ペコポンに凄腕のくのいちがいるって聞いてね」
「間に合ってよかったでござる……」
仲裁がぎりぎり間に合ったドロロが、大きなため息をつく。
事実、小雪捨て身の未完成技”つらら落とし”がもし決まっていたら、二人とも無事ではすまなかっただろう。
「にしても、アナタ私を殺す気でやってたわね? まあ小雪の本気が見たかったんだからいいんだけどさ」
「当然です」
にこり、と笑って小雪は応えた。
ドロロは尋ねた。
「夏美殿を盾にされたのでござるか?」
「そうだよドロロ聞いて! 夏美さんを捕まえて奴隷にするとか食料にするとか、宇宙ワンフェスに生体フィギュアとして出展するとか、ひどいこと言って脅かしたのよ!」
「言ってない言ってない!」
シルヴィは慌てて否定する。確かにそこまでは言ってない。が、同じことだ。夏美の敵は小雪の敵なのだ。
シルヴィが帰って行った頃、ようやく曙光が奥東京を照らしはじめた。
今日は、ミサンガが千切れたことを夏美さんに言わなくちゃ。そしたら日曜は……一緒にお出かけ……つまりその、で、デートしてもらえるかな。
「ねえドロロ、夏美さんABCって知ってると思う?」
「こっ小雪殿たちにはまだ早いでござるよ!」
「そう? 私たちもうBくらいかなって……」
「ととととにかく自分を大事にするでござる!」
くのいち小雪は、今日も夏美に向かって暴走中だった。
665 :
雪夏:2005/10/24(月) 08:09:53 ID:g06y+GQS
以上です。
あのBパート、シルヴィに「戦う理由なんかないわ」とか早々に言われちゃったんで
視聴者置いてきぼり感を感じちゃった気がしたんですよね。
なんでどーせだったら最初から夏美を狙ってこいや!
小雪に火ぃつけたかったら夏美だろ!
と思って捏造しました。
15分だとさくさく進めないとだからなあ…
雪夏ぬるいけど書けて幸せであります…!
百合ダメな人すいませんでした!
乙!
捏造Bパート!グッジョ!
アニメよりイイ!と思ってしまった俺って一体。。。
何はともあれ乙!
キャー萌えた
ほわんほわんする
いい感じに萌えました。グッジョブ!
ただ、地球の宇宙人的呼称は確か「ポコペン」だったと思うのですが。
出来が良いだけにちょっと気になったもので。
>>670 アニメではペコポン
これは明らかにアニメをもとにした話だからペコポンが正解
672 :
雪夏:2005/10/25(火) 06:08:34 ID:ggr4LtOL
どうも雪夏書いた者です。
読んでくださった方々ありがとうございます!
今見たら誤字脱字誤用だらけで恥ずかしいんですが
ちょっとでも萌えていただけたら
こんなうれしいことはない…分かってくれるよねララァには(ry
>670
えーと>671さんのおっしゃるとおりです。
元ネタがアニメオリストだったため、表記はアニメ版準拠にいたしました。
原作では「夏美ちゃん」って呼ぶんですよね。アレはアレでイイ!
「夏美タン」でもいい
ありえないが理屈ぬきでイイのだ
オレずーーーっと「デコポン」だと思っていた・・・Orz
それなんて愛媛県?
時々「テポドン」と間違いそうになる俺よりマシ
あんときは焦った
ギロ夏は、需要ありますか?
679 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 19:57:19 ID:ehDvomSx
>677
とても
685 :
677:2005/10/27(木) 00:23:06 ID:kX6yMSqc
自分のトコの裏サイトに投下したヤツですが、ここ向きかもと思いまして。
未発表じゃなくてもよければ、明日にでも投稿しますが。
>>685 いいんでない?見たことあるやつだったら萎えるけどw
とりあえず読んで見ない事には、
非常にとてもかなりたいへん激しく死ぬほどとてもかくても
判断できない
688 :
677:2005/10/27(木) 12:18:49 ID:Yj7xF1qC
それでは、ギロ夏投下します。一応、恋人同士っていう前提です。ギロロはケロン体。
続き物の一部なんで、話の繋がりが見えない部分もあるかと思いますが、そこはスルーで
お願いします。
エロ分足りないかも知れませんが。既に読んでた方にはごめんなさい。
689 :
677:2005/10/27(木) 12:22:41 ID:Yj7xF1qC
絶対おかしい・・・・・・。
あの嵐の一件以来、ギロロがあたしを求めてこない。
今までなら、とろけるようなキスをして、耳元で「夏美・・・いいか?」って・・・。
思い出すだけで、体が熱くなるのに・・・。
女のあたしでさえ、こんなじれったい想いを抱えているのに、ギロロは・・・平気なんだ
ろうか・・・。
湖に行った時は必ず・・・だったし、こないだの夜なんて、イキナリあたしの部屋に来て
・・・。
もう隣の冬樹に聞こえるんじゃないかと、心配で!声を我慢するの、大変だったのに。
そりゃあ、あたしはエッチにはまだ慣れてないし、正直無理してる部分・・・もある・・
・。でも、ギロロを愛してるし、感じていたいのに。
あたしのカラダに飽きちゃったのかな?
それとも・・・ママに何か言われた・・・?あたし達のコト、どこまで話したんだろう・
・・。
690 :
677:2005/10/27(木) 12:24:15 ID:Yj7xF1qC
「何をぼんやりしている?」
「あっ、ギロロ!・・・何でも・・・。」
夏美の顔が赤くなった。
いつものログハウスでの二人の休日。風が少し肌寒く感じられたので、部屋の中に戻って
きたのだ。
暖かい飲み物をと、ケトルを火にかけたままだった。
夏美は、慌てて火を止め、カップにお湯を注ぎ温めた。家から持ち出したティーパックで
紅茶を作ると、ミルクを入れたカップの上に注ぎ込んだ。
紅茶のいい香りが部屋に立ち込める。
紅茶とミルクが一つに溶け合って極上の気分を味わわせてくれる。夏美はこのミルクティー
が好きだった。
そして、お手製のドクロマークのクッキーを皿に乗せると、ちょっとしたお茶会のようだ。
それらをトレイに乗せ、テーブルに運ぶと夏美は椅子をギロロの横に置いて座った。
「あの・・・、ギロロ。」
「うん?」
夏美は、ギロロを引き寄せると、耳元でささやいた。
「ギロロ、この頃あたしとエッチしてない!」
「!!」
691 :
677:2005/10/27(木) 12:25:53 ID:Yj7xF1qC
夏美の瞳がギロロを見つめる。
「う・・・それは・・・。」
ギロロは顔を背けた。
「ママに何か言われたの?」
「・・・・・・。」
「ギロロ。」
軽く、ため息をつくと、ギロロは向き直った。
「・・・いや、言われたのは、おまえを泣かせないで欲しい、ということだけだ。」
「じゃぁ何で?」
「おまえが・・・その・・・、少し無理をしているのは、・・・俺にもわかる。」
(!・・・ギロロ、気づいてたんだ・・・。)
「無理してでも、おまえは俺を受け入れてくれる。だが。」
「俺の欲望のままに・・・おまえを抱いてもいいのか、俺はそれでいいのか、・・・正直
判らなくなってきた。」
「ギロロ・・・!」
思い切り抱きしめた。小さなあたしの恋人を。
「そんなこと・・・。いいのに。あたしは・・・あたしが、ギロロを好きなんだから。」
「夏美。」
「そういうわけには・・・いかん。少なくとも俺は、お前より年上で・・・、お前を護って
やらねばならん立場だ。」
「そんなの違う!」
夏美は思わず声を荒げた。
反論されたギロロはしばし呆然とし、夏美を見つめた。
692 :
677:2005/10/27(木) 12:27:16 ID:Yj7xF1qC
夏美のしなやかな指先が、ギロロの左ほほの傷に触れた。そのままいとおしむように傷を
なぞり、頬から口元へ、そして顎から胸へと辿っていく。
「ち・が・う・・・よ・・。」
それは、流れるようにギロロの下腹部をすべり、突起の隠されたあたりを探し当てた。
「な・な・な・夏美・・・。そ、そこは、触っちゃイカン。」
ギロロは慌てた。夏美の行為に。
「どうして?」
「あたしだって、したいと思うことあるのよ。」
「夏美。」
「ギロロにして欲しい・・・。」
指先で、ギロロのそれをなぞりながら、夏美がつぶやいた。
刺激を受けたその部分は、みるみるうちに太く、大きくなり、ギロロを慌てさせた。
「俺は、・・・。」
・・・と、夏美は、いとおしむように、ギロロの固くなったそれをなで、キスをした。
夏美のそんな行動に、ギロロの心の中は、パニックに陥った。
(夏美が…?お、俺の?)
693 :
677:2005/10/27(木) 12:28:42 ID:Yj7xF1qC
敏感な場所にキスをされ、抑えつけていた欲望がムクムクと湧き上がってくる。
「夏美!」
夏美の頬に手をかけ、顔を上げさせる。夏美は恥ずかしさの余り、これ以上はないという
ほど赤くなっている。
この少女は、何故こんなにもいとおしいのか・・・。
「わかったから、無理はするな・・・。」
「無理なんて、」
その後の言葉はギロロの唇が塞いだ。
感触を確かめるように、舌を絡ませる。口内の隅々まで確かめると、ようやくギロロは熱く
甘いキスを止めた。
潤んだ瞳で、ギロロを見つめる。体は、もう熱くほてっている。その熱はそのままおさまり
そうもなかった。
「ギロロ、来て。」
ギロロの背中に手を回したまま、夏美は傍にあるベッドへといざなう。置き去りにされた
テーブルの上でカップがカツンと乾いた音を鳴らした。
694 :
677:2005/10/27(木) 12:29:29 ID:Yj7xF1qC
ギロロは夏美を組み敷くと、ゆっくり愛撫を始めた。
まだ、成長途上のその乳房を、時間をかけてゆっくりゆっくり丁寧に揉みしだくと、たま
らなくなった夏美が嗚咽を漏らした。
「そこはっ・・・、あ、いやぁ。」
「ダメか?これはどうだ?」
言葉とは裏腹に、ギロロはその手の動きを止めない。そればかりか、乳首を咥え舌で転が
し、夏美の反応を確かめると、それを軽く噛み、一気に吸い込んだ。
「あっ」
何かが夏美の中で弾けた。
「な・・・なに?今の。」
「火をつけたのはおまえだ。」
激しいと思っていた・・・ギロロの情熱は、まだまだ自分が考えているよりも強く、激し
く、熱かった。夏美は少しばかり怖くなったが、ギロロに全てを委ねることにした。
695 :
677:2005/10/27(木) 12:30:17 ID:Yj7xF1qC
小さな赤い手は、今しがた愛液を吐き出したばかりの場所へとその動きを進めていた。
指で花弁を開き、舌で舐めあげる。そっと、甘噛みすると、夏美の体が震えた。
「ん、我慢出来ない・・・。ギロロォ」
「まだだ。」
そうじらしながら、丹念に花弁の周りを擦りあげる。一刻も早く受け入れたいと願うそれは
震え、まるで意思を持っているかのような振る舞いをする。
「おかしくなっちゃう・・・よぉ。」
ギロロが指を出し入れする度に、獲物を離すまいと夏美の膣が収縮しギロロの指に吸い付
く。それは、いつ果てるともなく続いた。
いままで、こんな風になったことはなかったのに・・・と、めまいがしそうな激情の中で
夏美はぼんやりと思った。
ふと気が付くと、いつの間にかギロロの熱いモノは夏美の中に射込まれ、激しい律動が繰り
返されている。
「ギロロ、ギロロ、ギロロ・・・。」 うわ言のようにギロロの名を呼ぶ。
ギロロが打ちつける度に、快感がこみ上げてくる。その気持ちよさが怖いくらいだ。
(あ・あたし、どうなっちゃう・・・んだろ・・・)涙を流しながら、新しいその感覚に
溺れそうになり、そして−−−。
696 :
677:2005/10/27(木) 12:30:55 ID:Yj7xF1qC
気がつくと、心配そうなギロロが覗き込んでいた。
「気が付いたか。」
「あたし・・・?」
「少し、気を失っていたようだ。・・・すまん。」
「ん、気持ちよかった・・・。ギロロと一緒に気持ちよくなれた。」
「そうだな。」
ギロロは少しはにかんだように見えた。その小さい手をあたしの手に絡めて微笑む。
誰も見たことのない笑顔を、あたしにだけ見せてくれる。
「ギロロ、好き・・・。」
「・・・俺もだ。」
どちらからともなく顔を近づけ、キスを交わす。甘い恋人達の休日。
テーブルの上の醒めたミルクティーだけが少し寂しそうだった。
697 :
677:2005/10/27(木) 12:32:45 ID:Yj7xF1qC
以上です。
それでは|Д´)/~~
乙&GJ!
ケロン人体のままとは珍しい。
ラブラブですな〜。
乙です
このSSたぶん連作だろ?嵐の一件とかいつものって言われても・・・そこらへんよくわからんかった
自己補完します
と思ったら
>>688に書いてあったね
スレ汚しスマソ
乙の宮
ほのぼの〜GJ
なんか声が聞こえてくるぐらい良い演技でしたよ
>>702 それみて思わず
中の人ボイスに変換してしまった
乙でしたー
704 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 23:56:28 ID:yN15V6B+
楓アイルさんのブログでケロロがのってた!
test
ほす
人イナス
姉×弟でもケロロとローゼンだと全然違うんだね。
709 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 02:18:24 ID:T+6S04Kz
じぇんじぇんこない
ケロ夏は来ないか…確かに難しそうなシチュだもんな。
711 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 15:36:00 ID:T+6S04Kz
冬夏・・・キボン
モア夏みたいな
>ケロ夏
待ってる方がいたらゴメン!
仕事の締切クリアしたら書く…絶対書く
つかむしろ書かせて
なちゅみどの〜一緒にお風呂はいるでありま〜す♪
そしてそれはそれとしてモア夏は見てみたい
715 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 22:54:55 ID:OpkNqev4
俺は待つ!!!
気長にケロ夏を待つ!!!!
五分ぐらい待つ!!!
メロバトZ飽きるまで待つ!!!!
小雪×夏美を是非
それでも俺は冬桃を・・・!
ケロタマキボルグ
じゃあ…ギロ雪とかどうよ
ギロ雪大賛成!
あとタマモアも読みたい。
冬樹と桃華をお願いします!!!
どうせなら全部!!
>713
あんまり無理を言うのもあれだけど
めっちゃ楽しみにしてます!
724 :
615:2005/11/04(金) 02:36:57 ID:lTfxRcRg
以前、冬樹×夏美を書いた者です。
その続編みたいな奴ですから、近親相姦嫌いな人はヌルーでお願いします。
某月某日、午後零時零分、ケロロ小隊に関わった人類以外、全ての時間が止まった。
『惑星麻酔』により、星全体が仮死状態となってしまったのだ。
無論、そんな技術など知らない冬樹は新しい侵略者が何かをした、ということしかわからなかった。
彼ら以外の人々は動きを止めて、物言わぬ人形のように道に佇んでいる。
ギロロに「逃げろ」と促された日向姉弟はただ闇雲に街中を走り回っていた。
どれぐらい走っただろうか? いつ他の異性人に襲われるかもしれないという恐怖を孕みながらの逃走は、
二人の体力と精神を確実に擦り減らせていった。
「大丈夫…、追手はいないみたい」
走り回った末、しばし休むために、ちょうど周りからは一目でこちらを確認できない
死角へと二人は逃げ込んだ。荒い呼吸を交えながら、辺りを見回した後、
冬樹は背後にいる姉の夏美に声をかけた。
「どこに逃げても同じよ…。宇宙人からは絶対に逃げられないわ…」
夏美の声は沈んでいた。その弱気になった姉に気付き、
冬樹は振り返り、彼女を見る。
「ボケガエル達だって本気を出せばこれ位できたのよ。
それなのにアタシ…いい気になって…」
夏美は壁にもたれ、俯きながら言う。
いつもの快活な姉はそこにはいなかった。
「そんな事ないよ!! 軍曹達とは友達になれたから今まで平和でいられたんだ!
軍曹達だって、本気で地球侵略をしようとは思ってなかったよ!」
冬樹は気落ちした姉を慰めるため、慌てて否定する。
「…それで、こんな事になったんでしょ…?」
しかし、夏美はそれを聞き入れない。
ますますうなだれて、弱々しい声で返す。
「…姉ちゃん」
夏美は壁に背をつけたまま、ずずっと音を鳴らし、膝を抱え、その場に座り込む。
「もうつかれた…、走るの、や…」
冬樹は彼女を見下ろす格好で、少しの間、彼女を見つめていた。
どうすればいいか? どうすればいつもの元気に魅力溢れる姉に戻るのか?
冬樹は考える。だけど、すぐに同じ場所にいては危険だ、
という別の思考が働き、うずくまる夏美に手を差し伸べる。
「姉ちゃん、場所を変えよう。同じ所にいるのは危険だよ」
夏美は差し伸べられた手の平を俯いたままきゅっと握る。
姉の手が驚くほど冷たかったことに冬樹は戸惑ったが、
掴んでくれたことの安堵感にそんな戸惑いは一瞬で消えていった。
しかしそれも束の間、不意に夏美の手に力が込められる。
「わわ!」
手を握り、立ち上がるかと思ったが、逆に夏美は自分の方に冬樹を引っ張った。
冬樹はバランスを崩し、そのまま夏美に覆い被さる。
二人は折り重なりながらドサッと音を立てて、地面に倒れ込む。
「いてて…、姉ちゃん、ごめ──」
謝ろうとすると、突然、夏美は冬樹の両頬に手を揃えた。
姉の手は相変わらず、ひやりと冷たい。
その冷たさに気を取られている冬樹の唇に夏美は自らの唇を密着させた。
生暖かく柔らかい感触が冬樹の唇に伝わる。
「ん…」
冬樹は驚き、目を見開く。夏美は瞳を閉じ、端にうっすらと涙まで浮かべているのを冬樹は気付く。
しばらく、唇を合わせていると、夏美は冬樹の頬を撫で始めた。
冬樹は夏美のその撫で方に応じるように目を閉じキスに没頭する。
そうまるで、あの夜のように。夏美は唇を離すのを、冬樹と離れるのを、
不安がるみたいに、弟の背中に腕を回し、きつく抱き締める。
夏美が着ているクリーム色のセーターと冬樹のワイシャツが僅かな隙間もなく密着する。
服越しとはいえ、姉の弾力のある双乳が、冬樹の薄い胸板に当たる。
むにゅっとした柔らかな張りだった。その柔らかさに気をとられていると、
夏美の舌が口内に入ってくる。
「んぅ…、ふ…」
夏美の鼻息が妙に艶めかしく聞こえる。
唾液でぬめったその紅い舌は、冬樹の舌までいとも簡単に辿り着く。
夏美の甘い唾液を乗せた艶めかしく動く舌が冬樹の舌に絡み付く。
姉の舌と戯れるのは二度目の経験だったが、
感触も味も一度目とはまるで違っていた。
夏美が積極的なことが起因しているのかもしれない。
気付くと冬樹も夏美の舌を貪っていた。
くちゅ、ちゅ、といやらしい唾液の水音が耳に響く。
こんなことをしている場合ではない、と頭ではわかっていても、
口腔を中心に広がる快楽も、艶音も止めることができなかった。
どれぐらい唇を重ね合わせていただろうか。
冬樹はやっとの思いで劣情を断ち切り、理性を呼び起こした。
地面に手をつき、上半身だけ持ち上げて、唇を離していく。
唾液の梯子が冬樹の未練を表すようにいやらしく二人の間に渡されていった。
夏美は瞼を開けて、円らな瞳で冬樹を見遣る。
もうしないの? アタシとするのは嫌なの?
と姉が語りかけているようだった。
立ち上がらなくてはいけないのに、どうしても冬樹は身体が動かない。
動悸は高鳴り、どうしても、盛り上がる姉の乳房、官能的に濡れる唇と瞳、
それらの間を行ったり来たりしてしまう。
しばらくすると、熱い吐息も、体温すらも感じられる距離で、
二人は舌の代わりに視線を絡み合わせていた。
「ねえ冬樹、あの時の続き、しよっか?」
小首を傾げ、夏美は微かな笑みを見せながら冬樹に言った。
その瞳にはうっすらと涙を浮かべている。
無理して微笑んでいるのがわかってしまうそんな笑みだった。
冬樹はそれを見て、胸が締め付けられるような感じがした。
答える代わりに、首を横に振るのが精一杯だった。
「姉ちゃんの事、嫌いなの?」
「…、嫌いじゃないよ」
喉が詰まりそうだった。それでもなんとか言葉を紡ぐ。
「ホント言うとね──、冬樹、あの夜、覚えてる?」
冬樹は目を逸らし、頷く。
忘れるわけがなかった。次の日からケロロ達にも母にも悟られぬよう、
普通に接していたが、あの姉の唇の感触も、乳房の柔らかさも、
記憶にこびり付いて、決して消えることはなかったのだ。
「あの時の僕はどうかしてたんだ。姉ちゃんにあんなことするなんて…」
「ねえ冬樹。お願いだから、そんなこと言わないで」
「でも…」
夏美はそっと指先で冬樹の口を塞ぐ。
「あのね、冬樹、聞いて。あの日、あの夜、アタシが『やめて』って言って、
もし冬樹がきかなかったら、あのまま、抵抗しなかったと思うの…」
冬樹はその言葉で、再び姉の顔を見る。
夏美はやはり微笑んでいた。涙目で。
その微笑を見ると、またずくんと冬樹の胸はきつく締め付けられた。
「それって…」
冬樹は魅入るように夏美を見つめていると、夏美は恥ずかしくなったのか、
両手で顔全体を覆った。
「変な姉ちゃんでしょ?」
姉の啜り泣く声が聞こえてきた。
どうしたらいいのか、冬樹は迷う。
「姉ちゃん…」
しかし、すぐさま冬樹は決断したように顔つきを変え、
夏美の腕を優しく掴み、顔を覆う手をゆっくりと取り払った。
抵抗はなかった。手の平が無くなると、夏美の充血した瞳が見えた。
涙の跡が目元からくっきりと残っている。
それを瞳に映すと、冬樹の迷いはあっさりと消えていった。
冬樹は夏美に唇を近づける。
夏美は目を瞑り、弟の唇を待ち構えた。
唇に冬樹はキスをするかと思ったが、予想は外れた。
あの夜、夏美が最初にした時と同じように、
冬樹の唇の感触は額にやって来た。
冬樹は夏美の前髪を指先で除け、ちゅっと音を立てて、軽くキスをした。
そして、両頬を手に添え、舌で夏美の涙を舐め取った。
「少し、しょっぱいや…」
冬樹がやや顔を顰めて言うと、夏美はくすっと笑った。
「当たり前でしょ、涙なんだから」
「そうだよね」
冬樹はとても緩やかな動きで、夏美の胸元に鼻を埋める。
「姉を泣かせるなんて、あんたって女泣かせね…」
冬樹は何も言わず、優しく服の上から乳房に手を添える。
しっかりと姉の乳房の肉感が伝わった。
冬樹はそれだけでドキンとする。
このまま強引に姉を襲ってしまいそうだった。
だが、冬樹は首を振り、必死に自分の中の獣を封じ込める。
今、姉を労わり、慈しむことができるのは自分しかいないのだ。
自分の手で姉が震えているのがわかる。
「優しくするつもりだから…、安心して…」
それだけ言って、冬樹はブラウスの裾をスカートから取り出し、
そこから手の平を入れていった。
「ひゃうっ」
夏美は腰を跳ね上げ、軽く啼いた。
冷たい秋風に晒されていた冬樹の手は驚く程、冷たかった。
用具が取り揃えられている体育館の倉庫で、
姉弟は、床にマットを一枚、敷き詰め、その上で抱き合い、
冬樹は夏美を組み伏せるように、上から見つめる。
ここに来た理由は、やはり、他の人間は止まっているとはいえ、
外ですることに少々、抵抗があったからだ。
倉庫の電球は切れてやや暗い上に、
あまり入ったことのない用具室では、勝手がきかなかった。
だが、冬樹も夏美もそんなことはさほど気にはしていない。
これからすることが重要なのだ。
冬樹は先ほど、冷たい手で姉の珠肌に触った反省を踏まえて、
しばらくの間、夏美と指と指を絡め、手の平を温めあっていた。
夏美は冬樹の指を口元に持っていき、はぁ、と熱い吐息をかけたり、
指先をその花びらのような可憐な口唇の中に含んだりした。
充分に温まると、冬樹はだらしなく出されたままのブラウスの袖から
再び、手の平を忍び込ませていった。
「んぅ…」
夏美の腰はまた僅かに跳ね上がった。
「まだ冷たい?」
「ぜんぜん、ちょっとびっくりしちゃって…」
夏美は首を横に振り答える。
冬樹の手の平はいきなり姉の乳房に行くことはなかった。
できるだけゆっくりとお腹の辺りを撫でている。
つつっと、何かを探るような動きで、その妙な指先の動作が
夏美には少しだけくすぐったい。
お腹の中心にあるヘソに指先が到着すると、
冬樹は夏美の髪の中に唇を埋めて、そこにキスをした。
「どうしたのよ、冬樹?」
がっつかない弟の行動に、夏美は驚きを禁じえない。
「どうしたって、何が?」
きょとんとあどけない表情を冬樹は浮かべた。
夏美は「うっ」と一瞬だけ恥ずかしそうに顔を背ける。
確かに、夏美の驚きは的を射ていた。
この年頃の少年なら、もう少し焦ったり、
動きにぎこちなさを残してもいいものなのに。
しかし、冬樹の一連の動作には焦りもなければ淀みもない。
まるで、こういうコトをするのを何度も、
綿密にシミュレーションしていたみたいだった。
「姉ちゃん」
髪の毛の唇を埋めさせた、冬樹のくぐもった声が聞こえる。
冬樹は匂いをひとしきり嗅いだ後、赤い髪の毛から、唇を離し、
もう一度、官能的に濡れた姉の唇に、禁忌の接吻をした。
甘い唾液が二人の口内を行き来する。
自然と二人は脚を絡み合わせる。
夏美のむっちりとした太腿に硬い冬樹のオトコが当たった。
ズボンの上からでも彼の熱い滾りがわかる。
限りなく興奮しているのだ。
その勃起物に夏美は太腿をすりすりと摺り寄せてみた。
冬樹はそれに驚き、目を見開いて、唇を離す。
そして、今までにないぐらいの真剣な顔つきで姉の顔を見た。
「この後のことを僕がすると、絶対にやめないよ、
姉ちゃんが止めてって言っても、やめないよ。それでもいい?」
言い終わると、冬樹はごくりと唾を飲み込んだ。
冬樹に余裕が有るのだと、思っていた夏美だったが、
最初から弟はそんな物など微塵も持ち合わせていないようだった。
僅かにヘソを触る手が震えているのがわかる。
弟は拒絶されていることを恐れていた。
また、受け入れられることも恐れている。
矛盾した想いが彼の中ではせめぎ合っていた。
必死なのだ、弟は。
少なくとも、夏美にはそう感じられた。
多分、「止めて」とアタシが言ったら、冬樹はやめるだろう。
これは理性の警告なのだ。冬樹の葛藤も夏美には
痛いほど、わかってしまう。
そんな苦しい冬樹の想いも、優しさも夏美には愛おしくなる。
止まらないのは自分も同じだ、と夏美は思った。
「バカ…、野暮なこと訊かないの…」
耳元に唇を近づけ、夏美は囁く。熱い吐息が冬樹の耳たぶを溶かす。
それが合図だった。お腹を撫でていた、冬樹の手の平は、
一瞬にして、昇っていき、夏美の下乳にまで到達していった。
すうっとブラの下から、潜り込ませる。
冬樹の手の平にしっとりと乳房は吸い付く。
思わず、感嘆の声が出るほどだった。
心なしか、あの日よりも大きく、そして、柔らかく感じられる。
たまらず冬樹は指先を乳房に沈ませ、動かし始める。
「んぅぅ…」
掬うようなリズミカルな動きだった。
力加減は、宣言通り、とても優しい。
まるで、冬樹の生き方を集約したような揉み方だった。
「くっ、うぅん…」
片方、揉んでいた手の平はもう一本増やされる。
「姉ちゃんのおっぱい、柔らかいや」
埋めていた顔を上げて、冬樹はさっきのお返しとばかりに、姉の耳元で囁く。
「あ、はぁぁ…、ふ、冬樹、アタシ、耳弱いから…、んっ…」
「本当?」
「う、うん」
訊かれて答えると、夏美の耳たぶに熱い何かが触れる。
「ひゃぅ、な、何ぃ?」
熱い何かは耳たぶを包むように蠢く。
正体は艶めかしい水音ですぐにわかった。
冬樹が舌で舐めているのだ。
ぴちゃ、ぴちゃ、と唾液の音を響かせて、冬樹の舌は夏美の耳をねぶる。
「冬樹ぃ、アタシ、耳、弱いって…いっ…言ったでしょ?
