【Waqwaq】藤崎竜総合エロパロ【サイプラ】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
むかしここには エロい血をしたSS書きがいたす
 エロい血のSS書きはこの板を創り、もれたちスレを作りハァハァしたっす

藤崎竜の作品のエロパロスレす。

お約束すよ。
◆sage進行。
◆801は801板で。
◆職人さんは、投下前にカップリング、傾向などもあったらお願いします。
◆容量が450KBに近付いてくるか、>>950の辺りで次スレの検討をお願いします。
◆Waqwaq、短編集収録の作品はこちらで。封神演義は関連スレを参照のこと。
◆荒らし・あおり・叩き等はスルー。

[過去スレ]
【Waqwaq】藤崎竜総合エロパロ【サイプラ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095755114/

[関連スレ]
今こそ封神演義で! 3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1103600916/
このスレの発生元
【新連載】ジャンプ総合エロパロスレ【過去の名作】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087321322/

[過去作品まとめページ]
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:05/01/29 16:46:27 ID:N1Xf/9AU
2get
3名無しさん@ピンキー:05/01/29 17:00:00 ID:koItwJYM
                ____
             _, ' ´    `丶、
           /          ヽ
            /  /           Y!
          '  / ,.ィ!:「 ̄「!Tヽ、 !   il
         /  Y;;j升+::::::!l」l:::__l`} l  l!
            ! !   Y示tヽ:::lオ汞xl/  l  l       >1さん乙です
         ! !  ,ノ辷ソ ヽ! しソ{{   l  l
        j l /;|i     ′  `¨’ハ、 l  l
         ' l/;:;:;:;;|:l:..、 「`¨7   ,.イ7;:ヽl  l
        / !:;:;:;:;:;トLl_,ソY^i′ィl::::|l;:;:;:/   !
      〈  ヽ :;:;;l≧://Y^ !  |己{;;/   ヘ
       jヽ  ヽ;仆/  ハ ヽ }ブ"     /
      rく _〉   ヾ/  / i   V/ _,. -―く
     ノヽ\    /}  {ヽノ  j −'_,.-   二〉
    /  } ヽ `!:l  ∨  / /     {
4名無しさん@ピンキー:05/01/29 17:03:22 ID:Q6ktkHWi
      ///  //:::::::::::::::::::_;: - 、::::::::::::::::::::.:.:、  ,ノ
  -==ニィ"/  | | |::::::::::::::/      `ヽ:::::::::::::.:.',ニ=‐'
    〃 / /  ',l:',!::::::/           ヽ:::::::::..|´
    (   ! /    |::::::/〃二ミ、,`!  〃二ミ、ヽ:::::,'
      //   /∧:/ |! i! 0 i!ノ   '、il 0i! |}! ';::/
    ー''"´|   ∧!゛';:|, ヾ==="     ゛='" /';!
       ヽ / ` ヽ',       ` ´       /_/  >>1 乙!
        ',!     `ヽ     '´ ̄`    /
        |        \        /     マターリいこうぜ
        `    _,. -::'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:`:>
             }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.{
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.}
           <.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.',
          /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:`ヽ、
           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:..:\
5名無しさん@ピンキー:05/01/29 17:28:59 ID:whApMi2j
            /」\              /\   
            /  ::::\           /::::: (  
            )  ::::::::)    ノヽ    |:::::::::  )/ヽ  
    ●    /ヘ ヽ :::::(   /:::::::::\   ヽ::::::: ノ/  ノ 
         |  | ) :::::::::ヽ/:::::::::3::::::::ヽ_丿::::::    /   ● >>1 乙だ
         ヽ ヽ/  :::::::ノ::::| ̄\:::::/ ̄|`ヽ::::::::   :/
          ヽ    :::::::\:  ̄ ̄  ̄ ̄/:::::::::::: :/  
            \  :::::::ヽ ̄ヽ──/ ̄ノ::::::::::::/
       ●      \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/     ●
                \:::::::::::::::::::::::::::::::::::/    
                  \:::::::::::::::::::::/   
                   / :::::::::::: ヽ      
                   |  :::::::  |      
                   ヽ  ◎ /            
                   |    |     
                    ヽ   /         
                     \/    


6名無しさん@ピンキー:05/01/30 10:37:23 ID:+e4W6lSE
一応書いとかないとな…初心者のために

ちょっとどうなるかは分かりませんが、
このスレには前スレなどで色々とあったSS書きが来る可能性が在ります。
詳しくは前スレをご覧ください。
その上で現行スレに対する対処を決めていただきたく思います。

無駄に荒れるのは勘弁なのでできるだけ協力をお願いします。
7名無しさん@ピンキー:05/01/30 12:53:16 ID:9Wpsm2wc
ところで12モンキーズ見てWORLD思い出した俺は果たしてどうなのか
8名無しさん@ピンキー:05/01/30 15:18:03 ID:X3vTWe46
未完成作品の転載ってしてもいいのかな
9名無しさん@ピンキー:05/01/30 23:39:20 ID:lqUHhWmo
どうなんだろ。作者自身によるそれではないのなら、勝手にしたら気を悪くするかも
10名無しさん@ピンキー:05/01/30 23:45:04 ID:gmE0mrFt
前スレのだよね?
もしまた投下してもらえるなら前の部分もあったほうが続いて読めるし、分かるように転載してもいいような気ガス
11名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:14:03 ID:4bq2aWeM
作者に対し許可を求めてからのほうがいいと思う。
もし反応がなければ100〜200レス、もしくは2〜3週間くらい待ってからなら大丈夫じゃないかな?
12名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:53:39 ID:UiGgmfvz
書きかけのものも保管庫入ってた気がするので、許可があってから保管庫から移しても遅くないと思います。

保守と新スレ祝いを兼ねてSS未満の超短文ですがレオ神のイメージで書いてみました。
投下してみていいでしょうか。エロ無しなんですけど。
うーん。レオ神って、萌えるけど難しいですね。

13名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:59:51 ID:sv4DMBdq
カモオォォォオン!!
14名無しさん@ピンキー:05/01/31 01:06:53 ID:UiGgmfvz
保管庫確認してみたんですがいくつか未収録だったみたいですね。前スレもう見られないので数
ははっきり分からないですけれど。もったいないOTL
職人さんが見てらしたら、いつか再投下してくださいませ。
15花散里 ◆gga2RGANNc :05/01/31 01:09:36 ID:UiGgmfvz
>>13
あ、よろしいですかー。一応コテとトリップつけます。
1レスか2レスで終わりそうな短さですが、ちょっとでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
16花散里 ◆gga2RGANNc :05/01/31 01:14:04 ID:UiGgmfvz
・恋し花・

ふとした瞬間に手と手が触れ合う偶然。
はっとして視線を交わす。
恋の、始まる息遣い。


彼がこちらを見ている。
そう感じるのは、自分が強く意識しているから?
頬が熱くなってくるのを感じて、少女はそれを隠すようにうつむいた。
「神様?どうしたすか?」
隣を歩いていた少年が、気遣うように声をかける。
「…なんでもないですわ。少し、日差しがまぶしくて」
少女は、少年に笑顔を向けた。
何も心配はいらない、というように。
「たしかに、今日はちょっとキツイすね」
少年、シオがつなぎのフードをあげて思案顔になる。
「この辺で少し休みましょう。おーい、レオ!」
シオが、少し離れて歩いていた彼を呼ぶ。
少女の鼓動が跳ね上がった。
17花散里 ◆gga2RGANNc :05/01/31 01:15:15 ID:UiGgmfvz
盗み見ると、少し面倒そうな表情をした彼の姿。
額の汗をぬぐうしぐさ。
体温があがる。
「……神様?ほんとに大丈夫すか?日陰に入ったほうがいいすよ」
ぼーっとしてしまっていた。
シオの声に我に返るが、胸のざわめきはおさまらない。


好きに、なってしまった。

願わくば、彼の恋も始まっていますように。
視線が絡む。風が止まる。
片恋のつぼみがほころびて、恋の花が開く。

Fin
18花散里 ◆gga2RGANNc :05/01/31 01:19:11 ID:UiGgmfvz
ど短文で失礼しました。

いろいろ萌えて行きましょう。Waqwaqがこれからも盛り上がりますように。
19名無しさん@ピンキー:05/01/31 01:22:41 ID:7QFnUSYW
GJ!
20名無しさん@ピンキー:05/01/31 01:25:58 ID:sv4DMBdq
乙です!
胸キュン・・・
21名無しさん@ピンキー:05/01/31 02:06:58 ID:Ctxh+KW5
GJ!!
22名無しさん@ピンキー:05/01/31 20:21:06 ID:UiGgmfvz
今週号読んでて、来週はヨキ先生の少女時代かと期待してる。
美少女ヨキ先生…。萌え。
23名無しさん@ピンキー:05/01/31 21:46:35 ID:XQTtyNP0
普通に毛布関係のものかとおもてた
24名無しさん@ピンキー:05/01/31 22:05:40 ID:UiGgmfvz
そっか…毛布関係の過去の可能性もあるんだ。
25名無しさん@ピンキー:05/01/31 22:40:01 ID:Ctxh+KW5
自分もそう思ってた。
でもヨキ先生の少女時代のほうがいい〜〜!!
26名無しさん@ピンキー:05/02/01 20:51:35 ID:Zgkz8/oe
今日、冷蔵庫みたら材料が残ってたのでパウンドケーキ焼いた。
おいしかったなー。
27名無しさん@ピンキー:05/02/02 00:21:11 ID:uYg4ZyPy
続きはまだなのかねえ。
途中までをこっちに貼り付けちゃ、だめなのかな?
28名無しさん@ピンキー:05/02/02 00:40:03 ID:nVcPLWIT
続きが出来たときにまとめて貼ってもらった方がよりよいとも思うな。
待ち遠しい。
29花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/03 00:17:12 ID:J+1oa+yQ
アラン×ヨキのSS投下しますー。
時間軸は花魁ルック直前くらいです。
30花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/03 00:17:56 ID:J+1oa+yQ
・  陽炎奇譚  ・


「防人、アラン・イームズ」
玲瓏と響くその声を、忘れられるはずがない。
アランは、その長い指で銀縁の眼鏡の位置を直し、ゆっくりと振り返った。
破壊された機械の残骸の中に凛と立つのは、二人といない美しい人。
「ヨキ先生……いや、賢者ヨキと呼ぶべきですか」
「知っていたのか」
苦笑するヨキに、アランも少し困ったように笑い返す。
「私、察しはいいんです。旅してるうちにいろいろなものを見て、聞いて、知って。そうするうちに、おそらくそうだろうな……と」
例えば、古代語すら読みこなす類まれなその知識。癒しの「力」。防人以外のほとんどの人間が手も足も出ない機械に立ち向かうことの出来る数少ない人間の一人でもある。
そして何より、たった今、気配もなく自分の背後に現れたことで結論は出ていた。
「七の村は、もういいんですか?」
「もう、役目は終わったよ。今度は次の役目がある」
まなざしが、少し冷たくなったような気がする。これが、賢者のまなざしなのだろうか。
まだアランが防人になったばかりの頃、医師として出会ったヨキは、もっとやわらかい表情をしていたはずだった。
31花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/03 00:18:39 ID:J+1oa+yQ
「赤い血の神が、現れた」
冷然とした声が、アランの鼓膜を震わせる。
それは、選ばれた者にのみ下される「神託」。
「殺しあえ、神を手に入れ願いを叶えよ」
「それが、防人の真の役目……ですか」
世界が、決められた終末を迎えるための布石を整え、真実の姿を見せようとしていた。

※※※

砂塵が舞い上がり、壊れた機械たちを覆い隠していく。
見るとはなしにその光景を見ていたアランは、己の中に湧き上がる不思議な高揚感を噛み締める。
他の防人を倒すことは、その者の願いを背負うこと。今こうして護神像を所有していることで、歴代の防人たちや機械たちの願いをすでに背負っている身ではあるけれど。
自分以外の防人たちは、一体どんな願いを持って戦っているのだろう。
それを知る機会を、彼は与えられたのだ。
「先代でも次代でもなく、今この時にあらわれた神に感謝しますよ」
知らずこぼれる不敵な笑み。
そんなアランに、ヨキは苦笑したようだった。
「知への欲求ほど貪欲なものはないというが……お前を見ているとそれがよく分かるような気がする」
32花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/03 00:19:34 ID:J+1oa+yQ
言うだけ言って、その美しい人は無造作に背中を向けた。もう、用は済んだのだろう。
ゆら…と影がゆらぐ。
行ってしまうのだな、と思った時、アランは無意識に動いていた。

※※※

「アラン?」
いぶかしむような、ヨキの声。
気付くと、その細い体を後ろから抱きしめるようにして引き止めていた。
「最後に…賢者ヨキではなく…ヨキ先生、あなたを知りたい」
己の中に潜んでいた渇望を知る。
「誰でもない、あなたを……」
髪に頬をすりつけるようにして、腕に力をこめる。
厳然と、ただそこにいただけのヨキの体がふと強ばった。
「本当に、貪欲だね」
声が、頼りなくかすれる。それはまぎれもない「女」の声。
「ヨキ…先生」
その黒髪のかおり。
耳朶を軽く食んで、吐息の甘さにもう酔わされていた。
33花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/03 00:22:03 ID:J+1oa+yQ
寛衣をくつろげ、重ねられた衣のいくつかを滑り落ちるに任せる。
痛々しいほどの白い肌。
崩れ落ちそうになるのを支えて、指で確かめ唇でむさぼる。
「キス…してもいいですか」
答えを待たずにあわせた唇は、熱くて。
たまらずこじあけて、絡めとる。
「ん……んっ」
あらがうように、すがるように。ヨキの指。
まるで護神像をまとっている時のような血の滾りに、アラン自身が翻弄される。
もどかしさと、高揚。理性の自由落下。
本能のままに体を合わせる己のあさましさが心地よい。
「あ……ああっ!……も……アラ…ン…」
悲鳴のような高い声。
どうしてこんなに甘く切ないのか。
この声はどこまで切なくかすれ、この肉体はどこまで甘く絡み付いてくるのか。
もう力を失って、ただ嬌声を上げるだけのヨキの体を抱え上げては、その深奥を追い求める。
そして、彼が知り得たことは……。

※※※
34花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/03 00:23:26 ID:J+1oa+yQ
「恋で身を滅ぼす者の気持ちが、分かる気がしました」
余韻すら名残おしくて、その人を手放したくなくなるような。
「あなたは…果てがない」
汗にぬれたこめかみにくちづけるだけで、体の中の残り火がまた燃えるようで。
「男は、みんなそういうものだよ」
そう言って小さく笑ったヨキが、以前より遠く見えて。
「私の全てを知りたければ、勝ち残って蜘蛛の糸に来るのだね。肌でしかわからないこともあるけれど、肌では分からないこともあるよ」
つかの間見えた「女」の顔は影を潜めて、すでに「賢者」に戻ったその麗容。
けれど、いつにもまして艶やかでもある。
それは謎めきという、誘惑。
「ええ…必ず」
先ほどまでの気だるさを脱ぎ捨てたようにアランの腕から抜け出したヨキが、振り返る。
「待っているよ」
風もないのに、視界がゆらぐ。
逃げ水に溶けるように、ヨキはそこから姿を消していた。

「賢者ヨキよ……私はあなたたちから、この世界の秘密を奪ってみせよう」
つぶやきを聞くのは、ただ陽炎だけ。
アラン・イームズは足を踏み出した。己の願いをかけて。

Fin
35花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/03 00:25:48 ID:J+1oa+yQ
以上です。失礼しましたー。
36名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:46:45 ID:zwfhOQmQ
>>29
乙!GJ!!
37名無しさん@ピンキー:05/02/03 23:56:43 ID:6Rmdk09I
>>35
乙。アラン×ヨキテンテーとは変わった組み合わせですね。
黒い人間を憎んでいるらしきコト→ヨキで、陵辱ものとか、アリなのかなあ…。
38名無しさん@ピンキー:05/02/04 00:07:37 ID:VOM5MXud
>>37
そんな状況でも気丈なヨキ先生萌へー。
防人が現れることを期待しつつ萌えておこう・・・・・・・
39名無しさん@ピンキー:05/02/04 18:12:51 ID:gNP6umQm
赤い血の神は機械に愛されるってことでキク×神とか見たいな。
エロの想像しにくい組み合わせではあるけど。
40名無しさん@ピンキー:05/02/04 19:15:15 ID:aTB2297q
書こうにも女キャラ少なすぎだ…orz
41名無しさん@ピンキー:05/02/04 23:20:10 ID:ejBqRWVx
サイプラや短編もありですぞ
42名無しさん@ピンキー:05/02/07 00:14:23 ID:nSZ27sOc
機械の触手にいろんな事をされる神さまが見たい
43名無しさん@ピンキー:05/02/07 00:31:08 ID:eVHLM8q7
確定的なオンナノコは神様しかいないので、いろいろされて、気の毒だな、と思いつつ、
エローなレオ神、キク神あたりを見たいと思っている自分は穢れているのでしょうか。ククク。

エロタリナイのが神様の持ち味かもしれませんがw

44名無しさん@ピンキー:05/02/07 01:26:55 ID:fo8NzSNH
>43
ククク。がきもくてワロタw

スカトロとか猟奇ネタ以外で神絡みなら何でも読みたい。
45名無しさん@ピンキー:05/02/07 03:29:14 ID:stc0q6op
>44
神に機械の触手が「絡む」のはどうかね?
46名無しさん@ピンキー:05/02/07 03:56:43 ID:4DA8WhAE
>>45
いいね!読みたい!
47名無しさん@ピンキー:05/02/07 09:12:51 ID:hkvRLf5i
>>44
そこであえてスカトロ猟奇モノを落としていく邪神キボンヌ。
48名無しさん@ピンキー:05/02/07 20:54:20 ID:Ha6vIt2a
通りすがりの者ですがちょっと叫ばせて頂きますよ。

レ オ 神 に 萌 え た !!!

なんつーか二人は中学生日記的エロをかませばいいと思うよ。
すんません、それでは失礼いたします。
49名無しさん@ピンキー:05/02/07 23:30:41 ID:Ipxl14jB
おい!
今週のアンケの「ジャンプの女の子キャラ(以下略)」で
綱手やロードや黒川先生ですらいるのに

ヨ キ 先 生 が い な い !


ヨキ先生…もしや恐れていたことが真実に……!?
50名無しさん@ピンキー:05/02/07 23:42:42 ID:DsdL5C9L
>>49
安心汁
巻末マンガは目立ったヒロイン一人しか出されていないよ。
それどころかゲドーのヒロインなんざ名前すらないよ・・・・・


その他にしっかり書いたとも!!
51花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 06:56:48 ID:HzOk03lL
夜…夜中に急に思いついて書いてしまったレオ×神投下します。
微エロです。
52花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 06:58:04 ID:HzOk03lL
○ Adesso e Fortuna ○


風に砂が流される音。
聞こえるのはかすかにそれだけの世界。
メタリックな質感の「木」によりかかって、目を閉じる。
胸の中にわだかまる、あふれそうな何か。
ひざを抱えて、眠るでもなく。


ふいに、かすかな、それでいてこの静寂の中では聞き落としようもないほどの音。
少しずつ近づいてくるそれを聞きながら、少女は動かない。
やがて、それが間近で止まり、声を投げつけられるまで。
「おい」
腰に手を当て、呆れたような怒っているような表情でこちらを見ている少年。
「レオさん…」
赤みがかった金髪と白い肌が月の光を浴びて綺麗だと、少女はそれだけを思った。
「何をしてるんだ」
「……何も……」
レオの表情に苛立ちの色が濃くなる。
普段の彼女だったら、ここで謝っているかもしれない。
けれど、少女はそれきり一声も発することなく、またひざを抱えてそこに顔を埋めてしまう。
伝わってくるレオの戸惑い。
それでも、何もする気になれなくて。
53花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 06:58:55 ID:HzOk03lL
決して感じ取れなくなったわけではないけれど、「察して」行動するのが、今はどうしようもなく嫌で。
だから、そばに来て刺激しないで欲しい。
戸惑ったままの気配が近づいてきて、隣に腰を下ろしたようだ。
砂が強く鳴ったのは、持ち歩いている剣を引き寄せた音だろうか。
それきり、また砂の流れる音しか聞こえない世界になる。
きっと業を煮やして、行ってしまうだろうと思ったのに。
いつまでも、風と砂のかすかな音だけ。
さっきまでわずらわしかったのに、ふいに気になりはじめて、少女はこっそり顔を上げた。
……
立てた片ひざと刀を抱え込んで、遠くを見ている横顔。
今、この人も自分と同じかもしれない。
そう思った瞬間、ずっと苛まれていた泣きたくて泣けない渇きがひいていく。
一粒、また一粒。
転がり落ちるそれを隠すように、少女はまたひざを抱えて顔を伏せる。
強く砂が鳴る。
腕を伸ばさなくても届く距離に近づいた気配。
そっと肩に触れてくる感触に、またあの感じが湧き上がってくる。
涙は止まらないのに。
「……放っておいてください……」
やっと言えたそれだけが本心。
「強がりでは…ないですから。本当に…放っておいてください」
そうすれば、朝にはいつもの自分に戻れる。
「お願いです」
弱みを見られているのが恥ずかしい。
54花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 06:59:50 ID:HzOk03lL
「あんた、泣いてるだろう」
答えたくないから、答えない。
何かをためらっているようなわずかな間。
「……ほっとけるかよ」
声が、驚くほど近くで聞こえたのは、抱きしめられたからだった。
「強がりじゃねえのは、分かる。だから余計ほっとけねえ」
「……放して」
「断る」
こらえてもこらえても、涙が止まらなくて上げられない顔を強引にあげさせられる。
目許にくちづけ。
「……っ嫌!」
腕をつっぱって離れようともがくのを荒っぽく抱きすくめられて。
「…俺のこと、キライなら触らねえ」
気遣うようなささやきから伝わるやさしさ。
胸に抱き寄せて、髪や肩をなだめるようになでているのは、きっとこの人の無意識。
「……嫌…いです」
「嘘つけ」
苦く笑う声。
嫌いじゃない。でも、やさしさが理解できるほどに、怖いと思う。
矜持が崩れていく恐怖が、分かるだろうか、彼に。
はりつめて、自分で自分を支えていた力を奪われる感覚と、つなぎとめようと自我を抑えこむ無意識と。
同じと感じたのは、間違い。
彼には、男の人には分からない。
「……お願いします、一人にして」
55花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 07:00:42 ID:HzOk03lL
自分でも、声が固く冷たくなっていくのが分かる。
「分かったよ」
根負けしたというようなため息。
そっと、離れていくぬくもり。
おそるおそる見上げると、決して怒ったりはしていないレオに、少女は安堵の息をつく。
しょうがないやつだ、というように笑ってみせる目許は少し寂しげではあるが。
「何かあったら必ず呼べ」
刀を拾い上げて、レオが背中を向ける。
これで、やっと一人になれる。
少年を見るとはなしに見ながら、少女はやっと体の力を抜いた。
泣いても、誰にも見られてないなら、泣いたことにはならない。
明日から、ちゃんと弱くない自分に戻れる。
心にふと余裕が出来て、「ありがとう」と言えると思った。
「ありが……」
レオが、足を踏み出す。
一歩、二歩……
「……どうした?」
そこで止まった足。それ以上進めなかったのは。
「え!? あ……私……っ」
信じられない思いで、少女は自分の手を見つめる。
身を乗り出して伸ばされた腕の先で、少年の長衣の裾をしっかりとつかんでいる手を。
「無理するな」
少年の声に、見上げる。
刀が落ちる音がした。
56花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 07:01:38 ID:HzOk03lL


「痛いっ」
強い力で抱きしめられていて、思わず声をあげる。
はっとしたように腕をゆるめた少年の目が、驚くほど真剣で。
すくうように前髪をあげられて、額にくちづけられる。
思わず閉じたまぶたに。涙の跡の残る頬に。
「力、抜け」
無意識にかみ締めていた唇を指がなでて、ふ、と力の抜けたそこにも。
重ねるだけの接吻を何度もくりかえされて、胸に痛みのようなものが走る。
跪いたまま、交わされる口づけ。
「ん……」
息苦しさを感じてのどを鳴らす。
甘く噛まれて、切なさが四肢に感染して行くよう。
いたわるようなやさしさでそっと絡められる舌から逃れることも出来ない。
「……っ……」
角度を変える合間にもれる、吐息。
腰にまわされた腕のたくましさや、うなじをなでる手の剣士特有のざらつきに、気が遠くなりそうで。
この人は、きっと大切にしてくれる。守ってくれる。
心の芯まで届いてくる確信に、彼にすべてを委ねてしまいたいと、そんな覚悟が今なら出来る。
つたなく絡み合うキスの、濡れた、音。
穏やかな陶酔に身を任せ始めていた少女は、はっと我に返った。
「や……駄目っ」
57花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 07:02:31 ID:HzOk03lL
力の抜けかけていた腕で突き放す。
急に自覚する体の熱。頬がのぼせたように熱い。
口元を少年の指先でそっとぬぐわれて、唾液を飲みきれていなかったことに気づく。
この淫らがましさ、先ほど心をよぎった甘えに愕然とする。
自分の中に、得体の知れないものがいるような、それは恐怖と同類の感覚。
少女の拒絶を羞恥によるものと思っている少年は、驚くでもなく今度は首筋に口づける。
熱く乾いた唇の感触と、きつく吸い上げる時の濡れた感触。
「あ……」
痛みと、別な感覚に小さな声が漏れる。
自分のそれを信じられない思いで聞く。駄目、耐えられない。
そう思った時にはもう、少女は手を上げていた。
鋭い音が響く。
手のひらの痛みと、少年の頬にわずかに赤い跡。
次の瞬間、手首を強い力で捕まれて「木」の根方に押さえつけられていた。
「いやぁっ!」
背中の鈍い痛みに悲鳴を上げる。
覆いかぶさるような体勢で見下ろされるのは、こんなにも怖いことだったのか。
力任せに握られている手首が痛い。
男の表情をしている少年が、見知らぬ人のようで怖い。
「レオ……さん……」
なんと言ったら分かってもらえるのか。
心細さに涙腺がゆるむ。
とめどなく零れる涙でぼやけた視界の中で、ふいにレオも表情を変えた。
58花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 07:03:22 ID:HzOk03lL
「うわっ……す…すまん!」
泣き出した少女に我に返ったのか、あわてて押さえ込んでいた手首を放し、抱き起こしてくれる。
「乱暴する気はなかった。すまん」
「それだけじゃ……ないんです……」
感情を抑え切れなくて、少女は泣きながら訴える。
こんな子供みたいなみっともないのは嫌いなのに、もうどうでもいいような気もして。
「レオさん……怖…いしっ…体が…変……な感じ…っ」
泣きじゃくる少女をどうしていいか分からないというように、先ほどまでとは打って変わっておそるおそるさしのべられるレオの腕に、少女は飛び込んでいた。
「甘えるの……好きじゃないんですっ……自分が……っ……自分でなくなるみたいで……」
しゃくりあげながら言いたいことだけ言うと、レオの胸を両手で叩きながら泣いて、しがみついてまた泣いた。
「そうか」「……分かった」
とだけ繰り返しながら、レオは、少しずつ落ち着いてくる少女を驚かせないように慎重に抱きしめる。
物腰の穏やかさの中に、しっかりした所、強いところがあるのは知っていたけれど。
今の、誇りと頼りなさを同時にぶつけてくる姿に、ますます惹かれていく心地がする。
同時に、少女の抱えていた葛藤も垣間見えた気がして。
力任せに抱きしめたい衝動をこらえる代わりに、レオは少女の耳元にささやいていた。
「あんたが……すげえ…好き…だ」
「……レオさん……」
頬を紅潮させて呆然と見つめてくる少女に、やはりこらえきれずに強く抱きしめながら、
少年は言った。
59花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 07:04:56 ID:HzOk03lL
「だから……いずれ、必ず抱く。……覚悟しててくれ」
また、泣き出すだろうかと顔色をうかがってくるレオの心のうちを知ってか知らずか。
少女は小さな声で、しかしはっきりと答えた。
「はい」


触れるだけのくちづけ。
抱きしめられた腕の中でぬくもりにまどろむ。
背中ごしに伝わってくる少年の体温が心地いい。
聞こえるのは、夢うつつの中届くささやきだけ。
少女の世界は、今、静かであたたかかった。


Fin
60花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 07:09:02 ID:HzOk03lL
以上です。
神様視点のはずがちょっとレオ視点も混ざってしまってますが。
問題はそこではなく。

…エロ足りない…

少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
エロ神・ラブコメ神・鬼畜神、あらゆる神の降臨を待ちつつ…

61花散里 ◆gga2RGANNc :05/02/08 07:20:30 ID:HzOk03lL
補足ですー。
タイトルは、レオ神のマイイメージソングです。読み方は自信ないですが
「アデッソ・エ・フォルチュナ」だった気が。多分スペイン語ですね。
62名無しさん@ピンキー:05/02/08 12:39:46 ID:YeIWDaVS
ぬぉぉぉー!!レオ神!レオ神萌へ!GJっす!
しかもこんなとこでロードスの主題歌(だよな?)ネタが見られるとは…
確かに世界観も合ってますね。
63名無しさん@ピンキー:05/02/08 17:57:36 ID:W5sZad2P
GJ!!
読みながらドキがムネムネしてしまいました。
レオ神萌え〜(*´д`)
64名無しさん@ピンキー:05/02/08 20:10:36 ID:k5r1uSNv
GJっす。萌えました〜。
65名無しさん@ピンキー:05/02/08 21:21:39 ID:eydG6iU3
GJ!!
レオ神大好きなのでうれしいです〜!
66名無しさん@ピンキー:05/02/09 03:22:56 ID:cJoDQoMU
GJ!!
来週辺りいよいよ再会だし、またレオ神に萌えそうだよ・・・!
67名無しさん@ピンキー:05/02/09 15:38:06 ID:Kf3Tt06H
エロ足りない('A`)
68名無しさん@ピンキー:05/02/09 16:24:36 ID:ur9MSXpX
エロ足りない('A`)
69名無しさん@ピンキー:05/02/09 16:56:59 ID:fDDTm227
だがそれがいい(´∀`)
70名無しさん@ピンキー:05/02/09 21:44:43 ID:XAJazrG5
エロパロスレなのにエロ小説が足りない気がする。


…ROMが偉そうに言ってスマン。
71名無しさん@ピンキー:05/02/09 22:35:50 ID:ur9MSXpX
職人さんが増えるまでのんびり行こうよ
72名無しさん@ピンキー:05/02/09 23:52:13 ID:hT9fboAy
エロか…エロは難しいよな……
そのキャラでどれくらいまでやっていいのか見極めるのが大変だ
そこを見誤ると、他の名前に挿げ替えても変わりないような
文章になってしまう

エロ…
73名無しさん@ピンキー:05/02/10 00:43:30 ID:WGq9HAqJ
Waqwaqのキャラって特に難しい気がする。
機械が陵辱とかはともかく…エロオヤジみたいなレオは勘弁だもんな、正直。
誰とでもやりそうな神様も違うと思うし。

ストイックな人物描写で、でも二人が盛り上がってなんかエッチく感じるよう
なのが理想かね。…と、レオ神のことを考えてるレオ神スキーな自分。
74名無しさん@ピンキー:05/02/10 00:51:11 ID:gIJ3JePK
まあとりあえず、エロ足りない('A`)と思ってる人は自分で書いてみようや。
こっちとしては習作でもщ(゚д゚щ)カモーン
75名無しさん@ピンキー:05/02/10 00:57:40 ID:WGq9HAqJ
正直、バレスレを覗いた自分は脳内で祭りが始まってる。

書きたい。つーか書く。
他の人もщ(゚д゚щ)カモーン だ

妄想小ネタもщ(゚д゚щ)カモーン
76名無しさん@ピンキー:05/02/10 22:16:23 ID:u6+mqlO+
ちょっとしたネタですが。

「あんたが、好きだ!」突然の告白。
うれしいけど、恥ずかしい。
ぎこちなく、抱きしめられて、
目を閉じると、唇に優しい感触。
これだけのことなのに、耳まで熱い。
きっと私の顔は真っ赤なんだろうな。
ふと、顔を見上げる。
照れて、はにかんだ彼の顔色は…
真っ黒でした。
77名無しさん@ピンキー:05/02/10 22:18:22 ID:u6+mqlO+
スミマセン、スミマセン…。黒い血ということで、こんなネタが思いついてしまい、つい…。
レオ神好きなんで許して下さい。
78名無しさん@ピンキー:05/02/11 00:20:02 ID:j3OcG3W0
>>76
GJプゲラノドンw

実際のとこどうなんだろうね?うーん…
79 ◆DMzTyHF5uc :05/02/11 11:57:26 ID:Oa9lIQvE
防人出現までつなぎで小ネタを。
カーフダメな人、筋肉フェチダメな人ごめん。
80 ◆DMzTyHF5uc :05/02/11 11:58:36 ID:Oa9lIQvE
 帯を緩め、着流していた布を床に落とす。まぎれていた砂が小さく床を跳ねる。
 カーフが寝巻き代わりの単を取ろうとすると、何気に壁にかかっていた鏡に目が行った。
「……」
ポーズを取ってみた。
 ただの気まぐれ、昔まだ村で暮らしていた頃に見た「ボディマッスル」という本の真似である。もちろん気まぐれ、深い意味はない気まぐれ、考えるように口を手で隠しながらちらちら鏡に目をやり、気まぐれだと己に言い聞かせる。
 格闘技を身につけ最強を目指す男として、体にはそれなりに自信がある。
 それを鏡に映してチェックするのは、なんというか、意外に……悦かった。
「ど、どこかに怪我があるかもしれなんからな……怪我は侮れん……」
 誰も居ないのに言い訳をしてから、いくつかキめてみる。上腕二頭筋、腹直筋に力をいれてみたり大腿部を強調した。
 自発的な行動を本人も楽しんでいる場合、おおむね誰かが止めない限りエスカレートしつづける。布や椅子、己を飾る小道具を引っ張り出してきた頃には、もはや先程の言い訳をカーフは忘れていた。
「クシャスラも入ってみるか」
 護神像を振り返ると、着替える前までそばに居たクシャスラが痛いものから逃れるように遠くを漂っていた。そのまま、残念ながら筋肉の無いクシャスラは積極的に遠慮したのか、そばによらない。
「そうか。……しかし、俺もとうとうここまで」
 カーフは己の筋肉を誉めたのだが、その台詞は、意味は違えどクシャスラの心の叫びと奇しくも同じだ。
 部屋の中に、それぞれ温度の違う空気が流れた。
 カーフは考える。これは間違いなく男がもつ上等なエロチズム。まさか気づかなかったが……。
「クシャスラ、俺の願いは最強の男になることだ」
 口に出してきっぱりと宣言する。それはかつての輝かしい美しい過去、二人を結ぶ祈りの契約の、全てであった。
「俺は夜も最強の男になる」
 過去は遠かった。


>>ブトモモキモイ
>>それはフトモモのことですか
>>筋肉来週も出るのかよ!

ワクスレ内は、現在進行形でそのエロスっぷりに惑わされつつある――カーフォイ談

<了>
81 ◆DMzTyHF5uc :05/02/11 12:02:32 ID:Oa9lIQvE
ごめん。
真っ黒レオにはどんな緊張もトキめきも吹っ飛んでほのぼのさを感じてしまう…w
82名無しさん@ピンキー:05/02/11 12:44:27 ID:j3OcG3W0
>>80
カーフきもいよカーフ!!!
つーか、これって、クシャスラ通してキクが見てた可能性あるんだよね。
おもしろかったよ。続き!続き!
83名無しさん@ピンキー:05/02/11 13:38:26 ID:QnVw3Wdy
>>80
おもろかった!GJ!
続き期待してます。
84名無しさん@ピンキー:05/02/11 21:17:55 ID:Irf8i/av
カーペは男なのに『水戸黄門』の由美かおるポジションな所が萌えるんだよ
85名無しさん@ピンキー:05/02/11 21:18:50 ID:Irf8i/av
すまん誤爆した…
86名無しさん@ピンキー:05/02/12 00:39:52 ID:bjUtIMhc
>>85
あながち誤爆でもないw
87 ◆DMzTyHF5uc :05/02/12 21:45:19 ID:pH48cwiW
カーフ小ネタ二弾、由美かおるバージョンいくす。
悪ノリ許してけんろ
88 ◆DMzTyHF5uc :05/02/12 21:49:04 ID:pH48cwiW

 強くなること、それは修練を重ね己を磨くことだ。
 夜も最強になる、そう目標設定したカーフはある日風呂に入ってつらつらと思考した。
 湯は澄んで美しい。水音の清涼さは耳を引き、湯気とともに満ちた香りは袋に入れて水面に浮かせた大量の蜜柑のおかげだろうか。そして何より、そこに身をひたす己。
「ふ……この肌は水も弾くぞ」
 筋肉、筋肉と言ってるばかりではない。張りと潤い、それを兼ね備えて初めて体を語れるのだ。漢を語れるのだ。力こぶを作ってみてそれを注視していると、ふと猛烈な衝動を感じた。
 衝動、というよりそれはむしろ飢餓にも似た初めての感情だった。願いレベルも高かったのか、めったに近寄らなくなったクシャスラが、フラフワと風呂の入り口から寄ってくる。
 彼の飢え。
 それはクシャスラでも叶えられない、つまりは……。
「誰か……観客のような」
見せたくなった。
 彼が求めているのは生の視線、生の反応、ダイレクトに感じれる第三者の評価だった。クシャスラは何度も何度も目の前で着替えたこともあるので、どうしても身内の内輪話のように何の刺激も無しに終わってしまいそうなのだ。
 欲しいのは自分を奮起させるようなリアル。容赦無い叱咤、心からの激励、すばらしい先駆者の足跡――。
 その考えは、2ちゃんにss投下するような緊張感をもはらんでいた。
 いったいどんな反応が来るのか――井の中の蛙を認識するのか――。
「悩んでいても仕方がないな」
 やるしかない。
 もはや見せるしかないのだ。いや、魅せてやる。俺の筋肉で、染めてやる。それ以外の選択肢を、熱に浮かされた彼は思いつくことが出来なかった。長時間風呂に入ってのぼせてしまった彼には思いつけなかった。
 クシャスラはその先行者、違った、その先行する己の選んだ防人の決心についていくしかない。
 風呂から退場したカーフは、まずはどこに出没しようかと思いめぐらすのだった。


>>神様!危ない後ろ!
>>毛布のアレは★一個なんだ…

某スレ村は、かつて少しだけ、カーフに染まっていた。
89名無しさん@ピンキー:05/02/12 22:08:24 ID:hHdAahAR
何この流れ。笑って笑って腹よじれそうなんだけどw
職人さんと誤爆の人にGJ!
90名無しさん@ピンキー:05/02/12 22:15:00 ID:zFW+x5xK
>>88
GJ!ワラタ。
ノールの自己陶酔劇場あたり、誰か書いてくれないかなぁ。
91名無しさん@ピンキー:05/02/12 22:21:30 ID:80l+fiee
GJ!
オモロイわ。イイネ!
92名無しさん@ピンキー:05/02/12 23:41:50 ID:ScQq0qfN
GJ!
これもエロスのひとつの方向性だよな、と笑いながら感心してみたりもする。

カーフにレオあたりが影響受ける話とかも読んでみたいなー。
レオは胸筋がみごとだよね。
ノールもインスパイアされつつ対抗意識燃やしたりして。
「時代は今、触れなば折れん儚げな美少年なんだー!アニキの時代は終わった…終わったよ!」
とか。
93名無しさん@ピンキー:05/02/13 14:34:16 ID:woXQqFTX
>>88
自分AAスレ住民なので2倍笑えた GJ!!
94 ◆DMzTyHF5uc :05/02/13 14:39:30 ID:VE1H31zj
カーフ小ネタその3。だんだん酷くなってきたんで露出魔警戒を。
95 ◆DMzTyHF5uc :05/02/13 14:44:43 ID:VE1H31zj
 帯を締め、クシャスラの背で風を感じるカーフ――いや、もう防人という称号もカーフとかカッペとか三百ほど以下略の名前なども関係無い。
 今、彼は一人の、ただまっすぐにエロスを求める男になっていた。 その求道者のような背中は、古代に存在したという侍のようでもあり、
肉感的に強調される背筋そのものである。
「とりあえず一回りするとしようぜクシャスラ。この感覚がわかる奴にすぐ会えるとは思っちゃいないが、まず誰かに見せないことにはな」
 筋肉がうずく。表現として間違っているかもしれない、だが、これ以上の言葉があるのなら教えて欲しい。
 予行練習として筋肉がピクピクと動く、そういう時の感情をなんと言えばいいのか。
 風圧に袖や裾がめくれ、肌が見える。ふっと笑い、カーフは余裕たっぷりにその乱れを直した。
 まだ、出番は早いと心で呟きながら。
 カーフが露出する相手に考えたのは、まず第一に黒き血の賢者ヨキだった。高度なエロスを理解するに十分な品と知性を兼ね備え、なおかつ
美貌の人である。
 やはり、どうせ見せるなら……なによりこちらは初めてだ。彼女なら優しくリードし、自分の初めての人になってくれるだろう。
 次に、同じ防人仲間である。機械と戦う日々ゆえに、彼らも立派な筋肉を所持していると思って間違い無い。
 そういう人物からの筋肉番付けなら信頼が置けるし、なにより仲間、あるいはその道の師を見つけれる可能性もある。
 ゆくゆくは最強の称号を得るため彼らを叩き潰すつもりだが、今から目星をつけておいても悪くは無い。
 村人達はいささかスレ住人的なところもあって、露出したとたん「ぬるぽ」「ガッ」をも上回るコンビネーションでフクロにされそうだし、
機械に見せても仕方ない。
「ふっ、楽しくなってきたな」
 クシャスラはカーフのその台詞に手遅れだといわんばかりに沈黙した。
 しばらく飛ぶとオアシスが見えてきた。最近防人になったという人物が、そこを拠点にしているのである。
96 ◆DMzTyHF5uc :05/02/13 14:45:33 ID:VE1H31zj
なるほど一人、水面に立って水と戯れている。
 低空飛行で確認すると、その人物は可憐な少女のように見えた。だが。
 ナチュラルな太腿露出、ぴったりした胸襟のライン、見逃してしまいそうなノースリーブから伸びる上腕2頭筋。
 細身ながらその筋肉レベル、最初の相手として不満などない。
「おいお前!」
 上空から声を掛けると、その人物は今気づいたように顔を上げる。
「な、何? あなたも……防人だよね。ここのオアシスを遣うの?」
「水などどうでもいい。俺が用があるのはお前だ。わかるな」
 相手は戸惑ったように顔を赤らめる。
「ぼ、僕は男なんだけど……」
「違う!」
目一杯否定した。
「ち、違うの? 違うの? 僕よくそういう人から声かけられるから」
カーフは舌打ちした。数字板でやってくれとか棲み分けとかそういう話では全くない。相手が男だろうと女だろうと、共通しているのはなんだ、という話だ。
 それは筋肉だ。
「俺の身体を見ろ!」
 カーフは上半身をはだけた。その瞬間涼しい風が肌にあたり、彼はスッキリしたような、悦い気分になった。
 そして一歩、変質者に近づいた。
97 ◆DMzTyHF5uc :05/02/13 18:06:14 ID:VE1H31zj
「なっ……」
 少女のような防人は、絶句したように目を見開いてこちらを凝視している。もろ肌脱いで見せれる全てを見せたカーフは、もはやこだわるものなど無い。
 鋼のように鍛えぬいたこの体こそが、飾らない、そしてたった一人の、カーフという漢が魅せる生き様なのだ。
 男の魅力というにも可愛い。
 ダンディズムにも通じている。
「どうだ」
 男があこがれる強さ――それを単純化し最もよく具現化した筋肉。筋繊維が織り成す隆々とした肉体には、砂漠の真っ白な光が降り注いできては、余すところなく晒している。風呂に入って磨きぬいた身体は、面の部分では光を弾いていた。
 どうだと聞かれてもポカンとするしかない。
 クシャスラはこれで懲りてくれれば、と思いながら見守っていた。
 しかし、類は友というか、弟のこともあって健康な身体についてこだわりがあるのか、はたまた素質があるのか、ガクガクと震えながら――水の防人は見惚れていた。
「っ……ぼ、僕は認めない、そんな美しい筋肉なんて認めないぞ! そんな、そんなんで!」
 涙をはらはらと流しながら彼はオアシスの向こうまで水面を走っていく。
 後姿を見送りながら、カーフは勝ち残った者としての空気、変態の残り香のような空気を漂わせながら悠然と呟いた。
「一応とはいえ同じ仲間を蹴散らすとはな……罪深い」
筋肉が、とまで言わなかったところが唯一の救いだった。誰も聞いていなかったが救いだった。



>>目に焼き付けるがいい!
>>クシャスラどっか行っちゃった…

その後については、語るまい。
98名無しさん@ピンキー:05/02/13 21:01:41 ID:7A+dywLa
>>97
GJ !
カーヘ、ノンストップだよ、カーヘ。どこまでいくやら。
99名無しさん@ピンキー:05/02/13 22:15:51 ID:QPz9nDUu
>>98のせいでノンストップ亜○という漫画を思い出した
その前にノンストップカーフというタイトルを想像したのは言うまでもない
100名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:34:18 ID:/pfchI6s
AAに続いてエロパロまでもカーへ色に染まってる辺り、こいつ結構な人気じゃねぇの?
・・・と思った。




                             でもいじめられる
101名無しさん@ピンキー:05/02/14 00:17:46 ID:1wPSVOf/
>>97
GJ!また期待してまつ。

解禁だな。レオ神待ってます!
102名無しさん@ピンキー:05/02/14 00:18:26 ID:fokCXeOH
ネタバレ解禁だし、今週はスゴイ展開だし、ラブコメ確定(?)だし、
更なる神の降臨を、膝を抱えてお待ちしております。
103名無しさん@ピンキー:05/02/14 01:35:47 ID:8N7LPFMn
GJ!
あくまでも褒め言葉として、◆DMzTyHF5uc に言いたい。
あなたは最強の変人だ!カーフにも劣るまい!
カーフの筋肉シリーズ大好きだよ〜。

あなたの文章は前から好きなので、神様絡みのエロもまた読みたいなーと
思いながら、しかしこのカーフのシリーズを今もっと読みたいふたごころ。
次回作、期待してます。
104名無しさん@ピンキー:05/02/14 12:32:42 ID:wQRJ80Yz
シオ神も見たいな
通りすがり氏のが個人的にすごくよかった
105 ◆DMzTyHF5uc :05/02/14 18:40:56 ID:vP/ppMWw
雑談は恐くあり、ルールとしてもご法度かもしれないすが…一レスだけ許してくれす。
声をかけてくれる人、ありがとう。いつも励みになってる。読んでくれてる方、小娘の話に怒らないでいてくれてありがとう。投下するたびホッとしてる。
このスレも、住人も、他の職人さんも、大好きだ。ワクワクはもっと大好きだ。(実は変人と言われるのも大好きだ)
ここが、そしてワクワクがさらに盛り上がっていくことをいつも祈る。
ということでシオ神・レオ神萌へ
106名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:08:36 ID:8N7LPFMn
(小声で)ドレヨキ…
107名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:35:58 ID:LoOesjNC
>>106
接点ない割に結構好きだよソレ。
前スレの続きキボン
108名無しさん@ピンキー:05/02/14 23:17:37 ID:1wPSVOf/
職人さん、いつも乙です。またの投下お待ちしております!

