ロード・オブ・ザ・リングのエロ小説4冊目

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1名無しさん@ピンキー
指輪物語及びその周辺作品群の深遠かつ広大なる世界の辺境で(;´Д`)ハァハァするスレです。
映画原作女体化ふたなり異種姦触手幼体鬼畜なんでもカモォォォン!!!

■基本はSSによるエロパロ。文に萌えて絵を描くもよし。
■お引越しは480KBを目安に「新スレ立てます」宣言をして移動。
 前スレは案内や萌話で埋め立て。
■荒らし、広告避けの為sage進行推奨。
■SS投稿要項は>>2に。

前スレ
 ロード・オブ・ザ・リングのエロ小説3冊目
 http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1093959401/l50
SS保管庫
 http://lotrep.nobody.jp/
2名無しさん@ピンキー:04/11/15 19:41:43 ID:4h3eYWf4
【SS投稿要項】
[形式]
・名前欄にカプ名(○○×●●)または作品名を記入。
・陵辱、SM、ロリベド等個人的嗜好の偏りが大きい内容は、最初に1レス分の警告文を。
・連載、リレーの続きには「>>前レス番号のつづき」とアンカーを入れ、判りやすく。
・SS完結時には終了を示す表示(【終】【完】等)をつけるか、SS後のレスで終了宣言を。
[内容]
・スレのお約束さえ守っていれば、どんなカプでもシチュでも無問題。
・生物(中の人)を連想させるネタ、画像貼り付けはご法度。
・ホモネタは「801板」、なりきりエロは「ピンクのキャラサロン」でどうぞ。

[心得]
読み手は萌えどころの違う作品に対しては黙ってスルー。
その代りハァハァした作品や次回も期待する職人には力一杯マンセー!
職人は読み手からの感想を真摯に受け取るべし。
そこに次への跳躍があると精進しよう。心の切り替えも大切だ。
人の好みは千差万別
「嗜好やスタンスの違い」へのかみ付きは要らぬ争いの種となる。基本はスルー&マターリ
3名無しさん@ピンキー:04/11/15 21:50:44 ID:Ox7rKMOR
>>1
スレ立て乙!
4名無しさん@ピンキー:04/11/15 22:12:11 ID:1UhGVvcl
>>1 スレ立て乙!
そして保守ー。
5名無しさん@ピンキー:04/11/15 23:06:25 ID:XxHKWyue
乙!
それではまた新しいスレで、新しい世界を開拓していきますか。
開拓してくれるのは、自分ではなく、職人さんたちですが。
6名無しさん@ピンキー:04/11/15 23:22:04 ID:GFYxnBTI
しかし、ここ一月ほどの間に随分と職人さんたちの勢いがついてて、それもかなりの
良作ぞろいで毎日チェックするのが楽しいな。
いいスレだよ、ここは。
萌えの方向性が違ってもしっかりと読めるものばかりだし。

…「王城夜話」の職人さん、もういっかい降臨してくんないだろか…。
この人の話は「匂い」までもが嗅げそうなところがイイ。
7名無しさん@ピンキー:04/11/16 01:35:45 ID:YGDrtT8j
スレ立て乙!
そんでもって姫将軍の続きを待ちつつ保守。
8名無しさん@ピンキー:04/11/16 10:04:01 ID:G52IJUcB

新しい物語が始まるネ
9名無しさん@ピンキー:04/11/16 10:21:04 ID:XxIGrVvZ
ホシュ
10名無しさん@ピンキー:04/11/16 12:20:50 ID:RTx+EsFX
続きを待つ午後
11名無しさん@ピンキー:04/11/16 12:42:51 ID:qT2LEF4i
期待sage!
12名無しさん@ピンキー:04/11/16 13:07:01 ID:kgEzehcj
よーしパパ保守しちゃうぞー
13名無しさん@ピンキー:04/11/16 14:18:35 ID:cwEiTtMM
職人降臨祈願sage! 24時間以内に30レスだっけ?

前スレの「離れ山の宝玉」
>レゴラス×ギムリ(基本は)です。
なんなんだ! そのカッコはーーーーーーーーーー!
14名無しさん@ピンキー:04/11/16 14:44:05 ID:l8cFCGdw
ドワーフの人口維持には、女ドワーフひとりが4人産まなきゃならないのか。
結婚して子供を作ろうというドワーフ娘はきっとすごく愛情深いんだと妄想してみるテスト。

エルフ(異種族)と結婚したがために、子供が欲しいのに出来ないギムリたん。
至福の国の空の下、今日もお腹をさすりながら淋しげにため息をつく。
そんなギムリたんを優しく膝に抱っこする申し訳なさそうなレゴ。

‥みたいな話が読みたい。
15名無しさん@ピンキー:04/11/16 15:49:06 ID:LHTpAt8f
レゴギムの人はほんとに妄想豊かだな。
前スレでも言われてたけど、自分で書いてみればいいのに。
16名無しさん@ピンキー:04/11/16 16:33:01 ID:x0hCQzak
はやくぅ
17名無しさん@ピンキー:04/11/16 16:34:52 ID:x0hCQzak
キューザックのファンなので
記念にもう一回カキコ
スレ違いスマソ
18名無しさん@ピンキー:04/11/16 17:13:52 ID:Htdwt9rB
ほす
19名無しさん@ピンキー:04/11/16 17:26:22 ID:YN6zvdvX
保守
20名無しさん@ピンキー:04/11/16 17:59:22 ID:21YUoyQF
続編を待ちわびる黄昏
21名無しさん@ピンキー:04/11/16 18:05:33 ID:dwBsEID6
>>1 乙!
即死回避に協力 
22名無しさん@ピンキー:04/11/16 18:12:12 ID:BE3DEPNn
保守協力&職人さん待ち
23名無しさん@ピンキー:04/11/16 19:24:29 ID:dwBsEID6
ふたたび保守
24名無しさん@ピンキー:04/11/16 19:30:40 ID:0Y4Yojik
保守するよ!
25名無しさん@ピンキー:04/11/16 19:35:06 ID:1+RHoDjO
期待してるぞ保守!
26名無しさん@ピンキー:04/11/16 19:36:39 ID:1DkZhdF7
保守
27名無しさん@ピンキー:04/11/16 19:42:16 ID:5E31Jx7t
トールキン協会に通報しますた

嘘です! そんなことしません!
28名無しさん@ピンキー:04/11/16 20:31:42 ID:zuEnSXAB
アラフロのお話は倉庫から撤去されたんだっけ…
29名無しさん@ピンキー:04/11/16 20:42:48 ID:lPdCCMYD
>>28
過去ログを流し読めばそっちには有るぞ。
ちなみに1スレ目
改訂は2スレ目
30名無しさん@ピンキー:04/11/16 20:45:53 ID:LIT5U+M5
即死回避
31名無しさん@ピンキー:04/11/16 21:01:14 ID:LIT5U+M5
新スレ乙!
32名無しさん@ピンキー:04/11/16 22:12:14 ID:QOnnkqmV
33名無しさん@ピンキー:04/11/16 22:57:05 ID:ugNSWlgM
>>31-32
誤字が多すぎる職人さんの方がどうかとは思うけど
一度も見直してないような文章とか、読みにくくて萎えるじゃん?
34名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:08:35 ID:sxAmyJ6m


オマイラおかずがなくなってもいいのかよ
35名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:14:52 ID:2zC0cPaV
>>33
同意。
「ミナステリス」はありえねえと思った。
36名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:20:48 ID:f1bhSMje
ここのスレは外野が厳しいからね。
見直しばかりして、一度も投稿できない職人とかいそうだなここ…。
3733:04/11/16 23:22:43 ID:ugNSWlgM
sage忘れた…この時間だから早々にスレが下がって行くとは思うが、スマソ。
38名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:38:48 ID:dISz451p
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
39名無しさん@ピンキー:04/11/17 00:05:07 ID:tgYexldn
とりあえず書き手の方々には前スレに投下してもらいたいな。
残り75kbで次スレ移行は早過ぎた。
40名無しさん@ピンキー:04/11/17 00:41:28 ID:wQ9/YuZL
>>35
キャラ萌えだけなんだろうよ。
41名無しさん@ピンキー:04/11/17 19:38:59 ID:fsmgawFO
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
42名無しさん@ピンキー:04/11/17 21:42:01 ID:F4aN6NCi
テンプラ職人 が訴えてる
>メル欄使って陰口とか。

>>35 以外に探してみるといろいろあるね。
最初のエオメル×ファラミア♀ の職人さんに

>sage読むより先に目が逃げる
>俺も目が逃げるsage
>sage 何気なく”削除”依頼スレ見てたらアホがいた…

裏でも散々叩いていたんだ゜(ノД`)゜

>14レコ゛キ゛ムの職人もうざい人になっちまった…sage
>あとウサ゛イのはメリフロか
>一番うざいのは自治厨なんだが…
>ギムリたんの萌え話振って、職人が叩かれるのは納得できねぇ…sage

某有名職人さんも使ってました。
>名前欄忘れてましたsage

実は、全部この職人さんの仕業だったりして―!
自分以外のSSは興味ない感じ?
特に同じ人間カプの職人は気に入らなかったのかな・・・゜(ノД`)゜。゜

43名無しさん@ピンキー:04/11/17 22:48:53 ID:7ARW9LJ6
     ノ∩
           ⊂ >  ヽ  
            /( 。A。 )っ >>42
            U ∨ ∨
         ・@;∴‥
   ∧_∧ ∩  :: :.    ガッ
  ( ゚ ∀゚)/  :: ::
  (つ ぬ /  :: :'
  人⌒l ノ  :: ::
  し(_)
44名無しさん@ピンキー:04/11/17 22:49:06 ID:Fk+eOzDj
>42
メール欄でsageつつ何か呟くのってそんなに特殊なテクでも何でもないし・・・
あんたも根拠のない中傷になりかかってるから少し落ち着け。
45名無しさん@ピンキー:04/11/17 22:53:17 ID:QJrcAiQM
ここ荒れすぎたよ。
スレ立てるのが早すぎたんじゃないのかな…。
46名無しさん@ピンキー:04/11/17 23:12:40 ID:+nayISo3
>>42
とりあえず君は知らなかったのかもしれないが
メル欄に一言(+sage)はねらーならごく普通にやってる事だ。
無知を装った言いがかり叩きだとしたらちょっと稚拙。
47名無しさん@ピンキー:04/11/17 23:15:27 ID:VPRiP5Mk
>>14を読んでて思ったんだが、エルフやドワーフはそもそも増えにくいから避妊の発想そのものが
なさそうだな。あの大家族っぷりを考えるにホビットたちもそういう感じだし、人間ぐらいか?そういうのが
あるのは。
48名無しさん@ピンキー:04/11/18 01:14:23 ID:32Y+wlGk
ゲーム『中つ国第三紀』の非売品プロモDVDを電器屋で貰ってきたので早速鑑賞。
「うぉっ、女体化レゴラス!?」と思って萌え…じゃなくて驚いたら、
ゲーム用の新キャラ(エルフ♀)ですた。(というオチに空しく笑う深夜の酔っ払い)
49名無しさん@ピンキー:04/11/18 01:23:30 ID:6Ml9vG6Q
吐き出し。

ホビ娘のリンカーンが読みたい。相手は人間でもオークでもいい。
ポイントは「リンカーンだが、嫌がっていないホビ娘」ってとこ。状況的に
可能なのは、フロド嬢が指輪の魔力で淫乱に→オークor人間を誘って御乱交かな。
オークに自分から跨って、「まだ足りないの・・・アラゴルンやボロミアは、もっと出して
くれたよ・・・」とか言って妖艶に微笑んでくれるのがいい。
50名無しさん@ピンキー:04/11/18 01:47:27 ID:cyYNoYMg
三作目、オークに攫われたフロドを助けにサムが塔のてっぺんまで行くと、そこには…!
っての?
51名無しさん@ピンキー:04/11/18 02:05:11 ID:vtbypGqS
>>50
嫌ぁー。サム、見ちゃうのか。ショックだろうなー。そして、それを知らされたメリーも大ショックだ。
自分は、メリーじゃないんで、全貌が知りたいが…。w
52名無しさん@ピンキー:04/11/19 23:57:54 ID:AX5r4WcV
ちょっとした疑問だが
大きい人(女体化)と小さい人(男)なんてのは需要がないんだろうか…
映画のコメンタリーでメリピピの中の人達が
「エルフ女を孕ませた」みたいにふざけてたのを思い出して
そういうのもあってもいいのかもと。
まあ自分はフロドお嬢様とか大好きなんだが。
53名無しさん@ピンキー:04/11/20 02:12:25 ID:mdrpkdeZ
自分は読んでみたいな
ホビットはめちゃめちゃ男前だからなー!
大きいおねえさんを翻弄しちゃってほしい
54名無しさん@ピンキー:04/11/20 15:02:25 ID:2SneftJy
一番しっくりきそうなのは、メリー(♂)ピピン(♂)で姫将軍かなぁ。
フロドやサムはわりと分別くさい物の考え方してそうだけど、若モンのメリーとピピンは
自分たちが「大きい人」たちにどういうふうに見られているかって事を良く知っていて、行動を
していそうなところがあるから、ボロミアたんを手玉に取るなんてのは朝飯前なんじゃ?
55名無しさん@ピンキー:04/11/20 22:14:06 ID:BHw9rZ23
ピピンに「ぼくのお嫁さんになってください!…だめですか?」なんて
かわいらしく迫られたら断りきれなそうだ>ボロミア
「ずるいぞピピン!!ぼくだってボロミアさんが好きなんだぞ!」とピピンと喧嘩を始めるメリー。
そんな光景にホノボノとした幸せを感じながら
「ははは、お二人とも。私のような剣しか知らぬ無骨女でも貰ってくださるか?」などと
つい子供にするように口約束してしまうボロミア。
木の陰から聞き耳を立てていた王様愕然。
56名無しさん@ピンキー:04/11/21 12:39:21 ID:wHhdrDoq
寝ぼけたふりをしてボロミアの寝床に潜り込み
胸をまさぐる確信犯なメリピピ。
二人のことを子供扱いしてるのですっかり無防備なボロミア。
「おや、ピピン殿、母上が恋しいのですか?ははは、くすぐったいですぞ、メリー殿…」
「なにがお母さんだ、メリーなど成人してるくせに!エロ小僧どもめ〜!」歯ぎしりしながら覗き見は続ける王様。とか。
57名無しさん@ピンキー:04/11/21 15:42:14 ID:JkzBuioL
できれば馳夫さんには木の枝を二本、頭のところで持って、
隠れていて欲しい。野伏とは思えない隠れ方だが。
58名無しさん@ピンキー:04/11/22 01:02:20 ID:ZVHcclw9
お久しぶりです。
やっと「紅い月」のSSの続きを投下します。
散々遅くなったくせに、ちゃんとしたエロがまだありません…。
申し訳ありません…。
「月の国」は製作中何故かどんどん話が増殖してしまい、
今回が「序章」となりました。
この先いくつSSが出来るか、本人にもわかりません。
それでは、12スレを借りします。
59月の国−序章(1/12):04/11/22 01:03:52 ID:ZVHcclw9
日が傾き始め、次第に空が紅く染まる。
ファラミアとギムリは一日中人目を避け険しい山道を通りイシリアンの
エミン・アルネンに向かって直走っていた。
マントのフードを深く被り、人目を避けるように険しい道をあえて選んだ。
まるで国を負われたように、ファラミアは後ろめたさを感じていた。
今は秋から冬に変わる季節のため、夕暮れが近づくと気温が一気に
下がり頬に冷たい風が頬に刺さる感じがする。
「夜が明ける前に出たのに、もうこんなに暗くなってしまいました。
気温もだいぶ冷えてきましたね。暗くなる前にお城に着かなくては、
ファラミアは、寒くはないですか?顔色が優れませんよ」
ギムリが青白い顔をしているファラミアに声をかける。
「大丈夫でございます。ギムリ様…。久しぶりの遠乗りですので…
少し疲れただけです。」
柔らかく微笑みながら答えるファラミアのやつれた顔を見て
ギムリは心配そうな表情を浮かべた。
ファラミアは、ここしばらく睡眠もちゃんと取れず食べ物もほとんど喉に
通らないほど、ひどく落ち込んでいた。
『かわいそうなファラミア…』ギムリはこの一ヶ月の出来事がファラミアの
身に降りかかった災難を同情せずにはいられなかった。
エオメルと関係を結んでから、ファラミアの周りが一転した。
60月の国−序章―(2/12):04/11/22 01:05:51 ID:ZVHcclw9
ボロミアは自分の一番大切な妹をエオメルに陵辱されたと勘違いし、
今までやさしく穏やかだった性格は、一変し冷たい瞳をした冷酷な王妃に変貌した。
彼女がいくらエオメルとの結婚を希望してもボロミアは耳を貸さなかった。
そして、ファラミアの花婿を近隣諸国の嫡子以外の王子やゴンドールの
兵士から花婿を募集した。
王も豹変した王妃を止めることもできず、ただ沈黙を守っていた。
ファラミアも大好きな姉に強く反発することはできない人だった。
それでも、処女ではない執政の花婿を探すのは、無理だろうとファラミアは
考えていたらしいが…。
ファラミアが思っていた以上にファランを娶りたいと申し出る者達が
ミナステリスの城に押し寄せてきた。
家臣たちもすでに妻がいるのにもかかわらず、妻達に離縁状を叩きつけ、
自分がファラミアの夫になると息巻いて、その募集に大勢集まってきたのだ。
元々ファラミアは家臣達や近隣諸侯の王子達の憧れで、その清楚で慎み深い人柄に
「ゴンドールの女神」などと称されるほど崇拝者が大勢いた。
しかし、姉であるボロミアの寵愛を受けているファラミアに彼女に手を
出すなど狂気の沙汰だと思われていた。
だが、そのボロミアより募集がかかったことで、諦めていた男達は
挙ってファラミアの元に押しかけてきたのだ。
それだけではなく、一方的に離縁された妻達も、城に次々と苦情を申し出た。
その処理だけでかなりの時間を費やし、花婿候補の人選は難航した。
61月の国−序章―(3/12):04/11/22 01:07:17 ID:ZVHcclw9
一ヶ月たってもファラミアに合う人物は現れず、業を煮やしたもの達が、
ファラミアの寝室に侵入して、ファラミアを襲う不逞輩も現れた。
もちろんファラミアもゴンドールの女戦士、そのような輩にやられるほど腕は
落ちていない。
また、城で働いていた、侍女達や兵達もお金に目がくらみ、その輩の手引きを
していたこともわかり、今まで隠されていた城の膿が一斉に表面に現れる形となった。
心配したボロミアは、ファラミアを執務以外は地下室に隠した。
それでも警備に限界があり、これ以上城の中の者達に罪を犯してもらいたくないと
ファラミアは王に、自ら城から出て行きたいと懇願した。
ついにエレスサール王が沈黙を破りファラミアを新しく建設中のイシリアンの
城に逃げる事を許し、ファラミアを職務からはずすことにした。
ただし、この計画が外に漏れないように、一部の者しかわからないように内密に事が動いた。
イシリアンは、元々ファラミアがゴンドール軍を率いて、ヘンネス・アンヌーン
を拠点として駐留していたため。ファラミアはイシリアンの地理に詳しかった。
城は、イシリアンのエミン・アルネンの小高い丘に、イシリアンの森を
保護する形エルフ達が新しく城を築いていた。
ケレボルンはイシリアンの森に住まいを提供してくれたゴンドールに
お礼を兼ねて立派な城をエルフの手によって築いていた。
この城の設計を担当したのがレゴラスであった。
62月の国−序章―(4/12):04/11/22 01:10:16 ID:ZVHcclw9
レゴラスだったら大事なファラミアを守ってくれると、ボロミアもイシリアン
行きを反対しなかった。
とりあえず、一時非難と言う形で従者も連れずギムリを護衛にひっそりと
早朝にミナステリスを出発した。
ファラミアの厚いマントの下のドレスは胸元を皮の紐で編み上げただけの
シンプルなデザインだが、上質なベルベットの美しい深いグリーン色の
ドレスを着ていた。
このドレスは一ヶ月前エオメルに切り刻まれたドレスのお詫びにと
エオメルが至急ローハンからゴンドールのファラミアに送ったドレスだった。
最初そのドレスは12着あり、ほとんど豪華なデザインで派手な色の
美しい絹のドレスだった。
しかし、ボロミアは気に入らないエオメルの贈り物を受け取る義理はないと
ドレスの無残に切り裂いたが、ファラミアがどうしても着る物がないと
ボロミアにすがり一枚だけ残してもらったドレスだった。
この色はローハンの色であり、冬の厳しいローハンの女性達が丹精こめて
織った上質なベルベットでとても暖かく、このドレスを着るとファラミアは
エオメルに包まれているような気分になった。
そして、着ているだけで体の奥底が熱く疼いた。
もちろんボロミアがこの姿を見ると機嫌を損ねてしまうのでできるだけ
彼女の目に触れないところで着るしかなかった。
毎夜毎夜、地下室の上の窓から見える月を見ながら、エオメルの思いが
募り逢いたくて仕方が無く何度も枕を濡らした日々を送り、いつの間にか
自分を慰める行為を覚えた。
63月の国−序章―(5/12):04/11/22 01:13:45 ID:ZVHcclw9
ファラミアの秘所は、エオメルの巨大な昂ぶりを思い出しながら
指でさわるだけで、たっぷりとした蜜があふれだした。
その淫らな行為をやめることができない自分が情けなく…。
また、どの言葉を尽くして姉を説得しても姉に拒絶され、強く姉に反発できない
自分の不甲斐なさが、より一層自分を責める原因になりファラミアの顔から
すっかり生気が失われていた。
姉の命令とはいえ、知らない男性もとなど行きたくはない…。
「ああ…エオメル様に会いたい…。」
ポツリと溜息混じりに言葉がファラミアの口からの漏れた…。
「大丈夫よ、ボロミアはいずれあなたの気持ちに気づいてくれるから!」
ファラミアの後ろから、ギムリの優しい声が聞こえ、ファラミアはっと我に返った。
後ろを振り向くと、心配そうな表情を浮かべながらも、ギムリの溌剌とした
明るい笑顔が目に入る。
その明るい顔を見ているだけで、暗い底からどうにか救われた気分になった。
彼女がそばにいてくれて本当によかったと、同行を指示したエレスサール王に
ファラミアは感謝した。
ギムリを護衛に選んだエレスサール王は、彼女をファラミアの護衛として
就けただけでなく、一ヶ月も離れ離れになってしまった恋人のレゴラスに
逢わせるのも目的のうちだった。
ギムリも、ファラミアを心配しつつも一ヶ月ぶりに逢うレゴラスとしばらく
一緒にいられる喜びで胸がいっぱいだった。
彼に逢う為、もともと乗馬が得意なファラミアにおいていかれないように
一生懸命馬を走らせた。
64月の国−序章―(6/12):04/11/22 01:15:40 ID:ZVHcclw9
イシリアンに着く頃は、すでに日没近く真新しい白亜の城は、
闇に浮かび上り神秘的なたたずまいを漂わせていた。
「なんて美しいの…」
人間が住む城とは思えないほど、美しい城に思わず溜息が漏れる。
レゴラスが設計を担当したため、人間の作った建物と少し趣が違う。
ファラミアはふと城に上段部に浮かび上がるエルフとは思えない黒い
大きな影を見つけた。
全身に緊張が走る、まさかもうここも見つかったのか…。
突然ファラミアが馬から下り、用心のために持ってきた愛用の剣を
握り締めるとファラミアのやさしげな表情が戦士のりりしい顔に変わり、
ギムリは思わずドキリとしてしまった。
「ギムリ様!馬と荷物を頼みます!」
そういうと、人影に向かって走り出した。
「ファラミア…あれは…エ……」
後ろからギムリの声がしたが、ファラミアの耳にはもう届かない。
自分を追ってきたと思われる、不審な人物の影に向かい長い階段を駆け上がった。
逃げているなんてもう我慢できない…。
今度はこちらから攻撃してくれる!
ファラミアは、レンジャー時代に鍛え上げただけあり音も無くあっという間に
人影の背後に回った。
65月の国−序章―(7/12):04/11/22 01:19:53 ID:ZVHcclw9
剣をゆっくり鞘から抜き外を見ている大柄の男めがけ剣を降ろした。
ガキーン!激しくぶつかり合う金属音が澄んだ空気に響き渡る。
後ろからファラミアが襲い掛かったのに、その男は一瞬にファラミアの
殺気を感じ取り自らの剣を抜き、ファラミアの鋭い剣を見事に受けた。
予想外の剣の達人に、ファラミアの背筋に冷たい汗が流れる。
月明かりがその男の顔を明るく照らす。
黄金の長い髪が月明かりで輝き、目の前にいる男はファラミアが
一ヶ月の間ずっと恋焦がれていた、エオメルその人であった…。
カラン…。
「エオメル様…。」
ファラミアの震える手から剣が落ち大きな瞳が揺れみるみるうちに涙があふれる。
自分は危うく愛しい人を、剣で斬ろうとしたのだ…。
エオメルも、ファラミアのすごい殺気に剣を抜いたが、初めて受けたファ
ラミアの剣の腕に驚き、剣を鞘に戻すとファラミアを呆然と見つめていた。
一ヶ月前にくらべ、ファラミアは儚いくらいやつれていたが、艶かしいほど
色香をたたえていた姿から、想像出来ないほど力強い剣だった。
やっとファラミアに逢えた事に、有頂天になっていたエオメルだったが、
まさかファラミアはあの時を気に、自分に憎んでいたのだろうか…。
頭の中でいろいろなことが巡り、体が固まったまま立っていると、
エオメルの胸にファラミアが飛び込んできた。
66月の国−序章―(8/12):04/11/22 01:23:03 ID:ZVHcclw9
ふあっといい香りが、エオメルの鼻腔を刺激し、やっと我に返り
エオメルは華奢なファラミアを強く抱きしめた。
「お許しください…私は危うくあなたを…。」
恐怖で震え止らないファラミアの美しい唇にエオメルがやさしく口付けした。
「私はあなたに斬られても、命は惜しくはありません。私の命はもうすでに
あなたのものですから…。」
エオメルはやさしく囁くと、今度はファラミアの唇に深く口付ける。
一ヶ月ぶりのファラミアの唇に、情熱的なエオメルの舌が入り、ファラミアの
舌を絡めとる、ファラミアもいつの間にかエオメルの口付けを慣れないながらも、
懸命に受けていた。
久しぶりの深い口付けで、ファラミアの頭の芯まで痺れるような感覚が
全身を襲ってくる。
エオメルはファラミアの柔らかい唇を味わいながら、あの夜見た夢を思い出す。
やはり、あの時のファラミアとは違う…。
エオメルの脳裏にはあの妖艶なファラミアの姿が思い出される。
ファラミアが突然エオメルを突き放した。
「あ…あなたは何をお考えなのですか…。」
非難めいた瞳でエオメルを見るファラミアには、何故か怯えた表情が表れる。
しまった…考えを読まれた…。

67月の国−序章―(9/12):04/11/22 01:29:54 ID:ZVHcclw9
ファラミアはヌメノールの血を引く一族の末裔のため、馬鹿が付くほど
素直なエオメルはあっという間に、心が読まれてしまった。
「あの…その……。」
エオメルは、言葉に詰りおろおろしながら慌てふためく…。
「なぜ…あなたもその夢を…。」
怯えながらも顔を赤らめて俯くファラミアを見て、『その夢を….』
その言葉が頭の中を駆け巡る。
「ファラミア様も…まさかあの夢を…?」
エオメルは驚きを隠せなかった、ファラミアの肩を抱き、
ファラミアの顔をのぞくと真っ赤な顔をしたファラミアと目が合う。
「はい…三日前の紅い月が出た日に…。その…あなた様を思って窓の外を
見上げた時に…あの怪しい月が目に入って…無性に胸騒ぎがしました。
すると…その晩あのような淫らな夢を見てしまったのです…。
もう恥ずかしくて…自分がこんな淫らな女のなのかと……」
ファラミアは、恥ずかしそうにしゃべっていたが、気がついたように顔を挙げ
「もしかして…エオメル様もあの紅い月を見てあの夢を?」
「見ました!あなたが…その紅い月を見た同じ時、私はあの怪しい月を
見たのです。私達は離れ離れになってもあの月を一緒に見ていたんですね。
あなたに逢えなくて…この一ヶ月私にとってはひどく辛かった…。
でもあなたが同じ気持ちでいてくれたなんて…」
エオメルの瞳から光るものが流れだす。
そしてファラミアを再び強く抱きしめた。
68月の国−序章―(10/12):04/11/22 01:40:16 ID:ZVHcclw9
ファラミアはエオメルに顔をうずめ、男らしいその匂いにしばらく
慕っていたが、顔を挙げ再び潤んだ海灰色の瞳がエオメルを見つめる。
「エオメル様…ここイシリアンの地名の意味をご存知でしょうか?」
ファラミアは、やさしい笑みをエオメルに向けた。
「いいえ…聞いたことがありませんが…。」
苦笑いを浮かべながらエオメル答えた。
ファラミアの瞳に見つめられるだけで、エオメルの胸がドキドキと高鳴る。
「イシリアンはエルフの言葉で『月の国』という意味があるのです。綺麗な
月がご覧頂けるでしょう。きっと偶然かもしれませんが、私達は月に
導かれてここにやってきたのかもしれませんね。」
そういうファラミアの横顔を眺めると月の光に照らされた白い顔は、
月の女神のような美しさを漂わせ、頬から一筋の光が流れ落ちる。
「私はあなたの気持ちが自分に向いているとわかり、
私はこれ以上も無い幸せを感じています。愛していますファラミア…」
エオメルは、涙で濡れたファラミアの頬を両手で覆い再び口づけを落とす。
お互いの気持ちを確かめ、さらに深く重なり合うべく重ねられたエオメルの
唇が、一層熱く、そして何よりも愛しげにファラミアの口腔を貪る。
エオメルの口付けに、ファラミアの体は何かが溶け落ちてゆくように力が
なくなり、いつのまにかエオメルの首に両手を絡めしがみついていた。
すると愛し合う二人の前に、でこぼこな影が近づく。
「うんッ…うんッ…」
誰かの咳払いで、2人は我に返り、咳払いをした人物に目を向けると、
すらっと凛々しいエルフのレゴラスと、その横に幸せそうにように寄り添う
小さなギムリがニコニコしながら、こちらを見ていた。
69月の国−序章―(11/12):04/11/22 01:45:29 ID:ZVHcclw9
「エオメルよかったですね。ファラミアに切り殺されなくて。」
涼しげな顔から想像が付かないくらい、毒ずくレゴラスだった…。
「ファラミアが血相変えて、飛び出して行ったから、私もギムリもまさか
エオメルが切り捨てられたらまずいとあわてて追いかけて来たけど…
全然問題なかったですね。2人ともアラゴルンに感謝するんですよ。
すべて彼の計らいですから。この日のためにここの部屋をあわてて製作しました。
どうぞたっぷりとお楽しみください。」
美しいその顔に似合わない含み笑いを浮かべて
「あっ!もしなにか足りないものがあったら、この城の下に私の仮住まいの
家があるのでそちらに着てください。それでは、邪魔者はさっさと去ります。」
ニコッと爽やかに笑って、やさしく微笑むギムリの肩を抱き、部屋を出て行った。
「エオメル様、エオメル様も我が王から、知らせが来たのですか?」
いきなり、ファラミアの口からエレスサール王の名が出て、エオメルもドキリとした。
「エレスサール王が、あなたの事を書状で知らせてくださったのです。
丁度あの紅い月を見た次の朝に。その…あなたが、姉上である
ボロミア様から私以外の人間と結婚させられる事を…そして、ここにあなたを
寄越すから、イシリアンに来て自分の気持ちを伝えろと…。」
語尾をにごらせてエオメルはファラミアに伝えた。
実は1つエレスサール王から提案されたことがあったが、今はファラミアに
伝えないことにした。
「今私の国は…おかしくなってしまいました。しばらくは…帰ることはできません。…。
でもあなた様にここでお会いできてとても嬉しいのです。ですが…
ローハンは大丈夫なのですか?」
不安そうにファラミアが問いかける。
「うっ…。」
ファラミアの鋭い指摘に、言葉をなくしたエオメルだった…。
70月の国−序章―(12/12):04/11/22 01:49:10 ID:ZVHcclw9
実は、エレスサール王から書状をもらって、いてもたってもいられず
書状をもらった数時間後には、執務室に置手紙を残し国を飛び出してきた。
一国の王が、愛しい人のために城を出てきたなんて、仕事熱心なファラミアに
とても言えない…。
今頃、執務室の手紙を見たエオウィンは怒り狂っていることだろう…。
この情けない王に家臣達も不信感を抱くであろう…。
しかし、何よりもファラミアに逢うことを望んだのは自分だ。
ファラミアが別の男のものになるなんて…考えられない。
それを考えただけで、自分が狂いそうだった……。
「大丈夫です、我が妹と優秀な家臣たちが、3日間だけ猶予をくれました」
実は三日後に、ローハンが納める各地の代表が年に一度黄金館に集まり
会議を行う。
まだ指輪戦争で各地の傷も癒えていない人々を救うためにも王としてしなければ
いけない大事な仕事を、さすがに投げ出す訳にはいかなかった。
本当はずっとファラミアのそばにいたいが、三日間だけがエオメルに許された
期間だった。
「三日間でもあたな様と過ごせるならそれでも私は幸せです。エオウィン様にも
なんとお礼を申し上げたらいいか…。」
幸せそうな顔をしたファラミアが言うとエオメルの胸に顔をうずめる。
ファラミアを抱きしめながら、しばらく妹には合わせられない…。とエオメルは
心の底で願った。ファラミアにそのことも読まれていることも知らずに…。
                              【続】

71名無しさん@ピンキー:04/11/22 01:50:03 ID:ZVHcclw9
これで、一応「序章」は完結です。
やっと二人を逢わせるだけで終わってしまいました。
お付き合いありがとうございました。
72名無しさん@ピンキー:04/11/22 08:33:25 ID:km9g9QEi
>>57
>野伏とは思えない隠れ方だが。
だがしかしものすごく自然に映像が頭に浮かんだw
73名無しさん@ピンキー:04/11/22 16:14:12 ID:mJCOj+IN
>>71
おーい、原作ちゃんと読んでますか?
ボロミアたんはイカれたお妃様ですか?行動に整合性がなさすぎ。
ファラミアたんが望んでいるのにエオメルとは結婚させず他の結婚相手を押し付けようとするか?
エレスサール王は妻の理不尽な行動を止めることもできないヘタレですか?
ゴンドール国民は白痴ですか? 妻に離縁状を出してまでファラミアたんと結婚したがる貴族たち? プッ!
城を設計するレゴラス? ドワーフという適役がいるのになぜ彼に設計させます?

ギャグ? これから膨大なギャグSSを読めるのか?
74名無しさん@ピンキー:04/11/22 16:28:14 ID:lmLbhkIR
>>73
も〜。今後どんな素晴らしい
ファラミアたんマンセー☆
ファラミアたん以外はその他大勢☆
その他大勢は皆ファラミアたんのト・リ・コ☆
ミナステリスはバカばっか☆
なSSが読めるかと思ってたのに、スルーしようよー。

>保管庫管理人さん
保管庫見やすくなってますね。乙。
75名無しさん@ピンキー:04/11/22 16:50:51 ID:fk4tNzFS
気に入らないSSは読まなきゃいいんだし、感想も書かなきゃいいだけだろ。








早々に目が泳いでしまって読みきれなかったというのは、ここだけの話だが。
10代の女の子が書いた夢物語みたいだと思ったよ。
76名無しさん@ピンキー:04/11/22 17:15:52 ID:DLCUTaQ5
これで、>>58の続きは見れそうも無いね。
いや〜残念だ。
77名無しさん@ピンキー:04/11/22 17:28:58 ID:MHkfcPFT
折しも両スレで同じようなことが起こっているな…
ここは21〜の大人の住処なはずなのだが。


保管庫が細かく分類されていてイイ!乙です。
78名無しさん@ピンキー:04/11/22 17:29:46 ID:wZltBp2E
>>71さん、序章完了お疲れ様でした。
ボロミアたんが頭に血が上ってデネソールパパのような暴走っぷりになっちゃ
ってますが、はやくファラミアたんの幸せに気づいて欲しいと思います。
まだまだ萌えが増殖中とのことで、楽しみです。別荘での生活も楽しみだったり…。
頑張ってください。
79名無しさん@ピンキー:04/11/22 17:52:25 ID:EQOE5tUU
>>71
あのね、パロ小説には「最低限これだけはゆずれない!」という一線があるわけ。
このキャラならこういうことをするだろう、こういうことを言うだろう、
この状況ならこういう役割を果たすだろう、っていうね。
いくら女体化してようが、死んだはずのキャラが生きてようが、かまわないけれど、
あるキャラが原作に書かれている性格とまったく違うありえない行動をする不自然
さは容認できないわけ。
レゴラスが城の設計するのは、まぁ、容認。
(実はそういう特技を隠し持っていたのかもしれないし)
馬が苦手なはずのギムリたんが馬に乗ったりするのはダメ。
(誰かと相乗りとか、乗っているのが子馬ならわかるが)

21歳以上でこの文章なら、このスレでは笑いものにされるから巣にお帰りなさい。
80名無しさん@ピンキー:04/11/22 17:52:36 ID:lmLbhkIR
10代の女の子が書いた夢物語とは言い得て妙だ。
81名無しさん@ピンキー:04/11/22 18:26:39 ID:AWatbrbW
テンプレ職人さんお仕事です。
>「最低限これだけはゆずれない!」
といってる人がいるので、その項目も追加したらどうでしょうか?

レゴラスってファラミアの館の庭を設計したらしい話は
どこかのサイトで見たけど、建物じゃないからね。

82名無しさん@ピンキー:04/11/22 18:50:00 ID:8yL5890R
映画ナッチ訳の各所に誤解を生んだボロミアならなんとかイメージできるかもだ…?

もれの文章理解力が無いことからくる質問で申し訳ないが
5/12、自慰行為をしていた妹姫の後ろからギムリが?
あとなんか変な名前の人出た。誰だ?
83名無しさん@ピンキー:04/11/22 18:54:35 ID:xQEu5oGE
>>79
自分の好みに合わないのはわかるけど、そんなに熱くならなくても
いいんじゃないかい?
好みに合わないのは、スルーするのが大人だと思うけど。
ここは女性が多いから熱くなりやすいのかもね。
まあ>>71の文章は幼稚なのはわかるけど。

スレを読んでいて、
まるでお局様が新入職人をいびってるみたいだぞ。

原作の内容より、エロが読めればOKの俺としては、
ほかの職人が書き込まなくなる方が不安だ。
84名無しさん@ピンキー:04/11/22 18:57:55 ID:fRQONsWZ
>>71
だって「ミナステリス」の「ファラン」姫の話だもんな。
色々言われたって分かんないよな。可哀想に。

でもここはロードオブザリング/指輪物語のエロパロスレだから、
オリジナルやドリーム小説はスレ違いですよ。



・・さて
保管庫で分類されたの検分してみると、ここでファラミア女体化書いてるのって
途中(紅い月)から「勝手に続きを書いてしまいました」とか言ってたけど
最初から全部同じ人に見える。
最初しつこく注意されてキレた「・・」が「…」に統一されてはいるけど
やたら語尾が「…。」で終わる文のクセとかキャラに感じる違和感とか
何より誤字脱字含めた文章の質が同じすぎ。
85名無しさん@ピンキー:04/11/22 19:16:06 ID:GlEkWB17
>>84
>最初から全部同じ人に見える。
自分もそう思ってた。

>>71さん、貴方の投下する作品と、その後必ず噴出する叩きレス・擁護レスまで
全て含めてこのスレの質を落としてるとしか言えません。
お願いですからもう巣にお帰り下さい。
どうしても投下したいのでしたらコテハンかトリップを付けて下さい。
そうすれば専ブラ住人は貴方を透明あぼーんできますので。
86名無しさん@ピンキー:04/11/22 19:22:28 ID:uAnWHYbQ
>>71
続き乙です! エオメルとファラミアと同じ夢を見てたってところがイイ。
ここからどんな展開でエロに持ちこまれるのか楽しみにしてるんで、
ご自分のペースでよろしく頼みます。

>>79

原作での設定に触れてる辺り親切心から出た諌言だろうとは思うのだけど。
その一線をドコに引くか、原作で描かれた言動からパロとしてどのような
解釈を引き出してくるかは、人により違うだろう。
己と解釈が異なるパロは有り得ないと切り捨てることや
それを根拠に職人を否定するのが果たして大人の態度なのか疑問。

スレにたまたま上手い職人が数人常駐してくれてるからって、
それに該当しない職人にもの申しても、新規の職人が現れにくくなる
だけだと思うぞ。
87名無しさん@ピンキー:04/11/22 19:22:46 ID:WOqVdy1M
>>83
>まるでお局様が新入職人をいびってるみたいだぞ。

怖いおばさんが青筋立てて叫んでる絵が浮かんでしまった。(*゚Д゚)


ここで>>71を叩いてる人たちも、全部同じ人に見えてきたよ〜。
88名無しさん@ピンキー:04/11/22 19:42:47 ID:Ac2U4KkS
>>84 >>85
別に職人が同じ人でもSSを投下してくれるだけでいいだろ。
同じ人だって気がついてる人も多いと思うけど、あえて指摘しないのは
SSを投下してくれる職人だから、みんな黙っていたんじゃないかな?
個人攻撃する方が大人気ない。
気に入らなければスルーるればいいことだし。
89名無しさん@ピンキー:04/11/22 20:06:10 ID:j33BdRK7
ここで>>71を擁護してる人たちも、全部同じ人に見えてきたよ〜。
気に入らなければスルーる!スルーる!
90名無しさん@ピンキー:04/11/22 20:07:46 ID:8/58fELw
>>87
>>73 >>79 >>84 >>85
を読むと本当に全部同じ人みたいだ。
特に73・79は、最後に捨て台詞を一行入れる所
なんて、本人としか思えない。
っていうか>>71をあれだけ叩くには、なんか怨みでもありますか?

やっぱりこの「小説4冊目 」スレ縁起が悪いんじゃない?
91名無しさん@ピンキー:04/11/22 20:09:40 ID:3BA6aA+2
いや飯食ってる間にID変わってるけど84は俺だから。後は知らん。
92名無しさん@ピンキー:04/11/22 20:17:41 ID:7ZeHNFM8
そんなに71を叩かなくてもいいじゃない。
最初から完璧なものが書ける人なんかいないでしょ。
「ちょっと違うな」と思う作品ならもう少し優しい言葉で
指摘してもいいと思うんだ。職人さんを育てるようなつもりでさ。
これだけの長文が書けるだけでも素質はあると思うよ。
>>82のような指摘はもっともだと思うけど
他のは攻撃的すぎると思う。
93名無しさん@ピンキー:04/11/22 21:34:56 ID:9X77Pi5j
投下職人さんが同じなら尚更温かく見守っていいのではないかなぁ…
今回のは誤字だって以前のものと比べたら全然少ないし、うまくなってるよ。
育てるというのもおこがましいが、貶すだけなら誰でも出来るし、初めてSSを書く職人さんが怖がって書かなくなるかもしれん。
そうしたら勿体ないじゃないか!

そもそも、女体化自体がファンタジーなんだから…

ただまぁ、本スレで毎日のように話題になっている「ミナス・ティリス」(正)は直した方が良いと思う、「ミナステリス」(誤)では違う建物だ。
これは建物自体に愛着を持っているファンも多いからな。
94名無しさん@ピンキー:04/11/22 21:42:11 ID:X4x1gpkn
あんまり>71を叩くなよ。
中プ国のミナステリスが舞台のファラン姫の物語なんだからさ。
だから巣に帰れよ。>71
95名無しさん@ピンキー:04/11/22 22:06:52 ID:bHA5gAKF
普通にもれの感想なんだが、
あそこまで仮にも元の彼女(というか元の話では彼なのだが)が愛した国の
「王」である夫の言うことを無視するボロミアに違和感があったよ。
指輪の誘惑には堕ちただろうが、それでも最後まで抵抗した
というのがあのキャラクターの良いところだから。

せめて「王」と同じように愛する「妹」の板挟みに指輪の時と同じぐらい迷ってくれたり、
それを察知した「王」になだめられたりする描写があったのなら納得できた気がするな。
ファラミアとエオメルのくだりは面白かったのだから、続きを投下してくれる時は
もう少し回りのキャラクターや世界感に愛情を持ってくれたらいいな、と思う。
9658〜71:04/11/22 22:51:30 ID:FoAxxaA2
仕事から帰ってネット開いてびっくりです。やっぱ怒られましたね…。
読み返してみると、我ながら「10代の女の子が書いた夢物語」に納得してしまいました。
本当はエロだけ書きたかったんですが、続きの設定上つじつまを合わせるために
適当に繋いだ文章なんで。
国の一大事ぐらい大きくしないと、ボロミアがファラミアを外へ出さないかな?とか
エオメル×ファラミア以外にレゴラス×ギムリやエレスサール×ボロミア
とかもいいな〜なんてあくまで素人考えで、話をでかくしてしまったのがそもそも原因ですかな。
改めて読むとちゃんとHPとかで小説書いてる職人さん達とは、レベルが違いすぎます。
最初の職人さんの「花嫁」を見て、これなら俺でも書けるかな〜と
気楽に投下してしまったのが間違いでしたね。
>>73
もちろん、原作読んでいません。
長い小説は興味ないんで、映画のイメージと勢いで書かせて頂きました。
ボロミアも映画のイメージだけで書いてます。
ボロミアの狂った話も素人ながら考えていましたが、「原作に忠実」となるととても書けませんね。
一応、ネットでリサーチしたんですけどね。
ギムリが馬に乗れないなんて知りませんでしたよ。
>>84・85
みんな疑っていたみたいですが、一応「花嫁」の職人さんと俺は別人ですよ。
「花嫁」の続きを書いたので、出てきた登場人の性格や
文字をそのまま頂きました。
それと、最後を茶化すのとかまねしましたけどね。
誤字脱字は、前の人も初めてSS書いていたみたいだし、
素人が書くSSなんてどれも似たりよったりじゃないかな?
後「…」が多いとありましたが、俺の場合いい文章が出てこないときは
「…」を並べていました。ただそれだけです。
元々自分は、国語の成績もよくなかったのにあれだけ投稿できただけいい経験でしたよ。
2ちゃんのエロパロくらいだったら、素人でも投稿しても大丈夫だと思った
俺が浅はかでした。
「ロード〜」のファンてすごく細かいことろまで、読むんですね。
今後は、読み手に徹しようかと思います。
ちゃんとしたファラミア♀を書いてくれる、職人さんが現われを祈っています。
97名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:03:47 ID:JFSf/FL/
原作重視なら女体化したりとか男同士くっつけたりとか自体やめた方がいいんじゃないか?
そんなに自分の嫌いな職人を追い出したいならHPでも作ってひきこもればいいんじゃないか?
まあ現実でもネットでもわざと聞こえるように陰口たたく奴は性格ひん曲がり過ぎだと思う。
98名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:04:45 ID:TqFC4MBS
ああ。
>>71が辞めるって宣言しちゃったじゃないか。
3のスレもレゴギムの続きの投下といいながら阿呆のおかげで
投下が止まっちゃたし。
ここの住人は自分の好きな職人以外は、追い出す気だね。
99名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:06:18 ID:gRf935dh
自分の好きな職人って一体誰なんだよ。
叩かれてない職人、もうひとりも残ってないんじゃないか?
職人が叩かれるのを見たくない「住人」がここにもいるんだよ、もう勘弁してくれよ。
100名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:06:37 ID:bHA5gAKF
エロだけなら続きじゃなくて、もっと短くてエロだけの話にすれば良かったのに。
たとえば、妹姫が意味もなくご旅行→水浴び→馬王ハケーン!→エロイチャで終わり、とか。
エロは確かに良かっただけに残念。

ただ、映画をちゃんと見るとギムリが馬が苦手なこととか出てくるよ。
ある程度「原作(映画)や世界観を知って」いないと「パロディ」じゃなくなるから気をつけて。

という感想は職人さん達には邪魔でしたかいのう。
101名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:08:00 ID:TqFC4MBS
>>97
ここは女性の住人が多いスレだから陰湿なのはしょうがないんだよ。
102名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:18:14 ID:jcmWb+2q
確かに女体エロ化してて原作とはまったく別物とはいえ、キャラクターの
基本となる言動や性格設定まで変えてしまうと
ただのオリジナルキャラクター小説とおんなじで、「指輪でエロパロ」が
読みたくて来ている者としては萎えてしまうぞ。
俺も原作はまだ未読だが(SEEが出きったら読むつもり)映画や2chの
指輪スレ読んでるだけでも、キャラの人となりや人物関係、設定はかなりつかめた。
こんだけ文が書けるんだから、96も各キャラの内面や人物関係ももう少し研究してくれると嬉しい。
103名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:45:25 ID:BPujl2IJ
ここで職人叩いてるのって原作を完璧に踏襲したパロでないと我慢できない
原作原理主義?
多少の齟齬も許せないならこのスレ見るのやめた方がいいと思うよ。
女体化に限らず、原作で描かれていないセックスを描写するという時点で、
原作の雰囲気がある程度、破綻するのは避けられないんだからさ。
その破綻した部分を補完するのが個々の解釈や設定、つまり職人さんの個性だ。

>71だってラノベっぽいノリで軽い読み物として楽しめたよ。
ボロミアの壊れっぷりも妹大事をデフォルメされてるなと思ったし。
違和感は拭えなかったが皆して落とすほどでもないかと。
自ら進んで裸エプロンでケーキ作っちゃうギムリんや
平和ボケして焦げたクッキー焼いて「くすん」としょげるボロミアだったら
そりゃ「ふざけんな」だが……。
純文学エロ以外お呼びじゃないのか単に重箱の隅突つきたいのか知らんが
何でもかんでも叩かなきゃ気が済まないなら
あの世に逝ってトールキンにエロリクしてこい。
ついでにレゴ女体化きぼんぬって伝えといて。
104名無しさん@ピンキー:04/11/22 23:55:38 ID:bHA5gAKF
断る。
105名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:00:48 ID:2GunA8yU
>2ちゃんのエロパロくらいだったら、素人でも投稿しても大丈夫だと思った

誤れ! 過去のSS投稿者たちに謝れ!(AA略



ほとんどの人は素人さんだろうが、作品に対して思うものがあるから、SSを投下してきたはずだ。
思うものがあったから、作品を良く知ろうとして読み込んだり考えを深めたりして、
結果、原作によく添い、かつ萌えあふれまくりで、原作者に顔向けできないほどに
原作ブッチかましてヒャッホー!な神の如きSSが投下されてきたんだろう。
素人だから、が問題なんじゃないということをわかってほしいもんだが、まあこのまま立ち去って二度と戻らないでくれ。
それと、やっぱり年齢制限誤魔化してるだろ、あんた。
21歳↑で、国語というか?
106名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:13:21 ID:k/bFcMTV
みんな、気持ちはわかるが少し落ち着こうぜ。
そうでないと数多の職人さんも、これから投稿しようと頑張ってシコシコSS書いている職人さんたちの
「気持ち」ってヤツを踏みにじることになるだろ?
そうしたら、最終的に困るのは萌えのズリネタがなくなって飢え死ぬあんた方だ。
違うか?もう一度ゆっくり深呼吸して、テンプレをよく読め。な?
107名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:24:47 ID:X/GwbEFv
>105
えー!?
過去のSS投稿者たちって全員プロだったのか!?
と餌に引っかかってみる。
正直なところ2ちゃんのエロパロなんだから素人作品でいいじゃん。
そもそも、なんでエロパロ板でそこまで高尚なものばかりを求めるわけ?
エロパロ板ってのはそんなに偉い人ばっかりの集まりだったのか。
読者は全員評論家で、作者は意識の高いプロばかりか。
108名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:26:40 ID:X/GwbEFv
ごめん…
ほんとだ、落ち着かなきゃいけないのに。
109名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:34:09 ID:+bDh8wiC
>>107
いや、みんな素人なのは同じなんだから、71氏だけ素人って言葉を使って
「こんなもんでいいだろ」みたいに逃げるのはいかんよ、
素人なりに良い物書こうと努力してる他の職人に失礼だよ、という話では。
110名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:35:54 ID:6rQfpLTk
>>97
真っ当な意見ですな
しかし同じ穴の狢を叩いて優越感に浸るのが腐女子ですから。

>自ら進んで裸エプロンでケーキ作っちゃうギムリんや
>平和ボケして焦げたクッキー焼いて「くすん」としょげるボロミア
このスレには普通にいそうな気がするんだが?
ここで「現代に蘇った指輪の仲間達が、時空を超えて復活した暗黒の力を倒す為
再び集結する!ロードオブザリング〜東京編〜」とかやったらどうなるんだろう。
111名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:41:27 ID:+bDh8wiC
映画のエオウィンたんも恐怖シチュー娘にされてたから、
>自ら進んで裸エプロンでケーキ作っちゃうギムリんや
>平和ボケして焦げたクッキー焼いて「くすん」としょげるボロミア
だってアリかもな!むしろ萌えれる気すらして来た!
東京編…はちょっと微妙……
112名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:52:10 ID:DNOGUcco
姫将軍が手ずから焼いたクッキーならケシズミでも食える。
113名無しさん@ピンキー:04/11/23 01:41:07 ID:UrWuXewY
ボロミアたんがクッキー(パンでもいいが)を焼いたら
豪快に巨大だったり幼稚園児並みに独創的な形だったりしそうだ。
メリー「ボ、ボロミアさん、これは…?(焦)」
ボロミア「ホビットのためにゴンドール式の焼き菓子を焼いてみたんだ。わざわざキノコの形に作ったんだぞ。(得意気)」
ピピン「なーんだ、キノコの形か!僕はてっきりちん…むぐっ(メリーに口を塞がれて退場)」
フロド「ふふふ、なかなかおいしそうじゃないか。この形といい大きさといい、確かにそっくりだと思うよ。ねえサムや」
サム「フ、フロドのお嬢さん!そんなもの口にしちゃなんねえだ!ああ、ボロミアのお姫さんもわきまえてほしいですだ!年頃の娘がこんなもんを作って…!」
ボロミア「す、すまん。(何だかわからないが怒られてしまった…私にはやはり料理の才能はなさそうだな。ショボーン)」

ところでレゴラスは何となく菓子作りが得意そうなイメージがある。おっぱいレンバスとか作りそう。
114名無しさん@ピンキー:04/11/23 02:12:45 ID:fd+AekZm
壊れぎみのフロドお嬢がツボに入ったw
おっぱいレンバスはやっぱギムリたんに食べさせるのか
それともギムリたんの目の前で舐め回す羞恥プレイか。
115名無しさん@ピンキー:04/11/23 03:45:43 ID:R2sJLrdR
レンバスは奥方様しか作れないから、柔らかそうなパンにしてくれ…
116名無しさん@ピンキー:04/11/23 07:08:50 ID:cMC7ev6s
ここ腐女子が多いのなら、なんで女体化小説のHPを作らないんだろう。
2Chで燻ってるより、その方が自分の世界を広げられる気がするが。
117名無しさん@ピンキー:04/11/23 11:19:50 ID:GaWQUjnh
>116の質問はそのまま
「ここ職人が多いなら、なんでエロパロのHPを作らないんだろう」
と置き換えることも可能。
それに対する回答は
「2chは気軽に投下できる」「HPに比べて感想が貰いやすい」
などであると言われている。

質問の意図が「腐女子はなぜ2chに来るのか」だったらそれは知らない。
118名無しさん@ピンキー:04/11/23 12:05:07 ID:AKhEE+rO
「みてごらん、この先っちょの部分の反りなんか、本当にお前のようじゃないか、サムや」
「〜〜〜〜〜ッッッ」

フロドお嬢様は指輪の力に毒されているのか、それとも地の性格なのか。
それが問題だ。
119名無しさん@ピンキー:04/11/23 12:28:16 ID:SeeDkhfC
>>90
>やっぱりこの「小説4冊目 」スレ縁起が悪いんじゃない?
このスレ破棄して、新スレ立てて住み分けたい!
120名無しさん@ピンキー:04/11/23 12:49:30 ID:lV4J65Y6
よし、ここは神職人の降臨を待とう。
原作通りの性別で、
原作通りのカップリングで、
原作通りウンコもセックスもしない
原作と違和感ない原作そっくりのエロ小説きぼんぬ。
121名無しさん@ピンキー:04/11/23 14:57:10 ID:A/uyOwPJ
キャラさえしっかりしてれば東京編でもなんでも来いかもだ。
122名無しさん@ピンキー:04/11/23 16:56:51 ID:Ywf2jYv1
>120
シンゴルとメリアンなら夢オチでそれが可能。
123名無しさん@ピンキー:04/11/23 19:35:52 ID:ZFoA+fXi
>>73>>79
を読んでいたら、なんかレゴギム職人さんが書き込んだみたいだね。
たぶん他にも幾つか臭いのはあるが、
「3スレで投下します。」と書き込んでから今まで投下がないから、
向こうで叩かれて辞めちゃったかな?と思っていたけど、
時間を見ると>>73が書き込んだ時間のちょっと後だね。
>>79は原作のこだわりを語り結局レゴギムの話になってる。
>>71がレゴギムを登場させ方が気に入らないみたいな感じだ。
特に>>79の「〜わけ」の語尾が私が知っている腐女子達が使ってる。
小説投下するときも「ホビットの冒険を読了された方推奨。」
なんて書いてあって、私は原作を読み込んでいます。
見たいな書き方も気になっていたんだよね。
それにこの職人さんたぶん>>71に恨みでも持ってるんじゃない。

ここの腐女子はたちが悪い。
124名無しさん@ピンキー:04/11/23 19:45:17 ID:AKhEE+rO
>>118
いいね、それ。んで、しばらくすると…

「おや、レゴラス旦那どうしただか?」
「ああ、サム。ギムリを見なかったかい?」
「いいや、おらは見てねぇですだが…どうなさいましたね、それは」
「…ああ、これ?サムに習ったホビット風の柔らかいパンをギムリが作ってくれるっていうから、
 じゃあこのぐらい柔らかいのかな…って背後から胸を揉んだら、振り向きざまに拳で殴られてしまって。
 で、そのまま厨房からいなくなってしまったんだよ」
「………よそでやってくだせぇまし。そういうことは」
125名無しさん@ピンキー:04/11/23 20:08:12 ID:bZFD1Lu6
>123
職人が新人職人を叩くって事もあるかも。
自分の理想通りの小説じゃない71のふざけた小説は許せなかったのかな。
今思い出したけど、前のスレで「王城夜話」を投下しますと予告したのに
先に71が「姉妹」を投下しちまって次の日に投下していた。
レゴギム職人は71を恨んでるってありえるかな。



126名無しさん@ピンキー:04/11/23 20:22:41 ID:r+5+iSSe
誰がどうとかどうでもいいんだけど。
やっぱり原作が高尚(w だから読者が厳しいのかな。

みんな他のスレ見たことある?見たことねーんだろ?
こう言っちゃなんだけど、>>71より酷いのいっぱいあるよ。
もっと寛大な心を持てよ。
叩く暇があったらスルーしろ。マジでそれが一番効くから(w
所詮エロパロだよ?ロード・オブ・ザ・リングのエロパロだよ?
しかも女体化。ありえないだろ?
ここに集ってる時点で一般から外れた変態なんだよ。全部同じ穴のムジナ。
なのに、こんな厳しくしてどうすんだ?
それとも指輪のエロパロ自体が気に入らない人がいて邪魔してんのか?

自分は全職人の投稿を心から待っている。負けんなよ。


>>49
ホビ娘リンカーン。読みたい。嫌がっててもいいw


>>121
他のスレなら面白くて文章が上手ければ許されると思う、ってか許されてた。
ここはどうだろう。
127名無しさん@ピンキー:04/11/23 22:28:15 ID:OR1K74eR
例えば「ネット上の駄目なエロSS」スレを見ると、
あぁなんてここの職人さんは素晴らしい職人さん揃いなんだ!
と思えてくるかもしれない。

ここ以外だと、エロパロ板の中では女性が多いといわれているスレにも
常駐してるけど、こんなに職人同士だか読み手書き手だかで激しく
罵りあったりはしてないよ。
だから女性が多い=駄目なスレだとは思わないなぁ。
ここの場合、もうちょっと寛大に読み書きする心の余裕を持てば
お互いに楽になると思うんだけど。
128名無しさん@ピンキー:04/11/23 22:33:02 ID:k5Sybb9Y
ここは原作原理主義が基本。
それ以外は巣にお帰りなさい。
129名無しさん@ピンキー:04/11/23 22:38:24 ID:i7f7OH9g
映画設定でもいいとは思う、読んで萌えられれば問題なし!
130名無しさん@ピンキー:04/11/23 22:46:51 ID:pwnN3kW5
@何でもいいからエロを待つ住人
A原作に忠実じゃなければ叩く住人
B叩かれた職人をさらに煽る阿呆
ここは@が少なくAが多めAが騒ぎ出すとBが調子に乗って書き込みが増える
よってここは、質がよくても駄目なスレ
131名無しさん@ピンキー:04/11/23 23:26:17 ID:2GunA8yU
なんか、一人、よくいて二人ぐらいが必死に荒らしまくってるって感じだな。
単に不満を書いてるだけの人に紛れ込んでるけど、いい加減似たような書き込みが続いてるから、ユニークさが見えてきているぞ。


よそのスレだと、そりゃもう箸にも棒にもかからないような物が投げ込まれることもあるし、
原作の雰囲気を壊さずに、乱交近親相姦ハードエロから純愛ほのぼの系まで神ぞろいの超良スレもある。
ここも十分にレベルが高い良スレなんだから、読み手も書き手も、粘着荒らしはスルーしようぜ。
132名無しさん@ピンキー:04/11/23 23:40:41 ID:yCPBVzdW
128がわざわざID変えて、130に別人のふりして書き込んでるのに
メール欄変え忘れててワロタ
133名無しさん@ピンキー:04/11/24 00:02:47 ID:kEKEinUX
>>132
だから、スルーしようってば…w
134名無しさん@ピンキー:04/11/24 00:05:25 ID:WHKn7TeG
荒らしている奴の中には、ここの住人じゃないのもいるかもだ。
SS投下が多いのを妬んで退屈しのぎしてるだけかも。
ここは2ちゃんだからな…

そんな奴は他のスレにだっているよ、みんなスルーしてる。
ここの住人はもう少しスルーを覚えるといいんだ。

あと、女体化が多いと荒らしに狙われやすいってのはあるな。
135名無しさん@ピンキー:04/11/24 00:06:41 ID:WHKn7TeG
荒らしている奴の中には、ここの住人じゃないのもいるかもだ。
SS投下が多いのを妬んで退屈しのぎしてるだけかも。
ここは2ちゃんだからな…

そんな奴は他のスレにだっているよ、みんなスルーしてる。
ここの住人はもう少しスルーを覚えるといいんだ。

あと、女体化が多いと荒らしに狙われやすいってのはあるな。
136名無しさん@ピンキー:04/11/24 00:07:12 ID:WHKn7TeG
荒らしている奴の中には、ここの住人じゃないのもいるかもだ。
SS投下が多いのを妬んで退屈しのぎしてるだけかも。
ここは2ちゃんだからな…

そんな奴は他のスレにだっているよ、みんなスルーしてる。
ここの住人はもう少しスルーを覚えるといいんだ。

あと、女体化が多いと荒らしに狙われやすいってのはあるな。
137名無しさん@ピンキー:04/11/24 00:08:55 ID:WHKn7TeG
すまん、ブラウザでエラーが出たから重複してしまった…
しかも3重…もう寝る…
138名無しさん@ピンキー:04/11/24 01:34:00 ID:YbtYRXUj
巣にお帰りくださいなんてセリフは腐女子しか使わないんだがやたら得意げに連発してる奴は
同一人物か?「このスレの質を落としてるとしか言えません。」とか言ってるから、このスレ
の住民の選定やら品質管理をしてくれる管理人さんか。
で、その質を職人叩きで落としまくってる管理人さんを辞めさせたいときはどうすればいい?