やめてよぉ、バカぁっ!」
ポカッと冬樹の頭を軽く叩いた。
「ごめん、姉ちゃんの反応が可愛くて、つい…」
ちゅっと耳にキスをして、それで冬樹の耳責めは終わった。
夏美は、はぁはぁ、と胸を上下させて、荒い呼吸を繰り返す。
甘痒い妙な余韻が耳に残る。
きゅっと手の平を握って、冬樹の熱い舌を待っても、もうそれはやって来なかった。
本当にこれで終わりなのだ。「やめて」と言ったら本当に冬樹はやめてしまった。
だが、ぽうっと中途半端な耳の余韻に浸っている暇はない。
冬樹の手の平は徐々に激しくなってきたからだ。
ただ、激しいだけじゃない。気持ち良くさせようとする冬樹の想いが伝わり、
夏美は弟の愛撫でじんじんと火照り始める肉体とは別に、
心までも熱くなってくる。
しかし、ブラのカップが邪魔をしてか、冬樹は思うように揉めずに、
四苦八苦していた。夏美もまたそれがもどかしい。
『ブラジャーを外して直接揉んで』、と言えばいいのだが、
それも自分からは躊躇われた。
姉弟での性の戯れだからこそ、羞恥が邪魔をしてしまう。
「姉ちゃん、背中上げて…」
冬樹は愛撫を中止して、そう告げる。
思わず、「え?」と夏美は言葉が漏れそうになった。
口に出てしまっていたのだろうか?
違う。冬樹も下着に邪魔されるのが、嫌になったのだ。
想いが通じ合えたような気がして夏美は嬉しかった。
夏美の瞳は潤み膜が張り、扇情的な瞳で冬樹を見る。
「姉ちゃん?」
冬樹は自分を見つめる、夏美を不思議そうに見つめる。
すると、すうっと姉の腕は伸びてきて、冬樹の黒い髪を撫でた。
「今してるのはフロントだから、大丈夫」
夏美は軽くウィンクする。
「フロント?」
聞きなれない言葉に冬樹は繰り返す。
「そ、フロントホック。前にホックがあるの…」
冬樹はブラウスの下をもぞもぞと動かし、
開ける部分を手探る。
「真ん中、真ん中」
夏美の言う通りに、ブラジャーの真ん中に手を遣る。
指先に金具が当たる。
「これ?」
「そう」
「外していい?」
「ダメって言ったらどうするのよ?」
弟にやられっぱなしでは少し癪なので、ちょっと意地悪を言ってみる。
不思議だった。こんなことをしていると、まるで別世界に移動したようで、
さっきまでの不安も、宇宙人への脅威も次第に薄らいでいっていた。
「うっ…」
姉の言葉に冬樹はやや躊躇いながら、ブラジャーのホックを外し、
するりとブラウスの下から、取り出す。
夏美がしていたのは清潔そうな純白のブラだった。
冬樹はそれを脇に置く。いよいよ直接触られるのだ。
冬樹はどんな風にするのだろう?
気持ちいいのだろうか? きっといいのだろう。
夏美は期待に胸を高鳴らせた。
目を瞑り、神経を集中しようとしたが、それは憚れる。
熱い視線を冬樹は姉の瞳に投げかけたままだからだ。
ヘソの上を通り過ぎると、冬樹は夏美にキスをした。
一度だけじゃなく、何度も小鳥が戯れるような軽いキスを繰り返した。
ぴくぴくと夏美の女体が揺れ、ぷるぷると何も付けていない双乳がいやらしく震えた。
その瞬間、夏美はある事に気付く。
それは恥ずかしくて、恥ずかしくて、死にそうになる事実だった。
顔が、かぁっと熱くなり、火が出そうになる。
しかし、冬樹の指に抗うことはできない。
夏美はそんな自分も知って欲しかったのだ。
乳丘の下に指先が触れる。そこはさっきまで優しい愛撫が続いていたので、
完全に蕩けていた。触れるだけで、声が出そうになる。
指はどんどん上に昇る、その動きはあまりにもゆっくりで、
冬樹が焦らしているのでは、と夏美は勘繰ってしまう。
ついに先端の突起を取り囲む、ぷっくりと膨れた乳輪に触れた。
「あぅん…」
いよいよ、アレがばれてしまう。
指が中心へと潜行していった。
乳首へと指先が触れた。ピクンと二人は身体を震えさせる。
冬樹の目は大きく開く。彼はとてつもなく驚いた。
「ね、ねえちゃん…」
「あんっ、冬樹、ごめんね、Hな姉ちゃんで…。ふぁ…」
ねっとりと濡れたような甘い声が冬樹の耳に絡み付く。
冬樹の指には硬く尖る感触があった。
姉の先端は硬かった。こりこりとした感触が冬樹を震えさせた。
こんなにしてるなんて。姉は自分の愛撫で感じてくれているのだ、
それが冬樹には嬉しくもあり、興奮もさせた。
「だめだよ、そんな声出されたら、僕…」
冬樹の中で情欲が滾りだす。硬くなった乳首ごと、乳丘を甘く押し潰す。
夏美の女性の象徴である柔らかな果実は、冬樹の手の平の動きに応じて形を変えた。
つんと尖る、先端を指で挟み、もみくちゃにする。
時々、軽く引っ張ると、夏美の乳首には微細な電気が流れるように痺れてくる。
それは甘い痺れだった。それは徐々に夏美の身体を浸食していく。
「あ、んんぅ! ふ、ゆき…。か、はぁ…」
びくびくと小刻みに女体を震えさせた。
制服の下で、くなくなと身体をもじつかせる。
きゅっと両乳首を摘まれた時、
夏美の身体に快感の奔流が押し寄せ、
思わず弟の名を呼びながら、淫らに啼いてしまう。
「ひっ! あぁんっ、だめ、乱暴にしないでっ!」
夏美はいやいやとかぶりを振る。
冬樹に恐れを感じることはなかった。
乱暴さの中にも気持ち良くなってほしい、という愛情が伝わってくるからだ。
ただ、これ以上、荒々しくされたら、ますます乱れてしまう。
弟に乱れた自分を見られると思うと、夏美の下腹部はずくんと火照る。
でも、見て欲しい。こんな自分も見て欲しい。
冬樹に胸を弄られて、快感に翻弄される姉を。
しかし、そこで、冬樹の手の動きは止まってしまった。
はぁはぁ、と荒いリズムで呼吸を繰り返し、一度、唾を飲み込んだ。
「ぁ、冬樹ぃ? ど、どうしたの?」
「ごめん、約束破りそうになっちゃった」
忘れていた。弟は「やめて」と言ったら本当にやめてしまうのだ。
冬樹に他意はない。それが余計にややこしい。
焦らしているわけでも、駆け引きをしているわけでもないのだ。
「んぅぅ、そうだけどぉ…」
もじもじと身体をくねらす。
冬樹は制服から手の平を取り出す。そして、裾を掴む。
何をするのだろう、と夏美は弟の様子を伺った。
冬樹はセーターとブラウスを捲り上げた。
姉の健康的な肌が桜色に火照る身体がいやらしかった。
胸まで露になると、冬樹はしばらく夏美の身体を魅入っていた。
張る乳輪とぽつっと尖る可憐な先端がエロティックである。
空気に触るだけで溶けてしまいそうなぐらい柔らかく見える。
「姉ちゃんの身体、やっぱり綺麗だよ」
はぁ、と冬樹は溜息を出す。
「んぅぅ、そんなまじまじと見ないで、冬樹。恥ずかしいわよ」
冬樹の熱い視線が夏美の肉体を焦がす。
身体をくねらせて視線から逃れようとする。
それでも夏美は悪い気はしなかった。
弟の視線だけで夏美は気持ち良くなってしまう。
この感情は異常かもしれない。
身体も言葉も拒んでいるが、心奥は熱烈に弟の視線を受け止めていたかった。
その時だった。弟はおもむろに乳房に顔を寄せると、
唇に接吻するみたいに、視線と同じ熱いキスをピンク色の乳突起にする。
「はぅっ、ふ、冬樹ぃ…っ! んん、あぁぅ…」
夏美の身体はビクンと跳ねて仰け反り、
ミルクを溶かし込んだような白い喉を弟にまざまざと見せ付けた。
唾液でぬめる弟の唇が女の敏感な乳突起を突き、
快感の細波が断続的に夏美を襲ってくる。
「どう? 気持ちいい、姉ちゃん?」
「う、うん、気持ちいいよぉ、冬樹」
胸の前にある弟の黒い髪を両手で撫でながら夏美は言う。
姉の声は鼻にかかり、甘ったるい。
その声に気を良くしたのか、冬樹は姉にもっと感じて欲しいと、
キスの雨を彼女の乳首だけではなく、
いやらしく膨れる乳輪にも繰り返す。
「あぁん、いいよぉ、冬樹ぃ、あたし、おかしくなっちゃうよぉ…」
決して激しくない唇の愛撫が夏美をもどかしくもさせる。
その愛情の詰まったキスだけで充分なはずなのに、
更なる快感を身体は求める。
弟の呼吸も次第に荒くなり、息をするたびに、
冬樹の吐息が敏感な先端にかかり、
夏美の双乳は肉体ごとぷるぷると揺れる。
その様子は艶めかしく、冬樹の行為をエスカレートさせていく。
冬樹は硬い突起物に歯を立てて、軽く甘噛みする。
「あふぅ…、あぁっ! それは…、だ──っ!」
『だめ』といいかけて夏美は慌てて口を噤んだ。
そんなことを口にしたら、きっと冬樹は止めてしまう。
もっとして欲しい、でもいやらしい姉と思われたくはない。
切迫した想いが、夏美の脳内を駆け巡った。
しかし、口を塞いでいるため「んぅぅ」と苦しそうな声を
室内に響かせることになる。そのため、本当に辛いのだと冬樹は勘違いしてしまった。
「ご、ごめん。姉ちゃん、痛いよね!?」
冬樹はそう言って、歯を離した。
すると、ねっとりとしたぬめりのある唾液が、
ぬぅっと冬樹の舌と夏美の乳首を一瞬だけ繋ぐ。
その情景はあまりにも卑猥すぎる。
あんな隠微な舌で舐められていたと思うと、
夏美の身体はかぁっと火照ってしまう。
しかも唾液でしとやかに濡れる自分の乳首が弟の舌を待ち焦がれるように
ひくひくと震えているような錯覚すらした。
「ぁ、違うの冬樹。い、痛いとかじゃなくて…、その…うぅ…」
『もっとして』と言葉に出せばいいのだが、
何故か、それは躊躇われる。自分から弟の舌愛撫を切望するのは、憚れるのだ。
自ら望むいやらしい姉だと思われたくはない。
卑怯な姉だと自嘲して、心の中では『ごめんね、冬樹』と謝る。
夏美は犬みたいに「はっはっ」と荒い呼吸を繰り返すだけだった。
唇から零れる吐息は火のように熱かった。
鳶色の瞳も涙の膜が張り潤みだす。
じんわりと汗をかいた身体を小刻みに揺らし、
更なる高みに昇らせてと、懇願するように弟の頭を必死に撫で続ける。
その時、冬樹は舌をちろっと出して、また姉のピンク色の先端を軽くつついた。
「あんっ…」
びびっと甘い電流が夏美の突起を中心に流れる。
弟の熱の籠もった舌先により蕩けるように、身体が熱くなり、
ついには下腹部までもが疼いてくる。
「もっと、して欲しいんだよね?」
恐る恐るという言葉がぴったり当て嵌まる声で、冬樹は姉の顔を見上げて訊く。
「んんぅぅ…」
その言葉に夏美は目を瞑り、首を縦に曲げて答える。
そんな声で、そんな顔で、そんな聞き方をされたら、嫌なんて言えない。
そして、弟の舌による奉仕は、『嫌』と言うような代物ではなかった。
熱の籠もったそれは、はしたない夏美を呼び寄せる絶好のカンフル剤なのだ。
「いいの…、ふゆきぃ、もっと…、お願い、もっとぉ…」
恥辱に塗れながらも彼女は鼻にかかる声で叫ぶ。
弟にそうねだる姿はどっちが年上なのかわからないぐらいだった。
「やっぱり良かったんだね。姉ちゃんが痛いのかって、僕、勘違いしちゃった」
そんなことない、ありえない、と夏美は首を振った。
「だって、すごいんだから、ふゆきは…あぁん…」
言葉を訊きながらも冬樹の舌はねっとりと動く。
その舌は鋭敏に感じ取るようになった姉の快感を的確に捉えている。
堪えられなくなった夏美はぎゅっと冬樹の頭ごと抱き締めた。
『姉のスペシャルホールド』と本来なら照れ隠しにふざけて言いたいが、
夏美にはそんな余裕はもうなかった。
冬樹の歯が軽く突起物を噛んだ時、夏美の身体に稲妻が走った。
「あぁ! ああ!! ふゆきぃーー!!」
ビクンと夏美の身体は大きく仰け反った。
まさかおっぱいだけでこんなに気持ち良くなるなんて。
姉弟の戯れということ禁忌のスパイスが、
より夏美の感度を上げたのか、二人の相愛がそうさせたのか、
夏美にはわからない。ただ現在、頭の中で廻る快感が
夏美の思考を止めていった。
白い何かが弾けて、「くぅん」と啼き、
そして、顎を仰け反らせ、ビクビクと細かい痙攣を夏美は続けた。
「いいの? 気持ちいいの、姉ちゃん?」
冬樹は震える姉に向かって優しく舌で奉仕して、
淫猥な唾液を立てる。
「うん。いい、いいの…ふゆきぃ…。姉ちゃん、
もしかして、イっちゃったかも…?」
「え? イったって? 姉ちゃん」
「そう冬樹の舌が凄く良すぎて…、んん…」
「あはは」と夏美は軽く笑った。
弟にされるのがこんなに気持ちイイなんて。
ふっと身体の力は抜けて、抱き締めていた冬樹の頭を放した。
その時、冬樹の嬉しそうな笑顔が視界に入った。
ドキンと夏美の心臓は一度だけ強く鳴る。
きゅんと胸が締め付けられる想いだった。
こんな幸せな笑顔をもう見られない…。
そう思うと夏美はやるせない気持ちになる。
地球を、いや、弟を守れるのは自分しかいないかもしれない。
ギロロに託された何かの装置を夏美は思い出した。
そうだ、今までもずっと地球を守ってきたのだ。
今度だってきっとできるはずだ。そして冬樹を守ってみせる。
夏美はそう思い、ポケットに仕舞い込んでいた装置を握った後、
目の前にある弟の柔らかい髪の毛を撫でた。
「ごめんね、冬樹、アタシ弱気になってたみたい」
真っ暗な天井を見上げ、ケロロ達の顔を思い浮かべる。
「続きはまた今度でいい?」
「こ、今度って?」
「アタシが地球を救った後かな? いいわよね?
冬樹は辛いだろうけど、終わってからのご褒美ってことで? ダメ?」
夏美は口端を上げて、にっこりと笑い、いつもの快活な表情を弟に見せた。
そんな顔をされたら、冬樹はどうしようもない。
姉の表情が戻ったことが何よりも嬉しい。
熱く滾る冬樹のモノは中途半端だけれども、
それは姉の言う通り、後のご褒美にしておこう。
「約束だよ?」
「もちろん」
夏美はそう言って冬樹の唇を触り、優しく彼の股間を撫でた。
おわり
長々と失礼しましたノシ
大作乙!
ごっつぁんです!
長文乙&GJ!
濃い描写で読み応えがありまた!
逃がしたギロロが真っ白に燃え尽きてそうですなw
乙!
ウホッ!GJ!!
>740
多分燃え尽きて灰になって消えてるw
744 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 13:36:51 ID:PUMtpqhs
いい作品だ・・・・
本番があれば・・・・
11巻を読んでいてふと思った。
触手×散世って、 どうかな。
いやもう全然ウェルカムです。
さらわれ感を満喫している(十字架に固定されてる)冬樹の前で…とか、どないだすか。
むしろ、11巻の奥付にある電車の月神の痴漢される5秒前に萌える
満員電車で押しつ押されつつ、気付くと身体中弄られてて、
しかも、近くに冬樹がいるのを発見して、恋する男の子の前で
漏れ出る嬌声を(ry
11巻読んだが、ドロロって小雪と一緒に寝てんのな!(笑
749 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 00:27:32 ID:rdWoZPlE
>748
ドロロも小雪を狙ってる
むしろドロロが貞操の危機・・・
というより、本編での微笑ましい仲良し姉弟ぶりでもハアハアできるのに、
それがエロに逝くと考えるだけで・・・ウッ(ピュッ)
752 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 03:42:49 ID:yAh2Q39x
漏れは冬夏が読みたいんだが・・・案外少ないようですな
11巻の散世タンは間違いなく痴漢されてると思いますが何か。
むしろあのケータイで体中を撮られてしまえと。
それをネタに痴漢地獄に突入。
754 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 18:27:22 ID:tsrP1ala
地球人を弱体化させる為に、近親愛を強めて家族間で子作りさせる
電波をケロロたちが流すとゆう話はどうだろう。
>>753 月神散世って、名前の元ネタあんのかな?
月が満ちるよ
>>756 ((( ;゚Д゚)))エ・・・エエー!!
そんな簡単なことだったのか。
現代社会とは極めて複雑そうに見えて
実は簡単で大雑把である事が多い
ミネミネとゴモゴモなみに大雑把だよな
761 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 14:24:02 ID:JSNxuW5W
宣伝上げ
なんだか最近の次回予告はギロ夏を意識したものが多い希ガス
まあ支持率を考えれば一番手堅い路線だからね
763 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 01:11:03 ID:kBcToEpx
>761
激しく同意
何のためだろうな
あんまりわざとらしいのも萎えるな。
やっぱり
冬樹は
カワイイ
な
ウィンターサマーさんの冬夏マチage
あがっていないでござる
ニンニン♪
巨乳系甲賀中忍はお帰りください
↑巨乳系甲賀中忍の何が悪い
悪い話がずれた。
悪いなどとは言ってない
ただ、時代は貧乳に傾いているって事実からは逃れられんな
↓以下何事もなかったように
品丹生に傾いているのに相変わらず桃華が何かに勝てないのは何故か
ギリギリ5弾聞いたら冬桃が読みたくなったでござる。
接写の中の人ももう初老か…
774 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:56:22 ID:5Om0sfCy
誰か…秋X夏を頼む……もう切れそうだ…(;´Д`)
冬樹は秋の連れ子、夏美は父親の連れ子で実は秋と夏美は血がつながっていないという説があるな。
それなら萌えるかもしれない。ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
父親の名前は春奈だな。
777 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 16:46:28 ID:DnNY2wwA
春樹だろwwwwwwww
あまり難しく考えず春雄とか春夫とか春男でどうよ?
・・・全部はるおだ。
ドロ雪キヴォンヌ
781 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 20:22:22 ID:MOFRV3rR
いなかのおばあさんが春だったと……
田舎のおばあさんは秋奈だよ。
だから父親が春というのが超有力。
春は春世がいるなw
784 :
肌華族:2005/12/02(金) 03:57:46 ID:OrNgSZV2
久しぶりの早帰り。
秋は湯船で今日の仕事を思い返していた。
「吉崎先生の原稿は全部揃っていたわよね…」「写植もばっちり…見開きのページ、フキダシのネームが大きすぎたっけ。
明日デザイナーに」「新人君にアオリの文句任せたけど…15文字以内って言うの忘れちゃった」
「そうそう、もうそろそろ来月号の巻頭カラーの話を吉崎先生のマネージャーさんのごもくさんに伝えなくちゃ…
あの人携帯番号変わったんだっけ…」つぎつぎと仕事の段取りが出ては消えていく。
「あーダメダメ!」考えをかき消すように秋は首を振る。「家に居るときは家のことを考えなきゃ。なんの為の早帰りだか。」
「家に居るときは家の良き母として。会社ではシビアに編集部員として。」と小さく気を吐く。
わかってはいるのだが仕事好きの秋は気を抜くとついつい仕事のことを考えてしまう。
何か他の事…家のこと……「ケロちゃんのおこづかいは…」「冬樹の授業参観は…」他愛のない考えを無理矢理絞りだす。
「夏美…そういえばこの間小雪ちゃんと…」先日見たビジュアルが浮かんだ。
夏美と小雪が玄関先で抱きしめ合いながら唇を重ねあっていたのを。奥のドアの隙間からそれを目撃した秋はその場で凍りついた。
二人がそんな関係になっていたのは勿論だが、そういう事にうとそうな夏美が…更に驚いたのは小雪に同性愛の気があるのは
薄々判っていたがあの状況は少し違った。
「あれ…夏美がリードしてたわよ…ね」
二人は抱き合っていたがどっちがリードしているかは雰囲気で判る。秋自身も「そう」なのだから。
同性愛で生きていくのはつらいものなのは自身が良く知っている、更生させるには今のうち、でも若いうちはそういう同性愛っぽい
事にあこがれる事もある、ここでお小言言うのは逆効果かな…でも夏美もそういう年頃に…ひょっとして私の教育が目覚めさせたのかも…
ぐるぐる考えが巡る。
「そういえば…ご無沙汰…だな」とポツリと独り言を漏らすと軽く胸をさすってみる。
電気が流れる。「ふぁっ…ああ……… …え?」思ったよりも大きな快感の波が来て少し驚いく。
「小雪と夏美のキスシーン」を思い出しながら悶々と考えているうちに体が出来上がってしまったようだ。
もう軽く力をセーブしながら秋は自身の豊満な胸をゆっくりと触り始める。
「ん…ンン……夏美ったら…あんなに…あんな事…いけない子……ふぁッ!」
湯船の中でも下腹部が熱くなって何かが染み出しているのが自身でわかる気がする。実際そうだろう。
快感の中で秋の妄想も広がっていく。夏美と小雪が裸で抱き合い睦みあう。かつて自分がそうだったように。
その経験を二人に当てはめ…自分の娘をダシにして快感を得る罪悪感が快感を更に加速させる。
「アッ…夏美ったら…そんな…いけない事ママは教えてな…い……ンンッ!」
更に快感を貪るように秋の手が下腹部に伸びる。暴走する妄想。その時風呂場のドアが開いた。
「ママ、一緒に入っていい?」
夏美だった。
続かない
785 :
肌華族:2005/12/02(金) 07:07:12 ID:OrNgSZV2
*なんだか続いた*
…気まづい。
夏美は自分の横、洗い場で湯船に入る前に体を洗っている。
秋の考えがぐるぐる回る。
……夏美が入ってきた瞬間思わず声にならない声を上げてしまったが…自分のオナニーを見られていなかったのか、
いやそもそも自分の艶声を聞かれていなかったのか…ちょ、ちょっとまって!夏美が入る前に思わず大きな声で「夏美」と言った覚えが…
「夏美!」とあえぎながら自慰行為なんてまるで自分の娘をオナニーのダシにした変態みたいじゃない…いや実際そうなんだけど……
それを見たなんていったら…もう私の母としての威厳が…関係が…(;´Д`)
神様どうか気づかれていませんように…もし気づかれていたのならケロちゃんに、いや直にクルちゃんにお願いして…
「ママ!」
はっと我に返る秋。「はぃっぃい?!」反射的に返事をするも声が裏返ってしまう。
「な、なに?夏美?」平静を装い夏美を見る。
裸。夏美の裸。この健康的な肌に小雪の白い肌が重なったり舌が這ったり手首をリボンで結んで…そして。
瞬時にあの時の妄想がフィールドバックされる。それを瞬時にかき消す。いつもの秋に、母親に戻るのよ!!
この間0.1秒。
「…変なママ。湯船に入るから少し後ろにずれて。」
日向家では秋と一緒に風呂に入るのは「普通」だ。
この間も5月病にかかった冬樹と一緒に風呂に入りその豊満な秋の肉体を駆使し5月病を治したばかりだ。
ただ夏美も冬樹も大きくなってきたので一緒に入ることは「特別な時」だ。
夏美は秋に何か特別な用があろうことは想像できた。逃げたいのだが先に逃げる訳もいかない。
日向家の湯船はそれなりにあるが二人はいるには少しつらい。それゆえに秋が夏美を抱っこする形になる。
自分に体を預ける夏美の背中を胸で感じながら恐る恐る口を開く。
「夏美…あの、さっき……ね?」
「ん?変な大声出したこと?」
「入る前…聞いた?」
「?聞いたけど…?いつもの事じゃない。どうせお風呂でお仕事のことブツブツ言ってたんでしょ?」
…良かった…「アレ」を聞かれていない。秋の身体の緊張が抜ける。神様、ありがとう…すわ瞬間。
「ウソ。」
夏美の小さな声とほぼ同時に秋の唇に夏美の唇が重なる。
秋の頭の中が真っ白になった。
*続かない*
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キテル━━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
しかも、なんか続きそーな展開でー!
「特別な用事」ってなんだろなんだろ
788 :
肌華族:2005/12/02(金) 12:54:57 ID:OrNgSZV2
*つづいた*
…秋の脳がフリーズしたあと、再起動。
ええっと…私は夏美と一緒にお風呂に入ってそのあと夏美が……そして戻る感覚。
口の辺りが生暖かい、夏美の顔が視点の定まらないほどなんでこんな近くに……
久しぶりの感覚。これはキス…夏美と…キス?????
「やめなさい!!」夏美を押しのけ離す。久しぶりのキスの味に混乱しながらも続ける。
「ななな、何をしてるの、夏美!」
夏美はシンプルに意外な言葉で答えた。
「ママが好きなの。」
??…秋は更に混乱した。好き?好きなのはわかるけどそんな!しかしとっさに口をついて出たのは
「あなたには小雪ちゃんが…」と常識的にも的外れな言葉。
「…見てたんだ、ママ…。私は小雪ちゃんが好き。でもママはもっと好き。」
夏美が秋の首に手を回す。必死にはらおうとする秋。
「ちょ…ちょっと待ちなさい!私達は…親子なのよ。しかも女同士……」
「…隠してるんだろうけど…ママが女の人しか愛せない人って知ってるし…それに、
親子なのに私の名前を言いながらいやらしいコトしていたのは誰?」
!見られていた。動揺する秋に夏美は更に畳み掛ける。
「それに私は知ってるよ。私はママと血がつながって無いって。私は昔パパだった人の連れ子だったんでしょ。」
「!そ…それは…」至上の秘密。この秘密を知っているのは秋の母、秋奈と秋だけの筈。
墓まで持っていくと誓った筈の秘密を何故、夏美が知っているのか。
「不思議?私と冬樹の吉祥学園の書類を「ママが忙しいから」って提出したの私だよ?そこに戸籍の書類も。
だから知った後に秘密でおばあちゃんに全部をそっと聞いたの。」夏美はそう言うといたずらっぽく、笑う。
秋は忙しさに感けて大事なことをおろそかにした自分を呪った。
「ママ。そんな悲しい顔しないで。私は知って悲しくなんかなかった。私嬉しいの。
ママ以上に好きなママと血がつながってないから。だからこうやってキスも…」また再び夏美が顔を近づける。
秋は日向家の秘密がバレてしまった事、夏美のゆがんだ愛情というたたみかける混乱と風呂の熱気、そして
自慰を中断された身体のほてり。
既に秋は夏美の要求に抵抗できなくなっていた。「最後の理性」の一本で繋がっている状態。
そして最後の抵抗。
「夏美…駄目。それをしてしまったら…私達、親子じゃなくなるわ。」
夏美が耳元で囁く。
「大丈夫。私の中ではママはママだよ。でも今はママよりもママをもっと愛して好きになりたいの。」
動けずそのまま狼狽する秋に躊躇無く抱きつき、唇を重ねる夏美。
「もう…私…」秋の中で何かがぷつんと切れた。
*続くかもしれない*
789 :
肌華族:2005/12/02(金) 20:10:21 ID:OrNgSZV2
*奇跡的に続いた*
どれくらいの時間が流れただろうか。長い長いキス。
「ママ…わかってくれた?」夏美は唇を離すと秋の顔を覗き込む。
キスに煽られたのか恥ずかしそうにほほを赤らめて夏美から目をそむける。しかし秋にはもう抵抗するそぶりは無い。
それを同意と取って夏美は嬉しそうに笑顔を見せると秋の胸に顔を移した。
風呂場に秋と夏美の嬌声と艶声が満ちる。
「んんっ…駄目ッ…夏美!そこ、もっとやさしく…」秋が身体を軽くくねらせながら喘ぐ。
「ママ可愛い…おっぱいが大きいと感じやすいって本当なんだね。」当初からこの戦いの主導権を取った夏美は
秋の大きな胸を揉みつつ乳首を舌で転がして母親の身体をこれでもか、といじめている。
「ふぁっ…夏美…ママ…おっぱい弱いの…だから…やさしくし…してぇッ!!」初めて娘に見せる恥ずかしい姿、
娘の手前、快感に溺れる姿を見せたくないのか秋は必死に快感の波に耐えて懇願するが、夏美は聞く耳は持たない。
それどころかだんだん秋に対する責めは激しく、秋の快感は大きくなっていく。
「私、上手でしょ?小雪ちゃんだって本気になれば5分ともたないんだから。」そう囁きながら夏美は秋の耳を
丹念に嘗め回し、噛む。ぞくぞくと違う感覚が襲い秋は軽くのけぞる。「ママここも弱いんだ。カワイイ。」
「ねえママ。娘にこうやって苛められてこんなにおっぱいの先っぽ硬くして恥ずかしくない?