ところでレオスレでバレンタインデー小説が投下されたんだが、スレ違いだと思うので
できたらこちらに誘導したいんだけど、ここって18禁スレだよな。
その場合は投下した人がたどり着くのを待つしかないのかな?
教えてエロイ人。
109名無しさん@ピンキー:05/02/14 23:58:58 ID:Rp+Z838/
21禁だよここ。
安易な誘導はしない方がいいんじゃないかな。書いた人が21歳以上とは
限らないし
110名無しさん@ピンキー:05/02/15 01:58:04 ID:SyIuL5ku
>>108
その人それっきり書かないかもしれないし。キャラ板って棚スレみたいのあったっけ?
あればそっちに誘導するのがベストじゃない?
自分から来たのでなければここへの誘導は必要ないと思う。
111108:05/02/15 03:50:09 ID:7YnIydI1
>>109-110
年齢制限勘違いしてた。スマソOrz
まーそうだよな。
ただ降臨をお待ちするのみだな。
dクス。
112名無しさん@ピンキー:05/02/15 05:28:26 ID:7YnIydI1
>>110
ところで棚スレってキャラ板で立てたけど過疎なスレだから違う用途に転用するようなのってこと?
初心者で申し訳ないが、もしそうだとしたらたぶん小説用に使えそうなのは見た限りなさげだったので、このまま誘導とかはなしにしようと思う。
ありがd。

以下何ごともなかったかのようにドゾー↓
113名無しさん@ピンキー:05/02/15 23:30:05 ID:I71JPRb8
     , -─- 、
    i ,カ‐ヘタレ.i  
     lリ ´∀` lリ


114名無しさん@ピンキー:05/02/15 23:31:02 ID:ONE3x+zZ
神様がキクとコトに陵辱されるSSキボン

>>108
その小説読んだけど、エロじゃ無いからスレ違いになると思うよ。
115名無しさん@ピンキー:05/02/18 02:24:31 ID:pmj4YHEr
レオの弱点は神様…じわじわ萌えるな、今週のは。
116椛 ◆7NxJ4cO80Y :05/02/18 06:47:48 ID:/0paTIc6
お久しぶりです、椛です。おはようございます。
完結してないのですが続きを書いたので投下しに参りました。
前スレ>679、>718-720の続きです。

2ヶ月も間あいてしまって本当にごめんなさい…(´・ω・`)
117椛 ◆7NxJ4cO80Y :05/02/18 06:50:11 ID:/0paTIc6
前スレ>815にも投下してありました。そこからの続きですね。



「何だ」
「あのっ…」
胸に触れていた手と唇の動きを止めて、尋ねる。
「やっぱり…台所では…」
先刻から何故神が台所でこのまま行為に及ぶのを嫌がるのかがレオにはわからない。
「焦らしているつもりなのか?」
短い時間で思いついた答えをそのまま言葉にする。
「…!!ち、違います!!」
頬を真っ赤に染め、必死な様子で言い返される。
「だったら何故だ」
「台所でなんて…ムードが無いじゃないですか…」
しぶしぶ、と言った様子でレオから目を反らしながら理由を告げる。
「…そういうものなのか」
「…そういうものなんです」

「そうか、わかった」
レオはおもむろに立ち上がると神を腕に抱え、2階へと向かった。
部屋のドアを足で蹴飛ばすように開き、ベッドに神の身体を横たえると同時に覆いかぶさる。
「ここなら、いいんだな」
顔にかかった髪を払いながら、神にそう尋ねる。
「……はい」
小さく頷くと、神はレオの身体を引き寄せた。
118名無しさん@ピンキー:05/02/18 07:55:15 ID:/0paTIc6

「ぁっ……」
スカートをめくり上げ、下着の上から秘所に触れる。
そこは既に湿っていて、下着越しにも関わらずレオの指を濡らす程だった。
「神」
「…何、ですか…?」
レオは神の手を取ると、今自分が触っていた場所に導いた。
「これだけ濡れていれば、大丈夫か?」
「え…?…あっ、レオさ…」
神の手を、愛液が溢れ出ている場所に導き指を這わせる。
「まだ、足りないか?」
自分と神の指を中にすべりこませ動かすと、
くちゅくちゅ、という水音が静かな部屋の中に響く。
「…あぁっ……んっ…」
指を動かす度に、わずかに弓形になる神の身体。
快感によって通常よりもわずかに熱い身体。
赤く色づいた頬に、荒い息。
「…まだ駄目か?」
台所にいた時からレオの分身はとっくに臨戦態勢準備完了で、
今にも下着を突き破れそうな勢いで張り詰めていた。
「レオ、さん?」
「我慢できないんだ、…もういいだろう?」

レオは神の服をひきはがすように脱がすと、自分も服を脱いだ。
一糸まとわぬ神の身体を一瞥すると、神の足を掴み、大きく開かせる。
「い、いやっ…」
必死で足を閉じようとする神の足をしっかりと抱え込み、
腰を引き寄せ、猛る分身を熱い内側へと押し進めた。


今日はここまでです。
続きはまた・・・2ヶ月後にならないように頑張ります(`・ω・´)
119名無しさん@ピンキー:05/02/18 10:46:09 ID:pmj4YHEr
GJ!

続き待ってましたv
ラブラブコメコメで女心ににぶいけど物分りのいいレオに萌え

続き楽しみにしてます!
120名無しさん@ピンキー:05/02/18 14:51:15 ID:CHKEAz80
GJ!
待ってました!
レオがなんかもー素敵ですわ。
また続きもお待ちしています〜!
121名無しさん@ピンキー:05/02/19 01:00:08 ID:4o+se1OA
GJ!
レオはせっかちさんですねぇw
エロ足りないスレに潤い(エロ)をありがとう。
122名無しさん@ピンキー:05/02/20 22:38:50 ID:xMh58RYU
キター!GJGJGJ!
二人がとってもかわいいです。
続き待ってます!
123 ◆DMzTyHF5uc :05/02/23 00:56:35 ID:HuOxDTYP
【シオ神】

 手を伸ばす。
「――神様をみつけました」
 手を伸ばす。
「人の子よ、握手を」
 手を伸ばす。
「私の中にためられた願い、受け入れてみろ」
 手を伸ばす。
「このたび防人になったシオす。よろぽこ」
 手を伸ばす。
 また手を伸ばす。
 ずっとそうしていたような、そんな気がしますた。
 ふと数えてみれば、案外その数は少ない。
 手に入れたいのか、触って感触を知りたいのか、ただの気まぐれじゃないのはわかるんすが。
 レオの姿が見える。
 フランの声が聞こえる。
 お腹が熱い。
 熱い。
 神様。


124 ◆DMzTyHF5uc :05/02/23 00:58:09 ID:HuOxDTYP


「心を開いて接すれば、たいていの方とは仲良くなれますわ」
 神様は両手を合わせて、穏やかな声で優しく微笑みました。プラはよく鳴いて可愛い、そう時間をかけずに友達になれて、おかしいくらい自分の顔が笑っているのが分かりますた。
 やっぱり神様は願いを叶えるお方。
「人の子よ、握手を」
 手を伸ばしますた。
 初めて握った機械の手はツルツルしていて、最初は冷たく、少しずつもれの手の温度が移っていくのがわかりますた。なんだかアールマティに似てる気がします。
 ずっと握っていると、チーと鳴いて胸に飛び込んできますた。可愛い。砂の上に倒れながら、神様がびっくりしているのが見えます。それから。
笑顔。
「……例えば小物のモチーフに使われる握手の意味は『友情と愛情』だそうです」
 神様は太陽を遮ってしゃがみ、もれのほうに手を伸ばしてくださりました。どうしていいかわからなくなります。あまりに恐れ多い。尻込みしていると、そっと手を取られ、神様はそのまま倒れた体をおこしてくださいますた。
「これも握手に入るでしょうか」
 とっさに答えられず、神様を見ます。
「そしたら私もシオ君と友達です」
 理由なくかすれてしまいそうで、一秒、声を出すのをこらえました。笑うことで、出しかけた言葉を閉じ込めます。その時の気持ちが何て名前だったのか、胸の中が絞られるように苦しくて、よくわかりませんですた。
 もれはいつか、神様に失礼なことをするかもしれません。
 具体的ではないけれど、それでも確かにある不安。もしもそうなったら、どうなるだろう。どうするだろう。このかけがえのない方からの拒絶を、もれはしっかり受け入れることが出来るでしょうか。
 父ちゃんの時の、別れのように。
 村から村まで歩く間、時間の流れはとてもゆっくりですた。
 砂を踏む音も、ふと見上げた神様の目も、遠い空と乾ききった地面が挟んでしまいます。時折、それに潰されるように、神様のかぶったフードが不自然に揺れますた。
 ついに耐えられなくなって足を踏み出しかけて、そのままハッと気づいて固まってしまいますた。
「シオ君、どうかしましたか?」
125 ◆DMzTyHF5uc :05/02/23 01:00:21 ID:HuOxDTYP
その間にニ歩分、神様は先を行っています。
「……いえ、荷物の中に村人と交換した服があったのを思いだすて。合うかどうか……神様はおいくつだろうかと」
「年でしたら十五になりました。でも気になさらないで、シオ君。それにここでは……着替える場所が無いようです」
最後のほう、いささか赤くなったほっぺたを誤魔化すように横を向き、小さくお答えくださいます。
 声は下り目線は上、背丈は肩にも届かずお倒れになられても、支えるはずの自分の腕は細く頼りない。
「もれと三つ違い、なんすね」
自分の声が、なんだか他人のようですた。
 三年は大きすぎる。
 三年。
 例えばレオのように背が伸びるにも体つきが父ちゃんのようになるにも、何回も日が昇って落ちるのを見つづけなければならない。
 血を流した神様は、その赤い舌で白い指を舐め、木陰に入ってからは他の指で傷口を押さえています。レオは腕で顔を隠しながらただ、横たわっている。二人を置いて村にも入れませんが、でもなんと声をかければ言いのかも分からない。酷く複雑。
「お前」
レオが言いました。
「お前があいつと居るのは、何時からだ」
「いつ……神様とは、ええと二日ぐらい前から一緒にいるすよ」
「それじゃぁ――いつもああなのか、あいつは」
もれは七の村で、襲ってきた村人のうち、倒れて踏まれた子供を思い出しますた。
 いつでも差し伸べられる、手。
「神様はいつだって神様す」
 起きあがったレオが視線を木陰に向けますた。心配なさっていたのか、神様もプラと一緒にこちらを向いています。二つが合ったのは本当に、一秒、それだけだったのに、ひどい眩暈がした。
 とうに神様は膝上のプラに顔を向けていらっしゃいます。
 それなのに。
 どうしてレオは、もう一度振り向くのを待つように、まだ見つづけているのだろう。
126名無しさん@ピンキー:05/02/23 01:04:22 ID:4ryh8KKm
リアルタイムキター
127 ◆DMzTyHF5uc :05/02/23 01:07:09 ID:HuOxDTYP
途中まででゴメソ
ここから分岐で、シオ神にするかレオ神にするか良かったら意向を聞いてみたい
128名無しさん@ピンキー:05/02/23 01:17:05 ID:YNYm1fy9
どっちも好きだから選べないorz
129名無しさん@ピンキー:05/02/23 01:17:09 ID:4ryh8KKm
塩の心理描写がより生かされるであろう塩神を希望させていただきます。
けど一番は神のかきたいほうです。
130名無しさん@ピンキー:05/02/23 01:27:15 ID:nEu91ZtL
タイトルはシオ神なので、そうかと思った。
個人的にはレオ神でつ。
レオ神をシオの目線で見るのも面白いかと。

でも、書きたい方でよろすく。
131名無しさん@ピンキー:05/02/23 01:46:13 ID:kyVSUIbQ
自分はレオ神好きだが、どちらも萌えるので書きたいほうで。
お待ちしております!
132名無しさん@ピンキー:05/02/23 04:38:51 ID:Huh5PhrQ
すごくいい。すごく好き。欲を言うなら…両方読みたいくらいです。
133名無しさん@ピンキー:05/02/23 20:19:29 ID:v9Hvcz4y
年甲斐もなく、胸がきゅんとなりました。
今後の展開は、あなた様の思いのままに…。
あなたは本当に、あのエロカープ小説を書いた神と同じ人なのか?!



134 ◆DMzTyHF5uc :05/02/23 23:29:39 ID:JgWaFr7K
あわわ、予想外に答えてくれた人が。有難うです。今はどっちか内緒ですが、必ず全力で仕上げます。
ちょっと忙しくなって時間あきそうなので…他の職人さんには気にしないで投下して下さい、と言いに。
それでは筋肉かしこ。
135名無しさん@ピンキー:05/02/23 23:46:13 ID:b7NVgWWM
筋肉待ってます。
136名無しさん@ピンキー:05/02/26 23:07:59 ID:L//Hwrxe
ほしゅ。今週の神様に点描がかかっていたのは、レオビジョンだからだろうか?
137名無しさん@ピンキー:05/02/27 23:46:54 ID:SQiLR0jg
そう思ったらしあわせな気持ちになったのでそう思うことにする。
レオに点描がかかることがあったらもちろん神様視点ってことで。
138名無しさん@ピンキー:05/02/28 13:46:47 ID:9TRnTodJ
さて、今週号を読みましたところ、恐れていたことが現実になったみたいですが。
139名無しさん@ピンキー:05/02/28 20:21:11 ID:DL8Ag/4y
ヨキ先生の性別のことかい?自分はまだはっきりしてないと思ってるよ。
でないと潤いがなさすぎてさみしいので。
140名無しさん@ピンキー:05/02/28 22:24:28 ID:1X2JLwQj
あの睫毛は、女物だと思うが。
オンナノコが神様一人というのもあんまりだ。
141名無しさん@ピンキー:05/03/01 09:44:46 ID:dXzJBsJ7
今回のヨキ先生女にみえたけどな。
俺もあの睫毛は女だとオモタ
142名無しさん@ピンキー:05/03/01 12:32:42 ID:amI1vqtE
といいますか、むしろ性別無いんじゃ?
143名無しさん@ピンキー:05/03/01 21:09:05 ID:EAzgOLDg
ロボットだからなー

この際男女どっちにでもなれるように作られたって事で(・∀・)ヨキヨキ!!
144名無しさん@ピンキー:05/03/01 22:40:26 ID:Czl64SGJ
145名無しさん@ピンキー:05/03/02 18:49:48 ID:eBENY8LQ
うわ〜!すごくステキ!
レオ神は公式カプだ!

ところで、「黒き血の人間」は繁殖したりするわけだから
やはり、男女の性別はあると思われるのだが…

…といいますか、寿命もあるのに、ヨキ先生がずっと「ヨキ」なのは
賢者だから?それとも「入れ物」だけ交換しているのかなぁ。


146名無しさん@ピンキー:05/03/02 20:33:31 ID:b1EI6aol
>>145
もしかしたらコトかキクがカスタマイズしているのかも。
コトとキクだって賢者として組むんなら婆さんより綺麗なねーちゃんの方がいいだろうしな・・・
147名無しさん@ピンキー:05/03/03 00:11:51 ID:GL3bZwf0
初期に作られた型で繁殖や成長(年をとる)機能がついてないとか
148名無しさん@ピンキー:05/03/03 10:13:56 ID:LkLWmFE1
つまりカスタマイズする場面とかを妄想してもいいということか。
149名無しさん@ピンキー:05/03/03 15:46:22 ID:GL3bZwf0
>>148
それって、隠微な感じで大変エロいね
150名無しさん@ピンキー:05/03/05 11:25:09 ID:jqjYPz8T
ほしゅ
151名無しさん@ピンキー:05/03/05 22:06:52 ID:XN+MtUEj
>>148
うをを、なんて良いシチュだ!!
萌へー
152名無しさん@ピンキー:05/03/07 22:04:25 ID:SNmEAKjs
目からビーム保守!


153名無しさん@ピンキー:05/03/07 22:45:57 ID:GNGUP9A6
2巻表紙に萌えているのですが…。
ここは、最近ちょいと寂しいですな。
ゆっくりと、待っておりますが。
154名無しさん@ピンキー:05/03/08 19:41:37 ID:BayJOTDW
未だにドレヨキを待っております
155椛 ◆7NxJ4cO80Y :05/03/09 05:11:17 ID:6Y+3GUSz
半月ぶりでございます。
皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか?
とりあえず投下しますね。



「・・・んっ・・・あ…レオ、っ…」
半ば無理矢理挿入したにも関わらず、
神のそこはレオの分身に吸い付いて離そうとしないかのように感じられる。
「神…動いても、大丈夫か…?」
そう聞いておきながら、返事を待たずに腰を引き、中へと何度も押し入る。
「あ、ぁ…あぁっ…!!ちょ、待って…」
「何をだ」
「も、もう…」
「もう、何だっ…?」

まさかもうイクとか言うんじゃないだろうな?
ちょっと待ってくれ俺はまだ無理だ。

「した…」
「した?」
した?下?舌?
下はイヤって事か?俺に下になれって事か?
それとも舌がイイって事か?それとも神が俺のを舐めてくれると?

「わかった」
神と繋がったまま、レオは身体を起こした。
「やぁっ…あっ…ちが…っ」
神の身体を持ち上げては、下へ下ろす。
「あ、あ、あっ…わた…し、た…あぁんっ!!」
「『した』でこうして欲しいのか?」
レオは目の前にある神の胸の飾りを咥え、先端を舌で転がしはじめる。
156椛 ◆7NxJ4cO80Y :05/03/09 05:14:24 ID:6Y+3GUSz
レオがっつきすぎ_| ̄|○
レオせっぱつまりすぎ_ト ̄|○
そして神ちょっと冷静すぎ_ト ̄|○

終わりまであと2、3レスという所でしょうか。
少しずつしか投下出来なくてごめんなさい。

それではまた(・∀・)ノシ
157名無しさん@ピンキー:05/03/09 14:41:40 ID:aABfoEBd
レオナルドー、がんばれ男の子ー!
158名無しさん@ピンキー:05/03/09 18:53:48 ID:d21OyVEd
GJっす!なんだか話がかみあっていないところが面白い。
159名無しさん@ピンキー:05/03/10 05:14:07 ID:cUcjRW0F
GJ!
なんか二人とも初々しくて可愛いなぁ。
こちらが照れてしまう。
そして萌え!
また楽しみにしてます〜!
160 ◆DMzTyHF5uc :05/03/12 03:56:05 ID:0HFEwnnR


 弐の村を出発するのは明日。それなのに眠れません。砂の上、そっと体勢を変えて神様のまぶたの閉じたお顔を見ます。すでに眠ったでしょうか。
 月の光が薄く体を覆い、風の音すら地面に染み込んで消えたようです。
 もれは無理矢理まぶたを閉じますた。
 ちょうど砂を踏む音が村のほうから聞こえてきますた。風の音がない分響きます。傍まで近づいて来て止まり、何かが降ってくる軽い音が、予想もせず神様の方から、続いてもれの体の上からします。
 頬に触れる柔らかい感触は毛布でした。
 足音が今度は遠ざかります。追いかけようと体を起こすより早く、それより速く、目を開けるその刹那の間に先に神様が体を起こしますた。
 すでに立ちあがっている細い足を、横になったまま見てしまいます。
「レオ、さん」
 確信していたのに、その名前をはっきり聞いてしまったら、もう、動けなくなりますた。
「この布は……いえ、それよりどうして外に」
「村に入れないなら、見張りにどっちか起きていろ。機械が来たら一番最初に狙われるぞ」
「……私たちに、ただそれを伝えに?」
 返事はありませんですた。村のほうではなく――遠ざかる足音に、もう一つ分重なって砂が鳴きます。
 さくりさくり。
 プラが短く鳴きます。けれど、ぴくりとも動かないところを見ると、ただの寝言か鼾かもしれません。何度か目の前で手を丸めて広げます。

 本当は、一秒だけ迷った。



「……」
「……帰れ」
「……機械に襲われた時危ないのは、レオさんも同じです」
「だから付いてくるのか? なめるな、機械が襲ってこようが剣術がある、オレは大丈夫だ」

161 ◆DMzTyHF5uc :05/03/12 03:57:44 ID:0HFEwnnR


 追いついたのは、もれが日中レオと戦った場所ですた。ぼんやりしたシルエットで見るに、レオは座り、神様は少し離れた場所に腰を下ろしています。
 出ていこうか迷って、やっと、はじめて考えます。もれはどうしてここに来たのででしょうか。レオと神様が万一でも争うなんて考えられないのに。
 木陰と白い太陽の光の間、レオの視線ははっきり、優しかった。
 ……それとも、もしかしたら理由は、パンを渡すときに見た、俯いたきりになってしまった神様の赤かった首すじのせいなのでしょうか。
 もれは隠れるようにして、壊れた機械たちに手を添えてそのまま体重を預けます。倒れそうに預けます。
「帰れ。アシャを失った以上。オレは防人じゃない。機械が襲ってきても、もう自分以上に」
 声は、なんとか聞き取れます。
「あんたを守れない」
 後頭部に何かぶつかりますた。振り向けば、存在を忘れていたアールマティが居ます。


 例えば、最初は父ちゃん、そこからもれが引き継いだ。
 自分が声を出したことを、耳で聞いてはじめて気づきますた。
「神様を守るのはもれです」


 神様が細く答えるのが聞こえてきます。
「私の心配をして下さるのですか」
 唾を飲む。それでなんとか、体中が強張っているのに気づきました。
 もれはなんだか一人で目隠しをして歩いている気分です。前に一歩進むのも後ろに一歩進むのも、どうしようもなく怖い。
 足がもと来た道に向かって動かないのなら、いっそ二人の間に出ていく勇気を胸の中から探します。
 ただ一人の空回りみたいな胸の苦しさよりも、同じ場所に向かい合って立っている感覚が欲しい。
 三人の中で、もれが一番年下です。
 ぼそりと、呟くように神様がおっしゃいますた。
「あなたが私に剣を向けたとき、ほんとは少しだけ、ほっとしていました」
 支えにしていた機械から指がすべり落ちる。
「自棄になるのは優しくされるより楽だったのです」
 多分、レオとほとんど同時に、神様を見ました。
 もれには横顔が、レオには表情が見えた。
162 ◆DMzTyHF5uc :05/03/12 03:58:22 ID:0HFEwnnR
「だから、少しだけほっとしていました。……シオ君が居ても。居てくれていたのに、私は家族の元に、友達の傍に、まだまだずっと帰りたかった。どれほど現実味が無くても、突然すぎて信じられなくても、自分の気持ちだけは偽れないとはっきり――痛いくらいに」
 もれはアールマティを引き寄せますた。
「とーちゃん」
 機械が襲ってくるのを忌避して、村は外に明かりを漏らさないようにするす。だから夜はいつも暗い。おでこをつければアールマティの表面はつるつるして冷たい。夜の暗がりを怖がって泣いたとき、握って眠った父ちゃんの手とはまた違います。
 あの時怖かったのは、一人きりになることですた。
 レオも、今は。護神像を失って、その失った場所でこうして座っている。
「俺もシオも神に願うことはできるが、神自身の願いは叶えられない。――俺にできることがあるなら」
いくらでも。どんなことでも。
 消えそうな声で、神様が呟きますた。
「手を、貸してください」
「手?」
「はい」
 月明かりにレオの腕が一本伸ばされます。
 その手に自分の手を合わせ、神様がじっと見つめます。
「やっぱり男の子の手は大きいですね。この年になるともう、手の比べっこをしよう、なんて男性に言い出せなくて。あまりに他愛無いから。無くって、無さすぎて……ずっとほったらかしにしてきた願い事でした。ふふっ、こんな突然思い出すなんて」
 声が途切れると、辺りを沈黙が覆います。
「……男の人の手は、私のとずいぶん違いますね。ずっと広くて、かたい。しっかりしてて力も強そうです。……それから、暖かい」
 握ったり、撫でたり、ゆっくり時間をかけて、それでやっと。
「暖かいですね」
 夜が静かなことを、この日の月が明るいことを、もれは多分ずっと忘れないと思います。
 いつでも差し伸べられる手は、ほんとはどんな意味があったのか。
 相手が武器を持っていれば、それで傷をつけられるかもしれない。手は誰かと握手するためだけにあるわけじゃないから。
163 ◆DMzTyHF5uc :05/03/12 03:59:06 ID:0HFEwnnR
 最初から傷をつくりながら、それでも自分を庇う前に手を伸ばすのは、どうして、だったのか。
 背負ったものが重量にたえかねてふっと零れたように、レオの手に一粒涙が落ちたのが見えますた。
 月明かりに光りながら、ゆっくり神様の頬からです。
「私より、暖かいです」
「――毛布も何もかぶらないでそんな格好で来るからだ」
 やっと足が動いたと思った瞬間ですた。
 腕を引っ張って、レオが神様を抱え込みます。すっぽり腕の中に入って、二つの影は大きい一つに。
 『例えばレオのように背が伸びるにも体つきが父ちゃんのようになるにも』。
「……アールマティ、行くすよ」
 もれは後ずさって、もと来た道を引き返します。
 砂を鳴らさないよう、ゆっくりと。



「テメエ……手かげんしたろ」
「――え? してねーすよ」
「今のは無効だ。いつかまたやる」
「うん――いつでも」
「行こうぜ。『我ら』が神さんが待っている」



 手を、伸ばします。

 お腹から何かが零れていきます。流れ出すたびにずきずきと痛み、服がじっとりしてきて肌に張り付く。
 靴底が床を叩く音が、少しづつ近づきます。
「あ、あなたは……」
 コツ、コツ、と音が響く。
「人は人である限り必ず心の弱さが存在する。あのカーフですらキミと同じ方法で倒れたんだ」
 上げた視線は避けられますた。
164 ◆DMzTyHF5uc :05/03/12 04:00:43 ID:0HFEwnnR
「それはそういう護神像なのさ」
 ヨキ先生。
「アールマティ!」
 レオの声に首を動かせば、鈍い音を立てて、見ている前でアールマティの体が弾けます。
 そのまま、お腹が弾けたまま床に向かって落ちていく。
 一瞬のことだったのになんだか長い時間が経ったような気がしますた。フランの手が傷を押さえてくれているのが、ちゃんと目で見えるのに、その手の感触を全く感じない。
 冷たさとか暖かさとか、つるつるしているとか力強いとか。
 レオが走り寄って剣を振りかぶると、ヨキ先生の護神像は、神様の姿に変わりますた。心の弱さ、弱点、自分が攻撃できない人。もれももう、わかっているす。レオと神様は。
  二人を追いかけたあの夜のように、体はところどころ固まって、動こうとするも酷くぎこちない。
 それでも手を伸ばします。
 ぎくしゃくしていたせいか時間がかかったけれど、肘も使って、出せる力は全てを使ってアールマティに手を伸ばします。
「合体を!!!」
 永い、長い時間がその間に流れていたような。
 今また神様とお話できるのなら、多分今度はもれから手を伸ばすでしょう。
 握手は、友情と愛情。
「先生……先生も願いを叶えるためなら……神様の命を奪うのですか……?」
「奪うよ」
 目をつぶりますた。神様へ恐れ多いと思って、年上の女性に怖気づいてしまって、差し出された手を握れなかった日を思い返します。友達と言われてかすれそうになった声。封じ込めてしまった言葉。
 神様は今からでも聞いてくれるでしょうか。
 貴方を奪われたくないことも。
「あなたと戦わなければならない! 神様に生きて頂くために!」
 意を決して目を開けたのを透かし見たように、ふっとヨキ先生が微笑みますた。
「良かろう。来いっ、シオ!」

 持てる全てを使って支え続けることを誓います。それとも別に、もう一つ心に決める誓いがあります。
 レオにはきっと、バレていた。多分もれが気づいたように。

 握り締める手はけしてけして友情ではなく、愛するために。

 
<了>
165名無しさん@ピンキー:05/03/12 09:48:41 ID:uemOSvQP
GJです。
うまいこと原作に沿って、シオの複雑な感情を描いてますね〜。
166名無しさん@ピンキー:05/03/14 01:19:25 ID:hG2yyBFH
GJです!
楽しみにしてました。
切ない感じと強い決意がとっても素敵です〜。
167名無しさん@ピンキー:05/03/14 21:47:06 ID:NFz2GiLe
GJ!!
シオォオオ!!・゚・(ノД')・゚・。ウワーン!
168名無しさん@ピンキー:05/03/16 03:58:01 ID:NwNobhok
保守
今週のヨキ先生には萌えた
169名無しさん@ピンキー:05/03/16 12:38:51 ID:mffacye1
同じく。
「う…」がエロ杉

今週ではないが、冥土時代の先生キボン
170名無しさん@ピンキー:05/03/18 09:55:17 ID:M01bEP9S
保守
171名無しさん@ピンキー:05/03/20 15:29:04 ID:8DoRV6g6
保守ついでに神さまスレからコピペ。

>518 名前: 名無しかわいいよ名無し [sage] 投稿日: 05/03/19 22:16:50 ID:6raF7f47
>抵抗されないためには人質をとるのが一番だろうか
>レオあたりが丁度いいな、レオの命をネタに脅して強制奉仕
>目の前で見せつけられたりして苦しみ悶えるレオなんかも見れちゃったりして二重にハァハァハァハァ


モエタ。
個人的にはコトから行為に及ぶと言うより、
「レオの命が惜しかったら〜〜しろ」と、神さまが 自 分 か ら
唇を捧げたり、ご奉仕しなきゃならない状況キボン
最終的には椅子に縛られて動けないレオとコトで神さま挟んで(ry
コトに命令されるがままに「レオさん、ごめんなさい」と涙ながらにレオに跨る神さま(;´Д`)ハァハァ
172名無しさん@ピンキー:05/03/20 16:22:09 ID:9J5HXQx5
>>171
イイ!!書いてくれる職人様降臨希望
173名無しさん@ピンキー:05/03/20 18:57:11 ID:Sjc1GLWF
>>171
(*゚∀゚)=3
174名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 21:03:18 ID:lL+vCWFX
レオも神様もぶっ壊れそうだ…が…

イイ!!!
175名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 21:10:38 ID:lL+vCWFX
連レス失礼
なんか最近観たオペラ座の怪人思い出した。
コト=ファントム
神様=クリスティーヌ
レオ=ラウル
176名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 02:09:13 ID:uxCb43eD
やばい
コトは神様を孕ませる為に(ry

(* ´∀`)ハァハァハァハァハァ  ウッ
177名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 03:53:51 ID:1GTOmijG
>>175
コト=ファントムは酷すぎる(;´Д`)
クリスティーヌはファントムに惹かれていたんだし
178名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 09:01:20 ID:8IW7jis+
つまり>177は「謝れ!ファントムに謝れ!」といいたいわけか?
どうでもいいがシオは護神像と融合?をしたのでコトの体で復活するという展開を妄想をしたのは多分オレだけだ
よく考えたらそれじゃ封神演義だ
179名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 10:14:05 ID:1Wya8o/y
>>178
>177は神さま(クリスティーヌ)がコト(ファントム)に惹かれる図式なのが嫌だってことじゃないのか?
ファントムに謝れというより、神さまに謝れと言いたいのではないかとオモタ


171の妄想を続けてみる

「ではまず、服を脱いで貰おうか。もちろん、そこにいるレオナルド君にも見えるようにな」
 返り討ちにされ、椅子に縛り付けられたレオ。薄ら笑いを浮かべ、レオの横に立つコト。
「そんなっ……」
「出来ないと言うのか?」
 コトの手に願いのエネルギー弾が収束していく。
「構うな、神。あんたがこんなくだらんことの言いなりになる必要はない」
「オマエは黙っていろ」
 コト、レオの前髪を掴んで顔を持ち上げる。苦痛に顔を歪めるレオを見て、神は
「わかったわ、わかったからやめて! レオさんに乱暴しないで!」
「……神……」
 レオ達から1メートルほどの場所で、ゆっくりセーラー服を脱ぎ出す神。
 頬を赤く染め、顔を背けながら下着姿になる。



職人様カモォォン
180名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 16:10:07 ID:tOPjMSuM
>>179
(;´Д`)ハァハァハァ
181名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 13:44:25 ID:U6YK7gqv
空気読まなくてごめん。
最近サクラテツ読んだんだけどさ。
アナルの神様のモチーフって・・
アナルビーズ? 
182名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 20:34:48 ID:CKPZHBjO
モチーフって服のデザインのことか?
そう言われるとそう見えなくもな・・・い・・・?
普通に可愛いアナル神
183181:2005/03/25(金) 23:12:46 ID:U6YK7gqv
服とイヤリングのデザインでそう思った。

うん、かわいいよ。アナル神好きさ。
184名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 08:02:52 ID:9blEHd00
アナルナルナル〜
185名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 17:39:51 ID:xXP+Bvtc
神様スレより
これも、読んでみたいシチュエーションだな。

577 名前:名無しかわいいよ名無し[sage] 投稿日:2005/03/22(火) 23:20:56 ID:w3U7fSP7
神「レ・・レオさん、私まだ心の準備が、その・・」
レオ「わりぃけど、もう止まんねぇよ」
神「あうぅっ!レ、レオさん、大きすぎです・・あっ、あんっ」


琴「・・親指じゃなきゃ俺だって・・・ウツダシノウ・・」

Waqwaq 完

レオがんばって神様にギシギシアンアン言わせろ。The Thumbなんかに横取りされんな
186名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 14:34:35 ID:FKHtBlSu
今週神様びみょ〜にパンチラしてないか…?
187名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 01:54:01 ID:2lSpJrHa
むしろマンチry
188名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 18:02:56 ID:Bol7t87Z
キクの神様への忠義っぷりが萌える
つーか神様のこと抱きすぎだよキク…羨ましい(;´Д`)
189名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 01:11:50 ID:bpk5eO9J
いきなりエロのレオ神。初めてなんで下手でスマソ

神が一人ベットに横になっている。
「ハァ・・・ん・・体がアツ・・い・・どう・・して」
どうやらさっきキクに出された食事に媚薬が入っていたようだ。
神の躰はしっとり汗ばみ、頬も紅潮し息も荒くなっていた。
(どうしよう・・なんかえっちな気分・・)
190名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 01:36:20 ID:bpk5eO9J
神はそんな自分に戸惑いながらも、恐る恐る手をパンツの中へ潜り込ませる。
「あっ!・・・ハァ・・んっ」
だんだんと湿っていく秘部をさらに指で撫でる。
(やだ・・あたし・・)
神は頭の中にレオを描く。
「ハァ・・ハァ・・れ・・レオ・・くん!」
191名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 02:09:57 ID:cRL2yU+u
(゜∀゜)=3ムッハー
お菊さん良い仕事してますねー
192名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 12:02:15 ID:UjmoNb82
(;´Д`)ハァハァ
続きキボン
193名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 03:41:14 ID:1mPJjz/T
>189>190
ドンドン!!
誰かがドアをノックした。神は慌てて布団を顔まで被る。
「・・どうしたっ!?開けるぞ?」
返事する間もなく入ってきたのはたまたま部屋の前を通ったレオだった。
「どうした?うなされてたが、熱でもあるのか?」神に駆け寄る。
「ち、違・・う」
「ん?」
布団をめくり顔を出させる。
194名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 03:44:47 ID:zPIbKGCo
顔中に大粒の汗を掻き、ハァ、ハァと熱い息をあげ、頬を紅潮させながら、上目使いでこちらを見た。
レオは思わずその色っぽさにドキッとした。
「熱があるのか?」と顔を近付けると、神はレオの首に両手を回し、引き寄せるようにしてキスをした。
     ! ?
突然の事にレオは目を真ん丸くする。が、神はさらに舌を絡ませてくる。
「ん・・ぁ、レオさん・・・あなたが好き・・」
「神・・」
戸惑っていたレオも、段々とそのやわらかい唇、絡み付く舌使いに溺れていく。
・・唇が離れる。
「こっちも・・ほしい」神はレオの股間を下から上へと撫で上げると、ズボンを下ろす。
すでに半勃起した肉棒をぱくっと奥までくわえゆっくりと根元から先端へ、また根元へと繰り返し速度を速めていく。
「あ・・神・・」
亀頭を舌先でぺろぺろしながら余った部分を手でしごく。
195名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 10:23:30 ID:aGkvysO8
媚薬のせいか、やけに大胆な神様だな。
続き、待ってます。
196名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 18:11:13 ID:mdnJT7WQ
媚薬がきれたら神様ものすごく恥ずかしがるのかな?
197名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 02:16:56 ID:dELm5lb3
>>196
そんな神さまにも萌え〜
198名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 17:14:57 ID:w9K1dHaP
カ神withレオ、学園パラレル レオ自慰シーンありますのでご注意。苦手な方はスルーお願いします。