「荒しの正体=自分のキライな職人」と腐女子のテンプレそのまんまの被害妄想全開厨登場。
しかも「ここの腐女子はたちが悪い。」が締めゼリフの、絵に描いたような腐り様。腐臭が
すごい。すごすぎる。
そのレスに「(*´∀`)人(´∀`*)ナカーマがいる!!」とはしゃいだ馬鹿が前スレに特攻粘着開始。
レゴギムオタキモ!とメル欄に打ち込んで喜ぶ自分のキモさには当然気づかない。

…頼むから全部自演であってくれ。同レベルの低脳の腐女子がこんなに群生してたら惨すぎる。
こうやってスルーできなかった自分も奴らと同じスレのゴミになっちまったわけだが
お前らはこうならないよう気をつけろ。
139名無しさん@ピンキー:04/11/24 02:23:06 ID:sRmaXxt3
腐臭に過敏なのって要するに同類さんだよね。
ところで↑の管理人さんって保管庫管理人さんのことを指してるんじゃないよね。
140名無しさん@ピンキー:04/11/24 03:11:18 ID:R8ICHJAX
腐女子イラネ
ムキになってる藻前が腐女子
腐女子必死だなw
以下エンドレス

間違えるな、ここで問題にすべきは職人追い出ししてるアフォ共だ!
とりあえず他の職人を引き合いに出して叩きに使うのヤメレ!
奉られた職人にとってはいい迷惑以外の何者でもないぞー!
141名無しさん@ピンキー:04/11/24 12:01:46 ID:QjyqTfer
少し気分を変えて。

執政姉妹のどちらか一人を好きに調教できるならどっちを調教したい?
142名無しさん@ピンキー:04/11/24 12:59:19 ID:YduibV+p
指輪の誘惑にも負けない精錬な妹かな?
エルフ的な雰囲気がまたたまらないかも
143名無しさん@ピンキー:04/11/24 19:07:09 ID:zYH/hvJ5
誘惑に弱いけど男勝りでプライドと気の強い姉を調教したい・・・
144名無しさん@ピンキー:04/11/24 21:57:13 ID:jnPv5P+g
宝石大好きな酒豪スラママを見てみたい。
気風のいい飲み屋のママとかそんな感じ?
暴力バーだったりしたらガクブルだな(w
145名無しさん@ピンキー:04/11/24 22:08:19 ID:on20H4mK
バー「闇の森」のママの一気飲みは、もはや名物だな。
ただし近隣の商店街「湖の町」や工業街の「離れ山」地区からは、店の前を通るのに緑の制服を着た
客引き従業員になどから、法外な通行料を要求されるなど評判が悪い…とかな。
146名無しさん@ピンキー:04/11/24 22:34:58 ID:PXxLvpAZ
名前すら後世に伝わっていないレゴママは、ケレ以上の奥ゆかしさで、岩屋のエルフ王寝室から一歩も出ないヒッキー…では無く、従属属性の麗しいお方であってほしいな。
実は生きているのだが、それすらも忘れられているような透明な美少女キボン。
147名無しさん@ピンキー:04/11/24 22:39:11 ID:PXxLvpAZ
>>146
隷属属性の間違えだ…
148名無しさん@ピンキー:04/11/24 22:53:31 ID:ijXdUJth
>>141
調教するより、執政姉上に調教されたい。
ついでに姉上には女王様のお姿でお願いします。
149名無しさん@ピンキー:04/11/24 23:07:06 ID:I/JNUCP5
黒のボンテージ姿の姫将軍が、鞭を振るってる姿を想像してしまった(;´Д`)ハァハァ
150名無しさん@ピンキー:04/11/24 23:20:04 ID:F7g5DoET
ナズグルのモーニングスターに振り回されるPJを思い出してしまったorz
151テンプレ職人:04/11/25 20:10:42 ID:NyFhgQAC
これを最後とします。御参照下さい。

-------
1
指輪物語及びその周辺作品群の深遠かつ広大なる世界の辺境で(;´Д`)ハァハァするスレです。
映画原作女体化ふたなり異種姦触手幼体鬼畜なんでもカモォォォン!!!

■基本はSSによるエロパロ。文に萌えて絵を描くもよし。
■お引越しは480KBを目安に「新スレ立てます」宣言後、立てたら報告を。 前スレは案内や萌話で埋め立て。
■荒らし、広告避けの為sage進行推奨。
■SS投稿要項は>>2に。
■煽り荒らしは黙ってスルー。相手と同じ所に落ちる必要はありません。
■書き込む前のお約束(2ちゃん公式) http://info.2ch.net/before.html (未読の方は是非ご一読下さい)
前スレ
 ロード・オブ・ザ・リングのエロ小説○冊目
 URL
SS保管庫
 http://lotrep.nobody.jp/
152テンプレ職人:04/11/25 20:12:37 ID:NyFhgQAC
2
【SS投稿要項】

[形式]
・名前欄にカプ名(○○×●●)または作品名を記入。
・陵辱、SM、ロリベド等個人的嗜好の偏りが大きい内容は、最初に1レス分の警告文を。
・連載、リレーの続きには「>>前レス番号のつづき」とアンカーを入れ、判りやすく。
・SS完結時には終了を示す表示(【終】【完】等)をつけるか、SS後のレスで終了宣言を。

[内容]
・スレのお約束さえ守っていれば、どんなカプでもシチュでも無問題。
・俳優を連想させるネタ、画像貼り付けはご法度。
・ホモネタは「801板」、なりきりエロは「ピンクのキャラサロン」でどうぞ。

[お約束]
 読み手はカップル違い等、萌えどころの違う作品に対しては時としてスルーがお勧め。
人の好みは千差万別 「嗜好やスタンスの違い」への噛み付きは要らぬ争いの種となる。
基本はスルー&マターリ。上手に住み分けましょう。

萌えを感じた作品や次回も期待する職人にはマンセー!を。
しかし単なる批判や個人攻撃は感想にはあたりません。
また匿名掲示板での「特定人物の決めつけ」は憶測の域を出ません。
読み手も大人になるべし。本当に書き込みすべきか考えて一呼吸置くのも大切です。

--------
あとはよしなにお取り計らい下さい。
153名無しさん@ピンキー:04/11/25 20:43:41 ID:vnWxQNql
命令形がですます口調になっただけでもすごく柔らかくなったように感じます。
前のテンプレは非常に乱暴な気がしていたので少し安心しました。
全部の語尾がですます口調、というわけでもないので、実際に次に使うときには
もう少し修正した方が好ましいかもしれませんね。
154名無しさん@ピンキー:04/11/25 21:22:45 ID:EvBhgN35
>>141
激しく反抗してくれそうな姉に一票。

>>151
いつもすまないね。乙!
柔らかい雰囲気になってると思うよ。
155名無しさん@ピンキー:04/11/25 23:00:32 ID:C1OAANf9
「ハ○ルの動く城」を観にいって思ったんだが、宮崎絵の姫将軍やギムリたん、くるくる動き回る
メリーやピピンが見てみたい…。
156名無しさん@ピンキー:04/11/25 23:03:21 ID:C1OAANf9
管理人さん、いつもご苦労様です。
随分と押さえ気味な表現になっていて、苦労の程が伺えます。
本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございます。
157テンプレ職人:04/11/25 23:39:47 ID:NyFhgQAC
>>153
>>156
乙ありがとうございます。
あと、書き忘れてしまったのですが、エロパロ板のコテハン(とは言ってもここでは
レス番号であるとか、カップル名であるとか、作品名であるとかいろいろですが)叩きは
「最悪板」への誘導がお約束になっているようですが、(TOP参照)
それも付け加えた方が良かったかな?とも思いました。
そちらも必要であれば追加をお願いします。

後事を託しつつ、無責任ながら名無しに戻ります。
158名無しさん@ピンキー:04/11/26 23:26:48 ID:1l6od+96
ある日の兄妹の出来事

兄「ファラミア、私をを愛しているか?」
  突然捕まれた腕が痛い。
妹「な、何をおしゃってるのですか…」
  ファラミアの声が不自然に震える。
兄「答えてくれ、私を愛しているか?」
  真っ白な細い腕に指が食い込み、ファラミアは痛みに顔を歪めた。
妹「愛しています。ですが…」
 『兄妹として』、という言葉がボロミアに激しく口付けられて塞がれた。
 抱き込まれ、引き離そうとしてもボロミアの逞しい体はびくともしない。
 兄は奪う口付けだけでは飽きたらず、ファラミアを後ろの長椅子へと叩きつける。
 倒れたファラミアが起きようとする前に、のし掛かって馬乗りになった。
 妹「お兄様…何をなさるのです! おやめてください!」
 信じられない。
 血の繋がった妹であるこの自分を、兄は本気で抱く気なのだ。


禁を破って襲っちゃうボロミア兄と襲われちゃうファラミア妹のSSが読みたいです。
159名無しさん@ピンキー:04/11/26 23:57:28 ID:3w4N97hR
>>158
兄に襲われちゃった事が、父に知られてしまい、父上からもせめたてられるファラミア(♀)希望だ。
そろそろ、デネ公も出演させて下さい。
160名無しさん@ピンキー:04/11/27 00:08:35 ID:HigUjukL
>>159
それでイシリアン送りか〜、切ないねぇ…
しかもそのことを兄は全然分かっていなかったりして(w
161名無しさん@ピンキー:04/11/27 14:33:29 ID:Dw6yI3Vc
>>149
姫将軍は白のボンデージの方がイイな、俺は。
162名無しさん@ピンキー:04/11/27 20:52:58 ID:3ib4d6ah
姫将軍が白のボンテージなら、ギムリたんには昔懐かしい「ビキニアーマー」などを
薦めたい。……奥方様からの贈り物だとでも騙くらかさない限りは、着てくれそうにないが。
163名無しさん@ピンキー:04/11/27 23:34:44 ID:snUoMEx1
「奥方様からの贈り物」という枕詞さえ付ければ
何でも着てくれそうなギムリたん。
164名無しさん@ピンキー:04/11/27 23:57:25 ID:Qj6hchIR
「奥方様からの贈り物」という枕詞がついた薄物のドレスを着る時も
冬場は、これだけじゃ冷えちゃうからと、毛糸のパンツを着用しているといいな。
毛糸のパンツが透けて見えていて、妙な色っぽさを醸し出していると尚、いいな。w
165名無しさん@ピンキー:04/11/27 23:59:37 ID:4bio8A4M
>159
デネ×女ソロとか、デネ×フィンとか書きたいんだけどさ、難しいよ。
あの人エロに絡めにくいよ・・・・・orz
166名無しさん@ピンキー:04/11/28 01:21:19 ID:OA3R11YP
>165
気難しい親父だからなぁ…
167名無しさん@ピンキー:04/11/28 01:28:07 ID:uvlliYQ7
>>165
出来るとすればデネ×ピピン♀。小姓だから寝所に急に呼び出されても不自然じゃないし、
息子の最後を聞く為と称してお相伴させながら、お酒飲ませてピピンの心の内を読みな
がらじわじわと。そしてボロミアを尊敬するピピンを見て寸止め、とか考えたけど。
ミナス・ティリスではプライベートでなきゃ、ピピンも一人称はガンダルフの前ですら
「わたし」だし。扱い易いのはこんぐらいかね?
168名無しさん@ピンキー:04/11/28 08:04:16 ID:3mQumlG2
>>164
できれば、その毛糸のパンツのアップリケは「くまさん」で。
モコモコなのかスケスケなのかはっきりしないところがまた、萌え。レゴラスにとっては
微妙なところなんだろうが…。

>160
そこで父親のデネソールとも関係があったりするファラミアとかもイイ。
兄への想いとの板ばさみになりながら、夜毎に犯されていたりとか。
169名無しさん@ピンキー:04/11/28 12:54:11 ID:ikskiPcb
>>168
レゴ的かいうか、エルフ的には何もはいていない方がいいかもだ。
歩くだけでも絹ずれで感じちゃう〜ほうがエロっぽい…

夜の散歩が好きな奥方が読みたいなぁ〜ケレがあんなんだから、想像だけ膨らんでいたり…アマンで兄ちゃん達からいらん知識ばっかり詰め込まされているけど、実践はほとんどなしとか。

ちょっともだえる美女キボン…
170名無しさん@ピンキー:04/11/28 19:05:36 ID:qdXytzFe
>>159
ある日の親子の出来事

「入るがよい」
という声がして、緊張しながらも重い扉を押し開ける。
いつも部屋の外に必ず控えている衛兵がいないことを少し不審に思いつつ、
ファラミアは部屋の中へとゆっくり入っていた。
「…父上?」
「ファラミアか」
穏やかな父の声に、叱られるために呼ばれたのかと密かに危惧していたファラミアはほっと息をつく。
「父上、何の御用でしょうか」
自然と父を見上げる姿勢になったファラミアの頬をそっと撫でる。
デネソールはそのまま娘の背に腕を回して優しく抱き寄せた。
「…父上?」
父に優しくされたことなどほとんどなかったので、突然のことに嬉しさよりも混乱が先立ち、
ファラミアはびくりと身体を強張らせた。
「…知っておるぞ」
戸惑うファラミアの耳元にそっと父の低い声が囁かれる。
「え…?」
「そなたが兄であるボロミアと交わってる事を…はしたないとは思わないのか。実の兄に体を開くなど…」
「!!」
反射的に腕から逃れようとしたファラミアは逆に強い力で抱き締められた。
171名無しさん@ピンキー:04/11/28 19:06:21 ID:qdXytzFe
違う…違うのです。
ファラミアは心の中で必死になってそう言い続けた。
なんとかして父親の腕から逃れようとするファラミアの首筋に、熱い吐息がかかる。
ねっとりとうなじを舐め上げられた瞬間、全身が粟立った。
「お…おやめてください!!」
わけもわからず、ただ恐怖に足が竦んだ。
倒れ込むようにして寝台に押し倒され、押さえつけられる。
「父上!」
手足をばたつかせ、叫ぼうとした時、パチーン!乾いた音がして頬が鳴った。
「騒ぐでない」
パチーン!もう一度音がして、今度は逆の頬が鳴った。
「そなたは、フィンドゥイラスにそっくりになったな」
呆然と見上げた父の双眸は、見たこともないほど暗い欲望に濡れていた。
「…いやです…父上……」
デネソールは震える声で懇願するファラミアの服を乱暴に剥ぎ取ると、白い首筋に唇を這わせた。
柔らかいファラミアの白い肌に、紅く紅く、禁断の印が刻まれていく。

ああ…これ以上は無理。
172名無しさん@ピンキー:04/11/28 20:52:50 ID:tYJX5Kk6
>>171
鬼畜だぁ…でも良いぞ!
妻フィンドゥイラスには出来なかったプレイを強要するデネとか想像出来て良かった!

その気になったら続きよろしこ!
173名無しさん@ピンキー:04/11/28 21:17:25 ID:3mQumlG2
>>170
168です。ブ、ブラボー!!
仕事が速いなぁ。GJ!この父上がどんな手でファラミアを責めるのかと思うと、ああ。


>169
確かにエルフのズルズル服だと下着はあまり必要がなさそうだ。
だが、がっちり着込むドワーフのギムリたんからしたら、ほとんど羞恥プレイに等しいと思う。
しかし、そこがイイ。
174名無しさん@ピンキー:04/11/29 21:35:03 ID:xQu2CCSp
>>167
ピピン×デネ♀でも自分はOKだ。
孤独な執政を慰めるお小姓ピピン。
175名無しさん@ピンキー:04/11/29 21:45:07 ID:+mmOqiAL
(;´Д`)ハァハァ
176名無しさん@ピンキー:04/11/30 14:42:05 ID:NQf2qZN7
何でここの職人さんは篭手もトリップも付けないんですか?
177名無しさん@ピンキー:04/11/30 19:58:03 ID:AMoBaLXE
ここのスレによく出てくるギムリって、あのひげ面のちっこいおっさんだよね。
女体化だったら、もっと可愛い小さい子や金髪の綺麗なにんちゃんが
いるのに、そんなおっさんに萌えてるの?
ここの住人って不思議・・・。
178名無しさん@ピンキー:04/11/30 20:30:43 ID:4ehGZ9IO
>177は最近になってロードオブザリングを観たのかな?
だいたいのキャラはわかっているけど、名前まではよくわかってない?
可愛い小さい子ってフロドで、金髪にいちゃんはレゴラスだろうけど、
そっちの二人の顔と名前を覚える前にギムリの顔と名前を覚えたって、すごいぞw
フロドを可愛い子と思う感性だと、ギムリってめちゃスルー対象だろうし。
たいてい、メリーとピピン、アラゴルンとボロミアの区別が付かないあたりから始まって、
ギムリって名前をきちんと覚えてもらえるのは、最後だろうからなぁ
まあなんだ。あんまり映画も原作も知らないなら、先にそっちをよく見てきた方が良いと思う。
ここの情報が先に頭に入ったら、あとで原作読んだ時とか、いろいろ困ることになるだろうからな。
179名無しさん@ピンキー:04/11/30 20:35:38 ID:sqUPBzz5
なんとなく思ったんだが、執政家親子は
デネソール(♂)ボロミア(♂)でファラミア(♀)だと鬼畜路線まっしぐらなイメージがあるが、
デネソール(♂)ファラミア(♂)でボロミア(♀)だと姫将軍のヒマワリのような笑顔に二人とも
手を出さずじまいで終わりそうな気がする。

…て、こんなことを書いときながらアレだが、ここへきてなぜだか最近猛烈にギムリ萌え。
自分でも理由がさっぱりわからないほどに萌えているよ、ハァハァ。
可愛いよ、ギムリたん!
180名無しさん@ピンキー:04/11/30 20:41:50 ID:sqUPBzz5
「ちっこくて髭のオッサン」が「ギムリ」だと覚えてくれていただけでも嬉しいよ(泣)。
ありがとう。
181177:04/11/30 21:31:37 ID:AMoBaLXE
ここのスレを見て、友達に「ロードオブザリング」のDVDを借りました。
ここでよく出てくる「ギムリ」が誰なのか確認するために。
可愛い子なのかと思っていたら、ちっこいおっさんでがっかり。
だから、「覚えた」のではないよ。
映画を見ていたら、もっと萌えそうなキャラがいっぱい出ていたのに・・・。
女体化なら王様にいくらでも絡めるのに、そっちには興味がないの??
映画を見てから一層このスレが不思議でしょうがない今日この頃・・・。
182名無しさん@ピンキー:04/11/30 21:51:42 ID:XUmEOeKJ
なんで映画見る前にこのスレを見たのかの方が不思議だけど、
まぁギムリに限らずここでは色々女体化されてますよ。
もちろん、原作と性別が変わらないままのエロパロもありますし。
183名無しさん@ピンキー:04/11/30 22:31:10 ID:fS/6z+FE
いかに原作じゃむさむさしたオッサンを、
基本的な設定とか性格を変えることなく
ただ「女性」にしただけで萌えさせることができるか、
という流れになって、それに挑んだ職人の結果だと思われ。

でもフロドお嬢さんやメリー、ピピン等はあるからログを探してみるといいよ。
184177:04/11/30 22:40:38 ID:g917j43H
映画系のエロパロって珍しいいでしょ。
それによくここ荒れてるみたいで、何回か上がってきてるよね。
その度に「ギムリたん萌え〜」が目についたもんで。
最初「ギムリ」が主役なのかと勘違いしちゃった。
ここで「ギムリたん」一押しらしい感じだが、映画では地味めな感じ。
なぜそんなに萌えるのか不思議だったのさ。
金髪のお兄さんレゴラス「はギムリたん」の相手みたいだけど、
そのレゴラスの女体化はないみたいだね。
後、原作って知らないんで知らない名前は全部スルーしています。
ちなみにボロミアって誰?
185177:04/11/30 22:48:40 ID:g917j43H
>>183
ほお〜むさいおっさんを可愛い女の子に女体化させた結果
「ギムリたん萌え」なんですね。
でも、映画のイメージで見てしまうと・・・。
どうなんでしょ・・・。
スレのぞいてきましたが、王様と小さい子達の絡みはないですね。
後、王様とレゴラスともないですよね?
見つけられなかっただけかな???
186165:04/11/30 23:16:07 ID:xEsOZVWv
おお、レスくれてる方が! >166.167

>気難しい親父だからなぁ…
いやー、やっぱ好きなキャラクターを出したいのでw

デネ×女ピピで鬼畜寸止め、ぐらいが自分の限界とみた。
参考になる意見ドモですーノシ
187名無しさん@ピンキー:04/11/30 23:22:24 ID:fS/6z+FE
デネ×女ピピで、甘めの話もいいな…。
色々傷心のご主人様デネをお慰めするホビ娘。でも口調は限りなくフレンドリー。
188名無しさん@ピンキー:04/11/30 23:25:51 ID:2E6P4wII
>>185
過去ログ倉庫のSSリストの中には無いが
王様とフロド嬢なら初代スレを流して見れば見つかる。
レゴラスは有りません。
189名無しさん@ピンキー:04/11/30 23:59:42 ID:hmPID/yB
>>187
それはいい!
デネ=「鬼畜」しか思いつかなかった。癒されるデネもいいと思う。
190名無しさん@ピンキー:04/12/01 00:32:06 ID:q2gD+Qbz
>>167 >>186
デネ×ピピン(女)読みたい。
鬼畜寸止めと言わず、さ、最後まで・・・・・!!(癒され系の話出たのにごめん。)
原作ファンにはスマソだが、映画のイッちゃってるデネソールならやりそうだ。
俺は映画のピピンがデネソールの指輪にキスするシーンで何故かなんか・・・妙な気分になったぞ。
ピピン、おまい何故あんな顔であんな音を立てて・・・!!ハァハァ。
きっと○○○にキスする時もあんな顔するんだろうて・・・ハァハァ。

可哀相なファラミアと3Pもいいな。
ピピンの一人称は「ボク」でお願い!(ボクッ娘萌え)


>>184
>ちなみにボロミアって誰?

つД`)・・・・。 このスレで2番人気の姫将軍です。
映画ではちっこい子達を守って死んでしまう、悲劇のヒロイン。
191名無しさん@ピンキー:04/12/01 01:02:23 ID:OKDHVFW/
あれ?
レゴラス女体化のSSってなかったか?
保管庫にも入ってたと思ったけど。
ラ板の萌るドールに行けば、けっこう女レゴラス出てるんだがな。
192名無しさん@ピンキー:04/12/01 01:03:01 ID:2QTVb3jL
みんな、萌りあがっていこうぜ。
193名無しさん@ピンキー:04/12/01 01:10:14 ID:LRl/GyOS
>>191
王とレゴラスは無い、って意味だよ。
194名無しさん@ピンキー:04/12/01 01:49:05 ID:XRtTw4b+
>>190
>ちなみにボロミアって誰?
>>184はRotKしか観てないのかもしれんという気が・・・
195177:04/12/01 04:28:48 ID:8X9te/8f
>>190
悲劇のヒロイン??姫将軍??そんな女の人映画に出ていましたか??
悪い親玉を倒した女の人のこと??でも死んでないし最後に出てきたよな・・・。
ちっこい子達を守った人は回想で出てきたけど・・・
男の人だった気がする???ああ・・・混乱してきた・・・。
ちなみに友達に借りたのは、一番最近に出たDVDです。

いろいろレスをくれてありがとうございます。

196名無しさん@ピンキー:04/12/01 08:41:45 ID:dgbIvVr/
>>195
ここは指輪物語じゃありえないエロや女体化に萌える特殊で異端な辺境スレ。
映画初心者スレじゃないんだから、他の場所で少しは自分で調べるなり
三部作全部見て、話やキャラを理解しようと努力なりしてからまた来てくれ。
197名無しさん@ピンキー:04/12/01 14:30:42 ID:MukH2Kq0
なかなか新鮮なやり取りだったなぁ〜(w
思わず静観してしまった。
198名無しさん@ピンキー:04/12/01 18:01:39 ID:STSsHTn/
これはこれで面白かった。
そうだよなぁ、普通はギムリたんだの姫将軍だの言っても
通じる訳がないんだもんなぁw
199名無しさん@ピンキー:04/12/01 18:30:02 ID:Mac1uPHB
絶対釣りだと思って、マジレスしてる人暇だなと見てたんだが…モノホンの厨房だったのか?
200名無しさん@ピンキー :04/12/01 18:42:37 ID:akG3Ofvw
>>196
別にキャラを理解しなくても、ただのエロパロとして読めるんじゃないの。
作品の質が違うとでもいいたいのかな。
195がせっかく興味をもったのに、調べてから出直して来い
みたいな態度はどうかと思うけど…。
別に自分で立ち上げたHPという訳ではないし、ここは2ちゃんのエロパロなんだから、
誰でも自由に見れる場所じゃないの。

ここの住人は新参者には厳しいよね。

>>195
>>190が「悲劇のヒロイン」と書いていますが、
ボロミアは男の人です。
ここではギムリたん同様女体化で姫将軍として生まれ変わった人気の女性キャラです。
195が勘違いしているヒロインはエオウィン姫です。
201名無しさん@ピンキー:04/12/01 19:03:25 ID:a29ATKCw
196は普通に「興味持ったんなら映画全部見てまた来てね」程度の
親切な書き込みだと思ったけど。

ここの住人に限らず2chの指輪スレは繊細な人が多いよね。
202名無しさん@ピンキー:04/12/01 19:39:30 ID:2QTVb3jL
ぶったぎってナンだが、ホビットの冒険の性別構成は

「ドワーフたち全員が女」で「ビルボ一人が男」なのと、
「ビルボだけが女」で「ドワーフ全員が男」だと、どっちが萌えなんだろう?
203名無しさん@ピンキー:04/12/01 20:26:25 ID:SmZYBrhy
あんな人任せのヘタレドワーフどもが男だと思うと殺したくなるが
女の子なら犯すくらいで勘弁してやろうって気になれる。
つーかまんまゲームの中の女キャラだな。
全部主人公にやらせるくせに、気に入らないとぶうぶう文句たれる。
13人って人数とか双子がいたりとかそのままギャルゲが作れる好条件だし。
204名無しさん@ピンキー:04/12/01 20:49:50 ID:0p444hfW
>>202
ビルボ♀で!スラ王との場面が、萌えだと思う。
205名無しさん@ピンキー:04/12/01 20:50:48 ID:R01/0y12
俺ももふもふドワっ娘の群れを思うまま犯すエロゲーに一票。
206名無しさん@ピンキー:04/12/01 20:55:55 ID:LarVIvEB
>「ドワーフたち全員が女」で「ビルボ一人が男」
それって『ノービットの冒険』。
あんまし萌えではなかったが。
207名無しさん@ピンキー:04/12/01 21:11:24 ID:OKDHVFW/
トーリン  生徒会長または女王様系の気位の高いおんにゃのこ、結構実力もある
バーリン  秘書、仲間内で貧乏くじ引かされるタイプ
フィーリ&キーリ  双子の姉妹、性格とか好みとか口調が微妙に違う。髪の色設定が違うだけのグラ
ボンブール  甘いもの大好き、乳揺れどころでない超爆乳が悩みの種
オーリ  頭の良い子、字がとても綺麗

がんばってみたけど、ここまでだ。
208名無しさん@ピンキー:04/12/01 23:33:30 ID:2QTVb3jL
むは〜、タマラン!!
地下の牢屋に入れられた時点で、ドワッ娘たちが順繰りにスランドゥイル王か牢番たちに犯されていそうだ。

トーリンのルートでバッドエンディングだと、すごく高ビーだったトーリンが天幕の中で息を引き取る直前に
ベットの中からビルボの手を握り締めてゴメンナサイと愛の告白を受けることが出来るらしいな。
すっごい気位の高いお嬢様なだけに、そのしおらしい姿がまた、たまらない。
209名無しさん@ピンキー:04/12/01 23:40:03 ID:2QTVb3jL
>>204
ぷくぷくしたビルボ(♀)の体を危険なものを持っていないか、身体検査と称してまさぐる
セクハラエルフ王。
210名無しさん@ピンキー:04/12/02 12:11:13 ID:GJFlmax8
女ビルボだとビヨルンのあたりもおいしいな。
211名無しさん@ピンキー:04/12/02 18:42:57 ID:kt5DnISD
200突破記念かきこ。
グローインたん人妻の上に子持ちなんですが…落とせるんか?
212名無しさん@ピンキー:04/12/02 23:32:15 ID:lv80Atak
親子どんぶりはお約束
213名無しさん@ピンキー:04/12/03 00:57:16 ID:Syb+DQ3T
>>211
人妻じゃないかもしれん。淋しい未亡人かもしれん。
214名無しさん@ピンキー:04/12/03 20:27:43 ID:NmgFU1Kn
死んだ夫に操立ててたりすると、なおよりいっそう萌え。
スランドゥイルに責められても、必死に自分の腕なんかを噛みしばって耐えていたりするとなおよろし。
215名無しさん@ピンキー:04/12/03 21:14:11 ID:mBONIe8K
しかしボンブールと食っちゃ寝エンディング。
誰だこんな役たたず連れてきたの。
216名無しさん@ピンキー:04/12/03 21:24:46 ID:uKM0t/lU
ぽろりグラ大サービス要員。
いろんな場面で無駄にでかい乳を惜しみなく晒します。
ビヨルンさん家に入るときには、急いだせいで小枝に服を引っ掛けてポロリ。
川に落ちたときは、濡れ濡れすけすけビーチク。
樽から出るときも、山で崖の上に引き上げてもらうときも、ポロリ。
ちよっとありがたみがなくなってきた頃に、ビルボに夜警を交代してもらうイベントで、恥らう姿を見せてくれます。
217名無しさん@ピンキー:04/12/04 12:35:54 ID:V1RIu8Bz
このスレも堕ちたもんだな・・・。
218名無しさん@ピンキー:04/12/04 13:10:25 ID:kaJ2fErs
元からこんなノリですよ。
219名無しさん@ピンキー:04/12/04 14:35:53 ID:BV6B8wrt
ただだらだら同じ話で回っていて何が楽しいの?
ここを回してるのほとんど同じ人でしょ。

気に入らない職人を叩いてばかりいるから
他の職人に敬遠されてSSも投下してもらえないじゃないか。
220名無しさん@ピンキー:04/12/04 14:57:08 ID:9u5R/Y9q
>>219
俺もそう思っていたんだ、なんで「ロード・オブ・ザ・リング」の
スレのはずなのに、「ホビットの冒険」の話ばかりでてくるのか・・・。
たぶん上で語っているのはギムリヲタ。
221217:04/12/04 17:38:32 ID:jVd/Dmel
「ロード・オブ・ザ・リング 」のスレになってるのに、映画に出ていた登場人物以外が
出てくるのは前から、違和感があった。
原作重視の住人と映画だけで妄想を膨らませる住人がこのスレに存在していて
何かあるとすぐ荒れるよね。
テンプレ職人が「基本はスルー&マターリ」と叫んでも
原作重視のファンが原作を無視したSSを投下した職人を叩く。
「ホビットの冒険」を扱った職人は、「ヲタ」扱いで上記以外の住人が叩く。
結局SSを投下してくれる職人さんが減って自分達が飢えていく。
ここは自由に投下できるような環境を作らないと、SSを投下してもらえない
妄想の書き込みだけのスレになっていくと思う。
原作重視の住人は、「シルマリルの物語」「ホビットの冒険」「 指輪物語」の
エロパロのスレを新しく作ったらどうだろう。
222名無しさん@ピンキー:04/12/04 18:00:12 ID:9h3d4bTG
つられるな!
223217:04/12/04 18:11:52 ID:4+x8B++r
>>222
>つられるな!
君もギムリヲタですか?

224217:04/12/04 18:16:24 ID:4+x8B++r
あっ途切れちゃった。
このスレは、もうだれもSSを投下してくれないのだから
他にスレを立てたほうがいいでしょ。
ここに執着してる方がおかしいと思うけどね。
225名無しさん@ピンキー:04/12/04 18:21:42 ID:zwdlzCP5
226名無しさん@ピンキー:04/12/04 19:52:06 ID:44Oy+Eht
突然なんだが、今朝仕事をしながらケーブルテレビの時代劇専門チャンネルをつけっぱなしにしていたら、
凄まじい予告が。

「…の放送は、コスプレ時代劇!『姫将軍大あばれ』ですご期待ください!」

姫将軍大あばれ…コスプレ時代劇…
いったいどんなボロミアたんが…
227名無しさん@ピンキー:04/12/04 19:53:37 ID:geuQWobq
>>225
前のスレを埋めようとしてる奴等がいるぞ。
228名無しさん@ピンキー:04/12/04 20:07:56 ID:y2ntvkI4
>>226
そんな事を言ったら、原作重視の住人に叩かれるぞ〜。
原作通りの性別で、
原作通りのカップリングで、
原作通りウンコもセックスもしない
原作通りの時代背景で
原作と違和感ない原作そっくのエロ小説基本だ。
229名無しさん@ピンキー:04/12/04 20:55:51 ID:Zxah/jcf
>>217にほぼ同意。

動機如何は問わず職人を立て続けに追い出して平気の平左を保てる
住人が潜在してるスレにSSを投下したいなんていう奇特な職人は、滅多といないだろ。
SS投下スレでありながら、職人に敬遠されているらしい現状はどうかと思う。
230名無しさん@ピンキー:04/12/04 21:55:40 ID:0D8nSdrp
>>217に提案した

>原作重視の住人は、「シルマリルの物語」「ホビットの冒険」「 指輪物語」の
>エロパロのスレを新しく作ったらどうだろう。

この意見に賛成
4スレを立ててもう230になるのにSSは1回投下されただけ。
しかもその投下した職人をここの住人が叩いた。
もうその職人は投下してくれないだろ。
今後このスレにちゃんとSSを投下してくれる職人が出てきてくれるためにも。
スレをわけた方がいいんじゃないだろうか。

231名無しさん@ピンキー:04/12/04 22:26:15 ID:F6gxK4Oa
叩いているのは 原作重視の住人 で決定なのか?

映画版でも小説版でもキャラの性格があまりにも違うのはごめんだな。
人は性格が違うからこそ個性があって面白い。
その個性を蔑ろにしてさえいなければ、グリマが女でも
セオデン×女グリマ前提のサルマン×女グリマでも
サルマンがグリマにスカトロを要求しても
それが現代オフィス物でもOKだ。
232名無しさん@ピンキー:04/12/04 22:54:16 ID:QoJANVew
原作重視の住人ばかりが叩いてるって言うのもおかしいだろ。
実際レゴギム職人さんを叩いたのは、違う住人だろう。
233名無しさん@ピンキー:04/12/04 22:58:53 ID:G6h4tFCf
今日いろいろ意見を書いてくれた人おつかれさまです。
すごく勉強になりました。
できたらコテをつけて発言してもらえると助かります。
234名無しさん@ピンキー:04/12/04 23:25:15 ID:CTZ1+q8e
217氏が、違和感があるのなら、新スレ立てるなり他の手段をとるなりしていただいて構わないかと思います。


235名無しさん@ピンキー:04/12/05 00:00:54 ID:ENh0uhbY
なんでなのかは知らんが、レゴギム萌えな人たちに対する噛みつきは、もうやめれや。
だいたいスレの勢いがまったりしてきて書き込みが少なくなってきたときに、彼らは懸命に萌えを語ったりして
場をつないできてくれたりしたじゃないか。姫将軍萌えな人たちもこつこつと萌えを語り継いできた結果が今の
大ブレイクにつながっているんだし。

己の萌えを呟くわけでもなく、萌えを投下するでもなく文句だけは一人前でどーするよ?
まずは自分の萌えを語るべきだろう。
236名無しさん@ピンキー:04/12/05 00:22:59 ID:s/DUE1na
>235
自分を保護したいのはわかるけど、「彼らは懸命に萌えを語ったりして
場をつないできてくれたりしたじゃないか。」
ついでるというより、萌え同士で固まってそれ以外は受け付けないオーラを
出してるのはどうだろう。
実際初心者が流れてきて、まったり語り合っていたのに
ぶった切ったのはレゴギム萌えさんじゃない?

前のスレを読んでいると、違う萌え話で沸いてるときに
無理やりレゴギムの話を始めてそのままレゴギムの話が中心に
なってることが多いよ。

>234
そんな人に押し付けなくても、安心して自分達が語りたい場所は
自分達で立てようよ。
237名無しさん@ピンキー:04/12/05 02:08:16 ID:pAy+r8JH
こんだけ広大な世界観と登場人物の多い作品だったら
そりゃ萌えも十人十色、千差万別、多岐に渡ると思う。
スレタイ「ロード・オブ・ザ・リングの〜」なのは立て逃げっぽい
初代スレの1から何となくそのまま来てるだけであって、
初めから「映画のLotR限定スレ」として立てられたわけじゃない。
原作や関連書の萌え話が出るのも自然の流れだと思う。
だからここでスレ分けるんじゃなくて、次スレからスレタイを
「トールキン作品でエロパロ」みたいなのに変えたらどうかな。
そうじゃないならそれこそ板借りて作品別・キャラ別にスレ立てなきゃ
みたいな話になりかねないと思う…
238名無しさん@ピンキー:04/12/05 06:27:08 ID:c3gOnDsC
>>237
たしかに、なんでもありだったはずだが、自分の萌えキャラ以外をスルー出来ないのが多いよな、これじゃ腐女子と一緒だ。
彼女らは萌え違いでもめるらしいから、なんでもかなり細かいとこまで分岐するらしい。
仲良くマッタリが出来ないもんかなぁ、そんなに難しいことじゃないのだが。

でもスレタイはこのままでいいんじゃないか?
>2に原作、映画どっちもあり、って入れればいいじゃん。
ただエロパロやりたいだけなのに、あんまり細かいとめんどくさくなる。
239名無しさん@ピンキー:04/12/05 10:17:43 ID:f/sCHlB3
>これじゃ腐女子と一緒だ。

このスレは腐女子でなりたってるスレじゃないの?
240名無しさん@ピンキー:04/12/05 11:25:26 ID:FP3+3e+l
男性陣は荒れたり馴れ合いがウザくなったりすると来なくなる。
収まった頃に戻ってくる。
匿名の掲示板で叩きや荒らしに反応すること、下手に自治る愚かさを知っている。
スルー&マターリの基本だ。
241名無しさん@ピンキー:04/12/05 13:02:30 ID:vHWnoSrM
腐女子はもっとポエミィで自分語りが多いよ
揉める時も修辞ゴテゴテの長文を投下
242名無しさん@ピンキー:04/12/05 13:34:13 ID:Rh6kAUeG
>>237
スレタイ変えるの賛成!

このスレから>>1は、「指輪物語及びその 周 辺 作 品 群 の…」となっている。
新しいテンプレに付いてこれていない住人も多い。
「ホビット」「シルマリル」の固有名詞が過去スレに登場していたことから、テンプレ職人さんが配慮してくれたのだと思う。
ただ、スレタイ変えるかテンプレ変えるかは次スレ立てる時までに考えればよいことだ。

それより、苦手なキャラがある住人達が、なぜNGワードを指定しないのかとか、目が逃げて読めなかったSSに何で
絡んでいくのか。とかの方は、どうにかならないのか。
職人を責めずに自分で対策を考えて欲しい。
243名無しさん@ピンキー:04/12/05 14:42:29 ID:RA4ZRELA
いいぞベイベー!
職人を叩いてるのは腐女子だ!
自治の皮かぶって嫌いなカプに粘着するのはよく訓練された腐女子だ!

ホント指輪エロパロは地獄だぜ! フゥーハハハーハァー
244名無しさん@ピンキー:04/12/05 18:56:09 ID:D50/HsuB
ここSS投下ないね。

スレタイを変えたって、興味のないSSを投下した職人の
叩きを辞めない住人がいれば、職人は来てくれないと思うぞ。
上にも意見が出ていたけど、スレを分けた方がいいんじゃないか?
245名無しさん@ピンキー:04/12/05 20:06:49 ID:1HsDLZ3K
ていうか、うるさい住人はあらし認定でよくない?
246名無しさん@ピンキー:04/12/05 20:25:44 ID:4/mg8tJp
あのね、パロ小説には「最低限これだけはゆずれない!」という一線があるわけ。
このキャラならこういうことをするだろう、こういうことを言うだろう、
この状況ならこういう役割を果たすだろう、っていうね。
いくら女体化してようが、死んだはずのキャラが生きてようが、かまわないけれど、
あるキャラが原作に書かれている性格とまったく違うありえない行動をする不自然
さは容認できないわけ。
レゴラスが城の設計するのは、まぁ、容認。
(実はそういう特技を隠し持っていたのかもしれないし)
馬が苦手なはずのギムリたんが馬に乗ったりするのはダメ。
(誰かと相乗りとか、乗っているのが子馬ならわかるが)

21歳以上でこの文章なら、このスレでは笑いものにされるから巣にお帰りなさい。


このスルーできずに職人を叩いた「〜わけ」の人はここの住人じゃないの?
「巣にお帰りなさい。」っていってるだけに腐女子だと思われるが・・・。
247名無しさん@ピンキー:04/12/05 20:34:11 ID:NZ1IC/4N
>246
その人は「離れ山の宝玉」の職人さんだと、前のスレで見たけど。
248名無しさん@ピンキー:04/12/05 22:07:53 ID:Dhcz8p+g
どうでもいいが、SS投下がないのは今の時期仕方ないと思うんだが…。
特にここの職人さんのレベルからいうと、「読ませる事」に慣れている職人が多かった希ガス。
そうなると年末、盆は急がしい気がするよ。もう少しマターリ待とう。
249名無しさん@ピンキー:04/12/05 22:20:47 ID:53ks9rVw
>>248
それは、職人さんたちが腐女子だといいたいのかな?
250名無しさん@ピンキー:04/12/05 22:27:55 ID:Dhcz8p+g
>249
腐女子も腐男子もいると思うが、それ以外にも出版関係者は年末と盆は恐ろしいほど忙しいらしいぞ。
251名無しさん@ピンキー:04/12/05 22:36:44 ID:iFBLP/Pv
話の流れに乗り遅れた。すまん。

スレ分けやらスレタイ変更話が出てるのは、意に沿わない職人やらSSを叩くのって
どうよって部分からのはずなんだけどもな。

叩いてる主体が職人・読み専、男女のどれに属していようが、
ここが職人やSSを叩くのが常態になってるスレに見えるって意味では同じ事だろ。
己の萌えやらこだわりに一致しないSSやら職人の存在を
スルーしたくない住人に宗旨替えしてくれってのは酷な話だろうし、
スルーを呼びかけるレスはいくつか見たが、それに賛同するレスは
今のところはないしな。
職人にとってSS投下が気安くなるなら、スレを分けるのは悪くないんじゃないか。
その後はお互いに不可侵が条件になると思うが。
252名無しさん@ピンキー:04/12/05 22:39:04 ID:u9JNeiDY
出版関係者がこんなところに来ると思ってるの?
いくらSSが上手くてもプロとは到底思えない。
>>248
それは妄想しすぎでしょ。

せいぜい熱烈なトールキンファンの腐女子と腐男子が
頑張って書いている程度だよ。
253名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:11:21 ID:nGwPGj+M
>>248>>251
で、スレ分けについて何か具体案はあるかな?
スレ分けに賛成だが、自分は、具体案が浮かばない。
今、荒らしてる奴は、宗旨が気に入らないというより、荒らし自体が目的のように思える。
住人がつられるのを面白がっているように感じる。だから、住み分けの方法がわからない。

>>250
つられないで、スルーして下さい。
254253:04/12/05 23:12:32 ID:nGwPGj+M
>>248でなく、>>244です。すいません。
255名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:12:54 ID:T1xg1yy8
プロじゃなくても普通に仕事が忙しい人もいるだろう、って
例え話なのかと思ったけど……>出版関係者

腐男子っていったいどういう言葉だw

それはそうと、スレを分けるとしたらどういう分け方になるんだろう。
トールキン系と指輪を分けるということ?
その場合、結局「パロ小説には譲れない一線がある」人にとっては
スレを分けようが何しようが同じことのような気がする。
256名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:30:28 ID:42PB6iNA
東京編や現代オフィス物やコスプレ時代劇なんでもありのエロパロのスレ。
今まで通り原作重視のエロパロスレ。
なんてのはどうだろう?
257名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:44:24 ID:T1xg1yy8
それ以前の問題でスレを分けることって不可能じゃないかということに気付いた。
以下ガイドからコピペ。

”各ジャンル(作家・作品・シリーズ)毎に一スレッドまで”にまとめよう
『漫画・小説』          → 『作家別』
『原作付きアニメ&ゲーム』    → 『(漫画・小説等の)原作の作家のパロスレ』
『単独オリジナルアニメ&ゲーム』 → 『作品別』

既存スレッドとの重複・類似は禁止。『キャラ』『カップリング』単独でのスレ立ては控えめに
類似ジャンルの乱立は削除対象となります。新しいスレッドを立てる前に類似スレッドがないか検索してください。
258名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:57:42 ID:gR6iFujW
>>257
その通り。
完全な住み分けをしたい場合は外へ出て住み分ける以外方法が無い。
削除が早いか書き込みが少なくて落ちるか競争だ、という感じになる。
259258:04/12/05 23:59:05 ID:gR6iFujW
>削除が早いか書き込みが少なくて落ちるか
もし、スレ林立させたら、です。
260名無しさん@ピンキー:04/12/06 00:14:51 ID:m8MybGKA
空気読まずにSS投下。
なんちゃって ロソ×フロド 人間リンカーンもの。瀬田調。12レス。
261ロソ×フロド♀ 妄想1:04/12/06 00:16:18 ID:m8MybGKA

……

「小せえの…じゃねえ、ホビットがやってるところは初めて見ましたぜ。」とならず者
の一人がいいました。「お頭もやるもんですなあ。」内心ではお頭の粗末な物をあざ笑
っていました。
「本当に俺らもやっていいんですかい?」と、他の者がいいました。「女にゃ手を出す
なっていわれてたはずですがねえ。」
「そんな事した暁にゃ、ここの連中も爆発しちまうからだよ。でもこの女は構わない。
好きなようにしてやれ。」と、ガウンを羽織りながら『お頭』と呼ばれたホビットは答
えました。「俺もそいつがやられてるところを見てえのよ。」泣きわめいて許しを乞う
か、はたまたよがり狂うか。と、ロソは口を歪めベッドの方を振り返りました。
「どうだった?フロド・バギンズ。この強情な跳ねっ返りが。可愛い声で鳴いてたじゃ
ないか。そんなに俺がよかったか?ん?」と、ぐったりと仰向けになり虚ろな目を上に
向けているかの女の傍らに片手を付いてロソはいいました。
「人間がもう三人程あんたのお相手をしてくれるとさ。ちゃんとした答えをくれるま
でな!」と、ロソはそのにきびだらけの顔をフロドの顔に近付けていいました。「素直
になればよし。今日はこれでお終いだ。」
「嫌だ。」初めてフロドが声を発しました。「あんたのものになんかならない。穴にで
も何処にでも放り込むがいい。」
「そうか、もっと遊びたい、そういう訳だな。」ぱちん、と、ロソは指を鳴らしました。
フロドは絶望の悲鳴を上げました。「そうそう、尻はやめとけよ!裂けちまうからな。」

……
262ロソ×フロド♀ 妄想2:04/12/06 00:17:15 ID:m8MybGKA

 ビルボがバギンズの分家筋から養嗣子を取ったのを知った時のロベリアの怒りようは
それこそ筆舌に尽くしがたいものでした。旅から帰ってから年を経ても一向に老いる
様子の無いビルボも憎らしい存在ではありましたが、どうせこの年で嫁をもらうことも
あるまい、ホビットの寿命が来ればいずれ姿はそのままであろうとビルボも亡くなる
と思っていたからです。それが今更跡取りを他所から取るなんて!
 かの女はオソと連れ立って、はらわたの煮えくり返る思いで袋小路屋敷を訪れビルボ
にあれやこれやと質問を浴びせかけ、正式な書式に乗っ取って書かれた書類を見せられ
るに至って、ようやくここが自分達の手から遠のいてしまった事を受け入れざるを得ま
せんでした。「そいつは女なんだろ!」と、別れしなにロベリアがいいました。「どう
いうつもりでもらったんだが知らないが、せいぜいお気をつけ!そいつだって何考えて
るか知れたもんじゃあないからね!」玄関の外で二人がずかずかと怒りを漲らせながら
坂を下りていく姿をビルボは溜息をついて見送りました。

 「帰りましたか?」奥の部屋に隠れていたフロドがそっと顔を出していいました。
「ああ、帰ったとも。」と、ビルボはドアを閉めながらいいました。「子供は聞かなく
てもいい話だよ。もっとも、わたしが旅から帰ってきた騒動はお前も知ってるから、
あいつらの事は好かんだろうがね。もし聞こえとっても気にする事は無いよ。雑音は右
から左へ素通りさせちまえばいいのさ。」そういって、ビルボはフロドの背に手を回し
ぽんぽんと肩を叩きました。
263ロソ×フロド♀ 妄想3:04/12/06 00:18:05 ID:m8MybGKA

 ビルボの誕生祝いから帰って、ロベリアは銀のスプーンの入った箱を乱暴にテーブル
に置きました。留守番をしていたロソは両親から一気に不平不満を捲し立てられました。
オソ、ロベリア共にビルボが消えた後の事そして12年前の件を思い返して胸中穏やかな
らず、といった風でした。ロソはロソで今の住まいが気に入っていましたし袋小路屋敷
へは行った事が無いので、どうして両親が(あるかもしれないと噂されるお宝は別に
して)そこまであの屋敷に執着するのか分かりませんでした。

「俺がフロドとくっついちまえば一番簡単じゃないのかよ。」と、にきびをいじりなが
らロソは軽口を叩きました。「冗談をお言いでないよ!」と、ロベリアはいいました。
「あんな小賢しいへんてこな娘が嫁なんてわたしは御免だよ。欲しいのはそんな『おま
け』の無いあの綺麗な屋敷なのさ。お前もつまらないこという暇あったら自分のする事
をおし!」そして席を蹴って行ってしましました。ロソはロソでそんなに悪い考えでは
無いと思っていました。年も釣り合うし、ずっと『器量はいいのに勿体無い』と聞いて
いたからです。そしてある日西四が一の庄への用事にかこつけて、ロソはフロド本人が
どんなものか確かめに初めて袋小路屋敷へと足を伸ばしました。
 かれは屋敷の緑の丸いドアが見えるところの道端の柵に半ば腰掛け足をぶらぶらさせ
ながら待ち人がそこから現れるのを待つ事にしました。時折通りかかる者にはうさん臭
げな目で見られましたが、逆にふんと鼻先であしらって見せました。
264ロソ×フロド♀ 妄想4:04/12/06 00:18:46 ID:m8MybGKA

 しばらくして袋小路屋敷のドアが開き、年若い男のなりをしたホビットが出て来まし
た。高い背に白い肌、あれに違いない、とロソは思いました。そのホビットは本を片手
に小道を下って来ましたが、その行く手を遮るよう片手を傍らの木に付きながらロソは
「よう」とあたかも親しい者に声を掛けるようにいいました。「あんたがフロドか?」
「そういうあんたはロソだと思うが、わたしに何か用事があるのかい?」と、フロドは
表情を硬くしていいました。
「なんで俺がロソと分ったんだ?」と、逆にロソは聞き返しました。「おおよその噂
で知ってるだけだよ。」と、フロドはいいました。かれが『にきびっ面』と呼ばれてい
る事には触れませんでした。
「あんたが俺について何を知ってるか知らないが、」と、ロソはいいました。「親同士
の仲が悪いってだけで、お話もしないってのはないじゃねえかい?」少しにやにやして
いるかれを見て、フロドは不愉快になりました。まるで値踏みでもされているように頭
のてっぺんからつま先までじろじろと舐め回すように見られるのに耐えきれず、かの女
は明らかに怒りを含んだ声でいいました。「遠路はるばるお越し頂いたのはありがたい
けど、わたしはあんたと話をするつもりはない。」フロドはかれの横を通り抜けようと
しました。「おっと」と、いってロソがまた道を塞ぎました。そして、今度は引き返そ
うと踵を返したかの女の片手をつかまえました。
 フロドはその手を振りきり、足早に元来た道を戻りましたが、ロソはそのまま着いて
きました。「あんたは俺を誤解してる、」と、道々ロソはいいました。「ちょっとだけ
でいいからよ、どこか静かな所で話をしねえか。」無論これには裏の意味が有りました。
265ロソ×フロド♀ 妄想5:04/12/06 00:19:52 ID:m8MybGKA

「いい加減にして!」と、フロドは向き直っていいました。「生憎だけど、わたしは
サックビル氏と親しくしたいとは思わないんだ。わたしの顔を見に来ただけで満足して
お帰り願えませんか。」かの女は射るような目でロソの目を見返すと、袋小路屋敷の中
へ入ってしまいました。しかし、その一瞥がロソの心のねじ曲がった情念に火を着け、
手に残るかの女の肌の感触と顔と声、そして強気な態度全てがロソの欲望を掻き立てた
のです。「いい女じゃないか。」と、かの女の消えたドアと自分の手を見ながらロソは
ひとりごちました。

 オソが無念のうちに亡くなり、跡を継いで数年するとロソは自分の土地に植えられた
作物がたいそうな値打ち物であることに気付きました。世の中が妙な感じになり、南四
が一の庄にサルンの浅瀬を越えて褐色人がいろいろな作物を思いも寄らぬ高値で買い付
けていくようになったのです。最初はごく少人数で、人目を避けるように必ず夜に現れ
ました。
 求められるものはいろいろありましたが、殊更パイプ草はとてもホビットの間で取引
されるような価(あたい)では買われませんでした。ロソが本当の値段を教えずに売り
渋る素振りをしてみせたのもありましたが提示された買い値も相当のものであったから
です。それが名にしおう『長窪葉』であっても、このような値で商われたことはなかっ
たのです。かれにはこれが錬金術とも思われました。そして人間の往来が増すにつれて、
増える金に明かせて土地や施設や穀物を買い漁り始めたのです。
 ロベリアはロソが金儲けが上手いのを大層喜びましたが、それは「商売に成功した」
としか聞き知らないからでもありました。ロソの野望は南四が一の庄に留まらず、手始
めに西四が一の庄へと伸ばしました。割と懇意にしている悪友のサンディマンが居まし
たし、彼もまた金の誘惑に弱いという事を知っていたからです。フロド達が行方をくら
ますちょっと前には、粉挽き小屋はもうサンディマンのものでは無くなっていたのでし
た。
266ロソ×フロド♀ 妄想6:04/12/06 00:20:26 ID:m8MybGKA

 土地や建物をロソへ売ってしまったひとびとは、サンディマン同様にロソの小作人や
使用人へと身を落としました。かれらはかつて自分のものであった家の家賃を払い、作
った作物は不公平なやり方で分配されました。
 そうした心踊る『悪事』(かれは『商売』といっていましたが、)の一方で落胆する
出来事もありました。フロド・バギンズがいともあっさり、ロベリアに袋小路屋敷を譲
り、東四が一庄へと引っ越してしまうという噂が流れたからです。『捨て値同然』とい
う噂も流れましたが、本当のところは、それ相応の値で売られました。
 母親から嬉しそうに噂が事実で、フロドが今よりも遠くへ行ってしまうことを知らさ
れたロソは少し焦りを感じました。以前から元々遠いサックビルと袋小路は行き来も
なかなかままならず、その上昔からかの女にまとわり着くようにしている三人が隙を
与えませんでした。家にいる時には家の周辺には必ずサムが居ましたし、道で偶然行き
会ってもフロドは背を向け立ち去りました。かの女が一人でふらりと夜に出かける時も
誰かしら見守っているといった風で、ついにロソはフロドに手出し出来ませんでした。
 袋小路屋敷の明け渡しに同行した際もサムが屋敷に居ました。フロドはロベリアとば
かり話をして、ロソを一顧だにしませんでした。その横顔を盗み見ながら、まだロソは
歪んだ希望を持ち続け、それはかの女が行方をくらませた後も消える事はありませんで
した。
267ロソ×フロド♀ 妄想7:04/12/06 00:21:05 ID:m8MybGKA

……

「ロソ!ロソ!」と、男達に組み伏せられながらフロドが叫びました。「お願い、助け
て!」
「お前が悪いんだよ。お前がそうなりたいって答えたんだからよ。」と、ロソはにやに
や笑いながらいいました。「とっととやっちまえ。」
「お頭のものとは、ひと味違うぜ、嬢ちゃんよ。」身体を押し拡げながらならず者がい
いました。そして、ゆっくりといたぶるように、自らもお、お、と呻きながら雄根を埋
め込みました。
「せめぇな。ちょいと浅いが、凄えいいぜ。こいつは。」腰をうごめかしながらその男
はいいました。ひとりは胸にしゃぶりつき、もうひとりは目の前に突き出された一物を
避けようと顔を振るフロドの頭を押さえ付けました。
「てめえだけいい思いして済まそうったってそうはいかねえぜ。」と、男はいいました。
「御奉仕もちゃんとしなくちゃなあ。」そしてかの女の口に己を突き入れました。フロ
ドはそれを引き抜こうとして片手で掴みましたが、それはかえって男を歓ばせ、男はか
の女の頭をぎっちりと掴むと、ぐいぐいと腰を動かしました。胸を弄んでいた男は身体
じゅうを舐め回し、逆さまになって雄根の出入りするまじかの雛先を舌を尖らせ弄び、
自らの物をかの女の空いた手でしごかせ始めました。
268ロソ×フロド♀ 妄想8:04/12/06 00:22:23 ID:m8MybGKA

 いちどきに責められて、フロドは身体をくねらせ、声を出せずに呻きました。
「よう、フロド。」と、かの女の見えないところから声が聞こえてきました。「あいつ
らとも、そんな風にして遊んでたのかよ?」
 びくん、びくんとフロドの身体が痙攣し、かの女の腰を突き動かしていた男が俺ので
いったと気勢を上げました。そして舐めていたの男と代わり、今度の男はあぐらをかく
ようにして背後の下からかの女を突き上げました。
「お馬は好きかい、嬢ちゃんよ。」と、下の男がいいました。「俺は早駆けが好きで
ね!あんたを前に乗せて、そうら走るぞ!」
「相乗りだ。」と、代わった男がいいました。「小さなあんよでかわいがってくれよ。」
そういうと、かの女と向かい合うようにしてフロドの両足を前に回して己のものを足裏に
挟み、下の男の動きに合わせて再び腰を動かしました。「こりゃ、なかなかだ。人間の女
じゃこうはいかねえぜ。口の方はどうだい。」と、いう問いを待たずに口の男は精を放
ちました。かの女が青臭い精にむせた後、声を聞かせろというお頭の命令が下りました。

……
269ロソ×フロド♀ 妄想9:04/12/06 00:23:04 ID:m8MybGKA

 交易を通じて、出入りする褐色人達からロソは悪しき人間流のやりかたを学んでいき
ました。そして同じ悪い考えを持つホビット以外とは次第に疎遠になって行きました。
 ロソは、常々自分とそして自分の家族が周囲の鼻つまみであるのをずっと苦々しく思
っていました。そして富を手にし、家をより立派にし、自らもきらびやかかつ身綺麗に
装ったところで、かれに対する評価がいっかな変わるどころか、増々憎まれるのを逆恨
みし始めました。その一方で地位や名誉が金で手に入らなくとも、他に出来る事がいく
らでもあることも知りました。「庄長が何だ!」と、ロソは思いました。「トゥックや
ブランディバックが何だ!」金さえあれば、ホビットなんかよりも力のある人間を自分
は雇える(現にかれは取り立てに人間を雇って使い始めていました)。そいつらを自分
の駒としてのし上がり、いつしか古い慣習を撃ち破って旧態然とした慣習にとらわれ、
ぬるま湯に漬かったホビット庄に新秩序を打ち立てる器を自分が持っていると妄信し始
めました。これは周囲の人間達に吹き込まれたからというのもありました。「あんたは
たいそう力を持っているのに、何でそれを使おうとしねえんだ?」ある者がかれにいい
ました。ロソはすっかりその気になってしまったのです。
 そして、南四が一の采配を他に任せると、今や数を増したならず者達を引き連れ、満
を持して『お頭』を名乗るようになったのでした。
270ロソ×フロド♀ 妄想10:04/12/06 00:23:33 ID:m8MybGKA

 フロドとその取り巻き(と、ロソはいっていました)が、東の森に分け入ってから死
んでしまったという噂を、ロソは本気にはしていませんでした。現に死んだといわれて
帰って来た者がいたわけですし、逆にホビット庄で今や『お頭』として君臨する自分を
連中に見せつけてやりたいという気持ちが噂を信じる気にさせなかったのです。そして
帰って来たら今度こそ本当に力ずくでフロドを手に入れてやろうと考えていました。何
といっても『お頭』の命令は絶対なのですから。
 かれはならず者に引き立てられて自分の前に引き据えられるフロドの姿を想像しまし
た。境はいつも見張られていました。かの女が帰ってきたらすぐに知らせが届くはずで
す。そしたら仲間は留置穴に放り込んで、他ならぬ袋小路屋敷でかの女を犯してやろう
と思いました。いや、仲間の目の前でいたぶるのも悪くない、などとおよそホビットと
は思えないような考えも浮かびました。

 飽きたら、穴に放り込むもよし、人間に犯されるのを見物するもよし、長年自分につ
れなくした『つけ』を全部払わせてやろうと思いました。その一方で、もし仮に大人し
くしているようなら『いい暮らし』をさせてやってもいいかな、とも考えました。ビル
ボは料理にうるさかったと聞いていました。ならばかの女の料理も美味であるに違いあ
りません。そして夜は夜で存分に楽しむのだと、かれは淫らな空想に耽りました。
271ロソ×フロド♀ 妄想11:04/12/06 00:24:09 ID:m8MybGKA

……

 「口を濯いでやれ。」と、ロソはならず者の一人に命じました。フロドは鼻をつまま
れて、無理やり革袋の中の水を口に含まされ吐き出させられました。水に混じって白濁
した精液が流れ出て、ならず者達はそれを見てげらげらと笑いました。しばらく咳き込
んだ後、再びぐったりと横たわったかの女を起き上がらせ、顔を自分の方へ向けさせて
ロソはいいました。「さて、見たところでは大層お楽しみだったようだが、」と、かの
女の下腹部に手をやり、白いものが糸を引くのを見せつけながら、かれはいやらしく笑
いました。「ここに残るか、御友人方のいる穴へ入るか、決心はついたかね?」もっと
も、答えがどちらであっても、ロソが次にしようとしている事は同じでした。フロドは
なにがしかの言葉を口にしました。するとロソは歪んだ残酷な笑みを浮かべてかの女の
唇を塞ぎ、ねっとりといやらしいキスをしました。そしてまた、陵辱が始まりました。

……
272ロソ×フロド♀ 妄想12:04/12/06 00:25:32 ID:m8MybGKA

 しかし、かれの『栄達』も長くは続きませんでした。かれ自身が金で雇った人間達に
逆に利用され始め、シャーキーなる老人が袋小路屋敷に来るに至って、かれは囚われの
身となり、与えられるものは与えられても、外へ出る事が出来なくなってしまったので
す。そしてロベリアまで穴に放り込まれたと知り、シャーキーに文句を言ったところで
軟禁は幽閉へと変わり、ある月の無い夜に用済みとばかりに殺されてしまったのでした。
フロド達が帰郷する前に、ロソは人知れず世を去ったのです。
 ホビット達はロソの遺体を探しましたが、見当をつけた辺り全て掘り返してもついに
かれを見つけられませんでした。結局、ロソの遺体の入っていない墓が立てられ、葬儀の
際にロベリアはそれに縋って号泣しました。ロソはフロドが自分の身を案じて救い出そ
うとしていた事など知るよしもなく、冷たい土の中で人知れず朽ちていったのでした。
273260:04/12/06 00:32:25 ID:m8MybGKA
以上です。

「原作原理主義」云々おっしゃってた方がいらっしゃいましたが、
逆にそういった言われ方をすると、瀬田調書きも書き辛くなるという
職人の意見も申し上げておきます。

職人は職人でそれぞれベースとするものが異なるのは当たり前ですし、
スタンス、文体、萌えが異なるのも当たり前。(読み手もまた然りですが)
それを個性として認めてもらえないのなら、スルーして下さい、としか
言えません。
274名無しさん@ピンキー:04/12/06 00:52:56 ID:3A0OZzaV
>>260
乙です!
投下と同時に読ませてもらいました。
>「お馬は好きかい、嬢ちゃんよ。」
このあたりの台詞いいです。エロいけど、笑える。
>「小さなあんよでかわいがってくれよ。」
ホビットの足の毛って、何かエロいことに使えなんでしょうか。ホビット流の使い方を捏造してみても面白いかもです。
今度、挑戦してみて下さい。

今、色々ややこしい事になっていて、職人さん達は、気分悪いことも多いと思いますが、応援してます。
がんばれー!
275名無しさん@ピンキー:04/12/06 01:14:54 ID:sBsItEuR
>>257 乙華麗。これが基本の基本だわな。

スレ分けするなら基準はこだわり系/ノンポリ系だった。
言い換えれば、他人の萌えと自分の萌えの差に一言申しさずにはいられない派と
普通にスルーしてきた派。荒らしは論外。
スレ分けがルール上不可能なら別の手段を考えるまでってことじゃないかい。
名案が今あれば、それはそれで素晴らしいが、なくても考えるしかないだろと。

>>260
乙です。今はそんだけしか言えなくてすまん。
職人さんの意見はもっともだし、大事なことだと思う。
それに対して、どれだけの住人が応えられるかがスレの方向性を決めるのかも知れん。
その応えが、どれだけの職人さんに適用されるのかも含めてな。
276名無しさん@ピンキー:04/12/06 01:33:59 ID:nW6+Yb12
>>260-273さま
おおお!妄想の中でしかフロド嬢とヤレなかったロソがなかなか哀れだ(w
GJ!GJ!
すばらしかったっす。
彼女の冷たい横顔に情念を燃え上がらせる、モテない男の悲しさが…!

