ある日、寂寥感と共に思い出す。
・゚・(つД`)・゚・ 切ねぇ…
眼欄、眼欄!
窓辺に立つ。眼下には夜景が広がった。
夏には花火、冬は空気のおかげで遠くまで見渡せる。
出る所に出れば、100万ドルの夜景と言う奴だろう。
でもここに立つと不思議と思い出すのは、
18までの殆どを過ごしたあの安アパートの事だ。
冬は隙間風に、夏は虫に苦しめられた。
洗濯機とテレビを一緒につけるとブレーカーが飛んだし、
電子レンジなんて者はアパートごとブレーカーが飛ぶという事で禁止されていた。
近くの工場からはいつも誰かが喧嘩をしている声が聞こえていて、
隣の八百屋からは安っぽい歌謡曲が一日中流れていた。
勿論、昔々の話じゃあない。ほんの10年から15年程前の事だ。
皆はテレビゲームを持っていて、テレビにはビデオデッキが付いてた。
夏休みにもなればクラスメイトの殆どは友達同士でディズニーランドに遊びに行ってた
だから、俺のあだ名は最初「貧乏」だったし、
それが縮まって「ビン」になったのもそれはしょうがなかったと言える。
だって皆がディズニーランドに行っている時に
俺ときたら近所の無料解放のプールしかなかったのだし。
無料解放のプールなんて物は幅10M、長さ25Mのでっかい穴ぼこに水が溜まってるだけで、
小学校の低学年ででもなけりゃ、恥ずかしくって行けたものじゃない。
だから俺は夏休み中、一人でそこに通っていた筈だ。
目欄に気づかなかった恥ずかしさをこうやって解消してみたりする。
orz
幼馴染は?
質問。
幼馴染みのお屋敷(主人×お手伝い)物だと和風と洋風どっちが合うんだろうか。
どっちもいいと思うぜ。
幼馴染とメイドのコンボキターーーーーーーーーーーーーー??
俺が書くと、自分の幼馴染がへちょ(ry)だったせいで100パーセント妄想の産物になってしまう・・・orz
だがそれがいい
洋風だと主人公は執事さんか…、普段は「お嬢様」とか呼んでるわけだ。
和風は…どうだろ、主人公のポジションが思い浮かばねえ。
それまではちょっぴり主人公に世話を焼くお姉さん気分で居た幼馴染みのメイドさんが、
主人公の18の誕生日を機に主人公専属になったりするのはどうだろう。
「…ご、ご主人…様…」とか、顔を真っ赤にしながら言わされたり
えっちなお仕置きをされるんじゃないかとか妄想したり、
夜伽をしなくちゃいけないと勝手に勘違いして、
役目だから仕方ないよね、とか自分に言い訳して夜主人公の部屋へ行ったりするんだよ、きっと
正直、>881、>882 どちらのシチュエーションもアリだ。
書き手次第だがね
>882
昨今は女中を持つようなご家庭は少ない。
立派な庭に池があり、塀で囲まれ廊下は板張り。
雑巾がけは冷たい水で。
障子を開け去ると空が薄く青い。
離れに住む一家は先祖代々、大邸宅の一族に仕えている。
次男は無職のいいご身分。
「梅。暇だ。詩でも読め」
「坊ちゃまそろそろ仕事を探したらどうですか」
「あのなぁちっさい頃からの馴染だからってそこまで意見される筋合いはないんだよ」
梅子は幼い頃から世話をしてきた次男の茶髪をじと目で睨んだ。
椿色の和服にしとやかな身を包んで、薄化粧の彼女は考える。
おかしい。
不可解だ。
「石の上にも三年」というのが座右の銘だったのに放棄したくなってきた。
―毎日毎日説教してきたはずだというのに、全く効き目がない!