六限目終了のチャイムと同時に、1年B組学級委員長、松田の号令が教室に響いた。
「きりーつ、れい。ありがとうございました」
ザワザワと皆が帰り仕度を始める中、松田も鞄を机に乗せ、教科書を詰めていく。
「松田」
ふと呼ばれ、顔を上げればつい先刻までこのクラスで授業をしていた、物理教師カーフが目の前に立っていた。
およそ教師らしからぬ威圧感を惜しみなく纏わせて、彼の鋭い双眸が彼女を見下ろしていた。
怯みながらも、なんとか返事は返す。
「は、はい、なんでしょう」
「先日の実験レポート、このクラスは昨日までに提出しろと言っていた筈だが。出していないのはお前だけだ」
「え、でも、私は明日までと聞いたのですが・・・」
カーフが期日を発表した日、丁度松田は風邪の為に欠席していたのだ。
隣のクラスの真由から聞いた話では、レポート提出日は確かに明日の筈。
「それはC組の提出日だろうが。言い訳は聞かん、放課後物理室に来い」
ちなみに、真由は言わずもがなのC組である。
「そんなっ」
「すっぽかせばそれなりの対処をするまでだ」
有無を言わさぬ調子で言い切ると、カーフの白衣が扉の向こうへと消えていった。
知らず、重い溜息を吐く。
カーフはこの学園で最も怒らせたくない人物・できれば近寄りたくない人物・生徒への愛情が
微塵も感じられない人物ランキング、それぞれのランキングで栄えある一位の座を欲しいままにしている教師である。
そして、忘れ物・レポート未提出の生徒には厳しいノルマを課す教師ということでも有名である。
とある生徒には、物理の教科書を忘れた為にたった一人で学園中のトイレ掃除を
させられた者もいるとか。
「あちゃあ、やっばいのに捕まっちゃったわね。そういえばあんた、あの日休んでたもんねー」
「ごめんね、てっきり松田も締め切り日知ってるとばかり・・・・」
恐る恐る二人の様子を遠巻きに見守っていた友人達が、心配げに寄ってくる。
「いいんです、ちゃんと聞きにいかなかった私も悪いですし」
健気に答える松田に、友人達は口を噤むしかなかった。
199名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 17:25:33 ID:w9K1dHaP
「失礼します」
控えめにノックして、物理室のドアを開く。
夕暮れ独特のくすんだ朱色を背に受けて、窓を背にカーフが佇んでいる。
白衣が真っ赤に染まる中、彼の表情は逆光の為窺うことはできない。
「逃げなかったことは褒めてやる」
「はあ・・・」
逃げるなと脅したのは自分だろうに。
おもむろに一歩、カーフが足を踏み出した。
どんな重い罰が課せられるのかと、薄い肩をすぼめる。
「そんなおびえんじゃねえ。そうだな・・・とりあえず、そこの机に座れ」
「え?どうし」
「座れ」
「・・・・・・わかりました」
つくづく、この男の強引さを実感する。授業の時も生徒の話をまともに聞くことなどない。
この男の場合、相手が生徒に限らず、他人の話は耳に入らないようだが。
大人しく机に腰掛け、スカートが短いため前にいるカーフに中が見えないようにと、両膝をこつん、と合わせた。
「口を開けろ」
わけがわからないながらも、逆らっても無駄だと思い緩々と口を開く。
カーフが白衣のポケットから何かを取り出したかと思うと、控えめに開かれた松田の口内に布のようなものが突っ込まれた。
「むぐ・・・っ!?」
驚いて吐き出そうとするが、かなわない。
これが猿轡だということに、後頭部に当たる布の感触で気付く。
「へんへぇ・・っ!?」
「叫ばれて声が漏れりゃあ後々面倒になるからな」
唇の端を上げて、にやりと笑む。
そのまま、パニックと恐怖で小刻みに震える華奢な体を机に押し付けた。
200名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 17:27:29 ID:w9K1dHaP
教師である筈の男からの突然のこの仕打ちに、頭がうまく回らない松田の首筋に舌を這わせる。
ねっとりとした、肌に絡みつく感覚に背筋が粟立ち、純粋な嫌悪感が松田の脳内を支配する。
「んーーー!!んんぅーーー!!」
手足を力の限りに振り回し、男の体を拒絶する。
だが、それしきのひ弱な抵抗ではカーフはびくともしない。
容易く松田の両手首をおさえつけ、低く囁いた。
「お前、自分の立場がわかってねえようだな。いいか?・・・・これは罰だ」
無骨な手でセーラーをたくし上げる。
夕陽に染まった滑らかな肌と、ブラジャーに覆われた小ぶりながらも形の良い胸があらわになる。
松田はあまりの羞恥に目を硬く瞑った。
放課後の学校で、机上で猿轡を噛まされて辱めに耐える女生徒、というのはなんともいえない背徳感を煽る。
ブラジャーをずらすと、淡く色づいた乳首が外気に晒される。
それを指の腹で押しつぶすように転がして弄ぶと、少女は逃げるように細い体を懸命に捩った。
それを許さず、力を込めて引っ張ってやると、喉の奥で小さく悲鳴を上げた。
「んんぅ・・・!」
「大人しくしてろ」
そう言うや否や乳首を口に含み、舌で捏ね回す。
空いた手はスカートへと潜り込み、下着の上から割れ目をなぞると、白い腿がピクピク、と震えた。
「お前、よく一人でヤってんだろ」
「ふ・・ぁ・・っ?」
「もう濡れて来てやがる。学級委員長は実は淫乱だったらしいな」
カーフの嘲るような笑いに、松田は聞きたくないとばかりに首を激しく横に振った。
「まぁ、んなこたどうでもいいが」
一気に下着を膝まで引き下ろしてやり、つぷりと指を入口に沈めると、松田の口から無意識に甘い息が漏れた。
「っ・・・・」
ぬぷ、と粘着質な水音が放課後の物理室に響き、続いてカーフの無骨な指が肉壁を擦るように動き始める。
201名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 17:28:28 ID:w9K1dHaP
「ん・・・っ・・ぅう・・っ」
すすり泣くような甘い声が、出したくも無いのに漏れてしまう。
いつもの自分の指でするときとは全く違う感覚に、意識せずとも腰を浮かしてしまう。
下の方はきゅうきゅうと己の指を締め付けてきている癖に、力が入らないのか両手をだらりと広げて
荒い呼吸を繰り返す松田の様子に、カーフはほくそ笑むと、噛ませていた猿轡を外してやった。
「いいか。今叫んで人が来れば、恥をかくのはお前自身だ」
「せん、せぃ・・・」
涙で潤んだ瞳が、カーフを見上げる。
「なぜ、なんですか・・・?」
どうして、このようなことを。
その真摯な問いには答えず、指を抜くと、両足を机に乗せM字に開かせる。
右足首に申し訳程度に下着が引っかかっているのが、やけに扇情的だ。
スカートが捲れ、惜しみもなく曝け出されたその部分に、カーフはおもむろに顔を寄せた。
「ひぁ・・・っ」
舌で入口を割り、唇が陰核を啄ばむ度に、松田の体がビクリと痙攣する。
「だ、だめ・・っ・・・そん、な、そんな・・・とこ・・っ!」
限界が近いのか、切羽詰って上擦った声。
カーフの肩に手を乗せ、弱弱しく引き剥がそうとするが、それを無視して更に強く陰核を吸い上げられる。
「あぁあああっ!!」
ビクビクッ、と弓なりに背を反らし、イってしまう。
足は開いたまま、だらりと力を失った肢体に、カーフの体が圧し掛かった。


202名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 17:32:14 ID:w9K1dHaP


なんなんだ、これは。
レオ・エディアールは、目の前で繰り広げられる信じられない光景に、ただただ立ち尽くすしかなかった。
2年の彼は、クラスの担任にカーフへプリントを渡して欲しいと頼まれたので物理室の前へとやってきたのだが。
僅かに開いていたドアから、妙な声と気配を感じ、何の気なしに隙間から中を覗き込んでみれば、
カーフの後姿と、机の上に開かれた白い足、そして机に散らばる見覚えのある緑の髪――――
「いいか。今叫んで人が来れば、恥をかくのはお前自身だ」
「せん、せぃ・・・」
聞き覚えのありすぎる、声。
机上に組み敷かれた女生徒が誰か理解した途端、レオの頭の中は真っ白になった。
急速に心を押しつぶそうとする苦い感情に反して、荒い息遣いと響く水音に体が熱を帯びていくのがわかる。
「あぁあああっ!!」
”彼女”の嬌声が鼓膜を震わせた。体中の血液が、一点に集中していく。
思いを寄せる少女と他の男との情交を出刃亀して、その上それに興奮までして。
「畜生・・・っ」
情けなさと何とも言えぬ憎悪が、胸の内に渦巻いて止まない。
今すぐに出て行って止めたいが、体が動かない。
ジッパーを降ろし、松田に圧し掛かったカーフの腰が彼女の小さな尻を叩きつける度、松田のくぐもった声が聞こえる。
「ふ・・ぅ、・・・ぅ・・っ」
あぁ、もう駄目だ。レオの中で、何かが弾けた。
目だけは隙間の向こうから逸らさぬまま、膝立ちになってベルトを緩める。
ズボンを下ろし、すっかり猛った己の男根を握る。
熱い。
「・・・・ぅ・・・・ぁ・・」
空いた腕をドアに押し付け、前屈みの姿勢になる。
ドアの向こうから聞こえてくる喘ぎ声と、独特の水を打つ音。それに合わせて、動いてしまう自分の手。
「・・・・・くそ・・っ」
薄暗い夕闇の中、廊下に曇った悪態が響いた。


203名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:49:46 ID:eqEArWe2
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
GJ!!
204名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 02:10:42 ID:nqZlfoM7
ハレンチ学園キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! GJ!!
205名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 02:48:18 ID:wHlQTCzU
今週号の、成長したシオ見て
シオ神が読みたくなった・・・
206名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 05:10:19 ID:Qfc6+kS9
>194続き。
レオはイキそうになるのを理性で必死にこらえている。
しかし、もう一人のレオは言うことを聞かずぐんぐんと成長していく。
大きくなった肉棒は神の喉まで届き神は少し苦しそうな顔をしながらもむしゃぽりつく。
「・・これ以上は駄目だ・・」
「いいんです、全部出して・・」
と言うとまるで絞り出すようにちゅーちゅーと吸い付く。
「くっ・・」
レオはあまりの気持ち良さにこらえきれず、神の口の中に放ってしまった。
それを手で支えながらごくん、ごくん、と神は喉を上下させる。
含みきれなかった白い液体が、とろりと口から溢れる。
ハァハァ、と呼吸を整えると神が少しだけ落ち着きを取り戻し、恥ずかしさが込み上げる。
「私、へんな薬飲んでしまったみたい・・体が熱くて・・そうしたらレオさんのことばかり考えてたの」
レオはやはり、と思ったがそれ以上に神の自分に対する気持ちにうれしくて溜まらなかった。
207名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 12:36:53 ID:wtJqHtff
>>206
乙です。まだまだ頑張って下さい。

最近は、スレの流れが盛んで良いですね。
208潮と虎 ◆J4Di7Dy/mk :2005/04/04(月) 18:15:03 ID:DFd8U3TN
うひょー
209名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 17:19:14 ID:x8KHWd5s
今回はシオが生き返って喜んでいたレオに萌える
て言うかドレクセルは前より大きくなってない?
210名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 18:58:25 ID:tr0scLHw
きっとドレ様は死ぬまで成長期だよ
というかドレ様でエロっていうと…入るかな?
211名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 11:14:48 ID:6eYsiK1W
ギルギアのポチョと医者もでかいと思ったけどありゃ規格外すぎだろ
212名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 00:11:05 ID:iH5yel9B
普段は他人の言うことなど聞かないが
えっちの時は相手(ヨキ先生?)を気遣いまくるドレ様
213名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 00:40:22 ID:PzCYW7I0
なんか南君の恋人を思い出した。流石にあそこまで体格差は無いけども。
南君がちっこいちよみの体舐めまくってたなーと
214名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 01:08:25 ID:PzCYW7I0
訂正 今週号読み返したらそれなりに体格差あった>ドレ様と一般人
こりゃ指も入るかどうか
215名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 10:12:02 ID:/ctszx2i
ココも停滞気味ですなあ。>>206様や椛様の続きを待っているのだが。
216名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 17:31:34 ID:9wXbHfDd
ttp://mew.sumomo.ne.jp/index02.html
ここの神様ハァハァ。
神様のフェラってコレが初めてじゃないか?
217名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 18:30:24 ID:9wXbHfDd
ageてしまったOTL
218名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 19:58:22 ID:uM3BVbck
>>216  かわええっす。
と、言いますか、神様のエロ絵自体あんまり見たことが無いよーな。
絡み絵も見てみたい。
219名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 20:33:12 ID:igQ8iAwd
>>206続き。

片思いだと思ってた…夢なのか?はっとするレオ。喜んでいいのだろうか?
薬のせいで言っているのかもしれないのに。再び困惑する。
「もしかして私のこと嫌いになってしまった?」様子を察した神が言う。
「ばっ、違う!」
「こんなところ、レオ君にだけは見られたくなかった…のに」
涙ぐみながら悲しそうにする神を、抱きしめずにはいられなかった。
嫌いになどなるものか。こんなにも愛しくてたまらないのに。
夢でも薬のせいでもない、俺が想っていた人も、同じように想っていてくれたのだとレオには分かった。
抱き締めた体は華奢で、たくましいレオが力を入れたら折れてしまいそうだった。
この清らかで、細い体、洗ったばかりの髪の薫り。
抱き締めているうちに、レオはこの少女を自分のものにしたい、という欲求がこみ上げる。
220名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 20:49:26 ID:igQ8iAwd
「神……」
レオはやさしく彼女の体をベットに倒すと、スカートをめくりパンツの上から指で割れ目をなぞる。
「――っ」
思わず出そうになった声を押し殺す神。
レオは逸る気持ちを押さえパンツを下ろした後、両手で脚を開かせた。
目の前には薄ピンクの花弁と、つんと立った肉芽・・
「綺麗だ……」
レオは自然に顔を埋めると神のソコをぺろっと舌で舐める。
ビクンッ!と体を弓なりにする少女。それだけでとろり、と蜜がこぼれる。
「い、いやぁ…!」
恥ずかしさで閉じようとする脚を無理矢理広げ、こぼれた蜜をじゅるっと飲み込む。
「あ…。あん、んぁぁ……」
ぴちゃぴちゃ・・ちゅっ、ぴちゅ・・卑猥な音に神の羞恥心が煽られる。
「あっ、はぁ、ダメ……レオく…」
その声が頭上でするのが聞こえても、レオはさらに愛撫を続ける。
「ひゃ!く……ああぁぁ!だ…め…ぇ」
必死に耐える神も限界だった、レオは秘裂に舌をぐっ!と差し込む。
「ッ!ああっ…!」
221名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 21:08:35 ID:igQ8iAwd

敏感になっているところにレオの舌のザラつきを感じてしまった神は高い声をあげ達してしまった。
「レ…オ…くん」
熱い吐息を洩らしながら、とろんと潤んだ目付きでこちらを見る神に、レオの理性も外れかかる。
「――すまない。我慢できない。」
と言い、神の体に覆いかぶさると、セーラー服を胸の上までまくり上げ、ブラジャーを外し、舌でチロチロと右胸の突起部を舐めた。
「きゃ…!」
さきほど絶頂を迎えたばかりなのに感じてしまう。
レオは舌を転がし乳首を攻めながら、左手を彼女の秘所に持っていき同時に愛撫する。
「あんっ…ああん、れお、れおくん……イイッ…」
セーラー服を淫らに纏い、息をハァハァさせている神を前に、少年の興奮は高ぶる。
レオはおもむろにズボンを下げ、十分に濡れた秘部に自身をあてがい、先端からゆっくりと埋めていく。
「あ、あ……」
熱く濡れた肉が吸い付くようにまとわりつき、男を昂ぶらせる。
「ふっ、んんっ、レオ君の…すごい…大きい…」
その言葉でレオのはさらに大きくなる。
222名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 21:24:03 ID:igQ8iAwd
神は男らしいソレに躯が歓喜し、我を忘れて最奥へと誘う。
「神……」
焦らすようにゆっくり進めていたレオも我慢できず、一気に奥まで突き挿れた。
なにかを破ってしまったような感覚を先端で感じると、同時に神の躯がびくんっと跳ね上がる。
「きゃ、ん!いた…い…ッ」
「大丈夫か?」
と聞くと、コクンと頷き
「レオくん…もっと…続けて…」
涙ぐみながらも応えようとする神が愛しすぎて、レオの理性が飛ぶ。
深く繋がったまま巧みにその細い腰を動かし、次第にその動きを大きくさせていく。
「れお、もっとぉ…もっと奥まで…」
たまらず奥までぐりっと男根をねじ込む。
「ッ――あぁ!れお、れお―ぉ!」
何度もお互いの名前を呼び合い、欲望のまま体を絡ませる。
「はっ、あん、あ…ん ダメ…気持ち、よすぎ…て…」
223名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 21:44:53 ID:igQ8iAwd
接合部からはクチュクチュと卑猥な音を立て、愛液がとめどなく溢れている。
「…っ!!や、あぁ…それい…じょ…されたら…おかしくなりそ…う…ッ!」
「い…くっ…か、神…!」
いくっと思ったその時、今まで以上にレオの男根を締め付ける神。
「あっ、あああ――レオぉ―だめ、いっちゃう!んっ!あぁ―――!!」
不自然に腰が揺れ、レオが熱を放つのと同時に、神も絶頂を迎えた。

情事のあとも、二人は抱き合ったまま悪戯に手足を絡めて、情欲を煽った。

―次の日の朝―
目が覚めるともうレオは居なかった。
昨夜のことを思い出し、急に慌てる神。
「ど、どうしよう!プラちゃん」
(プラちゃん……まさかっ!?)
慌てて外に出る。と、やはりキクが晴れやかな顔をしてにっこり微笑んでいる。
キク「おはよう!プレゼント楽しんでくれたご様子でしたね。」
神「―――っ!!!」
224名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 21:51:21 ID:igQ8iAwd
ながながとすみませんでした。
書き始めてから他スレで「携帯からちょびちょび書くのはやめてほしい」
との指摘を受けている人がいて、俺じゃん!と気付き、慌てて書きました。
ワク関連の人は本当に心が広い方ばかりで助かりました。
225名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 00:38:59 ID:V6GnihFt
>>224
そんなに、気にしすぎることもないと思いますが。
ともあれ、GJGJ〜〜!
少し、主語と述語(助詞)のつながりに気になる部分があったけど
(細かくてスミマセン)
この二人でこんなにエロくなるのか、と楽しませて頂きました。
また何か書いて下さい。
226名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 00:53:05 ID:tygvo7G8
キクすばらしすぎ!GJ!
227名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 00:59:18 ID:zv/b6BAZ
GJ!!
レオのことを「レオ君」と呼んでるのがちょいと気になったけど
ラストの呼び捨てがツボですた。(;´Д`)ハァハァ
おいしいレオ神ありがとうございました。
228名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 20:34:45 ID:1GMC/JX3
盗撮ビデオが残されてたりして。
229名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 09:40:28 ID:EZkMQ+8J
Waqスレ全体的に過疎化傾向がありますね。
展開が展開なんで仕方がないのかもしれんがな。
230名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 10:03:54 ID:emMFqTgy
シオスレは元気
231名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 22:40:39 ID:EZkMQ+8J
スミマセン、シオスレは盛り上がっておりますな。エロいっすね。
流石、主人公w
232名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 07:43:34 ID:0eiu/KI5
ワクスレ全体の過疎化がすすんでいる事実を知ったカーフは、防人集会で呟いた
「やはりここは…脱ぐしかないな」
「そんな勇気溢れたアイドルのような。第一誰が脱ぐと? 神様ですか」
新AA大量生産にて、ある意味売れっ子のアランが反論する。
「勿論おr」
「しまえ」

撤収
233名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 15:09:58 ID:Lm9Qi3QI
>>232
ワラタ!
234名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 06:52:21 ID:L6GUF258
ほす
235名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 21:02:39 ID:dqU7ztwz
サクラテツが好きだけどあんま作品が無い
236名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 17:34:12 ID:Nf4/03T8
テツ×富良兎とかね。
237名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 18:01:34 ID:BMbKHTMw
神の血でパワーアップしたシオは肉棒もパワーアップしてるんだろうか
238名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 18:27:03 ID:mkXIM1HJ
ということはレオも
239名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 22:14:14 ID:W8s9yN0u
ttp://www90.sakura.ne.jp/~kakuri/cgi-bin/oekaki/data/IMG_004526.jpg

神スレにはってあったヤツ。ほすがわりに。
>>216 の人の絵だよねえ。
240名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 00:49:30 ID:mSZQ4LN8
ふぅ…
241名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 01:29:23 ID:FODjzO9x
ほすage
242名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 08:09:44 ID:Yt3XIhwN
誰もいないのか…?
243名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 09:00:31 ID:oY/Y3A5I
柱の陰から覗いてます。
244名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 18:18:00 ID:68MDZNtW
まったりと茶を飲みながら、神を待ってます。
245名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 13:06:41 ID:c9rogjhq
ほしゅ
246名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 21:48:56 ID:4SPUJ3hO
最終回記念あげ。
247名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 23:44:34 ID:0P7Z/e0T
上半身裸の状態で神さまの頭を抱いてるのって、何かエロい。
248名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 23:56:12 ID:TZf4Bm1p
ネタ無いから着せ替えばっかやってる俺キモス
249名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 03:22:14 ID:HmE9Aa/Y
着せ替え?日々の習慣にしてますが何か?
ぬぅ…どの着せ替えも最後の砦がはずせない…
250名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 20:41:51 ID:s1wUBRN5
>>249
しつこくクリッコすれば・・・
251名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 21:29:25 ID:g/giUCJN
椛さんは、もう来ないのかな。2ヶ月経ってしまったが。
252名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 22:30:18 ID:dfefMFE2
レオ神もう一回読みたいな
253249:2005/05/11(水) 00:54:11 ID:J1NL+d0O
>250
ありがとう同胞よ。
我が悲願、達成されたし。

そうだよ、レオ神。「その他の皆様」なんて…
もういい、妄想に生きるさ。だから椛さん!!
254名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 10:17:52 ID:v3pWQNna
チラシの裏程度でもいいからここに妄想を打ち込んでくれ…


てなわけで自分のチラシの裏

本当に好きな娘は、オカズにしない

それ前提でうっかり神様のエロい夢みて勃起して自己嫌悪に陥りながら後始末をするレオさん
そんな妄想してる自分キモス
255名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 15:43:38 ID:L8VDW+1m
>>254
おまえは俺か。

といいますか、実際そんなのメモ帳に書き殴って、投下しようか悩んだ。
読み返したらキモかったので、フォルダの奥に畳んでしまってある。
256名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 17:18:38 ID:mUmlbXGg
>>255
ちょっ・・・読みたい自分が居る
257名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 18:30:57 ID:frBStVaB
>>255
投下待ってるよ!
258255:2005/05/11(水) 21:02:00 ID:L8VDW+1m
>>256、257
ありがd
それではツナギ成分投下させていただきます。

月の影は明るく砂地を照らし、砂は月明かりを受けて仄明るく地平をかたどる。
ひたひたと押し寄せる宵の夢に、レオナルド・エディアールは暫し微睡む。
いつ機械が現れても戦えるように(夜は機械も眠っているが、用心に越したことはない)樹の根元にうずくまった姿勢を保ち、
次第に重くなるまぶたの裏で、機械に連れ去られた神は今どうしているだろうかと思案する。
機械が連れ去ったことからして、犯人が防人や黒い血の人間でないことは確かだが、
どこへ連れ去られたのか迄はまだわからない。

きちんと食事は与えられているだろうか。理不尽な傷など負わされていないだろうか。
何よりも不安なのが、神が女性であることだ。
狭い穴蔵の中で生活する村の中では村人同士の交流も盛んで(生活空間が限られているだけに、
そうならざるをえないのだが)滅多には起こり得ないが、女性を力ずくでどうにかしようと言う衝動が
全く存在しないとは言えない。

シオから聞いた話では、神はどういう訳か人に憎まれ、殺されかけたとも言う。
防人なら平常心を保てるようだが、もし仮に彼女のいる場所に防人ではない、黒い血の人間が居たら。
殺す前に陵辱の限りをつくし、絶望の淵へ追いやることも充分に考えられる。
259255:2005/05/11(水) 21:02:38 ID:L8VDW+1m
膝に腕を乗せ、その上に額を重ねて砂を睨んだ。
まぶたを閉じれば神の姿が鮮やかに蘇る。癖のない長髪と、砂漠の太陽の下に惜しみなくさらけ出された、華奢な脚。
レオの手のひらひとつですっぽり隠れそうな容には優しい笑みを湛え、時には凛とした表情を浮かべる。
小さな果実のような唇から紡がれる声に名前を呼ばれたのは、両手で余る程度の回数。
それでも、神の声は人を虜にする。

今はレオの記憶の中で微笑む神の姿が、不安という形で崩れていく。
機械の根や屈強な男達に押さえつけられ、彼女は抵抗しながらも衣服をむしり取られていく。
さながら狐に捕まった小鳥のように、布の切れ端を飛び散らせ、もがきながら。

身を守る物を剥ぎ取られ、露わになっていく神の素肌。日焼けの跡もない陶器の肌に翠の髪が水の如く流れ落ちる。
身体を震わせ、怯えた瞳をしながらも両腕で体を隠そうと努める。気丈にも「やめてください」と言い放つ神の手首が
いとも容易く押さえ込まれ、男達は下卑た笑いで彼女を見下ろす。怖れから神は涙すら浮かべてかたかたと震え、
それでもなお拒絶の言葉を口にする。
だが憎悪に狂った男達に、制止の言葉など吐きかけたところで、正気や良心と言った存在の片鱗すら疑わしい。
素肌を覆っていた腕がもぎはなされ、淡い乳房がさらけ出される。鴇色の先端を粗暴な指が捻り上げ、神は痛みに悲鳴を上げる。
きつく閉じられた膝も易々と割り広げられて、色の薄い、神の秘められた場所までもが視線にねぶられてしまう。
白皙の頬が羞恥に染まり、とうとう目尻には涙の粒が煌めく。

「いやっ、助けてシオ君……レオさん!」
一度も彼女の口から聞いたことのない「助けて」という言葉が飛び出して、レオはたまらず彼女を呼ぼうと大きく息を吸った。
260255:2005/05/11(水) 21:04:28 ID:L8VDW+1m
「か……!!」
神、と叫ぼうとした喉が、砂漠の夜風に晒された機械の肌そのままに凍り付く。
「どうしたす、レオ?」
突如として顔を上げた(それも必死の形相で)レオに驚いたのか、シオは半歩ほど尻で後じさって、おそるおそる訊ねてきた。
「……何でもねぇよ」
舌打ちして刀をひっ掴み、立ち上がると、シオの声が追いかけてくる。「どこ行くすか?」
「小便。ついてくるんじゃねーぞ」
「うい。いってらっしゃい」


シオ達のいる場所からずっと風下、機械の死体に隠れるようにして、そのメタリックな外殻に額をぶつける。
鈍い音が、外壁の下にある空洞に反響した。
「糞ッ……治まれよ、この……」
どうしてあんな夢を見てしまったのだろう。神が心配なのは当然だ。彼女には返しきれない恩もある。
しかし同時に、陵辱される彼女の姿に興奮を覚えたのも、動かしがたい現実としてそこに屹立していた。
「神……悪ぃ」
砂の上に跪き、機械の死体に肘を突いて手を組み、懺悔するように頭を垂れた。
知らず、蜘蛛の糸へ向けて。


以上。エロ薄くて木綿。
261254:2005/05/11(水) 22:22:23 ID:v3pWQNna
やっぱ妄想はチラシの裏程度でも垂れ流した方がいいんだよな!!な!?


>255神
どっかでレオ神電波がとんでたんでしょうか…自分の妄想が作品になってるよママン
思春期特有の性欲に対してのとまどいとか大好物なんで最高でした!!GJ


また神が電波受信してることを祈って以下チラシの裏
サクラテツのフラト×ニーチェで、いざコトに及ぼうとフラトに襲いかかるニーチェに対し
フラトはアブノーマルプレイを強要

<放課後に個人呼び出しを受け生活指導室で待つ男子生徒と
呼び出したのを忘れて帰宅した女性教師>
という設定のバーチャルプレイを敢行、その実放置プレイされてるニーチェ(元ネタレベルE)
エロないな…
262名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:43:44 ID:D955fGUC
>>255
GJ!いかにもレオが性を持て余す青少年って感じでナイス。

>>261
それであれか、居残りさせられてる生徒は正座で待ってるわけか。
263名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 20:59:23 ID:SmgAi6M5
>>255
GJ!思春期の男の子ってカンジでかわいいです。

チラシの裏妄想でいいなら、垂れ流しておきます。

サクラテツのテツ×富良兎
 他のマンガにとばされる前にヤらせてくれ、と頼むテツに富良兎の鉄拳が飛ぶ。
ふと、「尻の穴のサイズを知ってるんだから、前のサイズも…」と、テツとの対話篇の充実
という思惑とも相まって、考え直してOKする富良兎。
 テツがコトに及ぼうとするも、富良兎がズボンを引きずりおろし、どこからともなく取り出した
メジャーで、テツのブツを測り始め、「まだ大きくなるのかしら」と、テツのブツをいじり回す…。

と、ここまで、浮かんだのですが、続きが思いつかず、断念。




264名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 21:23:55 ID:HD/672Op
シオと神様の清い関係に萌えた。
2人のエロ妄想で(;´Д`)ハァハァ
265249:2005/05/12(木) 22:36:48 ID:9zL7+Q1H
妄想は妄想で留めず垂れ流せと、誰かが言ってたではないか。
さぁ貴殿の妄想を、こと細かに聞かせろ。
266名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 16:21:16 ID:wPruGPZi
>>258とか見てて、隠れサドなレオ×神さまもいいなぁとかオモタ
本当は優しくしたいのに自らの欲求を押さえつけることが出来ないレオと
それを許容する神さま(*´д`)ハァハァ
267名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 16:23:18 ID:wPruGPZi
ぎゃあageてた スマソ
268名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 22:51:13 ID:1OHiXkMD
レオ×神 きぼん
269名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 23:30:06 ID:f2rY/fHk
そこであえてヨキ先生凌辱モノとか言ってみる。


七の村の男共の欲望をすべて受け入れるヨキ先生とか
過去話でヨキ先生が掃除機かけてるコマでこっち向いてるおっさんに命令されてとか




ごめんなさい
270名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 03:08:18 ID:rKyHbG7i
ひっそりとシオ×ヨキとか言ってみる。

「あっ、こら、よせ、シオ…そこは、アァッ」
「ヨキ先生のおっぱい、キレイす…」

ショタに責められるお姉様が好きなんだ…
271椛 ◆7NxJ4cO80Y :2005/05/15(日) 04:29:10 ID:QEDmEiQB
すっかりご無沙汰しております。トリップ合ってますかね…?
只今リアルで色々と取り込み中につき、
中々続きを投下出来ない状態になってしまっております。

続きを待ってくださってる皆様、大変申し訳ございません。
まだ待っていただけるようなら、今度、続きを投下したいと思います。

本当ごめんなさい…。
272名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 12:10:36 ID:GRsmNIpn
>>271
首を長くしてお待ちしておりますよ、と


ドレ様×ヨキ先生に挑戦してみる。ギャグで。

・時期は原作終了後
・ドレ様=大きさは原作通り(原作以上?)、性格は某AAスレ参照
・ヨキ先生=積極てkうわなにするんだやめくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
273名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 12:12:19 ID:GRsmNIpn
「キーーーーーークーーーーーーゥゥゥゥゥ!!」
馬鹿でかい足音と地響きが猛スピードで移動し、その後の砂漠に巨大な砂煙が立ち上る。
「どこだーーーー!!キクーーーー!!出てこーーーーーーい!!!!!」
「おい、ドレ者……じゃなかった、ドレクセル!」
逆立った黄色の髪の少年が、その巨大高速移動物体に声をかけた。
するとドシーン!と一段と大きな地響きを立て止まった。
「なんだ、レオ者よ」
「ネタを普通に返すなよ……まぁ良い、何故キクを探し「おお!そうだレオナルド君!!キクを見なかったか!?」
頭上から火山噴火のような声を叩きつけられ、レオナルドは思わず耳を塞いだ。
「相変わらず人の話を聞く気がない奴だな……」
ドレクセルに聞こえないよう、小声で呟く。
見かけによらず言いたいことははっきり言う、知人の元防人ならわざわざ小声にしなかったであろうが。
「見たか!?見たよな!?知ってるよな!?な!?」
「勝手に決め付けるな!俺が知るわけないだろう。数ヶ月前に1度会ったきりだ。
あいつの行動範囲はWaqwaq全体だからな。皆目検討がつかん」
「そうか……」
ドレクセルは舌打ちをした。
「ところで、何故キクを探しているんだ?」
レオナルドはようやく最初の質問をすることができた。
274名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 12:13:17 ID:GRsmNIpn
普段から自信満々、俺様天国といった感じのドレクセルが、珍しく口をモゴモゴさせながら呟いた。
「小さくなりたい」
「……ハァ?」
「だから、小さくなりたい」
「……それは、普通の人間のサイズになりたいということか?」
「ああ!!」
ドレクセルの目はいつになく真剣だった。むしろ必死ささえ感じられた。
「キクの技術力なら、黒き血の人間を小さくすることができるに違いない!」
レオナルドは腕を組み考えた。
(ドレクセルの自信がどこから湧くのかはわからんが……。それは置いといたとして、
一見不可能なことだが、元参賢者の一人たるキクなら可能かもしれんな)
『元参賢者』と思い立ったところで、レオはあることに気づいた。
「ヨ……いや、ヨキ先生ならどうなんだ?頼んでみたらどうだ」
わざわざ「先生」をつけたのは、以前呼び捨てでドレクセルの前で呼んだところ、
「先生をつけろ先生をォォォォォ!!!」と拳を食らわされた経験があるからだ。
ドレクセルがヨキ先生にベタ惚れ(本人は『惚れているんじゃない!!崇拝だ!!』
と言って憚らないが)であることは、件の戦いの関係者なら全員知っていた。
(シオは「みんななかなかよしよしす!いいことす!」と勘違いしているようだが)
また、レオは七の村に比較的近いところに住んでいたため、
『ドレクセルはちょくちょくヨキの診療所を訪ねており、ヨキも満更ではない様子』
という噂も耳にしていた。ちなみにレオにそれを教えたのがフランで、「これぞ忍法地獄耳!」
と自慢げに言っていたのでレオにとってかなり胡散臭い話ではあったが。
275名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 12:14:48 ID:GRsmNIpn
「よ、ヨキ先生には頼めん!!恐れ多い!!おおお多すぎる!!!!」
一層大きな声を上げると、王冠が落ちそうなほど首を横に振った。
顔は茹蛸のように真っ赤である。
「ヨキ先生」という単語を聞いたことによりドレクセルは何かを思い出したのか、
「うぉぉぉ!」とか、「むぉぉぉぉ!!」とか叫び続けている。
しかも何やら激しく後悔しているようだった。
「おいドレクセル、もしかしてお前、ヨキ先生を……その、や、ヤってしまったのか!?」
「そんなわけあるかァァァァ!!」
問答無用で襲い掛かってきた拳を、レオは間一髪でかわした。
「おい!ヨキ先生のこととなると本気で攻撃するのはよせ!」
「ヨキ先生だからこそ本気だ!!」
「……あー、分かった。それでこそお前だ」
説得は不可と悟ったレオナルドは肩を落とした。
ドレクセルのヨキ先生崇拝っぷりを考えれば、
ドレクセルが自らヨキ先生を傷つけるようなことをするはずがなかった。
だが、ドレクセルが今こうして駆けずり回っているのも、ヨキ先生絡みであることが
『ヨキ先生』という単語一つにさえいつも以上にうろたえる様子から伺うことができた。
「何があった?」
片目を瞑りながら尋ねる。ドレクセルは開けっぴろげな性格なので、自分の内心を
人に話すことに抵抗はないタイプであった(対ヨキ先生除く)。
「……俺は……」
ドレクセルは昨夜の出来事を思い出した。

──────────
あまりのエロのなさに自分でもびっくり。
こんなノリでよければ続き投下するが……
276名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 14:27:03 ID:5oAIm+l7
ヨキィ━━━━!!(;゚∀゚)ヨキィ━━━━!!
277名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 15:44:31 ID:4E3dsUV/
続き激しくキボン

ヨキィィィ!!(;;゚∀゚;)ヨキィィィ!!
278名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 16:54:17 ID:vhDxcj6b
>>271
時間の許すときで良いですので。
待ってます。
279名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 19:00:54 ID:/AouEEle
>>274-275
やべぇこのコンビ好きだ
280名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 01:33:05 ID:DysRFqfo
>272
AAで想像してしまったw
281272:2005/05/16(月) 21:00:45 ID:K44dcPFk
ドレクセルは七の村の近くに腰掛けていた。
辺りはすっかり暗くなり、砂漠の夜空一面に星が瞬いていた。
しかしドレクセルはそんな情緒あふれる風景などに目を奪われることはなく、
しばしば巨体を揺らしそわそわしながら何かを待っていた。
自分専用の脱出口からヨキが顔を出し、声を掛ける。
「ドレクセル」
「よっ、ヨキ先生っ!!」
飼い主の帰りを待っていたペットのように脱出口の前に身を寄せる。
その様子を見て、ヨキはくすりと笑った。
ドレクセルは馬鹿にされたと思うどころか、
(ヨキ先生……!!な、なんてお美しい笑顔!!天女だぜこりゃあ!!)
と幸せ最高潮だった。
「今日も畑仕事を手伝ってくれて助かったよ。村の者たちも喜んでいた」
「わはははは!あれくらいどうってことない!!」
ドレクセルは大きく胸を張った。
「フフフ。これ、お前にとっては足りないかもしれないが食べておくれ」
ヨキは大きなボールに入ったサラダとトングをそのまま渡す。
282272:2005/05/16(月) 21:01:34 ID:K44dcPFk
ドレクセルは六の村にいた頃は畑仕事の全てを子分達にやらせていたのだが、
ここではドレクセルは嫌な顔一つせず、というかむしろ進んで働いていた。
働いた後、必ずヨキ先生が「ちょっと待っておいで」と言った後、
手料理を持ってきてくださるのがドレクセルにとって至上の喜びであった。
普通の村民にとっては重労働な畑起こしやうね作りも、ドレクセルにとっては
子供の土遊びのようなものである。
最近ドレクセルが七の村(というよりヨキ先生)を訪ねるたびに、畑仕事を手伝っていた。
初めはドレクセルの巨体を恐れていた村人も、今では
「おーい!ドレクセル様、この岩をどかしてくれ!!」
「まかせろ!わはははははは」
「ドレ様!!今度はこっちの畑を耕してください!お願いします!」
「これか!?むおおおおおお!!」
というように、ドレクセルの扱い方をしっかりと把握していた。
一部、自ら子分化しドレクセルを慕っている者もいる位だ。
283272:2005/05/16(月) 21:02:24 ID:K44dcPFk
脱出口を通るか通らないかくらいに大きいボールや、本来サラダを取り分けるための
トングも、ドレクセルが持てばミニチュアサイズである。
また、ドレクセルが普段ならその程度の量の食事で満腹になることは勿論ない。
しかし、ドレクセルにとってはこの上ない最高の料理だった。
爪楊枝のようにトングを使い、サラダの一つ一つをちまちまと味わうように食べるドレクセルを
ヨキは目を細めてみていた。
「旨いです!!最高ですヨキ先生!!」
「フフフ、ただ野菜を洗って入れて、ドレッシングをかけただけだよ?」
「いえいえ!!食べきってしまうのがもったいないくらいです!!」
自分の前でだけ律儀に敬語を使うドレクセルをヨキは微笑ましく感じた。
サラダは味わったとはいえ、ドレクセルにとっては量が量、あっという間になくなった。
「食べ終わった?」
「あ、はい……ごちそう様でした」
食べ終われば、ヨキ先生との時間も終わり。
がっかりしているのが顔にも声にも表れている。
クスクス、とヨキは笑った。
284272:2005/05/16(月) 21:03:10 ID:K44dcPFk
「全く、思っていることが全部顔に出る子だねぃ」
ボールを受け取った後、ドレクセルの大きな指をよしよしと撫でる。
「よよよヨキ先生!!」
火がついたかのように顔が赤くなる。
「本当は頭を撫でてやりたいところだが……お前の頭には届かないからな」
フフッと微笑む。
「おおお俺はせ、背がでかいですから!!」
指に触れる細いしなやかな手と微笑みに、ドレクセルは理性が切れそうになっていた。
それを必死に崇拝心でブレーキをかけ、大声で誤魔化す。
聡い賢者には全てお見通しだとは思いもせず。
「フフ、その身長はお前の自慢?」
「は、はいっ!!」
「私と同じ……普通の人間のサイズにはなりたくない?」
「……うっ!!?」
ドレクセルは急所をつかれ、たじろいだ。
(身長がでかいのは嬉しいが……これではヨキ先生と永遠にセッ……いいいいいいやいや!!
何を不埒なことを考えている俺は!!俺は一人の人間として、一生をかけてヨキ先生を崇拝し続ける!!
それでいいじゃないか!!!ワハハハハハ!!だがもし普通の身長に生まれていたら……
ヨキ先生とあんなことやこんなこt……な、何を考える!!
例え物理的には可能でもヨキ先生という神聖な存在に手をかけるなど……だがしかし……うわぁぁぁ
なにをかんがえているんだくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」!!!)
という考えが、瞬時に頭を駆け巡ったからである。
285272:2005/05/16(月) 21:04:17 ID:K44dcPFk
脳内パニック状態のドレクセルに、ヨキはさらに追い討ちをかけた。
「お前が小さくなれば、私の部屋にも入れて上げられるのにねぃ」
「……!!!??」
「フフ……でも無理だねぃ、お前は大きいままがいいようだから。
私にとってはお前が小さいほうが色々と都合がいいんだけどねぃ」
今日の話はここで終わり、とでも言うようにヨキは脱出口に身を屈めた。
「よ、ヨキ先生!!」
「ああ、そうだ、ドレクセル。今日の礼代わりだ」
ヨキはドレクセルに身を屈めるように合図すると
蝶が降り立つような仕草でドレクセルに近寄り、唇の端をちろりと舐めた。
「〜〜〜!!!!?????」
「部屋の中でなら、もっと良い礼をしてやれるのだがな。
大きな子供のお前にはここまでだ。おやすみ、ドレクセル」
パタン、と脱出口の扉が閉まる。
「…………う、う、うおおおおおおおおお!!!」
突然の出来事に呆気に取られていたドレクセルがこれ以上ないほど赤面しながら
叫んだのは、ヨキが去ってからたっぷり3分は経過した後だった。
286272:2005/05/16(月) 21:05:27 ID:K44dcPFk

「……というわけで、俺は決意した。ヨキ先生の為にこの身長を捨てることを」
「ようするにヤりたいというわけだな」
あっさりと結論を言い放ったレオに、ドレクセルの鉄拳が飛ぶ。
「何故殴る!?」
「違う!!断じてそういう下心からではない!!
純粋にヨキ先生に喜んでいただきたいからだ!!!
ヨキ先生を俺自らの手で汚すなど……そんなことは
身長が変わろうが断じてできん!!
神でオナるお前と俺を一緒にするな!!」
「……おい、ドレクセル……最後の一文、もう一度言う度胸はあるか?」
体中から怒りのオーラを立ち上らせながら刀に手を掛ける。
「し、正直スマンカッタ」
「判ればいい。……しかし、そういうことなら余計にヨキ先生に頼んだ方が
話が早いのではないか?自分から話題を振ってきたくらいだ、ヨキ先生がお前の
身長を科学力なり医術で替えることくらいできるのでは?」
「それはできん!!」
「いちいち大声で答えなくていい、ドレクセル。
では何故ヨキ先生に頼まなかった?」
「ヨキ先生だからだ!!」
「おい、答えになっていないぞドレクセル。
頼むから、俺にも判りやすく言ってくれ」
レオは今さらながらドレクセルの単純かつアホの子っぷりに頭を抱えた。
287272:2005/05/16(月) 21:06:21 ID:K44dcPFk
「身長を変えるとなると、恐らくは手術になるだろう?
薬品等だけでは済まないはずだ」
「ああ、恐らくそうなるな」
「ということは!ヨキ先生に頼むということは即ち!
ヨキ先生に俺の手術を頼むということになるよな!な!?
いいか、ヨキ先生が俺の身体に触るんだぞ!?
俺は理性を保つ自身がない!!!」
ドレクセルは握りこぶしを作って力説する。
「うーん、一理あるな。それなら、というか普通麻酔を打つから意識は……
って、お前全く麻酔効かなそうだな」
「つーか、ヨキ先生が医師の服で俺に注射を打つために、
俺が横たわった処置室に「入るよ?」と小首を傾げながら
入って来られた時点でヤバイ」
「ものすっごく具体的だな(妄想が)」
「とにかく、ヨキ先生に手術していただくわけにはいかん!」
レオナルドはため息をついた。
288272:2005/05/16(月) 21:07:24 ID:K44dcPFk
「わかった。兎に角キクと連絡を取りたいんだろう?
それならなんとかなる。砂漠のどこかにプラがいるはずだ。
プラはキクの目になっている。そいつに『来て欲しい』とでも書いた
紙を見せれば、あいつの気が向けば来てくれるだろう」
「ワハハハハ!!なるほど!!流石だレオナルド君!!
ところで、プラって何だ?」
「そうか、お前はプラを知らないんだったな。
丸っこくて、目玉がでかい機械だ」
「わからん」
「色んな色のやつがいる。腹に古代語で『プラ』と書いてある」
「わからーーーん!!第一俺は古代語が読めんし書けん!!
はっ!!?ということは、キクにどうやって『来てくれ』と伝えればいいんだ!?」
「ドレクセル……」
思わず頭を抱えたくなる。
289272:2005/05/16(月) 21:09:14 ID:K44dcPFk
「あ!そうか!!レオナルド君、確か神からのメールを読むために
古代語勉強していたよな!!な!?」
「な、何故それを知っている!?」
「ヨキ先生から聞いた!それなら話は早い!!
行くぞレオナルド君!!」
ドレクセルが右手でレオナルドの身体をらくらくと掴み、持ち上げる。
「お、おいドレクセル、ちょっ、まっ……!!」
「プロを探しに行くぞーーーー!!!!」
「プラだっての!!てか俺は行かん!!離せーーーー!!」
夕日の砂漠にレオナルドの悲鳴が響いた。