>かれが『にきびっ面』と呼ばれている事には触れませんでした。
こんな心遣いのフロド嬢に萌。


たぶん荒らしが常駐しているというよりは、自分の好みの職人さんの投下を待ちわびるあまり、他の萌えの投下を妬んでの愚行だと思う。
こういう心ない行為はその職人さんの負担にもなるから、かえって離れていってしまう原因にもなるとは思うのだが。
いくらこの板でも女体化が微妙な位置にあるとは言っても、タイミングが良すぎるんだよな。
細かくスレを分けた所で無駄だという気がしなくもない。
それこそ新たなこのスレの「巣」を作って、細かくスレ分けをした所で他スレの投下が気になって仕方が無かったりするんじゃないか?
277名無しさん@ピンキー:04/12/06 09:30:46 ID:TBQh8ppn
したらば逝きかね?
あそこなら管理人にホスト丸見えなので、匿名をいいことにした叩きはなくなるだろう。

どうでもいいが指輪ファンって悪名高かったんだな。映画版逝って見て嫌われっぷりにビックリだ。
278名無しさん@ピンキー:04/12/06 12:04:06 ID:KzemX+Gk
とりあえず、スレ分け議論は、別の場所に移動しませんか?
SSも投下されたし、萌え話したい住人もいるだろう。
279名無しさん@ピンキー:04/12/06 12:23:19 ID:udwkWCtC
前スレ勿体ない埋め方したな。
280名無しさん@ピンキー:04/12/06 21:38:38 ID:w9xQcNuC
映画板、一度も行ったことないんだけどそんなに指輪ファンって
嫌われ者だったんだ……それはちょっとショックだ。

>278
別の場所ってどこになるんだろう。
避難所?
281名無しさん@ピンキー:04/12/07 00:06:55 ID:wRe7l43a
ロソって誰ですか?
282278:04/12/07 00:35:55 ID:y/mMHfje
>>280
避難所が妥当なのかな。移動するほどの議論になるのかつうのも疑問だが…。
>>275あたりが言ってるように何か考えるなら、職人さんが投下を躊躇しないように別の場所が必要かと思った。
今までのところ住人からの反応もないので、暫く様子を見ましょうか。
283名無しさん@ピンキー:04/12/07 01:09:25 ID:Pmlun/3x
>>281 マジレスすると
ビルボの従弟のオソ・サックビル=バギンズと妻ロベリア・サックビル=バギンズの息子。
両親とビルボは犬猿の仲で、FotRの誕生会でビルボを追い掛け回す嫌な親戚として
SEEに登場したがロソは留守番してたので出番は無かった。

彼の両親はビルボの屋敷を彼の死後相続出来ると思っていたが、
フロドが養子になったおかげで台無しになったのでフロドの事を憎んでいて、
寄ると触ると嫌味ばかり言ってくるこの親戚をフロドも嫌っている。

両親の嫌な性格を受け継いで「にきびっ面」と影で呼ばれる鼻つまみ者。

TTTのSEEでサルマンの所に有ったパイプ草はサックビルの所の『長窪葉』で、
アイゼンガルドと交易をして富を手に入れていた。
SSは恋慕とエロを除いてほとんどかれがやった悪事と末路のダイジェスト。
映画では無かった「ホビット庄の掃蕩」の原因を作った張本人。

映画の「ガラドリエルの鏡」に映ったホビット庄の惨状みたいな事が、
原作ではちゃんと起って、そのとっかかりを作った人物が彼。
帰ってきたホビット4人がそれを鎮めたと思ってもらえれば想像しやすいと思う。
284名無しさん@ピンキー:04/12/07 01:40:05 ID:UgcteFXG
>>282 
現状でSS投下、感想レスがあったわけだが。
文章や設定、キャラ解釈に難ありと一部住人からみなされるSSが投下された時に、
住人がどう対応するかが課題の根幹な気がせんでもない。
議論がこのスレから離れるのは、意に沿わないSSをスルー出来ない住人にとって
願ってもないやっかい払いかも知れんと穿ってしまうもんで。様子見に賛成。
285名無しさん@ピンキー:04/12/07 02:14:33 ID:rc0SjOzw
比較的よくありがちな掲示板の一生

1、スレが立つ。
2、技術のある人間が名作を提供して盛り上げる。
   感動を求めて人が集まってくる。
3、名レスを書ける人間が乗ってきてさらに盛り上げる。最盛期。
4、盛り上がりに乗じて何も書けない魯鈍と白痴が寄ってきてスポイルする。
   彼らの無駄な愛着が逆効果を及ぼし、スレのレベルが著しく低下。
5、飽きて大勢が去っていき、行き場の無い魯鈍と白痴が残される。
   低レベルな自慢・偏見の陳列、煽りあい、無駄な罵倒、
   「キモイ」「ウザイ」を多用したお寒いレス等々が並ぶ。
         ↑今この間↓
6、煽りと罵倒しか出来ない魯鈍まで魯鈍同士の空疎な煽りあいに飽きて去る。
7、何も提供できない白痴が過去の栄光の日々を夢見て空ageを繰り返す。
   脳死状態。

思わずコピペ。
286名無しさん@ピンキー:04/12/07 03:19:01 ID:eqBhHc9i
>283
なるほど。そうだったのか。
281じゃないが、原作未読だったのでこの機会に読んでみるよ。
287281:04/12/07 21:32:33 ID:jOAOlq+v
>>283
ありがとさんでした。
やっぱり、原作のキャラだったんだね。
ここは原作をちゃんと読まないとついていけないね。
288名無しさん@ピンキー:04/12/07 22:36:18 ID:7V3loeKC
>287
原作話についていけないときは映画の話をふるといいよ。
職人さんが降臨する合間に萌え話でスレを暖めるのさ。
289名無しさん@ピンキー:04/12/07 22:57:55 ID:FpMQ+2fe
>>287
でも親がSEEには出ていたから、ああ、ビルボに嫌われていた親戚の子供か〜(w
という程度でも楽しめるんじゃないか?
エロが楽しめれば十分だよ、原作のことは考えなくても。
分かったらより楽しめるとは思うけどなぁ。
290名無しさん@ピンキー:04/12/10 15:45:14 ID:UBueZsqp
ノーマルカップリングでナンだが、エオメルとロシリエルになんだか萌える。

華奢ないかにも「お姫様」な妻を相手にどんな会話をしているのかなとか、自分の腕力を心配して
強くは抱きしめられなかったりとか考えると、ほのぼの可愛い。
291名無しさん@ピンキー:04/12/10 18:03:13 ID:Zxd0zpTy
ノーマルだっていいじゃん。
イムラヒル大公ってエルフの血が入ってるんだよね。
だったらロシリエルも不思議な雰囲気の美女であるに違いない。
292名無しさん@ピンキー:04/12/10 19:34:26 ID:OyvrMrjq
ロシリエルってファラミアに似ているイメージがある。

293名無しさん@ピンキー:04/12/10 20:15:21 ID:Zxd0zpTy
ノーマルだっていいじゃん、じゃなくて、立て逃げ風味の初代スレで
女日照りのこの作品でいかにエロをひねり出すか、で女体化が始まった。
エロパロスレであって女体化スレじゃない。と、自己レス。
1スレ目初期では「無理だろ」「無理だね」「むしろ別の作品で」
と、かんかんがくがくだった。
ノーマル大いに結構!
ただ、元の作品の人間関係、殊更男女関係の描写があまりにも少なく、
また理想化された女性ばかり登場するからネタを捻るのが難しいという
現実が横たわる。
名前しか出ない登場人物をどう料理するかが職人さんの技量だったりして。

>>292
ロシリエルはファラミアの従妹だからね。
イムラヒル大公のお姉さんがフィンドゥイラスだから。
294名無しさん@ピンキー:04/12/10 20:52:27 ID:gl3/nusu
>>290
>自分の腕力を心配して強くは抱きしめられなかったりとか

もどかしくもむずがゆい関係萌え。
エオメルの逡巡を知りつつも信頼しきってるロシリエル、
更に困惑するエオメルってな図が浮かんだ。
295名無しさん@ピンキー:04/12/10 23:15:53 ID:UBueZsqp
寝所で、ロシリエルに酒を注いでもらいながら、
「あなたの顔を見ながら飲む酒が一番美味い!」とかいうエオメルに
恥ずかしがりながらも笑みを浮かべる新妻なロシリエル嬢。その様子にたまらんくらいの
愛しさでクラクラなエオメルは激しく抱きしめたいものの、己の馬鹿力ゆえに、必死に自分を抑えて
抱きしめようとしていたりすると、萌え。

彼女を嫁に出したイムラヒル大公と兄三人は、婚礼の席で涙が駄々漏れ状態なんだろうなぁ…。
296名無しさん@ピンキー:04/12/10 23:31:22 ID:vVd2ZBXC
>>290
いやー、なんでもカモォォォン!!!なスレですぜ。旦那。
ノーマルカプのSSの投下も待たれますなー。

初めてのチューの時に、力みすぎて力いっぱい抱きしめてしまったので、ロシーリエルが痛がらせてしまった。
それ以降は、恐る恐るしか抱き寄せられない純情青年王。
二人の行く末をじりじりしながら見守る。王様と義弟の執政。
297こんな感じ?1:04/12/11 12:16:56 ID:5Gzt/ZOu
 「ウェスツ・エオメル・ハル!」エドラスの大広間に集ったロヒアリムと祝賀の使者
達はマークの国のやり方に乗っ取って最後の祝杯を上げました。盃を空けるとエオメル
は片手を上げ、祝福を受けながら席を辞しました。

 次の間には小姓が控えており、かれの衣服を晴れがましい正装を解き寝間の衣へと改
めました。先に席を離れ、身を清めている筈のロシリエルは、もう寝所で待っているの
だろうか?
 たおやかな若木のごときかの女の、ほっそりとした大人しげなたたずまいを思い返し
さてどうしたものやらと、部屋へ向かいながらかれは思いました。

 何もかも新しく誂えられた寝所のドアを開けると、そこには既にロシリエルが侍女に
付き添われ、待っていました。かの女は足を引き膝を軽く曲げるようにして、エオメル
へお辞儀しました。
 侍女が一礼して去り二人きりになるとロシリエルは、つと自ら身を寄せ、下からエオ
メルの目を見上げるようにして両手を握り合わせていいました。
「エオメル様、いえ、殿と及びした方がよろしいのでしょうか?」と、かの女はいいま
した。「わたしは父と殿との絆を深める為に、嫁して参りました。これは決して殿をお
慕い申し上げていないという意味ではありません。かの暗き時代において殿のなされた
偉業、そして栄達を存知上げておりますし、殿が父を訪ねられたおりも、遠くよりお姿
を拝見し、立派なお人柄であるを聞き知っています。ただ、わたしは寝所でいかように
振る舞えばよいのかを知りません。周りはみな『全て殿にお任せするように』と申しま
すが、殿はわたしをどのようにされるのでしょうか?」
「お父上はよほどそなたを大切に育てられたと見える。」と、エオメルはいいました。
「何も御存知無いと申されますか?」
「はい、」恥ずかしそうに俯きロシリエルは答えました。「枕を並べて眠る他に、何を
すればよいのでしょう?どうかお申し付け下さいませ。でも、わたしはお側にいるだ
けで、胸がどきどきしています。このような薄い一重の衣に身を包んで殿方の前にいる
のは、はしたなく、恥ずかしい事のように思われるのです。」
298こんな感じ?2:04/12/11 12:17:59 ID:5Gzt/ZOu
「もしも、その薄い衣すら纏わずにおらねばならなくなると申し上げればどうされる?」
と、かの女の方に手を置きエオメルはいいました。すると、思わず顔を上げたロシリエル
の頬が朱に染まりました。その様子を見て互いに生まれたままの姿になり、肌を重ねて
成す事が有るとかの女が少しでも知っていたらよかったのに、とエオメルは思いました。
「そ、それでも、殿がなさるのなら、わたしはそれに従います。」少し口ごもるように
してロシリエルはいいました。「どうか、お好きになさって下さいまし。」

 明くる日エオメルが目覚めると、傍らでロシリエルはまだすやすやと寝息を立てて
いました。結局かれはロシリエルの肌に触れる事が出来なかったのです。ただ、抱き締
めて唇を合わせるだけのキスで自身の言葉とは裏腹におののくロシリエルをなだめ、
床へ運んだだけで、昨夜は終ってしまいました。
「何か失礼をいたしましたでしょうか?」眠る前にかの女はエオメルに問いかけました。
顔には不安げな色をたたえていました。
「そんなことはない。ただ、そなたにはまだ早すぎる事のように思えたのだ。」
と、エオメルはいいました。あのまま壊れてしまいそうなかの女を抱くのは、時期尚早
であるように思われました。「しばらく共に暮らしお互いをもっと知ってからでも遅く
なかろう。こちらの暮らしにも慣れて頂かねばならぬからな。」
「怒ってはいらっしゃらないのですね?」と、ロシリエルは安心したようにいいました。
「ならば、わたしは殿の傍らにて休みます。殿は本当に優しいお方なのですね。」
 優しいのではなく、嫌われたくないのだ、と、エオメルは心の中で思いました。
299名無しさん@ピンキー:04/12/11 12:33:11 ID:5Gzt/ZOu
こんな感じかのぉ、と書いたのでSS宣言無し。
でも、エルフの血の入ったヌメノーリアンだったらロシリエルの方が
長生きしちゃうよね?一応エオメルもヌメノールの血が入ってるけど。
伯母似でない限り、エオメルの方が先に逝ってしまう可能性があるな。
ファラミアとエオウィンの逆パターン。可哀想。
300名無しさん@ピンキー:04/12/11 18:30:53 ID:xU7qoale
>>297さん、GJ!!
なんだろう、エロはないのにエロい…。ロシリエルが結婚したのって、うっかりするとまだ10代?
301名無しさん@ピンキー:04/12/11 20:21:50 ID:xU7qoale
>>297さん、イイ…!!青年王の不器用さもまた、可愛らしくてGJ。

…いま、TVで「二つの塔」やってますな。
このスレに通うようになってからこっち、もう勝手に脳内でフロド嬢や姫将軍やギムリたんに変換してしまう…
ああ、単純にファンタジー映画としてみていた一年前の自分、グッバイだよ…
302名無しさん@ピンキー:04/12/11 20:47:45 ID:0cw7K1ze
>>301
全く、同感だ。自分も普通のファンタジー映画としてみれない…。

>>297
よかった!エオメルを格好よく書いてるから、エロが無くてもエロいのだろうか。
303名無しさん@ピンキー:04/12/11 21:40:32 ID:OCxlQxrL
>>300
どこかのHPで見たけど、エオメルとロシリエルとの年の差は8歳さらしい。
ファラミアとエオウィンの結婚式で初めて出会ったから
28歳と20歳かな、その二年後に結婚したらしい。
だから、結婚したのがエオメル30歳でロシリエル22歳
304名無しさん@ピンキー:04/12/11 23:10:57 ID:kL0NxjLN
>>303
美しい盛りじゃないか(w
305名無しさん@ピンキー:04/12/12 00:26:58 ID:bKFj7pKj
>>297
エオメル生殺し状態? いつまで持つのかねなどという
下世話な妄想が止まらん。どうなるエオメル。
興味を尽きさせない展開にキャラ解釈!GJ!
306名無しさん@ピンキー:04/12/12 12:26:38 ID:V8aPM33b
>>297
エオロシ(変な略し方かな…)続きが気になる!
しかしエオメル、お道具が立派そうだもんなあ…大丈夫かなお姫様。
(ちゃんとお子さまは生まれておいでのようだが)
307名無しさん@ピンキー:04/12/12 19:46:57 ID:NSVWiah0
エオメル、文字通り「馬並み」なのか…

「どのように痛くとも…我慢いたしますゆえ、殿のお好きに致して下さい…」
とか羞恥心と恐怖で震えながらロシたんに言われたら、エオメルの理性ははたして持つのだろうか。

<301
禿同。すでに脳内ではラーツの矢を受けて膝をつき倒れんとする姫将軍が闇の者たちに陵辱されていたり、
「見えないっ!」ってぴょんこらしながら城壁の外をのぞこうと必死なギムリたんの胸がぱゆぱゆ揺れていたり、
フロドお嬢様が胸元の服地をファラミアに剣先で裂かれて、指輪ではなく震える可愛い乳首に刃先が向けられていたり…
とかを捏造し始めていて、家族と見ている自分自身がヤバかった…
308名無しさん@ピンキー:04/12/12 22:35:39 ID:oUP+fhOw
>>307
脳内アテレコしていました…。「フロド(お嬢)さまぁ〜」
309名無しさん@ピンキー:04/12/14 16:06:22 ID:vfKPpK3y
こんにちは。短かめですが、SS投下いたします。
・ファラミア×ボロミア♀、姉弟ネタ。
・近親相姦と言うにはぬるいエロですが、お嫌いな方は
 以下9レス、スルーでお願いします。
女であればこそ、志願したのだ。
ファラミアは父君の跡を継がねばならぬ。
将来その手に白い杖を取り、民を導く執政とならねばならぬ。
実在するどうかもわからぬ、半エルフの住まうという館を求める旅に出すなど、
どれほど懇願されても許すわけにはいかなかった。
幸い父上や弟と違い自分はヌメノールの血特有の力を持たず、
剣の使い方は知っていてもまつりごとを執る器量もなく、何より替えのきく女の身だ。
異端のこの身こそが、夢の謎を携えて霧の中を彷徨うような旅に出るにふさわしい。

「姉上」
呼ばれた声に、剣の研ぎあがりを確かめていたボロミアが振り返る。侍従が開いた扉から、両
手に布地を抱えたファラミアが部屋へ入って来た。
「外套の仕立て直しが上がったようですので」
「やっとおまえの目に叶ったか?」
笑いながら剣を鞘に収め、ファラミアの手にしたマントを受け取る。
ボロミアの足首まですっぽりと覆うそれは、なめらかな厚みのある表地に一面毛皮の裏がつい
たもので、見た目より軽く、それでいて浮つきもまとわりつきもせずにボロミアの全身を包み
込んだ。
「非のうちどころがないな」
「これでしたら、雨風も寒さも凌げましょう―――どこへ行かれましても」
ボロミアの肩にマントを着せかけたファラミアの手に、一瞬力がこもる。ボロミアはそれに気
付かなかったふりをして、ばさりとマントの裾を翻した。背後から、ファラミアが大きく息を
吐くのが聞こえる。
「なぜ父上は諾となさったのか」
振り返れば、いつも穏やかに凪いだ湖面のような、聡明な光をたたえる瞳が苦しげに眇められ
ている。そんな表情をするとやはりどこか父に似ている、とボロミアは思った。
「わたくしが無理を通したのだ。執政家の跡継ぎであるおまえをそのような旅に行かせるわけ
にはいかない」
「どのような、旅ですか」
苦しげな表情のまま、ファラミアが問う。
「いつ辿り着くとも、還り来たれるとも知れぬ旅ですか」
「……ファラミア」
見上げるボロミアの視線が、弟をなだめるものになる。
「なればこそ、わたくしが行かねばならぬのだ」
ファラミアは何も言わなかった。何度も、激しい口論になるまで繰り返した会話だ。ボロミア
がこうと決めたら動かぬ性質であるのは、昔から嫌というほど知っている。
女の身に、何故こうも珠のような剛い魂を持って生まれてきたのか。子供の頃はその輝きにひ
たすらに憧れたが、今は曇りも濁りもせぬそれが痛々しく、時に苦々しくすらある。
「角笛はおまえに譲っていこうと思う」
マントの留め具を外しながらボロミアがさらりと言う。フーリン家に代々伝わる大角笛は、本
来ならば世継ぎたる男子の長子が持つのが習わしだ。だが現執政デネソールはそれを、イシリ
アンを拠点に野伏を率いて主に諜報や遊撃活動を行うファラミアではなく、全軍の長たる総大
将、姫将軍ボロミアが身に帯びるよう命じていた。
「本来はおまえが持つべきものだからな」
「いいえ、姉上がお持ちください」
ボロミアの肩から滑り落ちるマントを引き取ってファラミアはそれを拒んだ。
「旅に出られようとも、姉上は変わらず白の塔の総大将の君であられる。角笛が吹き鳴らされ
れば、ファラミアは単騎でも姉上のもとに馳せ参じましょう」
笑いながら言ったが、作った笑顔であることはボロミアに気付かれていただろう。伸ばされた
白い手が、ファラミアの肩を掴む。
「わかった。父上がおん自らおまえにお譲りになられるまで、わたくしが預かっておく」
肩に置かれた手と、その言葉に込められた力強さと愛情が、ファラミアの胸を打つ。
ボロミアはその身に高貴なるヌメノールの血筋と海辺に住まった長上族の血筋を受け継ぎなが
ら、父や同じ血を引く自分のように、人の心を読み取り意を知る力は薄い。
だが目が曇っているのでも、人の意を汲み上げることができぬのでもない。少々まっすぐすぎ
る気質と何より自分を思ってくれる言葉に、ファラミアはどれだけ救われてきたか知れなかっ
た。
「……ご出立は、予定通りに?」
「ああ。まずはローハンに向かうつもりだ。替え馬を借りようと思っている」
そう言ってボロミアは鎧戸が開け放たれた石の窓枠から外を眺めやる。徐々に青が濃くなる空
を見つめるボロミアの心は、すでに目指すべき未踏の地にあるように思われた。
行かせていいのか。
何度も何度も自問した問いがファラミアの頭で反響する。だが問うたところでボロミアの心は
決まっている。揺るがない。人の心に聡いことなど、こんな時は何の役にも立たないのだ。
「―――姉上」
じっと外を見ていたボロミアが、我に返ったような顔で振り返る。
「お許しをいただければ、今夜お部屋にお伺いしてもよろしいでしょうか」
ファラミアの真剣なまなざしに、一瞬虚をつかれたボロミアが瞳を細めて頷く。
「もちろん」
その笑顔と言葉に、ファラミアも小さく微笑み返した。ボロミアの目には、その顔は大人びた
子供のように映った。

姉弟の間で夜に互いの部屋を訪ねるというのは、しとねを共に眠るという意味だった。母を亡
くした幼き日から、眠れぬ夜の多い弟を寝かしつけるのはボロミアの役目だった。それは2人
が長じてからも、少なくとも2人の間では、ごく自然というわけではないがあまり不自然とも
感じずに続いている習慣だった。
幼い頃はとても広く感じ、今は2人で眠るのに丁度いいと感じている大きさの寝台の上で、ボ
ロミアはファラミアのやわらかい髪を指で梳いていた。ファラミアは目を閉じていたが、眠っ
ていないのはその表情や呼吸で明らかだった。
しばらくおとなしくボロミアの好きにさせるままだったファラミアが、目を閉じたまま小さく
笑う。ファラミアのふわりと波打つ癖のある髪を、ボロミアは昔から褒めては羨んでいた。
「わたくしもこういう髪だったらよかった」
つまんで軽く引っ張ってもまたくるんと巻いた形に戻るファラミアの髪をもてあそびながら、
枕に頬杖をついたボロミアが呟く。
「わたしは姉上の髪が好きですよ。母上に似ておられます」
目を開けたファラミアが向き直り、腕を交差させるようにボロミアの髪を撫でる。つるりと指
の間をすべる感触が心地よかった。
「母上のおぐしはもっと透き通るような色で、もっとお美しかったよ」
上目遣いに自分の髪を見やり、唇を尖らせるボロミアの表情が可愛らしい。ボロミアは確かに
ファラミアの記憶にある母フィンドゥイラスの面影を残してはいるが、力をこめれば鋭い威光
を宿す、涼しく整った目元は父によく似ている。
だがその厳しさをすべて打ち消す太陽のような笑顔はボロミアだけのものだった。父も、自分
も、自分の知っている母も、ボロミアのように笑うことはできなかった。
ファラミアは母のことはおぼろげにしか憶えていない。暖かい胸に抱きしめられ、うっとりす
るほど優しく頭を撫でられて見上げれば、そこにあるのはいつも微笑んだ姉の顔だった。
「……ファラミア?」
胸元に顔をうずめるように抱きついてきた弟の背を、迷いのないボロミアの手が撫でる。ファ
ラミアはやわらかなふくらみに頬をすりよせ、自分を包む甘い香りを存分に吸い込んだ。
ボロミアはしばらく弟の背や頭を撫でたあと、促すように顔を上げさせる。そうして、寝着の
胸元を緩めると、真白に豊かな両の乳房をあらわにさせた。
ボロミアがそうするのを陶然と見つめていたファラミアが、恭しく両手を添えて、ふるふると
揺れるやわらかな薄桃色の頂きを唇に含んだ。
「ん…っ…………」
ボロミアの喉が鳴る。ファラミアは何度か軽く唇を動かした後、深くくわえてきつく吸いつい
ていった。口の中でたちまち固くなる、それが嬉しくてファラミアは何度も音をたてて吸い上
げる。
「あっ……ん…………」
舌に触れる乳房も、肌の匂いも、頭の上から聞こえる声も、何もかもが甘い。
母を呼びながら泣きだした小さな弟を、母がしていたようになだめて慰めてやりたいという真
似ごとから始まったこの行為は、姉弟が母を亡くし、しとねを共にするようになった幼い日か
らずっと続いていた。
大好きな弟のために、もう会えない母の代わりをしてやれることをボロミアは喜んだ。だが平
らな胸は母とは似ていなかったし、成長して少しずつふくらんでいった乳房が母と同じような
かたちになっても、ファラミアにとって姉の愛情は母の代替などではなかった。
ボロミアがそうしてくれること、させてくれることが、幸福でたまらなかっただけだ。
ボロミアの乳房が大きくなると同じに、ファラミアも成長した。だがこれはひたすらな幸せと
愛情と暖かさだけに満ちた行為で、そこに性的な理由を見出すことは不可能な上、何の意味も
持ち合わせはしなかった。
だが成長した身体は変化し、反応する。
「ファラミア……」
上ずった声でボロミアが弟の名を呼ぶ。夢中で乳房を吸いたてていたファラミアが顔を上げる
と、すっかり頬を紅潮させ目を潤ませたボロミアと目が合った。
「もう、いい…?」
ボロミアの問いに、だがファラミアは首を横に振った。
「駄目です。もっと…」
言い終わらぬうちに、また乳首を口に含む。きつく吸引し、離し、舌で転がして吸い上げる。
紅い色に熟し、つんと尖った2つの実を指先で摘んでかるくひねった。ボロミアの背が跳ねる。
ファラミアは幼い頃から、ボロミアの乳房を吸いはじめると長い時間離そうとしなかった。
それがたまらないものになったのは、いくつの時からだったろう。
「…んっ…ん…、……ファラ…ミァ、ぁ…」
ボロミアの呼ぶ声が次第に喉にひっかかるものになる。ファラミアは続けたまま、片手でボロ
ミアの寝着の裾をたくし上げた。張りのある太腿のすべらかな感触を何度か往復して確かめ、
脚の付け根に指を潜り込ませる。ボロミアはいつからか、ファラミアと一緒に眠るときは下着
を着けなくなっていた。ファラミアが、必ずそこに触れるようになってからだ。
ファラミアの指先にあたたかな潤みが触れる。その感触すら優しいと思う。とろとろとした液
を塗りひろげるように指を動かせば、ボロミアの喉がひくんと息を呑んだ。
ファラミアは片手でボロミアの秘部を、片手で乳房をくすぐるように撫でながらボロミアに口
付ける。浅く喘いでいたボロミアは、忍び込んできた舌にためらいもなく応えた。
降りそそぐ愛撫に震える手が伸ばされ、ファラミアの脚の間ですでにかたちを変えはじめてい
た熱い昂りを布の上から探りあてた。もどかしげに引き出して、ゆるゆると、徐々に急かすよ
うに扱きはじめる。ファラミアが唇を噛んで小さく呻いた。
誰に教えられた行為でもなかった。
相手に歓びを与えられる行為をお互いがひとつずつ見つけて、覚えていっただけだ。
「…ファラミア…あ……っ、……ファラ…」
「……姉上……ボロミア、ボロミア……」
口付けの合間に何度も呼びながら、互いの手に導かれるように、2人は共に高みに昇りつめて
いった。
「もうわたくしとは一緒に眠らないのかと思っていた」
けだるく心地よい疲労感に包まれた身を寄せあい、弟の巻き毛を飽きずに撫でながらボロミア
が呟く。ファラミアはすっかり開(はだ)けてしまったボロミアの寝着に手を潜り込ませ、た
おやかな曲線をなぞるように何度も掌を往復させていた。
「――…後悔は、しています。今でも」
何度も自分を訪れた、謎解きの予言の夢。
その意味はファラミアにも量れず、ただ抱えていた不安をボロミアに悟られてしまった。そし
て今夜と同じようにしとねを共にし、肌に触れあったその夜、同じ夢が今度はボロミアの眠り
を破ったのだ。
ボロミアはそれを喜んだ。ファラミアの負担を分かち、共有できることが嬉しかった。ファラ
ミアも姉のその気持ちが嬉しく、また慰められもした。
だがボロミアが、その夢が指し示す先を目指すことは自分にこそ与えられた使命なのだと言い
出したとき、ファラミアはその夜のことを心底から後悔した。だが後悔したところでその夢を
ボロミアから取り上げることも、止めることもできはしなかった。
「またイシリアンへ戻るのか?」
やわらかくなめらかな肌を惜しみなくファラミアに明け渡したまま、ボロミアが尋ねる。
「はい。南の前線を哨戒し、防備を固めます」
「イシリアンの手勢だけで?」
「これ以上、都の兵を割くわけにはまいりません」
都の大侯である父の命令だとは言わなかった。命じられずともそうするつもりだった。姉が旅
立った後のこの都に、自分の居場所があるとは思えなかったからだ。
そう言って唇を微笑むかたちに引き上げたファラミアの頬を、あたたかい手がそっと包んだ。
「父上は、誰よりもおまえを恃んでおられる」
ファラミアの瞳が見開かれ、澄んだ青が揺らぐ。
「力あるご自分に似ることもなく、女の身に生まれたわたくしのことは心に掛けて下さってい
る。だが本当に父上をお助けできるのはおまえしかいないのだ」
「姉上……」
「おまえがいるからわたくしは、何も憂えることなく旅に出ることができる」
そう言ってボロミアは笑った。
ボロミアだけが持っている、太陽のようなその笑顔は、今はファラミアひとりのものだった。
「はい。このファラミアが、確かに姉上の留守をお預かりいたします」
何故か喉の奥にこみあげる息苦しさを呑み下しながら、しっかりとボロミアの翠を見据えて言
えば、返される笑顔がさらにまばゆいものになった。
「わたくしの心はいついかなる時も、この白き都の上にある。必ず、ゴンドールの助けとなる
報せを持って帰る。それまで」
「必ず―――…姉上」
見ていられずに、ファラミアはボロミアの胸元に顔を埋める。
普段は冷静で穏やかで、戦場においては果断なる将として兵を率いるファラミアのこんな姿も
また、今はボロミアひとりのものだった。愛しげに、胸にかき抱いた。
ファラミアは、ボロミアの肌の色と暖かさとその匂いをすべて自分の中にしまいこんでしまう
ために、胸の奥まで深く深く息を吸い込んだ。


319名無しさん@ピンキー:04/12/14 16:17:27 ID:vfKPpK3y
以上で投下終了です。
自分は今年最後の投下になりそうです。
思ってもみなかった女体化萌えに目覚めさせてくれた
このスレに感謝しつつ、皆さん良いお年を。
お付き合いありがとうございました。
320名無しさん@ピンキー:04/12/14 19:13:24 ID:rzBBAdDj
姫将軍キタ━━━━(゚∀゚*)━━━━!!!!

以前執政家姉妹の百合が見たいと言ったモンですが、
姉弟でも恐ろしくツボでした。
と言うかボロミアたんが女であることが何の違和感も無い。
全ての辻褄が合った気すらする。
このスレの影響受け過ぎだとは思うが、とにかく神に完敗ちゅーか乾杯。
321名無しさん@ピンキー:04/12/14 19:57:53 ID:MiFriGVd
キタ〜〜〜ッッッ!!

二人とも成人しているはずなのに、なんだか十歳未満のほんの子供のような優しさだよ…!
こっそり布団に二人で入り込んで眠るような「秘密」っぽさがイイ。

職人さん、ご苦労様です。
あなた様の後に続くべく、自分も頑張ります!
お疲れ様でした。
322名無しさん@ピンキー:04/12/14 21:04:41 ID:x5VTTdFd
>>309
お疲れ!近親相姦なのにほのぼのとしている。
顔にかけられて「幸せです」のボロミアたんから母親の様なボロミアたんまで、今年、このスレで色んなボロミアたんに出会えました。
幅広いですね。すばらしい。いや、本当に309氏には、脱帽です。
ゆっくり休んで、又、年明けに新しい萌えを提供してくだされ!待ってます!
323名無しさん@ピンキー:04/12/16 01:29:24 ID:52CU2TO0
>>319
エロいのに清らか。清らかなのにエロい。萌えた。
324名無しさん@ピンキー:04/12/16 22:17:11 ID:OHubTf6f
突然だが、
女教師風の、頭と身持ちの固そうなエレストールたんを想像したら、ちょっとハァハァ。
裂け谷の風紀と財布を一手に握るエルフ…
325名無しさん@ピンキー:04/12/16 23:50:38 ID:5bQ2a/LU
質問というか疑問なんだが…

♀ボロミアは負傷した後、その後の戦争には参加したのだろうか?
エルフ達の元で終戦まで治療していたのか、
それとも「王の帰還」でのゴンドール攻防戦では
王様と一緒に戦ったのか…。
326名無しさん@ピンキー:04/12/17 01:09:21 ID:mBv0BIUi
>♀ボロミア
戦況を聞き、じっとしていられず、黒門前に単騎で駆けつけ参戦。
ゴンドール兵の士気があがった。てのはどうだろ。で、皆とフロドの為に戦うと。
327名無しさん@ピンキー:04/12/17 03:33:35 ID:6E/nVmQ6
黒門で王旗を持ってるのが♀ボロミアですよ
328名無しさん@ピンキー:04/12/17 21:31:46 ID:wvwvfLQI
萌えに水を差すようだったらすまんのだが。
終戦後にようやく傷が癒えて帰国。旅の仲間と涙の再会。
王に続き、総大将の帰還を得て更に沸き立つゴンドール
ってな線も捨てがたい。
ボロミア≠♀ボロミアなんだけどな。イメージってやつ。
生きてれば這ってでもミナス・ティリスに帰るか、帰れないまでも
何らかの手段を講じて無事を連絡してただろうとかな。そんなとこ。
329名無しさん@ピンキー:04/12/18 01:34:57 ID:Ut/kSdSY
姫将軍の帰還、弟なんかもう子供みたいに泣いちゃいそうだな
でも昔みたいな姉弟の添い寝は
エレッサール王もエオウィンたんも
許してくれない、とw
330名無しさん@ピンキー:04/12/20 01:07:39 ID:BuUzPMIT
俺エルフと姫ボロの組み合わせ好きなんだよな
人を越えた力を持つエルフと、誇り高いが弱い人間ボロってのが
ちょい鬼畜風味でタマラン。貫通しなくてもいいからエロフ達がボロを調教して辱めるってのに萌える。

どこか冷めた目で観察・実験するように人間を扱うエルフに、
ロープで拘束(首輪)されたり、変な薬を使われて一発で乱れてしまうボロとか。
精一杯抵抗してるのに全く通じないで、日々退屈なエロフ達の前でおもちゃにされるボロとか。
奥方相手だと激萌えなんだがこの際王妃でもハルディアでもエロロンド&息子でも良い。
後に、エルフ流の性技を仕込まれたボロに王様が気付いて
「どこのどいつだああ!!!||i|! ●| ̄|_オレダッテマダナノニ」と噴火してくれると楽しいW
331名無しさん@ピンキー:04/12/20 14:38:13 ID:aB7DztPG
頼りがいのあるしっかり者なお姉さん、
でもってプライド高い姫将軍は攻略対象として激萌えだなー
王様みたいな愛ある絶対的支配者もいいけど、
ラーツに拉致られてレイープされてウルクやオークの間で取り合いになって
慰みものにされてる姫将軍も萌える・・・
それがメリピピの見てる前とかだと更に萌える・・・鬼畜上等!
332名無しさん@ピンキー :04/12/21 19:05:43 ID:aAPFn5m3
この時期に投下がなくなったのはSS作者が同人女共だったからか?
333名無しさん@ピンキー:04/12/21 20:50:41 ID:WJZHgEJi
この時期になる前から投下自体が少なくなってた上に、同人やってれば
男女問わず忙しいだろうことは想像に難くない。
こんなに荒れたスレに書く職人がいたことの方が奇跡のように思える。
まさに神職人。
334名無しさん@ピンキー:04/12/21 22:42:30 ID:miTFc4Yu
年末年始は大抵の人が日常生活に忙殺されるだろう。
というのはともかくとして、SS投下減少の理由だよな。
私見な上長い。萌え話の一つも振れんで申し訳ない。


ここの住人は「神職人」が書いたSSの他は普通にゴミ扱いする。
と、人に思わせるようなスレになってるのかも知れんな。
現実に、新規職人を追い出したり、投下予告をした職人に対して、
冷たい言葉を浴びせたりという流れがあったよな。
「神職人」でないSS職人が住人に受容される、あるいは気に入らないSSは
住人から普通にスルーされるという可能性が薄いと見れば、
新規の職人がこのスレを選んでSSを投下したくなる理由はあんまりない。
で、SS投下減少という今に至るってことが、ありえなくはないように思う。

そうは言っても、ここが萌えに満ちたスレであることには違いない。
加えて、今のスレ進行は極めておだやかでもある。
だから、そのうちSS職人さんが増えるかも知れん、と期待しておく。
335名無しさん@ピンキー:04/12/22 00:24:15 ID:YNsQ8/0N
>>331
ラーツ×姫将軍は、激しく興味がある。
336名無しさん@ピンキー:04/12/22 23:57:22 ID:3AzHa9QA
SS保管庫をのぞいて気がついたんだけど、「エオメル×ロシリエル/乙女 」
は短いけどノーマルSSに入っいて>>170の「デネソール×ファラミア♀」は入って
いないんだね。個人的には短いながら萌えたから小ネタとして入れてもらいたい。
管理人さんよろしくお願いします。
337名無しさん@ピンキー:04/12/24 14:31:19 ID:/kfZtKnm
この時期にサンタ服着たギムリたんを捕獲するためには、ヘンゼルとグレーテルの話
のように宝石の原石を撒き餌しないとダメなんだろうか。
338名無しさん@ピンキー:04/12/27 22:58:44 ID:KoEeDfej
さすがに年末だな〜誰も来なくなったね。
来年はいいSSが読めるといいな・・・。
339名無しさん@ピンキー:04/12/28 01:31:47 ID:QeHelRwR
>来年 は いいSSが読めるといいな・・・。

('A`)
340名無しさん@ピンキー:04/12/29 00:54:29 ID:d+o0AgYP
>339
過剰反応し過ぎかと…
341名無しさん@ピンキー:04/12/29 01:20:28 ID:9lSREdmB
疲れてたんだろ、きっと。
342名無しさん@ピンキー:04/12/29 09:47:10 ID:npUBtja+
来年 も いいSSが読めるといいな。ってことで。
職人様、今年は大変お世話(!)になりました。

姫将軍もギムリたんもフロドお嬢様もみーんな好きだーっ!!
もちろん新たな境地も大歓迎!お待ちしております!


343名無しさん@ピンキー:05/01/01 22:11:55 ID:yyeOTs9R

正月だし振袖着てるギムリたんが見たいよ
344名無しさん@ピンキー:05/01/01 23:14:56 ID:OgLZpojP
('A`)
345名無しさん@ピンキー:05/01/02 22:29:38 ID:DToWB+s2
スレ住人の皆様あけましておめでとうございます。
今年も素晴らしい(;´Д`)ハァハァ作品に出会えることを期待しています。
かなりさがってるので一旦age
346名無しさん@ピンキー:05/01/03 20:22:27 ID:hnwcBSOB
新年明けましておめでとうございます。
今年も多大なる萌えと、このスレの発展を祈ります。

>>343
さぞかし可愛いだろうが、ギムたんの場合うっかりすると七五三になっちゃう危険性も(笑)。姫将軍や
ホビット娘たちも御振袖着てたりするとパッと華やかでいいな。
347名無しさん@ピンキー:05/01/03 22:19:25 ID:1DLfT9np
レゴたんなら素で似合いそうだ…(;´Д`)ハァハァ
348名無しさん@ピンキー:05/01/03 22:26:34 ID:QTkL+mvP
>>347
おけおめ!

美人さんだからね。あの金色の髪をアップにして
晴れ着を着てたらさぞかし綺麗だろう。
女の子エルフ(*´Д`)
349名無しさん@ピンキー:05/01/03 22:28:01 ID:QTkL+mvP
レスアンカーの位置を間違えたorz
「おめ」はスレの皆に。
350名無しさん@ピンキー:05/01/03 23:17:53 ID:z6UgMiVN
('A`)
351名無しさん@ピンキー:05/01/04 00:35:24 ID:lw9y8t73
>>348-349
IDがMVP

レゴの髪の長さなら、結構アレンジがききそう
白い肌に和装はいいやね
352名無しさん@ピンキー:05/01/04 01:52:50 ID:XpR0v3o9
正月と言ったら姫初めだろうが皆の衆!

ゴンドールの王様には、正月らしく華やかに装った姫将軍の帯を
よいではないかよいではないかとクルクル解いて弄んで頂きたい
353名無しさん@ピンキー:05/01/04 04:35:25 ID:n8DL+eph
黒髪だからアルウェンの振袖姿も似合うよね、といってみる?
(数少ない女性キャラなのに人気ないのな)
354名無しさん@ピンキー:05/01/04 08:21:35 ID:7vLLEjve
>>347
レゴたんのお着物!新年から新しい萌えが見えそうだよ。dクス。
髪の色が薄めだから、珊瑚のかんざしなんかが映えそうだね。
355名無しさん@ピンキー:05/01/04 08:23:01 ID:7vLLEjve
連投スマソ。

>>353
アルウェンもいいし、奥方様もどうだろう。ものすごい好きなんだが。
356名無しさん@ピンキー:05/01/04 11:57:05 ID:0iIC5GTI
奥方さまは振袖はもう着られないお年……
357名無しさん@ピンキー:05/01/04 14:22:41 ID:WOSzKZg3
エルフはタッパがあるから和服は似合わなそう・・・
358名無しさん@ピンキー:05/01/04 16:06:14 ID:Vd/703AW
住人の皆様 おめでとうございます!

レゴというかエルフが和装が似合うか似合わないかは、とりあえずおいといてだね。
女体化より性別そのままで女装が抜きん出て似合うそして美しいのが、自分にとっては、萌えポイントだ!

そして、誰の姫初めが、このスレの新年を飾ってくれるか楽しみですな!
359名無しさん@ピンキー:05/01/04 18:14:14 ID:uB+PH5L/
和服は身長があったほうが似合うんだよ。
帯からの流れが美しくなるからね。

レゴのかんざし、珊瑚もいいけど青や緑の石もいいな…(;´Д`)ハァハァ
360名無しさん@ピンキー:05/01/04 18:34:05 ID:wNRehHgj
和装ネタ、2〜3人だけが楽しそうに回してんだな
周り( ゚д゚)ポカーン
361名無しさん@ピンキー:05/01/04 19:04:36 ID:KgbQy0RE
>>358-359
何喋ってんのかと思ったら野郎の女装ネタかよ。キショ。
まとめて801板に逝ってくれ。
362名無しさん@ピンキー:05/01/04 19:38:32 ID:eoUNbzR+
和服はすこしぽっちゃりしてる方が似合う(というか日本人体型であればあるほど似合う)
というので、スレンダー美人で長身なエルフ乙女達には無理があるかも。
巨乳でも辛いらしいので、姫大将やギムリタンは似合わないかもだ。
でも帯にしめつけ和服に押し込まれている巨乳はちょっと素敵かもだ…
363名無しさん@ピンキー:05/01/04 20:37:25 ID:mAA+id57
>>361
少なくとも自分は女体化のつもりで話してるんだが
それとも一回一回女体で、ってつけなきゃならんのか…
364名無しさん@ピンキー:05/01/04 20:44:35 ID:ce1+tWh9
やおいの板じゃないんだからここで野郎話をふれば女体化ってことだろw

こうやってせっかくぽつぽつと続いた話題に水を指すのが、このスレの
今年を占って見せているのかもな
365名無しさん@ピンキー:05/01/04 21:31:51 ID:dk+IqjKL
あけましておめでとう、エロスレ。

珍しく連続してる話題があるようで嬉しいよ。
投稿したくて書いてても、静まり返ってるとどうも…。

和服女体レゴラスは、前に同じ身長のモデルの
写真でアイコラしてるのを見た事ならある。
コラの出来もよかったし、違和感はなかったな。
故人的な好みとしては、和服より白系のドレスをキボン。

女体エルフ…食指が動かされそうで正直焦る。
366359:05/01/04 21:51:28 ID:uB+PH5L/
>>361
このスレで話すなら女化だろうという認識で話してたんだが、
誤解があったなら改めて女だと言わせてもらうよ。
367名無しさん@ピンキー:05/01/05 01:10:14 ID:lZtwtsaY
他はともかく、358は
>女体化より性別そのままで女装
って言っちゃってるからアウトだろうね。

でも女装の妖しいレゴラスに迫られてどうして良いか分からなくなって
真っ赤になって固まってるギムリたんというのも可愛いかもしれない。
368名無しさん@ピンキー:05/01/05 05:47:48 ID:UPVS1iLT
>>367
アウトも何も、それを言ってるのは一人だけだろ

女体レゴが気に入らなくて難癖を付けてるだけなのか
369名無しさん@ピンキー:05/01/05 06:11:25 ID:UsE/Nuzd
>>368
アウトだなんだと言いながら、結局>>367が何の話にもっていってるかを見てみれ。
このスレの前半で言われていたことと、同じことが起こっているのが分かる。
370名無しさん@ピンキー:05/01/05 07:08:21 ID:DrHVu44j
('A`)
371名無しさん@ピンキー:05/01/05 07:16:42 ID:UPVS1iLT
>>369
ああ、なるほど
疑問がとけた
372名無しさん@ピンキー:05/01/05 20:47:23 ID:uxDqtcV6
ギムリヲタの特徴

どんな話もギムリが中心じゃなければイヤ
話が盛り上がらなければ、他人を装い何度もギムリネタを書き込む

レゴラス=ギムリの相手なので、レゴラス女体化は嫌い

ギムリ以外の話は興味長いので、無理やりでもギムリの話に持っていこうと
画策する
373名無しさん@ピンキー:05/01/05 22:52:14 ID:ZolfZaAW
ベイブ斬り!!

もれはトムとゴールドベリな感じが好きなので、ギムリとレゴ姫(女の子)に萌えなんだが…。
エルフのお姫さまは、きっと華奢だけどふわふわできれいで、それでいてエロいのだろう。
指輪の旅が終わった後の二人旅の事を考えると。
374名無しさん@ピンキー:05/01/05 23:23:25 ID:WAL20DEb
>ギムリ以外の話は興味長いので→間違い
ギムリ以外の話は興味がないので→正解

>373
それはなかなか萌えな話だね。
レゴラスならとても優雅でエロい姫でしょ〜。
375名無しさん@ピンキー:05/01/06 00:50:22 ID:Ziv6Vliy
>>373
それ萌え(;´Д`)ハァハァ
緑葉の姫君はさぞかし綺麗だろうなあ。

密かに姫将軍との紅二点というのに前から萌えていたw
376名無しさん@ピンキー:05/01/06 01:17:09 ID:R51au2IL
>緑葉の姫君
>姫将軍との紅二点

Σ(*´д`) うわやっべそれすっげー萌えた
優雅で浮き世離れした美貌の緑葉姫と、凛とした誇り高い美貌の姫将軍・・・タマラン
2人とも普段は可愛らしい所もありつつ戦闘になったら恐ろしい強さで夜はエロエロなんだな(;´Д`)ハァハァ
377名無しさん@ピンキー:05/01/06 08:49:38 ID:VKXeqcz9
>376
その二人に迫られてたじたじな情けない王様キボン
378名無しさん@ピンキー:05/01/06 20:51:53 ID:YQVP/aF8
>>365
ドレス(・∀・)イイ!
あせる事はない。エロの名のもとに書けばいいじゃないか(w

人の王と闇の森の姫君の関係か…ロイヤルでいいなあ。
379名無しさん@ピンキー:05/01/06 22:26:58 ID:3/tFhGnG
姫将軍好きの人たちには、申し訳ないけど
レゴラス姫に弄ばれる、王と執政(兄)を見てみたい。
380名無しさん@ピンキー:05/01/07 05:22:29 ID:KjSktb8y
>397
執政兄とレゴラス姫なら倉庫にしてきなのがあったyo!
381名無しさん@ピンキー:05/01/07 05:23:07 ID:KjSktb8y
ああレス番間違えた…orz
>397じゃなくて>379です。
382379:05/01/07 20:25:56 ID:PkghK40h
>380
レゴラス♀のSSは、あのSSだけだよね。
ボロミアだけじゃなくて、王様や馬の王にも手玉に取る
小悪魔なレゴラス姫っていいな〜と思ってね。
383名無しさん@ピンキー:05/01/07 21:38:49 ID:mvxwNOtv
>>380
まじ?ちょっと呼んでくる
ぜんぜん頭から抜け落ちてたけど今年は女レゴ萌えもいけそうな予感!
384名無しさん@ピンキー:05/01/07 21:40:33 ID:SoLf9Ujj
天然ボケなレゴラス姫と生真面目ドワーフ・ギムリ青年というのも是非!
385名無しさん@ピンキー:05/01/07 22:19:14 ID:MRfOW3No
自分もギムレゴ姫萌えだー。
美女と野獣なカプって好きなんだよね。
386名無しさん@ピンキー:05/01/07 22:50:53 ID:Yotak1u6
また相手役はギムリにもどるのか?

たまには違う相手もいいんじゃないかな。

>>382
馬王とレゴ姫は、なんか新鮮な組み合わせだ。

ある意味、これも美女と野獣だね。
387名無しさん@ピンキー:05/01/07 22:57:38 ID:XJgrf6oy
>>386
いや、男ギムリを愛する人は今まで話せなかったんだから、
いいんでないかい?
今まで女体レゴや、ギムリが抱く側の話をふると必ず無粋な
横槍が入ってたし。

自分はホビットとレゴ姫というのに萌える。
小っさい男、可愛いじゃないか…(;´Д`)ハァハァ
388名無しさん@ピンキー:05/01/07 22:59:20 ID:42rFhDwg
ここはレゴラスとギムリがセットで好きな人が発言できないスレになりますた。
389名無しさん@ピンキー:05/01/07 23:09:07 ID:W0hrUQpj

>>387
こういう人のことですか?
390名無しさん@ピンキー:05/01/07 23:12:31 ID:aIwsq6eW
>>387
それもそうだね
ギムレゴ萌えも、今迄虐げられてきた方だ

ホビッツ(・∀・)イイヨー イイヨー
憧れのエルフに恐る恐る触れるサムでもいいし
旦那な雰囲気全開で堂々とやるフロドでもいいな
391名無しさん@ピンキー:05/01/07 23:39:24 ID:vNKtJLo3
>>387
分かってくれて嬉しいよ。確かにナリは小さいが、男らしくて精悍なギムリに惚れてるんだw
純情なギムリが、レゴ姫を抱くまでの葛藤とか照れとかを見てみたいなぁ
392名無しさん@ピンキー:05/01/08 00:03:10 ID:Ag0V5G8S
男なんて誰でもかまわんが?
重要なのは女キャラだろ??
微でも美で爆でもなんでもいい、汁気が多くてよく喘いで、一途だったり、強情だったり、痴れてたらOK!
393名無しさん@ピンキー:05/01/08 02:41:19 ID:WyNkcY/4
エロい女キャラが重要なのは勿論ですが、
自分はおなごなのでエロパロにおける男キャラも重要、
というか女子にも男子にも(;´Д`)ハァハァしたい。
王様×姫将軍の王様とかめっちゃ萌え(もちろん姫将軍も萌え)
メリフロのメリーもめっちゃカッコイイ。
394名無しさん@ピンキー:05/01/08 15:50:44 ID:LwiIn/C4
ガンダルフと女体化サルマンってないのかなぁ。
前のサルマン以外のも見てみたい。
395名無しさん@ピンキー:05/01/08 20:58:39 ID:UnyQZVGq
逆にサルマンに監禁されて(ryなワイルド美女ガンダルフってのも…
396名無しさん@ピンキー:05/01/08 21:38:57 ID:GTiA1IUH
アラゴルンとレゴ姫で旅の途中ってのもいいね
声を抑えるもよし、むしろバレて輪姦でもよし
397名無しさん@ピンキー:05/01/09 05:10:00 ID:1UW5IXnU
お綺麗な顔が汚されるってのは萌えの一つの王道だな
398名無しさん@ピンキー:05/01/10 18:31:42 ID:PzZS/lWm
アルウェンとレゴ姫のレズ関係にも萌え、と。
一見エロを忘れるくらいキレイな光景だ。
399名無しさん@ピンキー:05/01/11 18:43:08 ID:NyY8Y8RL
レゴラスの女体化か〜新しい萌だ…(;´Д`)ハァハァ
ルックスも申し分ないし、これはいけそうだ

ハルディアとレゴラス姫をひそかにキボンヌ
400名無しさん@ピンキー:05/01/11 19:28:02 ID:txFxN2Ez
レゴラス姫なら、お相手はボロミア♂が良いな。
一番人間っぽい奴と、不思議エルフ姫で。ほのぼのから悲劇まで
こなせそうな二人だ(w
401名無しさん@ピンキー:05/01/12 16:27:14 ID:7R8kzFCQ
エルフは不老不死ってのを考えると、あんまり生殖活動に励まないんだろうな。
とすると、処女のレゴ姫も有りか。

やばい、エロ姫も萌えるが純潔の姫も萌える。
402名無しさん@ピンキー:05/01/12 19:08:44 ID:oIT/OlO+
エルフの力で本気で抵抗すれば相手(人間)を
傷付けることが分かっているから
「だめです、いけません」と言いながら
腕を振り払いきれない純潔の姫。

それともそういうことに無知で、あちこち触られていても
「くすぐったいよ」なんて笑いながら身を捩ってる内に
感じてきてしまって濡れ濡れの姫とか。
403名無しさん@ピンキー:05/01/12 19:10:34 ID:16jXHvrn
H小説1行リレー祭開催中
腕に自信のある方、無い方、初心者の方、
どんどん参加しちゃってね。参加賞のサッポロ一番は参加者全員サービス
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1105523002/
404名無しさん@ピンキー:05/01/13 21:56:57 ID:4iTWx0O5
おお!純潔いいねー
初めての相手は誰やろ

姫だったら闇の森の箱入りかな
405名無しさん@ピンキー:05/01/13 23:01:29 ID:QiDumK97
>>400
ボロミアとレゴラスってどっちも天然ぽいから意外にうまく行きそう。
(ありえない設定だが)もしボロミア♂がレゴ姫をミナスティリスに連れて帰ったら
デネソールもたじたじになりそうだな。w
それとも男所帯にきれいな嫁さんきちゃって父さんテレテレとか。
素っ頓狂なスランドゥイルのお転婆姫に翻弄される堅物執政一家。萌えるw
406名無しさん@ピンキー:05/01/13 23:16:36 ID:gPhOUqc6
宝石大好きな女王様キャラのスランドゥイルが
レゴ姫の様子を見にミナスティリスに入ってデネを見初めて再婚を迫ったらどうしよう。
407名無しさん@ピンキー:05/01/14 18:47:15 ID:oCPpJCBd
エルフとドワーフの体格差も萌えだけど、人間とホビットもいいなぁ…
じゃれてくるピピン♀にいつもなら笑って応じるボロミア♂だが
じゃれ合ううちに思わず…!とか。
犯罪の匂いがするな。年齢からいったらOKなはずだけどw

今更ですが過去スレの人間×ホビット、どれもすごく好きです。
読み返して改めて萌えました。職人さんGJ!!
408名無しさん@ピンキー:05/01/14 20:04:38 ID:OXvv3dzk
美しいレゴ姫にデレデレのボロミア♂を見て嫉妬の炎を燃やす
妹ファラミアも見てみたい。
いがいとファラミアを怒らすと豹変しそう。
レゴ姫とファラミア妹で、ボロミアの取り合い。
409名無しさん@ピンキー:05/01/14 20:58:38 ID:sM5liaB7
取り合いもいいが、両手に花で幸せ満喫ってのも夢だな…(;´Д`)ハァハァ
410名無しさん@ピンキー:05/01/15 01:32:02 ID:MalziUbO
レゴギム駆逐作戦大成功だなお前ら
411名無しさん@ピンキー:05/01/15 02:55:54 ID:00vmC2NB
職人もいなくなったな…。帰ってきてくれ…漏れに王様と姫将軍の話を…
412名無しさん@ピンキー:05/01/15 07:27:31 ID:ApdDzoUN
>>410
駆逐されても文句は言えないようなことを
今までやってきたからだろ
413名無しさん@ピンキー:05/01/15 07:46:23 ID:M+/nhze2
職人だって年末年始は忙しいだろうし、投下が途絶えたって仕方ないだろうと思うよ。
自分は他のスレで時々投下してるけど、ここ数日のレゴ姫ネタに萌えさせて
もらったんで、そのうち投下したいと思ってる。

それにしも、レゴギム以外の別の話題が続くと必ず>>410みたいなのが沸いてくるな。
414名無しさん@ピンキー:05/01/15 11:47:05 ID:SZDbDHT/
>>412
そう思っててもそういうレベル低い切り返しは
思うツボっぽいからやめとけ。

>>411
王様と姫将軍は自分も待ってるぞ!
ここで萌え話したりROMったりしながら
気長に待ってますよ〜職人殿!
415名無しさん@ピンキー:05/01/16 01:28:59 ID:Gg8ATjkP
寒い夜は、ホビ娘たちがキノコ鍋を囲んでいるところなど妄想
・・・・してみましたが和むばっかでエロくない_| ̄|○
416名無しさん@ピンキー:05/01/16 01:32:21 ID:1z7TdS61
>>415
きのこは王様やボロミア♂のとか、実は男体盛りとか下品な創造をしてしまった…_| ̄|○
417名無しさん@ピンキー:05/01/16 05:35:55 ID:Xh8oKn8j
今なら言っても良さそうかな
メイド娘サムと、レゴ姫に萌える
418名無しさん@ピンキー:05/01/16 23:23:46 ID:QGST0w4v
メイドのサムたん♀と男らしい旦那フロド萌え
419名無しさん@ピンキー:05/01/19 19:35:01 ID:c2Pm+JCq
最近このスレを知りました
保管庫を貪り読んで萌えたり泣けたり大変でした
420名無しさん@ピンキー:05/01/20 00:09:16 ID:ZYD9ZrUv
ラ/ッ/ク/スのCMを見てると、スカートひらひらさせながら戦ってる
金髪姉ちゃんがボロミアに見えてくる。
末期だ。
421名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:20:23 ID:GhMKKxQc
ナ多リー・ポートマソは金髪じゃなかった気がするけど、なかなか(゚д゚)ウマー
剣を弾き飛ばされる相手の男が微妙にエロスサール似だし。
422名無しさん@ピンキー:05/01/20 13:15:09 ID:51O1yI7I
ボロミアたんにミニスカ履かせて馬に乗せたり、激しい立ち回りをやらせたい。
普段男装(?)慣れしてるから、遠慮のない動きぶりで楽しませてくれるかと。
もしくはヒラヒラする裾が気になって気になってまともに動けなくなっちゃうとか。
423名無しさん@ピンキー:05/01/20 22:26:34 ID:GVVotlw3
>422
うっかり中の人の別の映画を思い出してしまった…orz
ひげのおっさんはおっさんで好きだが、改めて姫将軍との
ギャップに愕然とする。みんな、このスレ読むときの
脳内映像ってどうなってるん?(;´Д`)
424名無しさん@ピンキー:05/01/21 00:18:48 ID:0N89k2qi
まったく別物

妄想と現実は違うから
425名無しさん@ピンキー:05/01/21 00:34:41 ID:eBycNdS8
>>423
>>2
・生物(中の人)を連想させるネタ、画像貼り付けはご法度。

別の映画とやらにまったく心当りがない姫将軍ファンですが
脳内映像なんか好き勝手に築き上げてるに決まってるよ・・・
各々の妄想だけで成り立ってるようなスレに無粋な書き込みヤメレ
426名無しさん@ピンキー:05/01/25 17:47:05 ID:yF16d/IP
hosyu
427名無しさん@ピンキー:05/01/25 23:24:20 ID:4pM47Lfe
今までは投下される作品を組み合わせのこだわり無く読ませてもらっていたが、
この前エロ視点でDVD観てみたら、思慮深い薄幸の妹大将設定のファラミアタンに萌えた…。
しかし過去の作品を見るに、妹大将が単純に誰かと幸せになる話ってあまりないんだな。
まあそこがいいんだけどw
自分は癒しの手のエピソードをよく知らないのだけれど、
それなら王様と絡ませられる話が思いつくだろうか。
とりあえず今はエオウィン男版でも妄想しときます(´ー`)y─┛~~
428名無しさん@ピンキー:05/01/28 22:06:54 ID:6LINlf0/
萌え話をふっても叩かれるだけ。
すっかり下がったな〜。
このスレも終わりだね。
429名無しさん@ピンキー:05/01/28 23:58:57 ID:RVhOpXWo
>>427
ファラミアの相手が王様ってのは自分の中ではかなり新鮮だ。いいかも。
まだ原作途中で癒しの手のエピソードとかは伝聞でしか知らないんだけど萌える(*´Д`)。

あと、やっぱりデネソール×ファラミア(♀)もかなり萌えだった。
勢い余って何か書いてしまうかもしれん…
430名無しさん@ピンキー:05/01/29 00:47:00 ID:M+hbLp4q
胡乱な執筆予告いらね
431名無しさん@ピンキー:05/01/29 01:05:53 ID:a5OZZ2YQ
>>428
> このスレも終わりだね。

同意。
だが今一度姫将軍の降臨がありはしないかと
新着レスを確かめてしまう悲しい俺がいる。
432名無しさん@ピンキー:05/01/29 13:19:51 ID:Gsev/eki
保守がてらに、小ネタなぞを。

ミナス・ティリスの王城の一室にて。

「ギムリの手は小さくて愛らしいのに、こんなにも美しいものをたくさん生み出すことが
 出来るのですね…」
「そんなこと!ボロミアの手だって、こんなにしなやかで綺麗なのに」
「…でも、わたくしの手は不器用で剣を振るうことぐらいにしか役に立ちません。女の嗜
 みなのに刺繍すら満足に出来なくて、昔から侍女頭には怒られたり呆れられたりして
 おります」
「…でも、ボロミア。この美しい手はたくさんの民を救うという誰にもなしえない事が出来
 る、この上なく素敵な手だと私は思うのだけど」
「ありがとう、ギムリ。…でも、せいぜいわたくしの手に出来るのは素手でリンゴを砕くこ
 とぐらいしか…」
「それは私もだよ。小さい頃によくやっては、父上に褒めていただいたもの!」

さりげなく恐ろしいことを何処までも無邪気に口にする姫君たちの会話は、続く…。
433名無しさん@ピンキー:05/01/29 18:33:34 ID:y1zvKw7Y
うあー!可愛いっつうのーこの姫どもはー!!
434名無しさん@ピンキー:05/01/29 18:46:16 ID:cOqajNYO
姫将軍は30日が過ぎれば、書いてくれるでしょ。
冬の祭りのために腐女子はみんな修羅場らしいよ。
435名無しさん@ピンキー:05/01/29 18:49:10 ID:QQuGUaMk
>>432
なにげにギムリヲタ復活してるね。
立ち直りが早いこと。
436名無しさん@ピンキー:05/01/29 23:35:20 ID:gJ9E+sVO
こうやってギムリオタを駆逐して
ホビッ娘職人を叩いて遠ざけて姫将軍ファンを追い払った
「華奢で薄幸でイケマセンオヤメクダサイアンアンヒィヒィ言うだけの
 自我のカケラもない股開き人形ファラ姫萌え」厨だけが残りました
437名無しさん@ピンキー:05/01/30 00:09:18 ID:t+5X86YH
冬の祭りって年末のコミックマーケットの事を言うんだと思ってた。
何回もあるものなの?
438名無しさん@ピンキー:05/01/30 04:29:31 ID:VP46GaI0
5年に1度の春コミケってヤツじゃないか?

ttp://www.comiket.co.jp/info-c/CS4/
439名無しさん@ピンキー:05/01/30 06:50:54 ID:sWaB1sES
>>432
可愛いな、ホントにもうこの姫サンズは!
素手でリンゴを砕けても、なんていうか乙女な感じが。
440名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:04:55 ID:DEjYn9G4
今までのSSって腐女子な人が手すさびに
書いてた場合がおおいのかな…良作がそろってると思う。
しかしノーマルエロ(女体化をノーマルといっていいのかはともかく)
の指輪同人てやってる人っているんか?
ここ以外じゃ見たことない。
441名無しさん@ピンキー:05/01/30 20:43:22 ID:VDjwPPCy
>436
姫将軍ファンは誰も叩いてないだろ??
ここ最近は姫将軍だけ萌え話ばかりでしょ?
442名無しさん@ピンキー:05/01/30 21:00:08 ID:ckq74fzk
ギムリファンは、「オタ」呼ばわり。

たぶん少数派のファラミアファンは「厨」呼ばわり。


まあここのスレは「姫将軍ファン」がほとんどだと思うけど
被害妄想が強いのかな姫将軍ファン。

443名無しさん@ピンキー:05/01/30 21:01:06 ID:1RBp8bD1
荒れをひっぱるな
職人も新規職人も書きづらくなるだろうが
444名無しさん@ピンキー:05/01/30 21:05:49 ID:uofxKg2T
本スレ見てても思うけど、指輪ファンってほんとに
スルーの能力低いよなぁ
445名無しさん@ピンキー:05/01/30 21:06:22 ID:XoUrMrW5
>>440
姫将軍の女体化のイラストならいくつか見たことあるよ。
バリバリの同人さんですが、裏で巨乳将軍をしっかり描いています。
446名無しさん@ピンキー:05/01/30 21:44:12 ID:BseNcOn6
>445
姫将軍の女体化あったの?
ギムリとホビッ娘のイラストは見たよ。
特にホビッ娘はかなりエロくて萌えイラストがあった。

447名無しさん@ピンキー:05/01/30 22:12:19 ID:ctyJY2lo
女体化のファラミアやレゴラスのSSもあるよ。
ここのファラミアのSSなんか比べ物にならないくらいかなり
完成度の高い良い作品ばかり。
レゴラスの女体化小説もあったがそこは閉鎖してしまったみたいだ。
どこも腐女子達がやってる。
448名無しさん@ピンキー:05/01/30 23:48:07 ID:MHPqVvCr
じゃあこんな所にいないで腐女子サイトを回った方が
いいんじゃねーのかw
449名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:03:55 ID:Cgk31Rwr
>>448
それもいいが「ここ」のSSの続きが読みたいんだな。
メリフロの続きがとくに気になるんだなー!
(原作通りの結末だとしても)
450名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:10:50 ID:gyzcAD6B
>>447
> ここのファラミアのSSなんか比べ物にならない
さりげない嫌味にワロタ
451名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:29:27 ID:7yxYdjlU
ここの妹ファラミアSSはファラミア自身も含め、あらゆるキャラの性格が崩壊していた、
ある意味、面白いSSだったよ(w
姫将軍の女々しすぎる言葉遣いにはひいちゃったけどね。
批判する人がいたのもわかる。自分は今までスルーしてきたけど。

