エンジェル隊の誰とやりたいんですか?【VII】

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あんな人たちとやりたいだなんて、あなたちょっと趣味悪いんじゃないんですか?
あっヴァニラさんは別ですよ?ああ、ヴァニラさん、貴女だけはいつも清らかで美しい……。
って誰ですかヴァニラさんとしたいとか言ってるのは!大体ヴァニラさんには私という…(ry 

・前スレ
エンジェル隊でやりたいのはどなたですか?【Y】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083496596/

’過去ログ
ギャラクシーエンジェル隊でやりたいのは、誰?
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1011/10110/1011016863.html
【小説】エンジェル隊でやりたいのは誰【U】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1040/10405/1040536120.html
小説 エンジェル隊でやりたいのは誰ですの?【V】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10544/1054459968.html
エンジェル隊の中で性交したいのは…どなたですか?
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058874419/
エンジェル隊の中で性交したいのは誰だい?【X】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065365024/

・ギャラクシーエンジェルエロパロ保管庫(頭ぐらぐら ◆Tc9RgPEz4w氏 作成)
ttp://galaxyangelss.muvc.net/index.html
2名無しさん@ピンキー:04/10/01 01:14:34 ID:zCvTWyp5
2ヴァニラさん
3名無しさん@ピンキー:04/10/01 01:47:15 ID:MoGaLNdp
4787の人 ◆86PGA003HY :04/10/01 03:21:45 ID:kPTX0S4F
自分で建てといてアレなんですが、即死回避に、続き投下します。
ちょっと直してたつもりが、時間がかかってしまった…。
それで、スレの初手から続き物の上に長いです。ほんとに申し訳ない。
「きゃああぁっ……?!」
 床を踏んだはずの右足が、何もない空間を踏み抜く。自分の叫び声が、なぜか頭上から聞こえて来る。
斜めにかしいだ光景がスローモーションで流れて、気が付くと目の前に床が迫ってた。
 右足から重心を崩した自分が、派手にすっ転んだのに気がついたのは、クールダラス副司令の
怒鳴り声が聞こえてきたからだった。
「どうした、おい?!大丈夫か、アルモ?!」
 うずくまってるあたしのほうに駆け寄る、副司令の足音が聞こえる。
よりにもよって最後の最後に褒めてもらったばっかなのに、こんなみっともない所を見せちゃうなんて、
いくらなんでもありえない。
「だ、大丈夫ですっ!すみません、ちょっとこけちゃっただけですから!って、いっ……?!」
 慌てて立ち上がろうとしたんだけど、また直ぐへたり込む。右の足首が冗談みたいに痛くて、
力が入らない。思わず右手で足首を押さえた。熱い。完全に捻っちゃってるんだ。
 「挫いたのか?」
 床に座り込んだあたしの顔を覗き込むように膝を屈めて、クールダラス副司令が尋ねてくる。
恥ずかしさとみっともなさで、まともに前が見られない。ちゃんとしなきゃ。
とにかく自分の席に戻って、そんで……。
「あっはい!でも平気です!お手を煩わせてすみませんっ!!」
 歯を食いしばって立ち上がる。でもダメだった。右脚の膝から下に、まるで力が入らない。
へにょ、って膝から崩れそうになった時に、また怒鳴り声が聞こえた。
「あっ馬鹿!じっとしてろ!」
 また倒れちゃうのを覚悟してたあたしの身体の動きが、違う衝撃で止まった。
 次の瞬間、あたしの身体を支えてるのが、クールダラス副司令の大きな身体だってのに気がついた。
慌てて上を見上げる。険しい顔つきの副司令と目が合って、思わずびくっとする。
「あっ……?!」
「無茶するんじゃない。余計傷めたらどうするんだ」
 意外な事に、副司令の声は怒ってなかった。
「す、すみませ……」
「こういう時に謝るな。アルモ。それにしても豪快な転びっぷりだったな。ちょっと見せてみろ」
 そう言って副司令は、あたしの身体を通路の手すりにもたれ掛けさせて、両足を前に伸ばした格好で
座らせてくれた。黒いタイトスカートから伸びた脚は、右足首が一回りくらいも赤く腫れ上がってて、
ストッキングは伝線してるし、パンプスの右の踵は半分取れかかってるし、とても人に見せられる
ようなもんじゃなかった。
「すまん、ちょっと痛むが我慢してくれ」
 副司令が、捻った足首を手で持って、軽く内側に曲げるようにした。鋭い痛みが走り、
思わず漏れそうになった声を押し殺す。でも、めちゃくちゃ痛かったけど、曲がんないって事はない。
「靭帯を切ってはいない様だな。だが早く診てもらったほうがいいか…」
「はい、あの、そうします…」
「いや、そうしますって言ったってお前、歩けないだろう。だが俺までここを離れる訳にはいかんしな…。
いや待てよ、往診を頼めばいいのか。ちょっと待ってろ。医務室に連絡するから」
 一人でそう合点すると、副司令は手近な艦内通信モニタに取り付いて、医務室にコールし始めた。
あたしからは画面は見えなかったんだけど、5回目のコールでケーラ先生の声がするのが聞こえた。
あたしは何故だかほっとしてた。誰でもいい。誰か来てくれれば、少なくともこのどうしようもない
状況からは開放される。
「困ったわねぇ…。今ヴァニラも寝ちゃってて、私もここから直ぐには動けないのよ…」
 ケーラ先生の返答は、こうだった。
「そうですか…」
「靭帯断裂まではしていないんでしょう?じゃあそうね、ドライヴ・アウトの前には
ヴァニラか私がそっちに行くから、応急処置ってお願いできるかしら?
ブリッジだったら簡易ベッドのユニットの中に、メディキットのコンテナがあるはずよ。
挫傷だったらそれで間に合うわ。貴方ちゃんと使い方習ってるわよね?」
「俺の診たところでは、そうですね。ええ、処置の仕方は覚えてます」
「じゃあ申し訳ないけど、アルモの事、お願いするわね。後でちゃんと診てあげるからって、
アルモに伝えておいて?」
 それで、医務室との通信は切れた。
「だ、そうだ」
「すみません…。お仕事、途中なのに…」
「そんな事はいい。気にするな。お前は自分の心配してろ」
「はい、あの…。申し訳ありません……」
「だから、そう謝るなと言ってるだろう?現に怪我してるのはお前なんだから。じゃ、運ぶぞ?
頭の後ろに手を回して、しっかり掴まってろ」
「あ、はい、ってえっ?!は、運ぶ??」
 抗弁する間もあらばこそ、副司令はあたしの横に屈んで、背中と膝の裏に手を差し入れようとしてた。
つまりこのまま抱え上げようって事だ。いや、そりゃ今までにただの一度もそーゆー状況をもーそーした
事がないとは言わない。だけど!ちょっと待って!
「い、いえいいですあの!ここでっ!!あまりにも悪いですそんなのっ!!」
「……お前な、あと5時間、ここに座ってるつもりか?いいから黙って言う通りにしろ!」
 ――怒られてしまった。あたしはしゅんとして、言われた通りに副司令の頭の後ろに手を回して、
ぶら下がるようにした。
「じゃあいいな?暴れるなよ。俺が転ぶ」
 ふっと身体が浮き上がる。暴れるなんて、無理。硬直してるよりほかない。
心臓が口から飛び出すくらいバクバク鳴って、足の痛みはますます酷くなってきて、
副司令の体温が制服越しに伝わってきて、目が回りそうになる。
副司令の顔を見上げると、ちょうど左眼を覆うゴーグルの側で、表情を伺う事は出来ない。
それでかえって不安になって、あたしは思わず目線を落とした。
 ずかずか歩く副司令の歩調に合わせて、床の模様が動いていくのをぼんやり眺める。
しばらくそうしていると、床の動きが止まった。目線を上げて、場所を確認する。
壁。そんでもって床上から20cmくらいのところに、でっかい赤い十字のモールドが見えた。
それで、どこだか分かった。
 ブリッジの隅に、傷病者の処置や、長時間にわたる作戦中の仮眠に使えるようになってる
スペースがある。普段は、ベッドは壁に収納されてて、デッドスペースみたくなってるんだけど。
赤い十字はメディキットが収納されてるしるし。出した簡易ベッドの足元に当たる部分に収納されてて、
こっちはそれだけでも引っ張り出す事が出来る。
「よし」
 と、副司令の声。それから、つま先で壁のスイッチをぱこっと蹴るのが見えて、簡易ベッドが一台、
ゆっくりとせり出してきた。完全に動きが止まるのを待って、副司令があたしをベッドの縁に、
そっと腰掛けさせるように下ろしてくれた。慌てて、首の後ろに回していた手をぱっと離す。
お互いの身体が離れたとき、周りの空気が動いて、かすかに副司令の匂いがしたような気がした。
思わず胸がきゅっとなる。バカ、何考えてるのあたし、こんな状況で……。
 動揺を顔に出さないように、わざと表情を消して顔を上げると、副司令が大きく伸びをしていた。
違う意味で恥ずかしくなって、またうつむく。
「……す、すみません、あたし……。その、重かったですよね……」
「ああ、いや、そう言う訳じゃないんだが……。ただ幾らなんでも、ヒト一人抱えて動くのは流石に少し堪えたな」
 そう言って苦笑する。そのままきびすを返して、ベッドのフットボードの方に歩いていってしまった。
しゃがんで赤い十字のコンテナを引っ張り出すと、あたしの足元までそれを持って来てくれる。
そうして、あたしの足元に膝をつくと、コンテナの蓋をあけて、中身を物色し始めた。
いろんな医療器具が詰まったそのコンテナは、簡単な手術くらいは出来るだけの用意がある、
って習ったのは覚えてる。副司令はその中から幾つか物を取り出して、コンテナの上に並べると、
あたしの方に向き直った。
「じゃあ、冷やして、固定してしまうからな。最中に少し痛むかもしれんが、我慢してくれ。
…と、そうだ。その前にだな」
 何かを思い出したようにして副司令は立ち上がり、壁際まですたすた歩いていって、
並んでるボタンの一つを押した。天井と壁がぶつかるあたりから、細く折りたたまれたカーテンが
すとんと落ちてくる。そのカーテンを、向こう側に立った副司令がしゃっと閉めた。
こっち側に取り残された格好になったあたしは、狼狽して尋ねた。
「え…?!あ、あのあたし、な、何かしたんですか?」
「ああ、いや、違うんだ。そのだな…とりあえず、ストッキングを脱いでくれ。邪魔になるから。
終わったら声を掛けてくれればいい」
「あ……。そ、そうですね……」
 狼狽した事を恥ずかしく思いながら、背を丸めて靴を脱ぎ、スカートをたくし上げて、
もそもそとストッキングを脱いでいく。腰掛けたままそんな事をするのは確かに難事業で、
副司令がカーテンの向こう側にいてくれるのがとても有難かった。
こんな姿見られたら、あたし、恥ずかしくて死んじゃうかもしれない。
 やっとこストッキングを脱いで、素足になった。脱いだストッキングは膝のところで二つに折って、
きゅっと縛ってから上着のポケットの中に押し込んだ。そして改めて、捻ってしまった右足を見た。
くるぶしも見えなくなるくらい腫れあがって、足の甲にはあざみたいなのまで出来てる。
そんなざまを見て、足の痛みを余計に酷く感じてしまう。
 ごめんねココ。あたし、シンデレラ失格。こんなに足腫れちゃったら、もうガラスの靴なんて履けないよ…。
 何故か不意にそんな事を思い出していたら、カーテンの向こうで、副司令の咳払いが聞こえた。
「あー、そろそろいいか?」
 慌てて我に返る。
「あ、は、はいっ。もう大丈夫です…」
 あたしがそういうと、カーテンがしゃっと開いて、副司令がこちら側に入ってきた。
それからあたしの足元に屈んで、そっとあたしの右足を手にとって、怪我の具合を改めた。
思わずあたしは身を固くする。
「内出血してるな…。随分痛いだろう?」
「はい。でも…すみません、あたしの不注意なのに、こんな何もかもしてもらっちゃって…」
「不注意を叱ったら治るんなら、叱ってやるがな。気にするな。
こういう時は、黙って労わられておけばいいんだ」
 笑ってそう言いながら、コンテナの上のビニールパックを破って、冷却用のジェルシートを取り出し、
腫れた足首を覆うように貼り付けてくれた。ぷるんとしたジェルに、熱が吸い取られていく感触が心地いい。
 それから、関節を固定するのに使うらしい、黒いバンドみたいのを取り上げて、
丁寧に足首に巻きつけ始めた。案外慣れた動作で動く副司令の手を、あたしは黙ってずっと見ていた。
と、視線に気がついた副司令が、訝しそうにあたしの顔を見上げて言った。
「どうした?きつかったら、ちゃんと言うんだぞ」
 無遠慮をとがめられた気がして、あたしは慌てて答えた。
「あ、いえそういう訳じゃなくって…。副司令って、何でも出来るんですね…、って思って…」
「ああ、いや、これはな。学生の頃、スペースボールのチームに入っていてな。
皆怪我なんてしょっちゅうだったから、嫌でも覚えちまったんだ」
「そうだったんですね…そういえば、マイヤーズ司令と同じチームだったって、言ってましたよね…」
「ああ、そうだな。しかしお前も良く覚えてるな」
 だって副指令の言った事は、あたし大概覚えてる。とは、言わなかった。あいまいに言葉を濁して、返事した。
「なんとなく…それは覚えてました……」
 そして黙ってしまう。うっかり何かを口走って、この微妙な緊張感を破ってしまうのが、あたしは怖かった。
ホントはさっきからもうずっと、心臓が壊れるくらいのリズムを刻んでる。でも、それを知られたくなかった。
だけど、普通にしていようって思えば思うほど、あたしのココロは落ち着かなくなって、
余計な事を言ってしまいそうになる。
 そんなあたしの心を知ってか知らずか、副司令がふっと笑って、言う。
「どうした、そんなに緊張しなくてもいいんだからな」
「あ、ち、違うんです…。大丈夫です、すみません……」
 副司令が半場呆れるように、でも笑いながら言った。
「お前、普段アレだけ人の事を好き放題言ってる割には、妙な所で遠慮するんだな」
「あ、当たり前ですそんな!それに好き放題って…、そんな事ないです…。いやあったかもだけど…」
 口篭もる。そっか。そういう風に思われてたんだな。あたし的にはあれでも、結構頑張ってたんだけどなぁ。
「ロマンが足りないだとか、恋する女の子の気持ちがわからないとか、言うだけ言ってたじゃないかいつも」
「そ、そんな事言いましたっけ…?いえ、言いました。すみません。調子に乗ってました、あたし…」
「全くだ。大体女って奴は、どうしてああも遠慮がないんだろうな。仮にも俺は上官なんだぞ?
普通もうちょっと発言には気をつけるべきだろう」
 今まで副司令に対して吐いた、暴言の数々を思い出す。いつもそうなんだよね、あたし。
好きな人の前だと舞い上がっちゃって、言っちゃいけないことばっかり言っちゃうの。
「す……、すみません……」
「ん?今さらそんなにしおらしくならなくてもいいぞ?実際、そう腹も立たなかったって言うのはあるしな。
……普通だったら、問答無用で黙らせてやるところなんだが」
「なんで……、怒んなかったんですか……?」
 副司令はあたしの問いに、いつもの唇の端をちょっと上げた、皮肉っぽい笑顔で言った。
「……さあな、俺にも分からん」
 そして立ち上がる。
「……終わったぞ。どうだ、少しは楽になったか?」
「はい、あの…、さっきより、全然ましです…」
「そうか。良かった」
 そう言って、副司令は安心したような笑顔を見せた。
「ケーラ先生が来るまで、足を高くして、そこで横になってるといい。安静が一番だからな」
「ありが…とう、ござい…ました…」
 ちゃんとお礼を言ったはずなのに、言葉が途切れ途切れになる。
――ヤバい。このままじゃ、溢れちゃいけないものが溢れちゃう……。
「礼はいい。それより、普段からもうちょっと、足元に気をつけろよ?
危なっかしくて、俺も安心してこの艦を降りれんから……」
 クールダラス副司令の言葉が途切れる。ダメ。今のあたしに気づかないで。
今ならまだ、ガマン出来るから……。
 でもあたしの思いはまたも通じなかった。副司令はあたしの足元にかがみ込んで、
今にも泣き出しそうなあたしの顔を覗き込んで、言った。
「――どうした?アルモ。まだ、痛むのか?」
 ふるふると頭を横に振る。その拍子に、膝の上でぎゅっと握り締めていたあたしの手の上に、
涙のしずくがぽたぽたと落ちた。そして、一旦溢れちゃった涙を止める事は、もう出来なかった。
「ちっ……違い、ますっ……。あた、あたし、お別れ……前にっ、ちゃんと……言いたい事……あった……
のに……っ!なのに、いえ、言えないっ……くてっ!……だったら、せめて最後はっ、
……笑って、って、思った……のに……」
 胸が詰まって、言葉にならない。泣いちゃダメだって思えば思うほど、それでも泣いちゃう自分に腹が立って、
また涙が止まらなくなる。こんなみっともない、最悪のお別れなんてしたくなかった。それなのに。
「げ、元気な、ほうが、あたしらしい、ってっ、言って……もらっ……のにっ!
……よく、やったって、ほ、褒めて、もらったのに……。あたしっ……、
さ、さいご……、めいわく……かけ……っ……」
伝えられないあたしの想いが、ぼろぼろと零れて、頬を伝っていく。唇がわなわな震えて、
もうこれ以上しゃべる事も出来ない。溢れる気持ちが、自分ではもう押さえられなくて、しまいには、
泣く事しか出来なかった。その時。
 あたしの座ってる横の、ベッドのマットが急に沈んで。
 クールダラス副司令が、あたしを抱きしめてくれてるんだ、ってようやく認識できたのは、涙も収まり始めて、
自分の手が掴んでいるのが、すっかり濡れてしまった副司令の上着の胸元だって気がついたときだった。

「ごめんなさい…。制服、濡らしちゃいましたね、あたし……」
 どうにか口が利けるようになって、泣き顔を埋めていた副司令の胸元から頭を上げて、あたしは言った。
精一杯、平気そうに笑ったつもりだったけど、上手く行ってるかは、心もとない。
「何、構わんさ…。これ位はな。言っただろう?お前が元気にしてくれれば、俺はその方が嬉しいってな」
 そう言って笑ってくれる。ほんの何十分か前、あたしに見せてくれたのとおんなじ、優しい笑顔。
涙と一緒に、いろんな気持ちを流しちゃった今、あたしはその笑顔をもらえて、素直に嬉しいと思えてた。
「それでな?アルモ」
 涙で濡れた頬に張り付いたあたしの髪の毛を、長い指でそっと払ってくれる。
「お前、俺に本当は、言いたい事があったんだろう?」
 あたしは頷いた。今なら言える。今しか言えない。
「あたし……」
 呼吸を整える。鼓動が、まただんだん速くなる。でも、もう、あのときほど苦しくはない。
「あたし、ずっとクールダラス副司令のことが、好きでした。今も、大好きです。多分これからも」
 やっと、言えた。
「これで、副司令とはお別れになっちゃいますけど、それは辛いですけどでも、
最後に自分の気持ち、聞いてもらえたから、あたしは……」
 あたしはそれで、いいです。
 その言葉はでも、途中で途切れた。次の台詞を唇ごと塞がれたんだと気づくのには、
ちょっと時間がかかった。
「それでいいとか、言うつもりだったんだろう?お前の考える事なんて、大体分かるんだ」
 唇を離した副司令は、何故だか怒ったように言った。あたしは混乱した。
「だ、だってそんな……。今までだって、全然気づいてくれなかったじゃないですか!だからあたし……」
「あのなぁ、今の俺の気持ちはお構いなしか?そうやって直ぐ自己完結するところが危なっかしいんだ、
お前は。おちおち放って置けるか、全く……。」
 クールダラス副司令はそう言うと、自分の後頭部に手をやって、いつも左眼に掛けている、
アイ・インターフェイスを外した。始めて見る菫色の双眸に、視線が引き込まれそうになる。
「俺は、お前にとって誠実な男にはなれないかもしれん。艦を降りる事は、俺には出来んからな。
お前の傍に、ずっと居てやる事は出来ないと思う。……それでもいいか?アルモ」
「……良くない訳、無いじゃないですか……。副司令こそ、あたしの言った事、ちゃんと聞いてて下さいよ……」
 拗ねたように言う。そうやって言い合うのがおかしくて、気が付くと、どちらからとも無く、二人で笑っていた。
「……やっと笑ったな、アルモ。やっぱりお前は、その方がいい」
 あたしの頬に、副司令の指が触れる。指はそのまま頬を滑っていって、あたしの髪の毛を梳いていく。
手のひらが頬に当たる。乾いてて、でもしっとりと快い感覚。
距離を詰める副司令の瞳から、視線を外せない。副司令が囁く。
「こういうときは、目は閉じるもんだ、アルモ」
 だから、あたしは言われた通りにした。
15787の人 ◆86PGA003HY :04/10/01 04:01:23 ID:kPTX0S4F
えーと、きょ、今日はここまでで。




すみません、次回でちゃんと終わると思います。多分。
ガン( ゚д゚)ガレ 二人とも。(いやお前が頑張れよ)
16名無しさん@ピンキー:04/10/01 05:32:23 ID:fueVrU69
787の人様。
新スレ&新作投下グッジョブです!

三人まとめてがんばってください。
17宇宙クジラ:04/10/01 07:37:00 ID:JK8yoLDp
新スレ立て乙でした。それとすいません!スレ立つ前に寝てしまいました!

そろそろ出勤の時間なんで、帰ってから書きこみたいと思います。

787の人さんGJ!結果がすごく気になる・・・
18295:04/10/01 17:03:15 ID:TT7zP8wg
新スレ立てお疲れ様です!
更に続編GJ!!

俺の駄作ですが787さんの作品が終わって、宇宙クジラさんの作品が投下されたら俺も投下しようと思いますので、お二方様頑張って下さい!!
19宇宙クジラ:04/10/01 19:55:58 ID:JK8yoLDp
295さんの作品も早く読みたいので投下たいと思います。

題名は
「ケーラのストレス解消用具」
です。
20宇宙クジラ:04/10/01 19:56:54 ID:JK8yoLDp
「………と言う訳で、胃薬を下さい…」
タクトは夕食を食べ過ぎて、医務室にいるケーラに胃薬をもらいに来ていた。
「食べ過ぎねえ…あなた、司令官なんだからもう少し慎み持って食べなさい」
「……はい…すいません…」
ケーラのキツイ突っ込みを食らう。
今日はもう部屋に帰ったのか、ヴァニラの姿が無い。つまり、現在医務室にはタクトとケーラしかいない。いつも医務室で待機している上にヴァニラがいるから聞けなかった事をケーラはここぞとばかりに聞いてくる。
「………所で…マイヤーズ司令、……ヴァニラとはどこまでいったの?」
「ぶふ!」
丁度薬を飲み、残りの水を飲んでいるところを聞かれたので、その水を吹き出してしまった。
「……な、何を……」
「何を……ってヴァニラは私の妹みたいなものよ?気になるわよ」
「そうかも知れませんけど……」
頭をボリボリ掻きながら、タクトはコップを返却して席についた。
21宇宙クジラ:04/10/01 19:57:38 ID:JK8yoLDp
「で、どうなの!?」
余りの迫力につい口を滑らす。
「え、え〜〜と、…た…確かに、1回……」
「最後までいったの!?」
目を輝かせるケーラ。
「い、一応……」
物凄く押され気味なタクトは椅子を乗り出して問い掛けてくるケーラに答えた。
「やるじゃない!流石マイヤーズ司令!」
笑顔でタクトの肩を叩くケーラ。しかし、その笑顔もタクトにはただの冷やかしにしか見えなかった。
「うう〜……あ、そうだ!先生!コーヒー下さい!コーヒー!」
あからさまに話を逸らそうとした見苦しい抵抗だったが、ケーラは「はいはい、幸せ者の司令官に一杯サービスするわ」と、かえって冷やかされ、苦笑しながら心の中で(しまった)と呟いた。
22宇宙クジラ:04/10/01 19:58:08 ID:JK8yoLDp
「どうぞ」
ケーラがコーヒーを淹れ終わり、タクトに持ってきた。タクトは「あ、どうも」と無造作にコーヒーを受け取った。
「どう?流石にヴァニラには及ばないけど、美味しいでしょ?」
「はい、凄く美味しいです」
本当にケーラの淹れたコーヒーも充分に美味しかった。
「そういえば、ヴァニラがエルシオールに来るまでは先生一人で医務室の仕事もコーヒーを淹れるのも一人でしていたんですよね?その頃って、大変でした?」
「ええ、それはもう……」
とケーラの話が始まり、タクトはそれを聞き入る。それはいつもの事。
「……で…その時ね…」
ただいつもと違うのはヴァニラも一緒では無い事。それと、何故かケーラの胸や足の付け根や唇に視線が向いてしまう事だった。
(…………………!!いかんいかん!!俺にはヴァニラという者が……しかし、何故今日はこんなに………)
ケーラは動揺するタクトに気付かれぬよう妖艶の笑みを見せる。
そしてまさに話を聞いてくれなくて不機嫌そうな顔でタクトの肩を叩く。
「ちょっと!聞いてるの!?」
少し強めに押し出されたからバランスを取ろうとしたが、思うように力が入らず、椅子から転げ落ちてしまう。
23宇宙クジラ:04/10/01 19:58:42 ID:JK8yoLDp
「イタタ……ん?…あれ?力が……」
全身に全く力が入らない事に気付き、何とかして起き上がろうともがいて見るがどうしても立てない。
「…ふふ…どう?力が入らないでしょう?私の調合した薬だもの……」
「調合!?…薬って…まさか……!」
ケーラはにこっと笑ってタクトのズボンに手をかける。
薬の効果でタクトの肉棒は既に痛いほど膨れ上がり、天を向いていた。
ケーラは男性性器特有の異臭を懐かしそうに嗅いだ。
「あら、可愛い……舐めちゃお…ん…んむぅ…」
「く……うわぁぁ!…くぅ…ん…」
薬によって敏感になってしまった剛直は弄ばれ、すっかり迫力を失っていた。
「な、何でこんな事…」
唾液でベトベトになった性器から口を離して答えた。
「私も人間よ?欲求ぐらい溜まるわよ。だから、幸せそうなお二人さんの幸せをお裾分けしてもらおうかな〜って」
そう言うと再び男根を咥え込む。
24宇宙クジラ:04/10/01 19:59:19 ID:JK8yoLDp
「んぅ……ペロ…チュルッ、チュルッ…ペチャ……」
「ひゃあッ!……吸わないで…く…れ………あ…く…はあ…」
快楽が全身に広がり、身悶えするタクト。口からはだらしなく涎が垂れ、快感の凄さを物語っていた。
「ははいはねえ〜ほほきひし……おいひ♪」(固いわねえ〜大きいし……美味し♪)
モゴモゴ喋るたびに歯が当たったり、舌が亀頭をかすったりと絶妙な快感がタクトを襲う。
「ひ…あ…はあ…か…は……」
目は虚ろで焦点が合わず、理性など吹っ飛んで無くなっていた。
「……ひれひ、いひほうはんれしょ?…ほあはまんひないで」(……司令、イキそうなんでしょ?…ほら我慢しないで)
と、言った後、ケーラはタクトの唯一力が入っている部分のすぐ下の袋をやわやわと揉み、亀頭に吸い付いた。
「うわあああああああ!!あはあああああ!!」
信じられないほどの快感が津波のように襲いかかり、膨張し過ぎて破裂しそうな肉棒は激しく脈打ちながら白濁液を噴き出した。
その白いマグマは、ケーラの口だけでは収まりきらず、白い医務室に溶け込むように飛び散った。
「んふぅ!……こくん…こくん……んー、美味し…久し振りの味だわ…」
うっとりと精液を飲むケーラ。顔にまで飛び散った性液まで綺麗に舐め取った。
25宇宙クジラ:04/10/01 20:00:07 ID:JK8yoLDp
タクトはぐったりとして肩で息をしていた。
「は…あ…は…あ…ひい…」
再びケーラがふやけたキャンディーを握り締めると、薬のせいなのか、ムクムクと大きさを取り戻した。
「そろそろ頂こうかしら……」
フェラをしているうちに興奮したのかケーラの秘所は下着越しでも分かるくらい濡れていた。雑に下着を脱ぐと、仰向けになって未だに呼吸の整っていないタクトのイチモツをニュルリと音を立たせ、秘所が咥えこんだ。
「く…ううぅぅん…!…おっきい…」
ケーラは異物が入ってくる快感を感じながら、このサイズなら、ヴァニラも痛かっただろうと思った。
一番奥まで入って一息置く。
「ああ…この膣一杯に満たされる感覚…久し振り〜♪」
歓喜の声の後、ゆっくり腰が動き始める。それと共に喘ぎ声が零れ始める。
「ん…ふぅ…あ!…気持ちイイ…ああん!」
激しく腰を上下させるだけでなく、色々な個所に肉棒を突き立てさせ、快感を貪った。
タクトはと言うもののケーラの絶妙な腰の振り方にただ身を任せていた。意識はあるが、思考が出来るところまで行かず、快感を感じ取ることしか出来なかった。
「…う…あ…っ…あ…」
26宇宙クジラ:04/10/01 20:00:27 ID:JK8yoLDp
微かに喘ぎ声が聞こえたが、意味があっての事かは分からない。
ケーラは腰を思いきり叩きつけ、奥に押し込んだまま、腰だけ弧を描くように擦る。
「あ…そこ…擦れて…んああ…あ…!」
擦れながら感じる脈動にタクトの限界が近いのを悟った。
「マ…イヤーズ…し…れいも…んん…イキそう…なんで…しょ?…ああ!…だったら…一緒に…」
と、出来る限りの速度であちらこちらの肉壁を突きまくった。
普通は静寂な保健室に不釣合いな卑猥な音が部屋中に響く。
「ひあああああああああ〜!イイ!すごいいぃぃ!」
子宮の入口が荒々しくつつかれたとき、既に限界が近かったタクトはケーラの中へ再び白いマグマを噴き出した。
その感触と、先程までの上下運動の快感がケーラを絶頂へ導いた。
「ああああん!!!イクゥ〜〜!!!」
ケーラは子宮一杯に満たされていくのを感じながらタクトの胸元へ倒れこむ。
余韻に浸りながら覚束無い意識のタクトにすり込む様に耳打ちした。
「誰にも話さないから……またしてくれる?」
タクトは少し悩む素振りをしたが、コクリと頷いた。
27宇宙クジラ:04/10/01 20:00:48 ID:JK8yoLDp
――――数日後。
医務室。
「……っはあ!せ…んせえ…」
素っ裸にされ、秘所に大きなバイブを突き刺され、身悶えるヴァニラの姿が有った。
「こうしたら気持ちイイ?」
ニヤけながらバイブの強さを切り替えるケーラ。
「く…ううん…は…い…イイです…ひゃあ…しかし…」
不安そうな顔でケーラを見るヴァニラ。しかし、ケーラは全て悟ったように、
「だ〜いじょうぶよ。マイヤーズ司令には秘密にしとくから」
と笑顔をみせた。それを聞いたヴァニラが、安心したように快楽に身を任せる。
(二人とも…あたしの欲求不満処理と、ストレス解消にはもってこいの逸材ね)
そんな事を考えながらケーラはスイッチを強にする……………


――fin――
28宇宙クジラ:04/10/01 20:04:11 ID:JK8yoLDp
み、短けえ・・・・と後で後悔。

とりあえず295さんの作品を待ち、787の人さんの続きを求め、落ちます。
29頭ぐらぐら ◆Tc9RgPEz4w :04/10/01 20:22:26 ID:uAy/pxg6
初めましてorお久しぶりです。
保管庫をテンプレに入れてくださってどうもです。

6スレ目のほうが終了したっぽいので、
なるたけ近いうちに保管庫の方にUPします。

>787の人氏
新スレ&テンプレの件ありがとうございます。
ただ、ELやってないので…。申し訳ありません。

>宇宙クジラ氏…GJ!
ケーラ先生エロ杉だYO!
30名無しさん@ピンキー:04/10/01 20:57:12 ID:fueVrU69
嗚呼、ケーラ先生…
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ…ウッ
31787の人 ◆86PGA003HY :04/10/01 23:22:59 ID:kPTX0S4F
昨日遅くまで起きすぎてた…眠い…(;´Д`)

>>16 様
ありがとうございます。3人ですか、が、頑張ります。

>>17 宇宙クジラ様
いえこちらこそ、スレ建立遅くなって済みませんでした。
ケーラ先生、あのほくろがソソりますよね。絶対えろえろっすよ。GJでした。

>>18 295様
ええっそんな、自分終わるまで、なんて言わないで下さいよ(;´Д`)
実際、土日は用事が出来てしまって、投下はその後になると思いますので。
是非、投下おねがいします。

>>29 頭ぐらぐら様
結局お返事頂く前に、スレを立ててしまいました。でも入れて良かったなら、良かったです。
EL…MLよりは良かったかな?と個人的には思います。
もしELなさった後、お時間あれば読んでやっていただけると嬉しいです。

ああしかし、投下して冷静に読み返すと、同じような表現が反復してたりとか恥ずかしい… _| ̄|○
次は、ちゃんと気をつけよう。あと大概板違いにならないようにがんがりたいと思います。ええ。
32名無しさん@ピンキー:04/10/01 23:42:05 ID:C2HacEFc
>787の人さん
フレーヾ(゚ー゚ゞ)( 尸ー゚)尸_フレー

>宇宙クジラさん
Σ(*゚Д`;)ア…ア…アッハァァァァァァァァ?!!
33名無しさん@ピンキー:04/10/02 20:54:52 ID:gYdphiOJ
エロいよケーラ先生・・・ハァハァ

宇宙クジラ氏、GJ!です
34柿の種:04/10/04 04:56:12 ID:tG66vvUj
お初です。
あまつさえゲームは一作目、漫画も中途半端(三巻止)な身の上ですが、
知りうる限りの情報とキャラクター性のみで
アニメちとせ×ゲームちとせ
なんぞ書いてみますー
35柿の種:04/10/04 05:14:04 ID:YnK/mOSj
ロストテクノロジーを回収し、
今日も元気に帰還中のご存知ギャラクシーエンジェル現在自動運転爆睡中。
それもそのはず、今回は特にまともに任務にあたったため、疲れているせいなのだ。
『みなさーん、今回のロステクはそれなりにですねー』
相変わらず空しく響く中佐の声…しかし、それに回答出来るメンバーが一人。
「大丈夫です、私が皆さんの分までしっかり守って見せますから」
それが今回の中心人物(損する係ともいう)烏丸ちとせだった。
36柿の種:04/10/04 05:46:36 ID:YnK/mOSj
…っと、題名題名…
『銀河超越ちとせ弁当二人前』

中佐との通信を終えて、一息つくちとせ。
その胸にしっかり抱かれている鏡のようなものが、今回のロストテクノロジーだ。
「ふぅ…ふふ…これを使えば一気にエンジェル隊を倒すことが出来る…!」
別の世界の人物を一人だけ呼び出せる力を持つらしいこの鏡。
ちとせはもう一人の自分と二人がかりでエンジェル隊に挑戦するつもりなのだ。
「とりあえず私が白でプリキュ…いえ…いっそのことバロム…」
『…何やってるんだい?』
「うわわわっ!?」
早めに起きたらしく、通信を入れてきたフォルテに飛びあがって驚くちとせ。
『しっかりしとくれよ…。
今回のは下手に扱うとそれこそ危険人物が出てきかねないからね』
「は、はいはいっ!ちゃんと持ってますからっ!」
野望のことなど口が裂けても言えない。
とりあえず、再び鏡を抱きしめ…
「……あ、あの…?」
抱きしめた胸元には自分そっくりの少女がいた。
「…あら?」
『あー、もう遅かったか…』
モニターから聞こえる溜息もそっちのけで見つめあう二人だった…。
37柿の種:04/10/04 06:05:01 ID:YnK/mOSj
『ま、出ちまったもんはしょうがない…とにかく基地に戻るよ』
「はい…」
ようやく我に帰り、返事を返すちとせ…そこに
「あ、あの…フォルテさん、なんで私が二人…というかなんでこんな所に…?」
もう一人が割り込んできた。
『あたしは分かるみたいだね…。
事情はそっちのちとせから聞いてくれないかい?面倒くさいし』
「はぁ……」
あっけに取られた様子でちとせに振り返るちとせ。
「ええと、はじめまして…私は…と言っても、貴方も私…なんですよね?」
「そ、そういうことになりますね…しかし、こちらの世界では…」
いざ自分を目の前にすると緊張してしまう元のちとせ。
しかも、異世界のちとせは悪意がまったく無いらしいのでなおさらだ。
どぎまぎしつつ現状説明を終えるころには、一向はもう基地にたどり着いていた。
38柿の種:04/10/04 07:33:22 ID:zuY8/M/F
「とにかく、今はどうしようもないね」
「私とヴァニラさんとで、もう少しこれの解析にあたってみますわ」
…基地に戻って半日、もう休まなければいけない時間である。
「今日はちとせ同士、一緒に寝ればいいんじゃない?」
「そうですわね、積もる話しもあるでしょうし」
二人のちとせが口をはさむ間もないまま
『おっやすみなさーいっ』
…仕方なく、一緒のベッドで寝ることになってしまった。

「そちらのほうでは…どんな生活をしてるんですか?」とちとせ。
「こちらは…戦争も終結して、平和な日々が戻りつつあります」と異ちとせ。
最初こそぎこちない二人だったが、だんだんと打ち解けてきていた。
「そちらには…恋人がいるんでしたっけ?」
「え、ええ…タクト、と言う方です。…私たちの艦のリーダーです」
さすがに平行世界でのこと、詳しく話しすぎるわけにはいかなかったが、
ちとせは半ば反射的に聞いてみた。
「それで、どこまでいったんです?」
「え…………」
しばし沈黙…
数瞬後、真っ赤になった異ちとせを見て、ちとせはさらに聞いてみる。
「しちゃったんですか……?」
毛布を深くかぶりながら、そっとうなづく異ちとせ。
その姿を見ながら、ちとせは確信した。
(このおしとやかさは今の私に足りない物なのかもしれない…!)
恋愛経験ほぼ皆無のちとせは性行為に新たなステップを予感していた。
異ちとせに身を寄せて、そっと聞いてみる。
「あの、どんなふうにされるんですか…?」
「え……………?」
「よろしければ、私にもしてくれません?」
39柿の種:04/10/04 07:41:17 ID:zuY8/M/F
【Aパート終了】
むぅ…文を書くって難しいっス…。
途中までミルフィ→異ちとせ→ちとせ乱入の流れだったのに…

ともあれ、続きを投下しても良さそうだったらまたー
40名無しさん@ピンキー:04/10/04 17:11:32 ID:HQ6P8D+G
(゚д゚)ウマー
41名無しさん@ピンキー:04/10/05 16:13:20 ID:P5IBjJQe
中佐×こども姐さんマダー?
42名無しさん@ピンキー:04/10/06 22:48:18 ID:cfRvDRhX

        ,、, -,=,- 、 ちとせのアナルを観賞してしばらくおまちください!
       ,⊆/彡(《|》))
      丿 /ノ/l|´ヮ`l|  
       ,/ノ/(っ⌒*⌒c
          (_ノ''''ヽ_) 
43名無しさん@ピンキー:04/10/07 01:09:45 ID:0iA6SY4w
こどもタクト×こどもフォルテとかは駄目?
44名無しさん@ピンキー:04/10/07 18:10:20 ID:NDr4xJWZ
(*´Д`)
45名無しさん@ピンキー:04/10/07 21:54:42 ID:7iYEc4cq
>>43
(゚∀゚)イイ!エロール
46名無しさん@ピンキー:04/10/07 22:54:42 ID:M3IZWc0G
こどもミント×ミントマダー?(; ゚∀゚)=3
47名無しさん@ピンキー:04/10/08 19:50:31 ID:AFmJh+ya
ザ、ワールド!
48柿の種:04/10/09 00:31:01 ID:wQEAWjq8
…そして時は動き出す、と。
みなさんの要望をぶった切って後半です。
【Bパート開始】

「よろしければ、私にもしてくれません…?」
異ちとせを抱きしめ、ささやくちとせ。
ギャグ主体のキャラなりに精一杯の表情を作ってみせる。
「そ、そんな…してくれって…」
その表情にちとせの本気を感じ、身をよじらせる異ちとせ。
しかし壁もぶち抜く怪力の持ち主を前に、その行為は無駄だった。
「駄目ですよ…逃げようとなんかしちゃ…♪」
最早必死にもがいている状態の異ちとせに再度ささやきかける。
「は、離してください…!
女性とそのような行為に走る性癖は持っていませんっ!」
さすが大和撫子烏丸ちとせ(異)。
抵抗が無意味だと悟ると、ちとせをキッと睨み付けて反抗の意思を示す。
しかし、それなりに修羅場には馴れっこのちとせ、さらに顔を近づけて
「いいじゃないですか、女性といっても相手は自分なんですよ…?
そう意味ではオナニーと変わらないと思いません?」
ぺろ、と耳を舐め上げる。
「んっ……!?」
49柿の種:04/10/09 01:00:46 ID:v9884btn
びくっ!と体をふるわせる異ちとせ。
「耳…弱いんですよね?」
自分と同じ顔、体、胸。
感じる場所は心得ているが、その中でももっとも弱いのが
「んっ…ぺろっ…はむっ…んっ」
耳なのもよく知っている。
(まずは言うことを聞いてもらえるようにしないといけませんしね…)
「んううっ!くっ……んぁっ!」
見る見るうちに顔が上気していく異ちとせ。
先ほどとは明らかに違う意味で体をよじらせている。
きつく目をつぶって声を抑えているのを見て、
ちとせは段々サディスティックな気分になってしまっていた。
耳に這わせる舌の動きもどんどん過激に、激しくなっていく。
(…おっと、この人には私の性生活についてレクチャーを受けないと…)
「んっ…くぅっ…!」
(レクチャーを…)
「うぁ!だ、駄目えぇ…やめてくだ…っ」
(レクチャー…)
「ひあうっ!噛まないでえぇっ!」

ぷつーんっ

(…落としちゃいましょう、予定変更です♪)
50柿の種:04/10/09 02:36:52 ID:UncOrNOf
気分屋さんのちとせ、今回も最初の予定は放り投げた。
というか、妙にアグレッシブな方向に転換した。
「んふ…可愛い声ですね…
そのタクトさんって人に、いつもどんなことされてるんですか?」
質問の内容は先ほどと同じなのだが、今回は意味がちがう。
異ちとせに卑猥な行為の内容を語らせることで、羞恥心を煽っているのだ。
「ぁ、はぁっ…はぁ…」
責められていたせいですっかり息があがっている異ちとせ。
「あれ…?そんなに感じてくれてたんですか?
私もそこまでは…あ、さてはタクトさんに体中開発されてるんですね♪」
「……っ!」
かあああっと赤くなり、そっぽを向く異ちとせ。
「…図星かよ」
どこぞのピンクのぬいぐるみのごとくつっこむちとせ。
「こ、恋人同士なら当然のことをしているまでですっ!
それより何ですか!いきなり人の弱いところをんぐぅっ!?」
言い分はもっともな異ちとせの抗議を、ちとせが唇で塞ぐ。
「んぐっ…!んーっ!」
「んむ……♪」
さきほどの耳への愛撫ですっかり抵抗する気力を奪われていたため、
ちとせのなすがままにされてしまう異ちとせ。
「ん…ぷぁっ…美味しいです♪」
「んぁ、ああ……」
涎をたらし息も絶え絶えの異ちとせに、ちとせの責めは続いていった…。

【Bパート終了】
ああ…眠気が…
Bパートで終わるはずだったのですが、まだ続きます…。
…次回はちゃんとメモ帳に書いて貼り付ける方式でいこうと…思い…zzz
51名無しさん@ピンキー:04/10/09 08:48:15 ID:4Qj1zicS
(*´д`*)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
52名無しさん@ピンキー:04/10/09 10:51:28 ID:665c7+Hi
↓↓ノーマッド恥辱SSが投下されます↓↓
53名無しさん@ピンキー:04/10/09 13:46:26 ID:DeL9nw/3
〉柿の種氏
(・∀・)イイ!
54名無しさん@ピンキー:04/10/09 16:17:03 ID:7TTDQds1
保守
55柿の種:04/10/10 11:04:00 ID:Y6sDt1e/
じゃあ最後、いっきまーす♪
…あれ?メモ帳式はどこいった?

【Cパート開始】

翌日…
「おっはようございまーす♪」
「遅いわよ、ミルフィーユ」
エンジェルルームにいつものメンバーが集まる。
いつもの…
「あれ?ちとせさん、あのちとせさんはどうしたんですかー?」
「そういえば、昨日一緒に寝るって言ってたね…まだ寝てるのかい?」
エンジェルルームに一人訪れたちとせ(ギャグの方なのは雰囲気でよく分かる)。
ぽつりとつぶやく。
「それが…目が覚めたらもう隣にいなくなっていて…」
「そっか…こっちの世界の私のケーキも食べてほしかったのにな…」
目を伏せて残念そうに言うミルフィーユに、みんなが頷く。
「あたしも…姉貴分くらいならなってやってもよかったんだけどねぇ」
「武術とか鍛えれば結構良さそうな子だったから楽しみにしてたのに…」
「……神の奇跡…」『アッチノホウガカワイゲモアリマシタシネェ』
「そうですわね…」
56柿の種:04/10/10 11:17:08 ID:Y6sDt1e/
「調べてみたところ、このロステクで呼び出した人物は
呼び出した人が『帰れ』と念じればすぐに消えてしまうようですわね」
解析結果をモニターに映し、説明するミント。
「それって、ちとせが帰れって念じたってことじゃない?」
「そういうことになりますけど…」
全員の視線がちとせに集中する。
「わ、私は別に…あの「私」とも仲良くしてたつもりなんですけど…」
「そうですよぅ、ちとせさんを疑うなんてあんまりですー」
いい子なミルフィーユが仲裁に入る。
「んー…ま、誤作動ってやつはつきものだしね」
「悪かったよ、ちとせ」
さすがにメインヒロインパワー、一気に場が和むものだ。
「あ、ありがとうございます…ミルフィーユさん」
「ううん、友達だもん…信じてあげなきゃ」
「ああ、その言葉には弱いの…」
いつものペースに戻っていくエンジェル隊。
「うっし、じゃー気を取り直して今日の任務と行くかねぇ」
『おーっ!』
今日も元気に出動するのだった…
57柿の種:04/10/10 11:36:03 ID:Y6sDt1e/
……夜

「それじゃ、みなさんお休みなさい…」
あくびをしながら部屋に戻ったちとせ。
任務を終えて気が抜けたのか、一気にソファに倒れこむ。
「ふぅ、さて…と」
立ち上がり、のんびりとシャワーを浴びてから、寝室へ…
そこには、
「んっ…!んんんーーっ!」
ボールギャグをはめられ、
股間にバイブを突き立てられた異ちとせが縛られていた。
「ただいま、可愛い私さん」
くいっと顎を引き寄せ、汗だくで悶える異ちとせを見つめる。
「んぐっ…んっ…うううっ!」
「ふふ、貴方のおかげで私変われそうです。感謝しますよ」
あの後、異ちとせをこれでもかと責め抜いたちとせは、
イライラやストレスを解消するはけ口として異ちとせを監禁した。
相手は自分である。
加減は知っているので、絶対に壊さないように陵辱する。
そうして、エンジェル隊と笑い合える可憐な自分を保つ気なのだ。
58柿の種:04/10/10 11:59:23 ID:HEnwxVd5
「そうだ、今日は何回イっちゃったんですか?」
そっとボールギャグをはずす。
唾液が糸を引き、上半身にパジャマを羽織っただけの異ちとせの
さらされた胸にぽた…と落ちる。
「んあはっ…も、もうゆるひて…」
「何回イったかって聞いてるんですよ?」
長いバイブの露出している部分をそっと握る。
「ひっ………」
「ちゃんと答えないと…」
ぐりっ!
「んあああぁあぁあっ!!?」
「ほら、これで一回追加です。
…何回イったんですか?」
「あふっ…じゅ、じゅうろっかい…ですぅ……うっ」
汗と愛液にまみれてがくがくと震えながら、懸命に答える異ちとせ。
「そう…明日はバイブを後ろにも入れてあげますから、もっと凄いことになりますね」
「…!?」
「さ、シャワーを許可してあげますからついて来て下さい」
縛っていた縄の片方をはずし、シャワールームまで異ちとせを引っ張っていく。
(さーて、今夜も楽しめそうですねw)
この後どんな陵辱をこの子に加えようか…
そんなことを考えながら、にやりと笑うちとせだった

【終】
59柿の種:04/10/10 12:01:07 ID:HEnwxVd5
…っだー!
付き合って頂いてありがとうございました!
好評あれば次も何か書きたいっす!
よろしくーっ!

かしこ。
60名無しさん@ピンキー:04/10/10 13:48:00 ID:RehJPNfU
(*∀*)ウヒョー
61名無しさん@ピンキー:04/10/11 00:50:42 ID:bSPsZB02
黒いよ、アニメ版ちとせ〜
乙でした、柿の種氏。

・・・白ちとせ取られたタクトは欲求不満かもなと思うといささか不憫。
まあ、もどってきたらエロエロに調教済みというのもその後が楽しいかもしれませんがw
62名無しさん@ピンキー:04/10/11 07:24:41 ID:1g4+wbsK
いいよ、いいよー
63名無しさん@ピンキー:04/10/11 10:37:30 ID:2ewRpurk
何かの拍子に戻った白ちとせはそのままタクトを押しt(ry
64名無しさん@ピンキー:04/10/11 10:57:29 ID:ninb1fhP
白ちとせを追ってきた黒ちとせとそのまま3Pに(ry
65名無しさん@ピンキー:04/10/11 13:29:21 ID:bSPsZB02
つまり、一番のケダモノはタクトということになるのかな?
66名無しさん@ピンキー:04/10/11 17:25:28 ID:H/Foh2/M
ちとせ以外の小説が読みたい。もうちとせ以外なら中佐でも誰でもいいから。
67名無しさん@ピンキー:04/10/11 21:34:44 ID:6xffZrZC
ノアのエロ小説が見たーい♪見たーい♪
68名無しさん@ピンキー:04/10/12 02:39:51 ID:yJr7edfn
のあ♪ のあ♪
69名無しさん@ピンキー:04/10/12 19:20:37 ID:tqTygxvp
キモ
70EVOLUTION:04/10/13 21:34:35 ID:EgL5VNJr
暇だからサンプル的に書いてみた…

薄暗い司令官室、そこには一人の男と小さな少女がいた…
その部屋からは肌と肌が擦れあい、そして少女の甘く淫らな声が聞こえた…
「もっと、もっとちょうだい…タクト…!!」
少女は男の物を求めた…
一方男は…
「まだ…だよ…ノア。」
男の少女を優しく時には激しく、
少女の敏感な乳首や秘所を愛撫しつづけた…

駄目だ!!書けねー!!!
文法とか変だー!オディハバカダ(0H0;)
誰かノアの小説を書いて下さい…orz
71名無しさん@ピンキー:04/10/14 01:15:19 ID:z+VQzJqx
ノアだからなぁ。

思いっきり言葉責めっぽいシチュでノアが主導権を持っているようにみえて、実はノアのほうが
かなり甘えている、という展開はどうだろう。
72295:04/10/14 04:00:41 ID:jBh1EmnT
>>70
今書いてるのの後でよければ書きましょうか?

今書いてるのはヴァイン×ルシャーティなんですが、明日には投下できると思います
73EVOLUTION:04/10/14 15:57:14 ID:R1YBcDnG
295様
お願いします。m(_ _)m

小説でも駄目もとで書くかな…
74前スレの759だった気がする?:04/10/14 19:28:26 ID:TQNQGFmz
あのままおとなしく消えようかとも思ったが・・・
なんとなく自分でSS書いてみたよ、やっぱりオリキャラネタだけど。

でもやっぱり難しいな、キャラ作りにこだわったせいで
やたら長いうえに前置きの話とエロシーンの比率が・・・・・・。
やっぱり主人公に日本刀など持たせたのが失敗だったか・・・?。

そんな駄々作でもよければできあがったら投下してみたいのだが・・・。
一応今のところヴァニラさんネタだけど。
75295:04/10/15 22:31:08 ID:zB6JO7gx
ど〜も、295です
結構久しぶりなんですが新作を投下したいと思います

ヴァイン×ルシャーティです
ネタバレも少なくないので嫌な方はスルーの方向でお願いします
では、どうぞ御賞味下さいませ
76295:04/10/15 22:35:31 ID:zB6JO7gx
響く銃声
数多の足音
隣を走る女の機械的な呼吸

僕は今、何をしている?

