【選りすぐり】武装錬金のSS 第6章【ストロベリー】

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782名無しさん@ピンキー :05/03/10 02:30:51 ID:x0AYH+N/
>>776-780
乙〜。
783失意の果て:05/03/11 15:45:37 ID:FB8csmGX
え〜、カップリングは原作で絡みのない彼と彼女です…

ヴィクターとの決戦に勝利し、武藤を人間に戻す方法も見つけ、俺たちの長い逃避行は終わった。
「先輩、どこにいるんですか、先輩〜!」
俺は先輩を探して、あたりをうろついていた。目の前にピンクの浮遊物体を見つけ、俺は声をかける。
「おい、ションベンチビ」
「誰がションベンチビだっ!御前と言え!」
こいつは武装錬金なのに態度がでかい。こわがりでしょっちゅうちびってるくせに。
武藤を戻すとき一度きり会った本体は、割りと美人な女だったが…俺には先輩ほど魅力的じゃなかったな。
ま、その女とは言葉も交わさなかったけど。
「先輩見なかったか?」
「ツムリンとカズキン探してンのか〜?あの二人なら、ほれ、こっちこっち」

「見ものだぜ」

俺はこの声を、この声につられて付いていったことを、憎むことになる。

784失意の果て:05/03/11 16:13:26 ID:FB8csmGX
俺が見たのは、二人が抱き合っている光景だった。
あの夜の浜辺のときと同じように、俺は動けなくなる。
何か、武藤と先輩が言葉を交わしている。甘く、熱く。
そして、斗貴子先輩から、武藤に顔を近づけ…唇を…
ガサッ…
俺はあとじさった。そんな、先輩…
長い接吻の後、武藤の口が開いた。
「…剛太に悪いな。あいつ、斗貴子さんのこと、好きなのに…」

なんだ…と…!?

俺はその場から逃げ出していた。どこをどうやって来たのかは、覚えていない。
何かの気配が近づいてきた。
「ゴーチン」
「お前か…」俺は憎しみを込めてそいつに言った。「なんであんな光景を俺に見せた…」
俺は涙を流しながら言った。黒い言葉を、腹の底から。
「許さねえぞ…お前も…武藤も…絶対に…もう仲間でも何でもない…!!」
「ゴー…」
「あっちへ行け!俺の目の前から消えろ!!」
俺は手元にあった石を投げつけた。そいつはとっとと逃げてしまった。
785失意の果て:05/03/11 16:41:46 ID:FB8csmGX
俺は与えられたホテルの一室で飲んだくれていた。
「ちくしょお…ちくしょお…」
…剛太に悪いな。
武藤が哀れみでそう言ったのか、あるいは本当にすまないと思ってそう言ったのか俺にはわからない。
だがどちらにしても、俺のプライドはズタズタだ。
「先輩…!!」
先輩の心は、ずっとあいつの下にあった。わかりきっていた筈なのに。なのに…
トントン。
ノックの音。出たくもなかったが、戦士長やらの勅令の可能性もある以上、出ないわけにもいかない。
俺はのぞき穴から相手の顔を見た。そこには思いがけない人物がいた。
…何故、こいつがここに?
俺はチェーンを付けたまま、ドアを開けた。そこには、長い黒髪の女。
彼女は開口一番言った。
「あら、お酒臭い。」
ヤベッ!俺はさっきまで飲んだくれていたのだ。
女はくすっ、と笑い、「ご一緒していいかしら?」と言った。「口止め料。」

かくして俺はー、元信奉者の女、早坂桜花を自分の部屋に招き入れる羽目になってしまったのである。
786名無しさん@ピンキー :05/03/11 20:49:38 ID:JqjMVcm3
乙!
剛太と桜花姉さんですな。小説サイトでたまに見る絡みですが、
結構好きです。

続き期待しとります〜
787失意の果て:05/03/11 21:09:10 ID:FB8csmGX
この女は危険だ。

ホムンクルス組織の下で働いていた信奉者。戦団に保護された後も、武藤を戻すためとはいえ、ホムンクルスと結託していた。
あの自動人形…御前サマが失礼をしたので謝りに…とかいい子ぶっているが、腹の底では何を考えているのやら。
(でも飲酒のこと戦士長に告げ口されたらな…)
なるべく穏便に帰ってもらおう。と俺は思っていた。
女はチューハイ缶を開け、ニコニコ笑ってこう言った。
「ヤケ酒するほどショックだった?」
「あたりまえだろ…」
先輩にずっと恋してた。その先輩が…あんな…
俺はがっくりと肩を落とす。
「あの程度のキスでねえ…口がくっついただけじゃない。」
「き、キスにあの程度もその程度もねーだろ!」
「あらあら、ひょっとして経験なし?」
グサッ!
図星を突かれた。そうだ。俺はファーストキッスもまだのチェリー君なのだ。
「反応が可愛いわね。」
「うるせーよ!」
俺は情けねーやら、恥かしいやらで顔が真っ赤だった。
一体何なんだよ!この女は!
「まあまあ、じきにあなたにもいい人が見つかるわよ。でもその前に、大人のキスを覚えておいてもいいかしら」
「うるせえ、適当なこと言ってんじゃ…」
俺は顔を女に近づけてしまった。女は白い手を俺の頬に添える。
「こうするのよ」
「!!!」
いきなりその小悪魔的な女の顔がアップになり、唇が、押し当てられた。
788失意の果て:05/03/11 22:04:48 ID:FB8csmGX
あまりのことに、俺は固まってしまった。何すんだ馬鹿、と振りほどけばよかったのに。
お、おれのファースト…キス…
眩暈がするほど手馴れている。俺はいつの間にか目を閉じ、キスの感触に酔いしれていた。
ああ、先輩…ごめんなさい…
舌を挿入される。甘いものがトロリと、口の中に流し込まれる。俺は舌を夢中で舐り返した。
武藤と先輩は唇をくっつけているだけだった。
ああ、武藤、お前は先輩の舌の味を知っているのか?