腐女子の女体化では、ボロミアは可愛がって幸せにしてやりたいために女体化し、
ファラミアはいじめるために女体化する傾向がある気がする。
て言うか、可哀想じゃないファラミアなんてファラミアじゃないし。


452名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:30:22 ID:7yxYdjlU
あげてしまった。ゴメン
453名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:38:46 ID:dd/jHWZd
>>428に遅まきながら同意。

余程の厚顔か勘違い職人でもなければ
今のこのスレにSS投下しようって気にはならんだろうな。
このスレには、一部の例外を除いた職人を駆逐してきた実績もあるしな。

過去の職人や過去作を今更引っ張り出してあげつらうのやら、
サイト話をしたいなら、いい加減有志で掲示板でも借りて
そっちでやってくれや。
454名無しさん@ピンキー:05/01/31 01:18:53 ID:xJlrnsuq
>451
自分はファラミア様親衛隊長ベレゴンド相手に
華麗な女王様ぶりを発揮するファラ姫とか
イシリアンの野伏集団を従えて御奉仕させるファラ姫とかが見たい。
目上の男(王とか兄とか父とか)に逆らう事も意見言う事も出来ない
弱々ファラ姫はちょっと萎えるんだが、少数派っぽいな。

>453
保管庫で掲示板かチャットでも借りてもらうか?w
455名無しさん@ピンキー:05/01/31 02:37:15 ID:7NE163qi
>>453
>過去の職人や過去作を今更引っ張り出して
2chに作品を投下するってのは、そういう風に扱われるって事だよ
456名無しさん@ピンキー:05/01/31 03:57:21 ID:9gH8J0Ot
余程の厚顔か勘違い職人でもなければ
今のこのスレにSS投下しようって気にはならんだろうな。
このスレには、一部の例外を除いた職人を駆逐してきた実績もあるしな
>>453
おまえさんも今から投下するかもしれない職人さんを駆逐してるぞ。
457名無しさん@ピンキー:05/01/31 04:45:11 ID:ikl8BznS
久しぶりに来たら一気にこのスレ寂れててびっくり

ざっとスレ見たけど結局

ギムリネタが大多数を占めていた
他スレでは考えられなうほどSS職人に何故か手厳しい現状
        ↓
それを気に入らない人がギムリ好きを叩きだした
キャラごと派閥が出来て荒れだした
主張:ギムリ好きが他のネタをさせないようにしている
   ギムリネタ以外が見たい
        ↓
姫は大歓迎でもギムリイラネ
女体レゴラスネタ振る(レゴラス×ギムリ好きが嫌がるような?)
        ↓
スレが閑散(ギムリ好きが多かった?)
でもギムリ嫌悪派からすればまたギムリネタが蔓延するよりはマシ


こんな感じですか?
458名無しさん@ピンキー:05/01/31 05:15:35 ID:RKwMP5iG
ヌレが進んでると思ってきてみればまたこの流れかorz
459名無しさん@ピンキー:05/01/31 10:46:46 ID:7yxYdjlU
>457
そんな深く考えて、レスしてないよ(w
その折々の萌えを書き綴るのみだな、自分は。
2chのスレごときでキャラごとの派閥ってのも……(w
上の方でレゴ姫×ボロミア♂ネタに一票投じている自分だが、
姫将軍も好きだし、レゴ♂×姫将軍SSがきても大歓迎ですよ。
レゴ×ギムリ♀もギムリ♂×レゴ姫もどちらでもOK。
食わず嫌いはせず、食って不味かったら吐き出してスルー。

単に誤字が多かったり、設定をつかんでなかったり、
滑稽な展開(妹姫のために国中の貴族が離婚ってワラタヨ)だったり、下手くそだったりで、
そういうSSの投下後に、ミスを指摘する当然のレスがつくのを
大きく扱い過ぎる人が一部いるだけだと思うよ。
ただレゴギム叩きが派手だったのは確かだ。ほとんど根拠もない難癖をつけられて、
なにもかもギムリ♀好きのせいにするレスがついていたのは、可哀想だったよ。

それに、姫将軍の設定ではギムリも女体化していることが多いし、
妹姫のSSでもギムリは一応♀だったみたいだから、
キャラで派閥争いも何もないと思うんだが。
460名無しさん@ピンキー:05/01/31 11:10:39 ID:Jqjvhzhy
>>459
> 当然のレスがつくのを大きく扱い過ぎる人が一部いる

これ同意。大仰に騒ぎ過ぎ。どんだけ繊細なんだここの読み手は。
455も言ってるけど、2chにネタや作品を投下する以上、
そういう扱いもされるって事なんだよ。馴れ合い褒め合いレスしか
見たくなかったら、こんな場所に出入りすんなって。
461名無しさん@ピンキー:05/01/31 19:37:04 ID:Wf8nXkBQ
>459
長々書き込んでいるけど、最後はギムリ♀の話
君はギムリヲタだね。
462名無しさん@ピンキー:05/01/31 22:43:02 ID:ikl8BznS
>>460
>どんだけ繊細なんだここの読み手は。
いや、読み手が繊細じゃなくて書き手が繊細なんじゃ…
だってSSを厳しく叩かれて傷つくのは職人でしょ。

>見たくなかったら、こんな場所に出入りすんなって。
それで君以外は皆読み手も書き手も出てっちゃったんだね。
前は一日に萌え話レスはいくつかあったのに、さみしいね。
馴れ合い云々以前の話だね
463名無しさん@ピンキー:05/02/01 01:09:56 ID:V4l9zkMT
>>461,462
こういうのがこのスレを腐らせたんだな
すさまじい腐臭だ
464名無しさん@ピンキー:05/02/01 03:29:45 ID:ImwNyPpU
閑散としているのは、♀ギムリに背くような流れになると
つまらない横槍を入れるという状況が何度も何度も
あったからだろ

ギムリヲタしかいないから閑散としたわけではなく、
ギムリヲタ(の一部だか大半だかは知らんが)の所業に
起因して、閑散とした状況が生まれるんだと思う
465名無しさん@ピンキー:05/02/01 04:37:21 ID:feYACNZq
いつもながら何て分かりやすいんだろう・・・

自分たちが萌えない流れなり職人なりを叩く → スレが閑散 → ♀ギムリ話

これじゃあ♀ギムリ以外の話が盛り上がらず、閑散とする筈だ。
466名無しさん@ピンキー:05/02/01 06:10:35 ID:FBpg34MU
まーようするに、変な茶々に屈せずエロに
萌えていれば(・∀・)イイ!って事なんだろうね。

自分も姫レゴとホビ娘に萌えてたところで
横槍が入って黙った口だけど…、もう少ししたら
ネタでもふってみるさw
467名無しさん@ピンキー:05/02/01 11:51:06 ID:gzDOQJUm
池沼の巣窟晒しage
468名無しさん@ピンキー:05/02/01 11:52:03 ID:gzDOQJUm
ID惜しかったな俺
469名無しさん@ピンキー:05/02/03 20:53:51 ID:s2v5PaIs
王の帰還SEE発売記念sage。

レゴ姫萌えた。
執政長男×レゴ姫で、「太陽を連れてきますね」と輝く美しい微笑みでもって、
エルフ苦手なボロミアの心を融かす、清純な姫レゴラスのSS読みたいよ。
もしくは、裂け谷の双子に取り合いされるレゴ姫。可愛らしく困惑するもよし。
王子たちを手玉に取るもよし。血筋の高貴さにハァハァ。ロイヤルな話になりそうだ。

姫将軍の神も、フロド嬢の神も、メリフロの神も、新しい神職人も、早く出てきてくれよ。
俺はいつまでも職人の降臨を待つよ。
スレをざっとスクロールさせればSSが投下されてるかわかるしな。

それから、保管庫管理人氏、サイトリニューアル乙!
470名無しさん@ピンキー:05/02/03 20:54:35 ID:s2v5PaIs
王の帰還SEE発売記念sage。

レゴ姫萌えた。
執政長男×レゴ姫で、「太陽を連れてきますね」と輝く美しい微笑みでもって、
エルフ苦手なボロミアの心を融かす、清純な姫レゴラスのSS読みたいよ。
もしくは、裂け谷の双子に取り合いされるレゴ姫。可愛らしく困惑するもよし。
王子たちを手玉に取るもよし。血筋の高貴さにハァハァ。ロイヤルな話になりそうだ。

姫将軍の神も、フロド嬢の神も、メリフロの神も、新しい神職人も、早く出てきてくれよ。
俺はいつまでも職人の降臨を待つよ。
スレをざっとスクロールさせればSSが投下されてるかわかるしな。

それから、保管庫管理人氏、サイトリニューアル乙!
471名無しさん@ピンキー:05/02/03 20:55:45 ID:s2v5PaIs
二重カキコすまん。
472名無しさん@ピンキー:05/02/03 21:18:20 ID:WvLEMKxy
おお、気づかなんだ
細かいネタもうpされちょる
管理人乙!
473名無しさん@ピンキー:05/02/07 21:36:53 ID:op4pcqc8
みんなどこにいたんだ
474名無しさん@ピンキー:05/02/08 22:03:53 ID:D8FRVtyM
>>470
萌えたぞポルァ(*´∀`*)
姫様と王子の高貴で格調高い恋愛模様をぜひ!
娘可愛さのあまり親バカな父親が攻め込んできそうだ。
475名無しさん@ピンキー:05/02/08 23:29:21 ID:Vxfj7MdW
dでもなく豚切りなんだが
サムと、お兄ちゃん大好きな妹のマリゴールドたん
を妄想してハァハァするスレはここじゃマズイかな。
萌るドールだろうか。
476名無しさん@ピンキー:05/02/15 07:12:46 ID:reMMtke4
ただいまメリフロ+アラゴルン妄想中。
旅を続けるうちに、アラゴルンを恋する瞳で見るようになるフロド嬢。
その彼女を見守る悲しげなメリー。
477名無しさん@ピンキー:05/02/15 20:20:41 ID:+5ZKYGmM
>>476
たっぷり妄想したらお裾分けプリーズ!
478名無しさん@ピンキー:05/02/16 19:35:11 ID:gqO+QDmM
>>476
がんがれ。
餞別にエロ抜きだがフロド微乳&異装設定話置いていくよw
2スレお借りします。
479フロドの異装について1:05/02/16 19:39:55 ID:gqO+QDmM
 かの女が不慮の事故でいちどきに両親を失い、その時滞在していた母方の親戚筋の家
にそのまま引き取られた。その時かの女の可哀想な母プリムラの兄にあたるロリマック
がフロドが成年に達するか、あるいはここ以外の場所で生計を営むに足る事情が出来る
時まで(かれが想定していたのは他家へ嫁ぐ事であったが)後見人となり、かの女の両
親が遺した遺産を管理し、フロドの後年の為に貯える事とした。

 両親の死について、フロドはしばらくの間理解出来なかった。近しい者の突然の死を
事実として受け取るにはまだ幼な過ぎたからである。また、かの女は死んだ両親には再
会出来なかった。大人たちがその惨い様を見せまいとしたからである。かの女が見たの
は両親の名を刻んだ墓碑のみであった。「自分も連れていって欲しい」とせがんだあの
夜の散歩の出掛けしなに、いい子で待っているよう、遅くなったら先に寝るようたしな
められたのがフロドと母親との最後の会話となった。

 しかしある朝、両親が出掛けたドアの脇の窓からかれらの消えた方を眺めていた時に
いくら待ったところで、両親は自分戻っては来ないのだと悟り、ようやく事情が飲み込
めたところで、かの女は伸ばしていた髪を首の辺りで切ってしまい、お下がりでいいか
らと、男の子の服を求め、それまで着ていた可愛らしい服と、持って来ていた替えの数
着をこれまた屋敷に住む別の子へお下がりにやってしまった。

 というのも、幼心にも末席に連なるとはいえフロドは自分はバギンズであり、それ
以外になるの頑じ得ず、屋敷を出るのは成年に達して生家に戻る時であると決めていた
のである。そして、あたかも自分が男であるように振る舞い、そうと知らぬ者から見れ
ば、女の子であるとは分からないくらいになったが、周囲は傷心と強がりゆえと思い、
また、内なる心情を察して、かの女をそっとしておいた。
480フロドの異装について2:05/02/16 19:40:58 ID:gqO+QDmM
 それをよそにフロドはときにとんでもないいたずらをくり返し、両親を奪った川なぞ
恐るるに足らずとばかり、一人渡し船で対岸に渡ってみせ、流石にこれはブランディバ
ックの住人を慌てさせた。その一方で勉学に没頭し、その年に見合わないような事まで
習い覚え、時折訪れるビルボの話に目を輝かせて聞き入り、ビルボの方もこの子供が大
層優れているのを認め、目をかけるようになっていった。

 少なくともフロドは、普通の礼儀作法はともかくとして、女らしい事は料理以外
ボタンの付け替えや繕い程度の裁縫しか覚えず(とはいっても、男のほとんども、
ホビットのその好みから料理を自ら嗜んだものだが)、女として扱われる事も望まな
かった。
 しかし、本人がそのつもりがなくとも、背丈が伸びて年頃にもなると、否応無く身体
に変化があらわれ始めた。胸の先の蕾みが尖り、ふくらみを持ち始めると、かの女はそ
れ以上大きくなるのを嫌って、起きている時も、また寝ている時でさえ1インチ程の幅
の細長い布でぐるぐる巻きにして締め付けたのである。食べるに従い、当然そこも育つ
はずであったが、圧力に屈したのか、ある時を境に(ビルボに引き取られた後である)
かの女の胸は成長をやめてしまい、布を巻かずとも素肌に薄手のシャツを着でもしない
限りそれとは分からず、チョッキを着込んでしまえば完璧に姿を隠した。
 ホビットらしい食欲をかの女が示した時でさえ胸は遠慮して腹に脂身を回すように
なった。圧制から解き放たれて、ややまろやかに形を変えたとはいえ、かの女の胸は主
の望む通りに、痩せて削げる事は有っても、元通り以上にはふくらむ事はなくなったの
である。
481フロドの異装について3:05/02/16 19:41:54 ID:gqO+QDmM
 そしてビルボからの思わぬ申し出を受けて川を渡った後も、かの女はすっかり身に
付いてしまった衣服の習慣を今更改めようとはしなかった。また、ビルボもそんなかの
女の意志を尊重してフロドのしたいようにさせておいた。むしろ見慣れた姿でいてくれ
る方が、かれとしても戸惑わずに済んだのである。
 しかし、そうした事から、ホビット村界隈では当初、袋小路屋敷に来た新しい住人が
養子か、はたまた養女かで紛糾した。そしてフロドが間違い無くドロゴの息女であると
知れた時に、東の方に住む連中は変わっているからそれに当てられてしまったのだろう
とか、いかにも変人たる袋小路屋敷の主人が好んで連れてきそうな変わり者であるとか
いい合ったが、可哀想な孤児を引き取るとはビルボも良い事をしたものだという所に落
ち着いたのである。

 そんな連中をよそに、フロドは引っ越し先でも新しい友人を見つけ(ビルボの家に出
入りするのが親戚筋の子供が多い為に自然年下である事が多かった。また、フロド自身
もブランディバックでの経験で子供の相手をするのが好きだった)、ビルボの手が空か
ない時には、フロドがサムに綴り方を教えた事もあった。
 こうしてフロドはビルボから多くの知識を学び、かれの家内の用向きを手伝い、長
めの散歩のような短い旅に着いて歩いて、エルフやドワーフなどとも知り合いになった。
最も知識欲の旺盛な少年期から成年に至るまでの歳月を、かの女は袋小路屋敷でビルボ
と共に実に有意義に過ごしたのである。
482名無しさん@ピンキー:05/02/16 19:44:14 ID:gqO+QDmM
以上、3レスになってしまいました。
他の職人さんもがんがれ。
483マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:10:52 ID:w1UaJbw0
フロド♂×ホビッ娘サム♀

 ある夕暮れ、サムが書斎に行ってみると、主人がただならない様子をしていました。床に倒れ伏し、顔からは血の気が失せ、目は遠く
にあるものを見ているようでした。
 「どうされましただか、フロドの旦那様?」かの女はかけよりました。この時かの女は、裾の長い服を着ていましたので、足運びが思
うようにいきませんでした。
 フロドは起き上がって答えました。「何でもないんだよ、サム。」土気色の顔はまるで死人のようでした。サムはかれの手をとると、
やさしくそっとなでました。「何かしてほしいことはありますだか? 何でも仰ってくださいな、旦那様。」と、かの女はいいました。
 かの女がそういうと、フロドの顔はふっとほころびました。それはまるで、重く垂れこめた冬の雲間から金の炎に揺らぐ朝日が差し込ん
だかのようでした。サムが思うところのエルフ的な美しさでした。
 「サムや、お前はいい娘だよ。」と、フロドはいいました。そして、かれはかの女の頭をなでました。「お前の髪は何てきれいなんだろ
うねえ。」と、フロドはいいました。かれのもう一方の手は、頸から下げた白い宝石をさわっていました。
 サムはフロドのその言葉よりも、何か暗く底のないものにかれが連れて行かれそうな気配が、心配でなりませんでした。ですからかの女
は、朝早く寝室のカーテンをそっと開けるように、かれにいいました。
 「今日の夕食はじゃががはいったシチューですだ。それにじゃがをあげたのも、じゃがをゆでたのもありますだ。ゆでじゃがには、たっ
ぷりバターをのせてくださいな。」
 「お前は幸せになれるねえ、サム?」と、フロドは笑っていいました。「お前はしっかりものだもの。」
 サムは主人が謎めいたことをいいましたので、さすがにじゃがばかりにしたのは旦那様も飽きたのかもしれないと考えました。
 「明日はじゃがのはいってない料理を作りますだ。」と、かの女はいいました。フロドは声を立てて笑いました。それは、かの女の主
人のいつもの姿でした。
 サムは安心しました。かの女が倒れているフロドを見出した折りには、かれがかの国でさえ見られなかったほど、深く傷ついているよう
に見えたからです。
484マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:12:34 ID:w1UaJbw0
 フロドがおもむろにかの女の髪留めを外し始めました。サムは慌てていいました。「何なさってますだ、旦那様?」
 かの女は、長い髪をこんもりと丘のような形にまとめていました。木の世話をする仕事のためにホビット庄内を遠くへ出かけたり、その
他忙しく働きまわるためには、紐で軽く縛っただけでは、髪が藁のような惨めな様になってしまうのです。ですから今は、髪留めで(それ
は、馬の蹄の形をしていて、細い鋼の糸でできていました)しっかり結わえ込んでありました。その髪留めをフロドが一つずつ外していま
す。
 「嫌かね、サム?」と、フロドがいいました。「わたしはお前のきれいな髪が見たいのだよ。」かれにそういわれると、サムは困ってし
まいました。
 サムは主人の前で、若い娘のするように茶色い捲き毛を長く垂らしたまま、なんてことはしませんでしたし、またそうすべきでないこ
とも知っていました。朝一番に起きぬけの姿で主人に挨拶ができないのと同じでした。しかし今は、どうもそうではないようです。
 「恥ずかしいですだよ、旦那様。」と、サムはいいました。「そんなことしても面白いことないですだよ、旦那様?」
 フロドは黙々とかの女の髪留めを外しています。とうとう最後の一つが外れました。「さあ、できた。」と、フロドがいいました。か
の女の豊かな捲き毛がさらさらとこぼれました。その様は、峻嶮な山の頂から奔出している滝の流れのように、壮大な美しさでした。折り
しも、丸窓から差し込む西日が、かの女の姿を照らしています。かの女の毛は、一房一房が黄金色とも深い銅色とも見え、はたまた激し
く燃えたぎる火のようでもありました。
 フロドはいいました。「とてもきれいだよ、サム。」その顔は喜びに満ち満ちていました。
485マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:15:51 ID:w1UaJbw0
 「もう堪忍してくださいな、フロドの旦那様。」サムは恥ずかしいやらうれしいやらで、叫ぶようにいいました。そして自分の周りに
散らばっている髪留めを拾い集め出しました。
 しかしその時、サムは突然、フロドに両手で引き寄せられると、抱きしめられてしまいました。かの女の顔はフロドの左肩の上です。
かの女はびっくりして口を利くこともできませんでした。かの女の手の中の髪留めは、全て落ちてしまいました。
 「わたしのかわいいサム。」と、フロドがいいました。かれの唇がかの女の耳たぶにさわり、深く息を吸い込む音が聞こえます。「わ
たしのかわいいサムや。」フロドはもう一度いいました。今度は満足げに深く息を吐き出す音が聞こえます。かの女の体は、フロドの
腕の中で、へし折られてしまいそうでした。
 「おら、旦那様のことすっかりわかったつもりでいたけど、ちっともわかってなかっただ。」と、サムは思いました。
 なぜならかの女は、自分の主人があのメリーやピピンの旦那様のように、もうちっとばかしなりがいい暁には、かれの功に必要なだけの
栄誉と賞賛を、ホビット庄じゅうから充分に得られるに違いない、と考えていたからです。
 しかし今は、その少しばかり頼りなげだと思っていた胸が、実は充分に厚く、顔にあたる肩はがっしりと厳しい岩のようだとかの女は感
じていたのでした。
 どうしたことかその途端、サムは頬が真赤になりました。そればかりか、よく乾いた小枝でも近付ければ、それが勢いよく燃え出してし
まうほどに、かの女の体は熱いのでした。
 「こんなとこ、とっつぁんが見たら何ていうか、」と、サムはいいました。いつもの大音声はどこへやら、子ネズミが巣穴から鳴くよう
なか細い声でした。
 「サム、わたしは癒らないんだよ。」フロドはいいました。声はどこか上の空で空虚でした。サムが顎をのせている肩から、次第に小暗
い闇が始まり出すようでした。主人の身に起こっていることの、あまりの底深い恐ろしさに、かの女の丸い目からは涙が溢れ出ました。
 「おかわいそうな旦那様。おら不甲斐ないですだ。できるもんなら、おら、代わって差し上げますのに、おらの体を差し上げますのに。」
サムはいいました。目から溢れた涙は、束の間かの女の頬を伝い、それからゆっくりとフロドのシャツに吸い込まれていきました。
486マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:16:42 ID:w1UaJbw0
 フロドははっと顔を起こしました。「泣かないでおくれ、わたしのサムや。怖いことはもうないのだよ。」かれはサムの背中をさすりな
がらいいました。サムは何とか涙を堪えようとしましたが、次から次へと涙はこぼれていくのでした。フロドは、かの女の額をそっとなで
て、それからキスをしました。「いい子だね、サム。」あやすようにかれはいいました。
 それからフロドは、かの女の唇にそっとキスしました。一度。そしてもう一度。最後にもう一度キスした時には、かれの舌が、やわらか
いサムの唇の間を割って差し入れられました。
 サムは突然のことに「あ。」といいましたが、その時にはもう、フロドの舌はかの女の舌を絡め取っていました。くぐもったかの女の声
も、その舌で絡め取られてしまったかのようです。
 サムの体はゆっくりと倒されていきます。書斎の床の上に、かの女の髪によって豊かな草原があらわれました。フロドの手でかの女の胸
許がゆるめられます。それとともに、ようやくフロドの舌がサムの口から引き出されました。かの女の口のはしに涎が垂れます。フロドが
それをそっと拭いました。
 サムは我に返りました。まるで何時間もこうしていたかのようです。かの女はやっとの思いで言葉らしい言葉を口にしました。
 「ごめんください、フロドの旦那様。」かの女はいいました。かの女ののどはからからで、引っつきそうでした。「ごめんください、
フロドの旦那様。」
487マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:18:58 ID:w1UaJbw0
 フロドは手を止めていいました。「何がだね、サム。」かれは指の先でサムの唇をなぞりました。かの女は何かいったはいいものの、
そのあとのことまで考えていませんでした。「あれですだ、その、えーと、」実際のところ、かの女は自分の心臓が口から飛び出てきそう
で、息をするのも苦しかったのです。
 フロドはそんなサムにお構いなしで、かの女が妹のマリゴールドからもらった裾の長い服を、革紐をゆるめたりボタンを外したりして
脱がせていました。サムが自分の国に帰ってきて変わったことの一つには、庭仕事の時以外に(とっつぁんのいうところの)娘らしい服を
着るようになったことでした。いっぱしのホビットの女として、それが当然の嗜みだと、かの女は口うるさくとっつぁんにいわれたのです。
しかしかの女にとって、そんな服は道端の草花より興味のないものでしたから、妹に助けてもらっているのでした。
 かの女の上半身は、飾りけのないホビットらしい肌着だけになりました。
 「恥ずかしいですだ、旦那様。」サムは囁くようにいいました。「おらがいいたいことわかりますだか?」
 サムは庭仕事ですっかり日焼けして節くれだった両手で、胸元を隠しました。木綿の肌着の下から、かの女の白い胸の深みがのぞいてい
たのを隠そうとしたからです。
 フロドはいいました。「もう遅いんだよ、サム。お前にはわからないかい?」かれはサムの手をとると、その指を自分の口に含みました。
かれは一本一本をそっと含んでいきました。舌の上でかの女の指を転がしながら、かれは左手でかの女の服の長い裾をめくります。陶器
よりも滑らかな、かの女の太腿があらわになりました。
 「何なさってますだ、フロドの旦那様?」サムは叫ぶようにいいました。
 「お前が欲しいんだよ、サム。」と、フロドはいいました。「とっても欲しいんだ。」
 こういわれてサムは、何か熱いものが突然、体内で泡立つのを感じました。それが動けばかの女の太腿はしびれるのでした。そして、ど
うしてもフロドに抱きついてしまわなければ、気が済まないような思いにかられるのです。それは実にその通りで、かの女は気付いていま
せんでしたが、かの女の右手はもうすでに、フロドの左腕を強く握りしめているのでした。
488マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:20:51 ID:w1UaJbw0
 フロドの左手はどんどん上へ伸ばされていきます。サムの下着の中にかれの手が入り、かの女の太腿と太腿の間にかれの手がやさしく差
し入れられます。かの女は自分の秘所が主人の指でなでられるのを感じました。肌着はいつの間にかすっかりめくりあげられ、白い乳房が
薄暗がりの中で、溢れんばかりに横たわっています。外はもう、西空にまで夜の色が降りかかり、星々が小さく瞬いています。フロドの舌
が、サムの小さく突き出た乳首をなめました。かの女は思わず呻き声を上げ、その淫らさに自分でびっくりしてしまいました。 
 「はしたないだ、サム・ギャムジー。」かの女は思いました。「えらくはしたない声だ。」
 それでも、体の下から突き上げるようにしてやってくる、後ろめたくそのために狂喜を伴う種類の刺激に、かの女は今すぐにでも耐えら
れそうにありませんでした。
 フロドの指先が、サムの小さい捲き毛の下の小さな芽を見つけ、かれはそれをそっと、何度も何度もいじりました。かの女が我慢すれば
するほど、かの女から漏れ出る声は、淫らになりました。
 今や、かの女の服の裾はすっかりまくりあげられ、肌着は脱がされて、腰周りに先ほどまでかの女が着ていたものが僅かにかかっている
だけになりました。薄暗がりの中でも、かの女の肌は白く浮かび上がり、長年の庭仕事のために骨の太くなった体にもかかわらず、腰はす
んなりと細く、その下に形よく盛り上がるお尻がありました。
 フロドの右手が、かの女の乳房を愛しげに揉みしだきます。サムは主人のその四本の指を、自分の手で上から包み込みました。フロドは
サムの手にキスをし、それから、かの女の着ているものを全てとり去りました。次に自分の服を脱いでしまうと、右手の人差し指をかの女
の秘所の奥深くに差し入れ、親指でかの女の芽を強くいじりました。
 サムは一声叫び声をあげました(それが叫び声ならばですが)。今までたいへん努力して我慢していましたので、かの女の声は書斎の天
井に跳ね返り、こだましました。かの女は、何か暖かいものが自分の太腿の内側を流れていくのを感じました。それが、自分のまだ見ぬ奥
の底から流れ出てきているということを、かの女が知ったのはずっと後になってからでした。
489マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:22:15 ID:w1UaJbw0
 すると今度は、かの女のその奥底へ、何か熱くて硬いものが挿し込まれました。フロドはかの女の白い太腿を両手で押し開き、自分の腰
を突き上げました。
 サムは叫び声をあげました(それはまさしく叫び声でした)。
 「痛かったかい、サムや。」と、フロドがいいました。「そうだねえ、わたしももう少しゆっくりやろう。」
 フロドは、サムの頬をやさしくなでました。かの女の目尻に涙が少したまっているのを見ると、かれはそれを拭ってやりました。
 「おら、とんでもないことになってるだ。」と、サムはおぼろな意識の中で思いました。「きっと明日になったら違う生き物になっちま
ってるだ。」かの女は、未だ味わったことのない不安に襲われていました。
 フロドの腰はとてもゆっくり動かされています。サムが思わず力を入れると、かれの声が低く吐き出されました。かの女の体は内側から
静かに波打ち、フロドの体と隙間なく合わさって、かれの汗ばんだ肌を感じます。サムはフロドの匂いを間近に嗅ぎ、かれの湿った息を間
近に聞きました。フロドの体からは夏空の下よく照らされた芝生の香りがします。かの女の恐怖ははや去ったかのようでした。かの女の頭
はしびれ、明日のことや、庭のことや、とっつぁんのことなどはもうすでに愉悦の波に押し流されていました。
 フロドが少しずつ早く動くようになりました。サムの右手はかれの左腕をつかみ、かの女の左手は、かれの右手を守るように合わさって
います。かの女の頭の下で、捲き毛が床とこすれます。息が短くなっていきます。サムの目は盲いたように何も見えません。喘ぎ声はすで
に大きく大きく出ていました。しかし、かの女にはそれを気遣うゆとりはありません。今や星々がかの女の瞼の裏で輝き、太腿は完全に
開かれています。フロドが一層激しく一層深く動いたかと思われたその瞬間、サムは白い稲光が自分の頭上で閃き、かの女の四肢の力をこ
とごとく奪い去ってしまったかのように思いました。
490マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:22:59 ID:w1UaJbw0
 フロドは吐息をつきました。かれはサムの上にじっと横たわっています。かの女も、白い稲光の余韻に浸っていました。眩いばかりの稲
光は、何もかも溶け去ると思われるほど熱く、かの女の目はその残光の中に漂っていました。そのうちサムは、何となく肌寒いことに気づ
きました。ほてっていた体が冷えてきたのです。
 「おら、旦那様と何をしただ?」サムは自分が何も着ずに横たわっていることを知って驚愕しました。「旦那様も何も着てらっしゃらな
いだ!」フロドはまだ物憂げに額に汗を浮かべて伏しています。
 胸奥から立ちのぼる至福感に、事の大きさによる狂乱がない交ぜになってサムを襲います。「旦那様は何て仰るだろ?」と、サムは思
いました。今や恐ろしさが、いや増しに増しています。
 フロドがようやく顔を起こしました。「やあ、サムや。」そしていいました。「わたしのかわいいサム。わたしのかわいいサムや。」
 「フロドの旦那様。」サムは安心のために涙が再び溢れ出ようとするのを堪えながらいいました。「おらはここにいますだ。」

(完)
491マズーならスルーでどうぞ:05/02/18 17:24:47 ID:w1UaJbw0
_| ̄|○ 何だこれ、めちゃくちゃ長いよ…
492名無しさん@ピンキー:05/02/19 00:31:27 ID:dWuBIH8r
職人さん乙!萌えましたー
493名無しさん@ピンキー:05/02/19 01:58:37 ID:mO12RUhR
>>491
いや長くないから。もっと長いの平気で書く神いっぱいいる(いた?)から。
プリプリお嬢でなくちょっと枯れた旦那フロド読みたかったんでありがとう。
494名無しさん@ピンキー:05/02/19 02:16:08 ID:y71QYHCg
サム初心くてかわいいよ。
サムもフロドも瀬田訳口調でイイ!
495名無しさん@ピンキー:05/02/19 17:58:01 ID:Nd3SnUp8
サムかわいいよサム
こんな旦那フロド×メイドサムをずっと待ってたんだYO!
職人さんGJ!
496名無しさん@ピンキー:05/02/19 23:56:18 ID:+VUlnrnk
フロドお嬢様も
メイドサムも好きだー
497名無しさん@ピンキー:05/02/23 22:58:52 ID:tkpgdOvN
「おら、とんでもないことになってるだ。」
この一言に萌えに萌えた
498483-491:05/02/25 10:58:40 ID:PAh1r11s
すいません、名前欄に作品名とか記入してませんでした。

( Д )     ......._。......_。コロコロコロ…  ドウシヨウ、ナニモカンガエテナイ
499名無しさん@ピンキー:05/03/02 01:06:04 ID:RJydXjn8
>498
気にするな!とにかくGJだ!!
フロド枯れた魅力だよフロド
500名無しさん@ピンキー:05/03/02 22:42:17 ID:PmOWHIwt
「惚れた女はお前だけ〜♪」の車のCMの柴/咲/コ/ウを
見ていると、ボロミアたんを思い出す・・・・
姫将軍も怒ったらさぞかしこんななんだろうな、と。
501名無しさん@ピンキー:05/03/03 00:23:45 ID:MvaaI0JK
瓦割ったりしてるやつ?
502名無しさん@ピンキー:05/03/03 00:46:32 ID:1LQBxGLK
>>501
それそれ。
リンゴか何か握りつぶして「問答無用!」とか言うやつw
503名無しさん@ピンキー:05/03/04 23:18:41 ID:+CEsr0wi
つまんねな〜ここ。
504名無しさん@ピンキー:05/03/05 20:27:59 ID:dZQE4oKy
ボロたんが、なんであんな猫娘とかぶるのか良くわからん。
ここの住人の脳もかなり腐ってきたな。
505名無しさん@ピンキー:05/03/05 23:46:26 ID:5ist6Crw
芝裂きの見た目っつーか、あのCMの言動がなんじゃないの?
あんまキリキリすんなよ
506名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:09:56 ID:ikvrr6pu
>>504
すみません、もう2度と書きません。さよなら。
507名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:29:29 ID:hGEfPEBd
まぁ、クマーなわけだが。
クマのぬいぐるみを着た姫将軍を妄想した漏れは勝ち組。
508名無しさん@ピンキー:05/03/06 13:48:09 ID:stvnUPfr
>>506
気にスンナ。気が向いたらまた戻って来い。
509名無しさん@ピンキー:05/03/07 18:59:22 ID:uiwgF+Hd
奥方(ガラドリエル)のSSをキボン
欲を言えば長編でお願いします。
奥方の長編は少ないので・・・
510名無しさん@ピンキー:05/03/08 02:20:44 ID:ZzaRN71t
自分で書けねぇなら萌えネタくらい振ってけ乞食
 暗く冷え冷えとした廊下を進むと、ファラミアの私室から明かりが漏れてい
た。四角く切り取られた湧き水のように、火影がゆらめいている。
 ベレゴンドはその中へ足をそっと入れると、堅固な樫の扉をノックした。
「ファラミア様、明日のご出立までに代わりの馬はご用意できるそうです」
「ご苦労です、ベレゴンド。どうぞお入りなさい」
 ベレゴンドは慇懃に、夜も遅い時に貴婦人の部屋へ入ることを詫びると、
扉を閉めた。
 ファラミアは燃え上がる炎を眺めながら、暖炉の前にしつらえられた長椅子
に腰掛けていた。中央には、深々とした長椅子に囲まれて低い頑丈なテーブル
があり、葡萄酒の瓶と銀の杯が一つずつ置かれてあった。
 ファラミアの手には、麻の袋が一つ握りしめられ、彼女のゴンドールの装束
はまだ解かれていなかった。
「お前も、一杯飲みなさい。遠慮はいりません」
 ファラミアは半分ほど残っていた酒を飲み干すと、そこへ新たな葡萄酒を並
並と注ぎ、ベレゴンドの前へ投げ遣りに置いた。
「はあ、しかし……」
「さあ、お飲みなさい」
 ファラミアはまだ麻袋を握りしめたままだった。暖炉の薪が勢いよくはぜて
いる。
 ベレゴンドは辞儀をすると葡萄酒を一飲みした。
「かけなさい」
 ファラミアは自分の横の長椅子を示した。ベレゴンドは恐る恐る腰掛けた。
「お前には少し付き合ってもらいましょう」
 ファラミアはまた酒を注いでやり、言った。
「ばあやがおらないと、部屋が広く感じられるのです。嫌がる彼女を、わたく
しが無理に避難させたというのに……」
 ファラミアが俯くと、彼女の黒髪はさらさらと流れ落ちた。
「遠征する際は、いつもいらぬものまで勝手に支度してくれていたのです……
もう会えぬかもしれません」
 ファラミアは麻袋を置き、頭を振ると溜め息をついた。
「兄上に二度とお目にかかれぬように……」
 ファラミアは、最近この国で見られたいくつかの不思議な前兆のことを言っ
ているのだった。
 デネソールとファラミアは遡ること四日前、長男でありミナス・ティリスの
将であるボロミアの角笛を聞いた。そして昨夜はファラミアが一人、灰色に光
る小舟に横たえられた、ボロミアの亡骸を見たというのだった。
「まことにボロミア様はお亡くなりになられたのでございましょうか? わた
しには、信じられかねます。ボロミア様の角笛は影も形もなかったのでござい
ましょう?」
「近々、見つかることでしょう」
 ファラミアは沈んだ声で言った。
「今は遠くかき消えた御代から代々伝えられたる角笛は、必ずや大候のもとへ
戻って参りましょう。……兄上はもうおられません」
 ファラミアは、ベレゴンドの前に置かれた酒を干すと幾度目かわからない杯
の底を、見た。
「姫、深更の深酒はお体によくございません。ましてや、明朝、早く立たれる
のではございませんか」
「残虐なる南方人を、黒門へ辿り着かせぬよう阻止せねばならぬ」
 ファラミアは独りごちるように言って、空の銀杯を指でなぞった。
「影の勢力はあまた集まり、翻ってゴンドールの体力は疲弊するばかり」
 ファラミアが漆黒の髪を太陽の矢が降り注ぐ下、緑風になびかせる様は威あ
ふる大将の姿だった。
 彼女がきらめく星のはめ込まれた兜を頭に頂き、黒と銀に彩られた装束を身
に着け、白銀に閃く刃を馬上から振りかざせば、城市の民の目はみな奪われ、
偉丈夫のボロミアもかくやあらんと思わせた。戦場において真っ先に先陣を切
るその厳しい灰色の瞳は、如何なる恐怖をも寄せつけず、雲間から一条の光が
差すように、味方の心に希望を生じさせた。
 だが空の杯を弄ぶ、今の彼女の目には、虚ろな黒い帳が下ろされていた。背
の高いいかめしいその身体は、ほの暗い部屋の中で小さく見えた。
「お前は私を慕ってくれていますね。なぜなのですか?」
 ファラミアは顔を上げると不意に言った。
「それは当然のことにございます。ゴンドール国の兵士はみな、姫をお慕い申
し上げております」
「その中でもお前は、特に慕ってくれています」
「あなた様は獣も人もともに掌握されるお方。勇猛に戦いへ挑み、叡智に富ん
でおられます」
「叡智とはミスランディアのような方を言う言葉」
「ですが、ミスランディア様がこの都におられることは滅多にございません。
この都が必要とするのは姫、あなた様でございます」
「何と嬉しい言葉でしょう」
 ファラミアは静かに微笑み、それから不意にまた真面目な顔になって言った。
「わたくしが必要とされていると思えることは心の落ち着くものです」
「なぜ、そのようなことを仰るのですか? 人民がどれほどあなた様を必要と
しているか……」
「わかっています。彼らに生じる不安をこの手で取り除いてやることは今のわ
たくしの務め。闇の手が迫っているこの時ですもの」
 窓辺からかすかなそよ風が吹き込み、ファラミアの髪が一筋二筋ほのかに揺
れ動いた。
「しかし、この都に唯一無二の平和が訪れた時、わたくしは誰に必要とされる
のでしょうか」
「姫は誇り高きデネソール様のご令嬢。他のご立派な諸侯国へお輿入れできま
しょう」
「わたくしは命を賭して守ったこの都を離れ、遠い地へ嫁がなければならぬの
ですか」
「いえ……。ですがしかし」
「わたくしは着替えることと致します」
 ファラミアは立ち上がると寝間へ続く扉に向かった。その背は怒りに厳然と
そびえていた。
「ファラミア様」
 ベレゴンドは思わず言った。
「間違いなくこの地に平和は訪れましょう。しかし、それでもわたしはあなた
様を必要と致します」
 ファラミアは把手をつかんだまま、静かに振り返って言った。
「その言葉は、ここを出ましたら決して口にせぬ方がよいでしょう」
 彼女は扉を閉めた。中から靴や鎖かたびらがぞんざいに放り投げられる音が
聞こえてきた。ベレゴンドは、自分の手の平にじっとりと汗が滲むのを感じて
いた。
 ひとしきり続いた金属音が止み、束の間部屋には、何事もなかったかのよう
な静寂が訪れた。しばらくして寝室から現れた彼女は青いローブを羽織ってい
た。その眼差しは、奥底に沈んだ胸中を計れぬものだった。ローブには裾まわ
りと衿もとに銀の星がちりばめられ、着古された様子だった。
「ファラミア様、あの」
 ベレゴンドは言い淀んだ。
「わたしは、誰よりもあなた様を、お慕い申しております。しかし、姫がお美
しく果敢というだけで、この心が魅かれているのではございません。姫は、誰
をも必要とされぬ方でございます。わたしはそのあなた様を支えたいのです」
 ファラミアは両足を抱え込んで長椅子に座っていた。その仕種は幼げだった。
ローブの裾からは白い手足が覗いていた。それは物々しく骨ばった、馬を駆り
敵を殺めるための道具だった。
「あなた様を支えることは、わたしには無理なことでございましょうか?」
 ベレゴンドはファラミアの足元にひざまずき、不安げな面持ちで彼女の顔を
見上げた。彼女はベレゴンドの視線から逃がれた。
「困ります」
 彼女は腹立たしさをあらわにした。
「そんなことを言って、取り返しのつかぬことになるとは思わぬのですか」
 彼女の顔つきはかき乱されるように変わった。
「わたくしも、お前に支えてもらいたいと思っているのです」
 彼女は辛そうに瞼を閉じた。その彼女の手を、ベレゴンドは強く握りしめた。
悲しげだった彼女の顔に、震えながらも小さな笑みが咲いた。彼女の手が、ベ
レゴンドの指を柔らかく握り返した。彼女は言った。
「わたくしは今、抱きしめてもらいたくて、仕様がありません」
 ベレゴンドはその肩を引き寄せると、そっと抱きすくめた。
「そうです、それで結構です。とても泣きたくなりました」
 ベレゴンドはより力を込めて抱きしめた。ファラミアの髪から熟れた花の香
がかすかに漂った。ベレゴンドの背に彼女の手がしっかりときつく回された。
「わたくしに、今度は、キスをしてはもらえないでしょうか」
 消え入るような声でファラミアは言った。ベレゴンドは俯いている彼女の顔
を上向かせると、もったいぶるように、徐々に距離を狭めてキスした。そして
何度も、いとおしむように唇で唇をはさんだ。彼女の唇は、まどろむようにゆ
っくりと開かれていった。ベレゴンドは舌を彼女の口へ差し入れた。生き物の
ような舌が彼女の舌と絡み合った。
 ベレゴンドはファラミアを長椅子に横たわらせると、守護の塔の制服を脱い
だ。石の床へ汗を吸ったシャツが落とされた。彼の土臭い身体が匂った。
 彼は丁寧にファラミアの頬や首筋にキスを与えた。深い夏の夜の色をした彼
女のローブを脱がせた。彼女は、男の使う大きなシャツを、寝間着としてまと
っているだけだった。裾からは鍛えられた太股があらわに伸びていた。
 ベレゴンドはファラミアのボタンを一つずつ開けてやり、小さな乳房やほっ
そりとくびれた腰を、薄衣の下から見出した。下腹部には艶やかな黒い茂みが
生え、覚めるような白い肌と相まり、禁断の地を侵す背徳的な快感でベレゴド
を痺れさせた。
 彼はまたファラミアに丁寧にキスを与えてやると、乳房の上に突き出した桃
色の乳首にもやさしく口づけした。ファラミアは彼に乳首を強く吸われたり噛
まれたりされ、胸を喘がせた。
 ベレゴンドは彼女のもう片方の乳首も指先でつまんでやり、いじった。彼女
の小振りな乳房は彼の厚い手の平の中にすっぽりと隠れてしまった。ファラミ
アは何かに耐え切れぬかのように熱い息を吐いた。
 ベレゴンドは少しずつ下へ、キスを残しながら移った。そして彼女の密やか
な茂みをかき分け、秘められた部分を太股を持ち上げて開かせた。ベレゴンド
が、彼女の熟れた襞に沿って舌を這わせると、彼女は小さく開いた口からくぐ
もった声を出した。彼が実を舌先で捉えると声はかすれ、どこか苦しげだった。
 ベレゴンドは執拗にそれをいじり、刺激した。ファラミアは指の背を自分で
くわえ、高揚感に必死に耐えていた。その上、彼女の最も奥まった部分に彼の
舌が入れ込まれ、その上部は強くなぞられた。彼女の太股は耐え切れず反射的
に彼を締めつけた。
 呻き声は途切れることなく低く続いている。彼女は苦悶の表情で、あからさ
まに悦ぶことを忍びながら、頬を火照てらせ肌を赤く染めていた。
 ベレゴンドがゆっくりと彼女から舌を引き抜くと、ファラミアは胸の奥底か
ら安堵の吐息をついた。彼女の茂みは時雨に降られた草木のように濡れそぼっ
ていた。
 ベレゴンドは、彼女の太股に軽くキスし、熱くたぎっている自身を中へと入
れた。彼女によって圧迫される少しの間、ベレゴンドはきつく息を止めた。フ
ァラミアは、自分を押し殺せずに「だめです」と弱々しく声を上げた。湿った
彼女の瞳は焦点が定まらず、呼吸は短かく引きつった。
 ベレゴンドが深く動くと、時おり彼女からは「だめになってしまいます」と
いうか細い声が聞こえた。彼は己の内から湧き起こる衝動に駆られ、半ば自失
して突いた。そのたびに彼女は苦しそうに何か言い、肩で息をした。
 彼が勢いを増し、とうとう耐え切れなくなると、ベレゴンドは息を殺して、
放った。彼の四肢は泥のように気だるくなり、身体は重く、頭の芯は塵となっ
て雲散霧消した。
 虚脱したベレゴンドはしばらくの間、横たわっていた。彼の感覚の境は、ファ
ラミアの湿り気を帯びた皮膚と重なり合い、失われた。ベレゴンドの中に彼女
が感じられた。
 彼はおもむろに起き上がると、腰に穿くものを床の上から見つけ、裸足をそ
の冷たさの上に置いた。
 暖炉の明かりはすでに弱まり、焼き尽くされたたきぎの上を小さな火が蛇の
ように這っていた。
 部屋の薄闇に消えたベレゴンドを目で追うように、ファラミアは身体を起こ
すと、乱れた黒髪をゆるゆると手で梳いた。
 ベレゴンドは寝室の入り口から出てきた。手には彼女の閨(ねや)に備えられ
た洗面用の水差しと水だらいがあった。ベレゴンドはたらいを水で満たすと布
を浸して絞り、汗や体液で汚れた彼女の身体を清め始めた。
 ファラミアは、白の木の花のような笑いをこぼして言った。
「わたくしだって、このようなことくらい一人でできます」
 彼女はベレゴンドから布を取ると、立ち上がって全身を隈なく拭いた。夜明
け前の暗みに浮かび上がるその白い裸は、奔放で美しかった。
 身体を拭き終わるとファラミアはローブを拾い上げて羽織った。しかし、ふ
と手を止めると何かを探るようにじっと耳を澄ませた。そして言った。
「お前は服を全て拾い、暖炉の影となった場所に隠れなさい」
 ファラミアは踝を返すと、足早に寝間の中へと消えて行った。ベレゴンドは
訳のわからぬまま、取り残されて立ち尽くした。その時、廊下の天井に高く反
響する足音が遠くから近づいてくるのが聞こえた。
 ベレゴンドはとっさに衣服をかき集めると、暖炉の火を消し、暗がりへ潜り
込んだ。
 足音は部屋の前で止まり、思いのほか大きなノックの音がベレゴンドをびっ
くりさせた。
「ファラミア様、間もなくご出立のお時間です」
 兵士の声がした。
「支度はできています」
 彼女のよく通る声が寝室から響いた。程なくして扉は開かれた。現れたのは、
濡れたような髪を翻し、黒玉のような鎖かたびらを着け、光輝に満ちた鞘に剣
を収めた、白の塔の指揮官、ファラミアだった。
「隊のものは全て揃っていますね?」
 扉を開けてファラミアは言った。
「はい」
 兵士の声は少し遠くなって聞こえた。
「よろしい」
 ファラミアの姿が廊下へ消えた。しかし扉は名残惜しいかのように、ゆっく
りと閉められた。二つの足音が静かに廊下を遠ざかっていく。
 ベレゴンドはうずくまったままそれを聞いていた。身体からはまだ、彼女の
香が立ち込めていた。

(終)
521名無しさん@ピンキー:05/03/16 22:40:59 ID:POP2NyXw
この荒んだスレに久々の投下。
SS職人さん、ご苦労様です。
GJ!!
次回も期待しております。


それにしても、ここの住人はどこに逝ったんだ。
522名無しさん@ピンキー:05/03/17 20:19:34 ID:hfjIe09O
>>520
職人さん乙!
>>521
ここの住人はもう姫将軍以外は興味がないのさ
523名無しさん@ピンキー:05/03/17 21:56:40 ID:Nsd99XGv
みんなどこにいたんだ
524名無しさん@ピンキー:05/03/17 23:45:51 ID:PkWWQZr5
職人様GJ!
「だめになってしまいます」に萌えますた!
525名無しさん@ピンキー:05/03/18 00:31:20 ID:zFm0rqxc
>>522
もはや廃虚同然なこの状況でもまだ内部分裂ワッショイな君には呆れ返る訳で
526名無しさん@ピンキー:05/03/18 00:39:47 ID:8guuUmDJ
原作版妹姫に萌えた
527名無しさん@ピンキー:05/03/18 01:07:19 ID:2f78PYL1
わ〜〜い、ベレゴンドだぁ。
決して色男という印象はないけれど
魅力があってカッチョエエと思う。
私はベレゴンドのセリフが彼のイメージに
なんか合ってると思いました。

>>511さんのID
ベレゴンドは巨根のイメージがあるんだよな…

なんか串が… 
528511:05/03/18 10:13:37 ID:SjEhRELk
>>521-527
よかった、人がいて。・゚・(ノД`)・゚・。

個人的には、前のほうで出ていたフロ×アラщ(゚Д゚щ)カモォォォン!
529名無しさん@ピンキー:05/03/20 22:08:47 ID:wOXmv+jH
そして誰もいなくなった・・・。
530また投下だいヽ(`Д´)ノ:2005/03/23(水) 09:59:39 ID:bqjjQ8CH
まあいいさ。

>>527
自分でもそのIDは惜しいなと思いました。
 都の大候は、虚空を見すえて塔の大広間に坐していた。窓外には未明の黒々とした空が広が
っている。部屋にはろうそくが点され、影が十重、二十重とおどっていた。
 しじまはこのまま続くと思われたが、戸を叩くかたい響きでそれは破られた。彼は彫像より
も冷たく刻まれた顔を動かすことなく答えた。
「入れ」
 ファラミアが扉を開けて現れた。彼女は、弱い光の中に浮かび上がるデネソールの数歩手前
で止まると言った。
「お呼びでしょうか」
「用があればこそ呼んだまでだ。本日、大公らを招じ会議を開くつもりだ」
「承知いたしました」
「では、本題へ移る。昨晩そなたからの報告を聞いた。あの魔法使いも一緒にな」
 デネソールは苦々しげな色を見せたが、それはすぐにまたかき消えた。
「その折、そなたが予に言わずにおいたことがあるであろう」
 ファラミアは怪訝な面持ちで言った。
「イシリエンで別れました小さい人につきましては、お話しいたしました通りです。彼の身に
託されている物のことでしたら、もうお話しするまでも……」
「そのことではないわ!」
 ファラミアは身を固くさせた。
「では、一体何のことでございましょうか」
「あの場にはミスランディアがおった。彼の間者である小さい人もだ。その面前では執政家の名
折れになると予が口を噤んでおったからといって、予がそのことについて言及せぬわけではない
と思え」
 デネソールはおのが娘と酷似したその灰色の厳しい眼差しを、彼女へとそそいでいた。
「……父君の仰せられていることが、わたくしにはわかりませぬ」
 デネソールは白い杖を固く握り締めて、血の気を失ったファラミアの顔を見上げると言った。
「わが娘よ、そなたはそのことを予から隠し通すつもりでおるのか? そなたの父はいまだ耄
碌してはおらぬぞ」
 彼女はひるまずに、父の視線を見つめ返した。それから決心したように言った。
「わたくしのいたしたいようにさせていただきとうございます。わたくし自身の問題にございま
すれば」
「自身の問題だと?」
 デネソールは立ち上がって重々しく杖を突いた。
「自身の問題とな?」
 乾いた音が反響した。四方の壁に伸びた影がゆらいだ。
「そなたは、所有できる自身の問題があるとでも思っておるつもりか? そなたはゴンドールの
執政の娘という立場をどこへ置き忘れて参った? そなたの問題は同胞たち、ひいてはこの都の
命運をも左右させるのだ。自身の問題など、そなたにはないわ!」
 デネソールは鋭い両眼でファラミアを睨めつけながら、黒く飾り気のない椅子にふたたび腰を
かけた。
「そうは思わぬか?」
 大きく見開かれた目を伏せ、ファラミアは幾分青ざめた様子で言った。
「仰せの通りでございます。わたくしも、わたくしの置かれました立場を重々、承知いたしてお
るつもりでございますれば……」
「つもりでは話にならぬわ。肝に銘じろ」
 低く返事をして、ファラミアはその場を辞した。歩いても歩いても、戸口は遠ざかるようだっ
た。
 長く暗い敷石の廊下を通り抜けて、ファラミアは広場に出た。生暖かくよどんだ薄闇が彼女を
迎えた。
 眼下には、かの国の山々がおぞましげな姿を見せている。赤黒く照らされたそれは、背後から
もうもうたる煙霧を吐き出していた。煙は低く垂れ込め雲となり、すべての生ける者を重苦しく
押しつぶそうと、塔に覆いかぶさっていた。
 朝がやって来たとしても、太陽は遮られ呑み込まれてしまうのだった。空気はそよとも動かな
い。
 ファラミアは、身体に走る戦慄にはっと面を上げた。彼女は立ちすくんだ。
 大空を引き裂くように鋭い叫び声が起こった。それは分厚くつもった塵の層を通り越し、抗う
ひまもなく彼女を地面に縮こまらせた。
 やがて声は長く尾をひきながら、東へと飛び去っていった。辺りには寂莫とした静けさが戻っ
てきた。ファラミアはよろよろと立ち上がると歩き出した。
 引き寄せられるように、彼女は地下へと続く入り口に歩み寄った。それは大塔の北側にある出
入り口だった。彼女は長く伸びた階段を下って行った。行き着いた先はまだ明かりの点されてい
ない広い通路だった。横にはいくつもくぐり戸が並んでいる。人の気配はない。彼女はその一つ
へもぐり込んだ。
 そこは涼気の漂う貯蔵室で、所せましと肉や果物、種々雑多なパン、チーズ、ビールに葡萄酒
の樽が並べられている。
 ファラミアは足を投げ出すと腰を下ろした。彼女は恐ろしい兆しを告げるようであるあの叫び
声を、耳から拭うことができなかった。死の先触れであった角笛の音のようでもあった。
 きのうの日の入り頃、命からがら、イシリエンより馬を駆けさせてきた疲労が一時に呼び覚ま
されたようでもあった。彼女はじっと闇の中に潜んだ。
 動くものは何一つなかった。暗がりの中、彼女ははるか彼方、時を告げる鐘の音を聞いたよう
な気がした。そうしてそこはかとなく、ファラミアは懐かしさに包まれていった。
 薄暗い地下に、誰かが階段を駆け下りる甲高い靴音が鳴り響いた。くぐり戸越しに、ランプの
灯火が近づいてくるのが見える。
「一生のお願いです」
 切実な願いを受けて、誰かが答えた。
「本当に少しだけなのですね?」
 足早に歩く靴音はベレゴンドだった。ピピンの声がそのあとをつき従う。
「本当ですとも。パン一切れだけでも、いいえ、チーズの欠片だけでも、いえいえ、ビール一杯
だけなら尚のこといいのですけど」
 ベレゴンドにあわせて歩いているためか、彼は息を切らせていた。ピピンの言葉が聞こえたか
定かではないが、離れたところから大声が飛んできた。
「トゥックのばか者! どこにおる!」
 驚きの声が小さく「ひゃっ」と上がった。
「どうしよう、ガンダルフだ! お願いですベレゴンド殿。ガンダルフの来る前にどうか、空腹
をしのぐ物をわけてください」
 靴音がくぐり戸の前で止まった。ランプの灯かりは、暗がりに慣れた彼女の目にまぶしいほど
だった。
「空腹はその英気を鈍らせるといいます、致し方ありません。ですから、足から離れていただけ
るといいのですが」
「おっと、これは失礼。僕がしがみついてちゃ歩けませんものね」
 ファラミアは胸に広がる血流を感じて立ち上がった。くぐり戸からベレゴンドが現われた。彼
女は驚き叫ぼうとする彼の口をふさいだ。ベレゴンドの手にしたランプが大きくゆれた。
「あなたはこの小さい方と懇意なのですね?」
「……ファラミア様」
 渦のように回るまばゆい灯かりの中で、彼は目を見張って言った。ファラミアは外を気づかい
囁いた。
「何をしているのですか? 配給があるではありませんか」
「それだけでは、どうしても足りないと仰るものですから……」
「ですが、彼には我慢していただかないと」
 くぐり戸をふさいでいたベレゴンドの足が下から引っ張られた。
「早くしないとガンダルフが来ちゃいます! 朝ごはん、朝ごはん! 違った。ベレゴンド殿!
ベレゴンド殿!」
「仕方ありません。これを彼に」
 ファラミアはベレゴンドに黒パンとチーズを渡した。
「彼の空腹がこれで満たされますように」
 ベレゴンドは腰をかがめると、さっそく待ちぼうけているピピンに持っている物を差し出した。
「お急ぎなさい、ペレグリン殿」
「ベレゴンド殿、何と感謝の言葉を申したらいいか。ホビット式ではこういうとき……」
「今は感謝の言葉はおしまいなさい。ミスランディア殿が待っておられます」
 遠くから「ペレグリン・トゥック!」と呼ばわる声が聞こえた。ピピンの「ひゃっ」と驚く声
が上がる。
「ああ、たっぷりと怒られてしまうなあ、どうしたものか。そうだ」
 彼の声は慌ただしく遠ざかりながら消えていった。
「その前にさっさと食べてしまおう……」
 地下は静寂に沈んだ。ベレゴンドは立ち上がって言った。
「一体、ここで何をしてらっしゃるのです?」
「ただの考えごとです」
 ファラミアの、艶を失い色が褪せた顔を不安げに眺めやって、ベレゴンドは言った。
「あんなことのあったあとです。よくお眠りになれなかったのですね?」
 ベレゴンドはファラミアが明るく照らされるよう、高い棚の上へランプを置いた。
「恐ろしい思いも、時が過ぎれば終わるものです」
 痛ましげな表情で、ベレゴンドは膝をつくと彼女の片手をそっととって言った。
「わが姫。ご無事で何よりです。あなた様がミスランディア殿によって、いまわしき影から救い
出されるまで、わたしは気も狂わんばかりでございました。非力な自分が恥ずかしうございます」
 ファラミアは、彼の頭を慈しむようになでた。
「わたくしも、お前に会いたくて仕方がありませんでした。ともに馬を進めていた部隊の者たちが
落馬し、わたくしがとって返しましたときには、われらの敵はもはや手の届くほどまで迫っていま
した。もうお前には会えぬと、あのとき一度は覚悟をいたしました」
 ファラミアは、ベレゴンドの癖毛の手触りを懐かしんでいた。そして、彼のその頭を抱き締めて
しまいたいという思いに駆られていた。また、彼はなぜもっと寄り添ってはくれないのだろうかと
も考えていた。
 うな垂れていたこうべを上げて、ベレゴンドは言った。
「その姫をただ見守るしかなかったこのわたしは、なんと不甲斐なく情けないのでしょうか」
 手の平に触れている温もりにファラミアは言った。
「バラノールの息子ベレゴンドよ。大候にお仕えしゴンドールの塔を守るという、名誉な務めがお前
にはあります。危急がやって来た際、殿をその身で守るのは、もしやお前かもしれません」
「殿は……」
 ベレゴンドは唾を飲み下したようだった。ファラミアは目顔で促した。
「デネソール卿は、並の人間とは異なられ遠くをご覧になれるといいます。大塔の高い部屋にこもら
れ、ある程度未来を読むことがおできになるとも……。殿は、よもや不忠とお考えではないでしょうか?」
「何の話です?」
 ファラミアは、愛しげになでていたその手を止めた。
「わたしがいたしましたことを、殿はどうお考えになっているのでございましょう」
「お前のいたしたことが、デネソール候への忠義に反するとは思えませぬ」
 ファラミアはベレゴンドからつと離れた。背を見せた彼女に、ベレゴンドは言った。
「わたしは近衛隊の一兵士に過ぎません。本来、姫のような方と情けを交わすなどとは夢にも思えぬ
立場の者です」
 背を見せたままファラミアは言った。
「大候は、何もご存知ではありませぬ」
 ベレゴンドから、安堵の吐息が漏らされた。
 彼女の目の前に陰々と影を帯びて立つ食糧棚は、そびえのしかかるかのようだった。
「仮に」
 彼女は振り向いて言った。
「殿に知られたからといって、何の不都合がありましょう?」
「わが姫の名に傷をつけることは、わたしの本望ではございませぬ」
「わたくしの名に傷がつくことはありません!」
 ファラミアの強い口調に、ベレゴンドの身体に緊張が走った。
「……わたくしが言いたいのは」
 自分とベレゴンドとの間に、今や垂らされようとする帳を払うかのように、ファラミアは言った。
「お前が思い煩うことは何もない、ということです」
「それでは姫ただお一人に、重荷を背負わせることとなりましょう」
「重荷だとは思っておりませぬ」
「今こうしてここにいることも、人に見つかればただでは済まぬでしょう。わたしも勤務にもどらね
ばなりません」
 ベレゴンドは深く礼をして立ち上がると、戸口に手をかけた。
「もう行ってしまうのですか?」
「ランプは必要でございましょうから、お使いください」
「会えたばかりではありませんか」
 ベレゴンドは慰めるように言った。
「また後ほどお会いできましょう」
 ファラミアは下がろうとするベレゴンドの腕をつかんだ。戸惑う彼をよそにファラミアは言った。
「もう相まみえることはないかもしれません」
 彼女はキスした。ベレゴンドは息を継ぐと言った。
「必ず会えますとも」
「そうでしょうか」
 彼女はふたたび長くキスをした。彼女の唇が離れると、ベレゴンドは言った。
「わたしは命を捨てましても、姫にお会いいたします」
 ファラミアは彼のその癖っ毛の頭をしっかりと抱き締めた。
 彼女はベレゴンドのズボンを下ろさせ、さらに彼の下ばきを足首まで下げさせた。彼女はおもむろ
に食糧棚の小さいかめをとった。その蓋を外し、中身を彼の根へとかけた。それはてらてらとした蜂
蜜だった。
 彼女はかめを置くと、根についたその蜂蜜をなめた。床に滴り落ちる蜂蜜を口で受け、舌先で丁寧
に根の裏をなめる。彼の根はゆるやかに膨張し出した。彼女はそれを、上と下の唇で柔らかくはさみ、
先を吸った。そして、喉もとまでいれたり、しごくように出したりした。すするような音が起こった。
彼の根は怒張していった。
 彼女の舌は先で、彼の根の先の細い切れ目を幾度もなで上げた。するとそこから、蜂蜜とは異なる
らてらとした物が滲み出した。彼女はそれもなめると飲み込んだ。ベレゴンドの限界は近づいた。
 ファラミアが言った。
「まだです。いけません」
 ファラミアは壁を向き革のズボンの紐をほどくと、ベレゴンドの手をとり促した。ベレゴンドは肉
の豊かな彼女の腰を押し広げ、性急に差しいれた。ファラミアは両手をついてその重みを支えた。ベ
レゴンドが腿をさすり重くのしかかる。そのたびに、彼女の内側からは生温かい液体が流れた。ベレ
ゴンドの下生えがこすれ、糸を引くような音が鳴る。低く呻き、ベレゴンドの精は放たれた。
 彼が離れると、彼女のしとどに濡れた腰は、淫靡にきらめいていた。ファラミアはぐったりと壁に
もたれかかり、ズボンを引き上げた。
「お身体が汚れたままです」
 身づくろいをしていたベレゴンドが言った。
「いいのです。一度部屋へ戻ります」
 気だるく息を整えながらファラミアは言った。
「使いの者がわたくしを探しているかもしれません。御前会議がありますから」
 ファラミアは素早く、くぐり戸を抜けると石造りの通路へ出た。そのあとを、ランプを捧げ持った
ベレゴンドが続いた。
 歩く彼女の頬にひやりと風が当たった。彼女は、平素と同じ顔つきでいるよう注意しなければ、と
心に刻んだ。
「先ほどのことですが」
 ファラミアは急に立ち止まると言った。ベレゴンドは突然のことに靴を少しすべらせた。彼女は外
を見つめたままだった。
「もう二度と会えぬとしたら、どうしますか?」
 泣きそうな顔で、ファラミアはベレゴンドを振り返った。
「まさか……」
 口を開きかけたベレゴンドが何か言おうとするより先に、彼女は歩き出していた。
 その背は太陽を呑み込んだ薄闇に向かっていた。