あんなに外では立派なママがこんな娘に苛められて感じてる変態だったなんてみんなが知ったら…」言葉攻めも加わる。
「久しぶりの第三者のとの行為」はいくら秋がその道の手慣れで多少の快感は抑えられるとはいえ既に秋の限界を超えつつあった。
その上、さっきまで実の娘だった夏美と愛し合うという「近親相姦の上に同性愛」という神様にも許して貰えない行為から
発する背徳感も後押ししていままで感じたことも無い快感を味わっている。
「夏美…あそこも…いじって…んン…」秋は懇願。もう娘とか母とか関係ない。欲しい。もっと快感が欲しい。
母が堕ちたのを見て夏美はクスっと笑うと秋の下腹部に手を伸ばした。
全身に電気が走る。「ンン!ファアッ!!」秋の体が跳ね、湯船の湯が弾ける。夏美の指が秋の胎内に入っていく。
「ここから冬樹が出てきたんだね…私も出たかったな…」
「凄い…ママのここ、お湯の中なのにぬるぬるしてるのが判る…ママ…すごいえっち、ものすごいえっち……」
母親の胎内の柔らかさを指先で感じながら夏美も知らず知らずに興奮している。
秋はもう限界だった。
「夏美…私…もう飛んじゃう!…夏美、キスして!!」というが早いか夏美に抱きつきいきなりのキス。
娘とか夏美とか同性愛とか…頭が真っ白くなる。そしてやってくる最上級の快感の波。
「ンン…ンンンンンンンッ!!!」秋が痙攣する。夏美におっぱいをねだる幼児のように必死にしがみつき、そして弾けた。
秋は夏美と唇と肌をかさねつつ、果てた。
*もうそろそろ終わるたい*
ハアハア(;´Д`)
ああん…こんなとこでやめないで…続けてぇ
791 :
肌華族:2005/12/02(金) 23:21:46 ID:OrNgSZV2
*もう少し…(;´Д`)*
さっきの喧騒からうってかわって静かな秋の部屋。
秋のベットで抱き合ってたゆたう二人。
秋はついさっきまでの超展開と呼ぶにふさわしい出来事をぼんやりと思い出していた。
こんな関係になってしまったのに不思議と心は晴れている。きっと2、3時間経ったら自己嫌悪と思い出し羞恥プレイの
スパイラルゾーンに陥って部屋を転げまわるに違いない。
…それまではこの「夏美」という新しい小さな恋人とこうやって抱き合っていいかな、と思ってみたりもする。
くすりと小さく笑う夏美。「なぁに?」秋は横の夏美を見やった。
「!」思わず少しテレて顔を背ける両者。
通じ合ったとは言え、夏美もこんな大胆なコトをして、秋もあんな恥ずかしい姿を夏美に晒してしまったことがまだ少し恥ずかしいのだ。
「…あのね、ママ、昔覚えてる?」夏美が切り出す。
「むかし?」
「私が大きくなったら…」
思い出した。夏美が幼稚園の頃に書いた作文だ。
「「ママのおよめさんになる」って言ってたのよね。」秋の脳裏にあの頃の「自分の子供だった可愛い夏美」の記憶が甦る。
「そう。そして今、ママのお嫁さんになれて…あの頃の夢が叶ったんだな…と思って。」幸せそうな笑顔だ。
夏美は続けた。
「ママはママだけど…会った時から大好きだった。だから本当にママのお嫁さんになろうって思ったの。でも大きくなって
親子と、女同士ではそういうことが出来ないって判って…ママの娘として頑張ろうと思ったんだけど…秋奈おばあちゃんに
全部聞いて…そして…ママのお嫁さんになれて…願いが叶ってだから嬉しいの。」
秋は夏美に愛しさをキュンと感じて夏美を更にきゅっと抱きしめた。
「夏美、キスしていい?」
「誓いのキス?」
「そんな…ところかな?」
やさしい時間が流れる中、二人は誓いのキスをした。
*運がよければ続けたい*
GJ!!
793 :
肌華族:2005/12/03(土) 17:52:16 ID:U6oIExux
すんません(;´Д`)
ここから秋の逆襲>またもやいちゃいちゃ に続けたいんですがプロットを書いてみると
なんか冗長になりそうなので切りがいいここで終わります(;´Д`)スマンコ
また続き書くかもしれませんがよろ(`ー´)
秋ママ百合設定サイコー!GJ!
GJ!
はやく続きを!続きを!
796 :
羽田華族:2005/12/04(日) 02:40:55 ID:0SQfCpBm
了解しますたヽ(`Д´)ノ
でもまあいつになるかわからんのでオデンでも食べて待っていてくだちぃ(`ー´)
△
□
○
ヽ(`Д´)ノ|
797 :
羽田華族:2005/12/05(月) 13:50:03 ID:iiBNy1RX
*続いた*
次の日。日曜日。
夏美は秋のベットで目覚めた。
昨日…そうか…ママと少し愛し合ってそのまま寝ちゃったんだっけ…
秋はベットに居ない。出かけてしまったらしい。
……夏美は昨日の事を思い出して丸くなってクスクス笑いながら秋のベットをゴロゴロ横転した。
夏美は身だしなみを整えて居間に下りた。
秋が暇そうにTVを見ている。夏美が声をかけるとやさしい笑顔で返した。秋のママだった頃とは違う笑顔、でもやさしい笑顔。
二人の関係が変わったことを再確認した夏美は顔を赤くして俯く。
あんな大胆に好きといってああいう仲になったのにどう接していいやら判らない。
「ふ、冬樹は?」
「朝早くから桃華ちゃんとミステリーゾーンの探検だって出て行ったわ。」
「ボケガエル達は?」
「なんだかマツタケと戦うとかなんとかでやっぱり朝早く。」
「そ、そう、なんだかよからぬこと考えていなきゃいいんだけど…」
夏美のぎこちない会話が続く。
「ご、ごはん…」
秋は立ちあがって居間のカーテンを閉めながら返す。
「お昼まで寝てるのは貴方だけよ。おねぼうさん。」そういうと夏美に近づき夏美にキスをした。
「ん…んっ」いきなりの展開に面食らって硬直する夏美だが次第に力が抜けて手を秋の腰に回す。
ながいキス。秋がそっと唇を離す。唾液の糸が二人の唇を繋ぐ。
「まず最初におはようのキスでしょ?」秋は夏美の目をみながらいたずらっぽく笑い、続ける。
「そんなに固くならないで。私の子供だった夏美は好きな夏美に変ったけれど、夏美は夏美、今までの夏美でいいの」
「ママ…。」心が嬉しくて熱くなって思わず涙が零れる。
秋は涙をキスでぬぐうと「夏美は笑顔が一番なんだから」といって軽くまたキスをした。
*がんばってかく*
流れ豚切スマソ。
>>725さんの神作品には及びもつかんが24時の続編という設定でギロ夏です。
―ガルル達が撤退し、地球が惑星麻酔から目覚めるまでのひととき。
まだ時間は止まったままだ。ケロロと日向弟は、さきほど見物と称して散歩に出かけた。クルルもラボに篭りっ放しなので、ここ日向家は閑散としている。
俺は、自分のテントの中で武器の手入れを始めた。池の泥を落とすため、携帯コッヘルで湯を沸かす。
ガルル戦の後遺症で、まだ腕の力が入らないので
{まったく、自分の不甲斐なさに腹立たしい限りだ!!}テント内の重力磁場を、俺を除いて地上の10分の1に設定しておく。
愛銃を分解し終わったところで、ふいにテントに入り込んだ気配に気がついた。
・・・・夏美。
「どうした。まだそんな格好でいるのか?・・・さっさと着替えて元の場所に戻ることだ。
でないと、あとで地球人共が騒いでも知らんぞ。」
・・・心の動揺が現れないよう、努めてそっけなく声をかける。
返事はない。不審に思って再度振りかえると、夏美は今にも泣き出しそうな顔でうずくまっている。
先ほどまでの地球の戦士としての覇気は、戦闘の高揚が去るとともに消えてしまったかのようだ。
「・・・一体、どうしたんだ?」
「・・・・・ギロロ。」
夏美の体が震えていた。見ると体も、「スク水」とかいう地球の水戦用戦闘服も
べったりとした透明な粘液で汚れている。手・足首の拘束された痕が赤くなって痛々しい。
・・・ニョロロΩに飲み込まれた時のものだった。消化される前に体内から救出できはしたが、
さぞかし怖い思いをしたことだろう。声をかけようとして、俺は不意に言葉を失った。
・・・夏美の腿の内側にひとすじ、血が伝っている。・・・怪我??
夏美は体を震わせたまま、何も言わない。・・・ニョロロΩに毒性や攻撃力はない。ただあの触手がやっかいなだけで。
・・・触手。まさか・・・陵辱の跡???
「!!!!」
「ギロロ駄目!行かないで!!」
反射的に武器をつかんで立ち上がった俺を、夏美の声が押しとどめた。
「しかしッ・・・!!」
「ダメ・・・行かないで。」
腹腔に激しい怒りがあった。夏美が止めねば、俺は再度ガルル達を追っていただろう。
性格上、ガルル本人の仕業とはとても思えんが、俺は兵器にこういう悪趣味な改造を施すことに怒りを感じる。
ましてや、夏美にこんな・・・!しかし、今は・・。
俺は歯を噛みしめ、できるだけ優しく話しかけた。
「・・・わかった。とりあえず、手当が先だ。
お前はここでしばらく休んでいろ。すぐに秋を呼んで来てやる。」
「お願い・・・ママにも冬樹にも言わないで。・・知られたくない。」
むずがる子供のように首を振る夏美に、俺は途方にくれた。どうすればいいかわからない。
正直、こんな微妙な問題は俺の専門外だった。
一体どうすれば、傷ついた夏美を癒してやれるのか・・・わからない。
とりあえず、タオルを湯にひたして固く絞り、夏美の顔を拭った。
夏美はただ、されるがままになっている。ややためらったが、そのまま首筋や肩も拭いてやる。
スク水が粘液によって夏美の肌に張りついてしまい、動かない。放っても置けないので夏美に声をかける。
「夏美。その・・・服が張りついてしまって切らねばダメなようだ。
ナイフを貸すから、自分でできるか?・・と、とにかく衛生上、早く着替えるに
越したことはないんだが・・・。」
夏美のうつろな視線が、俺の顔のあたりをさまよう。やがて俯き、甘えるように首を振った。
―――お、おい。ちょっと・・待ってくれ夏美。それを・・俺にやれ、とでも??!
頭がガンガンする。
うわずる呼吸を無理にも鎮めて、これは医療行為だ。医療行為なんだと自分に言い聞かせる。
夏美は軍用毛布に身を横たえ、すがるように俺を見ている。その姿は傷ついた小鳥のようだ。
事実、夏美は傷ついていて、俺はすまない気持ちで一杯になった。
この俺の醜い物思いを、夏美に気づかれてはならない・・・・・。
アーミーナイフを、夏見の脇のスク水と肌の隙間に滑りこませる。
刃の冷たさに、びくりと夏美が体をすくませた。そのままそろそろとナイフをわき腹に向かって滑らせる。
糞、手の汗でナイフがぬめる。うっかり夏美の肌を切っちまいそうだ・・・。
肩紐も切り落とし、意を決してスク水を少しずつ剥いでいく。
夏美は、長い睫毛を伏せている。白い裸身が、羞恥によって薔薇色に染まる。
・・・い、医療行為・・・だ。しっかりしろ俺。
胸の双球に熱いタオルを這わせると、夏美は切なげに吐息を漏らした。
・・が、逆らわない。熱っぽく潤んだ瞳で俺を見返してくる。
体をなるべく見ないようにして拭いているので、うっかり手が胸の先端に触れてしまった。たちまち夏美のその部分が固く尖る。
「あ・・ス、スマン・・。」
気まずさに飛びのく。それでも夏美は何も言わない。
いつもなら鉄拳の一つでも飛んでくるところだが、ただ目を伏せ、顔を赤らめただけだ。
なんというか・・・拷問だ。
軍人としての耐久訓練は一通り受けてきた俺だが、この責め苦には今にも両手を挙げて降参してしまいそうだ。
夏美に寝返りをうたせて白い背中を拭く。スク水は下半身の部分がまだ剥がれない。
触手の進入・・・が多かったのだろう。粘液の量が異常に多い。傷つき出血しているのだから、早く治療してやらねばならんのだが・・・。
「夏美。起き上がってここに座ってくれるか。足の所を切ってしまいたいんだが・・」
「・・・うん・・。」
夏美は素直に従う。俺は夏美を弾薬の詰まったケースにもたれかけさせる。
・・膝をそろえて座っている夏美の足が邪魔だった。数瞬、ためらった後に意を決して足の間に入り、膝をつかんでグイッと足を左右に開かせる。―――すまないな、夏美。
「あ・・・ッ―――ギロロ・・。」
「動かないでくれ。傷つけたくない。」
慎重の上に慎重をかさねて、スク水の足の付け根部分にナイフの刃を入れていく。
手が震える。布地に染みたかすかな血の跡に、胸が痛む。・・やがて、ぶつりと布地の切れる感触があった。
なるべく見ないようにして、そろそろと布地を引き剥がす。
新しい清浄なタオルに、人肌まで冷めた湯と消毒薬をしみこませ、なるべくそっと夏美の体にあてがった。
夏美が痛みに体をすくませる。薬が沁みたのかと、湯だけに変えてみたがやはり辛そうだ。
タオルの繊維が傷にひびくらしい・・・なにせこれも軍支給の品だから、粗いのだ。
仕方なしに湯を直接、夏美の下腹部に注いだ。なめらかな湯が腹を、臍をつたい落ちる。
流れに従って指を・・・なるべく優しく夏美の体に這わせる。汚れを洗い流すように。
何度かに分けてそうしているいちに、夏美の呼吸が速く、切ないものに変わってきた。
甘い息が肩にかかり、指が俺の後頭部をやさしくかき抱く。
―――体中の血が、逆流しそうな思いだった。自制しろ!!これは医、療行、為・・だ・・。
「夏・・美。その・・とりあえずの処置、はこれ で・・」
辛くも自制した俺に、夏美は首を振った。
「・・・・・イヤ。」
「い、嫌・・って。おまえ・・・」
「鈍感。トーヘンボク。軍事マニア。・・・ギロロの、馬鹿。」
「夏美・・・」
夏美は俺を抱きしめると、顔を寄せたまま小さく、本当に小さく言った。
「ギロロ。私を・・愛して。・・・全部、忘れさせて・・。」
表現が面白くて好きかもこれ・・・
続き!続き!!
夏美が珊瑚色の唇を寄せてくる。目に涙が一杯たまっていた。
夏美が求めていたのは体の治療ではなく、心の慰撫であったのだ。しかし・・・いいのか?こんな、弱みに付けこむような真似は・・・。
夏美がせがむように首をかしげる。その唇が悲しそうにすこし開かれる。・・物問いたげに。
―――嫌なの?・・と。――ギロロは私が嫌い?私のこと、抱くのはイヤ?・・――
・・・・そこまでが、俺の限界だった。
「・・・くッ・・・。」
夏美のおとがいに指をかけて顔を引寄せ、そっと唇を重ねる。甘く柔らかな感触が俺を誘った。
たまらずそのまま両腕を廻し、夏美の首筋を押さえつけるように、今度は深く口づける。歯列に舌を這わせると、夏美はうめいた。
―――驚かせただろうか。・・しかし、もう止められなかった。
そのまま首筋に口づけると、夏美はそれ以上俺の体を支えていられなくなり、床に下ろした。
目の前に夏美の羞恥に燃える体が広がっている。・・そのままゆっくりと唇を下ろしていく。胸に。臍に。
「あ・・ッ・・んん・・。ギロ・ロ、もう・・ダメぇ・・」
しかし俺は答えない。夏美の下腹部に指を這わせた。指が、濡れる。湯で濡れているだけでは・・・なかった。しかし・・。
この期に及んでためらう俺に夏美は背をかがめ、自ら情熱的に唇を重ねてきた。
熱い舌が口の中に侵入してくる。からみあう。――俺は目がくらみ、息をつくこともできない。
夏美の手が、さっきから俺の下肢を探っていた。やがて白い優しい指が、俺自身を探しあて、やわらかく包み込む。
・・・こ、こら。夏美・・ッ そ んなことしちゃ・・い・・かん・・・。
「ギロロ・・・おねがい。」
夏美がひそやかにささやく。頬にかかる吐息が熱い。
このまま行為に及べば、夏美の体はさらに傷つくだろう。しかし夏美は、おそらくはそれを承知の上で俺を求めてくる。早く・・・と。
俺は無言で夏美の腰を引きよせる。重力制御中であるため、ほとんど力を入れる必要がなかった。
もう一度座らせ、足を開かせると夏美はおとなしくされるがままになった。
俺は・・・なにものかを悼む思いで、こんなことがなければ生涯言わなかったであろう言葉を口にした。
「夏美・・・俺はお前が好きだった。・・もうずっと以前から、な。」
夏美は目を閉じてうなずいた。・・気がついていたのかもしれない。
ごくまれに二人きりになった時、夏美は他の者には決してしない、子供っぽい甘えを見せることがあった―――。
そのまま浅く俺自身を潜らせると、夏美の体がわなないた。自分の手の甲を噛みしめて声を殺している。
―――痛むのか?!・・だが夏美は必死に首を振り、俺を放そうとはしない。俺も、そのまま体を沈めた。
「んッ・・は、あぁっ・・・っあッ・・」
夏美の声が、甘く耳朶をくすぐる。気が遠くなる。
夏美は汗に濡れた腕で、俺の頭を抱きしめて放さない。やわらかい胸の谷間に押しつぶされる。
・・何度も夏美の体に俺を突きたてているうちに、やがて限界が来た。
慌てて体を引き外そうとすると、夏美が足を絡めてきてそれを許さない。
「ヤ。いや・・・・。やめない、で。」
「・・・すまんが夏美・・ッ俺はもう」
「なかで出して・・・・・このまま」
――だ、大丈夫、なのか?・・・とまどいながらも深く貫くと、夏美が小さく息を呑み、体をこわばらせた。
と、同時に夏美の内部が今までにないほどきつく、俺自身を締め付ける。
――――たまらず俺は、夏美の体内に精を放っていた。
―――後始末を済ませ、俺は毛布にくるまった夏美に熱く煎れた珈琲を手渡した。夏美は素直にマグカップを受け取る。
夏美が目を伏せて、ぽつりとつぶやいた。
「ねえギロロ・・・私、あんたの子供を生める、かな?」
・・・・動揺して俺は危うく鍋をひっくり返しそうになる。
「・・・そ、そう言ってくれるのは嬉しいが、俺達ケロン人とお前とでは
体の組成が違いすぎる。・・・前もってそのように遺伝子操作をしていれば
そういう事もありうるかもしれんが・・・」
「フフ・・・馬鹿ね。真面目に答えたりして。―――わかってる。冗談よ。」
マグカップを置き、こつんと夏美が俺の額に自分の額をぶつけてくる。
・・・・やがて夏美は、小さくつぶやいた。聞こえるか聞こえぬかの声で。
「あたしたちって・・・・はかないね・・・。」
――――儚い、か。
ケロン人と地球人。侵略する側とされる側。俺は軍人で・・・そして夏美は敵、だった。
夏美の涙が俺の肩を濡らした。一滴・・・また一滴と。
どうしようもなく切ない思いが胸を締めつけ、俺は今、自分が確かに言うことができる言葉を口にした。
「俺は・・・何もいらん。お前が生きてさえいてくれれば。
だから・・・・笑っていてくれ夏美。お前が笑っていてくれれば、どこにいても
俺はそれだけでしあわせな気分になれる。」
――――今後、この少女を手にかけるよう、軍から命令が下るかもしれない。
そのとき、どう行動するか・・・。俺は腹の底でひそかに覚悟を決めた。
俺の言葉は、余計に夏美を泣かせたようだった。
「生きろよ、夏美。」
「あんた昼間もそんなこと言って―――カッコつけて。何よ、カエルのくせに。」
「これが性分だ。仕方がない。」
俺達は目を見交わし、同時に微笑した。
夏美の目に、来た時はあった危うい光が、今は溶けて跡形もなくなっていた。
俺は努めて快活な声をつくり、夏美の尻をはたいた。
「さあ、そろそろ星が目を覚ますぞ。
・・・いつまでもそんな格好でいると大騒ぎになる。さっさと着替えて来い。」
「なによその言い方。・・・感じ悪いわね!!」
と夏美も笑い、俺をぶつ真似をした。そのまま顔を寄せてくる。俺も拒まなかった。
――――羽根が触れ合うような、ごく軽いキス。
毛布にくるまったまま恥ずかしげにテントを出て行く夏美の姿を、俺は胸に刻みつけた。
・・・・このうえなく大切なものとして、永遠に。
[END]
805 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:58:29 ID:iiBNy1RX
マジで豚切れだ!!
秋と夏美のエロシーンを期待してモニターの前でチンポ握って待っていた俺の青春を返せ!!
807 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:39:44 ID:iiBNy1RX
>>798 結局俺も思わずハァハァした。
夏ギロって王道だな。
乙!
乙&GJ
はかないよ。せめてお前たちだけでも幸せになれ!ギロ夏
GJ〜!
夏ギロ良かったです!
ギロロかわいいよギロロ
って夏美じゃなんかい!>ヲレ
GJ!
夏ギロいいよ〜!
夏ギロ、良かったです! ギロロの性格と夏美のことばの一つ一つがとんでもなくらしかったです!
このスレを探し続け、今やっと読み終わり、初カキコです!
本当に神が多くて、嬉しくなります!
すみません、スレッド1,2のまとめサイトのようなところって、どこかにありませんか?
ケロロ軍曹って、キャラクター萌えも設定も、相当に深い話だと思います・・・
下みたいな話ってどう思います?
・ケロン軍が地球を支配下に置いた未来のギロ夏。
地球降伏の後、ギロロと夏美は同意して占領管理区で一緒に暮らし始めた。
不器用ながら、精一杯の愛情を示すギロロ。
冬樹を地球外の学校にやることで未来における地球独立に希望を託す夏美。
占領者と被占領者という重い枠にはめられた息苦しい日々だが、
時たま二人の間には本当の楽園が訪れるのだった。(18禁)
・忍の里時代のドロ雪。「人」に似ていても人ではない「河童」と忍者たちに
認識されて受け入れられたドロロと、彼の存在そのものを認める小雪。
ある日生まれのまったく違う二人は清流の側で関係を持つ(小雪はある程度成熟した肉体)。
友達じゃない、同衾しているだけと思う小雪と、次第に異性として小雪を深く愛していくドロロの心のすれ違い。(18禁)
ケロン人×地球人だと、蚤の夫婦みたいだな
それぞれが50aと160aくらいだろうから、110aの体長差
朝も早くにレスありがとうございます。一応擬人化で考えていますw
ギロ夏ドロ雪共に好きなんで是非
ドロ雪はなんかふつーにやっててもおかしくないとか思ってる自分。
ありがとうございます。温かいレスをいただけて嬉しいです。今書いています。
なんだか状況説明のような部分が先にあり、18禁部分は後のような構成ですが、
良いでしょうか;
本日も、ネ申のご都合がよくなって光臨されないかなと思っています・・・
ケロモアも好きです。
821さんありがとうございます。お陰様で行けました。
こんばんは。先日のものです。いよいよ投下します。
ゼロ雪の前半です。
惑星ポコペン侵略を意図して偵察に赴けば、罠。日はもう三度昇った。
毒が回って動かなくなったからだが重く地面に横たえられ、三日もの間体温を
奪われ続けた。軍に入ってから一念発起して「アサシン」のエースにまでなっ
たものの、こんな原始的な罠にかかって死ぬのでは情けなさ過ぎる。そんな思
いも切れ切れになってきた。ゼロロ兵長ここまでか。死をちらりと意識した時、
アンチバリアを突き抜けてものを見る少女に救われた。彼女の名前は小さな雪、
小雪といった。
幸いなことに、穏やかな灯りの群れに僕は迎え入れられた。木々の闇に炎の
灯りだけが灯る幻想的な光景の中で、僕は故郷に帰ったような安らぎを覚えた。
濃密な酸素の中で、ただ呼吸するだけの自由を思い出す。
手当てを受け、回復する。ケロン人とポコペン人。相当近い外見なのにも
関わらず、彼らには違いがはっきりと判ってしまうらしい。会う人に『君は
河童だね』と言われた。言い得て妙だった。
初めてのポコペンの食事。捌かれたばかりの異星の生き物の味の広がりが
素直に美味しくて、今回だけは密かに驚いた。塩や少しの調味料だけで味付け
されたそれらは、この星の命の輪に僕が参入したことを教えてくれた。きちん
と食事の型を身につけているらしい小雪の食事の仕方を真似ながら、いただいた。
しばらくして、ぽつりと向かい合う小雪が言う。白いうなじが見えた。
「ゼロロって、育ちがいいんだね。いいな、私たち山育ちだもん!」
「ありがとう…」
ポコペン人内部に潜入することは想定されておらず、ここの食事作法も何も
知らないのに、また出てしまっていたらしい。壮絶な訓練を繰り返し、己の
生命力を極限まで削り、限界を超えていく「アサシン」らしからぬと揶揄
されたこともある。自分の生家はケロンでも知られた名家だった。
小さな頃は病弱で、幼馴染のケロロ君やギロロ君と遊べたり遊べなかったり
した。昔馴染みの同僚のことを思い出すと、ちっとも連絡が来ないことも
思い出し、暗い気分になるところだったが、小雪との時間が暗雲の思い出を
吹き飛ばしてくれた。雑談をすることに慣れないような雰囲気で、ぽつぽつと
僕らは当たり障りのないことを話した。
川のように時間が流れていく。全員が何らかの形で自給自足をしている不思
議な村落は、ただ僕を受け入れてくれ、小雪はただ僕の全存在を認めてくれた。
滅多にないことで嬉しかった。一緒に寝起きし、一緒に走る。一面識もなかっ
た少女と一緒に住んでいるのに、家族以外でこんなに心が安らいだのは初めて
だった。ただ、僕と彼らはどこか違う。言うならば、彼らはあまりに乾いていた。
彼らが汗ばんだ状態でようやくほっとするといった身体的なことではなく、
人同士の在り方そのものに違和感があった。なくてはならない筈の温もり、
騒がしい紐帯が、ぽっかりと抜け落ちている。見知らぬ男まで拾ったのに、
どうして小雪殿は一人で暮らしていたの? と遠まわしに聞いても、小雪は
含み笑いをして誤魔化すだけだった。可愛らしい少女なのに、とらえどころが無い。
徐々に僕もリハビリを兼ねた修行をやめ、小雪殿と山野を駆け回るように
なっていた。たまに一人になるときは、口だけの力で竹筒を咥えて川底に寝
転んでいる。浮かないようする修行も兼ねている。流れの緩い川底では、自
分の髪と水草とが同化したように思えた。思わぬ民がいたこの星で、果たし
てどう侵略作戦を進行するか、ゲリラ戦が予想されることを早く打電したい
ものだと考えていたら、小鳥のような気配が近寄ってきた。まるで水中の僕を
討ち取りたいかのように、大きなカワセミが降ってきたと思ったら、小雪だった。
先を尖らせた木製の杭が二本川底に突き立てられる。もうもうと水中で砂埃が
あがる。続いてするりするりと太陽の照る側から来る切っ先をかわしながら、
少女の真意を量ろうとした。五度目に上空から降ってきた手裏剣が髪の一部を
千切っていった時に、もしかすると故郷の侵略の危険を察しているのかもしれ
ないと思い、僕は少し力を入れて重力のある世界に戻り、少女を背中から組み
敷いた。今しがた隠れるのに使っていた、平たい岩の上に華奢な上体を押し付
けて動きを封じる。関節の要所を捉えられていることに気づいたらしい小雪が、
呆気なく抵抗をやめた。
「どうしてこんなことを?」
尋問官の声音で、艶々した黒髪に問いかける。
「…いきなり、ごめんね」
友軍の宇宙戦艦に戻った時、最初に見る鉛色のパッチの色を思い出した。
今度は僕が仰向けに組み敷かれている。頭の奥に鈍痛を感じる。顔の横には
石、岩、苔。身体は痺れて動かず、太陽の下に僕は生まれたままの姿を晒さ
れつつある。
「本当に変わった服ね。身体に吸い付いてくみたい」
まず外からは脱がせられない筈の特殊軍装を剥がれ、徐々に裸に近い姿にされ
ていく。小雪が口から吐いた毒針などにより、また僕は体の自由を奪われてい
た。苔生す平たい岩の上で、僕らは二人きりだった。さらさらと小川が流れて
いるが、里全体で僕を捕らえようといったという意図はどこからも感じられな
い。ついに皮を剥かれた果実のように無防備にされてしまい、目玉だけを動か
して小雪を見る。すると、何故か小雪まで生まれたままの姿になりつつあった。
僕は混乱しつつ事態の推移を見守っている。…ちょっと積極的すぎるよ…。
ついに裸身を一望してしまった。何とも言いようのない、初めての献立をどう
作ろうかという表情を乗せた塑像が、目の前に立っている。濡れた白磁につい
た水滴が光っている。実家に飾ってあったなだらかな曲線の壺のことを思い出す。
僕はとてもこんな子を…。と、思っていたが、岩の上で恋人同士のように男女
が寝そべることになった。どうしてこんなことになってるんだろう。僕たちは
そういう関係だったの?