「ぷはっ!」
ずいぶん長いことキスしていた気がする。
「なかなか良かった?」
その一見天使のような微笑み。綺麗だ。だが俺は我に返る。
「う、うるせえ馬鹿女!人のファーストキッスを!」
俺はこんな女、好きでも何でもない!ちょ、ちょっと上手かったからついつい…
「初めて会ったばかりでこんな…」
「私は御前さまを通じてあなたを見てたから、よく知ってるけど」
「俺はぜんぜんよく知ってねー!!」
俺は本気で怒った。
「そう、それは…ごめんなさいね。」
シュンとうなだれる彼女。お、俺が悪い事言った見てーじゃねーかよ…
「いいよ、もう…俺がだらしなかっただけだし…お互いちょっと間違い起こした、で終わらせりゃ…」
「あらあら、間違いを起こすのはこれからよ?」
その女は、ジャラジャラと小瓶を鳴らして、言った。
…錠剤?

789失意の果て:05/03/11 22:26:25 ID:FB8csmGX
「これ、さっき噛み砕いて、あなたに飲ませたんだけど…」
俺は血の気が引いていくのを感じた。まさか、毒!?
「いや、だまされないぞ!アンタの口の中で砕いたんなら、あんたもただじゃすまない!」
「何か勘違いしているみたいね。これは、そういう気分を高めるために使うお薬で…」
血が引いてたと思っていたら、俺の身体は今度はなんだか火照って来た。
「かなり効き目が強くて、初めての人間なら一粒で十分。口の中で砕いたのは念のため二粒分。」
俺は股間を押さえた。体中の血が其処に集まってきた気がする。足がガクガクして立っていられない。
「あらあら、大丈夫?」
「き、貴様…一体何たくらんで…」
俺は力いっぱい女を睨み付ける。腫れた股間を押さえながらでは凄みなんぞないが。
「何って、別に。」しゃあしゃあと女は答えた。

「ただ私は、御前さまが失礼をしたお詫びとお慰めをしに来ただけよ。」

790名無しさん@ピンキー:05/03/12 00:15:10 ID:JEOyvGvr
クソが
791名無しさん@ピンキー:05/03/12 00:23:04 ID:271lqA13
なかなか新鮮な組み合わせでいいね。
続き待ってます。
792失意の果て:05/03/12 01:04:04 ID:ctuI5udJ
彼女が衣服のボタンを外していく。形のいい乳がむき出しになる。
で…でかい。メロン見たいなデカパイがゆさゆさしている。
自信満々、と言う顔で、セクシーに胸を押さえる。
「どう?津村さんとは比べ物にならないでしょう。」
俺は生唾を飲み込んだ。身体がこれから起こることへの期待で震える。
ひっくり返ったカエルの様な格好で。股間はギンギンのもっこりテント張り状態。
赤紫のランジェリー姿の彼女が俺の服を脱がしにかかる。
ああ、俺はこのまま誘惑に負けてしまうのか?
…それもいいかなあ。だって先輩はもう、武藤と…
俺の考えを見透かすように彼女は言った。
「津村さんのことはもう忘れなさいな。お姉さんが慰めてあげる。」
彼女は俺のズボンを下げ、スッポンポンになった俺のペニスにフェラを始めた。肉棒をお口の奥まで咥え込んで、ペロペロ舐めてくれる。
「んふっ、んぐ、んむう」
ちゅっぷ、ちゅぷっ、ぐちゅぷ、ちゅぴっ!
「あっ、あっ、う、うおっ!」
俺は腰を振って喜んだ。快感で涙が溢れてくる。この女はすげえ…。
あーもう達しそう…。お口に出しちゃっていいかな…出来たら下のお口にも…
俺は彼女の顔を見た。

彼女は、俺の愛している人ではない…。

ビチャッ、と俺は彼女の顔に精液を吹き付けた。
彼女は瞳の奥に、どこか冷たい光を宿して、言った。
「早いのね」
793失意の果て:05/03/12 01:50:45 ID:ctuI5udJ
「う、うるせえ!淫売女が!」俺は汚い罵声を吐いた。
「てめえなんか、どうせホムとだって寝たんだろ!」
彼女の瞳が鋭く変わった。しかし落ち着いた声で、凛とした態度で、答えた。
「ええ、初潮が来た12の時からずっと相手をさせられたわ。そうしないと生きていけなかったもの。」
今度は、俺の顔色が変わる番だった。
「そんな顔しないでよ。初めては好きな人としたわ。」「…実の弟とだったけど。」
「な、んで…」俺は震える声でまぬけに尋ねた。意味のない問いだと知りつつ。
「信奉者といっても、富も権力も持たない私たちは、奴隷同然の扱いだった…」
「自分の運命を恨んだ…」
「でも、失意の底でわかった事もある。」
「キズは舐め合う相手がいれば、癒えるのも早いということ…」
彼女は淫らな姿で俺を誘う。
「私のキズを…舐めて」
俺は、彼女を愛していない…
でも、彼女の『女』の凄みにはかなわない…
俺は彼女の割れ目に顔を突っ込み、クリトリスに舌を這わせた。
「きゃんっ!もお…」
ジュクジュクに濡れている。俺は自分の肉棒を掴み、言った。
「挿れるぜ…いいな。」
「できたら、長く楽しませてね。」
「うるせー!」
じゅぷっ、と、先から、一気に奥まで入れる。
794斗貴子DVD:05/03/12 03:01:48 ID:IlHfGw/w
エロス「だからどうしてくれんだよカズキぃ!! 」
カズキ「ご…ごめん 俺… 」
エロス「ごめんですむかよ!! 見ろよこれ」
カズキ「で…でもぉ 」
斗貴子「カズキ…どうかしたのか? 」
エロス「カズキが踏んで割っちゃったんだよそのDVD!! 俺が持ってきたやつ!! 」
カズキ「ごめん岡倉 俺 弁償するからさぁ 」
斗貴子「しかたない…私も金を出そうエロス いくらくらいするんだ? これ… 」
エロス「フン!! 金なんてもらってもダメだな だって俺ら買えねぇもん 裏だし
  通りすがりのパピヨンにもらったんだ 弁償なんてできっこないだろ!!」
斗貴子「カ…カズキ キミは そんな危ないモノを見てるのか?」
カズキ「… 」
エロス「そうだ!! 斗貴子さんでいいや」 
795斗貴子DVD:05/03/12 03:04:01 ID:IlHfGw/w
斗貴子「え…何を言ってるんだこの変態エロス」
エロス「斗貴子さんがこのDVDの代わりをしてくれたら 弁償しなくていいよ」
カズキ「……… お…岡倉………」
斗貴子「(そうだカズキ!がつんと言え!)」
カズキ「今日のお前なんか輝いてるぜ!」
斗貴子「そうじゃないだろっ!」
エロス「斗貴子さん おっぱい見せてくれー!! 」
斗貴子「ぶちまけるぞ!」
カズキ「斗貴子さん。俺からも頼む。一生のお願いっ」
斗貴子「なっ……カズキ!キミまで………」
エロス「おっぱい 早くキボンヌ!」
斗貴子「仕方ない。ちょ ちょっとだけだぞ… 」
カズキ「と… 斗貴子さん…ありがとう!!」
 
