今こそ封神演義で! 3

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1名無しさん@ピンキー
ここは週刊少年ジャンプに連載されていた講談社文庫・安能務氏原作を
藤崎竜氏がオリジナル色をふんだんに加えて漫画化した「封神演義」のエロパロスレです。

※sage進行で。
※容量が450KBに近付いてきたら次スレの検討を。
※801はここでは禁止、801板の方でおながいします。
※女性化・女体化はシチュエーション・スレへ。
※職人さんは投下時1レス目か名前欄などをご利用の上、カプやシチュをご明記
 下さるようおながいします。(例:太公望×妲己 陵辱系 等)
※荒らし・煽り・叩き等はスルーしましょう。レスしないのが賢明です。

過去スレ
今こそ封神演義で!2
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058888045/
今こそ 封 神 演 義 で !
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1053402676/

関連スレ
【Waqwaq】藤崎竜総合エロパロ【サイプラ】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095755114/

過去作品まとめページ 2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:04/12/21 12:52:22 ID:vaClr3KX
3名無しさん@ピンキー:04/12/21 16:03:45 ID:v1ezOB8V
4名無しさん@ピンキー:04/12/21 17:09:34 ID:wn2nKFyq
5名無しさん@ピンキー:04/12/21 20:58:58 ID:jxn3xirK
おお、よかった。ちゃんと新スレ立った! もうだめぽかと
思ったよ。

6名無しさん@ピンキー:04/12/21 22:15:16 ID:TLisPsMn
では、新スレ記念に美人三姉妹ネタでも書こうかな
7名無しさん@ピンキー:04/12/21 22:57:19 ID:cXwTLWRl
美人三姉妹に期待
8名無しさん@ピンキー:04/12/22 00:52:38 ID:WWoH5RFZ
激しく期待
9名無しさん@ピンキー:04/12/22 00:54:18 ID:3A3DjQV/
向こうで予告していた天蝉神にも期待
10名無しさん@ピンキー:04/12/22 01:25:50 ID:4VPDhowR
というか、モタモタしてると落ちるーっ! 
神よ、出でませー!
11名無しさん@ピンキー:04/12/22 01:39:15 ID:NkY6HTMB
とりあえず保守ー!

萌え雑談でもしながら待ちますか?
12名無しさん@ピンキー:04/12/22 02:29:17 ID:NkY6HTMB
もいっかい保守。

そういえば、12仙には女性いないんだね。気にもしてなかったけど。
女性仙人・道士って金ゴウの方が多いのかな。
やっぱり女の人は仙人になって子供産めなくなったりしちゃうのかな?
13名無しさん@ピンキー:04/12/22 02:34:52 ID:3A3DjQV/
>子供
一応産めるが、確率は異常に低い。
ちなみに漏れは外伝の望ちゃんはあるSS読んでから太公望と竜吉との間に生まれた子供だと信じて止まない。

十ニ仙の選抜は一応金ゴウとの戦いも視野に入れていたから女性仙人を入れる訳にはいかなかったのだろう。
ちなみに原作では金ゴウには女性仙人、道士は多い。
14名無しさん@ピンキー:04/12/22 02:54:12 ID:dQpvBKUh
普賢女だと思ったのに男ですた…
15名無しさん@ピンキー:04/12/22 08:29:35 ID:1w0DgJjS
>>14
そんなだからホモネタが蔓延するんだよな
16名無しさん@ピンキー:04/12/22 13:51:54 ID:08mC1DBf
>>1
新たな神が降臨してくれることを祈って
17名無しさん@ピンキー:04/12/23 00:26:39 ID:bVaGk8ro
とりあえず今日の保守。

連載中、玉鼎と竜吉が付き合ってて、楊ゼンは玉鼎の妹(仙女)と人間の間
に生まれた子供で、玉鼎の妹が死んでしまったので、二人が養子としてひき
とって育てている……などと考えては萌えていた。
まあ、途中で楊ゼンの出生は明かされてしまったわけだが。

妄想の出典は神話や西遊記系の資料にある次郎神の出生より。「玉帝」の甥
ってトコ。
18名無しさん@ピンキー:04/12/23 09:51:42 ID:CUzayEv5
打神鞭でSMでもするの
19名無しさん@ピンキー:04/12/23 13:11:46 ID:/J8kW/fs
今、考えてはいるのですが……

文才無さ過ぎでつ。
とても他人様にはお披露目できない……
20名無しさん@ピンキー:04/12/23 23:12:06 ID:qNUpgZTy
打神鞭って凄い使えるなw
太極図が付いてると更にry
21名無しさん@ピンキー:04/12/24 00:16:38 ID:eGDWvpQg
>20
自分は雷公鞭が……あのひらひらでくすぐったりだな
高友乾の水を操るってのも使える。シャワープry

>>19
そう思ってるのって案外自分だけだぞ。おいでませ。
待ってるぞ!
2219:04/12/24 01:03:01 ID:QYXMVyTN
では、皆さんお待ちかね、金光聖母投下をやってみようと思います。
まだ完成してないけど・・・

みんな!カリ首洗って待っていろ!
23名無しさん@ピンキー:04/12/24 01:38:42 ID:eGDWvpQg
お、来たね!金光聖母イイヨイイヨー
待ってますとも!
24名無しさん@ピンキー:04/12/24 06:05:19 ID:46uqjJvV
>>1さんスレ立てお疲れでっす。

昔やたらとナタク×竜吉萌えたんだけどこんなの私くらいしかしらんorz
25名無しさん@ピンキー:04/12/24 19:46:12 ID:pYDm742k
金光成母もナタクも萌え萌え故に頑張っていただきたい!
26:04/12/24 22:58:11 ID:QYXMVyTN
よう、おまいら!今夜はクリスマスイヴだぜ!
おいおい、それなのになんだよ。恋人たちが愛をはぐくむ熱い夜だってのに、
おまいらは独り寂しく2chの封神演義のエロパロスレなんか見てんのか?(テメエはどうなんだとかは言うな)
OK、わかった、心配するな。
性夜のスケジュール真っ白なもまえも、一人遊びに耽るもまえも、喜びな!グッドニュースだ!
無駄に性欲持て余してるもまえらに、沼からサンタがプレゼントを引っさげてやってきたZe!
聞いて驚け!内容は、史上初☆金光聖母の蟲姦だ!こいつはちょっと他では拝めないぜ!
さあ、もまえら!Xマス特番なんて見てる場合じゃないぜ!
パソコンの画面にかじりついて、しっぽり決め込んでくんな!
それじゃあ、投下開始だ!
ケツの穴かっぽじって、よ〜く拝みなYO!







と、いうわけで、金光聖母のお話です。
27聖母×王天1:04/12/24 23:00:58 ID:QYXMVyTN
金光聖母には気に喰わなかった。人間の道士が十天君に名を連ねることが。
いくら教主の決定とはいえ、基本的に人間を受け入れない金鰲島で、人間を幹部にすることは許せない。しかも、その人間が十天君の筆頭になるのだ。人間に指図されるなど、彼女のプライドが許さなかった。
「で、それで俺を呼び出したってわけか?」
金光陣の中で、瓦礫に腰掛けた王天君は余裕の笑みを浮かべて言った。
「そうだ、王亦。悪いが、貴様には王天君の名を辞退してもらう。どこの馬の骨とも知れん奴を、十天君に据えるわけにはいかない」
「ハ、うぜぇこと言ってんじゃねえよ。こいつは通天パパが決めたことだぜ。てめぇにとやかく言われる筋合いはねえ」
「通天教主様は間違っておられる。人間ごときに……まあよい。ともかく貴様に王天君を名乗らせるわけにはいかない」
「断る、と言ったら?」
「……殺すまでだ」
金光聖母の背後で、光が輝く。生まれた王天君の影が形を帯び、空間に浮かび上がる。
十天君で一、二を争う強力な陣。それを前にして、王天君は爪を噛んだまま笑みを浮かべていた。彼は、自らの親指に歯を立てる。鋭い歯が肉を裂き、傷口から紅い霧が噴出した。
「くくく……宝貝・紅水陣」
噴出した霧は、見る間に辺りへ広がっていった。
――紅水『陣』だと!?馬鹿な、奴に十絶陣が使えるはずがない。現に八卦図で空間を開いていないではないか。
「ふん、どんな宝貝か知らぬが、そんな霧で金光が遮断できると思うたか?」
広がった霧は陣の大部分を覆ったが、光を遮りきることはできなかった。蠢く影が王天君の背後で起き上がり、細い首に手をかける。が、彼は逃げようともしなかった。
――ふん、諦めたか。
見下したように目を細める。だが、次の瞬間目を見開いた。
首に手をかけた影は、灰が崩れるかのように消え去ってしまった。
「ば、馬鹿な!?」
「くくく、どうした、聖母(プリンセス)?殺すんじゃなかったのか?」
「そんな、なぜ……」
「ゴミみてぇ。てめぇら妖怪と人間様じゃぁ、出来が違うんだよ」
指の傷を舐めながら、王天君が言う。
28聖母×王天2:04/12/24 23:02:55 ID:QYXMVyTN
「てめぇらと違って、俺はどこにでも自分の場所を作れるのさ。もうここはてめぇの陣じゃなく、俺のもんだぜ」
「くぅっ……」
予想もしなかった事態に、金光聖母は気が動転していた。今まで、一度たりとて破られなかった陣があっさりと破られ、しかも、王天君の言葉を信じれば、既に相手の空間に引き込まれているらしい。
にわかには信じがたかった。実際、自分の空間が存在しているという感触が確かにあるのだ。
「さぁて、聞き分けのない聖母にはお仕置きが必要だな」
「く、まだだ!」
背後から照らす金光が輝きを増す。だが、事態は何も変わらなかった。
「ったく、頭ワリィな、妖怪ってのはよ」
突如、金光聖母の足元で影が膨らむ。
――ッ!?
声をあげる間も無く、影の手が彼女の首を掴んだ。普段の彼女なら簡単に逃れることができただろう。だが、そうはいかなかった。もし、彼女の考えが正しければ――
「くく、ご名答。そいつはてめぇの影だよ。金光で作られたな」
「馬鹿な!なぜ貴様が影を操れる!?」
「バカはてめぇだよ、聖母。言ったはずだぜ、ここは俺の場所だってよ」
影は力を増し、彼女の身体を締め上げる。
「さあ、お仕置きの時間だ」

29聖母×王天3:04/12/24 23:05:22 ID:QYXMVyTN
「さぁて、痛い目にあいたくなきゃぁ、誓ってもらおうか。二度と王天君様には逆らいません、王天君様の言うことは何でも従います、私は王天君様の奴隷です、ってな」
「ふざけるな!誰が貴様の言いなりに……」
「てめぇの立場ってモン、わかってねぇみてぇだな」
王天君は、金光聖母の腹を蹴り上げた。だが、何の手ごたえもなく足は空振りする。彼女の外套の中は虚空である。実体を消している限り、王天君は彼女の体に触れることはできない。
金光聖母の顔に嘲りの笑みが浮かぶ。だが、王天君の反応は冷静だった。
「そういえば、実体を隠したままだったな。だったら、その実体ってやつを現してもらうか」
首元に、王天君の腕が伸びる。反射的に払い除けようとするのを、影に取り押さえられる。
「ひっ!」
金光聖母は悲鳴を上げた。王天君の袖口から、無数の奇妙なものが這い出してきたのだ。蟲である。無数の蟲が彼の手を伝い、彼女の首を這い回った。嫌悪感を伴うむず痒さに、眉間にしわを寄せる。
「可愛い声出すじゃねぇか、聖母」
「だ、黙れ!」
「くく、さぁて、見せてもらうぜ、あんたの体」
30聖母×王天4:04/12/24 23:06:38 ID:QYXMVyTN
不意に、首を這い回る感触が消えた。代わって、今までありえなかった感触が呼び起こされる。顔と手にしか存在しなかった触覚が、新たに生まれたのだ。
下に目を向け、その理由がわかった。虚空だったはずのそこに、彼女の本来の滑らかな肢体が露わになっていた。
羞恥で顔が真っ赤に染まる。外套以外何も身につけぬ体。形の整った乳房に、穢れを知らぬかのような秘所、雪のように白い肌。
とっさに隠そうとしたが、影がその動きを封じ、腕を持ち上げる。千年の間人目に晒される事のなかった彼女の体は、いま王天君の前に晒された。
「なかなかいい体してるみたいだな、聖母。だが、胸は小せぇし、あそこの方もまるっきり使われてねぇんじゃねぇか?」
身体を見られていることを意識させるような王天君の言葉に、耳の先まで赤く染まる。火を噴きそうなほど熱くなり、瞳を滲ませて俯いた。
「おいおい、さっきまでの威勢はどうしたよ?下僕になる気になったか?」
「だ、誰が…」
必死に虚勢を張るが、まともに目を合わせることさえできない。
こんな仕打ち、プライドの高い彼女には耐えられなかった。仮にも金鰲十天君の一人である。それが一人の人間のガキに言いように弄ばれるなどあっていいはずがない。必死にもがき、戒めを逃れようとする。
突然、影が押さえていた手を離した。地面に転がった金光聖母は、これ幸いとばかりに逃げ出す。が――
走り出そうとした彼女の足には、力が入らなかった。足だけではなく、全身に。奇妙なだるさに身体が思うように動かない。
そのとき初めて、腕に何かの印が浮かんでいるのに気づく。
「言い忘れたけどよぉ、さっきのダニ、あれは宝貝だぜ。寄生された者の力を吸い取る。まあ、やりすぎて原型に戻られると困るから、控え目にしといてやったがな」
ゆっくりとした足取りで、彼女に歩み寄る王天君。必死に這いずり逃げようとしたが、蹴りつけられて仰向けに転がる。
金光聖母は唇を噛み締めた。これから、責め苦を受けることになる。だが、それに耐え切る自信はあった。千年の修行にくらべれば、人間の小僧に与えられる苦痛などたかが知れている。
「さぁて、最後に聞いといてやる。言うことを聞くつもりはあるか?」
「ふん、貴様の言いなりになるくらいなら、死んだ方がマシだ」
「くく、その威勢、どこまで続くかな」
31聖母×王天5:04/12/24 23:07:53 ID:QYXMVyTN
血色の悪い手が彼女の体に向かって伸びる。彼女は奥歯を噛み締めて、きつく目を閉じた。
どんな責め苦にも耐えてみせる。私は十天君がひとり、金光聖母。たとえ手足が切り落とされようと、人間風情には屈せぬ。
だが、与えられた感触は予想だにしないものだった。
「ひぁっ!?」
驚きに、小さく悲鳴が漏れる。目を開くと、苦痛をもたらすはずの彼の手は、下腹部の茂みへと伸びていた。
「な……なにを!?」
「痛めつけるのは簡単だがよぉ、それより、こっちの方がおもしれぇだろ?さぁて、聞き分けのねぇ雌犬に、躾をしてやんねぇとな」
彼が目で合図すると、脇に控えていた影が金光聖母に覆いかぶさる。影の手がゆっくりと彼女の肩をなぞり、胸のふくらみに触れた。くすぐったさに、かすかに身体が震える。影は、ゆっくりと乳房を揉みしだき始めた。
彼女は、ここで初めて王天君の意図を理解した。彼は苦痛ではなく、快楽で屈服させようとしている。
ゆっくりと、丁寧な指の動きに、ほのかに色づく突起が固くなり始めていた。
「く、やめろ!……ひっ」
影の指が、胸の突起をつまみ上げる。喉の奥から、引きつったような悲鳴が漏れる。それを聞いた王天君が「くく」と笑い、金光聖母は屈辱を感じながらきつく唇を結んだ。だが、影は手を緩めず、乳首を擦り、強く捻る。
「くひぃっ!」
押しつぶすような強い刺激に、溜まらず声が漏れる。影は乳房に口付け、ゆっくりと先端に向け下を這わせた。舌先で乳首を転がし、吸い上げる。
「こ、こんなことで……私が屈服すると――んぐぅ!?」
吠える金光聖母の口を、影の唇が塞いだ。唾液を流し込み、舌を差し入れてくる。抵抗しようとしたが、寄生宝貝に侵されているせいか、思うように身体を動かせなかった。黒い舌が口の中を蹂躙する。歯茎を舐めあげ、触手のように舌を絡ませてくる。
自らに犯される不思議な感覚。金光聖母は、脳の奥が痺れるのを感じた。
「ぅ、ぷはぅ……」
惜しむように、影が舌を引き抜く。糸を引く唾液をぺろりと舐め、金光聖母の口の周りを濡らす露を舐め取った。
32聖母×王天6:04/12/24 23:09:16 ID:QYXMVyTN
さらに、舌先は首筋に伸び、ゆっくりと肌を舐めながら舌へと下がっていく。乳房の隆起を辿り、臍の窪みを唾液で濡らしながら、股間の茂みへとたどり着く。
「やめろ、そ、そこは、っふ!?」
膣口を触れられただけで、ぞくりとしたものが全身を這い上がった。舌はそのまま陰核に伸び、包皮の上からゆっくりと愛撫する。さすがは勝手知ったる自身の影。その舌使いは巧みだった。
「ひっ、くぅ……」
声を出すまいと、必死に耐える。見ていた王天君が、嘲るように語りかけてくる。
「どうした聖母?感じちまってんのか?」
「だ、誰が感じて――ひぅんっ!?」
言葉半ばで、高く啼いた。影が、陰核の包皮を剥き歯を立てたのだ。鋭い感覚が全身を駆け巡る。膣内がじゅんと湿り気を帯び、肉芽が充血してぷっくりと膨らんだ。
――馬鹿な、そんなはずはない。感じているはずがない。敏感な部分を責められて、痛みを感じているだけだ。この感覚が快感のはずがない。断じて。
懸命に言い聞かせるが、そんな彼女の考えをよそに、影の舌はさらに奥へと分け入ってくる。襞をなぞり、ぴちゃぴちゃと音を立て、膣口の奥へともぐりこむように舌を伸ばす。そのたびに甘い感覚が下腹部を熱くし、ぐずぐずと疼いた。
「気分はどうだ?声出してよがっちまってもいいんだぜ」
「ふ…ざけるな!感じてなど…いるものか!この程度で、私を思い通りにできると思うな!」
「くくく、強がるねぇ。だが、体のほうは正直みたいだぜ。濡れてきてんじゃねえのか?」
彼の言うとおり、金光聖母の体は影の愛撫に反応し、濡れ始めていた。だが、それは快感からではない、と自身に言い聞かせる。これは、ただの生理反応。弄られれば、愛液が分泌される、それだけのこと。
きつく憎しみのこもった視線で王天君をにらみつける。彼は笑みを浮かべたまま、視線を秘所へと移した。
「千年振りの濡れ事だ。久しぶりすぎて、感じ方忘れてんだろ。ま、影も大変だよな。千年分のマンカス溜まったクソ汚ねぇマンコを舐めさせられてんだからな」
「……!」
羞恥で、彼女の顔が朱に染まる。強い視線も、王天君から逸らしてしまう。
自分の大切な部分が汚いと言われて、それを頭の中で否定しながらも、確認するだけの勇気はなかった。確かに千年にもおよび体を虚空に消してきた。手入れをする機会もなかったのだ。
33聖母×王天7:04/12/24 23:11:51 ID:QYXMVyTN
不意に、秘所を這い回る舌の感触が離れた。代わって、何かが膣の中に進入してくる。
指であった。王天君の指が、彼女の仲に押し入ってきている。
「くぁ、い、痛っ!や、やめっ!」
「へぇぇ、さすがに処女じゃねぇってか。だが、千年使ってねぇと、きつきつだな」
奥まで押し込んだ指を、第一関節まで引き抜く。長い爪が膣壁を引っ掻き、鋭い痛みが走るが、それと同時に、快感が生まれた。
「はぁっ、く、くぁっ……」
王天君は、ゆっくりと指を動かし続けた。きつい膣を押し広げ、膣壁をこすられるたび、否定していたはずの快感が体を駆ける。
――おかしい、なぜ、こんなことで感じる?苦痛にしか過ぎないはずだ。だが、なぜ私の体は……まさか!?
「王亦、貴様、っぁ、私の体に、くはっ、ぁ、何かしたな!?」
「さぁて、何のことかな?」
敏感になっている体は、何かされているとしか思えない。空間を満たす霧が神経に作用しているのか、それとも寄生した生物宝貝が原因か。
「まあ、てめぇが淫乱だってこった。見てみろよ、こんなに濡れてんぜ」
引き抜かれた指が目の前にかざされる。金光に照らされた指は、ねっとりと光っていた。
顔を背ける金光聖母に、王天君は指を押しつける。愛液まみれの指を口に押し込み、さんざんに蹂躙した。
「くむぅ、こんな…ことをして、ただで済むと、くひぃ!」
王天君に代わり、おろそかになった秘所の愛撫を影が開始した。再び舌を使い、肉芽を転がしながら、指も押し込んでくる。
「ひぁ、ぁ、ひぅ、や…やめ、ひぅん!」
先ほどまでとは一転、激しい愛撫に身をよじった。快感がわきあがり、理性が蕩けていく。
じゅるじゅると音を立て、愛液が吸われる。体を仰け反らせながらも、影の頭を押さえつけて必死に耐える。
34聖母×王天8:04/12/24 23:12:55 ID:QYXMVyTN
ここで屈服するわけにはいかなかった。懸命に理性と威厳を保とうとする。
「ふぁ、ぁぁ、ぁ、くぅんっ!」
だが、徐々に快感が膨らみ、体が震える。快楽に流されそうになるのを必死に堪えるが、絶頂への階段を確実に駆け上っていた。
――あぁ、だめだ!このままでは…このままでは、イク!イッてしまう!
「く、くぅぅ、ぁ、ぁぁぁあ……あ?」
絶頂を迎える直前、影の指と舌の動きが止まった。
極限まで高められた彼女の感覚が、徐々に落ち着いていく。
――助かった。あのままでは、耐えられずにイッてしまうところだった。
下腹部に残るわだかまりを感じながら、震える呼吸を整える。
が、落ち着いたと思った瞬間、再び影の愛撫が始まる。二本の指が襞を擦りあげ、膣壁をえぐる。激しく蠢く指に絶頂へと押し上げられるが、昇り詰める寸前、やはりぱたりと愛撫が止む。そして、不快感を残しながら、落ち着けばまた同じ責めが始まり――
「き、様…くぁっ、まさか、ふぅっ」
「くくく、その通りだぜ。そう簡単にはイかせてやんねぇ。どうしてもイきてぇんなら、大人しく俺に従ってもらうぜ」
「誰が、かは、貴様の、ぅんっ、く、言いなりに!」
「ふぅん……ま、別にいいけどよ。どぉせすぐに耐えらんなくなって、イかせてくださいって泣き喚くことになるだろうからな」
「くぅぅっ、だ、誰が、ひぁんっ!」
強がる金光聖母に、影の容赦ない愛撫は続くのだった。
35聖母×王天9:04/12/24 23:14:29 ID:QYXMVyTN
どれほどの時間がたっただろうか。
何度も寸止めを食らい、金光聖母の意識は朦朧としていた。
「どうよ、聖母?そろそろぶち込んで欲しいんじゃねぇのか?」
よだれと涙でぐちょぐちょの彼女に、王天君は言う。
「はぁ、はぁ……くぅぅ」
息も絶え絶えの彼女に、王天君は笑みを向ける。その目からは、意志の光が消えかかっていた。
「欲しいんだろ?さっさと誓っちまえよ。二度と王天君様には逆らいません、何でも言うことを聞きますって」
「…………」
「さぁ、言っちまいな」
「……断る」
彼女の理性は、崩れきってはいなかった。永きに渡る修行で身につけた精神力と、十天君としてのプライドが、屈することを許さなかった。
「フン、強情な奴だ」
王天君は立ち上がり、彼女の体を蹴り転がした。同時に、影も体から離れる。
「まあいいさ。それならてめぇの汚ねぇケツの穴に、望みのものをぶち込んでやんよ。よがり狂って、理性も何もかもぶっ飛んじまえば、少しは素直になんだろ」
そう言う王天君の言葉に、彼女の中で期待が膨らんだ。頑なな姿勢をとってはいても、やはり体は求めていた。何度もイかされそうになりながら、一度もイけなかった不快感、わだかまりが彼女の中に積もっていた。
王天君は自らの衣を脱ぎ捨て、肉棒を彼女の秘所に沈める――はずだった。
だが、彼女の期待通りにはならなかった。
36聖母×王天10:04/12/24 23:16:30 ID:QYXMVyTN
歩み寄る王天君は、彼女に向かって手を突き出す。袖口から、ひとつの黒い影がぼとりと落ちた。それは彼の足元でみるみるうちに大きく膨らみ、巨大なダニへと化した。
「な……!?ま、まさか!?」
金光聖母の顔から血の気が失せる。必死に保ってきた威厳も、恐怖によってあっさりと崩れ去る。
「くく、そのまさかだ。俺が直接相手するとでも思ったか?冗談、俺は下品な妖怪風情に欲情するほど、腐ってねぇんだよ。さあ、イっちまいな。ダニに犯されてな」
巨大なダニが、のっそりと彼女に近づく。嫌悪感に、体中の鳥肌が立つ。
「い…いや!やめて!許してっ!なんでも、何でも聞く!お前を十天君として認める!お前の言うことには何でも従う!だから、だから!そいつに犯られるのだけは許して!」
這いずるように逃げる金光聖母。だが、何度も寸止めされた上に、寄生宝貝に力を吸われて、不様に転がるのがやっとだった。
「そう言うなよ、聖母。たっぷり楽しめ」
這い回る彼女の背後から、ダニが覆いかぶさる。体中の力を振り絞って、必死に手足をばたつかせる。だが、力の差は歴然だった。あっさりと手足を押さえ込まれ、身動きが取れなくなる。
「いやぁぁっ!やめてぇっ!許してっ!こんな、こんなのいやぁぁっ!」
泣きじゃくり、必死に声をあげる彼女に、十天君としての威厳は微塵もなかった。
覆いかぶさるダニの腹から、禍々しい杭が伸びる。固い殻に覆われた、それはまるで、節くれ立った牙のようだった。収まるべき秘所を探して、彼女の尻をなぞった。いっそう強く抵抗する金光聖母。だが、押さえ込む足は微動だにしない。
やがて、探し当てたのか、ダニはゆっくりと杭を沈め始めた。
37聖母×王天11:04/12/24 23:17:37 ID:QYXMVyTN
「いやぁぁ……ぁ?ぁあ、そこは!そこはちがうっ!」
ダニが男根(?)を沈めようとしている場所は、菊門だった。喚く彼女の声も、ダニには届かない。固い先端が沈み込み、ミチミチと音を立てながら深く埋まっていく。
「いあ、っが、あぁぁ、ぐが、ぁぁあああ!」
鉄のように固い男根が直腸の壁を引き裂き、血が滴り落ちる。あまりの激痛にまともに声が出せず、舌を突き出し痙攣させる金光聖母。
「ひははは、ケツの穴にぶち込むとは言ったが、マジで挿れちまうとはな!」
王天君の笑い声をよそに、血が潤滑剤になったか、ダニは前後に腰を動かし始める。
「ひぎぃっ、ぐぅっ、ぎぁっ!」
よだれを垂れ流し、溢れる涙が池を作る。男根と菊門の間から、ぴちゃぴちゃと血が滴る。
「その辺にしとけ。壊れちまったらつまんねぇしな」
王天君が言うと、ダニは固い杭を引き抜いた。ずたずたに引き裂かれた菊門から、ごぽりと血が流れる。
呼吸もままならず、とめどなく涙とよだれを垂れ流しながら、震え続けていた。
やがてダニは、がちがちと歯を震わせる彼女の秘所に血でぬめる男根をあてがう。
「さぁて、お待ちかねのもんが来たぜ。ゆっくり楽しみな」
ダニが腰を沈める。血で滑る上に、存分に溢れていた愛液のおかげで、挿入はスムーズだった。
だが、そのサイズはあまりに大きく、しかも固い殻に覆われたもの。激しい痛みが彼女を襲った。
「ふぐぅっ、かはっ、はぁっ」
膣が押し広げられ、襞がめくれ上がる。爪のように尖る男根が、膣壁をえぐる。しかし、鉄杭に蹂躙されるような感触の中に、甘美なものが混じり始めていた。
38聖母×王天12:04/12/24 23:19:08 ID:QYXMVyTN
「はふ、くぁ、ぁ、ふぅぐ、ぁあっ!」
さんざんにじらされてきた彼女の体は、おぞましい苦痛にさえ快楽を感じていた。蟲に犯されながら、激しい痛みさえ、快感へと変わっていく。
「ハハハ、おいおい、マジか?ダニに犯されて感じてんのかよ。てめぇ、どんだけ変態なんだ?」
屈辱的な王天君の言葉も、彼女の耳には入らない。
――あぁ、気持ち…いい!ダニに犯されて、私……!
「ひぅっ、くぅん、はぁぁ――んむぅ!?」
喘ぐ彼女の口を、影が塞ぐ。唇を重ね、舌を差し入れながら胸を揉みしだいた。
激しい快感に膣がしぼまり、禍々しい杭をいっそうくわえ込む。
――いい、気持ちいい!
自ら舌を突き出し、影と舌を絡める。相手の唾液を求め、むしゃぶるようにすすった。
身を起こし、激しくダニに突き上げられる。
「んむぅぅ、んぅ、ぷはっ、ぁぁあ、いいぃひ、ひもちいぃっ!」
一気に絶頂への階段を駆け上っていく。
――あぁ、イク!ダニに犯されて、私、イってしまう!
体を戦慄かせ、待ち焦がれた絶頂に涙とよだれを撒き散らす。快楽を求め、自ら腰を振っていた。
「ぁ、ぁ、い、イくぅ!ダニに犯されて、イク!いく、いく、い、ぃぃぃひくぅぅっ!」
体をがくがく痙攣させて、快楽の果てへと昇り詰めた。視界が真っ暗になり、その中で幾つもの光が弾ける。
同時に、ダニも動きを止める。
男根に暖かい流れを感じ、そして、彼女の中で弾けた。
「ひぁっ!?ぁ、ぁ、ぁぁぁあああっ!」
子宮の中に噴出した精液は、受け止めきれず、結合部分からごぽりと溢れ出す。
いまだ残る快楽の余韻に身を震わせながら、唾液と涙と愛液と精液の入り混じる海へ崩れ落ちた。
39聖母×王天13:04/12/24 23:20:19 ID:QYXMVyTN
息も絶え絶えの彼女に、王天君が歩み寄る。
「よぉ、楽しめたみてぇだな、聖母」
嗤いながら、髪を掴み無理やり引き起こす。
「ダニに中出しされてイっちまうなんざ、普通はできねぇぜ。十天君のひとりともなれば、性癖も一味違うみてぇだな」
その言葉に、快楽に火照る体と心が急速に冷え込んでいった。全身から血の気が失せていく。
取り返しのつかないことをしてしまった。あんな下賎なモノに犯され、自ら腰を振っていた。
「ぁ、そ、そんな…い、いや、わ、わたし……」
自らの行為のおぞましさに、恐怖が湧き起こる。唇を震わせ、涙を溢れさせていた。
「くく、ザマぁねぇな。だが、こんなもんで終わりだと思ったら、オオマチガイだぜ」
顔を上げる金光聖母の目の前で、王天君の袖口から無数のダニが這い出した。
「一匹だけじゃ不公平だもんなぁ。ダニはいっぱいいるんだ。ま、相手してやってくれや」
大小無数のダニが、彼女の元へと這い進んでいく。
「いや…やめて、来ないで……いやいやいやいやぁぁぁぁっ!!」

40以上、聖母×王天でした☆:04/12/24 23:21:12 ID:QYXMVyTN
おわりです。
41名無しさん@ピンキー:04/12/24 23:27:22 ID:/rKr9fsu
GJ!
42:04/12/24 23:30:18 ID:QYXMVyTN
いかがでしょうか?
>>26で威勢のいいこと言っておきながらこれかよ!」と思った方、ごみんなさい。
乱文雑文、申し訳ないっす。あまりに稚拙な文章で、不快にさせちゃったらホントごめんくさい。

自分で読んでみても、なんだかなぁ。
前半はテンポ悪いし、後半は投げやりだし、描写はいい加減で中途半端だし……

こんなの認めん!という方。
ごめんなさい。許してください。怒らないでください。叩かないでください。アンデスの呪いとかかけないでください。。
43名無しさん@ピンキー:04/12/24 23:36:23 ID:eGDWvpQg
リアルタイム来たよー!つーか、アンタ神!まじ神だ!
設定も着眼点もおもしろいし何より、エロい!
金光聖母って美人だけど体ないもんなー、どうするんだろ?
とか思ってたけど納得したよ。すげーなー。

落ちの強烈な引き方も、いい効果出して終わったと思う。
なんつーサディスティックな話だ。
文章もなかなかよみやすいと思った。うまいよー。


ただ…金光聖母ちょっとかわいそうだね。それがいいんだけど。
44名無しさん@ピンキー:04/12/24 23:38:42 ID:eGDWvpQg
>>42
アンデスの呪いワロタ
45名無しさん@ピンキー:04/12/25 14:51:27 ID:4m/ID2yF
神 GJ!
うまい! あんた最高!
文章も稚拙じゃないよ。サクサク読めるし、めちゃくちゃエロい。

一つだけ言わせてもらうなら、>43も言ってるようにサディスティックなので
苦手な人もいるから、注意書きが必要かな、ってくらい。
46名無しさん@ピンキー:04/12/25 18:02:26 ID:2hU6ptlc
萌えた GJ!
47名無しさん@ピンキー:04/12/26 11:42:25 ID:5/0TmMIj
新鮮でしたよ。GJ!
王天君強え&カコイイ。
48名無しさん@ピンキー:04/12/26 18:17:29 ID:dgKvyiBm
皆さん、こんな駄文読んでくださって、至上のしあわせ〜。。

で、また何か書こうかな、と。
明日バイトが入らなければ暇だし。
49名無しさん@ピンキー:04/12/26 21:57:10 ID:yv/fqCO5
うをををを!!!
また降臨してくれるとは・・・・・バイトよ入るな!!w
とにかく楽しみにしてます。無理せずゆっくり書いて下さいな。
50名無しさん@ピンキー:04/12/26 22:21:21 ID:fk3kgSSv
今度はなんの話だろう。どきどきしながら待ってるよ!
51名無しさん@ピンキー:04/12/26 23:35:48 ID:dgKvyiBm
待ってるだけでもあれなんで、
萌え雑談でもしながら待っててちょ〜だい。。
52名無しさん@ピンキー:04/12/26 23:50:00 ID:fk3kgSSv
レス頭で美人三姉妹の予告?があったのだが、ダッキ三姉妹なのかビーナス
三姉妹なのか本気で考え込む自分はビーナス大好きです。
53名無しさん@ピンキー:04/12/26 23:55:26 ID:dgKvyiBm
もち、ビーナスでw

……って、ほんとにいいんでつか?
ギャグのつもりだったけど。
《ビーナス×クイーン×マドンナ》

これって、ちょっとしたテロでは?
54名無しさん@ピンキー:04/12/27 00:26:32 ID:Xi10KxtP
桃源郷太公望×ビーナスとかだったら全然構わないよw
55名無しさん@ピンキー:04/12/27 00:56:48 ID:zELKDnPC
俺の股間はダッキと判断した
56名無しさん@ピンキー:04/12/27 02:28:45 ID:78s/bD0R
>>53テロにワロタよ
私ダッキ達のが好きです。最後まで悪役だったヒロイン(?)て珍しいじゃないスか

そして自分の萌えー(ナタクと竜吉)でちまちま書いてたり…w
57名無しさん@ピンキー:04/12/27 08:50:05 ID:CWozYwvl
スープと黒点虎のラブストーリー
58名無しさん@ピンキー:04/12/27 10:15:26 ID:8woAnuE8
>>57
それって…あ、黒点虎は女か。
59:04/12/27 13:15:17 ID:YsZfJl0s
深い深い森の中、一人の2ちゃんねらーが歩いておりました。
すると、ひとつの沼がありました。
2ちゃんねらは、手に持っていたものを投げ込みました。
するとどうでしょう。沼から綺麗なねーちゃんが浮き上がってきました。
綺麗なねーちゃんは言います。
「あなたが落としたのは、
この太極図つきの金のスーパー宝貝・打神鞭ですか?
それとも、この趙公明戦でバージョンアップした銀のNew打神鞭ですか?
それとも、普通の打神鞭ですか?」
2ちゃんねらは答えました。
「普通の打神鞭す」
すると、綺麗なねーちゃんは言いました。
「そうですか……

……

………

嘘つくんじゃねぇYO!
オメーが打神鞭なんて持ってるわけねぇだろ!
そんなお前には、殷氏にハァハァなエロSSで十分だ!
しっぽり決め込んでな!」
60殷氏にハァハァ0:04/12/27 13:16:29 ID:YsZfJl0s
投下前に――と。
意外な萌えキャラ『殷氏』を忘れてる人も、忘れてない人も、二巻の?咤(字が出ねぇ)編をチェック。
彼女は人妻です。

もう一度言う。
人妻です。

人妻なんです!

二巻の殷氏もいいが、二十三巻のちょっと年増の殷氏も好き。色っぽくてイイ!

で、話は二巻の62Pの、最後のコマとその前のコマ。
そのコマのわずかな間に、こんな隠れた話があったのだ!
と勝手に妄想したSSです。
羞恥を前面に押し出すつもりが、結局鬼畜なのね。。
61殷氏にハァハァ1:04/12/27 13:18:22 ID:YsZfJl0s
その夜、霊獣王一族の軍隊が陳塘関を包囲した。
『俺の子を殺した子供出て来い!出て来ぬならこの関所ごと吹っ飛ばしてやるぞ!』
霊獣王の鈍い声が響く。
「母上…安全なところへ。オレが全部片づける」
数百の霊獣の軍を前にして、?咤は無表情に言った。
「だめよ!」
咄嗟に殷氏が声をあげる。彼女は霊獣王の前へと歩み出て、思いつめた表情で言った。
「その不始末は親の罪…私がどんな処罰でも受けます!」
「よせ殷氏!家長の私が責任を取る!」
殷氏を止めて、李靖が言う。
「オレが片付ける」
相変わらず、?咤は無表情で繰り返した。
だが、殷氏にはそんな事をさせるつもりはなかった。
この子がいくら強くても、霊獣王に敵うはずがない。それに、関所の民を巻き込むわけにはいかない。総兵の妻として、?咤母として、私が犠牲になれば済む。
「?咤、あなたは下がってなさい。私が、私が罰を受けるわ」
殷氏は霊獣王の前に跪き、許しを請うた。
「お願いです、霊獣王様。この子はまだ無知な子供。子の罪は親の罪。私が代わりに罰を受けます」
「何を言う、殷氏!私が責任を取る。お前は下がってろ」
霊獣王は、城壁の上で跪く殷氏に眼を向けた。
『女、お前が代わりに罰を受けると?』
「……はい」
「待ってくれ!責任は私が取る!だから殷氏は――」
『李靖、お前には言っていない。俺はこの女に言っている』
「だ、だが……」
『うるさい奴だ。この関所を吹き飛ばしてもいいのだぞ』
そう言われ、李靖は唇を噛んで黙った。
霊獣王は考え込む仕草をし(少なくとも、殷氏にはそう見える)、やがて彼女に視線を戻す。
『いいだろう……その子供に代わり、貴様に罰を与えてやろう』
「ほ、本当ですか!?」
殷氏の顔に、希望が灯る。
『ああ、ただし、条件がある。女、貴様が罰を受ける間、その子供が大人しくしているのならば、だ。もし、その子供が俺たちに歯向かうのなら、この関所を吹き飛ばす。むろん、貴様ら親子もだ』
62殷氏にハァハァ2:04/12/27 13:19:38 ID:YsZfJl0s
「待て。母上は関係ない」
風火輪を駆り、?咤は飛び出そうとする。それを、殷氏は彼の腰布を掴んで止めた。
「?咤、大人しくしていなさい。……霊獣王様、私は罰を受けます。この子は決して歯向かったりはいたしません。」
「母上……」
「?咤、言うことを聞くのです」
殷氏に言われると、?咤は黙り込んだ。
「あなた、?咤を頼みます」
止めようとする李靖の手をすり抜けて、殷氏は城壁の先へと歩み出た。
覚悟は出来ている。?咤のために死ねるのならば、怖くはない。
不意に、城壁の端に立つ殷氏の足元で何かが蠢いた。
「っ!!」
悲鳴すら上げる間も無く、それは殷氏の体に絡みつき、彼女を夜の闇へと持ち上げる。
「なっ、母上!」
無表情だった?咤に、かすかな変化が生まれる。右腕の乾坤圏を霊獣王の眉間に構える。
「?咤!」
殷氏の声に、それを放つのを留まった。
彼女の体に纏わりつくのは水だった。両手首を縛るように、彼女の体を持ち上げている。彼女は城壁のわずか先に吊るし上げられている。その水の戒めが解けてしまえば、大地に落ちて命を失うほどの高さ。
夜の闇で足元が定かではないとはいえ、恐怖に体が竦む。
『どうした。お前の子供は、大人しくしているんじゃないのか?』
「だ、大丈夫です。決して、反抗させたりはしません。さあ、霊獣王様。覚悟は出来ております。私の体、大地へ投げ出してください」
『投げ出す?何か勘違いしているのではないか?』
にゅるり、と粘着質の液体の動く音が聞こえた。
『女、お前を殺すとは言っていない。罰を与えるとは言ったがな』
手首の水が触手のように、奇妙に動き回った。衣を濡らすことのない、固体と液体の中間のような触手。袖口から、彼女のきめ細やかな肌を伝い、徐々に這い込んでくる。
「れ、霊獣王様!?何を!?」
『どんな罰を与えるかは、俺の自由だ。お前の子供が、どこまで母親の陵辱に耐えられるかな?』
囁くような小さな声で、霊獣王は言った。
63殷氏にハァハァ3:04/12/27 13:21:33 ID:YsZfJl0s
――ま、まさか!?
整った彼女の顔から、一瞬にして血の気が引く。
彼女のおぞましい考えは、想像の範囲で収まりはしなかった。
意志を持った水が、触手のように腕を這う。それはまるで、無数のミミズがのたくる様。恐怖と嫌悪感が綯い交ぜになり、唇が震えた。
が、すぐに震える唇を噛み締め、その感触に耐えた。私が辛そうな顔を見せれば、?咤は大人しくしていてはくれない。あの子を守るため、そして、関所の民を守るため、彼女は耐えた。
考えるうちにも、水は容赦なく衣の中へ進入してくる。冷たい感触が、脇を撫でる。
「ひくっ」
小さく呻いたが、何とか堪える。
李靖も?咤も、彼女に視線を向けている。水が這い回るのは、衣の中だけ。彼らには何が起こっているのか、わからないのだ。
水はゆっくりと、乳房の隆起に沿って這う。ぞくぞくと、体が震える。
「ふっ、……ぅ……っぁ」
巧みな愛撫であった。李靖のものとは比べものにならない。水という特殊な感触が、人間同士では感じることの出来ない感覚を引き出してくる。
「ぅ……ふぅんっ!?」
水の触手が、乳首を弄った。とっさのことに耐え切れず、口から甘い声が漏れる。
――わ、私、何を……だめ、こんな、はしたない……
普段なら、こんなことでは感じたりはしない。だが、夫とわが子の目に晒されて、感じまいとすればするほど、妙に意識してしまう。
「母上!」
「だ、大丈夫です!心配しないで!」
二人とも、まだ気づいてはいない。このまま耐え続ければ、何事もなく終えられるかもしれない。
言い聞かせるように、気を強く持つ。それを挫くかのように、新たな責めが始まった。
胸を揉みしだき、乳首を転がしながら、水の触手が体中に伸びる。軽く、体中を撫で回し、徐々に下へと降りていく。
「ぁ……ぁぁ……っ」
下腹部を撫でる水は、腰のくびれ、太腿を撫で回す。
もちろん、胸も同時に弄られていた。絶妙な感触に、全身に鳥肌が立ち、鼓動が早くなる。青かった顔は、いつの間にか朱を帯び始めていた。
64殷氏にハァハァ4:04/12/27 13:22:32 ID:YsZfJl0s
「ん……ぅ……?」
ふと、殷氏の頭に疑問がよぎる。
全身を愛撫する水の触手は、なぜか彼女の大切な部分には触れようとしないのだ。
『どうした?弄って欲しいのか?』
「そ、そんなことは!」
叫んで、二人の視線に気づき、顔を真っ赤にして俯いた。
そんな中、霊獣王の愛撫は激しさを増していった。乳房のふくらみを押さえつけ、乳頭を軽く押しつぶし、全身を覆う水はあらゆる場所を刺激した。臍の窪みを穿り、滑らかな背中を撫で回し、敏感な脇への愛撫も忘れない。
「んふ……ぅ…はぁ……」
だが、これは殷氏に耐えられぬほどの刺激ではない。秘所を弄られぬもどかしさを微かに感じながらも、小さな呻きをあげるだけで留めていた。
『どうした、もう耐えられないか?』
「そんなこと、ありません」
『そうか、なら、少し本気でやってみるか』
言った瞬間、胸に奇妙な、それでいて強烈な感覚が走った。
乳房を弄る水が、乳首を激しく弄った。触手は細い糸と化し、乳管を押し広げ乳房の奥へと侵入してきた。鋭い感覚が全身を駆け抜け、体中の筋肉が痙攣する。
それと同時に、水の触手が殷氏の秘所を擦りあげた。
「ふぁぁっ、はぁぁぁっ!」
胸の奥を犯される、熾烈な感覚。そんな責めは、今まで一度として受けたことがなかった。
全身から汗が噴出し、視界が白黒する。
「っか、かはっ、はぅっ、っあ!」
一瞬の筋肉の硬直から、一気に体が弛緩する。がくがくと体を揺らし、口をパクパクさせていた。
そして、股間に生暖かい感触。水の触手に濡れることのなかった衣に、仄かな染みが広がっていく。全身の弛緩は、尿道の筋肉さえ例外ではない。
「はぁうっ、くぁ!はぁ、ぁぁ……」
一時的に責めが止む。殷氏は自らの股間に広がる感触に、燃えんばかりに顔を紅くした。激しい羞恥が彼女を襲う。
――あぁ、私、なんてことを……まさか、失禁なんて!
暖かな小水が、太腿を伝っていく。それがなおさら、殷氏の心に惨めさをに拍車をかける。
火の様に赤い彼女の頬を、涙が伝う。
65殷氏にハァハァ5:04/12/27 13:24:14 ID:YsZfJl0s
「母上!」
「殷氏!」
李靖と?咤の声が、彼女の耳に届く。恐る恐る目だけを向けると、心配そうに叫ぶ二人の姿があった。
彼女は首を振り、気を持ち直そうとする。二人は気づいていない。何もないフリを続けなければ。
が、そう思う彼女をよそに、霊獣王の熾烈な愛撫が始まる。
「ひゃぅん!ひは…はぅぁっ!」
乳房の中へ、水が流れ込んでくる。殷氏の胸は衣の中で、痛々しいほどに膨れ上がる。
『ずいぶん辛そうだな、女』
「そん…な、んぁ、こと、ぁ…」
『さて、そんな状態で、胸に溜まった物を一気に出されたらどうなるかな?』
「――っ!!」
彼女の顔が引きつる。
水がうねり、触手が胸の双丘に螺旋に巻きつく。下腹部の水も蠢き、襞をこすり、肉芽に取りつく。
胸の触手に力がこもる。
――ダメ!夫が、?咤が見てる!
彼女が耐えられたのは、一瞬だった。
「――くひぃぃぃっ!」
搾り出すように、胸の付け根から力が加わる。乳首がぷっくりと膨らみ、次の瞬間、透明の液体が吹き出す。
それと同時に、新たな責めが加わる。秘所の肉芽を弄る水から、新たな糸が伸びる。それは迷うことなく、殷氏の尿道を溯った。
「ひぁっ、はぅぁ、ひぁうぁぁっ!」
体がびくびくと痙攣し、手足の先まで突っ張る。送り込まれた粘液質の液体は、すぐに吸い取られるように吹き出す。
擬似搾乳と、擬似搾尿。強烈な感覚が殷氏の体を駆け巡る。
だが、今までに感じたことのない快感である。彼女の体は、それを快感と認識しきることは出来なかった。
がくがくと痺れる彼女の体は、絶頂へとは達しない。
「ひぁっ、ぁっ、くぁっ、ぁっ」
全身の感覚が吹き飛び、口からよだれを垂れ流しながら、涙を溢れさせる。
「母上!貴様、母上に何を!」
「だ、だい、んはっ、じょうぶです……?咤、おと、んぅ、なしく…」
無理やり笑みを浮かべる。
二人の表情は不安で支配されている。とてつもない苦痛を与えられている、そう思っているのだろう。まさか、快感によがっているとは思うまい。
なんとしても、隠し通さなければならない。夫への操のため、そして何より、無垢な?咤に母の不様な姿は見せられない。
66殷氏にハァハァ6:04/12/27 13:29:41 ID:YsZfJl0s
「霊獣王、もうやめてくれ!罪なら私が負う!だから、殷氏を!」
『李靖、お前は引っ込んでいろ。それに、俺は女に苦痛を与えているわけではないぞ』
「れ…れいじゅう…おうさま!?」
殷氏が顔を上げる。
――まさか、私の痴態を話すつもりでは!?
『まあ、何をされているかは想像に任せるがな』
見せ付けるように、殷氏の衣の中で水の触手が蠢く。柔らかな愛撫に、昂ぶった彼女の口から甘いと息が漏れる。
「な……まさか、殷氏!?」
はっとして、殷氏は李靖の顔を見た。
気づかれた。耳の先まで、真っ赤に染まる。
「き、貴様ァ!」
李靖は怒りのこもった目で霊獣王をにらんだ。
『ふん、罪を被るといったのはこの女だ。それとも、俺には向かって関所ごと滅ぼされるか?』
「……くっ!」
李靖は奥歯を噛み締めて、それ以上は何も言えなかった。
霊獣王は鼻で笑い、再び愛撫を開始する。
「ふぁぁ、はぁ、んくぅ」
――あぁ、見ないで、あなた。こんな、こんな私を……
羞恥に怯えながら、それでも体は反応した。
「母上!」
?咤の声が耳に入り、はっとした。
――だめ、ダメよ、殷氏。ナタクには、あの子には、気づかれてはダメ。
湧き起こり始めた快感を、必死に堪える。
「なた、く…心配、んく、いらないわ。私なら、ふっ、大丈夫」
『ふふふ、あの餓鬼、母親を弄ばれて、どこまで耐えられるかな』
はっとする殷氏。
霊獣王の意図はわかっていた。ナタクの前で母親を嬲りものにして、怒らせるつもりなのだ。怒りに任せてナタクが逆らえば、それは殺す口実になる。
耐えなければ。ナタクを守るためにも。
67殷氏にハァハァ7:04/12/27 13:30:59 ID:YsZfJl0s
『そろそろ、あっちの方に挿れてやろうか』
「――っ!!」
いずれそうなることはわかっていたが、やはり、実際に言われて恐怖が芽生える。行為自体よりも、それに対して自分が耐えられるかどうかが。
殷氏は、恐る恐る顔を上げる。視線の先で、李靖は顔を伏せ、ナタクは心配そうに(無表情だが、彼女にはそう思える)母を見ている。
ぬるり、と全身の水が蠢く。獰猛な形を帯びる触手が、彼女の秘所にあてがわれる。
歯を食いしばり、訪れる挿入感に耐えた。
「――ぅぅ、くっひいぃぃっ!」
襞を絡ませながら、水の杭が子宮へ向かって進入する。
「ひくっ、くふぅん、ひぁぁっ!?」
僅かな間を置き、もう一本の触手が菊門をこじ開ける。
ふた穴を犯す挿入感、奇妙な触手の冷たさ、二つの触手が肉壁を隔て擦れあう圧迫感。
同時に、体中の水の触手があらゆる性感帯を犯す。乳房を絞り、乳首を弾き、臍を穿り、脇をする。
「ひっ、くぁ、はぅんっ、くぅん!」
膣と直腸に交互にピストン運動を繰り返され、殷氏の思考が快楽に支配される。
――はぁぁ!だ、だめ!流されては、ダメ!
「あっ、ふぁ、ひくっ、んぁっ……ぁぁあんっ!」
理性の欠片を集めて、必死に耐えようとする。だが、火のついたような快感に、絶頂へと駆け上っていった。
挿入されていた触手が、同時に穴の出口ギリギリまで引き出される。
「ふぁぁんっ!」
意思に反し、膣が収縮し、括約筋が窄まって、二本の水の杭を放すまいと咥え込む。
締め付けるふた穴へと、触手が雪崩れ込んだ。
堰を切ったように、殷氏の中で快感が弾けた。
「ぁ、ぁ、ぁぁあん、ひく、くぅ、ぃぃぃくぅぅん!」
必死に歯を食いしばったが、唇から快感の悲鳴が漏れる。
体中をがくがくと痙攣させて、絶頂へと達した。涙を流し、引き締めた唇から唾液が糸を引き、首筋を伝う。
「はぅ……ふ…ふぅ、はぁ、はぁ……」
――あぁ、ナタク、こんな母を、嫌いにならないで。
快感の余韻に浸りながら、自分に目を向ける?咤を見た。気づいているのか、いないのか。無表情な顔からは、彼の考えを読み取ることは出来ない。
気づかないでいて欲しい。不様な母の姿など。
68殷氏にハァハァ8:04/12/27 13:31:58 ID:YsZfJl0s
「もうやめてくれ!霊獣王!」
妻が弄ばれるのに耐えられないのか、李靖が叫んだ。
「だ、だい…じょうぶです、あなた。私は…だいじょうぶ…だから」
肩で息をしながら、切れ切れに言う殷氏。
「…違う。オレが死ねばいい」
ガシャッ、とナタクが額当て投げ捨てた。
その言葉に、それまで彼女の中に滞在していた快楽の火が、一瞬にして吹き消される。
「母上……この肉体お返しします」
呆然と、ナタクの言う言葉が理解できない殷氏の前で、彼は自らの顔に右腕を当てた。
そして――乾坤圏が、親子の絆を断ち切った。


――以上す。終わりす。
69:04/12/27 13:37:28 ID:YsZfJl0s
しまったぁぁぁ!
ナタクが変換できてねぇ!
激鬱だ……

最悪。投下したときちゃんと確認しとけばよかった。。
限りなく読みにくくなっちゃいました。
ほんとにほんとに申し訳ないす。
ゴメンナサイです。全部自分が悪いす。今年が暖冬なのも全部自分のせいです。。


ともかく、暖かく遠い目で読んでいただければ幸いです。
「テメー、ナタクが変換されてねえよ」とかいう意見はアンデスの呪いでも(ry

とにもかくにも、ご意見いただければ幸いです。
建設的な辛口、大歓迎です。
70名無しさん@ピンキー:04/12/27 17:39:25 ID:u3+IxRfe
ごめんなさい。最初「…殷氏?武成王の妻の人?」
とか思ってましたぁ!ごめんなさい!

人妻、萌えました。GJ
71名無しさん@ピンキー:04/12/27 17:49:53 ID:CqPOhzFL
最初の「木こりの斧風オープニング」に禿ワロタ!
小説もハァハァだが、沼氏のキャラもおもろいす。GJ−!!
72名無しさん@ピンキー:04/12/27 18:13:29 ID:78s/bD0R
グッジョブですー☆
…でもゴメン私も殷氏って誰かすぐにわかんなかったよ。
紂王の奥さん?とか思ってました…orz

ところで皆さん「ナタク」って普通に変換できるの?私さっぱりなんだけど
73名無しさん@ピンキー:04/12/27 19:39:00 ID:EMYSYt8f
殷氏が一発でわかった自分は、人妻スキー。
あのナタクがなつくなんて、いいお母さんであったに違いなく。
というわけで、沼氏グッジョブ!
74名無しさん@ピンキー:04/12/28 18:39:48 ID:8CXGQQbU
きびたんはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ
75名無しさん@ピンキー:04/12/28 20:35:36 ID:Qp/wAX7O
キビたんはああいう顔して四不象の巨根を搾り取るでな
76名無しさん@ピンキー:04/12/29 19:35:56 ID:w8suQO5X
ていうか、王天君って妖怪じゃん
77名無しさん@ピンキー:04/12/29 20:35:26 ID:UY7r0iaJ
>>75
想像して昨日お惣菜につかった。有難うよ。
78:04/12/29 22:23:52 ID:8y7tDdWB
キビもいいが、やっぱ貴人だな〜。


余談ですが、美人三姉妹モノ書きました。
ほとんど時間をかけてないので、とても見苦しいかと思います。
ちなみに、かなりの衝撃を伴うかも。
心臓の弱い人は、見ちゃダメだよ♪


でも、やっぱ貴人はいいよね〜。。





791/10:04/12/29 22:25:17 ID:8y7tDdWB
歴史の道標との死闘が終わってどれほど経ったか。
仙道は皆、蓬莱に移り住み、平和な日々が訪れている。
だが、いまだ彼女の心に平穏は訪れない。
――あの人がいなくなって、私の世界は色を失ったよう……
ふと、あの人の姿を思い浮かべながら、そう思う。
かつては敵であった身。だが、障害が多かっただけ、想う心は燃え上がった。
目を閉じれば、瞼の裏に浮かぶあの笑顔。
耳を澄ませば、今でもあの人の声が聞こえる。
逢いたい。
もはや叶わぬ望み。
それでも……逢いたい。
「太公望様、私は一生未亡人として貴方を想い生きていくことに決めました。貴方のことを思い出すだけで、今でもこの体は……」
ビーナスは、太公望の遺影を見ながら呟いた。
その手が、ゆっくりと衣の中へと伸びる。

80投下SS倫理審議委員会:04/12/29 22:26:19 ID:8y7tDdWB
このたび投下されたSSは、その内容があまりに悪辣であり、匿名性の高いネット上の掲示板に公開されるには不適切と判断されました。
本SSは青少年の精神に多大なる悪影響を及ぼし、また、成人の精神に対しても強い衝撃を与え、永続的、不可逆的な変化を起こす危険性があります。
最悪の場合、精神障害による勃起不全症(ED:erectile dysfunction) を引き起こすことも考えられます。
製作者にはこのSSによって引き起こされる不利益の一切に関して責任を負いかねるとの意向を示したため、本SSの精神衛生上不適切と考えられる部分を削除させていただきます。
8111/11:04/12/29 22:27:25 ID:8y7tDdWB
彼女は肩で息をしながら、遠く空を眺めていた。
「ああ、太公望様……」

――――お・わ・り。

82:04/12/29 22:28:24 ID:8y7tDdWB
読んだ皆さんへ。


予告どおり、美人三姉妹やりました。はい。
貴人たんにハァハァだと思ったひと、残念!フェイクでした!