気がついたら眩しいくらいに白い小雪が、僕に心を開き、身体に沿っている。
僕の手をとり自分の方に引き寄せ、何も身につけていない乳房に触れさせる。
本人の本人による本人のための胸。生きたゴム球。まだ男を知らないなと直感
させる肉体がそこにある。思えばポコペン潜入以来ずっとご無沙汰で、ゆっく
りと下腹に情欲が集まってきていた。軍事訓練では押さえ込み続ける訓練もしたが、
今は自然に、ゆるんだ紐が解けるように、僕自身の身体が開いた。
「本当にごめんね。もうすぐ薬の効き目は切れるから」
「な、何を…」
手にすくった水と小さな手ぬぐいで簡易おしぼりを作ると、小雪はそっと男の
一番敏感な部分に触れだす。人肌に暖まった絞り布が敏感なそこここを軽く擦
り、そこが、はっきりとした形をとりつつあった。喉が渇き、舌が余計にもつ
れたが、体内で抗体ができたが如く、四肢が自由を取り戻し始めたようだった。
世話になった愛しい女の子に、何もかもさせるわけにはいかないな…。
清水で身を清めても、朝の自分と何かが変わったのか、小雪にはよく分から
なかった。今になって秘部がぴりぴりと痛むくらいだった。自分から貪ってし
まったそこが、急に重たく感じられる。骸が黙って手ぬぐいを肩にかけてくれ
た。二人の間に会話はない。少し前に頭領が「小雪もそろそろ男を知るべきだ」
と言ったから、どうしたらいいかと思って骸に相談したら、こういうことに
なった。質問を受けた骸が、一瞬言葉に詰まってから小雪に問い返したのは
こんなことだった。
「一番一緒にいて落ち着く男の名前は? 里の者だけだよ」
「ゼロロ」
「…わかった」
そこから骸は小雪に房中術の口伝を始めた。骸は本当に色々なことを知っていた。
あんな場所に唇を添えたり唾を垂らして舐めたりしゃぶってみたりいじくった
り、あまつさえ月のものが出るところに男の膨張したものを入れることに何の
意味があるのかと思ったが、とにかく何としてでもきれいにしてからやってみ
ろと言われて、素直に従った。後のことは自分で考えろと突き放し、骸は消えた。
忍の里において、頭領の命令は絶対だった。
自分がゼロロの腰をはさむようにして立膝になり、熱を帯びて一本のしなっ
た棒のようになったそこの先がちゃんと硬さを保っていることを確かめて秘裂
を指先で開いた時だけ、何故か心が泡立ち、血の気が引いたようだった。気を
つけて襞の間に膨らんだ先端を当て、努めてゆっくり腰を下ろしていく。不思
議な感覚だった。身体の中心に、太くて長い異物が割り込むように侵入してく
る。立てばあっさり抜けてしまうとは分かっていたが、暖かな棒を飲み込んで
いくうち、ゼロロの上に跨ってしまった。
「ゼロロ。突然ごめんね。苦しいの? 身体が震えてるよ。歯を食いしばって
…そんな薬じゃないのに、あっ、もう効き目が切れた。早いね。腰から動くよ
うになるなんて。わたしが乗ってるから、ゆっくり動いてね。後から説明する
から」
ゼロロは、何だかものすごく驚いていたが、最後には腰を突き上げてきた。
わたしは馬に乗るようにがくがくと揺られ、落ちないようにむしろ楽しんで
ゼロロを受け入れていたが、そこは硬くなっていく一方のようだった。二人の
足の間にある肉色の部分が今は充血して、赤く色づいた襞が青黒い怒張を迎え
ては出している。繋がっている部分から白い粘泥がぐちゅぐちゅと泡立ってい
た。後ろでまとめていた髪の毛が、馬の尾のように跳ねている。上半身も自由
になったらしいゼロロが汗ばんだ上体を起こすと、背中からわたしの腰をしっ
かり支え、お互いが向かい合うようにして違う角度から腰をぶつけてきた。
目が何だか優しい。他のどの部分よりも、あの眼差しのことが印象に残っている。
狭い膣道を何度も抉られて、変な疼きを感じる度に後ろの穴に力を入れる。
その度にゼロロは仰け反るか息を止め、私はその疼きを広げようと色々してい
るうちに終わってしまった。ゆっくりとゼロロの動きが鈍くなり、私を乗せた
まま、両の腕をきついくらいに絡ませてくる。ゼロロの心臓に耳を近づけよう
としたら、ゼロロが顔を近づけてきた。延々と唇といわず歯といわず舌といわ
ず嬲られたけども、気持ち悪くはなかった。
するべきことが終わったので、ゼロロの身支度を手伝ってから、骸に報告し
に行った。それから今まで骸は口を聞いてくれない。よく身体を動かしていた
せいか、聞かされていたような痛みこそなかったが、ゼロロから離れる時には
腿からつたい落ちる鼻をつく匂いの粘液の中に、血が混じっていた。別れる時
に骸はもう一度、里の人の増やし方について教えてくれ、いくつかの丸薬を手
渡すとあとは勝手にしろといって帰っていった。思えば小雪は物心ついてから、
初めて人と住んでいた。しばらく秘所を押さえたまま、丸薬を一粒一粒確かめる。
ともかく東谷小雪の秘所を開いたのは、夜の水面のような瞳の「河童」の男だった。
前半ここまでです、捏造オンパレードです、お目汚し失礼しました。
同質な者たちの中に、明らかに異質なものがいた。小雪がゼロロと暮らす家
に戻ると、既に灯りがともされ、あたたかい膳が整っていて、飾られた花から
はほのかな香りが薫っていた。きょとんとする。気配を感じた方を向くと、に
こにこと笑ったゼロロがいた。
…僕も、みんなと同じだ。小雪と同じだ。でれでれしそうになるのをやっと
堪えて、僕はきりっとした表情を作ろうとする。今着ているのは自分の体に合
わせたオーダーメイドで、知り合った忍の一人に物々交換で作ってもらった服
だ。特殊軍装は仕舞った。忍の里スタイルとでもいうのか、とにかく機動性に
優れていて、吸汗性も申し分なかった。何度も二人の初めての時を思い出して
しまう。経験が無いわけではなかったが、女性と二人きりになるとあがる方だ
った。今は式を終えた新婚初夜のような気分で、帰ってきた小雪のおとがいに
柔らかく指を添え、唇を重ねる。このキスの仕方が柔らかくて好きだ。
「小雪殿、初めてだったの?」
小雪殿は至極当然といった顔で頷く。これが少女なんだろうか。僕は圧倒され
そうだった。
「僕で、いいのかな」
昼間のことが、信じられなかった。月が煌々と照り、床に敷布を敷いた寝床
に同衾している今もだ。小雪殿に重なるときは、息を呑み、爆弾を運ぶような
気持ちだった。僕が処女を抱いたなんて。熱く反り返ったものとは裏腹に、知
り合って間もない娘に愛している、好きだよという言葉をゼロゼロと喉を鳴ら
しながら百回くらい言ってしまった気がする。小雪殿はその度に移り変わる表
情で応え、僕を魅了した。ついに僕が深く繋がったときも、潤んだ目と小さな
ものを失くしたと言いたげな口元があった。すぐに唇を重ねてしまったが、目
に焼きついている。日夜激しく身体を動かしているからか、破瓜の痛みや震え
は伝わってこなかった。僕の全てが、僕を救い、全存在を認めてくれた小雪殿
の中に沈みこんでいった。僕はまさにケロンの柔肌のようなそこに、ただ丁寧
に突き入れることしかできなかった。指一本がやっとのそこに、慎重に挿入し
たものの、動くのもままならないのだ。それでもじわじわと腰を引き、息を整
えながら、また剛立を進める。懐かしい感触をも再現する充血した秘部が震え
て、僕の動きに合わせて縁肉がうねった。
「きつくて、温かい…」
心からそのまま出てしまった言葉に、はっとする。幼い頃病床に臥せっていて、
起き上がろうとしたら、母に抱きしめられて出た言葉と同じだった。発射をよ
うやく堪えながらのグラインドが精一杯だった。
面白いお話が大変多い、珠玉のケロロエロパロではありますが・・・
rebellionさん、『Believe』の続編を楽しみにしています。
833 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 05:24:02 ID:I1PgQhBi
また小雪の頬にキスをした。手が、唇が、吸い付くようだった。いっぱいの若さと素直さをはらんだ肌から唇を離すことなく、なめらかな首筋、肩口、上腕と散らしていく。小雪が自分に軽く触れさせているしなやかな指先が、その度にさざなみの動きで細かく震えた。
「んぅっ…あっ、ここ、もっと擦って…」
自分の感じる部分を捉えたらしく、小雪は自分から腰を振ってゼロロにそこ
を示した。ひねるように腰を引き、被さるようにして抽送を再開する。
「あ、もっと身体起こしてくれた方が」
「うんっ」
「そう、あぁんっ」
お互いの希望を述べ合ううち、またも二人は向かい合った。そして二人とも器
用に手で体重を支え、お互いの臍の下と交わらせるためだけに腰を仰け反らせ
て道具をぶつけ合った。堪えられない。足を開いてぶつかり合うことはいっそ
開放的なのかもしれなかった。小雪はみるみるうちに宇宙人から性技を吸収し、
自分から腰を振ることを知ってしまった。粘度こそ違うが二人からは玉の汗が
飛び、辺りに情欲の匂いがたちこめる。ゼロロはただ小雪のためにここにいた
が、小雪は里の秩序を守るためと、これも一種の修行のために家に戻ってきた。
今は翻弄されてしまうけれども、いずれ上達してみせると、弾け飛ぶ意識の中
で小雪は思った。
里に緑が下りていく。山河と格闘する一日の修行と、忍としての義務を果た
し、二人の顔は開放感に溢れていた。
「ゼロロ、また、しない?」
突然そんなことを言い出す。恐れを知らないのか無邪気なのか。おそらくその
両方だろう。
「今度は私からいくね。どうしたらいいか調べておいたし、きっと気持ちいいと思うよ」
誰から聞いたのか、空中の筒を吸うような卑猥なジェスチャーをした小雪に、
一瞬赤面するほど照れたが、僕は破顔一笑していた。そうか、気持ちよかった
んだ。良かった。潤んだ瞳の小雪殿が、吸っていた人差し指から唇を離す。
微笑んで手を取れば、汗ばんできらきら光っていた。手の甲に口付け、僕は足
先まで裸になった。小ぶりな双丘が、ピンク色の突起を持ち上げて目の前に
ある。ここだけは乾いた体でも瑞々しかった。僕も大分その気で、手の甲から
足の指先まで存分に口付け、長く粘つく舌でねぶって、先日肉棒を突き入れた
小さな泉に、まさにケロンの女性の顔にするディープキスを試みる。長い舌が
喉の奥まで入り込み、浅いところに戻して口蓋を舐めるようなことを、綺麗な
そこに向ってしたのだと言ったら想像してもらえるだろうか。ぷっくりと立ち
上がってしまった肉芽を指先でこねれば奥から露が溢れてきて、止まらない。
実のところケロンの美人が大味に思えた。それに、小雪殿の秘部は驚くほどき
つくて、良い―。思わぬポコペン人データまで手にしてしまった。僕が触れた
ところを痙攣させ、ひっきりなしに忍らしからぬ可愛らしい声を放っている。
可愛い。がくがくと体術を駆使してでも甘い拷問から逃れようとする身体を全
力で捕まえ、僕は熱烈なキスを続けた。小雪殿は何度も僕を呼び、やがて、一
切の抵抗が無くなった。僕はやっとべたべたの口を離し、荒い息を整えようと
する小雪に呼びかけた。
「小雪殿、いくよ…」
僕はやや腰を浮かせ、粘液を帯びた先端を小さく口を開けた小雪の入り口に
宛がう。小雪も協力してくれて、やがて弾道弾が隙間ない重砲の中を進むよう
に、僕自身が入っていく。根元までつながり、子宮の入り口に当たったならば、
引く。ただ受け止めてくれているだけなのか、気持ちいいところに当たって
二人とも楽しめているのか、気になる。
「んっ…やんっ…」
やがて、喉を撫でられて鳴く猫のように、擦れあう粘膜の感触に小雪が喘ぎ始
める。僕はただ、どこがいいのかと思いながら、徐々に抜き差しを早くしてい
った。僕自身も急激に追い詰められつつある。頭の中が真っ白になり、ひたす
ら小雪殿の足の間に腰をぶつける。濡れた肌同士の、ペタッペタッという音が
脳髄を痺れさせた。
「あっ…やだっ、ゼロロ、離して、お願い離して!」
何か言いたいらしいので、アサシンに上り詰める訓練で培った忍耐力で動きを
止め、自らをずるりと抜き出そうとする。
「あっ、そのままでいいから。もっと奥まで当たるように…」
そのまま、いつかのように上下関係が逆転してしまった。自由になった小雪殿
の青い腰が上下に跳ね、今度は僕が嬲られている。淫らで熱くてぬるぬると年
上の男をもてあそぶそこが、今度は八の字を描くように僕を深々と咥え込んだ
ままうねった。どこで覚えてくるんだろう。充血したピンク色の襞が僕自身を
収めて動いている場面がばっちり見え、これも悪くなかった。抜けないように
見ながら、タイミングを合わせて突き上げる。もう止まりそうに無かった。
結合部からくちゅくちゅという水音が聞こえ、僕の意識を霞ませていく。
「小雪、殿」
「んっ、ああぁっ、硬い…何っ?」
「そろそろ、いいかな」
「んっ」
小雪は僕を見下ろし、上体を前傾して僕の唇に舞い降りてきた。僕は腰で支え
るようにして結合が抜けないようにしながら、応える。まるで僕の腰ではない
かのように小雪殿を突き上げ続け、ずっ、ずっ、と小雪殿が僕の上で揺れた。
ただでさえ本当にきつい小雪殿のそこの、小雪自身が振り回されている狂乱の
歓待が最高潮になった時――僕は濃い交わりの対価を胎内にみんな放っていた―。
骸がどこかで、溜息をついた気がした。
小雪殿。
君が好きだ。
ずっと…ここにいたいな…。
はっきりと自覚する。叶わなかった思春期の初恋以来の感情だった。
中途半端に文明化した星とその上の民たちが営々と築き上げた、古めかしく
て微笑ましい工業群については調査資料が上がってきていたが、何かに惹かれ
るように来てしまったここは、ポコペン人にすら存在を知られていそうになか
った。自然の中、自然と生き、端然とした在り方を身につけるポコペンの「忍」。
また、気配を消し、どんな任務も遂行する驚異的な戦闘員としてのポコペンの
「忍」。もし地球にいるのが「忍」ばかりなら、報告書を相当曲げて書いても
侵略の再考を促す文を書けるだろうに。もっとも、もしそうだったとしてもケ
ロンの上層部によって決定され、具体的に星策として進められるこの侵略作戦
は、よほどのことがない限り中止などされないだろうが。その時、このポコペ
ンこと地球はケロンの意のままになる。僕にまさかポコペンは救えない。でも、
小雪と忍の里くらいだったら、訓練用か休養用地ということにして救えるかも
しれない。早く出世しよう。そうだ。小雪と忍の里だけは、守り通すことにし
よう。僕は一つだけ決めた。征服された星の女性でも、有力者や名家の奥方に
なって堂々と生きていくような話はごまんとある。ケロンに連れて帰って、
実家で一緒に暮らそうか。でも、むしろ小雪殿に必要なのはそれではなく…。
僕の願望は明瞭な形を見せた。清らかな小雪とこの場所には、一生自由でいて欲しい。
その夜、思いを込め、小雪の右手を取り、手の甲のふちにそっと口付ける。
目の前に鉄色の苦無があった。僕は、ここに来るために生まれてきたのかも
しれない。小雪の額の髪をかき上げ、額にもキスをする。小雪からはキスして
くれない。しかし機は熟した。
「小雪殿、僕と結婚してください」
屈託なく、おかしそうに小雪は笑った。まだよく意味が分かっていないのだろ
うか。そんな筈はないと思い、僕はしばしじっと小雪殿の目を見て返事を待つ。
「わたし、忍だもん」
答えになっていない。遠まわしのイエスかな? 情を交わした愛しさそのまま
に肩を抱こうとすると、小雪が始めて見せる表情で、僕を避けた。
「…触らないで」
えっ…?!
プロポーズが受け入れられなかったのかという絶望、いきなり蘇った幼少時代
の嫌な記憶、もしかして身体が目当てだっただけ!? でもでもっ…とパニッ
クに陥りそうになる。
「勘違いしないで。私たち、一緒に寝ただけだよ?」
叫びだしそうになる。実際は擦れた声が出ただけだったが、僕の目はまん丸で
瞳孔が開いていたに違いない。
「ね、寝ただけって」
保護地となった忍の里と、楽しいケロンの空の下の想像が、音を立てて崩れて
いく。
「頭領の命令だったから」
いじめられた記憶どころじゃなく、色々な意味でショックを受け、僕はくらい
鬱の気分で放心していたらしい。意識が戻れば、侵略作戦再開はなくなったと
いう報せが天に現れていた。
「ゼロロだったらいいかな、と思って…。どうせいつかはすることだし、ゼロ
ロは紳士で河童だし」
そんな命令で、こんな少女が愛もなくあんなことをしていたのか。いや、最初
はそうだったとしても、後は…。諜報活動にはよくあることだが、空恐ろしい気がした。
小雪は少し困惑していた。また忍同士のからりとした毎日が再開されるもの
だとばかり思っていたら、ゼロロは何だか小雪に「まとわりつく」ようになり、
寝床を一緒にしたり、世話を焼いてくれるようになったり、朝どこに行くのか
聞いたりし始めた。ゼロロは彼の育った環境での愛情の表し方を実践しただけ
だったのだが、小雪には何だか「常識知らず」で奇妙なことに思えていた。
そこで、ある日小雪は言ってみた。
「郷に入れば郷に従え、だよ」
ゼロロはある日、察した。何だか忍の里の雰囲気がおかしい。身の危険を感
じた。小雪を連れて行く最後のチャンスだと思い、ゼロロは最後の説得を試み
ることにした。逃亡者が出た時は里全体で抹殺するというここでも、一緒に死
に物狂いで逃げれば希望はあるのではないかと思った。
「小雪殿、聞いて。人と人との関係って、とても素晴らしいものなんだ!」
「わたし、忍だから」
「家族、兄弟、友だち、恋人、夫婦、親子、孫子、ペンフレンドにメールフレ
ンド! 里の外には素晴らしい関係がたくさんあるんだよ」
「忍にはできないよ…それに、裏切りや別れが絶対にあるんでしょ」
「…う、裏切らないことだって、たくさんあるよ。そっちの方が多いさ!
沢山の人と居るのは楽しいよ」
「でも、ゼロロの河童の仲間って見たことないんだけど」
「うわぁあっ! …別れは、それがあるからこそ、人は関係を大事にするんだ
よ!」
トラウマの記憶と正気の間を彷徨いつつも続けた僕の説得に、ついに小雪は
質問をやめる。そして、再び口を開いてくれた。
「わたしにも…いつか友だちできるかな?」
「うん、勿論さ!」
「…しよっか」
何か人間関係に自分なりのイメージを掴みかけたという顔をした時、すかさ
ず小雪殿は僕の唇を奪う。目を背けてきたものを直視するのを恐れるのか、
何かを隠すためなのか、逡巡の色をちらりと見せたが、接吻の軌道は見えなか
った。ケロン正規軍精鋭部隊アサシンのトップに上り詰め、この少女に体格で
も殺人術でも勝っている僕が、避けられなかった。やや信じられない思いで、
しっかりと唇を受け止める。小雪が口を開き、小さな袋を取り出して言った。
「ゼロロ。これ飲んで。あたしもここに…」
何やらきつい野草の匂いがする丸薬が出てきた。小雪は既に、秘部に薬草を
調合して作ったその媚薬を溶かしいれていたらしい。まるで失禁したように、
秘部を覆う布が湿っていた。男女ともに効くという。そのまま交互にお互いの
足の間に触れ、僕は心にまで手を伸ばすように、舌を伸ばして小雪の掌から一
粒丸薬をすくった。口腔が自然の味に包まれ、気が遠くなる。小雪がそっと下
に降りていき、手で僕の股間を探り出す。やがて膨張を探り当てられ、それを
握られ扱きたて、外気に晒す。その口が僕の剛直を彩り、いつもの熱い肉びら
で意のままに硬度を操っている。小雪が下に居る。ねぶったり吸い上げたり…
僕もかつて小雪にしたことだった。随分昔のことのように思えた。スムーズに
進入した小雪の中はいつもと違う、ちくちくした痛痒い刺激を感じると思った
ら、剛直に棘のような触角がびっしり生えたような感じがした。あとはその触
角が勝手に身体に命令して、小雪の手を、頬を、口腔を、胸を、秘裂を求めて
いく。形のいい胸がほんのり色づき、突起を充血させて、僕の掌の中で形を変
えた。擦り合い、抱きしめあい、愛していると叫ぶだけ。生きているだけ、
求め合っているだけだ。これは、効く…。巷で売られている怪しげな強精剤の
効能を十ばかり並べたようなものだった。小雪の中の僕自身が萎え知らずにな
ったようで、小雪自身もずっと達し続けているような、甘く連続的な叫びを続
けている。
抱きしめていても、届かないのかな。生き物にはそれぞれものを覚えるのに
最適な時期があって、それを逃すともう一生身につけられないようなものも
あるという。小雪殿、物心ついてから一人だったの? その前の抱擁のことは
覚えてないの? 僕の腕、僕の鼓動はどう感じられているの?
本当はみんな分かっていて、言っているの?
気がつくと僕は一人だった。知らない場所に居て、近くに骸殿がいた。小雪
の気配はどこにもない。骸殿は僕と小雪の間にあったことを知っていて(今里
中に広まりつつあるようだ)、現在の僕達が置かれた状況を手短に教えてくれ
た。忍にとって命取りにつながる馴れ合いを避けるため、忍の里の者たちには
「親子」「家族」「友だち」といった概念はないのだと…。全ての疑問点が一
本の線につながった。そして、これ以上小雪の心をどうこうするつもりなら、
忍の里全体が僕と彼女の敵に回ることをほのめかした。引き返すなら今だけだ
からね。漆黒の樹に猛禽が目を見開くようなものだった。抗いようの無い暴力
に仲を引き裂かれる予感に、震えが来た。そして何故か平静な気持ちになった。
ぬるぬると滑る男の体の上で、手足がしなやかに伸びきった少女が揺れてい
る。胎内に咥え込んだものが容易に抜けないように、男の上でスケートリンク
のように器用に身をくねらせている。そこも滑りが過度に良くなってしまって
いるらしく、動くたびに思わぬ場所に当たる刺激に、身も世もなく喘いでいる。
「あっ…あっ…ゼロロ、きもちいいっ」
「拙者もでござるっ…これでは、どうでござるかっ…?」
「ああぁんっ」
今夜も拙者と小雪殿は同衾している。細いけれども強靭な体躯で、ぬめりを帯
びた肌と熱い欲望を持った拙者を、受け止めて愛してくれる、この男の味を覚
えてくれた小雪殿。肉襞を掻き分け、泉に絡まり、ずぶっと奥に突き行ってい
くが、もう薄い帳のようだった心の襞を外すことはできない。少し前とは違っ
て強烈な孤独感を感じながら、拙者は一粒だけ快楽のせいではない涙を流した。
やがて息を弾ませて、たらふくまぐわった後に我らは身を横たえる。程なくし
て小雪殿は浅い眠りに就いたようだった。拙者と小雪殿は、一週間おきにする
ようになった代わり、より貪婪になった。忍の里で読んだ歴史書やら何やらの
影響で、今「ゼロロ」の人格と口語には革命が起こっている。ケロン星生まれ
の育ちの良いお坊っちゃんと、弱い星の民を吹き散らす殺戮機械が心の表面か
ら消えつつあるのが分かるのだ。好きな女の子と生きられないなら、鋼鉄の侵
略軍のアサシンよりも自然とともに生きる賢者になりたかった。傷みかけた林
檎のような地球と、解体される忍庁と愛したかった小雪殿の行く末と、不景気
対策と防衛上の理由を背景とした拡大政策を恒常的に続けている故郷の行く末が、
あの悲しい日にどこかで重なったからだ。僕は、だから、地球のために拙者は
生きていく。
「小雪殿、これからもよろしくお願い申し上げるでござる」
一人ごちるように、僕は丸い頭に呼びかけた。小さな頷きが帰ってきたようだった。
長々と失礼しました。ゼロ雪終わります。
ョシザキ先生はインタビューで、ケロンは侵略が行動原理で星人の多くが軍人と
言っていましたが、まさか趣味で侵略ということもないだろうと思って最後の
ほうで書きました。
長乙!
国民的乙!
長編乙〜!!
GJでした!