―――――――
ここまで。
気が向いたら続き書こうと思う
290名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 21:16:37 ID:VmyJ7xLd
GJ!
レオ者とドレ者の掛け合いワロタ
できれば続きキボン
291名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 21:55:23 ID:a1bOSSsc
ハゲワロスw
続き希望ですヨキィ━━━━!!(;゚∀゚)ヨキィ━━━━!!
292249:2005/05/16(月) 22:50:06 ID:E9yJhyAV
ステキだGJ!!激しく続き希望。
レオ…本来ドレ様のツッコミ役のはずなのに、時々ツッコミ返し
される時のダメージが大きいな(笑)
293名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 23:30:04 ID:wwB8AHs3
GJっす!
アホの子ドレ者に萌えたよ!腹筋の鍛錬もできたよ!
神さまからのメールを読むためにお勉強中のレオ者にも萌えた!!神さまでオナ(ry

ドレ者を七の村・外観サイズに脳内変換していたもれを許してください or2 デカスギ
294名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 23:52:10 ID:E9yJhyAV
1話目で七の村襲った機械の巨人が脳内に出てきた。
295名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 19:11:35 ID:XTURMC5H
アラン×ノール(♀)読みたい人っている?
もし居たら脳内に寝たがあるんで書くが
296名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 19:12:23 ID:XTURMC5H
×寝た→○ネタ
297名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 20:23:48 ID:Cv+IctOW
私は女体化オケイだが、皆さんはどうですか?
298名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 20:32:06 ID:c1sMwSOG
女体化、全然構わんよ。
神の降臨お待ちしております。

>>272氏もGJ!続きも楽しみにしてます。

299名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 21:56:03 ID:1z+nBfLr
職人さん待ち状態だし、苦手な人は読み飛ばせばいいので大丈夫では

お待ちしております。

椛さんもドレヨキさんも待ってるよノシ
300名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 22:32:20 ID:PpE6ZT+L
>>295
期待しとります
301295 アラン×ノール(♀) :2005/05/19(木) 22:21:43 ID:3xMmH0D0
「それじゃあ3日後、僕たちが最初に出会ったところで落ち合いましょう!」
ノールは私の右手を両手でぎゅっと握ると、踵を返し九の村の方向へ駆け出していった。
「気をつけてー!」
と後姿に声を掛け手を振ると、ノールは振返り、私に向かって手を振った。
――か、かわええなぁ……でも、男の子なんだよな……
そう思うと、複雑な心境だった。

3日後、私とノールは旅を始める。
私は世界中を見、知るために。
ノールは弟の機械病を治す手がかりを掴むために。

――ノールが女の子だったらそれはそれは楽しい旅になったんだろうが
一人旅の方が気楽で良かったかも、と思うと自然とため息が出た。
302アラン×ノール(♀):2005/05/19(木) 22:23:00 ID:3xMmH0D0
ノールと旅をすることになった経緯はこうだ。
蜘蛛の糸へ辿り着いた私たちは、シオという少年が蜘蛛の糸で願いを叶えたことを知った。
そこでレオナルドと再会し、これまであったことなど様々な話を聞いていたところ、
一しきりしたところでこう聞かれた。
「お前はこれからどうするのか?」と。
護神像という存在はなくとも、私はこれからも世界を巡るつもりだ、と答えた。
世界中の色々なことを見たい、知りたいという思いは今も変わらない。
そう話すと、隣で聞いていたノールちゃんが
「それって、世界中を旅するってこと?色んな知識を得るために?」と聞いてきた。
「ええ、そうです」
「じゃあさ、僕もご一緒していい!?」
「「ええっ!!??」」
私とレオナルドの声が重なった。
「僕さ、やっぱり弟の機械病を治してあげたいんだ!
世界を旅すれば、手がかりが掴めるかもしれないでしょ?」
突然のことに驚いたが、どうやらノールちゃんには病気の弟がいるらしい。
――こ、これは、かわええ子と旅する又とないチャンス!?
レオナルドが何故か渋い顔をしていたが、気にせず私はノールちゃんの両手を握り締めた。
「も、もちろんです!ノールちゃん!!」
「えっ、本当?本当??ありがとうアラン君」
花が咲くような笑みにドキっとする。
やばい、本気で惚れるそう……かもしれない。
そう思った私を一瞬で凍りつかせたのは、レオナルドの次の言葉だった。
「ノール……お前には何を言っても聞かないだろうから、何も言わない。
ただ、アラン、お前に一つだけ言っておく。こいつ、男だぞ」
303アラン×ノール(♀):2005/05/19(木) 22:23:47 ID:3xMmH0D0
「残念だったな、アラン」ノールを見送った私の後ろから、レオナルドが声を掛ける。
「残念にしたのはどこの誰だ?」
「後から知るより、今知った方がショックが少なくていいだろ」
レオナルドが首をすくめた。
「ま、いいじゃないか。旅は道連れって言うだろ」
「できれば可愛い女の子と旅ができると言う期待も道連れたかったよ」
「だが、それは途中から男だと分かった絶望を道連れにすることになるぞ」
それは勘弁、と手を振るとレオナルドは私の落ち込み様を見て笑った。

そして、3日後。
私は約束通り、私とノールが初めて会った場所に立っていた。
ノールが男だったとレオナルドに聞かされたときは(今となっては認めたくないが
半分一目惚れしそうになっていたことも手伝って)かなりショックだった。
しかし、一度ノールの申し出に首を縦に振ってしまった以上、
「貴方が女だと思っていたからOKしましたが、男だと分かったのでやめます」
と言うのは道徳的にどうかと思う。
男でもいいじゃないか、それに、老若男女関係なく誰かと共に旅をするということは、
自分も相手も人間的に成長するいい機会ではないか、となるべくプラスの方向で考えるよう
思考回路を切り替え、ショックを乗り越えた。
「アランくーん!」
遠くから人影が近づいてくる。ノールだ。息を切らせながらやってくる。
「ごめんごめん、別れ際に弟と話していたらつい長くなっちゃって」
「いや、構わないさ。ノールは弟思いだね」
304アラン×ノール(♀):2005/05/19(木) 22:24:35 ID:3xMmH0D0
何を思ったのか、ノールが突然私をまじまじと見つめる。
「ん?どうかした?」
「アラン君、確か僕のこと、ちゃん付けで呼んでなかったっけ?」
う。そういえばそうだった。
男だと知ってからは、自分の中でちゃん付けはやめていたから、実際ノールとあっても
呼び捨てで呼んでしまっていた。
「あ、そっか、呼び捨ての方が仲間っぽいもんね。うーん、そうだよね。
じゃあさ、僕もアラン君のこと、これからはアランって呼んでいい?」
ノールは今の疑問を自分の中で勝手に解決させてしまったらしく、次の質問を投げてきた。
レオナルドが「ノールは思い込みが激しい」と言っていたが、それがこういう所に現れているのかなと
思いつつ、「いいよ」と答えた。
「うふふ、ありがとう」
笑った顔を見て、一瞬かわええと思ってしまった自分を叱咤した。
「ねぇアラン、それでさ、僕たちこれからどこへ行くの?」
「あ、ああ。まずは賢者ヨキがいる七の村に行こうと思う。
あの時、彼女(ん?彼女でいいのか??……分からん)は負傷していたから、
ゆっくり話することができなかったからね。
しかし、彼女の知識は黒き血の人間の中では有数、あるいはトップの……」
「分かった、七の村だね。それじゃあ早速行こうアラン!」
ニコニコしながら勝手にトコトコ歩き出すノールに、私はこう言った。
「……頼むから、私の話にもうちょっと聞く気持ってくれる?」
305アラン×ノール(♀):2005/05/19(木) 22:25:39 ID:3xMmH0D0
七の村までは歩いて数日かかる。
神の御加護を受け、猛スピードで走ることが出来るようになったシオという少年や、
あのやたらデカくて馬鹿な人が走れば1日と掛からないのかもしれないが、
そう急ぐ旅でもなく、足が自然に進むのに任せて歩いた。
ノールは歩いている間中、私に弟の話をした。
彼はよっぽど弟を溺愛しているらしく、弟が生まれたときの喜びから、
機械病という病を背負って生まれてきたと知ったときの悲しみ、思い出話などを延々と語った。
ただ、時には感情が高ぶりいきなり涙を流されるのには参った。
ノールが泣き出し立ち止まっては慰め、また歩き出しては話をし、また泣かれては立ち止まり慰め……
ということを7〜8回(いや、もっとか?)は繰り返した。
そのため、思ったほど距離が進まなかった。

夕日が傾いてきたころ、私はノールに声をかけた。
「もうすぐ暗くなることですし、野宿できそうなところを探しましょうか?」
「あ、それならこっちの方角。1時間程歩いたところに小さいけれどオアシスがあるよ。そこなら水も飲めるし」
と、進行方向から右へ60度くらいの方向を指差す。
私が頭の中で記憶している地図によると、その方向にオアシスはなかった。
それを告げると、ノールは
「この世界に存在する全てのオアシスを僕は把握してるよ。勿論、地図に載っていないものもね」
と事も無げに言った。流石は水の護神像の元防人、といったところか。
「教えてくれたんだ、ハルワタートが」
今は無き護神像の名を呼ぶその声が、少し寂しげに聞こえたのは気のせいか。
私は先を歩くノールの後をゆっくりと追った。
306アラン×ノール(♀):2005/05/19(木) 22:26:28 ID:3xMmH0D0
ノールが言ったとおり、そこには小さな家1〜2軒分ぐらいの大きさのオアシスがあった。
鞄に詰めてきた保存食で夕食を取り、空腹と旅の疲れを癒す(あまり歩いていないため、実際には疲れていないのだが)。
「あ、そうだアラン、今のうち自分の水筒に明日の分の水取っておいて。僕、今から水浴びするから。ついでに服も洗っておきたいし」
「分かった。今日はそれほど汗をかいていないが、折角のオアシスだ。私も利用させてもらう」
砂漠ではオアシスに巡り合えることは少ない。人掬いの水にさえ、何日間も触れられないこともある。
従って、オアシスがあれば大抵の人間は身体と衣服を清潔にするためにそれを利用する。
もちろん中には、身体の汚れだろうが何だろうが全く気にせず、喉を潤す為にのみオアシスを利用する者もいるが。
オアシスのほとりにしゃがみ、水筒に水を満たす。
私は手早く服を脱ぐと半身オアシスに浸かり、肌着やシャツを水洗いする。絞った後、近くに自生していた機械の木に干した。
ふとノール見ると、まだ服を着たまま、しきりに髪に手をやっている。どうやら髪の飾りを取るのに時間が掛かっているらしい。
「遅っ」
「えー、ひどーい!」聞こえたらしく、文句を言ってくる。
「本当のことを言ったまでだ」
「これって、結構解くの大変なんだからね」
「だったらそんな飾り、わざわざ付けなければいいだろう」
「うわ、アラン、きっぱり言うね。でも駄目だよ、これはミールが……あ、痛っ!絡まった!!」
どうやら髪留めが髪に引っかかって取れなくなったらしく、もがいている。
「と、取れない……」
本日何十回目になるだろう、また目に涙を溜め始める。
無視し続けてもよかったのだが、ずっと取れずに一晩中泣かれるのは非常に寝づらい。
仕方なく、手を貸してやることにした。
307アラン×ノール(♀):2005/05/19(木) 22:27:14 ID:3xMmH0D0
オアシスから上がり、ノールの前に立つ。
「ほら、後ろ向け。取ってやる」
ノールはきょとんとした顔で俺を見る。
素っ裸だったが、男同士なので問題はないだろう、と思っていた。
ノールは1、2秒固まったあと、「あ、う、うん!」と言って慌てて後ろを向いた。
――視線が私の股間に行っていたような気がするのは、あえて気に留めないことにする。
1つ、髪留めに髪が食い込むように巻きついているのが見つかった。
「これか?」軽く引っ張ると、ノールが悲鳴をあげた。
「い、痛っ!だ、駄目!!触らないでー!!」
「触らないと、取れないだろ」
「いやーーーーーっ!!」
「こ、こら!暴れるな!!」
「やーめーてーーーーっ!!」
半泣き状態のノールと私の争いは十数分に及んだ。
ノールが暴れたせいで私の手元が狂い、さらに他の髪留めにも絡まってしまったせいで、数倍以上の時間がかかってしまったのだ。
「全く、気化熱で体温が奪われてしまったじゃないか」
私は肌寒さに身体を振るわせた。
「う、ご、ごめ〜ん。先、オアシス入ってて。僕、他にも取るものがまだあるから」
髪にはまだ飾りがいくつか残っている。だが、あとは自分でも取れるだろう。
「別に貴方を待つつもりはないよ。遠慮なく入らせてもらう」
私は眼鏡を外すと、首までオアシスに浸かった。日中の日光と地熱で暖められた水は、冷えた身体には丁度いい温度だった。
308アラン×ノール(♀):2005/05/19(木) 22:28:08 ID:3xMmH0D0
「おまたせー」というのん気な声と同時に、ちゃぷんという水音が聞こえてくる。
振返ると、近視の裸眼にノールのような人影がぼんやりと見えた。
夜ということもあり、また眼鏡を外しているので、身体の輪郭がぼんやりとおぼろげに見えるだけで表情などは全く分からなかった。
しかしノールは夜目が効くらしい。今夜は月齢11.16、月名で言えば宵月。満月には及ばないが、そこそこの月明かりもある。
「あ、アラン、あんまこっち見ないで。なんでか、なんか、なんか恥ずかしい」
「男同士で何が?」呆れながら尋ねる。
「だ、だって僕、ミール以外と風呂に入ったことないし……それも、ミールがちっちゃいときの話だし……」
モゴモゴと喋る。生粋のおぼっちゃん育ちってやつか?
「気にすることないだろう、古い言い回しだが、見られて減る物ではないと言うじゃないか」
「うーん……でも……いや、そっか……そっか、そうだよね、男同士だもんね、そうだよね」
また自分の中で何か納得したのか、独り言を言っている。
「うん、決めた、決めたぞ!僕は気にしないことにする!!」
「はいはい、そうしてください」
私は適当に相槌を打った。
「よーし、そうするぞ、そうするぞ!!僕は決めた、決めたんだ!!」
ノールは何度も呟きながら、やけに気合を入れて自分の服を洗っていた。
309アラン×ノール(♀):2005/05/19(木) 22:29:37 ID:3xMmH0D0
服を洗ったあと、ノールはオアシスを泳いでいるようだった。
『ようだ』というのは、人影のようなもの(機械でもいない限り、十中八九ノール)が水面を滑るように移動し、
それに合わせて水音が聞こえてくるからだ。眼鏡のない私には、はっきりとノールの姿を見ることができない。
ノールは星を見ながら背泳ぎをしていたらしく、「ねーアラン、あそこに星がいくつもあるやつ、何て星座?」と聞いてきた。
「どれだ?」と聞き返したが、「あれ、あれだって」というだけでさっぱり分からない。
どうやらその星を指差しているようだが、私に見えるわけがない。
「あー、ノール。どうしても知りたければ私の眼鏡を持ってきてくれ。私の服が干してある木の根元に置いてある」
ノールの方がほとりに近い位置に居たので、そう言うとノールは素直に眼鏡を持ってきた。
「はい、眼鏡」
ノールが私の目の前に来て、眼鏡を差し出す。ここまで近づくと、近視でしかも夜とはいえ大体輪郭も分かる。
「ああ、ありがとう」
――ん?今、ノールの胸が少し膨らんでみえたような気が?
眼鏡をかけようとする直前に抱いた疑問が、今ガラスの向こう側からはっきりと見える。
一般的な女性よりはやや小さいが……これは間違いなく……む、胸!?
「ノノノノノール???」声が上ずっているのが自分でもわかる。
「えーとね、ほら、あそこ。星がいくつもあるやつ。見える?」
「そ、そうではなくて。ああああなた、男の子、って話、でしたよねぇ??」
「うん、そうだよ」あっさりと肯定。しかし、今私の目の前にあるのものは……
「じ、じゃあ、あ、あなたの胸に、あ、ある、これは、何ですか?」
「え、胸だよ。いつもはサラシ巻いてぺちゃんこにしてるんだけどさー。最初はアランに見られるの恥ずかしかったけど、
もう大丈夫!僕、気にしないことに決めたから!で、あの星、何ていうの?」
思考回路が今にも壊滅的な核爆発を起こしそうになる最中、
「あれは、乙女座だ……」と正しく答えられた自分を心から褒めてやりたい。


<続>
310名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 22:36:35 ID:3xMmH0D0
Waqwaqの世界では星や月は見えるのか?(あるのか?)と思いつつ。
>>297>>298>>299>>300さん、ありがとうございます。
もしよければもう1話お付き合いくださいませ。
311名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 22:59:51 ID:Exj5+++n
>>310
GJ! 続きを楽しみにしてます。
関係ないけど、レオってどの話にも出てくるよねw
312名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:24:07 ID:oU69sdPl
>>310
GJ!
続き期待してます!
313名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:31:34 ID:joxnVtjV
310>
GJ!
ノールが女の子のつじつま合わせに感心しました。
アランって結構イイ性格だなー(w
続き楽しみにお待ちしとります。
311>
言われて気付いた。数少ないツッコミ系だからか?
314名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:31:45 ID:sttug/ot
>>310
GJ!
続きお待ちしてます!
315名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:41:25 ID:v2ZC6dr1
できれば女体化は勘弁してほしかったんだがな…このスレの歴史のこともあるし
316名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 01:03:35 ID:ccRlUG3I
自分も女体化つーか女性化は駄目だ
ホモとかわらん気がして気持ち悪い
317名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 01:03:57 ID:VLlqlJWA
>>315
基本的に同意。
正直、もう1日くらい住人の反応を待ってほしかった。それくらいデリケートな問題だから。
たしかTSスレってあるよね?そこはどうなの?
318295:2005/05/20(金) 02:22:04 ID:brzBJZ+G
>>314-317
最近Waqwaqを好きになった新参者で、スレの歴史を知りませんでした。
仰るとおり、もう少し待つべきでした。
不快な思いをさせてしまった方、不安を抱かせてしまった方、申し訳ありません。

>>317さんの書き込みを見て、TSスレを覗きに行ってきました。
少々荒れているようなので不安ですが、続きはTSスレに投下しようと思います。
ご意見、アドバイスどうもありがとうございました。
319名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 02:22:39 ID:sttug/ot
>>315-317
そう思うなら、職人さんが聞いたときに反応して欲しかったな〜。
住人の意見を聞いて、時間おいて、レスがついてから投下してくれてるわけだし、いいんじゃないの。
レスの中には否定的な意見もなかったしね。
このスレの歴史といっても、ずっと前からいる人ばかりではないよ。

ダメな人はスルーすればいいんじゃないの?
ずっと過疎ってるよりもよっぽどいいと思うのですが。
320名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 02:25:43 ID:sttug/ot
すみません、リロってなかったorz

>>318
続き、ぜひ読みに行きたいと思います!
321名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 02:55:29 ID:joxnVtjV
>315の類のレスでスレの流れが荒れなかった試しが…

といいつつTSは確かにダメな人も確実に居るわけだし一日反応待って投下したほうがよかったかもね。
個人的には>299なんだけどな。
連載終了しちゃって過疎化進むだろうし
322295:2005/05/20(金) 03:00:05 ID:brzBJZ+G
>>318アンカーミス
>>314-317→×>>315-317でした

続ききぼんして下さった方々、どうもありがとうございます。
数日中に投下しますので、ふと思い出した頃にでもTSスレにお越しいただければ嬉しいです。
323321:2005/05/20(金) 03:15:45 ID:joxnVtjV
ゴメン、295さんは一日反応待ってたな。
「せめてもう一日〜」という意見もあるけど「じゃあ二日待てばいいのか」ってもんでもないし。
295さんは全く非はないわけで。TSスレに投下するなら見に行きますよ。

これだけだとアレなんで
チラシの裏〜レオ神〜
レオは童貞だと思うのでいざコトに及んだときいっぱいいっぱい
で神のことまで気が回らなくて神様痛いばっかりで全然気持ち良くない。

でもレオの気持ちを慮って痛いと言えなくて頑張って耐えるか、
神様クォリティーでレオに「お導き」を施すか
で悩んで妄想中断
324名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 01:36:12 ID:exjtIVGP
>>323
どっちも゜+.(・∀・)゜+.゜イイ!

痛みを堪えて涙目になりつつ「レオさんのいいように動いてください」な神さまも萌え。
しかし「触ってください」とほんのり頬染めてレオの手を導く神さまも捨てがたい。

ところで>171>179のシチュでレオ神を書き進めてみたんだが、
コトは影のままでエチに参加しないで言葉責め・視姦ばっかりするのと、
本体に戻っててレオの前で神さまの初めてを奪うの、どちらがエロいかなと悩んでいる。
325名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 08:51:57 ID:XQ+A2XR9
>>324
どっちも捨てがたい……
むしろどっちも(;´д`)ハァハァ
326名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 10:56:14 ID:GIaplR+A
レオ神のエロ絵も見てみたい。誰か描いてくれないかな。
327名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 23:58:05 ID:3qGOsnGx
>>324
>>325に禿同です
ワクワクテカテカしてお待ちしてます!

>>326
そんなのぜひ見たい(・∀・)!
328名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 01:04:37 ID:ZZS2gnGY
テツ富良冒頭だけ書いてみた。

小学生設定で初体験(ひょっとしたら未満)になると思うんだけど
このネタ投下して平気?
329名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 02:08:53 ID:Fu1lQKm0
>>328
おまちしてます!
330論より証拠:2005/05/24(火) 00:37:58 ID:ye6fk4Jq
 ランドセルに明日必要な教科書を入れるために時間割を確認した時、少年は溜息をついた。
 少年の名は桜鉄、家の事情から若くして金の亡者となっている小学6年生。数年後には想像及びもしない事態に襲われることになるのだが、今はまだ知るよしもない。
 さて、彼はどうして溜息をついたのか。
 時間割にはご丁寧にも授業の内容が書いてあった。
 テストはないし、だいたいにしてテツはテストくらいで憂えることはない。
 ただ、4時間目…保健の授業の所にこう書いてあったのだ。
  “性”
 冷やかし心から楽しみにしている生徒もいることだろう。だがそんな浮ついた気分にはとてもなれない理由がテツにはあった。
 昨年、性の授業を男女別々で受けた後、大変な苦労をしたからである。
 彼の幼なじみ兼クラスメートの出井富良兎という少女が、やれ「精通はあったのか」だの「どんな場面でそういう気分になるのか」だのしつこく訊ねてきたのだ。
 その質問の時の彼女の態度は、恥ずかしさからはにかむ様子など皆無で至って真剣かつ冷静なものであり、さながら学者のような――いや、実際同じようなものだろう。彼女の質問が全て『テツの研究』のためである以上は。
 さも聞くのが世の当然のことのように答づらい質問を一ヶ月間も毎日続けられれば億劫にもなるだろう。
「去年はなんとかかわせたが…今年は無理だろうな」
 がっくりと項垂れながらも、テツはちゃっちゃとランドセルに荷物をまとめ、僅かな時間仮眠をとった。
331328:2005/05/24(火) 00:44:07 ID:ye6fk4Jq
出だしだけ。
つづきはある程度まとまったら投下します。
332名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 10:01:52 ID:UHjqFzib
イイヨーイイヨー
333名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 17:10:26 ID:38yuzZKW
おお!続きおまちしてますー
334名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 00:06:17 ID:XiLDSzDu
>326
パロディでややエロ(ほぼ健全)のレオ神ネタがあって
保管庫の絵掲に描きたいんだけど、
あそこってカップリング駄目なんだっけ?
335名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 00:54:47 ID:qFXTlbxs
>>334
みたーい!カップル絵はどうなんでしょ。ほぼ健全だったらいいような気もするのですが、
詳しい方、意見プリーズ。
336名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 01:09:20 ID:mgUPSnot
>>334
個人的にあっちでカプネタは控えて欲しい
337名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 22:33:18 ID:EzbqhmBN
多分度合いによるけど、ややエロでは隔離じゃかえって浮いちゃわないかな…
しっかり見に行くけど
338334:2005/05/29(日) 08:05:50 ID:ciB6394D
>335-337
ご意見ありがとうございます。
カップリングというより、レオ→神な感じのライトエロ(ぶっちゃけメル欄)ネタなんで
大丈夫かな?
今日は仕事なんで無理ですが近いうち書かせていただきますね。
やたら気を持たせたカキコですいません。
339328:2005/05/29(日) 15:08:43 ID:4mtqAiUi
すみません。前置き2レスほど先に投下します。
ここを越えればエロパートがくる…はずですorz

では>>330からの続きを。
340論より証拠:2005/05/29(日) 15:09:12 ID:4mtqAiUi
 翌日、授業は滞りなく統べて予定どおり行われ、放課後間髪入れる暇なくテツは富良兎に捕まってしまった。
「まだバイトまで時間あるわよね?聞きたいことがあるから私も一緒に桜家に行くから。どこか空いている部屋…ううん、あなたの部屋がいいわね。少しくらいなら大丈夫でしょう?」
 許可を求めるというより決定事項としての宣言のような口調に、テツは「…ああ」としぶしぶ答えることしかできなかった。
 まぁ、帰り道で質問攻めくらうよりはマシか……。
 ポジティブに考えようとした自分をおのれのツッコミで地に落としながらどうにか回避できないかとあれこれ思案してみても、ぬかりのない富良兎のこと、多分どんな方法も通用しないと次々却下されていった。
 何も打開策が生まれぬままとうとう家に着き、2人は久散からの茶菓子を断って2階にあるテツの部屋に入っていった。
「相変わらずごちゃごちゃしてるのね。少しは片付けたら?」
 壊れた家具やら電化製品やらが雑然と積まれた部屋を見渡しながら富良兎は言った。
「俺の勝手だろうが。ここはこれでいいんだよ……ってオイ、何やってんだおまえは。だぁ!そこはいじんな!物が崩れる!」
 テツの心配などおかまいなく、富良兎はゴミの山を登ったり降りたりしながら部屋を端からぐるっと歩き回る。
 一周すると腕を組んで眉間を寄せ、ぽつりと何かを呟いた。
「あ?何なのだ?」
 ひたすらマイペースに行動する富良兎に若干苛立ちつつ、問うてみる。
「ねぇ、普通はあるものじゃないの?」
「何が」
「エッチな本」
 聞いて、テツは一瞬フリーズした。
 ……ああ、そうか。そうくるのかおまえは。
 他人の部屋――しかも男の部屋に来て、そんなモン探してたのか。
 そしてそれを本人を前にして言うのか。
 目眩に似た感覚に襲われながらもテツは何とか口を開く。
「…ねぇよ。んなもん買う余裕ウチにはねーし」
「拾えるでしょう?雑誌回収の日があるんだから」
341論より証拠:2005/05/29(日) 15:10:22 ID:4mtqAiUi
「誰がそんなことするか。俺が拾うのは使い勝手が良さそうな物くらいなんだよ」
「なぁに?それじゃあそういった物は全く使わないわけ?性欲処理はしないの?でも、とある情報だと時々自慰してるみたいだし……」
「ちょっと待て。どっからそんな情報……」
 そう言ってから、ふと思い当たる。あのブランド品に弱い姉。
 弟のプライバシーを売ったなどと考えたくもないが、充分ありうるのが悲しい。
 そんなテツの気持ちなどお構い無しに富良兎は続ける。
「この部屋にはちゃんと映るテレビなんてないし、どうやって処理してるのよ?まだ童貞でしょ?それとも私の知らない所にそういう相手が……」
「いねぇよっ!!!別にそんなモンなくたって想像でヌくことくらいできる」
 想定外だったのか一瞬富良兎は目を丸くして顔をあげ、その後口の端をあげて意地悪そうに笑った。
 テツはたじろぎ、ネタを与えるという墓穴を掘ってしまったことを心底後悔した。
「へぇ……お金以外のことに全く興味なさそうに見えて、一体どんな想像しているのかしら?」
「別にいいだろ……特に決まったことがあるわけじゃ」
「ふぅん。まあいいわ。時間がないからそれについては後で」
 富良兎にしてはやけにあっさりと引いたことに逆にテツは不安を感じる。
 案の定、富良兎の次の言葉はテツにとってとんでもないものであった。
「それより証拠を見せてちょうだい。想像でできるんだったら、何もなくても今ここでできるわよね?」
 ……今、富良兎は一体何を言ったのだろう。
 頭が事態を飲み込むのを拒絶し、考えないようにしているところにさらに富良兎は追い打ちをかけてきた。
「論より証拠。実際にやってみてよ。今ここで自慰してみて」
「あ、アホか!んなことやれな……」
「できるって言ったのはあなたよテツ。ちゃんと見届けるまで、この部屋から出してあげない。バイト遅刻してもいいのかしら?」
 富良兎はドアに寄りかかり通路を塞ぎながら言った。
 テツの頑丈さなら2階からなら窓から出ることもできる。が、富良兎が行かせないと言ったら手段を選ばず阻止してくるだろう。
 この部屋にある貯金箱を盾にする、とか。
 完全に富良兎の術中にはまってしまった己のふがいなさを嘆きながらしたくはない選択をくだした。
「わかったよ。やりゃいいんだろやりゃ」
342名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 11:45:29 ID:cjhwibZt
>>339
続き待ってるよー
343328:2005/06/02(木) 06:25:38 ID:k63KHdB3
まだ途中ではありますが>>341からの続き投下します。
344論より証拠:2005/06/02(木) 06:26:09 ID:k63KHdB3
 テツはジーンズのファスナーに手をかけた。
 諦めから「やる」と言ったもののやはり躊躇してしまう。「早くしないと時間ないわよ」という富良兎の声がまるで他人事のようで感にさわった。
 もうどうにでもなれ、と開き直って一気にジーンズとトランクスを下ろす。
 空気が直接肌に触れてひやりとした。
 富良兎はしゃがみこみ、しげしげとテツの股間を見つめて感心したように言う。
「ああ、やっぱりそこの毛の色も赤いのね。基準がわからないけどそれってサイズとしてどうなの?……え?なんだか大きく……」
 富良兎が喋っている合間にテツの一物は膨らみ、天を仰いだ。
「え、もう?いったい今何を考えて……」
 富良兎は視線を上げてテツの顔を見た。
 視線を逸らし眉間に皺を寄せて歯を食いしばった表情が目に飛び込んでくる。
「テツ?」
「おまえな、この状況考えてもの言えよ」
 テツは言葉の節ごとに息をはぁっと吐き、喋りづらそうに話す。
「え?」
「想像なんかする必要あると思うか?」
 日が落ちるまでまだ少し時間のある夕方はまだ明るくて、家族は1階にいるがいつここに来るとも限らず、それなのに部屋に2人っきりで、こんなこと――。
 一方は最も敏感な部分をさらし、もう一方がそれを真直ぐに見つめる、なんて。
 しかもその相手が、自慰をする時にいつも思い浮かべている人物だったとしたら、これほど背徳的で淫猥な現実の前に想像など霞んでしまうものだろう。
 富良兎は困惑した顔をした。
 当然だ。テツが自分をそういう目で見ていることを知らないのだから。
 せめて、富良兎がもう少し躊躇ってくれれば、しゃがんで近くで見ようなんてせずに少しは距離をおいてくれればそれが歯止めになっただろうに。
 なにかしら、嫌悪感をいだいてくれれば理性が境界線を明確に引いてくれただろうに。
 テツは考えていた以上に自分の抑制が脆いものであることを感じていた。
「富良兎……おまえもう帰れ」
「どうして?だってまだ」
「おまえわかってんのか!?俺は男で、おまえが女だって!」
 怒鳴り声をあげた。下に聞こえたかもしれない。
345論より証拠:2005/06/02(木) 06:26:35 ID:k63KHdB3
が、そうでもしなければ理性が今にも消え失せそうだった。
 無理に我慢して体を強張らせたときの汗が何ともうっとおしい。
 テツは富良兎とは目を合わせず大きな呼吸を胸で行う。
 ようやく理解できたのか富良兎が、あ、と口の形だけ作る。
 しばらく沈黙があった後、富良兎はたった一言、けれどはっきりとこう言った。
「いいわよ」
 今度はテツが、その意味がわからずに顔をあげる。
 富良兎は目を細めて微笑んだ。
「まさか今日になるとは思わなかったけど、どうせいつかはあなたと一度しておきたいと思っていたから」
「けど……おまえそれは……」
「大丈夫。まだ子供できたりしないから」
 テツは瞳を大きく開いた。
「まだ……来てないのか?」
 こくん、と富良兎が頷く。
「万一できたとしても私の方でなんとかするから……ねぇ、しましょう?」
 そんな簡単な問題じゃないだろうとは心の片隅で思いながらも、富良兎の言葉によって最後に残っていたテツの理性という留め具はあっさりと外れてしまった。

「脱げよ。おまえも」
 富良兎は言われたとおりにソックス、シャツ、スカート、下着の順に脱いでいった。
 ぱさりぱさりと布の擦れる音が部屋に静かに響く。
 テツはTシャツを脱ぎながら、富良兎の体を見る。
 普段日にあたらない肌は白く、柔らかそうに見える。胸の膨らみはまだ雑誌で見たほどのものではないがわずかに丸みがあった。脚も、緩急はそれほどついておらずすらりと細く伸びている。恥丘には産毛と大差ない程度のものしかなく、縦に割れ目があるのが見てわかった。
 少女から抜け出そうとしている途中の体。
 だがそれは確実に女のものであり、角張って固そうな男のそれとはまるで違うものだった。
「富良兎」
 彼女の頬を撫でる。滑らかで、本当に絹みたいな肌。
 そのまま指を滑らせ首筋と鎖骨に触れる。くすぐったい、と富良兎が笑った。
「もっと思いっきりしていいわ。壊れたりなんてしないから」
「そうか」
346論より証拠:2005/06/02(木) 06:27:02 ID:k63KHdB3
 それじゃあ、と富良兎を回れ右させて後ろから抱き締めるようにして僅かな二つの膨らみを両手で包む。
「ん…」
 脇から寄せてやらないと掴んでいる感じがしない小さな双丘。
 それでも信じられないほど柔らかくテツの手の動きに従って形を変え、緩めるとまた元の形に戻った。
 今まで知らなかった感触が楽しくて時折撫でてみながら何度も何度も揉んでいた。
「んぅ!」
 胸で遊んでいる内に突然富良兎が声をあげた。
「どうした富良兎?痛かったか?」
「や…違うの。なんか今変な感じがして……」
「変?」
 富良兎が声を出す直前触っていた場所を思い起こす。
 確か、乳首の辺り……。
 試しに丘の頂を摘んでみる。
「あ、やっ!」
 富良兎が体を捻ろうとするもテツの腕に抑えられて、首を後ろに傾けるくらいのことしかできない。
「もしかして気持ちいいのか?」
「……これって気持ちいいって言うの?」
 息を短く吐きながら富良兎が問う。
「体が無意識に動いてんなら感じてるんだろ」
 富良兎が反応してくれたことに少しだけ安堵と自信を得て、今度は朱の先端を中心に胸を揉む。頂はいじっている内にマメ粒くらいの大きさで固くなった。
 指で摘んでコリコリとこねくりまわす。
「んっやぁ! あん……ふっ……」
 富良兎の肌がしっとり汗ばんできて、首筋に髪の毛が張り付いている。
「ひぁ……」
 髪をかきわけてうなじの辺りをつぅと舐めてみた。
 酸っぱさと塩辛さが混じった汗の味。
 なのに甘く感じるのはどうしてなのだろう。
「……富良兎」
 唇を富良兎の耳に軽くあてて言う。
 今まで何度も何度も呼んだことのある名前。
 もっともっと小さな頃から一緒に成長してきた幼なじみ。
347論より証拠:2005/06/02(木) 06:28:19 ID:k63KHdB3
 自慰の時、頭の中で富良兎をいつも描いていた。向こうから積極的に誘ってくるとか、無理矢理ヤるとかシチュエーションは様々なものだった。
 好きとかそういうことではなく、一番記憶に定着している身近な「女」だから。すぐに思い浮かべられるのは富良兎だったからだ。
 そうして、スッキリした後に後ろめたさを感じながら、想像くらいは許して欲しいなんて思っていた。
 それが今現実になっている。
 後ろからじゃ富良兎の顔は見えないが、視覚に頼らない分、直接触れた肌の体温と湿度、大きく肩で息をしている様子が想像では靄がかかっていた部分までよくわかる。
 富良兎が自分の腕の中で、そうやってちゃんと感じてる。
 もっと、やりたい。
 いいよな……富良兎。
 テツは富良兎の肩に一度口づけ、右の手をすぅっと下げてちょうどへそを隠すように手を当て優しくさする。
 掌で撫でながら徐々に下降していき、恥丘に到達した。
 力は入れず、手で円を描く。
 指に細く柔らかい毛の感触。
 つるつるでもなく、かといって茂みとはいえない中途半端さはこの時期だけなんだと思うととても愛おしい。
「う…んっ……」
 富良兎が内腿をぴたりと合わせ、もじもじともどかし気に動かしている。
「……足りないのか?なら、ちょっと足開け。ちゃんと触るから」
 富良兎は素直に足を開く。
 テツは手探りで奥へと指を這わせた。
「はっぁ……んん……」
 どこに何があるか把握できず、とりあえず割れ目を人差し指で行ったり来たりする。
 その間から出ている粘度の高い蜜が指を濡らし、滑らせやすくなった。
 最初は浅く、だんだんと深く。愛液の絡まった指を食い込ませる。
 と、突然小さな突起に触れた。
 びくんっ、と富良兎の体がはねる。
「やぁっだ……!」
 あまりに切羽詰まった声にテツは驚いて反射的に手を引っ込めた。
「あ……やめないで」
 慌てて富良兎が言った。
348名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 03:48:07 ID:xbRtRqpk
テツ×富良兎キテルー!!
(・∀・)GJ!!!
続きまっとります
349328:2005/06/05(日) 10:59:37 ID:ZgNXLgdM
書きあがったんでラストの投下します。

どうでもいいけど今まで富良兎のエロもの2つしか読んだことないorz
富良兎いいと思うんだけどな富良兎。
350論より証拠:2005/06/05(日) 11:00:22 ID:ZgNXLgdM
 富良兎の手がもそもそと後ろに動き、いきり立ったテツの分身を軽く握る形で撫で始めた。
「私も…してあげるから……」
「うっく……」
 自分でやるのとは違い、股間のソレへの刺激にムラがある。
 足りないかと思えば突然ツボをついてきて、そのもどかしさが一層そそる。
 負けじと富良兎の秘処を再びいじり出した。
 芽を潰さないよう労りながら指で摘んでくりくり回す。
「あぅん……あ、ああっ!」
 富良兎の秘唇からはどんどん蜜が溢れ出て、テツが指を動かすのに合わせて水の擦れる音が次第に大きくなる。
「富良兎、聞こえるか? おまえのココが音たててんの。……すげぇエッチな音だよな」
「んっ! イヤっ……そんなこと言っ……ああん!」
 呼吸を乱し、普段聞かないような甘ったるい声で喘ぎながら富良兎は健気にもテツのモノをしごく。
 正直に言えばテツはちょっとイキそうだった。
 時間もないしとっととイキたいが、自分ばっかり気持ちよくなるのは嫌だった。
 富良兎にもイッて欲しい。
 別に思いやりとかそんなのではなく、富良兎が本当はどんなイキ方するのか見てみたいのだ。
 十分に濡れただろうと判断し、テツは富良兎の中へ指を入れてみることにした。
 肛門より少し内側の位置に入り口らしき感触がある。
 中指を押し当てる。
 つぷ……。
「ひあっ! ふっあぁぁんっ!」
 愛液のおかげで指が滑り一気に付け根まで入ってしまった。
「うわ……これ……」
 富良兎の中は柔らかでいて、しかしテツの指を離すまいとするかのように窮屈だった。
 この中に実際入れたら、どれだけ気持ちよいだろう……。
「痛かったら、ちゃんと言えよ」
 一応ことわっておいてから富良兎の内壁をこすってみる。
351論より証拠:2005/06/05(日) 11:00:50 ID:ZgNXLgdM
「ふぅ………はっ……あぅん……ひぅ!」
 軽く指を曲げたり、くるりと回してみたり。出し入れしてみたり。
 指が動く度にきゅうきゅう締め付けてくる。
「あん……テツ……」
「……富良兎? どした?」
 富良兎はできる限りで首を後ろに回した。
 テツはここで初めて富良兎の表情を――横顔ではあるが見ることができた。
 富良兎の頬は上気して紅に染まり、黒の瞳は涙で濡れている。
 息をするたび僅かに動く唇が美味しそうでペロリと舐め、口付ける。
「ん……」
 触れるだけの状態からどちらからともなくついばみ始め、やがて舌を突き合わせていった。
 吸い上げ、嚥下する音が部屋に響く。
 キスをしながらテツは蜜壺にさらに人差し指を追加して上下に動かす。
「ふはっ……ああん、やぁっ……」
「富良兎っ……俺に合わせて手動かせ」
 テツの指が中に入ってくるのと同時に富良兎の手がモノの先から根へと動く。
「くっ…もっと強く握って……」
 膣が締め付けてくるだろう強さまで。
 互いの性器の動きを手で再現して、手の受けている感覚を性器にフィードバックする。
 手を介して、挿入していると仮定しながら。
 だんだん律動が速くなる。
「テツッ……もぅ立ってられな……」
「んっ! 俺も……出る!」
 テツが指を曲げると富良兎が一際大きな声で哭き、テツもまた富良兎に力一杯握られて達した。
352論より証拠:2005/06/05(日) 11:02:00 ID:ZgNXLgdM
   * * *

「一応風呂入っていけよ」
「ありがと」
 富良兎の背中と臀部にかかった白濁液を拭ったタオルをテツはその辺にほうった。
 横倒しになった冷蔵庫に腰掛け、服を胸にあてた格好のまま富良兎は言う。
「ねぇ、本番しないの?」
「バイトまで時間ねぇだろ。すっきりしたからとりあえずいいんだよ」
 それに冷静になってみて、自分達にはやはりまだ早いと思った。
 特に富良兎は月経が来てなく、体の準備が整っていないのだから。
「じゃあ次の時までお預けね」
「まぁ、互いにそういう相手がいなかったらな」
 富良兎がクスクス笑う。
「そんな相手ができる予定あるの?」
 テツはしばらく考えて、ねぇなと苦笑しながら言った。

 彼らが子供を脱するのは、もう少し先の話。


=了=
353328:2005/06/05(日) 11:10:09 ID:ZgNXLgdM
SS書いてみて思う。
考えてたよりずっと難しいものですね_| ̄|○

職人さんいつも萌えとエロをありがとう。
354名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 11:32:04 ID:O3ffR5Rk
GJ!!
355名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 12:29:12 ID:ZJjIsVsN
GJ!!
またの投下をお待ちしております!
356名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 14:58:42 ID:pNztX8g3
ふらともえす…乙でした
357名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 17:55:00 ID:918rKPqH
GJ!また気がむいたらよろしくお願いします。
358名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 20:18:47 ID:uE+5NX3g
超良かった!GJ!