口の中に広がる鉄の味
レーザーによって焼かれた肉の匂いが不快感を高める
腹部からは止め処なく溢れる血
共に襲い来る激しい激痛
歯を食いしばりながらそれを耐え、GA007に飛び乗る
女―ルシャーティ―の手を固く握ったまま

「っ・・くぅ!」
腹の傷から痛みが漏れる
血は尚止まることを知らず、流れ出てくる
傷の深さ、出血量、二つの要素から考えても、もう助からないだろう
自分の命にかかわる事ですらこうも冷静に分析してしまう自分が腹ただしい
徐々に沈んでゆく意識を頭を振り、覚醒させる
震える手で操縦桿を握り、ドックから飛び出す
全方位に広がる宇宙にはヴァル・ファスクの防衛艦隊が陣を張り、ヴァイン達を逃がすまいとしていた
その数は圧倒的で、誰が見ても戦うどころか微かな逃げ道すらなかった
77295:04/10/15 22:36:25 ID:zB6JO7gx
「・・・・だ」
擦れた声でヴァインは言う
顔を上げ、再び言う
「邪魔・・だ」
死を間際に感じながらも、ヴァインは宇宙を埋める大艦隊に向かって、叫ぶ
「邪魔だ!どけぇぇぇぇぇ!!!!」
白き紋章機は汚れた紫色の光が染める宇宙へと、翼を広げた

時は遡る、タクトやエンジェル隊が出会う前
ヴァル・ファスクがEDENに降り立った日へと
「この・・子供が」
ヴァインはライブラリにいた
先遣隊としてライブラリを占領したヴァインはライブラリ起動の鍵、管理者の一族最後の生き残りに出会っていた
「お兄さん・・だぁれ?」
美しい金色の髪を持った少女、年は4〜6歳といったところだろうか
その少女は無邪気な顔をしてヴァインを見つめていた
ヴァインは真っ直ぐに自分を見つめる少女の瞳に恐怖さえ覚えていた
まるで自分の全てを見透かされてしまいそうな恐怖を
「僕・・僕は・・・」
78295:04/10/15 22:37:28 ID:zB6JO7gx
主ゲルンの命は管理者をライブラリを扱える存在にさせる事
ヴァル・ファスクの科学力を持って作り出した洗脳装置を使えば簡単だった
ただの道具にしてしまえばいい
物言わぬ人形にしてしまえばいい
ただライブラリを起動させるためだけの存在にしてしまえばいい
「僕は・・」
ヴァインは素早くティアラをルシャーティに取り付けると暗示をした
『人形となれ、物言わぬ、感情を持たぬ、ただの人形に』・・・・否
「僕は・・僕は君の弟だよ、分かるだろう?姉さん・・」
ヴァインは使い勝手のよい人形を作るよりも、あえて感情を残した
自分が傍でこの少女を管理すれば主の命には逆らっていないと、自分に言い聞かせて・・
この時既に、ヴァインはヴァル・ファスクではなかったのかもしれない
少女と出会った事で、少女の暖かさに触れた事で
残忍なヴァル・ファスクであるヴァインは、死んだのかもしれない

ヴァインとルシャーティが出会ってから数年が過ぎた
管理者として必要な知識を習得したルシャーティは、ライブラリを使いヴァル・ファスクのために十二分に働いていた
『弟』であるヴァインを守るために
それがヴァル・ファスクによって作られた偽りのものだと疑いもせずに
79295:04/10/15 22:38:22 ID:zB6JO7gx
ある日、ヴァインはルシャーティを連れ出した
名目上は繰り返される機械的な業務に対する精神的ケア
だが、本当の目的は・・・
「ヴァイン・・これから何処に行くの?」
少し不安そうな表情をしたルシャーティがヴァインを見つめる
成長したルシャーティはヴァインよりも高い身長になっていた
「もうすぐ着くよ、さぁ、姉さん」
掴んだ手を引くと、ルシャーティは小さな悲鳴と共に扉から飛び出した
「っ!・・まぶし・・・」
目を白く染める光を手を翳して防ぐ
「ねぇヴァイン、ここは・・」
言い切る前に鼻に付く香りに気が付く
少し慣れた目で周囲を見渡してみる
するとそこに広がっていたのはルシャーティにとっては初めて見るものだった
「これ・・これは・・?」
「これが・・草だよ、そして・・あれが花さ」
聞こえてはいないのだろうか、ルシャーティはまるで放心したかのように目を動かしている
それはそうだろう、ルシャーティは生まれたときからスカイパレスの施設内に『保護』されてきた彼女は俗世から完全に隔離されて生きてきた
80295:04/10/15 22:39:20 ID:zB6JO7gx
「(何で・・彼女なんだ?管理者でさえなければ・・自由に・・・)」
そこまで考えてヴァインは思考を停止させる
「(・・・僕は・・!僕は今何を考えていた・・・!?)」
自分の考え
今のヴァインにはそれすらもままならない
「(この娘の身を・・案じた?僕が・・このヴァル・ファスクの僕が!?)」
自分の思考に恐怖し、既に自分にとって『特別』になったルシャーティに恐怖する
「・・・・・ヴァイン?」
「・・・・・っ!?」
振り返ると心配そうな顔でこちらを見つめているルシャーティがいた
「どうか・・したの?」
「いや・・何でも・・無いよ」
顔を上げ、いつもの表情をルシャーティに向け、語りかける
「どう?姉さん、初めて見る外の世界は」
「とても・・いい香りがするわ、それに風も心地よくて・・何よりも・・・暖かい」
初めての外界への感想を真っ直ぐな言葉でルシャーティは紡ぐ、その間にもヴァインは自分自身の思考との葛藤を続けていた
「(これは・・単なる猿芝居だ、あえて心を残したのだって・・心の力を調査するためだけのもの・・そうだ、その通りなのに・・・)」
無邪気に辺りを駆け回るルシャーティに目をやる、その表情には笑顔が見られ、ヴァインにはそれが眩しかった
81295:04/10/15 22:42:09 ID:zB6JO7gx
心の奥底から止め処なく湧き上がってくる想い
ヴァインはそれを必死で否定する、ヴァル・ファスクである自分を保つために
「ヴァイン、大丈夫?」
再びルシャーティに声を掛けられ思考の海から帰還する
暗闇が晴れた視界の先、目の前にはルシャーティの顔があった
「・・・ね・・えさ・・ん?」
ヴァインの目の前には膝を折り、屈んで上目使いにヴァインを見上げるルシャーティがいる
集中すれば互いの息すらも感じられそうなくらいの距離
「さっきからおかしいわ、大丈夫?」
紡ぐ言葉に合わせて動く唇
目の前にある美しい瞳
光に照らされ、美しく輝くその肌
「ル・・シャーティ・・」
溢れ出る      想い
壊れてく      自分
肉欲、征服欲
汚れた感情
そして・・・・・・・愛欲
82295:04/10/15 22:43:38 ID:zB6JO7gx
「きゃっ!?」
体を力任せに押され、芝生の上に倒される
自分を倒した少年は目の前で荒い息を繰り返している
「はぁ・・・はぁ・・」
衝動に身を任せ、ルシャーティに伸し掛かる
近くで感じたルシャーティの体からはいい香りがした
『犯せ』
『壊せ』
『支配しろ』
「・・・・・・・」
頭に響く声、自分の声なのか、意思なのか、それすらも分からない
『解き放て』
『想いを』
「・・僕は」
『解き放て』
『全てを』
「僕は・・・っ!」
「ヴァインッ!!」
自分の名を呼ぶ声、一瞬にして頭がクリアになる
「姉・・さん?」
83295:04/10/15 22:44:43 ID:zB6JO7gx
押さえつけられ、小動物のように震えながらヴァインを見つめているルシャーティ
「(僕は・・何を?)」
慌てて手を離し、身を起こす
それと共にルシャーティも身を起こし、ためらいがちにヴァインを見つめる
「・・もう、帰ろう」
立ち上がったヴァインはルシャーティに手を差し出す
ルシャーティは目を伏せ、差し出された手を取らずにスカイパレスへと戻っていった
「(僕は・・僕は・・!?)」
拒絶された手を固く握り締め、膨れ上がっていく自分の感情に戸惑う
自分に生まれた不知なるものに怯えるヴァインの姿は、とても小さく、弱いもののように見えた

それからまた少し経ったある日
ジュノー内のヴァル・ファスク駐屯施設
帰還したヴァインはそこにいた
本日のヴァインの任は未だ抵抗を続けているEDEN残党の排除
その討伐軍の中にヴァインも組み込まれていた
「(やはり・・人間なんて脆いものだ)」
戦艦を駆り、ヴァインは数多の艦隊を沈めた
そして数多の人を殺した
84295:04/10/15 22:45:44 ID:zB6JO7gx
「(僕は・・やはりヴァル・ファスクだ)」
人を殺す事に何の抵抗も覚えない自分
その自分がヴァインを支えていた
何だか分からないものに侵食される恐怖に怯えているヴァインにとって、自分を保つ事が出来るこの時は重要なものだった
「・・・ヴァイン」
思考を巡らせていると突然背後から声を掛けられる
振り返るとそこにいたのはよく知った人物だった
「これはこれは、ロウィル将軍じゃありませんか」
ヴァインを呼び止めた人物、EDEN侵攻戦において最も勝利に貢献した言わずと知れたヴァル・ファスクのNo.2である
「先ほどの戦闘でも随分な戦火をあげられたご様子で、どうやら実力は衰えていないようですね」
しかしヴァインはそのロウィルに対しても挑戦的かつ皮肉な態度で話しかける
だがロウィルもさほど気にした様子は無く、言葉を返す
「あの程度の雑兵など物の数では無い、あれで十分な戦火と思うのならば貴様こそ腕が落ちたのでは無いか?」
涼しい顔をして皮肉を返すロウィルに対して心の中で小さく舌打ちする、だが顔には出さずに会話を続ける
「・・・それで、何か御用ですか?僕も暇では無いのですが」
「・・・例の女に会いに行くから、か?」
「―――――!?」
85295:04/10/15 22:47:05 ID:zB6JO7gx
ロウィルの発した言葉にヴァインの目が驚愕に見開かれる
それでも必死に動揺を隠しながら、言葉を返す
「・・何を、それにもしそうだとしても貴方には関係ないでしょう」
「フ・・少しおかしな噂を聞いたのでな」
微笑を漏らしながら言葉を発するロウィル、その態度に憤りを感じながらも黙ってヴァインは聞く
「ヴァル・ファスクたる貴様がライブラリの管理者の娘と特別な関係を持っている、とな」
「何・・だと・・!?」
今度はあからさまな同様を見せながら、喉の奥から搾り出すようにして言葉を紡ぐ
冷や汗が一筋の軌道を描いて流れ落ちるのが分かった
「その様子ではどうやら本当のようだな・・愚かしい事だ」
ヴァインは怒りと殺意を込めた目でロウィルを睨みつける、だがロウィルは逆にヴァインを睨み返し、少し強い調子で言う
「我々ヴァル・ファスク以外の人間など単なる道具以外に有り得ぬ」
ヴァル・ファスクそのものの意思を直接ぶつけて来るロウィルの言葉は苦しかった
「覚えておけ、ヴァル・ファスクでありたいと思うならば下らぬ道具などにうつつをぬかすのは止める事だ」
言うとロウィルは踵を返し、立ち去っていった
「・・・分かっているさ、言われなくたってそんな事・・・・くそっ!!」
ヴァインは力の限り拳を壁に叩きつけた
誰もいない回廊にその音だけが響いた
86295:04/10/15 22:48:07 ID:zB6JO7gx

「あ・・ヴァイン!」
スカイパレス内の一室、管理者の部屋
ルシャーティはほぼ監禁状態でこの部屋に閉じ込められている
開いた扉の先に立っていた少年は目を伏せたまま、何も言わずに立ち尽くしている
「・・どうしたの、ヴァイン?」
様子のおかしい少年に対して質問を投げかけてみる、しかし答えは返ってこない
少年はそのまま何も言わずに部屋に入ってきた
「ヴァ・・イン?」
目の前まで歩いてきた少年から違和感を感じ、ルシャーティは半歩足を引く
それに合わせてヴァインも尚足を進める
「・・・・・・・」
ルシャーティの逃げ道を塞ぐとヴァインは無言でルシャーティの額に手を翳す
「ヴァイ・・」
「・・・黙れ」
耳鳴りのするような音が響いた後、ルシャーティの意識は闇に閉ざされた

「・・・・・・・」
自分の目の前に佇む少女
瞳に光は無い
ただ人形のようにそこに居る
87295:04/10/15 22:50:37 ID:zB6JO7gx
「・・ルシャーティ」
目の前の人形を狂気の瞳で見つめながら呟く
「お前は・・人形だ、僕の・・僕だけの・・人形だ」
体を支える力を失っているルシャーティを押し、ベットに倒す
荒い息を繰り返しながらもヴァインはルシャーティに伸し掛かる
「お前は・・僕の物だ・・」
聞こえていない事を理解していながらも言葉を漏らし、ルシャーティの唇に口付けを落とす
触れるだけの口付けではない、ルシャーティの全てを貪らんと口内に侵食させる
「・・・・」
唇を離すと二人の唇を細い糸が繋いでいた
ヴァインはそれを拭うとルシャーティを見つめる
何も映していない瞳
力無く垂れた体
その姿を見てヴァインは様々な思いを感じる
「今・・この女は、ルシャーティは・・僕の物だ」
歓喜
征服感
抑えていた支配欲を、肉欲を、満たす満足感
しかし未だ心を埋めない空虚
満足感に比例して膨れ上がる虚しさ
「なのに・・なのに何だ?何なんだよこの感情は!!」
尚ままならない感情にヴァインは叫ぶ
88名無しさん@ピンキー:04/10/15 23:43:00 ID:wo+iHBq+
(゚д゚)ウマー
89名無しさん@ピンキー:04/10/16 00:11:50 ID:mhuvjud6
そうか?
90295:04/10/16 00:47:11 ID:kpB1vRX7
今日はここまでにしておきます
続きは明日投下しますので、では失礼します
91名無しさん@ピンキー:04/10/19 00:22:50 ID:jnZo+1SJ
hosyu
92名無しさん@ピンキー:04/10/20 07:37:55 ID:IdaJJqYA

        ,、, -,=,- 、 ちとせが保守します!
       ,⊆/彡(《|》))
      丿 /ノ/l|´ヮ`l|  
       ,/ノ/(っ⌒*⌒c
          (_ノ''''ヽ_) 
93柿の種:04/10/20 16:26:44 ID:e/ARwusz
保守ついでに無知な私めにご教授を…
ノア、第一作(あと漫画…?)以降でも出てくるですか?
94名無しさん@ピンキー:04/10/20 16:57:04 ID:vJf6o4He
思いっきり出ます。というか最終破壊兵器GA-007が完成に漕ぎ着けたのはノアのお陰です。
95柿の種:04/10/23 10:24:08 ID:BZtQnb7+
お、おぉう…
これ以上はネタバレっぽいので聞かないこととしておいて…
…やっぱり本編保管してからここに来るべきですね…
96名無しさん@ピンキー:04/10/26 23:52:51 ID:7wTKw5Qc
保守
97名無しさん@ピンキー:04/10/30 10:55:46 ID:hkRUX/e7
ここのスレはGA(アニメ版)第4期とGAEL関連の話が多いから、
来る人が乏しくなるんですかね?
98名無しさん@ピンキー:04/10/30 11:33:03 ID:hkRUX/e7

  「だぁああああああああああっ!いい加減におしっ!!」
シャワールームにフォルテの怒声と、銃声が響き渡った。
タクトとエンジェル隊は何があったのかとシャワールームに駆けつけた。
「あっ、タクト・・・!」シャワールームの前でタクトと鉢合ったランファは
タクトを蹴り飛ばした。「何女子更衣室のドア開けようとしてんのよ!!」
「ち、違うって!ただ俺は中からフォルテの叫び声があがったんで、何かと思って・・・・・・」
「あんたは開けるなァァッ!あたしらが開けるから」
ランファはそう言って、更衣室のドアを開けた。すると、そこには、全身びしょ濡れで
シャワールームのカーテンに包まって可愛く怯えているフォルテと、同じように
びしょ濡れでバスタオルに包まっているちとせがいた。
「いい加減にしないと、あたしも本気で怒るよ!!」フォルテが真っ赤な顔でちとせに向かって怒鳴った。
「そんなぁ。私はただ、お姉さまのことを思って・・・」
「その呼び方もやめろ!」


「あ、あのー・・・フォルテさん、何やっているんですか?」
荒れるフォルテを、ランファが止めようと会話に入った。
「こ、こいつがだな・・・・・・」フォルテが説明に入ろうとしたが、扉の先にいるタクトを見て、顔を真っ赤にした。
フォルテの視線につられて後ろを振り返るエンジェル隊。またもやランファが蹴りをいれる。
ヴァニラが慌てて介抱に当たった。
「何があったの?ちとせ」ミルフィーが心配そうにちとせに駆け寄った。
ちとせはただ黒い瞳を潤ませて、嘆いていたが、ミルフィーに優しく諭されゆっくりと状況を述べて言った。
ちとせがミルフィーに気を取られている隙に、フォルテは自分の服を取って素早く着替えた。

「私は、ただフォルテ先輩のバストが、あまりにも大きかったので・・・・・・」
「大きかったので?」ミントは少し耳ぱたつかせた。
「褒めたんです。そうしたら、フォルテ先輩怒って、銃を・・・」
「えぇっ、それって、フォルテさん酷いじゃないですか!胸のでかさを褒められて、何キレてんですか!?」
ランファが怒ってフォルテに講義をした。
「褒めるだぁ!?」着替え終わったフォルテが、聞き捨てならないと言わんばかりに怒鳴った。
99名無しさん@ピンキー:04/10/30 11:48:50 ID:hkRUX/e7
「他に何かやったのですか?」ミントが尋ねた。
「・・・・・・」フォルテは顔を真っ赤にして黙した。
「何をやったの?ちとせ」ミルフィーが心配そうに尋ねた。
「・・・丁度その時、フォルテ先輩のお背中を流していたのですが・・・」

<十数分前・・・>
「お姉さま、お背中をお流しいたしますわ」ちとせがフォルテの背中に温かいお湯をゆっくりとかけた。
「お、サンキュー。」フォルテは有難いといわんばかりに背中を向けた。
ちとせは白くて、お湯がかかってさらに光りあがる背中に、うっとりとしてしまった。

(あぁっ、お姉さまの白く華奢なお体・・・それを私が洗わせていただけるなんて・・・光栄です!!)
「ちとせ?早く洗っておくれよ」
(はっ!感動している場合ではなかった・・・!)
「はい、それでは」
石鹸をたっぷり泡立てたタオルを、フォルテの背中に当てた。そして力を入れてごしごしと洗った。
「んっ・・・・・・」
思わずフォルテが声を上げた。
「わわっ、い、痛かったですか?」
「い、いや・・・違うよ。最近体が凝っていたから、ちとせの上手い洗い方が少し気持ちよかっただけさ」
(きゃーーーっ!褒められてしまいました!!)
ちとせは嬉しくなり、フォルテの背中を隅々まで洗った。だが途中で洗いずらい部分が出てきた。
「あ、お姉さま。すみませんが少し腰を上げてくれませんか?」
「へ?な、なんで・・・?」
「下の方が上手く洗えません」
「え、い、いいよ・・・背中だけ洗ってもらえれば。あとはアタシが自分で・・・」
「いいえっ!お姉さまの綺麗なお体を、隅々までお洗いしなければ、私の気が収まりません!」
なにかに火を点けてしまった模様・・・
「いいって!いくら女同士とはいえ・・・」そこまで言ってフォルテははっとした。
数日前、『お姉さま』と呼んで、異様な目で見るちとせの姿を思い出した。
(もしやこの子・・・そのケがあるんじゃ・・・)
100名無しさん@ピンキー:04/10/30 12:47:47 ID:hkRUX/e7
そう思うと、意地でもこれ以上洗わせることはできない。
「も、もういいからっ・・・!十分十分!!」
「お願いですから、少し前かがみになってください!」
「だ〜〜か〜〜ら〜〜〜ッ!!」
ちとせは潤んだ瞳でフォルテを見た。
「やはり、私の磨き方は悪かったのですね?だから、これ以上は嫌だと、おっしゃるんですね」
「え、ち、違うって」
「気遣いなど結構です!・・・ますます自分が惨めになりますから・・・」
両手に顔を突っ伏して泣いてしまったちとせをみて、フォルテは戸惑った。

もともと部下思いのフォルテは、とくに妹のように思っているエンジェル隊に優しかった。
だから泣かれるとなお一層弱い。

「うーん・・・わ、分かったよ。少し前屈みになればいいんだね?」
ちとせは目をきらんと光らせた。もちろんフォルテには気付かれないように。
「嬉しいですわ!お姉さまッ」
「・・・その呼び方をされると、寒気がするんだけど・・・・・・」
「ではさっそく」
ちとせはタオルを洗面器につけて、手で石鹸をよーく泡立てて、それを直接フォルテの下半身につけた。
「わぁっ、ちょっと、何しているんだい、ちとせ!・・・はぅっ・・・」
フォルテはこれ以上喋ることはできなかった。ちとせは、フォルテの下を細部まで丹念に揉み洗いした。
「はぅんっ・・・駄目、ぁっやだ・・・!!」フォルテはちとせの攻撃を避けようとしたが、下の
石鹸まみれの床で足を滑らせて、すっ転んだ。
「あ!大丈夫ですか?お姉さま」
「あ、いててっ・・・」体を思い切り打ち付けて立ち上がれないでいた。
「・・・これは好都合ですね・・・」ちとせの顔に妖しい影がかかった。
そしてすばやくフォルテを上向きにして、大きな胸に目を輝かせた。
101名無しさん@ピンキー:04/10/30 12:49:55 ID:hkRUX/e7
「まぁっお姉さま!何て立派なバストをしてらっしゃるのですか?ぜひ、ぜひお姉さまのお胸の快楽を・・・」
ちとせはフォルテの胸に顔を埋めた。そして激しく両手で大きな胸を揺さ振った。
「あぅっ・・・やめて、あっ、あ・・・ひぅあ・・・・・・!」
「あらーお姉さま、下のほうよりこちらのほうが感じるタイプだったのですか?
うふふ、なんだか、お姉さまのいやらしい喘ぎを聞いていると、私までやらしい気持ちになってまいりました・・・」
「な・・・やっ、あ・・・あ・・・あん・・・ぅっ・・・」
「お姉さまぁ〜。ちとせがお姉さまのお体を綺麗にしてさしあげますわ。」
ぺろぺろ・・・
「きゃあっ!」
思わぬ悲鳴に、ちとせはフォルテの体を舐めるのをやめて、フォルテの顔をみた。
フォルテは顔を真っ赤にして、石鹸と水に濡れて、乱れきっている赤い髪の合間から、小粒の涙を流して泣いていた。
「・・・かわいい」
フォルテは顔を真っ赤にした。
「それに、いまの『きゃあ』って、フォルテお姉さまが・・・?」
「・・・・・・・!!」フォルテはますます顔を赤くした。
「フォルテお姉さまも、そういう女の子らしい反応をなさったのですね?かわいぃ!」
「こ、この・・・・・・」
「さぁさ、もっと私にお姉さまのいやらしい喘ぎを聞かせてください!」
「あほかあああああっ!!」
ちとせが舐めるのをやめたので、フォルテがその隙に立ち上がってタオルに包んでおいた愛銃の銃口をちとせに向けた。
「お、お姉さま!何をするんですか!?」
「もぉ〜許さないよ・・・覚悟をおしっ!!」
バンバンバン!!!(銃声)
102ごめんなさい!:04/10/30 12:50:36 ID:hkRUX/e7
「・・・ということなんです」
ちとせの説明を聞き終わり、エンジェル隊の皆はフォルテの方を見た。
「・・・な、なんだい・・・・・・」




「あたしたちも、見て見たいですねぇ〜〜・・・・・・」



ひとまずこれで終わっときます(汗)
変な小説書いてすみませんでした!(文才ないし、萌えないし、ただの駄文です)
お見苦しいものを乗せてしまったことをお詫びします。(びくびく・・・w)
他の方々の小説があまりにも面白いので、自分も書いて見たくなった次第でした。
(汗汗ppp)
103名無しさん@ピンキー:04/10/30 15:36:32 ID:Yp80ygx/
GJ!
最高に萌えました。姐さん可愛すぎます(*´Д`)
また是非書いてください!期待してます!
104名無しさん@ピンキー:04/10/30 18:19:11 ID:sHL0Y6SX
ノア×フォルテ、タクト×フォルテもいいですねぇ〜・・・


前のエンジェル隊の誰とやりたいんですか?シリーズで、
シヴァ様とやっちゃって、フォルテから別れ話持ちかけられたあの話は一体、
もうやらないんでしょうかね?とってもとっても大好きだったのですが・・・。

でも日時見たら去年だったし、多分書いた人も忘れてますね・・・(涙)

確かシリーズUかVだったから・・・やっぱり昔過ぎてだれも覚えてねぇーーっ!(汗)
覚えていたら続きが見たいです!!
105名無しさん@ピンキー:04/10/30 21:45:35 ID:GG7uw7aF
ちとせたんオモロイ。勢い余って普通にやりそうだなw
フォルテさんエロ可愛いなぁ(;´Д`)ハァハァ
続き等きぼんうです
106名無しさん@ピンキー:04/10/30 22:01:01 ID:sHL0Y6SX
第4期のDVDが出たら、作りたいお話が一つありますよー。
(しかしやはりフォルテ中心・・・)

あぁ〜、早く出ないかなぁ〜、DVD。
ちなみにフォルテを出す場合は必ずフォルテが受けの方が萌えます。
(~ーー)
107名無しさん@ピンキー:04/10/31 15:18:52 ID:lxMAOgX+
98タン超GJ!!!フォルテさん受け久しぶりに読んだ…萌え
108名無しさん@ピンキー:04/10/31 22:46:57 ID:1qdJYxlv
GJ!!
109295:04/11/01 02:21:03 ID:yRe6NASJ
そのヴァインの様子を見ても何の反応すら見せないルシャーティ
そのルシャーティにヴァインは再び手を翳す
「こいつは・・こいつは人形だ!僕の欲を満たすただの人形なんだ!僕の好きなように使ってやる!」
ヴァインの叫びに反応するかのようにルシャーティのサーックレットが発光する
光が止むとルシャーティの瞳に仮初めの光が戻る
「ルシャーティ・・」
ヴァインが頬に手を触れ、軽く撫でるとルシャーティはくすぐったそうに目を細める
そのまま優しく手を滑らせ、ルシャーティの体に触れる
「服を脱げ、その肌を僕に晒すんだ、出来るな?」
「・・はい」
顔を赤らめながらもルシャーティは頷く
言われた通りに自分のドレスを模した服に手を掛け、身に纏うもの全てを取り払っていく
少し経つとそこには産まれた時のままの姿になったルシャーティが立っていた
「脱ぎ・・ました」
顔を真っ赤にし、小さく震えながらもその身をヴァインに晒す
「・・・・・・・」
ヴァインは瞬きも忘れ、その体を食い入るように見つめる
白く美しい肌、汚れを知らぬその体はまさにヴィーナスのごとく輝いていた
110295:04/11/01 02:22:02 ID:yRe6NASJ
「・・・・?」
疑問を投げかけるような表情でこちらを見るルシャーティに気付き、取り繕うように言う
「ベットに横になれ」
頷き、静かに従うルシャーティの体に手を這わせ、優しく撫でる
とても脆い物を扱うかのように、優しく、愛でる
「あ・・あふ、あ・・ん」
ヴァインの手の動きに合わせて甘い吐息を漏らす
「どうだ?気持ちイイか?」
ヴァインの問いにルシャーティは小さく頷く
その様子を見て満足そうに笑みを零すと行為をさらに深める
「はしたないな、弟である僕にこんな事をされて感じている・・恥ずかしいとは思わないのか?」
ヴァインの言葉に背徳感を感じたのか、目をきつく瞑る
だがヴァインは拒絶を許さない
「どうなんだ?答えろよ、気持ちいいんだろう・・姉さん?」
最後は優しい声で、心に直接響くように言う
「は・・い、気持ち・・いいです」
真っ赤になっている顔を更に赤に染め、小さく呟く
「聞こえないな、もっとはっきり言え」
「あ・・うぁ」
「言えないのならこれでおしまいだ」
暗示と初めて浴びる快感に高められた状態となっているルシャーティにとっては残酷この上ない言葉にルシャーティが耐えられるはずも無かった
111295:04/11/01 02:22:45 ID:yRe6NASJ
「わ・・私は、弟に・・こんな・・こんなエッチな事をされて感じてしまう、はしたない娘です・・」
恥じらいも何も捨てて、ただヴァインを求める
「だから・・だからもっと、もっとして下さい!もっと感じさせて下さいっ!」
そこにいたのはただの牝
ヴァインの施した洗脳のせいだけでは無いだろう、ルシャーティ自身が、快楽を求めていた
「いいだろう、くれてやるよ!」
言うと同時にルシャーティを仰向けにさせ伸し掛かる
そして無理やり足を開かせる
そこには張り付いたネバネバとした粘糸が張り付いていた
「本当に・・淫らだな」
感嘆したように漏らすと、その存在を主張している自分の分身を開放し、少女の秘部に当てる
「行くぞ、ルシャーティ」
怖いのか、微かに震えながらルシャーティは頷く
だがあえてそれを気にせず、腰を進めていく
「っ・・くあ・・」
ズプズプと濡れたその秘部にヴァインの分身が差し込まれていく
それが隠れていくごとにルシャーティの反応も強くなっていく
「あ・・あうっ!く・・ぅあぁ!!」
112295:04/11/01 02:23:58 ID:yRe6NASJ
強まる痛みに震えは大きくなり、ヴァインの背に回した手の力は強められる
「っ・・く、入ったぞ・・ルシャーティ」
自らの分身を全て埋め、純潔を破るとヴァインはルシャーティに声を掛けた
「痛い・・か?」
答えは聞かずとも分かる、しかし聞かずにはいれなかった
その言葉に確かに少女を案じる物があったが、ヴァインはそれに気付こうとはしなかった
「だい・・じょ・・ぶ、動いて・・ヴァイン」
目じりからは涙を流し、体を震わせながらルシャーティは言う
大丈夫、という言葉が余りにも似合わないその姿
だがヴァインはその言葉に従った
痛みを払う快楽を与えるために
埋めた分身を腰を動かして出し入れする、その度にくちゅくちゅと卑猥な音が響く
ルシャーティの秘部の中はきつく、少年の体をしたヴァインのものでも大きいくらいだったが、秘部の中は滑らかな液体で満たされており、それが動きをスムーズにしていた
「く・・ぅ」
しかしそれを差し引いてもルシャーティの中はきつく、ヴァインの分身に絡み付いてくる
種の保存、という業務的な性行為を元としているヴァル・ファスクの一員であるヴァイン自体、感じた事も無いほどの快感だった
「ん・・っく・・ふぁぁ・・!」
「ルシャーティ・・?」
ヴァインがその快楽に沈みそうになっている時、ルシャーティの先ほどとは少し違う声が聞こえた
113295:04/11/01 02:24:31 ID:yRe6NASJ
「痛いのか・・?ルシャーティ・・」
心配そうな瞳でルシャーティを見つめる
しかしルシャーティはその問いに首を振って答えた
「違・・うの、気持ち・・いいの・・」
甘い吐息を漏らしながらルシャーティは言う
潤んだ瞳は痛みによるそれとは違う物だった
「ルシャー・・っ」
ヴァインが言葉を紡ぎ終える前にルシャーティの唇によってその口は塞がれた
互いに舌を絡めさせ、貪りあう
唇を離すとルシャーティは蕩けた瞳でヴァインに告げた
「もっと・・ちょうだい・・」
淫らな顔でそう言うルシャーティ
それを見たヴァインの中に秘められていた想いの扉が開いた
ずっと否定していた感情
自分を保つために認めるわけにはいかなかったその感情
だがヴァインは確かに感じていた
今、この少女が愛しいと
「あぁ、全部・・あげるよ」
自分を見つめている少女に優しい笑顔を向け、再びヴァインは体を動かし始める
ルシャーティの中は先ほどよりもきつく締まっていた
ヴァインから全てを搾り取ろうとするかのように
「あ・・あふ・・あふぅっ!」
114295:04/11/01 02:25:06 ID:yRe6NASJ
ヴァインの動きに合わせてルシャーティの口からは喘ぎ声が漏れる
「いい・・いいよ、気持ちいいよ・・ヴァインっ!!」
「ルシャーティ・・ルシャーティっ!」
互いの名前を呼び合い、更に互いの体を貪り合う
「あ・・あうっ、だめ・・私・・私もうっ!」
限界が来たのだろう、必死にそれをヴァインに訴える
そしてそれはヴァインも同じ事だった
「く・・僕も、もう・・!」
歯を食いしばり、襲い来る射精感に堪える
「あ・・ああああぁぁっ!!」
「っ、くっ!!」
ルシャーティが達した事を表すように、その中が一際きつく締まる
その快感に耐え切れなかったヴァインは秘部から自分の分身を引き抜き、自分の精を放つ
吹き出した精はルシャーティの顔や体に掛かり白く染める
ルシャーティは精魂使い果たしたようにベットに沈んだ、どうやら果てると同時に気を失ったらしい
「ルシャーティ、僕は・・僕は・・」
先ほど確かに感じた想い
暖かくて、優しくて、心地よい想い
だがそれ故に怖かった
115295:04/11/01 02:26:12 ID:yRe6NASJ
それを認めるということは、それを告げるということは、即ち自分を否定する事と同義
今まで正しいと信じてきたヴァル・ファスクの自分、その全てを自ら否定する事になるのだから
「ルシャーティ・・くそっ!!」
目の前の少女が余りにも愛しいと感じながらも、ヴァインにその勇気を出す事は出来なかった
ヴァインは静かに寝息を立てる少女の額に手を翳し、そのサークレットを輝かせた

ヴァインにトランスバールへの潜入任務が出たのはそれから僅かに後のことだった

重い瞼を開けるとまだ意識があった
先ほどルシャーティをかつて敵であった彼等に託し、覚める事の無い眠りについたはずなのに
「(・・これは・・?)」
辺りを見回すとそこには青年と天使の一人と愛しい少女が居た
「(ルシャーティ・・)」
ルシャーティは医務室のベットに座り、涙を流していた
そしてその口からは『ヴァイン』という名が繰り返し呼ばれていた
「(僕のために・・泣いてくれているのか?恨まれるべき事をした僕のために・・)」
触れられない事が分かっていながら手を伸ばし、後ろから抱きしめるようにする
「(ありがとう、ルシャーティ・・)」
告げると同時にヴァインの体が光の粒子となり霧散し始めた
「(時間切れ・・か)」
名残惜しそうにルシャーティから離れると光は一層強くなり、ヴァインを飲み込む
完全に消え去る寸前、ルシャーティに向けて二度目になる言葉を紡ぐ

「(ルシャーティ、僕はお前を・・愛している)」
end
116295:04/11/01 02:31:06 ID:yRe6NASJ
以上です。
予定よりも遥かに遅れた作品の投下申し訳ありませんでした。
遅れた理由はあります、言い訳にしかならないので言いませんが。

今回は時間を掛けてしまったのにいいものが出来ませんでした、正直今までで一番駄目な気がします・・・

次作投下の機会があったら出来る限り速く、そして上手な作品を書きたいと思います。
295でした。
117名無しさん@ピンキー:04/11/01 18:49:58 ID:tMem+HBp
期待しています!295さん!

それに、駄目なんてことはありませんよ。自信持ってくださいな。
綺麗な文章だし、次回作待っています。

118名無しさん@ピンキー:04/11/07 22:11:06 ID:LtfWcGGs
「今日からわしがエンジェル隊を指揮したるわい!覚悟せいっ!!」
そういって飛び込んできたのは、・・・タコ・・・?


「あっ!お久しぶりです〜カルロスさん〜〜〜」ミルフィーユが軽快に挨拶した。
ここで一番驚いたのがフォルテ。おもわずお茶を拭いてしまった。


「どう、どういうこと?」ランファが中佐に聞いた。でも中佐はいない。
カルロスがとある紙を見せた。
その内容:
『1ヶ月、このカルロスさんが指揮官となりました。
その理由:買収されました。
by.軍の偉い人』
「って、だれが偉いんじゃあああっ!!買収されるなんて軍人として失格じゃい!
リストラせい!そんなクズ!!」フォルテがその紙をぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱
に投げ捨てた。だがゴミ箱から少し外れたところに落ちてしまった。
「ちっ!」フォルテはそのまま放っておこうとしたら、カルロスがいやらしい笑みを
浮かべて近付いてきた。
119名無しさん@ピンキー:04/11/07 22:12:17 ID:LtfWcGGs
「いけないな〜、ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てないと〜〜〜・・・」
「な、なんだよ。そんなのお前に言われる言われはない・・・」
「いう事聞かない奴は、リストラすることもできるんだよ〜〜?」
「ふぐっ・・・・・・」怒りをこらえて仕方なくゴミを捨てなおしに行こうとする
フォルテを、カルロスはまた呼びとめた。
「まちな、その前に、皆に渡す制服がある。これだ!!」
そういって出されたのは、Sサイズの、しかも半そでのセーラー服。めちゃ親父趣味の。
「これに着替えてからにしろ」
「こ、これは・・・」
ミルフィーユとミントとヴァニラは苦労なく着られた。だが問題は、ランファとフォルテ
だった。
「くそっ、入らないぞ!せめてLじゃないと、胸が・・・」そういってフォルテは、半分飛び
だした胸を隠しながら、顔を赤らめてぼやいた。
「あ、あの・・・カルロスさん?ちょっと、きついんだけど、Mサイズはないの?」ランファが
そういうと、カルロスはひた〜りと笑みを見せた。
「そのサイズしかない、それで過ごせ。」
「なんだって!!?」フォルテが怒鳴った。「それじゃアタシは胸を露出しながら生活しろっていうのか!?
ふざけんな!!」
「・・・フォルテさん、第一期のときにさんざん肌露出させていた気が・・・」
「あれはっ・・・!」フォルテが顔を赤らめた。「み、見える場所が違うだろ・・・」
120名無しさん@ピンキー:04/11/07 22:16:07 ID:LtfWcGGs
「ほほ〜ぅ。ほおほお、スカートもきっつそうだね。ま、君は尻がでかいからな、ほらっ!」
カルロスがフォルテの尻を引っぱたいた。「なにすんだい!!」
「さ、はやくゴミを捨ててきたまえ。ただし、こうやって、うんこ座りで歩いていくんだ。」
「・・・・・・セクハラですぅ・・・」ミルフィーユが顔を真っ赤にして言った。
「こういう場合は、普通に捨てさせても構わないと思いますが?」同じ女性として、ミントもフォルテをかばって発言申した。
「うるっさい!司令官のいうことが聞けないのか!」
「職権乱用ですね。フォルテさん、聞かなくてもいいんじゃないですか?こんなの訴えれば確実にこちらの勝ちなんですから。」
「あ、ああ。当たり前だ。今から講義しにいって、すぐにこいつをやめさせてやるよっ!!」
フォルテがエンジェルルームを出ようとドアに向かったが、ドアが開かない。
「あ、あれっ?」
「無駄だよ〜〜ん。ドアも開かなければ通信もできない。1ヶ月はこのルームで過ごすのだ〜っ。
それに、我輩のいうことが聞けないと〜〜これを使う事になる。ぽちっとな」
カルロスがなにかボタンを押すと、突然フォルテの下の部分がふるふると震えだした。
「ひっ、な、なんだ!?こりゃ」
スカートがいびつに震えだした。「あっ、あひゃ・・・あん、やっ・・!あん、あんっ・・・」
突然フォルテはその場で淫らに倒れた。「やめ、やめっ・・・」
「さーて、まだ抵抗するかい〜?」
「ふぅっ・・・や・・・わ、わかっ、はうぅっ、分かったから、はやくやめてぇぇ・・・」
力なく哀願するフォルテをみて、カルロスがいやらしく笑いながらボタンを押した。
「あああんっ、や、やめっ・・・!!」しばらくもだえていると、やがて震えが収まった。
そこでフォルテは力つきて、動かなくなった。
だが容赦なくカルロスが、フォルテにゴミを捨ててくるように命じた。
「ぅ・・・」


いきなり変な話書いてすみませんでした。
他の方々の意見を聞いてから、続きを書くか考えさせていただきたいと思います。
ちなみに、第3期で出てきて、合コンでフォルテに付きまとっていたタコの名前・・・。
カルロスでよかったんでしたっけ?
(間違っていたらすみませんけど、正しい名前を教えてください〜・・・)
121587:04/11/07 23:44:14 ID:QyEZ8rab
え〜と、なんか2ちゃんにアクセス出来ないです。
まぁ、それはそれでいいや。
とりあえずルシャーティ物の続き投下します。
すんません、時間無くてパソコン開ける暇なかったんです。
では
122587:04/11/07 23:44:56 ID:QyEZ8rab
久しぶりに訪れたエデンは凄い様だった。
スカイパレスに着艦した瞬間、市民の歓喜の声が聞こえてきた。
だって自分の星を救った英雄がくるのだ、騒がないわけがない。
会議は明日だから、ひとまずはシヴァ皇女とシャトヤーン様をホテルまで案内するかな。
しかし、それを市民が黙って見過ごすわけがない。
写真を撮るもの、名前を呼んでくるもの、はてはサインをねだってくる者。
「なんかここまで持ち上げられるとな〜恥ずかしいな」
「あら、いいじゃない。私は好きよこういうの」
隣で歩いている蘭花が笑いながら言う。でも、エンジェル隊が騒がれるのはわかるけどさ、
なんで俺まで?
「その答えは御自分の心にお聞きなさっては?」
「ミント…頼むから心を読むのは止めてくれ…」
自分の心に聞くか……でもわからない。
そのかわり出てくるのはルシャーティの隣にいた人とルシャーティのこと。
なぜだろう? なんか気に入らない………胸が疼く…
「タクトさん………タ〜ク〜ト〜さ〜ん!」
「ん………?」
「どうしたんですか?顔色が悪いようですけど…体調でも優れないんですか?」
123587:04/11/07 23:46:09 ID:QyEZ8rab
あれ?ミルフィー?そしてここは?
辺りを見回して見る…いつの間にか俺はホテルのロビーに来ていたようだ。
全然気がつかなかった……
「いや、そんなことないよ。少し考え事をしてただけだよ」
「そうですか…あっ、タクトさんの部屋は2004号室ですよ」
はいどうぞ、とキーを渡すミルフィー。
「ありがとう、それじゃあ皆明日はよろしく頼むね」
「了解」
「じゃあ明日は頑張ってね」

明日…シャトヤーン様とエデンの議会との間に会議が行われる。
エンジェル隊はその警護をするため朝一から出動となる。
ちなみに俺はその間ルフト先生と一緒にEDEN周辺への警護のための軍派遣の話をする。
ホテルの自室に篭ると頭の中には派遣軍の編成が……出てこなかった。
代わりに出てくるのはさっきと同じくルシャーティの事。
彼女の姿かたち、そして笑顔。
俺は…もしかしてルシャーティの事が……
124587:04/11/07 23:47:23 ID:QyEZ8rab
「そうだ、ルシャーティの所にでも行ってみよう」
ベットの上で一人ごちる。
きっとルシャーティに会えば、あの男性のことがわかるに違いない。
そして自分の今の気持ちにも…
だったら善は急げ、すぐさまルシャーティの所に行くことにした。


コツコツコツ
ライブラリー最深部への階段を一段一段下りていく。
綺麗な壁はクリーム色の装飾がされていて、とても明るい感じがした。
最深部にはあとちょっとというところで、男女の声がした。
少なくとも男女の一人はルシャーティだ…なんだろう?
俺は歩みを止め、声がする方へ耳をそば立てる。


「いいじゃないですか、ルシャーティさん。僕たちは婚約者同士なんだし」
「やめてください、クリューさん。お父上に言いつけますよ」
「父の名は関係ないでしょう?」
「ちょっ、怒りますよ」
「ふふ、まったく手間を取らせますね」
「きゃあ、なにをするんですか」
「ナニをって……恋人同士がすることに決まっているでしょう?」
だめだ、もう限界だ……そう頭で判断する前に俺の脚は階段を駆け下りていた。
125587:04/11/07 23:48:23 ID:QyEZ8rab
そして………
「それが議長の息子がすることかい」
「誰だ!」
ばっ、とこちらを向くクリュー。
「おや?タクト様じゃありませんか、なんですか?こんな時間に」
「…ルシャーティに…会おう思ってね」
「そうですか、ですが…今は取り込み中なのでね、また今度にしてもらいたい」

その台詞を聞いたときには俺は完全にキレて、奴を殴っていた。
たぶん、自分の顔は酷く、怒りに打ち震えていたのだと思う。
体中の血が顔や頭に巡ってる感じがした。
正直、人を殴るのはあまり慣れていない、それでも自分の持てる力全てを使って俺は殴った。
「取り込み中だと…? ふざけるな!それが婚約者のすることか?」
「ふ…ふふふ…」
「なにが可笑しい?」
先ほどの怒りも治まらないまま、クリューに問いかける。
「いくら英雄タクト・マイヤーズといえども議長の息子たるこの僕を殴ったんだ、
 どうなるかは分かっていますよね?」
あぁ、そんなことか。そんな小さなこと今の俺には関係が無い。本当に小さい男だ。
「言っておくが、そんな下らないことに付き合ってる暇は無い、どうする?もう一発殴られてみるか?」
「くそ、覚えていろ!タクト・マイヤーズ!」
そう言い残し、クリューは口に付着している血を拭い、俺の前から走り去って行った。
 
「あの…タクトさん…」
それまで口を開かなかったルシャーティが口を開いた。
「ありがとうございます、ですが…その…どうしてここに?」
126587:04/11/07 23:52:15 ID:QyEZ8rab
ヤヴァイ、ageちゃった。すいません。
とりあえず前のパソコンの中のは完全に消えちゃったんで
また書き直しています。2度でまですね、ホントに。
たぶん次回ので最後になると思うので…たぶんですが。
ラストスパートってことで頑張ります。
127名無しさん@ピンキー:04/11/08 20:35:48 ID:j5FfiWx2
>>118
フォルテさんはカルロスに気に入られてましたからねぇ。エロいっすわ。続き期待してます!!
ところでカルロスって喋れましたっけ?
128名無しさん@ピンキー:04/11/09 19:24:14 ID:R7s2lf3P
>>118-120
タコが出てきたのは意外だ。正にエロパロ
喘ぐフォルテさん萌えハァハァ
続きキボンヌ〜

>>587氏も頑張ってください
俺はルシャーティわからんですが(;´Д⊂
129587:04/11/09 22:11:10 ID:HCAH3X79
128さん。
あぁ、そうですか。
じゃあ何なら平気っすかね?ルシャーティ物そろそろ終わるんで次のやつ書くのに参考で
聞いておきます。
130128:04/11/10 19:02:19 ID:bSRyUJFK
>>129
フォルテ受けが大好物とだけ、はい
しかし改めて読ませてもらうとタクトがカッコ良くていいですね
実際ルシャーティが見れるのは2月か('A`)ウボァー
131名無しさん@ピンキー:04/11/13 11:27:35 ID:eIXOrCvT
    ∧_∧
   ( ・∀・)/ヽ ウォルコット激しく萌え♪
    ノ つつ ● )
  ⊂、 ノ   \ノ
    し'
132118-120の続き:04/11/13 23:30:43 ID:Pxce+Erf
「解決方法は至って簡単ですわ」ミントがニッコリと微笑んだ。

夕暮れになり、勤務時間が終わったので、エンジェル隊は仕事から解放された。
・・・とはいえ、エンジェルルームから出られないので、部屋にも帰ることができない。
「ったく、こんな苦しいセーラー服着せられて堪んないわよ!」ランファは怒るし、
ヴァニラもミルフィーユも、疲れきった顔をしていた。それでもミルフィーユはいつものような軽快さで
皆を励ました。
だがランファは冷たく言い放った。「あんたね、このまま1ヶ月もあのタコと生活を共にし、
着替える時も御飯を食べる時も寝るときも、はたまたお風呂に入るときもあのタコと一緒なのよ!」
「・・・いっそのこと、たこ焼きにでもするか・・・」フォルテがげっそりとやつれきった顔で呟いた。
「・・・それを言うなら、焼きだこ」ヴァニラがさりげなく突っ込んだ。
「あ、私たこ焼きの方が好きなので、たこ焼き作りま〜〜す!!」
「おい、声を潜めろ!タコが起きちまうだろう!」エンジェル隊は、そろーりと後ろを見返った。
カルロスはソファに寄りかかって、大きないびきをかいて眠っていた。エンジェル隊はほっと一息吐いた。

「で、どうするの?これから1ヶ月、あのセクハラエロだこと一緒に暮らすの?アタシは嫌よ!」
「くっそ〜、どこのちんけな星の金持ちだか知らんが、なんであんなやつに仮にも軍人が弄ばれなきゃあかんのだ!?」
フォルテも一緒に怒った。
「全て・・・神の御心のままに・・・・・・」
「おまえはそれでいいのか!?ヴァニラ!!」ランファとフォルテは同時に問いただした。
「私はセーラー服着れてお仕事なんて、とっても楽しいと思います〜」
ミルフィーユだけはいつも通り。だが仕事なんてやってはいなかった。

その時、ミントが両手の掌をぽんと叩いた。「そうですわ!良い方法がありますの!!」
エンジェル隊の皆がミントを見た。「良い方法?」
「そ、解決方法は至って簡単ですわ」ミントがにっこりと微笑んだ。
133118-120の続き:04/11/13 23:45:08 ID:Pxce+Erf
「ちょっとまて〜〜〜〜ッ!!お前ら何の真似だぁぁ!?」フォルテが怒声を浴びせた。
「これが良い方法ですわ」ミントはにっこりと笑顔を浮かべて見せた。ランファとヴァニラも、横で並んで微笑む。
「フォルテさーん、どうか私達のために、身を売ってきてくださ〜い」
「・・・身売りは、神の意に背きます。しかし、仲間を救うために立ち上がったフォルテさんの意思、
無駄にはしません」
「誰が立ち上がった誰が〜〜〜!!」
「フォルテさん、可愛い〜〜〜☆」相変わらずワンテンポ遅れてミルフィーユが話に加わった。
「で、なんでフォルテさんこんな格好しているんですか?」そして状況を分かっていなかった。
仕方無しにミントが説明しなおす。
「このカルロスさんは、フォルテさんを好んでいられるのですわ。そこで、このフォルテさんの、
ピンクで着飾った下着姿でおねだりをさせれば、私たちは外へ出られるのですわ」
「だから〜〜〜、もし出られなかったらどうするんだ!!」フォルテが話に割り込み怒鳴った。
「だからその時は、フォルテさんに、飛び切りスペシャルサービス(第1期参上)をしていただくのと
引き換えに、私たちを解放してもらうのですわ」
「こ、この〜っ・・・・・・」フォルテが顔を真っ赤にして怒り震えるのを、ミントはそっと口ぞえして押さえた。
「そして解放されたとき、私たちはこのことをすぐに軍本部へ連絡いたしますわ」
「・・・あ、そうかっ!」
「というわけで、さぁ、カルロスさんを起こしますわよ」
「え、ちょっ、ちょっと待っておくれ・・・」
134118-120の続き:04/11/14 00:12:17 ID:H5ToQQFO
「カルロスさん、カルロスさん、起きてくださいまし」ミントが優しい口調で耳元に囁く。
「んー、わしはまだ眠いんじゃぁ、もう少し寝かせぃ・・・zzz」
「んもう、カルロスさんったら!」
カルロスは、8本のうちの一番長い腕で、肩に触れたミントの手を払いのけた。
「強情張りな〜・・・しつこい輩は、こうだ!」寝ぼけながらカルロスは、手に持っていた
ボタンをぴっと押した。その次の瞬間、ミントのスカートがぶるぶると震えだした。
「ひっ、ちょ、ちょっと待ってくださいまし・・・!!」
カルロスは寝ぼけていたので、力加減をまったくしていない、MAX のバイブを押してしまった。
「待っ・・・ひっ、いやぁぁっ、あん・・・やめ、おやめくださいましっ・・・!!」
「んー・・・無駄無駄、せいぜいあがいて後悔しろ〜・・・zzz」カルロスは寝ぼけながら言った。
「お、お願いです、止めて・・・あっ、ああああっ、ああ・・・はぁぅっ!」
ミントはその場で崩れるように倒れた。そして足を大きく広げて、上向きに喘いだ。
なんとか震えを止めようとスカートを探るが、どこで何が震えているのか見当もつかなかった。
思考能力も判断力も低下して、次第に目を白黒させていた。
「誰か・・・誰か衣服を脱衣させてくださ・・・ひゃぅっ、くださ・・・あああ!!」
「ちょ、ちょっとミント大丈夫かい!?」フォルテとランファが慌ててミントに駆け寄った。
ミントはだれかれ構わずに、この震えを止めるように哀願した。
「お願・・・あっ・・・ん・・・やめ、やめえええええええええ・・・!!」
ミントは、とうとう失禁して、そのまま気を失ってしまった。
それでもバイブは止まらなかった。
エンジェル隊の皆はどうしようか、おろおろしていたとき、カルロスがソファの上で寝返りをうち、
その拍子でボタンのスイッチが切れた。


すみません、今日は眠いのでここで終わらせます。
続きはまた次回ということで。
またまた駄文を書いて、不愉快になった人がいなければ良いと願っています(汗)
135名無しさん@ピンキー:04/11/14 08:24:05 ID:ZGPMSZgE
GJ!!
続き激しくキボン
136118-120の続き:04/11/14 19:18:11 ID:8WESLxMq
いえ〜・・・(汗)
昨日は寝ぼけていたらしく、もう一度読み直してみたら、なんか、やっぱり駄文だった気がします。
いたるところが抜けているんです・・・。
(寝ぼけていなくとも抜けているかもしれないが、それは棚に上げて置いて・・・)

次はもう少し工夫して書きたいと思います。qm(_ _)mp
137名無しさん@ピンキー:04/11/14 21:49:55 ID:rMnrF1mL
GJGJ!!
駄文だなんてとんでもない。ヌケる小説って感じですよ(;´Д`)
138名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:09:52 ID:jh509Jgp
(・∀・)続きマダ〜?
139118-120の続き:04/11/18 11:47:42 ID:MplEAo9M
うっ・・・!(汗)
続きはもうしばしお待ちを・・・・・・!!(ただいまトラブっていますんで)

((あー・・・次は誰にしようかなぁ・・・タコを出しているんだから、当然標的はフォルテなんだけれど、
どうせエンジェル隊全員が閉じ込められているんだから、全員を使いたいしなぁ・・・。
うーん、うーん・・・www))
140名無しさん@ピンキー:04/11/18 22:32:45 ID:TYr0ljJQ
レスター×アルモの小説まだぁ〜??
141名無しさん@ピンキー:04/11/19 00:10:32 ID:XlQRQy8q
タクト×フォルテ誰か書いて〜〜
142名無しさん@ピンキー:04/11/21 22:12:41 ID:d75A0bIO
ノアがタクトに甘える小説書いて!!!!!
143295:04/11/22 20:56:51 ID:m1DyoEIx
お久方ぶりです。

お聞きしたいのですが・・タクトとエンジェル隊の桃太郎パロとか・・ありでしょうか?
基本的にはエロとギャグ両立目指してますけど、変わってしまうかもしれません。

どうでしょうか?意見いただけると嬉しいです。
144柿の種:04/11/23 05:01:58 ID:ge+jtu19
朝起きたら、横にノアが寝てました…
…という感じのものを執筆中でふ。
だ、誰か…ネタをください…(泣
145名無しさん@ピンキー:04/11/23 09:21:15 ID:D4QfpOrn
>>295
桃太郎エロパロ…楽しみっす!!!

>>144 :柿の種 者
イイ(Д`*)出だしのみで萌えました!!
146名無しさん@ピンキー:04/11/23 17:29:46 ID:vxGDc5Ix
>>295さん
是非投下してください
147名無しさん@ピンキー:04/11/23 23:19:33 ID:0idO3tsA
>>141さん
タクト攻め?
148名無しさん@ピンキー:04/11/24 00:45:50 ID:Lmm7UluL
ここってゲーム版の小説限定ですか ? 
149名無しさん@ピンキー:04/11/24 19:29:40 ID:z+cZMb2r
>>147さん
タクト攻めです。
150名無しさん@ピンキー:04/11/27 02:30:31 ID:deUEypG/
ノーマッド×ヴァニラ書いていい?
151名無しさん@ピンキー:04/11/27 14:10:05 ID:9fx6zeeE
頑張れ?
152名無しさん@ピンキー:04/11/28 21:13:46 ID:2GFEiAqT
「敵艦隊の四割を撃沈。残存勢力は後退を始めています」
 アルモの報告を受け、レスターはタクトに目配せをする。タクトは頷くと、全乗組員に
命令を出す。
「残りは他の艦隊に任せよう。本艦は二級戦闘体勢に、各員は交替で休息すること」
 その言葉に、ブリッジの張り詰めていた空気が解ける。
「タクト、お前も休んでていいぞ」
「そうか。なんならレスター、お前が先でも」
 その時タクトの視界の隅に、アルモが必死に首を振っている姿が映る。再びレスターに
視線を移すと、悪友はガラにも無く照れたような表情を浮かべている。
「お、オレはアルモの、戦闘報告の手伝いがあるから、後でいい」
 タクトは二人を交互に見て笑みを浮かべる。
「分かったよ。それじゃあ、ごゆっくり」
 タクトそう言って、司令室を駆け足で出て行く。
「ごゆっくりって、それはこっちの台詞だろうがッ」
「照れるな照れるなぁ」
 そう言いながら逃げるように走るタクトの姿は、すぐに見えなくなった。
「全く、アイツは」
「あ、あの……クールダラス副指令……」
 レスターの袖をアルモが引っ張る。
「ああ。あいつなりに気を使ってるのは分かってるんだが……」
 レスターとアルモに、興味深そうにやり取りを見ていたブリッジクルーの視線が集まる。
「もう少し考えろよッ」
 レスターはその場で暴れださんばかりに拳を振り上げるのだった。
153名無しさん@ピンキー:04/11/28 21:16:40 ID:2GFEiAqT
「うーん。ちょっとやりすぎたかな」
 タクトがそう言いながら格納庫の方へ歩いていると、反対側からフォルテがやって来る。
「なんだいタクト、司令官自らお出迎えかい」
「そのつもりだったんだけど、みんな行っちゃったみたいだね」
「ああ。アタシが最後だよ。食堂が半額デーだとかで、みんな走って行っちまったんでね」
「フォルテは?」
「おでんと酒が対象外じゃ、行っても仕方ないからね。取り合えずシャワーでも浴びて部
屋でビールでも――」
 と、タクトがフォルテの肩を取ると、壁にその身体を押しつける。
「オレが居たら邪魔かな」
 そう言うと、フォルテの首筋に軽く口付けをする。
「ちょっ、やめ、汗かいてるから」
「ああ。フォルテの匂いがする」
 そう言ってタクトは、フォルテの肩口から顎へと何度もキスをしていく。その度にフォ
ルテの体が、タクトの腕の中でびくんびくんと跳ねる。
「あっ、く……ん……は、ぁ、ん……くぅ」
 フォルテはタクトの愛撫から逃れるように、その顔を背け、抜け出そうと身体をよじる。
タクトは両手の力と体重を使って、フォルテの身体を壁に無理やりに押さえつけながら愛
撫を続ける。
「そんなに嫌なのかい」
「い、嫌じゃないさ。だけど、ん……こんなところで、誰かに見られた、ら……はぁ、ん
……んぁぁ」
154名無しさん@ピンキー:04/11/28 21:17:35 ID:2GFEiAqT
 タクトの舌が、フォルテの肩口からこめかみを一気に舐め上げる。さらにタクトは鼻先
をフォルテのうなじに沈め、その匂いを吸い込む。身体の隅々まで知られているとはいえ、
全身を五感の全てを持って弄るタクトの愛撫は、フォルテの血を一気に沸点まで持ってい
く。それは身体を内から焼き、その肌を紅に染めていく。首筋やうなじだけでは物足りな
い、もっと嬲って欲しい。フォルテは潤んだ瞳でタクトに訴えかける。
「どうして欲しいんだい」
 タクトの意地の悪い質問に、フォルテはぷいと顔を背ける。タクトはやれやれといった
表情を浮かべながら、フォルテの顎を摘まんで引き戻す。
「悪かったよ」
 タクトはフォルテの唇に自分の唇を重ねる。一瞬逃げるようなそぶりを見せたフォルテ
だったが、タクトが強引にキスを続けると、やがて自分のほうから身体を預けてくる。
「ん……」
 二人の舌が繋がる口腔の中で絡み合う。生暖かくぬるぬるとした唾液にまみれながら、
互いの舌を引き込もうと複雑に動く。ちゅっ、ぷちゅ、じゅぷっ。はしたない音を立てな
がら、二人の吐息が甘く、熱くなっていく。
 と、通路の向こうから足音と声が響く。
 あわてて離れようとするフォルテだったが、タクトがそれを許さなかった。
155名無しさん@ピンキー:04/11/28 21:18:24 ID:2GFEiAqT
「人が、見られたら――」
「オレは構わないよ」
 タクトは再び唇を重ねてくる。
「だ、ダメ――んッ」
 タクトに唇を奪われながら、フォルテは視線を音のするほうに向ける。
「フォルテさん、どこ行っちゃったんですかね」
 聞き覚えのある、ミルフィーユの声に、フォルテはあわててタクトから離れようとする。
 さらに、
「ランファスペシャルは対象外だなんてどうかしてるわよ」
「まあ、仕方ないですわね」
「……やはり、特別メニューが対象になるかどうかを、確認してから行くべきでした」
「フォルテ先輩は、格納庫にいらっしゃるとばかり思ったのですが」
 徐々に近づくエンジェル隊の声。おそらくもう角のすぐ向こう側だろう。
 フォルテが緊張と焦燥感でかちこちになっているのをいいことに、タクトの舌が口腔を、
手が太ももを犯す。
「――くッ、いい加減に」
 乾いた音が通路に響く。
「ぐへっ」
 同時に間の抜けた声。
 慌てて駆け寄ったエンジェル隊の面々が見たのは、頬に真っ赤な手形を付けて床に転が
るタクトと、なぜか顔を真っ赤にした涙目のフォルテの姿だった。
156名無しさん@ピンキー:04/11/28 21:19:41 ID:2GFEiAqT
本番まで行ってませんが、姐さん受けはこんな感じで良いでしょうか?
157名無しさん@ピンキー:04/11/28 23:29:05 ID:2wsAjoLh
キトゥワァァアァ━━(・∀・)━━!!!!!
GJです!!萌えました!!!姐さん可愛い…(;´Д`)
158295:04/11/29 03:34:02 ID:3yxyMnk7
152さんの投下に続いて俺も行きます
GA桃太郎パロです
ギャグ要素多いので嫌な人はスルーの方向で宜しくお願いします。
159295:04/11/29 03:35:07 ID:3yxyMnk7
「桃太郎とゆかいな天使達」
第一話 タクトと犬

むかしむかし、ある所におじいさん(レスター)とおばあさん(アルモ)がいました
おじいさんは川に洗濯に、おばあさんはその後をストーカーばりの動きでつけていました

「なぁ、アルモ」
自分の上に覆いかぶさり、服のボタンを外している女性に声を掛ける
「何ですか?副司れ・・・じゃなくてレスターさん」
「俺は洗濯に来たんだが・・」
「知ってますよ?」
さも当然、とでも言うように即答するアルモ、それに対してレスターは言葉を続ける
「いや、分かっているのなら早く俺の上から退いてくれないか」
「もう、女の子に恥をかかせないで下さいよ〜」
「おばあさんじゃなかっ・・・・ゴフッ!?」
禁句を口に出してしまったレスター、制裁は強烈なボディブローだった
「・・・・・さぁ、しましょうか」
ニッコリ、と先ほどの殺意を消した笑顔でレスターに言う
ボディブローのダメージで飛びかけているレスターは何とか意識を繋ぎ止め聞き返す
「ごほっごほっ・・しましょうかって・・何をだ?」
160295:04/11/29 03:35:50 ID:3yxyMnk7
分からないフリをしながら逃げるチャンスを探る
撤退成功確率0,0000000001%あるか無いかだろう
「分かってるくせに、レスターさんったらぁ」
ガッシリ肩を掴まれ動きを封じられる
これで億に一つの可能性も消えた
「ん・・ちゅ、ちゅぷ・・ん」
アルモはそのまま顔を近づけレスターに口づけする
小慣れた様子の大人のキスはその経験数を物語っているのだろう
「ん・・ぷぁっ、ちょっと待てアルモ!今日だってお前朝までしていたんだぞ!」
「そんなのどうでもいいですよ〜ほら、もう一回ちゅ〜〜」
レスターは目を瞑り顔を近づけてくる少女の頬を押し返しながら必死に訴えかける
「よくない!こっちの体力が持たない!!・・・あ!ホラ!桃が流れてきたぞ、物語を進めろ!!」
「いいですから早くしましょうよ〜〜〜」
そんな事は意に介さず、さっそく物語の根底から崩さんとするアルモ
「良くないだろ!・・ってうわ!?」
反論するも今の状況は狼(アルモ)に襲われた赤ずきん(レスター)のごとく
「ここはこ〜〜んなに大きくなっちゃってますよ〜〜」
「どわ〜〜〜〜〜〜!!!」
抵抗しきれず襲われる哀れなレスター
161295:04/11/29 03:37:05 ID:3yxyMnk7
ちなみに桃は川を3週してきた辺りで満足したアルモによって回収されたそうな

「さて、桃を切りましょうか」
家に帰ってきたアルモは台所に行き包丁を取り、構えた
「お、おいアルモ・・」
精魂吸われややゲッソリした風であるレスターがアルモを止める
「定石としてこのサイズの桃の中には人が入っているのだから、一刀両断にしたら中の人が・・」
「て〜〜い!飛○御剣流奥義〜〜〜〜!!!」
「待たんかーーーーーーーーー!!」
レスターの言葉を待たず少しヤバイ発言をし、包丁を振り下ろすアルモ
桃は綺麗に一刀両断された
・・・・・・・
・・・・・
・・・

・・・そしてそれからしばらく経った
真っ二つになったはずの桃から産まれた桃太郎(タクト)は(何故か)スクスク育ち、立派な青年となっていた
「さて桃太郎や、鬼退治に行きなさい!」
162295:04/11/29 03:37:42 ID:3yxyMnk7
「「ブッ!!」」
丸いちゃぶ台を囲んで食事をしていたとき、突然のアルモの発言にタクトとレスターは並んでお茶を吹き出した
「アルモ、それはいきなりすぎでしょ!」
「細かい事は気にしなくていいですよ〜、さぁこのアルモ特製キビダンゴを持って旅立ちなさい!!」
「いや、でも・・」
「さぁ!」
「だから・・」
「さぁ!!」
「あの・・」
「さぁ!!!」
「あ」
「さぁ!!!!」
「・・行って来ま〜す」
半ば追い出されるかのようにタクトは鬼退治の旅に出る事になりました
装備を整え、家から少し進むと何かを思いついたかのように家の方へと戻って行った
家の前まで行くと忍び足で扉へ近づき、耳を付けてみる
「さぁ、桃太郎も出かけた事ですし久しぶりに濃厚に愛し合いましょう!!」
「久しぶりってこないだも・・・ぎゃーーーー!!!!」
163295:04/11/29 03:38:37 ID:3yxyMnk7
「・・・・やっぱりか」
レスター、散る