またもあたたかいレスをありがとうございます;▽;
なんだかゼロロがツンデレ? になりつつあるのではと思いましたが、挫折しないでよかったです。
これからもケロロ軍曹エロパロを盛り上げるべく、頑張っていきましょうw
846 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 01:51:56 ID:zBgXv1kn
ウホッ!!いい小説・・・
GJ!!
イヤハヤそれにしてもフッキーとナツミの異常なまでの仲の良さはけしからんでありますなぁ。
なにしろ秘密のホクロの位置まで知ってる始末。
お互いの体の隅々まで把握済みとは…まったくけしからん事であります
あれ?軍曹が冬樹のことフッキーって呼んだ事あったっけ?
ガルル×夏美←ギロロ って有り得るんでしょうか。
これだと三角関係? ですね…。兄は中尉(よほどの手柄を立てたかエリート
コースの者が士官になるby大百科)でエリート然としてますが、強い女性が
好きだったりするんでしょうか。
兄弟でおにゃのこの好みが似てしまうということはあるかもね。
しかしガルルはギロロ以上に生粋の軍人でエリート士官だから
万一敵の女性を好きになったとしても
意志の力で抑制してしまうとか?
>>841 乙
ガルルがらみだと個人的にはアルルがいいな。
てか気論陣には成人女性がいるんだろうかとこ一時間。
>)850 851
レスありがとうございます。コミックス派なんですが、アルルというのは
ガルルの知り合いのケロン人少女か誰かですか?
どうも、ゼロ雪を書いた者です。また少々長くなりそうなのですが、
ガル夏前編投下してもいいですか? クルルも出ます。
ガル夏カモーン!
ゼロ雪切なくて良かったから、期待してる!
ごめんなさい、打ち間違えましたorz ガル夏も書きたいなと思ってはいますが、
前半書けたのは予告していたギロ夏でした…。クルルも出ます。
ついに地球はケロン軍に降伏した。多くの地方では戦前と同じような光景が
広がっている。しばらくは従来の産業構造も維持されるという。地球の半分の
占領管理区を担うようになった日本。侵略、占領によって、奇しくも多星間関
係の渦中に放り込まれた地球ことポコペン。ここはもう、新たなるケロン星植
民地。
屈んで台所のシンクを磨きながら、日向夏美はふと弟のことを思い出した。
見上げれば窓の外には気持ちのいい朝の晴れ空が広がっている。こことは違う
空の下で、今頃どうしているのだろう。気づいた時にはボケガエルたちの様子
が変で、侵攻方針が変えられていたらしい。あっという間に国々、地域が制圧
されていった。惑星を焦土にするのが目的ではなく、資源と労働力保全のため
に死者はあまり出さない方針だったようで被害はまちまちだったが、敗戦はと
ても嫌なものだった。あれから多くの関係が変わってしまった。今、私は親し
んだ家族と離れ、男性と暮らしている。みんな自分で選んで、選ばざるを得な
かった道だ。地球陥落後、敗戦のどさくさの中で、私は前から私に想いを寄せ
ていたケロン軍のギロロ伍長と一緒に暮らすようになり、それに乗じて義兄の
ようなものになったガルル中尉に無理やり頼み込んで身元引受人になってもら
い、冬樹を地球外に「留学」させることを承諾させた。冬樹は家族と離れるこ
とを泣いて嫌がったが、私は暴君と化して弟の頬を張り、ケロン人との交渉に
もっとも長けていた弟を母星から追い出した。冬樹も最後には分かったようで、
決意した男の顔をして去っていったが、わたしたちの狙いが達成されるまでに
は長い時間がかかることだろう。地球のあまたの国々の歴史の中で、独立を求
めて戦った人たちの話がいくつか頭に蘇る。いつもラジオで声を聴くのを楽し
みにしていたあの人が、勝ち目の薄いゲームを続けているのは意外だけれども。
もっとも、もう少し危機感と戦力があったところで、宇宙からやってきた相手
の侵略をあそこまで引き伸ばすことはできなかっただろう。私たちの家庭は偉
大だったのだ。
一緒に暮らすようになったギロロとわたしを、かつてのケロロ小隊の面々と
私を知る人々、前から親交のあった異星人以外は、ケロン人も地球人もみんな
笑っていた。ギロロは大真面目に軍の役所の役割をするところに行って、私と
の正式な結婚を申し出たそうだけど、占領下のポコペン人との婚姻は駐留軍の
法に想定されておらず、私は実質的に「お手伝い兼愛人」として、同室してい
るだけらしい。そうポコペン人の占領協力スタッフが噂しているのを聞いた。
生理前だったので帰って泣いた。これからわたし、どうなるんだろう。買い物
があるけど、出かけたくなかった。ここはケロン軍占領管理区の下士官用住居
の一室。
同じ日の夜。東京の片隅に、三代続けて細々と商いを続けてきた小さな花屋
がある。今日も休むことなく、蛍のような生活の光を灯している。電力会社を
ケロン軍に接収されていなければ、蛍光灯の光の筈だった。人間たちよりも植
物に優しく整えられた店内で、老いた店主は一人夜食のことを考えていた。早
春はまだまだ日が短いので、四時過ぎには表から花を運び入れ、ガラス戸を閉
めていた。夜食はラーメンか、おにぎりか。ガラス戸の向こうに赤い影が映っ
た。がらりと戸が開く。初めての客だ。今や大手を振って通りを闊歩している、
ケロン軍の兵士の顔があった。一見体格のがっちりした赤毛の男で地球人によ
く似ているが、近くに来るとどこか違う。ぬめりというか水に濡れたような違
和感があった。左頬には大きな傷跡がある。大分昔のもののようだ。制服や階
級章からして、下士官あたりだろうか。
「いらっしゃいませ」
花屋の主人は普通の声音で客を迎える。
「…花を、探している」
「はい」
自分で言っていて、自分の言っていることが「要領を得ない」と感じた顔を
した客に、主人はまた声をかける。
「贈り物ですか?」
「そうだ。その…できれば夏の花がいい。名前がよく分からんのだが、黄色い
花弁に囲まれていて、中が黒い」
「向日葵、でしょうか」
そう言って、花屋は冷蔵ケースの中を指差す。果たして指差す先に、小ぶりの
向日葵が一群れあった。
「そうだ。それをくれ」
花屋は小ぶりの、傷の無い向日葵を取り出す。
「女の方へのプレゼントですか?」
「…ああ」
まだ若いと見える男の顔に、遊び歩いてやろうというてかりは見えない。とも
かく花屋は花を売るのが仕事だった。サービスで赤いリボンを結ぶ。
「いいですねぇ」
使い込んだフォルダのような財布から、季節はずれの花の代金が支払われる。
しわの寄った紙幣は、ケロンの始祖たる両生人類が描かれた軍票だった。
思ったとおり、夏の日の花がよく似合っていた。
「あら、向日葵? ありがとう、季節外れなのに高くなかった?」
「なあに。安かった」
いくつも同じ間取りの部屋がある下士官用の居住区の一室に帰り着き、決めら
れた合図のノックをする。紺色の戸を開けて出迎えてくれた少女は、買ってき
た花に似た笑顔を見せてくれた。向日葵の鮮やかな花弁を眼に写し、夏美は本
当に、久々に少女らしい屈託のない喜びを感じてくれたらしい。水に挿すと言
って奥に入っていく。中学生の頃より大分伸びた髪、伸びた手足、儚さと女で
あることを知った表情。ふるいつきたくなるような若さが後姿にまで溢れてい
るのに、近づくのを戸惑う憂鬱さが、薄い肩に残っていた。食卓の明るい色の
テーブルクロスが眩しい。とろみのある一汁一菜に、小鍋に入ったポトフ。
白いごはん。大分ケロン風の味付けになってきた夕食を終える。夏美は苦笑し
ながら「これで美味しいの?」と聞いてくる。デザートはチョコレートフォン
デュだった。心臓がどくどくと脈打った。酒は飲めない。煙草はやめていた。
人差し指ほどの長さの竹串で小さなイチゴやバナナの切ったのをカカオ色で包
み、お互いの口に運ぶ。風邪をひいた白猫のことを中心とした会話が一旦途切
れて、静かになる。テレビはつけていなかった。竹の骨の上で、軽く唇が合わ
される。がたと椅子から立ち上がり、身体と身体が近づいていく。俺の背中に
小さな手と細い腕が回る。俺はただ圧迫を加える。チョコレートも悪くない。
食後、俺は明日の準備を、夏美は片付けを行う。その後の一戦が習慣だった。
シングルのベッドの上で、仰向けのままの俺のすべてを受け入れる夏美と、
大分きつめのそこに、心底陶酔する。身体の一つ一つを愛したいと思うのに、
いつもこちらだけが愛されているような気がする。愛情を口戯と俯いた顔で
表現している夏美を見下ろし、守り続けてきてよかったと思う。愛し足りな
いという想いはあるのだと、この歳になって知った。
まとめてシャワーを浴び、まとめて寝る。熱いシャワーで一時覚醒した頭を
硬い枕に押し付けると、刈り込んだ髪がちくちく当たる。目が冴えていた。
すると、いつも抑え込んでいる不安が頭をもたげてくる。それは、自分亡き後
の夏美の運命だった。ぽつんと独りになった夏美を想像するだけで頭が狂いそ
うになった。正式な婚姻関係ではない夏美に遺族年金などが支給されることは
ないだろう。仮に自分が突然死んで無一文で放り出されたら、占領者と一緒に
いた女としてポコペン人の間でどんな目に遭わされるか知れない。ただでさえ
人の足を引っ張りたがるところのある連中だった。冬樹の学費は日向家の財産
の一部に加えて俺が大分前借して払い続けているから、実のところかつかつで
暮らしている。兄の顔を思い出し、それを振り払った。俺は腹の底で人生をど
う使うか決意する。ある応募を決めた。
ギロロは泊まりがけや、数日をかけた任務が多くなった。仕事だから仕方無
いが、できればもっと側に居て欲しいと夏美は思った。帰ってきても疲れきっ
ていて、やたらと怒りっぽくなっていて諍いも多くなる。ただ、ある日寝に帰
ってきたようなギロロの口から迷った末に出た「北条睦実はまだ生きている」
という言葉を聞いて、ギロロの考えていること、していることを察知し、密か
に涙した。その任務のうちには、工作を狙う敵性宇宙人の排除や、降伏を認め
ない地球人との戦いも含まれているのだろう。それぐらいのことは分かるよう
になっていた。夏美はギロロのこと以外気にしないことにして、中学生の頃の
ようにどこでも元気で振る舞い、誰にでも笑顔で接することに決めた。買い物
に行くために紺色の戸を開ける。ケロン人と出くわす。相手が顔をしかめるよ
りも先に、心からの笑顔で挨拶した。
「おはようございまーす!」
おいおいおいおい
シリアスでいいギロ夏じゃねえか
続き待ってるよ
どうしてこんな目に遭うんだろう。夏美は息切れしそうになりつつ走ってい
た。明るく振舞っていると、はじめは戸惑っていたものの、挨拶を返したりす
る者もでてきた。ケロン人地球人問わずにだ。こうして日々を楽しくしていこ
うとしていた。しかし、一部の人間の目には気に入らないと映ったらしい。夕
暮れの裏路地をケロンの愛人、淫売という言葉をぶつけられて酔漢らに追われ
る夏美がいた。だが幸運なことに、かつて日向家に居候していたクルル曹長が
偶然現れ、あの特徴的な含み笑いをすると、それだけで慌てて汚い男たちは去っていく。「金髪のケロン人がポコペン人を大っぴらに実験材料にしている」という噂は本当だろうか。
「く〜っくっくっくっ」
細いフレームの眼鏡の奥から夏美を見て陰気に笑うと、太陽に飽いたような
金髪のクルル曹長は人差し指と中指を揃えて夏美に挨拶した。
「奥さん、も大変だねぇ」
弱々しく微笑んで頷くだけで精一杯だった。クルルが少し眉をひそめる。
「…送っていってやろうか」
「ありがと」
「肩でも組んでスキップするかい。ク〜ックック」
「…ちょっと離れて歩いて」
「ちょっと見ない間に、大人になったもんだな」
「あんたたちは変わらないわね」
乙&GJ!
よいシリアスですな〜。
続きをお待ちしとります〜!
GJ!
せつねえ。
こういうギロ夏もイイ。
だがそろそろ明るいカンジのヤツも読みたい所だ
865 :
もとのあじ:2005/12/23(金) 08:27:06 ID:SA97ufdZ
王道のギロ夏・ドロ雪を見て、ついつい冬桃を書いてしまいました。
なんか長いうえに、いいのかソレ?って所もありますが、
寛容な心で見て頂ければ幸いに思います。
(やったぁ、大接近!!)
二人きりの日向家のリビング。計画では、邪魔な連中は当分来ない、様にしてある。
ごくごく自然に冬樹の手の上に自分の手を重ねる桃華。
熱くなってくる冬樹の手の体温を感じながら、作戦の成功以上を確信して桃華は(ニヘ〜)としていたのだが…
「……あ、あのさぁ……」
「?」
「あのさ『桃華』ちゃん。正直に本当の事言うよ…その…僕、好きな人が……」
ニヘ〜の笑顔のままショックを受け固まる桃華。
「出来たっていうか、気付いたってほうがいいかな。今まで身近すぎて……」
「…………………………わ、」
「でも、でもね。僕はその娘の事を本気で好きなんだ。これは絶対(キッパリ)なん…」
「!!私っ!!ダンゼン応援しますねっ!!冬樹君っ!!」
「………え?…って…早いよ…ちょっと…まだ続きが」
「!あ、スイマセン私ちょっと用事を。……あっっっと!」
涙を見られないようにリビングを飛び出し……かけるのだが、机につまづき、
「あのね!」「あ、の、ゴメンなさいゴメンなさい」有無を言わさず飛び出す桃華。
「…違うよ!つまり…その娘っていうのがぁ…」
聞えてない桃華は、顔を見せずに部屋を出てしまい、冬樹はひとり残される。
「……聞いてよ最後まで…西澤さん……ボクは…」
『特装版マル秘テクニック 告白は演出で決まるっ!であります』が手から落ちる…
扉の向こうでうずくまる桃華。そして…
(…私、私これから、どうしよう?)
A:許せネェ!誰だか知らねェがアピール不足なら肉体で勝負だ。
裏桃華に心をまかせて部屋に飛び込み押し倒す。
B:冬樹くんの気持ちを尊重しなきゃ。
自分に未練を残さぬ為、悪女になりきり遊びまくる。
――――選択を迷う桃華だが、正解はあっけなく「C」だった。
C:即効で誤解を解く冬樹。そして二人はハッピーエンド
と思いきや、そこから一向に関係が進まない。
ついに桃華は偶然を装い、冬樹を乱パに誘い出す事に。
つづく。
「あッ、冬樹く〜ん。こっちですわ〜」
「桃華、ハァハァ御免よ、遅くなっちゃってハァハァ」
――――5年後
不思議な偶然で、なぜだか私立の大学に一つだけ合格した冬樹は、なぜだかそこに入学する事になり、
なぜだか一緒に入学する事になった桃華と、必然で恋人関係になった。
「オカルトパーティーっていう位ですから、薄暗い時間の方が雰囲気ありますわ」
「でも、そこ会員制なんでしょ。聞いた事無いサークルだったけど…よくチケットが手に入ったね、桃華」
冬樹、と呼ばれるのは姉ちゃんみたいで抵抗があると言われて、桃華はずっと、冬樹くん、と呼んでいる。
名前を呼ぶ度に、甘えた気分になれるので実は気に入っていた。
「(くるぅり)冬樹くぅ〜ん。西澤グループを舐めていませぇんかぁ〜。
非公開制の倶楽部だからメジャーでは無いですけれど、そこが狙い目なのでぇ〜す」
「ウンウン、そうだよね。あー桃華が恋人でよかったー」
ぎゅっと手を握り赤くなる冬樹。…だが、そこでオワリ。
抱き寄せるでもなく、キスを交わすでもなく、それ以上に進んだ事が無いのだ。
(手をつなぐ度に、私の胸の奥に火が灯る…でも、その火は燃え上がる事も、消えてしまう事も無く、
ずっと私の身体の中で燻ぶり続けているの。ずっと、ずっと……)
カラダはもう男と女で確かに恋人関係なのだが、中学校から進展の無い二人の関係に、桃華はついに決意した……
「……えーと、ここ。この建物ですわ」
「…普通だ…いやいや、きっと希少価値が高(ブツブツ)…」
建物の中に入ろうとする二人の前に、ヌッと巨体の男が現れる。
「……………いらっしゃいませ………………こちらへどうぞ………………」
(び、びっくりした!案内係の人かな?)
(脅かすんじゃねぇよ。これからの事で緊張しまくってるてぇのに)
男は関係無いかのようにどんどん先へと歩いていく。
「なんだか、ずいぶん奥に行くんだなぁ」
先行する冬樹の後ろ姿に桃華は心の中で謝る。
(ごめんなさい、でも私イマノママなのは嫌なの。ガマン出来ないの……)
「……この部屋が会場で御座います。それでは……ごゆっくり」
男にグイと部屋に押し込まれ、後ろで鍵のかかる音がした…
「?えぇ??こ、こ、これ、これ、は???」
かなり広い部屋なのに、ムンとするような熱気と臭気。複数の男と女の激しい息遣いに混じってくる声。
薄暗い部屋の中で何が行われているか、見えなくとも理解できた。
(す、すごい…解ってるけど、やっぱりドキドキするわ)
奥の方は良く見えないが部屋の各所に紫色の明かりが灯されている。そして周りに映し出される男女達が…
「ぅぅあぁぁぁ!」
いきなりの声に二人が右を向くと、ぶるんと豊満な乳房が揺れるのが見えた。
「あぁ〜いいぃぃ!」
自分の手で乳房を揉みしだきながら女は腰を上下にさせる。
女の白い足の間から垣間見える男は、ハァハァと熱い吐息を漏らしながら女の秘裂に指を潜り込ませる。
「いいのォ〜」パンパンと音を響かせながら女は妖艶な笑顔を浮かべていた。
そして女はその淫靡な笑みをこちらに向ける。
「ハッ。うぅぅ……」思わず視線を逸らし、冬樹は下に俯く。
だが、視線の先にはGパンのみの半裸の女が寝そべっていた。
「んむっ!んぐっ…ふぅっ、んふぅっ!」チュブチュブと卑猥な音が響く。
男の腰に手をかけて女の頭が揺れる。「ふうんっ、んっ、クチュ、ピチャ…」
口元から唾液が垂れ卑猥な音がより一層大きくなる。女の空いている左手は自分のGパンの中にあった。
(すごいわ……こんなことまで。わたしもいつかは…)
「あっ!あっ!あはぁ!イク!イクぅ」
大きな歓喜の声に顔を上げると、部屋の中央に長髪を乱した白い姿が見えた。
彼女は恍惚の表情で身を震わせると男の影がゆっくりと離れていく。
目が慣れてきたのだろうか、その周りに男が2人いるのが見える。
「はぁ…は、ああぁ……次…早くっ、んっ、んん〜っ」
1人が唇を責め始め、もう1人は横から乳首を愛撫する。
「んん〜っ…ぷはっ!はあっ、ああ……こっちにもぉ〜っ!!」
暗がりから、別の3人目の男が待ってましたとばかりに加わった。
女の秘裂にペニスをあてがうと立ったまま突き上げる。
「あうっ!ふぅっ!奥に、奥にあたってっ!」口からだらしなく涎を流しながらも女の表情は潤いを増していった。
(これが…快楽なんだ)
理性を吹き飛ばすその感覚に桃華は小刻みに震えた。
痴態を見せ付けられ、我慢していたのだが身体が(あぁ…)求めていた。
眼前で繰り広げられるあまりにも淫らな光景。
無意識に股間に指を這わせようとしていたのに気付き、こぶしを握り締めて堪えた。
(そうよ!これよ!これなら冬樹くんだって……)
見えない手が身体を這い回り、湧き上がる衝動に翻弄され身じろぎする。
(この身体の疼きを抑えられるのは、ただ1人だけ…冬樹くんしかいない!
そして、今ならきっと冬樹くんも、私を、『桃華の身体』を、求めている筈よ!
さらに周りの雰囲気で罪悪感や倫理感も低下!どうにでもなる!さぁ来て!冬樹くん!)
だが、冬樹の方を見ようとするも目が離れない…それは冬樹も同じだった。
あっけにとられ赤面しながらも、瞬きもせず状況に見入っていた。
「はあっ、はあっ、ああ……じゃあ…こんどは」
促されて横にいた男は仰向けになる。女は腰の上に跨ると、ゆっくりと腰を降ろし
次なる快楽に身を引きつらせた。「あっ、あふぅっ、あっ……」
もう1人いた筈の男はいつの間にか後ろで別の女と、いや男と?
よく見ると、さっき彼女を愛撫していたのは女だった。(え…?じゃ女同士で、い、いいの…これって?)
現場の設定はポール任せだったので、詳細な人選は桃華は全然知らなかった。
(??女同士って………そういえば東谷先輩…)
桃華は話しかけようとようやく冬樹を見上げる。
「あっ…」
桃華の視線は冬樹の腰で止まった。そこはもう服の上からも分かるくらい隆起していた。
「ああ…」桃華は震える手を伸ばしかけるが、ハッと我にかえる。が、視線は止まったままだ。
(こんなになって…。それに…)まるで大きさを確かめるように桃華のしなやかな指が空中で揺れる。
その表情は酔ったように紅潮し、瞳は畏怖と期待に満ちていた。
(今すぐ…冬樹くんに飛びつきたい……あぁ計画が……でもすぐ…シタイ……でも)
久々に自問自答する桃華。
(舐めたい。イヤ駄目だっ!本にも書いてあっただろ。それはまだ先の段階だっ。
イイエもう既に恋人同士ですものっ!一心同体なのよ。自分の指をしゃぶるようなもんだ。問題ねェ!
ダメダメ!冬樹くんが望まないなら、自分からは絶対駄目よっ!)
混乱する桃華。興奮した上に、この温度と湿気のせいか、ぐるぐると背景が回る。
半分ケモノの眼に変貌し、獲物を目の前にした女豹のオーラを漂わせていた。
「あらぁ、可愛いわねボク……なーに彼女がウブで始めてくれないの?かわりにお相手になりましょうかぁ?」
秋ママを超える巨乳の女性が妖艶な微笑を浮かべ全裸で冬樹に寄って来る…「ダっ!」
「ダメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
会場に響き渡る絶叫。近付いて来た女を桃華は全力で突き飛ばす。
そのまま壁に激突した女の周囲にばらばらとハンガーやコートが散乱する。
全員が振り返り注目を浴びるのだが、皆ハッとして、気付かぬフリを決め込み行為に戻った。
(しまったぁ、だめじゃないのワタシ!予定では…)つい無我夢中でキッカケ役の女を突き飛ばしてしまい、桃華は後悔する。
(冬樹くんからソノ気になってくれないと意味ないのよ!!)
「……………そうか。わかったよ」
「えと……えへへ…その、なにが?」
すっとぼける桃華に、冬樹は女の方を指差す。
崩れ落ちたジャケットからこぼれたIDカード、そこに僅かに『NPG』の反射文字が…
「それと、恋人である桃華の気持ちをわかってなかった事も、わかったよ」
「…え…冬樹くん…」
「僕たちは二人とも同じ事を考えていたんだね」
「…あっ!あん…ふ、冬樹くん…」冬樹の手がいきなり桃華の胸を掴んだ。桃華がゾクゾクと背中を振るわせる。
実は冬樹もあと一歩を踏み出す事が出来なかっただけ…
もう二人に言葉は要らなかった。そして、ごくりと唾を飲む。
(じゃ……)(うん……)
見詰め合ったまま、溢れる想いを確認しあう。
「あ!あのぉ……脱ぎます……から……」
桃華は服に手をかけ、慌て気味に次々と脱ぎ捨てていく。
が、何かを思い出し桃華は手を止めた。そして微笑して切なげに囁いた。
「冬樹くん…………桃華の……カラダ……見て…」
ぱさりと、全てが脱ぎ落ちる。女としての成熟が始まったばかりの裸体。
落とした服から足を抜けさせると、桃華は羞恥と期待感で頬を真っ赤に染めた。
最近の桃華はこの時の事をずっと考えていた。まずああしよう、そしてこうしよう。
ここに訪れる前から計画はしていたのだ。これはその予定を実行しただけに過ぎない。
そう。こうなるのを期待してここに来たのだから。しかし……
「…………やっぱり…恥ずかしいから……あんまり……見ないで」
顔を手で覆った。(ダメだわ…やっぱり想像とは恥ずかしさが全然違ってる……)
計画を妄想し、あげくに部屋で自慰に耽る事も何度もあった。
妄想の中の冬樹の前で、もっと過激な行為に及ぶ事すらあったのに。
計画の一歩目である、桃華の裸体を見せ付ける事すら現実には難しい。
それと同時に、現実と空想との境界が少しずつハッキリとしていくのを感じる。
(……そう、これは夢じゃないの。恥ずかしさも愛しさも全部現実……)
確実に現実を認識し、桃華は顔を上げ冬樹に言う。
「わたし…冬樹くんとひとつになりたいっ!!」
全裸で冬樹の元に飛び込み、小声で付け足す。
「…そして全部、アナタのものに…なりたいの…」
冬樹は静かに桃華の頭をそっと撫でて、キスをする。
唇を塞がれた瞬間、桃華の身体を痺れが駆け抜ける。
「っっ!…ん、んううっ!」桃華が舌を絡ませてきた。べちゃべちゃと音がして、唾液が交換される。
「んっ!んぷぅっ…んっ、んっ、んっ、んふぅっ……!」
「んんぅっ!ふぅっ…ちゅぷっ…」
桃華の舌が冬樹の口の奥まで侵入し、熱い感触が口内を嘗め回す。
(なんだか、私キス慣れしてる?……こんな激しいキス、初めてなのに…)
思考が定まらず興奮した桃華は、積極的に腕を回して冬樹に絡み付いていく。
「「んぷっ…んっ…んっ…」」
いつしか互いに舌を絡め、口の中でお互いの唾液を混ぜ合わせていた。
ちゅぷちゅぷという音が周りに響き、舌の感触と唾液の味がさらに興奮を引き出す。
「ぷはっ! はあっ、はあっ、ああ……っ……」
やっと解放された。熱い吐息が桃華の口からあふれだす。
唾液が糸を引いて唇と舌をつないでいる。それを桃華は恍惚の表情で見つめていた。
冬樹が腕を離すと、桃華は腰が砕け座り込んでしまった。身体に力が入らない。
背中からそっと抱きとめて「キス…好きなの?」と桃華に聞いてみる。
喉をなまめかしく動かしながら桃華は答える。「う…ん…そうかも」
そして冬樹は背中から腕を回し、桃華の見事に成長した膨らみへと手を伸ばす。
「大好きだよ……桃華の事」
その台詞だけで、桃華はポーッとなってしまっている。
冬樹の両方の手が乳房を覆い、優しい愛撫が始まる。
「あはぁ……んっ……うん」柔らかい乳房を揉みしだかれる度に桃華の興奮が高まっていく。
成熟した乳房は冬樹の掌の中で何度も形を変え、ゆさゆさと揺れている。
「とぉ……もっとぉ…」
冬樹は先ほどの優しい愛撫とは対照的に今度は激しく揉みしだいた。
「きゃあっ!ああっ…はあぁぁぁんっ……うぅぅんっ…」
さらに激しく乳房を弄び、それと同時に桃華の乳首をかすかに触れるように擦る。
「あっ!……あぁ!………変な感じ……」指先で、緩急をつけ、微妙な力加減でくすぐる。
「はぁっ!あっ!はぁ…とろけるぅ…おっぱいのぉ…んっんっんっっあああっっ!」
桃華の声が高まり、切なげに首を振る。
「冬樹くん…あ…あ………と…ろけ………」
「どう?」
ゆっくりと冬樹の方に振り返るその顔は、既に悦楽に支配されていた…
「わた…わたし、……も、もうダメかも……」
「ダメ?」
早く私の中に入れて欲しい。限界を訴えかける懇願の表情に、髪の毛に指を這わせたあと、もう一度軽くキスをした。
すると桃華は、いきなり思いっきり身体中を絡ませて来た。
そして、自分の出来る限りの甘えた声で「キテぇ」とつぶやいた。
冬樹は秘裂をほんの少し中指で撫でる。たった少しの刺激だけなのに、桃華の身体は大きく反応する。
キラキラとした粘着質の液体が、もう十分なほどに指に絡まっている。
位置を確認する微妙な指の迷いが、膨らんだクリトリスに僅かに触れる。「ひゃんっ……」
痛みを感じたのか、それともそれ以外の何かを感じたのか、桃華は冬樹の下からそろそろ抜け出し、自分で自分の秘裂の襞を広げた。
「ここです…ここに、冬樹くんのをください」「ここ?」
「ぁあ!…そこ、うん、そこにっ!!(あぁぁぁはやくぅぅ)」
桃華は冬樹を誘うように腰をモジつかせ、さらに自分の性器を割り開きピクピクと震える。
ようやく場所が理解できた冬樹は、濡れそぼるその場所にペニスをあてる。
桃華はうっとりとした瞳で見つめて、脚を胴に絡みつけた。
ニチャ…という音とともに、亀頭の先が小さな膣口に潜り込んだ。
(っ……いたっ……)ほんの少し挿れただけなのに、ずいぶんな苦痛だ。
「桃華、大丈夫?」
冬樹が声をかけると、桃華は真っ赤な頬で笑って答えた。
「うん、平気………」(平気よ。これが私の待ちのぞんだ瞬間ですもの)
一方で苦痛、一方で快楽を感じながらも、桃華にとってそれは両方歓喜であった。
「わたし、大丈夫…だから。…これで冬樹くんと、一つになれるんだから」冬樹は桃華の両手をしっかり握り締めた。
「桃華!!」冬樹は一気に腰を動かし、狭い穴の中から桃華を貫き通す。
勢いよく挿入されたペニスが、桃華の狭い膣道の最も深い所に達した。
下腹部いっぱいに感じる侵入物が桃華の全てを書き換えるかのように襲ってくる。
だが、十分過ぎる愛液により、襲ってきたのは苦痛より快楽の方が遥かに大きかった。
(!!な…なんて、気持ちいいの!!)
