「どうもありがとうございました」
旅館を後にする。
あの3人組にはあの後、一度も会えなかった。
旅館の女将の話でも、そんな人たちは泊まってないとか。あれはなんだったんだろうか。
道を歩いていると、近くの神社で祭りが行われていた。
「いや〜。これどうするよ」
「捨てるしかないだろ」
法被を着た男数人が何かを話している。
「どうしたんですか?」
「あぁ。これ見てくれよ。誰がやったんだか。まったく。悪戯にもほどがあるぞ」
男たちの真ん中には、祭りで使うであろう楽器と小さな仏像があった。
「横笛と小太鼓と、あと、この神社のご神体だ」
笛は何か白いものが付着しており、文字が色々書かれている。
太鼓は片方の面が完全に破れ、ここにも何か文字が書かれていた。
女性をかたどった仏像は、いたるところが焼け焦げている。
「まさか」
『シノ』ぶえ。た『イコ』。『マツリ』のご神体。
「これ。捨てるならもらえませんか?」
「はぁ?」
「俺、全国いろんな場所を旅してるんですけど、そこで物を集めるのが趣味でして」
「そりゃあ、捨てるもんだし。欲しいってならやるけど」
俺の手に笛と太鼓と仏像が載せられる。
「え?これってご神体なんじゃ」
「ここの神社は生まれ変わりの神様を奉っててな。ご神体は神主が20年に一度作ってるんだよ。そいつは去年までのだ」
だからって。まぁ、くれるならいいか。俺にとっても思い出の品だしな。
今回の旅行から帰ってきてからと言うもの、俺のスケッチブックは毎日数枚ずつ埋まっていった。
「今日はお風呂でしましょ」
「お兄さん。背中流してあげるね」
「・・・狭すぎ」
そこには、綺麗で淫らな3人の女性の姿が描かれている。
次のお題『義妹』『壊れたクーラー』『アイス』
gj
464 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 01:50:22 ID:JTzvyocZ
下がりすぎあげ
「なにしてんだ」
由美がダイニングでソーダーアイスを舐めていた。
「アイスたべてる」
「じゃなくて、こんなに暑いのに、なんでむしむしする場所で食ってんだ、っていってんの」
呪文のように速く捲くし立てたものだから、由美は一瞬きょとんとして、突然笑い出した。
「そろそろ壊れたクーラー、なんとかしてもらえ」
家にクーラーは三台あって、リビングと由美の部屋に設置されている。
暖房の温かさがぬるま湯みたいで気持ちが悪いと嫌って、冬にはストーブが稼動する。
たまたまメンテのつもりで、一回電源を入れてみたら、起動しないことがわかった。
結局、放置されて六月の下旬にまでなっていた。
「クーラーなんかじゃないもん」
「じゃあ、なんだよ」
「エ・ア・コ・ンだよ。エア・コンディショナー」
「もういい」
「どこいくの」
「おれの部屋」
「たべないの。だすよ」
「たべたきゃ、じぶんでとる」
「ぶうっ」
「おまえも、じぶんの部屋でたべたら」
「いやっ」
由美は母の麻美の躾をおかしいくらい律儀に守っていた。屁をひることでさえも、
わざわざトイレに行くくらいだった。
「ねえ」
「なんだ」
「由美も行っていい」
「ばあか」
「……」
なんの間だったのだろうと考える。カオス。
「そう言うときはな、わたしもってつけとけよ」
「よっ、よ、よ、おにいちゃん、へんたい」
「はいはい」
「まって」
ダイニングを出かけたときだった。また由美が呼び止めていた。その声に
いつもと違った切実なニュアンスを感じた。
「なに」
「キスしてみない」
「冗談か、頭へんになった」
「ねえ、キスして……。わたしとじゃ、イヤ……かな……」
「イヤとか、そういうのじゃないだろ。キスならあずきバーとでもする」
「……だめ。したい……な」
「由美」
由美がスカイブルーのアイスを顔のそばに持って、たのしそうにしていた姿は
一瞬にして遠ざかっていて、あの微笑みはじぶんにむけられていたものだとわかって、
なまぐさい肉の臭いと吐瀉感がすこしだけ込み上げていた。
頭のなかで、なにかへんな虫がのたくるような感じに、黒く塗られていった。
「キスだけ。キスならいいでしょう」
「おまえ、本気なのか」
――二ヶ月前のことだった。
九月になって、夜はいくらか凌ぎやすくなっていた。それでも日中は
まだまだ暑かった。ふたりの関係も変わっていた。お互いのおもちゃを知った
