>>680、
>>683-684、
>>701、
>>707-708、
>>713、
>>724、
>>756、
>>870-871、
>>874-875 白を基調とした彩りに赤い絨毯が映える。
その上に乗せられた天蓋ベッドがこの部屋の豪奢さを語り、
そして真紅の寝具に横たわった白い裸体が隠微さを増幅させていた。
裸体の上半身は寝具の上で「小の字」を成していたが、
世界中のどの筆で書いたその字よりも、美を表現していた。
直線よりも曲線のなめらかさに目を奪われ、太古のかなたより賞賛され、
また地上の半数が絶賛する「女性の美」そのものであった。
小さな頭部から鋭利な坂を下り、豊かな丘を上りきってなだらかな浜辺へと続く。
海草に似た茂みをくぐり、そしてそこからどこか工業的な音が聞こえてくる。
「んちょ。ずちょ。ぬちょ。ずちょ」
その神秘の溝に顔を埋め、その視線はそこより見える豊かな丘を抜け鋭利な坂をさしていた。
やや年老いた風貌。しかし体格はがっしりとしており、背中が厚い。男だ。
男は女の股間にもぐり込み膝を立てさせ、一定の部分を吸い取っていた。
夢中であった。
両手は横に張った腰から伸びる太ももをがっしりとつかんでいた。
時たま顔を上下に震わせその反動であるかのように横に振動させた。犬のように。
茂みに近い部分へ口を押しつけたかと思うと、女の腰がぐっとせりあがった。
「あ、、、、、ああぁん、、、、あっ」
男の鼻から勢いよく息が漏れ同じ勢いで吸った。
逃すまいとばかりに腰の動きに合わせて吸い付く。
この部屋は、まさに官能のさなかであった。