苦痛を通り越して襲ってきた快楽に桃華は身悶えした。
「……はっ……ふぅ……動いて……はや、くぅう……」
冬樹は改めて桃華を見る。目尻に涙を浮かべているのは苦痛のせいか。
逆に冬樹は、あまりの快感にもう少しで発射しそうだった。
「はっっ、もっと…ツヨくぅ…もっとぉ!…キモチいい……もっと……」
桃華がどこか遠くを見るような眼で、そう呟いた。
冬樹は快楽に身を委ねる決意をして、身体の求めるまま腰を動かし始めた。
「あぁ…はっ…はっ…ふゆ…きっ…くん…ふゆ…きっ…くん…!」
桃華の小さい身体が冬樹の下で揺さぶられる。
(な、なんかヘン……ヘンだ…初めてなのに…こんなに……)
全ては、冬樹と交わる為に作り上げたこの状況なのだが、それは桃華自身も巻き込んで、更なる興奮を引き出していた。
いつのまにか桃華の腰も動いていた。自分から求め、腰を振って、無意識の内に快感を高めようとしている。
もはや桃華の身体は快楽を貪るだけの機械と化し、彼女の意思とは無関係に冬樹のリズムに合わせ腰を叩きつけている。
僅かに泡立った潤滑油はふたつの機械を加速していった。絶頂は目の前だ。そして、
「ぅ!い・いくっ!」
桃華は意識が飛びそうな快感の中で、身体を痙攣させ絶頂に達した。
「あっ!!あ・あ・あ・あぁぁ!」
身体中で快感が歓喜へと変換され桃華の腰の動きが止まる。
だが、まだ射精してない冬樹は動きを止めず突き続けた。達したばかりの桃華は言葉にならない喘ぎ声を上げる。
「…ゃぁい…」揺れる桃華の中で快感も歓喜も興奮も全てがシェイクされる。「…ぁぁぅ…」
全感覚を掻き回され次々に襲ってくる快楽の波に桃華は抵抗も出来ない。「…ぃぅぁぁ…ぁぁ…」
「うっ」
次の瞬間、躊躇する間もなく冬樹は桃華の中に思いきり射精していた。
そして自分の中に温かい物の存在を感じ、桃華は再び絶頂に達した。半開きの口から息だけが漏れる。
――――そのころ
プロジェクトHの作戦地域のすぐ横の公園に、目立たぬ様に偽装したバンが数台。
非常時に備え待機している西澤家特殊部隊である。
撤収の準備も一段落して各自で休憩を取っている所だ。
そこからまた少し離れた木陰に赤く光るホタルが一匹…
(御嬢様の近くでは、なかなか吸えなかったからな。
……最近、どうも喫煙量が増えたか。良いのやら悪いのやら……ん?)
近くで吉岡平正義が顔を伏せしゃがみ込んでいるのが見える。
「…今頃きっと、ふたりは、もう………」
ハァ、と自分も気付かぬ大きな溜め息をつく正義。ポールは、うなだれる正義に近づきポンと肩に手を置く。
「あ、ス、スイマセン」
「…んっ」
ポールは箱から一本とって正義に差し出す。
「?」
「スイマセンじゃない。吸ってみろ」
「えっ、いいえ、自分は煙草は吸わないのですが…」
「ゴタゴタぬかすな、いいから、吸・え・!」
無理やり正義の口に捻じ込むと、ポールはそのまま片手でライターを点す。
シュボッ!「ん、ん、ん、ん、ぷはぁーーーーーっ」
大きく広がる白い煙は、先程の溜め息よりも大きく見えた。
「ひどいじゃないですか、煙草吸えないのに………?あ、あれ?吸えた」
「フーーーッ。これでまた、ひとつ、大人に、なったんだな」
「…?……オトナ?」
ポールは正義の頭に手をやると一緒にしゃがみ込んだ。
「………プッ……ふっ………ふふふっ」
半笑い半泣きの正義に、ちょっと小さめにポールが囁く…
「それはそうと…お前好みのイイ娘いるんダガ。条件次第で紹介してやらんでもない…」
―――ネオン瞬く街角の公園に赤く光るホタルが二匹。
――――数日後
帰り際に桃華がそっと擦り寄ってまた尋ねてくる。
「アノ…今日もお部屋に伺っても宜しいでしょうか」
「え。あ、ああいいけど…(小声で)あの、今日もなの?」
紫色の瞳を揺らして、桃華は夢見る様に大きく言ってのける。
「ウンッ!だってワタシ!毎日Hするたびに二人の距離をカラダで何度も再確認できて、
とっても幸せな気分になれるんですものォ!!」
「う、うわぁっ!そんなロコツに大声で言わないで!」
――――そして、冬樹のアパート
「ああーっ!も、桃華ぁ」
「もっと……もっとぉ!!……あぁぁーっ!わたし…」
すると、唐突に夏美登場。
両腕に買い物袋、手に荷物を抱えたまま、ドアをおしりで開けて後ろ向きで入ってくる。
「冬樹ーっ。いるー?チョット買い物に出たら買い過ぎちゃってさぁ、ここで、え…」
ベッドの上のふたりは気付かない。ゴクリと唾を飲む夏美。
「うわ…その…お邪魔…ゴ、ゴメンネーッ」
ピューッという擬音と共に夏美は部屋を飛び出していく。
「ハァハァ……は、はじめて…見ちゃった。
びっくりしたぁ……そーか、そりゃまぁネェ二人とも恋人だし……でも、はじめて見た。すごいんだぁ…」
ナレーター「弟以上に奥手な夏美ちゃんは、いまだに…」
夏美「ウルサいのっ!ホットイテ」
ナレーター「ス、スイマセン」
やれやれ、おしまいっ。であります。
878 :
もとのあじ:2005/12/23(金) 13:20:47 ID:SA97ufdZ
長々と失礼しました。
冬桃ダイスキなんで結構長編になっちゃった。
読んで下さった方有り難うございました。では。
乙
保守age
881 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 22:42:06 ID:NV74Ws/X
>>878 乙!!
イイよー冬×桃!
定番だけど意外に少ないのでうれしいです。
>>878 '⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)
キタ━━━━!!!!
冬×桃派にとっては神!!!
今後ともおねがいします!!!!!
冬桃キタ──!!
GJです!
乙!
冬桃好きです。乙!
GJ!
最高のクリスマスプレゼントを頂いきますた…これであと三ヵ月は戦える!でもその間に続投されるならそれはそれで大歓迎!w
主体にはなれなくてもやっぱりくっついて欲しいなこの二人には…
地球占領後ギロ夏続きです。何故か623も出てきます;
小声で、一つ屋根の下に暮らしていた時のように、軽口のような悪態をつき
あう。何だかあの不愉快だったクルルがいいやつに見えた。しかし、彼の口か
ら睦実という名を聞いて、夏美はぎくりとした。月が「陥落(満月にケロン軍
のマークがくっきりと浮かび上がった)」して、地球人の多くが初めて自分た
ちが異星人に侵食されていたことに気づき、呆然騒然とした日。地球が地球人
のものだった最後の日の記憶が蘇る。まだ信じられないような顔をして通いな
れた場所に向う人々の中に、澱まない星があった。気がついたら声をかけられ
ていた。あの時も寒かったっけ。
「お早う。夏美ちゃん」
少し背が伸びたようだ。相変わらず目が綺麗だ。
「あ、623さん。おはようございますっ」
耳まで毛糸の帽子を被っていて寒そうだ。
「今から学校?」
平日なのに、どこかに行く様子もない。
「あ、はい」
とりとめもない話をしているだけなのに、あがっていた。顔は紅潮していただ
ろう。とにかく、掴みどころがなくて魅力的なこの人から目を離すと、もう知
らない場所に行ってしまっている気がした。その時だけは完全にケロン、惑星
間戦争云々のことを忘れて話をしていた。
「どうやらハジマッタみたいだね。今度は面白そーって言うより、やりにくく
なりそーなんだけど」
占領後のことを話しているらしい。イラストとポエムを職業にしている芸能人
は、弾圧されたりするんだろうか。
「ボケガエルたちも、何だか変なんですよ。まあ、いつものことだから、どう
せ私たちが何とかしちゃうんですけどっ…」
二日間の自宅監禁からやっと解放されたばかりだった。睦実は本心ではないこ
とを聞いて夏美から目を逸らし、遠いビルの隙間の空を見ながら笑いを形作った。
「まあ、お互い頑張ろうよ」
餞別に睦実は持っていたメモ用紙にさらさらと「くりくりうさぎ by623」と
でも描こうとしてくれたようだったが、夏美は途中で黙って睦実の手を止めた。
そして足を上げて、睦実のバイクの助手席に跨る。十五秒経ってから、睦実は
新たな紙に「ヘルメット(ポップなデザインのメット)by623」を描いて夏美に
手渡した。夏美は受け取って623デザインを一瞥すると、目深にかぶった。
いつだったかの雑誌のインタビューでいっそ耽美に若者の性について語った睦
実に対し、夏美は同等の言葉を持たなかった。夏美は処女だった。それから二
回ほど睦実のマンションに行った。ある時睦実はパソコンのディスプレイを見
ていて、夏美はその後ろで座って本を読んでいた。しばらく一緒に過ごしてい
ると、お互いの空気に慣れてくる。睦実はいかにも悪戯を思いついた子どもの
ような顔と声音で、突然夏美に向き直って言った。
「俺が地球のために戦うってどう? すごく面白い人生になると思うケド」
その頃家庭内の喧嘩が絶えなかった夏美は、睦実の目を正面から見ずにこくん
と頷くことしかできなかった。
「あっそう」
相槌のような反応に、睦実はまたディスプレイに視線を移す。伸び盛りの骨格
に乗ったなめらかな肩がすくめられた。
「俺、しばらく前からケロン軍にシツコク勧誘されてるんだよね」
夏美が目を見開いて623の背中を見る。
「宣撫放送の宣伝塔に、ケロンを持ち上げる詩を作れってさ」
ふう、と睦実は溜息をついた。テレビでは明らかにケロン人の高官然とした人
物が、日夜宣撫放送を繰り返している。曰く「我々はポコペン人の殺戮が目的
ではない」「逆らったら全滅あるのみ」「地球上の資源はみんな征服者たるケ
ロンのものとなる」「ケロン人は偉大で公明正大である」といったことを荘厳
な言い回しで全世界に流しているのだが、視聴率は悪そうだ。
「明るい星の海から来た異星人に身を任せてみよう。きっとシアワセになれる
よ♪ とか書けって言うんだ…冗談じゃないんだよね」
宣撫放送のアナウンサーの睦実など想像できなかった。断ればどうなるのかの
想像もつかないが。
「…クルルに相談するとか」
「もう一切連絡とかしてないんだよ。この頃」
それはそうだろう。とにかく連中はばたばたと忙しそうだ。異星人との奇妙な
同居生活は、まるで前世の出来事だったような気分にさせられた。季節だけが
動いていく。最後に623は冬樹宛の餞別を描いてくれた。実体化ペンが、姉と
友の想いを空に描く。実体化したそれは、天へと上っていった。睦実は姿を
消した。間もなく夏美はギロロ伍長と暮らし始めた。
あの頃の記憶が一気に頭の中に噴出し、曹長に訊いてしまっていた。魔獣の
前に柔らかい腹を見せて寝転がるような失態だった。
「睦実さんって今どうしてるか知ってるの?」
クルルなら大抵の情報は集めてしまうことは知っている。純粋に安否が気に
なった。
「教えて欲しいのか。だったら…」
そこでクルルの上着の胸ポケットからアラーム音が鳴る。ケロン軍の通信のよ
うだった。
このボケガエル。狂いガエル。信じたのが大間違いだった。夏美はさっき
クルルを見直しかけたことを心から後悔していた。大分ケロン占領スタッフの
生活エリアに近づきつつあった時、無線で部下の接近を知ったクルルの行動は、
とても常識では考えられないものだった。突然「隠れるぞ」と言い、思わず物
陰についていった夏美をしゃがませると、ちくりの一針で動きを封じた。夏美
のほぼ全身の筋肉が硬直する。道からは少々見えにくいところに夏美は屈んだ
まま固まり、クルルは立っている。
「よし、そこから来な」
クルルが通信機で部下を呼んでいるらしい。夏美の目の前には、スパッツに似
た不思議なズボンの股間部分がある。ケロン軍の中でも毀誉褒貶の毀と貶が激
しすぎることで知られているというクルル曹長だ。何も怖くはないだろう。
これ以上ないほど嫌な予感がした。苦い唾が口の中に湧き、これ以上のことを
強いられれば舌を噛むか相手を噛もうと覚悟を固めた。クルルは一切合切を意
に介さず、双眸に怒りを燃やしている夏美を見下ろして、歯を見せにやりと笑う。
「本当に美人になったもんだな」
夏美は動けない。不随意のパーツから体液が落ちる。
「泣くな。危ないところを助けたんだ。このくらいはいいだろ?」
ケロロ小隊の中でも頂点を争ったこいつの奇行の数々を思い出す。
「喋るなよ。もし一言でも意味のある言葉を吐いたら、一生頭に毛が生えない
ようにしてやるぜ」
く〜っくっくっ。
横隔膜が上下し、腹筋がぴくぴくと波打っている。感情に反応するのか、有機
蛍光色のシャツが波打つように色を変えた。軍靴の靴音を響かせて、占領スタ
ッフと思しき若いケロン人兵士が近づいてきたようだ。クルルの部下らしい。
クルルを探していたらしく、真っ直ぐに二人のほうに近づいてくる。やがて近
くに来ると、上官にあたるクルル曹長にケロン軍式の折り目正しい敬礼をした
が、クルル曹長の下腹部の不自然さに気がついて、明らかに動揺した。
うおぅ、どうするんだクルル!
保守
「ご苦労」
軽く答礼したケロン軍きってのマッドサイエンティスト、クルル曹長は時間を
惜しむように、ある程度予想がついているらしい話の続きを促したが、若い
兵士は呆気にとられて飄々としたクルルの表情と、彼のジャケットの広い裾に
顔を突っ込んだ若いポコペン人女子の姿を目だけを動かして交互に見ている。
クルルの服の裾に頭を入れている女はあろうことか、下半身を被う短いスカー
トを腿の付け根までまくり上げ、膣口に大人の玩具を嵌めていた。ケロンの
収縮ベルトで抜けないように固定されたそれはヒルを思わせる動きで蠢き、
露出した花弁から地面に粘っこい雫を雨のように落としている。しかし身体は
石膏の像のように不動であり、色づいていくだけだ。
「ま、また後ほど」
変態。今は軍務の時間だ。礼儀知らず。人を人とも思っていない。原住民虐
待? 売春? あまりのことに、若い兵士はその場から離れようとした。
その反応にクルルが口元を苦々しげに歪め、若い兵士を止めた。
「待ちな。今話していけ。俺は忙しいんだ」
「はっ、ですがっ」
「こいつには何も分かりゃしないだろ。あの件はもう考えてあるんだぜ?」
「いえっ。また後ほど出直します」
「そうか。じゃあ、最敬礼していきな」
理不尽ともとれるが困難ではない命令に、若い兵士はまさに目を白黒させた。
クルルはおもむろに裾から覗く髪を掴んで、衣服の埃でも払うように強くが
くがくと揺さぶる。ポコペンの少女は人形のように反応しない。
「どうした、早くしな」
その光景を見ていた兵士は軍律に染まったばかりの青さで、そのまま上官と、
被占領者の少女に最敬礼をする。五秒、十秒、十五秒が過ぎてから、クルルは
下がったままの頭に二言、三言告げた。上意下達が成り、兵士の肩の緊張が少
し解けた。
「分かったな。よし、帰って続けてな」
兵士は顔を上げた。顔のない少女が激しく腰を振っていた。地面には小さな水
溜りができていた。
程なくして、夏美は一応衣服を整えられたもののその場に一人取り残された。
若い兵士は逃げるように去っていき、クルルは以外なほどあっさりと夏美を
解放して、自分がいたすべての証拠を隠滅して消えた。服の裾に顔を入れられ、
ずっと縫い目のないズボンの股間を見せられたものの、ほぼ目隠しされていた
だけのようなものだった。麻痺は身体から取れつつあるが、感覚を一部遮断さ
れながら性的刺激を与えられて、がくがくと頭を揺さぶられた十五秒ほどの間
に淫夢を見た。走馬灯のように、一番強く記憶に刻み付けられた性的記憶が蘇
った。さっきの薬は身体を麻痺させる他に催淫剤と幻覚剤も兼ねていたのだろ
うか。まったくろくなことをしない。しかし夏美はそれほどショックを感じて
いなかった。初めての時のことを思い出したからかもしれなかった。
地球の先住民たる地球人の諸族と、彼の敵性種族に対してケロンが圧倒的
優位に立ったことが誰の目にも明らかになった時、夏美はギロロ伍長のもとを
訪れていた。ギロロ伍長は状況が激変してから日向家とは距離を置こうとして
いたようだったが、夏美は初めて自らケロンの下に赴いた。何ともいえない
顔で自分を見て、それでも待っているギロロに夏美は目標達成を密かに確信
する。二人の間の距離を縮めていく。夏美が真下から目の上を走る顔の傷を見
上げた時、少しだけギロロの顔は赤らんだ。少しの間だけ623といた時に言わ
れたことが夏美の頭をよぎる。
ケロンの肌はどんな感触なんだろう。
「夏美ちゃん、どうしてそんなにがっつくの?」
623の匂いしかしないベッドの上で、半ばは察しているという表情で623は尋ねた。
「俺で練習してるの? まだ急ぐ必要ないと思うけど」
無防備な姿を晒しながら、それでも世間話のような口調で623は男の体のことを
教えてくれた。
「そーそー。あんまり力入れないで。痛いから。夏美ちゃんのここ、綺麗だね。
ちょっといい?」
嬌声。
「…ケロン人も、これでいいのかな」
ぐにぐにと手加減しながら力を加えると、623もそれに合わせて反応する。
口の中に入ってくると、何だか生臭くて酸っぱい味が滲んでくる。
「いいんじゃないの?」
「本当にありがとう。623さん。あとちょっとだけいい?」
「別に俺はいいけど。…伍長のことが好きなんだ?」
「…とっても。侵略されそうだったから今まで言い出せなかっただけ」
「そう。夏美ちゃんって凄いね」
地球人の皮膚がうっすら汗ばんだような手は、やはりしっとりした感触だった。
「はしたない真似をするな!」
とても先が気になる…今年最後の萌えを堪能しております。
あけましておめでとうございます。
>>895 GJです!
クルルパート、どうなるかと思いましたがこう続きますか。
先も期待しとります〜。
あけましておめでとうございます。
昨年は色々と萌えさせていただきました。
今年もよろしくお願いいたします。
私も微力を尽くさせていただきます。
夏美殿のために!
ギロロは最初夏美を拒絶した。欲し続けていたものが、今やほとんど一存で
自由にできる状況になったが故の拒否だった。侵略作戦が一応完了した時に改
めて自分と夏美の今後を考えたとき、生殺与奪を握る立場で想い人に迫る、あ
まつさえものにするなど、見下げ果てた所業に思えた。しかし会えば自分でも
何をしてしまうか分からないと思ったのも事実だった。だから距離を取った。
一時はこのまま、永遠に会うことを諦めるべきかとさえ思った。ところが、
こんな時になって夏美は会いに来た。最後に見たときよりももっと綺麗に
なっていた。それに違和感を感じた。
「ケロンの侵略が上手くいったから媚びに来たのか!?」
俺は何を言っているんだ。何故もっと穏やかに追い返せない。本心とかけ離れ
た言葉にギロロは愕然とする。だが、意外にも夏美の双眸は自分を捉えたまま
決して揺れない。
「そんなんじゃないわ」
「だったら、帰れ。ポコペン人」
「嫌よ」
やがてギロロは陥落した。つぼみの多い花束を受け取らされた、と思ったのは
誤解だったのかもしれぬ。
十代後半の少女の服が辺りに寄せられ、侵略軍の軍人の肌は熱い滑りを帯び
て少女の前に晒される。
「夏美…」
一抱えもある骨格と筋肉に恵まれた腰に腕と足を回し、夏美は足を締め、ギロ
ロが離れないようにした。やおらギロロは夏美の尻の方から中に手を入れる。
夏美は身をすくめた。いつもとは違う、充満するような熱さがギロロの身体か
ら噴出している。汗ばんだような肉体がきらきら光っていた。興奮状態で体温
と水分を噴出してしまう種族の本質に接し、夏美は何だかおかしかった。後ろ
から忍び込んでくるトリガーを探す動きのそれは、夏美が知らないギロロの手
だ。その手指もぬるついていて、自分から溢れてくるものと混じって、分から
なくなる。膣口を被う襞を指の腹で濡らし滑らせ掻き分け、入り口を探り当て
ようとしている。夏美の秘蜜が指に触れ、ギロロの頭は沸騰した。きつい肉穴
に人差し指が進入していく。人差し指を最奥まで差し入れ、子宮に続く壁を突
いてしまうと、夏美が背中を仰け反らせて震えた。抱きしめる力が強くなる。
人差し指を第一関節まで抜き、また差し入れる。沼で暴れるかのような水音が
響き渡る。気がつくと、コンクリートの壁が目の前に、夏美の体が下にあった。
夏美と交わるのは初めてだった。そんなことを頭の隅で思い、ギロロは地球人
の少女に中心を押し開く重圧を与える。愛を扇情行動に変えるくらいに大人に
なっていた少女に密かに驚く。細い足首を掴んで開き、その中心に位置した。
夏美は唇を細く開け、その重圧に耐えようとしていた。一センチ沈むたびに唇
が開いていく。根元まで沈みきってしまう前に、口を大きく開けて息を弾ませ
ていた。ギロロは想い人の内面に沈殿しているだろう滓を掻き出すため、深く
深く抉った。一深五浅など考える間もなく溺れる。赤黒い怒張が足の間の狭い
入り口に強引と思えるような勢いで潜り込み、引き出される。未だにギロロと
夏美の全身から分泌される体液で、辺りには一種淫靡な空気が満ち満ちていた。
二人ともお互いを覚えようという気持ちで、互いを見合い、互いに交わる。
夏美にあまり負担をかけないように入ってくる膨張は、しばらく夏美の心中を
行き来していたが、ある時ある場所を擦り上げた感触で背中と足首が同時に震
えた時、夏美の体は完全に力を抜いてギロロを受け入れた。奥を突かれる度に
声が出て、辺りで何が起こっているか気にならなくなる。足を開き、受け入れ
ているものを締め上げると、ますますどうでもよくなってくる。豊かに揺れる
乳房の先に尖った乳首の脇にいくつも残った唇の跡を見るだけで、秘部が痺れ、
その奥が痺れた。胸を掴まれ首筋に顔を埋められたまま角度を変えて貫かれる
と、独りでに腰が動いて音を立ててギロロを愛し、達していた。食い付いたま
ま、気だるげに横たわる。
ケロン軍による地球占領が宣言され、占領計画通りに東京にケロン軍占領管
理区本部、占領スタッフ生活エリアが出現した。そこに近づく地球人は極めて
稀だったが、夏美はそのうちの一人だった。しかも下士官の部屋に住むように
なっていた。
人通りのない路地裏で、二人の男が対面していた。追う者と追われる者は、
しかし逆の立場の目をしていた。
「北城睦実だな」
血の通わない声色で、ケロンの赤い下士官は追い詰めた地球人を誰何した。
ありあわせのようなダスティな色の衣料を着込んでいるにも関わらず、垢抜け
た空気をまとった青年がギロロの顔を、発砲可能な状態の銃を見ながらポケッ
トに手を入れる。
「動いたら射殺する」
「久しぶりじゃん。伍長」
こいつの目は変わっていない。データによれば、北城睦実、詩人、絵描き。
占領当初、その才能に目をつけた占領軍本部に勧誘されるも失踪。今や定期的
な「映像テロ」や「地下詩集」も順調に出している指名手配の「テロリスト」
だが、自分は以前の睦実を知っていた。まったく変わっていない。こいつは
こいつのままだ。宣撫教育の歯車になっていれば、特別優遇されたものを。
それを思ってどこかでほっとしている自分がいた。そんな自分に、ギロロを
ギロロたらしめる部分が唾を吐いていた。
「やはり貴様か」
ギロロはまだ少女だった夏美が男の身体についてある程度知っていたことは
薄々気づいていたが、何も言わなかった。相手は察しがついていた。
「全然変わってないね。でも夏美ちゃんはシアワセだろうね」
透明な睦実に対し、ギロロの目は怒りと嫉妬に濁り、表情も露骨に苦々しくな
っていく。追い求めた獲物を目前にした狩人のそれに、ギロロの全身が変質す
る。しかし駐留軍の法に従い、一度だけ任意同行を求めた。
「大人しく実体化ペンを渡して一緒に来い。そうすれば手荒なまねはせんと
約束する」
「イヤだね。占領地で捕まったネズミの運命なんて、檻に入れられてこれだろ?」
睦実は耳のところで人差し指をくるくると回す。逃亡生活の緊張感や身の回り
に構うことのできない実態は一目瞭然なのに、眼は数年前と変わらず、憎らし
いほど何処までも澄んでいる。表情はむしろ生き生きしていた。ギロロは恋敵
を見る眼で応えた。
「どうだか。最近は経費削減が叫ばれていてな」
「夏美ちゃんは元気にしてる?」
ギロロの顔が強張った。
「貴様っ」
ギロロは射るような視線を睦実に向けていたが、反射的に背後にいた誰かを
殴っていた。もんどりうって倒れ伏した、まだ少年の睦実の仲間がいた。とこ
ろが顔を見ると、それは小洒落た服を着込み、自由を謳歌していた数年前の姿
の睦実だった。唇が切れ、ギロロの殴打を受けて吹っ飛んだ。一瞬ギロロは目
を見開いた。その隙を見逃さず、ややくたびれた方の睦実の手が青い粗布の上
着から滑り出す0.1秒であやしき筆が宙を走り、この世ならざる幻想が壁となっ
て現出する。それは昔の日向家の匂いがした。遠ざかりつつある睦実に、ギロ
ロは叫んでいた。
「お前が軍本部から勧誘されていた時、一緒にいたという女は誰だ?」
答えはない。
「お前か!?」
幻想の壁の向こうで、睦実がバイクのエンジンを吹かした。そしてあっという
間に逃げさってしまった。ギロロはその方向に向って銃を構えたが、やめた。
倒れ伏した少年は一枚の紙に戻ってしまっていた。クルル曹長を一生許せそう
にもないが、ギロロの胸からは睦実に対する嫉妬や憎悪といった感情が消えて
いた。自分はあんな子どもの、過去の行為に執着していたのだと知った。これ
からは冷静に追いかけられそうだった。
そこからさほど離れていない場所。やや上気した顔で、そろそろと夏美は立
ち上がり、歩き出した。もう、早く帰ろう。散々だったけれど、一番印象に残
っている初めての時のことを思い出した。クルルが言い残したところによると、
現在の睦実は一説には謎の武器実体化ペンと己のイマジネーションのみを武器
に侵略者に抗戦している勇士として祭り上げられているらしいが、それは勝手
に創造されたイメージだろう。
「最近ラジオもイラストも検閲とか厳しくてさ。参ってるんだよ。折角、どっ
ちにとってもおもしろくしようと思ってんのに」
案外、追われるようになった今を楽しんでいるのかもしれない。つかみ所のな
い言動と涼しい眼差しを思い出す。じっと顔を見つめていることしかできなか
ったけれども。あの時もデニムのジャケットを無造作に着ていた。
「あ、お久しぶり」
「ど、どうも」
青年になった睦実が走りすぎて行った。後には排気ガスだけだ。たった一瞬の
邂逅だった。睦実はそれきり見えなくなった。
ギロロと夏美は、口外厳禁の日を過ごして別々に帰宅した。いつもどおりに
笑顔の夏美がギロロを出迎える。ほとんど同時に、ギロロの兄のガルル中尉が
来訪した。三人で夕食をともにする。タイミングよく、夏美はおかずを一品多
く作れるだけの材料を買ってきていた。ガルルは透明な寒天の中にヤドクガエ
ルのような色とりどりの蛙が遊ぶ、ケロン人にも人気の和菓子を手土産に持っ
てきていた。今度ケロン星に一時帰還することが決まったので、土産は何が
いいかなどとギロロに聞いているようだ。ケロンは湿原の星らしい。ケロン人
の存亡に関わるケロン星乾燥化など、環境問題も大変なようだ。お茶を出しな
がら、耳をそばだててみる。今は冬樹の話題になったようだ。元気にはしてい
るらしい。帰り際、玄関先で挨拶をした時にはこう言った。
「冬樹君だがね、身元引受人としても、彼が成長するのが楽しみだな」
本当の目的は分かっていないのかとっくにばれているのか。ありがとうと礼を
述べるしかなかった。
「賢い子だな、と思っていたよ」
ギロロは、まるで我が子が褒められているような顔をした。最後にガルルは
地球全体のあらゆる媒体による通信が検閲を受けている現状において、懐中か
ら取り出した包みを残し、何かを聞かれる前に退出した。二人は包みを手にして取り残される。宛名はギロロ伍長様宛だった。
「ファン?」
「さあな」
沈黙が夜の食卓に満ちる。ギロロは夏美を下がらせ、無言のまま包みを解く。
手に乗るほどの直方体。機械の感触はない。ずっと軽い。包み紙を剥がすと、
また和菓子が現れた。その練り菓子には、金太郎飴のように人の顔が形作られ
ている。赤い生地の中心に、笑顔の地球人四人と、顔に傷のあるケロン人男性
の、デフォルメされているもののよく特徴を捉えた似顔がはめ込まれていた。
ギロロは両手にそれらを乗せ、黙って夏美に見せた。それらの顔には二人とも
覚えがあった。秋、秋奈、冬樹、夏美、ギロロ。二人で一しきり笑った後、
夏美は秋の菓子を手に乗せて嗚咽した。無論食べてしまえば消化される。ギロ
ロのところに行く日、抱き合って以来の匂いがかすかに残っていた。あの日も
ギロロは私たちと一緒だった。
「ママ…」
その母に似て、日向夏美は強く美しかった。ギロロは目頭が熱くなるのを感じ
る。視界がぼやけると、長い付き合いの白猫が静かに二人の間に来た。
「今度、会いに行くか」
夏美はマフラーに顔を埋めたまま、首を横に振る。
「俺たちは、家族だ」
ギロロは夏美を抱きしめた。
ある年の初夏に、ギロロ伍長は休暇を一日取り、二人だけの旅行に出かけた。
軽い足取りは日向姉弟の母の実家のある山奥に向かった。二人だけの懐かしい
道中に二人は声を出して笑い、破天荒だった思い出を話し、腕を組んで弾むよ
うに歩いていった。
新年明けましておめでとうございます。レスくれた方ありがとうございました。
またも長々と失礼しました。ギロ夏終わります。
色々と大変じゃないかと自分でも思いましたが、笑って済ませてください;
乙。
いつもはギャグやってる奴らだからこそ
シリアスな話には強く胸を打たれる。
良かったよ。
>>903 乙です。
明けましておめでとうございます。
GJでした!