斗貴子「な…なあキミ達 やっぱりやめないか こんなこと…」
エロス「ダメだ!! だったらこのDVDくっつけて見られるようにしてくれよ
  D・V・D!! D・V・D!! 」
カズキ「な…なあ岡倉……」
斗貴子「(そうだカズキ!今度こそがつんと言え!)」
カズキ「D・V・Dって顔文字に見えないか?」
斗貴子「そっちの問題かっ!!」
カズキ&エロス「D・V・D!! D・V・D!! 」
斗貴子「(……元々DVDを割ったのはカズキだろ……)」
796斗貴子DVD:05/03/12 03:06:12 ID:IlHfGw/w
エロス「すっ すっすっげぇー!! 本物のおっぱいだよ」
エロス「(まっまさか本当に斗貴子さんが脱ぐとは…誰かに見つかったら冗談じゃすまねえぞこれ)」
斗貴子「くっ…お前ら…後で覚えてろよ……なっ!やめろカズキ…」
カズキ「も……モウガマンデキナイ!(AA略 ごめん斗貴子さん!」
斗貴子「あっ……カズキ………あ…あん……」
エロス「(ここまで来たら引き返せないよな……っていうか俺蚊帳の外だし ええい儘よっ!)
  ……しかたない。おれもかたっぽ吸うかぁ〜!!!」
斗貴子「なっ お前までしていいとはいってないぞエロス!」
カズキ「まあまあ斗貴子さん。こう見えても俺はAVの天才だ!もう一人いた方が興奮できるって」
斗貴子「ほ……本当か?……あ……ああ……」
エロス「ふう……ふう……」
カズキ「はあ……はあ……斗貴子さんの胸……とっても気持ちいい……」
エロス「へへっ見ろよカズキ 斗貴子さんの乳首ビンビンだぜ! ようし次は言ってはいけないあそこだ!! 
  ほらカズキも頼めよ」
カズキ「斗貴子さんお願いっ!」
斗貴子「も…もうこれ以上はダメダッ いい加減にやめろっ 」
カズキ&エロス「D・V・D!!」
斗貴子「(だからなんでDVDを割った張本人が一緒になって……)」
斗貴子「……好きにしろっ!」
エロス「オッケー!さぁカズキ! 斗貴子さんのパンティーを脱がせるんだ!」
ナコルル「カ カズキ…」
エロス「ほら 早くしろよ」
797斗貴子DVD:05/03/12 03:09:18 ID:IlHfGw/w
下から2番目致命的ミス!見なかったことにしてくれonz


 エロス「すっげぇー 本物の しかも斗貴子さんの言ってはいけないところだぜ!」
  おい なんか甘酸っぱいにおいしねぇ? ほらもわ〜ッと におい付き!!
  なんだかんだ言って結局斗貴子さん興奮してたんだなカズキ
  ああ……こんなことができるなんてエロス「すっ すっすっげぇー!! 本物のおっぱいだよ」
エロス「(まっまさか本当に斗貴子さんが脱ぐとは…誰かに見つかったら冗談じゃすまねえぞこれ)」
斗貴子「くっ…お前ら…後で覚えてろよ……なっ!やめろカズキ…」
カズキ「も……モウガマンデキナイ!(AA略 ごめん斗貴子さん!」
斗貴子「あっ……カズキ………あ…あん……」
エロス「(ここまで来たら引き返せないよな……っていうか俺蚊帳の外だし ええい儘よっ!)
  ……しかたない。おれもかたっぽ吸うかぁ〜!!!」
斗貴子「なっ お前までしていいとはいってないぞエロス!」
カズキ「まあまあ斗貴子さん。こう見えても俺はAVの天才だ!もう一人いた方が興奮できるって」
斗貴子「ほ……本当か?……あ……ああ……」
エロス「ふう……ふう……」
カズキ「はあ……はあ……斗貴子さんの胸……とっても気持ちいい……」
エロス「へへっ見ろよカズキ 斗貴子さんの乳首ビンビンだぜ! ようし次は言ってはいけないあそこだ!! 
  ほらカズキも頼めよ」
798斗貴子DVD:05/03/12 03:12:57 ID:IlHfGw/w
スマソ!上の無し!

エロス「すっげぇー 本物の しかも斗貴子さんの言ってはいけないところだぜ!」
  おい なんか甘酸っぱいにおいしねぇ? ほらもわ〜ッと におい付き!!
  なんだかんだ言って結局斗貴子さん興奮してたんだなカズキ
  ああ……こんなことができるなんて…… 次世代DVDだな斗貴子さん 」