「ってもな〜鬼退治か〜〜」
街道沿いに道を進みながら呟く
「痛いのは嫌だしな〜まずは俺の代わりに戦ってくれる手下を探そう!」
とか何とか言っていると・・・
「わん!!」
「どわっ!?」
可愛らしい鳴き声と共にピンク色の髪の毛の少女が飛び出してきた
良く見ると頭には犬耳、臀部には丸い尻尾
「・・・・・・・・・・・・犬?」
「こんにちわ!ここを通りたかったら何か食べ物とか置いてってください!!」
敬語を使いながら脅しを掛けてくる少女
「え〜〜〜と、これ・・どうすれば・・・?」
『ミルフィーユが現れた!』
「うわ!?何だこのナレーション!?」
164295:04/11/29 03:39:31 ID:3yxyMnk7
『こうげき
どうぐ
にげる
???』
「何だこの選択肢!?」
「何言ってるんですか?」
 ⇒どうぐ
 ⇒きびだんご
 ⇒使う
「勝手に選んでる!?」
どこぞのRPGゲームのごとく自動的に展開される状況に流されまくるタクト
そして流れ通りにきびだんごを使う
「(まぁ・・こういう場合きびだんごを使うのがセオリーだし、あげれば味方になってくれるってな展開でしょ)」
シナリオ的にヤバイ発言をするタクト、やはりアルモに育てられただけの事はある
「はい、きびだんごあげるよ」
腰元の袋から団子を取り出す
犬の少女は怪しみもせず嬉しそうに駆け寄ってくる
「わ〜い、ありがとうございます〜〜♪」
ぱくり、とタクトの手の上に置かれていたきびだんごを一口で飲み込む
165295:04/11/29 03:40:05 ID:3yxyMnk7
もきゅもきゅと口を動かす少女の表情はとても明るく、太陽のような笑顔だった
「ごちそうさま〜とても美味しかったです、それになんかぽわ〜んってなって夢の中みたいな気分に・・」
と言う少女の表情は急激に変化して行った
「え・・あれ、あの・・どうしたの!?」
想像とはまったく違う展開になりタクトはうろたえる
伏せて息をしていた少女は顔を上げる
その顔を見るとどくん、とタクトの心臓が跳ね上がった
「は・・ぁ・・ふぁ・・」
頬は赤らみ、瞳は潤み、息を荒げている
その色っぽい表情にタクトは息を呑む
「ちょ・・大丈夫!?」
雑念を払い、少女に近づく
苦しそうに息をしている少女の肩に手を回し、体を起こす
触れた体から少女の体温が伝わり、再び動悸が激しくなるが分かった
「あの・・大丈・・!?」
ふと、時間が止まったような感覚を覚えた
唇に暖かく柔らかい感触がする
それが少女の唇からくるものだと理解するのにとても長い時間が掛かった
「ぷあっ!・・ちょ・・何するんだ!?」
166295:04/11/29 03:41:55 ID:3yxyMnk7
少女の唇の感触に名残を感じながらも少女を引き剥がし、少し強めの口調で言う
「あ・・ごめんなさい・・でも・・でもぉ」
ふぇぇ・・、と瞳を潤ませる少女を見て、タクトは非常に慌てる
「あ、いや・・ちょっと泣かないで・・!」
「だって・・お兄さんに貰ったお団子食べたら・・体がどんどん熱くなって・・」
羞恥のためか、顔を真っ赤に染めて告白する少女
その間も太もものあたりを擦り合わせている
「・・団子・・?」
サ〜〜〜〜〜っと背筋が寒くなるのを感じながら団子が入っている腰袋を調べる
すると手に紙の感触を感じ引き出す
167295:04/11/29 03:43:01 ID:3yxyMnk7
「・・・説明書・・?」
『―きびだんご説明書―このお団子は私が東西南北の色々な薬とか何やらを沢山使って作り上げた超即効性の媚薬です。
効果は凄まじく使用した人はどんな堅物でも簡単に性欲に塗れてドロドロのベチョベチョのクチョクチョ(?)になってしまいます。
私もこれでおじいさんと・・・ゴホン!とりあえず桃太郎や、これを使って可愛らしいお嫁さん・・もとい仲間を沢山増やすのです!!そして孫を(以下略』
「バカーーーーーーーーーー!!!」
恐らく今祖父の精を搾り取っている頃であろう祖母アルモに向かって叫ぶ
その叫びは届くはずも無く、空しく消えていった
そしてそんな事をしていると不意に伸し掛かられ、体制を崩す
「わっ!ちょ・・ちょっと!!」
「ごめんなさい・・ごめんなさい・・でもぉ」
潤んだ瞳で上目遣いにタクトを見つめる少女
耳は力なく垂れ下がり、ぷるぷると震えている
はっきり言って、かなり愛らしい
168295:04/11/29 03:43:48 ID:3yxyMnk7
「体・・熱くて、私・・おかしくなっちゃ・・」
か細く震えながら言う少女を見て、ごくりと喉を鳴らしならす
桃から生まれたとはいえタクトも健全な青年だ、これは辛い
「は・・はぁ」
息を荒げたまま、少女はタクトの衣服を肌蹴させ、ちろちろと舐め始める
「わ、ちょ・・くぅ・・は・・あ」
犬特有の少しザラザラした舌が胸板を愛撫する、少しくすぐったくもどかしい感覚がタクトの精感を高めていく
「は・・お兄さんの体・・あったかいです」
蕩けた瞳でタクトに暖かい吐息を吹きかける
「っく・・ふ・・」
初めて浴びる快感に頭がクラクラする
「あ・・う、んお兄さん・・私も、気持ちよくして下さい・・」
そう言うと少女は体勢を変え、溢れる蜜でドロドロに濡れた秘部をタクトの顔の上に晒した
「う・・わ」
思わず口から感嘆の声が漏れた
生暖かい女性の匂いがタクトの鼻に付き、タクトの情感を引き立てる
「触って・・下さい」
消え入りそうな声で少女は懇願する
169295:04/11/29 03:44:18 ID:3yxyMnk7
タクトは恐る恐るその秘部に手を伸ばす
表面自体もドロドロに濡れていて、指を這わすと粘液が指に付いた
ごくり、と息を呑みその双渓の間に中指を差し込む
差し込んだ中指によって広げられた秘部からは多量の蜜が溢れ出た
そのドロドロした蜜はタクトの顔へとゆっくりと落ちてきた
タクトはその蜜をぺろりと舐めるとミルフィーユの秘部に顔を近づける
「ひ・・ぁんっ!」
タクトの分身を愛撫していたミルフィーユは体をびくりと反応させた
「や・・あん、こんな・・こんなに・・!」
舌を秘部に埋め、円を描くように動かす
秘部から漏れる蜜と自分の唾液を混ぜ合わせるようにして舐める
タクトが舌を動かすごとに少女はからだをびくびく震わせ、快感を貪る
「ひ・・ぁ、もぅ・・駄目ぇっ!」
びくん、と一際大きく体を震わせミルフィーユは糸が切れたようにくたりと動かなくなった
「ぁ・・はぁ・・はぁ・・」
タクトの上に突っ伏し荒い息を繰り返しているミルフィーユ
その顔には恍惚が浮かべられているが、それに対しミルフィーユの痴態を見せられ感情の昂ぶったタクトはその興奮を止める術を持たなかった
「え・・きゃっ!?」
力なく倒れていたミルフィーユをタクトは力ずくで逆転させる
170295:04/11/29 03:45:45 ID:3yxyMnk7
「な、何・・を?」
少し怯えたようにおずおずと尋ねる
ここに来て攻める側と受ける側の立場は完全に入れ替わっていた
「ここまでやっておいて・・これで終わりにするはず無いだろう?」
びくびくと体を震わせる少女に邪悪な笑みを向ける
言いながら片手で少女の両手を掴み、動きを封じる
「ひゃ・・い、嫌」
「嫌・・?君から誘ってきたんだろ・・」
この状況は元はと言えばタクトの所持していた団子のせいなので一様にミルフィーユが悪いとは言えないのだが、今のタクトにはそんな事を判断している余裕は無い
「さて・・挿入るよ」
既にミルフィーユの唾液でドロドロに濡れている肉棒を秘部に押し当てる
ずぷずぷと少しずつ亀頭が秘部を押し分け少しずつ沈んでいく
「や・・嫌ぁっ!」
少女の叫びなど気にも留めず、自らの分身を埋めていく
少女の中は非常にドロドロに濡れていたが、タクトのモノをギチギチと締め付け挿入を滞らせていた
「く・・そ」
苛立ちを覚えたタクトはミルフィーユの腰に手を回し力ずくで押し込んだ
171295:04/11/29 03:46:23 ID:3yxyMnk7
「ぎぁっ!!」
「ほら全部入った、どう・・だい・・!?」
ふと見てタクトは驚愕した、自分と少女の接合部からは白濁液に混じって赤い液体が見えた
「そんな・・君、はじ・・めて・・?」
自分の行いへの罪悪で震える声で問いかける
「あ・・ご、ごめん!俺・・!!」
慌てて腰を引こうとするとミルフィーユの足がタクトに巻きつけられた
「え・・?」
驚いて少女を見ると、少女は瞳から涙を流しながらも顔を上気させタクトを見つめていた
「大丈夫・・です、入った時はとても痛かったですけど・・今は、すごくあったかくて・・気持ちいい・・です」
「・・・・・・・・・・」
少女の言葉に呆然と口を開けてタクトは固まる
「貴方の・・好きにしてくれていいです、気持ちよく・・して下さい」
これ以上ないほど恥ずかしそうにぼそぼそと言うミルフィーユ
ここまで言われて黙っていられる男はそうそう居ない、勿論タクトは黙っていられない側の人間だった
「分かった、君の望みどおりにするよ・・でもその前に一つだけ聞いてもいいかい?」
「?・・何でしょうか・・」
「君の・・名前は?流石に名前の知らない相手を抱くなんて出来ないから・・さ」
照れ隠しに自分の頬を掻きながら問いかける
172295:04/11/29 03:46:58 ID:3yxyMnk7
少女はそのタクトの様子に僅かに笑みを零し、満面の笑顔で答えた
「私はミルフィーユです、ミルフィーって呼んで下さい」
「分かった、ミルフィー・・行くよ?」
「はい、来て下さい・・」
ミルフィーユの言葉を聞くと同時にタクトは埋めたままにしていた自分の分身を打ち付けた、タクトの分身はミルフィーユの最奥を叩き、お互いに今までの比で無い快感を与える
「ひぃ、あは、あふっ、あひぅ!」
一付きごとに大きな喘ぎ声を漏らすミルフィーユ
「っ・・くぅ・・くぁ」
だがそれはタクトも同じ事だった
ミルフィーユの中は非常にキツく、タクトを絶頂に導かんとキュウキュウと吸い上げてくる
「(くっそ・・こんなの長く保ちやしない!)」
と、強すぎる快感に内心毒づく
この快感を一時でも長く感じていたいという思いもあるが、何より少女よりも先に絶頂してしまうなど男の面目丸つぶれである
何とか堪え、長持ちさせようとすると、あるものに気が付いた
「・・これ・・」
タクトの目の前でブルブルと勢いよく触れているもの、それは尻尾だった
今少女は後ろから突かれている格好となっているため、尻尾は抑えつけられることなく少女の歓喜と感情を表していた
173295:04/11/29 03:47:35 ID:3yxyMnk7
「・・・・・・」
腰を動かしながらもその尻尾に手を伸ばす
まずは軽く触れるようにしてから根元をきゅっ、と掴む
すると
「あひぃんっ!!」
少女の口から激しい快感を表す言葉が漏れた
「あひっ・・尻尾は・・シッポはだめですぅ〜」
口からだらしなく涎を垂らしながらも懇願する、どうやら彼女にとって尻尾はかなりの性感帯らしい
「そっか・・ここが弱いのか、ちょうどいい、そろそろスパートかけるよ!!」
そう告げ腰の動きを激しくする、そしてそれと同時に感覚を空けて尻尾を掴んだり離したりする
「ひっ、ひんっ!!ひぁ、ひぅぅ・・あひぃ、あふ・・あ、あああっ!!!」
どんどん大きな喘ぎ声を漏らすミルフィーユ、絶頂が近いのは明らかだ
そしてタクトにもそれは間も無く訪れようとしていた
「く・・、そろそろ限界か・・!」
奥歯をぎり、と噛み必死で射精感を堪える
しかしその努力にも限界が訪れた
「くそ・・出すよ、ミルフィー!!」
「あ・・あぁぁぁぁぁぁ!!!!」
タクトの射精と同時にミルフィーユは体を仰け反らせ、びくびく震わせた
射精したタクトも疲労感からぐったりと横になり、静かに目を閉じた
174295:04/11/29 03:48:13 ID:3yxyMnk7
「ん・・んあぁぁぁ」
長い欠伸を噛み殺し、瞼を開ける
まず見えたのは少女のふくよかな胸だった
「あれ・・ミルフィー?」
片手で体を支えて半身だけ起き上がる
すると少女が声を掛けてきた
「おはようございます、お兄さん」
にっこり、という表現に最も相応しい笑顔が半端に寝ぼけたタクトを迎えた
「あぁ・・おはようミルフィー、その・・昨日はすまなかった」
気まずそうに視線を逸らしてミルフィーユに言うと、少女は口を開いた
「お兄さん、名前教えて下さい」
「へ・・・・?」
予想外の質問に目を丸くしたが、聞かれたのだから取り敢えず答える
「えと・・俺はタクトっていうんだ」
「タクトさん・・ですか」
そう言うとタクトをじっと見つめ、急ににぱっ、と笑顔を見せた
「私・・始めてはずっと大好きな人にあげよう、って思ってました・・誰よりも好きになれた人と一つになろうって」
「うん・・俺がその夢を壊してしまった、本当・・なんて言ったらいいのか・・」
再び頭を下げて謝罪をしようとする前に、ミルフィーユの口が開いた
「そんな事ないですよ、むしろタクトさんは私の夢を叶えてくれました」
175295:04/11/29 03:48:42 ID:3yxyMnk7
屈託の無い笑顔で言うミルフィーユにタクトは相変わらず困惑の表情を向ける
「えっとですね・・私、タクトさんの事大好きになっちゃいました!!」
頬を朱に染めてミルフィーユはタクトに言う
タクトはその言葉を理解するのに非常に時間が掛かったようだった
そして出た言葉は
「・・・・・・・・・へ?」
「だからタクトさんについて行きます!いつまでもどこまでも永遠に!!」
「え、いや・・でも」
突然の展開についていけなくなっているタクト、答えもしどろもどろになる
「ダメ・・ですか・・?」
瞳を潤ませ、下からタクトに訴えかけるような眼差しを向ける
基本的に女に甘いタクトにはこれを拒絶する事など出来なかった
「い、いや!そんな事無いよ!むしろ大歓迎さ!!」
と、勢い任せで言ってしまった
それを聞くとミルフィーユは
「わ〜い!タクトさん大好きです〜〜!!」
と尻尾をばたつかせながらタクトに飛びついた
「どわぁっ!!」
堪えきれずミルフィーユに押し倒される形でタクトは芝生の上に倒れた
はたから見ればとてもいかがわしい構図である
そしてそういう場合はほぼ見られてしまうものであって
ふと道を歩いてきた町娘(ココ)に目撃された
目が合い互いに硬直する
タクトにとって何が最悪かと言うとこの町娘ココと祖母アルモが交友関係にある事だ、このままでは十中八九祖母に話が行ってしまう
なんとかごまかそうとした瞬間、ココの口からこんな言葉が発せられた
「朝っぱらから元気ね〜〜ウフフフフフフフ」
と不気味な笑いを残したままココは立ち去った、高速で
そこに残されたのは呆然としているタクトとそのタクトに体を摺り寄せているミルフィーユだけだった
176295:04/11/29 03:50:10 ID:3yxyMnk7
「と、言うわけで桃太郎はさっそく女の子をGETしたようですよ、これなら孫の顔が見れるのもそう遠くありませんね〜〜」
楽しそうに言うのは桃太郎タクトの祖母であるアルモだった
情報は早いものですでにアルモに届いたらしい
「あ、でもその前に桃太郎に弟か妹を作ってあげましょうか〜〜」
と言って寝床に突っ伏したままのレスターに微笑みかける
レスターはというと・・何か真っ白になっていた
そして瀕死ながらもこれから愛息子に襲い掛かるであろう女難の数々を案じ、言う
「(タクトよ、強く生き・・ろ・・・・・・ガクッ)」
                  第一話完
177295:04/11/29 03:56:56 ID:3yxyMnk7
どうも、295です。
あぁ・・書いてしまった、久しぶりに書いたのがこんなのでいいのだろうか・・・?
ギャグエロとか言っておいて比重は完璧にギャグの方が強くなってしまったですね、まぁ書いてて楽しかったですけども。

とりあえず第二話の案も考えてあるのですが、いかんせん時間が無いので何時出来るかは分かりません・・とりあえず、続き希望してくれる人がいたなら出来る限りがんばって書きますので。
あと次誰を出すのか考え中です、桃太郎のキャラでエンジェル隊に合うのがあったら言って下さると嬉しいです、勿論シチュも。

では、295でした〜おやすみなさい。
178名無しさん@ピンキー:04/11/29 13:01:56 ID:xLo//ow/
キタ━━━━━(・∀・)━━━━━!
179名無しさん@ピンキー:04/11/29 18:54:16 ID:4FyXBfvf
神連続キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!
姐さんかわいいよかわいいよ(;´Д`)ハァハァ
180名無しさん@ピンキー:04/11/29 19:02:25 ID:akg84JwV
>152様
GJでした(´Д`*)

>295様
猿→蘭花さん
キジ→ミントさん
鬼→フォルテさん(w

なんてどうでしょうか・・
181名無しさん@ピンキー:04/11/29 23:06:24 ID:w9hB1J1L
乙です>295氏
こーゆーバカな話って大好きだなあw

鬼はアニメ版ちとせとかどうでしょう? とか言ってみたり。
フォルテ姐さんは鬼ヶ島で用心棒の先せi(ry
182名無しさん@ピンキー:04/11/30 00:38:31 ID:fTiFkTpd
>>152-153さん、最高ですッ!続き希望です!!
フォルテ可愛いです、タクトの意地の悪さと、緊張感溢れるフォルテの心境が
ドキドキと興奮。
タクト攻めとフォルテ受け超最高です!がんばってくださいッ。
183152:04/12/01 00:57:20 ID:9dXUiTRF
 感想ありがとうございます。
 こんな感じで本番のほうも書きたいと思います。
184名無しさん@ピンキー:04/12/01 20:34:07 ID:v/ctYKVg
>よろしくっす!
楽しみにしています!!
185名無しさん@ピンキー:04/12/02 12:12:54 ID:W8Q43Dfi
     ヽ|/
   / ̄ ̄ ̄`ヽ、
  /         ヽ   >>183 本番御待ちしております。
 /  \,, ,,/    |  
 | (●) (●)|||  |   
 |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|   
 |  | .l~ ̄~ヽ |   |
 |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
 |    ̄ ̄ ̄    |
186宇宙クジラ:04/12/02 23:01:43 ID:64fdlALR
本ッッッッッッ当にお久しぶりです。
何故こんなに長い間ここに来なかったかと言うと、
PCが壊れる→ドライブディスクを変える羽目に→まだ初冬というのにインフルエンザ

という訳で。気付けば2ヶ月ほど顔を出してませんでした。
簡単に前置きだけ書いたので見てください。
187宇宙クジラ:04/12/02 23:02:47 ID:64fdlALR
フォルテは独り部屋で蹲っていた。しきりに何かを念仏のように呟きながら。
「フォルテ〜、補給物資は全部積み込んだらしいぞ〜」
「ッ!!」
インターホンから聞こえてくるタクトの声は既に後ろ、部屋を出ていた。
ぽつんと残されたタクトは
「やれやれ…」
とこぼして苦笑した。

あの広いエルシオール内をおよそ1分と掛からずに、格納庫からお目当ての物を取り、技術班員などに驚かれるのも構わずに射撃場へ走って行った。
射撃場には既にタクトがいて、「こんな事だろうと思った」と笑顔を見せた。
フォルテは、やはり「ふっふっふ」と笑みをこぼしながらその可笑しいくらい大きなバズーカを取り出した。
「……で、ご注文の品はそちらでよろしかったでしょうか?お嬢様」
「ええ。それはもう。……普通の45口径の銃の約100倍の威力を誇る皇国規定最大級のバズーカ砲!……いいねえ、この重量感!威力はどれくらいだろうかねえ!ああ……幸せだ……」
「あ、あのー、フォルテさん?」
悦に入っているフォルテにタクトの呼びかけなど無意味に等しかった。
何故この様な物騒な物をフォルテが持っているかと言うと―――……
188宇宙クジラ:04/12/02 23:04:09 ID:64fdlALR
数日前。
「フォルテ、そろそろ物資を補給しようと思うんだけど、何かいるものある?」
その相談に来ていたタクトにフォルテは待ってましたとばかりに、銃のカタログを取り出した。
「これ!このバズーカ!絶っっっっ対、買いだね!」
流石に軍の資金で買うわけにもいかず、フォルテの説得というか洗脳のような話で何故か何も知らないタクトの金で買う事となった。

「さあ!早速撃つよーッ!タクト!下がりな!」
悦に入っていたのも僅か、いきなり標的にぶち込むと言う。
「ちょ、フォ、フォルテ!危な……」
時既に遅し。もう部屋中もうもうと煙が立ちこめ、標的は跡形も無く吹き飛んでいた。
咳き込みながらようやく起き上がったタクトはフォルテが見当たらない事に気付く。
すると十数メートルくらい後ろに目を回して横たわるフォルテの姿が有った。
(…………………………………………いきなりチャ―――(゚∀゚)―――ンス!)
タクトはフォルテの制服の胸のホックに手を掛けた。
「う〜〜〜ん………ん!?…ちょ、タクトぉ!!?」
ようやく気が付いたフォルテがタクトを必死で止めようとするが流石に男性に女性の力が勝る筈もなく、胸はすっかり露にされる。
189宇宙クジラ:04/12/02 23:05:12 ID:64fdlALR
「な、なにするんだ!離しなって!」
そんな言葉なんかお構いなしにタクトは胸を鷲掴みにする。そしてその柔らかな感触と力強い弾力を何度も味わってみる。
僅かな痛みと快感がフォルテの体を震わせた。
「んっ…タクト、何だってこんなことを…んうっ…するんだ……?」
「だって言ってただろ?あのバズーカ買う替わりに何でも言うこと聞いてくれるって」
タクトの手が止まり、笑顔がフォルテに向けられる。
「そ、そんなこと言ったっけ?」
「言ったよ。……よほどバズーカに夢中だったんだな」
そういうと再びタクトの手が動き出す。それにつられるようにフォルテの微かな喘ぎ声も上がり始めた。
「ん…く…だからってこんな所でしなくても…いつ人がくるか……」
「大丈夫、ここに人なんて滅多にこないし、来ても銃の練習に来たちとせ位だろ」
「だから!そのちとせが来たらまずいんじゃないか!」
フォルテは頭にその想像が広がって顔を真っ赤にする。
「そのときはちとせと二人でフォルテを可愛がってやるさ」
「ば、ばかっ!」
今し方考えていた想像より遥かに強い羞恥を感じたフォルテはますます顔を赤くする。
190宇宙クジラ:04/12/02 23:05:40 ID:64fdlALR
「ひあッ!?タクトぉ…いきなり…!」
いきなり一本の指が秘部に侵入してきた。僅かに滲み出てきた愛液を膣全体に広げるように秘肉をなぞる。
「フォルテ…相変わらずココが弱いなぁ〜」
クスクス笑いながらも少しずつ増えていく愛液を指に絡ませ、膣肉の温かでヌルヌルした感触を味わった。
「あん!…んぅ…ひゃあん!…いやぁ…」
「あれぇ?やめて欲しいんだ?」
にやりと笑ってタクトが指を抜こうとする。
「違っ…ダメ…もっとぉ…して…」
必死でタクトの手を抑えると、哀願した。
「……しょうがないなあ……」
と言いながらも嫌そうな表情は一切伺えない。今度は指を挿れながらも、クリトリスを舌で転がした。
「あああ!それッ!…気持ち良過ぎィ!」
イヤイヤをするように首を振って、足をじこじこさせながら快楽に溺れるフォルテ。
「うわぁ…溢れて来るよ…」
2、3滴程、愛液が床に滴った。
「ダメェ!おかしく…なるぅ!……こんな…」
191宇宙クジラ:04/12/02 23:06:52 ID:64fdlALR
いやらしい音と喘ぎ声が射撃場内を響かせる。いくら防音設備が万端だからといっても外に音が聞こえそうで流石のタクトも不安だった。
「イヤ!んんくぅああ!……い…く…」
フォルテが今まさに絶頂を迎えるそのとき、
プゥーーン―――……「前方に小規模の敵を確認。総員第一先頭配備、及びエンジェル隊は格納庫へ急行してください」
アルモのアナウンスが終わるや否やタクトのクロノ・クリスタルに通信が入る。
立ち上がり通信の電源を入れる。
『タクト、聞いた通りだ。早くブリッジに戻って来い』
「ああ、分かった…」
それからフォルテを見て、「残念だけどお預けだな」と苦笑した。
「ったく…こんなときに…」
軽く痙攣した下半身を引きずり立ち上がる。公私混同しない辺りがフォルテらしい。
少し潤んだ眼と紅潮した顔、ズレたモノクルが彼女を少し幼く見せた。
「後で俺の部屋に来てくれよ」
素早く制服を着るとフォルテは軽く会釈をし、不機嫌そうに格納庫へ走って行った。
「さてと……」
僅かに残った女の匂いがタクトの名残を惜しませるが、
「ふふー、この戦闘が終わったら…たっぷりと虐めてやろーっと」
後の愉しみを考えると、胸躍る、いや、股間躍る思いだった。
192宇宙クジラ:04/12/02 23:08:46 ID:64fdlALR
とりあえず。こんなとこで。
後半はタクトの言う通り、益々虐められるフォルテさんを書きたいと思います。
193名無しさん@ピンキー:04/12/03 00:09:41 ID:sNvmroV0
おおおおおぉぉぉっ・・・!!!
いじけるフォルテが可愛いッ!!!
意地悪なタクトがなお良し!

フォルテの武器愛っぷりといい、宇宙クジラさん、文句なしっす!!
いや、むしろ素晴らしい!(無駄に!が多いあたりギネス?)
194名無しさん@ピンキー:04/12/03 21:24:05 ID:reSoMnL5
>>192
フォルテ姐さんが受けキャラになっててハァハァであります!
195名無しさん@ピンキー:04/12/04 00:13:13 ID:/sQrnpsi
宇宙クジラ殿GJであります!!姐さん(*´Д`*)
196名無しさん@ピンキー:04/12/06 20:15:30 ID:/l7hnd8l
姐さん(゚∀゚)イイ!!
197名無しさん@ピンキー:04/12/10 14:48:04 ID:GC3jMqQy
保守
ノアの小説まだーーー????
198名無しさん@ピンキー:04/12/12 23:35:13 ID:p6sDquCG
ルシャーティの小説キボン
199柿の種:04/12/14 01:08:33 ID:sdxYLKnU
なんだかんだとお待たせです…
…待ってなかったとか言わないそこっ!(泣

今回は微妙にMLの途中くらいの時間軸で…れっつゴルァ!
200オープニング前:04/12/14 01:10:40 ID:sdxYLKnU
目が覚めたら、裸の女の子が布団の中に、いました。



状況を確認したい。
俺はエルシオール司令官タクト・マイヤーズ。
昨日の夜は確か…そう、レスターに内緒で持ってきた酒で…
「ん………みゅ…」
ああそれにしてもこのふにふに感がたまらな…じゃない。
昨日の酒を「一杯、もう一杯…」と飲んでいて…
おおそうそう、その後いい気分になってノアの部屋に夜這いに行っ……ってなんでさ俺。
「んぅ…たくとぉ……」
すがりついてくる裸のちびっこ。
いや、ヴァニラよりは若干グラマー(?)かもしれないというか、年齢的にはどうなんだろうか?
さわり心地はミントやミルフィーに…おっと失礼。
しかし、そもそもこの子の年齢は黒き月と同じだと思って間違いないんじゃ…
「としまっていうなーっ!」
「うわあっ!?」
唐突に飛び起きるノア。
ひっくり返りつつ、もう一度状況を振り返ってみた。
ここはノアに与えた部屋で。
俺は昨日、酒の勢いで夜這いをかけたわけだ。
201オープニング前:04/12/14 01:14:23 ID:sdxYLKnU
ここまではいい。
よくないけど、いいことにする。
そんな俺の様子をきょとんと眺めてから、ノアはおもむろに
「ん…タクトお兄ちゃん、そんなによかったの?」
「…人の思考を勝手に読むなっていうかなんだその呼び方は!?」
「昨日の夜、タクトお兄ちゃんが『タクトじゃない、お兄ちゃんだ』っていうから…」
「わーっ!わーっ!なに録音してんだー!?」
「だって昨日、お兄ちゃんお酒に酔ってたんだもん。
 絶対忘れてると思ったから、既成事実にとっておいたんだけど」
…さあて困った。
俺はこのちびっこいのを手篭めにしてしまったらしい。
「手篭めってなあに?」
「だから人の思考を読むなって言ってる!」
俺は絡みつく触手を…ってあー、こらそこは…
「んふふ、手篭めっていうのが没落とかそういうのと同義なら…
 されたのはお兄ちゃんのほうなんだよぉ…♪」
「うぁ、こらやめ……っっ!」
触手プレイなんぞされつつ、
なぜかギャグメインのアニメ版風にオープニングが始まるのを…
「えへへ、いーっぱい出たね、お兄ちゃん♪」
…俺は止められなかった……

「YOYOYOみんな、ついにエンジェル隊が帰って来たよー!………」
202柿の種:04/12/14 01:20:12 ID:sdxYLKnU
…しぇきしぇきすればー♪(あ・しぇきしぇき)
っと例の曲を聞きながら、今回は…ここまでって短けーっ!
…近いうちにAパートが始まるはずなので、チャンネルはそのままで!
203名無しさん@ピンキー:04/12/14 23:43:18 ID:EP44//Gj
期待期待
(・∀・)ワクワク
204宇宙クジラ:04/12/15 00:20:26 ID:ynicLn+Q
な、何とか書けた…続きです…
205宇宙クジラ:04/12/15 00:20:59 ID:ynicLn+Q
「いや〜、今回は早くカタが着いたな〜」
「ああ、確かに、今回はフォルテがいつも以上に頑張ってくれたからな」
それを聞いたタクトはにやりと笑った。
「?どうした?えらく上機嫌じゃないか」
レスターが笑いながら言った。
「そんなことないさ。……さて、俺もそろそろ部屋に戻っていいかい?」
「ん、ああ…また交代の時間になったら戻ってこいよ」
「分かった。じゃあ、後はよろしく〜」


「さて、フォルテが来る前に準備をしておくか」
バイブやローターなどの淫具を制服の中へ忍ばせる。
ベッドもそれなりに整えた。後は…
「フォルテを待つのみだ。早く来ないかな〜」
間抜け面に妄想を膨らませ、フォルテを待つ。
ピンポーン…
206宇宙クジラ:04/12/15 00:21:37 ID:ynicLn+Q
「いや〜、今回は早くカタが着いたな〜」
「ああ、確かに、今回はフォルテがいつも以上に頑張ってくれたからな」
それを聞いたタクトはにやりと笑った。
「?どうした?えらく上機嫌じゃないか」
レスターが笑いながら言った。
「そんなことないさ。……さて、俺もそろそろ部屋に戻っていいかい?」
「ん、ああ…また交代の時間になったら戻ってこいよ」
「分かった。じゃあ、後はよろしく〜」


「さて、フォルテが来る前に準備をしておくか」
バイブやローターなどの淫具を制服の中へ忍ばせる。
ベッドもそれなりに整えた。後は…
「フォルテを待つのみだ。早く来ないかな〜」
間抜け面に妄想を膨らませ、フォルテを待つ。
ピンポーン…
207宇宙クジラ:04/12/15 00:22:40 ID:ynicLn+Q
すいません、ミスりました。


「タクト?約束通り来たよ…開けとくれ…」
「はーーい、今開けまーす」
ドアを開けると、恥ずかしそうな表情でフォルテが立っていた。
「入ってくれ……」
とりあえずベッドに座らせて、様子を見る。隠しているようだが足がもぞもぞ動いている。
「早速だけど…ポストの中を見た?」
黙ったまま、頷いた。
「じゃ、見せて」
スリットをずらすと紫色の下着の奥に、低い振動音を鳴らす物が入っていた。
「言いつけ通りにしてるみたいだな。うん、OK」

数十分前……
『これを身に付けて司令室に来なさい〜タクト〜』
の手紙付きで、ローターがポストに届けられていた。
もちろんこんなことしたくは無かったが、約束を破る後ろめたさと、火照り切った体がこと此処までを促した。
208宇宙クジラ:04/12/15 00:23:21 ID:ynicLn+Q
「あーあ…下着がびちゃびちゃじゃないか……」
とローターを下着越しに押し込む。湿りに湿った秘部は滑り出すようにローターを吐き出した。
「さっきね、レスターが言ってたんだけど、今回のフォルテはテンションも高くてよく頑張ってくれたって」
そう言って太股に付けてあるスイッチを強める。
「んああ!は…あああぁぁ…」
急な刺激にフォルテの一際大きな喘ぎ声が上がる。
「…戦闘中、こういう事されてることを考えてたから…テンション上がってたんだろう?」
「そ、そんな…違っ…」
「違わないよ」
制服の胸元からローターを取り出し、両乳首に振動を加える。
「こうやって虐められるの想像して…燃えてたんだろう?」
「…あ…はあ…そんなこと無い…ちがうぅ…」
「まだ分からないか…」
制服の胸元からローターを取り出し、クリトリスに宛て、振動させた。
「ひぃぃああ!ダメぇ!」
前後左右すら分からないくらい乱れるフォルテはタクトがズボンをズラしていることにすら気付かない。
209宇宙クジラ:04/12/15 00:24:00 ID:ynicLn+Q
「それならこれでどうだ!?」
ローターを秘部から引き抜いて、ベッドの上で四つん這いにさせ、自分のいきり立ったモノを後ろから突き立てる。
「ああああ!ひあああああ!」
クリトリスへの振動と太く熱い肉棒による快感の嵐がフォルテを更に狂わせる。
「すごい締め付けてくる…」
流石のタクトも動かずにはいられなくなり腰を激しく打ち付けた。
「あぐっ!あっ!ああ!」
奥に進入する度に溢れ返った愛液が滴った。
「どうだい…こうされると…虐められると…気持ち良いんだろ?素直に言うんだ」
「んああ!……気持ちイイ!マンコ気持ちイイ!もっとぉ!突いてぇ!」
フォルテ自身も腰を振り出し、貪欲に快感を求めだす。
「そうだろ?じらされて突っ込まれた時の快感がイイんだろ?」
「そう!だから、だから今…!最高に気持ちイイッ…!」
打ち付けられる肉棒に呼応するように膣肉がギュウギュウ締め上げる。
「おかしくなるぅ…!こんな……も…ダメ…イクゥ!」
フォルテは流石に焦らされていただけあり、愛液をタクトの剛直の隙間から噴き出させ、大きく仰け反って倒れこんだ。
210宇宙クジラ:04/12/15 00:24:43 ID:ynicLn+Q
「そんなに締め付けたら…ダメだ…!」
タクトもあまりの締め付けの強さに耐え切れずに思いっきり膣内に射精した。
「ああ…タクトのが…あたしの子宮に流れ込んで…」
恍惚の表情でフォルテは下の口で熱いミルクを飲み下した。
「フォルテ…もう一回…」
「えっ?ひゃあ!?」
再びフォルテを仰向きにしてクリトリスについたローターを取り外す。
「今度は俺のテクを披露するよ」
「……勝手にしな」
それから二人は唇を合わせる。
未だ6時なのにこのまま夜を明かすつもりらしい。
電気が消されて再び体を重ねる。

「ん……もう朝か…」
タクトがほぼ全裸の格好でベッドから起きる。
「ったく、元気だねえ、司令官殿は。結局3時くらいまでずっとヤってたよ」
既にシャワーを浴びて着替えが済んだフォルテが呆れ顔でタクトを見る。
「…なんの、あんな高いバズーカ一丁で一晩だけなんてフォルテさんもお高いことで」
少しフォルテが顔を赤らめ、言った。
「そ、それだけどね、今度からは…その…あの…いつでもいいよ…」
「へ?」
「だーかーら、いつでもしてくれていいって事だよ!こんな事、女に言わすなーーー!」
バシッとキツイ一撃が入る。タクトはそれすらも気にせずに、
「じゃあ今スグ…グハッ」
もう一撃入る。
「……バカ」
フォルテが呆れてそっぽを向く。タクトに押し倒される5秒前に。


―――fin―――
211宇宙クジラ:04/12/15 00:31:15 ID:ynicLn+Q
文が幼稚臭くてすいません。
ううッ…こんなハズでは…
柿の種さんのノア萌え!マジカワィイデス!!
期待しつつ撤退。
212名無しさん@ピンキー:04/12/15 17:33:15 ID:WCzeCwrm
待ってました〜〜〜っ!最高っすよ、宇宙クジラさん!!
213名無しさん@ピンキー:04/12/15 19:01:38 ID:Fgskkg0b
個人的にはノア×シャトヤーンとかの方が萌える
214名無しさん@ピンキー:04/12/15 21:18:43 ID:GUrCvDC5
タクト×フォルテやっぱりいい〜〜〜〜っ!最高っすよ!
撤退しないで〜〜〜!
215名無しさん@ピンキー:04/12/16 03:18:41 ID:CZQd00/R
宇宙クジラさん、GJ!!!
姐さんかわいかったです!!!!
216名無しさん@ピンキー:04/12/16 17:24:16 ID:mqM2NMcg
GJでした(*´Д`)
217名無しさん@ピンキー:04/12/16 22:43:05 ID:uePwdt1D
宇宙クジラさんGJです!!
218名無しさん@ピンキー:04/12/18 20:35:02 ID:Ks+de1TE
レスター×フォルテ・・・有り?

別にエンジェル隊の士気上げるのはタクトでなくてもいいんですよね?
ならばレスターにフォルテを襲わせてみるとか。
(エンジェル隊の中だと、フォルテ以外とレスターというのは結びにくいので。
エンジェル隊意外なら、アルモとか、禁断の恋でココとか・・・)
219Ks+de:04/12/18 21:08:32 ID:Ks+de1TE
「フォルテ、昼飯食べにいこうよ」タクトにさそわれて、フォルテは頷いた。
しかしいつもより力なく感じられる彼女の姿に、タクトは心配せずにはいられなかった。
だが何を聞いても「なんでもない」の一点張り。タクトは心配しながらも、それ以上語ろうと
しない彼女を見て、それ以上はなにも言わないでいた。

昼食を終えて、タクトはブリッジへ戻った。「あれ、レスターは?」
「クールダラス副指令なら、先程昼食を取りにいきましたよ」
そういってアルモは自分の職務にまっとうした。
「ふーん、入れ違ったか・・・」
自分も、席について、山積みの書類に目を通した。

220Ks+de:04/12/18 21:09:07 ID:Ks+de1TE
所変わって、フォルテの部屋の前。
フォルテは部屋に入ろうとして、背後から声をかけられたので驚いた。
「ひっ・・・・・・!」
おそるおそる振り返ると、そこにレスターがいた。
「レス・・・」フォルテはぞっと青ざめた。
「ちょっと、部屋で休ませてくれ。・・・食いすぎた」
フォルテは激しく胸を叩く鼓動を、押さえつけた。「そ、そう・・・入りなよ」
フォルテはレスターを部屋に入れた。だがフォルテは入ろうとしない。
レスターの睨むような視線に気付いたフォルテは、冷や汗をかいた。
「い、いや・・・ランファに、呼ばれていた用事があってね・・・ちょっと出て・・・あ!」
フォルテの腕が思い切り引っ張られて、部屋の中に無理やり入れられた。
レスターはドアが閉まったのを確認すると、用心深く鍵も掛けた。
「あと回しでいいだろう。俺は少ししか休めないんだ・・・」
「・・・・・・・・・」フォルテはレスターの目を直視できなかった。
レスターはフォルテをソファーに押し倒した。あわててフォルテは起き上がろうと
したが、レスターの強い力には敵わなかった。彼はそのままフォルテに覆いかぶさり、
口を顔に近づけてきた。
「や、だめっ・・・やめ・・・アタシにはタクトが・・・タクトがいるんだ!」
顔を真っ赤にして、必死に抵抗するフォルテだが、レスターは一向にやめようとしない。
「少しじっとしていろ・・・」
「・・・はぅっ・・・だ、駄目・・・だめ・・・・・・」
「・・・今日はいつものように夜じゃないから、長くはいられないさ・・・」
レスターは冷ややかに、息苦しそうなフォルテを見た。フォルテの目は弱弱しかった。
「また夜に、来るからな・・・・・・」
「んっ・・・」顔に汗をたっぷりかいて、フォルテが唸った。
「ほれ、足をひろげろよ」フォルテの足をひろげると、レスターは秘部を丹念に舐め
まわした。
「あっ・・・はぅ・・・はぁ・・・」フォルテのいやらしい息遣いが、レスターの攻め
を過激なものにした。
221Ks+de:04/12/18 21:09:34 ID:Ks+de1TE
所変わって、フォルテの部屋の前。
フォルテは部屋に入ろうとして、背後から声をかけられたので驚いた。
「ひっ・・・・・・!」
おそるおそる振り返ると、そこにレスターがいた。
「レス・・・」フォルテはぞっと青ざめた。
「ちょっと、部屋で休ませてくれ。・・・食いすぎた」
フォルテは激しく胸を叩く鼓動を、押さえつけた。「そ、そう・・・入りなよ」
フォルテはレスターを部屋に入れた。だがフォルテは入ろうとしない。
レスターの睨むような視線に気付いたフォルテは、冷や汗をかいた。
「い、いや・・・ランファに、呼ばれていた用事があってね・・・ちょっと出て・・・あ!」
フォルテの腕が思い切り引っ張られて、部屋の中に無理やり入れられた。
レスターはドアが閉まったのを確認すると、用心深く鍵も掛けた。
「あと回しでいいだろう。俺は少ししか休めないんだ・・・」
「・・・・・・・・・」フォルテはレスターの目を直視できなかった。
レスターはフォルテをソファーに押し倒した。あわててフォルテは起き上がろうと
したが、レスターの強い力には敵わなかった。彼はそのままフォルテに覆いかぶさり、
口を顔に近づけてきた。
「や、だめっ・・・やめ・・・アタシにはタクトが・・・タクトがいるんだ!」
顔を真っ赤にして、必死に抵抗するフォルテだが、レスターは一向にやめようとしない。
「少しじっとしていろ・・・」
「・・・はぅっ・・・だ、駄目・・・だめ・・・・・・」
「・・・今日はいつものように夜じゃないから、長くはいられないさ・・・」
レスターは冷ややかに、息苦しそうなフォルテを見た。フォルテの目は弱弱しかった。
「また夜に、来るからな・・・・・・」
「んっ・・・」顔に汗をたっぷりかいて、フォルテが唸った。
「ほれ、足をひろげろよ」フォルテの足をひろげると、レスターは秘部を丹念に舐め
まわした。
「あっ・・・はぅ・・・はぁ・・・」フォルテのいやらしい息遣いが、レスターの攻め
を過激なものにした。
222Ks+de:04/12/18 21:11:08 ID:Ks+de1TE
>>>すみません、221は220と同じ内容なので、飛ばしてください。
2度反映されてしまいました。<<<
223Ks+de:04/12/18 21:23:25 ID:Ks+de1TE

「な、なんで・・・こんなことするのさ・・・・・・あんたは、そんな人間じゃ
なかったはず・・・はぅっ・・・」
「・・・俺は、タクトがお前を選ぶ前から、お前のことを思っていたんだ」
フォルテは何か言いたそうだが、苦しそうな顔以外なにも言えない。
レスターは何も言えないと分かると、なお一層自分の話を続けた。
「お前だって、タクトからの誘いを受けなければ、こんなことはしていないさ。
お前のタクトへの返事が、俺を狂わせたのさ・・・・・・」
フォルテは、人の意見に沿わなかったからといってのこの仕打ちに腹を立てた。


ことの発端は、ダンスのパートナー決めのときだ。
レスターは、まさかタクトがフォルテを誘うとは夢にも思っていなかった。
レスターもフォルテにこの日を口実にパートナーに誘おうとしていたが、もう
2人が買い物に出かけた後らしく、部屋には誰もいなかった。
そして、タクトがフォルテを選んだその日から、普段はいつものレスターと
変わりはなかったが、フォルテと2人きりになるときだけは態度が豹変したのだ。
そして、タクトには言えない一つの、そしてとても大きな悩みと後ろめたさが
心の蟠りとなっていた。
224名無しさん@ピンキー:04/12/19 06:32:25 ID:CMolwDxt
>>219-223
GJ!
イイヨイイヨー
225名無しさん@ピンキー:04/12/19 07:09:52 ID:DmoM0lGR
GJGJ〜
豊作ですな、姐さん受
226Ks+de:04/12/22 23:21:44 ID:+skX9Ku6
「はぁ・・・はっ・・・はっ・・・」
「・・・もうここまでか・・・」レスターは詰まらなそうに時計を見た。
「それじゃ、また夜にくるからな」
「もっ・・・もう、来るんじゃ・・・」
「来るからな」レスターのドスのきいた声に、フォルテはすくみあがった。
そして、そんな自分に悔しさを覚えて、むかむかする胸の辺りに、握った拳を
押し当てた。

どうしてもレスターには逆らえない。
レスターを怒らしたり、不機嫌にさせれば、レスターとしてきたことを全て
タクトにばらされてしまうからだ。
はじめ、このことの発端の日、いつもと変わらぬレスターを、何の疑いも構いも
持たなかったフォルテは、彼をすんなりと自分の部屋に招いた。
227柿の種:04/12/23 23:54:49 ID:9R+58K9A
ノア「あっれー、おかしいなぁ…」
タクト「どうしたんだいノア?」
ノア「うん、チャンネルはこのままでとか言っておいてまだCM明けないんだよ」
タクト「ああ、その番組ね…」
ノア「はやくお兄ちゃんとくんずほぐれつの小説見たいのにーっ」
タクト「じゃあ始まるまで…いいかい?」
ノア「あん、やーん♪」

…ちくしょーっはやく書き上げたいのに忙しいーっ!…
…もうしばらくお待ちください…
228名無しさん@ピンキー:04/12/25 00:14:05 ID:jiXCTHFN
お待ちしてます
229名無しさん@ピンキー:04/12/25 22:09:30 ID:bc1P75G0
やはりこの時期は皆忙しいんですかねー?
230名無しさん@ピンキー:04/12/26 16:00:00 ID:mvcTIffv
保守
231名無しさん@ピンキー:04/12/27 11:24:15 ID:zLkb5xPX
hosyu
232名無しさん@ピンキー:04/12/27 13:19:11 ID:aartYcfv
お初でございまする。
自分も小説を書いてみたのはよかったのですが、微妙に鬱な展開になってまいました。
自分が小説を書くとどうしても暗い雰囲気に仕上がってしまうのでそこだけは許してくだされ_| ̄|○
233あ・あーと:04/12/27 13:21:17 ID:aartYcfv
The future attraction -vol.1-

「いかがいたしましたの?ヴァニラさん。」
ミントは問う。
「……。」
ヴァニラは何も言わない。
無口なのはいつものことだが今日は特別喋らない。
「うふふ…いくら隠しても私には筒抜けですわよ。」
テレパスで心を読めるミントは意地悪そうに言う。
「あなた…タクトさんが好きなんでしょう?」
「……はい……。」
ヴァニラの顔がみるみる赤くなる。
「そうして気持ちを溜め込んでいるのならばいっそその気持ち…ぶつけてみませんこと?」
「…!?」
「タクトさんはああいう性分ですわ。きっとあなたを傷つけるようなことは言いませんわ。」
「…はい。」
「うふふ…わかったら、いってらっしゃいまし。」
タクトのもとへと行くヴァニラ。
それを見るミントの眼は、少々憂いを帯びていた。
「ヴァニラさん…。」

234あ・あーと:04/12/27 13:23:26 ID:aartYcfv
とりあえずここまでしか書けてません_| ̄|○
てか途中を間違って消去してまいました_| ̄|○
もうすこし時間をください・・・。
235あ・あーと:04/12/27 13:36:50 ID:aartYcfv
消えた部分を書き直せました。どうぞ。↓


「あの…タクトさん、お話があります。」
「ん?どうしたの?」
鈍感なタクトでもヴァニラの様子がいつもと違うのは薄々感じた。
「あ…あの…私………。タクトさんが、大好きです…。」
ヴァニラの口から出た言葉にタクトは驚いた。
「私は…いつの頃からか、タクトさんばかりしか見えなくて…その…あの……。」
「…ヴァニラ。気持ちはわかった。俺も嬉しい。」
「じゃ、じゃあ…。」
「でも…ごめんな。俺には、もう心に決めている人がいるんだ…。」
ヴァニラの頭の中が真っ白になった。タクトはナチュラルに断ったつもりだがヴァニラには、それが残酷な宣告に聞こえた。
「いいえ、いいんです。気持ちだけ伝えられたから…。」
「でも、ヴァニラ…俺は…」
「失礼しました…。」
足早に部屋を去るヴァニラ。タクトから逃げるがごとく。
「お、おい!ヴァニラ!」
タクトはただ、呆然としていた。
236あ・あーと:04/12/27 13:42:44 ID:aartYcfv
「ヴァニラさん…いかがでした?」
ミントはずっと待っていたようだ。
「……。」
何も言わず首を横に振るヴァニラ。
「…そうでしたの…。」
「私は…私は……。」
ヴァニラはミントに抱きついた。
今まで抑えてた涙…それが思いきりあふれ出す。
「大丈夫…大丈夫…ですわ。」
優しく頭をなでるミント。
「じゃあ今度は、私の番ですわね。」
「ミントさんの…番?」
「私は…ヴァニラさん…あなたが世界で一番、大切な人…。一番、一緒に居たい人ですの。」
突然のことだった。
ヴァニラは問う。
「つまり…どういうこと…ですか?」
「わからない?私はヴァニラさんのことを心から愛していますのよ…。」
「ミントさんが…私のことを…。」
「だからあなたには悪いけど、告白に成功して欲しくありませんでしたの…。ごめんなさいね、ヴァニラさん…。」
「いえ…いいんです。」
237あ・あーと:04/12/27 13:47:11 ID:aartYcfv
「本当にあなたは心優しい人ですわね…。」
不意にミントの唇がヴァニラに触れる。
「!?」
ヴァニラはびっくりした。なにせ唐突に唇を奪われたのだから。
「んふ…………ん………」
ここぞとばかりに舌を絡ませるミント。
ヴァニラは流されるままだった。
「んん………ふぅん………」
ヴァニラは自分の奥底からわいてくる妙な感覚に身もだえするばかりだった。
そしてようやく二人の唇が離れる。
銀色の糸を引きつつ。
「さぁ…今から二人で恋に落ちましょう?ヴァニラさん…。」
ミントの手がヴァニラの胸へといく。
「あ………そこは………。」
「うふふ…。思ったよりも良い感触…♪」
胸を揉み解していくミント。ヴァニラは顔を紅潮させていた。
「どうです…気持ちいいですの?」
「あ………あの………は…うう…………。」
どうやら聞くまでも無いようだ。
「ヴァニラさん、次はもっと気持ちいいこと…してあげますわ。」
ミントの右手はゆっくりとヴァニラの股へ入り込んでいく。
「ひ…………ああ……んぁ………こ、これは……。」
初めての愛撫の感触。ヴァニラは必死にこらえる。
238あ・あーと:04/12/27 14:10:34 ID:aartYcfv
「うふふ…これだけでそんなに感じちゃうなんて。可愛いですわ…」
そう言うと右手をストッキングの中へ入れるミント。そしてほのかに湿り気のあるヴァニラの股を直に撫でていく。
「くぅん………あぅ………へ…変な……気持ち………です……。」
「それを感じていると言うのですわ。あなたが私の気持ちに応えてくれている証拠ですわ。」
「み……ミントさ………んの……気持ち…あっ……ん………。」
「そう……あなたも心のどこかで私のことを気にしていた…。でもタクトさんへの思いもあった……。どちらへの思いも捨てられない、あなたの心の迷いはテレパスでお見通しですわ。」
徐々に強く、そして確実に刺激を与えていくミント。
さらに余っていた左手で乳首をつまむ。
「ひぃあ……!んはぁ……あ……。」
ヴァニラは心地よく、そして淫らな「何か」が来るのを感じていた。
「あ……もう……なにかが……ひん…来そう…で…あぁん……!」
「そろそろ来ましたわね。その感触に身をゆだねなさい。気持ちいいでしょ…?」
ミントはとどめとばかりに耳を軽くはみはみしてきた。同時に愛撫のスピードが速くなっていく。
239あ・あーと:04/12/27 14:11:54 ID:aartYcfv
「あぁん……ふぁぁ……んはぁ…き…気持ちいい…もう…なんだか…わか…らな…んぁあ……。」
「私は、あなたのことを愛してますわ…。」
「わ……わ…わたしも……ほんとは…ミントさんが………好き…でした……。」
「嬉しいですわ…。」
「は…はぁあ…はぁぁぁぁああぁぁぁ………!」
ヴァニラは達した。愛液がこぼれ出してくる。


「はぁ…はぁ…。」
ヴァニラはすっかり疲れてしまい、すぐに寝付いてしまった。
「おやすみ…私の愛する人…。」
ミントはそっと、おやすみのキスをした。
240あ・あーと:04/12/27 14:13:45 ID:aartYcfv
とりあえ終わりました。
なんだかワケがわからん_| ̄|○とりあえずハッピーエンド…なのかな?
もしかしたら続編を書くかもしれません。
241名無しさん@ピンキー:04/12/27 23:17:23 ID:MrHLCRpw
GJ!
242名無しさん@ピンキー:04/12/28 19:03:24 ID:nF+j1ddj
ちなみにタクトの心に決めた人とは一体誰なのでしょうか?
やはりミルフィーユかな?もしかしたらミントだったりして(笑)
243名無しさん@ピンキー:04/12/29 00:20:11 ID:B7BSc9cz
うーん、全員?
244名無しさん@ピンキー:04/12/29 00:52:19 ID:jztaEDls
レスターだろ?
245名無しさん@ピンキー:04/12/30 10:49:50 ID:5WZ9biBJ
アプリコット
246Ks+de:04/12/31 23:29:09 ID:35HCSsbm
年が明ける前に、前の続きを書きたいと思いますー・・・


「ふぅ・・・っ・・・」フォルテはようやく一息つけた。レスターが出て行ったのを確かめてから、慌ててドアの鍵を閉めた。
体が疼く・・・フォルテは先程レスターに舐められて滲んでいる秘部を、左手で優しく撫でた。体がこわばる。体が彼を欲している。そんな気がした。

フォルテは、タクト以外の男に身を寄せる自分に怯えた。身を抱いて、小さく蹲りながら、先程レスターに押し倒されたソファに身を沈めた。

「エンジェル隊の皆、ちょっとティー・ラウンジに来てくれ」タクトからの通信が入った。
フォルテは不安な顔つきをした。会議となれば、レスターもそこにいるはず。
今は顔をあわせたくない・・・・・・
しかし、仕事とあらばそうも云ってはいられない。フォルテは意を決して、参加することにした。
慌てて下着を穿き変えて、上着を羽織った。これなら濡れていたことは気付かれまい。

247Ks+de:04/12/31 23:29:55 ID:35HCSsbm
ティー・ラウンジへは、フォルテが一番遅く着いた。
「あ、フォルテさん遅ーい」ランファがフォルテを椅子に座らせた。
「もう皆さんは紅茶を頼まれましたわ。フォルテさんも早く注文なさってくださいまし」ミントが優雅に紅茶をすする。
ミルフィーユとヴァニラとちとせが、ケーキを切って皆の皿に配分していった。
「あ、でもこれ私の手作りじゃないんですよ。ティーラウンジのケーキです☆」
「どうぞ・・・ランファさん・・・・・・」
「ありがと、ヴァニラ。う〜ん、おいしい」
「さ、フォルテ先輩、早く座ってくださいな」
「ん、どうしたんだい?フォルテ」いつまで立っても座らないフォルテを見て、タクトが心配気に尋ねた。
フォルテは勧められたタクトの隣の椅子を穴があくほど見つめた後、タクトの顔を見た。
「司令官どの・・・ここに集められた用件は、一体なんなんだい?」
「ん?」
「ん、じゃないだろ!会議じゃないのかよ!」
「フォルテさん。会議ならこんなところ選びませんわよ、今日は、ただのお茶会ですわよ」ミントがまた紅茶をすすった。
「そう、またミルフィーの案でね」ランファがケーキを頬張った。
「本当は私、展望公園でピクニックにしたかったんです〜。それなのに・・・」
「ミルフィー先輩が出たその次の瞬間に、展望公園の木や苗が洪水に巻き込まれて・・・・・・」
「・・・スプリンクラーの故障ではなかったのです。排水溝の故障です」
「・・・そ、そうかい。会議じゃ、なかったのな・・・」フォルテは疲れた顔をして椅子に座った。
どうでもいいところへの突っ込みは一切流したフォルテ。
「そうさ。ほら、フォルテ、これ食べてみな。美味しいぞ。な、ミルフィー。今度こそ外でピクニックしような〜」タクトがフォルテの目の前に置かれたケーキをフォークで刺して、彼女の口元へ持っていった。
そこから綻び落ちる彼の笑顔に、フォルテは罪悪感を覚えた。
「い、いいよ・・・自分で、食べられるさ・・・」フォルテはそういって、彼からフォークと皿を取り上げた。
それは誰の目にも、照れ隠しではないというのが分かった。
248Ks+de:04/12/31 23:33:32 ID:35HCSsbm
「どう、どうしたんですか?フォルテさん」ミルフィーユのおどおどとした声。
「い、いやさ・・・は、恥ずかしいじゃないか、皆の前で。な、タクト?」
タクトはじっとフォルテのとまどう表情を見る。
「フォルテ、まだ、元気でないのか?」
「え・・・?」
「実は、私先程タクトさんから「フォルテさんが元気ないようだけど、どうしたらいいのかな?」って相談受けたんです。
それで、ピクニックなら元気でるかもと思ったんですけど、さっきのような惨事になってて、ここを選んだんですけど、
やっぱりピクニックじゃなくちゃ元気にならなかったんですか?」
ミルフィーユは本当に不安そうに云った。

ズキン・・・・・・・・・!
フォルテは、そこまでして自分を思うタクトに、本当に申し訳なく思った。
とてもタクトの顔を直視することはできなかった。
「フォルテ・・・!」
今にも泣き出しそうな顔のフォルテの見つめながら、タクトはそっと肩に触れた。
フォルテの脳裏には、電撃のようなものと一緒に、レスターの、さきほど自分に触れたときの表情が頭に流れ出してきた。
それがタクトの顔にダブって見えたとき、フォルテは思わず叫びタクトを突き飛ばした。
ティー・ラウンジにいたクルーや店員も、驚いた顔でエンジェル隊を見ていた。
フォルテは肩を震わせて、息を切らせながら、目の前のタクトに怯えて、身を後ろへ引いた。「あ・・・・・・」
「タ・・・タク・・・タ・・・ご、ごめ・・・ごめんッ・・・・・・」フォルテは強張った体を引きずるようにして、ラウンジを飛び出していった。
「あ、フォルテさん!!ねぇ、タクト、あんた何かやったんじゃないの?」ランファが、倒れているタクトの胸倉を掴んで無理やり立たせた。
「いいえ、ランファさん。さきほどフォルテさんからは、はっきりとは分かりませんが、タクトさんに対する罪悪の念が押し寄せてきましたの。
それと、タクトさんを突き飛ばしたときに、フォルテさんの脳裏に、レスターさんが浮かんでいましたわ。
きっとレスターさんのことで、フォルテさんがタクトさんにお隠しになられていることがあるのですわ」ミントはやはり紅茶をすすった。
249Ks+de:04/12/31 23:41:42 ID:35HCSsbm
「タクトさん・・・・・・」エンジェル隊の皆が、不安そうにタクトを見たが、タクトは少し躊躇ってやがて笑った。
「大丈夫だって。フォルテに限って、浮気なんてあるものか!」タクトはそういって、席についた。
だがどうしても落ち着かない様子で、席を立った。「悪い、皆。フォルテを宥めてくるよ。彼女が落ち着いたら、またパーティやろ?」
「は、はい・・・・・・」
ミルフィーユが頷くと、タクトはラウンジから飛び出して行った。

部屋に帰ってきたフォルテは、時計を見た。まだ昼間の3時だった。レスターの仕事の終える時間が、大体毎日8時ごろである。
彼女は飲み込まれるように毛布に蹲った。
レスターに触られた時の快感が忘れられないかのように、足をもぞもぞとさせた。
タクトが好きだという言葉が、嘘になりそうだった。
いつもは自分を興奮させるような行為しかしないで、肝心なところで止めるレスターに遊ばれているだけなのだ、と彼女は考えている。
しかし、それでも、タクトにはされなかった行為をされて、彼女の体は快感を知った。
「だめ・・・アタシが・・・壊れる・・・このままじゃ・・・やつに・・・・・・」フォルテは体を震わせながら縮こまった。
その時、部屋のブザーが鳴った。フォルテは身構えたと同時に部屋の時計に目をやった。まだ3時30分前だ、レスターが仕事を
終わらせてくるには早く過ぎる。
おそるおそるドアに近付くと、タクトの声が耳に入ってきた。フォルテは目を輝かせてドアを開けた。

