【仮面】オペラ座の怪人エロパロ【仮面】

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1安藤流
映画化もされたし、需要ないですか?
とりあえずファントム×クリスにハァハァ
2名無しさん@ピンキー:05/02/03 21:41:49 ID:CTbx9ID9
ドラマ・シネマのエロ台本
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1084783497/

こちらに合流することをお勧めする。
3名無しさん@ピンキー:05/02/06 18:24:21 ID:O0Logdj+
とりあえず3ゲットハァハァ
4名無しさん@ピンキー:05/02/07 00:58:42 ID:fU5sk01j
ファントム×マダムは無しですかそうでつか。。。
5名無しさん@ピンキー:05/02/07 23:13:06 ID:A/abug5S
揚げ
6メグ:05/02/07 23:56:05 ID:qFtrA/GG
わたしだけでしょうかー?
陰の主役はメグでしょう。
7名無しさん@ピンキー:05/02/11 17:28:40 ID:5Iu6o0vU
>>4
昨日やっと映画見てきたが、ファントム×マダムジリーはありだと思った。
つか思春期〜マダムが結婚するくらいまではやってたと思った。
8名無しさん@ピンキー:05/02/13 14:38:56 ID:d+ZS0DyB
まだdat落ちしないね
9したよ、メグ萌え:05/02/13 22:24:44 ID:zTPR01Wt
ここはここで続けちゃダメかな(弱気)
10名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:23:47 ID:qgRjbtgW
支援!!!
11名無しさん@ピンキー:05/02/16 01:57:24 ID:/al9Mgwf
ガンガレ!
12ファントム×クリス 1st:05/02/16 02:45:56 ID:Jbpkeq9D
小手調べに作品投下。
ちょっと鬼畜入ってるかも&舞台メインの話です。



見知らぬ男に連れられて行ったそこは、無数のロウソクが輝く夜の世界だった。
それまで無言で手をひいていた男が、低く柔らかい声で歌い始める。
娘は目を閉じて男の歌を聴いていたが、やがて声はすぐ耳元まで近づいてきた。
男の声は娘の耳たぶを弄び、後れ毛を揺らし・・・娘は男の声に導かれるように
自らも男の声に合わせて歌いはじめていた。

男の滑らかな指が薄いガウンの上から胸のふくらみの頂点をまさぐる。
「ひっ・・・・!」
娘の体がビクッと震えた。
「何をしている?歌を続けなさい」
うなじに息を吹きかけながら男が囁く。
「ああ・・・でも・・・」
「さあ、続けて。プリマになりたいのであれば、何があっても最後まで歌いぬく覚悟が必要だ」
顔の半分を奇妙な仮面で隠した男は、そう言いながら娘の耳朶に舌を差し込む。
「はぁあ・・・ぁうっ・・・」
「歌え」
13ファントム×クリス 2nd:05/02/16 02:47:23 ID:Jbpkeq9D
男の指に弄ばれた胸の蕾は固く尖り、ガウンの薄い生地を持ち上げている。
男はその固さを確めるように、人差し指と親指でつまみ、こすり、ひねり、上下にさする。
「ふっ・・・あ、、あああああ・・・♪」
無意識のうちに腰をくねらせ、息を乱しながらも命令に従い健気に歌い続ける娘を
男は満足そうに見やると、ゆっくりと手を下にずらしていった。
「んっ・・・、やめて!!」
「歌を続けろ」
布越しに秘裂を守る茂みを撫でる。
「あああ・・・・もう」
「歌のレッスンだ・・・女には男にはない空間があるだろう?
そこの使い方を教えてあげよう。さあ、声を出して」
「ああ・・・・あっう」
男は左腕で娘を抱きかかえ、右手を尻の割れ目に沿ってゆっくり前進させる。
男の手の動きに合わせてガウンの裾がめくりあがり、娘の白いふくらはぎが露わになっていった。

割れ目をなぞるように二本の指を滑り込ませ、ちょうど花芯の真上に当て少し折り曲げる。
「ひっ!」
「ここだ。おや、もう濡れているね・・・」
「ふっ、はぁっ。あっ・・・」
娘は必死で足を閉じようとするが、恥ずかしい隙間に入り込んだ男の手を締め出すことはできない。
中指をすでにぬれそぼっている膣孔に軽くめり込ませる。
にぶい痛みと、異物を咥えこむ本能的快感に娘の体がビクンと仰け反ったが、
首に巻きついた男の左腕が娘の動きを押さえつける。
14ファントム×クリス 3rd:05/02/16 02:49:17 ID:Jbpkeq9D
「濡れてはいるがまだ固いようだ。もう少し柔らかくしなければな」
クチュ・・・と水音をたてて中指を引き抜き、膣孔の前にある敏感な肉芽をまさぐる。
「あああぁ!!いや、いや」
娘は男の指から逃れようと必死で腰をくねらせたが、かえって男の指と肉芽との接触を
激しくしてしまうだけだった。
娘の頬に流れる涙を舌でなぞりながら、指の腹でクリトリスを小刻みに刺激する。
優しく押さえつけ、円を描くようにこすり、熱くそそり立った突起の包皮をむく。
「はあぅ・・・・ああああああああ〜〜っ!!」
体の奥が熱く疼き、何かがトロリと流れ出るのを止めることができない。
「いい声だ・・・欲情した牝の声だ。もうお前の恥ずかしい部分は大洪水だよ・・・。
ではそろそろ本題に入ろうか。いいか、声は出し続けておけ。
女には女にしかない空間がある。子宮と子宮につながる膣だ。」

そう言うと、男は中指と薬指を潤みきった肉壷にゆっくりと注入していった。
「!!!!」
処女膜をそっと抜けて、指の根元まで差し入れる。
溢れ出た蜜が指の付け根から手の甲へ流れ落ちた。
「お前の中に私の指が入っているのが分かるな?指が動いているのが分かるだろう。
常にここを意識しろ。ここに声を響かせるんだ。ほら、ためしに歌ってごらん・・・」
男は一筋のよだれをたらしながら喘いでいる、娘の半開きの赤い唇をそっと噛んだ。

「はっ・・・やっ!・・・・・あ・・・ああ、ああああ〜〜♪」
「そうだ、もっと私の指を締め付けろ!」
「あああ・・・ああああああ〜〜♪」
「いいぞ・・・・・ご褒美に、もっといい声が出るようにしてあげよう」
男はピチャピチャと大きな水音をたてながら、差し込んだ二本の指で激しくピストン運動をはじめた。
同時に親指の腹でクリトリスをさすってやる。
「あああああぅ!ああぅ・・・・・あああああ・・・・!!」
「歌え・・・私のために歌え!」
「あああああああああああああああああっ!!!」
15ファントム×クリス 終り:05/02/16 02:52:00 ID:Jbpkeq9D
娘は喉をのけぞらせ、体中を痙攣させながら、ひときわ高い声を張り上げて気を失った。
男はしばらくリズミカルに指を締め付ける柔らかい肉の感覚を楽しみ、
娘の体液で濡れ光る指をゆっくりと引き抜いた。
二本の指の間の粘った糸を舌ですくい、生臭く、かぐわしい娘の体臭を味わう。
その指を娘の唇で拭い、彼女の身体を抱えてボートにクッションに横たえた。

さて、明日は何のレッスンにしようか・・・。


以上おそまつさまでした。
16名無しさん@ピンキー:05/02/16 07:25:35 ID:QDrmOfn8
>>15
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
GJ!!!!
原作は読んだが映画はみてないけど萌えた
ファントムのねちっこい感じがとてもイイ
17名無しさん@ピンキー:05/02/16 08:19:52 ID:TrNBFdR9
いい!!
18名無しさん@ピンキー:05/02/16 20:05:00 ID:OZvXLw3u
>>15
GJ!
怪人良いね。最高です。
19名無しさん@ピンキー:05/02/16 21:30:10 ID:pGfq4JF3
歌ってるよ! GJ〜♪
20名無しさん@ピンキー:05/02/16 22:26:46 ID:R1xTtJoh
(;´Д`)ハァハァ いい!
21名無しさん@ピンキー:05/02/16 23:57:28 ID:wVf1Asjn
>>12-15さん

鬼畜ファントムGJ!!
つ、次のレッスンも…(;´Д`)ハァハァ
22名無しさん@ピンキー:05/02/17 18:47:37 ID:P2y78ujR
う、歌ってる・・(*´Д`)'`ァ'`ァ
もっとレッスン・・(*´Д`)'`ァ'`ァ
23名無しさん@ピンキー:05/02/17 20:06:54 ID:qpCJF2jP
映画スレから誘導されてきました。
まさか、この作品でエロが読めるとは!
(*´Д`)'`ァ'`ァ
24名無しさん@ピンキー:05/02/17 21:25:33 ID:w7aHzefc
GJ!!!
舞台は見てなくてCDだけ車の中で聞いてるけど
明日の朝通勤時に思い出して(;´Д`)ハァハァしそうだ・・・
「歌え、私の為に!」(;´Д`)ハァハァ
25名無しさん@ピンキー:05/02/18 01:02:13 ID:qqRKleGV
映画スレから来たよ。
ドキドキしちゃった(*´д`*)…GJ!
26名無しさん@ピンキー:05/02/18 02:21:00 ID:/q8/bDiT
情熱のプレイ!
あんま直接的なエロがはいってなくてごめんなさいorz
もし続きが書けるようなら、今度はガンガン行きます。
ちなみに12〜15氏とは中が別の人です。
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この水の牢獄にやってきてから、何度目の目覚めを迎えたのだろうか。
クリスティーヌは無気力な涙をこぼしながら、泥のように重い身体をどうにか起こした。
この頃は、浅い眠りに陥るたびに悪夢をみている。
今日もまた、恐ろしい漆黒の闇に喰らい尽くされる夢だった。
しかし、ようやく逃れられたこの場所は、果たして悪夢と相違があるだろうか。
豪奢な真紅のビロードでできた寝台は、黒いレースの帳で覆われている。
クリスティーヌは、その帳をそっとたぐりよせ、しんと静まり返った牢獄を見渡した。
微かにペンの流れる音が響いている。
その音の主は、漆黒の色を全身にまとい、唯一白い奇妙な仮面をつけた監禁者。
美しくも醜い怪人が、スコアを綴っていた。
−あぁ、これはやはり悪夢の続きだ・・・。
そしてそれは、同時に甘美で背徳的な悪夢。
28クリスティーヌ×ファントム[2]:05/02/18 04:58:56 ID:fr5l0OmU
「目覚めたか?」
テノールの美声が、クリスティーヌの身体の芯を走って、真上から振ってくる。
「・・・はい、マスター。一体今は昼なのでしょうか、夜なのでしょうか・・・」
「ここには昼も夜もない。ただ私とおまえとがいる、静謐の牢獄だ。」
「わたしは、もう二度とここから出られはしないのでしょうか?」
その問いには答えず、漆黒の怪人は白くたおやかなクリスティーヌを抱き上げ、
食事用のテーブルへと運んだ。
−この方はいつ眠っているのだろう。
その隙を見つけて逃げ出そうとしていた時期も確かにあった。
しかし怪人は常に何かの作業に没頭している他は、たまにどこかに出かけるときは
クリスティーヌの細い手首の片方に手錠をほどこしてしまう。
寝台には、東洋独特の甘すぎる香が焚きしめられ、なぜかその香りは彼女の意識をしばしば朦朧とさせた。
また、精神的疲労によって、クリスティーヌの線の細い身体はだいぶ弱っており、
ここ数日は脱走をする気力さえどこかにいってしまったようにも思われる。
29クリスティーヌ×ファントム[3]:05/02/18 05:01:27 ID:fr5l0OmU
「少しは口にしなさい。このあとのレッスンに声が枯れてしまう。」
食卓にはパンやチーズに果物、そしてワインというささやかな食事が用意されていた。
「食べたく、ありません。」
クリスティーヌは顔をそむける。
「マスターのことは、尊敬すべき父とも、音楽という美を求める偉大なる先生とも思って
慕っておりました。なのに何故、こんな仕打ちをなさるのでしょうか?」
怪人の白い仮面の奥の無表情な瞳は、何も応えず娘の泣き崩れる姿を冷ややかに見つめていた。
「そうだ。独りぼっちのおまえを幼い日から父のように慈しみ、音楽という翼を与えたのはまぎれもなくこの私だ。
そして私の音楽を具現することのできるただ一人の娘。それがおまえなのだよ、クリスティーヌ。私たちは、決して離れられぬ。」
その理屈は、クリスティーヌには痛いほど理解できていた。
この恐ろしい漆黒は、また唯一無二の魂の理解者。そして、その低音の声には魔力でも宿っているかのように彼女を惹きつけてやまない。

「でも私があまりに戻らなければ、皆が心配します。」
そして、あの青年は誰よりも彼女の帰りを待ち望み、寝食もままならないほど気を張っているのでは
ないだろうか。
この静寂の闇に包まれた牢獄にいるからこそ、その青年の晴天の空のように澄んだ瞳が、胸を締め付けるようにあつく心をよぎった。
−ラウル・・・。
その心の叫びは、果たして無意識に口にのぼってしまったのだろうか。
「そんなに、あの貴族のことが思いやられるか?」
はっと気づくと、怪人が珍しく感情を隠しもせずに、怒りと悲しみの激情が入り混じった
低い唸りをあげてクリスティーヌの顎を上向かせていた。
30クリスティーヌ×ファントム[4]:05/02/18 05:04:49 ID:fr5l0OmU
その仮面の下の瞳が恐ろしく、彼女は思わずその手を払いのけて後ずさる。
瞬間、誤って赤ワインのボトルに手が当たり、倒れたその先のテーブルを伝って、
血色の液体は怪人の服や手にまで派手にこぼれてしまった。
彼はその液体の滴る節ばった手を顔の正面で見つめ、クリスティーヌの目前へと差し出した。
「せっかくのワインが無駄になってしまうな。きちんと始末しなさい。」
−また、この声・・・。
逆らうことなど、到底できはしないのだ。
クリスティーヌの身体の芯は、すでに彼の支配下にあった。
彼女は悠然と座る怪人の前に跪き、丁寧にその大きな手をとると、静かに唇を当てた。
そして人差し指から中指、指の間まで、丹念に舌を這わせ、赤い酒をなめとってゆく。
長い指が喉元まで達し、思わずああっ、と切なげに嗚咽を漏らしても、
怪人は同じように氷のようなあの瞳で彼女の醜態を見下ろしているのだろうことは、確認しなくても容易に想像できた。

「いい子だ。」
そう言いながら、彼はわざとワインボトルを持ち上げて、とろとろと中の液体を自らの首筋から上半身にかけて浴びせていった。
クリスティーヌは手のワインを一通り嘗め尽くしたところで、今度はそちらの作業にかからねばならなくなった。
お互いの吐息を感じられるほどまで近く、まだ成熟しきっていない娘が献身的に首筋に、鎖骨に舌をあてがい酒を舐め取ってゆく。
娘の頬は、酒のせいか上気して赤く染まり、目をとろんとさせている。
「・・・、これ位でいいだろう。さぁ、レッスンを開始する前に、身なりを整えなくてはな。」
朦朧とする恍惚の中で、クリスティーヌは思った。

逃げられないのではない、逃げなかったのだ、と。

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以上、長文失礼しました。

31名無しさん@ピンキー:05/02/18 05:11:49 ID:GNgJwxVP
(*´Д`)'`ァ'`ァ
ドキドキしますた!!イイ!!
32名無しさん@ピンキー:05/02/18 08:00:16 ID:ZB6tp0t8
あああ朝起きたら天使様が!
今日一日頭んなか大変そうです…ハァハァ
33名無しさん@ピンキー:05/02/18 16:09:25 ID:qqRKleGV
ファントム先生がSっぽくて(*´д`;)イイ…
34名無しさん@ピンキー:05/02/18 17:36:07 ID:vAy81F8x
やっぱファントムはSだよね
35名無しさん@ピンキー:05/02/18 20:41:11 ID:rwMa4GiZ
ここはエロティックな天使が降臨なさるインターネットですね
また、あの強く焚きこめられた甘い香のかおりがする。
クリスティーヌの両腕は、手首を一つに括られ、高く頭上の岩場に固定されていた。
もう、どれだけの時間この刑罰に甘んじているのだろうか。
彼女の華奢な腕はとうに感覚をなくしてしまっていた。

−なぜこんな事に・・・。
発端はクリスティーヌのちょっとした興味心だった。
それは、怪人の奇妙な仮面に覆われた素顔。
切れ長の孤高なる目。端正な顔立ち。均整のとれた体つき。
何をとっても、この男は神に愛でられて創造されたように美しい姿をもっていた。
唯一つ、仮面に覆われた顔の右半分を除いて。
それをクリスティーヌはあばこうとしたのだ。怪人がいつものように書き物に没頭している
隙を見て、背後からそっと仮面に手をかけ・・・。
−でも、それは結局失敗して、マスターは見たこともない程激昂されたんだわ。
そして、彼女をこのごつごつとした岩場に束縛してしまった。
「恥を知らぬ娘よ、その罪深い目にしばらく光が映らないようにしてやろう。」
そう囁いて、怪人は自らの黒いスカーフでクリスティーヌに目隠しを施した。
こうして彼女は、身体の自由も視覚の自由も奪われてしまっていた。

ただ広がるのは、漆黒の世界。
眠りに落ちても、目をあけても、クリスティーヌの目に映るのは果てしない闇と絶望。
そして恐怖だった。
「マスター・・・、お近くにいらっしゃいますか?」
震えるか細い声で、クリスティーヌは怪人に嘆願の声をかけた。
「お願い・・・、もうお許しください・・・お願い、」
しばらくの沈黙のあと、思いのほか近い位置から怪人の応えは返ってきた。
まるで、すぐ目の前にいるように。
しかし、目を塞がれたクリスティーヌには、怪人の声以外何も感じ取れるものはない。
「いいだろう、クリスティーヌ。許してやらなくはない。二度とこんな真似はしないと誓うな?」
「仰せに従います、マスター」
「よろしい。そしてもうひとつ。二度とあの男に会わぬと誓いなさい。」
「あの男・・・?」
それは、ラウルのことだろう。
彼女の音楽の師は、以前からラウルを異常なまでの執着で憎んでいるようだった。
クリスティーヌはどちらかを選ばなくてはならない。
彼女を愛しみ、日の光の暖かさで包み守ってくれる優しい青年。
そして、彼女の唯一つの「生の瞬間」である音楽に、翼を与えてくれる音楽の天使。
「・・・誓えません」
クリスティーヌは覆われた目隠しの下から、細い涙を伝わらせてその一言を口にした。

「今、なんと言った?」
瞬間、怪人の片方の手が、娘の首を掴み締め上げた。
表情は確認できなくても、彼女には怪人の深い怒りと困惑が肌をとおして伝わってくるようだった。
「ラウルは私の身体、マスターは私の魂。どちらかを失っても私は生きてはいけないでしょう・・・」
「はっ!よくいったな小娘!それほどまであの男が大切か?
 ならばこの私がお前に新しい身体を与えてやろう!」
怪人は低く唸り、クリスティーヌの身体を乱暴に突き放した。
そして、足早に自らの作業台から、手紙の烙印に使う封印ロウを掴み戻った。
クリスティーヌは、視界をふさがれ、何事が起こっているのかまったくわからない様子で、
拘束具のために逃げることもできず、ただ怯えて珠のような涙を流している。
「私がもっているものがわかるか?これは溶かす前の封印蝋燭だ、クリスティーヌ。」
怪人は娘の顎を長い指で手繰り寄せ、恍惚とした表情に残忍さを浮かべ、囁いた。
「愛撫などしてもらえると思うな。」
顎を捉えた手はそのまま、もう片方の手がクリスティーヌの下半身に伸びる。
そして、そのまま薄い生地のドレスを引き剥いだ。
「や・・・なにを・・・」
クリスティーヌは腰を必死で引き抵抗したが、怪人の前にはその抵抗などないにも等しい。
引き裂かれて、見事にはだけたクリスティーヌの白いドレスから、
ガーターベルトと白い足が剥き出しになる。

「やめて・・・お願いだから、こんな・・・」
クリスティーヌは泣きながら懇願した。
「お前に、新しい身体と、新しい肉の喜びを与えてやろう。この‘音楽の天使‘が。」
真紅の色をしたロウが、クリスティーヌの体の中に突き刺された。
「はぁぁ・・・ぁっ!!」
悲鳴というよりは嗚咽に近い声が、クリスティーヌの唇から漏れた。
娘の幼い身体は、まだ肉の喜びなど知らず、ただただ貫かれるような激痛が心まで支配する。
クリスティーヌは必死で岩場に爪をたて、上へ上へと逃れようとするが、拘束具がそれを許さない。
娘の手首ほどもあるかと思われる真紅のロウからは、溶け出したその一部なのか、それとも娘の
血なのか赤い液体がしたたり、娘の腿を伝わっていく。
「ひ・・・あ・・・ぁ・・・」
「いい声で鳴く。私の与えた痛みで、私のためだけに歌え。これからも・・・」
クリスティーヌの切ないあえぎは、そのはだけた胸元を這っていた怪人の指が、今度は口腔に差し入れられて封じられえた。
動作も、視界も、声さえも自由にならないこの状態で、クリスティーヌが感じることができるものは、
身体の芯に差し込まれた淫具の激痛と、その奥から時折流れ込んでくる、
背徳的で甘美な何かだけだった。

----------------------------------------------------------------
前回ハァハァしてくれた方ありがとうございます。
今回もまたサディスティックなファントム先生に萌えて頂ければ幸いです。
40名無しさん@ピンキー:05/02/18 23:50:13 ID:gxNn3NsT
わ〜リアルタイムで降臨を拝めるとは天使様!!
願わくば次は湖も使ったファントム先生の情熱のプレイを・・・(w
41名無しさん@ピンキー:05/02/19 00:03:18 ID:1+msk9IC
Angel of・・・なんとお呼びすればいいのか、天使さま降臨!
ファントムはクリスを乙女のまま調教しそうですよ(*´Д`)'`ァ'`ァ
42名無しさん@ピンキー:05/02/19 00:14:04 ID:GQkVbgta
す、素晴らしい〜
心が洗われてしまいます。
ファントムの損なわれていないほうの顔の描写がよい。
より残酷で…
クリスも理想的…。

映画板にはたまにここの存在をほのめかしたいが、
リンクは絶対にしないことにしよう。
43名無しさん@ピンキー:05/02/19 00:22:40 ID:hImsYyuI
>>42
ほのめかすのも止めて欲しい。
スレのことを思うなら、書き手のことを思うなら、空気読めない輩を招く様なことは…
44名無しさん@ピンキー:05/02/19 00:27:56 ID:GQkVbgta
>43
新たな書き手が募れると思ったんだけど…?
無理??というか無謀でしたか。


迷惑をかけてすいません。あっちに書き込みしないほうがよいみたいですね。
4512〜15の中の人:05/02/19 00:39:52 ID:v0IklCsC
スレの即死回避と新たな職人さんの登場おめでとうございます。
流行ものなのでいつまで続くかは分かりませんが、少しでも長く楽しめる
スレになるといいですね。

>>12-15に到る前の段階のお話が出来たので、投稿させていただきます。
46闇の天使 1/8:05/02/19 00:43:27 ID:v0IklCsC
観客の熱狂的な歓喜が渦巻く舞台から、静かな楽屋へ戻ってきて
クリスティーヌは安堵の溜息をついた。
舞台の成功は嬉しかったが、多くの人に囲まれて賞賛を受けるのはまだ慣れていない。
どこかくすぐったく、突然今までの自分ではなくなったような気がして精神的に疲れるのだ。
楽屋のドレッサーの上には、クリスティーヌが幼い頃に亡くなった父親の写真が飾ってある。
「パパ、今日の舞台を観てくれた?・・・パパがおくってくれた音楽の天使のおかげよ」

クリスティーヌの父親は有名なバイオリン弾きであった。
才能ある芸術家にはありがちな、夢と理想を食べて生きているような男で
クリスティーヌには常に美しい夢を見せようとしていた。
幼いクリスティーヌは彼の夢の世界の住人だったのだ。
父親の死によって突如世間に放り出されたクリスティーヌは、父親の音楽を愛していた
裕福な家人の好意でその後も音楽の勉強を続けていたが、彼女は音楽に対する
積極的な情熱を失っていた。彼女にとっては父親が音楽の情熱の全てであり
父親なしに音楽を続ける意味を見つけられなかったのだ。
なんとかオペラ座のコーラスガールとしての職を得たものの
音楽への情熱を欠いたクリスティーヌの評価は、あまりかんばしいものではなかった。
47闇の天使 2/8:05/02/19 00:48:18 ID:v0IklCsC
一緒に祝う恋人も友人もなく、一人で20回目の誕生日を迎えたその夜に
音楽の天使はやってきた。
幼い頃に父親から何度も聴かされた音楽の天使の物語。
美しい魂を持つ者のもとにしか訪れず、しかもその人の魂が傷つき
弱っている時にやって来て、天上の音楽を分け与えるという。
子どもの頃は信じていたお話も、今のクリスティーヌにとっては
ただのおとぎ話に過ぎなかった。
毎夜舞台の裏で繰り広げられる妬みや卑劣な足の引っ張りあい、無責任な噂話はどうだろう。
カルロッタの一部の狂いもない完璧なテクニックが、音楽の天使によってもたらされた
ものだとしたら、音楽の天使は彼女の不遜な傲慢さを見抜けなかったのだ。
全ての現実に疲れていたクリスティーヌは、もう自分には才能のかけらも残っていないのだから
20歳になるのを機会にコーラスガールを辞めようと考ていた。
無名のコーラスガールが辞めた所で、ほとんどの客は気づく事もないだろうし
同僚達だってそれほど話題にはしないだろう。

そんな事を考えながら力なくベッドに横になっていると、やがてどこからともなく
男の囁き声が聴こえてきた。
はじめは廊下でしゃべっているアパートの家主の声かと思ったが、耳をそばだてて
ようやく聴こえるか聴こえないかのかすかな声は、少しずつ確かなメロディとなって
クリスティーヌの耳に届いてきた。
「どこから聴こえてくるのかしら?」
起き上がって声の出所を調べようとしたが、天から降ってくるようでもあり
地からわいてくるようでもあり、どこから響いてくるのかさっぱり分からなかった。
もう一度ベッドに戻り、枕に耳を強く押し付けると、男の声が先程よりもはっきりと聴こえて来た。

私の声に耳を澄ませ、私に従いなさい。
お前が私のものになるならば、私の英知をお前に授けよう・・・
48闇の天使 3/8:05/02/19 00:53:35 ID:v0IklCsC
暖かいのに冷たく、優しいのに力強く、うむをいわせない傲慢な自信に彩られた声。
声の輪郭が黄金の光を放ち、闇の中でキラキラと砕け散る。
こんな美しい声が人間の声であるはずがない。
やっと来てくれたのだ、待ち望んでいた音楽の天使が!

クリスティーヌの頬は赤く上気し、青く澄んだ目からは一筋の涙が零れ落ちた。
「ずっと待っていました。どうぞ・・・どうぞ私を導いてください」
両手を組み、天に祈るように声に向かって懇願する。
父親が亡くなってからの孤独で辛い日々が思い出されて
込み上げてくる嗚咽をこらえる事ができなかった。

声はしばらく沈黙を保っていたが、やがてゆっくりと異国の歌を歌いはじめた。
クリスティーヌが今まで親しんできたメロディとは違う、物悲しくも情熱的な旋律。
深くえぐり出すような低音と、細く胸が絞めつけられるような高音。
はじめはただ涙を流しながら聴いていたクリスティーヌだったが
次第に二つの音の波に身体が反応するようになっていた。
低い音に腰の奥が疼き、高い音に胸の奥が痺れる。
声がざらついた舌のように身体を這ってゆく感覚に、クリスティーヌは
全身の肌が粟立つのを感じた。
知らず知らずのうちに太腿をこすり合わせ、両手は胸のふくらみに向かう。
指の到達を待つまでもなく、両胸は膨れ上がり、頂点は固く勃起していた。
乳首を軽くつまむと、甘い痛みが背筋から下腹部にはしる。
「ああ・・・」
思わず声が漏れる。
トロリと腰の奥から何かが溢れてくるのが分かった。
49闇の天使 4/8:05/02/19 00:56:59 ID:v0IklCsC
男の声は全てを見透かしたかのように、深く浅くクリスティーヌの身体を刺激してくる。
胸に手が伸びたと見るや、軽くリズミカルなメロディに切り替えて手の動きを誘導する。
声のリズムに合わせて乳首をこりこりと回すと、頭の芯が熔けるような快感が突き抜ける。
―― 私、どうしてしまったの?
自分の変化に戸惑いながらも、手の動きは止まらない。
男の声が少しずつリズムをあげてゆくのに導かれて、クリスティーヌの指は
左右の乳首を無茶苦茶にもみしだいていた。
「ふっ、うう・・・ん」
熱く膨らんだ両の胸はジンジンと脈打ち、頂点は火山のように燃えさかっている。
眉をひそめ、頬を紅潮させ、さらなる快感を求めて乳首をきつくつまみあげようとした時
突然男の声の調子が変わった。

それまでの軽やかな調子から一転して、低く重く太い声でみぞおちを刺激してくる。
胸への刺激ですでに昂ぶっていたクリスティーヌの身体は、新たな刺激に敏感に反応した。
男が刻むリズムに合わせて、秘められた部分の肉の壁が妖しくうごめいているのが分かる。
クリスティーヌの右手が胸から離れ、腹の上を滑り下腹部の茂みに向かう。
すでにショーツは中から溢れる蜜によって濡れており、局部にぴったり張り付いて
性器の形を露わにしていた。
右足の膝を折り曲げ軽く太腿を開くと、男の声と本能に導かれるまま
クリスティーヌはショーツの上からゆっくりと割れ目をこすってみる。
布越しのもどかしい感覚が、かえって彼女の性感を高めていた。
奥のくぼみに軽く中指を差し入れると、肉の壁がヒクヒクと吸いついてくる。
子宮と膀胱の筋肉が収縮し、尿意を我慢している時のようなやるせない快感が身体を満たす。
そのまま前に指をずらし敏感な突起に触れると、思わず腰がせりあがる。
ショーツの上から突起を軽く引っかき、上下に細かくさする。
「ううん・・・んっ・・・・・・・・くぅん」
奥の窪みからはとめどなく液体が溢れ、もはやショーツでは受け止めきれず
シーツに流れ落ちて大きな染みを作っていた。
50闇の天使 5/8:05/02/19 00:58:22 ID:v0IklCsC
濃厚な蜜の臭いが充満する部屋の中で、男の声が少しずつ大きくなる。
先ほどまでは出所のはっきりしなかった男の声が、今はまるで広げられた
クリスティーヌの両足の間から響いてくるようであった。
クリスティーヌは敏感な場所にじかに声の振動を感じて、ついに我慢できず
ショーツの脇から指を差し入れ直接肉芽を愛撫する。
男の声はますます近づき、舌を伸ばせばクリスティーヌの濡れそぼった秘所に
届くのではないかと思うくらい、至近距離からクリスティーヌの肉を刺激する。
たっぷり水を含んだショーツは、中でうごめいているクリスティーヌの
禁じられた指の動きをくっきり浮かび上がらせていた。
人差し指と中指で大きく割れ目をひろげ、中指で敏感な芽を円を描くようにこすり
軽く窪みに潜らせる。
「ひぅっ・・・・・・ひぃぃっ!!」
布越しの愛撫とは違い、直接神経を撫でるような強烈な快感に、
クリスティーヌは身体を弓なりにひきつらせ、尿と愛液を噴出しながら絶頂を迎えた。
51闇の天使 6/8:05/02/19 01:01:17 ID:v0IklCsC
白い肌を紅に染め、汗を浮かべて大きく息をつく彼女を、男の声はまだ許さなかった。
「膝を曲げて足を開いて・・・私にお前の一番美しい姿を見せてくれ」
「もう・・・許して、堪忍して・・・」
クリスティーヌは小さく哀願するが、男の声は彼女の秘所を狙うかのように
ただ一点に向かって突き刺さってくる。
「お前が私のものになるならば、私の英知をお前に授けよう・・・」
男は優しいメロディに載せて、現れた時と同じ言葉を繰り返した。

姿なき男の視線を、男の吐息を敏感な肉襞に感じ、クリスティーヌの腰の奥が
再び熱く疼きはじめる。
ショーツの脇に手をかけ、ゆっくりと引き抜く。
ショーツを片足に通したまま、両膝を立て大きく足を開いた。
ツンと天を仰いだ胸は大きく上下し、首は後ろに反って金色の髪が豊かに広がっている。
外気にさらされたクリスティーヌの肉の花びらは、絶頂の余韻で紅くめくれ上がり
栗色の茂みをへばりつかせながら濡れてテラテラ光っていた。
敏感な肉芽は薄皮から飛び出し、倍ほどにも膨れ上がって存在を主張している。
合わせ目の奥に見え隠れする肉の穴は、侵入者を待ちわびているかのように
細かく痙攣していた。
52闇の天使 7/8:05/02/19 01:02:38 ID:v0IklCsC
「どこが一番気持ちよかったかな?」
男の声が柔らかく響く。
「・・・・こ、ここです」
「ここでは分からない。触って正式名称で答えなさい」
「んっ・・・くっ・・・・・・クリトリスっあっ・・・」
敏感になったそこは、わずかな刺激にも絶大な快感をもたらした。
「もの欲しそうによだれをたらしている口があるね。何か挿れてあげたらどうかな?」
「そんな・・・嫌」
「挿れたいんだろう・・・遠慮はいらない。さあ」

クリスティーヌはおずおずと中指を花芯に押し当て、ゆっくりと挿入した。
内部に溜まっていた透明の液体が、指との結合部から溢れ出す。
指の第二関節まで沈んだ所で、鈍い痛みがおそってきた。
「んんん!い、痛い」
「ゆっくり・・・入り口の膜を抜ければ大丈夫だ」
「ふ、あっ・・・」
顔をしかめながらも、なんとか中指の根元まで挿入する。
自分でもはじめて体験する女の内部は、きつく熱く、柔らかにうごめいて
細い指を迎え入れていた。
「よく頑張った。ゆっくりと動かしてみたまえ・・・いいや、二人でともに動かそう」
そう言って男は歌いはじめた。
男の歌に合わせて、指を前後に動かしてみる。
はじめは肉襞が引き攣れて痛かったが、次第にむずむずとした快感に変わっていった。
女の足りない場所が満たされている充足感と、男の声が指と一緒に
身体の中にもぐりこんでくる戦慄。
やがて男の声に混じって、クチュクチュと水音が響きはじめた。
クリスティーヌの頭の中はもはや真っ白で、ただ操り人形のように
男の声に合わせて指を動かす。
指の動きに合わせて、細い腰がビクン、ビクンと上下運動を繰り返す。
53闇の天使 8/8:05/02/19 01:03:32 ID:v0IklCsC
男の声は少しずつピッチをあげ、つられてクリスティーヌの指の動きも早くなっていった。
「や・・・それ以上早くしないで。・・・あっ」
指と肉壷との接合部は、激しい摩擦で白く泡立っている。
男はお構い無しにピッチをあげ続け・・・。
「んんんっ!も、もう。もうダメ」
クリスティーヌはプシュッと潮を吹きながら、二度めの絶頂を迎えた。

グッタリとベッドに横たわるクリスティーヌの耳に、男の声が囁く。
「明日からお前の歌をみてあげよう。終演後、楽屋で待っているように」

音楽の天使が私に歌を教えてくれる・・・彼女は微笑みながら眠りに落ちた。



作者から一言。
歌を教える見返りに、自慰を強要する音楽の天使なんてあり得ませんから〜〜〜残念!!
54名無しさん@ピンキー:05/02/19 01:25:54 ID:NluAmrch
乙です。
残念ついでにファントム×ジリー書いてw
55名無しさん@ピンキー:05/02/19 01:26:02 ID:jopAckz9
本当にGJ!!!!
萌え殺す気ですか?(;´Д`)ハァハァ

闇の天使様。
そんなエロ天使もいて良いのでは?
56名無しさん@ピンキー:05/02/19 01:33:08 ID:STe4lC3W
>>15>>21さん、闇の天使さん、GJすぎです。(´д`*)ヤラシスギGJ!!
ドSなファントム&クリスティーヌ最高。
57名無しさん@ピンキー:05/02/19 12:11:11 ID:UTyIKXIZ
真っ昼間から腰砕けです…
Wishing you will somehow here again〜♪
58名無しさん@ピンキー:05/02/19 17:40:29 ID:MZzIjGBd
GJGJ!
闇の天使様最高です(;´Д`)
59名無しさん@ピンキー:05/02/19 22:59:22 ID:zEWuDaH1
ファントムの小説/スーザン・ケイ著には
音楽で犯すという描写(セリフ)があるけど>>46-53はそれに近い
60名無しさん@ピンキー:05/02/20 01:00:36 ID:APtYB9qz
ダークエンジェル降臨まだ〜?チンチン
61エロファントムの中の人:05/02/20 02:32:54 ID:x3hNpB/6
>>59
その通り。
スーザン・ケイの小説が官能を目的としていない以上、官能的な描写には限界がある。
秘裂がどうした、愛液がどうしたとは書けんわなw
婉曲的にぼかした性描写では、どうしても読み手にもどかしさが残る。
スーザンが残したもどかしさの穴を、文章で突き上げて充足させる作業は楽しかったよ。

>>60
またネタを思いついたら。
同じ人間が何度も投下するとマンネリになるので、複数のエロ天使の降臨を待ちませう。
62名無しさん@ピンキー:05/02/20 08:21:33 ID:AM9mEum/
>>61
スーザン・ケイの小説
あのシーン読む度に悶々としてた…w

もどかしさを埋めてくれて有難う(*´Д`)

63名無しさん@ピンキー:05/02/20 16:32:20 ID:tax0u5oi
画面前で恥ずかしくなる俺age
64名無しさん@ピンキー:05/02/21 19:55:37 ID:IwndHhIg
>>12-15

                 r===================
                  ||           ギシギシ・・・・   
___________ ||r――――――――――
                .||\r──―/⌒⌒⌒\ヾ─
                ||\ ::::::::::::::::ノ /     ヾ
                ||  \ ::::::::::::::: / /     ヾ
                ||   \  :::::::::::: 〃 あ・・・ああ、ああああ〜〜♪
                     .\ ::::::::::::::::::::::ノ 〃
                       \\:::::::::::::::::::
                         \.\:::::::::::::
65名無しさん@ピンキー:05/02/22 01:53:24 ID:jnxXy+bK
オペラ座の他の登場人物でss書いても大丈夫?
66名無しさん@ピンキー:05/02/22 01:54:12 ID:oxLAMyrR
大丈夫。むしろ需要あり。
67名無しさん@ピンキー:05/02/22 02:55:20 ID:9n0tOWTY
なにこの神スレ
68名無しさん@ピンキー:05/02/22 12:41:42 ID:OXDIv9p4
映画の始めて地下に行った日の夜が気になったんで書いてみました。苦手な人はスルーして下さい。あと、あんまりエロくないです。
69名無しさん@ピンキー:05/02/22 12:43:31 ID:OXDIv9p4
奇妙な仮面をつけた男は黒いレースのカーテンをたくし上げると、深紅の寝台に横たわる娘の横にその身を滑りこませ、じっと印象的な目で娘を見つめた。
娘が気を失ってからしばらく経ったが、一向に起きる気配は無い。
それに気を良くした男は皮の手袋をした手で娘の髪を一房取ると指先で弄び始めた。軽く柔らかなその感触はさながら娘そのものの様だ。
「クリスティーヌ…」
娘の耳元で囁きながら暫く髪に触れた後、男は徐に囁きを歌に変えると手を娘の頬に移した。
曲のメロディに合わせる様に、触れる手を頬から首、胸元に滑らせる。
それでも目を覚まさない娘に更に気をよくした男はさらに下へとその手を運んだ。
薄いガウン越しに伝わる感触に軽い目眩を覚える。
遂に娘の脚まで辿り着くと、男は娘がはいていたタイツをそっと脱がし、そしてふと思いついたかの様に、自らがしていた手袋も外した。
直接伝わる温かさと絹の様な滑らかな感触は、作りものには無かったもので、男は全身の毛が逆立つような喜びを感じた。
「クリスティーヌ」
暫く娘の肌を堪能した後、再び囁くと、最後にそっと娘の手に口づけて男は音もなく寝台を後にした。

70名無しさん@ピンキー:05/02/22 19:38:39 ID:gwhWl42v
>>69闇の天使様降臨キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
ファントム先生エロい!エロいよ! (*´Д`)ハァハァ
セクシャルボイスで囁かれたクリスティーヌが
淫猥な夢を見てるんじゃないかと一人妄想してしまいました。
激しくGJです
71名無しさん@ピンキー:05/02/22 22:53:44 ID:gph11eLj
>>69GJ!!!
ホントにエロいよ(;´Д`)ハァハァ

>>70
その妄想で漏れが妄想しちゃったよ…

72名無しさん@ピンキー:05/02/22 23:09:17 ID:2PLuz1l+
>>69
ファントムの愛で方がイイ!
ストイックにギリギリの所で手を出さないところが氏らしい。
73名無しさん@ピンキー:05/02/22 23:21:50 ID:9KB+pfqI
次の朝、ガーターとストッキングがなかった謎がここで解けたw
GJ!!!!!!!!!
74名無しさん@ピンキー:05/02/22 23:31:06 ID:LXDYPnhq
>>69
なんか一番ツボに来た…!
直接的なエロもそれはそれでいいが、こういう間接的なものでのエロ大好きだ。
個人的にファントムこういうイメージだったから余計に。
くはー!!GJだよ!
75名無しさん@ピンキー:05/02/23 00:11:08 ID:Y/z32Sm7
>>69
もうね、ハアハアか、GJかと
76名無しさん@ピンキー:05/02/23 01:50:14 ID:tYEoDEhH
>>65さんの降臨待ちage
77ファントム×ジリー(未遂):05/02/24 01:38:26 ID:O224BSUh
 息を潜めて、降りて行く。日常とはかけ離れたものが支配する、深く甘やかな暗闇へ。
 一歩、一歩、昨日より下へ。昨日より奥へ。
 何かを予感するように、体の深くがざわめいた。

「ねえ、いる?」
 頼りない光の松明を掲げ、そっと、呟くようにジリーは呼んだ。呼びたいときには曖昧に名前を落とすのが彼に対しての作法だ。返事はない。もう一度。
「ねえ? いないの?」
「……ジル?」
 暗闇からそっと、声。彼は彼女をジルと呼ぶ。ふつりと途切れるその短さに、彼女はいつも不思議な緊張を感じていた。雪の結晶に指先で触れてみるような、緊張。それが伝染して、彼女も微かに身体を固くする。
「わたしよ。届けに来たわ」
「ああ」
 闇そのものが揺れたように声が響き、その帳の隙間から、彼は姿を現した。これほどか細い光にも耐えられないというように眉を寄せ、静かに慎重に彼女の側へ滑り寄る。彼女は複雑な思いで正面に立った彼を見上げた。
78ファントム×ジリー(未遂):05/02/24 01:40:23 ID:O224BSUh
 ――いつの間にか、見上げるようになってしまった。
 ぼろきれのようだった彼の手を引いて、彼女がここへ走り込んだのはもう、何年も前になる。
 その時の彼は痩せっぽちのみすぼらしい少年で、薄汚れた袋で隠した顔は、彼女の顔よりほんの僅か上にあるだけだった。
 少し視線を落とせば、痛々しいほどくっきりと浮き出た肋骨が見えた。
 放っておいてはいけないと感じた。だから、捨てられた仔犬を世話するように、彼女は食べ物を与え、毛布を運び、時々様子を見に来たのだ。
 やがて彼が闇の底に慣れ、彼女の助けを必要としなくなったことに気付いても。
 いつの間にどこで手に入れたのだろうか、気が付くと彼の顔は古びた仮面で優雅に覆い隠されるようになっており、仮面に隠されない部分には確かな成熟の影が見え始めた。
 その変化に気圧されながら、それでも彼女はここに来る。今日も来た。
 見上げた彼の首筋は白い。首だけではない。闇に育まれた肌はどこも青白く、どこか不吉で美しい。
 暗い中でも仄白く浮かび上がって見えるその手に向けて、彼女は様々な食べ物を詰め込んだ手かごを差し出した。
79ファントム×ジリー(未遂):05/02/24 01:42:12 ID:O224BSUh
「今日は、ワインも入ってるわ。わたしはあまり好きじゃないから。頂き物なの」
「男から?」
 独り言のようなその問いには答えず、早く受け取れというように手かごを突き出す。
 彼は自分が何か言ったことにさえ気付いていないという風に、何気なくそれを受け取った。
 ひやりと指が絡んだ。思わず息を呑み、火傷でもしたように手を引っ込める。
 二人の手の間で手かごは一瞬宙に浮き、それから当然地面に落ちた。
「あっ……厭だわ、わたし、慌てて」
 早口で言い繕いながら落ちた物を拾い集めようとするが、片手では上手く行かない。
 松明を何処かに置いておけないかと顔を上げると、冷ややかな仮面が予想もしないほど近くにあった。彼女の目の前に。
 驚きを表現する間も与えずに、彼は彼女の手首を掴んだ。思わず取り落とした松明が、近くの水溜りへと転げて火が消える。
「どうして慌てる?」
 圧し掛かる闇をすり抜けて、声。すぐ目の前で発されている筈なのに、目を凝らしても闇しかない。
 手首を掴んでいる手は冷たく、恐怖を感じるほど力強かった。手のひらが広く、指は長い。
 もう少年の手ではない。そのことが自分をあれほど慌てさせたのだと、訊かれて初めて気付いた。
80ファントム×ジリー(未遂):05/02/24 01:43:48 ID:O224BSUh
「ジル、どうして?」
「何でもないわ、驚いたの」
 答えた声が意外に冷静に響いたことに安堵する。
 けれど、手首に彼の手の感触がある以上、すぐに誤魔化しが効かなくなってしまいそうで怖かった。
「どうして驚く?」
「あなたの手が冷たすぎて。冷えるのね、ここは」
「…………」
 暫くの沈黙の後、彼は手を離した。黙ったまま、散らばった中身を拾い始める。
 やがて、闇に慣れ始めた目を凝らし、彼女もそれに加わった。

 消えてしまった松明を手に、暗闇の中を潜って行く。
 ここから出れば日常の世界、さっきのことは夢と同じ。
 ――けれど。
 これは多分、最初の一歩。次はきっと降りてしまう、もっと下へ。もっと奥へ。
 どこか甘くて暗い予感。体の深くがざわめいて、彼女は小さく震え出した。

                                   おわり
81名無しさん@ピンキー:05/02/24 01:45:59 ID:O224BSUh
未遂どころではない非エロっぷりでごめんなさい
82名無しさん@ピンキー:05/02/24 02:03:37 ID:Oliwt4S7
プラトニックエロス(;´Д`)ハァハァ
ファントム先生は存在そのものがフェロモンなんですね。

>闇に育まれた肌はどこも青白く、どこか不吉で美しい。
この文イイ!
また楽しみにしてます。
83名無しさん@ピンキー:05/02/24 02:16:53 ID:2isEQQQu
やばいですやばいですやばいです!
これですよ!私の求めていたものは!
書きたいもの全部書いてもらった感じ(´ー`)
84名無しさん@ピンキー:05/02/24 02:23:08 ID:X9XPRAd0
す、すんばらしい…!
意識的か無意識か、ファントムの考えを読めない、読んじゃいけないって振舞ってるのが、
すんげえドキドキした。
「少年」から「男」になるあたりのファントム…イイ!
85名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:11:14 ID:A0fCsILr
これだ、これなんだよ……!
是非またこのくらいの年齢の話読みたいです。
86名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:31:45 ID:Tgorc5aj
なんでファントムものってこんなエロいんだろうな
87名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:40:41 ID:O224BSUh
>>82
>ファントム先生は存在そのものがフェロモンなんですね。
という理解が正鵠を射ているような気がする。
ファントム先生が出てくればそれだけでもうエロい。問答無用でエロい。素晴らしい。

しかし、ラストネームを愛称呼びにするってちょっとひねくれすぎてないかファントムw
88名無しさん@ピンキー:05/02/24 20:52:52 ID:4be8csW9
マダムジリーキターーーーーーー(゚∀゚)!!!!
もうね、ジルとかって呼んでる時点で駄目、死ぬ、萌えすぎ!
89名無しさん@ピンキー:05/02/24 22:31:23 ID:BsdOJyvO
エロ無しでも萌えるyo
90名無しさん@ピンキー:05/02/25 11:33:55 ID:98o66Gn6
ラウルは稀に見るほどの
素晴らしい好青年で最高の男だと思うが
正直フェロモンではファry
なぜマスターを選ばないのだクリス…

乙女だからか?
乙女だからなのか?
91名無しさん@ピンキー:05/02/25 12:43:59 ID:GdGHfL9k
奴のフェロモンには毒があるのさ!
92名無しさん@ピンキー:05/02/25 16:18:14 ID:dGndDPQP
何故かというと、女は危険な香りを好むからだ。
真面目で熱心な男よりも、危険な香り漂う男に女は寄っていく。
そして危険を犯し、スリルを味わい、快感を得る。そうに違いない!
危険な香りっつーても変態じみた香りじゃないぞ。
危なっかしい雰囲気だ。つまりは母性本能をくすぐるタイプだ。
ということは、ファントム先生は母性本能をくすぐってんのか?

そんなことはどうでもいいとして、次のエロSSドゾー↓
93名無しさん@ピンキー:05/02/25 17:58:06 ID:jdGwD0R4
ファントム先生はファンタジーなのだよ
ラウルくんは現実なのさ
幸せな生活を送りたいなら勿論ラウルくんを選ぶのが賢いが
如何せん現実だからな、夢やロマンや刺激には欠けるのだよ

なんて話が出来るほど
このスレって女性が多い?
94名無しさん@ピンキー:05/02/25 23:33:10 ID:CGFTPaHq
>93
当然。

95名無しさん@ピンキー:05/02/26 03:39:02 ID:jTU1FnCP
職人候補生の者ですが、
どんなカップリングやシュチュに需要があるのでしょうか?
やっぱファントム先生は絶対?
96名無しさん@ピンキー:05/02/26 06:07:15 ID:MrT0J2xi
自分の場合あらゆるカップリングオッケー
97名無しさん@ピンキー:05/02/26 11:47:59 ID:m9/Ne+Ur
おーるおっけー

未登場のラウルやメグなんかも見てみたいね
そのうち誰か書いて下さるんだろか
98名無しさん@ピンキー:05/02/26 14:49:19 ID:nZlhuy/G
>>95
ハアハアできればどんなカプテでもオケ。
期待して待ってます

・・・ボソッ(強引な関係に持ち込む話キボーン)・・・ボソ
99名無しさん@ピンキー:05/02/26 15:28:54 ID:Aw203PC4
純愛あまあまなラウル×クリスティーヌも見てみたい。
マダムもメグも見たい。もちろんファントムも見たい。
カルロッタでもイイ。
つまり書き手の好きな話でいいのでどんどん投下を!
100名無しさん@ピンキー:05/02/27 00:09:14 ID:lddE2EIg
ジリージリージリーが読みたいなっ♪
100げとのお祝いにお願いしますw
101エロファントムの中の人:05/02/27 02:15:56 ID:hKfj0v8J
作品投下しま〜す。
同じ設定が続いてしまいますが、ファントム×ジリーです。
長くなりそうなので、前半後半に分けます。

前半は普通にエロですが、後半は飲尿&微妙にレイプ風味の描写が入ってますので
苦手な人はスルーしてください。

しかし我ながらなんちゅー話を書いとるんだ・・・。
102二人のマドレーヌ 1:05/02/27 02:18:34 ID:hKfj0v8J
「早く、こっちよ!」
突然差し出された小さな手に、少年はわずかな躊躇の後従った。
迷路のように入り組んだ通路を抜け、細い階段を下り、柱のくぼみに身を隠す。
上の方では慌しい叫び声と警笛が飛び交い、複数の靴音が響いていた。

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=

少年は今しがた、人を一人殺めてきたところだった。
人と呼ぶにはあまりにも邪悪な男だったが、一つの命には違いない。

見世物小屋での生活は本当にひどいものだった。
窮屈な檻の中に閉じ込められ、汚物にまみれて悪臭を放つ藁の上で寝る毎日。
与えられる食事といえば、腐ったイモや干からびてカチカチになったパンの欠片だけ。
それすらもらえればいいほうで、丸一日食事を与えられない日もざらだった。
少年を飼っていた男は、深夜に飲んだくれて帰って来ては少年に暴力をふるい、
腫れあがって一層目も当てれぬ状態になった顔を、翌日「悪魔の子」として
晒すのが日課だった。
しかし少年にとって何よりも耐えがたかったのは、男の暴力ではなかった。
自分の顔を見た客の目の中に浮かぶ生理的な嫌悪・・・頭にかぶせられた麻袋が
剥ぎ取られたとたん、見てはいけないものを見たかのように目をそらす男。
天を仰ぎ十字をきる老人。
火がついたように泣き出す子ども。
癇に障る悲鳴をあげて逃げ出す軽薄な女達。
103二人のマドレーヌ 2:05/02/27 02:20:22 ID:hKfj0v8J
見物客の無意識の忌避と侮蔑こそが、少年にとっては何よりも深刻な暴力だった。
何の疑いもなく、自分は平凡な人間であると信じきって生きている人種。
まるで自分達とは別の、汚い生き物を見るかのような彼らの傲慢な視線が
少年の顔と心に深く突き刺さる。
視線で人を殺せるものならば、間違いなく少年は無遠慮に彼をのぞく
全ての人間達を殺していただろう。

少年は見世物小屋の一行が大都市に移動する機会を待っていた。
街中の人間が顔見知りであるような小さな田舎街よりは
パリのような大都市の方が逃げた後で身を隠しやすいからだ。
一行がパリへ向かうと知ってから、少年はずっと脱出の計画を練っていた。
客の目の前で男を殺し、檻の鍵を奪う。
不幸なショウの証人となった見物人のパニックに乗じて、パリの夜に身を潜めれば
何とか逃げ切れるかも知れない。

計画は思っていたよりも簡単に運んだ。
首に縄をかけられた男は、一瞬きょとんとした表情で少年を見つめた。
堂々とした体躯と怪力でならした男は、まさかこの鎖につながれた
襤褸切れのような少年が、自分に歯向かってくるとは予想だにしていなかったのだ。
縄を強く引きしぼる細い手に伝わる断末魔の激しい痙攣は、すぐに静かになった。
一瞬の惨事を目撃していた見物客から湧き上がる悲鳴を後に、少年は檻を抜け出した。

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
104二人のマドレーヌ 3:05/02/27 02:22:16 ID:hKfj0v8J
暗がりの向こうから差し出された手に従って、どれほど階段を下ってきただろうか。
剥き出しの石に囲まれた細い通路は冷え込み、ジメジメと湿っている。
やがてどこからともなく水の流れる音が聞こえてきた。
さらに通路を歩いていくと、急に視界が開け、大きな湖が目に飛び込んできた。
一見して自然の造形物ではないようだったが、長い階段を下ってたどり着いた先に
これほど巨大な水槽が存在しようとは驚きだった。
水は深い緑を湛え、わずかに波立っている。
湖のほとりから少し奥まった岩場には、古ぼけたカーペットが敷かれ
木製の小さなテーブルと粗末なソファーが置かれていた。

「ここ・・・は?」
「心配しないで。オペラ座の地下よ。ここまで降りてくる人は滅多にいないわ」
彼をここまで連れてきた小さな手の持ち主が暗がりから答えた。
シュッという音とともに、小さく明かりがともる。
テーブルの上の小さなランプに火を移して、ゆっくりと少年を振り返ったその人物は、
少年よりは幾分年上にみえるものの、まだ幼さを残した少女だった。
フワフワとした長い髪を、腰の辺りまでたらしている。
105二人のマドレーヌ 4:05/02/27 02:25:37 ID:hKfj0v8J
「私はここのダンサーなの。いつもちょろちょろうろつき回ってるから、
みんなからは“チビのジリィ”って呼ばれてる。
この通路は舞台裏を探検している時に偶然見つけたのよ。
初めて来た時は、オペラ座の地下にこんなに広い湖があるなんて信じられなかったわ。
壊れた舞台用の道具をこっそり運んで、今では私の秘密の隠れ家。
・・・ところであなた、名前は?」

質問には答えず、少年は頭を覆った袋の奥から用心深く少女を見つめた。
「・・・・どうして僕を助けたの?僕が人殺しなのは君も知ってるよね」
少年の声に含まれる暗く冷たい響きに、“チビのジリィ”は一瞬頬をこわばらせた。
しばらく表情を固くしたまま黙っていたが、やがてゆっくり下を向いてポツリとつぶやいた。
「だって・・・だってひどいと思ったんですもの。
あんな風に無理やり見世物にして・・・私だったらきっと耐えられないと思ったの」
「だから僕を助けたの?」
「自分でもよくわからない。でも気がついたらあなたの手をひいてた」
「僕の顔・・・見たよね。怖くないの?」
袋に開けられたわずかな隙間からのぞく少年の両目は、熟練の職人によって磨かれた
銀針の先端のように鋭い光を放っている。
「そ、そりゃ怖いわ!でもオペラ座にはあなたより怖い顔をした人も大勢いるもの。
あなた、プリマ・ドンナのジュリエッタ・ロッソを知ってる?
彼女が楽屋でライヴァルのイザベラ・ロヴァーニの悪口を言ってる時の顔なんて、
本当に恐ろしいんだから!悪魔も驚いて退散するわよ」

大仰にしかめられた少女の顔を見て、少年は思わず微笑んだ。
笑ってから、最後に笑ったのはいつだっただろうかと考えたけれども
うまく思い出せなかった。
106二人のマドレーヌ 5:05/02/27 02:27:55 ID:hKfj0v8J
「僕の名前はエリック。助けてくれてありがとう。
君の本当の名前は?まさか“チビのジリィ”が本名じゃないよね」
先ほどまでは油断なく光っていた彼の目が、いくぶん悪戯っぽい輝きを帯びる。
彼を取り巻いていた、一触即発の危険な雰囲気が和らいだのを感じて
少女はホッと息をついた。
「もちろん“チビのジリィ”が本名じゃないわ。マドレーヌ、マドレーヌ・ジリィよ」

マドレーヌが本名を告げた瞬間、エリックが剥き出しの胸に手をあてて息をのんだ。
「マドレーヌ・・・」
「ど、どうしたの?」
「マドレーヌ・・・本当に?」
「そうだけど?」

エリックはしばらく胸を押さえたまま俯いていたが、油のきれたネジ巻人形のように
ギリギリとした動きでマドレーヌの顔を見上げた。
「ここでその名前を耳にするとは思っていなかった。僕の母さんと同じ名前だ・・・
この世で誰よりも僕の存在を呪ったあの人と」
“マドレーヌ”という名前が、エリックの古い傷をこじ開け、心の中に眠っていた
得体の知れない激情を呼び起こしたようだった。
「マドレーヌ・・・・」
エリックは一歩マドレーヌに近づいた。

マドレーヌは本能的な怖れを感じ、一歩下がってエリックとの距離を保とうとしたが
一瞬早くエリックの手がマドレーヌの手首を握る。
そのまま強い力でマドレーヌを引き寄せた。
バランスを崩したマドレーヌの頬がエリックの薄い胸にぶつかる。
ツン、と汗の匂いが鼻をついた。
エリックの胸は、早鐘のようにドクドクと脈打っている。
107二人のマドレーヌ 6:05/02/27 02:29:44 ID:hKfj0v8J
マドレーヌは彼の胸から顔を離そうとしたが、エリックの腕が首の後ろに回って
彼女の頭を自分の胸に強く押しあてていた。
(どこにこれだけの力があるんだろう・・・こんなに細い腕なのに)
「マドレーヌ・・・」
耳のすぐ側でエリックが囁く。
エリックの声は少しかすれて震えていた。

「あなたのお母さまはマドレーヌとおっしゃるのね」
エリックはマドレーヌを抱きしめていた手を緩めると、両手で優しくマドレーヌの頬を包み
まっすぐに彼女の目を覗き込んだ。
「とても美しい人だった。一度として愛されたことはなかったけど・・・僕はずっと」
そこまで言うとエリックは押し黙ってしまった。
わずかに悲しみを含んだ眼差しでマドレーヌを見つめる。
エリックは目の前のマドレーヌに母親の面影を重ねているようだった。
マドレーヌは右手を上げて、頬に添えられたエリックの手にそっと重ねた。
エリックの身体がピリッと震える。

「・・・助けてもらったお礼のキスをしてもいい?」
何かをこらえるかのようなエリックの声が響く。
マドレーヌは小さく頷いた。
袋に覆われた顔が少しずつ近づき、マドレーヌの唇のほんの手前でわずかに逡巡した後
そっと唇を寄せる。
「マドレーヌ・・・」
唇の上で微かに唇を動かし、エリックは溜息のように呟いた。
108二人のマドレーヌ 7:05/02/27 02:32:25 ID:hKfj0v8J
しばらくそのまま唇を合わせていたが、やがてエリックはゆっくりと唇を動かし
マドレーヌの下唇を自分の唇で挟みこんできた。
「あっ・・・」
予想していなかったエリックの動きに、マドレーヌが声を出そうと口を開いた瞬間
エリックの長い舌が口腔内に侵入する。
粘膜と粘膜が直接触れ合う感覚に、マドレーヌは体中が総毛立った。
「ん!んん・・・むっ!」
マドレーヌはエリックの唇から逃れようともがいたが、エリックの両手の指が
彼女の顎から耳にかけてしっかりと絡みつき、彼女の力では微動だにしない。
エリックの舌はゆっくりとマドレーヌの歯茎を愛撫し、歯列を押し割って舌を蹂躙する。
舌先で彼女の舌の裏筋を舐め上げ、行き場を失った彼女の唾液を強く吸い上げる。
「ふっ・・・あ」
頭の芯が痺れて息が出来ず、酸素を求めて大きく開けられたマドレーヌの唇を、
エリックはさらに大きく口を開いて塞ぎ、彼の唾液を流し込む。
溢れた唾液が、二人の唇の合わせ目から糸をひいて滴り落ちた。
エリックの舌が口の粘膜をこすり上げるたびに、マドレーヌは腰の奥に
痺れるような甘い疼きを感じた。
甘い疼きは腰を起点として、ゆっくりと体中に広がってゆく。
腰から腿へ、腿から膝へ、麻酔をうたれた患者のように力が抜けてゆく。
痺れに耐え切れなくなったマドレーヌの膝がガクンと折れた。
「どうしたの?」
唇を離してエリックがささやく。
「あ・・・足に力が入らないの・・・お腹の下が変な感じで・・・」
「あちらに行こう・・・カーペットが敷いてある」
エリックはそう言うとマドレーヌの膝の裏に腕を差し入れ、彼女を抱き上げた。
109二人のマドレーヌ 8:05/02/27 02:34:10 ID:hKfj0v8J
一目で年代ものと分かるカーペットは色あせ、豪奢な薔薇の模様もくすんでいる。
所々で生地が擦り切れて、中の繊維が飛び出していた。
抱き上げたマドレーヌの身体をカーペットの上にゆっくりと横たえると、
エリックはマドレーヌの身体の上に覆い被さり、再び深く口付けた。
静かな岩肌に、お互いがお互いをむさぼる水音がひびきわたる。
マドレーヌはおずおずと両腕をエリックの背中に回した。
自然と膝がずり上がり、薄い素材でできたスカートは太腿の付け根まで
めくれあがっている。
二人の腰はぴったりと密着し、エリックの股間のこわばりを直接秘所の上に感じて
マドレーヌは本能的な歓喜の予感に背筋を仰け反らせる。

エリックはマドレーヌの唇を貪りながら、片手で器用に紐をほどき
彼女の胸元をはだけさせた。
小ぶりながらもツンと尖った胸が外気にさらされる。
蕾の固さを確めるように掌で優しくさすり、下から持ち上げるように揉みしだき
長い指で乳首をつまんで左右に転がす。
「ふんん、ぐっ・・・ん」
塞がれたままのマドレーヌの唇から、くぐもった喘ぎ声がもれる。
エリックの指が敏感な胸の蕾をつまみあげるたびに、胸の奥はジリジリと疼き
絡まる舌の動きは早くなった。
110二人のマドレーヌ 9:05/02/27 02:45:17 ID:hKfj0v8J
なおも絡みつこうとするマドレーヌの舌を強く吸い上げると、
エリックは少しずつ唇を下にずらしはじめる。
柔らかい首のラインをなぞり、鎖骨の窪みを越え、胸の谷間に顔を埋める。
白いふくらみの輪郭をなぞるように舌を這わせ、ゆるやかに円を描いて頂点へ近づいてゆく。
一旦上半身を起こすと、背中に回っていたマドレーヌの両手首をカーペットに押さえつけた。
小さな万歳をさせられたような格好のマドレーヌの胸は、何一つさえぎるもの無く
エリックの熱い視線にさらされる。
指の愛撫でじらされた胸は大きく膨らみ、頂点の蕾はもぎ手を待つ熟した果実のように
紅く色づいている。
これから与えられるであろう唇の愛撫への期待に、小さく震えているようだった。

右の果実を唇に含むと、いきなり乱暴に吸い上げ、軽く歯を立てて引っ張った。
「ひぃぃっ!!」
両腕の自由を奪われたマドレーヌの腰がビクンと跳ね上がり、太腿の内側の筋肉が突っ張る。
鈍い痛みと強烈な快感が身体の芯を駆け抜けた。
「あああ・・・いやっ・・・・!!!」
身体をよじらせて甘い責め苦から逃れようとするマドレーヌの抵抗を難なく押さえ込むと
エリックは母乳を求める乳幼児のように執拗に乳首を攻め続けた。
尖らせた舌先ではじき、唇で優しくこすり、たっぷりの唾液を含ませて
未成熟な乳腺の奥に眠っている母乳を呼び覚ますかのように強く吸い上げる。
マドレーヌの白い乳房には、幾つもの真っ赤な情熱の痕跡が刻み込まれていった。
「う・・ん・・・そんなに強くしない・・・・あんっ・・でっ・・・ああっ!」
エリックの唇が肌を吸い上げるたびに、マドレーヌの唇からは切ない喘ぎ声が漏れ、
白い足が別の生き物のようにエリックの腰を締めつける。
マドレーヌの女の部分は大洪水をおこしており、自身の下着では抑えきれず
エリックの粗末なズボンまで濡らしていた。

とりあえず前半ここまで。
111名無しさん@ピンキー:05/02/27 10:59:42 ID:QZixn2OH
(*´Д`)ハァハァハァハァ
112名無しさん@ピンキー:05/02/27 16:29:50 ID:+2I9RoJK
メグ×クリスティーヌとか見てみたい。
スレ違い?
113名無しさん@ピンキー:05/02/27 17:03:12 ID:Lop1wdPt
少年エリック(*´Д`)'`ァ'`ァ
114名無しさん@ピンキー:05/02/27 20:19:08 ID:UO1YKoPc
(*´Д`)ハァハァ
見世物小屋で覚えたのかいエリック…
115名無しさん@ピンキー:05/02/27 22:10:41 ID:7ZesAa6x
ヨゴレエリック?
何処でそんな情熱プレイを覚えry
116名無しさん@ピンキー:05/02/28 00:38:00 ID:AGXBl6r3
>>112
むしろ、ラウル×ファントムのほうが可能性高そう。
あの地下のシーンが、正直SMに見えたw
117名無しさん@ピンキー:05/02/28 00:49:46 ID:AubW0J9F
>>116
801板に帰れ
118名無しさん@ピンキー:05/02/28 01:22:59 ID:AGXBl6r3
ばーか、やおらーじゃねーよ。
知らないのに憶測でものをいわないで。
119中の人:05/02/28 02:17:52 ID:Gr7yLk55
後半投下します。
先にも書きましたが、飲尿レイプ近親相姦(←新たに加わった)風味に
仕上がってますのでご注意ください。

もぅどうにも止まらない♪
120二人のマドレーヌ 10:05/02/28 02:19:16 ID:Gr7yLk55
ズボンのシミに気がついたエリックが、マドレーヌの足の間に手を差し入れてみると
粘り気のある液体が指先にじっとりと絡みついてきた。
「ひうっ!」
「ここ・・・びしょびしょに濡れてるよ。冷たくなってる・・・脱がなきゃ」
乳房から唇を離し、これ以上はないほどに濡れた下着を興味深そうに見つめると
エリックはマドレーヌの下着に手をかけてゆっくりとずらしはじめた。
「あっ・・・でも・・・恥ずかしい・・・」
両手で顔を覆うマドレーヌの首筋を優しく撫でながら、足先からそっと下着を抜き取る。
両足の間に身体を差し入れ、濡れそぼる秘所に顔を近づけた。
プンと麝香のような香りが鼻をかすめる。
まだ茂みの薄い割れ目を指で開くと、中からトロリと透明な液体がこぼれ落ちた。
「やっ・・・・!!」
マドレーヌは反射的に股を閉じようとしたが、エリックの身体に遮られて
わずかしか閉じられない。