>テツもまた富良兎に力一杯握られて達した。
力一杯をカー(なぜか発音できない)と読んでしまった自分にm9(^Д^)プギャー
359名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 22:32:04 ID:AVSS28tO
>>358
・・・私にもして下さい
360レオ神:2005/06/08(水) 03:07:04 ID:JxdPjQ6Y
誰も居ない…
投下するなら今の内(AA略


(蜘蛛の糸でレオが捕まったという設定でお読み下さい。時系列めちゃくちゃ)


「レオさん……レオさん、しっかりして!」
 懐かしささえ感じる声に名を呼ばれ、小さな手で体を揺すられて、レオは重たいまぶたをこじ開け、しばたたかせた。
「レオさん」
 少し霞んだ視界に、探し求めていた神の姿。
 心底ほっとした表情で、大きな瞳は涙で潤んでいた。
「……神……ッ!」
 思わず彼女へ手を伸ばそうとして、レオは体に奔る鈍痛に顔を歪めた。
「レオさん、まだ動かないで。先程、酷く全身を打たれたのですよ」
 言われて記憶を辿ると、確かに外壁から神の元へと侵入を果たした際、
人の形をした機械が発したビームに足許を撃たれて―――それ以降の記憶がない。
「無様だな、気絶しちまったのか」
「その通りだよ、元防人レオナルド・エディアール」
361レオ神:2005/06/08(水) 03:07:50 ID:JxdPjQ6Y
 第三者の声に、痛む体は動かせなかったが目を向ける。口調でヨキかとも思ったが、声は男の物。
 床から伸びてきた円筒形のエレベーターから降り立つ人物は初見であったが、声には聞き覚えがある。
「テメェ……あの時の」
 それは二千年分の願いを貯め込んだ護神像を、本来の肉体に取り込んだコトだった。
 レオは機械的な音声とシルエットしか知らなかったが、コトが持つ卑しい唇の歪みは隠しようもない。
「気分はいかがかな、黒き血のゴミよ」
 コトはあの人の形をした機械・キクを伴い、王のように堂々と、動けぬレオのそばへ近付いてくる。
 しかし彼が纏うそれは覇王の威厳というより、強い武器を手にした弱者の狂乱に近い。
 無力な影のまま二千年、一人でこの蜘蛛の糸に引きこもっていたコトが、ついに最強の力を手にしたのだ。
 はしゃいで当然かも知れないな、とレオは冷ややかな眼差しでコトを見た。
 コトの姿形、そして感じる気配にアシャの存在を察し、レオは事の成り行きを何となくではあるが、理解した。
 しかしいくら事情が飲み込めたところで、ろくに動けないレオがすべての護神像を吸収したコトに太刀打ちできるわけもない。
 それでもレオは神を守るべく、必死で躰を起こそうとした。

 レオの視界が、突然黒く塞がれる。
「何をしようというのです?」
「神…」
 まだ躰の自由が利かないレオを庇い、神がコトとキクの間に割って入ったのだ。
 レオの位置からは長い髪と広げられた両腕しか見えなかったが、優しかった彼女の声はあくまで冷たく、少なくともコトを敵と認識していることは明らか。
 力の差は圧倒的であろうに、彼女は小さく震えさえしながら、コトへ向けてきっぱりとこう言った。
「出ておゆきなさい。レオさんにこれ以上危害を加えることは許しません」
「バカ、何やってんだ……!」
 怒鳴ろうとすると、特に後頭部が痛む。どうやら頭を打ったらしいが、それよりも彼女を避難させる方が大事だ。
 その為にここまで来たのだから。
 言うことを聞かない躰は偏頭痛に悩まされていたときよりも厄介で、レオは必死になって神の前に出ようと藻掻き、ベッドから転げ落ちた。
362レオ神:2005/06/08(水) 03:08:23 ID:JxdPjQ6Y
「レオさん! ……無理しないで」
 すぐ後ろで床に這い蹲るレオに、神は心底心配そうな顔をする。
 レオの手を取り、せめて仰向けにさせようとした彼女の手を押しとどめて、レオは低い視点からコトを睨め付けた。
 動かぬ躰で神を守ろうとするレオ、そしてレオを庇おうとする神。互いを思いやる二人を睥睨して、コトは褐色の容をにやりと歪める。
「よかろう。そやつはどうやら満足には動けぬようだし、彼の身の安全を保証する代わりに、お前が私の命令を聞くと言うことで、どうだ?」
 歪んだその瞳に好色そうな色が宿るのを、レオは見た。
 彼女が気付いているか否かはわからないが、コトの下そうとしている命令は、確実に彼女の自尊心を踏みにじるであろうコトは予想が付く。
「ダメだ、神。こいつはどうせ、ロクなこと考えちゃいねぇ」
 レオの肩に添えられた神の小さな手を掴んで懇願したが、彼女はコトを見上げたまま呟いた。
「わかりました」
「神!」
 神が振り向いて若草色の髪がふわりと揺れる。振り返った彼女の面には、やわらかな笑みが湛えられていた。
「ここで私が逃げてなんになりましょう。私は安全でも、レオさんの身に何かあれば、後悔しか残りませんわ」
363レオ神:2005/06/08(水) 03:09:04 ID:JxdPjQ6Y
 レオはそのまま、コトの命令を受けたキクによってベッドに座らされ、機械の腕で戒められた。
 アムルタートの根のような機械は先程のエレベーター同様、何もないはずの床から生えてきている。
 今のレオの力では引きちぎることは、ほぼ不可能だ。
 そしてレオのごく近く、左手に機械で作られた椅子にコトが掛け、神はレオとコトの前一メートルほどの場所に立っている。
「キク。お前は向こうでヨキと小僧を監視していろ」
「わかった」
 赤き血の命令を忠実に守る機械は、僅かに眉根を寄せはしたものの、抗うことも出来ずに命令に従った。
 知能を持つ機械というのならば、これから彼女が何をされるのかも予想が付くのだろう。
 キクが床を通り抜けるようにして出ていくと、コトは早速口を開いた。

「では彼の解放の条件として、お前の『大事なもの』を捧げて貰うというのは、どうかな」
「大事な……?」
 コトの真意を測りかねて、神は柳眉をひそめる。
「そう、例えば……年頃の少女らしく、唇、などをね」
「な……っ」
 神の白い頬に、ぱっと朱が散る。ストイックな彼女のこと、性的な関係はおろか、異性と接吻したことすらないのだろう。
 だが先の方まで赤く染まった彼女の耳に、コトの命令は容赦がない。
「私は接吻せよと強制しているわけではないぞ? 嫌ならそれで構わぬ。ただ、このゴミが痛い思いをするだけでな」
 コトの台詞に、神ははっと顔を上げた。
 確かに、コトの要求はあくまで提案であり、彼女に拒否権が与えていた。
 だがそれを行使すれば、そのままレオが何かしらの暴行を加えられる。黒い血の人間を憎んでいるコトならば、動けない彼を殺すかも知れない。
 結局、それは罠の遥か向こうにあり、彼女は手を伸ばすことすら許されない。
364レオ神:2005/06/08(水) 03:09:39 ID:JxdPjQ6Y
 拒絶することも出来ぬまま俯く神に代わり、激怒したのはレオだった。
「テメェ! 阿呆な真似してんじゃねぇ!」
 その顔が赤いのは神を侮辱される怒り故なのか、自分を道具として使われている屈辱故なのか彼自身にも分からない。
「キサマは黙っていろ」
「ぐ……!」
 コトの手が持ち上げられると、床から何本物コードや金属片が折り重なって現れた。
 じゃらじゃらと、きしきしと耳障りに擦れ合いながら、機械はレオの逆巻いた髪を鷲掴みにして持ち上げる。
 毛髪どころか頭皮が剥がれそうな痛みに、レオは堪らず呻いた。
「やめて!」
 機械の手を緩めたのは、悲痛な神の叫び声。コトの言葉以上の影響力を発揮したのか、
機械は毒を撃ち込まれた蛇のように、レオの髪を離してのたうった。
 痛みに細めた目で彼女を見れば、レオが意識を取り戻した時以上に泣き出しそうな顔でこちらを見ている。
「……やりますから、レオさんに乱暴……しないで」
 コトが頷くのを見届けて、神は暫し目を閉じるとやがて意を決したように面を上げた。
365レオ神:2005/06/08(水) 03:10:16 ID:JxdPjQ6Y
 愛らしい唇は真一文字に引き結ばれ、つぶらな瞳は怒りに潤んでいる。寄せられた眉根に刻まれた皺の深さが、彼女の怒りを表していた。
「……っ」
 椅子に座し、悠然と腕を組むコトの肩に神のたおやかな手が触れる。
 真っ赤に染まった顔を思い切って近づけると、彼女はそのまま、掠めるようにコトの唇へおのがそれを重ねた。
 ほんの一瞬だけやわらかな部位を重ねた後、髪は飛びすさるように身を離し、顔を背けて制服の袖で唇を拭った。
 本意ではなくとも、自分の意志で汚してしまった純潔は、何度拭っても元には戻らない。
 そして、屈辱に震える彼女に、コトは更に追い打ちをかけた。
「それだけかね?」
「だ、って……したら、レオさんを解放してくれると」
 キスをすればレオが自由になると思っていた神は、どもりながらコトに反論した。
 しかしコトは喉を鳴らし「それは提案だ。解放するかどうかは、お前次第だということを忘れるな」
 やっぱりか、とレオは舌打ちする。
 黒い血の人間を憎み、蔑み、彼女をエサに利用して自分の手を汚さず計画を練ってきた奴のことだ。子供だましの接吻などで敵を解放するわけがない。
 コトの卑劣な計画に気付いた神は、レオやシオの前では決して見せなかった怒りも露わに、コトを糾弾した。
「卑怯です、あなたは」
「何とでも言うがいい」
 絶対的な優位に立ったコトに、ひ弱な少女の言葉は脆くも崩れ去る。
 結局、何もかも、コトが満足するまで彼の言いなりにならなければならないのだと、神は華奢な手を握りしめて声を絞り出した。
366レオ神:2005/06/08(水) 03:12:40 ID:JxdPjQ6Y
「それで? 私にこれ以上、何をしろとおっしゃるのです?」
「まぁそう目くじらを立てるな。折角の可愛い顔が……いや、怒った顔もなかなか良いがな」
 凛と立ち、怒りを滲ませる神が逆らえぬのをよいことに、コトは彼女を手招きすると、自分の膝の前に跪かせた。
「手を」
 言われるがままに神は手を差し出す。
 するとコトは彼女の手首を掴み、手のひらを膝の間へと押しつけた。
「いっ……いやあっ!!」
 一拍置いた後、一瞬にして彼女の貌は真っ赤に染まり、それからざあっと青ざめる。
 ただでさえ白い容は紙のように真っ白になって、必死に手を引き剥がそうと彼女は藻掻く。
 しかし世界で最強の力を手に入れたコトにとってその程度の抵抗などそよ風に等しい。
「いや……嫌ですっ……!」


現時点でここまで。
既に長いので、あんまりレス消費しないようにがんがります。
367名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 03:23:23 ID:7Fer4fXt
おおーGJです!
続きをお待ちしてます!!
368名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 03:49:59 ID:tcuZ9YQ+
GJ(・∀・)イイ!
369名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 17:22:08 ID:wUwYZASI
(*´Д`*)'`ァ'`ァ
清楚っぽい神様がイイ!GJ!
続き待ってます。
370名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 04:22:30 ID:vqs70Qpt
朝からハァハァ(*゚∀゚)=3
乙です
371レオ神続き:2005/06/12(日) 22:34:19 ID:rQiatMSW
 無理矢理触らせられた逸物への嫌悪感に、とうとう神は涙を零してかぶりを振る。
 だがそれでもコトは容赦せず、脅迫という凶器を彼女に突きつけた。
「そうか、嫌か。それ程までに私は汚らわしいと言いたいのだな? いたく傷ついたぞ、小娘」
 わざとらしい三文芝居だ。
 だがそれは、彼女を従わせるには充分な台詞であった。
 神は血の気の引いた顔を上げ、叫ぶように否定した。
「い、いいえ、そうではありません……!」
「まことか?」
「………………はい」
 蚊の鳴くような、掠れた声。
 レオのいる場所とは反対に背けられた顔に、どんな表情が浮かんでいるのか、レオに謀り知ることは出来ない。
 射殺すような目で睨み続けるレオを無視して、コトは自らスーツの一部を操作する。
 白い突起を捻ると、空気の抜けるような音がして神の手を触れさせていた部分がはらりと開いた。
 既に硬く張り詰めていたモノが、勢いよく飛び出してくる。
372レオ神続き:2005/06/12(日) 22:34:51 ID:rQiatMSW
「では、証拠を見せて貰うとしよう。
 ……舐めよ」
 俯いたままの神の肩が、大きく跳ね上がった。
 当然だ。間近で見たことすらない物を、触れるだけで嫌悪する物を、舌に乗せろと言うのだから。
 しかしレオの命と自尊心を秤に掛ければ、その比重はあっさりと傾く。
 神は一度目を閉じると、意を決して目を開く。
 決意が崩れぬうちに、目の前にまろびだされた肉塊に指を這わせた。
373レオ神続き:2005/06/12(日) 22:35:27 ID:rQiatMSW
 ちろり……と震える舌の先が粘膜に触れる。
 感じたことのない舌触りと熱さ、そして何より咽せるようなその臭いに一瞬舌を引いてしまったが、思い直したように再び舌先を伸ばす。
 人間の一部であることを強調するかのように血管を浮き上がらせ反り返るソレの、砲身ばかりに舌を這わせていると神の頭上から居丈高なコトの声が落ちてくる。
「一所ばかりを攻められても城は崩れぬぞ」
 憎かった。
 生まれて初めて、神は誰かを憎いと思った。今ならレオが機械を憎んでいた気持ちも、少し分かる。
 しかし今はその怨敵のご機嫌取りをせねばならないのだ。
(私が、我慢すればいいのだもの)
 苦痛ではあったが、神は膝で立ち上がり、その肉塊を真上から覗き込む。さらりとした髪がコトの膝に落ちた。
374名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 22:35:59 ID:rQiatMSW
(見ないで……レオさん、お願い。目を閉じていて)
 せめて彼がこの場にいなかったら、気を失っていてくれたら、こんなにも羞恥を感じることはなかっただろう。
 神は少しでもレオの視界から恥ずべき行為を行う自分を隠そうと、長い髪と痩躯で顔を隠し、小さな唇を開いてコトの分身を咥え込んだ。
375レオ神続き:2005/06/12(日) 22:36:31 ID:rQiatMSW
「ん……うぅっ……」
 咽頭を先端で小突かれ反射的にえづくが、吐き出しそうになるのを神は寸前で堪え、どうにか唇の内側でとどめる。
 そしてもう一度ソレを奥まで押し込み、口腔に納めたまま舌で周囲を撫で回す。
 その行為が男を喜ばせるのかどうか、彼女は知らなかったが、持てるだけの性知識で考えた結果であった。
(真由、は、いつも……彼氏さんに、こういうこと……していたのかしら)
 恋人が相手なら、きっと自分も進んでこれをしただろう。
 そう思うと、もし相手がレオだったら、という思いが脳裏を掠めた。
(レオさん……)
 目を伏せて思考に没頭し、そのまま拙い前後運動を続ける。しかし彼女の頭の中では、既に相手はレオにすり替わっていた。
(ここは……?)
 先端を舌のざらついた部分ではしたないほど舐め回し、ねっとりとした液体を滲ませる割れ目を舌先で抉るように舐める。
376レオ神続き:2005/06/12(日) 22:37:14 ID:rQiatMSW
 頭の上から落ちてくる呼吸が荒くなるのを感じて、神は責める位置を変えた。
 歪な形で広がる嵩の下をくすぐるように、それから唾液に濡れた裏筋をそぞろに舐め回す。
「おお……」
 頭上から落ちてくる声に、神ははっとする。それは心の中で奉仕していたレオのそれではなく、コトの声であったからだ。
「男を知らぬ風に見えたが、なかなかの手練れだな」
 くっくっく、と笑う声に恥じ入って、神は心の中で弄んだレオに詫びた。
(ごめんなさいレオさん……でも、そうとでも思わなければ、私……あれ以上はできなかった)
 恥じらいながらも、止めて良しという言葉はまだ無かったため、神は懸命に舌で、唇で肉塊を刺激し続ける。
 雄の性器に奉仕することに再度没頭していると、彼女はおのが身の内に染み出る異変に気が付いた。
 足の間の、その奥の方が落ち着かない。何かが沸き出しているような違和感。
 心当たりはあったが、彼女はそれを認めたくはなかった。
 レオや、あるいはシオならばまだしも、何故この怨敵相手に『濡れ』なくてはならないのか、と。
377レオ神続き:2005/06/12(日) 22:37:51 ID:rQiatMSW
「どうだレオナルド。この上品ぶったお嬢さんが、お前の敵である私のモノにむしゃぶりついている様は?」
 そう言ってコトは神の頭髪をさらりと持ち上げた。
 露わになる、羞恥に染まった彼女の横顔。
(いや、やめて……!! 見ないで、レオさん!)
 こんな卑怯者相手に淫蕩な行為に耽り、あまつさえ性的興奮を覚えているなどとレオに知られたら。
 考えただけでも恥ずかしくて死んでしまいそうだ。
 しかし、己を羞じていたのは、何も神だけではなかった。
「神……すまねぇ」
 彼女が自尊心と引き替えにしてまでレオを案じてくれているのに、彼はその痴態に目を奪われてしまっていたのだ。
 酷い罪悪感にかられたレオはいたたまれずに目を逸らし、神はコトの手に促されてようやく口から肉塊を抜き去り、そっとレオを見る。
 すると。
(レオさんも……興奮して、くれたの?)
 廉潔な彼もまた人の子であったということか。
 膝までを隠すスカート状の布地が、一点だけ高く持ち上げられているのだ。
 あらぬ方向を向いた彼の頬が、神同様赤く染まっていることに、彼女は少し安堵した。

****
ここまで。次こそはレオにいい目を……!
では更なる職人神カモォォン
378名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 22:56:57 ID:ygjPiL3l
GJ!!
続きもキボンヌ。このままじゃ、レオも神さまもカワイソウダ。
(ROMが勝手なことほざいてゴメンなさい。)
379360-366、371-377:2005/06/13(月) 01:13:00 ID:KRacgLWs
レス下さった神々ありがd!

>>378
ここから先というか、最終的にはしっかりレオと神さまでフィニッシュの予定です。
もうちょいしたらちゃんとレオ神突入するので、気長に見守っててください。プラテリーナで。
380名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 03:24:12 ID:enRfDkgc
GJ!!
続きをワクワクしながら正座して待ってます!
381名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 19:44:28 ID:n4l8WCs9
うおあああ神!神が光臨された!!
GJ!超GJ!!
この設定最初に誰かが提案したときから、いつかはどなたかが書いてくれるかも…と
すごく楽しみにしていたんです!
レオを想像しながらする神さまと、そんな神さまを見て反応してしまう自分を恥じるレオ萌え!!
続きをものすごくテカテカしながら待ってます。頑張ってください!
382名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 20:48:17 ID:XSoKqKv7
捕手。

 ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +

     ∧_∧    *
     (0゚・∀・) +  ワクワクテカテカ
   oノ∧∪ ∪
   (0゚(0゚・∀・)+   ワクワクテカテカ
   ∪(0゚∪ ∪
  /ヽ_と__)__)/ヽ   +
 (0゚   ・   ∀ ・ ) ワクワクテカテカ
 (0゚     ∪   ∪     +
 と______)______)  +
383360-366、371-377:2005/06/15(水) 21:33:38 ID:R/XX12zA
では保守がてら投下。まだ続きます木綿。orz
改行ってどれくらいまでおkなんだっけ?


「どうだ小娘、あやつにも同じ事をしてやっては。あのままではさぞ辛かろうて」
「え……っ?」
 機械の椅子に座したまま、レオを指さすコトを、神は思わず振り仰いだ。
 神もレオも、一瞬何を言われたか分からず凍り付いていたが、先に金縛りから抜け出したのはレオだった。
「……神。そんなゲス野郎、ほうっとけ」
 眼の端でコトを見、唾棄してレオが言う。
 しかしコトの言うとおり、レオは些か辛そうに見えた。
「お前の好きにするがいい。そやつがどうなろうが、私には何の関係も無いからな……だが」
 冷ややかに笑うコトの指が、空中をすっと滑る。
 するとレオを戒める機械の一部ががしゃがしゃと外れて隊列を再編成し、布地越しに彼自身を根本から締め上げた。
「ぐ……っう!」
「レオさん! ……何をするのですか!?」
 神は矢も楯もたまらず、苦痛に顔を歪めたレオに駆け寄ると、コトを糾弾する。
 しかしコトは怯みもせず、屹立した醜悪な肉塊を晒したまま唇を歪めていた。
「そうしておくと、いつまでも血流が治まらないのだよ。
 なに、お前が楽にしてやると言うのなら、それを解いてやってもかまわんが?」
 あくまで神が自発的に動くというのが狙いなのだ。再度確認させられて、神はコトを睨み付けたままで口を開く。
「……解いてください」
 それ以上コトと口を利くのも汚らわしいと思った。
384360-366、371-377:2005/06/15(水) 21:34:14 ID:R/XX12zA
 射るような視線は一瞬でコトから外れ、哀しげに色を変えてレオを見る。
 レオもいたたまれないのか、すぐに彼女から目を逸らしていたが、神は構わずレオの膝の上に跨る格好で膝立ちになった。
「いいっつってんだろう……あっち行け」
 彼女がそうしないであろうことは分かっていたが、それでも神にそのような行為をして欲しくはなかった。
 それが強制された行為であるなら尚更。
 しかし神は微笑んで、先刻コトにモノを触れさせられたのとは逆の手を伸べ、レオの唇を撫でた。
「先程も申し上げましたけど、私にそのような真似は出来かねます。ですから……あまり、困らせないで?」
 恥ずかしさを堪えた泣きそうな顔を赤く染めて微笑まれ、レオはそれ以上抵抗することが出来ずに押し黙る。
 神の手がそろりとレオを締め付ける機械に触れると、金属の触手はするすると解け、もといた位置に収まった。
 急いても浅ましいように思え、神はゆっくりとした動作で四肢をつき、レオの裾を持ち上げる。
(………あ………)
 だぶついたズボンごしに先端を手のひらで撫でると、じっとりと蒸れた熱が伝わってきた。
 少しだけ見てみたいという欲求が高まり、ちらりとレオの表情を盗み見る。
 切ないような目で彼女を見ていたレオの視線と、出逢う。
「……ンだよ。やるなら……さ、さっさとしろ」
「はい……」
 気恥ずかしさに突き放したことを言うレオがなんだか可愛く思えて、神は純粋に、レオに悦んで欲しいと思うようになっていた。
385360-366、371-377:2005/06/15(水) 21:34:51 ID:R/XX12zA
 レオのズボンをくつろげると、コトの時よりも力強く跳ね起きたモノが神の鼻先に現れた。
(これが……レオさんの……)
 比較できるモノがコトのそれしかないのだが、コトのモノとはまた違うそれを、神は暫し観察してしまう。
「……そんなモン、じろじろ見んじゃねぇ」
「あっ……ごめんなさい…………失礼します」
 恥ずかしいのはレオも同じなのだ。そう自分に言い聞かせ、レオの膝の上で躰を伏せ、顔を近づけていく。
 頬に掛かる髪を耳にかきあげ、そっと先端で唇を鳴らす。神の唇を、レオの透明な樹液が濡らした。
「ぅ……」
 小さく呻く声。
 神の唇は側面を啄みながら根本へ向けて下降し、それから犬が飼い主の顔を舐めるように、舌を押し当てながら上昇する。
「んっ……ふぅ……」
 彼女の荒くなった呼吸が時折、小さな喘ぎとなって鼻を抜けていく。
 下を向いていても分かる、レオの呼吸も上がっていて、神はレオの分身を咥えたままちら、と彼を見た。
 きつく目を瞑って唇を噛んでいるのは、気持ちがいいからなのか。
 神は咥えていた先端を吐き出すと、彼に「きもちいいですか」と尋ねようとした。
「レオさ……っきゃ?!」
 四つん這いになり、突き出す格好になっていた神の尻が、突然涼しくなる。
 濡れた顎を拭いもせず、驚いて振り返ればそこには予想通りコトがおり、神のスカートを捲り上げていた。
「何をするのです?!」
386360-366、371-377:2005/06/15(水) 21:35:25 ID:R/XX12zA
「お前の尻がいやに落ち着き無かったのでな、どうしたものかと思ったのだ」
 などと言い訳がましく言うコトの鼻の穴は膨らみ、浅黒い頬は血液が集まって上気している。
「ここが濡れているようだが……?」
「やっ……触らな…っ、ああ!」
 神が自ら動き出すようにと策をひねり出すのに飽きたのか、それとも我慢が限界を迎えたのか。
 どちらにせよコトは痺れを切らし、強引な手段に出ようとしているようだった。
 パステルピンクのボーダーが入ったショーツ越しに、コトの野太い指が神の秘部を縦断し、神はびくりと痙攣して、レオに縋りつく。
 秘部から溢れた蜜がショーツに染み入り、そこをコトの指で抉られ、クロッチが陰唇へぴったりと貼り付いた。
「あっ……だめ……そんなところ、触らないで…」
 いやらしく歪んだコトの表情は見えなかったが、欲望のままに少女を蹂躙する卑しさは感じられる。
 同時に未開発の性感を刺激され、神はかつて感じたことのない感覚に戸惑った。
「んんっ……あ、んっ?!」
 下着越しながら肉芽を指の腹で擦られ、既に充血し凝り固まったそこは、甘い痺れを彼女に伝える。
 若い肉を翻弄され、未だそれとは分からぬ快感にめまいすら感じ、レオの胸に額を預けた。
 神が押し当てた額に感じるレオの心音は早く、レオもまた本能と理性の間で激しく揺れ動く。
 神の乱れた姿を見たい、その声を聞きたいという欲求。
 そしてコトの手から神を取り戻したいという理性と独占欲が、レオの口を引き結ばせていた。
387360-366、371-377:2005/06/15(水) 21:35:58 ID:R/XX12zA
「……ぅ…あぁぁ………」
 レオの胸に押しつけていた額が支えきれず、ずるずると彼の腹を伝って、神はレオの膝に顔を埋める。
 先程まで愛おしげに舐めしゃぶっていたレオのモノが、時折脈打って神の頬に触れた。
「濡れて気持ち悪かろう?」
 それまで亀裂を上下に撫でさすっていたコトは、そう言い放つと神のショーツを引きちぎる。
 真新しく、そう脆いわけでもないはずなのに、薄い綿の布地は紙のように、いとも容易くボロ布と化した。
 絡みつく布の残骸を右足へ押し退け、今度は直接、コトの指が神の秘所へ、そして菊座へ指を差し込む。
「あ……ぃや……そんなところ、触らないで……!!」
 胎内に指が潜らされ、掻き回された瞬間、電気を流されたように背中が仰け反る。
 ブラの内側で小さな果実が擦れ、恥ずかしながらも、感じていることを見せつけられた気分だ。
 そのままレオの肩に縋り付き、彼の首筋へ逃げ込む。
「慎み深そうな顔をして、よくもこれだけ濡らしていられるものだ」
 コトの手が白桃の割れ目に触れ、乱暴にそこを左右に開く。
 くぱぁ…と広げられた肉裂はトロトロに潤んで、透明な蜜がたっぷりと糸を引いていた。
「もう準備はよかろう? そろそろ女の悦びというモノを教えてやるとするか」
 コトは暫く淫裂と菊座を交互に嬲っていたが、ひとりごちると、レオに縋っていた神を引き剥がし、膝を抱えて抱き上げる。
 当然、隠すもののない秘部は、神のそのような姿を想像することすら憚られてきたレオの前に晒され、その瞬間に蜜がトロリと滴った。
「あぁ………っ!」
 恥ずかしさのあまり、神は両手で顔を覆う。
「見ないで……見ないで、レオさん……お願い」
 そこに集中するレオの視線を意識すると、自分のソコがひくひくと戦慄くのさえ感じられて、彼女は足を閉ざそうと必死に抵抗した。
 しかし今までの抵抗がすべて無駄であったように、膝を閉じることすら適わず、恥じらうその仕草はかえって淫靡さを助長する。
388360-366、371-377:2005/06/15(水) 21:36:31 ID:R/XX12zA
「さて小娘。お前に選ぶ権利をやろう」
 コトは抱き上げた神の耳許で、優しく囁く。
 その優しげな囁きは何か劣悪なモノに裏打ちされて居るであろうことを察し、彼女は怯えながら顔を上げた。
「前と、後ろだ。どちらで私を、そしてどちらであやつを受け容れるか、選ばせてやる」
 やや時間を要したが、現代での友人達から聞いた話を思いだし、それを理解する。
 そして彼女はあっと小さく声をあげ、戸惑いと恥じらいの混じった表情で視線を床に落とした。
(後ろって……そんな……でも、本来の場所でされてしまったら……だったら……)
 行為そのものの経験がない彼女にとって、貫通するだけでも恐ろしいのに、選択権を与えられたことによって、余計に恐怖が増していく。
 震える指先で口元を覆い、疼く躰を無意識に身じろぎさせて、きつく目を瞑った彼女は絞り出すように告げた。
「こ…このままの姿勢で……前でレオさんを…後ろに、あなたを」
 蚊の鳴くような声で、ようやく声を吐き出す。恥ずかしさで顔から火が出そうだ。
「よかろう」
 神の火照った耳朶にかかるコトの鼻息も荒く、不安定な姿勢で支えられた彼女の尻に、コトの先端がコツリと当たる。
 コトが彼女を支えたままレオの前に進み出ると、レオを締め付けていた機械の腕が緩められ、彼はそのまま横たわる形になった。
 レオの腰の上に下ろされ、レオの先端と肉の裂け目が浅く擦れる。
「あ……っ」
 レオの肩に片手を掛け、もう片方でスカートを押さえてじりじりと腰を落としていく。
 先程唇で触れたときより、もっとずっと熱くなったレオのソレが、自分の中を割り進んでくるのが分かった。
 不意に、コトの手が神の肩を掴む。
「そんな調子では、折角濡れたところが乾いてしまうぞ」
 言うや、コトの手が彼女の肩を垂直に押す。その力が一点に掛かり、残酷にも、一瞬で神は純潔を散らすこととなった。
「あ、あぁぁぁー……っ!!」
 最奥まで押し込められた肉槍の先が、神の子宮をノックする。その感覚に、痛みに、彼女はがくりとレオの胸にくずおれた。
389360-366、371-377:2005/06/15(水) 21:38:10 ID:R/XX12zA
「っ…………きつ…………っ!」
 肉の裂ける痛みに、知らずレオの肩を掻きむしる。
 脳天へ突き抜けた激痛は余韻を残し、神はレオの分身を奥まで咥え込んだ姿勢のまま、動けずにいた。
 同時にレオも加減を知らぬ締め付けによってだろう、かなり苦しそうな顔をした。
 それでも彼は、苦しげな呼吸で神を案じる。
「……神……痛ぇ、よな……」
 大丈夫か、無理をするな、などはもう遅い。
 案じる気持ちはあれどどうすることも出来ず、レオは精一杯首を伸ばして、神の頭にくちづけを落とした。
「レオさんの、だから……へいき……です」
 神はそう言ってレオを見上げ、微笑む。
 肉槍によってもたらされた痛みに慣れようと震えていたが、コトの手は再び彼女を痛みに鳴かせる。
「まだ終わっていないぞ、小娘」
 ぐい、と神の尻肉に手が掛けられ、レオのソレとは別の肉槍が、屈辱の中ほぐされた菊座に押し当てられた。
「あぁう!!」
 それまでレオを映していた神の瞳から、一瞬光が消える。
 ぎちぎちと無理矢理押し開かれていく菊座の痛みと、押し迫る圧迫感。
 裂かれたばかりの淫裂が軋み、神は悲鳴を上げてレオの首に縋り付くばかり。
「あ、あぁー……ッ!」
 痛みの所為で生理的に涙が滲み、逃げ出そうと無意識に腰を浮かせると、真下に戸惑うレオの顔が見えた。
(いけない……我慢しなくちゃ……レオさんも辛いんだもの)

***
今回はここまで。
神さま痛がらせてばっかりだ。゚・(ノД`)・゚・。
390名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 03:49:23 ID:QTskmH8G
GJ!
レオ神パート突入キター!
神様痛がっててかわいそう・・・
だがそれもなんかイイかもしんない。
パンツ脱いで正座して続きお待ちしてます。
391名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:29:26 ID:Xc1HgpfV
GJ!です。
コトは本当に変態ですね。神さまは本当に痛そう。
でも、レオと神のお互いを想い合っているところに萌えます。
続きも頑張って下さい。待ってま〜す。
392名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 09:23:58 ID:2+q0aUtG
誰かいませんか…?

 |_
 |〜ヽ ダレモイナイ・・・
 |・-・) プルルン スルナラ イマノウチ
 |゚ソ
    ♪
        ♪  _
          /〜ヽ プルルン
        (((。・-・))) プルルン
          ゚し-J゚    プルルン ルン
     _ ♪
 ♪ /〜ヽ  プルルン プルルン
  (((・-・。))) プルプル プルルン
.   ゚し-J゚
393名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 10:32:14 ID:D+OxNeHR
>>392
カワイイ!

引き続き防人の出現をお待ちしております。
394名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:37:24 ID:mZBLxM0k
各職人様の続きを待ちつつチラシの裏垂れ流します。
趣向こらして会話形式。
富良兎も萌えるけど他のコもかわいいからSS読んでみたいなぁ。

女2人の対話篇〜議題・エロパロ〜

※本人達の希望により匿名でお送りいたします。

「なんでアチキより先に富良兎のSSが投下されているゾヨか〜?
まるで富良兎のほうが人気あるみたいで悔しいゾエ!
ヒロインはアチキじゃ無いゾエか!? 納得いかんゾヨ」
「要するに目立ちたいだけナルね。
じゃあ尋ねるナルが、テツとエッチすることになってもよいナルか?」
「…なんでテツがそこで出てくるゾナ? 奴とは敵同士ゾエよ」
「だって一番関わりのある人物といえばそうなるナル〜。
あとは、鉄瓶とのショタプレイとか、読者氏との世界樹治療プレイとか」
「ちょっと待つゾヨ。その言い方なんか変態くさいゾエ。
アチキは女王ゾエよ? もっと高貴な感じで……」
「エロに高貴もへったくれもないと思うナル。エロは平等ナル」
「ぅ……平等という言葉があまり良い意味で聞こえないゾエ。
ならばソチの場合は紀世能の奴隷化で鬼畜アナルプレイになったり
しかねないゾエがそれでも良いゾナ?」
「それもまた世の定めというものナル〜」
「ソチに恥じらいはないゾエか……」
「あったら尻の穴の神は勤まらないなるアナルナル〜」
「……確かに」
「富良兎ならば調査を名目に誰とでも組ませられるナルが
やはり一番人気はテツとの組み合わせナルか〜。あとニーチェも」
「主人公を押さえるとやはり強いゾエかねー……
しかし、テツとやるのはアチキのプライドが……」
「プライドが崩れるところも萌えポイントになったりするナル〜。
迷えるア(匿名希望に付き音声編集)に職人様の救いの手をナル!」
395360-366、371-377 、383-389:2005/06/23(木) 02:08:29 ID:DCLvhrs2
流れを読まずに保守がてらレオ神ラスト投下させていただきます。

 荒い呼吸を繰り返し、くちびるを噛み締めている神を見ていると、レオは申し訳なさでいっぱいになる。
 初めてであるにも関わらず、こんな細い体に二本も受け容れて、さぞ辛いだろうに、彼女はそれをおくびにも出さず微笑む。
 指の先まで機械に侵蝕され、彼女を抱きしめることも出来ないのが腹立たしい。
 逃げることも抵抗することも出来なくていいから、せめてこの腕さえ自由になれば。
 レオは動かぬ躰を精一杯動かして、どうにか触れられる場所に、宥めるようにキスをした。
 それに安堵を覚えるのか、胎内を掻き回される苦痛の中、神は嬉しそうに笑んで彼の方を見上げる。
 せがむように神のまぶたが落とされていき、レオは吸い込まれるように唇を重ねた。
 神の、いや女性の唇に触れるのは初めてで、その柔らかさに驚く。
 強く吸ったら壊れてしまうのではないかと心配になるほど柔らかいそれが、積極的にレオの唇に吸い付いてきた。
「んっ……レオ…さ……」
 背後から前後へ揺さぶられる動きにつられ、神の華奢な躰は上下にも動かされる。
 唇を啄み合っていた二人の邪魔をするように、コトの手がセーラー服の裾から忍び込み、するりと上着をめくり上げた。
396レオ神続き:2005/06/23(木) 02:09:11 ID:DCLvhrs2
「……あ……っ」
 胸の上まで素肌をさらけ出され、彼女は戸惑う。
 しかし今されている行為以上の屈辱は無いと思い、ちらりと背後を見遣っただけで目を伏せる。
 胸の前にコトの手が回り、フロントホックのブラが外されても、彼女はレオとくちづけに専念し、コトに対して無視を決め込んだ。
 解放されたなだらかな双乳の頂きはレオの胸に掠められ、じん、と切なく痺れる。
「……んッ…ふ……あ…」
 気が付けば貫かれた痛みもだいぶ治まり、触れるだけ、啄むだけだったレオとのキスは舌を絡め合わせるほど激しいものへと変化していた。
 胎内で擦れ合う異物の感触に苦痛と圧迫感以外の別物が割り込んできて、次第に頭の芯が霞んでいき、
やがては霞んだ思考の中、本能的に刺激を求め出す自分に気付く。
 まるで獣のように四肢をつき、支え切れぬ上体をレオに縋らせて舌をねだると、
熱に浮かされたレオの視線が自分へと絡みついてくるのがわかる。
 飽きることなく繰り返されたキスと呼吸の間を縫って、レオが小さく囁きかけてきた。
「神さん……イイ、のか?」
397レオ神続き:2005/06/23(木) 02:09:47 ID:DCLvhrs2
「え……あ、っ」
 レオの言葉はけして責めるものではなかったが、彼の碧い瞳に映り込んだ自分の表情に、神は気付かされる。
 上気した頬、とろんと潤んだ瞳。しどけなく開かれた唇からは唾液の線がつうと落ちて煌めいている。
 自分のことで手一杯で、レオを気遣う余裕が無くなっていたことにも気づき、
「ごめんなさい、レオさん……」
「ば……っ、謝るとこじゃ、ね……っ」
 真上から見下ろすレオの顔が、急にしかめられる。
 そういえば、と神は少し思い返し、レオが苦しがる理由に気が付いた。
「あの……レオさん、動いて……ください」
 コトの動きは相変わらず続いていたが、レオはほとんど動こうとしていなかったのだ。
 神の中に収められ、後ろから突き上げられる彼女のソコが擦れる、その動きに刺激されるだけ。
 おそらくレオは事の言いなりになるのが許せなかったのだろう。
 神はレオの耳朶を食むふりをして、そっと囁いた。
「あなたが苦しいのは、私も苦しいですから……どうか、おねがい」
 戸惑いの色を浮かべるレオと暫し見つめ合い、微笑むと、神は自ら動き出す。
 痛みは疾うに消え失せ、苦痛に歪められていた容はレオと繋がりあった悦びに悦楽に溶けていく。
398レオ神続き:2005/06/23(木) 02:10:23 ID:DCLvhrs2
「あ、あァ……あンッ、あっ!」
 内壁をふたつの雄で擦りあげられる感覚、また規則的な動きに連動して擦れる胸の先からもたらされるそれも、
彼女は快感だと認識し始めていた。
 神に促されたレオもまた、不自由な姿勢ながらも彼女と悦楽を共有すべく動き始めたところで、
彼女の花の唇から零れる嬌声は例えようもなく甘い。
 神の背中でコトがクク、と嗤う。
「随分素直になったものだな……そろそろ済ませてしまうとしようか」
 神は聞こえていないフリをしたが、コトの台詞にああやっと解放される、と胸の内で安堵した。
 レオまで巻き込んだ陵辱劇が終わるのだと思うと、胸がすっと軽くなった気がする。
「そら、良い声で啼いてみせるがいい」
「ふ、ぅあっ……は、ん!」
 急にスピードを上げたコトのソレが神の奥を絶え間なく擦り、レオを感じている場所とは違う感覚が一気に増幅して彼女を襲った。
「やっ、あんっ、あぁっ、あ、あ、あぁ!」
 声はとどめようとしてもとどまらず、神は堪りかねて何度目だろう、レオの胸に縋り付いて唾液すら零しながら間断なく喘ぎ続ける。
 コトに激しく突かれている所為もあるだろうが、迫りつつある絶頂に神の腰も淫らに、激しく揺れ動く。
 それは彼女の中に咥え込まれたレオにも伝わり、彼もまた否応なく絶頂へ押し上げられていった。
399レオ神続き:2005/06/23(木) 02:10:56 ID:DCLvhrs2
「ちょ、待っ……出ッ……!」
 神の腹に精を注いでしまうことを懸念したレオが、必死の思いで制止するが、その声はもはや神には届かない。
 既に彼女は悦楽の波に取り込まれていて、誰かの言葉を理解できないほどによがり狂っていた。
 防人の腹の上で快感に溺れる女神の姿は淫靡な美しさで彼の瞳に映り、視覚に取り込まれたその姿がレオの高ぶりを限界へと連れて行く。
「レオさん、レオさ、ぁんっ、あ、いっ、い、いっちゃいます、レオさん…レオさ……!」
 神の甲高い声が、彼女の身体が痙攣するのと同時に途切れると共に、背後のコトは鼻を鳴らすように息を吐く。
 そして反射的に締め上げられる膣壁に、レオも時を同じくして達すると、その上へ彼女の躰が倒れ込んだ。
 ずるりと抜き取られたコトのソレがびくびくと跳ね、力を失った神のやわらかな尻へ黄ばんだ精をかけて萎れていくのと平行して、彼女の奥へレオの精が注ぎ込まれていく。
「……レオ…さ……」
 腹の奥底に注ぎ込まれる熱に神は顔を上げ、戒められたままのレオの手に自らの指を絡み合わせた。
 指先を絡ませる彼女の髪を、レオは撫でてやりたいと思ったが、戒められたままではそれも叶わない。
 繋がり会ったまま言葉もなく見つめ合っていると、疲れ切ったのか神のまぶたがゆるゆると落とされていく。
 やがてまぶたが落ちきると、それを見計らっていたかのように身繕いを終えたコトが視界の端へ侵入してきた。
400レオ神続き:2005/06/23(木) 02:12:13 ID:DCLvhrs2

「いかがだったかな、赤き血の娘の具合は?」
 見下ろされるのも嘲笑されるのも、今はどうでも良い。彼女と繋がった部位が熱いのは、彼女が血を流したから。
 額に貼り付く金髪で切り取られた窓からコトを睨み、絞り出すような声で宣言する。
「…………ぬっ殺してやる。必ずな」
「威勢だけはいいな。こちらもお前を殺すのは後回しにしておいてやる」
 何もない床から伸びてきた移動装置に乗り込むコトはそう言い置き、
「これから貴様らの村を破壊し尽くしてやる。せいぜい絶望の時間を味わうがいい」
 下卑た高笑いと共に下の階層へと潜っていった。
「……くそっ」
 後に残されたレオは歯がみし、視線を天井に戻す。と、眠っていたのではなかったのか、上体を起こす神が居た。
 レオと視線を合わせると、彼女はまた最初のように恥じらって目を逸らしたが、
レオと繋いでいない方の手でレオを戒める機械に触れると、赤い血に反応して、機械はするりとレオを解放した。
「……ん、っ」
 小さな呻き声と共に神は腰を上げ、レオのソレを抜き取る。どろりとそこから垂れ下がる液体の様子は、
一瞬の後に制服のスカートで隠されてしまった。
「……ごめんなさいレオさん……こんな事になってしまって」
 レオの上から降り、背中を向けて身繕いを始めた神はそのまま項垂れる。
「いや……俺の方こそ…その、中に……」
 中程からもごもごと口ごもったが、彼女はレオが言わんとしていることに気付いて、振り返り、微笑む。

「……いいんです。レオさんだから」

*****
以上、コト乱入レオ神でした。
神さま防人様お待ちしております。
401名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 06:37:25 ID:hl0EDzdv
GJです。こんな厄介なネタをよくまとめて、スゴイ!。
途中から、コトはすっかり無視だなw
402名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 01:10:31 ID:1plqLY/a
age
403名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 01:38:51 ID:ONJhBZNi
キタ━━━(・∀・)━( ・∀・)━( ・∀)━(  ・)━(  )━(・  )━(∀・ )━(・∀・ )━(・∀・)━!!