250Ks+de:04/12/31 23:43:13 ID:35HCSsbm

タクトは、白のTシャツを着て、長いジャージのような黒いズボンをはいて出てきたフォルテに、顔を赤らめた。
フォルテは、シャツの下にブラジャーをつけていないことを思い出して、同じく顔を赤らめた。
「た、体調が悪かったの・・・?ごめんね、寝ているところを、起こしちゃったみたいで・・・」
「ううん・・・起きてた・・・」
「具合が悪いのなら、今日は残りは病欠で届けだしておく?」
「・・・うん、できればお願いするよ。タクト・・・・・・」
「ん?」
「ちょっと、部屋で休んでいかない?」
「・・・・・・えっ・・・!?」
上目遣いで誘っている彼女に、タクトは激しく鳴る動悸を押さえられなかった。
「ちょっと気が落ち着かないから、時間があったら、少しだけでも・・・話していかない?」
「え、え・・・そ、それは・・・・・・ひ、暇、かなぁ・・・それじゃあ遠慮なく!」
しまりのない顔でタクトが部屋に入ると、フォルテはドアのロックをONにした。
さきほどまで眠っていたのか、フォルテの部屋の灯りが微妙に薄暗かった。照明の色は橙で、影がつくとフォルテの姿がより色っぽくみえる。
フォルテはソファに身を沈めた。「ここ、座りなよ」といって自分の横を勧めた。
「う、うん・・・・・・」タクトが腰を下ろした。
「タクト・・・・・・」フォルテはタクトの体に寄り添った。タクトの体がより一層硬くなる。
フォルテは、タクトに抱きしめて貰いたそうに体を寄り添わせた。今日はいつもよりも微弱にしか香水はつけていない。
ちょうど品良く、相手を誘惑するには丁度いい。
足を、タクトの太股に当てた。タクトは誘惑に負けるべきか負けぬべきかを懸命に考えた。
もしかしたら、フォルテの冗談かもしれない。ここで本気になったら、フォルテが怒るかもしれない。
しかし、先程エンジェル隊の皆の云っていた通り、フォルテの心がレスターに移りつつあるのだとしたら・・・・・・
タクトは躊躇いがちに、フォルテの太股をさすった。彼女の足がぴくんと反応する。表情を覗うと、顔を赤らめている。
251Ks+de:04/12/31 23:46:10 ID:35HCSsbm
「フォルテ・・・」雰囲気に流されるように、タクトはフォルテの顎を自分のほうに引き寄せた。フォルテは、待っていたかのように目を瞑った。
2人の唇が重なりあった。
「ん・・・ふぅっ・・・・・・」フォルテの顔は次第に真っ赤になっていく。
苦しそうに、タクトの顔から離れようとすると、タクトはそれを、フォルテの華奢な腰を抱きしめて阻止した。
背中をなぞってそのままズボンの中に、腕を滑り込ませた。「は・・・ぁぁっ・・・ふぅぃヴ・・・!」
口を塞がれたままで、より一層苦しそうな顔をして、彼女はタクトを欲した。求めるように、体をタクトのほうに向けた。
「フォルテ・・・・・・」タクトは戸惑った。たしかに、誘われているような気はした。
だがしかし、そんな彼女が妙に可愛らしかった。恥ずかしそうに、それでも愛する自分に体を近づけてくる。タクトは目を力いっぱい瞑って、
やがてフォルテを自分の体から引き離した。
「!?」
フォルテは落胆の表情を浮かべた。絶対に受け止めてくれるかと思ったのに、明らかに拒否された時の心の動揺が隠しきれなかった。
「ご、ごめん・・・やっぱり、まだ、こういうのは・・・・・・フォルテは、そう、そういうことするには、可愛すぎて・・・・・・」
おろおろと弁解するタクトを見ながら、やがてフォルテの表情は冷ややかになっていった。
「・・・可愛い?こんな指導好きの、マシンガンオタクの女が?いつも鞭振り回してリーダーぶっているアタシがかい?」口調は少し怒りを秘めていた。
「だから、中にある可愛らしさを必死で隠すその様がまたいじらしくて、今、その隠していた部分を見せられて、お、男ならこういうの動揺するんだよ!!」
「そんな根性無し、お前だけだ!!!」そう叫ぶフォルテの頭の中に、またレスターの姿が浮かんだ。振り払うように、また叫んだ。
「そんなことない!そりゃ、フォルテは、俺以外の男とこういう関係になったことないと思うから、分からないんだろうけど・・・」
252Ks+de:04/12/31 23:47:30 ID:35HCSsbm
「!!!」
さりげなく真偽を確かめようとして云ったタクトの言葉が、まさかフォルテの微かに出していた助けのサインを打ち切ったとは、
このときタクトはまったく分からなかった。
「・・・っておくれ・・・」フォルテは呆然とした顔つきで、やがて云った。タクトが聞き取れなかったと云うと、フォルテは殺気にも
似た雰囲気をかもしだして、ドアのロックを解除して、タクトを部屋から突き出した。「出て行っておくれ!!もう、あんたなんか、
あんたの声なんか二度と聞きたくない!二度と会いたくなんかないよ!!」
「え、ふぉ、フォルテ・・・!」
「この弱虫!!!」

閉じられたドアを呆然と見て、タクトは混乱していた。そこへランファとヴァニラが心配して来てくれたのか、通路を歩いてきていた。
「タクト、なんか凄い怒声が聞こえたんだけど、何をやったの?」
「いや、その・・・何が何だか・・・」明らかに動揺しているが、タクト自身、確かに真偽のほどは分からなかった。
「タクトさん、きっとフォルテさんは、少し精神が不安定になっているのです。しばらくの間、そっとしておいてあげましょう」
「・・・う、うん・・・・・・」2人はタクトを慰めながら、ティーラウンジへ連れていった。



フォルテは部屋で立ちすくんでいた。「ばかやろ・・・」
もうあと1時間足らずでレスターがこの部屋にくるというギリギリまで、彼女はそこで立ちすくんでいた。

253Ks+de:04/12/31 23:50:33 ID:35HCSsbm
「レスター・・・・・・」彼が部屋を訪れたとき、フォルテは今度は躊躇うことなくドアを開けた。
相変わらず表情は硬くなったままだけれども。
「・・・どうした、今夜はいやにあっさりとドアを開けたもんだな?」
「・・・抵抗しても無駄だと思ったんでね・・・・・・」
「ほう、それじゃ今晩は、最後までとことんやってもいいってことか?」レスターは片腕を壁につけて、フォルテの顔をじっと見た。
そして、もう片方の腕は鍵のロックに手をかけている。
フォルテは戸惑い、表情は少し青ざめており、体ががくがくと震えている。レスターは目を細めて、内心は諦めていた。
これだけ怯えられていたのでは、返事は期待できそうにない。ロックから手を離そうとしたとき、フォルテは震える体を抑えるようにしてから、
微かに首を前に傾けた。
その刹那、レスターがフォルテに覆いかぶさり、床に押し倒した。「痛ッ・・・!」
フォルテが呻いたので、レスターはフォルテを握り締める手を緩めて、彼女の頭を優しく撫でた。だがフォルテのこの返事が彼を興奮させていた。
「で、でも・・・」弱弱しく彼女が呻いた。「その前に、一つだけ質問が・・・」
「なんだ?」レスターは唸るように聞いた。だがまだ押し倒したままだ。
「あんたさ、あ、アタシのこと、遊ぶつもりでこういうことしているんじゃないのかい・・・?」
「怒るぞ・・・」そして彼はふーっと一息ついてから、やがて優しく言い直した。「俺は絶対に本気だ。・・・俺が遊びをやるような男に見えるか?」
フォルテは苦笑した。「人は見かけによらないっていうだろ」
しばらくして彼女はまた口を開いて微笑した。「じゃあ、信じるよ・・・・・・」
254Ks+de:04/12/31 23:51:17 ID:35HCSsbm
レスターはフォルテのシャツの下に手を潜りこませて、大きな胸を激しく揉みはじめた。「はぅあっ・・・・・」
「フォルテ・・・」
「まっ・・・やめ、まって!ろ、ロックしてない・・・ドアを・・・はぅ・・・・・・!!」
だが彼の耳には入っていないようだ。「た、頼むっ・・・気になって・・・・・・」
あまりにもフォルテがしつこく頼むので、レスターはしぶしぶとシャツの下から腕を抜いてドアへ向かった。
フォルテは、自分の秘部が湿っているのに気付いた。少々タクトに対しての罪悪感が生まれてきたが、顔をしかめて頭の中から振り払った。
だが、レスターがロックをかけようとしたとき、ドアが開いた。
レスターとフォルテは固まった。何故なら、ドアの向こうには、やはりフォルテを心配して、居ても立ってもいられずにここに戻ってきた、
レスターの親友でありフォルテの恋人であるタクト・マイヤーズが立っていたからである。

「た、タクト・・・・・・」
「あ・・・・・・」
固まるレスターとフォルテを、タクトは交互に見交わした。同じように固まって、今の目に映る状況を冷静に判定しようとしたが、それも上手く結論を出せない。
「れ、レスターも、何かフォルテに用事があってきたの・・・?」やっと彼が云えた台詞がこれだ。
「・・・・・・」レスターは少し気まずそうにフォルテを横目で見やった。するとフォルテは、じっとタクトを睨むように見た。
「ふん、あんた以外の男とやっちゃいけないわけ?」
「ぶはっ!!」今飲み物が口の中に入っていたら、2人とも鼻から出していたところだ。
「れ、レスター・・・お前、友人の女に手を出すような奴だったんだ・・・?」
「あ、あのだな・・・えっと・・・・・・」
「そうさ、レスターはあんたと違って、可愛いだとか云ってやることを躊躇うこともしない、度胸のある奴さ」
フォルテが何でもないかのようにさらりと云った。
「ふぉ、フォルテ!!」
255Ks+de:04/12/31 23:52:16 ID:35HCSsbm
「ね、レスター?」堂々と、まだやってもいない事についてここまで言い切る彼女に、レスターは関心しつつも、これはタクトからフォルテを
奪う最高のチャンスだと開き直った。
「そう、いうことだ・・・」少し冷や汗を掻いている。
「そういうことって・・・・・・」タクトがわなわなと震えている。
「まさか、ずっと前から、2人ともこういうことやっていたのか・・・?フォルテ!」タクトはフォルテに向き直った。顔つきは怒以外何者でもない。
「俺がダンスパーティのパートナーに誘ったときから、すでに2人とも付き合っていたんじゃ・・・・・・」
フォルテは鼻であざ笑った。「違うよ。付き合っていて、あんたみたいにいつまでも躊躇っていたあんたに腹を立てていたんだ。それで、レスターに誘われたんだ。レスターは攻めも上手くてね、アタシも快感を味わえるほど・・・・・・」
タクトは何も云わなかった。だがそれに耐え切れずに、震える声で、「そうか」と呟いたまま身動きしなかった。
フォルテは冷静に睨みつけながら、タクトを見ていた。その間付近で、レスターもお互いを交互に見合いながら、沈黙を守っていた。
「それじゃ、今日の昼間も、フォルテは俺とレスターの、どっちのほうが快感か確かめるために誘ったのか!?」タクトは沈黙を破って怒鳴った。
「・・・そうさ」フォルテが云うが、その直後にレスターが叫び割った。
「タクト、誤解がないように云っておくが、俺はまだ「最後まで」はやっていないさ。雰囲気だけフォルテに味あわせただけだ」
「・・・なら俺と同等じゃないか!」タクトが驚いてフォルテに云った。だがフォルテは顔をそらした。
「そ、それはアタシが拒み続けていたからだよ。でも、今日の煮え切らないあんたの態度見て、あぁこりゃそろそろ心移りしたほうが良いなと
思ったんだよ!」
「それじゃ、フォルテ。ちょっと来てくれ・・・」
「なっ・・・」フォルテは引っ張られた腕を振り払った。「なにすんだい!!」
「今日、俺が煮え切らなかった部分、お前に教えるよ・・・レスターより、俺のほうが良いって、思い知らせてやる!」
256Ks+de:04/12/31 23:53:21 ID:35HCSsbm
怒ったように、タクトはフォルテの腕をまた引っ張った。だがそのフォルテの腕をレスターは掴んで、タクトの腕を引き離した。
「悪いが、お前はもう手遅れだったな。今から俺と約束しているんだ、さ、出て行け」
「そ、これから本番なのさ」フォルテがあっかんべーをした。タクトの怒りが爆発寸前だ。
「恋人である俺の意見を尊重してくれてもいいじゃないか!」そして、怒りまかせにフォルテの体を抱きしめて、下腹部を丹念に撫で回した。
「はぅっ・・・あ・・・ぁ・・・」フォルテは体が求めていて、我慢し続けて溜めていたものを貰えて発情し始めた。顔を真っ赤にして、下に倒れこむのを狙って、
タクトは押し倒した。
「あ、この、タクトッ・・・!」レスターは先に奪われることに焦り、フォルテのズボンを脱がした。そして四つんばいの格好をさせて、自分のものを彼女の穴にぶちこんだ。
「あぁあぁぁぁぁっ・・・!!」フォルテは油汗を掻いて、腰を振った。「っぐ、うぅあぁぁぁっ・・・!!」
「フォルテ!くそぉ・・・」タクトは自分のズボンも脱いで、下半身にいきり立つもの彼女の口に入れようとしたが、彼女は初めて自分の中にいれられるものに、
体中が痙攣していて、とてもこちらのものでは対抗できないだろうと考え直した。
そして、フォルテは下と同様に胸も感じるということに気付いたタクトは、フォルテの上半身の服を脱がして、胸をしゃぶり始めた。
「はぁぅぅっ・・・だ、駄目・・・や、やめっ・・・はぁ・・・あん・・・んっ・・・ふうぅ・・・ぅぅうん・・・ぁっ」弱いところを同時に攻められて、彼女の精神は平常心ではいられるはずもなく、2人の前で乱れていく姿をさらしていった。


もう年が明けるのですみません、ここまでで・・・!それでは良いお年を。
257名無しさん@ピンキー:05/01/01 02:27:10 ID:3rNQ2hAH
ハッピーニューイヤー
この続きキボンヌ
258名無しさん@ピンキー:05/01/01 14:23:56 ID:KsxwteaR
お待ちしておりました。まさか3P突入とは…超GJですッ!!
259あぶらむし:05/01/02 03:10:50 ID:2nC7aKvE
新年明けましておめでとうございます。
超お久しぶりのあぶらむしです。
新作ができました。
一応解説をつけておくと、作中で『私』と表記されている人物はおそらくミルフィーユです。
そして『男性』、あるいは『彼』と表記されているのはタクトです。
それでは2005年の一発目、ご拝聞ください。
260あぶらむし:05/01/02 03:11:48 ID:2nC7aKvE
生きている理由を考える暇もないくらい、生きることに必死になっていた。気がつけば歯ならびも悪くなった。
優しい言葉をかけてくれた人は、もう隣りにはいない。きっといまも誰かを救うため、いずれ嘘になる言葉を撒き散らかしているのだろう。
風邪をひきたい。人間の証明。
後ろ指は差されても気づかないものだ。バケツ一杯分の唾をかけられても、私は気づかない。
あなたは人間ですか?
もしも私がトマトでも、残酷なほど純粋な少年にこういわれただろう。「あっ、腐ってる!」と。
私の細胞は六倍に膨れ上がり、等身大にちぎれる。そして一人の男性にのしかかる。
261あぶらむし:05/01/02 03:14:45 ID:2nC7aKvE
もうやらないと誓った。でもそのあとですぐ気が変わった。
私たちは男性の乳首やらペニスやらを舐めた。
六人の舌はそれぞれまったく別々の意志(六通りの破壊願望)を持っていた。それらは
唾液と共に男性へしみこんでいった。私たちはまるで
冗談ではすまされないイタズラを隠蔽するように男性を覆った。
男性は姿を消した。天の目から届かなくなった。
私たちの一人が男性のペニスを自分の性器へ押し込んだ。
生温かい優しさが男性を締めつけた。その記憶は
一生消えることは
ないだろう。
忘れられない優しさは男を慰め、癒し、時として破壊へと導き、狂気へ走らせる。
私たちの死への逃亡と生への渇望は男性の小瓶を何本も何本も割った。中にはコカ・コーラの瓶も混ざっていたけれど、おかまいなしに割った。
262あぶらむし:05/01/02 03:17:02 ID:2nC7aKvE
私は瓶の
破片の上に倒れこんだ。
尖った先端が私の身体に
突き刺さる。
この時、   私はバージンを失ったのだ。
私以外の五人は奪い合うように して
男性の身体を舐めた。
私は一番大きく開いた
傷口に
彼の指を入れた。
私の性器はキュッと締まる。
彼は指を折り曲げ、私のもう一つの
扉をこじ開けた。
私のぬるぬるとした欲望が彼の指を光らせた。私はその指をしゃぶった。
骨が溶けるくらいに。

そして彼の指は実際に溶けた。
263あぶらむし:05/01/02 03:21:04 ID:2nC7aKvE


溶けた指をワインのように口の中で転がしてから、
彼に口移した。       舌と舌が
からみ合い もつれて からまりそうになった。
私たちはリボン結びでも解くように両端をひっぱった。
するすると  二枚の舌が離れ
一本の唾液が 私たちをつなぐ 架け橋になった。その上を小さな少女がかけていったようにみえたのはおそらく見間違いだろう。
他の五人の私たちは
すでに私の右手から爪を一枚ずつ    はがしていた。


彼はその爪のはがれたやわらかい皮膚に
そっと口づけをした。
血がにじみ彼を真っ赤に染めた。
彼を、というのはもちろん、彼自身をだ。文字通り。
264あぶらむし:05/01/02 03:24:49 ID:2nC7aKvE
爪を失った私に恐れるものは
なにも なかった。
また赤くそまった彼 に 望めるものはなにもなかった。
だけど彼にはまだ失うものがあった。
右 手 の 爪 だ。
五枚の爪はまるで
嵐を
恐れ
木のかげに
身をひそめる小動物みたいに見えた。
他の五人の私たちは
丁寧に 一枚 一枚 彼の爪
をむしった。
指が溶けていたので爪は四枚しかなかった。
彼は舌を だした。
最後の一枚が そこには乗っていた。
もう一人の私は
嬉しそうに
それをつまんだ。
私は彼の最もやわらかい肉に口づけをした。
さっき彼が私にしたように。同じように私も真っ赤に染まった。
赤い二つの個体が 混ざり合うようにして抱き合った。
いま残酷なほど純粋な少年が私たちをみたらきっとこういうだろう。「あっ、このトマト腐ってる!」と。
265Ks+de:05/01/06 14:05:01 ID:95GQujZS
「ふぉ、フォルテ嬉しそうだよ・・・」タクトはわざと興奮させるような言葉を吐いた。
「俺のほうに感じているんだろう?」レスターが頭上からフォルテに問いかけた。
だがしかしフォルテには答えることができないくらい興奮している。
しばらくそんなことをやっている間に、レスターはとうとう、下に溜めているものを絶えることができなくなった。
「うっ、もう駄目だ・・・いいか?フォルテ!」
「!!や、やめろ、レスター・・・!!」タクトはフォルテから離れて、レスターの体を、フォルテから引き離した。
「ふぅぅっ・・・・・・・」フォルテは疲れきった表情で、タクトを睨んだ。イキかけたその時に、それを中断させられたのだ。
体がまた疼く。タクトはその視線に気付いてか、フォルテをじっと見る。「そん、そんなに続きがやりたきゃ、俺がやるよ!」

266Ks+de:05/01/06 14:05:35 ID:95GQujZS
フォルテはしばらく息遣いを整えて、やがて大きな声でタクトを嘲笑った。「いつもそうなんだね、タクト・・・」
「!」
「なんでいつも途中で止めるのさ?それはあんたが本気じゃないから、そうだろ!?」
「・・・なに、言っているんだ。こんなことすることだけが愛なのか!?」
フォルテはまた疼いて止まらない体をぐっと掴んで、今の苦しさを堪えていた。黙ってタクトを見ている。
今度はタクトが嘲笑うようにフォルテを見た。「そうか、そうなのか・・・フォルテは、ただやりたかっただけなのか。やれれば誰でも良かったのか」
ズキッ・・・フォルテの心に鋭い棘が刺さった。タクトは傷ついた表情をするフォルテを、目を細めて苦々しい顔をした。
「そうならば・・・すぐにやりたいのなら、レスターに心変わりすればいいだろう。俺より上手いしな・・・」
レスターは腰を上げて真っ直ぐに立ち、タクトをじっと見た。顔にはありありと、困惑の念が浮かぶ。
フォルテは今にも泣き出しそうな顔をしている。脱ぎ捨てられた自分のズボンを、露になっている下半身を隠すように穿いた。
「それで、俺達の縁もこれまでだ。これからはなんでもない、ただの上司と部下。エンジェル隊の司令官とリーダーに戻るだけだ」
「!!」フォルテとレスターが驚いてタクトを見た。レスターはタクトのことをじっと見た。そして重い口を開く。
「タクト・・・」
「なんだよ・・・・・・」タクトが冷淡な口調で聞き返した。
「俺が、こんなことの発端になった立場だから云い辛いけれど、こんな言い方じゃ、フォルテが傷つく・・・」
「傷つけば?」
「お前・・・そんな言い方あるかよ!フォルテの士気が下がって、戦闘時のフォルテの戦力が大幅に低下するんだぞ!!」
最後のほうは、フォルテに聞こえぬように声を潜めた。だが必死に説得するレスターを、タクトは冷静な表情で見上げた。
「・・・・・・」まるで石のように表情一つ変えぬ顔で、タクトは云い返す。「お前がフォルテの士気を上げてやればいいじゃないか。今のテクニックでさ。別にエンジェル隊の士気をあげるのは俺じゃなくても、良いんだろう?」
「・・・!」レスターは顔を引き攣らせた。銅像のように固まっているレスターから顔をそらせ、フォルテを見た。
267Ks+de:05/01/06 14:06:07 ID:95GQujZS
「レスターに可愛がってもらえよ」
「・・・・・・さっさと出てお行き」フォルテはタクトに背を向けたまま言った。体も声も震えきっている。
タクトはその背中を寂しそうに見た。相変わらずフォルテを愛しいと思う心に変わりがなかった。
しかし、フォルテが求めているのは自分ではなくレスター。それが分かってしまったのなら、もう戻ることは出来ない。
「レスター、別に俺に気遣いしなくても良いからな。フォルテはレスターを選んだ。ただそれだけのことだ」
「・・・・・・」レスターは何も云わなかった。レスターは、このままタクトと別れれば、確実にフォルテは自分から離れていくと感じた。
フォルテの求めていたのは自分ではなくて、紛れもなくタクトだったということを、先程フォルテを犯していて分かった。
タクトとヤっているという妄想を頭の中に入れて、自分の思うようにされていたのだ。いわば擬似セックス?
レスターは本気で悩んだ。

フォルテがレスターの服を掴んだ。「・・・レスター、お願いが、あるの。さっきの続き・・・しよ?」
レスターはじっとフォルテの顔を見た。だがそう云う彼女の顔は虚ろだった。タクトと別れるという現実を受け入れたくないという思いが、また自分をタクトの変わり身にしようとしているのだ。
そう感じたレスターは、彼女から目を反らせてタクトを見据えた。「そんなにやってほしければ、タクトとすればいいだろう」
「え!?」フォルテの目にありありと絶望の色が浮かんだ。タクトに拒否されたときと同じように。
「もうタクトの身代わりにされるのはごめんだ。・・・もういい」
どんなに姑息な真似をしても、フォルテの心はいつもタクトしか見ていないということが分かったレスターは、彼女に見切りをつけた。
ドア付近まで行き、もう1度振り返った。「自分がピエロになった気分で、馬鹿馬鹿しい」
「・・・・・・」フォルテはレスターを見つめていた。
「お前たちに付き合うと、本当に頭がおかしくなりそうだ」そういってレスターは部屋を出て行った。
268Ks+de:05/01/06 14:06:43 ID:95GQujZS
「・・・・・・」毛布にかぶさり、フォルテはその場でしゃがみこんだ。
タクトは生気の抜けきったフォルテを見るのが、痛々しかった。
レスターにもふられたフォルテは、自分のことを見ているのだろうか?
「フォルテ・・・・・・」ためしに呼んでみた。
フォルテはすぐに反応して自分を見た。
「レスター・・・行っちゃったよ・・・」
「・・・あんたは、出て行かないのかい?」出て行って欲しそうな口調と、出て行ってほしくないと訴える瞳。
「フォルテは、どうして欲しいの?」
「・・・・・・・・・出て行って」
フォルテの髪の毛が、彼女の顔が俯いたときに垂れて、表情を隠した。
「そして、アタシはまた一人になるだけさ・・・・・・」
「一人には、ならないさ。俺がいるもん」
「あんた、さっき別れるって云ったじゃないか!!」怒ったように叫ぶフォルテを、タクトはぎゅっと抱きしめた。
顔を引き寄せて、フォルテの吐く熱い吐息を一緒に飲み込みながら、タクトは自分の舌を彼女の口に滑り込ませた。
フォルテは驚きながらも、涙をぽろぽろと流して、顔を赤らめた。
「フォルテ、さっきはごめんよ・・・レスターに奪られるんじゃないかと思って焦り、無理やり・・・あの、胸舐めちゃって」
タクトは口から舌を離して謝った。フォルテは首を小さく振った。
「可愛い・・・フォルテ可愛い」
フォルテの下の部分が、また疼きだす。
タクトの下のものを欲しそうに、体を近づけてくる。
だがタクトはまたキスをした。そしてそれだけで、他になにをしようともない。
「アタシとするのが、嫌なの・・・・・・?」
「違うよ、違う・・・・・・可愛すぎて、手が出せないんだ、いまはまだ」
「・・・意気地なし」
「守りたいんだ!フォルテ、君を」
「・・・・・・」
タクトはまた口をつけて、しばらくそのままでいた。濃厚な接吻の味。それを味わううちに、フォルテは次第に満足していった。
タクトはフォルテの細い腰を抱き寄せて、フォルテの目をつぶらせた。感覚をすべて口に移すために。
269Ks+de:05/01/06 14:07:15 ID:95GQujZS


「互いの愛を深めながら、だんだん近付いていこうな?」
「え」
「付き合ってからすぐにお互いを許すよりも、お互いにそうやって作りあっていったもののほうが良いんだから」
「臆病者の能書きにしか聞こえない〜」そういってフォルテはタクトの胸に顔を埋めた。
心の中では、初めて自分を大事にしてくれていたタクトの心遣いが、とても嬉しかった。
「それはすなわち、その期間であんたの臆病を直します〜ということじゃないの?」
「ははっ、それもある・・・フォルテには敵わないなぁ」タクトは苦笑した。

「それじゃ、また付き合いだします?」
「どうして欲しいんだい?お姫様」



フォルテはにこっと笑った。白い歯を見せて、艶やかな唇を動かした。
「お付き合い、お願いしま〜す」
270Ks+de:05/01/06 14:19:57 ID:95GQujZS
・・・途中まで期待されていた方々にお詫び申し上げます。
本当にすみませんでしたすみませんでした!!
今回のはただの恋愛小説のようになってしまって・・・書いて読み直したあと
後悔しました!誠にすみません!!

しばらく頭冷やしてきます・・・退散。(そそくさ・・・・・・)
271名無しさん@ピンキー:05/01/06 16:37:18 ID:Pl2T1LaG
>>あぶらむし氏 & Ks+de氏
GJ! 楽しませてもらいました。

GA自体にミュージカルくらいしか話題がないせいか、
前スレのような活気がなくなってきちゃったなあ。
漏れも頑張って何か書いてみます。
272名無しさん@ピンキー:05/01/07 01:14:25 ID:3qvMwe97
なんだろうこの気持ち…
とにかく萌えたよGJ
273名無しさん@ピンキー:05/01/07 08:23:11 ID:VwjOkdpm
あぶらむしさん・・・GJです・・・!
少し怖かったっすけど・・・
274名無しさん@ピンキー:05/01/10 23:06:11 ID:XDEofawP
ゲーム第4期がでると思うのは、わしだけでしょうか・・・?
275名無しさん@ピンキー:05/01/11 22:43:52 ID:sI6nRy7y
1、スレッドが立つ。
2、才能のある人間がネタを提供して盛り上げる。
   感動を求めて人が集まってくる。
3、更にオリジナルネタを書ける人間が乗ってきてさらに盛り上げる。最盛期。
4、盛り上がりに乗じて何も書けない魯鈍と白痴が寄ってきてスポイルする。
   彼らの無駄な愛着が逆効果を及ぼし、スレッドのレベルが著しく低下。
5、飽きて大勢が去っていき、行き場の無い魯鈍と白痴が残される。
   低レベルな自慢、排他的なレス、馴れ合い、煽り合い、
   いわゆる「AA」を多用したお寒いレス等々が並ぶ。
6、煽りと馴れ合いしか出来ない魯鈍まで魯鈍同士の空疎な煽りあいに飽きて去る。
7、何も提供できない白痴が過去の栄光の日々を夢見て空ageを繰り返す。
   脳死状態。

今このスレ2〜3のあたりかな?
何はともあれここはまだまだ安泰だね。とあるスレにここの爪のアカを煎じてやりたい…
276名無しさん@ピンキー:05/01/12 16:10:41 ID:3hdPzu6W
>>275
最近あまり人来ませんけど?(GA、アニメもゲームも終わっちゃったものなー・・・)

とあるスレって一体・・・
277名無しさん@ピンキー:05/01/16 02:05:53 ID:MVVcOm/r
磯野のことかーーー
278名無しさん@ピンキー:05/01/19 23:36:05 ID:kIHWJU+P
なんかゲーム4期出るらしいという噂を聞いたのですが、本当でしょうか・・・
誰か事の真相を知っている方はいらっしゃいませんか?
いらしたら、是非教えてください。(気になります)
279名無しさん@ピンキー:05/01/20 03:48:31 ID:mVcOV9jc
>>278
開発計画はきちんとあるぞ。
アプリコット桜葉という新キャラクターが出てくるらしい。
280名無しさん@ピンキー:05/01/21 08:51:24 ID:QGbq3pcX
>>279
アプリコット桜葉・・・新キャラですか。
ということは、本当にGA第4段がでるんですね!?(喜)

GAELの続きだったらいいですね、ストーリー♪
貴重な情報ありがとうございます!!
281ゲフ・・・。:05/01/25 20:54:49 ID:vALjVIIu
アニメ第5期の噂なら知ってるけど・・・。
282名無しさん@ピンキー:05/01/27 21:59:50 ID:/BT1+/RD
アニメ第5期まで!!??(まぁ、ゲームでるのならあってもおかしくないな・・・)

うぉぉぉっ(汗)、こ、興奮のしすぎで血圧がぁ〜〜!!
ゲームのGAEL版では特別映像イベントグラフィックもあるそうだし・・・買いだな、買い!

ちなみに第5期も深夜だろうか?夕方だけは止めてほしい。
283名無しさん@ピンキー:05/01/28 23:48:47 ID:vZyVVvMC
投下したいけど携帯からだから恐くて出来ないorz
284名無しさん@ピンキー:05/01/29 12:00:30 ID:Bhf9HqKH
test
285名無しさん@ピンキー:05/02/01 19:38:58 ID:FAmv202a
>283
投下しましょう!!
携帯でもチャレンジあるのみ!!!
286名無しさん@ピンキー:05/02/11 21:07:08 ID:Uslt5xQ/
保守。誰か〜
287烏丸ちとせ ◆6E39ePeExs :05/02/12 07:29:17 ID:SIe80K4B
 退きなさい!!ファイタルモコーリアロー!!    
  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   

   /⌒\
  (    )
  |\Å/   
  | ∨|   シビビビ  
   .|,.-ー-,.、   
 ,⊆/彡(《|》)) 
丿/ノ/l|*´ヮ`l //___∧___∧__
,/ノ/( つ o/つ。  モ  コ  〜  リ ♪
  (__)(_)\ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄∨ ̄∨ ̄
288名無しさん@ピンキー:05/02/12 09:22:11 ID:GOREZRdL
そういや、まだギャラクシーエンジェル第4部のDVD買ってないや・・・
あー、でも買おうとすると、あの光景が・・・頭に・・・
フォルテが、お見合いする話で、蜘蛛女になって、しまった・・・あの記憶が頭に・・・

そうしたら、DVDーBOXを持つ手が、痺れるように、震えて・・・・・・ぐあっ!
289名無しさん@ピンキー:05/02/17 19:21:56 ID:JzzUzDZG
バレンタイン過ぎたなぁ〜
バレンタインネタ出したかったけど、ネタしか浮かばなかったから話を載せなかった0o0

290名無しさん@ピンキー:05/02/18 17:53:16 ID:eOqUWx/J
291名無しさん@ピンキー:05/02/25 12:27:32 ID:Ewh9G1YG
ギャラクシーエンジェルエターナルラヴァーのPS2版が出た〜
買うのならどれを買うか悩みどころだよなぁ。(18禁バージョンもでりゃいいのに・・・ぼそっ)
292名無しさん@ピンキー:05/02/28 14:30:56 ID:LwW4NizE
このままじゃ飢え死にするぜ…
293名無しさん@ピンキー:05/03/02 03:33:26 ID:bFxrKvFP
もう死んじまう・・・
294名無しさん@ピンキー:05/03/03 17:53:14 ID:YRkepF7j
耐えろ。新作が出るまでの辛抱だ。
それまで適当な話題でも振りまいてろ。
295名無しさん@ピンキー:05/03/10 17:47:07 ID:/JgiaumH
PS2でELもでたってのに、何でこんなに盛り下がってるんだ?
保守代わりにタクト×蘭花かタクト×ちとせでも書こうかね。
読みたい人いたらだけど。
296名無しさん@ピンキー:05/03/10 21:26:59 ID:M71MLXQh
>>295
ノシ
よくばりに両方希望
297名無しさん@ピンキー:05/03/11 09:32:22 ID:vKgvyLNa
タクト×ちとせ×ランファって駄目ですか?←希望
298パジャマスキー:05/03/11 14:46:25 ID:DFUnK+bm
295です。

>>297
お前頭いいな。
んじゃちょっと考えてみる。
他のところで書いてるSS片付いてからになるから
来週ぐらいになるだろうけど・・・
299名無しさん@ピンキー:05/03/11 21:48:10 ID:AFCdKHG9
ちとせ&蘭花×タクト
ではダメなのか。
300名無しさん@ピンキー:05/03/13 23:45:02 ID:Uj2mjW64
大して変わらねェ
301名無しさん@ピンキー:05/03/15 00:21:17 ID:5vf5GYcw
職人様期待age
自分的にはどっちでもw
302名無しさん@ピンキー:05/03/17 00:55:17 ID:zRbAEzh1
age age
303名無しさん@ピンキー:05/03/20 05:57:18 ID:Cqg01/1v
アニメ第五期製作決定記念age
304名無しさん@ピンキー:05/03/20 16:03:20 ID:DuQXeKtn
age
305名無しさん@ピンキー:05/03/20 20:12:16 ID:nIc6fyCF
ども、295って名前で前にSS書いてた者です
PCの整備不良が祟って書き込みすらできなかったのですが、ようやく直りました
という訳で何か新しい作品でも書こうかと思うのですが・・
今このスレにいる人たちって陵辱大丈夫でしょうか?
前に俺が書いた黒タクトのエンジェル隊調教モノみたいなのですが
306名無しさん@ピンキー:05/03/20 20:20:51 ID:3HOkrV/j
>>305
陵辱大歓迎です。
お待ちしてます。
307志摩スペイン村:05/03/20 20:23:56 ID:uCQvjNDT
携帯だが俺も出撃用意するぜ
ヴァニラさんミルフィー、ランファ
誰か一人指定してくれ、そうしないと勇気が湧かない
308名無しさん@ピンキー:05/03/20 22:03:52 ID:3HOkrV/j
>>307
ランファでお願いします。
期待してます。
309志摩スペイン村:05/03/20 23:35:04 ID:uCQvjNDT
オk
310名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 20:42:13 ID:aw99epfr
俺も何か書こうかな・・・こんなご時世だからこそ、レスター×アルモとか。
311名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 00:28:23 ID:dfUCGjay
0. レスター×アルモ+ココ
1. タクト×シヴァ
2. エオニア×シェリー
3. ヴァニラ×ノーマッド

がいいな
312名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 01:29:34 ID:ndBA5KSr
AT-Xで第4期見始めたんですけど、
ちとせがツインスター隊所属になるとは思ってもいませんでした。
その時に思いついた「ココモとマリブに調教されるちとせ」っていう
設定で書いてくださる神はいらっしゃいませんでしょうか?
「こどもの時間」みたいな感じで。
313名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 07:06:11 ID:K9Tpy/S3
メガマガデラックスに収録されているちとせが温泉入ってるイラストが
何気に萌える。
男と二人で入ってるようなシチュで、バスタオル1枚で迫ってるような表情が
ちょっぴしエロくてよい。
314名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 14:38:04 ID:oJ+o33ww
>>311
ノーマッド×ヴァニラじゃ普通すぎるのかな?
自分的にはヴァニラ×ノーマッドが普通かと思っていたので、やるならやっぱし
暴走したノーマッド×ヴァニラでしょう。
もうその後は煮るなり焼くなり・・・w
315名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 04:49:26 ID:ZSaJD2vP
ロステクか何かで人間(♂)のボディを手に入れたノマドに犯られるヴァニラキボン
316オレンヂ・ジュース:2005/03/27(日) 12:47:10 ID:VlaX0XKy
お初です。
右も左もわからないど素人だけど、とりあえず張っときます。
えいっ
317オレンヂ・ジュース:2005/03/27(日) 12:48:04 ID:VlaX0XKy
ミルフィーと半同棲生活をしてから二ヶ月が経つ。
はじめは同じ空間にいることが恥ずかしかったりしたけど、徐々に妙な違和感もなくなっていった。
今じゃミルフィーがいない事のほうが、変だ。
例えるなら、太陽を失った月みたいな感じ。
反射するものがなにもなくて自分を表現できなくなってしまった月。
それが、ミルフィーがいないときの俺だ。
夜を共にしたこともある。合図とかそういうのはなく、ただ二人なにも言わずにベッドに入った。
互いが互いを求めている、そのことがわかっていたからあえて言葉に出さなかったのかもしれない。
ただ引き寄せられるように俺たちは抱き合った。
俺はミルフィーを強く、強く抱きしめた。
ミルフィーはそれに答えるように激しく感じた。
すごくいい、セックスだった。素敵な一夜だった。
318オレンヂ・ジュース:2005/03/27(日) 12:48:39 ID:VlaX0XKy
ミルフィーは年頃だ。
純情そうに見えてなかなか貪欲だった。それにスタミナもある。
夜通し抱き合ったこともあった。あの時は、次の日の仕事が辛かったなあ。
ノーマルなセックスに飽きたわけじゃないし、俺はミルフィーを抱けるだけで幸せだ。
だけど不安になることがある。セックスをしている時の彼女の目。
あれは俺を愛している目じゃない。セックスを楽しんでいる目だ。
その証拠に、行為中は俺の目を見ない。
ミルフィーは俺を愛しているのだろうか。
それを確かめるため、ミルフィーにフェラチオをしてほしい。
彼女は俺のを銜えてくれるのだろうか。
319オレンヂ・ジュース:2005/03/27(日) 13:01:32 ID:VlaX0XKy
「ねえ、ミルフィー。君に頼みごとがあるんだ」
「なんですか、タクトさん」
「あのな、その…」
さて困った。なんて言えばいいのだろう。
パンツを脱いで、「しゃぶって」と頼むのか? ちょっと違うな。
そんな澄んだ目で見られると、俺が今からしてもらおうとしていることが卑猥なことに思えてくる。
「今日は、口でやってほしいんだ…」
「口で、ですか?」
さすがのミルフィーも困惑している。
そういえばミルフィー、はじめて俺のを見たとき驚いていたもんなあ。
『きゃあ、大きくなったり、硬くなったり、ピクピク動いたり…。まるで生き物みたいですぅ』
嫌なのかなあ。見ようによってはかわいいと思うんだけど、ダメかなあ。
「いいですよ、やりましょう!」
「えっ、いいの?」
「もちろんですよ。あたしタクトさんのこと、ぜ〜んぶ大好きですから」
ミルフィーはそう言ってガッツポーズをした。
やったぁ。やっぱミルフィーは優しいぜぇ。
320オレンヂ・ジュース:2005/03/27(日) 13:04:18 ID:VlaX0XKy
ごめんなさい。ここまでしか書いてないんです。
中途半端でえらいすいません。
つづきは未定ですが、できあがったらまたきます。
感想なぞあったら遠慮せず言ってください。
321オレンヂ・ジュース:2005/03/27(日) 13:08:46 ID:VlaX0XKy
度々すいません。
言い忘れていたけど、設定はかなり古いです。
ゲーム一作目くらいまで遡ってます。
ではまた。
322名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 22:57:52 ID:lX/GclZg
久々の作品GJ!
続きキボン!!
323オレンヂ・ジュース:2005/03/28(月) 08:43:10 ID:Wg+uuaG9
つづきです。
324オレンヂ・ジュース:2005/03/28(月) 08:44:05 ID:Wg+uuaG9
ふふふ、タクトさんは知らないだろうけど実はあたし蘭花にフェラチオの指導を受けたことがあるんです。
「ええか。フェラチオは愛情行為なんや」と蘭花さんは言ってた。「それを忘れたらあかん」
そしてちんこをかたどった筒具を手にして、そら、そこは雁首、ここが亀頭、この膨らんでいる所が肉袋……
というふうに敏感な部分を教えてくれました。
「ほな、うちがお手本を示すからよう見ておきや」親切な蘭花は目の前でちんこの模造品で実演します。
「最初は舌先を大きくのぞかせて雁首の廻りから優しく舐め上げていく。
唇を使って亀頭の先をやわらかくくすぐったり、雁首の周囲をペロペロ舌で舐めさすったり、
こいつを交互に繰り返すことからはじめるんや」
あたしはそれを見ていやだなあと思ったけど、愛情行為なんやっていう蘭花さんの言葉を思い出してがんばろうと思った。
325オレンヂ・ジュース:2005/03/28(月) 08:44:43 ID:Wg+uuaG9
「こうしている内に男の肉棒は熱く充血してピンピンに突っ張ってくる。
それを待って、今度は大きく口を開いて亀頭から雁首に至るまで、しっかりと咥えこみ、しゃぶり抜く。
そして、喉にまで持っていくように吸い上げるんや」
蘭花はいちいち教えながら舐めたり吸ったりしてすごいなあ、あたしにできるかなあって思った。
はじめてタクトさんのを見たときはうっそお、なにこれえ、ありえないって感じだった。
「こんな風にされると大抵の男はころりと参って、どばっと口の中へ発射するもんや」
口のまわりをよだれでべたべたにしながら蘭花の眼がキラリと光った。あたしはちんこをあめかなんかだと思ってしゃぶろう、
じゃなきゃ眼をつむってればいいやって思ったけど愛情行為なんやっていう蘭花の言葉を思い出してがんばろうって小さい声で言った。
「ええか、犬や猫みたいにペロペロ舐めればいいってもんやないで。
一に愛情、二に愛情。三、四がなくて五に愛情や」と蘭花が言った。
326オレンヂ・ジュース:2005/03/28(月) 08:45:37 ID:Wg+uuaG9
ミルフィーは俺の下腹部に身を寄せていく。
くりくりとした大きな瞳には自信のようなものさえ見え隠れするが、気のせいだろう。
ミルフィーの瞼が優しく閉じたのと同時に、俺の目の前も真っ暗になった。
俺の肉棒の裏側も羽毛のように柔らかくくすぐられ、
かと思えば舌先を甘く這わせるようにして舐めまくる――。
ミルフィーに目線を落とすと、潤んだ流し目で俺を見上げていた。
切なげな吐息と情感に溶けたような粘っこい視線のせいで、俺の人間的な思念は一切、断ち切られた。
「好き。大好き。タクトさん。あたしはタクトさんがだ〜い好き」
俺は射精の欲望を越え、天に昇った。
ミルフィーは乱れ髪をもつらせた柔媚な頬を激しく収縮させて吸い上げると、
狂おしく、頭部を前後に激しく揺さぶりながら俺の白い液を嚥下した。
朦朧。朦朧。朦朧。…………………
327オレンヂ・ジュース:2005/03/28(月) 08:46:54 ID:Wg+uuaG9
おしまいです。
途中でタクト目線とミルフィー目線がごっちゃになってややこしいかもしれないです。
感想とかあったらください。
328オレンヂ・ジュース:2005/03/28(月) 08:54:17 ID:Wg+uuaG9
何度も出てきてすみません。
今読み返したら昨日のタクトと全然別人になってて、ちょっとショックです。
また何か書きたいんですがネタがないので、募集します。
シチュエーションだけ、というのも可です。
ではでは。
329名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 09:35:43 ID:yijDggYu
ついに………………

神キターーー!
330名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 14:59:01 ID:UtWd4HzA
新作期待age
331名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:48:33 ID:0VhS97gX
ありきたりというものでいいのなら、
ちとせ(アニメ版)が、近寄ってきた男性に友達になってあげるからといわれ、
処女を守りきれずにー………………
332名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:52:06 ID:R/roFqZJ
〃ヾゝ;. ヾゝ;::ヾゝ;ヾ;ゝヘ
ヾ;゙ゝ ヾゝゞ゙ヾ;ゝ/ヾゝゞ、べ
ヾゝ/::;/ヾゝ"ヾ;:ヾヾゝ`゙
;::ヾゝイ;;::7ヾゝ、ヾゝ;ゞヾ:ヽ、 ゙
illi:!;: :::|::'/ヾゝ ゞゝ,.ヾゝ` ` ,.  ` 、
i!|:!;: :::|/ヾゝ`   `
lll::!;: :::| ` `
iil::!;; .::|
⌒ヽ,ィ^i^ト、,'⌒
lil:;,, -,=,- 、  ♪
|i:(((《|》)ミi⊇
lil:;人゚ヮ ゚| | |
iil:;⊂ソ,ゝ| | |
!il;l:.〃__ノ| | |
|l!;!:`じ'´'レ'ヽ
ili;:|:;:. ;;|
ill::|l;: ;;.|
|!i;:|!; ;:.|
ソii;;リヘヘ,.,,,.,...,..,.,,..,..,..
333333:2005/04/03(日) 03:04:44 ID:Z6/PniOk
333ゲットぉぉぉぉぉぉ…

あげ
334名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:56:58 ID:5OCxt8Cu
>>331
いやむしろ、なかなか友達になってくれないエンジェル隊にちとせがキレて怒りに任せて次々と喰っていく話のほうが……
335名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 00:41:26 ID:AYf1JGCA
作品でけたー。310どす。
もちレスター×アルモで。
336エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:42:33 ID:AYf1JGCA
とりあえず就業時間も過ぎて、既に自室とも言えるブリッジで他愛もない仕事を暇つぶしに独りこなすレスター。
「・・・・・・よし、これ位だな。一息置こう。」
PCをスリープにして、席に浅く腰掛て、辺りに広がる星々とそれを取り巻く漆黒の銀河をばんやりと眺めた。
「そう言えばタクトは今日から2日、エンジェル隊共と泊まり旅行か・・・全く、有休を何に使ってんだよ・・・」
舌打ちしてタクト達がいると思われる惑星の方向を眺める。それからベッドに仰向けに寝転んだ。
「女引き連れて、ニヤけた面も直さないで出かけていったな・・・」
ニヤけた顔を蘭花になぐられたタクトの顔を思い出して思わず苦笑する。
「・・・女か・・・俺にはまるで縁が無いな・・・エルシオールの中も女だらけなのに全く・・・・・・ん?」
ふと頭によぎった映像。それにレスターは敏感に反応し、身を起こした。
「・・・アルモ・・・?」
アルモ。彼女の笑顔が一瞬間。僅かに、でも確かに映った。
「何故だ?顔が・・・熱い・・・!」
それから彼女の顔が止め処なくどんどん思い浮かんでくる。
いつも向けてくれる元気な笑顔。
指示を出すときの真剣な顔。
この間一緒に観に行った恋愛映画を観て感動して泣いてる顔。
ココとお喋りして笑っている顔。それに注意されてシュンとした顔。
つられるように動悸が速くなる。何か締め付けられるような胸の痛みが襲ってきて頭を抱えた。
しばらく訳も分からずうろたえるレスターに修羅場を与えたのは、他でもない、アルモだった。
337エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:44:36 ID:AYf1JGCA
シュゥ―――ン・・・
突然自動ドアの開く音が耳に入り、
ビクッと体を振るわせ、音の方へ目を向ける。
「あれ?副指令、仕事は終わりですか?」
髪の毛は綺麗に櫛で梳かされ、パジャマらしき服装のアルモが入ってきた。
「ア・・・アルモッ・・・!?」
驚きを隠せないレスターは引き攣り上がった声をあげてしまった。
取りあえずから立ち上がり平静を装って
「いや、少し休憩していただけだ。・・・それより何か用か?」
と返事をした。
アルモは少し不審がったが、特に気にする様子も無く、手に持っている袋を差し出した。
「差し入れです。どうせ副指令の事だからこんな時間まで仕事してるんだろうなって。思った通りでしたよ。」
笑顔を見せるアルモに、やはり動悸の激しさを感じながらも、「ああ、すまないな。」と袋を受け取った。
「副指令はそこで食べてて下さい。その間に私が少しでも仕事を手伝っておきますから」
すぐ近くの座席を指差して微笑む。レスターは言われるがままに別の席に座り、元の席にアルモが着いた。コンピュータのスリープ状態を解き、作業を始め出す。
仕事内容はこれからのEDENとトランスバールを考える講義・・・トランスバールのお偉いさん方との会食・・・等、様々なご案内を丁重にお断りするものであった。
理由は簡単、レスターもタクトも面倒くさいのは嫌いだからだ。レスターなどタクトの言う通り人見知りしやすく、EDEN解放の際に押し付けられた会は全て大変だった。
断るだけなら簡単・・・と思われがちだが、数が果てしなく多い。半分もこなすのに3時間はかかった。
アルモが断りの返事を書く脇で、レスターは袋の中のラップに包まれ、形の整った4つのおにぎりに無造作に手を伸ばした。

338エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:45:10 ID:AYf1JGCA
梅味のおにぎりをかじりながら、黙々と仕事をこなすアルモの後ろ姿をぼんやり見つめた。
制服では無いので髪の隙間から覗くうなじが非常に目に付く。
(アルモの首って案外細いんだな・・・)
暫く魅入っていたが、我に返った途端、首をぶんぶん振った。さらに自分の考えたことに対する罪悪感も感じた。
(・・・一体俺は何を考えているんだ!!)
高ぶる気を紛らわす為におにぎりを頬張った。
全てのおにぎりを食べ終わると、それに合わせるようにアルモがこちらを向いた。
「あ、ごめんなさい。飲み物忘れてましたね。ちょっと待ってて下さい。お茶を淹れて来ますから。」
席を立ち、少し小走りにブリッジを後にしようとしたが、
「いや・・・構わない。」
とレスターが制止した。
「え、でも・・・」
アルモがまごつくのも無理は無い。普通おにぎりを食べればお茶も飲むだろう。
「茶くらいなら自分で淹れる。だからお前はもう休め。」
「それくらいなら・・・私でも・・・」
アルモが詰め寄る。益々動悸の速さは強まって、レスターを弾けさせた。
「いいから休め!」
突然の怒鳴り声にアルモの体がビクッと震えた。
レスター自身も、自分が何故怒鳴ったのかも分からないまま弁明の言葉を探す。
「あ、いや、その・・・」
長く重い沈黙の後、
「す、すいませんでした・・・」とアルモはそのまま俯いたままレスターに会釈をして、出て行った。
レスターはそれを止める術も無く、呆然と彼女の悲しそうな後ろ姿を見ていた。
自分で自分の頬を4、5発殴り、エルシオールの航路を確認し、仕事を切り上げ、自室に戻ってベッドに寝転がった。
それでもやはり悶々と彼女の顔が浮かび上がってきて眠れないので、軽い睡眠薬を飲んで体ごと心を眠りに就かせた。
339エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:45:49 ID:AYf1JGCA
目が覚めたのはうまい具合に薬が効いていたのか翌日の早朝だった。シャワーを浴びて、服を着替える。
脱いだ服はクリーニングに出し、軽めの朝食を採って顔を洗い、再びブリッジに戻った。
すると、そこには既に数名の船員が仕事を始めていた。
そこにはアルモの姿もあり、ココと雑談しながらコンピュータを立ち上げている。
とりあえず昨日の事を謝りに歩み寄る。大丈夫、赤くならない。
「アルモ・・・昨日はすまん・・・」
深く頭を下げ、謝る。当然クルー達の視線も集まる。
何かあったのかな?  もしかしてアルモさんに何かしたのかな?
何言ってるの!副指令に限ってそんな事するわけないじゃない!
ぼそぼそと小さな声の噂話がアルモの耳に流れ込んでくる。
レスターは謝る一心で聞こえていないのか、気にする様子が無い。
「ちょ、ちょっと、顔を上げてください!副指令!」
ココにすらも疑惑の視線を受けるからたまらない。今から相談しようと思っていたのに。
しかし、顔を上げる様子はなく、いよいよその場に居たたまれなくなって、
「ちょ、ちょっと副指令、来て下さい!」
とレスターを引っ張ってブリッジを出て行った。二人が出て行った後も噂話は絶えず、アルモと親しいココにも何か知らないかと質問が絶えなかった。
340エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:48:14 ID:AYf1JGCA
ブリッジから少し離れた通路でアルモはやっと足を止めた。
「・・・アルモ。」
かなりレスターも気にしているらしく、表情は暗く、落ち込んでいた。
「大丈夫ですよ、気にしてませんから。ちょっと気が立ってる時なんて誰でもあります。」
「しかしだな・・・」
未だ渋るレスターの肩をポン、と叩き、笑顔を見せた。
「そんな顔してたら副指令も務まりませんよ!元気出して下さい!」
その言葉にレスターの心も和らぎ、「ああ・・・そうだな。」と笑って見せた。
「・・・私も、元気な副指令の方が・・・好きですから・・・」
小さな声で呟く。
「ん?どうした?」
聞こえてはいないようだが、なにか言ったのは分かったようだ。しかしアルモはひどく赤面して、「何でもありません!では、私は仕事に戻りますから!」
と、ブリッジとは逆の方へ走っていった。
「・・・?どうしたんだ・・・?」


ブリッジに戻る途中、クジラルームが目に入った。
「確か・・・ここに居る宇宙クジラは人の心が読めるんだったよな・・・」
昨日の自分は明らかにおかしかった。宇宙クジラなら原因が分かるかも・・・
そう思い中に入ろうとしたが、もう就業時間である。仕方なく入るのをやめてクジラルームに背を向けた瞬間、
シュゥーーーン・・・  扉が開く音がする。
「あれ?クールダラス副指令じゃないですか。どうしたんですか?」
後ろからの名前を呼ぶ声に振り返ると、15歳程の栗毛の少年―――クロミエと子宇宙クジラが珍しそうにこちらを見ていた。しかし、すぐに笑顔をみせて手を叩いた。
「もしかして、クジラルームに何か御用ですか?」
「ああ・・・そうなんだが・・・もうすぐ就業時間でな。また次の機会に・・・」
そう言って再び背を向けたが、クロミエが強引にもクジラルームへ引っ張りこんだ。
341エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:48:47 ID:AYf1JGCA
「のわぁ!ちょ、お前なにすんだやめr」
「ちょっとくらい大丈夫ですよ。ところでご用件は何でしょう?」
クロミエには大方察しはついていた。
やっとですか。アルモさんもアプローチも無駄にならずに済んで良かったですね。
と心の中で苦笑した。
「実はな・・・最近ちょっと俺がおかしくてな・・・ああ、いや、おかしいと言っても、ちょっと妙なことで考えづまったりその・・・」
言葉が上手く紡ぎ出せないで詰まっているレスターを見かね、クロミエは「言いにくいなら僕が宇宙クジラに悩みの返答だけをもらって伝えましょうか?」
と気を利かせた。レスターはうろたえながらも、頷いた。
・・・やはり返事など聞くまでも無く、クロミエの考えていたことと一緒だった。
「・・・・・・宇宙クジラはこう言ってます。『あなたはその人が大切な人だと言うことを認識しなければならない。そして恐れずにいればきっと上手く行く』・・・だ、そうです。」
「・・・・・・・・・・!!」
驚きの声にもならない驚き。
「どうしたんです?良かったじゃないですか。大切な人がいるなんて。」
子宇宙クジラも嬉しそうに跳ね回っている。
「あ・・・ああ・・・邪魔したな・・・」と頭を抱えて出て行ってしまった。
レスターが出て行った後、クロミエはあまりに期待通り過ぎる反応に思わず苦笑していた。

フラフラと通路を徘徊しながら、ブリッジを目指す。未だに現実として受け止められないでいる自分の気持ち。
浮かび上がるアルモの顔。それに顔を赤らめ、歩く。ブリッジが見えてきたが、足取りは重い。なにせ扉の向こうにはアルモがいるのだから。
しかし、いつまでもそうはしていられない。就業時間である。ドアを開けると、
クルー全員の視線がこちらを突き刺した。
何事なんだ。と辺りを見渡してみると、アルモの姿が見えない。
ああ、なるほど。 アルモが連れ出して、俺だけ戻ってきたからか。
「ん?アルモは戻ってないのか?」
漠然と言葉を出した途端、ココが「ええ〜〜〜!」
と驚きの表情と共に叫んだ。
342エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:49:45 ID:AYf1JGCA
皆どうした、とばかりのに視線を今度はココに向ける。
「・・・アルモが通路の柱で頭を打って気絶してるらしいです・・・それで今保健室で寝ていて、今日は大事を取って休ませてあげて下さい・・・ですって・・・」
皆がなんじゃそりゃ的な顔をしてざわついた。
もしかして、クールダラス副指令と関係があるのかな?
もう!だからそんな事無いって!
とりあえず収集つけるためにまとめ上げる。
「アルモの分も俺達でカバーするしかない、さあ、仕事に戻れ。・・・後、ココ。急ですまないが、アルモのいない間の通信オペレーションはお前に頼みたい。」
「は、はい・・・」
ココも返事はしたものの、不安げだった。

「・・・お疲れ様でした・・・お先に失礼しまーす。」
そんな言葉が何度かレスターの耳に入ってくる。もう就業時間も終わりだった。
アルモがいなかったので、何かと不便であると思われたが、大した用事も無かったので、アルモの代わりも勤めたココにもあまり負担がかからなくて良かった。
唯一困り事は、船員の中のアルモファンが放送の声が彼女の声でなかったため、心配したファンがブリッジに詰め掛けてきた事くらいだった。
「クールダラス副指令、そろそろ・・・」
ココが小さな声でレスターに呼びかける。
「ん?ああ、そろそろ就業時間も終わりだな・・・戻っていいぞ。」
「いえ・・・そうではなくて・・・アルモの事なんですが・・・」
「あ、ああ・・・どうした?」
アルモ。その名前を聞いただけで、少し頬の紅潮を感じた。本当に今日はアルモが休んでいてくれて良かった、と思う。
「その・・・ええと・・・お見舞いに行こうと思ったんですが、私・・・残業をしないといけないんですよ・・・そこで、クールダラス副指令が代わりに行って来てくれませんか?」
「俺が!?」
レスターの予想外にオーバーなリアクションに流石のココも驚いた。
「え、ええ・・・お願いします。」
断っては変に誤解されかねないので、レスターは分かった、行ってくる。と、軽く会釈をして席をたった。

343エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:50:38 ID:AYf1JGCA
さて・・・困った。
レスター自身まだ恋をしているだとかそういう実感が無い。それもあのアルモなのだから尚更。
だから、どんな顔して会えばいいのか。普段どおりの顔なんて出来そうも無い。
悩みながら歩いている途中、今日来ていたアルモファンの人を思い出した。
彼は本当にアルモを大切に思っているらしい。目に涙を溜めて、アルモさんは無事なんですか!?と叫んでいた。
もし、この人とアルモが結びつけば、きっと彼女は幸せになれるだろう。
けれど・・・本当にそうなってしまっていいのか?
レスターの答えにYESは無かった。
本当に今日はアルモが休んでくれて良かったのだろうか。
仕事にならない・・・いや、仕事にならなくともアルモと一緒に過ごせることの方が良かったのではないか。
(・・・俺は本当に、アルモが好きなんだな・・・)