「女の子のここを見るのは初めてだ・・・」
ピンク色の肉襞を左右に大きく割り広げ、窪みに溜まった液体を吸い上げる。
誰にも見せたことのない恥ずかしい場所を、今日出会ったばかりの少年に観察されている。
恥ずかしい分泌液をすすられている。
羞恥と、それを上回る甘い背徳の快感に、マドレーヌの正常な思考は犯されていた。
「んんっ!はっ・・・・あ、ダメ、そこは汚い・・・あっ」
「君は僕の恩人だもの。汚くなんかないさ」
エリックは舌先を尖らせると、割れ目の上の方にある肉の突起を軽くはじいた。
「ひっ!!」
マドレーヌの身体が跳ね上がる。
「女の子はここが気持ちいいの?・・・じゃあもっと舐めてあげる」
エリックは重点的に肉の突起を嬲りはじめた。
舌で円を描くように刺激し、薄皮の中から顔を覗かせる紅い肉芽に舌を這わせる。
「あっ!・・・・あああぅ、エリック、やめてやめて!!」
マドレーヌは身体をずり上げて必死にエリックの舌から逃れようとするが、
エリックが腰骨を掴んで引き戻す。
あり地獄に捉われたありのように、二本の足だけが虚しくカーペットを掻き続けていた。
121二人のマドレーヌ 11:05/02/28 02:21:12 ID:Gr7yLk55
「ね、この真ん中にある小さな穴はなに?」
好きなだけ肉芽を弄ぶと、エリックの興味は下へ移ったようだった。
微細な穴を指先で軽く刺激する。
マドレーヌの繊細な器官・・・子宮から膀胱にかけて、鋭い電流が走った。
「そっ!!そこ・・・は・・・ぁ・・・だめ、だめぇ!!」
顔を真っ赤に染め、涙を流しながらマドレーヌは左右に頭を振る。
「ここも気持ちいいの?」
穴の輪郭をなぞるように、ゆっくりと指を動かす。
尿道に与えられる直接的な刺激に、これまでの愛撫で十分過ぎるほど
敏感になっていた彼女の膀胱は、決壊寸前に追い詰められた。
「だめ・・ぇ・・・やめて・・・あっ」
「教えてくれるまでやめない」
意地悪く言い放つと、エリックは尿道をほじくるようにじっくりと舌先を突き入れる。
「ひぃ・・・お・・・おしっこが・・・・出る・・・・・とこ・・んんんん!!
お願い・・やめ・・・・・もれちゃ・・・・う」
「出していいよ・・・あの男の下で働いていた時はしょっちゅうだったから」
「だ・・だめ・・・きたな・・・あっああぅ・・・エリッ・・・クぅ・・は・・・」
エリックは唇をぴったり肉壁に添わせ、全てを受け入れる体勢を取る。
「君のなら、きっとおいしい」
震える尿道を強く吸い上げた。
「ひぃあぁあああああ!!」
マドレーヌの身体から、勢いよく黄金色の液体が噴き出した。

「ああ・ふっ・・・あっ・・・は・・・・あああ・・・」
臍の下の白くなだらかなふくらみが、排尿の快感にヒクヒクと痙攣する。
よほど我慢していたのか、エリックの口では受けきれず、零れ落ちた液体が
色あせたカーペットを濃く染めていった。
122二人のマドレーヌ 12:05/02/28 02:24:27 ID:Gr7yLk55
「君の味がする」
エリックは身体を起こすと、唇に跳ねた琥珀色の雫をゆっくりと舌で舐めとった。
喉を仰け反らせ、身体全体で荒い息をつくマドレーヌを、さらにエリックが攻め立てる。
「もう一つの穴は?ここ・・・」
そっと人差し指をあてがい、入り口を軽くかきまわす。
「ひぅっ!」
透明な液体が指に押し出され、溢れて肛門の方に流れ落ちてゆく。
「さっきから濡れてピクピクしてる・・・ここは何をするところ?」
流れ落ちた体液を舌ですくい上げながら、穴の縁まで舐め上げる。
「ふあっ・・・よ、よく・・・わからない・・・・・けど・・・」
「けど?」
浅瀬を泳がせていた指を、少し深く潜らせる。
「んっ!・・あ・・・ふっ・・・あ、赤ちゃんが・・・そこから・・・」
「赤ちゃん?」

エリックは軽い収縮をくりかえすそこをじっと見つめた。
しばらく見つめてから、大切なものを口に含むように、舌で優しく愛撫する。
「そう。・・・僕もここから生まれたんだろうね。みんなと同じように、僕も。
もう一度戻りたい・・・」
ゆっくりと穴の中心に舌を埋めていく。
少しでも奥に潜り込もうと、顔を強く押しつけて舌を伸ばし、グチュグチュと
中の柔らかい肉壁をかき回す。
「んん・・・はあぁぁ・・・」
むず痒い痺れの中心に、ようやくエリックの舌を迎え入れたマドレーヌの上の口からは
隠しきれない喜びの声がもれた。
上の口よりも正直な下の口は、高らかに歓喜の水音を響かせている。
侵入を待ちわびていた膣肉は、さらにエリックを奥へ誘い込もうと蠢いていた。

「戻って神様にお願いするんだ。僕の顔を直してくださいって。
きっと僕は神様の失敗作なんだ・・・だから直してもらって、きれいな顔でもう一度
生まれなおしたら、母さんも僕のことを・・・」
エリックは夢中で唇をこすりつける。
123二人のマドレーヌ 13:05/02/28 02:26:02 ID:Gr7yLk55
そんなエリックの姿に、マドレーヌの胸には肉体の快感とは別の、切ない感情が込み上げてきた。
決して彼のせいではないのに、醜い顔のために母親にさえ愛されてこなかったエリック。
彼が生まれながらにして負わされた孤独の十字架は、あまりにも重く悲しい。
悪魔のような顔、悪魔の子。
でも目の前で小さく震えているエリックは、魂に刻まれた幾筋もの傷の痛みに耐える
繊細な少年だった。
マドレーヌは身体を起こし、足の間にうずくまっているエリックの頬を両手で持ちあげた。
袋の奥の目に語りかける。
「エリック、あなたは十分素敵だわ。私はあなたが好きよ」

エリックの目の奥で火花が散った。
「本当に?本当にそう言ってくれるの。嘘じゃなく?」
「嘘じゃないわ」
「本当に僕のことを愛してくれるの?」
「ええ」
二人の間に重い沈黙がおちた。
湿った岩肌から湖に落ちる水滴の音が、やけに大きく響く。
欲情の行為で火照った身体が、急速に冷めてゆく。
エリックがゆっくりと口を開く。
「・・・・・じゃあ袋を取っていい?」
「!」

マドレーヌは凍りついた。
自分が忘れてはならない現実を忘れていたことに気づいたのだ。
見世物小屋で見たあの袋の下の顔は・・・確か・・・・。
124二人のマドレーヌ 14:05/02/28 02:27:19 ID:Gr7yLk55
「どうしたの?・・・・嘘じゃないんだよね。僕が好きだって」
エリックの声に危険な調子が混じる。
マドレーヌは座った姿勢のまま後ずさろうとしたが、エリックの手が片方の足首を
きつく握っていて動けない。
エリックの視線は獲物を目の前にした蛇のように、マドレーヌの身体にねっとりと
絡みついて、彼女の自由を奪っていた。
心の底から原始的な恐怖が込み上げてくる。
「袋を取るよ・・・君も一緒に取ってくれるね」
恐怖に目を見開き、ガクガク震えるマドレーヌの手を強く引っ張ると袋に押し付けた。
その上から自分の手をあてがい、無理やり袋を掴ませる。
「や・・・めて・・・・・」
「どうして?僕を好きだって言ってくれたじゃない・・・あれは嘘なの?」
「違う・・・でも・・・・」
「でも?・・・・でも僕の顔は好きじゃないって?
顔を隠した僕は好きだけど素顔の僕は嫌いだって?
化け物みたいな顔はどうしても受け入れられないって?
そうなの?」
エリックは一気にまくし立てると、マドレーヌを正面から見据えた。
激しい怒りと魂を引き裂くような悲しみ。
マドレーヌは、自分がどうしようもないほどに彼を傷つけてしまったことを知った。
「感動のご対面だ!」
エリックは自虐的に叫ぶと、マドレーヌの手ごと袋を一気に引きあげた。
125二人のマドレーヌ 15:05/02/28 02:29:30 ID:Gr7yLk55
・・・とても人間とは思えない顔。
プレートの圧力によって大きく歪められた地層のように、その顔はいびつに歪んでいた。
大きく張り出した右の額。右上がりに腫れあがった唇。
額と唇に押しつぶされたかのように、顔の中央に圧縮された小さな目。
鼻があるべき場所には、ぽっかりと二つの穴が口を開いている。
右半分の皮膚は、硫酸でも浴びたかのように爛れ、触ると膿が噴き出してきそうだった。
頭髪はほとんど無く、黄ばんだ頭皮には一面に青い血管がうきだしている。

マドレーヌはまばたきをするのも忘れて、あまりにも醜いその顔を見つめていた。
どんなに恐ろしくても、檻の中にいて安全だったはずの化け物。
それが今、彼女の目の前にいる。
二人を隔ててくれていた頑丈な鉄格子は、ここにはないのだ。
頭の隅で逃げなくてはと思うのだが、恐怖で腰が抜けて立てない。

エリックは袋を持ったまま荒い息をついていたが、口をぽかんと開いたまま
恐怖で凍り付いているマドレーヌを見て、ゆっくりと笑いはじめた。
はじめはかすかだったその笑いは、やがて狂ったような爆笑になっていった。
「キスをしようマドレーヌ。さっきみたいに深いキスを」
怒りと興奮でエリックの声は裏返っている。
マドレーヌの髪を乱暴に掴むと、剥き出しの顔を近づけていった。
マドレーヌは近づいてくる顔をただ呆然と眺めていたが、二人の顔の距離が
こぶし一つ分くらいまで近づいた時、半開きの口から鋭い悲鳴が漏れた。
126二人のマドレーヌ 16:05/02/28 02:30:58 ID:Gr7yLk55
手足をばたつかせて逃れようとするマドレーヌを、エリックは力任せに
カーペットに組み敷いた。
いびつな唇をマドレーヌの唇に押し当て、食いしばる歯をこじ開けて
マドレーヌの舌を絡めとろうとする。
醜悪な顔が密着し、醜い唇が肌をまさぐり、舌が口腔内を侵す感覚に
マドレーヌは総毛だった。
「っつ・・・!」
エリックは重ねていた唇を離した。口元に血が滲んでいる。
マドレーヌに噛まれたのだ。
腕の中で虚しい抵抗を続けるマドレーヌを皮肉気に見下ろすと、彼女の耳元に口を寄せ
どす黒いほど優しい声で囁いた。
「そう、キスは嫌なの・・・。
僕の母さんもそうだったんだよ。一度たりとも僕のキスを受け入れてくれなかった。
僕の母さんだって、何度も僕を愛そうと努力したんだ。でもだめだった。
僕の顔を見ると怖くなって逃げ出してしまうんだ。
マドレーヌ、君は僕の母さんにそっくりだ」
エリックは乱暴にマドレーヌの膝を割り、自身の腰を割り込ませると、ズボンをおろして
男の器官を露出させた。
「嫌ぁぁああああ!!」
暴れるマドレーヌの両手を、乱れて広がる髪の上に押さえつけ、ばたつく膝を
肩の上に抱えあげる。
マドレーヌの剥き出しの秘所が、無防備にエリックの前に差し出された。
「キスが嫌なら、手っ取り早く一つになろう・・・。
マドレーヌ、もともと僕達は一つだったんだもの。大丈夫、あるべき姿に帰るだけさ」
127二人のマドレーヌ 17:05/02/28 02:32:47 ID:Gr7yLk55
エリックはゆっくりと怒張の先端をマドレーヌの“赤ちゃんが生まれる”穴に当てた。
「ひぃ!!!」
マドレーヌは必死で侵入を阻止しようと腰を動かすが、エリックは狙いを外さない。
先端が軽く穴の入り口にもぐりこむ。
身体の芯に当てられたエリックの肉は、火かき棒のように熱く固く、恐ろしいほど
ドクドクと脈打っていた。
「嫌ーーーーー!!!!誰か助けて!!」

柔らかく濡れた肉襞が、しっとりと絡みつきながらマドレーヌの体温を伝えてくる。
最も敏感なこわばりの先端が、熱い肉に包み込まれる感覚に、エリックは低く呻いた。
泣き叫ぶマドレーヌの顔に、泣きながら顔を隠す布を投げつけた母親の面影が近づいてゆく。
二人のマドレーヌが一つになった瞬間、一気に腰を突き入れた。

「ひぎぃぃぃ・・・・・・・・・・・・!!!」
喉元まで鋭い槍で貫かれたような激痛に、マドレーヌは白目をむいた。
十分に潤っていたとは言え、まだ男を知らなかったマドレーヌの処女膜は裂け、
狭い膣壁は強すぎる摩擦に悲鳴をあげる。
「痛い!痛いっ!!お願い、抜いてぇ!!!!」
目尻から幾筋もの涙が零れ落ちる。
彼女を串刺しにしたハンターは、悲鳴を無視して肉の楔を根元まで埋め込むと
痛みに喘ぐ獲物の唇に自分の唇を重ね、先ほど果たせなかった念願を果たした。
強引に相手の舌をほじくり出し、滅茶苦茶に蹂躙する。
復讐の色あいを含んだ激しい口づけに、エリックの唇の傷から再び血が滲み出した。
マドレーヌの全てを自分の中に吸い上げ、自分の全てをマドレーヌの中に注ぎ込む。
注ぎ込まれた唾液は、エリックの血の味がした。
「もう離さない。もう逃がさない。あなたが僕を嫌った分だけ、僕はあなたを侵す」
128二人のマドレーヌ 18:05/02/28 02:34:40 ID:Gr7yLk55
エリックは猛然と腰を動かしはじめた。
奥深くまで突き入れたかと思うと、ズルリと膣口近くまで引き抜く。
エリックの動きに合せるように、二人の結合部からは朱の混じった液体が
流れ落ちてゆく。処女が流す血の涙だ。
「痛い・・・・エリック、やめて・・・」
傷口をえぐられるような痛みに唇をかみ締めながら、マドレーヌが哀願する。
「あなたが今まで僕に与えてきた痛みは、こんなものじゃない!」
子宮を叩き壊さんばかりに何度も激しく腰を打ちつける。
エリックの肉の楔が子宮口を突き上げるたびに、マドレーヌの口からは悲鳴が漏れた。
プライベートな領域に、無慈悲に侵入される痛みと屈辱感。
これがエリックがこれまで何度も味わってきた痛みなのだろうか?
力任せに打ちつけていたエリックの腰の動きが、次第に浅く小刻みになっていく。
肉の擦れあう感覚を一瞬でも途切れさせまいとするかのように、貪欲に身体を揺らす。
膣内を蹂躙しているエリックが大きく膨らみ、ビクビクと収縮しはじめたのを感じて、
マドレーヌはこの悪夢の終りが近いことを知った。

「う・・・ぐっ」
先端が子宮口に突き刺さるぐらい深く腰を打ち込むと、エリックはマドレーヌの
子宮に向けて、一気に情熱の種子を解放した。
エリックの腰が小刻みに痙攣し、マドレーヌの体奥に精子を送り込んでゆく。
体の奥で酸のように熱い液体がはじける感覚に、マドレーヌはのけぞった。
膣肉はエリックの体液を一滴も逃すまいと収縮を繰り返し、子宮へ送り届ける。
全ての情熱を放ったエリックは、挿入したままマドレーヌの上に倒れこんできた。
二人の心臓の鼓動が重なり、一つになった。
129二人のマドレーヌ 19:05/02/28 02:38:02 ID:Gr7yLk55
どれくらいそうしていただろう。
エリックのすすりあげる声が聞こえてきた。
「こんなつもりじゃなかった。こんな・・・・君を傷つけるつもりは・・・・。
君は僕の恩人なのに・・・・・僕は・・・」
マドレーヌは閉じていたゆっくりと目を開いた。
エリックの大きく歪んだ目から、涙が流れている。
不思議と嫌悪感は感じなかった。
二人の目が合い、エリックはビクッと体を起こす。
「ごめん・・・ああ、袋をかぶらなきゃ。袋を・・・・」
マドレーヌの中から体を引き抜こうとするエリックの背中を、優しく抱きかかえる。
「そのままでいいわ・・・よく顔を見せて」
涙で濡れる彼の瞳の奥を覗き込む。
わずかに緑がかった瞳。
吸い込まれそうなほどに、静かで深い色。
希望と絶望、光と影がゆらゆらと波打っている。
まるで地下に広がる、この湖のよう・・・。
「エリック、あなたは十分素敵だわ。私はあなたが好きよ」

エリックの顔が大きく歪んだ。
「あ・・・・」
どうしたらいいのか分からない様子のエリックの頭を、胸に押しつけてやる。
エリックは胸に顔をこすりつけ、小刻みに体を震わせて大声で泣きだした。
透明な涙が乳房の下にたまり、何度も脇へ流れ落ちていく。
彼が泣いている間、マドレーヌはずっと彼の頭を撫でていた。
130二人のマドレーヌ 20:05/02/28 02:44:58 ID:Gr7yLk55
エリックは泣き止むと、ゆっくりマドレーヌの顔を覗き込んだ。
唇には乾いた血がこびりついている。
「ごめんなさい。私が噛んじゃったから・・・」
マドレーヌは唇の傷をそっと舐める。
「僕のほうこそ・・・ここ、痛くない?」
繋がったままの性器をゆっくりと動かして、エリックが心配そうに訊ねる。
「ん。もう大丈夫だと思う」
「もう一度、いい?」
「ん」

エリックは穏やかに動き出した。
マドレーヌの身体が軽やかに揺れ、豊かな髪が波打つ。
蹂躙されたばかりの膣内は、正直なところまだひりひりと痛んだが
エリックのリズミカルな突きに身体をゆだねて目を閉じる。
穏やかな波間に漂っているような快感。
彼女を揺らす波は徐々に大きくなり、マドレーヌの身体を大きく持ち上げた後、
キラキラとはじけて消えた。
二人はそのまま抱き合って眠った。

マドレーヌが目を覚ますと、エリックはもう起きていて袋をかぶっていた。
何も言わず手を差し出して、身体を起こすのを手伝ってくれる。
大きくはだけて腰にひっかかっているだけだったブラウスを肩にかけなおし、
前紐をもとのように結んでくれた。
マドレーヌの手を両手で握りしめ、エリックは言った。
「これから先、誰を好きになったとしても、僕の魂を救ってくれたのは君だ。
ありがとう・・・君がしてくれたことを、僕はずっと忘れない」

あれから長い時が過ぎた。
エリックはもうここにはいない。
だけどあの時のエリックの一言は、マドレーヌの誇りとして今でも胸の奥にしまわれている。

131名無しさん@ピンキー:05/02/28 07:28:02 ID:Z4CRbwF4
物凄く良かった。ちょっと感動した。
ぶっちゃけキャラの背景とか知らないけど良かったよ。
GJ乙です。
132名無しさん@ピンキー:05/02/28 08:13:19 ID:iA097zGc
(*´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァハァハァ

(*´Д`)


( ノД`)…グシ    セツネー
133名無しさん@ピンキー:05/02/28 14:15:32 ID:rS+gZgfU
切なくてハァハァで…
「phantom」好きにはたまらんねこれは。
134名無しさん@ピンキー:05/02/28 20:21:59 ID:k7FZg1nx
゚・゚・(ノД`)・・゚・゚ エロで泣かされるとは思わなかった…
135名無しさん@ピンキー:05/02/28 21:17:01 ID:xK/iM+M5
涙ちょちょぎれGJ
136名無しさん@ピンキー:05/02/28 21:25:31 ID:x5732JmL
良かったです…GJ!
今度からファントムとマダムを見る目が変わりそう…

「ジル」の二人も良かったよ〜再臨キボン!
137名無しさん@ピンキー:05/02/28 22:03:03 ID:U4Yhf3o8
ファントムの辛苦と狂気と凶暴な部分を、こんなに素晴らしく書いた作品見たことねぇ…!
この板でこれほどの名作を読めるとは思わんかった。
ネ申だよ!アンタ、ネ申だよ中の人!
138名無しさん@ピンキー:05/02/28 22:58:24 ID:ih/1Op+0
途中マダムのこと「あなた」って呼んだのは母親と重ねたからかな

何せよ最強
139名無しさん@ピンキー:05/03/02 00:48:31 ID:DwP9XMpY
さいっこう…
この二人いいね
140名無しさん@ピンキー:05/03/02 22:40:19 ID:FH7lcGb+
期待あげ♪
141名無しさん@ピンキー:05/03/04 13:36:52 ID:ks6kOo2O
情熱のプレイはいいものですね。
142名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:10:21 ID:qrZW6DcF
ファントム×マダムが見られるなんて…感動で泣きそうだ。
天使様の書く情熱のプレイってなんて素晴らしいんだ。
143名無しさん@ピンキー:05/03/06 17:59:22 ID:+c0odRp4
神が多すぎて投下しにくいスレだなあ
144名無しさん@ピンキー:05/03/06 23:05:15 ID:Yv+VkzDL
そんな貴方も次は神になる
145名無しさん@ピンキー:05/03/08 01:38:40 ID:4RWI65ub
パラレルな上にエロなしのギャグだが、今度シリアスエロ書く為の練習にしたかったんで投下。
嫌な人はスルーよろ。

内容はオペラ座のコミケ。どこかのサイトで見たネタ絵に触発されたんで書いた。
146コミケ1:05/03/08 01:40:11 ID:4RWI65ub
アンドレ、売上金の方はどうなっている?」
「今回は凄いぞ、フィルマン。100万ペソどころじゃない」
「微妙に単位が違う気もするが、とにかく今回も我々の勝利ということだな、シャニュイ子爵」
「大変素晴らしい内容でしたね、ほら、特にここなんて…」
「そこは百合信者にはたまらない所でしょうな」
「ひとまず乾杯を」

初老の紳士が二人と、青年が一人、グラスを掲げている。
ここはパリ。厳密に言うと、パリのオペラ座だ。
彼らの他にも館内には人が溢れている。
そのオペラ座にはこんな垂れ幕がかかっていた。

『コミックマーケット5in花の都』

この3人は、世に言う同人活動仲間である。サークル名は『オペラ座』
活動ジャンルはその他創作に位置するが、男性向けなので参加日は3日目だ。
ここオペラ座では夏、冬と年に2回、同人誌即売会が行われているのだ。

「今回のメグクリ同人誌『Slave』は2時間で完売だったそうですね、ミスター・アンドレ」
「えぇ、シャニュイ子爵。貴方がパトロンのお陰で我々は本を刷れるというもの」
「全くです。最近は創作ジャンルも注目株。しかも我々は今回も売り上げナンバー1です。」
「シャッター前だったしねぇ。でも冷房がきかなくて困るよ」
「企業の列より凄かった。私としては企業なら『ようむいんさんだ〜いすき2』の…」

オタク話に花を咲かせる三人の創作ジャンルは、アンドレ、フィルマンの二人が支配人を勤めるこのオペラ座の、踊り子達。
どの娘も美しいが、飛びぬけているのがメグ・ジリーとクリスティーヌ・ダーエだ。
この二人、子供の頃から共に寄宿生活をしているだけあり、とても仲がいい。
147コミケ2:05/03/08 01:41:03 ID:4RWI65ub
「ここであえてメグを攻めにする所がポイントですな」

アンドレは口ひげを弄びながら、自分達の作った同人誌に視線を落とした。

「白だの黒だので流行ってるふたりはキモピュアも、一見受けに見える白が攻めですしな」
「キモピュアじゃなくてプリキュアですよ、ミスター・フィルマン」
「あ、そうだった。マッハになってからどうも萌えないメポ」
「そんなことよりも我々の輝かしい功績について語りましょう、お二方」
「今回は『ハンニバル』をテーマにした奴隷物。鎖に繋がれた二人がハンニバルの目の前で強制的に性交させられるとは。
いやはや、このプロットを仕上げたうちの脚本家は凄いね」
「まぁ、これを絵にした美術担当も凄いがね。うちの奴らは普段仕事をしないくせに、こういう時だけ気合が入る」
「凄い数のスタッフですね。コンテもいるんですか?演技監督まで」

あとがきに書かれているスタッフ達の数は、オペラ座の従業員の数と、そう変わらない数に見えた。
勿論、その最後を飾るのはパトロンであるラウルだが。

「大人数で作れば、それだけ出来上がった時の感動が倍になるというものです、シャニュイ子爵」

フィルマンは達成感からか、少し瞳を潤ませていた。

「既刊の『ドキドキ寄宿生活』と『バレエレッスン』『音楽の天使様が見てる』もかなり余裕をもって再販したんだが、これも完売だった」
「新規のファンが多いのだよ。金持ち引き篭もりの貴族のヲタどもは、ほいほい金を落とすからな。今度は総集編でも作るか」
「それよりは参加型のアンソロなんてどうですかね?」

自分の恋人であるクリスティーヌが、このような連中のいいオカズになっていることは、憎むべきことだったが、
知らず知らずのうちに、ラウル自身、この『百合』ジャンルにハマりつつあった。
148コミケ3:05/03/08 01:41:44 ID:4RWI65ub
「アンソロか…それもいいが、オンリーイベントもやってみたいものだな」
「我々もオペラ座ジャンルで始めてもう暫く経つが…そう、あのサークルだけは許せんよ」
「どこです?ミスター・アンドレ」
「O.Gのサークルさ」
「オージービーフ?」
「オペラ・ゴーストだよ!我々が何故か払っている二万フランの資金で何をしていると?」
「奴とは合わん。大体自分×クリスなんてバカげているだろう」
「…そんなオナニー野郎がいるとは」

ラウルはいらをつき隠せずに唇を噛む。

「サークル名は『ドン★ファン』いつも委託スペースで本人は現れない。ペンネームはファントム」
「なんか頭痛くなってきますね」
「果たしてそいつがこのオペラ座のO.Gと関係があるかどうかは実際の所不明だ」
「だが奴はいつも本でオペラ座の裏側を赤裸々に書いてるじゃないか」

アンドレが企業袋の中の同人誌を漁りながら声を荒くして言う。

「そうだ。あんなことを知ってるのはオペラ座に詳しい者だけだ。設定が細かいし、漫画もうまいから固定客もついてきてる」
「でも、普通は自分×キャラクターなんて流行らないでしょう?」

悩むフィルマンとラウルに、アンドレは一冊の本を広げてみせる。
149コミケ4:05/03/08 01:42:41 ID:4RWI65ub
「これが『ドン★ファン』の新刊、『薔薇の蕾』だ」
「またベタベタなタイトルだな」
「表紙は蛍ピ入りだな、PP加工もいい感じだ。どこの印刷所だ?」
「そこはツッコム所じゃないだろう。ミスター・フィルマン」
「また凄い鬼畜な内容ですね…うっ、私は拡張ネタは好きじゃない」
「断面図というのもマニアックだ」
「だろう?だからオナニー本でも一部のマニアには売れるんだ。中にはファントムを自分と重ねる奴も多い」

本は前頁見開きという迫力で、仮面の男がクリスティーヌを調教、開発する過程が恐ろしく丁寧に描かれていた。

「ちなみに前回のコミケでは幼少時のマダム・ジリーをテーマにした陵辱本『チュチュの中身』という本も描いている」
「タイトルがヘボンだがどうも気になるな。ジリーたんハァハァ」
「これも一部のマニアに大好評だったと聞いている。豹の穴の通販でも、注文不可になっていた」
「我々のライバル、ということになるな」
「私達も通販をしてみては?やはり遠方の方のことを考えた方が客はつく」
「とりあえず、この後ブドウブックスに委託をしてみようと思っている」
「流石はミスター・アンドレ。手が早いな」
「使い方を間違っている気もするがな」

アンドレは一息つき、空になったダンボール箱の山を見やった。

「とにかく今回は乙。今度は冬コミだな。次回の新刊はどういった内容がいいかね」
「久々に男性と絡ませてはいかがでしょう?」
150コミケ5:05/03/08 01:43:33 ID:4RWI65ub
ラウルは、自分とクリスの同人誌を想像し、思わず提案した。

「駄目だ。『オペラ座』同人誌は百合であるからこそ売れる。まぁ、ストーリーも絵も、プロが描いているからクオリティが高いという点もあるがね」
「そ、そうですか…orz」

三人は、撤収作業に入りながらも、最近の萌えジャンル等を熱く語り合っていた。
それを、柱の影から覗く一人の男。
全身コスプレの男だった。

「サークル『オペラ座』私の音楽の天使を女同士でヤらせるとはなかなか萌…じゃない、馬鹿にしてくれている」

コスプレ衣装は女性用下着を顔に被った物。
しかし、どう見てもコスプレには見えず、ただの変質者だった。

「私のサークルは、だんだんと認められてきている…女同士も萌えジャンルなのだろうが、男性向けはやはり鬼畜陵辱こそが真髄。
顔の分からない男に犯されるという恐怖がクリスティーヌ、お前の美しさを更に…はっ!!」

パンツの男は、急に何かを思い出したように、股間をまさぐり出した。
そこから出したのは古びた羊皮紙。楽譜だった。
サラサラとそこに何事かを書き付ける。

「考えてみれば私は彼女の先生、マスターじゃないか。今度の新刊は教師と生徒パラレルで行こう。私は音楽教師で彼女は生徒…萌える、これは萌えるぞ」

その後、オペラ座の外にあるのこぎり型のオブジェに登り、奇声をあげている下着をかぶった男が逮捕されたというのは、また別の話である。

151名無しさん@ピンキー:05/03/08 01:45:33 ID:4RWI65ub
スレの内容と趣旨が全然違うけど、今度はファントム×クリスで真面目に書いてみたい。
それまで名無しに戻るよ。オペラ座でこんな良スレとネ申達に出会えて感激した。
152名無しさん@ピンキー:05/03/08 15:09:45 ID:WotMeiPQ
笑いすぎて腹いてー
「音楽の天使さまが見てる」・・・w

ぜひシリアスも希望!
153名無しさん@ピンキー:05/03/08 18:19:47 ID:HdMXee6F
>何をしていると?
さりげなくナッチ節。ウケたw

ファントム×クリス
楽しみに待ってます〜!!

154名無しさん@ピンキー:05/03/08 18:20:04 ID:rrDn8BuE
いやいや乙でしたw
チュチュの中身もきぼん!!
155名無しさん@ピンキー:05/03/08 18:26:14 ID:q5sj0DaT
やめて〜電車で見てて吹き出したじゃないかw
咳でごまかしたけど
156名無しさん@ピンキー:05/03/08 19:57:39 ID:x4rAPP2S
まさかエロパロ板で、こんな腹かかえて笑える日が来るとは思わなかったよ
激しく乙です
ファントム先生が描く本を是非読みたいw
157名無しさん@ピンキー:05/03/08 21:16:41 ID:r0lGrQmn
このスレ永久保存したいよ。
やり方分からんが。orz
158名無しさん@ピンキー:05/03/08 21:45:24 ID:4RWI65ub
コミケ書いたやつです。叩かれると思いきや、反応があって嬉しかった。
読んでくれてありがとう!
笑ってもらえて本当に嬉しい。

サンクリも近いんでそれネタを書いたよ。暇潰しになったらいいんだけれど。
またパラレルネタなんで、嫌な人はスルーよろ。
159コミケ6:05/03/08 21:47:28 ID:4RWI65ub
パリ・オペラ座に三つの影。
蝋燭の明かりの中で、一冊の本を広げる男達がいた。

「サンクリだな」
「サンクリですね」
「サンクリよ」
「オカマみたいな喋り方は止めてくれたまえ、ミスター・フィルマン」

咳払いを一つして、アンドレは立ち上がった。

「今回のカタログを見ましたか?『ドン★ファン』は今回委託じゃないみたいですよ」
「な、なんだってー」
「彼の素顔をついに拝めるのか」
「まぁ、今回も我々の勝利に決まっていますがね。この壁配置、完璧だ」
「本は分厚く48ページ!表紙はフルカラーで落ち着くマット加工にしてみたぞ」
「相変わらず美術担当の仕上げる表紙は美しいですね。あ、この乳首の勃ち具合なんか…ウッ」
「早漏ですな、シャニュイ子爵」
「今回も前回と同じく人気のメグ×クリス!本のタイトルは『メグとクリスの教えてABC』」
「どっかのエロゲーにあったな、そんなタイトル」
「しかも微妙に古くないか?」

机がバン!と叩かれ、新刊の山が一部崩れた。

「古いとか新しいとか関係ないじゃん!」
「ネタにマジレス…」
「とにかく早期入稿皆さん乙!今回もいい出来だ」
「今回はメグ×クリスなんですよね?何故マダム・ジリーまでいるんです?」
160コミケ7:05/03/08 21:48:09 ID:4RWI65ub
ラウルが本をパラパラとめくりつつ、股間を押さえる。

「それは子爵、『教えて』って言ってるんですから教えないと。マダム攻めです」
「マニアックだ…」
「でもなかなか面白そうではないですか。ほら、特にここなんて。トゥーシューズをお互いに挿れ合う所」
「そこは作監渾身の見開きだな。もう汗だか汁だか分からない所が萌える」

彼らが活躍する舞台は今回もオペラ座。ついに明日は待ちに待ったサンシャイン・クリエイションだ。
パリではサンクリもオペラ座でやる。オペラ座クリエイションではないのに疑問を持つ者は少なくないが。

「今回、やけに作画スタッフ増えてませんか?」

ラウルがあとがきページを見ながら言う。
それに答えるのは自信満々のアンドレだ。

「そうなのですよ、前回の売り上げは凄かったものですから、作画に時間をかけて、更にいい出来になっています」
「明日が楽しみだ。今回はブドウブックスさんと豹の穴にもう通販分を送ったから、遠方の方も安心して買える」
「ファントムは売れてるがマニアックなせいで未だ島配置だ(藁)隣は…えっ、カルロッタ×フィルマンサークルの『ハイヒール』じゃないか」
「まだここのサークルあったのか!私が彼女の靴で酒を飲まされたのは強引にだな…」
「まぁ、君は受けということだね」
「801じゃないことに感謝したまえ」
161コミケ8:05/03/08 21:48:47 ID:4RWI65ub
サンクリパンフも大方見終わり、それぞれのチェックサークルに蛍光マーカーを引いて、付箋を付ける作業に入った。

「フィルマンはどこの本を買うんだ?ふたなり好きだからやっぱプリキュア?」
「プリキュアはふたなりじゃない。それは一部のマニアの固定観念だ。私は藤P×なぎさ派だ」
「マイナーですね」
「マイナーだな」
「そういうミスター・アンドレ、君はどうなんだ?君はメガネっ子巨乳萌えだっただろ?」
「今季のアニメには萌えるものが無い。でもブリーチの織姫たん可愛いよな」
「私は雛森が好きですね。和服は萌えますよ」
「シャニュイ子爵は?何萌えなんです?」
「私は…」
「「私は?」」
「私はクリスティーヌ一筋ですから…そんな、萌えだなんて」
「偽善者だ」
「偽善者だな」

赤くなるラウルを肘で小突きながら、アンドレとフィルマンは笑った。

「まぁ、明日の売り子は私達に任せて、シャニュイ子爵は本でもあさって来てください」

それぞれの思惑が交錯しながら、夜が明ける。決戦の日だ。
162コミケ9:05/03/08 21:56:47 ID:4RWI65ub
晴れたらパリ♪とはよく歌ったものだな」

眩しい程の日差しを浴びながら、アンドレはオペラ座のサークル入場口から入る。

「いい天気だ。サンシャインに相応しい」

フィルマンもそれに続く。

「本は今回もすでに搬入されているんですよね?」

ラウルがバンダナをきつく額に巻きながら尋ねた。

「あぁ、もう壁一面に置かれていることだろう。それより…」
「それより?」

急に神妙な面持ちになったフィルマン。

「『ドン★ファン』のファントム…ついに奴と会える日が来るとはな」
「今回はどんなオナニー本なんでしょうね」
「分からん、でも奴のことだ。また鬼畜陵辱に決まっている。バカめ。市場が読めていない」

勝ち誇った顔で乗り込む三人。
それを見つめる一人の男がいた。

「フッ…私とクリスの情熱のプレイを待ち侘びてる読者がいる限り、私は戦うぞ。見ていろ『オペラ座』」

その目の下には隈が出来ている。
彼は前回、猥褻物陳列罪で逮捕、補導された。そのせいで彼の完璧なスケジュールは乱れ、原稿の入稿もギリギリだったのだ。

「今回は根強い人気の教師と生徒物…ラストのアルトリコーダー挿入シーンは自信作だ…」

自分の同人誌『笛は歌う』に頬擦りしながら、仮面の男は会場へと入っていった
163名無しさん@ピンキー:05/03/08 21:58:15 ID:4RWI65ub
今日はここまで。また続き書いたらアップしに来ます。
平行してシリアスエロも書いてるんで、もうちょっと待っててくれ、スレのネ申々達。
164名無しさん@ピンキー:05/03/08 22:14:30 ID:WotMeiPQ
ネ申 はあなただ!
165名無しさん@ピンキー:05/03/08 22:46:51 ID:x4rAPP2S
おおネ申よ…続きを心待ちにしております

そして引き続き天使様達の描く情熱のプレイもお待ちしております
166名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:33:28 ID:IsZDyACc
映画と原作のファントム先生はあまりにも可哀相なので、
せめて2ちゃんの中だけでも幸せにしてあげて下さい。
167名無しさん@ピンキー:05/03/09 23:30:54 ID:EggnZJRR
コミケの天使様!続きを楽しみにしております
「オペラ座」の三人組vsファントムが面白すぎ
168名無しさん@ピンキー:05/03/09 23:37:59 ID:E9h5VcUl
ごきげんよう、とオペラ座を歩くクリスとメグが脳から離れない・・・
どうしてくれるんだ、コミケの天使様w
169名無しさん@ピンキー:05/03/10 00:18:14 ID:jxhqQgTx
ぎゃははは、面白いー!!
続き、楽しみに待ってます。
170名無しさん@ピンキー:05/03/10 00:32:17 ID:UTviNcl9
>>167
IDが卵。
171名無しさん@ピンキー:05/03/10 00:32:31 ID:43fQYcf+
怪人にパソティ(;´Д`)ハァハァ
172コミケ10:05/03/10 01:09:26 ID:UTviNcl9
少し書いたんでコミケ続編アプします。

会場に入ると、ヤフオクでチケットを落札…失礼、すでにサークル入場した人が、『オペラ座』前に並んでいた。
会場前に最後尾カード。大手ならではだ。

「ついに始まるな…諸君、私はこのドキドキがたまらなく好きだ」

アンドレはお釣り用の小銭を整理しながら呟く。
その瞬間だった。オペラ座に嬌声と怒号と歓声が響き渡り、シャンデリアが揺れた。
スワロフスキー製のクリスタルが揺れ、パリ中のオタク達を祝福するかのように輝く。

「始まった…か」

アンドレとフィルマンは恐ろしい程の手際の良さで本を捌いていく。
その傍らでお客との交流も忘れない。

「今回の本も楽しみにしてました!やっぱり『オペラ座』最高ですよ!」
「ありがとうございます。今回も全力で作りましたので、またよろしくお願いしますね」
「前回の『Slave』のシチュは萌えでしたよ!また奴隷ネタやって下さい!」
「了解しますた!」
173コミケ11:05/03/10 01:11:50 ID:UTviNcl9
その混乱に紛れて、ファントムも本を捌く用意をする。

「よし…情熱のプレイを始めるぞ!」(字幕:戸棚)

『ドン★ファン』の前にも、すでに列は出来ていた。
今回初めて直参ということで、それを待ち望んでいたファン達は差し入れをしていく。

「あの、ファントムさん!これ…サロンパス使って下さい!」
「ファントムさんの描く断面図じゃなきゃ抜けません!記念に栓抜き使って下さい!」
「これ、オークションで落札したクリスの隠し撮り写真です!」
「リポD飲んでください!」

意味不明な差し入れも多かったが、ファントムは直接手で売る感動に打ち震えていた。
174コミケ12:05/03/10 01:12:59 ID:UTviNcl9
新刊『笛は歌う』はファントム得意の局部近接描写、断面図、鬼畜で34ページを描ききっている。
表紙はフルカラー。修正ギリギリな絵が、購買欲をそそるものだった。

「見ろ…あいつがファントムだ…」

フィルマンが横目で、『ドン★ファン』のスペースを覗く。

「うわ懐かしい!あれジャンプでやってた変態仮面のコスじゃないか!」
「実際やられるとただの変質者にしか見えないがな。相当な根性だ」
「そうする?挨拶に行くか?」
「待て、我々の本を待ってる皆を置いてはいけない。もう暫く待つんだ。このペースならあと1時間で完売だ」
「今回何部刷ったんでしたっけ?」
「5000部だが何か?」
「それに既刊の本もあるんだよな?」
「そう」

アンドレは改めて自分のサークルの規模を考えていた。
最後尾列は既に、会場の外まで伸びている。
その頃ラウルは、飛翔ジャンルスペースに迷い込んでいた。
175コミケ13:05/03/10 01:23:14 ID:UTviNcl9
「な、何だここは…学ランを着た婦女子に…あの青と白の制服は一体?」

戸惑うラウルに、低級コスのコニー達が殺到してきた。

「キャー!不二様素敵くぁアすぇdrftgyふじこ!1!11」

ラウル、撃沈。
同人誌即売会の恐ろしさを身をもって体験した瞬間だった。
そんなラウルのことに思考を巡らす予定もなく、アンドレとフィルマンは本を売る。
どの本も500円均一にするのが『オペラ座』の決まりだ。どんなにコストがかかっても、お客様第一。
安く、早く、うまいをモットーにしているのだ。
複数買ってもお釣りは500円で済む。計算を効率的にし、お客様を待たせない努力も怠らない。
一方、『ドン★ファン』はやや高めの価格設定だが、いつもオマケがつく。
今回のオマケはクリアファイルだった。お客の購買意欲をそそる方法は、どちらも甲乙つけ難い。

「よし…ラストスパートだ!もう最後尾列が見えてきたぞ…」
「ブーストオン!」
「メッサーウイング!!」
「このネタ分かるヤシはいるのか?」
「21歳以上なら分かるんじゃないか?」
「でもマニアックだろう?」
176名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:27:08 ID:UTviNcl9
ここまでが限界だった。
エロパロなのにエロくなくて、寧ろ下品でスマソ。
こんなの受け入れてくれるおまいらが女子きだよ。
ついでにマニアックなネタでごめんよ。シリアス好きの皆さんには謝りたい。
177名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:41:44 ID:4XOUbfhe
>176
乙です。続きが待ち遠しかったです。

豹の穴とブドウブックスに爆笑。
「ドン★ファン」のファントムかっこいー。孤高の天才といった感じ。
続き楽しみにしています。
178名無しさん@ピンキー:05/03/10 11:45:53 ID:mPx0VPuu
同人はよくわからないがそれでもとても面白い。
アンドレとフィルマンがここまで怪しいとは。
で断面図ってなに?

続きも楽しみにしてる
ファントムが楽しそうでいいw
179名無しさん@ピンキー:05/03/10 12:03:36 ID:bUGt5Oi6
>178
文字通り女体を縦に割った図。<断面図
ちんこが子宮にまで届いてるとことか描いてあるヤツ。

ファントムが生き生きしててとてもイイ!
ミュージカルのほう見に行くときマダムに囲まれて
思い出し笑いしちゃいそうで怖いよー
180名無しさん@ピンキー:05/03/10 15:29:29 ID:mPx0VPuu
>179
サンクス
世の中には凄いもんがあるんだな…
181名無しさん@ピンキー:05/03/10 21:55:50 ID:UTviNcl9
>>179
解説してくれてありがとう。
マニアックなネタばっかで分からない人にはつまらないかもしれないけど、
書き始めたからにはきちんと完結させて、次回作にしたいので、もう少し待ってて欲しい。
私の音楽の天使達。

もう話が自分で書いてて分からなくなってきたけど、投下。
182コミケ14:05/03/10 21:56:47 ID:UTviNcl9
そんなこんなで、『オペラ座』の新刊『メグとクリスの教えてABC』5000部は、約2時間で完売した。
その後、商業雑誌の担当者からの差し入れ、原稿依頼等の話を受け、昼時にオペラ座の二人は敵地へと乗り込んでいった。
そう、『ドン★ファン』へと。

「支配人のお二人、あなた方がいるべき場所はここではないね」

スペース前に立ったアンドレとフィルマンに仮面…もとい、パンツの男が声をかけた。
ファントムである。

「だが光栄だよ。私の音楽の天使を蹂躙しているお二人に直接会えるとはね」
「あんたに言われたくないし」
「っていうかお前その音楽の天使輪切りにしてんじゃん」

なかなか的確な突っ込みだったが、ファントムは怯まなかった。

「私は彼女の内臓まで愛してる」
「うわっ!こいつカニバリズム!?」
「いやまさか、スカトロ趣味か!」
「私は生憎黄金水には興味が無い。クリスティーヌのなら大歓迎だがね」
「興味あるんじゃないか!変態仮面!!」
「まぁ、歓迎するよお二方。とりあえず私の新刊、『笛は歌う』を贈呈するよ。受け取って下さい」
「何で微妙に丁寧語なんだ!」
「あ、ありがとうございます。これうちの新刊なんですけどー…」
「アンドレ!!!!」
183コミケ15:05/03/10 21:57:27 ID:UTviNcl9
腰を45度に曲げて手を摺り合わせる相方を一発殴り、フィルマンはファントムに向き直った。

「今後一切、そのようなオナニー本を出すのは止めて頂きたいのだがね。ミスター・ファントム。我々の2万フランでそんなことをして頂きたくない」
「オナニー…もう少し美しく優雅な言葉にかえて頂きたいものですな」
「悪いが貴方の芸術センスにはついていけなくてね」
「今回の新刊も表紙の色合いがいいですね」
「アンドレ!お前はどっちの味方なんだ?」
「っていうかどっちが突っ込みでボケなのかハッキリして頂きたいのだが」
「それは私も疑問に思っていた」
「私もだ」
「「「・・・」」」

沈黙する三人の元に、ボロボロになったラウルがやって来た。

「魔物だ…魔物が棲んで…」

絶望の淵を覗いた瞳だった。

「これは…シャニュイ子爵、お初にお目にかかりますな」
「オージー!」
「私はお前の叔父ではない」
「オペラ・ゴーストって言いたかったんだ!」
「それより、君はクリスティーヌに求婚しているようだね?愚かな青二才」
「お前は…彼女の何なんだ!こんな下劣な同人誌を作って…!彼女の苦しむ姿を描いて楽しいのか!?」
「もう後戻りは出来ないのだよ」
184コミケ16:05/03/10 22:08:12 ID:UTviNcl9
不敵な笑みを浮かべるパンツの男を、ラウルは心底嫌な物を見る目つきで睨み付けた。

「そう、紳士の皮を被った君だって、自分達の作った百合本をオカズにしているじゃないか」
「ち…ちが…!」
「知っているよ、君がその本をオカズに何をしていることは」
「な…」
「この世界は混沌とした欲望渦巻く世界だ。皆、欲望の捌け口を探してオペラ座を彷徨っている。見たまえ、彼らを。彼らは放浪者なのだよ」

スワロフスキー製のシャンデリアを見上げ、ファントムは両手を大きく広げた。

「見ろ!世界は萌えに包まれ、こんなにも輝いている…!」

眩い光の粒が、同人誌の表紙に当たり、輝いた。磨きぬかれた床に落ちる影は、深い悲しみの色を帯びている。
そう、彼らが世間から受け入れられない存在であるかを知っているのだ。
いつもそうだ。何か事件がおきれば、皆オタクのせいにされる。
二次元の世界は常に否定され続けてきた。

「私はこの世界を変えてみせるよ…世界中全ての人間は、萌えの天使に祝福される。この私の力で!」
「こいつ…狂ってる…」
「あ!警備員さん!この人ですこの人!!クリスのパンツを盗んだのは!!」

突然その場に似合わない、美しい声が響いた。
185コミケ17:05/03/10 22:16:55 ID:UTviNcl9
「メグ・ジリー…何故ここに?」
「ほら、見てよあの人の被ってるパンツ!リボンの下に『クリスティーヌ』って書いてあるでしょ?」
「え…あ」
「クリスってばすぐ無くしちゃうのよ!だから私が名前を書いてあげているの!やっと犯人が分かったわ!」
「…!」
「犯人はお前だ!!」

ズボンを履き、颯爽と登場したメグに、その場の4人は固まった。
そして、ファントムは己の顔を隠すパンツに手をやった。

「まさか…名前が…」
「連続下着泥棒だな、ちょっと署まで来ていただきたいのですが」

数人の警官がファントムを取り囲んだ。

「行け!すぐにここから行け!私に構うな!私を一人置いて行け!!」

何やら意味不明なことを叫ぶファントムを、オペラ座の三人は見送った。
その後、ファントムの姿と『ドン★ファン』を見た者はいない。
哀れな男の、盲目的な愛の結果だった。しかし男は悔いてはいないだろう。
彼の愛は、確かに同人誌の中のみではあったが、この世に存在したのだから。
186名無しさん@ピンキー:05/03/10 22:24:45 ID:UTviNcl9
すまん、これで完結。本当は一回の投稿でやめる筈だったんだけど、なんか反響あったんで
思わず調子に乗って書いた。変な終わり方でネ申達に申し訳ないよ。

今シリアス版の推敲を重ねているんで、そっち好きな方は待ってて。
そして他のネ申、投稿しずらい雰囲気にしてしまっていたらごめん。
ROM者として楽しみにしてるので、オカズを下さい。
では、名無しに戻ります。
読んでくれたネ申達、反応くれたネ申達、ありがとう。
187名無しさん@ピンキー:05/03/10 22:36:05 ID:/kykos1s
うわっリアル光臨!
お疲れです!
微妙な台詞の取り入れ方が笑えるw
しかも中盤では二次元オタク哲学すら感じさせる名作!
次回作を楽しみにしております。
188名無しさん@ピンキー:05/03/10 23:16:50 ID:fruwKoDh
コミケの天使様、乙。
なんかこのファントムも映画のファントムも本質は同じなんだなと泣けた
なんか感動した

ところで変態仮面のコスって顔だけですよね?
189名無しさん@ピンキー:05/03/11 00:02:23 ID:mPx0VPuu
コミケ話面白かったよ…!
次のシリアス話も楽しみにしてます。

感謝の心でお粗末ながらオイラもひとつ。
190天使の歌1:05/03/11 00:03:49 ID:XvnrgA0R
「中の方が少しは暖かいわ」
寄宿舎の廊下で番をする、と言い張るラウルを部屋に招き入れたクリスティーヌは、寝台から一枚毛布をとった。
「ありがとう。だが──」
ラウルは毛布を手渡すクリスティーヌの姿に困惑したような視線を走らせた。
「私を入れては…」
「信頼していますもの」
クリスティーヌは微笑んで、片隅の丸椅子を示した。
「あちらでいいかしら」
「充分だ」
ラウルは椅子に座ると、毛布を躯に巻き付けて落ち着いた。
191天使の歌2:05/03/11 00:04:23 ID:XvnrgA0R
だが、夜が更けていくにつれて彼は落ち着いているとは言えない様子になっていった。
右を向き左に躯を傾け、もぞもぞしていたラウルは溜め息をついて寝台の様子を窺った。
「クリスティーヌ」
「……なあに?」
眠そうな声があがり、それでも彼女は起き上がった。
「ラウル?」
「僕はやはり廊下に出るよ」
クリスティーヌが驚いたように身じろぎする気配がした。
「どうして?」
ラウルは躊躇したが、小さく呟いた。
「ここにいたら悪い事を考えてしまう」
裸足のままクリスティーヌが床に降りた気配がした。
近づいてくる彼女の影にラウルが顔をあげると、クリスティーヌの真剣な瞳がじっと彼を見つめていた。
「それは──『彼』が現れて私が『彼』について行ってしまうということ?」
「いや…」
ラウルは微笑んだ。
「そうでは、ないんだ。いいよ、とにかく僕は……」
「行かないで頂戴」
クリスティーヌが小さく叫んだ。
「こわい。離れないで」
「クリスティーヌ…だが」
ラウルは優しく彼女を眺めた。
「大丈夫だよ。僕が見張っている」
192天使の歌3:05/03/11 00:05:10 ID:XvnrgA0R
「違うわ…」
クリスティーヌの柔らかい躯がラウルの胸にもたれかかった。
「違うの、私がこわいのは──自分」
「クリスティーヌ…?」
ほっそりとした躯にまといつく白く薄い夜着越しに彼女を感じつつ、ラウルは戸惑った声を漏らした。
「どうして?」
「……私」
クリスティーヌは眉をひそめてラウルを見上げた。
「私、彼について行きそうで…それがとても、こわいわ」
「君があいつについて行く?」
ラウルの口元が小さく歪んだ。
「馬鹿な」
「いいえ」
低くクリスティーヌは囁いた。
「『彼』は私をいつも見ているわ…そして、私も『彼』には抗えない……そんな気がしてとてもこわいの」
「……クリスティーヌ」
ラウルは恋人の華奢な躯をそっと抱きしめた。
「冷えるよ。寝床にお戻り」
「抱いていて、ラウル」
「……?」
クリスティーヌはじっとラウルを見上げた。
「ひとりぼっちでいるよりも、あなたの腕のほうが安心できる」
193天使の歌4:05/03/11 00:05:45 ID:XvnrgA0R
ラウルはまた少し口を歪めた。
今度は自嘲ぎみだったがクリスティーヌは気付かない。
「お願い」
「……いいよ。だが」
ラウルはクリスティーヌを柔らかく抱きしめたまま立ち上がった。
「こんな寒い夜に、男にそういう事を頼むのは良くないよ」
「ラウル…」
「君は温かい」
ラウルは呟いて恋人にキスをした。
「……ん」
クリスティーヌもうっとりと応じかけ、それが普段とは感じが違うことに気付いた。
唇が離れると彼女は不安げな微笑を浮かべて彼をまた見上げた。
「……ラウル?」
「おいで」
ラウルが彼女を横炊きにして寝台へ向かう姿を、何者かの目が暗闇からじっと見つめていた。
194天使の歌5:05/03/11 00:06:23 ID:XvnrgA0R
温もりの残る毛布の上に恋人を横たえると、ラウルは傍らの床に跪いた。
「クリスティーヌ…」
ラウルは片腕をのばし、クリスティーヌの豊かな髪をゆっくりと撫でた。
もう片手で、ぴったりとついた膝に触れた。
ぴく、と彼女が戦いたが彼は意に介さず膝に掌を這わせていく。
「ラウル」
クリスティーヌが咎めるように囁いた。
だが、そこには拒む響きはないということが彼女自身にもラウルにも、そして闇のどこかに潜む者にもわかった。
ラウルは夜着の裾を指先でたくしあげると、素肌に触れた。
「あう…」
クリスティーヌが肩を竦め、同時にラウルが吐息をつく。
「温かい──熱い」
「…あなたの…」
クリスティーヌは途切れ途切れに言った。
「指、とても冷たいわ…ラウル」
「そうだろう?」
ラウルは呟いて顔をあげると、ゆっくりと上体を乗り出した。
彼女の唇に唇を重ね、その勢いで寝台と自分自身の間にクリスティーヌを押さえ込んだ。
「……君を妻にするつもりだった」
「ラウル」
クリスティーヌが上気した顔を彼に向けた。
「神の前で。祭壇で。だが──」
ラウルはじっと恋人の目を見た。
「その前に、愛人になってくれないか、クリスティーヌ、僕の可愛い恋人……」
「ラウル」
「僕を残してどこかに行ってしまうなんて、言わないでくれ…クリスティーヌ」
「……ああ…」
寝台の上で抱き合う二人の脳裏には互いしかなく、闇の中で出るに出れなくなって歯ぎしりしている者の存在に気付くことなどありそうになかった。
195天使の歌6:05/03/11 00:07:09 ID:XvnrgA0R
(呪われるがいい、シャニュイ子爵。
裁きを受けるがいい、私の天使を陵辱しようとする者よ!)

低く歯ぎしりをしながら、オペラ座のファントムと呼ばれるその仮面の男は闇の中、長身に纏った闇よりも更に濃い漆黒のマントを憤りでうち震わせていた。
マントの中で握りしめた拳には美しい深紅の薔薇の一枝が、やはりぶるぶると前後左右に揺れている。
(投げ縄で鍛えた鉄壁のコントロールがあれば、きさまの頭などいつでもこの薔薇の茎で粉砕できる)
ファントムの目が危険に光る。
(それくらいの報いは当然の事を、きさまは、私のクリスティーヌにしようとしている…!!)

彼が潜んでいるのはクリスティーヌの部屋の片隅にある、時代のかった古ぼけたクローゼットである。
中に入っているのはクリスティーヌの衣装ばかり。
彼女を攫おうとして、密かに宵のうちに潜んで(地道な努力が彼の活躍を支えている)いたのである。
だが、充満する甘く香しい彼女の匂いについうっかりとファントムは妄想の世界に突入してしまい、妄想のしすぎで疲労困憊、あげく熟睡してしまっていた。
熟睡の最中にクローゼットの扉が彼の重みで急に開いて外に転がり出なかったのが奇跡である。
だが、それが良かったのか悪かったのか。
おかげでこんな恋人同士の嬉し恥ずかしい情景を目の当たりにする残酷が彼を待ち受けているとは。
196名無しさん@ピンキー:05/03/11 00:08:49 ID:XvnrgA0R
とりあえずここまでなんだが……

…ギャグ系統になりそうだママン
197名無しさん@ピンキー:05/03/11 07:40:23 ID:S0aFMVNm
ラウル×クリス ←覗き← ファントム キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
(・∀・)イイヨーイイヨー
妄想の世界にダイブして寝ちゃうファントムが、かわいーじゃねぇかwwwww
ギャグ路線でもオゲです。続き楽しみにしてますよ〜
198名無しさん@ピンキー:05/03/11 12:13:54 ID:jOvPpLRg
地道な努力ワロタ

オペラ座コミケ・・・昔一世を風靡した同人誌を思い出した。懐かしい。
199名無しさん@ピンキー:05/03/11 12:56:24 ID:l4gSu1pX
>198 … ノシ 
200名無しさん@ピンキー:05/03/11 14:23:12 ID:qoHcn/HX
コミケの作家さん、シリアスタッチもなかなかいいですねー。
所々にギャグが入ってるのも私的にはOKです。
>地道な努力
>出るに出れなくなって
結構ワロタ。
201コミケの人:05/03/11 18:18:40 ID:taJwQw2k
>>188
変態仮面コスは完全体です。

>>189
観想ありがとう!そしてオカズありがとう!
妄想のし過ぎで疲労困憊ってどんな激しい妄想をしてんだ(笑)
薔薇の茎は特殊加工かなんかしてるんだろか…
ラブラブなナウルとクリスもイイ!

>>200
すまん、天使の歌を書いたのは私じゃないんだ。
202名無しさん@ピンキー:05/03/11 18:53:48 ID:xRDuPV1g
コミケの人さん、素は芸人さんですか?
203名無しさん@ピンキー:05/03/11 22:38:27 ID:4lChceCu
オペラ座の怪人て実はお笑いネタ満載だったんだな。
コミケさん、天使の歌の方、これからも頑張ってください
204天使の歌7:05/03/12 10:48:38 ID:3ZhwG/82
ファントムはクローゼットの扉を押し開こうと肩に力を込めた。
だが彼は忘れていた。
豪華絢爛なるオペラ座を一枚剥いだその裏は、そう、例えばこの寄宿舎の備品などは見た目だけではなく機能面でもかなりのオンボロだということを。
クリスティーヌのクローゼットは内側からは金輪際開かなかったのである。
それゆえさきほど前後不覚になっていた彼が体重をかけてもびくともしなかったのではあるが、だがこれはなんという悲劇だろうか。
しばらく無言で扉と格闘していた彼はやがて額に汗を滲ませて手袋に包まれた手を下ろした。
(私としたことが…)
このオペラ座に隠れ住んでXX年、賄いが仕入れるワインの産地の変遷からバレエのレッスン時にマダム・ジリーが座る丸椅子の座面の厚みまであまねく知り尽くしている彼がまさかこんな初歩的な無知の罠に嵌るとは。
ラウル出現でやはり冷静さをどこかに置き忘れていたのだろう。
ファントムはこれまで一度もこんな場所に入ったことなどなかった──ファントムの名誉のためにもこれだけは言っておかねば──控え室の鏡に仕掛けを作っている彼にまだ名誉が残っているとすれば。
(ああ、クリスティーヌ…!)
仮面の男はクローゼットの隙間に額を押しあてた。
こうしている間にも彼の大事な天使が…。
そして彼はのどの奥で軽く息を呑んだ。
205天使の歌8:05/03/12 10:49:15 ID:3ZhwG/82
クリスティーヌは憎い男の下で悶えていた。
夜着はすっかりめくれて彼女の胸元から首をふわふわと覆い、その影にラウルが顔を落としている。
「あ、あ…!ラウル…」
男の髪に両手の指先を絡め、うわごとのように何度もクリスティーヌが喘ぐ。
ラウルのはだけたシャツが垂れ下がる腕や胸のさらに下に押し拉がれた白い肌が見えた。
ほっそりしてはいてもほそく括れた胴からしたたかな線を描く腰にかけてのなんという艶かしさ、それが蝋燭に浮かび上がる情景のなんという美しさだろう。
ファントムは息を殺して溜め息をついた。
有り余る嫉妬と憤怒にも関わらず一目クリスティーヌのその姿を見た瞬間、彼の意識からラウルの姿はもろくも消え去った。
彼の目に映るのはクリスティーヌ、ただ彼女のみ。そしてその美しさのみ。

彼女を見守り続けてきたこの幾年、ファントムはクリスティーヌについては熟知しているつもりだった。
そう、彼の愛するオペラ座そのもののように。
彼自身よりもたぶん深く。
それが──ファントムの魂の奥深くから、じわじわと不安と不満と、同時にそれを上回る欲望が頭を擡げてくる。
こんな彼女は見た事がない。
こんな美しさを彼は知らない。
同じ肌なのだろうか。上気したあの上質のワインのような艶、滑らかに光を弾くあのぬめり、身じろぎするとこんなに離れていても感じ取れるあの靄のような熱い気配。
もっと見たい。
もっと知りたい。
もっと、もっと、もっと。
206名無しさん@ピンキー:05/03/12 10:52:07 ID:3ZhwG/82
おお優しいお言葉ありがとうございます

どうも自分書くのが遅いもので、
神様天使様コミケの人様、どうぞ自分に構わずどんどん投下をよろしくお願いします。
楽しみにしてます〜!
207名無しさん@ピンキー:05/03/13 21:35:40 ID:VXTG+ASB
なんかドキドキしてきました・・w
208名無しさん@ピンキー:05/03/14 00:53:51 ID:/TSsT+wx
どなたも降臨なさいませんね・・・
久々にファントムxクリスも拝見したいです・・・
209天使の歌9:05/03/14 11:13:11 ID:5qzg6Iag
喉の線が伸びあがった。
クリスティーヌは切なげな声をあげた。
高く澄んだ響きがファントムの鼓膜を震わせた。
彼女の声、彼女の魂そのもののように純粋で魅惑的なその声。

(もっとだ…もっと、その声を私に聞かせるのだ、クリスティーヌ)

彼女は何度も喘ぎ、それからまた耐えきれずにファントムの願いを叶えた。
意識し鍛えたソプラノではなく調律も抑えも効かぬ声だったがその甘さはなんだろう。
どうすればあのような柔らかさが出るのか彼には判らぬ。
眉を寄せた彼女の美しい顔がこちら側に落ち、彼は狂喜した。

(クリスティーヌ)

くたりと力なく投げ出された彼女の首筋を男の金色の頭が覆い、クリスティーヌはまた悲鳴のような声をあげる。
うっすらと開いた唇は早い息で震え、羞恥のせいか半分閉じた目の縁は上気し瞳が潤んでいた。
その乱れた響きの野性的な美、諧調もなにもない、なのに感覚を引きつけてはなさぬその芳醇。
ファントムの鼓動は彼女の途切れ途切れの声にあわせて鳴り響き、彼の両の指先はすぐに消え去りそうなその尾を掴もうとでもするかのようにマントの中で鈎状に曲げられていた。

(クリスティーヌ、もっとだ…おまえの味わっているその感覚を、もっとこの私に教えろ!)

ファントムの燃えるような瞳が闇から凝視している中、彼女の腕が青年の背に巻き付き抱き合う二人がもの狂おしげに互いの目を捕えようとしたその瞬間──。

「クリスティーヌ?まだ起きているの?」
210天使の歌10:05/03/14 11:14:04 ID:5qzg6Iag
扉越しのマダム・ジリーの声に部屋の中の三人は凍り付いた。
位置をいれかえた磁石のように恋人たちは互いの腕から逃れ、ラウルは床に降り立ち、クリスティーヌは寝床に起き上がった。
「…クリスティーヌ?」
マダム・ジリーの心配げな声が再びかけられた。
「入るわよ」
周囲を見回したラウルの視線が扉の隙間を通してファントムのそれと結びついた。
ラウルはもちろん気付かないが、ファントムは思わず身を退いた。
「ラウル…!」
低くクリスティーヌがこわばった声で囁いた。ラウルは自分の衣服を腕に抱えると恋人に小さく告げた。
「大丈夫。あそこに隠れる」
その指がひく直線がまさに自分の心臓を差していることに気付き、ファントムは慌てた。

(………来るな!)

その願いも虚しく、あっというまにラウルはクローゼットに近づき、必死の面持ちで取っ手を引いた。
あれほど開かなかった扉はあっけなく全開した。
互いに見合わす顔と顔。
「……………」
「……………」
氷点下の風がどこからともなく吹き、蝋燭の火を揺らした。
211天使の歌11:05/03/14 11:15:28 ID:5qzg6Iag
動かなくなったラウルの背中に、髪をととのえながら急いで床に降り立ったクリスティーヌが不審げに問いかけた。
「ラウル?」
彼女からはラウルの広い背中が邪魔して中の様子は窺えないのだ。
部屋のドアノブがかすかに回る音がして、男ふたりの瞬間の呪縛は弾けた。
ラウルはファントムを後ろにかかっている衣装に押し付けるように中に入り込み、その勢いで扉は閉まった。

闇の中で、男たちの心は奇妙に研ぎすまされているようだった。
ラウルの体温がファントムに疑問を投げかけている。
(なぜおまえがここにいる)
ファントムは身じろぎした。
(どうでもいいだろう)
ラウルから怒りのオーラが立ち上る。
(どうでもいいものか。おまえ……)
躊躇った。
(……どこから見ていた)
ファントムは傲慢に胸をそらした。
(全てを。このオペラ座でわたしの目をごまかせると思うな青二才)
ラウルが羞恥に顔を伏せ、ののしる気配。
(……だが、ここで会ったのがおまえの運の尽きだ、ファントム!)
(そうかな?)
ファントムはせせら笑うようにマントの肩をそびやかした。
(おまえは今夜ここにいたことをマダムにどう説明するつもりなのだ、子爵?)
(………!)
ラウルの気配が動揺に揺らぐのを彼は心地よく感じ取った。
だが意外にラウルは強靭だった。
すぐに立ち直り、ファントムに逆襲する。
(だが、それは…それはおまえとて同じ事だろう…!クリスティーヌがこの所業をしれば、どう思うか、そこのところを考えてもみろ)
(………!!!)
ファントムは同じく動揺して闇の中で目を泳がせた。
彼がこの世で一番恐れているのがまさにそれなのだ。
ああ、彼の天使、清らかなクリスティーヌにこの浅ましい姿を知られたら。
これまでに散々重ねてきた悪事を推し量られたら。
212名無しさん@ピンキー:05/03/14 11:57:54 ID:3j25BulD
続きをーーーーーーキボンヌ
213名無しさん@ピンキー:05/03/14 14:07:46 ID:rSGlq9LG
このまま4pに突入しようよ!
214名無しさん@ピンキー:05/03/14 14:55:46 ID:0KYLGYwh
めっさおもろいシチュになってキター
215名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:53:48 ID:htemmUfM
うほっ
216名無しさん@ピンキー:05/03/14 23:34:18 ID:3zuAPKQL
ま・まさかここからファントム×ラウルに突入するのでは…
217名無しさん@ピンキー:05/03/14 23:48:19 ID:IwrZYIIE
束、何がおかしいってファントムもラウルも、
なんでマダム・ジリーをそんなに恐れているんだよw
218名無しさん@ピンキー:05/03/15 00:04:17 ID:IGx5OdDe
>>217
ばれたら、ラウルはクリスの私室から締め出しだろうねー。
パトロンなんだから、手を出してもいいだろうけど、場所が悪い?から?
ファントムは色々地上での雑務をマダムに代行してもらってるはず。
それにマダムとは恩人関係でほぼ対等な関係のはずだから、同情を超えるような
くだらない行状がバレれば縁を切られかねない…から?