そう。
孝二郎坊ちゃまは怠惰の塊である。
五つ年上の宗一若旦那が出来が良すぎるのでひがんでいるのだ。
和服の襟にかかった埃を無意識に払い、梅子が口をひん曲げる。
「あーもう孝二郎君はいつもそうなんだから」
「説教は止めろよ。もういい俺、遊びに行くわ。おまえも行こうぜ」
「残念だけど仕事中なの。坊ちゃま一人で行ってください」
「そんなに宗一の世話が好きなのかよ」
顔を顰めて、孝二郎が顔を寄せる。
梅子は赤くなった。
不思議でたまらない。
幼稚園でも小学校でも制服になっても、何から何まで傍にいて、
一番迷惑をかけられどおしだったのにどうして肝心のことは伝わってくれないのだろう。
思わず即興。
なので変なところあっても見逃してくだされ。
和風で幼馴染といえば夕霧を思い出したり。
>>883 幼馴染というより、メイドものだとよくあるシチュだなぁ。
逆パターンでお嬢さんと使用人で誰か書いてくれまいか
おしとやかな姉とわがままでおてんばな妹の
お嬢様に仕える使用人の少年と言うのはどうか?
立場の違いを気にせずに優しくしてくれる姉と
主人と言う立場をタテにしていろいろ無理難題を押し付けてくる妹。
エロパロはとってもいいところだ!
みんな!早く投下してこーい!
この流れで、ナギお嬢様が真っ先に頭に出てくる俺は
どこかが確実に侵されてるな
>>891 幼馴染じゃないじゃん・・・
お嬢さんと使用人の関係では昔チャンピオンで連載されてた宅配漫画でそんな関係の
奴等がいたなぁ・・・
お嬢様は結局違う奴と結婚したけど・・・
893 :
花山薫:05/03/11 23:54:51 ID:tb13X//Q
幼なじみは片方が恋愛の対象外と考える関係が良いな。
幼馴染の女の子が告白してくるも
「ごめん・・・○○のことそういうふうに考えられない」
ってね。
894 :
花山薫:05/03/11 23:56:36 ID:tb13X//Q
・・・む。
これが「フラレナオン属性」というものか。
>>886 やや欝気味になる思いを振り払い、梅子は言った。
「それがお仕事ですから」
「仕事、か。……そうだよな」
その言葉に、微妙なニュアンスが含まれているように思えて。
「坊っ――孝二郎君……?」
「いい。一人で出かける」
勝手に続けてみるテスト。
幼馴染……メイド……実に面白い。
しかしスレの皆様……今は……ホワイトデー用の新たなネタが次から次に溢れて止まりません──
と、そんなパロセリフを言いつつ。
でも幼馴染メイドというのもいいですね。
厳しい身分階級の差があるにもかかわらず、幼馴染と言う共通の立場があることで、身分的には下であるメイドさんor執事に子供の頃のようにたしなめられたり。
もしくは身分の差をはっきりと意識して遠慮がちなメイドさんor執事を遊びに連れ出してあちこち連れ回したり。
>896
(゚∀゚)!!!
梅子は焦った。なにしろ現代である。
色町はないが男女は二十歳を過ぎても机を並べる時代である。
自分の世界は孝二郎が七割を占めているけれど、
世界の自分は六十億分の一、女性だけなら三十億分の一、人口増加中地球。
「じゃーな。せいぜいはたきと一緒に踊ってろよ」
ひがみっぽい声が、寂しそうな気がして、今は腹立つどころか胸に刺さる。
そうして町に出かける孝二郎は、きっと可愛い今時の雑誌を飾るブランド洋服を着こなした女の子でもナンパして、
そして、そして――
「ちょ、やだ、孝二郎君!」
和服とはいえ正座から腰を上げて馴染みの主人を呼び止める。
必死の梅子の声にぴたりと孝二郎の足が止まった。
ややひるんだ顔で半分振り返り、また縁側に目を落とす。
「…んだよ。仕事あんだろ。梅は」
「そう、だけど」
だけど。
だけど何が言えるというのだろう。
言いたかった言葉を飲み込む。
「……遊びに、行くのは構いませんけど。
ハ○ーワークにも寄ってくるようお願いしますね」
庭の葉が大樹から一枚、池の表面に舞い落ちた。
「てめ…っ、ハローワー○かよ!いい加減にしろ!」
無気力な顔ばかりしている名家の次男が昔ながらの
大きな表情を一瞬むきだしたにも気づかず売り言葉を女中が買う。
「いい年をなさって、お仕事くらい見つけたらどうですか!
いつもいつも若旦那のことばっかり言い訳にしてほんっっと格好悪いんだか――」
失言だと彼女が気づいたのは、一秒遅れてから。
もう少し続けてみるテスト。
>>897 特に期待してないんで誘い受けの御託なんて並べてないでとっとと書きやがってくださいね^^
>809、電話で声聞くのは二回ではなく三回目でした。
細かいところなのですが一応訂正。
まだなんとか容量は間に合いそうなのでその48.