ふと気が付けば医務室の前にいた。とにかく中に入るしかない・・・
「失礼します。」
一歩医務室を踏み入ると、ケーラがコーヒーを飲んでいた。
その為良い香りが漂っている。
「あら、クールダラス副指令。何か御用?」
ケーラは珍しいものでも見るような顔をして笑顔を見せた。
「いえ、アルモが頭打ったと聞いてお見舞いに・・・ココは手が離せないらしくて、俺が代わりに・・・」
「ふーん、あなたは‘代わり‘なの?」
不機嫌そうにケーラが遮った。
「いや、別にそういう訳では・・・」
両者黙りこくる。暫く気まずい沈黙は、ケーラが壊した。
「・・・アルモは自室で休んでるわ。」
「・・・そうか、ここには居ないのか。」
無言で席を立ち、失礼しました・・・と一言、部屋から出て行った。
コーヒーの香りが少し外に流れ出た。
344エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:51:09 ID:AYf1JGCA
「代わりなんかじゃない・・・」
自分で言った言葉なのに無性に腹が立つ。
暫く歩くと、とうとう乗組員の生活区間にやってきた。
心臓の鼓動が速くなっていく。もう、アルモの部屋の前にいる。
一度深呼吸し、もう後は野でも山でもなれ。インターホンを力強く押し込んだ。
「はい、どなたですか・・・」
元気のなさそうなアルモの声が聞こえる。
「俺だ。レスターだ。」
「ええっ!?ク、クールダラス副指令!?あ、まってて下さい!すぐ開けますから!」
中からドタバタと音がする。恐らく部屋を大急ぎで片付けているのだろう。そしてドアが開くと、血相変えたアルモが出てきた。呼吸も荒い。
「お待たせしました、どうぞ入ってください!」
アルモに招かれ、入った部屋は、化粧品や、香水が並べてあって、可愛らしい模様の布団のベッド、
何ら疑うこと無い、純然たる女の子の部屋。
「あ、あの!」
振り返ると、どうにも悲しそうな顔をしているアルモがいた。
そして、頭を下げた。
「・・・申し訳ありません!私の不注意で皆に迷惑を掛けてしまって・・・」
声が震えている。かなり責任を感じているらしい。
それも、レスターと話が出来て調子付いていたから、なんてとても言えない。
彼女は女の子であるが、白き月の技術者、言わば超一流なのだ。プロ意識も十分にある。
345エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:51:40 ID:AYf1JGCA
「事故に文句を言いに来たつもりはさらさら無い。ベッドにでも掛けてろ。」
それでも肩身が狭そうにちょこんと腰掛けた。
「・・・ところで、調子はどうだ?ココはどうしても来れないらしいが、あいつも・・・いや、皆が心配していた。」
アルモは俯いた顔は上げることなく、呟いた。
「明日には来れそうですけど・・・皆にどんな顔して会えば良いのか・・・」
レスターもアルモの目線の高さまで体をおとして優しく微笑みかける。今までのレスターには無い優しい微笑み。
「誰もお前を怒ったりはしてない。むしろ早くアルモの笑顔を見せて欲しい・・・そう思っている筈だ。」
アルモが震えている・・・膝に当てていた手に涙が滴った。
「でも・・・でもぉ・・・自分で許せないんです・・・ちょっと良いことがあったからって・・・調子に乗って・・・皆に迷惑掛けて・・・」
アルモのただ、さめざめと泣く姿にレスターはとうとう歯止めがきかなくなった。
アルモの体に軽い衝撃が走った。何が起こったか分からない。顔のすぐ横にはレスターの顔。背中には彼の手。
抱きしめられていると言う事実に気が付いたのは3秒程の間があった。
「・・・クー・・・ルダラス・・・ふくし・・・れ・・・い・・・?」
一度体を離すと、レスターはとても歯がゆい顔をしていた。
「・・・もう泣くな。悲しい事で独りで泣くな。お前は、俺の・・・大切な人だ。俺まで悲しくなる。」
「え・・・?それって・・・」
アルモの顔が驚きのような疑惑のような。何かを信じられないような顔をしている。
「俺は・・・お前が好きだ・・・アルモ。」
アルモの一度は止まった涙が再び溢れて来た。
「・・・や・・・やっと・・・届いた・・・私の・・・この想い・・・ふえぇーん・・・」
再びレスターはアルモを抱き寄せた。
「ダメですよね・・・泣いちゃダメだって言われてるのに・・・」
次の瞬間レスターの唇がアルモの次の言葉を遮った。惚けるようにレスターを見つめるアルモ。
「悲しい事で泣くなって言ったんだ。嬉しいことなら構わない・・・それに、悲しいことも・・・俺と一緒に分け合おう。」
アルモは涙が少し残った赤目で「はい」と頷き、微笑んだ。その彼女の笑顔が今までで最高なのは、もう言うまでも無い。
346エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:52:19 ID:AYf1JGCA
「・・・今日の悲しい思い出を・・・良い思い出に変えてやる・・・俺が。」
そういって再び口付け、そのまま、アルモをベッドの上に押し倒した。
アルモは自然と何をするかは分かったが、何の躊躇いも無かった。
レスターはぎこちない手で、アルモの胸を触った。ビクッと震えるアルモが愛しい。
何となく物足りなさを感じたレスターは制服の上着を脱がす。ブルーの可愛らしい下着が目に付いた。
それも脱がそうと背中に手を回したが、ホックが見当たらない。戸惑うレスターにアルモがくすりと笑った。
「あの・・・このブラ・・・フロントホックですよ・・・?」
なるほど、胸と胸の中間にホックが付いてはいるが、レスターは恥ずかしいことこの上ない。
照れ隠しに、ホックを荒く外し、赤い顔を右胸に近づけ、先端のピンクに口付けた。
「んあ・・・クールダラスふくし・・・れ・・・あん!」
言葉を止めるように突出し始めた部分に吸引した。
アルモの反応は理想的で、ビクンと身を引いた。その恥じらいがまた可愛い。
「今度からプライベートではレスターと呼んでくれ。」
右胸を口で、左胸の先端を指で転がして愛撫した。彼女の胸は決して大きいわけではないが、形が良く、柔らかい。
「はい・・・レスター・・・さん・・・」
その言葉にレスターは満足したように口と手を胸から離す。
あ・・・と名残惜しそうな顔をしていたが、今度は私の番です!と、体勢を逆にし、今度はアルモがレスターを押し倒す形になった。
そして、レスターのズボンに手を掛けた。

堅物のレスターもやはり好きな女の子の体を触ったり舐めたりして興奮しないわけが無い。
すっかり大きくなったそれは、トランクスを膨らませていた。
それも脱がすと、すっかり勃起した息子はアルモに頭を向けていた。
「うわぁ・・・大っきいですね・・・」
本来グロテスクなハズだが、レスターのモノ、と分かれば大変可愛らしく見えた。
テクニック、何ていうものはもちろん未経験のアルモには無い。
しかし、自分の性器を自分の愛する人が舐めている・・・という事だけでも十分に興奮させる事は出来る。
347エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:52:55 ID:AYf1JGCA
いきますよ・・・と手で少ししごき、咥え込んだ。
亀頭部を満遍なく舐める。いきなり大胆なアプローチにレスターが
くぅあッ!と大きな声を上げた。
もしかして痛かったのだろうかとすぐさま口を離し、
「大丈夫ですか!?」
と亀頭部を見る。
「いや・・・少し驚いただけだ・・・」
と自分でも何て声だしたんだ・・・と赤くなる。
よく見ると鈴口から液が滲み出ている。それをアルモは舌で軽く舐めとった。
再びアルモがビクビク震える咥え込み、今度はカリをなぞるようにして舐めた。
こいつ本当に初心者か?と思いたくなるような的確な性感帯への愛撫。
そんな事が暫く続いた。
レスター自身も初めてなので、快感の波に流され、ただ悶えるしかなかった。
段々限界も近づいてくる。
「アルモ・・・駄目だ・・・出てしまう・・・」
しかし、彼女に止める様子は無い。そればかりか、どんどん勢いが増していく。
「・・・も・・・だ・・めだ・・」
ドクン・・・一発アルモの口に注ぎ込まれる。止まらず何度か精をアルモの口に吐き出した。
アルモは嫌がる様子もなく、咽喉を鳴らして飲み下した。
「ん・・・ご馳走様です♪」
屈託の無い笑顔で、レスターを見つめた。
「・・・何も飲む必要はないぞ。」
少し恥ずかしかったのもあったのか、皮肉っぽくいう。嫌がってはいない。むしろ嬉しい。
「飲みたかったんだから良いじゃないですか。」
348エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:53:25 ID:AYf1JGCA
「フ・・・ならアルモ、俺にも飲ませてくれるか?」
笑顔でアルモを誘ったが、向こうは変な誤解をしているらしい。妙な顔してこちらを見ている。
「ああ、いやいや。俺のではなくてだな・・・」
ドン、っとアルモを押した。不意をつかれ、ベッドの上で仰向けに倒れた。スカートを外し、下着も勢いで脱がす。すると、彼女の秘部が露わになった。
発育が遅いのか、まだほとんど生えていない陰毛、閉じきったクレヴァスが未経験さを語っている。
「わっわっわっ、レスターさ・・・ああん!」
驚く暇も与えずに、アルモの秘所に口をつける。指で押し広げ、舌を捻じ込んだ。
予想通り、アルモの膣内はしっとりと濡れ、少し舐めるだけで愛液が溢れて来た。
「俺のを舐めてて興奮したのか?それとも胸を触られて感じたのか?」
綺麗なピンク色した秘肉は何とも言えない女性の匂いがする。
レスターはにじみ出てくる愛液を吸い取るようにすすった。
「ああん!レ、レスターさん・・・・・・・・・・き、気持ち良いです・・・」
素直な言葉がでる。そして、素直に悶えるアルモ。
「剥くぞ。」指でクリトリスの皮を剥ぎ取り、優しく愛撫する。
「んはぁああ!そこ・・・凄く気持ち良いです・・・」
指で、アルモの膣を十分にほぐし、レスターが秘所から離れた。
「・・・怖いか。」
不安げな表情をするアルモにレスターが悟る。コクン・・・と頷くアルモ。
「嫌なら止めてもいい。お前がいいという日まで俺はいつまででも待つ。」
少し考えていたが、決心するようにレスターに向き直った。
「よろしくお願いします。」
レスターは彼女を愛撫していて力を取り戻していた性器を彼女の膣にあてがう。
「いくぞ。」
349エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:54:06 ID:AYf1JGCA
ずにゅ・・・未だ男性経験の無い彼女の膣をえぐるように挿入されて行く。
「く・・・痛ぁい・・・」
少し奥に入りだした瞬間、ブチッと弾けるような感触に見舞われた。
破瓜の瞬間である。
「ああああはあ!痛い!いたぁい!」
泣きながらも激しい痛みに必死に耐える。いや、一番つらく、耐え忍んでいるのは、彼女に痛みを与えているレスター自身だろう。
何故彼女を愛するが故にこんな痛い思いをさせないといけないのか。そんな疑問と彼女の心配で頭は一杯だ。
全て入りきった。レスターはアルモを抱き寄せている。
「お前の痛みが引くまでこうしているから、安心しろ。」
アルモ自身も体をレスターに預けている。
「これが・・・痛みを分け合う・・・と言うことなんですね・・・痛みが・・・どんどん引いていく気がします・・・・・・もう、大丈夫・・・動いてください・・・」
少しずつレスターの息子が抜き出され、再び挿入される。そして、それが何度も繰り返されだす。
知らぬ間に速度は上がり、アルモも痛みとは別の、なんだかこそばゆいような、快感が伝わりだす。
「あ・・・あん!・・・なんだか・・・気持ちいいです・・・」
仰向けになって、口元に手をやり、快感に溺れて行く。
レスターもアルモのキュウキュウ締め付ける肉壁にひどい快感を覚えた。
出し入れされる毎にグチュグチュといやらしい音が聞こえる。しかし行為に夢中な二人には気が付かない。
「ダメですっ!レスターさんのが奥でギュンギュンって!変になりそうです!」
意味不明な擬音語を言いながらいつしかアルモ自身も腰を振り始めていた。
「くうっ、アルモ・・・俺は・・・もう・・・」
アルモと繋がったままの生殺し状態、強烈な締め付け、もはや限界であった。
「わ、私も何か来ます!来ちゃいます!レスターさん、レスターさん、レスターさあん!」
一段と膣がきつく締め上げる。今までこらえてきた射精感も解放してアルモの秘部から引き抜いて、彼女の体にぶちまけた。
熱く、白い液体が彼女のお腹を伝う。
破瓜の血が少し流れ出た。
二人はおぼつかない意識で互いを求め合い、口付けを交わした。
「大好きだ、アルモ・・・」
「私もです・・・レスターさん・・・」
二人の意識は遠のいた−−−・・・だが二人とも言い様の無い安堵感があった。

350エルシオール交響曲続編:2005/04/04(月) 00:55:03 ID:AYf1JGCA
「皆ー!休んでてごめんねー!今日から復活しまーす!」
アルモが笑顔を振り撒くと、皆も笑顔で応えた。
「さて、今日はタクトとエンジェル隊が戻ってくるな。」
「はい、確か、もう少し先に合流ポイントがありますから・・・1時間後には戻ってこられるのでは。」
ココが説明した。
「そうか。アルモ、タクトたちに早く帰って来いと通信を入れておいてくれ。」
「はい!」
アルモが元気に返事をした・・・までは良かった。
「分かりました!レスターさん!」
「あ」
レスターさん!?
クルー全員がアルモを見る。
「ア、アルモ!あ、いや、違うんだ皆、これは・・・」
必死で弁明をするレスターを尻目に、ココが肘でチョンとアルモを突く。
「もしかして・・・うまくいったの?」
えへへ・・・と照れ笑い。
「良かったねアルモ。」

必死なレスターは気付いていなかった。
これがタクトとエンジェル隊を前にした前哨戦であることに。

終わり。
351310:2005/04/04(月) 00:57:29 ID:AYf1JGCA
やっぱりむずいねえ・・・
えー、このスレが再び盛り上がって行く事を願います。
それでは。
352名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 08:38:54 ID:rqOmoN+F
>>310

(・∀・)イイネイイネ、ツギモキタイシテルヨ
353オレンヂ・ジュース:2005/04/04(月) 14:16:33 ID:yV9e44np
GJです!!
ウブなのに好奇心旺盛なアルモに萌えです。
310氏。
いっしょにこのスレを盛り上げていきましょう!
なんて、勝手に自分も職人気取りw
354310:2005/04/05(火) 15:24:20 ID:NYrEfd20
オレンヂ・ジュース氏、職人気取りではなく、立派な職人ですから。
これからも良作の量産をキボン。
355名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 23:54:43 ID:cUuIEv0t
age
356元祖:2005/04/12(火) 23:10:36 ID:6phWdrag
まだこのスレ有ったのかー遥昔に立てた者です。
書き込みしてる人がんばって下さい。
357名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 22:43:13 ID:cH5ZS2vS
「ヴァニラさん、それは何ですか?」
ピンク色のぬいぐるみ…をボディとしているAI、ノーマッドが、最愛の少女に問いかけた
ヴァニラと呼ばれたその少女は、倉庫より持ってきたスプレー状の物体をノーマッドの眼前に向けた
「ロストテクノロジーの一種です。」
お約束
「そうですよね、わざわざ倉庫から、持ち出してきたんですからロストテクノロジーに
 きまっていますよね!」
「しゅ〜〜〜。」
お約束その2
「ヴァ、ヴァニラさん!?一体何を!!?」
もうもくと桃色の煙りの中でぬいぐるみが叫ぶ
「今日は戒律により…。」
出た!ヴァニラネタ最大のお約束!
「…隣人と交わらなくてはならない日。」
ご都合主義過ぎるお約束〜
「ええ!?」
煙が少しずつ晴れる
「ええぇ!?」
煙が完全に晴れた
やたら感嘆符の多いこいつの体はなんと…
「ロストテクノロジー”人間にな〜るスプレー”」
安直にも程があるが気にしないw
人間になった自らのボディとヴァニラを交互に見ながら、口をパクパクさせるノーマッド
「…このボディ…さっきの如何わしい戒律…まさかヴァニラさん!?」
「…………。」
ちょっと顔を赤らめるヴァニラ
どうやらそういうことらしい
「…戒律は絶対、ノーマッド…協力しなさい。」
有無を言わさぬ瞳で見つめられ、ノーマッドは何も言えなかった 。つーか何か言う理由はない
「は、はいぃぃ!このノーマッドォ!不詳ながらヴァニラさんの為に頑張るでありますぅぅぅぅ!!!」
自由に動かせるその四肢で、早速敬礼をしてみた
「…五月蝿い。」
358名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 23:27:30 ID:sLfI21lv
私怨
359名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 23:50:49 ID:wjrmvmLT
支援だろ
360名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 09:18:38 ID:VZEKXvn4

アハッ♪チトセカンジチャイマスゥ〜
    , -,=,- 、         _、,、      。
    (((《|》)ミ⊇ 人 .///,,θ《▼》θ、./))\\
ハウッ! l|´Д`*l|l\<  > | |  リ゚ー゚*リ从/    | | |
アアン♪(=====)l|)), V  \\(⌒|二つ    //
   __ (⌒(⌒ )@.  ==-   )__| )
 /\ ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄\  (\,,イ (   バシッ
  ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄  /_/ |_|
         | |  ピシッ!  /._/ |__|
       / \     ∠/|  |ヽ_>

ttp://moe2.homelinux.net/src/200504/20050413809858.jpg
361名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 09:18:39 ID:CL1AbH0I
紫煙
362支援:2005/04/23(土) 19:45:58 ID:1GSahk3Q
「ねぇ、あのピンクの髪のちっさい子って誰だっけ?」
「はぁ?何言ってんだ蘭花。あれは……あれ?誰だアイツ?」
「私も知りませんわ。ただなんとなく…心惹かれるものがあるというか…」
「ミントさんより小さいですよねぇ。耳と尻尾が可愛いなぁ〜☆」
「じゃああんたも付ければ?」
「どこに売ってるのかわかりませ〜ん」
「あっそ…」

「…あれは…ノーマッドです…」

「「え゙?!!」」

「擬人化とは…なかなかやりますわね」
「ミント…やけに落ち着いてるわね」
「そっか、だから尻尾が生えてるんですね♪」
「あれがノーマッドだぁ?!つーかあいつ男じゃ…」

「……女体化……」
363名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 00:15:28 ID:D3F78o0A
四円
364名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 10:33:25 ID:71usw+iA
死縁
365名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 21:31:42 ID:SJugt4Ac
366dend:2005/05/05(木) 23:15:30 ID:g01y1feO
お久しぶりです、来週辺りに約一年ぶりの新作を投下しますのでその時はどうかよろしくお願いします
367名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 03:44:01 ID:ydWmS0c0
久々に来てみた。
>>366さん、待ってます
368名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 23:37:09 ID:gDu+s5iJ
dendさんか・・
こんどはどんな作品が出てくるんだろうか

結構楽しみだ、他の作者さんたちの帰宅を待ちつつあげ
369名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 01:11:28 ID:ta5PqvTg
来るなこの荒らしめ!!またこのスレを荒らすきか!!
370名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 01:35:25 ID:apZk7BkV
369みたいな荒らしはスルーで
dendさん、楽しみにしてるよ
371名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 03:14:20 ID:YkJsto97
>>367 368 370
お前らはこの名前が意味する事を知らないのかっ!!
この先恐ろしい荒らしがスレを襲うんだぞ!!
後で後悔しても知らないからな
372名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 05:58:25 ID:8KEZ4iBP
dendはNGワードに入れてあぼーんしてるから無問題
373名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 10:43:43 ID:rqTsYlIp
>>371の言うとおり、dendは前にも随分なもの投下したからなあ・・
こんどはどんな騒ぎになるやら
374名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 10:44:56 ID:rqTsYlIp
↑↑ゴメンageちゃった
375名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 16:06:15 ID:4Ft9fAN5
ぐだぐだ文句言うぐらいなら、てめェらが書けや、腐れ玉無し野郎ども!
376名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 01:31:01 ID:zYwEqrks
ヴァイン×ミルフィーユを、書いてくださいお願いしますm(__)m
377名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 23:28:26 ID:WViD3TAk
ルシャーティ×ヴァインのほうがイイ!
378名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 02:09:31 ID:IkodCiQJ
ケーラ×レスターを書いてください。
379名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 02:12:40 ID:IkodCiQJ
ルシャーティ×タクトを書いてください!お願いしますm(__)m
380名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 22:42:28 ID:PfPQ3xD3
>375
本人降臨?こっわーwwwwwwww
381名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:42:19 ID:xiz04N4V
荒らしに負けるな!
366さんガンバレ!
応援してます
382dend:2005/05/12(木) 03:01:18 ID:0oBEtbVY
新作投下です
383陵辱の宴:2005/05/12(木) 03:03:16 ID:0oBEtbVY
「ヴァニラ先輩、お顔が赤いですよ?風邪ですか?」
と、すれ違ったちとせに指摘され、
「いえ、問題ありません。ただ、昨日……タクトさんと……その…一つになれたので」
と、とっさに逃げた。実際はちょっと違う。それ以前に挿入経験はヴァニラにはあった。しかし、今は違う。愛と言う名の調教。その真最中なのだ。
いま制服を脱げば全身を縛られ、マンコにはヴァニラにとって大き過ぎるバイブが挿さっている。縛り方は、普通で、胸を強調するように、縛った後、それを股に通してあるだけ。
そのせいで、動くたびに縄が食い込み、その奥にあるバイブがより奥へ食い込んでいく。それを顔に出さないようにしてはいるが、足元はおぼつかず、顔はあからさまに感じている女の顔その物だった。
384陵辱の宴:2005/05/12(木) 03:05:03 ID:0oBEtbVY
「なら……いいのですが…」
タクトの調教は毎日のように行なわれ、今日で3日目。3日も様子がおかしいヴァニラの後をつけることにしたちとせ。
「タクトさん……」
指定された場所……食堂にやって来たヴァニラは“ご主人サマ”であるタクトの正面の椅子に腰掛ける前にスカートを捲り上げた。
「昨日より感じてるみたいだね、パンツのシミが昨日より一回り大きい。まさか同じパンツじゃないよね?」
とタクトが言うと、ヴァニラは制服を脱ぎながら、
「違います。もっと、強く縛って下さい。特に、胸の…あたりを……。ですが、その前に、タクトさんを下さい」
と、言い終わる頃には制服は完全に足元に落とされ、下着姿のヴァニラを目の当たりにしたタクトは縄を解き、自分で下着を下ろさせる。
玩具を乱暴に抜き取ると、テーブルの上にうつぶせに寝かせ、そのままにする。
「ヴァニラ、僕の何が欲しいんだい?言ってごらん」
とタクトが焦らすように言った。ヴァニラの表情は見えないが、羞恥のあまり、耳まで真っ赤になっているだろう。
「タクトさんの……その……」
ヴァニラが口ごもっていると、タクトはヘッドギアを外し、
「用件が無いなら俺は撤収するよ」
とそのまま去ろうとするタクトの袖を掴み、
「唇と……キス……。それと、タクトさんのオチンチンを……私のオマンコに、入れて下さい」
とタクトの目を見ながらヴァニラは言った。今にも泣きそうな目つきのわりに、口元はなにかに飢えていた。
385陵辱の宴:2005/05/12(木) 03:07:08 ID:0oBEtbVY
「やっと言えたね。ご褒美だよ」
いい、ヴァニラは仰向けにねがえり、唇を交わした。ヴァニラは望むようにタクトの歯を舌でノックし、それに応じたタクトの舌と絡めあう。
しばらくし、唇を離すと、お互いの唾液の混ざり合ったものが糸をひいた。
「どれくらいがいい?」
とタクトが確認すると、
「激しく……私が、私でいられなくなるぐらいにお願いします。私のヨダレが飛ぶくらいが丁度いいです。ちゃんと、声はあげますから……」
というと、タクトは一瞬微笑、M字に開かれた足の真ん中に腰を突き出し、これでもか、と言わんばかりに激しく前後した。
「あ、あ……ああ、い…いい!タク……と、さんっ…ふ…ふぁ」

ベチャッ、グチャッネチャッ……
パンパンパンパンッ………

ヴァニラは呼吸も間々ならない状態だったが、タクトは容赦なく突いた。それを物陰から見ていたちとせも、
最初はスカート越に、ヴァニラ達が激しくなるにつれて、スカートの中に手を入れ始め、最終的には下着を膝まで下ろし、
自分も地べたに越を下ろして激しく指を動かしていた。
386陵辱の宴:2005/05/12(木) 03:08:37 ID:0oBEtbVY
しばらくすると、ヴァニラ自身も腰を振るい、タクトを求めるようになった。
「ん、フっ……い、いい……あ、ああっ」
ネチャッ、ヌチャッ…
声をあげないようにするが、目の前で実際にしているのを目の当たりにすると、自然に手が激しく動き、指が奥へと入ってい行く。
「た……タクっと……さん…い、い…イく…」
ヴァニラの動きが小刻みになり、ビクンッとなったとき、ヴァニラは絶頂に達した。
「あ、あああああぁぁぁぁぁぁぁあっ!」
「んんんんんっ!」
見ながらオナニーしていたちとせもイッた。ヴァニラが絶頂に達すると、ヴァニラの意志に関係なくタクトの物を締め付け、
それに答えるようにタクトはヴァニラの中に一気に放出した。

ドッバアァッ、
ドクッドクッ……

「あああ…、熱くて……火傷しそうです。……タクトさんの精子が卵巣に直接当たって気持ちいです……」
ヴァニラは事が終わってぐったりしていると、
「ヴァニラ、今日はまだまだするぞ、今すぐに来い」
と全裸のヴァニラの手を引き、その場を立ち去るが、その時、近くに隠れていたちとせも同時に連れてきた。
387陵辱の宴:2005/05/12(木) 03:09:18 ID:0oBEtbVY
「ここで……するのですか?」
と不安そうに言うヴァニラ。それもそのはず。ここはブリッジなのだから。
「ヴァニラさん、凄い量のヨダレですよ?ここはブリッジですから、ちゃんと栓はして下さいね」
とアルモが言うと、ヴァニラは、
「いえ、これはヨダレではなく、タクトさんの精子です」
と言った。それに対し、
「じゃぁ、なおさらダメじゃない。ちゃんと栓をしないと」
ココがそう言いながらゆで卵をタクトに手渡した。
「じゃぁ、全艦放送の準備、頼むよ」
とヴァニラの中にそのゆで卵を入れながらいうと、ちとせに全裸になるように指示した。
「判りました……」
と、一枚一枚丁寧に脱いでいき、下着が露になったとき、全艦放送を開始した。
「ちとせさん、すご〜い。そんなすけすけのショーツ、私、履けないわ」
とココが言うと、
「見て、ココ。ブラジャーもよ。色は上下共にラベンダーかぁ。見た目によらず色っぽい下着ですねぇ」
と、アルモが言うと、
「真面目なちとせにしてはかなり男を意識した下着だな。意外だ」
とレスターも言った。全てを脱ぎ終わると、
「ヴァニラ、ちとせの汚れたマンコを君の綺麗な舌で洗ってやれ。ちなみに艦長命令だ」
と、タクトが命令すると、ヴァニラはそれに従った。
「大丈夫です、恐くありません…」
と、ちとせをその場に寝っ転がらせると、おもむろにちとせのワレメを舌でなぞり始めた。
388陵辱の宴:2005/05/12(木) 03:10:45 ID:0oBEtbVY
ネチャッ…ネチャッ……

「あ、あああ、ヴぁ、にラ……せ、んパ…い……ああっ」
ヴァニラがワレメの中にあるクリトリスを舌で転がすと、それにあわせてちとせも腰を動かし始めた。
それを見ていたタクトは、ヴァニラの腰をつかみ、ヴァニラのアナルに一気に挿入した。

ズリュッ…
ズブズブズブ……。

「あ、そ…そこは……」
何度か入れられた経験があるので、痛みはなく、すんなりとタクトの侵入を許した。しかし、ヴァニラは何回されても、毎回驚いていた。
自分では決して感じないと信じているアナルが……セックスと全く同じように感じてしまう事に。
「声を出す暇があったらさっさとちとせのマンコ舐める!」
と、タクトは怒鳴った。その直後だった
「あ、ああ、あああぁぁぁ」
ちとせの声がひときは大きくなると、全員が同時にイった。ちとせは初めての快楽に失禁し、ヴァニラの顔に勢い良く黄金水をかけ続けた。
とうのヴァニラも、四つん馬の状態のまま、失禁した。

プシャアアアァァァァァ……

「二人とも、そんなに気持ち良かったんだ。それは良かった。が、ちゃんと掃除しろよっ」
といい、二人の髪を引っ張り、水溜りの真ん中で頭を叩きけた。
バンッ
ベチャッ
バシャッ
「一滴も残すなよ」
と言う。それに2人は従い、舌で床を掃除する。
「ちとせ、それが終わったら縛るから。それが嫌ならバイブ2本ね」
と、タクトが言うと、
「是非、バイブ2本をお願いします。常に入れてますから」
と。
389陵辱の宴:2005/05/12(木) 03:12:23 ID:0oBEtbVY
「バイブのまえに、三角木馬ね。錘は20キロあれば十分。当然ヴァニラもね」
と、ブリッジのほぼ中央にある三角木馬に二人を向かい合わせに座らせると、足に錘を縛りつけた。
「ん、くっ」
苦しみにちとせの顔が歪むが、
「あ、ああっ」
ヴァニラは錘をつければつける程感じていた。

チュッ…

不意にヴァニラがちとせに口付けをした。
「ん、んふっ……ふ」
ちとせは喉の奥から甘い声を発した。ヴァニラは唇を押し付けるだけではなく、舌を絡め、唾液交換をし、お互いの舌を甘噛みして、タクトが二人を引き剥がすと、二人の間に糸が垂れ、そしてちぎれた。
「まだ、今夜は長い。楽しませてもらうよ。なにせ、二人の行為を知らない人はこの艦にはいないんだから。二人は見られる方が感じるみたいだし」
「お楽しみの最中でよかったですわ。最新作のお試しお願いしますわ」
と、ミントが手にした物をタクトに手渡した。
「これ、…カテーテル……?」
「はい。内径が1ミリ以内なのはどれも一緒ですが、これは1ミリに近い物ですし、それにコレは普通のトゲではありませんわ。トゲの角度は決して人体を傷つけないのですわ。
その分痛みはとてつもない物ですわ。バイブとはいっても痛みが強いので…ワタクシにはとても…」
艦橋に横たわるちとせを見下ろし、開かれたままの足の真中にそれを入れた
「はっ、あああぁぁ!」
一際大きな声が艦橋にこだました。
「ヴァニラはコレだよ」
と、カテーテルを鼻に突っ込んだその一方は、二股になっており、両方の穴をふさぐ事が可能だった。そしてもう一方をちとせの方に投げておく。
「ミントさん、こちらですよ」
そう言いながらアルモが渡したのは2リットルサイズのペットボトル。それをちとせの口の中に放り込む。
390陵辱の宴:2005/05/12(木) 03:13:25 ID:0oBEtbVY
「ん!んんんん!」
ちとせが叫んで抵抗するが、2リットルの水圧はそんなに容易く人間に太刀打ちできない。
「その…水は……?」
と、ヴァニラがいうと、
「普通なら1000倍に薄めて使う利尿剤。それを原液のまま2リットル飲んでもらう。そろそろか?」
タクトは言いながらちとせの尿道口にカテーテルを突っ込んだ。すると、無色透明のカテーテルは、金色に一瞬で染まり、
その末端であるヴァニラが、むせながら鼻でのんでいく。
「た、タクトさん……ふぁ・・・」
タクトが、そのカテーテルを潰したりしているので、ヴァニラに伝わる水圧は変動している。
「タクトさん、見て下さい。おなかが膨らんできましたわ」
大量で強力な利尿剤に、胃も棒鋼も膨らみ、それがそとからみても判るくらいにまでなっていた。
「そろそろ、外すか」
カテーテルの真ん中辺りを乱暴に引き抜き、ヴァニラの顔を無理矢理運び、口で唇を密着させると、ミントが、ちとせのおなかを力の限り押し込んだ。

プッシャアアアアアァァァァ……

「んふ〜っ」
ちとせは声にならない声を出した後、終わらない放尿の快楽をじっくりと味わっていた。


数十分後、放尿が終わると、タクトは全艦放送を切った。ちとせは、痛みが快楽となり、痛みが強ければ強いほど気持ちよくなる身体になっていた。
391dend:2005/05/12(木) 03:16:46 ID:0oBEtbVY
これで終了です、何か荒れ気味のようですが最近このスレが活発化してないことと、久しぶりに当方の作品を
投下してみようと思ったからです
この作品を「クソ」という人は作品で勝負してください。
支援していただいた方には感謝します
392名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 16:39:28 ID:VXB+K/gS
・・・・おかしいな
俺このSSとほぼ同じようなのをどっかで見たことあるんだが・・?

dendさん、これ貴方のオリジナルなんですか?
393名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 17:45:14 ID:YfAmYic3
>392
あなたが読んだことがある作品はここにありますよ。
ttp://www.suisen.sakura.ne.jp/~saiun/pege/top.html

他人の作品で勝負しろだなんて、面白い人だねdendさんは
394名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 18:36:59 ID:4snDusW4
てめェの腐れ頭にはウンザリなんだよ!
くたばりやがれ、dend!
395名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 19:59:11 ID:J99tPiXC
正直、dendがdendのままである意味ホッとしている住人だらけな悪寒。
肯定のレスも自演だろうし。

いずれにしろ、氏ね
396名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 20:58:06 ID:14JTYqUd
>>395
>肯定のレスも自演だろうし。
それはちょっと考え過ぎでは・・・?(汗)
397名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 20:59:07 ID:14JTYqUd
まぁでも、盗作はいけないと思いまーす
(あれが貴方の作品であれば別ですが)
398名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 21:07:40 ID:9Qr8Rw7n
まぁこれまでの事で理解できたのは

dendは所詮dendって事だな
399名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 23:20:52 ID:9DWpbO8Y
dendはそんなにGAが嫌いなのか?
なんにせよ最低だな
400dend:2005/05/13(金) 03:09:58 ID:tZVBU4fX
G.A.を愛していますage
401名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 14:13:41 ID:yODujyZH
>>396-367
お前dendか?
書き込んだ後で自演臭すぎることに気付いて慌てて付け足したって感じがしてならない。
402名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 18:01:04 ID:0jZ9j+gG
なんかレスのほとんどがdendのような希ガス
403名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 18:39:22 ID:3oRHhqUl
>>402
アンタはどうなのさ

ていうかいいじゃんdendなんかほっとけば
こういう風に騒がれて喜ぶタイプだろ?

放置放置〜
404名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 00:00:45 ID:fXBJ7pXi
dendは確かトリップをつけていたはずだぞ

「dend ◆yl1SBmcic.」こそ真のdendなり

そいつに騙されるな!!!!!!
405名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 00:03:36 ID:fXBJ7pXi
やつは別のスレでは必ず上記のトリップを使用しており、常にやつ自身の作品を投下し続けていた

そいつがトリップをつけていないところを見るとおそらく某スレから見た便乗語り荒らしだろ
406名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 00:22:43 ID:e1fVh8Qe
つまりはしてやられたってことだ
407名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 00:37:10 ID:3MpDQ99l
>>404-405
dend乙。

どちらにしてもゴミなんだから一緒じゃん。
408名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 00:46:20 ID:j6uHmzWD
なんかここに書き込みすると、皆そのdendってひと扱いされるんでやな気分
409名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 01:24:09 ID:dLwl+j2z
もう騒ぐの止めようよ。dendが来ても無視の方向で
410名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 12:19:40 ID:xcIMGq8c
仙台ギャラクシーエンジェルス
411名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 01:26:10 ID:sYd5AHIJ
タクト×ルシャーティがあったので、是非ヴァイン×ミルフィーユを書いてくださいお願いしますm(__)m
412名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 12:35:30 ID:y2V2KKVm
書いてくださいしか言えない人は死ぬか自分で書くかして下さいお願いしますm(__)m
413名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 17:46:39 ID:gcApvGex
仙台ジェンキンス
仙台ギャラクシーエンジェルス
414名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 02:26:48 ID:STFnM7J3
しばらく書き込み無いですが、誰もいないのですかね?
初めて書いてみたんですが、もう少しで書き終わるので、そしたら投稿しても良いですかね?
たいしたものじゃないんですが…
415名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 06:24:19 ID:e/ZOJuUH
このスレにはあなたみたいなのが必要なのさ!!気にせず投稿しちゃって!
416名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 18:36:38 ID:Rhk6jnYT
>>414
して、カップリングは?
417414:2005/05/22(日) 19:45:20 ID:STFnM7J3
>>416
スレの流れを見ると、ゲーム版で純愛系がメインなんですかね?
自分のはこのスレ的に需要あんまりなさそうなんですが…
一応、テレビ版の設定で、黒ミント×ミルフィーユてな感じです。
黒ミントさんがミルフィをいじめるお話です。
いじめるといっても、痛い系ではないですけど。
あともう少しなんですが、投稿して良いものやら。
418414:2005/05/22(日) 21:01:12 ID:STFnM7J3
一応できた〜。
需要あるかは分かりませんが、とりあえず投稿してみますです。
改めて見返したら、エロ少な目な割に長いです。申し訳ない。
内容は先程書いたように、黒ミントがミルフィーを弄ぶお話です。
分かりづらい、読みづらい点はあると思いますが、お許しいただければ。

419黒き心 その1:2005/05/22(日) 21:02:31 ID:STFnM7J3
「どうして…、どうして私がこんな目に!!」
無機質な廊下を一人の少女が歩いている。
「なんで…、なんで私が!!」
パッと見は、小学生とも思える青髪の少女。
「あ〜、もう!!何もかもミルフィーユさんのせいですわ!!」
突然立ち止まり、大きな声で叫ぶ少女。瞬間、トレードマークのウサ耳がピンと伸びる。
エンジェル隊のメンバーの一人。ミント・ブラマンシュ。一人イライラしているのは彼女である。
「私の計画は万全でしたわ。ミルフィーユさんさえいなければ…」
事の起こりは、数時間前に戻る…。

数時間前。エンジェル隊のメンバー5人は、エンジェルルームに集合していた。
「いや〜。ロストテクノロジーの回収任務なんて久しぶりだね〜」
エンジェル隊のリーダー、フォルテはソファーに深々と腰掛け、誰にとは無く話しかける。
「本当ですよね〜。最近は書類整理ばっかりで、もう肩こりがひどいわよ。
久しぶりに外に出てバーンと暴れてきてやるわ」
ミルフィーユに肩を揉ませながら、明るい調子で蘭花は答える。
「あら、蘭花さんはずーーっと寝てばかりいたじゃありませんか。全く寝ていてお給料がもらえるんですから、蘭花さんは幸せものですわね〜」
ウサ耳の少女、ミントが見下すような視線を突きつけた。
「なんですってー!ちゃんと書類整理してたわよ!肩もパンパンなんだから!」
いつものように、チクリと痛いところを突かれ、あわてて反論する。
「蘭花さ〜ん。さっきから肩揉んでるんですけど、全然肩こってませんよ〜」
ミルフィーユが間の抜けた声で割ってはいる。
「う…ミルフィーユもうるさいわよ!とにかく久々の任務なんだから、気合入ってんの!」
「……給料泥棒……」
ボソリとつぶやく緑髪の少女。
「おやおや、皆さん、もうおそろいですかな?」
蘭花が今にも暴れだしそうになった時、全員の視線の後ろから声がした。
420黒き心 その2:2005/05/22(日) 21:03:48 ID:STFnM7J3
「今回の任務は、辺境惑星で発見されたロストテクノロジーの回収です」
気のいい髭おやじこと、ウォルコット中佐が口を開く。
ロストテクノロジーの回収、エンジェル隊の十八番である。
今までにも幾多のロストテクノロジーを回収し、
破壊し!?勝手に使用し!?問題を起こしてきた!?
「ただ行って取ってくるだけなんでしょう。超楽勝じゃない。さっさと終わらせて余った時間でバカンスよ、バカンス!」
蘭花の目はすでに遠く、リゾート惑星に行ってしまっている。
「いや、取ってくるだけなんですが…これが結構大変でして…」
ウオルコット中佐が口ごもる。
「実はその惑星崩壊寸前でして…その…あちこちで火山が噴火、隕石落下、地震頻発とまぁ…なかなかにその危険な感じでして…」
「えっ!?」
全員が同時に声を上げた。
「わぁ〜、すごーい。テーマパークみたいですね〜」
一人、違う次元で話を聞いているミルフィーユを無視して、残りの4人は一歩後ずさる。
「ああ、そうだった。軍で新しく採用する銃の試射を頼まれてるんだった」
「そうだ。私、まだ書類の整理終わってないんだったわ」
「そうでしたわ。ブラマンシュ財閥の存亡をかけた経営会議があるんでしたわ」
「…今日は、辺境惑星に行ってはいけない日…」

「皆さん、そう言うだろうと思って、今回は5人の中の1人に行って貰おうと思ってたんですよ」
「なにせ、その…保険金もバカになりませんからな…」
苦笑いをしながら中佐はつぶやく。
「どなたでも結構ですからよーく話し合って決めてくださいね。それでは〜」
任務の内容だけ話すと中佐は逃げるようにその場を後にした。
421黒き心 その3:2005/05/22(日) 21:05:13 ID:STFnM7J3
「クジにいたしましょう!」
ミントは高らかに宣言する。
「きつい、汚い、危険の今回の任務。誰もが行きたくない辺境惑星。そうなれば、やはりクジの出番ですわ」
それしかない、他の4人の結論も一緒であった。
「どうでもいいけどミント、あんたクジに細工したりしないでよね」
明らかに疑いの目を向ける蘭花。
「し、失礼な…。だったら事前に調べていただいても結構ですわ!
蘭花さんこそズルしないで下さいまし!!」
冷静を装い反論するミント。しかし、その瞳の奥には黒いものが渦巻いていた。
(ふっふっふっ、甘いですわね。蘭花さん。いくら調べてもブラマンシュ財閥が
英知を結集して作ったイカサマクジBOX“イカサマ君”は見抜けませんわ。
辺境惑星に行くのはあなたですわ。蘭花さん)
422黒き心 その4:2005/05/22(日) 21:07:07 ID:STFnM7J3
そして数時間後。
こうして、きつい、汚い、危険の今回の任務。
辺境惑星に行ったのは、蘭花……のはずであった。
無機質な廊下を歩く一人の少女。
よく見ると髪はボサボサ、服はボロボロ。体中がほこりまみれである。
腕や足には、すり傷やら火傷の跡もちらほら。
トレードマークのウサ耳もすっかり萎れてしまっている。
「どうして…、どうして私がこんな目に!!」
「なんで…、なんで私が!!」
「あ〜、もう!!何もかもミルフィーユさんのせいですわ!!」
事の顛末はこうである。
当たり4つ、はずれ1つのクジで、はずれを引いた人が辺境惑星行き。
ミントの計算(というかイカサマ)では、はずれを蘭花が引くはずであった。
ところが、ミルフィーユの番での出来事。
何も考えず、クジをひくミルフィーユ。
「あれー?これなんですかー?あたりもはずれも書いてないですよー?」
「そ…それは…ま…まさか…無くしたはず…ですのに…」
冷や汗をダラダラかきながら、ミントは一歩後ずさる。
なんと、それはイカサマクジBOX“イカサマ君”の取り扱い説明書だったのである。
おそるべし、強運!?
「いやー、ミント〜。そんなに辺境惑星に行きたいとはね〜」
フォルテがニヤニヤしながら、ミントの肩を叩く。
「えっ?えー!?ち…違いますわ!こ…これは…」
慌てて弁解するミント。
「フフッ!ミントちゃーん、いってらっしゃーい。気をつけてね♪」
蘭花も笑顔でミントの背中を叩く。
「そ…そんなー!!」
あわれ、ミントの計画は無残にも崩れ去り、イカサマをしようとしたということで、
問答無用、辺境惑星行きになったのである。
423黒き心 その5:2005/05/22(日) 21:07:54 ID:STFnM7J3
「なんで、あんなところに説明書が…はぁ〜、紋章機も修理に3週間はかかると言うし…」
トボトボと歩く少女。足取りは重い。
「こんなもの1個取ってくるのに、こんなに苦労するとは思いませんでしたわ…」
少女の手には“鏡”が握られていた。外観はシンプルそのもの。黒い縁取りの手鏡である。
「これ、どんなロストテクノロジーなんでしょう…」
ミントは思わず、鏡をのぞいてみる。
キラッ!
鏡に光が反射する。
そこにはボロボロで疲れた顔の少女が映っていた。
「??普通の鏡ですわね…。はぁ〜、ひどい顔ですわ。早く部屋に帰ってシャワーを浴びませんと…」
そう言って、自分の部屋に帰ろうとした時、ミントは心の底から湧き上がる違和感を感じた。
何だろう、この感覚は。ひどく不愉快でひどく腹立たしい。
怒り?憎しみ?分からない?黒い感情…
自分は何にこんなに怒っているのだろう?こらえきれない怒り。思わず声が出る。
「…全て…ミルフィーユさんのせいですわ。私がこうなったのは…全部ミルフィーユさんのせいですわ」
あれ?自分はこんなにミルフィーユさんのこと怒ってましたかしら??
「あの強運女のせいで…私は…私はこんな目に…」
そうですわ!あの女さえいなければ…私はこんな目にあわずに済んだのに…
「許せない…許せない…」
許せない…、ミルフィーユ・桜葉…許せませんわ…
部屋へ向かう少女の足取りは先ほどまでとは、うって変わって軽いものへとなっていた。
424黒き心 その6:2005/05/22(日) 21:09:07 ID:STFnM7J3
「ミントさん、今日も来てないですね〜」
任務遂行のために使われるべきエンジェルルームを、リビングのように使う集団。
ある者は、寝転がって雑誌をペラペラ。
ある者はあくびをしながら、TVでドラマをチェック。
ある者は、レストランかと見間違うほどのデザートを広げ、
ある者は先程から、一心に何かを唱えている。
「そういえば、そうだなー」
いつもなら、もう一人、この場にいるはずの人間が今日はいない。
「もう、3日も顔見せてませんよ〜」
「何か悪い物でも食べて寝てんじゃないの、ほっとけば?」
雑誌から少しも目をそらさず、興味ないといった様子で蘭花は答える。
「え〜、だったら可哀想じゃないですか。お見舞いに行きましょうよ〜」
ミルフィーユは少し困ったような表情で、蘭花の肩を揺する。
「ほっとけ、ほっとけ。この間、イカサマなんてしたから罰があたったんだろ」
フォルテもTVから目を離さず、興味無さげにつぶやく。
「そんなー、蘭花さんもフォルテさんもひどいですよー。
ヴァニラさんはお見舞い行った方が良いと思いますよね?」
先程から一心に何事が唱えているヴァニラに話を振ってみる。
ヴァニラはつぶやくのをやめ、ミルフィーユの目を見つめると一言。
「…ミルフィーユさんに女難の相がでています…」
「???じょなんのそう???」
ミルフィーユはヴァニラの瞳を見つめたまま、軽く首を傾げた。
425黒き心 その7:2005/05/22(日) 21:09:57 ID:STFnM7J3
コンコン、コンコン
「ミントさーん、いますかー?」
ミントの部屋の前、明るい声が響く。
コンコン、コンコン
「ミントさーん?」
すっーとドアが開く。
「ミルフィーユさん…」
「ミントさーん、どうしたんですか?しばらく顔出してないですけど…。みんな心配してますよ」
「え…ええ、少し体調を崩してしまって…」
うつむき、消え入りそうな声で答えるミント。
「やっぱり…。今日はミントさんに元気なってもらおうと思って、お見舞いに来たんですよ」
「ありがとうございます…。立ち話もなんですから、どうぞ中へ…」
「はーい!!」
何の疑いも無く、部屋へと入るミルフィーユ。彼女は気づいていない。
ミルフィーユを見つめるミントの瞳が黒ずんでいたことを。

「わぁ〜ミントさんの部屋って可愛らしいですね〜」
「私の部屋にも、こんなヌイグルミほしいな〜」
「ミントさーん、今日はミントさんの為に、ホラ、クッキーを焼いてきたんですよ〜」
部屋の中央で対峙する2人。ミルフィーユは明るい声で騒ぎ立てる。
…いつも明るいミルフィーユさん…笑顔が素敵なミルフィーユさん…
…なぜだろう。いつもは癒されるその笑顔。今日は憎くて仕方が無い…
…いじめてみたい…泣き顔を見たい……悲しい目で見つめてほしい…
426黒き心 その8:2005/05/22(日) 21:11:41 ID:STFnM7J3
「ミルフィーユさん!!」
「はいっ!?」
突然、名前を呼ばれ、ミルフィーユは驚き、ミントの方を見る。
「私、ミルフィーユさんのこと大嫌いなんですの!!」
ミントはミルフィーユの目を見つめ、サラリと言ってのける。
ミルフィーユは突然のことに、事態が飲み込めず、キョトンとしている。
ミントは続けざまに、
「いつもいつも、あなたのせいで私、損ばっかりですわ!」
「私、あなたが憎くて憎くて仕方が無いんですの!」
「正直、同じエンジェル隊としていられるだけで不愉快ですわ!」
早口でまくし立てた。
一方のミルフィーユはようやく状況が飲み込めてきた。
自分に対して向けられた言葉を、頭の中で一つ一つ繰り返す。
…大嫌い…あなたが憎い…不愉快………
「…ごめんなさい…ミントさん、私、ミントさんにそんなに迷惑かけてると思わなくて…」
ミントを見つめるミルフィーユ。今にも泣き出しそうな目。
まるで、子犬や小動物のようなその瞳。
ゾクゾクッ
ミントの全身を衝撃が走る。鳥肌が全身を駆け巡る。
普段はやわらかなウサ耳が、緊張しピンと天に向かって伸びる。
(これですわ。この顔を見たかったんですわ…、もっと、もっと…)
427黒き心 その9:2005/05/22(日) 21:12:46 ID:STFnM7J3
「本当に迷惑ばっかりですわ」
「ごめんなさい…謝ります…。」
ミルフィーユの表情はさらに悲しそうな表情に変わる。
瞳は下を向き、体を小さく縮めている。
「本当に悪いと思っているんですの?」
「思ってます。だから…私…ミントさんと仲良くしたいんです…」
「…そうですの…」
クスッと笑みを浮かべ、ミントはミルフィーユの目の前まで近づく。
視線を落としていたミルフィーユは、近づいてきたミントの顔を見つめる。
ミルフィーユとミントの目が合った瞬間、
バチン!!
乾いた音が響く。
ミルフィーユの目線が宙を舞う。
一瞬何が起こったのか分からなかった。
数秒して、左の頬に熱を感じた。
「本当に悪いと思ってるんでしたら、このくらい平気ですわよね?」
少女は淡々と冷たい口調で問いかける。
バチン!!
さらに反対側の頬が熱くなる。
ミルフィーユは思わず、その場にうずくまる。
428黒き心 その10:2005/05/22(日) 21:14:00 ID:STFnM7J3
「もう一回!」
倒れこんだミルフィーユに対し、
ミントが再度右手を虚空に上げた時、
「い…いたいですぅ。やめて…ぐすっ…やめてください。ぐすんっ」
彼女の足元で消え入りそうな声が聞こえた。
ピンク髪の少女の瞳からは涙がこぼれていた。
こちらを見上げるその表情。おびえきったその瞳。
まさに求めていたものだ。青髪の少女はこの上ない満足感に満ちていた。
全身の震えが止まらない。ウサ耳は先ほどからピンと張り詰めたままである。
(これですわ。ミルフィーユさんのこのおびえた表情…私を見つめるその瞳…もっと…もっとですわ…)
「フフッ!ミルフィーユさん、あなた泣けば許されるとでも思っているのでしょう?」
言うと、地面に横たわるミルフィーユを蹴り上げる。
まるで地面に転がる石ころを蹴り上げるように。
どすっ!ごすっ!
「いたい!いたい…よぉ!ごめんなさい…ごめんなさい…」
ミルフィーユは冬眠をしている動物のように、その場で小さくうずくまる。
ひたすら、この仕打ちが終わるのを待ち、小さく震えている。

やがて疲れを感じ、足を止めるミント。
足元で小さく震え、涙をこぼす少女を、文字通り見下す。
「はぁ…はぁ…はぁ…フフ…フフフ…」
可愛らしい容姿のミントからは想像もつかない、黒く淫靡な笑い…。
「うぅぅ、いたいよぉ…ごめんなさい。ミントさん…もう…やめ…やめて…ください…」
ミルフィーユは、もはやただ謝ることしかできない。
(もっと…もっと…もっと…ミルフィーユさんを私のものに…私だけの…ものに…)
ミントの頭の中に、邪悪な感情が渦巻く。
429黒き心 その11:2005/05/22(日) 21:16:09 ID:STFnM7J3
「ミルフィーユさん…あなたがそこまで言うんでしたらやめて差し上げますわ」
ミントの言葉に、ミルフィーユは思わず、顔を上げる。
「ただし…条件がありますわ。ミルフィーユさんがこれから私の言うこと、なーんでも
聞いてくれたら、もう暴力は振るいません。これまで通り、お友達ですわ!」
ミントの一方的な条件設定。本来ならば到底飲めるような条件ではない。
しかし、ミルフィーユにとっては、
−この仕打ちから脱出したい、そしてミントと仲良く友達でいたいと思っている−
ミルフィーユにとっては、この言葉が救いの言葉のように聞こえたのである。
「わ…私にできることなら…、自分の悪いところは直します。だから…」
ミルフィーユの言葉を遮るようにミントは喋りだす。
「そうですの!うれしいですわ!。ミルフィーユさんとこれからも友達でいられるなんて!」
そういってミルフィーユに笑顔を投げかける。
先ほどまでの、氷のような冷たい表情とは正反対。満面の笑みを浮かべる少女。
「は…はい……よかった…」
いつもの可愛らしいミントの笑顔を見て、ほっとするミルフィーユ。
(よかった。いつものミントさんだ。そうだよね、自分がバカだからミントさん怒らせちゃったんだよね)
(叩いたりしたのだって、きっとカーッとなっちゃっただけだよね)

ミルフィーユはそれまでの怯えた表情から、ようやく少し笑顔を取り戻し、ミントに話しかける。
「その…ミントさん、本当にごめんなさい」
「私ミントさんに嫌われないようがんばります。ちゃんと言うこと聞いて、悪いところ直します!」
「本当ですの!では、さっそく最初のお願いですわ」
依然、笑顔のまま、ミントは話しかける。
「は…はい、なんですか?」
「着ている服をぜーんぶ脱いで下さいまし!」
「えっ?」
あまりにも予想外の要求にミルフィーユは思わず聞き返す。
「聞こえなかったんですの?服を全部脱ぎなさいと言ったんですわ」
ミントはその笑顔を少しも崩さず、サラリと言ってのけた。
しばしの沈黙…
430黒き心 その12:2005/05/22(日) 21:17:13 ID:STFnM7J3
そして、
「そ、そんなことできません!」
「あら?さっき言うこと聞くとおっしゃったはずですわね?」
「確かに言いましたけど…。言うこと聞くってそういうことじゃないです!」
「言うこと聞けないんですの?」
「そんなお願い聞けないです…それに…そんなこと言うなんて、ミントさん…変です…」
「…そう…そうですの……」
バチン!!
ミントの手のひらが再び、足元のミルフィーユに振り下ろされる。
バチンッ!!
2回。
バチンッッ!!!!
3回。
乾いた破裂音が徐々に強くなる。
再び、先程までの冷酷な表情でミントはミルフィーユに手を振りかざす。
「うぅ…うぅぅ…」
青髪の少女の足元からは、うめき声のような、すすり泣くような声が聞こえる。
「言うこと聞くとおっしゃいましたわよね!」
さらに、地面に小さくうずくまっているミルフィーユの髪の毛を握り締める。
そして、そのまま上へと持ち上げた。
「いたいっ!いたいですぅ!髪の毛いたいっ!」
思わず声を上げるミルフィーユ。
地面にうずくまっていた少女は、その特徴的なピンクの髪を、
無理に引っ張られ、中腰の姿勢になってしまう。
ミントは、ミルフィーユを自身の顔の高さにまで持ち上げた。
二人の顔が近づく。青髪の少女は再び、満面の笑みを浮かべながら問いかける。
「ミルフィーユさん♪言うこと聞いて下さいますわよね?」
まるで天使の笑顔。嬉しい時の子犬のように、両方のウサ耳が“パタパタ”動いている。
ミルフィーユに残された答えは一つ。
「はぅ…はぃ…」
悲しみとあきらめの入り混じったような表情で小さくうなずいた。
431黒き心 その13:2005/05/22(日) 21:18:20 ID:STFnM7J3
「よいしょっと♪」
ミント・ブラマンシュは、部屋の片隅に置いてある、お気に入りのソファーに腰掛ける。
銀河中を探し回り、自分にぴったり合ったソファーを捜し出した。
硬すぎず、柔らかすぎないスプリング、クッションの適度な柔らかさ、
頬擦りしたくなるような、なめらかな外布。
まさに、自分にピッタリ!ミントは深々と体重をかける。
このソファーに座っているだけで幸せな気分になれる。
今日はいつもにまして、気分が良い。
そう、また一つ、自分の欲しかったものが手に入ったのだから。

ミントは視線を前方に移す。
そこには、天真爛漫、いつも、お気楽だった少女が立っていた。
今、いつもの元気の良さや明るさは無い…。
寂しそうにうつむき加減である。
ミントはいつもとは違う彼女の表情に、さらに気分が良くなる。
(あぁ、ミルフィーユさんのこんな表情を眺められるのも、きっと私くらいですわ☆)
「さて、ではミルフィーユさん、お洋服脱いでいって下さいまし♪」
改めて、先程の要求を突きつける。
「はぃ…」
消え入りそうな声で答えると、ミルフィーユはいつも着ている制服に手を掛けた。
ボタンを一つ一つ外していく。
心なしかボタンを外す手が震えている。
恥ずかしくてたまらない。
エンジェル隊は、女ばかり5人の部隊であるから、
普段から一緒に着替えたりといったことは珍しいことではない。
その時には感じたことの無い気持ち。
自分の体をまじまじと見られると思うと、体中が赤くなる。
ミントの方は、そんな様子をニコニコしながら見つめている。
432黒き心 その14:2005/05/22(日) 21:19:22 ID:STFnM7J3
やがて、制服の上着を一枚、一枚、体から離し、下着だけの姿になるミルフィーユ。
「ミルフィーユさん、とりあえず下着までで結構ですわ。ああ、もちろんスカートも脱ぐんですわよ」
下着までで良いといわれ、少しホッとするミルフィーユ。
しかし、やはりスカートも脱がなければならないのだと気づかされる。
ホックに手を掛ける。
(やだっ…恥ずかしい…よぉ…うぅ…)
全身がさらにピンク色に染まる。
こんなこと、おかしい馬鹿げている。
分かっているのに逆らえない。
自分より年下の少女に逆らえない。
言うことを聞くしかない…

ミルフィーユは、ホックを外し、ピンクのスカートを下に落とす。
全身、下着だけの姿になったミルフィーユ。
手を前に組み、少しでも自身の肌を隠そうとする。
こっちを見ているであろうミントの方は向けず、ジッと地面を見つめる。
「あら、ミルフィーユさんは下着までピンク色なんですのね♪かわいい〜ですわ〜!!」
「っ!?」
ミントの言葉を聞いた瞬間、ミルフィーユの体は一気に赤く、熱くなる。
見られている…自分の下着を…自分の体を…
そう意識すると、もうこの場を逃げ出してしまいたくなる。
ミントの言うとおり、ミルフィーユの下着はどちらも可愛らしいピンク色だった。
セクシーさは欠片も無いが、可愛らしいデザイン。
ワンポイントでついているリボンがポイント。
まさに、ミルフィーユにはピッタリだった。
433黒き心 その15:2005/05/22(日) 21:21:30 ID:STFnM7J3
「ぅう…ミントさん、もうやめましょうよぅ…」
ミルフィーユは、両腕で下着を隠しながら、弱々しく訴える。
「かわいいー、本当にかわいらしいですわね〜、フフフッ」
ミルフィーユの言葉が聞こえていないのか、
ミントはミルフィーユの下着姿をうっとりと見つめている。