なんか読んでいるとどっぷりはまりそうな感じのよい作品でした。
またの投下を楽しみにお待ちしております。
>>905 906
あたたかいレスありがとうございます;▽; もう完全なパラレルですが「与えら得た条件下で誠実に生きていく」というのを書きたかったので、状況が大変だったり登場人物 が増えたりしました;
お言葉に甘えてあと一作ほど投下しようかなと思うのですが、何か特殊な条件下のケロモア、ガル夏、その他のリクはありませんか?
>>907 ケロモアを是非お願いしたいですが、特殊な条件化ですか・・・・
元々ケロロのカプは特殊なだけに難しいですね。
909 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 18:27:34 ID:mn3FQtxM
冬モア希望。
クル秋希望。
モアあさ希望w
ギロ雪どうよ
冬雪キボン
レス、リクをいただけた皆々様、本当にありがとうございました。いただいた希望をもとに頑張りましたところ、以下のものを投下しようかと思っております…ガクブル
コメディタッチのケロ夏「軍曹男」
ケロ夏キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!
ついに旧年中私が投下できなかったケロ夏が!
激しく頼むーー!!!!!!!!
正座して待つよ!!!!!!!
北━━━(・∀・)━━━!!
ちょびっとあきらめかけてたんだけど
待ってて良かったよ〜!!
うう…また前回と同じ事になりそうなヨカーン
>915
夏ケロ待ってるよ〜!
時間かかるようなら
先に投下いいかな?
>611の一緒にお風呂ネタの続きですが(はっ、自分が611であります!)
お願いするであります!
是非ともお願いするであります!!!
ガンガンいっちゃってください!
今書いてます>夏ケロ
915氏より先になっちゃったらごめんなさい
先に謝っとくであります!
>920
ありがとう〜
ケロ夏楽しみに待っていますーー!
ケロ父ケロ母も出てきますようにw
ゲロゲロゲロゲロゲロゲロ。。。
タマタマタマタマ……
ギロギロギロギロ・・・・・・・
928 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:54:58 ID:3yaWA4Mt
パラリラパラリラ
てれりこてれりこ
コメディタッチのケロ夏「軍曹男」(18禁)
ケロン最新鋭電子頭脳の判断により、ポコペン侵略軍先発隊の任務が決まった。
それは、一少女の抹殺――。
地球侵略の最大の障害と目された日向夏美。初めて地球に赴くケロロ小隊は日向夏美抹殺を試みるが、予想外に難航する。
何故一少女が侵略の障害に? ともかく任務遂行のため、隊長ケロロ軍曹はついに立ち上がった!
ところが、夏美を探し当てたケロロは思わぬ光景を目にする。それは与太者に絡まれる下級生を
庇っている夏美だった…。
「お見事であります!」
全身地球人スーツを着込んだ軍曹と、そんな彼に出会った夏美が渾身で織り成すラブコメディ。
…投下には少々時間がかかりそうなので、922さんお先にどうぞ^^
>>930 うおお!楽しみ!922様もふくめて、お待ちしております!
お二方の投下のあとで、ガルル・夏美を投下してもイイッスカ?
極秘任務を受けて地球に降下したガルル中尉が、任務のためにクルルを使って
地球人に姿を変えるが、慣れない所を夏美に見つかり拘束されてしまう。
体の自由と任務遂行のため、夏美をムリヤリ・・・という設定なんだが。
二人の間にと〜ぜん愛はないので、中尉殿の一方的な陵辱つ〜か調教に
なってしまう訳なんですが・・・{伍長も助けに来ないし。}
こういうのはニガテな方が多いかな〜・・・。
>>932 >>934 ありがとうございます。
ところでガル夏―――出来ちゃったんですけどどうしましょう。
まだおふたかたが時間がかかるようであれば、前座として投下しますが。
是非お願いします
ぶった切りにならなければ順番なんてキニシナイ!
是非お願いします。とても楽しみです。
938 :
ガル夏:2006/01/13(金) 00:46:41 ID:0XK/hiZJ
ありがとうございます。それでは・・・。
「さてと、そろそろ完了だぜぇ・・・中尉殿。」
怪しい光が満ちる―――ここは日向家地下のクルルズ・ラボ。
部屋にたちこめた白い蒸気。それがすこしずつ晴れるにしたがって、中央にうずくまった軍服の男の姿があらわれる。
「具合はどうですかい?――――ポコペン人の体は。」
「良いようだ。クルル曹長。・・・だが視界の高さに慣れるのは少々時間がかかりそうだな。」
背後から響いた声にこたえながら男はかるく頭をふり、眉間を押さえながら立ちあがった。軍服の胸ポケットからサングラスを取りだして装着する。
「く〜っくっくっく。成功、ですな。・・・どっからみてもポコペン人ですねェ、ガルル中尉殿。」
ラボの主・クルル曹長が姿をあらわす。自分の実験の成果に満足げだ。
「いったい何だって中尉殿みたいな偉いサンが、単身ポコペンなんかに?・・しかも、姿までかえて。」
男――――地球人姿のガルル中尉が答える。
「・・・・極秘任務だ。
といっても、この前線の通信参謀であるお前に言わぬ訳にもいくまいな。
――――――脱走兵の処分、だ。
わざわざこんな辺境の星にまで逃げ込んだケロン人がいる。逃げただけならまだしも、ポコペンに潜伏中の敵性種族と合流したとの
情報があった。機密上捨てておけない。―――まあ、明かせるのはこのくらいだ。
任務の性格上、アサシンのトップであるドロロ兵長にまかせても良いのだが、ケロロ小隊のポコペン侵略を極力、邪魔しないために・・私が派遣された。」
「・・・離脱して敵と合流、かヨ・・・。そりゃドロロ兵長にはまかせておけないねェ、ク〜ックックック」
クルルは、腕を組んでガルルを見上げた。
精悍な、引締まった体型。
軍人らしく短く刈りこまれた、青紫色の髪。
冷徹な意思を感じさせる顔立ち。
―――その表情は濃い黄色の遮光グラスにさえぎられて、外からはまったく
窺わせない。
「そのダテ・サングラスは言われたとおり、対レーザー防護仕様にしておいたぜぇ・・・。ポコペン人になったアンタが
なんちゃってメガネッコだったのは意外な発見でしたがねェ。く〜っくっく」
ガルルも薄く笑う。
「・・狙撃兵が目が悪くてはつとまるまい。私の任務では、視力は生命線だ。敵がレーザー兵器を用いた場合などの、最悪の状況から目を守るためだ。
―――なにしろポコペン人の体は、標的としては大きい。」
「・・・で、なんでまた?」
「姿のことかね?
その脱走兵は当然、追手を予測しているだろう。――つまりこの私を、だ。
何らかの手段でアンチバリアを無効化する対策をとっている公算が高い。・・・私が万が一、現場で元の姿をさらしてしまえばそれが引き金となって
敵性種族・ポコペン人・ケロン軍の全面戦争になりかねない。
ことが大きくなれば、宇宙警察も出てくるだろう。
―――私が奴ならばそうする。おおごとになれば、それだけ逃げる隙も生まれるからな。」
「・・つまり最悪、発見されても目立たぬようにポコペン人の格好を?
――よくよく用心深い男だなアンタ。ご苦労なこった。いや、失敬。中尉殿」
「と、いう訳でこの件は他言無用だ。ケロロ小隊に迷惑をかける気はない。――――協力に感謝する。・・・ところで、クルル曹長。」
去ろうとしたクルルが、すこしギクリとした様子でふりむく。
どうやら彼にとってこの本部の士官は、あまり得意な相手ではないらしかった。
「標的の潜伏場所は、ポコペンの中東地区だと伝えたはずだが・・・。私の衣装がアメリカ合衆国の軍服であることに、何か意味はあるのかね?」
「オヤ。ご存知で。――なに、タイクツな本部勤務の中尉殿に、前線のスリルとサスペンスを楽しんでいただこうと思ってヨ。く〜っくっく」
「・・・お心遣い痛み入るが、遠慮させてもらおう。目立ちたくないのでね。――――着替えをよろしく頼む。」
「アイヨ。・・・それにしても、アンタ本当に可愛げのない野郎だねェ。ガルル中尉殿。」
アメリカの軍服!!! 似合いそう、だけど目立ちすぎ^^;
よく知ってますね、流石だガルル・・・
任務内容、表現ともにすごく面白いです。これから先が楽しみです!
940 :
ガル夏2:2006/01/13(金) 01:44:52 ID:0XK/hiZJ
そしてガルルは着替えをすませ、日向家のある部屋に通された。本軍から輸送機を手配するあいだ、待機するために――だった。
―――本来ならば、前線指揮官であるケロロ隊長や弟とも会っていきたいところだが、任務の性質上そうもゆくまい。
脱走兵の処分などを知れば、ケロロ小隊の士気に影響する。・・・どこか、姿を見せずにすむ場所はないかね?
そう聞かれて、クルルが案内したのは―――夏美の部屋だった。
「ま、ここならウチの連中は絶対足を踏み入れねェな。・・・部屋の持ち主は今頃「学校」つう
ポコペン人養成所に行ってっから、あと3〜4時間はおあつらえ向きに戻ってこないぜぇ・・く〜っくっく。」
――――クルルは、本当に知らなかったのだろうか。
それとも知っていて持ち前の「トラブル&アクシデント」の信条に従ったのか。
・・・学期末には「サンシャメンダン」なる学校行事があり、当番以外の生徒は、全員午前中で帰されてしまうことを・・・。
待ち受ける災難のこともしらず、下校した夏美はご機嫌で階段を登った。
―――今日の午後いっぱいは、なんにも予定がない。小雪ちゃんを誘って、映画でも見に行こうか。それともショッピング?
623さんのラジオの投稿ネタを考える時間にあててもいいな・・。
・・・そんなうきうきした気持ちが吹っ飛んだのは、自分の部屋からするヒトの気配に気がついたからだった。自然と、階段を登る足音を忍ばせる。―――だれ?・・・ううん、こうゆうコトするヤツは、うちじゃアイツしかいない!
そっとドアノブをつかみ、イッキに扉をひらく。
「こぉら〜〜ッッ!ボケガエル!!あたしのいない間にカッテに入るなってあれほど・・・ッ!」
夏美は、自分の部屋にいた見知らぬ男と目が合ってパニックに陥る。・・・ボケガエル、じゃない?・・ていうか、だれッ!
「―――やれやれ、クルル曹長の言うこともあてにはできんな。少しのあいだ、おとなしくしていてもらいたい。ポコペンの女性戦士。
・・・すぐに立ち去る。抵抗しなければ危害は加えない。」
その男―――ガルルは、すばやく夏美の背後に回り、手で口をふさいだ。夏美の頭の中をぐるぐると言葉がかけめぐる。手に噛みついて、なんとか猿ぐつわを逃れる。
「―――クルル?ポコペン?・・・やっぱりアンタもカエル関係ねッ!」
「察しが早いな、君たち姉弟は・・・。状況認識が早いのは優れた戦士の素質だ。」
・・・あたしたちを知ってる?それに・・・。
「―――その声、もしかして・・ギロロのお兄さん?」
「記憶力もいい。適応力も充分だ。・・・あとは、冷静な対処を望む。」
「な・・にカッテなこと言ってるのよッ!ヒトの部屋に入っておいてッ!」
「無断で侵入したことは詫びる。・・・だが、さっきも言ったように、すぐに立ち去る。私にはあまり時間がないのだ。どうか騒がないでもらいたい。」
「あんたたちカエルの言うことはッ、ぜんぜん信用ッ、できないの、よッ!」
夏美は羽交い絞めにされたまま、相手のみぞおちに強力な肘鉄をくらわせた。
不意をつかれたガルルの体が沈み、その腕の拘束がゆるむ。その期を逃さず夏美は脱け出して
逆にガルルの右腕をとり、背中に絞り上げると、ベッドの下からすばやく「ある物」をとりだしてその手首にかけた。
――それは、手錠だった。片側の輪を、自分の右手首にかける。 息を弾ませながら、夏美は勝ち誇った
「・・・どう?―――これ、以前にあわてんぼのポヨンちゃんが忘れていった手錠よ!―――ボケガエルにいつか使ってやろうと取っといたのが役に立ったわ。
観念しなさい!・・・外してほしければ、侵略なんてバカなこと考えてないで、あたしのいうことを聞きなさい!」
「―――宇宙警察の手錠か。・・・やっかいなことをしてくれたな、ポコペン人。・・だが、感謝しなければなるまい。
ポコペン人の体については事前に充分な調査をしておいたのだが、実際に操縦するとなると話は違うようだ。
ミッション前に、貴重な肩慣らしをさせてくれた。――これで、形勢逆転だ。」
ガルルが夏美ごと、背後にまわした腕を振りまわした。夏美の体がかるがると飛び、手錠に引っ張られてベッドへ
うつぶせに叩きつけられる。両の太ももを膝で押さえられ、右腕を瞬く間に極められた。
「さあ、手錠の鍵を出したまえ。」
ガルルは呼吸も乱していない。
941 :
ガル夏3:2006/01/13(金) 02:02:05 ID:0XK/hiZJ
「痛ッ・・・ヤッ!・・・いやよッ!」
「強情だな。―――素直に渡してくれれば、痛い目にはあわせない。」
「も・・・うッ!充分にイタイわよッ!」
夏美は左手に握りこんだ手錠の鍵を、ガルルに奪われる前に口に含んだ。そして涙まじりに叫ぶ。
「いまッ、このカギはあたしのベロの下にいれちゃったんだからねッ!これ以上ムチャするんなら、あたし飲み込んで、舌噛み切ってやるんだから!
そしたら、取りだすのにすご〜く時間がかかるわよッ!!」
ガルルはため息をついた。そして夏美の耳に口を近づける。
「私は軍人だ。目的のためならなんでもする。――――その脅しに効果があると思うかね?」
その声音の、ぞくりとするような非情な響きに夏美が身をすくませる。それでも夏美は、
必死に首を突き出した。飲み込むぞ、の意思表示である。
「負けん気が強いのと、あきらめが悪いのも貴重な素質だが――。悪いが、私には通用しない。
―――あくまでも逆らう者を『屈服させる』ということが、どういうものか知っているかね?
・・・その心を、折ってしまうことだよ。ポコペンの女性戦士。」
ガルルが夏美ののどに手をかけて、顔を上向かせる。
そのまま制服のブラウスの後ろ襟をつかみ、一気に引きおろす。
―――布地の裂ける音が、部屋に響いた。
・・・つづきは明日、ということでよろしくお願いします。
ガル夏キターーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
冷静な兄と強情な夏美モエス(´Д`*)
続き期待してます!
おはようございます。ガルルの冷徹な面がこれ以上ないほどです^^; 続き待ってます!
944 :
ガル夏3:2006/01/13(金) 16:37:18 ID:HhvLNMWJ
いまガル夏投下しているものですが、ありがとうございます。
え〜ガルルはなにせガチガチの軍人なもので、この二人で書くならこんな
感じかと進めておりましたら、夏美ちゃんがどんどん気の毒なことに・・。
―――申し訳ない。{←なら書かなきゃいいんだが。}
苦手な方も多かろうと思いますので、そういった方はどうかスルー願います・・。
まったくもって申し訳ない。・・・それでは続きを。
楽しみにしております(´Д`*)
946 :
ガル夏4:2006/01/13(金) 17:19:18 ID:HhvLNMWJ
ブラウスの生地の下から、夏美のしろい背中があらわれた。夏美が這うようにして前へ逃げる。
ガルルが拘束された右腕を強く引く。びしッと張りつめた音がして夏美の腕が伸ばされ、そのまま体ごと引きずられる。
夏美を組み伏せたガルルの左手が、ほそい首にゆるく巻きついた。そして耳元で低くささやく。
「渡さねば、この後どう扱われるのか―――わからん訳でもあるまい?・・・さあ、鍵を渡したまえ。」
「・・・・ゼッタイ・・ッ・・い、やぁ・・っ!」
「・・・・・ふむ。やはり、言葉ではわからんか。―――残念だ。」
ガルルの左腕が背後に廻される。背中のホックが外される感触があって、夏見は愕然とした。むきだしの背中から前へ、ガルルの堅い指がすべりこんでくる。
乳房が、つかまれた。ブラウスの布地の下で、夏美の胸がゆるやかにそのかたちを変える。
「う、あッ・・・ッ・・・い、いやぁッ・・・」
ガルルがそのまま夏美のからだを引き上げて、膝立ちの姿勢にする。ひざから下はガルルの脛に押さえつけられ、動かせないままだ。
そのあいだもガルルの左手は、夏美の胸の上で繊細なうごきを続けている。その指が意思に反して、ある感覚を生みだしつつあることに夏美は恐怖した。
「・・・こ、のぉっ!」
渾身の頭突きを相手のアゴめがけて繰りだしたつもりが、むなしく宙を切る。ガルルが口の中で低く笑う。――動きはすべて読まれていた。
「アッ・・っ・・・・痛ゥッ・・・!!」
報復に、爪をぎりりと立てられる。人差し指が、夏美の胸の先端にあてられた。
痛みにより敏感になったその部分に、微細な刺激が加えられる。
「は・・・っ――――くぅうッ・・・」
耐えられずに声が漏れた。無念のあまり、夏美の目に涙が浮かぶ。
「――――鍵を出す気になったかね?」
ガルルの問いに、夏美はふるふると首を横にふった。涙がほおを流れる。
「・・・・そうか。」
何の感情もこもっていない声で、ガルルがつぶやく。制服のプリーツ・スカートが引き下げられた。
ガルルの唇が夏美の耳の後ろにあてられる。胸を弄うその手が、ゆっくりとさがってゆく。
背中に廻された手錠つきの右腕を、きつく締め上げられた。と、同時にショーツの横の、紐の結び目を解かれてしまう。
―――――下着が剥がされた。
グラス越しのガルルの眼が細められる。
剥がされた下着の布地にねばる液体を認めて、夏美は屈辱にふるえた。なんとかして抵抗しようと足をバタつかせるが、万力で締め上げたようにビクとも動かない。
ガルルがそのまま体重をかけて、夏美のからだを前に倒す。手錠で繋がった右手首を、ガルルの右手が強く押さえつけた。
――――自然に、四つん這いにからだを這わされる。
空いている左腕で背後の男を払おうとするが、絶対に腕の届かない位置に体を置かれているので効果がない。
うなじの後れ毛をかきわけて、ガルルが唇をあてる。温かい吐息をその部分に感じて、夏美がびくっとからだをすくめる。
その瞬間、太ももの内側にふれる手を感じた。
947 :
ガル夏5:2006/01/13(金) 18:02:15 ID:HhvLNMWJ
懸命に足を閉じようとするが、かなわない。
―――ガルルの左手は、すこしずつ上へと移動してゆく。せめて、責めの結果をもらすまいと、夏美は唇を噛んだ。
指が、ふれた。その鍛えられ引きしまった厳しい外見からは、想像もつかないほど繊細な動きでやさしく撫で上げられる。
矜持も消しとんで、たちまちのうちに声をあげさせられてしまう。
「んッ・・・ああッ・・・ひ、あぁあ・・ッ・・」
かるくリズムをとるように、ガルルの指がうごく。そこから生まれる快感に、夏美はふるえた。
自分のからだがそのうごきを受け入れ、勝手に待ち焦がれてしまう。しめった音が、あたりに響いた。
「あぁッ・・・う・・そ・・ッ・・・こ、こんな―――う、あッ・・」
「ポコペン人のからだは、快楽に弱いな。」
ひとごとのように、ガルルがつぶやく。
夏美の抵抗が弱まったのを見届けて、ガルルは本腰をあげた。からだを密着させ、体重をあずける。
ベッドのスプリングがギシ・・ッと音をたてた。そのほそく長い指が、夏美のなかへゆっくりと入っていく。
「は・・・ッ・・――んんッ・・・・くうぅッ・・・」
からだにつめたいゆびを埋められて、夏美は耐えきれず声をもらした。
自分の心とは逆に、からだが動く。指がスライドを始めるにしたがって背後のガルルにからだをスリつけるように腰がうごく。
「あッ・・うあっ・・・こ、んなの・・や、あぁっ・・ッ」
ひざ近くまで、夏美のももが濡れていた。乳房が、ゆれる。
「・・・・・?」
夏美を責めていたガルルが、とまどったようにおのれを見返す。すぐに合点がいったのか、苦笑をもらしてひとりごちた。
「―――なるほど、こうなっている訳か。ポコペン人の仕組みは。」
ズボンのジッパーを引きおろす音がひびいて、夏美はそれだけは、と祈った。
しかしからだの方は、全身でつぎの展開を焦がれている。それを見透かしたかのように、ガルルが耳元でささやいた。
「――――どうするね?」
「・・あたし、が・・負けちゃっ・・た、ら・・チキュウ・・の・・未来、が・・。」
「たいしたものだ。ケロロ小隊の苦労がしのばれるな。」
感嘆の笑みを浮かべたガルルが、夏美のからだに腕をまわした。
そのまま夏美を巻きこむように抱きすくめる。そしてからだを易々とひきずりあげ、自分と腰の位置を合わせる。
―――ガルルの五指が夏美の肩をつかみ、からだごと下へと引きおろした。
そのまま一気に、貫かれる。
「ひ・・ッ・・・・やあぁ、ああああぁァッ!!!」
根元まで埋められて、夏美はあらんかぎりの声をあげた。
逃れようと必死で前へ、ひざを使ってにじりよる。しかし成功しなかった。
ツインテールの片方の房をつかまれてひきずられる。涙がとめどなく流れ、汗と混じって、髪がほおにからみつく。
このあと、自分はいったいどのような目に遭わされるのか―――。
だがガルルは、いったん貫いたまま微動だにしようとはしなかった。遮光グラスからかすかにのぞく目が、しずかに夏美を観察している。
―――――夏美が自分から陥落するのを待っているのだ。
948 :
ガル夏6:2006/01/13(金) 19:38:16 ID:3P4i6ndK
夏美は恐怖した。からだを引き裂く衝撃が、自分のなかでわずかずつではあるが熱に変わるのを感じたからだ。乳をもとめる赤子の唇のように、自分のからだの一部がうごくのを感じて絶望する。
「――――あっ・・・・」
全身にぬるい湯が広がるような感覚を覚える。からだが、無意識にうごいてしまう。
「・・・・あぁっ・・・・ッ」
一度うごいたら、止まらなかった。
「うあ・・ッ・・あぁ・・・は、ああッ・・・」
どうすることもできない。夏美のからだがすこしずつ―――徐々におおきくうごいて、ガルルを迎えいれる。無力感に、なみだがあふれた。
「あッ・・・んんんッ・・・あっ、ああぁっ・・」
声がわれしらず甘くなる。それを受けて、ガルルも抽迭を開始した。
――部屋に夏美の嬌声と、ベッドのきしむ音、それからからだのぶつかる濡れた音だけが響く。ガルルが手近にあったぬいぐるみを、つかんで投げた。ぬいぐるみは絶妙のコントロールで、脇に置かれた姿見のカバーを叩き落す。
そしてガルルは貫いたまま、夏美のからだを引き起こした。それから夏美をひざ抱きにかかえて、姿見の方へ向き直る。
「――――見たまえ。これが今のきみの現実だ。」
・・・夏美が見たのは、鏡に映った自分の姿だった。あぐらをかいた膝のあいだで足をひらかされ、男を受けいれている。肌は上気し、桜色に染まっていた。おもわず目をそむけると、ガルルが首をつかんで無理やり鏡の方へ向き直らせる。
―――夏美のなかで、なにかが壊れた。
「・・・お、ねが・・い。もう、ゆるして・・。なんでも・・いうこと、ききます・・。」
ガルルが用心深く、厳しい声で問いかける。
「きみの上官、いや・・・あるじは、だれだ。」
「あなた・・・・・です・・。」
「私の命令に従うか。」
なみだが、ほおをつたう。
「――――ハイ・・・。おねがい、鏡を・・・。」
「わかった。」
ガルルが位置を変え、夏美の視界から鏡をさえぎった。しかし、一度見てしまったものは容易に脳裏から消えない。夏美は頭をふった。何度ふっても焼きついたように消えない。・・・このままでは気が狂ってしまう。――そう思った。
「さて、手間をかけさせられたが・・・。」
「・・・おねがい・・。そのまえに――――。」
なめらかなほおを、ぽろぽろと涙がこぼれおちる。
「あたしを・・こわして、ください――。メチャメチャに、なんにもかんがえられなく・・なるように・・。」
ガルルはすこし口をつぐみ、驚いたように夏美を見つめた。なにか言いかけて考え直し、そのまま夏美をもう一度抱えなおす。
「・・・・いいだろう。」
ガルルが、深く夏美のからだに突きたてる。なにかをふりはらうかのように、夏美がうごく。汗が散り、髪がみだれる。
「・・・っあッ・・・」
「・・・っあッ・・・」
「・・・っあッ・・・」
「・・・ひ、あっ・・・あ、あああッ・・あ、あッ」
最後の津波に、夏美のからだが痙攣する。うしろ手にガルルの頭をひきよせ首をのけぞらせる。それを受け、ガルルのうごきも激しくなる。
「・・・も、お・・ッ・・あ、ああッ!ああぁああ―――ッ!!!」
夏美がからだを引き攣らせる。足はがくがくとふるえ、眼はすでに焦点が合ってない。そのからだをふかく引き寄せて低くうめき、ガルルもその動きをとめる。――そのまま数秒――。完全な無音の時間がながれた。
949 :
ガル夏7:2006/01/13(金) 20:14:24 ID:3P4i6ndK
ガルルは夏美のからだを抱き下ろして、そのままベッドに横たえた。―――太ももに、白濁した液体がつたい落ちた。
夏美は人形のように動かず、されるがままになっている。
目をうつろに見ひらいた夏美の、ちいさな唇がなにごとか動くのを見てガルルは耳を寄せる。
――――あたしをたすけて、ママ。冬樹・・・ギロロ。
さいごの聞きなれた名に、ガルルは眉をひそめた。
「・・・・なんといった?」
夏美はガルルの問いには反応せず、ただとりとめなくつぶやく。―――もう、ほとんど日常の習慣になっている
・・・危機にあったとき、夏見が助けを乞う相手の名前。
―――――たすけて、ギロロ。
ガルルは手を止めて考えこみ―――やがて苦くわらって、頭を掻いた。
「――――まいったな。」
そっと夏美の頭を抱きおこす。髪を撫でつけてそのまま左手で首を支え、唇を重ねた。無反応の夏美のくちをやさしく舌でさぐる。
――――頭を離したとき、ガルルの歯の間に手錠の鍵があった。
「姉ちゃん、なにボンヤリしてるんだよ〜〜。」
冬樹ののんきな声がリビングにこだまする。
「えッ?―――あたし、なにしてたんだっけ?」
「やだなあ、まだ寝ぼけてんの?いくら帰ってからず〜っと、自分の部屋で爆睡してたからって〜。」
「そ・・・・そうだっけ・・・。」
夏美はなんとなく自分のからだを見おろす。だとしたら制服のまま眠りこんじゃったんだろうか?