……てゆーか、これ書いただけで鳥肌モンですね。
全編書いたら、読んだ人マジでトラウマになるかも……(てか、完成前に俺が死にます)
このSS、きっと2004年の最後の悪夢になりますねw(わらいごとぢゃね〜よ)
83名無しさん@ピンキー:04/12/30 00:24:22 ID:G8TamKtp
ぎゃあああああああああ
いろんな意味で。
84名無しさん@ピンキー:04/12/30 04:44:18 ID:J2hZIMSm
アハハハハハハハハ!
投下乙彼。
85名無しさん@ピンキー:04/12/30 11:02:58 ID:mh59DcG8
激しくワロタ
86名無しさん@ピンキー:04/12/30 11:47:11 ID:SeeGyZkc
禿ワロス
87名無しさん@ピンキー:04/12/31 13:49:45 ID:kNKKWhen
たまにはこういうのもいいんじゃない
あと揚げ足をとってしまうが、始めと最後でSSに使われるレスの数が10と11で違う。
チョト惜しいね…
88名無しさん@ピンキー:05/01/04 01:10:45 ID:YikBTgdH
なんてこった!!笑いの神とSS投下の神が混ざってやってきた!!!
は げ ワ ロ ス 
89名無しさん@ピンキー:05/01/05 21:24:58 ID:q6X+j97B
意外な萌えキャラを発掘しよう

姜妃:美人です。だけど、登場が数コマ。
19巻最後の女の子:紂王を助けた子。ロリだけど、痩せすぎだなぁ。
武吉ママ:人妻熟女だけど、色気はないです。
乗っ取られる前の妲己:垢抜けない感じがいい…かも。
6巻姫発がナンパしてた女:やたら強い。
愛川ユミコ:アンニュイ学園のヒロイン。
桃源郷の人:長老屋敷の狐面と、トマト畑の人。個人的に好き。
3巻の街の人:空の兄弟の説明した人。
太公望ママ:17巻の桃源郷でちょっとだけ登場。顔出てないね。

こんなもんかな。しかし、封神演義は女キャラが少ないな…
90名無しさん@ピンキー:05/01/05 21:28:59 ID:tUzA/LcQ
スープの母
91名無しさん@ピンキー:05/01/06 00:34:07 ID:7UWD73jr
てゆーか赤雲タソのフニフニのおっぱいにおれのちんこはさんでスリスリしたい。ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
92名無しさん@ピンキー:05/01/06 00:37:48 ID:idzPPdGs
姜妃、女の子、桃源郷の人ならアイデアあるけど…
あと、ジョカってのもあるね。
93名無しさん@ピンキー:05/01/06 02:15:51 ID:qCYI6RwF
伝説ではジョカとフッキは恋人同士だっけ?
94名無しさん@ピンキー:05/01/07 01:35:25 ID:5gR18sf5
いや夫婦までいっとる
95名無しさん@ピンキー:05/01/07 13:38:06 ID:oqoLLGlW
ジョカとフッキは兄弟。そして夫婦…


近親相姦キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
96名無しさん@ピンキー:05/01/07 14:14:43 ID:+PZgiwVk
太公望と王天君と竜吉公主の3p
97名無しさん@ピンキー:05/01/08 01:27:43 ID:KRDUHfbh
>>96
それいいね。
98ニュースの沼:05/01/08 12:42:47 ID:oAH5ixwJ
ロイター通イ言は8日、NASAで開発が噂されていた封神演義エロパロSSが投下されたと伝えた。
投下されたのは某BBSで、投下の意図などはわかっていない。
このエロSSの投下により、今年度の日本のハァハァ人口は前年度を12.7パーセント上回り、
戦後二番目の記録となる見通し。
事態を重く見た政府は緊急に記者会見を開き、細由官房長官は記者団に対し
「多くの2ch住人がハァハァしたことはまことに遺憾である。・゚・(ノД`)・゚・。」と述べ、
厳しく追求していくとの見解を示した。
政府は今後の動向も視野に入れ、21歳未満の青少年がハァハァしないよう注意を呼びかけている。
また米政府は「事実確認が取れていないため、コメントは差し控えたい」としている。
日本のハァハァ人口は世界第三位にのぼるだけに、今後の動向が注目される。





貴人のSS書きました。鬼畜ではありません。
封神の世界観が崩れてしまったら申し訳ありません。
99貴人の・・・1:05/01/08 12:44:12 ID:oAH5ixwJ
歴史の道標との死闘が終わってどれほど経ったか。
仙道は皆、蓬莱に移り住み、平和な日々が訪れている。
だが、いまだ彼女の心に平穏は訪れない。
新たな仙人界は彼女を受け入れてくれた。だが、姉と違ってすぐに馴染める彼女ではなかった。それに、馴染みたいとも思ってはいない。彼女はいつも空を見上げながら、あの人のことを思い浮かべていた。
そして今日も、人気のない森の中で、独り大切な人のことを思い浮かべていた。
「妲己姉様……」
義姉妹の彼女にこんな思いを抱くのはおかしいのかも知れない。それも、彼女は狐狸精であり、自分は石琵琶精。他の者には決して理解できないだろう。
数百年を共にしながら、一度として伝えることの出来なかった気持ち。いつも一緒にいながら、心の奥底に自分の気持ちを押し留めてきた。
絶大な智謀で、自らの野望のために理で動きながらも、いつも義妹の自分のことを気にかけてくれていた。
目を閉じれば、瞼の裏に浮かぶあの笑顔。
耳を澄ませば、今でもあの人の声が聞こえる。
逢いたい。
もはや叶わぬ望み。
それでも……逢いたい。
「姉様……」
妲己のことを思い浮かべながら、いつも自分を独りで慰めていた。時が経てば経つほど、想いは募っていく。
そして今日も、彼女のしなやかな手は衣の中へと伸びる。
100貴人の・・・2:05/01/08 12:45:13 ID:oAH5ixwJ
 「貴人ちゃん……」
 妲己は微笑みながら、彼女の頬に触れた。
 「姉様!」
 幼子が母に甘えるように、貴人は妲己に抱きついた。
 甘い香りが嗅覚をくすぐり、滑らかな肌からは暖かさが伝わる。
 妲己のほうから、貴人の唇へと自分のものを重ねる。
 甘い接吻。求め合うように、舌が絡まる。
 お互いの舌を転がしながら、暖かな唾液を飲み込む。
 「んふ、むぅ、ちゅぱ、んむぅ……ぷはぅ」
 惜しむように、お互いの唇を離す。唾液が糸を引き、唇からこぼれる。
 貴人の口から漏れ出たものを、そっと妲己の舌が舐め取った。

「あぁ、姉様……」
薄布の上から、敏感な割れ目を撫でる。ぞくぞくとした快感に体を震わせながら、瞼の裏に義姉の姿を思い浮かべた。
真っ白な太腿を撫でながら、自分の指が想像の中の妲己のものと重なる。

 妲己の指が、彼女の太腿をなで上げ、敏感な部分へと這い登っていく。
 「あぁ…姉様、そこは……」
 「ふふ、いやらしい子ねん。もうこんなに濡らしちゃって……」
 彼女の秘所は、しっとりと湿り気を帯びていた。
 妲己は割れ目に沿って、ゆっくり指を這わす。
 「はぅぅっ、ぁぁ、だ、だっき…ねえさま……」
 襞を弄る彼女の指は、ぷっくりと膨れ始めた肉芽を弾いた。
 「はぅぅん!!」
 突然の刺激に、肢体をびくりと仰け反らせる。
 「うふふ、可愛いわん、貴人ちゃん」
 彼女の手は、服の上から胸の膨らみに触れる。
 ゆっくりと双丘を揉みながら、感じる貴人の表情を楽しむように見つめてくる。
 
101貴人の・・・3:05/01/08 12:46:29 ID:oAH5ixwJ
貴人は衣の中へ手を滑り込ませ、直接乳房を弄った。
柔らかな感触。あの人に触れて欲しかった場所。
疼くような快感を覚えながら、ゆっくり揉みしだいていく。

 不意に、妲己の指が胸の突起押しつぶす。
 「はぁぁんっ!」
 透き通るような喘ぎが、口から漏れる。
 彼女の求めるものを敏感に感じ取り、妲己は指を動かす。
 乳首を指に挟みこねながら、もう一方の手を下腹部へと伸ばす。
 「あはん、貴人ちゃん、どうして欲しぃのん?」
 「そ……それは……」
 「さぁ、言うのよん。自分の口で」
 「あぅぅ、姉様の……いじわるぅ……」
 気丈な彼女も、義姉にはかなわなかった。
 勝気な彼女の性格をいじめるように、妲己は楽しむ。

額に汗を浮かべながら、ゆっくり胸を絞り、襞をなぞる。だが、その手は最も刺激を求める場所には触れない。想像の世界にのめりこみながら、あの人がそこへ触れてくれるのを待っている。
102貴人の・・・4:05/01/08 12:47:36 ID:oAH5ixwJ
 「ふぅん、どうして欲しいか…わかってるくせにぃ……」
 「はっきり教えてくれないと、わからないわん。さぁ、言うのよん」
 「そ…それは…そんなの、恥ずかしくて、言えません…」
 頬を朱に染めて、いやいやしながら呟く貴人。
 「あはん、ダメな子ねん。そんな子には、お仕置きが必要ねん」
 妲己の舌が、胸の敏感な部分に触れる。
 舌は体の曲線をなぞりながら、ゆっくりと秘所へと向かった。
 ぞくぞくと体が震え、貴人の表情が快楽に緩む。
 そして――柔らかな舌が、包皮に包まれた肉芽を撫でた。
 「ひぁぁんっ!」
 強烈な刺激に、貴人は啼いた。
 妲己の責めは止むことなく、包皮を剥きあげ、陰核を擦る。
 「はぅっ、だ、だっき…ねぇさ…ひぅん!」
 蠢く舌が、膣口へともぐりこむ。
 快感に、貴人は身を仰け反らせた。
 「ねぇ貴人ちゃん、わらわも気持ち良くしてぇん」
 「はい……姉様……」
 覆いかぶさる妲己の下腹部が、貴人の顔に押し当てられる。
 妲己の舌は貴人の敏感な部分を擦り続け、快感に震えながら貴人も舌を這わした。
 「あはん、いぃわん、貴人ちゃん……」
 「ねぇ…さま…こそ…くぅん」

貴人は、愛液でぬめる指を口に含み、舌を這わして味わうように舐めしゃぶった。自らの指を口内で動かし、蹂躙していく。
「ちゅぷ、んぁ、だっき…ねぇさまぁ…ん」
唾液と愛液の絡み合った指で、乳房を揉みあげる。柔らかな感触に甘美な快楽を感じながら、胸の突起に愛液を擦り込んでいく。

103貴人の・・・5:05/01/08 12:48:58 ID:oAH5ixwJ
 「ふぁ、いぃ、ですぅ……」
 尿道から襞のひとつひとつまで可愛がるように舐めていた妲己は、
 膣口へと舌を伸ばす。
 さらに、溢れ出る愛液を卑猥な音を立てて吸い上げた。
 「はぁあん!そ、そんな、くひぃっ!」
 強烈な快感に、体を戦慄かせた。
 愛液の吸われる音に、顔を真っ赤にして目を瞑った。
 ぴんと張り詰めた手足が震え、やがて弛緩する。
 「さぁ、貴人ちゃん。そろそろ、いかせてあげるわん」
 ゆっくりとその身を貴人に被せる妲己。
 貴人の足を大きく開かせ、自分の足を絡ませる。
 愛液にぬめるお互いの秘所が触れ合った。
 「ふぁぁ…」
 貴人の口元から甘い吐息が漏れる。

「あぁ、いい、ねぇさま、いい!」
中指と薬指を秘所にもぐり込ませ、左手で乳房を絞る。激しい快感に、高みへと押し上げられていく。体が弓形に反り、溢れ出る愛液がぐちゅぐちゅと音を立てた。上気する顔には大粒の汗が浮かんでいる。
104貴人の・・・6:05/01/08 12:50:11 ID:oAH5ixwJ
 「いい、いいわぁん、貴人ちゃん」
 「ぁぁ、姉様、ねぇさまぁ!」
 肉襞が擦れ合い、二人の愛液が絡まりあって白い太腿を濡らす。
 「ぃ、イきます!ねぇさま、わたし、ぃイって、しまいます!」
 「ふふ、いいわぁん。激しくイくのよぉん。」
 妲己の腰の動きが激しさを増した。
 襞を擦りあげ、肉芽を押しつぶす。
 その動きに、貴人の体の中で快感が膨らむ。
 そして、弾けた。
 「ぁあ、い、イくぅ、ひくぅ、ぅ、いっくぅぅぅんっ!」

体をびくびくと痙攣させて、絶頂へと達した。唇を震わせながら、肩で息をつく。
大粒の汗と、愛液が白い肌を伝う。
「はぁ、はぁ……姉様……」
潤んだ瞳で、空を見ていた。
「貴人ちゃん☆何してり?」
突然声をかけられて、弾かれたように飛び起きた。
「き、きき、喜媚姉様!?」
振り返れば、そこには無邪気な顔をした喜媚の顔があった。
「も、もしかして、今のをご覧になってらしたのですか!?」
「――??なんのこと?それより、貴人ちゃん、スープーちゃん見なかった?喜媚、探してり☆」
見られてはいなかったようだ。胸を撫で下ろすと、ふらつく足で立ち上がる。
「いいえ、見てません。探すのなら、私も一緒に行きましょう」
そう言って、羽衣を翻し駆けて行く姉の姿についていく。
一度だけ振り返り、空を見上げた。
「妲己姉様……」
一度だけ、呟いた。誰にも聞こえぬ、小さな声で。


――というわけで、おわり。。
105:05/01/08 12:54:38 ID:oAH5ixwJ
御目を汚してしまいましたら、申し訳ございません。
平に、平にご容赦のほどを。

「こんなの貴人じゃない!てめぇ何勝手に書いてんだバカヤロー!」
って人も、いらっしゃると思いますが、ご容赦ください。
極力封神の世界観を崩さずやりたかったのですが、勝手に貴人が妲己に萌え、としてしまいました。
話も練らず、推敲も重ねない稚拙な駄文で、スレ汚し申し訳ありませんでした。。
106名無しさん@ピンキー:05/01/08 17:11:13 ID:6We0RfSt
ごちそうさまです(-人-)
107名無しさん@ピンキー:05/01/08 18:17:43 ID:aJ3IwWkH
百合ッコ貴人タンカワ(・∀・)イイ!! 乙でした!!
もし次があったら妲己タン×竜吉タンの超美女同士をキボンヌしてよかですか?
シチュはお任せします
108名無しさん@ピンキー:05/01/08 22:52:44 ID:xxJnIgKe
ハァハァハァハァ(;´Д`)
もともと妲己3姉妹萌えにはたまらんとです。
貴人ちゃんせつねー。ごちごち。
109名無しさん@ピンキー:05/01/08 23:34:51 ID:DoS6ul7I
うおお乙です。ゴチソウサマーです。
110名無しさん@ピンキー:05/01/10 11:34:54 ID:VabWu2Xv
GJ!今までの小説の中で一番萌えました(;´Д`)ハァハァ
111名無しさん@ピンキー:05/01/10 21:38:17 ID:Omeei5Bh
貴人ーーーーーーーーんんっ!

萌!
112名無しさん@ピンキー:05/01/11 00:22:18 ID:Ppw2Kwtm
やばいくらい萌えた!やはり妲己3姉妹はいいな
113名無しさん@ピンキー:05/01/12 19:36:31 ID:3gr4uaDP
前スレうめようぜ
114名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:01:44 ID:KAy+ayZw
埋めたてって禁止になったから皆してないだけなんではと思うがどうか。
どうせほっときゃ落ちるしね。
115名無しさん@ピンキー:05/01/13 21:03:51 ID:C/73H9e4
埋まったよ
116名無しさん@ピンキー:05/01/14 01:21:53 ID:ocg5LDNl
次からは>950じゃなくて>980くらいでスレ立てればいいんじゃないかな?
次があるのかも微妙だが・・・orz
117名無しさん@ピンキー:05/01/16 14:30:29 ID:E3RSbg5a
てか雲しょう三姉妹のパロ消されてますよ…orz
118名無しさん@ピンキー:05/01/16 18:11:44 ID:0FeNqaP9
消されたんじゃなくて、作者による自主規制w
119名無しさん@ピンキー:05/01/16 18:43:26 ID:BaPwGh8n
妲己のハイレグを引っ張って思いっきり食い込ませたい
120名無しさん@ピンキー:05/01/17 00:58:48 ID:H0NRPahm
>>119のネタ

「どうだ、気持ちよいか?」
「いやぁん、食い込んじゃうわぁんv
 あぁっ、だめぇ、動かしちゃだめよぉんvvv」
「もう濡れているぞ。淫乱だな、妲己は。なら自分で動いてみろ」
「あっ、あぁっ、いやぁんっ、クリちゃんがこすれちゃうのぉんvvv」

…どうしても語尾がなぁ…orz
121名無しさん@ピンキー:05/01/17 01:34:07 ID:asGRdYcV
>120
男は誰?
122名無しさん@ピンキー:05/01/17 01:38:06 ID:Cm3jS2+6
あんだけ薄けりゃ常時乳首は浮いてるんだろうなと
123名無しさん@ピンキー:05/01/17 02:59:28 ID:4m9LIUHB
きび読みたいのさ
124名無しさん@ピンキー:05/01/17 07:17:09 ID:JYe9BCSn
うむ。陵辱したい。
125名無しさん@ピンキー:05/01/17 16:26:03 ID:Cm3jS2+6
相手は四不象をベッドの上で逆レイプするような猛者ですよ
126名無しさん@ピンキー:05/01/17 18:37:53 ID:OnohcmQi
凌辱と陵辱ってどっちが正しいんだろね
127名無しさん@ピンキー:05/01/20 14:06:11 ID:XLOo60xt
>>126
おまいが難しいこと聞くからスレ止まってるぞw

凌辱かな?と思うが自信ない。
128名無しさん@ピンキー:05/01/20 15:18:25 ID:5NOxvtq4
>>127え、やっぱりそうなのか!?
マジでごめん単に気になっただけなんだorz

過去スレとか見てると太公望×竜吉公主って人気だなー
太乙×竜吉とか昔見てこそーり気になってるけどこれってどう…??
129名無しさん@ピンキー:05/01/20 18:42:09 ID:XLOo60xt
太乙×竜吉か…好きだが、日向ぼっこしながら茶ぁしばいてる様子がまっさき
に浮かんでしまった…。なんか、自分の中で崑崙の連中は若くても枯れてる…。

自分では書けないが、読みたいとは思うな。おもいっきりラブラブなのとか。
130名無しさん@ピンキー:05/01/20 19:02:03 ID:riMbBVCc
>>129
書いてみれば以外に書けるモンですよ。
さぁ、れっつ、とらい!
131名無しさん@ピンキー:05/01/20 21:20:46 ID:5NOxvtq4
>>129
まぁ見かけは若くても実際は1000歳越えてそうだもんなー…竜吉公主なんて越えてたよな確か。
でも>>130に便乗してれっつとらいv
132名無しさん@ピンキー:05/01/20 23:23:30 ID:riMbBVCc
スープーも実はああ見えて1500歳超えてるんだよね。
133名無しさん@ピンキー:05/01/21 14:00:20 ID:HB+3Hh4d
>>132
どこ情報?
134名無しさん@ピンキー:05/01/21 16:13:23 ID:q6X+j97B
スープーパパが趙公明にやられた(?)のがおよそ千五百年前。
それ以前にスープーはスープー谷でママのカップケーキを食っている。

参照→趙公明攻略・下
135名無しさん@ピンキー:05/01/23 02:04:27 ID:cy8YyqBl
スープーママも人妻だ…
136名無しさん@ピンキー:05/01/23 21:30:29 ID:ePW9dU9t
ムスコ、キトク。エロSS求ム。
137沼ですけど、何か?:05/01/25 19:37:07 ID:P1ZXxRhg
おいおい、誰かSS書く奴はいないのかよ。
このままだと、スレが俺色の染まっちまうぜ?
SSなんてのは難しいもんじゃない。
ちょこっと書いてみれば意外に楽しいモンなんだ。
わかったよ、例を挙げろって言うんだろ?
そうだな、じゃあ、>>129さん。あんたもレッツトライってわけで、
その太乙×竜吉ってのを書いて見せよう。
これを見れば、小難しいもんじゃないってわかるはずだ。
さあ、これを参考に、あんたも今日からSSの世界に足を踏み入れるってわけだ。


と言うわけで、太乙×竜吉GO!!
138太乙×竜吉1:05/01/25 19:38:36 ID:P1ZXxRhg
【碧雲の日記】
今日、太乙真人様が公主様を訪ねてらっしゃいました。
公主様の部屋の前を通りかかったところ、中から声が聞こえてきました。
「公主、見てごらん。勃っているよ」
はっとして、聞き耳を立ててしまいました。会話の内容が聞き取りづらかったのですが、途切れ途切れに聞こえてきます。
「太乙、挿れてくれぬか?」
「いいのかい?私は宝貝の使い方は慣れてるが、こっちの方は……」
「大丈夫じゃ。私が教えてさしあげよう」
私は顔を真っ赤にしてしまいました。まさか、公主様に限ってそんなことはないと思っていました。ですが、お二人の会話を聞いていると、それはまるで……
「あぁ、太乙、もっとゆっくり」
「ご、ごめん、公主……」
おどおどとした、太乙真人様の声。
「……溢れておるぞ、太乙」
「本当だ、こんなに溢れてる……」
そして、ぴちゃぴちゃと水音が聞こえてきました。さすがに、私だって女ですから、何が行われているかわかっているつもりです。
覗きたかったけれど、そんなことはできません。ここで聞き耳を立てていること自体、許されないのです。
「これで……いいかい、公主?」
「あぁ、太乙。初めてにしては、巧いぞ」
信じられませんでした。しかし、そういえば公主様は太乙真人様がお見えになることを楽しみになさっていたような気がします。
まさか、お二人がそのような仲なんて。
私の考えをよそに、公主様は「ぁぁ、熱い」と艶かしい声をお出しになっています。そればかりか、あんなことまで。
「太乙、こっちにも挿れてくれぬか?」
驚きに、声を上げそうになってしまいました。こっち、というと、あそこしか考えられません。まさか、まさか公主様にそのような性癖があるなんて。それも、どうやら太乙真人様は初めてのようなのです。
もう、私は頭に血が上ってなにがなんだかわかりません。あまりの恥ずかしさに、その場から走って逃げ出してしまいました。

139太乙×竜吉2:05/01/25 19:39:33 ID:P1ZXxRhg
【赤雲の日記】
今日、太乙真人様がお茶を飲みにいらっしゃいました。公主様は誰かをお茶に招くのがお好きです。
私はお茶菓子を持って、お二人のところに行きました。
すると、なぜか顔を真っ赤にした碧雲が走ってきます。
声をかけても、あの子は何も聞こえてないみたいでそのまま走り去っていきました。
公主様のところに行くと、なぜかお茶が三つ用意されていました。
「おや、赤雲、おぬしも来たのか。そこに碧雲はおらんかったか?」
どういうわけか知らないけれど、彼女は先ほど駆けていきました、と言うと二人とも不思議そうに首を傾げていました。
ともかく、私たち三人はお茶を楽しみました。
太乙真人様は、茶柱が立ったとうれしそうに見せてきました。私のお茶は、太乙真人様が淹れてくれたそうです。
そういえば、その日の晩、碧雲の寝室から奇妙な喘ぎ声が聞こえてきました。具合でも悪かったのかしら?




ヲチがバレバレですね。
まあ、ともかく自分も書いてみようかな〜っとか思っていただけたら幸いです。
140名無しさん@ピンキー:05/01/25 20:11:36 ID:xIBHRBOZ
あはは!ベタだけど、好きなんだよねー。実は健全オチ。
GJ!
141名無しさん@ピンキー:05/01/28 18:31:45 ID:qhdZDlGV
鬼畜求ム。
142名無しさん@ピンキー:05/01/31 16:54:31 ID:UiGgmfvz
砂吐くようなのもいいなと思う
143名無しさん@ピンキー:05/02/02 03:09:42 ID:1bGD2bd7
前スレ読んでたら武王ユウキョウ読みたくなった
144太公望×王貴人:05/02/03 00:35:47 ID:+jvfhILL
「疾!!」
太公望が近距離で放った打神風が王貴人を吹き飛ばす。
「ダアホめ。ダマしあいではわしの方が数枚上手のようだのう」
気を失って地面に臥している貴人を見下ろしながら太公望はそう呟いた。
「御主人ーっ!!!」
「おお……四不象」
駆けつけてきた四不象を見てやっと太公望は息をつく。
「大丈夫っスか!?」
「ふーさすがに今回は肝を冷やしたのう〜」
「王貴人を倒したんっスね?」
「うむ、あと一撃加えれば封神台に封印できるが…」
「じゃあ早速そうするっスよ!」
「やらぬ」
「え!なぜっスか?」
太公望はちらりと王貴人を見る。
先ほどの戦いで貴人の衣服の大部分は破れ、体を申し訳程度に隠しているだけだ。
「見よ、四不象。この貴人の艶かしい肢体を。
この体を味わずに封神するなどできぬ!」
「ご、御主人それは少年漫画の主人公がすることじゃないっスよ」
「ええい黙れ、四不象!これくらいの役得がなければ封神計画などやってられんわ」
145名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:37:05 ID:J+1oa+yQ
邑姜はマジにえろかわいいと思う!
しかもツンデレ?いや、ツンの態度の中にデレだからツン(デレ)か。
146太公望×王貴人:05/02/03 00:39:05 ID:+jvfhILL
王都朝歌の繁華街から外れた寂れている裏道。
そこにある空家の寝台の上で王貴人は目を覚ました。
「う、ううん」
目覚めた瞬間、彼女の視界に飛び込んで来たのは太公望の顔だった。
「ようやく目覚めたようだのう」
「太公望!」
反射的に殴りかかろうとするが手が動かずバランスを崩し倒れてしまう。
そこで初めて貴人は自分の両手が後ろ手に縄で縛られていることに気付く。
「やれやれ。そう暴れずに姐己についておぬしの知ってる限り教えてほしいのだがのう」
「ふん、そんなこと姐己姉様の敵であるあなたに教えると思ってるの」
太公望を睨みつけながら貴人は答える。
「ほう、それは残念だのう」
そう言って太公望はにやりと笑う。
「ではおぬしの体に直接聞かせて貰うかのう」
太公望のその言葉を聞き、貴人の顔が蒼ざめる。
「な、なにをする気な、んぐ…!」
言い終える前に王貴人の体の上に太公望が覆い被さりその唇をふさいだ。
「んっ……ふぁ…んんっ」
無理矢理侵入してきた太公望の舌が貴人の口の中で暴れる。
その間に太公望は貴人の服に手をかける。太公望との戦いで、
服というよりは布切れに近くなっていたそれは、ほとんど一瞬で
剥ぎ取られ、一糸纏わぬあられもない姿になる。
147太公望×王貴人:05/02/03 00:41:52 ID:+jvfhILL
太公望は王貴人の唇を貪るのをやめ
その裸体を嘗め尽くすように眺めて満足そうに微笑み、
貴人の首筋に顔を埋め、ゆっくりと舐め始めた。
「ひっ…いや、やめて!」
その感覚から必死に逃れようとするものの両手を縛られ、太公望に覆い被さられている
この状況では首筋に太公望の舌が這うのを止めることは出来ない。
太公望はおもむろに貴人の胸に手を添えて優しく撫ではじめる。
その愛撫に耐え切れず王貴人の唇から嬌声が漏れ始める。
「あっ……うぅ…はぁ…あぁん…」
貴人の反応に満足したのか太公望は胸を揉みはじめ、
そしてその白く柔らかできれいな二つの乳房に交互にしゃぶりついた。
「ふぁ!…ひぃ、ひぃん…あっ、ああ……」
「感じてきたようだの」
「か、感じてなんか…いないわ…」
「そんな声で言われてものう。乳首もこんなに勃っているではないか」
そう言って太公望は貴人の乳首を舌先で転がし軽く噛む。
「ひぃあ!」
「そろそろ下の方も味わわせてもらおうかのう」
そう言って貴人の足を両手で持ち上げ、強制的に股を開かせ覗き込む。
そこには一切の毛が生えていない白い恥丘と綺麗な桃色の割れ目があった。
「いい眺めだのう。おぬしの性器も尻の穴も丸見えだ」
「いや!見ないで、見ないでぇ!」
自らの秘部を見られているという羞恥心から貴人の目に涙が浮ぶ。
太公望に舐め回すような視線に反応するかのように貴人の秘所が潤っていく。
148太公望×王貴人:05/02/03 00:43:35 ID:+jvfhILL
とろとろと溢れ出てく貴人の愛液を太公望は舌を使って丁寧に舐め取る。
「ひっ!」
舐め取るだけでなく太公望は。
刺激され貴人の秘所は愛液と太公望の唾液でびちょびちょになっていく。
「あっ……うぅ……はぁ……んふぅ」
太公望は貴人の包皮を指で剥き、陰核を舌先で弄ぶ。
「ひゃあんっ!……ひぃ!…はぁうん…あ!あ!……だめぇ!」
今まで以上の、全身を貫く快感に貴人は背中を仰け反り、声をあげ髪を振り乱す。
より大きい快感を与えようと太公望は陰核をちゅうちゅうと音を立てて吸い始める。
「ああ……」
次々と与えられる快楽の波に王貴人の体中から力が抜けていく。
ぐったりとした王貴人の身体から太公望は手を放し自らも服を脱ぐ。
太公望の大きく勃起した男根が王貴人の秘所に触れる。
自らの秘所に当てられている黒く脈打つ醜悪な物体を見て、貴人の顔が真っ青になる。
「や、やめて!そ、そんなもの入るわけないでしょう!」
貴人は恐怖に駆られ必死で逃れようと身体を動かそうとするが
太公望に身体を押さえつけられほとんど動かない。
「わしのはそこまでとんでもなく大きいわけではないと思うがのう。
おぬしひょっとして経験がないのか?」
太公望のその発言に貴人の顔が朱に染まる。
「千歳はゆうに超えるであろうにまさか処女とはのう」
驚愕すると同時に、千年間守ってきた処女を貫けるという喜びに太公望の男根はよりいっそう大きくなった。
149太公望×王貴人:05/02/03 00:45:23 ID:+jvfhILL
太公望は自らのものを貴人の秘所に押し当てる。
唾液と愛液で十分にぬれたそこは簡単に男根の侵入を許した。
「うくぅ!くううううううんんっ!」
太公望の亀頭が熱く柔らかな感触に包まれていく。
貴人は必死に膣を引き締めて侵入を拒むが完全には抗いきれず、
太公望の肉棒がじわりじわりと貴人の中に埋まっていく。
「ああっ!…あぐっぅぅぅ!!……やめてっ…裂けちゃうぅぅ!」
そんな貴人の訴えには耳を貸さず、太公望は貴人の腰に手をあて一気に刺し貫いた。
「あ――――――――――――」
太公望の男根が貴人の一番深いところまで達し、股間から一筋の血が流れる。
「いやあああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
全身を串刺しにされたような痛みが駆け巡り、貴人は身体を仰け反らせ絶叫した。
「いや、いやぁ!抜いて抜いてぇええ!お願いっ!痛い!痛いのっ!!!」
生まれて初めて異物の侵入を許した貴人の膣はそれ自体が一つの生き物のように蠢き男根を締め付けている。
「抜こうにもおぬしがこんなに絡みついてはのう」
そう言って太公望は初々しい処女の感触を味わいながら、亀頭で子宮をこんこんと軽く叩いていく。
150太公望×王貴人:05/02/03 00:47:47 ID:+jvfhILL
「ひぁ!ひ、ひぐうっ!!やめてえぇ!!!」
太公望に小突かれるたびに貴人の膣全体が波打ち、肉襞が男根に絡みつく。
「た、太公望、あなた絶対に許さないから、絶対に、絶対に復讐してやる……!」
痛みと悔しさと恥辱で涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。
その台詞になんら臆することなく太公望は腰を引いて、叩きつける様に再度自らのものを突き上げた。
「かはぁ……はっ……あ、あ……」
その衝撃に貴人の目が大きく開き、肺から空気全てを絞り出されたような声を上げる。
太公望を睨めつけていた目が大きく見開く。そんな貴人の反応に満足し太公望はゆっくりと腰を振り始めた。
「あっ、ああっ、……はぁん…ああぁっ!」
しだいに貴人のあげる声が痛みから発せられるものから快感によって発せられるものに変わっていく。
太公望に突かれるたびに貴人の中から抗う力が削られ頭の中が真っ白になるのだ。
「あ、あ、…なんで……」
太公望は両手で貴人の胸を揉みしだき、腰を動かす速度を上げ突いていく。
「ああっ!ああぁぁ!ひぃ!やだ、やだ!いやぁ!やめてぇぇ!!」
突き上げるほどに貴人の締め付けはきつくなり、更なる快楽を求め太公望は獣のように腰を振った。
「だめっ!だめっ!だめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
貴人は襲って来る快楽の波に恐怖し髪を振り回し叫んだ。
今までに味わったことが無い快楽が全身を貫き貴人の全身が震え、絶頂に達する。
同時に膣が太公望の男根を喰いちぎるかのようにきゅっと締まった。
「貴人わしももう限界だ!」
太公望は勢いよく貴人の深い場所に男根を叩き込み、白濁の熱い液体を大量に吐き出した。
「太公望のがぁ……私の……私のお腹に………」
膣内で男根がどくどくと脈打つのを感じながら、吐き出された精液の熱さで貴人の意識は断ち切られた。
「貴人、お主にはもっと楽しませもらうぞ」
そう言って太公望はまた腰を動かし始めた。
151名無しさん@ピンキー:05/02/03 04:08:28 ID:h+bQcU8F
処女貴人イイ!
152名無しさん@ピンキー:05/02/03 20:42:38 ID:yCEQzJKS
いわゆるゴッドキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

処女の貴人いいね! GJ!
153名無しさん@ピンキー:05/02/03 21:18:06 ID:con0+fl8
太公望カコイイ!!そして羨まry
154名無しさん@ピンキー:05/02/04 09:34:00 ID:VxrETWtc
鬼蓄ッスネ
155名無しさん@ピンキー:05/02/05 18:20:28 ID:bMoFbPAv
もう一度言うが
妲己のハイレグを引っ張って思いっきり食い込ませたい
156名無しさん@ピンキー:05/02/07 15:19:17 ID:6f4iJwvv
久々に来たら貴人・・・
157名無しさん@ピンキー:05/02/07 15:24:00 ID:6f4iJwvv
↑ごめん途切れた。
貴人好きなんでうれしいよって事を言いたかったんだ。
「もっと楽しませてもらうぞ」ってことは続に期待してもいい・・・?
158名無しさん@ピンキー:05/02/11 23:48:32 ID:qbRKcJH1
ジョカの‥‥‥いや、俺が愚かだった‥‥スマソ
159名無しさん@ピンキー:05/02/12 22:10:48 ID:YhHrB+Bo
>>158
絵だったら擬人化とかいって誤魔化せるんだろうが
文章だと書く方も読む方も色々と大変だな(w

もしフジリューが最初の人をグレイタイプじゃなく
普通に人間ぽく描いてたら、どんな感じになってたんだろうな。
160名無しさん@ピンキー:05/02/12 22:48:11 ID:hBgokr7e
クレオパトラ的な感じする気が‥‥
161名無しさん@ピンキー:05/02/13 00:51:25 ID:TlzE9iKH
原作の小説だと、ジョカはとてつもない美女なんだけどな・・・・
162名無しさん@ピンキー:05/02/13 17:15:48 ID:MwLauzYJ
喜媚たんのエロ小説キボンヌ☆
163名無しさん@ピンキー:05/02/16 16:50:02 ID:9W4bOOMC
ナタクって性処理はどうしてるんだろうな
ハスだからしないのかな
164名無しさん@ピンキー:05/02/16 22:35:31 ID:tLVaPkxT
ほっしゅ
165名無しさん@ピンキー:05/02/17 15:02:19 ID:MvayrkBm
圧倒的な怪力に、太公望は壁に押し付けられた。
両腕を頭上で押さえつけられ、背後の壁が軋む。
その、男性ボディビルダーのような体躯と女性のように華奢な太公望とでは力の差は歴然としていた。
逃げられない。犯られる。そう感じるのに時間はかからなかった。
…ぬめり、と生暖かい舌が頬を伝った。
そこに纏わりついた唾液が顎を伝い、地にトロリと垂れる。

「や…やめよ、ビーナス!」

腕を封じられ、足も先ほどからビーナスに踏まれ動かせない。
…たとえ使えたところで、彼に逃げるすべは無かった。
事前に彼は三姉妹の巧みな罠により宝貝を奪われ戦闘不能の状況を作られていた。
三人揃えば趙公明と五分と言われる名高き彼女たちにぬかりは無かった。

「ふふふ、あなたの私に対するお気持ち…このビーナスはすでに気付いてましてよ」
「お、お主…何を……!!むぐぅ…!!ん…!!んんん!!」

そのゴツイ唇に言葉をふさがれた。
物凄い圧迫感、頭蓋骨が割れるのではと思うほど顔を押し付けられる。
ファーストキスだった。

…もしこれが、こんなゴリラではなく…あやつならば…な。
彼は頭の中で水の羽衣を身にまとう女性を思い浮かべていた。

「ぷはぁ…ふふふ、太公望様…心ここにあらず、ですわね?」
「な、なにを…言っておる」
「本気でいきますわよ」

耳元でそうつぶやくと彼の股間は大きな手で覆われていた。
166名無しさん@ピンキー:05/02/18 02:22:28 ID:pmj4YHEr
>>165
ギャーーーー!!!

笑っていいのか泣いていいのか分からないよ!…泣いていい?
167名無しさん@ピンキー:05/02/18 15:05:18 ID:ACF0nnBr
ビーナスものらしい>>79の続きってどんなんだったの?
168名無しさん@ピンキー:05/02/18 15:22:34 ID:Kl3MVvN9
>>166
鳴け
169名無しさん@ピンキー:05/02/18 16:42:23 ID:R8KAbPVG
ヴィーナス好きには悪いがここから公主キボン
170名無しさん@ピンキー:05/02/19 21:30:44 ID:uqhcss/D
タマネギage
171名無しさん@ピンキー:05/02/19 21:43:10 ID:A2OAseWz
妲己のアナルage
172名無しさん@ピンキー:05/02/19 22:02:42 ID:+OVxoEp1
>>165
はげしく続きキボン!!
173166:05/02/20 00:08:35 ID:HB6FYidw
同じく続きキボン!


泣きながら読むよ(ワラ
174165:05/02/20 09:13:06 ID:9CLCm8OT
「く…ビ、ビーナス…!そんなことは、するものでは…ない…くぅっ!!」

下半身で反り立った彼の息子に、ビーナスは口を添えた。
ベッドに仰向けにされている彼の腕は頭上で縛られ、抵抗する事はできない。
何より彼自身が驚いたのは、自分のモノが目の前の動物に対し反応していることだった。

(そ、そうか…!さきほどの口付けの際に、薬を…!)

「ふふふ。太公望様…ワタクシに対しここまで反応してくださりますとは…」
「そ、それはお主がさきほど…!!ぁ、あぁっ…!!」

ビクッ、と体が跳ねた。彼のモノがビーナスの口内に飲み込まれたからだ。

「う!ぬぬぁぁッ!や、やめよ…!お主の唾液でワシのそれが溶けて無くなりでもしたらどうする!」
「じゅぽ…ふふふ、太公望様ったら大げさですわよ…」
「ああぁぁぁッ…!」

もがけばもがくほど彼の上着は上へずれていく。
露出したその男には不釣り合いな白い肌を上目で見ながら彼女はフェラを再開した。
肉棒の先から溢れる透明の液とビーナスの濃厚な唾液が混ざり合い、激しく音を立てる。

「じゅぷ…じゅぷ…ふふ、いやらしい味がしますわね」

彼女の舌は裏筋を這い、カリ首を舐め回し、言葉と共に攻める。
やがて…

「ぁ…!!ああぁぁぁぁぁッ!!」
「じゅぷ…む、ふんんんんッッ!!」
175165:05/02/20 09:14:35 ID:9CLCm8OT
限界が訪れた彼のモノから発せられた白い液を、ビーナスは口内全体で受け止めた。
喉の奥まで届く、濃厚な粘りのある精液を、彼女は飲んだ。
竿の根元を強く掴むようにして先端まで引く。
先端をストローのように咥え、搾り出すようにして残りを吸った。

「ぁ…くっ…はぁ…はぁ…」
「ごくん…ふぅ…美味しかったですわ…」

太公望のモノから口と手を離すと、彼の腹部に手を優しく添える。
その手は次第に上へと、撫でるように這い、彼の服を捲り上げた。

「は、ぁ…はぁ…も…もう、やめよ…」

露出した、産毛一つ生えぬ幼子のような胸にビーナスは舌を這わす。
白い胸板に涎をまとわり付けていく。
その舌はやがて二つの桜色の突起へ…

「ぁぁ…太公望様…お顔が真っ赤に染まってますわよ…?」
「く…そ、そんなこと…」

乳首を転がしていた舌はゆっくりと、さらに上へと這っていき
鎖骨、喉、顎、頬…と、舐め回しながら太公望の耳にまで迫った。

「ぁ…ぁ…!あぁぁぁ…」

耳たぶを甘噛みされ、上ずった声をあげた。

「たっぷりと楽しみましょう…」

そうビーナスが耳元で呟いた、
その時!
176165:05/02/20 09:19:16 ID:9CLCm8OT
書いてて嘔吐しそうっす('Д`;)
もっと気持ち悪く書こうとしましたが自分の力じゃこのくらいが限界みたいです
177名無しさん@ピンキー:05/02/20 17:51:34 ID:yqE709kF
うおえっぷ
178名無しさん@ピンキー:05/02/20 18:04:23 ID:liktO5mN
>165
大変です!
投下SS倫理審議委員会が動き出したようです!
179名無しさん@ピンキー:05/02/20 18:06:03 ID:BD5Mfesp
早く動いてクレよな
委員会よ・・・・・。
180名無しさん@ピンキー:05/02/21 00:01:36 ID:Y5P80M6+
>>176
痛みに耐えてよく頑張った!
感動した!!

つーかビーナス相手というだけで
ここまでインパクトがあるとは……いろんな意味でスゴイ。
>>165は乙としか。
181名無しさん@ピンキー:05/02/21 00:34:06 ID:7G+3dhkt
美化ビーナスに脳内変換すればいける
182名無しさん@ピンキー:05/02/21 01:48:44 ID:8XFpnV1C
>165
あんた神!でも…新世界の神…
原作の公認カプのはずなのに、こんなにもピーッなものだとは。
ビーナスおそるべし。

165も太公望も乙。心から乙!
183名無しさん@ピンキー:05/02/21 19:48:33 ID:xhmninxd
タマネギage
184名無しさん@ピンキー:05/02/21 23:53:41 ID:plBES+KB
唾液で溶けてなくなるにワロタw
太公望に関する描写のがエロいのはワザと?
それともビーナスがあまりにもアレだからそう感じるだけかな。
185名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:16:10 ID:q0kxDZN1
>>184
俺もそうは思ったが、ビーナスに関する描写でエロくされてもry
186名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:48:22 ID:snphxWnQ
ここで次女クイーンの登場ですよ
187名無しさん@ピンキー:05/02/23 04:27:07 ID:6+YjGe4y
>>165
つづきが見たいとか言ったらダメ?
188名無しさん@ピンキー:05/02/23 04:41:10 ID:Huh5PhrQ
>>187
同意だが…165さんがかわいそうでそんなこと言えない…
165さんが夢でうなされたりしないならぜひ読みたいが。
189名無しさん@ピンキー:05/02/23 04:59:54 ID:pNHeMld6
もう普通にダッキがズッコンバッコンやってる話書いちゃえ
190名無しさん@ピンキー:05/02/23 08:46:58 ID:W9mQGTaq
天蝉で純愛ものきぼんぬ
191名無しさん@ピンキー:05/02/23 23:20:02 ID:S3zcgTGk
今こそ邑姜で
192赤雲×碧雲:05/02/24 23:47:20 ID:PL/1JDUA
「ああっ・・・うっ・・あ、あンッ・・・」
碧雲は自室で自慰行為にふけっていた。
鳳凰山で何不自由なく育ち、道士として教育されたとはいえ彼女も年頃の女。
身体は正直に快楽を欲して疼いていたのだった。
その上鳳凰山は男子禁制で隔絶された所にあり、男気はまるでない。
碧雲が自慰行為に及ぶのは当然である。
しかし、その自慰ですら、碧雲は満足に出来ている訳ではなかった。
彼女は赤雲と同室なのだ。
広い部屋が与えられており、快適ではあるものの、赤雲の居る部屋で自慰をする訳にはいかない。
彼女が性欲の処理をするのは、赤雲が公主の湯のお供をする週に一度だけなのだ。
それまでは本当に大変である。
修行中にも秘所が疼きだし、下着が濡れてきてしまうこともある。

「こんなコトッッ・・・しちゃいけない・・・の・・にッっ・・・」
判っていつつも、男に組み敷かれ、その猛々しいモノに喘いでいる自分を想像してしまい
指先は夢中で下半身を弄り回す。
「ひゃあんッ・・・あああっっ!!」
一際大きな声をあげたところでガチャリとドアが空いた。
「碧雲、公主様からおやつを頂いたの。一緒に・・・・・・」
「あっ・・・」
「碧・・・雲・・・!??」
赤雲が戻ってきたのだ。彼女は手に果物が入ったかごを抱えていた。
193赤雲×碧雲:05/02/24 23:49:32 ID:PL/1JDUA
「いやあぁっっ!!見ないでェ・・・・・・・!!」
碧雲は恥ずかしさのあまり涙を流し、全身を桜色に染めながら手で身体を覆った。
その手は先程まで秘所を弄っていたために濡れ光っている。
しかし碧雲は自分の秘所がヒクヒクと蠢いていることに気付いていた。
見られて興奮してしまっているのだ。
こんな状況ですら感じてしまう淫乱な身体に嫌気がさしてくる。
「あうっ・・・」
「碧雲、そんなに泣かないで・・・・・・」
赤雲は碧雲の涙を舌で舐めとった。
元から仲が良い二人ではあったが、こんなことをされたのは初めてである。
「赤雲!?」
「安心して、別に貴女だけじゃないわ。私だって・・・勿論公主様だってしていることよ・・・」
赤雲は服を脱ぎだした。
「私も貴女が公主様の湯に付き合っている日は毎晩しているわ・・・今だって・・・」
微笑みを浮かべながら、赤雲は白い腕を下肢に進め、片足を軽く持ち上げた。
秘所が丸見えになる。
そこは愛液で潤っており、碧雲のそれと同じ様にヒクヒクと痙攣していた。
「だから恥ずかしがらなくてもいいのよ・・・・・・ッッ・・・」
赤雲の息が荒くなる。彼女も興奮しているのだ。
どうも、それは秘所を碧雲に見られているという理由だけではないらしい。
「あ、貴女のしている所を見て・・・こんなになっちゃったのっ・・・」
「赤雲、私もっっ・・・・・・!!」
碧雲も、赤雲の痴態を目の当たりにし、新たな変化が身体に訪れたらしい。
彼女もまた両手で秘口を開き、熟したそこを赤雲に見せ付けた。
194赤雲×碧雲:05/02/24 23:51:13 ID:PL/1JDUA
二人はたまらず床に寝そべり、裸で絡み合った。
きつい抱擁によってお互いの乳首が触れ合い、奇妙な感覚をに襲われる。
「ひ・・・ひゃあんっ!」
「碧雲・・・」
喘ぎ声を遮る様に、赤雲は碧雲の口を自分の唇で塞ぎ、舌でもって口内を余す所なく侵してゆく。
「んっ・・・んんんっっ・・・」
初めは戸惑っていた碧雲も、今は自分から舌を絡めている。
その間にも赤雲の右手は碧雲の身体を愛撫し、遂には秘所に到達していた。
そちらも上の口同様たっぷりと唾液を零している。
彼女は中指と人差し指をゆっくりと挿し入れた。
指は抵抗なくスルリと入り、碧雲の中で激しく動き出す。
「ううっ、あぁんっっ、ひ、はぁあァんっっ・・・・・・!!」
「どう・・・気持ちイイでしょう?」
「んっ、あ・・・イイっ・・・き、きもちイイィっっ!!あああっ・・・」
赤雲は真っ直ぐに入れて動かしていた指をぐぐ、と折り曲げた。
「ひィィ!!!」
碧雲は一オクターブ高い声を上げる。
赤雲は碧雲の喘ぎ狂う様を暫く見つめていたが、くすりと笑うと淫猥な音を立てて指を引き抜いた。
「いやぁあぁッッ!!!やめないでェっ!!」
碧雲は哀願する。
195名無しさん@ピンキー:05/02/24 23:52:59 ID:PL/1JDUA
御免、続きあったんだけどミスってデータ吹っ飛んだorz
復旧したらまた続き書き込みに来ます・・・
196名無しさん@ピンキー:05/02/25 00:36:42 ID:tkc+jYpj
取り敢えずハァハァしながら待っていまつ
197名無しさん@ピンキー:05/02/25 02:12:11 ID:leWFJzYo
エロカワイイvナイスです!
198名無しさん@ピンキー:05/02/26 16:47:51 ID:RVhUIoe+
喜媚たんのエロ小説キボンヌ☆☆☆
199名無しさん@ピンキー:05/03/02 20:43:26 ID:b1EI6aol
ほっしゅ
200名無しさん@ピンキー:05/03/02 22:57:58 ID:b1EI6aol
ttp://www.game-style.jp/special/200502/10/03img12.php

妲己に見えなくもないので貼っておきますね
201名無しさん@ピンキー:05/03/02 23:00:49 ID:kHzy6MiG
妲己ってあの衣装でなんで乳首が立たないんだろう
ニプレスとか無粋な答えは却下
202名無しさん@ピンキー:05/03/03 00:10:08 ID:GL3bZwf0
ヌーブラor偽チチ
203名無しさん@ピンキー:05/03/03 00:25:36 ID:dKE6q+Iz
功夫を積んでるから
204名無しさん@ピンキー:05/03/03 11:00:14 ID:/yZWG9HQ
集英社がNGだしたから
205名無しさん@ピンキー:05/03/07 20:25:41 ID:ww+I6y8E
「これ以上お色気やったらやばくてん編集長」ってセリフがあったじゃないか
206名無しさん@ピンキー:05/03/10 09:27:15 ID:datVll1y
保守
207名無しさん@ピンキー:05/03/10 19:15:38 ID:ojEBDSV5
今でも二巻の表紙で抜ける
208名無しさん@ピンキー:05/03/10 20:12:03 ID:hCpOJ0KP
でもTVでは乳首立ってた罠
209名無しさん@ピンキー:05/03/10 20:13:25 ID:2J36hHbJ
うpきぼん
210名無しさん@ピンキー:05/03/10 20:15:19 ID:esW/fKmm
今こそ天蝉きぼんぬと言ってみるテスト
211名無しさん@ピンキー:05/03/12 15:21:32 ID:3RdUNrMn
保守
212名無しさん@ピンキー:05/03/17 21:49:08 ID:cmAaLyLa
ほしゅ
213名無しさん@ピンキー:05/03/18 20:23:57 ID:lAQWd1UM
tamanegiage
214名無しさん@ピンキー:05/03/18 23:38:21 ID:xFYWzg8d
た、たまねぎ?
215名無しさん@ピンキー:05/03/19 19:49:51 ID:lIx2ai0t
妲己の臭腺ちょおくっせえ!!ちょおくっせえいいによいがすゆ!!
216名無しさん@ピンキー:05/03/20 03:28:36 ID:+WzZq6dz
あの衣装で乳首立ってないのはおかしい
217名無しさん@ピンキー:05/03/20 03:37:37 ID:FQRlQPD6
心の目で見るんだ
218名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 16:05:02 ID:pc+mIycO
かざらはさかなやわまやなたあかさなたばな
219名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:11:12 ID:sSzYuE46
保守
220名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 22:46:02 ID:8LbdRXF+
ほしゅー
221名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 21:03:03 ID:H4GgNXpX
たまねぎage
222名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 15:35:18 ID:iTRgzh7z
nurupo
223名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 19:46:34 ID:iTRgzh7z
ぬるぽ
224名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 00:12:57 ID:GXCv4Z2q
神になった、でもウレシクナイ
225名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 20:06:30 ID:dbFVIhbE
不憫な椰子がいるな。

ガッ
226名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 12:50:31 ID:N8Lh/tZI
AA
227名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 16:31:10 ID:YcmtovBs
だっきたん…
228名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 14:14:27 ID:dlCR7pxv
蘭英×張奎きぼん
229名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 22:03:43 ID:LHuE3FPo
このスレはもう終わりました。長い間お世話になりました
230名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 22:42:06 ID:UEwK9fJq
ほし
231名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 00:13:26 ID:I/SEdeJD
hosyu
232名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 18:41:16 ID:KDa/zMpW
保守
233名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 19:11:46 ID:Ezec2bDq
一ヶ月以上何の動きもねぇ・・・
234名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 23:11:43 ID:3XJQGxUQ
史実カプの姫発×邑姜をお願いします
男の子を二人産むんだよね
235名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 11:09:58 ID:EsE5DHpd
天化蝉
236名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 13:31:15 ID:ompHdg4C
保守用に小ネタ投下しまつ
土行孫×蝉玉でギャグでつ
237名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 13:33:18 ID:ompHdg4C
蝉の字が出ないのでこの字でいきまつ
出し方分かる方教えてくださいまし
おながいします
238蝉玉のお願い:2005/05/09(月) 13:34:50 ID:ompHdg4C
「ねえ、ハニー、どうして抱いてくれないの?」
「オレがお前と交わることが出来ると思ってんのかぁ?」
「何言ってんのよ?愛は世界を救うのよ!不可能なんて言葉、あたしとハニーの間に存在しないわ!」
くらくらとめまいがする。何でそんなにゴーイングマイウエイなんだぁ!この女!
お前は人間経由仙人だろうがぁ!オレは動物経由仙人なんだよぉ!人間と動物の区別もつかんのか?

