1 :
名無しさん@ピンキー:
φなるあぷろーちに関するとってもエロいSS募集中
君たちの萌えたぎる妄想をこの板に!!
お嬢とか
3 :
名無しさん@ピンキー:04/12/16 19:53:08 ID:Ctc+nDuE
>2
誰でもいいですよ
4 :
名無しさん@ピンキー:04/12/16 23:17:43 ID:l4HAP5g+
キタ〜φφφφφφ
神よガンバレ!
どうせならプリンセス総合とかにしたら良かったんじゃないか?
そしたらWwishとかもいけるし…
6 :
名無しさん@ピンキー:04/12/17 10:00:13 ID:rb8Ed/G1
細かいことはきにしな〜い
7 :
名無しさん@ピンキー:04/12/17 19:38:44 ID:rb8Ed/G1
age
プリンセスソフト・ギャルゲー総合スレでよかったんじゃないの
じゃあこのスレが即死したらそれで立て直しという事で。
10 :
名無しさん@ピンキー:04/12/17 23:45:01 ID:XMdsv/Or
いやコレの方がイイと思う。笑穂が明鐘を犯す感じをどなたかヨロスコφ
→なかへ入る
引き返す
序盤しかまともに見なかった…確か、
国家レベルのお見合いのテスト
→実はその裏には腹黒な妻を夫がいかに躾けられるかということも含まれていた
→裏では親御さん承認
→西守歌は出るところは出てる
→明鐘と一緒に西守歌を調教
→西守歌ナレーション「こうして、愛と苦難の日々が始まったので〜す、つづく!」
13 :
名無しさん@ピンキー:04/12/18 21:00:48 ID:usim290v
明鐘かお嬢でキボン
14 :
名無しさん@ピンキー:04/12/19 02:07:47 ID:eWszEKJN
誰かアニメの最終回が冷めやらぬうちに投稿を!
15 :
名無しさん@ピンキー:04/12/19 03:04:24 ID:1qFstUvS
関西は放送が火曜日深夜なり
16 :
水原明鐘:04/12/19 04:45:06 ID:jjkwR1eh
私じゃ……ダメ?
17 :
名無しさん@ピンキー:04/12/19 11:37:33 ID:eWszEKJN
∩
( ゚∀゚)彡 明鐘!明鐘!
⊂彡
(_,''' ▽ '')
19 :
水原明鐘:04/12/19 21:57:43 ID:jjkwR1eh
に…兄さん…いきなりそんな所は…
20 :
名無しさん@ピンキー:04/12/19 22:54:34 ID:eWszEKJN
キボンキボンキボンキボンキボンキボンキボンキボン
21 :
名無しさん@ピンキー:04/12/19 23:18:40 ID:d6JneFfg
明鐘は一人でぐちょててε
えみりんマダ〜〜???
22 :
名無しさん@ピンキー:04/12/20 00:11:58 ID:TQf7QLGE
もう明鐘でもえみりんでも何でもいいからキボン
23 :
水原明鐘:04/12/20 02:32:36 ID:0Am6cZ27
ぇえ!?…私と!?
私そんな趣味はないょ!?
24 :
名無しさん@ピンキー:04/12/20 03:07:01 ID:u+Rd/Nnv
はぁ〜神はマダεε
暇だから明鐘で遊ぼうかなー
Φなるあぷろーちのアニメは何回か見たんだけど設定がよく分からないから
な、知ってることといえば、ヒロインが落下傘降下資格持ってる事位だし。
・・・何か軍事版辺りで真綿で首を閉めるが如く絞殺されそう
普通に覗きのできるあの高精度偵察衛星があればなんでもできる。
金持ちか科学者がいると、ドラえもん並にいろんな都合のいい道具が出てくるなw
百合佳以外は未経験ぽいな。
アニメで最も興味を引かれたのは、
いったい円谷プロがなんの協力をしてんのかって事だった。
F-15戦闘機のところとか偵察衛星とか?
俺が気になったのはオープニングのどのカットを
湖川友謙が描いてるかってことだったな。
ムチャクチャ久しぶりに名前を見た気がするよ。
エロくNeeeee!!!
ヽ(`Д´)ノ
33 :
名無しさん@ピンキー:04/12/21 20:33:26 ID:DXUU+p9M
200X年12月24日 都内某ホテルの一室
(涼)「明鐘・・・」
(明鐘)「兄さん私を食べて」
(涼)「・・・・」
(SD明鐘)この後の展開を大募集中!!つづく!!
そこへ窓をブチ破って西守歌登場!!
西守歌「オンドゥルラルギッタンディスカー!?」
36 :
名無しさん@ピンキー:04/12/22 20:25:06 ID:57Og7yAD
∩
( ゚∀゚)彡 明鐘!明鐘!
⊂彡
_ ∩
(;゚∀゚)彡 西守…
⊂彡 明鐘!明鐘!
空から謎の裸美少女が窓を蹴破って登場
>>38 「うっ、股間にガラスの破片が…、痛たたたっ」
>>39 ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ところでなんで[はにはに]はエロ画が出回ってて[Φなる]は出回ってなんだろうかと小一時間…
>41
アニメだけの人?
はにはに…原作えろげ、えろえろシーンてんこ盛り
φなる…原作ぎゃるげ、えろえろシーンどころかぱんちらもNG
似たような絵でいいなら、西又・SHUFFLE・JOKER TYPEで検索すべし。
絵を描く側としてもべっかんこうの絵の方が西又絵よりも
似せやすいような気がする。
西又画は、似せにくいかもしれいが、似せてしまうとどのキャラも同じ顔になるのが難点だ
46 :
名無しさん@ピンキー:04/12/23 21:55:24 ID:YDgbPs1G
早く神が降臨しないかな〜
しないかな〜(´・ω・`)
漏れは('A`)メンドクセ
涼「明鐘、クリスマスプレゼントだ」
明鐘「なになに?」
涼「パンツだ」
明鐘「…」
ハル「お約束…だな…」
49 :
名無しさん@ピンキー:04/12/24 20:11:37 ID:oeu6Jn2d
>48
.__
/__|__
/_了 ゚Д゚) 軍神降臨!!
(|〆/|)
/|  ̄ |
∪ ∪
西守歌「涼様にクリスマスプレゼントです!」
涼「お、何だ?」
西守歌「ワ・タ・」
バタンッ
明鐘「ダメーーーーッ!!!!」
……。
こうして相変わらず俺の貞操は守られていた…。
51 :
ハル:04/12/24 23:00:20 ID:notdQIxc
・明鐘が修学旅行に行ってる間に、風呂でいちゃつく涼と西守歌
・明鐘が学校に行ってる間、涼の部屋で何かしている涼と笑穂
西守歌「御曹司は、結局激しく愛し合ったその女性と引き裂かれてしまったのです」
明鐘「西守歌ちゃん、何が言いたいの?」
西守歌「やがて、御曹司は仕方なく結婚した相手が亡くなった後、かつて愛したその
女性を思い出してしまったのです。その方はもう亡くなっていました。調べたところ。
その方にはわたくしと同じ年頃のお孫さんがいらしたのです。」
明鐘「それが、私?」
西守歌「愚かなこととお笑いになるかもしれません。自分の果たせなかった思いを
わたくしと明鐘さまが結ばれることで果たしたいと、おじい様は考えたられえたようです。」
明鐘「西守歌ちゃんは嫌じゃなかったの?」
西守歌「最初は嫌でした。 会ったこともなかったし女同士だったのですから。
でも!今は!同情でもいいですから!だから、これを2人が出会えた証に・・」
明鐘「これって・・・バ、バ、バイブ?」
西守歌「賞味期限は明鐘さまが素敵な方をお見つけになられるまでということで」
西守歌「いいえ、呪いのアイテムですわ。 明鐘さまが誰とも結ばれないように
それを毎晩使ってくださいませ。そうすれば、いずれ物足りなくなったとき
わたくしを呼んでくださるかもしれませんでしょ」
明鐘「・・・・。賞味期限、早めに切れてくれるかな」
西守歌「わたくしは!!」
西守歌は明鐘に抱きついた。
こういうので激しいやつキボン
ワロタwwww
ワロタ
しまった二重火器庫…
58 :
名無しさん@ピンキー:04/12/26 02:11:36 ID:47O22YRE
そろそろ神降臨キボン
59 :
結婚式:04/12/26 02:25:42 ID:ehq9d5pC
神父「では誓いのキスを」
涼「西守歌…」
西守歌「涼様…」
明鐘「ダメーーーーー!!」
ドーーン!!
涼「(´・ω・`)!?」
60 :
名無しさん@ピンキー:04/12/27 13:14:51 ID:SxrAp4Hv
age
明鐘「西守歌ちゃん、お願い!いますぐ法律を改正して!」
西守歌「はい?別に構いませんがどの法律を変えるんですか?」
明鐘「私は兄さんや西守歌ちゃんやみぃちゃんや笑穂さん、みんなが好きなの!だから全員と結婚できるようにして!」
(_,''' ▽ '')
お嬢のGOODエンドだけは唯一の例外?
涼…明鐘にキスくらいしてやれよ…('A`)
ウィッシュのエロでもいいですか?
66 :
陸奥笑穂:04/12/29 12:16:18 ID:ZRzt+mnO
60にもなってまだまともなエロが一つも来てないしいいんじゃないか?
同じプリンセスアワーだし。
明鐘「兄さん私のパンツ盗った…?」
涼「え?そんなわけないだろ!!」
西守歌「あ!ごめんなさい!」
鐘&涼「!!??」
あけおめ〜〜ぇえエロ
71 :
名無しさん@ピンキー:05/01/01 02:07:22 ID:8POyYGX+
_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
デケデケ | |
ドコドコ < 神まだーーーーーーーー!!? >
☆ ドムドム |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _|
☆ ダダダダ! ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
ドシャーン! ヽ オラオラッ!! ♪
=≡= ∧_∧ ☆
♪ / 〃(・∀・ #) / シャンシャン
♪ 〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
|| γ ⌒ヽヽコ ノ ||
|| ΣΣ .|:::|∪〓 || ♪
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
ドチドチ!
大吉なら神降臨
73 :
【大吉】 :05/01/01 16:31:34 ID:XycVv7Wo
test
年明けても笑穂→明鐘レイプンはまだなんですかー?
75 :
明鐘:05/01/02 00:25:20 ID:T9A57zi9
明けましておめでとう
76 :
名無しさん@ピンキー:05/01/05 16:28:33 ID:o6PoRzyR
_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
デケデケ | |
ドコドコ < 神まだーーーーーーーー!!? >
☆ ドムドム |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _|
☆ ダダダダ! ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
ドシャーン! ヽ オラオラッ!! ♪
=≡= ∧_∧ ☆
♪ / 〃(・∀・ #) / シャンシャン
♪ 〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
|| γ ⌒ヽヽコ ノ ||
|| ΣΣ .|:::|∪〓 || ♪
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
ドチドチ!
ほんとにミキとエミホはかわえいな
78 :
名無しさん@ピンキー:05/01/08 18:16:20 ID:+otl3gbk
(C67) (同人誌) [JOKER TYPE×HEART WORK(鈴平ひろ×西又葵)] MY STORY (Monochrome W〜wish〜 φなる・あぷろーち).zip 14,973,873 2c9cadfda0f9c0c6dde0575b1c445c61
俺の明鐘は渡さない
80 :
名無しさん@ピンキー:05/01/10 00:11:10 ID:72gzS7C3
俺の明鐘は渡さない
81 :
名無しさん@ピンキー:05/01/10 00:11:50 ID:72gzS7C3
俺の明鐘は渡さない
82 :
水原明鐘:05/01/10 02:21:38 ID:xvP4IUNw
私は兄さんのものだよ?
84 :
名無しさん@ピンキー:05/01/10 20:49:45 ID:+X8gz1jR
∩
( ゚∀゚)彡 明鐘!明鐘!
⊂彡
>83
西守歌ならもっと都合良く作る
多分明鐘メインできてる喫茶店の常連だと思う
86 :
名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:30:39 ID:UW6IHMSU
age
ちょっと書こうかなぁと思ったが、ゲンガーのエロドジンシがあるとは。
よし、買ってきてから漏れが何か思いつくままに…
書くとしたらキャラは誰がいいんだろうか。つーか駄文でもイイ?
88 :
名無しさん@ピンキー:05/01/13 21:28:04 ID:UW6IHMSU
>87
期待age
駄文でもキニシナイ!
とりあえず明鐘キボン
90 :
87:05/01/13 22:04:54 ID:O1kE1jAs
えっ!? 明鐘でか?
つーか他スレみてオモタンだが、この板の方々、スゴイ技量だ。
向こうの板からこっちに初めて来たのだが…うーむ。
ちらっと書いてみたんだが、西守歌が夜這いに来たところを逆に…
つー感じで書こうと思っていたんだが。
明鐘だったらか。
本編一応コンプしてあるが…あの設定で一線超えさせていいんだろうか?
激しく疑問だが…
ど う す れ ば い い ん だ
とりあえず書いてみよう。
つーか長くなりそうで鬱。
>87
松浦先輩書けた素晴らしいけど。期待してます
92 :
87:05/01/13 23:18:04 ID:O1kE1jAs
んじゃ少し書けたから投下してみるか。
おかしいところとかあったら指摘キボン。何せ漏れ文章書くの経験不足。
ちょびちょび書いていくやーね。
93 :
87:05/01/13 23:19:16 ID:O1kE1jAs
静かな夜更け。月明かりが僅かに照らし出す部屋。
さあ寝るか。そう思って眠りにつくような時間帯。
誰かが部屋のドアを開ける。ノックはなしだ。
ぼんやりとした目で闖入者を探ってみる。
薄紅色のネグリジェを身に纏い、手には枕を? ……って西守歌!?
「お前! 何……!!」
「しっ! 静かに、涼様。明鐘様に気づかれますわ」
怒鳴ろうとした矢先に手を突き出され、沈黙。
眠気などすっかり覚めてしまった。
94 :
87:05/01/13 23:21:02 ID:O1kE1jAs
「ねえ、涼様。一緒に寝ても……?」
「ちょ、ちょ……ええい! ってもうベッドに入っているし」
待てをかける暇も与えずに西守歌は涼のベッドに潜り込んでくる。
追い出そうにも、西守歌の手強さは身を以て知っている訳で。
結局は背中を向けあうという形で、それを受け入れる。
「…………」
「…………」
しばしの沈黙。背中合わせに互いの温もりを感じあっている。
くすぐったいような、そんな時間が何分か過ぎたところで、西守歌が口を開いた。
「涼様。私たち、そろそろいいですわね?」
「……そろそろ? って西守歌、まさか?」
「そのまさか、ですわ。涼様」
95 :
87:05/01/13 23:22:55 ID:O1kE1jAs
そう言うと西守歌はベッドを抜け出し、しゅるしゅるとネグリジェを脱ぎ出す。
異性の前で、なかなかの脱ぎっぷりだ。……などと感心している間もなく下着姿になる。
目を離すことなどできなかった。できるはずもなかった。
この少女に惹かれている。それもどうしようもないほどに。
それを単に認めたくなかっただけだ。あの日までは。
たしかに、俺はこういうところも含めて西守歌のことを好きになったんだろう。
覚悟を決めるのは容易いことだった。
96 :
87:05/01/13 23:27:44 ID:O1kE1jAs
…時間かかった割にはアレダナァ。
もうチョイ書けたらチョコチョコ投下するよ。
…はてさて、明鐘出すべきか否か。困ったところだ。
んじゃまた後日。
のんびりと書くからマタナー。
支援
神ガンガレ!
99 :
87:05/01/14 22:31:17 ID:PeCMmhUF
(いつだったかも、夜這いされたんだったよな……)
男の方からではなく、女の方からの夜這い。しかも反応まで見越されていた訳で。
思い出すと、なぜか妙に悔しくなってくる。
あの時は、慌てふためくのが精一杯だったが、なんというか今は不思議なくらい落ち着いている。
この状況を逆手に取って、溜飲を下げてやろうかと言うほどに。
押されっぱなしでは気が済まない俺だった。
こんな状況ですら、自分を見失わないというか、なんといえばよいのやら。
この場の雰囲気を別の意味で楽しんでいたのだろう。
100 :
87:05/01/14 22:33:43 ID:PeCMmhUF
な、なんか想像以上に長くなりそう…?
なんとか短くまとめる方法を探らなきゃマズーな悪寒。
構成力なくてスマソ。もうチョイ時間かかりそうだわ。
謝罪しながら、続くっ!。
加油!
103 :
87:05/01/15 22:11:03 ID:5pJ858+E
少し書けたから投下してみよう。
しかしヤシのドジンシ…明鐘も混ぜて3Pカヨ。
さすがゲンガーだけに…なぁ。
104 :
87:05/01/15 22:11:37 ID:5pJ858+E
「…………」
「…………」
共に無言だが、言わずとも何を望んでいるかは互いに理解していた。
コクリと首肯し、ベッドに入ってくる西守歌。
目で追いつつこちらもパジャマを脱ぎ、こちらも下着だけの姿に。
そしてブラジャーを脱ごうとする彼女の前にそっと手を差し出す。
自分で脱がしたい、そう思っていたのだが思っていたよりは悪戦苦闘。
なかなかホックを外せない。
「涼様。ここを…こうするんですわ」
見かねた西守歌の助け船。
……なるほど。フロントの方を捻るようにするのか。
一つ賢くなったと思いながら、露わになった胸元をまじまじと見てしまう。
105 :
87:05/01/15 22:12:38 ID:5pJ858+E
白く、美しい肌。それは一つの芸術と言っても過言では……ないよな? きっと。
比較する対象など持ち合わせていないが、掛け値なく美しいと思う。
そして。……いや、わかってはいたが、西守歌のヤツ、脱ぐと結構……なんだよな。
「……やだ、涼様ったら」
頬を朱に染め、照れる西守歌。どうやらまじまじと凝視しすぎていたらしい。
落ち着きを取り戻すために大きく息を吸う。
「本当に、いいんだな?」
「……ハイ」
質問と言うより確認。一瞬の沈黙のあと、西守歌はコクリと頷き返事をする。
共に真剣な眼差しを交わす。これから先に何が起こるか。
それがわからないほど、二人は子どもではなかった。
106 :
87:05/01/15 22:17:49 ID:5pJ858+E
どこまで詳細に書けばいいのかワケワカメになってきた。
他スレ覗いたらもっと簡略化してもよさげな気もする。
その辺含めて、一通りできたら皆様方に教えを請おう。
時にプリンセスアワー見ていたらダブルウィッシュにはまってきた。
ゲーム本編やってみようと思うんだが、おすすめなのかね?
つーかギャルゲ板逝った方がイイノカネ…
107 :
87:05/01/16 00:14:53 ID:bACPY2Ir
明鐘…だしてみるか…な…
ネムネム
乙
>87氏
乙。
明鐘の登場希望。
110 :
87:05/01/16 21:39:21 ID:bACPY2Ir
ムニャムニャ。明日もはえーし投下シルナライマノウチ。
アソーレ。
…文章書くってムズカシイ。
111 :
87:05/01/16 21:39:53 ID:bACPY2Ir
「ん……」
「あ…ん…」
ちゅうちゅう、れろれろと、絡みつくようなキスをしてベッドに転がり込む。
首筋に囓りつくように吸いつき、西守歌の胸を揉みしだく。
想像していたよりもほんの少しだけ堅い気がするが、それでもやっぱり柔らかい感触。
夢中になって揉み、我慢しきれなくなり乳首に吸い付く。
「あ…ん…」
くすぐったいのか西守歌が声を漏らす。
「もう、涼様ったら。いくら吸っても母乳など出ませんわ」
「…………」
少しだけ呆れたような西守歌の声。でも決して怒ってなどはいない。
赤ん坊のように、いや、それとは違う荒々しさで黙々と西守歌の左右の胸を貪る。
はふ、と西守歌の熱っぽい声で、こちらもいよいよ我慢ができなくなってくる。
股間はもう欲望を抑えきれず、歓喜の先走りすら流していた。
112 :
87:05/01/16 21:41:51 ID:bACPY2Ir
「それじゃ…いくぞ」
「…はい」
名残惜しいが、西守歌の胸から離れる。胸元は自らの唾液でぬらりとしている。
ショーツを脱がせにかかる。先ほどのブラジャーとおそろいの薄紅色をしているが……?
「おや、これって……?」
「え、あ…その、えーと、あの」
頬を朱に染め、あたふたと西守歌の返答。しかしこの状況で誤魔化すことなど無意味だろう。
股布に触れてみると、うっすらと湿っている。どうやら西守歌も濡れていたらしい。
彼女も喜んでいたようで、こちらとしても満足であるのだが。
……とはいっても、それに浸るつもりもなく、自分も一糸纏わぬ姿となる。
荒ぶる気持ちは抑えきれないが、ほんの少しクールダウンしてから胸元に引き寄せる。
(……改めて思うと、小さく華奢な身体だなんだよなぁ。)
俺は男で。西守歌は女で。改めてそのことを認識し直す。
興奮してはいるのだが、でも頭は少し醒めた感じで西守歌の温もりを味わう。
この先の行為に及ぶのは、無論初めてで。そして西守歌もそうなんだが。
年上の余裕を見せる訳ではないのだが、せめて少しでも落ち着こうと思い始めた。
113 :
87:05/01/16 21:43:03 ID:bACPY2Ir
ムニャ。
エチイの昔、一回しか書いてねーからなぁ。
皆様、満足いかなかったらそのときはご容赦を。
んじゃまた。
後日へ続く!
乙
期待してます。
116 :
87:05/01/17 21:52:43 ID:1lUr7lOM
投下しる以前に
西守歌の明鐘に対しての
明鐘”様”から明鐘”さん”に変更しておくべきだった。
ヤシのドジンシ読むまですっかり忘れていたよ。
エチィのはムズイつーか以前途中で投げ出したからなぁ…
もうちょっと構成見直さねば…
っと。
117 :
87:05/01/17 22:29:30 ID:1lUr7lOM
んじゃ投下しるか。
しかし…他スレの方、すげえなぁ。
エロ抜きでもウマーな文章だ。
118 :
87:05/01/17 22:35:38 ID:1lUr7lOM
「まあ、涼様たらっ。……ふふふ。元気いっぱいですわね」
「しょうがないだろう……」
西守歌が俺のモノに手を触れてくる。少しひんやりとした手のひらが、また刺激的で。
とはいえ、こんなときでも物怖じしないところが彼女らしいといえば、それもそうで。
……妙な微笑ましさすら感じてくるのがちょっとアレだが。
……それはさておき。
ごろんと寝そべり、西守歌を俺の股間に跨がせる。
互いの表情が見えるというのがちょっと恥ずかしいかもしれないが、それもまたいいかもしれない。
「えっと…ここ…だよなぁ…?」
「んっ…ちょっと違うような…?」
露わになった秘裂にモノをあてがう。だが、なかなかうまくはいかなくて。
そうこう繰り返していても埒があかないからか、西守歌が動き出す。
「ん…しょ」
彼女はその部分を自分の指で押し広げ、のし掛かってくる。
心地よい重さを感じながら、俺のモノがそこへ入り始めた。。
119 :
87:05/01/17 22:36:44 ID:1lUr7lOM
ンジャマタ。
しかし他スレはエロ抜きでも勉強になるもんでつなぁ。
書き上げたら漏れもどこかで学ぶとしよう。
ネムネム
やっとまともな小説が投稿され始めたな!
これに乗じてもっとこのスレが活性化される事をキボン
おつ
保守
123 :
87:05/01/18 22:15:11 ID:Og2yoQfm
コソーリと投稿。
気がつけば題名入れるの忘れていた…orz
完結したらタイトル用意しるか…
執筆中に他スレを覗くのは…いろいろな意味でダメージが…
っと。
124 :
87:05/01/18 22:16:23 ID:Og2yoQfm
「――――っ!! 」
「う…っ!!」
ぬぷり、と音を立て、西守歌の割れ目に俺のモノが埋まっていく。
「う…あ…涼…さ、ま」
「く……」
辛そうな西守歌の声に一瞬気が萎えるが、ここまできて行為を止められるはずもない。
なにか堅い部分に亀頭があたり、侵入が阻まれるも、自分でも腰を動かし、ついに奥まで辿り着く。
正直言って、既に限界を突破しそうなくらいである。
首を少し起こし、結合部を覗き見る。うっすらと血のようなものが目に入ってくる。
ポタポタと温かい感触。見上げれば、西守歌がはらはらと涙を流している。
「ん……涼様。やっと、私たち結ばれたのですね…」
「――――」
はぁはぁと息を荒げながらも、満足げな声音。
対する俺も返す言葉もなく、惚けてしまう。
西守歌の―――涙。痛くて辛いだろうに。……実は俺も少し痛いくらいなのだが。
感極まったようなその姿を見ているうちに、なぜか俺の目からも涙が溢れ出てきた。
125 :
87:05/01/18 22:19:35 ID:Og2yoQfm
ぐわ。
>>118のラスト、読点がふたつ…orz
……なんかいつまでも87ってのもアレダナァ。
投稿しるときだけ適当にコテでも使ってみるカナァ…
ネムネム
時間の調整配分ムズカスィ…
文章書くのって今更ながら大変ダーネ
ヽ(´ー`)ノマターリ投稿乙
127 :
87:05/01/19 21:20:21 ID:JHYfaJ5W
コテは完結するときに用意しよう。
激しくモレツカレハテテダメポ…体調不良イクナイ!!
投稿してネムネム
128 :
87:05/01/19 21:21:03 ID:JHYfaJ5W
「ん…しょ」
「だ、大丈夫なのか、西守歌?」
西守歌がのろのろと腰を動かし出す。あくまで自分が主体となりたいようだが……?
ありがたいのだが、今は自分が抑えられない。
「手伝ってやるよ」
「え…あ…りょ、涼様っ!?」
自分でも驚くほどに冷静な声。対する西守歌は意表をつかれた様子で。
膣奥に叩きつけるように律動を開始する。
西守歌の肉ヒダ。その蠢きを自らのモノをとおして感じる。
溶け合う喜び。そして互いに求め合う想い。そして欲望。
そんなものがごちゃまぜになったかのような、表現しがたい気分だ。
「く…うぁ」
「っつ…ふぅ…」
痛み混じりの西守歌の声が耳に響き、罪悪感が少しずつ湧いてくる。
それでも、この行為を止めることなどできなくて。
今まで体験したことのない感覚。脳に響くような強烈な快感。
熱に浮かされるかのように、ひたすら彼女の膣奥にモノを叩きつける。
129 :
87:05/01/19 21:21:57 ID:JHYfaJ5W
そして激しくネムネム。
駄文でスマソ。
書き上げる体調ではナイノダッタリシル。
乙
がんがれ
131 :
87:05/01/20 22:03:40 ID:3FHrzD8+
スマソ、今日はモウダメポ。
チャント明鐘のネタもできているのだが…
体調悪し。スマソ。
回復しるまでマッテロヨー
なのだった。
明日休もう…
132 :
87:05/01/21 20:13:44 ID:dIOD8ux7
相変わらず体調ダメポだが。
トウコウシルノナライマノウチ
133 :
87:05/01/21 20:15:13 ID:dIOD8ux7
「くぅ…あ…あっ!!」
「あ……」
甘美な時間は瞬く間に過ぎ、やがて限界が訪れる。
背を起こし、西守歌の胸に顔を埋め、彼女の背に手を回す。
西守歌も俺の首に手を回し、終わりが告げられる。
どくどく、と。自分でも不思議なくらいの量の精液が注ぎ込まれる。
「はぁはぁはぁ」
「ふぅ…ふぅ」
西守歌の中から自らのモノを引き抜く。
彼女の膣中は、まるで離れるのを惜しむように絡みついてくる。
互いに脱力し、くて、とベッドに寝転がる。
呼吸が乱れ、言葉を交わすことすらままならない状況が続く。
どれくらいの時間が経ったのだろうか。
ようやく活力を取り戻し、西守歌の全身を見入る。
まだ痛いのか、辛そうな、でも満ち足りたような表情。
「ふふ…これでやっと本当の許嫁同士になれたのですね、涼様」
「……ああ、そうだな」
西守歌がぽつりと漏らす言葉。複雑な気持ちだが、一応は肯定する。
互いに見つめ合い、にこりと笑って抱き合う。
134 :
87:05/01/21 20:16:16 ID:dIOD8ux7
どのくらい抱き合っていただろうか。
ほんの数分か、それとも数十分だろうかは、今の感覚ではよくわからない。
「あ…?」
「ん? どうした西守歌」
不意に西守歌が声を上げる。俺は多少心配しつつも西守歌を見つめる。
「いえ、その…涼様のが…えっと」
そう呟き、もじもじとした表情で顔を逸らす。
俺は多少訝しげに西守歌の全身を見つめ、彼女の股間に目を留める。
そこからは俺の精液と、彼女の血らしきモノが混じり合った液体が零れ出ていた。
その様を見ているうちに、不思議なくらい情欲が湧いて出てきて。
気づけば、西守歌をその場で押し倒していた。
「西守歌! ゴメン、俺もう我慢できないんだ!」
「えっ? 涼様……」
困惑の色を隠せない西守歌の声。
俺は彼女の返答を待つまでもなく、そのほっそりした両脚を抱え上げる。
秘裂にモノをあてがい、一気に貫く。変わらずきつい膣が俺を迎え入れていた。
「あっ、あっ! 涼様、涼様っ!」
「くっ!」
やはり苦痛混じりの声を上げる西守歌。罪悪感はいったん切り捨てて、俺は腰を動かしていた。
135 :
87:05/01/21 20:17:34 ID:dIOD8ux7
駄文につきあってくださる皆様がたに感謝を。
つーか体調ダメポ…
後日投稿…できなかったら申し訳ないでつ。
モツ
87氏、乙ですー。
西守歌の許嫁を次より選びなさい
A:比良坂竜二
B:伊頭遺作/臭作/鬼作
140 :
名無しさん@ピンキー:05/01/23 13:28:46 ID:88Q/gEu2
こうゆう選択肢は必ず[オレ]って言う奴がでるぽ
142 :
名無しさん@ピンキー:05/01/23 21:14:47 ID:/nuA/nKF
143 :
87:05/01/23 21:45:59 ID:QmdQbNtL
なんかよくわからんが…検索してみると…
キティクなオサーンらしいでつな…
涼をキティーク化させれば解決…? なんでせうか…?
さて、明日も早いことなので今のうちに投稿しまつか。
144 :
87:05/01/23 21:46:44 ID:QmdQbNtL
最初は…そのまま押し倒して、それから…四つんばいにさせて後ろから。
その後は…どうしたのだったか。思い出すこともできない。
自分の知識を総動員させて、色々試した気がする。
ただひたすら感情の赴くまま、欲望、或いは本能に忠実に。
いったい何回ほど西守歌の中に注ぎ込んだのだろうか。自分でもわからない。
貪るように西守歌を抱き、注ぎ込む。その繰り返しだった。
「ふぅ…はっ…あぁぁぁ!!」
「くっ…うぅ…!!」
恋しくて、愛しくて、どうしようもなく想いを叩きつけるようにひたすらに抱き。
気がつけば、苦痛の声が消え、明らかにそれとわかる歓喜の声をあげる西守歌。
その姿を目に焼き付けて、ようやく事は終わりを告げる。
西守歌を抱きしめ、優しくフレンチキス。
荒ぶる呼吸が安らかなものに変わり、心地よい疲労感が全身に伝わる。
言葉を交わす気力もないほどに疲れ果てていて、二人で抱き合いながら泥のように眠る。
疲れ果て眠りにつく西守歌にもう一度キスして。
西守歌の寝顔を見つめながら、俺もゆっくりと眠りについた。
145 :
87:05/01/23 21:48:33 ID:QmdQbNtL
もうちょいガンバリタイガ、完治しねーうちはダメポ。
遅筆を詫びつつ、続くっ。
のだった。
朝早いし、とっとと休むかナー…
乙つ
147 :
名無しさん@ピンキー:05/01/25 03:17:35 ID:63X+JlOm
148 :
87:05/01/25 22:05:24 ID:9128Hkbv
さて、いよいよ明鐘出せそうだが…
まとまりがうまくイカネのでまた後日。
激しくスマソ
149 :
87:05/01/25 22:40:20 ID:9128Hkbv
よし、少し書けた…投稿しよう。
構成変えるのはショウジキ、キツカッタ。
不定期投稿にナッテモ、ユルシテオクレヨ、皆様方。
150 :
87:05/01/25 22:41:50 ID:9128Hkbv
西守歌との相変わらずの日々を過ごす毎日。
季節は春。心地よい風を身に纏い、西守歌と明鐘と共に登校する。
俺と西守歌が一線を越えてしまったのは、つい先日だった。
ちょっと照れくさいような、恥ずかしいような、認めたくないようで認めている。
西守歌の言うところの許嫁。俺と彼女を表す言葉。
その言葉の意味を正しく理解し始めている、そんな矢先。
気の合う友人たちと楽しく過ごせ、恋人であり、許嫁と時を同じくする喜び。
なにかが微妙に変わったような、なにも変わっていないような、ありふれた日常。
俺と西守歌の関係は、あの夜から確かに変わったのだろう。
でも、変わったのは西守歌との関係だけじゃなかったようで。
――――俺を見つめる明鐘の表情。
いつもとは明らかに違うはずのそれ。顕著になるのは俺と西守歌が仲良くしている時か。
それを気づかなかった――――気づけなかったのは、ある意味では致命的だったかもしれない。
西守歌と過ごす日々の中に埋没していった、とても大切な何か。忘れてはいけないもの。
……見落としていた俺は、兄としても、そして男としても――――不出来だったのだろう。
151 :
87:05/01/25 22:44:49 ID:9128Hkbv
ようやくの思いで明鐘を出せそうでつ。
それと同時に構成マズーなため、冗長な駄文を投稿していくことに。
みなさまに感謝しつつ
続くっ!
後日といいながら投稿してしまった。
どうすれば(ry
投稿できたりできなかったりしてもお許しを…
つ[乙]
ついに明鐘キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
明鐘編に突入(?)したのでとりあえず適当にコテ使ってみよう。
ネムネムなので投稿するならイマノウチ
あっけなく過ぎる一日。級友たちと挨拶を交わし、帰路へつく。
帰宅してからの生活。自分の部屋でのちょっとした考え事。
就寝するため着替え、ベッドに入ってぼんやりと思い浮かべること。
機会があればいつでも。ないとしても、それはそれでかまわない。
西守歌と結ばれてから、そんなこんなで身体を重ねてきたのは紛れもない事実で。
日を追うごとに、そして求め合うたびに、互いのより深い部分を知っていく。
それは嬉しいことで、喜べることで――――西守歌との関係。さらに言うなら肉体関係。
好きな相手がすぐ傍にいるということは――――
――――コンコン
誰かが部屋のドアをノックする音が響き、考え事はいったん中断される。
俺の意識は即座に訪問者へと向けられる。
こんな時間――――いや、こんな時間だからこそか。
「どうぞ、開いてるよ」
来訪者の姿を思い浮かべながら、部屋に招き入れた。
レス番コテじゃなんかアレですからなぁ…
時に明鐘に関しての希望などがあれば反映…させたり…?
するかは微妙というかたぶん無理でしょうけど。
機会があれば明鐘の単独モノも書ければいいなぁ…
と言いつつネムネム
駄文書き込みを謝罪しつつ
続くっ!
>156
>明鐘に関しての希望
明鐘はイクとおもらししちゃうとか。
それで恥ずかしがって泣いちゃうとか。
乙
やはり西守歌と明鐘で独立した話を考えていたが
無理矢理つなげると…
うーむ
明鐘単独モノは別の機会に書こう…
ウマクイカネのでまた後日…orz
「失礼いたしますわ、涼様」
パジャマ姿の西守歌が部屋に入ってくる。やはりというか、ここ最近はほぼ毎日だ。
「ふふ…今晩も、ですわね」
「ああ……」
こちらとしても望むところといったところで。
なんにせよ、お互いがお互いにのめり込むとはまさにこのことなんだろうと。
そう思っているうちに、西守歌は服を脱ぎ布団に潜り込んでくる。
こちらも服を脱ごうとしたところを、彼女の手によって押しとどめられる。
「涼様、私に脱がさせて下さい」
「えっ…んっ?」
西守歌が俺の背中に手を回してくる。服を脱がせると思ったのだが、どうやら違うようで。
少し不審がる俺。西守歌はその背中に手を回し、舌を絡ませてくる。
口の中に何かが入ってくる。――――小さな固まりのような……錠剤?
よくわからないうちに、ゴクリと嚥下してしまう。
「西守…歌。……おまえ……これ、何飲ませた…?」
「ちょっとした小道具ですわ、涼様」
口の中に違和感を残したままのせいか、微妙に不機嫌な声で西守歌に問いかける。
対する彼女は、いつものごとくにこやかな笑みで。
訝るような目を西守歌に向けたところで、それは訪れた。
乙
「ん…あ…こ、これは…?」
「ごめんなさい、涼様。やむにやまれぬ事情がありまして」
そう言うと、西守歌は俺の服を脱がし始める。こちらは身体から力が抜けていって。
「ん…ふふ…」
西守歌が俺のモノを嬉しそうに頬張り始める。
感覚が抜け落ちているのに、哀しいくらいに反応してしまって。
ボーっとしたままされるがままになってしまう俺。
「準備ができましたわね。どうぞお入りください、明鐘さん」
「!!」
驚愕に打ち震える俺。完全に嵌められたと知ったが、時はすでに遅くて。
「あ…その。西守歌ちゃん…私も…私にも」
「な…」
んで明鐘が。と叫びたくても呂律が回らず。上手く喋れなくなってくる。
明鐘もそろそろとパジャマを脱ぎ、俺の傍へやってくる。
「ゴメンナサイ…兄さん、西守歌ちゃん。でも…私も…」
「ん…まあ先に抜け駆けしたという負い目もありますしね」
どこか寂しい口調の明鐘と、いつもと対して変わらぬ西守歌の声。
二人の声が俺の脳内に響き渡るが、頭がクラクラしていて。
俺の意識はそこで闇に呑まれていった。
乙
明鐘キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
なんとか近日中にはまとめたいのだが…ウマクイカネ スマソ皆様
明鐘メインのヤシも同時進行スルカナァ…
一人称でいくか…三人称でいくか…
チョットウマクイカネノデ また後日
わざわざ
「では…私から先に」
そう言って西守歌は涼に跨り、その屹立をそっと握り自分の秘裂に宛う。
準備はすでに整っていたのか、その部分はしっとりと涼の訪れを待っていた。
「ん…はぁぁぁ」
満たされた表情をしながら、自分を埋め尽くす感覚を味わう西守歌。
自然と腰を上下させる姿。時に激しく、時に緩やかに蠢くその動作。
(西守歌ちゃん…気持ちよさそう)
興味と恐怖と、そしてあこがれと。複雑な感情を交差させながら明鐘はその様に見入っている。
(私も…あんな風に…できるのかなぁ…?)
どれくらい魅入られていたのか。それはよくわからない。
恥ずかしいとか、そう言う気持ちよりも純粋なくらいの好奇心に支配されていたのかもしれない。
「ん…くっ…はぁぁあ」
びくんとした動きを見せ、交合はいったん終わりを告げる。どうやら二人とも絶頂に達したのだろう。
満足そうな表情を見せ、西守歌がくたりと涼にもたれかかる。
息も絶え絶えと言う感じの西守歌にむかって明鐘は問いかける。
「……ねえ、西守歌ちゃん。私も…いいかなぁ?」
二人の痴態を間近に見たためか、妙に高揚した気分で明鐘が口を開く。
ずっと抱いてきた想い。報われないはずの想い。禁じられた想い。
その想いがついに一つの結末を迎えようとしている。
ムニャムニャ。ようやく大筋がまとまりそう。
俺、がんばって書くよ。皆様方に感謝です。
そしてやはり遅筆を詫びつつ、続くっ!
乙
次回楽しみにしてます
乙
コトが終わり、後始末をする西守歌。その様をどこか遠い目で見つめながら明鐘が呟く。
「同じ家に暮らしているのだから。長年ずっと一緒だから。兄さんの変化なんかすぐにわかったよ。」
「……」
西守歌がこの家を訪れてからのこと。涼が彼女に惹かれ、そして結ばれたこと。
ぼかした言い方をしているが、変化とはそれらのことを指しているのだろうと彼女は理解し、先を促す。
「でも、私も西守歌ちゃんと同じ。……もしかしたらそれ以上に兄さんのことを、好きだったと思う」
「……明鐘さん」
自分の想いをぽつりと漏らす明鐘。西守歌にも、いや西守歌だからこそ、理解できたのだろう。
理解できたが故に、この計画に力を貸し、実行に移したわけである。
涼が明鐘のことを大切に思うように、西守歌にとっても彼女が大切な存在である。
「――――ごめんね」
「……明鐘さん」
謝罪の言葉。誰に向けているのだろうか。
涼? それとも西守歌? 誰に向けての言葉なのかは西守歌にもわからない。
涼と西守歌のふたりに向けての言葉かもしれないし、今はなき両親への謝罪かもしれなかった。
「だけど…今は…今だけは、妹じゃなくて…一人の女の子として」
「……」
どこか吹っ切れた表情を見せる明鐘。西守歌はそんな明鐘を背中から優しく抱きしめる。
自分も女だから。ともに同じ人を好きになったから。でもそれだけじゃなくて。
哀しいほどにその想いを理解し、受け止めている女性――――西守歌。
明鐘はうっすらと涙を流しながら、彼女の優しさというものを背中越しに感じていた。
(・∀・)イイ!!乙
ぐわ…
兄さんの変化なんかすぐにわかったよ。」
句点つけていたよ…orz
俺の駄文を楽しんでいる皆様に感謝を。
そして構成見直しながら続きを…
西守歌に後押しされ、明鐘は吹っ切れたような表情をしている。
先ほどまではわずかに躊躇していた気持ちも、今は踏ん切りがついている。
素早くパジャマを脱ぎ、一糸纏わぬ姿になる明鐘。西守歌は彼女の指導にあたるようだ。
「えっと。…こ、こうかな?」
「ふふ…もっとこう…ですわ」
二人仲良く涼のモノを舐め、しゃぶる。
「あ…兄さんのが」
「ふふ…元気になってきましたわね」
先ほどの放出で萎えかけていた涼のモノが、たちまち元気を取り戻す。
ためらいがちに涼のそれをチロチロと舐める明鐘。西守歌は躊躇なしに喉奥までくわえ込む勢いで。
丁寧さをもって涼に奉仕する明鐘。対する西守歌は涼の感じるポイントを的確に攻めているようで。
初々しさと、慣れ始めた者ゆえの大胆さ。どこまでも対照的な二人の美少女。
ぴちゃぴちゃと響く、二人が奏でる淫らな音。
それに呼応するかのように、自らの秘部が濡れるのを自覚する明鐘。
涼の屹立を手にする明鐘。ビクビクと感じる鼓動。
正直に言えば不気味に思えていたそれも、涼の一部分でもあるわけで。
「ふふ…どこかかわいい気がしますね」
ピンと指ではじきながら呟く西守歌。明鐘の心の内を読んだかのような一言。
驚いた顔をする明鐘。西守歌は笑みを返す。
これからいよいよ――――といった時なのに、二人そろって笑ってしまう。
さて、いよいよだなと思いながらも。
激しくお待たせしながら後日へ続くっ!
…明鐘スキー増えてきた理由がわかった気がする
のだった。
明鐘(;´Д`)ハァハァ乙
ダレモイナイ、トウコウシルナライマノウチ…?
シメヲカンガエニャナラネーナ。
しばしの時が過ぎ、その屈託のない笑みが真剣な表情に変わる。
明鐘も、西守歌も。二人ともこれから先に進むことの意味を正しく理解していた。
「ん…」
コクリと首肯し、涼に跨る明鐘。覚悟は既にできている。
西守歌は優しい瞳で見守っている。
涼の屹立をそっと掴み、自らの秘部に押し当てる明鐘。
ぬらり、とした感触。腰の動きを調節してみるが、なかなかうまくいかない。
「明鐘さん、もっとそう…そちらへ」
「ん…こうかな…ん…んん」
そうこうしているうちに、股間にズキズキと鋭い痛みが走り、思わず息を呑む明鐘。
涼のモノが少しずつ明鐘のそこに入ってきている。
「もっと力を抜いてください、明鐘さん」
「んっ…くぅ…はぁはぁ」
西守歌に言われるままに全身の力を抜き、息を吐き出す明鐘。
紅潮する頬に涙が伝っていくのを知覚する。
予想のさらに斜め上を行く痛みが、股間を中心に広がっていく。
「ん…く…痛っ! ――――し、西守歌ちゃん!?」
「ふふふ…見るに見かねて…ですわね」
ビクリと身体を振るわせる明鐘。何時の間にやら、西守歌が彼女の胸を揉みしだいていた。
「や…ぁん、し、西守歌ちゃん」
「あら、明鐘さんの胸って触り心地が……」
ふにふにと明鐘の胸を触る西守歌。
それによって意識が乱されたためか、明鐘の身を裂くような痛みが軽減していく。
涼の屹立をすべて受け入れる瞬間がすぐそこまで迫ってきていた。
トリアーエズ投稿しておきますでつ。
尺が変なままで書いちまったので、ご容赦を……
ネムネム
ここでハル登場! 明鐘の邪魔をさせないため、西守歌がハルを押し倒すが・・・・・。
嘘でつ。明鐘の初めての瞬間まで、パンツ脱いで待ってまつ。
おいおいw
はいとけよ
つ▽
なんかレスがついている…って、ハルを…?
ハル出すとは考えもしなかった。
完全明鐘メインものとは別に、それいけるかも。ハルが明鐘をと言うと…
ユリカ編のあの台詞まんまの内容になりそうでダメポな悪寒…
>181
ありがd つ ▽⊂
>182
ハルや明鐘の気持ちも知らず、涼は百合佳へと逃げてしまう。
絶望した明鐘はハルに泣きつき、涼への未練を断ち切るためにハルと…
…っても、ハルがどんな感情で明鐘を抱くのか想像できないな_| ̄|〇
184 :
名無しさん@ピンキー:05/02/06 01:04:22 ID:dUnVegjy
百合佳とくっついた涼、家に戻り明鐘に謝罪。
意外とあっさりとしている様子の明鐘。
翌日以降、いつも夜中になるとハルの部屋から聴こえてくる喘ぎ声で目を覚ます涼。
涼はハルの新しい彼女の声だと思うが、その喘ぎ声の主は…
…ダメだこりゃ。
明鐘メインものも書くか…
コンセプトどうしよう…?
「あ…あ…くぅ…んんっ!」
「……ついに、ですわね」
訪れる破瓜。やっと、やっとこの瞬間を迎える。
身を埋め尽くすようなこの感覚。苦痛と共に感じる充足。
明鐘は苦痛に涙を流しながら、それでも嬉しさを感じていた。
身を震わせ、動きをとめる。今まで望んで、そして得られなかった、得られなかったモノ。
本当に愛しい人を受け入れることで、満たされるこの感覚。
ピクピクと身を震わせ、しばしそれを味わう明鐘。西守歌はその背中をそっと抱きしめる。
どれくらい時間が経っただろうか。――――おそらく数分程度だろう。
「……やっぱり、最後まで……だよね」
「……ですわね」
どうにかこうにか痛みに慣れてきた明鐘。苦痛に耐えつつ、ふと漏らす一言。
それに多少の間をおき、答えるのは西守歌。
想いを遂げるとしたら、これは、この行いはきっと間違ったことであろう。
でも、それでも……こうせずにはいられなかった。
――――たぶん、私は間違ってしまった。
心に浮かんだ迷いを振り切るかのように、明鐘は静かに腰を動かし始めた。
さて、と。
いよいよラストが近づいてきた…のかなぁ?
西守歌、続いて明鐘編ときましたが、完結したら(するのか?)
明鐘モノを書いてみよう…と言うか書くだろうけど。
……ハル、絡めてみる…か…なぁ……? やめておいた方が無難っぽいかなぁ?
男キャラが少ない作品なのでハルも絡めたほうが個人的には面白いかと思います。
乙
ぐわ…
>そして得られなかった、得られなかったモノ。
↓
そして得られなかった、得られなかったはずのモノ。
訂正orz
…明鐘単独モノでは小道具程度にハル使ってみよう。
つーかこっちを先に終わらせねば…
「ふっ…んっ…くっ…はっ」
「ん…くっ…」
痛みに耐え、必死に腰を動かす明鐘。西守歌も加わり饗宴が再び開始される。
明鐘の胸をもみし抱き、耳を甘噛みする西守歌。淫靡といえるこの情景。
意識を失った涼が相手とはいえ、いやがおうにも興奮し、上り詰めていく少女が二人。
ともに味わう快楽。今まで知らなかったこの感覚に身も心もとろけそうになる明鐘。
もはや痛みすら感じず、ただただこの瞬間を求め――――絶頂へと至る。
「……あ」
「ん――――んん……」
ドクドクと自分の中心を埋め尽くしていくような何かを感じ取る。
愛しき人の終わりを感じ取り、身を埋め尽くされる感覚を味わう明鐘。
こんなにも――――こんなにも心が満たされるなんて、思わなかった。
「……」
「ふふ、ついに……ですわね明鐘さん」
息も絶え絶えに脱力する明鐘。労うように声をかける西守歌。
明鐘が求め、西守歌が応じたこの計画。
我が儘――――どうしようもないほどの憤りから生まれた複雑な想い。
想いの行き着く先。
辿り着く場所はどこにあるのだろう――――?
「……」
「明鐘、さん……」
嬉しくて、哀しくて、交錯する様々な感情。
心を押さえることができずに、明鐘はどうしようもなく涙を流していた。
駄文につきあって下さる皆様に感謝。
ラストは…近い…(のか? 一応は)
乙
「兄さんに恋人ができるまでは、私も…って思っていた、でも……」
「……」
「その時が来たら……私って、あきらめが悪い女だね」
「……明鐘さん」
涼にはもう、大切な人ができている。きっと、ひょっとしたら…明鐘以上に。
勝敗は見えていた。兄さんが想いを寄せていた百合佳さん、そして西守歌ちゃん。
自分の出る幕などない。けど、そんなままで終わりたくはなかった。
だから、だからこそ。きっとこれは最初で最後の我が儘。
許されることなどなく、誰からも認められないだろうこの想い。
たった一人理解してくれた西守歌。だからこそ彼女にこそ聞いてほしかった。
「私、ホントは怖かったんだ。自分が、兄さんに必要ない存在になるんじゃないかって」
うっすらと涙を流しながら、語り始める明鐘。西守歌は黙って聞いている。
「ひとりぼっちになってしまう気がして……西守歌ちゃんに嫉妬していたんだと思う」
静かに心情を吐露する明鐘。言葉を続ける。
「大丈夫だから、西守歌ちゃん。明日にはもう、ただの妹に戻っているから」
――――想いに、さよならを。
静かに心の中で誓う。
辛くないと言うわけではないが、いつまでもこのままでいられるわけもない。
「ふふ。――――ありがとう、西守歌ちゃん」
「……明鐘さん」
吹っ切れた笑みを浮かべる明鐘。西守歌も笑みを返す。
晴れ晴れとした笑みを浮かべながら、自分の想いと訣別する明鐘。
――――彼女らの想いを飲み込んで、明日はまた訪れる。
乙
乙
乙ですー。次回作も期待してまつ。
涼と明鐘の親近相姦
明鐘「兄さぁ〜ん!」
涼「西守歌〜!」
明鐘「え??」
涼「あ・あ…ち・違うんだ!ご…誤解だ…」
春希「…お約束だな…」
涼&明鐘「!!??」
エッ 実はまだ完結してないんだが…?
ど う す れ ば い い ん だ
……いや、後日談的なエピソード入れて締めるつもりだったのでつが。
一応、続くっ!
朝になり目を覚ます。布団の中にはそれが当たり前のように西守歌がいて。
――――なぜか互いの着衣に乱れはなくて。いや、夕べは確か……?
「……お前、昨日はナニを飲ませたんだ?」
「ふふふ…たっぷり楽しんだからいいじゃないですか、涼様」
訝しげに西守歌に問う。彼女は答えるが……望むものとはどこかかけ離れていて。
話がなんだか噛み合っていない。
問答にもなっていないようで、微妙に意味深な笑みで、ごまかされている気がしないでもないが。
ペースに乗せられているのは……悔しいが事実だろう。それはさておき。
夕べは確か…西守歌と…で…薬を飲まされた、そこまでは間違いなく覚えている。
でもその先が、どうにも記憶があやふやで、わからないので朝から彼女に訊いているわけなのだが。
頭はガンガンするし、二日酔いにでもなったのだろうか。……酒を飲む習慣などないのだが。
どこかクラクラしている俺を横目に、西守歌がポツリと呟いた。
「ふふ、効果は――――抜群のようですわね」
「ん? 何か言ったか」
聞き咎めるように問うが、どこ吹く風の様子で。
この手の対峙では、俺に勝ち目はなさそうなのでもうやめにすることにした。
西守歌の罠に俺がまんまと引っかかった。それだけは間違いない。
そしてその件についてどうしようもないということがはっきり理解できていた。
――――待てよ、かつてこんなことがあったような……?
ざわざわと全身を襲う悪寒。なにか腑に落ちないのだが。
乙
「あ、おはよう。兄さん、西守歌ちゃん」
「ああ、おはよう明鐘」
「おはようございます、明鐘さん」
三人揃ったところで朝食を摂る。なにも違和感などないはずなのだが。
「……?」
「「?」」
なにか、どこかがおかしい気がして、二人をふと見つめてみるのだが……?
揃ってどこか怪訝な顔をされ、むしろおかしいのは自分な気がしてくる始末で。
「いや、悪かった」
一人で悩み、とりあえず自己完結しておく。考えるだけ無駄な気がする。
掻き込むように食事を終わらせ、登校の支度をする。西守歌も明鐘も準備ができたようだ。
「ほら、さっさと行くぞ」
電車の時間にやや遅れ気味のせいか、少し焦った声で二人に呼びかける。
二人は顔を見合わせ、にこりと、しかも意味深に笑っていたのだが……俺はそれには気づけなくて。
もしその表情が見えていたのならきっと、悪戯が見つかった子どものそれだったのだろうけど。
「想いを遂げるというのは……いいものですね」
「ふふ…そうだよね、西守歌ちゃん」
俺の耳には届かなかった二人の会話。深い感慨が込められたその言葉。もし、聞こえていたとしたら……?
「――――二人とも遅れるぞ」
「……ふふ、は〜い涼様」
「……わかってるよ、兄さん」
呆れ気味に告げる俺。返す二人の言葉。始まる日常。
――――柔らかな風を受けながら、俺たちはいつものように登校していった。
END
一応完結ということでありがとうございました。
タイトルは
>>93からのが
「西守歌・二人は許嫁」
一応
>>144で西守歌編オワリ
>>150より明鐘編カイシ西守歌編からつながってます
タイトルは
「明鐘・想いの行き先」
で、
>>194で明鐘編オワリ
>>199から
>>201でエピローグ
エピローグ「終わりと始まりの朝」
以上です。
長々とスレを占拠して申し訳ございません。そしてつきあっていただいた皆様に感謝を。
ご意見、ご要望お待ちしております。(一応明鐘単独モノの予定も…?)
乙&GJ
age
205 :
名無しさん@ピンキー:05/02/19 03:16:46 ID:822xD9TW
乙&GJ (・3・)b
捕手
要望がない…?
書くのやめるか…乗っ取り状態もいいところだったし
明鐘モノ書いてたらイタイ系に鳴ってしまった
ど う す れ ば い い ん だ
しばらくは様子見
3・あえてお嬢と
4・幼馴(ry
明鐘モノ…しかないかなぁ、書くとしたら。
お嬢も…幼馴染みも…ナンカ…
ヤッパリ…
しけた顔すんなよ、ブラザー
投下が無いから皆ちょっと留守にしてるだけさ
ハハハ…要望がない?馬鹿な。
俺はずっと待っているが。
…なんだかレスがついている。勝手に投下してもイイということなんだろうと判断。
あえて尋ねるとして
1・明鐘モノ(現在イタイ展開に…書き直そう)
2・明鐘視点モノ(デモイタソウな悪寒)
3・お嬢(朝チュン以降? アカネガコワソウ……)
4・幼馴(ry
5・明鐘が…(涼は…ユリカト? マサカノ、ハル?)
さて…5は確実にアレだよな…
いっそ何も思いつかない…あやめ…ダメダ、オレ
212 :
名無しさん@ピンキー:05/02/23 01:17:59 ID:aiRU3Utj
明鐘がメインならどんな展開でも。
期待しておりますよ。
涼スレ保守
鬱展開はまずそうだからどうにか書き直そう…
先の明鐘のとかぶらないようにせねば…
時間かかりそうで期待してくださる方々、すいません
>>214 期待して気長に待ってます。個人的には明鐘ハッピー後の二人の倒錯の日々とかキボン。
鬱展開って書いてる本人は楽しいけど読んでる側はイマイチなんだよな
保守
新作マダー?
age
コッソリトグターリ
近日中にはどうにかせねば…ファイル…上書きしちまった…orz
1から書き直し…メンドクサ
またスレッド乗っ取りの展開が目に見えていますが…
ちょっと前倒しでサワリの部分だけでも投下してみようと思いました。
タイトルは 「明鐘・二人の願いは」
明鐘モノです。鬱要素をなんとか減らさねば……
「明鐘・二人の願いは」
「―――兄さんは、私を一人にはしないよね?」
暗い部屋の中、明鐘は俺に向かって呟き出す。
部屋の照明は消され、隅で膝を抱える少女。
明鐘……俺の妹。誰よりも、そして何よりも大切といえる存在。
俺を見つめている……暗い部屋でもはっきりわかる。
その表情――まるで捨てられた子犬のようなそれ。
昏い表情……交差する視線。
一つ呼吸を置いてはっきりと答えようとする。
「俺は――――」
その刹那、明鐘の口が動き出す。機先を制された俺。
「松浦先輩も……西守歌ちゃんもいなくなっちゃった」
「……」
「兄さんも……いなくなっちゃうの……?」
「……」
―――何を、いったい何を言っているのだろう?
疑問に思う暇など与えられず、矢継ぎ早に告げられるその心中。
「私は、兄さんが好きなの。―――兄さんじゃなきゃ、ダメなの」
「あか…ね。―――ンッ!?」
一瞬の躊躇を突かれる。明鐘が俺に…キスを。
―――なぜかそれを受け入れてしまう。その時の俺には拒否する力も意志も存在していなかった。
さて、続きを投下できるのはいつになるやら。
遅くなっても許してよ、皆様。
たぶん続くっ!(時間があれば…ねぇ…?)
RTP推進委員会が解散することになった、だから自分は帰らなければいけない、
と西守歌は言った。ただ、こう付け加えた。まだ結論は出ていない、帰る必要はないと言って
ほしい。そうすれば婚約者として残ることが出来るから、と。
懇願する西守歌の瞳に嘘はなかった。
少なくとも俺はそう思った。
(馬鹿々々しい。なら何でお前はこんなところにいる?)
西守歌は、本気を嘘で覆い隠すような女じゃない。一緒に過ごしたのは三週間弱という
短い期間だったけど、それぐらいのことは判るようになった。俺が見ていて気づいたこと、
あいつがアピールしてきて知ったこと、周囲の人々たちとの会話で教えられたこと、
この三週間は良くも悪くもあいつが俺の中心だった。だから。
認めてくださいとまでは申しません、わからない、とだけ……。
最後にあいつが望んだこと。多分、初めて見せた真剣な表情。
(フェイクだったんだよ、全部)
違うっ! そんな筈はない!
(今お前が両手両足の自由を奪われた状態で寝っ転がっている高そうな絨毯は水原家の
秘蔵のお宝かい? 目を惹く彫りに目を奪われる装飾を施したベッド、灯る火を
綺羅々々しく仕立て上げるランプ、ああ、初めて見るんだったけ、お前の視線の先に
見えるのが噂に聞く天蓋だ。それらはお前の所有物なの? 違うよねえ)
それが何だって言うんだ!