その後3人がどうなったか……それはまた別の機会に…… 
                           −完−
799名無しさん@ピンキー:05/03/12 05:55:09 ID:/tTQOok+
>>783つ、続きは!?
800名無しさん@ピンキー:05/03/12 19:58:24 ID:YYUXVgB9
いりません
801失意の果て:05/03/12 20:10:58 ID:ctuI5udJ
俺と一つになった女は…淫らな顔を汗ばませ、余裕を持った顔で微笑んでいた。
俺は腰を揺すり、肉棒を抜き差しする。ぐちゅぐちゅといやらしい音が立つ。
「あっ、あっ、はあんっ!」
女は喘ぐ。だが、余裕を残した乱れ方だ。
俺は女の艶やかな、コリコリになった桃色乳首に歯を立てた。
「痛っ!…悪い子ね」「うるへえ…よ」「あっ、はっ…、うふん…、余裕ない?」
女はにまっと微笑んだ。
「っ、…る、せえ」
女の言うとおり、俺は余裕がなかった。ちょっとでも気を抜くと、今にでも達してしまいそうだった。
この女の股は、俺の肉棒をぐいぐい咥え込んで、キュウキュウに締め付けてくる。
先走りをジュプジュプ搾り取ってくる。
俺は必死で射精を耐えた。
だって早漏なんて思われたくねえ。
俺は女の両乳を鷲掴みにし、それぞれ別の動きで、荒っぽく揉んだ。
「あっ、乱暴っ、なんだから…っ、あはっ、もおおっ!」
腰の動きも荒っぽくピストンする。
俺はさっき見つけた女のいい所を激しく突いてやる。
「ここかっ!?ここが良いのかあっ!!」
「ああっ…!」
女は甘い声を上げる。
ようやく俺は支配感と勝利感に満たされ、ほくそ笑む。女は頬を上気させ、言った。
「なまえ…呼んでっ…私の…」
とっさの申し出に、俺は訳がわからなくなる。
「…?何て、名だっけ?…っ」
「桜、花。呼んで…っ、おうか、って…」
「おう…、か。」
「呼んで…!」
「桜、花っ…桜花あっ!」
「うふっ、うれしいっ、剛太クン!」
剛太クン。
桜花は、微笑んだ。その甘美な…笑み。
その笑みに、俺は、ついに、達した。
802失意の果て:05/03/12 21:29:32 ID:ctuI5udJ
俺は女と後始末を済ませ、身支度を整え始めた。
「ま、悪くなかったわね」
桜花の何気ない言葉に、俺はかっとなる。
「悪くなかった、だあ!?よがってアンアン言ってたくせに!」
「あらあら、そうだったかしら?」
「大体薬さえ飲まなけりゃ、お前なんかと真っ平ごめんだったぜ。」
「途中からノリノリだったくせに。」
「なんだとお!」
子供みたいな言い合いをする。
「でも、始まりはこんな形でも、じきにあなたは私の虜になるわ。」
艶やかに、桜花は微笑む。「津村さんのことなんか、すぐ忘れちゃうから」
俺はぷいっとそっぽを向く。
桜花はとっとと服を着終わり、荷物を取って部屋を出て行く。
「ああそれから、」去り際に桜花が言った。「何だよ。」
「あなたも錬金の戦士なら、易々と薬なんて飲まされないことね」
扉は閉まる。
「チッ…嫌味な女」
あの女が言ったことを思い出す。
津村さんのことなんか、すぐ忘れちゃうから。
「そんな簡単に忘れられないよ…。あんたはいい女だけどな。」
俺はベッドに落ちていた女物の時計に気づく。…忘れていった?
俺は部屋を出て、桜花を追いかけた。
803失意の果て:05/03/13 00:26:23 ID:sQHmMXJI
背の高い男が、早坂桜花にホテルの廊下で絡んでいた。俺はその男を見て、立ちすくむ。
(ひ、火渡…戦士長…!?)
戦団最強の攻撃力を誇る男。キャプテン・ブラボーがこの男自身によって大怪我を負ったせいで、現在事実上、戦団最強の戦士。
俺は核鉄を握り締めた。何かあったら桜花を守るため。
俺は二人の会話に聞き耳を立てた。火渡が桜花にささやく。イヤミったらしい、デカイ声で。
「この前の夜は燃える様に熱かったな、嬢ちゃん。また…お相手願えるかな?」
な…何言ってるんだ…?火渡戦士長は…!?

「嫌ですわ隊長サンったら…まだ日も高いうちから…」
「夜も昼も関係あるかよ…正直自分でも信じられねえぜ?この俺がアンタ見たいな小娘チャンの身体に夢中になるなんてよ?」
桜花は、少し半目になって言う。
「あら…おっしゃってるほどは、私自身に興味を持っては下さってないようですけど」
「ま、あのヤローが手ー出した女でなかったら、欠片も興味は持たなかっただろーがな…。アンタの身体に魅せられたってのは、嘘じゃない」
「ウフフ…いいです。今夜にでもお相手しますわ。」
桜花は笑う。俺を誘惑した、あの笑顔で。
「ああ、それじゃ9時半に…603号室に…」火渡隊長は、桜花の腿を撫でて言う。
「この細股で、どうやってあのカタブツの防人のヤローを誘惑したか、今夜こそ教えてくれよ…」

火渡隊長が去り、その場から去ろうとする桜花の前に、俺は現れた。
「お前…火渡隊長と寝たのか…ブラボーとも…」「!!」
桜花は一瞬驚いたようだったが、さして取り乱しもしなかった。俺はそんな彼女の様子を見て、無性に腹が立った。
「なんで…なんでだよっ、お前…何やってんだよっ!」
「武藤君を…守るためよ」ドクン。
俺の心臓は震えた。
アンタも、あんたもやっぱり武藤のことを…?
「なんてね。それじゃあキャプテン・ブラボーを誘惑してSEXしたことへの言い訳にはならないわね。」桜花は舌を出した。
「これは戦団の上層部を手玉に取るため…私が好きでやっていることよ」
804失意の果て:05/03/13 00:51:44 ID:sQHmMXJI
桜花は独白した。
「ドクトル・バタフライの爺さんや…怪物紛いのホムンクルス男たちの相手をさせられて…私は身も心も傷付いたわ…」
「秋水君はそんな私をいつも慰めてくれた…守ってくれた…だから私も一生懸命秋水君の想いに答えたわ…」
「でも傷を舐め合うだけじゃ、惨めな自分に我慢ならなかった」
「自分を踏みつけた全ての者を踏み台にして、LXEを裏から手玉に取ってやりたかった。」

「それで?LXEが無くなったから、戦団を裏から牛耳ろうってのか?」
「錬金戦団が悪いのよ…私の野心の行き場を奪ったから…」
「クズだ!アンタは!」
俺は腹の底から怒声を上げたが、桜花は鼻で笑って、言った。
「何とでもお言いなさい。これが私の…失意の果てに…選んだ生き方。」
「さよなら、剛太クン。」