いかん。このままではこの女のペースに巻き込まれる。簡単なところから始めるしかねえ…
深呼吸をして、土行孫は必死で手を開いて見せた。
「良くオレの手を見てみろ!」
蝉玉はしゃがみこむ。しげしげとハニーの手を見る。
「こんなに大きくてごつくて素敵!」

がっくりと頭を垂れる。視点が違うだろうぅ…どこに目を付けてんだぁ!この女!
「良くオレの足を見てみろ!」
「がっちりしていて、たくましくて、素敵!」

「良くオレの体を見てみろ!」
「小さくて、身がひきしまってて、かわいい!」
239蝉玉のお願い:2005/05/09(月) 13:36:43 ID:ompHdg4C
いけない!このままこの女の言うままに終るのか?
土行孫は必死で叫ぶ。
「良くオレの顔を見てみろ!」
「ハニー!私が信じられないの?私がハニーを捨てて他の男に浮気するなんて疑ってるのね!!」
「ぎゃああああ!!」
ぶんぶんと土行孫を振り回して、蝉玉は大声で泣いた。
「うあああん!ハニー!可哀想に誰にも愛されなかったのね…大丈夫。これから私が世界で一番愛してあげるから!」

誰も頼んでない!顔が可愛くても体が細くても、変なヤツ、オレの好みじゃねえぇ…オレの好みはまともな頭の女だぁ…
公主とかお付の女とかぁ…く、くるしいぃ…ぐあぁ!
「放せええぇ!首が絞まるじゃねえかぁ!」
「ハニー、小さくても大丈夫よ!ちゃんとこの本を用意したから、私でもハニーを満足させることが出来るよ!」
「何だこの本はぁ!」

「死ぬかと思ったじゃねえか…ヤバイ…(ぜいぜい)」
首をさすっている土行孫に、蝉玉は本を取り出した。表紙には大きく「愛の四十八手改訂版 作者不明」。
「これなら、未熟な私でもハニーを満足させられるのよ!さあ、愛の蜜月旅行へ出発しよう!ハニー!」
「ぎゃあああぁ!助けてくれえぇ!太公望!スープー!」
「何で男の名前なんか呼ぶのよ、ハニー?まさかハニーは男色だったの?」
「誰が男なんかに欲情するかぁ!止めろぉ!」
「よかった!やっぱり私のことが好きなのね?ハニー、必ずイカせてあげるから!」
無理やり愛の蜜月旅行に二人は出発した。終わり。
240名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 13:38:18 ID:ompHdg4C
以上で終りです。失礼しますた。
241名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:16:35 ID:KuWroG9J
「いらっしゃいませ〜!一名様でございますね。こちらでお召し上がりですか?」
「いや…あの、持ち帰りで……」
「かしこまりました!ご注文はお決まりでしょうか?」
「あ、えっと…公主モノ…お願いします…」
「竜吉公主モノでしたら、エロ・非エロの二種類からお選びいただけます!」
「あ…そ、その……エ…エロ……で…」
「非エロでございますね?」
「あ、ち、ちが…そ、そうじゃなくて……エロでお願いします……」
「あ、失礼いたしました!では、公主エロモノはいりま〜す!」
「…………」
「カプとシチュのほうはいかがいたしましょう?」
「え…と、どんなの…が……」
「純愛モノ、陵辱モノ、鬼畜モノ、近親相姦モノと、幅広く取り揃えております」
「じゃぁ、りょ…陵………いや、あの、純愛で、いいです……」
「純愛モノですか?ただいまキャンペーン期間中で、陵辱モノのセットが大変お安くなっております。
 料金はいっしょで、レズ、触手、視姦のサービスがつきますが、純愛モノでよろしいですか?」
「あ、そ、それじゃ陵辱モノで!……ぁ、ぉ、お願いします……」
「かしこまりました。それでは、ご注文くりかえしま〜す!竜吉公主陵辱モノセット、
レズプレイ・触手視姦風味でよろしいですか?」
「……はい」
「ありがとうございま〜す!竜吉公主陵辱モノセット、レズプレイ・触手視姦風味はいりま〜す!
 それでは、番号札>>242番でお待ちくださ〜い!」
「…………」

>>236-240氏、乙!スレの寂れが酷いときの活性剤だな。触発されて、自分も書いたぜ。
やっぱ、なんだかんだ言っても、エロが欲しいんだろ、みんな?
オーケー、わかってる。ちゃんと用意してるぜ。
それじゃ、番号札>>242とムスコ握りしめ、お待ちくださ〜い!
242沼ですけど公主篇です1:2005/05/11(水) 23:18:58 ID:KuWroG9J
宇宙船・蓬莱島。
妲己たちとの最後の決着をつけるため、道士たちに混じり、彼女もこの場所を訪れていた。
そして、いま彼女は独り暗闇の中にいた。
仲間とはぐれたか、それとも罠に落ちたか。太公望たちの姿はない。
「何者じゃ!?」
暗闇から気配を感じ取り、竜吉公主は声を発した。
目の前で闇の淀みが流れ、空間に黒い影が生まれる。
「くくく、ようこそ、公主」
「王天君……おぬしの仕業か」
「ご名答ぉ、察しの通り、あんた一人を招いたんだよ。特別にな」
黒い唇がいびつに歪んだ。
彼女は身構え、水を操った。
「おぬしが私の相手か?」
かつての元始天尊の直弟子とはいえ、引けを取るつもりはない。自分の実力は妲己や聞仲にさえ劣らないという自負があった。
「くく、そう慌てなさんな、オメェの相手は俺じゃねぇ」
ふわりと甘い香りが鼻をくすぐり、コツコツと部屋に足音が響く。
公主が闇に目を凝らすと、その先からゆっくりと何かがやってくるのがわかった。それはやがて、彼女の前に輪郭を現す。
公主の顔に驚愕の色が走る。
「はぁい、公主ちゃん。はじめまして、かしらねん。わらわのこと、誰だかお分かりかしらん?」
言われるまでもなく、わかった。
「おぬしは……妲己!」
243公主篇2:2005/05/11(水) 23:20:12 ID:KuWroG9J
目を見開く彼女の顔には、明らかな焦りが浮かんでいた。
妲己に王天君、二人同時に相手して勝てるとは思えない。それに、智謀家の彼女が罠を用意してないとは思えない。
「身構えなくても大丈夫よん。王天ちゃんは手出ししないから」
笑みを浮かべながら、優雅ともいえる動きで公主に歩み寄る妲己。
噂どおり美しい、公主はそう思った。数多の仙女をしっているが、妲己の美貌は群を抜いている。
はっと我に返り、彼女は後ずさった。一瞬とはいえ、女狐に見とれてしまうとは。
なんにしても、逃げることはできない。
だが、考えようによってはこれはチャンスである。もしここで妲己を倒すことができれば、これ以上犠牲を出さずに争いを終えることができる。
病で弱った体に、力を込める。
「ゆくぞ、妲己」
公主の動きに、余裕の表情を崩さなかった。
「あらん、何か勘違いしてるようねん。わらわはあなたと戦うつもりなんてないのよん」
「な…に…?」
思わぬ肩透かしに、公主の動きが一瞬止まる。
妲己の顔に、冷たい嗤いが浮かんだ。
「あなたはいたぶられる一方よん」
妲己の細い指が、パチンと鳴った。
その瞬間、公主の足元の床が砕け、何かが飛び出した。
「!?」
不意の出来事にかわすことさえ出来なかった。触手のような何かは、公主の体に絡みつき、瞬く間に自由を奪う。
それは、木の枝のようだった。
恐らく妖怪仙人だろう。ここに連れて来られたのは、やはり罠。
「く、こんなもの!」
この程度の枝、彼女の宝貝で簡単に切断できる。すぐさま水を操り、木の枝に突き立てた。
244公主篇3:2005/05/11(水) 23:21:21 ID:KuWroG9J
「あはん、無駄よん」
「――!?」
突き刺さった水の宝貝は、瞬く間に消え去った。新たに動かした水も、枝に触れた瞬間吸い込まれるように消えていく。
――これは、木の根か!
彼女の水系の宝貝と、植物系の妖怪。相性は最悪である。それに、彼女は他の宝貝を持っていない。今の状況を打開する術はない。
公主は歯噛みした。妲己でも王天君でもなく、格下であろう妖怪に敗北したのだ。それも、一瞬で。
このまま封神されるか、人質として使われるか。
「高覚ちゃん、ご苦労さまん」
高覚というのは、この妖怪のことであろう。妲己は歩み寄り、縛られた公主の前に立った。
手足を縛められて、身動きひとつ出来ない。
「各個撃破、というわけじゃな。さすがに、悪知恵が働く」
せめてもの抵抗に、妲己をにらんだ。
こうして一人ひとり始末していくつもりだろう。たしかに、もっとも効果的である。
だが、妲己は頷かなかった。
「それは違うわん。あなただけよん」
眉をひそめた公主の顔に、妲己の手がそっと触れる。彼女はびくり、と体を震わせた。
「あなただけ、わらわが直接いたぶるのん。どうしてか、わかるかしらん?」
まるで温度のない笑みで、顔を眺めてくる。白い頬に触れる指はゆっくりと首筋をすべり、胸元へと伸びていく。
思考の読めない妲己の表情に、背筋が凍る思いだった。
いったいなにを考えているのかわからない。だが、向けられる感情は負に属するものである。それを押さえ込み、ドロドロと渦巻かせているのを感じ取った。
「崑崙一の美仙女、竜吉公主。その美貌はこのわらわに勝るとも劣らない、と言われているのは知ってるかしらん」
妲己の鋭い爪が、彼女の胸当てにかかる。
「いったい、何を言って……」
言いかけて、息を呑んだ。
自分を見つめる妲己の眼は、瞳が鋭く縦に走っている。半妖態にも近い、獣の眼。
「わらわ以上の美しさなど、この惑星にはありえない」
低く、獣の唸りにも似た声で、妲己は言った。
同時に、公主の服がいっきに引き裂かれる。
「きゃあぁぁっ!」
叫びをあげた公主の胸のふくらみがあらわとなった。
白く、男を知らない乳房。手に余るほどの大きさで、みずみずしい弾力を保っている。
手を縛られ、吊るし上げられる公主には、隠すことさえ出来ない。
245公主篇4:2005/05/11(水) 23:23:24 ID:KuWroG9J
「ふふふ、可愛い声出すのねん、公主ちゃん」
薄ら笑いを浮かべると、乳房を荒々しく掴む。愛撫などではなく、ただ陵辱のために揉みしだく妲己。
「い、いったい何のつもりじゃ!?」
「決まってるわん。わらわに勝るとも劣らない美しさの公主ちゃんを、いたぶって、弄んで、陵辱しつくしてあげるわん。二度とわらわより美しいなんて馬鹿な考えを思い浮かべないようにねん」
言った瞬間、妲己は公主のちいさな乳首を指で強く潰した。
「くぅ、ひぃぃっ」
痛みに顔をゆがめる公主を、妲己はあざ笑う。
妲己の中に渦巻く感情、それは憎悪にも似た嫉妬。
美しさに絶対の自信を持つ彼女にとって、自分と並び賞される公主の存在は、許しがたいものなのだろう。どす黒く膨れ上がった妲己の感情に、公主は怯えた。
「ふふふ、公主ちゃんは、これからわらわの愛撫でよがってよがってよがりまくって、快楽で狂わせてあげるわん。ふふ、ぞくぞくするでしょう?」
公主の顎を掴むと、妲己は唇を重ねた。嫌がる公主の唇を無理やり割って、舌が入り込んでくる。
蠢く舌は口内を這い回り、求めるように公主の舌に絡みつく。
その仕草には、悪意は感じられなかった。まるで、愛しい者との接吻のように。
「んむ、んぅぅ、ぅふぁ……」
唾液をすすり、妲己の唇が離れた。まるで、頭の芯がとろけるような甘い接吻。思わず求めてしまいたくなる。
背筋の凍るほどの恐怖は消えていた。半ばぼんやりとする頭で妲己を見ると、微笑を浮かべている。
だが、恐怖はすぐに舞い戻ってきた。
突如、妲己の手が彼女の股間を覆う。
「ひぁっ」
「ふふ、そんなにわらわのキスが気持ちよかったかしらん?」
言われて、公主の顔は真っ赤に染まった。
「そんなこと……!」
目の前にいるのは憎き女狐。そんな者に唇を奪われるなど、屈辱以外の何物でもない。
しかし、どういうわけか嫌悪感は湧かなかった。傾世元嬢の発する香のせいか。
「心配しなくても、あなたに誘惑の術は使わないわん。だって、つまらないでしょん?」
薄布を通し、妲己の指が太腿を撫でる。長い爪が細い足をゆっくりと這い回る。
246公主篇5:2005/05/11(水) 23:25:23 ID:KuWroG9J
「ひれ伏すのよん、わらわに。そして、快楽にねん!」
妲己の爪が、ぴったりと足に張り付く布を裂いた。
「ん……!」
思わず叫びそうになるのを、公主は声を殺した。ここで叫べば、妲己の思う壺。彼女の狙いは、精神の屈服なのだ。
妲己は公主の服を脱がそうとせず、爪で引き裂き続けていった。裂け目から覗く雪のような肌は、素足を晒すよりも見るものの加虐心を誘う。
股間を覆う薄布さえ剥ぎ取られ、崑崙一の美仙女の秘所が妖怪の眼前へ晒される。
これほどの屈辱、数千年生きてきた公主でも味わったことがない。怒りと羞恥で、瞳が滲んだ。
「この程度で終わると思ってるのん?本番はこれからよん」
そう、妲己の責めはこれから始まるのだ。どんな目に合わされるのか、無垢な公主には想像が及ばない。
快楽によがり狂わせる――妲己の先ほどの宣言に、華奢な体を震わせる。一体どんな目に遭わされるというのか。
「こんな目に遭わされるのよん」
まるで公主の心を読み取ったように答えると、妲己は彼女の割れ目をなぞった。
「ひぅぅ!?」
自ら触れることさえなかった敏感な部分を撫でられ、震えた声を漏らす公主。
「ふふふ、まだまだよん」
妲己は指を舐めると、ゆっくりと秘所へ沈めていく。
湿り気を帯びない襞は唾液にぬめる指を押し返すが、妲己はかまわず押し込んでいった。
「ひぐ、くぅ、ぃぁ……」
痛みに、きつく眼を閉じた。額にじっとりと汗がにじむ。
妲己は公主の表情を楽しむように、入り口のあたりで指をとどめて襞をなぞる。
ゆっくりと、真綿で首を絞めるように、じわじわと弄ぶつもりなのだ。
「くくく、妲己、あんたも好きだな」
いつの間にか瓦礫に腰をおろした王天君が言う。
はっとして、公主は王天君を見た。彼は爪を噛みながら、じっくりと公主の体を眺めていた。
公主の中に、忘れかけていた羞恥心が噴き出した。視線を嫌でも意識させられ、顔が紅潮する。
「あはん、王天ちゃん。もっとじっくり眺めたらん?こんなに綺麗な体してるのよん」
「ぇ、ぁ、いやっ!」
公主の後ろに回りこむと、背後から抱きしめてくる妲己。服を裂かれ露わになった胸を掴み、逆の手で秘所を割り開く。
大切な部分が王天君の目の前に晒され、涙を滲ませて顔を背ける公主。その首筋を、妲己の舌が舐め上げる。
247公主篇6:2005/05/11(水) 23:27:03 ID:KuWroG9J
「ふふ、綺麗な肌……うらやましいわん」
舌が頬を這いずり、瞼からこぼれ落ちそうな雫を舐め取った。
「さあ、仙人界一の美仙女の、奥の奥までじっくり観察してあげてん」
顎に手をかけ、無理やり王天君のほうを向かせると、割り開いた秘所に指を沈めていく。
痛みよりも、羞恥と屈辱が勝っていた。惨めさにきつく眼を閉じたが、現実からは逃れられない。
「くふ……っんぅ……くぅん」
優しい愛撫に、徐々に下腹部が熱を帯びてくる。すすり泣きの中に、甘いと息が混じり始めていた。
「あはん、感じ始めたのん?」
「っん、誰が感じ……ひぅん!?」
否定の言葉半ばで、妲己の爪が肉芽を弾いた。突然の刺激に、体をビクンと震わせる。
「ひぅっ、ひぅぅうぅんんっっ、くぁぁ!!」
爪の先がが包皮の間にもぐり込み、敏感な肉豆を引っ掻いてくる。神経を貫くような快感にも似た痛みに、公主は喉を振るわせた。
自分で体を支えきれず、膝が折れ、手首に巻きつく木の根に吊るされる。
肩で息をつく公主に、妲己は頬を伝う汗を舐める。
「ふぁぁ……はぁ、はぁ……」
「あらん、この程度で根をあげるのん?純潔の仙女も、たいしたことないのねん」
「だ、誰が、この程度で……」
「ふふ、そうよねん。これからが本番だものねん」
自分にもたれかかる公主の秘所に、妲己は指を突き立てた。
「んくぁぁぁっ!!」
今度の責めには、確実に快感が混じっていた。愛液の染み出し始めた秘所に、深く指がもぐり込む。
駆け抜ける痛みを伴う快感に、彼女は啼いた。
「いい声ねん。王天ちゃん、見てるだけじゃつまらないでしょん。あなたもどう?」
「いや、俺は見てるだけでいい。わかってんだろ、俺って肉体派じゃねぇからよぉ」
「あはん、ダメな子ねん。もっと公主ちゃんをいたぶってあげたいのにん」
汗にぬれる公主の耳を甘噛みしながら、その頬を撫でる妲己。
薄ら笑いを浮かべながら、その様子を目を細めて王天君は眺めていた。
248公主篇7:2005/05/11(水) 23:28:27 ID:KuWroG9J
そのとき、足元の木の根がずるりと蠢いた。
『……ならば、私が嬲りましょう……』
植物妖怪・高覚が名乗りを上げた。足元から、ゆっくりと木の根が迫る。
公主の顔が恐怖に染まった。
こんな下賎な、醜い妖怪に犯されようとしている。そんな行為は、屈辱など通り越して、絶望にも等しい。
禍々しい触手は公主の足を這い上がり、がっちりと押さえ込む。そして、一際太い、男根にも似た一本が公主に迫る。
ずるずると公主に近づく触手は、触れる寸前、踏み潰された。
「勝手な真似をするな」
低い声で、妲己は高覚を踏みつけると、ぐりぐりと潰していった。その顔には怒りが混じっている。
高覚は呻きをあげると、千切れかけた触手を地に沈めた。
きつい表情に笑みを戻すと、公主に頬を寄せた。
「ごめんなさいね、公主ちゃん。あんな下賎な生き物には、公主ちゃんに触れさせないわよん。あなたは、わらわの愛しい愛しい玩具だものん」
――狂っている。
妲己の中で、公主に対する異常な愛情と憎悪が交じり合っている。自分に向けられる異常な妲己の感情に、公主は唇をわななかせた。
「さあ、続けましょぉん」
妲己は公主の前にしゃがみ込むと、秘所に顔を近づけてくる。
くっつくほど顔を近づけ匂いを嗅ぐ妲己に、公主は顔を真っ赤にして腿をすり合わせた。
だが、木の根の触手に股をこじ開けられる。
「んふ、臭いわねん、公主ちゃん」
「……、……ッ!」
耳まで赤くして、否定の言葉を口にしようとしたが、羞恥で声が出なかった。
妲己の舌が伸び、襞をなぞった。
「んぅ、んん……ひぁぅ!」
声を殺そうとしたが、耐え切れず、甘い喘ぎを漏らした。
妲己の舌は襞の一枚一枚をなぞると、ぷっくりと膨れた肉芽を転がす。
「ふぁ、はぁん…きゃふ……くぅ…」
そのまま舌は下がり、ゆっくりと彼女の中にもぐりこんでいく。
249公主篇8:2005/05/11(水) 23:30:38 ID:KuWroG9J
彼女の秘所は快楽にじっとりと濡れ、愛液がこぼれ出している。妲己はそれを舐め取りながら、舌を深く差し込んでは、ギリギリまで引き抜く。
「ぃぁあ、んぁぁ、ふ、ふぁ……」
頭に霞がかかり始め、全身が熱を持つ。体中で快感が疼いていた。
不意に、溢れ出る愛液がすすられた。じゅるじゅると音を立て、搾り出すように吸われていく。
「ひぅぅん!?だ、だめぇ、そんな、けがらわ…んふぁっ!」
「んふふ、美味しいわぁん、あなたの愛液」
妲己は身を起こすと、ぐったりとした公主に言った。
永きに渡り修行を続けた彼女も、こんな責めには慣れていない。彼女の疼く下腹部は、新たな快感を求めていた。もはや、彼女の意思では止められない。
「どぉ、もっと欲しいかしらん?」
「だ、だれが、おぬしのようなものに……」
「あはん、気高い人ねん。そこが、魅力的よぉん。そして……癪に障るわん!」
妲己は公主の黒髪を掴むと、無理やり引きずり倒した。手足に木の根を絡ませたまま、彼女は不様に転がった。
何とか身を起こそうとする公主の腹を、妲己が踏みつける。
「そうやって這いずる姿、不様で素敵よぉん」
「ぅぐ、く……!」
じわじわと体重を乗せ、靴の先で腹を嬲ってくる。苦しさに、公主の口から呻きが漏れる。
木の根を絡みつかせ、破れた布を身に引っ掛けた仙女の姿は、危険な美しさがあった。
王天君は、嬲られる公主の姿を爪を噛みながら見つめていた。その口元には、笑みが浮かんでいる。
仙界一の美仙女の被虐的な姿は、彼のサディスティックな心も満足させるのだろう。
「くくく、不様なもんだな、公主」
「ふふ、そうよん。公主ちゃんは、こうやって這いずって、不様によがるのよぉん」
妲己は公主に馬乗りになると、その乳房に爪を立てた。
「ん…くぅ!」
痛みに眉を寄せる公主にかまわず、荒々しく揉み、こね回す。長い爪は柔肌に赤い筋を残し、うっすらと血を滲ませる。
妲己の細指が乳首を弾き、押しつぶし、爪で挟み込む。ぞくぞくとした快感が、公主の背中に走った。
「ひぁ、ぁぁ……んぅ、ぅぷぅ!?」
突然妲己が覆いかぶさり、唇を塞ぐ。唇をむさぼりながら胸の膨らみを弄び、股間へと太腿を擦りつけてくる。
250公主篇9:2005/05/11(水) 23:32:24 ID:KuWroG9J
柔らかな感触が、公主の秘所に快感を生んだ。
「んん、んふぅ、ぅんっ!」
指で弄られない愛撫は、柔らかな刺激を与えるが、激しい快感をもたらしてはくれない。
知らず知らず公主は脚をもぞもぞと動かし、妲己の太腿に絡ませていく。
――もっと、もっと激しいのを……
ふと心に呟いた一言に、公主自身、慄いた。
女狐に嬲られ弄ばれながら、快楽を自分から求め始めている。
必死に理性を働かせ肉欲を押さえ込もうとするが、一度点いた体の火を、消し去ることは出来ない。体の奥で欲望がくすぶり、内から激しく公主を責め立てる。
「んぷぁ……いいのよぉん、公主ちゃん。身を任せてしまえば。楽になれるわよん」
唾液の糸を引きながら、妲己は唇から徐々に舌を這わせていく。首筋を撫で、胸の双丘を味わう。うっすらと滲む血を舐めとり、唇で優しく乳首をついばむ。
「んふぁ……ぁ…ぁ…はぁぁぁん」
切なげな声を漏らし、公主の理性が蕩けていく。快楽を求め、妲己の脚に自らの脚を絡める。
気づいた妲己は笑みを浮かべたが、何も言わずに愛撫を続けた。
「くく……くくくく……」
爪を噛みながら王天君が嗤い声を上げたが、公主にはそれに気づく余裕さえなかった。
もし木の根の戒めがなかったら、妲己を抱き寄せて求めていたかもしれない。
「さあ、そろそろ仕上げよぉん」
公主の秘所へと、妲己は手を伸ばす。
「ふぁぁ……ぁぁんっ!!」
妲己の指が奥へ沈み込み、公主は快感に打ち震えた。膣の奥深くまでもぐり込む細指を、公主の体がくわえ込む。
ゆっくりと前後に指が動き、快感の波が這い上がる。長い爪が膣壁を引っ掻くが、痛みよりも、むしろ激しい悦びを生み出した。
「はぅ、ぁん、んはぁぁっ…!」
「さぁ、もっと感じるのよぉん、公主ちゃん」
指をくわえ込む秘所から愛液が溢れ出し、喉の奥から喘ぎを響かせる。
――あぁ、いい……きもち、いぃぃ……
涙でにじんだ視界の中で、妲己が微笑む。
251公主篇10:2005/05/11(水) 23:33:37 ID:KuWroG9J
巧みな指使い。妲己の指の動きが早まり、公主は快感の絶頂へと押し上げられていく。
「ふぁ…んぅ、ぃぃ、ぁぁ、いいぃ…」
視界の端で、王天君の口元が歪む。
「さあ、イくのよぉん」
妲己の指が、一際強く公主の膣をえぐった。
その瞬間、彼女の中で快感が弾けた。
「ふぁ、イ、ぃぃひイくぅぅぅっっ!!」
視界に砂嵐が走り、頭に火花が散る。
全身をがくがくと震わせる公主は、やがてぐったりと項垂れた。その唇を、優しく妲己が塞ぐ。
「ふふ、それでいいのよん、公主ちゃん」
ぼんやりとした瞳で、公主は妲己の顔を見つめていた。


「そろそろみたいねん、王天ちゃん」
妲己の声に、王天君は現実に引き戻された。
目の前のモニターには、崑崙山2が映し出されている。
「ああ、このペースだと、あと一、二時間でワープゾーンだな」
先ほどまでの妄想を微塵も感じさせない素っ気無い口調で、王天君は答える。
「そうねん。それじゃ、あなたもママのためにがんばってねん」
「わかってる。だが、俺の狙いはあいつだけだ」
王天君は唇を歪めると、爪を噛んだ。
252沼って名乗り忘れてたわ:2005/05/11(水) 23:38:35 ID:KuWroG9J
すみません、名乗り忘れてました。お久しぶりで忘却のかなたかもしれませんが、沼です。
んまあ、なんかすっげー久しぶりに書いたもんだから、
ぐだぐだで単調かもしれませんが、平に、平にご容赦のほどを。

>>236さん、直後投下みたいになっちゃってごめんなさい。すみません。赦して下さい。アンデスの呪いは禁止です。
そんなわけで、楽しんでいただければ幸いです。

では、あでゅ〜。
253名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:56:16 ID:YCX/q5BE
お見事でした。GJ!!
竜吉たんも妲己たんもエロかわいいよハァハァ
そういや王天君の妄想はイコール太公望の妄想でもあるんだよね…


次は邪魔者なしのガチ百合陵辱キボンヌ…
254名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 16:44:33 ID:ZBntPEKE
濃厚な描写にくらくらしました。GJです。
やはり神は違う…

小ネタ投下します。暇つぶしにどうぞ。
255史上最大の難題:2005/05/13(金) 16:46:26 ID:ZBntPEKE
「教主ー!また妖態化して逃げないで下さいよー!」
今日の見回り組みが大声で教主を呼ぶが返事がない。十回ほど呼んで、諦めた。みんな揃って首を振る。
「この難問どうするんですかね?」
「みんな逃げて回るから大変だ。崑崙十二仙も逃げたからなー。気持ちわかるけど」
「見なかったふりして逃げろ。それしかねえ…太公望みたいになりたくねえ」
そして今日も見回り組みがこそこそと逃げ帰る。あの手紙、見たら最後、彼女がやってくる。

教主の机の上に、一通の手紙が載っている。
「あーん!どうしたら、大好きなスープーと一つになれるのか教えてちょ?教主様あ。スープーは、忙しいって、相手してくれないしい。
どうしてもエッチする方法が分からないの。泣けちゃうよお(うるうる)。お姉さまも、もごもご言ったきり、教えてくれないのぉ…
どおして?愛する人と結ばれたいのにどうして誰も教えてくれないの?(うわあああん!)
教主様、一度でいいから、実際に教えてえぇ?人形でもいいから説明してよおっ!誰も教えてくれないから、教主様にお手紙出したの。
絶対、絶対、返事ちょうだいね?(はあと)」

誰が教えるものか。顔は可愛いが、時を操る妖怪仙人。太公望みたいに神界に行きたくない連中はこぞって逃げた。
神界にもあらかた手紙は行ったが、連中は、安全地帯に居るのをいいことに、知らん振り。余計な事は手を出したくない。
「本人同士に任せておけばいいわさー。つーか、なんで俺んとこまでくるんだ?」
「馬鹿は中身も馬鹿か」
「悩んでるのはかわいそうだけど、神界は人間に手を貸すのが原則だから、仕方ないね(にっこり)」
「下らぬ…何故こんな手紙を読まねばならぬのだ?」
「……下らない事に傷ついて悩むのが、青春さ!貴重な青春を楽しんでくれたまえ!!」(BGM ハレルヤ)
全く縁のない(と言うより敵)にまで手紙を出しまくる。行動力は恐ろしい。
256史上最大の難題:2005/05/13(金) 16:47:35 ID:ZBntPEKE
今日も可愛らしい新妻の悩みは解けなかった。
「これで仙界、神界含めて千通は書いたのに…クスン。でも、平気だもんね。ちゃんとご飯作って待ってるもん!負けないもん!」
新妻は、写真たてを持つと、「愛してるよん(はあと)スープーちゃん(はあと)」と何度もキスをした。
「大好き、チュっ♪もっと大好き、チュっ♪(以下エンドレス)」
新妻は今日も愛しいスープーの帰りを待っている。

「ひゃははははははは!涙がとまらぬのう!!笑いすぎて腹が痛いわ!!しかしわしも答える気はない。本人が気づけばよい事だ。
仙人ゆえ時間が十分あるからのう。また来るぞ!ひゃはははははははは!!」
大任から解放され、のうのうと遊び暮らしてるお方が一人。
「まだ封神された事を恨んでいるんですか?太公望?」
「何でくるんだー!わしの存在は千里眼にも見えぬはず…」
「黒点虎を甘く見ては困ります。ああ、今は戦う気はありませんから」
「おぬしも手紙を読んだのであろう?どうだ。おぬしが教えぬか?何なら実体験させてやれ?どうじゃ?」
「……私をそこまで馬鹿にするのですか(怒)…今戦いましょう!!太公望!!」
「冗談の通じぬ奴は嫌いじゃーー!!」

「どうしたんだろうねー、スープー、今日はやけに雷がうるさいよ?早くかえってね?マイダーリン?」
季節外れの豪雨を気にしながらも、新妻はのんきに手紙の返事を待っていた。終わり。
257名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 16:51:30 ID:ZBntPEKE
以上で終わりです。笑って忘れてください。では。
258254:2005/05/13(金) 17:27:58 ID:ZBntPEKE
間違い訂正します。すいません
全く縁のない→全く縁のない所
259名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 18:12:49 ID:kjhGDwvR
>>242-251

.∧_∧
( ;´∀`) 変な汗がデチャッタ
人 Y /   ο      
( ヽωつ °o。 
(_)_)
260名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 19:43:07 ID:0hMdn/Mc
はいはい保守上げ
261名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 23:58:22 ID:GPXaE6/B
age

原作の竜吉公主で誰か書いてくれないかなぁ
262名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 00:27:35 ID:dz2W0F/F
原作では輪姦された上に頭割られて殺されるからヤダ
263名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 00:57:35 ID:IXxWFGUW
安能版でも原典でも輪姦など全くされてませんが。
264名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 21:49:52 ID:Qgb4Qh8I
真っ黒け太公望×王貴人でグチャエロ鬼畜SS投下すっぞ!!
265名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 22:07:45 ID:2XFQ3/sx
たのむ!
266名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 22:14:01 ID:Qgb4Qh8I
今から書くので投下は明日になるが?
267名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 22:54:53 ID:2XFQ3/sx
裸で待ちます。
268名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 23:50:24 ID:4Kv7qX/k
一日で仕上げるって凄いな。流石職人。

太公望は結構真っ黒だと思うので個人的に嬉しい。
俺も裸で待つぜ!
269名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 01:21:41 ID:VD0cP2To
テカテカして待ってるよ
270名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 21:17:05 ID:dJpNSnEj
くしゅんっっ!…ズズ…。
271名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 21:20:54 ID:VD0cP2To
服着ろよw
272名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 21:40:33 ID:dJpNSnEj
黒太公望みるまでは服などきません!
273名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 01:59:26 ID:UgP53mf1
272は服を着ているのか心配になってみる人のいい俺。
274名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 06:29:07 ID:tEMOlnI8
272は服をきてないと答える人のいい俺。
275名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:35:25 ID:WTpi5ADb
>>272
そろそろ服着ろよ
276名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 00:40:49 ID:Nk8Xwpcn
268のことも皆さん心配してあげて下さい
277名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:26:14 ID:72jKLwCs
そろそろ272は肺炎で死んだかもしれん
278名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 17:02:13 ID:P4yGoomQ
272封神。
279名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 17:33:59 ID:QGHbXH/5
常人より魂のレベルが上なのか
280名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 13:53:00 ID:/8mgbrTB
裸で待てる分常人よりエロ能力が優れていたんだろう
281名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 21:13:45 ID:0gTiEfxZ
コミックス1巻の後半でだっきХ太公望(逆レイプ)キボンヌ
282名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 21:44:16 ID:QAtjEk3z
未だに264降臨待ち
283名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:06:54 ID:hH2PvqYJ
272はみんなの心の中にいます…
284名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:16:36 ID:X4LW+08N
272は元気にしているだろうか・・・
一週間以上も服着ないでどうやって生活しているんだろうか
心配になる自分が居る
285名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:18:24 ID:ykyOb2IX
ここは272を心配するスレですか?
286名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:18:58 ID:HY4qM9Bo
そんな神がいるのか・・・
287名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 20:38:06 ID:KTLXX/sV
古いフォルダ漁ってたら昔書いた燃燈×竜吉SSが出てきた。
何考えてたんだ当時の自分_| ̄|○
288名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 21:41:15 ID:/Ajd05jm
>>287
とりえず提出だね!
289名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 12:23:25 ID:jWIthk8d
就職決まったらSS投下したいと思います。
290名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 19:54:24 ID:PbI3h73y
>289
遠い空の下から、良い結果が出るようにお祈りして待ってるど。
トコロテン喰いながら。
291272:2005/06/16(木) 20:35:01 ID:sRaEq1ol
すいません。食料がきれたので買い出し行ったら、警察に通報されたらしくソッコーでタイーホされますた…OrZ やっと帰ってこれて…、PCたちあげる時間ですらまちきれずケータイからみにきたのに…投下されてナーイ…
292名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 21:02:07 ID:aINjxlF7
皆が心配していた中、やっぱりと言うべきか逮捕されてた272
イ`
293名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:26:08 ID:sb3gORo0
>>272はここまでやってまってんだ!
>>264書いてやってくれよ!俺も待ってるよ!
294名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 09:41:25 ID:CskWAhdt
調子乗りすぎちゃって逆レイプされちゃう妲己たんキボン
295名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 01:49:08 ID:HPoxhxvl
>>294
斬新だな。いいネタになりそうじゃね?
296名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 10:15:59 ID:ntU/d+q3
>>294
妲己「・・・ぁ・・・ぐっ、こ、こんなはずじゃ、なかったのに・・・・んあああああ!!」

こんな感じで頼んます
297名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 01:37:25 ID:8docNNrE
相手は紂王さまとか?
最後の仕上げの前におちょくってたらガバッと…
で、まだ紂王が人だった時にやってたことを
要求されたりとか。
298名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 07:27:08 ID:j8coGk5N
聞仲…は朱氏以外興味無さそうだからな

やっぱり紂王さまか太公望だな
299名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 14:42:10 ID:sPfDqr7q
テンプテーション振り撒いてるんだから暴徒と化した民衆にズタボロに犯されるぐらい日常茶飯事だろう
300名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 19:28:24 ID:fDGvA5ef
>>299
soreda!!
301名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:05:32 ID:UchZACeK
>299
でもそれじゃ妲己って感じはしないな・・・
民衆を喰い物にするのが妲己だ。
302名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:23:55 ID:sPfDqr7q
まあ猿だって二重の意味で食ってそうな妲己だしな
きっと兵隊が虚ろな目をしてるのも乱交してたからだとか
303名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:46:09 ID:LxI1naFu
民衆×妲己だとなんつーか民衆の皆さん総出で
妲己様を喜ばせているイメージがある。
「ああー妲己さまーだっきさまーー」
「あーいいわよそこそこぉぉん」みたいな。
朝歌の民衆全員食い尽くしてもケロッとしている妲己様。
304名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 21:55:36 ID:sPfDqr7q
酒池肉林で精液風呂ぐらいなんてことなさそうだな
305名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 22:46:20 ID:V75zFwGs
ここで、流れが嫁内漏れの搭乗ですよ。

だっき×ようぜん(漢字一発変換不可・携帯だもんな…)
を考えてた漏れは洋梨ですね。
306名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:05:03 ID:LxI1naFu
カプはともかく引き止められるのを待っている様な
レスに待ってくれ投下してくれとはいえないな
307名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 00:26:58 ID:KUtUjAIe
>305
あえて自分は「投下キボンヌ」と言うぞ!
ここは今、砂漠だ。
308名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 06:43:51 ID:zQ4V+koO
>>305
同じく投下キボンヌ!
309名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 09:25:29 ID:7zOFrihA
月の沙漠をよろよろと〜
310名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 11:40:37 ID:Go270Djj
ようぜんがだっきレイプするのキボン
311名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 13:30:53 ID:a3xwpa4w
>310
楊ゼンが半妖態でレイプするのキボン
312名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 20:29:45 ID:HiO6Omhl
レイプしていると思っているうちにいつの間にか逆レイプされてる楊ゼンキボン
313名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 17:18:38 ID:hIDQ1Vaw
なんでもいいからエロキボン
314名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 18:33:22 ID:yUedIp5k
エロを〜  エロをくれ〜〜
315名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 20:27:42 ID:wOBc1PtG
ようぜん×だっき


を考え中だがネタすら浮かばんし、ようぜんがだっきを
襲う理由が見つからない。まっ、SSに理由を求めるのが
変なんだろうが…
316名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 21:04:07 ID:qsOWFrcF
>315
自分の父親である通天教主を骨抜きにしたという事で
その仕返しというシチュではどうか?
楊ゼンが崑崙に預けられたのも妲己から逃がす為だったはず。
317名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 21:53:51 ID:gMmYBa9o
>315   なんだか、リクエストみたいな書きかたになるけど、
修行熱心な楊ゼンは、ダッキ変化の術を完璧にするために
厨王に変化して襲い掛かるとか?
いっそ、息子も骨抜きにする親子どんぶりで
ダッキ×ようぜん  も、良いなあ。
318名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 00:16:30 ID:jxgiq3KC
太公望×妲己を書いたんだが、小説に初めて挑戦で下手糞だがおk?
なんかキャラ崩壊してるかもしれんが…
319名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 00:22:46 ID:wqmrshuZ
カモォォォォォン
このスレにとっては清涼剤だ
320名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 00:29:45 ID:dVNZEF7x
>318
お待ちしております。
ああ、天よ。やっとこの砂漠にも恵みの雨が降りそうです。
321名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:23:07 ID:B/LwSyLb
>318
キターーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!


完全版効果で此処も潤わないものか。
322名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:46:58 ID:m88+94gF
>>318
是非投下してくれ!!
323名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 13:34:02 ID:jxgiq3KC
では投下させて頂きます。ほんとに意味不明ですよ!?
324太公望×妲己:2005/06/30(木) 13:34:38 ID:jxgiq3KC
ガチャ…
「あらん♥遅かったわねん、太公望ちゃん♥」
「なんのつもりだ?妲己よ。こんな暗い部屋に呼び出して…」
「あなたにん…犯されようと思ってん♥」
「…なんだと?」
「わらわは今から絶対に手を出さないわん…わらわは太公望ちゃんのおもちゃん♥」
「理由を述べよ。裏があるとしか思えん。」
「クス…疑わないでぇん…」
どさっとベットに倒れる妲己。いつの間にか全裸になっている。
「わらわが憎いでしょぉん?倒したいでしょぉん?殺したいでしょん…?」
「………。そうだのう…。」
太公望が妲己に覆いかぶさる。そして、切なげな瞳で妲己を見つめる。
「そんな切ない瞳で見つめないでん…」
黙って妲己の首筋にキスを落とす太公望。キスは段々胸の方へと進んでいく。
太公望は手袋を外し、胸を揉みだすと「あん…♥」妲己から甘い声が漏れる。
「……犯してる感じがせんわ」
「いやぁーん♥太公望ちゃんのエッチーん♥やめてーん♥」
はぁ…とため息を一つ。そして胸の突起にキスを落とし、舐める。
「あぁ…んっ…」「…はっ…ねぇん…?太公望ちゃん?」
「なんだ?」行為に集中しながらも返事を返す。
「もしぃん…あん…あなたがわらわの仲間だったらぁん…」
ピタッと行為が止まる。
「わらわは…わらわはあなたを「黙れ!!!」
「そんな事ありはせぬ!おぬしとわしは敵なのだ!!」
「そんなもしも話など…絶対にないのだ…!!」  優しく微笑む妲己。
「最後まで…言わせてくれたっていいのにん……太公望ちゃんのいじわるん…♥」
微笑みながらも切なげな妲己の笑顔。
「そんな顔を…するでない…」
太公望は妲己の唇に優しくキスを落とす。深く、深く。
325太公望×妲己:2005/06/30(木) 13:35:13 ID:jxgiq3KC
そして太公望の手が妲己の秘部へと伸びる。
「…あぁっ!」
「もうびちょびちょではないか。やらしい奴よのう…」フッと笑う太公望。
「…んんっ…太公望ちゃんもっ…ねぇん……っ…!」
「……そうだのう…。」

「そろそろいいんじゃないん?…きてん、太公望ちゃん…」
太公望は自分のモノを取り出し、妲己の秘部に押し当てる。
「…ゆくぞ。」 そして一気に刺し貫く。
「あぁんっ…太公望ちゃ…んんっ…!気持ち…いいん…っはぁっ…」
「…くっ……妲己っ…!!」
「太公望ちゃあん……あぁっ、んあっ…太公望っ…ああんっ」
「…っ…妲己…!わしの名を呼ぶでない…っ!!」
「…っ…いいんっ、はぁっ……んんっ…!!」 妲己の頬に一粒の涙が。
「……妲己!!なぜ涙を流す…!!」
「あああんっ…イくぅ…太公望ちゃぁああんっ……イっちゃうぅっ…!」
「…妲己…!!泣くでない……っ!!泣くな!!」
「はあっ…あああああああっ!!」
326太公望×妲己:2005/06/30(木) 13:41:01 ID:jxgiq3KC

ねぇん…太公望ちゃん♥あなたはわらわを倒せないのん…
だからねん♥犯させてあげようと思ったんだけどん
やっぱり嫌がれなかったわん♥だってわらわはあなたの事を……。
クス…このままあなたの寝顔を見ていたいけどん…そろそろ行かなきゃん♥
じゃあねん、太公望ちゃん♥今度会うときも、敵同士よぉん♥


目が覚めると妲己はいなくなっていた。やはりあやつの考えている事は理解出来んが…
これで良いのだ。わしとあやつは敵同士なのだ。敵同士でなければならぬのだ。
たとえ最期がどのようになろうとも。だが妲己よ…わしはおぬしの事を……。


 アイシテル。
327名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 13:42:34 ID:jxgiq3KC
すいません。ごめんなさい。やっぱ苦手なものは苦手なんですよね。
しかも最後、間違えてしまいました。こんな文ではなかった…!!
では、失礼しました。
328名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 16:07:19 ID:dA3RXaPK
GJ!
329名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 17:38:58 ID:XZbJAGJ7
うお・・・神が・・!
乙ですた・・・!!
330名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 18:47:07 ID:qh5RfKID
お待ちしておりました。
初の小説だそうですが、たくさん読んで、
たくさん書けば苦手じゃなくなるよ〜。
またぜひ、投下してくださいな。

タイコウボーがダッキを好きというシチュは結構好きです。
331名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 20:22:16 ID:vcDUULGw
もつー!妲己がいつの間にか裸体って
宝貝トナメの早着替えのとこ思い出してニヤニヤした。奴なら可能だ!
332名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 21:56:00 ID:WHj9a3E/
宮城谷の小説だと太公望と妲己はラブだったよね。
妲己一般人だけど・・・
333名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:40:10 ID:Oo5PiKn2
老子×だっき
って需要あんの?
334名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 00:46:55 ID:ASFxaMa4
ある
335名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 13:54:42 ID:Ih8PaBND
>>324
これはジャンプ版のダッキ?
336名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 00:57:31 ID:LQJJ4I2I
天化×蝉玉は需要無いかな?
337名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 01:07:01 ID:81h9cvYA
大蟻

封神の男女カプではダントツで一番人気なのにここでは何故か一つもないのが不思議だったぐらいだ
338名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 02:01:04 ID:cvQ67T0c
理由:天化が爽やかすぎてHにもちこみにくい
339名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 02:29:11 ID:LQJJ4I2I
まったく持ってその通り…。
今書いてみてるけど、天化はエロくならんし、モグラの影はちらつくしでなかなかすすまない…。
340女給:2005/07/06(水) 04:22:07 ID:LQJJ4I2I
…なんて言いながら、今日仕事休みなので途中まで天化×蝉玉書いてみました。
遠い昔の記憶を辿りながら書いたのでキャラがあやふやな上に、小説書くのも久しぶりなので住人の皆さんのお目汚しにならないかと不安ですが、もし良かったら読んでみてください。

焦れったいのが嫌いな人はスルー推奨です。
それでは途中までですが、投下してみまーす。ドキドキ。
341女給:2005/07/06(水) 04:24:00 ID:LQJJ4I2I
その夜、蝉玉は黙って俺っちのテントまでやってきて、そして黙って俺っちの寝台に腰掛けた。右手に酒を携えて。
「ど、どうしたんさ、いきなり」
やはり蝉玉は黙ったまま、俺っちに酒を押しつけた。眉間にうっすらと皺を寄せて押し黙る蝉玉なんか見たことなくて、俺っちは何も言えずに酒を受け取り、蝉玉の隣に座る。
ふと、蝉玉の方から酒の匂いが漂ってきて、なるほど、一人酒がいやになって俺っちを酒につきあわせるつもりか、と納得はしたものの、黙り続けている蝉玉にうまく話し掛けることが出来なかった。眉間の皺がいよいよ深くなっていく。
342女給:2005/07/06(水) 04:26:38 ID:LQJJ4I2I
「杯は、ないわけ」
普段よりもトーンの低い声で、蝉玉が口を開いた。
「ごめん、ないさ…」
「回し飲みで良いでしょ」「お、おう」
何だってこんなに機嫌が悪いんだろうか。
何があったのか聞きたいが、まさかこんな状況でストレートに聞けない。
どうやって話し掛けたらいのか、精一杯頭を回転させながらも、ぐずぐずと黙り込む。
そうこうしていると、蝉玉は痺れを切らしたように俺っちの手から酒をひったくって飲みはじめた。俺っちは呆然とその姿を眺めていたが、そのあまりの飲みっぷりに慌てて蝉玉を止めた。
「おい!そんな飲み方したら体壊す…」
蝉玉の手から酒を奪って抱え込んだ瞬間、蝉玉の顔がくしゃくしゃに歪んで、ぼろぼろと涙を零しはじめた。
「…蝉玉?」
両手で顔を覆い、声を殺して蝉玉は泣き続ける。
「ちょ…お前、どうしたんさ」
俺っちはおろおろと蝉玉の顔を覗きこんだ。
343女給:2005/07/06(水) 04:28:40 ID:LQJJ4I2I
「て、んかぁ…」
「なにさ」
「あたしって、そ、そんな、に、魅力、ない…?」
ひくひくと喉を震わせながら、蝉玉はやっと口を開いた。
あぁ、やっぱり、モグラのことか…。俺っちはそう思いながら、こんなになるまで蝉玉を拒否し続けるモグラに言いようのない苛立ちを感じた。
「まぁたモグラと揉めたさ?」
「お、前だけは、ぜったい、抱、かない、て、ハニーが…」
『女の子は優しく扱う』モグラにしては思い切ったことを言ったもんだ。
「もう、ヤダ…」
蝉玉のむき出しになった肩が震える。正直どうしていいかわからない。女を慰めたことなんて、今まで一度もない。
「…十分、魅力あるさ」
俺っちはおそるおそる蝉玉の背中に手を添えた。
そのまま振り払われるかと思ったが、蝉玉の反応はない。
モグラは、と俺っちは考える。
モグラは蝉玉を本当に抱くつもりが無いんだろうか。別に蝉玉はみっともない女じゃない。むしろ追い掛けられて喜んでいるんだとそう思っていた。
そうじゃないなら、と、また俺っちは思う。
そうじゃないなら、俺っちが蝉玉を、
…好きでいても、いいのか?

蝉玉の背中を撫でてみたいと思った。もう少し、触れたい。もし拒否されたら、このままでいよう。このままの関係で、バカな話でもしながら笑いあっていよう。
でも、受け入れられたら、そのときは。

俺っちは心の中で小さな賭けをして、意を決して手のひらをそっと滑らせる。服の薄い布地越しに、背骨の感触がわかる。
344女給:2005/07/06(水) 04:31:13 ID:LQJJ4I2I
ぴくん、と蝉玉が小さく反応した。俺っちはすぐに手を離す。
「あ、」
擦れた声で蝉玉が声を上げた。
「…や、めないで、撫でてて」
俺っちは驚いて、急いでまた蝉玉の背に手を充てた。
「もっと…ちゃんと気ぃ入れて慰めなさいよ…」
…憎たらしい女。
でもだめだ。もう、だめだ。
「ほんとは、お、俺の胸で泣け!ぐ、らい、言うもんよ」
指の隙間からちろりと俺っちをねめつける。
濡れた睫毛が光ってる。
「…じゃあ、そうすればいいさ」
俺っちは蝉玉の肩を引いて、蝉玉を横抱きにしてみた。これも嫌がるならやめるつもりだった。
「さあ、好きなだけ泣くさ」
蝉玉は驚いた目で俺を見上げる。
「も、もう、泣きおわった」
ぱちぱちと大きく瞬きをする目から、たしかに涙は零れなかった。
「…もう泣きおわったさ?」
「うん、泣きおわ、…」
言いおわる前に、唇に唇を押し当てた。
涙で湿った唇は、驚くほど柔らかかった。唇の隙間に舌を差し入れてくすぐってみる。頑なに閉じられた歯列にあたった。
俺っちは服の上から胸に手を当てる。思い出したような抵抗。もう、やめない。ゆっくりと蝉玉を寝台に横たわらせて、その上にのしかかった。
「て、てんか」
服をめくり、乳房をあらわにする。白い胸。ジーンズの前がきつくなる。手のひらで覆うようにゆるゆると揉んでみた。
「んっ…」
345名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 06:30:18 ID:LdCeB+as
流れ豚霧だがいいじゃないか。充分エロくかけてるじゃないですか。GJ

天化はモグラと発っちゃん以外ではエロい事にも充分に興味はありそうだと思っていたからなぁ
346名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 23:18:29 ID:S0PEmZqZ
超超GJ!!!
続きキボン
347女給:2005/07/06(水) 23:20:51 ID:LQJJ4I2I
345さんどうもありがとう!
優しい言葉がとても嬉しいです…。

ではまた、自分勝手に続き投下させて頂きます。
348346さんもありがとう!! 女給:2005/07/06(水) 23:26:59 ID:LQJJ4I2I
尖りはじめた乳首を親指で転がすと、蝉玉の息が荒くなってくる。
「あ、あ、…」
蝉玉は両手で俺の手を剥がそうとし始めるが、酔っ払った女が素面の俺っちに勝てるわけない。俺っちは蝉玉の両手首をつかんで動きを封じると、今度は乳首を口に含んだ。
「やぁん!」
舌先でくすぐると、膝をもぞもぞとこすりあわせはじめる。
「…胸、よわいさ?」
「う、るさい!」
「あんた本当に可愛げねぇさ…」
「勝手なことしてんのそっちでしょ!バカ!」
「でもさっきからアンタ嫌っていわねぇさ」
蝉玉は困った顔で口をつぐんだ。そのまま、また唇を塞ぐ。今度はもう歯を薄く開いてくれた。酒で甘い舌に届く。優しく吸うと、舌をくれた。やわらかくて、やわらかすぎて、あたまの奥がジンと痺れる。ただ夢中に蝉玉の舌を味わう。
俺っちは蝉玉の手首からそっと手を離した。もう抵抗は、ない。そっとミニスカートから伸びた足を撫でてみる。すべすべとした肌の感触が気持ち良くて、太ももの内側を何往復も行き来する。
349女給:2005/07/07(木) 00:09:12 ID:fh+/oTlW
「ふ、あ…」
声がだんだんと甘くなっていく。固く閉じていた膝からゆっくりと力が抜け始めた。
バカ笑いしたり、憎まれ口をたたいたり、そんな蝉玉が、俺っちの手のひらの動き一つで甘い声を出してる。それがひどく嬉しくて、せつない。
…もう我慢なんかできない。下着のなかに手を、ゆっくりと差し入れる。
「あ…天化ぁ…」
中指で肌の隙間をなぞり上げると、そこはもうとろとろで。
「あぁ…ん!」
一際高い声があがる。
「すっげ…濡れてるさ…」
「やだぁ…」
「ここ、触られんの、嫌さ?」
「や…」
「や?」
「ヤじゃ、ない…」
その言葉を、待ってた。充血して硬くなった一番敏感な部分を、指の腹でくすぐる。
「あぁああっ…!」
「ちょ、声、でかいさ!」
「あっ…」
蝉玉は慌てて口を両手で塞いだ。その仕草が何かちょっと可愛くて、小さくわらってしまう。蝉玉はそんな俺を目ざとく見つけて、俺の二の腕をぱちんと叩いた。
「いっで!」
「ばか!」
「別にバカにしたわけじゃないさ」
「じゃあ何で、」
「すきだなぁと思って」
蝉玉はひどく驚いた顔で俺っちを見上げた。そうしてすぐに目の淵を赤く染めて、両手で顔を覆う。
「あんたばかじゃないの…」
「たぶん、ね」
350名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 01:01:08 ID:U9IBtkuo
丁寧に書かれてていいねぇ。久々の大作だ。
続きもよろ!
351女給:2005/07/07(木) 01:01:36 ID:fh+/oTlW
俺っちは顔を隠している手を引き剥がして、今度は触れるだけのキスを落とす。
「声、静かに…」
唇を付けたままそう囁くと、蝉玉の唇が震えた。
じわじわとあふれるそこを襞に沿ってなぞる。腰が跳ねて、入り口がヒクつくのがわかる。
「くぅ…ん、やぁ…」
突起の皮をそっとめくって、ぬるぬると撫で上げると、ひっ、と微かな悲鳴が上がった。
指で挟んだり、押したり、その度にぴくぴくと腰が跳ねる。
俺っちは入り口に中指をおろして、じわじわと中に滑らせた。
「はっ、…」
蝉玉が息を吐いた。
小さな覚悟。
第一関節まで入れて、キツさにおどろく。中はあつくて、やわらかい。蝉玉はもう、どこもかしこもやわらかい。恐いくらいに。
下唇を噛んで耐えている蝉玉の頭を撫でてから、意を決して、指を奥に進める。蝉玉の腕がすがるように俺っちの首に回る。俺っちは蝉玉の隣に横たわって、開いたほうの手で蝉玉を抱き寄せた。
指の腹で丹念に中を撫でる。同時に親指で突起をこすった。水の音がして、あたまがぼーっとしてくる。
いきなり蝉玉が俺の下唇に吸いついてくる。それに答えるように上唇を甘噛みしてやると、涙声で蝉玉が呟いた。
「て、天化、あたし、もう…!」
突っ張った足ががくがくと震えて、中がビクビクと痙攣し始める。
352女給:2005/07/07(木) 01:41:46 ID:fh+/oTlW
突っ張った足ががくがくと震えて、中がビクビクと痙攣し始める。
「ぁ、あぁあ…ん!」
背をぴんと反らせて、俺っちの唇のそばで蝉玉は嬌声を上げた。
「は、ぁ…はぁ……は…ぁ…」
震える息を吐く。
「…イった?」
俺っちの問い掛けに、荒い息のまま何度も頷いた。
閉じていた目を開けて、俺っちを見る。
とろんとした目の蝉玉は、見たことない女のようだった。
「ね、ぇ…」
「ん?」
蝉玉は上半身を浮かせて、もうすでにかちかちに腫れあがったジーンズの前に手を添えた。
「ねぇ、…辛いでしょ」
「…結構」
「いいよ」
「え?」
「入れていいよ…」
そういうと蝉玉は俺っちから目を逸らした。
「本当にいいさ?」
蝉玉はそっぽを向いて頷く。
353名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 03:53:15 ID:0vL71F0W
(*´Д`)ハァハァ
354名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 00:49:01 ID:Zt3ugqyX
せんぎょく萌え。
女給タンがんばれー(・∀・)
355女給:2005/07/08(金) 03:00:54 ID:Isp9p4Tk
俺っちはジーンズのジッパーを下までおろし、脱ぎ捨てた。
もう完全に勃ちあがっていて、少し先端から溢れている。
俺っちは起き上がって蝉玉の足元に移動した。
脱げかけた下着に手を掛け、引きおろし、足首から外す。
膝の裏に手を差し入れ、持ち上げて開くと奥が濡れて光っていて、もうそれだけで出そうになった。
自身に手を添えて、先端でそこをなぞってみる。
「ふぁ…」
蝉玉の声と、濡れた感覚に背中がぞくぞくする。
「じゃあ、いくさ」
俺っちの声に蝉玉は目蓋をうっすら開けて、恐る恐る俺っちの物に視線をずらした。
「!!」
急に蝉玉の膝が閉じる。
「な、なに?」
「ごめんやっぱだめ!」
「…え?!」
「そ、そんなの入んない」
「俺っちのそんなにデカかねぇさ」
「無理!怪我するってば!」
「しねぇさ」
「だめ!だめだめ!ね?」蝉玉は困った顔で俺の顔を眺めた。
「あー、蝉玉、ごめん」
俺っちは閉じた膝をまた開く。
「え?」
「もう止まりそうにねぇさ」
俺っちは蝉玉の肩を支えながら寝台に横たわらせる。「絶対、い、痛くしないでよ」
「頑張るさ」
「約束だからね!」
356女給:2005/07/08(金) 03:03:12 ID:Isp9p4Tk
俺っちは蝉玉の頭をくしゃくしゃとなでて、キスをした。
耳と首筋を指先で撫でるとすん、と鼻をならす。
不安げな蝉玉が少し可哀相になるが、下半身は正直もう止まりそうにない。離れてしまった先端をまた入り口にあてがうと、ふるりと蝉玉の肩が震えた。
「少しづつ入れるから、腰上げてみて」
そういうと、蝉玉はためらいがちに腰を浮かせる。
俺っちはゆっくりと腰を進めた。
じわじわと押し進めて、ようやく先端の括れまで入れる。中は熱くて、一度イっている分とてもキツかった。蝉玉は息を止めて喉をそらして耐えている。
「…痛いさ…?」
こくこくと何度も頷く。
「息、止めちゃダメさ、ゆっくり吐いて、力、抜いて」
「は、あ、…」
俺っちは蝉玉の脇腹を手のひらで撫でた。
「痛かったら、もういくらでも声出していいから」
また少しづつ腰を進める。
「い、あ」
ゆっくりと、胸や脇腹を手のひらでなでながら、とうとう根元まですべて入れた。
「…!」
「キツくて、すべる…」
痛みのせいか力が入っていて、気を抜くと押し出されそうになる。
「て、天化の、入ってる…」
うわごとのように呟いた言葉に、ぞくぞくした。
「動かしたい…ダメさ?」
「い、いいよ…」
その言葉に俺っちはゆっくり腰を回してみる。
やわらかい粘膜にこすれる感触が、たまらない快楽の波になって、理性をさらわれそうになる。
「ぃやあ…!」
でも蝉玉を痛い思いだけにさせるのはいやだった。少しだけでもいい。感じてほしい。
「くう…ん…!」
357女給:2005/07/08(金) 03:05:12 ID:Isp9p4Tk
「…辛いさ?」
「…大丈夫、もっと、動いてもいいよ…」
その言葉が嬉しくて、俺っちはじっくりと抜き差しを始めた。
「あ…あ、はぁあん!」
じっくりと解すように突く。痛みで少し乾いてしまったそこは滑りが良くない。親指を舐めて、また突起の皮をめくり、くすぐった。「ふ、ぅん」
声に少しだけ甘さがにじむ。
少し滑りが良くなった気がして、俺っちの快楽も増す。
「やぁ、はぁ…てん、かぁ」
蝉玉も少し楽になったみたいだ。足が俺っちの腰に巻き付く。
「我慢、しないで…もっと…」
「も、っと…?」
「もっと突いてぇ…!」
もう、だめだった。理性の糸がぷつりと切れて、蝉玉の膝をつかんで足を思い切り広げると、ひたすらに腰を振った。
「ひゃあぁあん!」
つながっている部分に目をやる。見え隠れする自身が、蝉玉の体液で濡れて、光ってる。もう、がむしゃらになる。
「やぁ、あ、あ、あ、」
「ごめん、蝉玉、俺っちもう…!」

強く打ち付けるように、腰を振った。寝台が軋んだ音を立てる。絶頂が近い。
「もうだめさ…!」
甘い痺れ。…もう溢れる。俺っちは急いで腰を引いて、蝉玉の白い腹の上に精を放った。
358女給:2005/07/08(金) 03:13:34 ID:Isp9p4Tk
「は、ぁ、…」
放心状態の俺っちの首に、力なく蝉玉の腕が絡んだ。汚してしまった腹の上に、倒れこむように覆いかぶさると、指で蝉玉の口をこじ開ける。震える舌を見つけて、貪るように絡めた。
裸の胸が触れ合っている。やわらかい乳房が俺っちの胸板でつぶれてる。ずっとこうしたかった。ほんとは、こうしたかった。
359女給:2005/07/08(金) 03:14:42 ID:Isp9p4Tk
蝉玉を抱き抱えて、横向きに寝そべる。薄い肩、細い腰。暖かい体を感じながら、だんだんと眠たくなる。蝉玉を抱き締めて、このまま、眠りたい…。

がば、と蝉玉が俺の腕を振りほどいた。
「ど…うしたんさ?」
「帰る」
「寝てけばいいさ…」
「パパが心配する」
すう、と胸が冷たくなった。そりゃそうさ。一度抱いたからって蝉玉が俺っちのもんになったわけじゃない。甘ったるい気持ちがどんどん萎んで、虚しさが広がる。
「送ってくさ…」
「いいよ、一人で戻れるから」
かなしい。
蝉玉は疲れ切って震える足で寝台をおりて、乱れた服を直し、下着をはいた。
その後ろ姿をただみつめる。あんな可愛かったのに、もう、冷たい。
「天化」
「ん?」
ついばむようなキスが降る。
「あ…あ、明日も飲みにくるから、今度は酒、アンタが用意しておいてよ」
蝉玉は赤い頬でうつむいた。
…なんだよ。
なんだよもう、わけわかんねぇさ。
…そんな顔されたら、ハマるだろ。
「じゃ、ね」
よたよたとふらつきながら、蝉玉がテントを出た。

「…」
しょうがねぇ女。
とりあえず俺は、寝台に残る蝉玉の残り香に少しにやけながら、明日の酒をどうやって調達しようか、そんなことを考えていた。

END
360女給:2005/07/08(金) 03:20:58 ID:Isp9p4Tk
というわけで、なんだか急ぎすぎてぐだぐだですがこれで終わります。
初めての投下で不安でしたが、暖かい言葉を下さった皆さん、ありがとうございました!
うざかった人、ごめんね。


ではでは、おやしみ!ノシ
361名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 19:02:55 ID:C45KpqfW
うはーGJGJGJGJ!!!
萌えさせて頂きました・・!
また投下お待ちしております。
362名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 19:38:21 ID:Qwv5STgF
GJでした! 
青春だなぁ…
363名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 22:28:51 ID:Zt3ugqyX
もうほんとGJすぎる!!!
また投下してちょ(;´Д`)ハァハァ
364名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 23:37:06 ID:6h6/8CwA
GJっ!!
姫発と邑姜ネタとかも見たいなあ。
365名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:14:36 ID:uLOoD1z+
妲己タンがウブな男を逆レイプして、いい様にする話キボン

しかし相手が思いつかん・・・普賢、武吉あたりか?
366名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:18:06 ID:Km3WpnWg
乙でした。
天蝉萌えだった自分にとって最高の清涼剤でした…!!