子供のように、それでいて濃密なものになった。たった二ヶ月で……ちがう。
二ヶ月という時間は充分すぎるほどのものだった。
見たくない、という由美に、亀裂の中心にストロークされる濡れた肉茎を
無理やり見せてしたこともあった。
蒸し暑い部屋のベッドで窓とベッドを締め切ってしていた。シーツの上には
押し入れから引き出してきた、バスタオルを何枚も重ねて躰を横たえ。
裸身をかさねて、交歓をする。避妊具を付けてはいても、射精は極力ひかえた。
『これ、小学生のときのだね。なつかしい』
『ああ』
『どうしたの。はやく、いっしょになりたい』
『うん』
『えっち』
太腿の淡いに正座から胸をシーツに押し付け、肘を突いてもぞもぞしている。
「あっ、う、うごいちゃだめ」
体をねじろうとしたのを由美が咎めた。足がシーツに爪先立ちになっていた。
甲をべたっとしてやっているものとおもっていた。
避妊具を装着した勃起したペニスは由美の掌のなかであばれていた。
由美はグラビア・タレントのような、扇情的な肉体は持ち合わせてはいなかったが、
四肢が長くて肉厚が薄いぶん、よりモデルぽい感じがした。手などもかなり
ほっそりとしていて、ぱっと見、骨を思わせることもしばしばあった。
それが原因してなのか、ペッティングにもなかなか没頭できず、感じることを
阻害されていたようなふしがあって、耳元でいくらきれいだと囁いても
由美の凍った心はほぐせなかった。
うっかり口をすべらせ、モデルみたいだと褒めたことで怒らせてしまって。
「なんで、なんだ」
「モデルなんていうからっ」
「褒めていたんだぞ。おれが好きなんだから、いいじゃないか」
「ばかっ」
起き上がった由美。骨盤の外側の突起がゆれている。
「なにがバカだ。だったら、もっと食えよ」
「たべたって、太らないっ」
そんな態度にイラついてしまって、濡れがまだ少ないのに挿入を早って、
犯ってしまっていた。暴れるのを羽交いじめに、ペニスを紅い陰唇の亀裂に捻じ込む。
怒りにかまけて腰を振っていたことに、自己嫌悪に陥って、律動を途中で
やめてしまっていた。萎えてしまえとおもった。
「痛かったろう。いま抜くから」
乱鬢の由美はシーツに顔を横にして、艶っぽい姿に膣内にインサートされている
ペニスはビクンビクンと痙攣を繰り返していた。
「ごめん」
「もういいから」
「ごめん……」
「もう、いわないで」
気持ちを与え奪い合いたくとも、体がついていっていなかった。腰を曳きはじめ、
ペニスを抜去しようとしたら、由美が肩に掌を置いてきて引き止めた。
「いかないでいて」
「やめたほうがいい」
「抜かないでったらぁ」
今の硬さなら確かに由美と性交渉可能でも、すぐに萎えてしまうという予感があった。
由美が痛がってしまえば、更にどうなってしまうかもわからない。
逆に犯しているという昂ぶりが高じてしまって、もっとひどいことになることも。
「ゆっくり、やさしくして」
「いいのか」
「じれったいぐらいでいいから。ながくして」
「それなら、おれが仰向けになるから、由美が跨ってみろよ」
「えっ……」
「いやか」
主導権は由美に持たせたほうがいいとおもった。当の由美が、この申し出を
どうおもったのかはわからない。
「いやじゃないけど」
「羞ずかしがることないさ。好きに選べばいい」
「わかった。する」
由美がペニスを掴んで、じぶんのヴァギナに導いて、跨ってひかえめに
快美感を求めだす。まだアクティビティにはなれない。けれど、両肩を窄め、
しかめた顔を落として喘ぐ由美は可愛かった。
下から伸ばした手で、胸板に突いていた由美の手と繋ぎ合って、瞼をきつく
閉じて感じている義妹と、ゆっくり蕩けていった。由美の鼓動とじぶんのを逢わせて。
「好き……」
ふたりの両腕は水平に、逆Vの字に拡げられた両脚の内側に、寄り添うように
由美の脚が拡げられてあった。
肉をお互いが求めても、恥骨をぶつけあう激しい肉交はしない。みせかけの
いたわりだと思う。由美をどれだけ好きで愛しているのか。下から突き上げた。
「ああっ、あ、あ」
もう、なにを考えているのかがわからなくなっていた。
次は『うなじ』『ホテルのロビー』『非常階段』
470 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 06:29:50 ID:Rj8lrDZP
蛇足かもしれんが、感想解禁しないか?