やがて、ピンクのブラジャーに視線を向けるミント。
「ミルフィーユさんって、見かけによらず、おっぱい大きいですわよね〜?」
「うぅ…」
気にしていることを言われ、ミルフィーユは恥ずかしそうにうつむく。
「制服を着ているとそれほど気になりませんけど…改めて見ると、本当に大きなおっぱいですわね♪まるで雌牛さんみたい!」
ミントはうれしそうに話す。
「いつから、そんなに大きなおっぱいになったんですの?やっぱり、普段から自分で揉んだりしてらっしゃるのでしょう?」
なおも続ける。
「そ…そんなことしてません!!そんなこと…」
屈辱的な言葉に思わず語気が強まる。
「クスクス、強く否定するところが怪しいですけど、まぁ良いですわ」
「さて、ミルフィーユさん、あなたのかわいい下着は拝見しましたから、次はその下ですわ」
ニヤニヤとした笑みを浮かべ、ミントはミルフィーユに語りかける。
「私があなたの全てを見て差し上げますわ。それでこそ本当のお友達でしょう?」
「いや…、これ以上は…いや…ですぅ…」
「本当に物分りの悪い人ですわね、あなたも。そんなに痛い思いしたいんですの?」
ミントは困ったような表情をしつつ問いかける。
434黒き心 その16:2005/05/22(日) 21:22:16 ID:STFnM7J3
そして、ソファーから立ち上がり、ミルフィーユに近づいた。
先ほどの情景が思い出される。収まっていた体の痛みが、ジンジンと蘇る。
「ひっ…それは…」
もう、痛い思いはしたくない。
「脱ぎ…ますぅ…」
ミントは、ミルフィーユの頬に向かって手を伸ばす。
また、叩かれると思い、ミルフィーユは思わず、
「脱ぎます!…脱ぎますからぁ…叩かないで…痛いの…いやですぅ…」
涙目で許しを請う。
ミントの手が、ミルフィーユの頬に触れる。
「ひっ!?」
ミルフィーユが声を上げる。
次の瞬間、ミントの小さな手が、ミルフィーユの頬をやさしくなでる。
「フフ、良い子ですわ♪」
予想外の行動に戸惑い、呆然とするミルフィーユ。
「良い子、良い子♪ミルフィーユちゃんは本当に良い子ですわね♪」
なおも優しくミルフィーユの頬をなでてやるミント。
それはまるで、飼い猫をあやす飼い主のようであった。
「はぃ…」
きっと、いつものミントさんに戻ってくれる…
また、お友達同士になれる。きっと…きっと…
そう信じていたミルフィーユの心にあきらめの気持ちが広がる。
もう逆らうのはやめよう。良い子にしていれば、優しくしてくれるんだ。
言うこと聞いていれば、痛い思いしなくていいんだ。
私がミントさんの言うこと聞いていれば…。
435黒き心 その17:2005/05/22(日) 21:24:37 ID:STFnM7J3
ミルフィーユは両手を背中に回し、ホックに手を掛け、
パチン!ためらいつつもブラを外す。
(恥ずかしいけど…やらなきゃ…)
さらに手を震わせながら、かわいらしいパンティーに手を添える。
「ミルフィーユさん!早く!ですわよ!」
「はいっ」
ミントに急かされ、思い切って足元に下ろす。
17歳の少女の一糸まとわぬ姿。
やわらかそうな肌、美しいピンクの髪、かわいらしい顔立ち、
その童顔にはやや不釣合いな胸、そして…
「はぁ〜、もう!♪何から何までかわいらしいですわね!!ミルフィーユさんは♪」
ミントは改めて、全裸のミルフィーユを隅々まで見つめ、感激の声を上げる。
一方のミルフィーユは、決心はしたものの、やはり恥ずかしいのか、
全身を真っ赤にしながらうつむく。

「その…あんまり見ないで…下さい…。恥ずかしいですぅ…」
「恥ずかしがることなんかありませんわ。ミルフィーユさん、本当にかわいいですわよ!」
言うと、ミントは素早くミルフィーユの背後に回り込む。
「特にこのお胸なんか!!」
背後からミルフィーユの胸に手を添える。
「えっ?えっ??」
何事が起きたか把握できないミルフィーユ。
次の瞬間、ミントは両乳を乱暴に揉み上げた。
「フフ、本当に大きなおっぱい…うらやましいですわぁ…」
言いながら、ミルフィーユのたわわな胸を揉み続ける。
「あぅ…ぁん、やだぁ…いたいですぅ…やぁ…やめて下さぃ…」
「あら?痛かったですの?ごめんなさい、では優しくしてあげますわ」
そう言うと、今度は対照的に優しくおっぱいを撫で上げる。
「まだ、痛いですの?」ミントが背後から問いかける。
「い、いえ。痛く…ないです…」
胸を揉まれながらも、ミントの質問に真面目に答えてしまうミルフィーユ。
「そう…良かった♪」
436黒き心 その18:2005/05/22(日) 21:26:06 ID:STFnM7J3
次にミントは可愛らしい乳首に照準を定める。
「ウフフ、ピンク色でかわいい乳首!いじってあげますわ…」
ミントの小さな手が、ミルフィーユの突起をこね回す。
指全体を使い、つねり、こすり、撫で上げる。
「ぅんっ…あぅ…ゃぁ…だめぇ…だぁめですぅ…」
思わず、声が漏れるミルフィーユ。
「何が駄目なんですの?私たち、お友達でしょう?スキンシップですわ。スキンシップ!」
(スキンシップ?これが?)
ミルフィーユはおかしいと思いながらも、
自身の胸部から与えられる刺激に、その思いがかき消される。
ミントは強く、弱くミルフィーユの乳首を責め立てる。
同時に乳房への愛撫も忘れない。
キツクつねあげたかと思うと、優しく揉みあげる。
ミントの巧みな愛撫にミルフィーユは耐えられようも無かった。
心では拒絶しようと思っても、それができない。
437黒き心 その19:2005/05/22(日) 21:26:41 ID:STFnM7J3
ため息のような声。
「あぁ…やぁ…ぅんぅ…はぁぅ…はぁ…」
ミルフィーユの顔がピンクに染まる。
普段のミルフィーユからは、想像もできない、とろけたような表情。
「ウフ、ミルフィーユさん、気持ちよくなってきました?素直になって良いんですのよ。ミルフィーユさん?」
「気持ちぃ…よくなん…か…無いですぅ…」
「あ〜ら、そうでしたの。ごめんなさい。では、もっと刺激を強くしてあげないと駄目みたいですわね♪」
ミントはたわわなミルフィーユの胸を下から持ち上げると、
その大きな乳房に、思い切り指を食い込ませる。
むぎゅう!!
ミルフィーユの胸部がミントの手の大きさに縮む。
「はあぁぁぁ…くぅぅう…ん」
これまでになく大きな声を上げるミルフィーユ。
「フフ、気持ちよいでしょう?」
改めて問いかける。
「うぅ…はぃい…」
ミントは手を少しも休めず、優しく問い続ける。
「どこが気持ちよいの?ミルフィーユさん?」
「あぅぅ…おっぱいが…」
「そう…おっぱいが気持ちよいの?私におっぱい弄られて、きもちよいんですのね?」
「っ…」
改めて自身の状況に気づき、ミルフィーユは黙り込む。
「答えなさい!!」
ミントは瞬間、強くミルフィーユの乳首をつねあげる。
「ひうっ!…はいぃ…気持ち…よいですぅ…」
ミルフィーユは泣きそうな表情で答える。
「そう。素直なミルフィーユさんは大好きですわ♪もっともっとしてあげますわね♪」
ミントはにっこり微笑むと、再び手を動かし始める。
438黒き心 その20:2005/05/22(日) 21:28:16 ID:STFnM7J3
「はぁ…はぁ…はあ…」
床に手をつき、四つんばいの格好のミルフィーユ。
数十分にも渡り、胸への愛撫を受けた少女は、
運動した後のように、呼吸を乱す。
顔はうっすらピンクに染まり、体中から汗が浮かんだ。
少しも休むこと無く、刺激を受け続けた胸は、
心なしか以前より大きくなったようにも見える。
「ふぅ〜、手が疲れてしまいましたわ〜」
ミントは、再度ソファーに腰掛けながら、手をブラブラと振ってみせる。

「さて、私はもう疲れてしまいましたから、後はミルフィーユさんに一人でやってもらいますわ♪」
四つんばいの姿勢のまま、ミルフィーユは心配そうな表情でミントの方を見つめる。
「さっ、ミルフィーユさん、そこでオナニーしてくださいまし。ちゃーんと見ていて差し上げますから♪クスッ」
「なっ!?」
信じられない言葉を聞き、ミルフィーユは言葉に詰まる。
純粋無垢なミルフィーユとはいえ、その言葉の意味が分からない訳ではない。
でも、そんなことしたことも無かった。

「あんた、そんなこともしたこと無いの?誰でもしてるわよ?」
仕官学校時代に、そのことで蘭花にからかわれた事もあった。
そんな事を言われても、自分には興味が無かったし、
自身の大切なものを、もてあそぶようで罪悪感があった。
「そんなこと…したこと…ないですぅ…」
うつむき、顔を真っ赤にしながら、ミルフィーユは答える。
「えっ?したこと無いんですの??」
ミントは驚いたように目を大きくする。そして、
「まぁ〜!!それなら私が教えて差し上げますわ!」
ウサ耳をパタパタ動かし、うれしそうに声を上げた。
439黒き心 その21:2005/05/22(日) 21:29:45 ID:STFnM7J3
「さ、ミルフィーユさん、足を開いて♪」
ミルフィーユは床に腰掛けた状態で、ミントに対して足を開く。
ミントはその様子をソファーに腰掛けながら見つめる。
足を開きながらもやはり顔を背けるミルフィーユ。
「もう!ミルフィーユさんたら、そんなに恥ずかしがらなくても良いんですのよ」
意地悪そうな笑みを浮かべつつ、ミントは語りかける。
「ウフフ…、丸見えですわね…ミルフィーユさん。かーわいい♪」
「ぅぅ…」
顔を背けながら、ミルフィーユは小さく声を上げる。
全てを見られてしまった。同じ女性とはいえ、自分の体を全て見られてしまった。
ミルフィーユは血液が全て沸騰してしまうのではないかと、錯覚するほど全身が熱くなっているのが分かった。

「では、純真無垢なミルフィーユさんに自慰の仕方を教えて差し上げますわ」
ソファーの上からミルフィーユを見下ろしながら、ミントは話しかける。
「まず、自分のおまんこに手を添えて…」
びくっ!!
ミルフィーユの体が一瞬、震える。卑猥な言葉を聞き、思わず拒絶の意思が働く。
「ほら!早く!!手を添えて!!」
その様子を見たミントは急かすように、強い口調で言い放つ。
「は…はいぃ…」
ミルフィーユは泣き出しそうな表情で、慌てて自身の秘部に手を添える。
「そして、割れ目に沿って手を動かすんですわ☆」
ミルフィーユは言われたとおり、ゆっくりと手を動かし始める。
「あ…あぅ…」
今まで、排泄のためにしか使ったことの無い性器を弄っている。
ミルフィーユは、言いようの無い罪悪感に包まれる。
「フフ、そうですわ。もっと激しく擦ってごらんなさい…」
淫靡な表情を浮かべ、ミルフィーユの様子を見つめるミント。
「ミントさん…やめましょうよぅ…こんなことしても…気持ちよくなんか無いですよぅ…」
いけないことをしている…その気持ちがミルフィーユから快楽を取り払う。
「もう!ミルフィーユさんたら。本当にお固いんですわね〜」
ミントは困ったような表情でささやいた。
440黒き心 その22:2005/05/22(日) 21:30:39 ID:STFnM7J3
「もう!しょうがないですわ。今日だけは私がミルフィーユさんを気持ちよくして差し上げますわ☆」
言うとミントはソファーから立ち上がり、ミルフィーユに近づいた。
そしてミルフィーユの股間に手を差し入れる。
「いやっ!!」
思わず、開いていた足を閉じる。
いくら、友人であるとは言え、他人に自身の性器を触られることに抵抗するミルフィーユ。
「ほら!足を開いて!」
ミントは、その足を無理やりに開き、ミルフィーユの秘部に手を添えた。
そして次の瞬間、
激しくその手を割れ目に擦り付ける!
「ひぅっ!あぅぅ!いやぁ…っだぁめ…あうぅ…」
ミルフィーユは悲鳴にも近い声を上げる。
「ホラホラ。気持ちよいでしょう?おマンコ擦るの気持ち良いでしょ?」
ミントの小さい手が、ミルフィーユの性器を激しくもてあそぶ。
指先を割れ目に押し当て、ゆっくり激しくかきむしる。
「はぁぁぅ…やぁめ…て…やめて…くぅださぃぃ…」
ミルフィーユはその快楽に耐えながら、必死に許しを請う。
「?はっ?やめてなんて、うそばっかり!」
ミントの指はさらに激しさを増す。
「ホラ!!これがオナニーですわ!!ミルフィーユさん!!」
「あんぅぅ…ひいぃぅ!…ひぅぅん!!」」
もはや声にならない声であえぎだすミルフィーユ。
ぬちゅ、ぴちゅぅ…
ミルフィーユの股間から徐々に水音が漏れだす。
441黒き心 その23:2005/05/22(日) 21:31:36 ID:STFnM7J3
「フフ、まだまだ序の口ですわよ。ここも弄ってあげますわ!」
ミントの指先は、割れ目の上の突起部に触れる。
「!っい!!」
ミルフィーユは瞬間、目の前が真っ白になった。
何が起きたのだろう。全身に電流が走ったような衝撃。
プシュッ!
ミルフィーユの股間は、先程までより多くの液体を噴出した。
「あら?ミルフィーユさん?」
ミントはミルフィーユの様子を見て目を丸くする。
「あらあら…イっちゃたみたいですわね。フフ、まだ触っただけなのに…」
数秒の間…。
ミルフィーユの意識が戻る。
何なのだろう…今の感覚…一瞬、自分が自分でなくなるような錯覚。
「はぁ…はぁ、はぁ…」
息を切らすミルフィーユ。
(ミルフィーユさん、クリトリス弱いみたいですわね♪)
ミントはいやらしい笑みを浮かべる。

「ミルフィーユさん、クリトリスに触っただけでイッちゃいましたわね」
「ふぇ…クリ…トリス?」
「そうですわ。ここですわ。ここ!」
言うと、ミントは再び股間の突起に触れた。
「ひぅっ!」
先程よりは衝撃は低いものの、再度全身に快感が走る。
割れ目の奥からは先程から、大量の液体が噴出している。
442黒き心 その24:2005/05/22(日) 21:33:03 ID:STFnM7J3
「あらあら?おマンコがぐちゅぐちゅですわ〜♪何ですの?これは?」
ミントはわざとらしく、ミルフィーユにたずねる。
「ひぅ!知ら…ない…しりま…せん!!いやぁぁ…」
ミルフィーユは顔を真っ赤にして答える。
「おマンコからお汁まで出しておいて…」
ミントは自身の手に付着した粘つく液体を、ミルフィーユの前でもてあそぶ。
「やめてくださいなんて、よく言えますわね!ミルフィーユさんは変態ですわ!!」
「うぅ…変態なんかじゃ…ない…ですぅ…」
「あら!何をいってるのかしら?変態ですわ!へ・ん・た・い!!」
ミルフィーユを見下しながら言い放つ。
「違う…ちがい…ますぅ…ひぅ…」
ミントによって与えられる快楽に呑まれそうになっているミルフィーユ。しかし、最後の理性がミントの“変態”という言葉を否定する。

「やれやれ…しょうがない娘ですわね〜」
ミントは残念そうな表情でつぶやく。
そして次の瞬間、ミルフィーユのクリトリスを強くつねあげた。
「ぁぐぅぅ!」
獣のような声を上げ、ミルフィーユは絶頂する。全身が痙攣し、股間からは大量の液を噴出した。
びくぅ!びくぅ!!
何度と無くミルフィーユの体全体が飛び跳ねる。
「ぁぁあぅ…」
ミルフィーユの身体は、しばらくその場で震え続けた後、力なく床に倒れこんだ。
だらしなく足を開き、股間は丸見えである。
口をポカーンと開け、よだれが垂れている。
そこに、いつもの可愛らしいミルフィーユの表情は無かった。
快楽に呑まれ、だらしない笑みを浮かべるだけであった。
「ぁぁぅぅ…」
ミルフィーユは、もはや何も考えられず、ただ身体中の震えに身を任せている。
「クリトリスつねっただけで、イクような人が変態じゃないわけないでしょ?」
「あなたは変態ですわ!!クスクス…私のペットにピッタリですわね♪」
床に横たわるミルフィーユに吐き捨てる。
ミルフィーユはその言葉を、遠い世界の言葉のように聞いていた。
443黒き心 その25:2005/05/22(日) 21:33:47 ID:STFnM7J3
パシャッ!パシャッ!
突然、目の前がまぶしくなった。
快感に身を任せ、床に寝そべっていたミルフィーユは、突然のことに、はっと意識を取り戻す。
見ると、ミントの手には、カメラが握られている。
「っ!何を…?」
ミルフィーユは慌ててミントに問いかける。
「何って?記念撮影ですわ。ミルフィーユさんが私のペットになった記念のね♪」
「ペット!?そ…そんなものになり…」
「なりますわ!!あなたは今から私のペットですわ!!」
ミルフィーユの言葉を遮り、強い口調で言い放つ。
「フフ…ミルフィーユさん。あなたの痴態、全て記録されてますのよ」
言うと、ミントは部屋の片隅、暗くなっている部分を指差す。
そこには黒光りするレンズが顔を覗かせていた。
「あなたがこの部屋に来たときから、全て映像で記録されてるんですの♪」
「えっ…?」
呆然とするミルフィーユ。
「嫌なら良いですわ。この映像、銀河中にばら撒いて差し上げますわ。フフ、ミルフィーユさんのあのイキ顔…」
「いや…いやぁ…」
先程の自身の様子を思い出し、首を振るミルフィーユ。
「エンジェル隊、ミルフィーユ・桜葉のオナニーショー!銀河中の男共が喜びますわね!」
「いやぁ…やめてください!お願い…します…」
そう言うミルフィーユの顔はうつむき、心なしか少し震えている。
「フフ、ミルフィーユさん、私のペットになりますわね?」
「なり…ますぅ…ペットになりますぅ…」
うれしそうなミントの笑顔、対照的に暗く沈んだ表情のミルフィーユ。
「フフ…フフフ…ウフフフ…」
ミントは心底、嬉しそうに微笑んだ。
444黒き心 その26:2005/05/22(日) 21:35:28 ID:STFnM7J3
「ウォルコット君!ウォルコット君!!」
初老の中佐は、突然かけられた声に飛び上がる。
「は、はぁ?なんでしょうか?」
「何でしょうかじゃないよ!君!!
先日のロストテクノロジー回収の件はどうなったのかね!」
中佐よりも、何階級も上であろう人間の怒声が飛ぶ。
「あぁ…あれなら…ミント・ブラマンシュさんが取りに行ったのですが…」
「行ったのですが?」
「無かったみたいです…」
「無かった??」
「ええ、何でもどこを探しても無かったらしくて…」
「“どこにも無かったですわ!このひげジジイ!!”なんて言われちゃいまして…」
ウォルコットはミントの声真似で答える。
「ホホッ…私も、帰ってきたミントさんに随分こき使われまして…腰が…」
「本当かね?本当に無かったんだね?」
「ええ、嘘ついても仕方ありませんからな〜」
「なら良いが…。そのロストテクノロジーは人間の暗黒面に作用し、抑圧している感情を呼び戻すと言われている」
「ほぅほぅ…」
中佐は感心したような声を上げる。
「まぁ、本当にあるかどうかも分からない代物だったのだがね…」
上官と思われる男は安堵の表情を浮かべる。
「まぁ、無かったというなら無かったということで、今日中に報告書を提出するように!分かったかね!ウォルコット君!」
「えっ?今日中??ははは…はぁ〜っと…」
中佐は苦笑いを浮かべ、その場に立ち尽くした。
445黒き心 その27:2005/05/22(日) 21:36:30 ID:STFnM7J3
「ふふふふーん♪ふーふふーん♪」
鼻歌が聞こえる。
青髪の少女が、鏡に映る自身の髪を整えている。
何か良いことでもあったのか、顔は嬉しそうだ。
ウサ耳がぴょこぴょこ動いている。
左手には鏡。黒い縁取り。シンプルなデザイン。
鏡が鈍い光を放つ。
「うん!ばっちりですわ!さてと、エンジェルルームに行きますわよ♪」
「はいぃ…ミント…様…」
青髪の少女が振り向いた先には、寂しげな表情の少女が佇んでいた

End…?
446414:2005/05/22(日) 21:41:07 ID:STFnM7J3
以上でございます。
本当に長いだけ長くて、たいしたことしてなくて申し訳ないです。
書くのは楽しいけど、やはり難しいなぁと思いました。
ミルフィー好きの皆様、ごめんなさい。
447名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 22:18:37 ID:e/ZOJuUH
まず一言…ミントハウサ耳ジャナイ!!
448414:2005/05/22(日) 22:46:36 ID:STFnM7J3
>>447
あ!確かにウサ耳じゃないですね。
言われてみればそうでした。申し訳ないです。
何か書いている時は、ウサ耳だと思い込んでいたようで…
では、ウサ耳の部分を“フサフサした耳”に脳内変換していただけると…
以後気をつけますです…
449名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 00:31:26 ID:NLBFfOME
GJ!
おまんこあげ
450447:2005/05/23(月) 07:43:51 ID:8e1/nir5
でも(・∀・)GJ!!イかった!
451414:2005/05/24(火) 22:50:16 ID:bCHNw1sv
>>449
>>450
ありがとうございます。
とりあえず、少しは需要があったかなと感じております。
一応、続きのようなものを書いております。
完成はいつになることやらですが、期待しないでお待ちいただければ…。

実際に書いてみると、本当に難しいですね。
同じような表現ばかりになってしまって…
他の作品の作家の方も苦労されてるのかなぁと思いました。
あとエロシーン!エロくならない!!(涙)
少しづつでも精進していければ良いのですが。

ゲーム版の作品を待たれている方が多いようですね。
私はゲーム版はさっぱりなので、
ぜひ、他の作家の方、お願いしますです。
452夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 02:36:16 ID:Fcm+xTlI
なんだか目が冴えてしまいましたので、一気にかいちゃいました。
エッチかというと、そうでもないのでアレなのですが、投下させていただきますね。


題名「一晩明けの、ぬくもりスープ」

いつからだろう、アタシの手が届かなくなったのは。
いつからだろう、アタシの心が届かなくなったのは。
いつからだろう、寂しさを忘れるために嘘の笑顔をついてきたのは。
いつからだろう、…いつから、いつ…から、アタシ、こんなに弱くなったんだろう…。
ぬくもりを知った命は…捨てられても、またぬくもりを求める…。
「にゃー…」
「アンタも…ひとりぼっち…?」
雨に包まれる街中で、アタシは一つの捨てられた命に出会った。
「…にー」
「アンタも、誰かのぬくもりを求めてるの…?」
「……みー…」
人の言葉なんて分かるはずもない、でも、その時は、自分の質問に答えてくれたように思えた。
「泣いたって…仕方ないじゃない、それで誰かが戻ってくるっていうの?
そうやって、一生飼い主が戻ってくるの待ってればいいじゃない…っ」
厳しい表情で命ににらみつけると、足早にその場を去っていく。
背中に泣き声を感じつつも、それから逃げるようにその場を去っていく。
453夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 02:37:28 ID:Fcm+xTlI
「…あは、アタシ…なにやってるんだろ」
なにもない、殺風景な部屋。誰もいないその部屋に彼女は一人ため息をつきながらソファに座る。
「いるわけ…ないじゃない、そうよ、いるわけ…」
思い出の部屋…大切な人と過ごした、大事な…大事な思いでの部屋。
手を伸ばせば、いつも彼の頬があった。
心と心を重ねあって、ぬくもりを感じあえた。
寂しさも、二人なら半分、楽しい事なら、倍に。
「…わかりなさいよ、アタシ…。もう、戻ってくるわけ無いじゃない…」
でも、信じていたい。彼がいった、あの言葉。
「…絶対戻ってくる」
アタシをこの場所に留めさせてくれる、唯一の彼の言葉。
その言葉だけを信じて、アタシは待ち続ける。
「あの子と一緒よね…これじゃ」
雨の街で出会った小さな命と自分を比較する。
泣き続けた命、自分の存在を知って欲しいかのように、それとも誰かに何かを届けたいのか?
「らしくない」
バフっと考え事をかき消すように、ベッドにその体を沈める。
「……んぁっ」
まただ…また、アタシ一人で…慰めてる。
アタシの手を彼の手だとおもって、自分の胸を軽く揉んでいく。
「んん…ぁ…あぁ…いぃ」
服の上から、両手で包み込みように胸をもみしだき、親指と人差し指で乳首をコネコネさせながら感じていく。
いや…一時の寂しさを忘れるための行為かもしれない…なんでもいい、感じてなにもかも忘れていたい。
ううん、感じる事で彼の優しさを、思い出してるのかもしれない。
思い出す?…あれ、アタシいつから思い出にしたんだろう。
454夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 02:38:00 ID:Fcm+xTlI
「はぅ!…ぁ、いぃぃ…よぉ…」
忘れよう。
なにを?
なんでもいい。今は、なにもかも忘れて…感じていたい。
「はぁ…はぁ…ん!」
右の掌で乳房をリズムよく、揉みしだきながら、左手の指で下着に指を押し込む。
クチュゥ…っと切ない音をたてながら、指が沈んでいく。
「ん…指、指じゃ、駄目ぇ…たりない、もっと…大きいの欲しいよぉ…」
手を伸ばして、バイブを手に取る。
びしょびしょに濡れた下着を半脱ぎし、直接バイブを秘所にあてがう。
ウィーン…という機械音が部屋に響く。…寂しさが一層深まるけど、仕方ないわよね。
「やぁぁぁぁ…。ん…はぅぅぁ!」
ずぶ、ずぶぶ…っと自分の意思であるが、深く、深く突き刺していく。
子宮の口をバイブの先端が届くと、愛液がたまらず溢れていく。
「ぁん…ん、まだぁ…あぅ、あぅう!あぁん!!」
バイブといやらしく淫らに動かしていく。
じゅっぷ…じゅぷぅ、ずぶ、ずぶっ。
アタシの喘ぎとアタシの音が部屋に響く。
命の声は…アタシだけ。
455夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 02:38:37 ID:Fcm+xTlI
「くふぅ…ん!ら、らめぇ…あぅ、…やぁ、やぁぁ…」
右の掌で弄っていた乳房を激しく乱暴に揉む。変形するぐらい激しく。
時々乳首を摘んだり、引っ張ったり。とにかく乱暴に扱う。
「…ぁ、あぁぁぁあああ…!!あん!あぁぁん!!!あぁん!!あぁん!!」
絶頂が近づいてく。やめたくない、終わったら、どうせ虚しさ、寂しさしか残らないんだから。
それを知ってるのに、なんで…アタシはいつもこの部屋で、自分を慰めるんだろう。
「ぅ、あぁう、あぁぁぁ!あぁぁぁぁぁぁあああ!!!イくぅ、イくぅぅぅ!!」
背中の反らし、体全体をビクつかせながら、一人果てる。
「はぁ…はぁはぁ…」
天井をみつめながら、息を整える。
秘所からは、愛液が溢れ出している。ベッドがびしょ濡れだ…洗濯しなきゃね。
「ん…、……」
息が整い、無言になると聞こえてくる。機械音。
ウィーン………。
同じ動きしかしない、命を持たない機械。
アタシはそれのスイッチを切る。…残るのは、無音の部屋。
「あは…機械の音でも、あったほうがまだマシかも…」
それだけ、寂しいから。
そのまま瞼を下ろし、アタシは眠りにつく。
「夢の中なら…いつでも会えるわよね」
せめて、まどろみの中でもいい、彼に会いたい。会いたい…。
「ぅ…会いたいよぉ……う、うぅ…」
心の言葉が、気づいたら口から出てた。
涙がシーツを濡らしていく。
「……」
そして深い眠りにつく。夢の中で会う、そんな”夢”を抱きながら。
456夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 02:39:11 ID:Fcm+xTlI
とりあえず、ここまで。
残りは明日投下します。では、おやすみなさい…。
457夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 22:22:34 ID:7nNBuL3Q
続き投下です…。なんとかPCが復帰してくれました…。

「…ファ…」
だれ…?
「ラン…ファ」
ん……。
「ランファ…」
!!
がばっと上体を起こし、目が覚める。
辺りを見回す…でも、だれもいない。昨日そのままにしておいた、機械が転がっているだけだ。
「あは…そう、よね。夢よね〜w」
でも、上機嫌なアタシ。…夢で会えただけで、アタシを元気にさせるんだから…。
「はぁ…ま、夢でも会いにきてくれたんだから、今日一日は、いつものアタシでいてやるわよw」
いつものアタシってなんだろ?
脳味噌筋肉女ってやつ?…自分でいってちゃ、世話ないわよね…。
「……」
ベッドから起き上がり、身支度を済ませると部屋を出て行く。
どこに行くの?
あの場所。
どこ?
命が泣いてた場所。
458夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 22:23:24 ID:7nNBuL3Q
「…ん」
小さい猫に、宇宙コンビニで買ったパンを差し出す。
「にゃぁ〜…パクパク…、……みぃー…」
なにやら不満顔でアタシに訴えかけるネコ。
「わ、わるかったわね。給料前でお金ないのよっ。」
「にゃぁ〜…?にゃぁぁ〜」
…もしかして、同情されてる?だったらお金でもよこしなさいってーのよ。
「アンタびしょ濡れじゃない?ほら」
子猫を抱きしめる。…暖かい、この子も生きてるのよね。
小さい体で、小さい命で、でも、こんなに暖かくて。
「…アンタ、名前は?」
「みぃ?」
ネコが自分で名前を言うわけがないのは、わかってるけど。
「んーそれじゃ名前つけてあげるわw
そうね〜、タマかしら?」
「…」
無言、まぁ、普通すぎるかしらね?
っていうか生意気なネコよね。名前なんて、どうでも…。
「んー決めた!アンタの名前は…っ」
459夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 22:25:51 ID:7nNBuL3Q
-数日後-

「にゃー!にゃー!」
頭の中で鳴り響く声。
「にゃぁぁーーー!!!」
更に大きくなって…。
「だー!うるさーい!!」
たまらず起きだすアタシ。
「なによ…餌の催促?ほんっと自分勝手なネコね〜、アタシの睡眠時間を奪わないでほしいわ」
やれやれといった感じでえさを取りに行く、アタシ。
この場所は…彼との思い出の場所。いつも一人でいた場所。
でも、今は。小さい命が一緒にいる。
アタシは、まだ彼を待ち続けてる。
でも、前以上に寂しさを感じる事はなくなった。
「にゃぁぁぁー!!」
ちょーっとうっさいけど、パートナーができたからね。
「はいはいはい!今あげるから、まってなさいよっ!」
大切な人の名前を呼ぶと、答えてくれる、パートナーがねw
にっこりと微笑む、偽りの無い本当の笑顔。
時が動き出す、命を歯車にして、部屋に笑顔が戻ってきた。
460夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/05/27(金) 22:27:34 ID:7nNBuL3Q
えと、終わりです。
一気にかいたので、変な部分ありまくりですが…(汗)

今度は、ドタバタ話をかいてみたいですね…やっぱりタクト×レスターと、クロミエの△関係…
では、スレを使わせていただき、ありがとうございましたっ。
461名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 07:57:49 ID:20c5BDcT
GJ!
…でも801は叩かれるから止めといた方が良いですよ……。
462名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 02:42:40 ID:l/RK+1l5
GJっす
463名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 03:27:48 ID:4Xm8NZAf
464414:2005/06/04(土) 12:58:55 ID:4OvnlkHU
久しぶりに来たら、新しい作品が!
452さん、GJでした。
蘭花さん、切なくて可愛くて良かったです〜。

さて、自分の方はゆるゆると書いております。
なんか、あまりにも過疎化していて、
気にしている方も皆無なようですが…。

ttp://www.broccoli.co.jp/tcs2005/
新展開、新キャラもでるようですし、
盛り上がって欲しいですね〜。
465名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 02:33:12 ID:ir/mWvZD
 
466名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:38:54 ID:EbmFscQD
age
467名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:52:57 ID:9eZnAzKX
 
468名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 02:51:33 ID:ue6M4NM3
エオニア×シェリーを書いて〜
469名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:48:23 ID:9ioHKuFA
まとめサイトで昔の小説読み返してたけど、ノーマッド×フォルテってなんか切ないね。新作読みたいと思った。
470あ・あーと:2005/06/21(火) 14:00:23 ID:J+WtZsjz
スレが過疎なうちに半年振りの作品の予告編を投下します。
「タクトたちのキャラクターが全然違うだろボケ!」というツッコミはなるべく入れないでください。
ゲーム持ってないので(マンガは持ってるけど)
471あ・あーと:2005/06/21(火) 14:01:05 ID:J+WtZsjz
廊下を歩く女性隊員。
それを見ながらニヤニヤ笑う男。
「おい!またお前は女にうつつを抜かしやがって!」
「なんだよレスター、見るくらいタダだろう?」
男の正体はタクト・マイヤーズ。
「そういう問題じゃねぇ!お前はもっとマジメに仕事しやがれ!」
「えー、自分ではやってるつもりなんだけどねぇ。」
冗談のように笑い飛ばすタクト。
「だから仕事やるときは仕事に集中しろってことだよ!お前の頭の中は女のことしか無いのか!?」
「そういうお前だってそういったこと考えてコーフンしちゃうことだってあるんだろ?」
「ば、バカ野郎!俺は女のことなんて・・・。」
「あれ?俺は『女の子のこと』だなんて一言も言ってないよ?」」
「・・・・・!」
「やっと自分に素直になれたねレスター君。」
タクトはニヤニヤ顔を崩さない。
「・・・俺とお前とでは考えてる内容が違うんだよ!お前のようなエロい考えなんざこれっぽちもしてないぞ!」
「何おう!?俺は超プラトニックだぞ!プラトニックにラブってるんだぞ!お前だって実はもっとやらしいこと考えてるんだろ!?」
「断じて無い!」
二人ともマジでキレている。
そんな折、
「だったら勝負しようじゃないかタクト!俺とお前、どちらが煩悩が強いか!」
「望むところだ!」
こうして私情による史上最低の戦いが火蓋を切った・・・。

『プラトニック漢祭り-史上最低の戦い-』
472名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 23:37:47 ID:1SPLZAfY
期待あげ
473名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 18:27:01 ID:d9GcjvfW
支援したいのにエロが書けない…(´・ω・`)
ここが盛り上がることを願ってage
474名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 07:57:21 ID:e2RR4A7U
age
475名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 20:42:01 ID:b3sJHx+a
何か投下しようか?
476名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 23:55:31 ID:y5owVSPH
おながいします。

GA2は盛り上がるのかねぇ・・・
477名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 09:53:44 ID:1ZvKIqV+
発表から何かしらの物が販売されるまでの時間が短ければなんとかなるんじゃないの
478名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 21:38:57 ID:tVRQ8W/s
いや、きっと盛り上がるさ!

そうすれば245氏とかあぺっくすしーる氏の様な職人様方が帰ってきてくれるはず!
そう信じるんだ!!
479名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 03:15:18 ID:2eOu6ClM
誰か前スレのログあげてくれませんか?

見たい作品があるんですけど保管庫が起動して無いようなので・・・
480名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 01:30:59 ID:EAQTJdgp
ちとせ×ヴァイン書いて〜・・
481アプリコット桜葉:2005/08/02(火) 09:56:02 ID:Q77vnJ7O
                                                       __,,..-‐'''""
                                               /⌒ヽ,,..-‐'''""
   世界一…ううん、宇宙一のお姉ちゃんなんです!       ,,..-‐'''""" ̄ ̄ヽヽ
   _  _ _   _ お姉ちゃんのために保守します!/⌒ヽ,,..-‐''""         ヽヽ
  l[》'《|l   ヽl|            ,,..-‐'''""  ̄ヽヽ              ヽヽ
   i| lノノリノ)))〉     ,.-'⌒ヽ''" ̄        ヽヽ              ヽヽ
   )ノ!リ ^ヮ゚ノl|  ̄⌒)<  ヽヽ           ヽヽ             ヽヽ
   ´ /,ー7./--, / /  `ー-::ヽヽ           ヽヽ             ヽヽ
     U ∪  レし'       ヽ,ヽー-::、_       ヽヽ             ヽヽ
                    .ヽ_ノ `ー-::、__  .ヽヽ             ヽヽ
                               `ー:ヽヽ、_           ヽヽ
                                 ヽ_ノ`ー-::、        ヽヽ
      ボボボボボボボボボボボボボボボ・・・・・・         `ー-::、      ヽヽ
                                           `ー-::、__ヽヽ
482名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 19:34:40 ID:WpGBcu9/
>>481にチェーンガンぶっ放す姐さん書いて
483名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 20:11:00 ID:ZBgWi+OJ
ちとせとヴァインを書いて下さい、お願いしますm(__)m自分は書けないんです。
484名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 22:10:16 ID:MPc9IqKF
>483
消えうせろ! 食物を加工して糞にすることしか生産性の無い
クレクレ包茎野郎。
485名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:10:54 ID:iGUss8N1
484>はぁ?頼んでるだけなのに、いきなり喧嘩うってくんじゃあねぇよウザイ奴、お前が消えな
486名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 06:53:54 ID:cKNATxL5
ここはそんなもんか・・・・・・
俺も以前ここで頼んだだけでボロクソ言われたことがあるよ

だから少し来づらかったんだけど

・・・自分で書いて見返してやるか・・・・・・
487名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 09:23:31 ID:+G9VPwi/
ノアに操られたちとせ。
黒き月に操られたとはいえ、艦内の人間はまたいつちとせが変貌するかと気が気ではなかった。
裏切った事に変わりは無いという建前の理由で、みせしめに牛、宇宙植物などあらゆる動植物
に犯され、最後は宇宙クジラにまでぶっかけられた。

獣姦で精神力を削り取ったあとザーメン風呂に沈め、
道具、縛りなどのフルコース。 そしてエルシオール艦内に全裸で放置。
首に「わたしはエンジェル隊 6人目の天使、そして皆さんの為の肉便器烏丸ちとせです。
    ご自由にお使いください。」という札をかけさせられた。
しかし、クルーには諸事情はすでに通達済み。ひたすら冷たい視線で見つめられて精神はぼろぼろ

数日後、放心状態で涎を垂れ流しながら「タクトさん・・・タクトさん・・・」と
呟く烏丸ちとせが相変わらず放置されていた。

更に数週間後
ちとせのその後を知るクルーや隊員はいない。
488名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 13:15:57 ID:AR26aL7O
>485
ここはてめェ専用の依頼板じゃねーつーんだよ。
脳内補完だけで満足してろ、右手が恋人君w
489名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 17:53:06 ID:YH7A7WmP
クレクレ厨に文句言う前に実験的でもSSを書いてくれた作者に賛辞を送るべきだろう。

>>487
エロパロらしくて良いと思う。
今度はあらすじじゃなくて、ちゃんとSSにして書き込んで欲しいな。
490名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 18:12:46 ID:f4r8H47H
クレ厨テラウザス
そしてそれに過剰反応する厨更にウザス
491名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:03:57 ID:qFcPOAA6
486>そうだけど・・どう書けば良いか分からないので・・誰かぁ〜・・ヴァイン×ちとせを書いて下さい。よろしくお願いします。m(__)m

(注意)悪口は書かないで下さい。
492名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:07:40 ID:qFcPOAA6
488>>分かるけどだから頼んでるだけだって言ってるでしょう頼みぐらいなら言いだろうが
493夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/08/08(月) 00:07:59 ID:V1X7gvLe
ただ書いてだけだと、何をかいていいのやら分からなくなりますから…
純愛に発展していくのか、それとも強姦的なものなのか…
ともかく、まずはsageることを心がけましょうっ
494名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:09:34 ID:qFcPOAA6
ヴァイン×ちとせのエロ小説かな?
495名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:12:05 ID:qFcPOAA6
あっ、間違えました・・ヴァインとちとせのエロ小説みたいな感じを書いて欲しいです。
496名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:23:19 ID:jJQV80zJ
>ID:qFcPOAA6

だから>493氏が言ったとおり、sageろって言ってんだろうが。
それにここまで同じこと書かれると、クレクレというより荒らしに見えるから
そろそろ黙れ。
497名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 06:44:11 ID:OAl+72D2
えらい厚顔無知なのがいるじゃねぇか。
498497:2005/08/08(月) 06:45:24 ID:OAl+72D2
厚顔無知
 ↓
厚顔無恥
499名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 08:11:43 ID:qFcPOAA6
nageって何ですか?
500名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 08:13:51 ID:qFcPOAA6
あっ、間違えました、sageって何ですか?
501名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 13:03:40 ID:7SUDRayK
>>500
釣りか?本気だったらとりあえず一年間ROMれ…
502名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 17:33:35 ID:bbGTeVX4
>500
頼むからクレクレ厨は死んでください。
よろしくお願いします。m(__)m
503名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 21:45:17 ID:qFcPOAA6
>>502 私は、クレクレなんたらかんたらでは、ありません。
504名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 21:47:18 ID:qFcPOAA6
ここのサイト、役にたたねぇな悪口ばっかりでよ後、頼んでも書いてくれないしさぁ〜・・二度と来るかよ
505名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 21:50:03 ID:qFcPOAA6
>>486 そうですよね・・なんかこのサイトは、頼んでも悪口言われるから嫌ですよね。
506夢の忘れ物 ◆ZLOiZg0sgw :2005/08/08(月) 22:28:58 ID:zpMS+zAU
メール欄に sage と打ち込むと、あがらなくなるんですよ。
あげてばかりだと、業者やらなにやらで色々不都合等があるので…とりあえず、sageることをお願いします。

SSは、本当に気長に待つか自分で挑戦してみるか…
書いてくれー、だけだと、難しいかもですね…
悪口…に聞こえちゃうかもしれませんけど、sageとか、色々ROMをして調べる、というのは重要ですよ。
507名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 22:52:31 ID:FPxjyo3A
>ID:qFcPOAA6
ただ頼むだけで何も出来ず、なかなかSSを書いてくれなければ
暴言を発するエゴイスト……

最近このスレッドを見ただけではあるが、ここまで生産性も無く役に立たない
池沼野郎は初めて見た。
もう来ないと言っているようだが是非この世から消え失せて欲しいw
童貞ニートはベッドの中で、せっせと右手を動かして
自己満足に浸るような生活がお似合いだ。
分かったかい? 腐れ玉無しインポw
508百代の過客:2005/08/08(月) 23:23:53 ID:MtyKuG0k
「いいか、私……僕はシヴァはシヴァでもトランスバールとは全く関係ない。わかったな?」
侍従の姿のシヴァは相手の鼻先に人差指を突きつけた。相手はタクト・マイヤーズ大佐。
「はい、シヴァ様」
「わかってないじゃないか! 僕のことを様付けで呼ぶな!」
シヴァは眉を吊り上げて怒った。
シヴァはそんな風に言うが、相手は自分が奉職する王国の主権者である。どうしても無意識に敬語が出てしまう。
「あー、わかったよ、シヴァ」
「っ!」        
呼び捨てにしろと言っておいて、いざ呼び捨てにされたら頬が赤らんだようだ。
「……わかればいい」
怒りの赤ではなく照れくささの朱なのだろう、ぶっきらぼうに言うとシヴァはぷぃっと顔を背けた。
そんなシヴァがたまらなく愛おしく思えて、タクトはそっとシヴァの玉顔に手を伸ばした。柔らかいほっぺたを摘まむ。
「お、おい……」
摘ままれてそのまま顔をタクトの方に向けさせられる。
「シヴァ、かわいいね」
「……! 僕は男だ、かわいいなどと言うな」
今のシヴァは「タクトに随伴する少年侍従」という設定だ。
設定上はタクトの方が上官なので当然シヴァの物言いは不敬の極みである。
「シヴァ、オレには敬語を使わないとダメだろ」
そう言ってシヴァの唇を人差指でそっとなぞる。
シヴァはポッと赤くなりながらも「わかりました……」と答えた。シヴァの敬語、すさまじく新鮮である。
509名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 00:15:32 ID:spaaTfCn
昨日輪姦されるミルフィーユを想像してぬいたお
(^ω^)……………
(つ⊂)


⊂(^ω^)⊃蘭花とミントとヴァニラでもぬいたからセーフ!!
510あぶらむし:2005/08/09(火) 11:25:54 ID:h16FgqdX
どーもです。
久しぶりの書下ろしを投下します。
やっとSSが読めると思ったのに、お前かよ! という方もおられるでしょうが、勘弁してください。
相変わらず荒らしと紙一重の作風です。ヴァニラの話です。
舞台背景は「ネバーエンディング・ストーリー」の第一部っぽい感じかな。よくわからないけど。
タイトルは『那須高原に行く前に』です。
それでは、読んでください。
511古本屋:2005/08/09(火) 11:28:08 ID:h16FgqdX
僕は馴染みの古本屋で本を物色していた。
たいていの古本屋とおなじように、ここもお店自身が古本の表紙みたいにひからびている。埃っぽくて黴のにおいがした。
僕は学校が終わるといつもここに駆け込む。小学生の僕はここにある本のほとんどはわからないけれど、いつかドストエフスキーとか読みたいなと思ってる。
おじいちゃんがとても親切な人で、たまにただで本を貸してくれたりするのだ。
僕は本棚をぐるりと見回して、奇妙な題が書かれた本をみつけた。
『ヴァニラさん日記』
それはごく普通の日記帳で、出版物というよりは明らかに誰かの私物だった。僕は裏表紙をめくった。
値段は、ない。
「おじいちゃん、これいくら?」
おじいちゃんは僕の質問が聞こえなかったみたいで、奥の部屋でおせんべいをぽりぽりかじりつづけた。
おじいちゃんは耳が遠いのだ。
僕は日記帳をもとの場所にもどそうとして、やっぱり気になったので中を読んでみた。
もしこのとき素直に日記をもどしていたら、僕は素敵な出会いをひとつ、失ってしまうところだった。
512浴室:2005/08/09(火) 11:29:49 ID:h16FgqdX
 ○月×日。
ヴァニラさんはシャワーを浴びている。嗚呼、愛しのヴァニラさん。私もシャワーのお湯になりたい。
ヴァニラさんは、いま流行のラヴ・ソングを鼻唄でうたう。しかし別段ご機嫌がよろしいというわけではない。
シャワーを浴びながら鼻唄をうたいまるで恋をしている少女のようにふるまうこと、それが本日の「神からのお告げ」なのだ。
そしてヴァニラさんは自分のからだに味噌を塗りはじめた。
凡庸な人間どもからみればこの行為は奇怪に映るだろう。ふん、浅ましい。
これは神聖なる儀式なのだ。
ラヴ・ソングのサビを鼻歌で奏で、きめ細かい肌に味噌をぬり、身を清めていくヴァニラさん。嗚呼、この素晴らしい肉体のなにを清めるというのでしょう。
――しかし私には、味噌というものはまるで人間が生態的に肛門から排泄する食物のなれの果ての姿に酷似しているように思えてならないのです。
まだまだ修行が足りないのかもしれません。
低俗な連想をしてしまう憐れな私を、ヴァニラさん、どうか叱ってください。

513浴室:2005/08/09(火) 11:31:08 ID:h16FgqdX
 ○月×日。
ヴァニラさんはシャワーを浴びている。
まだ女性として未熟な肌にかかるシャワーのしぶきは、夏の夢のように燦然とかがやく。
私は自分の思考が止まるのを感じた。私が見つづけるには、それはあまりにも眩しすぎたのだ。
おそらく私を覆う暗闇のむこうには、この世の善悪の基準すら変えてしまうくらい美しい光景が繰り広げられているのだろう。
そこにいる少女はスポンジを肉体に這わせる。石鹸の泡が軌跡を描く。まるで危なげな秘密をかくすように。
シャワーのお湯が泡を洗い流すとき、少女の秘密もまた、排水口に呑みこまれていくのだろうか。
陰毛から滴る湯水が私に向けて真実を問いかけていた。
私は、私はただの盲目ですと、答えるのが精一杯だった。
ノズルをしめる音がする。水しぶきが消える。あとには生暖かい煙が残された。そしてほのかに香る石鹸のにおい。
少女は体を洗い終えたらしい。そしてある種の確信を持って、体中に味噌を塗りはじめるのだろう。
514浴室:2005/08/09(火) 11:32:07 ID:h16FgqdX
 
 ○月×日。
ヴァニラさんはシャワーを浴びている。
そしておもむろに――、私はこの「おもむろ」という表現があまり好ましくない。
いかにも取って加えたようではないか。なにかフランス料理に添えられたラー油の壜のように、ひどく不釣合いな文章になってしまう。
しかし、私は妥協しよう。万が一この日記を他人が読むことになった場合にそなえて。
デリカシーに欠ける下界の人間は「おもむろ」という修飾語に好感に似たものを抱くのだ。
私には理解できないが、「おもむろ」には人間の感情(おそらくは性的なもの)を揺さぶる作用があるのだろう。
だから私は二足歩行の愚かな猿がする視床下部での判断を徹底的に排除した――。

そしておもむろに、ヴァニラさんは自分のからだに味噌を塗った。

515古本屋:2005/08/09(火) 11:33:11 ID:h16FgqdX
僕はここまで読んで、ポケットの中の笛をいじくりまわした。
笛というのは体育教師がよく使うようなピィィィと鳴るやつだ。そして、
(不思議な女の子だな)
と思った。
なんの神かもわからない宗教に、いきすぎなくらい信仰している。
さらにこの日記の著者。文体が淡々としていて、僕たち人間に対する憎悪や軽蔑が感じられる。
文章の雰囲気からして人間以外の知的生命体だろうと僕は予想した。――もしかしたら、生命体ですらないかもしれない。
笛を鳴らしたい気分だった。僕はむしょうに笛を鳴らしたくなるときがあるのだ。
でもここで笛を吹いたらさすがのおじいちゃんでもびっくりしちゃうだろう。
僕以外にお客さんはいなかったけれど、古本屋で笛を鳴らすことは不釣合いなことなので、僕は笛をポケットにしまった。
そしておもむろに日記のつづきを読みはじめた。

516浴室:2005/08/09(火) 11:34:21 ID:h16FgqdX
 ○月×日。
ヴァニラさんはシャワーを浴びている。
「今日はスクール水着の日」
ヴァニラさんはスクール水着をまとい、めずらしく微笑んで私に言った。
「神のお告げですね」
と私がきくと、ヴァニラさんは小さく首を振って、
「性癖」
と言った。私はだまってうなずいた。
ヴァニラさんは楽しそうだった。
スクール水着の乳首の位置にあたる部分がぽつんと盛り上がっている。ヴァニラさんはそのふくらみを指でつついた。
シャワーがタイルを叩く音のむこうから、「あん」、「はあ」、「くうん」という間投詞がきこえた。それは助けを求めながらも、より暴力的な衝動を望んでいた。
私の中でちょうど砂のお城がくずれるように、なにかがぱらぱらとくずれた。私は目をとじてヴァニラさんの声に耳をすませた。それはひとつのリズムになった。

 あん、はあ、くうん
 ぱら、ぱら、ぱら 

スクール水着は吸水し、そのせいでよりはっきりとした紺色になった。
股のあいだには、一本の細い溝が縦にはいっている。その部分だけほかの部位よりもよけいに濡れているようだった。
ヴァニラさんは悦に入っていたので味噌を塗るのを忘れてしまった。
517古本屋:2005/08/09(火) 11:35:42 ID:h16FgqdX

 僕は黙ってつづきを読んだ。
518浴室:2005/08/09(火) 11:36:25 ID:h16FgqdX
 ○月×日。
ヴァニラさんはシャワーを浴びていた。
浴室には強烈な味噌のにおいがした。
それもそのはず。浴槽にはあふれるくらいの味噌が盛られていた。
ヴァニラさんはシャワーを浴び終えると、味噌の上に入浴剤をさらさらとふりかけた。
入浴剤はごくふつうの、市販されているものだった。浴室に味噌とハーブのにおいが広がった。
ヴァニラさんは浴槽に足を踏み入れた。ズボッと右足がひざまで埋まると、今度は左足を踏み込んだ。
私にはその味噌の山はどこかしら底のない沼を連想させたが、どうやら底はあるようだった。ヴァニラさんは浴槽の中でしばらく直立不動であった。
今度はゆっくりとお尻を味噌の中に入れた。ヴァニラさんの綺麗なへそが味噌に沈んでいくさまは、歴史的な悲劇である。
ヴァニラさんはひざをたたみ――ここからでは見えないが、おそらく体育すわりの格好だろう――、「いぃぃち、にぃぃい」と数えはじめた。
「せぇぇん」まで数えたあと、この純朴な崇拝者は味噌の沼から腰を上げた。

519古本屋:2005/08/09(火) 11:37:16 ID:h16FgqdX
僕はここまで読んで、
(シャワーばっかりじゃないか)
と思った。あとのページもパラパラとめくってみたが、すべて出だしは「ヴァニラさんはシャワーを浴びていた」だった。
著者は日記のタイトルに『シャワー日記』、あるいは『ヴァニラさんシャワー日記』と書くべきだ。
この日記は読者を想定して書かれているのだから――著者の自意識は過剰なのだろう――、タイトルもとうぜん要領を得たものでなくちゃいけない。
それはまあともかくとして、僕はこの風変わりな女の子に会ってみたくなった。
彼女は案外近くにいるような気がした。それは単なる思いつきではなく、いくつかの理由もちゃんとあった。

520古本屋:2005/08/09(火) 11:38:01 ID:h16FgqdX
日記は汚れていて、古くさい印象を僕に与えていた。
しかしノートには今年発表された某メーカーの新キャラクターがプリントされている。
ぶくぶくとしたピンク色のからだに、線と点だけで書いたような無愛想な表情。鳥のくちばしみたいな口。このデザインは一度みたら忘れない。
ということは当然、ノートは今年から販売されたものとなる。日記はリアルタイムにかなり近い状態の彼女が描かれている。
そしてもうひとつ。お店の本棚に宗教関連の本がいつもより多く陳列されていること。
これらはきっと彼女が手放したものだろう。味噌に関した著作が大部分を占めていることも、力強い証拠だ。
こんな古本屋に売るくらいだから住所はきっとこの近くだろう、と僕は踏んでみた。日記はそのときまぎれてしまったに違いない。
僕は彼女に関する手がかりを探すため、日記をめくってみた。
あるページで僕の手は止まった。日付は今日から一週間前、めずらしくシャワーシーン以外の出だしから始まっていた。

521浴室:2005/08/09(火) 11:41:16 ID:h16FgqdX
 ○月×日。
引っ越しの日が近づいてきた。
新しい生活というのは期待と不安で心をぎくしゃくさせる。
心――。
私なんかが心を語るのは滑稽か?
笑うがいい。だが、私にだって心はある。でなければ、ヴァニラさんを想うこの気持ちは、なんだ? ……
あの連中と離れられるのは私にとって朗報だ。年増女。金髪娘。コスプレマニア。胡散臭い天然ボケ。その他いろいろ。
 突然の、エンジェル隊解散。
ウォルコットのやつはお茶を濁らせていたが、ようするに「クビ」だろう。
部内でもさんざん「給料泥棒」と後ろ指を差されてきていたし、業績も伸び悩んでいた。致し方ないといえばそれまでか。
まあ宇宙のガラクタ集めなどガキ二人にやらせておけばよろしい。
私はヴァニラさんと田舎に引っ越し、自給自足の生活をはじめるのだ。未来は明るい。
だが引っ越しの費用のために、ヴァニラさんの聖書まで売るはめになってしまうとは……。
やはり、心が痛む。
ヴァニラさんも白味噌をぬっている。やはり心が痛んでいるのだ。
522古本屋:2005/08/09(火) 11:42:03 ID:h16FgqdX
僕はここまで読んでだいたいのことがわかってきた。
ヴァニラという女の子はなんらかの部隊に所属していたが、それを追われ、田舎に引っ越す計画であるらしい。この得体の知れない日記の著者といっしょに。
そのあとの日記はいままでどおり、シャワーでの彼女の様子がくわしく描写されていた。
そしてきのうの日付でそれは終わっていた。以降のページには出鱈目な落書きがかいてあるだけだった。
僕は最後の日記に目を落とした。
523浴室:2005/08/09(火) 11:43:43 ID:h16FgqdX
 ○月×日。
ヴァニラさんはシャワーを浴びている。
本日とうとう引っ越し費用のために聖書をすべて売ってしまった。嗚呼、その罰が下ったのでしょうか?
ヴァニラさんの太ももに、まるで悪魔が泣いているように血が流れだしたのです。
血の涙は止まりません。あろうことかヴァニラさんの処女の秘門から血はふき出しています。
「これは、天罰です」
とヴァニラさんは言いました。嗚呼、神様、あなたの慈悲は何処へ?
明日はいよいよ引っ越しだというのに。悪魔の呪いを抱いたまま、旅だてということなのですか。
私たちは明日の午後六時、「那須塩原」へ発ちます。私たちを乗せた列車が、前途ある明日へと進むようねがいながら――。

524古本屋:2005/08/09(火) 11:44:32 ID:h16FgqdX
僕は時計をみた。午後四時四十五分。
あと一時間ちょっとで彼女は発ってしまう。僕は急いで笛を吹いた。
ピィィィィィィ。
奥の部屋からおじいちゃんがもそもそと出てきた。
「おじいちゃん、お願い。ここにある本もっていっていい? お代はあとでちゃんと払うから」
おじいちゃんはにっこりと微笑んでうなずいた。
僕はお礼を言い、宗教関連の本を全部ヒモでつつんだ。実際もってみるとけっこう重かった。
僕はそれを背負って外に飛び出した。右手にあの日記帳をにぎったまま。
途中で僕はスーパーマーケットにより、ポケットマネーで買えるだけの味噌と、生理用ナプキンをひと箱買った。
僕は駅に向けて走った。彼女に会うために。
駅の屋根にかかった「五時三十分」をさす時計が、まるで月みたいに、遠くのほうでぼうっと光っていた。
525那須高原行き:2005/08/09(火) 11:46:21 ID:h16FgqdX
僕は駅の構内に駆け込むと、「那須塩原」行きの列車のホームを探した。
ホームの階段をかけおりていると、スクール水着をきた女の子が立っているのが見えた。
彼女に間違いない。僕はそばまで駆けていった。
日記の著者にも会えると思っていたのにホームには彼女ひとりだった。荷物はなにもなく、ただピンク色の汚いぬいぐるみを抱えていた。
股間からは真っ赤な血が絶え間なく、スクール水着の隙間から流れ出ている。
「あのう」――僕は緊張していた――「ヴァニラさんですよね。古本屋に日記があったんです」
僕は日記帳を渡した。
「なんかいろいろあったみたいで……。これ、大切なものなんでしょう?」
僕は束になった聖書を渡した。
「これも使ってください」
僕はスーパーで買った大量の味噌を渡した。
「あと……、きっとそれは悪魔のせいじゃないと思います」
僕は彼女の股間に遠慮がちに視線を投げかけたあと、生理用のナプキンを渡した。
彼女はじっとそれらの品物をながめて、それからにこりと笑ってありがとうと言った。初体面なのに彼女の笑顔をみるのは貴重な体験であるように思えた。
ヴァニラさんは不意に股間の中に手を入れると、陰毛を一本むしり取った。
「お礼です」
陰毛には赤い潮がたっぷりとついていた。列車が高い汽笛を鳴らし、僕らの横に留まった。
526ベッドの上:2005/08/09(火) 11:48:25 ID:h16FgqdX

 その日以来、僕は味噌をからだじゅうに塗る彼女を思い浮かべ、陰毛のにおいを嗅ぎながら、オナニーをしている。
 あれから二ヶ月たったけど、一度も夜のおかずに不自由したことはない。