(本当は判っているんじゃないの? 答えは一つしかない)
最初あいつが現れた時、何て綺麗な女の子なんだろうと思った。でも、その印象はすぐに
改変されることになる。唐突な訪問、意味不明な要求、脅迫も辞さない姿勢。第二印象は
殆ど最悪だった。確かに見目は良い。勉強も向こうの学校の問題集やらプリントを
やっているのを見る限りは悪くない、寧ろ出来る方だ。料理に掃除など、家事全般も
そつなくこなす。超高性能型の大和撫子というふれこみは伊達じゃない。
俺はあいつのことをバカだとか腹黒だとか呼んだ。それは明鐘や百合佳さんなんかに
向かってなんて絶対に言えない言葉だ。それを何度も投げかけたんだ、辛くない筈なんて
ないだろう。
理屈では判ってた。あいつが悪いばっかりじゃないことなんて。でも、感情が
納得しなかった。
バイトの後輩とか学校に転校してくるとか普通にあり得そうなシチュエーションだったら、
こんな反感を持つこともなかった。もしかして付き合うとかそんなことも
あり得たかもしれない。でも、現実は違う。現れた瞬間に婚約を強要したあいつを俺は
許容することなんて出来なかった。反感を持ってしまった。だけど、一緒に暮らしていく中で、
俺はあいつの評価を大きく変えた。だから期限付きとは言え、居候することを許した。
だから名前で呼ぶことにした。なのに……。
(油断大敵、騙すなら先ず自分から、そして最後まで騙されるなってね)
…………。
(黙りなさんなよ。折角嘲ってやってるのに。しかし、お前も訳の判んない奴だよねえ。
気がついた当初は怒りに打ち震えていたってのに、少しすると突然相手を庇いだすんだもん。
何? 罪悪感? それともやられて感じちゃうタイプなの、お前)
……言ってろ。
(まあ、いいや。そろそろ西守歌姫のご登場だ。道化は引っ込みますよ)
その言葉に操られるように視線を向けた先に。電燈の光に縁取られた、これまた高そうな扉。
それがゆっくりとそろそろと開く。
この上なくにこやかな。
それでいて背筋を強ばらせずにはいられない。
そんな笑み。
思わず立ち上がろうとして今の自分が置かれている状況を思い出した。後ろ手にされ、
手錠らしきもので拘束された両手、そして両足も同じように自由を奪われていた。
じゃらり、という音。
「まあまあ涼様、お気づきになられたのならすぐに呼んでくださればよろしいのに」
俺に視線を向けるやいなや、おいたわしいという表情に切り替え、ぱたぱたと寄ってくる。
伸ばされた手を、
「盛ったのか」
言葉で止める。
「また、盛ったのか。答えろ、西守歌!」
「現状をご覧になられて、他にどんな可能性が? あの時料理を作ったのは私、
涼様にも明鐘さんにもテーブルで待っていただいてましたから、
それ以外の可能性はちょっと考えられませんわ」
「明鐘……、明鐘はどうした!」
「ご自分のことより先に明鐘さんのご心配ですか? 私、嫉妬してしまいそうです」
「無事なんだろうな」
「ご安心を。明鐘さんに与えられた役割を涼様がきちんとご高察いただけるのであれば、
何ら危害を加えないことをお約束いたしますわ」
「明鐘に与えられた役割を、俺が?」
「そうですわ」
西守歌はしゃがみこんで俺の顔を覗き込むようにした。スカートが一瞬ふわっと浮き上がる。
西守歌は制服を着ていた。ウチの、じゃない。多分、山葉女子の。
「明鐘さんにはご寛恕いただきたいところですけど、私にとって重要なのは涼様ただお一人です。
ご友人としてであれば兎も角、明鐘さん自身に価値はありません。ですが、
涼様にとって明鐘さんは大切な妹君。その一点において明鐘さんは……」
「俺を、脅す気か」
「ええ、端的に言ってしまえばそうですわね。言うことを聞かないと明鐘さんの安全は
保証しませんよ、私はそう申し上げているのです」
頭が熱い。脳が焦げそうだ。何で、何で、俺は、あの時……。
「……望みは何だ。……俺と、婚約することか」
「それも望みと言えば望みですけど……」
西守歌は笑った。氷柱を背中に突っ込まれたような、そんな感じを受ける笑み。
「私が欲するのは……」
頭から熱が急速に減退する。代わりにぐわんぐわんと音が聞こえてくる。
「涼様の、心ですわ」
この上なく、嫌な気分。
「言葉だけでなく、心から私を受け入れ、婚約を認めていただきます。円満な家庭を
築くには両者の絶えることのない愛が必要不可欠なのですけど、今の涼様にはそれが
欠けておいでなのです。残念なことに。言っていて自分で悲しくなってしまいます。
くすん。ですから、今一度のチャンスを差し上げますので、今度こそ私のことを
認めていただき、愛情をしっかりと注いでいただこうと、そういう訳なのです」
「ふざけるな! 誰がお前なんかを!」
「涼様、ご自分の立場を受け入れなさいませ。頭の悪い方は嫌われますわよ」
「望むところだ。存分に嫌ってくれ」
「これは、ご冗談を。私が涼様を嫌うなどあり得ませんわ」
「お前が言ったんじゃないか、くそっ」
罵りながらも、ようやく鈍痛が引き始めていることを確認する。加えて、
現実を受け入れられるだけの冷静さも戻ってきた。何がどうであれ、
ここまできてしまった以上、西守歌は敵だ。それに間違いはない。
ここで俺が考えなければならないのは、どうすれば俺が望むような結果を
導きだせるのか、ということ。簡単に言えば、俺と明鐘が無事に解放されるには
どうすれば良いのか、その一点に尽きる。俺を見下ろすこのバカにも制裁を
加えてやりたいが、それは二の次三の次だ。まずは俺たちが無事にここから
脱出しなければ話にならない。
ふと、思った。
「本当に、明鐘はお前に捕まってるのか?」
俺がこうして囚われの身になっている以上、同じ条件下にあった明鐘も
同様に囚われていると考えるのが妥当だ。西守歌も捕らえているみたいなことを
言っていた。それでも、問わずにはいられなかった。
「勿論です。どこかに駆け込まれても厄介ですし、ちゃんと別室にて
お休みいただいておりますわ」
「なら、明鐘に逢わせろ」
それを言い終わって、最悪の予想が頭の中を駆け抜ける。
「お、お前、明鐘に手っ、出してないだろうな!」
西守歌は微笑んだだけで何も言わない。
「どうなんだよっ!」
「お静かに。私は先ほど涼様が現状を受け入れてくださるのなら手は
出さないと約束しましたわ。ガッカリさせないでください」
西守歌がガッカリするとかそんなことはどうでも良かった。明鐘、明鐘、明鐘。
ただそれだけが心配だった。西守歌は緩慢な動作でリモコンを触っている。
俺を焦らすようなその態度に憎しみが募る。くそっ、この手錠さえ何とかなれば……。
「早く!」
声とともに、壁に掛けられているテレビの画面が揺らいだ。
焦る気持ちを抑えつつ、目を凝らす。
「明鐘!」
ベッドに横たわる明鐘の姿が浮かび上がった。表情は穏やかで、服装も
最後に見た制服のまま。特に何かされた形跡はない。
「まだお目覚めにはなっておられませんけど、ご覧の通り、こちらで何かした、
ということはございません。拘束しているわけでもありませんし、暴行を
加える積もりもありません。明鐘さんにはこちらでごゆっくりしていただくだけを
期待したいところですわ」
西守歌が挑むような視線を俺に向けていた。
「全ては涼様次第、ですけれど」
「……どうすればいい」
冷静になった、その筈だった。だけど、最悪の想像が一瞬でも頭をよぎり、
そして実際に明鐘が西守歌の手に落ちている、それを見せられて、自分を
保つなんてことが出来る筈もなかった。
どうしようもないんじゃないのか。
早くも諦めの気持ちがよぎる。いや、と首を振る。それにはまだ早い。でも。
黒と白、コーヒーにミルクを垂らした時のように相反する二つの感情が胸の中で
ぐるぐると渦を巻く。
「水」
「えっ」
「水を持って参りましたの。涼様に。喉が渇いてらっしゃるかと思って」
思わず身が強ばった。無理ないと思う。一度目は家に来てすぐ、二度目は今の事態を
招いた直因。過去に二度、クスリを盛られている。今回もまた、と思うのは
至極当然のことだ。
「涼様、そんなに怯えなくても何も入れておりません。グラスに入っているのは
益田家が常用している信州の山奥の湧き水、ただそれだけですわ」
信じられるわけがない。
「ふう、疑り深くなってしまわれて」
誰のせいだ、そう思っていると、西守歌はおもむろにグラスに唇を当て、
喉を鳴らした。青白い静脈が幾筋か浮かび上がる細い首の真ん中がこくっと僅かに動く。
「ご覧の通り、普通の水です」
グラスが机の上に置かれる。小さく、音が鳴った。
本当に何も入っていないのだろうか。猜疑心に駆られる。
だけど。
俺は、これを、飲むしかないんだ。
「判った」
ちらり、と西守歌の顔を見て、すぐに目を逸らす。
「……飲むから。手錠を外してくれ」
「面白い冗談ですわ。アドバンテージを自ら手放すほど愚かではない積もりなのですけど?」
「言ってみただけだ。でも俺は後ろ手に両手を塞がれてるんだぞ、どうやって飲むんだ、
……まさか口移しとか言うんじゃないだ…………」
その時の俺の衝撃は筆舌に尽くしがたい。
とにかく。 それは。
絶対に演技だった。
両手を胸の前に持ってきて、もじもじと絡ませあう。大切な何かを握っているかのように
優しく柔らかく。頬を赤く染めて、俯きがち。
桜舞う中で、そうやって逢うことがあったなら、一瞬で恋に落ちたかもしれない。
だけど。
今はただひたすらに怖い。
その恥じらったような姿は、演技に違いなかった。絶対に。
「……涼様、お早く。目を瞑ってください。マナーですわ」
か細く消えるように言う。
「何の!」
「花も恥じらう乙女にそれを言わせるお積もりですか?」
言いながらにじり寄る。
「誰が乙女だ! 誰が!」
言いながら後ずさる。
「誰って……、涼様ひどい!」
「お前な、いい加減に―――」
「涼様! 無粋とは思いますが、申し上げておきます。ご自分の、置かれている状況を、
良くお考えなさいませ」
効果は絶大だった。たったそれだけの言葉で。俺は身動きできなくなってしまった。
「最初は、ですね、こほん。こほん。涼様から優しく口づけてください(はぁと)」
西守歌の手が俺の頬に添えられる。相変わらず俺は絨毯の上に寝転がっていて、
西守歌は肢をぺたっと付けて座っている。何で、何でこんなことになったんだろう。
西守歌のことは好きとは言えないまでも嫌いじゃなかった。RTP委員会解散と関係して
帰らなければならない、ついてはせめてもの償いに料理を振る舞ってからにしたい、
そう言うから。食べた。またもや盛られていることなど考えもせず。
それがいけなかったというのか。
気づいた時には頬から西守歌の手は消え失せていた。
「よいしょっと」
そう声を出して西守歌が抱えたのはテーブルに配置されている二つの内、大きい方の椅子。
「これは、涼様の為に設えた椅子ですのよ。さあ、お座りください」
俺の、為に? 良くは判らないが、内装から考えてここは恐らく西守歌の自室だろう。
だとすれば何ゆえに俺の椅子があるというのか。
「父は兎も角、祖父は偶にこの部屋を訪れます。益田家は巨大ですから、私には
従兄弟が沢山います。その人たちも、また、この部屋にやって来るのですが、
私はどちらかと言うと自分の領分を侵されたくない性分ですので、やはり早々に
ご退場頂きたいと思うこともあるわけです」
脇に手を通され、体を持ち上げられる。割と軽々と。華奢な外見からはちょっと
想像できない。
「そこに机と椅子が揃っていると具合が悪いのです。立ち話もなんですから、
と言わないわけにいきません。ですからこれまでこの部屋には私の分の椅子しか
なかったのです」
背もたれの後ろに両手をやられた瞬間、痛みが走った。小さく呻いた俺を気遣って、
西守歌が声を掛けてくる。大丈夫ですか、と。
「……だけど、お前の部屋に来る積もりなんてなかったし、これからもその積もりはない」
「……それでも、置きたかったのです」
何とか椅子に座った俺を見て、西守歌は微笑んだ。
それでは失礼して、と、西守歌は俺の太ももの上に座った。
勿論というか、横向きに、だ。お互い向かい合ってというのは流石にヤバい。
そのまま倒れ込んできて、耳を胸に当ててくる。探るようにしているところを見ると、
心音を聴こうとしているのかもしれない。
「どきどきします」
「俺はしない」
「つれない涼様」
そう口にして。
西守歌は、瞳を閉じた。
控えめに突き出された唇。
キスをしろ、ということなのだろう、要するに。
それを目の前にして浮かんでくるのは、何故、俺が、こんな甘ったるい恋人同士が
やるような格好をしながら口づけなくてはならないのか、という当然の疑問。
意味が判らない。
一服盛られて捕まって手錠されて床に転がされて変な話をされてキスをせがまれてる。
なんだそりゃって感じだ。全部夢なんじゃないだろか。あいつが帰宅して
何やかんやでホッとして、その反動で見ている悪夢。
目を閉じてキスを待つ姿はやっぱり可愛かった。それは認める。だけど、俺は
誰かに命令されてってのがどうしても許容できない。普通の、普通の恋愛じゃ
駄目だったのかよ。それならどうなったか判らなかったのに……。
西守歌が目を開けた。
宿るのは自分に背く一切を許さないという意志。
俺には逃げることなんてできないんだということを思い知らされた。
体を傾けて、西守歌の唇に迫る。嬉しそうな表情。少し、胸が痛かった。
そして。
柔らかい感触、冷たい感覚。
余韻も何もなくすぐに離した。
これで終わり……違うんだった、まだグラス一杯の水が残ってる。
「……涼様、最初の一口はどうぞ、そのままお飲み下さい。軟水ですので口当たりも良く、
飲みやすいですわ。私の唾液の混じっていない素のままの味を一回ぐらいは味わって
おかなくては勿体ないです」
顎にハンカチを当てられ、水を流し込まれる。
意外に、と言うべきか、普通にうまい。ゆっくりと胃の腑に染みていくのが判る。
「いかがですか?」
ああ、うまいな、と答えようとして、
異変が起きた。
「あ、あれ? な、何で?」
西守歌がくすくすと笑っている。口元を手で隠し、体を折るようにして。
そのくせ視線は俺のある一点を捉えて放さない。
「本当に、涼様は。二度あることは三度あると申しますでしょう。ご用心なさらないと。
しかし、初めて拝見させていただきますけど、逞しいです、涼様の」
「何で? お前も飲んだのに」
わき上がる疑惑。
「私は一緒に中和剤を飲用しましたので」
「くそっ、ずるいぞ」
息を吐いて、吸い込む。ちょっとでも西守歌のことを信じた俺が馬鹿だったという気持ちと
どっちにしてもああするより他なかったという気持ちがせめぎ合う。
いや、そんなことよりどうにかしなければならない現実。
量的にはそんなに多くない、時間も経過したのは僅か。
なのに。
俺のモノはしっかりと勃起していた。
困惑する俺を余所に、さっき違う姿勢、つまり真っ正面向かい合って座る西守歌。
勃起したモノに、西守歌の秘所が触れる。間にあるのは何枚かの薄い布のみ。
西守歌はお互いが擦れるようにしながらすり寄って、俺を抱きしめる。髪や首筋から
立ち上る甘い匂い。触れ合った所々から広がる柔らかい感触。そういった様々な刺激の
せいで股間のモノは益々固くいきりたっていく。
違うっ、これは……、その、薬、薬のせいなんだ。西守歌が抱きついてきたこととか
匂いとか……その当たってるとかそんなことは関係ない。俺がこいつに欲情する筈がない、
絶対にそれとこれとは、
「大変ですわ、私が魅力的なばっかりに涼様のコレが、」
ジィイィィィィ、とファスナーを下ろす音、屹立したモノを容赦なく握られ、
パンツの窓からさらけ出される。
「こんなことになってしまって……」
ひんやりと冷たい手。二度三度の上下運動。
「涼様はなんてえっちなんでしょう。先ほど初キッスを済ませたばかりの乙女に自らの
怒張をしごかせるなんて。私……、恥ずかしくて死んでしまいそう……」
一気に顔が火照っていくのが判る。今の言葉で俺と西守歌が絡み合ってセックスの
前準備みたいなことをしているって知覚してしまったから。言おうとする傍から刺激を
加えられて、全部お前が勝手にやってることだと反論することは、ついに出来なかった。
「本当にご立派。ねえ、涼様。コレは、まだ未使用ですよね? 私以外の誰かに対して
使ったなんてこと、ないですよね?」
クスリか、西守歌か。それはもうどっちでもいい。だけど、あの水を飲むのだけは
冗談抜きで拙い。それだけはどうあっても回避しなければならない。
「強情なお方」
笑いながら、西守歌はグラスを傾けて水を咥内に含む。
制止の声を上げようとした唇はそれを達成することなく西守歌の唇によって封じられた。
水が流れ込んでくる。半分ぐらいはこぼれ落ちたと思う。それでも西守歌は口づけを
止めようとしなかった。残っている水を俺の咥内に流し込み、後を追うように舌を
差し入れてきた。
「んんっ? んぅっんんっ!」
突然の侵入に驚き抵抗しようとしたが、左手で体を、右手で頭を固定され、
動くに動けず為すがままにされる。
匂いと音と感触と。
「ちゅぱっ、ちゅっぱっ…ふむぅ、」
脳が溶ける……。
「ちゅ……んちゅんんんぷはあっはあっはぁぁっ」
ようやく解放された口を一杯に広げて新鮮な空気を吸い込む。どこかおかしなとこに
水が入ったのか、時折激しく咳き込んでしまう。苦しい。いくら肺の空気を交換しても
ちっとも楽にならない。体全体が熱くなってきた。何だよ、コレ。くそっ、くそっ。
はあっ、げほげほげほ。視界が歪む。たったあれだけのことで。冗談だろう?
「苦しいですか? すぐにお救いしてさしあげますから」
「はあっはあ、誰のせいだと思ってやがる……」
西守歌の顔が近づいてくる。ぐっと身を強ばらせた俺の気持ちをほぐすように
ぺろぺろと唇を舐める。何度も何度も。口が自然とゆるむまで時間を掛けて。
そして、俺たちは、睦み合う恋人のように唇を重ねた。
甘い匂いが鼻先をくすぐり、唾液を吸われていることに気づく。かと思うと一転して
今度は向こうから唾液が送り込まれてくる。舌は絡み合いっぱなしで、気まぐれに
歯茎の裏を擦られるのには何故かペニスをしゃぶられているかのような気持ちよさを感じた。
それでも。俺は受け身のままだった。自分からキスをするわけでもなく、
体をすり寄せるわけでもなく、ましてや舌を絡めに行くなんてことは絶対にやらなかった。
今、ここで、求めるわけにはいかない。それはこれまでの西守歌を否定することであり、
俺自身を否定することでもあるからだ。
その馬鹿みたいな思い込みが、最後の砦だった。負けるわけにはいかない。
攻略されるわけにはいかない。敗亡して、たまるか。
「りょう、さま……」
熱っぽい声だった。脳が痺れた。状況は悪化の一途を辿るばかりだった。
この上なく拙い展開だと思った。
大きいと言わないまでもちゃんと女の子であることを主張するふくらみが腹の
上辺りに押しつけられていることに加えて、剥き出しにされたペニスに西守歌の
秘所がしっかりと宛がわれているのだ。ぱんつ越しとはいえ、体を揺らされると、
それが擦り合うことになるのだから、それはもうとんでもなく拙い。
そして、最悪なことに、西守歌のぱんつは湿り気を帯び始めてた。
何でとかそれがどういうことなのかとか考えたらダメになる。間違いなく。
濡れているとかそういう単語もアウト。にちっにちっという幻聴が聞こえだしたら
状況はいよいよ絶望的だ。
正直なところ、ペニスは精液を吐き出すことしか考えていなかった。
だけど。
今は耐える他なかった。俺が度し難い意地っ張りであることに賭けるしかない。
地上で最も頑固であっても構わない。寧ろ、それを望もう。だから、今は耐える力を。
おもむろに体を起こした西守歌は肩で息をしていた。清楚さの象徴である白を基調とした制服が、
ただひたすらエロティックに見える。ふと、脱ぐのかと思った。ひたすらエロいことを
していて何なのだが、西守歌の裸が見たいとかそういうことではない。抱き合って体が
火照るようなことをしていたせいで俺も西守歌も汗でびしょびしょだったのだ。
鬱陶しくて服を脱ぐのは少しもおかしいことではない。
俺のペニスを何度か擦り上げた手がブレザーのボタンを一つ一つ外していく。
汗で体に張り付いたカッターシャツ。
驚愕の事実。
西守歌はノーブラだった。乳首が透けて見える。
「涼様の、えっち」
今日何度聞いただろう。その言葉を。そして同時に思う。いつ以来だろう西守歌の
こんな優しい声を聞いたのは。
「本当に、強情なお方。そこまで意地を張らなくてもいいのにとは思いますけど、
それが涼様のパーソナリティなのでしょうし、仕方のないことかも知れませんわね」
「……思い知ったか、さっさとあ」
「そこで、ちょっと趣向を変えることにしました」
一瞬だけ、沈黙が下りる。
「この瞬間から、涼様がイクことを禁止します。密着プレイとかそのごにょごにょなことは
一杯しますけど、涼様がイクのはダメです。どうしてもイキたければ、私の中でイってください」
あまりの馬鹿さ加減に頭が真っ白になってしまった。何てことを口走るのだろうコイツは。
「禁止事項ですから破れば勿論罰を受けていただきます。そうですね、ここはやはり
明鐘さんに同じようなことを体験していただく、という」
「西守歌っ! そんなことをしてみろ、俺はお前を絶対に許さない」
全てに先行して返答を叩きつける。
「大丈夫ですわ、涼様が耐えるか、私の中に出すか、そのどちらかにしてくだされば
いいことなのですから」
笑顔だった。全く堪えてない。
「私の全ては涼様のもの。処女を捧げることに何の否応もありません。しかし、一人の女として
愛する人に愛されたいと思うのも事実。そこで、心から愛し求めてくださるまで、
処女を捧げないことにしました。―――涼様、」
萎えかけていたペニスに唾液を落とされる。柔らかく小さい手でしごかれ、
たちまちに固さを取り戻してしまう。
「がんばってくださいね?」
もう悪態すら出てこない。
さっきと同じように座位そのものの姿勢で抱きついてきた西守歌の手にはまだ半分ほどの
水が残っているグラスが握られていた。
―――――
――――――――――
―――――――――――――――
何回達しそうになっただろう。唇をねぶられ、ペニスをしごかれ(何度秘所で擦り上げられたことか)。
あいつ自身は何回か達していたみたいで、
「はあっ、うああっ……あぁはっぁあ……んん……」とか
「もう、わた、くしっ、いってしまいっますぅっ」とか
「んんっはあはああああああああぁぁぁ――――――――」とか
それはもう官能を刺激するような喘ぎ声を吐きまくってくれた。俺もその度に到達しそうになり、
それを堪える為にタマの下辺りに力を込めたりしてやり過ごすなどの悲しい真似を余儀なくされた。
無限に思える時間を経て、グラスは空になった。俺に体を預けて激しく呼吸していた西守歌は
少し遅れてそれに気づいた。そして何故か嬉しそうに笑った。
「それはもう少しの間私主導で涼様と睦み合えるからですわ。涼様を解放してしまった後は私が
一方的に突かれ責められ嬲られ辱められるに決まってますから。すぐに手放してしまうのは
やっぱり惜しいものなのです。もう一つあるとすれば……」
声の間を縫うようにしてシュルシュルという衣擦れの音が断続的に聞こえてくる。
「すれば?」
白いカーテンの向こうに浮かぶシルエット。
「……明鐘さんに酷いことをしなくて済んだということもあります」
西守歌が普段着に着替えているのだ。何もここで着替える必要はないだろと言ったのだが、
ここが良いと言って聞かない。
「私はまだ友人だと思っていますから。我ながら虫がいいとはおもいますけど」
「そうだな、もう一度友人としてやり直したいならさっさと解放しろ」
「それはダメです」
監禁される側とする側なのに、空気は馬鹿みたいに穏やかだった。
「七時頃に夕食を持って参ります。腕によりを掛けた料理、残さず食べてくださいね? 涼様」
という去り際の一言さえなければ。
>>224-237 「φは壊れたよ?」
テーマはズバリ「寸止め」。途中でヤっちゃうのもアリかな、と思いましたが、
結局初心を貫徹してしまいました。保守っぽい何かってことで笑ってお許しを。
おお新たな神が。お疲れ様でした。
涼だけじゃなくある意味明鐘に関しても寸止めですな。
西守歌に弄ばれてるようでハァハァ。
続きも期待して良いでしょうか?
age
age
あぼーん
244 :
放課後:2005/04/03(日) 01:57:55 ID:aXavG1iT
キンコーンカンコーン
チャイムが今日の授業の終わりを告げる。
俺が帰り支度をしていると…
「おい、水原」
「なんだ、お嬢?」
俺に声をかけてきたのは、お嬢こと「陸奥 笑穂」お嬢とは少し前から付き合っている。
「この後空いてるか?」
「空いてる言えば空いてるけど…なんでだ?」
「いやなに…お前に少し話があってな…」
俺はやけによそよそしいお嬢の態度に疑問を覚えたが、黙ってお嬢についていった。
「で、話ってなんだ?お嬢」
お嬢に連れられ辿り着いたのは帰り道の途中にある小さな公園だった。
「水原」
「なんだ?」
「お前本当は私の事どう思ってる?」
245 :
放課後:2005/04/03(日) 01:59:39 ID:aXavG1iT
思いつくまま書いてみましたが…
自身ない…OTL
お嬢キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
続きキボン
248 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:00:13 ID:HbJl6smt
age
249 :
放課後:2005/04/13(水) 01:06:25 ID:/p0Ew5+/
えっ!
俺は思いにもよらぬお嬢の言葉に驚いた。
「お嬢…どういう意味だ?」
「お前は私に同情してるだけじゃないのか?」
「な、何言ってるんだそんな分けないだろう!」
お嬢は淡々と話し続ける。
「私には親に決められた婚約者がいると聞いて、それが哀れに思っただけじゃないのか?」
確かに俺はお嬢の事を多少なりとも哀れに思った。
「けど私は嬉しかった…でもこのまま水原に同情されるだけで愛されることがないと思うと怖くなった…」
「お嬢!」
ガバッ!
俺は思わずお嬢を抱き締めた。
のんびり投下してみたいと思うんだが、いいか?
ああ、のんびりでも投下してくれ
期待してる
252 :
250:2005/04/26(火) 00:39:20 ID:JvawMR99
んじゃ投下いきます。
ちなみにドラマシアター2の後日談的な設定になっていますので。
253 :
250:2005/04/26(火) 00:51:24 ID:JvawMR99
居候生活も半月を過ぎ、春達に散々こき使われる日常もいい加減定着してきた今日この頃、俺と明鐘の二人は部屋で唸っていた。
「うー、難しすぎるぞ、この問題は…」
明鐘の宿題を見てやっているのだが、情けないことにさっぱりなのだ。こんな時は春か百合佳さんにでも聞きに行くに限るだろう。日頃俺達をこき使っている以上、このくらいはして貰おうじゃないか、なあ明鐘。
「兄さん、やっぱり自分で…」と言っている妹の言葉を聞き流し、ひとまず1つ上の先輩の部屋へ向かう。
254 :
250:2005/04/26(火) 01:09:19 ID:JvawMR99
「百合佳さーん」
名を呼びつつ扉を叩くも返事はなく、まだ10時半なのに寝てるとは珍しいな、とは思ったが寝ているのなら仕方ない。どうやら春に聞きに行くしかないようだな。春に聞くと自分で調べろ、とか煩そうなんだけど、まあ仕方ないだろう。
そして俺達は春の部屋まで来ていた。ちなみにこの二人、新婚だというのに部屋は少し離れている。やはり遠慮もあるのだろうか。
で春の部屋だが、これまた何故か扉が半開きくらいになっていて、中の明かりが消えていたので、慎重に中を覗いてみる。寝ているとこを起こしでもしたら明日はないからな。
255 :
250:2005/04/26(火) 01:22:08 ID:JvawMR99
室内へと目を向けた俺は、その光景を見た。
「あ…んっ、春希君…」
声が聞こえる。
「うっ…ねぇ、まだ涼君たち、起きっ…」
隣では明鐘も固まっているのだろう。
「んんっ!そこぉ…もっと…やっ!」
いわゆる濡れ場だ。言うまでもなくこの声は百合佳さんのもので、もう一人は春で間違いない。
「あぁっ!!」
ひときわ大きな声が上がり、百合佳さんの肢体が痙攣する。その声で我に返った俺は、明鐘の手を引いていそいそと部屋へ戻るほかなかったのであった。
256 :
250:2005/04/26(火) 01:28:46 ID:JvawMR99
「……」
「……」
気まずい。半端じゃなく気まずい。明日からあの二人にどんな顔して会えばいいのかわからないし、それよりもあんな映像を見てしまって顔を真っ赤にしている明鐘に何と声を掛ければいいんだろう?掛ける言葉が見つからないとは、今まさにこの状況を言うのだろう。
と、明鐘がベッドから立ち上がっていた。
「その…兄さん、おやすみなさい」
「あ、ああ。おやすみ、明鐘」
どうやら朝まで考える時間がもらえたらしい。
257 :
250:2005/04/26(火) 01:34:53 ID:JvawMR99
とりあえずここまでです。なんか百合佳さんが春希のことをなんて呼んでたかが曖昧なので何とも言えないんですが、まあ違ってたら結婚を期に変わったってことで一つ。
本編では春希さん、あの人、と呼んでいるな。
まぁ夫婦になって春希君に変わったと思えばいいか。
すんません…
260 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 21:21:34 ID:IB/w9qR4
age
261 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 22:28:27 ID:29IzpmDJ
保守
262 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 19:27:50 ID:i4Cut6KB
保守
ハゲ
ss投稿全然無いな
265 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 12:30:23 ID:3kBkb+i2
保守
266 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 22:33:36 ID:tNF7PaYu
保守
保守
保守
269 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 13:51:06 ID:MTyklrJO
保守っとくか
270 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 22:22:13 ID:BLUu4389
保守
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチンコ
272 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 12:02:28 ID:4BwYCu/U
ほす
久しぶりに覗いてみました。
いつぞやはこのスレに投稿させて頂きましたが……
寂れていますねぇ…ハァ。ファンディスク出るまで辛抱しますか…
キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
クル━━━(´・ω・`)━━━ !!??
276 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:12:21 ID:DDNGE9zJ
保守
ファンディスクまであと1日
エッ? 実は先日届いていますが…マサカ盆前に来るとは思ってもいなかったので…
さて、これをどう料理しましょうか…?
というか…妹が全面に…うーむ…他の職人さんの動向を探るかなぁ。
あやめ…そうくるか…
期待保守
ファンディスクってなんすか?
PCでφなるあぷろーちのアナザーストーリーが見れる
PC用で6000円
282 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 10:04:45 ID:yt1jAxMe
あ〜・・・微妙だった・・・・
涼視点だと思ってたよ(´・ω・)・・・
注文してその袋を親に見られた・・・
あれだ・・・やばかった・・・(((;-д- )=3ハァハァ
>>281 トンクス
6000円か…
(´・ω・`)
内容的には春休み
主役はあやめ
だから涼の言葉があやめに移ったみたいな違和感有り。俺はだけど
ゲーム初回DVDの最後に行ってた奴って絶対これのことだよな
ここってエロパロだよな??
(・∀・)イイヨイイヨー
新作投下期待age
ぶっちゃけ秋田
289 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 04:24:23 ID:VrIOfkV/
期待age
290 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 07:53:52 ID:/TPoLDCE
アゲ
「φは壊れたよ?」の続きキボンヌ
φ
∧
< >
∨ ドカーン
293 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 14:25:29 ID:Wxzb2ED4
りょ〜くぅ〜ん?
295 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 16:05:59 ID:XTsnnohT
「ぁ…あんっ、涼様ぁ…おイタは駄目ぇ…あっやめて!!あぁあぁん」みたいなんキボン。
「あー・・・暑ぃ・・・・。」
今は夏休みの真っ最中。子ども達が1年で最も待ち遠しい季節・・・・・なのだが
「もう〜、涼様ったら折角の夏休みなのに・・・。」
「だって35度もあるんだぞ・・・・何もする気起きねえよ。」
「どこか行きましょうよ〜。」
「人の話し聞いてたか?何もする気が起きん。」
「じゃー私の別荘行きましょ。湖の近くだから涼しいですよ?」
湖・・・か。まぁ今より涼しくなるのならいいか・・・。
なーんて季節感もクソもなくダメダメなネタ振って逃亡。
暇なら誰か続き書いて。
297 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 15:36:58 ID:u2hIwzYo
>>296 「西守歌ちゃんだからてっきり『まぁ、それなら南極に行きましょう』って言うかと思ったよ」
「明鐘さん・・・」
山田「え?なに?マジで?」
山口「そうなんだよー」
山国「ハァ?」
山崎「事件になったらしいぜ」
山国「あーそれか」
301 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 15:10:30 ID:8F5Cao8O
保守
明鐘「西守歌ちゃん、いつぐらいに行くつもりなの。もうそろそろ秋になってきてるけど…。」
夏の間に西守歌の別荘地に行くという案が出ていたが今年の夏は色々と忙しくて結局行けなかったので日を改めて行くという事になってる
西守歌「では、冬頃に南国地に行くというのはどうでしょうか。」
涼「まだまだ先じゃないか。」
西守歌「涼様はそんなに早く私と新婚旅行に行きたいのですか。では新婚旅・・」
涼「お前と結婚した覚えはないが。」
西守歌「ではここにサインをしてください。そしたら私たちは結婚したことになりますわ。」
またここで反論したら良いように持って行かれるだけなのでスルー
西守歌「涼さまぁ・・・。」
何となく今は秋っぽいので適当に書いてみた。何か微妙すぎるのでここで終わる
すかさずハルが
いや、黒服が
305 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 15:59:00 ID:y/l2mu4+
美紀とお嬢のレズぎぼん
明鐘と俺のセックルキボン
お前の名がわからん
309 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 01:49:35 ID:b84YbhAe
涼とお嬢がラブラブなのを嫉妬した明鐘が涼を襲って寝取るSSマダー?
>>309 涼「いやぁ!明鐘止めてぇ!」
明鐘「いつもあのお嬢様に抱かれてるんだろ?俺にも少し位やらしてくれよ」
涼「イヤァァァ!!!」
(゚Д゚)…
312 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 19:22:15 ID:LAD4Cyd4
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
313 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:03:49 ID:e7NsnHRZ
あげ
age
315 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 04:28:22 ID:k1n3hR24
ageってなかった・・・いまアゲル
瞳に映る願い 零さぬように
でんでんでんぐりがえしで ばいばいばい
壊れ合うから動けない
みんな目が死んでる〜
ハル「ハァハァ」
涼「ハァハァ」
兄さん…
変なことしないでね…
でも私になら幾らでもしていいよ?
兄さんの松茸、とっても大きい・・・
ねっ、これ…舐めても……いいかな?
はぁぅ…!大きいぃ…
いやぁ……いやらしい音させないで
明鐘「どうみても精子です。」
涼「本当にありがとうございました。」
(´・ω・`) 完?
330 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 15:15:10 ID:1W+qtZ4f
age
331 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 21:56:48 ID:e0zDWANp
332 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 05:58:05 ID:vePsEt/s
age
333 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 15:11:59 ID:zZuM+cTU
保守
334 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 00:45:57 ID:fsSb1pU+
これって18禁でPC版出して欲しい
335 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 23:13:55 ID:sEdhjybX
保守
336 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 04:02:05 ID:SSRHKQ8y
黒明鐘SSマダー?
337 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 12:27:30 ID:IP46KKhE
保守
338 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 12:51:13 ID:qxfLYAij
ほしゅばかりではなひか(苦笑)
339 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 07:56:47 ID:+xFx8LAl
保守
保守党
342 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:32:23 ID:s2N6Y9JX
保守
西守歌「保守ですわ」
俄然保守
345 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 23:55:33 ID:vrYideZW
もうすぐ聖夜だなぁ…
ここは涼×西守歌な聖夜の話を・・・!
・・・後は頼んだ。(ぁ
西守歌「もうおまいらうんこー^^」
新年なのに死んでるねえ
349 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 08:55:29 ID:x/7eGFBP
保守
350 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 01:27:23 ID:K1pk+b7L
age
351 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 09:31:27 ID:C+3le2nz
ほっしゅ
ここまだあったんだ
ぬるぽ
まだあるよ
ガッ!!
保守
⊂ニニ(^ω^)ニニ⊃
356 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 18:26:22 ID:oxp6JnPn
age
ほしゅ〜
358 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 11:09:18 ID:7zM92qmm
保守
保守する意味を感じない
360 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 20:30:37 ID:gk+B7mlg
age
361 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 21:45:34 ID:su27PqIE
もうこのスレ死んでるな・・・
とりあえず期待age
a
363 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 10:32:52 ID:6ayXrDzG
頼む…誰か……
西守歌はうんこを漏らした!!
365 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 18:25:51 ID:FZkiU3iT
ぶりぶりぶり
笑穂笑穂笑穂笑穂笑穂笑穂笑穂笑穂笑穂笑穂
うるさい
368 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 18:43:00 ID:Zk/VKnj4
ホシュ
370 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:41:39 ID:2i72k3Ov
ほ
し
373 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:59:25 ID:MusvQHbb
保守
ほ
しゅ
保守ばっかりして何かいい案無いの〜?
このままじゃ干からびちゃうじゃないの〜
377 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 00:40:26 ID:s3LJTZvm
職人を待つ
378 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 23:06:18 ID:V6727soU
廉価版出たから誰か来てくれるかも、と思ったんだがなぁ。
期待あげ
西守歌は前にあったし、笑穂は小説あるから明鐘の話でも考えてみるかな。初挑戦なんで、一週間たっても書いてなかったら、構想断念ということで勘弁して。
がんば
これは期待してる
予想以上に難航中。全部で4レスぐらいにしかならない上に、投稿は月曜の夜になりそうです。
それでもいい方、申し訳ないけどしばらくお待ち下さい。
期待
済みません。間違えて原稿を消去してしまい、前書きの前半部分しか投稿できません。
肝心な続き部分ですが、しばらく家を離れるのでいつになるか未定です。
楽しみにして下さった方、ほんとごめんなさい。
「鐘ちゃんおめでとー♪」
「おめでとう水原。…しかし水くさいじゃないか。私にも、祝福させてもらう権利、あると思うが?」
「やだ、みいちゃん…(///」
「…………。」
「あれっ!? どうしたの、涼? …もしかして、感激のあまり声も出ないとか!」
「おい水原、そんなに顔を赤らめるな。こっちのが照れくさくなってしまうではないか。」
「…お嬢、ちょっとごめんな。…って、逃げるな美紀! てめえっ、約束が違うだろっ!!」
「にゃはははは☆ 怒っちゃいやーん♪」
ここは水原家。あの西守歌事件(?)から数週間後、眩しいくらい晴れ渡った、とある土曜日の午後。
ハルが急ぎの取材とかで出張に行ったので、プラーヴィは明日まで臨時休業。そのため、涼と明鐘も週末のバイトは休みになり、一緒にのんびりと家で過ごすはずだった…のだが……。
「
387 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 20:52:10 ID:69Z7iUfg
あげ
388 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 19:21:51 ID:kIjzICxQ
あげ♂あげ
389 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 12:56:28 ID:fejEMJJp
期待していいのか?
このままだと期待して
392 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 02:02:01 ID:7+NdGuE9
保守
393 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 01:36:18 ID:WAUH2nRm
保守
394 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 19:36:21 ID:06hbQRH8
もう使えないな…このスレ
放課後、笑穂は何ものかに背後から何かで殴られ気を失った。
気が付くとそこは倉庫のような場所で周りには鞭や蝋燭と、笑穂には何に使うか見当のつかない物が沢山あった。
『こ・・・こは?っ!!』
目が覚めて来て段々と体に感覚が戻って頭に鋭い痛みが走った。
頭を手で押さえようとしたが手を繋がれて押さえられなかった。
誰も書き込まないなら私が書き込みませう。
これはまあエピローグ程度に思って下さい。
正直このゲーム買って数日で売ってしまったから少しわからない部分が・・・・。
まあ、頑張ります。
397 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:13:26 ID:9NZhq7UX
超超超期待してます
『お目覚めになられましたか?』
いきなり声が聞こえてきた。
笑穂は声のする方に首を向ける、首には首輪が巻かれていた。
『これは一体何の真似だ!!』
笑穂は声の主、西守歌を睨み付けた。
『そう怖い顔しないで下さいよ。何って決まってますよ。最近あなたと涼様の仲が良すぎるのではないかと思いまして、貴方を調教します。つまり涼様につく害虫の駆除ですわ』
『なっ!?・・・・・・・・』
西守歌が怖いくらいの笑顔で笑穂に言った。
顔は笑顔だが目が笑っていない、このことは笑穂はすぐに気付き声を押し殺した。
表情は先のまま無言で笑穂に西守歌は近寄って来た。
そして、笑穂の目の前まで来てしゃがみ込み笑穂と同じ目線に西守歌はなった。
もう西守歌の表情から笑顔は消え目が合うと殺されてしまうのではないかと思う程の冷たい目をしていた。
笑穂は出来るだけ目を合わさないように下を見ていると、西守歌は笑穂の顎を持ちこちらを向かせ唇を奪った。
このキスは軽いもので数秒程度てあった。
それにも関わらず笑穂の頬は真っ赤になり口をパクパクさせ言葉にならないくらいショックだった。
『もしかしてキスは初めてでした?でも大丈夫ですよ。私が今日、貴方の全てを奪ってさしあげますから。調教の方もちゃんとしますからご安心下さいね』
西守歌は笑っていた。
しかし、今度は怪しい笑みでまさに何かを企んでいるような笑顔だった。
皆さん、こんばんは。
突然の参戦ですみません。
今回はレズSMを含み(予定)ますので苦手なかたはスルーして下さい。
自分の好みな感じに仕上げるので悪しからずorz
wktk
西守歌は笑穂に再び口づけをした。
しかし、今度はとても長いキスいわゆるディープキスというものだ。
西守歌は笑穂の舌に自分の舌を絡ませようとするが、笑穂も必死に西守歌の舌から自分の舌を逃がそうとする。
『ッ・・・・ハァハァ』
二人の口からいやらしく唾液が糸を引いた。
『どうですか?キスでも十分感じませんか?ほら、私なんかもうこんなに・・・・』
西守歌は自分の秘所に手を延ばし秘所から垂れる雫を指に絡ませた。
そして、その指を笑穂の前に持って行った。
『嘗めてください』
『いやだ』
西守歌の言葉に笑穂はすぐに反論した。
笑穂のこの言葉を聞いて西守歌は後ろを向き歩き始めた。
何やら怪しげな道具が置かれている棚から針のない注射と沢山のイボがついた極太のバイヴを持って来た。
『オナニーしたことあります?』
何の前触れもなく西守歌は笑穂に尋ねた。
『・・・・・・・・』
『別に答えてくれなくてもいいんですけどね。私これでも処女なんですよ。貴方も処女ですよね?濡れてないアソコにコレいれたらどうなると思います?』
西守歌はバイヴを見つめながら独り言のように言った。
さすがに笑穂も西守歌が何をする気か気がついた。
『やめろ!!よるなーー!!』
笑穂は無表情で近付く西守歌から必死に逃げようとするが繋がれていて当然逃げる事などできなかった。
『私は貴方を調教するわけですから、快楽を与えるつもりはありませんし、貴方が壊れたとしても興味ありませんから』
そう言って笑穂の秘所をバイヴで一気に貫いた。
バイヴ越しにでも伝わる笑穂の処女膜が破れる感覚に西守歌は言い知れぬ快感を覚えた。
『ッアァーー!!痛い!!抜いて、抜いてえぇー!!!!』
笑穂は狂ったかのように身をよじらせ叫び続けた。
しかし、西守歌はバイヴを抜くどころか更に奥へと差し込んだ。
(*゚∀゚)=3ハァハァ
どんどんバッチコーイ
((o(^-^)o))期待アゲ
今回は前回に引き続きSM、レズ、スカトロ等を含む可能性があります。
苦手な方はスルーでよろしくお願いします。
それではどうぞ。
「ッ・・・・っか!!・・・・ッハ!!」
笑穂は西守歌が深くバイヴを押し込んだことで悲鳴をあげる事も出来ずに悶絶した。
当然処女だった笑穂は快楽も無く痛みだけが脳に響いた。
そして、笑穂は泣きながら失神した。
「もう、潰れちゃったんですか?」
「・・・・・・」
西守歌が尋ねかけるが当然笑穂に反応は無かった。
バイヴを笑穂の秘書から抜き西主歌はバイヴと一緒に持ってきた無針の注射に液体を注ぎ込んだ。
数時間後、笑穂は目を覚ましたが周りには西主歌の姿は無かった。
しかし、自分が繋がれて身動きが取れないという状況は変わっていなかった。
「っう・・・・」
少し動こうとするだけで秘書に痛みが走った。
「お目覚めですか?」
突如扉が開き西主歌が現れた。
「もう、気がすんだだろ?ここからだせ」
「いやです。涼様に金輪際変な気を起こさないように徹底的に調教します」
笑穂の弱々しい口調の要求にはっきりと西主歌は即座に言った。
「私は変な気など起こしていない」
西主歌は笑穂の話を聞いてッフと鼻で笑った。
笑穂の耳元まで顔を近づけて囁いた。
「貴方は私の奴隷になってもらいます。私の言う事は絶対です。それと、ご主人様と呼んでくださいね」
笑穂には笑顔で西主歌が言う意味が理解できなかった。
「何を言ってるんだ・・・・・」
一言そう言った瞬間、西主歌は笑穂の頬を力いっぱい殴った。
殴られた笑穂は何が起こったのかわからないといった状態で少しの間放心していた。
「奴隷が私にタメ口で喋らないで下さい。ほら、ちゃんと謝ってもらえますか?」
「ごめん・・・・・ごめんなさい。ご、ご主人様」
冷たく言い捨てる西主歌に笑穂は泣きながら謝った。
笑穂が謝るのを聞くと西主歌は微笑んで笑穂にキスをした。
「・・・・っあ・・・?」
「ちゃんと謝ったご褒美です」
笑穂はこの時、心が救われた気がした。
「はい。ありがとうございます。ご主人様」
西主歌はこの言葉を聞いた時怪しい笑みをこぼした。
そして、笑穂の拘束を解いた。
「ご主人様・・・・・これは?」
「お尻をこっちに向けて、脚は自分で抱えてください」
「・・・・・・はい」
西主歌は完全に笑穂は落ちたと思った。
そして、尻を西主歌のほうに向ける笑穂に先程の無針注射を取り出した。
無針注射つまり浣腸器を笑穂の肛門へ入れ一気に中の液体を注ぎこんだ。
「くぅぅ・・・・」
笑穂は歯を食いしばり奇妙な感覚に必死に耐えた。
「終わりましたよ。直ぐ効果が出てきますからこれを差し込んでおきますね」
そう言って、西主歌は笑穂の肛門に笑穂の処女を奪ったバイヴを差し込んだ。
「っが!!あああぁぁ!!!」
叫び声をあげる笑穂をよそに西主歌はオムツを取り出してきた。
「では、明日までこれを着けておいて下さい。漏らしたらお仕置きですから」
そう言って笑穂にオムツを履かせた。
そして、笑穂を帰らせた。
家に着いた時、笑穂は冷や汗で洋服がビショビショになっていた。
「私・・・・どうしてあんな事言ってたのかな?」
初めてを奪われ更に過酷な拷問じみた事をする人を「ご主人様」と何故言ってしまったのか笑穂は考えていた。
「お腹、痛いなぁ・・・・・」
そう言いつつもオムツやバイヴを取ろうとはしなかった。
勢いで書いてしまった。
キャラクターの喋り方等がよく判りません。
ちょw
ごぢ大杉w
( ´∀`)< ぬるぽ
邪神降臨
誰か書いて
あやめ「ようこそ!エロパロ板へ!」
西守歌「ほっしゅ」
414 :
明鐘:2006/07/15(土) 02:12:34 ID:snqsvDF9
保守
415 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 03:41:02 ID:FpcIX6zN
お嬢期待
416 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 03:41:42 ID:FpcIX6zN
お嬢期待
417 :
名無し:2006/07/16(日) 15:44:31 ID:7v2Cdafb
書いていいんなら書くかも…
418 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 02:53:33 ID:EwekR1ou
書け!これは命令である!!
419 :
名無し:2006/07/17(月) 23:24:06 ID:ksOKg6eO
なら誰がいい?
420 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 23:55:48 ID:EwekR1ou
お嬢期待
421 :
名無し:2006/07/17(月) 23:59:40 ID:ksOKg6eO
少し時間くれ、何とかしてみる
422 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 00:00:16 ID:DgZDpH6S
ありがとう、頑張ってください!!
423 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 01:23:55 ID:ay0nLYED
お嬢ヨロシク
424 :
名無し:2006/07/21(金) 10:32:35 ID:1r81MJMX
先に設定だけ
いちようお嬢のハッピーエンド後ってことで
本編までは今しばらくお待ちください。
425 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 11:55:59 ID:V3yWb3x7
期待age
426 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 21:25:15 ID:nTDsrl2n
お・じょ・お!お・じょ・お!
427 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 01:37:19 ID:BgUeRg+q
age
428 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:01:01 ID:72Blzy6H
お嬢!!
429 :
名無し:2006/07/31(月) 13:45:37 ID:gqEigda7
もう少しだけ待ってくれ。必ず書く!!!
書くとしたら明鐘か美紀かどっちがいい?
あえてここは美紀
432 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 19:11:58 ID:SMYuQUiX
美紀ね…。じゃあ書いてみる
ポッシュ
435 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 23:22:15 ID:dqKyHh78
お嬢マダー!!
436 :
名無し:2006/08/11(金) 16:39:18 ID:POe8mLoi
あと少し待ってくれ。
申し訳ないとは思っている
437 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 02:32:10 ID:++5nr0bP
age
時間掛ってもいいなら西守歌かお嬢で書くけど?
携帯からなんで読みにくかったらスマソ
西守歌で頼む
440 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 15:46:30 ID:pJNNLqQM
お嬢はどうなったんだ?
>>439 了解。ただ、8〜9月は色々と忙しいんで、うp出来るのは10月位になるかも知れんが…。
携帯厨なんで読みにくかったらスマソ
442 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 12:52:08 ID:ZH08a0V0
美紀もどうなったんだ?
>>441 スレ落ちしないよう注意をしながら、気長にまってやす!
444 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 21:39:37 ID:dy9Oq7js
お嬢まだですか?
そろそろチンチンしまってもいいですか?
445 :
名無し:2006/08/24(木) 23:08:54 ID:5EhqXcKy
もう少しなんだか最後がまとまらないんだ。
九月までには出せると思う。
ほんとすまそ
446 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 23:17:23 ID:9gw/U+5l
448 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:20:01 ID:IPEcdoAa
ほしゅ
449 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 20:03:54 ID:pdOf4Wbs
一応、保守
本日は9/5です…
そろそろパンツ履いてもいいのかな?かな?
ここは北末原です。雛見沢に戻ってください
うーん…もう光臨はナシっぽ?
このスレまだあったんだ・・・
我らお嬢派は最大勢力だと思ってたが
案外と供給が少ないんだな。思い出してトライしてみよ。
代価を支払っておりませんので、気長にお待ちいたします。
プロ作家の皆さんの中には、確かに、週刊誌や月刊誌にいつも一定のページ数の作品を書いていますが、読み応えしない作品を発表なさる先生もいらっしゃいます。
ソレは、確かに数多くある雑誌のなかの、多数の作品の一部です。
でも、その作品も含めて、私たちは、雑誌代としてそのつど、代価を支払っています。
この掲示板に投下してくださる職人の皆さんは、より良い作品を、無償で提供してくださいますので、
催促せず、あせらせず、気長に待ちます。
代価を支払っておりませんので、気長にお待ちいたします。
プロ作家の皆さんの中には、確かに、週刊誌や月刊誌にいつも一定のページ数の作品を書いていますが、読み応えしない作品を発表なさる先生もいらっしゃいます。
ソレは、確かに数多くある雑誌のなかの、多数の作品の一部です。
でも、その作品も含めて、私たちは、雑誌代としてそのつど、代価を支払っています。
この掲示板に投下してくださる職人の皆さんは、より良い作品を、無償で提供してくださいますので、
催促せず、あせらせず、気長に待ちます。
456 :
名無し:2006/09/10(日) 13:27:27 ID:gaPJixGN
すまない、しばらくパソ自体を触われなかった。
何だか今書いてるのがうまく行かなかったからもう一度新しく書いてるところなんだ。いちようお嬢もいるがALLになるっぽい…
期待に添えるかどうかはわからんが待っていてくれる人がいるかぎり確実に書き上げて投下するつもりだ、だからいま少し時間をくれ。
>いちよう
大丈夫かいな
458 :
453:2006/09/17(日) 03:37:15 ID:Q5XS4zHN
さっき2年ぶりにふぁいなるのTV版を見返した。
うんうん、お嬢分充填完了。
明鐘分の補充はまだですかよ?
のんびり待ちますー
保守っておこうかな
462 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 14:26:04 ID:u81oEbXK
保守
アッシュ
今の自分に出来ることは、お嬢の帰る場所を保守し続けること・・・
465 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 19:42:57 ID:D/WekAVA
ほしゆ
466 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 23:30:33 ID:jfH8VgOJ
保守
ふつつかものですが、どうかよろしくお願いいたします
468 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:42:02 ID:jQRu78Jj
保守ですわ
469 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:22:00 ID:MxwDVmIy
保守
470 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 21:30:28 ID:xiT7v/Xr
お嬢と涼の書こうと思ってるけどどうかな?
471 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:29:37 ID:xiT7v/Xr
472 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:34:21 ID:Nl4F4SPl
473 :
櫻井:2006/11/29(水) 00:58:54 ID:8bt++8hD
笑穂:「今日は楽しかったぞ水原」
ニコッと微笑む彼女と俺は今日の休日の時間を二人っきりで過ごしていた、そう、いわゆるデートってやつだ。
お嬢との交際を許してもらったあの日以来、俺たち二人はほとんどの休日を二人で過ごしてきた。
いつもは俺がエスコートするのだがお嬢がどうしても行きたいところがあるなどと珍しく言うので今日はお嬢がエスコート役だ。
そうして連れてこられたのは海から近い海岸だった。
涼:「なぁお嬢、どうして海岸なんかに来たかったんだ?海岸なんか来ても何か面白いものがあるわけでもないと思うんだけど・・・。」
笑穂:「ん?うーん理由は・・・ただこうして長い時間静かなところでお前と一緒に居たかった、そんなところかな。」
自分の隣に座っているお嬢が優しく微笑んだ、その笑顔を見ただけで俺の心と体はいつも癒されていた。
涼:「俺と長時間居て楽しいだなんて、変わってるな〜お嬢は。」
笑穂:「その変わってる女の子と交際してるお前はどうなんだ水原?(クスクスと微笑みながら)」
涼:「そうだなー、やっぱり俺も変わってるのかな・・・?」
笑穂:「そういう事になるんじゃないのか?(微笑み)」
涼:「そ、そこは否定してくれよお嬢。(苦笑し)」
笑穂:「冗談だ水原。」
クスっと微笑み、お嬢は俺に体を預けてきた。
涼:「な、なんだ冗談か・・それなら良かった・・・。」
俺は体を預けてくるお嬢を他所にホッと安堵のため息をつき気持ちを落ち着かせていた。
涼:「さてと・・・それじゃあ帰るか?もうこんな時間だ、お嬢の帰りが遅いとお嬢の兄貴が怒っちゃうからな。(笑いながら)」
笑穂:「ん、そうだな、じゃあそろそろ行くか・・・っとその前に、水原」
お嬢は俺のほうを向き目を瞑ってきた。
涼:「こ、ここでするのか??もっと人のいないところでじゃ駄目なのか・・??」
笑穂:「私は今ここでしたいんだ。」
涼:「はいはい、分かったよ。んじゃあいくぞ?」
俺はお嬢の唇に自分の唇を重ね合わせた。暖かく、とても柔らかい感触がした。
笑穂:「んッ・・・・・。」
俺とお嬢はこの行為にしばらく酔いしれた。そして唇を離し、しばらくの間見つめ合った。
笑穂:「よし、それじゃあ帰るか水原。」
お嬢は立ち上がり俺の腕にくっついて微笑んだ。
涼:「よし、じゃあ行くか!」
俺とお嬢はそのまま歩いて自宅へと帰って行った。しばらく歩くとお嬢の家についた、相変わらず大きなお屋敷だ。
しかし、そのどこの部屋にも明かりが点いていなかった。
涼:「あれ?電気ついてないけど、もしかして留守なのかな・・・。」
笑穂:「おかしいな、出かけるなんて言ってなかったと思うんだが・・・。」
涼:「鍵は持ってるのか?」
笑穂:「ああ、常に携帯してる。・・・な、なぁ水原、この後、まだ時間空いてるか・・・?」
涼:「え?あ、ああ俺は別にこの後空いてるぜ?今日は明鐘が友達の家に泊まりに行ってるから早く帰る必要もないしな。」
笑穂:「じゃ、じゃあちょっとだけでいいから家に寄らないか・・・?」
涼:「お嬢の家に?俺は別に構わないけど・・・お嬢は大丈夫なのか?夜に俺と二人っきりで家にいただなんて家族の人にバレたらまずいんじゃないのか・・・?」
笑穂:「私は大丈夫だ、それに普通にしてれば見つからない。」
涼:「そうか、じゃあちょっとだけ寄って行こうかな、お嬢の家には結構興味あったしな。」
笑穂「ん、では陸奥家へようこそ水原。(ニコっと微笑み)」
涼:「おう、じゃあお邪魔しまーす!」
こうして俺はお嬢の家に少しだけ寄る事になった、それはいいのだが、いつも冷静なお嬢が少し取り乱していたような気がした。俺の気のせいかな・・・。
今日はここまでにします!エロシーンがまったく無くてすみません!
今度のはそういうシーンを入れて行きたいと思いますので楽しみにしていただけたら嬉しいです。
あと、こういうシュチュエーションにしてほしいだとかリクエストがあれば言ってください、頑張って応えようと思います!
感想なども出来ればお願いします、「しょぼい」だとか「もう書くな!」などの感想でも全然構いません!!
それではまた明日!
474 :
櫻井:2006/11/29(水) 01:02:43 ID:8bt++8hD
ミス;;海から近い→家から近い
475 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 19:48:40 ID:xLfyrQgN
続きヨロ
476 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 18:41:21 ID:/g9wZgPc
wktk
「また明日」か・・・・
君の明日は一体いつだい?
479 :
櫻井:2006/12/03(日) 16:52:14 ID:YykqIh5J
申し訳ありません、最近色々と忙しくここに顔を出す事が出来ませんでした。
ただの言い訳とお思いになると思いますが、なにとぞご理解をお願いします。
続きは今日か明日には書けると思います。本当に申し訳ありませんでした。
ゴメン、言い過ぎたよ。
せっかくの書き手さんを急かしたらいかんよね。
481 :
櫻井:2006/12/04(月) 21:56:36 ID:gfiWCTEs
笑穂:「適当に座っててくれ、今お茶入れてくるな」
涼:「ん、サンキューお嬢。・・・にしても広い部屋だなー、うちの何倍あるんだこの部屋?さっすが、お金持ちは違うなー。
そういやあの馬鹿(西守歌)もボンボンのお嬢様だったな、あいつの家もこれくらい広いんだろうなー・・・
って!何であいつの事なんか考えてるんだ俺!」
涼は頭を叩き西守歌の事を頭から消そうとする、その時、何かにつまずいき・・・
涼:「え?う・・うわあああ!!」
涼は勢いよく転んだ、それと同時にドンという鈍い音が部屋に響きわたった。
涼:「あたたた・・・・人ん家の部屋で転ぶとは・・・情けない・・・・ん?何だこれ・・?」
涼は頭の上に乗っている物に気づく、それは涼が転んだ拍子に倒した洋服入れのに入っていた笑穂の下着であった。
涼:「げッ!!こ、これは・・・お嬢の・・・・・し、し、下着・・・!?」
するとそこに笑穂がお茶を煎れ部屋に戻ってくる。
笑穂:「何をしてるんだ、騒々しいぞみずは・・・・・・」
笑穂は自分の下着を持っている涼の姿が目に入っる。
笑穂:「水原・・・一体何をしてるんだ・・・・・?それは私の・・・」
涼:「だー!!違う、これは違うんだお嬢!これは・・・その・・な、なんやかんやで色々あって総合すると違うんだ!うん違う!」
笑穂:「訳の分からない事を言うな水原!まさか水原がこんなにもいやらしい男だったとは・・・・・」
涼:「だ、だから違うって!!誤解だ!頼む俺を信じてくれお嬢!」
笑穂:「信じろって言われてもこの状況じゃ少し無理があるんじゃないか水原・・?」
涼:「そ、そこを何とか信じてくれって!頼むよお嬢!!」
笑穂:「クスッ・・冗談だ冗談。」
笑穂はクスクスと笑い。
涼:「じょ、冗談・・・?何だよ冗談かよお嬢、今すっげー焦ったんだぞ!」
笑穂「済まん済まん、水原はからかうと面白いからつい、な?」
涼:「まったく、ほんとに焦ったぜ・・・。からかうと面白い・・・お嬢ってもしかしてSなのか・・・?」
笑穂:「ん?何か言ったか?」
涼:「いーや何にも言ってないぜ、空耳だ空耳」
笑穂:「そうか・・私の聞き間違いか・・。」
涼:「そーいう事。それよりお嬢、これどーするよ?」
辺りに散らばる下着や衣服を指差し。
笑穂:「ああ、これは私が片付ける。水原はお茶でも飲んでてくれ。」
笑穂は優しく微笑み衣服などを片付け始めた。その笑顔に涼はドキっとし、それと同時に強い欲求が涼を襲った
482 :
櫻井:2006/12/04(月) 21:57:32 ID:gfiWCTEs
それはとても強い欲求、涼はそれを押さえる事が出来ず、行動に起こしてしまった・・・。
涼:「も、もう・・・我慢・・・出来ない・・・お嬢・・・!!」
涼は笑穂を抱き寄せ強引にキスをする
笑穂:「み、みずは・・・んッ・・んんッ・・・」
笑穂は拒絶しなかった、涼と笑穂はしばらくの間濃厚なキスを続ける。
涼:「お、お嬢・・・俺・・もう・・・」
笑穂:「うん・・・・大丈夫だから・・・」
涼:「お嬢!!」
涼は笑穂をベッドに押し倒した、そしてゆっくりと衣服を脱がしていく
笑穂:「じ、自分で脱げるから・・・」
涼:「いいからいいから、俺に任せて・・」
涼は笑穂のブラジャーを外した、形の整った綺麗な膨らみが姿を現す。
涼:「お嬢・・・綺麗だ・・・・」
涼は笑穂の胸をゆっくりと優しく揉む
笑穂:「んッ・・・あはッ・・んんッ・・・」
笑穂はその快感に思わず声を漏らしてしまう、涼は我慢できなくなり胸の先端に強く吸い付く
笑穂:「ひゃあ・・!んあッ・・・んんッ・・そ・・そんなに強・・く・・んッ・・あッ・・す・・・吸っちゃ駄・・・目・・・」
涼は笑穂の胸から顔を離すと笑穂の秘所に手を当てる
涼:「お嬢・・・もうこんなに濡れてる・・トロトロだよ・・・」
笑穂:「そ、そんな事・・・言うな馬鹿・・・」
涼はゆっくりと顔を近づけお嬢の秘所に舌を入れ、かき混ぜ始める
笑穂:「あッ・・!あん・・んあッ・・!だ・・だ・・め・・んあッ・・へ、変になっちゃ・・う・・み、みずは・・・ら・・・んッ・・んッあん・・・」
涼は口で秘所を愛撫しながら両手で胸も愛撫し続けた
涼:「すごい・・・舐めても舐めてもお嬢の愛液が溢れ出てくる・・・」
笑穂:「みず・・はら・・私もうイっちゃう・・・!あッんあ!だ、駄目・・だ・・・いっちゃ・・・う・・よ・・あッん!」
涼:「よし、そろそろいいかな、お嬢・・挿れるよ・・・」
笑穂:「は・・初めてだから・・・優しく・・・してくれ・・・」
涼:「分かってる、俺に任せて」
そして、お嬢の秘所に俺のモノが吸い込まれていった・・・
今日はここまでにします、最近忙しいのでいつになるか分かりませんが続きは必ず書きますね。
でわでわ・・・
はぁとw
新作期待
百合佳かわいいよ百合佳
なんて言う過疎スレ・・・
朝起きたら西守歌が俺の特大ソーセージを頬張っていた。
西守歌「おひゃひょ〜」
俺「くわえたまんまで喋るなよ・・・」
西守歌「だって〜涼様のあそこって大きくて大好きだし」
俺「でもそれは俺の分だろ」
西守歌「早い者勝ち
>>487 私はそのような淫らな行為は致しませんわ。
あと、水原家はソーセージではなくバナナが出ますわ。
駅で階段を歩いていたら西守歌がいてさ、スカートの中見ちゃった・・・。
そんで、西守歌にいきなり振り向かれて
「涼様。せ、責任とってお嫁に貰ってください・・・」
って言われたんだけど。
俺は慌てちゃってさ
「・・え?なにを馬鹿な・・・もう終わっただろ。」
みたいに返してそのまま通り過ぎようとしたら
俺の腕にしがみついてずっとついてくる。
そんでとうとう家までついて来ちゃってさ
「涼様ぁ。はじめてですけど覚悟は出来てますわ・・・はあと」
とか言うわけよ。
490 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:46:06 ID:vUxdDrfz
保守
ぬるぽ
>>491 ガッ!!!