荒れない程度にオブラートに包んで。
反応がないと投下する気が削がれると感じるのは俺だけではないはずだ。
>>470 感想がほしいなら修業場なり別のスレなりに書け
以上
まぁまぁ、過去の作品にはそれとなく感想付いてるのもあるし、
別に作者が反応しなけりゃいいんじゃないか?
馴れ合いとかじゃなくてさ。感想禁止にしてるわけでもないし。
473 :
471:2006/08/15(火) 20:21:30 ID:y3otrH9y
>>1見たら
>感想レスが欲しい方は、メール欄にその旨を書いておいてください。
>感想レスを書きたい方は、文章に気を遣って書き上げてください。
ってあった。
結論から言うと、「好きなようにやれ」ってことだな。
良スレハケーン!(`・ω・´)シ
保守
476 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:37:26 ID:PyYW5NG7
hosyuだ
保守
478 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 19:21:13 ID:dpVDJt43
あげ
どうしようどうしたらねえどうしようごめんなさい
そんな思いは彼に届くはずもない。
うなじから耳にかけて、舌で舐めあげられる。熱い。それだけで体の中心から、また
零れ出してしまう。私のなかをかき乱している指を、また締め付けてしまう。
体育館に通じている非常階段の踊り場。遠くでバスケ部の練習の声が聞こえる。
耳元で、クッと喉がなる音がした。軽蔑されたのかもしれない。こんなところで、しっかり
濡れている私は。ひどい格好だ。シャツはボタンが外されて胸だけが露出するように
なっているし、ブラもホックが外されている状態。ショーツは足首のところで絡まっている。
もしかしたら、もしかしたら誰かがここを通るかもしれない。言い訳のしようがない格好。
「なんで、逃げたの」
熱っぽい吐息と共に、彼が言葉を吐き出す。体がびくびくと震える。
だめ、この人の声だけで私は。私は。
「ねえ……」
「…ぁ……んん…っ」
何も考えられない。あまり触ってもらえなかった敏感なそこを、こねくりまわされる。
長く美しい、私の好きな彼の指で。
きっと私はこの上なく、うっとりとした顔をしていたと思う。だから、指を引き抜かれて
彼と向き合うように体を回された時、ひどく残念だった。腹立たしくもあった。
「答えてよ」
私のなかから引き抜いた指を舐めながら、彼が問う。ああ、その目が好きだ。
太腿にとろりと、零れる感覚がした。
「あ……ごめんなさ…その、私、」
「ホテルのロビーから、君が見えた。声、かけようと思って外に出たのになんで」
昨日の話だ。ガラス張りの戸の向こうに彼がいた。私はたまたま通りがかっただけ。
まさか会うとは思わなかった。そして彼は女の子といたのだ。少し離れた高校の制服。
なのに、まさか、彼が私のもとにわざわざ来ようとするなんて。
「なんで、逃げるの」
舐めていた指を、そのまま私の口のなかに突っ込む。犯されている。彼に犯されている。
私は彼の手を取ると、指を舐めあげた。そして彼のものを奉仕するかのようにしゃぶった。
好き、彼の指が好き。
とても久しぶりだった。こんな事をするのも、彼に触れるのも、彼に触れてもらうのも。
彼に触れてもらえなくなって、1ヶ月。その間、彼は全く単なるクラスメイトとして振舞ってきた。
何故彼が触れてこないのか、怖くて、全くわからなくて、私はただ心が空ろになったいったの
を覚えている。でもどこか頭は冷えていて、仕方がないと思ったのだ。突然始まった関係は、
突然終わるものだろう。そう納得したのに、昨日はきっとどうかしていた。
「だって、もう耐えられない……」
あなたこそ、なんで近づいてくるの。
彼が、私以外の女の子と一緒にいる。それも仕方がないと思っていたはずだ、少し前なら。
なのに悲しくて、耐えられなくて、そして体が疼いてしょうがなかった。
私はその場から逃げる時、濡らしていた。