なんにせよ情けねーw
そして面白れー(笑)
219名無しさん@ピンキー:05/03/15 00:12:44 ID:ZFaLJK9h
すっごい面白い絵面しか想像できないよw
続きが楽しみです
220名無しさん@ピンキー:05/03/15 02:25:47 ID:FzgRE2e2
期待あげ
221名無しさん@ピンキー:05/03/15 04:58:31 ID:hhtjFxrc
始めから読ませてもらいました!
皆さん凄いですね〜
こんな神の巣窟じゃ、恐れ多くて投下する自信が…

しかもエロパロなのにエロにならないかもだし。
う〜ん…それでも良ければ近々試しに投下してみたいです
222天使の歌12:05/03/15 11:12:28 ID:dLe4Luqt
均衡のとれた足音が部屋に入ってきた。
「クリスティーヌ、なんだか物音がしていたようだったけれど…」
マダム・ジリーの声である。
(…………)
(…………)
不毛な探り合いをやめ、ファントムとラウルは互いに視線を逸らしてクローゼットの外に神経を集中させた。
「はい」
クリスティーヌが平静を取り繕った声で短く答えた。
「夜更かしはよくないわ。早くお寝みなさい」
「わかりました、マダム・ジリー」
短い沈黙があり、均衡のとれた足音はドアの方角に去りかけて──立ち止まった。
「………クリスティーヌ?」
「え、な、なんでしょうか、マダム…」
「これはなに?」
ラウルとファントムは互いの躯を押しのけ合いながら隙間に額を押しあてた。
わずかな幅のそこからマダム・ジリーの手が見えた。
ほっそりとした指先はなにかを握っている。
蝋燭の灯りに浮かび上がるそれは、手入れのいい高価な男物の靴だった。

(……この愚か者がっ!)

ファントムがラウルの首に腕を廻し、締め上げた。
(なんという間抜けだ!!きさまのせいでクリスティーヌはこの寄宿舎から放り出される!)
(す、すまな…)
思わず謝りかけ、一瞬後に我を取り戻したラウルはファントムの腕を撥ね除けた。
(待て、おまえにとやかく言われる筋合いはないっ!!)
ファントムはラウルの裸足を靴の踵でおもいきり踏みつけようとした。
それだけは避けたいラウルと共に奇怪なステップを闇の中で踏む。
223天使の歌13:05/03/15 11:13:05 ID:dLe4Luqt
どう見ても怪しい二人組だったが、クローゼットの外ではか弱い彼らの天使が胸の前で両手を組み、必死の面持ちで口を開いていた。
「マダム・ジリー、それは……や、役作りのために、シャニュイ子爵から戴いたものなんです!」
「役作り?」
マダム・ジリーの意外そうな声を聞き、ラウルとファントムは目を見開くと無言で再び隙間に張り付いた。
「あ、あの、イル・ムートの時の…小姓役の演技…どうも今ひとつ、納得がいかなくて…!」
喋っているうちにクリスティーヌはだんだん開き直っていったようだった。
「少しでも芸の幅を広げないと…私、まだとても未熟ですもの、マダム・ジリー」
「まあ…」
マダム・ジリーの声が湿った。感動のかすかな波動がそこには籠っている。
「クリスティーヌ、素晴らしいわ」

(……クリスティーヌ…君、なかなかやるな)
(知らないのか。彼女は意外に口がうまいのだぞ)

男二人は感心半分心配半分でひそひそと語り合った。
いつのまにか隠れている者同士の馴れ合いの雰囲気が生まれている。
マダム・ジリーは靴を床に下ろし、ドアには向かわずにクリスティーヌの傍に近づいた。
「あなたは本当に勉強熱心ね。それだからこそ『あの方』にも見込まれたのでしょう……」
クリスティーヌの肩を抱いて寝台の端に座らせると、マダム・ジリーはじっと彼女を見つめた。
「あなたの才能は、本当に素晴らしいわ。今では私にもわかる」
「そんな…」
クリスティーヌは少し恥ずかしそうに俯いた。
マダム・ジリーはその頬にかかった髪を優しく掻きあげてやりながら続けた。
「最初はうらやましかったわ」
「……?」
「『あの方』はあなたを選んで熱心に歌を教えてくださった。でも私にはそちらの才能はなかったから…」
224天使の歌14:05/03/15 11:13:45 ID:dLe4Luqt
(どうやら長話になりそうだが…)
(早く出て行ってくれないだろうか…マダム・ジリー)

じりじりしながら見守るラウルとファントムの前で、だが事態は急展開を見せた。
「でも今では『あの方』の気持ちがとてもよくわかる」
「マダム・ジリー…?」
マダム・ジリーはゆっくりとクリスティーヌを引き寄せた。
胸に彼女を抱きしめ、甘く囁く。
「あなたの声は本当に天使のよう。その才能は聞くもの全てを虜にする、そう──『あの方』も、シャニュイ子爵も、観客も──そしてこの私をも」
「あの、マダ……」

(って、ど、どういう意味だ!!?)
(おいおいマダムおいおいおいおい!!!)

闇の中でラウルとファントムは驚愕の目を──闇の中なので軌道がずれているが──向け合った。
彼女の歌声の魅力は誰よりもラウルが、そしてラウルにも増してファントムが知っている。
そのせいで現在苦労しているのだから。

クリスティーヌの歌声は性別を越えマダム・ジリーをも魅惑するのか。
なんという凄まじき才能、これはすでにフェロモン以上の媚薬効果を持つまさに最終兵器である。

「クリスティーヌ……」
「え、あの…」
わけがわからずうろたえているクリスティーヌの頬に瞳を潤ませたマダム・ジリーが切なげな吐息を近づけてきたその瞬間。
225天使の歌15:05/03/15 11:14:24 ID:dLe4Luqt
ドアにノックの音がした。

「きゃっ!」
マダム・ジリーは、息を弾ませておき上がった。
半分押し倒しかけていたクリスティーヌの躯を急いでひき起こす。
「ど、どうしましょう…!ま、わ、私、どうして…こんな…!!」
ひどくうろたえたマダム・ジリーの目がとっさにこちらを見据えたことを知り、ラウルとファントムは思わずひしと抱き合った。

(ノー!マダム、ノオオォオオ!!)
(頼む、来ないでくれ!!!)

「クリスティーヌ、私がここにいることは内緒よ!」
小さく言い捨てたマダム・ジリーがバレエダンサー特有の身のこなしで軽やかにクローゼットに駆け寄ってきた。
「え、でも、ああ!」
クリスティーヌが止めようとしたが遅かった。
クローゼットの扉をひっぱって開けたマダム・ジリーは中で固まっている男二人を発見して大きく目を見開いた。
だが、有能で鳴らす彼女らしく無駄な問答も悲鳴も省略し、有無をも言わせず肩を割り込ませてきた。
幸いなことに時代物だけあってクローゼットは比較的ゆったりしており、しかもマダムはほっそりしている。
勢いでクローゼットの扉がまたもや閉まり、クリスティーヌを巡る因縁の三人組は闇の中で向かい合った。

(………)
(………)
(………)

226天使の歌16:05/03/15 11:15:01 ID:dLe4Luqt
部屋にノックの音が再度鳴り響き、気も狂わんばかりになったクリスティーヌがそちらに駆け寄った。
ドアが開くと、お馴染みのスクラップ・メタル業界出身の支配人達が雁首を揃え、顔青ざめて立っていた。
「おお、ダーエ嬢!夜分遅く部屋まで押し掛けてまことにすまない」
「大変なんだ、窓の外を見たまえ!」
クリスティーヌを引きずって彼らは寝台の傍の窓に走りよった。
クローゼットの中の三人は慌てて隙間に額を押しあてて(どうでもいいことだが上からファントム、ラウル、マダム・ジリーの順である)、彼らの様子を窺った。
「まあ」
クリスティーヌの驚きの声があがる。
オペラ座は、この真夜中というのに黒山の人だかりに十重二十重に取り囲まれていた。
広場のあちこちにかがり火が焚かれ制式銃を抱えた警察官の姿まで見える。
群衆は花やハンカチを掴んだ手を振り上げて彼らのプリマドンナの名を熱狂的に叫んでいた。
「クリスティーヌ!クリスティーヌ!」
「ダーエ嬢!!あなたのファンです!」
「出せ!ダーエ嬢を出せ!!」
支配人フィルマンが額の汗を拭った。
「この有様だ。ここのところ毎晩近所からの苦情がひどい。今日も夕方からどんどん人数が増え出して、警察の応援を頼んだのだが全く効果がない」
支配人アンドレが両手を揉み絞った。
「やはりこうなったら、もはや軍隊を呼ぶしかないだろう、フィルマン!」
「だがそれは、このオペラ座始まって以来の恥ずかしい事態」
「ああ、私たちが支配人になってからというもの不祥事ばかりが頻発」
「これ以上異常事態が続けば我々は社交界からつまはじきにされる」
「それだけは避けたい」
「その通りだアンドレ」
二人は打ち合わせでもしていたかのような見事な流れで話を結論付け、揃って跪くとクリスティーヌの手にひしととり縋った。
「頼む、ダーエ嬢!」
「あなたならばあの暴徒を鎮められる!!」
「お、お待ちください」
あっけにとられていたクリスティーヌが不安げに手を振りほどいた。
「私に、そんな事ができるでしょうか…?」
227天使の歌17:05/03/15 11:15:38 ID:dLe4Luqt
(……君ならできる、クリスティーヌ!)
(大丈夫だ!天才たるこの私が保証する!)
(がんばるのよ!クリスティーヌ…!)

クローゼットの中の世界一熱いファン達からの応援が届いたものか、クリスティーヌはわずかにためらい、頷いた。
「…わかりました」
「おお!助かった!」
「ささ、では、この。私の外套を。急いで、ダーエ嬢」
アンドレが押しフィルマンが引き、クリスティーヌはあっという間に外へと連れ出された。
その直前、彼女は心配げにクローゼットに視線を向けたが無情にも音をたてて部屋のドアは閉まった。

クローゼットの中では三人組がほっと吐息をついた。
(だが、外がこんな騒ぎになっていたとは…)
(肉欲に溺れ騒ぎにも気付かぬとは。まったく情けない若造だ)
(なんですって)
マダム・ジリーの目が光る。
(そういえば何故あなた方はこんなところに隠れていたの)
(それを言うならあなたもだマダム・ジリー)
(君にはそういう趣味もあったのか。付き合いは長いが知らなかった)
(い、今のは気の迷いよ。魔が差したのよ。それより肉欲って子爵、どういう意味ですの!?)
(私だって未遂だ!)
(だが未遂とはいえ罪は罪。許せない。ラウル、きさまはなんという卑劣漢だ!!)
(( ここにいた おまえ/あなた が 言うか/言うの !?))
228天使の歌18【完結】:05/03/15 11:16:34 ID:dLe4Luqt
興奮した三人組は掴み合いを始めた。
空間が狭いぶんそれは抑えた、しかし激しく油断のならない戦いになった。
つかみ合う事数分。
ラウルの裸足の甲がマダム・ジリーのヒールで踏みにじられて腫れ上がり、ファントムのマントの前後が引っ張られてよれよれの逆になり、マダム・ジリーの編み込んだ美しい髷が歪んでも、頑として呪われたクローゼットの扉は開かなかった。
疲れきった彼らが息も絶え絶えになったその時、世にも妙なる透き通った歌声が遠くこの修羅場に流れてきた。

((( クリスティーヌ!!!)))

三人は呆然とその声を聞いた。
群衆のどよめきを圧し、透き通るその美声は彼らを簡単に虜にしていく。騒然としていた夜は静寂を取り戻し、ただただクリスティーヌの歌うアリアだけがパリの星空へと羽ばたいていく。

ファントムは、ラウルは、マダム・ジリーはその官能も欲望も渇望も羨望も、全てを溶かしていくような歌声を薄れいく意識の中聞いていた。
というのもいかにゆとりがあるとはいえ大人三人が格闘しても事足りるほどの空気の供給をそのわずかな隙間から賄えるはずはなく、クローゼットの空間は段々と酸欠状態になりつつあったのだがそれを何条彼らが知ろう。
ただただ彼らはうっとりと、少し頭が痛いけどこの至福を聞き逃さぬこと、ただそれだけを念頭において歌の魔力に身を任せ彼らのそれぞれの夢をクローゼットの闇に描き出していたのであった。


お役御免になったクリスティーヌが戻るのが早いか、それとも酸素の残量が消えるのが早いか。
オペラ座の夜は天使の歌を纏わせて、何も知らぬげに更けていった。


(おわり)
229名無しさん@ピンキー:05/03/15 11:19:25 ID:dLe4Luqt
皆様本当に申し訳ありません。
書いているうちにエロとは名のみのどたばたになってしまいました。
深く反省し名無しに戻りたく存じます。

こんなもので天使様方の降臨を邪魔しましてすみませんでした。
では次からはエロをどぞー↓
230名無しさん@ピンキー:05/03/15 11:27:42 ID:Wc1o2dX9
わーい!
天使様御光臨!!
祝完結!

暗闇でステップを踏む怪人と子爵ww
231名無しさん@ピンキー:05/03/15 16:34:58 ID:/zIvBvOY
なんつーか、神。

前半の睦み合いはこの上なくセクシーだし、
後半のやり取りはテンポ良くて最高だし。

言わせてくれ。面白かった、ありがとう。

いやぁ。マダムがクローゼットに押し入ってきた
ときは茶ぁ吹いたですよ。
232名無しさん@ピンキー:05/03/15 20:28:16 ID:qTr7hFw8
わはは、
((ここにいた おまえ/あなた が 言うか/言うの !?))

ラウルとマダム・ジリーのデュエットが聞けるとは。
最高でした!
ありがとうございました!!!

233名無しさん@ピンキー:05/03/15 21:53:01 ID:xCf6NNSv
まさかエロパロでこんなにも芸術的な話に出会えるとは…!
しかもデュエットしてるし!実際聴きたいよ、マジに。
ノー!!のあたりも爆笑だった。必死さがイイ!
天使さま、乙!!
234名無しさん@ピンキー:05/03/16 04:36:22 ID:UpVXWVgY
乙!
ドタバタ展開(・∀・)イイ!!
夜中なのに笑いまくっちゃった
ありがとー天使様!!
235名無しさん@ピンキー:05/03/17 02:38:39 ID:5TM8zxLI
愛にあふれた名スレだな
236名無しさん@ピンキー:05/03/17 05:22:34 ID:lIZe28je
愛を与えた音楽を与えたそのお返しがコレじゃよ。
ええスレや
237名無しさん@ピンキー:05/03/17 08:13:56 ID:JOreG2+X
>>221
基本はパロにする作品への愛!
底にエロへの志があれば
ここの天使達なら楽しんでくれるはずだ
遠慮無し
ここがポイントオブノーリターン
ささどんどん投下してくれたまい

コミケの天使様のシリアスめっちゃ楽しみ!
毎日覗くのがわくわく〜
期待あげ
238名無しさん@ピンキー:05/03/17 10:09:58 ID:wNsBW5jZ
221です。>>237さん、レスありがとうです!
今頑張って仕上げております!

どうぞお手やわらかに〜
239名無しさん@ピンキー:05/03/17 15:12:45 ID:wpX2w2i1
以前から思ってたんだが、
メグってファントムの子って設定有り得ないかな?
240名無しさん@ピンキー:05/03/17 18:42:29 ID:dR5eD9Tv
>239
同士!
自分もそういうの有だと思ったよ、映画見てさ
241名無しさん@ピンキー:05/03/17 21:39:25 ID:1BPMrlas
ファントムがマダムを?
242名無しさん@ピンキー:05/03/18 02:15:38 ID:udBZaWgR
>>240
自分はミュージカル見てそう思ったんだよね〜
最後に確か仮面を手にするのがメグってのが印象に残ってて、
まるで父親の形見みたいだと思った。
243名無しさん@ピンキー:05/03/18 03:26:33 ID:kgHOetN0
エロでなくても良いからそういう設定の話が読んでみたいな。
仄かな愛情物。
244240:05/03/18 14:06:13 ID:Y+AH2U03
>242
ミュージカルだとファントムがそんなに年上には思えなかったんですよ〜。
映画版だと年齢差がすごかったので、そこで思った次第。
ちなみにメグの出生の秘密はマダムしか知らない。
ファントムも自分の娘だとは思っていないってシチュが好みかなぁ。
245242:05/03/18 18:48:19 ID:crtxkXAr
>>244
うんうん、そんな感じの話が自分も好み
書いてw
246名無しさん@ピンキー:05/03/18 23:42:49 ID:UoXrzgZ2
メグがファントムの子供って面白い設定だなーというわけで書いてみた。
ごめん、まだシリアスの推敲が終わらないんだ…。
今思いつきで書いた文章なので、変な部分あるかもだけど、239以降の皆さんに楽しんでもらえたら幸い。
247:05/03/18 23:47:46 ID:UoXrzgZ2
お父様がいない、というのは私にとってはごく当たり前のことだったから、気にもならなかった。
クリスティーヌのお父様だって亡くなられたし、苦しい思いをしているのは私だけじゃないから。
ここに寄宿している女の子達は何かしら事情がある。
お父様がいないこと位、何でもない筈。そう思い込んでいたの。
あの日までは。

お母様、いいえ、マダム・ジリーは今までに沢山の恋をしてきたわ。
マダムの部屋には、過去の恋人達からの手紙や写真が沢山飾られているの。
もしかしたら、この写真の中の、手紙の中の誰かが私のお父様なんじゃないかって、期待して探したけれど、
結局何も分からなかった。
写真の中の男の人達は、その白黒の世界の中で、瞳に愛情の光を湛えて微笑んでいたし、
手紙の中の男の人達は、その文面に一色のインクだけで彩りある世界を書いていた。
こんなにも愛される人が自分の母親ということに、私は誇りを持っていたの。

夜、一人でオペラ座の舞台に立つと、奇妙な懐かしさを感じるの。
そう、まるで誰かが見守っていてくれるような。
クリスティーヌに言わせたら、音楽の天使なのかしら。
でも私はそうは思わない。もっと薄暗くて、悲しい存在。
248:05/03/18 23:48:28 ID:UoXrzgZ2
「お父様?」

聞いてみても、声は虚しく響くだけ。

「馬鹿らしいわ」

今更、自分の父親が分かったとして何になるの?
マダムは何も話してくれない。
私の顔を優しく撫でて、私の目の向こう側にいる『誰か』を覗き込んでいるの。
そこには、マダムの部屋にあった男の人達の存在は無かったわ。

クリスティーヌが地下に攫われた後、私は地下に入ったわ。
水に囲まれたあの世界。
不気味さと同時に、オペラ座にたった時に感じた奇妙な懐かしさが込み上げてきた。
そっと置かれた白い仮面に、水滴がついていて、私はそれをじっと見つめた。
仮面の、穿たれたような黒い瞳を覗いても、そこには何も映ってはいないのに。
なんで私は言ったのかしら。

「お父様」と。
249名無しさん@ピンキー:05/03/18 23:51:08 ID:UoXrzgZ2
読んでくれた人ありがd。
遅レスになったけど、>>202、私の素はしがない一般人です。
250名無しさん@ピンキー:05/03/19 02:16:46 ID:xwxYZiqv
>>246
おーーー!さすがネ申!!
早速リクエストに答えてくれるなんて嬉しすぎ〜〜〜♪
251名無しさん@ピンキー:05/03/19 13:00:05 ID:sNECtwou
>246
神よ、光をありがとうーー!!
再び萌が生まれたらよろしく♪
252名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 08:36:41 ID:FfP15Bds
コミケの人、221さん、楽しみにしてます!
253名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 17:33:46 ID:tmXxqLDK

墓場で、ファントムにへろ〜っと催眠状態にされるクリス
物陰から覗いてるラウル

ラウル「クリスティーヌじゃなくなってる!」
254名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 03:24:31 ID:iPWI70lQ
おまいら、生きてるか!?
255名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 06:57:35 ID:xc/ZUjm7
自分も心配してたところだ

CD聞きながら楽しみにしてるよ〜
256名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 22:09:21 ID:i1BZYYTK
今日も待ちぼうけ…なのか?
寂しいぜ…
257名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 20:58:07 ID:bjsoINyZ
クリスに攻められるMなファントムも見てみたいわ
258こんな感じ?:2005/03/29(火) 23:27:16 ID:RQR+iF0m
「天使様……私にもっと歌を教えて下さいませんか?」
娘は目を細めると、男に詰め寄った。
娘から発せられる女独特の雰囲気に男は僅かにたじろいだ。
脚がベッドにぶつかりバランスを崩し、男の身体は自らが娘の為に用意したベッドに沈んだ。
娘はそんな男の腹に跨ってきた。
「天使様……もっと、貴方の声を聞かせて下さい。貴方の声は私を濡らす。
その悦楽は私の歌に艶を与えてくれるのです。そう……貴方しか、出来ない」
彼女の顔は既に娘ではなく、女の表情となっていた。
うっとりと溶けた瞳が、男を見下ろしている。
彼女はゆっくりと男に覆いかぶさり顔を寄せ、男の唇をつ、と撫でた。
その指が顎を伝い、喉へと落ち、男の喉仏をくすぐる。
男は喉をつぶされるのではと言う、根拠のない恐怖に囚われた。
しかし、それは錯覚でしかなく、娘は間近に寄せた唇を開いた。
「この唇で、声で、私にもっと、歌を教えて……」
唇に触れる吐息が男の身体を煽ったが、男は身動き一つ出来ず、ただ娘を見つめていた。
「天使様?ここに連れてきておいて、教えて下さらないのですか?
ならば、もう、帰して下さい。皆が心配するでしょう……」
娘は視線を元来た方へと向けた。
「もし、帰すつもりがないのなら、歌を教えて下さいね?」
娘はこちらに顔を戻すとにこりと笑った。
もうこの娘からは逃れられない、捕らえられたのは自分の方だ。
男は強くそれを感じていた。
259名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 23:37:35 ID:dpGF3x3H
>>258
うおおおぉw
GJ!
260名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 23:38:38 ID:bjsoINyZ
おおう!!!!!
(・(・∀(・∀・)∀・)・)イイイイイイ!!!

ファントム様(;゚∀゚)=3ハァハァ 
261名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 23:59:34 ID:XzmajDm3
はああああああ!!
辛抱たまらんよう、ぐつじょぶ!
262名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:33:42 ID:Tf0wZsd+
クリスタソ攻めイイ!!
263名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 04:28:07 ID:wH5j35HC
(・∀・)
264名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 21:43:43 ID:jpTKKk1P
そろそろ天使様がたが
降臨なさるかもしれんのでage
265名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 23:52:03 ID:wtp/Tse7
ぼっきあげ
2661:皇紀2665/04/02(土) 00:55:34 ID:0kYLgKso
この華やかで浮ついた世界にいても、これまで一度も外泊などした事がなかった親友がこの部屋に帰ってきたのは、靄がかる早朝だった。
彼女の帰りを二人共同のベッドルームで待ちわびていたメグは、小さな物音に飛び起きる。
「クリスティーヌ」
彼女の服装は、昨晩失踪した時と同じ薄い部屋着のままだった。普段から陶器のような肌はいっそう青冷めて、身体は小さく震えていた。
 普段のメグなら言葉よりも先に駆け寄り抱きついただろうが、そんなことをすればクリスティーヌが壊れてしまいそうに見えて、おそるおそる近づく。
「クリスティーヌ、何があったの?」
「オペラ座の怪人にあったわ」
 言葉を発したことで、それがやっと幻などではなく本物のクリスだという事がわかる。それ位、今のクリスティーヌの様子は危うく、今にも消えてなくなりそうであった。
「ねえ、メグ。夜の生き物と交われば、いつか私も闇に飲み込まれてしまうのかしら?」
「何て事をいうの?昨晩何があったの?」
「わからない…夢だったのか、現実だったのか。本当のことを言うと今でさえも夢の中に…」
 そう言って額にかかった髪をかきあげる。その手首をみて、メグは息を呑む。
 ほっそりした手首には、くっきりと痛々しい縄目がついていた。
「オペラ座の怪人はあなたに何をしたの?」
 優しい形をしているメグの瞳の中に、これまで一度も表れた事がないような怒りの炎が燃えていた。
267:皇紀2665/04/02(土) 00:56:27 ID:0kYLgKso
 オペラ座の怪人が私に何をしたか?
 これまで一度も経験どころか、想像さえもしたことがないこと。
 私にはなすすべもなかった。
 皮手袋を脱いだ彼の冷たい手に触れられる度に、その部分の存在を初めて気づかされるような。
 本能的な恐怖にかられ、手足を闇雲に動かして抵抗した私の手首に彼は縄をかけた。
 それからは、身体中を知り尽くそうと動く彼の指と唇と舌のなすがままに。
もう自分の意志では指一本動かすことも出来なかった。私の身体は、彼が望んだ通りの反応を、彼のためだけにする機械になった。
「いい子だ。クリスティーヌ。今はわからなくても、いつかわかる時がくる。共に闇へ…」
2683:皇紀2665/04/02(土) 00:56:58 ID:0kYLgKso
「ああっ…ああ」
 突然クリスティーヌは、自分自身を抱きかかえるようにしゃがみ込む。
 解放されたはずなのに、彼はずっと彼女の頭の中で歌い続けているのだった。
「クリスティーヌ」
 メグが彼女の肩にそっと手を置く。クリスティーヌは身をすくめ、その手から逃れた。
「やめて!触らないで…汚いわ…。メグにうつる」
 もう自分を抱きしめるのは、自分しかいないのだと。
 陽の光色のブロンド、明るい声。メグは太陽そのものだった。そんな少女に、闇をうつしてはいけない。
「クリスティーヌ。私の気持ちが信じられないのなら、実際に確かめてみて頂戴」
「メグ?」
「闇はうつったりしない。それを証明してあげるわ。クリスティーヌ」
 靄が晴れ、朝の光が薄暗かった二人の部屋にも少しずつ差し込んで来ていた。
 メグはクリスティーヌの前に立ち、夜着の紐を解き始める。
「やり方はわかっているでしょう?」
そう。やり方はわかっていた。忘れる筈がない。
昨夜起こった全てのこと。それをあなたに繰り返せと?
シュルと音をたてて、メグの足元に夜着が落ちる。
ああ、やっぱり。夢か現実かわからない。昨晩からずっと…。
混乱した頭を抱えながら、クリスティーヌもゆらりと立ち上がった。
269名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 00:57:51 ID:0kYLgKso
頑張って書いてみたけど、やっぱりエロくはならなかった〜
270名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 16:15:15 ID:d7zgfcHC
続き稀ボンヌ
イイヨー
271名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 22:11:45 ID:CcF0d1a1
メグタソ ハァハァ
272名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 05:34:31 ID:9U2Q92BF
>266
ま、まさかここで終わり?
ひー生殺しだよ〜
クリス、どんな事されたんだ…!!

コミケの人さんのシリアスも楽しみなんだ…
というわけでage
273名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 15:49:01 ID:XTYDb/GP

「う・・・う・・・ひっく・・・・」
「クリスティーヌ・・・私のクリスティーヌ・・・・何を泣いているのだ・・・・?」
「て・・・天使様・・・・う・・・・あ・・・あたし・・・・ひっく・・・・病気かもしれない・・・・うわぁぁぁ」
「どうしたのだ、クリスティーヌ・・・・・一体、何があったのだね?」
「ひっく・・・・あ・・・あのね・・・・・」



「えーと・・・・うむ・・・・コホン・・・よろしい、クリスティーヌ・・・・
まず、女の子には生理というものがあってだな・・・・・」


という感じのファントム×幼少の頃クリスティーヌをキボンヌ。
エロありでもなしでもいい。どなたか・・・・
274ファントム×仔クリスティーヌ(エロなし):2005/04/07(木) 19:00:50 ID:zZZLJRNV
>>273
じゃぁ、私書いてみようかな。
お気にめされなかったらごめんなさい(どきどき

(エリックの手記より)
それはクリスティーヌの10回目の誕生日の朝だった。
・・・世界で一番めでたき日だ。

祝いの歌は、特別なものにしなければならない。
私は何ヶ月も前から、この日のためだけに、曲をかいてきた

そう、クリスティーヌ、私の聖なる小さな天使、、、
彼女に捧げるためだけにだ!!

きっと、クリスティーヌはこの曲を喜んでくれるだろう。

私は、何ともいえない幸せな気分で
朝のレッスンの時刻よりも随分早く、クリスティーヌの部屋を訪れた。
(この頃すでに私とクリスティーヌは、秘密のレッスンをしていた)
275ファントム×仔クリスティーヌ(エロなし):2005/04/07(木) 19:02:50 ID:zZZLJRNV

「クリスティーヌ、クリスティーヌ、音楽の天使だ。目を覚ましなさい」
いつものように、優しく、優しく、彼女を包み込むように歌ってやる。
・・・しかし、今日はいつもと様子が違っていた。

ベッドの中には誰も居ないではないか!!

クリスティーヌは朝に弱いらしく(まだ小さいので当然と言えば当然だが)
私が来る前に起きていたことは、レッスンを始めて以来、一度たりともなかった。

しかもだ!ベッドの上には血の跡が点々と続いている。
夜中のうちに何者かに連れ去られたのだろうか?
だとしたら、どこかの幼女趣味の変態が、彼女を誘拐したに違いない!!
そして、血の跡がついているということは、もしや・・・彼女は・・・・・
276ファントム×仔クリスティーヌ(エロなし):2005/04/07(木) 19:05:04 ID:zZZLJRNV
私の頭をふと、最悪の予感がよぎったが、次の瞬間その予感は掻き消された。
クリスティーヌが戻ってきたのだ!

クリスティーヌの居ない時間は、たった2,3分のことだったが私には200年にも300年にも感じられる長さだった。

「う・・・う・・・ひっく・・・・」
なんと彼女は泣いているではないか!
「どどどどどど・・・どうしたのだ?!?!!!!私の可愛い天使よ!
誰かに、痛いことをされたのか?!音楽の天使に話してみなさい。私がそいつをこの世から抹消してやろう!!」
私があまりに凄まじい剣幕でそう言ったもので、クリスティーヌを驚かしてしまったようだった。
ポカーンと口を開けるクリスティーヌ。
しかし、すぐに彼女は正気を取り戻し強い口調でこう言った。
「違うの!!違うのよ!天使様!・・・あたし、誰にも痛いことなんてされてないわ!!」
「では、一体どうしたというのだ、クリスティーヌ・・・」
心配で心配でたまらない。
「あ・・・あたしね、きっとすっごい大きな病気なんだわ!!
天使様、どうしたらいいの?!うわぁぁぁぁ」
そういうと、彼女はまた激しく泣き出してしまった。
「泣かないでくれ。クリスティーヌ。お前が泣くと、私はお前よりもずっと悲しい気持ちになるのだよ。なぜ病気だと思うのだね?
ゆっくりでいいから話してごらん。」
彼女を恐がらせてはいけない。今度は、優しく、諭すように彼女に話しかけた。
「ひくっ・・・あ、あのね・・・朝早くにね、なんだかすっごく、お腹が痛くて、目が覚めたの!
そ、それで、おトイレに行ってみると、パンツの中が血だらけで、、、血のかたまりみたいなのも・・・ついてて、、、、、だからあたしは大変な病気なのよ!」

オー!なんということだ。10歳の誕生日に、こんなめでたいことが重なるとは!!!(今夜はお赤飯だな)
・・・しかし、彼女になんといって説明したらよいものか。
277ファントム×仔クリスティーヌ(エロなし):2005/04/07(木) 19:07:21 ID:zZZLJRNV
「クリスティーヌ・・・それは病気では無いんだよ。
とってもめでたいことなんだ。お前は大人になったのだよ」
「???天使様。あたし、よくわからないわ。詳しく話してちょうだい。」
病気では無いとわかって、彼女は安心したようだった。
無邪気な声で私に尋ねてくる。
「えぇ・・・えーとだな、うむ。コホン。
よろしい、クリスティーヌ。わ・・・私が教えてあげよう。よく聞くんだよ」
「わかったわ!ちゃんと聞く。ありがとう、天使様。」
「お・・・女の子にはだな、年頃になると生理というものになるのであってな・・・」
クリスティーヌは興味津々な様子だった
「生理?何それ?私と同じくらいの年の女の子は皆なるの?なんで血が出るの?」
「クリスティーヌ、質問攻めは勘弁してくれ。
そうだな・・・人によって時期に開きはあるが、女の子は皆、なるのだよ。・・・それでなぜ血が出るのか、というとだな、、、女性は赤ん坊を産むだろう?そのために・・・」
私が、話を続けようとしたとき、クリスティーヌが口をはさんだ。
「天使様!赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくるって言ったじゃない!
それは嘘だったの?!」
そういえば、前にクリスティーヌに「赤ちゃんはどこから来るの?」と聞かれたもので、ついそのように答えてしまったのだった。
「いや、あの、その・・・えっと・・・」
「天使様って嘘つきなのね!!もういい!ジリー先生に教えてもらうわ!」
そう言ってクリスティーヌは部屋を出ていってしまった。
278ファントム×仔クリスティーヌ(エロなし):2005/04/07(木) 19:09:00 ID:zZZLJRNV





・・・・・その時の私のショックと言ったら、尋常ではなかった。

次の日の朝、クリスティーヌはケロっとした顔で私のレッスンを受けていたが、この日のことは、その後一度も触れていない。
クリスティーヌのために作った曲も、結局歌う機会を無くしてしまった。

その後、マダム・ジリーの目線が冷たくなったように感じるのは気のせいだろうか。

(終わり)
279名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 19:18:50 ID:zZZLJRNV
萌え小説書ける人ってすごいですね・・・
尻切れトンボでごめんなさい。

ファントム様のパンジャブの紐にでもやられてきます...orz

280名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 19:36:21 ID:ljXVL8a8
>>274-278

クソワロタwwwwwwwwwwwwww

>どこかの幼女趣味の変態が、彼女を誘拐したに違いない!!

おまえだよ、おまえ!!!と思いっきりツッコんでしまった。
しかも素晴らしいオチまでついてるしw
GJ!
281名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 20:13:49 ID:yVUA7k11
>>278
グッジョブ!
同じところに突っ込んだ。おまえだ─────ッ!みたいな。

おしべとめしべが〜とか説明し出したらどうしようかと思ったw
282名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 21:45:46 ID:BEZjWcxM
ワロタw
>(今夜はお赤飯だな)
ファントムがあの地下で釜作って土鍋乗っけて
竹でふうふう吹いてるところを想像してシマタ
283名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 22:38:56 ID:Ax0V11EU
前回の天使さま光臨でしか?
やっべえ〜面白い!

>萌え小説書ける人ってすごいですね・・・
って、このスレ住人はあなた様の小説に
十分萌えさせていただいてますがな。
284名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 22:54:32 ID:R9EnomjV
ところで,独自キャラってどこまでOKなのかな?
例えば,小道具係を主役級で登場させるのはOK?
285名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 02:13:35 ID:O6V51+zc
めちゃワロタ!ネタが随所に盛り込まれててイイ!
ファントムがお母さんみたいだな!

>>284
小道具係の視点SSってこと?斬新で面白そう!
286274-279:2005/04/08(金) 06:41:05 ID:GZIQijU+
みなさん、暖かいお言葉ありがd〃・∀・)ノ
自分で書いてて突っ込んだw>幼女趣味の変態

>>283
小説書いたのは私は今回が初めてですyo

調子のって、また書いてみようかな(´∀`)(ヤメレ
よいシチュエーションなんかありますか?

>>284
おkやと思う!!
読んでみたい〜♪

287名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 15:32:08 ID:Ik7XFyAw
>>285-286
ありがとうございます,がんばってみます

ただ,経験があまりにも少ないorz
288名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 17:24:25 ID:dZ0WyFqR
>274
GJ!
いや微笑ましい…クリス天然だな
しかし流石はファントム
生理にも詳しいんだなw

>287
がんがれがんがれ!待ってるぞ〜
それとさ、投下前から反応や出来は気にしなくて大丈夫だよ
がんがん萌えをぶつけてこーぜー!

楽しみ楽しみ!
289ファントム×クリス(エロなし):2005/04/08(金) 18:50:03 ID:VyLKQu+U
地上から振ってくるクリスティーヌの歌声に彼は陶然と聞き入っていた。
彼の天使が歌っている!彼だけの天使が歌っている!彼女の声と
ひとつになって青い天空をどこまでも上っていくような彼の幸福な錯覚は
突然の雷雨のような聴衆の拍手で中断された。彼女の成功をはっきりと
彼に告げる音にもかかわらず、彼を愉快でない気持ちにさせた。
「私自身が今日の日をどれほど望んだか。それなのに、なぜだろう」彼は
自問自答しながら、もう1人の彼女を顧みた。仮面を外した彼を見ても怯えず悲鳴をあげ
ることもない美しい彼の花嫁は、彼の地下から逃げようともせずに
いつものように黙って彼に微笑む。地上で歌っている天使をここへ連れてきたら、
この分身と同じように、彼から逃げず、微笑み、そして歌ってくれるだろうか?
彼は、彼の天使の成功を祝うために赤い薔薇に黒いリボンを結ぼうとして
うまくいかないのは、自分の指が震えているからだと気がついた。
「なにを恐れねばならない?私に恐いものなど何もないのに」。
やっと結び終えた赤い薔薇を持って、彼は彼の船に向かって歩き出した。
290名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 00:00:58 ID:E/60xxaA
>>286
あなたの作品が好きだ。
クリスに振り回されるファントム萌え
次回作、読みたくてたまらんのでまた書いてくれヤァァァァ

>>289
す、すごい完成度ジャマイカ!!
短編の天使と呼ばせていただく。

291287:2005/04/09(土) 13:20:46 ID:B/Dlo0Zw
書いてみました。

ただ,エロが半端で,しかも長い。
期待せずに読んで見て下さい。
酷評ヨロ
292オペラ座の幽霊達 1:2005/04/09(土) 13:21:32 ID:B/Dlo0Zw
姉妹であり,ライバルであり,何より親友であったクリスティーヌが
一夜にしてスターの仲間入りをしたことは,
メグ・ジリーに少なからぬ衝撃を与えた。
昨日まで,いや今日の昼間では,彼女は自分と同じはずだったのに・・・。
友の躍進は焦りを呼び,焦りは何時の間にか妬みへと変わっていく。
もし,自分にも特別な師がいたなら,
今日あの舞台に立っていたのは自分だったかもしれない。
もし自分にも特別な先生が・・・。
この思いは知らず知らずのうちに口から漏れていた。


ニコが,メグの独り言を聞いたのは偶然でもあり,必然でもあった。
先輩から押し付けられた仕事をようやく終えた彼は,
一人夜のオペラ座を歩くメグを見かけ,
何時ものように後を付けたのだ。
之までは,特に彼女に対して何かのアプローチをしようとは考えていなかった。
所詮,自分はしがない小道具係。
端役とはいえ,舞台という華やかな場に立つ彼女が振り向いてくれるとは思えなかった。
この時までは・・・。
293オペラ座の幽霊達 2:2005/04/09(土) 13:22:19 ID:B/Dlo0Zw
時は流れ,仮面舞踏会が間近に迫ったある日のこと。
ニコは,またしても残業をさせられていた。
腕が良く,しかも職場で最年少とあれば当然のことだろう。
今までと違っているのは,実は喜んで残っていることか。
仮面舞踏会に向けて準備が始まったとき,
彼の中で何かのスイッチが入ってしまった。
彼は何とはなしに一つ余計にマスクを作っていた。
無機質な白色の,目と鼻を覆うだけのような味気ないマスクを。
同時に彼は,愛しい人の行動を注意深く観察するようになっていた。
クリスティーヌへの友情と妬み,有名な母への敬愛と反発。
一見,外には出ない様な感情も彼には手に取るようにわかる。
そして,何よりメグが毎夜同じ場所へ行くことを発見したことは,
彼を狂喜させる。
294オペラ座の幽霊達 3:2005/04/09(土) 13:22:57 ID:B/Dlo0Zw
日増しに増える仲間の,クリスティーヌへの陰口。
メグはそれに耐えられず,かといってそれを辞めさせる気も起きないので,
彼女はその日もそっと相部屋を抜け出し,夜の散歩へと出かけた。
自然と足はクリスティーヌの練習部屋へと向う。
ここに来れば,自分にも音楽の天使が微笑みかけてくれるかもしれない。
そんな淡い熱情は彼女から,じわりじわりと思考力を蝕んでいる。

「そこで何をしている」
「!」
この部屋には自分しかいないはずだった。
振り返ってみると,そこには黒いマントをまとったマスクの男が立っていた。
「あ,あなたは・・・ファントム?」
「フフ,どこぞの馬鹿娘は,世間知らずの若造について行ってしまってな。
お前のいる場所はここではない。高みを目指すなら私についてきなさい。」
彼女に抗う術は無い。

思った以上に舌が回った。
オペラの台本をくすねて,練習しただけのことはある。
仮面をつけた今,彼は初めてオペラ座をゆったりと歩いた。
この劇場を徘徊する怪物のことを思っても不思議と恐怖は沸かなかった。
彼もその一員となったという事だろう。
大丈夫,メグは付いて来ている。

295オペラ座の幽霊達 4:2005/04/09(土) 13:23:40 ID:B/Dlo0Zw
今は使われていない練習場に,二人は体を滑り込ませた。
ありがたい事に,鍵は付いているがかかっていない。
「・・・それで始めようか」
気がつくと,仮面男に組み敷かれている。
目的は何時の間にか摩り替わっていた。
自分を無視し続けてきた階層の女を見下ろしている感覚に,
彼は酔いしれた。
その隙を突き,メグは上に乗っている男を跳ね飛ばしドアへと走った。
「無駄だ!鍵を閉めたからな。もうここまで来た以上,後には戻れねぇんだよ。
てめぇもおれもなぁ!」
いくら日々バレエで鍛えているからといっても,男の力には勝てなかった。
容易く女を追い詰めると,
彼は,マントの下に着た作業衣からロープを取り出し,両腕を後ろ手に縛り付けた。
経験があるわけではない。
日々仕事に終われる身では,彼女を作るわけにも行かず,
娼館に行く金もなかった。
ただ本能の赴くままに,ネグリジェを剥ぎ取り獲物を愛撫し始める。
経験は無いにしても,細かい作業で鍛えた指先の感覚は,
体を振るわせる部分を楽々と発見してく。
296オペラ座の幽霊達 5:2005/04/09(土) 13:24:26 ID:B/Dlo0Zw
ここが練習場であった,しかも記憶が正しければ歌の練習場であった以上,
いくら声を張り上げても意味は無かった。
しかも,彼女も後には戻れない。
自分を甘やかすことの無い,
いやむしろ誰に対してよりも厳格な母にこのことを知られたら,
もうオペラ座にいられないかもしれない。
父親さえいてくれれば・・・。
顔すら知らない父親を思いながら,
のしかかってくる嫌悪を耐えるほかなかった。

十代であるせいか,日々運動をしているせいか,
彼女の乳房はは小ぶりだった。
撫で,引っ張り,噛む。
獲物の弱点を攻めつつも,彼は乳房を離さなかった。
幼い頃失った母親を思い出していたのかもしれない。
ふと見上げると,メグは涙を浮かべていた。
いや,それでももう後戻りはできない。
彼は肉体的にも精神的にも限界に来ていた。
297オペラ座の幽霊達 6:2005/04/09(土) 13:25:56 ID:B/Dlo0Zw
いきなり股間に何かがあてがわれる。
それが何か見る気も起こらないが,
恐れていたことがついに始まったようだ。
下世話な同部屋の先輩連中から話には聞いていた。
見たことはなかったが,劇場内でしている連中もいるらしい。
クリスティーヌはもう経験したのかしら?
そんなことを思いながら,まもなく来るであろう痛みを待った。

痛みを経験したのは,男の方だった。
自分の胸を貫く刃先を目にしながら,倒れこむ。
「私の・・・・・・私の天使に手を出すな」
薄れ行く意識の中で,殺害者の声を聞いたかどうかは分からない。
彼の遺体が発見されるのはもうしばらくの後のことだ。
298名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 20:50:03 ID:+CxMUBEk
おおおぉ!!
続きキボン!
299名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 21:25:52 ID:8ytHruZi
おもしろい発想だ!
確かに欲を出すと、もうちょいエロがホスィかな。
300名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 21:26:25 ID:8ytHruZi
ごみん、sage忘れ;
301名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 23:37:02 ID:ISHxHD0c
寧ろファントムの存在そのものがエロいのでOK!
302名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 00:21:42 ID:r9pz0NSB
ハアハア・・・続ききぼry
303297:2005/04/11(月) 16:20:47 ID:i9zD3H7s
お褒めの言葉(と取りますよ)ありがとうございます。
もっとこの板向けなものを書けるよう精進しますね
304名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:09:42 ID:dP54KrhP
>190
遅レスですが、爆笑させていただきました。
面白かったです。場面をイラストにして仲間と楽しみたいと思います(笑)
ファントムかわいいなぁ〜(笑)
305名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:01:56 ID:BDxTsuuH
遅ればせながら良スレみーっけ!
「forgive me Christine please forgive me・・」らへんのMr.ラウルの
表情がたまらなくイイ!!ので
ファントム×ラウルって密かに禿げ見てみたいと思ってるのですが
如何せん文才と妄想力がイマイチ乏しくていかんです。
夜の妄想の天使様、いらっしゃったら降臨おながいします。
306名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:13:49 ID:31fPF6mm
>>305
やおいは激しくスレ違い。
307名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:24:43 ID:nDpfl5So
>>306
ハゲドゥ
308名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 01:08:19 ID:NhONkv19
スレどころか板違いですので・・・お引取りを。
309名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 23:41:13 ID:Inn6GGUD
>305
つつしんでこちらにご誘導申し上げる所存でございます。

http://sakura03.bbspink.com/801/
310名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 16:56:50 ID:UAIP06UB
ヘイヘイヘーイ。誰かいますかー?
311名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 17:26:56 ID:UKld1ozY
いるよー

コミケの天使さんのシリアスを待ちこがれてるんだが…
ご無事なんだろかとふと心配になってる
312名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 23:53:45 ID:YWB9q5vu
ここにもいます
313名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 00:13:12 ID:mgl7skDa
はいど のー ろんがー

と呼びかけてみる。
314名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 02:44:09 ID:tDNeN9B9
Think of me!
315コミケ:2005/04/26(火) 00:30:37 ID:6VjkW6Oe
すまん、生きてる。4月って忙しいんだなぁ。
推敲も頑張ってるんだけどなかなか進まなくて、待ってくれてるネ申には本当申し訳ない。
途中までだけど、暇つぶしになったらいいなと投稿するよ。
必ず完結させるのでまったり待ってて欲しい。
316名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 00:33:44 ID:jht1ABc+
まってますたぁぁ!!
317シリアス版 1:2005/04/26(火) 00:38:06 ID:6VjkW6Oe
熱い吐息が、耳元を撫でる。
あの冷たい声からは想像も出来ない熱さ。
彼の血液の熱さ。
人間の熱さ。

「は…ぁ」

思わず、息が漏れる。
この人は、天使様じゃない。人間だ。
それでも、呼んでしまう。

「天使様…」

ひんやりとした皮手袋が、肌を滑る。
10本の指が繊細に、乱暴に蠢いて、まるで自分は楽器になってしまったかのよう。
声が甘い旋律を響かせるのを、私はどこか他人事のように聞いていた。
自分が自分でないような、というのはまさしくこんな感じなのだろうと、そう思った。
318シリアス版 2:2005/04/26(火) 00:38:47 ID:6VjkW6Oe
「クリスティーヌ」

彼女が生きてきた中で、これほどまでに美しく彼女の名を呼んだ者はいないだろう。
美しく、そして悲しく、恐ろしいほどに深い愛情を湛えた声。
まるで、父親のように。
けれど、父親の愛とは違う。
それを彼女は、何となく感じていた。
近親相姦にも似た感覚は、彼女の全身を駆け巡る。背徳と、甘美さ。それらが一体になったものだ。
言葉ではいい表せない感覚。

「天使…さまぁ」

皮の手袋が細く形のいい顎を掴む。そのまま上を向かせて、唇に触れる柔らかな感触。
クリスティーヌはそれを夢中で吸った。

「ふぅ、んぅ…」

甘い雫が滴り落ちる。クリスティーヌの唇が、男が口に含んでいた果実の汁で赤く濡れた。

「あ…ぁ、もっと…ぉ」
319シリアス版 3:2005/04/26(火) 00:39:27 ID:6VjkW6Oe
果実の香りが、全身の感覚を甘く麻痺させる。
お互いの歯で実を潰しあい、それを舌で交換する。唾液が絡み合い、呼吸が荒くなっていく。
歯で潰した瞬間の芳香、感触。それが自然と笑みを浮かべさせる。
純粋な喜びの微笑みとは違う、どこか悲しい微笑み。
罪の深さを顔に刻めば、このような顔になるのだろうか。

汁をすっかり飲み干し、それでもクリスティーヌは貪欲に、男の顎を伝う唾液に舌を這わせる。

「美味しいの…天使様の…」

仮面の下の唇を歪ませて男は笑う。
手袋越しに伝わる彼女の肌を味わい、熱く脈打つ部分を優しく撫でる。

「あ、あ!」

嬌声が鼓膜を心地よく打つ。何よりも好きなのは、この彼女の声なのだ。
どんな楽器より、どんな歌姫よりも美しく、心を満たすこの声。
中指をそのまま深く埋める。

「熱い…温かい…」
320シリアス版 4:2005/04/26(火) 00:42:35 ID:6VjkW6Oe
掠れた声が彼の興奮を表していた。
歌う声に、深く静かな感情を感じてはいた。
けれどこんな風に言葉で表すことは無かった。
渦巻く欲望を押さえつける普段の彼ではない。目の前にいて彼女を抱きしめるのは、ただの男。
それが嬉しくて仕方が無い。彼が自分を求めていることに彼女の声が高くなる。

「天使様…」

潤む琥珀の瞳。
長年求め続けた彼女が、腕の中にいる。
男は静かに目を閉じて全身で彼女の存在を感じようとした。
喉にあたる柔らかな髪、震える肩、甘い息を吐く唇。
彼女はもはや、男の為だけに存在している。

「歌うんだ、私の天使」

豪奢な飾りのついた椅子に腰をかけ、膝に彼女を乗せる。
目の前にはピアノがある。
熱く、欲望を主張する自身を手袋で宥めながら彼女の敏感な部分を刺激していく。
そう、人間はまるで楽器。
彼女を一番美しく奏でるのは彼しかいない。
321コミケ:2005/04/26(火) 00:47:21 ID:6VjkW6Oe
すまん、続きはあるんだか読めたもんじゃないのでまだ時間がかかりそう。
10もいかない短い話だけど、また出来たら投下にくるよ。
こういうシリアスな話は難しいな(笑)
じゃあまた名無しに戻ります…。
322名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 08:20:52 ID:VrN8S4H3
乙。
いい。とってもいい。
やっぱり怪人と歌姫とマンセー。
323名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 09:13:42 ID:aLwekoyk
久々にコミケ天使様の情熱プレイ キタ━━(゚∀゚)━━!
なんかもう文章が艶っぽいよな。
新年度だしいろいろ忙しいと思うががんがってください。
マターリ続きお待ちしてます!
324名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 23:50:02 ID:0yolyJGT
ムハー!!age
325名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 23:58:58 ID:DDRNswSa
Angel!
乙華麗ー度!!
やっぱ、果実は苺…?とかいらん想像までしつまいました。
326名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 13:59:24 ID:dw0TS38C
胸がきゅんってなったぁぁぁ!!
ブラヴァ!コミケの天使よ!
327名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 23:33:16 ID:w0Hnc1Zf
ブラヴィーーブラヴィーブ〜ラヴォ〜
328クリス×音楽の天使:2005/04/28(木) 22:22:18 ID:YdUPm5J4
コミケの天使さまの後で気が引けるんだけど、勇気を出してみます。

 仮面で素顔を隠した音楽の天使は、身にまとっていた闇のようなマントをばさりと脱ぎ捨てた。
 天使はクリスティーヌの指先を取り、いざなう。
 「ここは音楽の王国。君は玉座にあって、しかし、天使の導きを必要としている。
 私の力を欲しているのだ。…さあ」
 彼がその玉座へ座るように手で示したので、クリスティーヌは静かにそこへ腰掛けた。
 すると、天使は彼女の足下に跪き、真っ白な化粧着の裾をそっと手に取ると、
 愛おしそうに唇を寄せた。
 直接触れられたわけではないのに、クリスティーヌは身をふるわせた。
 「マスター…」
 身につけているものまで自分自身となってしまったのだろうか。
 彼の漏らした息がほんの少しガウンにかかっただけで、全身が総毛立つ。
 体の細胞のひとつひとつが、ざわざわと今目覚めたかのようだ。
 「云ってくれないか?私を必要としていると、私を欲していると…クリスティーヌ」
 懇願するかのような跪く仮面の天使に見上げられ、戸惑いながらも、
 彼女はこっくりと頷いた。
 「マスター…私の天使さま。どうぞ、私をお導き下さい。あなたの助けが要るのです。
 私にあなたの音楽の力を授けて下さい。どうか…」
 天使の口の端が微かに上がったように見えた。微笑んでいるのだろうか。
 仮面に隠されて、表情を読むことは難しい。

  続きます。

329名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 22:23:52 ID:yJ4iiEf0
おお!
続ききぼんぬー!!
330クリス×音楽の天使 2:2005/04/28(木) 22:41:19 ID:YdUPm5J4
続きです。
 
 「私の声に耳を傾けて。そして、身も心も私に委ねなさい。
 そうすれば、私は君を導き、私の全てを君に与えられるだろう」
 天使の声は高く低く、優しく響いて、それから、
 腐り落ちる寸前の果実が放つ芳香のような甘さを含んでいる。
 クリスティーヌはうっとりと天使を見つめた。
 その瞳は初めて感じる欲望に潤み、ゆらめく蝋燭の灯りできらきらと輝いている。
 「あなたが与えて下さるお力に、出来る限り報いま…マスタ…っ!…んっ…!!」
 言い終わらないうちに、天使はクリスティーヌのほっそりした足首に、ふくらはぎに、
 唇を這わせていた。
 何事かと身を引こうとしたクリスティーヌだったが、彼はそれを止めようとはしない。
 「畏れてはいけない。逃げてはいけない。私にすべてまかせなさい。
 君は己の感覚に、ただ、素直でありさえすればいいのだ」
 声さえ愛撫のよう。クリスティーヌの息が漏れる。
 唇が触れているのは、絹の靴下の上からだというのに、唇の感触が損なわれることなどなく、
 彼女は身をくねらせた。
 するすると靴下が脱がされて、天使の手が、まだ少女のような細い足を撫でている。
 「…ひっ!」
 電気が走ったような驚きは一瞬で去り、それはすぐに快感へと変わった。
 「んっ…んんっ」
 クリスティーヌの荒い息と、くちゃくちゃという音が闇の中に響いている。
 ピンク色の小さなかわいい足の指を、天使は丁寧に舌でなぞったり、
 口に含んだりして、彼女の反応を楽しんでいるようだった。

  続きます。
 
331クリス×音楽の天使 3:2005/04/28(木) 23:18:20 ID:YdUPm5J4
続きです。

 「は…っ、んんっ…て、天使さま。お願い、お願い…」
 つま先から快感が駆け上ってきて、今まで意識したことなど無かった部分が
 潤いはじめ、何かを望んでいる。何かを待っている。
 クリスティーヌには、それが何なのか解らないが、
 音楽の天使はそれを知っているのだろうと彼女は思った。
 「まだだ、クリスティーヌ。何事も辛抱が肝心だよ?
 ああ、可哀想に、そんなに目を潤ませて」
 天使はすっと立ち上がると、クリスティーヌの方へ手を伸ばし、上気した頬に触れた。
 それから顔の輪郭をなぞり、汗で張り付いた幾筋かの髪を払ってやった。
 そして、最後に唇に触れた。ふっくらとした唇だった。ここからあの美しい声は発せられるのだ。
 クリスティーは自然と口を開き、天使の指を味わった。
 舌を動かすと、天使が小さな呻き声を発し、彼女は更に興奮した。
 それしか欲しいものなど無いかのように、夢中になって指をしゃぶる。
 「…良い子だ。良い子だ、クリスティーヌ」

  続きがまだ出来てません。出来たら、また書き込ませて下さい。
  三人称や「そして」が多い子供の作文みたいでスマソデス。
 
332名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 23:24:32 ID:5ZUDxw2k
イイヨイイヨー
333名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 01:24:52 ID:sfzzAvrv
やべ、母ちゃんに見つかっちまうよっ!!!age
334クリス×音楽の天使 4:2005/04/29(金) 12:22:49 ID:s3+W9f1O
331からの続きです。

 彼女の口の中から指を抜き出すと、突然お気に入りのおもちゃを奪われたような
 表情のクリスティーヌの目の前で、唾液の絡まるそれを舐めて見せた。
 「この世の終わりのような顔をしている」
 もう片方の手で彼女の顎を上向かせ、天使はそう言った。
 「マスター…」
 天使は軽く首を横に振った。
 「私の世界に終わりはない。この王国は永遠に存在するのだ。
 さあ、共に高みを目指そう。私は君を支配するものではない。
 私は君に、君は私に、作用して、力は増していくのだ。
 感覚は研ぎ澄まされ、感情が解き放たれて、肉体は重さを無くし、
 神の領域へと近づけるのだ」
 「…はい。マスター。私をそこへ連れて行って。あなたと一緒に」
 天使の甘い声と誘惑に、クリスティーヌは、はい。という答え以外見つけることが出来なかった。
 今度はクリスティーヌが彼を見上げていた。
 胸が上下し、血液がものすごい早さで体中を駆けめぐっている。
 「お願い…連れて行って…」
 哀願するような、甘えたような、掠れた声だ。
 彼女は白い両腕を伸ばすと、天使の首にまきつけた。
 「お願い。…あなた…」
 
335クリス×音楽の天使 5:2005/04/29(金) 12:34:35 ID:s3+W9f1O
続きです。

 天使がびくりと見を震わせたのをクリスティーヌは感じたので、
 自分の行動が、親しげな呼びかけが、彼を怒らせたのかと不安になった。
 が、それはすぐにかき消された。
 天使はクリスティーヌを抱きしめたのだ。
 優しく、柔らかく、繭のように彼女を包む。
 その心地よさとあたたかさに彼女は目を閉じた。
 これが彼の肩、彼の胸、彼の首。彼の体温。彼の匂い…なのだ。
 胸にあふれてくる思いは何だろう?閉じられた目から涙がこぼれ落ちた。
 すぐに涙に気がついた天使は、クリスティーヌを放そうと手をほどいたが、
 クリスティーヌはよりきつく腕をまきつけた。
 「ひとりで行ってしまわないで。私を連れて行くと約束して。…放さないで」
 
336クリス×音楽の天使6:2005/04/29(金) 13:13:29 ID:s3+W9f1O
続きです。

 湧き出るような思いが何なのか。クリスティーヌは今理解できた。
 天使も同じ思いなのだろう。仮面の奥の瞳は優しい。
 彼はクリスティーヌを抱き上げる。彼女はその肩に、子供のように素直にもたれて、
 ゆらゆらと波間を漂うような感覚にうっとりした。
 「クリスティーヌ…私のクリスティーヌ」
 天使の切なげな声に胸が締め付けられる。
 愛も恋も、まだよく分からない。けれど、私はこの仮面の天使が愛おしい。愛おしいのだ。
 「…私の、私だけの…」
 クリスティーヌの唇からそっと漏れた小さな小さな声だったが、彼女を抱いて歩く男は立ち止まって、その腕に力を込めた。
 クリスティーヌはそんな彼の思いやりを嬉しく思い、自分もしっかりと抱きつくことで応えた。
 「約束をしよう。二人は共にゆくのだと」
 「…どんなことがあっても…」
 そして彼らは初めて唇を交わした。
337名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 13:18:52 ID:s3+W9f1O
↑終わりって書くの忘れたorz

ミュージカルの歌詞を切り貼りしてます。
しかもエロ路線で行くはずが、二昔前くらいの少女漫画になってしまったw
センスが古くて申し訳ないです。

338名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 23:47:18 ID:LBQg/Dh2
>>337
いや、終わりの2回、かなーり好きだ。
エロもステキなんだけど、なんというか・・・、ファントムが愛を得られるシーン、
泣けるよ・・・。愛のあるエロもいいやね。
339名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 23:48:19 ID:LBQg/Dh2
ageちまった・・・orz
340名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 00:04:32 ID:/oVwq67R
>337
乙!
初回の脚攻めが好(ry
341名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 01:40:02 ID:jR3dpqNG
こんなハッピーエンドだったら仮面の中の人も浮かばれるのになあ
342百合だもんなあ:2005/04/30(土) 16:01:45 ID:Vj/FpqoM
メグ×クリスを書いてみたけど、板違いでしょーか?
343名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 16:04:23 ID:E9EWcyUo
801は板違いで百合はおk?
344名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 18:12:09 ID:/oVwq67R
801だろうと百合だろうと
個人的にはいろんな神の作品が読めるのは嬉しいんだが、
どうなんだろうね
ダメならスルーで、とか。
345名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 20:59:24 ID:XJg6JHqX
百合はOKなんじゃね〜の??
嫌な人ように最初に注釈入れれば問題ないんじゃない?
346名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 21:30:57 ID:jJer4/3o
この板は基本的に男性向きだしな
347名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 22:12:15 ID:rxn13HVq
というわけで>>342氏、ご遠慮なくGo!
348名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 23:26:03 ID:E9EWcyUo
作ってみた。

【ファントム】オペラ座の怪人で801【ラウル】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1114870990/l50

こっちにも天使様がやってきてくれたら嬉スィ・・・
349342:2005/05/01(日) 05:15:33 ID:g/M/jK0g
うわ、神じゃなくて申し訳ございませんがネタに投下させてイタダキマスです。
百合さんなので苦手な方はスルーでお願い申し上げます…
350メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:16:18 ID:g/M/jK0g
幼いときから一緒に育ってきた無二の親友──彼女の変化を見逃したのは、新作の公演が続く目の回るような忙しさの所為だったと思う。
華やかな仮面舞踏会も終わった頃から少しずつ、そう、ほんの少しずつ萎れていくように、クリスティーヌからは生彩が失われていった。
ようやくそれに気付いた時、メグ・ジリーは愕然とした。
どうして?素敵な幼なじみとの再会と婚約をあんなに喜んでいたのに。
思えば、あの輝かしい大成功を収めた夜から、少し様子がおかしかったかも知れない。
ゆっくりと語り合って確認したくとも厳しいレッスンの日程は続き、夜も寄宿生達の多数の耳目が集まる大部屋では立ち入った話はし辛かった。

憔悴していく親友を気遣い彼女が焦るうち、チャンスは意外に早くやってきた。
厳しいレッスン教師──メグにとっては実の母でもあるのだが──が、所用で一夜オペラ座を空けるというのだ。
レッスンは夕方早くに切り上げられる上、母の部屋は無人となる。
この機を逃さず、メグはクリスティーヌを誘った。
「ねえ、お菓子やワインを持ち込んで…久しぶりにゆっくりお喋りしましょうよ。あなたの素敵な子爵様の話も聞かせて。」
少し躊躇ったクリスティーヌだったが、久々とも思える小さな微笑みを向けて承知した。
「いいわ。…最近、眠るのが怖いの。お喋りすれば気も紛れるかも知れないわ。」
勿論見つかれば厳しいお仕置きに合うかも知れないが、10年も寄宿生活を送るうちに少女達も羽目の外し方は覚えていた。
351メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:16:57 ID:g/M/jK0g
ゆっくりと短くなっていく蝋燭が、しだいに深くなっていく夜の更け方を示す。
マダムの小さなベッドの上にお菓子の屑を散らかしながら、ひとしきり他愛ない話にさざめいた後、メグはクリスティーヌの髪を撫で
瞳を見つめながらゆっくりと切り出した。
「さあ、そろそろ良いでしょう。教えて、何をそんなに思い詰めているの?」
この穏やかで内気な友は何でも自分の内側に抱え込みがちだったから。付き合ううち、いつしかメグは上手な聞き役になっていた。
クリスティーヌにもそんな彼女の優しさと配慮は伝わっていた。
何より、誰かに打ち明けたかったから。優しい婚約者でさえ、彼女の畏れを本当の意味で理解してくれようとはしない。
二人で少しずつ空けたワインが回り始め、気持ちを解れやすくもしていた。
クリスティーヌは、メグの真摯な目を見つめ返し、少しずつ語り始めた。あの恐ろしくも素晴らしい夜のこと、自分を満たした夜の調べと
オペラ座の幽霊…謎の仮面の男について。

「そして、それから音楽の天使は訪れなくなった…夜毎私に歌いかけ、優しい眠りを守ってくれた歌声は遠く離れていってしまった。
ラウルは彼を誘き寄せようと、なにかを計画している…でもメグ、私の畏れは消えない。」
白い頬に涙の粒をはらはらと伝わせながら、クリスティーヌは己の内の恐怖を綴る。
「あの素晴らしい響きが私の身体を満たすと、私は私でなくなってしまう。身体が熱く溶けて、昏い闇に心惹かれる。背徳の罪を平気で
犯しそうになる…」
352メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:17:33 ID:g/M/jK0g
ゆっくり友の髪を撫でながら、メグは彼女の恐れる物が何であるか、少しずつ判ってきたような気がした。
純真で、無垢で、本当に天使のようなクリスティーヌ。
彼女の前に初めて姿を現した「音楽の天使」は、闇の天使だった…可哀想なクリス。
「それは、音楽の天使様が生身の男性だったから?それが怖いの?」
「判らないわ…なぜ彼は、優しい音楽の天使様のままで居てくれなかったのかしら…。私の心の空虚は満たされないまま。でも、違うと
思うわ。ラウルは違うもの。」
不意に明るく変わった語調に、メグはドキリとする。
「ラウルとなら一緒にいても怖くないわ。優しくて気持ちも楽になるの。彼なら、脅えるほどに感情を揺さぶったりもしないわ。」
可哀想なクリスティーヌ。そして可哀想な闇に住まう音楽の天使…。
母の傍で、オペラ座で日々を過ごすうち、いつしかクリスティーヌの音楽の天使──オペラ座の幽霊の存在に好奇心と憧れを抱くように
なっていたメグは、彼に真摯に求められながら現実から目を背ける友の様子に、嫉妬と哀れみが半ばする感覚に胸を引き裂かれた。

「違うわ、クリスティーヌ。あなたが怖がっているのはファントムじゃない…。」
353メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:18:01 ID:g/M/jK0g
柔らかな巻き毛を愛撫していた手を、首筋に滑らせる。
「あなた自身の中に潜む、きっと天使は持たない筈の欲望なんだわ。ああ、クリスティーヌ…結婚してしまっても同じ事なのに。」
自分の内に抱く真実を何も知らないまま、目を背けたまま楽な方に流されたら、きっと子爵夫人になっても彼女は深い後悔を抱え込む
ことになるだろう。
「あなたの内に潜む、違うあなたを教えてあげる。」
思い詰めたように、目の前の柔らかく肉感的な唇に、己の唇をゆっくりと重ねる。
クリスティーヌが驚いたように一瞬目を見開いたが、ワインの酔いが効いているのか、いつもの他愛ない戯れだと思っているのか
さしたる抵抗を示さなかった。