>>365
武吉っちゃんに一票
367名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:20:32 ID:GfQSLKgv
武吉って物凄く絶倫じゃね
368女給:2005/07/09(土) 01:59:08 ID:qlt11gcQ
投下しおわってROMに戻ろうと思ったら、皆さんの書き込みをみて戻ってきてしまいました、ウザめの女給です。こんばんわ。

本当にみなさんありがとう!仕事失敗して凹んでたのがいつのまにか元気に。
また何かネタを思いついたら投下させて頂くかも知れません。その時には何卒よろしくおねがいしますね。エヘ。

では今度こそROMに戻ります。本当に皆さんありがとう!
では、キモめの女給でした。
369名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 02:05:27 ID:Kl4gMqPk
うはーすげーイイ!!
おもしろかった乙!
370名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:25:10 ID:RhOmziob
将来、数多く(?)のライバルを押しのけて武王の妻にならないといけない邑姜の為に、
養父の老子があんなことやこんなことも教え込む…みたいなのを考えたんだが、
呼吸することすら面倒臭がる人がそんな事する筈ないな。
夢の中だとしても特訓君×邑姜とかになりそうだし。
12、3歳の今よりちょっと幼い邑姜タンが見たい。
371名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 01:51:49 ID:mC4sBnRK
>>175
ごめん 萌えた
372名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 10:57:24 ID:ZXJ9fBgW
萌え殺す気かあwせdrftgyふじこlp;
(;´Д`)l \ァ l \ァ
373名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 18:31:11 ID:CKTjeyjC
アニメ版の話だけど
天化といい感じになってた女の子いたじゃん
個人的にすげー萌えた

天化×臨潼関(だったかな?)の女の子の話キボン
374名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 19:34:05 ID:3iLbH99T
どことなく蝉ちゃんに似てたよね。性格が
ファンからは非難轟々だったみたいだけど俺も結構好き。
名前なんだっけ…
375名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 22:48:13 ID:JZi5qUWn
>370
それを踏まえた邑姜×姫発がみたい
376名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 00:11:54 ID:ZsXix6Nv
周王朝後宮物語キボンヌ
377名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 17:33:10 ID:UAnuvsAN
太公望も爺ちゃんとしてご指導ヨロ
378名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 18:53:40 ID:/L+7+lpn
>>374
>ファンからは非難轟々

どーせ天化受主義の腐女子だろ
マジで天化×女の子キボン
379名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 20:34:05 ID:ybs4UWq6
望ちゃんキボン
380名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:17:04 ID:vhL8iL6h
黄夫婦キボン・・・
カシさん萌w
381名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:24:59 ID:XnIPye3B
キボンキボン言ってないでみんな書こうよ…
382名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 07:49:54 ID:g9xvgLiS
そういやユウキョウタソの太公望は、
一つ屋根の下二人で暮らしていた時期が…
383名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 21:57:24 ID:PPXsICbx
つスープー
384名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 02:13:42 ID:Ixcy9zFY
>>381
ではまかせたぞw
・・・つーか妄想をダイレクトに文章化出来る才能がねえよorz
385名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 07:12:12 ID:rrKFx3tc
>>383
そうか…




3Pだったな。
386ユウキ:2005/07/17(日) 16:05:09 ID:NyBXpFFX
邑姜×姫発 老子絡み

太公望さん達が仙人界帰り、幾月か流れた……。
姫発さんのお世話役を太公望さんから仰せつかり、文句を言う彼に喝を入れ仕事をさせるような毎日。
王になった今でも、彼の女好きは変わらないようで――。
では何故、私には指一本触れてくれないんだろうか。女の魅力そんなにないかな。

私は自分の部屋に入り、ゆっくりと服を脱いだ。
下着を着けているが、上の下着は本当に必要か? と思うほどお粗末な胸。……魅力なんてあるわけない。

そのまま、裸で寝床にドサリと転がる。
……こんな風に、寝床に投げつけられ、あの人に抱かれてみたい――。

その人の事を想いながら……私の手は自然と下に……。

「ぁん……」


ハジメマシテ。
と、こんな風なものかいてみたのですが如何でしょうか……(´Д`;
お粗末な文ですいません。
387名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 22:09:04 ID:T+/RihcM
大丈夫なんじゃない?
オレは続き読みたい。
388名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 23:27:05 ID:5G6Ixjy9
続きキボンキッボーン!!!
389名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 03:15:26 ID:1W/f77EB
よいわよいわー
続きまってます(*゚∀゚)
390名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 05:10:48 ID:oN9i+jhL
流れ切って申し訳ないが、>>1にあるシチュエーション・スレってのが見つからない・・・
391名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 05:12:27 ID:Ml30ka/A
392名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 00:35:44 ID:nzEH7l/q
姫発×邑姜キター!
待ってたので続きキボン!
393名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 03:50:06 ID:o3YwNt5v
>264の太公望と王貴人のグチャエロ鬼畜SS投下を期待して、未だにWaqwaqしてる俺は勝ち組
394名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 12:06:29 ID:rqyNVChz
いつからか、王貴人たんがイジめてキャラになってる気がする・・・
395名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 13:12:32 ID:PH4LzyOu
姫発×邑姜
太公望×王貴人


ハァハァ
396名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 22:22:51 ID:K4+UUfTn
>>394
原作ですら、虐めてキャラだっただろ
397名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 19:31:22 ID:mdpH8K59
保守
398名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 11:38:36 ID:eWkFzgq+
王天君×王貴人で作って欲しい。
貴人の虐めてキャラに拍車がかかりそう
399名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 16:37:09 ID:w1+Q2JvH
保っ守
400名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 16:46:18 ID:AoM06TW9
ホシュついでに400ゲト
401名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 07:02:07 ID:bAj2lvro
えええ、封神萌えカプベスト3がキテる!順番にキテる!
太公望だっきちゃん 天化蝉玉 姫発邑姜 !!
姫発邑姜まじ続きキボンはぁはぁ
402名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 15:50:50 ID:tTfeg6B8
姫発邑姜自分も続きキボン。
この二人萌えるんだよなー
403名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 07:47:14 ID:W9Jkkhfb
太公望×竜吉って需要あるかな…といっても書いてる途中ですが
404名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 13:25:41 ID:L8E23HpQ
>>403
待っております。
405名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 14:25:10 ID:Lg3wObrC
裸で待ってるよ
406名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 19:29:09 ID:n+4lUT53
思いっきりある。
閑話2でのやりとりは夫婦そのものだった
407名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 23:22:44 ID:W9Jkkhfb
おお、よかった
ゲロ甘ですが、やっぱ纏めて投下したほうが良さげですよね・
だから裸で待つのはちと待ってくださいwエロ分少ないかも
しれませぬ。
408403:2005/08/06(土) 01:19:05 ID:rHy+TIer
はい。太公望×竜吉で甘めで参ります。経験不足な面もありますが、
よろしくお願いします。
409太公望×竜吉(1/13):2005/08/06(土) 01:21:24 ID:rHy+TIer
「くふっ…」
 布団から身を起こして、女が咳をこんでいる。が、何故かその音は不快さを感じさせる
ようなものではなかった。その女の脆さを表してはいるが、咳一つにすらも、どこかしらの
流麗さを感じさせる。仙界一と言われた美女、竜吉公主とはそういう人であった。
「公主…」
 外から、少年みたいな若干高い声色が聞こえる。竜吉公主はフッ、と笑って、声のした
方向を見て、その先の人物の名を呼んだ。
「待っておったぞ…太公望…」
 太公望は、少々遠慮がちにしながら、幕を上げて堂の中へと入り込んだ。立ち上がろうと
する公主を片手で制して、上半身のみを起き上がらせた公主と相対するように座り込む。
「驚かぬのだな」
「私を驚かせたかったのか?」
 長く美しい髪を整えながら、投げかけられた問いに問いで返す。すると、太公望はポリポリ
と頬を掻いて、
「…いや、わしは一応死んだことになっておるし。というかお主も見たであろう」
「見たな。爆発にのみこまれておった」
 平然と返す公主に、調子を狂わされたようである。
「いや、だったらもうちっとくらいは驚いてもらってもいいような気がするのだが…」
「お主が皆を置いて早々と亡くなりはしないと思っておったからな。心中に付き合うほど
人が良いとも思えぬ。あそこで死ぬような男には、皆着いていったりはしないじゃろう」
 本気とも冗談とも取れる言葉であったが、公主の静けさを纏ったような穏やかな表情には、
何とも言えない暖かさのようなものが混じっていた。
410太公望×竜吉(2/13):2005/08/06(土) 01:22:03 ID:rHy+TIer
「…まあ、しかし、安心はしたよ。どうせならもっと早く来て欲しかったがな。サボりたい
のは分かるが。私が一々告げ口でもするとでも思っておったのか?」
 公主らしからぬ毒を交えた言い方である。太公望は冷や汗をかいたようにして、
「ここは燃燈のチェックが異常に厳しいのだよ。あやつに見つかっては色々面倒になる
からのう」
「ふむ…私の身体のことではあれには余計な心配をかけさせておる。何分情に厚い男であるからな…
異母とはいえ姉弟の間柄じゃ。どうしても気にかけずにはおれぬのじゃろう」
「いや…あやつのはそういう問題では無いぞ」
「ふむ?…」
 一々公主にシスコンだどうたら言っても栓のないことなので、それはひとまず置いておく。公主
は一息おいてから、
「じゃがな、お前が死んでしまったと思って心から悲しんでいるものも沢山おる。その者達の
ところへは行ってやったのか?」
 太公望はふぅ、と溜息をつき、
「いや、まだ誰の元にも姿を現してはおらぬ。時期が来れば奴らをちと驚かしてはやろうかと
思ってはおるが…」
411太公望×竜吉(3/13):2005/08/06(土) 01:22:41 ID:rHy+TIer

 公主はクック、と忍び笑いをするようにした。堂内に微かの余韻をもってそれが響く。それを
訝しげに見た太公望が問う。
「どうした?何かおかしいところでも…」
「いや、そんなことを言うてはおるがな。お主のは単に気恥ずかしいという思いがあるだけ
ではないのか?」
「な…!」
「…あんな大げさな別れ方みたいになって、今更どう会いにいったらいいのかわからないとか
そんなものであろう」
 微笑を浮かべる公主とは反対に、太公望は憮然としてそっぽを向いている。公主は気にせずに、
急に真面目な様子になって、
「…、ということはここに最初に来た、ということか…」
「?…ああ、それがどうかしたか?」
 素でそう返す太公望に、公主は、複雑な面持ちで、
「…ということは、少しは期待していい、ということかな…」
「何にだ?」
「それに、何かしらの特別な意味を、ということじゃよ…」
 公主の顔に、僅かの朱が混じっているのだが、太公望はそれを気にするふうではなく、
「ふむ…そうだな。お主の様子が悪くもならぬが良くもならぬというのは懸念というか心配では
あったが…確かにお主は、何か他とは違うのかもしれぬな。別に他意があってここに最初に来た
わけではないが…」
「そうか…」
412太公望×竜吉(4/13):2005/08/06(土) 01:23:19 ID:rHy+TIer
 奇妙な静寂が二人を包み込む。蓬莱島特別の清浄な空気が流れ込む。これによって彼女は一定
の安定を得ているのであろう。
「まあ、矢張りお主はお主じゃな…始祖とやらになっても全然変わらん」
「何?…」
 少しだけ険を含んだその言葉に、訝しげな様子で太公望は返す。
「端的に言うと鈍いのじゃ」
「はあ?…公主、お主さっきから一体何を申しておるのか…」
 険の大きさは増していき、言葉も関を切ったように流れる。
「私にとって、お主が特別な存在である、ということを、今もって理解してはくれぬではないか」
「…はい?」
「だからな、生きていると信じているとは言ったが、それはそれは不安であった。それぐらいは
気づけ。なのに…なのに、お主は私を言葉でのみでしか癒そうとはせぬ。だがな…」
涙交じりの声に、一瞬太公望はたじろく。そんな彼をキッとした瞳でみつめて、急に寄りかかる。
「私とて、女じゃ。好いた男には、それ相応の方法で癒して欲しいと思うのは…間違いなのか?」
 不安を交えた声で一息にいいきる。太公望のほうは、一瞬ポカンと口を開けて放心した後、
「はぁぁぁ?」
 と、どこか間の抜けた声で返すことしか出来なかった。
413太公望×竜吉(5/13):2005/08/06(土) 01:23:58 ID:rHy+TIer

「いや…にしても、お主がわしを…というか、冗談であろう?」
「そのような冗談を言えるような女に見えるか?」
「見えぬ」
「全く、矢張り直接言葉で表現せねばわからぬものであるらしい。…出来れば相手から言って
もらうのが昔からの夢じゃったが、そうはいかぬものらしい」
「そんな夢もっとったのかい…」
「私とて女じゃと言うておろうに。…それで…勢いで言ってしまったとはいえ、返答は聞かせて
もらおうか…」
 緊張の色を含ませた声色で問いかける。瞳はまっすぐだが、その線の細い身体は震えているよう
でもあった。
「…今言わねばならぬか?」
「待って答えはいい方にゆくのか?」
「…いや」
 風の通う音だけが二人には聞こえる。数瞬のあと、ようやく太公望は口を開く。
「…わしはお主を幸せになどはできんぞ」
「そんなことを聞きたいのではない」
「…わかった。わしの気持ち…は、…」
 そして、公主の身体はゆったりとすいこまれるように、彼の腕の中に入る。公主の目は驚き
が混じって大きく見開かれたが、目を閉じて涙を一筋流し、彼へと身を任せることにした。
414太公望×竜吉(6/13):2005/08/06(土) 01:24:30 ID:rHy+TIer
「…人の気持ちというのは不思議なものじゃな」
「何?」
 彼の腕の中で眠るようにしながら言葉を紡いでいく。
「こんな思いを抱くなどということはな、お主に出会うまでは思わなかった」
「ほう…光栄だな」
「お主が仙界に来て、大体何年だったか…」
「70年か80年くらいかそんなものだ」
「たったそれだけしか経っておらぬのか…信じられぬ」
「そういうものなのか?」
「そういうものじゃ」
「ふうん…」
 ひたすらに穏やかな時の中で、微かな光にあてられながら、言葉を交わしていく。
「のう…」
「ん?」
 普段の公主からは考えられないほどの甘い声で囁く。
「これで私たちは晴れて恋人同士、とでもいうところじゃろうか…」
 太公望は、少し照れながらも、
「まあ、そういう言い方も出来ような」
「ふふ、そうかそうか…ならば」
「ならば?」
415太公望×竜吉(7/13):2005/08/06(土) 01:25:04 ID:rHy+TIer
「ならば…」
 途端に言葉に詰まったようになる。白く美しい顔は真っ赤に染まり、恥らうように
する表情は、どこか幼くも見える。
「ならば、な。その…恋人の嗜みというか…それを試してはみぬか?」
「は?嗜み?」
 頭にクエスチョンマークを思いっきり浮かべて尋ねる。あいも変わらずどもりつづけて
いたが、ようやく意思を固めて、
「だからな、その、ほら、伽というやつを…」
「そうか、伽…って、ええええ?」
 予想外の言葉に、思わず叫んでしまったようである。その様子を見た公主は、少し俯いて、
「そ、そんなに…厭なのか?」
「ち、ちがう…厭とかそういう問題ではなかろう。飛びすぎだ」
「そうであろうか」
「そうだ。もっと段階を踏んでだなあ…」
「意外に純なのだな」
「わしは純情だ」
「ふむ…だがな。私も、その、ずっと待っていたのだし。お主は次いつ来るか分からん
のじゃ。その、お互い通じ合えたとは言え、不安もあるさ…だから、その…一度交えて
おけば、不安も薄れるかも知れぬ…と、そう思ったのだが…迷惑だったか…」
 うなだれながら悲しそうに続ける公主が見ていられなくなって、
「ああ、別に厭とは言っておらぬ。寧ろ本望だ。わしもわるかったから、ホレ、涙を拭け」
「ああ、済まぬ…と、いうことは…抱いてくれるのか…」
少々呆然としながらも、そう返すと、太公望は優しく。
「そこまで思ってくれているのに、応えぬわけにはいくまい…」
「ふふ、ヴィーナスも確かお主を思うておったが、私とて誰にも負けぬ…年月だけでなく、
深さにおいても」
 そう言って、彼の手を握って、瞼をゆっくり下ろして彼を見上げるようにする。そこに
太公望も唇を重ね合わせる。胸の昂ぶりを押さえながらも、二人は幸福に浸っていた。
416太公望×竜吉(8/13):2005/08/06(土) 01:25:40 ID:rHy+TIer
しゅる、しゅる、と衣擦れの音が響く。太公望は丁寧に一枚一枚彼女の衣を外していく。
そして、下着にまで手を掛けて、その裸形を光にさらすと、
「うわぁ…」
 その美しさに目の眩みそうになるものを覚えた。妲己の美しさに比べて妖しさこそ薄れる
ものの、一方で纏った清純な気は妲己に無いものであった。その均整の取れた身体は、男
ならずとも、きっと女までも魅了してしまうだろうと思われるほどに。白く透き通った肌の
それに思わず見蕩れていると、公主は身をよじって、顔を赤くする。
「あ…あんまり見るな…」
 乳房を腕で隠そうとするが、それが大きくて形のよいそれを締め付けて、いやらしさを持つ。
「…お主、意外に着痩せするタイプなのだな…」
 素直な感想を口にすると、
「な…。そ、そんな…」
 恥ずかしさに身をすくめてしまう。太公望は、すこしからかうようにして、
「お主、これから何をしようとしておるのだ。…止めるか?」
「止めぬ!」
 今更後には引けない、と言った様子で、食って掛かる。それを受けて、再び唇を持っていく
太公望であったが、
「ん…ん?…っんん!」
 今度は唇を重ね合わせただけではなかった。公主の口腔内に、舌が入り始めて、中を暴れ
まわる。
「ん…あ、ん…んん」
 最初は苦しそうにしていた公主だったが、次第に喘ぎに艶が混じる。それと共に、彼の舌
に自分の舌を絡めるようになった。太公望もこれには驚いたようであるが、素直にそれを
受け止めて、今度は白くて大きな乳房に狙いを定める。
417太公望×竜吉(9/13):2005/08/06(土) 01:26:11 ID:rHy+TIer
「ああ…」
 白い乳房にゆっくりと彼の指が沈んでいく。太公望はその心地に驚きすら覚えた。絹のよ
うな手触りと、マシュマロのような弾力。段々と夢中になって、その感触を味わっていたい
と思うようになる。喘ぎもそれに応えていくのだが、ふと太公望が目をやると、桃色の頂が
膨らんでいるのがわかった。それを軽く摘むと、
「あっ…」
 声を高くして、背を仰け反らせる。急な刺激が耐えがたかったらしい。コリコリとそれを
いじっていると、恥ずかしそうにしながらも確実に感じていることがわかる。
「にしても…」
 はぁ…と溜息をつきながら乳房を見る。たわわに実った先の、今は指でいじられているそ
れは、薄い絶妙な色をしていて、男の情欲を非常にそそるものであった。今、彼が吸ってみ
たいと思ったことを、誰も咎めることは出来ないだろう。太公望は素直にその欲求に従って、
桃色を大きく口に含んだ。
「え?…ん…」
 だが、どうやら彼女にとっては予想外の動きであったようだ。
「た…太公望…、そんなこと…」
 赤子のような行動に出た、太公望が半ば信じられなかったらしい。だが、赤子のそれとは
違って、彼のは明らかに彼女を感じさせるものであったが。
「ひぁぁ…す、吸っても何も出ぬ…」
 子を成した体ではないから、乳は出ぬといいたいのだろうが、どんなことには構わず、
彼はその行動を続けた。もう片方の乳房は、手にすっぽり収めたままに。
418太公望×竜吉(10/13):2005/08/06(土) 01:28:08 ID:rHy+TIer
 一通り満足したのか、太公望は桃色から口を離して、彼女の脚に触れる。そして、ゆっくり
と開いて、彼女の股の間にある秘所をさらさせる。ここでも太公望は一つ唾を飲み込んだ。
上への刺激により、すっかり出来上がってしまった彼女の秘所は、しっとりと全体を湿らせ、
雫をたらしている。それがたまらなく扇情的であって、自然と彼の指はそこの伸びた。
なるべく優しく、その間のクレヴァスに触れる。初めての刺激に、公主の身体は微かな悲鳴
を上げた。
「ここに、入れるのだぞ…」
「わ、わかっておるが…その…お主のそれを…なのだよな…」
 彼がぶらさげている、その逸物を軽く横目で見ながら、そう呟く。
「そ、その…本当に、入るのか?…」
 大きく膨らんだそれが、自分の中に入るというのは、少し信じられなくもあった。だが、
太公望が秘所を弄くったまま、
「怖くなったか?」
 と問うと、
「馬鹿を申すな」
 と意地を張ってしまう。太公望は苦笑しながらも、すっかりと準備が整ったのを見て、
「…では、いくぞ」
 と、公主に語りかける。公主もああ、いよいよだな、と思いつつ、
「うむ」
 と短く返す。
「最初は痛いと思うが…我慢するのだぞ」
「うむ…」
 そして、腰を彼女の股に近づけていく。
419太公望×竜吉(11/13):2005/08/06(土) 01:28:38 ID:rHy+TIer

「ん…」
「うぁ…」
 最初はゆっくりと入り口に進入させる。公主は顔をしかめつつも、確実に感じていた。
太公望も、入り口だけでこれか、と感触に満足しそうになる、が、ゆっくり、ゆっくりと
深くさしていく。ある一点で、その動きがピタリと止まる。処女の証にあたったのだ。
太公望は。もう一度確認する。
「いいのだな…公主」
「うむ…頼む、太公望」
その言葉に一度頷くと、一気に太公望は腰を落とした。
「ひぎいいいい!あ、あああ」
プチプチ、と小さい音がして、膜を破る。その痛みに、公主は気絶してしまいそうになる。
太公望も、一先ず落ち着くまでは公主を腕に抱いてやる。荒くなった息が一定のところまで
戻って、
「もう大丈夫…続きを」
 と言う、公主の言葉を聞いてから、ようやく腰をゆっくり動かし始める。
420太公望×竜吉(12/13):2005/08/06(土) 01:29:26 ID:rHy+TIer
「ああ、はあ、ん…あん…」
 まだ初めてなので、若干きつそうではあるが、それでも感じている様子は伝わってきた。
太公望も、処女ゆえの膣のきつさを感じつつも、吸い付いてくるような彼女の名器に嘆声を
発する。
「…すまぬ、公主」
「ふえ?…」
 突然の言葉に、公主は何事かと思った。すると太公望は彼女の胸に再び手を置いて、揉み
しだいてから、
「我慢できそうに無い」
 と、一言呟いて、一気に腰の動きを加速させる。
「へ?い…あああ!」
 急激な変化に身体がついてこれなさそうになる。快感を二点同時に与えれれて、昂ぶりも
限界に近づいている。腰を打ち付けあう音が堂内に響く。
「あ、ああああ、あ…」
 彼女は喘ぎつつ、脚で彼をしっかりと引き寄せる。
「公主…!そろそろ…」
「太公望…ああ、いい、あん…」
 そして、太公望は思いっきり彼女の中にぶちまけた。それに応えるかのように、ひときわ
高い嬌声を上げて、イってしまった公主は、ぐったりとしつつも、交わることの出来た、と
いう幸せに浸っていた。
421太公望×竜吉(13/13):2005/08/06(土) 01:30:23 ID:rHy+TIer

「あ…」
 公主が意識を戻すと、先ほどまで自分を抱いていた太公望は、優しく彼女の髪を撫でていた。
「済まぬ…無理をさせすぎたか…」
 抑制がきかず、思い切って激しくしてしまったことを言っているらしい。だが、彼女は、
「いや…その…気持ち、良かったから…」
 と、思い起こして、気恥ずかしさを新たにするだけであった。
「のう、本当にわしで…」
「くどいぞ、太公望」
「う…」
「惚れた相手はお主なのじゃ。…何より、大切な経験が出来たと思う…その、思っていたより
も、本当に良かったし…」
「公主…」
 自分を呼ぶ声を聞いて、公主は尚言葉を続ける。
「私はな、その…お主を待っていたからこそ、苦しくても生きようと思えた…」
「公主、やはり…」
 外気に当てられた故の毒には、今だ耐性が出来ておらず、空気の清浄なここに移っても、
あの時の無理の代償はまだ払い続けていたのだ。
「わしがふがいなかったばっかりに…」
「そんなことを申すな。私はお主の力になりたかったからああいった行動にも出たのだ。
それにな」
「それに?」
 公主は冗談を交えて、
「この状態にあっては、私を放っておくことも出来ぬであろう?だから、それはそれで
良いとまで、今は思えてしまっておるのじゃ。だからな、お主はそれほど私にとって…」
「公主…」
 感極まって、公主を抱こうとしたが、ふと、それを止められる。
「うむ…考えてみれば変な話ではあるな。恋人に公主と呼ばれるのは、少し…ふむ。
ちゃんと竜吉と呼べ。私もこれからはお主を望と呼ぶ」
 照れは残っていたが、はっきりとそう言った。
「わかった。公主…」
「望…愛して…ん…」
 愛する相手の言葉を唇で塞ぐ。ここには二人の間を邪魔する無粋なものは何も無かった。
純血の仙女が求めてやまなかったものは、こうして彼女の手に入った。それはもう一つの
欲しいものの鍵でもあったのだけれど。二人の夜は、ゆっくりと更けていく。
 
422403:2005/08/06(土) 01:34:25 ID:rHy+TIer
以上です。二人の弟子は…まあ影から公主様のしあわせを願って…
ってエライミスを発見しました。
最後の太公望の台詞は公主じゃなくて竜吉ですね(泣
見直し気をつけなきゃorz
実はもっとお茶目なかんじの公主様にしたほうがいいかは悩んだり
しました。
ところでエロ無しショート後日談いります?
423名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 01:59:22 ID:oyd+GzGp
うおあわあああああっわ!
キター!!!!!!!!
GJGJGJGJGJGJGJGJGJ!
なんだろう、この読み終わった充実感・・・!
後日談も是非下さい!!ああでも無理はなさらないで下さい!
でもとにかくひたすら2人にハァハァ(*´Д`)させていただきました!
424名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 02:04:56 ID:WPSJpAP1
鈍い太公望がフジリュー版ぽくて(・∀・)イイ!!
はじらう竜吉公主に萌えた GJです!
425名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 10:40:28 ID:gOLxaCnp
公主たんはあはあGJです!
426名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:53:39 ID:LVYTgvs6
マジキター!
公主に萌えGJ!
427名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:20:53 ID:k6+cBmTZ
とにかくGJ!
428名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:50:35 ID:SdvX4yIR
神キテター!
太公望も公主も萌える…マジGJ!
後日談ものすごい読みたいです!
429名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 01:21:16 ID:VA6MFBjH
すごいのキテター(゚∀゚) !!
めちゃめちゃドキドキしながら読みました。
ほんとにGJ!
430名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 19:12:11 ID:rxI0r/gS
GJ!!

ところで俺も何か書こうと思うんだが、
希望カプある?
431名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 20:15:23 ID:nPWbIA8T
ダッキと太公望で是非。
この二人好きなんだよー
432名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 20:19:27 ID:rxI0r/gS
おk。それで書いてみる。
でも時間かかる&文章が汚いから期待しないでくれ。
じゃ、書いてくるノシ
433名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 21:11:49 ID:nPWbIA8T
>>432
ありがd!!楽しみにしてます。
434名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 00:59:43 ID:2OND8KKY
うお新たな神の予感!?
太公望×ダッキちゃんお待ちしてます・・・!
435名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 01:07:37 ID:YeSws9xD
だっきたんはがっつんがっつん犯られてこそ

おしりとか
436名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 01:27:48 ID:VnEt4amp
>>403
遅ればせながらGJ!
読んでてしあわせな気もちになりましたよ。後日談まってます!
437名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 01:35:33 ID:L9wAZrhK
神のおわすスレはここですか
438名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 21:12:48 ID:qjPXontF
こんなスレがあったのか!!
一番好きなカプは太公望×だっきだが、王貴人もいいし、竜吉も。
あとは天化×蝉玉とか、聞仲×だっきとかハアハア

いっちょ頑張って書いてみるよノシ
439名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 21:18:33 ID:Fu5PnX81
太公望って作中であまり女っ気ない割にエロパロではよく見るな。
で、鬼畜太公望×貴人はまだですかw
440名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 00:08:47 ID:xvuz2/Po
>>438
今からワクテカしときます
441名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 11:51:39 ID:BOuObvdQ
竜吉公主って本編でも太公望と会話するシーンが多いのね
んで太公望が公主の身体を気遣うのね
442名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 23:31:50 ID:mABa8u3c
そうですよ
常に気遣っています。
443太妲(エロ無しすまん:2005/08/19(金) 01:45:48 ID:M+BUkKJz
唐突に現れ、イラ立つ一言を口にして唐突に消えてゆく女。
またしても自分の手から逃れる女


あれだけ国を人を時には仙人を動かしたにも関わらず
今はもう四月の雪と等しい程に淡く、
正に何処にでもいて、何処にもいない存在へと昇華した。
人は忘れてゆくだろう。
あるいは憎しみをもって後世に語り次ぐだろう。
違う。
そんな事では到底、到底収まらぬのだ。
この憎悪、この手をどうしたらいい


『太公望ちゃん』


狐のくせに猫かぶりをする声。王達を惑わすあの妖艶な瞳。
それら彼女を形成するものを順に挙げて落胆した。
本当は、心の底で願っている。
あの女に遇えること。
認めたくない。
それは王天君の感情が入れ込んだだけだ。
そう、手を伸ばしたのだって
今も胸中を騒がせるものもみんなそうだ。
………そうだったらよかったのだ。





「愛してるわん」
それは他の誰かに向かって発していたのをよく耳にした。




お目を汚してすまんかった。これにて退却。
444名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 02:25:43 ID:AVJYc+hW
>>443
(・∀・)イイ!! 文章きれいですね
今度はぜひエロチックなものを、とねだってみる
445名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 10:54:46 ID:+FK3JC9K
GJ!!!
すごくステキー
446名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 16:18:58 ID:ZWgr/s79
松田神様みたいなコメントですなw
447名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:47:25 ID:fKRBzj7U
>>443
なんかいいよー
448名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 14:47:51 ID:8IyYPL5E
完全版表紙の貴人タソエロ杉じゃね?
449名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:36:12 ID:OnnmfzEN
どこで見れるんだ
450名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:45:49 ID:8IyYPL5E
今週のジャンプ。
ムヒョの次のページに広告載ってた。
451名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:50:40 ID:04Bf3px1
完全版公式頁が一番早い
452名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 17:58:59 ID:OnnmfzEN
揉んだら乳でも出そうなおっぱいキタコレ
453名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 22:40:54 ID:bIwoGsmw
完全版表紙、人大杉ww
きびたん可愛かったな。
454名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 23:57:04 ID:XSQA5t4L
保守
455KKK:2005/08/31(水) 15:33:53 ID:OLlrFxlt
武王×邑姜を投下してもいいですか?
まだ途中だけど・・・。
456名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 15:50:16 ID:qR1j4ktT
みたいです〜
457KKK:2005/08/31(水) 21:22:21 ID:OLlrFxlt
1日1章で投下したいと思います・・・。
あまり時間ないので。

てか、本当文章汚いので・・・。
458武王×邑姜 @:2005/08/31(水) 21:23:21 ID:OLlrFxlt


あなたが。
あなたがずっと、私の傍に居てくれたら。
私は・・・




「武王!どこですか?武王!」
 邑姜が城の中で姫発を呼ぶ。
 彼が先ほどからいなくなったからだ。
「まったく、仕事もせずに遊んでばっかり・・・」
 ふと立ち止まり、城の外へ目を向ける。
 彼と出会った少し前、邑姜が武王へ言った言葉。
『嫌いではないわ』
 あれから、邑姜はずっと武王の傍に居た。
 いや、居ることができた。
 もうずっと桃源郷へ行っていない彼女。
「一度・・・戻ったほうがいいかしら」
 邑姜はぽつりと呟いてから、また武王を探し回った。




 それから20分後に武王は見つかった。
「・・・武王・・・」
 彼は窓に腰を下ろして仮眠状態になっていた。
 それほどまでに疲れているのか、と思ったが、
邑姜は彼を起こしはしなかった。
「全く・・・王なんだからもう少し体力もつけてください」
 近くの部屋から毛布を持ってきて、彼にそっと被せる。
「ん・・・」
 姫発が片方の眉だけを寄せる。
 自分の体の上に、心地よい重さの布が被ったからだろうか。
「・・・」
 しかし起きることもなく、彼は相変わらず眠っている。
 王の服装で、窓辺で眠っているのはすこし可笑しかった。
 どうやら邑姜が発見してから、さらに深い眠りに着いたようだ。
「・・・・・・可愛い人・・・」
 そっと、頬にキスをする。
 邑姜は武王の横で眠ってしまった。
459名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 00:19:53 ID:FHJGMM0Y
さあこれからどんなエロエロな展開に・・・w
裸でワクワクテカテカ待ってます
460名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 02:21:01 ID:lzRRSv9h
うお、久々にキタ。
同じくワクテカ(・∀・)
461太公望×妲己:2005/09/01(木) 11:17:17 ID:zgT48JNI
以前就職決まったらエロパロ書くと言ったものですw
めでたく決まったんで書きますね。

「確かに、おぬしに隙はなかった・・・しかし、おぬしから仕掛けてくる時初めてわずかな隙が生じる!!」
太公望は打神鞭を構え妲己に向け振るった・・・と、突然四不象が太公望の手から打神鞭を奪い取った。
その瞳は靄がかかり虚ろであった。
「な、しまった!」
「太公望ちゃん、わらわの方が一枚上手だったみたいね」
妲己が太公望の方に歩み寄り、太公望はじりじりと後ろへと下がっていった。手のひらが冷たい石壁に触れた。
「あらん、そんなにおびえないでん。決して悪いようにはしないわん」
妲己は絹のような白い腕を伸ばし、その細く長い指で太公望の頬に触れた。
「わらわの誘惑の術にかかれば、太公望ちゃんもきっとキモチよくなれるわ」
「妲己・・・」
太公望の瞳にも靄がかかっていった。
462太公望×妲己:2005/09/01(木) 11:44:50 ID:zgT48JNI
「太公望ちゃんはずっと仙人界で修行をしてたからこういうことはしらないでしょん」
妲己は太公望の足元にひざまずくと、ズボンをするすると脱がせていった。
ぺろん
「まぁ、可愛い」
妲己は太公望のペニスの皮を剥き表に顔を出した亀頭にチュッとキスをした。
「あふぅ」
太公望の口から思わず吐息が漏れた。
「あらん、この程度でそんなだったらダメよん。これからもっと気持ちよくしてあげるんだから」
そう言うと妲己は太公望の亀頭全体をぱくりとくわえ込んだ。熱い唾液が亀頭全体を包み込む。
「うう」
苦痛とも快楽ともつきがたいニュアンスの呻きが太公望の口から漏れる。
じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ
妲己は口でのピストンを開始した。唾液があふれ出る。
太公望のペニスは、仙人界の修行では忘れていた本能を思い出しかたのように、激しく膨張した。
自分の口の中でみるみる巨大になるペニスに妲己は驚いた、そしてなおかつ喜びの表情を浮かべた。
「たぁいこうぼうちゃ・・・じゅぽじゅぽ・・・ペニス・・・すっごい・・・じゅぽ・・・おおきぃ」
妲己はノドの奥までペニスを導き、時たま苦しそうにしているがフェラチオを緩める様子はない。
「うはぁ、だ、妲己出るぞ。ザーメンが出てしまう・・・」
「出ひて・・・じゅぽ・・・ん、太公望ちゃんの・・・じゅぽじゅぽ・・・ザーメン出ひて・・・全部・・・じゅぽじゅぽ・・・飲んであげるん・・・」
妲己は最後のラストスパートとばかりに、そのフェラチオは激しさを増した。
「イク、イク、イク、イク、イクぞー!! 妲己、おぬしにザーメン出してやる!!!」
「来へぇ〜太公望ちゃん・・・じゅぽ・・・いっぱいいっぱいザーメン頂戴!!!!!!!」
どぴゅるどぴゅるどぴゅる・・・
何十年もの間修行で外に出ることのなかった濃縮されたザーメンが太公望のペニスを駆け上がり、妲己の口内で爆発した。

「極上のお酒以上のコクと香りだったわん」
妲己は一滴残らずザーメンを飲み込んだ。そして、名残惜しいかのように今もペニスについているザーメンを残りを舐めている。
舐めている最中から再びペニスは戦闘態勢に入ってきた。
「あらん。太公望ちゃんったら元気ね」
妲己はクスっと笑った。
「じゃあ、次は第2ラウンドはじめましょうか」
463太公望×妲己:2005/09/01(木) 12:17:25 ID:zgT48JNI
妲己は太公望を寝台に寝かせると、その上に跨った。
「妲己、わしは・・・その」
何か言おうとした口に妲己は指を当てた。
「太公望ちゃんのはじめての相手がわらわで嬉しいわん」
そう言うと妲己は太公望の天井を向いたペニスをつかみ、ゆっくりと自分の膣内へと導きいれた。
「ふぬぅ」
お腹の中全体を圧迫するようなサイズに思わず妲己が唸った。
狭い膣内いっぱい、子宮口にまで達し下からガンガンついてくる肉棒。太公望のペニスは妲己の膣内に侵入しますますその激しさを増していた。
「あん、太公望ちゃんの大きすぎん」
「妲己の膣が気持ちよいからじゃよ」
「あん・・・それじゃ、太公望ちゃんははじめてだからわらわに任せてねん。わらわが動くから」
そういうと妲己は太公望の上で腰を動かしだした。
上下運動に回転運動。ペニスとヴァギナの結合部からはどちらのものとは判断つきかねる体液がダラダラと漏れ出した。
上下に揺れる妲己の乳を太公望の両手が掴み揉みしだく。
「あはん」
その声と同時にますます妲己の腰の動きが早くなる。また、太公望も下からの腰のつきあげ運動を開始した。
太公望のペニスは子宮に侵入してやろうと激しく下から子宮口を突いた。
「あんあんあんあんあんあんあんあん・・・」
妲己は盛りのついた牝猫のように、よがり声をあげ腰を振り髪を乱し乳を揺らしよだれをたらし汗は滴らせマン汁を小便を漏らしかのように垂れ流していた。
「だ、妲己。出るぞ・・・出てしまうぞ」
「いいの、そのまま出して。太公望ちゃんのザーメンで私の子宮の中を満たして。百回ぐらい妊娠しちゃうような濃いの出してぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぴゅるるるるるるるるるるるる
「いやああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
太公望のペニスから妲己の子宮へ向けて驚くべき量のザーメンが発射された。
「あああん、まだ止まらない。まだ太公望ちゃんのザーメンが出てるん」
妲己の子宮膣内を満たしてもまだ余りあるザーメンはその結合部からあふれ出た。
「あはん・・・ハァハァ・・・こんなに激しく満ち足りたSEXははじめてだわん・・・」
妲己はどさりと太公望の隣に横になった。
464太公望×妲己:2005/09/01(木) 12:52:47 ID:zgT48JNI
妲己の横で太公望がつぶやいた。
「さっきおぬしは言っておったな、一枚上手だったと・・・しかし、甘かったようだのう」
誘惑の術の効きが甘かったのか?、妲己は起き上がろうとしたが身体に力が入らなかった。
「おぬし、さっきこんなに激しく満ち足りたSEXははじめて、だと言っていたじゃろう。また、わしのザーメンを極上の酒のようだとも言っていたじゃろう」
太公望はニヤニヤ笑いながらそう言った。しまった、咄嗟に妲己は全てを悟った。
「ふふん、わしはこういうことがあろうかと仙桃を食ってザーメンにアルコール分をしみこませておいたのじゃ。あんだけの量のアルコールザーメンを下の口から飲めば流石のおぬしも酔うじゃろう」
事実妲己はアルコールとSEXのせいで精力を使い果たしていた。
「あん、太公望ちゃんは流石策士ねん」
「おぬしほどじゃないわい」
そう言うと太公望は妲己の腰を掴み尻をあげさせた形を取らせた。
「さっきは前の口で楽しませてもらったんじゃから、今度はこっちでお返しをしてやろうかのう」
太公望は指先に唾液をつけると妲己の肛門に指を押し込んだ。
「ふぅん」
未知の感覚に妲己の口から声が漏れた。
「おや、こっちの穴はずいぶん狭いのう。おぬし、もしかして何千年も生きていてこっちははじめてか」
「た、太公望ちゃん。もうやめましょう」
「おぬしはそう言われてやめたことがあったのか」
太公望は再び勢いを取り戻しているペニスを妲己の肛門に押し当てた。
「いや・・・ちょ、太公望ちゃん・・・お尻は・・・ちょ、ちょっと待っいやああああああああああああ!!!!!!!!! 」
妲己はいつものような余裕もなく絶叫していた。その様子をみて太公望は満足そうに笑みを浮かべた。
太公望はペニスを肛門から離した。妲己はホッと息をついた。
「おっと、まだ安心しないほうがいいぞう。わしは残酷だからのう」
そう言って太公望はふところから仙桃を取り出した。
「まだ残っておるんでな、この仙桃・・・効能はわかっておるのう」
「ちょ、まさか・・・太公望ちゃん」
妲己は様子を伺おうとしたが自分の大きな尻でよく見ることができない。
「これを・・・つぶして・・・穴に・・・突っ込む」
太公望は仙桃をつぶし、それを妲己の肛門に突っ込んだ。
「ああああああああああああ!!!!!!!!!」
「ぬるぬるしてるからそんなに痛くないじゃろう、それもう一つ。仙桃はまだまだあるぞ」
1個2個3個・・・計10個の仙桃が妲己の肛門から腸内へ消えていった。
妲己は口をぱくぱくさせている。
「なんだかんだで、女狐のおぬしのこと、もう気持ちよさを感じておるんじゃろう。さて本番じゃ」
「やめ・・・太公望ちゃん・・・お願い・・・ゆるして」
妲己は涙を浮かべ、そうかすかにもらした。
太公望はペニスを妲己の肛門に押し当てると一気に突っ込んだ。肛門付近にあった仙桃がペニスに中へと押された。
「ああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
「前も良かったがこっちはもっときつくて良いのう」
太公望は巨大な妲己の尻を押さえ込みピストンをはじめた。抜き差しするたびに妲己の口から、あん、と甘い息が漏れた。
妲己もいつの間にか嫌がる様子は消え、より深く突きを味わおうと尻を太公望の方に寄せてきた。
「あはん・・・キモチいいキモチいい・・・お尻キモチいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」
前の口からはマン汁がダラダラと垂れ、そして黄金色の水もふとももを伝わって寝台の上にたまった。
「出るぞ」
太公望は短くそう言い放つと妲己の腸内にザーメンを発射した。
どぴゅるるるるるるるるるるるるる
「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
太公望はペニスを引き抜いた。肛門は名残惜しいかのようにペニスを求めひくひく動いた。
「ああ・・・太公望ちゃん・・・!!」
妲己の顔がゆがんだ。
「ま、まさか太公望ちゃん・・・!?」
「妲己、流石はおぬしじゃのう・・・肛門にあれだけいろいろ注いだらどうなるか」
込みあがってくる生理現象にもう耐えうる気力も体力も妲己にはなかった。
「や、やめてぇええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
ぶびゅりぶびゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
妲己の肛門からどろどろのザーメン、仙桃、そして茶色い物体が噴水のように吹き出た。
「いやああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「さっき言ったじゃろう、わしは残酷じゃと」
465太公望×妲己:2005/09/01(木) 12:53:35 ID:zgT48JNI
はじめてなんでうまく書けたかどうかわかりませんが。
あと、自分の性癖がわかってしまうのが嫌ですねw
466名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:12:12 ID:LwG/ra0V
面白かったよーあなたの嗜好自分も好きだw

しかし…苦手な方もいるだろうからやっぱ※スカ注意の書き込みは
次から入れたほうがいいと思う。

続き期待してまーす
467名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 01:37:43 ID:Nt6IW5Z0
乙!
こういうの大好きです(*´д`*)
468名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 03:56:44 ID:/Gch6lPD
内定おめでとん!&乙です!
オチが面白かったよー。
しかしペニスとかカタカナはちょと違和感。
469太公望×妲己:2005/09/02(金) 10:20:57 ID:xsLPLBzy
>>466
注意します。やっぱりスカは苦手な人多いんだね。
自分もスカは好きじゃないが妲己ちゃんのならOKという感じw

>>468
今度からは「肉棒」、「肉穴」にします。
470名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 22:45:00 ID:96j1HxtX
ttp://web.drive.ne.jp/1/html/VIP00154.html
ヒマだったから表紙の貴人たん脱がせちゃったよ
471名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 22:59:51 ID:hp1T1tma
何なんだ今回の貴人たんのエロさは
472名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:21:09 ID:3r/PTG4e
>>470
ちょwwおまえそれスゴスwww
良いもん見せて貰ったよwdwww
473名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:30:14 ID:7bP5Wp+i
>>470
超GJ!!
ttp://web.drive.ne.jp/1/html/VIP00189.html
ちょっとだけ身体のライン修正してみた。
でも俺には脱がすことなんか出来ない。神だよアンタ。
474名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 08:53:29 ID:m0mN29Lz
>>470
朝からいいもの見せてもらったよ〜。
サンクス。
475名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 13:13:46 ID:adGdG1BQ
>>470
剥ぎコラ職人の方ですか?
最高です!!
476名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 03:37:15 ID:tFyaZNu+
そろそろ圧縮くるというウワサなんで、保守しとく。
477名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 23:08:25 ID:JltgJpx6
ごめん。1回上げるよ。
478名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 21:28:30 ID:4iUIo2SF
479名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 22:47:55 ID:ynhcvBCC
とりあえず鬼畜太公望×貴人ちゃんをワクテカ待ち
480名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 18:18:14 ID:TawU6WyY
鬼畜太公望×乙女貴人ちゃんをワクワクテカテカ
481名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 21:35:48 ID:REWANT3w
同じくワクテカ。
482名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 21:44:33 ID:buYlJqvH
みんなそんなに鬼畜太公望が好きなのかw
483名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 01:34:45 ID:F7bxz71C
姫発×邑姜はどこへ…?
484470:2005/09/09(金) 01:51:59 ID:XmVkE/1Y
今度は妲己たん脱がせてみますた。
http://web.drive.ne.jp/1/html/VIP01286.html
http://web.drive.ne.jp/1/html/VIP01287.html(受けっぽい顔バージョン)

ふじりゅーの色使いは難しいなあ。
485470:2005/09/09(金) 01:53:13 ID:XmVkE/1Y
を・・・直リンしちゃた。俺ヴァーカ!
ttp://web.drive.ne.jp/1/html/VIP01286.html
ttp://web.drive.ne.jp/1/html/VIP01287.html(受けっぽい顔バージョン)
486名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 02:07:33 ID:dNgLzJDj
>>485
ちょwwまん(ry
GJ!!!!!!!
487名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 03:57:23 ID:vqSroRO1
ぬはー!!GJ!!!!
488名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 15:37:53 ID:tvlR6Le5
太公望×王貴人書きたいけど、またうんこ書きそうw
489名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 16:09:43 ID:q7TKn6GR
>>488キジンターン!
いいよウンコ。俺はいいよ、待ってるよ。アナルナルナル

苦手な人もいるだろうので、注意がきかいときゃいいんでない。
490名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 00:24:21 ID:9Zw69/lL
>>489
俺もOKだから早く書いちゃってください
491名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 00:27:51 ID:oK5Vfxke
喜媚たんって獣姦好きそうだよね
相手がアレだし
492名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 00:31:04 ID:uO2AvRYk
>>491
どっかにあったね。
スープーのナニをこうこうするって小説

KOEIの封神十天君にワロタ

493名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 10:59:25 ID:pDCSDVN1
スープーどこにあるんだろう…
494名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 03:03:44 ID:uDMRHqzd
スープならコンビニにもインスタントの物が
495名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 17:14:34 ID:E2X6cM5W
>>494
つまんない
496名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 18:20:27 ID:SzeOsGFl
超巨根を銜え込んで腰振ってる喜媚たんマダー?
497名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 20:46:43 ID:RdqLJ4gL
ここで太公望×邑姜タンですよ。おじいちゃんが教えてあげる!
498名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 00:31:12 ID:Ep151s9a
なにそれ萌え〜
499名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 01:23:36 ID:I992RIv/
今だに>>409の後日談を期待している俺が来ましたよー。太公望×公主サイコー(´∀`)=333
500名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 03:34:51 ID:CG+3y5SL
>>496
おっきした
501名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 21:39:13 ID:BEhl0AL0
姫発×耳年増だけど処女でツンデレな邑姜タンをキボンヌ。
502名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 00:29:33 ID:WlDuH1Sc
>>499
俺も待ってるよー
書いた人見てないのかな。
503名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 00:16:26 ID:GAUHcawZ
>>499
更に自分も同意してみる
504名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 02:33:46 ID:rd2a6690
499だった者だが、まさか俺以外にも後日談待ってる人がいるとは・・・心強いぜ!!気長に待ちませう(*^ー゚)ノ
505名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 11:23:37 ID:Eh7178Rn
>>496
中央を真ん中にダッキタソ貴人タソキビタソで4P妄想ですよ。
小説のエロシーンをフジュリー絵で妄想ですよ。

>>497
すごく…いい…です。
506名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 00:33:06 ID:DUdGHP+h
王天君と融合した太公望は自分を封神した胡喜媚に対し紅水陣で
ヒワイな仕返し…

507名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 04:12:45 ID:PLRGzPn6
>>505->>506
なんだこれ禿萌える
自分にロリ属性があったことに気づいた
508名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 11:17:46 ID:1h0JsrW3
妲己調教SSとかどっかにないかな?
509名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 07:40:05 ID:U43Fkc80
武吉がメインのSSってあるのかな?
例えば、初心な武吉に対して女性キャラが体で性教育を施す話とか
510名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 08:37:24 ID:d790Qb2f
体力馬鹿の上に絶倫だから、そんなことした被には確実に妊娠させられると思うよ
511名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 11:56:11 ID:vSgVe+p1
>>506 + >>510 な話ってどっかにないかな?
512名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 01:25:12 ID:94GsyLbA
「僕、AV男優のバイトをしてたことがあるんです!!」
とかいってガンガン責めまくる武吉を想像してしまった
513名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 01:39:12 ID:Sl3qohOk
玉鼎生存時
生真面目な玉鼎がすっころんで蝉玉の服の穴(何で廃止したんだろうあの衣装)に手を突っ込んで
あんなことやこんなこと・・・って妄想してたなぁ・・・
514名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 02:39:52 ID:uM99paUF
>>512 テラワロスwWW 公主の体調が気に掛かり、部屋に様子を見に行った太公望だったが・・・・みたいなのが俺は好きだな。よくあるパターンかもしれんが。
515名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 02:44:10 ID:M42pR167
公主の体調が気に掛かり、部屋に様子を見に行った太公望だったが、
部屋の外まで漏れる公主の嬌声、そして 「僕、AV男優のバイトをしてたことがあるんです!!」
516名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 04:12:53 ID:5pHXK2Yi
チョwwwwwwwテラヘコムスwwwwwwwwwwwwそれなしそれなしそれなしばいばいきん


即破門ですから

閑話74 「秘湯混浴刑事  =第1話 師匠は見た!=」
517名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 05:42:13 ID:0mVb0WpS
>>515
なにその3Pへの複線

といいますか一連の流れハゲワロスwww
声だして明け方に笑っちまったぞ。
518名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 08:37:38 ID:LO7Mtp9s
ちょいとageときますね


519名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 13:20:10 ID:W893aCPr
蝉玉のやつとかないかな。
・蝉玉×土行孫
・神鷹×蝉玉
・孫展君×蝉玉(オモチャ使って輪姦)
520名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 15:53:49 ID:82IWZ+wK
>>519
人間相手にしてあげようよww
521名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 23:38:03 ID:vMluYJdd
「秘湯混浴刑事エバラ」ってAVのタイトルみたいだなって思ってた

ところで弟が見てる前で公主が犯されるヤツってないの?
522名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 00:01:19 ID:6Aa+UkFo
>>521
君が書いてくれるならあるよ
523名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 01:10:40 ID:j5AtyBcg
弟の前で
「僕、AV男優のバイトをしてたことがあるんです!!」
524名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 01:15:03 ID:mcU0Bpq8
「僕、AV男優のバイトをしてたことがあるんです!!」

このセリフだけで笑いが止まらんよw
525名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 03:41:53 ID:7K8qv1eV
王天×妲己を誰か書いて〜(・∀・)
526名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 22:20:29 ID:Yxttr6Iu
「僕、AV男優のバイトをしてたことがあるんです!!」
本当にありがとうございました。
527名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 20:09:07 ID:UiGU4Zae
先日、竜吉公主さんにお会いしたのですが、
回りに漂っている水の玉がどう見ても精液でした。
本当にありがとうございました。
528名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:24:01 ID:qv+t6jpQ
燃燈×竜吉とか燃燈絡みのSS読んだ事がない。
糞真面目な義弟にはエロとか無理なのか?
529名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:48:47 ID:PpRU3I7S
シスコン弟と公主でエロか・・・確かに見ないな。
あいつなら仮に一服盛られてムラムラしても気合で何とかしそうだしw

エロなしの報われないやつでもいいからキボン
530名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 23:45:01 ID:fVDO1QC3
(´-`).。oO昔書いたな、燃燈×竜吉・・・
531名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 20:26:21 ID:6gR6mLtd
>>530
ものすごく読みたいわけだが
532名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:10:32 ID:WLWhdgW/
>>530
読みたい。
533名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:43:03 ID:0lheqAMU
投下きぼん
534名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:48:28 ID:3KP6QRch
「相馬君の小説部屋」でググれ。ここに一本だけある。
535名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 02:26:31 ID:7KYRnKjA
そのサイト名久しぶりに聞いたよ…
536名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 03:16:02 ID:sNTbvvI3
この板のよそのスレで、封神のエロ(大公・望ちゃんと姫発)見つけた
んだけれど、ここに詳しく書いちゃったりしてもいいもん?
537名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 10:27:00 ID:GE8A7zGo
>>536
問題ないよ
538名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 17:45:56 ID:vUm4hH63
>>536
なにその萌えカプ
539名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 21:50:19 ID:btmzgbnK
ジャンプ総合に投下されてる。
540名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 01:51:18 ID:d9ATOXcj
>>539
探しても見つからんかったが・・・せめてどのあたりか教えてくれ
541名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:03:38 ID:SpEsn7Zl
>>540
【新連載】ジャンプ総合エロパロスレ【過去の名作】
このスレのいちばん新しい作品がそう。投下してる職人
のトリが微妙に気になったが、悪くなかった
542名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:09:24 ID:d9ATOXcj
>>541
ありがとう見つかった。
つかこんな時間に返事が早いな。
543名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 21:03:53 ID:w6gUGD9v
望ちゃんなら、楊ゼン相手も読みたい。
そういえば、ゲームでの王天君とのやりとりも良かったな。
でも本当は…燃燈×竜吉公主が読みたいんだ!!
異母弟が魂の赴くままに求めたら、異母姉は壊れてしまいそう…。
544名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 21:53:19 ID:s0KVjsiX
黒歴史ゲーム2(PS)で十二仙のほぼ全員に
燃燈をシスコン呼ばわりする台詞がフルボイスで用意されていたのには吹いた。
その通りだけど。
545名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 21:59:59 ID:q91y5pWv
>>544
あれは集団のイジメに他ならなかったなww