この冬を乗り越えればきっと…いや、必ず盛り上がっていくはずだ!
18禁のπなるアプローチとか出ないかな
出てほしいなぁ〜・・・
495 :
Φナリスト:2006/12/23(土) 21:00:26 ID:pZsrHewS
西守歌ちゃんが隣に引っ越してきて少し経ちました
今では西守歌ちゃんと私と兄さんで半分同棲状態です
毎日が賑やかでとっても楽しいの♪
でも…
時々思い出してしまう…
確かに今は楽しいんだけど…兄さんと二人っきりだった時の幸せを思い出してしまう…
ほんとはこんな事考えちゃダメなのに…
誰かに大好きな兄さんをとられちゃうんじゃないかって…
私は兄さんの事が大好き・・・
兄さんとしてじゃなく、一人の男の人として愛している…
でも、私はまだ妹でしかいられない…
あの頃はただ夢見ていられた…
いつか…
いつか兄さんに振り向いてもらえて…兄さんの横でウエディングドレスに包まれる姿を…
「でも…ダメだよね…」
だから私は今、過去に想いを馳せる…
回想の中でなら…ずっと兄さんの隣にいられるから…
ピピピピッ…
「う…ん…」
あ、もう朝なんだ…
今週は兄さんが当番だったよね…
私は目が覚めて時計を見る
まだ7:00…
じゃあもうちょっと待ってよっと♪
もう少ししたら見かねて兄さんが起こしにきてくれるはずだから
私は布団をかぶりなおして兄さんが起こしに来てくれるのを楽しみに待つ
兄さんに起こしてもらえるとすっごく幸せな気持ちになれるの
コンコンッ!
「明鐘、起きてるか〜?」
「ううん、寝てる〜」
きっと困った顔してるんだろうな、兄さん♪
「なんだよそら…」
苦笑まじりでドアを開けて大好きな兄さんが入ってくる
「おはよう、兄さん♪」
「おはよう、明鐘」
私は布団にもぐったまま、兄さんに笑顔を向ける
すると兄さんも同じように微笑んで朝の挨拶を返してくれる
ベッドに軽く腰掛けて、私の頭をクシャッと撫でる
「えへへ…」
私はこれが大好き
みいちゃんが言うには兄妹でこんな事はしないって言われたけど、私はとっ〜っても大好き♪
兄さんの優しさを直に感じられるから…
だからついつい兄さんにあまえちゃうの
「朝飯出来たからはやく来いよ
「は〜い
兄さんはもう一撫でして部屋から出て行った
う〜ん…残念…
もうちょっとして欲しかったな
遅刻しちゃうからね
ベッドから抜け出して、制服に着替え始める
496 :
Φナリスト:2006/12/23(土) 21:05:59 ID:pZsrHewS
おはよう、兄さん」
さっきも挨拶したけど、もう一度ちゃんとします
「おはよう、明鐘」
テーブルには兄さん手作りの朝ごはんが綺麗に並べられています
兄さんはそんなに料理が得意じゃないからだいたい私が作ったときより1品少ないの
「おいしそう〜」
「そう言ってもらえると作ったかいがあるよ」
向かい合って席につきます
「「いただきます」」
目玉焼き、ご飯、お味噌汁…兄さんの朝ごはんってとっても美味しい
大好きな人が作ってくれたっていうだけですごく嬉しく感じる
目玉焼きにお箸を伸ばして食べる
うん、美味しい♪
「ところで兄さん、今日の予定は?」
「予定? いつもどおりだぞ。ちょっと違うのは今日はバイトが無い事ぐらいだ。明鐘は?」
「私もいつもどおりだよ」
特に意味は無いの
ただ、聞きたかっただけ
いつも朝食はこんな感じです
「いい天気だな…」
「そうだね、こんなにいい天気だからピクニックにでも行きたいね?」
いつものように私は兄さんと肩を並べて学校へ向かいます
兄さんまた少し身長伸びたのかなぁ…
私の視線が少し下がった気がします
「そうだな。そのときは美紀とかも誘って楽しくしたいな」
「うんっ♪」
他愛ない会話…
でも、それだけで嬉しい
兄さんが隣にいてくれる
私はほんとに幸せです…
こんな毎日…
ほとんど変わらない二人の時間…
私にとって何よりも大切な宝物
「ただいま〜」
あっ!? 兄さんが帰ってきた
「おかえりなさい!」
そこで思考を中断して兄さんをお迎えする
幸せだった日々…
だけど、今も同じくらい大切な毎日…
環境が変わっても、兄さんは傍にいてくれるのだから…
「今日も疲れたよ…」
「ふふっ、お疲れ様」
未来がどうなるかはわかりません
でも、一つ一つの想い出を大切にしていこう
大好きな、兄さんとの想い出を…
〜Fin〜
こんなんしか書けない・・・勘弁な
GGGGGGJJJJJJJJ!
回想部分と現実部分とにもうちょいコントラストを
つけてくれたらパーフェクトだった。
自分はお嬢派だが、今夜は素直に鐘ちゃんの幸せを祈ってる。
498 :
Φナリスト:2006/12/24(日) 01:20:33 ID:fpXc4JjW
次はどんなの書こうかな。思いつかない・・・何かあります?
美紀編の補完とか言ってみる
やっぱり美紀だよな
501 :
Φナリスト:2006/12/24(日) 21:10:06 ID:fpXc4JjW
美紀か〜、頑張って書いてみようかな
502 :
Φナリスト:2006/12/25(月) 02:37:36 ID:DJm53XCm
「早いね〜♪」
明鐘よ…
それを男に言うのは失礼と言うものだ
……なんてボケはほっといて…
俺達兄妹は今、電車に揺られている
前の明鐘との約束どおり、二人っきりで温泉に向かっている
温泉旅館での一泊二日の小旅行だ
ほんと、連れてってやるって言ったときの明鐘の喜びようは誘ってよかったと思う
「いい天気でよかったな」
「うん♪」
今日は朝からずっと満面の笑顔で見てるこっちが恥ずかしくなってくる
やっぱ…可愛いよな…
妹である事を覗いても多分超上級に位地すると思う
世の中には12人の妹を持つ奴もいるらしいが、明鐘がいれば12人もいらないな
俺にとって明鐘は誰よりも何よりも大切なんだから
「後、どれくらいかなぁ?」
「そうだな…20分ぐらいじゃないか?」
明鐘は電車の窓から流れていく景色を楽しそうに見ている
その景色を俺も一緒に覗く
顔が触れ合いそうな距離になってしまう
普通の兄妹ならこんなに近づいたりしないらしいが俺達にとっては普通だ
明鐘もそれに気付いて微笑む
「楽しみだな」
「うんっ♪ 連れてきてくれてありがと、兄さん♪」
二人っきりの小旅行…
それはとても楽しいものになりそうだった
電車で揺られて約2時間…
俺達は目的地に着いた
そこは雪が積もっていて、あたり一面が白く染められていた
いいなぁ…風情っていうのか…
「いらっしゃいませ」
「予約していた水原ですが…」
「ちょっとお待ちください……。はい、水原様ですね。お部屋にご案内します」
ハルに予約してもらったのだが、趣があっていいところだ
「ちょっと緊張しちゃうね…」
「ああ。ここまでとは…」
これほどの老舗になんか流石に来た事がない
俺も明鐘も少し緊張してしまう
「でも……ご希望に添えましたか、お姫様?」
「ふふっ。はい、とっても♪」
さすがマイシスター
そんなところの返しは極めてる
「じゃ、荷物置いたら温泉に行くか?」
「う〜ん…ちょっと中を見て回ろうよ? まだちょっと早いし」
「それもそうだな」
二人で話してると女将さんがある部屋の前で止まる
「ここが欅の間です。どうぞ、ごゆっくり」
案内された部屋に入ると俺達は驚いた
503 :
Φナリスト:2006/12/25(月) 02:52:32 ID:DJm53XCm
「広いな…」
「広いね…」
家のリビングより広いぞ…
これが1部屋でしか無いのか…?
まったく…金ってのはあるところにはあるんだな…
「兄さん。ここに荷物置いておくね」
「おう」
とりあえず部屋の隅っこに荷物を固めておく
「でも…こんなに広いのだったら西守歌ちゃん達も誘えばよかったね?」
俺はその言葉にあからさまに嫌な顔をしてしまう
「そこまで嫌がらなくても……」
「いや…あいつとなんて絶対イヤだ! 楽しみが苦痛に変えられる!」
「もう…あんまり悪く言っちゃダメだよ…」
まあ、そう言われるのは解ってたけどさ…
そこが明鐘のいいところだし
優しくて…可愛くて…面倒見がよくて…
完璧じゃん……
「せっかく二人っきりで来たんだ。今は二人で余る位楽しもう」
「……うん。そうだね」
少し顔を曇らせたが、それもすぐに隠される
ピピピピピピッ!
そんな雰囲気も突然やってきた騒音にかき消される
音源は……明鐘のカバンか?
「なんだ? 明鐘携帯なんか持ってたのか?」
「ううん! 私持ってないよ?」
でも、謎の電子音は確かに明鐘のカバンの中から響いてる
「……なんだろ……あれ? 携帯電話が入ってるよ?」
「………なんかヤな予感が…」
取ってはいけない…
それはきっと…
絶大なる不安が俺の心を侵食している…
「もしもし?」
『明鐘さんっ!!』
「きゃっ…!?」
携帯から外に聞こえるぐらい叫ばれた声に明鐘は驚いて携帯を落としてしまう
どうなったらそうなるのかわからないが、その結果スピーカーになったようだ
『涼様!! どうしてわたくしを置いて二人っきりで旅行だなんて!!』
やっぱり…
こんな事するのはあのバカしかいないな…
「し、西守歌ちゃん?」
『そうです! 可愛い婚約者の西守歌ちゃんです!』
「可愛くない。婚約者じゃない」
とりあえずお決まりの否定をしておくがどうせ全く聞いてないのだろう
『ううう……。涼様がわたくしを置いて浮気なさるなんて…よよよ…』
後ろでザワザワと音が聞こえる
誰かが喋ってる…
「ご、ごめんね、西守歌ちゃん…」
明鐘は携帯に向かって頭を下げてる
……明鐘、それはやめてくれ
504 :
Φナリスト:2006/12/25(月) 02:59:11 ID:DJm53XCm
流石に持ってないとはいえ…
「おい。お前はいいから後ろにいる美紀に代われ」
とりあえず、明鐘から携帯を受け取って支持する
「美紀とお嬢いるんだろ」
『そんな!? わたくしよりも美紀様たちの声が聞きたいだなんて…。涼様はそこまでわたくしの心をもてあそぶのですね…』
うるさい…お前と話してると進まないんだよ
明鐘も俺の隣で苦笑していた
『やっほ〜! 涼&鐘ちゃん』『やあ、水原』
「言われる前に聞いておいてやる。お土産は何が希望だ? ちゃんと買って帰るからそこのバカがこっちにこないようにしてくれ」
あいつならここに来る事なんか造作もないだろう
たまには明鐘にゆっくりしてもらいたいから二人で来たんだ
頼むから今日はそっとしてくれ
『さっすが涼君♪ わかってらっしゃる』『何だ、水原気前がいいじゃないか』
「取引だぞ?」
『もちろん、オッケーよ♪ じゃあ、美味しい物お願いね? 笑みりんはどうする?』
美紀らしいな…
でも、ここって何がうまいんだ?
『そうだな…。それじゃあ私に似合う物を頼む』
おい…
「それは…すごくハードルが高くないか?」
『水原のセンスを期待してるぞ』
………とんでもないもの買って帰ってやろうか
お嬢じゃ全く選ばないような…
「兄さん、ちゃんと買わないとダメだよ?」
よくわかったな…明鐘…
「じゃあ、明鐘が選んでくれ。俺のセンスはよく知ってるだろ?」
「………チャイナドレス?」
後ゴスロリとバニーガールだ
「わかった。じゃあ頼んだぞ?」
『オッケ〜♪』『わかった』
「明鐘、忘れないようにメモっておいてくれ」
「うん」
これでよしっと…
『鐘ちゃ〜ん?』
すると急に美紀が明鐘を呼んだ
……この展開は…いつもの…
「? なぁに? みぃちゃん?」
『二人っきりだから涼に襲われないように気をつけなきゃダメよ』
おい…やっぱりか…
失礼だな…
「や、やだ…みぃちゃん…」
照れるな、マイシスター…
「するかっ!」
もういい、切ってやる
『涼様〜!! わたくしにも…!
ピッ!
「これでよしっと…」
「……西守歌ちゃん相手だと容赦がないね…」
当たり前だ
美紀は幼馴染、お嬢は友達、あいつは敵だ
よし、じゃあ色々回ってみるか
「じゃあ、お土産を探すついでにちょっと歩くか?」
「うん♪」
携帯の電源を切って2度とかかってこないようにして俺達は旅館を見に回る事にした
505 :
Φナリスト:2006/12/25(月) 03:06:52 ID:DJm53XCm
「あ、これなんてどう?」
「う〜ん…お嬢にしては可愛すぎないか?」
旅館内のお土産屋でお嬢と美紀のお土産を選ぶ
ちなみに明鐘が選んだのは猫のキーホルダーだ
「え〜? 可愛いと思うけどなぁ…」
だから可愛すぎるって言ってるのに…
でも、そんなに気に入ったなら買ってやるか
「じゃあ、これは明鐘に買ってやるから」
「え!? いいよいいよ!」
「遠慮するなよ」
「だ、だってこの旅費も全部兄さんが出してくれたのにそんな…」
……ハル口止めしたはずだろ…
「俺は言ってない。百合佳が口を滑らせたんだ」
…
……
なんで俺の心に直接…
…幻聴ということにしとこう…
「他人の行為を……以下略」
…
……
「…………あははっ♪」
ハルのマネしようとしたが長いので今日は省略だ
意外にも明鐘にはツボだったらしく珍しく声を上げて笑ってる
「だから、遠慮するな」
「ふふ…うん。兄さん、大好き♪」
………効くなぁ
ここまで露骨に好きって言われた事はあまり無いから…
その…照れるわけで…
「じゃ、じゃあお嬢たちの選ぶぞ」
「くすっ…は〜い」
明鐘に赤くなった顔を見られないように逸らしながら売り物を見ていく
きっと明鐘は気付いてると思うけど…
「美紀にはこれでいいんじゃないか?」
なぜここにあるのか知らないけど、俺が選んだのは某有名『雪の●精』だ
「あ。それみぃちゃん好きだよ。修学旅行のお土産に勝って来たら喜んでくれたから」
「じゃあ、決定って事で」
美紀のは簡単に決まったんだが、お嬢のが中々決まらなかった
「う〜ん…これっ! って言うのが見つからないなぁ…」
「陸奥さんの趣味ってわからないし…」
お嬢が何か物に執着してるところを見たことが無いし…
「もうカードマージャンとかにするか?」
「……絶対止めたほうがいいと思うよ…」
それもそうか
何しろお嬢がマージャンなんてしてるのは全く似合わない
「あ、これは? ゆきだるま〜♪」
明鐘が発掘したのは雪だるまのヌイグルミだ
明鐘が持つとやっぱり可愛らしい
でも…お嬢に渡すとして…
『そうか…水原はこういう趣味なのか』
………ヤな誤解が生まれそうで怖いな…
「う〜ん…………。それも明鐘用にしてくれ…」
……無理だ
お嬢のひいた目は答えそうだ
「そう……。じゃあ、私欲しいから買うけど…いい?」
「おう」
ポンッと明鐘の頭に手を載せる
「これ可愛いね」
明鐘も嬉しそうだ
前に作った雪だるまは融けてしまったしな
506 :
Φナリスト:2006/12/25(月) 03:08:36 ID:DJm53XCm
これなら1年中傍にいられるな
「………あ」
俺の目に留まったのはリボンだった
「兄さん? それにするの?」
「いや…これはあやめちゃんと百合佳さん用だ」
「あ、そうだね。百合佳さんもあやめちゃんもリボンしてたもんね」
百合佳さんは黒…あやめちゃんは白をつけてたから…
赤と黄色にしとくか…
これで後は家の保護者様とお嬢と西守歌か…
「はぁ…決まらないな…」
「ごめんね…」
「いや、明鐘は悪くない」
ここは可愛らしいのが多く、明鐘はそれ一つ一つに目を奪われていた
もう4つぐらい小物を買っている
「また来ようよ? 今無理に決めなくてもいいし」
「そうだな。じゃあ最後に…」
俺はずっと持っていた取って置きを取り出す
「ええっ!?」
それを問答無用で明鐘の頭に設置する
「ふむ…世の男がなんで喜ぶかわかった気がする」
「兄さ〜ん…。恥ずかしいよぉ〜…」
俺が設置したのはネコ耳だ
明鐘はほんとなんでも似合うなぁ…
ちなみに…
「あれ? 美咲の声が…」
「こんなところに美咲がいるわけ無いでしょ。何言ってるのよ…」
と言う会話が聞こえてきたのは別の話…
「これも買おうか?」
「絶対ヤ」
断固拒否されたのでもとあった場所に戻しておく
「冗談だからな?」
「わかってるけど……」
ちょっとひいてるぞ…
明鐘の俺に対する信頼はまたも少し失われてしまった
前編終わり
507 :
Φナリスト:2006/12/25(月) 03:12:00 ID:DJm53XCm
というわけでまた明鐘の話ですすみません・・・。美紀書こうと思ったんですけど思いつかなくて・・・
とりあえず明鐘の話にしてみました。
ようやく前編終わりです、後編は明後日までには書けると思います。
俺もこんな妹欲しいな〜・・・・(笑)
乙
509 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 11:22:33 ID:VdBvMaTd
502ー506って知り合いのサイトで掲載されてるやつなんだが…
投稿者が本人ならすまそ
↑sage忘れた
今日一日だけ明鐘は家にいない、学校の修学旅行で京都に行ったからだ。
すると必然的に俺はこのバカと二人で過ごす事になる。
「冗談じゃない、何で俺があいつと・・・・・・はぁ・・・愚痴言っても仕方ないか・・・
よし、今日はなるべく早く寝て一日を終わらそう!」
そう決心し俺は自宅へと戻った。西守歌はまだ帰っていない、今のうちに今日一日だけ行方をくらましちまうか?
いや・・・そんな事をしてもどうせすぐ見つかるな、あいつの権力をフルに駆使すれば一時間ぐらいで俺なんか見つけてしまうだろうな・・・
「あー、やめだやめ!考えただけで疲れる。第一何で俺があいつの事で疲れなきゃならねーんだ?
そこから話がおかしくなってる気がする、いやおかしくなってる!変わらず・・・そう、いつもと変わらず過ごせばいいんだ
それが一番の得策のはず」
上手くやれよ涼・・・!俺は自分に強く言い聞かせる
「ただいま帰りました〜!」
来た・・よし、いつもと変わらずだぞ涼
「涼様〜!!」
西守歌が飛びついてくる、しかしこんな事で動揺するわけにはいかない
「な、なんだよ西守歌・・?離れろって」
さりげなく回避しようとする俺
「涼様、お帰りのキスをしてください」
目の前では目を瞑ってるバカが一人いる、相変わらずのバカだなこいつ・・・
俺ははぁ・・とため息をつく
「バカな事ばかり言ってないで飯作れ、今日はお前の当番だろが」
西守歌の額にデコピンを一発おみまいしその場を離れる
「痛〜い!痛いですわ涼様!可愛い許嫁に何をするんですか!」
西守歌が俺の背中をポカポカと叩いてくる、そんな西守歌を適当にあしらわい俺は自分の部屋に戻った
「よし!なんとか回避出来そうだな、へっへっ案外チョロいもんだな」
なぜか俺は勝ち誇っり上機嫌だった。何言ってんだ俺・・・これが当たり前じゃないか
無性に恥ずかしくなってきた、年上の男が年下の女をリード出来なくてどうする・・・!
けどあいつが相手だしな・・・い、いやそんなの関係無い!あいつだって年下には変わりないんだ、特別扱いする必要はない!
明らかに涼は西守歌に踊らされていた。西守歌の存在だけでこれだ、多分涼の決心した事を上手く遂行するのは無理な話だろう・・・。
コンコン!
「涼様、お食事の準備が出来ました」
「分かった、今行く」
よし、もう余計な事は考えないようにしよう。リードするとかそんな事は考えないようにしろよ、涼。
そう自分に言い聞かせ台所へ向かう、部屋を出たところから香ばしい香りがしてきた。
「今日はハンバーグか・・・」
そう呟きながら台所に行くと予想通りテーブルにはハンバーグが二人分乗せられていた。
ビンゴ。心の中で呟きいつもの席着く。
「今日はわたくしのの愛情がた〜っぷり詰った西守歌特性ハンバーグです!」
「西守歌特性ハンバーグって、普通のハンバーグと何が違うんだよ?」
「それはもう、わたくしの涼様に対する愛が誰よりもたくさん詰ってるところです。もちろん味も天下一品ですよ?」
微笑む西守歌に軽く相槌しハンバーグを口に運ぶ。確かに旨い、料理の腕は明鐘と同じ・・・いやそれ以上かもしれない
他は全部明鐘の圧勝だけどな
早いペースで食べ終わり自分の食器を持ち立ち上がろうとする
「あ、涼様ちょっと待ってくださいまし。」
それを西守歌に止められる、今度は一体なんだ・・?
「な、何だよ?お皿さげよとしてるだけだぞ」
「違います、あの・・一言でいいんで『ご馳走様西守歌』って言ってください・・!!」
「え?別にそれくらいいいよ、作ってもらった身分だし」
俺は一息つき
「ご馳走様西守歌」
「あ・・ありがとうございます涼様!」
とびきりの笑顔で本当に嬉しがっている様子だ、これくらいで嬉しいのか・・?
「そんなに喜ぶ事か?ご馳走様って言っただけだぞ?」
「わたくしにとってはそれだけでもすごく嬉しいんです。だって涼様いつも言ってくれませんでしょう?」
「い、言ってるよちゃんと。ご馳走様って」
「名前をつけてくれないじゃないですか。今日は名前を付けて言ってくれたのでとーっても嬉しかったんです!」
こいつにとっては名前を付けてだけで嬉しいらしい、やっぱり変わってる奴だ。
いや・・でも明鐘の時もそれで喜んでたなそういえば・・・。こいつだけってことじゃないような気もするな。
駄目だ女心ってやつはさーっぱり分からん
「涼様?さきほどから何をブツブツ言ってらっしゃるんです?」
「ん?あ、ああいや何でもないぞ」
適当にごまかし自分の食器をキッチンにさげてリビングを後にした
「しまった・・・風呂に入らなきゃならないんだった・・・」
部屋に向かおうとする足がピタリと止まる、最大の難所の登場だ。
マズイな・・・こいつは今日最大の難所かもしれない。ここで風呂に入ったら・・・涼様、お背中お流ししますわ!
てな感じになるに決まってる!これはなんとしても回避しなければ・・・
どうする・・?銭湯に行くか?いや金がもったいないし・・・・
そういやあい飯の片付けしてたな・・・・これはチャンスなんじゃないのか?
あいつが後片付けしてる間に速攻で風呂に入る、完璧だ・・
「よし!ちゃっちゃっと入って出ちまおう!」
物凄い勢いで服を脱ぎ風呂に入る
「これなら大丈夫そうだな・・・」
「涼様〜!お背中お流しいたしますわ!」
な、何!?なんで??いくらなんでも早すぎるだろ!
「お、おい待て西守歌!ここ狭いんだ二人も入れるわけないだろう!」
必死に説得するが西守歌はもう服を脱いでしまってるようだ、シルエットで分かる
「失礼します涼様」
「でー!!?ちょ、バカ!」
慌てて下半身のアレをタオルで隠す、西守歌は体にバスタオルを巻いて入ってきた
「そんなに照れなくてもいいじゃありませんか、私たちは許嫁なんですから」
「許嫁じゃない!それにそういう問題じゃない!いいから出ろって!」
俺は闇雲に西守歌を追い出そうとした、すると手に柔らかい感触がする・・・
「え?何だ?」
俺の手は西守歌の大きな胸を捉えていた
「いやーん!涼様のエッチー!!」
西守歌は両腕で胸を隠ししゃがみ込むんでいる
「ブッ!!ご、ごめんわ、わ、わざとじゃないんだ!!その、これは・・・」
あわわわと焦りまくる涼。
や、やっちまったー!!さ、さすがにヤバイよなこれ・・・チクショー!何てミスを俺は・・・!
「涼様・・・・」
「は、はい・・!」
「・・・もう!そういう事がしたいのであれば先に言ってください!」
「ち、違う!別にそういうのが目的なわけじゃ・・・!って、怒ってないのか・・・??」
予想外の西守歌の反応に戸惑いを隠せない、殺されるのかと思った・・・
「怒ってなどいませんわ、わたくしのすべては許嫁である涼様のものです。なので体を触られたくらい、どうってことないです。なんなら、もう少し触ってみます?」
笑顔で自分の胸を持ち上げる西守歌、俺は我慢出来ずに西守歌の胸を揉みしだく・・・
って!何くだらない妄想してんだ俺!しっかりしろ!そんな事したら大変な事になるぞ
「いや、あの結構です・・じゃあ俺はこれで」
圧倒され敬語になりつつも俺は風呂場から出ようとした、しかしそれを西守歌は許してくれなかった
「涼様、まだお背中をお流しさせてもらっていません」
西守歌が俺の腕を掴み引っ張ってくる
「いや、俺もう自分で洗ったから。後はお前が一人でゆっくり入ってろよ」
「いいじゃありませんか、もう一度洗いましょうよ。ね?」
「嫌だ、俺はもう出る。いいから手を離せ」
俺は西守歌の手を振るい払おうとする
「涼様・・・さっきの事、明鐘さんに言ってもよろしいんですよ?」
俺は西守歌の言葉に体が硬直するのを覚えた
続きは今日中に書きます
キタキタキター!
待ってますぞ。
「なッ・・!き、汚いぞ西守歌!」
「汚くなんかありませんわ、事実ではありませんか。わたくし、涼様の言うとおり腹黒なので」
勝ち誇ったように西守歌は微笑んでいる。クソッ・・・開き直りやがったな
俺は無言で風呂場を後にしようとする
「涼様、この事を明鐘さんに言ってもよろしいのですか?」
「勝手にしろ・・・。お前と俺、どっちが明鐘の信頼を持っていると思う?・・・勿論俺だ。
お前の話なんて証拠でもない限りあいつは信じやしねーよ」
今度は俺が勝ち誇ったように笑ってやった。明鐘との信頼関係には自信があったからだ。
「んじゃあそういう事だから」
俺は再び風呂場を出て行こうとする
「証拠ならありましてよ?」
「何?」
俺は立ち止まり西守歌の方に体を向ける。西守歌は腕を組んでいる。
「黒服のみなさーん!!」
「はっ!」
西守歌は指をパチンと鳴らすとどこからともなく例の黒服の連中がやってきて風呂場を埋め尽くす。
「な、何だ!?なんなんだよあんた達!」
「例のアレを・・」
「かしこまりました・・」
「おい聞いてるのか!」
黒服の連中は風呂の電気を消し壁に小さなスクリーンを設置している。映画でも見る気なのか?
「おい西守歌、一体何やって・・・」
「しっ!始まりますわよ。証拠が」
微笑む西守歌の横でスクリーンに何かが映し出されている。
「おい、これ何の・・・・・・・!?おまッ・・これさっきの・・・!」
そこには先程のハプニングの映像が流されていた。いつ撮ったのだろう・・・
「・・・お前これいつ撮った・・・?」
「これですか?これは益田家の衛星で捉えた映像を送ってきてもらってるんですの」
「え、衛星・・・そこまでやるか・・・?」
「もちろん!権力は有効に使わなければ勿体無いでしょう?」
微笑む西守歌を他所に俺は呆然としている。こいつの権力の大きさををまたもや思い知らされる事になったのだった・・・
「涼様、もうお諦めになられてはどうですか?証拠もありますし、明鐘さんはきっとこの話を信じると思いますよ?」
「・・・・分かったよ、もう勝手にしてくれ・・・」
「あら、今日は珍しく諦めが早いのですね。もう少し粘ると思いましたが」
諦めた方が身の為だと今回の件では感じていた、こんな事で明鐘との信頼関係を崩したくは無かったから。
怒り無い、呆れてるだけだ。こいつ・・・分かってはいたが手強い奴だ・・・。
「その代り、明鐘にはさっきの話の事を一切言うなよ?あと見せるなよ?それは分かってるだろうな?」
「分かっていますわ。わたくし、約束は破らない主義ですから」
微笑む西守歌。どーだか・・・ま、とりあえず明鐘に伝わるのが回避出来て良かった。今回はこいつに従うしか無いか・・・
「ほら、さっさと済ませてくれ。俺もう上がりたいんだからな」
「はい!ではここにお座りください」
そーいえばいつのまにか黒服の連中が消えている、なんて手際の良い連中なのであろう。
俺は指示された場所に座る、心臓が高鳴ってる。クソッ!何こいつ相手に緊張なんかしてるんだよ・・・!!
とは言うものの、こいつも一応女の子だからな・・・ルックスもプロポーションも抜群だそれは認めよう。
ただその代り性格が最悪だけどな。
「んしょ、んしょ」
そんな事を考えていると西守歌が俺の背中をタオルで洗い始めた。
「かゆいところはありませんか涼様?」
「あのな、背中洗ってる時に使う台詞じゃないぞそれ。普通頭洗ってる時に言うだろ」
「いいじゃありませんか細かいところは。それでかゆい所は?」
「別に無い、てかいつになったら終わるんだ?もういいだろう」
もう10分は経ってる、もうそろそろ終わりだろう。
「じゃあ俺出るから」
そそくさと出て行こうとするがまたもやこいつはそれを許してくれなかった。
「何だよ、もう用件は済んだはずだろ?手を離せ」
「いいえ、まだわたくしの背中を涼様に流してもらっていません」
「・・・はい?」
その言葉に俺は唖然とする、何を言っているんだこいつは・・・?
「ですから、わたくしの背中を涼様に流してもらっていません。流してくださいまし涼様」
西守歌はバスタオルを取り俺に背中を向けて座り始めた。
「お、おい!お前何やって・・・!」
「後ろ向いていれば大丈夫でしょう?涼様だけ流してもらうなんてずるいです」
「いや、そういう問題じゃ・・・ずるいって言われても・・・」
「駄目ですか・・・?」
うるうるした目で西守歌が見つめてくる。・・・・正直凄い可愛い。
「だ、駄目だ!それは条件に無かったはずだ」
「涼様・・・・どうしても・・どうしても駄目ですか・・・?」
うるうる泣きそうな目で俺を見つめてくる。駄目だ・・・断れない・・・
「わ、分かったよ・・・だから泣くなって・・・」
「ほ、本当ですか!?ありがとうございます涼様!」
西守歌が俺に抱きついてきた、胸がやらなにやら色々なものが俺の肌に直接触れる。
「でー!!ば、バカ!こ、こ、こっち向くなって!いいから後ろ向け後ろ!」
「は〜い!」
嬉しそうに後ろに向く西守歌。・・・こいつ・・・油断も隙も無い。
それにしてもー・・・柔らかかったな〜・・・・・・
・・・・はッ!何考えてるんだ俺、男の欲望丸出しじゃないか!!
落ち着け、落ち着け涼。さっさと終わらせてここから出るんだ!
俺は一呼吸置いて前を向いた
「・・・・見えてる・・・」
「へ?何が見えてるんですか涼様?」
「え?あーいや何でもない!何でもない!」
・・・後ろからでも微妙に見えてるんだよお前の・・・その・・・む、胸が!
「涼様、先程からどうしたんですか?様子がおかしいですよさっきからブツブツと独り言ばかり言って。
もしかして・・・・のぼせてしまったのですか!?」
西守歌が再び体を俺の方に向けようとする
「何でもない!何でもないからこっち向くな!いいな、絶対にこっちを向くな!」
「・・・分かりました。体の調子が悪くなったらいつでも言ってくださいね?」
「そんなになるまで長時間入る予定は無い!」
ため息をつき西守歌の背中をタオルで洗い始める。結局その後西守歌のわがままを聞き10分程度背中を洗わされた。
風呂に入って疲れる・・・・こんな事が普通ではありえる事なのか・・・・
まったく・・・
今日中に続き書きます
忙しいため続きは三日後くらいになります、すみません・・・
過疎板だからキニシナイ
待ってますぞ
新作来てる━━━━(゚∀゚)━━━━!!
続きに期待。それと明鐘×涼マダー?(AA略
百合佳で抜けるSSキボンヌ
「疲れた・・・すっごい疲れた・・・」
重い体を引きずって部屋へ戻る、風呂から出た俺はもうクタクタになっていた。西守歌のわがままを聞かされたのが原因だ。
けど・・『涼様・・・・どうしても・・どうしても駄目ですか・・・?』あいつも・・・ああいう顔するんだな・・・・・
さっきの西守歌のあの顔が頭から離れない。・・・可愛かったな、正直言って・・・・
・・・はッ!ま、待て落ち着け涼!相手はあいつ、偽りの顔を作る事など造作も無い事・・・・きっとあの時のあの顔も偽りなんだ
そうに決まってる!俺は・・・
「俺は騙されないぞ!!」
「何に騙されないんですか涼様?」
「そりゃあ西ず・・・うわぁぁー!!し、西守歌!?お、お前いつからそこに・・・?」
「いつからって、俺は騙されないぞーって言っていた頃からですわ」
いつの間にかに西守歌が俺の部屋に来ている。余計な事ばかり考えていたから全然気づかなかった・・・
「涼様涼様、何に騙されないのですか?」
西守歌が俺の袖を引っ張ってくる、どうしても知りたいらしい。ったく・・教えられるわけないってのに
「え?あのーあれだ、最近詐欺とか多いから騙されないようにしなきゃならんな〜なんて思ってたりしたわけで・・・・」
「・・・・・・」
じーっと俺の事を無言で見ている。バレてる・・絶対バレてるよこれ・・・
「あの・・聞いてます・・?」
「・・・・・まぁ、そういう事にしておいてあげますわ」
んだとこの腹黒バカ女・・!!お前が理由聞いてきたから説明(嘘の)してやったのにノーリアクションかよ!
やっぱりこいつは駄目だ・・・さっき言ってた事はやはり合ってたな。
俺は握りこぶしを作りイライラを押さえていた。いくらなんでも男が女に手を出すわけにはいかない。
それに手を出したらハルにも殺される・・・『いいな涼、男が女に手を出したらそれは恥だ。
もしお前がそんな事をしてみろ。どうなるか・・・分かるよな?』なーんて事も言っていたし・・・
「・・・様、・・・ょう様、涼様!」
「え?あ、ああ何だ西守歌??」
「もう、何だ?じゃありませんわ涼様。先程から呼びかけていますのに何の反応もないんですもの。」
「いや・・・ちょっと考え事しててな」
「考え事・・・ですか?涼様が考え事を・・・」
驚いた様子でこちらを見ている。俺が考え事したらおかしいのかよ・・ったく
「おい、俺だって考え事くらいする。そんなに驚く事ないだろう」
「そんなお姿見たことがありませんでしたから・・・少し驚いてしまいましたわ・・・」
「あーそうかい、もう用事が済んだか?済んだなら早く出てけ」
しっしっと西守歌に手払いをする。とにかく一人になりたかったからだ
「終わっていませんわ、これからが本当の用事です」
「何だよまだあるのか?さっさと済ませてくれよ・・・」
あくびをしながら頭を掻く、相当体が眠いと訴えているようだ。
「で、何だよ用事って?俺に関係する事なのか?」
「あ、はい。用事っていうのはその・・これです!」
西守歌は何か本のようなものを俺の目の前で開いて見せてきた。いきなりだったのでそれとピントが合わない。
ようやくピントが合いその書物が俺の目に映る。
「1年数学問題集・・・・・何だこれ?」
「そのまんまですわ。数学の問題集です」
「いや、だからこれと俺に何の関係があるんだよ?俺はもう2年だぞ?」
「それでいいんですわ涼様。2年生っていうことは当然ここの単元は終わっていますわよね?」
「ああそりゃあ終わってるけど・・・だからそれがどうしたんだよ?」
プルルルル一本の電話が鳴り響く
「あ、しばしお待ちを涼様」
ドタバタと電話に出にいく西守歌、誰だこんな時間に・・・?
「涼様、明鐘さんからですわ」
「明鐘から?」
俺は電話を西守歌から受け取った。
「もしもし、明鐘か?」
「あ、兄さん?良かった・・・ちゃんと出てくれて・・・」
「あのな、その言い方じゃ俺が死んじゃったみたいじゃないか」
「だって西守歌ちゃんと二人きりだったから、もしもの事があってもおかしくはないでしょう?」
確かに・・・納得できる
「兄さん?」
「ん?あ、ああそうだよな」
「うん。あ、それより時間が無いからよく聞いてね」
「え?何だ明鐘?」
「明日燃えるゴミの日だからゴミ出しておいてね。それとご飯はちゃんと西守歌ちゃんと交代交代でやるんだよ?
それと食材は買いだめしてるからそれ使ってね。それから明日新聞の集金が・・・・・」
マシンガンのように多くの伝達が明鐘の口から俺の耳へ放たれる。もう何を言っていたか忘れてしまった・・・・・
「それじゃあ兄さんよろしくね。あ、あと西守歌ちゃんと喧嘩ばかりしてじゃ駄目だよ?それじゃあ」
「あ、おい明か・・・・切れた・・・」
マイシスター・・・もう少し俺の話(愚痴)を聞いてくれても・・・・・
今日の明鐘は少し冷たい気がした。
俺は電話を置き部屋へ戻った。
「明鐘さん、何て?」
「俺にたくさんの伝達を伝えてきたよ。その後はそのまま切られちまった」
「相当忙しいのですね明鐘さん。涼様への電話をすぐお切りになられるなんて・・・」
修学旅行ってそんなに忙しいものだったか?・・・・まぁいいか、帰ってきたら明鐘が思い出話を沢山聞かせてくれるだろう・・・
「涼様、さっきのお話の続きなのですが・・・」
「え?あ、ああそうだったな。で、その単元が終わってないから何だって?」
「はい。実はわたくしここの単元理解する事が出来なくて・・・・涼様に教えていただこうと思いまして」
「・・・・ほんとに分からないのか?お前の言ってた高校って頭メチャクチャ良いお嬢様学校なんだろ?
それくらい分かるだろ?」
「さすがに独学では無理がありますわ。ですから涼様にお教えしてもらおうと・・・」
「断る。今日は色々あって疲れたからもう寝る」
冗談じゃない、こいつのわがままをそう何度も聞いていられるかよ
「寝るって・・・まだ11時ですわよ?涼様いつも1時とか2時まで起きてらっしゃるではありませんか」
「うるさいな、今日はもう寝たいんだよ。お前ももう寝ろ、寝る子は育つって言うだろ?」
「ズルイですわよ涼様!それに・・・わたくしもう充分育っていますわ」
「甘いな、それくらいまだまだ」
ニヤっとし首を振る俺。まだまだと言っているが内心もう充分すぎるとか思ってたりする
「むーッ!涼様だってまだまだじゃありませんか!」
そう言うと西守歌は俺のアレを強く握ってきた。アレに電流が走る。
「ぎゃッ・・!ば、バカ西守歌!おま、お前いきなり何を・・・!!」
「さっき涼様もわたくしの胸を触られたではありませんか。これでアイコです」
微笑む西守歌に俺はただ呆然とするばかりであった。コイツ・・・・
「ば、バカ野郎!そういう問題じゃないだろうが!」
「ではどういう問題です?あ、もしかして図星ですか・・?」
「違う!お前の行為に文句を言ってるんだ!それに俺のはこれでも結構・・・・・」
「そんなに怒らなくても、許嫁なのですからいいではありませんか。将来わたくしと涼様は体を重ねる事になるのですから
そんな緊張しなくても。それに意外と小さいんですね」
クスクス笑う西守歌、こいつに見下されてる感じがする・・・イライラを押さえられない
「このッ・・・!」
俺は西守歌を押し倒す。小さな声を上げる西守歌
「いい加減にしろよ西守歌・・・人を馬鹿にするのもそれくらいにしたらどうなんだ・・?」
「・・・・馬鹿になどしていませんわ、わたくしは涼様のそういうところも好きだと言っているだけでして・・・」
「黙れ!お前にそんな風に言われても迷惑なだけなんだよ!毎日毎日俺につきまとわりやがって・・・
そういう無駄な事をしてるから勉強も遅れるんだろ!」
知っていた、西守歌が陰で勉強や色々な事に対して努力している事。それも含め俺はコイツの事が・・・
けど・・・俺はそれをこいつへの批難の言葉として使ってしまった。
「・・・わたくし、ここに来た時から涼様に嫌われていましたわよね・・・。知っていました、涼様に迷惑掛かけている事は・・。
けど・・・けど!しつこいくらい涼様にしがみついていないと、振り落とされてしまう・・・!
わたくしは!わたくしは涼様の事が大好きです!だから・・・涼様にわたくしの存在を・・・認めてもらうために・・・」
「うるさい!お前の言い訳なんか聞きたくない・・・。出てけ!」
「わ、わたくしは言い訳などで使ったわけじゃ・・・・」
「出てけ!!」
「・・・言い訳だと言われても仕方ないかもしれません・・・
・・・・わたくしだって、こんな出会い方・・・したくなかった・・・。迷惑をかけたくなかった・・・。
けど、そんな事を言ってもこうなってしまったから・・・もう仕方の無い事・・・だから、もうこうするしかなかった・・・!!
そんなに・・・わたくしとの出会い方が気に入りませんか・・?
そんなに・・・そんなにわたくしの言動や行為が気に入りませんか・・・・・?確かに迷惑はかけました・・・
笑穂様や明鐘さん、美紀さん・・・涼様・・・多くの人に迷惑をかけた事は謝ります・・・・・。けど・・・
こうでもしないと涼様はわたくしを相手にしてはくれなかった・・・!振り向いてくれなかった・・・!
教えてください涼様!!どうすれば・・どうすれば振り向いてくれますか・・・?
どうすれば好きだって言ってくれますか・・・?どうすればこれで終わりじゃないって言ってくれますか・・!!
教えてください・・・教えてください!」
俺にしがみついて泣きじゃくる西守歌・・・その涙は偽りではない・・分かった・・・
けれど・・・分かっていたけれど・・・・
「・・・出ていけよ・・・」
「そんなにわたくしの事がお嫌いですか・・・!?そんなに・・・・そんなに・・・」
「・・・・・・」
そうだ、とはっきり言えなかった。言えばこいつとも終われる、けど・・・俺はこいつの事が・・・
「・・・この、意地っ張り!!分からず屋!!バカ・・・バカ!!大嫌い!大嫌い!!」
「くッ・・・調子に乗るな西守歌!好き勝手言いやがって!そんなに俺が嫌いなら出てけよ!
この家から出てけよ!そうすりゃ何もかも終わってスッキリすんだろ!?」
あれ?何言ってるんだよ俺・・・そうじゃないだろ・・・俺は・・・俺は西守歌の事が・・・
バチンッ!!
平手打ち・・・こいつが俺を・・・・?
「バカ!大っ嫌い!!」
走って出ていく西守歌。止めたかった・・・けど俺は・・・・俺は止める事が出来なかった
心無しに罵倒してしまった・・・あいつは自分の気持ちを素直に出していた・・・
俺はどうだ?これが俺の気持ちか・・・?違う・・・こんなの俺の気持ちじゃない・・・
いつの間にか、俺もあいつの事ばかり考えてた・・・想っていた・・・押さえきれないほど好きになっていた・・・!
俺は・・・バカだ・・・偽っていたのは俺のほうじゃないか・・・
変わらなきゃ、素直に・・ならなきゃ・・・自分の気持ちに・・・
「西守歌・・・西守歌!」
俺は勢いよく家を飛び出した
今日はとりあえずここまでです。何かメチャクチャな文ですみません・・・
原作にかなり似たところがあります、すみませんなんか・・・・
頑張って精進していきますのでこれからも宜しくです。
とりあえず続きます
529 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 23:49:22 ID:v1CzeIgk
乙!
乙!次回の展開も期待。
原作に似て(ry
>>528 イイヨイイヨ-、次回も楽しみにしてる。
「くそっ・・・・どこ行ったんだよ西守歌のやつ・・・!!」
すぐに西守歌を追って外に出たがもう姿は無かった。外は暗闇につつまれ、数メートル先すらかすれて見える。
その後俺はあても無く西守歌を探し続けた。がむしゃらに走り西守歌を追いかけた。
けど、結局あいつを見つけ出す事は出来なかった・・・
「ん・・・朝か・・・・」
朝日が俺の顔を照らす、そのまぶしさに耐えられず俺は起き上がり部屋を出た。顔を洗いリビングに行き朝食を作る。
いつもと同じ日常・・・けど、どこか寂しい・・。分かってるけど口には出したくなかった・・・・
「そういや・・・今日は明鐘が帰ってくるんだったな・・・」
ふとそんな事を思い出し思わずため息をする。なんて説明しよう・・・・
結局明鐘への説明のしかたも思いつかずいつものように学校へ向かう。
「涼〜!!」
「・・・・・」
「ちょっと、聞いてるの涼!」
「え?あ、ああよう美紀・・・」
「よう美紀、じゃないわよ。どしたの?元気ないじゃない、それに西守歌ちゃんは?」
「いや、実は昨日さ・・・・」
俺は美紀に昨日のあった事をすべて話した。
「そっか・・・西守歌ちゃん出ていっちゃったんだ。それで今日は一緒じゃなかったのね、なるほどなるほど・・・
で、あんたはどうするわけ?」
「どうするって・・・?」
「西守歌ちゃんよ、追うの?追わないの??」
「べ、別に俺はあいつの事なんかなんとも・・・・」
「素直じゃないわね〜あんたも。こういうときくらい素直になったらどうなの?西守歌ちゃんの事
好きなんでしょ?」
「俺は別に・・・」
「好きなんでしょ!」
「は、はい・・・・!」
美紀に圧倒されとうとう俺は本音を吐いてしまった。けど・・・本音を吐いたおかげで楽になった気がする
「分かった、協力してあげるわ」
「悪いな、こんな事手伝ってもらっちゃって」
「いいのいいの、幼馴染でしょ?あ、その代り・・・」
「その代り?何だ?」
「お昼2週間おごりね♪」
微笑む美紀、まったくこいつは・・・・
「1週間にしてくれ」
「駄ー目、2週間」
「・・・分かった、2週間でいい・・・」
「さっすが涼君!話が早い♪これで交渉成立ね♪」
「はぁ・・・そりゃどうも」
結局俺は美紀の要求を呑み、西守歌探しを手伝ってもらう事になった。
俺たちは雑談をしながら学校に向う、内容はもちろんあの事だ。
そうこうしているうちに学校に着いた。いつもと同じ下駄箱に靴をしまい、いつもと同じ教室に向かい
いつものと同じ席につく。
「お早う水原」
「お、おうお早うお嬢・・・」
「・・・・どうかしたのか?何だか元気がなさそうだが・・・」
「笑みりーん!その理由、知りたい・・・?」
黒い笑みを浮かべる美紀、こいつ人が困ってるのに・・・楽しんでるのか?
「おい、別に言わなくても・・・」
「いいじゃない、言っても減るもんじゃないでしょ?♪」
「いや、そういう問題じゃないだろ」
「水原、私には教えてくれないのか?守屋には教えて私には教えない、これは私と水原の関係はその程度
だったという風にとってもいいという事か?」
「あ、いや・・・そういうわけじゃなくて・・・」
「なら、どんなわけだ?」
「どんなわけって言われてもこれはだな・・・その・・・」
「無いのだろう?」
「・・・無い」
「なら教えてくれてもいいだろう?」
「分かった、分かったよ・・・お嬢には敵わないな・・・」
俺はお嬢にも美紀と同じように昨日あったことをすべて話した
「なるほど・・・だから今日はやけに静かだったのか・・・」
「ああ、そういう事だ・・・」
「でもまさか水原があの子を好きになるとはな、正直言って予想外だったよ」
「でしょでしょ!まさかあんだけ嫌がってた涼がね〜」
「うるせーなくそ・・・!」
こんな感じでお嬢と美紀に冷やかされた。美紀はともかくお嬢まで・・・さっきの事を怒ってるんだろうか・・・?
学校が終わり早速俺たちは西守歌を探し始めた。だがあてもないため探すのは困難だった。
「そういえば西守歌ちゃんって前は山葉女子にいたんだよね?」
「ああ、あの超お嬢様学校出身だったらしい。前に自分で言ってたから確実だ。で、それがどうかしたのかよ?」
「あんた、そこに行った?」
「いや・・行ってない・・・」
「行きなさい、可能性が一番高いのはあそこしかないじゃない」
「守屋の言う通りだ。いなくなったっていう事はおそらく自分の家へ帰ったのだろう・・・
元の学校に戻ったというのは可能性が非常に高いと私は思う」
「確かにそうかもしれないな・・・・・」
「もちろん行くんでしょ?」
「・・・まだこの事を明鐘に話してない、話終わってから考えるよ・・・」
「そっか・・・それが一番かもね・・・行くのあんたなんだから、しっかり考えなさいよ?」
「私も守屋に賛成だ、しっかりと考えて結論を出せばいい。出た結論に間違いはないはずだからな」
「ああ、そうするよ。悪いな色々と。」
俺は二人にお礼を言い家に向かった。
「西守歌・・・」
外はもう薄暗くなっており、冷気に包まれていた・・・
結構間が空いてしまいました。すみません・・・
今回はここまでです。遅れましたがあけましておめでとうございます。
原作と被るところが出てくると思いますがご了承ください・・・・て被ってスンマセン・・・
イイヨイイヨー。wktkしつつ待ってます。
539 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 15:09:15 ID:GEZG9GRT
上げ
540 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 00:17:13 ID:GHzQuZkT
保守
明鐘SSマダー?
「そっか・・・西守歌ちゃん、出て行っちゃったんだ・・・」
俺は帰ってきた明鐘にすべてを話した。どういう理由で出て行ったか、それと・・・・今の俺の心境も正直に話した
「兄さん、西守歌ちゃんの事・・・好きだったんだね・・・・」
「・・・ああ」
「いつから好きになったの・・・?西守歌ちゃんの事、あれだけ嫌い嫌いって言ってたのに」
「俺もよく分からないんだよ、気づいたら・・・あいつを好きになってた・・・」
そう、自分でもなぜだか分からない。なぜあいつを好きになったのか・・・当然明鐘にも分かるはずが無かった
「そうだよね・・・そういうのって、自分でも分からないうちになってるんだよね・・・」
「都合良いよな俺って・・・ずっと嫌いだ嫌いだって言ってたのに、今になって好きですだなんて・・・・
ほんと都合良いよな・・・」
「ううん、そんな事ないよ。それも兄さんっぽくて、私は良いと思う・・・」
「な、なぁ明か・・・」
「私も好きだったんだ、兄さんの事・・・・」
「え・・・?ど、どうしたんだよ急に・・?」
「本当だよ。ずーっと前から・・・西守歌ちゃんや笑穂さん・・・二人とも綺麗で私なんか敵いっこないって分かってた。
それに、私と兄さんは血は繋がって無いけど兄弟関係・・・。届かない、実らない事は分かってた・・・だけど・・だけど
諦めたく無かった・・・!私も兄さんの事が好きだったから!私も、兄さんの事が・・・・」
溢れる水滴が明鐘の頬をつたう・・・俺は、明鐘をそっと抱き寄せた・・・
「明鐘・・・お前は俺にとって一番大切な存在だ。お嬢や美紀、西守歌・・・どんなやつよりもお前が一番だ。
いつも明るい笑顔・・・毎日作ってくれたご飯・・・会話・・・全部、全てが俺にとって大切だ。
こんなにも仲の良い兄弟、絶対他にはいないぜ?周りのやつらはおかしいとか言うけど俺はそんな事思っちゃいない。
むしろそれは、唯一俺が他人に自慢出来る事だ。それはこれからもずっと変わりはしない、永遠にな・・・」
明鐘への素直な気持ち、嘘は一つも無い・・・恥ずかしいがどうしても言ってやりたかった。俺が何でも素直に話せるのは・・・
明鐘だけだったから・・・今も・・・昔も・・・
「だから、泣くのは止めようぜ。俺は、明鐘の泣き顔より笑顔の方が好きだぞ?な?」
「無理だよ・・・兄さんにそんな事言われたら・・・笑顔なんて・・・出来ないよ・・・」
明鐘は一晩中涙を流していた。俺は、そんな明鐘を抱きしめて撫でてやった。泣きじゃくる明鐘に優しく、優しく・・・
またまた日にちが空いてしまいました・・・・
そのくせ文短くてスンマセン!とりあえずここまでです。
今度はもうちょっと長く書きたいと思ってます。
うぉ!すげぇ展開!!
ここから西守歌とどう絡むのか気になる…
それと分岐で明鐘ルートも頼むw
続きを〜
結局、明鐘が寝付いたのは夜中の3時頃。俺は涙を流す明鐘を泣き止むまで抱きしめていた。
「明鐘・・・ごめんな、俺のわがままで・・・」
俺は寝付いた明鐘の傍でポツリと呟き明鐘の部屋を出て行き、俺も倒れ込むように寝床についたのだった・・・
朝が来たようだ、カーテンの隙間から光が差し込んでいるのが分かる。結局あまり眠れず終い。明鐘、そして西守歌の事をずっと考えていたから・・・・
重い体を無理矢理起こしていつものようにリビングに向かう。明鐘はもう起きているらしく朝食の用意をしていた。
「おはよう兄さん」
「おはよう明鐘、もう飯出来てるのか?」
明鐘はいつもと変わらず元気な笑顔で俺を迎えてくれた。数時間前までは泣きじゃくっていたとは思えないくらいに
「な、なぁ明か・・・」
「私ね、兄さんの事応援してるから♪」
「え?お、応援・・・?」
「うん!兄さんが西守歌ちゃんの事を言葉じゃ表せないほど好きだっていう事、とても良く分かったよ。ちょっと悔しいけど・・・けど私は兄さんが好きな人と結ばれて
幸せになって欲しいの。だから絶対、ぜーったい!西守歌ちゃんを連れ戻してこなきゃ駄目だよ?西守歌ちゃん可愛いからボーっとしてたら他の人に取られちゃうからね?」
「明鐘・・・・!」
「それと、兄さんが私の事をすごく大切にしてくれてる事も分かったよ・・・?これからもずっと、私の兄さんでいてくれるよね・・・?」
「バカ、当たり前だろ」
俺は思わず明鐘を抱きしめた。抱きしめずにはいられなかった・・・
「うん・・・ありがとう兄さん・・・」
俺たちは数十秒だけだが身を寄せ合った。お互い、言葉を交わさずとも分かる気持ち・・・お互いの気持ちが分かるからこそ信頼しあって過ごすことが出来た・・・
明鐘は、俺にとって最高の、そして一番信頼出来る唯一の存在だという事をもう一度心の中で実感していた・・・
「・・・そろそろ朝ご飯食べよっか?」
「ああ、そうだな・・・って明鐘時間!!」
「へ?・・・あー!!ち、遅刻・・・遅刻しちゃうよ!」
「急げ!行くぞ明鐘!」
「で、でも朝ご飯は!?まだ食べてないよ」
「んな事言ってる場合か!今日の朝は我慢しろ、ダイエットだと思って」
「もう兄さん失礼だよ!私そんなに太ってないもん!」
「冗談だよ冗ー談、とにかく行くぞ急げ」
「うう・・・せっかく作ったのに・・・」
「心配すんな!帰ってきたら俺が全部食ってやるから」
「ありがと兄さん♪あわわこんな時間・・・じゃあ兄さんお先に!」
「え?あ・・お、おい待てよ明鐘ー!!」
俺たち兄弟の信頼関係はさらに深まる事が出来たようだ。もうこれ以上上は無いくらいに。
「・・・西守歌お嬢様、お見合いの準備が整いました」
「・・・・・・」
「簡単に相手の概要を・・・」
「ごめんなさい、今は、一人になりたいの・・・・・」
「・・・分かりました。では失礼します」
時間が残されていない・・・俺は、まだ気づけずにいた・・・
すみません!かなり遅れました!!ちょっと忙しくて・・・って言い訳を言っても仕方無いか・・・
とりあえず今日はここまでです。何かまだもうちょっと続くと思うんでよろしくです。
545>>
分岐での明鐘の話は書いてみようと思います!西守歌の話が終わってからになると思いますが・・・
イイヨーイイヨー
次回にも期待!
>>548 いやいや、こちらこそよろしく頼むw
毎回続きが気になるんだww
保守
続きマダー?
保守
555getおめ
555なら百合佳タソとエッチが出来るw
保守
保守
559
560
554 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/01/28(日) 20:06:29 ID:Ei/MNs1p
555getおめ
555 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/01/28(日) 20:08:45 ID:Ei/MNs1p
555なら百合佳タソとエッチが出来るw
これはひどい・・・
なんという過疎…
見ただけで投下の無さに絶望してしまった…
次のSSは間違いなく明鐘SS
パソコンがぶっ壊れたので続きが投稿できませんでしたorz
直ったので投稿し始めます
564 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 18:41:07 ID:GEH0r7QN
期待age
wktk
続きを待つあいだに投下。
>>562よすまん。
お嬢ひとりえっちもの。
「――おやすみ」
私はそう言って電話を切った。子機を台に戻し,ベッドの端に腰掛ける。
「楽しかったな……」
心臓がまだ高鳴っている。
かりそめとはいえ,“恋人”として男子と電話で話したのはこれが初めてだった。
今まで付き合おうと言われたことが,ないわけではない。しかし,これぞと思う人がいなかったのだ。
それが今日,こうして恋人同士として電話で話をした。
それは,本当に唐突な“告白”だった。
私が親の決めた許嫁と結婚させられると聞いて,それを翻意させようと水原が告白してきたのだ。
水原とは知り合って約一年,私の境遇を知っても普通に接してくれる,気の置けない友人になっていた。
親友と呼んでもいいかもしれない。
そして,私はその告白を受けた。
嬉しかったのだ。例えそれが憤りから出たものであっても,私のことを真剣に考えてくれているということが。
そんな風に水原のことを思い出してると,頬が熱くなってきた。
パジャマの胸にそっと手を押し当てる。さっきとは違う胸の鼓動があった。
(なんだ,私ったらはしたない)
その昂ぶりに気づいて,私は自分自身を叱咤した。
だが収まるどころか,妖しく波打つように体の内側から起こってくる。
「水原」
彼の名前を呼んでみると,顔が真っ赤になるのがわかった。なんだか恥ずかしい。
後ろに倒れ,ベッドに背をあずける。
ボタンを外して隙間から,胸に右手を差し入れる。
「んっ…」
柔らかな隆起の先端は,既に固くなっていた。
私の胸は他の女子に比べても,なかなか大きい。気にしないそぶりはしているが,時折男子の視線を感じている。
水原は私の胸のこと,どう思ってるんだろう。
そう考えながら,ゆっくりと下から揉んでいく。じんわりとした快感に体を震わせる。
「はぁあん……ふぅ……」
指の先だけを,隆起の裾から先端の近くにすっと滑らせる。裾から先端へ,先端から裾へ。
優しく往復させると,粟立つような快感が広がり,薄桃色の蕾がより固くなってきた。
「ひゃんっ」
蕾が指先に触れると,電流が流れたように体がビクッとなる。
そのまま蕾を嬲りながら,左手でネグリジェの裾を捲り上げた。白い脚が太股から足先まであらわになる。
体育の時間では友人達に羨ましがられる,密かに自慢の脚だ。
「水原…」
もう一度呼ぶと,足先からゾクッと波打つ感覚が押し寄せた。
ショーツの上から大事な部分に触れると,はっきりとわかるぐらい濡れていた。
横から手を入れて,秘裂の上から下になぞり上げる。
「んっ,あっ…あんっ」
恥ずかしいのに,喘ぎ声が漏れるのを抑えきれない。
指先で内側をかき回すと,くちゅっという音が漏れた。
「あっ…やあん…くうっ…んんっ」
指が自然と敏感な部分をなぞり,太股がこすりあわされる。もっとも敏感なところを,円を描くように擦ると
その度に全身がびくんと反応した。
「あうっ…あっ,やあぁん…ああっ」
彼の顔つき,体つき。彼に抱きしめられているところを想像すると,体が甘くとろけそうになった。
水原の名前を呼ぶたびに,熱くなる私の体。私の大事なところは,とめようもないぐらい濡れていた。
意識しないうちに,私の指の動きは早くなる。
体を襲う快感は,もう抑えきれないぐらい大きくなっていた。
「やぁあ…あんっ…あっ…はぁ,あっ…ああああっ」
ひときわ声を上げて悶えると,私は快感の頂点に達した。大きな波が押し寄せ,体が弓なりに反る。
「はあっ…はあっ…」
心臓の鼓動を抑えながら,私は快感のあとのけだるい感覚に身を任せていた。
「ふうっ」
私は大きく息をつくと,ゆるゆると身を起こした。けだるい感覚が,まだ身のうちに残っている。
下着を替えてボタンを嵌める。ベッドを整えて,横になった。
身綺麗にしたら,さっきのことまでが恥ずかしくなってきた。
こんな恥ずかしいところは,水原に見せられない。まったくもう,私ったら。
「ばか」
誰にともなく呟いて,私は枕を抱きしめて丸くなった。
「水原…」
もう一度だけその名を口にすると,今度は心に暖かいものが広がる。
なんとなく幸せな予感がして,私は目をつぶって眠りに入った。
――私と水原は後に結ばれることになる。それを知るのは,もう少し先のことだった。
END
スマネ,パジャマ→ネグリジェね
GJ!
まさかお嬢の一人エチ-モノが来るとは(*´Д`)
お嬢きたきたきたきたきたーーー!!! 待ってたよぉ〜!
この板を張ってて良かったあぁーーー!! GJ!!