柔らかな唇同士の探り合いを続けながら、滑らかなうなじや耳元を優しく撫でる。
ぞくりと身体を震わせて、唇を放したクリスティーヌがクスクスと笑う。
「どうしたの、メグ。くすぐったいわ。…きゃっ!」
薄い寝間着の上から胸の膨らみを軽く捏ねられて驚いて身を離そうとするクリスティーヌに、メグは優しく囁いた。
「恥ずかしがらなくていいでしょう。いつも一緒に着替えているのだし…ねえ、私の事を信じてくれるならじっとしていて。」
いつになく切実な親友の綺麗な青い瞳を見つめて、クリスティーヌは迷った末力を抜いた。
メグの優しい手がレースに包まれた夜着の胸元をはだけていく。
露わになった双の形良い膨らみを撫で回され、揉まれるうちクリスティーヌの頬に血が上った。
354メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:18:32 ID:g/M/jK0g
「ね、ねえメグ…やっぱり恥ずかしい…何をするの?」
「大丈夫だから、じっとしていて。」
優しくも決然とした調子で告げると、刺激に少しずつ凝ってきた膨らみの頂点を指の腹で押しつぶした。
びくん、と跳ねた身体を押さえつけるように綺麗な桃色の胸先にキスをし、そのまま口に含んで吸う。
「ああ、っ…!?」
小さく上がった悲鳴を無視してやわやわと胸を捏ねながら舌先で固く凝った乳首を掃くように撫でると、断続的な喘ぎが上がって
クリスティーヌの身体がじっとしていられないように捩られるのを感じる。
執拗に唇と舌で双の胸の頂を愛撫し続けながら、夜着の裾から忍び込んだ指先は、同性ならではの素早さで足の合わせ目の間から
入り込み、下着の柔らかに盛り上がった部分の湿り気を確かめていた。
「はぁ、メグ…もう、止めましょう…」
吐息混じりのクリスティーヌの声は弱々しく甘く掠れ始め、未知の感覚に溺れ始めている事を隠せない。
「まだダメよ、クリスティーヌ。」
355メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:18:52 ID:g/M/jK0g
ベッドの傍に据えられた母親の化粧台に手を伸ばすと、メグは山羊革の柔らかな手袋を右手に填め、友の頤を軽く掴んだ。
そのまま唇を親指で辿りながら、耳元に囁く。
「ねえ、ほら…これがあなたの『音楽の天使様』の手だと想像してみて…。」
びくり、とクリスティーヌが跳ね起きようとするのを半ば己の身体で押さえ込むようにして、メグは頤から耳朶、首筋、胸元へと手袋に
包まれた愛撫の手を滑らせていく。
「あっ、あっ…ダメ、駄目…っ…」
悲鳴のような声を漏らしたクリスティーヌの、散々に嬲られて鋭敏になった胸先の凝りを革手袋の指先が摘むと、がくがくと半ば浮いた
腰が揺れた。
「どうしたの、急に…凄いわ。」
先ほど僅かな湿り気を帯びていたその場所は、もうしとどに濡れて下着を張り付かせ、メグの左手の指をも濡らし始めていた。
かるく左手の指先で引っ掻くように濡れた布の上から刺激を与えながら、革手袋の右手はクリスティーヌの肌を戦かせながら背筋を、
脇腹を、艶やかな白い下腹をなぞり太腿を這う。
「嫌、怖い…天使様、もう許して…。」
熱に浮かされたように喘ぐクリスティーヌは、だがもうシーツに染みを作り始めていた。
「クリスティーヌ、素直になりなさい。女の子ならこうなって当たり前なのよ。悪い事なんかじゃないわ…。」
優しく耳朶に吹き込んで、メグはもう用を為さない下着を取り去った。
山羊革に包まれた人差し指の先が、緩み始めた膨らみの割れ目を緩慢に擦り、その前の敏感な球を包んだ肉莢に甘やかな振動を
送り込む。
「ああ、あっ、変、変になるっ…」
悲鳴を上げて裸足の爪先をぴん、と突っ張らせたクリスティーヌの合わせ目からはどっと蜜が溢れだし、革に染み込んだ。
「ほら、感じて…その人の指があなたのココをやさしく撫でてるって…」
膨らみ始め、肉莢から顔を出し始めた芯を、濡れた革がゆるゆると愛撫する。
「ひぅっ…あっ、あっ、駄目っ、もう、やっあッ、────ッッ!」
初めての高みに押し上げられた身体はびくびくと痙攣し、しばらく震えた後にぐったりと力を抜いた。
356メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:19:20 ID:g/M/jK0g
下腹を貫いた凄まじい快美感の余韻にぐったりしているクリスティーヌを、再び強烈な快感が襲った。
「ひゃあんっ!?」
目を見開くと、自分の白い太腿をさらりと鮮やかな金髪が掃いて、メグの愛らしい顔がその狭間に伏せられていた。
「メグ…っ!駄目、そんな…あーっ…」
「どうして?あなたのココ、素晴らしく綺麗よ。隠す事なんてないわ。」
まだ余韻に震える快楽の中心になる粒に、メグは濡れた舌先を押し当ててゆるゆると擦った。
溢れ出てくる蜜を、わざと仔猫のようにぴちゃぴちゃと音を立てて舐める。
啜り泣くようなよがり声を洩らし始めたクリスティーヌが感じきっている事は、そのとめどない溢れ方で判った。
痛みを与えないように慎重に指を浅瀬に潜らせ、舌の動きと共に動かす。
しゃくりあげるような切羽詰まった声と、ぐっと力が籠もって緊張した腰が、クリスティーヌの二度目のその時も近い事を知らせていた。
クリスティーヌが上り詰めた、と思ったその時に、メグの舌と指先は同時にその動きを止める。
達し掛けた感覚を半ば引き戻され、無意識にクリスティーヌが切なげに喘いで腰を捩った。
幾度か同じ事を繰り返し、絶頂の直前で引き戻されるうち、とうとうクリスティーヌが切ない哀願を洩らした。
「ああ…もう、天使さ…メグ、もう止めて…」
357メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:19:38 ID:g/M/jK0g

「止めてしまっていいの?」
意地悪く聞かれて、クリスティーヌがまた涙を零す。
「違うの、止めないで…判らない、ああ、ちゃんと最後まで…」
「良くできたわ、クリスティーヌ。判ったでしょう?あなたも天使じゃなくて女の子ですもの、こうやって欲望を持っているのよ…そして
それは、当たり前だし普通の事だわ。」
愛らしい親友の涙を唇で拭ってやると、メグは最後の指示を下した。
「ちゃんと最後までして終わりにして上げるわ、その代わり、その間あなたの『音楽の天使様』をあなたの頭の中で歌わせて。」
「こんな…時に?あ、んっ…」
再び蠢き始めた舌に脳裏が痺れるようになりながらも、クリスティーヌの記憶はやすやすとあの「夜の調べ」を思い起こした。
あの低く甘く、包み込むような歌声が、再びクリスティーヌの魂を高く突き上げる。
そして腰に回された力強い手、頬に触れたシャツの感触と、森林を思わせる男性らしい微かなオードトワレの香り…。
記憶の中の歌声と、今身体を掠っていこうとする痺れるような甘い快楽がシンクロしたとき──限界を超えた快感に、クリスティーヌの
目の前が真っ白に炸裂し──なにも判らなくなった。
358メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:20:25 ID:g/M/jK0g

しどけなく正体を失ったクリスティーヌの様子に、メグは満足げに微笑んだ。
「…判って貰えたかしら?…この手袋は、ばれないように始末しなくちゃ…。」

汗に濡れた身体を甲斐甲斐しく拭って寝間着を着せ付けてやっていると、ようやくクリスティーヌが目を開いた。
「メグ…。」
「しーっ、母が戻るのは昼近いわ。明日まではゆっくりお休みなさい。」
クリスティーヌの唇が、微笑みを形作った。
「メグ、まだ怖いけど…私にも、自分の内にあるものが判ったと思うわ。私、アミンタを歌えるわ…。」


<<了>>
359メグ×クリス:2005/05/01(日) 05:21:46 ID:g/M/jK0g
はい、ヤマもオチも意味もなくて申し訳ございません。
だってメグ好きなんです。
ホントはクリス×メグがしたかったんだけど状況思いつきません
スレ汚し失礼いたしました。
360名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 16:37:28 ID:wbXPewfi
>>359
ああ、ヨダレが…。
二人の様子をじっとうかがう音楽の天使まで想像してしまったじゃないかw
「私のクリスティーヌに何をしたのかね?」と言ってメグを責める天使さまを
書く予定は無しですか?
361名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 00:01:34 ID:Uu1nMcSw
>359
ネ申だ、中の人…!
めぐたん、ハァハァ。
何気にクリス→師匠もはいってるのがまた……!!
362名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 00:22:43 ID:9uc+RljH
「その手袋は私が始末しよう…」と音楽の天使さまが狙ってきそうです・・・
363名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 00:42:37 ID:ulg14CkR
>>360
音楽の天使様としては、クリスの内に潜む欲望をクリスに悟らせてくれたのだから
メグに感謝こそすれ責める必要は無いようなw
あ、でもたっぷり「お礼」っていうシチュはありかも。

>>362
自分もそう思った!
メグ:「あら、こっそりゴミ箱に入れたはずの手袋がないわ…」
364名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 01:20:14 ID:CpW7d6TG
さらに後日、地下で自分の手袋をハケーンするマダム。
「やだ・・・私の手袋・・・・」
365名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 10:39:13 ID:ONIIrmrh
>>364
「見つかって良かったわ。これがないと満足できないのよね…」
マダムもそういう目的で使っているかも〜ニヤニヤ

366名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 10:58:34 ID:e33V+lpa
それはやっぱりファントム先生にそーゆーことされて以来、ですか?
「あの人ったら、最初私が教えてあげてたのにどんどん魔術師(w)になっちゃって…
とごで覚えてくるのかしら(はぁと」
367名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 11:14:53 ID:ONIIrmrh
>>366
マダム:「彼は天才よ」
何の天才なんだか…メグも天才の餌食になって欲すぃw
368名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 16:17:50 ID:e33V+lpa
青年ファントム×マダム(今から10年前くらい、ファントム23マダム26くらい?)
とかやってみたいんだけど、マダムはファントムをなんと呼ぶべきだろうか。
やっぱ「Erik」かな。
369362:2005/05/02(月) 19:34:22 ID:OGOLIplM
自分としてはブラックメグが子爵と音楽の天使の双方に
取引をもちかけるような気もしてます。
裏オークション出品とか<手袋
370名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 22:24:07 ID:OtefRJtN
>>368
よっしゃかかって来いw楽しみにしてます。
呼び名はやっぱエリックかなぁ?
でも・・・二人とももっと老けて見える罠
10年前だとファントム25〜6マダム30位っぽい。
371名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 11:30:16 ID:UdC8XIzo
>368
楽しみにしてる。
名前は本人が書きたいようにすればいと思われ。
最近はエロ書きの天使がイパーイで嬉しいな。

ところで、ココってどのくらいの長さの話までなら
投下してもいいのかな?
372名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 02:40:55 ID:Z9E5p2xG
自分的にはスレ使い切るくらいの長くて濃〜いエロ話歓迎です。
コォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イ!!!!
373名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 17:02:51 ID:jxgSmvyg
この連休中に投下されると嬉しい…予定無しだからorz
ラウルにやられちゃったクリスにハァハァするファントムもみたいなー。
「妻を他の男にやられて興奮しちまう夫」みたいな感じでw
374名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 18:09:45 ID:cn9/CXz+
一本勢いで書いてしまったんだが
ギャグにしからなかった…orz

エロ書きの天使!
萌えが、萌えが足りないであります!!
前に誰かの書いてたクリス攻めの続きとかも
いいよなぁ。
375名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 19:26:22 ID:s4MoSXta
>>374
よし、投下するのだ!
待っているからなっ(←偉そうw)
376374:2005/05/04(水) 19:58:01 ID:cn9/CXz+
あ、ありがとう・・・
でも、話の長さの割に
エロが薄いんだ…
しかも物凄いギャグなんだ・・・
一応、エロは子爵と歌姫(仮)なんだが・・・
ええと、姫の中身が違う人で…

こういうのってさぁ いいのかな・・・

エロシーンは、そこだけ見れば普通の(?)エロなんだが…
377名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 20:47:44 ID:V82QHncz
中身が怪人だったら真のクリスたんは俺のもの
378名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 00:30:33 ID:5p5mjFW6
>>279のロリコン小説書いた者です

>>374
>前に誰かの書いてたクリス攻めの続きとかもいいよなぁ。
に触発されて書いてしまったょ OTL(全くもって続きじゃないんですが

クリス攻めのファントム受け!

こんな感じに仕上がっているので、嫌な人はスルーお願いします。

1、クリスティーヌがサディストだ。
2、つうか、クリスティーヌじゃない。あんた誰?
3、怪人さんがひたすらヘタレだよ。
4、怪人さんもあんた誰?状態。
5、エロはどこにあるの?(汗

シチュエーション:
初めてファントムの棲家にクリスティーヌが連れていかれた日。
自分そっくりの人形を見て、気絶した彼女が起きてきたところのシーン。
クリスティーヌ視点。


379クリス攻×ファントム受:2005/05/05(木) 00:33:02 ID:5p5mjFW6
((ボートの中には誰か男の人が---))

「あぁ、クリスティーヌ。目が覚めたのか...」

オルガンを弾きながら、作曲に熱中していた彼は、
しばらく私のことに気づかなかったようだった。
何故かそのことが腹立たしかった。

その仮面で半分顔を隠した男は、すべてが淫靡で、
ひたすら強く見せようと振舞っているのだが、体中から悲しみと苦しみが溢れていた。

<-------そんないじらしい彼を苛めてみたくなった------->

380クリス攻×ファントム受:2005/05/05(木) 00:34:08 ID:5p5mjFW6
胸の高鳴りを押さえ彼に近づく。
彼の顔を撫で、耳元で囁く...

「ねぇ?あなた私のガーターをどこにやったの?」
何故か目が覚めると無くなっていたガーター、私はそのことに気づいていた。

彼は予想通り、驚いた様子だった。
「私は何も知らない。本当だ」

私には彼が動揺しているように見えたの。
「嘘つき。私が寝ている間に、あなたが盗んだんでしょう!」
きつい口調で彼に詰め寄った。こんなキツく人にものを言ったのは初めてだったわ。

「馬鹿を言うな!私は盗人の真似はしない!
・・・それにガーターなど盗んでも何の役にも立たんしな!」
彼は拳を握って、怒りを堪えていた。
だって手がプルプル震えていたもの。

「何の役にも立たない?・・・フフ」
私は笑い出すと、彼は、私を睨みつけた。
「何が言いたい・・・のだ・・・?」
ゴクッと息を呑む彼。-------

「あなた私のガーターで何を妄想したの?
私の足?私の肉体?それとも・・・私があなたと絡み合っているところかしら?」

381クリス攻×ファントム受:2005/05/05(木) 00:35:45 ID:5p5mjFW6
「な、ななな・・・何?!」
彼の仮面をつけていない半分の顔は、真っ赤だった。
「こんな地下深くに住んでいたんじゃ、妄想を膨らますしかないものね。
もしかして、あなたチェリーだったりして!いい歳してそれは無いわよね!アハハハハ!!」
・・・それがどうやら図星だったようで、彼は激しく怒りだした。
「だったらどうしたって言うんだ!!」
「わかりやすい人ね。
いつも私の楽屋を鏡の中から覗いてたんでしょ?仮面のヘンタイさん?」
私は不気味にニヤリと微笑んだ。
「あああああ・・・この小娘!言わせておけば!」

羞恥に満ちた彼があまりに愛おしくて、私は彼を押し倒し、馬乗りになった。

「仮面をとりなさい。そうしたら「オペラ座の変態」のことは皆には黙っててあげるわ。」
-----私は彼の仮面に手をかけた。

「や、やめてくれ!仮面を剥がすことだけは!お願いだ、クリスティーヌ。
他のことなら何でも言うことを聞いてやるから!何でも!」
382クリス攻×ファントム受:2005/05/05(木) 00:36:29 ID:5p5mjFW6
彼の息が上がる。

「へぇ〜?他のことなら何でも・・・ね?
ところで・・・ココこんなに膨らましちゃって、、、小娘に変態呼ばわりされて、そんなに興奮するの?」

私は彼の股間を思い切り、掴んだ。

「ぁ・・・あ、クリスティーヌ!私の天使!!」
彼は苦しそうに喘いで私を見上げる。

「そう、私はあなたの天使よ。
あなたの大好きなクリスティーヌよ。
・・・・・私のガーターはどういうふうに使用したのかしら?口にふくんで一人遊びでもしたの?」

「だからクリスティーヌ、私は何も・・・」
彼は私を恐ろしく感じているようだった。しかも、子どものように怯えていた。

彼の唇に私の人差し指を添える。
「お黙り!・・・今から私がしゃべっていいって言ったときしかしゃべっちゃダメよ。
仮面を取られたくなかったら、私の言うことを聞くことね!」

彼は二回首を縦に振った。
私は彼の体から降りて、さっきまで彼が座っていた椅子に腰掛けた。
383クリス攻×ファントム受:2005/05/05(木) 00:37:09 ID:5p5mjFW6
「そうね・・・ガーターよりは本物の足のほうがイイでしょ?
ほら!クリスティーヌの足よ!私のことが好きなんでしょ?良かったわね!」

そう言って、まだ仰向けになったまま動けないでいる彼の顔の上に
私の右足を突き出した。

「ほら!何固まったままでいるのよ!舐めなさいよ!!」
彼はのっそりと起き上がって、私の足元に跪いた。

「ほら!早くしな!!」
私の声に彼はまたビクついて、恐る恐る足を舐め始めた。

「指の間もしっかりと舐めるのよ。手を抜いたら承知しないからね!」
彼は喘ぎながら私の足を舐めまわす。
口に含んで丁寧に丁寧に愛撫する。

「・・・クリスティーヌ!クリスティーヌ!ぁ・・・ああ!!」
彼はすすり泣いているようで、私はますますゾクゾクしたわ。
-----だって大の男が私の足を舐めながら泣いているのよ?
384クリス攻×ファントム受:2005/05/05(木) 00:37:41 ID:5p5mjFW6
「誰が私の名前を呼んで良いって言った?!」
私は横にあった蝋燭を5,6本手にとってものを束にして、彼の背中にその蝋を落としてやった。

「ああぁあああああああ!!!!!」

彼は悲鳴をあげて喜んだの。
服の上からだったけど、地肌に落としてやったら、どうなるのかしら?
もっとイイ声を聴かしてくれるのかしら?

彼は口をパクパクさせて、放心状態よ!
それでも何か言いたそうだったから、少しだけしゃべることを許可してやったの。

「クリスティーヌ、も、もう戻らなければ・・・愚か者が探し始める...」
彼は錯乱しているようだった。それに、目がうつろだった。

「愚か者は、あなたでしょ?」
私はクスっと笑って
「でも、そうね。そろそろ戻らなきゃね。・・・・・楽しかったわ、怪人さん。
続きはまた今度ね!!」

彼は心底ほっとした様子で、、、、、笑えたわ。

---------------------------------------------------
実は後日、ベッドの中からガーターが発見されたの!
私の寝相が悪くて脱げただけだったってわけ。

あぁ、可哀想なファントム!
385378-384:2005/05/05(木) 00:39:43 ID:5p5mjFW6
<終わり>

世界中のオペラ座ファンにごめんなさい。
シャンデリアは落とさないで!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
386名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 00:39:44 ID:ZprBXRME
((((((*´∀`)))))))ガクガクブルブル
387374:2005/05/05(木) 00:47:54 ID:ATtk8rlb
>378
すげ、戻ってみたらエロの天使がいたよ…
クリス怖ええ―――――!!

前述のSSもどき
1.長い(短く分けたら20分割ぐらいだった…)
2.完全ギャグだ
3.ネタがありがちだ(中身入れ替え。怪人←→歌姫)
4.エロが手ぬるい
5.801ではありません。多分。
6.本当に面白いのか…?

という代物になったよ…orz
誰か読んでもいいという天使がいたら
投下してみるよ。
388378-384:2005/05/05(木) 00:56:21 ID:5p5mjFW6
>>387
激 し く 読 み た い
389374:2005/05/05(木) 01:10:53 ID:ATtk8rlb
>388
わかった。ありがとう
お礼を兼ねて落とすよ。

連投規制かかったらスマン…
あと、ヤな人はスルーよろ
390ありがちギャグ1/20:2005/05/05(木) 01:14:07 ID:ATtk8rlb
(業務連絡:いきます。エロが出るのは後半だ。スルー宜しく。ではどぞ。↓)

その日、クリスティーヌは地下に在るある一室にいた、ハタキを持って。
はじめてこの地下に案内されたのは数日前。何度か上と下とを行ったり来たりしながら、
彼女なりに今までの歌の指導も含めた様々な恩を少しでも返せないだろうかと考えた結果、
たどり着いたのは「地下の掃除」という案だった。
この結論が出る前には、女の子らしく「料理」という手段も考えたのだ。何しろ彼女の
師の食生活は誰がどう見ても偏ったものであったので、その改善も兼ねての名案である。
然しながら何度か実際に試みてみた結果、丁重にお断りされて(何となく懇願されたような気も
する)しまった、という背景がある。
「…やっぱり嫌いなお野菜とか入れちゃったのがいけなかったのかしら…?」
そういえば差し入れる前、完成品を一目見た親友は何だか不思議な顔をしていた、などと
思いに耽りつつクリスティーヌはハタキをひらめかしていた。
 
ここは天下のオペラ座地下5F、師と仰ぐ「音楽の天使」の隠れ家にある一室。
引きこもり創作系人間のご多分に漏れず、どのエリアもその散らかりっぷりは相当なものだ。
彼の定位置であるオルガンやデスク周りは当然のごとくかなりのものであったが、それに
引けを取らないのがこの「実験室」である。
曰く昔集めた大変に珍しい器具や薬品がしまってある部屋だそうだ(彼女には、はたして
物置とどう違うのか良く判らなかった)。
確かに不思議な形のガラスの入れ物?や美しく透き通った様々な色の小瓶が乱立していて、
この地下の独特の雰囲気により拍車をかけていることは間違いない。師には色々危険なものもあるので
無闇に立ち入らないようにと言われていた。
そんな部屋に掃除という理由があるとはいえ、主が創作活動に没頭して全くコチラに気付かない隙に
入り込むというのは、明らかに確信犯の行動である。
パンドラだろうとデリラだろうと駄目だと言われればそこを突破してみたくなるのが人の性というものだ。
391ありがちギャグ2/20:2005/05/05(木) 01:15:36 ID:ATtk8rlb
とまれ、そんなことで今クリスティーヌはこの実験室にいる。果たしてどこから手をつけたらよいものか
思案に暮れる彼女は、ふと机の上に置かれたままのガラス類に目をとめた。
ガラスの中できらめく薔薇色、海色、琥珀色…。
「…混ぜてみたり、とかしちゃったりして……」
些細な誘惑。激昂する天使の姿が一瞬浮かぶ。
然しながら、「開けるな」は「開けたい」、「食べるな」は「食べたい」、「見るな」は「見たい」、
表裏一体。
「……なんとかなるわよね、きっと」
どこから来るのか解らない妙な楽観主義論に基づき、ちょっとだけ…とばかりに手近な2つを
ビーカーに開けてみる。
「・・・・・・」
得も言われぬ不気味な色。
「どうしようかしら・・・何処かに捨てるとこなんて…」
地底湖に流すためには瓶を持って部屋から彼のいる外部まで出なければいけない。しかし
まさか床の上に捨てるというわけにもいかないし・・・。
「…ほかの液で薄めてみたら……!」

「・・・・・・・・・・・」
後悔とは後から悔いること。人間越えてしまってはいけない一線があるのだ。ああ、余計なことなど
しなければ、いやそもそも勝手に訳の判らないものなど触らなければ・・・!
――――もはや後戻りなど出来ない。
ごぼごぼと泡の立ち始めた瓶を前に、クリスティーヌは思わず現実逃避を始めかけていた。
392ありがちギャグ3/20:2005/05/05(木) 01:17:19 ID:ATtk8rlb
「クリスティーヌ!?いったい何をして・・・・・」
地下に蔓延し始めた異臭に流石に気づいて、一体全体何事かと部屋の主が駆け込んできた。
「きゃッ!!」
驚いたクリスティーヌは思わず瓶をとり落としてしまった。弾みで未混入の瓶まで巻き込み、
床の上で中身が一緒くたになる―――――!!

カッ!
眩い閃光、強烈な風圧、猛烈な煙幕
(一体何だと言うのだ・・・・!)
もうもうたる白煙に巻かれながら、ファントムは何とか身を起こした。ある意味悪意すら
潜んでいるのではないかとさえ勘繰ってしまう殺人的メニューよりは、掃除の方が幾分
マシであろうと判断した自分の迂闊さを思わず呪う。
あちこちすりむいた程度で幸い大きな怪我は…
そこまで思考がたどり着いてはじめて、重要なことに気付く。
クリスティーヌ、彼女は無事なのか、まさか顔に怪我など負ってないか、あるいは煙で
大切な喉をやられてはいないか―――――!
「・・・・クリスティーヌ!!」

彼が異変に気付いたのは次第に晴れた視界に広がる光景の所為ではなく、自分の上げた
その声の所為だった。
「・・・・・・・?」
確かに、自分が発した声のはずだ。そもそもここには自分と彼女の二人しか居はしないのであるし、
彼女の無事を確認するために彼女の名を呼んだのだ、自分が。
だが、その場に今しがた響いた声は、焦りを含んではいたが高く涼やかな声。低い自分の声ではない。
自分の声ではない然し良く知った声。高く涼やかで深みのある美しい声・・・・・。
考えをぐるりとめぐらせて、初めて目の前の光景を見やる。わだかまる黒い塊、見慣れた黒い服、
黒いマント、黒い髪(仮)・・・・・・!
薄いグリーンの瞳が此方を見返した。
「…――――――――――!!!!」
一拍の間を置いて、二人の天使は声にならない絶叫を上げたのだった。
393ありがちギャグ4/20:2005/05/05(木) 01:18:10 ID:ATtk8rlb
「・・・・・・取り敢えず状況を整理しよう」
ショックを引きずりつつも、なんとかファントムは口を開く。どんな状況に陥ろうと、
愛しいエンジェルの手前取り乱す訳にはいかない、という意地のみが唯一彼を支えていた。
…最近精神的に疲弊する状況に置かれることが以前にもまして増えたような気がする。
昔は良かった、とまで言ってしまう気は毛頭無いが、果たして今の環境も如何なものだろうか・・・
せっかくの支えも虚しく、意識はその防衛機能として思考をあさってに追いやろうと薦めてくる。
現状に頭が追いついてこないことも理由の一つであったのだが、それにもまして強烈なのは、
目の前のもう一人の姿だ。
「ゴメンナサイ…わたし…わたしどうしたらいいんでしょう……マスター…」
泣き腫らして瞳を真っ赤にし、ぺたんと座り込んでしまっている、黒ずくめの男。
「とりあえず、涙を拭きなさい・・・・お願いだから・・・・・」
今まで自分の容姿を心地よいものであると感じたことなど一度も無かった。しかし、涙を流して
おとめちっくに震える自分の姿、というものがこれほどまでに強烈なものだとは。
いらない心的障害がまた一つ増えたことだけは間違いない。
394ありがちギャグ5/20:2005/05/05(木) 01:20:06 ID:ATtk8rlb
「…この状況がそう長く続くとは思わないが、差し当たっての問題はもうすぐ夜が明けて
 しまうことだな」
ハンケチなど差し出しつつ、(クリスティーヌの中の)ファントムは話を進めようとする。
「…?どうして長くは続かないのですか?エンジェル。」
「突発企画物、というのは大体そういう物なのだよ、クリスティーヌ。だが、夜が明けても
 君が部屋に帰ってこないとなると…」
「……わたし、今日早朝レッスンが……!」
――――どんな理由が在ろうとも、今後レッスンを疎かにするようなことをしたら…
わかっているわね?クリスティーヌ・・・
先日の失踪の際に発せられた彼女のもう一人の厳格な師の言葉が、まるで今この場で言われたかのように、
クリスティーヌの脳裏にありありと浮かんできた。
顔面を蒼白にするクリスティーヌ(仮)の前で、一方ファントム(同)も苦々しい思い出を
振り払おうとしていた。
彼女、マダムとは長い付き合いではあるのだが、どうにも頭が上がらない。通常は対等の付き合いでは
あるし、いざ純粋な力勝負となれば彼にしても伊達に長々とアウトローをしているわけではない。
している訳ではないのだが、彼女が放つ致命的な一言(しかもそういう場合、大抵彼女は静かに微笑を
浮かべている。杖を片手に。)にはどうにも抵抗しがたい。
本能というやつかもしれない。

「どうしたら・・・・?エンジェル・・・・」
再び泣き出しそうな気配のクリスティーヌを見やり、ファントムは返事を搾り出す。
「…今日一日は君はここにいたまえ。私が君の代わりにレッスンを受けてこよう。
 帰ってきた後、何とかもとに戻る方法を調べる。明日朝までに解決しなければ・・・
 それはまたその時だな」
395ありがちギャグ6/20:2005/05/05(木) 01:21:49 ID:ATtk8rlb
「…然し、これは思いのほか、キツイな…」
地上への道中、息を切らしながらファントムは独りごちていた。
地下に篭って十数年、このオペラ座において彼の知らぬところなど無い。とくにこの
地下―プリマ楽屋間の秘密通路など、殆ど毎日往復している基本中の基本コースだ。
だが、いつもの自分の身体とは違い、若い女性の身での徘徊がここまで大変であるとは
思ってもみなかった。…通常なら実感することも無いはずの感想だったが。
(…まず朝一でダンスのレッスン、朝食後午前中は新演目の通し稽古…)
普段のストーキングの成果を遺憾なく発揮し、ぶつぶつとスケジュールを確認していく。

「あの、エンジェル…大丈夫ですか?ほんとに無理しなくても……」
出かける際に、当人にはそう心配されたが、彼女に成りすますこと自体はさほど難しいことではない、
寧ろ妙な自信すらあった。元々演技、といった芸術的才能の類には事欠かない彼であったし、
なにより長い間彼女を傍で「見守ってきた」という実績がある。
大丈夫だから安心するように、とだけ彼女には伝える。
「……そうですよね。わかりました。無理しないでくださいね。あ、それから
 みんなやラウルともケンカしたりせず仲良くしてくださいね」
その二つのお願いには途方も無い矛盾が含まれているとファントムには思えたのだが。
「・・・ああ、約束しよう。君も夕べは眠れなかったことだし、今日はゆっくり休むといい。
 …間違っても、あちこち、片付けようとしたり、うろうろしたりは…ア、いや別に迷惑とかでは
ないのだが…ええと、疲れを溜めると声にも良くない。無理をしてはいけないよ」
自身のことより、彼女の方、なによりこの地下の方が心配ではあった。
一瞬、微妙な間が空いたように感じたが、クリスティーヌは笑顔で答えた。
「・・・・はい、わかりました。気を付けて。行ってらっしゃい、エンジェル!」
396ありがちギャグ7/20:2005/05/05(木) 01:23:08 ID:ATtk8rlb
その言葉を聞いたときの彼の心境は、一体どんな物であったか。
ファントムにとって、これまでの人生において誰かと接し、暮らした経験など皆無と言っても
差し支えない程のものだった。
それがどうだ。愛しい人から気遣いの言葉をかけられ、笑顔で見送られるとは!
咄嗟に「行ってきます」の返事が返せなくなるほどの、大きな衝撃。
笑い出したくなるような、それをも通り越し泣きたくすらなるような、渦巻く複雑な感情。
もっとも、その笑顔は愛しい天使自身のものではなく…自分のものであったという事実が
また別の意味で、彼を泣きたい様な気分にさせていたのではあるが。
敢え無く現実引き戻され、前方に視線を戻す。黒々とわだかまる暗い廊下が延々続いて行く。
「…そもそも、辿り着けるのだろうな……?」
暗い通路の真ん中で、ファントムは一つ大きな溜め息をついた。
397ありがちギャグ8/20:2005/05/05(木) 01:24:09 ID:ATtk8rlb
一方その頃、クリスティーヌは今日一日この地下でどうやって過ごそうかしら、と
ぼんやり計画をまとめようとしていた。
おなかも空いたことだし朝食でも作ろうかとも思ったのだが、出掛けに、それだけは…と
なぜだか頼まれてしまったのだ。
代わりに、といって何処からか彼が用意した高価そうな菓子をつまみつつ考える。
やはり、また音楽の天使を怒らせてしまったのだろうか。
「……わたしって、どうしていつもこうなのかしら…」
先ほど行ってらっしゃいと見送った際にも、彼はなんだかギシりと音さえ立てて硬直したように
見えたのを思い出し、クリスティーヌもまた独りため息をついた。
朝ごはん代わりを軽く済ませ、その後片付けのついでに散らばった楽譜をまとめるなど
かんたんに掃除を行った。さすがに夕べの教訓を生かし、あまり危険な橋は渡らないようにする。
あちこちに落ちているデザイン画を拾おうとしたときに、鏡に映るその姿と目があった。
鏡に近づいていき、そのカバーを完全にめくりあげる。
目の前に映る一人の男。薄い翠色の目をした端正な顔の半分を覆い尽くす白い仮面。
「・・・・・・・」
ゆっくりと慎重に、クリスティーヌは手をかけその仮面をそっとはずした。
398ありがちギャグ9/20:2005/05/05(木) 01:25:14 ID:ATtk8rlb
現れる悪魔の顔。
最初に目にしたときには、あまりの驚きで声すらあげることが出来なかったその事実。
鬢のあたりに何か光るものを見つけ、クリスティーヌは引き抜いてみる。
数個見つけたそのヘアピンを全てはずし、頭部に手をやり完全に取り払った。
白金の髪の毛がさらり、と零れ落ちる。初めて間近でみる天使の素顔。
皮膚は縮み浮き出た血管が行く筋も走り、グリーンの瞳をおおう瞼は引き攣れている。
「…!」
それとは別に、瞼の上、額にうっすらと傷があることにクリスティーヌは気がついた。
よくよく見ると、それは額に留まらずこめかみ、耳の上、頭部や整った左半面にまで
無数に存在している。殴打の痕だろうか。
一見して新しい傷ではないようであったが、それは逆にどれほど長い年月を経ても、
完全に癒えることなど無いのだという現実を表しているようにも思える。
一体、今まで彼はどれほど険しい道を歩んできたのだろうか。たった独りきりで?
クリスティーヌ自身も、決して恵まれた子供時代を過ごしてきた訳ではなかった。
それでも、辛いとき彼女の周りにはいつも大切な親友や義母、そして天使の姿が在った。
彼の傍にも誰か居てくれたのだろうか?
しばらく鏡の前に無言で立ち尽くした後、クリスティーヌは仮面を片手に呟いた。
「・・・・・ところで、これ、どうやって嵌め直したらいいのかしら・・・・?」
399ギャグ10/20:2005/05/05(木) 01:27:35 ID:ATtk8rlb
さて、その日の夜。1日の日程を何とか消化して、ファントムはクリスティーヌの個人楽屋で
ソファーの上に倒れこんでいた。朝早くから地上への長い道のりを上ってきて、その後間髪入れずに
怒涛のレッスン。まさに息つく暇もなし。
だが、それだけならばきっとここまで消耗しきらなかったことだろう。彼は今朝のゴタゴタで
一つ失念していたのだ、人ごみに囲まれるのが大の苦手だということを・・・。
20年近い引きこもり生活はやはり伊達ではなかった!…何の自慢にもならないことだが。
ただでさえ人付き合いが不得意であるのに、周りを取り囲むのはハイテンションな年頃の娘たちだ。
パニックを起こさなかったのは我ながら奇跡に近い。
いつもなら、今ごろこの楽屋へと愛しい天使を迎えに来ているだろうに。何故今日自分は
これほどの目に会っているのだろうか・・・
もう、しばらく、外界との接触はいい、存分に篭っていたい…
とばかりにソファーの上で丸まるファントムの耳に、突然ドアのノックが飛び込んできた。
「クリスティーヌ、居るかい?入るよ?」
400ギャグ11/20エロまでもう少し:2005/05/05(木) 01:28:59 ID:ATtk8rlb
返事が返ってくるのを待たずして、ラウル・ド・シャニュイ子爵は大切な人の楽屋へと足を踏み入れた。
それというのも、彼女はここ最近いつにもましてぼんやりとしていることが多く、
あげく今日はプリマドンナのイヤミに言い返したりするなどと何だか様子がおかしかった、
という話を彼女の親友から聞いたからである。
やはり何かあったのだろうか、と心配が募る。
「ロッテ、大丈夫かい・・・・?」
部屋の中でソファーに倒れこんでいる少女を見つけ、ラウルは大いに慌てた。
「だ、大丈夫?ロッテ。何かあったのか??まさか誰かに苛めを???」
駆け寄って、その華奢な身体を抱き起こす。
とたんに、目を見開いて驚く彼女。その瞳は僅かに赤いように見える…!
「―――――!!」
一瞬にして頭の中で血液が沸騰する。
一体誰が彼女をこんなにヒドいめにあわせたというんだ!最近出没しているおかしな怪人とやらが、
彼女にまで嫌がらせを始めたのか…!?

怯えたような表情を見せる彼女を、ラウルは安心させようと微笑を浮かべ見つめ返す。
いつもは何でもないように振舞っていつつも、これほどの不安を内に隠し続けていたのか。
どうして気づかなかったんだ、僕の目は節穴?
などと自らの不甲斐なさをかみ締めつつ、ラウルは改めて決意する。
もう、彼女にはつらい思いなどさせない、彼女は自分が守り通す・・・・!!
ゆっくりと、だか力強く、ラウルは震える小さな身体を抱きしめた。
「…もう大丈夫だよ。怖いことなんて無い。君は独りじゃないから・・・・!」
一瞬にして彼女の身体から力が抜け、緊張がとかれるのをラウルは感じた。
優しく額に口づけを落とし、そのまま唇の方へとなぞっていく。
唇同士が触れる直前で、少女は焦らすように顔をそむけ、潤んだ瞳で此方を見つめてきた。
甘えているような彼女を見て思わず笑ってしまう。自分の大切な恋人。守るべき人。
(もう、お前の好きなようにはさせないぞ、ファントム・・・・!)
幸せな余韻に浸りつつも、ラウルは未だ顔知らぬ相手に胸中で宣戦布告した。
401ギャグ12/20 801ではありません:2005/05/05(木) 01:32:05 ID:ATtk8rlb
(業務連絡:スルーしてもらっても話は繋がります。普通のエロ希望の香具師はスルーきぼん)

戦争を宣言されたその相手は、端的に言って、今それどころではなかった。
心の声というものが他人にも聞こえるものであるとするならば、はっきりと伝わっても不思議では
ないほどの距離にいるというのに。然し今や彼の思考は完全に停止してしまっている。
…どうしてこういう事になってしまっているのか。
少し前までは様々な疲れもあいまって、ソファーで寝こけていたような気がする。
誰かが来た、誰が来た、ということを理解するのに寝ぼけた頭では時間が掛かったのだ。
相手を憎き子爵であると知覚して、アクションに移るのも遅かった。
ぬけぬけと楽屋まで入り込んでくるとはいい度胸だ、いやまてこれはチャンスだろう
容易に首ぐらい絞められる!
瞬時に遍く殺人法と死体遺棄法が脳裏を巡るも、間髪入れずに今朝のクリスティーヌの
言葉が蘇る・・・・!
脳内で葛藤しているうちに、奴はいつのまにか此方に近づきあろうことか抱きついてきたのだ!
余りの事に、一瞬にして全てがホワイトアウトするのを余所に、更に追い討ちをかける子爵。
「…君は独りじゃないから・・・・!」
ある意味で、それは確かに彼が一番欲しかった言葉なのかもしれない。
だがそれだけに、この状況下では与えた破壊力も計り知れない。
男になんぞ言われたくはなかった、あまつさえ此奴の口から聞く事になるなど・・・・!
こちらが呆然としているのをいいことに、益々事を進めるラウルに何とか抵抗を試みるも、
体力勝負では話にならない。その上今日はそもそも疲労困憊してしまっている。
挙句、引きこもり効果で人肌に慣れておらず、肌をなでられると思わず目を閉じてしまう。
寸でのところで顔だけ背ける事に成功し、ウレシ・ハズカシ初きっす☆の相手が男である、
というこの世の終わりのような事態は回避したものの、状況は益々悪化していく一方だった。
402ギャグ13/20 微エロ:2005/05/05(木) 01:34:16 ID:ATtk8rlb
小さな身体で心臓が早鐘のように鳴っているのが、こちらにも伝わってくる。
ゆっくりと彼女の頭を撫で髪を指に絡ませつつ、ラウルはふと、自分はなぜここに来たの
だったかと考えた。何でまたこんな展開になったのだったか・・・
そうだ、様子のおかしかった彼女を心配して具合を聞きに来たのだった。
そこで、思った以上にくたり、としていた彼女を見つけて・・・。
果たして、このまま続けてしまっていいものだろうか。疑問が浮かぶ。
然しながら、怯えた様子の恋人をこのまま独りにすることなど出来ない。そんなことを
したところで、ますます不安にさせるだけだ。
・・・何よりここで手を出さない、というのは逆に失礼な気もする。男として。
すっかり力を抜き、頬を染めこちらを見つめる潤んだ瞳を見つめかえしつつ
ラウルはそんな考えに到る。若干都合のいい考え方のような気もしないではないが。
髪に遊ばせていた手を、そのまま首筋から背筋の方へと下ろしていく。
中指で背筋のラインをつぅ、となぞり上げると少女は僅かに吐息を漏らし、そのまま体重を預けてきた。
気持ちよさそうなその反応を見て、ラウルは、これは、大丈夫、かな?と
自らにGOサインを出すことにした。
403ギャグ14/20 微エロ2:2005/05/05(木) 01:35:34 ID:ATtk8rlb
キスは取りやめ、代わりに部屋着の結び目に手を伸ばす。
途端、少女の身体が震え顔を僅かに動かし、驚いたようにこちらを見上げる。
怖がらせてはいけないと、ラウルは彼女の頬を背中をあやすように優しく撫でていく。
あっさりと身体の力を抜いた彼女に、背中に回した手を今度は下ろしていく。
服の上からその細いウエストや太ももの外側を、指ですっと愛撫する。
触れるか触れないかのもどかしいその刺激に、少女の息遣いが乱れた。涙で濡れた長い睫毛がゆれ
甘く切なげな吐息がこぼれる。
今度は反対の手を、いよいよ形の良い胸のふくらみにまで持っていく。鎖骨を撫で、白い膨らみの
やわらかさを確かめるようにゆるゆるとさする。中心が次第に膨らんでくるまで待って、
服の上からその頂を食む。
「―――!」
細い身体を弓なりにそらせ、息を詰まらせる少女を倒れてしまわないように支えながら
つぼみを吸う。舌で舐め上げ軽く歯を立てる。薄布は次第に水を含んで、ぴちゃりという
妖しい水音が耳に届いた。
404ギャグ15/20 微エロ3:2005/05/05(木) 01:36:51 ID:ATtk8rlb
ランプに照らされたオレンジ色の闇に少女の白い影が躍る。
身を捩じらせ彼女が示した僅かな抵抗をわざと無視し、背中につめを立てた彼女の小さな手を取ると、
細く美しい指を口に含んだ。口内で転がしてじゅる、と吸い上げる。付け根から舌を這わせ、
またゆっくりと戻る。空いた手で耳やうなじを愛撫しつつ、丁寧に指に舌を絡ませると、
少女は脚をひくっと痙攣させた。
すっかり紅く色づき濡れた指を開放し、脚を攣らせてしまわないように滑らかな腿やふくらはぎを
丹念にマッサージしていく。ぞわ、とその美しい肌に鳥肌さえ立てて反応する彼女。
足の付け根から流れる一筋の雫に気がつき、ラウルは顔を上げた。
顔をすっかり薔薇色に染め上げる彼女の、溢れんばかりに涙をたたえた瞳と視線がぶつかったとき、
彼ははっきりと自覚した。
おねだりだの焦らすだの言う以前に、自分の忍耐の方が先に限界を迎えている。
彼女をしっかり見つめて、かすれる声で確認する。
「・・・いいかい?」
こちらを見つめたまま息をつくのを許可だと捉え、ラウルはその中心部へと手を伸ばしていった。
405ギャグ16/20 実情:2005/05/05(木) 01:39:18 ID:ATtk8rlb
言葉が干上がり正常な判断はもうできない。
目標第八ゲートまで侵入!ダメです、防ぎきれません!!
何だか訳のわからないフレーズまでが頭の中を駈けずり廻っている。
ファントムは今、これまでの人生の中でも最大級の危機に立たされていた。
お世辞にも平穏とはいえない人生において、今までだって何度も死にかけたり等ギリギリのところを
渡ってきたのに。なんだって、こんな所で、こんな相手に、こんな目に・・・・・!
意識は殆ど残っておらず体は動かすことが出来ない。
混乱を極める彼の耳に、簡潔な、だが致命的な言葉が響いた。
「…いいかい?」
…何ガ?
足を這いまわっていた手がゆっくりと上まで昇ってくる。
人間、最後の一瞬の光景は全てスローモーションで見えるというのは本当なのだな、と
いらないところで余計な感心をしてしまう。
そうする間にもいよいよその掌は、中心部へと近づいてくる。
…このまま、自分はどうなってしまうのか。いや、そういえば今は厳密には自分では
「―――――――!!」
そこまで考えが辿り着き、急に思考がクリアになる。
このままでは自分どころか大切な彼女まで此奴の毒牙に掛かってしまう・・・・・!
必死で身体をよじり精一杯の抵抗を示そうとする。本人的には相手を絞め殺スほどのつもりで
全身に力を入れる。
406ギャグ17/20 :2005/05/05(木) 01:40:53 ID:ATtk8rlb
実際には僅かにシーツを蹴飛ばし、寧ろ腕に縋り付いたようにも感じられる程度に過ぎなかったが、
取り敢えず進行してくる手は止まったようだ。
ほっと息をついたのもつかの間、こちらを見つめる青い瞳と目が合う。
「…大丈夫」
一体何が大丈夫なのか、とツッコむ暇もなく不気味に笑みを張り付かせた顔が此方に近づいてくる。
・・・・・まさか。
何となく相手の意図することを察してしまい、ファントムは声にならない絶叫を上げる。
(やめろ!早まるな!!冷静になれ!!人間考えもなしに一時の感情に流されてはいけない!!!
 いや、だから、ギャ――――――――!!)
此方の心中など全く解せず、真っ直ぐ近づいてくる顔・・・・・!
「×××!××××!!×××××――――――!!!!!」
すでに言葉ですらない悲鳴を発するファントムを余所にゆっくりとふたりの唇が重ねら

ガギガがラッッ!!!
突然妙な、大きな音が響いて部屋の奥の鏡扉が開かれた。
「ゴメンナサイ!エンジェル!!迎えに来ようと思ったんですけど途中道に」
お約束どおりの間で現れたのは、お約束どおりの姿。黒髪黒服黒尽くめの長身の男。
「・・・・・・・キャ――――――――――――!!!!!!」
響き渡ったその声は、お約束とは程遠い低いものではあったのだが。
407ギャグ19/20 一つ飛ばした!! :2005/05/05(木) 01:47:05 ID:ATtk8rlb
本来ならば、もう少し早く、いつも天使が彼女のもとに現れる時間にここに迎えにくるつもりだった。
然し、仮面と鬘を元通りにつけるのに手間取り(仮面は試行錯誤の結果、デスク近くで発掘された
入れ歯安定剤を使用することで決着した。案外これが正解なのかもしれない)、
尚且つここにくる道すがらいくつも罠を発動させ(それでも本人は全くの無傷で、罠は修復不可能に
なるあたり、神がかり的なものを感じる)、挙句、鏡戸の開け方が判らずもたついた結果(結局、壊した)
ここに到着するが遅れてしまったのだ。
服を乱しソファーの上で重なる二人の姿。
目の前に広がる光景にクリスティーヌは完全にパニックを起こした。

「いやあああああぁああ!!二人とも何してるの!!!二人して、そんな不潔よ――――!!!!」
「!ファントム!!そんなところに抜け穴を!!!・・・・・というか、お前ついに発狂したのか・・・・!?」
「クリスティーヌ、違うのだ、誤解だ!!この馬鹿が勝手に血迷って・・・・!!」
「ひどいわ!!エンジェルも、ラウルも!信じてたのに!!裏切られたのね!!?」
「クリスティーヌ、馬鹿だなんて、一体如何したんだい?そうか、あいつの所為だな!!
 ファントムお前の所為で…!!なんだその話し方は!ってうわ、泣いてるのか…?」
「クリスティーヌ、とにかく落ち着いてくれ!!というかその姿で泣きながらぷるぷる震えんでくれ、
 頼むから!!子爵!貴様も少しは状況を察しろ!!!」
「エンジェル、だって、だって、あんまりだわああぁああぁああ――――――!!!!!」

―――――つい今しがたまで自分の腕の中にいた恋人は、何と呼ばれた?
突如現れた男を彼女は、今何と呼んだんだ?
えんじぇる、くりすてぃーぬ…クリスティーヌ、エンジェル……ファントム。
ラウルはゆっくりと、思考を回転させた。
「・・・・・・・・・・・・―――――――――――――――――!!?!」
数分間の空白の後、ラウルは自分の中で世界が崩壊していくのを確かに感じた。
408ギャグ〆 長かったですね:2005/05/05(木) 01:54:39 ID:ATtk8rlb
「うわぁぁあああぁああん!!ひどいわ、ヒドイわあぁあぁああ―――――――!!!」
「ギャ―――!!く、クリスティーヌ!分かったから燭台を振り回すな、うわ危な!!」
「…あハはッ、クリスティーヌ、キミは昔からおてんばサンだったね。あッほら向こうで
小人がダンスしてるよ・・・!」
一人はパニックで大暴れし、一人は疲労その他諸々でふらふらしながら逃げ惑い、
一人は完全にお花畑の広がる別世界に逝ってしまっている。
おかしな三重奏が繰り広げられ、収拾不可能な場の混乱が最高潮に達したとき、
バタンと部屋のドアが開いた。
「何時だと思っているの!!クリスティーヌ、クリスティー・・・・・」
目の前に広がる想像を絶する惨状に、マダムは絶句した。
そんな彼女を見て三人の動きもピタリと止まる。
「あ、あの…」「ま、マダム…」「こ、此れには訳が…!」
一瞬の静寂。
「・ ・ ・ ・・・・・・―――――――――――!!!!!!」
こちらも想像を絶する規模で、恐怖の雷が轟き渡ったのは言うまでも無い。

のちに、偶然この咆哮を耳にしたバレエダンサーは語る。
どんな凶暴な魔物よりも恐ろしいものを見た。あの光景は一生脳裏から離れることはないだろう
…と。


翌朝、元に戻ったクリスティーヌ・ダーエ嬢は罰としてオペラ座全館拭き掃除とカルロッタの
高周波攻撃つき付き人一週間を命じられ、ラウル・ド・シャニュイ子爵閣下は一ヶ月の
楽屋出入り禁止になり、O.Gファントムは三月ほど地上に出てこられなくなった。
それにより、オペラ座の面々、特に両支配人は穏やかな3ヶ月を過ごすことになったのだが、
それはまた、別の話。
                            (終)でも一つ飛ばしてしもた・・・!
409378-384:2005/05/05(木) 01:57:22 ID:5p5mjFW6
うわ、初めてリアタイで読んじゃったよ。(どきどき
投下スピードも私の読むスピードと同じくらいだったしw
ヤバイ・・・
笑い死ぬ+萌え死ぬ・・・(;´Д`)…ハァハァ
クリスに萌えてるのか、ファントムに萌えてるのか謎やけど(笑

笑顔たっぷりカマくさいファントム(中の人クリス)
何故か異常に魅力的なクリスティーヌ(中の人ファントム)
・・・・・どっちも萌え

ウレシ・ハズカシ初きっす☆・・・ファントムの思考回路って((´∀`*))ヶラヶラ
ファントムにはぜひ美少女に生まれ変わって、楽しい人生を桜花して欲しい・゚・(ノД`)・゚・。

入れ歯安定剤にも萌え。
電波なラウルにも萌え。
ギャグエロがこんなに萌えるとはしらなかたよ!

飛ばしたとこコッソリ(←どうコッソリやねん)のっけて
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
410ギャグ本来 14/20:2005/05/05(木) 01:59:13 ID:ATtk8rlb
(連絡:数少ないエロを一つ落とし損ねた・・・orz ↓は13と14の間に入れてくれ…)

陶磁のように白く、僅かな力で簡単に手折れそうな白い喉に唇を這わせていく。首筋から
鎖骨に到達すると、そこを軽く吸うようにする。頭の上から切なげなため息が一つ、
降って来た。
半分開いたままの、薄いピンクの唇にキスしようとして、ラウルは先ほど彼女に焦らされてしまった
ことを思い出した。今までも、最後まで到達することはなかったが、キスまでは何度も交わしてきた。
けれど彼女はぼんやりとした瞳のままで、積極的な反応を示すことなどほとんどない。
別に嫌われているから、というわけではないらしいのだが。(本人からの言葉なので、信じても
いいだろう。)
なので、初めて大きな瞳でしっかり見つめられ、焦らすようにし甘える彼女をみて少し驚いたのだ。
驚きと幸福感。
同時に少々意地悪な考えも頭をもたげる。
(…焦らし返してみようかな)
おねだり、とまでは行かなくても自分からしてくれようとする素振りだけでも…!


以上で全部です。お疲れ様でした。
ギャグでスイマセン。エロが足りなくてスイマセン。投下失敗してスイマセン。生まれてきてスイマセン。
411名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 02:02:50 ID:5p5mjFW6
ブラボー!!!ブラボー!!

生まれてきてくれて有難う!!!心から!
412ギャグ書き:2005/05/05(木) 02:03:09 ID:ATtk8rlb
>409
ありがトン。
初めて小説なんぞ書いたが、感想もらえると
スゲー嬉しいね。

ギャグ嫌いの人はスマン。
ドロドロのエロ、待ってます。 >エロの天使様方
413名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 02:03:47 ID:Vrw1bI0R
ラウルタンが一人お花畑逝っちゃたにワロタ
414名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 10:04:54 ID:tAlnH1Lf
>>412
初めてとは思えねぇぇぇ!
すごく楽しんでしまった。
ここはエロの天使からギャグの天使まで幅広くいらっしゃるのですね。
415名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 13:58:08 ID:SmABpZNq
>>クリス攻xファントム受
(・∀・)イイ!! Mファントム!
泣き虫さんだからねぇ
あぁっ、もっと苛めたやりたいわ

>>412
409と同じく 笑い死ぬ+萌え死ぬ〜
こういうの大好き!
カルロッタにイヤミに言い返すクリス(中ファントム)想像して激ワラ
また書いてくだされ〜
416名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 23:15:15 ID:2+rEneWH
ひとつ書いたんだけど、エロくない。そのうえ公式系べっとり感があるw
投下してもいいかな?
417名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 23:39:05 ID:SmABpZNq
please〜
418名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 00:05:08 ID:fVOR+MAN
公式系べっとり寒て・・・
419名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 00:37:50 ID:d5IP/iv1
>>416 「さあ勇気を出して」 by アンドレ
420名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 01:40:11 ID:mqgbw7l5
ああ、ちょっと見ない間に
とってもブラックなクリス格好いい…(*´д`*)ハァハァ
そして苛められてるファントム可愛い。(ぜひその後の続きをキボンヌ)

そして色っぽくてナイスギャグなお話サイコー。
笑い転げましたよ。ジーニアス!
ファントムの新たに負ったトラウマを考えると思い出し笑いしそうです。

明日までにもう1編読めるのかな。
期待してます。
421名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 08:12:51 ID:UzQM7DGO
うはー面白かたよ
422416:2005/05/06(金) 11:29:43 ID:x4B+sl1i
>>419
ありがd

では、べっとりしていて息苦しいのが苦手なお人はスルーよろしく。
…家族がいないうちに書いてしまわねば。
423ウェディング・ベール 1:2005/05/06(金) 12:04:19 ID:x4B+sl1i
 「ドレスが出来上がってきたよ、クリスティーヌ」
 仮面の男は軽い足取りで、その名の女性が待つ部屋の前までくると扉をノックし、そう告げた。
 「君の花嫁衣装だ!」扉を開け、姿見の前の椅子にゆったりと腰掛けている彼女に駆け寄る。
 男は手に持った一抱えもある箱を開けると、中からドレスを取りだして広げた、彼がクリスティーヌと呼ぶ相手の体に当てて見せた。
 ふわふわと豊かな柔らかな髪をおろしたままのクリスティーヌは、まだ少女のあどけなさををその顔に残し、微笑んでいる。
 姿見を覗いて男は満足げだ。
 「白は君に相応しい。今日は私たち二人にとって素晴らしい日々の第一日目となるのだ」
 鏡の彼女に微笑みかえす。
 「…少し青い顔だ。緊張しているね?実を言うと私もそうなんだ。何といっても、私たちの結婚式なのだから。
 …まさか自分が当事者になる日が来ようとは、夢にも思わなかったよ」
 なるほど、仮面の男は漆黒の燕尾服できっちりと身を整えてあった。
 花嫁となる女性は微笑むばかりで一言も発しなかったが、彼は気に留める風もなく話し続ける。その音楽のような声で。
 「…ここはメイドのひとりもいないし、自分ひとりで着替えるのは大変だろう?無骨な男の手でよければ貸してあげられるが」
 男は白い手袋に包まれている手をひらひらさせて見せた。
 「恥ずかしがることはない。私は君の夫になるんだよ?うん、そう、素直だね…クリスティーヌ」
 彼が後ろへ回って、きゅっと締められた帯を解き、するりとガウンを脱がせると、細い肩があらわになった。
 「素晴らしいな」そう言うと、彼はほっそりとした首筋に唇を押しつけた。
 すると、仮面が花嫁の肌に触れて、かちん。と、小さな音をたてた。
 「ああ、すまない。こんなことをして怒っているんだね。それとも、この仮面が君を傷つけると思ったかい?」
 男は素顔を覆っている仮面にそっと触れる仕草をした。
 「大丈夫。決して君を傷つけたりはしないよ。…私は人一倍恥ずかしがりやでね。これが必要なんだ。
 解ってくれるだろう?奥さん」
 これから妻となる女性に彼は笑顔を作ってみせた。
 
424名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 12:06:45 ID:kIh47rvv
人形クリスか…
425ウェディング・ベール 2:2005/05/06(金) 12:46:02 ID:x4B+sl1i

 鏡の中に頷き、「わかってくれて嬉しいよ。愛しているよ、クリスティーヌ」そう言って、
 今度は仮面が触れないように、青ざめた花嫁の頬にそっとキスを落とした。
 そして、彼は慣れた手つきでドレスを着せ始めた。シンプルだが、細部にまでこだわって作られたドレスは派手さこそないものの、贅沢な代物だった。
 背中の真珠のボタンを丁寧にかけてゆく彼の指は無骨とは言い難い。その繊細な動きは官能的でもあった。
 それを終え、今度は箱からサテン地の長手袋を取り出して、男は花嫁の前に膝をついた。
 母親が幼子にしてやるように、手袋の中へ、親指、人差し指、中指…ひとつひとつ指を収めてやった。
 彼はその作業を楽しんでるらしく、ときどき愛しい花嫁を見上げてはにこにこと笑みをこぼした。
 「そうそう、その調子。あ…小指がどこかへいってしまったね。お隣かな?ああ、あった。じゃあもう一度。うん、上手」
 時間をかけてゆっくりとやっていたがそれも終わってしまった。ちょっと残念ではあったが、彼は膝をついたまま、ドレスの裾をぴっと引っ張り、シルエットを整えた。
 立ち上がって、2,3歩後ろへ下がると姿見の中の花嫁をじっと見つめた。
 「きれいだ」彼は深い息を吐いた。様々な思いが蘇り胸が詰まる。
 「君のお父さんもきっと喜んでいてくれていると思うよ」
 「…でも、顔色が良くないね。もちろん、そのままでも十分だが…」
 彼は化粧台から口紅をとると、細い紅筆を持ち、器用に唇の輪郭をなぞって色をさした。
 それから頬紅もほんのりのせた。
 「…ほら、花が咲いたようだ。髪も結ってあげよう。おや、そんな顔をするもんじゃないよ」
 子供をたしなめるように、「めっ」として見せる。
 「私は何でも出来るんだから。見ていてごらん」
 男はそう言って、花嫁の後ろへ立つと、柔らかな茶色の髪を手にとって梳きはじめた。
426ウェディング・ベール 3:2005/05/06(金) 13:29:54 ID:x4B+sl1i

 男の手は楽器を奏でるそれに似て、髪に櫛をいれる度に音楽が聞こえるのではないかと思われた。
 ときおり、指に絡ませて髪に口づけし、その感触に香りに彼の胸はざわざわと波立つ。
 「…ああ…」男は低く呻いた。
 姿見には聖母のような微笑みをたたえている女性に、黒装束の仮面の男が寄り添って映っている。死神のように。
 ブラシがことりと床に落ちた。
 男は音楽のような優雅さで、白い手袋ごしではあったが、花嫁の頬に触れ、顔の輪郭をなぞり、首を撫でた。
 自然、息が早くなる。耳元に唇を寄せ、耳たぶをそっと噛む。反応は何も無いが、彼はその痛みをいたわるように、唾液を絡めた舌で優しく舐めてやった。
 かわいらしい耳を味わってしまうと、背中に垂れた髪をかきあげてやり、あらわになったうなじに唇を這わせた。
 「なんてきれいなんだ…なんて素敵なんだ。私の花嫁は…」
 下腹部が熱を帯び始めたことを彼は隠しもせず、抱きしめて己自身を押しつけた。
 「わかるだろう?」低い低い声だ。
 彼は真っ白な花嫁衣装の上から腰を撫で、コルセットせ締め付けられている細いウエストをなぞり、ゆっくりと胸の頂へと手をのばした。
 愛撫することで彼は興奮を増し、さっきよりも硬く熱くなったものを再び押しつけた。
 「…ふ…っ…」切なげなうめきが漏れる。
 彼は花嫁の正面へまわった。
 「…私のかわいい生徒。こうしていてくれるかい?」
 欲望でくぐもった声だ。彼は妻となる女性の両手をとり、手のひらを見せるようにして指先を軽く組ませると、膝の上に戻した。
 部屋の灯りに、サテン地の手袋が鈍く輝いている。
 「そう。こわがらないで」
 彼はドレスのスカートが広がる椅子の上に片膝をつき、体を支えるように背もたれに手をかけた。
 そして、もう一方の手で花嫁の手を押さえつけて固定した。
 「…良い子だ」
 彼は花嫁の手のひらに、欲望で膨れあがった彼自身をあずけた。
 姿見に映るのは悪魔に陵辱されている天使だ。
 ゆっくりと腰を動かしていた彼だったが、だんだんとそれも早くなる。
 「…いい。…とてもいい…」
 サテンのすべらかさと冷たさに彼は刺激され、今にも爆発しそうだった。
 
427名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 14:52:17 ID:jvXCfPwP
>423 乙。
精進してまたチャレンジしてね、待ってるから。
428名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 15:14:08 ID:6k+dZNTz
了、とか後書き、とかないし、まだ投下中では?
続きがあるのかとわくわくリロード中なんだけど。
429ウエディング・ベール 4:2005/05/06(金) 16:09:17 ID:WfsrJPhp
ごめん。家族が帰ってきたので続きが書けなかったんだ。
一応続きあります。上のでもういいと思われた方はスルーして下さい。



 「クリスティーヌ、クリスティーヌ…!!…うっ…っ」
 堪えきれず、彼は全てを放った。ドレスにどろりと生暖かな液体がしみをつくった。
 彼のものはまだおさまりきっていなかったが、余韻を楽しむことはせず、花嫁からすぐに身をひいた。
 自分自身の体液で汚してしまった鹿革のぴったりとした手袋を剥ぎ取り床に脱ぎ捨てると、乱れた服装をきっちりと整え直した。
 そして、花嫁を冷ややかに見下ろしたかと思うと、その両肩を掴んで床にたたきつけた。
 ガタン、ガタンと大きな音を立てて、それは男の足下に転がった。
 手足があり得ない方向へねじれ、片腕はもげて、首がごろりと胴体から外れた。
 出血しないのが不思議なくらい、それは精巧に作られた人形だった。
 「なぜ何も言わない!なぜ微笑む!なぜ冷たい!!」
 声を荒げて彼は叫んだ。叫んだとて、ここは日の光さえ届かない地下の世界。誰も聞くものなどない。
 ねじけて床に横たわる人形以外は。
430ウエディング・ベール 5:2005/05/06(金) 17:41:06 ID:WfsrJPhp

 彼はしばらく足下の白い塊に視線を落としたままだったが、やがて膝を折ると花嫁の首をその手にとった。両手で包むように。
 地上に降りた天使のような娘に焦がれた彼は、せめてもの慰めに人形を作り上げたのだった。
 醜い素顔を仮面で隠して地下で生きる男にとって、その娘はまさに天上のものであったので。触れることなど叶わなかったので。
 髪をそっと払ってやると、人形の顔があらわになった。先ほどの衝撃にも傷つかず、相変わらず美しい微笑を浮かべたままだ。
 「…私はひどい癇癪持ちだ。可愛いクリスティーヌ、美しいクリスティーヌ。私には君しかないというのに」
 自分自身に言い聞かせるように男はそう言った。
 彼はピグマリオンではない。その口にくちづけしようと、人形は魂を得ることはない。
 そして、彼はさっきまで人形を座らせていた椅子の上に、愛するものに似せて作ったその頭部をそっと載せた。
 それから、花嫁衣装を入れていた箱から、たんぽぽの綿毛のようにふわふわと白いウエディング・ベールを取り出した。
 「…君のだ」
 ふわりと広げて微笑む花嫁の顔を覆った。
 床の白い塊を拾い上げ、転がる腕を拾い、彼は姿見の中の花嫁に振り返る。
 「なおるまで待っておいで。さっきも言っただろう?私は何でもできるんだって。ドレスも汚れてしまったからね、作り直してあげよう。
 そう、多少時間は要るが…私たちの時間は永遠にある。だろ?」
 彼は返事を待つように、扉の前で立ち止まっている。誰も応えるものなどいないとわかってはいたが。
 「…クリスティーヌ」
 奇妙に歪んだ笑顔を残して男はその部屋を出た。

 
                           。。。おわり
 
431名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 17:53:11 ID:WfsrJPhp
切れ切れになってすまん。
投下したいのに終わるのを待ってくれた人、ありがとう。
>>427
もっとROMって精進することにします(ペコーリ

432名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 17:54:27 ID:d5IP/iv1
乙です!なんだか切なくなる(涙)実際はファントムこうだったんだろうね・・・
貴方様の小説を読んだらまた観に行きたくなったよ!
433名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 18:54:52 ID:6k+dZNTz
乙でした〜!実はクリスに見せた方の人形はまだ「怖くない」バージョンだったりしてw
病的で一種怖いシチュだと思うんだけど、なぜかファントムの描写に男の色気を感じた。
毛色が変わってて面白かったです。
ココっていろいろな話が読めて楽しか。
434名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 19:18:50 ID:pTaUtRTv
乙です。せつないーーーーーー。・゚・(つД`)・゚・ 
すごいリアルな感じがした。
>>432
実際のファントムはそうかもしれないね。
435名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 19:32:03 ID:6k+dZNTz
面白かった、感想はレスした、乙も言った、だけどどうしても激しく突っ込みたい。
ファントム…

>「ドレスも汚れてしまったからね」

自分が汚したんだろーにw
436名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 20:01:35 ID:+EuLwa/s
彼女はちょうどピアノの小節の区切りで目を覚ました。
乱れた夜着の肩を整えながら起きだして
カウチをそっと降りる。自分をここに連れて来られたマスターの
姿を求めて、隠れ家の中を歩き出す。
美しい音色に導かれて、その方のいらっしゃる元へ
近付いていくともの言わずこちらを振向かれた音楽の天使。
仮面に隠された素顔を見たいと彼女が思うのも無理はなかった。
彼女が近付くと彼は緊張しながらも指先から美しい旋律を紡ぎ出していた。
即興のようでもあり、創り込まれた秀作のようでもある曲に
流れるような動作でその仮面に彼女が触れた時。
437名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 20:02:54 ID:+EuLwa/s
それが合図だったかのように彼女は熱くて力強い腕に抱きすくめられていた。
紙を裂いたような切れ切れの悲鳴をあげて宙に浮いたかと思うと
元のカウチの上に背中から投げ出された。
二の腕を抑えられ身動き出来ないまま、唇を塞がれる。
「う…」
なんとか彼の身体が密着しないように腕を立てて抵抗したが
すぐに捻り上げられる。
「痛いっ」叫ぶと彼は狼狽して手が止まった。
自分の脚の間には彼の脚が入っていて自分の夜着は乱れてしどけなく
肩を曝け出している。お互いの荒い息遣いで何も聞こえないかと
思われた。これは私のマスタ−じゃない。
ただの見知らぬ大人の男性で、それが自分に何を望むのか
そう気付くのに、数瞬を要した。
「…マスター」
438名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 20:03:48 ID:+EuLwa/s
手で口を塞がれた。鼻も一緒に塞がれて息が出来ないまま
夜着は片方の肩から腕に指先にずれて夜目にも眩しい女の裸体が
浮かび上がった。彼は塞いでいた手を背中に回してわずかに持ち上げて
乳房に唇をあてがい思いっきり吸った。
「いやっ。」乳房からまた首筋を熱い唇が移動する。
もう一方の手は脚の間に割り込んで彼女の敏感な部分に触れると
そのまま肉の間の裂け目へと進撃を開始する。
439ギャグ書き:2005/05/06(金) 22:32:43 ID:25R+Acop
なんか、いっぱいあたたかい反応もらえたみたいで、
ありがとう。フツーにうれしいもんだな。
お礼代わりに、調子に乗って後日談を最後に乗っけてみたよ。
厭な人は、本トしつこくて御免。スルーよろしく。
まず先にレスから。

>>423
最初「…電波!?」と一瞬オモタが、よかったよ。乙!
ちゃんとエロかったし。
>>436
そうだよな。コレがこの板のデフォルトだよな。
強引エロス。強引な割に緊張してんのが、先生だよなw
ところでさ、ココで寸止めされるとさ、ハァハァ・・・・。
つづき、早めにきぼん・・・ッ!!