ところで邑姜たんマダーーー??
546名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 22:31:51 ID:AMaaoR4U

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 S ・ _ ・ル  <呼びましたか?
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547名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:30:12 ID:q91y5pWv
>>546
ああっ邑姜たーーーーん!!
ハァハァ・・・
548名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 04:38:23 ID:ibH/hpL6
WS主人公×竜吉が読んで見たい
1作目で仲間にしてたときのやりとりでえらく萌えたので
あんなに親しげなのは弟似のルックスのせいか?
549名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 09:36:42 ID:NabvDb7q
武王×邑姜投下しまーつ。
550名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 18:38:35 ID:nn1T/Lfd
クル━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!??
551名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:56:35 ID:4yzItTHJ
待て、これは公明の罠だ
552名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 14:58:22 ID:pXkWPBx5
罠でも信じてワクテカします
553名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 23:57:40 ID:lWnIHrB+
邑姜萌えの空気読まないで申し訳ないんだが
>僕、AV男優のバイトもやってたんです!
みたいな武吉攻めって、女キャラは誰かいね?
本編であんまり女の子と絡まないし
554530:2005/10/14(金) 00:02:08 ID:cd13RsVH
もう4年くらい前に書いたもので現在は閉鎖した自サイトに
うぷしていたものだけどそれでもいいのか?
それでも良ければ燃燈×竜吉落としてみる。
まぁ昔書いたものだし短いのであまり期待されても困るが。
どうせ月に10ホト程度のサイトだったので見た事ある人は
皆無に等しいと思うのだがどうだろう。
555名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:14:37 ID:9kbwWD9f
>>554
ワクテカしつつ待ってます。
556名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:47:19 ID:XX3FCVai
>>554
見たい
557530:2005/10/14(金) 02:24:16 ID:xXLNp+EX
多分いないと思うがどっかで見たことがあるようなと思った人はご愁傷様です。
とりあえずNGワードは燃燈×竜吉で。近親相姦マズーな方はスルー推奨。
558香合〜こうあわせ〜:2005/10/14(金) 02:27:19 ID:xXLNp+EX
それは、姉弟二人きりでの談笑の最中に起きた事である。


竜吉公主は燃燈に気を遣い、燃燈が訪れる際は人払いを命じ、浄室には誰も近寄らせない。
そして他者とは御簾越しにしか謁見を許さぬ竜吉も、燃燈だけは異母姉弟ということで御簾の内へと招き入れてくれる。燃燈にとっては好都合だった。
突如燃燈は竜吉の手首を掴むと、その場に些か乱暴に組み敷いた。
「どういうつもりじゃ燃燈?!……戯れは止さぬか!」
「戯れも何も……貴女を抱きたいのですよ、異母姉様。」
耳元に囁いた燃燈にからかわれているのかと思った竜吉だったが、袷から手を伸ばし、豊かな膨らみを弄ぶに至って本気だと悟り、どうにかして燃燈の腕の中から逃れようとする。だが、元より腕力で燃燈に敵う筈もない。
「お主なら私でなくとも他に数多の女性がおろう!!我々は……片親とはいえ姉弟ではないか!何を考えておる!?」
「そうですね……でも、普通の女性には飽きてしまって……。異母姉様、血の繋がった姉弟でするのって、どんなものなのでしょうね?」
燃燈は努めて冷静に、冷酷に言い放つ。案の定、竜吉は激昂した。
「燃燈、お主は……っ……!!」
真っ赤になって罵ろうとするその唇を燃燈は自らのそれで塞ぎ、強引に舌を差し入れる。初めて味わう異母姉の柔らかな口腔の感触に陶酔しながら、燃燈は何度も角度を変えて口付けを繰り返した。
「んんっ……っ!!」
どう応じて良いのか分からず、されるがままになっている竜吉をそのまま床に横たえる。纏っていた衣服を些か乱暴に脱がせると、白磁の如ききめ細やかな肌が露になった。
力では敵わない事を悟ってか、既に抗う事を止めている竜吉の白い肌に幾つもの口付けを落としていきながら、燃燈はその豊かな胸元を優しく撫で擦っていく。
「何故じゃ……?何故、こんな真似を……?」
見知った天井を見つめながら呟いた竜吉の問いかけに、しかし答えは無かった。
「異母姉様……敏感ですね……。」
揶揄する響きを含んだ燃燈の言葉が、竜吉の頬を染める。膨らみに舌を這わせた燃燈は、指先での刺激に硬さを増した中心の突起を口に含み、甘噛みした。
「や……っ!…ね…んと……っ……!!」
びくり、と身体を強張らせ、初めて与えられる快楽に流されまいとする竜吉を見て、燃燈は愛撫の手を緩めるどころか更に激しくする。
「ん……は……ぁ……ぁ……!」
乳房をゆるゆると掌で揉みながら、舌でその先端を転がすうちに次第に呼吸が荒くなり、白い肌が上気して仄かに紅に染まってゆく。竜吉の意に反して、身体は正直に燃燈の施す愛撫に応じ始めた。
559燃燈×竜吉(2):2005/10/14(金) 02:29:05 ID:xXLNp+EX
「……っ!!な、何をするっ……!?」
胸を弄んでいた指先を下腹部に伸ばし、竜吉の中心に這わせると、竜吉は涙に潤んだ瞳を一瞬見開いて燃燈を見つめた。
「ああ、異母姉様は……初めてなんですね。大丈夫です、力を抜いて……。」
滲んだ蜜を指先に絡めると、まだ穢れを知らないその花弁を掻き分け、竜吉の中にゆっくりと指を埋めてゆく。
「ひ……あぁっ……!!」
未だ狭く指を締め付ける柔らかく熱い秘肉を味わいながら、燃燈は丹念に弄っていった。
湿った音を立てて自らの内を蠢く指の感触が、徐々に竜吉の心を狂わせてゆく。
「異母姉様……大分慣れてきたようですね……気持ち良いですか?」
いつの間にか指は二本、三本と増え、各々がばらばらに動いて内側を掻き乱している感覚が、おぞましさから甘美な快楽へと変化している事に竜吉は気付いていた。
「や…やめよ、……ねん…と…う……!」
それでも何とか理性を保ち、必死に堪えていた竜吉の表情に愛おしさを抱きつつも、あくまで冷酷に燃燈は言い放つ。
「やめて欲しいのですか?本当に?……身体はそうは言っていませんよ?」
指先に絡みついた雫を竜吉の目前に晒すと、そのまま自らの口に運び、指に纏わりつく蜜を舌先で舐め取る。その姿に竜吉は羞恥のあまり燃燈から顔を背けた。
しかしそんなせめてもの抗いも虚しく、燃燈は竜吉の顎を掴んで強引に自分の方に向ける。
「こちらを、……ちゃんと私を見てください……異母姉様。」
言いながら燃燈は竜吉の脚を開かせ、間に割って入ると竜吉の内にそそり立った己のものを沈めていった。
「……い……やあぁっ……や……めっ……!!」
「暴れないでください……異母姉様……。」
身を裂かれるような激痛に声を上げる竜吉の唇に自らのを重ね、燃燈はゆっくりと律動を始める。抜き差しの度に耳を覆いたくなるような淫らな水音が辺りに響き、破瓜の血が愛液と入り混じって白い大腿を伝い落ち、清浄な床を汚していった。
「くっ……うぁ……ぁ……んんっ……!!」
だが、与えられる苦痛は徐々に快感へと変化していく。自然、唇から漏れる声は苦しさよりも悦楽を訴える甘さを含んだ喘ぎに取って代わった。
「ああ……好いですよ、異母姉様の中……私に絡みついて離そうとしない。」
「っ!!あ、あっ!!」
繋がったまま抱き起こされ、己の重みでより深くまで貫かれる形となった竜吉から悲鳴にも似た嬌声が上がる。思わず燃燈にしがみ付いた竜吉はその背に爪を立てたが、燃燈は微かに眉を顰めただけで意に介さない。
「あ……くぅっ……はぁんっ……。」
次第に早くなる動きに翻弄されてゆく自分の理性を必死に保ちながら、竜吉はせめてもの抵抗に燃燈を睨みつける。
「そう……今貴女を抱いているのが誰なのか……その瞳に焼き付けて……。」
涙を湛えた碧の瞳が燃燈を凛と射竦めるのを満足げに眺めながら、竜吉の身体を更に激しく攻め立てた。

この夜の事を決して忘れないように。
この私の事を決して忘れないように。
その美しい身体に、瞳に刻み込んで――

「……異母姉様……。」
果てる寸前、恐らく無意識に呟いたであろう燃燈の限りなく優しい呼び声を耳にしながら、竜吉の意識は遠退いていった。
560燃燈×竜吉(3):2005/10/14(金) 02:30:34 ID:xXLNp+EX
「異母姉様……。」
気を失った竜吉の汗と涙に濡れた顔に貼り付いた艶やかな黒髪をそっと手で払い除け、額に軽く口付ける。

ずっと――愛していた。
許される訳が無いのは判り切っていた。
それでも……永遠の別れとなるやも知れない今、欲望を抑える術を知らなかった。

激しい憎悪の念でもいい。
このひとの心を占められるなら。
私以外の者の事など考えなければいい。

だからこそ、乱暴な手段で辱めた。
きっと私が死んだとしても、このひとの心の中に私はずっと生き続けるのだ。

優しく髪を梳っているうちに、いつしか燃燈も眠りの淵へと引き摺り込まれていった――


*   *   *


燃燈がうっすらと瞳を開けると、目の前に竜吉が匕首を握り締めて佇んでいた。
「……それを私に刺さないのですか……?」
竜吉は震える手で、それでも確りと匕首を持ち、自分を辱めた男を殺めようと振りかざす。

愛した女性が自分の為に、固く禁じられている殺戒をも破ろうとする――
そんな考えが燃燈の頭を横切る。
この女性にこのまま殺されるのなら、それも構わない。
燃燈は瞳を閉じ、天を仰いでその時匕首が振り下ろされる時を待った。
561燃燈×竜吉(4):2005/10/14(金) 02:31:12 ID:xXLNp+EX
しかし、燃燈の胸に匕首の刃が突き立てられることはなかった。
「何故私を抱いたのじゃ……?遊びか?」
匕首を下ろし、竜吉は燃燈をじっと見つめる。
だが燃燈は顔を逸らし、髪を掻きあげると、くくっ、と皮肉な笑みを浮かべて喉の奥で嗤った。
「……禁忌を犯すのがどんなものか、試したかっただけですよ。初めての男が異母弟なんて、異母姉様には悪い事をしましたね。」
「燃燈……私の目を見て答えよ!!」
先刻とは逆に、竜吉は両手で燃燈の顔を押さえると自分の方に向けた。
「遊びです。……最低な異母弟を持った己の不運を呪ってください。」
瞳を閉じると、燃燈はきっぱりと言い切った。
「燃燈!!」
竜吉はそのまま燃燈に顔を寄せると唇を重ねる。思いがけない竜吉の行動に、驚きのあまり燃燈は両目を見開いた。
「馬鹿者が……お主一人が悪者になる気か?」
長く深い口付けの後唇を離すと、竜吉は真摯な眼差しで燃燈に向き直る。
「異母姉…様……?!」
何が起こったか一瞬把握出来なかった。呆然としている燃燈に、竜吉は搾り出すような声で言った。
「お主は大馬鹿者じゃ……!!何故全て自分一人で背負おうとする!!」
「……何の、事ですか?」
喉がからからに貼り付いたようで、咄嗟に上手く言葉が出て来ない。
――まさか。
「お主の言葉は嘘偽りだらけじゃ!!……遊びでこのような事が出来るお主ではない……お主の性格は良く知っておる!」
――まさか、異母姉様は。
「それは……買いかぶりすぎというものです。」
懸命に感情を押し殺し、燃燈は言う……が。
「ならば何故私の目を真っ直ぐに見つめぬか?!先刻からお主は目を逸らし続けておる……何故じゃ?」
――矢張り、気付いておられたか。
「……。」
黙して答えない燃燈の頬に、竜吉の指先が触れた。
「燃燈……本当の事を、言ってはくれぬか?……お主を拒めなかった……いや、本当は……嬉しかった。……私も、同罪なのじゃ……。」
「な、っ……!?」
思いも寄らぬ言葉に愕然とした燃燈を見つめ続ける竜吉の瞳から、一筋の涙が伝う。
「それは……本当ですか……異母姉様……!?」
「こうなった以上……私はもう自分の気持ちに嘘はつけぬ……。燃燈……私はお主を、」
竜吉の告白は、しかし途中で燃燈の唇によって遮られた。
「ダメです……私の方から先に言わせてください。……愛しています、異母姉様……。」
先刻は燃燈が一方的に求めた口付けは、今度は互いを貪り合うものとなる。
たどたどしく、しかし懸命に燃燈を求める竜吉の身体を、燃燈は飽く事無く掻き抱くのだった。

*   *   *
562燃燈×竜吉(5):2005/10/14(金) 02:31:45 ID:xXLNp+EX
あくる日竜吉が目を覚ますと、既に燃燈の姿はなかった。
「……燃燈……。」
昨夜の事は己の邪なる願望が見せた甘美な夢だったのかとさえ竜吉には思えた。
しかし、夢ではない証拠に――白い胸元に幾つも残る紅い烙印が、二人の罪を物語っていたのだった。



燃燈と元始天尊の戦いが勃発し、燃燈が竜吉の前から姿を消す、三日前のことである――
563530:2005/10/14(金) 02:35:40 ID:xXLNp+EX
1つめの名前欄……やっちまいましたorz
自分でNGワード指定しておきながら大変申し訳ない_| ̄|○
鼠の操作を誤った。今は反省している。
見たくないのに見ちまったよ ヽ(`Д´)ノウワァァン!!な人にはスマソ。
564名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 02:48:54 ID:af++4V5L
乙。
今まであんまり竜吉には萌えなかったけど、
この竜吉はいいね
565名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 18:01:28 ID:av3wlCXW
大変萌えさせて頂きますた。趙GJ。
566名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 19:18:44 ID:uWcNZUyq
わーい、キンシンソウカーンきてた!
ばりばりの鬼畜と思いきや、純愛とは! GJ!
567名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:01:12 ID:/fM/lTFW
キターーーー!キンシンソウカン!
とってもクールな二人萌え。
個人的にはラブラブバカップルな展開はパスなので
ガクブルしながら読んでいたが…GJ!美味でございました。
568名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:25:27 ID:zlMQwLzZ
久しぶりに来たら…燃竜キターーーー!超GJ!
569名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 22:08:22 ID:YVYuFTyu
沈んでますね。




ちょいと保守しますよ。
570名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 00:38:32 ID:BeZ/ffgs
ほす。
571名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 01:40:31 ID:MZeBeRjD
保守!!最近過疎ってるな・・・。
572名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 23:37:04 ID:GR+TSRXb

過疎ってるので書いてみようと思うんだけど、妲己→太公望前提の邑姜淕辱ものの需要ある?
573名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 23:52:15 ID:KDZ7YakG
見たい。
574名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 03:51:29 ID:/NjGgE17
>572
大アリ
575名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 09:06:08 ID:AsliiOFH
このスレって意外とお気に入りにいれてる奴多いよな
576名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 22:18:07 ID:QLb1936U
>572
物凄く見たい。
577名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 00:34:41 ID:qwqkK8s5
保守
578名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 19:56:31 ID:qvAQPJBv
誰もいないうちにこっそりと投下しますよと。

貴人もの・エロあっさりでオチがどんなことになってもどんとこい!な人向き。
タイトルは『宵の夢』。

今回は前半部分でエロ全くなし!


……ごめんなさいごめんなさいorz
579宵の夢〜天空の大輪〜:2005/11/09(水) 19:57:05 ID:qvAQPJBv
憂いて陰を帯びる姿など見たくない。
どうか、以前のように元気でいて。
そのためならどんなことでもしよう。
たとえ、自分が怨まれることになろうとも。



「……スープーちゃーんっ☆」
 そこにはいつもの風景があった。
 まだ幼さの残る容貌の仙女が、一部ではカバなどと呼ばれている霊獣に抱きつきじゃれている。
 空の青はどこまでも遠く澄み渡り、肌を撫でる風が草の匂いをはらんでいた。
 蓬莱島を仙道の住処にして以来数年が過ぎ、多少は諍いがあったりするも平穏な日々が続いてい
た。
「〜〜〜〜喜媚さん、いま仕事中なんッスよ。もういいッスか?」
 白い霊獣はほとほと困り果てた様子で自分の顔にキスの雨を降らしている仙女に言う。
「え〜? 喜媚もっとスープーちゃんとベタベタしたいのに〜☆」
 唇をとがらせ、ぷーっと頬を膨らます様が外見に見合ってかわいらしい。
 霊獣・四不象は諦めぎみに溜息を一つついた後、にっこりと笑った。
「今日は早く終わると思うッスから、そのあとなら時間あるッスよ」
 とたんに彼女の顔が明るくなる。
「えっ☆じゃあ一緒に遊べり? じゃあねぇんとねぇ…喜媚花火がしたいっ☆」
「そうッスねぇ……じゃあ太乙さんあたりに協力してもらうッスか? あの人なら打ち上げなんか
も好きで作りそうッスから」
「喜媚派手なの大好き☆今日は花火大会を開き☆スープーちゃん、皆にも声かけてきていい?」
「もちろんッスよ」
「わぁーい☆じゃあ喜媚がんばって宣伝しっ☆ ねっ☆貴人ちゃんも――」
 ぴょんぴょん飛び跳ねながら喜媚はいつも一緒に行動している――というよりは喜媚が半ば強引
に付き合わせているのだが――義妹のいる後方を振り返った。
 目に飛び込んできたのはその妹が草の上に座り、立てた片膝に肘をついてどこか遠くを見つめて
いる姿。
580宵の夢〜天空の大輪〜:2005/11/09(水) 19:57:39 ID:qvAQPJBv
 かの瞳に覇気はなくその横顔は虚ろげで、こちらの声など全く届いていないようだった。
「ここに移ってきてから貴人さんが笑ってるところって僕見たことないッス……」
 喜媚につられて貴人に視線を向けたスープーがぽつりと呟いた。
「喜媚も……」
 ときどき笑ってくれることはあった。仮面のような笑顔。喜媚のために作られた微笑み。
 そんな表情しかここ数年見たことがなかった。
「花火、貴人さんも楽しんでくれるといいッスね」
「……うん☆」
 心情を察して言葉をかけてくれたことが嬉しくて、喜媚はまた四不象に抱きついた。

 風を切る高い音、宵闇を晴らす一瞬の閃光――。
「まさか本当にその日のうちに花火大会なんてやるなんて、よっぽど暇人ばっかりなのね」
 貴人は自室で誰に聞かせるわけでもない憎まれ口を叩いた。
 姉妹の家は森の中に一軒ぽつんと建っている。メルヘンチックなものが趣味の姉の意見に全面的
に従ったからだ。
 かつて住んでいた禁城とはくらべるべくもなく小さく粗末であるが、2人で暮らすには充分では
あるし、なにより外との接触が少ないことで気が楽であった。
 崑崙はもちろん、妲己とともに金鰲を抜けた身で親しい者など姉くらいしかいない。
 パァーンッ……
 また夜空に光の粒が飛び散る。
 喜媚姉様は今頃あのカバと、それから暢気な崑崙の奴らと一緒に花火を楽しんでいるだろう。
 一緒に行かない、と言った時には自分も残ると言ってくれたけど。せっかくだから行ってきてく
ださいと送りだした。
 その時の少し悲し気な顔が胸に痛かった。
 申し訳なく思いつつも自分には応えるだけの気持ちの余裕がなかった。
 誰とも関わりたくない。1人になりたい。
「許してください……姉様」
 こんな、自分勝手で我が侭な妹を――。
 灯りのない部屋の中で貴人は膝を抱えて下を向き縮こまった。
581宵の夢〜天空の大輪〜:2005/11/09(水) 19:58:16 ID:qvAQPJBv
 ひゅるるるる……
 花火の弾ける音がした。
 そして、奇妙なことに気付く。
 光が、床を照らしていない。暗闇のままだ。
 顔をあげると窓の前に人影があった。
「え……?」
 貴人は己の目を疑った。
 自分しかいない暗がりに誰かがいたからではない。
 そこにいた人物があまりに想定外で、とても信じられなかったからだ。
 “彼”は闇に融けてしまいそうな黒を基調にした衣装をまとっていた。
 自分は直接見たことはない、人づてに聞いた姿。
 表情はよく見えない。けれど貴人は目の前の人物が笑った気がした。
 “彼”は貴人の方へ歩み寄り、目線の高さが揃うようにしゃがみ込んだ。
 花火があがる。
 窓から差し込む刹那の光に、その顔が照らされた。
「久しぶりだのう」
「……太公望」
 その声は紛うことなく、彼女の天敵のものだった。

 風のない日だったので木々のざわめきすら聞こえない。
 夜空に次々と大きな花が咲いては消える。
 ただ、その音だけが部屋の中に響いた。
 喉仏の出ていない少年のような首に、糸が何重にも巻き付く。
 彼はそんなことなど意にも介さず喋り始めた。
「元気にしておったか」
「……あんたにそんなこと心配される筋合いはない」
 太公望を睨み、糸を握りしめたまま貴人はぶっきらぼうに答える。
「あんたこそどこにいってたのよ」
「どこというわけでもない。ぶらぶらしておった。ここにおったら働かされてしまうからのう」
「ハッ、そんなこと言って、怖かっただけじゃないの?」
582宵の夢〜天空の大輪〜:2005/11/09(水) 19:58:36 ID:qvAQPJBv
 貴人の問いに彼は答えなかった。
「図星? 今まで逃げ回ってた腰抜けが、よくまあのこのこと現れたものね。都合がいいわ。積年
の恨み、いまここで晴らしてやる!」
 太公望の口の端があがる。
 貴人にはそれが自分を嘲っているように感じた。
「――っ!!」
 彼女は立ち上がって糸を引き寄せた。釣り上げるようにして太公望を立たせる。
 貴人がつかみかかっているように見えるほど2人の距離は近い。
 彼の首の、糸が食い込んでいる箇所にうっすらと血がにじむ。
「馬鹿にしているのっ!?」
「いや……それもいいかと思ってのう」
「ふざけないでよ! 何よ私じゃあんたを倒せないとでも思ってるわけ? なめんじゃないわよ。
もう絶対あんたの卑怯な手になんかのせられないんだから。あんたが何かするより早く糸を締め上
げて、首を刎ねることだってできるのよ!」
「わしは大真面目だが?」
 太公望の表情は笑ったまま。その態度が余計に貴人の癪にさわった。
 ぎりっ…と奥歯を鳴らし、彼女は叫んだ。
「何なのよ! 『計画通り導からはずれることができました。自分の目標は達しました。だから哀
れな女に付き合って死んでもいいです』とでも言いたいの!? あんたのそういう所が嫌いなのよ、
余裕ぶって、人のコト見下して振り回して、全部わかってますっていうような澄ました顔しちゃっ
て、私がどれだけ屈辱を味わったかわかる!? なんで私ばかり貧乏くじ引かなきゃならないのよ、
いつだってそうよ、くっだらない負け方して原形に戻るし、最後の戦いでだって原形のままで、雑
魚道士ですら力の一端となったのに私だけ除け者で、妲己姉様のコトだってっ……」
 ぱた……。
 糸を握りしめる手に雫が落ちた。
「妲己は……おぬしにはああなることを話しておらんかったのだな」
 貴人は返事をすることも、首を縦に振ることもしなかった。
 ただただ、涙を流すだけで。
 太公望の首に絡んでいた糸がいつの間にか床に全て落ちていた。
583名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 20:48:00 ID:RzuTJhM1
太公望×貴人たんキタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
GJですっ!つづきのエロに期待してますー
584名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 21:02:34 ID:jkTjJead
うぐわぁぁぁああああああ!!!!!
キタキタキターーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
585名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 07:13:52 ID:DjWwX4g7
神作な予感
586名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 14:57:31 ID:DjWwX4g7
はやく続き読みたひ・・・・!!
587名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 14:39:07 ID:n3lVMCaj
生殺しな悪寒
588名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 15:35:13 ID:ENAZpQ6n
来た
589名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 18:25:47 ID:8uauu4hI
早くキテ━━━━━(;゚∀゚;)━━━━━!!!!
590PLATONIC 其之壱:2005/11/13(日) 02:22:59 ID:EWPBh2O8
その感情(おもい)にいつ気が付いたのかは定かではない。けれどそれは確実に芽生えていて、いつしか彼の中で押さえ込むのに多大な努力を必要とするものに変化していた。
「ねえさま、」
そう呼ぶことを許されて美しい異母姉(あね)にまとわりついていた子どもの頃がいっそ懐かしまれる。幼く、利かん気の強かった子どもをいつもやさしく庇護してくれたたおやかな腕は、もうはるかに遠い記憶の中だ。
591PLATONIC 其之弐:2005/11/13(日) 02:44:49 ID:EWPBh2O8
「これからは私が異母姉様(ねえさま)をお守りします、」
長い修行の果てに「燃燈道人」の仙号を得て誇らしげに挨拶に訪れた異母姉の洞府で、けれど彼を待っていたのはありきたりの祝辞と複雑な色を湛えた眼差しだった。
592PLATONIC 其之参:2005/11/13(日) 02:49:02 ID:EWPBh2O8
「ーーーーーこれからも、日々修行に励むように、」
そう締めくくられた言葉は何の感情も含んでおらず燃燈は、以前から漠然と感じ続けていた不安がじわじわと腹の底から染み出してくる感触にぞくりと背筋を震わせたことを覚えている。
何を求めているのか、何を探し続けているのか。異母姉(あね)の思考は闇の中を灯りのないまま彷徨うように手探りで、その感情はあるはずのない声に惹かれて立ち止まる旅人のようにある一点で無に帰することがある。
593PLATONIC 其之四:2005/11/13(日) 02:59:05 ID:EWPBh2O8
何か、を求めている。それは確かな希求として燃燈にも感じられた。
けれど手探りのうにち触れた「何か」が確かな手応えでもって感情に揺さぶりをかけても、それは異母姉(あね)が認識する前に跡形もなく砕け散り、頬を掠めて通り過ぎる風のように彼女の元に留まることはないのだろう。
そうして気がつくと異母姉(あね)は導き手のないままに踏み出す未来と、振り返ってももはや戻ることの出来ない過去とに挟まれて確かであるはずの今、この瞬間にさえ恐怖を感じているようだった。
捜していたのは過去に失ったものだったのかもしれない。
通り過ぎていったのは明日見るはずの夢だったのかもしれない。
けれどそれを異母姉(あね)の答なのだと納得することは燃燈には出来なかった。
「ーーーーー嫌ならば、そう仰って下さい」
最初の切っ掛けがどんな感情の所為だったのかは思い出せない。
理由は多分いくらでも付けられるのだろうけれど、そのどれひとつとして決定的なものには燃燈には思えなかった。
594PLATONIC 其之伍:2005/11/13(日) 03:16:30 ID:EWPBh2O8
触れる、と云うよりは押しつけると表現した方が良いような。そんな口吻けを幾度か繰り返した後に僅かに開かれた朱唇に気付くと燃燈は舌を潜り込ませた。
次第に深くなる口吻けに頑なに閉ざされていた瞼が時折うっすらと開かれる。
その僅かな瞬間でさえも自分を映すことのない瞳に何を思ったのかは覚えていない。
何も考えなかったのだとも思い、そうしてまた何も考えたくなかったのだとも思う。
燃燈の施す行為に戸惑いの表情を浮かべながらも彼女は何一つ抵抗することなく、ただ一度「許されることではない、」と幽かな呟きを発しただけだった。
ーーーーーー決して否、とは云わなかった。
「…名を、…呼んで下さい。私から貴女へ呼び掛けることは出来ません、」
部屋は遠く離れているとはいえ洞府では幾人かの弟子を抱えている。
ましてや真夜中の寝室から洩れる声の中には長いこと呼び慣れた彼女への呼称はあってはならないーーーーあることは許されないものだった。
「…呼んで、下さい……」
多分、確かめたかったのだと思う。腕の中の存在が確かに彼女であるのだと。
けれどその形よく整えられた爪を持つ指が敷布に波を作り出し、時折堪え切れないように喉の奥から言葉にならない声を漏らしはしても彼女は一度として燃燈の名を呼ぶことはなかったのだ。
595PLATONIC 其之六:2005/11/13(日) 03:48:22 ID:EWPBh2O8
「……、」
こんなに間近に異母姉(あね)を見つめるのは本当に久しぶりのことで、ましてや異母姉の眠っている姿など見るのは初めてではないだろうかと燃燈は思った。
幼い、まだ異母姉の下に引き取られたばかりの頃は幾度か一緒に寝すんだこともあったが、いつも自分の方が先に眠ってしまっていたようだ。
額にかかる長い黒髪を指先で払いのけると異母姉の貌が薄闇の中に浮かび上がった。
こんなふうに眠るひとだったのか、異母姉(このひと)は。普段の穏やかな笑みを絶やさぬ姿からは想像も出来ない、決して安らかとは云えない寝顔だった。
「…ーー、」
初めてと云えばあの一瞬にみせた自分に対する憎悪も初めて知ったものだった。そうして、あの声もーーー。
「……さま…、」
唇の隙間だけで幽かに呟かれた呼びかけを、再び口にすることは叶うのだろうかと燃燈は何かを確かめるようにそっと異母姉(あね)の頬に手を伸ばした。
感情のままに激しく求めながらもいつ拒まれるのだろうかと思い、いっそ拒んで欲しいとすら考えた。
拒まれたなら多少過ぎたものではあっても姉弟喧嘩で済まされたのかもしれない。
もっとも。異母姉の中に隠されていた憎しみを知ってしまった以上は以前のままの関係に戻れるはずもないのだろうけれど。
先刻までの激しい感情の波はもう穏やかに凪いでいたけれど、異母姉の表情(かお)を眺めていると胸に重く沈み込んでいた得体のしれない感覚がじわりと染み出すのを燃燈は感じずにはいられなかった。
幼い頃から感じ続けていた異母姉に対する漠然とした不安はここから発していたのだろうか。
敷布に波打つ髪と長い睫。闇の中で尚、紅みを際だたせている唇。触れただけで折れそうな細い首筋とそこから連なる背筋。手のひらから零れるような張りを持った胸。そうして美しく整えられた爪を持つ指。
燃燈の視界を埋めつくして離さないそれらの全てがじわじわと染みを広げていく。
異母姉は幼い自分をこうして眺めながら同じように感じていたのだろうか、西方の血を引いていた母と同じ色した髪を撫でながら何を考えていたのだろうかと燃燈は異母姉の漆黒の髪を一房手に取った。
596PLATONIC 其之七:2005/11/13(日) 04:20:07 ID:EWPBh2O8
「…似たところなどひとつもないと思っていたが…そなたは時々、父上によく似た表情(かお)をするのじゃな…、」
昔、一度だけ異母姉(あね)がそう口にしたことがある。
あれは道士としての修行も半ばの頃だ。
共通の話題など父のことしかなかったような出会ったばかりの頃ならばいざ知らず、その頃にはもう異母姉との間で父のことが話題になることなど殆どなくなっていたから燃燈は酷く驚いたことを、そうしてその時の異母姉の表情をよく覚えている。
髪や瞳の色を除いても顔立ちが母に似ていることは自分でも気付いていたけれど、父に似ていると思ったことはなかった。
どちらかと云えば異母姉の方が父の面影を色濃く受け継いでいると思う。だから。
「そうですか…?自分では判りませんが…」
どう返したら良いものか困って言葉を濁し振り返ると、異母姉は自分で発した言葉に驚いているようだった。
言葉にしてしまったことに戸惑い、悔いているようだった。
あの時も異母姉は燃燈を構成する遺伝子の半分だけを見つめていたのだろうか。
出会った時からずっと疑いようもなく与えられていたと信じていた愛情は異母姉と同じ遺伝子の、燃燈の半分だけに対するものだったのだろうか。
597PLATONIC 其之八:2005/11/13(日) 04:49:11 ID:EWPBh2O8
そうして燃燈の残り半分と、それをつくりだした母への憎しみはずっと異母姉を苛み続けていたと云うのだろうか。
一度吹き出してしまった疑問は尽きることなく燃燈の中に沸き上がった。
「…ーー、」
この場で口にすることの叶わぬ呼びかけを封じるように燃燈はそっと異母姉の瞼に口吻ける。
目を覚ましてしまうだろうかと思いながらも燃燈は次には額へと唇を寄せ、頬をなぞって朱唇へと羽のような口吻けを繰り返した。
異母姉は僅かに身じろぎはしたが目を覚ますことはなく、燃燈はこんな形でしか互いの感情を伝えることが出来なかった自分たちの関係を思う。
いっそまったくの他人であればと思ったことは幾度もあった。
他人であったのならばいつしか芽生え日々大きくなっていったこの想いを伝えることなど容易かったのだろうと。
けれど他人であったのならばこうまで側近くに寄ることなど叶わなかったとも思う。
幾度も幾度も触れるだけの口吻けを繰り返し、幾度も異母姉の髪を撫で続ける燃燈の行為には意味などなく、ただそうしていることに救いを求めていたのかもしれない。
「ーーーーーもう…、」
沸き上がる疑問に重みを増す心を抱えながらも燃燈は異母姉に云ってやりたかった。
もう自分の前では心を隠さなくても良いのだと。
もう自分の前では高ぶる感情を必死で抑える必要はないのだと。
もうこれ以上自分の前では笑みを作る必要などないのだと。
そうして、もうこれからさ異母弟としてだけ接することなど出来ないのだと。
多くの偽りが存在していたのだろう自分たちの間で、けれど今この瞬間に存在する罪だけは真実なのだと気付いて燃燈が小さく苦笑すると纏わり付く夜気は先刻よりも一層重みを増したように感じられた。







ーー終ーー
598名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 18:41:18 ID:Fi361wPh
保管庫のアドレス誰か教えてくれ!!
>>1じゃ行けなくて・・・
599名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 20:29:08 ID:L6V8imsC
ふつーに行けるが。
600名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 18:03:22 ID:T4YX5hbP
いや、何度やっても行けない・・・
601名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 00:05:34 ID:bVj1jm9I
602名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 02:22:19 ID:r3ZJg6ab
ごめん、行けない・・
パソの調子が悪いんだと思う。
ちょいとできる範囲で直してみるか・・・(´・A・`)
603名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 02:29:24 ID:A7Cwe9FF
宵の夢〜天空の大輪〜   続きまーだ? チソチソ☆
604宵の夢書いてる人:2005/11/19(土) 02:44:36 ID:p/Zy6/1u
音沙汰無しですみません!
昨日まで規制くらってました

実はトナメの方にも参加してて完成が遅くなります
今月中に仕上げますのでそれまでのあいだお待ちいただけると嬉しいです
605名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 02:54:34 ID:slcpdwnl
えぇ、待ちますとも!!
606名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 18:53:01 ID:doPvnRJI
最近待久力が上がった気がする
607名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 19:59:32 ID:GEqESBNL
だが武吉ほどではなかろう
608名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:48:43 ID:3nb8DG+P
>>604
神さま〜早く…早くキボンヌです!!
609名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 14:58:41 ID:gFPgYXj8
今月中という言葉を真に受け、
今夜か明日の夜を楽しみにしている俺がここにいます・・・orz

職人さん、今月中は無理でもいつか続きが読みたいです!
がんばってくれ!
610名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 01:49:07 ID:1kjB/UPO
そんなに職人さんをせかさず、ここでエロ話でもしながら待たないか
611名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 08:13:28 ID:nFqKDdSK
・実はエロそうな人達↓
ダッキ 公主 ヨウゼン ナタク 老子 飛虎 通天 王貴人 燃燈

・実はエロくなさそうな人達↓
セン玉 趙公明 ジョカ 天化 元始 キビ 申公豹
612宵の夢書いてる人:2005/11/30(水) 21:11:53 ID:SdF/jov+
11月に31日はございません。
どう見ても日付け変更入ります。本当にありがとうございました。

……ということで間に合いませんでしたorz
吊ってお詫びをする前にでき上がっている2レスだけ先に投下いたします。
完成までさらにお時間をいただくことになります。
細切れ投下になり申し訳ありません。

一気にお読みになりたい方、そもそも趣向があわないと判断された方はスルーをお願いいたします。
613宵の夢〜天空の大輪〜:2005/11/30(水) 21:12:41 ID:SdF/jov+
 それから、貴人は少しの間泣いていた。太公望の目の前に座り込んで、声をあげることなく。
 そんな彼女を太公望は抱き締めてやったり、涙を拭いてやったりはしなかったが、一度も目を逸
らすことなく彼女の涙が止まるまでその場から動くこともなかった。
「屈辱だわ……こんな姿をあんたに見せるなんて」
 頬に残る一筋の跡を指で擦りながら貴人は太公望を睨む。
「少しは落ち着いたようだな」
「何安心したような顔してんのよ。こうなった以上あんたには……」
「死んでもらう、か? だが、わしが死んだとしてその後おぬしはどうするつもりなのだ?」
 彼女は大きく目を見開き硬直した。
 その瞳には、それまで終始笑顔だった彼の真摯な目が映っていた。
「やはり何も考えておらんか。先ほどから何度も機会はあったというのに結局はそれが不安で」
「違うっ!! 私は躊躇ったりなどっ!!!」
「したであろう」
「違うわよ! ただ、殺すだけじゃ私の気がすまないからどうやって苦しめてやろうか考えていた
だけで!」
「では、その考えとやらは決まったのか?」
「それは……」
 決まっていない、と言えば結局復讐する気はないのかと嘲られてしまうのがオチだ。
 それだけは、嫌だ。
 そう考えて貴人はとっさにこう言ってしまった。
「あんたを私の虜にして、なんでも言うことを聞くようにしてやるわよ」
 今度は、太公望が驚く番だ。彼はきょとんとして首を傾げ、訊き返す。
「って、どうやって……」
「こうするのよ」
 それまで重力に従い床で黙していた糸が生き物のように素早く動き、太公望の両手首をがっちりと
固定した。
 貴人は太公望に近づき、彼の股間に手を当てた。
「おいっ! おぬし何を……」
「決まってんでしょ。あんたの体に叩き込んでやるのよ。私に逆らえないってこと」
「ちょ…ちょい待ち! おぬし引っ込みがつかなくなっておるだけでは……」
「うっさい黙れ」
 太公望の言葉をばっさり切り捨て、布地の上から彼の物を掴んだ。
「……く」
 かれの小さな呻きと共に、物が段々と固くなっていくのを貴人は感じ、ほくそ笑む。
614宵の夢〜天空の大輪〜:2005/11/30(水) 21:13:04 ID:SdF/jov+
「枯れたなんて言っておきながら敏感なのね」
「……自分で言ったわけじゃないっつーの」
 貴人の手によってスラックスと下履きが下ろされ、自らの分身がさらされるのを溜息をつきながら
も太公望は仕方のないことと割り切り受け入れた。
「可もなく不可もなくってとこね」
 はんっ、と一笑すると貴人は自らのタートルネックのトップスをめくりあげた。戒めを解かれたた
わわな双丘がシャボン玉のように柔らかに形を変えながら上下に弾む。
 彼女は四つん這いになり、一度彼の先端に口づけると棹の根元から舌を這わせた。角度を変え、何
度も自分の唾液を絡ませていく。時折彼女の鼻から漏れる生暖かい空気が太公望の下腹をくすぐった。
「さて……と」
 太公望の棹を充分に濡らし終えると彼女は口からひいている糸を拭って、彼を押し倒した。
 かぶさるようにして前のめりになり、脇から両手を添え豊かな乳房で彼自身を包み込むと、ゆっく
りと前後に揺すり始めた。
「っ!」
 さながら温かな湯が水圧を変えて攻めてくるような感覚に太公望は身じろぐ。
「ふふん、気持ちイイならイイって言えば? 随分苦しそうな顔してるけど」
「たわけが……それが目的でやってるんだろうが」
「強情ね。ではこれならどう?」
 二つの球体の動かしつつ、彼の剛直の先端を舐めた。苦味が貴人の口の中を広がる。
「んっくぅ……」
 にじみ出ていた汁を丹念に舐めとると、貴人は彼を胸で挟むのをやめて今度はその口の中に飲み込んでいった。唇を密着させ、汁を吸い上げるようにしながら頭を上下に振る。
 先端へと離れる時はゆっくりと。付け根に戻る時は早めに。一定の調子で繰り返していく。
 細い指先は太公望の陰嚢を弄び、自由となった大きな房は前後に揺れる。
 カリ首に貴人が歯をたてると太公望の体が反射してびくっとはねた。
 執拗な攻めに肩で息をしながらたまらず声をあげた。
「待てっ! こ…これ以上は…はっ……ちとまず……ぃ……」
「じゃあ負けを認めれば? 私の下僕になると誓えば考えてあげないこともないわよ?」
「誰が……くぁあっ!」
 言い終わらないうちに、べとべとに濡れた彼の物を貴人は手でしごきだした。
「とっとと降服しなさいよ。欲望にまけましたってね」
 瞳に涙を浮かべ切な気に喘ぐ彼の姿を見て貴人は優越感を覚え始めていた。
 それが、隙を与えてしまうことになる。
615名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 22:31:06 ID:ySamhtnq
キターーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

ゆっくり書いて下さい。乙です。
616名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 22:38:56 ID:NFib0MfQ
ハァハァハァハァ貴ハァハァハ人ァハァハァハァテラハァハァハァハァハァハモエスァハァハァハァハァ
妲己ファンの自分はどうみても貴方の書く貴人に萌えています。
本当にありがとうございました。

全裸で続きをお待ちしてますw
617名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 08:34:01 ID:Cp/yHeAu
ハァハァハァハァハァハァ…

ジーパン脱ぎました、パンツ下ろしました、息子勃ちました、左手で掴みました、

続きバッチコーイ
618名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 13:32:08 ID:upUuYROE
>>616-617
しまえと言いたいけど気持ちは判る
619名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 23:28:41 ID:MLjUj7xC
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

続き、気長に待ってます。
620名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 23:41:13 ID:1ATUAniH
みやぎたに版の『太 公 望』って小説お勧めだよ。幼女ユウキョウちゃんの拷問シーン有り、武王が望に『ユウキョウをくれ!』って言うシーンあり。何より感動大作だ……
621名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 09:02:00 ID:MIqsBxoT
622名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 17:23:10 ID:vhW/fQf8
>>620
最後のキャラ総出演な感じが好きだった。
読んだの随分前だから話は忘れちゃったな
623名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 19:10:44 ID:Zi6LMD5d
>>620
就航旦が、えらい男前だった記憶しかない…
624名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 22:41:39 ID:sIU6k9sX
で、望とユウキョウの関係は?禁断の愛だったら読みたひ。
625名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 22:45:01 ID:tLzqKsQF
恋愛というよりも、おじいちゃんが教えてあげryというのが読みたいw
626名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 18:56:34 ID:aaF2U1XT
>>625
何それwww
かなり萌えるんですが…(*´Д`)ハァハァ
627名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:11:01 ID:k2z8uoi2
干しておこう
628名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 11:03:52 ID:jPFAUO8k
貴人たん・・・
629名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 16:35:39 ID:Xt9AwUhe
何気にスレ一周年記念カキコ
630名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:14:46 ID:VK+NHPQU
>579-582,613,614の続きです。
長らくお待たせいたしました。人稲のウチにこっそり投下します。

再度になりますが、どんなオチがこようとどんとこい!な人向けですorz
最後までおつきあいいただければ嬉しく存じます。では。
631名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:15:47 ID:VK+NHPQU
 何が起こったのか、貴人はわからなかった。
 気がつけば床に頬をつけていたのだ。冷たくはない。つい先程まで太公望の体のあった場所なの
だから。
「ふぅ、危ういところだったのう」
 後方上部から声が聞こえた。起き上がろうとするも、背を押さえ付けられている。
 貴人は首を目一杯横に向けていつのまにか後ろにいる彼を睨み付けた。
「あんた、また人のことからかったわね! 捕まったフリなんかするんじゃないわよ!」
 太公望は空間宝貝を使える。王天君と同化したことは話に聞いていたから考えてみれば当然のこと
だろう。思い至らなかったことに臍を噛む。
 形勢が逆転したからか、それとも攻めの手が止まったためなのか、太公望は余裕綽々の笑みで貴人
を見下ろしていた。
「なかなかに良かったが、おぬし少しばかり遊びがすぎたようだのう。この礼はたっぷりとさせても
らわねばならんな」
「じょっ冗談じゃないわよ誰があんたなんかにっ!」
 前方に突っ伏した体勢のまま糸で再度太公望を捕らえようとする。が、彼に届く前に細かく切られ、
屑が重力に抗うことなく落下していった。
「縛りはわしの好みではない」
 風を操る宝貝を片手に彼は言った。
 羽衣は3メートル離れた場所にあって届かない。仮に使えたとしてもきっとこの男には通じないだ
ろう。

 事態は完全に太公望の掌中に収まってしまった。

 悔しさと腹立たしさで顔を真っ赤にして、「離せ」と叫びながら逃れようと必死でもがく。
「そうやすやすとは離さんよ。おぬしだって――」
 太公望は手袋を外し、スカートの中に左手を潜入させ、彼女の股の中心に指を這わせた。
「やっ……!」
「――ほれ、下履きがもう濡れておるではないか。わしの逸物を舐めながら感じておったのか?」
「そっそんなこと……きゃあ!?」
 貴人が答えきるのを待たず、太公望の指は下着を端に避け、花弁の表面を直接撫でた。びっくりし
た様子で目を丸くし、悲鳴にも似たかん高い声をあげる。
「答えずともよい。体に直接訊くからのう」
632名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:16:21 ID:VK+NHPQU
「ひぁんっ」
 くちゅり、と下腹部の方で粘っこい水音がした。愛液を纏った太公望の指が柔らかな肉襞を掻き分
けぬるぬると前後に動く。
 充分すぎるほどに濡れそぼったそこは摩擦による痛みは全くなく、快感だけを知覚している。
 だが彼は無茶な攻め方はしなかった。優しく、優しく、繊細な硝子細工を扱うかのようにゆっくり
と撫でる。
 達するには、あまりにも弱い刺激。
 労られているのか、それとも試されているのか本当のところは貴人にはわからない。
 ただわかっているのは、どんなに理性で否定しようとしても、本能が彼にもっとして欲しいと願っ
ていること。
 煮え切らない愛撫がじれったく、自分から腰を動かしたい衝動に何度も駆られながら必死で耐えて
いたが、甘ったるい声がどうしても漏れてしまう。
 あまりの恥ずかしさに目が潤む。
「どこか痛むか?」
 次第に大きくなる水音に混じり、そんなセリフが耳に入ってきた。
「私の……自尊心が」
 禅問答のように切り返す。
 いっそ激しく犯されれば。なぶられるならまだしも、情けをかけられてはたまったものではない。
 惨めさに拍車がかかるだけだ。
「すまぬな。これがわしのやりかたなのだ」
 謝ってから、彼は中指を彼女の蜜壺にゆっくりとうずめていった。
「あっあぁぁん!」
「ふむ、これだけ準備が整っておるのなら、無駄に長引かせる必要もないか」
 左手を引き抜き、掌に垂れ落ちる愛蜜を舐めとってから太公望は貴人のスカートを捲り、両腕で彼
女の腰を引っぱりあげた。胸を床に付けたまま膝を立てた格好だ。
 先ほど口に含んでいた彼の化身は衰えることなくその強度を保ったまま、今度は下の口へとあてが
われる。
633名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:16:57 ID:VK+NHPQU
「あっ……」
 電撃にも似たものがゾクリと背を駆け抜けた。泉から新しく水が湧き、それが彼のものを濡らす。
「よいな? 挿れても……」
 その言葉から一呼吸おき、彼の陽根は彼女の中へと潜っていった。
「んぁっ! あ……やぁあ……」
 ゴリゴリとこじ開けるようにして亀頭が入ってくる。太公望はゆっくり貴人の呼吸に合わせて腰を
沈めていく。そして、自身が半分ほど入った辺りで一気に彼女を貫いた。
「んぅ! くぅぅ……」
 異物の挿入による不快感と敏感な部分への刺激からの快感が同時に襲ってきて貴人は身を悶えさせ
た。
 太公望は貴人に覆いかぶさるように前のめりになり、眼前の白い背の中心に、つ……と舌を這わせ
る。貴人の体がぴくんと小さく震え、その拍子に膣がきゅうと縮まった。体内にある彼が、より一層
大きく感じられる。
「あ、やっ……あぁん」
 スローペースな抽送が繰り返される間、彼は手を彼女の胸に添えて形の変化を楽しみ、また届く範
囲で、首筋や脇の下の辺りまで口づけの痕を残していった。
「これでは明日露出は控えねばのう」
「なっ! バッ……誰の、せい……でっ! あぁあ!」
 愛撫の手が、結合部の傍にあるすっかり膨れ上がった蕾へとのび、指の腹で転がし、擦り、摘まみ
上げて貴人の劣情に火をくべていく。太公望の腰が動く度に甘い蜜が掻き出され、太腿をつたって床
に小さな水たまりを作っていた。
 腹部も胸も頭の中も、わけのわからない何かに満たされ、窮屈で苦しくて全部吐き出してしまいた
いのに表に出せるのは体液と嬌声くらいで、快感の波はなおも襲ってくる。
 その波が次第に理性も、つまらない意地も飲み込んで溶かしていくようだと貴人は思った。
「ねぇ、カオっ! ……見せてぇっ。あっ……このままは……や」
 口角から垂れ落ちる唾液を拭うこともせずに太公望を振り返り、乱れた呼吸の中でそう訴えた。
 それに答える代わりに彼は微笑み、彼女の片足を掴むと繋がったまま彼女の体を半回転させる。
「やぁん……! 中……こすれるっ!」
 今までになかった動きに戸惑い、達しそうになりながらも必死でこらえようと瞼を強く閉じる。完
全にひっくり返ったのち、そっと目を開けると正面には蒼の瞳を持つ少年のような容姿の男。
 空よりも澄み、海よりも深い、蒼。
 この暗闇では見えるはずがない。
 だからそれは自分の持つ記憶の色だ。鮮明に褪せることなく目に焼き付いていた色だ。
634名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:17:59 ID:VK+NHPQU
 貴人の艶やかな唇が彼の名を形どる。それを合図にして抽送が再開された。
「……ねぇ」
「ん?」
 全身を巡る快楽に涙を流しながら問いかけをした。
「前……妲己姉様を見た時……言ったわよね『王貴人もあんなもんではなかったか』――」
「言ったのう」
「今でも……んっ……そう思う?」
 差はないと、そう言えるだろうか。
 あの、全てを超越した存在となった姉と。
 手の届かない遠い所へと行ってしまったあの人と。
「……いなくなった者とは比べられんよ」
 しばし考えてから彼はぽつりと言った。
「おぬしにはおぬしの生き方があろう。生き方次第で、同じどころか超えることだってできる。悔し
い気持ちがあるならそれをバネにして伸びていけばよい。おぬしの前にはいくらだって道はあるのだ」
「でもっ! 私、また勝てなかった」
 組み敷かれていいようにされて歓喜の声をあげ、挙句弱音を吐いている。
 姉様なら、絶対にこんなことにはならないのに。
 熱い涙が目から次々とこぼれ落ちる。彼は口付けるようにその雫を吸い上げた。
「今日は引き分けだ。わしも結局こうして流されてしまっておるのだから……おぬしの体、ものすご
くよいのだが」
「あ、当り前でしょ! そんじゃそこらの小娘とは違うのよ!」
 急に褒められて顔を赤く染める。
 彼はぷっと吹き出すと貴人に一つ質問をした。
「次に勝つのはどちらかのう?」
 貴人はもう迷いのない、鋭い光を宿した瞳で彼を見つめ、
「もちろん、私よ」
と、答えた。

 その後、一時立場のことなど忘れ去り2人は互いに貪りあった。
 何度も何度も激しく腰をぶつけ合い、何の液だかわからない水滴が宙に飛び散る。
「あぁっ! すごっ……いいのっソコいいのぉっ……! も……っと、もっとしてぇっ! あっあっ
ダメェ……イッちゃうっ! やっ……あ、あぁっ!」
 イヤイヤをするように首を横に振り、生涯の敵にしがみついてあられもない格好で彼女はかわいら
しい高い声で鳴いていた。
 突き入れる度に逃すまいとでもしているかのようにきつく締め付けてくる。
 我慢は限界に達していた。
「……っく」
 渾身の力を込めて深奥を叩く。
「あっ!? あぁぁぁぁん!!!」
 今までで一番強い締め付けを感じた瞬間、自身の昂りを勢いよく彼女の中に流し込んだ。
635宵の夢〜天空の大輪〜:2005/12/24(土) 00:19:10 ID:VK+NHPQU
 情事の後はただただ静かだった。
 貴人はだるそうに背を寝台の淵に預けている。
「平気か?」
「何が?」
「いろいろと」
「……ええ」
「そうか。では、な」
 貴人の様子から、嘘はなさそうだと判断し、ほっとして踵を返す。
 部屋の出口に向かって一歩を踏み出した、その時だった。
「花火……終わってしまっていたのね」
 窓の外を眺めながら貴人が独り言のように呟いた。
 そして、こう続けたのだ。

「カバと約束していたのでしょう? ごめんなさい……姉様」

 黒衣の男は驚いて振り向き、一瞬の後、少女の姿へと変わった。
 その姿は紛れもなく、愛らしい2番目の姉であった。
「……いつから気付いてり?」
 小さな鈴が転がるような声で喜媚は妹に訊いた。
 貴人は少し困った風な笑みを浮かべた。
「お恥ずかしながら、全てが済んでからです。だってどう考えてもおかしいでしょう? あいつがわ
ざわざ私を訪ねてくるなんて。それに……」
 一度主導権を握り追い詰めようとしたその瞬間。
 かの空間宝貝は見受けられなかった。
「気が動転していたとはいえ、気付かないわけはないんです。姉様、あの時変化を使ったでしょう?」
「慌ててつい慣れた方法で逃れちゃったから……☆誤魔化してみたけどやっぱり通じなかったか☆」
 静寂が姉妹を包む。
 その間一分そこらだったろう。
 けれどもたった一分が、長く感じられた。
636宵の夢〜天空の大輪〜:2005/12/24(土) 00:19:51 ID:VK+NHPQU
 時とともに重苦しくなっていく沈黙を破ったのは貴人だった。
「姉様……私、今とてもスッキリした気分です。気持ちを全部吐き出すことができたから」
 疲労で思うようにならない体で、ゆっくりと立ち上がって貴人は姉の傍に歩み寄っていった。
「だからどうか、自分を責めないで。そんな、申し訳なさそうな顔をなさらないでください」
 喜媚の正面で貴人は膝を折り、彼女の手をとって見上げた。
 まるで、子供をあやす母親のように。
「ありがとうございます姉様」
 その言葉に、愛しい気持ちと満面の笑みを付して。
「貴人ちゃ……っ!」
 胸が一杯で、それ以上声にはならなかった。その代わりに、透明な雫がぽろぽろと目から零れた。

 どんなに怨まれても蔑まれてもいいと思った。
 ただ、その笑顔が見たかった。
 感謝の言葉など聞けるとは幾許も考えていなかった。

 貴人にそっと抱きしめられ、ぽんぽんと軽く背を叩かれる。
「今度は皆で花火観ましょうね」
 囁やかれた彼女の言葉が優しく耳の中でこだました。

 姉様――これでよかったのかな――?
 心の中で、訊いた。
 そこにはいないはずの美しき長女が、笑ったような気がした。


=了=
637宵の夢書いた人:2005/12/24(土) 00:24:26 ID:VK+NHPQU
>631-634 名前欄記入し忘れた_| ̄|............○

すみませんすみません本当にごめんなさいorz
638名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 01:15:11 ID:H05jvOVW
( ・∀・)イイヨイイヨー
639名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 01:24:47 ID:Hf5tqSnx
GJでした!
名前の書き忘れなんて些細な事ですから気にしないでください
640名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 20:50:06 ID:L2TErdg8
クリスマスというのに、おぬしらは・・・
641名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 21:10:03 ID:VAOPkR4H
(σ´∀`)σオマエモナ━!!
642名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 22:03:36 ID:Qovuf9Cw
普賢×貴人って需要なし?
643名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 00:30:48 ID:U1JWYmeU
>>637
エロも萌えたし、最後のどんでん返しにもびっくりした。
まさか、こうくるとは……ww GJすぎです!
644名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 01:32:19 ID:T8D2030w
>>642
ありますぞ!!投下お待ちしております
645名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 02:32:12 ID:jYopbHju
キビ「あはぁっっ!!スープーちゃんのがキビの中で暴れてりっ☆」

スープー「勘弁して下さいっス…!キビちゃん、腰を振るのを止めてくれないと…キビちゃんの中に僕のが出ちゃうっス…!」

保守
646名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 04:59:18 ID:XOshrWF8
意表をついて栓玉×流感キボン
647名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 17:35:37 ID:Y5g2Ry/v
>>646
「いやいや、膣になんか出さないで!!」
「ははは、照れてるんだね。そんなに俺との子供が欲しいかい」・・・ってところか?
648名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 18:42:06 ID:3kOUcffW
>>646
センちゃんが攻めかよっ!
649名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 19:38:51 ID:FbJCSYBe
>>637
どうなるのかと思ってたけど、終わり方もエロもよかった!
ちょっとグッと来たし、待ったかいがあったよ・・・。

GJでした!!