萌え死ぬ!神様…!
404名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 20:10:33 ID:u1c/DcZ8
うは!
超GJです!
防人さま、またの投下お待ちしてます!
405名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:40:10 ID:EVNN9XgI
4巻が発売されたら、ここも少しは賑わえば、いいな。
発売されなくても、神の降臨をお待ちするだけですが。
406名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 18:48:52 ID:Pk6xU0Vq
保守
407名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 01:03:48 ID:tdkHchxf
ヨキ先生の遊女ネタってみかけないのなんでだろう
408名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 01:55:21 ID:Y5OFxu64
>407
そんなに俺を悶絶死させたいとは思わなかったよ
409名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 17:45:44 ID:CGaZwpiP
>>408
おまいのそのリアクションに吹いた

>>407
書いて欲しい・・・
410名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 22:24:16 ID:IjvRIgzM
メイドネタでも良いが。
411名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 22:57:34 ID:N+1H6aX2
ヨキ先生のメイド時代ネタ・・・

悶絶死どこじゃねぇ!
412名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 10:44:04 ID:ZoDKVQoe
ハアハアハア
413名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 22:01:06 ID:Lzhr/8tu
それこそ最高にエロスだな・・・
何で誰も着眼しなかったんだーーー!!!
414名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 23:47:29 ID:vtSGEv6+
もちろんクラシカルなメイド服(+ヘッドドレス)着用だよな!?な!?
庭で枯れ葉掃きの最中突然の強風にふわっとスカートが翻ってペチコートがチラっと見えるんです!
そこが大事なんです!!
415名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 00:12:32 ID:fM0awGgD
ガーターベルトとストッキングはガチ
416名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 00:43:24 ID:B1i71Jv3
お、おまいらヨキ先生でそんなこと想像してるのか!
よく正常でいられるな・・・


俺そんなこと想像したら鼻血がとまらなく・・・ブフゥッ
417名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 21:25:51 ID:FE7jFbQH
クラシカルなメイド服ってアレか、
ロングスカートのやつ?

っていうか何となくヨキてんてースレに行って話した方が・・
あ、駄目だ・・遠距離崇拝と離れるエロな内容だ・・・
418名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 17:15:42 ID:IFlYE0xD
まあ、
「最後まで性別どころか身体のラインさえはっきりしなかったので
自分の中ではヨキ先生はすごくエロい身体つきをしている」

なんてあっちじゃ書き込めん罠
419名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 20:53:02 ID:ToPyr3xw
書き込んでみろw
420名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 21:27:31 ID:odEvRn+r
ヨキ先生スレじゃぁ、猫っぽいとかいわれてるぞ。
プンタマと融合した時の手がネコっぽいのか、
それとも他の…
421名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 16:17:16 ID:darUIpY+
ネコ耳+メイド服のことか!
あの若かりし頃の先生ならとても似合いそうだ。
(;´Д`)l \ァ l \ァ
422名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:38:44 ID:O6qvqJXs
   ∩
(*゚∀゚)彡  レオナルド!エロナルド!
 ⊂彡

423名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:57:33 ID:9BUSaGH3
パンダキター!

ヨキ先生モノは一体いつになったら投下されるのだろうか・・・
424名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 19:18:22 ID:kjx7x5QC
ヨキ先生ネタとなると、

・メイドネタ  陵辱モノになる可能性アリ
・アルヨキ 結構あるような。
・ドレヨキw ギャグなら少し前に。
・カフヨキ …もったいない。
・シオヨキ ショタ?あるいは、成長したシオにアルの面影を見いだすとか
                     (古いメロドラマみたいだな)

425名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 19:41:08 ID:t5ua+C4w
性別なんて関係ない!男でも女でも構わない!

と言われている割に男性バージョンの話がない。
神様と絡ませてもいいと思うよ。
426名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 19:51:28 ID:kjx7x5QC
スンマセン。特に過去のヨキ先生を見ると女にしか見えないモノで…
神さま相手だと、百合になっちゃうな。前のスレにそんなんがあったような。

あ、コトとかキクとか忘れてた。三賢者でうにゃうにゃ…

結構、絡む相手が多いな、ヨキ先生。
427名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 14:51:14 ID:bzsxihSb
ヨキ先生がアルとコトとキクで4Pすると聞いて
飛んできますた
428名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 23:36:35 ID:iwZDvuYN
ヨキィ!(゚∀゚)ヨキィ!

神様…
429名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 23:55:36 ID:o3YwNt5v
神様とで百合が見たい!ヨキィ!(゚∀゚)ヨキィ!
430名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 11:08:03 ID:lceaok2r
前スレの百合っぽいのだったら、保管庫で見られるみたいだ
431名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 18:32:30 ID:P/bWS5iP
432名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 19:45:23 ID:dao3Jowd
98 :本当にあった怖い名無し :2005/07/24(日) 23:31:46 ID:qMu/QYAT0
神様っていい匂いらしいな

 オカ板見てたらこんなんあったw
433名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 11:17:19 ID:X3SCV9lv
いい匂い……クンクン(´Д`;)ムハァー
434名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 18:44:38 ID:rueSHyuz
  +                  +
         ノヽ人ヽVノ _   +
   +     ミヽV ツノ彡'   ヽ  ドキドキ
        (*0Д0)ムルレハ))
        /⌒ヽ、 リ゚ヮ ゚ *i(     + 
 +      /  \ ⊂ _(~\)+      +
       /     ヽ____/(
                  )


こんなんダメ?
435名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 20:24:06 ID:EzOFU/1H
良い。
436名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:18:52 ID:TsrMTseT
すごく良い。
437名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 00:10:24 ID:z0kEacKK
可愛い。
左はレオ?
438名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 00:42:44 ID:0Tvhy2dL
またレオ神が見たくなったよ。神の降臨を待ってます。
ヨキ職人もお待ちしております。
439名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 00:18:29 ID:MBLL6IpW
ヨキ先生待ち
440名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 14:16:19 ID:vLl/WKbC
ショタ塩に一生懸命攻められて感じつつ困惑気味なヨキてんてー待ち
レオ神ラブコメももちろん大好きだ。
赤き血の神の降臨をお待ちしています
441名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 23:54:19 ID:28XbXAiV
>>440
なにそれすごく萌える
442名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 18:09:41 ID:fXlLkzIr
シオとヨキで、こんなシチュエーションが浮かんだw おネエサマが教えてアゲルってやつかな。


「仲間外れ?」
シオからの相談にヨキは怪訝そうに答えた。
どうやら、最近、神とレオが夜中二人で遊んでいるのに仲間に入れてくれないというのだ。
何をやってるのかを尋ねても、二人とも真っ赤な顔をして黙ってしまうという。

一度、立ち聞きすると、神の甲高いそれでいて甘ったるい声が聞こえてきたという。
ヨキはなるほどな、と察すると、「もう少し、大人になればわかるさ。」とシオをなだめた。

「イヤっすよ、すぐに知りたいっす。」とシオはダダをこねた。
「そんなに知りたいなら、私が教えあげようか?」
そう言うと、ヨキは悪戯っぽく笑った。
443名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 22:58:00 ID:IoYN0LnO
心臓麻痺で死にそうだ・・・ハァハァ・・・!!!
444442:2005/08/01(月) 23:02:05 ID:fXlLkzIr
×教えあげようか  →  ○教えてあげようか

つまらんミスを…
445名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 23:18:34 ID:UiwWzL3j
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!

一粒で二度オイシイ! 続き待ってます神よ(*´Д`)ハァハァハアハアノ \ァ ノ \ァ
446442:2005/08/01(月) 23:51:34 ID:fXlLkzIr
うはっ、続きっすか。
シチュエーションは浮かんだけど、続きは考えて無かったな〜。
う〜、難しいけど考えてみます。

他の神々も降臨お願いいたします。

ところで、書くとしたらシオたんはまだ被っているっていう設定でよいのでしょうか?
447名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 01:07:26 ID:fdTyPEqA
よいわよいわ(コロコロ)

防人様キターーーーー!!!
おながいします!!
448名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 01:45:15 ID:6udA7bh0
ヨキてんてー・・・・!!ハァハァハァハァ・・・

>>447にのぞきの変態が居ますよ
449名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 02:11:42 ID:/Tlfqghx
ムハ━━(;´Д`)━━━ッ!!!
何そのレオ神さんにもショタシオたん好きにもヨキ(゚∀゚)ヨキ信者にもやししい神設定は!
防人さま続きワクテカ待ち〜
450名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 02:16:08 ID:/Tlfqghx
>446
あ、シオたん皮被りOKです!むしろお願いします
451名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 06:24:07 ID:dlQr9EOG
>>446
細かいことですまんですけど、シオたんの語尾は
「〜するす。」の方がいいかもと。
「〜するっす。」だと、脳内画像がスープーに変換され・・・

でも防人さまの来訪を、砂大根用意して待ってます。
452402:2005/08/05(金) 01:25:13 ID:x2BJkros
一応、途中まで書いてみますた。
ごめんなさい、しょっぼいです。
あんまり、期待しないでねorz。
453402:2005/08/05(金) 01:26:17 ID:x2BJkros
「では、立ち聞きしたときの様子を教えておくれ。」
「実は…もれ、見てしまったす。神さまの声が、泣いているようで、いじめられているかと思て、
 隙間から中を見たんす。暗かたけど、月明かりで二人がベッドの上で裸で抱き合っている様子が
 見えたす。なんだか、妙に腰が動いていたす。
 月の光に照らし出された神さまは、見たこともないほど綺麗だったす。」

無垢な少年が目の当たりにするには、少し刺激的な内容を、少し遠い目をしながら話す。
神に対して信仰以外の淡い感情を抱いていたのだろうか。
それとも最も親しいもの同士なのに、自分が入り込めない何かを感じ取って疎外感を感じているのだろうか。
それにしても、とんでもない神と防人だな、とヨキは思う。
だが、わからないでもない、そうつぶやくとくすっと笑った。

「もれ、胸がドキドキして、喉がカラカラしたよ。それから、もれ、病気かもしれないす。」
「病気?」ヨキは心配そうに、だが、医者であるので少し興味を持ちつつ尋ねた。
「もれ、そのことを思い出すと、ここがなんだかおかしくなるす。今もなんだかおかしいす。」
 そう言って、股間を指さす。
454402:2005/08/05(金) 01:27:26 ID:x2BJkros
 ヨキには、すぐに見当がついたが、見てみたいという好奇心が働いたため、直接見なければ分からない、
と服を脱ぐよう促した。
 シオの服はツナギの構造をしているため、その部分を晒すためには、必然的に全部脱ぐ必要があった。
自分の異変に対する不安、診てくれるのが、信頼するヨキ先生ということで、ためらうことなく、すべて脱いだ。
 シオのソレは、まだ顔を覗かせるようなことはないものの、少し固くなっており、自身が男であることを
主張する。
「もれのは、とうちゃんのともレオのとも違うす。」でもフランとは同じで安心したす、と付け加えた。
「そうなるまで、もう少し、時間がかかりそうだな。」と少年らしい興味の持ち方にヨキはほほえむ。
シオのソレに触れ、なでる。それだけで、シオのはピクッと脈打つ。さらに、手で包みながら、
しごくと、堅さを更に増す。
「…ぁ、ヨキせんせ…。」思いもしなかったヨキの行動、そして自分のモノの状態に、シオは少し苦しそうに呻く。

「まだまだ足りないようだな。」そうつぶやくと、ヨキはおもむろに上着を脱ぎだした。
455名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 01:44:13 ID:Lg3wObrC
ハアハアハアハア続きキボン
456名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 05:37:35 ID:8AWGHDHw
キ、キ、キター! ふともも丸出しで待つよ!
457名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 10:43:48 ID:jfJcmR78
>>456
おまえもうpしろ
458名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 11:37:06 ID:CodmHh7c
キタキタキター!
ハァハァ俺は全裸で待ってますよー!
459名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 20:57:09 ID:dq3wfKxG
キタ━━━━━⊂(゚∀゚⊂⌒`ツ≡≡≡≡≡≡ ━━━━━━━!!!
かわかむりシオたんwithレオ神回想フォーーーーーーーウ!! エクセレンツ!!

もれも待ってる ノシ
460442:2005/08/05(金) 23:02:55 ID:x2BJkros
番号間違えてました。 ×402 → ○442
とりあえず、続きです。ちなみに、最後まではヤらないつもりです。まだ被っているし…。
それにしても、シオたんとヨキ先生は人気がありますね。内心ビクビクしながら書いてみたりw

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

体型の目立たないローブの下からは、中性っぽい面持ちからは想像できないような
放漫な胸、丸みを帯びた体があらわになる。
それだけで、シオのは、更にむくむくと膨らんで体積を増す。
「私ので反応してくれるとは、まだまだ捨てたモノじゃないねい。」
再び、手でしごくと、ついにはかぶり物の下からその顔をのぞくことができるまでになった。
自分の意思に反して、びくびく動くソレに戸惑う。
「で、出るっ!」何かが出て行く感じを止められないまま、放出してしまった。
ヨキの指にもどろりとした液体が飛び散っており、ぺろりと舐めると苦くて青臭い味が口の中に広がる。
それは、少年が初めて目覚めた男の味。彼のもこんな味だったかも、と少年によく似た父親を思い出す。
ほうっと満たされたように、放心するシオ。気持ちがよかったのだろう。だが、あっと我に返る。
「白!? もれ、やっぱり病気すよ。白いオシッコが出てしまったす。」
「ちがう。オシッコではない。」
ではなんだ、と不思議そうな表情をしながらシオはヨキを見上げた。
シオの頭をなでながら、やさしく説明する。
「それはね、精液といって子供をつくるために必要なものだ。
シオの体が大人の男として一人前に機能し始めた証拠なのさ。」
まだ、被っているがな、と内心付け加える。
461442:2005/08/05(金) 23:03:27 ID:x2BJkros
「シオ、目をつぶってごらん。」
促されるまま、目を閉じると、唇に軽くやわらかい感触。驚いて、ばっと目を開けると、
ぶつかりそうなほど近くにヨキの顔が見える。
「初めてを奪ってしまったかな?」唇をぺろりとなめると、悪戯っぽく笑った。

「あの〜ヨキ先生、なんでこんなことするんすか。」サッパリ判らないというふうにシオが問う。
「おや、お前は神たちのやっていることを知りたいのではなかったのかい?」
「それは、そうすけど…。」
「彼らがやっているであろうコトを、お前に体でもって教えてあげているのさ。」
なんだかよくわからないけど、ヨキ先生が言うんだからそうだろう、と変に納得してしまう。

「今度は、大人のキスを教えてあげよう。」
そう言うと、また唇を重ねる。ヨキの唇の柔らかさを楽しんでいるところに、じっとりと湿った
舌が割り込んでくる。何かを探るように、シオの口の中をはい回る。
シオは、その舌の動きに合わせるように、絡ませる。
頭の中が、じんじんして、霞がかかったようになって、麻痺した感覚に襲われる。
いま、シオは「大人のキス」に酔いしれていた。
462名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 00:11:40 ID:w2P2VPKX
シオたん(;´Д`)ハァハァ
463名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 01:54:41 ID:oyd+GzGp
なんだこれとてつもなく萌えるハァハァ(*´Д`)
ヨキてんてーもシオたんも可愛すぎる・・・
464名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 19:29:10 ID:1YX4IVUB
捕手
465名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 21:43:30 ID:Dj0WiFz1
「ヨキの唇の柔らかさ」

こ…ここが一番萌えます。
(*´Д`) ハァハァハァハァん
466442:2005/08/10(水) 01:59:42 ID:cr9OENYw
「んぅ…ヨキせんせ…」
自身を支えられないような気がして、シオは行き場のない手を彷徨わせた。
なんだか柔らかい感触がする。そこは、手の動きに合わせてぐにぐにと形を変えていく。
「…ぁ、シオ…」
シオの手の行き場に少し戸惑うと同時に、心地よさも感じてしまう。
「好きなように…ぁ…触っても…ん…いいんだよ…ぁん。」
神よりも明らかに豊かなその胸を、シオがふにふにと揉みしだく。
「ヨキ先生のおっぱい、すごく柔らかいす。」
そう言うと、右手で、さわり続けながら、その柔らかさを味わうように反対の胸に舌を這わす。
胸の頂点の突起を唇ではさむと、ちゅっと吸い付く。それを、もう一方の、胸でも交互に繰り返す。
 赤ちゃんみたいだな、とヨキはシオの頭をなでながら思うが、その気持ちに反して、
胸の突起はだんだんと固くなっていく。
それと同時に、体の奥からから何かが滲み出してくる感じさえ覚える。
「私としたことが、シオを相手に…。」
467442:2005/08/10(水) 02:00:12 ID:cr9OENYw
不覚だ、そう思いつつ、己のパンツの中に手を入れ、滲み出してくるその部分に触れてみる。
そこは、少し湿っており、彼女の指を濡らした。
「シオ、触ってごらん」
シオの右手をつかんで、パンツの上から割れ目に沿って触らせる。
自分で触らせているにもかかわらず、「他人の手」ということもあり、ゾクッとする。
シオもまた、女の男とは違うその部分の作りを実感して、驚く。

ヨキは、おもむろにパンツを脱ぐと、その部分を晒す。
ソコは、その液体で濡れて、部屋の明かりに反射して、妖しげに煌めいていた。
「シオ、ここ」
直に割れ目に触れさせる。濡れているため、ぬるっとすべるソコを割れ目にそって、指を滑らせた。
「そう…っ…シオは…ぁん…上手ぅん…だ、ねぃ…。」
ヨキの変化に戸惑うものの、ソコから目線を、指を外すことが出来ない。
ふと、その液体が一際多く溢れ出ている部分に、気づいた。
「指を入れてもいいすか?」そう尋ねると、ヨキは頷く。
468442:2005/08/10(水) 02:01:58 ID:cr9OENYw
では、と、人差し指を入れると、そのぬるぬるの液体に誘われるように、根本まで入っていった。
入れた瞬間、びくっとヨキの体がはねる。久しぶりの感触に体が過剰に反応したようだった。
中は、温かくて、ぬるぬるして、入れた指に吸い付くようだった。
中指も入れてみると、それも、一緒に吸い込まれていった。
指を動かすと、くちゅくちゅと、なんだかイヤラシイ水音がし、その液体が、少年の指を、腕を濡らす。
その様子に、彼の鎮まった部分が再び成長を始める。

指を彼女の中で泳がせる度に、身をよじり「ぁ…ぁん…」と、普段の低めの声からは想像できない、
高くて、甘い声が漏れる。
泣き声のようなその声は、神がレオとの行為の時に発していた声と同類のものだ、とシオは思う。
その様子に、普段「保護者」として接しているにもかかわらず、子供ながら、かわいいとすら感じてしまう。

指を出し入れする速度を速めると、それに合わせて、女の声も早くなる。
「…ぁ…シオ…ぁ…ぁん」
足の付け根あたりがガクガクとなり、達してしまう。
469442:2005/08/10(水) 02:02:55 ID:cr9OENYw
その様子を見ること、音を聞くこと、ソコを触ることといった視覚、聴覚、触覚によって、
シオのソコは再び体積を最大限に増し、また顔を覗かせた。
再び熱を持ったソコにヨキは舌を這わせる。覗かせた顔や、先端の穴を中心に舌を這わせると、
今まで体験したことのない感覚が体中を走る。「…ぁ、ヨキせんせぇ…ん…」
何とも言えない気持ちよさに、思わず唇を噛みしめる。
ふわふわとした感覚とともに、制御できない何かがまた、内側から発生して、
気が付いたら、ヨキの口の中に放ってしまっていた。口からたらりと白い液体がこぼれる。

「ヨキ先生、すまねえす!」はっと気づいて青ざめる。
仕方がない、そんな表情で、苦笑する。

「…こんな感じだが、本当は、指でなく、男のソレを入れるのさ。」
だから、神とレオの腰が密着して、妙に動いていたのか、と納得する。
「でも、シオのは、まだ未発達だからな…。」まだ早い、言外にそう意味を込める。
「アルくらいに成長するまで、ね。」
470442:2005/08/10(水) 02:03:40 ID:cr9OENYw
「でも…どうして、神さまとレオはこんなことをしてたんすか?」
「そうだな、それは、お前が本当に愛する人が出来たら分かるはずさ。
それまでの宿題にしておく、というのはどうだい?」

シオはよく分からない、と不思議そうな表情をしていた。
実際、疑問は解決出来ていないような気がした。
ただ、自分にはまだ少し早いのだろう、ということだけは分かった。
「もれにも、全部分かる日がくるんすかねえ…。」
そうつぶやくと、遠くを見て、目を細めた。
471442:2005/08/10(水) 02:08:28 ID:cr9OENYw
とりあえず、完結です。こんなんで良いのかと、内心はらはらしながら書いておりました。
微妙な方向オチ(しかも弱い)になったことをお許し下さい。
今度は、レオ神が読みたいです。
こんなんでよければ、自分もまた書くかもしれませんがw。

最後に、萌えて下さった方々、ありがとうございました。とても楽しかったです。
472名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 06:54:28 ID:O8to4F4Q
>>471
天国とは神のおわすことなり! G J !

レオ神もぜひ書いてくださいな。
473名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 20:47:29 ID:LMM+xzc6
「私としたことが、シオを相手に…。」
時折織り込まれるレオ神と相まって、ごっさツボですた。ハラショー

防人442、更なる防人様のご降臨をお待ちしてます
474名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 22:52:24 ID:2OND8KKY
うはー!!!!!
待ち続けてた甲斐がありました!
また是非書いて下さいませ・・・!
475名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 02:27:21 ID:srQ4R0YQ
保守っとくわ。
476名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 04:01:37 ID:zWEAmvye
「私がしてさしあげる事なんて、これくらいしか…」
そういって神はおもむろに立ち上がり、
若干震える指先でスカートのジッパーに手をかけ保守
477名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 06:40:43 ID:KtQM5BEV
>>476
なんて保守だw
そのまま防人さまとなってください。
478名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 02:15:18 ID:ktQlgdnB
はらりと床に落ちたスカートが花のように広がる。
清楚な白い下着を晒したまま、神は制服の上着に指を伸ばし保守
479名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 08:16:15 ID:OKtDd1+9
防人と呼ばれた少年はごくりと喉を鳴らした。
体の中心に集まる熱い衝動を、どうにも制御できないまま保守
480名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 13:36:59 ID:li4Lmxsn
制御できないまでも、少年は、ふるえる手で、神の頬をおおう。
神は、その大きな瞳をゆっくり閉じて保守
481名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 19:41:34 ID:9Q98OP4P
少年の唇が、神の柔らかなそれにそっと重ねられる。
誘うかのように神の舌が少年の口内に差し入れられ保守
482名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 22:03:29 ID:ktQlgdnB
やがてくちづけは獣の如く激しさを増し
乱れた吐息の下、舌の絡み合う水音が聞こえる。
次第に少年の強固な理性は崩れ始め保守
483名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 01:42:26 ID:PbOSj2uW
少年の手はやがて、制服の上着の中に侵入していく。
指に吸い付くようなキメの細かい神の肌をたどっていきながら、
下着の金具に手をかけ保守
484名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 01:56:11 ID:ZCXnI4U/
それまで少年が必死になって隠してきた、酷薄な感情が露になろうとしていた。
抗わねば。神、お前がそんな事をする必要は無い。
そう、必要無いさ、そんな嘘は。欲しいんだろう?
神の頬の体温を掌から引き剥がせず、空いていた腕で細い体をも引き寄せてしまう。
僅かに震えるその熱は触れた胸から、腕から、肩から、少年のそれを灼く。
――足りない。もっと、もっと深くだ――
痺れた脳は瞼の闇の奥に灯る一点をのみ目指して知覚を鈍らせ、
それゆえ少年は扉の陰に息を潜めて震える影に気付かないまま、腕に力を込めた。保守
485名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 01:56:49 ID:ZCXnI4U/
あ、うだうだ書いてる間に…すまん飛ばしといて
486483:2005/08/16(火) 02:05:02 ID:PbOSj2uW
いや、こっちを飛ばしていいっすよ。そんな力作を勿体ない。
と、いいますか、次の人が書きやすいほうを選択ということで。
どうぞ
↓  ↓  ↓  ↓  ↓





487名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 00:14:46 ID:zgWELJOP
少年より一回り小さな影は、震えながら、凍り付いたかのようにそこから動けないでいた。
「んっ…レオさん…」神は、抱きしめられた手に答えるかのように、両手を少年の首に回し、
更に貪欲に舌をねだって保守。
488名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 16:22:55 ID:P0tviQFb
神の甘い舌を貪りつつ、少年の手は制服の下で、小さな金具を外す。
手をなめらかな背中から胸元にすべらせ、ゆるんだ下着が守っていたふくらみを
ためらいがちに包みこみ保守。
489名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 22:56:29 ID:CYfUqsut
ホシュの必要ない位じゃねぇかww
490名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 23:07:32 ID:xSQkd1uk
>>489
だがそれがいい。

「…レオ……さん」
手のひらにすっぽりと収まったまろみを壊さぬようにこね回すと
長い戦いでささくれた指の先が、やがて彼女すら気付かぬ内に膨れ上がった先端に保守。
491名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 18:09:51 ID:M7rachfY
固く尖ったその先端を、その指でくりくりといじると、
少女の体内を、まるで電流が走ったかのように感じられ、躰がピクリと反応して保守。
492名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 07:42:53 ID:DdETOIFS
「あっ…」
神は思わず声を漏らし、頬を赤く染めた。そんな彼女が愛しく、
同時に少年の欲望を煽る。
「…じかに、見せてくれ」
レオは、神の白い上着をたくしあげて保守。
493名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 18:58:48 ID:nmIKsC3T
神は、きゅっと目を閉じる。
「綺麗だな…」
小ぶりだが、形が良く、桃色の果実がのったそこをレオはまじまじと見つめる。
「あんまり、見ないで…」
自らの胸にコンプレックスを持つ神は、耳まで真っ赤にして戸惑って保守。


494名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 22:19:53 ID:yMg0QAVw
「そいつは無理な相談だな」
白磁のごとく白い丘の頂へ、レオはわずかにためらいながら唇を寄せた。
「あ、んっ…?」
熱く濡れた粘膜に敏感な果実を吸い込まれ保守
495名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 08:20:26 ID:sZV/yRNF
淡い色の果実を舌で転がすと、神の細い両脚がガクガクと震え始める。
「あっ…レオさん…レオさん…私…」
か弱い手がレオの背中にまわって、必死に服をつかんだ。
「もう、立っていられないのか…?」
レオは神の体を抱きとめ、ちらりとベッドへ視線を送って保守
496名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 19:15:38 ID:gq/HU2uK
レオの腕の中で、神は震えながらも熱を帯びて潤んだ瞳で見上げる。
それは、少年の中の灯をさらに煽る。
所謂「姫だっこ」で、神の軽い体を抱き上げると、ベッドまで運び、その身を横たえさせ、
自らは、上着を脱ぎ捨てて保守。
497名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 00:39:28 ID:AKHeeR5Z
想像することすら出来なかったレオの精悍な胸があらわれて、
神は小さな声を上げるとともに、反射的に目を覆った。
そんな初々しい反応にレオは優しくほほえむと、瞼を覆っていた手をそっと引き剥がし
神の指先に恭しく口づけを捧げて保守。
498名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 02:21:59 ID:ypXRdpic
「レオさん…王子さまみたい…」
神はぼんやりし始めた思考の中、うっとりとレオを見つめる。
レオは顔を真っ赤にして照れながらも、神の上着に手をかける。
「あっ…」
上着をブラごと抜き取って保守
499名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 21:47:00 ID:zFmOR6ol
上着を脱がされ、身につけたものはショーツと黒のハイソックスとなって、ベッドに横たわる神。
「やだ…、私、小さいから恥ずかしい…」
咄嗟に両手で胸を隠す。
「どうして、そんなことを気にするんだ?」
レオは心底不思議そうな表情で尋ねた。
そっと神の両手を引き剥がすと、自分の両手の指と絡ませ、神の首筋に顔を埋めて保守
500名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 22:12:15 ID:pNd+OeO2
「きゃっ……」
レオの鼻先が、くちびるが、そして舌が神の首筋をなぞる。
あたたかく赤い血の筋が走るその上をそぞろに濡らされ、神はあえかな吐息とともに肢体を痙攣させた。
「いいにおいがする」
「……や、ぁ」
神の左手がレオの右手から解き放たれ、彼女はいくらか空を掻いたのち、レオの逆巻く髪に指を埋める。
レオの右手は神の素肌を丹念に愛撫しだす。骨張った肩も、ほっそりした腕も、やわらかな脇腹も。
しかしその手は乳房にも、また秘められた場所へも触れず、
神聖なる儀式のごとく、肌の感触のすべてを味わおうとしているかのようだ。
じらされた神はたまらなくなって、金髪に埋めた左手にゆるやかな力を込めた。
「レオさん…少しだけわがままを言わせてもらえませんか…?」
「……どうした?」
さわって、とささやくことがどうしても出来ず、神は絡まっていたレオの左手を自ら導いて保守
501500:2005/08/30(火) 00:13:37 ID:Ou9GRa6A
訂正

× わがままを言わせて
○ わがままを聞いて
502名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 21:22:41 ID:elMXTwS5
熱っぽく潤んだ神の瞳は、痛いほど訴えかけているのに、口に出すことをためらう。
そんな彼女をレオは愛おしくてたまらなく、同時にますます欲情を煽られる。
神の手が導いた先には、白い下着が最後の砦の如く、一番大切な部分を守っていたが、
そこは、既に、下着越しでも、しっとりとレオの指を濡らすくらいに湿っていた。
白い布の上から割れ目に沿ってそっと指でなぞると、
「あ…ぁ…ん…。」
神の身体が、ピクリとのけぞる。
そのまま、速度を上げて、割れ目をこすると、中からどんどん溢れくる液体によって、
下着はびちょびちょに濡らされる。
「ぁ…ぁ…レオさん…もう…」
息も絶え絶えに、神はレオに呼びかけて保守
503名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:20:21 ID:t/PC57RK
「すげェ…濡れてる」
レオは感じたままを唇にのぼらせただけだったが、そのことばは神の羞恥を煽る。
「恥ずかしい、です……」
誰でもない、レオその人に見られている。そう考えるだけで頭の芯が熱くなった。
神は桜色に染まった目元を手の甲で隠し、自らの体に起こった異変を
レオの目から遠ざけようと、若い柳のような腰を、それと知らずなまめかしく揺らめかせる。
するとしみ一つない神の膝に、熱い、棒きれのようなものが触れた。
「あっ…」
熱を帯びた彼女の体よりも熱いそれが脈打つのを感じ、神はそれがレオの中心だと知った。
思わず声を上げ、反射的に彼の顔を見上げる。すぐそばにあったレオの顔は、既にそっぽを向いていた。
「その……俺も、我慢がきかねぇからよ」
レオさんも反応してくれている。そう思うとうれしくて、そしてレオがいとおしくて、
もっと自分を感じてほしいと、神はおずおずと二人の体の間へ手を差し入れた。
「か、神っ…」
まだ男を知らぬ彼女が手を出してくるとは思わなかったのだろう。レオははっと神を振り返った。
「今度は、私にさせてください…じょうずには、できないかもしれませんけど」
横臥した体を起こそうとするレオを、神はかぶりを振って押しとどめて保守。
504名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 14:06:36 ID:wX11CZQu
神はたどたどしい手つきで、レオのズボンのベルトを外すとズボンを脱がせた。
下着の上からでも、彼の中心が張りつめているのがわかる。
レオは、彼女の様子がかわいくて、何よりも自分の為にしてくれているのが
うれしくて、されるがままにされていた。
神は、少しためらったが、彼の下着をゆっくり抜き取った。
まず、精悍な胸の割に細い腰が露わになり、それから、下着の戒めを解かれて
自由になったレオの中心がピョコンと顔を出した。
初めて見る男性のソレに、神はうっと息を呑み、暫し目を奪われる。
「そんなの、あんまり、じっと見るなよ…」
頬を真っ赤にした顔を背けて照れるレオのことをかわいらしいと思うと、
不思議と彼の中心まで、かわいく思えてくる。
ソレをそっとなでて、少しためらいつつも、先端に口づけると、先ほどよりも更に
体積が増したような気がして保守
505名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 02:16:29 ID:q0wlJZXA
はらりと落ちた一筋の髪を耳に掻き上げ、神は柔らかな唇でレオの中心を上下についばんだ。
汗ばんだ手で握りしめるが、レオのそれは大きく、彼女の人差し指が回りきらない。
その大きさに一抹の不安を覚えたが、かぶりを振って不安を振り払い、ゆっくりと手を滑らせた。
(こう、で…いいのかしら?)
情報としては知っていたが、実践するのは初めてだ。
ひとの体の一部であることを主張するように、鼓動に合わせて脈打つものを、出来るだけ優しく擦りはじめる。
神の頭部にレオの手がそっと触れて、癖のない髪をさらさらとなでていく。
ぎこちない手つきで上下運動を続けていると、じっとりと湿った幹と手のひらの間に
ぬるりと透明な液体が滑り込んで、少し滑りが良くなった。それはレオの先端からあふれていたらしい。
「あの、きもち……いい、ですか?」
「……ああ」
ちらりと見上げれば頭の上で聞こえるレオの呼吸は荒さを増し、彼は眉根を寄せて口を手で覆っていた。
自分の手によってレオが恍惚とした表情になっていることを、神は素直に喜んで保守。
506名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 23:01:14 ID:O2cbPcNo
先ほどの異変が神を再び襲う。
直接男性器に触れているせいだろうか、先ほどレオから刺激を受けて敏感になった
箇所から、また、何かがどんどんと滲み出てくるのを感じた。
足の付け根の部分がもぞもぞと、何だか落ち着かないのを打ち消すかのように、
上下運動の速度を上げる。
恍惚の世界に浸っていたレオは一気に高みに押し上げられる。
「やべぇ…神…出る!」
制止することも叶わず、レオの中心はヒクヒクと痙攣しながら、勢いよく中のモノを吐き出した。
のぞき込んだ神の顔と手に、粘性のある白い液体がかかる。
「神…すまねぇ…」
いつになくレオは焦ってしまう。
「…いいんです。」
神は優しく微笑むと、手についたそれをぺろっと舐めた。
その様子が妙に艶めかしく感じられて、レオの中心に再び血液が集まり始めて保守。

507名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:03:13 ID:DthO2eLw
「神…!」
レオはたまらず神をベッドに押し倒す。
「レオ…さん…」
とろんと潤んだ瞳で見つめられると、たまらなさは増幅するばかり。
神の額に、少し開いた唇に、細い肩に、胸の頂の果実に、うっすらと浮き出た肋に、
無駄な肉の無いおなかに、キスの雨を降らせる。
レオの唇が移動する度にピクリと反応する神を彼はたまらなく愛おしく感じる。
そして、遂に秘められた部分を守っていた白いショーツに手を伸ばす。
ゆっくりと下ろすと、蜜が溢れていた部分は、つ…と糸を引いてショーツは名残惜しそうに離れていった。
スラリとした細い足を手で開く。誰の目にも晒されたことのない、桃色の綺麗な「秘められた部分」が
まさに目の前にあって、思わず釘付けになる。
「レオさんこそ…じっと見つめないで…」
レオに見られている、ということが羞恥心を煽ると共に、別の感覚まで引き起こし、
とめどなく蜜が溢れ出る。
レオは引きつけられるように、蜜の溢れ出ている部分に舌を這わして保守。
508名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:18:25 ID:DthO2eLw
× 溢れていた部分は
○ 溢れていた部分から
509名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 00:07:42 ID:ZLQ/Hg6c
「ひゃんっ……」
神は、彼女特有の静けさの中に興奮を隠していた。
感度は高見へ極められており、ひくひくとわななく秘部より溢れ出した蜜をレオの舌がすくい、
割れ目をねぶると水から揚げられた魚のごとく、その華奢な体を跳ね上げる。
レオの舌から逃げようとするかのように、それでいてなまめかしく揺らめく腰を
元防人は大きな手のひらで優しく、だがしかと押さえつけた。
そうして神たる女の、一番敏感な突起を蜜と共に吸い上げる。
「あっ!あ!!レオさ…っ!」
今まで知っていた神からは想像も出来ぬ痴態に、レオは神をもっと乱れさせたくなった。
レオは蜜と肉芽をすすりながら、淫らに濡れた入り口に指先をあてがい保守
510名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 21:38:31 ID:M4i4Eayy
指は蜜の源泉を辿るかのように、くちゅっと濡れた音を立てて、中に入っていった。
その襞を持つ柔らかい壁は、初めての侵入者を閉め出すかのように、レオの指を締め付ける。
壁を押し広げるかのように、ほぐすかのように中を掻き混ぜると、静かな室内に水音が響く。
「や…ぁん…!」
神は自らの秘部から立てられる淫らな音によって羞恥心を煽られると共に、
全身を襲う未体験の感覚を受け流せずに、熱く火照った体をよじらせる。
白いシーツの上で、長く美しい若草色の髪をその躰に絡ませ喘ぐ少女。
少年の興奮は高まるばかり。夢中で、指を泳がせる。
「あ…あ…!」
神の息が荒くなり、やがて、くたっと力が抜けてしまった。
レオは指を抜くと、神の視界に入るように、蜜によってぐっしょり濡れた手のひらをかざした。
「やだ…レオさん…」
恥じらいながらも、どこか誘うような色をした「女」の目でレオを見つめる。
その目に吸い込まれるかのように、レオは神の細い腰を血管の浮き出た手で押さえた。
そして、完全に復活した彼の中心を、少女の中心である割れ目にあてがい保守。
511名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 23:14:04 ID:ry/SfAG7
 
512名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 23:16:00 ID:ry/SfAG7

513名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:26:08 ID:jiZuDgRj
一気に突き進みたくなる自身を制して、レオはゆっくりと腰を進めた。
「…………んっ………!」
肉を裂かれる痛みに神は唇を噛んだが、それはレオも同じだった。
敏感なレオの先端を、浅くとはいえ神の肉壁が包んでいるのだ。
ともすればそれだけで果ててしまいそうな己を叱咤し、
またゆっくりと、自身を押し進めた。
「あっ!…あ……ぁ」
シーツをかきむしる神の手を取り、声を掛けようと空色の瞳を覗き込むと
「…だいじょうぶ、です」
涙に潤んだ瞳で、神は気丈にもほほえんで見せて保守。
514名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 22:13:29 ID:moDHqBSS
決して大丈夫じゃないことは、時折歪む表情から見てとれる。
それなのにあえて、自分を心配させないための嘘をつく神。
「…きゃんっ……!!」
傷口を広げられるような痛みに耐え、レオに耳打ちする。
「わたし…今、すごく幸せです」
「神……」
口づけた拍子にレオの楔が神の胎内深く挿入される。
舌を絡め、痛みが軽減されるようにゆっくり腰を引くレオ。
痛みと快感がない交ぜになったような未知の感覚を覚え、神は思わず声をあげてしまい保守。
515名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:30:00 ID:EceM0Z2/
「あ…あぁん…!」
神は自らの発した嬌声にとまどいながらも、その感覚に流されまいと、
レオの背中にしがみつくかのように腕を回す。
それに応えるかのように、レオは体重をかけないよう、覆い被さるように
神の震える華奢な躰をぎゅっと抱きしめた。「俺も…!」と小さく呟きながら。
直に感じる体温と、伝わってくる心音に安堵感を覚える。
再び口唇を重ね、舌を絡め合うと、神の頭の芯は、甘く痺れて
貫かれた痛みも和らいでいくよう。
「もう…動いても、大丈夫ですから…」
そうレオに囁いて保守。
516名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 02:17:00 ID:ThZawoSy
耳朶に触れた神の吐息に、彼女がらしからぬほどの激情を秘めていることに気づく。
子犬のように鼻の頭を擦り寄せて唇をかすめ、覗いた空色の瞳は
囁かれた言葉の全てが真実だと告げていた。
「神」
唇をつないで指を絡ませ、なじんだ部位をゆっくり引き離す。
甘い痺れがレオの背筋を駆け、神もまたその痺れに声を震わせる。
「ふ……ぅっ…んん……!」
絡み合う熱が互いの理性を溶かしていく。
神の下肢は知らぬ間に悩ましく揺らめき、レオは己の律動を制することが出来なくなって保守。
517名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 22:20:49 ID:Y3zXLS/n
「神…!神…!!」
レオは夢中で神の躯を揺らし続ける。
その動きに合わせ、妖しく揺れる神の腰、ふわりと浮いたその足は黒のハイソックスを
まとったまま、ゆらゆらと揺らめく。
熱い粘膜の擦れ合いに、レオはこのまま溶けてしまいそうだと感じ、
神もまた、快感だと感じ始めていた。
「あ…っ…ぁん…や…ぁん…!!」
快楽の渦に巻き込まれるかのように、既に押し止めることの出来ない艶っぽい声。
「…んっ…レオ…さ…」
弾む息の向こうで、レオの汗ばんだ背中に回された手が彷徨う。
レオが動きを速めると、彼を包んでいる部分が、きゅっと収縮して保守。
518名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 04:45:39 ID:MU3GgXZ/
天球儀のエロパロって無理かねぇ‥
519名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 03:00:40 ID:07IVurBU
柔らかく濡れた肉がレオをきつく締め上げる。
引き締まった彼の背中に、神の爪が知らぬ内に筋を刻みつけた。滲む血は黒い。
「はっ…あ、あぁ、レオ、さ、もう、もう……!!」
神の嬌声は次第に切なさを増し、より強くすがりついてくる彼女の細い足がレオの腰に絡みつく。
レオもまた神の胎内で思考する力を奪われ、ただただ息を荒らげ、神を揺さぶり続けた。
「……神……!」
「レ、オ……っさ……!!」
最後の嬌声は声ならぬ声。
互いの肌を、汗の滴すら入り込む隙も無いほど押し付け合い、
繋がりあったままで神と防人は狂い果てる。
「あ…あ……はぁ……」
神の奥に、レオの熱が注ぎ込まれていく。
彼女はそれに気づいていながら、またその先の結果をわかっていながら、
レオの体躯に絡ませた四肢をほどかず、思いが叶い、愛しいものとひとつになれた悦びに浸って保守。
520名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 20:29:56 ID:IR3eyu9X
聞いていいか?
なにやってんだお前らw
521名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:09:39 ID:UiGU4Zae
保守ですが何か
522名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 23:00:12 ID:fFNXONuC
age
読んでいる人はいるのかわからんけど、保守でしょう。
523名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:16:15 ID:jRjUPkRb
自分はこういう保守って好きだな。
でも、神が降臨しにくい空気ではあるとおもうけど。
ところでどなたかこの保守リレー小説を
一度まとめてはくださらんか。

524名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:49:28 ID:Ejhz/03k
繋がりあったまま、四肢を絡ませあったまま、余韻に浸るかのように熱く見つめ合う。
レオは、神の額に汗で張り付いた長い髪を払ってやり、汗で湿った髪を彼の指で髪を梳いた。
そのまま、柔らかな耳たぶに触れながら、呟く。
「護神像(アシャ)が居なくても、願いは叶うんだな…。」
その言葉に神は蕾が綻ぶように微笑む。
レオが、繋がった部分を名残惜しげに抜き去ると、彼が注ぎ込んだ熱が発散するかのように、
どろりと溢れ出るのを神は感じた。
(赤い血と黒い血が混じり合ったら、どうなってしまうのでしょうか…?)
後悔はしていない、むしろひとつになれた悦びに浸りながらも、そんな疑問が頭をよぎる。
「レオさん…」
「…もし、できてしまったら…?」
愛おしげに見つめる深く蒼い瞳を問いかけるように覗き込んで保守。
525名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:00:15 ID:+87lhnwE
age
526名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 02:05:20 ID:wwCQLg6i
え、これ保守のために書いてるのか?しかもリレーで?すげえええ。
自分は堪能させてもらった。更なる保守を期待。
527名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 02:18:04 ID:v7uCzNdB
保守神々に期待保守
528名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:40:02 ID:+IQlwfzB
レオの手が、神の頬を包み込む。汗ばんだ熱い手に手を重ねると、レオは彼女の額に口づけ
「聞くまでもねぇだろ」
「……いい、んですか?」

私が――あなたの子供を産んでも?
あなたの妻になるかもしれないのが――私でも?