おまけ(スルー推奨)

地下に帰って、無事中身がもどったクリスがファントムに一言。物凄いステキな笑顔で。
「マスター、カツラとかそういうのは地肌に良くないですから
 あんまり着けっぱなしにしないほうがいいですよ(百パーセント善意)」
「・ ・ ・ ・。(見られたア――――――――――――ッ!!!!!!!)」
今回の諸々のことがあまりのショックで、他人(というか外界全部)が一層恐ろしくなり
眠るたびに悪夢にうなされるので、その睡眠時間を費やして、
先生はがんばってスコアを仕上げました。
子爵はとても便利なの思考回路を持っていたので
「(自分が抱いた)アレはロッテだった、アレはロッテだった、アレはロッテだった…!」
という魔法のおまじないを唱えたら、すぐに脳内置換できたので、あっさり立ち直りました。
                         とっぴんぱらりんのぷう。

言うほどのものではありませんでしたね。
イチROM者に戻ります。
では、次からはエンジェルオブエロスの素晴らしきエロをどぞ↓。
440名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 22:50:18 ID:d5IP/iv1
>>438 続きをプリーズ!

>>439 GJ!キャストのままで目に浮かぶような素晴らしい作品でした。特にラウルの「あれはロッテロッテロッテ・・・(エンドレス)」表情まで想像できるよw
441名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 23:05:58 ID:6k+dZNTz
おー、ネ申ご本人降臨お疲れ様です。
あーゆーギャグ調大っ好きなので、ぜひまた違うネタを無理矢理にでも
ひねり出して書いて下さいませ。伏して乞い願います〜
442ギャグ書き中の人:2005/05/06(金) 23:13:53 ID:25R+Acop
神ではないので恐縮なんだが…
とりあえず同じ香具師が連続で落とすとマンネリ化しちゃうし
コミケ氏やマダムネタの予告も上がってるから
新たなネ申の出現をまったほうがよいかもだ(by戸棚)

378氏の鬼クリス読んで、ちと挑戦したくなったけども…
この板的にはクリス攻めの場合、歌姫視点のほうが適してるのかな
443名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 23:25:54 ID:2gFEotjh
ネ申続きで恐縮ですが感謝遅レス…
攻クリスがファンチョメの大事な所をフミフミしている脳内画像が出て止まりません
と、言ってみるテスト…

ファントムinクリスの身に危険が迫る所で最高潮でした!ハァハァ!
読み応え充分の上後日談までごちそうさまでつ!
444431:2005/05/06(金) 23:33:02 ID:TWKgPFbG
スレ違いだボケ!!と言われるかと思ってどきどきしてたので、感想を貰えて嬉しい。
読んでくれた方達に感謝!ありがとー。

>>439
ギャグの天使さま乙!
わたくし、入れ替わった二人がトイレをどうしていたのかが気になってたまりませんw
445名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 00:21:26 ID:ETXurjvt

何だか突然ハイレベルな神達が光臨されて嬉しいよ
>>438の続きも是非 (*´д`*)ハァハァ
446ファントム×クリス(1話完結):2005/05/07(土) 00:25:36 ID:/+tQJ3f3
差し出された手を取って、私を信じて地下まで付いて来てくれたクリスティーヌが
可愛くて仕方がなかった。

その日は地下室にクリスティーヌを泊めることになった。
今まで話せなかった事を二人でいろいろと話した。
お互いに孤独だった二人の出会い。
私の歌を聴くことが出来たのはクリスティーヌ一人だったという事。
その二人が頑張って力を合わせ、ついに晴れ舞台の勝利を分かち合った感激。
私はクリスティーヌが愛おしくてたまらなくなり、強く抱きしめてしまった。

夜はスワンベッドに一緒に寝た。
普通に寝ていたが腕枕をして寝ていると彼女の体が気になってどうしようもない。
興奮して自分の心臓の音が大きくなってきたのがわかった。
もう我慢できず勇気を出してクリスティーヌの胸をさわった。
抵抗もしなかったので下半身にも手をやり下着を脱がせてしまった。
クリスティーヌも濡れていた・・・もはや、後戻りは出来なかった。
唇にキスしてから、耳、首筋、胸、乳首にも順番にキスしながら愛撫し、挿入。
入れた感触は、生温かく、彼女も腰を動かしてくれた。そのたびにヒダにひっかかり・・・
中で出さないように我慢していたが、抽送を繰り返しているうちに
クリスティーヌがイってしまったらしく、ぎゅっと締め付けるような感触と共に
可愛い声を出したので、思わず発射してしまった。
次の日の朝も同じように燃えてしまった。
たくさん出してしまったのでちょっと心配だった。

それから3ヶ月が過ぎた。
あの後私は逆上してとんでもない事件を起こしてしまい、それによってクリスティーヌは
ラウルの方に気持ちが傾いてしまった。どうやら彼とは仲良くやっているらしい。
クリスティーヌは忘れたのだろうかあの日のことを・・・
私は、忘れられずにいるのに・・・


〜終〜
447名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 00:37:48 ID:8tkYAZsC
>>446 おおファントムの日記風ですね、のぞき見してるみたいでドキドキしました(^д^;ハァハァ
448名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 00:37:58 ID:IkynD2qG
>446
サイショの男は忘れないかもだから、と、
ふぁんとむを慰めてあげたいw
449名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 01:22:49 ID:nnykZERv
>431
クリス人形とファントムの物語(エロなし)
を自分も書こうと構想してたのがあるんですが
あなたが不快でなければ投下してもいいですか?
450名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 01:45:15 ID:50H2pUqW
GWだからかな
たくさんの作品あって幸せだ!
神たちありがとう!
451431:2005/05/07(土) 01:46:57 ID:gzwG7RQd
>>449
コォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イ!!!!

気にせずどんどん投下して下され。エロもギャグもロマンスも読みたいw
書け!書いてくれ!お願いだーーー!!
452名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 01:53:19 ID:oGtVXNVW
438の続きです

「マスターそれだけは…」
再び唇を塞がれる。男は彼女の手を自分の分身へと導いていった。
猛々しいそれに直に触れて彼女の手が震えるのもかまわず
男はそれを彼女の手を使って扱きだした。
「いやあ」何度も、何度も。「やめて…」ぐうという音と
ともに男の舌が彼女の口の中にねじ込まれた。
彼女の中に入ったままの男の指が動きを止めた。
はあと男の息遣いが遠くなる。
彼女の中からとめどない液にまみれた指が抜かれ
片足が異様に高く持ち上げられる恐怖に、彼女は叫んだ。
「きゃああぁ」
453名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 02:00:58 ID:oGtVXNVW
空気読まないで投下だけしてすいません
このスレの作品、全部大好きです^^
読ませてもらってるうちに書きたくなりました。

445さん、ハアハアしてもらって嬉しいです。
454名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 03:39:10 ID:hPKRvSHc
>452
こんなことを言うのはなぬなんだが、
書きおわってから、もしくはここに投下できる状況のときに、
続けて投下してくれないだろうか。
ひとつの話なのに細切れで間に別の話が挟まったり、時間が開くと、
結構萎えるんだが。
455名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 08:30:30 ID:KaqzAW2l
>>454
まあまあ。早く読みたいのはみんな同じさ。もちつこうぢゃないか。
 あわてない、あわてない。一休み一休み♪
456名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 09:04:17 ID:IBJIxxEo
>453
書きあがって無くても
投下してくれる神も他にもいっぱいいるよ
またーり待ってます。乙!
457ファントム×クリス(1話完結):2005/05/07(土) 11:51:46 ID:Igl8Ec/P
>>440

>GJ!キャストのままで目に浮かぶような素晴らしい作品でした。

ちなみに映画版ファントムの中の俳優さんがトーク番組で女性の声真似してるのを聞いたが、
ああ見えて上手いよ…。たぶんあんな声で「ひどいわ、ヒドイわあぁあ!」とか叫ぶんだろうな。
というのが想像出来てしまった…orz
コメディーにもいつか挑戦してみたいと言っている事だし、ここは「オペラ座の怪人2〜入れ替わった二人」という続編で是非リアルでやって欲しいところだ>中身クリスのファントム
458457:2005/05/07(土) 12:03:42 ID:Igl8Ec/P
ごめんなさい、名前訂正するの忘れていた・・・逝ってきますorz
459439:2005/05/07(土) 12:42:50 ID:MFsKaI6z
>457
あの、感想(だよな)有難う。
でもさ、ココで中の俳優さんとか言う発言はちと、どうかと…
またきっと、コワイ人とか来て、また荒れるかもしれんから…
映画とか、見てない人も(少ないだろうが)覗きにきてる人もいるかもしれないし
あと、この板のネタがネタだから、不快に思う人もいるかもだ。
スマン、余計なことだね。気イ悪くしたら御免。
あと、>>446 好きだ。いたした時点ではらぶらぶでよかったね、と先生に伝えたい。

このスレに住むほかの天使たち、スレ汚しスマンかった。
消えます。
460名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 12:51:29 ID:Xpkp0jX1
いっぱい載っててうれしいのだが、やはり投下予告と
タイトルなり連番なりを入れてください>エロの天使様方!
読む方としても、どれがどの作品の続きかわかるので助かります。
461457:2005/05/07(土) 14:58:22 ID:j7BnRshS
>>459
自分はあまりにもありありと映画版キャラで映像と音声が浮かんでしまったので思わずカキコしてしまったが
確かに一部の人たちがどっからか流れて来たら荒れるかも知れないチラシ裏妄想発言でした・・・スマソ。
漏れも「こんなオペラ座の怪人は嫌だ!板」見ていたらこの板の存在を知ってしまって、
ここへ流れて来た一人だし。

皆様感想THX!!>ファントム×クリス1話完結
462鬼クリスの中の人:2005/05/07(土) 21:00:49 ID:GKHypDVa
鬼クリスシリーズ第二弾を書いてみました。
こんな感じに仕上が(ってしま)った模様です。

1.話の流れが途中から変わってる
2.ファントムが可哀想だ・゚・(ノД`)・゚・。
3.エロ書き忘れたよ(論外

クリスは、純なかわいこちゃんだ!!って方はスルーしてね。(汗

>>442
怪人視点も見たいかもだ。(つーか見たい!

463歌姫攻×怪人受(エロなし鬼畜):2005/05/07(土) 21:03:39 ID:GKHypDVa
(今回もクリス視点です。)

「クリスティーヌ!・・・」
私を見つけて、彼は私の名前を発した。引きつった顔でね。

「近頃、オペラ座の怪人とかいう引き篭もりの変態野郎が、悪さばかりしているらしいの。」
私はニコッと、ジリー先生が聞いたら激怒するような言葉をサラっと言ってのけた。

そのまま近づいて、隠し持ってきたナイフを、すばやく彼の首にあてた。
「・・・・・支配人たちが困っているわ」
464歌姫攻×怪人受(エロなし鬼畜):2005/05/07(土) 21:04:16 ID:GKHypDVa
彼はまったく動じなかった。
「そんな子供騙しはやめなさい。怪我をするよ、クリスティーヌ」
と、平然とした様子。

「子供騙しじゃないわ」
左から右へ、彼の首をナイフでなぞる。
ツッと彼の首から、赤いものが出てきた。

さすがに彼は驚いたようで、
「・・用件を聞こう」と言ってくれたの。

「支配人に手紙を書いてちょうだい。私のいうとおりにね!一文字も変えてはならないわ。
もし、守らなければ、、、このナイフであなたの首を殺ぎ落としてあげる。
・・・・・ゆっくりと時間をかけてね。
だから言うことを聞かなくても、私としては全然構わないのよ。
-------どう?理想的でしょ?」
彼が恐怖に目を見開き、「助けてくれ!殺さないでくれ!」と絶叫する姿を想像すると、
本当に堪らなかった。
465歌姫攻×怪人受(エロなし鬼畜):2005/05/07(土) 21:04:56 ID:GKHypDVa
「ゎ・・・かった。」
喉からしぼりだすような乾いた声。
それでも、彼の声は美しかったわ。

彼の首にナイフを突きつけたまま、私は言い始めた。
「さぁ、書くのよ。私の言うとおりに!!


・・・凡才なる支配人殿。
今日は私のことを少しお話しよう。
これは、私の生活のほんの氷山の一角に過ぎないが。

私は“ファントム”などと呼ばれているが、
その正体は、地下に引き篭もっているただの人間だ。
7歳の幼女を好きになってしまったロリータ趣味の変態なのだ。」

「ッ!!私を辱める気か!」
彼の顔が羞恥で醜く歪んでいた。
466歌姫攻×怪人受(エロなし鬼畜):2005/05/07(土) 21:05:46 ID:GKHypDVa
「フフ、本当のことでしょ?さ、続けるのよ。

・・・そして、今はその娘に辱めを受けて喜んでいる。
私は極度なマゾヒストだ。
娘に夜な夜な鞭でぶたれ、涙と涎を垂らして、もっとぶってくれるよう強請るのだ。
自ら鞭に近づいて、神に許しを請い、その痛みで天国へと上り詰める。
彼女の鞭が無ければ、男としての機能を発揮できない・・・
私は永遠に彼女のとりこなのだよ。」

--------それは私の彼に対する願望だった。

「私を一体なんだと思っているんだ?!!
私は、真っ当な人間だ。他の者よりも、少なからず知識もあるし、優れている...!
そのような嘘を書かせておまえは恥ずかしくないのか!!」

彼は私をその鋭い目で睨みつける。
467歌姫攻×怪人受(エロなし鬼畜):2005/05/07(土) 21:06:38 ID:GKHypDVa

(まったく・・・いちいちうるさい犬だわ。あんまり喧しく吠えると、猿轡を噛ませるわよ!)
そう思ったけれど、そんな怒号より彼をゾクッさせるような言葉を投げ掛けた。

「安心して。今にきっと・・・・・そうなるわ。」
ひどく冷たい理知的な声で私はそう言って、また手紙の内容を言い始めた。

「しかし、私はその娘には愛されていない。
彼女は私のことを愛してはくれない。

業火に焼かれた醜い化け物を愛してくれるものなど、現れない。-----永久に」

彼の手が震えて、インクが滲んだ。
仮面の目から白いものが流れ落ちるのが見えた。
私の本心だと思ったのだろう。(本当は、私は彼を愛している。これが私の愛情表現なのだから)
彼の心は本当に脆かった。ガラス玉のように。
子供のように純粋な彼に、やはり・・・ゾクゾクして鳥肌が立った。
468歌姫攻×怪人受(エロなし鬼畜):2005/05/07(土) 21:07:18 ID:GKHypDVa
「そんな私を哀れんでくれ。
哀れな化け物に、2万フランを恵んでくれ。
そうすれば大人しくしているから。

署名をO.Gと・・・書くのよ。」

彼は打ちひしがれて、仮面を抑えて泣き続けた。
「ぅ・・う」とうめき声が地下中に響いていた。

「書けっていってるのよ!
ほら!書きなさい!私の言うことが聞けないの!!」
彼の手にもう一度ペンを握らせ、震えるペン先を手紙に押し付けた。
初めて字を覚えた少年のように、彼は震える手で震える文字を書いた。

--------O.Gでは無く、エリックと。
469歌姫攻×怪人受(エロなし鬼畜):2005/05/07(土) 21:08:04 ID:GKHypDVa

「私の言ったこと忘れたの?誰がエリックなどと書けと言った?」
彼が私の言うとおりに書かなかったことが、私の怒りに火をつけた。
私の口元が醜く歪んだのがわかった。

「ママ・・僕の名前はエリックだよ?・・自分の名前ちゃんと書いたよ。
・・・・・ママ!僕を、愛して・・・愛してくれないの?」

彼の後ろに、小さな男の子が見えたわ。
彼はフラッシュバックしたかのようだった。

哀れな男はその場に泣き崩れたの。床で背中を丸めてた。
その彼の背中を思いっきり蹴とばして、手紙を手に私は出ていった。

「エリック、ママはあなたのことが嫌いなのよ」と吐き捨てて。

<END>
470462-469:2005/05/07(土) 21:13:24 ID:GKHypDVa
ファントムには幸せになってほしいんだよ。本当だよ(;´Д`)
だからシャンデリアは落と(ry

しばらくネ申達の作品読み込んで、精進します。
471名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 21:15:45 ID:/Rt6Dv7q
>>462-469
うう・・・、ファントムが可哀想すぎる・・・。
472名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 21:22:26 ID:oZZeOMDJ
鬼畜歌姫様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
でもそんなエンジェルにお願い、ファントムのカラダは痛めつけまくって
良いから心には優しくしてあげてっ。
SMはイジメながらも飴も与えてやらないとイカンと聞いたよ。
473ギの字 459:2005/05/07(土) 21:34:52 ID:LGJKLIrD
>462
先刻、マンネリ化するからおとなしくシテル言うたのに
辛抱たまらんくなってきた・・・・はァはァ・・・・。

(スルー推奨2)
「・・・・教えて欲しいの、マスター・・・・・イロイロと、ね・・・・・、それとも」
 耳元に近づき囁く様に続ける。
「・・・・わたしに教えて欲しい?」

つうのを、作成中だ…。(ギャグ薄め、エロくどし)
鬼栗栖、へんたいぽ・・・。
えんじぇるおぶえろりすと諸氏。
早くネ申作落としてくれないと、また頭おかしい自分が
再びやらかしてしまいますよ?
(コソーリ追伸。>>457 楽しんでくれて本当に有難う。また新しいエロス投下してくれ。)
474462-469:2005/05/07(土) 21:40:51 ID:GKHypDVa
本間に救いようがなかたね。ファンチョム、ごめん・゚・(ノД`)・゚・。

誰かお花畑で戯れるファントムとクリスを書いて場を和ませてあげて!

クリス「こっちよ、あなた〜」
ファントム「待てよ!クリスティーヌ!おまえってやつはホントおてんばなんだから!」

うふふ
あはははは

(すいません;;;;;;、私GWずっと引き篭もってて疲れてるようだ)
475名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 21:49:03 ID:vmRN8jea
>>474
GJ!
鬼畜歌姫様は見事にうふふあははで消化されましてよw
私にはうふふあははな二人がスローモーションで脳内再生されたよ…。

>>473
焦らさないで…。ハアハア
476ファントム&クリス人形1:2005/05/07(土) 21:50:55 ID:nnykZERv
449です。エロなしですが、読んでやってください。

水門が開く音がした。彼だわ!私は耳をそばだてる。
イブはアダムの肋骨から作られたけれど、私は彼に耳から作られた。
彼の音楽を聴くために。やがて私の耳は彼の生い立ちを彼の苦しみを
彼の孤独を聞くようになったけれど彼の姿を見たのはそれからずっと後だった。
「クリスティーヌ、クリスティーヌ、君に私を見る勇気があるだろうか?」
彼は私に名前と同時に瞳を与えたのはごく最近だった。クリスティーヌ
私をそう名づけた彼は神の審判を待つ殉教者のように息を詰めて私を見つめて
いた。彼の目に浮かぶ希望・絶望、畏れと喜びは私は彼の声と同じく魅せられていた。
「微笑んでくれるんだね」安心したように私に言うと私の頬にキスをした。
それからは、湖のほとりにある彼の王国で私は彼と、静寂と音楽に囲まれて過ごしていた。
彼は私の創造主であり、主であり、夫であり、私だけの芸術家だった。
「君のためのアリアを作ったよクリスティーヌ」彼はオルガンを弾き湖の底に
響くような深い声で歌う彼と私は幾度も一緒に歌った。
知らなかったのだ。私は彼の歌を耳で聞くのに、彼は私の歌を彼の心で聞いた
いたことを。私に声があることを彼は知らなかった。だから届かなかったのだ。
自らを拷問にかけるように、時折仮面を外して鏡の前に立つ彼の側に行ける脚を
作って、慟哭する彼の仮面の下の顔を撫でることのできる腕を作ってという私の
言葉が。


477462-469:2005/05/07(土) 21:51:16 ID:GKHypDVa
再び連レスすびばせん。でも書き込ませてくれ〜(><)

>>473
あかん、ハァハァ(;´Д`)とまらんよ。
あなたは私を萌え殺す気ですね(決め付け

マスターに教えてあげるの、栗栖ちゃん。(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
先生もそっちのことだけはウトいと思うんだ、うん。

待ってます。
あなた様の作品なら、マンネリ化しないと思ふよ。
それより、この(;´Д`)…ハァハァの行方のほうが大事だ。

478& ◆ecZHlKqvCo :2005/05/07(土) 22:08:04 ID:nnykZERv
彼が心で聞いていた私の歌、それを歌っているのは私ではなかった。
一緒に歌っているのは私なのに、いつだって彼の心に聞こえていたのは
私ではない人の歌声だったと私が気づいたのはその日だった。
ボートから岸へ上がった彼の足音に続くもうひとつの足音で私は彼が
独りで帰ってきたのではないことを知った。
彼はいつも私と歌っていた歌を歌っていたけれど、旋律は同じなのにまるで
別の歌のようだった。神を信じず神を認めなかった彼なのに、彼の歌声は
この世の生への歓喜とそれを与えてくれた神への感謝に充ちていた。
信じられない、信じられない、彼をこんな風に変えてしまったのは誰?
彼の歌声の後を夢見るように追う足音、甘いため息の主に私は憎悪を抱いていた。
2つの足音が私の前で止まって私の前にいたのは、私にそっくりの少女だった。
少女の隣にいる彼は今まで一度も私に見せたことのない幸せな表情に私は口の中が
苦くなり、彼にとって私は彼女のダミーでしかないことを思い知らされた屈辱と
私の気持ちなど顧みもしない彼の残酷さに血が凍るようだった。彼への報復に
「大嫌い・大嫌いよ。呪われてしまうがいい!」私は少女に呪いの言葉をぶつけた。

479名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 22:09:42 ID:nnykZERv
478は「ファントム&クリス人形2」です。
名前欄にそう入力したのですが、文字化けしてしまいました。
PCの調子がおかしいようなので、投下中すみませんが
PC点検します。
480名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 22:40:11 ID:oZZeOMDJ
酷いわ、PC点検と言いながらマスターは私を焦らすのですねっ!
481名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 23:38:09 ID:etKhj2Hv
>>474
彼らの姿がスローモーションで脳内再生されましたw
花冠をのせたクリスと、花の首飾りをしているファントムが…
482エロ無しただのネタ:2005/05/08(日) 03:36:34 ID:CslkfhDX
私は考え事をしているらしい彼の後ろからそっと忍び寄った。
せっかくこんな素敵な風景が広がっているというのに、また眉根を寄せてどんな難しい考え事を
しているのかしら。
足音を殺して、鮮やかな色とりどりの花々で出来た花冠を素早く彼の頭に被せると、驚いたように
彼は振り向いた。
慌てて被せたので、歪んでしまった冠が彼の攣ってしまった方の半面にかぶさっている。
呆気にとられたような表情が可笑しくて笑い転げると、私は素早く踵を返して逃げ出した。
「待ちなさい、クリスティーヌ!」
彼が身を起こして追ってくるのを確認して
「うふふ、掴まえてくれたらご褒美を上げるわ!」
花を散らしながら駆けたが、クスクス笑いながらなので力が入らない。
その長い足による大きなストライドで、すぐ彼は私に追い付くと軽く手首を掴んだ。
私はまだ笑っていた。
「全く、クリスティーヌ…お前がこんなにお転婆だとは思わなかった。」
呆れたように低く囁くその魅惑の低音に、私の背筋がゾクゾクする。
笑いを止めて正面から見つめると、彼は明るい光の下に己の無惨な半面を晒している事が気に
かかるのか、いつものように半面を隠すように俯いた。
小さく胸の痛んだ私は背伸びをすると、傷ついた頬に優しく唇を押し当てた。
「まだ気にしているの?私の天使様。あなたは反対側が素敵すぎるから、そのくらいで丁度
バランスが取れているのよ。これ以上素敵になったら他の女性に取られちゃう。」
拗ねたように言ってかるく頬をつついた私に、彼はようやく優しく微笑んだ。
「私の目にはお前しか映らない、お前こそ私の天使だ。」
生真面目な答えにまた笑みが零れる。
「ねえ、掴まえてくれたご褒美が欲しくない?」
甘えた声で告げて、アミンタのようにドレスの肩紐を滑り落とすと、彼は端正な無表情を保とうと
努力したが、僅かに耳に血の色が上るのが判った。
「クリスティーヌ…」
微かに掠れた声で呟き、彼の両腕が私をしっかりと抱き寄せる。
483名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 03:38:18 ID:CslkfhDX
はい、エロスの神々が私を焦らすので
>>474, >>481両氏が私の脳内にかき立ててくださった妄想を綴ってみました。
ほーら幸せファントム。スレ汚してゴメンw
484名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 03:46:47 ID:pjHqjhtq
>482-483 おお!エロスの天使様とリアル遭遇!
幸せファントムキタワア!・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘) アリガトー!
ファンチョメってついからかいたくなるキャラだよね。

黒づくめファッションでお花畑をウフフアハハと駆け回るとこも見たい。
485突発小ネタエロなし:2005/05/08(日) 07:50:46 ID:flsMrT1b

男の手がガーターにかかると、少女は小さく身じろぎ、囁くように
「灯りを消して」と声を漏らした。
「だめだ」
その手を緩めることなく、優しさとほんの少し意地悪めいた口調でささやく。
「その美しい姿を、私に見せて欲しい。君の全てを」
でも、恥ずかしいわ、私だけ……、そう頬を染める少女に男は唇を落とし、
一旦体を起こした。
「これは失礼」
男は彼女ばかり素肌を晒させていたことに気づき、自身の着衣を優雅な手つきで
床に落としていった。美しい裸身が露わになるのを潤んだ瞳で見つめながら、
少女は言った。
「仮面も取ってね」

「え”…」

「私もあなたの全てが見たいもの」

「…………………………アカリヲケシテモ イイ?」
「ダメ」

486突発小ネタエロなし:2005/05/08(日) 07:53:56 ID:flsMrT1b
なんとなく愛のある攻めクリスを書いてみました。
話が膨らまなくてすんません。よければどなたかネタに使ってください。
487名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 08:57:54 ID:KmtZKehD
今日も朝から萌えですな。(;´Д`)…ハァハァ
お花畑書いてくれてありがd!
素のファンチョメ素敵やね〜気にしちゃうファンチョメ萌えw

>>485
あぁ、妄想が広がるよ。(;´Д`)…ハァハァ
私はしばらく大人しくしちょるので、誰かこのネタ書いてくれ〜
488名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 11:42:18 ID:Sse9hRCO
何か妙な空気になってきたな。
寂れるのよりはいいのかもしれんが…。
もうこのスレに野郎は居ないのか?

>>453
そこで、止めんなよ。続き待ってるからな。
489名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 20:32:46 ID:lDnHVmsj
>>482
ほんわか良い話で幸せ気分♪
ファントムがひとり地下で目覚める夢オチじゃなくて良かったー。

>>488
もともと男が少ないだろうしねぇ。
490名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:12:10 ID:NXfSPYEb
みなさまこんばんは。

いままで一人脳内でファントム先生のエロを想像していたのですが、
このスレに触発されてひとつ書いてみました。
いま推敲中です。
なにしろ初めて書いたので不安なんですが、批評もいただきたいですし、
もう少ししたら投下しますね。
内容はファントム×クリスのいたってスタンダードなものです。
491名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:28:40 ID:B2WcVoyb
>>490 新たなエロスの天使様御降臨!
492名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:29:46 ID:6fxggN9N
おお、またしても神予告光臨!!
楽しみにしてまつ
493490:2005/05/08(日) 23:30:07 ID:NXfSPYEb
うーん。
自分ではいいかどうかわからないのですが、
明日になったら勇気が萎えるような気がするので今から投下します。

ファントム×クリス
初めて連れて行かれた地下での話
普通のエロのつもりで書きました。
494Music of the night 1:2005/05/08(日) 23:31:57 ID:NXfSPYEb
Help me make the music of the night...

マスターの声が、私の心の奥底に響く。
今まで聞いたことのない、その甘美なる調べ。
その調べは私の心を満たし、魂は甘やかな陶酔の世界へと落ちて行く...

「マスター...」
かつて見たことのない世界へ旅立つような不安を覚え、目の前の紳士の顔に手を伸ばす。
彼は私の手を掴み、自身の唇へあてた。
「クリスティーヌ。私の天使...。私に触れて、そして私を信じなさい。」
彼の手は私の手ごと、私の頬を包んだ。
一方の手は、首筋を下り、私のドレスの胸元を気付かぬうちに解いていた。

495Music of the night 2:2005/05/08(日) 23:34:10 ID:NXfSPYEb
「あ...」
気がつくと、私の胸ははだかれ、乳房が露になり、
マスターの手で優しく揉みしだれていた。
既にその先端は、次に訪れる快感を待つように、赤く膨らみ、固くなっていた。
「綺麗だ、クリスティーヌ...」
次の瞬間、なめらかな乳房の先端に、柔らかく、しかし熱いものを感じた。
生れて初めて味わう感覚!
その感覚は全身を貫き、下腹部に甘い疼きを覚える。
「ああっ...!」
「いい子だ、クリス。もっとおまえの声を聞かせておくれ...」
巧みな唇が、そして舌が、執拗に乳首を愛撫する。
先端はますます固くなり、私は思わず声を出した。
「ああっ...う...マスター...」
私は初めて感じるその感覚にどうしてよいかわからず、彼の首に抱きついた。
マスターは、その私の手をとり、優しくささやく。
「感じるのだ。ここが熱くなってきただろう?」
彼は、私の手を、私の両の足の間へと導いた。
496Music of the night 3:2005/05/08(日) 23:36:28 ID:NXfSPYEb
触れなくてもわかる。そこは、既に熱く、溢れるようになっており、侵入者の訪れを待ちわびているようだ。
「嫌...怖い...」
私は虚しい抵抗をする。
「何も恐れることはないのだ、クリスティーヌ。私の導きに従えばよい...」
そういうと、彼は私の指で、私の一番敏感な部分を弄りだした。
「ああっ...!」
自分の体の一部ではあるが、今日までそこを自分で愛撫したことなどなかった。
自分でも信じられないほど、そこは溢れており、指が動くたびにぴちゃぴちゃと水音をたてる。
「どこだろう?お前の一番感じるところは...
 心を開いて...最も感じるところを、探して...触ってごらん。
 そう、上手だ、クリスティーヌ。」
「あう....あっあ...はっ.....!」
もう自分の意志なのか、マスターに従っているのか、それさえもわからない。
ただ、本能に従っているだけなのかもしれない...
「感じるだろう、クリスティーヌ。これがお前の闇の部分、
 しかし最も甘美で敏感な部分なのだ。全てをさらけだすがよい、
 もうお前は逃れられない!」

497Music of the night 4:2005/05/08(日) 23:37:56 ID:NXfSPYEb
気が付くと私は、片方の手で乳房を掴み乳首を転がし、
片方の手で最も敏感な部分を自ら弄くっていた。
自分の中にこれほどの水分があるのが信じられないほど、
そこは溢れ、溶けているかのようだ。

彼の視線を感じる。

私の体はますます熱く、全身を電流で貫かれたように、
知らず知らずのうちに背中が弓なりになる。
「ああ...ああっ、マスター、私...私!!!」
「愛しい私の天使!さあ、己の望むところまで昇りつめるがよい!」

マスターが、仮面越しに私を見ている。
その燃えるような瞳!

私はその瞳に見つめられながら、高く空へと舞い上がった...

498Music of the night 5:2005/05/08(日) 23:39:26 ID:NXfSPYEb
...今まで知らなかった、甘美な陶酔の世界...

我に返ると、急に恥ずかしさが込み上げ、
私はマスターの視線から逃れようと身を捩らせた。
そんな私をマスターは優しく抱き寄せ、そして口付けた。
マスターの唇は、甘く優しく、それだけで私を陶酔させる...

「恥ずかしがらなくてよい。とても素敵だったよ、クリスティーヌ。
 この続きは、また次にしよう...今夜はゆっくりお休み」

この続き?この先には、まだ何かがあるの?
私はこの先の世界をまだ知らない。
だけど、知っている。
それは近いうちに私に訪れ、その時こそ本当に、
私はマスターのもとへ届くのだということを。

眠りに落ちて行く私を慈しむように眺めながら、
マスターは闇の色のベールをゆっくりと下ろした。
499490:2005/05/08(日) 23:42:56 ID:NXfSPYEb
以上です。
駄文お粗末様でした。
なにしろこんな長文を投下したのは初めてなので、
改行など細かいところに失敗があったらすいません。

私はもう相当ヨッパなのでこれで落ちますが、
皆様の感想ご批判などお待ちしております。。。

女の喘ぎの表現って難しいですね。。
では。
500名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 00:00:53 ID:6fxggN9N
新たなネ申キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ああ、漢らしいよマスター…!
やはり、コレがデフォ……!!
(個人的には)基本が存在してこその毛色が違うやつだと。
乙ス。>499 あと、喘ぎもイロポかたよ。ハァハァ
ネタ思いついたらでよいので是非またヨロ!!
501名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 00:10:17 ID:RUOhUXJb
>>499 乙華麗度!本当に初めての作品なのですか
マスターのエロい視線、リアルに感じます。ぜひ続編も・・・
502名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 01:15:09 ID:Lxf4JTFX
ひゃー、乙です!
>>499、初々しくも乱れる歌姫タンにハアハアでした。
ファンチョメの視線粘っこそ〜w

>>488
昨夜脳内お花畑を投下した者です。長エロ書くにはくたびれてたんで
ミョーなふいんきにしちゃってたらスマソ。
一応ギャグのツモリだったんだけど…お花の冠被せて掴まえてごらんなさーい♪
ほっぺたつん♪うふふ、みたいな。
次は頑張ってエロ落とします。
503名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 08:59:36 ID:S8Qnr69p
>>499
クリスがカワエエなあ。是非マスター自身の手で女にしてやって欲しいw
マスターのエロい視線に乾杯♪
>>502
お花畑はテンポ良くて、ギャグの中にほろりとするものがあって良かったよー。
エロ投下待ってます。
504ファントム×クリス人形3:2005/05/09(月) 21:33:22 ID:zIBvUNUw
気を失ってしまったその娘を宝物のように抱えた彼が奥にある寝室に行かずに
彼の芸術の創造の場であるこの場所の白鳥のベッドに連れて行ったことが私にはショックだった。
奥にある彼の寝室、そこはこれまで幾夜も貴婦人や高級娼婦たちが目隠しをして正体不明の”怪物”
に抱かれる刺激を求めてやってきていた。時には何時間も馬車に揺られてここがパリのオペラ座
の地下だとすら知らず、怪物の館で怪物にわが身を汚されることに興奮する女たちに彼はいつも欲
望と軽蔑で報いていたのだった。そんな冷酷な怪物を飼いならそうとする彼女達の狂態を彼は怒号
・時には殴打で支配してきたのに、今の彼は気を失ってしまった少女の安息を守ることしか考えて
いない、怪物は天使になってしまった。湖の上にまで漂う阿片と彼が調合した香料は深い眠りに人を導く。
「おやすみ、私のクリスティーヌ。いい夢をご覧。」彼はカーテンを下ろすと
ベッドから一番遠い場所であり、彼を拘束できる唯一の場所、オルガンのある場所へ静かに歩いてきた。
彼はいつものようにオルガンを弾き始めたが、彼がつむぎだすその曲の完成を私は聞くことはできないだろう。
なぜなら彼が今演奏しているのは私の葬送曲でもあるのだ。芸術に魂を捧げた人だからこそ私は私の創造主で
あり私だけの芸術家であり夫である彼を愛せた。彼がどんなに残酷でも。
しかし、彼の魂はもはや芸術にではなく少女に捧げられているのだった。私の心は今夜葬られてしまった。
湖の上を彼の音楽が漂っていた。(完)

お目汚し、失礼しました。
505494-498 TMOTN:2005/05/09(月) 23:45:29 ID:O8to7x0N
今日は外ヨッパでここは見ないつもりだったんですが、
やっぱり気になってきちゃいました。

>500-503
感想ありがとうございます♪
ファントム先生のエロい視線を感じていただけたら本望です。

私の脳内には、この続編がもう一つあるのですが
まだそれは完成されていませんので。。。
時間を見つけて、また投下しますね〜〜

ギャグセンスは全くないので、王道エロを目指します!
506名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 04:43:51 ID:kT1pE3Yy
>>>奥にある彼の寝室、そこはこれまで幾夜も貴婦人や高級娼婦たちが
目隠しをして正体不明の”怪物” に抱かれる刺激を求めてやってきていた。
時には何時間も馬車に揺られてここがパリのオペラ座 の地下だとすら知らず、
怪物の館で怪物にわが身を汚されることに興奮する女たちに彼はいつも
欲 望と軽蔑で報いていたのだった。

うーむ、新解釈。でも、ありえそう。あんなセクシーな人、誰もほっておかないわ。
507名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 07:01:47 ID:h9e6abHi
>>504
あの夜手を出さなかったのは、チェリーだからじゃなくて
大人の男の余裕だったのね。
508名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 07:45:25 ID:ndJQdexD
>504 乙! 確かに新解釈だ罠
>>502 自分も面白かたよ。エロ話待ってます。
>>488 でも暴走しかけたときになだめてくれる香具師もありがたい存在だとも思うよ。
ココはオペラ座関連スレの中でもまたーりしてて、 
かつイロイロな神作品を読めるので、大 好 き だ。   
509名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 08:37:28 ID:GGvvjsom
>>506
おー、そこそこw
パリの雰囲気がでてて良いよね〜。
>>505
続編ヨロシク♪
510名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 23:44:04 ID:W8lhcn5W
あのー・・・、私も初めて書いてみたんですけど、投下してみてもいいですか?
って、誰もいないか・・・。
511名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 23:53:51 ID:Qvk8xVPg
ノシ
待ってます!
512510:2005/05/10(火) 23:55:20 ID:W8lhcn5W
>>511
レス、トンクス!
じゃ、投下してみるです。
513ファントム×クリス(翌朝)1:2005/05/10(火) 23:57:17 ID:W8lhcn5W
幽かなオルゴールの音に彼女が目を醒ましたようだ。
辺りを窺っている気配がする。
こちらの気配を殺しつつ近づく。そっと天蓋を開けた。
「あなたは・・・、天使様?・・・マスター?私は一体・・・?」
「目が醒めたかね?お前は今、私の家にいるのだよ」
「あなたは天使様ではないの?」
「・・・・」
彼女の問いには答えず、私はベッドに片膝をつき、彼女の髪に手を伸ばした。
柔らかく纏わりついてくるその髪を手に取り、口づける。
「ああ、クリスティーヌ・・・。私のクリスティーヌ・・・。
ずっとこうしたいと願っていた・・・」
「マスター?」
これから起こることへの本能的な予感に、彼女の眸がわずかばかり開くのがわかる。
「クリスティーヌ・・・、クリスティーヌ・・・、私はお前に声を与えた。
私の愛によってだ。今日はもっと違う形の愛をお前に与えよう」
そう言って、唇を髪から離し、首筋へと移動させる。
「あ、ああ、いや・・・、マスター・・・」
514ファントム×クリス(翌朝)2:2005/05/10(火) 23:58:30 ID:W8lhcn5W
首筋にそっと口づける私から逃れようと、彼女が右の手のひらをこちらに向けて
首を庇う仕草をした。そのまま手首を掴み、手のひらにも口づける。
そして薬指を口に含み、指先をそっと舐めてやると、
彼女がその身を震わせたのがわかった。
小指、中指、人差し指と、順に可愛らしい指を口に含み、
味わうようにしてしゃぶる。
「ああ、ああ・・・、いや、いや・・・ぁあ・・・」
一番敏感らしい薬指の先を、舌で円を描くように舐めてやると、
彼女は声にならない声をあげながら、左手を眉間にあてた。
感じてしまっている顔を見られないようにとの仕草なのだろう。
そんな彼女が愛しくて、今度はその左手を取り、右手同様に指を一本ずつ舌で愛撫する。
ぴちゃ、という愛撫の音が彼女の耳を刺激しているのだろうか、
くぐもった水音がするたび、彼女が身を戦慄かせているのがわかる。
515ファントム×クリス(翌朝)3:2005/05/11(水) 00:04:31 ID:W8lhcn5W
それならば、と、今度は耳朶へ口づけを与えてやることにした。
「ああ・・・、もう、いや・・・、いや!」
私の唾液に濡れて光る手を離し、耳へと顔を近づけたその時、
彼女が思いがけず強い力で私の胸を押し、身体を起こそうとした。
「ああ、クリスティーヌ・・・、どうして?」
「あなたは私の天使様じゃない・・・! あなたは一体、誰なの?
どうして、こんなことを・・・?」
「私がお前の音楽の天使だよ、クリスティーヌ。
私はずっとお前を見守り、導いてきた。私の音楽を教えてきた。
今日は愛を教えてあげるよ、クリスティーヌ」
そう言いながら、私は首に巻いていたクラヴァットをはずす。
先刻まで私の口の中で甘く震えていた彼女の両手を取ると、
黒絹のそれで、きつくではないが、解けてしまわない程度に縛り上げる。
そのまま両手を頭の上に持って行き、左手で押えつける。
「いや・・・!!」と言いかける彼女の口を右手で覆い、右の耳にそっと口づけた。
516ファントム×クリス(翌朝)4:2005/05/11(水) 00:10:11 ID:Gory/nlm
複雑な地形に沿って、舌先でその稜線をなぞり、耳朶を舐めとり、甘噛みする。
私の声を、私の歌を聞くためにある、暗く小さな穴にそっと舌先を挿しいれてやると、
びくりと肩を大きく震わせ、息遣いがこれまでに増して荒くなった。
「ああ、可愛い私のクリスティーヌ・・・」
私の右手はもう彼女の口を覆ってはいない。
だが、彼女はもう抵抗する言葉を発したりはしない。
その代わりに洩れるのは、小さな喘ぎ声。
うわごとのように繰り返される「あ、あ・・・」という喘ぎ声は、
これまでの彼女のどんな歌よりも甘美に、心地よく私の耳に響いた。
左の耳も同じように舌先で輪郭をなぞり、耳朶を舐り、舌先を挿しいれる。
右の耳にも、空いた右手を使って愛撫を加える。
左には舌先、右には小指の先を使い、聴覚ではなく官能のための器官と化した
両の耳を同時に塞いでやる。
「・・・んはっ、ああああああ・・・!!!」
大きく喘いだ彼女の眉根は切なそうに寄せられ、唇がわなわなと震えている。
517ファントム×クリス(翌朝)5:2005/05/11(水) 00:12:52 ID:Gory/nlm
最初に拒まれた首筋に唇を這わせる。
彼女はもう拒まない。が、しかし、クラヴァットの手枷ははずさない。
手枷ごと両手を押えつけたまま、首筋から鎖骨へと移動していく。
鎖骨の下で息づく胸が大きく波打っている。
薄い布地の上から、指先でそっとふくらみに触れる。ぴくりと身体が反応を返す。
しかし、彼女はまたも抵抗する。
「だめ・・・! やめて、お願い・・・」
見ると目に涙をいっぱいに溜めている。
「ああ、クリスティーヌ・・・、可哀想に・・・。こんなに涙をいっぱい溜めて・・・」
私の優しい言葉に安心したのか、彼女がその美しい目を閉じると、
涙がつうと目じりから零れ落ちた。
「クリスティーヌ・・・」
零れた涙をすすり、頬に口づけし、そして彼女の願いは聞き入れない。
518ファントム×クリス(翌朝)6:2005/05/11(水) 00:13:38 ID:Gory/nlm
円を描くように手のひらで押えつけながら、ゆっくりと揉みしだく。
しばらくそうした後、今度は指の腹を使って、乳房を絞り込むように揉みしだいてやる。
彼女は涙を零しながら、いやいやをするように頭をふり続けている。
「あ、ああ・・・、いやぁ・・・、はぁぁぁん・・・、あああああ・・・。」
切なく洩れる喘ぎ声、喘ぎ声の合間に洩れる甘い吐息、
やるせなさそうに寄せられた眉根、ゆらゆらと揺れる頭・・・。
ふくらみの頂に実る果実は、布地越しにもそれとわかるくらい固く尖り、
私の手によって摘み取るに相応しいほどに熟したことを知らせていた。
人差し指の腹でそっと頂を撫でてやる。
「はぁっ!ああああああああああ!!!」
一段と艶めいた声が、摘果のタイミングの正しさを証明する。
頂を円く撫で、爪先でそっと擦り、そして摘み上げる。
「ああああああああ!!!!! ああ、あああああああ!!!!!」
哀れっぽくあげる声に含まれる艶と媚の色が一段と濃くなっていく。
519ファントム×クリス(翌朝)7:2005/05/11(水) 00:15:42 ID:Gory/nlm
一度、檻に閉じ込められ、その檻から出られないことを学んだ動物は、
檻が開いていても二度と逃げようとしないという。
彼女も同様に、私の手枷から逃れられないことを学んだらしい。
最初は左胸だけへの愛撫だったのが、両の胸への愛撫に変わっても、
彼女はその意味に気づかない。
涙を流し、身体を捩りながら、その手で抵抗することなく、
ひたすら私の愛撫に耐えていた。
充分にその可愛らしい喘ぎ声を楽しんだ後、ガウンの紐を解いた。
果実の薄皮を剥く慎重さで薄い布地を左右にはだける。
「ああ・・・、マスター・・・」
涙に潤んだ眸で私を見上げる彼女の愛らしく美しいことは、まさに天使だった。
「ああ、綺麗だ・・・、お前は誰より美しい・・・」
そう言いながら、紅く熟した果実を口に含む。
「あっ、はぁっ・・・!」
舌先で舐め上げ、転がし、上下の歯で甘噛みしてやる。
もう一方は、私の指に捕らえられたまま、何度も摘み上げられ、
捏ねくりまわされ、摘まれたまま頂を擦られている。
「ああ、あああああああああ・・・・」
左右を替え、私の舌と指の感触を存分に味わわせる。
520ファントム×クリス(翌朝)8:2005/05/11(水) 00:19:20 ID:Gory/nlm
ついに、彼女の秘せられた蕾を花開かせる時が来た。
太腿に手をかけ、脚を開かせようとした途端、
「ああっ!いや!」
これまで息遣いも荒く、眸を閉じたまま愛撫の余韻にたゆたっていた彼女が、
その眸を見開き、上体を起こそうとしながら叫んだ。
しかし、脚を固定されてしまっている以上、頭だけは持ち上がるが、
上体を完全に起こすことはできない。そのまま、また後ろに倒れこんだ。
しかし、縛られた両手が頭の上で固定されていたわけではないことには気づいたらしい。
縛られたまま下腹の前に両の手を持ってくる。
私の目からどうにか恥ずかしい部分を隠そうという、その仕草がたまらない。
「お願い・・・、お願い・・・」
「お願い・・・、何だね?」
「お願い・・・、もう、やめて・・・」
「本当にやめてしまっていいのかね?」
「・・・・」
返事のないのが返事と思い定め、ふたたび太腿に手をかけ、脚を開かせた。
わずかに抵抗する力を感じたものの、どうにか脚の間に己の身体を滑り込ませる。
大きく開かされたことによって、自然に膝がくの字に曲げられ、
私の目の前に彼女のもっとも秘めやかな部分が差し出された。
ショーツはすでにその用をなさないほどにぐっしょりと濡れ、
髪の色と同じ栗色の茂みをはっきりと透かして見ることができた。
521ファントム×クリス(翌朝)9:2005/05/11(水) 00:21:04 ID:Gory/nlm
「やはり、濡らしていたんだね?」
「ああ・・・・・」
「こんなに濡らして、それで私に見られたくなかったのかな?」
「ああ、いや・・・」
「いつから濡らしていたのかね?」
「・・・・」
「こんなに濡らして、クリスティーヌはいけない子だね・・・?」
「ああ、マスター・・・、ち、違、濡らしてなど・・・」
「濡らしてなどいないと言うか? これでもか?」
ショーツの上から、透けて見える割れ目に沿って指先で撫で上げる。
「あっ、はあっ、・・・んくっ・・・!!!」
生まれて初めて与えられる快感に必死で耐えようと力を入れるのだろう、
尻肉が持ち上がり、私の指先から逃れようと腰を引く様が、
却って男の目を楽しませてしまっていることに気づかない。
522ファントム×クリス(翌朝)10:2005/05/11(水) 00:22:30 ID:Gory/nlm
何度も割れ目を往復する。
指先で、爪先を使って、二本の指で、少しずつ変化させながら何度も割れ目を往復する。
「ああ、マスター、お願い・・・」
「またお願いかね?今度はどんなお願いなんだね?」
「お願い・・・、もう、もう・・・」
「もう・・・、何だね?」
「ああ・・・、お願い・・・」
「もう、焦らすな、ということかな?」
「うう・・・」
「そうなんだね?」
「ち、違う・・・、違います・・・」
「じゃあ、どんなお願いなのか、言ってみなさい」
「ううう・・・」
涙を流しながら私のほうを見やる眸に宿っているのは、紛れもない欲望の色だった。
「ふふ、可愛いクリスティーヌ・・・、
自分からおねだりなど、まだ出来るはずもなかったな?」
「ああ・・・」
唇をわななかせて顔を背ける。
「さぁ、それでは、お前の一番美しい姿を見せてもらおう。
だが、その前に手枷を解いてあげなくてはね」
523ファントム×クリス(翌朝)11:2005/05/11(水) 00:24:12 ID:Gory/nlm
ショーツの両側に手をかけ、ゆっくりと下ろしていく。
栗色の茂みが現れ、水分を含んで重みを増した布きれが脚から抜き取られる。
彼女は両手で顔を覆ったまま、じっとされるがままになっている。
ショーツを下ろすためにいったん閉じかけた脚を、ふたたび広げる。
「あ、あああ・・・・」
男の手で下着を脱がされる恥辱を耐えるためだけにあげている声だ。
「ああ、クリスティーヌ、綺麗だ・・・、本当に美しいよ・・・」
顔を覆ったまま、いやいやをするように頭をふる。
そっと、割れ目を撫でた。
「やはり、濡らしていたね、クリスティーヌ」
「・・・・」
「こんなに濡らして・・・」
そう言いながら割れ目に指先を沈めた。
「ひっ!」
「こんなに濡らしていても、やはりまだ固いのだね。
柔らかくしてあげる必要があるようだね・・・?」
524ファントム×クリス(翌朝)12:2005/05/11(水) 00:25:27 ID:Gory/nlm
彼女の肉莢は、小さく、濡れそぼって、佇んでいた。
指先でそっと莢に触れる。
「あ、ひっ!」
彼女が息を呑む。
「大丈夫・・・、怖がらなくともいい。怖いことなど何もないのだから・・・」
肉莢をゆっくりとこねてみる。
「あっ、はあぁっ・・・!」
円を描くように、ゆっくりゆっくり、押すようにこねる。
莢に隠れている芽がだんだんと固くなっていくのがわかる。
二本の指で莢を摘み、左右にゆすってやる。
「ああああああああああ・・・・・・!!!!!」
とろりと愛液が流れる。
そのまま二本の指を使って花びらを挟み、前後に擦ってやる。
「いやああああああああああああ・・・・・!!!!!」
反対側の花びらも同じように擦ってやる。
「あっ、あっ、はあっ・・・・!!!」
ふたたび莢を摘むと、ようやく芽が顔を出し、その芽を指の腹でつついてやる。
「ひぃぃぃぃぃい、いやあぁぁぁぁぁ!!!!!」
彼女は、頭をずっと揺すり続けている。
眉根はこれ以上ないほど寄せられ、目じりには幾筋も涙のあとがあった。
唇はわなわなと震えているが、決して閉じられることなく喘いでいる。
息遣いはますます荒く、顕わになった胸が激しく上下している。
最初は顔を覆っていた両手はいつしかシーツを掴んでいた。
そして、何より、彼女の花びらがぽってりと紅く色づき、
先刻まで固く閉じていた蕾が露に濡れてほころびかかっており、
彼女の絶頂が近いことを知らせていた。
525ファントム×クリス(翌朝)13:2005/05/11(水) 00:34:41 ID:Gory/nlm
ほころびはじめた蕾を割って開き、中指を沈める。
「あっ、ひぃぃっ!」
ゆっくりと抜き差しを繰り返す。
「あああああああっっっ・・・!!!」
中指を抜き差ししながら、もう一方の手指を使って肉芽をこねてやる。
「あああああ、いやいやいやいやいや・・・・・」
肉芽を摘み上げ、摘み上げたままこりこりと揉みこみ、そのまま口に含む。
舌先でちろちろと舐め、上下の唇に挟んでは唇をすり合わせるようにして揉む。
舌でぐるりと芽を転がし、反対方向にも転がしたあと、もう一度唇でそっと挟む。
「くっ、くうっうううう・・・、あっ、はあぁぁぁぁあああああ・・・・!!!」
いよいよ息遣いは荒くなり、喘ぎ声にも感極まってきている様子がわかる。
何度も何度も抜き差しと舌での愛撫を繰り返したあと、
肉芽を上下の歯でそっと甘噛みした瞬間、
「ああああああああああああああっっっっっ!!!!!!!」
背中を弓なりにのけぞらせ、腰をベッドに押し付けながら、
彼女が絶頂を迎えた。
526ファントム×クリス(翌朝)14:2005/05/11(水) 00:36:29 ID:Gory/nlm
クリスティーヌは絶頂を迎えるとそのまま気を失い、今はくったりと、
しかし、しどけない様子でベッドにその身を横たえていた。
花びらは初めての絶頂の余韻を味わうように細かくひくつき、
花芯はぽっかりと口を開けたまま、やはり小さくひくついていた。
握りしめたままのシーツを手からはずしてやり、そっと身体の向きを直してやる。
上から母のものだったショールを掛けると、彼女の頬に口づけた。

次は、彼女から唇への口づけをねだらせてみせる。
そして、私を欲しいと言わせてみせる。
泣きながら私を欲しいという様はどんなにか可愛らしいことだろう。

そう決心しながら、夜色の帳を下ろした。

527名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:40:31 ID:Gory/nlm
以上です。
駄文におつきあい頂いた方、どうもありがとう。

こうして見ると、どこかで1行空けたりとかすればよかったですね。
すごく字が詰まって見える・・・。
そんで、クリスのセリフと喘ぎ声が難しかった・・・。
528名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:42:18 ID:IarsrMJH
つ、ついに神光臨の現場に立ち会えたよ…!
乙!>526
思わず、決意を新たにするマスターがエロくもありカワエくもあり。
529名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:45:10 ID:xAo2tDi6
ネ申キタ――(゚∀゚)――!
初リアルタイム遭遇。素晴らしい出来!
最後の章のラストが、特に華麗にエロすぎてハアハア。
ファントムの支配欲&クリスへの愛全開でイイ!
530名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:55:41 ID:Gory/nlm
>>528-529
レス、ありがd
誰かがリアルタイムで読んでくれてて嬉しかったです。
531名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 13:35:16 ID:Xb2CzaUz
>>510-527
イイヨイイヨ!(*´д`*)ハァハァ
このエロさで初めてって凄いな。
マスターの粘っこい執拗な愛撫がマンセーでした!
532名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:23:04 ID:IarsrMJH
誰かいる?

そして、数日中に新作落としてくれる予定の神、いる?
533名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:47:48 ID:rE3xD2Hm
ラウル&クリスもの書いてるけど
少女趣味全開なんで酷評が怖い…
534名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:48:52 ID:D955fGUC
何故神の予定を聞くのだね?
535473:2005/05/11(水) 23:52:42 ID:IarsrMJH
前述の鬼栗栖、一応形にしたんだが…
誰か読んでくれるつう香具師はいる?

で、だれか投下する予定の神がいれば
未完のもあるし
また無駄にながいから、待ったほうがいいかなと。
536名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:58:00 ID:5jzX6Dhv
>533
大ッ歓迎であります
537535:2005/05/12(木) 00:01:02 ID:IarsrMJH
こんなカンジと相成りましたが。

1.相変わらずありがちだ。
2.相変わらず長い。
3.自分でも、何の話なのかよく解からなく…
4.一応全性別向けにしようと努力してみたが
5.ただ、クドイえろ部。
6.本当イロイロすんません。愛は、あります。

ほんまにええんかいな…orz
5381/22ありがちネタ第2段 ギャグ部:2005/05/12(木) 00:07:34 ID:y9vusZkJ
(業務連絡:返事、返ってこないんで、とりあえず落とすな。すまんスルーよろ)

「エンジェルぅぅううぅうウウ―――――!!!!!」
静かな夜の調べをへち倒す勢いで、やたらテンションの高い声が突入してきた。

毎度おなじみ地下5F、歌って踊れる愉快な仲間たちが巣くうオペラ座の、その最深部で
城の主は半分死体と化していた。
「?、どうかしたんですか?マスタぁ???」

以前、とある事情で女性の身での徘徊の大変さを身をもって経験してしまった彼は、教え子のために
「オペラ座地下―地上、お手軽入門コース」というものを造ってみたのだったが、途端に、今度は
易々とこの地下の隠れ家に入り浸られるようになってしまったのである。
うっかりアパートの鍵を渡したが為に、居座り続けられるが如し。
それ自体は嫌なことではないのだが(もちろん寧ろ願ってもないようなことだ)、引きこもり者としては
ゆっくりと独り篭っていられる空間も欲しい…という贅沢な、然し当人にとってはそれなりに深刻な
問題が発生してしまっていた。

「あ゛―…クリスティーヌ……如何したんだね、こんな時間に・・・・・・・」
新作オペラの執筆で、数日間徹夜だったファントムは、やっとのことで返事をする。
こういう状況では尚のこと孤独が恋しい。
5392/22 所でコレは本トに「オペラ座」なのか:2005/05/12(木) 00:08:42 ID:y9vusZkJ
そんな事には露程気付かず、ニコニコとクリスティーヌは持参した包みを開いた。
「あのあの、今日ふぁんの人からの差し入れで、珍しいお酒をぉ、もらったんですぅ。
 えんじぇるもーどうかと思って〜」

・・・酒・・・?
確かに、顔色が少々違って見える(地下なのでよく見えない)。挙句明らかに口調がおかしい。
何とはなしに、嫌な予感が脳裏を掠める。
「・・・それで、いちいち持ってきたのかね・・・・?」
「はいぃ、ダメでしたァ??ア!ひょっとして、みんなと一緒に上で宴会のほうが
 良かったですかぁあ?」
「いや、それは断る。」即座に拒否する。
「えぇええー?なんでですかぁ?楽しいのにー」
…皆に交じって和気藹々と酒を酌み交わす脅迫者、というのは、中々に嫌な絵ヅラではなかろうか。
「・・・でもでも、きっとそういうだろうと思って、ここまで持ってきたんですぅ。
 けっこう大変でしたぁ〜」
「そういう状態のときに、無理に降りてきてはいかん。アブないから・・・・」
危ないのは果たして彼女か、それとも我が身か。

「だって!だって!!とってもとってもおいしいんですよおぉぉおおオ!!!」
「・・・・・!わかッ、分かったから、耳元で、そんな大きな声を・・・あアッ…!」
睡眠時間が欠乏しており、目の前に細かい星が飛び交うこの状況では、彼女の美しいソプラノも
はっきり言って凶器以外の何物でもない。
「と、いうワケで!ぐいっ!と、どうぞ!!グイッっと!!」
ここ数日、睡眠だけでなく碌な食事も取っていない胃に、酒を入れるというのは…ッ。
クリスティーヌが差し出した、なみなみと液体の注がれたコップを見やり、自らの明日を思う。
・・・・明日の朝には夜の調べだけでなく、色々なものが終わっているかも知れない・・・・・

然しながら、目の前で満面の笑みを浮かべる愛しいひとのリクエストを、例え如何なる状態であれ、
断ることなど出来ないことは、本人が一番哀しいほどに自覚している。

意を決して口に含み、勢いで流し込む。
「―――――!!!」
確かに口当たりは良いが、やはり、喉から胃まで焼け付くような刺激が落ちてゆく。間違っても
徹夜明け、空きっ腹で口にするものではない。
・・・・もう、歳だしなぁ・・・・、と思わず侘しい感想までが浮かんで消えた。
5414/22 すんません与那国の人:2005/05/12(木) 00:10:49 ID:y9vusZkJ
・・・・・・・・・・・・。
世界が、揺れる。

「どうですかぁ!おいしいですよねぇえ!!上で、マダムとか、み〜んなで飲んだんですよぉぉ〜」
「と、ころで…クリスティーヌ…コレは、何と言う、酒なのかな・・・・・・・?」
「ええと〜、じゃぽんのおさけの、ひとつらしいれす。アメフリ…雨漏り…?っていうのの一種で〜
 意味はぁ、『お花のお酒』って、いうものらしいですぅ〜」
「…アワモリの、花酒・・・・・?」
「あ、そんなぁカンジ〜」

コメを原料としたスピリッツの一種です。アワモリのうちの一番絞りのものをいい、度数は60です。
昔何処かで読んだ一文が、文字列となって頭の中を流れていった。
途端、揺れていた世界が回転し始める。(メンタルな生き物ですね)

―――それでぇ、メグたちといっしょに…に在った…オペ…の…ルメンの台本とか、読ん………それで…
これほど近くに居て、あれほど大きく感じていたはずのクリスティーヌの声が遠のき、小さくなっていく。
今月の人生訓。嫌な予感は必ず当たる。
「…で、ハ……バルの、小道具とか、皆で・・・・・?エンジェル?あれ、どうしたんですか〜??」
全てのものが、遠く、遠く去っていくような世界を感じながら
ファントムは真横に昏倒した。
5425/22 ハード系ではないですが:2005/05/12(木) 00:11:32 ID:y9vusZkJ
「もしもぉし?ますたぁ〜??あははははは!どうしたんですかぁ、いきなりぃ」
急にぱたりと、ぜんまいでも切れたかのように倒れた師を見つつ、クリスティーヌはなんだか次第に
楽しい気分になってきていた。

「・・・・ふわふわする・・・・・」
ぼんやりと立ち上がろうとしたときに、その手が何かに当たってしまった。
ガタン、という音とともに蜀台が倒れ、火の点いたままの蝋燭が転がっていく。
あたりに散らかる紙類に燃え移らなかったのは奇跡としか言いようがなかったが、
そんなことにはまったく気にも留めず、クリスティーヌは今だ周りを明々と照らすそれを手にとる。
片手で弄ぶうちに、ぽた、とその蝋が、下に落ちた。
落下地点に位置していたのは、人の腕。

「!ッ!!」
幸いにして服の上からであったが、急激な鋭い痛みに無意識に声を上げる師を
クリスティーヌはじっと見つめていた。
その瞳に映る色合いが、ゆっくりと変わっていくのに気付く者は、もはやこの地下には居なかったのだが。
5436/22 キナ臭くなって参りました。:2005/05/12(木) 00:12:37 ID:y9vusZkJ
床に直接立て直された蝋燭の橙が二つの影を包む。

しばらくの間、ぼんやりと何処ともなしに見つめた後、クリスティーヌは倒れているファントムに近づき
おもむろに、その首筋に、肩にすっと手を這わせた。
「―――!・・・・・」
僅かに息を吐いた天使を引き起こすと、クリスティーヌは無言のまま白い手でその身体を撫でる。
首から肩、わき腹から腰のラインを、つ、と整えられた爪でなぞっていく。
身を震わせた彼の背の向こうに、自分が先ほど持ってきた包みが見えた。
ずるずるとこちらまで引っ張ってくると、改めて中身を出す。
「・・・・・・のど、渇いたわ・・・・・・・」
コップに勢いよく注ぎ、いちどきに飲み干す。

二杯目を片手に、包みの中に何か鈍く光るものを見つけてゆっくりと取り出してみた。
じゃら、と音を立てて金属製の手錠が姿を見せる。
先刻上での宴会時に持ち出して騒いだ舞台小道具の一つをここまで持ってきてしまったらしい。

数秒間の沈黙の後、クリスティ−ヌはなんの躊躇いも無く目の前に横たわる男の腕に手錠をかけた。
5447/22 この辺から段々アレですが。:2005/05/12(木) 00:14:11 ID:y9vusZkJ
ガチャリッという音と、急に手首を掴んだ冷たい感覚とに驚いて、目を開き硬直した男に、
然しクリスティーヌにそれを気にかける様子は見受けられない。
ゆっくりと近づいていき、突然その喉元に噛み付いた。
「!かハッ…!!」
衝撃で背を仰け反らせ、掠れた悲鳴が上がる。
自由な右手が空をつかむように挙がったのを無視して、声帯を巻き込み頚脈に歯を立てる。そのまま、
脈の上にゆっくりと舌を這わせていく。
視線を上に向けると、はっきりと恐怖を浮かべた表情が僅かに視界に入り、クリスティーヌは
クスりと小さな嘲笑い声をこぼした。

一度口を離し、今度は浮き出る喉仏や鎖骨を、ちゅくと淫猥な音を立てつつ吸っていく。不自由な手を
ガチャつかせて僅かな抵抗を見せる男をあっさり押さえつけ、美しい手を下腹部まで伝わせていく。
その中心部を服の上から愛撫すると、怯える様子とは裏腹に、次第に熱を持ち素直な反応を返すのを
感じ取って思わず大笑いしたくなる。
自らの内部奥深くで、何か暗くどろり、としたものが頭をもたげていくのを、彼女ははっきりと知覚した。

片手と大きなデスクの脚を繋ぎ止め完全に押し倒した男の上に乗りあがると、
クリスティーヌは相手の瞳をじっと見つめつつゆっくりと言葉を紡いでいった。
「・・・・教えて欲しいの、エンジェル・・・・・イロイロと、ね・・・・・、それとも」
耳元に近づき囁く様に続ける。
「・・・・わたしに教えて欲しい?」
5458/22 逆サイドはココだけです。スマン462:2005/05/12(木) 00:15:08 ID:y9vusZkJ
視界がかすみ、焦点が定まらない。
油の泉の中に落下でもしたかという程に、?こうとすればするほど深みにはまっていく。
局部を扱かれるたびに齧り潰された喉から搾り出される見も世もない嬌声が、全くの他人事のように
耳に届いた。
病にやられたかのように灼熱する脳裏には只々疑問符だけが浮かぶ。
今自分の身に、何が起こっているのか?
今自分を見下ろしている、男を惑わし堕していく妖婦のごとき空気を纏った女は一体誰なのか?
答えが返ることのないままそれらは闇の中へと溶けて消えた。
この地下に蟠る闇よりも深く、どす黒いものが、全てを飲み込もうとしながらこちらへと向かってくる。

「・・・教えて欲しい?」
甘い、毒を注ぐような吐息が、脳の奥まであっという間に侵略していった。
5469/22 エロ部3。:2005/05/12(木) 00:16:09 ID:y9vusZkJ
「ねぇ、ずっと独りでいたの?こんなところに?
 じゃぁ、誰かに「教えて貰った」ことなんて無いんでしょう。可哀想にね」
嘲りをも含んだような少女の声が辺りに響く。
「ね、女の子になんて、触ったことも無いんでしょう・・・?
 試してみたい?男の人の体とはぜんぜん違うのよ」
ゆっくりと部屋着のボタンをはずし、下着をずらす。
呆然とした表情の男の手を掴んで自らの胸まで持ち上げた。
「ほら、これが女の子の胸よ。ほんとに違うでしょ、柔らかいのよ・・・?」
白桃のように柔らかく瑞々しい乳房に置かれたまま、全く動く気配の無いその手を再び上から掴み
円を描くように動かす。
「遠慮なんて、しなくてもいいのに・・・・ねぇ、マスター?」
この状況下でわざとそう呼んでやると、びく、と面白いまでに分かりやすく反応を示す男を見て、
クリスティーヌは小さく笑みを浮かべた。

しばらくの間胸の上で遊ばせた後、少女は男の手を掴んだまま今度はなだらかな張りのある腹、
そしてその下へとゆっくりと導く。
「ここも、触ってみたい・・・・?」
しっとりと、服の上からでもその湿り具合が分かる下腹部の上で、固まったままの掌を今度は置き去りにして、逆にクリスティーヌの方が彼へと近づく。
熱を持ち生地を押し上げているふくらみをつぅ、と撫で上げ、ベルトのバックルに手をかける。
「・・・わたしも、触ってもいいでしょう・・・・?」
54710/22エロ部4 如何でしょうか443:2005/05/12(木) 00:17:09 ID:y9vusZkJ
「―!やめ…ッ!!」
驚いて、顔をあげ、思わずその腕を掴んだ男に、クリスティーヌはスッとその美しい双眸を細め呟く。
「誰が拒否して良いなんて言ったの?」
氷河の冷たさと研がれたナイフの鋭さを含んだその問い掛けが終わらぬうちに、
少女は男の股間に膝を乗せ、その全体重をかける。

「ッがハっ!!」
唐突なその刺激のあまりの衝撃に再び反らしたその喉に、細く長い指を掛け
手折るほどに一気に力を込める。
空気を求めて口を開くその顔に、クリスティーヌはこの世のものとは思えぬほどに美しい笑顔を向ける。
長いまつげに縁取られたハシバミ色の瞳に浮かぶ、暗い情念。
「・・・教えて貰う人には、それに合う態度があるでしょう?」
恐怖からか、酸欠からか、それとも別の何かの所為か、ファントムは少女の腕に掛けた手をゆっくりと
下ろした。