>>642
貴人好きな自分は大歓迎!

650名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 20:28:53 ID:iQq2z+Lj
保守
651名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 01:02:01 ID:oSz/G5CY
保守
652名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 20:13:51 ID:FiAKIw3+
貴人たまらんね。
誰と組ませても外れ無しな気がする
653名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 10:16:39 ID:uA3rJ1xo
保守
654名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 14:34:40 ID:S38dohAI
黒麒麟美少女擬人化が見たいです安西先生
655名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 15:43:10 ID:3qhMzFMl
>>654
俺黒麒麟素でメスだと思ってた。だからアニメ版の男声にはorzしたもんだ…
656名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 16:57:09 ID:qrcvqppo
声優は殆ど知らないが、聞仲と王天君の声は俺には悪夢だったよ(ノД`)
657名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 18:45:49 ID:S38dohAI
>>655-656
まじでかorz
まあアニメ自体悪夢みたいだからいいか
それでもオレは神降臨を待ってる!
658名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 19:41:32 ID:XoMsf+f6
アニメはポスターの乳首おっきだっきたんを拝むための過程にすぎない
659名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 20:37:15 ID:D0AhroOp
>>656
王天君の声は結構良かった気がしたけどな。スレ違いすまん。
660名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 14:29:01 ID:CQ4BRvzB
>>658
アニメディアかなんかだっけ?
いまだにそれみたことないんだな・・・
661名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 17:36:28 ID:OnRkmEvk
誰かー!王天君のエロ書いてくれ!
過去モノであるにはあるけど、直接女の子を犯ってるのイッこもねえよお!
できれば妲己たんか、聖母ねーちゃんで!マジたのむぜ!!
662名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 03:59:35 ID:qgY7idvD
犯る方指定のリクって珍しいな
663名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 20:36:14 ID:84soJVfG
貴族プロデュース聞仲x妲己キボンヌ
664名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 22:23:54 ID:16mwBeTC
むしろ趙公明あたりが仕組みそうな気がするのだが。
弟子に呂岳とか楊任とかいるあたり、アヤシイ宝貝作ってそうな雰囲気。
665名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 18:45:42 ID:S/jhWCke
道行天尊×竜吉公主ってダメだろうか

赤ん坊の面をかぶった鬼畜
666名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 17:26:17 ID:y20fSZIq
>>665
イイ!(・∀・)投下お待ちしております。

ところで念頭×公主の近親相姦モノはだめですかそうですかorz
667名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 17:27:36 ID:y20fSZIq
sage忘れたあああーorzorzorz
マジでスマソ
逝って来る…λ……
668名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 18:06:27 ID:IqOepZWz
このスレくらい見ろよ
669名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 18:22:38 ID:XyuX5LhS
天よ。もっとエロスを!
職人の皆様、投下お待ちしております。

ダメか良いかは、読んでみないと何とも言えないYO−!
670名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 08:45:09 ID:zIVMzckc
>>666
大歓迎ですが何か
671名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 20:40:49 ID:NLcLnBng
保守
672sage:2006/01/26(木) 10:59:46 ID:wuTHmCki
神々よ、ナタク絡みをどうか頼む・・・・!
できれば逆レイプ系・・・・相手は誰でも構いませんが、意表をついて妲己ちゃんなんか・・・
673名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 11:07:53 ID:wuTHmCki
すごく馬鹿な間違いをした。久しぶりだ。ごめん・・・orz
674名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 18:31:11 ID:B1iG6qnk
たまに数字板っぽい人が流れてくるな
675名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 23:19:52 ID:gNn47gM3
無視してやれよ
676名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 01:02:14 ID:m4gD8tkx
保守
677名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 22:30:49 ID:XylPX/Q0
完全版のポスターの姉弟に中てられますた。

安西先生、近親相姦な姉弟が…読みたいです…
678名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 22:01:06 ID:ui1FllL/
人がいないようなのでこっそり言ってみる。

念頭×公主の近親相姦エロ書いたのだが投下OK?
679名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 23:14:41 ID:aYk4sfc/
YOU来ちゃいなよ!
680名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:04:38 ID:nsBY7wJU
このスレはジャニーさんが多いなw

大歓迎ですもうバンバン投下してやって下さい
全裸で待ってるwww
681名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:55:16 ID:d8zvKnlH
>>678
といいますかその組み合わせ最萌です
心の底から楽しみに投下待っております
682名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:11:24 ID:8XerAV9I
>>678
神キター!!
そのカプほんと好きです
パンツ下ろして待ってます
683名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:39:20 ID:T9KJ/3dO
>>682
しまうな
684名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:42:32 ID:aVrFQMKh
だっきたんがアナルを掘られる話じゃなきゃヤダヤダ
685名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 02:27:56 ID:WdUiQPuR
>>684それはまた今度ね。
686名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 02:28:22 ID:F4mqWRvI
個人的にはバリバリOKだけど、直前に注意書きはつけてね
687名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 03:23:56 ID:QIRtiS3x
この流れを華麗に無視して武王×邑姜を投下してみる(・∀・)
前フリが長くなりすぎてまだエロ突入してないけど許してください。
688武王×邑姜 1/8:2006/02/11(土) 03:25:26 ID:QIRtiS3x
 風が吹き抜ける場所を思う。
 羊が切れ切れの雲のように移動し、いつも眠っているかの人を見上げた事を思い出す。
 その光景が、酷く遠くて胸に迫って。
 どうしてだか、泣きたくなった。

 王は、女好きで女性を追い掛け回してはばからないと聞いていた。だから王妃の問題など、すぐに片付くだろうと考えていた。

 自分の役目は、あくまでも王の補佐としてここに残る事で。それさえも、恐らくは――そう短い年数でもないが、長い、ともいえないだろうことを、邑姜は悟っていた。
 自分は草原で生活を営む羌の人間だ。羊を追い、住居を定めないで暮らすことを誇りとする民族。その存在を、国の中枢に権力を持つ人間は快くは思わないだろう。
 こうしていられるのは、軍功を立てたかの人と同じ血を、私が引いているからだ。その人が遥か彼方、人と関わる事もない世界に行ってしまった今――かの人の武勲が書物の中での出来事になってしまい、現実世界で威光を無くす日も、そう遠くはないだろう。

 それが自分がここを去り、あの草の海での生活を再開する日だと思っていた。
 戻ったとしても、あそこに自分を育ててくれた人はいない。近しい血を持つ人もきっともう、訪ねては来ない。ただ穏やかに、静かに流れゆく日々。けれどそれさえ、寂しさを抱え込みながら慈しんで過ごしていけるはずだ。
 そんなものが、きっとそう遠くないうちに来るのだと、邑姜は信じて疑っていなかった。
689 武王×邑姜 2/8 :2006/02/11(土) 03:28:07 ID:QIRtiS3x
「妃――ですか?」
「それも正妃に、と」
 周公旦から内々に打ち明けられた話は、思いも寄らないものだった。邑姜は最初何を言われたのか分からないと言わんばかりの顔をして、ついで顔をふいっと背けた。
「何の冗談ですか。私はそんなつもりでここに残ったわけではありません」
 手にした書類を抱え込むように握りしめて、邑姜は息を吐いた。しかし周公旦はごく真面目な顔で繰り返す。
「正式なお話です。いずれきちんとした報告が来るはずですので」
「……何故です。後宮にはもう、数多の美姫がいらっしゃるではないですか」
 生真面目が服を着て歩いているようなこの人が、嘘や冗談を口にするとは考えにくかった。困惑を眉間に刻んで尋ねると、周公旦は真面目くさった顔のまま、口を開いた。
「殷は、悪妻が国王を唆したのが原因で滅びました。新たな王朝の王を支える妻は、その悪女と正反対の人物であることが望ましいのです」
 ――正反対。それはつまり。
「色欲で主を惑わせることが絶対にない人物、ですか」
「そうです。剣を持ち、我らの危機に兵卒を率いて戦場に現れた貴女の姿を記憶に留めている民は多い。顔を知らずとも物語で貴女の武勲を知っている者はなお多い。
――後宮に入るような女性はたおやかで、男を満足させる術を身に付けてはいます。しかし新たな時代の王の横に立つ女性に必要とされるのは、そのようなものではないのです」
 自分より遥かに高い位置にある顔を、邑姜は黙って見上げた。
「――羌族にとっても、悪い話ではないはずです」
 もとより正式に望まれるならば、邑姜に断る術はない。かの人は国王で、自分は後ろ盾らしい後ろ盾さえなくそうとしている、ただの小娘だ。
 溜め息をひとつ。
 それだけで胸にわだかまったもの全て押し流し、邑姜は了承の意を伝えた。
690 武王×邑姜 3/8:2006/02/11(土) 03:29:32 ID:QIRtiS3x
 目を開けて飛び込んでくる世界が違うことに、今でも少し慣れない。
 ――こんな風に、故郷での暮らしが夢に出てきた日は尚更だった。
 寝台の上で寝返りを打つ。しばらく待ったが、眠りの気配はどこか遠くに去ってしまったらしく、意識はいつまでも冴え渡っていた。
「こんなことなら、眠り方も教えていただけばよかった」
 つぶやいた視界の端に、なつかしい気配が描かれる。それが、思わぬ生々しさを持って、故郷の風景を思い起こさせた。
 頭を一回振って、邑姜は哀愁ともいえない胸の痛みを追い出そうとした。
 たまに起きだしたときは、温かな手で抱き上げてくれた。それは本当に、数えるほどしかなかったけれど。
 もう会えない。子供ではないのだから、親への愛着は断ち切らなくてはいけない。助けを求めるのではなく、自分の力で道を切り開けるだけのものを、かの人は与えてくれたのだから。
 もう一度寝返りを打って、仰向けになる。高い天井、広いけれど、天窓は存在しない部屋。
 王宮は壮麗で、天幕とは比べ物にならないほど広大だ。けれど、ここからでは地平線が見えない。夜空にまたたく星が少ない。
 移動する事のない暮らしが、これほど息が詰まるものだとは思わなかった。
 自分が異郷の民なのだと強く意識するのはこんな時だ。戦が終わり、暮らす場所がようやく定まってほっとしている人々の中で、ひとりだけ違和感を抱えている。抱えたまま、死ぬまでここに留まることになったのだということが、未だによく実感できなかった。
691武王×邑姜 4/8:2006/02/11(土) 03:31:47 ID:QIRtiS3x
 意識を闇に滑らせれば、その先にあるであろうあの大地へと、心は飛んで行くのに。

 ――迷っているのかい?
 ええ、迷っています。
 ――本当に嫌なら、さらっていってあげようか。

 すぐ横で、懐かしい声がする。
 ああ、いつの間にか上手く眠りにつけていたのだ。
 邑姜は苦笑した。これは自分の願望が見せている夢だ。それにしたってなんて甘い誘惑なのだろう。

 戯れに「連れて行ってください」と口にしようとして、邑姜はふとそれを思いとどまった。

「いいえ」
 口を動かして、邑姜は誘いを拒絶した。あの人の姿は見えない。けれども闇の中から、さざめくような気配が伝わってきた。

 ――いいのかい、本当に。
「ええ。だって今私が行ってしまったら、武王が困ります。バカな人だから、きっとたくさんつまづくし、放っておいたらどうなってしまうか分かりません」 

 ああ、そうだと邑姜は思った。
 故郷が恋しいのは確かだけれど、故郷に帰ったら帰ったで、きっと優しくて強くてバカなあの人が心配で、心はまた違う場所に行ってしまうだろう。彼には沢山の手が必要なのだ。信頼して、支えてくれるような手が。

 ――そう。
「私は、もう、子供じゃありません。親離れは、当の昔に済ませました」
 だからそんな優しい誘惑をしないでください。答えなど、最初から分かっているくせに。
 甘い痛みをこらえながら返事をする。さざめくような気配がぴたりとやんだ。
 ――分かっていたけれどね。万一連れて行って欲しいと言われたら、本当にさらって行ったよ。
「貴方もいい加減、子離れしてください」

 かすかに笑う気配がして、それきり完全な闇があたりに立ち込める。
 行ってしまったのだ。
 最後の返事は意外だった。もしかすると本当に、来てくれたのかもしれない。
「だけど貴方はもう去ったはずの人です。だから、夢だと思います」
「何がだ?」
 低い声。耳に優しく馴染むその声に、邑姜は目を見開いた。
692武王×邑姜 5/8:2006/02/11(土) 03:33:56 ID:QIRtiS3x
「……武王」
 ここは私の私室のはずで、まだ王妃云々の話は、ただ受けただけで段取りも何も決まっていないのではなかったのか。混乱しながら邑姜が名前を呼ぶと、武王はなぜか眉をしかめて、彼女の額に手を当てた。
「熱は、ないな」
「は?」
「あーいや、ワリい。通りがかったら、なんかうなされてるみたいだったんで」
 通りがかると言っても、ここは王の寝室とは程遠い。なんだってこんな時間に、こんなところを。
「……まさかどこかに脱走されるおつもりだったんですか」
「オメー、俺が年中脱走する隙うかがってるだけの奴だと思ってねえか…?」
 やや脱力した感のある主を、邑姜は冷たく見下ろした。あれだけ前科を作っておいて、何をとぼけたことを抜かしているのだこの王は。
「そーじゃなくて、旦の部屋。確認したい事があったから、聞きに行こうと思ったんだよ。……俺の部屋から行くなら、ここ、通るだろうが」
 頭の中に叩き込まれている王宮の見取り図を瞬時に引っ張り出して確認し、邑姜は剣呑な声を出した。
「もっと近い道はあるでしょう。それに、旦様にお尋ねしたい事があるなら、武王が出向かれずとも、人をやって呼びつければいい話です」
 疑う姿勢を崩さない邑姜を横目で嫌そうに見て、姫発は体を縮めた。
「人をやって呼びつけるなら二度手間じゃねえか。俺が出向いた方が早い。それに、少しくらいぶらぶらしたっていいだろ。せっかくいい感じなんだし、城から出るわけじゃなし」
「いい感じ?」
「気付いてなかったのか? ……あーそうか、降り出したのさっきだもんな、寝てたよな……」
「降りだした?」
 姫発が顎で外を指し示す。雨……にしては、音がしない。
 部屋の外は、不気味なほどにしんと静まり返っている。覚えのある静けさだ。これは。
「雪……ですか?」
「当たりだ」
 子供のようににっと笑って、姫発は初雪だ、と付け加えた。
693 武王×邑姜 6/8:2006/02/11(土) 03:35:27 ID:QIRtiS3x
 初雪ではしゃぐなんて、子供じゃあるまいし。そう思ったのだが、弾んだ声で話し掛けられ腕を引っ張られると、抵抗する気も起こらなかった。夜着の上から上着を羽織って外に出る。姫発の言ったとおり、夜闇をかすかに光らせながら、冷たい花弁が外を舞っていた。
「……ありがとな」
「?」
 手すりに背中を預けて外を眺めていた姫発が、ぽつんと言葉を漏らした。初雪が降ったことで何故例を言われたのか分からず、邑姜はきょとんと主君を見返した。闇が表情を隠してくれていると思っているのだろう。照れる様子も見せず、真剣な顔で、姫発は邑姜を見つめている。
「おかげさまで、初雪に間に合った」
「……」
「城下の連中は今ごろ、きちんとした家の中で、毛布に包まって休めてる。――オメーらががんばってくれたおかげだ」
 雪明かりは、本人の想像以上に闇を明るくしている。だから照れたような笑いでごまかすのではなく、ただ万感の思いを込めて、慈しみをこめた優しい表情で姫発がこちらを見ていることが、はっきり分かった。
 ――雪を見ながらはしゃぐだけでなく、そんなことを考えていたの……。
 子供のようだと考えた事が、恥ずかしくて申し訳ない。邑姜は首を左右に振った。
「私一人の力ではありません」
「オメーは頑張ってくれたよ。頼りにならない新しい王の分をしっかり支えてくれて、な」
 機嫌よく城下を見下ろす表情は、その手の中に何百万という命を抱えている事を悟りながら、その重さにも恐ろしさにもたじろぐ事のないものだった。
 ああ、この人は王なのだ。目の覚めるような心地で、邑姜は表情を崩した。
694 武王×邑姜 6/8:2006/02/11(土) 03:37:11 ID:QIRtiS3x
「……」
「どうかなさいましたか?」
 不意に姫発の目が見開かれ、ついで、彼はそわそわと視線をさ迷わせ始めた。どこか具合でも悪いのだろうか、と考えて、邑姜はあることを思い出した。
「武王、まさか傷が」
 腹に受けた傷は、まだ完治していない。時折は酷く痛むはずだと、この間医師が気遣わしげに口にしていた。
 自分の不明に歯噛みをしながら、邑姜は姫発に駆け寄った。
「ああいや、そんなんじゃねえよ。大丈夫だ」
「大切なお体に万一のことがあれば事です、すぐお部屋に――」
 上着を脱いでそれを着せ掛けようとする腕を、姫発が慌てた様子で押し留める。
「オメーこそそれを脱いだら夜着が一枚きりで風邪ひくだろーが! 俺は厚着してんだから平気だ。落ち着け」
「ですが」
「平気だって」
 大きな手がぽん、と頭に置かれた。子供をあやしつけるような調子で、軽く頭を撫でられる。そのしぐさに、邑姜は静かに目を伏せた。
(この人から見たら、私はやはりこの程度の、子供のような存在なんだわ)
 王妃だなんだとぐるぐる考えていたのが馬鹿らしくなる。肝心の相手がこれでは、真面目に構えているだけ労力の無駄だろう。
 案外、まだ話は姫発までは届いていなくて、臣下達が勝手に選定をしているだけなのかもしれない。だとしたら、最後の最後で、姫発自身がこの話を断る可能性もかなり高い。
(私はプリンちゃん、にはほど遠いし)
 後でその意味を知った時は、なんだその例えはとあきれた物だったが。
 思わず息をつく。その意味を、しかし姫発は誤解したらしかった。
「……なあ、もしかして、嫌なのか」
「嫌?」
「その、正妃になってくれって話。旦は、快諾してもらえたって言ってたけど。それにしちゃ、なんか……」
 言葉を濁して押し黙った姫発を、邑姜は声もなく見上げた。
695名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 03:38:33 ID:QIRtiS3x
…あっ7だった。数え間違えてましたprz
続きもできるだけ早く落としに来ます。
696名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 08:45:23 ID:u1OIgLx0
神キテター!!最強にGJ。前振りだけで満足してしまいそうな位萌えた…!
697名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 16:30:20 ID:Gz2ETADC
うお、すげー萌です。とても「らしくて」いい感じの二人。
続きも楽しみにしてます!
698687 :2006/02/11(土) 17:22:22 ID:QIRtiS3x
ありがとうございます。陵辱でも鬼畜でもないけど受け入れてもらえてヨカタ。

続きを書きました。前フリがかなり長くなりました……。
二桁投下はしたくないので一旦落とします。
最後の方でようやくそれっぽくなりました。長すぎます。
次の投下で最後になるのでもうちょっとお付き合いください……。
699武王×邑姜 1/8:2006/02/11(土) 17:23:50 ID:QIRtiS3x
 こうして見ると、随分小柄だと思う。同い年の女性は皆もう少し肉付きが良くて、華やかな衣装を身に付け、やくたいもない話に花を咲かせているものだ。
 彼女が羽織った上着は簡素なもので、薄い夜着の裾から足首がのぞいている。その白さがひどくまぶしく、姫発は後ろめたくなって目を逸らした。
「……ご存知だったんですか」
「ご存知も何も」
 それを最初に提案したのは俺だと心の中だけで続けて、姫発は邑姜をうかがい見た。
 つんすました、常に気を張っているような表情はすっかりなりをひそめ、邑姜はただぽかんと無防備に驚いている。そうすると、年相応のあどけなさが驚くほどよく分かることに、この娘は気付いているのだろうか。
(いねえだろうなあ)
 正直に言えば、背筋を凛と伸ばして政務に向き合っている大人びた表情より、こういう年相応の顔の方が好きだ。
 凛としている邑姜は隙がなくておっかないというのもあるが、それ以上に不安になるのだ。
 そんなに四六時中気を張っていては、いつか疲れ果ててしまうのではないか、と。



 とりすましていない顔を初めて目にしたのはいつのことだっただろうか。

 王宮に咲いていた花の一枝をたわむれに髪に刺してやったときかも知れないし、狸寝入りをして近づいてきた所をとっつかまえ、頭をぐりぐり撫でまわした時だったかも知れない。
 いくら博識で賢明だと言っても、邑姜は自分より遥かに年下の少女だ。
 強気の表情の中に、気を張っていなければ負けてしまうと言わんばかりの必死なものが隠されていることに、そのうち気がついた。
 他愛もない悪戯を仕掛けると、その緊張がほんの一瞬緩むことがある。
 呆れながら、驚きながら。
 仕方がないと言わんばかりに苦笑するその表情が、名もない野の花がほころぶ時のような温かさに満ちていることを知る人間は、そう多くはないはずだ。
 最初は、弟や妹が出来たように感じていた。周公旦の幼い頃もこうだった。頭が回る人間は、勉強ばかりに時間を費やして、他の成長がおざなりになりがちなのだ。それでは生きづらいだろう、しんどいだろうと思う。
 だから、ついつい怒られるようなこともしてしまう。追いかけてくる間は、文句を自分にぶつけている間は――彼らに人間らしい表情が戻るから、なんとなく安心するのだ。

 だから最初は、「放って置けない妹」が出来たような気分でいた。
 性別は違っても堅物の性質は変わらないだろう。「二人目」になると、姫発の振る舞いも慣れたものだった。
 想像したとおり、そのうち邑姜は気を抜く事を覚えるようになり――。
 そう間を置かないうちに垣間見えるようになった表情や態度に、自分の方が「弟」に向ける感情と違うものを覚えていることに気付く羽目になった。
 
700武王×邑姜 2/8:2006/02/11(土) 17:25:44 ID:QIRtiS3x
 笑いながら、謝罪代わりに頭を撫でる。そうした後で、癖のある髪から手を離すのが名残惜しくなった。
 すねてそっぽを向いてしまったり、うつむいてしまったりした顔を無理やりにでも上げさせて、本人が見られたくないであろう表情までも、この目に焼き付けてしまいたいと思うようになった。
 その欲求が、さらに強く、どうしようもなく浅ましいものに変化するのに、時間はかかなかった。
 放って置けない妹のようなものだとばかり、思っていたのに。
 今こうしていても、目が行くのは白い手にかきあわされた上着の合わせからのぞく白い首筋や、無防備に晒された薄くて小さな桜色の唇だ。
 触れたら温かいのだろうか。どんな風に、震えるのだろうか。

 邑姜が「プリンちゃん」の範疇に入るかと自問すれば、返ってくる答えは否だ。
 彼女が女性らしく成長するには、もう少し年を重ねなくてはいけないだろう。
 きっと途方もなく気が強くて、色気とはまた違ったもので男の目を引く気の強い美人になるに違いない。
 まっすぐに前を見据え、背中を伸ばして凛とした姿勢を見せる事で、他人の気までひきしめてしまうような。

 殴り飛ばされる事を期待して、頭を撫でる手をうなじにそっと差し込んでみた事があった。けれども邑姜はただ憮然とした表情で、だらしなく寝そべっている姫発をにらんだだけだった。
(――拒絶しねえのな)
 女性として意識されていないと邑姜が思っていたからこその反応なのだろう。けれど、意図を持って触れた指が何の抵抗もなく受け入れられたのは新鮮だった。
「子ども扱いしないでください」
 拗ねて少し頬を赤くして、唇を尖らせる。その表情が愛しい。
 わりい、と謝罪の言葉を口に上らせながら、内心で子ども扱いできるなら良かったんだけどな、とつぶやいたのも一度や二度ではない。
 そんな性癖はなかったはずだと一時期は結構真剣に悩み――やがて、好ましく思ってしまったものは仕方がない、と開き直った。

 だから、正妃の話が卓上に出たときに、ぽろりと漏らしてしまったのだ。
「邑姜とか、どうだ?」
 と。
701武王×邑姜 3/8:2006/02/11(土) 17:28:32 ID:QIRtiS3x
 その場に同席していた誰もにとって、その名は予想外のものだったらしい。
 当然だ。邑姜は妃として後宮に入っているわけでもなく、ただ王の補佐として、ここに留まっているのだから。
 一斉に視線を向けられる。その視線に、自分の邪な思いが見透かされたような気がした。姫発はしどろもどろになりながら、慌てて取り繕った。
「ほ、ほら。革命が終わったばっかりで、まだ妲己のことを覚えてる連中は多いじゃねえか。俺が邑姜みたいな真面目でお堅い奴を妃にすれば、それだけでそういう連中は安心するっつーか」
 その場で思いつきを並べただけの理由だったが、それは案外的外れな意見でもなかったらしい。
 思案を巡らせるような空気と、幾重にも重なった思惑が沈黙の中を錯綜し、やがて「悪くはないですな」という言葉が、大方の人間の同意という空気を伴って、その場に転がり落ちたのだった。



「……悪かったな。オメーがいないところで、話を勝手に決めちまって。俺は単なる打診のつもりだったんだけど、旦がどうも先走っちまったみてぇで」
 強制するような真似はしたくなかった。
 本人の意に反して無理矢理邑姜を後宮に入れればどうなるか。きっと彼女はもう、あんな風に隙のある表情を、姫発には向けてくれなくなるだろう。
 それでは意味がない。妃になるなら、邑姜の意思が伴わなくてはいけない。彼女が自分の横にいてくれてもいいと、心から思ってくれるのでなければ。
 けれど、周公旦から話が行けば、邑姜はそれを命令だと誤解してしまうだろう。
 実際、邑姜は何の質問もなしにあっさりその話を承諾してしまった。周公旦からそれを聞かされた時に、嬉しく思うより先におかしいと感じた。
 嫌われていない自信はさすがにあった。しかし、それでも邑姜が自分に抱いているのは単純な使命感や、忠義に近い感情のはずで、恋情と名のつくものとはかなり差があることも分かっていた。
 だから、彼女は嫌がるだろうと思ったのだ。自分はあくまで政務で国を支えるためにここにいるのであって、妃になりにきたわけではないのだと。
 そう思っている少女に、少しだけ、自分が『そういう対象』として邑姜を見ているんだと分かってもらえれば良かったのだ。
 邑姜が妃として自分の横に寄り添ってくれる光景が、当然過ぎるほど当然で納まりがいいように思えたから。
 その光景を、邑姜も思い描いて、悪くないと思ってくれれば、と。
702武王×邑姜 4/8:2006/02/11(土) 17:30:12 ID:QIRtiS3x
「王に指名されれば、断る否やはありません」
 きゅっと唇をかみしめてから、邑姜がつぶやく。震えをこらえるのがやっとだと傍目にも分かる、覇気のない声。
 やっちまったと天を仰いで瞑目してから、姫発は勢いをつけて手すりから飛び降りる。
「嫌なら断っていい。何も咎は行かないようにすっから、心配はいらねぇよ」
「そりゃ、貴方は私が断った方が、いいでしょうけど」
 自分を守るように、邑姜は上着のあわせをかきあわせた手に力を込める。姫発が眉をひそめて背をかがめると、邑姜は視線から逃れるように顔を逸らした。
「……む、胸も腰もない王妃なんて、お好みではないでしょうし。可愛げもない、勉学しか能がない女なんて、押し付けられても迷惑なだけで」
「オイコラちょっと待て」
 姫発は慌てて邑姜の肩をつかんだ。
「なんか誤解してねえか。お前を最初に指名したのは俺だぞ。なんで断られてラッキーだとか思わなくちゃいけないんだよ」
 姫発の両手から逃れようとじたばたする動きがぴたりと止まる。吊り気味の目が大きく見開かれる。ただでさえ大きいのにそんなに見開いたらこぼれ落ちるんじゃないのかと冗談半分に思いながら、姫発は邑姜の頬に手を置いた。
「……あなたが?」
「ああ」
「何の冗談ですか」
 眉根を寄せて尋ねられる。ああ可愛くねえと思うが、邑姜がこういう反応をする原因が自分にあると分かってしまえば、責める気も起こらない。
 どう言えば伝わるだろう。少し考えた後で、姫発は悪びれずに笑って言った。
「宗旨がえしたんだよ」
「はぁ!?」
 裏返った声を出す邑姜をすっぽり抱え込んでマントでくるみ、頭の上に顎を乗せる。
「心配しなくてもあと何年かしたら元の宗旨に戻るから。オメーにあわせてな」
「は!?」
 まだ分かってない風情の邑姜を抱え込んで、姫発は小さく笑った。
 臣下を納得させるためではない本心を言えば、分かってくれるだろうか。
「邑姜が俺の隣に立ってるとこを想像したらさ、しっくり来たんだよ。手綱びしっと締めてくれそうだしさ。……それに、本当に疲れた時に、特効薬をくれるしな」
「……特効薬? 私は薬師ではありませんが」
「薬師でも作れない薬を、オメーは簡単に作れるんだよ」
 体を離して、マントから顔だけを出してやる。きっとそうだろう、と思ったとおりの顔をしていたので、姫発は微笑んで、指を邑姜の顎の下に沿わせた。
 そのままくい、と持ち上げる。
「――そういう顔だ」
 わずかに上気した頬、薄く開かれた唇。
 ああまずいと思った瞬間に、柔らかな感触が、自分の唇に触れていた。
703武王×邑姜 5/8:2006/02/11(土) 17:30:58 ID:QIRtiS3x
「……悪りィ」
 すぐに唇は離した。けれどそれ以上は、どうしても離れがたかった。姫発は唇に触れるか否かのところで、謝罪の言葉をつぶやいた。
 吐息が邑姜の唇を撫でる。桜色の唇が、小さくわなないた。
「っ、どう、して」
「んー、どうしてだろうな。俺にもよく分からん」
「かっ、勝手ですっ、こんな」
「当分仕事さぼりナシってことで、許してくんねえ?」
「それはやって当たり前のことです……!」
 反論は、多少涙声ではあったもののいつも通りの覇気を持っている。嫌がられた訳ではないと安堵して、姫発は邑姜の顔を改めてのぞき込んだ。
 こうやってまっすぐに視線をあわせると、邑姜は急に弱くなる。
 どうしても休みが欲しい時やこっそり慰めて欲しい時に使う手段は、この時にも有効だった。
「断っても、いいけどさ。俺は邑姜サマが妃になってくれたら安心できるんだよなあ」
 邑姜の顔が、見る見るうちに赤くなる。
 こういう反応は初めてだ。嬉しいようなくすぐったいような気持ちになって笑い声を漏らすと、邑姜は赤い顔をしたまま唇を尖らせた。
「帰ることになると、思っていたんです」
「あん?」
「いつかはあの草原に帰って、羊を飼って穏やかな暮らしに戻るんだと」
 時折邑姜が窓の外、高い建物に区切られた空を無表情に眺めていたことを、姫発は思い出した。そんな時は決まって少々もどかしい気持ちになりながら、邑姜がこちらに気がつくのを待っていたものだったが。
704武王×邑姜 6/8:2006/02/11(土) 17:31:43 ID:QIRtiS3x
「……帰りてぇのか」
「帰りたくないと言ったら、嘘になります。ですが」
 一つ溜め息をついて、邑姜は微笑んだ。
「帰ったら帰ったで、きっと私は、頼りない貴方のことが心配で仕方なくなるんです。だから。……お傍に、います」
 泣きそうな、それでいて今にも笑み崩れそうな顔をして、邑姜は姫発の手を取った。慈しむように、大切に包み込んで、そこに額を寄せる。
 大きく息をつくと、姫発は小さな女性を抱きしめた。
「私は厳しいですからね。覚悟してください」
「お手柔らかに頼むわ……」
 ほっそりした腕が、たどたどしく背中に回される。
 その温かさを意識すると、邑姜に触れていない部分が、急に寒く感じられた。
 雪が降っている上に、今は夜中だ。いつまでもこんなところで話し込んでいたのがそもそも間違いだったのかもしれない。
「……寒みィな」
 暖を取るためだ、と自分に言い訳をして、腕の中の細い体を抱きしめる。
「……早く旦様の所に行かれなくては」
「あーいや、うん。それは解決したから、もういい」
 聞きたいのは、他ならぬ邑姜のことだった。こうして本人から了承をもらった以上、もう周公旦の部屋を訪ねる必要はないだろう。
 寒さを意識すると、触れているぬくもりがひどく離れがたいものに感じた。
「帰りたくねえなあ。こっから俺の部屋まで、結構距離あるし」
 背中に回されていた腕が、ぴくりと揺れた。気付いていながらそれに言及せずに、姫発は白々しく続ける。
「けど、このまんまだと、我慢も出来そうにないんだよなあ」
「……」
「離さねえの? 帰れないなら、このまま襲っちまいそうなんだけど」
 もって回った言い回ししか出来ないのは、今まで直球の行動を起こしては何度も張り飛ばされていた経験が、知らず知らずのうちに自分に影響を与えているせいかもしれなかった。
 あれで相手にしてもらえるわけなどないと、分かってはいたのだけれど。
 なんでもないふりをして、その実緊張しながら反応を待つ。邑姜はいつまでたっても口を開かなかった。
 しかし。
 背中に回された手に、力が込められた。
 離さないとばかりに、しがみつかれる。
 口の端に笑みを浮かべて、姫発は邑姜を抱え上げた。
705武王×邑姜 7/8:2006/02/11(土) 17:32:47 ID:QIRtiS3x
 口づけを受け入れるのさえ、邑姜は苦しいようだった。
 覆いかぶさるようにして唇を蹂躙する。逃れようとする細い顎を捕らえて強引に引き寄せ、息つく間もなくむさぼりつづける。息苦しさに空気を求めて開かれた唇に、舌を滑り込ませた。
「っ、ん」
 鼻にかかった声が漏らされる。それだけで背中がぞくりと震えた。
 寝台に膝をついてぺたりと座り込んだ邑姜の体は、何を食って生きてるんだと不思議に思うほど細かった。
 首を後ろから支え、角度を変えてさらに深く口づける。
 最初はおびえたように萎縮していた舌が、おずおずと動き始める。薄くて小さなそれをからめ取り、散々もてあそんだ後で歯茎の裏をなぞる。
 どん、と胸を叩かれる。同時に苦しげな息が漏れた。本当に限界らしい。一度唇を離すと、銀の糸が滴って邑姜の唇の端に落ちた。
 肩を大きく上下させて、邑姜は必死で呼吸をしている。ケホケホと小さくむせたので、姫発は慌てて背中をさすってやった。
「呼吸は鼻を使え、鼻を」
 苦笑して教えると、うるんだ目でにらまれる。
「な、慣れてないんです……。分かりません、そんなこと」
 本人は真剣に抗議しているのだろうが、その様がなんだか頓珍漢で微笑ましい。拗ねる邑姜の頭をいつものように撫でると、子供ではないんですと、いつも通りの返事が投げられた。
「子供相手にこんなことはしねえだろ普通」
「……」
 両手をシーツの上にぐっと押し付け、邑姜は首を小さく動かす。んじゃもう一回なと言って、姫発は邑姜の顎に手をかけた。
 目を細めて、顔を近づける。唇に触れるか否かのところで許しを請うように息を吹きかけると、唇が震えながら開かれた。
706武王×邑姜 8/8:2006/02/11(土) 17:33:21 ID:QIRtiS3x
 負担をかけないように気をつけながら、けれどどこまで自制が効くかあやしい、と姫発は思った。歯も口も、何もかもが驚くほどに小さくて柔らかい。
 他の所はどうなのだろう。
 必死で口づけにこたえている邑姜は、そんな姫発の思惑に気を回す余裕はないだろう。顎にかけていた手を離し、そのまま人差し指と中指で首筋をたどる。
 かなり速くなっている鼓動を指先に感じながら柔らかな皮膚の上を滑らせ、肩にかかった癖のある髪を軽く払う。
 着物の上から胸に触れたところで、邑姜の体がびくりと震えた。
「っ、や、待ってくださ、うんっ」
 有無を言わせず唇を塞ぎ、夜着のあわせに手を差し入れる。
 武人ではないからさほどでもないだろうと思っていたのだが、邑姜の体に沿わせてみれば、自分の手は随分無骨で大きかった。
 鎖骨から胸にかけての柔肌が、その無骨な手に吸い付くように馴染む。
 大きいとはお世辞にも言えない乳房は、すぐに探り当てることができた。片手ですっぽり包めてしまうほど、ささやかな胸だ。
 特に刺激するような事はせずただ包み込んだだけなのに、邑姜の体がぴくんと跳ねた。
「〜〜〜っ!!」
 邑姜の両手が、あわせに差し入れられている姫発の両腕をつかんだ。
 なんとか引き剥がそうと頑張っているようだが、その程度で退けられるほど、姫発の力も弱くはない。
 首の後ろに回していた手を腰まで落とし、さらに近くに引き寄せて抱きかかえる。
 手に少しだけ力を入れて乳房を揉んでみると、邑姜は姫発から顔を離して首を激しく左右に振った。
「やめてください……!」
 顔を真っ赤にして、半分泣きながら言われる。その顔だと嗜虐心とか色んなものがそそられて逆効果だと思いながら、姫発は動きを止めた。
「……嫌か?」
 そっと手を離すと、邑姜はしっかりあわせをかき抱き、膝立ちになってにじにじと後ろに下がる。姫発はかすかに眉を動かしたが、それをあえて追わなかった。
 まぶたを伏せ、邑姜は真っ赤な顔のままうつむいてしまう。
「嫌じゃ、ないです。嫌じゃないですけど、でも」
「ん?」
 こわい。唇の動きだけでそれを読み取り、姫発は目を見開いた。
707名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 17:35:58 ID:QIRtiS3x
投下した直後に誤脱字やおかしな文に気付くと哀しいです。
超脳内補完でおながいします。
できるだけ早めに完結できるようにしますので、もう少しだけよろしくお願いします。
708名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 18:48:35 ID:Li+yv1Dq
流れを無視して、>>678よ。
念頭×公主はまだか!
6日からずっと待っておりました。
709名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 19:35:49 ID:zk8uTkbo
ええっと678です。
投下するのはおkなのですが>>687氏の神懸かりな武王×邑姜があるので
これの間に挟むのはどうかと思い…。
なので氏のSSが終わってからいってみようと思っているのでつが
710687:2006/02/11(土) 19:44:14 ID:QIRtiS3x
Σ(゚Д゚;

神さま流れを無様に無視してごめんなさいごめんなさい!
書き終わるまでまだ当分かかります。
ぶっ続けで書いてスタミナ切れたからって休憩してる場合じゃなかった!

678さん、萌えをくださいお願いします念頭×公主カモーン!
711678:2006/02/11(土) 21:04:03 ID:zk8uTkbo
>>687神気を遣わせて申し訳ないっすorz

えーそれでは燃燈×公主のエロ参ります。
ただし前振りが異常に長い上、近親初物和姦の三重苦ですorz

エグい描写は避けたつもりですが、苦手な方はNG登録よろです。
712燃燈×公主@:2006/02/11(土) 21:07:47 ID:zk8uTkbo
燃燈は荒れていた。
柄にもない、と思いつつ自分自身で苛ついているのがわかるくらいだから
相当なものなのだろう。
稽古だと言い聞かせ岩や山に術を仕掛ける。実際は気晴らし以外の何者でもないのだ。
巨大な岩が気持ち良いほど真っ二つになる。が、彼の心は一向に晴れる気配がない。
原因はわかっていた。思い出すと鬱屈した気持ちが募るだけ。しかし考えずにはいられない。


それは四半日ほど前のこと。
異母姉の弟子である赤雲、碧雲とたまたま玉虚宮で遭遇した時だ。
遭遇というより、一方的に彼が彼女らを見つけた、というほうが正しい。
彼女らは師匠の用聞きの帰りであろう。他愛のないお喋りをしている。声をかけないほうがよさそうだ。
方向を変えて歩き出そうとする、その時。
「そうそう、聞いた?公主さまのお話…。」
燃燈の耳が反応した。聞き捨てならない。
「なに?なんかあったの?」
「ほら!こないだ公主さまにお父様からの使いが来たでしょう。二、三日前…」
父上が異母姉様に使い?初耳だ。
「あぁ、そういえばいらしてたわね。早々にお帰りになられたけど…何だったの?」
赤雲はきょろきょろと辺りを見回す。そこで初めて燃燈がいるのに気付いた。
713燃燈×公主A:2006/02/11(土) 21:10:07 ID:zk8uTkbo
「ね、燃燈様!」
「あら、本当。燃燈様、ご機嫌麗しく」
焦る赤雲を不思議に思いつつ碧雲は愛想良く会釈する。
「今し方していた話は異母姉様のことのようだな」
「き、聞こえてらっしゃいました…?」
「なかなかに響く声だったぞ。いったい何の話だ、申せ」
「そ、その…」
明らかに自分には言い難い話のようだ。暫く口篭っている。
「申せと言っている!」
異母姉の事となるとついむきになってしまう、彼の悪い癖だ。
赤雲は項垂れつつ、ぽつりと呟いた。
「…近々…、公主さまが破瓜の儀を行われる…という話らしい…のです」

刹那、時が止まったような気がした。

「…真か、それは」
「真偽の程は…ただ私はお話をたまたま聞いてしまっただけでして…」
困り果てたような赤雲に燃燈は立ち聞きの非礼を咎める気も失せてしまった。
「も、申し訳ございません!」
必死で頭を下げる赤雲に、
「…仕方あるまい。今度からはそんな真似をしないよう気をつけることだ」
と言うしかない。燃燈は失礼すると言い逃げる様に玉虚宮から立ち去っていった。
714燃燈×公主B:2006/02/11(土) 21:13:15 ID:zk8uTkbo
実につまらない嫉妬だと我ながら思う。
私は異母姉を大切に思っている。
愛している。姉弟なのだ。当たり前ではないか。
あの方のことを思わない日など一日たりともない。
今まで強くなってきたのは体の弱い異母姉様をお守りするためだ。
そんな異母姉様を自分の知らない男が女にしてしまう。
『許せぬ…』
燃燈はその誰ともわからぬ男を呪った。
『異母姉様を一番愛しているのはこの私だ。なのに』
『何処の馬の骨ともわからぬ男に異母姉様を奪われるくらいなら、いっそ、私が…』

そんな事を考えている自分にはと気がつく。

激しい自己嫌悪。
狙いを定め、飛焔剣を構える。
「疾っ!!」
気合一閃。眼前の巨岩は一瞬にして粉塵となる。
『何を考えている、自分の姉だぞ…!?』
繰り返す自問自答。しかし、腹の内にあるのは消えぬ恋慕。
この靄は何時になったら晴れるのか。斬っても斬っても悶々とした思いは治まらぬ。
胎違いの姉にこのような懸想をする自分が汚らわしいものに見えた。

――父の命令だ。背く事など能うまい。
頭ではわかっている。なのに、それでも心臓の鼓動は高く、鳴り止まぬことを知らない。
じっとしてはいられなかった。
715燃燈×公主C:2006/02/11(土) 21:16:06 ID:zk8uTkbo
走って、走って、どれくらい経つか。見覚えのある場所に辿り着く。
『―――鳳凰山…』
気がつくとこのようなところにまで来てしまっていた。
あのひとが住む浄室が彼方に見える。なんて近く、そして遠い。
手を伸ばすこともできぬ、顔を見ることもできぬ。
今あのひとに会ったら、私は彼女に何をしてしまうかわからない。
仙道失格だ。このような煩悩に振り回されるなど。

『――くっ!』
斬って斬って最早斬るものがなくなってしまったがまだ足りぬ。
次はあの山だ。究極奥義である営鎮抱一砲を仕掛ける体勢に入る。
幾ら仙術に長けている燃燈と言えど山を崩すなどできるわけがない。
無謀は百も承知。しかし今は誰かに思い切り叱ってほしかった。
自分自身を苛め抜くことで燃燈は救いを求めていた。
術を炸裂させようとした正にその時。燃燈は気づく。
『誰かいる…!!』
すぐ傍に薬草摘みをしている女性が見える。
無我夢中で気づかなかった。迂闊。
そんなところで術を使うわけにもいかない。
しかし受身を取れるような間合いでもない。
仙女の悲鳴と共に、燃燈は岩山に突っ込んでいった。
716燃燈×公主D:2006/02/11(土) 21:18:32 ID:zk8uTkbo
燃燈は夢を見ていた。
初めて彼女に会ったときの夢だ。
そのとき自分はまだ子供で、しかし異母姉はもう大人だった。
姉でもあったし、母のようでもあった。
体が弱く、しかし純潔な人。
今から思えば、自分の恋はもうこのときから始まっていたように思う。

燃燈は目を覚ます。ここはどこだ。見覚えのない天井、部屋。
とにかく自分の住まう霊鷲山ではない。体を起こすと、筋肉が軋み鈍痛がする。
自分は ――確か仙女を避けて地面に叩きつけられ――

「気がついたか、燃燈よ」
後ろから優しい声が聞こえる。
そこにいたのは、紛れもなく異母姉――――竜吉公主だった。

「ねえ…さま?なぜ……ここは……」
「ここは鳳凰山の私の浄室じゃ」
そういえばこの調度品や香炉、幼い頃に見た覚えがある。
「驚いたぞ。やけに大きい音がしたと思ったらおぬしが山に突っ込んだ音だったとはな」

あぁ、そうだった。自分は何時の間にやら姉様の住む鳳凰山にやってきてしまっていたのだった。
あれだけ派手に衝突すれば異母姉様も音を聞きつけるだろう。
無様だ。
「申し訳ありません…ご心配をおかけしました」
717燃燈×公主E:2006/02/11(土) 21:20:47 ID:zk8uTkbo
「仕方がない異母弟じゃ。まぁ叱っても仕方あるまい。目立った傷はないが、
打ち身がひどいようじゃの。さ、この薬湯を」
よく効くぞ、と差し出される。啜るとひどく苦い。すると異母姉はくすくす笑い出し、
「昔は苦い薬を嫌がって飲ませるのに苦労したものじゃったが、成長したのう」
恥ずかしい思い出だ。少し顔が赤くなった気がする。
「もう異母姉様よりも大きくなりました。昔の私ではございませぬ」
「本当に。立派な仙人になられた。異母姉として鼻が高いぞ」
優しい眼差し。しかし目を合わせることはできない。
「滅相もございません。これからも精進してまいります」
「うむ、少しまた休んでいるとよい。では私は失礼するぞ。ゆっくりしていくといい」
と言い、部屋から出て行こうとする。
行ってしまわれる。もう少し、お話できないものか。
「異母姉様…」
思わず、呼び止める。
「何じゃ?」
とは言ってもこれと言って話題があるわけでない。
聞きたいことと言えば―――。
「弟子の赤雲から伺いました。破瓜の儀が近づいているとか」
何故このことを口走ったのかわからない。ただ自然に、燃燈は聞いてしまっていた。
竜吉はぴくん、と反応する。どうしてそのことを、と背中が語っていた。
「隠すことなどないでしょうに…。異母弟としてお喜び申し上げます」
思ってもないことを、と自嘲気味に思う。
「隠すなど…そのようなつもりだったわけでは…」
「水臭い。母が違うとは言え血を分けた姉弟ではございませぬか」
燃燈は笑顔を作ろうとして失敗した。
718燃燈×公主F:2006/02/11(土) 21:23:45 ID:zk8uTkbo
「燃燈…どうしたのだ?そのような顔をして…」
顔を覗き込んだその瞬間だった。

「異母姉様!」
気がつくと、彼は異母姉を強く抱きしめていた。
気の遠くなるような長い間の想いが爆発する。
「愛しています。貴女のことを誰よりも愛しております…!」
まるで子供のようだ、抑えが利かない。
口走っていることとは裏腹に、頭の中は妙に冷静だった。
「わかっております。貴女が決して私のものになることはないと。
しかし…私は貴女をずっと愛してきた。」
「貴女が他の誰かのものになることなど私は耐えられない!」
腕を離そうとしない異母弟にかける言葉が見つからなかった。
「ねん…」
言い終わる前に、その柔らかい唇と燃燈のそれが交差する。

それは口付けなどと甘い言葉で語れるものではなく、荒々しくて、粗雑な事故みたいなものだった。
燃燈はこの時がずっと続けばいいと祈った。
この瞬間確実に異母姉は自分のものなのだから。
暫くし、唇を離す。燃燈の顔は竜吉が見たこともないくらい紅く火照っていた。
余韻に浸る暇などなく、次は現実が燃燈を襲う。蒼白。
竜吉は竜吉でぽかんと惚けて異母弟に見入っていた。
数秒にも満たない沈黙が、まるで永遠のことのように感じたのは燃燈だけではないだろう。
「申し訳ありません異母姉様!」
座り込み、竜吉に向かい頭を下げる。
「己の心に負け、取り返しのない無礼を働いてしまいました…!どのような罰でもお受けします!」
ひれ伏したまま、動かない。
719燃燈×公主G:2006/02/11(土) 21:25:06 ID:zk8uTkbo
「もうよい、燃燈」
どうしようもない男の頭上に、柔らかな声が落ちた。
「そちとて悪気があってしたことではないのだろう?私を大切に思ってくれるが故じゃろうて。
そのようなことで私が燃燈を嫌うとでも思うたか?」
「異母姉様…」
優しい声が心に沁みた。
「…破瓜の儀のことは真じゃ」
「しかし丁重にお断りさせて頂いた」
出てきた言葉は意外なものだった。
「な…何故」
「さぁ、何故、じゃろうな…」
遠くを見たあと、竜吉は続ける。
「誰とも知れぬ男と交わるよりも、おぬしのような男のほうがいいと思ったんじゃろうな」
「どういう…事…」
今一竜吉の言っていることが理解できない。
「鈍感な異母弟じゃのう、それでは女にもてぬぞ?」
悪戯っぽく笑い、優しく唇を重ねる。
「おぬしが私を愛しているように、私もおぬしと同じ気持ちであるということじゃ」
720燃燈×公主H:2006/02/11(土) 21:25:59 ID:zk8uTkbo
異母姉の裸体を今まで自分は見たことがあっただろうか。
幼い頃から一緒にいたけれど、一糸纏わぬ姿は目にするのは初めてだろう。
―――――こんなにも、美しいとは。
暫しの間、燃燈は異母姉に見惚れていた。
「そのように見るな。…恥ずかしいではないか」
薄ぼんやりとした照明でよくは見えないが、顔が赤くなっているようだった。
火照った体とは対照的なひんやりした空気が二人に纏わりつく。
先ほどとは違い、優しく抱きしめる。
竜吉の体がぴくりと跳ねた。
「異母姉様…お辛かったら、言ってください」
つとめて冷静に言ったつもりであったが、その絹のようになめらかな肌に包まれ
燃燈の理性は吹き飛びそうだった。
自分が少しでも乱暴に扱ったら、すぐにこわれてしまいそうな気がする。
「大丈夫じゃ、そんなに脆くはないぞ」
くすくすと笑い、二人はまた唇を重ねた。

燃燈は竜吉の胸に手を伸ばし、その頂に舌を這わせた。
得も言えぬ電流が体を奔り、思わず甘い吐息が漏れる。
「あ…っ、んぅ……っ」
その表情、声。総てが燃燈を猛らせる。彼の剛直ははち切れんばかりでそそり立っていた。
執拗に執拗に竜吉の乳首を攻め、そこを起点に首筋、耳朶、臍下と、全身をねっとりと愛撫していく。
女は女で、初めてあるが故の恥じらいがどんどん沸騰し、顔から湯気が出るかと思うほどだ。
「あぁ…っ、燃燈、も…っう…」
言葉にならない言葉を発し、潤んだ瞳で異母弟を見る。
「異母姉様…そのような眼で見られては…」
721燃燈×公主I:2006/02/11(土) 21:26:55 ID:zk8uTkbo
自制が利かなくなります、と言い掛けてやめた。
考えてみれば自分自身の箍などとっくに外れてしまっている。
ここにいるのは仙道の立場も誇りも忘れてしまった哀れな雄だ。
自嘲気味に微笑むと、そっと、異母姉の秘部に手を伸ばした。
「ひぁっ…!」
竜吉は激しく身震いする。未だかつて作為的に触れたことなどない場所だ。
刺激があまりにも強すぎる。
「ねん…と…う……っや、やさしく…っ」
「心得ております…異母姉様」
これ以上ないというくらい優しく、そして淫らに指で犯していく。
「あっ…はあっ…」
甘い吐息は絶える事無く。まるで麻薬が体中に行き渡っていくようだと竜吉は思った。
暫くし、燃燈は乳首を弄っていた舌を外し、その堅い蕾に運んだ。
「あぁ…っ!…莫迦……!そん…な汚いじゃろう…て…」
「異母姉様に汚いところなど一つとてございませぬ」
思うが侭に竜吉を蹂躙し、愛でる。
そして、香炉から香油を取り出し、少しずつ念入りに竜吉の秘部を解していく。
沈丁花の香りが二人を取り巻き、それが一層の情欲を掻き立てた。

堅かった蕾は徐々に花開き、すっかり熟しきった。
まるで燃燈自身を待っているかのよう。ごくりと生唾を飲んだ。
「異母姉様…そろそろ…よろしいですか」
「んっ、あ、はあっ……も、もう…?」
「こわい…ですか?」
「…あ…あのような巨きいものが私の中に入るのか…?」
「そうです……貴女を思うが故…このようになってしまいました…お許しください」
ここは謝るところなのだろうか。涙を浮かべつつも、竜吉の口元は綻んだ。
「よいぞ……もう大丈夫じゃ」
舌を再び絡ませる。異母弟ならば、安心して身を任せられる。そう自分に言い聞かせて。
「では…参ります」
722燃燈×公主J:2006/02/11(土) 21:28:22 ID:zk8uTkbo
緊張に震える瞬間。竜吉が眼を背けた刹那、それは圧倒的な大きさで入ってきた。
先ほどの指の抽挿などとは比べ物にならない。
ずぶり、肉と肉が重なる卑猥な音がする。
「ひいやぁっ…!ね…んとう…!あああっ…!」
今まで感じたこともない刺激。
その美しい双眸から涙が流れ、口元からはだらしなく涎が垂れる。
燃燈を激しく締め付け、彼は自身が食いちぎられるかと思ったほどだ。
「くっ…はあっ…!」
雁首が全部入ると、燃燈はひとまず侵入を取りやめた。
竜吉が必死で痛みと声を堪えていることに気付いたからだ。
しかし不思議とそれで萎えることはなく、却って燃燈の動悸は速まっていく。
「異母姉様……出来の悪い異母弟を、お許しください」
竜吉の緊張が解れた一瞬の隙を突き、燃燈の分身は一気に秘壺へ入り込んだ。
だがすぐに受け入れることは不可能で、何度も肉がぶつかる音がする。
「あぁぁあっ…、あぁ、はぁあ、い、いや、そ、そんなの」
もう自分が何を口走っているのかも解らないのだろう。けだもののように呻き声をあげる。
少しずつ、少しずつ秘所を犯されていく感覚に、竜吉の脳髄は蕩けそうだった。
723燃燈×公主K:2006/02/11(土) 21:29:04 ID:zk8uTkbo
「あぁ、異母姉様、すっかり入ってしまいました」
「んあっ、あん、ほ、ほんとに…?」
「本当ですとも、あなたの中はなんて暖かくて淫らなんでしょう。
このいやらしい口が私をはなそうとしない」
「んっ、ばか、莫迦…っ、あああん…。」
「どうしてです…?こんなにも、私を求めているのに」
引き抜こうとすれば竜吉の体はそれを拒否するかのように吸い付いてくる。
「…動きます」
ゆっくりと、律動的に腰を動かす。それに合わせるかのように、竜吉は喘ぎ声を漏らす。
「ふぁっ、あん、あっ、ああっ」
ぐちゃぐちゃと卑猥な音を褥に響かせ、道徳も倫理も忘れた二人は激しく求め合った。
それから暫くして、
「さぁ異母姉様、私の上に乗ってください」
体勢を変えるように促す。
「えっ…それは、は、恥ずかしい…あっ、あんっ」
しかし燃燈は軽々と異母姉を持ち上げ、自分の猛りをあてがう。
「あああああああっ…!」
一気に子宮を突き上げられ、思わず嬌声をあげた。
燃燈は腰を動かし、竜吉の奥を攻め立てる。
「はあっ、そんなところ、だ、駄目っ…!ああ…!」
「くっ…。」
一層の秘部の軋みに、絶頂の予感がした。
「ねっ…異母姉様、そのように締め付けては…もう…っ!」
そのとき、竜吉が譫言のように呟いた。
「あっ、あいし…てる、ねんと…う」
その一言が起爆剤になり、燃燈に限界が訪れる。
「異母姉様…、私もです…。愛しています、愛していますっ!」

竜吉の中であついものが弾けた。
724燃燈×公主L:2006/02/11(土) 21:33:31 ID:zk8uTkbo

朝を告げる鳥の声。竜吉は目を覚ます。
外はまだ薄暗い。
隣を見やると、寝息を立てている異母弟の姿。
お互い薄衣を一枚纏っただけの姿に顔を紅潮させる。
昨日はあのまま二人共眠ってしまったようだ。

昨夜の行為を思い出す。
確かに辛かった。しかし不思議と充足感がある。
これがひとつになれた歓びというものなのだろう。
愛しさがこみ上げてくる。

異母弟の寝顔を見ていると、それは昔の幼子だった頃とまるで変わらない。
あの坊やがこんなに立派な大人になるとはあの時誰が想像し得ただろうか。

それにしても、なんとも罪深いことをしてしまったのか。罰が下っても致し方ないとも思う。
それでも異母弟となら甘んじてその罰を受けよう。
そう心に決め、竜吉は愛しい弟に口付けを落とした。


―了―
725名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:35:58 ID:zk8uTkbo
えー異常です。いや、以上です。
なんか読み返すと初めてでこんなよがらねーよと思いつつ
まぁエロパロだしいいか☆と開き直ってしまいましたorz
期待してくださった方大変申し訳ございません。
とりあえず燃燈に究極奥義を食らってきます
λ........
726名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:54:31 ID:06CGgwL5
>>712-724
乙です。ありがとうございます。ありがとうございました。
待っててよかった〜。ウオ〜ン。待っていたモノがここに
ありますた。
変なところで礼儀正しい異母弟燃え…いや萌え。

武×邑の作者さまには無礼な事とは思いましたが、おねだりして
よかった。自分の無神経なレスで、お二人の気を煩わせてしまって
申し訳ないです。687氏、休憩が終わったら続きを宜しく。
727名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:17:50 ID:QIRtiS3x
(*゚∀゚)キテタ!

