ファイアーエムブレム&ティアサガ第13章

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127UCC ◆UCC0ebT.po
しかし、まだ脱力感が抜けていない為に羽織るのが精一杯でその場からは動けない。
エフラムが言っていたように賊が潜んでいたか…動物か何かがいたのか…。
いずれにしても今の状況は危ういものである事は確かだった。
「…………。」
ターナは音がした方をじっと睨んでいたが、ここでまた違う考えが頭の中をよぎった。
それは……仲間の内の誰か、という事。
その場合、考えられるのは夜の散歩か見張り当番の散策くらいだろう。
「………見張り…?」
次の瞬間、ターナの思考が停止した。
顔がさっきの行為時よりも赤く染まり、急激に心臓の鼓動が高鳴っていく。
「…あ……あぁ………まさか…で、でも…そんな訳…ないよね…。」
信じたくないその可能性に、ターナは震える身を止める事が出来ない。
もし、その通りならば…自分がしていた行為を見られていたという事に成りうる。
当然だが、人に見られれば恥ずかしい事である。ましてや想い人だったとしたら、それの比ではない。
「……ちっ…。」
クーガーは、あやの悪さに不運を感じながら舌打ちを漏らす。
が、態度ではそうしているものの……その内では既に覚悟を決めていたのだった。
固く拳を握り、深呼吸をして気合いを入れるような仕草をする。
そして、それぞれの思惑が飛び交う中で動いたのは………。

穏やかに流れる風が、幾つもの木々の葉を吹き鳴らす。
ざわざわと音が立ち、それは今まさに立ち上がらんとするクーガーの心境を現しているかのようだった。
一時の思案の後、すっと立ち上がり草むらから歩み出る…。
「……!!」
ターナは驚愕の表情で、視界に映った人物を見た。
そこに出てきたのは自分の考え通り………見張りをしていたであろうクーガーだった。
「ひっ………あ……。」
声にならない声を上げ、ターナが首をふるふると弱く振る。
あの可能性が的中してしまった事と、行為を見られていたのか?という思いに壮絶な恥辱に襲われる。
128UCC ◆UCC0ebT.po :04/11/29 21:40:33 ID:TL+lSgyM
「姫…。」
クーガーはちらりとターナを見てから、ふいっと後ろを向いた。
そして、静かに口を開く。
「悪かった……俺は…今まで姫の気持ちを分かってやれなかった。」
「……え…。」
突如、目の前のクーガーが発した一言で意外な事に思わず恥辱に歪んだ顔が緩和する。
クーガーはそんなターナに構わず、言葉を続けていく。
「…姫と俺とでは地位や立場が違う…。そう思ってはいたが、そんなものは大した問題じゃなかった。」
話すクーガーの顔はターナからは見えない。
彼が今、どんな表情でこれを続けているのか。
押し黙るターナはクーガーの背を見据えながら話を聞く。
「……………。」
「こういう時にどう言えばいいのか分からないんだが…。」
クーガーは、頭を一掻きして…。
「だから、単刀直入に言う。……俺は姫の事が好きだ。」
「……………!」
「…俺と姫の間に何があろうと、覆してみせるつもりだ。他のどんな者よりも……愛おしく思える…姫をな。」
ターナはクーガーの突然の告白に、胸が締め付けられるような思いだった。
脱力感がすっかり抜けた体を動かし、ふらっと立ち上がる。
そして、ゆっくりとゆっくりとクーガーの方へ歩いていく。
勿論、クーガーはそれに気付いてはいなかった。
「今、俺の中にあるのは姫への想いと…姫を守ってやりた…!?」
不意に、背中に何か柔らかな感触が生まれる。
後ろから白いほっそりとした腕が回され、そのまま自分の体を抱き締めてきた。
「……気付いてくれるの…遅いんだから…。………でも……嬉しい……。」
「ひ、姫…。」