「いいコね・・・」
膝を降ろし、首も開放してやると、紅く残ったその首筋の跡に唇を這わせる。
先ほどとは一転して甘い調子でねだる様に吐息を絡ませていく。
「だって、直接触りたかったんですもの、エンジェルの・・・・・」
54811/22 エロ部5。:2005/05/12(木) 00:18:01 ID:y9vusZkJ
カクン、と力を抜いた身体を軽く抱きしめてから手を胸元まで下ろす。
その頂が白いシャツを僅かに持ち上げているのに気付いたクリスティーヌは、面白そうにそこを撫でた。
「…男の人も、こんな風になっちゃうのね」
シャツの上から周りを円を描くように擦り、頂点に軽く爪を立てる。
いよいよ硬く立ち上がった乳首を、然しあっさり放置して少女は手を下方へと向けていく。

上等そうな仕立てのスラックスをくつろげ、すでに相当熱を持ち脈打つ彼自身を取り出すと
根元から相当な力でキツく握り締めた。
そうしたまま自らのショーツに手をかけ、片手で起用に引き下ろし片足を抜く。
男の肩に頭を持たせ掛け、切なげに濡れた溜め息を漏らすクリスティーヌ。
空いている手でもう一度男の手を取り、自らの秘所に導いていく。
「ね、あなたも触って、わたしのこと…お願い、エンジェル・・・・・」
54912/22 ポルノ6。:2005/05/12(木) 00:18:50 ID:y9vusZkJ
人差し指を掴んで、とろとろと濡れそぼるそこに差し入れると、くちゅ、と淫猥な音が溢れた。
「あッ!」
内部の熱さに当てられたのか男がビクりと身体を震わすのを感じながら、クリスティーヌもまた
身を痙攣させる。
「…は・・・、中でね…こうやって、くるくる…て、かき混ぜるの・・・・ンン…!」
その言葉通りに指で愛撫させ、益々刺激に酔う少女。
呼吸が速くなっていく。
「ふぁ…あ、んンぅ……ア、ア、やァぅ…ンん・・・・はぅ・・・・・。」
自然にゆっくりと腰が浮き、いやらしく振り出す。
「ね、も、いっぽん、来て・・・・・」
甘えるような声とともに中指をなぞって、中に入るよう促す。
「ア!!ふぁン!」
増やされた熱に、クリスティーヌはこねこのような鳴き声を上げた。

おずおずとではあるが、少女の手を添えられずとも動き出した指を離すと、クリスティーヌは男の首に
片腕を回した。
しばらくうなじを愛撫した後、陶酔した表情のままゆっくりと手をあげ、
白い仮面を指でなでる。

「ねぇ・・・外しても、いいでしょう・・・・・・?」
55013/22 ポルノ7。:2005/05/12(木) 00:19:54 ID:y9vusZkJ
言葉を聞いて、即座に高潮しきっていた顔を蒼白にする男。
彼女から指を引き抜き、身を捩って逃げようとする。

そんな男を見て、少女もまた一瞬にして纏った陶酔の色を消す。
逃げようとした男の身体をあっさりと此方に向き直させて、クリスティーヌは
つい先ほどの姿からは想像もつかないほどの冷酷な声音で、告げる。
「先刻、わたしが言ったこと、もう忘れたのかしら?」
どんな相手をも、その視線だけで射殺してしまいそうなほどの輝きを、細められた大きな瞳が放つ。
仮面を片手で弄るように撫で回しつつ、彼自身を握ったままの手に、自らの白い指が一層白くなるまで
力を込める。

「!!」
握りつぶさんばかりのその刺激に、男の喉から最早悲鳴ですらない、音が漏れた。
既に限界を迎えている様子の、熱く猛るそれの開放を許可せず根元を絞めつけたまま、親指の爪を先端に突き刺す。
「このまま、イカせてもらえなくてもいいの?それともこのまま全身まで縛って、独り放っておいて
 あげようかしら?…こんな地下の奥深くじゃあ、誰も助けになんて来てくれないでしょうね。可哀想に。」
55114/22 ポルノ8。:2005/05/12(木) 00:20:37 ID:y9vusZkJ
先ほど噛み付いた痕にもう一度爪で引っ掻きつつ、意識を飛ばしかけているらしい男の耳元で囁く。
「・・・・返事は?」
びく、と一つ痙攣した後瞼をゆっくりと閉じ、何かを諦めたように男は掠れる声で呟く。
「・ ・ ・ああ」
それを聞き、クリスティーヌは苦笑した。
「…返事は、はい、でしょう?・・まぁ、いいわ。今日のところは許してあげる。…よく出来ました。」

凍りつくような悪魔の気配を霧散させ、クリスティーヌは微笑みながらきつく閉じられた瞼や、頬を
緊張を溶かすようにゆっくりと撫でる。
幾分力の抜けた男を暫くあやすが如くさすった後、白い仮面、ついで鬘と順に剥ぎとった。
白金の髪に指を遊ばせ引き攣れた皮膚にキスを落としていく。
瞳を潤ませ、溜め息をこぼしながら、少女は甘えるようにせがむ。
「ね・・・続き・・・・・・・・・?」
55215/22 ポルノ9。:2005/05/12(木) 00:21:20 ID:y9vusZkJ
少女に手助けされずともゆっくりと進入してきた男の指に、敏感に反応して美しい鳴き声を上げる。
「あ、はぁ…あうッ、ンん〜…ふ……クぅん!」
鼓膜に届く、くちゅくちゅという音までが更に二人を溺れさせていく。
荒い吐息の間に切れ切れとクリスティ−ヌは囁きかけた。
「ふぁ、ン・・・・ね…もっと・・・。きもちよく、ッ、してくれたら、わたしも…ココ、あそんで
 あげる、ヵら…!」
次第にピッチを上げていくその愛撫を受けて彼女も自分の言葉通りに指を動かしていく。
中心を捕らえる力は緩めぬままに、筋をなぞり頂点を擦る。
視線を動かすと、顔を朱に染めきつく眉根を寄せて押し寄せる快感に耐える男の顔が見えた。

――――今まで、一度だって見たことの無いその表情・・・・・!
その瞬間クリスティーヌを、なにかぞわりとした感覚が襲った。
鳩尾の奥深くから生まれたそれは、あっという間に背筋を撫でながら駆け上っていく。
あまりの快感に反射的に握ったままの両手に思いきり力を込めてしまうと、頭を肩に乗せ彼女の体重を
預けていた男の体ががくんと揺れた。
55316/22 ポルノ10。:2005/05/12(木) 00:22:04 ID:y9vusZkJ
劣情にまみれた二人の荒い息遣いだけが、閉ざされた空間に響いていく。
互いの愛撫の手の動きが、求めるままに加速する。空気に溺れて息が詰まる。
「はあぅ、あ、あッ、も・・・ね、いっしょに・・・・・・・・・・!」
彼自信をつかんでいた両手を、強く引っ張るように引き抜くと、瞬間どくんと大きく脈打つのが分かる。
同時に自分の中に突き刺さった大きな衝撃に、思考がはじける。
「あ、ああああああああアああああアアアアアッ!!!!!!」
「!―――――――――――――――――――ッ!!!!!!」
お互いをお互いで汚しながら、二人は純白の闇の中に飲み込まれていった。

「・・・」
事後の余韻にたゆたいながらクリスティーヌは一つ大きな息を吐いた。
完全に脱力しきって、意識をなくした男の腕から手錠を外し、優しく抱きしめる。
頭を撫でて額にキスを落とし、クリスティーヌは呟く。
「・・・・よくがんばりました。つづきはまた今度ね…?…かわいいエンジェル・・・・・」
その言葉が彼の耳に届いたか否か確かめる術など無いままに、ふわりと腕の中の天使に微笑みかけると
彼女もまたゆっくりと意識を手放した。
55417/22 オチがまた長いんだ。:2005/05/12(木) 00:22:48 ID:y9vusZkJ
朝。
「・・・・ぅう〜?」
いつもなら、同部屋の親友に思いきり揺さぶられても全く効果が無いほどであるというのに、
めずらしくクリスティーヌは自発的に目を覚ました。
まだ辺りは薄暗く見え、こんな時間に起きれるだなんて、と我ながら感心してしまう。
「・・・!」
ぼんやりと辺りを見回すと、周りに乱立する鏡の群れに映る自分の姿が目に入った。
・・・・また、あたまスゴいことになってるわ・・・・・・・。
手の施しようが無いほど爆発している髪の毛を見て、レッスンまでにちゃんと戻せるかしら…と
一つ溜め息を、
つこうとして、ふと、気付く。
(ということは、またわたし、エンジェルのところに来たまま眠っちゃったんだわ・・・・)
昨日、オペラ座の皆で大騒ぎしてからの記憶が全く無い。一体いつ降りてきたのだろうか。
暗いのは地下だったかららしい。
しかも床に寝ていたらしく、何だか体のあちこちが痛い。

あぁ、わたしって・・・・といつも数瞬で終わってしまう反省を行いつつ髪を掻きあげようと
手を持ち上げて、更に、気付く。
・・・・・・何か、手にかぴかぴしたものがこびり付いている・・・・・・・・。
55518/22 オチ2。:2005/05/12(木) 00:24:18 ID:y9vusZkJ
無言のまま、そこで初めて、視線を下に落とす。
完全に熟睡している様子の師の顔がまず見えた。
脳内の、状況を正確に把握し判断する部位とは明らかに異なる片隅の部分で、ずいぶんとかわいいわねーという妙な感想をもらす。(そして自分がコレほど爆発してるというのに、全くサラサラなままのプラチナのストレートヘアをみて、何とはなしにカチンとくる、とも思う。)
ワケの分からない事だけを頭に浮かべたまま、ゆっくりと視線を動かす。

目に入るのは、全く目を覚ます気配の無い、彼のその姿。
そして、自分の今の有様。
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・。」
只今データを読み込んでいます。しばらくお待ちください。
完了まであと30秒・・・15秒…10秒…5・4・3・2・1

ピ―――――――――――――。
大暴れモード、スタートします。

「キ。キャあぁアあああア―――――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!!?!」
地下の静寂をぶち破って、早朝だとは思えないほどのけたたましい悲鳴が一面に響き渡った。
55619/22 オチ3:2005/05/12(木) 00:25:06 ID:y9vusZkJ
「ッ!!な.な.なん…!?」
突然頭上から降って沸いたサイレンの如き悲鳴を耳にして、ファントムは飛び起き、
ようとして頭を激しく殴打されたような痛みに、そのまま再び倒れかけた。
ぐわん、ごガわんと嫌な音までが脳内で飛び交い、天と地とが回転する。
目の前には星どころか、果てしない銀河が広がっている。

「いッやぁぁあああああああぁアあアアあああああああぁ!!!ェえっなに?なに!?どうしッ…!??
 キやぁああああああああああアアアアアアぁぁあああぁあぁ――――――――――――――!!!!」
全く止む気配の無い怒涛の音の洪水に、意識が遠のいていく。
悲鳴の主が愛しい自分の天使だということを理解するにも相当の時間と労力を費やして、
何とか身を起こそうともがく。
55720/22 オチ4。:2005/05/12(木) 00:25:57 ID:y9vusZkJ
と、突然、何かが此方に向かって飛んでくる!!
「嫌アアアアアアアア!!ヒドイわ!見ないで!!来ないでよぉおおおおお!!!!!!!!」
傍にあるものを手当たり次第に投げまくりながら、大暴れするクリスティーヌを目にして
取り敢えず、自分が彼女に力いっぱい拒絶されている、ということだけを彼は理解した。
「―――――――。」
その事実のあまりの衝撃のおかげ(?)で、次第に眼前の銀河が遠ざかり思考が正常に働き始める。
途端、思う。寒い。
・・・・・何故に寒い・・・・・・・?

ここへ来て漸く、自分の格好に焦点が合う。
辛うじて上着だけは引っかかっているものの、この場合半裸というより全裸、といったほうが正しいの
ではないかという自身のその姿。
同時にクリスティーヌの様子も目に映る。乱れた着衣、肌蹴た胸元、足首に掛かる白い布片。

そして、二人の身体の彼方此方に散りまくっている、白く乾いた、飛沫。

「(な、な、な、何ぃいいイ――――――――――――――――――――――――ッ!!!!?!?!)」
脳内で絶叫しつつ、ファントムは折角戻ってきた正常な判断力が、高く、高くどこぞへと舞い上がって
いくのを、只々感じていた。
55821/22 後もう少し。:2005/05/12(木) 00:26:45 ID:y9vusZkJ
ひゅん、ガコン!!!
「ぶッ!!」
顔面に正確に飛んできたコップの痛みで、寸でのところでファントムは別世界から生還する。
「あああああぁ!!ひどいわああ!あんまりよ!!ぜったいそうだわ!だってあんまりだものおお!!」
何だかよく解らない理論を展開するクリスティーヌを前に、彼もまた只管混乱した。
「な、な、な、な・・・・・!!」
延々同じ音だけをぱくぱくと繰り返しながら、脳内で自問自答する。
(こ、これは、この状況は、明らかにッ・・・!!こ、こ、コこれは責任問題とか、そういう・・・・!?)
「あんまりだわ!!エンジェルがそんな人だったなんてええ!!うわあああああああああああぁあん!」

―――――――とても理不尽な理由で責められています。
講義しますか?    はい/いいえ

脳内の何処かから発信された馬鹿げたその表示を一蹴し完全無視して、ファントムは更に問う。
(昨晩の記憶が全く無い・・・・ッ!然し、こ、コレが客観的に見ても、そういう状況なのは、
 恐らく間違いない…!となれば、やはり責任を取るしか……!)
というか、取れるものならそもそもとっくにそうしている事に気付き、一層混乱を深めるファントム。
559〆 以上お疲れ様でした。:2005/05/12(木) 00:28:17 ID:y9vusZkJ
「っくッ、ひっく、ふぇ・・・・ええええええええええええ〜〜〜!!」
手近なものを全て投げ尽くして、今度は酒瓶を手に取ったクリスティーヌを目にし、流石に硬直を解いた。
「く、クリスティ−ヌ!?すまない!謝る!悪かった!!だ、だから一度落ちつい―――!」
ガッチャン。

慌てて止めようと身を動かした弾みで彼の足が何かを蹴飛ばす。鈍色の金属の塊。―――手錠。
「・・・・・?何だってこんなものが・・・・・・・・・?」
ゆっくりそれを拾い上げたファントムは、あれほど大暴れしていたクリスティーヌがぴたり、と
動きを止めていることに気付いた。
びっくりしたように大きな瞳を見開いた後、何とも言えない不可思議な表情を見せる彼女。
「ええと・・・クリスティーヌ・・・・・・・・・?」
おそるおそる問い掛けると、先ほどとは打って変わった冷静な様子でクリスティ−ヌは返事をした。
「・・・・・。シャワー、浴びてきます。お借りしても?マスター・・・・・・・」
「は、はい…あの、どうぞ・・・・・・」
さっさと衣服の乱れを直し、何事も無かったかのようにすたすたとバスルームへ向かう彼女を
呆然と見送りながら、ファントムは呟いた。
「・・・・どうしたらいいのだ・・・・・・?」

シャワーで身体をきれいに流し、口元まで湯船に浸かるクリスティーヌもまた、何事か考えている様子を
見せつつポツリと一言呟く。
「・・・・どうしたらいいのかしら・・・・・・。」

そんな二人の苦悩を余所に、オペラ座ではまた清々しい一日が始まろうとしていた・・・・・。

(ありがちネタ第2回「クリスを酔わすな」 寒。)
560名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 00:30:32 ID:3p39zNIO
>533
ラウル派としては非常に嬉しい
ここんとこちょっとキツかったんで
561名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 00:35:00 ID:y9vusZkJ
もう、ほんとスンマセン…。
野郎ども!クリスたんがんばってアンアン言わせてみたぞ!…如何ですか?
本当は師匠のほうがアンアン言ってそうですが、それは貴女の脳内変換で
お願いします。

もうネタも無く、赤ダマが出たので、大人しくしてます…orz。

>>533 楽しみにしてる!
>560 最初にラウルいじったんは自分だ…スマン…
562名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 01:38:10 ID:a1AiVA0Q
533だけど
・エロなし
・ギャグなし
・べっとり少女趣味
・もしかしてハーレクイン的べっとり感
なんですが…、それでもと了承してもらえるなら
今週末にでも投下します
563名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 01:57:53 ID:Ndg+L9u8
>533
待ってますワン!
全くこのスレのネ申々には癒されっぱなしだ。

>561
サ、サササイコー!つうかクリスちんサイコ!
マスターの指使って半オニャニーなクリスちゃんと
マスターの強い眉根が寄る様を想像してひとしきりモワモワしました!
マリガトー!
564名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 10:28:03 ID:XtfRf6WX
>>513-526
初めて書いたとは思えない!神!スバラシー。
>>561
話が長いわりにはチンコの描写が足りないな。不完全燃焼だ。
565名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 10:51:46 ID:RlCLtgxJ
>560
ラウルよりむしろクリスのが
566名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 12:31:16 ID:N6Lq07v1
>>561
ギャグの神様、熱くお待ちしておりました。
「お願い…エンジェル」な妖艶クリスに(*´д`*)ハァハァしました。
鬼畜なマスターもイイイイイですが、ストイックすぎて苛められちゃうマスターも
素晴らしいです。
鬼歌姫様に苛められてみたい…とか思ってしまいましたよマスター。

>>560
最近出番の少ない子爵様をぜひ見たいです。
ラウル×クリスもだけど、クリス×ラウルも見たいかもw
567名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 12:36:14 ID:N6Lq07v1
ところでイマイチこのスレの流れ…というか需要が掴めないのですが、
(いろいろ傾向がありすぎてw)女性と男性どちらが多いんだ?
男性側視点と女性側視点と、どっちが萌え?
まあいろいろあってOKってことなのかなあ。
568名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 13:41:30 ID:IpMFFDPE
ギャグの天使さまの書くマスターが可愛いw
マダムにも色々いぢめられてそうなエンジェルに乾杯!
569名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 23:49:19 ID:0ExPMOjt
あの・・・ォ、ここでは、いわゆる「本番」はさせないのが
スタンダードなんでしょうか?
570名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 23:53:02 ID:rp5CYgTs
>>569 いや!?そんな決まりはないはず  そういや今迄の分ではなかったな
どなたか・・・
571名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 00:18:16 ID:dHXcgStJ
自慰を強要するとか、入れても指か蝋燭だよね。
513-526を書いた者なんですが、続きを書くとして、
「本番」させちゃっていいものやら、と。
マスターには「次こそ」って決心させちゃったからさw
572名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 00:43:41 ID:wes22ZOI
>>571 させちゃっていいものです!
573名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 02:52:50 ID:zwFjkudZ
>>571
マスターの本番…!ハァハァしちゃいますなあw
どんどんさせちゃって下さい。待ってます〜。
574名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 18:22:06 ID:2C2U99x+
504です。
506-509さん、感想をありがとうございました。
また読んでくださった方々、ありがとうございました。
クリス人形が惹かれたファントムの怪物性をもっと描写した
かったのですが書ききれませんでした。
もっと精進して書けるようになったら続編として投下してもいいですか?
575名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 18:33:38 ID:dHXcgStJ
>>574
待ってるよん ノシ
576名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 18:45:37 ID:jzpbl37s

マスターといえばヨーダしか思い浮かばないのは私だけですか?
577名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 20:54:02 ID:wes22ZOI
俺は理容店の店長しか連想できん
578名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 22:18:05 ID:eW0a55s6
うそー俺喫茶店の店長
579ラウル×クリス〜初夜〜:2005/05/13(金) 22:50:17 ID:eW0a55s6
「……あなたに触られると、体中が熱くなっちゃうの」
 ふっ、と秘密を漏らすように彼女は小さな声で言った。
 今や妻となったかつての初恋の女の子。小さかったロッテは美しく成長し、今、自分と同じベッドの上にいる。
 口付けて、ゆったりした化粧着の下へ手を入れて、乳房を揉み込んだ。
少し小ぶりではあるが、形が良く、揉み甲斐のある乳房である。
ゆっくりと手を動かしていると、やがてブラウスと下着を通して、乳首の尖ったのが判るようになった。
「あっ……なっなにっ、あっ……」
「クリスティーヌ」
「ラ、ラウル、あ、やああ」
 乳首をいじりながら、耳孔の入口を舌でなぞると、彼女は脱力してぐったりとなった。手を下へ下ろし、膝を割りながら、内腿の柔らかい肉を愛撫した。
「あ、あ、やン……」
 レース仕立ての部屋着の裾がめくれ上がった。ほのかに血の通って、まだ白い少女じみた太腿と、更に白いパンティが剥き出しになった。じわじわと、喰い込んだ部分に染みが広がっていく。甘酸っぱい、艶めかしい香りが、ラウルの烈情を煽っていった。
「こういう事、今までしたことがあるかい……? 可愛いロッテ」
 内腿を揉みさすり、耳孔を舌の先でくすぐりながら、ラウルは尋ねてみた。
「やっ、あっ、なっ、ないわっ、こんなこと、したことナイッ……」
 喘ぎながらクリスティーヌは、自分の下腹部をまさぐり出した、ラウルの手首を抑えようとした。
 しかし制止もむなしく、ラウルの手は更に奥へと進んでいく。
「初めてで、こんなになって」
「あっ、あっ、あんっ、意地悪……っ、恥ずかしい」
 白い、レースのパンティの中に手を入れた。濡れた淡い草むらから、指はぬるりと割れ目へ這い込んだ。
くちゅくちゅと、淫らな音がする。
「こんなに濡らして、ピクピクしてるよ。ここ、ほら、こんなに硬くなってる。いじって欲しいかい?」
「あ、や、やんっ、だめっ」



…さて。こんなん需要ある?
580名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 00:59:47 ID:3FE0UX5T
あるから続きを・・・
581名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 01:01:59 ID:EhAnMOSi
>579
いいよ〜私は好きだ。

以前ネタ投下した者ですが、ファントム×クリスの本番って
なんか想像できないんだなあ、私。
むしろそっちは子爵のイメージだ。

というわけで、579続編をよろしく。

582名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 09:50:52 ID:9fF/zZ0B
>>579
待ってました!できればラウルは王子チックでいてほしい‥勝手なお願い。

ファントム×クリスの本番も是非とも見たい。ねちっこいファントムハアハア。
キスその他をマスターにおあずけされて涙で懇願するクリスハアハア。
583名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 09:59:33 ID:xR9+E/Xz
しまった。おいらもクリス×ラウルの新婚初夜ネタを書いている最中だ。
かぶっててもいいなら、出来次第投下したいけど…良い?
584名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 12:15:32 ID:E6Ii5PvI
>583
みたい。ヨロ!
585名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 12:18:59 ID:LGQqab+/
>579
>583
ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
586名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 13:08:24 ID:uNV2wy/3
>>584,585
ありがd
では頑張って仕上げますね。
587579:2005/05/14(土) 13:30:23 ID:0V6+herc
おお、物書き初心者に暖かい言葉をありがとう。

この土日はちょっと忙しくて書けそうもないのだが、
月曜あたりに続きを上げられると思います。

>>581
うほっ楽しみ…♪
588571:2005/05/14(土) 19:04:05 ID:aG8wvuA9
>>572-573,>>582
dです。
ファントム×クリスの本番の需要があってヨカタ・・・。
嫌な方はスルーしてちょ!

自分も土日に書こうと思ってますが、>>587とかぶらないように(交互に
投下しちゃったりするとワケワカンナイもんね)週半ばに投下しようかと。
589名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 01:54:40 ID:+Tnntvqz
短編投下します
エロ無し、おまけに初なので文章が未熟な点はお許し下さい
590名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 01:55:55 ID:+Tnntvqz
彼は私を抱く
私の嬌態にも眉一つ動かさず、冷めた目で見つめながら
私は彼の欲望の餌食なのだろうか、だとしたらこれは私にとっての受難劇

地下に住む不気味な仮面を着けた男に抱かれるのだから
それなのに彼の一挙一動に身を震わす私がいる
体中を這いまわる柔らかな唇、長く柔軟な舌、革手袋をした大きく繊細な手、そして耳元で囁く声
婚約者にさえ見せた事の無い姿、聞かせた事の無い声
それを仮面の男は嬉しそうな表情をすることもなく易々と手に入れる
せめて、『愛している』の一言でも言ってくれるのなら救われるのに・・・
591名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 13:07:36 ID:kjx4/jIb
>>590 乙です!そうなんだよ、初対面の時に「愛してる」と一言さえ、言っていれば・・・
592名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 21:36:34 ID:fHLDbB+M
>>590
短編ならもうちょっと練って欲すぃ
593名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 22:04:51 ID:aPxtfJ/G
>590 乙!
ところで、>>452の続きはどうなったんだ…orz
数少ない本番バナだったんだが…
594名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 23:45:28 ID:JYqFm8bo
だから、途中までしか出来てないのなら、
ここに落とすのを少し待って、予定がたってからにすりゃいいのに・・
待たされるのは嫌いだ〜!
595名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 00:07:20 ID:kjx4/jIb
そうだな・・・予告無しでいきなり投下が最も理想的かも知れませぬ
それと出来たら作家殿は作品ごとに御自分にペンネームをつけられたらどうだろう
読ませてもらった者もレス番号を追う必要もなく、名指し(変な意味ではなく)で感想を書きやすいと思ったりするだが
596名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 01:46:42 ID:WFydS3vd
だって予告しないと顰蹙買いそうでこえーんだもんw
私の心は弱いのです許してエンジェル。

関係ないけど>>557のラストを見る度に、頭の中で
let your spirit start to soar〜!
とみゅーじっくおぶざないとが鳴り響いてしまう。
597名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 23:35:43 ID:A7fTeigG
PNには反対。タイトルと1/12とかのページ番号みたいのだけで良いよ。
ええと、これだけじゃ何なんで
上のほうでマダム書いてる宣言した天使様、全裸待機しておいら待ってます。ハァハァ。
598名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 00:04:44 ID:9XKGzxbr
ちゅうか、
>587 588両氏 のほうが先になるんかいな
エロス書きの皆、楽しみにしとりまつ。

本トの職人じゃない限り コテハンでなくてもいいような希ガス。
599名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 00:45:09 ID:jUwpzDqs
タイトル、もしくはカプと連番くらいでいいよ。
あ、カプだけだと、どの作品かもわからなくなりますね。
誰の作品かというよりも、まずはどれがどの作品の続きかが大事だ!
キャラが同じなんだから、その点ヨロしこ。
ここは皆さん大人なので、まったりしていてよろしかね
600名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 02:41:06 ID:gexiS7HD
>>597
全裸かよ!w

確かに連番は必要かもだ。
PNはどっちでも・・・、つけたい人はつけてもいいんじゃね?
601名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 23:58:17 ID:NBIzkt4I
>>513-526を書いた者ですが、続きを投下します。
本番ありなので、イメージじゃないという方はスルーして下さい。

前回が初めてで、今回が二度目なんで、至らぬ点はお許しを。
今回はなるべく改行するように心がけました。
602ファントム×クリス(三日後)1:2005/05/20(金) 23:59:20 ID:NBIzkt4I
クリスティーヌを初めての絶頂に導いてから、三日が過ぎた。
その日の夕刻になって目を醒ました彼女は、しばらく恥ずかしそうな、何か言いたげな様子を
していたが、私がそのことに何も触れずにいることに得心したらしく、努めて冷静に振舞おうと
しているようだった。

ロシア式の紅茶を入れさせたり、床に散らばった譜面を拾わせたりといった簡単な仕事を与えると、
嬉々としてそれらの仕事に従事し、私がその結果に満足しているかどうかを窺う様子が堪らなく
愛しかった。

午後は、かつて彼女の楽屋でしていた歌のレッスンを、私のオルガンの前でしてやり、
時には並んで椅子に掛けさせ、一緒に歌ったりもした。
夜は、暖炉の前に座っている私に話をしてくれるようせがみ、決まって「お父さまはいつも
たくさんお話をしてくださったの」と言うのだった。
私の腰掛ける椅子に背をもたせかけ、私のほうに身を乗り出して話に聞き入る様子は
まるで父親に甘える娘のように、小さく愛らしく、いじらしかった。

・・・・・・しかし、私はお前の父ではない。あの朝、私の手と舌で絶頂を迎えたお前が
どれほど淫靡で美しかったか・・・・・・。他の誰も、お前の最も愛する父親だとて知らぬ
お前の姿を、この私は知っている。
603ファントム×クリス(三日後)2:2005/05/21(土) 00:00:18 ID:Xxk/P+Qr
そして、今夜、トルコから危険を冒してラーレを持ち帰った男の話をしてやると、
クリスティーヌが「おとめ心を得るためには」を歌ってみたいと言い出した。
トルコの後宮の門番に言い寄られたブロントヒェンが歌うアリアだ。
私がオルガンを弾き、彼女は私の隣に立って天使の歌声を紡ぎだした。

  おとめ心を手に入れるには優しくしたり、ご機嫌をとったりするものよ
  がみがみ言ったり、怒鳴ったりすれば愛は逃げていく

・・・・・お前に優しくし、お前の機嫌をとればお前の愛を得ることができるというのなら、
私はいくらでもお前に優しくし、お前の機嫌をとるのに・・・・・。

歌い終わると、彼女はそっと私の隣に腰をおろし、歌の批評を待つように私の顔を覗きこむ
ように微かに頭をかしげた。
彼女の髪が私の手に落ちかかり、その微かな愛撫に私はじっと座っていることができず、
思わず立ち上がってしまった。
彼女は私が怒っているのだと勘違いし、びっくりしたように目を瞠って私を見上げる。
「マスター、私の歌のどこがいけなかったのでしょうか・・・?」
私は、おそらく紅くなっているだろう自分の顔を見られないように彼女の背後に移動しながら
「いや、今夜のお前の歌は素晴らしかったよ、クリスティーヌ」と答える。
私の眼下に彼女の小さい頭と薄い肩があった。
そっと肩に手を置き、「今夜は高音が素晴らしく伸びていたね、クリスティーヌ」と言ってやる。
彼女が、肩に置かれた私の手を見遣り、そのまま私を見上げるように振り返った。
その姿態がなまめかしく、私は思わず身をかがめ、彼女に覆い被さるようにして、
彼女の小さな手をとってしまった。
彼女の小さな手。私の手にすっぽりと入ってしまい、彼女自身の手が見えないくらい小さい。
・・・・・もう、我慢の限界だった。
604ファントム×クリス(三日後)3:2005/05/21(土) 00:01:05 ID:Xxk/P+Qr
左手で彼女の両手を包み込み、右手で彼女の髪を片側に寄せる。
身をかがめたまま、顕わになった白いうなじにそっと口づけた。
「・・・・・は、」
彼女がはっとしたように大きく息を吐き出した。
「クリスティーヌ・・・、そんな風に男を見たらどうなるか、お前はそろそろ知らないといけない」

唇が触れるか触れないかというくらい微かに、うなじに唇を這わせる。
椅子の上でクリスティーヌが身体を硬くした。私の左手の下にある両手がわずかに動く。
「・・・・・はぁっ、・・・・・う、はぁっ・・・・・」
唇をうなじに這わせながら、白いレースの化粧着を肩から滑らせ、薄い肩を剥き出しにする。
うなじから右肩へと移動していく。
彼女の呼吸が荒くなっていくのがわかる。呼吸に合わせて肩が上下する。
右肩の中ほどに到着すると、強く唇を押し付けた。
「あ、ああっ!」

いく度か肩先に口づけした後、またうなじに向かってそっと唇を這わせていく。
「ああ、ああ・・・・・・・・」
私の熱い吐息と微かな唇の感触に彼女が小さい喘ぎ声で応える。
うなじを通り過ぎ、左肩へとさらに唇を這わせていく。
左肩にも強く唇を押し付けた。
605ファントム×クリス(三日後)4:2005/05/21(土) 00:01:53 ID:Xxk/P+Qr
左肩から首筋へと唇を這わせていく。
ほっそりとした首を私に差し出すように、彼女は頭を右に傾けている。
「ああ、はぁ・・・・・、っはぁ・・・・・」
首筋に唇を這わせたまま目を上げると、目の前に細かく震える彼女の唇があった。
・・・・・必ず、奪ってみせる・・・。それも、彼女から私に捧げさせるのだ・・・・・。

時折、軽く唇を押し付けながら、首筋を上へ上へと移動していく。
後ろから右手を伸ばし、彼女の胸のふくらみを、下から掬い上げるように掴んだ。
「ああっ、いや!」
「いや、じゃないだろう・・・・・? お前の胸はさっきから触って欲しくて脹れ上がっているではないか」
「ああ、そんな・・・・・」
彼女の両手を包み込んでいた左手を彼女の手から離し、左のふくらみも同じようにして掴む。
両手でゆっくりと、ふくらみを掬い上げるようにしながら揉みしだく。
「ああ、いや・・・・・、ああ・・・・・・・」
何度も何度も揉み上げながら、少しずつ指に力を入れていく。
だんだんと、乳首を絞り出すように、指だけで揉みしだいていく。
薄いレースの生地を押し上げるように、ふくらみの頂が固く尖っていく。

彼女の自由になった両手は、椅子の縁をきつく掴み、知らず知らずくねらせてしまう身体の動きを
どうにか止めようと必死で努力しているようだった。
606ファントム×クリス(三日後)5:2005/05/21(土) 00:02:37 ID:Xxk/P+Qr
「クリスティーヌ、目を開けて下をごらん」
「?」
彼女は無意識に、師である私の言いつけに従ってしまう。
私はずっと同じリズムでふくらみを揉みながら言う。
「お前の乳首が固く尖っているのがわかるだろう?」
「ああっ・・・・・・!!」
「私にこうされて、お前は感じているんだね?」
「マスター・・・・・、ああ、ひどい・・・・・」
「ひどいって、何がひどいのかな? お前がそうして欲しがっているのを知っていて、
お前の乳首を触りもしないことを言っているのかな?」
「ああ、そんな・・・・・、ち、違います・・・・・」
「本当に違うかな?」
そう言うなり、両の乳首を同時につまみ上げた。
「あっ!!!ああああああああああっっっ・・・・・・・・・・・・・!!!!!」
背中を弓なりにのけぞらせながら、ひときわ大きく声をあげた。
彼女の後頭部が私の仮面にあたる。
「嘘つきだね、クリスティーヌ・・・。こうして触って欲しかったのだろう?」
親指の腹で乳首を捏ねくりまわしながら、耳元に低く囁く。
「ああ、ああ・・・・・・・っっ!!!!」

脹れきった乳房を揉みしだきながら、人差し指と親指で乳首をつまんでやる。
人差し指の爪の先で引っかくようにこすってやる。
親指の腹で押えつけるように捏ねてやる。
うなじや肩、首筋に口づけしながら、指の動きを変化させてやるたび、
彼女はその身をくねらせ、甘い吐息をもらす。
607ファントム×クリス(三日後)6:2005/05/21(土) 00:03:21 ID:Xxk/P+Qr
椅子の縁を掴んだ手にあまりに力を入れすぎたのだろう、彼女の腕がぶるぶると震えているのに
気づき、彼女を抱き上げるとベッドに連れて行った。
抱き上げた瞬間、彼女の目にサッと怯えの影が走ったが、それでも落ちまいとしてか、私の肩に
手をかけてきた。

そっとベッドにおろすと、もともと脱げかかっていた化粧着の前がはだけ、胸が顕わになった。
とっさに化粧着の前を合わせた彼女に向かってこう言った。
「さぁ、クリスティーヌ、さっきの続きをして欲しかったら、自分で前を開けるんだ」
「そんな・・・・・、そんなこと、わたし・・・・・」
「出来ぬのなら、今夜はもう仕舞いだ」
賭けだった。椅子の上で、息遣いも荒く私の指に翻弄されていたクリスティーヌの様子と、
先刻、彼女の目にあった怯えとを天秤にかける。・・・勝利を確信した賭けではなかった。

「では、よくおやすみ」
両手で襟を掴んだまま、目を伏せて返事をしない彼女に敗北を確信しながら、帳を下ろそうとすると、
彼女が小さい声でこう言うのが聞こえた。
「・・・・・待って、待って、・・・・・・」
手をとめ、彼女を見下ろす。
「マスター・・・・・、わたし・・・・・・、ああ・・・・・・」
彼女の、襟を掴んだ両手が少しずつ左右に離れていく。透き通るように白い肌が眩しい。
目を瞑り、顔を背け、唇はふるふると震えている。
・・・・この瞬間、勝者は私だった。
608ファントム×クリス(三日後)7:2005/05/21(土) 00:04:14 ID:Xxk/P+Qr
「さぁ、もっと広げて・・・・・。さっきみたいに乳首を可愛がって欲しいんだろう?
手で隠してしまっていては、私は何もしてあげられないよ」
「ああ・・・・・・、マスター・・・・・、うう・・・・・」
彼女の閉じた目から涙がひとすじ零れ落ちた。
ああ、可愛い私のクリスティーヌ! だが、攻撃の手は弛めない。
「泣いてばかりいるのでは、仕方がないね。もう止めにしよう」
ベッドから身を起こそうとする私を、涙で濡れた眸で見上げ、
「ああ、マスター・・・・・・」
そう言いながら、ついに彼女が胸の真上で止めた手を動かし、化粧着を大きくはだけた。
顕わになる白い胸。その頂に実った果実は、私の手で摘み取られるのを待っていた。

自ら男の前に肌を曝すよう、己の欲望を担保に脅迫され、その脅迫に従った恥辱に涙を溢れさせている。哀れっぽく嗚咽し、唇を戦慄かせている彼女をこの世の誰より愛しいと思いながら、
脅迫者である私はその成果を得ようと彼女の胸に手を伸ばす。

「私にこうされたかったんだね・・・・・?」
固く尖ったままの乳首をつまみ上げ、指先をこすり合わせるようにして捏ねてやる。
「んっ、ふっ・・・・・」
切なげに洩らす小さな喘ぎ声が堪らない。
化粧着をはだけようと襟を掴んだまま、肩先でとまっていた手がわずかに動いた。
「手はそのまま・・・・・、動かしては駄目だ・・・・。そう、いい子だね」
その位置で手をとめておくことで、腕で自らの胸を押し上げる格好になる。
彼女もそれをわかっているのだろう、次々与えられる屈辱に顔を背け、また涙を流した。
609ファントム×クリス(三日後)8:2005/05/21(土) 00:05:08 ID:Xxk/P+Qr
「いい子だ、クリスティーヌ・・・・・、さぁ、ご褒美をあげよう」
乳首を口に含む。舌でざらりと舐め上げる。
「あっ!はぁっっっ・・・・・!!!」
「ご褒美は気に入ったようだね?」
「うう・・・・・、うっ、んくっ!」
一方を舌で転がしながら、もう片方はゆっくりと揉み上げる。
相反する刺激を与えられ、混乱しているのか、いやいやをするように何度も頭をふっている。
時折、親指の腹で乳首をこすってやると、「ああっ!」と忠実に反応を返す初々しさが堪らなく
愛しい。

舌で転がし、強く吸い上げ、ゆっくりと舐め上げた後、上下の唇で挟んでやる。
そのまま舌先をそよがせ、身を捩るのを確認した後、上下の歯で甘噛みしてやる。
狂ったように身を捩り、化粧着の襟を掴んだ手を強く握り締め、声にならない声をあげながら
頭を揺すっている。

外側に向かって円を描くように揉みしだき、親指の腹で頂点をこすり、人差し指の爪先で
先端をそっと引っかき、二本の指でつまみ上げてやる。
そのまま指先をこすり合わせるように捏ね上げ、引っ張り上げ、人差し指で転がしてやる。
左右を替え、私の舌と指がどんな風にして彼女に喜びを与えているのかを学ばせる。
610ファントム×クリス(三日後)9:2005/05/21(土) 00:06:03 ID:Xxk/P+Qr
狂ったように身を捩る彼女の腰が、時折強くベッドに押し付けられるのを、私が見逃すはずもなかった。
両の乳首に与えられる刺激に耐え切れず、腰を振ることでどうにかやり過ごそうとしているのだ。
私は身体をずらし、両脚で彼女の腰を挟むと、その妖しい揺らめきを封じた。
そのまま乳首への攻撃を再開する。
舌で転がし、強く吸い上げ、ゆっくりと舐め上げた後、上下の唇で挟み、舌先をそよがせ、
上下の歯で甘噛みしてやる。
外側に向かって円を描くように揉みしだき、親指の腹で頂点をこすり、人差し指の爪先で
先端をそっと引っかき、二本の指でつまみ上げ、指先をこすり合わせるように捏ね上げ、
引っ張り上げ、人差し指で転がしてやる。
その動きを何度も何度も繰り返した。

「ああ・・・・!!! もう、もう・・・・!!!」
腰の動きを封じられ、身を捩ることもかなわず、すぐに彼女は音を上げた。
「もう、どうしたんだね?」
「もう、やめて・・・・・、お願い・・・・・」
「やめてしまっていいのだね?」
「ああ・・・・・」
「では、やめよう。お前のお願いなら聞かないわけにはいかないからね」
「ああ・・・・・、違うの・・・・・・」
「何が違うのかね?」
「あの、ここばかりは嫌なの・・・・・」
そう言って胸に手をあてる。
「それでは、どこならいいのかね?」
「・・・・・・・・・」
「教えてくれなければ、私にはわからないよ」
「そんな・・・・・・、うう・・・・・」
「さぁ、小さい声でいいから、私に教えておくれ」
「・・・・・・・・・」
611ファントム×クリス(三日後)10:2005/05/21(土) 00:06:43 ID:Xxk/P+Qr
目を伏せ、またも繰り返される屈辱の儀式にすすり泣く。
しかし、先刻の勝利からこの先も私が勝者であることは間違いなかった。
彼女の情欲に潤んだ眸、上気した頬、汗ばんだ肌、固くそそり立つ乳首・・・・。
彼女がまもなく陥落するのは、火を見るより明らかだった。

しばらく逡巡した後、彼女が両方の手で私の右手をとった。
そして、私の手を自分の腹の上に導き、許しを請うように私を見上げた。
「ふふ、可愛いクリスティーヌ、これがお前の精一杯なんだね?
ああ、お前はなんて可愛いんだろう・・・・・!」

そのまま手を下腹へと伸ばしていく。
彼女の手は、私の手の動きをとめたりはしなかった。
彼女の両脚の間にある恥ずかしい隙間に手を挿しいれる。
しっとりと温かく湿った気配がする。
「クリスティーヌ、お前はまた濡らしているね・・・・?」
「そ、そんなこと・・・・・」
「そんなことはないとでもいうのかね? ・・・ならば、確かめてみようではないか?」
「ああ・・・・、いや・・・・・」
「濡らしてなどいないというのなら、なぜ確かめるのが嫌なのかね?」
「うう・・・・・・」
「濡らしているんだろう、クリスティーヌ?」
彼女の返事を待たずに布地越しに秘裂をなぞった。
布地が愛液を吸い込んでずしりと重くなっている。
「あっ、ああっ・・・・・!!」
「やはり、濡らしていたね・・・・・」
「ああっ、いやぁ・・・・・」
612ファントム×クリス(三日後)11:2005/05/21(土) 00:07:17 ID:Xxk/P+Qr
ゆっくりと、何度も秘裂をなぞる。
中指で、何度も何度も、繰り返し繰り返し、秘裂をなぞってやる。
秘裂の上を通り過ぎるとき、軽く指先を曲げてやった。
布地を通しても、その下に息づく肉芽が固くしこってきているのがはっきりとわかる。
軽く曲げた指先でその芽を引っかき、しかし、それ以上の愛撫は加えずに通り過ぎる。
「あっ、ああっ、・・・・・はぁっ・・・・、んくっ・・・・」
欲しい刺激をほんの一瞬与えられ、そしてすぐに奪われてしまう悦びに声をあげる。
限界まで水分を吸い取った布地から、じっとりと愛液がしみ出してくる。
花びらが開き、めくれ上がってきたのがわかる。

指を二本に増やし、花びらの上をなぞる。
めくれ上がった粘膜への刺激に、彼女の腰がまたも妖しく揺らめく。
指の腹でなで、軽く折り曲げた指の先でなぞり、爪の先で引っかくようになぞる。
時折、肉芽をさすり、わずかに押し、引っかく。
彼女は、そのたびに眉根を寄せ、声をあげ、頭を揺らす。
613ファントム×クリス(三日後)12:2005/05/21(土) 00:07:52 ID:Xxk/P+Qr
次の罠を仕掛ける時がきたようだった。
彼女が濡れた眸を上げ、震える唇でこう言うのが聞こえた。
「ああ・・・・・、お願い・・・・・」
「またお願いかね? お前はお願いが多いね?」
「ああ、だって・・・・・」
「だって、何だね?」
「だって・・・・・、ああ・・・・・」
唇をふるふると戦慄かせたまま、目を伏せる。
「ふふ、私がお前にそんなわかりきったことを聞くと思うかね?
無論、お前のお願いが何だか、私にはよくわかっているよ」
目を伏せたまま恥ずかしそうに顔を背ける様子に、安堵が読み取れる。
しかし、罠にかけるのはこれからだ。

「それでは、自分で下着を取って、脚を広げてごらん。そうしたら、お前のお願いを聞いてあげるよ」
はっとしたように顔を上げ、哀れっぽく私を見上げる。
「そんなこと、そんなことできない・・・・・」
「それでは、こうしよう。お前が自分で下着を取るなら、このまま灯りを消しておいてあげよう。
しかし、私がお前の下着を脱がせてあげるのなら、灯りをつける。・・・・・どうだ?」
「そんな・・・・・・」
「さぁ、どちらかを選びなさい。どちらも選べないのなら、私が選んであげるが」
「うう・・・・・・・」
大粒の涙が彼女の目じりから伝い落ちた。
614ファントム×クリス(三日後)13:2005/05/21(土) 00:08:32 ID:Xxk/P+Qr
「では、私が脱がせてあげよう。この前は暗くてよく見えなかったお前の姿を、今度はしっかり
見せてもらおう」
数秒待ち、私がこう言ってベッドから身を起こすと、彼女が目を開け、首を左右に振った。
「待って・・・・・、灯りは・・・・、つけないで・・・・」
「・・・・・いいとも。じゃあ、灯りをつけない方を選んだんだね?」
「・・・・・・・」
「さぁ、自分で下着を取って、脚を広げるんだ」
「・・・・・・・」
「では、灯りを持って来よう」
「ああ・・・・・」
小さく敗北の宣言をして、彼女の手が自身の下着に伸びた。
指をかけたまましばらくすすり泣きを洩らしていたが、やがて少しずつ布地をずらしていく。
恥ずかしさに全身を震わせながら、それでも己の欲望に打ち勝てずに最後の一枚を自ら放棄しようと
している彼女の姿をじっと見下ろす。
「ああ・・・・、お願い、見ないで・・・・」
「ふふ、」
「ああああ・・・・・、恥ずかしい・・・・、・・・う・・・・いやぁ・・・・」
茂みの前で手が止まった。
615ファントム×クリス(三日後)14:2005/05/21(土) 00:09:10 ID:Xxk/P+Qr
彼女の涙にぬれた頬にそっと口づける。
「ああ、よく頑張ったね、もういいよ・・・・」
彼女が下着から手を離し、私の口づけでも拭いきれなかった涙をそっと拭った。
その手を取り、手のひらにも口づける。
「ああ、可愛そうに、こんなに泣いて・・・・・。意地悪が過ぎたかな? すまなかったね」
こくりとうなずく。
「そんなに泣かないでおくれ・・・・。私が悪かったから・・・・。
もうお前に恥ずかしいことはさせないから・・・・。ね?」
肩に手をまわして抱きしめると、彼女も私の首に手をまわしてくる。
「許してくれるかい? お前があんまり可愛いから、つい意地悪をしたくなったんだ」
「マスター・・・・・」
私を呼びながら、私にしがみついてくる彼女のいじらしく愛らしいことといったらどうだろう。
しかし、恥ずかしいことはさせないという私の言葉が嘘だということを、彼女はもうとうに気づいている。

首に絡みついた彼女の腕をそっとはずし、下着に手をかける。
「大丈夫、灯りはつけずにおくよ。さぁ、脱がせてあげよう」
「ああ・・・・・・」
彼女は、男の手で下着を剥ぎ取られていく恥ずかしさに全身を戦慄かせながら、
快感に溺れている顔を見られまいと両手で顔を覆う。
616ファントム×クリス(三日後)15:2005/05/21(土) 00:09:42 ID:Xxk/P+Qr
先刻まで責め具と化していた小さい布きれを取り去ると、膝に手をかけ、ゆっくりと広げていく。
「そう、いい子だ、クリスティーヌ・・・・。もっと、大きく広げて・・・・」
まだ、ほんのわずかしか開いていないところで彼女が脚に力を入れて私の手の動きをとめた。
「ああ・・・・・、もう、これ以上は・・・・・」
「これ以上は広げられないと言うのかね? お前のさっきのお願いはもういいのかな?
もっと広げてくれないと、かなえてあげられないよ」
膝にかけた手に力を入れると、抵抗なく脚が広がっていく。
私の身体を入れられるほどに広げると、ゆっくりと両脚の奥を確認した。

「ああ、クリスティーヌ、すごいよ・・・・、こんなに濡らして・・・・・」
「ああ、見ないで・・・、見ないで・・・・・」
彼女のそこは、溢れでた愛液にまみれて栗色のうすい茂みがべっとりと貼りついており、
オルガンのある部屋からもれる蝋燭の灯りに照らされて、てらてらと光っていた。
花びらは思っていた通り充血してぽってりと紅くめくれ上がり、粘膜を露出させている。
肉莢からは、わずかではあるが既に肉芽が顔を出し、私の愛撫を待っている。
そして、花芯からは、脚を広げられ、じっと見つめられる羞恥に入り口を小さくひくつかせながら、
今も愛液を溢れ出させているのがはっきりと見てとれた。
617ファントム×クリス(三日後)16:2005/05/21(土) 00:10:16 ID:Xxk/P+Qr
「もう、シーツまで濡らしているじゃないか」
「うぅ・・・、そんなこと・・・・・」
「こんなに濡らして・・・、そんなに私に触って欲しかったのかな?」
「あ、ああ・・・・・・」
「そうなんだね? お前のお願いはそういうことなんだろう?」
「うぅ・・・・・・」
「ふふ、恥ずかしくて返事もできないかね?
ああ、可愛いよ・・・、こんなに溢れさせて・・・・・。ほら・・・・・」
と言いながら、二本の指で秘裂をなぞった。
「あっ、ひぃっ・・・・・!!」
「ほら、こんなに濡れている。 ・・・ごらん、自分がどれほど濡らしていたか・・・」
愛液の絡みついた指を彼女の目の前に差し出す。
「そ、そんな・・・・」
愛液がしたたり落ちる前に、指を口に持っていった。彼女が見ていることを確認してから、
ゆっくりと口に含み、愛液を舐めとる。そして、彼女の耳元に低く囁いた。
「美味しいよ、クリスティーヌ・・・・、お前の味がする」
「あっ、いやぁ・・・!」
目を瞑り、首をのけぞらせて羞恥をあらわす彼女に、さらに追い討ちをかける。
「本当は、直接舐めて欲しいのだろう・・・?」
618ファントム×クリス(三日後)17:2005/05/21(土) 00:10:49 ID:Xxk/P+Qr
愛液にまみれた秘裂をゆっくりと弄る。
二本の指を、花びらの内側の粘膜をこするようにゆっくりゆっくり何度も往復させる。
しとどに溢れた愛液が摩擦を減らし、滑るようになぞることができる。
時折、爪を立てて粘膜を引っかいてやる。
そのたび、彼女は切なげに喘ぎ声をあげ、腰をくねらせる。

中指を中心に、人差し指で左の花びら、薬指で右の花びらを挟み、指を軽くこすりあわせながら、
上から下まで往復させる。
「あああああああ・・・・・・・・っっっ!!!!」
これ以上ないほど眉根を寄せ、激しく頭をふっている。

肉莢からは、すでに肉芽がこぼれ落ち、私の愛撫を待っているかのごとく、小刻みに震えている。
指先で挟んでやると、ひときわ高いよがり声をあげた。
「あああああああああああ・・・・・・っっっっ・・・!!!!!! ひぃっ!!!!」

絶頂が近い。
肉芽を左右にゆすってやる。こりこりと揉み込むように指先をこすり合わせる。爪先ではじく。
「ひ、ひぃっっっ・・・・・・・!!!!」
今、まさに絶頂を迎えようとしている彼女のそこ全体を手のひらで覆った。
619ファントム×クリス(三日後)18:2005/05/21(土) 00:11:21 ID:Xxk/P+Qr
これまで与えられていた鋭く繊細な刺激を、温かい手のひらの感触がなだめ、
昇りつめようとしていた高みから、一息に地上へと連れ戻されたクリスティーヌは
一瞬息を止めたまま、眸をあけて私を見た。
「あ・・・・・?」
「今夜はそうすぐには逝かせないよ、クリスティーヌ」
「えっ? あっ、そんな・・・・・」
息を吐き出しながら答えると、そのまま大きく息をはずませている。

「お前だって、うんと楽しむほうがいいだろう?」
「そんなこと・・・・・」
「さぁ、もっと感じるがいい」
そう言いながら、ふたたび肉芽をつまみ上げ、こりこりとこすり合わせる。
「ふ、ぅううっ・・・・っ、ああ、いや・・・・・・」
シーツを掴み、腰をくねらせ、ふたたび与えられる快感に溺れてゆく。

肉芽を口に含んでやる。
舌でぐるりと転がしてやる。
つい先刻、絶頂の一歩手前まで追いつめられたクリスティーヌの身体は敏感になっていて、
たったそれだけの愛撫に、早くもまた絶頂を迎えようとしている。
入り口がひくつき、その動きに合わせて肉芽がふるえている。
「あああああ・・・・・っっっ!!!! ああっ、いっ、いっちゃ・・・・っ!」
肉芽から唇を離し、さっと腰をなでた。
620ファントム×クリス(三日後)19:2005/05/21(土) 00:11:54 ID:Xxk/P+Qr
「ああっ?」
口を大きく開け、眸を見開いて、己の脚の間にいる私を見つめる。
玩具を取り上げられた子どものように、一瞬何が起こったのかわからないといった様子だ。
「だから、今さっき言ったろう? すぐには逝かさないと」
「・・・・・・・」
「お前の身体はずいぶんと感じやすいのだな。 これぐらいでこんなに感じてしまうなんて・・・」
言い終わらないうちに、唇で肉芽をはさみ、舌先でちろちろと舐めてやる。
「あああああ・・・っっっ!!! お願いっ、マスター! もう、もう・・・・」
「何だね?」
「もう、許して・・・・・」
「許してとは? やめて欲しいということか?」
「違う・・・・、違うの・・・・・。あの、もう・・・・・」
「もう、逝かせて欲しいということか」
「ああ・・・・・」
恥ずかしそうに顔を背ける。

「そうだな、口と手では逝かせてやらないが、・・・・・」
そこで言いよどみ、彼女の顔色を窺う。
「え・・・・?」
さすがに私の言わんとすることを理解できない様子の彼女に、この先を続けるのは躊躇われた。
だが、しかし、どうしてもクリスティーヌが欲しい。
どうやってでも、クリスティーヌを自分のものにしたいのだ・・・・。
・・・・一瞬の躊躇ののち、私はこう言った。
「男が女をどうやって愛するか、お前だとて知らぬわけではなかろう・・・」
621ファントム×クリス(三日後)20:2005/05/21(土) 00:12:28 ID:Xxk/P+Qr
「えっ・・・? あ・・・・・」
さっと口にあてた手がふるえている。私の欲するものが何かを悟ったらしい。
「・・・・そんな・・・、いや・・・、いや・・・・・」
いやいやと言いながら頭をふり、私を責めるように見つめた。
「そうか、それなら仕方あるまいな」
彼女の頬をそっと撫で、その手で胸を鷲づかみにすると、ゆっくりと揉みしだく。
「ああっ、いや・・・・」
両の乳房を揉みしだきながら、耳元に囁く。
「しかし、いずれお前は自分から欲しいと言うだろうがね・・・・」

乳首を口に含み、舌でねぶりながら、もう一方の乳房を揉みしだく。
空いている手で秘裂をなぞり、花芯に指を沈める。
「ああっ・・・・!!」
深く指を抜き差ししながら、親指で肉芽をはじいてやる。
「いやぁっ・・・・! あああっっ・・・っ!!」
身体中で最も敏感な三ヶ所を同時に責められ、身を捩ってよがり狂う姿を眺めおろしながら、
次の絶頂もうまくかわせるよう細心の注意を払う。

入り口が大きくひくつき、指を締め付ける力が強くなった。
指を抜き、乳房への愛撫もとめた。
「ああ・・・・」
またも地上へと引きずりおろされ、身体の火照りをどうしようもなくなった彼女が、ついに降伏した。
「お願い、お願い・・・・・!」
「私が欲しいのかね?」
私の言葉に、彼女が諦めたように眸を閉じ、その閉じた眸から涙がこぼれ落ちた。
「私が欲しいのかね?」
もう一度聞く。彼女が微かに頷いた。
622ファントム×クリス(三日後)21:2005/05/21(土) 00:13:03 ID:Xxk/P+Qr
「お前はついさっき欲しくないと言ったではないか・・・・、まだ、くれてはやらぬ」
私の言葉が予想外だったのだろう、驚いたように目を瞠る。
見る見るうちにまた涙を溜め、哀願するように私を見つめる。
その眸をしばし見つめ返してから、身体をずらし、秘裂を舌でなぞりあげた。
手を伸ばし、私の愛撫で桜色から薔薇色に色を変えた乳首を弄ぶ。
花びらを唇ではさみ、前歯で肉芽を軽くひっかいてやる。
「ひぃっ、ひぃぃぃ・・・っっっ!!!」
ふたたび三ヶ所を同時に責められ、先刻とは違う刺激に身体が忠実に反応を返してくる。
よがって激しく振る腰を掴んだ。ゆっくりと肉芽を口に含み、舌でざらりと舐め上げる。
快感から腰をふって逃れようとするが、動きを封じられ、快感が頂点に達しようとしていた。
「ああああああっっっ・・・・・!!!! お願い!お願い! 許してぇっ・・・・!」
「・・・・・・・・」
返事をせずに彼女を見つめる。
大粒の涙が彼女の目じりを伝った。
「ああ・・・・、お願い、マスターの・・・、マスターが・・・、ああ、欲しいの・・・」
泣きながら私を欲しいというクリスティーヌの、なんと淫靡で可憐なことか・・・・。
ようやく手に入った勝利に眩暈のような喜びを噛み締めながら、私はもう随分前から痛いほどに
そそり立った私自身を取り出した。

シャツを脱ぎ、予ねて用意してあった秘薬を取り出す。
彼女の入り口にほんの小指の先ほどの薬を塗りつける。破瓜の痛みを抑えるためだ。
クリスティーヌに痛みを味わわせるなど、私には考えられないことだった。
623ファントム×クリス(三日後)22:2005/05/21(土) 00:13:36 ID:Xxk/P+Qr
先端を入り口にそっとあてがった。
ぐっと力を入れると亀頭がめり込むように彼女の膣内に入った。
「あっ、ああっ!」
「痛いのかい?」
首をふっている。痛くはないらしい。
「さぁ、お前のなかに入るよ・・・・」
私の声もかすれている。目も眩むような快感が脊髄を駆け上げる。
頭を反らし、駆け上がってきた快感をこらえると、彼女の秘奥へとさらに身体を前に進めた。

処女膜なのだろう、強い抵抗を感じたが、逃げようとする腰を押さえつけて力を入れた。
「ああっ!!」
「ああ、痛くしたかい?」
慌てて聞くと、またもや首をふる。
私が調合した薬だ、痛いはずがないとわかっていても彼女の反応に不安が募る。
ふと見ると、愛液と混ざって紅い破瓜のしるしがシーツに染みを作っていた。
彼女への愛しさがこみ上げ、彼女の肩と背中に手をまわし、抱きしめる。
「ああ・・・・、マスター・・・・・」
彼女が私を呼び、シーツを掴んでいた手を離し、私の背にまわしてくる。
彼女の柔らかい乳房が私の胸に押しつけられる。女の肌がこれほど柔らかく心地よいものだと
初めて知った。

泣きながら私にしがみついてくる彼女を抱えるようにして抱きながら、私のすべてを
彼女のなかに沈めていった。
「ああああああああぁぁぁぁ・・・・・・・・・・ああっ・・・・・・!!!」
初めて男を迎え入れる喜びと驚き、快感、そして屈服させられた自分への憐れみとがわずかに
混ざった声をあげ、彼女は私のものになった。
624ファントム×クリス(三日後)23:2005/05/21(土) 00:14:11 ID:Xxk/P+Qr
彼女のなかは思いのほか熱く、ねっとりと蕩けるような肉襞が私自身に絡みついてくる。
私を包み込み、絡みつき、やわやわと締めつける彼女の粘膜・・・・。
目をつむると、襞の一枚一枚を脳裏に描けるほどだ。
自然と呼吸が荒くなる。目を固く閉じて頭を反らし、快感をやり過ごす。

「お前のなかに私が入っているのがわかるか・・・?」
彼女を抱えたまま、耳元に囁くようにして訊ねてみる。
彼女がこくりと頷く。
「ずっとこうしたいと願っていた・・・・、お前はもう私のものだ・・・・私だけのものだ・・・・」
もう一度、小さく頷いた。
それを合図に、少しずつ抜き差しを始める。

半身を抜き、ふたたびゆっくりと挿しいれる。
何度も同じ動きを繰り返す。
「・・・・んっ、ふうっ・・・! ん・・・ああっ・・・!!」
肉襞が妖しく蠢き、私自身に絡みついてくる。襞全体がじわりと私を締めつける。
亀頭あたりまでを抜いてから、ふたたび挿しいれるとき、腰を回すようにしてやる。
「ぁ、はあっ・・・・・・・っっ!!!!」
私の背にまわしている指がぴくりと動き、爪が背にくい込むのがわかる。
浅い抜き差しで、性急に突き上げてやると、
「ああ、いやいやいやいやいやいや・・・・・」
激しく頭をふりながら、うわ言のように繰り返す。
息遣いはいよいよ荒く、唇がわなわなと震えている。
切なげに眉根を寄せ、閉じた睫毛に涙が溜まっている。
625ファントム×クリス(三日後)24:2005/05/21(土) 00:14:41 ID:Xxk/P+Qr
彼女が涙に濡れた眸を開き、私を見上げる。
背にまわしていた腕を片方だけ抜き、その手で私の仮面に触れた。
ぞくりと背筋が凍りつき、動きが止まってしまう。
彼女の指がゆっくりと仮面の頬を撫でている。そのまま指を滑らせ、私の唇に触れた。
ゆっくりと指の腹を唇に滑らせ、撫でながら、ねだるように私の目を見つめる。
必ず彼女から奪う、それも彼女に捧げさせると心に決めた彼女の唇・・・。
しかし、今、奪うのではなく、捧げさせるのでもなく、ただ、欲しいと心から思った。

私の唇を撫でているその手を取り、指と指を絡ませる。
彼女の眸を見つめながら、ゆっくりと近づいていく。
彼女がその美しい眸を閉じたとき、私たちは初めて口づけを交わした。
長い間、憧れ、恋い焦がれた人と交わす初めての口づけ・・・・・。
彼女の唇は柔らかく、優しく、そして甘かった。

ゆっくりと離れ、もう一度見つめあう。
彼女が恥らうような嬉しそうな微かな笑みを浮かべて私を見つめている。
どちらからともなく近づき、ふたたび口づけた。
そっと彼女の閉じた唇をひらき、舌を差し出す。
一瞬のためらいの後、彼女の温かい舌がおずおずと私の舌に触れてきた。
深く舌を挿しいれ、戸惑い逃げる彼女の舌を追う。舌を絡め、舐め上げる。
彼女の入り口がぐっと締まり、肉襞が妖しくうごめく。
歯の裏をこすり、上あごに舌先をそよがせ、そして舌を絡ませる。
腰をまわしながらふたたび抜き差しを始めた。
626ファントム×クリス(三日後)25:2005/05/21(土) 00:15:15 ID:Xxk/P+Qr
息をするのも絶え絶えになっている彼女から唇を離し、私に組み敷かれた美しい裸身を
改めて眺めおろす。
首筋からデコルテ、胸へと手を滑らせ、両の乳房をそっと持ち上げるように触れてみる。
ウエストから腰へと優美な曲線にしたがってさらに手を滑らせていく。
「ああ・・・・っ、はあっ・・・・・!」
私の手の動きにあわせるようにその身をくねらせ、彼女のなかはさらに熱くなる。
愛液が私自身を伝ってとろとろと流れ落ちていくのがわかる。

正面から力強く突き上げる。
「あっ、あああああああああああああっっっっ・・・・!!!!!」
彼女の腰がうねり、肩を上下させながら身を捩る。
これまで何度も絶頂の寸前まで追いつめられた身体は、あっという間に高みへと昇りつめていく。
尻から腰に両手をまわし、尻をわずかに持ち上げるようにして何度も突き上げる。
舌を挿しいれ、絡め、吸い、互いの唾液を交換する。
彼女の奥深く、喉元まで貫かんばかりに突き上げる。

彼女がふいに私の口から逃れ、彼女の腰を持つ私の手首を掴んだ。
奥深くからうねるように、激しい締めつけが私自身を襲う。
「ああっ、あああああああああああああああああっっっっっ・・・・・・!!!!!!」
腰をベッドに押しつけ、背中を弓なりにのけぞらせ、官能に彩られた悦びの声をあげながら、
彼女が絶頂を迎えた。
「ああああああぁぁぁぁ・・・・・・・、うぅ・・・・、ああああああ・・・!!!」
この瞬間を待ちわびていた彼女の身体は、長く深く絶頂の悦びを味わいつくそうとするかのように、
びくびくと悶え、熱く蕩けるそこは私を咥えたまま収縮を繰り返している。
脹れ上がった乳房を大きく上下させ、荒い息遣いのなか、腰が妖しく揺らめき、
そのたびうねるように肉襞が私を締めつける。

「んっ・・・・、ふ、んっふぅ・・・・」
絶頂の余韻に浸っている身体を持て余すように、彼女が吐息を洩らす。
いまだに収縮を繰り返している彼女のなかに留まっているのは限界だった。
ひくつく彼女のそこから私自身を引き抜き、私は自分の手の中に熱く滾った種子を放った。
627ファントム×クリス(三日後)26:2005/05/21(土) 00:15:51 ID:Xxk/P+Qr
湯に浸して絞ったフランネルを持って彼女のもとに戻った。
しどけなく余韻に浸ったままの彼女の身体を清め、抱え上げた。
「あ・・・・」
「今夜は私のベッドで休みなさい、こちらは汚れてしまっているから」
私の肩に手をまわし、はにかむように俯いた彼女を前にも増して愛しいと思う。
私のベッドに彼女をおろし、寝着を着せ、上掛けをかけてやる。
「では、ゆっくりお休み」
「マスターは?」
「私はもうしばらくあちらにいるから」
と、オルガンのある部屋のほうを見やる。
「あの・・・・、一緒にいてはくださらないの?」
「いて欲しいのか?」
小さく頷く彼女。
「では、お前が休むまで歌を歌ってあげよう」
歌い始めてすぐにクリスティーヌは寝入ってしまった。

彼女の寝顔を見ながら思う。
・・・クリスティーヌ・・・、お前こそが私の天使、私の世界のすべて、私の宇宙の中心だ。
これから、お前に肉の喜びのすべてを教えてあげよう。
神の造りたもうたその美しい建造物の秘密を、私がすべて解き明かしてあげよう。

そっと彼女の頬に口づけ、ろうそくを吹き消した。

628602-627:2005/05/21(土) 00:20:02 ID:Xxk/P+Qr
以上です。読んでくださった方、ありがとう。
つっても、最近このスレ誰もいないっぽいから誰も読んでなかったりして・・・。

感想など頂けたら嬉しいです。
感想もらえるとまた書こうって気になるから・・・。
っても、誰もいなきゃ感想もへったくれもねーんですけどねw
629名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:22:03 ID:+oYTgNXa
嗚呼また光臨に立ち会えたよ・・・(;´Д`)ハァハァ
乙!>628
らぶらぶでよいですなw
何のかんの言いつつ中出(ryはしないあたりが真摯ですな。
是非またヨロ!!
630名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 01:11:16 ID:cZ4GmXu8
素晴らしい!ブラボー!!
こうして神の作品を読むと自分も書いてみたいと思いはつのるばかり…