保存しますた
「なるほどね、それじゃあ一応鐘ちゃんも納得してくれたんだ」
「一応じゃない、一応は余計だ美紀。明鐘はそんな中途半端な気持ちで納得したわけじゃなくてだな・・・・」
「あーはいはい、分かったから。朝からあんたと鐘ちゃんの仲良し兄弟ドラマ聞いてるほど私も暇じゃないのよ」
「あのな・・・俺はお前にちゃんと説明を・・・・」
俺の言葉はまたも美紀によってさえぎられる
「次!本題に入るわよ涼。余計なおしゃべりは終わり!西守歌ちゃんの所には行ったの?」
「え?あ、いやまだ行ってないんだよ・・・何かタイミング掴めなくてさ・・・」
「タイミング〜〜??そんなもん待ってたらラチがあかないじゃない!今のあんたの場合、待たずに攻めなきゃ駄目なのよ。
まったく、情けない奴ねあんたは・・・」
「ごもっともで・・・。けどまだ心の準備っていうか・・・気持ちに整理がついてないっていうか・・・」
「まだそんな事言ってるの?はぁ・・・ちょっと笑り〜んこっち来てくれな〜い?」
美紀の言葉に答えお嬢が俺と美紀の会話の輪に入ってくる。美紀の応援部隊ってとこだな・・・
「何だ守屋、私に何か用か??」
「そうなのよ、ちょっと笑りんにも涼に言ってくれない?キツイ一言を・・・」
そう言うと美紀は今まで話していたことをお嬢に把握させていった。
今度はお嬢に説教されるようだ・・・
「成る程。水原、相変わらず優柔不断なようだな。お前は女心・・・いや男女問わずに人の気持ちを理解出来てないようだな。」
「人の気持ち・・・?な、何でそんな事が言えるんだよ。根拠でもあるのかよ・・・?」
「はぁ・・・水原、普通に考えてみろ、どんなに芯の強い人間でもちょっとした事で折れてしまうんだ・・・西守歌の場合
お前との口論でお前に言われた一言で芯が折れてしまったんだ。恐らくかなり傷付いたのだと私は思う。そしてそれはもう一週間も前の話・・・
彼女の傷はお前にしか癒す事が出来ないんだ水原。それなのにお前は自分の都合が悪いのを理由に彼女の所へ行くのをためらっていた。彼女とて女の子、
しっかりしていて強気な性格だが、まだお前より年が一つ下の幼い女の子なんだ。手遅れになる前に行ってやれ、じゃないと・・・彼女の傷はもう一生
癒す事が出来なくなってしまうかもしれない・・・言い方が少々きつくなるが・・・水原、お前の優柔不断な性格が彼女を苦しめているんだ。
そういう事をしっかりと理解出来ないのであれば・・・お前が彼女に会う資格は無いと私は思う。
・・・・・・自分勝手な事ばかり言ってすまなかったな。」
「笑りん・・・・」
お嬢は自分の席に戻っていった。お嬢に言われた言葉、それは当然な事であるのは必然・・・今まで気付かなかった自分に苛立ちを覚えた・・。
結局俺は、自分の気持ちばかり主張してあいつの気持ちを理解しようとなんてしてなかったんだ・・・!
自然と拳に力が入る。俺は・・・バカだ・・・・
「きっつい事言われたわね〜涼。泣きそう?」
「バカ言え、お嬢のいう事は正論だ。返す言葉もない」
「そう・・・。ま、うだうだとしてないでスパっと決めろって事でしょ。私も笑りんにさんせ〜い!
後は・・・後はあんた次第よ涼?」
「・・・俺、ちょっと行って来る。サンキュー、お嬢!美紀!」
そう言うと俺は教室を勢い良く飛び出した。不思議にもう迷いは無く、なぜかスッキリしたというような感覚さえある。
「ちょ、ちょっと涼!?行くって急に何を・・・」
「守屋、水原が決めた事だ。私たちが口出しする事じゃない。」
「はぁ・・・まったくあのバカいつもいきなりなんだから・・・・」
「それも水原の特徴だ、そうだろう?」
「・・・うん、それもそうね!ちゃんと決めてこなかったらとっちめてやるんだから!」
「ああ、勿論だ。
・・・・・さぁ見せ場だぞ、水原・・・・」
「西守歌・・・・!!」
俺はがむしゃらに西守歌の元へ走っていく。もう頭にはあいつのことしか・・・無い。
かなり遅れてしまいましたorz
とりあえず今日はここまでという事で・・・・
大将,俺はあんたを待っていた
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
wktk
あ?
続き期待
「ここが山葉女子学園・・・西守歌の通ってる学校か・・・」
あまりの大きさに圧倒されつつも入るのに躊躇していた。けど・・・俺に躊躇してる暇なんてない・・・!
「行くぞ・・・!」
校舎内に足を踏み入れようとしたその時、不意に誰かに声を掛けられた。
「あの・・・どちら様でして・・・?」
この学園の生徒のようだ。年は俺よりも上のように思える。
「や、えっと俺は・・・その・・・」
不意の事に動揺し言葉が詰る。口調を整え彼女に自分が何者なのかを説明し始める。
「俺は・・・西守歌に・・・この学園の女子生徒の益田西守歌さんに用があって来たんです」
「西守歌ちゃんに・・・?・・・!あなたまさか・・・西守歌ちゃんが言ってた許嫁の・・・!?」
「知ってるんですか・・・?俺を」
「もちろんよ。あなたの事はよく西守歌ちゃんに聞かされたわ、優しくて格好よくて、それに料理も出来て私の理想の男性
ですわ、ってね。見た感じ西守歌ちゃんの言ってた事に共感出来るわ。・・・それで、用っていうのは?」
「や、ちょっと話さなきゃいけない事があって・・・」
「喧嘩した時のの事謝りに来たの?」
ドキっと心に衝動が伝わる。同時にあの時の自分を思い返し、情けなく、また自分への怒りが込みあがってきた。
「ええ・・・西守歌に聞いたんですか・・・?」
「そう。西守歌ちゃんが急に学園に戻ってきたからビックリしちゃってね、それになんだか元気なさそうだったから
何かあったの?って聞いてみたのよ。けど西守歌ちゃん、教えてくれなくてね。けど、この前話してくれてね。
君との口論の事とか全部・・・全部話してくれたの。あなたに言われた言葉、相当ショックだったらしくて話してる最中に
泣いちゃったのよ。それだけあなたの事を思ってたのね・・・・・。」
「そう・・だったんですか・・・」
心が酷く痛む。西守歌を傷つけてしまった自分が許せなかった。なぜあの時俺は・・・・!
「俺が悪いんです・・・俺が・・・」
「けど・・・西守歌ちゃん、あなたの悪口何も言ってなかったわ。自分があなたに迷惑掛けちゃったから、だから怒るのも当然。
不甲斐ない自分が情けないです。けど、一杯思い出を残してもらいましたってね。満面の笑みで言うから、偽りじゃ無いと思うの・・・。」
「・・・・・西守歌は、今どこに・・・?」
「実はね・・・その一軒以来学園に来てないのよ。今日も欠席なの・・・」
「そう、ですか・・・・」
心の痛みが止まらない・・・もう、駄目なのか・・・・
「西守歌ちゃんにどうしても会いたいの?」
「ええ・・・会って謝りたいんです。後、ケジメもつけたいんです・・・・」
「なるほど・・・・」
すると彼女は自分の鞄をあさり始めた。
「えーっとどこに閉まったっけなー・・・・あった、これこれ・・・はい、これ受け取って」
地図のようなものが渡される。この周辺の地図のようだ。
「これは・・・?」
「それはね、西守歌ちゃんの家までの地図よ。あなたの気持ち、充分伝わってきたわ・・・・だから、私はあなたを手伝う・・・。
好きなんでしょ?西守歌ちゃんの事・・・・」
「・・・・はい・・・・」
「うん。その気持ちに嘘はないわね?後は・・・あなた次第。私が手伝えるのはこれくらい・・・」
「あの・・・なぜ俺に手助けを・・・?今さっき会ったばかりなのに・・・」
「そんなの簡単よ。私も西守歌ちゃんが大好き。あの子には笑顔でいてほしいから・・・・」
「俺、行って来ます・・・!色々とありがとうございました・・・・」
「うん。あ、もう傷つけちゃ駄目よ?」
「当然ですよ」
俺は地図を頼りに歩み始める。西守歌はすぐそこだ・・・
空模様が怪しくなって来た・・・やがて、大粒の雨が降り始める・・・
それは、悲しそうに・・・誰かが流している涙のようにも思えた・・・・
悲しみは突然やってくる・・・・それはまるで、夏の夕立のように・・・・
「西守歌お嬢様、そろそろお時間です」
「・・・分かりました・・・すぐ、向かいます・・・」
「涼様・・・・」
「西守歌・・・・!」
また遅れてしまいました・・・・Orz
すみません・・・・
>>580 GJです!
ただ慌てなくてもいいと思いますよ〜。楽しみにまっていますので。
今回誤字がいつもより目立つのでよほど慌ててたのか…と。
「喧嘩した時のの事謝りに来たの?」とか
「えーっとどこに閉まったっけなー(以下略)」とか。
なにはともあれ楽しんでます。
ある日曜日の午後のこと。
日曜日にしては珍しくバイトが休みだったので、俺――水原涼は部屋に掃除機がけをしていた。
開けた窓から入る風が、初夏の訪れを感じさせる。
「もうそろそろ夏か」
そうひとりごちた時、玄関でチャイムが鳴った。こんな時間に来るといえば、そう思いながら出てみると。
「こんちはー」
「やっぱり、美紀か」
彼女は守屋美紀。妹の明鐘とも付き合いのある、幼馴染だ。
「やっぱりとはご挨拶ねえ、かわいいあたしが遊びに来てあげたのに」
「そうかそうか、まあ上がれよ」
「うん、おじゃましまーす」
ダイニングに通し、烏龍茶でおもてなし。
「それにしても、珍しい格好してるな」
美紀の装いを見て、俺は言った。白を基調とした上着に、プリーツのミニスカート。美紀のスカート姿なんて
制服でなければ幼い時以来かもしれない。
「どう? 似合ってるでしょ」
そう言うと席を立って一回転する。スカートがふわりと浮かび、太股が見えた。俺はドキッとして目をそらす。
おしゃべりも飽きて、俺達はテレビゲームで遊ぶことにした。
「ねえねえ、あんたこんなゲームもやるの?」
美紀がニヤニヤしながら取り出したのは、“何処へ行くの、あの子”というギャルゲームだった。俺は慌てて
取り返す。
「いや、たまにはこんなのもいいかと思っただけだ」
「面白そうじゃん、そのゲームしようよ」
それから。
「ちょっと。また年上ねらい?」
「またって何だよ、このキャラからは包容力が感じられるだろ?」
「ええーっ、あたしにやらせてよ」
俺の脇から手を伸ばして、コントローラーを奪う美紀。腕組みをするような格好のまま、美紀は
コントローラーを動かしている。
「お、おいおい」
「このケーキ屋の幼馴染にしよ」
美紀が動くたびにふにふにと胸が当たるので、どうも落ち着かない。ふんわりといい匂いが、彼女の髪から
漂ってくる。
(気づいてないのかな……)
心臓が高鳴ってくるのを抑えながら、俺は画面に集中しようとした。
適当なところで切り上げ、いつものように俺の部屋に行く。
「どれにしよっかなー」
「新しく買ったのが下に……」
あるぞ、と言いかけて振り向いた俺は絶句した。
脚を伸ばしたまま下にある本を取ろうとしてるので、俺からは白い下着が丸見えだった。艶かしい太股が
尻の辺りまで見え、スカートのプリーツがひらひらと揺れる。
慌てて向き直ったが、今度こそ心臓が高鳴り始めた。さすがに顔が熱くなってくる。
「じゃあ、これ見せてもらうね」
そう言って、美紀は床に寝そべった。どうしてもちらちらと、脚の方に視線が行ってしまう。
「何か飲み物取ってくるよ」
少し頭を冷やしてくるかと立ち上がったとき、美紀の脚に引っかかって態勢を崩す。
「きゃっ」
そのまま正面から圧し掛かった格好になった。
慌てて体を離そうとしたが,目があった途端俺は縛られたように動けなくなった。
美紀の大きな目が俺を映している。白い頬はうっすらと赤く、唇は艶かしいほどに赤い。
こいつ、こんなに綺麗だったかな……。
ほんのちょっとの間、俺は間違いなく美紀に見とれていた。
はっと気づいて身を離そうとした時、美紀に腕をつかまれていた。
「ねえ……私のこと、まだ好き?」
「あ、ああ、もちろんさ」
「そう……あたしも涼のことが好き。幼馴染でいて、なんて言っちゃったけど……あたしじゃだめ、かな」
今度はまっすぐに俺を見つめてきた。
「そんなことはないよ、美紀さえよければ」
美紀はひとつうなずくと、黙って目を閉じた。俺は美紀を抱きしめるように、唇を重ねていく。
「んっ……」
柔らかな唇を吸い、しばらくして身体を離そうとした時、今度は抱きしめられる。
「ねえ……その、さ」
「いいのか?」
「うん、だから……きて」
少しずつ橙色を帯びてくる光の中に、美紀の肢体が浮かび上がる。
「んっ…んんっ……」
もう一度今度は、お互いの舌を絡めるように深いキスを繰り返す。
そうして,俺達は一つになった。
「ね,涼。もう一回だけ」
そう言って美紀は目を閉じた。俺はしっかりと抱きしめて,キスをする。
――そう。俺たちはここから始まっていくのだ。
勢いで書いた。
中盤,誰か,頼む。
なんという寸止め…
読んだだけで続きが気になってしまった
このSSは間違いなく良作
もう日が沈んでいた。
「あれがあいつの・・・・」
遠く離れたこの場所からも大きなお屋敷が目に入る。大きな門の前にSPの連中が門番として立っているのもうかがえる。
「簡単には入れそうもないな・・・・・お嬢の時よりキツそうだ。 さて、どうするかな・・・・」
あの見張りの目を盗んでここに入るのは難しい。かと言って入らせてくださいと言っても俺とあいつとのいざこざを知ってるからきっと追い返されてしまう・・・・
「・・・・ん?あれは・・・」
屋敷は大きな塀で囲まれているがその一部に小さな長方形の穴が空いているのに気付いた。なぜ空いてるのかは分からないがチャンスだ、あそこを通ればバレずに入れそうだ。
「よし、行くぞ」
俺はさっそく行動に移した。穴はホフクすればなんとか通れそうだ。
「こんなとこ、ハルに見られたら殺されるだろうな」
などとくだらない事を考えつつもようやく穴を通り屋敷内に入る事が出来た。
「さてと、これからどうするかな・・・そういやさっきもらった地図に屋敷の地図もあったな。」
ポケットから地図を取り出す。どうやらこの建物は5階立てらしい。その5階に西守歌の部屋があると記されている。
「5階か、前のお嬢みたく塀を登ってくのは無理だな・・・。屋敷に入って行くしかないか」
納得したように軽く頷き地図をポケットにしまう。どうやって屋敷に入るか、それが一番の難所だった。
「さてどうするか・・・・・あれ?この窓、鍵が開いてるじゃないか!」
俺は複数ある窓の一つに鍵が掛かってない窓があるのに気付いた。それにしても無用心なとこだ・・・まあ今の俺にとっちゃ好都合だが。
「今日は運が良いな、神様サンキュー!」
神様などという空想の存在に感謝しつつ窓から屋敷内に入る事に成功した。どうやら物置きのようだ。後は見つからずに5階に行くだけ、こういうのは意外と得意分野だ。
こんなのが得意だなんて、怪しい人にしか思えないが・・・。
「誰いないな・・・よし」
物置きのドアをゆっくりと開け誰もいない事を確認すると隠れながら階段に向かう。
SPの連中の目を盗みながら西守歌の部屋に向かう。
何度も見つかりそうになりつつもバレずに5階に到達した。
「よし・・・後は西守歌の部屋に行くだけ・・・」
「おい!貴様何をしている!!」
後ろから大声で叫ぶ声がする。SPにバレてしまったようだ。
「しまった・・!!くそッ!!」
俺は全力で走り追っ手をまこうとする。しかし振り切れない。
「チックショ!さすがあいつんとこの護衛だぜ!」
「不審者を発見した!不審者は今3階を逃走中、至急応援を頼む!お嬢様の部屋の前を固めろ!!」
「これじゃ捕まっちまう!どうする・・・考えろ、考えろ・・・」
突き当りを曲がった所でふと部屋の扉が目に入る。
「あれだ!」
俺は勢い良く部屋の扉を開け中に入る。突き当りで死角になったおかげで連中も俺を見失ったらしい。
「
「クソッ!どこに行った!探せ!必ず探し出すんだ!」
「ふぅ・・・って、安心してる場合じゃないな・・・じきにここに誰か来るはず、それまでに逃げないと・・・」
部屋を見渡す。しかし逃げられそうにないようだ。唯一逃げられそうなところは・・・
「これしかないか・・・」
窓を見つめ小さく呟いた。
「やるしかないな・・・よし」
窓を開け下を見下ろす。ここは5階、高さは充分にある。
「こりゃお嬢の時より怖そうだ・・・」
そう呟くと窓に足をかけ外に出た。外壁をつたって進んでいく。下では慌しいSPの連中がうかがえる。
「頼むからこっち見ないでくれよ・・・!」
心の中で祈り壁伝いに進んでいく。数メートル先に窓が見える。今回は鍵が開いていない様子だ。
「とりあえずあそこまで行くしかないな・・・後はそれから考よう・・・」
風が吹き荒れる中、足を踏み外さないように進んでいく。
ようやく窓にたどり着き、そっと窓から室内を覗いてみる。
「あれは・・・!」
室内には西守歌の姿があった。こちらに背を向け座っているのがうかがえる。
「西守歌・・・!やっと、やっと見つけたぞ・・・!」
俺は心の底から嬉しさがこみ上げてきた。西守歌がすぐそばにいる・・・!
「よし・・・落ち着け、一旦落ち着くんだ涼・・・」
感情を抑え一度冷静なる。そして窓をコンコンと軽くノックする。しかし気付かなかったようだ。
「あれ・・・よしもう一回」
再び窓をコンコンとノックする。さっきよりも強めに何回も。
「ん?今何か・・・」
音のする方に向いてみる。そこに・・・そこには笑顔で笑っている涼の姿があった。
「やっと気付いたか・・・」
「涼様・・・!涼様!」
西守歌がこちらへ走ってくる。口の動きで俺の名前を呼んだのが分かる。
「涼さ・・うむッ!」
「シー、静かに。バレたらマズイんだよ」
西守歌の口を塞ぎ声を遮断させる。
「とりあえず中に入れてくれ。それから話すから」
コクコクと頷く西守歌。俺は西守歌の手を借りて室内へと入っていく。
「ふぅ〜、侵入成功っと」
などと言っていると西守歌が抱きついてきた。
「涼様・・・!涼様・・・!!」
目に涙を溜めているのが分かる。その姿に何とも言えない感情が込み上げてきて、西守歌をぎゅっと優しく抱きしめる。
「ごめん・・・本当にごめんな・・・。」
「うっ・・・うっ・・・涼・様・・・」
俺の胸で泣きじゃくる西守歌。それから俺たちはしばらくの間無言で抱きしめ合う。
しばらく西守歌が落ち着くのを待った。
「グスッ・・・・ごめんなさい、もう・・大丈夫です」
ニコっと微笑んで見せる西守歌。
「あ、あのさ・・・その・・・ごめん!!俺、お前の気持ちとか全然考えてなくてさ。都合良いかもしれないけど・・・どうしても謝っておきたくて・・・」
「謝らなくていけないのは私の方ですわ涼様・・・。勝手な事ばかり言って、迷惑一杯掛けて・・・・涼様が怒るのも無理はありませんわ・・・ごめんなさい・・・」
「そんな事無い!俺はお前に迷惑掛けられたなんて思っちゃいない。お前が・・・西守歌が謝る必要は無い」
「涼様・・・初めて、初めて頼まずとも名前で呼んでくれましたね・・・・」
「え?あ、ああまあな。結構恥ずかしいんだぞ実は」
顔を赤くし顔をそらす涼。それを見て西守歌は笑みが止まらなかった。
「久しぶりにこんなに笑った気がしますわ、やっぱり笑うっていいものですわね・・・」
「お嬢様」
「・・・!」
「しっ!静かに! はい、何でしょう?」
「そろそろお時間です、お相手の方もお見えになってるのでお急ぎを。それから、不審人物がこの屋敷にもぐりこんでるので部屋を出る時は必ず言ってください。
お一人では危険ですので」
「分かりました。すぐ向かいますわ」
「お、おい西守歌、相手って・・・一体何の話だ・・・?」
「・・・・・・」
「西守歌・・・?」
「・・・実はわたくし、お父様にお見合いをしろと言われまして・・・今日がそのお見合いの日なんでわ・・・」
頭の中が真っ白になるくらい驚いた。突然の事に言葉が詰る。
「なっ・・・そんな・・・」
「けど、最後に涼様とこうやってお話できて・・・会えてとても、とても嬉しかったですわ・・・これからも・・・」
「最後なんかじゃない!!」
「涼様・・・?」
「それは・・お前が望んだお見合いじゃないんだろ・・・?政略結婚ってやつなんだろ・・・?」
「それは・・・」
「なら、なら行くぞ西守歌」
「え・・?行くって、どこに・・・?」
「決まってんだろ?逃げるんだよ」
西守歌の手をぎゅっと握り得意げに笑ってみせた。もう、この手を離さない・・・
「無理ですわ逃げるなんて!こんなに見張りや黒服の方々いたら・・・あのお父様から逃げるなんて無理です!それに・・・涼様にはもう迷惑は掛けれません・・・」
「迷惑・・・?」
「笑穂様の時のように私を助けるために、政略結婚を止めさせるためなんですわよね・・・?」
「バーカ」
俺は西守歌に軽く口付けをする。不意の出来事に西守歌も驚いた様子だ。
「りょ、涼様!?何を・・・」
「お前が好きだから言ってるんだよ、逃げようってな。好きじゃなきゃ俺のファーストキスはやらなかったぜ?
逃げて、逃げて・・・捕まりそうになっても、どんな事があっても俺はお前を離さない。それが、今の俺の本当の・・・嘘偽り無い純粋な気持ちだ・・・」
「涼様・・・ありがとう・・・ございます・・・!」
涙を流す西守歌、俺は優しく抱きしめてやる。
「泣くな、らしくないぞ?」
「うっ・・・うっ・・・・」
「西守歌、時間が無い。行くぞ」
「待ってください!」
「どうした・・・?」
「その・・・もう一回・・もう一回だけしていただけませんか・・・・?」
「西守歌・・・・」
再び俺と西守歌は唇を重ね合う。さっきよりも長く、激しく・・・・
「・・・・・」
「・・・・・」
「行くぞ!」
「はい!」
俺と西守歌の愛の逃亡作戦が始まりを告げた。
そろそろ完結すると思います。誤字脱字はほんとすいませんでした・・・・。
>>584 GJです!!美紀とのほんのりとしたラブストーリーがいいですね。
続きは自分で思うがままに書けば良いと思いますよ?
すみません何かエラソーに言ってしまって・・・・
GJ!もうクライマックスか…
キタコレ
592 :
1/3:2007/02/11(日) 19:10:20 ID:RsZSvqGF
クライマックスを待ちながら。お嬢で,体操服えっちものです。
「ただいま」
「おじゃまします」
俺とお嬢は連れだって,俺の家に来た。
「そういえば,妹さんは?」
「明鐘は直接バイトに行くってさ。学校の友達がブラーヴィに,遊びに来るそうだ」
お嬢を俺の部屋に通しておいて,冷蔵庫から冷えたお茶を取り出す。
客用のコップにお茶を注ぎ,お盆に載せて持っていく。
「お待たせ」
「ああ,すまないな。いただきます」
それぞれグラスを手に取ると,軽く飲んで乾いた口を潤した。
「最近,親御さん達の様子はどうなんだ?」
俺は尋ねた。軟禁中のお嬢を連れ出し,親が婚約を取り消すまで俺の家で一緒に暮らしていたのだ。
特に父親の方は激怒していたし,お嬢の兄が取りなしてくれなかったら,こうもすんなりと
決着はつかなかっただろう。
「ああ,あのことについては何も言ってこないさ」
にやっと笑う。
「また相手を探してる節はあるが……その時も,きっぱりと断るよ。私には水原がいる,と」
「そうか」
俺は嬉しさと照れくささが混じった気分になり,こそばゆくなる。
それからしばらく,二人で楽しく話をした。たわいもない話ばっかりだったが,お嬢と話すのは楽しい。
これが恋人同士の語らいってやつなのかな,俺はそんなことを思った。
ふと時計を見ると,午後3時半。このまま話を続けてもいいが,俺の部屋というのも色気がない。
「お嬢,どこか喫茶店でも行かないか?」
そう切り出すと,
「喫茶店か。私は水原の部屋がいいんだが……落ち着くし」
お嬢がそう言うなら,俺にも異論はない。しかし,どこかもじもじした様子なのはなぜだろう。
「どうかしたか?お嬢」
「いや。その,なんだ。あれを着てきてやったぞ」
お嬢は一体何を言っているのだろう。いつもと変わらない制服姿だが。
俺の訝しげな様子に,お嬢はぼそっと言った。
「……体操服」
「あ,ああ!」
そこでようやく合点した。
体育では男子と女子が分かれている上,どちらかが体育館だったりとお互いの姿をみることはほとんどない。
それに体育祭などではジャージを着用しているのがほとんどだ。
以前ためしに,体操服姿を見せてくれと頼んだことがあるが,そのときは恥ずかしいからと一蹴されたのだ。
「今日体育があったから,そのまま着てきたんだ。それにしても水原,目がいやらしいぞ」
「それはまあ,な。……お嬢,脱がしていいか?」
「うん」
593 :
2/3:2007/02/11(日) 19:11:03 ID:RsZSvqGF
服に手をかけるまえに,まずはキス。そっと唇を重ね,お嬢の舌を吸い唇をなぞる。
「んっ・・んん」
甘い鼻息を漏らすお嬢。とろけるようなこのキスだけで,俺は天にも昇る心地になる。
背後にまわり,キスを続けながらリボンに右手をかけた。左手で閉じられたひざを割るようにして,ゆっくりと
暖かみのある太股を撫で回す。それにつれて,少しずつスカートが捲れ上がっていく。
上着の下は白地の体操服だった。二つのふくらみが窮屈そうに,体操服を押し上げている。
そしてスカートを捲った先は,赤いブルマだった。俺はスカートのホックを外して脱がし,お嬢の手を取って
立ち上がらせる。
「あ,あんまり見ないで……」
恥ずかしそうに眉をハの字に下げて,手で体を隠すお嬢。
はちきれんばかりの双乳の下は,服の上からでもわかる細い腰。それに反して,お嬢のお尻は凄かった。
赤いブルマが食い込み,白い尻肉がはみ出て盛り上がっている。そんなブルマからは,むっちりと血色のいい脚が
伸びていた。
俺は背後からお嬢を抱きしめると,ふたつのふくらみをゆっくりと揉んだ。
「ん…もうっ…あんっ…」
掌に余る大きさの乳房が,揉む毎に形を変える。背後の俺に体を預け,なすがままにされるお嬢。
「お嬢,いい匂いだ」
髪の匂いが,心地よい匂いを運んでくる。
「ば,ばかっ,汗かいたんだから,あまり嗅がないでよ」
ズボンの中で大きくなっている俺の分身を,ブルマの上からグッとお尻に押しつけた。左手は乳房を揉みながら
右手でブルマを履いた腰をつかむ。
「やあっ…んっ,水原の…大きくなってる…」
熱くなった分身を押しつけられて,お嬢は仰け反った。普段は凛々しいお嬢も,こういう時は可愛い声を出す。
ゆるやかに腰を前後させると,それに合わせてお嬢も腰を動かす。ほとんど服の上から,バックで合体して
いるようなものだった。
594 :
3/3:2007/02/11(日) 19:11:40 ID:RsZSvqGF
「お嬢,壁に手をついて」
こくんと頷いて,壁に両手をつくお嬢。こちらに盛り上がったお尻を差し出す格好になるのも,いやらしい。
体操服の上着をたくしあげ,ブラのホックを外す。双乳の先端は固くなっていて,俺が揉みながらいじる
たびに,お嬢は小さく喘ぎを漏らした。
ブルマに手をかけ,下着と一緒に下ろす。粘っこく透明な糸が,秘所と下着の間に出来た。
俺はチャックを下ろし,己の分身を取り出す。
「お嬢…行くよ…」
「んっ…水原…来て…」
白い尻を抱えて,ぐっと秘所に突き入れる。
「あっ…ああっ,大きいっ…はあっ」
奥まで入れると,お嬢は頭を仰け反らし大きく息をつく。いったん腰を引くと,俺は抽送を開始した。
「あああっ,はぁん…くぅ…ああっ」
お嬢の中は熱かった。一突き毎に,俺の分身に吸い付くかのようだ。
初めてお嬢の家で一つになってから数ヶ月。あれから何度か交わることがあったが,お互いに体が
馴染んできたのかもしれない。
「やあぁ…涼,すごい…いいよっ…」
腰に廻していた手を,乳房に回して揉みしだく。熱くなった体をより密着させた。俺達がつながっている
部分からは,くちゅくちゅという粘っこい水音が漏れてくる。
「はぁ…あっ,ああっ…こんなの…だめぇ」
何度突いただろう。お嬢の目は焦点がぼやけ,滑らかな脚はがくがくと震えている。俺も着衣という
普段とは違ったシチュエーションに,限界まで来ていた。
「くっ…お嬢…いくぞっ」
「涼っ,涼…あっ,はぁあ…あっ,ああああっ!」
腰が引きつるような快感が走ったかと思うと,一気に弾けた。大量の液体が,お嬢の中に注がれていく。
俺達は体を支える力も抜けて,繋がったまま床に倒れ込んだ。そうしてしばらくの間,けだるい感覚に
身を任せる。
ややあって,俺達は身を起こした。
「お嬢,ありがと」
そう言って,腕の中のお嬢に軽くキスをする。
「次はそうだな,水着なんてどうだろう」
「やれやれ,ほんとにスケベだな……まあ,考えておくよ」
お嬢はコツンと俺を小突いた。そうして顔を見合わせると,二人して笑い声をあげた。
キタコレ!GJです!お嬢物はやっぱりいいな〜・・・・
>>594 GJ!お前の才能に嫉妬w
やっぱこういうの書けるのは凄いわ…
「涼様急ぎましょう、また黒服の方々がここに様子を見に来るはずでからそれまでにはここを出ないと」
「そうだな、急ごう。しかし、どうやってこの警戒網を潜り抜けるか・・・・・やっぱり窓からロープか何かで下に降りるしか方法は・・・」
「そんな危ない方法を使わなくても大丈夫ですわ涼様」
「何?何か方法があるのか?」
「一つだけ方法がありますわ、ちょっと待っていてください」
すると西守歌は本棚の本を一冊傾けてみせた。すると驚いた事に一部の壁が反転し、奥に進めるようになっている。まるでカラクリ屋敷だ。
「これは・・・・」
「これは私が自分で取り付けた隠し通路ですわ。もちろん私が自分で取り付けましたので黒服の方々はもちろんお父様ですら
こんな隠し通路がある事は知りませんわ」
得意げに微笑んでくる西守歌。まったく、ぬかりのない奴だ
「しかし、どっかで見たことある光景だな・・・・」
「えへへ、某映画を真似て作ってみましたの」
「なるほど、どうりで見たことある訳だ・・・・・って、んな事言ってる場合じゃないな。よし、此処を使って脱出しかないな」
「こんな事もあろうかと作っておいて正解でしたわ」
「はいはい、初めてお前のくだらない物が役に立ったな」
「あー!酷いですわ涼様!わたくしが一生懸命作ったのに・・・・」
「分かった分かった、分かったから行くぞ西守歌」
「ムー!最近それで流されてばっかりな気がしますわ!」
などとぶつくさ文句を言っている西守歌、いつのまにか俺とこいつは打ち解けていたのだった。
「狭いな・・・仕方ない一人ずつ行くしかないか。西守歌、先に行ってくれ、俺は道が分からないからな」
「了解ですわ!」
ビシっと敬礼をし四つん這いになって小さな入り口の隠し通路に入っていく。その後に続き俺も隠し通路に入っていった。
しかし一つ問題が起きた。西守歌はお見合い用の服を着替える前だったのでスカートを身に着けている状態だったのだ。
そのため俺の視界一杯に西守歌の下着がどアップで映し出されてしまっていた。
「西守歌、ちょいストップ。一旦出てくれないか?」
「え?なぜですの涼様?後戻りしている時間はありません!一刻を争う状況なんですから!」
「・・・・いや、しかしだな・・・」
「行きますわよ涼様!」
西守歌は俺の言葉にまったく耳を貸そうとせずどんどん先に進んでいく。・・・仕方ない、なるべく前を向かないように進むしかないか・・・
「・・・分かった、お前の言う通りだ。先を急ごう」
俺は下を向きながら西守歌の後についていった。時折俺たちの上を人が通りミシミシと今にも崩れ落ちそうな嫌な音がする。
「・・・なあ、ここ崩れたりしないよな・・・?」
「う〜ん・・・多分大丈夫だとは思うんですけど・・・・なんせわたくしが一人で作ったものなので、そこまで入念なチェックはしていませんから
なんとも言えませんわ」
「ははは・・・そう・・なんだ・・・」
面白可笑しそうに返答してきた西守歌に気落ちした。ここの安全性はもう信用できそうに無い。もしかしたらここが崩れて生き埋めになって死んでしまうかもしれん。
ああ・・・そうしたらどうしよう・・・明鐘にお嬢に美紀、それから百合佳さんにハル・・・・は悲しんでくれなさそうだな・・・・・ああ・・みんな〜・・・
などとくだらない妄想を膨らませていると俺の顔に何やら柔らかい感触が伝わってきた。
「あ〜、柔らか〜いな〜・・・・・じゃなくて、何だこ・・・・・げッ!」
「いや〜ん涼様!こんなところで・・・わたくしまだ心の準備が・・・・」
「ち、違・・イテッ!!」
ゴツン!!と勢い良く頭部を天井にぶつけてしまった。強烈な痛みが俺の頭部を襲ってきたため思わず声を上げ痛がる俺。
「おい、今何か声がしなかったか?それに大きな音もしたぞ」「ああ、俺も聞こえた。まさかこの下に・・・・?」
「何してるんですか涼様!お静かに!気付かれてしまいますわ!」
「イテテテ・・・・わ、悪い・・・」
頭がフラフラする。相当強くぶつけたらしい。
「今ので気付かれてしまったかもしれませんわ。急ぎましょう涼様」
「お、おお・・・・」
頭がフラフラしつつも俺は西守歌に着いていった。フラフラガ治ってきた時、ようやく出口にたどり着いたようだ。
「涼様、着きましたわよ」
「よ、よし!早速ここから出よう」
西守歌に続き俺が外へと出る。無事に出れて何よりだった。
「死ななくて良かった・・・・もうこれで安心・・・・」
「ん?」
「え?」
「ああ!!い、いたぞ!不審人物を発見した!!」
「え?え!?ええーーー!?何で!?え、ちょ・・・何でー!?」
俺達が出てきた場所はなんと門のまん前。当然すぐに黒服の連中に気付かれてしまった。
「うわあああ!!!」
俺は西守歌をお姫様抱っこして全力で走り出した。
「あ!待て貴様!こちらチームアルファ、不審人物を発見した!現在屋敷外を逃走中、お嬢様が人質として連れ去られた!至急応援を頼む!!」
「何でー!?何であんな近くに!?」
「ごめんなさい涼様、実はもっと遠くに出口を作る予定だったのですが・・・・面倒になってしまったので途中でやめてしまったんでした。今思い出しましたわ」
てへっとし自分の額をコツンとする西守歌
「てへ・・・じゃないだろうが!!どうすんだ、折角ここまで順調に来てたのに〜!!ああいうのは最後までちゃんと作らないと意味無いだろうが!」
「だって〜、疲れてしまったんですもの。女の子一人じゃあれが限界ですわ。それにしても、いいですね〜お姫様ダッコ♪」
「言ってる場合か!!」
「止まれそこの誘拐犯!」
後ろを振り向くとヘリが数十機に車が数十台、さらには黒服の連中が数百人こちらに向かって走ってきている。
「でー!!?な、何だありゃ!?これじゃあすぐ捕まっちまう!」
前を向くと一台ワゴン車が停車しているのに気付いた。
「あれは・・・・・」
目を細めてよーく見てみると車の近くで誰かが手を振っている。お嬢と美紀だ!
「涼ー!!西守歌ちゃ〜ん!やっほ〜!!こっちこっち!」
「水原ーこっちだ!!急げ!!」
「お、お嬢!!美紀!!」
「笑穂様ー!美紀様ー!」
満面の笑みで手を振る西守歌。俺はダッシュにさらに加速をつけ二人のもとへと急ぐ。やっとの思いで美紀達のところへたどり着き車に乗り込む。
車に乗り込むと同時に車が発進した。
「やっほー西守歌ちゃん!お帰りー!」
「西守歌、心配したんだぞ?」
「笑穂様・・・美紀様・・・!!」
「御機嫌ようお嬢さん、また会いましたね」
「は、春希様!」
運転席には驚いた事にハルが座っている。
「ハ、ハル!?何で!?」
「話はお嬢様方から聞いた。お前がそんなに一生懸命な奴だとは知らなかったよ」
「すまない水原、どうしても教えろとせがまれるもんだからつい・・・・」
「そうそう!春希さんにせがまれて・・・教えるしかなかったのよ」
「いや・・・それはいいんだがなぜここに?」
「いやな、恐らく水原一人じゃ西守歌を連れて帰ってくるのは無理だと思ってな。先回りして待機していたんだ。待機していて正解だったな」
「正解正解ー!!どう涼?私たちもたまには役に立つでしょ?」
「守屋、たまには、は余計だ」
「えへへ〜ごめ〜ん」
「何はともあれ助かったサンキューな!・・・と言いたい所なんだが・・・何でハルをドライバーに選択したんだ・・・?」
「何でって、春希さんしか免許持ってないからよ」
俺はその言葉に気落ちする。
「お前ら・・・ハルの運転技術知ってるか・・・?」
「そんなの知るわけないじゃない」
「私も知らないが・・・問題でもあるのか?」
「問題なんてレベルじゃない・・・・・ハル、今まで何回事故起こしたっけ・・・?」
「147回だ。それがどうかしたか?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「春希様、運転苦手なんですね」
西守歌だけが微笑みながらそんな事を言っている。お嬢と美紀は真っ青な顔を見合わせている。
「・・・・ハルの近所でのあだ名知ってるか?・・・爆走の貴公子・・武笠春希・・・・」
そう言葉に出した瞬間車体が大きく揺れる。
「捕まってろ!!」
「だから言わんこっちゃない!」
「す、すまない水原!まさかこんなにも運転技術が低いとは・・・・」
「ご、ごめん涼・・・・」
「わーい!なんだか遊園地のアトラクションみたいですね〜!!」
「「「言ってる場合か!!!」」」
全員の言葉が一致する。
「ハル!頼むから安全運転で・・・おわっと!!飛ばしすぎだって!」
「これくらい出さなければ追いつかれる、捕まっていろ!もう少し飛ばすぞ!」
「これ誰の車・・・?」
「私の家のだ・・・」
「お嬢・・・先に謝っとく・・・」
さらに車の速度が上がる。スピードメーターを見るとメーターが振り切れていた。
「ハルーー!!俺はまだ死にたくないーー!!」
「俺を信じろ!涼!」
「147回も事故ってるやつの運転なんて信用できるわけないだろうが!ってうわーー!!」
今度は車体が左右に大きく揺れる。こんな状況でも西守歌だけ満面の笑みでこの地獄のドライブを楽しんでいる。
「み、水原ー!死ぬ前に言っておく!」
「縁起でも無い事言うなー!」
「いいから聞いてくれ水原!お前の大事にしてたマフラーが無くなっただろう?あれ私のせいなんだ。ちょっと見るつもりでさわってたら糸を引っ掛けてしまってな、
全部ほどけて糸だけになってしまったんだ!後で直そう直そうと思ってたんだがなかなかこれが難しくてな、諦めてやめてしまったんだ」
「あー!あれお嬢だったのか!すげー探したんだぞあのマフラー!どうりであの時のお嬢の様子が変だったわけだ・・・」
「すまない・・・」
「いいよ、許す許す。って!そんな呑気な事言ってる場合じゃないだろう!」
「いや〜、ずーっと気になってたもんだから」
苦笑しごまかすお嬢、それに続けというばかりに美紀までもがこんな事を言ってきた。
「涼ー!私もあんたに謝っておきたい事があるのー!」
「お、お前もか美紀!?」
「小学生の頃あんたが大事に使ってたゲームソフトが原因不明で壊れた事があったじゃない?」
「えーっと・・・・あああれか!あの半分に折れたゲームソフト!まさか美紀、お前が・・・」
走馬灯のように頭の中で記憶が蘇った。
「ごめーん!そのまさかなのよ。あの時使い方分からなくてさ〜、イラっとしてつい真っ二つにしちゃったのよね〜・・・ごめん涼!悪気は無かったの!」
「もういい、気にするなよ・・・・この状況だとどんな事でもどうでもいいと思っちまう・・・・」
「まあまあ涼様、もっと明るく楽しそうに」
「出来るか!」
「なッ・・!全員捕まれ!!」
急ブレーキをかけるハル。それと同時に悲鳴が上がる。
「あ、危ないじゃないかハル!」
「涼、あれを見ろ・・・・」
「え?」
ハルの指差す方向を見ると全員同じ顔をした連中が数百人「HAHAHA!!」などと笑いながら立っている。その中心には見覚えのある違う顔をした人物が腰に手を
当て立っているのが見える。
「あれは・・・!」
「いようMY.BROTHER水原涼君!」
「あんたは!」
「兄さん!?」
そう、それはお嬢の兄にあたる人物であったのだ。
「話はMY.SISTERから聞いたぞ涼君!どうやらお困りのようだな」
「お嬢、あの人にも言ったのか?」
「いや・・・言った覚えはないんだが・・・・」
「何あの人たち!みーんな同じ顔してる」
「・・・・・そうか盗聴器だ・・・」
「そう来たか・・・・」
思わずため息をついてしまう。この人もやる事がメチャクチャなようだ。
「すまない・・・」
「いや、むしろ好都合だ。どうやらお嬢のお兄さんは俺たちを助けてくれるらしい」
「その通ーーり!!可愛い妹の恋人の頼みならお安い御用!」
「なあ・・・あの人・・・」
「誤解は後で私が解いておくよ・・・」
「よ、よし!とにかく車を降りよう!」
俺たちは急いで車を降りる。当然すぐに黒服の連中がやってきた。するとヘリから誰かが降下してきた。
「誰だ・・・?」
「お父様・・・・!」
「何・・?」
そう言うと西守歌は俺の身体の後ろに身を隠す。小さな手でぎゅっと俺の服を掴んでいるのが服越しに伝わってくる。
「水原涼君だね・・・?」
「ええ、ご存知の通りで」
「私の娘を返してもらおうか、君のやっている事はれっきとした犯罪だぞ?」
「・・・・・」
「図星かね?とうぜ・・・・」
「違います!」
「西守歌・・・?」
「何だ西守歌?私は今そこの青年と話をしているんだが?」
「お父様の言ってる事は間違ってます!涼様は・・・涼様はわたくしを助けにきてくれたんです!」
「助けに?何寝ぼけた事言っている?私にはただの誘拐犯にしか見えないんだが?」
「それは誤解ですお父様!涼様は・・涼様はそんなお方じゃありません!」
「黙りなさい!誰に向かってそんな口をきいてるんだ!」
「・・・・・!」
「ちょ、ちょっと!何もそんなに大声出さなくてもいいじゃないですか!あんた自分の娘に何を・・・」
「何だ貴様、誰に向かってそんな口をきいてる?私は益田グループの現代表の益田誠一郎だぞ!!」
「そんな事・・・そんな事知るか!自分の娘に罵声を飛ばして・・・嫌がってるのに政略結婚させようとして・・・あんた・・・あんたそれでも父親かよ!
あんた西守歌の事を何も分かっちゃいない!」
「涼様・・・・・」
「涼・・・・」
「水原・・・・」
「黙れ!たった数ヶ月しか西守歌と一緒にいなかったお前に何が分かる!」
「分かる!たった数ヶ月だったかもしれないけど・・・少なくともあんたよりは西守歌を知ってる!!何でも簡単にこなしてるけど、陰で努力を怠らない・・・
誰に対しても偽り無く接している真面目さ・・・優しさ・・・強さ・・・あんたは知ってるのかよ・・・そんな西守歌の姿を知ってるのかよ!」
「貴様誰に向かって・・・」
「趣味、好きな食べ物、嫌いな食べ物、色、星座、誕生日、得意な教科、苦手な教科・・・・些細な事だけど・・・あんたは、あんたは知ってるのかよ!!」
「涼様・・・!」
西守歌の瞳から雫が流れ出し頬を伝う。俺はそんな西守歌を優しく抱きしめる。
「一つ聞こう・・・何でそこまで西守歌をかばう・・・?」
「決まってるじゃないですか・・・こいつのことを・・・西守歌の事を心から好きだからです!・・・・確かに一度俺は西守歌を裏切りました・・・・
だけど・・・無くして初めて気付いたこの気持ち!俺はもう、西守歌を離さない・・・どんな事があっても、たとえあんた達を敵に回しても・・・俺は、俺は絶対西守歌を離さない!!
もう一度言うけど・・・こいつが、好きだから・・・」
「わたくしも!わたくしも涼様が大好きです!!RTP推進委員会とか・・・そんなの関係ありません!純粋に・・・心から涼様を愛しているんです!
どうして分かってくれないんですか・・・?どうして許してくれないんですか・・・?たった一度だけ・・・たった一度だけでも、わたくしのわがままを聞いてはくれないのですか!?
お父様!」
「西守歌・・・・」
「そ、そうよそうよ!西守歌ちゃんの言う通りよ!」
「美紀様・・・・!」
「私も守屋と同じ考えです。少なくとも、彼女にも選ぶ権利があるのでは・・・?」
「笑穂様・・・・!」
「よかろう・・・なら、わたしも容赦はしない!」
パンッ!!と多きな音とともに強い光が俺たちの視界を満たす。それに我慢できず目を瞑ってしまう。そして目を開けると・・・
パンッ!!と多きな音とともに強い光が俺たちの視界を満たす。それに我慢できず目を瞑ってしまう。そして目を開けると・・・
「おめでとう祝合格・・・君達の愛は充分伝わった・・・by父さん・・・・・・・はあ!?」
「へ・・?合格・・?」
「ちょっとこれ・・」
「これは一体・・・?」
ヘリにつるされている横断幕。あたり一面に舞い上がっている紙ふぶき。俺達は何が何だか理解出来ずにいた。
「ごうかーく!!!」
目の前で大きな声で叫ぶ誠一郎。
「・・・はい?」
俺と西守歌、お嬢に美紀、全員が呆然としている。
「合格だ水原涼君!」
「いや・・・合格って・・何がです・・・?」
「お父様これは一体・・・?」
「悪いが君を試させてもらった。君の西守歌への気持ちがどれほどのものなのか、どれほど西守歌を大切に思っているのか。それを確かめておきたくてな」
「な・・なな・・・」
「驚かせて済まなかったな。西守歌、彼はどうやらお前の言っていた通りの男らしい。安心したよ。」
「お、お見合いは・・・お見合いの話は!?あれなんだったんですの!?」
「あああれか?あれは全部嘘だ。あれも彼を試す、いわばテストみたいなものだ」
「嘘・・・だったのかよ・・・」
俺はヘナヘナと座り込んでしまった。あれが全部嘘だった事に驚きを隠せない。
「嘘・・・お父様・・・!酷いじゃないですか!」
「すまんすまん、そう怒るな西守歌」
わしゃわしゃと西守歌を撫でる誠一郎。
「おおそうだった、協力ありがとうな陸奥君、それに武笠君」
「・・・・知ってたのかハル・・・?」
「まあな、どうも面白そうな話でな。契約金も良いから乗っただけの話だ。」
「ハル〜!!」
「兄さん・・・」
「いや〜実は益田グループはうちのお得意様でね。断る事は出来なかったんだよ笑ほ・・・ぐはッ!」
「馬鹿兄さん・・・!」
どうやらお嬢の鉄拳が炸裂したらしい。
「あのー・・・話についていけないんですけど〜・・・」
「美紀、心配するな。俺もついていけん・・・・」
「ちなみに君が簡単に我が屋敷に侵入出来たのもすべて仕組まれていたことだったんだ。そこのところは分かっていてくれ。うちはあんなにセキュリティが手薄なわけじゃないからな?」
「あれもか・・・上手くいったと喜んでたのが馬鹿みたいだ・・・・」
「まあまあ涼様、そう落ち込まずに」
西守歌が気遣って励ましてくるが逆に虚しくなるだけであった。
「それではわたしは屋敷に帰らせてもらう。西守歌は頼んだぞ水原君!さらばだ!」
益田グループの連中が全員引き上げていく。
「さてと、我々も退散しますかね」
「HAHAHA!!」
「HEYHEYHEY!!」
陸奥グループの連中も引き上げていく。両者が引き上げたあと、お嬢と美紀、そして俺と西守歌は未だ呆然としたままであった。
ハルはこんなところでもパソコンをいじっている。
「さーて・・・私達も帰ろっか・・・」
「ああ・・・そうだな・・・」
「りょ、涼様わたくしたちも行きましょう・・・?」
「・・・・・・!俺の・・・俺の苦労は何だったんだーーーー!!!!!」
「ふう・・・お約束だな・・・」
こうして俺と西守歌との愛の逃走劇は幕を閉じたのであった・・・。
「もう少し続く!」
いやーなんか変な終わり方ですんません・・・ORZ
これが僕の考えた末出たアイデアです・・・・
続くっていうのは西守歌と涼のその後っていうのを書いてみようと思っています。
もう少しお付き合いください!
いや、アニメ版的なノリで面白いw
そしてラストにも期待してるんだぜ?
保守
続きwktk
ほす
607 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 19:31:16 ID:4Qte1W5s
期待age
保守
百合佳ネタがうpされるまで保守
611 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:42:12 ID:IYY/urGJ
続きkoneeeee!!
続きを明日必ず書きます。ちょっと書く意欲を充電していたので………
とりあえずすみません
保守
保守
百合佳一人称,ただし百合物なので,不快な方はスルーをお願いいたしまする。
「ただいまー」
わたしはドアを開けて,中に声をかける。パタパタとスリッパの音がして
「お姉ちゃん! おかえりなさい」
出迎えてくれたのは,妹のあやめだった。そのままわたしに抱きついてくる。
「ひさしぶりー,元気だった?」
「ふふ,元気よ。あやめも元気そうね」
抱きしめた頭を,ぽんぽんと叩く。この子もずいぶん背が伸びたかしら。
「お母さん達は?」
「二人とも相変わらずだよ。明後日帰ってくるってさ」
「そうだっけ。たまには,夫婦水入らずもいいよね」
そう。わたし達の両親は三日前から旅行に出かけていて,あやめが一人で留守番をしている。
私の方もちょうど春樹さんが出張するということで,帰省を勧められたのだ。
「お姉ちゃんと二人きりなんてひさしぶり。嬉しいなあ」
私の手から荷物を受け取ると,跳ねるようにして中に入っていく。私は苦笑しながら,後からついていった。
リビングに入ると,わたしを迎える準備をしてくれていたのか,テーブルの上にお菓子やジュースが
並べられている。
「さ,座って座って」
促されるまま座り,わたし達はジュースで乾杯した。そして用意してくれたお菓子をつまみながら,楽しく
話し込む。
「あやめはどうなの? 彼氏は出来た?」
「やだなあお姉ちゃん。出来るわけないでしょ」
手を振って否定するあやめ。そうは言うけれど,姉のわたしから見ても充分に可愛らしい子だと思うのだが。
ちょっともったいないなあ。
そう言うと,
「あはは,いざとなったら水原さんでも誘っちゃおうかな」
と笑いながら答えた。うん,本気かどうかはともかく涼君ならお似合いかもね。
そんな風に,時が経つのを忘れてわたし達はおしゃべりしていた。そして,午後6時をまわった頃。
「お姉ちゃん,今日の夕ご飯は店屋物でいいよね? ピザでも頼んでみる?」
とあやめが提案した。
「そうねえ。二人しかいないし,それもいいよね」
「じゃあ,もうちょっとしたら電話するね。ちょっと早いけど,先にお風呂でも入る?」
わたしはちょっと迷ったけれど,
「そうね,そうさせてもらおうかな」
「わかった。入れてくるから待っててね」
あやめがお湯を張ってくれる間,わたしは春樹さんに電話をかけた。向こうは,かなり忙しいらしい。
珍しく声に疲れが滲んでいた。
「お姉ちゃん,入れたよー」
「うん,ありがと」
わたしは電話を切り上げ,パジャマを持ってバスルームに向かった。久しぶりの実家のお風呂だ。鼻歌を
歌いながら服を脱ぎ,中に入る。
体を洗っていると扉の向こうから,あやめが声をかけてきた。
「お湯加減はどう?」
「ちょうどいいよ。あやめも一緒に入る?」
「えっ!? うん,入る入る!」
あらあら,冗談で言ったつもりだったのだけれど。
体を流し終えたところに,あやめが扉を開けて入ってきた。
「あら……」
わたしは一瞬目を奪われた。それほどに,あやめの体は綺麗だったのだ。
全体的にほっそりとした体つきだが,胸やお尻など出るところは出ている。腰はきゅっとくびれていて,無駄な
脂肪がない。肌もつやつやしていて,湯気によく映えていた。
「やだお姉ちゃん。そんなに見つめないでよ」
恥ずかしそうに,体を隠すあやめ。
「ふふ,ごめんなさい」
笑って湯船に入ろうとしたとき,後ろから抱きすくめられた。
「お姉ちゃん」
「やっ,ちょっとあやめ!」
背後から廻したその手で,わたしの胸を揉んでくる。
「んふふ,お姉ちゃんの体柔らかいな」
「もう!止めてってば」
ついよろけて,マットの上にぺたんと座り込んでしまう。手を離すことなく,揉み続けるあやめ。そして耳元で
ささやいてくる。
「ね,お姉ちゃん,いいでしょ。昔みたいに気持ちよくしてあげるからさ」
そうして熱い吐息を耳に吐きかけ,耳たぶを舌でくすぐる。
「ひゃんっ,あっ…もう……だめえ…」
わたしはあやめの手を振りほどこうとしたが,手に力が入らない。耳への愛撫を続けられているうちに,わたしの
中からはぞくぞくした快感が湧き起こってきていた。
「あっ…はぁん,んふっ…あぁ…」
あれから,わたしは座り続けたままあやめの愛撫を受け続けていた。すくいあげるように胸を揉まれ,先端を指で
弄られる。細い指先で全身をなぞられ,今はわたしの大事な部分を責めていた。
「やっああんっ…もう,あやめ,すごい上手…」
「ふふっ,いいでしょ」
あやめはわたしの弱い所を,よく心得ている。耳たぶをくすぐっていた舌で,首筋をなぞり,背中を縦に這わせる。
そして頤に口づけされた後,肩口にキスの雨を降らす。
恥ずかしながらわたしの大事な部分は,とめどもなく濡れていた。あやめの指がそこをなぞり,内側を優しく
かき回す度に締め付け,喘ぎ声を漏らしてしまう。
体の内側から熱くなり,上気した背中を汗が伝い落ちるのがわかる。
「お姉ちゃん,いい表情してる。……じゃあ,マットに横になって」
言われるがままにマットに体を伸ばした。ひんやりした感覚が心地よい。
ボディソープを掌に落としたあやめが,マッサージをするかのような手つきで,私の全身に塗りたくっていく。
「んっ…ふぅ…んんっ」
ビクッと体を震わせてしまう。そしてあやめが,のしかかるように私に体を重ねてきた。そして右手はわたしの
大事なところにあてがわれる。そのままゆっくりと体を前後する。
「ああっ…あっ,くうっ…はぁ」
わたしの胸の先端とあやめの胸が擦りあって,電流のような刺激を生む。大事なところに差し込まれた指は
さっきより丁寧にかき回してくる。思わぬ快感に,わたしは大きく両脚を開いてしまった。
「お姉ちゃん…キスしよ」
ねっとりとしたキスを交わす。舌を差し入れ,お互いの唇を吸い合う。どうしてこんなに気持ちがいいんだろう。
そう思わずにはいられなかった。
「どう? もしかしたら春樹さんより気持ちいいでしょ」
いたずらっぽく訊くあやめに,わたしはこくんと頷いた。
「ねえ…あやめ,わたし…もう…だめっ」
絶え間なく責め続けてるあやめの指遣いに,わたしは絶頂に達しようとしていた。大事なところからは,くぐもった
ような水音が聞こえてくる。
「いいよ,お姉ちゃん」
そう言うと,あやめはわたしに覆い被さり,再び耳を責め始めた。体の上と下を同時に責められ,わたしは一気に
頂点に上りつめてしまう。
「あやめっ…あっ!はぁあん…ああ…ああああっ!」
びくんと体を突っ張らせ,わたしはあやめの頭を抱きしめた。
「はぁ……」
そのまま荒くなった息を整えながら,快感の余韻に浸る。
「ね? よかったでしょ,お姉ちゃん」
わたしを抱き起こしたあやめが,シャワーで体を流してくれる。これではどちらが姉かわからない。
「もう…強引なんだから…」
こつんとあやめの頭を小突く。
「ふふっ,まだまだ夜は長いんだよ。何たって今日は二人っきりなんだから」
そしてわたし達は,優しくキスを交わした。
意外な組合せGJ!
これはやばい・・・。
朝かテンションが上がりそうだw
保守
621 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 12:30:30 ID:SRd/rQm0
続きこない orz
百合佳とえっちして〜
623 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 11:48:20 ID:1lWa/s2L
保守
625 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 00:06:29 ID:4pBpPmU+
保守
626 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 12:40:13 ID:NeLO5U4t
このスレも長生きだね
明鐘SSマダー!?
628 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 03:27:55 ID:l00H8QjP
保守
百合佳かわいいよ百合佳
明鐘可愛いよ明鐘
631 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 22:53:46 ID:JO/SURq3
保守
ゲームやって分かったんだけど、西守歌の一族と春希との間に何かあったの?
保守
なにかが引っかかるんだよなw
電車の中でエロパロなんて読むものじゃないな…
死守
638 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 00:10:09 ID:tH4QwET3
死守
自分の子供の名前に「百合佳」ってつけたい・・・
640 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 09:42:51 ID:GRWiXUlJ
>>639 百合佳くらいなら、不自然な名前でもないし、いいんじゃね?
子供に聞かれたときのために、もっともらしい由来を考えておけば。
642 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 11:38:47 ID:FUUm5/mr
死守
明鐘ってアニメだと巨乳だなw
644 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 11:16:53 ID:IpdZNhDx
保守
645 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 13:02:15 ID:GfT8rLOu
誰かいないのか・・・
646 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:31:36 ID:7PY34phl
ノシ
職人さんカモーン!!
美紀が社長にセクハラされる話。どう?
保守
hο∫hμ..._〆(゚▽゚*)
なんだかんだで3年もこのスレあるのな
まぁ、ほとんど保守とかばっかだけどな
3年間保守だけしている自分がいると思うとと何か感慨深い
最近明鐘での妄想が止まらん
久しぶりにΦなるでSS書いてみようかな…
wktkしてる
需要があるかわからんが、お嬢バッドエンドの西守歌が気に入ったので少し書いてみました。
最後まで書けるかわからんが投下します。
あんまり書いたことないのでつたない点は許してやってください。
一応設定としてはお嬢が涼と別れさせられて10日ほど後と言うことにしています。
で、「笑穂・・・・続いていく日々2」につながるという流れです。
カシャーン!
