休めていた左手を再び胸への愛撫に集中させ、今度は人差し指と中指で秘所と重なる場所を押さえたり離したりする。
ちゅぷっ、ちゅぷっ…と湿った下着から音が微かに響く。
「ひっ!あぁ…ん、んぅっ…うぁっ!…あふぅ…。」
双丘への刺激よりも遙かに強い刺激にミルラは衝撃を受けた。
今までよりも大きな喘ぎ声が出て、強い快感を感じている。
指2本が秘所を押して離す度にミルラが声を上げ、エフラムはますます気を良くする。
そこからエフラムが指を離すと下着から漏れていた愛液が糸を引き、灯りに反射しキラリと光った。
上げた指を目の前に、付けたり離したりしてみる。その動きがある度に指に付着していたミルラの愛液が糸を引く。
「…こうまでなるものか…。」
エフラムの呟きを聞き、それを横目に見ていたミルラは言い知れぬ羞恥に先の時よりも顔を赤くさせた。
「………おにいちゃんは……意地悪です。」
ボソボソと言うミルラに、エフラムはドキリとしてそちらに顔を向ける。
未だ顔を赤くしているミルラは俯きがちにエフラムの顔を見た。
「…いや…またしてもすまなかった。」
「……でも…悪意があってそう言ったのではないというのは…分かっています。」
「参ったな…ミルラには俺の心が見透かされているようだな。」
エフラムはミルラの一言に度肝を抜かされていたが……その顔はいつも通りであった。
そして、エフラムはミルラの濡れた下着を脱がそうと下着に手をかける。
「ミルラ…ちょっと足を上げてくれるか?」
「…………はい。」
ほんの一瞬の躊躇の後に…ミルラは、すぐに両足を軽く浮かせた。
そこにすかさずエフラムが下着を脱がしにかかる。
多量の愛液でぐしょぐしょになっていた下着は両足を通り、するりと抜けていく。
「んぁ…っ!」
その時、脱がされる下着と秘所とが擦れて刺激が起こりミルラが小さく喘いだ。
下着を取り払ったその下からは綺麗なピンク色をした、けがれなき割れ目が愛液を滴らせ姿を現す。
エフラムはそれを凝視していたが、脱がした下着を置くと再び人差し指と中指の2本の指を割れ目に向かわせる。
ずちゅ…。
「ひぃっ…あぅっ!」
エフラムの指がミルラの小さな割れ目に進入する。
自分の体に指が入ってくる何とも言えない感じにミルラは抗う事なく声を上げるだけだった。
「いきなり2本はきつかったか…?」
「ん…ぅ…大丈夫…です。」
「…そうか。それならいいが…辛くなったらいつでも言うんだぞ。」
「はい……あ、あぁっ…んっ!」
ミルラが返事をする間もなく、エフラムの指の進入が再開される。
その指が奥まで行き着くと、何かが突っかかるものがあった。
「………!……まぁ…当然の事ではあるか…。」
すぐにそこから指を引き抜く。ずるりと出てきた指はまみれてぬらぬらと光っていた。
「あっ…ひゃぁん!」
その抜く勢いが速かったのか強い刺激となりミルラに悲鳴じみた喘ぎ声を出させる。
そして、エフラムはまた指を割れ目に入れ…すぐに出す。それからは出しては入れての運動になった。
ずちゅずちゅと指が出し入れされ、水音が漏れだす。
「あ、あっ…ひぃ…うっ…くぁ!…は…はぁ…。」
ミルラは次々と来る快感に飲まれただただ声を出すだけ。
エフラムは自分の手の内で感じているミルラを何よりも愛おしく思っていた。
「あ…ふぁ……おにい…ちゃん……何だか、変な感じです…あぁ…!」
連続しての刺激にミルラはもうすぐ達しようとしていた。
「大丈夫だ、心配はいらない。」
エフラムは不安がちになっているミルラを安心させようと胸を愛撫していた左手を回し抱き締める。
それとほぼ同時に、右手の指の出し入れによる絶頂へのスイッチが入った…。
「ひぃ…あっ……ひああぁぁぁぁぁっ!」
ミルラは悲鳴を上げるとエフラムに倒れかかるようにして体を大きく仰け反らせた。
その直後にミルラはぐったりとして、しなだるかかるがエフラムに優しく抱きかかえられる。