なのになかなか頭の中で大まかなストーリーしか浮かばない。しかもストーリーが変わってしまうのはタブーなのか?など考えちゃうし。そこら辺どうなんでしょ?
でもいつか自分も書いてみたいなー その時はどうぞ皆様お手やわらかに
631名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 02:24:51 ID:H01luRlh
ブラヴァ!素晴らしかったです。
是非ともまた作品の投下を!!
632名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 02:45:43 ID:a1LpzGXk
素晴らしい‥!描写が凄く繊細で素敵。マスターのクリスへの愛を感じる。
焦らし方と優しさのバランスが絶妙。マスターの想いが遂げられて良かった。
クリスから求めさせる筈だったキスを我慢できなくなっちゃう所も可愛い。
もっと意地悪く責めてもいいのに愛しさが勝っちゃうのか、マスター。
是非また書いて下さいねー!待ってます。
633名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 02:54:42 ID:lz/PK7uZ
天使様・・・。ステキでした。たまらん。
マスターの執拗な責めで本番ですか。くはあ。
634名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 03:33:52 ID:180Jgi5P
>>628ぶっちゃけ最高作・・・!現実にジーニアスっておられるんだ・・・
俺もいま途中まで用意してるんだが、この方の後では投下しにくいぜ
635名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 10:14:31 ID:680jaLiS
>>628
もう目は潤むは、腰は抜けそうになるわ、頭は真っ白になるわ...
貴女、天才!
636名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 16:08:39 ID:c107rYY1
>>628
昼間っから読んでしまった。良かった。面白かった。
マスターいじらしいよ…カワエエよ…。
>>634
ほんと、この後だと神さまに勇気をもらわないと投下できそうにないw
637名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 23:28:40 ID:PcqyppqW
>>628
天才っているんだな〜と実感しました。
628さん、是非また書いてください。
厚かましいリクエストですが、
ラウルとクリスがラブラブになり
嫉妬に狂うファントム編を是非お願いします。
638名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 00:46:37 ID:msgDIamA
そうそう、そして「私への愛を誓う証拠」として様々なハズカシー行為を命令
フ○ラはもちろん、クリスが上になるよう強要とか、今度こそ中出ry)
すみません好き勝手書いてます
639名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 00:56:23 ID:Y18VTY6f
つうか、結構このスレ
人居るよね
なんのかんの言いつつ皆覗きに来てるのかw
>634,636
次はおまいらが神になる!
640602-627:2005/05/22(日) 01:24:29 ID:okUzZDm/
>>629-639
レスありがd!
夕べ投下してすぐに寝てしまったので、一日ぶりに来てレスがあってマジ嬉しー。
ってか、人いたんだね、このスレw 628にも書いたけど、人いないんかなとオモテタ。

次はフェ○とか上になるのを強要とかに挑戦してみたいかも。
でも、ラウルには自分が萌えないんでイメージできないかも・・・(スマソ&ペコリ
641620-627:2005/05/22(日) 02:18:09 ID:okUzZDm/
ラウルとラブラブってほどじゃなくてもいいなら嫉妬に狂うファントムはイメージできるかな・・・。
嫉妬深くて癇癪持ちだもんね、ファントム先生w
642名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 02:29:05 ID:aJbAUqES
ファントム先生のレッスンで肉の歓びに夢中になるクリスティーヌ。
だけど肉の歓びを知れば知るほど心が空虚になっていく。
ファントムがかつてそうだったように…。
ファントムは幼いクリスに無償の愛を注ぐことで心の空虚を充たしたように
クリスはラウルを求めてしまう。
ファントムはクリスの肉も心も欲し、クリスも自分を求めてくれると願っていたのに。
官能と芸術でクリスを支配したけれど、心は手に入れられないファントムの嫉妬と苦悩。
620-627さんの書く切なくもセクシーなファントムが読みたいです。
643名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 03:21:29 ID:aJbAUqES
「ロッテ、ロッテ、とても心配したんだ」初めて会った頃と変わらない
眼差しでラウルは私にそのまっすぐな目を向けた。彼の目の前にいる女は
肉の歓びを知り肉の喜びを得るためにならどんな浅ましいこともする女。
彼が見てるのはあの夏の日の肉も哀しみも知らない少女の私。
小さなロッテと少年のラウル。大人たちの目を盗み2人でする悪戯が楽しかった
あの夏の日々。それからなんと遠くに来てしまったのだろう!
私の目から溢れた涙に驚いたラウルを前にしてマダムジリーの静かな宣告が響く。
「子爵様、今のクリスティーヌは疲れていますから」。さりげなく退出を促すマダムに
「ロッテ、支配人たちには僕からよく話しておいた。君には休暇が必要だとね。
今週末は僕の別荘でゆっくり過ごせるよ。君がお父さんといたあの別荘だよ。
明日迎えの馬車を寄越すから支度しておいで」私にではなくマダムにそう宣告して
ラウルは私の手にキスをして帰って行くオペラ座のパトロンを扉に促しながら
マダムは私にだけ聞こえるように囁いた。「あの方のお許しがでるかしら?」。
聞こえないふりをしたけれど、目の前にある鏡に写るのは罪に脅えた女と
怒りに燃える仮面の男。あの初めての日のように、この部屋から誰も
いなくなった後、彼は鏡の向こうから私の側にやってくることはわかっていた。
「神様があなたの罪をお許しになるように」私は仮面の男に歌う。
ルチアのように。心から愛する恋人がいたルチアには、妹を愛する兄がいた。
妹が他に愛する男がいることに嫉妬した兄はルチアを犯したのだ。
「許さぬぞ」鏡から出てきた黒ずくめの彼は私をゆさぶり抱き締める。
「どこへもやらぬ誰にも渡さぬ!お前は私の私だけのものだとお前に今夜も
思い知らせてやる!」黒い革手袋をしたままの彼の手が私の首から下におり、
唇がすぐその後を追う。もうすぐ、もうすぐ、私はまた我を忘れてしまうのだ・・・
________________________________________________

あ〜、やっぱ自分才能ないや。 620-627さん嫉妬に狂うファントム
ぜひ書いてください。




644名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 03:34:12 ID:rCvF5YKF
良スレ発見!
しっとりかつドラマチックなエロイイ!
さすがオペラ座。628さん乙です。
645名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 03:52:30 ID:yLZWIcWo
>>640
笛は個人的にちょっと…ですが、「上になるのを強要」は萌えそう。
貴方様の再降臨を禿しく希望します。
646名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 04:20:50 ID:voKZZ6zz
647名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 13:49:34 ID:msgDIamA
>>643 新たな天使様御降臨です! なんだかルルー原作を読んでいるような感じがしましたよ
上品な時代がかった言い回しの中に、原作にはなかったエロティックが滲み出てくる・・・ハァハァ
やっぱり嫉妬深いファントムが最高ですな
648名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 15:09:40 ID:vhaRc8UC
583です。ラウル×クリスがなんとか形になりやした。
ただね、初夜しか書いてないのに、すんげえ長くなっちまって…。
エロまでいくのに前置きも長いのよ。
ラウルがちょっとヘタレ気味で、クリスがちょっと積極的。
これで需要があるなら投下しようかなと。
649名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 15:41:35 ID:msgDIamA
>>648 イイネーイイネー(;´Д`)ハァハァ
長いの大歓迎だよ 読み応えがあればあるほどイイ!
650名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 16:02:41 ID:okUzZDm/
>>648
おお、待ってます。 ノシ
私もついこないだ投下したけど、同じ人間ばかりだとマンネリになるし、
色んなエロ読みたいし。
651名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 01:48:56 ID:i02Se0Ta
>>643
短いけど凄くいいです。雰囲気伝わったわ〜。
これだと、一応ラウルを愛してて、ファントムには身も心もじゃなく、
身を捧げているという感じなのですね〜。
それもステキ。
652名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 14:14:15 ID:zHq61KAe
648です。
投下しますが、ラウル好きの方はスルー奨励。
ちなみにマスターは名前だけちょろっとでるくらいです。
ではでは…
653ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 1:2005/05/23(月) 14:18:06 ID:zHq61KAe
嬉し恥ずかしの新婚初夜である。
ラウル・ド・シャニュイ子爵は、やや、いや、かなり緊張していた。
日もとっぷりと暮れて、花婿である子爵とその花嫁のクリスティーヌは寝室にいて、既にゆったりとした部屋着に着替えてあったが、彼はどこからどうしていいかわからず、途方に暮れていた。
クリスティーヌを不安にさせないよう、ぼくがリードしなければならないというのに!
彼の困難は、愛する乙女に初めて触れる故ではなく、未経験であることに由来している。
あの時友人と一緒に行っていれば!あの日あの娘の誘いを断らなければ!機会はいくらでもあったのに、それに一度も乗ることなくここまできてしまったとは。
彼はそんなことを思って天井を見上げた。一般的に、後悔は先に立ってくれないのである。
二人は長いすの端と端に座って、お互いちらちらと様子をうかがっているのだが、なかなか距離は縮まらない。
ここで、さっさとやっちまえよ!!というのはナンセンスである。彼らだって大真面目に問題を解決しようと努力しているところなのだから。
654ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 2:2005/05/23(月) 14:41:41 ID:zHq61KAe
 この場合の問題とは、「どのようにベッドに入るか」である。そして、それはほぼ、男性側の主題であろう。
 もう神の前で結婚の宣誓をしたのであるから、女性側は相手の誘導を待って、それに素直に従う心の準備を怠らなければいいのだ。それがどんなに新妻の夢をぶち壊すようなお誘いであっても、である。
 この日のために、クリスティーヌはマダム・ジリーから結婚の心得というものを教えられてきている。
 「殿方に全てお任せして、辛抱強くしているのですよ」というのがそれだ。
 しかし、無言のまま、かちかちと部屋に響く時計の音ばかり聞いているのもそろそろ辛くなってきていた。
 辛抱強くってこういうことなのかしら?全てお任せしたくとも、何もアクションを起こしてくれないとなると、それもできないわ。いつものようにキスをしてくれたら応えようがあるのに。なぜ黙っているのかしら…?
 問いかけるような視線を投げかけられたラウルは、みるみる血の気が引いた。さっきは赤い顔だと思ったのに今度は青い顔になる夫に、クリスティーヌは心配そうにたずねた。
 「具合でも悪いの?」
655ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 3:2005/05/23(月) 14:48:58 ID:zHq61KAe

二人の初めての夜である。何も仕掛けてこないというのはとんでもなく失礼な話ではないか。
しかし、体調不良ともなればそれもいたしかたない。ここ数ヶ月というもの、身分違いのクリスティーヌと結婚するというので、子爵家では大変な騒ぎとなっていたのだ。
ラウルは家族を説得するために奔走し、忙しい日々を送っていたのである。
そのことを思い至って、クリスティーヌは今夜のことは諦めて、ゆっくり休ませてあげたいと心から思った。
「疲れていらっしゃるのね。ベッドでもうお休みになったら?」
656ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 4:2005/05/23(月) 14:51:40 ID:zHq61KAe
ベッド!!
その一語にラウルの心臓は早鐘のように打った。解決の糸口を彼はようやく見つけ出せたのだ。
彼は、花嫁にはできるだけ冷静に、クールに、格好良く見せたかったので、余裕たっぷりの笑顔をつくったが、実際それを見たクリスティーヌは、はり付いたような笑顔にちょっとだけぞっとした。
「ありがとう。心配してくれているんだね。…じゃあクリスティーヌも一緒ならベッドに入るよ」
よし!いいぞ、俺さま!!なかなかスマートな言い回しではないか。
クリスティーヌが頬を染めて小さく頷く。
なんて可愛らしいのだろう♪この女性が今宵ぼくのものになるのだ!
ラウルは小躍りしたい自分をなんとか押さえつけた。
良かった。具合が悪いのじゃなかったのね。…きっかけを掴もうとしていただけだったんだわ。かわいい人♪
そんな風に思われているとはつゆ知らず、ラウルは花嫁の手をとってベッドまで連れてくると、二人でそこに腰を下ろした。
657ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 5:2005/05/23(月) 14:55:05 ID:zHq61KAe
ベッドはふっかりと気持ちよく沈み、ラウルは押し倒したい衝動をぐっと堪えた。
あせってはいけない。あせってはいけない。あせってはいけない。
経験はなくともそのくらいの知識の持ち合わせはあるのだ。
上目遣いにそっとラウルを見つめるクリスティーヌを抱き寄せ、心臓をどきどきさせながらキスをした。
ぼくのクリスティーヌ!!
「愛しているよ」
キスを少しずつ深めてゆく。上くちびるを、下くちびるを吸うようになぞってゆくと、花嫁の口は自然と開かれて、彼は舌をすべりこませた。
「…ん…っ」小さなうめきを漏らして、クリスティーヌも舌を絡めてきた。
「…ううんっ…」彼女は瞳を閉じてキスを味わっているかのようだ。夫の首に細い腕をまきつけ、やわらかな体を押しつけてきた。
「ラウル…」クリスティーヌの甘えた声は欲望のせいである。ラウルは体中の筋肉を固くさせた。
片手で妻の腰を抱き、もう一方の手で背中や首をなぜると、かわいい声がもれてラウルは興奮した。欲望はどんどんふくらんで、なるようになるさ!と本能に身をまかせるつもりになっていた彼だったが、クリスティーヌの全てを知りたいと思った時、はたと気が付いた。
658ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 6:2005/05/23(月) 14:57:17 ID:zHq61KAe
着物はどうするんだ?
極端なことを言えば、局部さえでていれば事は済むのだ。だがそれは愛の行為とは言い難い。これを彼女の中に早くおさめてしまいたいというのが本心であっても、そのくらいの理性はまだ残っている。
さあ、どうする子爵どの?
いつどうやって脱げばいいんだろう。いつ脱がせばいい?いや、待てよ…そもそもクリスティーヌの服はぼくが脱がせていいものなのか?自分が先に裸になるべき…?
妻を不快にさせないように裸にする方法を彼は一生懸命考えていた。すると、「…どうしたの、ラウル?」と、クリスティーヌに潤んだ目を向けられた。
夫の気持ちを知ってか知らずか「もっとキスして…?」彼女はそう言うと、ラウルのくちびるにキスしたことはしたのだが、少しずつずらしてゆき、ざらざらした顎に、筋張った喉にくちびるを這わせていった。
クリスティーヌのふっくらしたくちびるの感触にラウルは息を荒くした。
更に彼女は彼の着物に手を差し入れ、器用にボタンをはずし、筋肉で固く盛り上がった胸を、引き締まった腹筋を、背中を、傷つきやすいもののように優しく愛撫しはじめた。
「…う…っ、ク、クリスティーヌ…?」
659ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 7:2005/05/23(月) 14:59:09 ID:zHq61KAe
既にラウルの胸ははだけ、花嫁は夫の胸のつぼみを親指と人差し指でつまむように刺激し、もう片方は舌の上でころがした。
「ラウル…大好き。大好きよ…」
瞳をきらきらさせて夫を見つめると、クリスティーヌは再びキスをし、そうしながら、大きな枕にラウルの頭をそっと押しつける。
彼女は夫のガウンの帯を解くと、自分もするりとガウンを脱ぎ落とし、体の半分を彼にあずけ、肘で支えるような格好をした。
子爵はされるがままであった。
心配していた衣服は、新妻の手によって脱がされつつあり、彼女も既に薄い肌着を身につけているのみだ。そして、彼はクリスティーヌの愛撫に悶えていた。
「い…位置が逆じゃないかな…クリス…んんっ」
くちびるで口を塞がれてしまった。
「…いや…?」
彼女の栗色の長い髪がラウルの顔にかかる。ふんわりと漂う髪の香りが彼を刺激する。
上気した頬、潤んだ瞳、うっすらと開いているくちびる。少女のあどけなさと女を混在させている花嫁に、彼は息をのんだ。
「…いや…じゃない」
660ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 8:2005/05/23(月) 15:00:50 ID:zHq61KAe
クリスティーヌはにっこり微笑んで愛撫を再開した。どうもこれからが本番らしい。彼女は夫自身に手を伸ばしきゅっと握ると、いたずらっ子のようににやりとした。
「すてき…」小さく呟いたかと思うと、彼女はするするとラウルの足の方へ移動し、ぱっくと彼のものを口にくわえた。
ラウルはびくりと体を震わせて、抗議しようと口を開いたが、出たのは呻き声だった。
「あ、うっ…く…っ」
彼の可愛い花嫁は、夫の大きく固くなったものを愛おしそうにうっとりした表情で、ちゅばちゅばとしゃぶるのだ。強く弱く吸い付いつき、先っぽをじらすように舌でしつこく責める。
陰茎がそうされていれば陰嚢だって例外ではいられない。ころころと舌で弄ばれ、たっぷりとした唾液とともに舐め上げられる。白い指が内ももを優しく這ってきて、それらの感じやすい部分に触れれば、口や舌とは違う刺激に再びラウルは身もだえた。
低く呻いたり喘いだり、体をこわばらせたりよじらせたりする夫の反応は、クリスティーヌを幸せな気持ちにさせていた。
私が彼を喜ばせているんだわ♪
誇らしい気持ちで彼女はせっせと愛撫した。
661ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 9:2005/05/23(月) 15:04:57 ID:zHq61KAe
クリスティーヌは忘れている。マダム・ジリーからきつく言われていた結婚の心得のことを。
殿方に全てお任せして云々、というあれである。
マダムのことだから、クリスティーヌが音楽の天使の厳しい指導のもと、そちらの方も習得させられていると踏んでの助言であったに違いない。
しかし、この花嫁はちょっぴり天然気味なので、マダムもっと解りやすい言葉で示してやるべきだったかもしれない。
「初夜のベッドでは処女のように動かず、気持ち良くない振りをしなさい。主導権を握らせておけば殿方は機嫌がいいものです。」とでも。
まあそれでも、欲望に火がついたら止められないのが若さであるからして、あまり意味を成さないかもしれない。実際、クリスティーヌはもうめろめろの状態だ。
662ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 10:2005/05/23(月) 15:07:36 ID:zHq61KAe
一方、子爵はというと、色々な思いが頭の中を走馬燈のように駆けめぐっていた。
愛する女性と共にいられる嬉しさ、初めての経験に対する不安と戸惑いと喜び。
リードしたいという欲求もあるが初心者であるし、あまり男らしくないかもな〜と多少は思うものの、抗う気持ちはとうに無い。
ただ、誰が結婚前の妻に男性を喜ばせる術を教えたのかは気になる点ではある。
見当はついてはいるが、自分のものをその彼のものだと思ってしゃぶっていたら嫌だな。とか、大きさを比べられていたら嫌だな。とか、技術がないのねと思われていたら嫌だな。等々悪い方向に考えがゆくのだが、それも性的興奮に花を添えていることは確かだ。
この場合、得な性分というべきだろうか。
663ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 11:2005/05/23(月) 15:09:27 ID:zHq61KAe
裏のすじを舌先でちろちろと働きかけられて、危うく爆発しそうになったラウルだったが、妻が動作を止めて「…待って、まだ待って…」と言うので寸でのところでそうはならなかった。
「ど、どうしたの…?」
クリスティーヌは自分で、するすると小さな白いパンティを脱いでしまった。
「…お願い。我慢できないの。ごめんなさい…ラウル」
クリスティーヌはラウルの手をとって、自分自身の秘所に導いてやった。
 初めて触れる茂みに隠されたその場所は、すでにぴちゃぴちゃと音がする程濡れており、
ラウルの指はすんなりと侵入を許された。すると、妻が「んんっ」と声を漏らしたので、これはと思い、彼はぬぷぬぷと指を出したり入れたりしてみた。
664ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 12:2005/05/23(月) 15:11:29 ID:zHq61KAe
「ああっ…!」
声が大きくなり、指の締め付けがきつくなった。
「んっ…やっっ…ラウル」
「嫌のな?」
「違っ…あっんんん…ラウル、ラウル…」
クリスティーヌは腰を回すようにしてもっともっととせがんでいるようだ。息が荒くなり、愛液があふれてくる。
「すごいな…」初心者故の素朴な感想だったのだが、妻はその言葉に興奮したようだった。
「っや、そんなこと言わないで…。ああ、お願い、お願い…ラウル…もういいでしょう?」
彼女は泣きそうな表情でそう言うと、おもむろに夫にまたがって体内に彼のものをぬっぷりと収めた。
「は…ああ…ん…」
ちょっとずつ位置をずらし、あたると気持ちのいいところを探しだすと、クリスティーヌはゆっくりと腰を動かし始めた。
665ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 13:2005/05/23(月) 15:13:18 ID:zHq61KAe
ラウルは、妻の小ぶりだが形の良い乳房が揺れる様子と恍惚とした表情に、受け身でいられなくなって、自らもクリスティーヌの動きに合わせて腰を突き上げるようにした。
するとより一層締め付けがきつくなり、中はびくびくと波打った。
妻からあふれてくる液体のせいでぐちょぐちょといやらしい音がして、広い寝室にやけに響く。
「あっ、あっ!ラ、ラウル、もうだめよ…私…」
「…何がだめって…?クリスティーヌ…」
「はっ…んんっんんっ…やっ…そんなに…突き上げない…で…」
細さこそないが、若者の力強い動きにクリスティーヌはおののいたが、それはすぐに喜びとなった。
「お、お願い…ああ、だめ、止めないで…あっ、あっ、…!!」
666ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 14:2005/05/23(月) 15:16:14 ID:zHq61KAe
クリスティーヌの体は一瞬緊張し、それが去ると体中の力が抜けてくったりと夫の胸の中に落ちた。どくどくと流れ込んでくるものを感じたので、彼も同じだったようだ。
二人は目を合わせた。
「愛しているよ、クリスティーヌ」
少し間を置いて彼女は言った。
「ラウル…あの…その…いろいろごめんなさい…」
つっと目を伏せたクリスティーヌを、ラウルはぎゅっと抱きしめた。さっきはあんなに積極的だったというのに、今はもう普段の彼女に戻ってしまったようだ。
いろいろというのは、初めてじゃないことやベッドで情熱的だったことだろう。それは彼女の天使の指導の賜物に違いない。
嫉妬していないわけではないが、ラウルは天使を思う彼女ごと愛している。
育ちのせいなのか元々なのか、ポジティブでこだわる性格ではない(陽気でお気楽ともいえる)のも彼の長所のひとつである。
667ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 15:2005/05/23(月) 15:17:42 ID:zHq61KAe
「…少し驚いたけど…それだけだよ。気持ちが変わるとでも思った?」
ラウルが微笑んで見せると、クリスティーヌはふるふると首を横に振った。
「愛しているわ」
「うん。ぼくもだ。さっき言っただろう?」
「ごめんなさい」
「それもさっき聞いた」
「でも」
「君から幸せにならなければ、天使だって幸せにはなれないよ」
「ラウル」
「ぼくは君の天使にはなれないけど、良き夫良き父になれる自信はあるんだ。
…ベッドの方は上達するのに時間をくれるかな。クリスティーヌが協力してくれることが大前提なんだけど」
668ほのぼの夫婦 ラウルとクリス 16:2005/05/23(月) 15:19:25 ID:zHq61KAe
クリスティーヌはラウルの腕の中で顔が熱くなった。セックスのことを言われたせいもあったが、2度目のプロポーズのようでどきどきしてしまったのだ。
「あの…あなたが望むなら何でも…。
私は良き妻良き母になるのは自信がないけど、あなたを愛してゆく自信はあるの」
それを聞いたラウルは何だかとても愛しさがこみ上げてきて再び妻を抱きしめ、夫の愛情を、あたたかさを感じたクリスティーヌは涙をぽろぽろと落とした。

こうしてラウルとクリスティーヌは無事に夫婦となり、末永く幸せに暮らしました。
そして、天使がこの幸せをもたらしてくれたのだと、二人は子供達に語って聞かせたのでした。
                              <おしまい>
669名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 15:30:27 ID:nSZGPPEq
このスレでは貴重なラウルをサンクス!
映画そのもののラウルの人柄を見てるようだったよ
クリスのあの後の人生は本当にこのように一生穏やかだったんだろうな
670名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 15:31:22 ID:zHq61KAe
長いお話すんません。今度こそと思ったのに改行上手くできなかったorz
しかもオークションナンバーまで取ってしまいました。
>>665 「細さ」×
   「繊細さ」○ です。すごい間違いだw

以前、甘ったるい話を落としたので、ちょっと違う感じにしようと頑張ったんだが、
やっぱり甘く仕上がってしまった。
671名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 19:34:07 ID:ZWa7w4PM
ほのぼの夫婦、楽しかった〜!
マスターは出てこないけど、
クリスティーヌがしっかりと教えをモノにしていて、
改めてマスターの教え方がよっぽど…と思いました、笑
ほんと、ほのぼのしてよかったです!
672名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 20:02:11 ID:rVYFTAGQ
>>670
乙です!面白かったよ〜!
自分はラウルには萌えないんだけど、このお話のラウルはいいかもだ!
そんで、クリスがめちゃ可愛かったね。
673名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 20:23:54 ID:Jp4w7Cze
ほのぼのしとったですよ〜なにやらココロが温かくなりますた
674名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 22:57:06 ID:nlBuY1n0
やたら可愛いなこの夫婦w
675名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 23:42:39 ID:1ynwz5iB
>670
乙!!自分も怪人派だけれど、このSSの二人は 大 ス キ だ!
文体も好みッす。また是非!!
676670:2005/05/24(火) 13:35:24 ID:8lWC91kC
感想もらえて嬉しいです。読んでくれた人たちありがとう。
>>671
そうなのです。
クリスはマスターのもとで、泣きながら吐きそうになりながら、フ○ラの練習をしたのです。
厳しい先生ですから、要求されたことを完璧に出来るようになるまで大変だったのですよw
…こっちの方がエロパロ向きだな。アチャー。ま、ラウルネタ少ないからいいかw
677名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 14:48:17 ID:XKn+/f8l
自分もマスター贔屓だが、このお話のラウルは映画のラウルの良いところ
そのまんまって感じで優しくて可愛くて大好きだ〜!
ほのぼのなエンジェル様、エロ可愛いお話をアリがd!
678名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 21:20:19 ID:EovclD6o
だれか、マスターがクリスにフ○ラ教えてるとこ、書いてくれないかな〜。
自分はマスターがクリスにフェ○させるとこはイメージできないんだけども。
679634:2005/05/25(水) 03:17:02 ID:zZeNuUHq
クリスにフェラを強要した挙句全部飲まなかったからといって床に散ったそれを舐めさせる鬼畜ファントムを準備中
しかもクリスの台詞ほとんど無いしホントフェラだけで終わる話だもしかして非難ゴーゴー?
スレの神様おいらに勇気をくだちい
680名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 07:31:04 ID:haTJ9a+Z
>>679
朝っぱらからなぬなのだが、激しく読みたい!
投下、待ってるよん ノシ
681名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 07:39:48 ID:kr8lx/Wr
>>679
うわっ。すげー読みたいw
非難なんてしない。大歓迎、ウエルカムですわよ。
682名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 12:06:44 ID:e9qsLcNX
>>679
Come to me, strange(エロ) Angel !

ところでマダムのファーストネームってアントワネットなの?
仏語の愛称だとトニーとかネティとかになるのかなあ(悩)
683名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 14:54:35 ID:haTJ9a+Z
>>682
マジレスですが、原作ではマダム・ジリ(ジリ夫人)とだけしか記述はないと思う。
アントワネット・ジリとしているのは、ALWのミュージカルの続編として書かれた
フォーサイスの「マンハッタンの怪人」。
684名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 17:49:03 ID:gfuIWVgh
久しぶりに来たら、神々が多くいらっしゃって大変!
読むのにすごい時間かかりました〜。
特に>390、513、602
後で読み返せるようにテキストで保存しちゃいました。
どうもありがとう ありがとう。
685名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 19:44:27 ID:BeIMa6EO
686名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 20:51:54 ID:haTJ9a+Z
>>684
513&602です。テキストで保存してくれるなんて、カ ン ゲ キ!
687名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 21:07:47 ID:6WtnA96i
>>685
こら!
688名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 21:11:52 ID:hyUYypKW
>687
どんなんでした?どのスレにも見るからNGにしちゃった
689名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 21:32:51 ID:e9qsLcNX
>>683
ありがとう!娘の名前と対比して随分華やかな(でもって呼びにくい)
名前だなーと思ったんだよねw
しかし>>683様が>>513>>602のエンジェル様でしたか…
エンジェル自らお答え光栄です。grant to me your glory!続編もお待ちしてやす。

>>688
しょーもないエログロ画像です。( ´,_ゝ`)プッって感じ。
690名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 01:20:13 ID:N5n172jC
>>689
メグって、マーガレットとか、その辺の名前の愛称でしょ?
娘の名前だって別に華やかじゃないわけでは・・・
っていうか、
アントワネットって、フランス王妃の名前と一緒だから華やかだと思ってるのかしらん??w
691679:2005/05/26(木) 01:46:48 ID:zdZqTdp0
>>680 >>681 >>682 各氏勇気をありがd!
ヘネシー飲みながらやっと完成した
692ファントム×クリス フ○ラ編:2005/05/26(木) 01:48:48 ID:zdZqTdp0
「飲んでみなさい、クリスティーヌ」
冷たい岩壁に囲まれた、しかしその晩餐の席はまるでフランス王宮内を思わせるように邪悪で美しく、そして神聖な雰囲気に満ちたものだった。
  『オー・ド・ヴィー・ド・フリュイ』
「飲んでごらん、コニャック最良の産地カルヴァドス地方で造られたフルーツ・ブランデーだよ。酒といっても原料はさくらんぼだ、甘くてお前好みだろう?香りもいい、フローラル系の香水に近い芳香がある。お前はいつもこんな香りがする・・・そう思って選んできた」
テーブルの真正面に座っているクリスティーヌに視線を向けずに、まるで独り言のように私はそう呟くとグラスの中の芳醇な香りと味を確かめる。
「先ほどまでの晩餐を締めくくるにふさわしい最高のブランデーだ。さあ?」
促されてクリスティーヌは、やっと自分のグラスに口をつける。
「・・・苦い」まだ16歳のクリスティーヌにとってはたとえシャンパンをグラスに半分飲んだだけでも瞬く間に酔ってしまう。ましてコニャックなどは口につけた瞬間は甘くてもすく゜に全身の血が激しく騒ぎ駆け巡るような錯覚に陥り、苦味しか唇には残らないだろう。
「ああまだお前には無理だったね、すまない。」
私は席を立ち、ナフキンを口に当てて涙を滲ませながら咳き込むクリスティーヌの肩を抱いてやり、背中をさすってやる。たった一口の酒のせいで、彼女の頬はもう紅潮していた。
咳が治まり、安定した呼吸に戻ったのを確認すると、私はサイドワゴンに用意していた銀色の小皿をテーブルに置く。その小皿の上にはまるで色あざやかな宝石がちりばめられたように、可愛いセロファン紙に包まれたチョコレート・ボンボンが並べられていた。
「チョコレートだよ、これなら楽しんでくれるね?」
しかしクリスティーヌは不安気な眼差しでチョコレートと、自分を見下ろす私を交互に見つめると、ナフキンを握ったままの震える両手に視線を落とす。
693ファントム×クリス フ○ラ編2:2005/05/26(木) 01:50:46 ID:zdZqTdp0
「食べてみなさい?私のお手製だよ、味は保証する。・・・あの有名なサド侯爵が娼婦達に食べさせたような体に害のある物ではない。」
クリスティーヌの肩が一瞬震える。
「・・・食べたくありません・・・」俯いたまま、小さい声でクリスティーヌが答えた。
「食べたくない?」
「・・・・・・・・・・・・」
「どうして?クリスティーヌ」
「・・・薬は・・・・・・」
彼女が何を言いたいのかは私には十分わかっていた。
そう2週間前。この音楽の玉座に初めて連れて来た日、自分を少女の頃から慕い、心を捧げてくれたクリスティーヌに私は飲ませたのだ。
あまりに私に脅え、初めての性行為の痛みに耐えられないで涙を流し苦しんでいる娘を哀れに想い、口移しで媚薬を飲ませてやったのだ。
  『私のクリスティーヌ、すぐに痛みは消えるよ・・・もうすぐえもいわれぬ悦びに変わるよ・・・』
処女でありながら、その媚薬の効き目でまるで娼婦のように淫れ激しく自ら腰を振り私を求めていた彼女・・・薬の効き目が切れた今、彼女は数日前の自分に虫唾が走るように感じているのだろう。
艶やかな姿を脳裏に思い出しつい口角が上がってしまいそうになるのを我慢しながら私は、目の前で下を向き震えているクリスティーヌを見つめる。
「食べたくないのだね?」
上目がちに、唇を震わせながら頷くクリスティーヌを見て私は優しく口元を緩めてみせた。
「では食べなくてもよい」
あまりにあっさりとした私の返事にクリスティーヌは呆気にとられた様子だが、そんな彼女の肩をそっとなでてみる。
「椅子から降りて床に座りなさい」
一瞬の躊躇の後、彼女はゆっくり静かに立つとテーブルの下に椅子を戻し、部屋いっぱいに敷き詰めてあるペルシャ絨毯の上に膝を折る。
はっと彼女の視線がテーブルの上に吸い寄せられた。銀の皿に並んでいる綺麗な色とりどりのチョコレート菓子たち。
「だめだ、クリスティーヌ。もう遅い、今更あれを欲しがっても」
694ファントム×クリス フ○ラ編3:2005/05/26(木) 01:56:34 ID:zdZqTdp0
「なぜ私が食べるように言った時に食べなかったのだ?このボンボンには何も入ってはおらぬ、ウィスキーだけだ。・・・薬はあの時あれ一回限りだった。これからも飲ますつもりなどはなかったのだぞ?
私の言う事を聞かないことがどのくらい愚かなことか、身をもって知るといい」
私を見上げる彼女の顔色がみるみる変わり瞳に涙があふれ、わなわなと震え泣き出す。
「・・・クリスティーヌ?少しきつく言い過ぎてしまったようだね、すまない。お前がもしもまだあのチョコレートを食べたいと言うのならあげてもいい、ただし・・・」
両手で顔を覆い静かに泣いている彼女の、顎を持ち上げ艶やかな唇をそっと親指で撫でてやりながら私はあくまで穏やかに次の行動を命令する。
「・・・お前のその美しい唇で私を歓ばせて欲しい。」

「菓子は今言ったことをちゃんとやり終わってからだ。いい子だから、早くすませてしまいなさい。そうしたら、今度は優しくしてあげよう。
私の願いを叶えてくれたら今夜中に地上に帰してあげるよ。
そして時々会いに来てくれる程度でいい・・・私の望みはただそれだけだよ」
「・・・・・・・・・」
「いいね?」
ベルトをはずすカチャカチャという音が岩壁に響き、ファスナーを下ろす音が、試練が目の前に来たことを彼女に告げている。
「クリスティーヌ?」
私は右手で彼女の左肩を掴み、左手で頭を撫でてやる。
すでに勃起して先端からは先ばしりの精液を光らせている私自身を、
震えながらしばし虚ろな目で眺めると彼女は口を開き、迷うように半秒間停止してからそれを含み取った。
695ファントム×クリス フ○ラ編4:2005/05/26(木) 01:59:28 ID:zdZqTdp0
「・・・・・・うん・・・いい子だ・・・」
辛そうに目を閉じ、眉を寄せながら必死で私のものに片手を添えながらしゃぶっているクリスティーヌの顔を、私は彼女の頭や頬を両手で撫でながら幻惑されたように見入った。
時折ぴちゃぴちゃという音が響くと私は耐え切れず
「ううう・・・・・・・・・うん・・・・」とうめき声を上げる。
そんな音をさせてしまう自分が恥ずかしいのか、羞恥から余計に辛い表情を見せる彼女が愛しくてたまらない。
「クリスティーヌ・・・・・・先にも舌を差し込んで・・・吸・・・おおっそう・・・だ・・・・・あああ・・・・・・」
さらにじわっと滲み出てくる先ばしり汁を舐めてしまったのか、苦味のあまりだろう
「う・・・・・」と呻きさらに美しい顔を歪ませている。
「ああそれは吐いていいよ・・・ほらここに出すといい」クリスティーヌがさっきまで使っていたテーブルの上のナフキンを渡してやる。
ナフキンにやや透明な液体を染み込ませると、私自身をさらに口の奥に咥えてくれる。
舌で裏の筋を遠慮がちにちろちろ、ツツーと舐め上げてくれるとたまらなく私も嗄れた声が出る。
「さあここも、円をかくように・・・・・・・」亀頭の根元のしわにも舌をさしこんでぐるっと舐めてくれるよう懇願する。
「そうだ・・・ああいい・・・・・・・・・っん、うう・・・・・・ああ下の袋も・・触ってごらん・・・揉んでくれ・・・・・」
優しく両方の袋を交互に片手いっぱいで揉まれると、あまりの快感に彼女の口の中にいる私が一層グッと硬くなりさらに天を仰ぐ。喉の奥を突いて
「・・・・・・っ・・・あうっっ・・・・」
と苦し気な、すすり泣きに似た音がもれて聞こえる。
私の小さなクリスティーヌが、私の男根に泣きながらしゃぶりついて奉仕してくれているなんて。父を恋しがって泣いていた幼い少女が、いつの間にこんなに艶やかに淫らに美しい女性になったのだ?私の股間にすがりついて泣いているのを、私が見ているなんて・・・
「ふうっ・・・ふうっ・・・うっ・・・・・・・・」私は下腹で激しく呼吸をし、彼女の頭を押さえつけながら自然に腰を振ってしまう。尻穴から脳髄までぞぞっと快感が駆け上がるようだ。もう私も限界が近い。
696ファントム×クリス フ○ラ編5:2005/05/26(木) 02:14:18 ID:zdZqTdp0
「クリスティーヌ・・・・・目を開けて私を見るのだ・・・」
彼女のまぶたがピクッと痙攣したように開きかかり、薄目で私を見上げる。咥えたままの彼女と目が合うと私は全身がゾクッとして口元が緩む。
「・・・・・全部飲むのだぞ・・・」
長いまつ毛がピクッと反応し、大きく瞳を見開く。
「私が与えた美しい声を出すその口で、私のものを全部飲んでもらう。吐き出すことは許さん。もし飲み切れなかったらそれなりの罰を与える」
彼女の両頬を手で包みながらかすれた声でそう告げると、彼女はまたギュッと目を閉じるとまた新たな涙を流している。唇が震えるせいか私自身に歯が当たる。
彼女の自然にカールした美しいまつ毛が、私の胸毛から長く続いてきている陰毛と擦れ合う。
まつ毛の影から私の顔を仰ぎ見ている、「もういいぞ・・・」という優しい言葉を聞きたげに・・・
「うあああっっっ・・・・・・・・・うう・・・・・・・」私は絶頂を迎えた。
彼女の口の中に最後の一滴まで放出せんとばかりに頭を押さえつける。私のゆっくり振っている腰にしがみついて耐えている、なんて健気なクリスティーヌ・・・
「はあっ・・・・・・・・うん・・っ・・・」
射精から一分近くも経って・・・すべて放出しきった私は抑えていた頭をやっと解放してやる。彼女はすぐさま両手を口に当てたが・・・
しかし両指の間から、ポタ・・ポタ・・と白濁した液体がこぼれ落ちる。絨毯には染み込まず、そのまま水溜りのようになり何滴も雫を落としている。
        “   飲み切れなかったらそれなりの罰を─      ”
飲み下すことが出来たのはわずかな量だったようだ。許しを求めて反射的に私の冷たい青緑色の目を振り仰ぎ、彼女は次には
身を二つに折ってゴホゴホと咳き込み、口の中に残ったすべてをそこに吐き出した。
「大丈夫か、クリスティーヌ?」私は手のひらを彼女の背に沿わせる。すぐ横にかがみ込んで、背中をさすってくれる存在に、
クリスティーヌはかすかな慰めを見出した。
どうやらマスターは“罰を与える”つもりはないらしい。叱咤の声が飛んで来ないところをみると・・・
697ファントム×クリス フ○ラ編6:2005/05/26(木) 02:17:16 ID:zdZqTdp0
「クリスティーヌ?平気かね?大丈夫だね?」
咳がようやく治まり、あえぐように呼吸しながら彼女はうなづいた。
「そう?大丈夫なのだね、良かった」
「・・・・・・・・・・・」
「じゃあ、早いところ後始末をしてもらおうか」
不信そうに振り返るクリスティーヌに、立ち上がりながら命じる私の声音はがらりと冷たいものに変わっている。
「・・・・・・・マスター・・・?」
「お前が汚した床だろう?お前が綺麗にしてくれなくては困るよ」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「もう一度舌をつかいなさい」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「舌で舐めて綺麗にしなさいと言っているのだ。聞こえないのか?」
さあ、と促す私に、諦めた視線を彼女は向けた。油断などすべきではなかったのだ、とばかりに。
「・・・・・・・・・わかりました、マスター・・・」
返事は呟きのように響いた。
彼女は犬のように床を這って、頭を垂れた。床にこぼれ散ったものをぼんやりと暫く見つめた後、何かまた呟き、舌をのばし─
「クリスティーヌ!」
舌の先に冷たい液体を感じるか、感じまいか、というところで私は両肩をつかんで引き戻した。
「クリスティーヌ、死にたいのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「死ぬなんて考えてはいけない」
698ファントム×クリス フ○ラ編7ラスト:2005/05/26(木) 02:19:59 ID:zdZqTdp0
晩餐の始まる前に飲んだシャンパンを冷やしていたバケツの中の氷水に、ボトルの水気を拭いたタオルを浸し絞る。
私はそのタオルで彼女の口元、汚れた指の一本一本を綺麗に拭き取った。
「お前が考えていることなんて私にはすぐにわかる。そんなに辛かったのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「食べるかね?」
銀の皿から取り上げられたチョコレート・ボンボンに目をやると、ほぼ同時にクリスティーヌは頷いていた。
包み紙をとって彼女の舌に1つのせてやる。ひんやりとしたチョコレートの甘さが口中に伝わり、歯で噛み砕いた瞬間にウィスキーの芳香が口にあふれる。
アルコールが気持ち良く喉を焼いていく。
「・・・・・・・もっと、それを・・・・・・」
彼女の口に望み通り、私はもう1つ持っていってやった。待ち切れぬように歯に噛み砕かれて、ウィスキーがほとばしる。
無我夢中に食べる彼女の口に3個目、4個目と唇をくぐらせる。
「いくら食べてもよいのだ、こんなものは。だから本気で死ぬことを考えるのはやめにするのだ、よいな?」
私は化粧着のリボンに手をかけてゆっくり解きだす。ボンボンの酔いが回ってきたせいか上気した頬の彼女はされるままになっている。
「約束しよう。お前が本当に辛いと思うような真似はもうしない」
そっと抱きしめると頬にうつったほのかなウィスキーの芳香。私は愛しげに自分の頬を寄せ、そして口付けを交わした─
この子の考えていることなんて私にはすぐにわかる。
「お父様」と呟き、舌を噛み切るつもりだったのだ。
クリスティーヌに死の影を見つけた時、私は本気でゾッとした。生まれて初めて、ゾッとした。

「クリスティーヌ・・・目を閉じて・・・私を信じるのだ・・・・・・・・・・・」
このトーンの声が聞かされる時は、本当に安心できる時だと長い年月の経験上で悟っているクリスティーヌの緊張がようやく緩み、微笑んでくれた。

<完>
699ファントム×クリス フ○ラ編作者:2005/05/26(木) 02:23:07 ID:zdZqTdp0
お目汚しに読んでくだされ・・・
飲みすぎて気分悪ィ 吐きそ(ry
自分が何書いたかもうわからん
700680:2005/05/26(木) 07:32:49 ID:CPb4J3NR
>>699
おお、乙!
出勤前なので読んでる時間ないけど、今日一日楽しみにしてるよノシ
しかし、朝からついここチェックしちゃう私・・・OTL
701名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 08:58:36 ID:eOSrfI/3
>>699
乙華麗度。
やっぱりファントム先生は優しいのですねw
クリスをふきふきするマスターが好きだー!
702名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 09:30:34 ID:Om3Dip/z
ファントム先生の本番うれしい。幸せになってほしいと願ってた。
涙がでたよ。
703689:2005/05/26(木) 10:53:25 ID:X/T/AmaU
>>690
フランス名でメグだったらたぶん「マルグリット」の愛称ですね。<メグ
スペイン語型の「マルゴ」もまた王妃様の名前になってたりするので
別にアントワネットが仏王妃の名前だから華やかってワケじゃないんですが
なんとなく語感がハデな感じがしてマダムのイメージには?と思っただけ。

Antony の仏女性形ならアントワーヌ、とかの方がシンプルで似合いそうです。
704名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 10:59:04 ID:X/T/AmaU
>>692-698
厳しくいろいろ教え込もうとしても、クリスには結局根本的に
鬼畜になりきれないマスターが可愛いです!
しかしマスター気持ちよさそう(*´д`*)ハァハァ

自分も朝っぱらからついついココをチェックしちゃうよorz
705680:2005/05/27(金) 00:02:47 ID:FfXtV7vM
>>699
良かった!一日楽しみにしてた甲斐がありました!
やっぱり最後の最後はクリスに優しいマスターがいいね。
ボンボンがエロくて萌えましたw
706699:2005/05/27(金) 16:44:28 ID:whFnPb1J
>>700 >>701 >>704各氏レス、Thanks!
非難ゴゥゴゥかとビビッてたんだが一安心(汗)だって先生、映画ん中じゃ何もいい思いしてないし('A`)



707名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 01:57:39 ID:KEMuYXj8
>>706
そうなんだよね。>映画ん中じゃ何もいい思いしてないし

ファントム先生が漢らしくてカコイカッタ
708名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 02:22:39 ID:joK48lsi
なんだか映画オンリーの人が多い?
709名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 02:37:02 ID:KEMuYXj8
>>708
私は、実はスーザン・ケイ「ファントム」のファントムが一番好き。
大人の男の色気とは、こういうことを言うのかと思った。
でも、エロ話を書くときは映画版ファントムの方が書きやすい。
710名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 05:32:24 ID:CKbnhqy0
>>708
いや、自分は原作・ミューからのファンですわ。
10代に初めて見て、ファントムの存在そのものの官能的&背徳感に完全に参ってたよ。
このスレの天使様達の文のお陰で
あのいけないドキドキ感が戻ってきている。
本番とフェラ話は、凄く素敵でした。
711名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 09:27:09 ID:oElQrme0
>>708
スーザン・ケイの「phantom」

>>709
エリックの指の描写が官能的で
読んでてゾクッとする…
712708:2005/05/28(土) 09:56:53 ID:azaT152B
あ、みなさん濃かったんですね。
「映画版」というのは、そういう前提での意味だったのかー、ごめんなさい。
マスターの情熱のプレイで笑死してきますー
713706:2005/05/29(日) 15:19:38 ID:/O4wZoLW
>>707 >>710 どもレスありがd!
しかし誰もいないな 短編でもギャグでもいいからどなたか・・・
714名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 21:27:26 ID:886rbX39
>>713
みんな、ROMってんのかも知れないんだけど、ホントに最近いないよね。

ファントムの科白が男っぽくてマジで萌えましたw また、続き書いてくだちい。
私も本番編の続き、書きます。嫉妬編ってことで。
715634=713:2005/05/29(日) 22:13:27 ID:/O4wZoLW
有難うございます!貴方様から刺激を受けて私めもあれを書き上げたのです
嫉妬編!!!マジですか(嬉涙)
書くのもなかなか時間が必要ですし、生活に支障をきたさない程度での御執筆を心掛けて下さいませ、体調崩すと何にもなりませんし・・・

俺もまた書く!前作とは世界変えてまたフ○ラ中心話(ファントム×クリス)
さすがにこれだけでは何なんで最後本番に持っていこうかまだ思案中



716名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 23:36:16 ID:ZIGjT7tu
最近ここも息苦しいからじゃないのか 人居ないのは
717名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 23:37:38 ID:GMfGhd/u
>716
オマエモナ
718名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 04:02:51 ID:ma3usRcy
笛はちょっとエグいYO…
719名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 10:24:22 ID:z7emYmYO
まあなんだ、イロイロな趣味と色々な作風があるわけで〜。
気に入らない風味はスルーで逝きませんか。
自分は笛はOKだが痛そうなのはイヤだったりするわけだが、各人が
好みを言い出していたら落としてくれる天使様がいなくなってしまう。
720名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 12:11:04 ID:NJnGPUho
>>719 激しく同意!
721名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:44:12 ID:S28SqWlq
自分も笛はチョト待ってくれー!と思ってたんだが、>>692-698様の笛は
大丈夫だった。
っていうか正直良かった…*ポッ*

ここに投下されるのが毎回笛だったりすると、ちょっくらキツイが…。
722名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 00:18:48 ID:q9ayhyRA
そろそろパロも読みたいな
お花畑でうふふあははバージョンは良かった!
まもなく梅雨入りなので、
ファントムとクリス2人で、ピッチピッチちゃっぷちゃっぷランランラン・・・
書いてみただけとです・・
723名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 13:08:47 ID:CN+aOdOh
まあ、好みじゃなければスルーしましょうよ。
でないと投下されるかたが怯えちゃいますよ。

って、ことで好みじゃない方のために
タイトルとか予告に属性貼ってください、天使様方。
724名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 16:16:36 ID:lGNaS96R
マダム・ジリーの本名に悩んだ職人見習い、クリスがオペラ座に
くる前のファントム×マダムを準備中でございます。
だけどなんだか笛気味な展開になってまして、笛嫌いな方が多いので
躊躇ってますははは。
725名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 16:47:05 ID:q9ayhyRA
>>724 エンジェル様待ってました!自分は笛でも尺八でもおk ry)
堂々と投下してくだされ
726名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 17:02:06 ID:r1//Puar
>>724
笛が嫌いな人はスルーで。とあらかじめ断っておけば問題ないと思うよ。
おいらは、笛でもok!なので投下を待ってまーす。
727名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 20:14:49 ID:d5t/B1XG
>>724
笛、私もダメかと思ってたけど、>>692-698の天使様のを読んで、大丈夫な自分を発見シマスタ。
だから投下してくだされ!
728名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 21:17:15 ID:ZTLkmtmR
>>724
それにコミケ氏他予告済みの神及び創作中の神諸氏
エンジン臨界点までカウントスタートしながら待機してまつ
ヨロ!!ハァハァハァ(;´д`)

でもそろそろ残りのバイト数が少なくなってきたね。1000まで完走できないかな?
729名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 00:55:09 ID:Yoe0836I
マダムくれぇぇぇ!!
もうね、飢えた野獣ですよ。
早くマダムが読みたいですよ。
730名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 01:04:06 ID:MDhQ42Kh
オペラ座大炎上後の
シャイニー子爵とプリマドンナクリスの物語を
準備中ですが、エロなしに少女趣味
需要あります?
731名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 02:31:16 ID:iQjwUVAH
スマン、>>724ですが帰りが遅くなっちまって完成できませんでした。
全くヘタレな上にもヘタレでごめんなさい。
心優しく寛容な方が多いようですので、ドキドキしながら明日中に
投下させて頂きます。
732名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 13:08:57 ID:Co8zXB1A
>>730
お花畑系ってこと?
もちろん、読みたいよ。「エロ」パロ版だけど、色んなSSがあっていいと思うので。
他の人はどうなんだろう?

>>731
待ってます! ノシ
733名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 17:49:18 ID:rKi6PI31
>>730 ラウル話は貴重なんで楽しみにしてるよ!
>>731 都合が良くて、無理なく出来る時間でいいぞ♪

本当に残りKB数が少ないな、1000までは無理だろうな。いくつ位で終わるんだろう
新しいスレタイ考えません?
734名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 18:51:05 ID:sCTkMlmg
【指導】オペラ座の怪人エロパロ第2レッスン【調教】
とか
【夜の調べ】オペラ座の怪人エロパロ2曲目【革手袋】
とかどーですかw
735名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 21:48:47 ID:rKi6PI31
何気にシンプルに
【愛の】オペラ座の怪人エロパロ第2幕【レッスン】
736名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 22:37:30 ID:L/5zQ6CJ
うーん、735がいいかな。
下手なタイトルだと変なのが沸くし。
ここはみんな大人なので雰囲気キープ。

って、何で私は革手袋でいけない気分になるんだろ??
737名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 22:59:26 ID:Co8zXB1A
私も>736と同様の理由で
【愛の】オペラ座の怪人エロパロ第2幕【レッスン】に1票!
738名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 23:19:47 ID:iCv4KkaV
なんとなく735の案て結構…なんだろ、かえってマニア呼びそうな希ガス。
でも734の上案だとやっぱり変なの沸くように思われ

下段の【夜の調べ】ではダメなのかな?素ネタはチャンと原作(映画)からだし。
739名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 23:56:48 ID:8AHvu3VA
はぁ〜〜マダムまだかな〜〜。
740名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 01:03:26 ID:YK58SHmJ
思ったんだがスレタイ変える必要あんのかな
普通に2話目とか2幕でよくないか?

まだむ、楽しみだなぁ。待ってるけどムリしないでくれな>>731
741731:2005/06/02(木) 02:05:44 ID:lPg5SKYt
うわぁぁ、期待して頂いたりすると投下しづらいかも。
自分、話が理屈っぽくなりがちなんです、裏切って本当にごめんなさい。
・理屈っぽくて前ふりが長い
・マダムがちっとも色っぽくない
・ファントムがヘタレでマスターらしくない
・そのくせあんまりエロくない
・やや笛傾向
に耐えられる方だけお目汚ししてください。
742ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:06:26 ID:lPg5SKYt
薄暗い小さな部屋の中、机の上で手を組み祈るように頭を項垂れていたその女性は、ふと傍の蝋燭の炎が揺れるのを感じて
写真の前から顔を上げた。
美貌とは言い切れない、どちらかと言えば平凡な顔立ちに、年に似合わぬ威厳と落ち着きが独特の美しさを与えている。
ひやりとした空気の流れを目で追えば、きちんと閉めたはずの扉が薄く開き、暗い廊下から冷たい風が吹き込んでいた。

黒いドレスの裾を持ち上げてドアを締めようと立ち上がりかけ、そのとき彼女はふと気付いたように動きを止めた。
「…そこに、いるのでしょう。…エリック。」

暫くの間があった後、柔らかく低い笑い声がくつくつと響く。
「…久しぶりだね、アンヌ。いや、マダム・ジリーとお呼びするべきかな?ようこそお戻り、…このオペラ座へ。」
魅惑的な声音を耳にして、逡巡と躊躇、懐かしさと畏れが彼女の表情をめまぐるしく過ぎる。
一瞬身を引きかけた後、彼女は意を決したようにゆっくりと扉に近付いて引き開け、廊下にわだかまる闇の中にそれを見いだした。
暗がりに溶け込むように立つ若い男、その半面を覆う白い仮面だけが部屋からの明かりの照り返しに白く浮かび上がっている。
「…どうぞ、お入りなさい。私の復帰を歓迎しに来てくれたのかしら。…もっとも、もう踊る事はないでしょうけれど。」
小さな身振りで招き入れると、彼は自分の部屋であるかのように勝手を知った様で腰を下ろした。
ぱさりと漆黒のマントをかき寄せ寛いだ様子で椅子の背に凭れると、懐かしげに女性を見つめる。

「変わらないだろう、この部屋も。君の思い出のために手を付けさせないでおいたのだよ。私の支配人達に命じてね。」
整った半面に皮肉げな笑みを浮かべて語る男──オペラ座の幽霊と呼ばれている──の口調に自慢げな色を聞きつけて
彼女は密かに溜息を吐いた。
彼女がいた頃と支配人は替わってしまったが、それでもこのオペラ座が謎の幽霊に散々悩まされているという話は、戻って早々
誰の口からも散々聞かされた。
ファントムの正体に心当たりがあるだけに、複雑な気分で聞いていたのだが。
743ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:07:12 ID:lPg5SKYt

「エリック、危ないわ。無茶は止めなさい。そのうち誰かに気付かれて、追い詰められる事になるのよ。」
かつては効果のあった姉のような口調でたしなめても、目の前の若い男は微動だにしない。
「くくくっ、私を追い詰める?私が居なければ掛けるオペラの善し悪しも分からぬ、あの無能な奴らが?」
極上のジョークでも聞かされたかのように笑い出した彼の様子を、アンヌはつくづくと眺める。
均整の取れた長身を隙なく黒い上下で包み、損なわれた半面をどこか不気味な仮面で隠した様は端正と言っても良い。
最後に知っていた少年と青年の狭間で揺れていた弟のような存在は姿を消し、代わりに同じように目の前に座っているのは
内に秘めた危うい衝動と際限ない力を感じさせる、謎の男だった。

忠告も聞かぬげに、彼女が己の元へ戻ってきたと信じる男は目をきらめかせ、嬉しげに続けた。
「君があんな男と去ったときには失望もしたものだがね。…君はきっと戻ってくると信じていたよ、君の芸術を忘れられずに。」
彼女の戻ってきた経緯を知ってか知らずか、無神経なその口調に、つい返す言葉がきつくなる。
「戻りたくて戻ってきたわけではないわ。あんな事故が無ければ、私はバレエの事など忘れ果てて…ずっと彼と幸せに
暮らしていたでしょう。」
机の上の、亡き夫の写真を見遣る。
大恋愛の末、当時のトッププリマだった彼女が祝福されてオペラ座を去ったのは、およそ7年前の事だった。
その時も、彼にはどうしても理解出来ないようだった。
これほど踊りという芸術の才能に恵まれた彼女が、たった1人の男のためにその全てを捨て去るということが。
理解出来ないだけでなく、許せないようだった。
彼にとってそれは、至上の価値を持つ「芸術」への、裏切り行為であり、冒涜であったのだ。
だからこそ、今になってそれを後悔していると思われるのは絶対に嫌だった。
744ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:08:41 ID:lPg5SKYt

「私がここに戻ってきたのは、他に生きる術がないから…ただそれだけよ。彼が私に与えてくれたものは、私が全てを捧げてきた
バレエより…ずっと素晴らしく、かけがえのないものだったわ。」
愛した夫との日々を思い返し、彼女の声音が夢見るように甘くなる。
それを聴く青緑色の双眸が少しずつ冷たい光を宿し始めるのに気付かずに、彼女は甘美な思い出を夢中で語り続けた。
恵まれた「芸術」でなくとも、たとえば好きな曲を愛する者と二人で聴く、そのささやかな喜びがいかに大きなものであるか。
この世に自分を全身全霊で必要としてくれる人が居てくれる、その幸福感を僅かでも伝えたくて。
「…たとえ彼が世を去っても、私は幸福だった。後悔はしていない。この7年のお陰で、私は死ぬまで孤独ではないでしょう。」
満足げにしめくくった彼女に、男は凍り付くような一瞥を放った。
「…それでその喪服かね?フン…奴が世を去って半年も経っても、まだ操立てしているというわけだ。」
危うい物を孕んだ声音にひやりとしつつも、勝ち気なアンヌは言わずにはいられなかった。
「エリック、いかに素晴らしい美を創り上げても…分かち合える人がいなくては、何もならないのよ。」
745ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:08:59 ID:lPg5SKYt

「…面白い事をいうね。では私もひとつ教えて上げようか。」
優しく聞こえるほどの口調で言いながらふいに目の前で立ち上がった長身に、その一言が致命的に余計だった事を遅まきながら悟る。
彼には決して、その相手が現れないかもしれないのだから。
「──口先でどんな綺麗事を言おうと、人の本性など腐りきっていると言う事を!」
怒鳴り声と共に鞭のように絡み付いた大きな手にギリギリと音を立てそうなほど強く両の手首を掴まれて、彼女は息を飲んだ。
そのままやすやすと頭上で纏め上げられた二本の手首を、捻るようにして背後のベッドへ突き倒される。
慌てて起きあがろうとして手首を押さえつける男の力の強さに再び竦む。
迂闊な自分を呪う。判っていたはずだった、小さな少年は既に居らず、危険な男を相手にしている事は。
「エリック、放しなさい!大声で叫ぶわよ。」
声が震えるのを辛うじて抑え、低い声で叱咤する。
「おや、マダム。判っているだろう?この部屋は使用人達の居住区とは、チャペルを挟んだ反対の脇にある。どんなに叫んでも誰にも
聞こえないよ。」
先ほどの一瞬の激昂が嘘だったように、憎らしいほど落ち着き払った口調と共に彼女の襟元から滑るように黒いスカーフが外され、
両の手首が鉄製のヘッドボードに縛められる。
膝と足で蹴り付けようとしたが、一足早く手首から手を放した男の腕でがっちりと押さえつけられた。
「おや、つれないね。君と私とはまんざら知らない仲でもないだろうに。」
ダンサーらしく美しくすらりと伸びた両の足から黒いストッキングを剥ぎ取りながら、双の手がねっとりと内腿を這い回る。
「くぅ…っ…」
細かい肌理を楽しむように膝の裏側から腿の付け根までを繊細に微妙なタッチで愛撫され、恥辱と肌から這い上って来る感触に
彼女は呻きを押し殺した。
746ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:09:12 ID:lPg5SKYt

夫の喪に服している今、他の男の手で感じたくはなかった。
だが容赦なく喪服の裾を捲り上げた手は、引き締まった尻肉を揉み始める。
「ああ、君は胸への愛撫の方が感じるのだったかな?失礼、胸がどうなっているか見てみようか。」
唇を噛みしめて荒くなりつつある息を漏らすまいと耐えている様を尻目に楽しげに告げると、男はドレスの胸元の紐に手を掛けた。
「だめっ…これ以上は嫌、あぅっ!」
胸を露わにされまいと身を捩った抵抗を、両脚の間にねじ込んだ膝で一瞬にして押さえ込み、手際よくコルセットを外してゆく。
複雑な幾本もの紐、重なり合った下着をやすやすと剥がされ、彼女は悔しさと愕きに唇を噛んだ。
締め付けたコルセットが外されると、こぶりだが形の良い膨らみが露わになる。
やや大きめの薔薇色の乳暈の頂では、既に乳首が硬く凝っていた。
「私に触って欲しがっているようだが、気のせいかな?」
嘲るような言葉を、きつく顔を背ける事で否定する。
気の強そうなその表情を愉しげに眺めると、彼はゆっくりと手袋に包まれたままの指先をその乳暈に沿って這わせた。
彼女が大きく息を吸い込む音がする。
柔らかな革が触れるか触れないかの状態でゆっくりと焦らすように周囲を辿ると、固くなっていた胸先がますます石のように縮こまる。
右胸が終わると左胸、そして右胸に戻る。
柔らかな双の膨らみはぶるぶると震え、縛められた手首の先で手が硬く握られる。
彼は急いては居なかった。
元々感じやすく奔放で、あの男が現れるまでは恋と情事を重ねていた彼女の事。
半年も放置されていた身体は触れれば落ちるばかりに飢えていたはずであり、また恋の合間の気晴らしの相手だった彼は誰よりも
その身体の事を知っているはずだった。──死んだ彼女の夫を除いて。
747ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:09:24 ID:lPg5SKYt

固い尖りの周りを擽るのに飽きると、やわやわとその膨らみをこね回す。一番敏感なその先には触れぬよう、細心の注意を払って。
どのくらい、その執拗な愛撫を繰り返しただろう。
根気を競うような半端な刺激に、だが先に音を上げたのは彼女だった。
「あぁ…いや…ぁ…」
荒くなった息の合間に切なげに呻く。
辛うじてドレスを纏い付かせた腰が堪らぬように二度、三度と捩られ、シーツに擦り付けられる。
ほくそ笑んだ男は、両脚の間にねじ込んだ膝頭を突き上げ、脚の合わせ目に押しつけた。
彼女の下着と男のスラックスの生地を通してさえ、そこの熱い湿り気が膝へ伝わってきた。
両腕を縛められた彼女には、どんなに焦らされても己で求める刺激を得る事すらできない。
「…アンヌ、気は変わったかい?気が変わったと言えば、ここに触って上げても良いんだよ。ほら、…こうして。」
「は、ああああっ…」
乳首の先をつつ、と革が掠めると、彼女は大きく頭を左右に振って喘いだ。
悔しさに、目尻に涙が滲んでも、体内で掻き立てられていく情欲の炎は小さくならない。
「君には世話になっているからね…言いたくないような恥ずかしい事を無理に強請らせたりはしないよ。」
男は唇を耳元に近づけ、低く蠱惑的に囁いた。
「欲しいかね?素直にひとつ頷いたら、胸を舐めてあげよう…。」
「…は…っ…」
蠱惑的な甘い囁きを低音で吹き込まれて、直に耳朶を愛撫されたように身体にぞくぞくと戦慄が走る。
たまらなくなって彼女はついに小さく、頷いた。
748ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:09:39 ID:lPg5SKYt

たちまち過敏になりきった胸先をざらりと舌先に舐め上げられて、腰ががくがくと跳ねる。
「あっ、あああっ、お、お願い…酷い事をするのは止めて、あぅっ…」
長い事鍵盤に触れて来て、節くれ立った指先が右胸の乳首をつまみ上げ、くりくりと弄ぶ。
合間に左の胸飾りは絶妙な力加減で吸い上げられ、舌先で押しつぶされ、唇で愛撫されて彼女は懊悩した。
「何が酷い?私は君を苛んだりはしないとも。」
くすくすと意地悪く笑う男の膝頭が、また熱く潤った部分を圧迫し始め、濡れた音が立った。
それは僅かな刺激にはなるが、彼女の欲しい直裁的な刺激にはならない。
それでも重い快美感がじんわりとそこから沸き上がってくる頃になると、男は意地悪く動きを止めてしまう。
そして再び凝った胸先への執拗な愛撫を再開するのだ。
研ぎ澄まされた欲望に身の内を引き裂かれ、彼女は啜り泣きながらその膝に疼く部分を擦り付けた。
「もう…もう、お願い…ァァ…」
「素直になってきたね、アンヌ…ではご褒美だ。」
男の膝が離れ、代わりに力強い双の手が腰に引っかかっていたドレスを脱がせ、重く愛液にまみれた下着を下ろした。
容赦ない力に膝を割られ足を開かされたとき、焼け付くような欲望に炙られた彼女の胸にあったのはむしろ安堵だった。
「ちゃんと開いて、もっと見せて。…ああ、凄いよ。もう触って欲しくてぱっくりと口を開いているじゃないか。…見られると
感じるのだったっけね、君は?こんなに溢れてきたよ。」
「やめ…見てはダメ…ああっ…」
視線と言葉で嬲られることすら刺激になり、切ない吐息を幾度も零しながら身体をくねらせる。
749ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:09:56 ID:lPg5SKYt

羞恥の源泉を晒されて、諦めたかのように従順になった彼女の様子に満足げに溜息を吐くと、男は手を伸ばして机の上から
そっとなにかを取り、脇へと置いた。
そして頃合いを見計らって、こう口にする。
「何も言わなくて良い。解いてあげるから、昔のように私にもしてくれないか…?君はそうするのが好きだっただろう。そう、
私にこれを教えたのも君だった。」
縛めた手首のスカーフを解きおわると誘うように下唇を撫でる指に、彼女は再び頷いた。
確かに、昔は幾度もしてやったことのある行為。それが自分に与える刺激を思い出すと堪らなくなり、両脚を強く捩り合わせた。
男が手早く前立てを解くと、ぎしりと小さな寝台に上がってくる。
「…さあ。」
促されて僅かに逡巡した後、身を苛む欲望に負けて、彼女は両手を上げるとはらりと髪を解いた。
固く編まれていた長い髪が、するすると解けて白い胸の上に乱れ掛かる。
上半身をヘッドボードに凭せ掛けた男の胸の上に後ろ向きに跨ると、彼女は両手で男の怒張を取り出し、躊躇いなく口に含む。
与えなければ得られないと判っているから、自然と熱が籠もる愛撫。
長い髪がそれを隠してくれるのが有り難かった。
夢中で舐めしゃぶると苦味にも構わずに、先端に滲み出た液体を尖らせた舌先で幾度も掬い取る。
柔らかな袋を指先で揉み愛撫しながら、吸い上げたそれに軽く歯を当てて頭を上下させる。
男が低く呻くのが耳に入り、下腹にぞくりと甘い戦きが走る。
次第に前のめりになり、自然と腰が浮く姿勢──それは男の目の前に一番触れて欲しい部分を露わにしている筈だった。
一番恥ずかしい部分に視線を熱で感じる気がして、興奮に内腿を幾筋も熱い流れが伝っていくのが判る。
750ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:10:25 ID:lPg5SKYt

巧みな愛撫に呻きを奥歯で噛み殺すと、男も目の前の淫らな眺めを堪能した。
充血した花びらはぽってりと重く膨らみ、濡れそぼって鮮やかな薔薇色になってぱっくりと開いている。
奥のピンク色をした襞がひくひくと収縮しているのまで見える。
見られながら舐めていることに興奮しているのか、無意識に腰を振るたび透明な液体がそこから溢れ出て腿を伝い、シーツに
滴り落ちる。
素直な反応に微笑むと、男は花びらの合わせ目から覗いている、固く充血して愛撫を待っている肉莢を指で撫でた。
彼女自身の愛液でぬるつく指の腹を押し当てて、優しく擦る。
「あ、あああっ…」
待ちかねた刺激に腰が揺れ、甘い嬌声が上がった。
「マダム、失礼だが口の方がお留守になっているよ。」
揶揄するように告げると、腰を引き寄せて開いた花びらの狭間の溝に舌を這わせる。
とぎれがちな彼のペニスへの愛撫と、小刻みに震え始めた腰が、彼女の限界が近い事を物語っていた。
「んっ…んっ…ふぅ…んっ…」
鼻に抜けるような甘い呻きを洩らしながら一心に彼の物をしゃぶる様子に潮時と反応すると、男は顔を上げて告げた。
「さて、アンヌ…君がもっと感じるであろうプレゼントがあるんだが。少し顔を上げて、脇を見てご覧。」
声音に込められた嘲りに嫌な予感を覚え、彼女は僅かに理性を取り戻すと髪を掻き上げて顔を上げ、言われるとおり見回した。
寝台の上、男の腰の脇辺りのシーツの上でこちらを見ているのは…
751ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:11:15 ID:lPg5SKYt

「いっ…嫌ッ!」
亡き夫の優しく微笑む遺影をベッドの上に発見して、彼女は悲鳴を上げた。
「どうした、彼も放って置かれては寂しいだろうと思ってね…さあ、もっと見せてやるがいい!」
咄嗟に振り払おうとするが、哄笑した男に押さえつけられる方が早かった。
両手を背で押さえつけられると、浮いた尻の狭間に彼女自身のの育てた熱量があてがわれる。
必死に腰を捩ろうとしたが、濡れそぼったそこは着実に押し込まれる肉塊をずるずると受け入れてしまう。
そればかりか、さんざんに焦らされ刺激を待ち侘びていた粘膜が擦られ──強烈な快美感が思考を溶け爛れさせた。
「やっ、あァ──ッッッ!?」
久々のエクスタシーは強烈だった。目の裏が真っ白にスパークし、がくがくと身体が痙攣する。
「おや、他愛のない…久々の刺激が強烈すぎたかな?」
「ああっ、はぁっ…嫌、お願い…動かないで…」
男が腰を動かすと、達したばかりの敏感なそこに苦しいほどの刺激が与えられる。
ひくひくと腰を震わせながら彼女は哀願した。
片頬をシーツに擦り付けると、目の前に愛した人の写真が来て…彼女は顔を背けた。
「動くな?いいとも、君の頼みなら聞いてあげなくてはね…君がどのくらい我慢出来るかな?」
くく、と男が嗤う振動すら刺激になる。
それを待ち受ける部分は無意識にひくんひくんと飲み込んだものを締め付けてしまい、その度に幾筋も甘い快感が走り抜ける。
752ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:11:34 ID:lPg5SKYt

堪らず腰を捩ると、求めていた快感に動きを止められなくなった。
「んんっ、うぅ…」
悔し涙を流しながら、彼女はおずおずと腰を振った。
男の高価そうなスラックスの生地が剥きだしの臀部に擦れ、僅かに前を乱しただけの男に娼婦のように全裸で抱かれていることを
改めて意識させる。
だが、今は屈辱も欲望を燃え上がらせる燃料だった。
長い髪を乱し、彼女は込み上げる官能の昂ぶりに頭を振った。
「どうしたんだい?やっぱり欲しくなったのかな…?。」
嗤笑した男が軽く腰を入れると、たちまち馴染みの深く重い快感が再び沸き上がって来る。
ゆるやかに再び押し寄せてくる快楽に甘い喘ぎを漏らすと、手首から男の手が離れ、結合部に触れた。
限界まで感じきっていた淫芯を伸ばした手でくりくりと揉まれ、同時に後ろからゆるやかに抽送されると、もう保たない。
ひくひくと蠕動する内側を、男が容赦なく巻き込んで入り込み、また絡み付く内側をまといつかせて力強く引き出す。
「嫌っ、またイッて…ああっ…ああ、ダメ、ああああっ…ひ…ああーっ!」
容赦なく襲ってきた強烈な絶頂感に突き上げられ、彼女は絶叫した。
同時に身体の奥深くに感じた熱い迸りが、甘く余韻を広げていく──。
753ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:12:48 ID:lPg5SKYt

いつの間にか半分意識を手放していたらしい。
胸元にひやりと冷たい物を感じて目を薄く開けると、きちんと身なりを整え直した男が濡れた海綿で身体を拭いてくれていた。
「…自分でやるからいいわ。あっちへ行って頂戴。」
溜息と共に身を起こすと、胸元を覆って海綿を奪い取る。
「腹を立てているのか、アンヌ?私に当たっても仕方ないだろう。素直に反応したのは君の身体だ。それにあの世に行った男が
こんなことを気にするとも思えないが。」
いけしゃあしゃあと言い放つ言葉に、再び悔し涙が溢れる。
「…判っているわ、私の醜い欲望が彼を裏切った。彼はもう傷ついたりはしない、傷ついたのはそれを思い知らされた私の心よ…。」
静かに涙を零す彼女に、男は気にした様子もなく続けた。
「他者との関係など、そんな些事で心を一杯にするから傷つくのだ。君にはまだオペラ座がある…そうだ、君の復帰を祝って
君のためにバレエの小曲を書いたよ。プリマに相応しい作品だ。」
彼は、まだ気付いていなかったのか…。
754ファントム×マダム(10年前バージョン):2005/06/02(木) 02:13:25 ID:lPg5SKYt

「エリック、私が戻ってきたのは指導をするためよ…私はもう踊れないわ。」
訝しげな視線を向けてきた男に説明する。
「夫を失った事故で、私の脚も…。日常の生活に支障はないし、教えるくらいは出来るけど…ダンサーはもう無理だわ。」
聞いていた男の表情がみるみる色を失う。
「ああ…なんてことだ…アンヌ…」
蒼白になった彼は長身をがくりと彼女の膝元に折り、冷笑的だった態度をかなぐりすてると声を震わせた。
「すまなかった、君が失った物の大きさも知らずに…。」
まるで彼女の痛みを感じるかのようにがっくりと項垂れて、慰める言葉もないかのように涙を零す男の姿を彼女は黙って見つめた。
天才的な作曲家、演出家、そしてオペラ座に徘徊する幽霊──。
心から彼女の境遇を悼む彼の心に、優しさがないわけではない。
しかし情愛を知らないそれは、こういう形でしか人の痛みが判らないほどに歪み果てているのだ。
「私は大丈夫よ、エリック…」
優しく男の背を撫でながら、彼女は愛しい一人娘の事を想った。
いつの日か、この男にも魂の底から愛する対象が出来るといい。きっと歪みを正してくれるだろうから。
「そろそろ寝なくては、明日は早くから迎えに行かなくてはならない子がいるの…。」

やがて彼の心が愛を求める未来の事を想像し、彼女は微笑した。それが悲劇を生む事など知る由もなく──。

<終>
755名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 02:14:45 ID:lPg5SKYt
全く長くてエロくなくて誠に申し訳ないっす。
このスレ保って良かった〜。
では、もっと素晴らしい天使様の降臨をお待ちしてます。

個人的にギャグの天使様にもそろそろお会いしたい…
756名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 03:11:31 ID:l/91d44F
GJ!