3月20日の夕方を過ぎた喫茶店「プラーヴィ」に食器の割れる音が鳴り響いた。実は夕方からこれで
三度目である。
「ふう・・・失礼しました」
食器を割った水原涼が驚いた客に向かって頭を下げた。
笑穂が涼の元からいなくなってもう10日ほどが過ぎた。涼はすっかり元気をなくしてしまい、
このところこのようなミスを繰り返している。学校でも主のいなくなった笑穂の席を眺めながら
溜息をつくことが多い。彼の周りも何とか励まそうとしているが、理由が理由なだけに状況に
手をこまねいているしかなかったのである。
「兄さん・・・・大丈夫?お客様はわたしに任せて兄さんは壊れた食器を片付けてね」
明鐘は気落ちしている兄を何とかフォローしようと箒とちりとりを涼に渡し、代わりに涼が運ぶ
はずだったコーヒーを入れ直し客のテーブルまで持っていく。
「ごめん。明鐘」
そう言って涼は顔を伏せたまま壊れた食器を片づけ始めた。そんな状況を見るに
見かねたハルは少し考えて誰かに電話をし、その後で涼を店のバックルームに呼びだした。
「涼、お前は今日もう帰っていい」
「え、そんな、大丈夫だって。それにこれからお客だって増えるのに・・」
「今日だけで食器を三回も割ったバイトの言えたセリフか?」
少し厳しめの口調でハルは涼にそう告げた。実際、経営者として今の涼を見た場合、店にとって
良いことはなにもない。従兄弟としては彼の今置かれた状況に心を痛めてはいるが、お客様を
相手にしている以上、このような状態の涼を働かせるわけにはいかないのだ。
「だけど、明鐘以外今日のシフトは俺しかいないのに」
「俺がお前の代わりをする。それに百合佳にさっき電話をして急だが来てもらうよう手配した」
「え、だけど百合佳さんは引っ越しの準備中で・・」
「俺の引っ越しが多少遅れても今のお前をお客様の前に出しておくよりはマシだ」
そう言われて涼はなにも言うことができなかった。確かに今の自分は店と、店のみんなに迷惑を
掛けている。自分でもこんなことではいけないと思うのだが、笑穂のことを思い出すたびに
なにもできなかった自分が不甲斐なく、苦しくなり、仕事が手に付かないのだった。
「まあ、バイトを辞めろと言っているわけではない。今日はあのお嬢さんの手料理でも食べて
ゆっくり休め。涼、お前鏡で自分の顔色を見てみろ」
そう言われて涼は自分の顔をバックルームに備え付けられた鏡で見た。確かにこれはひどい。瞼には
隈が浮かび、どこか青ざめたような顔色をしている。
「わかった。でもせめて百合佳さんが着くまでは働くよ」
そう言って涼は仕事に戻った。エプロンを付けながらハルは涼のことを考える。何とかしてやりたいが
失恋において男の自分ができることなど限られている。保護者でもある自分が未成年である涼に酒を
飲ませるわけにもいかない。
「結局は時間が解決するしかないか」
そうつぶやくとハルは店に出ていった。
「お待たせ―」
急いできたらしく、百合佳は息を切らせていた。
「涼君。具合悪いんだって? ここは私に任せて今日はゆっくり休んでね」
そう言われて涼は謝るしかない。
「すみません百合佳さん」
「いいのよ。気にしなくても。具合の悪いときくらいお姉ちゃんを頼りなさい」
百合佳はそう優しく告げると部屋からわざわざ持ってきた、制服が入っていると思われる大きめのバッグを
持って更衣室に消えていった。
「兄さん。百合佳さん来たからもういいよ」
「ああ、ごめんな明鐘。最近こんなのばっかりで・・いい加減ちゃんとしなくちゃいけないのにな」
「ううん。兄さんは悪くないよ。そんな風に言わないで、ね」
明鐘は優しく語りかける。
「それと、今日このあと一緒にやるつもりだったハルの引っ越しの手伝いだけど・・・」
「それも私に任せて。今日は予定どおりお泊まりになっちゃうと思うけど、ちゃんと進めておくからね」
「・・・そうか、ごめんな」
「ふふ。兄さんさっきから謝ってばっかり」
「あ、ごめ・・」
そう言いかけて涼はあわてて言葉を止めた。そうこうしているうちに着替えが終わった百合佳が
更衣室から出てきた。
「それじゃ俺、お先に失礼します。百合佳さん、後をお願いします」
「涼君、引っ越しのことは気にしなくていいからね、明鐘ちゃんに頑張ってもらうから」
「うん、まかせて。気を付けて帰ってね、兄さん」
「はい、ほんと迷惑掛けて・・・」
「気にするな。その代わり重いものはしっかり残して置いてやるからな」
「わかったよ、ハル。それじゃ失礼します」
店の仲間に見送られて涼はプラーヴィを後にした。
「涼君、つらそうだね・・・」
百合佳は仕事の合間に明鐘に話しかけた。
「うん・・・でも何て言ってあげればいいのかな・・・あんな兄さん初めてだから・・」
「そうね・・失恋の痛みって、時間が経つか別の人を好きになるしか治らないっていうから」
恋愛経験の少ない百合佳は友達から聞きかじったことを、さも知っている風に明鐘に話す。
「だけど別の人を好きになるなんて、今の涼君には無理だろうから・・・元気になるまで
みんなで支えてあげるしかないよ」
「うん・・・そうだね。・・・あ、西守歌ちゃんに兄さんが戻るって電話しなきゃ」
「今なら大丈夫だからいいわよ」
百合佳がそう言うと、明鐘は一人で留守番している西守歌に電話を掛ける。
「うん。でね、兄さんが今から帰ると思うから・・・うん。兄さんのことお願いね」
「わかりましたわ。ちゃんと美味しいものを食べさせてあげますから」
「おねがいね、西守歌ちゃん。それとね、私は予定どおりハル兄さんと百合佳さんの引っ越しの
手伝いに行くから・・・うん。多分予定どおりお泊まりすることになると思う」
「そうですか。わたくしが涼様の代わりにお手伝いに伺いましょか?」
「ううん、大丈夫。それより兄さんと一緒にいてあげて。一人でいると嫌なことばっかり
考えちゃうと思う」
「わかりましたわ。お任せください、明鐘さん。このわたくしが涼様をしっかりと元気づけて
さしあげますわ」
「ふふ。ありがと。でも元気づけるとかいって、兄さんに変なことしちゃダメだよ」
「あら、なんのことやら。わたくしそんなこといたしませんわ」
二人でこんな会話をするのも笑穂がいなくなって以来である。
「ふふ。あ、お客さんが来たみたいだから私行かなくちゃ。西守歌ちゃん、兄さんのことお願いね」
「はい、明鐘さんもお仕事頑張ってくださいね」
そういって西守歌は受話器を置いた。笑穂と恋人になった涼を見て、自分はいずれ身を引くつもりでいたのだが、
笑穂が涼の元を去って、いや無理矢理別れさせられてと言った方が正しい。ともかく今の涼を置いたまま
水原家を去ることなどできず、実家に無理を言って今も彼女はここにいる。
笑穂を失って落ち込む涼を見るのは彼女にとってつらいことだが、だからといって涼の元を離れる
つもりは全くなかった。
「さ、涼様のために夕食の準備をしないと・・」
幸い、明日みんなで食べようと西守歌はカレーを作っていたので、後は涼の分のサラダの準備でもすれば
すぐに食事を取ることはできる。カレーは西守歌が水原家に来てから初めて作った料理だった。
「・・・・悔しいけど、うまい」ふっきらぼうだけどそう言ってくれた涼のことを思い出す。ほんの一ヶ月
ちょっと前のことなのに懐かしく感じてしまうのは、彼女にとって水原家で過ごした時間がとても充実した
ものだったからだろう。だから、前より手間を掛けたさらに美味しいカレーを作って少しでも元気を出して
もらえれば、そう思いながら料理をしていたのだった。
「涼様ったら、・・・少し帰ってくるのが早すぎますわよ」
西守歌は涼の分のサラダを作りながらつぶやいた。
「本当は一日寝かせてから召し上がっていただく予定だったんですけれど・・・しょうがないですわね」
そう言いながら、彼女の顔から自然と笑みがこぼれる。不謹慎だとも思ったが、涼と二人きりなんて最近では
なかったからだ。
「さて・・・と。そろそろ帰って来ますわね」
西守歌はエプロンを外すと、手早く食器を並べ涼の帰りを待った。
667 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 14:24:44 ID:fBxTJFvL
wktk
668 :
661:2007/06/23(土) 00:00:59 ID:9iAYXmPe
おお、見てくれている人いたのか。頑張って書きます。
とりあえず書き上がったところを投下。
669 :
661:2007/06/23(土) 00:05:10 ID:9iAYXmPe
「だたいま」
そういって涼がドアを開け、部屋に戻ってきた。
「お帰りなさい、ご飯、できてますよ、それともお風呂が先ですか?」
そう言って西守歌は涼を迎えた。最近はこのような新妻気取りの冗談を彼女自身控えていたのだが、一ヶ月ぶりに
カレーを作ったということもあり、つい調子に乗って彼女が初めて涼と明鐘のために料理をした日のことを
再現していた。「しまった」とも思ったが、涼は特に気にする様子もなく
「お前、カレー作ってたのか?」
などと言う。
「ええ。明日涼様と明鐘さんと三人で食べようと思って、本当は一日寝かせた方が美味しくなるのですけれど」
「悪かったな、帰ってきちまって」
「ふふ。なにを言っているんです? 涼様。わたくしが真心込めて涼様のために作ったのですから一日程度では
味など変わりませんわ」
「お前、言ってることが矛盾してるぞ」
苦笑いしながら涼は着替えるために自分の部屋に入っていった。しかし、目元には隈が浮かび顔色も朝よりも悪い。
明鐘から電話で聞いていたとおり今日は特に元気がない。責任感の強い涼のことだ。ミスをしたのにお店のみんなに
気を遣われていることがつらいのだろう。西守歌は二人分のカレーをよそいながら考える。やがて涼がテーブルに
着いたのを見てカレーを運ぶ。
「あまり食欲がないかもしれませんけど、しっかり召し上がってくださいね」
西守歌はそう言うと気持ち多めによそったカレーを涼の前に運んだ。カレーからは食欲をそそる香りが
漂っており、西守歌は我ながら上出来だと思った。
「ああ、いただきます」
涼はゆっくりとした動作でカレーを口に運んでいる。
「いかがですか涼様。お口に合いますでしょうか?」
「ああ」
気のない返事が西守歌を少し落胆させる。しかしゆっくりではあるが自分の作ったカレーを口にはこんでいる
涼を見ると少しほっとした。
(良かった・・・食欲は少しずつ戻っているみたいですわね)
笑穂がいなくなってから2、3日の涼はろくに食事を取らず明鐘と二人で困り果てていたところ、見るに見かねた
ハルが涼を一喝し、百合佳が食事を作りに来てやっと涼は少し食事を取るようになったのである。
「どうした、食べないのか?」
「あ、いただきます」
じっと涼のことを見ていたせいで、自分の食事を忘れていたことに気付き、慌ててスプーンに手を伸ばした。
いつの間にか神キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
お嬢バッドからっていうのが面白い。続き待ってますw
671 :
661:2007/06/23(土) 22:03:11 ID:48eYPvMJ
読んでくれている人ありがとう。
話が狂わないように注意しながら書いてるんだが結構難しい。
とりあえず少しできたのを投下します。
672 :
661:2007/06/23(土) 22:06:59 ID:48eYPvMJ
カレーを二人で食べながら、西守歌は悩んでいた。実は昨日、笑穂から涼宛に手紙が届いていたのだ。本当は
すぐに渡すつもりでいたのだが、昨日の涼はバイトが終わって帰ってくるとすぐに少なめの夕食を取り、そのまま
さっさと部屋にこもって眠ってしまったのである。こうして笑穂の手紙は今も西守歌の手元にあるのだが、一日の間
「笑穂の手紙」というある意味今の状況を大きく動かしかねないものを手元に置いている間に、様々なことを考えて
しまったのである。
(もし完全な別れを告げるものだったら涼様は・・・)
その可能性は十分にある。
(でも、笑穂様からの何らかの良い知らせだったら・・・)
もしそれなら涼にとっては朗報である。しかしそれは西守歌が涼の元を離れるということにつながる。彼女は実家に
無理を言って未だ水原家にとどまっているのだから。無理をする必要がないのなら連れ戻されてしまうだろう。
(いっそ、手紙など来なかったことにしてしまえば・・・外国からの手紙ですから・・・配達ミスがあったことにして・・・・)
そう考えている自分に気付き西守歌はぞっとした。
(わたくし・・・なんてことを・・・)
やはり、あの手紙は今すぐにでも涼に渡すべきなのだ。食事が終わったら手紙のことを涼に話そう。そう思い西守歌は
食事を続けることにした。
673 :
661:2007/06/23(土) 22:12:46 ID:48eYPvMJ
「いかがでしたか、涼様。美味しかったですか?」
西守歌は涼に尋ねたが、相変わらず涼は
「ああ」
と気のない返事をするだけである。その返事にまた少し落胆したが、
「おぼえてらっしゃいます? わたくしが涼様に初めて作って差し上げた料理もカレーでしたのよ」
果たして涼はおぼえているだろうか。
「そう言えばそうだったな」
どうやらおぼえていたらしい。相変わらず気のない返事だが、おぼえてくれていたという事実と、空になった
カレーの皿に西守歌は満足し、食器を下げた。
「お茶、お入れしますね」
そう言って、西守歌は食器を洗い桶に浸しながらポットに水を入れ火を掛けた。
(さて、手紙をいつ渡しましょうか・・・)
西守歌はいつ話を切り出そうか悩んでいた。そこでとりあえずリラックスしてもらおうとお茶の準備を始めたのだ。
(あまりくよくよと悩んでも仕方ありませんわね)
そう思うと西守歌は二人分のお茶を用意し、涼のいるテーブルへと運んだ。
「はい、どうぞ涼様。熱いですから気を付けてくださいね」
「・・ありがとう」
涼はそう言うと無造作に湯飲みに手を伸ばすと冷ますこともぜすに飲もうとする。
「あ、涼様待って!」
「あちっ!」
「あああ、だから気を付けてと言いましたのに・・・」
そう言って西守歌はティッシュを手に取り、涼の服にかかったお茶を丁寧にふき取る。
「すまん・・・・」
涼は家に帰って来たら来たで、今度は西守歌に迷惑を掛けていることに更に気が重くなる。
「ほんと、悪い・・・」
「気にしないでください涼様。ほら、こうしているとまるでわたくしたち・・・」
夫婦のようですわ、そう続けるつもりだったが途中で言葉を飲み込んだ。
「・・・涼様、代わりにこちらのお茶をお飲みくださいね」
「え、でもそれお前の・・」
「お茶など入れ直せばすむことですわ」
そう言って西守歌は自分のお茶に息を吹きかけ涼が飲みやすいように冷ましてから涼の目の前に差し出した。
「ああ・・・ありがとう」
普段の涼なら「お前の息のかかった茶なんて危なくて飲めるか」と赤くなりながら言うのだろうが、そのような
涼はもう十日ほど見ていない。こんな状態の涼に笑穂からの手紙を見せても良いのだろうか?また彼女の思考は
ループし始めるが、これ以上あの手紙を手元に置いておくことは彼女自身できそうになかった。だから思い切って
西守歌は、
「涼様、わたくし涼様にお渡しするものがありますのよ」
笑穂の手紙であることは伏せてこういった。
「渡すもの?」
涼は聞き返したが西守歌は
「部屋に置いてありますからちょっと取ってきますわね」
と言って部屋から出ていった。
手紙は彼女の学園用の鞄の中に隠してある。西守歌は明鐘の部屋に置いてある自分の鞄を開けると笑穂からの
手紙を取り出した。一度手紙の端ををギュッと握りしめる。
(どうか涼様にとって良い知らせでありますように・・・)
そう願いを込めて彼女は涼の元へと戻った。
674 :
661:2007/06/24(日) 16:33:14 ID:o+qTNTKd
「涼様・・・」
「ん?戻ってきたのか」
西守歌は涼の目の前に座った。そして告げる。
「涼様、・・・落ち着いて聞いてくださいね。実は笑穂様から昨日涼様宛に手紙が届いていたんです」
「・・・・・なんだって!」
力のなかった涼の目に少し光が戻る。と同時に興奮しているのか西守歌に向かって
「お前・・・何ですぐに渡さなかったんだ!」
と言い、席を立ち西守歌の肩に掴みかかる。西守歌は驚いて
「りょ、涼様、やめて、痛い」
「何ですぐに渡さなかったんだって聞いてるんだ!」
涼は笑穂というキーワードに過剰に反応し、自分を見失っている。
「お願い・・・涼様落ち着いて・・・本当に・・・痛いんです・・・」
苦しそうに西守歌が声を上げると涼ははっとして手を離した。
「す、すまん。俺なんてことを・・・」
「いえ・・・涼様が取り乱すのも無理はありませんわ・・・」
西守歌は涼に掴まれた肩をさすりながら言った。
「本当はすぐにお渡ししたかったんですけど・・・」
「あ、俺昨日すぐに寝ちまったから・・・」
涼は昨日の自分の行動を思い出した。
「本当にごめん・・・」
「涼様、わたくし気にしていませんわ」
そう言うと西守歌は彼女の手にある笑穂からの手紙を涼の目の前に差し出した。
「これですわ」
手紙には見慣れぬ外国の切手が何枚も貼付してあり、英語で受取人の所に「Ryo Mizuhara」、差出人の所に
「Emiho Mutu」と書いてあった。涼は手紙を受け取ると、もたつく手で封筒を開封した。
西守歌は涼のことを見守っていた。涼はテーブルについて手紙に目を通していたがその表情は手紙に隠れて
見ることはできない。
「わたくし、もう一度お茶を入れてきますわね」
そう言って席を立った。今度は涼がやけどしないようにぬるめに入れようと思いながら。本当はお茶など
入れずにそばにいたい気持ちもあったが、彼女も16歳になったばかりの少女である。自分の想い人が
他の女性からの手紙に真剣に見入るのは内心穏やかではない。たとえそれが涼の恋人からの手紙であったと
してもだ。
西守歌は2度目のお茶を入れ、ダイニングへ戻った。どうやら涼は手紙を読み終わったようである。しかし
なにやら様子がおかしい。怒るでもなく喜ぶでもない。ただテーブルに置かれた笑穂からの手紙を焦点の
合わない目で眺めている。
「涼様?」
その様子に嫌な予感を感じた西守歌はお茶をこぼさないようにその辺に放置し、涼のそばに駆け寄った。
「涼様、あの・・・笑穂様は・・・・」
「・・・ああ」
涼は生気の感じられない声でぼんやりと返事をする。それを聞いて西守歌は察してしまった。
「悲しい・・・内容だったのですね・・・」
「・・・私のことは・・・・・忘れてくれってさ、お嬢のやつ・・・」
「えっ!?」
そう聞かされて、西守歌はテーブルの上に投げ出された笑穂の手紙に目を向ける。やはり・・・
渡すべきではなかったか。いや、それはさすがにできないが、せめてもう少し時間の置くべきだったと
西守歌は自分の行動が軽率であったことを恥じた。今日の涼は特に落ち込んでいた。そのことを知っていて
明鐘との電話で自分が元気付けてあげると言ったのに、西守歌は手紙を自分の手元に置いておくことに
耐えられず、傷心の涼に押しつけてしまった、そう考えていた。
675 :
661:2007/06/24(日) 16:34:02 ID:o+qTNTKd
すまん。間違ってあげてしまった。恥ずかしすぎる。死にたい。
まぁ気にするな
続きwktkしながら待ってる
お嬢のバットエンド後?
一番欝になったルートだわ。
そしてさらに鬱が加速してるな・・・・
679 :
661:2007/06/24(日) 22:23:26 ID:o+qTNTKd
鬱になるのは・・・そう言うシナリオなんで許して欲しい。
ただ、あの最後につながるように話を整えているんで
少しは救いようがある・・・・のか?
もうすぐ続きを投下します。休日なので筆が進む。
680 :
661:2007/06/24(日) 22:46:38 ID:o+qTNTKd
「涼・・・さま・・・ごめん・・なさい」
西守歌は目に涙を浮かべながらそう言った。
「・・・何でお前が謝る、この手紙お前が書いた訳じゃないだろ」
涼は自嘲気味に言う。
「でも、わたくし・・・そんな内容なんて知らなくて・・・」
「あたりまえだ」
西守歌は涙をハンカチで拭きながら
「他には・・・なんて」
と聞く。涼は内容については答えず手紙を手に取り西守歌に差し出した。
「え、・・・よろしいのですか?」
「ああ・・・・・さすがに二回は読めない」
よく見ると涼の目元にうっすらと涙が浮かんでいるようにも見える。西守歌は両手でその手紙を受け取り、
「すみません・・・・失礼します」
と言って手紙に目を通し始めた。
内容はただひたすらに涼への謝罪の言葉だけで埋め尽くされ、そして最後にひと言
「私のことは忘れてくれ」
と結ばれていた。西守歌は丁寧に手紙を畳み、封筒に納めた。
「こんなことって・・・・」
西守歌は掛けるべき言葉が見つからずにそう言う。目元に溜まった涙が留まりきれずに流れ落ちた。
「結局俺は・・・・何だったんだろうな」
涼がつぶやく。
「涼様は・・・笑穂様の恋人ですわ」
「だけど・・・結局お嬢のこと・・・・なにも」
「涼様・・・・・・」
「なにも・・・・してやれなかった。絶対守ってやるつもりだったのに・・・結局俺は」
「涼様・・・ご自分を責めないでください、涼様は・・」
「どうして責めないでいられる!」
突然涼が感情を爆発させたかのような大きな声を出した。西守歌はたじろいだがなんとか
涼のことを落ち着かせようとする。
「涼様・・・どうか落ち着いて・・・ね、涼様」
「あのときだってそうだ、お嬢はいつだって家族から連れて行かれるかもしれなかったのに俺は・・・」
「涼様・・・」
西守歌はただ涙を流しながら涼の名前を呼び腕を掴む。
「俺は・・・・・駅でお嬢のこと待つだけで・・・・遅刻だから昼飯奢らせようとか・・考えて・・・
お嬢はいつも待ち合わせの時間より早く来るのに・・・・今考えればあれが・・・警告だったんだ。
それなのに・・・俺は」
あのとき涼はちらりと心をかすめた不安を無視して笑穂が来るのを待ち続けるだけだった。
「お嬢は、なんの理由もなく、なんの連絡もなしに約束を破ったりするやつじゃないのに・・・」
そういってあのときの苦しみを思い出したかのように涼はただ自分を責める。
「あのとき、お嬢の家に行っていれば・・・いや、せめてすぐに電話でもしていれば・・・」
異変に気付き、何とかできたかもしれない。しかし今そんなことを言っても意味のないことである。
戻れない現実として笑穂は海外へ連れて行かれ、涼は無気力な日々を過ごしている。
「結局俺は・・・何なんだよ・・・」
もう怒る気力すらなく、涼はただ涙を流しながら椅子の上に崩れ落ちるように座った。
「涼・・・さま・・・・」
もう見ていられなかった。
681 :
661:2007/06/24(日) 22:52:43 ID:o+qTNTKd
「え?」
そのとき涼の背中を暖かい何かが包んだ。西守歌が涼を背中から包むように抱きしめていた。
「し・・・・ず・・か?」
涼は訳がわからず西守歌の名を呼ぶ。西守歌はそれに答えずただ涼を強く抱きしめた。
「涼様・・・どうか・・ご自分を責めないで・・」
そう言って涼の髪に頬をすり寄せた。西守歌の長い髪と体から甘い匂いが漂った。
「おまえ・・・」
「涼様・・・・わたくしでは・・・・いけませんか?」
気がつくと西守歌はそんなことを口走っていた。
(明鐘さん・・・ごめんなさい・・・わたくし・・変なこと・・するかもしれません)
電話で明鐘と話したときの会話が思い出された。いつも冗談めかして言っていたが、西守歌は明鐘と一緒に
暮らすうちに彼女の涼に対する思いが実の兄に対するそれを越えていることに気付いていた。
一瞬、明鐘の顔が彼女の脳裏を掠めたが、想いを言葉にしてしまった以上、もう止める術を知らなかった。
「西守歌・・お前、なに言って」
「わたくしが・・・・生涯・・・そばにおりますから・・・・どうか・・・・」
「っ!」
ドクンッ
涼の胸が大きく高鳴った。思いも寄らぬ形の西守歌からの告白だった。いつのもふざけた様子はみじんもない。
ただ純粋に想いだけを乗せた彼女の本心の言葉だった。
「わたくし・・・涼様のためなら・・何だっていたしますわ。益田の家だって捨ててもいい・・」
「西守歌、落ち着け。お前なに言ってるのかわかって・・・」
さっきと立場が逆になり、今度は涼が西守歌を宥める。
「証を・・・お見せします」
西守歌はそう言うと涼の顔に自分の顔を寄せ、そして優しく唇を重ねた。
「んッ!?」
突然の出来事に涼は拒むこともできずにただ西守歌のキスを受け入れる。
「ん・・・・」
「ンン・・・チュッ」
西守歌はいったん唇を離したが、今度は涼の顔に引かれた涙の跡をキスで拭い始めた。
「ん・・・・ん・・・」
時に舌を使いながら西守歌は涼の涙を優しく拭う。そしてすべての涙を拭い終わった後、潤んだ瞳で
涼を見つめ再び唇を重ねる。
「んん・・・・涼・・様ぁ」
涼は目の前に起こった出来事に混乱しながらも西守歌のキスを受け入れていた。やがて触れるだけだった
西守歌のキスが変化し、涼の口の中に暖かく柔らかいものがねじ込まれてきた。西守歌は涼の舌に自分の
舌を絡めながら涼の唾液を吸い取っていく。くちゃくちゃと舌と唾液の絡み合う音を聞きながら涼は、
非現実的な出来事にただ戸惑う。
それでも涼は、西守歌のキスにより吹き飛びそうになっているなけなしの理性を総動員して、何とか
西守歌の肩を掴み自分から引き剥がした。
「おまえ・・・一体なにしてるのか・・・」
混乱した頭で、何とか西守歌の真意をただそうとするが、次の瞬間、涼の頭は西守歌の胸の中に収まっていた。
柔らかく暖かい感触が涼の顔全体に広がる。西守歌はそのまま涼の頭を抱きしめ、頬を寄せながら髪を撫でる。
女の胸は男を安心させる効果がある・・と誰かが言っていたが、涼はまさか自分が体験するなどとは思って
いなかった。しかし、西守歌の胸に抱かれ涼は少しずつ自分の心が安らいでいくのを感じた。
(西守歌の胸に抱かれるのは二度目か・・・)
そんなこと考える。そして、いつの間にか自分の両手を西守歌の背中に回していた。
涼を抱く西守歌の頭の中に、今度は笑穂が現れていた。強引に転入してきた自分を気にすることもなく
当たり前のように受け入れてくれた笑穂。笑穂はきっとまだ外国の地で涼のことを想っているだろう。
それはあの手紙を読めばわかる。それに涼も未だ笑穂のことを忘れていない。もしこの場に笑穂が現れたら
きっと涼は自分のことなど気にもせずに笑穂の元へ戻るのだろう。恋人だったのだからそれは当たり前だ。
だったら今自分のしようとしていることは何だろう。涼の寂しさに付け込み、笑穂から恋人を「寝取る」
と言うことではないのか?
(本当に・・・私という女は・・・・)
そこまで考えて西守歌は迷うのをやめた。既にここまでしてしまったのだ。今さら止めるつもりもない。
たとえ後で「腹黒い」と誰かにののしられようとかまわない。西守歌はそう考えることにした。
682 :
661:2007/06/25(月) 01:06:25 ID:LPgvClmu
「涼様・・・忘れましょう・・・笑穂様のこと」
西守歌は穏やかに、静かにそう告げる。
「・・・・そんなこと」
「できますわ」
西守歌はそう言った。
「一体どうやって・・・」
「わたくしが・・・・忘れさせてあげます」
西守歌の胸の鼓動が早鐘のように鳴り響く。彼女の胸に抱かれた涼は、
「なに・・・するつもりだ」
西守歌の顔を見上げて力無く問う。西守歌は頬を染めながら目を逸らし、
「・・・仰らないでください・・」
こんな態度でここまで言われればさすがの涼も察する。西守歌はおそらく・・
「おまえ・・・そんなことして」
「いいんです!」
西守歌は少し強めにそう言った。
「涼様は・・・・ただ流されてしまえばよいのですわ」
「でもお前は・・・それに俺はまだお嬢のこと・・・」
こんな気持ちで西守歌を抱くことなどできない・・たとえ西守歌がそれでも良いと思っていたとしてもだ。
「ね、涼様・・・これはわたくしが望んだことですから・・」
そう言って西守歌は涼の顔を自分の胸に押しつけた。西守歌の甘い匂いが涼の脳神経を刺激する。
「責任を取れ、などどは言いませんし」
これは本当だった。西守歌にもプライドがある。
「おまえ・・・どうしてそこまで・・・」
そう問う涼に対し
「どうしてだと思います?」
と逆に問いかける。
「許婚・・・だからか?」
「違いますわ」
西守歌はきっぱりと否定する。
「あなたを愛していますから・・・」
涼の中で踏みとどまっていた何かが壊れる。次の瞬間、涼は西守歌をダイニングの床に押し倒していた。
683 :
661:2007/06/25(月) 01:08:47 ID:LPgvClmu
続きも一応書いているが、文章チェックしてから投下しますんで、また明日。
付き合ってくれている方々、ありがとうございます。
GJ
wktkしてる
乙です。
再びここが賑わう日が来ようとは…
GJ!
687 :
661:2007/06/26(火) 00:04:34 ID:k09EvleV
「あっ・・・涼様」
フローリングの上に組み敷かれた西守歌は、恥ずかしさのあまり目を逸らす。
涼は何も言わずに彼女が部屋着として愛用している白い薄手のセーターの上から胸を揉んだ。
「・・ゃん・・」
西守歌は声を上げる。その声が涼の神経を刺激する。セーターとブラジャー越しに触れた西守歌の胸は
何というか・・・ゴワゴワしていて感触など良くわからなかった。しかし、これだけの美少女の胸を揉んでいる
という事実が涼の理性を蝕んでゆく。涼は西守歌の胸の感触を得ようとさらに両手で強く揉み込んだ。
「あっ・・・っ・・・涼様・・・少し痛いですわ・・・それに・・こんな所で・・・」
西守歌は小さな声で訴えるが、涼は頭に血が上ってしまっており、彼女の声は届かない。
(直接触ってみたい)
そう思った涼は西守歌のセーターに手を掛け、ゆっくりと捲り上げた。
「あっ・・・ゃぁ・・」
抵抗する間もなく純白のブラジャーに包まれた西守歌の胸が晒された。
涼は目の前に晒された光景に見入る。
―多分、脱ぐとすごいはずだ、あれは―
(ハルが確かこんなことを言っていたな・・・・・・・・確かにすごいよ・・)
そんなことを考えながら涼は西守歌の胸に手を伸ばした。先ほどより一段階リアルな柔らかさが
感じられた。
涼はしばらくブラ越しにふにふにと西守歌の胸を揉んでいた。
「あっ・・・・は・・・んんっ・・・」
涼の手の動きに合わせて西守歌の声が漏れる。やがて、
(直接・・・触りたいな・・・)
涼はそう思った。
688 :
661:2007/06/26(火) 00:06:11 ID:k09EvleV
(この下に・・・西守歌の胸が・・・)
そして、そっとブラの下に手を滑り込ませる。西守歌の体がビクッっと硬直する。
「・・・ぁ・・・ん・・」
手のひらに吸い付いてくるような柔らかさに酔いしれながら涼はやわやわと手を動かした。
「あ、あの、涼様?」
突然西守歌が呼びかけた。
「あの・・・お望みでしたら・・その、外しましょうか?」
「あ、ああ・・」
そう言われて涼は返事をする。そして西守歌を押し倒して初めて言葉を発したことに気が付いた。
西守歌は少し体を起こして背中に手をやり、プチンとブラのホックを外した。そしてそのまま
元の体勢に戻る。
「ど、どうぞ」
そう言われて涼は未だ西守歌の胸とブラの間に手を突っ込んだままだったことに気が付いた。
涼は西守歌のブラをゆっくりと引っ張って外す。そして西守歌の乳房と薄紅色をした乳首が晒された。
「っ・・・!」
涼は赤面しながら目をそらす。頭がくらくらした。母親と幼い頃の明鐘を除けば、女性の胸を生で
見たことなど初めてなのだ。有害指定図書などでは決して味わうことのできない現実味・・・・。
西守歌は目をそらした涼を見て少し不安になる。
「あの・・・お気に召しませんでしたか?」
「い、いや違う」
すぐさま否定する。まさか鼻血が出そうになったなどとは言えない。
ゆっくりと涼は西守歌の胸に視線を戻した。
彼女の胸は程良い大きさでお椀のように形が整っており、まるで芸術品のようだった。
ゴクリッと涼は唾を飲む。
「さ、さわって・・・・いいか?」
そう聞かれて西守歌は西守歌はキョトンとし、
「ふふっ」
と微笑んだ。
「何で笑う・・・」
「だって涼様・・・先ほどまでわたくしが「痛い」って言っても夢中でさわっていらしたのに・・」
今度は少し頬を膨らませて抗議する。
「あ、あれはだな・・・その・・・なんつーか・・頭に血が上ってて」
そういえば、今は会話ができるくらいには冷静になっている。
「悪い」
涼は先ほどのことを詫びた。
「・・・涼様。ありきたりですが・・・わたくし・・・・その、初めてですから・・・・」
涼が落ち着いたことに安心したのか、西守歌は自分の望みを告げる。
「できれば・・・優しくしていただけると・・・」
「ああ」
689 :
661:2007/06/26(火) 21:18:43 ID:k09EvleV
むむ・・・・やはりエロは難しいな。とりあえず出来た分をぼちぼち投下します。
690 :
661:2007/06/26(火) 21:23:41 ID:k09EvleV
「あ、・・・・ん・・・涼様・・少し・・強い」
涼は西守歌の胸を両手で揉みしだいていた。年齢の割には大きいとはいえ16歳になったばかりの
西守歌の乳房はまだ固さを残している。涼は西守歌が痛がらないようにゆっくりと撫でるように
揉む。そうしているうちにプニプニしていた西守歌の乳首が徐々に固さを帯びてきた。
涼はそれを指先で転がしてみる。
「あ・・・や・・ぁ・・・」
西守歌は自分の親指をくわえながら切なそうな声を上げる。それに気を良くした涼は、続いて西守歌の
乳首に吸い付いた。
「あ、涼様なにを・・・・・・きゃっ・・・・・ゃん・・・・・・恥ずかしい・・・ですわ」
西守歌の声を無視して涼は乳首を吸い上げる。時折舌で転がしたり、前歯で甘噛みしたりしながら
西守歌の乳首を責め立てた。ひとしきり続けてから涼は乳首を解放する。西守歌の乳首は彼の唾液に
まみれ真っ赤に充血していた。
「涼様・・・胸ばかりではわたくし・・・切ないですわ・・・・」
「あっ! ああ・・・・そうだな」
そう言われて涼は、今度は西守歌の下半身に手を伸ばしてみる。短めのスカートからすらりと伸びた
西守歌の太股に触れる。
「んっ・・・・・ん」
太股をなで回され、西守歌はくすぐったそうな声を上げる。涼の手は少しずつ上に上がっていき、
やがて彼女の赤いチェック柄のスカートの中に入っていく。
「んっ・・・・お願い・・・・じらさない・・で・・・ください」
涼がスカートを捲り上げると、西守歌の純白のショーツが晒された。
「ゃっ・・・・いきなりそんな・・・」
スカートをめくられた西守歌は真っ赤になり顔を両手で覆う。
「そんなに恥ずかしいものか? 胸とか・・・ほら、あんなにしたのに」
涼はスカートを捲られたくらいでどうして・・と思い無粋な質問をしてみた。
「その・・・最後の砦といいますか・・・とにかく恥ずかしいんですわっ!」
西守歌の中で、直接見られながら触れられるのと、スカートに隠されたまま触れられるのとでは
どうやら違うらしい。ともかくこのままというわけには行かない。
「西守歌・・・少し足、広げてくれるか」
西守歌は返事をしない。スカートを捲られショーツを涼の目の前に晒しているのが恥ずかしいらしい。
「な、西守歌」
涼が何度か呼びかけると、観念したように西守歌は少しずつ足を開いていった。
691 :
661:2007/06/26(火) 21:30:45 ID:k09EvleV
(濡れてる・・・?)
西守歌のそこを覆うショーツの中心部は、周りと比べてうっすらとではあるが湿っていた。
涼は人差し指でゆっくりと、西守歌のそこに触れる。
くちゅり
「んっ・・・」
西守歌は小さく声を上げた。涼が少しずつ指を動かすと、ショーツの染みの面積は少しずつ大きくなる。
「あ・・・・あぁ・・・・・」
息を切らせながら喘ぐ。涼は少しずつ頭がぼーっとなっていた。それは部屋に充満する西守歌の
女の匂いがそうさせるのか、または涼の脳の作用なのか・・・どちらかはわからない。しかし
次第に大きくなっていく彼女の声と淫らな音が再び彼の意識を覚ます。そして涼は西守歌のショーツに
手を掛けた。
「いい・・・よな」
「あ、・・・はい・・」
同意を得て、涼は西守歌のショーツを下ろそうとするが、彼女のお尻に引っかかってうまく行かない。
「西守歌・・・少し腰を浮かしてくれないと・・」
「あ、ごめんなさい」
そう言われて西守歌は慌てて腰を浮かす。彼女も余裕がないらしい。所詮は童貞と処女のセックスなのだ。
思い至らない部分など上げればきりがない。
涼はただ呆然と西守歌の秘部を眺めていた。初めて見る女のその部分・・・。一方西守歌は恥ずかしくて
足を閉じてしまいたいのだが、涼が股の間に体を入れているため閉じることもできず、内股のように
なっている。
「あの・・・なにかヘン・・でしょうか?」
西守歌はおそるおそる問う。
「え?・・いや、どうだろう・・・」
涼は間の抜けた返事を返した。その返事を聞いて西守歌は不安になる。
「どうだろう・・・って、どういうことですの・・・?」
端から聞けば間抜けなやりとりかも知れないが、彼らは至って真剣なのである。
「いや・・・比較するものが・・・ないから」
「あ、そういう・・・」
西守歌は思い至る。涼もまた初めてなのだ。
「あの・・・どうぞ」
「えっ?」
「ずっと眺めていても・・・その・・・」
「あ! ああそうだな」
涼はハッとして返事をする。そしてゆっくりと西守歌の秘部に顔を近づけ、その部分に舌を這わせた。
「あっ・・やん・・・いきなりそんな・・・・」
まさか舐められるなどど思ってもいなかった西守歌がびっくりして太股を閉じる。
しかしそれは結果として涼の頭を自分のその部分に固定してしまう。
涼は味など良くわからなかったが、西守歌のその部分から流れてくる女の匂いに支配され、丹念に舐め
あげる。やがて舐めるのに飽きたのか、涼は舌先を西守歌の中にねじ込み始めた。
「あっ・・・あ・・・やっ・・・・・いやぁ」
どうして良いかわからず、西守歌は声を上げ続ける。
涼は構わず、西守歌のそこから溢れてくる彼女の愛液を啜りながら行為を続けた。
wktk
なんという神
いったいこの日をどれほど待ったか・・・
神GJ!!!!!!!!!!!!
完結するまで裸でwktkしてる!!!!!!!!!
695 :
661:2007/06/28(木) 00:48:11 ID:rwEepsPE
どうも。期待してくれている方もいるみたいで恐れ多い。
追加分少し書けたので投下します。
思ったより長くなってるなぁ・・・
696 :
661:2007/06/28(木) 00:50:40 ID:rwEepsPE
やがて涼は舌を抜き取ると、西守歌に目配せした。
「なあ・・・そろそろ・・・いいか?」
「えっ?」
西守歌は、いきなり愛撫を止められ何か声を掛けられたことに気付く。
「あ、あの・・・?」
「いや・・・そろそろ俺も・・・なんつーか・・・」
「あ、そういう・・・」
西守歌はやっと涼が求めていることを察する。西守歌は目だけを動かして涼の股間を見た。
既に涼の性器は勃起し、ズボンがテントのように張っている。
「あの・・・わたくしが脱がせて差し上げた方が・・・・・」
「い、いや、いい。自分で脱ぐ」
涼はベルトに手を掛け、かちゃかちゃと音を鳴らしながらズボンを脱ぎ、そのままトランクスも
脱ぎ捨てた。逞しく勃起した涼のそれが西守歌の目に晒される。
(や・・・大きい!? 何ですの・・・あれは?)
考えてみれば、西守歌が男性器を直に見たのは幼い頃、祖父にお風呂に入れてもらったとき
以来である。その後、生粋のお嬢様である彼女は家庭教師や学校の性教育などから知識を
得ていたので、男性はセックスをするときこのようになることは知っていた・・・理論だけだが。
西守歌は不安になる。あんなに大きなものが自分の中に果たして入るのか。ちゃんと涼を
女として受け入れられるのか・・と。
上気した顔で目をそらしている西守歌を見て、「多分恥ずかしがっているのだろう」と
勘違いした涼が、西守歌の股の間に再び体を入れ、彼女の上にのしかかる。
そして、自分の勃起した性器を西守歌のそこへと押し当てる。
「あっ・・・!?」
西守歌は不安でたまらないが、もうここまで来れば覚悟を決めるしかなかった。
697 :
661:2007/06/28(木) 00:55:03 ID:rwEepsPE
「あっ・・・あぁ・・・っ、痛っ!」
メリメリと涼の男性器が西守歌の膣口を抉る。
性交経験のない涼が西守歌の膣口をとらえることができたのは、まあ運が良かったからだろう。
「くっ・・・」
処女地からの締め付けに涼の顔がゆがむ。
(なんて・・・締め付けだ・・・)
西守歌の顔を見ると、涙を流しながら痛みに耐えている。それを見た涼は挿入を一時止める。
「西守歌・・大丈夫・・・な訳ないよな・・・すまん」
「いえ・・・わたくしが望んだことなのですから・・・」
痛みを耐えながらも西守歌は涼に向かって微笑んだ。その微笑みが痛々しく涼の胸はチクリと痛む。
結合部を見てみると、西守歌のそこからは既に何筋もの血が流れていた。
涼は西守歌の頭を撫でる。
「ごめんな・・・俺が弱かったから・・・おまえに」
西守歌は遮るように、
「ね、涼様。わたくし今とっても幸せですのよ」
本当に幸せそうな顔をして涼に告げた。
「だって・・・愛する殿方にこうして初めてを捧げているのですから・・・一人の女としてこれほどの
幸せはありませんわ」
「西守歌・・・」
(健気だな・・・こいつ)
そう思った・・・・。涼は心の底から優しくしてやりたいと思う。
「何か・・・俺にしてやれることは・・ないか?」
自然にそう口から出ていた。何か望むことを叶えてやって、それで西守歌の痛みが引くのなら・・
涼はそう思う。
「ん・・・そうですわね・・・」
涼を半分受け入れたまま、西守歌は少し考えて
「キス・・・してくださいませんか?」
自分の望みを告げる。
「え、そんなのお前・・・さっきから何度も」
「涼様からは一度もしていただいてはいませんから・・・」
「あ・・・」
言われてみれば確かにキスをしたのはすべて西守歌からであって、涼はただ受け入れるだけだった
ことに気が付く。
「このようなお願いをしては・・・わたくしからキスしたのと変わりありませんけれど・・・」
西守歌は少しだけ自嘲気味に微笑む。
「それでも・・・・・・わたくし頑張れますから・・・」
「西守歌・・・・」
涼は何も答えずにただ西守歌の唇に自分の唇を重ねた。
息継ぎをしながら何度も何度も。
キスを重ねるたびに、涼を半分受け入れている西守歌の女性器が潤んできた。
うお、いつの間にか大量投下きてたw
wktk
触発されて久々にφやってみた俺がいる
700get!
続編でねえかな〜
つ ふぁいなりすと
703 :
661:2007/06/29(金) 01:37:45 ID:FalJNyCN
どれくらいそうしていただろうか。
やがて、どちらからともなく二人の唇は離れた。
涼は西守歌を見つめる。
「じゃ、・・・続き、な」
「はい、ありがとう・・・ございました」
そう言いながら西守歌の目からは再び涙がこぼれた。痛みからではない別の涙が静かに零れ落ちる。
「西守歌・・・ゆっくりすると・・・多分痛いと思うから・・・」
「わかりました・・・」
そう言って涼は西守歌に深呼吸を促した。何度か西守歌の胸が大きく動いた後、体の力が抜けた瞬間
涼は一気に自分の性器を膣内に押し込んだ。処女膜を押し破る感覚が涼の性器に伝わる。
「いぎっ・・・っ・・・・・痛っ・・・・・・はぁ、はぁっ」
余程痛かったのか、西守歌は口をパクパクさせている。
「全部・・・入ったぞ・・・しずか・・」
西守歌の頭を撫でながら涼は伝えた。
「はい・・っ・・わかり・・ます・・・・すごく痛いですけど・・・・今わたくしのおなかの中に・・・涼様が・・・」
そういってゆっくりと自分のお腹の、涼がいる辺りをさする。
涼は西守歌からの締め付けによる刺激のせいで、今すぐにでも動いてしまいたい衝動に駆られた。
それを何とか堪えて西守歌が落ち着くのを待つ。やがて西守歌の呼吸が落ち着いた。
「涼様・・・・どうぞ。わたくしなら、もう大丈夫ですから・・・」
「ああ・・・なるべく早く終わらせる・・・」
西守歌はおそらく快楽を得ることはできない。ならばと・・・思い、涼は自分の腰を少し早めに動かす。
開通したばかりの西守歌のそこは涼をきつく締め付けてくるが、破瓜による血と先ほどのキスに
よって分泌された愛液のおかげで思ったよりもスムーズに動かせるようだ。
704 :
661:2007/06/29(金) 01:40:02 ID:FalJNyCN
「ああぁぁっ・・・あああっ・・・ん」
西守歌が喘ぐ。
「西守歌、大丈夫か?」
「は・・・い・・・んんっ・・・んぐっ・・・」
(お腹の中が・・・引きずり出されるみたい・・・・)
西守歌は痛みで涼の背中に爪を立ててしまう。
「つっ!」
「あ・・涼様、ごめんなさい。わたくしつい」
「いや、いい。お前のほうが痛い」
涼はそう言って西守歌の頭を撫でてやる。続けて、キスをしながら再び腰を動かす。
「んんん・・・・・んふ・・・・ちゅっ・・・」
そしてさらに往復するスピードを早める。
「んあっ・・・・・んんっ・・・・・んふっ!」
西守歌が苦しそうに声を上げる。痛がる西守歌を見て、少しスピードを落とそうかとも思うが、、
気持ちよすぎて勝手に腰が早くなってしまうのだ。涼の腰回りは既に別の生き物のような感覚だった。
頭ではなく腰が考えている・・・そんな気分になる。
「あっ・・・・・うぐっ・・・・ゃんっ・・・・ぁあっ・・・・んんっ」
涼は西守歌の胸に手を伸ばしてわしづかみにし、少し乱暴にこね回す。
「しずかっ・・・・・しずか・・・ぁ・・・」
涼は快楽に溺れていく。やがて腰の辺りにむずがゆいような感覚が広がる。
「しずか・・・しずかっ・・・・俺もう・・・・もうすぐ・・・・・」
「あぁっ・・・・涼様・・・もうっ・・・」
西守歌は涼の限界を察する。
「んんっ・・・・涼様・・・中は・・・・中は・・・・だ・・・・・め」
もし・・・・自分が妊娠でもしたら・・・涼に迷惑が掛かってしまう。
西守歌は消えそうになっている意識でそれだけを考え、膣内に出されることを拒み体を
逃がそうとする。しかし、涼に腰をガッチリと固定されているため離れることができない。
「しずかぁっ・・・もう・・・ダメ・・・・くっっ!」
ドクッ ドクンッ ドビュッ!
次の瞬間、涼の腰がびくっと動いたかと思うと、西守歌の膣の中へ男性器から大量の精液が
注ぎ込まれた。
「ああっ・・・」
ビュビュッ!!
涼の脈動は止まらず、何度も何度も西守歌の膣内に精液を流し込んだ。
途中で抜くことなど考えられなかった。
705 :
661:2007/06/29(金) 01:52:16 ID:FalJNyCN
「うぁっ・・・ぁぁぁ・・・・・」
西守歌は涼の火傷しそうなほど熱い体液を、まだ幼い膣で受け入れる。やがて涼の放出が止まった。
「涼様のが・・・・わたくしの膣内に・・・」
「ごめん・・・・抜けなかった・・・・」
涼は謝罪した。自分が責任を取るのは構わない。しかし、西守歌は日本有数の企業グループの令嬢だ。
彼女を傷物にしたあげく妊娠までさせてしまったら・・・彼女の人生はどうなる。
射精したために、徐々に醒めてきた頭で涼は考える。
「ううん、気になさらないで涼様・・・。これはすべてわたくしが望んだこと」
目を閉じたまま、涙の跡が残る顔で微笑み、静かに首を横に振った。
「それに・・・多分・・・大丈夫ですわ」
「・・・安全日とか・・・いう日なのか?」
西守歌を抱いたまま涼が尋ねる。
「いえ・・・違いますけど・・・」
「だったら・・・」
「あの・・・・こういうことを・・・つまり・・・出してしまった後に飲むお薬もありますから・・・・」
西守歌は、涼の家に来る前に万一のことを考え、持参していた薬のことを思い出していた。
涼の人柄がわかってから、使うことはないだろうと思い荷物の一番奥に仕舞い込んでいたのだが、
まさかお世話になるなんて・・・、そう思っていた。ただし、かなり強い薬であるため、体への負担は重く、
人によっては吐き気・頭痛など重い副作用がある。主治医はそう言っていた気がする。
「ですから・・・大丈夫、ですわ。・・・それより・・・」
西守歌は結合部を見る。未だ半立ち状態の涼の性器が入ったままになっている。
「あ、抜くから・・」
西守歌の視線を受けて涼はゆっくりと自分の性器を抜き取った。抜き取る時の刺激のせいで、
涼の中に残っていた精液が放出され、西守歌の履いたままになっているスカートにかかる。
西守歌の膣口から血の混じった精液がごぽり・・・と流れ落ちる。かなり大量に出されていたようで、
なかなか止まらない。涼はテーブルの上のティッシュを手に取り、流れ落ちる血と精液を拭き取る。
「りょ、涼様・・・やだ・・・・恥ずかしい・・・自分でいたしますわ!」
西守歌は涼の手からティッシュの箱をひったくり、背中を向けてこしこしと拭き取っている。
どうやらかなり出血していたようで、拭き取った精液に結構な量の血が混じっている
やがて、すべて拭き終わったのか
「わたくし・・・シャワーを浴びてきますわね」
そう言って脱がされたブラジャーやショーツを拾うと、彼女は洗面所へと向かおうとする。
急に立ち上がったために、彼女の股間から膣内に残っていた血や精液がフローリングの上に
零れ落ちた。破瓜の痛みのせいか、歩き方も何だがぎこちない。
(何だか歩き方がヘンだな・・・)
そう思い、
「おい、大丈夫か? 何か歩き方が変だけど・・・肩貸そうか?」
「けっこうです!それに・・・誰のせいだと思って・・・」
他ならぬ涼のせいである。
西守歌は真っ赤になった頬を膨らませて洗面所へ消えていった。
(しまったな・・・俺、何言ってんだ・・・)
無粋な自分に軽くへこむ。
ダイニングを見渡すと、破瓜の血と精液の拭き取られたティッシュが散乱している。
「ゴミ箱には・・・捨てられないな・・・」
もし明鐘に見つかったら・・・多分泣かれる。色んな意味で。
一人残された涼は事後処理に取りかかった。
706 :
661:2007/06/29(金) 01:55:57 ID:FalJNyCN
とりあえず何とかエロ完了。エロパロ板に投下したものとしての義務は果たしたか?
こっから先はマターリとその後を書く予定なので暇があれば読んでやってください。
GJ!!
wktk
GJ!!
そしてwktk
wktk
久しぶりに覗いたら神展開になってて感動
まさか投下があったとは・・・
迂闊だった
713 :
661:2007/07/09(月) 19:12:02 ID:7g8th3tU
一方シャワールーム。
西守歌はシャワーで自慢の長い髪を洗っていた。手間はかかるが、かなりの汗をかいてしまったので
仕方がない。髪を洗い終わると、次は体を洗う。彼女の白い肌には所々に涼に付けられたキスマークが
浮かんでいた。
「服を着ていれば・・・大丈夫ですわね」
浴室に取り付けられた鏡を見ながら、少しほっとする。
腕、足、上半身と洗い終わって、西守歌は自信の下腹部に手を伸ばした。彼女のお腹には鈍痛が残っている。
しかし洗わないわけには行かないので、温めのお湯をかけながらゆっくりと指をその部分に伸ばした。
「痛っ・・・」
ここまで歩いてくるときもかなり痛かった。直接触るのは、もっと痛い・・・・。
それでも我慢してゆっくりと洗っていると、まだ残っていたのか膣内から涼の精液が少量流れ出てきた。
それを見て先ほどの情事を思い出す。
「これで・・・良かったんですわよね・・・・・」
振り払ったはずの明鐘と笑穂の顔が再び浮かぶ。笑穂はまだいい。手紙という形ではあるが涼にはっきりと
別れを告げたのだから。しかし明鐘はどうだろう。自分はともかく生真面目な涼はおそらく隠し続ける
ことはできない。そしてきっと彼は自分の責任だと言ってかばってくれるだろう。
(明鐘さんには・・・私から話さなければ)
だが涼を誘ったのは自分だ。自分のせいで兄妹の関係が崩れることなどあってはならない。
(この部屋には・・・居られなくなるかもしれませんわね・・・)
最悪実家に戻った場合、電車で涼に会うには1時間半はかかる。さすがに毎日ヘリを飛ばすわけには行かない。
涼に、生涯そばにいると言ったのだ。そのぐらいのことは何でもない。しかしせっかく友達になれた明鐘に
敵意を向けられるのが怖かった。それに、そもそも涼だって自分を受け入れてくれる保証はどこにもない。
『流されてしまえばいい』
そういったのは他ならぬ西守歌なのだ。
「ぅ・・・・っ・・・・・」
これからのことを思うと不安で涙がこぼれる。しかし泣いていても何も変わらない。
(明日話そう。明鐘さんは明日はお休み。涼様は3時からからバイトだから・・ちょうどいい)
西守歌は首を左右に大きく振って不安な気持ちを振り払い、顔を洗って風呂場を出ていった。
714 :
661:2007/07/09(月) 19:13:39 ID:7g8th3tU
時間ができたので10日ぶりに投下。
こんなペースですいません。
いえいえ、そちらのペースで頑張って下さい。乙!
GJ!
果てしなくwktk
新作来てたのか!神GJ!
果てしなくGJ!!!
wktkwktkwktk
保守
722 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 19:35:53 ID:vzXtGpwu
保守
明鐘キボン
724 :
661:2007/07/22(日) 15:33:51 ID:UBWavhp3
超遅筆だが一応続けてるんで投下します。暇見つけてちまちま書いてたら
長くなってしまって。文章チェックしないと矛盾しそうになってる。
取りあえずチェックが済んだところだけ投下。
725 :
661:2007/07/22(日) 15:36:14 ID:UBWavhp3
避妊薬を何錠か手に持ってダイニングへ戻ると、部屋はきれいに片付けられていた。
先ほどの行為の痕跡も残り香も一切残っていない、いつものダイニングだった。
(そういえばさっき・・・)
自分の性器を拭いたティッシュをどこに捨てただろうか。 確かゴミ箱に捨てなかったか?
慌ててゴミ箱を見てみたがティッシュはすべて取り除かれていた。ということは・・・・
「・・・・・・っ!?」
恥ずかしくなって赤面し、その場にへなへなと座り込んだ。おそらく涼が部屋を掃除する際に、
明鐘に見つからないように別の袋に分けて自分の部屋に持って戻ったのだろう。
今から涼の部屋に乗り込んで「恥ずかしいから返してください」などと言うこともできない。
「まったく・・・・変なところで気が利きますわね、涼様ってば・・・」
気を取り直して立ち上がると、テーブルの上にメモ紙が乗っていた。
『今日はもう寝ます 何か用があったら遠慮なく起こすこと 涼 』
丁寧な字でそう書いてあるメモを眺めながら避妊薬を水で流し込んだ。
時計を見ると、どうやら自分はかなり長い時間シャワーを浴びていたことに気付いた。
涼もかなり疲れているのだろう。日頃からの睡眠不足に加えて今日二人でしたことを考えれば無理もない。
涼が部屋に戻ったなら自分ももう寝るだけだが・・・どうしようか。明鐘と話して彼女を怒らせてしまった場合、
明日涼がバイトから帰ってくる頃には自分はここにいられないかも知れない。だったら・・・
(・・・・もし、許していただけるのなら)
一緒の部屋で眠らせてはもらえないだろうか。
西守歌は無意識のうちに自分の枕を抱えて涼の部屋へと向かっていた。
726 :
661:2007/07/22(日) 15:40:09 ID:UBWavhp3
「あの・・・涼様?」
西守歌は涼の部屋の入り口をノックしてから少しだけ襖を開け、声を掛けた。部屋の電気は落ちている。
「もうお休みになりましたか?」
「・・・・いや、起きてる」
返事があった。
「どうした?」
「あの・・・・お部屋に失礼してもよろしいですか?」
少しだけ間があったが
「ああ」
と言われた。
涼は布団に入っていたが、眠ってはいなかった。
「どうしたんだ?」
体をひねって西守歌のいる方に目を向けた。西守歌の腕には枕が抱えられている。
「あの・・・・今日こちらで一緒にお休みしてはいけませんか?」
「っ・・・お、お前なぁ・・・」
顔の温度が上がるのを感じ、涼は照れ隠しに顔を背けた。
「お願いします! お布団に入れてくれなどとは言いません。部屋の隅っこにでも
置いていただければそれで・・・・」
明鐘の反応次第によっては、自分は明日からは別の家で過ごさなければならない。
ならばせめて・・と思い、部屋にやってきたのだ。
涼は少し考える。さっきの西守歌の必死な言い方が気にかかった。何か不安があるのかも知れない。
(出ていけ・・・とは言えないよな)
笑穂を失った喪失感に負けて西守歌にすがり、そのまま誘われるままに彼女の体を蹂躙したのに、
やることをやってしまったら冷たくあしらうなどできるはずがない。
(落ち着け・・・一緒に寝るだけだ。明鐘が甘えていると思えばいい・・・)
最もここ数年、明鐘と一緒に寝ているわけでもないが、取りあえずそう結論付けることにした。
「しょうがないな・・・。こっち・・・こいよ」
と言って背を向けたまま布団のスペースを空けてやる。
西守歌の顔がぱぁっと明るくなる。
「よろしいのですか!?」
「いくらお前でも・・部屋の隅じゃ風邪ひくだろ・・・それに」
「え?」
「あんなことしたんだから・・・今さらだろ」
(そうだ! さっき西守歌としたことに比べれば、添い寝なんてたいしたことない・・はず)
涼は自分に言い聞かせる。
「ふふっ。言われてみればそうですわね」
意識しまくっている涼を見るのは楽しかったが、取りあえず今は彼の気が変わらない内に
布団に潜り込むことにした。
GJ!wktkが止まらない!
GJ!
…兄、さん…
wktk
百合佳さんのエロ画像キボンヌ
職人きてたとは…
GJ!wktkして裸で待ってます
733 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 14:18:29 ID:TfMgb2Hr
上げ
危険なエロス!NTR!
背徳の香りがプンプンするぜ、これですよ
ち●こ見て驚く西守歌かわええ
では裸待機の作業に戻ります
735 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 21:31:01 ID:kFWughVn
age
保守
737 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 03:28:44 ID:NdwLFUEC
ほーしゅ
745 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/10(金) 07:13:18 ID:3zlTcdEb
おれは一人一回ずつ
四回かけられるな
748 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/12(日) 04:37:19 ID:7NrjXYXh
かけたら掃除が大変だろうに
飲ませなさい
750 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/12(日) 06:37:53 ID:h/mVrk7I
西守歌みたいなかわいい顔にはかけて汚したい物ですよね。
明鐘は設定的にも中出しが合うかなー。
百合佳さんは大人の余裕で飲んでくれそう。あの声で「飲んであげるね」とか言われたらそれだけで早漏。
つーかえっちな話はいけないと思います。
「これは西守歌ではなく、明鐘なんだ。」と思い込めば込むほどなぜか余計に隆起してしまういけない兄であった。
wktk保守
741 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 15:56:05 ID:de8Eglw9
「これは西守歌ではなく、ハルなんだ。」と思い込めば込むほどなぜか余計に隆起してしまういけない兄であった。
バーローww
保守
744 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 03:13:09 ID:3eIJJQb5
ほしゅ
保守
美紀 「何、涼ったら足で踏ん付けられて勃ってるよwwwwwwwキモwwwww」
百合佳 「大丈夫?痛くない?よしよし、良い子だね」
お嬢 「なに水原・・・ビンビンじゃんw」
百合佳 「しょうがないよ、気持ちいんだもんね」
美紀 「足でコイたら喜んでるしwwwwwマジきもいwwwww」
明鐘 「えっ?兄さんって、こんな大っきくなるんだ・・・」
西守歌 「お、おっぱい触りたいって?・・・ちょっとだけですよ。涼様」
明鐘 「ちょっと西守歌ちゃん、な、何やってるんですか!?」
百合佳 「あたしだって、明鐘ちゃんや西守歌ちゃんに負けないぐらい、
大っきいんだからね!」
お嬢 「水原、あたしが許可するまでイクなよ」
西守歌 「いいよ、イキたくなったら私に言ってね。涼さま・・」
お嬢 「ちょ、何勝手にイってんの?」
明鐘 「すごい・・・セーシってこんなふうにして出るんだね・・・」
美紀 「気持ち良かった?拭き取るからね^^」
百合佳 「・・・私がお口でキレイにしてあげよっか?」
西守歌 「ちょ、ちょっと、百合佳さま、何して
>>746 まるでハーレムのオールスターやないかw
>お嬢 「水原、あたしが許可するまでイクなよ」
このセリフがものすごくイイ
661氏のSS、これでもう10回も読み返しちまったw
続き続き
続きが読みたすぎる
保守歌
751 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:37:30 ID:ABNfS/pT
オマイラ、今から投下するぞー。
ねたは涼×西守歌。
前編だけだけど、実用性重視で書いたので、長い+しつこい。
どうみても涼君は剛の者です。
本当にありがとうございました。
752 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:38:20 ID:ABNfS/pT
最近、二人が変だ。と、明鐘は思う。
例えば、最近涼は部屋にスタンドライトを設置したようだ。
蛍光灯の放つけばけばしい光とは違い、暖かな光を燈すそれは涼の部屋のムードを一変させた。
ムードのある部屋だね?と尋ねたら、涼はぎこちなく笑ってお洒落だろ?と返した。
確かに年頃の男の子がお洒落な部屋を演出したいと思うのは、おかしくはない。
が、涼はそもそも部屋の演出にこだわるタイプではなかった。
服装だって最低限清潔なものであれば特にこだわる方でもないのだ。
変といえば、布用の消臭剤も最近は置いているらしい。
今まではトイレにだって置かなかったのに。
西守歌はもっとあからさまだ。まず、朝起きられなくなった。
特に休日などは、以前の完ぺきさが嘘のように、昼までグースカ寝こけている。
そしてそして、もっと変なことはといえば、夜中抜け出すことだ。
そう、今この時のように。
ただいま土曜の夜、25時をまわったところ、明鐘は何かの気配にふと目を覚ました。
寝ぼけ眼をこすりながら、時間を確認しようと時計を探す。と、空の布団が目に入った。
隣に寝ているはずの西守歌がいつの間にかいなくなっているのだ。
そして隣の部屋からぼそぼそ声がするのに気づいた瞬間、明鐘の顔面が沸騰した。
(もうっ!西守歌ちゃんったら、また兄さんに夜這いかけてるのかしらっ!)
誤解のないように言い添えておきたいが、明鐘は西守歌に対して悪い感情を持っていない。
しかし、明鐘自身、同居人の少女のあまりの積極性に辟易していることも事実である。
なにしろ、彼女の積極性のベクトルは明鐘自身の最も愛する兄であり、男性でもある水原涼に向かっているのだから。
西守歌の、その積極的なセックスアピールにやきもきするのも致し方ないといえるだろう。
「もうっ、今日こそは文句言ってやるから!」
ベッドを飛び降りると、足音を隠すことなく、むしろ怒ってますオーラを全開にして、明鐘は兄の部屋に向かった。
だが…明鐘がそのテンションを保っていられたのも涼の部屋の前に到着するまでであった。
(ど、どういうこと?)
部屋の中からもれ出る声、ふすまから覗き見た光景は明鐘自身受け入れがたいものであった。
なぜならば…
753 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:40:02 ID:ABNfS/pT
「んっ…ふむっ…りょ、涼様ぁ。あむっ…」
「西守歌…んっ」
そこには二つに重なる影があったのだ。
スタンドライトの暖光に照らされて、二人は部屋の真ん中で抱き合い、唇を押し付け合い、
舌を濃厚に絡ませあっているのだ。
(に、兄さん…そんな…)
明鐘はがっくりと頭を垂れ、冷たい廊下にひざまづいた。
頭に浮かぶのは後悔ばかり。
明鐘は、自分の無邪気さを呪った。
正直、西守歌に関してはノーマークとは言わないまでもそれほどに心配してはいなかったのだ。
しかし、よくよく考えてみれば、これほど魅力的な少女に言い寄られてぐらりと来ない男性など
いるのであろうか?
(…西守歌ちゃん、可愛いし、実際いい娘だし…)
明鐘自身これほどまでに愛らしい少女を今まで見たことはなかった。
そうして考えれば、どうしてこれほどまでに油断してしまっていたのだろうか?悔しくてならない。
「…帰ろう」
明鐘は悄然とつぶやくと、涼の部屋の前を立ち去ろうとした。
もうこれ以上、ここにいても苦しいだけである。
「兄さん…西守歌ちゃん、おめでとう」
そっとつぶやき、明鐘は部屋に背中を向ける…だが、部屋から聞こえた声が、明鐘の足を
その場に縫いとめた。
「んっ…んぅっ!ぷはぁっ、りょ、涼様?あの、少し待って…」
「待たない」
(くすっ、兄さんッたら結構強引なんだね。西守歌ちゃんもなんだか可愛い)
「あ、あの。あまり激しくなさると明鐘様が起きてしまわれますから」
「くどい」
キスの合間の西守歌の懇願を涼はきっぱりとはねつける。
(ん?)