「私の役に立ってくれるなら…またいつでも、お相手するわ」

(END。桜花サンは書いてて面白すぎます…。)
805名無しさん@ピンキー:05/03/13 03:32:09 ID:+I9nwc92
携帯から乙!
失意の果ては、今後の二人の関係の発展を予感させる終わりだったな。続編キボンヌ!
斗貴子DVDでは、彼が彼女に弱いように彼女も彼に弱いことを再確認したよ。
…さぁて、ちょっと前にやってたカズトキの続きはまだかなっと。
806名無しさん@ピンキー:05/03/13 04:04:42 ID:grB8PD/X
>>失意の果て
桜花さんがすげぇ良いです!
後味に何か残る話大好きで、これで完結でも満足ですが
黒い桜花さんをもっと見てみたい…また作品がありましたら是非。

>>DVD
知ってるネタ話とはいえ笑いましたw
807カズキ@ピンキー:05/03/13 18:09:39 ID:n/F+RKwu
斗貴子DVDの人です。またストーリーが話口調になってしまうことを事前に謝っておきます。
是非マンガ風に頭の中で想像してくれれば幸いです。


(○月×日、管理人室)
カズキ「ブラボー。話があるって何?」
ブラボ「うむ。戦士カズキよ、君に一つ任務を任せたい。
     市立銀成病院と言う場所を知っているか?そこにL・X・Eの信奉者の残党が紛れ込んでいる。
     名前と顔はすでに分かっているのだがどうしても住所が分からない。その病院に忍び込んで
     名簿から住所を見つけてほしい。」
カズキ「分かったぜブラボー。早速斗貴子さんにも…」
ブラボ「あともう一つ、この任務は君だけで行ってもらいたい。」
カズキ「えっ?どうして?」
ブラボ「戦士斗貴子はホムンクルス関係を見つけるとすぐにぶちまけたがる。
     犠牲を絶対に出さないためにも偵察任務を戦士斗貴子に任せるわけには行かない。
     私もこの後しばらく戦団の会議に出なければいけないから動けるのは戦士カズキ、君だけなのだ」
カズキ「分かったよ、ブラボー!こう見えても俺は偵察の達人だ!絶対に任務を成功させてみせるぜ!」

(同日、カズキの部屋)
斗貴子「納得できん!どうしてキミだけが任務につかなければならないのだ!何かあったらどうするんだ!」
カズキ「落ち着いて斗貴子さん。俺だって強くなったんだ。ブラボーだってそれを認めてくれたから
     任務を任せてくれたんだと思う。(すぐぶちまけるから…なんて言えないよな)」
斗貴子「しかし…わかった。
     だが一つだけ条件がある。任務が終わったら…その…久しぶりにどうだ…?(///)
     最近色々あったし…なかなかふたりっきりになれなかったしな…(///)」
カズキ「……うん(///)」
808カズキ@ピンキー:05/03/13 18:28:15 ID:n/F+RKwu
(○月△日、道路)
カズキ「へへっ。これで変装は完璧!
     腕に傷害を負った人のフリをして忍び込む、我ながら完璧な作戦だ。」
(同日、市立銀成病院)
カズキ「ここに信奉者がいるんだな。それにしても……病院にしてはちょっと大きすぎないか!?
     えっと受付受付……あった!」
(同日、泌尿器科受付)
受付係「それでは暫くしたらお呼びしますね」
カズキ「なんかよくわかんないことを色々と書かされたけど……ま、いいか!」

ナース「23番の武藤カズキ様ですね?お連れしますのでついてきてください。」
カズキ「(……こいつは!…間違いない、こいつが信奉者だ。ここで疑われるわけにはいかない…。)
     は、はい!」
信奉者「それでいつから傷害を?」
カズキ「えっ……えっと……(バスケを)小さい頃に裏庭で遊んでいて。」
信奉者「……裏庭?」
カズキ「えっええ、よく父さんと遊んでたんですよ。よくどれだけ遠くまで飛ばせるか競争したんですよ」
信奉者「……( ゜Д゜)」

信奉者「……さ、着きましたよ。はい、これ。」
カズキ「えっ?なんですか?この袋は。」
信奉者「精子の数を数えるのでこの部屋でどうぞ」
カズキ「えっ?えっ?」
信奉者「……どうしたんですか?」
カズキ「(まずい……ここで疑われたら……)は、はい!そうでしたね、はは……」
809カズキ@ピンキー:05/03/14 00:08:44 ID:nVshtqh/
(30分後)
カズキ「はあ…はあ………どうですか?」
信奉者「はい、結構です。お疲れさまでした」
カズキ「一体何で……ん?受付に誰もいない!チャンスだ!」

カズキ「保武田来栖子、保武田来栖子……と。……あった!忘れないうちにハンカチに書き込んで……」
信奉者「……そこで何をしてるんですか?」
カズキ「(まずい!)い、いやあ、口紅が置いてあるのを見つけて。ほら、毎日の化粧は忘れちゃいけないでしょ?
     今日はうっかり忘れちゃったから……はは(汗)」
信奉者「……(  Д )゜゜ポーン」
ナース「54番でお待ちの巻町曾太郎様、54番でお待ちの巻町曾太郎様。」
カズキ「そ、それじゃあ……(汗)」
ナース「あ!巻町曾太郎様、どうぞこっちへ……」
カズキ「えっ?えっ?」
ナース「ささ、後が詰まってるので早く来てくださいね。」

ナース「それじゃあ今日は10袋分お願いしますね」
カズキ「えーーーーー!!!」
(1時間後)
ナース「出ましたか?」
カズキ「……まだ半分しか……」
ナース「『Hですてきなお姉さん』でも差し入れましょうか?」
カズキ「……お願いします」
(2時間後)
ナース「どうですか?」
カズキ「……ぜー……ぜー……だめです……あと一袋どうしても……」
ナース「わかりました。それではいつものナースに手伝ってもらいますね。」
カズキ「……はい」
ナース「ローズマリー(SM)ローズマリー。304号室へ行って下さい」
カズキ「ええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
810カズキ@ピンキー:05/03/14 00:20:04 ID:nVshtqh/
(3時間後)
ナース「ありがとうございました」
カズキ「……も……もうだめ……」