「何度も言わせるなよ」
レオはそう言い、戸惑いの残る神をきつく抱きしめる。
間近に迫るレオの表情は、恥ずかしさのようなものをはらんで笑みを形作った。
「そうなったら、願ったり叶ったりだ」
そう囁いて、神の唇を求め保守。
529名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:39:49 ID:Q6VzjosW
神の花びらのような唇が「う、れ、し、い」という言葉を紡ぎ出し、そっと瞳を閉じる。
レオは自らの唇と重ねると、抱きしめた手に更に力を込める。
直に触れ合うお互いの肌が、先程までは、とても熱かったのに、
今はとてもあたたかく包まれているような気がして、少女は少年に体を預ける。
重ねるだけの口づけだったが、どれくらいの間、そうしていただろう。
ずっとこうしていたいとさえ思う。
唇を離すと、ゆっくりと開いた神の瞳から、涙が一滴零れて保守。
530名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 23:25:32 ID:kbpD4FuU
なんて神な保守・・・!!
っていうか何人の神でリレーしてるの!?
531名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:30:03 ID:ud0cMgn3
何人だろう…とにかく支持。激しく支持。
そして保守。
532名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:39:30 ID:aw5u5tQN
レオ神が終わったら、次はキク神だな。
533名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:14:29 ID:8yyt4AOK
終わらず、2回戦突入でもよい。
534名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 23:56:32 ID:yi3fuucj
「神…?」
一滴に止まらず、あとからあとからあふれ出す涙。
それは、少し前に堪えたものとは違う。
「どこか、痛いのか…?」
「違うんです。その…うれしくて…。」
少女はそう言って、微笑む。
少年は、涙の痕を辿るように口づけ、その身体を
壊れやすいものを扱うかのように、それでいてぎゅっと抱きしめる。
神の白い手もそれに応えるように、抱き返す。
そうして、二人、抱き合ったまま眠りの海に沈んでいき保守。
535名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 00:33:59 ID:qNLEzAZS
うとうとと浅い眠りをたゆたっていた。
剥き出しの胸元に、断続的にかかる微かな吐息でレオは覚醒した。
眠りに就く前の自分たちの嬌態を思い出すと、くすぐったく照れくさい。
なにより――願いが叶ったという思いが、彼を満たしていた。
ずっとずっと、この少女に焦がれていた。いつか結ばれたいと。
「神……」
今、自分の腕の中で眠る少女。
薄い色素に華奢な容姿は、はかなげな印象を受ける。
この幸せは本当に現実だろうか。不意に不安に襲われ、神の滑らかな頬に口づけを落とす。
結ばれたのは夢ではない、そう確認するために。
536名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 22:24:03 ID:mZgx/UWg
神もまた、眠りと目覚めの狭間にいた。
浅い意識の下、先ほどのことを思い出す。
それは、恥ずかしくて、照れくさくて、それでいて幸せで…。
まどろみの中見る夢なのかもしれない、と思った。
この世界に連れてこられた頃、夢のようだと、悪い夢なら早く醒めて欲しいと思った。
今は、夢なら醒めないで欲しいと願う。
直に素肌を包むシーツが、ズキリと残る貫かれた痛みが、そして、今、包まれている体温が、
夢ではないことを彼女に告げていた。頬に優しい感触と熱を感じる。
それでも、現実であることを確認したかった。
ゆっくりと瞳を開くと、至近距離にある彼の顔を見上げて保守。
537名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 03:03:26 ID:dLMmdw+k
砂漠の空をそのまま填め込んだような瞳に自分が映りこんでいるのを、神は見た。
レオの瞳に映る少女は瞼を緩くひらき、しどけなく歯をのぞかせた唇は愛しい男の名をかたちどる。
「……レオさん」
「悪ぃ。起こすつもりじゃなかったんだが」
囁く声は砂漠の乾燥した空気にかすれていたが、柔らかであった。
眠っていたのはごく短い時間だった所為か、倦怠感の残る腕を持ち上げると
沈みかかった月の光に、小枝のような指が浮かび上がる。
「まだ……夜明けには時間がありますね」
暗がりの中でようやく見える防人のおしるしに爪をなぞらせると、そこから伸びゆく筋肉に沿って指をはわせた。
ひくん、とレオの体がかすかに跳ねる。
「っ……神?」
「私……もう一度だけ、レオさんとひとつになりたい」
遠浅の海の色をした瞳に映った少年の顔が、ゆるりと降りてきた瞼に遮られていく。
神は瞳を閉ざし、無言でレオの口づけをせがんで保守。
538名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 20:45:12 ID:I6fu36v+
保管庫さん、完結したらこのリレーも保管して頂けないでしょうか〜?
保守
539名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 20:45:53 ID:MmSPvmw0
思ってもみなかった神の言葉に少し驚くレオ。
両手のひらで彼女の頬を覆うと、火照って熱を帯びていた。
心から望んでいることとはいえ、言葉に出したことを恥じらっているためか、
頬を紅潮させている。
レオはそんな彼女のことを心から愛おしく思い、それよりも、同じ気持ちでいたことが
うれしくて仕方がなかった。
彼は、神の少し開いた唇にその柔らかな感触を再び確認するかのように、
自らの唇を重ねる。
少女もその感触に安堵感を覚えるのか、もっと触れ合いたいと、両腕を少年の首にまわす。
それが、お互いの舌を求めあうようになるまでにはそう時間がかからなくて保守。
540名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 19:17:53 ID:8RAylDC6
age
541名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 20:46:38 ID:b27uj37p
たっぷりと、心ゆくまで口づけを交わしあう。
ほんの数時間前までは、ただ触れるだけの接吻すら恥じらっていたのが嘘のようだ。
神はレオのたてがみに似た髪を指に絡ませて彼を離さず、
ゆるりと脚をひらいて彼のそれに絡みつかせた。
唾液が糸を引くほど情熱的だった舌がようやく解かれ、
喉元までを埋め尽くした劣情の波に溺れはじめたレオは、彼女の弱い場所をさぐり始める。
どこもかしこもやわらかな肉体を独占する歓喜に、彼は知らず目を細めて囁いた。
「一度だけ?」
「……レオさんのいじわるっ」
囁きの意味を知った神に額をぺちんと叩かれて保守。
542名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:21:17 ID:ShAxT68q
素晴らしい…!すげいよ!
もうすごいしか言えない!
543名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 23:42:37 ID:pk50TlLC
「やったな…」
瞳に悪戯っぽい光を浮かべるレオ。
「きゃっ…」
足を絡ませあったまま、ゆっくりと神をベッドに組み敷く。
額に口づけると、顔を少女の首筋に埋める。
舌を這わせると、そのままちゅっと吸い上げる。
「あ…」
熱く濡れた粘膜の感触に、全身がゾクゾクして、ふるりと震える。
思わず仰け反った喉元は、薄暗い中でも、はっきりわかる程白い。
甘く噛んで吸い上げた痕は、透き通るような白い肌に赤い花びらが、舞い散ったよう。
覆うものの何もない胸元にも、赤い花びらをまき散らす。
神はその両手を宙に彷徨わせ、辿り着いたレオの腕にしがみつく。
少年は、その唇で彼女の体の感触を確かめると、わずかに主張する少女の
胸のふくらみに手を伸ばして保守。
544名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 00:53:40 ID:l+PGLtB5
age
545名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:03:37 ID:vypGXOx+
「ふ、ぁ…あ」
悦楽の残り火がまだ燻っていたか、最初に触れられたときよりもっとずっと、
レオの手をはっきりと感じてしまう。
いとも容易く堅さを取り戻した自身の変化に、神はどうしようもなく恥じらい、また歓喜する。
「レオさん…」
神の乳房を赤子のように吸い上げるレオの髪を指で梳きながら、彼を呼ぶ。
レオは悪戯に胸の頂を歯でしごき、目線だけを持ち上げた。
「気持ちいいんです…ものすごく」
レオの手が。唇が。舌が。全てが。
「レオさんのせいですよ?」
含んで笑う声が夜気を揺らす。
時計すらないこの場所で、静寂はこの上なく神の声を艶めかせた。
「だから仕返し。させてくださいね?」
囁く神の微笑は、隠微な慈愛に満ちて保守。
546名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 20:31:27 ID:/FxrfH/A
こんな表情もするのか…。レオは、神に目を奪われる。
今夜一晩だけでも、神はいろいろな顔を見せてくれている。
それは、おそらく誰にも見せたことなど無い表情。
それを、自分にしか見せていないのだとと思うと、嬉しくて、幸せで、もっともっと違う顔も見たくなる。
そして、それは同時に少年の独占欲をも煽るようだ。
アシャに貯めこまれた願い、すなわち、欲望には当時の彼には到底理解不可能なものも多かったが、
今はそのうちのいくらかは理解できる気がする。
「仕返し?」
レオが身を起こすと、神も起きあがり、レオの上半身にその身を縋らせる。
「はい、あなたにも…」
神はレオがそうしたように、右手を彼の精悍な胸に伸ばし、細く長い指で胸の突起をつまんで弄んだ。
反対側の胸に口づけ、その形の良い唇で軽くくわえると、小さな舌で先端部を転がした。
そのまま、ちゅっと吸い上げて保守。
547名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 01:53:00 ID:JAY9bkSC
>そのまま、ちゅっと吸い上げて保守。
遅れたがワロタ GJ
548名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 20:56:36 ID:LuM4XiFT
少年の胸に唇が吸い付くいやらしい音が、レオの荒い息に紛れて聞こえている。
隆々とした、それでいて不快さを感じさせない筋肉のラインをなぞり
神の細い指がレオの肌の上で舞い踊る。
レオの体を愛撫する内、新たな蜜が内股を濡らすのを感じて、神は密やかに膝を擦り合わせた。
「は……っ」
絞り込まれた少年の体は、神に愛でられるたびに小さく跳ねる。
胸の先端から口を離し、唾液に濡れたそれを爪で弄いながら神が囁く。
「敏感なんですね…」
「う……うるせぇよ」
女の手に翻弄されているのが気恥ずかしいのだろう。
胸に抱き留めた少女から顔を背けるレオが愛しくて、神は言葉を重ね、言葉で彼を愛した。
「こういう言い方はお嫌かもしれませんけれど」
金の後れ毛に半ば隠れた耳朶に、触れるか触れないかの唇は、それだけで少年の肌を粟立たせる。
「かわいいですよ、レオさん」
赤い唇からのぞく白い歯で、彼女はレオの耳を甘噛みして保守。
549名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 21:37:20 ID:3Ifz+xFs
気恥ずかしさと心地良さに火照ったレオの熱が耳朶から神に伝わる。
「女が男に言う台詞じゃねーな…。」
レオはそう呟くが、思いとは裏腹に反応してしまう自身。
神は、自らの足に触れているものが、固く、熱く変化しているのに、気付いた。
「レオさんたら…」
うっとりと目を細めると、既に露わになっているその部分を両手で包む。
やっぱり大きいなと思いつつも、そこが自分を愛してくれたのだと妙な感動を覚える。
最初のように優しく擦り始める。やがて、自らも落ち着かず、そわそわしてしまう。
レオはそれを見逃さなかった。少女の茂みに手を伸ばすと、既にとろりと溢れた蜜が彼の手を濡らす。
「もうこんなに濡らしてンのか…」
やはり恥ずかしいのか、今度は神が頬を赤らめ、目をそらす。
お構いなしに彼は、割れ目に沿って撫で続ける。絶え間なく蜜があふれ出す。
少女も、休めていた手を再び動かすと、そこの体積が膨れあがるようで。
そうやって、向かい合ったまま、お互いを刺激しあう。
やがて、少年の指は一度彼を受け入れた裂け目に導かれていき保守。
550名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 12:34:11 ID:s1+X2YRt
age
551名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 23:12:01 ID:hws6FKFR
ちくちくと濡れた肉をかき回されて、神の背筋がぞくりとふるえる。
「…俺が中で出したの、もう吐いちまったのか?」
肉の裂け目から抜き取られたレオの指はぬらぬらと光を反射しており、
神の中からあふれた白濁は、新たな女の蜜で薄められているようだった。
はしたない蜜が、白濁を押し出すほど大量に溢れているのは、ひとえにレオの所為だ。
言ってやりたいのはやまやまだが、神はささやかな仕返しをたくらんでいた。

唇に押し当てられた彼の指をひと舐めして、神はふわりと笑む。
「レオさんこそ…」
若草の頭を下げ、優しく握りしめたレオの中心に顔を近づける。
癖一つない頭髪が、レオの膝をくすぐって流れた。
先端に滲んだ透明な液体と、全体から立ち上るオスのニオイに、神の本能が揺らぐ。
「こんなに……苦しそうに痙攣してらっしゃいますわ」
少年の脚の間から笑いかけると、何かを言おうとしたレオをよそに、
天井を向いてそそり立つ先端に唇を捧げ保守。
552名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:13:14 ID:MrlJ/wQN
神は、レオの先端から滲み出した液体をその小さな舌でぺろりと舐め、先端を軽くついばんだ。
それだけで、痙攣は激しくなっていく。
彼女は、片手で彼の中心を支えると、その根元から、先端に向かって
丁寧に、袋の部分も余すことなく舐めていく。
「ふ…うぅ…」
レオは、必死にこらえてはいるものの、荒くなる呼吸、膨れあがる自身に、快感を隠すことはできない。
「こういうのは、如何でしょうか…」
神はその小さな口いっぱいに、大きく膨れあがった彼の中心をくわえると、そのまま、出し入れを繰り返した。
口で、などという行為を知識では知ってはいたものの、ある意味、軽蔑に類するものだと潔癖な
少女は感じていた。しかし、今、自分から進んでそのような行為に及んでいる。
そのことを自嘲しつつも、レオが悦んでくれるのが嬉しい。
はらりと流れる若草色の髪を、レオの無骨な指が掻き上げていく。
温かく濡れた粘膜の感触に、彼の最も敏感な部分は制御不能となる。
「駄目だ…神…!」
神の口の中に苦い味が広がって、思わずむせかえる。
「すまねえ…」
「へいき…です」
神の背中をさすりながらも彼女をゆっくりとベッドに沈めるレオ。
妖しく瞳を煌めかせると、
「次は俺の番だな…。」
その両手で少女のか細い足を押し広げて保守。
553名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 08:15:51 ID:MeynSMhM
保守神よ・・・・
相変わらず素晴らしい保守っぷりでございます
保守。
554名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 21:43:55 ID:9DvJu8gS
期待age
555ダレモイナイホシュスルナライマノウチ:2005/12/21(水) 22:48:22 ID:pAK2R0ft
そこは既にトロトロの蜜がとめどなく溢れ、むせかえるようなメスのニオイに、
レオは貪るように舌を這わせた。
「や…ぁ…ん…」
すっかり敏感になってしまった神のその部分は、レオの舌の動き一つ一つを感じてしまう。
その感覚に彼女は体を弓なりにして、喘ぎ続ける。
彼は、それに止まらず、蜜をすすりながらも、彼女の一番敏感な花弁の先端部分を刺激し続ける。
「あ…ぁ…」
押し寄せてくる感覚に、どうしようもない気持ちよさに、身をよじらせるしかなくて…。
「オマエこそ、こんなに痙攣しちまって…」
そう言いながら、彼女を焦らすかのように攻め続ける。
「レオ…さ…、もう…はやく…」
熱に浮かされたかのように、足りない何かを欲する本能が彼女を支配する。
レオもまた、そんな彼女を求める気持ちを抑えきれない。
遂に、自身を再度、彼女の中に侵入させるべく腰を押し進めて保守。
556名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 21:15:24 ID:Vj1aC9Pc
すげえ、こんなハイレベルな保守いままで見た事ねえ…
557名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 21:46:07 ID:du7wCuED
age
558名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 14:42:36 ID:fs2Ralmf
「あ、あ……あ!」
肉を掻き分け押し入ってきたレオのそれに、神は歓喜の喘ぎに背筋を逸らす。
弓なりに反り返った胸にうっすらとあばら骨が浮き、淡い胸の頂は存在を主張して背伸びした。
「っ…くゥ……」
あれだけ堪能したはずの神の秘肉は、新たな新鮮さでレオを締め付ける。
いとしい女神と再びつながりあった快感に、レオは図らずも眉をひそめ、女のように感嘆の声を上げた。
「あぁ……奥まで…来てる……」
腹の奥底にごりごりと当たる先端を知覚して、神はうっとりとつぶやく。
陶酔しきった瞳が、差し入れただけで絶頂しそうになっているレオを捉えた。
「……あ……神……」
「レオさん……動いても…いい、ですか?」
私は何を言っているんだろう、自分から動くだなんて。
神は自らの発した言葉をどうしようもなく恥じ、
同時にそれが魂の底からレオを求めている本心であることに気付いて、
そのたおやかな腕をレオに向けて伸ばし保守。
559名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 20:31:17 ID:3iuZ+GEu
レオは伸ばされた腕を取って、その細い体をぎゅっと抱きとめ、神ごと身を起こした。
繋がりあったまま、向かい合って座った姿勢となる。
神自らの体の重みによって、更に強まる結合感。
彼女は、思わずレオの体に四肢をしがみつかせる。
ちらりとレオの瞳を覗くと、うっとりと彼女をみつめる彼の視線とぶつかってしまった。
どちらともなく、唇を重ね、舌を絡み合わせる。
上も下も繋がりあい、ぎゅっと抱き合っていると、お互い、
ひとつの生き物のような気がしてくる。
生まれた時代も、血の色も、二人の体が別々であることさえも、
今の二人にとっては、考えの及ばないことだった。
それでも、彼女は彼をもっと感じたいと、自らの腰をくねらせる。
「あ…あ…ぁん…」
レオは、その動きの艶めかしさに瞳を奪われると同時に、
どこまで広がっていくか見当もつかない快感をもっともっと共有しあいたいと、
突き上げるように動きはじめて保守。
560名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 12:31:53 ID:AcBK2ihQ
ひそやかな闇に、リズミカルな水音が響いて溶ける。
一度はレオの腰に絡みつかせた脚を、神はそっとほどいて寝台に膝をくっつけた。
下から突き上げてくるレオの動きが気持ちよくて、腰のあたりがじんじんと痺れていたが
神の身体は本能的に膝を立て、レオに併せて上下した。
「んんっ……はぁ、っ!」
レオの肩に額を押しつけ、薄目で仄明るい室内を臨む。
僅かな距離を置いてレオの厚い唇が見えた。
きりりと引き締められていたそれは激しい運動によってしどけなく開かれ、
荒い吐息と微かな声をこぼしている。
喘ぎ喘ぎ、神はレオの唇を奪う。唾液に濡れた舌を突きだし絡めれば、
神の中でレオがまた大きくなった。
「呼んで」
快楽に溶けた容で、レオが甘くねだり、囁く。
「アンタに呼ばれるの、すげぇ、気持ちいい」
身体のいちばん深い場所から求められ、神はやわらかに微笑んで保守。
561名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 21:49:29 ID:uqFmMznA
「レオ…さん」
神は彼の耳元で熱い吐息と共に囁きかける。
その声で、その唇で自分の名を奏でられるだけでも特別なことだと、幸せなことだと
感じていたのに、人の欲望とは果てないもので、レオは貪欲に彼女を求める。
激しくなる動きは、もっともっとと、彼女にねだり続ける。
「ああ…レオ…さん…、レオさん…レオさんっ!!」
愛しい人に求められることが、こんなに気持ちが良いことだとは…!
神は、雪崩のような快楽に押し流されるまま、レオに合わせて体を上下させると、
彼女の身体の中ですっかり大きくなった彼の動きの一つ一つを感じることができた。
「あ……あ……!」
腕を伸ばして、レオの背中に手を回して、しがみついた。
激しい動きによって、お互い汗だくになっていたが、今はそれさえも心地良い気がした。
「神…!神…!!」
収まりそうにない勢いで、二人そのままベッドに倒れ込んで保守。
562名無しさん@ピンキー :2006/01/16(月) 22:22:56 ID:1nYEOLv2
ほs
563名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 13:00:05 ID:63ab1rE0
「や、やめてくださいヨキ先生…!」
先生のしなやかな指が、俺の下腹部を弄る。
「ふふ、触る前はこんくらいだったのにねぃ」
張り詰めた先端をきゅっと摘まれ、射精感が込み上げる。
「うっ!」
が、ヨキ先生は巧みに俺が放つギリギリの所で刺激を止める。
「全身を普通の人間の大きさに外科手術したというのに…」
子供の頭を撫でるような仕草で、さわさわと俺の陰毛を撫でる。
それだけで、張り詰めた俺のモノはますます反り上がる。
「大きいねぃ、ドレクセルのココは」
「よ、ヨキ先生!!」
僅かな隙間から赤い舌を覗かせたヨキ先生の口が、
俺のモノに近づき、今にも触れそうになった瞬間……目が覚めた。
夢だった。
ヨキ先生とスレ住民に心から謝りつつ保守。
564名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 18:37:35 ID:UEV1SKxZ
>>563
き、キタ――――――!(*´Д`*)
ヨキてんてェェエ!!ドレ様も!
565名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 02:49:56 ID:bmo5FfSS
>564
素晴らしい!!ちょっとS気味なヨキ先生‥(;゚∀゚)=3

どーでもいいけどドレ様サイズなら顔射どころか全射できますね
566名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 16:57:26 ID:Suzu/OYa
561続き

己の子宮がきゅんと鳴くのを感じて、なめらかな少年の背中に、神は爪を立てた。
爪痕は今宵、幾つ目になるかも知れず、それでも肢体を駆けめぐるもどかしさは治まらない。
触れ合う肌の全てを少年にこすりつけても、満たされるだけ、切なさは一層高ぶってゆく。
「レオ、さん…っ…私も、名前で……呼ん、で」
激しく揺さぶられ、舌を噛みそうになりながら神は防人に懇願した。

「今、は、あなただけの…ひとで、いたい」
神とは人々に求められる存在。あまねく全てに手をさしのべるべき存在。
けれどこうして、たった一人に全てを委ねる今は、神でも防人でもなく、
互いにただ一個人でありたかった。

【私、松田って言います】
レオの脳裏に、鮮やかな色彩で記憶が蘇って保守。
567名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 22:03:19 ID:l0TuFnMJ
かつて、彼の世界は、耐え難い頭痛と、機械への憎しみによって色を喪っていた。
そんな彼に光を与えてくれたのが、彼女だった。
心から感謝をしているが、今はそれ以上に、狂おしいほど愛おしい。
記憶と共に、そのような感情まで呼び覚ます。
不意にレオの動きが止まる。
「か…、イヤ、ま…つ…だ…?」
少女の潤んだ瞳を覗き込みながら、囁きかける。
「うれ、しい…です」
ぱあっと破顔する少女。
自分は神なんかじゃない、ただの女の子だ、そう心の中で叫び続けていた。
今、一人の女として愛されていることを実感し、歓喜する。
もっと、とレオの体を引き寄せると、その腰に自らの足を絡めて保守。

**********************
>566
リクエストに答えて頂き、ありがとうございます。
貴方の文章、最高です。いつも楽しみにしています。
568名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 00:05:20 ID:17Y6kS9F
>567
お褒めいただき感謝の極み。
リレーを繋いでくださる567神をはじめとした神々の創作、こちらこそ楽しみにしております。


「マツ、ダ」
呼び慣れないその御名を、レオはたどたどしく繰り返した。
神ははどこか淫らがましい微笑で、喘ぎの隙間にレオを呼ぶ。
「…レオ…さ、ぁん……っ」
「マツダ…マツダ」
真名(まことな)を呼ぶたび、擦り合い粘つく水音が大きく弾けるたび、背中に刻まれる黒い傷が増えてゆく。
「は、ぁンっ…レ・オさん…レオ、さ……あぁッ!」
とうの昔に乱れきったシーツは既にどちらが縦か横かもわからない。
上も下も分からぬほどに互いが互いを狂わせて、くしゃくしゃに絡み合いながら貪りあう。
「もう、わた、わたし…我慢、できませ……っ…」
「イきたいのか? マツダ」
レオの肩にかじりついた彼女の耳に問いを吹きかけると、細い肢体がぴくんと跳ねて、
一瞬だけ内に飲み込んだレオを、一際きつく締め上げた。
絹のような御髪が揺れて、濡れた瞳とかち合う。
「い………イき、たい……です」
もう何度も果てているのに、露骨な言葉を口にして、神は羞恥に顔を伏せ保守。
569名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 22:17:58 ID:wtQXZUGI
こんな淫らな行為の最中でさえ、神は彼女独特の清らかさを失っていないことに、
レオは何故だか安堵する。
今や、艶やかさを同居させるその表情が、彼を呼ぶその喘ぎが、
汗ばんだその身体から漂う彼女のニオイが、
そしてなにより、彼女の濡れた熱いその部分によってきつく締め上げられることが、
何度も果てたはずの彼をまた頂点に押し上げようと作用する。
「マツ、ダ…オレも…一緒に…」
頂点に向って止めることさえできず、神の身体を揺り動かす。
神もまた、その動きに腰を揺らめかせ、もどかしさを打ち消すためか
彼にしがみつき、肌をぴったりと密着させる。爪は彼の肉に食い込むかのようだ。
ある瞬間、不規則な痙攣と同時に何かが弾けたような感じがして、
低い呻きと、一際高い嬌声が静かな室内に同時に響く。
「あ…ぁ…!」
神の腹の中に、レオの放った熱がじんわりと広がって保守。
570名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:35:56 ID:EjyL3I0o
既に先程吐き出されたレオの白濁は大方を掻き出され、
その中に混ぜ込むようにして新たな熱が迸る。
滾る熱に内側から焼かれ、絶頂にふるえる神の意識は宙を舞った。

どれほど意識をとばしていただろう。
神は、艶やかな頭髪を撫でる手のひらに、ようやく正気を取り戻す。
「少し、無理させちまったな。すまねぇ」
「謝らないで」
しょんぼりと呟くレオに顔を向けると、彼の逞しい上腕が、彼女の頭を支えていることに気が付いた。
謝罪を口にする彼の唇に、神は人差し指をそっと押し当てる。
「私がお願いしたことですもの…ね?」
言って微笑うと、レオははにかんで笑う。そうだな、と掠れた声で囁いて。

「水浴び、するだろ?」
不意に、神の身体がふわりと浮く。レオが彼女を抱え上げたためだ。
「え、でも」
こんな夜中に浴場へ? と神は遠慮がちに尋ね保守。
571名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 22:55:15 ID:fxzfDJIq
大丈夫、とレオは安心させるように神に眼で答える。
部屋に備え付けの浴室のドアを開ける。
「何、これ?すごくステキー!」
一部屋の備え付けとは思えない程広く、豪華な浴室で、
砂漠の中の建物であるのに、なみなみと湯をたたえていた。
全てコンピュータ制御の建物のためか、いつでも使えるようになっているらしい。
「一体、誰の趣味だ…?」
二人の脳裏に、自らを赤い血の神だと名乗ったあの黒い影が浮かんだが、考えないことにした。
「気持ちいいですね…」
「ああ…」
先ほどまで、あんなに熱く肌を重ねていたのに、こうやって向かい合っていると、
お互い何だか照れくさい。それを打ち消すように、
「レオさん、お背中、お流ししますわ。」
彼の背中に眼を向けると、無数の黒い傷に気がついて保守。
572名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 12:31:45 ID:0MGV5vJ5
age
573名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:23:47 ID:em7pY0kH
「あ…」
つるりとした皮膚に走る爪痕が、全ておのが手によるものだと気付いて
神はせつなく目を眇めた。
「痛みませんか?」
「何がだ」
素知らぬ振りは彼なりの気遣いか。
「もぅ、レオさんったら」
レオの強がりがかわいくて、神は淡く微笑んだ。

「…はぁ……」
傷に障らぬよう気を付けながら、神は手ずからレオの汗を流した。
時折胎の奥から白濁が、白い太腿を伝い落ちてきたが
逆流する感覚に打ち震える貌と切ない吐息は、
背後にいたためかどうやら知られずに済んだようだ。
「今度は俺が洗ってやるよ」
背中一面を泡だらけにしたレオが、顔だけをこちらに向けて保守。
574名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:19:15 ID:GUa9UjQw
その様子がかわいらしくて、神はクスリと笑う。
「はい、うれしいです。」
レオはそうやって彼女の背中を目の当たりにすると、その細さ、白さ、そして
柔らかさを再度実感してしまう。力を入れすぎないように、加減し、泡立てる。
再び、共に湯船に入ると、お互い同じ石鹸の香りが漂って、何ともいえない
心地よさに浸ってしまう。
「ありがとな」
「レオさんこそ」
二人、そんな様子が可笑しくて、ぷっと吹き出してしまう。
神は、その長い髪を洗って、タオルでまとめあげていた。
普段はそんなに目にしない彼女のうなじと、鼻を付くシャンプーの香りに
レオは引き込まれそうになる。
彼女の透けるような白い肌は、湯に火照っていたのか、暖色の照明のためか
うっすらとピンク色に染まっているようだった。
彼は不意にその柔らかな肌に触れたくて、神を後ろから軽く抱きしめて保守。
575名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 19:32:10 ID:YLWp5pGf
「……あ」
水の浮力に助けられて、神は容易くレオの腕の中へ。
湯に濡れ、湿り気を帯びたレオの唇が白いうなじを軽くなぞる。
「さっき、気が付いたんだが」
「何でしょう?」
うなじに唇を当てたまま囁かれて、神はくすぐったさにふふ、と笑う。
「溢れてきてんだろ?」
今度はレオが笑う番だった。
左手で神の腰をしっかりと押さえ、右手を細い足の間に滑らせていく。
入浴剤かなにかだろう、とろみを帯びた湯は慌てて脚を閉ざした彼女の抵抗を裏切り
レオの指を目的の場所へ助けてしまう。
「きゃぅン」
堅いつぼみに戻った淫唇はレオの指で半ば強引にこじ開けられ、
そこからはやがて、白い液体が漂いはじめる。まるで水の中へ静かに落とされた絵の具のように。
「ほらな。……栓、してやるよ」
湯の所為だけではない、赤く染まった神の頬に後ろから口づけ、彼は神の奥へと指を忍ばせていって保守。
576名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 21:51:14 ID:MSVZ0KLJ
「や…」
差し入れられた感覚に彼女は足掻くが、それは無駄な足掻き。
彼女が脱力すると次第に、さざめいた水面が静かになる。
レオは奥へと忍ばせた指で彼女の中を掻き混ぜる。
「あ…」
明らかに入浴剤とは異なるとろみが、彼の指にまとわりつく。
「感じてンのか?」
彼女の耳許で息を吐き出すように囁きかける。
お互い疲れているはずなのに、身体は反応してしまう。
「いじ、わる…」
羞恥と快感とが入り交じり、紅潮した頬に潤んだ瞳で、半分泣き出しそうな
表情で神はレオを見つめて保守。
577名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 19:41:51 ID:tulI/kbn
今思い出したんだが、二巻の12話のシオたんが泣き叫ぶシーンって萌えますな
578名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:18:17 ID:b7HGlQTj
保守
579今までのレオ神リレーまとめ前半:2006/02/22(水) 07:33:40 ID:RvOdToWX
580今までのレオ神リレーまとめ後半:2006/02/22(水) 07:35:30 ID:RvOdToWX
581名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 13:46:29 ID:BZNRSORI
>>579-580
まとめd!
こんなに続いてたんだな・・・
582名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 21:52:07 ID:crcx937e
「おかしいですよね、こんなに疲れているのに」
湯に当てられただけではない身体の火照り。
あとからあとから止め処なく溢れてくる白濁のように、
神の中に湧き出た劣情は枯れることなく肢体を満たした。
「あんなにあなたを求めたというのに」
上の唇を通じて溢れ出した劣情は容易く伝染し、
淫れたその声に当てられて、レオは知らず目を眇める。
「まだ欲しくなって…欲張りですね、私」
ぬめる湯を掻き分けて、神の手が脚の間へと降りていく。
硬く締まったレオの指に自らの指を絡めると、彼女はゆっくりと腰を降り始めた。
「………っ」
彼の指で自慰とも取れる動きをはじめた神を、レオは保守。
583名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 00:23:00 ID:s+VIdWQX
「マツダ…?」
彼女の動きに水面が激しく騒ぐ。
「あ、ン…」
彼女の動きにあわせて、取り込まれたレオの指も蠢く。
熱く濡れた内壁は更に熱を帯びてその指を締め付けると同時に、
白濁を押し流す蜜が絡みつく。
彼の体内を支配する劣情は、燻っていた灯を煽るのに十分すぎるほどだった。
「欲張りなのはオレの方だ…。」
レオは差し入れた手とは反対の手の掌で、神の熱く火照った頬を覆うと、
彼の方へ引き寄せ、彼女の濡れた唇を奪って保守。
584名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 21:31:53 ID:5dJVCDT0
あげ
585名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 22:30:31 ID:/JY0MRwy
「ンッ、ふ……」
舌を深く絡め、指で自らを慰めるが如き神の、
やわらかな白桃の割れ目にレオの剛直がぴたりとあたる。
のぼせるほどの熱に頭をやられて、くらくらする。
それでもレオは劣情に溺れる少女を目の前にして、
熱が冷めるのを待てるほど辛抱強くない。
「……神……っ!」
秘部を嬲る手はそのままに、掘り下げられた浴槽の縁に神の手をつかせ、
盛りを迎えた犬のように背後から覆い被さった。
肉芽を嬲っていた手で秘部を押し開き、ゆっくりと剛直を差し込んでいくと、
湯と蜜と混じり合った白濁が彼女の白い太腿を伝い落ちて、ぱたぱたと何度も水面を叩く。

「あぁっ……はぁ…くゥ…………んっ」
「……見ろよ、神」
レオが指し示したのは、誰の趣味か、必要以上に大きな鏡面。
そこには背後から秘部を嬲られ、その手をいとおしそうに掴む髪の姿。
曇り一つない鏡には、彼女の、そしてレオの、情欲に濡れた顔がはっきりと映し出されている。
「やっ……レオさん、いやです…!」
「ちゃんと見てろ、マツダ」
囁きと共に耳の穴を軽くねぶられ、神は鏡に映る自分が淫らがましく背を逸らすのを見た。
「ひゃ…ぁんっ!」
「挿れるところも、イくところも、ぜんぶ見せてやるから。ちゃんと見てろ」
586名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 08:36:13 ID:Dc9QiyQa
レオは片手を神の秘部から下腹部へ動かし、彼女の腰を固定させると自らの腰を
ゆっくりと押し進めていった。
「…んっ……深…っ!」
彼の先端が身体の奥深くまで届いているのをはっきりと感じ、彼女の身体がビクンとはねる。
何度目の挿入だろうか…レオは差し入れるたびに、彼女の身体と自らが馴染んでいくような気がして、
不意に目を細める。
「…マツダ」
神が拒否の言葉を放ちながらも、目を離すことができない大きな鏡面には、
淫靡さをたたえた微笑を浮かべる見知らぬ女が映る。
(あなたは……わたし…?)
悦楽に溺れた自らへの問いかけも、更なる快楽に押し流される。
レオが動き出すと、神もその動きにあわせて淫らに腰を動かす。
その動きに水面は波立ち、神の髪をまとめ上げていたタオルが外れ、はらりと湯に沈んでいった。
熱い粘膜の擦れ合いから、2人の全身に電流のように快感が広がっていく。
「あぁ…っ……ん…っ」
同時に、彼の左手は少女の左胸を包み込むと、すっかり固くなったその頂が彼の指に触れる。
柔らかな胸をてのひらでこね回しながら、指先は頂を弄んだ。
それだけにとどまらず、彼は、彼女の白い背中にむかって、汗の滲んだうなじから舌を這わせる。
「あ…、レオ…さ…、もぉ…、ダ、メ…」
何箇所も同時に攻められ、押し寄せる感覚に襲われ、彼女の足はガタガタと震え始めて保守。
587名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 22:19:11 ID:l5m+Zjto
じゃぶじゃぶと波打つ湯の中で、海藻のように若草の髪が揺れる。
けだもののような格好で、ふたりは肉欲に溺れていった。
「あぁっ、あ、あ!」
うなじから耳の後ろへレオの舌が移動してきて、それは更に神の性感を燃え上がらせる。
今にも遠くへ飛びそうな意識をつなぎ止めながら、神は鏡越しにレオを見た。
彼は濡れて色を濃くした金色の髪を額に貼り付けて、とろけそうな瞳で組み敷いた女を見ている。
そう、彼もまた鏡越しに。
「どうだ、自分のエロ顔。たまんねぇだろ」
「や……っ、あ、ふぁぁっ…!」
ぐいと上体が持ち上げられて、浴槽の縁に膝立ちさせられる。
脚の間には繋がったままのレオの下肢があり、神は更なる淫猥な鏡像を見せつけられた。
「ほら、あんたの中に俺のが出入りしてる。見えるだろ?」
もう少しで達することが出来るというのに、レオはわざと神を焦らしているのだろうか、
神の腰を掴んでスピードをコントロールしてしまう。
ゆっくりと出し入れされるそのもどかしさに、神は限界を迎えて堪らず叫んだ。
「お願い……っ、焦らさな…ぃで…!…い、イかせて…くださ…ぁ…!!」
588名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 22:42:09 ID:Ef3t3Wrm
腰をつんと立てて、四つんばいになった神の叫びにレオは繋がったまま、
湯船から出ると、彼女の細い腰を掴んだまま、その背中に覆い被さった。
その様子はまさに獣の様相であったが、彼もまた今にも達してしまいそうになっており、
そのようなことを考える暇もなかった。
頂点に向かって、スピードを増していく動き。
結合部の擦れ合い湿った音は、泡だった音に変わっていった。
「ぁん…あ…あ…っ!」
神は片手をレオの腕にしがみつかせる。
「神…っ、イ…く…っ!!」
レオが大きく動くと、フラッシュを浴びたように二人の頭の中が真っ白になる。
「ああぁ…!」
一際高い啼き声が、湿った浴室に響き渡った。
「う…」
低い呻きと共にレオの最後の滾りが彼女の胎内に注ぎ込まれていく。
神の両腕は、支える力を失い、前のめりに崩れ落ちて保守。
589名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 19:58:20 ID:hJKq3E6H
3月32日記念age
590名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 07:14:43 ID:VvgsD7+G
冷たいタイルの上に崩れ落ちる神を、レオはとっさに抱き留める。
さすがの防人も疲労が溜まり、腕の力は緩かったが、
女一人と位置を入れ替えるくらいは造作もない。
胸板の上に彼女を載せると、下肢に絡みつく残滓が粘っこい音を響かせた。
「神」
腕の中で、神は激しく肩を上下させている。彼女もまた疲弊していた。
それでも彼女は呼びかけに答え、藍色の瞳でふんわりと微笑む。
それ以上、言葉はいらなかった。
情交の後らしい接吻を、飽きることなく繰り返す。

「ほんとうは、一度だけでもレオさんが来られればよいのですが…」
慈しみあうキスの中、神は少し恥ずかしげに呟いた。
「両親には、私から説明してきます。そうしたら、戻ってきますから」
レオは言葉を最後まで待ち、神の額に軽く口づける。
無言で続きを促され「言っていいよ」と言われているような気配に、神はうれしくなる。
「ちゃんと、待っててくださいね」
「ああ。……遅くなるようだったら、迎えに行く」
レオもまた優しく笑んで保守。
591名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 12:50:01 ID:aH7NpSKe
この板クオリティ高ぇ
592名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 00:57:12 ID:d+Tvs8ES
おでこをこつんとぶつけ、見つめ合い、微笑みあう。
優しい空気が包み込む。そんな時間がずっと続けばいいという願望にも似た思いを共有しあう。
「待っている」そう約束したものの、お互いの世界に戻れば、
二度と交わることが無いであろうことを、二人共痛いほど感じていた。
「すまねえな。疲れただろ。」
レオは神の身体を抱え上げると、ベッドに運ぶ。シーツは乱れていたが、
そのまま彼女を横たえ、風邪をひくといけないと、布団を掛けた。
「大丈夫です。…それより、もう少しそばにいてくれませんか。」
神はふわりと笑み、ねだるようにレオを見た。
彼はそれに答えるように笑むと、彼女の横に自らの身を横たえ、片腕の上腕部で彼女の
頭を支えた。反対の手を神の手と絡めて握る。
「アンタが眠るまで、此処にいるから。」
「この手を離さないで…。」
その手を彼女はぎゅっと握り返す。そうして、次第に眠りに落ちていき保守。
593名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 10:12:08 ID:GfFHqJ1s
保守神さま、いつも楽しませてもらってます。
ありがとうage
594名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 23:01:20 ID:nEsI6qjR
つづきまだ?
595名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 23:02:22 ID:pW/RxyDW
凄い長編だったし締めが欲しいな
596名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 01:14:09 ID:I6rB9fkC
この流れでは締める人にプレッシャーが
597名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:18:39 ID:1YLQ2rPv
「う、ん…」
窓から差し込む陽の光に、神は目覚めた。
ふと見上げれば、眠りにつく前のまま少年が包み込むように腕を回し、
彼女の手をぎゅっと握ったまま、眠り続けていた。
「どうしよう…」
一夜の出来事をはっきりと思い出し、自身の顔が、
ぼっと火が出るように赤く染まるのを感じていた。
確かに後悔はしていないのだけれども、どこか後ろめたいような気がして、
あんな自分を一番愛しい人に見せてしまうなんて…。
悶々とした気持ちも、彼の寝顔を見ているだけで、
どこかへ吹っ飛んでしまうような気がする。
規則正しい寝息が、聞こえてくる。
年齢よりも幼くみえるその寝顔は、彼女を責め立てた彼とは別人のよう。
枕に沈んだ逆巻く金の髪を指で梳くと、彼の瞼に口づけ保守。
598名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 21:42:19 ID:xXA6bUEA
よほど疲れたのか、それとも安心しきっているのか。
かつては砂嵐の気配だけで目覚めた獅子は、接吻された今なお、昏々と眠り続ける。
陽光にきらきらする金髪が、両親の田舎で見た、金色の稲穂を思い出させる。
その光景を、神はこれから先何度も見るだろう。
そしてその度、傍らで眠る少年を思い起こし、再来を切望するだろう。

窓枠の裂け目に芽生えた萌葱色を見て、自らの手を握りしめる手をそっと握り返す。
この地にもやがて緑が萌え、その中を彼はゆくだろう。
そしてその度、レオが自分を思い出せばいい。
脈打つレオの胸に指を押し当て、神は呟く。

「忘れないでくださいね。私は、ここにいますから」

射し込む光の強さが、別れの時を告げた。
599名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 21:16:20 ID:utb7t05t
「…ねーよ」
次の瞬間、彼女は少年の腕の中にいた。
「忘れるわけなんかねーよ!」
抱きしめる少年の腕に力がこもる。
「レオ…さん」
慈しむように見つめる深く蒼い瞳。そのまなざしに、少女はそっと瞳を閉じる。
触れるだけのやさしいキス。想いが唇から全身に伝わってくるよう。
それは、やさしくて、いとしくて、そして、どこか切なくて、胸がきゅんと痛む。
本来、出会うはずもない二人。いつか、出会ったことすら夢だったのではないかと感じる
日が来るかもしれない。ある意味、ひとときの甘美な夢だったのかもしれないが、
触れ合った肌のぬくもり、身体を灼いた熱は、お互いに刻み込まれて、
このまま、消えることはないだろう。きっと永遠に…
600名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 23:44:22 ID:8PM/TvpE
あげ
601名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 00:05:06 ID:bBALFOCe
保守神さま方、GJwww
602続編というかサイドストーリーというか保守:2006/05/24(水) 23:04:16 ID:GfrgXPnB
話は少し遡る。
元防人の少年と赤い血の神の少女が淫蕩な行為に耽っている様を、終始見つめる「目」が
存在することを、彼らは全く気づくことはなかった。
そのレンズの向こう側に映し出されたモニターを眺める機械生命体。
その瞳は表情を変えることは無い。
不意に何者かが侵入した気配に気づいた。
そこには黒い長衣を身に纏った、黒き血の麗人が佇む。
その画面を一瞥すると、薄いが形の良い唇を開いて、
「趣味の悪さはご主人様譲りか?」
長い睫毛に縁取られた漆黒の瞳に明らかな侮蔑の色を浮かべ、
刺すように見据えて保守。
603名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 06:24:30 ID:DX4WG4xM
で、この先は
キク×ヨキてんてーなのか?
ヨキてんてー×キクなのか?