その言葉に明鐘は引っ掛かりを覚えた。
明鐘自身、こういった経験もないのでなんともいえないが…そのような厳しい口調は恋人に向け
ていいものでもないように思えたのだ。
そもそも、涼の優しい性格を誰よりも知る明鐘にしてみれば、(ただでさえ優しい涼であるから)ベッドの上での涼がどれほどに優しく、とろけるような愛を向けてくれるのか、ずっと想像して胸をときめかせていたのである。
そのシミュレーションと、今の涼の声はあまりに違った。
明鐘は不安に駆られながら、再度、ふすまの中を覗き込む。
そして…
「あっ!」
(あっ!)
涼は両肩をがっちり掴むとそのまま西守歌をベッドに押し付けた。
部屋の外にいる明鐘も思わず、息を呑む。
それは恋人を押し倒すしぐさとしてはいささか乱暴に過ぎた。
わっふるわっふる
755 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:40:54 ID:ABNfS/pT
そして、西守歌の目が、あの、普段元気で、明るくて、怖いものなど何一つないかのようにふるまう彼女の瞳が…ハッキリと怯えを含んで揺れるのが、明鐘には分かった。
(ど、どういうこと?西守歌ちゃん、兄さんを怖がってる?)
「大人しくしてろよ。今からたっぷりお前を犯してやるんだから」
「そ、そんな!やめてくださいませ!涼様!」
(ど…どういうこと、これ?!)
明鐘は自分の想像を絶する事態にめまいすら覚えた。西守歌の勝手な夜這いを想像してきてみれば、事態はその斜め上を行き…西守歌の想いを涼が受け入れたのかといえば、どうもそうではないらしい。むしろ、今のやり取りからはそのさらに上、最悪の方向でしか解釈できない。
つまり…
「兄さんが…西守歌ちゃんを…無理やりに?」
震える声で目の前の事実を確認する。信じられない。信じたくない。だが、目の前の現実は明鐘の幻想を打ち砕くほどにリアリティがあった。
(に、兄さん、許せない!)
猛然と怒りの炎が燃え上がるのを明鐘は感じた。
本当を言えば、明鐘は、愛する兄の隠された本性を知ったショックで、できるなら倒れこみたいほどである。
しかし、今は動揺している場合ではない。
合意の下でこういった行為に及ぶのならまだいい。
確かに自分は涼を愛しているし、失恋は辛いが、兄の恋の成就は妹として祝福してあげなければならない。
ましてや、親友たる西守歌が相手となればなおさらである。
しかし目の前で行われようとしている行為は愛故の交わりではない。
涼は、ただ肉欲のおもむくままに西守歌を獲物とし、その魅力的な身体を蹂躙しようとしているのだ!
それでは西守歌の純粋な恋心があまりに不憫である。
(止めなきゃ!)
明鐘は決意し、襖に手をかけようとした。しかし…
「わ、ワタクシ犯されてしまいますの?」
(ん?)
涼はいやらしい笑みを顔に貼付けると、ベッドに押し付けられた西守歌の耳に口を寄せ、囁く。
「そうだよ、お前は今から俺にたっぷり犯されて、散々イカされるんだ」
「んくぅっ!わ、ワタクシ犯されるだけでなく感じさせられてしまいますの?そんな…そんなのって…」
(え、これって?)
明鐘はまじまじと西守歌の瞳を見つめる。
そこにある感情は恐怖というよりむしろ…
「そうさ。散々、たっぷりねぶっていじってほじってやるよ。このいやらしいおっぱいも、お尻も、そしてお前のオマンコも。楽しみだろ?」
「あ、あぁっ!…そ、そんな…涼様、どうか意地悪なさらないで下さいまし」
(し、西守歌ちゃん?)
「意地悪?もっと具体的に言ってもらわないとわからないな?例えば?」
「で、ですから先程涼様がおっしゃっていたような…んぅっ!…りょ、涼様。耳に息を吹きかけないで…」
「もっと具体的に言いな?」
西守歌の抗議を冷徹に受け流し、あくまで卑猥な言葉を強制する涼。
切なげな表情で涼をにらみつける西守歌であったが、意味など成すはずもない。
この男はいまや絶対の支配者として、西守歌を支配しているのであり、西守歌は彼にかしずく従者であるのだから。
西守歌は涼の熱い吐息を耳たぶに感じ切なげなため息をついた。
「ふぅんっ!…で、ですから…その…本当に言うんですの?」
「いいから、言うんだ」
「で、ですから…その…ワタクシの、その…胸ですとか…んっ…その…大事な…部分?とでも申すのでしょうか?…んっ…それを涼様が愛でてくださる…こと…です。ああっ!」
そういう西守歌の目ははっきりと興奮に潤んでいた。
(ウソ…西守歌ちゃん、すごくやらしい顔してる。とろけちゃいそうですごくHで…すごく可愛い)
明鐘は西守歌の恥態に、身体の奥底が熱くなるのをカンジ、思わず身をよじった。
「ヤダ、私…私!」
(濡れてる…)
もう、限界だった。
明鐘は10cm程度開いている襖をそのままにして、自分の部屋に逃げ帰った。
756 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:41:55 ID:ABNfS/pT
ここから西守歌パートっす。両方いっぺんに書くのしんどかったんで。
「不満なのか?」
「い、いえ。涼様のご寵愛をお受けするのは大変、嬉しいのですが…その…んぅっ!」
「心配するな。もちろん、たっぷり奉仕もさせてやるよ。西守歌の大好きな俺のチンポ、いっぱいしゃぶらせてやるからな。嬉しいだろ?」
そのあまりに直接的な涼の物言いに西守歌は顔をさっと赤らめる。
「そんな…そんな恥ずかしいこと、ワタクシできませんわ…したいとも思いませんもの…」
なんとか身をよじるようにして涼から身体を離し、俯き加減に否定する西守歌。
だが、その紅潮した顔、羞恥のあまり閉じられた瞼、ふるふると震える長いまつげ、ぎゅっと何かを堪えるように握りこまれた拳、これらは否定の言葉とは裏腹なあまりに被虐的な美しさを醸し出していた。
否定の言葉は無力だった。
涼の胸の中、顔を背けながらも、小さな身体をふるふると震わせる西守歌。涼は再度、口を西守歌の耳元に近づけると低く囁いた。
「ウソつくなよ」
「んんっ!…りょ、涼様ぁ…はぁっ!」
涼の熱い吐息がいやらしい声音とともに耳に届く。西守歌の拳にぎゅっと力がこもる。
西守歌が身体の奥から沸き上がる何かを、必死に我慢していることは明白であった。
「い、いいえ!いいえ!ワタクシ、ウソなどついておりませんわ!」
「…相変わらず、強情っ張りだなぁ」
「だって、ほ、本当のことですもの…」
「ウソだね。だって、ほら」
そう言って,涼は西守歌の首筋につぅっと指先を走らせる。
「はぁっ!…んくっ!」
びくっと身体を震わせる西守歌。自分の身体の過剰な反応を西守歌おかしそうに涼は口の端をゆがめた。
「あれれ?今エッチな声がしなかったか?でも俺、首筋を、しかもほんのちょっと触っただけだよな?…おっかしぃなぁ。聞き間違いかな?なぁ?」
そう言いながら、しつこくしつこく何度も指先を往復させる。
「くぅっ!…んっ!や、やめてくださ…んっ!」
時々、火照った耳たぶをもくすぐりながら、涼の指先は何度も何度も首筋を往復する。
効果はてきめんであった。くすくすと笑いながら、涼は西守歌の耳元でささやいた。
「ほら、これだけでこんなに感じてる。お前ってホントやらしいのな」
「くぅっ…そ、それは…その…りょ、涼様の手つきがいやらしすぎるせいですわ!」
「ふふ、わかったわかった。わかったから、うそをついていたって認めるな?」
「み、認めません!」
「ほんとに強情だな…これでもか?」
そう言って、涼は西守歌の耳たぶをぺろりとなめ上げた。
「あぁあんっっ!りょ、涼様!!」
ペロペロ
「ひあぁぁっ!涼様、舌遣いが…え、エッチすぎます!…くぅっ、うぁんっ!!はっ!」
「どうだ、感じるだろ?」
「か、感じます、感じますからぁ!もうやめてください!」
「じゃぁ、自分がいやらしい女の子だって認めるな?」
「そ、それは…」
やはり、幼いころから花よ蝶よと育てられてきたこの少女にとって、自分がいやらしい女であると認めることは相当に抵抗のあることらしい。
西守歌は顔をさっと背けて押し黙ってしまう。そしてしばらくして、ぼそぼそとつぶやいた。
757 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:43:21 ID:ABNfS/pT
「…言わなくてもわかっていると思いますから、言いません」
「否定しないと勘違いするぞ?」
「ワタクシがいやらしい女でないことは涼さまはとっくにご存知でしょうから、あえて否定するまでもない…と言う意味ですわ」
「…こいつ!」
「え、きゃぁっ!!」
瞬間、涼は西守歌のパジャマに手をかけると一気に開いた。
ニ、三個のボタンがブチブチッとはじけとぶ。
抵抗の間も有らばこそ、西守歌はなすすべなくその豊満な乳房をさらすほかなかった。
瞬間、彼女の顔といわず、全身が羞恥のあまり赤に染まった。
「あんまり生意気言うなよ!今すぐ、お前の中ぶち込んで孕ませてやってもいいんだぞ!」
「い、いやあぁっ!!涼様!も、申し訳ございません!」
両手を胸の前で交差させ、身体を縮こまらせて西守歌は恥らう。
しかし、なにをしてもその大きな胸は隠しようがなかった。
涼はふん、と鼻で笑うといやらしく問いかける。
「でかいおっぱいだな」
「いやっ!ひどいことをおっしゃらないで…ワタクシを辱めないでください…」
「ほめてるんだよ。おっきくて揉みごたえがありそうだな。すごくエッチで興奮するわ」
「わ、ワタクシがそのようなデリカシーのないほめ言葉で喜ぶ女ではないことは涼様が一番ご存知のはずですわ!無責任なほめ言葉はやめてください!」
「無責任…ねぇ」
涼はにやりと笑った。そのいやらしい視線は羞恥のあまり縮こまったままの西守歌の全身を嘗め回す。西守歌はますます縮こまって恥らったが、そのいやらしい視線を浴びると、なんだかレントゲンか何かで透視されているかのようで西守歌はぜんぜん落ち着かなかった。
「責任は持つさ?」
「え?」
「これだけいやらしい体なんだもんな?心配しなくても、責任を持ってたっぷり味わいつくしてあげるよ」
「そ、そんな!」
「前戯をおろそかにするようなまねはしないさ。この胸もお尻もオマンコも、たっぷりといじめてあげるから安心しろよ」
「そ、そういう意味ではありませ…っ!あっ!」
戸惑う西守歌とは対照的に涼の言葉いじめはとまらない。
西守歌の肢体に手を伸ばし、軽く、しかしいやらしく撫で回しながら淡々と言葉を発する。
「その後、もちろん西守歌の中突っ込んでぐちゃぐちゃに掻き回してあげるからな?フィニッシュは…やっぱり西守歌の中にたっぷり熱いの注ぎ込むってのはどうだ?」
こともなげに、それこそ軽いいたずらを思いついたかのような調子で言い放つ涼。
しかし言葉の内容はあくまで残酷だ。西守歌はああ!と絶望のため息を漏らした。
「そんな!中は、中だけは勘弁して下さいまし!赤ちゃんできてしまいますわ!」
「それが?俺達、婚約者同士だろ?子作りに励むことに何の問題がある?」
「じ、自称婚やっ…くぅん…者ですわ。…あうっ」
「俺が認めればその瞬間に本物の婚約者に早変わりだ」
「わ、ワタクシにも…は……くっ…せ、選択権がありますし」
「そういえば日本代表の強化とも言ってたよな?」
「そんな!それがウソだというのは、涼様もとっくにご存知で・・・そ、そうですわ!ワタクシ、性格腹黒で極悪ですし!」
「性格なんて外からは見えない」
「そんな!」
758 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:44:42 ID:ABNfS/pT
絶望の悲鳴を上げる西守歌。
もはや自分の意見を涼が聞き入れることはないと悟った西守歌は顔を伏せ、小さく身震いをした。
涼はその小さく愛らしい耳に、口付けできそうなほどに口を近づけ、低い声で囁いた。
「いい加減、諦めろ」
「あんっ!」
「今からお前は、俺に抱かれてめちゃくちゃにされるんだ。俺が満足するまで何度も何度も、な」
「くぅっ…ゆ、許して下さい…もう涼様のご意思を無視するような真似はいたし…はぁっ…涼様、い、息を吹きかけないで下さいまし!!…く、ん。…りょ、涼様のためなら料理でも洗濯でも何でも致します。くぅんっ…で、ですから…ですから、どうかお許しを!」
「やだね!」
「きゃぁっっ!」
叫ぶと同時に涼は力いっぱい西守歌をベッドに押し付け、身動きを取れなくする。
そして、自分のパジャマを一気に脱ぎ去った。細くとも筋肉質の裸体があらわになる。
西守歌は思わず目を見張り、その裸体をまじまじと観察してしまう。
「あっ!」
と、涼と西守歌の視線が交錯する。
自分が涼の身体を無遠慮に観察していたことに気づいた西守歌はすぐに目をつぶって恥らった。
西守歌は日本有数の財閥、益田グループの実質的経営者一族の、大事な大事な一人娘である。
そして、その箱入り娘の対応とはお嬢様としては十分に合格点がつけられるものであった。
しかし、狼の前で目をつぶってしまう羊がどこの世界にいるだろうか?
これではおいしく召し上がれといっているのと同義である。
狼は邪悪な笑みを浮かべると獲物をぐいっとわしづかみにした。
すなわち獲物とは西守歌のおっぱいである。
「はぅんっ!」
グニグニ
「うう…くぅんっ!いやぁっ!」
手をいっぱいに開き、ぐにぐにと揉みしだく涼。
マシャマロのようなそれは信じられないほどの柔らかさであった。
まるで芯などないかのように涼の手はズブズブと沈み込む。
その恍惚とした感触を味わい尽くそうと、涼は執拗に西守歌の胸を攻めた。
時に下からタプタプと揺らし、手をいっぱいに広げてグニグニ揉みしだき、乳首をコリコリと挟み込む。
手だけでは飽きたらず、しゃぶりつき、吸い付き、かじりつく。
その支配欲は、西守歌の豊かな胸さえも食い尽くさんばかりに旺盛だ。
そしてそんな涼の執拗な攻めに、西守歌は顔を真っ赤に紅潮させて悶える。
「くぅっ!…うっ…く…ああんっ!りょ、涼様!そんな…胸ばかり…くあっ!ふむっ…んぅっ!乳首弱くて…んっ!」
西守歌は必死に横を向きて顔を枕に押し付ける。そして、必死に小指を噛み締め声を抑えようと努力する。
が、その努力は、西守歌の感じているであろう強烈な快楽を余計印象付けるだけの結果に終わった。
「はっ…!くぅん!涼さ…まっ…そんな、もう…あぅん!…やめて…」
「はぅんっ!りょ、涼様。し、しつこ…ああぁぁぁん!!くぅん!すぎま…はぁんっ!すわっっ!!あんっ!」
「はぁ…はぁ…まだ…はぁんっ!です…の?わたくし…くっ…わた…くし、もうっ!」
10分以上にわたって、胸だけをたっぷりと嘗め回し、吸い付くし、かじりつくす涼。
やっている本人としては喜びもひとしおだろうが、そのような猛攻を受けた西守歌としてはたまったものではない。
759 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:45:30 ID:ABNfS/pT
特に、西守歌は一般女性に比べて感じやすい体質らしく、全身之性感帯といっても差し支えないほどである。
中でも、乳首は彼女にとって弱点のひとつであるらしく、涼とのデートの途中に腕を組んでいるだけで興奮してたまらなくなることもしばしばあるのだ。
その性感帯を、他の部分、背中も、お尻も、唇も、脇も、お腹も、そして秘部さえも無視し、集中して激しく攻め立てられたのだ。
愛しく思う男性にこれほどに執拗に、しかも激しく攻め立てられる。これは快楽の拷問に等しかった。
「あ…あ、もう、もう許し…」
すっかり反抗の気力をなくすまで、吸い尽くされた後、ようやく涼は西守歌の胸を開放した。
唾液にまみれヌラヌラと光るバストが口を離した反動で扇情的に揺れる。
「おい、西守歌。起き上がれるか?」
「ああ…申し訳ありません。む、無理です。力が抜けてしまいまして…」
強姦犯人(もはや形式上のものに過ぎないが)のお願いを聞く義理などないはずであるが、もはや西守歌の脳内は麻薬のような快楽に犯され、まともな思考能力はないに等しい状況であった。
そのとろけるような声は、彼女の体はすでに涼のセックスに屈服していることを明確にしていた。
「わかった。よっと」
「あうっ!りょ、涼様?」
涼は、西守歌の返答を受け、あぐらをかいたまま、西守歌を抱き上げて自分の膝の上に座らせる。
西守歌はもはや自力では体勢を支えることができないため、必然的に涼の首にしがみつくことになる。ちょうど西守歌が涼の頭をかき抱く態勢である。
そして…
「りょ、涼様?なにを…」
べロリ
「ひああっーーーーー!!!」
突然の態勢の変化に戸惑う西守歌に奇襲を浴びせた。涼は目の前にある西守歌の乳首に思いきり吸い付いた。
チュウチュウ
「りょ、涼さま!ま、まだですのっ!?ああーーっ!そんなに吸い付かないでえっ!くうっ!…はっ!」
コロコロ
「転がすのもダメですわぁっ!」
カジカジ
「あはぁっ!噛み付くのはもっとイヤぁ!」
ありとあらゆる口技を用いてしつこくしつこく涼は西守歌を追い詰める。
先程の執拗な攻めに、限界近くまで狂わされていた西守歌は、声を抑えることも失念して半狂乱になって悶えた。
「ダメダメダメぇー!!もう、胸はだめぇ!か、感じすぎちゃうからぁ!あうっ・・・お、お願いです。もう死…でしまいっ…!あうんっ!」
長い髪を振り乱して必死に懇願する西守歌。
必死に涼の肩を押しやり、逃れようとする。そこには紛れもない恐怖が含まれていた。
その必死の懇願にさすがの涼も口を離して顔を上げる。
760 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:46:22 ID:ABNfS/pT
その表情には隠しようのない不満が含まれていたが、対照的に西守歌は小休止を与えられていくぶんかホッとした様子であった。
もっとも、その中に溶かし込まれた発情は隠しようもなかったが。
「どうして?気持ちいいんだろ?ならいいじゃん?」
言うが早いか、さっさと行為を再開させようとする涼。
そして、それを首を振りながら、必死に押しとどめる西守歌。
「いいですけど…気持ちいいんですけど…でも…あはぁっ!ま、まだ、話の途中です!…まだダメぇっ!我慢してください、涼様っ!はぁんっ!」
「ほいひいよ。ひふはのをっはい」
「あはぁっ!ダメだと申してますのにっ!!おかしく…おかしくなっちゃいますからぁっ!だからだめぇっ!んはぁぁっ!!」
気持ちいいの一言を聞いた瞬間、西守歌の反論を最後まで聞くことなく涼は再度の口撃を開始した。
結局、西守歌の反論は奏効せず、グズグズに甘くとろけきってしまう。
そして…
キュゥン
「はぁっ!!」
西守歌は身体の奥から切なさがこみ上げてくるのを感じ、目を見開いた。
(う、うそ…こんな、こんなことって!!)
今、西守歌は心底恐怖した。
これほどまでに自分の身体が自分の想像を裏切ったことはなかった。
と、同時にこれほどに狂おしく切ない快感を経験したこともない。
西守歌は必死になって涼の手首を捕まえ押しとどめようと努力した。
このままでは確実にその時が来てしまう。
「西守歌?」
西守歌は懸命に首を横に振り、切なげな視線を涼に向ける。もはや声すらも出せないのだ。
そんな西守歌の様子に、涼も彼女の異変に気づいた。
今までもかなり必死だったが今回の西守歌はそれをうわまわって切羽詰っている。
(ああぁっ!!お願い…お願いですから、もう、もう、やめてくださいまし!でないと…でないとワタクシ!!あぁっ!)
「イキそうなんだ?」
耳元でささやかれて西守歌は驚愕に目を見開いた。
「どうして…?どうしてわかるんですの?」
「見てれば、わかるさ。今の西守歌、すごく切ない顔してる」
「で、でしたら!」
だったらどうしてやめてくれないんだろう。
こんなに狂おしくて、こんなに切なくて、こんなに怖くて、そして拷問のような極上の快楽をどうして涼は与え続けるのだ?
西守歌にとってこれはあまりにひどい仕打ちであった。
もはや一刻の猶予もないということに涼も気づいたはずなのに。
その口と手の動きは休息する様子を見せない。
むしろ、今まで以上に大胆に、積極的に西守歌の胸を揉みしだき、口に含み、かじりついているのだ。
これはつまり…
761 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:47:06 ID:ABNfS/pT
「涼様…もしかして…」
返答の代わりに涼は凄みのある顔で笑って見せる。
その瞬間、西守歌は深い羞恥と恐怖にとらわれた。
そう、涼はこのままイカせるつもりなのだ。
胸だけで。
情けなさと快楽と恐怖がない交ぜになった西守歌の表情を特等席で鑑賞しようというのだ。
この拷問のような快楽を西守歌がイクまで与えるつもりなのだ。
そのことに気づいた西守歌は涙をぽろぽろこぼしながら涼にすがりつく。
「あああぁぁぁっ!!や、やめて…くださいまっ…ああっ!ワタクシ…ワタクシ!もう!!」
「いいよ、イッちゃいなよ?」
「や、やめてっ!ホン…トにやめ…って!ワタクシ…怖い!!あうんっ!!」
必死にすがり付いて許しを請う西守歌に涼は目を細めた。その刹那、涼は軽く唇を触れ合わせた。
「…りょ、涼様。…あうぅぅっ!」
「いいよ。見ててあげるから。怖くないからイッちゃいな?」
その笑顔を見た瞬間、西守歌は子宮がきゅぅと閉まるのを感じた。もはや手遅れとなったのを感じた。もう、どうしようもない。西守歌は涼の与える快楽に身を委ねる以外に選択肢が残されていないことを悟った。
「りょ、涼様!はぁっ!そん…な、そんな!!いやぁぁ!!き、気持ちよすぎるうーーー!! 」
「いやぁぁぁぁぁ!!わ、ワタクシ…ワタクシ、イキます!む、胸だけで!イッてしまいます!!」
「い、イク、りょ、涼様にイカされてっ…しまいます!ああっ!ああああーーーーッッッ!!!」
「あはああっっ!!イクゥーーー!!」
その瞬間、西守歌はその豊かな乳房を涼の顔に押し付け、首をのけぞらせて達した。
全身がビクリビクリとふるえる。激しい絶頂の余韻は彼女の身体を美しく彩っていた。
「はぁぁっ…はぁっ…」
緊張をガクリと解き、荒い息をつく西守歌。
首をガクリと折るともはや自力では体勢が維持できず、涼に全体重を預けることになる。
全身を弛緩させたまま、西守歌は強烈な絶頂の余韻に浸っていた。
「はぁっ…はぁ…」
(い、イカされた…涼様に。それもおっぱいだけで、だなんて…)
西守歌は今、自分の身体に起きたことが信じられなかった。
だが、身体を支配した圧倒的な快感は今もなお強烈な残り火となって西守歌の快楽中枢を焼いている。
圧倒的なまでのこの現実を、この快楽を西守歌は認めないわけにはいかなかった。
762 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:47:58 ID:ABNfS/pT
ふと身体を引き剥がされ、西守歌は涼に顔を覗き込まれる。
「気持ちよかったみたいだな?」
「あ、ああ…りょ、涼様…」
「クスクス…まさか胸だけでイッちゃうとは思わなかった。西守歌ってホントエロい身体してんのな」
「涼様、ワタクシ…ワタクシはぁ…」
「安心しろよ、すげー可愛かったし」
「りょ、涼様。ううんっ…んっ…涼様…はげし…んぅっ!…」
絶頂の余韻に浸りながら、西守歌は目の前の陵辱者のディープキスを受け入れる。
お互いの舌と舌が絡まりあいもつれ合い、くちゅくちゅと卑猥な音を立てた。
それは余韻に浸るための行為というよりも口辱といっても差し支えないくらいに深く激しいものであった。
それはまさに恋人たちがベッドの上で最初に開始するような…お互いの性的興奮を高めるような、準備運動としてのキスであった。
(当たり前ですわ。だって…)
そう、なぜならば今さっき、自分が達した行為は前戯に過ぎないのだから…
あれはあくまでセックスの前菜に過ぎない行為なのだから。
そして、今、西守歌にひとつの懸念が急速に湧き上がる。
すなわち…
(ワタクシ…ワタクシ、もし涼様の…大事な部分を受け入れたとしたら…どうなってしまいますの…)
そう、胸だけでこの快楽なのだ。
もし、もしもこの上、涼のシンボルが西守歌を侵略し、思う存分に征服されてしまったとしたら…
西守歌は恐怖とも、期待ともつかない、感情に支配され、のどをコクリと鳴らした。
と、そのときキスをしながら涼の手が再び西守歌の胸をまさぐり始めた。瞬間、西守歌は涼のキスを振り払い両手を胸の前でクロスさせた。
「ぷはっ!!や、いやぁっ!」
「ずいぶんと気持ちよかったみたいだし、もう一回、胸でイッとく?
西守歌は一気に自分の顔が青ざめるのを感じた。
冗談めかしてささやく涼であったが、西守歌にとっては冗談ではない。
もう、とうの昔に限界を超えているのに。西守歌は涼の腕に必死になってすがりつき、懇願した。
「お、お願いします!もう、もう許してくださいませ!」
もう西守歌には微塵の余裕もない。目じりに涙をにじませながら必死になって懇願する。
しかし、涼は無視して再び西守歌の胸に顔をうずめる。
「はぅんっ!も、もう、もう犯さないでなんて申しません!涼様のお好きなように抱いていただいて結構です!はぅんっ!ですから、ですからもうおっぱいをいじめないでぇ!もう許してぇ!」
さっき感じた本番への恐怖など微塵もない。というより、今現在の危機に対応することで精一杯である。
その言葉を聞いて、涼はようやく胸から口を離す。
763 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:48:44 ID:ABNfS/pT
「はぁっ…はぁっ」
「もう、おっぱいをいじめるのはやめてほしい?」
息も絶え絶えの西守歌は、コクコクと必死になってうなずいた。
これ以上されては本当に狂ってしまう。
「ふーん、じゃあオマンコならいじめていいんだ?」
「そ、それはその…」
「そう言ったよな?」
「…」
「俺に抱いていただいて結構です。俺の好きなようにしてください…だっけ?」
いまさらどう取り繕おうと、先ほどの自分の言葉はごまかしようがない。
確かにあの終わりない陵辱から逃れるためなら何でもするつもりだった。
それこそ、あの瞬間は自分の身体を差し出すことだってためらいはしなかった。
しかし、今、先ほどの懸念が西守歌の脳裏をよぎる。
「ああ…ワタクシは、ワタクシは…」
「さっきおっぱいにしたみたいにたっぷりなめたり、ほじったりしていいんだよな?」
「そ、そんなことをされては!!」
冗談ではなく、狂ってしまう。
胸ですらあれほどの快楽だったのだ。
さっきのように執拗に、しかも激しく攻められたのでは、とても涼の精力に対抗できまい。
「も、申し訳ございません…ワタクシ…もう、限界でして…」
「ふーん、そうなんだ?」
「も、申し訳ございません…ですが、ほかのことなら何でもおっしゃってくだされば…」
「大丈夫…何もしなくていいよ。どっちみち俺のやること変わらないから」
「えっ!!そ、それはどういう…えっ、い、いやぁぁ!!…んぅっ!!ふぅんっ!」
しょせん西守歌の運命は涼の手の内にあったのだ。
あっけないほど、簡単に押し倒されてしまう西守歌。
そしてあっという間に首以外のすべての部分が押さえつけられてしまう。
西守歌は、快楽に忠実すぎる思うままに動いてくれない自分の身体をのろった。
その身体は目の前の陵辱者の意思には…それこそ、面白いように従ってしまうくせに、本来の主人の命令には簡単に逆らってしまうのだ。
押さえつけられた体勢のまま、涼の唇が西守歌のそれに激しく押し当てられる。
「んっ…ふぅん…むぅっ」
呆然としたまま、不用意に唇を半開きにしていた西守歌。
その口内から彼女の舌をからめとるのは涼にとってたやすいことだった。
そして、西守歌としては一端舌をからめとられてしまえば、なすすべがない。
涼が満足するまでその可憐な唇をささげるほかないのだ。
764 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 17:49:30 ID:ABNfS/pT
「んぅっ…むっ…む…ん?…ん!んんんんっっ!!んーッ!!」
そして予期せぬキスの驚き覚めやらぬうちに、西守歌の瞳がさらなる驚愕に開かれる。
涼は自分の唇で上の口をふさいだまま、片足を西守歌のまたの間のこじ入れたのだ。
そして、太ももとひざを押し当てるようにして西守歌の秘部を刺激し始める。
「んーーッッ!!んっ!…ぷはっ!!だ、ダメですってば!涼様!ああんっ!」
何とか、涼の唇を振りほどき、必死に抗議する。
キスだけならいざ知らず、涼の股間に対する攻撃は想像以上の効果を挙げた。
「だめ!だめですっ!!んんっ!ほんとにだめっ!!ああーーっ!ご、ゴツゴツし…てっ!んぅっ!!」
「すげーな…ぐしょぐしょだよ。発情しきってんな。しかも…パジャマの上から、ひざでこすってるだけなのに、こんなに悦がっちゃって」
感心したようにつぶやく涼だが、西守歌としてはそれどころではない。
確かに、今涼が言ったように、西守歌はパジャマとパンツの上から、しかもひざで表面をこすられているだけなのである。
にもかかわらず、西守歌は限界に向けて水位が徐々にせりあがってきているのを如実に感じてしまっているのだ。
(だめっ!だめっ!!このままじゃさっきみたいに…)
涼様の思い通りによがらされ、狂わされ…イカされてしまう。
そのことに思いがいたったとき、西守歌は知らず、悦びに震えた。
ここで、悦びという感覚は普段の生活でお目にかかるものではない。
ほの暗く、禍々しい、女としての被虐の喜びであった。
その悦びに触れたとき西守歌は自分の中の水位が一気にせりあがったのを感じた。
「んぅぅ!!だめっ!ダメ!離し…ああぁぁんっ!!…てっ…くぅんっ!おねっ、きゃぅん!!…が、あはぁっ」
(ダメ!ダメダメ!イッちゃだめ!直接触られてもいないのに、ひざだけなのに!これだけでイクなんてホントにダメ!)
ただでさえ感じやすい彼女は、先ほどの快楽の残滓によって、悲しいまでに快楽に対しての耐性を失っていた。
穴だらけの堤防に大きな津波が押し寄せる。
そして…
「くぅんんっ!!だめっだめっ!あああああぁぁん!!」
「え?し、西守歌?」
「あはんっ!!見ないで!!くぅっ!!ださいっ!はぁん!」
「西守歌…?お前、もしかして?」
「や、だから!見ないで見ないで!お願いっ…くうっ…ですから!はぁぁ!」
「くぅぅん!!いやぁぁ!!イクッ!!いやぁ!!はぁぁぁん!!」
「はぁっ、またっ!…イッ…イッちゃうっ!!いやぁぁぁ!!」
「はぁぁぁぁぁんっっ!!!」
呆然とする涼の腕の中であっけなく西守歌の堤防は決壊した。
絶叫を残して、びくっびくっと震える西守歌。その目じりからは涙が一筋こぼれた。
「し、西守歌…?」
目の前の西守歌に呆然とする涼。なぜだか心の中には罪悪感ともいうべき感情が芽生えていた。
はっとわれに返り、絶頂を迎えた西守歌をなだめてやろうと腕の中の西守歌に触れようとする涼。
しかし…
「はぅんっ!」
それすらも刺激が強すぎるのか、身体を拒絶するかのようにビクリとゆする西守歌。
その姿に涼は思わず息を呑んだ。
(こいつ…なんてエロい顔してやがる…)
西守歌は快楽に震えながら、涙すら流していた。その淫らさ、妖しさは衝撃的であった。
涼は自分の理性がゆっくり焼ききれていくのを意識した。
目の前の、この美しい少女を犯しつくしたい。
今、水原涼の考えることはただこの一点に集約された。
(結婚を強制されるとか、益田グループとか、そんなのどうだっていい)
「…はぁ…はぁ…」
涙を流しながら、激しすぎる絶頂の余韻に浸る西守歌。
その西守歌を見つめる涼の瞳に静かに獣の色が宿る。
彼女は目の前の陵辱者の決意を…そして、その後の運命を知ることなく、ただ激しい絶頂の余韻に浸っていた…
766 :
パウリーニョ:2007/09/15(土) 18:03:42 ID:ABNfS/pT
前編終了。
涼君はやればできる子だと信じていた。
覚醒した兄貴はこの後、明鐘ちゃんさえ餌食にするかもしれない…
まぁ、このカップルの濃厚すぎるHが、いまだフェラにすら到達していないので、先は長いが。
wktk
最高。お前最高だよ!
ぜひ続きも頼むぜ。楽しみにしてるから!
769 :
パウリーニョ:2007/09/17(月) 20:55:56 ID:D1Eaonyi
読んでくれた人、d。
後編書くのは、推敲とかあわせると10時間以上かかりそうだから次あげられるの1ヶ月くらい後?
もし、それ以前にあげられたら、許婚と妹に萌えるあまり俺、ニートに(ry
とりあえず今もある程度書いてあるし完結はさせるから、楽しみにしてくれてる人は安心してくれ。
とにかくGJ!
とても読んでいておもしろかったよ。テンポがいいね。次回も楽しみにしてます。
そして保守歌
おお、新作が来ていたとは…
772 :
しっとマスク@:2007/09/25(火) 01:08:57 ID:EheI14yU
水原と私が付き合い始めて、約4ヶ月。その間にはいろいろなことがあった。
だが、やはり一番の思い出はロミオのように危険を冒してまで夜分に不法侵入してまで会いに来てくれたことだろう。
私がこんな風に話題にするといつも水原は顔を赤くし、不法侵入とかはやめてくれだの、ロマンがないだのと不平不満を言う。
時々私はこれをネタにしてからかっている。からかっているときの水原は面白いからだ。
もちろん恥ずかしいから2人だけのときだけの特別な話題。
婚約はなかったことになったものの、まだ父は完全には諦めてないらしい。
だが今では兄が味方になってくれているのでひとまずは安心である。
どういう風の吹き回しか知らないけれど兄は私と水原とを認めてくれたらしい。
こうして一段落しているとき、ある問題に私は気がついた。いや、一段落しているからこそだろう。
私に会いに来てくれて、私が部屋の中に誘ったとき水原が言った言葉が未だに実行されていないからである。
簡単に言うと婚約の問題が落ち着いたら結ばれるよう画策するという言葉だ。
だが、水原はあの日以来自分からは何もしてこない。私が脅したりして何とかしてくれる程度だ。
水原は言ったことは守る男だろう。それは私の件である程度確信にまでいたった。
しかし、一度失われた機会を取り戻すのは難しいのだろうか。きっとそうなんだろう。
だが、あんまり何もされないと少し不安になる。そこで水原のために、なにより私のためにも水原を誘ってみることにしたのだ。
すまない、これ初書き物なんだ。正直稚拙で申し訳ない。
蟲惑の刻をプレイしてるところを彼女に見られ即別れられたんでテンションにまかせて書いてみた。
ある程度構想は立ってるが需要なければやめておくよ…
もしこれの続きを書いてださる方がいらっしゃるならそれもおねがいします。
ついにこのスレに溢れている灼熱のお嬢ファンが報われる時が来たか‥
>>772頑張って下さい!
wktk
ここって携帯から長文流し込んでもいいものかな
いいと思う
777 :
しっとマスク@:2007/09/25(火) 18:01:22 ID:EheI14yU
ここ2週間ほど、お嬢の様子が変だ。
なにが変かって言うと難しいが、最初の一週間ほど、やけにキスをせがんできたり体をすり寄せたりしてきた。
最初のうちは頭が真っ白になったり、慌てふためいたりしていたがお嬢の含みのある笑顔でからかわれていることに気がついてからはあまりに過剰に反応することをやめた。
ここまでならなんとか恋人同士のいちゃいちゃでまだ済んだかもしれない。
だけど、その次の週からエスカレートしていった。
今家に誰もいないから泊まりにこないかと誘われたり、キスもディープキスへと変わった。
お嬢、もしかして何か新しい問題でも出たのか?
だから不安になってこんなことをしているんだろうか。
これはやはり直接聞くべきだと、会話が会話だけにハルに休みをもらって自分の家で話を聞くことにした。
余談だがハルに休む理由を尋ねられたので答えると「頑張れ」の一言だけを述べあっさりと許可が出た。これもこれでひとつの事件だったのだが。
「お邪魔します」
「どうぞ…」
俺は暗い面持ちでお嬢を部屋に招き入れる。
何が飛び出すのだろうか、聞いてはいけないものなんじゃないか?と呼び出したはいいものの頭の中で悪いことばかりが頭をぐるぐると回っていた
だが反対にお嬢の足取りが若干軽い。これはお嬢が上機嫌な証拠だ。
なんで上機嫌なんだ?と少し疑問に思いつつ自分の部屋に案内した。
「こ、ここが水原の…」
今度は少し緊張した声色だ。
お嬢は、男の部屋に入るのに躊躇いがあるのか?少々意外だ。
「気にしないで入ってくれ」
としか言えなかったが、お嬢は言葉少なく少し顔を赤らめ部屋に入った。
またお嬢の様子が何かおかしい。そう確信した俺は長期戦になることを覚悟してお茶と茶菓子を用意しに部屋を出た。
部屋に戻ると、カーテンは閉められ何故かお嬢は布団で横になっていた。
…何がどうなってるんだ?
「水原、早く入ったらどうだ?」
その言葉に頷きながらも疑問が拭えない俺は素早くテーブルに置きテーブルに着いた。
そして横になったままのお嬢を見てしばし。
「……」
不安げな、それでいて期待の含まれた目でじっと見つめられていた。
「……」
「…水原、お前何しているんだ?」
「へ?」
何、って何?あ、なるほど
「お嬢、話があるんだ」
「う、うん。なんだ?」
お嬢は布団を口元を持っていき大分赤くなった顔を隠した。
もうお嬢の行動はこの時点でまったく意味がわからなくなっていたので単刀直入に聞くことにした。
「お嬢、今といい最近といいどうしたんだ?不安があるなら何でも相談に乗る!だから話してくれないか?!」
長い沈黙が部屋を支配する。
そして沈黙はお嬢から破られた。
「水原、私のここ最近の行動の意味、そして私がここに横になっている意味が全くわからないのか?」
静かな怒りという形容が正しいのだろうか、お嬢からプレッシャーがでている。ここで下手な回答はできない。が、自分にできる回答は意に添えないものだけなので素直に答えた。
「…2つ予測がある。1つはからかわれている。これが有力候補だ」
「2つ目は?」
「もしかしてたら何かまた面倒ごとが舞い込んできたのかと。それで不安になっていろいろと積極的になったのかなって…」
お嬢は体を起こしてこめかみに指を当て、いかにも頭が痛いんですといわんばかりにため息をついた。
「そうだな、お前はそういうやつだった。回りくどいことをした私が悪かった」
そういうとお嬢は俺の唇を奪い、俺をゆっくりと押し倒していった…
似たような表現ばかりで泣きたくなるが、これが俺の限界なんだ。
喜んでもらえるなら幸いだ。どうでもいいことだが、百合佳ってどうしてもペアリングは春希ってつくのが多いのな
まぁ彼女だしな。NTRは嫌いな人も多いだろうし。
さて、続きを楽しみにしているよ。
>>777 いや、よくぞ辛抱した。ここでヒス起こしたらお嬢じゃないもんな。
続きを楽しみに待ってるよ。
780 :
しっとマスク@:2007/09/26(水) 21:39:49 ID:vw5eb5VG
「水原、お前は婚約もろもろの問題が収まったらあの手この手で私を抱こうと画策すると言っただろう?」
お嬢はちょっと目を伏せながら続けていった。
「だが落ち着いてからのここ数ヶ月お前はどうだ、誘うどころか積極的にキスも手を繋いでくることもしないじゃないか…流石に不安になったぞ?」
「お嬢…」
ここ最近、そして今もやけにお嬢が積極的だった理由を聞き申し訳ない気持ちになった。
「水原…私は―」
「お嬢、そこから先は俺が言うよ。…大分遅くなったけど、抱くよ?」
「…もちろんだ」
カーテンが閉められ日も大分傾いていたため部屋はもう薄暗くなっていた。
床に敷かれていた布団の上で笑穂は上半身を既に裸にされて横たわっていた。
「は、恥ずかしいな…」
目尻に涙を浮かせ見つめてくる熱い視線で見つめられた。
涼は本能の赴くままに滅茶苦茶にしたい欲望をぐっと理性で収めて笑穂の唇を奪う。
「んっ、…はぁ……水原…いや、涼のほうがいいかな?」
「そうだな…俺も名前で呼んだほうがいいか?」
そういうと笑穂は微笑を浮かべてキスのお返しをした。
涼はそこから長いキスのあと舌で笑穂の唇に触れた。
「ん…。ふぁ……ふふっ……んぁ…」
ここ最近で慣れた舌が触れ合うキスは、独特の雰囲気なのか、深く扇情的になっていく。
そしてゆっくりと、笑穂のふくよかな胸へ手を当てた
「んむ…あ、……優しくな…」
「あぁ、わかってる」
初めて男に胸に触れられた笑穂は鼻をならす。涼は力加減に細心の注意を払いつつゆっくりと笑穂の乳房を揉み転がす。
そして左右の胸の頂ツンっと指でつつく
「ふぅぁ…んん…」
そして口はだんだんと首筋へ移りキスを降り注いだ。
暫く経つと胸の突起はだんだんと充血してぷっくりと膨らみ、今度はそれを指で摘み始めた。
「笑穂、好きだ…」
「んぁ…私、もだ……やっ」
涼は膝で笑穂の股を少し開いた。
「笑穂……さわっていいか?」
そして黙ったまま涼の手をとり自分の秘部へ押し当てた。
「優しく、な…」
そのまま涼は下着の上からゆっくりとクレバスを少し強めになぞった。
そこは既に大分濡れており下着はもはや履けるものではないだろう。涼は下着を脱がせ笑穂の大事な部分に指を突き入れた。
「んんん〜〜――」
笑穂は体を少しビクンと震わせ涼の唇を奪い、今までで深いキスをした。
「ふぁ…ん、んぅ……」
上からも下からも卑猥なぴちゃぴちゃという音で二人はさらなる高みへと高まっていた。
80%ほど書き終えたところで保存利かない状態で消えたのですごい落ち込んだ。
続きはすぐに書くからとりあえずここまでで。
そして重ね重ね文才もエロくもなくてすまん。
781 :
しっとマスク@:2007/09/26(水) 22:37:25 ID:vw5eb5VG
「じゃあ…笑穂いいか?」
笑穂は息が荒く胸を激しく上下させ今まで一番無邪気そうで妖艶な笑みを浮かべた。
その笑顔にキスをひとつ落とし、涼はゆっくりと腰を進めた。
「〜〜!!」
笑穂は顔をゆがめ涼の背中に手を回し痛いぐらいに抱きしめた。それでも努めて笑顔を作ろうとしている笑穂に涼は精一杯の愛を伝えようと笑穂を優しく抱きしめた。
もちろん涼も少々苦しそうな表情を浮かべながらもなおも力を入れて入れていく。
ようやくすべて入ったころにはお互いに脂汗でびっしょりになっていた
「はぁ…はぁ……」
「ふぅ…ふぅ…入った…な…」
そう言うと笑穂は若干涼の体に回した腕に込めた力を抜いた
「動いて、いいぞ…」
「いや、落ち着いてから―」
「ふぅ…我慢、するな…。私、のことは…気にしなくてもいい」
納得がいかない顔をしながらも、理性よりも本能が勝り、涼は腰を揺らし始めた
「ん、ん、ん、…あ、ふぅ…」
腰を打ち付けるたび笑穂の豊満な胸がたぷたぷとゆれる。
「ふぁん…相当痛いと聞いていたが…想像よりはいいな」
そう言うと本当にそうなのか、幾分か柔らかな笑みを浮かべた
「りょ、う。気持ちい、いか?」
「あぁ、気持ちいい。笑穂だから気持ちいいぞ」
その言葉に満足したのか笑穂は今度は優しく抱きしめた。
じゅぷじゅぷと結合部から漏れる音はだんだんと間隔が早くなり、力強くなっていった。
「笑穂、笑穂!」
「ふあぁ、涼!中、中で!今、日は大丈、夫だから!」
そしてだんだんと小刻みになり涼の腰が大きくグラインドし、それが止めとなった
『〜〜!!』
二人は大きな絶頂に達し折り重なった。
夜も更け、笑穂も帰宅する時間が近づいてきたので着替えを済ませ残りのわずかな時間をいちゃいちゃと過ごしていた。
「笑穂、本当に大丈夫か?」
「だから大丈夫だ。それにしても涼は結構乱暴なんだな?びっくりしたぞ?」
いたずらな笑みを浮かべ、柔らかなキスをふっと1つ。そして涼がお返しに掠めるようなキスを。
「さて、じゃあそろそろ帰ろう。じゃないと涼が父に殺されるからな」
「冗談でも恐ろしいからやめてくれ…」
あのときの笑穂のお父さんは本当に怖かった…。あの時はまだ怒りの感情があったから立ち向かえたものの、今回後ろ暗いところがあるため絶対に無理だ。
そうして、部屋を二人して手を繋いで部屋を出る。
眼前に映るはドアから少し離れたところに着く1人の影。
「わ、わたし何も見てないよ?うん、今日はちょ、ちょっとね?」
見間違うこともない。明鐘の姿だった。
「あ、あの…お楽しみ、でしたね?」
その言葉に2人は顔を赤らめ、1人は自らの妹を説得にもう一人はその光景を苦笑いしながらも見つめていた。
一応終了だ!
実はかなり端折った。正直すまない。
楽しんでくれたなら本当に嬉しい。嬉しすぎたらまた書くかもしれない。
ブーイングせずに読み終えていただき多謝。
785 :
アルフレド:2007/09/29(土) 19:32:02 ID:z+TkFTxM
>>782日付変わったら、すぐってわけじゃないですが投下してみます
仮にアルフレドと名を入れます
786 :
アルフレド:2007/09/30(日) 14:07:45 ID:kFop79D+
おはようございます
投下します
前書き
エロ無しです
キャラ崩壊してるかも
初めて書いたのでご容赦を
787 :
無題:2007/09/30(日) 14:14:00 ID:kFop79D+
段差─父さんの背丈の半分はあるだろうか─に踏み登り、振り向く
目深に被った帽子の影で明鐘の目が不安に揺れている
「はい」
手を差し出すと、一転、花のように笑って握り返してきた
「いくぞ、せーのっ・・・」
「うぅん・・・っ!」
明鐘の体はちょぴり重い
女の子に重いって言うのは失礼なんだって誰かが言っていたけれど
明鐘と僕の背丈なんてそう大きくは変わらないんだ
体重だってそうだろう
だから重いとか、そう感じる事を僕は恥ずかしいなんて思わない・・・でも
「よい・・・しょ!」
明鐘を引き上げる
今、この位は格好良くしたい
僕は明鐘の「兄さん」なんだから
「えへへ・・・ありがと」
「いいよ、これくらい」
握り合っていた右手に明鐘が左手を添えて笑う
照れくさくなった僕は先に向かおう、と目で促す
明鐘は解ってくれたようで手を─少しだけ、名残惜しそうに─離してくれた
「多分、あと少しだから」
「うん」
明鐘はどこへ行くのかは聞いてこなかった、そして僕も言わなかった
多分、どこへ行くつもりであっても明鐘がついてくるんだっていう事がなんとなく判っていたから
788 :
無題:2007/09/30(日) 14:17:34 ID:kFop79D+
############
見たこともない場所
学校の近くでも、お家の近くでもない
もっとずっと遠い場所
今日は私と兄さんと、お父さんとお母さん
みんなでお出かけ
お父さんが運転する車は今、森のそばを走っている
いっぱい木が生えていて、並ぶお家は小さくて、透明な川が流れている
「お話の国みたい・・・」
「もうちょっとで着くからな、着いたら荷物を降ろして、すぐに遊べるぞ」
お父さんが柔らかい声でいう
「広いから迷子にならないようにね」
お母さんが振り返って言う
「気をつけるよ」
「うん」
兄さんと二人頷く
お母さん、大丈夫だよと
「お・・・外、右の方だ見てみろ」
お父さんが言う
右側には兄さんが座っている
目が合って、兄さんはすぐに場所を変わってくれた
「うわぁ・・・」
目の前には原っぱ
所々で白い花が咲いていてとても綺麗だ
隣合った森との境界にかすかに見えるもの
なんだろう?教会?
全てを目に納める前に景色は途切れてしまった
道と並ぶように立ち並んだ木が遮ってしまったのだ
少し、残念
「残念だったな」
「兄さんは」
はっと思い出して、見れたの?と続けようとした
「うん、少しだけど」「兄さん、ありがと」
「ああ、どういたしまして」
兄さんを見て、なんとなく思い浮かんださっきのあの教会
まるでお人形のお家のように可愛らしい
お話の国みたいなこの場所のあんなに綺麗な教会で
兄さんの・・・お嫁さんになれたら
「明鐘?」
「きゃっ!?」
兄さんがのぞき込むように私を見ていた
「大丈夫か?顔、赤いぞ」
「なんでもないよ・・・大丈夫」
そう答えはしたけれど
私の意識はそれからあの教会に釘付けになってしまった
「・・・」
******
「よしこれで大体は・・・」
「そうね・・・涼、明鐘!」
お母さんが呼んでいる、行かなきゃ
「明鐘、待って」
呼び止められ、振り向くと兄さんがずぼっと私の頭に帽子を被せた
「クスクス・・・もういいわよ、遊んでらっしゃい」
「うんっ」
兄さんが嬉しそうに頷いた
789 :
アルフレド:2007/09/30(日) 14:20:11 ID:kFop79D+
というわけで幼年期兄妹の家族旅行テーマです
投下いったん切ります
続きは後ほどに
790 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 09:46:47 ID:EFaBrzAN
保守歌
791 :
パウリーニョ:2007/10/06(土) 20:33:55 ID:KtZeafhk
前書いたやつの続きの筆が進まないので,書いたやつを適当にアップしていきます。
涼×明鐘。
一気に書くのはしんどいので、一話ずつゆっくりとあげてくよ。
現段階では六話か七話で終わらせる予定でいます。
792 :
パウリーニョ:2007/10/06(土) 20:36:11 ID:KtZeafhk
問題が生じた。
とりあえず、巨人が優勝した。
でも、別にそんなことはどうだっていい。
俺は野球には興味ないし、俺、水原涼がサッカーフリークであることは草川だってお嬢だって国家元首だって知っている。
ただいま22時47分。テレビのニュースが優勝を成し遂げた監督の潤んだ瞳をアップにしている。
見てるといらいらしてくるようなつぶらさだ。
しかし、そんなことも今はどうだっていい。
別にこの人の目に小虫が入ったって俺には一切関係ない。
手前には、風呂上りの妹が小首をかしげながら様子のおかしい俺を見ている。
その愛らしさははっきりいって全宇宙規模の財産だと思う。
国家はRTP委員会なんて組織してる暇があったら、今すぐこの少女を不貞な輩から保護するため、プラーヴィにしかるべき指導を行うべきだ。
いや、マヂで兄さんは心配だから。
しかし、そういった全宇宙的規模の事実も、そのような妹を持てたという身に余る幸福も今はどうだっていい。
では、何が問題なのかを探るため、多少時間を前後させてみよう。
22時42分、俺は明鐘にオフサイドのルールを教えていた。
しかし、オフサイドというルールは単純だけど、口で説明するのは非常に難しい。
だいいち、「最後にオフェンスの選手がボールに触った段階で、相手方ゴールに二番目に近いディフェンス側の選手より相手方ゴールに近い位置にいた別のオフェンス側の選手がボールに触れたら相手に間接FKが与えられる」などという説明で誰が納得しようか。
そこで、口では無理なのでなんとかボールペンやディズニーのぬいぐるみをDFやFWに見たてたりして説明してみる。
明鐘もフンフンとうなずきながら、なんとか理解してくれたようなので一安心。
今度、国立競技場にでも連れて行ってやるからな、などと約束を交わしたりもした。
そこで、テレビは天気予報を終えて、スポーツニュースを流し始めた。
今夜のトップはプロ野球。巨人の優勝のニュースらしい。
と、そこでわが妹は無邪気に第二の質問を放った。
「兄さん、野球拳って、どんなルール?」
793 :
パウリーニョ:2007/10/06(土) 20:37:05 ID:KtZeafhk
そうして、現在に至る。
「…は?」
ナンデスト?
一瞬、俺の中で時が止まった。これは誰だ?本当に明鐘か?俺の妹か?
しかし、時が止まっていたのは、どうやら俺だけらしく明鐘は再度、質問を発する。
「野球権ってどんなルール?」
ヤキュウケンってどんなルール?
聞き間違いではない。
今のは、間違いなく、国宝級の可愛さを持つわが妹から発せられた言葉だ。
いったい全体、妹はどうしてしまったというのか?
やっぱり、国は施策を間違えた。優先的に明鐘を保護すべきだったのだ!
「明鐘…おまえ、誰に汚され…ゴホン。おまえ、それ誰から聞いた?」
「えっとね、みぃちゃんからだけど…兄さん?どしたの?」
ただならざる俺の様子に小首をかしげる明鐘。もっとも、俺のほうは小首どころか全身全霊かしいでいる。
「みぃちゃんがね、言ってたの」
以下、明鐘×美紀のやり取り。
「今度さ、ゲームの声担当することになったんだ」
「よかったねー!」
「へへーん。ま、チョイ役なんだけどね。力んで一言、『やーきゅーうーすーるーならーっ!』てやるだけだから」
「??…野球するなら?あっ!もしかしてSSKのCMとか?!」
「そんなすごいの任されるわけないっしょ!ゲームだって!…てゆーか、鐘ちゃん、野球拳知らないの?」
「なぁに、それ?」
「え、えっとねぇ…平たく言えばじゃんけんなんだけどねぇ…」
「?ジャンケンが何で野球と関係するの?」
「そ、それはその…なんか鐘ちゃんには言いにくいなぁ」
「何で私相手だといいにくいの?」
「…あーと…そ、そうだ!兄貴に聞いてごらん。涼に教えてもらったほうがきっとよくわかるよ!」
794 :
パウリーニョ:2007/10/06(土) 20:37:54 ID:KtZeafhk
「だから、兄さんに教えてもらおうと思うの」
「あのバカヤロウ…」
俺は思わず、目頭を押さえつつ天を仰いだ。夕方、美紀から送られてきた意味不明のメールはこういう意味だったのか…
『涼、アンタ、鐘ちゃんの保護者として今夜忙しくなると思うから。ごめんね!てゆーか、むしろ役得?(笑)』
(笑)じゃねーだろ!
気まずい役回すんじゃねぇよ!いったい、どこの世界に妹に対する性教育を義務付けられる兄貴がいるってんだよ。
「兄さん…そんなに教えづらいことなの?野球のルールじゃないの?」
「いや…教えづらいといえば、教えづらいことは間違いないんだが…あー、でもルール自体単純なのは間違いないんだが…うー…」
「そうなの?プーさん使う?」
明鐘よ。無邪気にぬいぐるみを差し出すのはやめてくれ。
何だか兄さんに罪悪感が芽生えるだろ?
「あー…とだな。今回の説明はプーさん使っても無理なんだ」
「そうなの?」
ぬいぐるみはすごすごと退場していった。
しかし、明鐘はどうあっても退場してくれないらしい。
うーむ、この知的好奇心はアインシュタインをほうふつとさせる。話したことないけど。
「ジャンケンなんだよね?」
「単純にジャンケンとは言いがたい…」
「?」
「だからだなぁ…うー…」
困る。
非常に困る。
別にほかのやつだったらこれほど意識することもなく、教えられたと思う。
けど、明鐘が相手だとどうしてこう襟を正さずにいられないんだろう?
そう思ったとき、ふと明鐘のパジャマの襟に目がいった。
そこからのぞく、しなやかで白いうなじ。
風呂上りのせいでホコホコとしているそこはなんともなまめかしい。
俺は思わず目をそらした。きっと、顔も赤くなってしまったに違いない。
てゆーか、相手、妹だぞ!何意識してんだ、俺!
その俺の様子をどのように解釈したのか、明鐘は助け舟(のつもりらしい)をくれた。
「説明しづらいならやってみる?」
「やややや!やってみるって!!??」
「口で説明しづらいんでしょ?百聞は一見にしかずって言うし」
「ま、まぁ…」
「じゃ、やろうよ」
795 :
パウリーニョ:2007/10/06(土) 20:39:20 ID:KtZeafhk
目の前のアインシュタイン博士はすでにやる気満々でジャンケン必勝ポーズを決めている。
指を組んで相手を覗き見るというあのポーズだ。
やばい…わが妹ながら…可愛い。可愛すぎる。
しかし、明鐘は妹なんだ。毅然とだめだ、といってはねつけなければ…そう、こんなのだめに決まってるじゃないか!
「あ、明鐘!」
「はい?」
「うっ…その…そのだなぁ…」
「なぁに?」
「その…」
「うん?」
「さ、寒いだろ?ショールつけろよ!」
「?…うん、わかった」
…
これでいいんだ。
そう、これでいい。
別に俺はヘタレじゃない。
よくよく考えてみれば、教えないといって明鐘が簡単に引き下がるわけないのは今までのやり取りから明白だ。
しかも明鐘は見かけによらず結構強情。
とすれば、いまさらやめさせることなどできるはずないだろ?
したがって俺としては今のうちにできる限り、彼女の衣服を増やしておくのが最良の選択なわけだ。
冷静だ…俺は至極冷静だ。
「じゃ、はじめよっか。兄さん」
そういって、明鐘はにこりと微笑んだ。
ちなみに…本家のアインシュタイン博士は言ったらしい。
『人間は頭で考えるが、人生は下半身が決める』
まさに、今の俺のためにある言葉だ。
かくして、俺たちの長い夜は幕を明けた。
イイヨイイヨー
美紀の野球拳とと聞いて飛んできました
ちょ、生殺しとはご無体な〜〜!!
百合佳さんと野球拳が出来ると聞いて飛んできますた。
800 :
パウリーニョ:2007/10/07(日) 17:22:52 ID:NbcwGiy2
>>797 799
ちょwお前ら無茶言うなw
美紀「ちょ、ちょっと待って!ほんとに脱ぐの?え?ルール?わ、分かったわよ!脱ぐ!脱ぐから脱がさないで!
きょ、今日ブラのない服なの!だから、下から脱がせてぇ!お願い!やめて!」
百合佳「う〜、涼君意地悪だよぅ…ね、ねぇ。このこと春樹さんには言わないでね?
二人だけの内緒だよ?え、言っちゃう?そ、そんな!お姉さんが何でもしてあげるから意地悪いわないで?ね?」
お嬢「ほ、ほら脱いだぞ。これでいいのか、水原?
み、水原よ、あまりそう…食い入るように見つめないでくれ…な、なんだか体が熱くなってしまうんだ…
水原、教えてくれ。私はどうしたんだろう?」
あやめ「せ、先輩!私これ脱ぐともう…下着だけなんですけど…こ、これってホントに研修内容なんですか?
…接客とあまり関係ないような…え?もし、制服忘れてきたときのための訓練なんですか?分かりました…」
西守歌「りょ、涼様…わたくしもう体が火照ってしまって…その…下着まで脱いでしまってよろしいでしょうか?
え?脱ぐのはルール上一枚だけ?そ、そんな!意地悪おっしゃらないでくださいまし!わたくしもう熱くて熱くて…」
ハル「何?俺に残りのブリーフを脱げと?そうか、ルールならば仕方ないだろう。ほら、これでいいか?