527あぶらむし:2005/08/09(火) 11:52:49 ID:h16FgqdX
おしまいです。
暴動が起こる前に僕からひとつ言い訳させていただくと、
「ヴァニラさんのスクール水着と初潮でじゅうぶんヌケルだろ!」
ということです。
書いてる途中で本人もなんだかよくわからなくなってきちゃったけど、どうだったでしょうか。
楽しんでもらえたらうれしいです。
では、また次回作で。
528名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 12:13:47 ID:0SRNJ5iu
naita
529名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 14:31:46 ID:k3q6obL/
いい話じゃん
GJでした
530名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 02:28:07 ID:7NFGVdgF
・・・・・・
531名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 02:28:25 ID:b35mH9Cs
>>527
まぁ・・何だ、お疲れ様っす
532名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 09:42:47 ID:7xWN2wDb
ミント×フォルテって需要あるかな?エロのみでよかったらすぐにでも投下するけど。
533名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 02:35:02 ID:x5sd9FSr
需要無い物なんてないっす!(男同士以外は)
投下待ってます!!
534532(ミント×フォルテ/百合):2005/08/13(土) 09:50:41 ID:PQEqIH2A
では投下します。
携帯からなんで色々おかしいかも知れませんがアシカラズ。

スク水モノです。
535532(ミント×フォルテ/百合):2005/08/13(土) 09:51:11 ID:PQEqIH2A

フォルテは不満を隠し切れなかった。

無理矢理着せられたスクール水着。体と合わないサイズを宛われた。
バストが押さえ付けられて、呼吸が苦しい。
その豊かに実った乳房により、生地は上へ上へと引っ張られ、秘部の当て布は割れ目に食い込み、いやらしい輪郭がハッキリと浮き出ていた。

「あんま…見んなよ…」

視線を浴びせられ、沸き上がってくる羞恥心に耐え切れず身を捩るフォルテ。
少女が指で割れ目をなぞると、フォルテは頬を紅潮させ、今まで味わったことの無い快感にぶるっと体を震わせる。
少女はフォルテの反応を楽しむように、布越しにでも解る程盛り上がった秘肉を軽くつまんだ。

「ひゃっ!」

一段と高い嬌声と共に体が大きく跳ねた。
今度は割れ目に二本の指を添えて、布の上から擦る。フォルテの秘部は早くも熱を帯び、潤ってきた。

「ひぁ、ああんっ…」

くちゅくちゅ…

卑猥な水音をさせながら、めり込ませた指をスライドさせると、スクール水着の紺色が股の部分だけ濃くなってくる。

「んんっ…バカ、いきなり…激し過ぎだっ…」

足が震えてまともに立っていられないのだろう、フォルテは膝を折り曲げ、少女にしがみついた。
536532(ミント×フォルテ/百合):2005/08/13(土) 09:54:14 ID:PQEqIH2A
体が密着することで、秘部を弄りやすくなった。少女はチャンスとばかりに指を動かす速度を上げる。

ぬちゅっ

「あ、あああぁッ!」

フォルテの淫蜜が一滴、白く引き締まった太腿を伝って床に落ちた。
達したのだ。
少女にしがみついたまま肩で荒く息をする。

「まだ布越しに擦っていただけなのに、こんなに早く果ててしまうとは…」

少女は秘部から指を離すと、少し考えてからその指をフォルテの口に強引に押し込んだ。

「ふぁっ!んんぅ…げほっ、はぁ…はぁ…っ」

「コスプレのまま年下に指で突かれて感じるだなんて、とんだ変態さんですわね」

指先を動かして舌に絡めさせる。慣れた手つきだ。
自分の愛液を無理矢理舐めさせられる屈辱と快感の中で、フォルテの意識は飛び始めていた。

「いいザマですわ…フォルテさん」

フォルテを責めたてている少女の名前はミント。
フォルテの着ているスクール水着は、ミントの私物である。
ミントは指を引き抜くと、唾液に濡れた指先でフォルテの胸の頂きをこねるように擦り始めた。

「あん…っ」

「まだ、満足していないんじゃありませんこと?」
537532(ミント×フォルテ/百合):2005/08/13(土) 09:55:27 ID:PQEqIH2A
爪の先で突起を弾くと達したばかりのフォルテの体は再び熱を帯び、甘い声が漏れ出す。

「ほら、どうなんですの?ただ喘いでばかりじゃ解りませんわよ?」

「う、ん…もっと…ヨく、なりたい…」

ミントがニヤリと笑みを浮かべる。笑みからは、興奮の色が滲み出ていた。

「本当に…とんでもなく淫乱ですのね」

水着の肩紐をおもむろに外す。よく実ったバストがぷるんっと勢い良く露になった。

「…ミントぉ…」

潤んだ瞳で続きをせがむフォルテ。普段の彼女からはとうてい想像できない姿だ。

すっかり熟した大人の体にスクール水着というのは、何ともミスマッチで、どこかソソるものがある。
強調される、女性独特のしなやかな体のライン。そこに健康的な印象は全く無い。
秘部からはひたすら期待に満ちた濃い蜜を滴らせている。

「可愛い…私だけのフォルテさん。」

ミントはフォルテの頬を撫で、そっと口付けた。求めるような視線が絡み合う。
二人の濃厚な夜はまだまだ始まったばかりだ。



END.
538532:2005/08/13(土) 09:58:35 ID:PQEqIH2A
以上です。
処女作でした。恥ずかしいので感想はいらないです(*'A`***)
百合最高。では。
539名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 11:36:03 ID:0ppt4AzY
>>532
 GJ
540名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 13:06:27 ID:H61QdBN3
どなたかヴァイン×ちとせを書いて下さい(T_T)書き方が分からないので・・・よろしくお願いしますm(__)m
541名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 14:38:46 ID:Cy7QOsj6
>>532

慣れたらまた投下してくれ〜

>>540
カエレ
大体何でその組み合わせにこだわるのか分からん
542名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 15:34:09 ID:WvhpIaa/
>532
GJ!
この組み合わせ、なかなか良いと思いました。

>540
また来やがったか、このクレクレ厨。
てめェもう来るかとかほざいてやがったくせして、何ぬけぬけと頼んでんだ?
しかもその組み合わせばっか。>507の言うとおり、童貞ニートはオナニーだけで満足してろ。
膿んで腐った脳みそじゃ理解出来ねーかもしれんがw
543名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 20:04:38 ID:Ka3U9Nw2
>>532
GJです!
黒ミント最高〜
544名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 22:45:35 ID:0ppt4AzY
とりあえず携帯厨はスルーでいいんじゃね?
545名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 16:03:01 ID:fTgh8ZGT
俺は>>540の味方してたけど、さすがにちょっとしつこいな

カップリングの好みにとやかくは言わんが、誰も書いてくれなかった場合は
神の気まぐれを気長に待つか、あきらめるかだ。

ちなみに俺はとっくにあきらめた。
546名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 21:20:49 ID:ZC6/iXIX
540は自分の何がいけないのかすら理解していない厨房だろ?
ぶっちゃけガキはエロパロ板侵入禁止なんで、もうこなくていいよ
547名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 12:27:39 ID:4U9EZAnC
>>545さん、そうなんですか・・なら私も諦めます。
548名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 04:23:27 ID:ofF+k8bW
おお、ようやく諦めたか。
これを機に二度と現れないでくれ、キチガイ君。
549名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 09:32:32 ID:sKdO3boJ
>>548 私は、キチガイ君では、ありません。
550名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:05:57 ID:3kwolq0t
最近はかなり順調に進んでいる、エルシオールの司令官・タクト マイヤーズと
エンジェル隊のエース・烏丸 ちとせの仲違いに一気に拍車をかける。
これでエルシオールの戦力は格段に下がるはずだ。


「はあ・・・今日もタクトさんは忙そうで、とても話し掛けられる様子ではありませんでした」
独り自室の縁側でお茶を作るちとせ。これも彼女の故郷独特の文化だ。
温かい日差しが差し込んできて、清々しい空気なのに、とても弓の稽古をするきにはなれなかった。
それは決して部屋の環境がつくりものだから気乗りしないとかそういう類ではない。
自分でも今の精神状態では正鵠に当てる事すらままならないと分かっていたからだ。
「・・・タクトさんは、私の事をどう思っているのでしょう・・・」
そのとき、脳裏によぎった光景。
551名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:06:31 ID:3kwolq0t
ティーラウンジで微笑む金髪の女性。大げさなアクションで笑う愛する男性。
痛む胸の奥。痛みというより苦しいの方が正しい表現かもしれない。
「ひょっとして・・・タクトさんはルシャーティさんを・・・? あ・・・!」
また、何も行動を起こさずに勝手に判断しようとした自分が愚かしくて、顔をしかめ、自分自身に戒めるように首をぶんぶん振った。
そして、お茶を勢いよく飲みほす。
「ん・・・!? ケホッ! カハッ! ・・・苦ぁい・・・」
考え事をして上の空で淹れたお茶は、入れすぎた茶葉で咳き込むほど苦かった。
故郷にいた頃、飲む人の事を考え、誠心誠意淹れろと教わった事を思い出して、また情けなくなった。
怒りの矛先も見当たらないまま、冷蔵庫の作りだめしておいた麦茶を急いでコップに注ぎ、口直しをした。
「はあ・・・悪循環・・・」
やっと歪んだ表情が元に戻ったとき、インターホンの音が室内に響いた。
自動的にONになるスピーカーから、男性の声がする。
男性、といってもタクトではない。
ルシャーティと共にEDENから逃げてきた、ヴァインだ。
「え〜っと・・・ヴァイン・・・ですけど・・・」
意外な来客・・・と言うわけでもない。
最近はヴァインはちとせの故郷の文化に大変興味を示し、茶を立ててあげたり、弓道の練習を見せたりして何度か来た事がある。
「あ、はい。今お開けします」
552名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:07:05 ID:3kwolq0t
プシュウ―――
「・・・あの・・・ちとせさんのお部屋で飲んだお茶がまた飲みたくなって・・・」
少し申し訳なさそうにしているヴァインが、この上なく嬉しかった。
今のような不安な顔じゃあタクトさんに見せられない。
ヴァインさんなら・・・
「あ・・・どうぞお入りください」
ちとせは一足先にお茶を淹れに台所へ向かった。
後ろで少年がこの上ない不気味な笑顔をしているのに気付かずに。

「はあ・・・美味しいですね」
一口飲んだ後ヴァインが賞賛の声を漏らす。
「そうですか? ありがとうございます」
たとえお世辞でも言われて悪い気がしない。取り分け彼女自身はあのヴァインがお世辞を言うわけがないと思っているから尚更だ。
「・・・でも、少しこの間飲んだときより味がにごっているような気がしますが・・・」
その言葉にドキッとなった。ズバリ悩み事を言われるよりもっと図星を突れたような気がする。
「え・・・そうですか?」
しばらくの沈黙。何とも気まずい雰囲気が広がる。
「・・・タクトさんの事ですね?」
553名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:08:20 ID:3kwolq0t
彼女の顔から火が出るような気がした。それほど赤い顔を俯かせて黙るその仕草は、言葉より「YES」を体現していた。
また沈黙。先に口を開いたのはちとせだった。
「なかなか会えないんですよね。最近はたくさん仕事もありますし。でも・・・変ですよね、別に付き合っている恋人同士でもないのに・・・その・・・会えないとかでタクトさんに当たるのは・・・」
再び沈黙。ちとせは顔を上げる事が出来ずにヴァインの表情すら窺う事が出来ない。
・・・いつまで続くのか。そんな思考が出てくるまでの時間が過ぎた。そして、意外な形で沈黙は終わりを迎える。
「んむぅッ! !!!?〜〜〜〜〜〜!!」
ちとせは言葉が出てこなかった。いや出せなかった。なぜかって?口が塞がれているから。何にかって?ヴァインに。
ようやく口が離れて、口が自由になっても、未だに言葉が出てこない。放心しているちとせをお構いなくヴァインは押し倒した。
「ヴァ、ヴァインさん・・・?」
未だに思考がまとまらないちとせにヴァインが喋りかけた。
「止めてください・・・僕の好きなちとせさんが他の男の人の事で悩むなんて・・・耐えられません」
再び唇を重ねる。今度は舌がちとせの口の中を侵した。
そんな・・・ヴァインさんが・・・私の事を?でも・・・でも・・・私は・・・
もはやファーストキスを奪われただとかそういう概念すら存在しないかのようにちとせは衝撃を受けなかった。
告白とキス。これほどの大事があったのに頭はやけに冷静で、思考がまとまり出した。そして、新たな答えを導き出す。
私は、本当にタクトさんが好きなの? 不安な顔も見せられないくらいタクトさんが信頼できないの?
不安な顔も平気で見せられるほど、ヴァインさんは信頼できるの?
私はヴァインさんのことが好きなの?
いいえ、違う。
でも、ヴァインさんなら・・・ヴァインさんとなら・・・別に・・・
554名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:09:02 ID:3kwolq0t
「ん・・・あむぅ。・・・チュ・・・ゥ・・・ん・・・」
おずおずと差し出した舌にヴァインはすばやく自分の舌を絡め、お互いお茶の匂いで一杯の口の中を侵しあった。
ようやく離れた舌同士、細い唾液の糸が引いて、二人を興奮させた。
余韻に浸るちとせを尻目にヴァインはちとせの制服を手早く脱がせた。
靴下と下着と頭のリボン以外に身に付ける物を失って、畳の上で赤くした顔と虚ろな目でヴァインを見る。
「ちとせさん・・・綺麗・・・です」
それだけ言うと、ヴァインはちとせの白い肌に触れた。途端、ビクッと体を震えさせたが、特に気にする様子もなくほんの少し浮いたあばら骨を細やかな指でなぞった。
ちとせはそれだけでたまらない羞恥を煽られるらしく、体をモジモジと振るわせた。
水色のフロントホックブラを外し、露わになった胸をヴァインの手が包み込む。圧迫された胸が変形し、何度も何度も胸が変形した。
「・・・やぁ」とちとせは言ったが、特に抵抗する様子もなく事の経緯を見届ける。
不思議なくすぐったい感覚に声を上げてしまいそうになったが、何故か上げてはいけないような気がして押し込めた。
いきなり右胸の乳首をキュッとつままれて、驚きの声を上げる。しかし、ヴァインの口が左の乳首に吸い付いていることに気がついて、そちらの方に更に驚きの声を上げた。
「あっ、えっ、やぁ・・・こ、声が・・・ぁんん・・・」
「我慢しないで・・・可愛いですよ・・・」
「か、かわ・・・! ・・・ひゃうぅ・・・」
温かくてヌルヌルした感触ではあったが、不思議と気持ちよく、下半身に何か熱いものがじりじりとこみ上げてくる感覚を覚えた。
「あ・・・乳首・・・勃ってきました・・・」
いつの間にか上を向いて突き上がった乳首を、体を離してちとせに見せる。
あまりの羞恥に言葉もなく、ただ片方だけ唾液がついて光を反射させる自分の胸を見ていた。
「ということは・・・」
ヴァインの手が下半身の下着に触れたとき、ちとせの視線がやっと胸から離れた。
「あ・・・そこは・・・」
既に気付いていた。そこがどのような事になっているのかを。
ヴァインが筋に沿ってワレメをなぞる。じんわりと愛液のシミが出来た。
「もうこんなに・・・ちとせさんはエッチな方だったんですね・・・」
「ち、違います! それは・・・」
「それは?」
いざ言うとなると言葉の恥ずかしさゆえ、言いにくい。
555名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:09:36 ID:3kwolq0t
「ヴァインさんが・・・上手だから・・・」
紅潮した顔のちとせにヴァインは微笑みかけると同時に下着を剥ぎ取った。 あっ と、か細い声がかすかに響いた。
左足に下着を引っ掛けて、未だに毛の生えていない恥部に口をつけた。
「そ、そんなっ口で!? ひゃうっ!・・・やぁ・・んああ―――――!」
中まで舌が入り込み、周りの肉壁をなぞられたちとせは、背筋がそりあがるような驚きと快感を覚える。
「敏感なんですね・・・やっぱりエッチだ」
花弁を何度も舐め、溢れた愛液を舐めとる。するとまた中から愛液が溢れてきて止まらない。
「ち、ちがっ! ひゃあう! あ、あうう!」
声を押さえる事もままならず、ただ悶えて体をよじらせるだけで、とめどなく湧き上がる快感と羞恥に困惑して、昂ぶるだけ。
ヴァインがクリトリスを強くつまんだ。弾かれたように仰け反る黒髪の少女。
「ふああぁああぁあああ―――――!!」
とうとう失禁してしまい、畳が尿を吸い取るように染み込んでいった。
「あう・・・もう・・・お嫁にいけません・・・」
涙を流すちとせの唇を塞いで、またヴァインが微笑む。
「僕なら・・・どんなちとせさんでも、お嫁として迎えますから・・・」
赤面するちとせに、ヴァインが抱きついた。ちとせも抱き返して、涙は止まっていた。
「あの・・・そろそろ・・・いいですか・・・?」
ヴァインのモノが抱き合うちとせにも分かるほど大きくなっていた。ちとせは微笑み、
「はい・・・来てください・・・」
と優しく頷いた後、足を広げて、寝そべる。かなりの恥ずかしさがあったが、ためらう事無く足を持ち上げて広げた。
ズボンの隙間を縫って姿を現した男根は、そりあがってビクビク震えていた。
それが恥部にあてがわれ、ズブッ!と彼女を貫く。
「ん・・・くぅ・・・痛い・・・」
引き抜かれた肉棒には愛液と鮮血が付いていた。
「全部入りました・・・けど、ちとせさんのナカ・・・凄くキツイ・・・」
もう一度深く突き入れる。破瓜の痛みで顔を歪ませるちとせに「やめましょうか」と、ヴァインが言ったが、
「動いてください」といってきかないので仕方なくゆっくりとストロークを繰り返す。
556名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:10:47 ID:3kwolq0t
ズッズッズッズッズッ・・・
だんだん痛みが和らいできた頃の彼女にはタクトの存在も、ただの背徳感を感じて興奮する材料でしかなかった。
「あうう・・・き、気持ちいい・・・」
突き抜ける快感を、声に出す始末。
膣内は愛液の潤滑で幾分か滑らかに動く事はできるが、かなり強い締め付けにヴァインもひどい快感を覚えた。
一旦モノを引き抜くと、今度はヴァインが寝そべった。よく分からず困惑するちとせにヴァインは笑いかけた。
「今度はちとせさんに動いてもらいたいんですけど・・・」
これが一番ちとせの中で羞恥心を煽られるらしく、何度も渋ったが、とうとう最後には承諾して、ヴァインのモノを真上で馬乗りするようにしてあてがった。
チュク・・・と少し先が触れたときに、不覚にも足の力が抜けてしまい、そのまま一気に進入を許してしまった。
「あ、ああ―――――――――!!」
体を痙攣させて、ヴァインに倒れこむ。
「だ、大丈夫です・・・何とか・・・」
ヴァインに心配をかけないように振舞ったが、実際は後一歩で気を失うところだった。おぼつかない手先で姿勢を戻し、腰を振り始める。
「あ・・・くぅ・・・ん・・ぁ・・・」
腰を振る事に抵抗があったが、これほどの快感を差し出されて拒否する事は体が許さない。
「と・・・止まりません・・・ん・・ふぁっ!・・あんん!」
段々と卑猥な音が響くようになり、むせ返るような香りに我を忘れて腰を振った。
「やっぱりちとせさんはエッチだ」
「だって、だって、気持ちいいから・・・あう!」
否定の言葉を探す気力もなかった。ただ目の前にある快楽を精一杯享受したくて無心に腰を振る。
「・・・すいません、ちとせさん。 僕・・・もう・・・」
強い締め付けと滑らかな愛液の感触に、ヴァインの限界はあっという間に迎えられた。
「あっ!あうっ、ああん! き、気持ち・・・いいです・・・」
快楽に呑まれ、聞こえていない。とうとう抜く事が出来ず、なし崩しに挿入したまま果ててしまった。
「くぅあ―――――!」
ドクン・・・ドク・・・ドクゥ・・・
557名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:11:59 ID:3kwolq0t
「ふぁ! 熱いのが中にィ・・・ってヴァインさん!?」
やっと我に返ったときは遅く、血の混じった白濁液が漏れていた。
「・・・ち、ちとせさんが聞かなかったから・・・」
繋がったままちとせが倒れこむ。事の終わりの安心感で一気に力が抜けてしまったらしい。
「ああ・・・こんなに出し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
抱き合う彼女の表情が変わった。青ざめた顔の先には愛する男性が、無表情で立っている。
「・・・ごめんね。鍵あいてたから・・・お楽しみのところ失礼・・・」
逃げるように部屋を出て行く男性を追う術もなく、呆然とするちとせ。
「・・・・・・・・・・スー・・・・」
いつの間にか寝てしまったヴァインを起こす事も出来ず、ただ自分の愛する人をそっちのけで、いくら自分を愛してくれている人が相手とはいえ、性行為に及んでしまい、
挙句の果てに彼を興奮の材料にしてしまった罪悪感を受け止めて、ただ呆然とするのみ。
寝息を立てるふりをして、無気味に笑う少年に気付かずに・・・
558名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:14:04 ID:3kwolq0t
>>549
これで良いかね?暇つぶしに書いてみたが・・・推敲もしてないので注意。
自分で書いてみたら?それとも書き方が分からないのではなく書こうとしないだけでは・・・?

559名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 02:18:21 ID:rb2eqZMg
>>558さん書いてくれて、ありがとうございますm(__)m
560名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 13:44:00 ID:XeV5PW7S
よかったな。

俺のカップリングは言うとまた叩かれそうだから・・・

仕方なく自分で書こうと1年近く前から妄想はしてるが、未だに書く暇が無い・・・
561名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 23:24:09 ID:Pt0VjnoQ
3スレ目に比べればこんなもの
562名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 17:12:11 ID:/UHdFaMM
HOS
563名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 17:00:51 ID:tknr4WkX
ageman
564名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 05:05:29 ID:asYHqnAU
今更コンプティ−ク読んだんだが、ミルフィーって人妻になったんだね。
565名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 18:53:35 ID:Savu0guY
タクト使ったネタって、少ないネ
566名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 01:19:00 ID:GwgbpCJq
アニメがああだからタクトは使いにくいんじゃないかな

タクトと同じような出方のシヴァ陛下との組み合わせなら良さそうなもんだが…
あまりにもロリすぎる、ということだろうか
567悪キューレ:2005/09/08(木) 11:17:23 ID:c9ZMJ0zh
「ひぅ!!…あ、んん!」
「…ッッ!はぁ…ぅぅ!」
「あぁぁ・・・あひぃ!ひぁ…はぅ!」
「ちく…しょぉぉ!くぅぁぁああ!」
「……ぅ………ぁ…ぅぅ!」
「ぅぁあ!せ、せんぱ…ひぃぃ!」

- ネフューリア巨大戦艦 -
ここは、ヴァル・ファスクである、ネフューリアの巨大戦艦の捕虜所。
手足は鎖に繋がれ、身動き一つ出来ない天使達がそこにいた。
エルシオール艦隊は全て壊滅。難を逃れ、エルシオールだけが、ドライブアウトしたのだ。後紋章機は、敵の手に捕られ、拘束、今に至る。
「いい格好ね…希望の天使達さん」
暗闇から現れたのは、戦艦の指令でもある、ヴァル・ファスク、ネフューリア。
「今は、もう堕天使かしら?」
身動き取れず、喘ぎ声を叫びわめく、天使達を冷ややかな瞳で見つめる。
今エンジェル隊は拘束されてるとともに、戒め、折檻されているのだ。
全員裸にされ、股間に蠢くバイブ音だけが、むなしく彼女達を羞恥へと追い込む。
「気持ちいいでしょ?ヴァル・ファスク特性のバイブよ?」
喘ぎ苦しむエンジェル達を見て、楽しそうに邪悪な笑みを写す。
「返事には、答えなさい…」
一人の女。桃色の髪の毛を振り乱し、カチューシャの花がボロボロになっている女の、胸に爪をつきたてる。
「いぎぃぃ!!…あぅああぁあぅ!!」
痛みに悶える。身動きが取れないため、苦痛が何倍にも感じる。
ギシ、ギシと暴れると鎖の鈍い音が聞こえるだけだった。
「…や、やめなさいよ!ミルフィーに…はぅぅ!な、なにかしたら、只じゃおかないわよ!」
威勢をはる、この女。蘭花フランボワーズ。
まだその瞳に絶望はなく、小さいながらも光を宿している。
「強気な女ね…そう、それじゃ、あなたから、やってもらおうかしら。」
蘭花に足をむけ、蠢くバイブを股間から抜き出す。同時にエンジェルにかかっていたバイブの振動が止まる。
「あひぃ!…な、なによ。次はなにしようってのよ?」
内心はほっとしている。あのままイき地獄なんて真っ平だったからだ。仲間もグッタリしているが、助けられてよかったと思う。
「……来なさい、ティナ」
見知らぬ名前。だが、ここで呼ばれるんだ。ヴァル・ファスクの誰かだろう。
そいつに拷問でもさせる気か?そう思い身を硬くする蘭花。
「はーい☆お呼びですかー?ネフューリア様ぁ〜」
「な、なにコイツ?」
髪の毛はポニーテール。クリっとした瞳。胸は同等といった所か。
しかし一番驚いたのは、相手が全裸だったこと。これから何が起きるのかと、内心ビクついている。
「えぇ…あなたの対戦相手がきまったわ。この女よ」
「…対戦…相手?」
言っている意味がわからず、ハテナ顔でティナという女を見る蘭花。
「ふ〜ん、コイツがティナの相手なんだ〜。それそれそれ〜」
じろじろ見られたかと思うと、いきなり今までバイブで犯されていた場所に、指を突っ込まれる。
「ひぃぃぁ!???い、いきなり…いやぁ!あぁぁん!!やぁ、だめぇ!や、やめなさいよ!!!」
ジタバタと抵抗するが、手足が拘束されてるため、反撃も何もできない。
「…ネフュ〜リア様〜、コイツと対戦ってマジですか?これだけで弱音吐くなんて、ティナがっかり…」
がっかりした面で指を引き抜くティナ。指についた、蘭花の液を、対戦相手の顔に挑発的に塗りまくる。
「ホラホラホラホラホラ〜自分のなんだから、抵抗しないの〜」
「や、やめ…んむぅ……!や、やめろっていってるでしょ!?」
ガブっと指に食らいつく蘭花。指に走る痛みに、すぐに手を引っ込めるティナ
「…………いたた。血が出ちゃった…フ〜ン、根性はあるみたいですね〜。
…でも、凄いムカツク。ネフュ〜リア様〜いいですよ、コイツと対戦してあげます☆」
軽い言葉で、対戦意思を告げるティナ。
「そう…気に入ってくれたみたいで、よかったわ。」
口元を手で隠しながら、これから起こる事に対してなのか、悪魔の笑みを現すネフューリア。
「対戦って…なによ?この女と戦えっての?…アタシもみくびられたもんね。怪我するわよ、この子?」
武道には自信がある。負ける気なんて絶対しなかった。
そう、普通の対戦方法であれば。
「マジうざいね、この女。いいよ、早くやろ。二度とそんな生意気な口言えなくしてやるから、さ」
殺気を帯びた目で蘭花を睨みつけるティナ。これから起こる”闘い”の意味もしらず。睨みに対し、挑戦的な目を向ける蘭花がいた。
568悪キューレ:2005/09/08(木) 11:20:54 ID:c9ZMJ0zh
・ゝ・)ノ<=オイッス:
ネタ的にヤヴァイ&苦手っす系タイプならばイウテクダサレ
ほんじゃ、まか⇒(た)^^
569名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 12:51:46 ID:lmyL+zH/
ネフューリアが来るとは思わなかったよ(;´Д`)
期待して待ってます。
570悪キューレ:2005/09/13(火) 10:50:12 ID:kBrMJ8xk
>>567からの続き

「くそ…ッ!」
悔しそうに顔を歪ませる。エンジェル隊のリーダーである自分が何も出来ない歯痒さに、葛藤する。
「フォルテさん…大丈夫ですわよ、蘭花さんはお強い方です。信じて見守る事が今の私達に出来る事なんですから」
そんなリーダーに声を抑えて落ち着かせる。彼女は人の心が読めるため、みんなの思いがダイレクトに繋がるのだ。
…逃げたい…頑張って…早く…もうやだ…帰りたい…帰りたい…帰りたい…。
ミントを除く皆の心の叫びに押し負けそうになるが、ミントは冷静に皆を勇気付けた。

―ここはネフューリア巨大戦艦の中にある、公開戦闘領域、バトルコロシアム。中央にいる女性二人を囲むように、
ヴァル・ファスクの女性隊が囲んでいる。その2階の部屋で全裸にて鎖に繋がれてるエンジェル隊。
ここから、これから起きる"闘い"を見届けるのだ。どんなに辛い事が起ころうと目を背けさせないように
女性の見張りが監視を光らせている。
「ち…」
あわよくば、試合に集中してる間に…と思っていたのだが、こうも見張りの目が厳しいとそれさえも出来ずにいた。

―バトルコロシアム
歓声と野次が四方八方から聞こえてくる。歓声はヴァル・ファスクに、野次はエンジェルに、
敵地(アウェー)の中での闘いだ、当たり前なのだが、そんな野次にもうろたえる事無く。
「どうでもいいんだけど…なんで裸なのよ?」
中央にいる二人は何も身に着けていない、生まれたままの姿で、向き合い対等している。
「正々堂々と闘うため〜☆クスクス…」
対戦相手であるティナ。容姿とは裏腹に、なかなかに素晴らしい体をしている。
蘭花程では無いが、全てを整っている。そんな感じがした。
周りの歓声からするに、ティナはヴァル・ファスクの中で位の高い人物なのであろう。
ならば、この女を倒せば少なからずヴァル・ファスクの鼻先を捻じ曲げる事が出来るかも知れない。
「静粛に」(パンッパンッ)
蘭花の思考を止めるように、ネフューリアの手をがコロシアムに響いていた声達を止める。
「…"闘い"の勝敗決定を教えるわ。………相手を戦闘不能にさせるまで、よ。簡単でしょ?」
見透かしたような瞳で、恐怖を感じる微笑みでこれから死闘を繰り広げる女達を眺める。
「殺すのは駄目よ。…それだと簡単にティナが勝ってしまうから…あなただって死にたくないでしょう?」
死…意識しないようにしていた言葉が、体を強張らせる。
相手はヴァル・ファスク。人を殺す事に何も感じない人種だ。息を忘れるほどにネフューリアの説明を聞いていく。
「時間は無制限…決着が着くまではここからは出れないわ」
(パチンッ)と指を鳴らすと、部屋の入り口、出口が厚い壁に封鎖される。
観客も中には入れないよう、弱いバリアが張られ、同じ空間にいるのだが、完全に2人だけの戦場と化した。

「蘭花…!」
「先輩……ッ」
孤立された戦場がとても遠く感じる。こんなに近くにいるのに、見てることだけしか出来ない事に、精神が不安定になる。
今は見守るしかない、それが今の彼女達に出来る精一杯の事なのだ。
「……」
無言で、ただ戦場を赤い真紅の瞳に映し出す。
この幼き少女の目に映るのは、凄まじい光景になるだろう。二度と忘れないような、そして体が疼くような。
まだ知らない未来に、目を瞑り蘭花の勝利を願う少女。思いを遮断するように。
「はじめなさい…フフ、エンジェルに白き月のご加護があらん事を…フフ」
2人から視線を外さず、玉座のような椅子に座り"闘い"の行き先を、邪なる瞳で見届けるつもりだ。

今までの戦いのような雰囲気では無い。そう感じ始めた。
蘭花の人生の中でだって、戦いはあった。だが、それは爽やかなものばかりだ。
互いに力を出し合い、勝負を決める。憎しみやそういう物ではない、格闘を愛する者として
己の力を試す者として、戦いという交流があったのだ。
「面白いじゃない…」
本気で殺り合う。蘭花の戦いの中にそんなモノは無かった。それが彼女を奮い立たせ、戦闘体制へと血が騒ぎだす。
「殺しちゃ駄目なんだーティナがっくし…。そのかわり」
ティナの目の色が変わる。殺傷力が感じられる恐ろしい目に。
「二度と女としての喜びが味わえられない恐怖を植えつけてあげる…アハ☆」
邪なる美声で余裕を振り撒く、ティナ。

―2人の死闘が、今始まる。
571悪キューレ:2005/09/13(火) 10:55:10 ID:kBrMJ8xk
・ゝ・)ノ<=オイッス:
>569<
アーリガトー(>д<)ゝぴとん
魔邪なー⇒またなー^^
572名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 08:06:38 ID:OYd9c5+4
>>570
GJ!続き期待して待ってます!
573名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 03:33:15 ID:1p/JkHfm
ロウィルもいたりして(笑)
574名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 19:50:25 ID:aW+25Jd7
保守
575414:2005/10/01(土) 01:43:55 ID:Y2nr45QE
どうも、こんばんは。
数ヶ月前に黒ミント×ミルフィーユの話を書いたものです。

仕事忙しくて、なかなか進みませんでしたが
ぼちぼち続きなどを書きましたので、よろしければどうぞです。
というか、まだ序盤しか書いてませんので、
これからぽちぽち書いていきますので。

576黒き心(2) その1:2005/10/01(土) 01:47:09 ID:Y2nr45QE
「あ〜あ。暇ね〜」
蘭花・フランボワーズは大きなあくびを一つ。
「最近は本当に暇ですわね〜」
それに答えるように、ミント・ブラマンシュは声を上げる。
「こんなんじゃ、体が鈍っちまうな〜」
フォルテ・シュトーレンが続ける。
「全くあなたたちは本当に駄目な人たちだな〜」
ヴァニラ・アッシュの手の上で、ヌイグルミが声を上げる。
「暇な時でも常に緊張感を持ってないと!
 ヴァニラさんは常に任務に備えてますよ。ネ?ヴァニラさん?」
「ひま…わり…りんご…碁石…シジミ汁…」
「??ヴァニラさん??」
エンジェルルームに、まったりとした時間が流れる。

プシュッー!
エンジェルルームのドアが開く。
「みなさーん!おやつができましたよ〜」
ピンク髪の少女がカートを引いて登場する。
カートの上には、フルコースと見間違うほど大量のケーキが乗せられている。
「今日は〜、ショートケーキとチーズケーキとシュークリームを作ってみたんです〜♪」
ニコニコと笑顔を振りまきながら、皆に語りかける。
「相変わらずアンタ作りすぎよね〜どれどれ〜」
蘭花はシュークリームを一つ手に取り、口に運ぶ。
モグモグモグ!
「うん!甘さもちょうど良いわね。ミルフィーユ、今日もおいしいわよ!」
「本当ですか〜!わーい!うれしいな〜。皆さんもいーっぱい食べてくださいね〜♪」
天使のような笑顔を浮かべ、ケーキをお皿に切り分けていく。

「毎日、こんなにケーキばっかり食ってたら私等、お腹破裂しちまうぞ」
フォルテは、ケーキにフォークを刺しながらつぶやく。
「しかし、ミルフィーユさんの作るケーキは最高ですわ!銀河中探しても、なかなかこの味はありませんわよ!」
ミントはケーキを口に運びながら答える。
「ね?ミルフィーユさん?」
ミルフィーユの方を見つめ、同意を求めるミント。
「えっ!?はっ…はい!ありがとう…ございます…」
一瞬、沈んだ表情になったミルフィーユ。
しかし、その場の誰もそれに気づく者はいない。
「モグモグッ、確かにミルフィーユの料理の腕は確かね〜モグモグッ」
蘭花は口いっぱいにケーキを頬張りながら同意する。
「もう!蘭花さんは相変わらずお下品ですわね!」
「本当ですよ。まったく!脳みそが原始人並な人は、食べ方まで野性的なんだから…」
ギロッ!
ミントに続いて、毒付いたぬいぐるみをにらみつける蘭花。
ぶすっ!ぶすっ!
次の瞬間、ピンクのぬいぐるみには無数のフォークが突き刺さっていた。
577黒き心(2) その2:2005/10/01(土) 01:48:52 ID:Y2nr45QE
「くーるーしーい!!」
蘭花はソファーに横たわりながらつぶやく。
「蘭花さん。いくらなんでも食べすぎですわ!豚になりますわよ!」
あきれたような表情のミント。
「何だって!ミントなんか言った?」
お腹を押さえながら、ミントの方をにらみつけた。
「しかし、調子に乗って食べ過ぎたわ…いてて…」
お腹をさすりながらつぶやく蘭花。
「蘭花さ〜ん!そんなにおいしかったですか〜。わーい!!作った甲斐があったな〜」
ケーキを綺麗に平らげた蘭花を見て、ミルフィーユは心底嬉しそうに笑う。
「うーん…確かに美味しかったけど、お腹が…」
「全く、限度というものを知らないんですから!」
ミントは吐き捨てるように言い放つ。
その様子をやれやれといった表情で見つめるフォルテ。
エンジェルルームに、まったりとした時間が流れる。

「それじゃぁ、片付けますね」
ミルフィーユは言いながら、食器やコーヒーカップを集め始める。
それを横目に、思い思いにくつろぐ他のメンバー。
ソファーに横になる者、テレビを見始める者、雑誌を読み出す者。
「フフーンー♪フフフーン♪」
鼻歌を歌いながら、テキパキと片づけを進めるミルフィーユ。
そこに、背後から近づくものが一人。
「ミルフィーユさん。お片づけ手伝いますわ♪」
「えっ?」
思わず振り返るミルフィーユ。
ニコニコとした表情でミントが立っていた。
「い…いえ…ミントさん、大丈夫ですよ…すぐ終わりますから」
ミルフィーユはたどたどしく、遠慮の言葉を吐く。
「もう、ミルフィーユさん。遠慮しなくても良いですわ」
「い…いえ…本当に…」
困ったような表情で笑顔を作り、ミルフィーユは答える。
「おっ!なんだ!ミントが手伝いを買って出るなんて、雪でも降るのか」
その様子を見ていたフォルテは、からかいの言葉をかける。
「ミント〜、あんた熱でもあるんじゃないの?」
蘭花もそれに続く。
「し、失礼な!私だってたまには手伝いくらいしますわ!」
ムキになって反論するミント。
「ミントさんが人の手伝いをしようとするなんて、これは銀河の危機ですよ」
キラッ
次の瞬間、ソファーに置かれていたヌイグルミから火の手が上がった。
578黒き心(2) その3:2005/10/01(土) 01:53:32 ID:Y2nr45QE
「全く、皆さんが薄情なんですわ。ミルフィーユさん、一人に片付けをさせて」
言いながら、せっせと食器を片づけるミント。
「あぅ、あぁ、ミントさん、本当に一人で大丈夫ですから…」
ミルフィーユはその様子をおどおどしながら眺めている。
「よし!これで全部ですわ!後はこの食器を洗うだけですわね?」
一通り、後片付けを終え、ミントはミルフィーユに問いかける。
「はい」
「それじゃ、行きましょうか」
「え?どこへ…」
「どこって。洗い物をしに行くんですわ」
「あ、は…はい」
食器をたっぷりと載せたカートを押すミルフィーユ。
その横にはちょこんと青髪の少女がついている。
「そ…それじゃ、ミントさんと洗い物してきますね」
「あ〜ん、行っといで〜」
「がんばってね〜」
あきらかに他人事の様子で答えるフォルテと蘭花。
プシュッー!
エンジェルルームの扉が開いた。
ミルフィーユとミントの二人は並んで歩き出した。
プシュッー!
エンジェルルームの扉が閉じる。

「ねぇ?私、なんて言いましたかしら?」
部屋から一歩、廊下に出た瞬間、ミントは声を上げた。
先ほどまでのミントからは想像もつかない、冷たい口調。
びくっ!!
ミルフィーユは思わず、ミントの方に視線を移す。
それを無視するように、前を向いて歩きだすミント。
「………」
何も答えず、うつむくミルフィーユ。
「早く歩きなさい!」
「はっ、はいぃ」
慌てて、ミントの後を歩き出す。

コツコツコツコツ…
二人の足跡だけが響く。
不意に青髪の少女が口を開く。
「私、他の人の前では普通にしていなさいと言いましたわよね?」
「……はぃ……」
「あれが、普通の態度なの?」
「………」
「そうやって、蘭花さんあたりに気づいてもらおうとしてるのかしら?」
「そ…そんなつもりじゃ……」
突然、ミントは振り返り、ミルフィーユの顔を見つめる。
「ミルフィーユちゃん?ペットの分際でご主人様に逆うつもり?」
「………」
「私は別にかまわないですわよ。皆さんにぜーんぶ、ばらしていただいても…」
ニコニコしながらミントはミルフィーユに語りかける。
「でも、ミルフィーユちゃん。あなたが困るんじゃないかしら?」
そう言うと、いやらしい笑みを浮かべ、ミルフィーユの頬をなでた。
579黒き心(2) その4:2005/10/01(土) 01:55:48 ID:Y2nr45QE
「フフ!まぁ良いですわ。さ、ミルフィーユちゃん、ペットの証を見せて?」
「えっ!こ…ここで…ですか…」
ミルフィーユは恥ずかしそうにうつむく。
「む…無理です…人が来たら…」
ミルフィーユの言葉を遮るように、ミントは話し出す。
「こんな時間に、ここを通る人なんかいませんわ!」
「それにペットがそんなこと気にしなくて良いんですのよ♪」
ミントはニコニコと笑っている。
しかし、ミルフィーユにはその笑顔が怖かった。
屈託の無い笑顔、その裏の表情を知っているからだ。
「…………………………………」
しばしの沈黙…
「やらないの??」
一瞬、ミントの表情が曇る。
「や…やります!!やりますぅぅ…」
慌ててミルフィーユは声を上げる。

あきらめたような表情のミルフィーユ。
きょろきょろと辺りを見回す。誰もいないことを確認する。
やがて、意を決したようにミルフィーユはその場に四つんばいになった。
四つんばいになりながら、顔は床を見つめるミルフィーユ。
戸惑いの気持ちがぬぐえない。
「ほら!顔を上げて!ちゃんとご主人様の方を見なさい!!」
言われて、ミルフィーユはゆっくりと顔を上げる。
四つんばいのミルフィーユを見下げるミント。
意地悪い表情のミントを見上げるミルフィーユ。
お互いの視線が交わる。
ミルフィーユの瞳はうるうると輝き、今にも涙がこぼれそうだ。
「わ…私は…ミルフィーユは…ミント…様のペットですぅ…
どうか…Hな事、いっぱい…してください。かわいがってくださいぃ…」
弱々しい声でミントに訴える。
言い終わると、屈辱と羞恥の気持ちで涙がこぼれそうになった。
580黒き心(2) その5:2005/10/01(土) 01:58:37 ID:Y2nr45QE
「全然駄目ですわ!もっとはっきり!嬉しそうに言いなさい!
 私のペットになれて嬉しいんでしょう?」
冷たい口調で言い放つミント。
「やりなおしー。もう一回ですわ!」
「ほら!顔を上げて!」
再び視線を落としていたミルフィーユの顔を無理やりに上げる。
先程よりさらに瞳がうるうるとしている。子犬のようなその瞳。
「ほら♪笑って♪ミルフィーユちゃん!」
ミントは笑顔でささやく。
ミルフィーユは無理やりに笑顔を作る。泣き笑いのような表情。
「ほら♪言ってごらん♪」
「私はぁ…ミルフィーユはぁ…ミント様の…グスっ…ペットですぅ…
どうかHな事、いっぱいぃ…してください。かわいがってくださいぃ…グスっ…」
言い終わって、無理に笑顔を作るミルフィーユ。瞳からはこらえられず涙が零れ落ちた。
それでも、笑顔を見せるミルフィーユ。
(泣いちゃ駄目。笑わなきゃ…笑わないとまた…ひどいことされちゃう…)
心の奥で自分に何度も言い聞かせる。
「えへっ…ミントさまぁ…」
ぎこちない笑顔で青髪の少女の瞳を見つめる。
精一杯ご主人様への服従の意を示す。
満足そうな表情のミント。
「あ〜ん♪もう!本当にかわいいですわ♪ミルフィーユちゃん、良い子♪良い子♪」
言うと、四つんばいのミルフィーユを抱きしめ、頭をなでてやる。
やさしく、頭をなでられながら、ミルフィーユは安堵の表情を浮かべる。
「さぁ、ミルフィーユちゃん、洗い物を済ませて、私の部屋に行きますわよ♪」
「今日もたーっぷりかわいがってあげますからね〜♪」
「はいぃ…グスっ…」
コツコツコッコッ…
二人の足跡はやがて小さくなり消えていった。


(???な…なに?ど…どういうこと…ミルフィーユ先輩…??)
通路の片隅、身を隠すように柱にもたれかかる一人の少女。
長い黒髪がトレードマーク。端正なその顔は、心なしか赤く染まっている。
ドクン!ドクン!ドクン!
目の前で起きた光景を思いおこす。
(ミ…ミルフィーユ先輩が何であんなことを…ミ…ミント先輩が…??)
ドクン!ドクン!ドクン!
心臓の鼓動が早くなる。
(お…おちつけ…落ち着くのよ…ちとせ…)
(きっと…何かの冗談よね…)
(と…とにかくミルフィーユ先輩に聞いてみよう…)
黒髪の少女は胸に手をあて、呼吸を整えるとその場を後にした。
581414:2005/10/01(土) 02:02:44 ID:Y2nr45QE
とりあえず、ここまでです。
エロ無くてすいません。
これから書きますので。

>>532
こんなところにも黒ミントさんが!!
GJでした。

それでは続き書きますです…。


582名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 21:24:03 ID:zxtguFZH
黒ミント激しく萌え。

燃えでもあるけど。
583名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 18:41:22 ID:k89mfGkJ
ミントは攻めでも受けでも萌える
584名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 14:18:39 ID:oSYkuH0c
ミント×ミルフィーユの組み合わせは個人的にツボ
黒ミント作者さんには激期待

他の組み合わせも、もちろん期待
585名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 00:27:10 ID:i+wRQj7N
保守ついでに、

なんでミントとアニスがデュエットなんディスカー!

と言ってみる・・・
586名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 14:53:03 ID:yE4cOIjd
アニス機はミント機の後継者だから
587名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 18:44:20 ID:WnprDOLd
            ,-‐、
         | 刃
           | .|
        |  |
        |  |_∧
           |  |´Д`)__     片瀬雪希とぽけっとチュッチュ♪
            |    ^ム 〕
         |    |.i .|
            |     |!  |
      / ̄`ヽ    | `‐´
      \ "ヘ、._  l
        \   l|  |
          | / |.  |
            |.  |
               |  |
               |  |
               |  !
               !__/
588名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 23:59:33 ID:MNlIAp0N
ミルフィーユたん…
589名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:09:18 ID:FRdJ/d85
保守あげ
きてきて職人さん
590名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 20:54:46 ID:LzB0zu0Q
ノーマッド凌辱
591名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 00:47:49 ID:H00Mzvet
「え?何をするんですか皆さ……ッうわあああぁ?!!な、なんてことをっ!!そんな汚いモノをワタシの体にかけるのはやめて下さい!!あっ、あ、ちょっと…離して下さいよ、そんなに強く擦り付けられたら壊れてしまいますってっ!!助けてヴァニラさァーーん!!」
592名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 16:29:15 ID:ZdTwyr11
ワロスwww
593名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 11:33:55 ID:oQ91fRjG
あぶらむし氏はもう来ないのだろうか。
氏の危なげな芸風が好きだったんだが・・・
594名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 12:33:12 ID:5rtgeCpn
>591
ワロタwwwwww

自分としてはヴァニラさんかフォルテさんの話が読みたいな。
595名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 14:25:25 ID:qHz4Xxww
「ウォルコット中佐…ッ」
「ノーマッドさん…ッ」

「マテマテマテマテー!ノーマッドは誰にもわたさねーぞ!!!!!」
「ヌオ!?ココモさん?!」
「抜け駆けは…感心しませんね」
「ヌォォォ…メガネの方ッッッ」

「ノーマッドと余をのぞいて……………………滅べ」
「ぬぉーーーーーーーーーーーーーー!!ゲルン閣下!!」
596名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 18:58:46 ID:5rtgeCpn
>595
うほっ
597名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 09:56:08 ID:nx+HhZeN
しばらく見ない内に何があったんだ…w
598名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 00:09:03 ID:WInd2mEZ
ちとせマジキボンヌ。
599名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 12:58:10 ID:LLY/KXSi
アッー アッー!!
600名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 17:26:09 ID:J9f3lA+W
ノーマッドが「ナデナデシテー」ってうるさいから
頭の上にマッサージ器あてて死ぬほどナデナデしたら
「ファー…ブルスコ…ファー…ブルスコ…ファー」ってなった。

最初は面白かったんだけど、なんかキモくなったので首元を横から思い切りチョップしたら
「モルスァ」みたいなこと言いながらすごい勢いで飛んで行った。
601名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 18:35:39 ID:GYHZ+AK7
>>600=ヴァニラ
602名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 00:24:34 ID:8OKcYUvt
>>601=ミント
603名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 12:17:24 ID:78VKBjQP
ヴァニラにならチョップされてもいい
604名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:31:43 ID:EUsYoVvo
ノマタン萌え
605名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 23:04:31 ID:V+MsIxrk
空中ヴァニラチョップ?
606名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 00:19:04 ID:KNuZ/m0a
保守
607名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 12:16:36 ID:P9MrQkrR
なんか過疎ってるな



                ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                ( ・∀・)< 所でシリアスな戦闘って胸キュン?
             _φ___⊂)__ \_______________
           /旦/三/ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        |愛媛みかん|/
608名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 22:30:36 ID:/aNjiLuH
>>607
たりめーだ
この戦闘、既に皇国軍の勝ちは薄かった。
ハッキリとした敵位置のデータが無いため各艦隊はある程度の幅を持って策敵を行い……
結果として、各個撃破を受けるハメになった事が、最大の要因であるかもしれない。
「エルシオール機関部に被弾、後退していきます」
「戦闘機部隊補給終了、カタパルトデッキスタンバイ」
空母に積んである攻撃機はもとより、巡航艦、戦艦の短距離防衛機までもが打ち出されていく。
紋章機ほど防御力があるわけではないごく普通の航宙戦闘機、この状態でのパイロット生存率など論ずるだけ無駄だろう。
「彼我戦力差は?」
『聞いても後悔しないなら教えるわ』
「なら聞かん、全体の様相は」
『エルシオールが第6に守られて後方へ退避中、その辺は紋章機がカバーするわ、そっちは制空権を取り戻すことだけ考えて』
「できるならな」
オペレータから簡単な状況報告を受けて、軽く絶望する。
直後、彼の機体は漆黒の宇宙へと放り出された。
カタパルトの加速を生かしたまま、目の前に飛び出してきた運のない戦闘機にバルカンを叩き込む。
コクピットを貫く閃光、それが一瞬だけパイロットスーツに影を残した。
『全艦載機へ、超大型艦のドライブアウトを確認、敵艦の目標はエルシオールと思われる、全可動機はエルシオールを防ーー』
突如として母艦との通信が途切れる。
「おい!どうした!?応答しろ!!」
『……だ!こちら第2艦……生存者は居ないのか!?誰でも良い!答えろ!!』
状況は、既に最悪へとひた走っていた。
610名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 14:44:25 ID:sG/MH2Ub
状況など判ったものではない。
組織的な攻撃を間断無く続けてくる敵に対して、こちらの攻撃はどこまでも細く、弱い。
ブリッジを消し飛ばされ、後は緩慢な死を迎えるだけになった母艦に変わり、別の艦が彼の戦闘機隊を指揮する事になったが、それで状況が好転する訳でもない。
悪い話は悪い時に重なる。
超大型艦の攻撃で第6艦隊の実に3割が失われ、同艦隊は壊滅状態、個艦単位での壊走を始めている、紋章機が粘ってはいるものの、今、エルシオールはむき出しの状態だ。
対艦ミサイルを撃とうとしていた攻撃機を落とし、次の瞬間には無誘導で連続発射されたAAMの群れに突っ込んで四散する戦闘機、対空砲にエンジンを貫かれ、黒煙を吹き上げながらも敵艦に体当たりを敢行する攻撃機
様々な死がそこに溢れていた。
被弾し、エルシオールへと帰還していく紋章機がちらと視界の隅に入る、たしかあの機体はラッキースターとか言ったか……。
『紋章機の半分が補給と応急処置で戻る!残存艦艇は防御陣を引け!』
『ハーベスター退避開始!ハッピートリガー、そっちは俺等が引き受ける!』
『有り難い!感謝するよ!!』
『フォルテさん!左翼に高速雷撃艇が3隻!!』
エルオシール隊を交えて、無線がさらに錯綜する。
「トリックマスター、一度後方へ下がれ!」
『判ってますわ!でも……このままじゃ……』
比較的被害の少ないトリックマスターとハッピートリガーを中心に戦闘機隊が再度陣形を立て直す。
宇宙空間に浮かぶミサイルは目視での視認など出来ようはずもない、まして光学兵器ならば、こっちが撃たれたと確認するのは被弾した瞬間だ。
『ちっ………弾薬切れか……ミント!一度引くよ!!』
『そうですわね、命あっての物種……きゃぁっ!!?』
トリックマスターに被弾の炎が上がる。
『ミント!無事か!!?』
『え……えぇ、なんとか、ただ、自力で帰艦………というわけには行かなくなりましたわ……』
「ハッピートリガー、こっちから無事なのを何機か牽引に回す、先に帰って弾積んで戻ってこい」
『了解!どこの誰だか知らないけど感謝するよ』
「無事なヤツ!トリックマスターを引っ張っていってやれ、大事なお姫様だからな、傷一つ付けさせるなよ」
『了解!』
『編隊長こそお気を付けて』
2機の戦闘機が牽引ワイヤーをトリックマスターに取り付け、引っ張っていく。
『後方から戦艦1!!こちらを狙っています!!』
悲鳴にも近い声が響いた。紋章機は確実に撃墜するつもりか、艦載機相手にはあるまじき事に主砲を打ち込んでくる。

611名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 14:45:03 ID:sG/MH2Ub
「牽引!慌てず焦らず落ち着いて急げ!」
『無茶を言いますね』
「この現状以上の無茶があるか、をらさっさと行け!」
トリックマスターを牽引する2機の速度が上がる。
エルシオールまで70秒という所、その間……味方艦の防衛圏内に入るまでの30秒は彼の持ち時間だ。
「……さて、死んでくるかっ!!」
戦艦に対して艦載機が1機で挑むなど、無謀も良いところだ、はっきり言って自殺以外の何者でもない。
案の定、近づき初めてから3秒で対空砲、対空ミサイルの飽和攻撃という洗礼を受けることになった。
しかし、このくらいで死ぬ鷹揚なパイロットならば彼もここまで生きては居まい。
敵艦の艦橋、艦の中枢が居るであろう場所にバルカンを叩き込み、そのまま対空砲群に機銃掃射を浴びせながら艦後方へ抜ける。
「まだ終わりじゃねぇぞっ!!」
全身を押しつぶそうとするGに耐えながら180度旋回、逆側の対空砲群を潰していく。
あまりにも集中する砲弾に機体が悲鳴を上げ、左翼が耐えきれずに弾け飛んだ。
「ぐっ……飾りがどうしたっ!!」
宇宙空間で翼は飾り……とは言え機体のバランスは狂う。
次の瞬間、彼は残った右翼を敵艦の主砲、その砲身に叩き付けてへし折った。
「バランス取り、完了!」
姿勢制御スラスターを上手く使い、再び180度旋回。
『編隊長、エルシオールへお姫様の輸送完了です!』
「おし!お前等は第2の空母群まで下がれ!!」
『しかしっ!!』
「馬鹿野郎!!命令の復唱もできん兵に鍛えた覚えは無いぞ!!」
『……了解、第2空母群の防衛に付きます』
レーダーレンジから2つ、味方機のシルエットが消える。
その折り、敵艦が加速した。
「………進路は……エルシオール……?しまった!?」
敵戦艦が進む先にあるのは、ようやっとドライブの準備が終了しかけたエルシオールがあった。
「やらせるか!!あの船はトランスバールの未来だ!!白き月の最後の守りだ!!俺達の希望を……消させるかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
機体を一気にオーバーブーストまで加速させる。
かけられたあまりの負荷に機体は耐えきれず、次々とレッドランプが灯っていく。
戦艦主砲が機体後部を掠り、推進エンジンを丸ごともっていかれる、が、十分に加速の付いた機体は止まらない。
目の前に広がるのは、敵艦の副砲、そのターレット部分。
激突の瞬間、レーダーに新たな味方のシルエットが灯った。
識別は、ハッピートリガー。
「……へ、おせぇぞ、嬢ちゃん」
振動、激突音、圧壊音、爆発音、呟き、悲鳴。
それらがないまぜになった音が、宇宙を振動させた。
弾薬、エネルギーをまだ残した艦載機に、脆弱な副砲を突き破られ、あまつさえその弾薬庫で爆発された戦艦の末路は、直ぐに訪れた。
副砲弾薬庫が爆発、更に前部主砲弾薬庫が相次いで誘爆。
その爆発は対空砲群に残っていた弾薬を次々と炸裂させ、最後に、メインエンジンの燃料タンクに引火。
戦艦は、文字通り轟沈、エルシオールはどうにか脱出に必要な時間を稼いだ。

それは、語れることのない、名も無きパイロットたちの戦いの記録。
麗しき戦乙女達の物語の影で、血と泥にまみれて死へと向かったエインフェリア達の、死の記録。
612名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 14:46:12 ID:sG/MH2Ub
どこがGAだとかいう扱くまっとうなツッコミは……ゴメンナサイスルーさせてクダサイ(ガクガクブルブr)
名も無き雑魚な味方に目が行くのはどうしてもなのさ
613名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 15:37:58 ID:GYRu/ffT
・・・これなんてヴァルキリープロファイル?
614名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 16:17:15 ID:ym/pw2Gz
VF1S風呂入る
615名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 14:07:02 ID:v6Xv+zgy
投下してくれるのは嬉しい。嬉しいんだけど、ここはエロパロ板なんだ。
616名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 14:23:46 ID:KmATdJwM
過疎ってるし弾なら何でもいいと思う俺ガイル。
617名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 15:29:40 ID:xQZPsW2I
燃料が投下されるにはありがたいと思う今日この頃。

でも個人的にはGAで調教ものとか見てみたかったり。
黒ミントの続きに期待chu!
618名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 20:55:27 ID:3HzovI4Y
エンジェル隊の誰かとやりたいんですが
619名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 13:31:47 ID:+9GYD4Af
ほす
620名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 07:26:46 ID:kjucW8Z1
       ,∝∞、
       ☆/从)) あはっ♪ ミルフィーユ桜葉、
      ノリ*^ヮ^リ   保守しますね☆    
      (⊂リ・)・)つ 
      `'''( Yノ'''' 
       (/`J   
621名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 17:35:08 ID:dwANxbqw
>620
ワキ毛生えてるのかと思ったw
622名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:05:10 ID:dvNRQHXx
なんとなく過去ログ読んでみたら、未完モノも結構あるのね
姐さんとタクトの痴話喧嘩とケーラ先生に押されてタクトの部屋行くハメになった
ヴァニラさんの話の続き読みたかった
623名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 14:57:42 ID:7FqSFkFN
>>586
プゲラw
624名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:09:50 ID:zgwrAWBY
       ,∝∞、
       ☆/从)) ワキ毛なんて失礼ですぅ〜☆
      ノリ*^ヮ^リ あたしは幸運の女神なんですよ☆    
      (⊂リ・)・)つ 
      `'''( Yノ'''' 
       (/`J   
625名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 20:41:53 ID:s0U+ao9v
dendが書いた作品を「ちゃんとした文章」ででてこないかなー
626名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 19:28:54 ID:g9cs2IGE
職人さん達はGAU発表とともに絶滅しちゃったのかなぁ。
627名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 19:57:53 ID:jpofFkQz
ほしゅ
628名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 22:58:52 ID:GbM+CTBp
>626
そんな悲しいこと言うなよ…
629名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 22:15:38 ID:6NyJB3Ba
GAは昔ちょっと見たことしかないんですが
フォルテ姐さんにハマッて書いた散文がありました。
うろ覚えなので設定細部間違ってたらすみませんですが、
優良職人様ご登場までのお暇つぶしにでも。ハリフォルです。
630ハリフォル 1/5:2005/12/10(土) 22:47:54 ID:6NyJB3Ba
 トランスパール皇国は富貴な国だ。
 失われた古代の知的遺産『ロストテクノロジー』の探索及び回収を
 一任するエンジェル隊にも、定期的に相応の資金が給付されている。
 大宇宙を駆け巡る五機の紋章機は、常に最新鋭の機器を搭載、
 最高の状態にセットアップされているし、
 その内装も、戦闘機としては相当に華美なしつらえである。
 エンジェル隊は、軍人としての実力以上に、その華やいだ美貌と
 おのおのの個性の際立ったアイドル性で宇宙全域に広く名を馳せている。
 乱暴な例え方をするなら、彼女たちは動物園の客寄せパンダなのだ。
 『こんなに可憐な美少女が、危険な文明遺産におびやかされる
 宇宙の平和を守ろうと、細腕に銃を握って日夜正義のために邁進しています』
 ーー大衆に向けてのイメージ戦略は、皇軍をうごかすために必要不可欠なスパイスだ。
 武器の購入にも戦闘機の補修にも、かかる費用はすべて公金から賄われている。
 そのスポンサーであるところの国民たちには、皇軍に対して小賢しい疑問など持つことなく、
 朴訥な働き蟻と化し、絶えず血税を納め続けてもらわねば困るのだ。
 