(同日、寄宿舎カズキの部屋)
カズキ「……やっと………帰って…これた
    今日はゆっくり……と寝よう………」
斗貴子「カズキ、帰ってきてたのか!」
カズキ「斗貴子さん…」
斗貴子「…疲れているな。よっぽどすごい相手だったのか?」
カズキ「ああ……めちゃくちゃすごい相手だった………」
斗貴子「どれ…体中傷だらけじゃないか!?だからあれほど私を連れて行けと…
     ……仕方がない。私の体で癒してあげよう(///)」
カズキ「っっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!」

                               −完−
811名無しさん@ピンキー:05/03/14 19:08:54 ID:SM9gFsUj
ttp://jojo.littlestar.jp/relm/relm.cgi?mode=res&no=326&page=1
めっちゃワロタ
元ネタを全部当てられたら神的
812名無しさん@ピンキー:05/03/16 22:23:46 ID:yvJBKxM7
なんというか・・・語歌以降スレの腐臭がきつい・・・
813名無しさん@ピンキー:05/03/17 06:37:37 ID:kN/0yjof
カズトキが目の前でキスしてる夢見たもう俺駄目だ末期だorz
814巨根バンザイ:05/03/17 14:14:10 ID:RjRQ1Nch
この後に起こった惨劇の結末の原因はカズキにある。
それさえなければ、あるいはまだましな結果に落ち着くことも、もしかしたらあったかも
しれない。
カズキに自覚さえあったならば。

女というものは、とにかく初めてというのは痛いものらしい、ということだけは知っ
ていたカズキはちょっと違う意味で身を竦ませている斗貴子を見て、ある決心をした。
よし。
一気に入れよう。
どうせ同じ“痛い”なら、それが長く続くよりも、早く一気に終わらせるほうが斗貴子さ
んにとってもいいだろう。すりむいたりして脛に絆創膏貼って毛がひっからまった時なん
かも、ゆっくり引き剥がすより一思いにびりっと剥がすほうが痛みを感じている時間が短
いだけましだもんな。
そこでカズキはしっかりと構え、覆いかぶさっている斗貴子の肩に乗せている手にぐっと
力を込めて、何度か深呼吸を繰り返し、頭の中でイメージトレーニングをして、とにかく
最速で斗貴子に突入することを思い描いた。
入らないなどとは思っていない。

カズキには自覚がない。
自分のものがでかいとは思ってない。
その要因はいろいろあり、ひとつにはまだ幼い子供のころならともかく成長してからは用
を足す際など、他人のものをあえて覗き込むようなこともなかったしそれにしても目に触
れる機会くらいあっただろうがそれでも気づかなかったのはやはり大浜の存在であろう。
815巨根バンザイ:05/03/17 14:15:29 ID:RjRQ1Nch
カズキには学校内で本人の知らないうちに密かに囁かれている“KING”という呼び名が
あるが、大浜のそれは“GOD”である。
その大浜のせいで、自分はたいしてでかくもない。まあでも、ちょっとは大きいほうかな
ぐらいの認識しかない。
身近に神の如き存在がいるせいで自分のサイズがいかに甚だしいものか分からなかった。
周囲の者も、あまりのでかさに(おおきい)などと平凡な形容も適わず、一度目にした
ら一生忘れられない存在感を放つその物体に対しては、なにかを思考することさえ許され
ずに、ただ口をつぐみ、男としてこうべを垂れるしかない。
公衆トイレで用を足していた中年のサラリーマンが、後から入ってきて隣に並んだ高校生
の取り出したものをなにげなく覗き込んでおしっこをとめてしまったこともある。
カズキは後になってへんなおっさんにじろじろ見られたと周囲の者に話していた。
まわりはただ、あいまいに微笑むことしかできなかった。
それでも長年の友人である岡倉は一度だけ、「おまえのブツはでかいからなあ」などと冗談
まじりにいってみたことがあるのだが、カズキに「岡倉のがちいさすぎるだけだろ」と、
これは本当に冗談だったしそれによって二人の友情にひびが入ることは決してなかったが
それ以来岡倉は二度とサイズについて話していない。
カズキが自分のものが、小柄で、更にまずいことに処女である斗貴子の中に入らないので
はないかということに考えが及ばない原因のもう一つは岡倉にあるといっても過言ではな
いだろう。
健康的なエロス心を持つカズキが普段目にする機会の多いポルノ関連の映像などはすべて
ぼかしが入っており、男のものがぼやぼやしててよく見えない。それらは明らかにカズキ
のものよりもちいさいのだが、先入観があるのでそのぼかしをとったらもっとおおきなも
のがでてくるのだろうと思っている。まさかあんなにちいさくはないだろう。まあ岡倉ほ
どじゃないけど(他意はない)。そんなカズキに岡倉はある日、どこで入手したかは不明だ
が洋モノのDVDを貸した。そのなかで、自分よりでかい男のものがこれまたでかい女の体
の中にすぽすぽ入っていくのを初めてぼかしなしに直接見たカズキは、ますます思い違い
をしてしまう。
816巨根バンザイ:05/03/17 14:16:11 ID:RjRQ1Nch
あんなふうにはいっていくものなのか。
それがやや特殊なジャンルのものであることを、岡倉はカズキに告げるべきであっただろ
う。おかげで斗貴子はこれからえらい目にあう。
あんなふうにすぽんと入っていくものだと思っているので、あんなふうにすぽんと入れる
つもりだった。
それが惨劇のはじまり。
817巨根バンザイ:05/03/17 14:17:10 ID:RjRQ1Nch
いよいよ決心をつけたカズキが更に力を込め斗貴子をベットに押さえ付け、短距離のスプ
リンターのように身構えるとすべての神経を自らのからだの中心に集める。
深呼吸の中で最後に一度だけ大きく息を吸い込み、とめると同時にかっと目を見開く。