(終)
540名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 10:23:39 ID:YkSiUSho
わーい、職人様ぐっじょぶです!リアルタイムで見守っておりました〜。
ファラミアの苦悩が伝わってきますね。
ピピンがさり気なくかわいかったw

全然関係ないけど今度はIDが8チャンネルですねw
541名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 23:44:38 ID:CMkJ4D9e
そして誰もいなくなった・・・。
542名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 16:27:17 ID:MDMqzLyg
しつこく保守。
543名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 17:48:20 ID:FztxTi5+
以下9スレ消費。
544フロド×メイドサム 変化 1/9:2005/03/30(水) 17:52:55 ID:FztxTi5+
 朝の心地よい食事が終わった頃、フロドを訪ねてきた人物がありました。お百姓コトンじいさ
んの娘、ローズ・コトンでした。かの女は採りたての茸を、かごに一杯つめてやってきました。
 サムは袋小路屋敷の庭に生えた芝草を、一日のはじまりを告げる鶏の鳴いた時刻から、せっせ
と摘み取っていました。すでに庭のそこいらには、子どもの丈ほどもある緑の山ができていました。
 サムは単調な作業を止めて、手を見つめました。土で爪まで真っ黒に汚れています。十月だと
いうのにかの女の顔は汗みどろでした。主人から綺麗だと褒められた髪も、今は日に照らされ乾
いていました。かの女は、お山の坂道を登ってやってきたロージーの鮮やかな服を、ありありと
思い出しました。腰に結ばれたリボンが、なんと優雅だったことでしょう。
 サムは心細くなり、袋枝路へと視線を泳がせました。そこにはかの女のとっつぁんがいるはず
でした。かの女は袋小路屋敷を出て、とっつぁんのもとへ戻りたいという衝動にかられました。
 「旦那様のお昼ご飯はどうしたらいいだ?」サムはことさらに違うことを考えようと努めまし
た。「フロドの旦那様は何を召し上がりたいだ?」かの女はしっかりと根を下ろした芝草を引き
抜きました。「でも、旦那様にはおら、会えないだ……。」
 サムはもう何日もフロドと口を利いていませんでした。それどころか、顔を会わせてもいませ
んでした。なぜなら、あの十月の六日にかの女が感じた、「きっと明日になったら違う生き物に
なっちまってるだ」という予感のようなものが、見事あたっていたためでした。
 「おらはきのう何をしただ? 旦那様と何をしただ?」七日になってサムは困り果てました。
かの女は考え抜いたすえ、朝の食事を整えると、自分はさっさと屋外へ飛び出してしまいました。
 同じ穴の中で暮らしていて、これはとても具合の悪いことでした。洗い物をしているかの女の
うしろに、フロドがホビットの足で近づいて声をかけようものなら、かの女は悲鳴とともに飛び
上がるのでした。そしてあっという間に姿を消してしまうと、しばらく戻りませんでした。
 フロドもこれでは気まずいのか、さらに熱心に書斎にこもるようになり、覚え書きや書きつけ
の整理で、日がなすごすようになりました。
545フロド×メイドサム 変化 2/9:2005/03/30(水) 17:54:11 ID:FztxTi5+
 サムは幾度目かの溜め息をつきました。太陽は青い中天めがけてのぼりつめています。ロージ
ーがやってきてから、どれほどたったでしょう。かの女はそのことに思いが及ぶと、急に落ち着
かなくなりました。
 積み上げた芝草の山をそのままに、サムは屋敷の丸窓へと歩み寄りました。土手壁にはのうぜ
んはれんがはいずっていて、窓先のあたりまでつるを伸ばしています。その陰に隠れるようにし
てかの女は身を潜めました。屋敷の中からは、ロージーの玉を転がすような笑い声が聞こえてい
ます。
 サムは、そっと書斎の窓を覗きこみました。フロドはこちらに背を向けて座っています。ロー
ジーの手にはお茶がつがれたカップがありました。かの女は楽しそうに笑い転げています。
 サムは丸窓から離れると、勝手口へと急ぎ足で向かいました。かの女はたらいに水を汲むと、
泥だらけの手をすすぎました。次に汗をかいた頭をその中へ突っ込むと、首や耳までざぶざぶ
と洗い出しました。
 ようやく身奇麗になったところで、かの女は台所のテーブルに置かれた、ロージーの手土産で
ある丸々と太った茸を見つけました。

 フロドはポットの中身を見ました。お茶はもう残り少なくなっています。「コトンじいさんの
トムがマリゴールドといい仲だと聞いたら、あの子はどう思うだろうね?」と、かれはいいまし
た。お茶を新しく淹れなければいけないと、かれは思いました。「さぞ、びっくりするに違いな
いねえ。」
 「あの子はそんなこと、考えてすらいませんわ、きっと。」ロージーはおかしくてしかたがな
いというふうにいいました。
 「そうなのだよ。」と、かれはいいました。「ロージーのいう通り、サムは一体にそうでね。」
 と、そこへ突然ドアが開かれ、手に盆を捧げたサムが現れました。かの女は何かに挑むように
戸口に立っています。湯気を立てたスープや、塩漬けの鹿肉や、ジャムを塗ったパンが盆にのせ
られていました。「ご昼食でございますだ。」かの女はいいました。
546フロド×メイドサム 変化 3/9:2005/03/30(水) 17:55:31 ID:FztxTi5+
 「まあ、サム! ちょうどあんたの話をしていたのよ。」ロージーが驚いていいました。「い
い香りね。あら、もうそんな時間?」
 立ち上がろうとするロージーを制し、サムはいいました。「ちゃんとロージーの分もあります
だ。さっそく茸でスープを作ったから、食べていってくださいな。フロドの旦那様、今日はそう
いうことでございますだ。」
 おかしなことに、かの女は髪を長く垂らしてそこから雫をぽたぽたと落としていました。その
上、マリゴールドのお下がりである裾の長い服を、ボタンをちゃんと留めずに着ていました。
 サムは背の低い椅子を引っ張ってくると、その上へ盆を置き、スープの皿を各々に配り出しま
した。こうして、書斎での昼食会が突如はじまりました。
 ロージーはこのサムの行いが飲み込めなかったものの、先刻から抱えている空腹とかぐわしい
茸の香りとで、まずは腹ごしらえをすることが大事と思い、さじを取ると食べはじめました。
「まあ、せっかくあんたの料理だっていうのに、じゃがは入ってないのね?」
 「あ!」とサムが小さく叫びました。かの女は一人、部屋の隅に腰かけていました。「おら、
じゃがを入れ忘れただよ、ロージー。」
 「香草だけなのかい、サム?」一口すすってフロドがいいました。「味がしない気がするけれ
ど。」
 「ああ!」サムは自責の念に我を忘れて叫びました。「何てことでしょう、フロドの旦那様。
おら、塩を入れ忘れましただ!」
 「とても急いで作ったのかしら?」ロージーが首をかしげていいました。「でもほら、パンと
鹿肉があるわ。」
 そこで三人は鹿肉を食べながら、水のような香草味のスープを飲み、アンズのジャムをたっぷ
り塗ったパンでお腹をふくらませました。
 全員が食べ終わって何となく沈黙が流れると、ロージーが立ち上がりいいました。「フロドの
旦那、わたしはこれで失礼いたします。慌てん坊のサムお嬢さん、今度はもっとおいしいものを
作ってちょうだいな。」ロージーは帰っていきました。室内にはサムとかの女の主人の、二人だ
けが残されました。
547フロド×メイドサム 変化 4/9:2005/03/30(水) 17:56:57 ID:FztxTi5+
 「フロドの旦那様、おらは何てことしちまったんでしょう。」サムは浮かない表情で隅に腰か
けていました。かの女の服は水を吸って湿り気を帯びています。「お話のところをおら、お邪魔
してしまいましただ。」
 フロドは空になった皿を片づけていました。「おやおや、何でまたお前の髪はそんなに濡れて
いるんだい、サムや?」かれはいいました。「風邪を引いてしまうじゃないか。」
 「何でもないですだ。」サムはこの場にそぐわないような気のする自分の姿を見ていいました。
「ご心配なさらなくても、おら大丈夫ですだ。おらはただ、おらのやったことがわかりませんだ。」
 「それはわたしにもわからないが、」フロドはいいました。「何をそんなに気にすることがあ
るのだね?」
 「とっつぁんはいってましただ。『フロド旦那がご満足のいくご奉公をしろ』と。七日を境に
おらがすっかり様変わりしちまったと、とっつぁんはいってましただ。だから『行儀ようしてご
満足のいくご奉公をして差し上げろ』と、とっつぁんはいってますだ。なのに、おらはちっとも
そうではないですだ。」かの女は悲しげにいいました。
 フロドは仰天しました。「お前のとっつぁんは本当にそういったのかね?」かれは信じられな
い気持ちでした。
 要するに、ハムファースト親方はすべてを知っているということでした。そしてかれはあろう
ことか自分の娘に対して、主人へしっかり尽くせと忠告しているのでした。フロドは言葉を探し
てみましたが、結局、見つかりませんでした。
 部屋は静けさに包まれました。ふいにサムは、今の今まで自分がフロドと口を利いていたこと
に思い至りました。かの女は顔を真っ赤にしました。すぐにでも、大スミアルの奥深くへ逃げ込
みたい気分でした。
 「おや? 熱が出たのかね。」フロドは物思いに耽っていましたが、サムの異状に気づいてい
いました。「そんな格好ではいよいよ風邪をこじらせてしまうよ。」
 フロドは立ってサムの手をとりました。「おいで、服を着替えよう。」サムはその手を振りほ
どいていいました。「だめですだ。おら、困りますだ。」
548フロド×メイドサム 変化 5/9:2005/03/30(水) 17:59:14 ID:FztxTi5+
 「そんなことはないよ。さあ、一緒においで。わたしが髪を拭いてあげよう。」フロドは嫌が
るサムを立たせました。かの女はどんどん朱に染まります。かれは廊下を通り、サムの寝起きす
る部屋まで、かの女を連れていってやりました。かの女の寝室は扉が開きっ放しでした。室内に
はシャツやズボンが放り出されています。この部屋は服を探した形跡をとどめたままなのでした。
かの女はこのことをすっかり忘れていた自分の迂闊さをのろいました。「タオルはどこかね? 
着替えも探さないとねえ。」フロドが部屋へ入っていきました。
 サムは慌てていいました。「おらが探しますだ! フロドの旦那様、その前にちっとばかし片
づけますだ!」かの女は泣きそうになりながら、およそ娘らしくない寝室をはっては、散らばっ
た服をかき集めました。
 「いつもはきれいにしてますだよ。それはお天道様に誓って本当ですだ!」かの女はフロドを
見上げました。かの女の主人は戸や引き出しを覗いて、探し物の最中です。しかし、何としたこ
とでしょう。かれの足もとにはサムの肌着が落ちています。かの女は顔から火が出る思いでそれ
を素早く拾い上げ、ベッドの下へ押し込みました。
 フロドが振り返りました。「これを使ってもいいかね?」手には大きなクリーム色のタオルが
ありました。「さあ、頭を貸してごらん。」
 「滅相もないですだ。」サムはいやいやをするようにいいました。「おら、困りますだ。ごめ
んください、フロドの旦那様。」かの女はじりじりと、後じさっていきました。
 フロドはかの女を捕まえようと、一歩足を踏み出しましたが、やわらかいものを踏んだことに
気づいて、それを摘まみ上げました。
 「これはお前のだね? 大きいけれど。」かれはいいました。それは大きなズロースでした。
サムは自分のお尻が大きいことを気にしていました。かの女はいよいよ真っ赤になると、敏捷な
動きでかれに飛びかかりました。
 「何てことなさりますだか! フロドの旦那様。困りますだ! おら、困りますだ。おら、旦
那様にこんなものを見られたら、おら、」かの女はズロースをくしゃくしゃに丸めてしまいました。
「もう、生きてけないですだ。」
549フロド×メイドサム 変化 6/9:2005/03/30(水) 18:00:10 ID:FztxTi5+
 くず折れてしまったかの女の髪をとって、フロドはいいました。「なぜだね? お前は何も気
にする必要はないじゃないか。」かれはサムの髪を一束一束やさしく拭ってやりました。
 「何を仰りますだか!」サムは憤慨していいました。「おらは、あんなものを旦那様に見られ
てしまいましただ。恥ずかしくて、おら、どうにかなりそうですだ。」フロドはさらに丹念にか
の女の髪を拭いています。
 「それに旦那様は大きいと仰いましただ……。」サムがいいました。「おら、もう生きていた
くないですだ。」かの女の頭は力を失い、ぐらっとうな垂れてしまいました。その声は沈鬱な重
みで消え入りそうでした。
 フロドは、むき出しになったかの女のうなじを唇でなぞってやりました。むせるようなかの女
の匂いがします。かれは舌をはわせて、かの女の耳を甘く噛みました。
 「いけませんだ、いけませんですだ。フロドの旦那様。」サムが耳朶を染めて弱々しくいいま
した。「何をなさろうとしてますだ、旦那様。」
 「お前はどう思うね?」フロドがいいました。「何をしていると思う?」かの女は恥ずかしげ
にいいました。「おら、ちっともわかりませんだ。」
 フロドはうしろからサムを包んでやりました。そしてかれは、薄い木綿の上からかの女の乳房
を探りました。よほど急いで着替えたのでしょう、かの女は何も着けていませんでした。 
 フロドはかの女の乳首をゆっくりともてあそびました。あっという間に、かの女の小さな先端
は硬くなっていきました。
 「やっぱり、旦那様はあれをなさろうとしてるだね?」サムは熱い吐息を隠しながらいいまし
た。「そうですだね、フロドの旦那様?」
 「そうだね、その通りだよ。サム。」フロドはいいました。「わたしはお前とそれをしたいの
だよ。」そしてかれは、自分の膝の上にかの女を座らせました。何もはいていないかの女の下半
身が、布を通して感じられます。
 「旦那様は、何でそれをなさりたいですだ?」サムは不安そうに聞きました。「それは、おら
がやっちまわなきゃいけませんだか?」
 「お前は何もわかっちゃいないよ、サム。」フロドが笑っていいました。「わたしはお前でな
いといやなのだよ。」
550フロド×メイドサム 変化 7/9:2005/03/30(水) 18:01:53 ID:FztxTi5+
 フロドが片方の脚にサムをのせました。かの女のからだがびくっと動きました。それはとても
湿っていることが、かの女自身、この時わかったからでした。それはかの女の服を通り抜けて、
フロドの脚に伝わりました。
 「フロドの旦那様、」かの女はいいました。「おら、えらいことになってますだ!」まさか自
分のからだがこんなことになるとは思ってもみなかったかの女は、とても衝撃を受けたようでした。
 「いいんだよ、サム。」フロドはかの女の耳もとで囁きました。「わたしもこのほうが嬉しいよ。」
かれの脚はかの女によって、どんどん濡れていきました。かれは膝を立てました。
 「何をなさってますだ?」おびえたようにかの女がいいました。「おら、もっとひどいことに
なってしまいますだ。」かの女はフロドの脚を押さえて、刺激を受けまいとしました。しかし、
かれ一本の脚の力に、かの女は負けてしまいました。
 「いけませんだ、いけませんですだ。フロドの旦那様。」サムは、自分の胸に回されているフ
ロドの手をつかみ、身をよじっていいました。フロドは、かの女をさらにきつく抱きしめました。
 「フロドの旦那様、おら、恥ずかしいですだ。」かの女はいいました。唐突に、かれの手がゆ
るめられました。冷たい床へ熱くなった耳を押しつけて、サムは倒れこんでしまいました。束の
間、床の心地よさを楽しんでいたかの女は、フロドによって抱きかかえられ、ベッドへ横たえら
れました。
 フロドがかの女の足をタオルできれいにしています。「そんなことなさらなくても結構ですだ
よ、旦那様。」サムはいいました。「おら毎日、桶の水かぶってますだ。」
 フロドはそんなサムをよそに、きれいになったかの女の足の指を、舌でなめました。かの女の
腿に恐ろしいほどの快感が走りました。それは次々とかの女の腿をのぼっていきました。
 まるでしゃくとり虫が何匹も何匹も、かの女を責めるためはっているかのようでした。それは
脚のつけ根までやってきて、かの女の秘所をより一層、溢れさせるのでした。
 「いやですだ、いけませんです。」サムは仰け反りました。白い喉が見えます。かの女は自分
のからだが痺れて、おかしくなってしまうと感じました。
551フロド×メイドサム 変化 8/9:2005/03/30(水) 18:03:09 ID:FztxTi5+
 勢いあまってかの女が引きつると、今まさに上気している肌が服の裾からさらされました。フ
ロドは、サムの足の指の股を幾度もなめました。かの女はそのたびに、自由なほうの足で空を蹴
りました。かの女は細く長い喘ぎ声を出しています。声は止むことがありません。そして、つい
にかの女は上の空で、「旦那様。」とフロドを呼ぶと静かになってしまいました。
 サムはぐったりと横たわっています。フロドはベッドに上がりました。かれはそっとかの女の
顔を覗きこみました。「サム、サムや。」かれは火のようなかの女の頬をなでました。「大丈夫
かい。」
 フロドの声はサムに届いていないかのようでした。しかし、頬に触れているフロドの指をかの
女の右手が、ぎゅっと握りしめました。そして覚束ない笑顔で、かの女はかれに笑いかけました。
 フロドはかの女に口づけしました。かの女は嬉しそうでした。フロドはサムの服をやさしく脱
がせていきました。
 「おら、今どうなってますだ、旦那様?」しどけない姿でかの女はいいました。「おら、何も
する気がしないですだ。」
 「そうだねえ。」と、フロドがいいました。「でも、もう少しだけがんばってもらいたいのだ
がね、わたしのために。どうだろう?」
 かの女は身を起こすといいました。「何をしたらいいですだ?」自分も服を脱ぎながらフロド
がいいました。「わたしの膝の上にのってごらん。」
 かの女は目を両手で覆って、自分の裸を(そしてかの女の主人の裸を)見ないように、フロド
の膝へ座りました。かの女の秘所にかれの熱いものがあたりました。かの女は驚いて立ち上がろ
うとしました。その腰をフロドは抱えて、自分のものをかの女の中へ入れていきました。かの女
のくぐもった(叫びのような)声が上がりました。
 フロドはかの女の背にキスしました。かの女が落ち着くのを待って、かれは少しずつ動かして
いきました。
 サムは何も見えない視界の中で、下から迫りくる感覚に対して敏感になっていきました。フロ
ドの手が前へ伸ばされ、かの女の小さな芽を触りました。
 かの女は跳ね上がりました。跳ね上がったつもりでしたが、かれの腕の中でぴょこんと躍った
だけでした。
552フロド×メイドサム 変化 9/9:2005/03/30(水) 18:03:53 ID:FztxTi5+
 かの女は入れられたまま小さな芽をいじられ、どんどんとからだが蒸されていくような気分を
味わいました。何やら、溶かしたバターをぐちゃぐちゃとかき混ぜるような音も聞こえてきます。 
 かの女は固く瞼を閉じ、他人のようないやらしい声を鼻からこぼれ出させ、豊かな乳房を振動
でたわわに揺らしました。かの女の芽は、主人に強くこすられればこすられるほど、かの女を激
しく悶えさせました。かの女のからだは淫猥にそり返ります。
 フロドが苦悶の表情を浮かべるようになりました。かれは、できるだけ力を入れないようにサ
ムの肩を噛み、何かに耐えているようです。かれの口の端から唾液が垂れます。「サム、サム。」
と、フロドがはっきりしない声でいいます。かれは大きく震えました。思わずかの女の肩を噛ん
でいた口に力が入りました。
 「ああ、フロドの旦那様、」苦しそうな息の下でサムがいいました。かの女の瞳は赤く滲んで
います。目から涙がこぼれました。
 「……痛いですだ。」少しためらってからサムがつけ加えました。かの女の流した涙は極みに
達したためか、それとも肩の痛みのためか、どちらともいえませんでした。
 我に返ってフロドがいいました。「わたしは何をしたのだろう、」かれはかの女の肩に残った
歯形を見つけました。「すまない、サム。」
 「大丈夫ですだ、これくらい。」虚ろな目でサムはいいました。火照った耳が血のように赤く
なっています。「おら、何ともないですだ。」
 「もういいのだよ、サム。疲れたのだね。」フロドは、かの女を横にさせるといいました。
「ゆっくりお休み。」かれはサムにキスをしてベッドから降りようとしました。そのかれの指が、
かの女の汗ばんだ右手でつかまれました。
 フロドが振り返ると、すでにかの女はすとんと眠りに落ちていました。フロドはかの女の右手
をとって布団へしまうと、部屋を静かに出ていきました。
 遠くで、もずの鳴く声がしました。

(完)
553名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 02:36:59 ID:lXEoMBHp
わーい、神キタ━━(´?ω?`)?Д?)?∀?)?
サムたんかわいい!
554名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 02:38:26 ID:lXEoMBHp
あ、特殊文字失敗しちゃった…_| ̄|○

あらためて

神キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)━━━!!!!
555名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 14:01:35 ID:XQgnbU6m
サムたん--------------!!!
愛のあるセックルはいいなあ。このスレ見てたらわくわくしてきて、原作買ってきた。
10年以上前に一度読んで途中で挫折していたんだけど…今度は萌えつつ読めそう。
556名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 23:57:33 ID:NcO1AJya
お尻の立派な子のズロースの大きさ言うなんて
羞恥プレーだよ旦那!!!
557543-552:2005/04/02(土) 12:12:21 ID:B2a9M1EG
今さらですが、メイドサムもファラミア女体化も同じ人間がやりました。
最初に言っとけ、自分…orz

何か金髪の子ども生みそうな勢いです、サム。
558名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 00:30:50 ID:u2XM25ZN
>>557
どれとどれが同じ職人製かどうかなんて誰も気にしてねーだろ
廃虚スレの救世主名乗りのつもりか?
559名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 09:38:15 ID:TXwRbkRc
>558
その廃墟スレでなお殺伐とした発言を繰り返すお前って可哀想な奴だなあ…

この原作口調で違和感なくエロが出来る職人さんてすごいと思う。
セリフとかも原作のキャラに違和感ないし。職人さんGJ
560名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 13:50:44 ID:J7m5epa/
>>557
コテ名乗っても良いのでは?このスレでは居ないようだが別に珍しいことじゃないよ。
独自設定で続きを書く場合なんかは、同じカップルで書く職人とごっちゃにならなくていいという利点もある。

奥ゆかしいメイドサム萌え〜旦那に対する愛があふれていていいよ、GJ!
561名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 00:57:20 ID:nNxnmj1r
コテハンウザイ
562名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 09:08:21 ID:aa1iZEXr
>>558
確かにどうでもよかったですw
どうも、いまだに勝手がわからなくて。
563名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 11:03:19 ID:a6k/iSNe
久しぶりに来たらベレゴンドがいた。
うれしかった。
564名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 20:36:21 ID:0Wsgd5Xf
以下、7スレ消費。
565フロド×メイドサム 天高し1/7:2005/04/12(火) 20:42:47 ID:0Wsgd5Xf
 雨がさらさらと降っていました。水の辺村へ到る村道は、夜を迎えて寒さを増していました。
垂れこめた灰色の雨雲が、北の丘陵地帯を低くかすめて流れています。
 フロドの持つランタンの明かりが、パカパカと走る子馬の歩調に合わせて小刻みに揺れていま
した。その後ろを子馬のビルが、サムを乗せて続いていました。
 エルフのマントをすっぽり被ったフロドとサムは、闇に消えうせてその姿を認めることができ
ませんでした。時折フロドの背を伝い落ちる滴が、燈火を受けてきらりと光るばかりでした。
 道の両側に銀杏がその大きな枝を、網の目を織るようにして張り出しています。それらはサム
が手ずから植えた木々でした。
 銀杏の苗木はこの一年ですくすくと燃え立ち、秋が訪れる頃には、見事な金色の葉を茂らせる
並木となりました。のどかな午後、鮮やかな落ち葉は宝蔵から金貨がこぼれ出るかのように散り
ました。
 二頭の子馬は色あせた金貨の残骸を踏みしめながら、足並みを早め走って行きます。
 かれらの行く手に、緑竜館のにぎやかな明かりが見えてきました。建物の前で大きく鼻を鳴ら
し子馬は止りました。フロドは馬から跳び降りると、サムが子馬たちを小屋へ連れて行く間、軒
の下でそぼ降る雨をしのぎました。
 頭巾を外して雨粒を肩から払うと、体が冷え切っているのかフロドは少し震えました。サムが
戻って来ました。フロドは笑い声がさんざめく、緑竜館の閉めきられた扉を押しました。

 メリーとピピンは勢いよくパチパチとはぜる暖炉のそばの一等席で、腰を並べてかけていまし
た。ジョッキが四つ五つ転がっています。鉢の中のあげた魚やじゃがいも、炒ったクルミは残り
僅かでした。
 「あなたたちが遅いものだから、待ちくたびれてしまいましたよ!」メリーがジョッキを振り
いいました。
 「君たちがすっかりできあがるくらい、わたしたちは遅れてしまったのだろうか?」フロドは
マントを脱ぎながらいいました。
566フロド×メイドサム 天高し 2/7:2005/04/12(火) 20:44:16 ID:0Wsgd5Xf
 「手紙で約束した時間よりどう少なく見積もっても三十分は遅れていますよ、親愛なフロドさ
ん。それにサムお嬢さん。」ピピンがいいました。「たった一マイルが何だっていうんです? 
僕たちははるばるバック郷からやって来たっていうのに!」
 「わがメリアドク氏とペレグリン氏の底なしのほどといったら、感嘆せずにはいられないよ。
ねえ、サム、そう思わないかい?」
 二つのマントをよく乾かすために、暖炉近くの壁へ掛けていたサムが振り返りました。「そう
ですだね、フロドの旦那様。」かの女はいいました。「そう思いますだ。」
 「まったく、やっと出てきてくれたと思ったらこれですからね。」メリーは炒ったクルミを友
人へ差し出しました。「フロド、あなたは近頃とんと顔を見せてはくれませんね。ぼくたちはい
つだって大歓迎なんですよ。その腰に生えた根っこを引きちぎってでも堀窪へいらっしゃい。」
 「たまにはご馳走を五臓六腑へ詰め込むのもいいかもしれない。」と、フロドがいいました。
「後片づけの心配をしなくてもいいのなら! そうであれば、丸一日馬を走らせたっておつりが
くるよ。」
 サムはジョッキを運んでくるとフロドの前へ静かに置き、自分もビールを飲むために腰を下ろ
しました。
 メリーがジョッキを高々と掲げました。「これから長きに渡って続くフロド・バギンズ氏の健
康を祝い、」かれは朗々といいました。サムやピピンがそれに賛同の意を示しました。「そして
見違えるばかりに麗しくなった今夜のサム・ギャムジー嬢を祝福して!」
 「冗談は仰るもんじゃねえですだ、メリーの旦那!」ジョッキをどしんと叩きつけて、かの女
はいいました。「おらをからかうっちゅうなんて、そりゃ人が悪いですだ。」
 「怒る必要などないじゃないか。」と、ピピンがいいました。「褒め言葉はビールと同じ、多
ければ多いほどいいのだもの。サムはその恩恵にあずかるべきだと、ぼくは思うね。」
 「サムはめっきり女らしくなってしまいましたよ。いったい全体、かの女に何が起こったんで
す?」メリーはフロドに聞きました。フロドは火を見つめたまま、何もいいませんでした。
 「いとこのバギンズさんは耳が聞こえないらしい。」と、ピピンがいいました。「わからない
なあ。何をそんなに気を塞ぐことがあるんです?」
567フロド×メイドサム 天高し 3/7:2005/04/12(火) 20:45:28 ID:0Wsgd5Xf
 「メリーの旦那にピピンの旦那、」サムが口をはさみました。「おらまだ、ご朝食のご希望を
伺ってないですだ。」
 「聞くまでもない!」と、ピピンが叫びました。「ぼくには、じゃがとチーズがたっぷりのっ
たこんがりおいしい、子羊のひき肉パイをぜひ頼む。」
 「おやおや、これではきっとうちの食物倉は一日で空になってしまうね。」と、フロドがいい
ました。「こんなことなら、店という店から食糧を買い占めておくべきだったなあ。」
 「そうしておいた方がよかったかもしれませんよ。」メリーがいいました。「ぼくらは当分ご
厄介になるつもりなんですから。」

 大きなコーヒーわかしが食堂の暖炉でしゅんしゅんと音を立てていました。テーブルに置かれ
た赤い笠のランプを囲むように、四人はそれぞれ椅子に座って、熱いコーヒーをすすっていました。
 雨はあがり、空を走るちぎれ雲の間から月が顔を覗かせていました。お山一帯は冴え冴えとし
た月光に照らされ、どこもかしこも静かに眠りこけています。袋小路屋敷の丸い窓だけが赤々と
燃えていました。
 「新しい出来事についちゃ、まったくここは赤ぶどう酒の樽ですよ。」と、メリーがいいまし
た。「目新しい知らせなど何もない。実に寝ているようじゃないですか。赤ぶどう酒なら寝かせ
るだけ素晴らしくなってくれますがね。」
 「そんなことはない、サムは毎日庭の仕事をしているし、木を世話するために遠くまで出かけ
ている。」と、フロドがいいました。
 「それはぼくたちも知っています。」と、メリーはいいました。「そうではなくて、あなたの
ことですよ、フロド。ここから出ることはないんですか?」
 かれはのろのろと頷きました。
 「呆れた、干し果物になる気ですか?」
 「ごめんください、メリーの旦那。」と、サムがふうふう冷ましながら飲んでいたコーヒーを
口から離していいました。「旦那様はちゃんと外出なさいますだ。夜になって星なんかが出てる
っちゅうと散歩しなさりますだよ。」
568フロド×メイドサム 天高し 4/7:2005/04/12(火) 20:46:32 ID:0Wsgd5Xf
 「夜の散歩だけですか? 夜の散歩だけ!」メリーはカップを放り出さんばかりでした。「ぼ
くは干からびたあなたに水をかけて元へ戻してやるなんて事、真っ平ごめんですからね。」
 「メリー、君が心配してくれるのはとてもありがたいよ。」と、フロドがいいました。「だが、
わたしはこのままでいいんだ。」
 「サムはどうなんだい?」メリーは問いかけました。「サムはどう思う?」
 「旦那様がいいと仰ってますだ。なら、おらはそれでいいですだ。」サムは答えました。
 「ああ!」メリーは天井を仰ぎました。「ぼくはあなたたち二人に、水をかけてやらなけりゃ
いけない羽目になるんだ。」
 「おや? クリームがもうないぞ。」ピピンが小さな壺を覗き込んでいいました。「ぼくが新
しいのをとってこよう。」
 「台所のクリーム壺はもう底ついてますだ、ピピンの旦那。今朝もらってきたのがこっちにあ
りますだよ。」サムは立ってピピンを案内して行きました。
 「ぼくの話を聞いていたホビットは誰もいないのか!」ピピンとサムの消えた戸口に向かって、
メリーが声を張り上げました。二人の姿はすでにありませんでした。

 「この辺りの連中ときたら、」メリーは一息ついていいました。「あなたが姿を現さなけりゃ、
あなたがどれだけ立派かという事も、それだけ忘れてしまうんですよ。現に『あのいかれバギン
ズ』だなんて口にするやつらも出てきているんですからね。」
 「いいたいやつには、いわせておけばいいさ。」と、フロドがいいました。
 「あなたときたら手ごたえがまるでなしだ。」メリーはいいました。「サムはどうなります?」
突然の質問にフロドはぎょっと驚いたようでした。「かの女は袋小路でこのまま生涯を過ごすん
ですか?」
 「わたしは、サムの幸せを願っているよ。」フロドは口ごもりながらいいました。「だが、そ
れはしばらく後になるのではないだろうか。サムはそういったことを、まったく考えていないよ
うだから。」
569フロド×メイドサム 天高し 5/7:2005/04/12(火) 20:47:29 ID:0Wsgd5Xf
 「それはあなた次第じゃないでしょうか。」メリーがいいました。「あなたの返答次第ですよ、
親愛なフロドさん。」
 「どういうことだね?」フロドは心配そうにかれの方を見ていいました。「わたしにはよくわ
からないが。」
 「これだけは教えてくれてもいいでしょう、フロド、かの女と一緒になるのか、ならないのか
ぐらいは?」フロドはコーヒーを吐き出してしまいました。テーブルや絨毯に丸い染みが点々と
つきました。メリーは急いで拭く物を持ってくると、そこいらの掃除にかかりました。
 「フロド、あなたが黄金の噴き出る秘密の泉を持っていなくてよかったと思いますよ。あなた
なら口を開けなくても、隠し場所を教えて回る事ができるでしょうから。」メリーはテーブルの
上もさっさときれいにするといいました。「さあ、すっかり白状なさい、正直者のフロドさん。」
 フロドは椅子から立ち上がりかけましたが、ふたたび腰をすとんと下ろすと、黙ってしまいま
した。メリーは待ちました。
 「わたしはどうすればいいのか、正直なところわからないんだ。」重い口を開いてフロドがい
いました。
 「家柄を気にしてるんですね?」
 「いいや、」と、フロドはいいました。「そんな簡単なことじゃないのだよ。」
 「じゃ、いったい何なんです?」メリーはお手上げだといわんばかりにいいました。
 「それはただ、」フロドがいいました。
 「だめですだ!」サムの声が聞こえました。「あの栗の砂糖煮はお茶の時間にいただくもので
すだ、ピピンの旦那。今は差しあげられねえですだ。」新しく中身が詰められた小さな壺を持っ
て、サムが現れました。
 「今年は豊作だったじゃないか。きっとサムも山ほど砂糖煮を作ったろう?」ピピンが続いて
入ってきました。「栗の砂糖煮、何て夜食にぴったりなんだろう!」
 「いくらホビットでも、寝る前に食うもんじゃねえですだよ、ピピンの旦那。」サムが壺をど
んとテーブルへ戻しました。メリーとフロドはびくっと跳び上がりました。「子馬に乗れなくな
っちめえますだよ。」
570フロド×メイドサム 天高し 6/7:2005/04/12(火) 20:48:21 ID:0Wsgd5Xf
 「明日のお茶の時間は何て遠いものだろうか。」ピピンは気落ちした様子で椅子に腰かけまし
た。「ところでお二人さん、何を話し込んでいたの?」
 「何も。」と、フロドがいいました。 
 「さあさあ旦那様方、お休みの時間ですだよ。あったかな羽根ぶとんはもう拵えてありますだ。」
サムはそういうと、食器を片づけにかかりました。
 「わたしも手伝おう。」フロドは腰をあげていいました。
 「サムが女らしくなったって?」ピピンが小声で呟きました。「ぼくには何も変わってないよ
うに見えるよ!」ピピンは用意された寝室へと向かいました。メリーはフロドとサムを一瞥する
と、首を振って食堂を後にしました。

 台所へ食器を運んでくると、サムはエプロンを着け、袖をまくりました。「フロドの旦那様、
残りはおらがやっちまいますだ。旦那様はもうお休みになってくだせえ。」
 「わたしも手を貸すよ。」と、フロドがいいました。サムがそれを遮りました。「それはいけ
ませんですだ、フロドの旦那様。お疲れになってますだよ、きっと。」
 サムは瀬戸物をたらいへ入れ終えてしまうと、石けんを泡立て、一心に洗い物を始めました。
フロドは仕方なく、普段サムが生地をこねるために使っている台に座ると、洗い物をするかの女
の後ろ姿を見つめました。
 「今日はわたしのところへ来るかね、サム?」と、フロドは聞きました。「どうだろう?」
 ざぶざぶと洗う手を止めずにサムは答えました。「メリーの旦那にピピンの旦那がおられます
だよ、フロドの旦那様。」
 「そうだね。」と、フロドがいいました。「お前の部屋もわたしの部屋もかれらの寝室に近い。
ここはそうじゃないと思うが?」
 「今日はもう遅いですだ。」と、サムはいいました。「それに、ここはせまいですだ。」
 フロドはしばらく口を閉ざしていましたが、サムの背中へ不意にいいました。「サム、お前は
袋小路を出て行きたいと思うかい?」
571フロド×メイドサム 天高し 7/7:2005/04/12(火) 20:49:24 ID:0Wsgd5Xf
 サムは仰天して振り返りました。「滅相もないですだ。」かの女はいいました。「考えたこと
もないですだよ。」
 「わたしは、お前を幸せにしてあげられるかどうかわからない。」と、フロドはいいました。
「お前は不幸になる前に、いつでもここを出て行っていいのだよ。」
 サムは泡だらけの手を体の脇に下げ、愕然と突っ立っていました。「旦那様の仰ってることが、
おら、わからないですだ。」かの女はいいました。「おら全然わかりませんだよ。」
 「わたしといてもお前が幸せになることがないのなら、お前が幸せになるために、わたしは何
でもしようと思っている。」と、フロドがいいました。「お前はジョリーと仲がいいね? かれ
はいいやつじゃないか。」
 サムは台所を飛び出すと、ばたばたと廊下を走り、ドアが打ち壊されるのではないかと思うほ
どの音を立てて、寝室の扉を閉じてしまいました。メリーとピピンはぐっすりと眠っているのか、
屋敷穴の中にものの動く気配は起こりませんでした。

(以下続く)
572名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 00:21:02 ID:jO9S6E55
サムたん可哀相―――!!!

しどいよ、しどい旦那だよ!
573名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 23:12:55 ID:iitkZ1K7
書き手さんご光臨!
旦那、なんもわかってないよ!!!サムたん----!
574名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 13:20:59 ID:ovwtxDN1
つ、続きをー!
575名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 23:19:01 ID:mTSTwy0E
サムたんせつないよよサムたん(;´Д`)ハァハァ
職人様続きをお待ちしております。
576名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 09:57:00 ID:RnnHztaK
>>565->>571のつづき。以下、10スレ消費。
577フロド×メイドサム 1/10:2005/04/19(火) 09:59:25 ID:RnnHztaK
 緑の野に朝靄の立ちこめる一日の始まりがやって来ました。袋小路屋敷の冷え切った廊下を、
フロドはひたひたと歩いていました。
 かれはサムの部屋の前で立ち止まると、そっと扉を叩きました。中はひっそりとしています。
物音ひとつしませんでした。かの女はぐっすり眠っているのか、はたまたまんじりともしてい
ないのか、それは知る術もありませんでした。
 薄らいだ靄の中から赤々と陽が昇り始めました。お山の下に広がる牧場ではきらきらと露が輝
いています。空は天高く澄み渡り、草の実は一面に香っていました。開け放した西向きの窓から
は、気持ちのよい風が吹き込んでいます。バスケットを持ってピクニックへ出かけて行くには、
もってこいの日和でした。
 フロドは薄暗い台所でピピンが希望した通りの子羊のひき肉パイを作ると、窯へ入れて出来上
がりを待ちました。
 二人の客たちはのんびりと起き出してきました。メリーは気遣わしげな視線をフロドへ送って
います。フロドは熱々のご馳走を振る舞い、屋敷の主人としての務めを果たすことに精を出しま
した。
 最初の朝食が終わり、ふたたびサムの部屋へ行ったフロドは、手つかずの食事が載せられてい
る盆を見つけました。それは、かれが先ほどかの女のために置いたものでした。
 「何て心地よい日でしょうね、フロド。」ピピンは暖炉のそばの椅子に腰かけ、足ぶとんに足
を放り出していいました。フロドは窓辺に座り、日差しにまどろむ芝草を飽かずに眺めていまし
た。かれは身動きひとつしていませんでした。
 二回目の朝食はサムが焼いて油紙でしっかり包んでおいた、かぼちゃの種入りマフィンでした。
フロドは前にもまして食欲を見せませんでした(お客たちのマフィンには栗の砂糖煮が添えてあ
りましたが)。
 「ぼくはビルボのように有益なことをいえませんが、」メリーが見兼ねていいました。「これ
からピピンと散歩へ行こうかと思います。蛙村の浮木亭まで出かけますから、帰りは夜遅くにな
るでしょう。」
578フロド×メイドサム 2/10:2005/04/19(火) 10:00:21 ID:RnnHztaK
 メリーとピピンは子馬に乗って出かけて行きました。フロドは二人を見送ると、静まり返った
袋小路屋敷へ戻って行きました。かれはもう一度サムの部屋をノックしてみましたが、返ってく
るのは、相も変わらず空しいこだまだけでした。
 「サム、サム?」フロドはそっと呼びかけました。「出てきておくれ。」
 答えはありません。かれは待ってみました。やはり応答はありませんでした。
 フロドは壁を背に寄りかかると、ずるずると腰を下ろして、床の上へ座り込んでしまいました。
かさかさと穏やかな風が吹き渡る庭からは、けたたましいムクドリの歌声が聞こえていました。
 廊下にこぼれている日差しが黄色くなってきたようでした。黄昏が近づいてきていました。
 そのとき唐突に、サムの寝室のノブがかちゃっと回りました。フロドは立ち上がりました。か
れの姿を見て、サムは怯えたようにまた扉を閉めようとしましたが、フロドがそれを手で押し止
めました。
 「待ってくれ、サム。」
 サムは陰に隠れてしまっていました。かの女は奥へ引っ込まないかわりに、こちらへも出てき
ませんでした。
 「姿を見せておくれ。」フロドはいいました。「お願いだから。」
 「おら、旦那様に、ひどいこと、いわれちまいましただ。」サムはいいました。かの女の声は
とてもしわがれていました。
 「わかっている。わたしは謝りたいのだ。許してくれとはいわないよ。」と、フロドがいいま
した。「わたしの罪は大きいから。」
 サムは黙然としていました。しばらくして、かの女が一歩、二歩と戸口へ近寄ってくる気配が
しました。フロドはかの女を怖がらせないように、ノブを握りながらも、少し退きました。
 「おら、ひどい顔ですだよ。」と、サムはいいました。「こんな顔、見せられないですだ。」
 「何だっていい。」フロドはいいました。「さあ、おいで。」
 かれは扉を目一杯開けてしまうと、すくんで立っているサムを、腕の中へ引き寄せました。
579フロド×メイドサム 3/10:2005/04/19(火) 10:01:08 ID:RnnHztaK
 かの女はすっかり瞼を腫らし、頬には幾筋もの乾いた痕がついていました。エプロンはしわく
ちゃでした。フロドはかの女のこんがらがった捲き髪を撫でつけて整えてやりました。「さぞ
お腹が減ったろう?」
 「ものすごくお腹が空いてますだ。」哀れなサムはいいました。「胃袋が、空の袋みてえにぽ
こぽこ揺れてますだよ。」

 食堂の椅子にサムを腰かけさせて、フロドはとっておいた朝の残りを持って来てやりました。
 最初のうちこそ、かの女は主人の目を気にしながら遠慮がちに食べていましたが、やがていつ
ものような元気を取り戻すと、あっという間に皿の上を片づけてしまいました。
 その様子を見守っていたフロドはサムに食後のお茶を注いでやり、デザートはどうするかと聞
きました。
 「おら、食べ過ぎちまいましただ、フロドの旦那様。もう結構ですだよ。」かの女は我に返っ
ていいました。
 「わたしに遠慮はいらないよ。」と、フロドはいいました。「お前が焼いてくれた種入りマフィ
ンはまだまだ残っているのだから。」
 サムはフロドの言葉に甘え、種入りマフィンを三つ平らげました(一緒に添えられていた栗も
同様でした)。満腹になって安心しきったかの女を、フロドは眺め入っていました。
 「気は済んだかね?」フロドはいいました。
 「おら、旦那様ともう口きかないはずでしただ。」サムは自分のエプロンを見つめながらいい
ました。「口きいちゃいけないはずでしただ。」
 「よかったよ。そうならずにすんでね。」と、フロドはいいました。「もちろん、わたしによっ
てできたお前の傷は、すぐに癒えはしないだろう。」
 「そんなこと仰らないでくだせえ、フロドの旦那様。」かの女は慌てていいました。「出て行
かなきゃなんねえのなら、おら、すぐにでも荷物まとめて出て行くつもりでおりますだよ。おら、
ちゃんといわれた通りにしますだ。」
580フロド×メイドサム 4/10:2005/04/19(火) 10:01:51 ID:RnnHztaK
 「よしてくれ!」フロドは叫びました。そしてかれは、サムの傍らへ行くと屈み込みました。
「もう二度とそんなことはいわないでおくれ。わかったね?」
 かの女はおずおずとかれを見返しました。「旦那様がそう仰るなら、おら、いいませんだ。」
 「サム。わたしの隣で眠り、わたしの隣で微笑んでくれ。そして、わたしを愛してほしい。」
フロドはいいました。「いつまでも。」
 サムはきょとんとしました。「おらには、」かの女はいいました。「夫婦になりてえって仰っ
てるように聞こえますだよ、フロドの旦那様?」
 「そうだよ、サム、わたしはお前と結婚したい。」フロドがいいました。「だめだろうか?」
 「聞かれても困りますだよ、フロドの旦那様。」サムが答えました。「たとえ旦那様が月へ上
られちまっても、おらは後ついて行きますだ。だめだなんて、考えられねえですだよ。」 
 フロドはサムを抱きしめ、その手でしっかりとかの女を包んでやりました。
 かの女はフロドにぎゅっとしがみつき、かれの肩に顔をうずめました。
 フロドはサムの頭を撫でてやりましたが、その表情は心から安堵を得たようでいて、途方に
暮れてもいるようでした。

 「わたしの部屋へ行こう。」フロドがサムに囁きました。かの女はフロドに手を引かれ、かれ
の寝室へ向かいました。部屋の床には丸い窓枠の細長い影が、黒々と模様を描いていました。
 フロドは緑色のチョッキの大きな金のボタンを外して、籐椅子の背にかけました。
 サムは後ろから手を回して、かれのシャツのボタンを外し、脱がせてやりました。フロドの背
には、服の中からでも感触の確かな、かの女の乳房が押しつけられました。二つの柔らかな乳房
は、先がすでに尖っている様子でした。
 フロドはサムの手をとってこちらへひっぱると、かの女のシャツを逃がせ、はいているものも
取り去りました。腕を上げさせ肌着を取り除くと、かの女は一糸纏わぬ姿となりました。それは
ミルクの色をした肌でした。
581フロド×メイドサム 5/10:2005/04/19(火) 10:02:53 ID:RnnHztaK
 「ちっとばかし寒いですだ。」サムは小声でいいました。かの女は心持ちフロドに寄り添いま
した。フロドはかの女をふかふかの羽根ぶとんの上へ押し倒しました。「すぐ気にならなくなる
はずだよ。」
 かれはサムの乳首を丹念になめ回しました。なめているうちに、かの女の尖端はより硬くなっ
て、段々と血の滴るような赤になっていきました。フロドの片方の手は、かの女のもう片方の大
きな乳房を、もみ潰すようにつかんでいました。
 サムは苦悶に表情を曇らせました。フロドはかの女を見上げると、割れた場所の溝を、焦らし
ながら指でなぞりました。かの女の眉間のしわが深くなりました。赤い口から歯がちらとこぼれ
ました。かれは舌を使ってかの女の乳首をなめ、指を使ってかの女の裂け目をこすりました。
 サムの口から熱い息が溢れました。「旦那様、フロドの旦那様。」かの女は、上の空で主人の
名を呼びました。
 それに応えるように、フロドはさらに指を奥へ入れ、入り口の上部をこそげ落とすかのように
指の腹でさすりました。かれの片手は見る間にずんずんと濡れていきました。
 「そこは、おら、いやですだよ。」サムは頬を火照らせていいました。「だめですだ。いやで
すだ。」
 フロドはますます執拗に指の腹を動かしました。かの女の肢体はひく、ひく、とひきつりまし
た。太ももを跳ね上げようとするかの女の脚を、フロドは押さえなければなりませんでした。
 かれは親指でサムの小さな芽を探し出し、赤く膨れたそれをいじりました。かの女は弓なりに
なり、湿った乳房は大きく突き出ました。
 フロドはズボンが内側から押し上げられるのを感じていました。そればかりか、それはぬめぬ
めとしています。かれは紐を緩めるとズボンを引き下げて、自分のものをかの女の割れ目へ入れ
ました。しかし深く突かないまま一回、二回、上や下へ動かしただけで、フロドはそれを引き抜
いてしまいました。
582フロド×メイドサム 6/10:2005/04/19(火) 10:03:51 ID:RnnHztaK
 サムは頭を左右に揺らし、悶えました。かの女は苦しげに息を吸っています。頬はリンゴのよ
うで、胸もとも真っ赤です。くびれた腰から丸く盛り上がっているお尻は燃え上がるようでした。
太ももの間には茶色い捲き毛が濡れて光っています。開かれた脚の間からは、赤いびらびらとし
たものが飛び出していました。
 フロドはもう一度浅く入れると、ふたたび引き抜いてしまいました。かの女は今にも泣きそう
な声を出しました。
 サムは閉じていた目を開けて、フロドをじっと見つめました。かの女は何かを求めているよう
でしたが、何もいいませんでした。目の縁は涙が滲んで、淫らに赤くなっています。
 「何をしてほしいのだね?」と、フロドは聞きました。「いってごらん?」
 かの女はひどい仕打ちを受けたといわんばかりに顔をゆがめました。
 サムにとって交わることと、自分から交わりたいなどと口に出すことは、まったくもって別の
事でした。かの女の目じりは一段と赤くなりました。
 「そんなこといえませんだよ、フロドの旦那様。」かの女は脚の間にある疼きを感じながら、
それでも首を振りました。「とんでもない事ですだ。」
 かの女はそういいながら、喉を引っつかせては唾を飲み込み、激しく喘えいでいました。瞳は
像を結んでいないかのようでした。
 フロドは手をついて、サムの顔に自分の顔を近づけると、キスをしました。かれは舌を、かの
女の舌のつけ根へ絡ませました。かれは口をあまり離さずに舌を抜きました。
 「今のはどうだったろう?」糸を引いた口のままフロドはたずねました。「気持ちがよかった
だろうか?」
 サムが小さく頷きました。フロドは唇でかの女の唇をゆっくりとこすると、自分のものを握り、
深く押し込みました。サムの体がつ、つ、と痙攣しました。すると、フロドのそれはかの女に吸
い込まれていってしまうかのようでした。
 そのため、フロドはすぐにでも出してしまいたい気持ちになりました。かれは、そうしてしま
わないよう気をつけて、かの女を突き上げました。
583フロド×メイドサム 7/10:2005/04/19(火) 10:04:37 ID:RnnHztaK
 サムは言葉になっていない声を上げましたが、その中には時おり、「フロドの旦那様。」とい
う呼びかけが混じってもいるようでした。
 サムの太ももをつかみ、それを力いっぱい押し広げて、フロドは何度も自分のものを入れたり
出したりしました。そしてとうとうかれの限界は達し、フロドは小さく震えると白いものをほと
ばしらせました。それは二度、三度と続き、止まりました。
 サムは細い喉を見せて横たわっています。フロドは鼻から大きく息を吐いて、呼吸を落ち着か
せました。かの女から離れるとき、かれはまだ幾分、猛りを残していました。
 サムが身を起こしました。フロドはズボンをはこうとしています。かの女は後ろからそっとか
れの腕をひっぱりました。
 「なんだい、サム?」フロドは振り返っていいました。
 「どこへいらっしゃいますだか、フロドの旦那様?」サムは体に毛布を巻きつけて、ぎこちな
くいいました。「もう、行ってしまわれますだか?」
 フロドはサムに笑いかけました。「わたしもここに残っていたいのは山々だが、」と、かれは
いいました。「二人を迎えに行ってやらなければいけないのだよ。かれらに話したい事もあるか
ら。」フロドは立ち上がりました。
 「……あのおら、あれですだよ、フロドの旦那様。」サムは困ったようにいいました。「……
旦那様。」結局、かの女は言葉に詰まってしまいました。
 「わたしのサムはどうしてしまったのだろう?」フロドはふたたび腰を下ろしていいました。
サムは胸もとの毛布をかき合わせ、うずくまるようにしてフロドを見上げています。華奢な肩に
は、風に散るたんぽぽのようなうぶ毛が生えていました。
 「おらが何かいっちまっても、変な顔しないでくだせえ、フロドの旦那様。」サムはまるで追
い詰められた仔ウサギのようでした。
 「もちろん、わたしは変な顔などしないよ。」フロドは約束しました。
584フロド×メイドサム 8/10:2005/04/19(火) 10:05:39 ID:RnnHztaK
 「……あの、もう一度、フロドの旦那様の、それを、おらに入れてくださいますだか?」サム
は毛布を頭からひっかぶってしまいました。中からくぐもった声がしました。「いいましただ。
おら、いいましただよ。」
 フロドはかの女が隠れている毛布をめくりました。「お前は何といったのだろう?」かれは
いいました。「聞こえなかったように思うが?」
 「いいましただ!」かの女は真っ赤な顔を覗かせていいました。「人が悪いですだよ、フロド
の旦那様。おら、いいましただ、ちゃんといいましただ。本当ですだよ。」
 フロドはサムをあやすように抱くと、肩をとんとんと叩いてやりました。「どうやら、わたし
の悪ふざけが過ぎてしまったようだ。」かれは、どうかとすると笑ってしまいそうでした。
 「おらをからかったって、面白いことなんかねえですだよ。」サムは憤然といいました。しか
し、かの女はすぐに消え入るような声で続けました。「おら、ほんのちっとばかしでいいですだ。
フロドの旦那様と一緒にいたいですだよ。」
 フロドはサムを仰向けにさせると、脚を開かせ、痕がつくほど激しく太ももを吸いました。そ
して、かれは血が熱く流れているものを、かの女の中へ強く突き入れました。 
 すでにぬめりのあるかの女の裂け目へ、引き込まれるようにそれは入っていきました。かの女
の捲き毛にかれの毛が絡み、こすれました。フロドはかの女の両脚を持ち上げて、片方ずつ自分
の肩へのせました。
 「何てことしなさいますだか、フロドの旦那様。」かの女はかすれた声でいいました。「おら、
こんな格好、恥ずかしいですだよ。」
 サムは拒もうとしましたが、フロドがより深く腰を落としたので、かの女は体を押しつけられ
てしまい、それでも勢いよく仰け反ってしまいました。
 「こんな事、だめですだ、いやですだよ、フロドの旦那様。」かの女はいいました。
 サムは自分のはしたない姿が信じられない様子でした。けれどもその気持ちとは裏腹に、かの
女の割れ目は、奥底を何度もフロドに打ちつけられて、ますますいやらしい音を立て始めている
のでした。
585フロド×メイドサム 9/10:2005/04/19(火) 10:07:07 ID:RnnHztaK
 「旦那様、フロドの旦那様。」サムは、思わずうわ言のような切ない声を出しました。かの女
はその上、あろうことか「もっと、もっとですだ。」と、かれに懇願してしまいたくなったので
した。かの女は慌てて口をつぐむと、息を殺しました。
 ざくろのように汁を滴らせている場所を、フロドによって上へ向けさせられたまま、サムは声
を抑えました。かの女は恥ずかしい欲求を漏らさぬよう、必死に耐えているのでした。
 「おら、だめですだ。」サムは泣きそうでした。「おら、とてもだめですだよ、フロドの旦那様。」
 フロドは総身のすべてでかの女へのしかかっていました。かの女の割れた場所は、ひどくひしゃ
げていますが、中ではかれのものを高く低くに吸いました。フロドは、目まいを覚えるかのよう
な気持ちでした。
 かの女をつかんでいたかれの手が、汗で滑りました。フロドは思わず手をつきました。
 「フロドの旦那様、もう、おら、」サムが声を張り上げました。
 かの女はぞくぞくとたばしる戦きに細かく揺れ、フロドの首へ腕をきつく回しました。フロド
は、かの女に促されるかのようにそれを放ちました。
 静けさが戻るとフロドはしばらくの間、サムの隣に身を横たえて微動だにしませんでした。サ
ムは、かれの頬をそっと触りました。「フロドの旦那様。」かの女の声は知らず知らずのうちに、
甘えるような響きになっていました。
 フロドはサムにキスを繰り返してやりました。かの女は笑い転げました。
 丸い窓の外はすでに帳が下り、おぼろな月明かりが差し込んでいます。空には星の瞬きが白々
と輝いていました。日が暮れてからいったいどれほど経つのか、時の流れは野に休んだまま、動
かなくなってしまったかのようでした。
 落ちている服をひとつずつ拾って、フロドはいいました。「さあ、かれらを迎えに行こう。」

 フロドは蛙村へ出かけるため、子馬の馳夫に乗ってお山を下りて行きました。サムは玄関先に
立ち、いつまでもその背中を見守っていました。かれの姿が消える寸前、風に運ばれてかすかな
歌声が聞こえてきました。
586フロド×メイドサム 10/10:2005/04/19(火) 10:07:57 ID:RnnHztaK

 道は、はてしなく続く。
  岩をこえ、木をくぐり、
 誰も踏まない荒れ野のなかを、
  海へいきつくだろう流れのそばを。

 道は、はてしなく続く。
  雲の陰に、星の下に、
 とはいえ、遠くさまよった足も、
  いつかは、歩みを止めるだろうか。

 屋敷穴へ戻ろうとしたサムは踝を返しました。フロドは道を曲がり、もうその姿はありません
でした。冷たい夜風に黒い木立の群れが、ざわざわと高く伸ばした両手を揺さぶっていました。
かの女は道の途切れる辺りを、いつまでも不安げに見やっていました。

(完)
587名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 14:26:28 ID:pLWLHhls
続きキタ━━━━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━━━━!!!!
旦那の言葉ぜめ(;´Д`)ハァハァ

どこまでも気がきいてるメリーとどこまでも能天気なピピンにもこっそり(;´Д`)ハァハァ
588名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 15:27:16 ID:lJgirIF7
かわいくて甘酸っぱくてせつなくて、みんなの初心を思い起こさせる
名作が読めるのはこのスレだけ!!!!

