ウルザードと戦い、敗れたマジマザー。
マジレンジャー達の奮闘も空しく、ウルザードによってインフェルシアの本拠地へと拉致されてしまった。
「ふん!」
本拠地に到着するや否や、ウルザードは肩に担いでいたマジマザーを力任せに投げ飛ばした。
「きゃあぁぁ」
壁に叩きつけられ、倒れるマジマザー。
「さっきの戦いで精根尽き果てたようだな」
ウルザードはまるで弱った得物を甚振るように、ゆっくりとマジマザーに近寄り―
「立て!」
そう言うと、いきなりマジマザーの首筋を左手でつかみ、そのまま引き上げた。
「うう……」
マジマザーは力なく両手を垂れ、ウルザードのなすがままに立たされた格好になった。
「これ程度で終わりとはな」
ウルザードの嘲笑するような声にマジマザーは首をかすかにあげ、震える小さい声で応えた。
「こ、これくらいで……わ、私は負けない……」
ウルザードは一瞬、驚いた様子を見せたが、すぐさまマジマザーを睨みかえした。
「そうこないとつまらん。では俺の軽い運動相手になってもらおう」
「その手を、は、な…しなさい」
「ではいくぞ」
ウルザードは右拳をマジマザーの腹に打ち込んだ。
「うっ!」
強烈な威力にマジマザーの呼吸が一瞬止まる。
「おりゃおりゃおりゃぁぁー」
ウルザードは続けて拳を放った。拳が1発決まるたびに、マジマザーの体はビクン!ビクン!と動いていく。
「どうだ、素直に負けを認めれば、楽に殺してやる」
「うぅ、こ、このくらい…何でもないわ」
「何でもないはずがないだろう。素直になれ」
「だ、だれが貴方なんかに」
「素直にならないと、いつまでもこのままだぞ」
「ま、まだまだ…へ、平気よ」
「強情な女だ!」
また1発、拳が決まった。
「ぐふっ!」
苦悶の声をあげるマジマザー。だが、屈服する様子は見られない。
それを感じ取ったウルザードは、一瞬思案をめぐらせ―
「…では、趣向を変えよう」
文字通り、責めを変える事にした。
「こうすると…どうなるかな」
そう言いながらマジマザーの胸のふくらみの1つを爪をたてて握り、もみ始めた。
「きゃあっ!や、やめて!」
マジマザーは頭を激しく振って抵抗した。
だが、暫く責めが続くと…
「…ん、くっ、ふぅっ…ふぁぁ…」
マジマザーの声にだんだんと甘い響きが混ざり始めた。
「ふん、強がっていたようだが、所詮は女か」
マジマザーの声を聞きながら、胸を揉み続けるウルザード。
そして数十分後―
「んっ、くぅ! ふぁぁぁっ!」
その声と共にマジマザーの全身に痙攣が走り、首をがっくりとうなだれた。
すると、マジマザーの胸、ちょうど爪で握られたところが破れた。
「ス、スーツが…」
「ほほう、これはおもしろい」
ウルザードは手をいったん離すと、首元に5本の爪を立て、いっきに下へ降ろした。
「きゃぁ!」
スーツに5本の筋が残る。その筋あとに白い素肌がのぞいている。
「ああ…もう、力が…」
力なく呟くマジマザー。
次の瞬間、首を掴んでいた手が離された。糸が切れたあやつり人形のようにマジマザーは地面に倒れ落ちた。
「うぅ……」
マジマザーは落ちたままの形でまったく動かなかった。そこへウルザードが、マジマザーの体をまたぐ格好で尻を落とした。
「ぐっ! お、重い…」
ウルザードはマジマザーのマスクに両手をかけ、言ったた。
「おまえの顔を見せてもらおうか」
「い、いやっ…」
抵抗しようともがく、マジマザーを無視し、ウルザードは力をじょじょに込め、マスクの両側から潰しにかかった。
「ああ…やめて、やめて……」
ウルザードの圧倒的な力によって、マジマザーのマスクに少しずつ亀裂が入っていく。
「だめ、だめよ。もう、やめなさい…やめて……」
マジマザーの声も空しく、亀裂は徐々に大きくなっていく。
「そら、もうすこしでマジマザーの素顔とご対面だ」
「…お願い、もうやめて……」
ウルザードは亀裂に指を突っ込むと、開くようにマスクを左右に割った。
マスクは中央からちょうど2つに分かれた。そこには目に涙を溜めた小津深雪の顔があった。黒髪がバサリと垂れた。
「これがマジマザーの素顔か」
「ウルザード………」
「ただの女に戻った気分はどうだ」
「い、いっその事、一思いに殺しなさい………」
「だめだ、これからだ」
そう言うとウルザードは、マジマザーの左腰に装備されていたマジスティックを抜き取った。
「あ、返しなさい!」