どかんと飛び出した。

う お お お お お とでも言いそうな勢いで満身の力を込めて斗貴子の中に突入す
る。
斗貴子を固定する腕と、前進を試みる足の筋力とそれに連動する全てに意識を集中する。
とにかく全力をふりしぼって全てを筋力の運動に捧げているのでしばらく気付かなかった
のだが、ある瞬間、沈黙というより無音の世界の中でふと気付く。
あれ。
ぜんぜんはいってないぞ。
これほどまでに、カズキが本気を出して圧力を加え続けているのに。
なぜかちっとも入っていかない。
亀頭の先端がかろうじて埋まっただけだ。
こういう場合、カズキにおかしいとかなぜだろうなどという考え方は存在しない。
ただただ焦った。
どうしよう。早く入れないと。
早く入れないと斗貴子さんが。
それしかなかった。なにせ武装錬金が突撃槍なだけに、ちょっと止まって考えるなどとい
うなまやさしい選択肢はない。
一度思ったらあとは一途だ。
破壊的なほどに。

カズキのその後とった行動は、ただ一途に斗貴子のことを思っての行為だったがそれは見
事に正反対の結果を二人にもたらした。
818巨根バンザイ:05/03/17 14:17:59 ID:RjRQ1Nch
早く入れることだけが斗貴子を救う道だと信じていた。

汗ばんできた手のひらを斗貴子の肩から外し、今度は腕の下から抱えるようにして手を回
し再び肩を掴む。その手に指がめり込むほどに力を込めると同時に、膝頭とつま先に圧力
をかけスプリングを軋ませる。
これ以上限界と思えた筋肉に更に無理を言わせ、腕の筋肉を盛り上がらせて、覆いかぶさ
るちいさな体を何かから守るように背を丸めて斗貴子のからだを引き寄せる。
限界を超えた運動を強いられた筋肉が震えだすほどに力をこめても、潰してしまいそうな
ほど斗貴子のからだを抱き締めても。
まだ入らない。
まったく入っていかない。
その事実にカズキは泣きたくなった。
このままじゃ斗貴子さんが。

斗貴子のからだに分け入っている自分の一部は、これほど力をこめても未だ半分も隠れて
いない。
斗貴子のからだの中の感覚はカズキが想像していたような甘美なものではなく、痛いを通
り越して苦しいものだった。
ぎゅうぎゅうと締めつけられて、ちぎれそうだ。
こんなに痛いものだとは思わなかった。
でも、やめるわけにはいかない。
やめられない。
中途半端に終わらせた時の斗貴子のからだのことを思いやったということもあるが同時に、
そのくるしいほどのその感覚を欲している自分がいたからだ。
額にしわがよるほどの力の解放と苦痛のなかでふ、と薄く目を開けながら思う。
このままでいたい。
819巨根バンザイ:05/03/17 14:19:20 ID:RjRQ1Nch
そうして意識を自らの中心に集中させてみると、亀の歩みよりも遅く、しかし確実に斗貴
子の中へと突き進んでいくのが感じられた。
じり、じり、と。
ただ、その速度はあまりに遅すぎた。
もっと早くと思うのだがそれ以上は腰を突き上げたところで斗貴子の体が上へ上へと逃げ
るばかりで無意味だ。
それでも確実な成果が上がっていることに少しだけ元気を取り戻したカズキは、斗貴子を
想い、そのからだを容赦なく突き上げながら、しっかりと抱き締めた。

どれくらいそうしていたのか。
力を込めすぎた体の感覚も失いかけたころ。
時間の感覚がなくなっても進入を止めず、激痛に苛まれているカズキの陰茎の一番先端に、
ふいに、なにかが触れた。
ものすごくやさしくて、やわらかい。
その感覚に目を見開く。
さっきまで涙が滲むくらい苛められていたのに、ある瞬間、なんの脈絡もなくふんわりと
やさしくされて、しびれが走るような感覚の後、それがなんであるか考えるよりも先にか
らだが反応してしまった。
「あ………」
そのなにかにむけてどっと放ってしまう。
びくり、びくりと陰茎と全身を震わせて、堪えようもなく二度、三度と立て続けに。
一瞬の沈黙の後、は、と息を吐き出しそれが合図であるかのようにカズキの全身の感覚が
戻ってくる。いつの間にか最奥まで達し子宮口に触れてしまったカズキはそのまま射精し
てしまったのだ。
820巨根バンザイ:05/03/17 14:20:17 ID:RjRQ1Nch
視界が霞む。
ものすごい疲労感だ。
はあはあと荒く息をつき、抱き締めるというよりは縋り付くようにしながらようやく活動
を再開した頭で考える。
自分が今したことを。



あ。
やばい。
どうしよう。
なかにだしてしまった。
避妊も何もしてないぞ。

真っ先に考えたことは(斗貴子さんに怒られる!)だった。
焦ったカズキは体を起こし今さらそんなことしたってどうしようもないのに慌てて二人の
繋がっている部位に目をやった。

しかし、二人の間に広がる、暗く黒い闇を見て再び思考が止まってしまう。

月明かりの中、斗貴子の膣から溢れ出したおびただしい量の出血が、カズキの腹までも染
めぬいている。
くぎづけの状態からようやく、のろのろと顔と瞳をあげて、そこではじめて斗貴子の顔を
見た。
821巨根バンザイ:05/03/17 14:22:30 ID:RjRQ1Nch

月明かりの中、斗貴子の膣から溢れ出したおびただしい量の出血が、カズキの腹までも黒く
染めぬいている。
くぎづけの状態からようやく、のろのろと顔と瞳をあげて、そこではじめて斗貴子の顔を
見た。
澄んだ液体がつくる水面の澱みの向こうにあるものをみて、ようやくカズキは自分のした
ことに気が付く。


なにがあっても。

この世で一番傷つけたくないひとを。

傷つけてしまった。

(続く)

822名無しさん@ピンキー:05/03/17 15:00:57 ID:26RKF6FX
おおっカズトキのつづーきだ!乙!
823名無しさん@ピンキー:05/03/17 17:17:41 ID:HPZ2j+0l
乙!
斗貴子さんは、いきてかえれたのか?w
824名無しさん@ピンキー:05/03/17 17:17:45 ID:zpabAvaP
待ってました〜!乙です。
825名無しさん@ピンキー:05/03/17 19:49:56 ID:C4MXhxEN
うぉ〜 GJ!
ところで次スレは?
826名無しさん@ピンキー:05/03/20 12:43:38 ID:CtVQaKw6
携帯からだと消費容量がわからんが、まだ大丈夫なんじゃないのかな?
827巨根ばんざい:05/03/20 21:43:39 ID:oPzYdfLd
耐えた。
耐えてみせた。
私は耐えぬいたぞ。