――――心なしか、制服が新品同様になっている気がしてならない。冬樹にそのまま伝えると、弟は目をキラキラさせてこたえた。
「それはッ!きっと宇宙人のしわざだよ姉ちゃん!」
「やめてよ〜。宇宙人なら我が家にクサるほどいるじゃない!」
「いやいや、それだけじゃないって。ニュースを見てごらんよッ!」
冬樹がTVのボリュームをあげる。ニュースは中東情勢のテロ事件をあつかっていた。
―――小規模の爆発が某所で起こったが、そもそもその場所にはなにもなく犠牲者も被害施設も該当ナシ。
使われた兵器も一切不明。いったい犯人はだれで、何の目的があったのか―――。
「ねっ。これもきっと宇宙人のしわざだって!姉ちゃんの制服と一体どんなつながりが・・。」
「アンタ・・・そうなんでもオカルトに結びつけるのやめなさいよ・・・。」
「いや、姉ちゃんが覚えてないのもムリないよ。宇宙人は地球人と会ったとき、記憶を消していくのがセオリーだからね。アメリカの事例では・・」
そういって熱く語りだした弟の話を、夏美は最後まで聞いていられなかった。
からだのシンにひどく疲れがたまっている。ただもう眠くて、目があけていられない。
―――ソファにふかく腰かけたまま、冬樹のオカルト話を子守唄に夏美はただ、無心の眠りにおちていった。
〜END〜
ガル夏キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!
ガルル、かなりすごいことをしているのに、終始冷静に夏美の責めから任務まで終えてしまいましたね。
最後のほろ苦さと、あっさり日常回帰できるところが後味悪くなくてGJです! ありがとうございました!
ガル夏キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
冷静冷徹な中尉と最後にさり気なく匂わせてるギロ夏GJ!!!
(*゚Д゚)スゲエ…
18禁なことを除けば、本編にあっても違和感無い展開に脱毛。
GJであります。
ガル夏GJ!
軍人っぽいふたりのやり取りになぜだかニンマリ!
そろそろ次スレのことも考え始めた方がいいですね・・・
955 :
もとのあじ:2006/01/14(土) 11:28:01 ID:NQf7gJDK
ケロロ大好きな皆様。あけましておめでとうございます。
クリスマスに投下した長編のコメントありがとうございました。
冬桃ダイスキな人が結構居られるようでなんか嬉しいっ。
昨日はひさしぶりのモモッチ話とラストの○○れて悶える桃華艶姿にウズウズ。
チョットだけ
>>865-878の続きを書いてしまいました。
御二方には申し訳ないですが、短いし先に投下させて頂きます。
「はっ、いっイクぅ…ぅ…!……ふゆき…くぅぅん!」
「ぼ、ぼくも、うぁっっっ………!」
前回結ばれたふたりのその後のはなし。
料理の苦手(と桃華に断定された)な冬樹の為に夕食を作りに行くという名目の元
冬樹の部屋に入り浸り、時間を見つけては情事に耽るという毎日を送っていた。
「ハアッハアッ……キモチ…よかったぁ……」
「好き…だよ……ハアッハアッ…」
「…私もぉ……ンクッ…チュッ…」
キスを重ねる2人。そして…
「ねェ……もう一回だけ…してェ……」
「え……でも?…」
「いいのッ!……ねぇぇッ…冬樹くぅん………ハアァァッ…」
甘い吐息を首筋に吹きかけて続きをねだる桃華。
そしてその脳内では
裏「は…ァ…ン…………!…いけねっ門限がッ!」
表「あァ…ァ………シ、シアワセェ…」
裏「チッ、なにバカいってんだよ、門限過ぎちまうぞ!」
次第に悦楽の日々に堕ちていく桃華なのだが、裏桃華が律しているおかげで
いつも門限までには帰宅する事が出来ていた。
表「えっ…もう、もう時間ですの…もう終りぃ?」
裏「むくれたって駄目だっ、オメーはいつもいつも…」
表「でも…もうちょっとだけ!…ねっ、すこしだけ!」
裏「ダメダメだっ!門限破ったら明日からここに来れねぇじゃねーか」
表「打算的ですのね…もうすこしぐらい良いじゃないですか……もぅ」
しなやかな指先が冬樹のものを見つけ、桃華の肢体がゆっくりと移動する。
「うふふっ」
「あ…あぅ……」
冬樹の手が桃華の乳房にのびていく…
表「アン!……ほら、ほらぁ冬樹くんもソノ気になってる、ソノ気にィ」
裏「ァァア…イイィ………!い、いやいやいや!ダメだっ!帰るんだ…」
表「強情ねぇ…ほぉら冬樹くんの欲しいでしょ?一緒に気持ちよくなりましょうよ」
裏「欲しいぜ!だからこそ帰るんだ!ルールも守れねェダメな女に魅力なんて無い!」
表「もう!……でも確かに冬樹くんに逢えなくなるのはイヤかな…」
裏「着替えたり身支度してると、もうそろそろ門限ギリギリだぜ!」
するとその時
パアァァ―――――――――――――――――――――――――――ッ!!!!
もう1人の桃華が降臨した!
表「な…!…なんですの?」
裏「誰だよ、オメーはっ!」
真『……ワタシは表でも裏でもない、且つ、表でも裏でもある!真の桃華…』
表・裏「「?!」」
真『……桃華が生まれる前から共にあった、いわば桃華に一番近い存在…』
裏「つまりは3人目の桃華ってワケかよ?ま、ちょうどいいぜ」
表「相反する2人では意思決定に時間が掛かってしかたがなかったところですの」
裏「3人になったんなら、それはそれで手っ取り早いぜ。それでよ、オメーの意見は?」
真『……ワタシは門限のさらにその先を見ています、つまりずっとここに…』
さっきから尖りっぱなしの乳首に指が触れ、余韻の残っている桃華は軽くイッてしまう。
「っ、イクぅ…ぅ…!……ふゆき…くぅぅん!」
表「………うっイクっ!………」
裏「ぅ!…ぅ!………ハァハァ…軽くイッちまったぜ!」
真『…ッ!………』
裏「それで、なんだって?」
真『…………ヒクッ……ビクンビクン』
表「なんですの?」
真『ハッ……………ワタシには門限なぞ関係ない、ずっとこの部屋にいます。永遠に…』
裏「にゃにぃ?!つまり同棲するってことかぁ?」
表「ええぇ!冬樹くんとずっとくっついていられるなら嬉しいけど、それはまだ…」
冬樹の肩に手を置き揺れる桃華。
「あッ、あッ、あッ、あッ……!」
真『……それが桃華の…あッ!…真の望みなのです!……』
表「あッ…!…で、でもぉまだ早いと思うの…あッ」
裏「なにいってんだ…ぅ…あッ!…論点はソコじゃ…」
真『……もう遅い……あッ!…ワタシには逆らえない…』
冬樹の激しい突上げに桃華の身体を快楽が駆け巡る。
「あぁぁ、私、溶けちゃうぅぅ、溶けちゃうよぅ……」
表「!とっ、溶けてます!下のほう溶けてますっ!」
裏「え゛?!オ、オレの右足がないっ!」
真『……ワタシは真の姿に戻るのです…』
表「侵食度30%!この人はッ!!」
裏「オ、オレたちを吸収して、食っちまう気だっっ!」
真『…言ったでしょう、表でも裏でもある存在だと。ワタシとひとつになるのです…』
知らず知らず桃華の手足が冬樹の身体に絡みついていく。
「はっ、はっ!……冬樹くん!私とひとつにぃっっ」
表「侵食度がぁ!………で、でもひとつになるって、な、なんだか、その」
裏「あ、ああ…キモチいい……もんだな…………って違う!なんとかしろぉっ!!」
真『無駄な事…真の存在であるワタシの意思を拒む事は出来ないのです…』
「うっっ!!」
冬樹の射精と共に桃華も絶頂を迎え、目の前に細かい火花が瞬く。
「ぅ!イ・イクっ!!あああぁぁ!」
桃華は襲ってくる快楽の波を拒む事が出来ずに、首を振り身体全体を痙攣させている。
表「イクっ!…のぉ!…もぉどうでもイイっ!!」
裏「ぁあんイイよぉ…!このままぁ!このままずっとォ!」
真『………これでずっと冬樹君と…フ、フ(ジュルリ)…さあ、全部吸収されてしまいなさい…』
桃華の中に全て注ぎ込んだ冬樹は壁の時計を見て気付いた。
「あ、そろそろ門限だよ、家に帰らないと…」
全員「「『「…ウンッ!…」』」」
冬樹の鶴の一声でいきなり意思統一した桃華は門限までにちゃんと帰宅しました。
おしまいっ
958 :
もとのあじ:2006/01/14(土) 11:31:41 ID:NQf7gJDK
失礼しました・・・
それでは皆様方、今年もよろしくおねがいします。
冬桃ダイスキ派もとのあじ
GJ!!
キタ━━━ ((゚∀゚))━━━ ((゚∀゚))━━━ ((゚∀゚))━━━ !!!
エロカワイイなあ冬桃(;゚∀゚)=3ハァハァ
すみません、次スレの準備をしようと思ったのですが上手くいきません;
どなたか詳しい方、お願いできませんか?
クルクルクルクル、とかケロン人は共鳴しますが、睦言のときとかは
クルルゥ〜ンとか言うんでしょうかね
何気に深い
965 :
ケロ夏:2006/01/16(月) 01:09:36 ID:ladIG76+
ケロ夏、予告とは変化するかもしれませんが、投下します。
ケロン体ケロロ×夏美です。
日向夏美の独白。ある日、弟の冬樹がカエル型宇宙人を捕まえた。今は私たちの家で居候兼お手伝いをしている。
名前は「ケロロ軍曹」。もともとケロン星という星の軍人で、地球を侵略しに来た。でも弟に兵器を奪われ、
軍法によって裁かれるのを防ぐためか、私たちに従うようになって今に至る。地球のサブカルチャーに
どっぷりはまった小さな異星人のようになった。
ある時、部屋でこっそり自分を慰めていたら、よりにもよってその現場に踏み込んできた。
もう訳が分からなくなって、殴る蹴るの暴行を加えていたら動かなくなった。
さすがに心配になって治療し、看病した。幸い意識を取り戻した。このことについては謝った。
慰謝料のガンプラは買わないと言ったら、とても悔しそうな顔をしていたが。
それからたまにケロンという故郷のことや、お互いの悩みのことなどを話すうち、
距離がゼロまで縮まってしまっていた。
「男女」の仲は分からない…っ。
966 :
ケロ夏:2006/01/16(月) 01:15:24 ID:ladIG76+
編集者の母親は仕事中。弟の冬樹も部活だ。日向家はしんとしていたが、その一室でごそごそと動く気配があった。
中学生女子の部屋と一目で分かる薄暗い部屋の中で、日向夏美とケロロ軍曹は二人きりになった。
カーテンは閉め切られ、照明も切られており、太陽の光が窓型に区切られて微かに入ってきている。
シングルベッドのシーツの上で、夏美は時々自分を慰める時のように素晴らしいプロポーションを誇る裸体を
横たえていたが、今日は誰かが隣にいた。枕代わりのぬいぐるみに頭を乗せて夏美と見つめ合っている
「男」は、つま先が夏美の臍に届くか届かないかだ。
「夏美殿、本当にいいんでありますかぁ? 若いみそらでこんなことしちゃ、おじさんいけないと思うでありますが…」
「って言いながら…どうして私の胸に顔埋めてんの、よっ。ひゃんっ」
ぬめりのある温かな顔面が夏美の豊かな胸の谷間に割り込み、紅葉のような手が右の胸先を
くにゅりと握り込み、長い舌が左の胸先をくるくると巻いて、そのまま口中に戻す動きで滑らせた。
初めての光景と刺激に、夏美の躯幹が放たれるように震える。ケロロの黒目が混沌の色を見せ始めた。徐々に息が上がっていくようだ。
「綺麗で大きいおっぱいでありますねぇ。モデルやアイドルとかにスカウトされないのでありますかぁ?」
「…ないわよ、そんなこと」
自分でも驚くほどしっとりした声音で答えてしまっていた。街で怪しいモデルスカウトと
名乗る者に声をかけられることは山ほどあった。結構名の知られた芸能事務所のスカウト
マンに声をかけられたこともあった。
「そぉ〜。勿体無いなぁ」
そう言いながら、ケロロはすりすり、にゅるにゅると夏美の乳房、首筋はじめ上体で身をくねらせた。
夏美の体中が敏感になっていて、思ってもみない感触が弱い場所を狙うたびにがくがくと震えてしまった。
ついにウナギを捕まえるような動きで、ケロロを抱きしめる。
やっとケロロは止まり、夏美の横顔に目を向けた。
ほんのり上気した、少女から脱しようとしているフォルムだ。
どこもかしこもみずみずしく、ここもあそこも清潔そうな気がする。
つーっとケロロは、長い舌を伸ばした。頤から頬をずるりと一舐め。
「きゃあんっ」
一際大きな嬌声が響いた。続いてケロロは耳の穴に魔の手を伸ばす。
もっと大きな声がして、ケロロはぎゅっと抱き締められて一瞬息が詰まった。
「ちょ、ちょっと、やめてよ、そんなとこぉっ」
「ゲロゲロゲロゲロッ。男の怖さ教えてやるぅ。ベーロベーロベーロ」
「なっ、ちょっ、きゃはははははっあっあっ、やんっ。もうっ」
今度はくすぐったさを呼び覚ましてしまったらしい。童女のように笑いこける夏美を見て、
ケロロも悪ノリして舌が疲れるまで胸といわず尻といわず指先といわず舐め回した。
特に耳と首筋を重点的に攻めていると、悶えっ放しで堪えられないのでありますよこれが。
967 :
ケロ夏:2006/01/16(月) 01:19:46 ID:ladIG76+
「なふみどおあ、ほんとにわがはひのひたがおふきであいまふなあ(夏美殿は、本当に我輩の舌がお好きでありますなあ)」
舌疲れで、まともな発音ができないケロロだった。何が何だか分からないけど、気持ちがいいという体験を
浅いながら味わった夏美は、蕩けたような表情だ。上気した顔のまま、ケロロに優しいまなざしを向けている。
しかしケロロがある言葉を口にした時、その表情が変わった。
「我輩も、もう我慢できなくなってきたでありますよ」
ぎくりとして、反射的にケロロの下腹部に目を遣る。…ほとんど変化がない。そりゃ、こんなに小さな体だもの。
夏美の不安は、一つ消えて一つ増した。痛くないかもしれないけど、入ってるか分からないかもしれない…。
間の悪いことに、相手に察されてしまったらしい。
「夏美殿、考え事でありますか」
「うん、その…」
曖昧にぼかすが、ちんまりした体に合った、ちんまりしたサイズのそれを想像してしまう。
大丈夫かしら…ちゃんとできるんでしょうね…。
「ゲロゲロリ♪ 夏美殿が何を考えてるか、分かったでありますよぉ。もー、はじめてなのにそんなこと心配するんでありますなぁ。このエッチ娘☆」
「そ、そんなんじゃないわよっ」
ここで、また「宇宙人とHしようとしている」ということを考え出したらしい。
考え込もうとする夏美にケロロは黒目を細めながら耳元であることないこと囁く。
「大丈夫大丈夫。やっちゃえやっちゃえ。早いうちからしておかないと、将来感じなくなっちゃうでありますよ?」
「将来本当に好きな人ができた時のために練習しとこうよ。何せ我輩宇宙人なんだしさあ」
「一回くらい見てみたくないでありますか? 宇宙人の×××××」
「これも夏美殿の美しさを一層引き出すためでありますよぉ」
キャッチセールスもかくやと思えるほどの見事な喋りで、ケロロは夏美の羞恥心を丹念に
一枚一枚剥がし、一方で好奇心と性欲を少しずつ滾らせていく。脳髄が痺れた一瞬に
変な返事をしてしまったらしく、ケロロの「いつか生意気なあの娘をアンアン言わせて
やるぜ計画」は大きく前進していた。気がつけば、そんなに不安なら実際に見てみると
いいでありますよ、ということになり、ケロロの足の間をじっと覗き込むような格好に
なってしまっていた。…飛び出たピンポン玉くらいの大きさの突起があった。
ほっとしたようながっかりしたような。
「夏美殿、ちょっと我輩のも気持ちよくしてもらえないでありますか?」
「えぇっ…だってアンタだって、あたしのしてくれなかったじゃ…」
そこまで言って、夏美は口をつぐんだ。これでは催促しているようなものだ。興味がないといえば嘘になるが…。
「ぷぅっ。我輩、舌が疲れるまで夏美殿によくなってもらおうと頑張ったのにぃ〜っ。王様に言いつけてやるであります〜っ」
どうも、ケロロの頭にはある童話の筋書きが残っているらしい。物置の掃除の合間にやっぱり内職していたようだ。
「もうっ…見るだけだからね…」
少しだけケロロが可哀想になった夏美は先程吹き込まれたことを思い出し、恐る恐る顔を近づけ、目を近づける。
――それがあまり「即物的」でないと思うと、恐々唇を開いていった――。
968 :
ケロ夏:2006/01/16(月) 01:22:19 ID:ladIG76+
「んむぅっ。むぅっ…」
小さな股間のそれを含んだ瞬間、思った以上の膨張率を持つ肉棒が突き出てきたのに夏美は驚いた。
最初は親指くらいだと思ったのが、みるみるうちに口から飛び出さんばかりに膨らんでいく。
苦しくなって息継ぎした時には、喉まで咥え込まなければならないほどだった。
唇が一杯に広がり、目前の黄色い星が歪む。傍目から見たとすれば、変わったマスコットを
顔に押し付けているだけなのに、今夏美は人生初の奉仕を行っていた。
ケロロによって浅く口腔に押されては引かれるそれが、ぬめって眼下を往復している。
粘膜そのものであるそれは、びくびくと脈打って口腔に鼓動を伝えてきた。
そこが喉の上に当たると、妙な気分になった。そこから目を逸らし、上を見上げる。
潤んだ大きな黒い目がぐーんと近づく。感じられるのは野蛮と知性とガンプラ欲。何よ。ボケガエル。
「夏美殿…」
ケロロは何と、白い歯を見せ親指を立て、ニカッと笑っていた。「これなら満足できるでありますよね?」
とでも言いたげに、水分できらきら光る肉体を自慢げに晒しているが、異星人との交わりを
行おうとしている少女の反応をじっくり観察しているようでもあった。実に単純明快な性格だ。
「別に咥えっ放しでもいいんでありますよ。夏美殿は初めてなんだし、チューブアイスみたいに吸われても…をををををっ」
夏美の競争心(?)に火をつけてしまったケロロは、夏美の口戯に喘いでいた。
「ああ、あふんっ、上手ぅっゲロゲロゲロゲロゲロッ」
二分くらい、夏美はケロロを喘がせてやろうと、たまにつけてくる注文も
結構聞きながら舌で男根をねぶっていたが、疲れてきてしまった。
五分以上も自分を舐め続けたケロロに少しだけ感服する。
ケロ夏キタ――――――!!!
970 :
ケロ夏:2006/01/17(火) 02:51:06 ID:Kf5sh5Ka
その時、突然口中にじわりと広がった生臭い味に顔をしかめた。表情の変化を読み取ったケロロが、
何気なく自身を抜き出す。
「夏美殿は才能があるでありますな。次は我輩の番でありますね。ゲロッ」
ぴょんとケロロはカエルらしく飛び上がり、ほんの数十センチ離れた夏美の秘部にダイビングしていた。
すっぽり、足の付け根のY字の中心に入り込んでしまったケロロの感触に、夏美の背筋がぞくぞくと震える。
咥内の生臭い味を飲み下す。
「こくっ…ひゃんっ」
信じられないくらい可愛い声が出てしまう。むしろその声で顔が赤くなった。
「わけいってもわけいっても青い山…」
「何言って…そんな所…」
ケロロの頭が足の間にある。目と目が合う。ニヤ〜とほくそえむのが分かった。
「ケロロ、いっきま〜す」
あの長く強い舌が伸びる。それを考えただけで、体の中心から滾滾と泉が湧き出た。
「わ〜びしょびしょ…。カエルさん相手にこんなにしちゃってェ〜」
子どものような手を両の太ももにかけて夏美を開脚させ、ケロロは開口した。
ちょん、と夏美の陰核に温かいものが触れる。瞬間、夏美は自我を保つために体を
縮こまらせようとしたが、意外にもずっしりと下肢はケロロの腕によってシーツに留められていた。
そこに、自分よりはるかに年上の男が在った。また、自分の姿は仰向けのカエルそのものだ。
頭の中で愕然とする。そのままの態勢で未遇のケロロに強気モードに入った如くの台詞を投げつけてしまうが、蛙の面に小便だった。
「悪い子でありますなぁ★」
「やだっ。はなしなさいっ」
今や縁を時計回りになぞり始めている。外側から段々中の方ににじり寄ろうとするかのように、舌を押し付け、
滑り込ませようとする。上の方にちょんと乗った、散々自分で嬲ったポイントに触れてくる時など、黙っていられない。
ドアに目張りをしておけばよかったと思った。何しろ、さっき耳を攻められていた時のように、勝手に笑っているような喘ぎ声が出てしまう。
刹那、強い筋肉を内蔵した舌が、胎内に浅く入り込んできた。
「…っ」
一瞬夏美が固まる。ざらざら、と入り口を往復する舌の動きをトレースするうち、力が抜けた。
目を閉じると眠ってしまいそうだった。
「体の力を抜いているといいでありますよ。ゆっくり、そのまま、ゲ〜ロゲロ♪」
最後のは何だか嫌だった。
971 :
ケロ夏:2006/01/17(火) 03:08:52 ID:Kf5sh5Ka
水音が部屋中に響く。少しずつ体中が汗ばみ、上気していくのが分かるようだった。
ぼんやりと見慣れたようで見慣れない自室の天井を見上げていた。足を開いていると、
すうっと風が体の上に渡ってくる。季節外れの菖蒲湯の香りがした。ボケガエル?
…勝負湯?
「ぶふっ」
快楽のものとは違う息漏れに、ケロロが目だけをぐるりと動かして夏美を見る。
しかし、心配するようなことはなさそうなので、また複雑怪奇な目前目標物の征服に挑んだ。
何しろベチャベチャしてきて、キリがないのでありますよこれが。
でもこうして硬くした舌を、ゆーっくり潜り込ませていって戻したりすると、
段々性感が開いていってるっぽいんでありますよね。腰やお尻をモゾモゾさせてるしって、我輩誰に話してるんだろ?
「や…あっ…やぁっ」
カエルに似たケロロの顔と秘裂が一体化したようだった。そこがいつもとは違う、
まるで海底のイソギンチャクのような蠢きに迫られている。不可解で否応無く快楽を呼び覚ます蠕動に導かれ、
夏美は徐にケロロ軍曹を足の間に挟んだまま、大きく腰を上下に振っていた。
熱くどろどろになっていた内部ではそれとは別にびくびくと内壁が震い、ケロロの舌を先程の
魔羅に見立てて絡みつき求めている。ケロロは窒息しそうになった。
「むごっ、ゲロッ!? 息っ!?」
972 :
ケロ夏:2006/01/17(火) 22:28:59 ID:Kf5sh5Ka
段々不安になってきました。
お願いします、どなたか、次スレを立ててくださいorz
>>973 乙であります!ずっと人多すぎなわりに次スレ立たないから
今、ガイドラインに立て方を見に行っていたところだった。
975 :
ケロ夏:2006/01/18(水) 00:51:45 ID:u3UNUIVd
ありがとうであります!! お陰様で不安が解消しました;▽;
次スレでもよろしくお願いします^^!
ケロ夏完結するまで投下保留〜☆
待ってるよ!
ここ使いきっちゃいます?
やっちゃいましょう!
ケロ夏(夏ケロ)投下予定で今書いてるんだけど
今進行中のお話と全然毛色が違う話なんで
(ちなみにエロ無し・すみません)
連投もどうなのかと思いまして…
ここを使いきっちゃっていいなら、私のはこっちに落としてもいいでしょうか?
>>978 今スレフィナーレにちょうど良いんじゃないでしょうか。
容量は…大丈夫だよなw
エロなしでありますか〜(ry
投下お願いしますw