ターナがいきなり抱きついてきた事に驚きながらも、何とか声を出す。
接近されている事に気付かぬ程に、熱く語っていたようだ。
129UCC ◆UCC0ebT.po :04/11/29 21:56:46 ID:TL+lSgyM
「…クーガー……私も…あなたの事が好きだったの…。そう…あなたと一緒に組んで戦う前から……。」
そう言ってターナは、クーガーの体から少し離れる。
自由になったクーガーが振り返ってみると、そこには両手を後ろに回し顔を上げてこちらを見るターナが。
「あなたを想うと…凄く切なくて…それでいて悲しい…。この想いが伝わる事を期待して私が頑張ってきたの…。」
その瞳は潤んでおり、頬には一筋の涙が流れた跡が残っていた。
羽織っただけの上着の胸辺りからは、乳房が見え隠れしているのが分かる。
そして、ターナは静かに瞳を閉じるとそっと顎を突き出した。
「…………。」
クーガーは右の手を伸ばすとターナの髪を優しく撫で上げてやる。
それから両肩を掴んで、抱き寄せた後………自分とターナの唇を重ねた。
「…クー…んっ……。」
唇は塞がれ、小さく声が漏れる。
無意識にターナの口が緩く開き始め、クーガーの舌が緩んだターナの唇の間に潜り込む。
すぐにその舌先がターナの舌を捉え、つんつんと突付く。
ターナはそれに一瞬だけ怯みはしたものの、遠慮がちに自分の舌先で受け入れる。
「ん……んん……。」
口内で2人の舌が絡み、滑らかな感触を持って擦れ合う。
それはまるで輪舞を踊っているような…。
突付き絡んで離れてまた突付き…繰り返しであったがそれに夢中だった。
やがて、離れる2人の唇を輝く真珠の首飾りのように光の糸が連なり消えた。
「ん……は…はぁ…。」
ターナは体を少し震わせながら、熱い吐息を漏らしていた。
「…姫……いいか?」
そして、クーガーの問いに無言でこくりと頷く。
それを確認してから、ターナを草むらにゆっくりと寝かせる。
次に、上着に手をかけ脱がせた。
同時に露になった乳房が、震えを見せ控えめに揺れる。
130UCC ◆UCC0ebT.po :04/11/29 22:15:25 ID:TL+lSgyM
「……優しく……お願い…。」
「任せてくれ、姫…。」
そう言ってクーガーは、晒された乳房に手を近付けると上から押さえるようにして掴む。
「あっ…う…んっ…。」
ターナの乳房の柔らかさに驚きながらも、その手は止まらず今度は揉んでみる。
更にその柔らかさを体感する事になり、手に伝わる感触が何とも言えなかった。
何度も指の力を強めたり弱めたりしながら、その感触を楽しむ。
「あ、あっ…う…っく……はぁん…。」
クーガーにされるがまま、ターナが時折り小さく喘ぐ。
そんな中ふと、乳房の先に盛り上がる乳首が人差し指に触れる。
つつ、と手をずらし上げ乳首を指の腹でするすると転がしたり軽く押し込んだりした。
「ん……ふ、あぁ…はぁ…あ、んっ。」
心なしか、ターナの息遣いが荒くなったようだ。
それに構わず、またも人差し指で乳首をコリコリと弄ってみるとピクッと反応する。
乳房を揉む指の力を段々と強めていくと、じわりじわりと乳首が硬くなっていった。
乳首が転がされる刺激が与えられる度にその硬さは増し、より刺激を求めるかのように先端を尖らせるのであった。
自分の愛撫でターナが感じているのを見て、クーガーは安心しながら続ける。
乳房への愛撫を維持し、自身の上体を下にしていく。
そこで見えたのは先の行為でそのままだった秘所。
愛液が滴り、地面にほんの小さな水たまりを作っていた。
「…………。」
クーガーは秘所に顔を近付けると、むわっとした熱気を感じた。
その割れ目は僅かにひくついていて、いやらしく誘っている。
そして、ふらりと誘われ舌先で割れ目の入り口を舐め上げてみた。
「ひゃあん!」
途端に、ターナが全身を震わせて大きく喘いだ。
それは自分の指で弄っていた時とは全く違う快感だった。