書き手さんに、いま家の庭で咲いてるパンジーの花束を贈呈したい!
589名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 03:57:58 ID:kDT0pvHy
ああ、サムたんは一途で純粋で本当にかわいいなあ。
この終わり方って事は、続き期待してもいいのかなあ?
これからのせつない展開をぜひ読みたいっす!
職人様、なにとぞ…!
590名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 23:04:01 ID:nFue4K9m
保守
591名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 13:03:51 ID:ZY4EgP1v
保守保守。
592名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 02:35:34 ID:rHO6ZA5o
保守保守保守。
593名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 18:38:43 ID:+lJfCmVA
594名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 08:09:46 ID:45q1VCCS
保守保守保守保守。
595名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 14:22:25 ID:X6s9Qj83
もうちょっとかかりそうです。というわけで保守。
596名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 15:37:38 ID:4QP+bV7z
>>595
職人様ですか?
超お待ちしてますので、ガンガッテくださりませ〜
そして保守。
597名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 23:54:06 ID:6Ubl820f
トロルのチンコは身体に対して小さい方なんだろうか、でかい方なんだろうか。
598名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 00:04:18 ID:I94Jk79v
>>597
何となく小さそうな気がする。根拠はないけどw
トロルって女もいるの?
599名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 19:13:34 ID:B+iRfUnU
女のトロルもいるとなんだか楽しそう。
夫婦漫才してそうで。
600名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 20:32:37 ID:D/FSJ3Q6
600get
601名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 21:29:22 ID:CbDzLJe6
トロルって言うと、ドラクエのトロルを想像しちゃうな。
…あんまりエロは見たくないw
602名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 22:46:00 ID:HDPMMHZd
女体化したトム・バート・ビルなんて痴女確定だと思うけどな。
ガンダルフの声に騙されて延々とえろろ行為を続け、ついには
朝が来てイヤンバカンな体勢のまま石化。
603名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 19:47:14 ID:BS/Vm7VW
以下8スレ消費。
604フロド×メイドサム(題未定) 1/8:2005/05/24(火) 19:49:07 ID:BS/Vm7VW
 水の辺村にある小さな旅籠屋「つたの枝館」ではビールを一杯やっていい気分のホビットたち
が、熱心に話し込んでいるところでした。年の暮れが近づいてきて、かれらの口の端に上ること
といえば、それはユールをおいてほかにはありませんでした。
 去年のユールは水の辺村の掃討の後で、思いもかけずよいものとなりました。今年は運良く閏
年にあたりましたので、ホビットたちはすばらしい恵みの夏を、盛大かつ最大のライト重日で祝
うことができました。
 そんな訳で豊穣の夏を過ぎ、大豊作の秋を終えたばかりのホビット庄では、今や大人も子供も、
今年のユールにただならぬ期待を募らせていました。かれらは楽しげに指を折っては、あと幾日
と残り少ない日数を数えるのでした。
 「バーベリィじいさんとこじゃ、たんと作ったサンザシの酒でユールを飲み明かすって話よ。」
と、誰かが声高にいいました。「でもよ、酒をこしらえすぎたもんだからじいさん、穴ん中で溺
れちまったんだと。」周りのホビットたちからどっと笑い声が起きました。
 「ホブんとこは豚にやらねえといけねえくれえ小麦がとれたって話よ。」と、誰かが負けじと
いいました。「パンを山ほどこしらえて、近所に住んでるやつに誰かれかまわずご馳走しちまう
っていうのよ。あそこはじめじめしてるが、羨ましい限りじゃねえか。」
 かれらは飽きることなくこういった噂を披露しては、初めて聞いたかのようにしきりに感心し
あうのが常でしたが、この日も例によって、煖炉を囲むように一隅に集まっては、溜息をついた
り歓声を上げたりと忙しそうでした。
 「ところで、お山のバギンズ氏が結婚するってえおかしな話は知ってるかね?」と、先ほどの
ホビットが仲間にたずねました。
 「いいや、まったくもって知らねえなあ。それはいったい、何がおかしいんだね?」と、誰か
がいつものごとく聞き返しました。もう何日も前からこの辺りでは、バギンズ氏とかれの奉公人
である庭師のサム・ギャムジー嬢との結婚が、盛んに取り沙汰されていました。
 「俺が聞いたとこじゃ、結婚祝いは一のユールにやるって話よ。」と、たずねた方のホビット
がいいました。
605フロド×メイドサム(題未定) 2/8:2005/05/24(火) 19:50:23 ID:BS/Vm7VW
 かれらはここでいつものごとく眉をひそめました。何でまた辺りが飲めや歌えと大忙しの時分
に結婚祝いなんかするんだろう?
 かれらは考えたところで一向にバギンズ氏の真意など理解できませんでしたし、また理解しよ
うという殊勝な気持ちも起きませんでした。そこでしまいには必ずみなの納得する言葉を誰かが
叫びました。「そりゃ決まってる、あのバギンズだからさ!」

 一年のお終りの日である一のユールは、とても上天気とはいいがたい空模様で始まりました。
汚れた綿のような雲が、朝から黒々と寝そべり、地面めがけてひいやりした風を吹き下ろしては、
かわせみほどの速さで大空に枯葉を飛ばしていました。
 そんな中、一台の荷馬車がぶどう酒のびんを荷台にぎっしりと積んで、お山の坂道をごろごろ
と登ってやって来ました。御者台には厚地の暖かい衣服を着込んだ、でぶちゃんのフレデガー・
ボルジャーが座っていました。
 かれは袋小路屋敷の前で荷馬車を停めると、呼び鈴を鳴らすために御者台から跳び降りました。
するとかれより先に、荷馬車の音を聞きつけたメリーとピピンが、ドアを開けて現れました。
 「当日になってやっと来るなんて、ずいぶんゆっくりしていたもんだね、フレデガー。」と、
ピピンがいいました。ピピンとメリーはあれからずっと、袋小路屋敷に滞在していました。
 「いい気なもんじゃないか、フレデガー。準備はぼくらに押し付けとこうって腹積もりだった
のかい?」と、メリーがからかい半分にいいました。
 「何だか知らないがあんまりだな。ぼくはこうして手土産をたくさん持ってきたっていうのに。」
と、フレデガーがいいました。「ところであんたたち、フロドはどこだい?」
 「書斎じゃないかな。」と、ピピンが答えました。「フロドはこのところ、そこか寝室のどち
らかだもの。」
 教えられた通り書斎へ向かったフレデガーは、ちょうどフロドが部屋から出てくるところに出
会いました。
606フロド×メイドサム(題未定) 3/8:2005/05/24(火) 19:51:21 ID:BS/Vm7VW
 「フレデガーじゃないか!」と、フロドは目を丸くしていいました。「よく来てくれたね。」
 「あなたが結婚するなんて信じられませんよ、まったく!」と、でぶちゃんのボルジャーは感
極まるといいました。「まずおめでとうをいわなくちゃね。それからぼくがどれだけこのことを
喜んでいるか、言葉にするにはとても時間がいりますよ!」かれは今にも泣き出してしまいそう
でした。
 「ありがとうフレデガー、そういってもらえるとわたしは嬉しいよ。しかし実のところ、君が
来る前にピピンとメリーが何万回とおめでとうをいってくれたものだから、わたしは耳を塞ぎた
い心境だがね!」と、フロドは笑っていいました。「わたしは一生分を聞かされてしまったので
はないかと思うよ。かれらがいうには、わたしのような幸せ者は、ホビット庄どころかブランデ
ィーワイン川をずっと下ったっていないそうだ。」
 「かれらにしちゃあ、いいことをいう。」と、フレデガーはいいました。
 「ところで、君があんまり遅いものだから、もう来やしないんじゃないかと心配したよ、フレ
デガー。実は君に頼みたいことがあるんだ。」
 フロドはかれを書斎へ通すと、煖炉の前の椅子をすすめました。書き物机の上には、書類やら
手紙やらが散らかっています。羽根ペンはすっかり真っ黒でした。
 「あと一人分だけ残っていてね。」フロドはフレデガーに一枚の紙を手渡しました。それは見
たところ遺書のようでした。すでに赤いインクで六人分の署名がしてあります。一番先頭にハム
とっつぁん、その下にはハムソン、それからハルフレッド、ディジー、メイ、マリゴールドと続
いていました。これらはサムの父親と五人の兄弟たちの名前でした。
 「なぜメリーやピピンにさっさと頼まなかったのです? それにサムにも。」と、フレデガー
がたずねました。しごくもっともな疑問でした。
 「かれらはとても忙しいんだ。」と、フロドは答えました。「わたしはこの通り手紙を書いた
り出したりしている。かれらには家のことを任せっきりにしてしまっているんだよ。サムは袋枝
路だからね。ぜひ中身を確かめてみてくれ、フレデガー。おかしな所はないはずだから。」
607フロド×メイドサム(題未定) 4/8:2005/05/24(火) 19:52:47 ID:BS/Vm7VW
 フレデガーはいわれた通りじっくりとその文面を眺めました。それは遺書にしてはごく簡素な
ものでした。

 下記の事態において、妻の意思いかんに関わらず、夫は妻にそのすべての財産及びそのすべて
の権利を譲渡するものとする。

 一、夫が死亡した場合。
 一、夫の死亡が認められた場合。
 一、夫が夫自身の意思によりホビット庄を離れた場合。

 書かれていた文章はこれですべてでした。末尾にはかれの名前と日付がつけられています。フ
レデガーは、せっかくの晴れの日に水をさしてしまうのも悪いと思い、フロドから赤いインクを
浸したペンを借りると、どこかかれの体つきに似た書体で、さらさらと署名しました。
 「助かったよ、フレデガー。」と、フロドはいいました。「さあこれで何もかも整ったぞ。今
日はいい日になりそうだ。君も楽しんでいってくれ。」

 しかし、不意にフロドは台所から名前を呼ばれました。「フロド! フロド!」署名されたばか
りの書類を封筒に入れると、かれは部屋を出て、何事かとたずねました。
 台所では溢れた鍋を見回してピピンが呆然と立っていました。炉はもちろん、がっしりとした
ぶなのテーブルの上まで、至る所、料理が詰まった鍋で溢れていました。
 「これじゃあ、がちょうを二羽もあぶる場所なんてありませんよ。」と、ピピンがいいました。
「どうしたって鍋が多すぎる。」
 「メリーはどこだい?」と、フロドは聞きました。
608フロド×メイドサム(題未定) 5/8:2005/05/24(火) 19:53:39 ID:BS/Vm7VW
 「白くて穴の開いていないテーブルクロスを探してますよ。」と、ピピンは答えました。「な
んだってまた、今日になってからテーブルクロスを引っ張り出したりしたんだろう? せめてき
のうやればよかったんだ! そうすりゃ、間に合ったかもしれないのに。そのうえ銀のジョッキ
まで見つかりやしない!」かれは頭をふりふりいいました。
 「あんたたちはなぜ、一切合財だれかにやってもらわないんだい?」と、フロドの後を追って
台所へやって来たフレデガーがたずねました。「そうすりゃ早くすむし、そもそも、こんなに慌
てることはなかったろうにさ。」
 「そういったことはフロドに聞いてくれ給えよ!」と、ピピンが両手を振り上げていいました。
「ぼくたちだって不思議でしようがないんだから。」
 「わたしは、」と、フロドは気が進まぬ様子でいいました。「大袈裟にしたくないんだ。誰に
も知られなければ、それはとてもうまくいってるんだよ。」
 かれの謎めいた言葉に、フレデガーとピピンは顔を見合わせました。「とにかくわかっている
ことは、」と、ピピンがいいました。「十一時までにはたして間に合うかどうか、それは皆目わ
からないってことだ!」
 「ピピン、君は食堂の煖炉でがちょうを焼いてくれ。わたしはここをやろう。」フロドは袖を
たくし上げながらいいました。「フレデガー、蓋のついた銀のジョッキを探してもらえると、と
ても助かるんだが。」
 こうして袋小路屋敷の中は、瞬く間にせわしない空気で包まれました。のんびりと熱いお茶で
も飲みながら、結婚祝いの始まるのを待とうと考えていたフレデガーは、ちっとも釈然としない
様子でした。
 かれは穏やかなお茶の時間と引き換えに、屋敷穴中を引っかき回す破目になったのです。かれ
の横には同じように、躍起になってテーブルクロスを探しているメリーがいました。
 「新婦が同じ所に住んでいたなんて、確かにおかしな話だね。」と、フレデガーは着物部屋に
かけられた服をぐるりと眺め渡しながらいいました。そこにはフロドの物と一緒に、サムの持ち
物もかけられていました。
609フロド×メイドサム(題未定) 6/8:2005/05/24(火) 19:54:28 ID:BS/Vm7VW
 「だからサムは袋枝路にもどっているのかい? あのサムがよく承知したもんだ。」もしやサ
ムの服の間に銀のジョッキが隠されていやしないかと、それらをかき分けながら、フレデガーが
いいました。
 「承知なんかするものか!」と、片っ端から木箱を開けては中身を確かめていたメリーが、突
然顔を上げていいました。「まったく、サムがあれほど強情っぱりだとはね! かの女の姉さん
が二人がかりであっちへ引っ張って行ったようなもんだよ。」
 「ぼくはいなくて正解だったようだ。」と、フレデガーがいいました。「それはそうと、この
いい匂いを誰か止めてくれないか? ぼくは十一時までとても我慢できそうにないよ。」かれは
溜息をつきました。実際あたりには、お腹を空かさずにはいられない、かぐわしい匂いが漂って
いました。

 それは、詰め物をした二羽のがちょうが金串に刺さり、食堂の煖炉でこんがりとあぶられてい
る匂いでした。ピピンが丹念にそれらを回しながら、滴る肉汁をがちょうに振りかけていました。
 「これ以上の辛い仕事がいったいあるだろうか?」と、ピピンはいいました。「答えは否だ! 
決してあるものか!」
 「ピピン、独り言は後にしてくれないか!」と、フロドが台所から叫びました。かれは、がち
ょう以外のすべての料理を仕上げていました。
 陽は高く昇っているはずでしたが、朝よりも厚くなった雲に遮られ、その姿ははっきりと認め
られませんでした。滲んだような光が射すばかりです。煙を外へ追いやるため窓を細く開けて、
ピピンは空を見上げました。「まったく、なんて具合の悪い天気だろう。」
 その時、玄関の呼び鈴が高らかに鳴りました。「誰だい、この忙しい時に邪魔をしようってい
うのは。」ピピンは急いで玄関へ向かいました。ドアを開けてびっくりしたことには、サムが戸
口の前のステップに立っていました。
 「なんかおらにできることはねえですか? ピピンの旦那。」と、サムがいいました。「おら、
暇で暇で死んじまいそうです。」
610フロド×メイドサム(題未定) 7/8:2005/05/24(火) 19:55:19 ID:BS/Vm7VW
 「君はおとなしく袋枝路の家にいるって約束だったじゃないか。」と、ピピンはいいました。
「ぼくは早く帰ってくれとしか、君にいえないよ。」
 「準備はすっかり終わっちまってますだ、ピピンの旦那。おらちっともやることがねえです。」
 「ドレスはいいのかい?」と、ピピンは聞きました。
 「昔ディジーが着たのをちっとばかし直しただけですだ、後は着ればいいだけですだよ。おら
にはよくわかんねえですが。」かの女は、最近終わりを見せたばかりの、サムをより清楚に見せ
る袖の長さ、といった論旨の姉二人の議論にうんざりしていました。
 「とっつぁんはいってますだ。」と、サムは気を取り直していいました。「『料理も何もバギ
ンズの旦那が用意してくださる、こんなありがてえことはねえ。わしらは大助かりだ。』と。お
らもそう思いますだ。だからせめておらにフロドの旦那様のお手伝いだけでもさせてくだせえ。」
 ピピンはどうしたものかと思いあぐねている様子でした。かの女が袋枝路の家へ戻るまでは、
ちょっとした一騒動だったのです。
 サムはフロドとの旅で得た矜持を周りが想像する以上に持ち合わせていましたので、説得する
には相当の時間と労力が費やされました。かの女は主人の世話を放って置くなどということを断
固としてがえんじようとしなかったのです。
 「フロドの旦那様はどうなさってます、ピピンの旦那?」と、サムは手の中でエプロンを丸め
ながら聞きました。「かわりはねえですだね?」
 「大丈夫だよ、サム。」と、ピピンはかの女の不安を気遣うようにいいました。「ぼくたちが
ついているもの。」
 「あった! あったぞ!」というメリーの声が聞こえました。どうやらかれはテーブルクロス
を見つけ出したようでした。「待て、端っこにB・Bって刺繍してあるぞ。しまった、ビルボの
ハンカチじゃないか!」
 「フロド、本当に銀のジョッキはあるの?」フレデガーが心底疲れたという声で聞きました。
611フロド×メイドサム(題未定) 8/8:2005/05/24(火) 19:55:46 ID:BS/Vm7VW
 「頼むから探してくれないか!」と、フロドが台所から答えました。
 「今、とても立て込んでいるんだ。」ピピンは、不安がだいぶん増したような顔でかれを見上
げているサムに努めて明るくいいました。「でも、大したことはないよ。」
 「ピピン!」ふたたびフロドがいいました。「なんだか焦げ臭いぞ!」
 「いけない! がちょうを焼いていたんじゃないか!」かれは慌てふためくと食堂へ駆け出し
て行きました。後にはサムがただ一人、ぽつんと取り残されました。かの女はしばらく立ってい
ましたが、誰も現れる気配がないとわかると、こっそりと台所へ向かいました。


(以下続く)
612名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 10:30:32 ID:Q2jTmC1O
萌える、萌えるんだけど、遺言の文言…。・゚・(ノД`)・゚・。(板違い
613名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 21:45:38 ID:oQErzIbY
うは、職人様キテター(・∀・)イイ!!
どうするつもりなのさフロドの旦那!
614名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 20:21:15 ID:aULWdfNb
以下続き、9スレ消費。
615フロド×メイドサム(題未定) 1/9:2005/05/31(火) 20:23:03 ID:aULWdfNb
 台所ではフロドがパイを焼いたりえんどう豆を煮たりと、忙しく立ち働いているところでした。
サムはこっそり中に入り込むと、かれに声をかけました。「フロドの旦那様、おらです。サムで
すだ。」
 フロドは驚いて振り返りました。「やあ、サム。」台所は勢いよく燃え上がる炉の炎のせいで、
すっかり蒸し暑くなっていました。かれは手の甲で汗を拭うといいました。「どうしたんだね。」
 「お手伝いしに来ましただよ。」と、サムは小さな声で囁きました。
 「何か聞かれちゃまずいことでもあるのかい?」と、フロドは聞きました。
 「ピピンの旦那に見つかったらえらいことですだ。おら、追い返されちまいますだよ。」と、
サムは答えました。
 「それじゃあピピンの方が正しいといわなけりゃいけないよ、サム。そういう約束だったんだ
からね。」と、フロドはいいました。
 「わかってますだ。でも、ちっとだけですだよ。」サムはうずくまると、炉に薪をくべました。
 「向こうじゃ今頃、お前を探してさぞ心配していると思うがね。」と、フロドはいいました。
サムは黙りこくってかれを見上げるばかりでした。
 「わかったよ、サム。少し手伝ってくれ。」
 「おら、何して差し上げたらいいです?」サムはぱっと立ち上がるといいました。フロドはか
の女にソースを作ってくれるよう頼みました。かの女はごちゃごちゃとしたテーブルの上からジ
ャムのびんを探し出しました。
 「サム、わたしに会いたかったかい?」と、フロドは聞きました。
 「何を仰りますだか、フロドの旦那様。聞くだけ野暮っちゅうもんですだよ。おら、ものすご
く会いたかったですだ。」と、サムはいいました。フロドはそのかの女の手を握るといいました。
「お前から会いに来てしまっては、わたしは責任を持てないよ。」フロドはサムの腕を掴むと、
そのままかの女の体をテーブルの上へ押し倒しました。
 「鍋が焦げちまいますだよ。」大きな鉢や皿の間に窮屈に横たわりながら、サムはいいました。
「ソースはどうなさいます、フロドの旦那様?」
616フロド×メイドサム(題未定) 2/9:2005/05/31(火) 20:24:31 ID:aULWdfNb
 フロドは、かの女の胸あてのないエプロンを取ると、木綿のドレスの裾を捲くり上げました。
 「誰かが来ちまいますだ。」と、サムはフロドの手を押さえながらいいました。
 フロドはサムのペチコートもたくし上げ、かの女の脚を開かせました。白い腿をあらわにして
脚を広げるかの女の姿は、とても煽情的な眺めでした。フロドはかの女の腹や腕に、そして太も
もにもキスをしました。
 「メリーの旦那かピピンの旦那が来ちまったらどうします、フロドの旦那様?」サムはフロド
に胸もとのボタンを外されそうになり、慌てていいました。
 「そうならないことを願うよ。」フロドは、抗おうとするかの女の両手を押さえ込みながらい
いました。
 「おら、こんなとこ見られたくないですだよ?」と、サムはなおもいいました。「こんなとこ、
いやですだ。」
 サムの襟からかの女の白い肩を引っ張り出し、片方の乳房を剥き出しにしてしまうと、フロド
はいいました。「かれらは忙しいはずだ。だから安心おし、サムや。」
 フロドはかの女の乳房を歯を立てないようになめました。かの女の乳首は真っ赤に突き立ち、
波を打つようにして上下しました。かの女がたわむたびに、雪のような肌に肋骨が浮き出て、乳
房は潰れたようにゆがみました。フロドはかの女の腕を押さえていた手を離すと、かわりにかの
女の下半身をまさぐりました。 
 かれが下ばきの上からサムの割れ目をなぞると、かの女の湿った部分に布がなすりつけられま
した。すると傍目にもよくわかるほど、かの女が身悶えをしたのがわかりました。フロドは指を
一本、布越しにかの女の中へ入れました。
 サムは唇をきゅっと結んでいましたので声を出しませんでしたが、それでもとても感じている
ようでした。
 フロドはかの女のもう片方の肩も引き出し、乳房もあわせて剥き出しにしました。かの女の乳
首を交互に音を立てて吸いながら、フロドは下ばきの紐を外し、それを脱がせていきました。
617フロド×メイドサム(題未定) 3/9:2005/05/31(火) 20:25:29 ID:aULWdfNb
 「こんなとこ、見られたくないですだよ、フロドの旦那様。」と、サムはいいました。「おら、
いやですだ。」

 不意に、玄関で呼び鈴がリン、リンと大きく鳴らされました。フロドはびっくりして手を止め
ました。
 サムは、今までされるがままになっていたのがまったく嘘のように、急に飛び起きると叫びま
した。「マリゴールドですだよ、フロドの旦那様!」かの女のうろたえ方は、ただ事ではない様
子でした。「きっと、おらを探しに来たに違いねえです!」
 サムは大慌てで胸を隠すと、下ばきをはき、裾を元に戻しました。「おら、ほんとはとっとと
着替えちまってなけりゃいけなかったんです、フロドの旦那様。それをおらすっかり忘れちまっ
てましただ!」
 「またサムかい?」というピピンの声が聞こえました。それに答えたのは若い声でした。「お
早うごぜえます、トゥックの旦那。旦那は、うちのサムを見てはいなさいませんだか?」
 「サムは帰ったんじゃなかったの?」と、ピピンがたずね返す声が聞こえました。
 「それがいなくなっちまったんです、トゥックの旦那。サムを連れて帰んないと、わたし、デ
ィジーやメイに怒られちまいます。」
 「おら、どうしたらいいでしょう、フロドの旦那様? マリゴールドはひどく怒ってますだ。」
サムは落ち着かなげにいいました。
 「玄関からは逃げられないようだね、サム。」フロドは、ろくに身繕いもせずに出て行こうと
するかの女の髪を梳いてやりながらいいました。「そうだお前、蛙に変えてもらって逃げるかい?」
 サムは目を見張ると、フロドを非難するように見つめました。こんな時にのんきな冗談をいわ
れてしまっては、とても笑う気など起こらないようでした。
 「バギンズの旦那ならきっと知ってなさると思います。わたし、バギンズの旦那に伺います。」
マリゴールドの声が聞こえました。かの女はサムの行き先など、簡単に見当がつくようでした。
618フロド×メイドサム(題未定) 4/9:2005/05/31(火) 20:26:36 ID:aULWdfNb
 「おら、勝手口から帰りますだ。そんで、ずっと散歩してたことにしますだ。」サムはこうし
てはいられないといった様子でいいました。「どうか、おらは来なかったことにしてくだせえ、
フロドの旦那様。」
 「まあ、サム!」と、部屋の戸口で誰かが怒鳴る声がしました。サムは思わず跳び上がりまし
た。振り向くと、かんかんに怒ったマリゴールドが腰に手を当てて、出入り口をふさぐようにし
て立っていました。「信じらんないわ、勝手に出かけちまうなんてさ! しかも黙って行っちま
うなんて。ディジーやメイにいわなくとも、わたしにはいってくれたっていいじゃない。それに、
その髪はどうしちまったっていうのよ? わたしがあれだけ精魂込めて梳かしたっていうのに、
もうぼさぼさときてる。これじゃあ、また一からやり直しじゃないの。まあ、バギンズの旦那。
お早うごぜえます。」
 「やあ、マリゴールド。相変わらず元気そうだね。」
 「すぐ戻るつもりだっただよ。」と、サムは手の中でエプロンをこねながらいいました。かの
女は怒った妹にはかなわないようでした。「いわれなくてもわかってるだ。」
 「それじゃあ、さっさと帰るわよ、サム。」マリゴールドはかの女を急かすようにいいました。
サムは渋々と従いました。
 フロドは、サムとマリゴールドを玄関のホールまで送ってやると、並んで帰って行くその似通
った後ろ姿をしばらく見やっていました。
 「何をしているんです、フロド?」リボンで飾られた紙包みをかかえたメリーが、玄関に突っ
立ったままのフロドに声をかけました。かれは体中に埃をつけていました。「それより、これが
誰からの贈り物かわかりませんか? 『親愛なるBへ』はいいとしても、『あなたのIより』
って誰でしょうね?」



 まもなく十一時から(無事に)開催された結婚祝いの宴では、実にさまざまな料理がテーブル
の上を賑わせました。
619フロド×メイドサム(題未定) 5/9:2005/05/31(火) 20:27:22 ID:aULWdfNb
 ふつふつと煮立つ白いんげん豆のシチューや冷たい仔牛の胸肉、やまうずらのパイや鶏にベー
コン、それにえんどう豆と柔らかく煮込んだ豚肉など、どれもその量たるや半端なものではあり
ませんでした。
 他には、少し焦げたがちょうが二羽、赤フサスグリと黒フサスグリのソースをかけられて、銀
の盆に行儀よく坐していました。しょうがパンと糖蜜パンは山と盛られ、あげたじゃがいもは黄
金色のバターにとっぷりとつかっていました。
 しかしそれよりも何よりも、一番に注目されるべきは、テーブルの真ん真ん中にどんと腰を据
えた、砂糖で白く飾られた四角いケーキでした。その周りでは、さくらんぼや杏や苺のタルトが、
まるで雪解けの春の野のように、小さく美しい花をいくつも咲かせていました。
 これら、二つのテーブルに置かれたすべての料理は、祝宴が始まるとすぐに、ホビットたちの
胃袋へ次々と消えていきました。総勢十一名の出席者は(ディジーとメイの子供たちを加えるな
ら十四名になります)、大いに飲み、かつ食べ、また存分にテーブルクロスに染みを作りました
(謎の紙包みの正体はこれでした)。
 背の高い銀のジョッキにはビールがなみなみと注がれ(フレデガーが、アイスクリームを作る
樽の隣から見つけ出しました)、三ダースもあったぶどう酒のびんは、手品にでもかかったよう
に、見る間に空になっていきました。かれらはこのささやかな幸せの訪れを心から喜び、和やか
な談笑とともに時は過ぎていきました。
 空では、覆い被さるように広がった雲が赤々と西の裾を燃え上がらせていましたが、その光も
するすると幕が引かれるように、次第に薄れていきました。袋小路屋敷の食堂にも、一年の最後
の夕間暮れは忍び込み、とろとろと薄暗がりに沈んでいく部屋の片隅では、煖炉が心地よい囁き
声で、静かに歌をうたっていました。
 夜になると、風は朝よりも荒れ狂うようになり、真っ黒に塗りつぶされた雲をごうごうと押し
流しては窓ガラスをがたがたと震えさせました。
620フロド×メイドサム(題未定) 6/9:2005/05/31(火) 20:28:34 ID:aULWdfNb
 ギャムジーとっつぁんとハムソンはいいあんばいの酔い加減で、椅子に座り込んだまま、こく
りこくりと舟をこいでいました。
 ディジーの一歳になる息子は母親の腕の中で寝入り、サムの二番目の兄であるハルフレッドは
テーブルに顔をつけぐっすりと眠り込んでいましたが、こちらは北四ヶ一の庄からはるばる出向
いて来たために、ぶどう酒一杯ですっかり出来上がってしまった様子でした。
 「こんな大風じゃあ、焚き火なんて危なっかしくてできませんね。」と、しばらく黙然として
いたメリーがいいました。「でも、ビールを飲まなきゃ一年は始まらないぞ!」
 ディジーとメイの娘二人は人形を持ち出して遊んでいましたが、早く帰りたがっているのか、
遊びを中断してはしきりに母親の服を引っ張っていました。ディジーとメイは子供たちを寝か
しつけるため、袋枝路へと戻って行きました。
 「お願いがごぜえます、ブランディーバックの旦那。」マリゴールドは先ほどまで、テーブル
の端っこでおとなしく腰かけていましたが、ディジーとメイがいなくなったのを見計らうといい
ました。「出かけるんでしたら、どうかわたしも連れて行ってくださいませんだか?」
 「いけねえだ、マリゴールド。」と、サムは姉らしくいいました。「おめえにはちいっとばか
し早えだよ。」
 「そんなことないわ。わたし、サムと三歳っきゃ違わないじゃない。」と、マリゴールドは食
い下がりました。「もう成人したもの。新年に出歩いてもいいはずよ。」
 「とっつぁんがいいっていわねえだよ。」
 「とっつぁんは寝ちまってるじゃないのさ。」
 ギャムジーとっつぁんは、よく熟成した赤ぶどう酒の底の澱ほどにぐっすりと眠り、目を覚ま
そうとはしませんでした。
 「ハムやハルをどうする? とっつぁんもよ。このままにはしとけねえだよ。」
 「わたしが連れて帰るわ。ちゃんと連れて帰るもの。」マリゴールドはむきになっていいまし
た。
621フロド×メイドサム(題未定) 7/9:2005/05/31(火) 20:29:32 ID:aULWdfNb
 「ギャムジーさんたちには、お客用の寝室に泊まってもらうことにするよ。」マリゴールドが、
勢い余ってとっつぁんたちを叩き起こしてしまうのではないかと心配したフロドがいいました。
「かれらは疲れているようだから。」
 「ぼくらは構わないよ、サム。」とメリーがいいました。「ビールをもらいに近所を回るだけ
じゃないか。」
 「ですが、メリーの旦那――」
 「まあ、ありがとうごぜえます、ブランディーバックの旦那!」マリゴールドは手を叩くと、
跳び上がらんばかりに喜びました。「こんな嬉しいことったらないわ! わたし、おとなしくし
てますだ。」

 幸せな夢路をたどっているギャムジーとっつぁんたちを運ぶには、二人だけでは少し荷が重過
ぎると思われましたが、サムは苦もなくかれらを客用の寝室へ運び入れると、枕を重ねたり煖炉
に火を起こしたりと甲斐甲斐しく世話を焼きました。
 「この服は煩わしくていけねえです。」寝室のドアをそっと閉めながらサムはいいました。
「早いとこ脱いじまいたいですだ。」かの女は腰に巻かれた白いリボン――かの女がいうにはデ
ィジーとメイにきつく締められた紐――や、頭につけられた布の花飾りを取ってしまいたくて仕
方ない様子でした。
 「わたしたちの寝室へ行くかい、サム?」と、フロドはいいました。「部屋はもう暖かくなっ
ているはずだよ。」
 「そうですだね、フロドの旦那様。」サムはあっさり頷くと、すたすたと寝室へ向かいました。
フロドが後を追うと、部屋ではかの女がドレスを床の上へ捨て去っているところでした。さらに
頭の花飾りを取ろうと、かの女は躍起になって髪の毛を引っ張っていました。
 「少しはわたしに気を遣ってくれてもよかったんじゃないか、サム?」と、その有様を見て呆
気にとられたフロドがいいました。「わたしがドレスを脱がせてもよかったじゃないか。」
622フロド×メイドサム(題未定) 8/9:2005/05/31(火) 20:30:19 ID:aULWdfNb
 「おら、ちっとも気づきませんでしただ、フロドの旦那様。」と、サムはいいました。かの女
は今や順調に、一つ二つと髪飾りを外していました。「おらただ、とっとと脱いじまいたかった
だけです、本当ですだよ。」
 「わたしたちは結婚したんだろう、サム?」
 「そうですだね、フロドの旦那様。」
 「それじゃあわたしたちは、結婚した日にお前の家族を一緒に運んで、そのまま眠りについて
しまうのかい?」
 「いけませんだか、フロドの旦那様?」
 「わたしはそのつもりはないんだがね、サム。」
 「ビールをもらいに行きてえのですね、フロドの旦那様? おらもですだよ。でも、マリゴー
ルドの手前もありましただ。」サムは悲しげにいいました。
 「頼むからドレスをもう一度着てくれないか、サム? そうしたらわたしがそれを脱がせるか
ら。」
 「それはあんまりですだ、フロドの旦那様。」サムはびっくり仰天するといいました。「この
服のせいで、おら何も食べられませんでしただ!」
 「ケーキを食べた上にじゃがまでたいらげただろう、サム?」
 「わかりましただよ、フロドの旦那様。旦那様がそう仰るなら仕方ねえです。」サムは不承不
承いうと、ドレスを拾い上げ、もぞもぞと腕を通しました。
 「サム、お前はせっかくきれいにしてもらったんじゃないか。わたしはとても驚いたんだがね。」
床の上には、かの女が乱暴にむしり取ったために散ったオレンジや白の花びらがありました。
 「旦那様が喜んでくださったのなら、おらも嬉しい限りですだ。」ドレスを着終わったサムは、
不機嫌この上ないといった顔でいいました。
 「何がそんなに不満なんだい?」と、フロドは聞きました。
623フロド×メイドサム(題未定) 9/9:2005/05/31(火) 20:30:46 ID:aULWdfNb
 「おらはただ、普通の恰好がしたいだけですだ。動きにくい服は好きじゃねえです。」サムは
屈むと、床に散った花びらを拾いながらいいました。「それに、こんな服着ててもいいことはひ
とっつもねえですだ。こんなこといっちまうと、旦那様は怒りなさるかもしれねえですけど、お
ら、旦那様との旅が懐かしくなる時がありますだよ。もちろん、とっつぁんもマリゴールドもほ
っとけねえですだよ。でも、旅してた時はおら、いっつも旦那様を助けて差し上げられましただ。
おら、こんな恰好で喜んでもらいたくねえのです。旦那様にはこういって喜んでもらえるのが一
番いいと、おら思ってますだ。『サム、とても助かったよ。』と。フロドの旦那様、おらのいう
ことわかってくださりますだか?」
 「よくわかるよ、サム。」と、フロドはいいました。「さあ、こちらへおいで、わたしのいい
子、わたしのサム。お前は何といい娘だろう。きっとわたしは、これ以上ないくらいに幸せなホ
ビットなんだろうね。今、それをとても感じているよ。」


(以下続く)
624名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 22:29:22 ID:WMKNk03z
うわ、なんだこれ、すげえ萌える(;´Д`)ハァハァ
押し倒されて恥らうサムたんとか苦しいからって
さっさと服を脱いじゃうサムたんとか
もうとにかく萌える!続き楽しみにしてます。
625名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 18:36:25 ID:goCwc6SG
GJ!
超萌え(*´Д`)ハァハァ

ところで以前から気になっていたのだけど、>〜スレ消費
〜レス使用ってことですよね?
でも言い方としては確かにスレを消費してるから間違ってないのかな。
9スレ消費だったらすごいけど。
626名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 08:13:15 ID:dzFq3iAe
>>625
Σ(゚Д゚)ガーン 今頃気がついた。まいっか。

とりあえずエオウィンシチューでも食べにいってきます。
ヌメノーリアンでさえいっぱいいっぱいだったので、普通の人間じゃ帰ってこられないかもw
627名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 22:55:51 ID:XH680SZG
>>626
チャレンジャーな職人様、何スレ消費でもついていきますw
ご無事なお帰りをノシ
628名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 00:13:29 ID:ABTOAl3K
サルマン様がアイゼンガルドの保守をしておられるようです
629名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 21:15:48 ID:1EkjzPFw
以下8レス消費。レスレスレスレス
630フロド×メイドサム 冬の雨 1/8:2005/06/14(火) 21:18:10 ID:1EkjzPFw
 フロドはサムを引き寄せました。そしてかの女の額にキスをしてやりました。
 「おらも、これ以上ねえってくれえ幸せですだよ、フロドの旦那様。」と、サムがいいました。
「おらが朝起きると隣には旦那様がいなさるんですだね。それも毎日ですだよ。おら、夢見てる
みてえです。」
 「わたしも夢を見ているようだよ。」と、フロドがいいました。
 「フロドの旦那様。」と、サムはいいました。「おら、いつになったら脱げます? 早いとこ
楽になりてえのですがね。」
 「迷うところだが、」と、フロドはいいました。「もう少し着ていておくれ、サム。」
 フロドはサムをベッドに寝かせました。「まだ脱げねえのですね?」と、かの女は残念そうに
いいました。「まだ我慢してなきゃいけねえのですね?」
 フロドはサムの下ばきを脱がせると、膝を立たせました。それからかの女のドレスの中に潜り
込みました。かれは開き気味になっているかの女の割れ目を、口を使ってなめました。
 「何なさってます、フロドの旦那様?」サムはひどく驚いたものですから、腰を跳ね上げると
いいました。「いったい、何をなさってます、フロドの旦那様?」
 フロドはサムのびらびらとしたものを唇ではさんで吸ったり、かの女の溝を舌先で何回もなめ
上げたりしました。
 サムは束の間、事態が飲み込めず目を丸くしていましたが、すぐさま苦しそうに喘ぎ出しまし
た。かの女は立てられている膝を伸ばそうともがきました。
 しかしサムの太ももはフロドによって大きく広げられているため、かの女はただ裾を握って耐
えるほかありませんでした。
 フロドは皮をめくり、かの女の小さな芽を表に出すと、それを突ついて赤くふくれ上がらせま
した。かれは少々舌が疲れましたが、それでもなめることはやめませんでした。
 サムは尋常でないほどに取り乱しました。顔は真っ赤ですし、息を吐いている時間よりも吸っ
ている時間の方がだいぶ長いくらいでした。
631フロド×メイドサム 冬の雨 2/8:2005/06/14(火) 21:19:19 ID:1EkjzPFw
 サムの脚の間からはフロドの頭が覗いていました。かの女はそれすらも気に留めることができ
ないようでした。サムの敏感な場所にフロドの鼻先が当たるたびに、かの女は主人の名前を呼ん
では放心したようにドレスを手繰り寄せていました。
 フロドはサムの柔らかい部分を手で押し分けるようにして、ぬるぬるとしているものを丹念に
こそげ取っていきました。
 「おら、おかしくなっちまってますだ。」と、サムは呟くようにいいました。「こんなこと、
初めてです。」
 その時、フロドがかの女の一番奥深いところへ舌を入れ、中をえぐるようになめました。
 「いやですだ、フロドの旦那様。」と、サムが叫びました。「待ってくだせえ。」
 フロドの舌先はかの女のいやがるところばかりをいじりました。かれの顔には粘っこいものが、
今やべったりとついています。フロドはかの女から溢れるものを飲み下していました。
 「旦那様、」サムは瞳を濡らして、かれに訴えました。「おら、もうだめですだ。」
 赤く染まってしまったサムの太ももとは対照的に、かの女の指は白くなるほどきつく握りしめ
られていました。
 「フロドの旦那様。」サムは一再ならず、か細い声でかれを呼びました。そして最後にもう一
度だけ主人の名前を叫ぶと、かの女は意識を失ってしまいました。
 フロドは、サムの脚をまっすぐに横たえさせてやると、べとべととした顔を洗うため、部屋を
出て行きました。
 サムが目を覚ますと寝室にはかの女の他に誰もいませんでした。壁の上でかの女の影が揺れる
のみです。
 サムはしばらくぼうっとしていましたが、ふとベッドを降りると、ふいごを手に取って一心に
風を送り、火をよりよく燃え立たせました。かの女が蝶番のきしむ音に振り返ると、フロドがよ
うやく戻って来たところでした。
 「どうやら雨が降り出しそうだよ、サム。」と、フロドがいいました。「明日もこんな調子か
もしれないな――どうしたんだね?」かれはじっと自分を見つめているかの女に気づいていいま
した。
632フロド×メイドサム 冬の雨 3/8:2005/06/14(火) 21:20:09 ID:1EkjzPFw
 「おら、目え覚ましたら一人でしただよ、フロドの旦那様。」と、サムがいいました。「おら、
何だか淋しくなっちまいましただ。」
 「おやおや、わたしは付っきりでお前を見てなきゃいけないようだ。これからは風呂にも一緒
に入るかい?」
 「おら、そんなこといってませんだよ、フロドの旦那様。」サムは慌てていいました。「滅相
もねえです。」
 「もちろん無理にとはいわないよ。今日でなくともいいのだから。」
 「困りますだ。」サムは走るように部屋を横切ると、そのままベッドの陰に隠れてしまいまし
た。「いつだろうと、おらは嫌ですだよ。」
 「何も逃げることはないだろう?」と、フロドがいいました。「わかったよ、サム。もうこん
なことはいわないよ。だから出てきなさい。」
 「本当ですだね?」サムは恐る恐るといった風情でかれの前に出てきました。「本当ですだね、
フロドの旦那様?」
 「わたしが嘘をつくものかね。」と、フロドはいいました。「さあ、おいで、わたしのサム。」

 フロドはその腕でサムを包むと、片足をベッドの上に乗せるようかの女にいいました。サムは
いわれたとおりの姿勢をとると、フロドの肩にしがみついていいました。「おら、変な恰好して
ますだね、フロドの旦那様。」
 かれは、その変な恰好のせいで剥き出しとなったかの女の割れ目へ、すでに張りつめているも
のをズボンから出し、押し当てました。
 するとサムがいやらしい声を出して、フロドの首にすがりつきました。かれは溝に沿ってそれ
を何度もなぞらせると、つと離しました。
 サムは今にも膝からくずおれてしまいそうな様子でしたが、どうにかフロドにしがみついてい
ました。
633フロド×メイドサム 冬の雨 4/8:2005/06/14(火) 21:21:19 ID:1EkjzPFw
 「おらの声、でけえですか、フロドの旦那様?」かの女は辺りをはばかるようにいいました。
「こんなんじゃ、とっつぁんたちが聞いちまってるかもしんねえです。どうしましょう?」
 「どうするも何も、」フロドは糸が垂れて細い橋ができていたそれを、サムの中に入れました。
「お前はもうあんなに声を出してしまったじゃないか?」かれはすんなりと先が入ったそれを、
勢いよく押し込みました。
 あんまり急に奥深くまで入れられたものですから、サムのそこはめりめりと音を立てて割れん
ばかりでした。そのためにかの女は、何ともよく響く恥ずかしい声を上げてしまいました。
 「今のは、えらくでけえ声でしただ。」サムは喘ぎながらいいました。「とっつぁんたちが、
聞いちまったかもしんねえです。」
 フロドは充分にぬめりのあるサムの中で、硬いものが締めつけられる感触を憶えながら、腰を
落としては何度もかの女を突き上げました。
 サムは唐突にフロドのシャツの衿を、口でぎゅっとくわえると目をつぶりました。どうもかの
女は、はしたない声など二度と出すまいと、固く心を決めてしまったようでした。
 「わたしはお前の声を聞きたいのだが。」と、フロドはサムに囁きかけました。かれはかの女
からそろそろと硬いものを引き出すと、ふたたびそれを力いっぱい押し入れました。かの女はく
ぐもった声を上げましたが、しかし、くわえた口を離そうとはしませんでした。
 フロドはサムの上半身からドレスを剥ぎました。そしてサムの乳首を指で強くつまむと、かの
女を抱きかかえるようにして、上下に出し入れを繰り返しました。かの女の乳首はちぎれんばか
りに、かれの服の上で転がりました。
 サムは苦しげに息を吸っていました。フロドの衿はかの女があんまり噛み締めるものですから、
もう少しで破れてしまいそうでした。それでもかの女の唇は、ふたたび開かれることがないかの
ように、きっちりと閉じられていました。
 フロドは勢いを込めて突いていましたが、サムは耳たぶを真っ赤にして耐えるばかりです。か
の女はともすればその場にへたり込んでしまいそうな様子でした。
634フロド×メイドサム 冬の雨 5/8:2005/06/14(火) 21:22:05 ID:1EkjzPFw
 「お前はあんなに叫んだんだもの。」と、フロドは呼吸を乱しながらいいました。「もうかれ
らは聞いてしまったかもしれないよ、サム。」
 「そんな、おら、どうしたらいいでしょう?」サムはいっそう頬を染めると、面を上げていい
ました。離れているとはいえ、寝ている自分の家族を気にしながら行為に及んでいるかの女は、
普段よりも多くのものを、ももの間から流していました。「えらいことですだよ、フロドの旦那
様?」
 フロドは、今度は舌ではなく別のものでサムの中をえぐりました。かの女は思わず、あらん限
りの声で喘ぎました。
 「ひどいですだ。」サムは顔を伏せるといいました。「ひどいですだよ、フロドの旦那様。」
かの女は自分の失態をとても恥じているようでした。
 「怒ったかい、サム?」と、フロドはたずねました。「どうやら、怒ってしまったようだね。」
 しかしフロドは上の空でした。かれは一段と出し入れを速めて、今にも達さんとしていました。
 サムはもう一度衿をくわえて、ただひたすらに忍んでいましたが、かの女が上り詰めそうにな
ればなるほど、それはよい効果を得ているとはいえなくなりました。
 フロドはとうとう堪えきれなくなると、サムの中へそれを放ちました。かれは楽になるまでの
間じっと立っていましたが、かの女はとても静かなものでした。
 フロドはサムの額をなでてみました。かの女は、とてつもなく大きくていやらしい声を出さず
にはすみましたが、ふたたび意識を失ってしまったようでした。
 フロドはサムを寝かせてやると自分もしばらく横になっていました。

 サムはどしゃ降りの雨の音で意識を取り戻しました。遠くからは誰かの話し声が聞こえていま
す。隣ではフロドが眠っていました。幾筋もの雨が蛇のようにうねってはとうとうと丸窓を伝い
落ちていました。
635フロド×メイドサム 冬の雨 6/8:2005/06/14(火) 21:23:13 ID:1EkjzPFw
 サムは長い間寝ていたような気がしましたが、頭から霞がひいていくにつれ、そうではないら
しいことに思い至りました。煖炉はまだ赤々と燃えていますし、外は相変わらずの闇でした。か
の女はふと自分が寝間着を着ていることに気づき、驚きました。かの女はフロドの手をそっと握
ると、かれを起こさないよう用心に用心を重ね、ベッドを這い出ました。かの女が廊下に出ると、
居間から微かな明かりが射していました。
 「何でここで寝るんだい、マリゴールド?」とぶつぶついうメリーの声が聞こえました。サム
はさしあたって手伝う用事はなかろうと判断すると、客室へ向かいました。
 部屋ではとっつぁんたちが、運び入れられた時のままぐっすりと寝入っていました。かれらは
すぐそばで角笛が吹き鳴らされようとも、起き出すことはまずないようでした。
 かの女は台所へ行ってあらかた皿を片づけてしまうと、今度は書斎へ向かいました。書斎の散
らかりようはまったくひどいものでした。かの女は至るところに散乱した書きつけやら何やらを
拾うと、引き出しに戻していきました。
 フロドは誰かに体を強く揺すぶられ、心地よい夢見から急激に引き上げられるようにして目を
覚ましました。
 「フロドの旦那様、」暗がりに立っているのはサムでした。「起きてくだせえ、フロドの旦那
様。」
 フロドは寝ぼけまなこでいいました。「何だい、サム。」
 「許してくだせえ、フロドの旦那様。おら、こんなことしちゃいけねえってのはよくわかっと
りましただ。」
 「いったい、何の話をしてるんだ?」フロドは羽根ぶとんを頭から引っかぶろうとしました。
 「おら、引き出しの中のもんを勝手に触っちまいましただ。封筒がありましただよ。」フロド
は体を起こしました。「それで、お前はどうしたんだね?」
 「許してくだせえ、フロドの旦那様。いけねえことだっちゅうのはわかっとりましただ。でも
『親愛なるサムへ』って書いてありましただよ。封もしてなかったもんですから、おらどうして
も見ちまいたくなりましただ。」サムの手には一通の封筒が握られていました。「おら、難しい
ことはよくわかんねえですだ。でも、入っとるのは遺書だと思います。そうですだね、フロドの
旦那様?」
636フロド×メイドサム 冬の雨 7/8:2005/06/14(火) 21:24:45 ID:1EkjzPFw
 「そうだよ、サム。」と、フロドはいいました。「わたしたちは夫婦だもの。それくらい勝手
に明けてしまったところで、何も気にすることはないのだよ。」
 「おら難しいことはさっぱりです。でも、えらく気になりますだよ、フロドの旦那様。」サム
は封筒の中身を取り出すと、フロドが見やすいよう、羽根ぶとんの上へそれを広げました。かの
女はある一文を指さしていました。それは「夫が夫の意思云々」という件でした。
 「おら、たまに考えますだ。きっとフロドの旦那様も、ビルボの大旦那様みてえに――」サム
は口をつぐんでしまいました。「いってごらん。」と、フロドはいいました。
 「どっか行っちまわれるんじゃねえかと、おらたまに考えますだ。」サムはフロドを見つめま
した。かの女の両目は大きく見開かれていました。「そう考えちまうと、おら恐ろしくてしよう
がねんです、フロドの旦那様。おら、恐ろしくて眠れなくなりますだ。おとついもそうでしただ
よ。怖くて怖くて寝れねえのです。」
 「サム、」と、フロドはいいました。かれは言葉を失ったように見えましたが、長い沈黙を破
るとふたたび続けました。「サム、これは一番ありそうな、しかもお前が一番大変なことから、
順に書き出しただけなんだよ。」
 「おら、旦那様が何をお考えになっとるのか、よくわからなくなる時がたまにありますだよ。」
サムはフロドに構わずいいました。「おら、旦那様がいてくださればずっと幸せだと、いつも思
っとります。でも旦那様もそう思っていなさるのか、おら、わかりませんだ。そう思っていなさ
りますか、フロドの旦那様? おら旦那様が何を考えていなさるのか、とても知りてえです。」
 「何も、」と、フロドはいいました。「何も心配することはないのだよ、サム。」
 「おら、できればずっと旦那様といたいですだ。」
637フロド×メイドサム 冬の雨 8/8:2005/06/14(火) 21:25:34 ID:1EkjzPFw
 「わたしがどこかへ行くものかね。」フロドはサムを腕の中に抱えてやるといいました。「わ
たしは、お前の他に大切なものは何もないのだから。」
 「おら、どうしてこんなに体が震えちまうんでしょう、フロドの旦那様? 旦那様は何を考え
ていなさいます?」かの女は実際、体の震えを止められないようでした。「おら、眠りたくねえ
ですだよ、フロドの旦那様。寝ちまったら、旦那様がいなくなっちまっても、おらわかりません
から。」
 フロドは黙っていました。かれはやがて、おもむろに口を開くといいました。
 「この遺書はお前にとても不利なものなのだよ、サム。」フロドはいいました。「なぜなら、
わたしは袋小路屋敷を手放すことはもうしたくないから。ここには、わたしたちが離婚した場合
のことは書かれていないが、そうなった場合、」フロドは一度言葉を切りました。「お前の取り
分はきっとないだろう。お前に財産が譲られるのは、この三つの条件に限られるのだから。」フ
ロドは書類を丁寧に畳むと封筒へしまいました。
 「フロドの旦那様が考えていなさることは、」サムはフロドから離れるといいました。「ちゃ
んとしていなさりますだ。ちゃんと考えていなさるんですだね、フロドの旦那様。旦那様とおら
は、離婚するかもしんねえと。」
 「可能性がないわけではない。そうだろう、サム?」と、フロドはいいました。
 「とっつぁんは寝相が悪いったらねえですだよ。」サムは不意にいいました。「とっつぁんた
ちが布団はいじまってねえか、おら見てきますだ。風邪引いちまうといけねえですから。」
 サムは部屋を出て行きました。フロドは待ちました。しかし煖炉の火が消えてしまっても、か
の女は戻っては来ませんでした。


(完)
638名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 00:57:18 ID:ZgBpeK/8
初夜キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
職人さま乙!!

カンジまくりのサムたんに萌えー
でも、ラストにちょっとしんみり。
639名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 01:06:28 ID:faS8iIRB
激萌え!(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
640名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 00:35:18 ID:gfYwJTmM
保守
641名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 18:52:24 ID:14XWh6RJ
からあげ
642名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 03:05:42 ID:zskthXBc
保守させて頂きますだ
643名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 14:32:03 ID:bdfFb8Fn
このスレから女体化を取ったらどうなる?
最近は女体化禁止スレが増えてるからな(・∀・)ニヤニヤ
644名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 17:17:46 ID:IQqVHvEu
残るも何も、既に廃虚だし
645名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 19:20:57 ID:EJLP6tNt
そんなときこそアンダリオンとエレンディス
646名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 05:07:27 ID:2igHSKz+
ほしゅ
647名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 23:05:58 ID:OegyTdXm
間違ってもツッコミ入れてくれる人すらいないのか…。
648名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 20:38:29 ID:v5mRPnMj
初めてこのスレ読んだけど凄いね、想像力って偉大だなぁって思ったよ。
ところでくさびら堂の萌ドルドールってガイシュツかな?
一応URL貼っておくよん
ttp://kusabira.hp.infoseek.co.jp/mordor.html
649名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 21:37:08 ID:7tqgnmya
俺もまさか指輪物語に萌えられる日がくるとは思わなかったなあ。
と言いつつ保守。
650名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 15:54:45 ID:8oyMU/wb
物凄いはっちゃけたフロ受けエロを書かれるサイトさんが404になってた…orz
どうしようどうしよう鬱だこれからどうすれば。
チラ裏スマソ
651名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 19:28:14 ID:YER3upx/
h
652名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 19:57:41 ID:xEsNwG46
o
653名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 15:51:24 ID:CAMwx+Xi
s
654名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 17:17:53 ID:sj+cjl+i
次はhかyかどっちだろう
655名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 18:40:14 ID:Cowc4FKm
ぅゎょぅι゛ょっょぃ
656名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 04:16:25 ID:bzDUqyNv
ほっしゅほっしゅ
657名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 19:30:13 ID:3B8+YEWt
9月22日は誕生日。
それまでには何かあればいいな。
658名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 21:08:42 ID:BKurGdp3
久しぶりに来ましたよ
夏厨も来ないほどの過疎だったのか…
しゃーない、保管庫を漁って珠玉のSSを堪能してこよう
659名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 21:19:50 ID:hXWFhUE8
いや、一応来てたみたいだけど
660名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 18:50:58 ID:yxWzY5FG
661名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 03:41:21 ID:SE9W4FJn
ほしゅします
662名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 18:36:12 ID:DEglGmJr
以下4レス消費。

王の帰還の地上波放送って年末くらいなんでしょうか
663フロド×メイドサム 朗報 1/4:2005/09/17(土) 18:38:07 ID:DEglGmJr
 年が明けたその日、深更から降り出した雨は瞬く間に雪に変わると、丘といわず岸辺の葦とい
わず、葉を落としたぶなの木や飛沫をあげる小川の小石へ、しんしんと降り積もりました。
 しかし朝日が山の肩から顔をのぞかせる頃には、すでに空は薄青く澄み渡り、お山から昇る一
筋の煙がよく映えるほどでした。
 レンガ造りの煙突からするすると昇るそれは、八人分の朝食をこしらえ、且つ、袋小路屋敷の
部屋をくまなく暖めていました。煙はなだらかに蛇行して大きな灰色のリボンとなり、白い陽射
しのうちへ溶け込んでいました。
 サムが天井からぶら下がるベーコンを切り取り、フライパンに卵を落としている間にも、食堂
には昨晩泊まった客たちが集まっていました。マリゴールドはしたたかに飲んで居間で寝込んで
しまいましたが、とっつぁんが起き出す前に、賢明にも袋枝路へ逃げ帰っていました。
 ギャムジーとっつぁんはハムソンやハルフレッドとともに、この世の幸せを一切に抱えている
といった様子で食卓についていました。席にはフロドもいました。テーブルにうなだれるように
して座っているのはメリーとピピンでした。かれらは遅くまで家々を回っていたのか、眠ってい
るように見えました。
 「やれやれ、ぼくは夜中に二度もベッドから落ちたよ。」と、一番最後に現れたフレデガーは、
頭をさすりながらぼやきました。「おかげで山が二つもできてる。」
 「ボルジャーの旦那、そりゃまったく気の毒なこって。」ハムファスト親方がかれを慰めよう
と声をかけました。「わしなどは、手前の足で何度もふとんを蹴飛ばしてしまいましたで。あん
まり寒いもんで、そのたんびにふとんを拾わにゃならんかったのですわ。」
 ホビットたちは豆にソーセージ、卵つきベーコンを平らげてしまうと、食後のお茶を飲みなが
ら他愛もない話をしてくつろぎました。
 そして食べ物を詰め込んだ胃がちょうど落ち着くよい頃合になると、まず、北四ヶ一の庄へ戻
らなければならないハルフレッドが、渋々といった風に立ち上がりました。続いてハムソンとと
っつぁんも重い腰を上げました。窓の外は一面、二フィート近くもある雪が粉砂糖をまぶしたよ
うに輝いていました。
664フロド×メイドサム 朗報 2/4:2005/09/17(土) 18:39:15 ID:DEglGmJr
 「とっつぁんには、この雪はちいっとばかしきついだよ。」サムは父親が帰ると聞いて、シャ
ベルをどこからか引っ張り出してきました。かの女は老ギャムジーを送るために一緒に出かけて
いきました。ハルフレッドは帰路を思うと心が沈むのか、晴れない顔つきで暇をつげました。
 フレデガーは、このままここに留まるか決めあぐねているようでしたが、どうしたって帰らな
ければならないことは明白ですし、それを考えるとぐずぐずしてなどはいられないようでした。
 「雪が固く凍ってしまう前に、ぼくは帰ることにするよ。」と、フレデガーはいいました。
 でぶちゃんのボルジャーは、フロドにもう幾日か泊まるように強く勧められましたが、しっか
りと服を着込むと、馬車を勢いよく走らせて帰っていきました。
 こうして屋敷には頭痛を抱えた二人の客人に、ご馳走と贈り物の山が残りました。贈り物の山
はおもにサムの家族からでしたが、だいたいの内容は以下のようなものでした。蔦の絡まる陶製
の麺棒、小麦柄のアイスクリーム型、じゃがいも潰し器にじゃがいもを掘り起こすための小さな
鍬、筒型の香辛料入れに黒いガラス製ボビン、小花模様のボタンがいくつか。フロドにはメリー
とピピンから上等の羽根ペンと読書用のランプがささやかながらも贈られました。銀で特別に作
らせた、紙をとめておく重しもありました。「汝、道を外れるべからず。汝、友あるとき、大い
に道を外れるべし」と刻まれたそれは、片手ほどもありました。
 その他にも、瓶の底によもぎが浸かったぶどう酒が一ダースありました。あるものはリボンが
かけられ、あるものは丁重に包まれていました。そしてそれらは、サムが飲むべきものだと考え
られていました。ここいらでは子供を早く作るにはこれが一番と、もっぱらの噂でした。

 ドアの外でゴトンと硬い音が響いたかと思うと、シーツをなりふりかまわずばたばたと振り回
すかのような音が聞こえました。ドアを開けて現れたのはサムでした。かの女のスカートは、腰
ほどもある積雪をかきわけて往復したためにびしょ濡れでした。
 「サム、こちらへおいで。煖炉の火で乾かしたらいい。」と、フロドはいいました。サムは何
もいわずにやかんがかけられた煖炉の前まで来ると、そこへ座りました。
665フロド×メイドサム 朗報 3/4:2005/09/17(土) 18:40:09 ID:DEglGmJr
 「サム、お願いだから、どうか温かいコードルを作ってくれないか?」と、不意にメリーがい
いました。「ぶどう酒じゃなくてビールを温めてくれ。卵や砂糖に、あとはシナモンも忘れない
でくれよ。なぜってぼくの頭にはトロルがいるんだよ。それも特別でっかいやつだ。だれか、ぼ
くの頭を引っこ抜いてくれないか!?」
 「喚く以外の方法が思いつくまで、少し黙っててくれないか!」と、ピピンが叫びました。
 「メリーの旦那にピピンの旦那、底なしつっても限度っちゅうもんがありますだよ。」と、サ
ムはいいました。「お二人とも、雪ん中に頭突っ込んできたらええですだ。きっとそんなものす
ぐ治っちめえますだよ。」
 「ぼくは頭痛を治すために凍死するなんてごめんだよ。」と、メリーがいいました。「どうし
たんだい、サム? わかったぞ、ゆうべは寝られなくてご機嫌斜めなんだな?」
 あからさまに眉根を寄せたサムを見て、ピピンがいいました。「失礼じゃないか、メリー。か
の女は恐れ多くもバギンズ夫人なんだぞ、もうそんな軽口を叩ける相手じゃないのさ。ところで、
わがいとこ氏って上手かい?」
 ピピンの顔めがけて足ぶとんが飛びました。小さく悲鳴をあげたかれは鼻をしたたか打ったよ
うでした。
 「手加減してくれたって、損なことは何もないと思うけどね!」ピピンは顔の真ん中を押さえ
て呻きました。
 「冗談にもほどがありますだよ、ピピンの旦那。」サムはかれを非難するようにいいました。
「おら知りませんだ。そんなこと仰るなら、作って差し上げませんだよ。」
 「わかった、ぼくらが悪かったよ、サム。」メリーが二人の間に割って入りました。「だから
特効薬を作ってくれよ。ぼくたち、とても頭が痛いんだ。」
 「しょうがねえですだね。わかりましただよ。」サムはいいました。「おら、作って差し上げ
ますだ……ただ、」
666フロド×メイドサム 朗報 4/4:2005/09/17(土) 18:40:48 ID:DEglGmJr
 かの女はちょっと腰をあげると、それからまた少しばかりじっとしていましたが、やがて億劫
そうに口を開きました。「ただ、おらちっとばかし腹が痛えですだ。なんか悪いもん食っちまっ
たあとみてえです。おら、気分がとても悪いです。」
 それまで三人の騒ぎを見守っていたフロドが驚いていいました。「そういうことは早くいうも
んだよ、サム。一体、いつからなんだい?」
 サムはなにやらぼそぼそと小声でいいましたが、フロドに促されると仕様がないといったよう
に誰にでも聞こえる声で話し始めました。「ほんとはおら、きのうも頭が痛んでましただ、フロ
ドの旦那様。でも大したことはねえですだよ。きっと、腹が痛えのも雪こいですっかり体が冷え
ちまったからに違えねえです。」
 「おでこをかしてごらん。」フロドはサムの額に手を当てました。「どうやら、微熱があるよ
うだね。喉は痛むかい?」サムは首を振って答えました。「風邪かもしれない、それとも食べす
ぎかな? とにかく、すぐにでもふとんへお入り。わたしがいくつか毛布を持っていこう。」
 「おら、居間の長椅子で寝てますだ。」と、サムはいやにはっきりした口調でいいました。
「大したことねえですだよ。ただ、眠いだけです。」
 「それはいけないよ、サム。ちゃんと寝室へ行きなさい。」
 「おらは大丈夫です、フロドの旦那様。毛布も平気ですだよ。」サムはさっさと隣の部屋へ行
ってしまいました。
 「サム、服は着替えなけりゃいけないよ! 濡れているんだからね!」フロドはかの女の背中
に呼びかけましたが、かの女が聞いているかどうか定かではありませんでした。
 「どうしたんです、フロド?」わけがわからないといった顔で、ピピンがかれに聞きました。
「何でもないよ。」と、フロドは答えました。それからかれは、客室の毛布をかき集めて
こなければいけない、とつけ加えました。「サムは体の調子が悪いだけなんだ。」

(以下続く)
667名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 19:41:42 ID:PfwBdeWA
サムたんキタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!

