るろうに剣心エロパロ

このエントリーをはてなブックマークに追加
754巴縁薫
腰紐を解くと、白いバスローブからあまりにも簡単に肌が零れる。 雪のような肌と褒めてやればこの国の女は大抵喜ぶ。 生憎、今組み敷いてる相手にそんな気遣いは無かった。しかし実際、暗闇に浮かんだ身体はそこだけ月の光が降ったようだった。
余すところなく晒した裸体に、盲目の按摩が道を確かめるように手を伸ばす。 水嚢のように柔らかく重い乳房を両の掌に収めて、縁は細いうなじに舌を這わせた。
こいつも女だと思うと少し意外な気がした。しかしどこまで鈍いのか意識を取り戻す気配がない。 案外運がいいのかもしれない。起きて抵抗しても力尽くで従わせるだけだ。時々びくりと震える身体がだんだん面白くなってきた。
(夢の中で愉しんでるのか?)

乳房を大きく揺さぶりながら、その頂きを口に含む。 生娘なのは明らかだった。反応が遅い。 しかしそれならそれで、時間を掛けて嬲ってやればいい。
舌の先を尖らせ、乳輪に強弱をつけて円を描く。時折軽く歯を立ててやる。 次第に硬くなってきた事を認めて、縁はにやりと笑う。
(どこまでも落ちるがいい。もう帰り道なんて残してやらないからな)

何度か寝返りを打つように頭を揺らす。次第に汗ばんだ肌に、散らばった黒髪が張り付いていく。
敏感な反応を示す場所を狙っては、わざと緩慢に愛撫を繰り返す。 硬く高まっていく果実の他に、耳元のうなじ、双腎の谷間・・・
気が付くと呼吸を思い出したように喘いでいる。 耳たぶを舌でなぞると漏れ出た熱い吐息が頬に掛かった。

「んっ・・・」

鼻を抜けた甘い声が、少女の変化を如実に伝える。

「もう後戻りは出来ないなア?」

酷く愉快になって耳元に囁くと、答えの代わりを指で確かめた。 無用心に力の抜けた太腿に手を這わせる。
充分にとはいかないまでも、脚の付け根は湿り気を帯びてる。 固く閉じられた門を指先でなぞる。何度目かの往復でわずかに柔らかくなった。
その隙を逃さず、恥毛を退けると中に滑り込んだ。と、腰が揺れた。中で掻き混ぜるようにゆっくりと動かす。

「・・・あ・・・ん・・・」

(これが何だか知っているのか?)

全てを拒絶するように狭い洞も、やがて湧いてきた泉でクチュクチュと淫らな音を立て始める。
ゆっくりと与えられる刺激に物足りなくなったように、溢れる蜜が伝い落ちる。 素直な反応は、現にない彼女の意識があの男を見てるからだろうか。
(残念だったね)

秘所に突き立てた指に少し力を込める。 皮の剥けた肉芽と、奥の蕾に同時に与えられた刺激で細い腰が波打った。
(今のうちに十分愉しんでおけばいい。)

挿し入れた指は二本になり、抽出の中で蜜はますますねっとりと絡みつく。
手繰り寄せた肌に転々と赤い班を落とす。 純白だった肌は次第に赤みを帯びている。
(お前だけきれいなままなんて許さない。)

男の便利な性で、生殖の本能は正直に股間に宿っていた。 束の間手を休めると、自分の衣服を脱ぎ捨てる。
(俺だけが腐ったままなんて)

白い脚を抱えてそそり立った自身を蜜が零れる元へとあてがう。
(俺だけが闇に置き去りなんて)

弛緩した腕を投げ出したままで、少女に相変わらず意識が戻る気配はない。 すっかり解けた黒髪がまるで孔雀の羽のように薫の小さな顔を縁取っていた。
白い頬。 赤い唇。
閉じられた双眸。もう笑わない。
いつまでも俺に何も言ってくれない。 今も、そうやって俺を黙って見つめるだけなんだ。

「あんまりだ・・・姉サン」

腰を突き入れたのと同時に何かが零れた。 雨かと、一瞬気を取られて意識が空白になったその時、うな垂れた頭を暖かい物が包み込んだ。
唐突に振って沸いた温もりに驚いた頭が、押し付けられた柔らかな胸を確認して尚更混乱した。

「・・・え、にしっ!!」

繋がれた少女は破瓜の痛みにうめいただけかもしれない。 だが確かに自分の名前を呼んだのを縁は聞いた。