ダンナの遺影の前で萌え。
757名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 09:25:00 ID:2mhI7ddK
>>755
エロかったじゃないか!w
細かな描写が良いですな〜ニヤニヤ
758名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 13:27:29 ID:dsIjhsaY
そういえばマダムってステッキ持ってたっけな。指導用なのか礼装用
なのか知らんけど。
あれでバシバシマスターを叩いて撃退するのはどうだ?w
マスターには
旦那を失う悲しみ<<<<<(越えられない壁)<<<美を失う悲しみ
なのねん。
759名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 14:22:08 ID:yILiJ+T+
長さは感じなかったよ。
それだけ読み応えがあったってことですな。
ファントムの凶暴性と優しさがうまく描写されててGJ。
オチも好きだ。
760名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 22:33:53 ID:kk7VtVwo
>>755 乙華麗度!マスターったらそのような技まで‥さすがだハァハァ
マダムの情の深さも見事に描写されてたと思います。明日また観にいくんだが、もはや本編と創作の区別がつきません先生

500KBが許容量なんだよな、今428KBか・・・
次スレのタイトル、新しいのでなくても良いかなって俺も思う。普通にこのままのスレタイで2でも良いのでは
761名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 23:02:13 ID:IurYplkP
自分もスレタイはこのままの方がいいと思う。
次スレのタイトルを決める際、
その度に住民が揉めてるスレって結構あるしね…。
762名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:09:19 ID:hcMZYN4H
>755 GJ!!
エロいよファントム
でも何気に「私にこれを教えたのも君だった」つうのが気になるよw
また是非ヨロ!!(…んで、ありがd、デモモウネタガナインダヨ…)

この板ではあんまり凝ったスレタイでなくてもいいかもね。普通に2で。
763名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:17:30 ID:JEwiZcW5
あぁ・・何て甘美な小説なのぉ!
マダムとマスター最高。
今夜の最高のご馳走ですたよ!
>>755タソまたこの二人書いてね〜。
764名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 07:11:52 ID:OiQARbHA
>>755
乙カレ!
エロいよ、エロ過ぎるよ、ファントム!
無邪気な酷薄さを持ってる若ファントム、めちゃ萌え!
マダムが裏山しくなりますた・・・。
765名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 12:13:50 ID:Jlv5m7fk
うわぁぁ寛大な人ばかりでヨカッタ〜。反応怖くて覗けなかったよ。
みなさん天使のようだw感想ありがとうゴザイマス。
全レスしたいけどウザスなのでとりあえず

>>757
いやエロも入れたつもりなんだけど、前後が冗長で薄まってしまって…
>>762
もしやギャグの天使様?大丈夫、あのクリスならワインの一杯も飲ませれば
絶対なにかやらかしてくれると信じてます。

もしまたマダムとファントム書くならクリスが来てからまもなくバージョンになると
思うのですが、エロがイマイチ思い付かない…ただのお花畑Hにりそうです
あとスレタイはこのまんまに賛成です。
766名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 12:14:30 ID:Jlv5m7fk
↑ハンドル忘れた…>>755でしたorz
767名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 22:19:07 ID:hcMZYN4H
>>755 =>765
壁|ω・`) …
エロ無しの小ネタならこの土日でひねり出せるかもしれないけれど
それ、書き上げれたらマダム・マスター、(特に749にチラとでてくる昔のハナシ…)
また落としてくれまつか…?           と言ってみるテスト。
いや、755氏の気が向いたときで良いんですが…
(ていうか、他にも自分の駄文読んでもいいといってくれる神が居ればだけど…)

壁|彡サッ
768名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 09:32:32 ID:xP9heFE7
>>767
755じゃないんだけど、それ、読みたいっす!
投下、待ってます! ノシ
769名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 13:56:22 ID:275s/adV
>>767 自分も読みたいぞ!おながいします

最近このスレも賑やかになってきて嬉しいのう
770名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 15:44:38 ID:I3OiNZ2h
いいかげんコテハンうざくて申し訳ないっす、>>765です。

>>767のギャグの天使様、それは7〜8年前の18だか19だかの
まだ可愛かった(??)ファントムに、手取り足取り腰取りいろいろ
教えちゃう23くらいの遊び盛りのマダム、ってことでしょうか。
今度はマダムが鬼畜になりそうで不安ですw

マスターのご所望でしたらガンガってみますが、他にご要望があれば
こちらに、なければどこかにコソーリうぷしますです。
ご光臨をお待ちしております。
771ギ。767:2005/06/04(土) 16:05:13 ID:1agvoYId
>770 見たい!見たい!!
手取り足取りナニ取りイロイロ教えるマダムがスゲー見たいんだ―――!!!

がんがるよ、自分。
本ト中身の無いギャグにしかならないと思うんで、とても申し訳ないorz
そして、駄ギャグなんか読みたくねぇんだよ!!つう香具師にも申し訳ない…
だが、マ ダ ム ネ タ が 読 み タ イ ん だ!!!
一応、クリス・メグ・ラウルが主な登場人物のありがちネタですが、明日までには何とか…!!
772名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 20:53:57 ID:275s/adV
>>771 うへへっ楽しみ♪
773名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 21:20:36 ID:xP9heFE7
>>771
おお、待ってます! ノシ
774名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:22:34 ID:pAC4Xtx/
わしもマダムが読みたいYO〜〜〜〜!!!
マダムが一番萌えなの。
熟女が好きなの。
775名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 01:08:06 ID:/yfiQX+t
あと、60KBそこそこか・・・。
>771とかが投下してくれる前にスレを埋め立てた方がよいのだろうか?

ところで、ファントム×クリス、ラウル×クリス、ファントム×マダムってパターンはあるが、
それ以外の組み合わせって何かあるかな?
あ、クリス×メグ、ファントム×メグってのがあったか。
そういう自分は、最もオーソドックスなファントム(攻)×クリス(受)しか投下したことないんだが・・・。
776名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 01:27:53 ID:6+pVAlHw
>>775 ですね、長編を投下するにはもう足りないかも知れないです
どなたか・・・スレ主様おられます?

カルロッタやピアンジは間違っても無いですね(笑)
777名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 02:00:46 ID:ceqikLkC
埋め埋め。
珍しい組み合わせかあ…>>771さんだと思われるシチュで
ラウル×ファントム(外側クリスで801ではない)未遂があったなあw
あのときお花畑に飛び立った子爵様がとても気の毒だった。

あとやるとしたらブケー×クリスとかブケー×メグかなあ。
しかし本編に行く前にマスターに縊り殺されてしまいそうだし。
百合でOKならカルロッタ×クリスってのもアリかもしれない。
778771:2005/06/05(日) 11:14:07 ID:tIEK4+9h
スンマセン。オカシな文ばっか落としているのは自分です。
昨日待ってるって言うてくれたヤシどうもありがとう。

一応、出来上がったんだけど、突貫工事なので短く、また無内容であります・・・
完全ありがちギャグ3弾 以下のメンバーでお送りいたします。
クリス→暴走特急 天然
メグ →冷静ツッコミ 時々煽り
ラウル→天然穏健派 ややへたれ
マダム→神
 
ファントム →不幸           ちゅう様なキャラになってしまったんだが…

短く区切って8分割くらいでした。次スレに落としたほうがいいんかいな?
つうか、本トに落としてもええんかいな…
779名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 11:47:28 ID:/yfiQX+t
>>771
やった〜! 待ってました!(古い・・・)
短く区切って8話なら、このスレでもいけるんじゃね?
780名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 14:22:49 ID:6+pVAlHw
次スレ立てました
エンジェル様はぜひ次スレへ投下されたら良いかと存じます

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117948815/
781出先771:2005/06/05(日) 14:36:04 ID:hViX9MlD
ありがd 乙780
帰ったらスグ落とすな
782名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 15:42:20 ID:bJ54a3xr
わーい楽しみに待ってます!テカテカ ツヤツヤ
783名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 17:07:05 ID:6+pVAlHw
こんなオペラ座の怪人は嫌だ!エロ編

スワンベットサイドにボコボコ付きの避妊具を常備しているファントム
784名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 17:29:01 ID:N1p5Mynn
>>783
薔薇の香り付きバージョンを開発するファントム。
785名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 17:29:05 ID:tIEK4+9h
帰りました。新スレに落としたほうがいいかな?
それとも、埋めついでにこちらのほうがよいかな??
786名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 17:55:27 ID:6+pVAlHw
>>10 ぜひこちらの新スレにおながいします
埋め立てに貴重な作品をつかわれるなんて勿体ない!
787786:2005/06/05(日) 17:57:23 ID:6+pVAlHw
うわ誤爆した!スミマセヌ

788771:2005/06/05(日) 17:57:28 ID:tIEK4+9h
了解いたしますた。
新スレ イってきます。 こっちは嫌だスレエロ編とかにして
埋めちまったほうがいいかなぁ。1作品2スレはまずいもんな。
789711:2005/06/05(日) 18:19:55 ID:tIEK4+9h
新スレに投下してきました。

自分どうしても、カコイイマスターと可憐なクリスティーヌが書けない…
やはり、自分にとって初の「オペラ座」が舞台でもなく小説でもなく
2chだったつうのが 致命的問題か…
790名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 18:33:30 ID:ULAgbr/S
>>789乙です!
やっぱりマスターはいじり甲斐があるなあ(笑)
ギャグを執筆するのは、なかなか難しいと思います。そつなくこなせるエンジェル様はとても才能がおありなんですよ☆
ぜひ次回はもっとマスターを泣か…ウグッ!
791名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 18:54:57 ID:tIEK4+9h
あたたかい感想d >>790
自分789で名乗り間違ってるし…×711 〇771すわ。

ところで新スレ即死回避は、どれだけレスつけば良いんだったかのう?
こっちも早めに埋め立てないと、重複スレになってしまうな…
1000まで完走すれば早めにhtml化してもらえるとは思うんだが…難しいか。
因みに自分あの長さで8Kバイトほどでした。 
他の神の皆 参考にしてくだせえ。
792名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 18:55:45 ID:1LDYfxaR
新スレも立ったことだし、そろそろ保管庫欲しいね
793名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 19:35:39 ID:/yfiQX+t
テキストデータオンリーだからなぁ・・・。
よっぽど長文じゃないと60KBになんてならないんだろうね。

なんか埋めネタないかな?やっぱり嫌だネタ、エロパロ編だろうか?
794名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 19:42:19 ID:6+pVAlHw
梅雨が近づき暑くなってきたので、たむしを患ってしまうファントム
風呂上りにはニゾラールクリームを股間に塗り塗りする。
「クリスに笛をしてもらうのに、見られたら恥ずかしいではないか。
はやく治さねば・・・」
795名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 21:40:55 ID:zp6auZQH
実はおっぱい星人なファントム
メグの巨乳に興味津々。
あのおっぱいに顔をはさんでパフパフした〜い!!
と、厨房みたいな妄想爆発。
796名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 21:53:37 ID:n0UUQjZW
正直、ここが埋まる前に新スレが落ちそうな悪寒。
797名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 22:07:16 ID:ceqikLkC
ひゃー、大変。即死防止してこよう。
798名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 22:14:59 ID:6Zb0e5Yq
ムハムハあげ
799名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 22:45:30 ID:VaMbm40k
>>791
1000まで到達しなくても、容量が480KBを超えれば自動でDAT落ちする。
現在439KB。
ちなみに、DAT落ちしてもhtml化しては貰えない。
800名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 23:01:58 ID:pP5Ttmgb
新スレの神乙。
クリスの暴走っぷりがかわいいなぁ。既に誰も止められていないじゃないかw
マスターがくしゃみしてそうだ。
Xday後日談も読みたい。
エンジェル辞世の句とか<ヲイ。
801名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 23:58:27 ID:/yfiQX+t
>>799
あと200、短いレスだけでカキコしてけばOKかな?
802名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:01:45 ID:zJfwNu3k
では書き込んで行きましょう
もしかして新スレ立てるのが早すぎたのかのう?
803名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:41:14 ID:CEhmWAia
>>802
でも、長編を投下してくれるエンジェル様がいるかもだったから・・・。
804名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:41:59 ID:O3Pyawut
なんか、上のほうで珍しい組み合わせ・見てみたい組み合わせ
みたいのが書いてあるけど…



カルロッタ・ファントムなんてどうじゃろ
・・・と言ってみるテスト
805名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:50:43 ID:w9AzP0dX
>804
身体を張ってカルロッタの公演を妨害するファントム・・・?

いかん、意外に萌えそうだ。
806名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:51:28 ID:BVJPaXJ4
即死防止で感想カキコして来ました。ああ幸せ。

しかしカルロッタ・ファントムだと、ファントムの方が犯されそうな気のする自分は
カルロッタのファンです…本当です…
状況としては、カルロッタへのファントムの嫌がらせの一環という感じでしょうか。
あのラ・カルロッタを手込めにするには相当の度胸と鬼畜さをお持ちのマスター
が必要かと思われます。
807名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 01:02:09 ID:CEhmWAia
ファントム×カルロッタか・・・、うん、確かに意外に萌えかもだ。
正義の鉄槌を下す的に責めそうだな、ファントム。
808名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 01:06:44 ID:O3Pyawut
すげーレスついててワロタw

神の皆様、如何ですか、ファントム×カルロッタ
なんならカルロッタ×ファントムでもいいすよw

そして、若マダムも楽しみだなあ
809名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 01:36:22 ID:zJfwNu3k
>>806 GJ!素晴らしい感想でした
何気に某スレの「クッキング オブ ザ ナイト」を連想した・・・
810スルー推奨1:2005/06/06(月) 03:01:11 ID:2hFEvN6J
ごめん、短い駄文で。
感想くれた神、有難う。
埋めついでに3日後を急遽書いてみた。スルー夜路。


「ハイvエンジェル、差し入れですvvv」
「あ、りがとう、クリスティーヌ…(こ,これは一体何なのだ…ッ、も、元の材料の想像がつかん…!、
!?今ごぽ、とか泡立たなかったか?!)」
「ごめんなさい、初めて創ったからちょっと見た目が良くないですけど、絶対栄養たっぷりですからv」
「…あ、ああ…(こ、これを”ちょっと“の一言で片付けるとは…なかなかやるな、クリスティーヌ…
 イヤ、そんなことをいっている場合か、自分!これはアレか、愛を試されているとかそういうことなのか??
 嗚呼、神と言う奴はひとに救いや慈悲は寄越さんくせに、試練だけはやたらと与えるのだな!?
(クリスとの)人生を勝ち取るために、命を掛けねばならんと言うのか…ッ!?!)(この間2秒)」
「さぁ、遠慮せずにどうぞ、エンジェルv」
「…そ、そうか…(く、クリスティーヌ、そんなに期待に満ちた目でコッチを見つめんでくれ・・・
こ、ここまでかっ。最早引き返すことは出来ない…!決心をしたのだから、決心を・・・
 ど、どんな経験がこの先我々を待ち受けているのか――――――!!?!)(この間1秒)」
811スルー推奨2:2005/06/06(月) 03:03:43 ID:2hFEvN6J
「―――!!まてッ!ファントム!!」
「あら、ラウル」
「!!これはこれはムッシュゥ、歓迎するぞ…ッ!!(何と言うタイミングだ、子爵!!こ、これは少しくらいなら感謝してやってもいい!!!)」
「クリスティーヌの手作りケーキを独り占めしようなんて、そんな卑怯な真似はゆるさないぞっ!」
「な、何!?(ほ、本気で言っているのか??貴様。その位置からコレが目に入らんはずが無いだろうに!!…それほど欲しければくれてやる、と言いたい所だが・・・先ほどのクリスティーヌの様子からして、そんなことは口が裂けても言えん・・・ツ!!)(この間0.5秒)」
「やだ、ラウルったら。言ってくれればちゃんとラウルの分も用意したのに。でもまだたくさんあるか
ら、よければ一緒にこちらで食べない?ね、いいでしょう?エンジェル」
「そ、それは…(ほら見ろ、こういう展開になるではないか!貴様何しに出てきたんだ、子爵。空気嫁!)」
「・・・彼と、かい?ああ、ごめん、ロッテ。ケンカは良くないよね。うん、わかったよ。だからそんな
 哀しい顔をしないでほしいな。君は笑ってる方が素敵だからね」
「ありがとう、ラウル!さぁ、エンジェルもどんどん食べてくださいね!!」
「・・・、あ・ア…。頂こう・・・・・。(・・・・・・これで、終わりだ。みゅーじっくおぶざ
  ナイト・・・・・・・・・・・グふっ)(暗転)」
「?エンジェル?どうかしたんですか?・・・急に眠っちゃったみたいだわ・・・」
「?疲れてたっていってたし、ア君のケーキでリラックスできたから、ゆっくり眠れたのかもしれないね。」
「!そうね、よかったわ!わたし、エンジェルのお役に立てたのね!!ラウルも遠慮せずにどんどん
 食べてねv」
「うん、ありがとうクリスティーヌ。コレとってもおいしいね。何ていう食べ物なんだい?」

2人が上へと帰った後に、クリスティーヌが語った詳細を受け、メグとマダムが救出に向かい、
ファントムは一命だけは取り留めたそうな。

めでたしめでたし。


スマン、埋めネタなんで大目に見てくれ・・・。
では名無しにもどります。
812名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 03:06:43 ID:2hFEvN6J
・・・改行スゲー失敗してるし…orz 正直スマンかった・・・

あ、だれかカル嬢ネタ、どうすかw読みてぇ
813名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 11:14:07 ID:gjGOYIkX
おー、Xdayが増えてて嬉しい♪
しかし読んで思った。ラウルとクリスがくっついて、むしろ良かったんじゃ…?
このファントム、きっともしクリスを得ていたら数年で死ぬって、絶対。
814名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 17:22:09 ID:zJfwNu3k
>>812 乙です!やっぱ貴方のギャグは最高っす★
うまいこと本編のシリアスな台詞をつかってるとこがツボだね
815名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 18:56:00 ID:O3Pyawut
このスレどんどん埋めてった方がいいのかな?
それとも、他の神の作品を待ったほうがいいのかな?
後一つ位いけそうだよね。
816名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:18:08 ID:gjGOYIkX
投下してる最中に落とせなくなったら切ないからとりあえず梅で良いのでは?
ところで新スレ、どのくらいレス付いたら即死しないのかな。
そっちも心配〜。教えてエロイひと。
817名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:29:35 ID:O3Pyawut
いや、折角新スレ立ててもろたのに
自分梅ネタ作れば作るほど、エロから遠ざかっていくもんで・・・
てゆうか、自分のネタもうええちゅうねんて皆思ってるだろうしなぁと小一時間。

予告でてる神の光臨がたのしみでつ。全裸待機。
818名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:42:58 ID:CEhmWAia
>>812
乙!
めちゃ面白かった〜!
しっかし、ファントムが死に掛けちゃう物を食べても全く平気なラウルの
舌と胃袋は、一体どうなっているんだ・・・w
819名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:48:08 ID:gjGOYIkX
ファントムなんてそれこそ幼少時、人間の口にするような食べ物を
まともに与えられていたかどうか…って生い立ちだと思うのにw
実はド・シャニュイ家の教育はものすごーサバイバルでスパルタ
だったりとか?
「貴族としていかなる事態にも対処できなくては」みたいな。
820名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:55:51 ID:CEhmWAia
>>819
お抱えの料理人がクリスクォリティなのか?
それとも、料理人としてのプライドは捨てて作っているのか?
どちらにしてもシャニュイ家の調理場&食堂はすごい臭いがしてそうだ。
821スルー推奨梅3:2005/06/06(月) 19:57:47 ID:O3Pyawut
みんな、やさしいなぁ。感想すげーうれいしよ。

今週のビックリドッキリアイテム。
No.666 クリスの創作手料理。Ver.チョコレートケーキ」(仮)

ガーナ産高級チョコレート他最高級の材料に、新スレ24氏の挙げてくれたようなオリジナルアイテム他
マダムの秘蔵酒・ファントムの実験室の薬品、加えて赤い愛しさと青い切なさと黄色い心強さ等を
乙女の気持ちを織り交ぜながら調合したアイテム。
攻撃範囲は近距離〜中距離。たまに飛び掛ってくるので注意が必要。静かな場所で観察していると、時々
「…ケ…」という鳴き声を発するとのもっぱらの噂。
調合・料理スキルを持つ者の中でもクリスティーヌだけが作成可能。
対象者のHPを一桁にし、毒・麻痺・混乱・暗闇・睡眠・カエル・沈黙 の追加効果を与える。
また1/10の確立で対象者を即死状態にする。
黄金の胃袋・黄金の舌等の特殊スキルを持つキャラには無効
822梅4 新スレ25氏の材料も追加で:2005/06/06(月) 19:59:31 ID:O3Pyawut

調合時、稀に 違った効果を持つ「チョコレートケーキ 改」というレアアイテムが出来上がることがある。
対象者の体力を完全回復させる他、健康促進、美肌・美白、脂肪燃焼、ボケ防止、精力増強、媚薬効果をもつ。
作成成功確立は5%。偶にオークションで高値取引される。

尚、クリスの手料理シリーズを特殊スキル無しで1日3食1週間食べ続けることに成功すると、難病完治、
特殊タレントの開花、フォースもしくはスタンドの獲得、さらにはストレンジニューワールドを体験できるという
未確認情報あり。


この板的には「改」が出来上がったほうが良かったですね。
新たな神 まだかなぁ。ワクワクテ(ry
823691:2005/06/06(月) 21:00:47 ID:zJfwNu3k
何気に1本書いてしまいました。誤字脱字などチェックしてから
今夜中に新スレの方へ投下します。

○ファントム×クリス
○レイプに近い(汗)地下で仮面を剥した直後の話
○本番あり、笛は無し
○あまり幸せな終わり方ではない

苦手な方はスルーしてください

読める方のみ
824名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:13:06 ID:O3Pyawut
>>823
ネ申キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ワクワク(ry
825名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:29:14 ID:gjGOYIkX
* * * ***
  ∧_∧  **
 (0゚・∀・) **  早くお家に帰らなくては…!
 (0゚∪ ∪ ** ワクワクテカテカ
 と_)_) **
826名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 22:25:55 ID:CEhmWAia
>>823
やった〜!
投下されるまでは寝ないぞー!!
827823:2005/06/06(月) 23:42:55 ID:zJfwNu3k
新スレに投下完了しました、お時間ありましたらぜひ読んでくだちい
あーあまたファントム視点でクリスの心の描写がもう一つも二つも足りないな
他の神々の投下も楽しみにしてます!
自分だけので8KBだった。ここの埋めもなかなか進まないな
828名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 23:46:43 ID:CEhmWAia
>>次スレ29-36
天使様 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
天使様の御降臨に遭遇したの初めて・・・・、カンゲキ!

エロい! エロすぎる!
でもさ、自分の罪深さを知ってるファントムが哀しいよね。
哀しいけどエロい・・・、で、めちゃ萌え。
829名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 00:10:20 ID:StJCuZNf
>>827
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ<乙カレー度、エロスの洪水!!

カコイイねぇ、ファントム。冷静に考えりゃァDQNなストーカーwだというのに…
きっと物凄い後悔するんだろうね、ファントム。もえ。
またネタ浮かんだら是非ヨロです。待ってます。かしこ。
830名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 00:12:31 ID:StJCuZNf
この調子なら、がんばれば1000までいけそうだね。
新スレも、もう即死は回避でしょう。
あとは埋め立てだね。
831名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 00:38:41 ID:MlIT3Xe1
>812
後日談リクした者です〜。
本当に書いてくれて嬉しいよ。惚れそうだ。
ファントムの高速内面葛藤がすげー笑った。
クリスってばお茶目さんなんだから…。

ラウルの胃袋はファントムをも超越してるのか、それとも胃袋まで鈍感なのかどっちだ。
832名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 03:44:32 ID:qe2Jfu+/
>>827の天使様、乙でございます。
ファントムの葛藤する内面がスゴーく苦しそうで可哀想なんだけど
エロかった…
この場合、ファントム視点なのでクリスが何を考えているのか全く
判らないところが悲しくて恐ろしくてGJ!なところの気がしますです。
クリス自身が恐怖しているのか嫌悪しているのか…この後どんな
瞳でファントムを見るのか。
しかし救いは無さそうですね。その破滅的なところがまた妖しい魅力
という感じがします。
833名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 13:54:19 ID:wYRJDee1
新スレは既に即死回避完了                          
                                           
このスレの残りは48KB、                       
自動的にDAT落ちする為には残り28KB、                  
ちなみに、新スレは36レス目の段階で23KB                
                                         
                                        
                                        
834名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 19:30:05 ID:sDcJY6Z3
新スレのファントムxクリスティーヌを読ませていただきました。
ファントムの狂気がこめられて凄いと思いました。
投下なさった神、有り難うございます。
835名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 02:18:03 ID:PtzVRt5v
今夜はあんまりカキコないね。
とゆーカキコをして埋めてみるテスト。
836827:2005/06/08(水) 08:58:34 ID:qJ5X+gPK
感想レスくださった方々有難うございます、今回もハラハラしながら投下してました
プリマドンナのクリスのうかない顔を見てフト思いついた話でした

ここもそうだし本スレもあまりカキコがないですね
しかしこのスレでは2、3日に一本は作品を読んでみたいな・・・と
贅沢を言ってみるテスト
さて仕事するか
837名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 14:58:04 ID:2ZoFVzAg
こっちがdat落ちする心配もなくなったし、新スレも即死を免れたから天使たちはひとときの休息を取っているのです。
きっと落ち着いたらエロい天使様が我らに恵みの雨を降らせてくれる筈。

…などと呟いてみるテスト。
天使たち、いつもありがとう。
838名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 16:50:19 ID:PtzVRt5v
>>836
今、書いてるよん。
もちっと待ってて、出来たら投下する。2,3日後は無理かも知れんけど。
てか、先に仕事片付けないと・・・w
839名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 16:55:01 ID:Yif+QkmH
>>838
ハアハアハア(;´д`)
全裸待機
840名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 17:06:10 ID:+dtcRoaz
うぉぉぉーん!
>>838エンジェル様、先に内容予告だけでもキボン!
内容想像して(*´д`*)ハァハァするからw
841名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 17:08:33 ID:qJ5X+gPK
>>838 ウワ嬉しい!(●´∇`●)
すみませんどんな内容か教えてプリーズ
842838:2005/06/08(水) 18:06:08 ID:PtzVRt5v
602-627の続き。
637&638のリクエストにお応えして、嫉妬するファントム編。
でも、クリスとラウルはらぶらぶじゃないです。
自分、それ想像できなくて・・・・。

嫉妬した結果、クリスに暴言吐いたり、嫌がること強要したり。
笛はなし(書こうとしたが、やっぱりこれも想像できんかった・・・)。
でも、愛はあります。

こんな感じで予告になってるだろーか・・・?
843名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 19:09:28 ID:+dtcRoaz
なってますなってます。ああ、しかし予告を聞いたら
ますます我慢が効かなくなってきてしまったw
>>602〜の天使様かあ
マスターの手を自分のお腹の上にちょこんと乗せて
必死にお願いなクリスたんがメチャ可愛かったな〜。
844名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 19:59:31 ID:qJ5X+gPK
>>842 このスレの大天使様あなたでしたか!
あああこれで明日からの楽しみが出来た〜w
どうか仕事優先で、無理なさらずに・・・
845842:2005/06/08(水) 20:16:21 ID:PtzVRt5v
>>843-844
頑張ってクリスたんをハァハァ言わせるよ。

私が書くファントムはちょいヘタレなので、私は>844の漢らしくてカコイイ
ファントムが好き。そう思うのに、自分じゃ書けねーのはナゼだろー?
あと、ギャグの天使様にも憧れてるんすけど、やっぱり自分じゃ書けねー・・・。
846名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 01:09:36 ID:RNhrBcqD
ファントム×カルロッタのネタを落としてくれるネ申はいないんかのォ・・・・。
847名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 02:17:44 ID:CFpx/5pZ
842様の作品に触発されて書いてみました。
「その後」のクリス短編です。

肉体の残る鉄の棒で叩かれているような痛み、けれど心の方がもっと痛い。
父が送ると約束してくれた音楽の天使に私は犯された。
私の肉体を裂くことで、私の彼への信頼も尊敬も友情も全てを無になり
私自身させ破壊すると承知していたにもかかわらず
彼は私を引き裂いたのだ。憐憫・罪悪感、人間に備わった良心など歯牙にも
かけない彼はそう、まさに異形の怪人なのだ。
私の肉を裂き私を貫きながら彼は何度も何度も私に「愛している」と
呟く度に、彼さえ気づかない彼の心の奥底にある言葉を聞いていた。
「許せない、憎い、お前を破壊してやる!」と。
848名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 16:58:58 ID:fWdTO9my
>>847 直接な性的な表現がないのにエロいのはWhy?Why?
ぜひもっと長編を・・・ハァハァ
849名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:18:23 ID:OlVK9Jlz
>847 エロス乙! 新スレ本編も切ないが
こっちの見事な擦違い(スレ違いに非ず)も切ねぇなぁ…

シリアス書ける香具師は本ト神だ。
個人的にはスレ最初のほうのマドレーヌの神(なんか美味そうだな…)のような
感動巨編とか、ほんとネ申作だ。てか、ここのスレの天使、皆神だ。
(…ジブン暴走栗栖と不幸仮面と天然子爵しかカケナイカラネ…)
850名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:21:24 ID:OlVK9Jlz
所でなんか過疎ってんなぁ。
実はあんま人稲井のかな…
点呼でもとれば コッチのスレも埋め立てられるのか…?
851名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:55:53 ID:RNhrBcqD
>>849
あなたはギャグの天使様?
私はむしろ天使様を尊敬してるよ、ギャグはセンスないと書けないから。
自分は書きたくてもまったく書けねーんだもん・・・・。 OTL
852名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:59:39 ID:DGWs5b/8
一体何人くらいで回ってるんでしょーね。
自分は文才がないので、ギャグが書ける方もシリアス書ける方も尊敬いたします。
っつーか与えられるばかりで申し訳ない。
一回ギャグでお花畑を投下したらものごっつ〜ビミョンなふいんきにしてしまった…

ギの字の天使様も頑張ってくださ〜い
第2幕>>22のような副作用に苦しめられるファントムとか
>>24-26なモノを食わされるファントムとか
とにかく不幸なファントムを見るのが大好きで…ふぐっdrftgyふじこlp@;
853名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 01:10:09 ID:5K5dYJAF
マジで点呼とってみるか?w
854名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 07:11:12 ID:/eCq6+KK
ノシ ハイ
855名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 07:39:10 ID:WycTw8lQ
ノシ ハイ 2
856名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 07:40:56 ID:5K5dYJAF
じゃ、漏れも・・・

ノシ ハイ3
857名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 11:33:45 ID:lpsKxAim
ノシノシ ハイ4
858名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 13:56:52 ID:L20tMfD4
ノシ ハイ5

ってこれは神様点呼?
オイラは専ら感想班よ。
859名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 14:19:17 ID:lpsKxAim
えっ、神様点呼だったら>>857も−1しておいてください。
私も読み専でございます。
860836:2005/06/10(金) 14:38:38 ID:JPvLeTDb
とにかく来てる人のだいたいの数が知りたい ノシ ハイ6

>>847 ブラバァ!有難うございます
クリス視点エロは今まで殆ど無かったので新鮮でドキドキしました
 
>>852 なんで〜花畑は最高だったぞ!素顔の幸せファントムが一番やね

>>849 暴走クリスに蹴散らされる不幸仮面も期待です、彼にとっては
それはそれなりに幸せなのです
861名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 14:41:11 ID:lpsKxAim
通常は暴走するファントムにクリスが振り回されるのだが
ここでだけは暴走するクリスに振り回されるファントムが時々
拝めるというw
862名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 21:19:54 ID:B9Fa59mq
7 ノシ
863名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 21:57:22 ID:anMrzcSP
8 ノシ

こっちはどんどん埋めてったほうがいいんだよね
864名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 22:28:34 ID:CEJzs8VH
9 ノシ
865名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 23:16:26 ID:0WYUWSN9
10 ノシ
866名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 23:39:26 ID:5K5dYJAF
>>852
お花畑、短かいのにちゃんとふたりの様子が想像できてすごく良かったよ。
「お前しか見えない」とか生真面目に答えちゃってるファントムが可愛くて。
867名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 02:55:36 ID:QfvX2gKM
11 ノシ
結構居るんだね〜。
自分はギャグの天使様へのお礼の品を|゚Д゚)))コソーリ!!!!
書いてますがムズカシイ…
868名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 03:16:19 ID:r0TjPMzo
12 ノシ

ロムってます。ロムりまくってます。
869名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 04:52:33 ID:Tb/V4QbQ
13ノシ
ロム専ですいません。
超度Sなファントムに、可愛(愛の調教)がられるクリス書きたいが難しいな…。
870名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 12:54:18 ID:MIUVOTdu
結構居るなぁ。賑わってるほうなんだね。
書き手も多いみたいだしね。
>>852氏の書くシリアスも見てみたいかもだ。>>869氏のS仮面も!
>>867 <〇> 三つ指ついてお待ちしてまつ。でもムリはしなくていいすから。
またーり待ってます。

つうか、需要あるでしょう??マダムネタ!!どうだ、皆!?!
871名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 13:22:50 ID:EdAgbZlj
今んとこ13人?(自分含め)エーッもっと居るかと思ってた
ROM組も含めてだぞ、カキコしたことない人もぜひ点呼だけプリーズ
872名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 13:53:21 ID:J/k0x1JP
14 ノシ
ロム専です
873名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 14:25:03 ID:fbLQ+SPD
15 ノシ 

ロム専です〜。ここの話はなかなかステキなものが多くて気に入ってます。
映画のあとにおまけを貰った感じでホクホク
874名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 15:10:31 ID:QfB6d+C0
16ノシ
ロムですがッ
875名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 15:52:53 ID:KXmRiPPS
17 ノシ

ロム専っす。
怪人×歌姫が激好きなので読めて幸せです。
今後も楽しみです。
876名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 17:33:35 ID:/s2vGBgd
18人目ノシ
神々を敬っております。
877名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 18:06:13 ID:AOK5Lh7/
19 ロム専です。
他の板に直リンされてたりするから、まだ人数居ると思うんだけどね
878名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 18:45:01 ID:/LjgnBX2
直リン先ってまさかあのババたちの巣?
ガクガク((((((;゚д゚))))))ブルブル
879名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 20:41:00 ID:EdAgbZlj
嫌スレで直リンは最近見た
880名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 20:46:13 ID:Evp06bFs
20!
私もロム専です。
いつも心の中で「ええもん見せてもろた」
と、手を合わせつつ拝見してます!!
881名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 20:48:49 ID:yLPnCWxd
やっぱ結構いるんだね。
マダム早く読みたいYO!
882名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 22:35:43 ID:LPPYZAmy
そんでも20人か・・・。
まだ手上げてないロム専の人、点呼ヨロ!
883名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 22:48:54 ID:QfvX2gKM

        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)< >>842エンジェルの降臨を祈願中〜!
             \_/⊂ ⊂_)_ \_______
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |           .|/
884:2005/06/11(土) 22:58:11 ID:uOET7JH+
梅ネタいる?もういい加減シツコイ??
885名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 23:13:43 ID:/LjgnBX2
>884
ミザリー登場
886名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 23:27:12 ID:LPPYZAmy
>>884
いる!
わーい!!
887名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 23:38:22 ID:QfvX2gKM
>>884(*´д`*)ハァハァ
自分も不幸なマスターが大好きですw
888名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 23:46:35 ID:EdAgbZlj
>>884 待ってます!
ところで20人だけかい?
889名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 23:47:35 ID:RlQF1NvY
21!
でおくれた?
890名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 23:57:25 ID:MIUVOTdu
21人か。結構多いなぁ。
点呼名乗ってない香具師も居るだろうし
すげー人多いんだな、このスレ。
891名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:01:50 ID:X6h1ZsN4
|_・)コソ-リ…
892844:2005/06/12(日) 00:12:18 ID:ZQqxBuhw
只今帰宅しました。
>>885 スマン、ミザリーが解からんかったんだが
Sキングの「ミザリー」かな…。
正直、こんなにこのスレに人が居ると思ってなかったんだが、
やっぱコレだけ居ると、自分の駄文なんぞ目にすんのもUZEEEEEEE!!!
つう香具師も多いよね…。いい加減エロナシだしスレ違いかな…。
893名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:42:04 ID:EibyEY3F
出遅れた…22ノシ
894名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:45:58 ID:ypN57j6M
>>883
842です。
祈願してくれてありがとー。
ということで、これから投下しますね。
895名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:51:01 ID:ypN57j6M
次スレへSS投下します。
スペックは以下の通り。

602-627の続編で、嫉妬するファントム編。
嫉妬した結果、クリスに暴言吐いたり、恥ずかしいこと言わせたり。
本場あり。笛なし。

前回同様、エロの前後(エロなし部分)が長いです。
で、やっぱり25話くらいになると思います。

以上のスペックがチョト・・・、という方はスルーでお願いします。
896名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 01:22:31 ID:rzD1Wgwj
23ノシ
897895:2005/06/12(日) 02:11:51 ID:ypN57j6M
本場あり・・・×
本番あり・・・○

本場ってなんだよ・・・、何の本場だよ・・・、OTL
898名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 02:56:36 ID:SLGEwGe5
遅ればせながら 23ノシ
ロムセンだけど書きたくなってきた
899898:2005/06/12(日) 02:57:43 ID:SLGEwGe5
896とかぶっちゃったので
24ノシに訂正
900名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 04:32:16 ID:pGBNYB/9
25ノシ
901名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 12:36:36 ID:ePSx3LD6
26ノシ
902名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 13:17:06 ID:17I5DgFU
27ノシ
903名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 14:24:05 ID:kAWyxeyX
28ノシ

904名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 15:31:20 ID:qGTiEroS
おっやっぱり沢山いらっしゃったか♪
905sage:2005/06/12(日) 15:41:17 ID:dfivmLDc
29ノシ
906名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 15:53:10 ID:zqVx/+8q
何をおっしゃる、ギャグの天使様!
自分、エロ風味が薄かろうが
いや、エロナシでも天使様の作品に
一番ハアハアしております!(もちろん腹かかえて笑いつつ)
907名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 16:11:06 ID:qGTiEroS
>>892 遠慮なく投下汁!
ところでミザリーって映画にもなった女ストーカーの事ですよね、
先生を愛するがゆえに暴走しまくるファンの女性って話
しかしミザリーとクリスでは外見も年もry
908名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 03:00:17 ID:QEWEh13e
ロム専っす
30人目 ノシ
909名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 21:19:59 ID:FryQ044p
ああ良かった30人超えそう、俺の予想では15人くらいだったから
書き手としては、ROMる人多かったら書き甲斐があるってもん
910名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 21:28:28 ID:4dSRtocU
>>909
そうだね、おいらも20人いるかいないか・・・かなとオモテタ。
ROMの方々入れて30人ってことは、天使というか職人というか書き手は一体何人なんだろ?
感想もらうとすごく嬉しいんだけど、実は天使同士でエール送りあってるって感じなのかな。

>>892
落として欲しいよ、すごく。
いいじゃん、気に入らないSSはスルーってことになってるし、少なくともおいらを入れて
3人は読みたがってるんだし。大好きだよ、ギャグの天使様のSS。
911892:2005/06/13(月) 23:20:55 ID:93eillYx
や、スマン…体調が良くなかったんで 遅くなったよ。
本気で梅の数行ネタなんで、期待してもらって少々心苦しいなぁ

他の神出現までのつまみに使ってくださいな。
9123日後の2日後1:2005/06/13(月) 23:24:39 ID:93eillYx
「…もう、毎度思うのだけれどここまで来るのはとても大変だわ…。
 …ムッシュウ?生きていらっしゃるかしら、ムッシュウ??」
「ぁぁあ…けーきガ…ケーキが襲って…ああぁ゛あ・・・」
「!!大丈夫ですか?ムッシュウ!帰ってきて下さい!!!(力いっぱい揺さぶる)」
「―――――!はッ!?・・・?まだむ・・・?」
9133日後の2日後2:2005/06/13(月) 23:25:46 ID:93eillYx
「しっかりして下さい。随分うなされてましたけれど、具合のほうは…聞くまでもないのかしら…?」
「いや…何かこう、大量の茶色い、生きモノ?ケーキ??に囲まれる夢を……
 ・・・所でマダム、遥々如何したのかな?」
「ですから様子を見に、あと上に小包がたくさん届いていましたから…
 !まぁ!多少苦くとも薬はちゃんと飲んで下さいと言っておいたでしょう!」
9143日後の2日後3:2005/06/13(月) 23:27:06 ID:93eillYx
「…!(未服用の薬を隠しつつ)そうか!それはわざわざ済まなかった!…確かに大荷物だな…
 一体何が…?・・・葫、山芋、マンゴー…?」
「…鰻、鼈…この辺は原形を留めたままですわね…ひょっとして生きてますかしら…?
 !!まァ!これはこちらで戴きますわね!!病み上がりの身体には良くないですもの!!」

つ[Absinthe(未調整)]

「ああ、別に構わないが…所で別スレの時から思っていたのだが、貴女一人でそれを空けるのか?マダム…」
9153日後の2日後4:2005/06/13(月) 23:28:22 ID:93eillYx
「アラ!いやですわ、ホホホ…(壜をしまいつつ)、あら何かカードが一緒に…
 『いつもアナタのことを応援しています。 アナタのファンより』…?」
「…ファン?まぁ、いい。それよりも一つ頼みがあるのだが、マダム。
 今度此処に調理器具を届けるように手配して貰えないだろうか?」
「?構いませんが、何か手の込んだ料理でも作るお積りなの?」
「…彼女がこの食材の山を見れば、自分が何か創ると言い出し兼ねん。
 今度は此処で私も立ち会いつつ作らせようと思ってな。…流石に、もう身が持たんのだよ…」
916名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:31:39 ID:93eillYx
埋め代わりなんで細切れでスマン。
さぁ、あと残り30K弱。1000までは完走できないかな…?
では、引っ込みます。
917名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:42:46 ID:4dSRtocU
>>916
面白かったよ〜ノシ
なんだかんだ言って楽しそうに暮らしてるな、ファントムw

で、マダムは有毒成分抜いてねーアブサン飲もうとしてんのか・・・。
918名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 11:05:44 ID:XHOCLIF6
わーいわーい♪別スレの愛のアイテムが届いてるんだねw
これでクリスが何作ってくれるのか楽しみ〜、という自分は本当にマスターのファンなのかと
小一時間自省してみたり。
クリスの手料理の破壊力はマスターの天才たる実力を持ってして止められるものなのか?
ついでに私のマダムのイメージは「最強」です。

あとギの字の天使様、体調大丈夫っすか?
もしかして作品のリアリティーを追求するためにクリスの手料理を試作・試食なさったとか。
お身体には気をつけてまた楽しいSSを投下して下さいませ。
なんなら自分がなにか精の付くオモシロ料理を(ry
919名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 17:01:50 ID:GmZqqcGb
>>916 また面白い話有難うございました!
こうなったらシリーズ化していくしかありませんね、ホント
お体大事になさって下さい。

書き手の人数か、知りたいね
ちなみに自分1人目ノシ (点呼に答えた30人の中に入ってます)
920名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 22:23:53 ID:UR2OhaYi
書き手2人目 ノシ (30人に含まれてまつ)
921名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 10:25:25 ID:mNJWoynN
ロム、31人目。
922名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 16:58:25 ID:yW1QVPv+
ロム、ノシ 32人目!
923名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 21:47:31 ID:WOMWlRyg
30人以上居る割には、何となく寂れた空気が漂っているような・・・

924名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 22:08:26 ID:HuUUvO/j
まあこちらは埋めだからそれも仕方ないかなという気がするね
それにしてもレスが1000を超えるのが先かKBが500になるのが先か・・・

925名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:55:21 ID:1RrLt05f
うん、そうだね・・・。ロムの人も短くて良いから感想書くとか
職人にリクエストしてみるとかすればいいのかもしれんが・・・。

埋めじゃない方も寂れてる希ガスんもんなぁ。
926名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:55:56 ID:1RrLt05f
しまた、sage忘れた、スマソ
927名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 00:04:56 ID:D0+EzAPN
点呼で初めて書き込んだっていう椰子が多そうだね
ロム専のメンツもちょっとでも感想返せば
書き手の天使もまた新しいss投下しがいが有るだろうしね
928名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 09:16:33 ID:R+hwfV79
でもまあ批判非難や煽りがないだけ良いかなあとビビリな俺(笑)
他のスレでは結構厳しい感想とか書き込まれてるもんな。
俺だったらもう書かないぞと思うくらい荒れてるとこもあるもん。
リクエストはあったらぜひ書き込んで欲しいね
上の方でカルロッタ話を・・・とリクエストしてくれた人がいたけれど
今のとこ職人さん現れずだな、楽しみにしてるんだけど。
俺はイメージ出来ないし・・・
カルロッタを絡めるのは難しいかも知れないな。
929名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 09:36:57 ID:R6VGUOyC
>>928
そうだね。2chにしては珍しいくらい、しかもこの板なのにな。
おいらもエロ少なくて話しなげーなと思われてるかなと思っても、
良かったって書いてくれる住人ばっかりだもんなぁ、有難いよね。

確かにリクエストは欲しいかもね、ネタが思いつかんから・・・。
930名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 10:03:14 ID:R6VGUOyC
sage忘れた・・・、スマソ
931名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 10:12:05 ID:SgbIFz0t
>930
気にスンナ。どうせ埋めだ。
所で新たにROM名乗りしてくれてるヤシも コッチに書いてくれれば
早く埋めれると思うのだが…
1000まで完走すれば●が無くても過去ログが肉で見れるしね。
ここまだ保管庫ないからね。
932名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 10:55:46 ID:+I3IrHCk
活性化もいいんだが、
これぐらいの寂れ方がマターリでいい俺

他スレのリクエスト合戦は獣欲メラメラすぎて
引くときもあるしなぁ。
書き手と読み手が適度にマターリ間合いを測って
奥ゆかしく交流するこのスレ萌え。
933名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 13:12:14 ID:R6VGUOyC
なるほどな。
ss投下後のレスさえあれば、書こうって気は持続するしな・・・。
反応がないと、ビビリなんでチョト投下しにくいが。

おいらの心は弱いのです、許してマスター・・・。
934名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 16:46:24 ID:R+hwfV79
さてどこでファントムとクリスをエチーさせようかと考えているのだが、
まず地下はすごく多いのでちょっと避けてみようかと。
最近では楽屋だったな、なんか人が来そうなハラハラ感もあってヨカッタ
個人のサイトではフランス郊外にファントムが豪華な別荘を建ててそこで、と
いうのもあったし。
クリスの部屋は大部屋みたいだし、ダメだな。
935名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 18:03:45 ID:SEoJmD/C
屋上で、パリの街の灯を鑑賞しながらw
(あまり寒くない季節を選びましょう)
ぜひクリスの肌(というか普段外気に触れないトコw)を外気に晒してあげて
もらいたい。
いつ人が来るか判らない屋上、しかも屋外!なシチュエーションに
クリスの羞恥心もリミッタギリギリに跳ね上がること間違いナシ!
時折「おや、怪談で足音が…?」とか脅してあげると見られちゃうかも感がさらに
増して反応も良いのでは。
936名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 18:49:59 ID:OgTN5YEs
誘導有難うございます、ロム専35人目です。ノシ
ネ申々への賛辞は欠かさないつもりではおりますがネタは浮かばずorz
たまにシチュエーションというかロケーション変更の案、いいですなあ。
937名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 19:27:35 ID:R+hwfV79
本スレや嫌スレでは出来ないエロ雑談なども語りたいですな
スーザン・ケイの「ファントム」はなかなか官能的だと既レスにもありましたが
性的な描写ってあるんでしょうか?
近いうちに買って読むつもりではいるんですが。
最近の本スレによると「ファントムとクリス、いつヤッたんだ?」とかって
レスもあったんで激しく気になる・・・早く読みたい
938名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 19:55:59 ID:eqP7E2sD
>937
マジレスすると、ねぇよ。やっぱりこっちでもキスだけでホワイトアウトしてる。
クリスの「教えて頂戴」発言はあるがな。その後はずっとラウル視点。
音楽で犯す(このスレ最初のほうにあるSSの元ネタだね)とかの表現はあるし
まぁ、イロイロ萌要素はあるだろうから読んでも損は無いんじゃね?…ラウル派でなければ。

・・・ところで、本当に腹上死だったんかのう・・・?
939名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:07:46 ID:SEoJmD/C
>>938
映画のファントムで腹上死を想像したら…
なんか上で死なれたらすげー重そう、と思ってしまった自分はパンジャブ?
940名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:17:42 ID:pE9JPgB8
>>937
確かに直接的な描写は、音楽で犯すシーンとキスシーンだけなんだけど、
ファントムの外見とか手の描写は、直接的でないからこそのイヤらしさがある。
それを官能的っていうのかも知れないけど、すごく想像力をかき立てられたよ・・・。
941937:2005/06/16(木) 21:56:43 ID:R+hwfV79
レスありがd、楽しんで読むことにするよ
942名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:35:57 ID:bo5glhU7
>>940
かき立てられるよね。声、手、仕草…等々

子供時代〜少年時代の声の描写もなんともいえないものがある。
エリックの声を聞く度に欲望を必死に押さえるマドレーヌとか…
943名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:48:54 ID:RrusIWWk
私にはファントムは腐女子臭ムンムンで萌えられなかった。
801と言えば言えるシーンがあるのも苦手だし
ファントムの殺人がどれもしかるべき理由があるのも何だかなぁだし。
944名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:40:44 ID:pE9JPgB8
>>942
エロパロ板にはスレ違いだが、ファントムが唯一幸せだった、石工のとこでの
修行時代の話も好きだ。
エリックマンセーなスーザン・ケイだからこそ、エリックに幸せな時代を
過ごさせてやりたくて書いたのかなぁと思ったりして・・・。

>>943
801なんてあったっけか? シャー? あ、サーカスのか?
945名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:00:34 ID:BOK4o6IU
自分もスレ違いスマソ。
ガルニエを笑かしたりしながら、
ちゃくちゃくと引きこもり準備しつつ、
音楽の殿堂建てちゃってるあたりも、結構好きだ。
946名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:18:13 ID:H1IT4z0Q
賑わってんなw もう埋めだからだれも責めやせんだろう。

ファントムの評価は、オペラ座〜に何を求めるかによって変わってくるんだろうな。
ゴシックホラー度は低くハーレクインド風味はちょっとあるのかな…

初めてのオペラ座が何だったかにもよりそうだよね。
…サントラ(映画)→2ch(ネタ系)→映画→ココ→原作 だった自分は・・・
もうS怪人には思えない・・・如何すれば・・・。
947名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:24:58 ID:H1IT4z0Q
ところで後20Kか・・・
つうか、480逝ったから後1週間で自動落ちか。1000ムリかね。
948名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:28:12 ID:H1IT4z0Q
そして連投スマソ。
>946 何だ ハーレクインドて・・・ ハーレクイン度かハーレクイン風味だろう、自分・・・
949名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:52:37 ID:4PMNEcyh
1000、頑張ろうよ、あと50だし。

おいらは、映画→原作→マンハッタン→ファントム→2ch(本スレ)→嫌スレ→ココ
ハーレクイン読んだことないんだけど、あんなに格調高いのか、ハーレクイン。
訳者がうまいだけかも知れんが。
950名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:56:27 ID:4PMNEcyh
ところで、>>935は天使様かい?
そのシチュのSS、ハゲしく読みたいぞ。>935のを読んだだけで萌えたw
951名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 01:13:39 ID:DgKf+RZ0
ファントム→映画→原作。

のっけからいきなり怪人派になってしまったので以下略。
ここのスレでクリスとシアワセになってくれw
952名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 01:42:56 ID:H1IT4z0Q
>949
や スマン 読んだことは無いが>ハーレクイン。
なんつうか、ラヴ度?が高いか?と。 普段恋愛小説や恋愛系の映画とか見ないから
そう思っただけかもしれん。
しかし、もうハイリン(“<”をレス番前に重ねてつけることってハイリンでいいよね?)
は避けた方がイイかね、1000目指すなら。のこりバイトが少ないし。    という雑文梅。
953名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 01:47:41 ID:IhM/5blH
舞台(ただし、宝○の)→原作→映画→ファントム→マンハッタン
ファントムSSモノとしては個人サイトに紹介されてた
ファントムとシャーロックホームズの友情モノが激しく読みたいw
おケイさんのエロなしセクスィ描写は「見て見て〜、アタシの彼って
こおぉんなにセクスィなのん」とホストに入れ込んでる女社長ののろけ
のようでした。
954名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 01:59:34 ID:IhM/5blH
個人サイトに紹介されてた海外で出版されてる
ファントムモノは他に
ターザンとファントム
ワトソンとファントム
ファントムの生まれ変わりがALW
ファントムとフランケンシュタインとドラキュラ等、
いっぱい紹介されてました。
955名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 03:23:52 ID:xv+KTjJo
日本の個人サイトは?
956名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 08:40:23 ID:ecFz7Myd
>955 普通にファントム×クリスの甘々物はよくあるね(ここで教えられない
のが残念だけど・・・サイト主の希望により)
エロ系は個人では見たことないな、検索して探してはいるんだが見つからない


957名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 08:51:30 ID:4PMNEcyh
>956
エロじゃない甘々物なの? 前にあったお花畑系かな?
あれも好きだったな

おいら、ふたりの甘々なエロを読みたいんだよね・・・
958名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 09:14:30 ID:ecFz7Myd
お花畑系に近いよ、ちょっとエロも入ってる。
スラッシュ2つの後ろに「りんご」を英語で入力、あと先頭にhも入れて
ttp://.webdos.net/~romancia/graceful/

これについては今後ここでは話題にしないでおきましょ〜
個人で楽しんでくだちい
959名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 09:17:12 ID:vevwv2sa
国内のエロは怪人・クリスの甘アマ系が殆どだと思うんだが…
海外の「個人作品」も主流はこの二人だよね。
あとは夢系。国内海外問わず。
逆に鬼畜陵辱系はココが一番充実してる希ガス。
960名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 09:29:24 ID:4PMNEcyh
>958
dです。が、閉鎖されちゃったみたいね・・・。残念。

それにしても、ファントムに幸せになって欲しい人が多いのねんw
961名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 11:20:04 ID:ecFz7Myd
>960 え”!?いや今見たら普通に見れたぞ
http://の後ろに「りんご」を半角英字.webdos・・・
頑張れ
幸せ全開ファントムが読めるぞ、結婚式もある
あっこれ以上はヤバいか(汗)
962名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 11:24:31 ID:ecFz7Myd
半角英字の後ろにドットも忘れずに
963名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 11:26:44 ID:4PMNEcyh
>961
d!
計算するってとこがわかってなかった・・・。OTL
単純に順番どおり数字入力しちゃってた。仕事片付いたら読むよ、楽しみ。
それにしても、あと2時間で書類できるのか、漏れ・・・。
964名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 12:17:17 ID:ytvdIv3+
皆さん朝っぱらから(いやもう昼か)こんなところで盛り上がってますねw
自分はファントム幸せ派なのだがラウルにも幸せになって欲しいぞ。
その辺結構和気藹々としてるほのぼのなSSが読めるココが好きだー!

>>950
ちびっと駄作を投下したことはあるけど活躍されてる天使様方とは違うです。
>>935は934の天使様がシチュをお探しだというのであわよくば、と投下してみた。
965934:2005/06/17(金) 17:55:31 ID:ecFz7Myd
シチュのideal!有難うございます。自分もスレ汚しなのを投下した事あるだけです
野外ファ○クか〜刺激的 ポッ・・・
966名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 18:10:05 ID:IhM/5blH
海外サイトで面白いなと思ったのは
あの地下でクリスティーヌはファントムに期間限定契約結婚を持ちかけ
ファントムは疑いつつも了承、ラウルは追い出されて
地下で愛憎に充ちたファントムとクリスティーヌの結婚生活が送られる
というストーリィ。ちゃんと本として売られているそうなんで
日本語版が出ないか期待。
967名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 19:24:33 ID:4PMNEcyh
>>966
「愛情」じゃなくて「愛憎」なんだ?
そそられるなぁ・・・、翻訳版、出して欲すぃ。
968名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 20:54:45 ID:ytvdIv3+
自分の脳みそはお花畑なので愛憎と言われても
「うわーん!マスターなんか大っキライ!」(号泣)
というレベルの「憎」しか思い付かん…だから神のようなSSが書けないのだなw

地下で結婚生活始めるなら、もぉクリスが地上になんか帰りたくなくなるような
ラブラブなハネムーンにしてしまえば良いのだと思ったり…
「はい、マスター、あーんして。」
「クリスティーヌ、いつになったらエリックと呼んでくれるんだね?」
「だって恥ずかしいんですもの(はぁと)」
うわー脳が腐れ落ちてる。所詮梅なので許して…
969名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:12:38 ID:ecFz7Myd
>>968 それ最高っス!
「では、 あ  な  た  と呼んでくれないか?」
「ハィマスター・・・

 あ   な   た  ・・・キャッハズカシィ」
「こいつぅ」

いや梅雨なので俺の脳みそにもカビが生えてます
970名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 22:53:00 ID:4PMNEcyh
>968-969
うわー、最っ高!
でもチョト哀すぃ・・・。

自分、クリスがエリックと呼ぶシーンのあるSS書いてます。
いつか投下していいっすか?
続き物の5thなんだけど、4thが書き終わらないので投下できない・・・。
971名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 01:37:05 ID:klDtsNzs
「お前は今や私の妻だ、クリスティーヌ」
「存じてますわ。ですから妻としての義務は果たしていますわマスター」
「・・・なぜ私を愛さない」
「よくご存知なくせに」
「お前は私を選んだはずだ。なぜ自分の選択から顔を背ける?」
「私の心から顔を背けたまま、一つしかない選択を強いたのはあなたです」
「・・・!!」

愛憎会話ってこんなのかしら。
972名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 01:47:11 ID:7Ae5nc12
>>970楽しみに待ってます!ノシ
>>971そうゆうのだろうな、なんかファントムが2人いてるみたいな感じ
愛憎劇ともなるとクリスは初々しくないんだろうなあ
海外サイトのも読んでみたい
973名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:02:21 ID:P4bnZwWb
>>971
そんでも、実はクリスも怪人を愛してる、だといいんだがな・・・。
いや、まじで読んでみたくなった。
974名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 03:03:08 ID:P4bnZwWb
あ、しまた、ハイリンはずすの忘れた。
あと12KBだ、なんとか1000までいきたいね。
975名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 14:45:59 ID:7Ae5nc12
ほどよく埋められてきました、あと25レス・・・
次スレでもハイリンは遠慮した方が良いだろうか
976名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 20:03:09 ID:P4bnZwWb
うーん、ハイリンは様子見ながらしててもいいんじゃね?
また最後のほうは埋めになるかもしれんけど。
基本的に小説投下する板だからバイト数が多くなるのは仕方ないし。
977名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 21:00:31 ID:vczpysBa
ファントムはクリスを熱愛
でもクリスは微妙、なのがオペラ座の怪人の魅力。
幸せファントムは萎えてしまう。
978名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 22:58:05 ID:NwUTr7vR
ここはネタスレだからね
マジで作品を語る所ではないんです
お好みスレではないんでしたら何も書かずに華麗にスルーしていって下さい
979名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:00:25 ID:vczpysBa
ネタとして書いてますが何か?
980名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:14:52 ID:l4Nsze06
>>979
じゃさ、そういう方向のSS投下して?
それぞれ好きなもの書くって感じなので、そういう需要もあると思うし。
981名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:26:18 ID:CC4Huapz
好きな傾向くらい書いてもいいんじゃないかと
この板の他のスレとかもそんな感じだし
982名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:37:33 ID:NwUTr7vR
好きなカップルやシチュなどはいくらでも書いてくれていいと思うが、
これは萎えるとかエグいとか、否定は良くないかと
983名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:40:52 ID:cNsT6cx0
突然レスが伸びてると思ったら…
984名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:40:59 ID:vczpysBa
>>982
萎えるとは書いたけどエグいとは書いてないけど?
お好みレスでなくてもココはあなたの個人サイトではないし
それこそ華麗にスルーしてはどうかしら
985名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:41:10 ID:l4Nsze06
うん、否定はイクナイ希ガス
でも、>980は煽りで書いたワケじゃないよ、まじでSS投下して欲しい。
実際、クリスは微妙っていうSSあったよね、身体はファントムで心はラウル、みたいの。
986名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:42:47 ID:vczpysBa
幸せファントムが萎えると個人の感想書いたら
幸せファントムSSの否定になるのね、コワー
987名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 00:10:53 ID:j2HaMvl1
ところで、SS投下予定のネ申はいないのかな?
988名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 00:22:04 ID:1bwFaEi4
多分準備中のエンジェルは何人かいらっしゃると思うんだけど、出来上がってから
予告して即投下というのが最近の流行ですね。
あまり早くから予告すると、期待レスが沢山書き込まれて、なんか、ちょっと、
早く書き上げnight!っていうプレッシャーになるから密かに作品を書かれているのでは
ないかなあ。
自分も準備中の一人だったりする・・・まだ全然進まない(汗)
989名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 00:50:45 ID:1glFGl78
ROM専です。
新しい作品が読みたいと思ってるとです。

・・・ROM専です。・・・ROM専です・・・ROM専です・・・RO・・・
990名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 00:54:39 ID:j2HaMvl1
>988
ああ、確かに最近はそうだよね。私もそうだし。
仕事のストレス解消に書いてるんで、こっちがストレスになっちゃっても困るし。

といいつつ、他のネ申のSSは早く読みたいんだけどねw
991名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:07:44 ID:f2B02IVz
992名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:08:55 ID:f2B02IVz
993名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:09:36 ID:f2B02IVz
994名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:10:09 ID:f2B02IVz
995名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:10:43 ID:f2B02IVz
996名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:11:20 ID:f2B02IVz
997名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:11:51 ID:f2B02IVz
998名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:12:24 ID:f2B02IVz
999名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 04:13:37 ID:f2B02IVz

さあ1000はマスターどうぞ
1000名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 06:18:54 ID:j8eJvIok
         ___
         __|;;;;;;;;;;|__
        く;(゚∀゚)=);;ゝ   フハハハハ!
    λ  γ⌒);;;;;;)
    )ヽ、_丿;;;(;;;;;/
   ⌒);;;;;;;;;;;;;;;;;;)(
    (;;;;;;;;;;;;;;;;;;/(;;`ヽ
     `⌒ヽ、(⌒ヽ'´ )
         ヽ

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