「こういう玩具の使い方を教えてやろう」
「な、なにをする気…」
「こうだ」
ウルザードは、マジスティックの先をマジマザーの股間にゆっくりと突き刺した。
「あぁぁ、いやぁ!、やめて!」
マジスティックは少しづつ、マジマザーの股間にめり込んでいく。
「痛い、痛い、痛いー!」
「いい顔だぞマジマザー。おまえの苦悶の表情は絶品だ」
マジマザーは声の限りに叫んでいた。
「どうだ、感じてくるだろう」
「だ、誰が。はやく…抜いて、お、お願い」
「そうか、まだ感じてこないか。まあ、じきに感じてくるさ」
ウルザードは今度はスティックを回し始めた。
「あぁぁぁっ!」
「いいぞ、もっと泣き叫べ」
「お願い、抜いて、早く…早くぅ!」
「まだまだ」
「もうだめ、アソコが…アソコが、こ、壊れちゃう」
「だいじょうぶだ、まだまだ遊べるぞ」
「アソコは、お、おもちゃじゃないのよ」
「ばかめ、おまえはただの玩具でしかない」
「ひどい…もう許して……」
マジマザーは目に大粒の涙を溜めて懇願した。
「ふふふ、そうだな」
ウルザードはスティックを抜き取った。
「あぁぁ…」
ぐったりとなるマジマザー。だが、ウルザードの責めは終わらない。
「さて、実はお前との戦いで、俺はかなりのエナジーを消費した」
そう言いながら、ウルザードはいったん立ちあがると、マジマザーの両足を広げ、その間に腰を落とした。
そして、両腿のスーツを破りとった。
「まだ続けるの……」
そしてウルザードはスーツのスカート裾の部分を握り、一気に破りきった。
「ああ、もうやめて……」
その声を無視して、ウルザードは股の間に両手をかけ、スーツに大きく裂け目を開いた。
「きゃぁ! そ、そこは駄目ぇ!」
ウルザードは裂け目に見える茂みを確認すると、いきなり自分の顔を埋めた。
舌が這う感覚が中枢神経に伝わってくる。
「ああ、ああ、ああぁぁぁ」
「わ、私の中から、力がどんどん吸われていく」
ピチャピチャと音を立てながらウルザードは欲望を剥き出しに動いている。
それと同時にウルザードはマジマザーから、エナジーを吸い取っていた。
「(か、体の奥から、何かがうずいて……)」
マジマザーは無意識に背を反らせていた。
「(こんな、こんなことって……)」
不意に腰の異物感がなくなった。
「どうだ、いままで味わったこともない感覚だろう? マジマザー」
「そ、そんなことないわ」
「もう、我慢できないだろう?」
「違う」
「ではとどめだ」
ウルザードは自分の生殖器を曝け出した。マジマザー、いや小津深雪の目にはペットボトルにも匹敵しようかという大きさに写った。
「きゃぁ、それだけはいやぁぁぁ!」
「ははは、本当は死ぬほど欲しいのにな」
ウルザードは、正確にマジマザーの中心へ生殖器を誘導した。
「あっ」
と思う間もなく、ズズンという稲妻の衝撃が深雪の下半身を貫いた。
そのスピードに深雪の官能体は一気に頂点をめがけて上りつつあった。
「(いく、イってしまう……)」
ウルザードは深雪の最深部まで攻めあげた。
「(ああ、もう、もうダメ…)」
深雪は感覚の極に達した。
「ああぁぁぁぁぁぁ!」
ウルザードは深雪がイッたのを見て、体を引きだした。そして、下半身を深雪の顔の側に移動し―
「くらえ、マジマザー」
深雪の顔に精液を浴びせかけた。大量の精液に顔一面がベットリと覆われる。
「いい顔だ、マジマザー。ははっは」
もはや言葉もなく、力なく震えるだけの深雪。
「これから、お前は我らインフェルシアの性玩具だ」
ウルザードはそう言うと深雪の首に黒い鎖つきの首輪を嵌めた。首輪の中央には真紅の宝石が怪しく輝いている。
「これは、魔法封じの首輪。これを嵌めている限り、貴様は魔法を使えない。ただの女だ」
魔法を封じられた。その事実が深雪の心を黒く蝕んでいく。
「そして…これがなくなれば、万全だ」
次の瞬間ウルザードは、前もってマジマザーから奪い取っていたマージフォンを踏み潰した。
「ああ、もう…おしまいだわ……」
粉々になったマージフォンを見せられ、力なく呟く深雪。
ふと視線を送ると、無数の冥獣が深雪を下卑た目で見ている。
「(蒔人、芳香、麗、翼、魁…お母さん、貴方達に教える事が一杯あったのに……ごめんなさい)」
マジレンジャーとして覚醒したばかりの子ども達に思いを馳せる深雪。
彼女には、自由も希望もない。黒い運命が待っていた。
続く…のか?