自慢するわけではないが、見られて困るようなモノではないはずだ」
801 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 20:33:07 ID:drKktvYp
神 展 開
ここでは初めまして。2ちゃんねるは苦手だったんですが、別のところで話しを書いて喜んで貰え
たようなので、Φなる・あぷろーちのためにPS2を買った男としては、こちらにも話しを投下しよう
かと思いまして。
涼×お嬢の話しです。
ちょっとアダルト描写が甘いなぁとは思いますが、あの世界観だとこれくらいがちょうどいいかなと。
流れとしては、一緒に夜明けEND後でしょうか?(笑)
とりあえず楽しんでいただければ嬉しいです。
お嬢はよく甘えてくるようになった。
事実、今……放課後の教室に二人きりというこれ以上ない素晴らしい状況で、お嬢にどう触れようかと思案を
巡らせていたわけなのだが……お嬢は自分の席に座っている俺に近寄ってくると、俺の意志など聞きもせずに俺
の膝の上に座ってきた。
「なぁ、お嬢……」
「ん、なんだ水原」
「これは、どういう状況なんだ?」
「簡単だ。お前に触れていると安心する。だからこうしているんだが……迷惑か?」
「いや、迷惑ではないんだがな……なんつうか、別の意味で困る」
そう、別の意味……お嬢の身体の柔らかさがあまりに心地よすぎる。俺の足を通して感じるお嬢の太ももとお
尻の感触は欲情を抱くのに充分だったし、わざと俺に身体を預けるようにしているせいでその胸を俺の顔に押し
つけるような体制になっている。
「別の意味……ああ、そういうことか?」
「ああ、そういうことだ」
「それならかまわない、そういうつもりも一応あったからな」
「あのな、お嬢っ……んっ!」
苦笑を返しつつ、今すぐ無理矢理押し倒しそうになるほど可愛いことを言う恋人をたしなめようとした俺だっ
たが、その言葉はお嬢の口で塞がれていた。
「んっ、は……んぁ、ちゅ……」
「む……ん、んっ……」
ちょっと待てと一瞬思った俺だったが、本当に一瞬だった。次の瞬間には、ぎこちなく舌を伸ばしてくるお嬢
に応えていた。遠慮するつもりは全然起きなかった。ここが教室だという意識も無かった。
ただひたすらお嬢が可愛い、愛おしい……お嬢が全てを諦めて、それでも俺がお嬢を説得したときに、ここで
お嬢を引き留めることができたとしても将来どうなるかはわからないと言ったものの、今では本当にそうだろう
かという気がしている。それぐらい、日々の生活でお嬢のことを考えている時間が増えている。
「ん……お嬢……」
「ふ……水原、違う……」
頬を赤く染めたお嬢は、少しだけ拗ねた口調で抗議してきた。ああ、そうだった……お嬢にしては可愛いお願
いだったなと、そのお願いをされたときのお嬢の照れた顔を思い出す。
「ごめん、笑穂」
「ん、涼」
俺がお嬢に告白をしたとき、名前で呼び合ってみるかと言ってはみたものの、お互いそのときは似合わないと
いうことで笑ったことがあった。しかし、本気で付き合うようになってから、少しずつ意識が変わってきたのか
もしれない。
特にお嬢は俺に名前で呼んで欲しくなってきたらしい……付き合い始めてからわかったがどうやらお嬢は普段
見せる態度や雰囲気で感じていた以上に甘えたがりだったようだ。さすがに他の人がいる前でとは言わなかった
ものの、二人きりでいるときはキスをねだったり、ただひたすらくっついていたりと、正直照れてしまう。
そして先日、俺の腕の中からじっと見上げてきて、二人きりのときは名前で呼んで欲しいとお願いしてきたの
だが……正直言うとかなり可愛かった。
まぁ、俺にはまったく異存はなかったものの、まだ慣れないのかついつい『お嬢』と呼んでしまう。まぁ、お
嬢も俺のことを『水原』と呼び間違えるのだからそこはお互い様だ。
「ところで……ここで?」
「ああ、そのつもりだが……イヤなのか?」
「イヤってわけじゃないけどな……ま、いいか」
躊躇無く返事を返してくる笑穂に、俺は驚きつつも制服の上から形の良い胸をやさしく撫でるように触れる。
「あ……っ!」
膝に座ったままのお嬢を逃がさないように左腕を腰に廻し、右手は笑穂の胸を揉みしだく。そのとき、すぐに
違和感に気づいたのだが、最初は何に違和感を感じたのか気づかなかった。しかし、あえぐ笑穂の様子に俺は唐
突にその違和感の正体に気がついた。
「なぁ、笑穂……聞いていいか?」
「あんっ、な、なに、をっ」
「なんでブラジャーをしてないんだ?」
言いつつ、胸を揉むのをやめない……当然、笑穂のあえぎ声は止まらない。笑穂は目を潤ませて俺を見つめつ
つ、あえぎ声に乗せて応えてくる。
「さっき、んっ……教室覗いたら、涼しか、い、いなかったから」
「ああ」
「しばらく横顔を見てたら、涼と……その、したくなって」
「……」
「トイレで、はずしてきた……」
笑穂、いやここではあえてお嬢と呼ばせてもらうが、お嬢がまさかそんなことをするとは思ってもみなかった
。別にお嬢が変な趣味に目覚めたわけではないだろうし。俺もお嬢にこういうことをしてくれと言ったことも願
ったこともない。ただ、お嬢の中で俺という存在がどんどん大きくなっている証拠かもしれない。
今までであればお嬢の中の常識というブレーキが効いていたのに、俺とこういうことをしたいということがお
嬢の中で優先されてしまい、常識というブレーキが甘くなってしまっている。
俺にとっては、素直に甘えてくることが多くなったことも含めて嬉しい傾向かもしれない。
「変……か?」
「ん、変じゃないよ。俺のこと、それだけ好きだってことなんだろ?」
「……」
笑穂は俺の言葉に赤くなって小さく頷く。
「近いうちに裸エプロンとかしてくれそうだな」
「バカ……」
「なんだしてくれないのか……残念」
冗談のつもりでそんなことを言いながら、続きを始めようと俺が笑穂の胸に手を伸ばそうとすると、なぜか笑
穂は俺の腕をとって中断させ、俺の膝から降りた。
一体どうしたんだろうと思っていると、笑穂は真っ赤だった顔をさらに赤くして……。
「……なぁ、涼……実はな」
そう言うと、笑穂は両手でスカートの裾をゆっくりと持ち上げる。規則で決められた範囲の靴下、そして……
スカートの下には何も着けていなかった。
「……ショーツも、脱いできた」
「は?」
俺はさすがに唖然としてしまう。もしかしたら、学校で俺に抱いて欲しいと意識してしまったせいで変な風に
テンションが上がりすぎてしまったのかもしれない。普段から真面目で落ち着いて冷静な笑穂のことだ……その
可能性がかなり高いような気がする。
と……笑穂に負けず劣らず落ち着いて冷静な俺だったが、正直恋人にここまでされて、気持ちが醒めるなんて
ありえない。俺は笑穂の腕を掴むと、そのまま引っ張って俺の膝の上に笑穂を座らせる。
しかし、今度は向かい合うようにした。要するにイスに座った俺の膝を大きく足を開いて対面するように座ら
せた。当然、スカートはまくれあがり、隠すべき場所をギリギリ隠している程度でしかない。
俺は赤く顔を染めたままの笑穂に微笑むと、何かを言いたそうにしているその唇に人差し指をあてた。
「笑穂、エッチになったなぁ」
「バカ……こうなったのは水原のせいだ」
恨みがましそうな目で睨み付けてくるが、恥ずかしそうに言う態度がいちいち可愛いので怖さはない。
「ああ、悪かったよ。俺のせいだから、責任はとるよ」
「ん、なら……いい、ふぁっ!」
笑穂は今の『責任』という言葉を今、俺が笑穂にこんなエッチな格好をさせたから責任をとってやると言った
と思っているだろう。しかし、俺は別の意味で責任を取ることを決めた。
指先を何も履いていないスカートの中に潜り込ませて、しっとりと湿り気を帯びた笑穂の膣口を突くように刺
激する。
「……はぅ……ん、あっ」
俺が触れる度に甘い吐息を漏らす笑穂の声を聞きながら、近い未来……多分来年の春の卒業式の直後に俺たち
がとるであろう行動を想像する。
いきなり真剣な顔で呼び出した俺に笑穂は戸惑いつつもついてきてくれるだろう。場所は誰もいないだろう校
舎の屋上がいいかもしれない。その途中、ずっと無言でいれば俺から何か深刻な相談があるとか、もしかしたら
別れ話でもされるのかと誤解するかもしれない。
いや、笑穂を驚かせようと思えば、わざとそう思わせたほうが面白いかもしれない。付き合い始める前から笑
穂には一本取られることが多いから、これくらいの仕返しは許されるだろう。
そして、そんな誤解をさせておいて、俺が真剣な顔で地味で飾りっ気のないだろう指輪を差し出せば、一体ど
んな顔で俺を見るだろうか……少なくとも喜んでくれると思いたい。その後で、その指輪を右手の薬指にするか
、左手の薬指にするかは笑穂に選ばせよう。それで笑穂が俺の気持ちをどれだけ強く感じてくれているかわかる
だろうし……。
それで、もし笑穂が左手に指輪をしたら、本当の意味で俺も覚悟を決めるということにして……。
「……涼、早く……」
不満そうな笑穂の声。どうやら俺が目の前の笑穂のことを見てなかったことに気づいたらしい。
とりあえず、卒業式まであと1年近くあることだし、今は目の前のすっかり可愛くエッチになった恋人のこと
を考えることにする。
俺は膝に座ってもじもじしている笑穂を抱き上げる。笑穂も俺の意図がわかったようで、俺がズボンを下ろせ
るようにしっかりと腕で抱きついてくる。
そして、笑穂の膣口に合わせられた俺のペニスの先端が、なんの抵抗もなく飲み込まれる。何度もこの瞬間を
経験したが飽きる事なんてありえない。ずるずると飲み込まれていき、笑穂の体重の全てを俺が受け止める。
俺に抱きついて全てをゆだねたせいで、笑穂の子宮を俺のペニスが押し上げるように突き上げている。
「んっ……」
その感覚が少し苦しかったのか、笑穂の眉がしかめられる。俺はその表情の微かな変化に反射的に反応してし
まう。
「笑穂、苦しいか?」
「んっ、いや……そんなことはない……」
そう言うと、笑穂は俺に苦笑を返す。俺がこうして聞くと、本当がどうであれこういう返事しか返してこない
。そのことを不満に思った瞬間、俺の表情からその気持ちを読み取ったのだろう。
「んっ、涼は本当に、心配性だな」
「そうか?」
「ああ、初めての、ときも……んっ、死にそうな顔で、心配してくれたしな……っ!」
アレは一生の不覚と言っていいかもしれない……でも、俺も初めてだったんだからいい加減忘れて欲しい。そ
りゃ、俺にしたらキザっぽい行動だと思うよ。童貞ゆえの悲しさか、笑穂も初めてだったことをすっかり頭の中
から抜け落としてしまった俺は笑穂の身体を気づかうことができず、必死に痛みに耐えていた笑穂の中に出して
しまった後に痛みに必死に耐え、それでも耐えきれずに涙を流していることに気づいた。
その瞬間、達成感を感じていた俺は猛反省と大後悔をしてしまった。俺は笑穂がこぼしていた涙の痕の残る目
尻に慰めるように何度もキスをして、気遣えなかったことを謝って、笑穂が『心配しすぎだ』と苦笑を返すまで
ずっと頭を撫で続け、やさしく包むように抱きしめた。
「あのときのっ、涼の顔は、ん……一生忘れられない、だろう……ひぅっ」
「……恥ずかしいからっ、忘れてくれ」
「ん、イヤだ、ふふっ、初めてを、あげた女の、特権だからな……んっ!」
動きにあわせて会話が途切れ途切れになるが、お互い笑みが自然とこぼれてくる。
その笑みを見ながら思う。いろいろあったけど……今はこうしてお互い心も、そして身体も繋がっている。
この先、どんな困難な障害であっても、笑穂の手は俺が引っ張り上げてやろうと思う。いや、俺以外の男にそ
の役目を譲りたいとも思わない……こんないい女、誰かに渡してたまるか。
とりあえず、笑穂の家族に俺を認めさせなければ……そのための努力を惜しむつもりはまったくない。俺は決
意を込めて笑穂を見つめる。すると、笑穂はその視線に気づいたのか、欲情に染まったままの表情で俺に笑みを
返してくる。
「あ、ん……涼……」
「ん、なんだ?」
「……がんばって」
どうも俺の考えは筒抜けらしい……卒業式に笑穂を驚かせるためには、こういうところも克服しないとな。
「ああ、がんばるよ」
とりあえず、今は笑穂を気持ちよくさせることをがんばるけどな。
《おわり》
807 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 03:31:10 ID:TxIRHgzj
GJ!
GJ!!!!!
松浦先輩と野球拳が出来ると聞いて飛んできますた。
えー、先日投下したものの続きです。
当然、涼×お嬢なのですが、コメディっぽくおまけをつけてみました(笑)
タイトルは前回のが『放課後』で、今回のが『放課後、その後』とでもしておきましょうか。
涼×お嬢ネタ、書いてて楽しいなぁ。
喜んでいただければ嬉しいです。では!
俺は水原 涼、鹿角高校3年に進級したばかり。進路は最初は就職しようと思っていたのだが、保護者のアド
バイスという名を借りた脅迫と、恋人の『学ぶことをおろそかにするつもりはないが、一緒の時間を過ごしたい』
というお願いにより、あっさり方向転換してしまい、現在では進学に向けて追い込み中。
よし、俺は冷静だ……うん、冷静だよな……。
で……。
「み、水原……ど、どうだ?」
「いや、どうって言われても……」
正直なんと反応していいのか、困る……褒めれば褒めたで問題あるような気がするし、当然怒ってるわけでは
ないから怒るわけにもいかない。
いや、確かに言ったよ……『してくれそうだな』って。
うん、本音で言えばめちゃめちゃ嬉しい。その格好も嬉しいけど、絶対お嬢がするはずがないだろうことをし
てくれているという気持ちが嬉しい。いや、嬉しいよ、ほんと……だけど……。
「似合わない……か?」
いや、そんな悲しそうな顔されても……ええい、しょうがない!
「バカ言うな、すごく喜んでるに決まってるだろ。似合ってるって言っていいのかわからんが……」
「……変態」
いや、そこで変態って言われても、数学の問題でわからないところがあるので教えて欲しいところがあると俺
の家に来て、ちょっとお手洗いを貸してくれと言われて戻ってきた格好が『裸エプロン』という常軌を逸した格
好のあなたに言われたくありませんよ、陸奥 笑穂さん。
「で、なんでその格好を?」
「り、涼が……してくれそうだって言うから、して欲しいのかと思って……」
「いや、まぁ……」
「そ、それに、妹さん……いなかったし……」
ああ、靴がなかったから出かけてるって気づいたんだな……それで着替えて……なんつうか、可愛いさ、可愛
いよ、ちくしょー。笑穂の最初のイメージがクールビューティーだっただけに、このギャップは衝撃が大きすぎ
る。
まぁ、それはそれとして……確かに言ったさ。言ったけどな……俺の言うことをすべて本気で受け取るなよ。
この調子だと、俺の要求することはなんでも応えてくれそうで、受験生としてはかなりまずい状況というか……
。
大体、それ持参で来たってことは……もしかしてわからないところがあるというのは言い訳で、本当の目的は
『裸エプロン』を見せるためじゃないのか?
ん?そうか、さっきから何にひっかかってたのかと思ったら、これか……。
「笑穂、ちょっとそこに座って」
「……」
俺は口調を意識して落ち着けてから、笑穂を俺の目の前に正座で座らせた。
ぐっ、しまった……着替えさせてからにすればよかった。裸エプロンで目の前に座られたら、かえってポイン
トが高い……じゃない!
とにかく、ここは俺がしっかりしておかないと……。
「そのな、すげぇ嬉しいよ。笑穂が俺のためにそんな格好までしてくれて」
そう言うと恥ずかしそうにしながらも嬉しそうに微笑む。今から言うことを考えれば、少し罪悪感がわきあが
ってくるが……。
「でもな、お嬢……今日はわからないところがあるから教えて欲しいって話しだったろ?」
「それは……」
あえて呼び方を普段の『お嬢』に戻したことに気づいたのか、笑穂の顔が少し強張る。
「俺はお嬢を抱きたいって思ったときはちゃんと言ったし、お嬢もそうだったよな?」
「ああ……」
「それに、俺たちは一応受験生だけど、お互い一度も断ったことないよな」
受験だから男女交際を我慢するとか、そういう考えは俺にも笑穂にもなかった。確かに元々お互い成績が良い
こともあったが、今俺たちは二人でいること、触れ合うことが何よりも力になっている。
お互いが求めているとき、それも数週間に一度くらいのペースでセックスをするだけで成績が落ちるなんてこ
とはありえない。かえって気持ちは落ち着くし、二人でがんばろうという気にもなってくる。
だから、こういうことをしてくれるのは嬉しいが……嘘をついてまでというのは納得ができなかった。
「すまない……ちょっと、浮かれすぎてた」
それだけを言うとわかってくれたのか、うなだれた笑穂は素直に謝ってきた。ただ、俺としてはわかってくれ
ればそれでいいというだけなので、笑穂を落ち込ませたままにする気はまったくない。
「わかってくれればいいよ……でさ、それはそれとして」
「なんだ、あっ!」
ああ、我慢できねーよ。ちくしょー、さっきの説教が説得力ねーじゃんかよ!説教しておいて、襲いかかるな
んて、思いきりダメ男だな……。
「み、水原っ!」
「すまん、我慢できない……」
その一言で笑穂は俺に押し倒されたまま、きょとんとした表情になる。そして、その表情が笑みに変わって、
その笑みに少しだけ意地の悪いものが混じってくる。
「さっきの説教、説得力がないぞ」
「うるさい」
「ほぉ、都合が悪くなるとそういうことを言うのか?」
すっかり立場が逆転してしまった。ああ、もう俺の負けでいいよ……。
「……お嬢、今すごくお嬢を抱きたい。いいか?」
「ふふ、さっきおまえが言ったばかりじゃないか……お互い断ったことがないって」
そう言うと、お嬢は俺に押し倒された仰向けの体制から、身体を回転させてうつぶせになる。背中はもちろん、
お尻まで何も隠されていない身体が俺の下にある。
今まで後ろからしたことは一度もない。別に笑穂が嫌がっているとかそういうことではなく、俺も笑穂もお互
いの顔を見つめて抱き合うのが何より好きだったからというだけの理由なのだが。
「笑穂?」
「あれから、は、裸エプロンというものをだな、その、調べたんだ……その、ネットとかで」
「はい?」
「それで、な……は、裸エプロンのときはその、後ろから……その……」
どういうものかは知ってはいたが、細かく調べたということなのだろう……まぁ確かに裸エプロンだと流し台
に押しつけて後ろからとか、そういうシチュエーションが多いだろう……見れば背中というか、全身が真っ赤に
染まっている。そりゃまぁそんなことを女の子が言うのは恥ずかしいだろうなぁ……。
だけど、顔を見ずに俺に身体を任せるということは、俺を信頼してくれていると思って良さそうだし……ちょ
っとした変化でも俺のために変わってくれたのだと思うと素直に嬉しい。
「……ほんと、エッチになったよなぁ、笑穂は」
「み、水原のせいだ……バカ」
「ああ、ほんと俺のせいだな……」
俺は言いながら、笑穂の背中に覆い被さるようにしてエプロンの隙間から両手を差し入れる。柔らかい胸が俺
の手の動きにあわせて形を変える。
背中に舌を這わせると、その度に身体がびくびくと震える。片手で内股を撫でれば、もっと触ってほしいとば
かりに真っ白なお尻が揺れる。
そろそろいいかと思った瞬間、ふと思いついてしまった。
「なぁ、笑穂……キッチン、行かないか?」
「ふ……ぇ?」
「せっかく裸エプロンしてくれてるんだし……」
笑穂は赤く頬を染めたまま小さく頷く。俺は笑穂を抱き上げて、俺の部屋からキッチンへと連れていく。その
短い間にも、笑穂は俺の首筋に顔を埋めて熱い吐息を吹きかけてくる。
おかげで興奮がおさまらない……俺は笑穂をキッチンに運ぶと流し台の前で下ろして、そのまま背中から抱き
ついた。
「あ、んっ……もうっ!」
「ぐっ!」
異常な状況にお互い興奮しきっていたのかもしれない。挿入すると同時に、笑穂は身体を小さく震わせた。ど
んどん感じやすくなっていく笑穂が可愛い。
最近は、笑穂に対して美人だと感じる以前に可愛いと感じることが多い。言えば照れるので、あまり言うこと
はないが。
エプロンは大きく乱れて、すでに胸を隠していない。俺はその胸を揉みながら、腰を動かす。どんどん笑穂の
呼吸の間隔が短くなっていく。俺も何も考えられなくなっていく。それでも俺はその瞬間を間違わないように意
識を集中する。
「くっ、イクぞ!」
「う、うぁ、んっ!」
俺は一気に笑穂の中から抜くと、お尻に向かって精液を吐き出す。いつになく勢いよく出た精液は、お尻だけ
でなく、背中まで飛んでしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
二人の荒い呼吸が重なる。俺はぐったりと力の抜けた笑穂を自分に向けさせ頭を撫でながらキスをする。こう
して笑穂を抱くことも好きだが、それ以上にこうして想いを確かめながらするキスも好きだ。
俺はキスを終えると、笑穂をじっと見つめて……。
「今度は……メイドさんをリクエストしていいか?」
「バカ……」
きっとしてくれるだろうなと思いつつ、もう一度キスをして……腰の力が抜けてしまった笑穂を風呂場へと運
んだ。当然、一緒に入って、それから言い訳程度に少しだけ勉強をした。
俺と笑穂はきっと卒業までこうして変化無く毎日を過ごすんだろうと思う。大きな変化はないが、飽きない毎
日……そんな毎日を大切に想う人と過ごして行こうと思う。
ちなみにこれから数週間後、笑穂に自宅に招待された俺が部屋に入るとメイド服に身を包んだ笑穂に『おかえ
りなさいませ、ご主人様』と迎えられたのは言うまでもない。
ちくしょう、予想以上に可愛いじゃないか。
《おわり》
おまけ。
翌日の朝……。
「ん、明鐘。食欲ないのか?」
俯いたままの明鐘に体調が優れないのかと思った俺は心配そうに声をかけた。すると……明鐘は勢いよく真っ
赤な顔を上げて……。
「に、兄さん、わ、私も……はっ、はっ、はっ!」
「は?」
「は、裸エプロンも、それに、メ、メイドさんだってできますっ!」
そう言い残すとダッシュで一人リビングを飛び出して、学校へと向かった。
明鐘、帰ってきてたんだな……それも、最中に……。
しかし、妹に『裸エプロンもメイドもできます』って言われて、俺にどうしろと?
こうして俺の頭痛の種が増えていく……。
《おわり?》
816 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 16:13:18 ID:OIFjZPeC
GJ過ぎて涙が出てきた
そこで明鐘ルートへ派生ですよ
明鐘ルート派生はちょっとないかな?
それしちゃうとこの話のシリーズの涼が不誠実になっちゃうし……明鐘が壊れそうなくらい追いつめられたら笑りんも考えてくれるかもしれません(笑)
最初っから複数 or ハーレな話にするつもりだったら書けそうなんですが……それでも、西守歌、明鐘、笑穂、美紀までかな?
百合佳はちょっとゲームの展開がプレイしててキツかったもんでハル以外はちょっと考えにくいっす(苦笑)
次までは少し間が空くと思います。喜んでいただけれるようであれば、またがんばっちゃいますので、よろしくお願いします。
>最初っから複数 or ハーレな話に
最初っから複数 or ハーレムな話に……が正解です(苦笑)
失礼いたしました。
>>810-815 素晴らしい。空白のまま長年あいていたお嬢ゲージが振り切れた。
これに味を占めて、女教師バージョンとか書いてくれると嬉しい。マジで。
メイドさんプレイをkwsk書いてほしい
松浦先輩ネタキボンヌ
823 :
パウリーニョ:2007/10/13(土) 17:29:31 ID:64HMk19o
第2話
「いいか、俺の真似しろよ」
「うん」
ふうっとひとつ息をつくと、俺はテレビを消した。
リビングには時計の響く音だけが残される。まさに嵐の前の静けさ。
てゆーか、もうこうなりゃやけだ。
こうなりゃ、ぜひとも明鐘の知的好奇心にご満足いただき、かつ自分も楽しもうじゃないか!
そもそも明鐘の衣服を全部引っぺがそうっていうんじゃない。
明鐘に野球拳の何たるかが伝われば、お互い、枕を高くして眠れるってだけの話なんだ。
別にたいしたことはない。ということで俺は決心して振りかぶった。
「いくぞっ!ハイっ!やーきゅーうーすーるならーっ!」
右手グリグリ!左手グリグリ!
「え?ええっ!?」
「そこっ!ヒクなっ!」
おおっぴらに驚く明鐘。
よくよく考えてみれば、まぁよくよく考えなくても、この動作もかなり羞恥心にこたえるもんがあるな。
この遊びを考えた人は偉人だけど、この手順を考えた人は呪わしい。
「ほら、明鐘もやれよ」
「えーと…あ、あはは。み、みっともなくないかなぁ…なんて?」
…何だか悲しくなってきたな。そりゃ、間抜けだもんな。
「いいから、ほら。どうせ俺しか見てないんだし」
「そ、それが一番の問題なんだけど…」
「は?」
「だから…兄さんにあまり恥ずかしいところ見られたくなってゆーか…」
そういって明鐘は真っ赤になって口ごもってしまった。
てゆーか、恥ずかしいところを見られたくないなら野球拳をやる資格などない。
よって、明鐘も強制参加だ。
「いいから、やれよ。ほら、こんな大げさじゃなくても、ちょっと体揺するくらいでいいから」
「う〜。こ、こう?…やぁーきゅーうーすーるならぁー…」
慎ましやかな声を精一杯振り絞り、これまた慎ましやかに右手と左手をゆする明鐘。
ひじが脇から離れていないぞ。
どう見てもボクサーが首を振りながら敵に近寄る動作にしか見えない。
824 :
パウリーニョ:2007/10/13(土) 17:30:16 ID:64HMk19o
「ほら、続きいくぞ」
「う〜〜…兄さんが冷たい…」
明鐘は不服そうに口を尖らせているが、俺はかまわず続けた。俺だって恥ずかしいんだよ。
「こういう具合にしやさんせっ!!」
右手グリグリ!左手グリグリ!
「…こういう具合にしやさんせ…」
右手シュッシュッ。左手シュッシュッ。
「アウトッ!セーフッ!」
拳骨ガバチョッ!両手ガバチョっ!
「アウト…セーフ…」
拳骨へにょっ。両手へにょっ。
「ヨヨイの…ヨイッッ!!」
「えっ!あっ!!…ヨイッ!!」
何もそこまで…と自分でも思わないでもないけど、精一杯力を込めて張り手を突き出した。
てゆーか、こうやって勢いでごまかさないと自分の行動の意味に気づいてしまいそうで…
後で冷静になる瞬間が怖い。
ともあれ、俺はパー。慌てた明鐘は拳に作為を施す余裕もあらば、パッとゲンコツを突き出した。
パー>グー。
俺の勝ちだ。
ありがとう、ジャンケンの神様、そしてジャンケンのコツを教えてくれた少年ジャンプの某先生。
「あ、負けちゃった…」
そういう明鐘は苦笑いを浮かべて軽く唇をなめた。緊張して唇が乾いていたのかもしれない。
どうも、今の明鐘は負けちゃったことより恥ずかしいダンスと緊張感から開放された喜びのほうが勝っているようだ。
しかし、これで開放されたと思うなら明鐘はとんだネンネだ。
いや、ネンネだからこうして馬鹿な真似してるわけだけど…
そう、真の野球拳はまさにここから始まるのだ。
「明鐘」
「何?」
「一枚脱げ」
「「…」」
たっぷり10秒ほど沈黙する明鐘。苦笑いの表情を顔に貼り付けたまままさに硬直している。
俺は噛んでふくめるような口調で、再度告げる。
「脱・げ」
「えっ!ええぇっ!!ええええぇぇぇぇーーーーっっ!!」
本日最大の、いや、もしかしたら水原明鐘史上、最大規模の絶叫だったのではないか。
それが証拠にハルの部屋側の壁がドンッ!と叩かれた。
子供のころ、死ぬほどうるさくしていて空港付近レベルの騒音あげてたときもこんなことはなかった。
…いや、さすがに空港付近レベルになったら怒鳴り込んできたな。
しかし、今の俺にはそんなことどうでもよい。
825 :
パウリーニョ:2007/10/13(土) 17:31:21 ID:64HMk19o
「に、にににににに・・・兄さん!!??」
「そういうルールなんだよ。負けたほうがぬぐっていう。ショールでいいから脱げよ」
そういって、俺はにやりと笑った。
ショールを脱ぐというだけでこの恥らいっぷりはさすが明鐘というほかない。
その容姿だけでなく、性格まで愛らしい。
「ぬ、脱がなきゃだめなの?!」
「そういうルールだからな」
ルール万歳!ルールブラヴォ!やっぱルールは守らないとね。
「どうせさっきのパジャマ姿に戻るだけだからいいだろ?」
「ま、まぁ…確かにそうなんだけど…」
明鐘はさっき、俺の指示に従ってショールを羽織ったのだからショールを脱いでも振り出しに戻るだけである。
と、俺はその時までそう軽く考えていた。余裕もあった。
しかし、ここから事態は大きく変遷を遂げる。そして、そのことが俺の余裕を完璧に奪い去ってしまった。
「うぅ〜」
明鐘は恥ずかしそうに顔をゆがめながら、ショールに手をかけ、ぎゅっと握り締めた。
そのしぐさに、その不自然さに俺は一瞬目を奪われた。
ショールなんだから、すとんと引けばあとは重力が脱がしてくれる。
わざわざ、そんなぎゅっと握り締めなくても、と思うのだが明鐘の緊張感がそのしぐさに現れたらしい。
そして、その緊張感は俺に伝播する。
俺はどうやら息をすることを忘れていたらしい。
それもそのはず、口の中では生唾が洪水を起こしていた。
てゆーか、緊張ってこんな気持ちだったっけ?
だとしたら、緊張とはなんともピンク色の気持ちである。
そう。これは…この気持ちは、緊張が移ったというより…
俺がグビリと生唾を飲み込むのと明鐘と目が合うのは同時だった。
すると、明鐘は恥らって目を伏せた。
「兄さん?そんなに見られると恥ずかしいよ…」
「あ、い、いや…わ、悪い悪い…ハハハ」
やばい。
間違いない。
そう、この気持ちは『興奮』だ。
俺は間違いなく興奮している。
明鐘の脱衣に。明鐘の女に。
今、明鐘はぎゅっと握り締めたショールをようやく完全に体から離すことに成功した。
すると、そのしなやかな首筋のごくごく一部が明らかになる。
「うう〜。なんか恥ずかしいよぅ〜」
明鐘はパジャマからちらりとのぞいただけの首筋を両手で覆い隠してしまった。
普段だったら気にも留めない、それこそ何百回何千回と繰り返し見てきたその部分を明鐘は初めて俺の視線から隠した。
そのしぐさのあまりの艶かしさに俺は思わず、息を呑む。
ついであわてて目をそらした。
「ば、バカ…そういうことすんなよな。余計意識するだろ」
「だ、だって〜…う〜…」
明鐘は何とか両手を離そうと試みているようだ。
自分を落ちつかせるべく、スーハースーハーと深呼吸を繰り返す。
そして、何度目かの呼吸時に、そのまま息を止め、ぎゅっと全身に力を込める。
しかし、数秒の後、結局彼女は再び脱力した。やはり両手を離すことはできないようだ。
「ごめんね、兄さん…やっぱり無理だよ…改めて見られるとやっぱり恥ずかしいもん」
「ま、まぁ無理にとはいわないけどさ…」
俺たちの間に気まずい沈黙が流れる。
さて、唐突だがここでおさらいしておきたい。自省の意味もかねて。
俺が明鐘の兄貴であることはもはや自覚するも馬鹿らしいほど、わかりきった事実である。
そんな俺が明鐘に恋心を抱くことなど決してあってはならない。
ましてや性的な興奮を覚えるなど言語道断の事態である。
それすなわち畜生の道である。
いや、畜生だって近親相姦は避けてるのかもしれないな…
したがって…俺のとるべき道はたった一つ。
826 :
パウリーニョ:2007/10/13(土) 17:32:36 ID:64HMk19o
今、この瞬間に「ほら、もう野球拳わかっただろ?」とやさしく微笑んで、頭をなでてやれば全てはおしまいだ。
いや、「もう、美紀に変なこと教わるなよ」といってかるいデコピンくらいくれてやってもいいかもしれない。
ここまで嬉し恥ずかし困らされたんだから、それくらいの仕返しは許されていいはずだ。
そうすれば、明鐘もきっと「ひどぉい、兄さん!」と怒りながらも笑い返してくれるだろう。
たったこれだけのことでいつもの俺たちが帰ってくる。
しかし、そのことを確認してもなお、俺は激しい葛藤にさいなまされていた。
悩む俺を尻目に明鐘は落ちつかなそうに視線をきょろきょろさせている。
「ね、ねぇ。兄さん?このゲームって普通、何回戦まであるの?」
「まぁ。時と場合によるけどな…普通は、全裸になるまで…かな」
「え?えぇっっ!!そ、そんな…」
驚きもじもじし始める明鐘。まぁ、そりゃそうだよな…。このままだと自分が全裸に剥かれかねないもんな。
てゆーか、明鐘がこんな調子じゃ、野球拳正式ルールについてはとてもじゃないが、教えられない。
や、別に野球拳に正式もクソもあったもんじゃないが…正式ルールとは、つまり…その…なんだ。
仮に、衣服が5枚あったとしたら…6回目のジャンケンが許されるという…そういうルールだ。
もっとも!これだけは何があっても絶対!絶対!ずえったいにNGだろう!
いや、そもそもこれ以上進むことがNGだ!
だいたい、さかのぼって考えれば兄妹で野球拳って段階ですでにNGだった。
てゆーか、明鐘にとってみれば、妹に野球拳を真剣に教え込む男が兄貴だったってことが最大のNGだったかもしれないな…
ちょっとブルーになったが、まあとりあえず今日はこれでお開きにしよう。
ちょっと惜しい気もするが、人の道をはずすよりはいいだろう。
「なぁ、あか…」
「よし!決めた!」
「…何を?」
「勝てばいいんだよね!?先に兄さんを脱がしちゃえば、脱がなくていいんだよね?」
「まぁ…」
「私、絶対勝つから!」
…はい?
そして、明鐘はさほど効果の上がらなかったジャンケン必勝の仕草、名づけて明鐘スコープを再びこちらに向けるのであった…
てゆーか、明鐘。お前、兄貴を脱がす気なのか?
827 :
パウリーニョ:2007/10/13(土) 17:51:56 ID:64HMk19o
>>809 松浦先輩「ね、涼君が最後に私の第2ボタンもらってくれないかな?え?ボタンじゃなくて制服ごともらう?な、何でジャンケンするの?
りょ、諒君!え?学校だけじゃなく子供からも卒業しようって?や、やめて!いい!卒業しなくていい!こんな卒業イヤァ!」
>りょ、諒君!え?学校だけじゃなく子供からも卒業しようって?や、やめて!いい!卒業しなくていい!こんな卒業イヤァ!」
ああ、漢字ミスがなければ・・・(ビクビク
>>828 スマソ、途中で別人に変わってたよorz
てゆーか、張り切って書いといてなんだけど、松浦先輩で萌える奴ってホントにいるのか?
先天性萌欠乏症だと申すか
ども。
今プロットを考え中ですが、需要があるかどうかの探りに予告編みたいなの、書いてみました。
もし反応が良ければ、本気で仕上げようかなと……さて、どうなることやら。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「涼様、どうなさいました?」
「あ、うん……ちょっとな」
西守歌は涼のあいまいな返事を聞きながら心の中でため息をつく。涼が自分を選んでくれたことは素直に嬉し
いし、今こうして涼の傍に居られることも幸せに思っている。
ただ、最近涼が何かに思い悩んでいることは気になっていた。しかし、こうして涼に聞いてみればあいまいな
返事しか返ってこない。
だが、涼が何を悩んでいるかには西守歌はすでに気づいていた。
涼が何よりも大事に思っている妹の明鐘と、一時期涼と交際していたクラスメイトの笑穂のことだ。
西守歌が気づいたのは簡単なことで、涼と一緒にいると視線を感じてしまうのだ。教室にいるとき、プラーヴ
ィにいるとき、武道に通じている西守歌が相手に気づかれないように気配を探れば、その視線の先には明鐘と笑
穂がいた。
そして、その視線の意味にもすぐ気がついた。二人ともその視線には敵意は一切ない、その視線にあったもの
は……涼となんの障害もなく傍にいることのできる西守歌への羨望だった。
明鐘も笑穂も、西守歌と比べて涼を想う気持ちに大きな差があったわけではない。ただ、明鐘には血の繋がり、
笑穂には家族の幸せという、西守歌にはなかった障害があっただけだ。
だから、明鐘は兄妹としての繋がりさえも切れてしまうかもしれない恐怖に勝てず涼の胸に飛び込むことがで
きなかったし、笑穂は涼から伸ばされた手に応えることができたのに、家族の幸せを考えて伸ばしかけていた手
をひっこめてしまった。
そう、西守歌が涼と思いを遂げる前に、二人には涼と共に歩くことのできるチャンスはあった。しかし、結果
は今こうして涼の腕に抱かれているのは西守歌だ。
明鐘と笑穂は、今になって何もかもを捨てて涼と共に歩くことを選ばなかったことを後悔しているのだ。
西守歌は小さくため息をつく。二人が西守歌にとって、大したことのない存在であれば、そんな想いを向けら
れても無視できただろう。しかし、西守歌は明鐘も笑穂も、もちろん美紀も百合佳も……涼を通して知り合った
人たちはみんな大好きだった。
だから、なんとかしてあげたい……西守歌にその方法がないわけではない。
涼を譲ってあげることはできないけど……涼の想いを涼に想いを寄せる彼女たちに分けてあげることはできる。
西守歌本人のものではないが、西守歌には使える権力も金もある。
西守歌にとっての問題は当事者の気持ちの問題だけだ。西守歌は今も思い悩んでいる涼を見上げて考える。
まぁ、私は涼様に言わせれば『腹黒』ですし、いろいろと考えさせていただきましょう。それに涼様には、好
意を寄せてくれる女性たち数人を幸せにできるだけの甲斐性をもっていただきませんとね……と。
西守歌は久しぶりににっこりと、涼と初めて会った頃の笑みを浮かべていた。
そして……。
「兄さん、私……兄さんのモノになりたいの……初めてだからうまくできないかもしれないけど……」
「お、おい、明鐘、一体何を!」
「ごめんなさい、兄さん。でも……見てるだけなんて、傍にいるだけなんて、イヤなのっ!」
「今さらだと言われるかもしれない……あのとき、お前の手を取ることができなかったくせに、と」
「お嬢……泣かないでくれよ。怒ってなんかいないから」
「水原、もし今でも私のことを嫌いじゃなかったら……抱いてくれ。私に家族と戦う勇気をくれないか……」
「か、鐘ちゃん、笑りん、西守歌ちゃん、な、なんで三人とも裸なの?」
「みぃちゃんも私たちと一緒に兄さんと幸せになろ?」
「守屋、おまえも水原のことを見てたのは知ってる……想いを諦めるのは、辛いことだぞ」
「そうですよ、美紀様。これから私たちと一緒に楽しい毎日を過ごしましょう」
「あやめちゃん、涼くんのこと好きなんでしょ?」
「うふふ、あやめさんが涼様のことを頬を染めてじっと見てたの気づいてましたよ」
「あ、でも、こんないきなり……し、西守歌さんもお姉ちゃんも止めてぇ」
「だぁめ、私には春希さんがいるから、その分あやめちゃんが涼くんに尽くしてあげてね」
「先輩、兄さんと私……あれから結ばれたんです」
「あ、明鐘ちゃん?」
「先輩のおかげです。だから、先輩にも兄さんの良さを知って欲しいんです」
こうして、西守歌の『水原家後宮化計画』が始まる……。
《予告編、おわり》
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
なんか明鐘が壊れてるっぽい印象かもしれませんが、壊れてるわけじゃないっすよ。
百合佳を外してるのは、原作の影響です。百合佳はハルと幸せになってくれないと、どうも苦手で。
まあ、エロパロなんで無理がある展開になるかもしれませんが、まぁそこら辺はご容赦のほどを。
でも、これ今から書くから、早く書けたとしても完成は来月末くらいかなぁ……こんなの、どうですか?
>831
書いてくれ。
オレは待つよ。
ハーレム!ハーレム!
835 :
パウリーニョ:2007/10/15(月) 17:47:04 ID:nD20HEBv
>>830 萌あるよー。ただし、残念ながらその8割は西守歌に向けられている。
ほかの女クリアする前に西守歌ED二回連続で見ましたが何か?
先日のハーレムネタ、ぼちぼち書き始めてます。
ちなみに私はお嬢萌え……ゲームのセーブポイントの9割がお嬢シナリオだったりする。
システムボイスもお嬢だ。
小説版、2冊目は熟読用、観賞用、保存用と3冊揃えてます(笑)
でも、ヒロインズはみんな気に入ってたりします。
百合佳はキャラ的には好きです。ただ、百合佳シナリオだけはどうしてもダメですが(苦笑)
wktk
まぁ百合佳は彼氏いるしなw
838 :
パウリーニョ:2007/10/20(土) 17:23:41 ID:Vp7Y6+u3
第3話
野球拳で脱ぐ順番に手順があるわけじゃないから別にどうでもいいことなのかもしれないけど…
普通は、上着類→ズボン(またはスカート)→ブラジャー→パンツってのがポピュラーな話だろう?
したがって、俺としては一応、明鐘に確認しておくことがある。
「再開する前にひとつ聞いておきたい」
「なぁに?」
「お前、ブラはしてるのか?」
「えっ…」
おおっぴらにのけぞる明鐘を見て、俺は焦った。
街中で「ぐふふぅ。君ってブラしてるのぉ?」って聞く人がいたら間違いなく変質者であり、今の俺はそれにかなり近い立ち位置な気がする。
「い、いや…だって、してないように見えるし…」
「う、うん…」
焦って放ったセリフは何の信頼回復にもなっていない。
しかし、明鐘と俺の間には年月と血が育んできた強固な絆があったようだ。
「た、確かに、し…してない…けど…?」
明鐘は顔を真っ赤にさせながらも答えてくれた。
そうか…明鐘はノーブラか…
先ほどより若干冷静になった心臓が再び急稼動を始める。
「そ、そっか…なんで?」
「ね、寝るとき、楽だし…そ、それに私、西守歌ちゃんほど…その、色っぽく…ないし」
「そんなことない!明鐘は負けてない!負けてないぞ!」
「「…」」
「ゴ、ゴホン。じゃあ下から脱げよ?」
「う、うん。そうする」
さあ、心配事も去ったところでレッツベースボールナックルだ。
前、何かで聞いたことがある。
すなわち、ジャンケン必勝法パートUとして、『相手方が直前に出したものを出すと勝てる』というものがあるらしいのだ。
そのときはどうにも眉唾物だなぁっと思ったが、ソースはジャンケンの世界タイトル連続防衛者らしいので、何らかのご利益はあるのだろう。
てゆーかジャンケンの世界王者に何年もつけるもんだってことが驚きだ。
異常に運がいいのか?何らかのスペシャルな能力を持っているのか?
どこの国の人なんだろう?日本代表は果たして強いんだろうか?
色々と疑問に思うところはあるが、さて、そんなことより気になるのは明鐘の脱衣の行方である。
839 :
パウリーニョ:2007/10/20(土) 17:24:59 ID:Vp7Y6+u3
「「ヨヨイのヨイッ!」」
グー>チョキ。
「きゃぁぁぁぁぁっ!!」
「うしっ!」
その瞬間、明鐘は顔を両手で覆ってうずくまり、俺は心の中でガッツポーズをした。してしまった。
思わず、うしっとか言ってしまうくらいに。
ジャンケンは俺の勝ちだが、人としては負けかもしれない。
ともかく、俺としては明鐘のしなやかなおみ足とその上の神秘の布切れを堪能できることが決定した。
明鐘は唇を尖らせながら顔を上げる。
「う〜〜…兄さん、ジャンケン強いよぉ…」
「てゆーか明鐘が弱いんじゃないか?」
「…そうかも」
別にジャンケンなんて3分の1の確率論といってしまえば、それまでかもしれないが、どうにも明鐘には心当たりがあるらしい。
明鐘はうなだれて、がっくりと首を折った。
「あ、あんまり見ないでね?」
明鐘がゴニョゴニョと何かいっているが、俺には何を言っているのか聞こえない。
いや、聞いてやらない。
その時、俺は目の前の芸術のあまりの素晴らしさに目を奪われていた。
今、明鐘はうつむき加減にパジャマのズボンに手をかけ、フルフルと震えている。
美少女が脱衣を強制され、羞恥に震えるその姿は筆舌に尽くしがたいほどエロい。エロ過ぎる。
裸よりエロいんじゃないか?
俺はほうけたように明鐘を見つめ続ける。
「兄さん…?」
返答のないことを怪訝に思ったのか、明鐘は顔を上げて俺を見る。
そして、俺の視線が明鐘の肢体…主に下半身に固定されているのを見て、ぱっと後ろを向いてしまった。
「うう〜。脱ぐとこ見られるの恥ずかしいのに〜!兄さん、見ないで?ね?」
「イヤダ」
「え?」
「明鐘には悪いけど…じっくり見たいわ」
「に、兄さん…?」
本心をさらけ出す俺に、明鐘は首だけ振り返る。
普段は俺から明鐘にわがまま言うことなんてめったにないし、今、この場面でこんなわがまま言うのがどれほど危険かわかってはいるが…
でも…マジで見たい。
信仰心にも似たその思いを胸に抱いて俺は明鐘を見つめる。
明鐘ののどがコクリと控えめな音を立てる。
「な、何でそんな…真剣なの?」
「明鐘、今すげー色っぽいから」
即答だった。
「…エッチ」
「う…」
明鐘はほほを膨らませ、ジト目で俺をにらみつけている。
ちょっと調子に乗りすぎたかもしれないと、俺は後悔した。
せめて可愛いと言うべきだったか。
なんにせよ、誰かの前で服を脱ぐってのは明鐘にとってはかなりつらいだろうし、過度な要求は失敗だった。
「わ、悪かったよ…ほら、後ろ向くから」
確かに死ぬほど残念ではあるが…下手にこだわってここで終わりにされてしまっては元も子もない。
俺は断腸の思いで明鐘に背を向けた。
…が。
840 :
パウリーニョ:2007/10/20(土) 17:25:50 ID:Vp7Y6+u3
「…いいよ?」
「え?」
一瞬、何のことか分かりかねてきょとんとしてしまう。
明鐘はぼそぼそと言葉を継ぐ。
「だ、だからその…兄さんがそんなに見たいなら…いいよ?」
「ほ、ほんとに…?」
明鐘は困ったようにうつむいていたが、小さくコクリと首を振った。
「恥ずかしいけど…兄さんがそんなに見たいって言ってくれるなら…私、嫌じゃないから」
そう言って、明鐘は顔を上げた。
明鐘は恥ずかしそうに、しかしどこか嬉しそうにしながらズボンに手をかける。
そして…
「これで…いい?」
すとんと、あっけないほど簡単に明鐘のズボンは地面に横たわっていた。
俺は心臓が激しくごとごとと音を立てるのを聞いた。
今、明鐘はシャツのすそをつかみ、恥ずかしげに下に引っ張っている。
そのせいでパンツは見えないが、その代わり俺は遠慮会釈なく明鐘の脚を見物させてもらう。
明鐘の足は白くてしなやかでとても細く、とてもきれいだった。
実際、学校指定の黒いストッキングをはかせたら、明鐘ほど色っぽい女の子はいないと思う。
俺は思わず、感嘆のため息を漏らした。
「明鐘…すごく色っぽいよ…」
「に、兄さん…恥ずかしいよ…」
明鐘は恥らってそう言ったが、俺の言葉にまんざらでもなさそうなのは分かる。
困ったように眉をひそめながらも口元が緩んでいて、泣き笑いのような表情になっている。
俺は明鐘のその反応に満足しつつ、次の要求をする。
「な、明鐘?シャツのすそ上げて?」
「え?そ、それは…」
「せっかく俺がジャンケン勝ったのに、これじゃ見えないだろ?」
何がとは言わないが、今の俺たちにはそれだけで十分だ。
明鐘は困ったようにパジャマをつまんだままの指に力をこめた。
「え、そ、その…」
「な?いいだろ?」
「わ、わかった…」
しかし、肯定の返事とは裏腹に明鐘の動きは鈍い。やはり明鐘にとっては恥ずかしすぎる要求らしい。
パジャマのすそをつまんだまま、深呼吸を繰り返すがなかなか次のステップに進むことができない。
「大丈夫だから?な?」
「に、兄さん?」
明鐘の緊張を和らげようと俺は明鐘の頭を軽く撫でてやる。
最初、不思議そうに俺の顔を見つめていた明鐘だが、次第に気持ちよさそうに目を細めて俺の手を受け入れてくれた。
「兄さんの手…大きいよね?」
「ちょっとは緊張感抜けたか?」
「う…うん、多少は」
「じゃ、手上げてくれる?」
「…」
「大丈夫…恥ずかしくないから?な?」
「…うん」
そこで、ようやく決心が付いたのか、明鐘はゆっくりと手を引き上げ始めた。
841 :
パウリーニョ:2007/10/20(土) 17:26:47 ID:Vp7Y6+u3
「に、兄さん…あまり見ないで…」
やはり、相当に恥ずかしいらしい。
明鐘はゆっくり、ゆっくりとパジャマのすそを持ち上げていく。
よく見るとその指先は小刻みに震えている。
そしてパンティの三角形が半分ほどあらわになったところで、とうとう明鐘の手は停止してしまった。
「明鐘…それじゃ、全部見えないだろ?もっと上げて…」
「うう…はい…」
羞恥に耐えかねて明鐘は瞳を閉じ、俺から顔をそむける。
再び、ゆっくりゆっくりと明鐘の手が上昇を始めた。
そして、明鐘のパンティはとうとうその全貌をあらわにした。
明鐘らしい、清楚だけどピンク色のリボンのついた真っ白な可愛いパンティだった。
「…今日は白いパンティなんだ?リボン可愛いな?」
「あ、ありがとう…」
「いつも、白系履いてるのか?」
「そ、そんなことないよ。水色だったり、ピンク色だったり…は、恥ずかしいよ」
「恥ずかしくなんてないよ。可愛いよ、明鐘は」
「…ね、ねぇ兄さん?もう手下ろしちゃだめ?」
「ダメだよ。ほら、また見えなくなっちゃったらもったいないだろ?」
「うう…」
俺は、下りかけた明鐘の手をつかんで押しとどめた。
明鐘としては、せいぜい口を尖らせて不服の意を伝えるのが抵抗といえば抵抗だった。
もちろん、そんなもの俺に効果があろうはずもない。
「ほら、もっと…へその辺りまで上げて」
「は、はい…」
明鐘の手が先ほどに輪をかけてゆっくりと上昇を始める。
その手が腰の骨の辺りを通過した。
もう、明鐘のパンティは完璧にあらわになっている。
「ま、まだ…なの?」
「もっと!」
「うぅ…」
明鐘の手がへその辺りまでやってくる。その細くてしなやかな腰があらわになる。
抱きしめてしまったら、折れそうなくらいに細くて頼りなく、可憐な魅力に満ちている。
「お、お願い…もうそろそろ?」
「まだだよ?あげて?」
「うう…兄さん、意地悪だよ…」
とうとう、明鐘の手は乳房の下くらいまで到達し、さすがにこれ以上は無理とばかりに止まった。
今明鐘は、パンティはおろかその可愛らしいおへそまで完璧に俺の視線にさらしてしまっていた。
明鐘は胸の辺りでシャツをつかんだまま、潤んだ瞳で俺を見つめている。
「ね、ねぇ?もう、これでいいでしょ?」
「なぁ。もっと近くで見ていいか?」
「え…そ、その…い、いい…のかな?」
俺は明鐘の返事を最後まで聞くことなしに明鐘の股間の目の前、数十センチの位置にひざまづいた。
そして、明鐘の腰をがっしりとつかみこむ。
842 :
パウリーニョ:2007/10/20(土) 17:27:33 ID:Vp7Y6+u3
「きゃぁっ!」
悲鳴が上がるが、それには頓着せずに俺は目の前の薄い布をじっくりと見つめる。
もちろん、これほど至近距離から明鐘のパンツを覗き込むことなど…少なくとも、俺たちに自我が形成されて以降は経験にないことだ。
「に、兄さん?んっ…は、恥ずかしいよ…」
自分の股間にピリピリとした視線を感じるのだろう。明鐘は腰をゆすってもじもじしている。
「何か…Hな匂いがする…」
「!!」
その瞬間、明鐘の顔が火事を起こした。それはもう猛烈な勢いで。
明鐘は必死になって俺の手を腰からはずし、逃げようとするが、いかんせん明鐘の細腕ではびくともしない。
俺は、明鐘の抵抗に頓着することなしに観察を続ける。
「こう…甘酸っぱいって言うか…何なんだろ?」
「分かった!もう分かったから!お願い、離して!」
「なんか…においかいでいるだけで興奮してくるって言うか…」
「やぁ…いやぁ…恥ずかしすぎる…恥ずかしすぎるよ…」
今の明鐘には、俺の嗅覚の範囲から逃れるすべはない。
それでも明鐘は必死になって俺の手をはずそうと試みるのだが、結局徒労に終わった。
「…ちょっと、触ってみてもいい?」
「え?」
俺の言葉は質問調だったかもしれない。
しかし、実際、俺が次のアクションを起こすまでのタイムラグは1秒もなかったと思うから明鐘としてはどうしようもなかった。
「だ、だめっ!」
あわてて明鐘が俺の肩を押さえるが、俺は左腕で明鐘の腰を抱いたまま、ゆっくりと人差し指を三角形の頂点部分に押し当てた。
すると…
くちゅり
「あうんっ!」
湿った音が俺の鼓膜を揺らした。
と、同時に明鐘の、普段とは明らかに違う声が上がる。
俺はびっくりして、明鐘の身体をぱっと離してしまった。
今の声は…そして、今の触感は…
「あ、明鐘…お前、濡れて?」
「いやっ!」
明鐘はぶんぶんと激しく首を横に振ると耳をふさいだ。
その仕草が、その言葉が今の俺の言葉を否定するものではないことは明らかだ。
俺は生唾をゴクリと飲み込むと、再び、人差し指と中指を明鐘のパンティに添える。
くちゅっ。
「くぅんっ…やっ!」
濡れてる…間違いない。
俺は確信を抱くと、さらに明鐘のパンティの中央のラインを指でこすった。
「あぁんっ!に、兄さんっ!」
いまやはっきりと興奮の色を帯びた明鐘の嬌声が部屋に響く。
そして、それと同時に明鐘のパンティの中央がじんわりと湿り気を帯びてきた。
あまりの興奮に俺はめまいすら覚える。
「す、すげー…女の子って…こんな濡れるんだ…」
「や、やめて、兄さん!」
「パンツの上からでも分かるよ…それに…思ってたより、柔らかくて、フニフニしてるんだな…」
「や、やぁっ!」
叫んで、明鐘は精一杯の力を振り絞り、俺を突き飛ばした。
843 :
パウリーニョ:2007/10/20(土) 17:28:08 ID:Vp7Y6+u3
明鐘の股間に集中していた俺はとっさのことに反応しきれず、床にしりもちをつく。
「…あ、明鐘?」
俺は呆然と明鐘を見つめる。明鐘はあまりのことに腰から力が抜けてしまっていたらしい。床にへたり込んで荒い息をついていた。
「ご、ごめんね。兄さん…少し休ませて…?」
「お、おう…」
明鐘は申し訳なさそうに俺に謝る。もっとも、原因を作ったのは俺なんだし、謝る必要もないと思うけど…
「そ、それで立てるようになったら…」
「なったら?」
「…続きいこ?」
明鐘はそう言ってはにかんで笑った。
もちろん、俺としては否応もない。俺はコクリとうなずいた。
第3話 終わり
続きとはどっちの続きのことなんだあぁ!GJ
【内容】涼×お嬢で、お嬢&美紀の会話
エッチなしなのでこちらに投稿していいのかと迷いましたが、話しの設定としては以前投下した
話しと同じ時間軸の中のお話なので、投下させていただきました。
あとハーレムモノ、亀の歩みで進めてます(苦笑)
涼と笑りんが校内で誰もが知る公認カップルとなってから約一ヶ月、三年生になった私たちは運良く同じクラ
スで、三人一緒に高校生活最後の年を過ごすことになった。
二人が公認カップルとなって、私は鐘ちゃんと笑りんの関係がどうなるかと心配したのだけれど、今ではなん
とかうまくやってるみたいで一安心。
そんな、ある日のお昼休み。たまたま涼が先生に呼び出されて食べ終わると同時にいなくなってしまい、私と
笑りんの二人だけになってしまった。
笑りんと涼はここ最近、人目を気にせずに一緒にいることが多かったのでいいチャンスだと思って、笑りんに
涼のことを聞いてみることにした。女同士、包み隠さずこういう話しをしてみたかったのよね。
「ねぇねぇ、笑りん。ちょっと聞いていい?」
「なんだ、守屋?」
「笑りんにとって、涼ってどんな存在なの?」
笑りんは少し間を開けて考えると、あっさりと答えた。
「私にとっての水原は……多分、空気みたいな存在だな」
「空気?」
私はその答えに首をかしげる。正直『空気みたいな存在』という評価はいい意味で使われることがないことく
らい成績が赤点ギリギリの私だって知ってる。
「ねぇ、笑りん。好きな人を空気みたいな存在って、あまりいい表現じゃないと思うんだけど」
「ああ、そうか、説明が足りないか。ふふ」
不思議そうにする私に、笑りんは笑みをこぼすと少しだけ照れながら言葉を続けた。
「空気が無くなれば、私は生きていけない……そういう意味だ」
「……うわ」
要するに笑りんのが言いたかったことは『涼がいないと、生きていけない』と言っているわけで……言った笑
りんより、言われた私のほうが照れてしまう。
「なぁ、守屋……私が言うのは似合わないかもしれないが……聞いてくれるか?」
「うん、なんでも聞いちゃうよ〜ん!のろけだって、全然おっけー!」
明るく返す私に笑りんは軽くほっと息を吐いて、柔らかく嬉しそうに微笑む。ううっ、すごく幸せそうで、な
んだかまぶしい。
「何もかもを引き替えにしても好きになれる人がいるということは、辛いこともあるけれど……」
「うん」
「それ以上に、幸せなことだと気づかされたよ……水原に抱かれて、そう思った」
「え……?」
「あ……!」
教室で言葉にするにはかなり不穏当な言葉に思わず私は声を上げ、笑りんは口を滑らせたとばかりにしまった
とという表情を浮かべて、そのまま真っ赤になる。
「あ、う、い、今の、抱かれるっていうのは、そういう意味じゃなくてだな……な、守屋、そのっ!」
「そ、そーよね、そういう意味じゃないってわかってるわよ!もちろんじゃない!」
「「あははははは」」
乾いた笑い声を上げる私と笑りん。その態度と表情で笑りんの言葉をそのままの意味で受け取っていいってこ
とはわかった。ひとしきり続いた乾いた笑いの後の沈黙、私は顔を近づけて聞いてみる。
「ねぇ、笑りん。もしかして、ホワイトデーの夜?」
「……」
笑りんは恥ずかしさのあまり俯いていたけれど、小さくコクンと頷いた。まー、あの笑りんが可愛くなっちゃ
って。
「そっか……よかったね、笑りん」
「守屋……」
「涼ってほんとお買い得だよ。幼なじみの保証付き!」
「ああ、いい買い物をしたと思ってるよ」
笑りんと私は顔を見合わせて笑いあう。すると、憮然とした表情で涼が教室へと戻ってきた。恐らくまた先生
に何か言われたのだろう。
「おかえり、お買い得品」
「なんだよ、それ」
私のからかうような声にますます憮然とする涼を見て、笑りんと私は声をあげて笑った。
《おわり》
848 :
パウリーニョ:2007/10/21(日) 19:38:27 ID:aCQs43L5
第4話
当初の想像を超えて俺たちの野球拳は三回戦まで進んでいた。
本当だったら、ショール引っぺがして終わりだったはずなのになぁ…
まぁ、それというのも明鐘が並外れてジャンケンに弱いせいと、俺の理性の融点が著しく低いせいなのだが。
「…今度こそ…今度こそ勝つからね、兄さんっ!」
気勢を上げて、指先をびしっと俺に突きつける明鐘。
もっとも、その片手の勢いとは裏腹に、もう片方は下着をモジモジと隠している。
明鐘の気合がジャンケンの勝敗に直結してないのは、彼女の格好と俺の格好を見比べてみれば明らかだった。
てゆーか、明鐘がジャンケンに弱い原因。俺もうすうす気づいている。
「んじゃま、いくぞ」
「うんっ!」
「「ヨヨイのヨイッ!!」」
チョキ>パー。
「うそぉぉ!なんでぇぇ!!」
俺の3連勝。
てゆーか、このままいけば、きっと俺は何連勝でも重ねることができると思う。
「何で、何でこんなに私ジャンケン弱いのぉ?うぅ〜…」
恨みがましい目で俺を見つめる明鐘。
3分の1の確率論で、なぜこれほどに惨憺たる結果になるのか分からず、明鐘は世の理不尽さに憤っているのだろう。
ま、アイコもなしに3連敗食らっちゃ拗ねたくもなるか。単純計算で27回やって1回しか出ない確率だもんな。
しかし残念ながら、このままだと明鐘の連敗はいくらでも膨らんでいく。
なんと明鐘は手を出す前の「ヨヨイのっ」の段階で、すでに手をグーチョキパーの形にしてしまっているのだ。
こんな分かりやすい癖を持っているのは、せいぜい明鐘とテリーマンくらいだろう。
「明鐘…ノーブラだっけ?」
「う、うん」
俺たちの間に微妙な沈黙が落ちる。
つまり、今、明鐘がパジャマを脱げば、その下に明鐘の胸を覆い隠すものは何もないということだ。
その事実が俺に葛藤を生む。
果たして妹のおっぱいを見てしまっていいものなのか?
何も考えずに本能に身をゆだねられるとしたらこれほど楽な選択はない。
しかし、正直もうこれ以上いったら二度と帰って来れない気がする…
俺は人として止めるべきなのだろうか?それとも、この心地よい興奮に身をゆだねてしまっても許されるのだろうか?
答えの出ないこの葛藤は、しかし、明鐘によって強制的に解決された。
明鐘はふうっと口から大きく息をはくと、ボタンに手をかけた。
849 :
パウリーニョ:2007/10/21(日) 19:39:36 ID:aCQs43L5
「じゃ…ぬ、脱ぐ…ね?」
「お、おう。だ、大丈夫か?」
さっきと比べて意外なほどさっぱりと脱ぐことを告げた明鐘に、正直俺のほうがうろたえてしまった。
何が大丈夫なのか自分でも質問の意図が分からなかったが、明鐘ははにかんだように笑ってくれた。
「だ、大丈夫…恥ずかしいのはさっきだって一緒だったから…それに、相手が兄さんだから…」
「そ、そうか…」
相手が俺だと、いったいどうして大丈夫なのか?
明鐘の発言の真意を確かめようかとも思ったが、結局聞くことはできなかった。
いや、本当のことを言えば、俺はうすうす気づいていたのだ。明鐘の本当の気持ちに。
明鐘は、丁寧に…それこそ緩慢とも言える動きで一つ一つパジャマのボタンをはずしていく。
その動作を見ているだけで、俺の中に切なさとじれったさと興奮とが入り混じったような不思議な感情が形成されていく。
「ボタン、外したよ…兄さん?」
明鐘はそういって顔を上げる。
ボタンをはずし終わったが、明鐘の胸はいまだパジャマの中に隠れていた。
「じゃあ、次は脱いで?」
「ん…」
明鐘は、片腕をゴソゴソと袖の中に引っ込めて胸を隠し、もう片方の腕をパジャマから引き抜いた。
重力にしたがって、パジャマがリビングにパサリと落ちる。
「あ、明鐘…」
「兄さん…そ、そんなに見ないで」
明鐘は恥らって顔を横に背けてしまう。
しかし、見るなといわれてもこればっかりは不可能な注文である。
パジャマが落ちた瞬間に現れた、輝くような肢体を俺は生涯忘れることはないだろう。
パンティ以外のすべての衣服が取り払われ、両腕で胸を隠したまま、恥ずかしそうに微笑む明鐘。
今、俺は明鐘のすべてに夢中になっていた。
明鐘の瞳に。首筋に。肩口に。おへそに。太ももに。しっとりと濡れたパンティに。
そして…腕で隠していても、はっきりと分かるその胸のふくらみにも。
「明鐘…腕、どけて?」
「…」
明鐘は困惑したように俺を見つめる。
「せっかく勝ったんだからさ…全部見せるってのが、ルール…だろ?」
そんなルールあったかどうか知らないけど…でも、勝者の権利としてこの程度の要求は許されるはずだ。
「…一つだけ…一つだけ、お願いがあるの」
「ん?」
明鐘は両腕で自分自身をかき抱きながら、俺を不安そうに見つめる。
身長も骨格もそれほど大きくない明鐘だが、今はさらにちっちゃく見えた。
「その…私、もしかしたらちっちゃいかも知れないから…だから、笑わないでね?」
「…見た感じ、そんな小さくないだろ?」
腕の隙間からのぞく明鐘の胸は決して小ぶりとは言いがたいサイズに思える。
むしろ、これで小さかったら、美紀とかどうなんだ?クレーターか?