(*´д`*)ムッハー ごちそうさまでした。

しっかり姉君やってる公主モエス。
褥の中で主導権握られてるところも萌え!!

しっとりしててとても楽しめました!!GJ!!
充電してゴリゴリ書けそうです。ガンガリます!!

>>726
お気になさらずー。おかげさまでいいものを拝めました。
728名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:26:47 ID:Z0cwqyd/
今日は3ヶ月分くらいの神が一気に降臨なさった…!
武邑の人も燃竜の人も激しくGJ。
しばらく困らなさそうです。
729名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 23:59:27 ID:8XerAV9I
パンツ下ろして待ってた甲斐があった…!
神様方GJ!!大変萌えさせていただきました
武王×邑姜の神様、続きもパンツ下ろして待ってます
730名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 04:16:30 ID:30+k8j60
武邑の作者様も燃竜の作者様も素晴らし過ぎる

これで三ヶ月…いや半年は戦えるな!!
731名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 10:21:27 ID:CsVceRP8
二人の神々にグッジョブ!
732名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 11:46:06 ID:bqQ+SVOp
全裸で待ってたら凄いの2つもキテター!
燃燈×公主も武王×邑姜もGJですた!!
武王×邑姜の方は続きも是非是非お待ちしております
733687:2006/02/14(火) 14:59:12 ID:GMnU1Omq
温かいお言葉ありがとうございます。
昨日今日と寒かったようですが、裸で待たれてて風邪など召されていませんでしょうか。

書き終わったので投下します。
アホかというほど長くてほんとすんません。
734武王×邑姜 1/10:2006/02/14(火) 15:00:44 ID:GMnU1Omq
「怖い?」
「……っ、だって」
 子供が駄々をこねる時の調子で言って、邑姜は口をつぐんでしまう。さてどうしたものかと、姫発は思案した。
 このまま強引にことを進めるのは可能だ。しかしそのせいで、目の前で自分自身を必死に守っている少女を傷つけてしまうのは本位ではなかった。
 自分が欲しいのはただ欲をぶつける相手ではないし、こういうことをする時間は、二人で楽しむことを最優先すべきだと思う。
 恐怖を植え付けるようなことはしたくない。
「へぶしっ!」
 上着もマントも脱いでしまった状態で、どうすべきか考えていたせいだろう。部屋に忍び込んできた冷たい空気が、悪寒を運んできた。
 大きなくしゃみに、邑姜が肩を揺らした。
 寝台の上にあぐらをかき、姫発は鼻の下をこすりながら外をうかがい見た。
「……積もりそうだな」
 雪は降り止む気配がない。しんと静まり返った空気の中で、互いの心音さえ聞こえるような気がする。
 あまり積もると、整備が行き渡っていない所では生活に支障が出るだろう。明日になっても止まないようなら対策を考えなくてはならない。
 仙人が残っていれば楽だっただろうかと、戯れ半分に考える。しかし彼らに除雪を頼めば、せっかく復興した街を勢い余って破壊されるだけのような気もする。
 遠い世界に去ってしまった彼らの声が耳元によみがえってきて、姫発はつかの間懐かしさに囚われた。
 はた迷惑な騒がしさと無縁になったここは、ただひっそりと静まり返っている。
 一人でいるのは、心許なかった。
「寒みぃ」
 ぼそっとつぶやき、姫発は視線を邑姜に戻した。先ほど脱がせた上着は、自分が踏んづけてしまっている。
 邑姜がまとっているのは、薄い夜着が一枚きりだ。何も被らない状態では、彼女だって辛いに違いない。
「……寒いだろ。来いよ」
 警戒心の強い子猫を相手にしているようだと思う。
 毛布を引っ張りあげて自分の肩にかけ、膝の上を叩く。少しだけ躊躇するそぶりを見せてから、邑姜はゆっくりと姫発のほうに這い寄ってきた。
 膝の上に体を乗せた少女を、自分ごと毛布でくるみこむ。膝にかかる重みが温かくて心地よかった。
 静かに息を吐き出しながら、髪に顔を埋める。頬を撫で下ろして、襟に手をかける。
 寒い寒いとうわごとのようにつぶやきながら、手を滑らせる。
 露出した肩の丸みが、手にひどく馴染んだ。
 これほど薄くて小さな肩が、国政の重みを共に背負ってくれている。
 自分でさえ時折恐ろしくなるほど重いのに、どうして彼女はそれに耐えられるのだろう。
 邑姜の唇から吐き出される息が嫌に近い。
 小さな華奢なつくりの手が、胸板をゆっくりと上がってくる。
 左胸の鼓動を探り当てた所で、邑姜は手を止めた。
 指先が余韻を残して離れていくのと入れ替わるようにして、湿った柔らかなものがそこに押し付けられる。
 いたわりの込められた口づけ。
 それに甘い痺れを覚えながら、姫発は手を動かした。
 帯の結び目がほどけ、邑姜の体から夜着が滑り落ちた。
735武王×邑姜 2/10:2006/02/14(火) 15:01:32 ID:GMnU1Omq
 これほど細い体で、どうして生きていられるのだろう。それなのに、生きている証を伝えてくる肌は柔らかくて温かい。
 確かめるように体の隅々までを辿っていく手を、邑姜はもう遮らなかった。
 白い布の上に広がった黒髪に、淡い光が宿っている。
「面白いですか?」
「あん?」
 最初は体を萎縮させていた邑姜だったが、姫発がただ体を撫で回しているだけなので、そのうち慣れてしまったらしい。今は体から力を抜いて、自分の上に覆いかぶさっている主君を、ただ不思議そうに見上げていた。
「なんだか……話に聞いていたのと、違うので。こういうものなのでしょうか」
 どんな話を聞いていたのか尋ねてみたくなったが、それを聞くとまたさっきのように逃げられてしまう気もする。小さく笑いを落として、姫発は邑姜の耳元に唇を寄せた。
「きゃ!?」
 邑姜が裏返った声を上げる。耳朶を撫でた舌をのぞかせたまま、姫発は笑い声を立てた。
「まあ、こういうこともする気だけどよ」
「……っ」
 吐息だけでそう吹き込んでから顔を耳から離す。さっと赤く色づいた耳たぶを、邑姜の手が押さえた。
「オメーも触っていいぞ。ヤローの体はあんまさわり心地よくねえけどな。俺だけぺたぺた触ってるんじゃ、不公平だろ」
 笑い声を出す振動さえ伝わる距離だ。肘をついて距離を開けてやると、邑姜の手がおずおずと伸ばされる。
 最初は首筋。そのまま人差し指が鎖骨を辿り、胸板に手がおしつけられる。たどたどしい動きがくすぐったかったが、姫発はそれを口に出さなかった。
 その手がゆっくりと下に降り、腹に差し掛かったあたりで止められる。
 変えられたばかりの、真新しい包帯。治りきっていない傷。
 邑姜が唇をかみ締めて、まぶたを下ろしてしまう。
「……周りが騒いでおおげさにしてるだけで、それほど酷くはねえよ」
 それよりも今は、生き生きと輝く黒い瞳がまぶたの下に隠されてしまうのが惜しかった。
736武王×邑姜 3/10:2006/02/14(火) 15:02:24 ID:GMnU1Omq
 腹のところで止まってしまっている手首をつかんで、そのまま寝台に押し付ける。体を下ろして、鎖骨の上に唇を寄せた。
 今度はただ触れさせるだけでなく、歯を当て、きつく吸い上げる。
 一つ一つの動作にいちいち敏感に反応する体は、この時もやはりびくんとはねた。
「嫌なら言えよ」
「へ、変な感じがするだけで、嫌なわけでは」
 体を上げて、予想通りに開かれていた瞳に笑いかける。
「……まだ怖いか?」
 姫発の腕の中に、邑姜はまるであつらえたかのようにぴったり納まっている。
 黒々とした瞳がこちらを見ていた。
「怖い、です。でも、言っているでしょう。嫌では、ないです」
 その言い方が、初めて会った日のことを思い出させる。
 嫌いではない、嫌ではない。見事なひねくれぶりだ。
 働きもので、厳しくて。血が繋がっているはずのどこぞのグータラ軍師とは正反対だ。
 ――なかなか本心を見せないところは、憎らしいほど似ているけれども。
 もっとも、あの食えない軍師と違い、邑姜は本心が表情に出る。
 きれいに取り繕ってしまう場合も多いが、注意深く見ていれば、気分の浮き沈みや悩みの有無くらいはなんとなく察する事ができる。
 このあたりは重ねた年季の違いなのだろう。
 言葉が出てこないのならば。
 ささやかなふくらみの上に指を這わせる。頂にたどり着いた所で、人差し指に力を込めてみた。
「……っ、あ、武王っ」
 かすれた声が、恐らくは押し留めようとして自分を呼び止める。
 けれどそこには既に、甘いものが混じっていた。立ち始めたそこを人差し指と親指で軽くつまんでさすってみる。いじっていない方の頂までぴんと立ち上がったのは、それだけ彼女が敏感だからということだろうか。
 手を休めないまま、邑姜の頬に口づけを落とす。
 口で好きだと言わせるより、それよりは少しもろくて隙のある表情や体に聞いた方が、多分早い。
 頭を下に移動させ、ピンと立った頂に舌を這わせる。
 むず痒いのをこらえるように唇を引き結ばれていた唇がほころび、悲鳴混じりの声が漏れた。
737武王×邑姜 4/10:2006/02/14(火) 15:03:10 ID:GMnU1Omq
 胸から腹へ手を滑らせる。肌はとろりと柔らかくすべらかで、どこまでも優しい。
 邑姜の手が、姫発の髪をくしゃりと乱した。
 腹の底からふつふつと登ってくる熱に浮かされるようにして肌に痕を散らし、頂を執拗に追い立てる。
 静かな部屋の中では、かすかな水音さえもが耳に届いてしまう。息を乱しながら羞恥に身をよじらせる邑姜をつかまえ、時間をかけて追い詰めていく。
「あっ、ん」
「邑姜」
 名を呼ぶ自分の声も、平静を失っている。声に答え、焦点があっていない瞳が姫発を探してつかのまさ迷った。
 目尻に涙の珠が結ばれている。
 高い声、半開きになった口からわずかにのぞく白い歯と舌。
 今にも泣きそうな顔をしながら、邑姜は乱れた息を吐き出している。豊かとはいえない、この娘の気性をそのまま現しているような胸が、大きく上下していた。
 髪をかきあげて深く口づける。首の後ろに邑姜の腕が回された。
 慣れないなりに必死に姫発に応えようとしているらしい。
 それをいじらしく思いながら、姫発は邑姜の膝の上に自分の片膝を押し当てた。
「……足。開いてもらわねーと、先に進めねえんだけど」
 先ほどから邑姜がもぞもぞと太股をすり合せるようにしていたのには気がついていた。
 進んでもかまわないだろうと判断し、苦笑しながら告げる。
「あ」
 自分を守るように硬く両足を合わせていたことに、邑姜は言われて初めて初めて思い当たったらしい。
 汗ばんだ顔をかすかに下に向けてから、またぎこちなく上を見上げる。
「も、申し訳ありません」
「なんで謝るんだよ」
 思わず笑ってしまう。普段の真面目さが、こういうときに頓珍漢な言動を引き起こしてしまうのだろう。
 本人は真剣に言っているらしいことが、またおかしさを倍増させる。
 低く笑い声を立てる姫発を、邑姜は不服そうに見上げた。

 謝りはしたが踏ん切りがつかないらしく、やっと片足が入るだけの隙間を空けて、邑姜は足を止めてしまう。
「まだ狭いぜ?」
「……」
 邑姜を説得して、自分の意志で足を開かせるのはさすがに待てそうになかった。
 じれったくなって、両膝に手をかける。ぐっと押し開いて、体を割り込ませた。
 間を置かずに、ささやかな茂みに手を滑らせる。邑姜が顔を背け、強く目を閉じた。
738武王×邑姜 5/10:2006/02/14(火) 15:04:24 ID:GMnU1Omq
 汗と、ちがう物とでそこはすでにじっとりと湿り気を帯びていた。しかし。
「……んー、ちっとばかし不安だな」
 男を受け入れるには、これだけでは心許ない。
 体を硬くして姫発の動きを受け入れていた邑姜の瞳が揺れた。
「何か……、至らない点でもありましたか」
「いんや、初めてならこんなもんだろ」
 普段は教えられるばかりの自分が教える側に回っていることがほんのちょっとだけ愉快で面白い。子供じみた優越感を覚えながら、熱く湿ったそこに指を滑らせる。
「もう少し慣らしてからじゃねえと、オメーが辛くなる。……我慢しろよ」
「えっ、あ」
 硬くなっている蕾はすぐに探り当てる事ができた。指の腹で押し潰し、そのままゆっくりと動かす。
「っ、やぁ!」
 切迫した響きは、それまでに漏らされた声とは明らかに違う色を帯びていた。甘さの混ざった嬌声。意外に幼く高いそれが耳朶を打った瞬間に、姫発の背中がぞくりと震えた。
 これを聞きたかった。他の誰にも聞かせたことがないのであろう、どうしようもなく男を誘う声を。もっととささやきかけて来る自分自身の声に、姫発は素直に従った。
「こらえるな」
 こちらの声もかすれている。段々と余裕がなくなってきていた。
 声だけで、表情だけで自分をこれほど追い立てる女は他にはいない。
 邑姜はいつの間にか自分の手の甲を口に当てていた。それを無理矢理引き剥がして寝台の上に縫いとめる。
 褥に抑えた悲鳴が響く。羞恥と快感のない混ざった声に、姫発の方が先に追い詰められていく。邑姜のそこは、男を受け入れるにはまだ頼りない。けれどもこちらの方が、そう遠くないうちに限界を迎えそうだった。
「自分で出す分だけじゃ、足りねえか?」
 愛撫の手を止めてつぶやく。自分を絶え間なく苛んでくる波からようやく開放されて荒い息をついていた邑姜が、ぼんやりした目で姫発を見上げた。
739武王×邑姜 6/10:2006/02/14(火) 15:04:59 ID:GMnU1Omq
「!?、武王、なにをっ……きゃっ!」
 姫発が体をかがめる。その意図を邑姜が察するより早く、舌が蕾をすくい取っていた。
「やっ、だめですおやめください……!んっ、んあっ!」
 ぴちゃりと音を立てて、ぬかるみを舌で探っていく。
 姫発を止めるために頭に添えられたはずの邑姜の手から力が抜ける。
 小さく、狭いそこが熱い。唾液を含ませるようにして舌を何度も差し入れ、蕾を包み、舌の先に力を入れて押しつぶす。
 そのたびに邑姜は体をひくつかせ、首を激しく振った。
「……っ、やめて……っ、おかしくなっちゃうっ」
 甘い泣き声。懇願にも似た、切迫した響き。胸がずくんと痛む。
 顔をゆっくり離す。唾液がつと糸をひいて伸び、すぐにぷつんと途切れた。
 体を起こして、ぐったりと体を横たえている邑姜を見下ろす。
「すっげー色っぽいな。そんなに誘うなよ」
「馬鹿っ!」
 真っ赤になりながらも、即座に切り返してくる。いつも通りの邑姜だ。
 罵倒の言葉に込められているのが、親しみや愛情だと知っている。だからそれは、耳にとても心地よかった。
「わりぃけど、こっちがそろそろ限界だ。……いいか?」
 許しを請う。頬に貼り付いた髪をすきはらってやりながら、闇に浮かび上がる白い体をながめる。その上に自分が散らした花のような跡をみとめ、自然と目が細くなった。
かたちのまるで違う体。どこもかしこも華奢で小さい。
 熱に浮かされた声で、邑姜が了承の意を示す。
 はやる気持ちを抑えながら、姫発は白い足から腰に手を滑らせる。両手で体を持ち上げ、その下に枕を入れてやり、邑姜の腰を浮かせる。
「どうしても無理だったら、言えよ」
 邑姜はうなずくのがやっとという風情だった。勝ち気な表情はすっかりなりを潜めている。
 昂ぶりをそっと入り口にあてがう。息を詰めて、その時を待つ。
 邑姜が、何かをこらえるようにきつく目を閉じた。
740名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 15:05:57 ID:GMnU1Omq
 そろそろと腰を進める。傷つけないように細心の注意を払ったが、邑姜の中は彼女自身と同じように、信じられないほど小さくきつかった。
「うあ……っ」
「ひっ」
 姫発の口から漏れたのは快楽の声、邑姜の口から漏れたのは純粋な悲鳴だった。目を見開き、邑姜は姫発の背中にかけていた手に力を込めた。
「……っ」
「いい、そのままでいろ」
 背中に爪を立ててしまう。
 その事に気付いた邑姜が自分の背中から手を離そうとするのを、姫発は鋭く押し留めた。
 痛みまで全て、自分のものだ。誰がくれてなどやるものか。
「ですが……っ、た……」
 眉がしかめられている。ただ苦しいとだけ訴えてくる顔に、先ほどの甘さは残っていない。
 自分のことだけでいっぱいいっぱいだろうに、こんな時にまで気を使わなくてもいいのに。
 気づかわれるのがくすぐったい半面でもどかしい。この程度の痛み、今邑姜がこらえているそれとは比べ物にならないだろうに。
「いいから。気にすんな」
「……はい……っ」
 片手をもぎとって指を絡める。薄い爪がついた指先に口づけてから、姫発はゆっくりと体を進めた。少しずつ、少しずつ。強い抵抗を示し、体をこわばらせながらも、邑姜はゆっくりと姫発を受け入れ始めた。まとわりつく襞が熱い。
 どうにか体をすすめ、根元まで埋める。脳髄が焼かれるような快感と緊張がない混ざった状況からひとまず開放され、姫発は息をついた。
「うっ、動かないでくださいっ」
 切迫した声にぎくりと動きを止める。すぐにすみませんという謝罪の言葉が後を追った。こんなに小さい体に男を受け入れるのは大仕事だろうに、何を謝る必要があるのだろう。
 くるしい、と切なげにささやかれる。その響きにさえ欲をかきたてられる自分の浅ましさに自嘲しながら、姫発はじっと邑姜を待った。
「大丈夫か?」
「多分……段々、慣れてきている感じはします」
 邑姜はつながれた手に目をやった。涙がひとしずく、目尻からこぼれ落ちていく。
 顔を寄せてそれを吸い取ると、邑姜の体がぴくんと震えた。
741武王×邑姜 7/10:2006/02/14(火) 15:06:38 ID:GMnU1Omq
 あまり長くは持ちそうもないと情けない申告をする。
 痛みをこらえる顔のまま、邑姜は大丈夫だと思います、と返事をくれた。
 言葉に甘えてゆっくりと体を動かす。しかめられた眉間の皺は深いままで、邑姜の方は相当に辛いだろうということが伝わってきた。
「……っあ、んっ」
 狭くて熱い。柔らかな熱に体全てが溶かされてしまいそうだ。自分だけがそうなってしまっては意味がないと思うのに。

 快楽を与えられないのなら、せめて何か他のものを。

 唇をあわせ、互いに荒い息をむさぼる。つかんだままの指の股に、姫発は舌を這わせた。
「邑姜」
 何度も何度も名前を呼ぶ。
 痛みのために朦朧としている瞳が声の主を探してさ迷うたびに口づけを落とし、顔を近づけてやる。
 ふと、邑姜の表情が緩んだ。唇をかすかに緩めて、その口が綻び、目が細められる。
「……名前」
「あん?」
「私も、お呼びして構わないでしょうか」
「……ああ」
 躊躇うような沈黙はほんの一瞬。首にかけられた手が、姫発の頭を引き寄せる。
 溜め息に乗せて、邑姜は発、と小さくささやいた。
 幸福で胸が満たされていく。同時に熱いものが下腹の底から膨れ上がってきた。
「うあ……っ!」
 最奥に体をねじ込ませる。邑姜がまた眉をしかめ、小さく声を上げた瞬間に、その中にほとばしりがはじけた。
742武王×邑姜 9/10:2006/02/14(火) 15:08:28 ID:GMnU1Omq
「ええっと……終わった、んですか?」
 ゆっくりと体を引き、自分自身を外に出す。
 こぽりと音を立てて、情事の名残がそこから溢れ出した。
 鼻にかかるような声を出し、邑姜は体をふるわせる。閉じていた目を恐る恐る見開いた後で、彼女は不思議そうにそう尋ねてきた。
「……ああ」
 うまくなかったなあと苦笑しつつ、姫発は頷く。
 長い事肘をついて体を支えていたので、少し疲れた。
 年取っちまったなあと思いながら、姫発は邑姜を抱えたまま、彼女の横にごろりと寝転がる。
 こうすれば抱き寄せて体をぴったり密着させても、邑姜を潰してしまわずにすむ。
 組み敷いていた少女は本当に驚くほど華奢で小さい。体の力を抜いて覆いかぶされば、窒息させてしまっても不思議はなかった。
「平気か?」
「……変な感じです」
 男の矜持を気遣うというところまでは、やはり頭がまわらないらしく、正直に申告してくる。
 その正直さがらしいといえばらしい。そっかとつぶやき、姫発は口をつぐんだ。邑姜も何も言おうとはしない。
 心地のいい沈黙の後で、ぽつんと邑姜が問いを落とした。
「ちゃんと出来てましたか? 全く経験がなかったので、その、よく分からなくて」
「そりゃむしろ俺の台詞だな。……苦しいばっかだっただろ、悪かった」
「……」
 労りを込めて髪をすく。
 なんだかんだいいつつ結局自分を受け入れてしまった小さな体。
 驚くほどのしなやかさをその身に秘めている事を、初めて知った。
 姫発の指の動きに気持ちよさそうに目を細め、邑姜は首を左右に振る。
 嬉しかったですというささやきは、とても小さかった。
 それでも姫発はそれをしっかり聞きつけ、くしゃりとだらしなく表情を崩した。
743武王×邑姜 10/10:2006/02/14(火) 15:09:59 ID:GMnU1Omq




 自分をしっかり抱え込んだまま規則正しい寝息を立てる人。
 その表情は穏やかで、子供のようにも見える。先ほどまで自分を追い詰めていた「男」の余韻はどこにも残っていない。
 知らない顔、知らない声。王でもなく、兄でもない顔。
 それを目にする事が出来るだけでも、あの痛みをこらえた甲斐は充分にあると思う。
 行き場のない感情を受け止められる存在に、自分がなれるのだとしたら。

(風が聞こえる)

 毛布を引き上げ、自分と王にしっかりかけてから、邑姜は裸の胸に額を押し付けた。

(地平線が見えるわ。この人の、背中の向こうに)

 特別な力があるわけではない。文武に優れているわけでもない。
 それでもこの人は、どんなに強大な仙でもなしえないことをやり遂げるだろう。
 人々のささやかな幸せを守り、繋いでいく国を作るという、途方もなく壮大な仕事を。

 その傍で力になれる僥倖を、邑姜は静かにかみしめた。
744687:2006/02/14(火) 15:24:33 ID:GMnU1Omq
四レス目の最後の行、「唇を」の二文字を脳内で消去してください…。
そして投下ミスごめんなさいil||li_| ̄|○ il||li

最後の地平線云々が書きたくて
一番最初の導入をああいう風にしたのですが、
よく考えたら邑姜は桃源郷に居たんだから定住生活も慣れてるはずでした……。
思い出した時はとうに投下を終えていてまさにあとの祭り('A`|||)
不快に思われた方いらっしゃいましたらすみません。

こういう不自然な箇所があって見苦しいので、
倉庫への再録はご遠慮願えますでしょうか。>倉庫管理人様

あんまりエロくならなかったです、エロパロ難しいなあ。
書くうちにどんどん伸びてきて、
せめて夫婦になった後で邑姜が慣れたあたりに時間設定すれば
もっとスムーズに進んでレスも短くなってエロさも出せたのにと後悔するもあとの(ry

武王×邑姜をワクテカしながら待って一年ちょっと。
お預けくらって我慢できずにとうとう自分で書いてみましたが
反省点ばかりで萌えやしねえ(ノД`)
どなたか私に武邑の萌えをください・゚・(ノД`)・゚・。

ながながとお付き合いいただきありがとうございました。
745名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 19:35:23 ID:MDGwARDt
うおお素敵なバレンタインのプレゼントキテタ!
有難うございます神様、チョコはおいしく頂きました。
文章が何かキレイでエロイんだけどステキー!
ゴッドジョブですた!
746名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:00:50 ID:w8p8zOMy
倉庫に保存されないのが心底もったいねえと思うほどのゴッドジョブでした。
二人ともすげえイメージ通りで萌え死にそうです。
文章も読みやすくて美しいし話としても素晴らしい…!
神様ありがとう
747名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 19:34:51 ID:uuEKBaNU
神キテター!!武王×邑姜GJGJGJGJ!!!!!
自分も倉庫に保管されないのが勿体無く思いましたよ。
二人とも原作イメージピッタリの上丁寧な描写に
萌えまくり、原作の二人が出てる場面を
読み返してしまいましたよ。

>せめて夫婦になった後で邑姜が慣れたあたりに時間設定すれば
良ければその設定話も是非書いて頂きたく…!
ワクテカしてお待ちしてます!
748名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 04:40:57 ID:kbqP09TD
会話とかが凄くあの二人らしくて大変萌えました
はげしくGJ
749名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 23:08:48 ID:huDYvgvL
保守
750名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 00:21:05 ID:ekzUF2Oa
よしここで俺がふたなりだっきたんが精液撒き散らすSSを
751名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 06:48:46 ID:5U8ilunT
保守
752名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 06:53:06 ID:RvOdToWX
>750
よし来い
名前欄に「ふたなり注意」入れとけば苦手な人はスルーできるし大丈夫だろう
753名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 13:39:40 ID:WBj2LCxA
じゃあ俺はきびたんが変身失敗でふたなりになって歯ブラシ突っ込まれて白目剥いて精液撒き散らすSSを
754名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 00:31:21 ID:d78nmjcL
申公豹って男だったのか?
755名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 00:34:39 ID:3lKI25iA
初心者か?
まずは完全版を買って来い。そして二巻表紙で抜け。
756名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 01:02:58 ID:d78nmjcL
え!あれ申公豹!?
757名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 01:04:12 ID:d78nmjcL
もう本当に訳わかんなくなって来たよ。泣きたいよ。寝よう
758名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 11:52:35 ID:KwKb+3bO
えっ、申公豹って女なのか?
759名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 15:18:18 ID:AhfY4aj3
声が石田だろ
760名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:36:25 ID:GUJWwNY2
黒歴史だから関係ないし女でもいいや
761名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:42:43 ID:3lKI25iA
>>756
ちょwwww違うwww俺が言ってるのは妲己のことだwwww

ていうか封神ドットコムの登場人物紹介見ろよ
762名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:49:14 ID:g8qfR3H+
ふたなりSSまだー?
763名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 01:40:30 ID:TY8Jmzcw
一人称が「私」で丁寧語口調だからなぁ
台詞だけ追えば女と思えなくもないか

でも独自の美学とか見てると淑女というよりは紳士な気がする
たとえピエロでも
764名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 01:50:38 ID:gLzgvmk3
ピエロという時点で既に紳士ではないと思うのだがw
765名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 02:15:00 ID:xirpjLtn
どっかで見た覚えがあるなと封神フォルダを漁った
俺的には有りだ
766名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 03:06:01 ID:YvB7Gz+6
太上老君に誰かをいぢめてもらいたいと思って妄想していたのだが、困った。


彼に性欲を感じられないorz
767名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 02:51:11 ID:x7I2DYBI
老子か・・・難しいところだな。まぁ本人に性欲が感じられないってのもあるが
それより奴に釣り合うような相手がいないってのが私の意見。老邑は親子派なんだ
768名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 05:45:15 ID:vrEDiQ4H
保守ついでに。

ここって女体化とかは・・・NGなのかな・・・?
769名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 05:46:11 ID:vrEDiQ4H
ageちゃった・・・申し訳ないorz
770名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 06:01:51 ID:YkyeDjJR
キモい
771名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 09:30:49 ID:e6vNofNA
女体化だってOK!
ただダメな人もいるので名前に「女体化注意」とか書いてもらえるといいかと。
772名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 09:59:31 ID:bZSj63gb
ここでの経緯を知らない人が来たか…
過去スレ読んで、それでも投下したければどうぞ
773名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 11:23:54 ID:e6vNofNA
2スレ目あたまではカモーンになってたけど、あまりの多さに
シチュスレへということになったわけか。なるほど。
774名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:07:04 ID:4nwOjkqX
いよいよ17巻発売!!保守ついでに天化×蝉玉キボン
775名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:09:57 ID:4nwOjkqX
ageてしまった…スンマソ 誘惑にかかってきます…
776名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 00:06:32 ID:/V9VvK9X
太公望×竜吉いいんだけどなー
777名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 02:24:04 ID:6w1xd0cs
「一度でいいから見てみたい 蝉玉ハニーを逆レイプ 」歌丸です
778名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 19:20:12 ID:asbBtzzn
師匠、そろそろ保守しますよ
779貴人×陳桐1:2006/03/22(水) 02:34:41 ID:3kn235zA
まだ封神計画が始まる前。

宮中で甘い汁をすすっていた妲己一味は、贅沢な暮らしこそすれ、毎日暇を持て余していた。
妲己三姉妹の末っ子、王貴人も例外ではない。
「はあ〜…最近、紂王以外の男ともゴブサタね…」
憂鬱げに窓のそとを見ながら呟いて、貴人ははあとため息をついた。
紂王に姉が嫁いでからというもの、自分も一夫多妻にもれず妻の一人となったわけだが、
いかんせん他の男との交流がない。 ようするに欲求不満なのだ。
「ああ…そういえば」
そういえば丁度手ごろなところに、そこそこのイイ男がいたような気がする。
ふと思いついた貴人は、顎に手を当て懸命に思案をめぐらせた。
思い浮かんだのは、勝気な瞳と黒い髪を持つ、かの妖怪仙人の顔。
名はなんといったか。貴人は必死に記憶の糸を手繰り寄せた。
 …―――そう、たしか、陳桐。
思わずニヤリと笑みをこぼして、貴人は近くにいた側近に静かに命令した。
「ちょっと、そこのあなた。少しひとっ走りして、陳将軍を宮の離れまでお連れしてちょうだい」
「…はい」
恭しく一礼して機敏な動きで去っていく一兵士を、貴人は満足そうに笑んで見送った。
これで、今夜は楽しくなりそうだ、と思いながら。
780貴人×陳桐2:2006/03/22(水) 02:35:40 ID:3kn235zA
「失礼。陳桐、御前に参りました」
「あら、遅かったわね陳将軍」
陽もとっぷりと暮れた時分。人気の無い禁城の離れの間は、どこか物々しい雰囲気に包まれていた。
ゆったりと贅沢に焚かれた香のか細く白い煙が、殷の税金の限りを尽くした金の天井に飲まれていく。
「少し、控えている出陣の会議が長引いたもので…申し訳ございません」
跪き、頭を深々と垂れながら右拳を左の掌につける、という絶対服従の姿勢を崩さぬまま、
陳桐はできるだけ控えめに詫びを述べた。
なかなか見るにイイ男だ。
貴人は自分の眼力が誤っていなかったことを、心の中で賞賛した。
「あら、畏まらなくてもいいのよ?妲己姉さまに呼ばれていたのは知っているわ。顔を上げなさい」
「は…有難うございます」
うやうやしく視線だけで貴人を見やって、陳桐はそっと姿勢を崩した。
その様子に、満足げに貴人はそっとほくそ笑む。
この離れで焚かれている香には、実は催淫性があるのだ。それも、妲己特性のとびきり上等な。
(いつまでそんなお上品が続くかしらね……)
早くも少しゆらゆらと視線を揺らし始めた陳桐に、貴人は笑顔で、
「ほらっ、そんなところで屈んでないで、お座りなさいな」
と自分の隣の席を促した。
「しっ…しかし…」
「陳桐、私の言うことが聞けなくて?」
「い、いえ…では失礼して…」
どこかいそいそと座る陳桐の様子に、貴人はますます笑みを深くする。
「あら、どうしたの陳桐?なんだか緊張しているのかしら」
「い、いえそんなことは」
「そうかしら…。なんだか苦しそうだけど…」
ぎこちない動きで隣に腰を据えた陳桐の内股に、貴人はそっと撫で上げるように手を添えた。
「…ここ、とか」
「!」
ここ、の所でつう、と指が内股を這う気配がして、陳桐はびくりと体を硬直させた。
そのままゆっくりと服の上から撫で上げてやると、もう布越しにもはっきりと形が解るほど、
陳桐の肉棒は硬くそそり立っていた。
781貴人×陳桐3:2006/03/22(水) 02:37:12 ID:3kn235zA
「あら…もうこんなにおっきくなってる…」
「おっ…王貴人様…何を…っ」
うっとりと呟いて愛しげに形通りになぞってやると、ドクンと脈打つ気配がして、それは一段と堅さを増した。
もう衣服はテントの有様で、言葉と裏腹に主張してならないそれが、苦しげに熱を帯びている。
「な、なりません…っ」
「どこがならないのかしら?」
「……ッ」
ずるりとズボンをずらしてやると、陳桐のギンギンに張り詰めた男根が露になった。
「じゃあどうしてこんなに?」
「…!っそれは…っ」
「どんな気分かしら…?女にそんなとこだけ脱がせられてマジマジ見られるなんて…」
うっとりと貴人が、陳桐のそそり立った肉棒から視線を外さずに言う。
「正直に言ってごらんなさい、ねえ陳桐?上司の命令には絶対服従と誓ったはずよっ」
陳桐の、一番熱を持ったそこだけがひんやりとした外の空気を感じている。
下半身だけが露になるという情けなさと羞恥に爆発しそうな顔をしながらも、
もう彼の中の悲しい男のサガは限界にきていた。

 たとえ忠誠を誓った妲己の妹君だとしても――――…
…一刻も早く快楽が欲しくて、先走りを垂らす肉棒の前に、陳桐の僅かな理性は無力だった。

「くっ…お、お相手……ご不、足でなければ、…お願いしま、す……」
「イイ子ね…」
どこか恍惚とした表情で貴人は今度こそ深く笑って、陳桐のそれを軽く握った。
「うっ!」
突然与えられた刺激に、陳桐は上ずった声をあげた。
しかしそんなことは気にせずに、貴人は先端だけを摘むようにゆるゆると手を上下させる。
「う…ああ………」
「少し触っているだけなのに、もうこんなにいっぱい出てるわよ」
摘んでいる先端から、透明な汁があふれ出てくる。
必死にゆるやかな快楽に目を堅く閉じて耐えながら、陳桐は苦しそうに眉を寄せて貴人を見た。
「……っく」
782貴人×陳桐4:2006/03/22(水) 02:37:48 ID:3kn235zA
「あら、あんなにマジメな事言ってた割りに…気持ちよさそうね、陳桐?」
ふふふと満足げに言うなり貴人は、今度はぱくりと勃ちあがった陳桐のものを口に含んだ。
舌先で亀頭をれろれろと舐めあげ、亀頭の割れ目に舌先が当たる度にドクンと
それは大きく跳ね上がり、突き抜けるような快感が背筋を昇っていく。
「おおぉ……!」
貴人は肉棒を咥え込み、頭を前後に振りながら強く吸い付くと、じゅぼ…じゅぼ…という淫猥な音が辺りを支配した。
 妲己三姉妹のうちでもプライドの塊のような貴人だ。
その貴人が、主君の妹でもある貴人が、自分の赤黒くそそり立った肉棒を
ずっぽりと頬張っているだけでも、なんという背徳感だろう。
「気持ちいい?」
「はいっ……あ、あああ!と、とても…っとても…っ!」
一層深く貴人が上目遣いでくわえ込むと、つくん、と喉の奥に先があたって、陳桐の頭はもう真っ白になった。
「う…あ!き、貴人様…っ!!」
「…まだよ」
「…っぃあ!」
絶頂に達する直前でいきなり刺激から開放され、陳桐は思わず不自然な声を上げた。
もう痛々しいほどに張り詰めた野太い陳桐の男根が、てらてらと光ったままに天を向いている。
「私も楽しませてくれなきゃね」
うっとりと陳桐の男根を見やって、貴人はもどかしそうに下着を脱いで陳桐の上にのった。
下着と内股の間にきらめく糸が引いている。
「あなたのここはどんな味かしら…?」
恍惚とした表情で、貴人はゆっくり腰を下ろした。
しかしそのまま最後まで下ろさず、ゆるゆると円を描くように男根の先端と割れ目を擦り合わせる。
「き 貴人様っ先だけを飲み込むのは…っ」
割れ目から少し離れると、どちらともない愛液が糸を引く。
くちゅりといやらしい音を響かせながら、仕方ないという表情をして、
今度こそゆっくりと貴人は味わうように腰を落としていった。
ず…ずぷ…ずぼぼ…ずちゅっ…
「あ、はぁん…陳桐の……おっきくて、おいしぃ…ん」
「ぁああッ…!き、貴人様…!」
貴人のなかは陳桐をさそうように熱くきつく吸い付いて、陳桐はなんとか動かないことで快感をやり過ごした。
しかしキツくうねるように締め付ける貴人の中に、陳桐のそれは限界を知らないかのようにドクンと脈打った。
「あ、ああぁ…!すごいぃい!!陳桐のおちんちんっ、堅くて!すごい堅くて気持ちぃいいっ…!!」
ずっぽりと陳桐のグロテスクで巨大な男根をくわえ込み、貴人は思わず腰をくねらせる。
ぱっくりとあいた割れ目と自らを出し入れする連結部が下の陳桐からは丸見えで、陳桐は思わず腰を打ちつけた。
「貴人様…貴人様…!」
「ひぁあああああっ!あっあっあっあっあっあっっ!!!」
パンッパンッパンッパンッパンッと、乾いた肉のぶつかり合う音が、ぐちょぐちょという水音と共に部屋中に響いた。
入れるときは最奥まで突き立て、腰を引くときは肉棒が出そうなほど激しい上下運動が、
貴人のたわわな胸をゆっさゆっさと揺らし、陳桐はそれを鷲づかみにして揉みあげる。
「あくぅっ…あ、あ、いっぱい、いっぱい奥まで入れてぇえええっ!あひぃぃいいいっ!!」
「仰せのままに…ッ、うぁっ…!貴人様の淫らなココ、こんなに美味しそうに図太い肉棒をくわえ込んでますよっ…!」
「やっ、いやぁあああっ!み、見ないで…っ!こんな、お願いこんなところ見ないでぇえええっ!!!」
さっきまで冷静だった貴人はどこへやら、激しい動きに貴人は我を失いかけている。陳桐も頭の中はスパークしそうだ。
「うっ…も、もう貴人様…っ!」
「あ、あああああああっ!!イく、イく、イッちゃうぅううぅううぅぅぅぅう!!!」
 絶叫に近い歓声をあげ、貴人と陳桐は、ほぼ同時に絶頂を迎えた。
783貴人×陳桐 後日談:2006/03/22(水) 02:55:10 ID:3kn235zA

あれから貴人と陳桐は、平面上は何事もなかったかのような日々が過ぎ去った。
といっても、妲己が申し付けた出陣の会議が終わり、陳桐が出陣するまでのほんの数日だ。
陳桐はあれから何事もなかったかのように平静を装い、たまに三姉妹に呼び出されたときも
「主君」と「一道士」の立場に落ち着いている。
貴人は貴人で、欲求不満で妖怪仙人を食ってしまうなど、日常茶飯事なので気にしていなかった。

 …そう、気にしていなかったのだ。
 だから胸に残る甘い痛みもわだかまりも、気づかないふりをしていた。

 ―――――――……あの日、までは。

「あんまり不審な行動をとると許さないわよ
あなたといえども私たち姉妹を怒らせたらただでは済まないわ!」
「不審?とんでもありません 私は陳桐の様子を見てきたのです」
 陳桐。
 貴人は確かにその名前に聞き覚えがあった。
 姉に出陣を言いつけられ…――その会議の後にあんなことがあり…――先日部下を従えて出て行った、あの男。
「彼は太公望にコテンコテンのケッチョンケッチョンにのされましてね。
 魂魄が封印されてしまいましたよ」
「なっ…なんですって!?」
はじめ、申公豹が何を言っているのか、理解するのに数秒かかった。
しかしゆっくり頭の中で吟味して、貴人は軽く目を見開いた。

 …陳桐が?
 先日、私を腕の中に抱いた、あの男が?

「それを今から妲己に報告しに行くのです…では!」
「待ちなさい申公豹!」
思わず鋭い言葉が口をついた。
しかしできるだけ冷静を装って、貴人は憤然と言い放った。
「太公望という者のことは聞いてるが…陳桐を倒すとなる程の道士となればこれはゆゆしき事態…」

 ああ、どうしよう。なぜだろうか。
 涙がでそうだ。
 もう全部、遅すぎるけど。

「次は私が行く」

 許さない。

ここから王貴人と、太公望の因縁の対決は始まったのだった。
784783:2006/03/22(水) 03:00:23 ID:3kn235zA
読みづらくて(とくにえっち後半)ごめんなさい…!orz
とにかく私の中の最大限のエロを駆使して書きましたが
やっ、いやぁあああっ!み、見ないで…っ!こんな、お願いこんなところ見ないでぇえええっ!!

は私のセリフですorz ああああああああああああああああああああああ…
785名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 09:56:30 ID:zW8LB/3l
す、すげえよGJ!
786名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 15:10:07 ID:xxRnRvhQ
神ktkr!
GJですた!貴人たんエロスエロスwww
787名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 00:48:25 ID:SWkpPiVB
陳桐が誰だったか一瞬本気で思い出せなかった
788名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 18:17:28 ID:9D+G5mNS
>>787おまえ…記念すべき封神第一号を……
789名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 23:22:24 ID:Cp1u8S6L
>>779
お前、漏れの頭の中を見ただろ!!じゃなきゃ漏れが書こうとしたこんなマイナーカプが投下されるなんてあるかふじこ!!!!





(*´∀`*)GJ
自給自足にならなくて嬉しいよ。凄い満足。もうこのカプに思い残すことはない
790779:2006/03/31(金) 01:55:55 ID:chzTD1fs
>>785 >>786 コメント有難う!エロスと思った言葉を詰め込んだんだが、
でも漏れの力量じゃただの厨文になっちゃったよil||li_| ̄|○ il||li
だけど初めて書いて初めてレス貰えてスゲー嬉しい。本当レスdクス。

>>789 やっぱり思うよな!よな!ナカーマ てか良かったら暇なときにでもカブって良いから書いてくれよ…!
陳桐×貴人、メジャーだと思ってたら誰も書いてないという罠www同志が居てウレシス(*´∀`*)
791名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 02:26:56 ID:p3MOFnVD
テンプテーションが効き過ぎて愚民どもによってたかって陵辱されるだっきたんで抜いて寝る
792名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 12:17:09 ID:v/eJg7G3
神クルー?
793名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 17:33:37 ID:o6iotfd2
聞仲の「乗騎」をおつとめしてる擬人化黒麒麟キボン
794名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 17:50:16 ID:ORPtfaA0
税金のかぎり
贅のかぎり
795名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 08:12:23 ID:HOYqpQfE
ほす
796名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 09:44:29 ID:lzLdbqX5
保守
797名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 19:32:44 ID:s7fnIyUw
いま必死にダッキ×チュウオウ書いてるから待っててください
798名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:04:10 ID:h5xx7x8S
妲己タンを触手でガンガンゲチョゲチョに犯したいー!!!
何度イッても関係ない!!
体じゅうを触手の精液まみれにしてやる!!
マンコが痙攣しても休まず犯してやる!!!
そのデカイ胸からミルクが止まらないようにしてやる!!!
気絶なんてすんじゃねー!!!
泣いてもやめねーぞ!!!
ケツも糞する暇が無いくらい犯してやる!!!
尿道やクリトリスもしつこく犯してやる!!
口や顔も精液でベトベトにしてやる!!
触手の子供を孕ませてやる!!!
そしてずっと触手に犯されるのだ!!!
ハーハッハッハッハァー!!触手凌辱最高!!!
799名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 06:25:16 ID:/3Ll02Xd
保守
800名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 11:38:53 ID:lOAC5KGg
198にはロクなチンコついてない
801名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:17:40 ID:0m3UnbtB
誰か何か投下してクレ〜
802名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 12:51:23 ID:bKhXMwMw
一応途中まで・・・てか何人がみてるんだろ

川の流れる音が聞こえる。
川の水は高台の頂上から絶える事無くあふれつづけ、
飽く事無くどことも知れない空間に落ち、消えゆく。
この川の音と梢のなる音が神界に広がっていくのだ。
あまりに荒涼としているので、最近は人間界から動植物を積極的に取り入れている。
魂魄体となっても、神達は自然の落ち着きを求めた。
桃源郷を手本にしたいと誰かがいっていた
先の音に最近では小鳥の鳴き声も重なってきている。
その小鳥の声が一段と大きな森の一角に紂王はいた。
安楽椅子に腰を掻け、ただただ目を瞑るだけ・・・
封神されてからずっとこうして限りがあるかないかもわからない時間を過ごしている。
彼が椅子から立つのは来客を迎えるときだけだった。
来客は意外に多い。
と言うより同じ魂魄体が何度も会いにきた。
聞仲、黄飛虎、姜氏の三人。
特に姜氏は二日に一度はやってきた。
封神台の解放前から彼女は足繁く紂王の下に通っている。
紂王の魂が封じられた時には誰よりも早く駆け付け、何も言わずに彼を抱き締めた。
すでに姜氏の心は紂王を許している。
神界にでは殷郊、殷洪と共に、また暮らさないかと提案した。
803名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 12:53:03 ID:bKhXMwMw
しかし紂王は断った。
「予が落ち着くまで・・・こうさせてはくれぬか・・・」と。
それからと言うもの、ずっと聞仲と飛虎の作ってくれた小屋の外で
安楽椅子に腰を掻け続けていた。
彼が椅子の上で考えることのほとんどは妲己のことだった。
妲己が狐狸精という妖怪仙人だったのを聞仲から再度聞いたのはいつのことだったか・・・
そして今やどこにも彼女はいないと聞いたのはいつのことだったか・・・
妲己について得られる情報はすべて遥か昔に聞いた。
そのいずれを聞いたあとも語り手は哀れみの目で彼を見た。
深くを知らない者から見れば彼は哀れな王だった。

地位も、名誉も、信頼さえも奪われた亡国の王だった。
しかしそんな紂王自身は自分を哀れになど思ってはいない。

彼は心から妲己を愛している。
その愛するもののために尽くせたのだ。
その事実が彼にわずかな笑顔を残す結果になったのは皮肉でしかない。
妲己に出会わなければ姜氏とともにさらなる幸せと笑みを手に入れていたはずだった
それでも出会った事実に紂王は満足していた。これ以上の幸せはないとでもいうように・・・
そんな彼を妲己は誘惑をといてからも縛り付けている。
804名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 12:54:55 ID:bKhXMwMw
会いたいが叶わない、だが会いたい、という精神の落し穴に突き落として。
安楽椅子が前に倒れるたびに会いたいと思い、
後ろに倒れるたびに叶わないと思う・・・
「妲己・・・」
紂王は声に出して名を呼んだ。死んでから初めて名を呼んだ。
呼んでから初めてそのことに気付き、自嘲気味に笑う。
まったく未練がましい男だ、と・・・
その時、紂王は頬に風を感じた。
ただの風ではない、何か懐かしい感覚をともなう風。
そうだ、妲己が頬を撫でたときの感覚だ。
思わず目を開けた。
風は目の前でつむじとなっていた。
つむじ風は木の葉を巻き込み、鳥の羽を巻き込み、砂を巻き込み起こっていた。
その勢いはみるみる増してゆき、やがて光を伴うようになっていた。
風のなかで光は人の形にかわっていく。
紂王はその様子をただ茫然と見ていた。
やがて光は急激に収縮し、完全に人の形になった。
次の瞬間、風は消え、木の葉も、鳥の羽も、砂も宙を舞った。
その中心で人の形となった光は微笑んでいた。
頭には簪をさし、その端には花をあしらった装飾がなされている。
その身は十二単衣ににた衣に包まれており、
首からは腹に『太』と書かれた珍妙なぬいぐるみを下げていた。
そして腕を通し、まとわれた羽衣が天女のようにその姿を見せた。
その姿、見紛うはずもない。
「妲・・・己・・・?」
「ただいまんv・・・紂王様んv・・・」
805名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 12:58:47 ID:bKhXMwMw
とりあえずここまです
・・・完全版おわってから活気ないな〜
806名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 18:42:16 ID:FHNtF8Ax
>>802
GJ!!
妲己たんが登場してヨカタと思ったのに太公望の縫いぐるみにワロタwww

続きwktkしながらまってるよ
807名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 17:10:25 ID:21d2ERdK
約一月ぶりの投下キタ━━(゚∀゚)━━
808名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 06:15:16 ID:zoZGXCpT
保守
809名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 03:21:07 ID:dxDQae46
保守
810名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 16:18:45 ID:EbRIjKN7
>>774
俺もキボン
811名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 03:36:51 ID:eNRBv2IW
天化×蝉玉いいよなぁ
812名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 10:16:41 ID:MeLhQ23k
あんまし接点無いのに、太公望×竜吉公主って自然に発想の中にあったなぁ。
813名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 18:50:48 ID:SP9sZ13d
接点といえば、崑崙山2での一幕ぐらいかな
そのちょと前の盤古幡を譲り受ける公主がエロい
814名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 01:00:29 ID:h5J1t+kV
あれ?劉環戦のときって会話してなかったっけ?
もし違ったら自分の脳は望竜に侵されすぎている…
815名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 18:44:40 ID:D88ecElF
コマ数にして3つか……よく覚えてたな(`・ω・´)
816名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 00:07:59 ID:Kfvctc2f
むしろ
大丈夫なのか?→心配かたじけない
って互いを気遣ってるような流れにすっころんだ俺
817名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 01:37:40 ID:GB/mQ8Dy
やっぱり「待っているぞ…」の扉絵は外せない
コミックスだと煽り文がなくてなーorz
818名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 21:41:45 ID:KoQxUrfF
>>817
完全版、そういうところも再現してればよかったのにな
819名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 23:45:09 ID:cQ1JG4BP
望竜みたいよ
820名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 10:25:24 ID:I8QVAqEU
四不象「うへへへ…もっと脱ぐッス!喜媚さんの写真でロリコン対象に大儲けッス!!」
喜媚「りぃ〜…☆」
821名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 18:05:27 ID:aaETX8pQ
超絶初心者ながら書いてみようかなと思ったりしてます・・・・。
いいでしょうか?
822名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 18:26:19 ID:pbXFn9wz
よし待とう
823821:2006/05/13(土) 19:08:17 ID:aaETX8pQ
ではお品書き。
・天化×蝉玉
・王天君×喜媚
・ナタク×碧雲or赤雲

どれが良いですか?
どれも対したエロにならないと思いますが・・・。
てか下2つマイナーだし、ナタクなんて碧雲赤雲と関わりあるのか・・・・orz
824名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 21:21:13 ID:YNJDa4Fu
太公望×竜吉公主は無いのですかorz
825名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 21:45:06 ID:6gIyjPlD
>>824がおkだったら、自分もそれ希望
826821:2006/05/13(土) 22:05:08 ID:aaETX8pQ
とりあえずネタが浮かんでいるのがこれだけなので・・・。
後々は・・・ダメですか?
827821:2006/05/13(土) 23:18:04 ID:aaETX8pQ
と思ってたらネタ浮かびました。
じゃあ最初は太竜で書かせていただきます。
828名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:54:57 ID:ytEsHlt8
久々に投下か(´Д`*)楽しみだ
829名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:57:50 ID:dza2dF99
じゃあ太竜の次は天化×蝉玉キボン
830名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 03:20:42 ID:PfYn37eG
>>827
神だ…ついに神と…!!
831821:2006/05/14(日) 08:39:16 ID:M3ghckPM
はい、じゃあ次は天蝉で。

いやいや神なんて大それたものじゃないですよ。
ここの神様方に比べたらゴキブリの様なものですから・・・・orz
832名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 10:34:45 ID:iFLzxbYC
>>831
太公望クラスですか
それはすごい
833821:2006/05/14(日) 12:44:04 ID:M3ghckPM
むしろ大腸菌の勢いで。
ちゃくちゃくと。
834名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 15:16:47 ID:rVmC99pq
>>830
吹いたw
835名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 13:33:21 ID:GAmgBDQX
太公望×竜吉マダー('A`)
836名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:13:46 ID:gSzDwZS+
武王×邑姜の人の再来を待ってる俺がsage
ああネ申よ…!
837821:2006/05/21(日) 17:38:15 ID:ydjBKbCs
あぁっ待ってくれている人が!
ごめんなさい、誤って書いたのを削除してしまいますた・・・・・・orz
今書き直しているのでしばしお待ちを・・・・m(_)m
838名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 00:53:42 ID:uU9zFrsx
慌てないでもいいさ
老子なんて三ヶ月に一度しか起きないんだから
839名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 15:55:01 ID:p1EW1/Kq
840名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 20:22:53 ID:aY53TwCv
841名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 22:20:55 ID:sCHjAupJ
842名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:29:03 ID:qVqqtD3X
今更だけど天化×蝉玉のカプって、どういうシーンから連想されんの?
連載はリアルタイムで読んでたけど、ネットで知るまで全然思いつかなかったカプだったんで。
843名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:41:40 ID:vb7GUsvu
>>842
「趙公明攻略」のとき。
天化が異常なまでに蝉玉の事を気にかけてたシーンが多々。

ゲーム版みたいに幼馴染みって言う設定だったらしっくりきてたんだろうな…
844名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:16:18 ID:yFJbUXic
そんな設定あったっけ?
俺は異聞録と通録正史しか持ってないからよー分からん
845名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:29:53 ID:3bdJG6tg
>>844
つコーエー版(つまり、フジリュー版とは別物)
846名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:59:13 ID:1bKvd++q
ああ、なるほど。トンクス。
847名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 18:18:58 ID:Bdlv4ZGa
848名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 08:59:59 ID:dWAdrQ0U
849名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 15:09:11 ID:uaTozdJi
850名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:49:37 ID:H+PPy5t3
851名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 23:11:55 ID:dEiMXEUL
852名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 22:06:01 ID:WS7BT0ov
853名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 22:14:44 ID:OLxRlHyr
854名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 22:39:44 ID:PAa7EhuG
855名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 16:13:42 ID:lYZCQPyt
856名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 16:10:48 ID:wFlEUluu
Z
857名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 19:06:17 ID:T1ph1uuG
ワラタ
858名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 22:57:12 ID:W8XdXkP/
ほしゅ
859名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 15:24:45 ID:X54N4xpr
天蝉いいよ天蝉
860名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 02:55:07 ID:4/fuOpbC
あげ
861 ◆Z9Z6Kjg2yY :2006/07/08(土) 16:38:22 ID:dsNdr9SO
もうすぐ圧縮だから、保守がてら一本書き捨てていくよ。
老子×公主。ちょっと老子が壊れ気味なので苦手な人はスルー推奨。

何度考えても老子が最初のヒトのひとりだとしか思えない今日この頃。
862名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:39:05 ID:dsNdr9SO


天の青さの下。
そこには目も眩むような豊穣の大地も煌びやかな宮殿も、まして酒池肉林などといった陳腐な楽園の姿は欠片も無い。
吹き渡る風。ぐっと近く見える太陽に照らされて立ち上る草いきれ。風景自体は地上でも眺められるものだが、しかしここは地上とは違っていた。
ここの住人には争いが無い。ただ穏やかに羊を飼い、作物の世話をし、外の世界を知ることなく土に返っていく。
世の中から逸脱した、蒼穹の向こうの、雲に包まれた霊峰。その自若を丸ごと体現したような天涯の主を求め、ひとりのまれびとが岩間に降り立った。

「まだ、このような場所が残っていたのか……」

まれびとは仙人であった。
いつも碧空に漂っていた崑崙山の浄室、常にその中で過ごしてきたまれびとをして感嘆せしめるほど、汚濁とは無縁の天地が広がっている。
思えばまれびとがその身をまっさらの外気に曝した事など、既に絶えて久しかった。
穢れを極度に嫌う血のせいで、水の幕越しに感じる世界のみが日常であった。
別に香を焚きつめた浄室が身体に毒というわけではない。しかしそこは決して開かれることの無い空間だった。
そんな閉鎖的な暮らしに倦んでいたせいか、しばし目の前の広大さに心を奪われる。

「お客様ですか?」

近くから声がする。烏羽色の髪に切れ長の目。ともすれば霧杳の中に埋もれてしまいそうな姿には、見覚えがあった。

「私をも試すというのか、ここの主は」

「……起きるのが面倒くさい、だそうです」

水先案内人の姿が自分と瓜二つというのも、伝え聞いたことだった。流石にその言葉には呆れたが。
まれびとの名は竜吉公主。水の仙女と名高き、仙界屈指の実力者。
穢れを嫌う彼女の血も単なる虚弱体質ではなく、そこらの仙道や、かつて同じ場所を訪れた太公望とは比較にもならない高貴なもの。
さらに元々外出をしないため、このような門前払いの扱いなど受けたことが無かった。

「案内には及ばぬ。そもそも私に落ちる道はあるまい」

風に吹かれるように公主は近づき、もうひとりの自分の姿に手を伸ばす。感触も何も無い。
そのまま、広がる緑と山の先へ進んでいった。雲がそれを覆い隠す。

名残さえ遺さず、桃源郷はそこに在り続ける。

863名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:40:21 ID:dsNdr9SO



(まさか、何の手掛かりも得られないとは……)