何この幸せ展開wwwwテラモエスwwwwwwwwwwww
668名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 00:18:57 ID:tOV5pGlH
GJ!! 待ってました!
サムたん萌えー!
669名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:15:31 ID:eBAqgeao
うおぉ待ってた甲斐があったよ! GJ!
670名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:07:23 ID:VrMHVwtq
以前投稿した馳夫と女体化フロド(フロド陵辱後の追想)の続きを投下します。
2スレ目>>14-27の続きですがご覧でない方もいらっしゃる可能性があるので
前回投稿分も(多少変更して)含めさせていただきます。

瀬田訳調を目指したつもりが単なるですます調に成り下がりました。
カップリングやシチュエーションの好み、キャラクター解釈の違いもあるかと思いますので
「SSなら何でもいい」という方のみお読みいただければ幸いです。
フロドがいじめられてるのが苦手な方や高レベルの作品を求めていらっしゃる方は
一切合財スルーしてください。

NGワード用に「馳フロ」の文字をタイトル部分に入れますのでご活用ください。
671馳フロ:2005/09/22(木) 22:08:33 ID:VrMHVwtq

 エルロンドの館でメリーとピピンが同行を懇願し、正式に九人の指輪の仲間が結成された
あとのことでした。十二月の短くもやわらかな日差しが裸の木々を僅かにぬくめていた昼
下がり、小さな呼びかけの声にアラゴルンは振り返りました。
「馳夫さん……」
 思いつめた声でした。ホビット庄から指輪とわが身を守りきってこの半エルフの館に辿り
着き、今また重荷を背負ってこれ以上ない困難な旅に出かけなければならない小さな友人の
姿をかれは見出しました。
「どうかしたのかね?」
 穏やかにかれは尋ねました。フロドの表情からその心の大部分を占める不安と、また諦めと
僅かな望みとを察知していたのです。
「馳夫さん、ひとつだけお願いをしてみてもいいでしょうか? たぶんきっと、ばかばかしくて
笑っておしまいになってしまうようなお願いだと思いますけど……」
「どんな願いかをいってみるまではどうなるか判らないものだ、フロド」
 アラゴルンの言葉はフロドの望みにいくばくかの助けとなったようでした。
「では、あなたの部屋へ一緒に行っても構いませんか? 他の人たちに聞かれたら、なんて
ばかなことを馳夫さんに頼むのかと驚かれてしまいそうだから」
 あまり冴えない顔色のホビットを見た馳夫は暖かい眼差しで友人に答えました。
「頼みごとがいつも重々しいものとは限らない。あんたが自分の考えをばかなことと思って
いるにしても、まずはわたしに聞かせてくれなくちゃ困るね、それからわたしが判断するの
だから。さあ部屋まで行くとしよう」
 フロドの頬が嬉しげな薔薇色に染まりました。耳たぶまでが微かなピンク色でした。

 アラゴルンの部屋で、二人は勝手知った友人同士がよくするようにベッドの上に座りました。
エルフの館の椅子は大半が背の高い彼ら自身のために作られていたからです。
「それで、あんたはどういうお願いをわたしにするのかな? わたし自身、あんたの旅には
同行させてもらうのだが」
 フロドの悩みとは指輪の旅についてのことだろうとアラゴルンは考えていました。そして、
それは間違ってはいなかったのです。
 少しの間ためらってからフロドは口を開きました。
「火の山へ行くまでには、きっと何度も風見が丘のときのように怖い目に遭うのでしょうね」
 アラゴルンは隣に座った小さな友人を見ました。黒の乗手の首領、恐るべき影の王から受けた
かの女の傷はエルロンドの癒しの技によって癒えているはずでした。
「黒の乗手のことだけではないんです。もちろん、わたしにはあれだけでもたくさんですけど
――トロルやオーク、魔狼だって襲ってくるようになるのではありませんか?」
「そうだね。かの国ではあらゆる悪しきものをわたしたちに差し向けてくるだろう。だがどんな
魔物がきても、わたしがあんたを守ってみせよう。風見が丘ではあんたを守りきれなかったが、
こちらとてそう何度も後れをとりはすまい」
「あのときはわたしが悪かったんです!」フロドが慌てていいました。
「黒の乗手と指輪の意思に負けてしまったんですから。指輪をはめてしまえば誰にも見えなく
なってしまうんだから、馳夫さんのせいじゃありません」
 ちょっと黙ってからフロドはまた顔を上げました。
「わたしはもう指輪の意思にも黒の乗手にも負けたくありません。他の闇の勢力に属するすべて
にも。けれど、敵のやり方を知らなければ身を守ることもできないということもありますよね?」
「そうかもしれない」と馳夫は相づちを打ちました。「だが、いったいどのやり口に対して
身を守ろうと思っているのだね?」
「拷問です」とフロドは答えました。
672馳フロ:2005/09/22(木) 22:09:09 ID:VrMHVwtq

「オークたちは、普通では考えられないような酷いやり方で拷問すると聞いたのです。その……
肌を合わせることですら、黒い敵は残酷な拷問に変えてしまうって。だから、わたしは少しでも
その痛みを知っておきたいんです。何も知らないより少しは心強くいられるかもしれませんから」
 真剣なホビットの眼差しにアラゴルンはしばし黙っていました。
「だが、敵のやり方を知ること全てが良いとは限らない。白の賢者サルマンですら、敵の方法を
学ぶことで堕落していったと思われるふしがあるからだ」
「でもわたしは何も知らないんです。わたしは指輪を持って滅びの罅裂へ行かなければならない、
けれどもし旅の途中でみんなと――」
 急に言葉を途切らせ、ふっつりとフロドは黙りこくりました。これから口にしようとする
自分の言葉によって悪いことが起こるのを恐れたかのようでした。
「かわいそうに、わが親愛なるホビットよ。あんたはガンダルフやわたし、そしてあんたの
友達と離れ離れになることを恐れているんだね。そうなったときに自分が指輪と戦い続けて
いけるかどうかということも。だが恐れてはいけない。確かにわたしとボロミアは途中で
別れることになるが、他の仲間が全てそうなる訳ではない。あんたの友人は言うに及ばず、
ガンダルフもきっと最後まであんたとともにいるだろう」
 アラゴルンの言葉は温かみと力強さに満ちていましたが、それでもフロドは小さく首を振ります。
「わたしもそう信じています。だからこそ余計に、わたしはわたしの敵のやり方を知らなければ
ならないんです」
 頑なな言葉にようやくアラゴルンは気付きました。フロドが恐れているのは、自分が危険に
陥ることではなく、友人を危険に陥れることだったのです。
「だとしたら、あんたがオークなどから拷問を受けなければならない状況に陥った時点でこの
世界は終わりを迎えると思うがね。だがフロド、あんたがそれほどにいうのだったらわたしも
考えなければならない」
 アラゴルンは立ち上がって部屋の窓を閉め、カーテンを閉めました。
「わたしは優しくはしない。だがあんたを手酷く嬲るだけということもできはしないよ」
 ベッドを通り過ぎ、ドアを閉め鍵を掛けると急に部屋の中は静かになりました。それまで
外でさえずっていた小鳥の声や、爽やかなブルイネン川のせせらぎの音さえ遮断されたのです。
ゆっくりベッドに戻ってくるとアラゴルンはフロドの瞳を覗き込みました。真剣なかれの
灰色の瞳に、フロドはやはりばかなことをいってしまったのかもしれないと思いましたが、
アラゴルンは決してかの女の考えを否定しませんでした。
「なぜならわたしはあんたを愛している。この心に長い間抱き続けている愛とは別の愛情が
あんたに酷いことをしたくはない、つらい目にも遭わせまいと望んでいるからだ。だが、
やんぬるかな! ドロゴの娘フロドよ、あんたの心はそれで落ち着きはすまい。例え心強い
旅の仲間が常に側にいようと、危険はそれよりもっと近くに速やかに現れるのだ。だから、
フロド」
 かれは言葉を切ってそっとフロドの手にキスしました。
「わたしはこの頼みを断ることはしない。無論のこと汚らわしいオークどもの流儀に従う
こともできないが。だが小さい人には、例え間に深い愛が流れていようとも、我々のような
大きい人間とこうした行為を結ぶのはそれだけで充分な苦痛となるだろう」
 まるでかれ自身が痛みを受けたかのようにアラゴルンは表情に影を落としましたが、それでも
フロドに今一度覚悟を迫るとかれはきびしい顔で行動に移りました。すなわち、フロドに丸めた
ハンカチをかませ、あるいはかの女の着ていたチョッキで両手を後ろ手に縛ったのです。
 かれは囁きました。
「わたしは酷いことをしよう、あんたの望みどおりに」
673馳フロ:2005/09/22(木) 22:09:52 ID:VrMHVwtq

 フロドの背筋はアラゴルンの囁きにぞくぞくとして粟立ちました。馳夫さん、と呼ぼうにも今は
口を塞がれていました。
 かれはフロドのシャツのボタンをすっかり外してしまい、またかの女の下肢から男物のズボンや
下着といったものを全て取り払いました。フロドの身に着けているものは大きく前が開いて乳房を
わずかに隠すばかりのシャツただ一枚だけとなってしまったのです。
 後ろ手に縛られていてはシャツの前を合わせることもできません。また三角を形どって生えた
濃い捲毛を隠すことも適わないのです。
 思わずフロドは身をよじって馳夫の眼差しから肌を隠そうとしましたが、かれの手でやんわりと
肩をつかまれて、また正面を向かざるを得ませんでした。
 シャツの隙間に見える胸の谷間で、細い鎖に繋がれた金の指輪が揺れてきらめきます。
 アラゴルンは僅かに指輪に目を留めましたが、すぐ振り切るようにして視線をそらしました。
 かの女の姿が触れるべきではない貴い女主人のように見えながらも、逆にひどく卑賤な売笑婦の
ようにも見えたのです。かれははした金を投げてやりながら今すぐ体の下に組み敷いてぼろぼろに
なるまで何度でもその小さな体を貫いてしまいたい衝動に駆られましたが、暗い影は去りました。
フロドの瞳が晴れわたる青空のように一片の曇りもなくかれを見上げていたからです。かの女は
馳夫を信頼していました。だからこそこんなことも頼めたのでしょう。
 ゆっくりとアラゴルンはかの女の肩から腕へと手を這わせました。人の手には、ホビットの
細い腕は子供のように頼りなく感じられました。
「小さな体だ……。あんたはこんなに小さな体に重荷を背負ってつらく長い旅をすると決めたの
だね。ならばせめて、わたしはあなたを全力で守ろう。指輪ではなく、あなた自身を」
 そういってアラゴルンはフロドの額に口付けました。
「だが今だけはあんたをいじめる。わたしはあんたを泣かせるよ。それ以上のことはしないに
してもね」
 小さく笑う馳夫の言葉に怖じ気づいたフロドの両脚は大きく広げられ、馳夫がそこに顔を
埋めます。小さな秘裂に舌が押し当てられたのを感じ、かの女の足指がぴくんと竦みました。
「あ…ああ……」
 震える喘ぎはハンカチの口枷によって声にはなりませんでした。
 馳夫の眼差しがかの女の恥ずかしい場所を見つめ、かれの舌がその場所を舐めていました。
たちまちのうちにフロドの秘裂は奥からあふれ出した熱い潤みで満たされましたが、馳夫は
更に音を立ててそこを舌でかき回し、また今にもあふれてしまいそうなジョッキいっぱいの
ビールを啜る人のようにズズッとフロドの蜜を啜り上げたのです。
 この音はフロドの廉恥心を掻き立てました。「なんていやらしい音なんだろう! けれど、
ああ、体が熱くてたまらない!」
 おのずとフロドは腰を浮かせましたが馳夫はかの女の腿に手を掛けてそれを阻みました。
「逃がしはしないよ。あんたはわたしに身を委ねたのだ。そしてわたしは、あんたが気を失う
までたっぷりいじめさせてもらうことにする」
 フロドは初めて自分を捕らえている相手が恐ろしい狩人であることに気付きました。そして
フロドはかれの獲物なのです。
 かの女は急に心細くなりました。
「なんてばかなことをお願いしてしまったんだろう。『気を失うまで』と馳夫さんは言った
けど、どんなことをするつもりなんだろうか」
674馳フロ:2005/09/22(木) 22:10:51 ID:VrMHVwtq

 怯える心とは裏腹に、フロドの体はどんどん熱くなっていきました。馳夫の舌は柔らかな
丘に埋もれるように隠されていた小さな宝物を見つけ出し、泉を更に蜜であふれさせました。
薄紅色をした真珠の粒が舌先でつつかれ転がされるたびにかの女は体を震わせ、また僅かな
喘ぎ声をハンカチの間から洩らしました。馳夫の舌が薄紅色の肉芽を弄うと、それだけで
フロドの体の奥が甘く疼くのでした。
「あんたの濡れ方ときたら、危うくわたしを溺れさせてしまうところだったよ」
 馳夫は笑いながらようやく体を起こしました。そしてかれはベッドの脇にある机に自分の
持ち物を置き、服に手を掛けて全て脱ぎ去りました。
 フロドはぽうっとなってかれの逞しく引き締まった体を見つめました。浅黒い肌も濃い色の
体毛も、今はまだ平然とそこにあるだけの雄根さえも、なにもかもが男らしく、馳夫らしくも
あったのです。
 馳夫はベッドに横たわるフロドの後ろに寝そべり、かの女の体に手を回しました。小さな
体を後ろから抱き締めて、右手でシャツの下に隠された乳房に触れ、また左手ではかの女の
濡れそぼった秘裂の奥を巧みな指使いで探り始めました。フロドの指とはまったく違った長さ、
太さの指です。自分で慰めるのとは比べ物になりません。
「ああ! 馳夫さん!」
 甘い悲鳴はハンカチでくぐもらされましたが、かの女の感じている快楽は体の反応に現れて
いました。蜜にまみれた媚肉は馳夫の長い指を絶えず締めつけ続けましたし、丸い乳房の
真ん中で乳首はすっかり尖ってこりこりと硬くなっていました。
 かれの指が中で蠢く動きに合わせてフロドは細く切ない喘ぎを洩らし続けました。指が
触れている箇所だけでなく、全身が内側と外側から柔らかい羽毛の先でくすぐられている
ような感じがして「もうやめてください」とも「もっとしてください」ともいえないように
なってしまったのです。
 また、もし意味のある言葉を口にするだけの冷静さが残っていたとしても、かの女の口は
絹で塞がれて喋ることもできませんでした。
 長い指で入り口が押し広げられていくにつれ、くぐもった啜り泣きの声音には甘やかさと
艶がいや増しに増していきました。かの女の体は馳夫の指の動きにあわせて緩やかにうねり
始めました。フロドはすっかり焦れてしまって、その場所を満たしてほしくてたまらなく
なってきたのです。
 小さな身震いと喘ぎの下で、馳夫の手は指ばかりでなく掌までがすっかり透明な蜜で濡れて
しまいました。
「気持ちいいのかな? だがそれだけでは済まないよ、フロド」
 後ろから囁かれた声にすら感じてフロドの蜜壷はぎゅっと指を締めつけましたが、胸の奥で
心臓は更に早鐘を打ちました。次第に力を得て硬さと大きさを増したものがかの女の脚の間に
感じられたからです。
 馳夫は体を起こしてベッドの頭板に背中を預け、足を広げました。またフロドを呼ぶとかの女の
口からハンカチを外して命じました。
「これを舐めるんだ」
「えっ……で、でも、馳夫さん」
 馳夫が示した半勃ちのものを見てフロドは途惑いました。ホビット庄ではこんなことをする
なんて聞いたためしもありませんし、もっと馳夫の手で触ってもらいたくもあったのです。
「これがオークのやり方なのですか?」
「そして人間もする。エルフもときにはね。ドワーフについて聞いたことはまだないが。だが今は
口淫の習慣がどの種族の間で広がっているかを講釈したいんじゃないし、あんたの好みに合わせる
つもりもない。あんたは酷いことをされたいのではなかったかな?」
675馳フロ:2005/09/22(木) 22:11:42 ID:VrMHVwtq

 馳夫の言葉にフロドは真っ赤になりました。
 かれのいった通りでした。
 後ろ手に縛られたままおずおずとフロドはかれの前に頭を垂れ、大きな男根をそっと唇の間に
含みました。
「全部すっかり舐めるんだ、フロド。さっきわたしがしたように」
 厳しい口調に急き立てられてフロドは一生懸命に舌を這わせ始めました。なにぶん生まれて
初めてのことです。初めはぎこちなかった動きも、馳夫がかの女の頭を撫でながらどうすれば
よいのかを教えてくれましたので、次第に滑らかに、大胆になっていきました。
 ホビットの小さな口に馳夫のものはいささか大きすぎましたが、フロドは顔を動かして何度も
裏の筋を舐め上げたり、横から皮の終わりの部分を唇でそっと挟んだり、また先端をすっぽり
口の中に入れてしまって小さな穴を舌先でちろちろと舐めたり吸い上げたりしました。そうする
ことでかれが感じるのだと判ると、フロドは自分でも不思議と興奮を覚えました。口の中に
広がる馳夫の臭いを嗅ぎながら舌を動かすうち、今までかれに弄られていた場所が熱を帯び、
また奥からとろりとしたものが溢れてきました。
 自分からこんなに大胆なことをするなんて恥ずかしくもありましたが、馳夫のまなざしが
やさしくとろけていく様子を見て、フロドはますますかれを喜ばせたいと思いました。
そして心の中で馳夫の名を呼びながら、一心にかれを舐め続けたのです。
 驚いたことに、馳夫がそれを止めさせたときには舐める前とはすっかり様子が違って
いました。ホビット庄で下世話な話にいう『愚息の成長しきった』状態になったのです。
「こんなに大きいなんて……」
 思わずフロドは呟きました。だんだん怖くなってきたのです。
 怖じ気づくフロドの様子を馳夫は見て取りましたが、だからといって中断はしませんでした。
 馳夫のものを舐める間にもフロドの脚の間からは透明な蜜がじわじわとあふれ続け、腿を
伝って微かに光ってすらいたのです。
 かれは腰を落とせばすぐ馳夫のものを飲み込む位置にフロドを膝立ちで立たせました。
「あんたの声は外には洩れない筈だが、あえてこうしておこう」
 短く言って再びフロドの口の中に丸めたハンカチを押し込みました。フロドがより怯えると
判っていてそうしたのです。
 馳夫の思ったとおり、フロドはたちまち両目に涙を浮かべました。かの女は狩人の矢に狙いを
つけられたうさぎでした。狩人の指が矢を離れたその瞬間、うさぎは鋭い矢に身を貫かれるのです。
「覚悟はいいね?」
 ことさらゆっくり馳夫は訊ねます。フロドは頷きも首を振りもしませんでしたが、ぽろりと
涙をこぼして目を閉じました。
 馳夫はフロドの腰を沈め、ついに秘肉が先端を飲み込み始めるというところで手を止めます。
 いぶかしく思って目を開けたフロドに意味ありげな眼差しを投げつつ馳夫は片頬で笑みました。
「あんたの濡れたあそこから素敵にいやらしい音がしている」
 馳夫は雄根の上でフロドの腰を軽く回すように滑らせました。小さいけれど確かにはっきりと
した水音がかの女の耳まで届きました。
「こういうのを『淫らな体』というのだよ」
 再びフロドの全身が熱くなりました。真っ赤になった小さな体をなだめるように馳夫が抱き
寄せます。声にならない悲鳴が上がりましたが、かれのものは半分もフロドの中には入って
いませんでした。馳夫自身の大きさがかれを拒ませたのです。予想以上のきつさに馳夫の
眉間にしわが走りましたが、かれはそのままフロドの体を揺すりたて、ついに膣の最奥まで
自らの雄肉で埋め尽くしたのでした。
676馳フロ:2005/09/22(木) 22:14:03 ID:VrMHVwtq

 大きく喘ぎながらフロドは涙がこぼれないよう、天井を仰いでいました。お腹の中いっぱいに
馳夫を感じているのです。それでも馳夫の男根はまだ根元の方が残っていましたが、あの太くて
立派な馳夫のものが自分の中に入っているというだけでフロドには信じられない気がしました。
初めて感じる馳夫のからだは、かの女の体と心とを埋め尽くしてしまうかのようでした。
 馳夫にとっても驚きはありました。人間の女性にはありえない細かさの襞がフロドの体内に
収まった部分全てをやわやわと包み込み、しかもそれらがかの女の喘ぎに合わせてうねるように
動くのです。はじめに指で探ったときから予想されたことではありましたが、実際の感覚は
それ以上だったといえましょう。
「苦労して竜のねぐらに入るだけの価値はあったようだ」
 小さく苦笑を洩らした馳夫は少しずつ繋がったまま体の上でフロドを跳ねさせ始めました。
初めは自分の力だけで揺さぶる程度にしていましたが、そのうちベッドのばねの力も借りて
かの女には激しすぎるほど突き上げました。
 フロドはといえば、馳夫のものを受け入れただけでも精一杯だったところにきてまた体を
激しく動かされたものですから、必死になって首を振りました。せめてもう少しだけ、この
まま動かずにいて欲しかったのです。
 そんなかの女の考えを読み取ったかのように馳夫は低く笑いました。
「だめだよ。あんたの好みには合わせないと言っただろう?」
 腰の動きを止めずに馳夫は続けます。
「それに、こうしてあんたの小さな胸が揺れている様子はなかなか可愛い眺めじゃないかね?」
 馳夫の手でかの女が揺さぶられるたび、シャツがはだけて形の良い二つの乳房があらわになり、
弾むように揺れていました。小振りとはいえ陽に晒されることのない柔らかできめ細かな肌は
乳房の突端でぽつりと濃い桃色に色付いた乳首と、その周囲を薄く縁取る乳輪の色に彩られ、
ひとしお白く柔らかげに見えたのです。
 そして首に掛かった鎖と指輪もまたかの女の動きとともに軽やかに飛び跳ね、乳房の谷間で
無垢な金のかがやきを放っていました。
 またしてもアラゴルンは指輪を掴んでかの女の首を鎖で締め上げ、泣き叫ばせてみたい誘惑に
駆られましたが、すぐさま強い意志の力でそれをはねのけました。かれ自身の考えではなく、
指輪がそれをさせたがっていることをかれは知っていたのです。恐らく指輪はフロドを裏切り、
もっと誘惑に弱く与しやすそうな人間であるアラゴルンの手に収まってこそ本当の主人の許へ
戻れると考えていたに違いありません。
 フロドは指輪とアラゴルンの間で危険な戦いが行われていたことに気が付きませんでした。
ただかの女はハンカチを咬んだまま口元を僅かに震わせました。けれどこらえきれず、やはり
フロドは恥ずかしさにまた泣いてしまったのです。
 かの女は泣きながらも切なく喘ぎました。もし両手を後ろに縛られていなかったなら、きっと
自分から馳夫の首に手を回してしがみついていたことでしょう。
 かの女の体の奥からは透明な蜜が湧き出し続けていて、馳夫の雄根や黒い叢さえもすっかり
濡らしきっていました。大きい人との交わりは確かに苦痛でもあったのですが、かの女はこの
半エルフの館に来るまでの間に馳夫をとても好きになっていました。
「そうでなければ、」苦しすぎる愛おしさに胸を締め付けられながらフロドは心で呟きました。
「どうしてこんな恥ずかしいことをお願いできただろう。よりにもよって敵がするような酷い
ことを真似してほしいだなんて。だけど、ああ、どんなに失礼だとしてもわたしはやっぱり
馳夫さんにお願いしなきゃならなかったんだ。だってわたしときたらこんなに痛くて苦しい
のに――それなのにこれをやめてほしくないだなんて!」
677馳フロ:2005/09/22(木) 22:15:30 ID:VrMHVwtq

 かの女の頭にあったのは風見が丘での恐ろしい一夜でした。幽鬼に受けた傷はただ痛みとして
だけフロドを苦しめたのではありません。夢と現の間で凍てつくような寒さに震えるかの女は
ときおり、誰にもいえないような幻を見ていました。黒い影たちがゆっくりとフロドの許へ
歩み寄り、かの女に体を開くよう命じるのです。裸のフロドは為すすべもなく身を投げ出して
幽鬼の前に全てをさらけ出し、その冷たく細い指を肌に感じました。幽鬼は確かに熱い血と
柔らかい肉を求め、同時にそれらを憎んでいました。恐れおののくフロドに対してかれらが
見せたのは生命への激しい餓えでした。幻から現実に引き戻されるたびにかの女は、生気の
ない黒い影に犯される恐怖から逃れ得て安堵したものです。
 あの悪夢では幽鬼に触れられるとぞっとするだけでしたが、同じことを馳夫にされている
今はどうでしょう。苦痛を感じながらもフロドはその奥に隠れされた快楽を見出していました。
「もしあの夜、本当に幽鬼達にこんなことをされていたのなら、わたしは身を投げ出して
指輪をあいつらに渡してしまっていたかもしれないんだ」
 フロドは自分が女であることを呪いました。もし自分が男として生まれていたなら、きっと
こうした誘惑にも心強くいられたことでしょうに。
 いつしかフロドは馳夫の動きに合わせるかのように腰を振っていました。
 それに気付いたアラゴルンの眼差しが問いかけるように自分を見つめているのを知って、
かの女は恥ずかしさのあまりまた泣き出したくなりました。
 ですが無理もありませんでした。フロドの小さな膣の中で馳夫が動くたび、内壁ばかりか
一番奥の小さな膨らみまでもが否応なく強く擦られてしまうのです。かの女にとってそこは
弄られるとたまらなく切ない気持ちになってしまう秘所中の秘所でした。とはいえ、馳夫の
腕に支えられながらかれの動きに合わせて腰を押し付けるなんて、はしたないことに違いは
ありません。
「本当に、指輪所持者になんてならなければよかった」
 指輪を手にしていなければ、フロドは居心地の良い袋小路屋敷で平凡な一人のホビット
として気楽に毎日を過ごしていたはずです。夢の中とはいえ、どこより安心できるはずの
わがやの庭で幽鬼の冷たい息吹に身を戒められ、肌をまさぐられることなどどうして想像
できたでしょうか。
 後悔の念を胸に抱きながらフロドは絹の枷を噛み締めました。それでもかの女は指輪棄却の
旅に出ることを選んだのです。こうして馳夫に抱かれることは己の弱さを知る良い手段と
思われました。
 馳夫の逞しいものによって大きく押し広げられた秘裂は痛みを訴えながらも濡れて、中を
掻き回されるたびに淫らな音と熱い雫を漏らします。自ら志願したこの拷問指南は、単なる
苦痛だけではなく、ぞくぞくするほどの愉悦でもってかの女を厳しく責めるのでした。
 次第にこらえきれなくなってきたフロドは身をよじらせ、馳夫の手を逃れようとしました。
もちろんホビットの力で人間の、それも逞しい男の腕力を振り切れよう筈はありません。
「んん、んんんっ…!」
 不意にかの女の体が大きくわななきました。馳夫には自分を包む柔らかな襞が突然凶暴に
なって襲い掛かってきたかに思われました。恐らくフロド自身にも、かれをもっと深く受け
入れたいのか、それとも拒みたいのかわからなかったに違いありません。
 フロドは激しく身悶えして首を振り、声にならない声をひときわ高くして叫びました。
678馳フロ:2005/09/22(木) 22:16:12 ID:VrMHVwtq

 目眩がしそうな激しさでフロドの膣内は馳夫を責め、きつく搾りたてます。こらえること
などできませんでした。咄嗟にかの女を引き離した瞬間、かの女の柔らかな茂みやおへその
上に、白い迸りが放たれたのです。ほぼ同時に透明な薄い蜜が馳夫と繋がっていた場所から
溢れ出し、フロドの体は力を失ってくたりと前に倒れました。
 小さな体を抱き止めた馳夫は子供を褒めるときのようにかの女の髪や背中を撫で、小さく
尖った耳の辺りに口付けてやりました。
 そのとき、微かなくぐもり声がかれを呼びました。口にハンカチを咬ませられたまま、
フロドが潤んだ眼差しでかれを見上げていたのです。
 すぐに馳夫が縛っていた両手を自由にし、ハンカチを取ってやるとフロドはまだ夢を見て
いる人のような面持ちでかれの逞しい胸に頬を擦り付け、肌にそっと唇を押し当てました。
不思議と熱いものが馳夫の胸のうちに湧き起こりました。小さい人への強い愛がかれの胸を
温めたのです。
 馳夫はフロドを抱き上げ、改めてベッドに横たえると額にキスしました。
「気を失わなかったのだね、フロド。わたしはあんたが気を失うまでひどいことをすると
いってしまったのだが。あんたはどうしたい? もっとひどく、いじめられてみたいかね?」
 ぽうっとフロドの頬が上気しました。そしてかの女は小さく頷いてしまったのです。
 実のところ、フロドは馳夫の言葉の意味をちゃんと理解していなかったといえましょう。
ただかれの灰色の瞳に見つめられ、かれの声で囁かれたとき、フロドは魔法にでも掛けられた
かのように頷いていたのでした。
 馳夫はフロドを寝かせておいたままベッドを立ち、部屋の調度品を取って戻ってきました。
「何だと思う?」
 かれはフロドにそれを見せました。アーモンド色のとろりとした液体が入った、美しい形の
小さな波璃瓶でした。
 見当もつかずに黙っていたフロドの前で馳夫は瓶のふたを取り、かの女に差し出しました。
「いい匂いがしますね」
 胡桃と蜂蜜をたっぷり使ったケーキを焼くときの匂いに似ているな、とフロドはぼんやり
考えました。甘くて香ばしい故郷の味を思い出すことはそれだけでホビットのお腹を減らす
のに充分なのですが、さすがに今はそれどころではありませんでした。かの女の体はとても
重く感じられましたし、もう何も入っていないはずの場所が今でもなお、大きく太いものを
挿し込まれているようであまり気分が良くなかったのです。
「エルフの香油だよ。疲れた人にはこれがよく効くのだ」
 馳夫はフロドが着ていたシャツをすっかり脱がすとハンカチで丁寧にかの女の体を拭い
ました。次に瓶の中身を掌にたらし、胸元のただ一つの指輪を除けば生まれたままの姿に
なったフロドのおへその上へ落として大きな手で揉むように油を塗り広げました。香油は
思ったよりさらさらとしていて、肌の上でよく伸びました。
 フロドは思わず溜め息を洩らしました。馳夫の手が動くとそこから甘い香りと温かな力が
広がって、かの女の心まで温めてくれるように思われたのでした。
 下腹の柔らかな部分を掌で摩られてもフロドは何もいいませんでした。馳夫が優しさから
こうしてくれるのだと思えましたし、何といってもまず気持ちよかったのです。さすがにまだ
痛む秘所に指が掛かったときには思わず声が出てしまいましたが、そのときも声に幾分かの
甘さが含まれていることをかの女は自覚せざるを得ませんでした。
679馳フロ:2005/09/22(木) 22:16:54 ID:VrMHVwtq

 馳夫はベッドに腰を下ろすとフロドの体を抱き上げ、なおも香油を使ったマッサージを
あらゆる場所に施しました。フロドの細い肩にも腕にも、縛られて赤くなった両手首にも、
もじゃもじゃの捲毛が生えた足の甲にまで、かれは手ずから香油を塗り込みました。
 フロドは気が遠くなってしまいそうでした。
 いずれ王様となる人がホビットの足にエルフの香油を塗ってくれるという事実ももちろん
そうでしたけれど、男の人からこんなに熱心に足を触られたのは初めてだったので、無性に
かの女を恥ずかしくさせてしまったのです。
「お願いです。もう結構ですから、ここで終わりにしていただけませんか」
 大きな馳夫の手に自分の手を重ね、フロドは頼みました。
「なぜだね? こうされていることは気持ちよくはないと?」
「いいえ、そんなことはありません。けれど……その、恥ずかしくって……」
 俯いたフロドの顎に指を掛けて上向かせ、馳夫はかの女の唇の横に音を立てて口付けました。
「わたしたちは友人だよ、フロド。今更恥ずかしいのなんのという話はなしだ。今やわたしと
あなたを隔てるものは布一切れすらないのだから」
 そういってかれはフロドの乳房を掌で包み込みました。小さく見えても掌にしっとりと
吸い付く柔肌の、弾むような触り心地は熟れた果実に喩えるに相応しいものです。そして
濃く色付き、固く尖った先端の感触をかれは楽しみました。大きな手に乳房を優しく揉み
しだかれたフロドは言葉もなく、再び馳夫の胸に身を委ねました。
 馳夫は時折フロドの尖った耳や髪の毛に口付けながら、かの女の小さな背にもいっぱいの
香油を広げました。そうされることでかの女は、まるで骨が溶けてぐにゃぐにゃになって
しまったような不確かさを全身に感じたのですが、まったく不快には思いませんでした。
「男の人の腕の中ってなんて居心地がいいんだろう。それに、このいい匂い! 甘くって
優しくって、まるで夢の中にいるみたいだ」
 声に出さずにフロドはうっとりと呟きました。
 馳夫の手はどこまでもここちよくかの女の肌を愛撫しましたし、最初は甘さだけが目立つ
ように思われた香油の香りも今は官能的で心をとろかしてしまいそうに思えたのです。
見上げれば黒い髭の生えた馳夫の顎がありました。フロドはちょっと手を伸ばしてその顎に
触れてみました。短い部分は指先には少し痛く、けれど見た目より手触りは柔らかでした。
ガンダルフのもじゃもじゃ鬚とは触りごこちも少し違います。
「わたしの顔がどうかしただろうか?」
 肌に滑らせていた手を止め、僅かに驚いたように馳夫が訊ねます。
「いえ、すみません。わたしたちには髭って生えないものですから、なんだかつい触って
みたくなってしまって」
 慌ててフロドは謝りましたが、馳夫はむしろ楽しんでいるように見えました。
「わたしの父が母に求婚したとき、かの女はまだ若かったため父親に結婚を反対されたという。
これは求婚というわけではないが」かれは小さく笑って続けました。
「わたしに父の思いを偲ばせるよすがとなる。かれはどんなにギルラインを愛したことだろう!」
 そういってアラゴルンはフロドの小さな体を抱きしめました。まったく、かれに結ばれた
運命の糸とは別の部分で、馳夫はこのホビットを心から愛しく思うようになっていました。
それは人が与え得る慈悲と同じ感情だったのかもしれませんが、そんなことは今の二人には
関係ありませんでした。
 ただ二人は安らぎに満ちた愛情に全身を委ねていたのです。
680馳フロ:2005/09/22(木) 22:17:42 ID:VrMHVwtq

 馳夫はフロドの髪を撫で、額にキスしました。
「さあ、もう少し香油を塗ってあげよう。あんたの可愛いお尻がまだだからね」
 そういってかれが波璃瓶に再び手を伸ばそうとしたときでした。かれの手がフロドの首に
下がる鎖に軽く触れました。
 鎖は大きく揺れて金の指輪を跳ねさせ、フロドの左の乳首にそれをぶつけました。咄嗟に
かの女は指輪を握り締めました。痛みより鋭い衝撃が背中を走り抜け、かの女は一瞬、息も
できませんでした。
 目に見えて体をこわばらせたホビットの様子に馳夫が気付かぬわけがありません。かれは
フロドの名を呼んでかの女の肩に触れようとしましたが、フロドは後ずさってかれの手を
拒みました。
 さきほどまで二人の間に流れていた親密な空気は凍りつきました。そこにいるのは厳しい
灰色の目をした人間の男と、血の気のない顔色で胸元の鎖を握り締めているホビットの女、
ただそれだけでした。
「フロド」
 ゆっくりともう一度、アラゴルンはかの女を呼びました。そしていいました。
「指輪によってわたしを恐れてはいけない。あなたがここに来たのは、あなたを脅かす闇の
勢力にも負けない力を得るためだったはずだ。あなたはわたしを信じなければならない。
もしわたしを恐れるのであれば、指輪を奪う者として恐れるのではなく、あなたをまだ知らぬ
快楽の罠に陥れる者として恐れなさい」
 かれはフロドを迎え入れるように両手を広げましたが、フロドの身のこわばりは解けません
でした。それでもかの女は馳夫の腕に抱かれようと思ったのですが、体がまったくいうことを
ききません。
 馳夫は多少の無理強いもやむなしと思ったのでしょうか、ベッドの上で身を固くしている
フロドの両脇に手をつき覆いかぶさりました。
 かれに押し倒される形になったとき、右手にかたく指輪を握ったフロドが首を振りました。
「ごめんなさい、どうか待ってください!」
 かの女の両瞼はきつく閉じられていました。震えながら目を開いたとき、かの女の大きな
瞳は今にも零れ落ちんばかりの涙で潤んでいました。
「お願いです――どうかもう少しだけ、わたしに時間をいただけませんか? 今は怖くて――
どうしても、続けられそうにないんです」
 まばたきをしただけで頬を伝い落ちた涙をぬぐい、かの女は馳夫を見上げました。
 馳夫もかれの両腕の間にすっぽりとおさまったフロドの姿をじっと見下ろしました。
元々かの女が望んだことは敵のやり口を知ることでした。ここでかの女を強引に犯すほうが
本当は敵の手段に近いのだとかれは知っていましたが、小さな体を震わせているホビットを
そんな酷い目にあわせることはためらわれました。また、なによりかれはフロドを本質的な
ところで傷つけ、かの女に嫌われることを諒とできなかったのです。
「すまなかったね、フロド。あなたに怖い思いをさせてしまった。だがわたしは何度でも
繰り返そう。あなたを守ると。そしてわたしを信じて欲しい」
 怯えるフロドの左手を取ってアラゴルンは微笑みました。
「今日はもうこれで終わりにしよう。わたしはあなたがまだ本調子でないこともすっかり
忘れていた。常人ならば命が危ういほどの傷をあなたは負ったのだ。もう恐ろしいことは
考えず、ビルボやあなたの友人たちとゆっくり過ごすといい」
 そうしてかれはそっとフロドの手に口付けました。
681馳フロ:2005/09/22(木) 22:18:25 ID:VrMHVwtq

 急に何かがこみ上げてきて、フロドは胸に息苦しさを覚えました。
 元々は自分から言い出した無茶なお願いだったのに、馳夫は快く聞き届け、そして今も
フロドの心で起きた異変を察してかの女の望みをかなえようというのです。
 かの女の乳首を弾いた指輪はその些細な一打をもってアラゴルンへの信頼を砕き、指輪を
奪われる恐怖にかの女を突き落としました。ところがかれはどうでしょう。フロドの身勝手
を責めもせず、逆にいたわってくれたではありませんか。
「馳夫さん……」
 フロドは震える手を指輪から離すと馳夫の首に両腕を掛け、かれにしがみついて少しの間、
啜り泣きました。抱き締めてくれた馳夫の両手は大きくて、しっかりかの女を支えました。
 優しさが嬉しかっただけではありません。今でもかの女は馳夫を好きでしたが、それより
もっと深くかれを愛してしまいそうな自分に気付いたのです。その涙が自身のためなのか、
或いはサムや他の誰かのためのものなのかは誰にもわかりませんでした。ただ一つかの女の
胸にあったのは、アラゴルンを愛してはいけないという予感だけでした。
 ようやく泣き止んだかの女は涙を拭い、首を横に振りました。
「どうか、馳夫さん。わたしを手酷く扱ってください。わたしを旅の仲間ではなく、いえ、
人ですらない卑しい四つ脚の獣のように貶めて、嬲ってください。最初にあなたがいった
とおりに苛めてほしいんです」
「だがフロド――」
 言いよどむアラゴルンの手を握り、フロドはいいました。
「大丈夫です。本当はまだ少し怖いんですけど――いえ、今はもう大丈夫です。馳夫さんが
優しくしてくれるのはとても嬉しくて、だけどこのままでは黒の乗手さえ忘れて、ただ
あなたのことを好きになってしまいそうで……。もし今、馳夫さんに酷くしてもらえれば
わたしはわたしのままでいられる気がする。しっかりと自分の進む道を見つめることが
できると思うんです。だからどうか、わたしをもっと酷く苛めてくれませんか。――その、
まだ馳夫さんがお疲れでなければ、ですけど」
 覚束なげにフロドはいいましたが、アラゴルンは驚きをもってかの女を見つめました。
 かれはフロドのように芯が強い女性を幾人か知っていました。しかしかの女達はそうあるに
相応しい、力を持って生まれついた高貴な血の女性達でした。それに比べればフロドが歴史の
中でどれほどの地位を占めるというのでしょう。ホビットを知らない者にとっては小さい人と
しかいいようのない、そんなかの女が、例えばエルフの姫君に劣らぬ強さを内に秘めていると
知れば誰もが驚嘆するに違いありません。
 けれどかれの眼差しをフロドは違った風に捉えました。
「本当にすみません、こんなにおかしな、それも我侭なことをいって」
 かの女はうなだれましたが、今度は馳夫が首を横に振る番でした。
「あんたが我侭だというのなら、わたしはどれほど身勝手な男だろうか! フロド、わたしは
あなたのためというより、むしろ自分のために――あなたとの友情を失いたくないがために
このことを止めようとしたのだ」
 胸に湧いた敬愛の念とともにかれは告げました。
「これからの旅は今まで誰もなし得なかったほど困難な旅になることだろう。だが、わたし
にはあなたがこの旅を成就するように思える。むろん過酷な道に違いはないが、それでも
あなたならばきっとうまくやれるのではないかと思うのだ」
 今はまだ無名のホビットが大いなる使命を成し遂げて歴史に名を残す、それだけの力を
かれは感じ取っていました。
682馳フロ:2005/09/22(木) 22:19:33 ID:VrMHVwtq

 それからかれはフロドの頬を指先で軽く撫で、くだけた調子で続けました。
「本当はあんたにはずっと無力な甘ちゃんでいてほしいと思っている向きもありそうだがね。
だがかれらに怒られたとしても、わたしは約束を守らなければならないようだ」
 フロドの額に軽く接吻し、またかの女の捲毛を撫でて馳夫は笑いました。
「とはいえ、初めにわたしがいったことも覚えていてほしい。わたしはわたしのやり方で
あんたをいじめるのだからね」
 するりと馳夫はフロドの肌に手を滑らせました。
「あっ」
 薄く油を塗られた肌はなめらかで、磨かれた珠のように抵抗なく馳夫の動きを受け入れ、
たちまちのうちに野伏の手をかの女の柔らかな叢へと導きました。
 ただしかれの指が触れたのは、つい先刻まで雄肉を深く咥えて泣き震えた紅色の襞でなく、
その下できつく口を閉じている菊門でした。
 馳夫が指の腹で固い蕾を幾度も押しさすると、フロドは喉の奥で息を飲みました。
そこは誰かが触るべきところと思えませんでしたが、それでいながらかの女は絶えず
与えられる刺激に不思議な感覚を覚えずにはいられませんでした。
「あの、馳夫さん、そこは……」
「場所を間違えているわけではないのだよ、フロド。今からあんたの知らない交わり方を
教えてあげよう」
 そういって馳夫は掌に香油をとり、かの女の蕾の間へとさらに塗り込めました。たっぷり
肌につけられた油でぬるぬると滑りの良くなった場所を、馳夫はまるで指を押し込もうと
でもするかのようにきつく揉み込み続けました。
「いやっ、いやです、そんなところ――」
 恥ずかしさと未知の感覚とに責められてフロドはたまらず腰を浮かしましたが、それが
馳夫にとっては好機でした。不意に体内に侵入してきたものを感じてフロドは短く悲鳴を
あげました。馳夫が指先を入れてきたのです。痛みはなかったのですが、とにかく生まれて
はじめてのことでびっくりしてしまったのでした。
「大丈夫、まだ指を入れただけだ。痛くはないだろう?」
「指を入れただけ、とおっしゃる?」
 漠然とした不安を感じながらかの女は馳夫の言葉を繰り返しました。今は指を入れただけ
というなら、その次はどうなるというのでしょう。
 もちろん決まっています。馳夫がさっきちゃんと教えてくれたではありませんか。
「――そんな、うそ!」
 弾かれたようにフロドは咄嗟に身を離そうとしましたが、馳夫がかの女の腕を掴んで強く
引き戻しましたので、子供のように容易くかれの胸へと倒れ込みました。
「だめです、そんな場所、汚いし……あっ」
 前から秘肉ごと揉みこまれるからなのか、いいようのない感覚がかの女の腰の辺りに
わだかまり始めました。頭では、こんなところを弄られたからって気持ちよく感じるはずが
ないと思うのに、不思議とかの女のからだは微熱を帯びてきたのです。
 せめて僅かでも抵抗しようと思ったものの、ただ腿の内側が震えた程度で、かの女の体
にはもうすっかり力が入りませんでした。そしてできるならこのまま馳夫の膝の上に、猫の
ように丸くなって横になりたいと思いました。
683馳フロ:2005/09/22(木) 22:20:23 ID:VrMHVwtq

 フロドは半ば朦朧としながら馳夫の腕に縋って体を少しずらそうとしました。そのとき、
かれのものが目に映りました。
 次にかの女が取った行動は少なからず馳夫を驚かせました。フロドが屈み込んで馳夫の
男根を手に取り、口に頬張ったのです。
 かの女が指で擦り、また軽く先端を吸うと再びそれは固くなり、太い筋を浮かび上がらせ
ました。屹立したものは鈍い光を帯びていました。フロドは賛嘆の溜め息を洩らしてそれに
頬擦りし、またキスしました。男臭いにおいは少しも嫌ではありませんでした。かえって
かの女の体は熱くなり、胸は早鐘を打ちました。
 ほんとうのところ、ほんの少し前に教えてもらったばかりの行為を自分から、それも馳夫に
後ろの穴を弄られたままするようになるだなんて、フロドは考えてもみませんでした。
 けれど、恥ずかしささえ忘れてしまうほどにかの女は馳夫の男根を口に入れたいと感じ、
またその通りかの女は濃い色をした逞しい肉棒を丁寧に舐め続けました。
 馳夫は何もいいませんでした。ただ少し笑って中へ入れる指を一本増やしただけでした。
 エルフの香油のためか、またフロド自身の体がそうだからなのか、かの女の後孔は指を
増やされても柔らかく受け入れました。
「咥えるときはほとんど抵抗もないようなのに、いざ奥へ迎えると急に締め付けてくるの
だね、あんたのここは」
 馳夫が奥を探るとかの女は微かに声を上げました。まるで中から膣を直接触られている
ような気がしたのです。しかし決して嫌な感覚ではありません。
「フロド?」
 呼ばれてかの女は肉棒から顔を上げました。かの女の顔は少し赤くなっていました。
「あ…あの、なんだか、変な感じがして……」
「どう感じているのか言葉にしてごらん」
 かの女は少しの間ためらってから口を開きました。
「……気持ちいいのかも、しれません……」
 馳夫はかの女に笑いかけました。
「ありがたい。あんたに与えるのが苦痛だけではないと判ればわたしも気が引けずに済む」
 かれは、オークたちが拷問を行うときにはもっと手酷い扱いをするだろうことを知って
いましたが、フロドをそこまでつらい目に遭わせる気は毛の先ほどもありませんでした。
第一こんなにも小さく愛らしいかの女を忌まわしい奴ばらの手に掛けさせるなど、できよう
はずがありません。
 馳夫は頃良しと見てとって指を抜き、改めてフロドをベッドに仰向けに寝かせると大きく
両脚を開かせました。
 上を向いたせいでフロドの胸の谷間は浅くなりましたが、それでも金の指輪が柔肌の間に
しっかり留まって輝きを放っていました。
 フロドはこのあけすけな姿勢が嫌で、つい身をよじって横を向きました。
「わたしの顔は見たくない?」
 馳夫にたずねられて初めてフロドははっとしましたが、かれは少しも気にしていません
でした。
「すみません、そういうつもりはなかったんです」
「謝ることはない。後ろから犯されるのがいいならそうしてあげよう」
 いうが早いか、馳夫はくるりとフロドの体をうつ伏せにひっくり返してかの女の体の下へ
枕を差し込みました。
 フロドの肌には細波のように震えが走っていきました。未知のことがらに対する恐怖と
ないまぜになっているのは、どうしても抑えることのできない期待感でした。
 どんなに黒の乗手の恐ろしい姿を思い起こそうとしても、柔らかなベッドの上にいる今は
馳夫の姿しか思い浮かべることができません。でもそれではいけないのです。
「犯して――犯してください、馳夫さん! どうかわたしを、めちゃくちゃにしてっ……!」
 シーツに顔を伏せ、かの女は懇願しました。
 馳夫はかの女の小振りの尻肉を掴むと左右に開きました。その奥では香油でぬめる小さな
丸い口が、かの女の呼吸に合わせて喘ぐように開いたりつぼんだりを繰り返していました。
「さっき初めて指を咥えたばかりだというのに、もう男が欲しいのだね、あんたのここは。
だが長く待つことはない。わたしがあんたの望んでいるものをあげるから」
684馳フロ:2005/09/22(木) 22:21:37 ID:VrMHVwtq

 後ろから硬いものがあてがわれ、ゆっくりと刺し貫かれる感覚にフロドは息を詰めました。
前ですら馳夫の大きさは苦しいほどでしたから、まして一度もこうした目的で使ったことの
ない場所ではきつすぎるように思われました。
 先端が入り口を通っただけでその場所が音を立てて裂けてしまうように思われ、必死に
かの女は体をずらして楽な方へ持っていこうとしました。けれど馳夫の手にしっかりと腰を
押さえられていて、思うように動けません。それどころかかれの手で引き寄せられて結合を
さらに深くさせられました。
 フロドは必死に痛みをこらえました。これが本当の陵辱の痛みなのだと思い、同時に何て
ばかなことをかれに頼んだのかという後悔の念を新たにしました。
 馳夫の昂りが少しずつ入ってくるのを感じながらフロドは懸命に息を吸いました。全身が
重く、息苦しく感じられて呼吸すらままならないように思われました。自然に涙があふれて
枕へ吸い込まれていきました。
 けれどたっぷり塗り込んだ香油のおかげでしょうか、繊細な隧道を力尽くで通るにしては
どこも傷つくことなく、最後にはかの女は馳夫をすべて受け入れたのでした。
 ぴったりと肌が触れ合う感覚でフロドはそれと知りましたが、泣き濡れながらもかの女は
恥ずかしくて仕方ありませんでした。あんなに太くて長いかれのものを、初めて使う後ろの
穴で全部のみこんでしまっただなんて、なんてはしたないことでしょう!
「力を抜いて楽にするのだ。ゆっくりと息を吐いて」
 啜り泣くフロドの肩が小刻みに震えるのを見て馳夫がいいましたが、フロドは枕を抱いた
まま首を振りました。
「けれどお腹が、わたしの中がぜんぶ、馳夫さんでいっぱいなんです。わたしはどうしたら
いいんでしょう」
 弱々しく答えながらフロドは精一杯手を伸ばし、自分を後ろから抱く馳夫を求めました。
 馳夫はかの女の求めに応えて差し出された右手を握り、耳のふちにそっと口付けました。
そして囁きました。
「では苦しさの中でわたしを感じなさい。わたしに合わせて呼吸するのだ。いいね、決して
わたしを忘れてはいけないよ」
 フロドは枕に泣き顔を埋めました。かの女が望んだとおり、かの女は四つ脚の獣のように
後ろから犯されていました。
 かれは動き始めました。初めは慎重すぎるほどにゆっくりとした動きでしたが、フロドは
息をするのもやっとという有様でした。かれが動くたびに頭の先まで馳夫のもので貫かれて
いるような深い衝撃が走りました。
 次第にそれは早くなっていきます。ぬるぬるした油が滑りを助けました。
 小さくフロドは喘ぎました。今はかの女のすべてが馳夫のものであり、苦痛の中でかの女の
心を占めるのは馳夫のことだけでした。指輪の幽鬼のことなど頭からはすっかり消え去って
いました。
 かれが腰を打ちつけるたびフロドは泣きながらかそけく喘ぎました。かれの出入りする
狭隘な肉の門は熱を帯びて、今や苦痛を通り越した別の何か不思議な感覚をかの女の内奥に
生み出し始めていました。
 体中に広がる熱と、体を貫く重い衝撃がフロドの支配者でした。
「あんたの喘ぐ声を聞いているとこちらまでぞくぞくしてくるよ」
 密やかに笑う馳夫の声を聞いた瞬間、かの女の中で何かがはじけました。苦しい中にも
甘やかな思慕の念がかの女の胸を満たしました。
 本当にかの女は苦しかったのです。生まれて初めての場所をこんな風に激しく突かれて
息もできないくらいなのに、一方ではその痛さ苦しささえ嬉しく思う自分がいました。
 男女の交わりにこんな場所を使うなんて、大概のホビットは想像したことすらなかった
でしょう。けれどかの女は早くも新しい感覚を把握していました。確かにこれは、馳夫が
いったとおり快楽の罠でした。
685馳フロ:2005/09/22(木) 22:22:25 ID:VrMHVwtq

 フロドは羽枕に頭を預けたまま左手で自分の胸に触りました。二つの乳房の間で指輪が
揺れて冷たく肌に当たりましたが、その存在はほとんど忘れ去られていました。かの女は
ただ気持ちよくなりたくてたまらなかったのです。苦しい息の下で、かの女は小さくとも
形の良い胸の先の、つんと尖って緋桜色をした乳首を指の間で擦りあげました。
 自分で柔らかな白い肉をこねるように弄りだしたフロドの様子を見て、馳夫はいったん
激しく突くのを止めてかの女にいいました。
「あんたはとてもいやらしいのだね。ここもこんなに欲しがっていて、かわいそうだ」
 前はすっかり蕩けきっていて、濃い色の捲毛は白く濁った雫で濡れそぼっていました。
物欲しそうに口を開いた秘肉のあわいをなぞり、先端の紅真珠を軽くつまむように指の間に
挟んで擦ると、フロドは身を震わせてきれぎれに吐息をこぼしました。本当は前の方をこそ
馳夫の太くて硬いもので満たして欲しいのに、羞恥心と自分から口にした請願とのために、
どうしてもそれをねだることができませんでした。
「はせお、さん……」
 代わりに震える声でかれの名を呼ぶと、馳夫は指を三本まとめて蜜壷の中へ埋めました。
するとただ入れられただけなのにも拘らず、かの女の秘肉が入り口から奥の方まできつく
締め上げました。後ろからは逞しい雄肉に深くえぐられ、前からは指でまさぐられて狭間に
ある内壁の薄さがまざまざと感じられました。
「ああ、ああ、馳夫さん!」
 望まぬ場所を犯されることも苦痛でしたが、望む場所に与えられないこともまた苦痛で
あるとフロドは知りました。大きい人の指は深く奥まで弄ってくれるのに、気持ちいいのに
それだけではもう満足できないのです。一度知ったかれの大きさが忘れられないのです。
 うんと卑俗な言葉で馳夫にねだりたいという誘惑をかの女は一生懸命押し殺しました。
教養と分別をわきまえたホビットでも、閨房での睦言はとびきり猥褻にするのが一般的な
夜の嗜みとされていましたが、馳夫はホビットではありませんし、そもそもこれは陵辱に
耐えるための訓練でした。自分の快楽のためにしていることではないのです。
 ただ、正直なところフロドはもうほとんどそんなことを忘れてしまいそうでした。また
それこそが馳夫の仕掛けた快楽の罠でした。体を貫かれる痛みと、胸が塞がったような
息苦しさとがそのままかの女にとって深い官能の喜びとなりました。
「すき……」
 かの女は吐息にまぎれてついぽろりと声に出してしまいました。
 馳夫の目に不思議な光がきらめきました。
「『好き』といった? あんたは今、好きといったのだねえ、フロド」
 前と後ろから柔らかな肉を押しさすりながらかれは続けました。
「あんたがこうされるのが好きなのか、それともあんたはわたしのことが好きなのか、ぜひ
聞きたいね」
 フロドはびっくりして答えられませんでした。
「どうしたのだろう、あんたの蜜壷がきつくわたしの指を締め付けてくるが。それに」
 馳夫の言葉を待つまでもありませんでした。かの女の体の奥からこぽっと音を立てて熱い
潤みが湧き出してきました。
 先まで赤く染まったフロドの耳に馳夫は言葉を吹き込みます。
「わたしを愛しているといってごらん」
 その一言は、フロドの子宮の奥にまで転がり落ちたかのようでした。女の最奥にわだかまる
得体の知れない何かが頭をもたげました。
「なぜ……そんなことをいわれるのですか。しとねの上だけのことであっても、偽りなど
耳に入れて楽しいものではないでしょう」
「偽りであっても喜んでそれを望む場合もある。だがフロド、それではあなたはわたしを
愛していないというのだね?」
「まさか、そんな」とかの女はいいましたが、 その間も馳夫の指と剛直で中をかき回されて
続く言葉は甘い喘ぎに変わりました。
「ああ……あなたに愛を抱かずにいられるなんて、そんなこと!」
 洩らした吐息を追うように馳夫のもう片方の手がかの女の唇をなぞり、乳房へと降りて
揉みしだき始めました。
686馳フロ:2005/09/22(木) 22:23:15 ID:VrMHVwtq

「では言ってごらん、あんたの胸の奥から聞こえる声に従って。そうすればわたしはあんたの
欲しがっているものをあげよう」
 秘所深くまで押し込まれていた指が抜かれ、かの女の意思を訊ねるかのように入り口に
あてがわれました。恐らくフロドが「あなたを愛しています」といえば、望んだとおり太い
剛直がかの女を貫くのでしょう。どんどん高まっていく体の熱にうかされながら、もし本当に
そうなればどんなにいいだろうとかの女は思いましたが、それでもかの女は首を振りました。
「いいえ――いいえ! あなたが好きです、大好きです! けれど――ああ、どうかわたしに
その言葉をいわせないで!」
 フロドは自分でも、どうしてかれの要求を拒まなければならないのかわかりませんでした。
体はさっきからずっと、もっと気持ちよくなりたいと感じていましたし、はじめにこのばか
げたお願いを口にしたときからどんなことでも馳夫のいう通りにしようと決めていたのです。
 なのに、どうしてもフロドは馳夫を愛しているということができませんでした。
 口にしてしまうことが恐ろしかったのです。
 フロドがかれを愛していることは確かでしたが、口にすることで旅の仲間に対する想いが
差し引きならないものに変わってしまうことを恐れたのかもしれませんし、もっと何か別の
ことがかの女をためらわせたのかもしれません。
 馳夫はかの女が溢れさせた蜜にまみれた指でかの女の唇をなぞりました。
「体はこんなに正直なのに、この口であんたは強情なことをいうのだね。では間を取ることに
しようか」
 そういって馳夫はベッドの脇にある机に置いた自分の持ち物の中から一振りのナイフを手に
とりました。古代王国の鍛冶職人の手になる銘刀か、またはエルフの工匠が手がけた業物か、
小振りながらも細い波型の鍔と鞘には飾りが彫り込まれ、固く革が巻かれた柄は緩く湾曲して
いかにも使いやすそうでした。かれはナイフを握ると鞘ごとフロドの濡れそぼつ肉のあわいに
ずぶりと埋め込みました。
 硬質な鞘の感触がかの女の膣を埋め尽くしました。反り返った鞘はかの女の最奥を責めて
なお余りある長さを持っていました。
「ああ、そんな――」
 フロドは啜り泣くような声をあげましたが、柔らかな肉襞はこの冷たいナイフの鞘でさえ
絡み付いてきつく締め付けました。
「鞘から刀身が抜けないように、しっかりとこの柄を持っているのだよ」
 馳夫はかの女の手にナイフの柄を握らせると、再び後ろから激しく突き始めました。
 鞘はフロドの蜜壷に絡め取られていましたから、かの女が揺さぶられる度に動いて刀身と
擦れ、鋭い金属音をたてました。また、後ろから深く肉棒が打ち込まれると鞘と鍔とが打ち
合って甲高い鍔鳴りをあげました。
 それらの音と馳夫の息遣い、肌がぶつかる湿った音の中で、ほとんど悲鳴に近い喘ぎを
かの女は枕の端を噛んで押し殺しました。
 やがて馳夫が動きを止め、低い呻き声を洩らすとともにフロドは脈動を感じました。
 この日初めてかの女の体内に注ぎ込まれた、かれの情愛の証を後ろの穴で受けながら、
フロドは鞘を咥えた秘所が痛いほどきつくそれを締め付けるのを感じていました。
687馳フロ:2005/09/22(木) 22:24:10 ID:VrMHVwtq

 しばらくの間、馳夫の腕に抱かれたフロドは肩で息をするばかりで何もいえませんでした。
 ナイフの鞘が抜き去られ、馳夫自身から離れて自由の身となりましたが、枕を抱いたまま
ぐったりとして動くこともできずにいました。
 馳夫はベッドの上に横になり、枕ごとフロドを抱き締めて目を閉じました。
 見上げたかれの顔はいつもと変わりないようでしたが、それでもきっと疲れているに違い
ありません。フロドは申し訳なく思って、かれの顔に手を伸ばしました。
「済みません、わたしのためにこんな面倒なことをお願いしてしまって……」
 すると馳夫は目を開けて笑いました。
「あんたがそんなに済まながるのなら、この枕を離してわたしにあんたを直接抱かせてくれる
とありがたいのだがね」
 頬を染めてフロドが枕を返上しますと、馳夫はそれをクッションにしてベッドの頭板に
もたれかかり、改めてフロドを膝の上に招いて抱き締め、深く息を吐きました。
「あのう、」フロドは訊ねました。「やっぱりお疲れなんでしょうか」
 馳夫は顔をあげ、にっこりと笑いました。
「疲れているというよりも、今は嬉しいのだね。あんたがこんなことを頼むほどにわたしを
信頼し、好意を寄せてくれているのだとわかったから。それにあんたの方こそお疲れでは
ないのかな、フロド?」かれはフロドの背中をさすっていいました。「こんなに小さな体で
よくも耐えたものだ」
 馳夫の手が撫でるたびに、フロドの体に塗られた香油が再び香りを立ち上らせました。
その匂いを嗅いだ途端、なぜだか急にフロドはトフィーが食べたくなりました。どうやら
エルフの香油はホビットの食欲を増進させる効果もあるようでしたが、それはかの女が
いささかなりと元気を取り戻した証拠でもありました。
 そんな風に余裕ができて初めて、ベッドの周りに脱ぎ捨てた服やふとんが落ちてしまって
いるのを見つけたフロドはぴょこんと身を起こし、それらを拾おうとしました。ところが
立ち上がろうとした途端にたちまちふらふらとよろけ、床に倒れ込みそうになったすんでの
ところで馳夫に抱きとめられました。
「そんなに急に動けるはずがない。あんたにはまだ休息が必要だ」
 かれはベッドの端に押し遣られていた毛布でフロドの体をくるんでくれました。
「でも少しは片付けた方がよくはないでしょうか? それに、ベッドだってわたしのせいで
汚してしまったのに……」
「それをいうならわたしもあんたを汚してしまったことになる。さあ、綺麗にしてあげる
から体を開いて」
 馳夫の言葉におずおずとフロドは両脚を開きました。エルフの香油を塗られた肌は薄く
艶光を帯びているせいか、いっそうかの女の細い体を若々しく魅力的に見せていましたが、
くびれた腰のおへその下は馳夫の放ったものとかの女自身が溢れさせたものとが混じりあい、
白く濁って肌や色の濃い捲毛を汚していました。
 馳夫は広げた毛布の上にフロドを寝かせるとためらいもせずそこに顔を近づけ、ちぢれた
捲毛の間に舌を這わせはじめました。
「待ってください! そんなことをされたら、わたしはまた汚してしまいます!」
 真っ赤になって両手で顔を隠したフロドの叢の奥で、小さな泉が再び透明な蜜を湧かせて
いました。
「あんたは本当に感じやすいのだね」といって馳夫はかの女を笑う風でもなく、ただ優しく
愛しげに見つめていたので、顔から手を外したフロドも頬を染めたままかれを見返しました。
「よくないことでしょうか」
「わたしは大歓迎だ。むしろあなたを可愛い人と呼びたい」
 フロドは体を起こして馳夫の首に縋りつき、かれの胸で真っ赤な顔を隠しました。
688馳フロ:2005/09/22(木) 22:24:57 ID:VrMHVwtq

「願わくば、あんたの可愛いここを使ったのはわたしが最初で最後であってほしいものだ」
 そういって馳夫がフロドのお尻を撫でたので、かの女は咎めるような目つきをしましたが
馳夫が平気な顔をしているのでしまいにはぷっと吹き出してしまいました。
「ええ、ほんとうにそう思います。だってとっても大変でしたもの。……でも、お尻でこんな
ことをしただなんて……」
 フロドは口ごもりました。一般にホビットというものは変わったことを好みませんから、
ベッドでのああした習慣はなかったのです。
「ガンダルフはこんなやり方があるなんて一言も教えてくれなかった。口ですることだって」
 呟くかの女の体をまた抱きよせて馳夫は微笑みます。
「あまり普通にするようなやり方ではないからね。だがそうすると、ガンダルフがあなたの
教師というわけだったのだ」
「ええ。あの人が最初に教えてくれたんです、ビルボの願いで。……ほんとうは、子供の頃
ちょっと嫌なこともあったんですけど、そのときはどうにか最後まではせずに済みましたし。
そのあとビルボに引き取られて、ガンダルフから少しずついろんなことを教えてもらって。
そう、わたしが成年になる三十三歳の誕生日の前の晩にも、ガンダルフはわたしのところへ
来てくれたんです。それがビルボからの贈り物のひとつでした」
 それからフロドは少しばかり頬を赤らめました。
「ガンダルフはいつも魔法を使って、中まで全部入っても平気なようにしてくれていました
から、こんな風に痛かったり苦しかったりしたことはなかったんです。でも、」
 吐息を洩らしてかの女は馳夫の裸の胸に頬をすり寄せました。
「痛くても苦しくても、やっぱりわたしは気持ちよく感じてしまった。馳夫さんがわざと
わたしに酷いことをしてくれているのに、それが嬉しくてならなかったんです」
「嬉しかった?」
 かれの手で軽く頬を挟まれて顔を覗き込まれ、フロドはいっそう赤くなってしまいました。
「ええ。だって馳夫さんはボロミアと一緒にゴンドールへ行って、王様になるんですよね?
そうしたらきっと立派なお妃様があなたの隣に座ることになると思うんです。なのに今は
こうしてあなたの体と時間をわたしのために貸してくださった。だから嬉しくてならないん
です、わたしは馳夫さんが大好きだから」
 アラゴルンはじっとフロドの瞳を見つめました。かの女が養父やガンダルフに対して
抱いているまじめな敬意や深い愛情と同じものが確かに見受けられました。それはかれが
受け取るに相応しい、また充分すぎる愛情でした。
「わたしも嬉しく思うよ、フロド。知り合った時間は確かに短いけれど、わたしたちは
お互いに大好きになってしまっているのだろうね」
 微かに震えて目を閉じたフロドの瞼にアラゴルンは口付けました。黒い捲毛の間に指を
通しながらかれは少しずつ口付けの位置を変えていきました。ほんのり色付いた頬、顎、
そして首筋というように。そして左手ではフロドの、小さいけれど形の良い、白い乳房を
そっと愛撫し始めます。かれの掌はすぐに乳首が再び硬く尖ったのを感じ取りました。
「馳夫さん……」
 フロドの両腕もおずおずとかれの体へと伸びました。
「わたしは魔法を使えないよ?」
 からかう響きにかの女は恥じらいながら答えました。
「魔法は要りません。あなたは目に見えない、別の不思議な力をお持ちのようですから」
 馳夫の胸は広く、ここちよくフロドを抱き締めました。
689馳フロ:2005/09/22(木) 22:26:05 ID:VrMHVwtq


 フロドは重い瞼を上げました。辺りは暗く、すえたようないやな臭いが感じられました。
また冷たい石の床下からは今も耳障りな罵り声や剣呑な雰囲気の物音が響いていました。
 自然とフロドの口から大きな溜め息がこぼれました。
 甘美な思い出の後で目にするには現実はつらすぎました。
 けれどここは良い香りのする裂け谷の大きなベッドの上ではなく、暗くオークの臭いに
満ちた塔の中なのです。かの女の閉じ込められた部屋は錠の掛かった落とし戸があるきり
で、たとえ下の騒ぎが止んだとしても一人で逃げ出すことはできそうにありませんでした。
「それでも、」かの女は思いました。「まだわたしが生きていて世界が終わってない以上、
何かわたしにもするべきことはあるのかもしれない」
 ひりひりと痛む体を起こし、フロドは手近なぼろ布を拾い上げました。汚らしい布を使う
のは気が進みませんでしたが、かの女はそれで自分の中と外とに浴びせかけられたオークの
精液を何とか拭い落としました。布は粗く織られていたのでこびりついた汚れを落とすには
ちょうど良かった代わり、全身につけられた鞭の傷には当たりが強すぎて、何度かかの女の
顔をしかめさせました。
 それからかの女はオークの置いていった僅かなパンと水とを口にしました。パンの皮は
灰色で乾ききっていましたが、味はそれほどひどくはありませんでした。ただ、長い時間
泣き叫び続けたせいですっかり喉を痛めてしまっており、ほんの少しのパンを飲み込むにも
フロドは苦労し、喉に引っかかるような痛みを我慢しなければなりませんでした。
 下の方では喧騒が更に大きくなっていました。この分ではいつ興奮したオークが部屋に
駆け込んできてかの女を刺し殺したとしても、なんの不思議もないでしょう。
 恐ろしさにフロドは身を竦め、再びぼろ布の山の間に痛む身を横たえました。もし不要な
注意でも惹こうものなら、またオークがやってきてかの女をどんな酷い目に遭わせるか
知れたものではありません。
 最低限の食料で飢えも渇きも多少は満たされましたが、下から響いてくる凶暴な騒動に
惨めな気持ちはどんどん大きくなっていき、フロドは遂に涙を堪えきれなくなりました。
「するべきこと? 捕まって指輪を取り上げられてしまったわたしに、これ以上どんなするべき
ことがあるというのだろう! わたしは失敗してしまったんだ。すべてが終わってしまうんだ」
 床に倒れ伏し、啜り泣きながらフロドは小さくサムを呼びました。
「サム、助けておくれ、サム。……いや、いや、違う。来てはいけない。お前はこんな場所へ
来てはいけないんだ。お前は逃げて、どうか無事に……」
 ほとんど声にならない、半ばうわごとのような呟きをフロドは止めました。急に静まった
階下から、サムの歌声が聞こえたように思ったのです。
「サム……? まさか、これは夢……?」
 けれど確かに旋律は懐かしいホビット庄でよく聞かれる単純素朴なものでした。オーク
たちがあんなに素朴で温かみのある歌を歌うはずがありません。
「夢でもいい……サム……」
 泣きながらフロドはサムを呼ぼうとしましたが、うまく声が出せませんでした。
 そのとき扉の閉まる音と、次いでスナガの喚く声が聞こえました。フロドを黙らせようと
いうのです。怯えるかの女の前で部屋の落とし戸が開かれ、スナガが梯子を上がって姿を
現しました。その手には幾度もフロドを打った鞭が握られていました。
 もはやフロドには何が現実で何が夢か、区別をつけることができませんでした。いつ
終わるか知れない悪夢の中でスナガはフロドを鞭打ち、激しい痛みの前にかの女は自分の
意識を投げ出したのでした。すぐ下にサムがいることを知らぬままに。
690馳フロ:2005/09/22(木) 22:27:51 ID:VrMHVwtq
以上で終了です。

>続きをお待ちいただいた方
大変長らくお待たせして申し訳ありませんでした。
ご期待に沿えるものにはなっていないかもしれません。お許しください。

>保管庫管理人様
勝手ながら今回投稿分も保管対象外としていただけますよう伏してお願い申し上げます。

スレ汚し、大変失礼致しました。
691名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 00:26:36 ID:AfgBSSec
>>690
GJ!!
ウヒョ〜な指輪描写がやらしくて良いです、以前入れたかったっといってらした描写ですね?!
サムに救われる場面まで是非!
692名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 01:43:43 ID:0seAVyxR
>690
ありがとう。本当にありがとう。
続きを待っていたので、また読めてとても嬉しい。
693662-666:2005/09/25(日) 19:10:22 ID:akf2fkji
>>690
GJ!!!ヽ(゚∀゚)ノ