しかし、それでも明鐘は不安らしい。
850 :
パウリーニョ:2007/10/21(日) 19:40:18 ID:aCQs43L5
「わかった。笑わないよ」
俺の返事を聞いて、ようやく明鐘は安堵の微笑を浮かべた。
そして…
「あ…あんまり見ないでね」
明鐘の両手がゆっくりゆっくりと胸から下ろされ、そしておへその前で両指が組まれる。
「…あ」
白くて柔らかそうで、思ってたよりもはるかに大きなおっぱいだった。
そして、先端には可愛らしい桜色の乳首。
まさに夢に出てきそうなくらいの極上のおっぱいだった。
「…ど、どうかな?兄さん」
「ど、どうって…」
明鐘はぎこちなく笑って尋ねる。
しかし、どう答えようとも、この感動が彼女に伝わるとは到底思えなかった。
「…お、おっきいし、柔らかそうだし…すごい、可愛いおっぱいだと思う」
「ほ、本当?私の胸…兄さんの好みかな?」
「当たり前だろ!」
むしろ、このおっぱいを好みじゃないなんていう男がいたら、一体どれだけマニアックな趣味なんだろう?
おそらくボリュームといった点で言えば西守歌に劣るのだろうが、明鐘は西守歌以上に骨格が細い分、遜色ないスタイルに思えた。
西守歌もそうだが、典型的な脱いだらすごいというスタイルだ。
「明鐘って…着やせするタイプなんだな…」
「…そ、そうかな?」
「触っていい?」
「う、うん…」
俺は、まさに恐る恐るといった感じでそこに触れてみる。心臓が爆発しそうだ。
明鐘も顔といわず、全身を真っ赤に染めて、俺の手を今か今かと待ち受ける。
そして…
ふにゅっ。
「「あ…」」
俺の指先が明鐘の胸にもぐりこんだ瞬間、俺と明鐘は同時に吐息を漏らした。
てゆーか、何だこのとてつもないやわらかさは?
その感触は俺の17年の人生の中でも、まさに未知のやわらかさだった。
「あ、ああ…兄さんの手、大きい…」
明鐘はうっとりとつぶやき、俺の手と形をゆがめられたおっぱいを見つめる。
その瞳は興奮に潤んでいた。
俺は、できるだけ自分の興奮を押し殺し、慎重に両手で明鐘のおっぱいを揉みこむ。
力の加減が分からないので、ゆっくりゆっくりと、できるだけやさしく丁寧に手の開閉を繰り返す。
それに応じて、明鐘は浅く息を吐き出した。
「んふぅ…」
「き、気持ちいいのか?」
「う、うん…兄さんの手、優しいから…うっとりしちゃう」
「そうか…」
「あ…それ…ああ…優しくて…気持ちいい…」
明鐘は目をつぶり、うっとりと俺の手の感触に身をゆだねていた。
しばらくの間やわやわと揉みしだいてみる。と、明鐘の緊張もほぐれてきたようだ。
心なしか、明鐘が俺の手に体重をかけてきているような気がする。
明鐘の反応に俺は勢いを得、少し強めに胸を握ってみた。
「あぅっ!」
明鐘の鋭い反応に俺は手を引っ込め、あわてて謝る。
851 :
パウリーニョ:2007/10/21(日) 19:41:09 ID:aCQs43L5
「わ、悪い!痛かったか?」
「そ、そんなことないよ…今のは、そういう反応じゃなくて…」
「あ…そ、そうなのか?て、てゆーか…痛かったらちゃんと言えよ?俺、初めてだし、加減が分からないんだ…」
言ってて、正直情けなくなるが、いまさら経験のないことを恥じてもしょうがない。
それよりも明鐘の体が大事だ。
すると、明鐘はクスリと笑い、俺の手をとって自分の胸に押し当てた。
「あ、明鐘!?」
「ここ…兄さんの好きにしていいんだよ?ここはもう…兄さんのものなんだから…」
教えた覚えのないルールをうっとりとつぶやく明鐘に俺は少しうろたえた。
「ば、馬鹿…痛くするわけにはいかないだろ?」
「兄さんって…ホント優しいよね」
「そんなことねーよ…」
「ううん、そんなことないよ。私にとってね、兄さんはすごくかっこよくて、頼りになって、優しくてね、世界で一番大好きな兄さん…ううん、男の人なの」
頬を染めてそう告白する明鐘こそ俺の理想の女の子だと…俺は素直にそう思った。
そして、明鐘はそのつぶらな瞳をまっすぐ俺に向け、言葉を継ぐ。
「だからね…私は…兄さんがすることなら何でも信じてるの…私はね、兄さんのためなら何でもしてあげられるの」
「あ、明鐘…」
「だって、私は兄さんのものだから…ずっと、ずっと前から兄さんのものにしてほしいって思ってたから…」
「……」
「だから、兄さんが気持ちいいなら…満足してくれるなら、ちょっと位痛くてもぜんぜん平気…ううん、むしろすごく嬉しいの。兄さんが満足してくれるなら。本当だよ?」
「明鐘っ!」
もう我慢の限界だった。
俺は明鐘の細い身体を力いっぱい抱きしめると、ぶつけるように自分の唇を明鐘のそれに押し当てた。
「んぅっ…に、兄さんっ…!」
「あ、明鐘!んっ!」
「に、兄さん…う、嬉しいよぉ…んっ!も、もっとキスして!んぅっ!」
俺たちはお互いの唇の感触に夢中になった。
少しの間も許さないとばかりに必死になって唇を押し当てあい、舌を絡めあう。
お互いの唾液が混ざり合い、クチュクチュと卑猥な音を立てた。
そうして、俺は明鐘と激しくキスしながら、明鐘の胸をまさぐる。
指先で乳首のコリコリとした感触を確認し、つまみあげた。
「んっ!に、兄さんっ!んうっ!あぁんっ!」
舌を絡めとられ、胸をまさぐられ、明鐘は俺の胸の中で激しくもだえる。
「兄さん…兄さん…そ、そんなに激しくいじられたら…ああっ!」
俺は明鐘の唇を解放すると、そのまま明鐘をリビングの床に押し倒した。そして、明鐘の胸に顔をうずめ、激しく乳首を攻め立てる。
「ああんっ!に、兄さん…そ、そこ…気持ちよすぎるよ…」
「じゃ、もっと気持ちよくさせてやるな?」
「ああっ!に、兄さん!は、はげしいよ…私…あはぁっ!も、もう力が…あぁんっ!」
「嫌か?」
「い、嫌じゃないっ!嫌なワケないよ!ああんっ!う、嬉しいよぅ!兄さんに抱かれて嬉しいよぉ!」
自分の胸の中で歓喜の嬌声をあげる明鐘に俺はどうしようもない愛しさを覚える。
その愛しさそのままに俺は明鐘に深く口付ける。
「んぅっ…に、にいさ…ん…うれしいよぉ…兄さんにキスされるのずっと夢だったのぉ…」
明鐘の唇を開放すると、明鐘は俺の胸にすがり付いてきた。
その華奢な体を俺は精一杯優しく、そして力強く抱きしめる。
「明鐘…お前は、ずっと俺のもんだからな」
「うんっ!うんっ!ずっと…ずっと…兄さんのものにしてっ!私は兄さんのものなのっ!」
「明鐘っ!」
俺はガバリと起き上がると、一気に服を脱ぎ捨てトランクス一丁になる。
「明鐘…いいな?」
何の確認かは言うまでもない。
もう、すでに俺のムスコは限界まで立ち上がり、いまや遅しと出番を待っているのだ。
852 :
パウリーニョ:2007/10/21(日) 19:41:42 ID:aCQs43L5
明鐘は一瞬、驚いたような表情を見せたが、すぐにとろけるような笑顔を浮かべ、何度もうなずいた。
「うん…うん…お願い。私、兄さんに私の初めてあげたいってずっと…」
感極まった明鐘が、自分のバージンを捧げようとした、まさにその瞬間だった。
ぷるるるるるる。ぷるるるるるる。
リビングに間抜けな音が響いた。俺は、明鐘の表情が凍りつくのをはっきりと見た。
もっとも、それは俺だって一緒だろうけど…
「「…」」
ぷるるるるるる。ぷるるるるるる。
一向に間抜けな音が鳴り止む気配はない。
あれだけ燃え上がった瞬間に水を差され、明鐘は困惑しきった表情で俺を見つめている。
「で、電話…だね?」
「…」
「兄さん?で、出ないの…かなぁ…なんて?アハハ…はぁ〜」
「ふうっ!」
俺は大きく口から息を吐くと、やけくそ気味に立ち上がった。ドタドタと足音も荒く、リビング備え付けの電話に向かう。
「もしもしぃっ!水原っス!」
「やっほ〜!美紀ちゃんっス!涼〜?鐘ちゃんから誘惑されてないかにゃ〜?ガハハ…」
がちゃっ!
俺は有無を言わさず、電話を叩ききった。
「に、兄さん?誰だったの?」
後ろから明鐘の声がした。見ると明鐘は、さっきのパジャマをボタンをはめずに軽く羽織っていた。
「ん。いたずら電話みたいだ。それより、さっきの続き…」
ぷるるるるるる。ぷるるるるるる。
「…」
「に、兄さん?」
明鐘は苦笑いを浮かべて俺を見ている。たぶん、電話の相手に見当がついたんだろう。
俺は額に青筋を浮かべて受話器を引っつかんだ。
「あ、涼?いきなり切るなんてひど…」
「あのなぁ!今、何時だと思ってんだ!もう12時近いんだぞ!かけるなら家電じゃなくて、携帯にしろ!」
「んん?アンタ何をそんなにイライラしてんの?」
「…そ、そりゃあ…ね、寝てるとこ、起こされたからだよっ!文句あるか!?用事があるなら、明日の朝返事するから携帯にメールしろ!じゃあなっ!」
「あ!ちょ、ちょっと涼!?ちょ…」
ガチャン!ツーツー。
俺は受話器をたたきつけるようにして電話を切ると、明鐘に向き直った。
明鐘は相変わらず、困ったような苦笑いを浮かべて俺を見ている。
その様子はいつもの明鐘であり、さっきの艶っぽい明鐘とはまるで別人である。
先ほど、俺たちの間に漂っていた最高の雰囲気はきれいさっぱり霧散してしまったようだ。
「明鐘…その、ごめんな。その…」
「う、ううん。兄さんが悪いわけじゃないから」
「「…」」
俺たちの間に気まずい沈黙が落ちる。
いまさら、さっきの続きができる雰囲気でもなし、かといってこのまま解散というには惜しすぎる…
と、沈黙に耐えかねた明鐘が努めて明るく口を開く。
「と、とりあえず!」
「とりあえず?」
「…続きいこ?」
「…続き?」
「え?だから…野球拳…だけど?」
「ああ…そういえば…」
そういえば、そんな大義名分があったんだっけ?
今まですっかり忘れてたよ。
何はともあれ、俺たちの夜はより危険な方向へ危険な方向へと進んでいくのだった。
第4話 終わり
美紀「ちょっと涼ぉ!私Dはあるわよ?!D!」
854 :
パウリーニョ:2007/10/22(月) 13:41:21 ID:gUzXqDEE
美紀「え?は、計ってやるから今度は上着脱げって?じょ、冗談よね、涼?あ、アハハ…
わかった!クレーターでも何でもいいから!だから脱がさないで!ちょ、ちょっと待って!イヤぁぁ!」
855 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 20:58:36 ID:u5S37c13
今から、第5話と最終話を投稿するわ。
連投って感じになっちまって皆スマン。
特に職人中田氏スマソ。
しかも、分量的に5話がワード7頁。最終話が15頁分あるから
かなり長くなっちまった…
まぁ、皆を萌え殺すつもりで書いたので、みんな我慢して萌え殺されてくれると嬉しい。
856 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 20:59:22 ID:u5S37c13
第5話
「兄さん…その、照明暗くしない?」
「あ、ああ…確かにまぶしすぎるもんな」
事態が大詰めを迎えるにあたって、照明の光があまりにギラギラしすぎていた。
俺は蛍光灯の光を数段、暗くする。
照明の光が弱まると、明鐘はだいぶリラックスした様子になった。
ちなみに、今の明鐘の格好は先ほど羽織っていたパジャマを脱いでもらい、パンツ以外何もつけていない状態。つまり、もう後がない状態だ。
しかし、対する俺もなぜかトランクス一丁という体たらくである。
そう、なんと形の上では、まったくの五分と五分になっていたのだ。
圧倒的に勝っていたはずなのに不思議だ…
「「ヨヨイの…ヨイッ!」」
パー>グー。
結局、明鐘の癖が修正されることは最後までなかった。
まぁ、教えなかった俺も畜生といえば、畜生なんだけど…
明鐘は不思議そうに自分の手を見つめるとぺろりと舌を出した。
「また負けちゃった♪」
「…」
妹よ。
僕の勘違いなら謝るけどさ…いや、絶対に勘違いじゃないと思うんだけど、君、むしろ喜んでないかい?
野球拳に負けたくせにそんな表情浮かべている君を見ていると、いくら純情な僕でも邪な想像を抱いてしまうジャマイカ。
「…つーワケで…分かってるよな?」
「うん…すごく恥ずかしいけど…兄さんのためなら…」
頬を桜色に染めて、明鐘はパンツに手をかける。
その姿には、恥じらいもあるが、それ以上に愛する人の期待に応えられる喜びがあふれていた。
モジモジと片手で胸を隠しながら、もう片方の手でパンティを引き摺り下ろす明鐘。
片足を抜いて、次いでもう片足を抜く。
そして…
「ぬ、脱いだよ…兄さん?」
リビングにパンティがフワリと落ちるのと同時に明鐘は自分が全裸になったことを告げた。
口の中がカラカラで、俺にはもう飲み込むつばも残っていなかった。
明鐘は片手で胸を隠し、そして、もう片手で自身の股間を隠している。
しかし、明鐘の小さな手では、どちらもそのすべてを完全に隠すことはできていなかった。
胸は、なんとか乳首を隠そうとしているものの微妙に見えてしまっているし、股間のほうも、その淡い茂みがちらちらと見え隠れしていた。
これが…明鐘の生まれたままの姿なんだ…
自分の血を分けた妹ながら、むしろそれゆえに一生見ることはかなわないと思っていたその姿。
完璧なバランスをたまったその身体は女神さながらに美しかった。
呆けたような俺の視線に明鐘は身体を軽くゆすってささやかな抗議を行う。
「ん…兄さん…そんなに見ないで…恥ずかしい…」
「悪い…そのお願いは聞けないわ…」
「に、兄さん?」
戸惑う明鐘をよそに俺はズイッとばかりに明鐘に向かって一歩を踏み出す。
857 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 20:59:58 ID:u5S37c13
「…明鐘…俺の言いたいこと…わかるよな…」
そういいながら、俺は一歩一歩踏みしめるように明鐘に近づいていく。
それに対し、明鐘は身構えるようにして自分の身体を斜めにし、縮こまる。
「に、兄さん…ヤダ…恥ずかしいよ…」
「恥ずかしくなんてないさ…明鐘はかわいいよ?」
元々狭い部屋の中であり俺はさしたる時間も要さず、明鐘の目の前、手を伸ばせばそのまま明鐘の全身を包み込めそうなくらいの位置に到着した。
女の子の甘いシャンプーのにおいが俺の鼻腔をくすぐる。
俺は深々と明鐘の身体を両手で包み込んだ。
「あ…」
「本当に…明鐘はすごく可愛いよ…」
「に、兄さん…う、嬉しい…」
明鐘も控えめに俺の背中に手を回し、俺との距離を縮める。
そのまま、明鐘は俺の胸に頬をすりすりとこすり付けてきた。
「いい匂い…」
「ね、明鐘。お願いだから、手どけて全部見せて?」
「に、兄さん…それはその…」
俺の腕の中で明鐘の身体が硬直するのがわかる。
もっとも、嫌がっている様子はなく、単純に恥ずかしがっているだけの様子だ。
俺は明鐘の耳元で少し意地悪なことをささやいてみる。
「明鐘は誰のものだっけ?」
「そ、それは…その…」
「さっき、言ったこと…アレ、嘘だったのか?」
「う、嘘じゃないよ!そ、その…に、兄さんさえよければ…」
「俺さえよければ?」
「わ、私の…心も身体も兄さんのものにして…ください」
それを聞き、俺は微笑みながらそっと明鐘の唇に口付ける。
明鐘も目を閉じて俺にそっと寄りかかり、口付けに身をゆだねてくれた。
そしてキスを終え、目を開けた明鐘に俺は再度問いかける。
「見せて…くれるよな?」
「…はい」
今度こそ明鐘の首ははっきりと縦に振られた。
「じゃ、ここ座って」
俺はリビングの椅子の一つを明鐘の前に出すと、その上を指差した。
明鐘は両手で秘部と乳首を隠したまま、恐る恐るそこに腰掛ける。
「す、座ったよ?」
「ん。じゃ、足上げて…そう、それでそのまま体操座りみたいな感じに…そうそう」
そうして明鐘にいすの上で体操座りをさせておいて、俺は明鐘の股間の数十センチ前にひざまづいた。
ちょうど、先ほど2回戦に勝利した後と同じような体勢になる。
もっとも、先ほどと決定的に異なり、明鐘の股間を守る布切れは存在していないが…
「に、兄さん…や、やだぁ!そんなに近く来ないで!」
しかし、俺はその言葉を無視して、さらに明鐘の股間に顔を寄せる。
むうっとしたメスの匂いがさらに強くなり、俺の頭は興奮にくらくらした。
明鐘は股間に当てた手をますます大きく広げて、何とか隠そうとしている。
「明鐘…ちょっと足、触るよ?」
「…えっ?な、なにっ!?」
俺は両手で明鐘の両ひざをつかむとそれらを開扉するかのようにこじ開けた。
すると、それに伴い俺の眼前で明鐘の股がガバリと広がる。
「きゃっ…きゃぁぁぁ!!」
尋常ではなく、恥ずかしがる明鐘。
何とかして、開かれたひざを元通り閉じようとするも、俺の手がそれを邪魔して思うようにならない。
「兄さんっ!や、やめてっ!こ、こんなの…恥ずかしすぎるよぅ…」
「そんなことないって。恥ずかしくないよ」
「うう…兄さぁん…」
思うに任せない足の代わりに、明鐘はなんとか上半身を折りたたんで、股間を隠そうとする。
858 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:00:48 ID:u5S37c13
しかし、当然そんなことできるはずもなく、明鐘はなすすべなく俺の眼前で股を広げ続けるしかなかった。
「ね、明鐘…さっき言ったこと覚えてる?」
「覚えてる…覚えてるけど…でもこんな状況じゃあ…」
明鐘は涙のにじんだ目で俺を見つめ、懇願する。
だが、俺は首を振ってそれをはねつけた。
そして、明鐘のひざに添えられていた手の一方を離すと、そのまま股間に添えられた明鐘の手首をつかむ。
「…力抜いて?」
しかし、そんな俺の言葉にも、明鐘は手にますますぎゅうっと力をこめ、首を横に振る。
「兄さん…お願い…やめて?」
涙に彩られた瞳で懇願され、俺はぐっと言葉に詰まった。
明鐘の涙は魔性の魅力に満ちている。
明鐘に願い事を言ってほしい、叶えさせてほしいと札束を積む男がいたとしても、今の俺は決してそいつを馬鹿だとは思わない。
思わず、離してしまいそうになる手を、俺は必死の努力で何とか押しとどめた。
「明鐘…俺、見たいんだ…明鐘の全部が」
「そ、そんなこと言われても…」
「明鐘…」
「兄さん…んっ…」
俺は腰を浮かせると、そのまま明鐘にゆっくりと口付けた。
先ほど3回戦の時の激しいキスとは違い、俺たちは穏やかに、堪能するように唇を重ねあう。
唇を押し付けあうのに飽きたら、互いの唇を唇で挟み込み、時に舌を交わらせ、口内をなめ上げ、唾液を交換し合い…
ありとあらゆる手段を用いて、俺たちは互いの唇を味わった。
「ぷはっ…はぁ、はぁ…兄さん…」
唇がようやっと開放されたとき、明鐘の全身からはすでに力が抜け切っていた。
「明鐘…手、あげるよ?」
俺は、明鐘の返事を待つことなしにすうっと明鐘の手を引き上げる。
「ん…」
明鐘ももはや、抵抗らしい抵抗を見せることなく…ただ、その目をつぶり、顔を横に背けたまま、俺の手の動きに身をゆだねた。
そうして、ついに明鐘の手が俺の手によって引きあげられ、明鐘の秘部があらわになる。
「…すげ…」
俺は初めて見る、女性器にすっかり目を奪われた。
正直言って可愛いという代物ではない。裏ビデオも見たことのない、正真正銘初見の俺にとって、そこはグロテスクにさえ映る。
しかし、鮮やか過ぎるピンク色の柔肉が重層的に折り重なり、愛液を垂れ流しながらヒクヒクと蠢くその様に、俺の中のオスはかつてないほどに昂ぶっていた。
これが…女の子の…オマンコなんだ。
「…んんっ…」
俺の絡みつくような視線を感じてか、明鐘はもどかしげに腰をゆする。
すると、それにあわせて、肉の収縮が唐突に激しさを増した。
パクパクと開閉が繰り返されると、中からとめどなく、愛液があふれ出てきてそのまま椅子に垂れていった。
そのあまりの淫靡さに俺は息を呑む。
俺はゴクリと…とうに枯れ果てたはずのつばを飲み込むと、ゆっくりと指先を明鐘の女性器に伸ばした。
「に、兄さん…?んっ…ど、どこ見てるの?」
「触るよ…明鐘?」
「えっ!?」
もう、明鐘の返事を待っている余裕はなかった。
俺は震えそうになる指先を必死に押しとどめ、明鐘の柔肉を、掻き分けるようにしてそっと割り裂いた。
859 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:02:46 ID:u5S37c13
「…!!あああぁぁんっ!」
その瞬間、明鐘は首をのけぞらせて、激しく鳴いた。
俺の目には割り裂いた明鐘のオマンコからとろとろと愛液がとめどなく溢れてくるのが映る。
「に、兄さんっ!わ、私のアソコ…ああんっ!…さ、触ってるの?!あ…あうんっ!だ、ダメっ!」
俺は女性器の入り口部分を慎重に慎重に、グニグニと揉み解すようにして、掻き分ける。
「いやぁっ!な、なにこれぇっ!?こ…こんなの…きゃああぁんっ!ああぁんっ!だ、だめぇっ!に、兄さんっ!」
「気持ちいいのか?」
「だ、だめなの!き、気持ちよすぎて…あはぁっ!…よすぎるのぉ!ああんっ!こ、こんな気持ちいいの…初めてなのっ!!」
初めての快感にびっくりしてしまった明鐘は必死に俺の手を押しとどめようとしている。
しかし、明鐘のオマンコに夢中になっている俺は、そんな明鐘の様子に気づくことさえできない。
「だ、だめぇっ!んはぁっ!…だ、ダメだったらぁっ!!」
明鐘の柔肉をかき混ぜているうちに俺はその上に小さなポッチがあるのに気づいた。
「これ…『クリトリス』…ってやつか?」
口の中でぼそっとつぶやいてそこを注視してみる。
確か、興奮するとここ、勃起して硬くなるって聞いたけど…
しかし、明鐘のクリトリス(と思われる部分)は俺の事前情報ほどには腫れておらず、慎ましやかにたたずんでいる。
そういえば…大きさにも個人差があるっていったっけ?
俺は恐る恐るそこをすうっとなでてみる。
すると…
「!!!きゃぁぁんっ!」
果たして、明鐘から今までより1オクターブ高い嬌声が上がる。
「ここ…クリトリス…か?」
「わっ…わかんないっ!!わかんないけどっ…そこ…だめっ!!あはぁんっ!こ、こんなのっ…てっ…あぁん!いやぁん!」
俺はよがり狂う明鐘にかまわず、明鐘のクリトリスを集中的に人差し指と中指で撫でさすり続ける。
すると、明鐘はますます悩乱の色を深める。
「やぁっ!あはぁんっ!ソ、ソコ…す、スゴイっ!…こ…こんなに気持ちいいなんて…あぁんっ!はぁんっ!」
「明鐘…お前、すげーHだよ?」
「やっ!い、言わないで…き、気持ちよすぎるから…だからダメなのっ!あはぁんっ!兄さん…き、嫌いになっちゃった?」
明鐘の顔を彩っていた激しい悦楽が一瞬だけ姿を消し、代わりに不安がのぞく。
ありえない明鐘の心配に、俺は思わず噴出した。
「に、兄さん?」
「安心しろよ?明鐘がどんなになっても…明鐘が俺の妹だろうと、なんだろうと俺は明鐘のこと大好きだから…もちろん、女の子として」
「に、兄さぁん…」
それを聞いた明鐘は本当にうれしそうに笑い、じれったそうに唇を尖らせた。
「うう〜…兄さんにくっつきたいよぉ…」
「ぷっ!なんだよ、それ?」
明鐘はM字開脚の姿勢で固定されてしまっているから、自力では俺にくっつくことができない。明鐘はそれが不満らしい。
「う〜、兄さんにキスしてもらいたいよぉ…」
「ハイハイ。じゃあ、兄さんに可愛くおねだりしてみな?」
「兄さん…私にチュウして?」
「ぷっ!なんだ、そりゃ?ま、いーか」
俺は身体を起こすと、明鐘の上半身に覆いかぶさるようにして深いキスをした。
860 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:03:43 ID:u5S37c13
「んぅっ…兄さんのキス…やっぱり気持ちいい。うっとりしちゃう…」
そうしてキスしながら、俺は右手中指を明鐘の股間に下ろしていき、再び明鐘のクリトリスをなで上げる。
「!…んぅっ!…ん〜〜〜っ!!ん〜〜〜っ!!」
唇をふさがれた状態で鼻から息を吐き出しながら、明鐘はクリトリスから送られてくる刺激に耐えている。
散々クリトリスをいじった後…今度は明鐘の愛液で十分潤った中指を明鐘の膣内にゆっくりと差し入れた。
「!!……〜〜〜…ふむっ!…んんっ!ぷはぁっ!に、兄さんっ!そこはっ!」
「大丈夫。優しくするから」
「そ、そういうことじゃなくてぇ!あぅんっ!」
「くっ…すげー、中きついな…」
さすがの処女地というべきか、誰にも踏み込まれたことのないその領域は指一本でもかなり狭い。
それでも、十分に潤った下地に支えられて、俺の指はニュルリニュルリと飲み込まれていった。
そして、明鐘の中は俺の指を歓迎するかのようにやわやわと締め付けてくる。
「ああっ!ああっ!に、兄さんの指が…私の中…入ってるよ…」
「わかるのか?」
「ウン…な、何かね…わ、私の中の壁を突っついてるの…あうっ!」
「そっか」
「あ、ああっ!ゆ、指曲げないでっ!!ああんっ!そ、そこだめぇっ!」
指をクイッと曲げてみると明鐘の反応が激しさを増した。
どうも、明鐘の中でもここは急所のひとつのようだ。
「そ、そこっ!ダメだってばぁっ!ああんっ!な、なんか変な感じになっちゃうっ!」
「どんな感じ?」
「な、何か…出ちゃいそうなの?」
「出ちゃう?」
それはつまり…Gスポットってやつか?
友達との猥談で習い聞いた女体の急所のひとつを思い浮かべる。
そこを激しく責められると、女の人は大量の潮を吹いて絶頂を迎え、しかもその後とてもいやらしい気分になるという。
「に、兄さん…だ、だめっ!!な、何かきちゃうっ!ああぅ!」
「いいよ…全部出しちゃいな?」
「だ、だめっ!ほんとにだめっ!!ああっ、わ、私…どうなっちゃうのぉっ!?ああんっ!何かへんだよぅ!」
「明鐘…お前、今イキかけてるんだよ」
「こ、これが…イクっていう…ああっ!の…なの?…あ、ああんっ!!や、だめっ!へ、変になっちゃうっ!ああっ!!」
初めての絶頂を間近に控えて、明鐘は支えを求めて俺にすがりついてきた。
俺は明鐘の意を汲み、空いているほうの手で明鐘を強く抱きしめる。
明鐘は俺の胸の中に顔をうずめると、すすり泣くように身震いした。
「ああっ!!ら、らめぇっ!!い、イクっ!イッちゃうっ!私…兄さんに抱かれて…イッちゃうっ!」
「あはぁぁぁんっ!!こ、こんなのっ!あ、頭の中…真っ白になっちゃうよぉっ!ああんっ!」
「あ!あ!あ!あ!あ!あ!あああああっ!!!」
「イク!イク!イク!も、もうだめぇーーーーっ!!」
「イクぅぅぅーーーーーー!!!あはぁぁぁぁーーーーっ」
瞬間、明鐘の股間から一斉におびただしい量の愛液があふれ出した。
その水量は俺の指先といわず、ひじまでをも濡らす。
水原明鐘、その初めての絶頂は潮吹きとともにやってきた。
第5話 終わり
861 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:04:20 ID:u5S37c13
最終話
「はぁ…はぁ…はぁ…」
明鐘は今俺の胸の中で、激しい絶頂の余韻に浸っていた。
生涯最初の、しかも潮を吹きながらの絶頂は明鐘から著しく体力を奪い去っていってしまったらしく、先ほどから明鐘は動くに動けないようだ。
俺が声をかけても、要領を得ない返事を繰り返すのみで、動くことができない。
「明鐘?」
「ん…兄さん?」
だが、やっと落ち着いてきたのか、俺の何度目かの呼びかけにようやく応じてくれた。
激しい絶頂により、その目つきはとろんとしており、顔は発情の桜色に染まっていた。
「兄さぁん…私…イッちゃったの?」
「そうだよ」
「は、恥ずかしい…」
両手で顔を覆い、イヤイヤと首を振る明鐘。
顔を真っ赤にさせたまま、明鐘は指の隙間越しに俺を見る。
「に、兄さん?」
「ん?」
「もうひとつ聞きたいんだけどね…」
「何だ?」
「その…イッちゃった女の人って…その…フツー、どんな気持ちになるの?」
見れば、明鐘はさっきと変わらずM字で腰掛けたまま、もじもじと腰をゆすっていた。
その様子に俺はピンと来る。
「…明鐘…もしかして、Hな気分になっちゃったの?」
「!」
その瞬間、明鐘は呆然と俺を見つめる。見る見るうちに発情の桜色が羞恥の赤色に染まっていき…明鐘は口を押さえて絶叫した。
「〜〜〜!…な、何でわかっちゃうのぉ〜〜っ!!」
「い、いや…Gスポットでイカされた女の子はHな気持ちになるって、聞いてたから…だから、明鐘もそうなのかなぁ?って…明鐘、そうなのか?」
しかし、明鐘は俺の質問には答えず、顔を両手で隙間なく隠し押し黙ってしまった。
埒が明かないので俺は明鐘の両手を顔からそっとはずす。
明鐘は羞恥に顔を真っ赤に染め、その愛らしい唇を突き出して拗ねていた。
「う〜〜…に、兄さぁん…」
「そうなのか?」
「わ、わかんないよ…あのね。なんか、Hな気分って言うか…切ないって感じなの」
「切ない?」
「ウン…何か、すごく気持ちいいんだけど…でも…なんだか物足りないって言うか…その…気持ちよくなるほど…ゴニョゴニョ…」
その後の言葉は明鐘の口の中に溶けてしまった。
もっとも、今の俺は明鐘の口の先10センチ前にいる。したがって、明鐘の口の中で発せられた言葉も何とか聞き取ることができた。
すなわち…
…もっと、兄さんを感じたいって言うか…
「兄さんをもっと感じたい…の?」
明鐘は逡巡した末、コクリとうなずいた。
「…わかった」
「え?きゃぁっ!」
俺は明鐘の太ももの下と首の下に手を差し込むと、そのまま明鐘を持ち上げた。
「…俺の部屋に行こう」
俺の腕の中の少女は、そうっと俺の胸に顔を寄せ、小さくうなずいた。
862 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:05:12 ID:u5S37c13
部屋の前に到着した。
俺は部屋の扉を足で開けようとしたが、それを制して明鐘が開けてくれる。
お姫様抱っこされたままのバランスの悪い体勢で、「よいしょよいしょ」と頑張ってドアを開ける姿はとても可愛かった。
明鐘を自分のベッドに慎重に横たえ、俺もその上に覆いかぶさるように横になった。
「兄さん…」
不安げに、しかしどことなく期待した様子で俺を見上げる明鐘。
と、ベッドに横たわった明鐘を見て、俺はふと思い出した。
「そういや…野球拳のルール、まだ教えてないことがあった」
「兄さぁん…意地悪しないでよぉ…もう、そんなのどうでもいいよぉ…」
「コラコラ」
「だってぇ…」
口を尖らせて不服そうに俺を見つめる明鐘に、俺は苦笑した。
一応、建前はお前に対して野球拳を教えることだったんだからな。
「いいから聞けよ」
「う〜〜…兄さん、意地悪…」
「あのなぁ!ま、いーか…野球拳って裏ルールがあるんだよ」
「裏ルール?」
「つまり…全部脱がした後にもう一回だけジャンケンができるんだよ」
「もう脱ぐものないのに?」
「どうしてだと思う?」
しばし考えた後に、明鐘ははっと顔色を変える。すると、恥ずかしそうに口を押さえて縮こまってしまった。
たぶん、正解だな…
「に、兄さん…」
「ん?」
「も、もしかして…」
明鐘は寝転んだ体勢のまま、上半身だけ起こし俺の耳にそっとささやく。
「…正解」
「…わ、私…とんでもないこと兄さんに聞いちゃったんだね…アハハ…」
妹よ。その事実さえ伝われば、今夜の兄さんの教育は成功したといえる。
「それでだな…明鐘。お前、自分がジャンケン弱い理由知りたくないか?」
「えっ!に、兄さん知ってるの?」
「おう」
そうして俺は明鐘のフォームの致命的な欠点を教えてやる。
すると、見る見るうちに明鐘の眉がつりあがっていく。
「う〜…みんな、教えてくれてもいいのに!」
「だから、今教えてやったじゃないか」
「そ、それはそうだけど…でも、負けちゃった後じゃ意味ないよぉ」
明鐘は不服そうに口を尖らせて俺をにらみつける。
「甘い!プロ野球のピッチャーは自分の球種がばれないように、夏場でも長袖のアンダーシャツを着て筋肉の動きを隠すんだぞ。教えてもらっただけありがたく思え!」
「う〜!」
「まっ、何はともあれ、これで明鐘も勝つか負けるかの決勝戦ができるわけだ」
「え?」
その言葉を聞いて、明鐘はキョトンとする。
「兄さん…もう、私の負けで決まったんじゃないの?…って!まさかっ!」
俺のニヤニヤ笑いを見て、明鐘が顔色を変える。
我ながら底意地の悪いアイディアを思いついてしまったものだ。
可愛い明鐘のもっと可愛いところを見るために、俺は悪魔に魂を売ってしまったようだ。
「そ。ちょっと、俺卑怯だったからさぁ…だから、最終戦、正々堂々とやろうよ」
「も、もし兄さんが勝ったら?」
「明鐘は俺に抱かれる」
「も、もし私が…勝っちゃったら?」
「そん時は…」
俺は意地悪い笑みを浮かべながら、明鐘の耳たぶにそうっと口を寄せる。
きっと明鐘から見たら、今の俺ってかなり邪悪な感じなんだろな。
少なくとも、俺から見た明鐘は哀れな子羊といった感じで身を縮こまらせている
863 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:06:15 ID:u5S37c13
「…明鐘は開放してあげる」
「に…兄さぁん…」
泣きそうな顔で俺を見つめる明鐘に、俺はゾクゾクとした快感を覚える。
明鐘のこの表情、可愛すぎるだろ!
「さぁ…どうする?」
「…う〜…兄さんってホントはこんなに意地悪だったんだね…」
「意地悪で結構だよ。ほら、いくぞ!」
俺たちはベッドの上で、今日何度目かの間抜けな歌を一緒に歌う。
もちろん、お互い寝転んだ状態だから派手な振り付けを行うことはできないが、
代わりにオーラスにふさわしい今までで一番能天気な調子だった。
「「やぁ〜きゅ〜う〜す〜る〜なら〜」」
「「こういう具合にしやさんせっ!」」
「「アウトっ!セーフっ!」」
「「ヨヨイのっ!!」」
その瞬間、俺は明鐘の右手がピースを形作ったのをはっきりと見た。
とすれば…
俺は確信を持ってゲンコを突き出す。
「「ヨイッ!!」」
その瞬間、明鐘は恥ずかしそうに俯きながら、控えめにピースを突き出していた。
俺は必死で笑いをかみ殺しながら、明鐘の頬に手を添える
「明鐘?」
「…」
「…負けちゃったな、明鐘?」
「ウン…残念」
いかにも、残念そうにポツリとつぶやいてみせる明鐘。
だが…
「じゃ…嫌かもしんないけど…ルールはルールだから…ね?」
「ウン…残念だけど…ルールだから…仕方ないんだよね?」
そこで、明鐘は顔を上げて俺を見る。
その明鐘の顔を見て、俺は噴出しそうになった。
なぜなら明鐘は必死に渋面を作ろうとしているのに、その目じりは喜びに微妙に垂れ下がっており、なんとも複雑なしかめっ面になっていたからだ。
明鐘はそんな俺の様子に気づかず、言葉を続ける。
「ルールだから…決まっちゃったことだから…私、兄さんに…抱かれないといけないんだよね?」
そういいながら、明鐘の唇は徐々に俺のそれに迫ってくる。
「そう…ルールだから…明鐘は俺とセックスしなきゃいけないんだよ?」
俺は明鐘の唇についばむようにして口付ける。それに対して、明鐘は若干不服そうに唇を尖らせる。
「兄さん…兄さんは遠慮しないでいいんだよ?私は…少し困っちゃうけど…兄さんは遠慮しないでもっと激しくキスしてもいいんだよ?」
相も変わらず似合いもしないしかめっつらで、可愛らしいことをのたまう明鐘。
俺は精一杯、奥歯をかみ締め、笑いをこらえた。
神様…こんな可愛い娘が僕の妹で…しかも恋人でいいんでしょうか?
俺としてはもう少し明鐘をいじめたかったが、俺自身ももう我慢の限界が近い。
ここは、明鐘の言葉に素直に甘えさせてもらうか。
「わかったよ!じゃ、遠慮なくいただくよ?」
「ウン…どうぞ…その…召し上がれ?」
そうして俺たちは激しく唇を重ねた。
今、ベッドの上で、俺たちは激しく唇を押し付けあいながら、お互いの体をまさぐっている。
明鐘の唇をふさぎながら、俺は夢中になって、明鐘の胸をもみしだいた。
「んっ…んんっ…!」
864 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:06:49 ID:u5S37c13
俺の手の動きに答えて、可愛く身悶えする明鐘。
もっと感じさせてやりたいと、俺は手を明鐘の股間に持っていこうとする。
が、途中、その手は明鐘自身の手で押しとどめられた。
首を振りながら、明鐘は切なげに眉根を寄せた。
「…どうした?」
「兄さん…私…もう切ないのいやなの…」
それを聞いた瞬間、俺の心臓は激しく跳ねた。
「ねぇ…兄さん…どうにかして?」
「ど、どうにかしてって言われても…」
経験に乏しい俺は情けなくうろたえてしまうが、明鐘の言わんとしていることは分かる…
つまり…そういうことだろう。
「で、でも…濡らさないと、きっと痛いぞ?」
「…大丈夫だよ、きっと」
明鐘は恥ずかしそうに微笑むと、俺の手をつかみ、股間に誘導していく。
すると…
くちゅり。
「ふうんっ!…ど、どう?」
「…確かに…大丈夫そうだな」
先ほどの行為の残滓か、あるいはまた新しく溢れてきたものなのか、俺には判別がつかないが、明鐘のそこが十分すぎるほどに潤っていることだけは間違いなかった
とすれば、俺としては否応もない。
俺だって一刻も早く、明鐘と一つになりたいんだ。
俺はトランクスを下ろすと、明鐘の股を割り開き、その上に覆いかぶさる。
そして、そのまま入り口らしき場所に自分自身を突きつけた。
「に…兄さん…あうっ!」
「明鐘…準備いいか?」
ペニスだけが持つ独特の熱をデリケートな部分に感じ、明鐘は身をこわばらせた。
問いかけながら、俺は明鐘の膣の表面をなぶるようにして腰を揺らす。
ぐちゅぐちゅという卑猥な音が俺と明鐘の耳をくすぐった。
「あはぁっ!に、兄さんの…あ、熱いよぅ…」
「明鐘のここも…すげー、グチョグチョ…」
「やぁ…言わないでぇ…」
俺の下で身悶えする明鐘を見ながら、俺は挿入すべき場所を探して慎重に腰を揺らす。
その結果、明鐘は熱いペニスでクリトリスをなぶられ、すすり泣くようにあえいでいた。
ここ…かな?てか…意外と体勢苦しいんだな…
とうとうそれと思しき場所を発見したが、どうにも体勢が悪い。
俺は、明鐘のひざの裏を腕で押すようにして、明鐘の腰を引き上げた。
「あうっ!」
なるほど…これが正常位って体勢か…
確かに、この体勢だと、銃身がぴたりと明鐘の中心を向く。
あとは腰をまっすぐ推し進めるだけである。
すると、明鐘はいよいよそのときが来ることを認識したのか、全身をこわばらせて俺を見た。
「に、兄さん…あの…」
「明鐘、入れるよ?痛いかもしれないけど…その…いいか?」
「う…ウン…」
明鐘の返事を受けて、俺は腰をゆっくりと押し進めてみる。
「んんっ!」
だが、思った以上に抵抗がきつく、そこは俺のペニスの侵入をすんなりとは受け入れてくれない。
本当にここで合っているのか、少しあせる。
が、ほかにそれらしき場所もないし、明鐘から抗議もあがらないのできっとここなんだろう。
865 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:07:21 ID:u5S37c13
俺は覚悟を決め、より力を込めてググッと腰を押し進める。
すると、ニュルリと俺の亀頭がもぐりこんだ。
明鐘が苦しそうに息を吐き出す。
「…はぁっ!ふ…太い…っ!」
「い、痛くないか?明鐘?」
明鐘は息を詰めたまま、コクコクとうなずく。
苦しそうにしてはいるが、どうやらまだ処女膜を突き破ってはいないらしい。
「痛かったら…言えよ?」
「ウン…でも、私が痛がっても、兄さんやめないでね?」
「明鐘?」
「私大丈夫だから…どんなに痛くても、兄さんとひとつになりたいから…」
「明鐘…ああ、分かった」
明鐘の覚悟を感じ取り、俺も明鐘の処女を奪う覚悟を強く固めた。
俺は上半身を折りたたむと、明鐘に愛情の軽いキスをし、さらに腰を侵入させる。
すると…
トッ。
「んんっ!…はぁっ!」
亀頭が何かの壁らしきものにぶつかった。どうやら、ここがいわゆる処女膜らしい。
とうとう最終防壁まで俺のペニスの侵入を許し、明鐘の体は緊張で強張っていた。
もちろん、俺自身もかなり緊張している。
だが、明鐘のためにも、そして俺自身のためにもいまさら止めることなどできない。
先ほどの決意に殉ずるべく、俺は覚悟を決めて明鐘に問いかけた。
「明鐘…イクよ?痛くても…途中で止めないからな?」
「ウン…来て、来てぇっ!私…兄さんのモノに…なりたいっ!」
「明鐘っ!」
目をつぶったまま、俺と一つになる瞬間を待ちわびる明鐘。
俺はその想いに答えるべく、渾身の力を込めてグイッと腰を押し進めた。
そして…
ぐちぃっ!
「きゃ、きゃぁぁぁぁっっ!!!」
俺のペニスが何かを強引にぶち破るかのように突破した瞬間、明鐘は悲鳴を上げた。
そして、俺の背中に全力でしがみつく。非力な明鐘が万力のような力で俺の背中を締め上げる。
そのことからも、明鐘がどれだけの痛みを感じているかは明らかだった。
「だ、大丈夫か?明鐘?…ほら、力抜いて息吐けよ」
目じりに涙を浮かべながらも、明鐘は必死にスーハースーハーと呼吸を繰り返す。
「だ、大丈夫か?」
「だ、大丈夫…想像してたよりも…痛くない…」
そう言う明鐘だったが、見てて痛々しくなるほど、力を込めて俺に抱きついている。
俺は明鐘の痛みをちょっとでも和らげたくて、明鐘に深くキスをした。
「んうっ…に、兄さぁん…」
「無理すんなよ?痛いなら痛いでいいんだからな?」
「ほ、ホントに大丈夫…耳かきで鼓膜を突き破られるような痛みだって…そう、聞いてたけど…それほどでもない…」
明鐘は苦しげにあえぎながらも、涙ににじんだ瞳をうっすらと開け、俺に微笑みかけた。気づけば、背中に感じる圧力もそれほどではなくなっている。
どうやら本当に大丈夫のようだ。
俺は安堵のため息をついた。
「ね、兄さん…キスして?…んうっ!」
俺は明鐘のリクエストに応じて、明鐘の唇を深々と奪う。
そして、ベッドについていた手を明鐘の胸に置くと、そのままグニグニと揉みしだいた。
「んっ!」
その俺の動きに呼応して、明鐘の舌の動きが止まる。
これ幸いと、俺はしばらく好き勝手に明鐘の口内を蹂躙し、明鐘の胸をいじらせてもらう。
「うんっ…に、兄さぁん…身体…熱いよぅ…」
「熱い?痛いじゃなくて?」
「ウン…なんか…身体の奥がアツイの…」
866 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:07:58 ID:u5S37c13
見れば、明鐘はモジモジと指をすり合わせ、潤んだ瞳で俺をじっと見つめている。その様子からは苦痛の色は感じ取れなかった。
「身体の奥ってどの辺り?」
「そ、それはぁ…そのぉ…」
「もしかして、この辺?」
そう言って、俺は軽く自分の腰をゆすってみる。
すると…
「ひあぁぁぁ!!」
明鐘は首をのけぞらせ、明らかに快楽の色に染まった嬌声を上げる。
「今の辺り?」
「に、兄さん…い、意地悪しな…ひっ!…あぁぁ!!や、やめっ!!あはぁっ!やぁん…」
「どうなの?ここなの?」
俺はゆっくりゆっくりと、何度も意地悪く自分の腰を揺らす。
「らっ!らめぇっ!!はぁんっ!そ、そんなことされたらっ…あはぁっ!こ、答えられないよぉ!あぁんっ!!」
明鐘の顔は痛みに耐えていたときのような蒼白ではなく、発情の桜色に染まりきっていた。
明鐘が俺のペニスに快楽を、それも4回戦までのときと異なる快楽を覚え始めたのは明らかだった。
「気持ちいいんだ?」
明鐘は必死にコクコクとうなずく。
ペニスを深く受け入れた状態で、言葉を発することは彼女には難しいらしい。
「どんな感じなの?」
会話を成立させるためにも俺は腰の動きを少し緩めて、彼女を少し休ませる。
「んんっ…ゆ、指と全然…っは…ちっ…違うのっ!」
「どういう風に?」
「あ、あのねっ…ゆ、指は…ピンポイントに当たるんだけどねっ…に、兄さんのココは…ぜ、全部に当たっちゃう感じなのぉっ!はぁんっ!!」
「こんな感じ?」
「えっ!きゃ、きゃぁぁぁん!!!」
俺は再び、グラインドを再開させる。
今回は今までよりも少し早めに、そしてより大きく腰を動かす。
明鐘の膣内が、じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てて激しくかき混ぜられる。
「あ、ああっ!ぜ、全部引っぱられちゃうぅっ!!…き…気持ちいいっ!」
首をがくがくと振りながら、明鐘は半狂乱になってもだえる。
「あぁぁんっ!に、兄さぁんっ!そ、そんなにされたら…んくっ!い、イキっ…そうに…」
「ん?」
すると、今まで特段目立った動きをしていなかったはずの明鐘の中がウネウネと俺のペニスに絡み付いてくるのを感じた。
な、なんだこりゃ?
今、明鐘の膣は、ただ男のペニスをきつく締め上げるのではなくて、ヤワヤワと引き込むように、絡みつくようにして俺のペニスにまとわりついてきている。
「うおっ!!」
その感覚に不覚にも達してしまいそうになり、俺は慌てて腰の動きを止める。
「あはぁっ!…?…ぇ?…に、兄さぁん?な、何でやめちゃうのぉ?」
急に腰の動きを止めた俺に明鐘は不思議そうな…若干不服そうな瞳を向ける。
「明鐘…お前の中…良すぎ…」
「え?」
「すげー、エッチな感じで絡み付いてくるから…明鐘の中でイキそうになっちまったよ…」
不服そうに俺を見上げていた明鐘の頬が、ボッと赤く染まる。
「わ、私の中…そんなにいいの?兄さん?」
「ああ…マジ、すげーわ」
こりゃ、初めての俺にとってはしんどいわ…
とは、口に出してはいえないが、とにかく今腰を動かしたらあっという間に明鐘の中で達してしまいそうだった。
867 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:08:34 ID:u5S37c13
だが、そんなこっちの都合はお構いなしに、明鐘はモジモジと、何かを催促するかのように腰をゆすっている。
その動きに気づいて、俺は思わず引きつった笑いを漏らした。
「明鐘?…オイオイ、まさか?」
「兄さぁん…腰…動かしてくれないの?」
「そ…そうは言ってもな…」
ここで、まさかの明鐘のおねだりに俺の笑顔はどんどん引きつっていく。
「いや、動かしてやりたいのは山々なんだがな…これ以上動かすと…恐ろしいことに…」
「恐ろしいこと?」
男の不安がわかってないのかなぁ?
恐ろしいことで察してほしいものだが、どうもネンネの明鐘には通用しないらしい。
俺はより直接的に答えてやる。
「だからな…子供デキちゃったらまずいだろ?」
その言葉を聞いた瞬間、明鐘は目を見開き、ついで慌てて口を手で覆った。
もともと初体験をゴムなしでチャレンジしたこと自体が無謀だった。
このまま腰を動かせば、経験のない俺は直前で引き抜くこともできずに、明鐘の中に全部ぶちまけてしまうだろう。
俺にとって、それは守らなければならない最後の砦だった。
なぜなら…俺たちは兄妹なのだから。
しかし、そんな俺の思案をよそにして、明鐘はなんと再び自分の腰をゆすり始めた。しかも、その振れ幅はさっきより大きい。
これはイクことを必死にこらえている今の俺にはキツい。
「あ、明鐘!グアッ!や、やめろって!中で出ちまうだろっ!」
「い、いいよ?」
「…は?」
「くはっ!…だ、だから…なっ…中でイッてもいいよ?」
「あっ!!明鐘ぇっ!」
その言葉を聴いた瞬間、俺は何とかして、腰を明鐘の中から引き出そうとする。
…が、明鐘の足にがっしりと腰をつかまれ、結局明鐘の身体を引き離すことはできなかった。
明鐘はイヤイヤと首を振りながら、俺を見ている。どうしてもここで引き離されたくはないようだ。
そうしている間にも明鐘の腰の動きは激しくなり、俺のペニスは明鐘の中で限界寸前にまで膨れ上がっていた。
「すっ…すごいっ!兄さんの…すごく大きくなってる!」
「やっ!やめろって!お…俺たちっ!ぐっ!!」
「きょ、兄妹だって言うんでしょ?」
「分かってるなら!?」
やめろよ!
そう叫ぼうとしたとき、急に明鐘の腰の動きがおとなしくなった。
そして、明鐘は荒い息をつきながら、呼吸を整える。
「あ、明鐘?」
「…兄さん、私たち、本当の兄妹じゃないの…」
「…は?」
…なんだって?
俺たちが本当の兄妹じゃない?
あまりにも望外の展開に、俺はしばし呆然とする。
「バ、バカッ!ヤ、ヤバイうそつくなよっ!」
「ホントなのっ!ホントに私と兄さんは…ううん、私と涼は兄妹じゃないの!信じてっ!」
「こ、根拠はあるのかっ!?証拠はっ!」
868 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:09:36 ID:u5S37c13
「あ、あのね…」
明鐘の話はこうだった。
両親が生きていた折、両親が自分は本当の娘ではないことを話していたこと。
明鐘の血液型と俺の血液型が実の兄妹としてはありえないこと。
その明鐘の説明を俺は呆然としながら、聞いていた。確かに言われてみれば、符合する点がないではない。
その説明は嘘だと切って捨てるには、あまりにもリアリティがありすぎた。
「だ、だから私と涼は…本当の兄妹じゃないのぉっ!」
「うおっ!」
そう言って、明鐘は再度、腰を動かし始めた。
明鐘の説明を聞いている間に若干余裕を取り戻した俺のペニスが、再度明鐘のオマンコに締め上げられる。
「あ、明鐘っ!」
「だから…涼っ!わ、私の中でイッてぇっ!おねがいっ!私、涼を…感じたいのっ!ああっ!」
感極まったようにそう叫ぶ明鐘を前にして、俺の理性はもはや限界だった。
「あ、明鐘ぇぇっ!!」
「あうっ!」
俺は一声吼え、思いっきり明鐘の腰を折り曲げる。
すると、ちょうど俺のペニスが明鐘の中にさらに深くもぐりこんだのがわかった。
この体勢なら…さっきよりも深い位置、明鐘の最も奥まった部分で射精することができる。
「りょ、涼っ?!」
「いくぞっ!明鐘!」
俺は明鐘の中心めがけて、ペニスを深々と突き刺した。
「ひああぁぁぁぁぁっっ!!!」
断末魔のような悲鳴とともに明鐘の中が激しく収縮するのが感じられる。
もしかしたら明鐘はこの一突きだけでイッてしまったのかもしれない。
しかし、仮にそうだとしても、今の俺はもう止まれそうにない。
俺は明鐘の中から先端ぎりぎりまでペニスを引き抜くと、再び明鐘の最奥まで押し込んだ。
卑猥な音を立てて俺のペニスが明鐘の中に飲み込まれていく。
じゅぶぶぶぶっ!
「んっ!ふっ…ふぁぁ…!あ!ああ!ああああぁぁぁぁ!!!」
明鐘の中から栓が壊れてしまったかと思うほど大量の愛液が溢れ出て、ベッドを濡らす。
「に、にいさっ…涼っ!やめ…てぇっ!」
「いまさら止められるわけないだろっ!」
「私っ…もうっ…限界なのぉっ!あぁぁぁっ!!」
俺はひたすら直線的に明鐘の中心を侵略する。
ドスンドスンとくいで打ち込むかのようなその動きは、明鐘の女自身を破壊し尽くさんばかりの勢いだ。
俺はもっと、明鐘を感じたくて上半身をぐっと明鐘に密着させる。
そして、その体勢のまま限界まで自分自身を押し込む。
すると…
トンッ!
「!!!!あっ!!あはぁぁぁぁっ!!」
ひときわ強く俺のペニスが最奥をたたいた瞬間、明鐘は首をのけぞらせながら激しく叫び、次いで電池が切れたかのようにガクリと首を折った。
「はぁっはぁっ!!」
激しい絶頂に息も絶え絶えの明鐘。
しかし、俺は明鐘に少しの休憩も許さない。許したくない。
今度は先ほどの直線的な動きと異なり、円を描くように動いてみる。
ゴリッ!ゴリッ!
「や、やめっ…てぇっ!涼っ!!ああっ!…それっ…おなかの中、ぐりぐりかき回されるよぉっっ!!ああああぁぁぁ!」
「いいんだろっ!?」
俺の問いかけに明鐘は必至になってコクコクと首を振る。
869 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:10:23 ID:u5S37c13
「いいっ!気持ちいいのッ!!わたしっ!良すぎて…さっきから何度もイッちゃってるのぉっ!!はぁんっ!」
「ぐっ!!」
「ああっ!またっ!!またイクぅぅぅ!!」
ぎゅぎゅっとまとわりついてくる明鐘の膣に俺は全身を硬直させて何とか耐える。
だが、絶頂を迎えた明鐘の膣は強烈に、しかしあくまで優しく俺のペニスを締め上げ、何とか俺から精を奪い取ろうとする。
強烈な北風と太陽の攻撃に、俺も自分の限界が近いことを意識した。
「あ、明鐘っ!!オレッ!!そ、そろそろ…」
「りょ…涼っ!いいのっ!イッて、イッてぇぇ!!私も…もう限界なのぉ!!はぁぁん!!」
「ぐっ!明鐘ぇっ!!」
俺は今までの動きから、ひたすら直線的に明鐘を突き刺す動きに切り替えた。
子宮に届かんばかりに、肉槍を突き立てられ、明鐘は狂ったようにもだえる。
「あ!あ!あ!あ!あ!ああああぁぁぁっ!!こ、壊れちゃうっ!オマンコ…壊れちゃうよぉっ!」
「ぐっ…中…すげー締め付けだ…」
「はぁぁんっ!は…はや…くぅっん!…はやくイッてぇぇ!もう限界なのぉっ!!も…もお許してぇっ!あはぁぁっ!!」」
「明鐘っ!!俺、俺もう!一緒に…!」
「うんっ!出してっ!中で…中で出してぇっ!!中にキてぇっ!!」
「明鐘ぇっ!」
どすんっ!!
「きゃはぁぁぁぁぁぁ!!!」
その瞬間、俺のペニスは今までもっとも深く明鐘の中をえぐる。
そして、明鐘のもっとも奥まった部分で俺のペニスは大きくふるえ、ついで噴火するように射精した。
びゅぐるるるるるっ!!
「あはぁぁぁぁぁぁんん!!」
その瞬間、明鐘は子宮に直接熱湯をぶちまけられたかのような錯覚を起こした。
あまりの熱い快楽に、明鐘は背中をぴぃんと弓なりにそらし、頂点まで一気に上り詰めた。
びゅるっ。びゅるっ。
「あっ…ふぁぁぁん…ま、まだ…出てる…涼の精子…中で…出てるよ…」
びゅびゅびゅっ!!
「きゃ、きゃはぁぁぁんっ!あ、熱いぃっ!いひぃっ!す、すごひよぉっ!!」
びゅくっ…びゅくっ…
「ふぁ…ふぁ…だめぇ…これ以上出されたら…ホ、ホントにあ、赤ちゃん…できちゃう…」
びゅっ!びゅっびゅっ!びゅびゅびゅっ!
「あ!あ!あ!あ!!あはぁぁぁぁんん!!」
尽きることなく、それこそ永遠に射精が続くのではないかと思われるほど大量の精子を浴びせられ、明鐘は今夜最高の絶頂を迎えた。
俺は生物の本能に従って、明鐘の膣内に自分のペニスをより深く、より強く押し込む。
子供ができたらどうしようとかちょっと心配ごとが頭をよぎるが、俺はすぐにその考えを打ち消した。
今、このときは子供ができたらどうしようとかそんなことを考えるのはよそう。
いや、むしろできたってかまわない。
だって、俺たちはもう兄妹じゃないんだから…
そう、結婚だってできるんだから。
俺はかつてないほどの満足感に浸りながら、強く強く明鐘の身体を抱きしめる。
「…はぁ…あふ…ん…」
びくびくとペニスが震え、最後の滾りを明鐘の中に放出し終えた瞬間、明鐘は弓なりに張り詰めていた身体を弛緩させ、ぐったりとなった。
「…ぁ…ん…」
「あ、明鐘?」
「………すぅ」
ね…寝てるのか?
870 :
パウリーニョ:2007/10/24(水) 21:11:08 ID:u5S37c13
一瞬心配で青ざめたが、どうも明鐘は力尽きてしまっただけのようだ。
「そりゃ…あんだけ、責められちゃったらなぁ…」
さっきまでの自分たちの痴態を思い出し、俺は苦笑する。
腕の中で徐々に寝息を立て始めた明鐘を起こさないようにして、俺は自分のペニスを明鐘の中から抜いた。
ちゅぽっ。
「…ふうっ…お前もお疲れ。よく頑張ったな」
なんて、馬鹿なことを言っていると、明鐘がもぞもぞと身体を動かした。
一瞬、起こしてしまったかと心配したが、単純におさまりが悪かったようで、明鐘のまぶたはしっかりと閉じられていた。
「ん…にいさ…ん…」
「…明鐘?…寝言か?」
夢の中ではまだ兄さんか…
「ばぁか…兄さんじゃなくて、『涼』だろ?」
俺は苦笑しながら、明鐘に布団をかぶせると、俺自身も明鐘の隣に横になった。
そして、明鐘が苦しくないようにそっと抱きしめる。
「ずっと…ずっと一緒にいような」
「…すぅ…すぅ…」
「寝てる…よな?」
俺はきょろきょろと首を振って周りを確認した後、眠っている明鐘の耳元に口を寄せる。そして小さな声でささやいた。
「俺たち本当の兄妹じゃなかったけど…いつか結婚して本当の家族になろうな?」
将来、俺と明鐘の子供ができたとき…プロポーズの言葉を聞かれたら、俺はまっさきにこの言葉を教えよう。
俺はまぶたを閉じながら、そう思った。
きっと、明鐘は聞いた覚えのないプロポーズに目を白黒させ、怒るだろう。
「ずるい、涼!私、そんなの覚えてないっ!」 って感じか?
まぶたの裏に映るその光景に俺は微笑みながら、とろとろと夢の世界に旅立っていった。
明けて翌日。
「バっっ!!バカたれぇぇっ!!!な、なぜ俺に相談せんのだっ!」
「…?は、ハル?」
「ハル兄さん?」
ハルさん…その…何をそんなに…お怒りになっていらっしゃるのですか?
俺と明鐘は意味もわからずに呆然と顔を見合わせるのだった。
《終わり》
あなたが神か
黄色い子スキーな俺でもこの明鐘には萌えざるをえない
ハーレムモノ、2話まで書いてたんですがちょっとした事情で2ちゃんねるの閲覧、書き込み等一切やめることにしました。
次を待っていると期待していただいた方には本当に申し訳ありません。
2ちゃんねる以外でもお会いできるといいのですが……。
短い間でしたがありがとうございました。
残念すぎるけど仕方ないな
こちらこそ待つことしかできなくて申し訳なかった
気が変わったらいつでも戻って来て下さい
今までありがとう
874 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:11:31 ID:SlKqSWU/
乙!ほんと良いもの見させてもらった
楽しみにしてた人も多かったと思ふ。
本当お疲れぃ。
875 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 14:44:52 ID:slZ7iIpw
乙、そして保守
わたくし、益田保守歌と申します
涼「さっさと帰れ」
保守
879 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:38:21 ID:YI3f0A1d
妹と王様ゲームできると聞いて飛んできますた。
百合佳さんと「お医者さんごっこ」ができると聞いて飛んできますた。
リレー小説みたいにみんなで作っていくのはどうだろうか?
保守歌「まあ!それはよってたかって私を慰み者になさるということですの?ひどいですわ!
…涼様がどうしてもとおっしゃるのなら私はそれでもかまいませんけども」
美樹「あ、いいんだ。じゃあ遠慮なく…♪」
というか
誰
漢字が違う時点でアウトじゃね?