秘境に足を踏み入れて数時、早くも公主は途方に暮れていた。誰も彼も、太上老君の名前さえ知らないのだ。
最初はシラを切られているのかと疑いもした。が、挙措には何の悪意も感じない。
太公望の話によれば、太上老君は羌族の村の中に紛れているらしい。
草原を転転とする遊牧民を当ても無く探しても、見つかる望みは薄い。
手掛かりを求めて遂にゆかりの地の桃源郷に至るも、そこでさえ彼の情報は皆無だった。
邑姜が取り仕切っていた頃であれば居場所ぐらいは突き止められたかもしれないが、今は彼女は周で辣腕を振るっている。

どこに居るかも分からない、よしんば巡り合えてもどのように接触を図ればいいのだろう。
太公望ですら、太上老君とまともな話が出来るようになるまで半年もかかったことを考えると、見通しは絶望的でさえある。
ふと目を上げれば、人間界のそれより遙かに眩しい空が全てを包んでいた。
思わず溜息。考えただけで気が遠くなる。かと言ってここまで来てしまっては後戻りも叶わない。

「何かお困りですか?」

突然穏やかな静寂が破られる。咄嗟に公主は声のした方――真後ろへ振り返る。ひとりの仙道と一匹の霊獣が目に入った。

「おぬし……申公豹か!」

「言われずとも自分の名前ぐらい知っていますよ。ねえ黒点虎」

「そういう意味じゃないと思うけどなぁ……」

奇抜な装いに、能面のような顔。手には名にし負うスーパー宝貝の頂点に立つ雷公鞭。
仙界最強とさえ呼ばれる力と全く行動の読めないところなどは、ある意味宿敵の妲己らを上回る厄介さかも知れない。

「私に何のようじゃ」

「特には。ただ、桃源郷に客人が来ることがとても珍しかったもので」

「ボクの千里眼にたまたま引っ掛かっただけなんだけどね。要はヒマ潰し」

「私はおぬしらに付き合う時間など無いぞ」

「いえ、時間は取らせません。太上老君に会いたいのでしょう?」

公主は答えなかった。図星を突かれるというのはあまり良い気分ではない。厄介者相手なら尚更だ。
太公望が毛嫌いしつつも一目置く申公豹の来訪。いったい何を意味するのだろうか。
確かに彼は以前からの宣言どおり中立を保ち続けている。むしろ仙界大戦の危急を聞仲の襲来に先んじて崑崙に伝えたところなど、こちら側によっている気もする。
(かつて彼がある道士をそそのかして崑崙に反旗を翻させたこともあるが、それは公主の与り知らぬことだった)
太上老君の唯一の弟子でもある。黒点虎の千里眼を用いれば位置を把握することも簡単。何より……初めての手掛かり。

864名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:40:57 ID:dsNdr9SO

「おぬしは、何をしに来たのだ」

「僭越ながら一言だけ助言を。……眠りなさい。そして、夢を見るのです」

「夢?」

「ええ。夢には、人の望みが映るものです。太上老君は世を捨てたとはいえ、夢の世界まで捨てることは出来ません」

「…………」

申公豹の言葉は期待外れもいいところだった。思わず公主が渋い顔をすると、彼は笑って続けた。

「どうせ貴女に老子を引き合わせても、彼を起こすことは出来ないでしょう?」

「確かに……」

三大仙人の重要な会議ですら居眠りして、決して目を覚まさなかったと言われている太上老君。
養女の邑姜にさえ滅多に起きた姿を見せなかったと話を聞いた事を思い出す。今まで顔も合わせた事が無い者が起こせるだろうか。

「では、私は失礼しますよ」

「もう? 申公豹はまったく気まぐれなんだから……」

小さくなる白い影を公主は黙って見送った。得られた情報はたったの一言。
半ば諦めが頭をもたげてきていた。またかすかな溜息が草間に流されていく。眠って夢を見れば済むのなら、わざわざこんな辺境にまで来たりはしない。
所詮は道化の戯言、と公主は申公豹の言葉を頭から切り捨てようとする。

「しかし……」

彼らが飛び去った空。目を射る陽光は既に傾いている。村人たちに太上老君のことを聞きまわっていたのが思いのほか時間を食ったらしい。

(どうせ、たまの遠出だ)

最初に訪れた、桃源郷の長老の家らしき館に宿を請う。妙なオーラを出していたが仙気はさっぱり感じない。
無機質なのに冷たい印象の無い、不思議な境涯。探し人のことを別にすれば、公主はここを気に入っていたようだ。
桃源郷の空は日が落ちても澄んでいた。思えば崑崙山が墜落してからは前にも増して浄室に籠りきりで、月の光さえ碌に目にしていなかった。
簡素な牀に腰かけ、窓からの眺望を味わう。が、それも唐突に現れた睡魔の囁きで途切れる。
外出の疲れが出たのだろうと、深く考えずに公主は眠りに落ちていった。

865名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:42:03 ID:dsNdr9SO


「誰――――誰?」

霞がかかった視界。いや、それは紛れも無くこの空気を取り巻いている。硬い岩肌。澄んだ空気。
何もかもがかつてあったもの。そして今は無いはずのもの。

「鳳凰山……?」

彼女が最も多くの時を過ごした場所。かの仙界大戦で崑崙山脈もろとも地に落ちたかつてのそこに、公主は立っていた。

「私を呼びつけたのは、誰?」

抑揚に乏しい、しかし妙に耳に残る声が聞こえてくる。直感による確信があった。
振り返れば、空気の白さに呑み込まれそうな人影。伸び放題の淡い緑髪は、どこか桃源郷の草原を思わせる。

「おぬしが、太上老君――――老子じゃな」

公主の問いに、老子は黙って視線を向ける。金色の瞳からはわずかな移ろいのきざしさえ窺えない。まるで人形と話しているようだ。

「誰? 勝手にあなたの夢に引きずり込まないで欲しいのだけど」

「私は竜吉公主と申すもの。故あっておぬしの――」

「どうして私がここにいるのか。申公豹は、割と嘘はつかない」

口に出そうとしたことを先んじて言われ、公主は目を丸くする。
けれど老子は、大したことも無いとでも言いたげに表情を変えない。

「ここはどこか。ここは夢の世界。あなたの夢の中。夢の世界は当人にとって最も深い記憶のあるところから始まる。丁度、太公望にとっての羌の集落のように」

開いているかどうかも疑わしい口唇から滔々と言葉が紡ぎ出される。その声に縛り付けられたかのように、何の反応も出来ない。

「あなたの言いたいことは、全て分かっている」

目の前の気配は、明らかに何かから逸脱していた。現実ではないはずなのに、確かに存在する。
公主は知らず身を硬くした。

「私があなたに力を貸すか? 否、それは無駄だから」

「無駄、だと……」

いきなりの完全否定に公主は動揺する。一体何のためにここまで来たのか。話さえ聞かずに、理不尽ではないのか。

「少しでも太公望たちの力になりたい、と。確かに太公望が太極図を使えるようになったのは私のせい。けれど、それだけ。あなたには関係の無いこと」

「私の身に、盤古幡は重過ぎるのか?」

「そうでもない。そもそも、太公望に太極図を渡したのは、彼が本来そうあるべき存在だったからに過ぎない」

邑姜や申公豹が見ていたら驚くだろうか。夢の中とはいえ、コミュニケーション不適応者の彼がいつになく饒舌なことに。
彼の言葉は今、少しばかりの感情を持っていた。

「桃源郷の住人には、皆同じような言葉を返されたはず。そこには、個が無い。どうしてか、分かるかな」

866名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:43:37 ID:dsNdr9SO

「…………いや」

「私がそれを嫌ったから。幾千、幾万の日月と共にたゆたうのを止めないのも、それゆえ」

いきなり話が飛ぶ。今更ながら、公主はどうにも老子と気質が合わないような気がしてきた。
弟子が弟子なら師匠も師匠。非常識の塊のような彼ら師弟にもどうやら適応されているらしい。
老子は相変わらず勝手に言葉を続ける。

「あなたは確かに強い。盤古幡を持てば聞仲や妲己とも渡り合えた。その心根は真直ぐで、神聖でさえある――しかし、脆い」

「脆い……?」

「ただ待つのは、矜持が許さない。戦いに赴くのは、血気に許されない。これ以上強くなっても結局は無駄なこと。私にはもう分かっているんだ」

「だから、私はおぬしに」

無理を承知で、三大仙人たる老子にそこを何とかしてもらうために、あれほど探し回ったのだ。
既に歴史の道標との戦いの足音が近づいている。おいそれと退く訳には行かなかった。仙人としての実力なら、太公望にそこまで劣っているとは思っていない。
公主は意固地になっていた。けれどそれは、老子の最も厭うところである。やがて老子は気だるげな表情を反らす。

「そんなに戦いたいのなら、私より適任がいるよ。おいで」

声がしてすぐに、どこからともなく明らかに生物の出すものでない、奇妙に耳障りな音が聞こえてくる。
殺風景な鳳凰山の空と霞の風景の中では、ことさらに浮いて聞こえた。

「この子は特訓くん。全てのスーパー宝貝の能力を持っている。それじゃ、がんばってね」

「な、待て! ここまで来て――」

慌てて詰め寄ろうとする公主をすり抜けて、老子は夢の中空へと昇る。その間にぎこちない稼動音を響かせながら特訓くんが立ちはだかる。

「幻影の次は人形の相手か……もうよい、すぐに終わらせてくれる!」

公主の周りに無数の水滴が浮かび上がる。雫に近かったそれはすぐに集束し、横殴りの瀑布と化して襲い掛かる。
霧露乾坤網。混元珠と同じく水を操る宝貝だが、こちらは水の供給を仙人界に依存しないものだ。
水は流れとなり、流れは宝貝合金をも砕く勢いのままで一気に特訓くんに衝突した。

「その程度なのかな、あなたは」

並みの道士であれば間違いなく叩き潰されていたはずの一撃は、特訓くんを覆い隠す黒い布に阻まれていた。

「! 六魂幡だと……」

「太公望だってこの子には結局夢から覚めるまで勝てなかったんだ。甘く見ないで。それじゃ、今度はこっちから」
867名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:44:33 ID:dsNdr9SO

老子が言い終わるか言い終わらないかの内に、黒い布の内側から万億の閃きが溢れ出る。
極彩色の稲妻は瞬く間に水の幕に激突し、身体を骨から灼かれるような衝撃に公主は音も無くくず折れた。

「雷公鞭……流石に彼の一撃には及ばないけどね」

嘲りとも失望ともとれる呟き。あるいはその両方か。公主は降ってくる声をただ浴びるだけだった。
何より公主自身が一番驚いていた。ただの一撃で自分が膝を突く?

「何を呆けているの」

朱い残影が視界を舞う。我に返った公主は今度は障壁を張らずに地面を転がった。すぐそばで山肌が抉られ、振動だけで吹き飛ばされる。

「くっ……今度は聞仲の……」

記憶に焼き付いていた鳳凰山が禁鞭により粉砕されていく。まるでその様は崑崙最後の時を彷彿とさせた。

(そうじゃ……あの時の、あの時の何も出来ない私では、いけない)

水の本流に再び意思が通る。露の網が禁鞭を止めようとして弾かれる。

「まだじゃ!」

スーパー宝貝とまともに打ち合えばこちらの攻撃などただ打ち消されるだけ。しかし軌道さえ読めれば攻撃は避けられる。
霧に煙る中に巡らされた霧露乾坤網が、遂に禁鞭の動きを捉えた。

「戯れは、もう終わりかな」

特訓くんから縦横無尽に躍る禁鞭は空を撫でる。全てが空振りに終わってから次の攻撃が始まるまでの隙。公主はそれを見切っていた。

「ああ、その通りじゃ」

一瞬の空白を縫う、初手と対照的な細く鋭い水の矢が直線を描く。その延長線上には不恰好な特訓くんの姿。
水の矢は狙い違わず特訓くんを貫く――――寸前で、果てた。

「なっ、そんなことが!」

一瞬、目の前の光景を疑いながら尚も水の矢を繰り出そうとして、公主は戦慄した。水が応じない。

「宝貝はもう封じたよ。太極図だってスーパー宝貝のひとつだしね」

宝貝を動かせず立ち尽くす公主の前に老子は降り立った。赤子に諭すように公主に向き合う。

「目覚めなさい。私にあなたと付き合う時間は無いの。眠いから。私の安眠を妨害しないで」
868名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:45:22 ID:dsNdr9SO

「お、おぬしの安眠など知らぬ! そもそもここは夢の世界ではないのか」

「……そう。聞き分けの無いあなたには、お仕置きが必要みたいね。もう二度と私を呼びつけようなんて考えないように」

きっとどんな鈍い人間にも感じ取れるぐらい倦怠感も露わな老子。しかしそのせいで一見して危ない言葉がなんとも緩く聞こえる。
しかし、彼は自分の安眠を妨害する存在には容赦しない。

「一体何を……?」

「そんなの直に分かること。特訓くん、適当にやっちゃって」

あまりにあっさりした声音。その意味を理解する前に公主は六魂幡に絡めとられていた。細く紐のように伸びた黒い布に身体を拘束される。

「なっ、離せ、離すのじゃ!」

「まだ使ってないものが残ってたね。まずはそれで」

特訓くんから今度は七色の光が立ち上る。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。それらはたちまちに分かれ、現れたのは見目も鮮やかな七匹の竜。
剪の両刃が合わせられ、解き放たれた竜達がおぞましい速さで公主に殺到する。
迫り来る一撃の姿はとても直視に堪えない。開いてしまった口から悲鳴すら出ない。夢の中、それを忘れさせるリアルな死地。寒い。
甲高い竜の咆哮に、公主は呑み込まれて――――

(……な……痛く、ない……)

「そりゃただ痛めつけても芸が無いよね。うん、流石は仙界でも有名だけあって、服の下も美女なのかな」

「は……?」

たまらず目を開けた公主の視界に飛び込んできたの竜は、あろうことか仙界二位の破壊力を使わずに公主の服を食い破っていた。

「なっ、や、やめろ、今すぐやめるのじゃっ!」

「しかしそれも虚弱体質ゆえに人目にさらされない……美しきは儚いとも言うけど」

高貴な血筋の公主は当然、衣服を破られるなどという辱めを受けたことなど無い。あまりの羞恥に頭が真っ白になる。
時折、竜に触れられた肌がじんわりと熱くなった。
徐々に露わになっていく裸身は、煌くばかりの美しさは、匂い立つほどの貴なる芳香を纏っている。
どれだけの仙人、道士が、それに憧れただろうか。逐一その美貌を賞賛する老子の言葉に、公主は唇を噛みしめる。

「……まさしくこれが柳腰というんだろうね。肌も、とても綺麗。……ところで、ご気分はいかが?」

「良いわけ無いじゃろうがっ」

身動きの取れないほど縛られてあちこちを竜に這いずり回られている中でも、気丈な態度は崩さない。
けれど相手が相手では、その声も虚しく響くだけ。

869名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:46:26 ID:dsNdr9SO

「良かった。もしも悦ばれたりしたら別の方法を考えないといけないからね。あんまり長い間脳を働かせるの、嫌だし」

「うっ……」

「金蛟剪、いったん戻って。せっかく綺麗なんだから、もっとちゃんと見てあげないと」

声と共に竜は退き、無残な公主の姿だけが残される。
服はほとんど食い破られて童子の身体さえ隠すには足らないほど、申し訳のようにまとわりついてるだけ。
紅潮する素肌は急峻なラインを描き豊かな双丘で結ばれる。呼吸に合わせて少しく上下する頂は桜色。
宝貝の責めから逃れようとして乱れた濡れ烏の髪が、ひどく扇情的だった。

「さて次は……うん、同じ鞭でも、こっちの方がこういう用途には役に立つかな」

三つの飾り帯、雷公鞭が白い肢体ににじり寄る。今度は何をするつもりか――身構えた公主は、

「ふはぁ……ひ、ひゃ……まさか」

声を押し止める事は叶わなかった。公主のくびれや臍(へそ)近くをまるでくすぐるように蠢いている。

「ふ、ひゃ、はっ……そ、そこはっ……」

「ふーん。こっちなんてどうだろうね……あとうるさいから少し黙って」

公主を捕らえていた六魂幡がさらに伸びてその口を塞ぐ。それでもくぐもった声を殺しきれていない。
要所は解けないようにがっちりと固めたまま、黒い布の滑る肌触りがあちこちを駆け抜ける。
少し冷やりとしたこそばゆい責め。どれだけ身体を暴れさせても、玩ぶ凶手からは逃れられない。蜘蛛の巣に落ちた蝶のごとく、追い詰められていく。

「うぐ、ぐぅっ……あっ……」

「どうしたのかな。それじゃ聞こえないよ」

強制的に呼吸を乱されて息を荒げていても、公主の目は矜持を保っていた。
藍色の瞳。公主も老子も意識していないことだったが、六魂幡の一挙一動に悶えながら向けられる憤然とした目、
そこに不意の責めが入って形のいい眉が歪められるさまはひどく支配欲を刺激する。
指一本も使われずにいいように転がされる屈辱、今まで会った事も無い他人に裸身を晒す羞恥、歯痒い苦痛。
さっきから朱を散らしたようなかんばせでいるのは、果たしてそれらだけの所為だろうか。

「どうかな、もう諦める気になった?」

「ふはっ……はぁ、は……これしきっ、あの戦場に比べれば……!」

「――そうまでして強くなりたいの。じゃあ、少し気を入れてやろうか。……まったく、夢の中といっても宝貝2つ3つ同時に動かすのは楽じゃないよ」

再び老子は雷公鞭を手に取った。前と同じように飾り帯が迫る。
黒衣が公主の肩甲骨から背中を撫で、白磁にも似た肢体を一際震わせた。そして、

「ひぐぁぁああああっ!!」

「……あ、ごめんね。少し力んじゃったみたいだ」

触れた瞬間に青白い火花が散った。無論わざとであり、手加減もしてある。しかし加減といっても仙界最高出力での話。
戦い初めに食らったあの閃光がフラッシュバックする。
870名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:48:07 ID:2sWTy2n8

「ひあっ! あうっ、ああああっ!」

鞭はぱしん、ぱしんと軽い音を立てながら公主に楔を打ち込んでいく。刹那の中、貫かれる痛みと熱さ。
それも特訓くんとの一糸乱れぬ連携でいちいち敏感なところを狙ってくる。脳漿が沸きそうなほどの刺激にたまらず悲鳴を上げる。
汗の浮き出た首筋をそろそろと忍ぶようになぞり、鎖骨を這っていく。小さな破裂音の度に公主は身体を軋ませ、切れ切れの声を吐き出す。
涙とも汗とも唾液ともとれる液体が弾ける。豊かな胸がふるふると揺れる。長い艶の浮いた髪が振り乱される。何度も、何度も。

永久に続くかと思われた責めは、いきなり止まった。

「……やめて欲しい?」

「はぁ……ふあ……は……っ……」

「ねえ、聞いている?」

朦朧を打ち払う雷公鞭の一撃。

「ぎぅあぁぁああっ! ……や、やめ……やめるのじゃっ……!」

「仕方ないね」

今まで執拗に公主を弄くりまわしていたのが嘘のように、老子は鞭を下ろした。
同時に六魂幡からも身体を縛る以外の反応が消える。

「あ……えっ……?」

「何って、やめろと言ったからやめてみたの。それにしてもあなたのここ、すごく濡れてる」

「な、何を馬鹿な……ぁぁあんっ!」

六魂幡を操らせて公主の肉体を目前まで引き寄せると、確かめるようにその蜜壷を細長い指で開く。
ぬらぬらと光る花芯を擦りあげ軽く弾くと、さっきとは別の感覚が公主を襲った。

「いくら水の仙女の二つ名を持っているからって、こうまで濡らさなくてもいいのに。それともあなたはああいったのが好みとか」

「――――――っ」

引き抜いた指。濡れて引く糸を見せびらかされ公主は言葉に詰まった。
限りなく現実に近い夢の中、ただ老子は無表情のまま公主を見つめ続ける。

「い……一体今度は……」

「いずれ分かること」

それきり老子は黙りこくった。目視は公主の広げられた蜜壷に向けられたまま。そのまま幾ばくかの時間が経って、

(う……ぅ……あん……ぁ……こ、これは……)

まるで夢の始まりのように静かだった二人(と特訓くん)の間に、いつからか荒い呼吸音が滲み出ていた。
老子も特訓くんも微動だにしていない。音の主はひとり。
雷公鞭の時の、外からの激しく瞬間的な熱。それとは異質の、内から立ち昇る煙のようなじわじわとした熱。
潮が満ちるように、徐々にそれは公主を焦らせていく。気を抜いたせいで悩ましい吐息がまた溢れ出る。声を出さないようにするだけでも必死だった。
871名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:48:49 ID:2sWTy2n8

「……ぃ……ぁ……」

「あなたは見られるだけでも感じるの」

「うぁっ、そ……そんなこと」

「じゃあ、ここからぼたぼた垂れて止まらないものは?」

言いつつ老子は公主の、今はだらしなく口を開けた蜜壷に息を吹きかけた。

「ふぅ……くぁ、ああっ……」

「だって、さっきはこんなのじゃ感じなかったよね」

本当に老子は一切の手出しを止めたはずなのに、公主の身体は細かく震えていた。乳首は痛々しいぐらいに立ち上がり、
乳房全体が目で見て取れるほど上下している。最早濡れていないところが見つけられない肌は鮮やかな赧。

「わ、私に何をした……」

「言ったんだけどな。特訓くんは全てのスーパー宝貝の能力を持っているって。そろそろ効いてきたでしょう。傾城元禳」

こともなげに言い放つと、老子は妙な棒状の物体を手品のように取り出す。
(公主は知らなかったが、それはかつて太公望を殴り飛ばした一発覚醒くんハイパーだった)

「お仕置きもそろそろ大詰め。これからしばらくは寝るたびにうなされると思うけど、自業自得だから諦めて」

とても凶悪な陵辱者とは思えない沈痛な面差し。世を捨てたものの突き放した言葉。
無機的で、それこそ一陣の風のように消えてしまいそうな姿。けれどもそれが今まで、そしてこれから公主を嬲り尽くすのだ。

「グッバイ、竜吉公主」

老子は槌の部分を持ち、柄の先端を蜜壷に向ける。文字通り悪夢のような想像が脳裏を過ぎり、

「永久に――――――」

恐怖を感じる前に、全ては律動に支配された。

「うぐ、うぁぁあ、ぐうあああぁぁっ!」

何の遠慮呵責も無い抽送が公主の内壁を蹂躙する。ごつごつと角ばった異物感。身を裂かれるような激痛さえ、傾城元禳に侵された肉体は快楽と認識する。
暴力的に感覚と精神を征服していく侵入者の攻撃から少しでも逃れようと腰を動かすも、それを嘲笑うかのように内奥に突き込み、
横にずらし、強く振動させ、休むことも許さない。柄が抜け出ようとするたびに魂魄ごと持っていかれそうになり、
子宮を叩くたびに持っていたはずの矜持が崩れて消し飛ばされていく。

「ぎゃっ、ひぅ、ふぐぁっ……! こ、壊れ、こわれるっ……あぁっ!」

何も考えられない。何も抵抗出来ない。折れそうなほど身を躍らせても、六魂幡の締め付けはますますきつくなる。
豊満な胸を強調するように突き出させると、そこに再び雷公鞭が襲い掛かる。

「ぐぁああぅああぅああっっ!!」

一瞬だけかき消えた意識も、覚醒くんの往来によってすぐに煉獄に引き戻される。
ぐちゃぐちゃと奏でられる水音は、もう人が出しているとは思えない大きさだった。抽送が一層速さを増す。
獣のように髪を振り乱しのたうつ公主には、既に何も残っていなかった。
あまりの快楽と苦痛に息さえ出来ない。一際強く、深く老子が覚醒くんを押し入れたとき、全身がばらばらに砕けるような錯覚と共に、目の前は闇に包まれた。

872名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:50:25 ID:2sWTy2n8




「んああっ」

鈍痛がする。身体に硬い何かが触れている。まだどんよりと重い頭を持ち上げて、公主は自分が拘束されてないことに気づいた。
目を開ける。そこは懐かしい、月の見える一室。どうやら寝入った牀から落ちてしまったようだ。老子との邂逅は終わっていた。

「……夢……だったのか……?」

脱力している身体に鞭打ち、とりあえず床から牀の上に戻ろうとして、公主はそれ以上の言葉を口から出せなかった。
下半身の違和感――まるであれがただの悪夢でなかったと主張するように、彼女の蜜壷は服をしとどに濡らし切っていた。


「ねえ、申公豹」

そんな様子を遥か遠くから覗く、ひとりと一匹。

「なんですか?」

「結局、あれって何だったの?」

「……夢ですよ、夢」

そう言って、申公豹はただ笑った。



“夢には人の望みが映るものです――――”


(おしまい)

連続投稿制限に引っかかったから、途中で差し替えた。
お粗末さまでした。
873名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:47:36 ID:hbVvxE9B
GJ!ついでにage
874名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 01:12:35 ID:GjSv/n9t
もうなんて言うか アレだねGJだね
875名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 18:43:01 ID:ltxtmghJ
うおおお久々の投下!
神GJです・・・!ホント萌えた
876名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 22:32:54 ID:Nqu4v161
神ktkr!!!!
GOOD JOB!!!
877名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 22:15:09 ID:neRiP3t0
>>876
GOOD JOB!!!じゃないだろ
正しくはGOD JOB!!!だ
878名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 06:25:01 ID:YVexye7E
きっと神業!!!といいたかったんじゃないかい

スレ読みなおして(*´Д`)ハァハァ保守
879名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 00:06:50 ID:tzJRoZxv
あげ
880名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:24:23 ID:KpZeEadM
連載時は公主×太公望ではないのかと思ってた時期がありました
881名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:31:22 ID:VvHBgWM+
蓋を開ければホモだった訳で

小説版の太公望も女嫌いだがね
882名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:04:01 ID:lz14ZxG9
ホモだったんかw実際は60くらいのじーさんだから女どうこう言っていられないのだろうなw
883名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:35:57 ID:Wp47UrZc
馬氏たんがいるじゃん
884名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 23:52:06 ID:OCg6IksD
覆水盆に還らずってやつか
885名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 00:41:02 ID:9g6s8uQg
最近ナタクのマザコンぶりを改めて見てみると、きっと彼は彼女に「母性」を求めるタイプなんだろうな、と不意に思った。

886名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 22:56:53 ID:9qKf28mj
ほす
887名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 11:14:47 ID:qFswfncZ
神様がた!
どうか目も覚めるような天化ものをひとつ・・・
888名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 23:04:32 ID:nD74H8V+
あげ
889名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 17:25:16 ID:bIlu5x2W
天蝉・・・
890名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 20:48:52 ID:nJIP8lDo
じゃあ便乗して天蝉あげ。
891名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 15:50:32 ID:MwgGtnuv
あげ
892名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 20:16:53 ID:LJmqjWIg
893名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 23:10:56 ID:KGPBs/q9
894名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 19:02:39 ID:dWA4GOKN
895名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:07:08 ID:tOsGaJmt
不覚にも太極図と傾世元壌の場面はアッと驚いた。
896名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 22:30:20 ID:1+wX7t99
作品のまとめが読めない。
サーバー落ちたらしいけど
897名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 19:55:36 ID:ugqN8l5X
>>896
>>1に出てるまとめページのこと?
898名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:38:42 ID:9uAlviEY
いまダッキ(元祖)×ダッキ、キビ、キジン書いてる。
来週中には投下出来そうだけど、需要ある?
899名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 00:14:08 ID:dpnTEGQm
ある。
900名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 13:35:31 ID:nX31ghIn
だっきwktk
901名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 20:04:04 ID:kLCiiWgc
wktkwktkwktk!!!!!!!!
神楽しみにしてます!!!!!
902名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:05:32 ID:Id1jd1Uj
903名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 13:31:33 ID:Vqq8meEo
904名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 15:35:08 ID:xVUiW3ZF
905名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 20:27:39 ID:kdfO+a1r
906名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 21:30:59 ID:z+qGjYow
907名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 21:49:27 ID:SW6E7JOe
前に元祖ダッキと三姉妹書くって言ってたモンです。
今週が月末月初めの週だと気付かず、忙しくて殆ど書けませんでした。
申し訳ありませんが途中まで投下します。
因みに携帯からなので、一レスが短い、改行忘れ等あるかもしれませんがお許し下さいませ。
908ダッキ×三姉妹:2006/09/02(土) 21:50:50 ID:SW6E7JOe

王都朝歌、禁城の控室に一人の娘がいた。
長い黒髪にそばかすのある顔。キシュウ侯蘇護の娘、ダッキである。
彼女はちゅう王の妃の一人として故郷から禁城へ向かえられたのだ
感情を無視した仕打ちに彼女が涙を浮かべていると、控室の扉が勢いよく開かれた。
「蘇ダッキ様ですね?私たちは宮廷エステティシャンの王貴人と」
「胡喜媚っ☆」
「−−です!!陛下にお会いになる前に美顔・痩身のエステをなさって頂きます!!」






聞いてない。
909ダッキ×三姉妹:2006/09/02(土) 21:52:27 ID:SW6E7JOe
ダッキが固まっているうちに彼女の父は部屋から追い出され、テンションの高い二人
(エステティシャン?)と取り残されてしまった。
彼女はとにかく失礼の無いようにと引き攣った笑みを浮かべるので精一杯だ。
「あ…私…エステなんてはじめてで…」
「全て私たちにお任せ下さい!!」
エステティシャンの一人、王貴人はすかさずこたえると、どこか面白そうな、高圧的な声で言い放った。
「ねっ、姉さまっ!!!」

「!!!!??」

瞬間、いきなり現れた"何か"に包まれ、衝撃が全身を貫く。
910ダッキ×三姉妹:2006/09/02(土) 21:53:51 ID:SW6E7JOe
「ああぁぁあっ!!」
思わず膝をつくと、王貴人が後ろから肩を支えてくれた。
「姉様大丈夫?始めるわよ!」
「ねえさまってだれ…きゃっっ!何をっ…!?」
王貴人はいきなりダッキの服を強引にはだけ、控えめな胸をあらわにすると
手をまわし双丘を揉み始めた。
「や、止めて下さい!そんな…」
逃げ出そうとするが何故か体に力が入らない。
それどころか妙に暑く、溶けて消えそうとさえ思えてくる。
−−何…?あつくて…苦しい…
「ハア…ハア…や、やめて…おねがい…こんなのおかし…ひゃあっ!」
911ダッキ×三姉妹:2006/09/02(土) 21:55:12 ID:SW6E7JOe
胸を掴む手が乳首をつねった。そして先程より荒く力を入れて揉み続ける
「痛いっ痛いのぉっっ!やめてぇ…」
ダッキは必死で暴れたが、意外に強い王貴人の腕からは逃れられない、
それどころか自らの力で胸に衝撃が加わり、思わず淫らな声をあげてしまう。
「んあっ…っああんっっ」
「敏感な体ね!」
王貴人が耳元で囁くと、ダッキの顔が真っ赤に染まった。
羞恥心に目をつむり、小さく頭をふるが、快感に抗えず息は荒くなる一方だ。
胸の刺激と内側からじわじわと侵略される感覚に何も考えられない。
912ダッキ×三姉妹:2006/09/02(土) 21:56:36 ID:SW6E7JOe
「−−そろそろキビの出番りっ☆」
エステティシャンの一人、どうしても子供のようにしか見えない子、胡喜媚が近づいてきた。
「姉様今度の体はどうなりっ☆」
そういうとスカートをたくし上げて陰部をあらわにし、いきなり口をつけた。
「ひああぁっ!?」
−−びちゃ…くちゃり
控室に卑猥な水音が鳴り響いた。
「こんなに濡れて…姉様の蜜、甘いよっ☆」
「いやあぁぁぁあっ!!
やめてぇっ!いやぁっ
そんな所っ汚いっ…あぅ…ひゃっ、あん!!!!」
もはや暴れるのは逃れる為ではなく、押し寄せて来る快感に我慢が出来ないからだ。
913ダッキ×三姉妹:2006/09/02(土) 21:58:27 ID:SW6E7JOe



《順応がはやいわねん…》

どこからともなく声が聞こえ、同時に体の中の熱い物が広がって息が出来なくなり、大きくのけ反る。
「っがっ!?ああああああああっ?!」
汗が一斉に飛び散った。
「順調ね!さすがダッキ姉様だわっ!」
「貴人ちゃん☆そろそろ交代だよっ☆」
愛液を貧り飲んでいた喜媚は顔を上げると、
膝立ちになっていたダッキの上半身を押し倒し、
だらし無く開いていたダッキの口に自分のそれを押し付けた。
「〜〜〜!!」
喜媚の唾液と自分の愛液の味に目を白黒させる。
914ダッキ×三姉妹:2006/09/02(土) 22:07:30 ID:SW6E7JOe
王貴人は膝だけ立てて仰向けに倒れたダッキの足の間に潜り込み、陰部に口をつけるが、
喜媚と違い、いきなり吸い付く事はせずに回りから丁寧に舐めて行った。
「んぁ…そんな……」
焦れったい気持ちと恥ずかしさは抑え切れない程だったが、
快楽に溺れた体はいうことを聞かず、ダッキは二人にされるがまま喘ぐ事しか出来なかった。







ここまでです。中途半端、文才皆無で申し訳ありません。
続きは要望があれば少しづつ書いてきます。
SSって難しいんだな…職人様は本当に尊敬しますよ
915名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 21:58:53 ID:EOl8j8tY
GJ
そんなに謙遜しなくていいよ
続きキボン
916名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 06:26:41 ID:iWPVUgFz
久々にいいSSに巡り会えた
続きを非常にキボンします
917名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 18:37:12 ID:9skw/nKn
昨日ブックオフで買った短編集の異説封神演義に萌えた。
誰か書いてくれる職人はいないかなぁ。
918 ◆Tb/dr04oKE :2006/09/13(水) 18:52:53 ID:utMo+Fci
昔、のぞみちゃん×蝉玉のふたなり小説ならどっかで見たぞ
919名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 22:37:53 ID:l66dK1OQ
≫914
大丈夫だよ。十分才能を感じさせるないようだから
920名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 22:50:01 ID:CahVwcln
>>918
うわ、見てぇ。
921名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:44:43 ID:02NaRWA7
ここは絵師はNGですか〜〜〜?
922名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:56:19 ID:r839Tsfm
923名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 03:51:04 ID:02NaRWA7
>>922
すんません。出来ればこっちのほうがいいです
924名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 06:09:39 ID:YPvc4uMO
一応

【この板の趣旨】
一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、
およびオリジナル・パロディを問わないエロ小説創作等を行う板です。

以下は禁止、より相応しい他の板でどうぞ。
キャラ単位、キャラ主体のスレッド →ピンクのキャラサロン
年齢制限付きの作品に関するスレッド →エロゲネタ&業界/エロ漫画小説アニメ/エロ同人等

>>>>画像の貼り付け →半角二次元/お絵描き・創作等<<<<

実在する人物(アイドル等)を元にした創作 →えっちねたロビー等

とあるな。
どう捉えるかはあんた次第
925名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 15:28:14 ID:RBQuh4ZN
>>924
う〜ん、それぞれのスレに、固有の雰囲気や決まりがあるから、ここだとどーなんだろ。

SS専門のとこ2つで絵師やってるけど、1にある ※条件※に当てはまってれば
いいんじゃない? みたいなこと言われたぐらいで問題はなかったんだけど・・・。
ここってどーなん?
926名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 16:06:53 ID:+6t4Go9y
半虹にスレがあるならそっちに持っていけよ。
自分で自分のこと絵師とか言うヤツは個人的に好ましくない。
スレの残りも少ないんだし、議論展開しそうなネタ持ち込まないで欲しい。
新スレ立てたって投下する人がすぐ来るわけじゃないんだし。
927名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 01:32:19 ID:EQGBYkgc
だっき×三姉妹って…;;;

ビーナス達が黄河陣でだっきを弄ぶ場面想像してしまった
928名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:17:39 ID:awmZDP/K
新スレか……
つか総合スレとの合流はだめなのかな
作者毎に1スレの方が良いと思うのだが
929名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 03:34:27 ID:o1JEJhAl
安能版公認の
楊ゼン×攻守
キボンヌ
930名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:33:02 ID:7bJkn8Cf
ヨウゼン×ダッキ
投下予告
931名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:57:19 ID:NCBwBppf
優良有料動画配信サイト比較
http://hp43.0zero.jp/774/yudouga/
932名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:41:03 ID:ie1op3Uc
hosyu
933名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 19:22:02 ID:IsJXy78I
保守
934名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 01:28:58 ID:xSA/zjtX
天化×蝉玉見たいです。
935名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 07:21:53 ID:yH1yUPf6
hosyu
936名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 01:45:27 ID:6RxL9qLl
保守
937名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 21:03:37 ID:F64VcuUK
佐賀
938名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 19:23:08 ID:jr+zk8Sf
神降臨希望!
939名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 20:14:57 ID:e9QvHtC/
将軍時代聞仲×朱氏の婚前姦通とか……だめですか?
940名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 20:54:54 ID:gfrQuPO7
>>939
全然大丈夫
941名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 23:27:52 ID:jr+zk8Sf
普通に、公主&太公望希望!!
942名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 23:29:48 ID:jr+zk8Sf
普通に、公主&太公望、希望!!
943名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 09:02:44 ID:KlvdnUPc
神のいらっさるスレはここですか?
944名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 20:13:36 ID:njOW4N57
太公望の純愛物キボン!
945名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 16:19:05 ID:ZQNyo6Gj
久しぶりに漫画を読み返していて、ソウルが滾った。
燃燈×竜吉がすごく読みたい。
946名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 17:00:08 ID:pXx00B8e
職人さんキボンぬ☆
947名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 16:22:09 ID:xpw2W23h
邑姜×太公望が読みたいです。
948名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:16:09 ID:MfdtYR+i
あげ
949名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:19:15 ID:gMwiUSjH
>>947
おじいちゃんが教えてあげるというのが読みたいです
950名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 14:49:53 ID:MfWUzOO+
あげA
951名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 21:04:53 ID:n1wycaVq
>>947激しく同意!!
952名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 12:35:19 ID:bjFIRTAE
純愛物キボン!
953名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 15:02:33 ID:Jhsb0XeQ
聞仲の役職の太師とは何ぞやと思って調べてみたら軍師じゃん
武将じゃなくて諸葛孔明と同じ軍師なのに武力が高いとは…

さすが聞仲
954名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:02:16 ID:hdoLhpv9
>>953確かに武将と軍師一人二役だ!! くれAが続いてるので太公望希望!!
955名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 23:10:47 ID:0p8UBo9Y
聞仲は安能氏準拠じゃないとあまり活躍してなかったり
956名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:17:14 ID:Gl5O2I/c
保守
957名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 17:13:15 ID:MVaDEBbk
シチュスレってどこ?
958名無しさん:2006/11/19(日) 11:29:00 ID:bWtHP0eP
age
959名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 00:42:38 ID:3JEmp3gz
sage
960名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 01:27:38 ID:ijk3Eqh8
保守
961名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 01:49:02 ID:+moGyYeh
武吉って少数派?
962名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 02:55:03 ID:dzHSSgf2
体力馬鹿→絶倫ってことで
だっきたんの肉蛇口にされてるシチュしか見たこと無い
963名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:58:11 ID:2vzpt1yC
>>962
まずそれをkwsk
964名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 18:31:11 ID:nuAMwj/M
ヤリチンそうな楊ゼンのSSがないのはなぜ
相手は誰でもいいから楊ゼンキボン!
965名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:03:54 ID:PM3EPLXQ
>ないのはなぜ
ようぜんみたいな美形キャラに自己投影出来ないからに決まってるだろう!!
966名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:54:24 ID:1qDO/HxT
楊ゼンや普賢は腐のイメージが先行してしまってどうも上手くネタが……
967名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 18:23:01 ID:p0xn4E7V
保守
968名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 14:31:18 ID:3+ifV9Dz
奉仕
969名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 10:15:13 ID:9aKMFRFr
センギョク×ヨウゼンで五光石プレイ希望
970名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 08:46:20 ID:BggbpEcg
あげ
971名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 14:04:18 ID:n8a8FKej
次スレまでスレは生き残れるか?
972 ◆cpGE3te4tc :2006/12/23(土) 04:05:15 ID:i0Jjlit1
残り少ないですが、投下行きます。

妲己×太公望
原作終了後

このスレ初投下
流れ豚切り、リクエスト無視ですみません。
973妲己×太公望 ◆cpGE3te4tc :2006/12/23(土) 04:07:23 ID:i0Jjlit1
月のない夜だった。
月はないが、その分空一面に星が散り、草原は充分に明るかった。遠く、梟が鳴いていた。
太公望は、一人、山中で木を背に横たわっていた。
こんな夜は、決まって夢を見る。
否、それが夢なのか、太公望には判然としなかった。
現なのかもしれない、と思うたび、現であると望んでいるのかと問う声が聞こえ、
夢に違いないと思う。その繰り返しだった。
夢は、妲己の形をしていた。
「太公望ちゃん……」
月のない、けれど明るい夜。
夢は、当然のように忍び寄ってきた。
「おひさしぶりねん」
頬に触れる妲己の手は、薄い燐光を纏い透けていた。
着衣は、初めて会ったときの黒い装束のようにも、最後に見たときのようにも、
また王天君として会った狐のようにも見えた。
纏った衣類ごと体が透けて、地面でそよぐ草の様子が見て取れた。
「あらん? 今日は伏儀ちゃんじゃないのねん」
太公望の目の下をなぞり、妲己が笑う。
諦めたのん?
語りかける目を無視し、太公望はただただ視線を前方に投げかけた。
そこに、妲己など存在しないかのように。
頑なな太公望に、けれど妲己は笑った。
楽しくてしかたない。可愛らしくてしようがない。……愛しくて堪らない、というように。
妲己の笑う気配に、太公望は苛立った。苛立つ自分を悟られないよう努力した。
戦いが終わり、覚悟した死から助けられ、突如開けた明日に、初めは呆然とした。
歴史を変えた、しるべを失った。開放感と喪失感、爽快と恐怖を抱え、惑うままに姿を隠した。
飄々と流れるように過ごしながら、けれど適応するのも早かった。
これからは面白おかしく生きよう。そう生きれるのだから。
そう考えられるのに、一月とかからなかった。これは太公望の天性だろう。
さて、どんな風に登場すれば皆は仰天するだろう。
桃を囓りながら肩を震わせていた頃に、新月はやってきた。
透ける妲己は、驚き慌てる太公望に童女のように無邪気に笑い、触れてきた。
太公望の質問をはぐらかし、追求をかわし、真剣な様子をからかった。
そして、そして……。
太公望は、きっと奥歯を噛みしめた。
あの再会の夜以来、彼は彼女を退ける有りとあらゆる努力をし続けてきた。
時に伏儀として能力の限りを尽くし、時に街人に紛れて一晩を騒ぎ明かそうとした。
けれど、どれも徒労に終わった。過ぎた努力を思い出したのか、妲己が唇端をつり上げた。
「もぉ、街にはいかないのん……?」
声は、蜜のように甘い。
鼓膜から毒を流し込まれたように、太公望の体が小さく跳ねた。反応する自身の体を、
太公望は恥じた。
974妲己×太公望 ◆cpGE3te4tc :2006/12/23(土) 04:09:24 ID:i0Jjlit1
それは先の新月の夜だった。
太公望は、わざと昼のうちに街に立ち寄った。人の多い、けれど団結力の強い騒がしい街。
薬を売り、病を治し、天気を占い。街人は太公望を歓待した。酒に踊りに肴に桃。
赤々燃えるたき火の炎。
それでも、妲己を払うことは出来なかった。
やはり妲己は現れた。薄く透けた体で笑い、燐光を纏う腕を太公望に這わせ、唇で−−。
浮かれ騒ぐ人々の喧噪の中で、踊る娘達の前で、感涙にむせぶ老人の前で。
ギリ、と更に強く奥歯に力を込めた。
けれどそんな努力をあざ笑うように、首に柔らかく腕を巻き付け、妲己は耳元で囁くのだ。
「わらわはとっても興奮したわん。羞恥に悶える太公望ちゃん……」
瞬時に脳裏に情景が蘇る。脳が煮えるかと思った。
祭りの囃しに紛れるように、いつの間にか背後から回された両腕。
誰にも見えないわん、と囁く声。太公望ちゃんだけよん。
振り払おうとしても無駄だった。腕は、服の上から全身を撫でさすり、首筋を擽り、
両の耳を愛撫した。
服の隙間から浸入する指から逃れようと身を捩る太公望に、街の者達は無邪気な目を向けるばかり。
虫が入ったのだ。もう問題ない。そう誤魔化す間も、妲己の唇がうなじに吸い付く。
わらわの方が、ずっと楽しませてあげるわん
そう囁いて、着衣のままの太公望の前に跪き、大きく口を開いて。
炎に光る濡れた舌まで思いだし、太公望は唇に歯を立てた。その唇を、妲己の指がなぞる。
「あん、だめねぇん、太公望ちゃん。自分に傷をつけちゃぁん」
五月蠅い、狐。わしが自分をどうしようと−−
「太公望ちゃんを傷つけるのは、太公望ちゃん自身でも許さないわん」
頑なに妲己から視線を外し、口を開かない太公望に、妲己は笑った。
笑うまま、顔の輪郭をなぞるように唇を這わせる。
「太公望ちゃんは、わらわが傷つけてあげる。傷つけて、ボロボロのぐしゃぐしゃにして
あげるわん」
975妲己×太公望 ◆cpGE3te4tc :2006/12/23(土) 04:12:53 ID:i0Jjlit1
びく、と大きく震えたそれが、妲己の頬を叩く。わずか跳びちった汁を、妲己は舌で舐め取った。
「だめよぉん、太公望ちゃん。もっとお行儀よくしなきゃぁん」
太公望は、変わることなく前方を見据えていた。
けれどその両目は潤み、頬は上気し、呼吸はうわずり乱れていた。
太公望の衣類は、大きくはだけられていた。抵抗はしなかった。しても無駄なことを、太公望はすでに思い知っていた。
妲己は、実体を持っているかのように太公望に触れられたが、太公望から触れることは決して出来なかった。
爪一枚まで完璧に美しい光の女は、太公望に口づけながらその衣類を脱がし、あらゆる場所に口づけた。ぬらぬらと光る舌で全身を愛撫した。
そして、その舌は、いま太公望の肉棒にまとわりついている。
「……っく」
裏筋を広げた舌でざらりと舐め上げられ、堪らず喉が鳴る。思わず目を瞑ると、
性感が増した瞬間を狙いすますように、爪が先端の穴を穿った。
「……はっ、……く、ぁ」
「もっと声を出していいのよん、太公望ちゃん? そうした方がもっと悦くってよん?」
肉棒に舌を這わせながら、妲己は言った。爪を先端の穴に痛むほど差し込み、
溢れてくる液をすすっては「おいしぃん」と陶然とした声を上げる。
竿の下についた二つの袋をやわやわと片手で揉み、もう一方の手で根本を扱きながら、妲己は唇を淫靡に舐め上げた。
「でもぉん。そうやって耐える太公望ちゃん、とっても素敵よぉん。
 どこまで耐えられるのか、わらわに見せてぇん」
吐息に溶かすように囁いた唇が、肉棒の先端をずるりと飲み込んだ。
「くっ、っは……」
太公望の喉が鳴る。堪らず顔が天を仰ぐ。
先端を締められ、吸い上げられる。刺激に腰が浮く。タイミングを見計らったように、
喉の奥まで飲み込まれる。
舌が絡みついて浮き上がった血管をなぞる。睾丸を指で転がされる。陰毛を擽られる。
先端が喉に当たり、飲み込まれ、締め付けられた瞬間、急激な射精感に飲み込まれた。
だが。
「だめよん」
ぎゅっときつく、妲己の指が肉棒の根本を握った。痛みに、快楽が一瞬遠のく。
だが、先端を飴のようになめ回されると、快楽はまた怒濤のように蘇った。射精を
せき止められ、出口のない快感がマグマのように暴れ回る。
「まだイっちゃだめん。わらわにもっと悦い顔を見せてぇん」
膨れあがり、小さな穴がぱくぱくと開いてさえいる先端に口づけながら、妲己は無情に
言い放つ。太公望は、思わず顔を下向け、妲己の顔を間近に見返した。
初めて合わさった視線に、妲己は満足そうに微笑んだ。
「そうよぉん、太公望ちゃん。よぉく見ててぇん。わらわが、太公望ちゃんを飲み込む
トコロ」
目を伏せ、唇を大きく開き、妲己が顔を沈める。半透明な唇、口、頭、顔を通して、飲み
込まれた肉棒が太公望の目に映った。
暖かい妲己の口中で、生き物の様にあばれる生々しい肉棒が、舌で上顎に押しつけられる。
すぼめた両頬に挟まれて、扱かれ、先端から汁をこぼす。
こぼした汁が舌を伝って喉の奥に飲み込まれる。
全て、余すことなく見せつけられた。一度見てしまうと、もう目をそらせなかった。
透けて光る妲己ごしに見る男根は帳ごしに見る景色のように不確かに見え、
けれど与えられる快楽は圧倒的に現実的で頭が混乱する。
「太公望ちゃん、欲しい、って言ってぇん。そうしたら、わらわが最高の快楽をあげるわん」
根本をきつく戒めたまま、妲己が股間で囁く。唾液と汁で濡れそぼった男根に吐息が触れ、
震え上がるほど快かった。
「ねぇん。たった一言言うだけよぉん? 簡単でしょぉん」
裏筋を尖らせた舌でなぞり上げながら、妲己が太公望を見上げる。わざと視線を合わせた
まま、微笑んで先端だけを飲み込み、窄ませた頬でしごく。
出口をなくした精子が、頭の方まで昇ってきて暴れ回っているような気がする。
耳元でドクドクと血流が渦巻いて五月蠅い。
快楽の余り、気が狂ってしまいそうだ。狂ったらもっと悦くなれるだろうか。
出したい。
「言ってくれたら、ぜぇんぶ飲んであげるわん……」
たった一言。
一言でいい。
「わらわを欲しがってぇん、太公望ちゃん」
解放される。
976妲己×太公望 ◆cpGE3te4tc :2006/12/23(土) 04:15:00 ID:i0Jjlit1
太公望は目をきつく、痛みを感じるほどに瞑った。奥歯を噛みしめ、両目を開く。
「おぬしは、何を欲しがっておる、妲己」
震え、掠れた声で、太公望は聞き返した。
「わしの元へ現れ、おぬしは何を望むのだ」
肉棒から口を外し、妲己は口角を上げた。
「わらわを欲しがってはくれないのねん、太公望ちゃん」
きつく締められていた指が外れる。膝立ちに立ち上がり、両手を太公望の首に回す。
「わらわを手に入れたら、太公望ちゃんに出来ないことはもう何もなくなるわん」
耳に柔らかく歯を立てられ、太公望の背筋が震える。
「でも、それを望まない太公望ちゃんだから、わらわは貴方が大好きなのよん……」
声は吐息に溶かされ、耳から入って脳をとろかすように響いた。
「妲己……」
思わず腕を上げかけ、けれど妲己に触れることなく下ろす。
太公望に抱きついたまま、その動きの逐一を悟った妲己は、物も言わず太公望の体を跨いだ。
腰を、太公望に近づける。太公望の肩に手をかけ、上体を起こす。
「わらわが欲しいのは太公望ちゃんよん」
腕一本分の距離から太公望を見つめ、妲己は唇を舐めた。
「だから、もらう事にするわん」
そしてゆっくりと、見せつけるように腰を落とす。
衣類を纏っているようにも見える妲己の胎内に、けれど男根は何の抵抗もなくズブズブと沈んだ。
「うぅ、……く、ぁっ」
熟れきった果実にナイフが埋まるように、自身の分身が柔らかな内部に包まれていく。
脳内に熱湯を注ぎ込まれるような快楽に、太公望は背をのけぞらせた。
全てを飲み込まれた衝撃に、堪らず欲望が爆発した。
「あぁん、いいわぁ、ん……。熱いぃん」
指を噛みながら、妲己が歓喜のため息をこぼす。快楽に震える腹に、
内側から白い飛沫が飛び散って広がる。
「ぁぁ、ぁ、ぁん……とっても美味しいわよん、太公望ちゃん……」
腰を前後に揺らしながら、妲己が囁く。
飲み込まれるように、腹中に広がっていた白いもやが霧散して消えていく。
自分の子種を妲己が飲み込んだのだ。文字通り、体中で。
そう考えた瞬間、ドクンと再び肉棒に血が集まる。妲己が、ぁん、と小さく喘いだ。
「すごいん、太公望ちゃん。もっと大きくしてぇん」
自分の中に埋め込まれた男根を見せつけるように、妲己が体をのけぞらせる。
後ろに手をついて、腰を前後左右に揺らし、膣全体で締め付けてしごき上げる。
痛いほどに締め付けられ、ふっと緩まされた瞬間、とうとう我慢の糸が切れた。
「あぁんっ!」
妲己が高く鳴く程に、腰を強く打ち付ける。ぐちゅぐちゅと濡れた音が立つ。
豊満な胸がゆさゆさと揺れる。もう無我夢中で太公望は男根を突き上げた。
「あん、あん、あぁんっ。大きいん、大きいわぁん。もっと、もっと奥までぇん」
奔放に喘ぎながら、太公望を煽る妲己に脳が沸く。余裕をはぎ取って哀願させたいと思う。
けれどそれが叶ったことは一度もなかった。
「太公望ちゃん、もっとぐちゅぐちゅにしてぇん」
淫らに腰を踊らせた妲己に飲み込まれそうになる。快楽のあまり腰がガクガクと震える。
あっと言う間に復活させられた肉棒は、早くも限界を迎えようとしていた。
余裕もなくただガンガンと突き入れ、妲己の体を使って男根を扱き上げるような動きしか
出来なくなった太公望に、妲己が上半身を起こす。
977妲己×太公望 ◆cpGE3te4tc :2006/12/23(土) 04:18:01 ID:i0Jjlit1
「あふぅん……」
角度が変わり、当たる場所が変わって新しい快楽の吐息を吐きながら、細い肢体が抱きついてくる。
豊かな胸が押しつけられて柔らかく潰れる。
「太公望ちゃん……わらわに出して」
情事の最中に似つかわしくない、静かな水のような声で、妲己はねだった。
太公望はきつく奥歯を噛みしめ、ぐっと力を込めた腰を妲己の中へと突き入れた。
「あん、あぁんっ! もっとぉ、もっとずんってしてぇんっ」
耳元で喘ぐ声に引きずられ、腰を乱暴に打ち付ける。ぱんぱんと乾いた音が高く響く。
呼吸が乱れる。腰を押しつけ合うタイミングが合い、乱れ、また合わさる。
深く深くねじ込もうと、太公望の手が妲己の腰へと回される。
だが、両手は柔肌を掴むことなく、むなしく空中を掻いた。
つかみ損ねた両手を、思わず見つめる。耳に、妲己が唇を寄せた。
「駄目よん、太公望ちゃん……今は、何も考えては駄目ん」
引き絞るように膣に力を込め、
「あぁん、いい、いいぃん!」
我を忘れたように淫らに嬌声を上げる。それから目をそらすように、太公望は両目を強く瞑った。
その顔は、快楽に歪んでいるようにも、苦行を堪え忍んでいるようにも見えた。
それを確かめ、妲己の顔が笑みに歪む。
「あ、あ、あっ。だし、出してぇ、わらわに出してぇんっ!」
ひときわ激しく踊った腰に、太公望の眉根が寄った。男根から白濁が飛び散る。
びくびくと激しく痙攣した肢体が、やがてくたりと太公望に寄り添う。
二つの荒れた吐息が夜に吸い込まれる。
時間をかけて、吐息は徐々に収まっていった。体の熱も。そして。
「……おぬしの、望みはなんだ」
真摯な眼差しが、妲己を真っ直ぐに見つめた。
「おぬしは何を望む、妲己」
視線の先で、とろけきった表情を消し去った妲己が、ただ婉然と微笑んだ。
「女の秘密を知りたがるなんて、野暮ねぇん、太公望ちゃん」
その笑みが、儚く薄まった。太公望が吐き出した白濁に染まるように、妲己の体がぼやけ始めた。
「また逢いに来るわん、太公望ちゃん。その時には、わらわのものになってねん」
消えゆく妲己に、太公望は言葉をかけなかった。かけても無駄であることを、太公望は既に知っていた。
ただ、一度として妲己に触れることの叶わなかった手を、爪が食い込むほど強く握った。

翌朝、太陽と共に目覚めたとき、太公望の周りに昨夜の痕跡は何一つなかった。
はだけられたまま直した覚えのない服は、眠りについたときと同様きっちり着込まれたままだった。
夢の残滓を追うように、太公望はしばし動かず、体の隅々を探った。
どこかに、妲己の痕跡がないか。傷の一つ、痕の一つでも良い、残されていないか。
だが、それはやはり徒労に終わった。
そして太公望は立ち上がり、思うのだ。あれは、夢に違いない、と。
現であれば、今度こそ、自分が妲己を取り逃がすはずはない。
最後に伸ばした手が、再び彼女に届かぬはずはない、と。
自分に言い聞かせるように、思うのだった。



お目汚し、失礼しました。
978名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 04:22:57 ID:kMSQqqMD
リアルタイムキターーー!!!妲己たんに触れないなんて!触れないなんて!
ただちょっとラスト一行は余計だったと思うよ。謙遜よくない。職人超GJ!
979名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 17:47:36 ID:3nC5ZEpm
非常にGJ
980名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 13:53:49 ID:0MaWJ6Zl
うおおお超エロイのキター!!!!!GJJJJ!!!

ところで次スレはどうする?
この過疎っぷりだと、総合に合流した方がいいのかな・・・と
思ったりするんだけど。
もし立てるなら立てるし。
981名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 18:19:19 ID:a5dxOddH
やっぱ妲己はこうだよなwwエロいのGJ!

もし合流するのなら、早めに総合の住人に話振らないとな。
もうすぐ圧縮で落ちるぜ。
982980
総合の方に書き込んでおきましたー。
どっちにしてもこのスレは1000まで到達させたいな。
落ちる前に。