以下続き、3レス消費。
694フロド×メイドサム 朗報 1/3:2005/09/25(日) 19:12:22 ID:akf2fkji
 サムが長椅子でまどろんでいると(かの女は毛布に埋まらんばかりでした)、誰かが窓ガラス
をコツコツと叩くかすかな音が聞こえました。
 サムは起き上がり丸窓にしっかりと掛けられたかけ金を外しました。するとそこには、マリゴ
ールドが白い息を吐きながら立っていました。窓の下には袋枝路までの長い道のりが続いていま
す。かの女は今朝、自分で開いたばかりの通り道を、再度踏みしめてやってきたのでした。
 「わたし、サムを見つけるのうまいわ。」マリゴールドはそういうと苦心して窓枠に足をかけ
ました。サムが見かねてかの女を引っ張ってやると、マリゴールドは足をじたばたさせながら床
の上へ転げ落ちました。「今年はずいぶんと寒いわね。」煖炉に手をかざしながらマリゴールド
がいいました。
 「おら、具合がよくねえだ。だから、あんまり話す気にはなれねえだよ。」サムは分厚い毛布
の束をめくってそこに入り込むと、顔を背もたれの方へむけてしまいました。
 「何よ。サムが心配だから、わざわざ来てやったんじゃないのさ。」と、マリゴールドはいい
ました。「どうしたっていうのよ? なぜ、ゆうべはわたしのとこへ来たのさ?」
 「おら、おめえと久しぶりに寝たかっただけだよ。昔みてえで懐かしかっただ。」
 「嘘おっしゃいな、わたしには話せないってわけ?」
 「おら、頭が痛えだ。」サムは羊毛の波間にずぶずぶと沈んでしまいました。
 「まあ、大変、まるで大きな芋虫みたいよ、サム。」と、マリゴールドがびっくりしていいま
した。
 「うるさいだよ、マリゴールド。」と、サムは顔も出さずにいいました。
695フロド×メイドサム 朗報 2/3:2005/09/25(日) 19:13:10 ID:akf2fkji
 マリゴールドは自分も一枚毛布を肩からかけてくるまると、長椅子の側にしゃがみこみました。
「わたしとても心配してるのよ、サム。家へ帰る前に何かいってくれると思ったのにさ、黙った
ままだったじゃないの?」
 「なんにも心配いらねえだよ。」と、サムは鼻先だけのぞかせていいました。「ただ、おらの
思ってもみねえことが、きっとえらくたくさん起こるに違えねえだよ。」
 マリゴールドは首を傾げました。「わたし、何のことだかさっぱりだわ。」と、かの女はいい
ました。「でも、話したくないんなら構やしないわ。いっちまいたくなったら吐き出しゃいいのよ。」
 「これじゃ、どっちが妹だかわかんねえだね。」サムはそういうと、ふたたび毛布の中に引っ
込んでしまいました。
 「ねえ、どうしたっていうのさ、こんなに引っかぶっちまって。寒気がするのね?」マリゴー
ルドは毛布をめくると、サムの額に触ったりまぶたを引っ張ったり、あちこちいじっていました
が、ついにはサムが我慢できずにいいました。「おら、喉は痛くねえ。熱も大してねえだ。だか
ら風邪じゃねえだよ。ちっとばかし腹が痛んで、頭がずきずきするだけだ。」
 「それじゃいったい全体何だっていうのよ? お腹が空いちまってるんじゃない?」
 「なんか食ったら、きっと吐いちまうだ。」
 「信じらんないわ! サムが食欲なしときてる。きっと、よっぽどのことね。」
 「おらだっていっつも腹空かせてるわけじゃねえだよ。」
 「わかったわ、月のものでいらいらするのね。」
 「もうずっと来てねえだ。」
696フロド×メイドサム 朗報 3/3:2005/09/25(日) 19:13:40 ID:akf2fkji
 「まあ、サム!」マリゴールドは素っ頓狂な声で同じことを繰り返しました。「まあ、サム!」
 「おら、何もしてねえだよ。」と、サムが取り繕うようにいいました。「何もまずいことはい
ってねえだ。」
 「違うわ、サム! あなたどのくらい遅れてるの?」マリゴールドは早口に聞きました。
 「おら、よくわかんねえだ。」と、サムは面倒臭そうにいいました。「でも、一月の半分くれ
えだと思うだよ。」
 マリゴールドは、気のすむまで両手の指を使ってひとしきり数を数えるといいました。「そん
なら、もうすぐ一月になるはずよ。」しかしサムがよくわかっていないようでしたので、マリゴ
ールドは大声をあげました。
 「赤ちゃんよ、サム! あなたのお腹に赤ちゃんがいるのよ! 生まれるのはきっと十月の今
頃ね。こうしちゃいらんないわ。わたし、バギンズの旦那に教えてくる。」マリゴールドは最後
までいい終わらぬうちに、部屋を飛び出していきました。
 サムはすっかり呆気にとられてしまいました。かの女には俄かには信じられないことのように
思われました。
 食堂ではマリゴールドの突然の来訪に驚く声が聞かれました。ところが、ふいに水を打ったよ
うな静けさに包まれると、椅子の倒れる音、歌をうたい出すもの(これはピピンでした)、それ
らにマリゴールドの興奮を抑えきれない様子の歓声も混じり、隣室は一種の混乱を呈しました。
 サムは身動きせずに、ただひたすらじっと天井を眺めていました。

(以下続く)
697名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 21:26:26 ID:grpXr11s
>694-696
サムたん萌え〜(*´Д`)
でもずっと具合悪そうなのがカワイソス…
698名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 18:56:20 ID:UVCCkdU+
第一部 スレの仲間
第二部 二つのスレ
第三部 職人の帰還

いい感じの流れじゃん!
それにしてもフロサムの職人さんは過疎ってる中でよくぞ
真面目に投下を続けてスレを保守してくださったと思うよ。
本当にGJ!そしてありがとう!
このまま他の職人さんも戻って来てくれればと思うけど、きっとどっかで
うっかりピピンでも探して数百リーグを走破してるに違いない。
699名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 19:42:09 ID:CxbkD3k2
倉庫から西に旅立っているものもいる。
700名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 23:01:24 ID:raRnZm+7
西か。
旅立ってるんじゃ戻ってくる訳にもいかないな
701フロド×メイドサム 朗報:2005/09/30(金) 21:26:56 ID:DIpU+T1i
以下続き、5レス消費。

ヽ(゚∀゚)ノホメラレチャッタ!!!!
702フロド×メイドサム 朗報 1/5:2005/09/30(金) 21:28:31 ID:DIpU+T1i
 その時そっとドアが開き、フロドが現れました。かれはサムの傍らまでやって来ると、かの女
の顔をのぞきこむようにして長椅子の端に腰かけました。「気分はどうだい、サム?」と、フロ
ドがたずねました。
 サムは毛布で顔を覆ってしまいましたが、「さっきよりは随分ましですだ。」と、答えました。
 「顔を見せてはくれないのかい?」と、フロドはふたたびたずねました。サムの答えはありま
せんでした。フロドは深く息をつきました。
 「わたしはこのことをとても喜んでいるよ、サム。それだけは知っておいておくれ。」と、フ
ロドはいいました。
 「おら、」両目の下の辺りまでそろそろと毛布を引き下げて、サムがいいました。「おら、思
ってもみねえことがえらくたくさん起こるに違えねえって、わかってましただ。」
 「それは何だね、サム?」
 「天井からぶら下がってるベーコンなら、おら、台を使えば手が届きますだ。でも、そんなも
の使えねえくれえもっと遠いとこで、なんか起きちまうんです。」
 「お前にはいつも驚かされてしまうよ、サム。」と、フロドがいいました。「だけど子供がで
きてしまうのも悪くはないだろう? 誰でも最初は不安なものだよ、サムや。安心おし。」フロ
ドは指の背でサムの頬をさすりました。
 「そんなことできねえです。おら、まだ腹が立ってますだ、腹が立ってしかたがねえです。」
サムは語気も荒くいいました。「なんでこんな辛いんだかわかんねえですだよ。」フロドは手を
止めずにかの女の頬を撫でつづけました。
 「おら、ちゃんと怒ってますだ、えらく腹が立ってますだよ。でも、すぐ消えちまいます。」
サムは傍目にはしょげているように見えました。「跡形もなく消えちまいましただよ、フロドの
旦那様。ほっぺた撫でられたら、あっという間でしただ。」
 「それはたいそう困ったことになってしまったね。」と、フロドは笑っていいました。
 「えらい不思議でしょうがねえです、フロドの旦那様。」と、サムは真剣な面持ちでいいました。
703フロド×メイドサム 朗報 2/5:2005/09/30(金) 21:29:30 ID:DIpU+T1i
 フロドはかの女の手を取るとその甲にキスをしました。「お前にもっとキスをしてもいいかね、
サム?」
 「おら、まだいってねえですね、フロドの旦那様。」かの女は半身を起こすと長椅子に寄りか
かりました。「こんなことになっちまっておら、何にもいえねえくれえ、ものすごく喜んでます。」
 フロドはかの女の額にキスしました。それから、今度はかの女の頬にキスしました。
 するとサムはフロドの肩を抱き寄せて、かれの唇にキスをしました。フロドはかの女のしたい
ようにさせました。
 サムはフロドの首筋に鼻先をくっつけて、肩にもたれました。「ハムのにおいがしますだね、
フロドの旦那様。」出し抜けにサムがいいました。
 「二度めの朝食にハムの焼いたのを食べたんだが、いけなかったかな?」
 「そんなことねえですだよ、フロドの旦那様。」しかしサムは背もたれに背中を預けてしまい
ました。「おら、何だか気分がよくねえです。」
 「わたしは隣の部屋にいよう。」と、フロドは立ち上がっていいました。
 「行かねえでくだせえ。」と、サムがいいました。「おら、一人になりたくねえです。」
 「それじゃ、これでどうだい?」フロドは上着を脱ぐと長椅子に座りなおしました。「少しは
良くなるんじゃないかな。」かれはマリゴールドが脱ぎ捨てていった毛布を床から拾い上げると、
それを肩にかけました。
 「すごくいいですだ。」サムはフロドに寄り添うと、かれの膝の上に自分の頭を乗せました。
フロドはかの女の髪に指をとおすと、さわり心地を楽しむように柔らかな毛を何度も梳きました。
居間の中はとても暖かでした。太陽が真上に近づくにつれ、雪が光を反射するのか、普段よりも
明るい日差しが部屋に射していました。
 サムはフロドのシャツのボタンに手を伸ばすと、ひとつずつ外そうとしました。
 「わたしはいいかもしれないが、」と、フロドがいいました。「お前は大丈夫なのかい?」
 「おらは平気ですだ。」と、サムはいいました。「……何てことねえです。」
704フロド×メイドサム 朗報 3/5:2005/09/30(金) 21:30:18 ID:DIpU+T1i
 サムは長椅子から降りると、膝立ちになってフロドの前に回りました。「おら、絵を見たこと
ありますだ。テーブルの裏に貼ってありましただよ。」フロドを見上げながらサムがいいました。
 「何がだね、サム?」
 「おら、何かっつうと緑竜館いってビール飲んだりくっちゃべったりしてましただ。それで、
おら、いわれたとおりテーブルの下に潜り込んでみたことがありますだ。知りませんかね、フロ
ドの旦那様?」
 「何の話だい、サム?」
 サムはフロドのズボンのボタンを外しているところでした。「おら、昔は何のことだかわかり
ませんでしただよ。」と、かの女はいいました。「粉屋の息子のサンディマンに聞いてみたこと
もありますだ。でも、あいつはにたにた笑うだけでしただ。」
 フロドのズボンはとうとう開かれて、かれのものはすっかり露わになってしまいました。サム
はそれを片手で掴みました。「おら、調子は悪いですけど、これならできますだ。」かの女は舌
を出すと、まるで、桃を食べようとして手に汁が垂れでもしたかのように、それを舐めました。
 フロドの口からは溜め息とも呻き声ともつかぬものが漏れました。サムがそれを喉もとまで入
れると、かれのものはたちまち硬くなっていきました。
 しかしサムはあまりに喉の奥まで入れてしまったものですから、ひどくむせてしまいました。
その拍子にかの女は、硬くなりはじめたかれのものに、歯を立ててしまいました。フロドは苦痛
の声をあげました。
 「おら、何てことしちまったんでしょう、フロドの旦那様。」サムはひどく驚いていいました。
「どうか許してくだせえ。」
 フロドは目を閉じて何かを耐えていましたが、しばらくして大きく息を吸うといいました。
「次は気をつけてもらえると、わたしはとても助かるよ、サム。」
 サムは再度、恐る恐る口を近づけましたが、今度は含むのではなく唇をそれの周りに這わせま
した。見る見るうちにサムの片手の中は熱くなり、勢いよくかの女の指を押し広げるようになり
ました。
705フロド×メイドサム 朗報 4/5:2005/09/30(金) 21:31:16 ID:DIpU+T1i
 サムはそれを丹念に舐めるばかりでしたが、次第に要領を得て、手を動かしてその根元をしご
いたり、先を吸ったりするようになりました。
 その上、歯を立てないようにそれを口に入れ、唇だけで全体をしごけばいいということがサム
にもわかるようになりました。それをすれば、フロドの反応がまったく違ったからです。
 サムは一心に同じ動作を繰り返しました。そして時には、それを力いっぱい吸ってみたりもし
ました。その度にフロドは、振り絞るような声を出しました。
 そうこうする内に、今度はフロド自らが、かれ自身のものの下にサムの片方の手をあてがわせ
ました。サムはフロドの表情をうかがいながら、それを一生懸命揉んでみたり、手の中で転がし
たりしました。かの女は鼻だけで息をしているせいか、少し苦しそうな様子でした。
 すると不意にフロドのものが動いて、サムの口の中に粘っこい液体をほとばしらせました。
 「おら、飲んじまいましただ、フロドの旦那様。」かれから顔を離してサムがいいました。
「なんか気分がよくねえです。」サムはしばらく口を押さえていましたが、ようやく立ち上がる
といいました。「ちっと外の空気を吸ってきますだ。」
 フロドはズボンのボタンを留めなおすといいました。「わたしも一緒に行こう。」
 「おら一人で大丈夫ですだよ、フロドの旦那様。」サムは駆け足で部屋を出て行きました。と
ころがかの女は、部屋を出たところで今まさにドアを開けようとしていたメリーと、真正面から
ぶつかってしまいました。二人は同時に尻餅をつきました。
 「そんなに急いでどこへ行くんだい、サム?」打ちつけた腰をさすりながらメリーがいいまし
た。「ぼくはちょうど君らを呼びに来たところなんだよ。だって、もうお昼だからね。」
 「サム、怪我はないかい?」フロドは駆け寄るとかの女に聞きました。サムはその問いに答え
ることができませんでした。かの女は押さえていた手を離して、その場に戻してしまいました。
 「マリゴールド、こっちへ来てくれよ!」と、びっくりしたメリーが叫びました。「大変なこ
とになった。」
 「まあ、つわりね、サム。」廊下に顔を出したマリゴールドがいいました。
706フロド×メイドサム 朗報 5/5:2005/09/30(金) 21:32:14 ID:DIpU+T1i
 「おら、急に気持ちが悪くなっちまっただよ、マリゴールド。」と、サムはかの女に助けをも
とめるようにいいました。
 「どうか、旦那方は下がっててくださいな。わたしが片づけちまいますから。」マリゴールド
はフロドとメリーを食堂へ押しやってしまいました。
 「まったく驚きですよ、フロド。」大人しく引き下がりながらもメリーはフロドにいいました。
「だってあなたは父親になろうとしているんですもの!」フロドはただ笑って頷くだけでした。


(完)
707名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 22:08:12 ID:mZ/KDbvY
GJ! こんなときにもエロいフロドの旦那様……

素敵です。
708名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 17:05:34 ID:AgxBXjah
>701
乙華麗!
職人さん、仕事速くてすごい。
709名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 08:55:07 ID:Esv42wIf
ほす
710名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 16:43:16 ID:ZSAljfyc
>484

ロソ「ちわーすSB屋でーす。長窪印のパイプ草をお届けに参りましたー」
ラーツ「あら、いつもご苦労様ねぇ。よかったらちょっと休んでいかない?」
ロソ「でもすぐに帰らないといけませんから」
ラーツ「主人のサルマンはいつも仕事ばっかりで会話もなくて淋しいのよ。だからちょっとだけ」
ロソ「いや、ちょっと勘弁してください」
ラーツ「そんなこと言わないで、あがっていってちょうだい」
ロソ「お願いですから本当に勘弁してください、もう帰らないと……」
ラーツ「もうっ、照れ屋さんなんだから!」
――団地妻ラーツ、ロソの手を掴み自分の股間に押し当てさせる。
ロソ「ぎゃああああ!うわあ何すんですか!やめてください!」
ラーツ「うふっ。若いのね。恥ずかしがっちゃって。カワイイわ(はぁと)」
ロソ「いやあああああ、助けてーーーーー!」
ラーツ「い・た・だ・き・まぁ〜す(はぁと)」
711名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 17:02:47 ID:DRZaRr6j
なんだこの良スレ!!
萌えた!!

お絵描きしたい
712名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 17:15:57 ID:kppBf3Z9
>711
ぜひお絵描きうpしてください!
713名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 19:16:36 ID:hwTYQqH4
ゴルン×女体ボロとか
714名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:03:00 ID:RwCIOwTu
>>713
いい加減もうその話題はお腹いっぱい
過去レス見れ

>>710みたいなのが見たい
それかメイドなサムタン
715名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:49:55 ID:R17iehZV
>>714
( ゚д゚)ポカーン
こういう自分の見たいもんしか見たくない仕切り厨のおかげで
スレが死んだんだっけなそう言えば
716名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 07:18:44 ID:6Yf4U6OR
自分の見せたいものしか見せたくない仕切り厨といえば
メイド王サルマンたんだな!

……サルマンたんに仕えてもらえるメルコオルっていいご身分だよなぁ。
717711:2005/10/13(木) 13:38:37 ID:1Bze5CXr
うpの仕方がわからない・・・orz

ググってくる
718711:2005/10/13(木) 18:24:53 ID:1Bze5CXr
ここにうpして良かったのだろうか
アップローダを見る
ttp://test.up.bbspink.com/upload.php?action=ls

連投スミマセン
719名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 20:44:47 ID:OyYf8Ce1
>718
ファイル名がどれかわからないから下から探しちゃったけど、
単純に一番上でよかったんですね。
「!cid_〜」で始まる長い名前のファイル。
GJです!
きょにゅーv
720名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 23:48:29 ID:JQ1OJqZU
>>718
これは、女体化フロド?サムたんかな?
巨乳でおとなっぽいかんじですね!(・∀・)イイ!!
721711:2005/10/14(金) 17:12:29 ID:UZtl1Z6j
>>719
分かりづらくてスミマセンでした
見て頂き有難う御座います

>>720
694−696、701−706に萌えあがって・・・
サムたんのつもりです
有難う御座います!

しかし、こんな良スレがあったとは・・・
もっと早く知りたかったorz

722名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 01:25:25 ID:PTL9V4iB
>>721
まとめサイトに珠玉のSSがございますよ、絵の上手な旦那。
またーりと読み返しながら神の降臨を待ちましょうや。
よろしかったら他作品の絵もキボン!
723721:2005/10/15(土) 04:32:21 ID:PkpulkHG
>>722
保管庫ですな、逝って来まつ
アドバイス有難う御座います。
724名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 03:09:06 ID:2J+dXFQg
ツンデレ好きな俺はボロたんの降臨を待ち続けるが、
他のキャラにツンデレを求めるとしたら誰がいいだろう?
725名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 15:48:48 ID:8niWRJRl
>>724
ジークツンデレ!
ボロタソ以外では・・・サルマンタソか
726名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 20:25:14 ID:CWZnmKrq
サルマンほどのツンデレはいないよ!
ただ、惜しむらくはガンダルフにその気がなかったのでデレが充分に
発揮できなかったことだ。

ガンダルフはツンよりも判りやすい方にいっちゃったんだよ。
ホビットとか。

あとはデネソールたんもツン分の多いツンデレ。
執政家はツンデレの血が流れてるんだね。
727名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 05:52:03 ID:fYmbXXUG
728名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 19:31:26 ID:DL60Y6s8
DVD安くなってる?

フロドってツンデレかなあ?
意外とサムに対してそれっぽい気がする。
729名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 00:20:47 ID:4J+gfLGp
>>728
全然違うだろ
730名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 00:31:31 ID:I/aHaZSq
フロドは天然お嬢様ってかんじかな。
エオウィンはツンデレだよね。
731名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 06:48:19 ID:wrSctdWR
考えるだに恐ろしいが、辿った歴史と経緯を見るに

「実はガラ様、めっちゃツンデレ」

なんでないかとおもう…。
732名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 19:28:30 ID:EqcugtFo
>>731
あ、それ考えたよ…
でもケレってあまり尽くすタイプでもがんばって口説くタイプでも無さそうなんだが…
そうなるとツンデレが成立しなくなるしなぁ。
エルフでツンデレってあるかどうか悩む。目で会話しそうなイメージがあるからw
733名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 20:03:39 ID:Yrb2n+Yn
しかしこうして見るとツンデレ人口多いようだなあ
ツンデレ萌だから嬉しい限りだが
734名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 20:14:40 ID:bCu0/b5E
ケレ「あなたは花のようだからガラドリエルと呼んでもいいですか?」
ガラ「即採用!」

だとしたらツンじゃないよーな気がします。
てかガラ様の名前の意味ってなんだっけ?
735名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:53:59 ID:hXX/KX4b
いやむしろガラ様の方が積極的に迫りそうな気がしますな。
ケレたじたじで押し倒されるとか

>>734
「光の花冠の乙女」だったような気がする。
736名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:22:51 ID:j70MFDPg
ガラ様が「アルタリエル」(だったか?)とかって呼ばれていた頃は強烈に気の強い乙女で、
ケレ様に「ガラドリエル」って名前を贈られてからはちょぴっと性格が丸くなった…ってカンジ。

いずれにしてもケレ様って凄い人物だと思う。
737名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 17:01:48 ID:KBvPKF5h
>735
サンクス。
辞典見てきたら「シンダール語で光の姫の意」だって。
「アラタリアル」が「クウェンヤで光の姫(ガラドリエル)の意」。
他は「アルタニス、ネアウェン」って書いてありました。

>736
丸くなってアレ、ってことは結婚前はさぞや…。
きっとエオウィンも真っ青。
ケレ様、確かに偉大かもしれない。
738名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 19:59:37 ID:rtdkiY5T
母親からもらった名前のネアウェンの意味は「男乙女」だもんなぁw
739名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 21:40:18 ID:v7rx3mNo
むしろ「漢乙女」?

などと書くと、うっかり柴田亜美の絵でガラ様を想像してしまいそうな。
そういえばウマ子も髭乙女だっけ。髭が違うけど。
740名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:23:48 ID:j70MFDPg
こう、仕事(?)が終わって、ケレ様と二人きりのときだけデレになるのかなぁ…とおもった。
741名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 01:00:57 ID:ExKBruL5
べ、別に、あんたのSSが読みたくて保守してるわけじゃないんだからっ
742名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 11:51:04 ID:M62R3ObW
>741
( ´∀`)σ)∀`)
743名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 22:33:54 ID:/qtT8yKd
ツンデレ・姫サルマンver.
「べ、別にそなたの賛辞が聞きたくて虹色衣でおめかししたわけではないぞ!」
ガンダルフ:「白の方がよかった……」
サルマン:「うきぃーーーーっ!」

ガンダルフ、空気を読めない爺。ダバダー
744名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 17:34:11 ID:OPu5p6Pk
ほしゅ
745名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 02:45:46 ID:2EVgEK/y
ホス
746名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 12:57:36 ID:Xh6y6ECn
747名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 21:26:54 ID:bfqhl4z8
ツンデレ・ボロミア姫ver
「ゴンドールには王なんていらないっ。
あんたなんかに帰ってきて欲しくて我が執政家は国を守っているわけじゃないっ!」
748名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 23:57:44 ID:OdLZVE/O
>747
ウホッいいツンデレ

空気を読まずに、カップルで一ヶ月銀貨一枚生活@指輪

1.しっかりもののメリー姉さん、節約を頑張るもののピピンのためについ出費がかさみがち
2.愛情たっぷり、貧乏人のアイディア料理で好調なメイドサム&フロド旦那
3.「取ったどー!!」なゴクリ・スメアゴルコンビ(?)

勝者はもちろんゴクリ・スメアゴルで決定。
749名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:31:56 ID:/cdjY6lM
野伏の馳夫は参戦しないのか?
750名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 10:39:46 ID:NI8/tkFd
馳夫は本妻とだったらレンバスの提供で食費は抑えられそう。
姫ボロミアが弟と参戦するんだったら、一番出費が多そうな気がする。
751名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 04:14:42 ID:XS8z/Qra
姫ボロミアと弟は賢者の贈り物的無駄遣いをしていそうだ。
弟に肉を食べさせたいとつい無駄な食材を買ってしまう姉(料理するのは弟かも)と
姉の風呂の水かさを誤魔化して多く溜めてあげる弟とか。
752名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 14:14:22 ID:rAs905bJ
王も弟も野伏なので、どちらと組んでもそれなりに飢えはしないであろう姫将軍。
だが野伏と違い上手く食料を調達できず落ち込む姫。
ヤケになってその辺の草をむやみやたらに頬ばってみる姫。
夜お腹を壊して看病される姫。でも悔しいから理由は絶対に言わない姫。

でも結局夜色んなことされて言わされる姫。

戦時中で、かつ王族じゃないので、思いの外質素な暮らしに慣れてそう。
ホビ組は弱そう。とくに食料関係。
だがちゃっかりどこからかタダで仕入れてきそうなホビ組。

参加条件
・エルフの参加は認めません。
とある希ガス。
753名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 20:20:32 ID:iihFhh3Y
弟は野伏と一緒に行動していても、戦時中であっても
やっぱり本物の野伏とは鍛え方が違うんじゃないかな〜
かなりマトモな食料(上等の赤チーズとか白ワインとかバターとか)を
食べてるみたいだったし。

ホビットは何しろ「そうせざるを得なくなればご馳走なしでも
やってゆける」種族だから、一ヶ月の期限つきなら全く問題ないと思う。
754名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 23:46:02 ID:M0B9qKTw
ボロミア姫は料理下手そう。ファラミアは男でも女でも料理上手そう。
755名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 00:20:58 ID:6kSbGUVk
姫将軍の料理は・・
肉焼くだけとかなら何とかなるかもしれんが
ちょっとでも味付けに色気を出したら壊滅的な事になる悪寒

ファラミアは手先器用そうだもんな
狩りから捌くのから調理からもてなしから何でもこなしそうだ
756名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 00:32:41 ID:E1IGucHN
かわいい弟に手料理を振舞ってあげようと頑張るが、大失敗して
材料をほとんどダメにしてしまう姫将軍。
残った数少ない材料から手早く美味しい料理を作っちゃうファラミア。
757名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 00:38:35 ID:BQahBR/5
「わたくしがマーク流の料理をお教えいたしますわ!」とエオウィンたん登場。
そんな嫁と姉が2人掛かりでこしらえた手料理を満面の笑顔でふるまわれるイシリアン大公。
一向に助けてくれないエレッサール王。
758名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 01:24:40 ID:vB+nMO5c
大公、意外に鉄の舌をお持ちで何食わぬ顔でペロリ。
「陛下もどうです?」笑顔でお勧めされるエロッサール王。

笑顔がまぶしいエオウィン&ボロミア。
王絶対絶命。
759名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 02:38:35 ID:enTUsDGL
まさしく愛の試練ですな
乗り越えれば夜の寝所で姫将軍にあーんな事やこーんな事を
したりさせたりのご褒美が待っている(かもしれない)!
がんばれ王様
760名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 16:17:37 ID:HWakDLRs
レゴ姫受けも読んでみたいな
761名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 21:09:46 ID:Wo+YlINe
天然王女レゴラス様、行かず後家との噂もありながら
このたびめでたく(高貴な血を引くとはいえ現在は)ただの庶民・ギムリ殿とご成婚。
父王の元には残らず、二人で新天地を目指します。

結婚後、最初のデートは王都ゴンドールのバラ園でのお散歩。
762名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 21:54:28 ID:i05KalQP
ギムリとレゴ姫ってのは今までなかったよね?ぜひ読みたい!
保管庫のボロミア×レゴ姫もよかった。この組み合わせもいいな。
763名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 10:56:13 ID:1K/ka50a
ギムリたんは気まぐれ変わり者のエルフのお姫様にいつもハラハラドキドキですよ。
レゴ姫ってなんか天然ぽい気がするな。裸で堂々と水浴びして「やあ、みんなも入ればいいのに!気持ちいいよ!」とか
764名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 19:30:50 ID:KPvthK73
エルフって全裸で野原を駆けていくイメージがあるw
765名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 21:14:45 ID:XFcUNM2/
つきあってくれそうなのはホビッツ?
人間様は目の保養(*´Д`;)ハァハァ
766名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 07:47:43 ID:JV4xWzts
少なくともこの姫様には、「恥ずかしいから前を隠す」とかの発想が存在しなさそう。
767名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 16:42:07 ID:svRuZhYL
とするとエルフの間で育ったエステル姫も当然、前を隠す発想は存在しませんな!
ロリょぅι゛ょ(;´Д`)ハァハァ
768名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:16:27 ID:dBjbCxca
xx月xxにち

今日王様のところへいった。
ペロペロキャンディ(デフォルト)をいただいた。
たくさんなでられた。
一回あらわれた。
おとなの話しを聞かされた。
ほっぺが赤くなった。
頭脳が上がった
遊び?それとも本気?
----------
フロド
769名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 00:42:36 ID:wjwrIviz
ポストペットフロドw
旅の仲間のキャラだとオモロ!
770名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 00:32:07 ID:kW+JOm4k
いずれ降臨されるに違いないメイド王メルコオル様の艶姿のために保守
771名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 23:40:21 ID:NCjEP2gZ
ユール合わせのネタ来ないかな〜とかワクテカしてみる。
ご馳走の大盤振る舞いとなれば酒も入るだろうし。
でもご馳走なのはホビットだけかな。
他種族はどうなんだろう。
772名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 23:31:27 ID:QFRAdzgE
レゴ姫なんてあんま考えたことなかったけど
今かなり読みたい…!
773 【大吉】 :2006/01/01(日) 18:45:42 ID:4WURvCfT
今年一年のスレの運勢
774メリ(女)&ピピ(女):2006/01/01(日) 23:08:59 ID:1F/Ucqzd
>773
GJ。

あけおめで軽く妄想。エロ薄。
ただし、どっちも一人称「ぼく」で男装です。
-------------------------------------
大豊作の翌年、ユールはこれまでにないほど素晴らしいご馳走ぶるまいになりました。
ホビットたちは一年で最も長い夜を明るく楽しく過ごし、それぞれ眠りにつきました。
メリーとピピンは、仲間達とのパーティーでシナモン入りの温めたワインですっかり酔ってしまい、
二人で一緒に暮らしていた堀窪の家へとやっとのことで帰ってきましたが、玄関の丸いドアを
開けるまでが二人の精一杯でした。

「ああ、もうぼくはベッドまでたどりつけそうにないよ、メリー」
ピピンはそういって足の毛も乱れたまま玄関マットの上に倒れこみました。
「ぼくもだよ……。でも、こんなところで寝たら風邪を引いちゃう。ピピン、なんとか起き上がろう」
「そんなこといったって、」とピピンは寝転がったまま隣のメリーを見ました。
彼女もまた玄関マットの上にぐったりと横になっていました。
「……これじゃあ二人して起き上がれそうにないよ」
「そうかな」
「そうだよ」
二人は赤い顔を見合わせ、それから陽気にけたけた笑い出しました。
「ぼくたちはここから動けそうにない」
「だけど、このままじゃ寒くて風邪を引いちゃう」
笑いながら二人は声を揃えて言いました。
「このままここにいても、二人とも寒くなければいいんだよ!」
なんたる名案!とピピンは付け足し、マントを脱ぐとメリーの体をしっかり抱き締めました。
二人の柔らかい胸が服越しにぎゅっと押し付けられました。
「メリー……きみ、またおっぱいが大きくなったんじゃない?」
「ピピンこそ、エント水の飲みすぎだね。ほら……ここの捲毛がこんなに指に当たるもの」
くすくす笑いながら二人はキスをして互いの体を触ります。
二人の間では服の奥の大切な部分でさえ、知らない場所などありません。
「あん……きもちいいよ……」
お互いの指と唇がすっかり濡れてしまった頃には、ワインではない別の熱がメリーとピピンの体を
熱く火照らせていました。
-------------------------------------
とっぺんぱらりのぷう。
775名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 22:42:39 ID:ilO15mmb
保守
776名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 04:01:04 ID:kXM6Pfvh
すごいやエント水!
777名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 20:08:55 ID:cl6fjopw
>>774
(*´Д`;)GJ!
778名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 23:37:55 ID:/7H7j9z8
>776-777
レスありがとうございます。
個人的にはメイドサムの続きとか姫将軍とかメイド王様とかレゴ姫の話も読みたいんですが
こちらのss職人さん達は今お忙しいのでしょうか…
779名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 00:24:09 ID:SZj/FAUG
毎回スレスト済みません……
780名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 14:11:40 ID:zsmpOscB
ほしゅ
781名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 23:45:22 ID:W2ceHg/7
圧縮回避して胸を撫で下ろしてる人と、
いっそ落ちちまえば良かったのにって人と、どっちが多いんだろ。
782名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 01:45:22 ID:I9UyNqAL
そんなん多数決するほど人いねえだろ
783名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 22:33:57 ID:V7k4Z8/v
以下2レス消費
784灰色港 1/2:2006/01/31(火) 22:42:53 ID:V7k4Z8/v
 「おめえはまったくの抜け作よ、サム・ギャムジー、何かっちゅうととっつぁんはおらにそう
いってたっけなあ。とっつぁんの口癖よ。」サムはハムファスト親方が父親として蓄積した厖大
な単語集を紐解き、引用を始めました。「『だからいったこっちゃねえ、サム』とっつぁんがい
つもいってたが、その通りだ。どうしよう! どうしよう!」かの女は丸い大きなお腹を抱え、
呆然と突っ立っていました。足もとには粉々に砕け散った皿や鉢の破片が、あたかも青や茶の色
とりどりのモザイク模様のように辺り一面に飛び散っています。
 「お前のとっつぁんのことはもういいよ。」フロドは以前は質素な造りの丈夫な皿や鉢だった
ものをひとつずつ拾い集めながらいいました。まだかの女のお腹が緑山丘陵の隆起よりも緩やか
な勾配だった頃と同じように、かの女は食卓の汚れ物をまとめて片づけようとしたのですが、誤っ
てすべてを床の上に落としてしまったのです。「それより、少しは休んだらどうだい?」
 「おらは、まだまだ充分すぎるくらい働けますだよ。」サムは幾分強気に答えました。「ちょっ
とばかしおらの腹がでっかくなったからといって、フロドの旦那様に不自由はさせられません。」
 柊の葉の鋭い峰々の尖端にいくつも見られた可愛いつららが、一場の夢のように溶け去ってし
まうと、袋小路屋敷の庭ではマロン樹が金色の花を一度にぱっと咲かせましたが、過ぐる季節は
その神秘の輝きの頭上をいとも簡単にとうとうと流れ、ホビット庄には遅い前触れとともに秋が
訪れました。
 サムは毎日のようにお腹の子供が生まれるまで後いく月と、指折り数えていましたが、もうす
でに両手の指は使い切っていました。お腹の丸みもこれ以上育ちようがないというくらい大きく、
いつ元気な赤ん坊が飛び出してきてもおかしくないほどでした。
 「それにやらなきゃなんねえことは、多くないとはいえません。」と、サムはいいました。
「例えば、おむつはもっとたくさん縫わなきゃなんないと思います。靴下ももっとたくさん編ん
でおこうと思いますだ。」
 「お前の姉さんたちから貰ったお古が山のようにあるじゃないか、サム?」
 「おらは、ただ、新しいのが欲しいだけですだよ。よだれの染みでまだら模様ができてるので
なく。」かの女は囁くようにいいました。「おらが昔着てたお古だってそこかしこに穴が開いて
ます。」
785灰色港 2/2:2006/01/31(火) 22:43:40 ID:V7k4Z8/v
 「そうかね。わたしはてっきり赤ん坊の着る物でこの屋敷穴を埋めようとお前が必死になって
いるのかと思ってしまったよ。」と、フロドはいいました。「そうなればわたしは御包みとよだ
れかけの間で眠らなきゃいけないどころか、あげく押しつぶされるところだった!」
 「そんなつもりでは、もちろんねえです。」と、サムは真顔でいいました。「ただあれこれ思
い浮かべながらいろんな物を作るのは、そりゃ楽しいのは確かですだ。」
 「わたしはお前に少しでも休んでもらいたいんだよ、サム。分かるかい?」と、フロドは優し
くいいました。「さあ、サム。しばらくの間くらいじっと横になっていなさい。」かれはかの女
の背中を半ば強引に押しました。かの女は渋々と引き下がりました。
 「おら、何も自分と赤ん坊にばかり気を取られてるわけではねえですだよ。」サムはすごすご
と退きながらもいいました。「フロドの旦那様のことだってしっかり頭に入れてますだ。誕生日
にはそりゃあ盛大に祝おうって――」サムは慌てて口をつぐみましたが、時すでに遅し、でした。
「またやっちまっただ! 『お前がでっかい口をば開く時はいつだって後の祭りだ』と、とっつぁ
んはいってたっけ。まったく、おめえの口と頭ほど頼りにならねえものはねえだ!」
 フロドはちょっとの間、目を丸くして驚いていました。サムはばつが悪そうに切り出しました。
「ほんとは旦那様の誕生日まで秘密にしとかなきゃなんなかったのです。ちょうど来週の木曜日
ですだね。おら、きっとものすごく怒られますだよ。」
 かれは一体誰に怒られてしまうのかとかの女に問うようなことはしませんでした。聞かずとも
分かりました。
「心配しなくとも、お前がしゃべってしまったことはここだけの秘密にすればいいじゃないか、
サム? それなら誰にも分かりっこない。」かれは肩をすぼめてしょんぼりと立ちすくむかの女
にいいました。
 「そうですだね、フロドの旦那様。」サムは気を取り直すといいました。「おら今度こそ口に
しっかりかんぬき掛けますだ。」
 かの女は丸々として見るからに重そうなお腹を抱えると、少し慎重すぎるのではないかともい
える足取りで隣の部屋に行きました。フロドはふたたび破片を拾い始めました。

(以下続く)
786名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 00:21:59 ID:U8cieqIy
サムたんキタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!

灰色港って…うわあああぁぁぁああぁぁあぁあぁあ!!!!111!1!!
787名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 16:34:17 ID:l2WQSsVU
サムたん、なんとなく(´・ω・`) な感じ
788名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 21:24:15 ID:cPI9+e64
以下2レス消費
789灰色港 1/2:2006/02/04(土) 21:25:24 ID:cPI9+e64
 あくる日、フロドは朝から書斎にこもっていましたが、午後も遅く過ぎてサムを呼びました。
 「お前はわたしの誕生日を祝ってくれるつもりらしいが、今度の木曜日はビルボの誕生日でも
あるんだよ、サム。」と、かれはいいました。「そしたらビルボはトゥック翁を追い越すことに
なるんだ。百三十一歳になるんだからね!」
 「そういうわけですねえ!」と、サムがいいました。「驚くべきお方ですだ。」
 「それでだね、サム、」と、フロドはいいました。「できればお前もわたしと一緒に出かけて
ほしいんだよ。今はとても大事な時期だもの、安静にしてなきゃいけないのは分かっている。途
中まで送ってもらうだけでいいんだ。」幾分もの思いに沈んだ口調でかれはいいました。
 「そうですねえ、この体で遠出するっちゅうわけには。」
 「もちろんそうはいかない。だが心配しなくていいよ、一日か二日でいい。」
 「フロドの旦那様。できれば裂け谷までずっと旦那様のお供をして、ビルボの大旦那様にもお
目にかかりたいと思いますだ。」と、サムはいいました。「けどもおら本当に前のように長旅に
出るなんてことできねえのです。フロドの旦那様がビルボ大旦那様にお会いしたいと思いなさる
気持ちは、ようっくわかとるつもりですが。」
 「気にしないでおくれ、サム。いいんだよ。」と、フロドはいいました。かれはちょっとの間
目を伏せていましたが、やがて顔をあげるといいました。「フロド坊やのためにはそれが一番だ
ものね。」
 「旦那様! なんちゅうこってしょう!」サムは叫びました。「旦那様ときたらひとっ言もお
っしゃってくれねえんですもん。おら、てっきり子のこの名は生まれてからでないと考えちゃい
けねえのかと思っとりましただ!」かの女は喜びを隠し切れないようでした。「それこそおらの
願ってた通りの名前ですだよ。おらも旦那様の名前をいただくのがいっとういいと思いますだ。」
 「でも、男の子でないかもしれないよ。」と、フロドがいいました。
 「いいえ、きっと元気な男の赤ん坊ですだ。」サムはいやにきっぱりといい切りました。「きっ
とフロドの旦那様によく似た、えらく賢い立派な子ですだ。」
790灰色港 2/2:2006/02/04(土) 21:25:57 ID:cPI9+e64
 その日の残り一杯、フロドは自分の書類や書いたものにサムと一緒に目を通し、鍵の束をサム
に渡しました。飾りのない赤い革表紙の大きな本が一冊ありました。分厚いたくさんのページは
もうほとんど埋められていました。

 週が明けて土曜日になると、フロドは段々と落ち着きがなくなるように見えました。夜の散歩
は相変わらずですが、一度出かけるとなかなか戻ってはこないのです。サムが気をもんでとうと
う重い腰をあげる頃になると(文字通りそれは本当に重かったのですが)、ようやく帰ってくる
という有様でした。
 それから三日ほどたった九月二十日のこと。いらない物や取っておく物をより分けているフロ
ドのところへサムがやって来ました。
 「あの、フロドの旦那様。おらも一緒にお供させてくだせえまし。」
 「サム、この話はもう決着がついたじゃないか。」フロドは手を止めていいました。
 「旦那様を一人で行かせるのはちいっとばかし不安ですだよ。なぜだかわかりませんが。それ
にしたっておらは旦那様の側を離れちゃいけねえのに、それをとんと忘れちまってましただ。」
 「ばかだなあ、今度ばかりはお前はどうしてもじっとしていなくちゃいけないよ、サム。」
 「ついこの間まであんなに来てほしいとおっしゃられてたじゃねえですか。それなのに今日は
もう来なくてもいいとおっしゃる。」サムは憤慨したようにいいました。「おらは行くと決めま
しただ。ならおらはどうしたって旦那様についてきますだよ。フロド坊やのことならおらが請合
います。きっとまだ生まれてはきません。丈夫な子ですだ、今月中は平気かもしんねえです。」
 フロドは何かいおうとして口を開きかけましたが、やめました。かの女は何のかのといって今
までだってかれについてきたではありませんか。結局は今度もそういうことなのです。
 サムの体を気遣い、フロドは早めに出立することにしました。サムはフロドがその日のうちに
出るといったにもかかわらず、ものの数分で支度を終え、あまつさえ子馬に鞍を載せてかれを待
っていました。
 二人は一緒に出発しました。朝をだいぶ過ぎ、天蓋の頂に太陽が近づくのどかな時刻でした。
穏やかな風の吹く心地よい秋の気候に、サムは思わず大口を開けてあくびをするのを堪えました。
かの女は行く先をたずねませんでした。そのうち見当がつくだろうと思ったのです。子馬の歩み
はのろのろと遅く、子供のホビットが歩くのと変わりませんでした。

(以下続く)
791名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 00:11:06 ID:6z7Ipjdx
GJ乙です!

続きが気になるけどせつなくて読めないかも…。・゚・(ノД`)
792名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 19:09:12 ID:XVE3Si1S
以下3レス消費
793灰色港 1/3:2006/02/12(日) 19:10:50 ID:XVE3Si1S
 フロドとサムはお山をくだると、そのまま境石を通り過ぎ、街道を東に進みました。かれらは
途中で二度休憩を入れ、空に垂れた夜の裾が白々と星に輝く頃、蛙村の外れの小さな旅籠屋の前
で、賑わいをさけるように馬を降りました。
 粗末なほったて小屋を思わせる旅籠屋の戸口に現れたのは、一人の年老いたホビットでした。
フロドとサムはその老ホビットに案内され宿の敷居を跨ぎましたが、この旅籠のめぼしい部屋と
いえば、奥に衝立で間仕切りされた老人の寝間以外に、右手に戸がひとつあるばかりでした。煤
だらけの煖炉と梁にかかった蜘蛛の巣が、かれがもう長いこと一人で暮らしてきたことを物語っ
ています。
 一つきりの客室の戸を潜ると、そこはむき出しのベッドと足の朽ちかけた洗面台、乾いた洗面
器の他には何もなく、雨風をしのぐには充分にしろ快適とはいえないものでした。フロドとサム
が途方に暮れていると、さっそく老人は寝具一式を運び入れて寝床を整えにかかりました。最後
に中身の満たされた水差しを洗面台の脚部の棚にしまうと、かれは何をいうでもなく出て行きま
した。言葉はかれにとって、しようがなく口に上せるもののようでした。
 二人は揃ってベッドに横になりました。「どうも疲れやすくていけねえです。」半ば目を閉じ
てサムが呟きました。フロドはできる限り脇によけて、かの女が体をくつろげやすいようにして
やりました。しばらくすると戸を叩く音と共に、無口な老人の貴重な言葉で、食事の用意のでき
たことが告げられました。
 かれらは素朴な夕餉を終えると、することもなくベッドに腰かけました。暇つぶしに歩き回る
ことのできる余裕も、座るための椅子もこの部屋にはありませんでした。
 「あ。」目をつむって眠たそうにしていたサムが、突然小さく叫びました。「動きましただ。
今、動きましただよ、フロドの旦那様。」かの女は自分のお腹の上に、フロドの手をそっと置き
ました。やわらかな弾力のある温もりがかれの手に確かめられました。
「こんなに元気な赤ん坊は、きっと他にいねえです。」と、サムが嬉しそうにいいました。
 「わたしはこうなってよかったと心底思うよ。」フロドは不可思議な運命の結実を手の平に感
じながらいいました。「わたしはとても幸せだよ、サム。」フロドはかの女にキスすると、急い
ででもいるように舌をまさぐり入れました。サムの口の中でそれは絡み合い、ぴちゃぴちゃとい
やらしい音を立てました。フロドは忙しく舌を動かしながらかの女の乳房を探りました。
794灰色港 2/3:2006/02/12(日) 19:11:43 ID:XVE3Si1S
 しかし、サムが嫌がって体をそらすようにかれの手から離れてしまったので、かれはそれ以上
行為を進めようとはしませんでした。ここ最近、かれらの行いはいつもここで終わっていました。
かの女は張った乳房がいじられるのを好ましく思わないようでしたし、大きいお腹を抱えて、到
底そんな気分にはなれないようでした。

 朝靄の立ち込めるひんやりとした朝を迎えて、二人は再びのんびりと、街道を明るい日差しの
方へと向かいました。かれらは小畦村の手前で右に折れ、風がさやさやと滑っていく広い平地に
分け入っていきました。行く手にはしばみの林が現れるとフロドは馬を止め、手綱をその根元に
括りつけ、サムの馬も同様にしました。かの女が腰を下ろすのを待ってから、かれはいいました。
「ここから先はわたし一人で行かなきゃならない。ここでお別れだね、サム。」
 「おら、もうちっとお供できますだよ。」サムは不満そうにいいました。
 「お前はこれ以上一緒に来ることはできないんだよ。とても無理をさせてしまったもの。」と、
フロドがいいました。「一人で帰れるね、サム?」
 「どうしてもとおっしゃりますだか?」
 「フロド坊やに何かあったらどうするんだね? それにわたしはお前の体のことも心配だ。」
 「おら平気です。」すぐさまサムは答えました。「でも、赤ん坊のこともフロドの旦那様とお
んなしくらい大切ですだよ。おら、どうしたらいいでしょう?」
 「このまま元来た道を辿ってお帰り。」
 「いつお戻りになられます、フロドの旦那様? なるたけ早い方がいいですだね。やっとこさ
赤ん坊が出てきても、父親に会えねえんじゃかわいそうです。」
 「わたしは戻らないよ、サム。」
 「それは一体なぜです?」サムはひどく驚いていいました。事態が飲み込めないようでした。
「なぜ戻られないのです?」
795灰色港 3/3:2006/02/12(日) 19:12:38 ID:XVE3Si1S
 「わたしの行くところは港の先ずっとはるか遠く、灰色の雨の帳がすっかり銀色のガラスに変
わるところだから。ビルボも一緒に向かうんだよ。」
 「おらは行かれませんだね。」サムは悲しげにいいました。「おら、行かれません。」
 「今はまだその時ではないよ。お前にはフロド坊やがいる。この子はきっとお前を助けてくれ
るだろう。」
 「でもおら、二度とフロドの旦那様と離れないって心に決めてましただよ。」かの女は泣くま
いと堪えているようでした。
 「わたしもだよ、サム。」フロドはかの女の手を取ると、優しくキスしました。「わたしもだ。」
 「それじゃ、ほんとにここでお別れってこってすだね?」すでにかの女の目には涙があふれて、
流れ落ちていました。「おら、フロドの旦那様とお別れしなきゃなんねえってこってすだね?」
 「今はね、サム。」フロドはかの女の濡れた顔を袖で拭ってやり、抱きしめてから額にキスし
ました。しかし、かの女の涙にはきりがありませんでした。
 どのくらいそうしていたでしょうか。サムが段々と落ち着きを取り戻していくと、フロドは立
ち上がってもう一度かの女にキスをしてやり、それから馬にまたがって、後ろを振り返らずにゆ
っくりと去っていきました。かれの姿が消えてしまうまで、サムはじっと座り込んで動きません
でした。かれの姿が木立の陰に溶け込んですっかり見えなくなってしまってからも、かの女は枯
れた草がところどころ生い茂る平原のかなたを眺め続けていました。陽の光が寂しく陰り、肌寒
い風が吹く頃になると、サムはようやく腰を上げて子馬の手綱をほどき、一人帰路につきました。

(完)
796名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 00:05:33 ID:mI3Cs7du
乙です!!乙だけど、乙だけど…

ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!
797名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 18:55:29 ID:72eg8zYy
長編完了、乙華麗様でした!
GJ!
798名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 21:49:59 ID:yEW4gPyP
とてもGJ!!!
799名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 00:06:04 ID:qXiKkVxv
以下、9レス消費
800丘の上で  1/9:2006/03/05(日) 00:07:26 ID:e2rGaSW4
 三十歳というのは、成人となるには少し早いものの、かといってもう気楽な二十歳代というわけ
でもなく、どことなくどっちつかずの、まるで険阻な岩の隘路に立たされているようなものだと、
フロドは感じていました。右手を離せば左手が、左手を離せば右手が、そのつど両側にそびえ立つ
岩壁に触れているのです。
 牧場の丘を少し上ったところにある、ぶなの木立を一時の避難場所と決めて、フロドは昼食後か
ら今に至るまで熱心に読書に耽っていました。陽の光を織り成して作られた、丹念に編み込まれた
厚みのある日差しを避けてのことでした。小高い丘からは、木で粗く葺いただけの納屋が見え、そ
の周りには夏草を一心にむさぼる豚の群れが点々と散らばり、小屋で休む牛たちは動こうともしま
せんでした。
 繁茂したぶなの葉は垂れ下がり、時おり涼やかな風が、それらをさやさや騒がせます。フロドは
その度に顔をあげて、遠くに見える険しい山の稜線に、しばらくじっと眺め入るのでした。
 もうずいぶんと前から、フロドはとても理解のしがたい不均衡に、身をゆだねていました。
 フロドは、座礁した船のようにかれ自身が今しも崩れ去ったとしても、なんら不思議はないと思っ
ていましたが、反対に体はいつでも航海に出られるといわんばかりに備えも万全で、それがたえず
かれを困惑させていました。
 かれの足もとからは牛のいななきに交じり、アザミをむしる豚のぶつくさいう声が聞こえていま
した。時の流れは、目に見えるほど緩慢でした。
 フロドは、一見この平安な流れの中で、取り残されているのは自分だけではないかと錯覚せずに
はいられませんでした。恐ろしいことに、時はフロドの知らないところで進んでいるにもかかわら
ず、それに目を向けた途端、一切の活動を止めるのでした。
801丘の上で  2/9:2006/03/05(日) 00:08:12 ID:qXiKkVxv
 フロドは本を閉じて足を投げ出すと、裾野に広がる青々と輝くうねりを見つめました。すると何
か一点の黒いものが、こちらへやって来るのが、はっきりとみとめられました。それは泳ぐように
青草をかきわけ、幼さの残るかん高い声で呼ばわっていました。
 その幼い誰かは、少しの間あたりを見回して、途方に暮れているようでしたが、フロドのいる木
立を見つけると、目当てのものを捜し出したのか、まっすぐ駆け寄ってきました。
 不意の来客を迎えるために立ち上がったフロドの目の前に現れたのは、まだかれの年の半分くら
いかと思われる子どもでした。息を切らしたその子どもは、汚れたエプロンの下に、泥の染みがつ
いたスカートをはき、短い髪をぼさぼさに絡ませていました。とてもそうとはいえないものの、女
の子のようでした。
 「わたしに用があるのかい?」と、フロドはたずねました。かれは半ば自問するようにいいました。
「ビルボが言づてでも頼んだんだろうか。」
 息を整えていたその子どもは、フロドの問いかけに答えようとしましたが、どうしても最初の一
言が出てこないようでしたので、ただしきりにうんうんと頷いていました。
 「ビルボだね? かれから頼まれて、ここまでわたしを捜しに来たんだね?」と、フロドは念を
押しました。かの女は一生懸命、首を縦に振っていました。
 「納屋に行けば井戸がある。そこで喉を潤したらいい。」汗で額を濡らして苦しそうに喘いでい
るその子を見て気の毒に思ったのか、フロドはかの女の手を引くと、井戸まで導いてやりました。
豚が一、二匹、納屋の陰で先客として寝そべっていましたが、フロドは無作法にもかれらには目も
くれず、つるべを落とすと、それを引き上げました。かの女は冷たい井戸水を手渡されると、何も
言わずに一息に飲み干しました。
802丘の上で  3/9:2006/03/05(日) 00:09:04 ID:qXiKkVxv
 「どうだい、楽になったかい?」かの女が落ち着いた頃をみはからって、フロドは聞きました。
「そんなに慌てるほどの用事がビルボにあったんだろうか? わたしにはさっぱり見当がつかない
んだが。」
 「あの、おら、」女の子はやっと口を開きました。「ビルボ様からいいつかってきましただ。フ
ロド様を袋小路屋敷に呼んでくるようにと。とても大事な用だそうです。ビルボ様はずっと待って
おられましただ。」
 「本当かい? どうやらわたしは大切な約束をすっぽかしてしまったみたいだ。しかしいったい、
何の約束だったんだろう。」フロドは実際、見当がつかずに困っているようでした。
 「それはもうえらく大事だと、ビルボ様は仰られてましただ。」女の子はフロドに追い討ちをか
けるように――かの女自身は気づいていませんが――いいました。「ビルボ様は最初が肝心と、仰
いましただ。袋小路屋敷に新しい庭師が加わるから、と。それはつまり、このおらですだね。」
 「じゃあ、君がサムかい?」フロドは心底驚いていいました。「君がサム・ギャムジーなのか?
女の子のように見えるけど。」
 「おら、女です。」かの女はいくぶん気分を害したようでした。
 「わたしはてっきり、ハムファスト親方の後ろに引っ付いているのは、元気な盛りの坊やだと思っ
ていたよ。いつも泥だらけのズボンをはいて、マリゴールドを追っかけていたもの。」
 「おら、そんなこと、たまにしかしねえですだよ。」サムは小さな声で異議を唱えました。
 「ハムとっつぁんの仕事を継ぐのは、男の子だとばかり信じて疑わなかったが、それがまあ、
なんと女の子じゃないか。これ以上驚くことが、いったい全体あるだろうか?」
803丘の上で  4/9:2006/03/05(日) 00:09:49 ID:qXiKkVxv
 「いっつもいわれますだよ、スカートはいたって到底女の子には見えねえと。」かの女はこれ
以上ないというほど、気を悪くしているようでした。「今日はビルボ様にご挨拶する大切な日で
すだ。だからちゃんとした恰好してますだ。それなのに、フロド様はおらを男だといいなさる。」
 「ちゃんとした恰好にはほど遠いような気もするがね。」フロドは皮肉ないいかたをしました。
「なんだって、そんなになるまで遊ぶんだい? 君はもういくつになるんだ?」
 「おら、遊んでたわけじゃねえですだ。誓ってもいいです。」と、サムはいいました。「フロド
様を待ってる間、おらさっそく庭仕事に取りかかってましただ。それに、もう十五になります。」
 「なんだ、メリアドクより一つ下ってだけじゃないか。」
 かれはどことなく、かの女の年の少ないのをばかにしている風情でしたが、かれだってまだ成人
してはいないのでした。はるかに年を取ったものから見れば、十五歳だろうが三十歳だろうが同じ
子どもには違いありませんが、当人たちにとってみればそれは沽券に関わる重大事でした。
 「ブランディーバック家のメリアドク様にはお会いしたことはねえですが、それにしたって、お
らは子供じゃねえですだよ。」サムは、まだ未発達の細い肩を精一杯いからせていいました。
 「わかったよ、わたしが悪かった。」フロドは良心にもとるとわかっていながらも、いいつくろ
いました。「メリーのやつだってそりゃ、とても大人なんだ。でも、君ほどじゃないけどね。」
 「おら、そんなことねえです。まだ、子どもだと、よくとっつぁんにいわれますだ。」サムは照
れながら、かれの気遣いをすんなりと否定しました。
 「そうかい。わたしの知りあいの中ではメリーが一番大人だと、かれに今すぐ知らせなくちゃ。」
 「そんなことなさらなくても結構ですだよ、フロド様。その時は、おらがちょっくら出かけてき
ます。それよりおら、お山からずっと走ってきてえらく疲れてるってこと、忘れてましただ。」
804丘の上で  5/9:2006/03/05(日) 00:10:43 ID:qXiKkVxv
かの女は井戸の横の湿った土の上に、すとんと座り込んでしまいました。
 「ここは休むのには向いていないよ。わたしがいいところへ連れて行ってあげよう。」フロドは
かの女の手を引っ張って立たせてやると、納屋の中へと案内しました。二人は物置として使われて
いる一階部分を通り抜けると、二階の干し草置き場へ、はしごを使って上がりました。そこは、刈
り取られたわらが山積みになって、むっとした匂いが熱気となって立ちこめていました。フロドは
かの女を山の一つに腰かけさせてやりました。
 「ここはわたしの大好きな場所の一つなんだよ。なぜって、誰にも邪魔されずに考え事ができる
んから!」フロドは嬉しそうにいいました。そしてかれは、やおら立ち上がるといいました。
 「わたしは先に帰ってビルボに謝らなければね。それからハムとっつぁんにもだ。きっとビルボ
はわたしのそそっかしさを怒ることだろう。」
 「フロド様は休まれていかねえのですか?」サムは寂しそうにたずねました。「ちっとばかしこ
こにいても、きっと誰にもわかりっこねえです。」
 「気遣いは嬉しいが、わたしは疲れてないんだ。」フロドはそっけなく答えました。お守りをし
なければならないのはごめんだと思ったからです。「まだ日は高いもの。君一人で大丈夫だと思う
がね。」かれはそういうと、薄暗い干し草置き場から、明るい日の射す一階へと姿を消してしまい
ました。サムは憤懣やるかたなく、わらの上にひっくり返りました。
 フロドはふたたび丘の上へ戻ってくると、先程と寸分違わない場所に転がっている茶色の革表紙
の本を拾い、坂道を下っていきました。かれはふと帰る道すがら、サムの様子をうかがった方がい
いのではないかと思い至りました。ああはいっても、女の子を一人おいておくことは気が咎めます。
805丘の上で  6/9:2006/03/05(日) 00:11:34 ID:qXiKkVxv
 フロドは開け放たれたままの扉をくぐり、白い線を描きならところどころに射しこんでいる丸い
日差しを突き抜けて、そっと二階に上がりました。しかし、サムの姿はありませんでした。
 フロドは心配になり、ついさっきサムを置いてきたばかりの小山まで近づいてみました。すると
かの女はその陰で背中を丸め、わらの斜面に寄りかかりながら、ぐっすりと眠り込んでいました。
フロドは胸をなでおろすと、かの女の傍らに腰かけました。ついでにかれは、かの女の顔についた
汚れを自分のハンカチで拭ってやりました。どうにも見過ごせないほどに、何かの汁やら干からび
た泥やらがこびりついているのでした。
 かの女の頬には、秋の小麦畑のような金色の産ぶ毛が生えていました。短く刈り取られたために、
余計にくるくると渦を巻いている茶色の髪の毛は、長く日に当たりすぎたのか、赤く変色していま
した。
 フロドはなかなか落ちない汚れをむきになってこすりましたが、その度にサムはあいまいな声を
漏らして寝返りを打ちました。フロドはびっくりして手を止めはしたものの、そのうち、かの女は
ちょっとやそっとのことでは起きないらしいことが、かれにも飲み込めてきました。
 徐々に薄く膜がかかっていたような印象だった汚れは消え、その下から愛らしい年相応の少女の
顔が現れました。長く豊なまつ毛などは、すでにそこだけ少女の面影を捨て去ろうとしていました
し、何ともいえない柔らかな毛の集まるうなじには、かの女が生まれた頃からそのままであろう、
白い肌がのぞいていました。
 フロドはハンカチだけではなく、指も使って懸命に汚れを落としていましたが、フロドの指先の
下にはほっそりとした肉付きの、かの女のなめらかな肌がありました。成長を終えようとするかれ
とは裏腹に、かの女はこれから始まろうとしていました。この歴然とした差にフロドは、まじまじ
とサムの穏やかな寝顔を見つめました。それは、際限のない幸福に放埓さが加わって、複雑ではな
い単純な構成で満ちていました。
806丘の上で  7/9:2006/03/05(日) 00:12:22 ID:qXiKkVxv
 フロドはかの女のその小さな唇に自分の唇を押し付けました。サムは呻き声のようなものを漏ら
しましたが、深い眠りの底に横たわっていることは変わりありませんでした。自分のにおいをなす
りつけるように、フロドは幾度となくかの女の唇をくわえたり噛んだりしました。まるでかの女自
身を辱めたいというように、キスするのみならず舌を押し込んで、身勝手にかの女をなぶるのでし
た。
 頬に添えられたフロドの手が、かの女のふくらみかけた胸に下ろされると、そこには、つまめる
ほどに固くなった乳首だけがありました。張り詰めたかの女の乳房は痛々しいくらいに小さく、手
の平に当たるものは骨なのか、あるいは薄い肉付きなのか判断がつきかねました。そこから下腹部
に至るまではとても平坦で、かれの手はすんなりと、かの女の一番女らしい秘めやかな部分に伸ば
されていきました。骨ばった腿と腿の間は広く開けられ、かれの手を待ち望んでいるかのようでした。
 フロドはかの女の腰を片手で抱えるように持ち上げました。しかしその拍子に、サムの首が斜面
から滑り落ち、後ろに大きくのけぞってしまいました。その衝撃でサムは目を覚まし、寝ぼけまな
こであくびを一つしました。フロドは慌てて手を離すと、かの女のスカートの裾を元に戻し、充分
距離を保って、元いた場所に戻りました。
 サムは目をこすりながらのっそりと起き上がりました。「おら、すっかり眠り込んじまったよう
です。」かの女は、まだぼんやりとした声でいいました。「そこにおられるなんて気づきませんで
しただ、フロド様。」
 「いいんだよ、サム。」フロドは平静を装っていましたが、かれの心臓は、口から飛び出さんば
かりに激しく脈打っていました。かれは必死に、動揺を覚られないよう努めました。
 「てっきり先に帰られたもんと思っとりましただ。でも、そうじゃなかったっちゅうわけですね。」
807丘の上で  8/9:2006/03/05(日) 00:13:20 ID:qXiKkVxv
 「わたしは、ただ様子を見に来ただけなんだ。これから帰るつもりだったんだよ。きっとみんな、
お前のことを心配している。早く帰ってとっつぁんを安心させてあげたらいい。」
 「そうですだね、おら長いこと寝ちまったみたいです。」
 「お前はとてもよく寝ていたよ、サム。」と、フロドはいいました。
 「これ、フロド様のじゃねえですか?」ふいにサムがいいました。かの女は自分の側に落ちていた、
一冊の茶色い革表紙の本をかれに見せました。
 「そうだ、わたしのだよ。」フロドは、サムからなるたけ静かな動作で本を受け取りました。か
れにはこの時、心臓の鼓動が、すべてを白日の下にさらすのではないかと思われました。
 「なんでおらのすぐ横にあったんでしょう? フロド様は離れたところにおいででしただ。」
 「ついうっかり落としてしまったんだろう。」と、フロドはいいました。かれはこの苦境に耐え
られるかどうか、自信がありませんでした。「ありがとう、サム。わたしは本を忘れたまま帰って
しまうところだった。」
808丘の上で  9/9:2006/03/05(日) 00:14:29 ID:qXiKkVxv
 「なに、どうってことねえです。」サムは嬉しそうな素振りを隠そうともせずにいいました。
 「今日の夜はビルボがご馳走を振る舞ってくれるんじゃないかな。」フロドは、かの女から先に
行くよう促し、自分は何度かはしご段を踏み外しながら、ゆっくりと下りていきました。
 「ならおらも、腕によりかけてお手伝いしなきゃなんねえですだね。」サムは戸口でフロドが来
るのを待っていました。フロドがかの女に追いつくと、サムはかれの横を飛び跳ねながら、次々と
思い浮かぶことを話し出しました。「おら、袋枝路の家からパンだね持ってきて、じゃが入りのパ
ン作りますだよ。おら大抵のもんは作れます。ゆでたじゃがとか、焼いたじゃがとか、潰したじゃが
とか、じゃがのスープやサラダもいいですだね。とっつぁんから直々に教わりましただ。折り紙つ
きですだよ。」
 二人は黄色みを帯びた午後の空の下を、並んで歩きながら袋小路へと続く道を遠ざかっていきました。


(完)
809799-808:2006/03/05(日) 00:25:37 ID:qXiKkVxv
何事もなかったかのように9レスも投下しちゃいました

月末は王の帰還テレビ放映ヽ(゚∀゚)ノ ヤターイ!
810名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 14:25:49 ID:m0dlaGJ4
少女サムたんムッハー!(*゚∀゚)=3
GJです!こんなかんじで幸せな2人の続編もお願いしたい!
811名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 22:05:38 ID:lQtsAt05
スレの没落間近にGJ!

今月末とエイプリルフールでしたっけね>地上波
平穏なお茶の間の一こまに、幽霊軍団が登場!と。
812名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 00:20:34 ID:0DVUwp5A
GJ!!!サムたん可愛い…どきどきするフロドもステキです。
813名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 03:26:42 ID:rrgg5Y6I
どうでもいいんだがこの前
西麻布のカフェで眼鏡をかけて、春物の格好いいジャケット着て、チャンドラーのハードカバー読んでた坊主の人がいたんだよ。

驚いて良く見てみたら、ボクシング亀田兄弟の兄だった。
サイン貰おうと思って声かけたら、気さくに応じてくれた。
「TVと印象違いますね」って言ったら、
「演出なんですよ・・・。僕は嫌なんですけど、スポンサーの関係で断れなくて・・・。世間の人にイヤな思いさせて、本当に申し訳なく思ってます」だって。

その後お礼言って、しばらくお茶飲んでたんだけど、帰ろうとしたら店の人に「お代は頂いてますから」って言われた。
オレの分だけじゃなくて店にいた人全員分払ってくれたみたい。
それからテレビで見るたびに応援している。
TVであの姿を見ている人には、信じられないと思うけど、全部作り話
814名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 11:06:47 ID:R9e61cdP
>813はツンデレ
815名無しさん@ピンキー
ほしゅあげ