両手で自分自身の口というよりは顔半分を押さえつけて呻き声を出さぬよう耐えていた斗貴子はカズキの進入が止まったことを辛うじて感じ取ると、ぼうとする頭でそう考えた。
カズキに挿入され、その激痛の最中で途中からはもう訳がわからなくなっていた。
最初にめり込んできたカズキの硬い先端が与えるに激痛の大きさにこのままでは自分は叫びだしかねないことを悟るとととっさに両手で自らの口を塞いだ。
私が呻き声なんかあげたら、またカズキが心配してしまうじゃないか。
しかしその痛みはおよそ耐えられる範囲のものではなかった。
斗貴子は錬金の戦士であり、それまでのホムンクルスとの戦いの中で酷い傷を負い、一般の人間が経験しないような苦痛を幾度となく体験しそれに耐えてきたが、その中のどれと比較しても今回のものは相当なものだった。
今ここに、自分のからだがあるというより、激痛があるといったほうが、ただしいかもしれない。
カズキに壊れんばかりの勢いで抱きしめられ、痛いを通り越してなにがなんだか今自分の置かれている現状が理解できなくなっていった。なんだか世界が遠くなっていき、どこにいるのか、なにをしているのか、わからない。
実際は悶え暴れて逃げ出したくなるほどの痛みに斗貴子の脳が体の感覚を切り離したのだ。
そうしないとあまりの激痛に斗貴子の頭がやられてしまう。
更に、カズキの陰茎の大きさと、斗貴子の膣の小ささが痛みを与える時間を果てしないと感じられるほどに長くしていた。
しかし。
828巨根バンザイ:05/03/20 21:48:41 ID:oPzYdfLd
斗貴子は思った。
なんとか、耐えて見せたぞ。
私は、カズキを受け入れることができた。
あの痛みは正直恐ろしいものではあったが、なんとかこうして耐えて見せた。
いや、耐えられたのかどうか、なんとなくからだの感覚がないのはヤバいような気もするが、とりあえず、私は、カズキのすべてを受け入れることが、できたんだ。
なんだかうれしかった。
というかカズキは今どさくさにまぎれて射精しなかったか?などと思ったりもしたが、無理かと思われたカズキ自身を自分のからだの中におさめることができたという事実は、たとえその代償がどうであれ斗貴子に女としてのよろこびを齎すものだった。
受け入れることのできた自分が、うれしいし、誇らしい。
そうして考えている知らず知らずの内に斗貴子の目から流れ出した涙が、耳を伝い、髪の中を潜り抜け、枕に夜の闇の中では濃紺に見える染みをつくっている。
そのことに斗貴子は気づいてなかったが、ふと見ると、さっきまで天井があったはずの視界の真ん中にカズキの顔がある。
しかし、不思議なことに、すぐ目の前にあるその顔がよく見えない。
カズキの顔をよく見ようとして瞬きをし、目蓋に押され瞳の中にたまりつつあった涙がまなじりから零れ落ちるのを感じてようやく自分が泣いているのに気がついた。
その涙を追うようにすこしだけ首を動かして、その感覚で枕がしとどに濡れていることにも気づく。
私は、泣いてしまったのか。
829巨根バンザイ:05/03/20 21:49:19 ID:oPzYdfLd
首を戻し、病人のようにひどくゆっくりと瞬きを繰り返しながら改めてカズキの顔を見つめる。
さっきよりは、よく、見える。
うん。ちゃんと見えるぞ。
でもカズキ。
なんでキミは、そんな顔を、してるんだ?

「…ヵ…ズ………」
カズキに聞こうと思って声を出そうとしたのだが、なぜだかうまくしゃべれない。
のどがおかしい。

いや、のどというより、からだ全体がおかしい。
830巨根バンザイ:05/03/20 21:50:43 ID:oPzYdfLd
と、思ったところで忘れていた事実を思い出すかのように体の感覚、この場合“痛み”が戻ってくる。
それもぜんぶ。

どーんと貫かれた。

どうかなってしまいそうなほど、すごい激痛だ。
死にそうだ。
「ぁあ………ッ!」
手に込める力を緩めていたので声が漏れてしまう。
戻ってきた痛みの感覚に耐え切れず変な具合にぶるぶると震え、体を捩らせてしまうが、動くことによって二人が繋がっている部分が擦れ、更なる激痛に襲われ息ができなくなってしまう。
その痛みの大きさに本能的にまずいと感じた斗貴子は強制的に体の全ての動きを停止させる。
息すらつけない。
これ以上動いたら、死ぬかもしれない。
じっとしていよう。
じっとしていれば、少しずつ、少しずつ、からだがなれてくるはずだ。
だからカズキ。
キミもこのままでと思ってカズキを見るのだが、自分を見つめるカズキのなんとも形容し難い表情をみてものすごく嫌な予感がこみ上げる。
カズキはじっと自分の目を見つめている。
831巨根バンザイ
なぜカズキはそんな表情をしているんだ、この嫌な予感はなんだカズキはなにをしようとしているんだと考えのまとまらない斗貴子に対し、
唐突にその体に回していた自分の腕を抜きさり、始まりと同じように斗貴子の肩を恐ろしいほどの力でベットに押さえつけると、そこで嫌な予感が的中した斗貴子の「カズキまて……」の声も聞かずに
、入れる時はどんなに頑張ってもできなかったことを、今度は抜くときに実行しようという勢いで一気に一思いにズボズボズボズボーーーーーーッと自らのものを引き抜いた。
雷鳴が轟いた、という感じ。
目から火花がぱーんと散った。
声にならない声をあげ、斗貴子の小さなからだがぐう、と仰け反り腹が浮き上がる。
引き抜かれたカズキの陰茎とともになかに溜まっていた斗貴子の血がドッと流れ出す。
ブリッヂをしているような体勢のまま一瞬だけ静止したあとゆるゆると元に戻り、斗貴子のからだがベットに沈み込んでいく。
涙に縁どられたその目は曖昧に閉じられている。
斗貴子の肌から一気に汗が噴き出す。その量が明らかに尋常でない。それは冷や汗か脂汗か、ぽろぽろとからだをつたい落ちると涙と同じようにシーツに染みを作った。