ギコナビで書き込めなかったのは神のご意志か
604名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 15:19:49 ID:jv3QDT3F
保守
605名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:34:17 ID:yk6Iql2x
age
606名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 21:05:47 ID:jFi6xsvO
黒き血の賢者が瞳に湛えた侮蔑に、なんの反応も示すことなく
機械の賢者は、金色のカメラアイを再びモニターへと向ける。
「理解できないのだ」
唐突に返ってきたキクの返答に、ヨキがきょとんと目を剥いた。
機械が呟いたその意味が分からぬヨキを余所に、キクは言葉を続ける。

「彼らが行っているのは生殖行動だ。
 しかし、赤い血と黒い血の間で受精が確認されたのは、
 三千六百五十二組の被検体の内、二十四組。
 そのうち母胎と同じ生命体に育ち得たのは四組のみ、その四組も」
「わずか数年の後に死亡が確認された」
最後を続けたヨキに、キクは頷く。

「実験結果からして、彼らが子孫を残すことは不可能だ。
 では何故、彼らはこれほどに生殖活動を続ける?
 機械には理解しがたい、非合理な行動だ」
キクはあくまで機械の、感情を持たぬ眼でモニターを見続けていた。
そんな彼に、何処か哀れむような色をその双眸に浮かべ、ヨキは言う。
「根っから機械のお前にはわからないだろうねぃ」
その言葉にキクはちらりと背後の賢者を見て保守。
607名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 06:10:22 ID:9VRZcM9w
「お前は生身の人間だったな…二千年もの間、ずっと」
彼女は目を伏せて、軽く頷く。
「生殖目的とは限らない。お互いの想いを確認する者もいれば、
欲望のまま、悦楽を得るためだけに、溺れるものもいる。」
淡々としたヨキの口調、だが、キクはやはり不可解そうだ。
「悦楽?あの行為は快感を伴うものなのか?」
一瞬の間。
「…場合によっては、な。」
機械生命体の中を入力された情報が、解答を導き出すだめに駆けめぐる。
「では、ヨキ、お前も…?」
はっとしたように呟く。
「試してみるか…?」
黒き血の賢者は、その目に賢者とは程遠い妖艶な光を放って保守。
608名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 23:53:53 ID:8wjKGZlB
「試す、と?」
キクはこれ以上ない困惑の表情を人工の容に刻み、賢者を見る。
コンマ数秒の間に、彼はその身における情報処理力を駆使して
ヨキの意図するところを探り出そうと努力した。
しかし、彼の演算能力は直後にエラーを起こした。
「発言の意図が理解できない。私は機械で、機械に神や人間のような
生殖能力は備わっていない。それは、お前もよく知っているだろう?」
「神の真似事なら出来るさ」
キクの疑問をあっけなく取り払い、ヨキは胸元のリボンに指をかける。
解かれて、ふわりたなびいた薄紅のグラデーションが、鏡のような
銀色に磨かれた床に棄てられていく。
「確かに、疑似体験ならある程度まで可能だろう」
歩み寄る黒い血の賢者は、痩躯を包む衣をひとひら、
またひとひらと、自らの手で剥いでいく。
「プログラムにおいても、禁止されていない」
熱砂の世界で長き時を生き、かつては軍事利用もされていた彼女の肌は
気候風土からは想像も付かぬほど白い。
躊躇いを隠せぬ機械の賢者に。ヨキは白魚の如き手を差し伸べて囁く。
「当然だ。私たちは最初、それが目的で作られたんだからね」
囁く唇は、キクのそれに触れそうな場所で保守。
609名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 23:21:34 ID:EAEKExNg
age
610名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 00:57:14 ID:A+LzYVON
「冷たいのかと思ったが…」
機械の唇は人のそれよりも固かったが、少しぬくもりを感じた。
「私を動かす動力の一部が熱エネルギーに変換されているのだろう…」
やはり表情を変えずに答える。
「プログラムでは禁止されていないが、私では疑似体験をすることも、
お前に、そうさせることもできまい。だが、お前のそういったところもデータとして
記録しておきたい…」
「…?」
今度は黒き血の賢者が疑問を投げかける番だった。
キクが右手をかざすと、白い煙状が、かつて彼女の一部だったものを形作っていく。
「スプンタ…マンユ…?、どうして…?」
「プログラムは保存しているからな。複製は可能だ…」
更に、その姿を変えていく。
「人の一番弱い部分を見抜くのだろう?」
機械の目が妖しく光って保守。
611名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 16:26:46 ID:KiYc/GT5
保守に期待保守
612名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 22:27:32 ID:pvadbWHx
hosyu age
613名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 01:09:48 ID:WzW7elS/
いまさらながらサクラテツのSS書いてくれる神光臨きぼんぬ。
 久しぶりに読んではまってもうたわ・・・
614名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 02:17:07 ID:fL9vHE+u
今更来て保守に萌えた。
ヨキ先生エロス
615名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 20:18:02 ID:t1AniCJd
「……やめろ!」
常に気丈に振る舞い続けてきたヨキは、その時初めて狼狽える様を見せた。
歪み、彼女の想いを映し出そうと姿を変える護神像の中に、ヨキは見たのだ。
ほんの一瞬だが、彼女の最も深いところを。
それは、彼女がまだ赤い血の忠実なる人形であった頃の記憶。
神々の指が、舌が、造られた身体の奥深くを嬲り穿っていく感覚が
ヨキの肌を粟立たせる。
「皮肉なものだな。スプンタ・マンユの能力を揮ってきた私が
その能力を前にして怯えるなど」
怯えている。
そう彼女は言う。
しかしどうしてだろう、その吐息はどこか熱を帯びて切なく保守。
616名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 23:13:18 ID:+indF48G
もやもやと姿を変形させていくその中で、ヨキは彼女を当初の目的どおりに
使用していた者達の姿を見ていた。
全身の血が逆流しそうなほどの憎しみにからからと喉が渇いていく。
だが、同時に彼女の芯ともいえる場所から湧き出た感覚が吐息に熱を帯びさせていく。
その護神像は遂に、一人の男の姿を形作った。
「…アル……」
自分以外の女に子を産ませた男。自分の目の前で逝ってしまった男。
シオとの戦いの時にも同じ姿をしていたが、戦いのためだけだったのだろうか。
何となく予想をしていたためか、彼女はふと落ち着きを取り戻している自分に気づいた。
「おまえにまた、会えるとはな…」
彼の形をしたものは、口だけでほほえんだようにみせた。眼は冷たいままだ。
物言わぬそれは、彼女の思考に語りかける。
「ホシイノダロ…?」
彼女に手を伸ばして保守。
617名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 18:47:04 ID:uGTtX7Oo
hosyu
618名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 18:25:52 ID:PrcqxL6z
age
619名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:36:51 ID:RgQcGy1A
hosyu
620名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:24:11 ID:YUJpgy65
hosyu
621名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:54:10 ID:UN3xteAR
しゅ
622名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 00:24:49 ID:CveFC2Fv
(´・ω・`)
623名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 10:32:58 ID:5XkXbfrs
エロいヨキ先生待ってます
624名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:06:13 ID:WJIEiRRC
割り込みで申し訳ありませんが自家発電のレオ神を投下させてもらいます。
かなりまとまりがないですが、自己満足の産物なので、ご容赦の程。
ヨキ先生の続きも待ってます。
625レオ神1:2006/09/20(水) 00:07:01 ID:WJIEiRRC
辺りはすっかり暗くなっていた。ごうごうという風の音。
その風に煽られた雨粒が窓を叩き付ける。
「ヨキさんたちは無事に着いたのでしょうか…」
心配そうに窓の外を見つめる少女。
他の村への診察のため、数日間留守にする、と朝早くからシオを連れて出かけてしまった。
「悪天候は局地的なものだろう。それに…神の加護を受けたアイツがいるんだ。」
大丈夫、彼女の横で空を見上げていた少年は呟いた。
「そうですね…」
少し安堵したように、少女はふわりと微笑んだ。
「レオさん、お茶でもお入れしますわ」
「おう」
と、二人が足を踏み出した瞬間に闇を切り裂き轟く雷鳴。
「きゃっ!」
神は思わずレオにしがみついてしまった。
「!」
レオはとっさのことにあたふたとしながらも、空を掻く己の両腕で、
彼女の体を支えた。
「大丈夫、怖くないから…」
そう囁きかけるのがやっとだった。
626レオ神2:2006/09/20(水) 00:08:09 ID:WJIEiRRC
やだ、私ったら…そう感じながらも、羞恥を感じながらも、彼の腕の中に寄りかかっていたい、
そんな自分がいるのも確かだった。
視線をぶつけると、彼女はゆっくりと瞳を閉じた。
吸い込まれるようにお互いの唇が重なっていく。時間が止まったかのような重ねただけのキス。
その間にも、レオの彷徨う両手は、神の上着の中に入り込み、滑らかな背中を辿り、下着の金具に
達していた。
腕の中の少女の困ったような表情にハッとし、思わず後ずさる。
「す、すまねえ。オ、オレはなにを…!」
無意識に、とはいえ神に対し、とんでもないと思えることをしようとした自分を恥じ、
部屋から出て行こうとした。
そのとき、「待って下さい。」と呼び止める声。
「…私、レオさんだったら、その…構いません…。」
潤んだ瞳をそらし、頬を真っ赤にしながら、神は小さいながらも芯のしっかりした声を絞り出した。
627レオ神3:2006/09/20(水) 00:08:52 ID:WJIEiRRC
どうする、オレ! どうする、レオナルド!!
頬を紅潮させ、体は硬直しながらも、彼の頭の中では激しい自問自答が繰り返されていた。
ただ、彼もまた悲しいくらいに健康な少年で、おおいに思いを寄せる少女からの許しに値する
その言葉によって、彼の衝動を抑えきれなくなっているのも確かだった。
「神!」
その瞬間、彼女の体はふわりを浮き上がり、彼に抱きかかえられ、ベッドに運ばれていた。
どうしよう、私ったらなんてことを…そんな思いが一瞬、頭を過ぎったが、不思議と後悔は
しないだろう、と感じていた。
ふわりとシーツの海に投げ出される。と、同時に彼が組み敷き、深海の色の瞳で問いかける。
「本当に、いいんだな…?」
彼女は黙って頷くと、そっと瞳を閉じた。
再び、重なり合う唇。いつしか、それは、舌を絡ませあうほど激しいものへと変化していった。
絡み合う水音、混じり合いどちらのものかわからない唾液が彼女の口角から零れ落ちていく。
名残を惜しむかのように唇を離すと、二人の間を銀色の糸が繋ぎ、やがてぷつりと切れた。
レオは神の背に両手を回すと、その下着の金具を外した。
「今度は、外せたな…」
はにかみながら、微笑む神。今はとても艶っぽく見える。
彼女が背中を浮かせると、彼は上着と下着を抜き取ると、自分も上着を脱ぐ。
白く柔らかな双丘を角張った両手で包み込むと、固く尖った突起に触れた。
指先で弄ぶと、彼女の全身に走る衝撃。思わず出そうになった声を押し殺す。
更に、彼は片手で彼女の胸を揉みしだきながら、もう片方の胸を口にくわえ、吸い上げた。
熱く濡れた粘膜の感触に、先ほどよりももっと声が出てしまいそうになる。
必死で声を押し殺すが、荒くなっていく吐息を抑える事ができない。
628レオ神4:2006/09/20(水) 00:09:51 ID:WJIEiRRC
彼のもう一方の手は、彼女の柔らかな肌を堪能していた。
その柔らかさ、きめ細かさに目を細める。
彼女のすらりとした両足からそのスカートの中に侵入していく。
ブラとおそろいのピンクのレースのショーツは、その上から触っても分かるほど
しっとりと湿っていた。そして、その変化は彼女自身も気づいていた。
「あ…っ…や…」
彼の無骨な指が布越しに触れただけでも、更にあふれ出してくる感覚。
ついに、声を漏らすと、羞恥のあまり、顔を伏せる。
そんな彼女をカワイイと思うものの、レオはもう止まれない。
スカートを脱がすと、ショーツも片足を抜き、もう片足に引っかけたまま、
彼女の両足を広げた。
「みないで…」
あまりの恥ずかしさに神は両手で顔を覆う。
レオがとろとろと蜜があふれ出すその部分に舌を這わせると彼女の全身が
ビクンと痙攣した。戦慄くその部分からは止めどなく溢れ出ているように感じられた。
629レオ神5:2006/09/20(水) 00:10:50 ID:WJIEiRRC
ついに彼は猛った自身で彼女の割れ目をなぞった。
先ほどの舌とは異なる感覚に彼女の緊張も高まる。
……初めての時って痛いのよ…元の世界にいたころ、合宿の夜に女友達が
してくれた大人びた経験談。そのせいか恐怖心も感じてしまう。
レオの体を引き寄せると、彼の鼓動が早鐘のようにドクドクと伝わってきた。
彼も同じ?躊躇している?そうわかると、少し安堵して力が抜けるよう。
彼女は彼の瞳を覗き込み、耳許で囁いた。
「大丈夫、怖くありませんから」
ふわりと微笑む。それは、彼だけでなく自分自身にも言い聞かせた言葉だった。
レオはゆっくりと腰を進めていった。抵抗のある部分を破ったように感じた瞬間ビクンと
大きな力が漲ったようだった。これこそ、彼女の中から赤い血が流れ出ているのに他ならなかった。
それに対し、大きなそれを受け入れる神は肉が裂かれるような痛みに唇を噛みしめるしかなかった。
「いた…」
堪えようとしても、涙が滲んで、さらに溢れる。
しがみつくように彼の背中にまわした指先に力が入って爪を立てる。
引き締まった背中から黒い血が滲んでいくが、彼の中に今広がっている快感に比べると、
微々たるものでしかない。
「大丈夫か?」
彼女の苦痛を少しでも和らげようと、汗ばんだ額に落ちた若草の髪を払い、口づけを落とす。
舌を絡め合わせると、もう何も考えられない。神の全身からふっと力が抜けていく。
痛みとともに何か満たされた、何か別の感覚が感じられた。
「レオ…さ…」
「神…」
彼女の落ち着きを認識し、レオは緩やかに動き始めた。
630レオ神6:2006/09/20(水) 00:11:43 ID:WJIEiRRC
「ん…ふ…ぅ…」
がちがちに締め付けられたそこから、少しずつ抜いていく。
締め付けが強い分、粘膜どうしのすれる感覚が甘い痺れとなってお互いの全身に広がっていく。
「あ…ぁ…あん…」
抜き差しを繰り返す度に彼女の口から漏れる嬌声は高く甘く切なくなっていった。
さざ波のようによせては返す感覚に流され、彼の動きに腰を揺らしながら、その身体にしがみつく。
「神……神…!!」
彼もまた、彼女の体を揺さぶることしかできない。
「レオ…さ、…ぁ…ん…あ…ぁ…」
甘い嬌声もまた彼を狂わせる。動きは増すばかり。繋がった部分の奏でる規則正しい水音が
テンポを上げていく。まるである一点に向かうかのように。
「うぅ…」
彼の低い呻きと同時に、彼女の中の彼がビクンと跳ね、熱を注ぎ込んでいく。
汗ばんだ肌を汗の隙間もないほど、密着させ、熱を逃すまいとする本能が彼女に働きかける。
「あ…ぁ!!」
その熱に胎を灼かれ、神はその意識を手放した。
631レオ神7:2006/09/20(水) 00:12:29 ID:WJIEiRRC
「あ…レオさん?」
神がゆっくりと目を開けると、心配そうに覗き込む深く蒼い瞳と視線がぶつかった。
若草の頭を彼のたくましい腕が支え、布団を掛けてくれているのに気づいた。
このまま、心配してくれたのだろうか。
「…調子に乗ってしまって…すまなかった…。」
叱られた子供のように、しょんぼりと謝罪の言葉を口にする。
神は、腕を伸ばし、彼の逆巻く金髪に指を絡めながら、よしよしをするように
頭を撫でる。ふんわりと全てを包み込むような微笑みを浮かべて。
「神…」
もうそれ以上、言葉はいらない気がした。

(終わり)
632名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 07:25:06 ID:1KFKsi3K
GJ!!
どうする、オレ!に笑いました
633名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 01:49:34 ID:WbxH0Be1
レオ神GJ!!
このスレに久々に潤いが…

ヨキ先生も超待ってます
634名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:13:54 ID:hsLv1zfi
hosyu
635名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 01:10:33 ID:Y9uRjh51
('∀`)ほしゅ
636名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 02:44:41 ID:BPegtAr3
ちょっと質問。
去年投下されてたノール女体化の続きって上げられてる?
TS系スレにも見当たらなかったから無いのかな…
637名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 20:14:42 ID:SGnGpmhq
続きは読んでないです。おそらくね。
638名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 21:27:11 ID:0bKmMIPE
>>616の続きのつもりだが、嫌な展開…。続けるのはなかなか難しそうですね。

「欲しくなんか…やめろ……!…」
抗うものの、彼女いつものき然さはそこには無く、いつしか冷たい床の上に
組み敷かれていた。
「やめ……あふっ」
愛した男の顔をしたそれは、表情を変えることなく、
彼女の胸をはだけさせ、豊満なその部分を揉みしだく。
びりびりと全身に電流が走ったかのように痺れ、その牙を抜かれたかのように
力の抜けた彼女は遂に、最も大切な部分への侵入を許してしまった。
体温を持たないその指が彼女のそこを触れるたびに、意志とは反して
とろとろと溢れ出すのを感じて、唇を噛んだ。
「何故、このようになっているのだ?」
傍観を決め込んでいたもう一体の機械が、覗き込んで保守。
639名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 00:54:56 ID:6VbeiF2M
あげ

ついでにテツフラ希望といってみる
640名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:21:41 ID:TA6uO22L
甘ったる〜いレオ神とかまた読みたいな。
641名無しさん@ピンキー :2006/11/12(日) 14:49:17 ID:oRbtasYM
………───
642名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 11:46:47 ID:ln3NKWls
hosyu
643名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 21:58:38 ID:tn+namvT
砂漠の突風で神さまのスカートがめくれてる
御来光を拝んで鼻血出しつつそっぽ向くレオ
砂が目に入って「目が、目がぁぁぁ」と悶絶するシオ
真っ赤になって「知りません、もうっ」とふくれる神さま
なんて図を想像した。
644名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:37:03 ID:TO85to/5
人、稲杉
645名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 10:10:46 ID:9aKMFRFr
レオ神はいいな
646名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 11:08:12 ID:LFdD+gMW
シオたんの性への目覚めこそ
647名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:04:30 ID:/TAgNl1J
レオ神癒されるよレオ神
648名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 00:08:42 ID:cdpJhquw
レオ神きぼん
649名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 02:26:14 ID:mPYtlv39
age
650名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:12:59 ID:ChSNb8uW
エロナシゴメン/レオ神小ネタ1レス完結

あんなにも、帰ってきたかったこの世界。
ここが、私の生きる世界。
望んだものは全てここにある。
ただ、あなただけがいない。

街を染めるイルミネーション。
仲むつまじそうに腕を絡めあう男女を、視界の隅にもう何度も見送った。
肩に置かれた手にはっとして振り返るが、追い求める少年の面影には似ても似つかない。
「お断りしますわ」
やはり寂しそうに見えたのだろうか、と己の状態に消沈して、少女はうつむいた。
ふわり、と羽毛のようなものが視界をよぎる。
ふわり、ふわりと。
「……雪……」
手のひらで受け止めると冷たく溶けて消えていく。
ああ、あの人は、雪を知っているだろうか。
「レオさん……」
我知らず、つぶやいていた。
愛しい言霊にはっとした。

その響きさえ寂しさを募らせるから、無意識に避け続けてきたのに。
「レオさん……レオさんっ!」
数ヶ月ぶりに口にするその旋律の愛しさに、ずっと堪えてきた涙が零れ落ちる。

唐突にしゃがみこんで泣きじゃくる少女を、人々は遠巻きにして通り過ぎるばかりだ。
神と呼ばれた少女は、本当は、恋を知ったばかりの一人の少女。
恋する少年に会う術も持たない、小さい存在。

凍える肩に、雪が降り積もる。
冷たさに、震える。

その時ふと、少女はあたたかさに包まれた気がして顔をあげる。
かすかな焔の匂い。
あわてて見渡すが、どこにもそれを思わせるものはないのに。

少女は、花のほころぶような笑みを浮かべた。
「あなたなのですね……」
遠く離れても、少年は思いを届けてくれた。たしかに感じた。

「どうか、あなたもしあわせでいてください」
少女は祈った。その祈りは遠い遠い未来へ、たしかに届くものと信じて。

※  ※  ※

「……?」
鈴の転がるようなやさしい声に、名前を呼ばれた気がした。
まさか。あの少女はもうこの世界にはいないのだから。
けれど、そんなこともあるのかもしれない。
少年は、ふ、と笑うと胸に拳を当てて、空に向かって宣誓した。
「オレは、あんたの事をずっと想っている」
二度と会えなくても、想い続ける。
だから、どうかしあわせでいて欲しい。

ふいに、やわらかな花のようなかおりがしてすぐに風にさらわれていった。
レオは、また歩き始める。
思いは届いていると信じて。
651名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 01:14:53 ID:tQVhu1ax
>>650
GJ!癒されました。
652名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 10:43:45 ID:BtBQKDwi
GJ!!!!ほんのり切なくなった


ところで、封神演義のスレが次スレの時期なのですが、
過疎化が進んでいて次スレは微妙な雰囲気。
こちらの方に合流したいと思うのですがこのスレ住人的にはどうですか?

自分もそうなんだけど、結構住人被ってるかな、と思うのだけど・・・
653名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 21:03:49 ID:ChSNb8uW
過疎ってるというのは、マターリしている、という事でもあるので、合流しても
よいかと。本来、この板のルールでは重複扱いになってしまうところだしな。

無性に点呼してみたいんだが、何人いるんだろう…

1!
654名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 21:33:31 ID:uG6r4B2o
三十分もあいてるけど2!っとな
655名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 21:47:44 ID:NZZZrrpS
じゃあ俺3
656名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 22:08:44 ID:rTXfNXzP
4(レオ神有難うございました!
657名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 22:30:06 ID:HoDPF5UA
5!
658名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:05:48 ID:X6bdbymX
6ですが。結構、住人いるのですね。
合流しても良いのでは…。
659名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 01:50:12 ID:nETZ35V6
もう点呼参加しちゃった…。これだけの時間で六人いるなら、それなりにいる
かも。合流して活性化するといいね。
660名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 13:13:44 ID:pgzU/+Ef
点呼参加しそびれたorz
つかみんな意外とROMってたんだなww

じゃあ、合流の方向で。活性化して神の降臨が増えますように。
661名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 15:27:39 ID:PLpbSUau
年明けて点呼参加するのって遅い?
662名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 01:53:09 ID:/gEoErZU
未参加者が無期限で名乗りを上げるのもありかもしれない。何人いるか分かる
だけで、特にデメリットはないでしょう。
>>661さんいらっしゃ〜い!
663661:2007/01/05(金) 12:49:40 ID:UbBCDXdm
ありがとうございます。
では7で。
664名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 20:45:41 ID:6/uQphu3
age
665名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:11:15 ID:R7NJ0F8E
ひさびさに変態カーヘのSS読み返したが、腹筋が鍛えられたww
いかん!お仲間になってしまう!
666名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 20:03:55 ID:Zdg7A1p+
ここは圧縮(?)されてないようでよかった…。勘違いかもしれないが。
667レオ神:2007/01/20(土) 23:02:36 ID:l+HPgbd+
人いないっぽいので、保守ついでにレオ神投下。

+++++++

目を開けた瞬間、一面の緑が広がる。
砂漠化した世界にごく僅かにしか存在しない筈の植物が、世界を覆っているかに見えた。
これはどうしたことだろう、とレオは思案する。
自分は確か、蜘蛛の糸の一室で就寝していたはずではなかったか。
しかし草原は錯覚に過ぎず、眼をしばたたいたレオは、それがすぐ鼻先に迫る毛束だと知る。
「あら。お目覚めになられまして?」
こくんと首を傾げて微笑む神に、レオは驚いて声も出せない。
なぜならば、彼女は就寝中のレオの上に、馬乗りになって彼の顔を覗き込んでいたから。
「何、を」
心臓が跳ね上がり、口の中が乾いているのを感じながら、レオは神を問いただそうとする。が。
「何も仰らないで」
幽玄を感じさせる仕草で、神はレオの唇に指先をあてがった。
「すべて、私に任せていてください。ね?」
神の指先が離れるのと入れ替わりに、神の唇が触れた。
指先が触れていたのと、同じ場所に。

神は、その唇から紡ぐ清楚な言動とは裏腹に、実に巧みな動きでレオを翻弄した。
淫らな気配を纏い迫る彼女を押し戻そうと試みはしたが、小枝のように華奢な少女を手荒く扱うのは躊躇われて、
結局、レオは神のなすがままだ。
たおやかな指先はゆったりとレオの分厚い胸板を這い回り、耳朶や首筋を撫でては跳ねるレオを見て、
彼女は優雅に含んで笑う。
かたや、防人となったその日から頭痛に絶え間なく苛まれてきたレオには、そのような経験を積む余裕など無く。
しかしそんなことを口に出せるはずもなく、ただ本能的に、たどたどしく、神の求めに応じていった。
神の柔らかな唇に口を塞がれ、ぬるりとした舌に唇を嘗め回されて背筋が震える。
起き抜けの生理現象がにわかに欲求の強さを増し、それを神に悟られたくなくて、レオはそうっと膝を立てた。
「だめ」
レオの動きは神に読まれていたのか、彼女は寂しがる子供のような眼で、レオの膝を押さえた。
「隠しては、だめ」
668レオ神2/5:2007/01/20(土) 23:04:33 ID:l+HPgbd+
服の上から乳首を爪弾いて、レオが小さく声を上げるのを合図に、神の手がするりと膝の間に侵入する。
「もう、こんなになさってたんですね」
ブランケットや衣服越しの、遠い愛撫はそれでも甘美で、型を取るかのようにきつくしごかれた。
「……や…めろ…っ!」
口先だけの抵抗。心の何処かで、形は違えど、彼女とこうなることを望んでいたことは否めない。
「お出しになります?」
耳元で舐るように囁かれた言葉は、この上ない誘惑だった。
しかしレオの矜持は首を縦に振ることを許さず
「さっさと、退け……!」
「まあ」
神は悲しげに眉根を寄せたが、その指は相変わらずレオの中心を掴んだままだ。
ひっくり返った逸物の、裏筋を的確に爪の先で掻きながら、神は言う。
「此処を、こんなにされているのに?」
それでも上気した顔で神を睨め付けると、彼女は悩ましげに溜息を吐いて、身を翻した。

「………あ………」
本当に行ってしまうのか、と思わず手を伸ばしてしまうのは、やはりその続きを期待していたのか。
修行が足りない、と内なるレオは自信を叱咤する。
だが神は、するりとした動きでレオの予想を大きく裏切った。
彼女は、レオの足元からブランケットの中へ潜り込んできたのだ。
「…………!!」
もぞもぞと人の形に盛り上がったブランケットの、神の頭とおぼしき場所が不意に位置を低くする。
同時に襲いかかってきた感覚に、レオは思わずせり上がった声を飲み込んだ。
「や、め……神?!」
慌ててブランケットを剥ぎ取ると、既にレオの逸物を取りだし、愛撫する彼女と眼があった。
「ほら、もうおへそにぴったり張り付いてますわ」
慈愛に満ちた微笑はふんわりと柔らかく、だがそれは堪らなくなるほど淫靡でもあった。
神を止めなくてはと思う心と、快楽を共有したいと思う心が、レオに迷いを生む。
その隙をついて、神はレオの脚の間へ顔を埋めた。
669レオ神3/5:2007/01/20(土) 23:05:32 ID:l+HPgbd+
「……っ……ぁ………!」
限界近くに達していたレオの逸物を、神は易々と喉の奥までくわえ込み、ゆっくりと頭を上下させ始める。
舌がねっとりと絡みつき、硬く浮き上がった血管をねろねろと舐っていく。
「よせ……っ、きたない、だろ……」
逸物がはち切れそうで、切なく顔を歪めるレオに、神はそこから口を離し、にっこりと笑った。
「そんなことありません。だって、レオさんのですもの」
そう言って先端に丸く滲んだ液体を唇の先で吸い取って、再び唾液をまぶし始める。
もう我慢の限界に追いつめられたレオの腰は勝手に蠢いて、自分で止めることが出来ない。
女一人に弄ばれている現実に恥辱を思い知らされながら、レオはこの快楽に逆らえないでいた。

不意に、神の唇と舌がその動きを止める。
もう少しで射精できたのに、ともどかしく思って神を見ると、神は上体を起こして制服を脱いでいるところだった。
迷いのない動きで脱ぎ捨てられた制服の下から、陽に焼かれることを知らない白磁の肌が露わになる。
彼女は上半身を覆う全てとショーツだけを取り去って、レオの手を取った。
「ちっちゃくて、物足りないかもしれませんけれど……」
頬を赤らめて、神はその胸元にレオの手を導く。
日に焼けて節くれ立った指の間から、花のような紅色の乳首がつんと背伸びしている。
レオの手にすっぽりと収まってしまう乳房は柔らかで、追いつめられたレオは触っているだけで達してしまいそうだ。
「そのぶん、こちらで頑張りますから……ね?」
レオの意志などお構いなしに、神はすっと腰を浮かせ、あっという間にレオと繋がる。
「んんっ……」
「っ、あ……うわぁぁっ……!?」
生まれて初めて女と繋がったレオにとって、限界まで堪えた逸物を膣にくわえ込まれるのは衝撃と言っても良かった。
挿入した途端、堪えていたものが一気に噴出する。
「あっ……レオさん……!」
歩く馬の背のように、レオの腰が激しく上下に揺れ、その度に神の中へレオの白濁が吹き出していく。
意識が飛びそうな絶頂の快感に、神の胸から離れた片方の手が、訳も分からず何かを掴む。
それは、神の手だった。
670レオ神4/5:2007/01/20(土) 23:06:29 ID:l+HPgbd+
「大丈夫……怖くありませんから」
脳髄に突き刺さるほどの悦楽に狼狽するレオを優しく宥め、神の指がレオのそれと絡み合わされる。
レオのそれよりいくらか冷たい指先が、きゅっと彼の手のひらを握りしめてきた。
「動いても、よろしいですか……?」
尋ねる神が小首を傾げると、レオの腹の上で若草色の髪が踊る。
ようやく絶頂の余韻が引いて落ち着いたレオは、取り乱した己を羞じながらも頷いた。
「好きにしろ」
「はい」
丈の短いスカートに隠れて見えないが、繋がりあったそこが不連続に締め付けられるのを感じて、レオは神を見上げる。
膝で身体を支え、神はゆっくりと、その肢体を揺らしていく。
「んっ……あぁ…」
神の胸に添えられたままの手のひらが、彼女の手で円を描くように回される。
うっとりと目を閉じた秀麗な面は、清楚な少女のそれから、情欲に濡れた女のそれへと塗り替えられていく。

繋がった場所はにゅるにゅるとレオを包み込み、先だって自分が吐き出したものと混じり合って粘ついていた。
「あぁっ……レオさん……すごくステキ……」
一度吐き出しているというのに、レオの中心は衰えるどころか、もう発射の準備を整えている。
体の中でレオをしごき立てながら、神がのしかかってくるのが見えた。
「レオさん……」
幾ら名を呼ばれても、もうレオには彼女を呼ぶことが出来ない。
懸命に唇を噛んでいなければ、また情けなくも喘がされてしまうのが分かり切っていたからだ。
「我慢しなくて……っ、いいん、ですよ? あ、っ……ん、ふぅ……んう」
噛み締めたレオの唇に唇を寄せ、神は喘ぎ喘ぎ、レオに縋る。
とうの昔に乱れきった上着を脱がせられ、汗ばんだ肌が露わになると、神の素肌が寄せられる。
肌が直接触れることが、こんなにも心地よいものかと、レオは神の胸から手を離し、彼女を抱きしめた。
ごく間近で揺れる瞳に吸い込まれるようにして、レオは自ら神の唇を啄んだ。
671レオ神ラスト:2007/01/20(土) 23:08:25 ID:l+HPgbd+
その頃にはレオの身体も無意識に快楽を貪るべく動き出しており、神は下からの突き上げに甘く鳴いた。
「イイ、ですっ……レオさん…もっと、もっと動いて…くださいっ……!」
二人が舌を絡ませると、神の淡いふくらみがレオの胸板に押しつけられ、尖った先端が擦れ合う。
蜘蛛の糸は温度も湿度も一定に保たれているはずなのに、この部屋だけが湿って暑い気がした。
レオの逸物が膨らんで、絶頂が近いことを知らせてくる。
それを感じ取ったのか、神は繋いだ唇を解いて誘った。
「レオさん……一緒に、イきましょうね……?」
彼女に潤んだ瞳で迫られて、否と言えるはずもない。
レオは半ば意地で声を殺していたが、神の締め付けが急にきつくなったことで、それも叶わなくなる。
「ぅ、あ! あ、あぁっ、神……ぃ!」
レオの腹の上で踊る若草の髪と、その向こうでくねらされる腰。
汗ばんだ二人の肌には、神の頭髪が互いを繋ぐように張り付いている。
「レオさん、レオ、さんっ…!」
神の胎の奥で、レオは二度目の精を吐き出し、また神は子宮に流れ込む精の熱さに、レオの肩を咬んだ。

レオが目を開けると、部屋に射し込む陽は既に傾き、白い室内を赤く染めていた。
衣服に乱れはなく、どうやら酷い淫夢を見ていたらしい。
これも修行が足りないからだと、レオはかぶりを振り、その瞬間にちくりとした痛みに顔をしかめた。
上着を脱ぎ捨て、痛みの走った肩を見るべく、レオは浴室へと向かった。

++++++

以上です。
神さま攻めって書き忘れた。苦手な人いたらごめん。
ちょっとカーヘの腿に挟まれて逝ってくる。
672名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:20:55 ID:2ODkgTaQ
>>671
Gooooooooood Jooooooooob!!
このスレにもひさびさに潤いが。
攻める神さま、ステキすぎ。
翻弄されるレオ、カワユス。
673名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 01:50:29 ID:nceulvW/
ググググッジョブ!!!!!
674名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 22:57:03 ID:GbLqDH+Y
ゴッジョブ!!!!!萌えた
でも「すごくステキ」で吹いたwww
675名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 21:36:26 ID:jstOR2ch
>>671
この話を前提としたレオの仕返し編があっても良いかも。
676名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 21:46:47 ID:aiH3iVta
>>675
おおーIDが2ちゃんだ
677675:2007/01/26(金) 21:53:19 ID:jstOR2ch
本当だ!気づかなかった。こんなん初めてだ。
678名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 02:31:51 ID:dqTqx4q0
合流ってことは、こっちに封神投下しても良いのか?
679名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 06:05:49 ID:EWaEjGH3
だっきたんきぼんぬ
680名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 21:40:08 ID:E+CfA616
age
681名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 23:45:14 ID:fgORqb/p
保守代わりに>>671 の続編っぽくレオ神を書いてみました。
…勝手に書いて申し訳ないですが。
神さま誘い受けっぽくなってしまいました…。
どっかで読んだような稚拙な表現、オチも強引で、申し訳ないのですが、
折角書いたので、落として逃げます。では。

682レオ神1/4:2007/02/11(日) 23:46:43 ID:fgORqb/p
不意に襲いかかる息苦しさに、レオは眠りから覚めた。
部屋はまだ暗く、ほとんど円上の月の光も高い位置から差し込んでいる。
「まだ夜か…」ぽつり呟く。
「夜明けまで、まだ時間がありますわ。」
「!」
彼の身体に馬乗りになっているその細い影。暗がりながらも差し込む光で
その容貌が浮き上がる。
「ちょ…神…!?」
「また、来てしまいましたわ。」
神と呼ばれた少女は小首をかしげ、ふんわりと微笑む。
”また”…?
「あれは夢ではなかったのか…?」訝しがるレオ。
彼女は両手を伸ばし、少年の両方の頬を覆い
暗がりのせいかいつも以上に煌めくように見える瞳で、レオの瞳を覗き込む。
「そう、これは夢なんです。すぐに醒めてしまう、夢…」
「…そうか、夢か」
今夜の月の光のようだ、とレオは思う。
683レオ神2/4:2007/02/11(日) 23:48:22 ID:fgORqb/p
「きゃっ…?!」
その瞬間、神の身体が翻った。彼のブランケットの中に引きずり込まれ、
気が付けばベッドに沈められ、馬乗りになっていたはずの男から組み敷かれている。
深い蒼い瞳が覗き込む。
「イイ…のか?」
返事のかわりに、少女の瞳の輝きがその瞼によってゆっくりと遮られていく。
意を解したレオが、彼女の唇を己のそれと重ねていく。
「ん…」
誘うように、彼女の舌が彼の唇に割り込んでいくと、その動きにあわせて
彼の舌も絡まっていく。
ぴちゃ…くちゃ…卑猥な水音がその部屋に響く。
舌を絡ませながらも、レオの片手は、神の上着の中に侵入し、その滑らかな肌を堪能する。
「あ…」
お互いの舌が離れる。その瞬間レオは、やりすぎたかと後悔したが、
ブランケットの中で神はもぞもぞとその着衣を脱ぎ捨てる。レオへとその手を伸ばすと、
「レオさんも脱いで下さいね…?」
はにかむように微笑んだが、誘う女の顔にレオは引き込まれるしかなかった。
2人とも生まれたままの姿で、抱き合い、直接触れ合う肌の心地よさにうっとりとする。
が、不意にその間を割り込んだモノがあった。神の手だった。
「もう…こんなに、なっていますわ。」
細い指先が、硬くなったソレに触れ、なで上げる。
「うぁ…」
また喘がされそうになるのを耐えながら、彼もまた彼女のソコに手を伸ばす。
「アンタこそ、もう、こんなに…」
ぬめったソコを辿りながら、温かいその中に指を差し入れていく。
684レオ神3/4:2007/02/11(日) 23:49:52 ID:fgORqb/p
「あ……っ、あん…」
内壁を撫でるように指を蠢かせると、甘く、甲高く、彼女が声を上げる。
そうしながらも、その手はレオのソレをしごき上げている。
声を漏らさぬよう、堪えながら、向かい合った彼女の中をほぐしていく。
「レオさ…、もう……来て」
潤んだ瞳で懇願する神だったが、レオもまた限界寸前だった。
果ててしまいそうな自身を抑えながら、被さるようにゆっくりと神と繋がっていく。
「あぁ…奥まで…」
ほうっとお互い安堵に似た吐息をはく。
レオが神に口づけを落とすと、答えるように、彼の背中に細い両腕を回していく。
温かく湿った彼女の中で、快感のあまり、彼は彼女に尋ねる猶予もなく、動き出す。
彼女もまた、彼の身体にしがみつきながらも、淫らにその腰を動かしていく。
「っふ……ぁ……ぅん」
快楽に溺れるあまり、情欲に濡れる表情は互いの目には映らなかった。
絶頂が近い。それは、彼女の中で膨らんでいく彼のソレと、締め付けがきつくなっている
彼女のソコが物語っている。
「レオ…さん、一緒に…イきましょう、ね?」
ぐっと神の指先に力が入る。
そんな彼女の甘い囁きを拒めるはずも、拒むはずもなく、神の細い身体をぎゅっと抱き寄せる。
685レオ神4/4:2007/02/11(日) 23:51:13 ID:fgORqb/p
「神……、神……うわぁ…!」
彼女の中に、彼の熱が吐き出されると、その熱を耐えるかのように、彼の背中の肉に
食い込ませるよう、爪を立てる。
「神、…どうして…?」
神はこの現状とは似つかわしくない清らかな微笑みで、彼の耳もとで囁く。

ふと、レオは高い位置から差し込む太陽の光で目が覚めた。
ベッドも着衣も、乱れていない。どうやら、また、淫らな夢を見てしまったらしい。
欲求不満か…いや、修行が足りない。そう自問自答を繰り返す。
今度は背中がじんじんと痛む。その状態を確認しようと、上着を脱ぎ捨て、浴室へ向かう。

「今日は、女の子から告白する日なんです。」どこかでそんな声が聞こえたような気がした。

686名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:34:53 ID:tAkJ5oyV
おおおお久々の投下!グッジョブです!!!!!
萌えた、素直に萌えた・・・!
また書いて下さい!
687671:2007/02/12(月) 11:26:56 ID:zTVlgkco
続編ありがとうございます。大変美味しゅうございました。
夜這い神さまエロいよ
エロいよ神さま。
688名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 11:47:14 ID:S8IHDkzv
どんなにエロスでも清らかさが全く消えない神にグッジョブ!!!!!
689名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 23:10:51 ID:nvdsJ8bz
保守
690名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 16:23:47 ID:jeB3CsfY
691名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 16:48:15 ID:AR3m96YN
692名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 19:43:05 ID:4rskiKuN
693名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 14:11:04 ID:4A+5Buep
694名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:04:57 ID:CzoQ+5LX
695名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 14:38:55 ID:yzi71rdg
696名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:09:31 ID:/0Fo3R88
燃燈と竜吉の激しいのキボンヌハァハァ
697名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:46:32 ID:TBDuoMHT
あげとく
698名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 16:30:38 ID:OixfGjNy
保守んv
699名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 17:44:42 ID:vFZR4mAX
700名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 18:00:47 ID:PnK9I0mO
701名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 15:13:54 ID:zBZfcuNi
702名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 20:27:23 ID:slkcC2LT
age
703ナナ:2007/04/01(日) 15:30:58 ID:+v8hhjuG
初です。

今でもレオ神愛しすぎてやばいです(´Д`*)
同志求むー!!
704名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 22:06:05 ID:WS/O120C
死ねクズ
705名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 23:44:44 ID:FapP0YNW
>>703
ノシ 激しく同志。どなたか投下して下さい。
706名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 22:54:41 ID:QrIpq6eA
じゃあ俺はシオ神キボン



正直、カ(ry神もみてみたい
707名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 21:16:58 ID:aFLhtIL+
708名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 22:15:44 ID:8oX+aq2k
709名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:35:53 ID:8VBfFY/E
710名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:43:24 ID:F5r7iIfI
711名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 22:25:23 ID:tqB4mldK
保守
712名無しさん@ピンキー
age