・・・・その48
重い音が、かすかにして、チェーンがじゃらりと触れ合った。
私が手に取りかけていた傘は靴箱に寄りかかり、ゆっくりと倒れた。
ビニールの乾いた音が耳を通り抜けて、鍵を誰かが閉める。
幼馴染以外ここにはいないけれど。
影と肩の脇で身じろぐ気配に顔を上げかけたけれど涙が出た。
まだ溢れるのが悔しくて涙を拭った。
彼がジャンパーからポケットティッシュを出したので使わせてもらう。
玄関脇のゴミ箱に捨てて、もう一度袖で目を押した。
狭い玄関は二人で佇むには居心地が悪くて、そんなくだらないことにも涙腺が緩んだ。
玄関が寒くて落ち着かないし、何か言わなくてはならない。
さっきの音は結構大きかったし痛かったろう。
足先に並ぶ数足の靴に目を落とし、何も言わずに靴箱に背を預ける幼馴染の
ねずみ色の靴を、見つめて、何か言おうと口を開きかける。
声が出なかった。
思っていた言葉も片端から脳の中で溶けて消えていく。
どうすればいいだろう。
それでもせめて顔だけでも上げようと、
――したところで遠慮がちに抱き寄せられた。
嫌ではなかった。
なのでそのまま濡れたジャンパーに頭を寄せた。
背中の腕が僅かに力を強めて、なのに彼らしくない弱い謝罪が
何度も聞こえて、たまらなくなって腕を回した。
背中にそっと触れて布地を緩く握る。
古い壁紙に手の甲が当たり、指の隙間に水が伝って溜まった。
溜息が湿気に混じれて狭い隙間で溶ける。
においと体温がとてもあたたかく、首筋から伝わる脈が
こちらの皮膚をさするような錯覚に沈んでは浮かんだ。
力もあまり入れずにただ二人でそうしていると、ぽたりと頭の上に水が落ちたので肩が弱く跳ねた。
……冷たい。
イトくんが小さく笑って、さっきと違う調子で一言謝る。
背中を掴む指先が無意識に緩む。
この人は本当に簡単にごめんなさいをありがとうを言うから、すごいと思う。
早く熱を測らせて温かいお茶を入れて、乾いた服に着替えてもらおう。
…私だって顔を、洗いたいし。
腕を緩めると背中の感触もゆっくりと離れたので、どちらともなくそのまま腕を放した。
自然に顎が上を向いて、見つめ合う。
彼の前髪からまた水滴が落ちた。
何度この顔をこうして見てきたろうと思う。
見上げて、兄さんを挟んで、弟を後ろにまといつかせて、後を追いかけるでもなくただ時折並んで歩いただけだ。
ただイトくんはいつでも笑って待っていてくれて、気まぐれのように手を引いてくれて、家族のようで家族であったことは一度もなく。
追いつくための一年の人生の差は途方もなく遠く思えた頃もあり、
…でも幼い指が小学生の学習帳を拾い上げた瞬間から始まったとすれば、
過ごした月日の数えは二人とも常に対等でしかなかったので。
その年月のどれだけが、この古くて愛しい小さな団地の隅であっただろう。
不意におかしくなって、いろいろな気持ちがゆっくりとかき混ぜられて、不思議と笑えた。
イトくんが和らいだ声で、名前を優しく呟くので嬉しくてそれが自然みたいに呼び返す。
「イトくん」
「ん?」
私は手を上げて、肩の濡れた布地に指を絡めて背伸びをして、少し無理だったけれどキスをした。
イトくんが背を軽く屈めて肩を掴んで、しやすいようにしてくれたので踵を下ろして長いこと続けた。
時々水がぽたりと落ちたけれど気にはならなかった。
雨音がどこか遠くでさあさあとカーテンを優しく覆おうとしていた。
――においがして、あたたかくて涙のせいか何もかもが溶けて流れてしまって、湿気が気だるいせいだろうか。
もう少し深くしたくなった。
僅かに唇を離して何度かするようにしたけれど、続きが良く分からなくて止まった。
薄くまぶたを上げる。
イトくんが肩に触れていた指先を僅かに震わせて、同じように薄目を開けた。
吐息の混ざる距離で私を見た。
その顔がなにをいうこともなく皮膚の裏から熱くするので、そのまま舌を絡めた。
電気のついていない玄関が薄暗くて肌寒い。