「あの時話していたら私、きっと馬鹿な事言ってた。軽蔑されてもおかしくない、いやらしい事」
指から唇を離して、少しずつ話す。目は合わせられない。怖い。
すると顎を持ち上げられたかと思うと、キスをされた。舌が入ってくる。いつもより乱暴なキスだ。
そういえば、今日初めてキスをしたなと思った。
私は本当に馬鹿な女だった。彼の行う全てに欲情し、すぐ濡らす。キスが久しぶりで、
それでも私は確実に幸せを感じていて、涙が零れた。
唾液を交換しながら、舌を絡めながら、階段に座らされる。
唇が離れて、彼が目尻の涙を舐め取った。そしてそのまま額にもキスされる。
「言ってよ」
「……え?」
「今。そのいやらしい事」
少し微笑んだように思えるのは気のせいだろうか。その表情があまりにもきれいで、見とれて
しまっていると、ほら、と彼が催促する。それでも口にするのはためらいがあった。
「……いっぱい……して…。いかせて…」
やっとの思いで、口に出す。羞恥で声が震える。きっと真っ赤な顔をしている。
こんな風にねだった事などなかった。
おそるおそる彼を見ると、今までに見た事のない目の色をしていた。
軽蔑された?嫌われた?わからない。けれども不思議と怖くない。そんな事、今までなかった。
彼は、私の足を開かせた。どろどろしたそこが丸見えだ。
「ぁ、やぁっ…何…」
一瞬ひるんでしまって情けない声を出してしまう。彼は私の中心に唇を寄せた。そして、嬲られる。
「ん、や、やぁ、あ、」
舌で、その啜る音で、指で、追い詰められる。何より、彼が彼が私に触れている。
「ぁ、は、いい……っ あ、んん、好きぃ…」
もう何が何なのかわからない。私はうわごとのように、好きと繰り返した。
「好き、ぁん…っ もっと、好きぃ、あ、あ、あ、」
ああ、私は彼が…。
483 :
479:2006/10/19(木) 01:41:11 ID:0o3P0t71
以上です。
次は「教室」「処女」「さよなら」で。
484 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 00:33:04 ID:uc4H8o4L
age
保守しとく ノシ
はい、たて逃げスレということで削除依頼出しておくわ
え、こういう趣旨なんじゃないの?このスレ
400KB超えて今更何をw
ほ
490 :
【大吉】 :2007/01/01(月) 16:49:55 ID:8r5IYeT4
け
ん
し
つ
で
495 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 18:12:58 ID:jsD31f7+
す
か
497 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 18:30:03 ID:vX6LWKso
ら
べ
り
く
そして 500
わーい
おおっおふぅっああっAGEるー
昼休みの教室で、浩は同じクラスの京子から手紙を受け取った、
「放課後、保健室で。
キョン子」
浩と京子は幼なじみで小さいときからキョン子と呼んでいた…
そして放課後、浩は保健室で京子と会った、
京子はヘアバンドをした短めの髪を掻き揚げながら、とんでもないことを言った…
「浩くん、あなたに私の処女を捧げます…」
「えっ…!キョン子今なんて…」
浩はドキンとした!「私とセックスしよう!」そういうや否やいきなり浩の唇にキスをすると、咥内に舌を入れてきた…浩は
股間のモノが熱くなっていくのを感じていた…そして京子の咥内を舌で弄りながら制服のスカートの中に手を伸ばして…ショーツの上から京子の股座を弄んだ…「あっ…ぁんぁんぁんぁぁぁ…んぁぁぁ!」京子は頬を赤らめながら、艶っぽい声を上げるのであった…
保守!
507 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 21:30:53 ID:Q0xP5cWi
テーマは面白そうなんだから、もっと盛り上がっても良いと思う
このスレがまだ残ってた事に感動しつつAGE
新しいのが指示されてない以上そうですNE