だというのに背中にまわった手のひらの温度は高かった。
段々と引き寄せられて深くまで貪られるのに自分の舌が濡れて、震えて、口の端から唾液が溢れた。
懸命に押し返してしがみついて彼の方を探る。
表面が擦れ合う度に息が湿って足の力が抜けていく。
喉から呼吸ともつかない声が漏れて、苦しいような気もするのにやめたくなくて、吸われて舐められて朦朧とする。
無理な体勢から服の上を探られるたびに水が落ちたときみたいに肩が動いた。
髪を弄られて首裏に指が入り込むと背中に温水を入れられたみたいになって痺れた。
「……っ、ぁ―」
涙が滲んだ。
足から完全に力が抜けた。
あまりもう続けられなかった。
唇がつと離れて、でも服を放す前に抱きとめられて、だけれど向こうも力が抜けたみたいだった。
足がもつれたみたいにお互いに玄関にゆっくりと崩れた。
背中に回されたままの腕が離れなくて熱い。
さっきとは違う意味で涙腺が緩んでいる気がした。
呼吸が荒くて苦しい。
近くにある顔が唇で目元に弱く触れてきて、それから頬に移って、耳に息がかかった。
思わず喉が痙攣して、身体が熱くなる。
…自分で今までしていたことが、この感覚と同じなのに気づかないわけもなくて顔まで火照った。
「………イトくん」
「一応聞くけど、おばさんは」
掠れた声が熱っぽくてでも熱を測ったらどうかなんてことにも中々思考が及ばなかった。
首を弱くかすかに横に振って、夕方までいないことを伝えた。
…私の声の方が泣いた後のせいかもっと掠れていた。
低い声が僅かに途切れて、三日前と同じことを言うので少し黙ってから、今度は首を縦に振った。
朦朧とした思考がはっきりしていくのは寂しくてたまらなかった。
このまま霧みたいな感覚の中で続けたかった。
だけど顔を洗いたかった。
目が充血しているだろう。
―それに一応、お風呂くらいに入れてあげないとこの人は間違いなく熱を出すだろうし。
そっと息を落ち着けて、深く溜息をついた。
玄関の涼しい廊下に触れた腿の裏がそれに応じて動き、滑るスカートはなぜか雨のようだった。
続きは時間ができましたらまた。
職人様方のホワイトデーまつり楽しみにしております。
うっわー…、ビッグエロス!!
キス描写だけでこんなにエロい・・・
真のエロスと言う物を知っているか。
それは激しい描写でも過激なプレイでも丸裸でもない。
むしろ優しい描写に緩やかなプレイとチラリズムだ。
真のエロスを容易く実践する243氏に乾杯。
激しくGJ!!
>>243氏
ひーこちゃん、後でちゃんと留守電消すんだよw
こ、こんなエロいキスが……悶絶してしまうorz
2レス目後半辺りの文章が秀逸で……もうね、えろいしぐっとくるし、と(*´Д`)
お前ら、キスに悶えてる場合じゃありませんよ
次回の展開を予想して見てくださいよ、もうえち寸前じゃありませんか…
…次回投下でスレ住人全員殺されますよ
…、なんでキスだけでこんなにエロく書けるのかなぁ。まあ、何はともあれ
こんなに神な小説を書いてくれている243氏には万言に尽きせぬ感謝を。
>>911 そうなっても後悔はしないというかむしろ嬉々として243氏の矢面に立ちそうな
気がする。
ところでホワイトデーなのだが。
現在既に478KB、そろそろ次スレの検討時期に入っていると思われる。
如何いたすか皆の衆?
つ(・∀・)
ぎ(・∀・)
ス(・∀・)
レ(・∀・)
ホワイトデーで小ネタを書いたのですが、
今落とすのはマズイでしょうか。
職人様がいるなら即死はしまい。
480KB。ホワイトデー祭りで容量がいっぱいになる喜びの危険。
その防止に次スレを立ててくるのは悪いことではあるまい。
というわけで勝手に立てて参るがお許しいただきたい皆の衆。
>915
すみません。
新スレ立ててきます。少々お待ちください
新スレたったので駄文を一言
>897
かくかーーっ!!
と星形の涙を流したくないので血を吐くのはやめてねw