 ……が、公金を大量に無駄に投入しても、
 やはり基地のすべてを小奇麗にととのえておくことは難しい。
 コンクリートがうちっぱなしの冷えた壁に背中を預け、ハリー大佐は嘆息した。
 紋章機:GA-004ハッピートリガー内、倉庫。操縦者の性格をものの見事に反映し、
 火器弾薬が山と詰まれた只中は、エンジンルームに近い位置にあるせいか、
 こもる大気は埃臭く、淡く光る非常灯のみが唯一の光源であるため、周囲は相当に薄暗い。
631ハリフォル 2/5:2005/12/10(土) 22:50:20 ID:6NyJB3Ba
「さて、ご気分はいかがですか?
 フォルテ・シュトーレン中尉」
 男が放った声はこの空気の悪い閉鎖空間に凛と響き渡ったが、
 声をかけられた女は無言だった。
 ただ眼球を動かして、上部から見下ろすハリーにうろんなまなざしを向けただけだ。
 コンクリートの床にへたりこんだ、フォルテ・シュトーレンーーGA隊のリーダーであり、
 若くして中尉の座に上り詰めた女傑は。
 
「……最悪だな。
 こんなナリをあんたに見られたかと思うと」
 やがて、ぽそりと。
 彼女おなじみのハスキーヴォイスで、桜唇がそう返答する。
 ぽってりとしたその口唇より、彼女の頭部を覆う肩までのつややかな髪は赤い。
 茶褐色が転じた赤というわけでない、芯からの純然たる緋色なのだ。
 まるでパンクスにあこがれるティーンエイジの女の子が、
 ブリーチを繰り返して挑発的なマゼンダに染めた髪のよう。
 燃え立つ赤から喚起されるイメージは、ニワトリの鶏冠、海底に眠る赤珊瑚、
 あるいは娼婦のマニキュアとルージュ、か。いずれにしても、なやましい。
 紅潮した頬にたれ落ちた髪のひとふさ、その先から、
 生臭い精液が滴り落ちていればなおのこと。
632ハリフォル 3/5:2005/12/10(土) 22:53:22 ID:6NyJB3Ba
「おもいッきりぶっかけられましたね。あーあーあー、顔もべしゃべしゃ」
「だッから気分は最悪なんだよ。
 畜生、寄るな見るな」
 軍服の袖口でところどころ濡れたものが飛散した顔を乱暴にぬぐう。
 それをみてもハリーは別段なにもかんじない。
 ただ噛み締められた唇だとか、不快げにしかめられた眉根だとかに劣情を催すだけだ。
 ああ、イイ、と。屈辱にいきり立っているこの女は、イイ、と。
 心から、感じているだけだ。
 
 ……別に。めずらしいことじゃないのだ。
 重い規律で知られたこの軍のなかで、飛躍的なスピードでなりあがった、
 腕っ節の高い女性軍人がいったいどんな末路を遂げるか。
 男ですら生意気な新人はレイプもまじえたリンチをうける問答無用な世界である。
 女の身ならなにをいわんや、だ。
 それも、張り出した胸にくびれた胴、張りの或る太ももに端正な容貌、という、
 極上のルックスをそなえた彼女なら。
 飢虎のまえに子羊の肉を差し出すようなもの、むさぼられて文句の言える身分ではない。
「何人相手ですか。
 さっき相当な人数の男たちが連れ立って階段のぼってくるの見ましたけど」
「たぶんあんたのみた人数全部。三、四人ってとこか。
 きつかった……
 手と口だけでこなしたから、さすがに」
 顎が痛い、とうめきながら、彼女はその場に唾を吐く。
 できるなら腹の中のものすべて嘔吐したい、とでもいうように、
 柳眉はけわしくよせられたままだ。
「あれ、ヤられなかったんですか? 三人も四人もいて? それはまあ…」
「ヤらせなかったンだよ。
 今日は危険日だ、万万が一にでもあんなクズどもの子種
 仕込んじまったらやべぇから、下は勘弁しろってあたしから願い出た。
 ……でなきゃひとりでだって相手するもんか!
 口であしらってやんなきゃ、マジでひんむかれて犯されそうだったから
 妥協しただけだ」
 悪いかよ、とフォルテは毒づいてハリーを見上げる。
 いいえなにも、とハリーは応じて穏やかにほほ笑む。
 その、すこし目じりの垂れ下がった、サファイアの双眸。
 ああ、いつもかけているモノクルさえ、汚らしい男たちの残した体液で、汚れて。
 ああ、あ、貴女は、なんて、なんて、浅ましい、はしたないーー
 いとおしい、女。
633ハリフォル 4/5:2005/12/10(土) 22:56:28 ID:6NyJB3Ba
「昇進したら覚悟してろ、あの馬鹿ども。
 難癖つけて宇宙のはてに飛ばしてやる!
 盛りのついた下半身をもてあまし過ぎて萎えるくらいの僻地に、
 何十年だって左遷させてやる」
「珍しく憤ってらっしゃるんですね。
 普段はこういったこと仕掛けられてもあまり怒らないあなたなのに」
「だって、あいつら」
 眉根のしわを、一層深くしながら、フォルテはうめく。
「あいつら、応じなかったら、……に、するって」
「なに?」
 気丈な台詞は途中で激しくかすれた。
 うながすと、フォルテは恥ずかしいものでも見たかのように目線を落とし、
 しばし唇をわななかせ、やがて喘ぐように言った。
「あたしが応じなかったら、エンジェル隊のやつらにする、って」
「え」
 サファイアの双眸が、刃のごとき光を宿してハリーの両眼を見据えた。
「ミントやヴァニラ、っ、ミルフィーユ……蘭花!
 あの子たちにターゲットをかえるって、そう、言ったンだよ!
 女ならだれでも、なんでもいいから、あんたが応じないなら
 あの子らでいいやって哂いながら言ったんだ!
 許せるもんじゃない! 許せないよ、あたしはともかく、他のメンバーは
 男とキスすらしたことない汚れてない子達なのに!
 そんなふうに汚らわしい目で見ること事態が、ほんとうに許しがたかった!」
 フォルテはぶるり、と身を振るわせた。
 その暴言をはかれたときの激怒を、怖気とともに思い出した、といわんばかりに。
「あの子たちに手出しはさせるもんか。
 あたしはエンジェル隊のリーダーだ、手出しなんて……させるもんか。
 あたしさえ耐えていればなんとかなる……
 あの子たちの笑顔をかすませるもんか、そうさ、あたしはリーダーなんだから、
 あたしが耐えなきゃ、あたしが……!」
 自分に言い聞かすようにフォルテはそうつぶやき続ける。
 震えながらゆれる赤い髪を瞳におさめたとき、ハリーは想った。
 あ、あ、あ、もう、だめだ、と。
 妻帯者です。既婚者です、そうして愛娘の父親です。
 家に帰れば素敵なパパを、アメリカのホームドラマに出るようなパーフェクトなパパを、
 演じなければ、なりきらなくてはならない人間です。
 あ、あ――でも、いま、今、今だけは。
「とりあえずおたちなさい。
 そのままでいては体が冷えますでしょう」
 ハリーは身を震わすフォルテにほほ笑みかける。
 呼びかけてなお立ち上がらない彼女に業を煮やし、
 みずからその場に膝を折った。
「動く気が無いのなら。
 この場で暖めて差し上げましょうか。
 けちな性欲に支配された下半身をもてあます奴らより、
 僕、よほどテクニックには自信があります」
「!」
 騎士のように身を折って、優美に整ったアルカイックスマイルから
 吐き出すのはあまりにも下品な言葉。
「何度だってイかせて差し上げます、天国まで。
 ああもちろん、避妊はしますよ?
 セーフティセックスが僕の心情ですから。
 妻も娘も愛しいし可愛いし、認知できない子供が出来るのはかわいそうだ」
「なに……言って……と、トチ狂ったかあんた!?
 あたしが誰にでも足開くような安い女に見えるかよ!」
 狼狽するペールブルーの両眼。髪の重々しい真紅と反した淡水色。
 ああ、なんて純情で、アンバランスで、可愛らしい。
「フォルテ・シュトーレン中尉、僕は大佐です。
 あなたよりは上層部に顔が利く人間です。
 あなたをおとしめたクズどもを更迭することも、
 あなたの身分を短期間で飛躍的に引き上げることも可能な人間なんですよ?」
「……!」
 にっこりと。紳士の笑みとともに、とどめの一撃。
 フォルテは華奢な肩を大きくふるわした。
「……卑怯、だぜ、あんた。
 そんな、そんな汚いことする人間だと、おもわなかった……」
 ややあってわななく唇がそう喘ぐ。
 ハリーはくすりと哂いながらおのが指を彼女の下唇にあてがった。
「汚くなければ僕もこの若さでここまでの立場を得ることは不可能でしたよ?
 それに、卑怯っていうのはもっと悪辣な思想を持っている人間が
 冠すべき汚名だと想いませんか、フォルテ中尉?
 たとえば、あなたにあらぬ罪業をかぶせて軍から追い立てることも、
 エンジェル隊のかわいらしいお嬢さんたちを、
 貴女がいう『下半身の制御もきかないクズども』の直属につけることも
 辞さない、そんな鬼畜のような人間に銘うつべきものだと、想いませんか?」
「……!」
635ハリフォル 終:2005/12/10(土) 23:01:24 ID:6NyJB3Ba
 とどめの一撃、重ねて、もう一撃。
 フォルテは感電した子兎のように身をすくませ、
 いたずらに口を開閉させた。
 一瞬にして蒼白になった額面と、震えてすくまった蒼い瞳孔が、
 なおもハリーのサディスティックな劣情をあおってくれる。
「や……やめ……
 あの子たちには、なんの関係も……」
「かわいい子たちですよね。
 見たとこ、皆さん処女っぽいし。押し倒したらどんな顔をなさるか」
 フォルテの下唇に添えていた指を動かして、細い顎を持ち上げた。
 ひく、と一瞬だけ震える端正な顔立ち。
「やめ……て……おねが……」
「じゃあ、さきほどの僕の提案、受け入れてくださるんですね?」
 沈黙は刹那のこと。
 すぐに面前の赤い髪は揺れて、彼女は肯定のーー
 いや、隷属の意味を示すため、首が、縦に、降られる。
「よろしい」
 応じ、ハリーは震えるフォルテの唇にキスをした。
 う、と、小さくあがったうめきすら飲み込むように、つよく唇を吸う。
 甘く香るフォルテの髪の香を鼻先に感じながら、漠然と想った。
 この赤はおのれを狂わせる、と。
 妻子或るおのれをここまで堕落させた。
 色欲に突き動かされる卑劣漢にまで貶めた。
 あ、あ、あーー果てさて、この罪業、どうやって償っていただきましょうかね、
 赤き麗人、フォルテ・シュトーレン?
 僕を魅惑し、堕落させてやまない愛しきひとよ。
 調教と仕置きの内容は、口付けをしながら考えるとしてーー
 いまは、ただ。
 この魅惑の赤に身をゆだねて。どこまでも、悦楽の果てへ堕ちたい。

636名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 13:31:39 ID:Bc9sWX4O
ハリー大佐…あんた、愛妻家だったんじゃ…w
637名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 23:26:04 ID:eoeu3Frb
新作だ!
姐さん…(つД`)
638名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:02:37 ID:NSp6wMMe
GJ!!姐さんカワイソスとか思いながらもしっかり萌えますた。
一瞬ハリーが誰だかわからなかった。山ちゃんか。
639名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:36:30 ID:TtkSV859
ヨカータです
萌えました
姉たんハァハァ
640名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 07:58:44 ID:cFPRnV9G
おお新作だ!!GJ!
641名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:39:47 ID:+lnluLDB
姐さんテラセツナス…。でも萌ましたGJ!
642名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 00:31:24 ID:lxWh2fim
保守
643名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 18:19:46 ID:TElr9KhF
あけおめ!
644名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 01:35:35 ID:b1plerod
あけおめこage

百合モノが読みたいな
645名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 22:12:01 ID:Tom96ZPi
カルーアとテキーラに交互にハメられるカズヤキボン
646名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 09:08:37 ID:0QyjWVeV
カルーアは(ry
647名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 03:53:06 ID:NCvidUzK
なにを(ryしたんだ。
648名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 16:10:09 ID:JrURXGtd
カルーアとテキーラは酒の有無以外に、どちらかが気を失った場合もチェンジするんじゃよ
649名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 19:41:00 ID:35y+cEA8
カルーアはイラネ
テキーラならバッチコイ
650名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 17:59:53 ID:BlM1I4/w
カルーアを攻めるカズヤ
しかし途中でテキーラに人格変化して
結局攻められるカズヤ
651黒き心(2) その6:2006/01/21(土) 04:27:37 ID:H/OZOMhp
コツコツコツ…
通路を一人歩くミルフィーユ。
いつものニコニコ笑顔…ではない、どこか物憂げな表情。
何か悩みでもあるような…。
背後から近づく一人の少女。
「あ…あの…ミルフィーユ先輩!」
遠慮しがちに、黒髪の少女は呼びかけた。
呼び止められ振り返るミルフィーユ。途端にいつもの笑顔になる。
「あ〜、ちとせ〜。いつ戻ってきたの〜。大変だったね。一人で任務なんて〜」
ニコニコしながら、畳み掛けるように問いかける。
「え…ええ…昨日戻ってきまして…。それより今…、その…お時間ありませんか?」
ちとせも微笑み、遠慮気味に問いかける。
「え、今?うん!大丈夫だよ。じゃあ、おいしいお菓子があるからお部屋でお話しようよ〜」
言うとミルフィーユはちとせの手を取り、にっこり笑いかける。
「は…はい!」
その笑顔に思わず、ちとせは安堵の表情を浮かべた。
652黒き心(2) その7:2006/01/21(土) 04:28:46 ID:H/OZOMhp
「はーい!ケーキとお茶をどうぞ〜♪」
「あ…ありがとうございます」
ミルフィーユの方を見つめ、にっこりするちとせ。
「ちとせ〜、本当に久しぶりだね〜、元気だった?任務大変じゃなかった??」
「ええ、大丈夫です。任務もそれほど大変な任務ではなかったので…」
ミルフィーユの質問をかわし、意を決したように、ちとせは声を上げた。
「そ…それより…ミルフィーユ先輩!」
「うん?なになに?」
ケーキにフォークを刺しながら、笑顔でミルフィーユは答える。
「あの…その…えぇと…さ…最近…ミ…ミント先輩と…その…仲…良いですか…?」
「え!?う…うん…別に仲悪くないよ…」
一瞬、動きが止まる。
困ったような笑顔で答えるミルフィーユ。
「そ…そうですか…」
その返事を聞き、ちとせはうつむいた。
「……………………」
「……………………」
先程までの、明るい雰囲気から一変。沈黙が辺りを包む。
ちとせが先に口を開く。
「昨日なんですけど…通路の途中で…」
「その…ミルフィーユ先輩とミント先輩が一緒にいるところを見たんです…」
ビクッ!!
驚いた表情でちとせを見つめるミルフィーユ。
その視線はやがて下を向き、うつむきだす。
「あの…ミルフィーユ先輩…もしかして…その…ミント先輩に、いじめられてたりしませんか…?
「……………」
「もし…そうなら、私、力になります…」
「ミントさんも言えば、分かってくれると思うんです、きっと…だから…」
「えへっ…」
自嘲気味に笑うミルフィーユ。
「??」
不思議そうな表情でミルフィーユを見つめる黒髪の少女。
「ちとせ〜、冗談に決まってるじゃない」
「え?え??」
「あれは…その…ちょっとした罰ゲームだよ〜。だから、な〜んでも無いよ」
そう言って笑顔を見せるミルフィーユ。
その笑顔にはどこか寂しげな表情が混じっていた。
「で…でも…ふ…普通じゃないですよ…あ…あんなの…」
「そ…そんなこと無いよ…」
「ミルフィーユ先輩……」
悲しそうな表情でミルフィーユを見つめるちとせ。
「…………」
再び、沈黙が辺りを包んだ。
「用事があるんだ…ごめん…ちとせ帰ってくれるかな?」
困ったような表情でミルフィーユは語りかけた。
「え!………………はぃ…………」
うつむきながら、ちとせは返答する。
ちとせはすっと立ち上がり、扉の前で立ち止まった。
そのまま、扉を見つめたまま口を開く。
「ミルフィーユ先輩、きっと私が何とかします!」
「えっ?」
ちとせの背中を見つめるミルフィーユ。
プシュー
扉が開く。
コツコツコツコツ…
「ちとせ…」
ミルフィーユは小さくつぶやいた。
653黒き心(2) その8:2006/01/21(土) 04:31:15 ID:H/OZOMhp
「フフフーン、フフーン」
ここは、エンジェル隊の一人、ミントの部屋。
鼻歌を歌うのはこの部屋の主。ミント・ブラマンシュ。
傍らに佇む少女。その名はミルフィーユ・桜葉。
「………」
先ほどからモジモジとしているのはピンクの髪の少女。
ニヤニヤと意地悪く微笑むのは青髪の少女、ウサミミ付き。
「あ…あの…ミント…様…もう…ぅん…やめてぇ…くださぃ…」
もどかしげに声を上げるミルフィーユ。
「あら?ミルフィーユちゃんたら。このくらいで甘い声出しちゃって♪」
ミントの手のひらは先ほどから、ピンクの布地にこすり付けられている。
「やぁだぁ…もぅ…お尻さわらないでぇ…」
ミルフィーユは悩ましげな声を上げる。
見ると、ミルフィーユの顔はピンクに染まり、汗がにじみだしている。
それもそのはず、
先ほどから、すっとミルフィーユは自身の臀部をいたずらされているのだ。
「フフフ…心配しなくても、ここなら誰にも見られませんわ」
「そんな心配…してないですぅ…」
弱々しく返答するミルフィーユ。
その声を聞き、ミントはさらに強くミルフィーユのヒップをもみ上げた。
むにゅぅむにゅぅ
本当に音が聞こえそうなほど強く、そして優しくひたすらもみあげる
「あぅぅん…もぅ…ぃゃあ…」
大きな瞳をウルウルさせながら悶えるミルフィーユ。
「もう!おっぱいだけじゃなく、お尻までこんなに成長しちゃって!」
パンッ!パンッ!
ミントはそう言うと、ミルフィーユの双丘を力いっぱい叩く。
「ヒィッ!」
ミルフィーユは突然のことに思わず悲鳴を上げる。
パンッ!パンッ!
なおも叩き続ける青髪の少女。
散々揉み解され、ただでさえ敏感になっている臀部にさらに刺激が与えられる。
「痛い!痛いですぅ!やめ…てくださぃぃ…」
「痛いなんてウソばっかり!気持ち良いんでしょう?」
「そんなこと…ぁん…無い…ぅうん…」
首をイヤイヤさせながら答えるミルフィーユ。
654黒き心(2) その9:2006/01/21(土) 04:32:58 ID:H/OZOMhp
「もう!ミルフィーユちゃんは本当に素直じゃないんだから〜♪」
そういうと、今度は両手をミルフィーユの豊かな胸部へと移す。
「正直に言ってごらんなさい?痛いのが良いんでしょう?」
言いながら、手のひらから零れ落ちるほど豊かな双丘を握りつぶすように揉みだした。
「! ぁうぅん…はぁ…ぅん…おっぱぃ…だめぇぇ…」
「ほら、ね?恥ずかしく無いですわ。言ってごらん。ミルフィーユちゃん♪」
そう言うとこぼれんばかりの笑顔でミルフィーユに微笑みかける。
「あぅぅ…き…気持ち…良い…ですぅ…痛く…されると…」
「うん?ミルフィーユちゃんは痛いのが気持ち良いの?」
まるで幼い子供に問いかけるように、優しい笑顔、口調でミルフィーユに問いかけた。
ミルフィーユは少しうつむいた。しばしの沈黙……やがて恥ずかしそうに口を開く。
「はいぃ…ミルフィーユはぁ…痛くされるのが気持ちよいですぅ…」
優しいミントの笑顔に釣られ、自身の本音を漏らすミルフィーユ。
「プッ!フフフフフフ…ハハハハハ…」
ミルフィーユの双丘から手を離し、突如笑い出す少女。
突然のことに驚くミルフィーユ。
「アハハ…あ〜おかし〜い!痛いのが気持ちよいですって!まさに変態ね!!」
「!っ………」
ミルフィーユは顔のみならず、全身を真っ赤にしてうつむいた。
「フフフフ…ミルフィーユちゃんは痛いのが気持ちよいんだ〜」
「マゾなのね?ミルフィーユちゃんは〜♪変態マゾのミルフィーユちゃん♪」
「頬を叩かれて、おっぱいを千切れるくらい揉まれて気持ちよくなっちゃうのでしょう?」
「普段も自分で自分を痛くして気持ちよくなったりしてるのかしら?」
「痛いのが気持ちよいなんて、変態以外の何者でも無いですわね…」
大はしゃぎする子供のようにミントは嬉しそうにミルフィーユをからかう。
その間、ミルフィーユはうつむき、その言葉を聞いていた。
心なしか体は震え、必死に羞恥に耐えているようだ。
(うぅ…わ…私…何であんなことを…でも…本当に…気持ち…良かった…から…)
「ウフフフ…でもね…ミルフィーユちゃん?」
ミントの呼びかけにミルフィーユはゆっくりと顔を上げる。
その瞳はウルウルと輝き、今にも雫がこぼれ落ちそうだ。
「それも含めてミルフィーユちゃんは可愛いですわ〜♪」
そういうと、ミントはミルフィーユへと飛びつく。
「わ!わっ!」
突然、飛びついてきた青髪の少女を慌てて受け止めるミルフィーユ。
ミントはミルフィーユをしっかりと抱きしめると、柔らかいピンクの髪の毛を優しくなでてあげる。「良い子♪良い子〜♪」
ミルフィーユは瞳を閉じる。一滴、涙が零れ落ちた。
それが悲しみの涙か、嬉し涙か、別の感情からのものなのか、
ミルフィーユ自身にも分からなかった。
(…私…変態…さんなのかな…でも……でも…)

ピピピピピピピピピ!
突如、電子音が鳴る。
「お〜い、ミントいるか〜。任務の時間だぞ〜。しゅーごーだ!」
部屋の片隅の通信機から気だるそうなリーダーの声が聞こえる。
「あらあら!もう!これからって時に!ミルフィーユちゃん、早く任務終わらせて続き…ね?」
「…はぃ…」
慌てて2人は身嗜みを整えると部屋を後にした。
655414:2006/01/21(土) 04:40:04 ID:H/OZOMhp
またまた間が空いてしまった…
もう、とっくにお忘れだとは思いますが、黒ミントさんの続きです…
宜しければどうぞ。

仕事がようやく落ち着きそうなので、少しは進むかな…。
スレは相変わらず過疎のようですが、少しづづ書きますです。

相変わらずエロが薄くてすいません。
自分的にはこういうあまーく苛めるのが好きなんですが、どうなんでしょうかね。

この後は、できればちとせを絡めたいなと(…できれば…)

それでは失礼しますです。
656名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 22:19:33 ID:8Sw+dl3L
黒ミント最高(;´Д`)

>あまーく苛めるのが好き

( ;´Д`)ノ
先生!自分もそうです!
657名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 16:08:09 ID:W+1dBwLT
うぉぅ、黒ミントが来てた!
ミント攻め、ミルフィーユ受けが一番好きな私には待ちに待ってた再開。
気長に待ってますので、ぜひ続きをお願いします。
658414:2006/01/24(火) 03:20:14 ID:U68SdU9U
こんばんは。
黒ミントを書いている者です。

この後の展開について
ちょっとアンケートよろしいですか?

ちとせを絡めたいのですが、
皆さんのお好みはどちらでしょう?

A…ミルフィーユを助けようと果敢に黒ミントさんに挑むちとせ。しかしあえなく敗退。
  ミルフィーユと2人仲良く苛めれるコース。

B…ミルフィーユを助けようと果敢に黒ミントさんに挑むちとせ。しかしあえなく敗退。
  しかも黒ミントさんの甘い誘惑に惑わされ、先輩に手を上げてしまう。
  先輩を苛める快感に目覚めるちとせ。ミルフィーユ、2人のご主人様に苛められるコース。

C…どうでもいい…他のカップリング希望などコース


黒ミントさんにはかなわないよってことで…
あまり人もいないようですので、2票くらいで決めて、そちらで書きますので。
もしよろしければ、AかB(かC)を教えていただければ、ありがたいです。

筆が遅くてすいません。こんな作品でも期待してくださる方もいらっしゃるようですので、
少しづづでも書きますです。期待しないでお待ちください。

それでは。
659名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 16:25:10 ID:THcGNqye
BかCでお願いします。
660名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 21:30:21 ID:baz7K8t3
Bがいいです。
661名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:03:41 ID:NGoKNUIm
マスター、Bでお願いします
662名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:19:23 ID:AeZHKPnw
A
663名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 02:10:06 ID:QvQf00ln
是非Aでお願いします!!
664名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 05:53:32 ID:3DYNIyh/
665名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 18:35:37 ID:mb2Amy8L
AもBも捨てがたいが・・・ここはBで
ちとせの黒化は見てみたい
666名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 21:01:16 ID:jpvs3Az9
AかC
667名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 01:15:37 ID:IkLkcKVK
Bで
668414:2006/01/26(木) 21:57:14 ID:3ZTsXsV6
2〜3日、家を空けて帰ってきたら、
なんだかすごいレス付いてますね。
結構見てる人いたようでびっくりです。

一応、数的にもBが多いようなので、
Bの方向で書いてみようかと思います。

A、Cを選ばれた方、すいません。
又機会があれば…

いつ完成するやも分かりませんので、
本当に気長にお待ちください。

それでは。
669名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 00:37:00 ID:ow97Tq5L
ちとせなんかよりヴァニラさんが見たい
670名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 00:03:37 ID:G8hjcKDs
俺も昔あったタクトとヴァニラのエロ好きだなぁ、「エンジェル隊調教」とか
あの作者はもういないのかなぁ…
671名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 01:05:28 ID:b/pUsknU
保守
672名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 01:11:02 ID:vF7A8IRp
保守age
673ねぎ ◆w1ca6/j4jI :2006/02/16(木) 16:53:33 ID:wWIJ7e8I
みんなスレ汚しですまんが、とあるコピペ改造を保守代わりに投下。


タクト「なぁレスター〜SEXって何〜?」
レスター「はぁ?………………調理法のことだ…タクトも知ってるあの士官学校でやったサバイバル料理の…」
タクト「へ〜?、名前までは知らなかったわぁ〜。じゃあミルフィとSEXしてくる!」
レスター「ちょ、ちょ……タクト待て!」
>>タクトブリッチ出発
タクト「らっ…蘭花だ」
蘭花「あんた何してるのよ」

タクト「これからしミルフィとSEXを試すんだ!」
蘭花「タクト…それって……これ持って行きなさいよ」
タクト「何これ?」
蘭花「コ、コンドームよ…」
タクト「んぁ…大事な物だっけ?」
蘭花「まぁ必要よ…頑張ってね、じゃっさよなら〜」
>>タクトミルフィーの部屋到着
タクト「ミルフィーSEXしよ〜」
ミルフィー「えっ!?」
タクト「だぁから〜SEXしよ〜」
ミルフィ「まだ正午ですよ」
タクト「えっ、夜やるもんなの?」
ミルフィ「当たり前じゃないですかぁ」
タクト「じゃあ今日の午後8時に展望公園でしよ〜」
ミルフィー「えっ!?展望公園!?」
タクト「もちろん、ここや食堂じゃできないよ。ところで今まで何回くらいやったことある?」
ミルフィー「実は初めてなんです」
タクト「うそ〜、ミルフィ初めてなんだぁ。俺なんか毎年やってるから100回はゆうにこえるよ!夏場なんかしょっちゅうやってるからね」
ミルフィー「すごいですねぇ」
タクト「うん大好きなんだよ。あの完成した瞬間の輝きが何ともいえないよ」
ミルフィー「やだ〜」
タクト「どれくらいやる?」
ミルフィー「1時間くらい?」
タクト「1時間は長いよ。30分で20回は余裕だよ!」
ミルフィー「すごーい。ところであれって熱いの?」
タクト「あたりまえじゃん、メチャクチャ熱いよ。触ったら火傷するよ」
ミルフィー「え!!!そんなの発射するの!? …そういえばあれって白色だよね」
タクト「いや、いろんな色があるよ」
ミルフィー「えっ!?」
タクト「黄色とか赤とかいろいろあるよ」
ミルフィー「黄色は確かに出るけど………………赤は危険だよ」
タクト「そうかなぁ〜色と危険は関係ないよ」
ミルフィー「じゃあ今日はシュミレーションの訓練があるからまたあとで」
タクト「さよなら〜」
>>タクト無事自室に帰還。
タクト「あっ、なんでミントが?」
ミント「何してたんですのタクトさん!?人を呼んでおいて…」
タクト「ミルフィーとSEXの約束」
ミント「マジですの!?」
タクト「ミントも一緒にやる?」
ミント「…まぁタクトさんがそこまで言うなら……3Pかぁ…」

結局ミントとミルフィの二人を相手して宣言通りタクト20回したとかしないとか…
後日タクトはコンドームが一つしか無かったし、使うのを忘れたため、ミルフィとミントを妊娠させたそうな…(笑


文法変とか突っ込むなよ(汗
674名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 21:50:05 ID:VopOMH28

頭変w
675名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 23:18:40 ID:6IOuISYn
つか意味不明。
676ねぎ ◆w1ca6/j4jI :2006/02/17(金) 00:33:35 ID:4pOEERUd
仕方ないでしょうが(汗

なんたってコピペを適当臭く改変しただけなんだしさ。

677名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:30:16 ID:6XbhrC77
ここに投稿だけじゃなく実際に漫画にして同人誌作った奴とかいないの?
今は時期的にエンジェルは過去の作品になりつつあるけどね・・・
678名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 03:15:10 ID:QNbEJlvf
ここで一つ初投下してみる。
GAMLのノア説得イベントで「こんなんだったらいいなぁ」などと妄想した結果生まれた産物。
ノア物少ないなぁ……結構いいキャラだと思うけどなぁ……
つー事で投下。
気に入らなければ「こんなんアリエネエ!」と一蹴して下さって結構。
679タクト×ノア:2006/02/17(金) 03:15:56 ID:QNbEJlvf
 ――さて、何故こんな事になったのだろうか。
 タクトは司令室のベッドに座りながら、自分の性器を頬張っている少女――黒き月の真の管理者、ノアを見た。
 ぴちゃり、という水音と共に愚息に舌を這わせるその姿の、何と淫靡な事か。
「ん……ちゅ……気持ちいい、タクト?」
 行為を一旦止め、上目遣いで尋ねて来る。
 恐るべき破壊力。思わずタクトは頷いてしまった。
「嬉しい。ふふ……」
 微笑み、再び行為に没頭するノア。
 ――さて、何故こんな事になったのだろうか。いや本当に。
 タクトは自らの記憶を辿ってみた。

680タクト×ノア:2006/02/17(金) 03:17:37 ID:QNbEJlvf
 そう、始まりは窮地だった。
 再びクロノ・ブレイク・キャノンによって撃破したはずの黒き月から現れた、巨大戦艦オ・ガウブ。
 それを操る『ヴァル・ファスク』と名乗る女性、ネフューリア。
 そして窮地に陥ったタクト達を救った、黒き月の真の管理者――ノア。
 事情を知っているらしいノアに説明を聞こうとしたタクト達だったが、ノアからはただ、「管理者を出せ」の一言。
 取り付く島のないノアを相手に、レスターは苦渋に満ちた表情でこう言ったものだ。
「タクト、お前が何とかしろ」
 と。
「何で俺?」
 と尋ねるタクトに平然と、
「ああいった変な女はお前の専売特許だろうが」
 などとのたまった。失礼な奴である。事実なので言い返せなかったが。
 更には、
「いいかタクト。お前の双肩に全銀河の命運がかかっているんだ」
 ときたもんである。
 その後のタクトは、実にヤケクソであった。
 もう人生二度とこんなポジティブにはならないんじゃないか、というレヴェルでノアを強引に誘い、デート紛い――否、明らかなデートをした。
 完全にヤケクソである。
 しかし人生何がどうなるか分からない。
 タクトの『変な女を寄せ付ける』という特性(?)が幸いしたのか。
 ノアはタクトに心を開き、気付けば司令室のベッドにゴー。
681タクト×ノア:2006/02/17(金) 03:18:50 ID:QNbEJlvf
(いや待て、おかしいだろ俺! 展開速すぎだ!)
 記憶の中の自分に突っ込む。
「どうしたの、タクト?」
「ああ、いや何でも……それでその、ノアさん。そろそろヴァル・ファスクの事を話して欲しいなぁ、なんて思ったりする訳でして」
 何故か敬語になる。が、ノアはふふ、と笑みを浮かべ、
「これが終わったらいいわよ?」
「さいですか……」
 内心で涙しておく。
 ノアは再びタクトの性器に口を付ける。
「ん……ちゅう……ちゅぱ……」
 その小さな口一杯にタクトの性器を頬張り、更なる奉仕を続ける。
 口の奥まで圧迫する亀頭に熱く湿った舌を絡ませ、ちろちろと裏筋を舐め上げる。柔らかな唇で雁首えおぱっくりと咥え込み、そのまま顔を前後に揺すって性器を摩擦する。
(う……)
 その刺激は、タクトにとっては強烈過ぎた。
 脳髄が焼ききれんばかりだ。
 喉がからからになっている。
(というか……ノア、さっきまで処女だったのに何でこんなに上手いんだ……?)
 半ば思考能力が停滞した頭で、そんな事をぼんやりと思う。
 だが、最早そんな事はどうでもいい。
 この刺激をもっと味わいたい。
 ノアの身体を味わいたい。
 タクトのその欲求は――こんな事を知ればレスターは切れるだろうが――ヴァル・ファスクの事を聞き出すという理性を遥かに凌駕して加速した。
「んんっ!?」
 ノアが苦しげな声を上げる。
 タクトが、更なる刺激を求めてノアの髪を掴み、荒々しくノアの顔を動かした。
「んっ! んんぅっ!」
 激しくノアの喉奥に性器を突き立てる度、ノアは苦痛に呻く。
 だが、タクトは気遣いをする余裕もなかった。
 なんという快感。脳髄を焼き、喉を焦がし、それでも尚タクトを侵食する。
 そして、限界はすぐに訪れた。
「うっ……ノア、出る!」
「ん!? んんぅぅっ!」
 ノアの喉奥を破らんばかりに性器を突き立てる。
 目の裏で光が爆ぜ、ノアの口内の亀頭が破裂せんばかりに膨張した。
 どくん、どくんと陰嚢が精液を吐き出し、ノアの口内に注ぎ込まれる。
 ノアはそれを飲み干そうとするが、そのあまりの量と勢いに、口内が精液で一杯になってしまった。
 ずぽり、とタクトは性器を引き抜く。
 栓を失った唇から、たちまちドロドロとした白濁の粘液が零れ出す。
「うっ……けほっ、えほっ……ひどいわよ、タクト……」
「あー……ごめん」
 あまり反省していなさそうな表情で謝罪するタクトだったが、事実反省などしていない。
 何せ、今の彼は白濁で汚されたノアの身体に意識がいっていたのだから。
 普段着ているドレスを脱いだその肢体は起伏にこそ乏しいが、一種、完成した美しさというものがある。
 それを、自ら汚したという背徳感。
 タクトの性器はたちまち硬さを取り戻した。
 それを見たノアが、淫靡な笑みを浮かべる。その指には白濁が絡みつき、それを口に運んでいる。
「まだ……足りないんでしょ、タクト」
 ぴちゃり、と指に付着した白濁を舐め取ったノアが呟く。
 そしてタクトの隣に座り、その唇をタクトのそれと重ねる。
 お互いの舌を絡め、唇を貪りあう。
 唾液がだらしなく零れるが、今の二人にとってはどうでも良かった。
 しばらく舌を絡めた後、名残惜しげに舌を離す。
 唾液で作られた透明な糸が出来、すぐに切れた。
「ふふ……どう?」
「……変な味だな」
 ノアによって自らの精液を味わう事となったタクトは、苦い顔でそう応える。
 そして、再び唇を奪い、舌を絡ませ合う。
682タクト×ノア:2006/02/17(金) 03:20:40 ID:QNbEJlvf
 もう、どれ程そうしていただろう。
 呼吸困難に唇を離したノアは、上気し、蕩けた目でタクトに哀願した。
「ね、タクト……私……」
「んー……そうだなぁ」
 ふと、タクトはある事を思いつく。
 生来の悪知恵は、こんな所でも作用するらしい。
 タクトは自分を誉めつつ、ノアに告げた。
「それじゃ、自分でお願いしてみてよ」
「え?」
 目を見開き、間抜けな声を上げるノア。
「そうだね、ベッドに手を付いて四つん這いになってお願いしてくれたらいいかな」
「な、何でそんな事――!」
 先程までは目を蕩けさせていたノアも、流石に反論する。
「その方が萌えるから」
「あっさり言わない! そ、そんな事したらヴァル・ファスクの事を教えてあげないわよ!?」
 自らにとっての切り札を出すノアに、しかしタクトは平然と、
「へえ。じゃあコレ、いらないんだ」
 と、自らの性器を指し示す。
「あ……」
 ノアは思わず、それに目を向けてしまった。
 その目が段々と蕩け始め、太股をすり合わせ始める。
 太股には、透明な線が伝っていた。
 卑怯と言うなかれ。銀河の命運はタクトの双肩――否、タクトのモノにかかっているのだ。多分。
 やがて観念したように、ノアはベッドに手を付き、四つん這いになる。
683タクト×ノア:2006/02/17(金) 03:21:42 ID:QNbEJlvf
「お願い……だから……」
「聞こえないなぁ」
 軽く笑うタクトをノアは一度睨むと、指で自らの性器を広げてみせた。
 とろり、と中から蜜が溢れるその様は実に淫靡だ。
「あ――あたしのここに、タクトのを……頂戴」
「よく出来ました」
 タクトは満足そうに頷き、ノアの腰を掴んだ。
 そして自らの性器をノアの中に埋没させる。
「あうぅ……た、タクトの大きすぎぃ……」
 背後から刺し貫かれたノアが、切なげに声を漏らす。
 二回目とはいえ内部はやはりきつく、タクトの性器を完全に埋没させる事は出来ない。
 入らない部分を外に残し、性器が最奥――子宮まで辿り着く。
 こつん、と子宮を叩かれると、ノアが身体を仰け反らせた。
「ひううぅっ……!」
「あー……融けそうなくらい気持ちいい……」
 ぼんやりと呟き、腰をグラインドさせる。
「うっ、動かない、でぇっ!」
 がくがくと身体を揺らし、ノアが嘆願する。が、タクトは聞き入れずにピストンを開始する。
 ずちゅ、ずちゅという淫靡な音が脳髄を麻痺させ、動きを更に加速させる。
「あぁう……ふあぁっ……」
 ノアの身体と膣内がびくびくと痙攣する。軽く達したらしい。
「少し動いただけでイッたのか……ノアは淫乱だな……」
「なん、って、事……言う、のよぉ……」
 耳元で囁くと、ノアは血液が沸騰せんばかりに顔を赤くして反論した。
「へえ、違うんだ」
「当たり前、でしょっ……ひぁっ!?」
 タクトが再び腰を動かすと、ノアが大きく反応する。
「そっかー、ノアは淫乱じゃなかったんだー。へー」
 明らかに信じていない、といった風に棒読みのタクト。
 ノアはと言えば、最早快感に喘ぐだけである。
 口からはだらしなく涎を垂らし、嬌声を上げ続ける。
「う……ノア、もう出るよ……!」
 更に速度を上げるタクトに、ノアは息も絶え絶えに叫んだ。
「うんっ……出してっ……あたしの中で出してぇっ……!」
「ぐぅ――!」
 脳髄が弾け、目の奥で光が瞬く。
 全身の血が沸騰せんばかりに熱くなり、それは腰に集中した。
 びくん、とタクトの身体が仰け反る。
 それと同時、タクトは精液を放出していた。
 熱い迸りはノアの子宮を叩き、その中へと叩きつけられる。
「あっ! あぁぁっ! あああぁぁっ!」
 がくがくと震えるノア。その瞳は見開かれ、口は金魚の様にパクパクと酸素を求める。
 しばらくその状態が続き、ようやく迸りが収まるとタクトの性器は膣圧により外部に圧し出される。
 筋肉が弛緩した為に開いたノアの膣口から、ドロリ、とタクトが放出した精液が流れ出た。
 その淫靡さに息を呑むのと同時に、とんでもない罪悪感に襲われる。
「あのー……ノアさん?」
 恐る恐るうつ伏せに倒れ伏したノアの顔を覗き込むが、
「すー……」
「あ……寝ちゃったのか」
 それに何となく安心し、タクトはノアの身体に覆いかぶさるようにして倒れる。
(流石に疲れた……)
 そしてタクトの意識は、行為後の心地よい倦怠感と共に落ちていった――
684タクト×ノア:2006/02/17(金) 03:23:39 ID:QNbEJlvf
『……い! おいタクト!』
「……ん……」
 聞き慣れた声がする。だがタクトの意識は睡魔に包まれ、覚醒の兆しを見せない。
 何か、暖かいものの上にいる。その暖かさと柔らかさも睡魔を助長させた。
『……仕方ない。緊急事態適用だ、ドアを開けろ!』
 プシュー、と空気が抜ける音。
 そして――
「おいタクト――って、お前は何をやってるんだ!?」
「うるさいなぁレスター、疲れているんだから休ませてくれよ……」
 あまりの怒声に、タクトもようやく身体を起こす。
 しかしレスターは冷め切った視線で、
「……そういう事は自分の格好を見てから言え」
「格好? げっ!」
 しまった。そういえば行為の後、そのまま寝てしまったのだった。
 見ると、ノアは未だに幸せそうな表情で寝ている。
 こういう所を見ると、
(管理者といっても、やっぱり普通の女の子なんだなぁ)
 と感じてしまう。
 ――それはそれとして。
「……皆が新たな敵の脅威に怯えている最中に、お前は随分とお楽しみだったらしいな」
「いや、その……あははは」
 レスターの非難に、乾いた笑い声を上げる。
 しかしレスターの視線は更に鋭くなっていく。
「……一応聞いておくが、ヴァル・ファスクの事は聞き出せたんだろうな?」
「ええっと……そのですね……実はまだ、だったり……」
 言った瞬間、タクトはレスターの怒りの鉄拳によって吹き飛ばされた。
 口から血をダラダラと流し、
「ふっ……いいパンチだったぜ、レスター……」
「ほう……なら後二、三発行くか?」
 完全に据わった目をしている。
(まずい――このままでは殺される! 他の誰にでもなく、他の何にでもなく、俺はレスターに殺される!)
 何か別の世界が見えそうな恐怖に、タクトは内心で叫ぶ。
685タクト×ノア:2006/02/17(金) 03:25:15 ID:QNbEJlvf
 が、そんな状況に救いの女神が現れた。
「ん……うるさいわねぇ、何?」
 ノアが目を擦りながらこちらを見てくる。
 そしてタクト、レスターと交互に見てからタクトに視線を戻し、自分の身体を抱きしめると、
「……まさか、3Pのつもり?」
『いや、全然違う』
 見事にタクトとレスターの声がハモる。
「……とにかく、早急に俺達はヴァル・ファスクの事を知らなきゃいけないんだぞ、そこの所を――」
「いいわよ」
「は?」
 タクトに再び詰め寄ろうとしたレスターを、ノアの一言が制した。
「いいわよ、ヴァル・ファスクの事を教えてあげる」
「……む、そうか。ならいいんだが」
 何処か釈然としない様子で、レスターは部屋を出て行く。
 それを見送ってから、タクトは思わずノアに抱きついた。
「ノアー! 君は救いの女神だYO!」
「何でヒップホップ? ……まあとにかく、感謝しなさいよね」
「ああ、するとも!」
 ぶんぶんと首を縦に振るタクト。
 それにノアは妖艶な笑みを浮かべ、
「じゃあ、もう一回しましょ」
「……へ?」
 思わず固まるタクト。
 それを無視し、ノアはタクトの下半身に顔を埋め、タクトの性器を愛撫し始めた。
 思考が固まっていても身体は正直なもので、ノアの指と舌の前にタクトの性器は硬さを取り戻す。
「ふふ、まだ出来そう」
「あ、あの……ノアさん……」
 だらだらと汗を垂れ流すタクトにノアは微笑み、
「あたしを手篭めにしたんだから、責任取ってもらうわよ?」
 満面の笑顔で、そう告げた。



 ちなみに。
 この後再び行為に勤しんだ二人だったが、不審に思ったレスターが引き返してきたので中断。
 タクトは矢吹戦の力石の如くズタボロにされた。
686678:2006/02/17(金) 03:27:37 ID:QNbEJlvf
終了。
ムズいなぁ……お目汚しスマソ。
楽しんで頂ければ幸い。
687名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 05:02:32 ID:RUWdsCER
688名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 12:23:26 ID:fi6r1QDZ
とりあえず乙〜
689名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 21:14:21 ID:iTGnWs9G
なかなか面白かった。
やっぱツンデレっていいよな。
690678:2006/02/18(土) 01:10:11 ID:cZ1iAfcJ
駄文にレスどうも。
ノアはキャラ付けがランファとある程度似通っているから、ぶっちゃけ名前変えたらランファでも違和感ないかも……などと思えてしまいますた。

GAU出たらリコあたりのSSでも書いてみたいと思う今日この頃。
コミデジだけの情報で書くのは厳しいからなぁ……
691名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 23:14:51 ID:CEK6Uily
>>678
GJ。
次回にも期待してます。
692アプリコット桜葉:2006/02/26(日) 04:52:10 ID:fGfJJcv0
   _  _ _   _
  l[》'《|l   ヽl|
   i| lノノリノ)))〉 ポコッ
   )ノ!リ ^ヮ^ノl|
   ´(⊃⌒)*(⌒⊂)
      /_ノ ヽ_)
   _  _ _   _
  l[》'《|l   ヽl|
   i| lノノリノ)))〉 ブッブー
   )ノ!リ ^ヮ^ノl|
   ´(⊃⌒*⌒⊂) =3
     /_ノ ヽ_)
   _  _ _   _
  l[》'《|l   ヽl|
   i| lノノリノ)))〉 ピタッ
   )ノ!リ ^ヮ^ノl|
   ´(⊃⌒*⌒⊂)
     /_ノ ヽ_)
   _  _ _   _
  l[》'《|l   ヽl|
   i| lノノリノ)))〉  ブッブー ブゥッ! ブリブリブリ!!
   )ノ!リ ^ヮ^ノl|
   ´(⊃⌒)*(⌒⊂) =3
      /_ノ ヽ_) ・ ●、: .●
   _  _ _   _
  l[》'《|l   ヽl|
   i| lノノリノ)))〉   GAUを応援してくださいね♥
   )ノ!リ ^ヮ^ノl|   リコとおねえちゃんからのお願いですぅ♥
   ´(⊃⌒)*(⌒⊂)
      /_ノ ヽ_) ・ ●、: .●
693名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 03:22:27 ID:iHQonMlI
ほしゅあげ
694名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 10:15:08 ID:uvw7vzxO
正直、新しいメンバーって、エロパロつくりやすくね?
695名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 11:06:51 ID:oVA5QqWG
それはあるやもしれん。
つーか新メンバーはぶっちゃけエロパロ向けな気がする
696名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 01:48:54 ID:PKm17Qwp
リコの襲い方を教えてください。
ぶっちゃけあのパワーに立ち向かえる男っているのか?
697名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 01:51:52 ID:jQCaBG0c
カズヤなら拒絶反応を起こさないかなー、とか
698名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 13:06:11 ID:PKm17Qwp
>>697
とすると純愛ルートしかありえないな
699名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:55:15 ID:wbUhsryf
>>694-695
カルーア・テキーラなんてモロだしなぁ
ってか魔法の薬orシラナミ黒キャラ化すれば全員余裕でイける
しかも調理人にシラナミの知り合いが居るのもやりやすいね
場合によっちゃあウホッな展開にも持っていけるし、ホント隙無いよ

あとタクトを無理矢理起用するのもいいかもしれん
700名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 04:42:09 ID:3nlPHaor
>>696
男性恐怖症を克服するためとか理由付けして、手を出せないように縛って
カズヤかタクトに犯ってもらうとか。
701名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 14:36:52 ID:5g767tyi
>>700
カズヤじゃ訓練にならないだろ。
今のとこ唯一男性恐怖症が発症しない男なんだし。
702700:2006/03/08(水) 03:53:18 ID:MwjMvrJE
あーごめん。その設定すっかり忘れてた。

だけど、訓練ってのはあくまでも表向きで後付けの理由。
縛るのは余計かもしれんが、リコを犯すという目的のために
リコを説得するための言い訳として、男性恐怖症を克服というのは
アリかなと思っただけです。

・・・・・・という言い訳を今思いつきました。
703名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 20:45:50 ID:tf16fHPe
むしろ、男性恐怖症のせいで欲求不満な体の矛先が
カズヤに向けられるとか。
704名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 22:53:52 ID:zQUHuMmj
>>703
イイなソレ!!
705名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 00:51:26 ID:JFaIhJiK
保守
706名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 21:00:27 ID:JPBAkPLl
UでSS書こうと思うが、キャラクター同士の喋り(敬語とか呼び方とか)が分からない。
カズヤは皆に敬語使ったりするのか、呼び合うときに、敬称をつけたりするのか。
又、エンジェル隊内でも誰が誰に敬語を使ったり、敬称をつけたりするのかが把握できてない。

誰か教えてくれないか。
707名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:27:18 ID:fuXKL7H8
GAUの流れを読まずに数年ぶりの投下です
お暇ならご覧になって下さい。
708名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:28:32 ID:fuXKL7H8
『エンジェル隊調教 ミント編 上編』

「…おかしいですわ」
エルシオール館内に一人の少女の影があった
白き月守護天使『ムーンエンジェル隊』の一人
青髪の少女、ミント・ブラマンシュ
エオニア戦役以降辺境探索に出ていたエルシオールに合流した天使の一人だ。
しかし、エルシオールの中の空気がミントには異質なもののような気がする
まるで何か大きな生物の胃袋の中にいるような
生温かくて粘ついたような空気
そんな嫌なモノがミントには感じられた。
「なんですの?この感覚は…」
楽しみにしていたエルシオールへの帰艦
しかしそこにはどうにも拭い去れない妙な違和感があった。
「……ひぁぅ」
「!?」
突然聞こえた音にビクリ、と背を震わせミントは周囲を見回すが、誰も見あたらない
辺りに目立つものは一つの扉だけ。
「ちとせさんの部屋?」
近づいて調べるとロックは掛かっておらず
手動で扉を開くと僅かに室内が覗けた
709名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:29:14 ID:fuXKL7H8
その中に見えたものはミントの想像もしない事だった。

「ひ!ひぅぃ!!ふぁぁ!!!」
「っく、相変わらず・・いい締りだね、ちとせ」
「な…!?」
目に入り込んできた異常な光景、それは常識としては恋人同士の情事である
「あのお二人…いつのまにあんなご関係に!?てゆうかあの二人、まだ出会ってさほど経ってないはずじゃありませんの!?」
くるくると表情を変えながらも二人からは目を離さない
濃厚な口付けや愛撫を繰り返している二人は、このような状況を見たことも無く、無論経験も無いミントにとっては余りにも異質な状況だった
「あっ、あっ…タクトさ…ん!わたし、もう…駄目です…」
「全く、我慢が出来ないコだね…これはオシオキかな?」
「おしおき…されてもいいれすから…お願いします…」
熱に侵されたような表情でちとせは懇願する
その姿は情婦のようにだらしが無く、情けなく、そして淫らだった
「クク…じゃあちゃんと言いなよ、変態のちとせは、何を、どうして欲しいのかな?」
「あ…そんな…」
ニヤニヤとした笑みでちとせを見つめるタクト、その瞳は黒く暗く輝いており、すべてを飲み込むかのような光を放っている
710名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:58:43 ID:fuXKL7H8
「言えないのかい?なら抜いちゃうよ?」
自分の分身を引き抜こうと腰を引くタクトだが、その動きはちとせの足によって止められた
「ゴメンなさい!言います、言いますから!抜かないでください!!」
「なら早く言うんだ、オレの気が変わる前にね」
「あれがタクトさんなんですの?あんな怖い表情のタクトさん…見た事ありませんわ」
自分に体をもたげるちとせを見下すような目で眺めるタクトにミントは寒気を感じていた
それだけいつものタクトと今の彼は異質だった
「さぁ、ちとせ?」
「は、はい…わ、わたしは……」
「ちとせ」
冷たい瞳でちとせを睨む
それだけでちとせは肩を震わせ、再び口を開く
「へ、変態のわたしは!タクトさんの逞しいモノで、私のナカをグチャグチャに掻き回して欲しいんですぅ!!」
目からは涙を流し、口からは涎を垂らす、端から見れば情けない姿である
しかし、ミントの目に映ったちとせの姿はそのどれにも当たらなかった
「なんて…淫らで、綺麗なんですの…」
ふとミントは自分の頬が上気しているのに気づいた
711名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:00:11 ID:fuXKL7H8
もしも自分がちとせと同じ状況なら
タクトに抱かれているのがちとせで無かったなら
「わたくしは…そんな事望んでは…」
そう考えると自分の体が熱く疼くのを止める事は出来なかった
「良く言えたね、ホラ、今度はごほうびだ!」
ぐい、とちとせの体を上げ、力強く打ち付ける
「ひ…ぁ!?」
自分の体の中でタクトの分身が暴れる
体の奥底を掻き回されるような快感が、ちとせの意識を真っ白にさせていく
「タク…さ…私、だ…め、壊れ…ひぃ!?」
「ふん、本当に我慢が無いな!!」
言いながら腰の動きを早める
タクトの分身はちとせの子宮口を突き破り、そのナカを削る
「タクトさ…お願…」
「いいだろう、イケ…ちとせ!」
今までよりも一際大きくちとせを突き上げる
体の最奥まで突き上げられ、ちとせは限界を迎えた
「タクトさん、タクトさん…ご主人様あぁぁぁ!!」
体を大きく震わせ、その身をぐったりとさせる
その体を倒れないようにしっかりと抱きかかえると、布団の上に横たわらせる
712名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:02:00 ID:fuXKL7H8
「まぁまぁ良くなったね…でも、まだまだだ…これからはもっと我慢できるように調教してあげるからね…」
ニヤリと横たわるちとせにあの寒気がする瞳を向ける
そして語りかけるように、タクトは言葉を紡ぐ
「でも参ったな、オレまだ満足してないんだよね…そうだ、キミが相手してくれるかい?」
そう言ってタクトは視線を向ける
僅かに開いた扉へと
「ねぇ、ミント?」
「っ!?」
名前を呼ばれたと気づく前に、体はすでに走り出していた
「はっ、はっ、はっ…」
全力疾走で自分の部屋に飛び込むと、震える手でロックをする
ベットに飛び込み、体を抱き、震えを抑える
しかし体の震えが収まっても、その熱は収まらなかった
「タクトさんとちとせさんが…あんな、あんなの…ありえませんわ」
口ではそう言いながらも、頭ではその状況を反復する
ちとせの姿を自分と写し変えて
「わたくしは…あんなもの…」
しかし、その熱は収まらず
ミントの手がその熱を収めるために動き出すのは時間の問題だった

くちゅくちゅと暗闇の中に粘ついた水音が響く
713名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:06:59 ID:fuXKL7H8
「レスターかい?いや〜、ミントに見つかっちゃってさ」
『何!?アイツの調教はまだ先の筈だろう!?』
「んちゅ…くちゅ……」
「ゴメンゴメン、でもまぁ良いじゃないか、遅かれ早かれ彼女も堕とすんだからさ」
『それはそうだが…』
「てな訳で明日にでも実行しとくからさ、道具準備しといてくれる?」
『仕方無いヤツだ…明日の朝には準備しておく』
「悪いなレスター、頼むよ」
「くちゅ…んぁ」
『じゃあな、ほどほどにしておけよ』
プツン、という音の後通信が切られる
しかしその後も部屋に響く水音は止まない
「バレてたね、ちとせ」
「んちゅ、んぁ…タクトさん、下さい…タクトさんのモノから、熱いものを下さい…」
「ふふふ…良いよ、イクよちとせ!」
タクトの分身が大きく震え、その先端から白い欲望が噴出される
「あ…タクトさんのが…一杯」
とろんとした表情で吐き出された白濁液を眺めるちとせ
その美しい黒髪は吐き出された白によって汚され
なんとも言えない淫靡さを醸し出していた
「さて…明日が楽しみだな、彼女はどんな堕ちかたをしてくれるんだろう…」
新しいターゲットへの期待に胸は高まり、タクトは思わず口端が上がるのを抑えることは出来なかった…

上編終わり
714名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:18:45 ID:BTLWOl0V
ワクワク
なんか久しぶりにGAのSSを読んだけどいいねぇ。
続きが気になるので早めに残りの投下を。
715名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 01:10:41 ID:fawzs/Qr
GJwktk!
716名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 15:31:12 ID:RZ3Zn2Dp
いいねーGJ!
黒ミントなSSと、逆に堕とされるミントと、
真反対なSSが読めて、オラワクワクしてきたぞ
717名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 22:23:34 ID:4S92ylo9
 カズヤとリリィは二人とも真面目そうだから、「初めて」のアドバイスを聞きに
タクトとフォルテに相談に行くとか……
718名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 14:46:44 ID:sdKXefb5
>>717
タクトは懇切丁寧に教えそうだが、
姐さんは真っ赤になって、しどろもどろになって教えられなさそうだ
でもまぁ、他の面子には聞きにいけないよなw
719名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 07:02:38 ID:47+QEXMF
>717-718
そういうノリだと、がきんちょ全開のナノナノが
「ピー(適当な単語を入れて下さい)って何なのだー!?」
とかケロッと聞いてヴァニラさんが赤面半泣きコンボとかありそうだ

タクトは懇切丁寧に(ry
720名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 14:20:10 ID:Vsw3HL0Z
やばい、それ超見てみたいwww
721名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 15:36:47 ID:UY1NSHGe
そこで角とか色々生やしたナノマシンペットが復活してタクトちんピンチとか。
722名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 23:42:25 ID:fVgLF8pF
 なんかCD聞いてたら、フォルテさんが新隊員全員の教育係してたらしい。

 あずまんがのノリで、酔った勢いで新隊員達にエロ経験喋り捲り。朝に
ナノナノから「ピー(適当な単語を入れて下さい)って何なのだー!?」 と
問われて大混乱の姐さん。
723名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 16:46:20 ID:iuqpIi13
そもそも姐さんは、ああ見えて経験ナシとかっぽい気もwww
でも見栄を張って、ヤリまくってるっぽくしゃべってしまうと

それを赤くなりながら聞き入るリコ、
それとなく嘘に気づきにやっと笑いながら聞くアニス、
素直に聞き入って信じてしまうナノナノ、
ぽわーと聞いて分かってるんだか分かってないんだかのカルーア、
(後でその話を思い出し鼻で笑ってしまうテキーラ、)
これを聞くのも使命だと思いメモまで取ってしまうリリィ

その様子を聞いて、徹底的に姐さんをいじり倒すムーンエンジェル隊の面々

なんて様子を想像してしまった
724名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 00:32:44 ID:sYPtWB3M
保守
725名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 05:17:16 ID:GMK20b5K
>>723
最後の部分はまんま、なんかの同人だな
726名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 22:50:31 ID:5E4dScVN
>>721
がっがぉ、タクトちんトリプルピンチ。
ttp://oounoiga.chez-alice.fr/ga/file/ga_00044.jpg

よく見ると結構スゴイ格好だw


そういえば、テキーラがある意味、
GA初直球お色気キャラになるんだろか?
727名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 20:46:07 ID:UkG+JTfA
タクトちんとか言ってんじゃねーよ・・・
身元がバレるぜ?
728名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 13:01:17 ID:hRFYohfH
Airパロじゃないの?
729名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 00:57:09 ID:iEv1YoZ7
保守
730名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 21:49:56 ID:AsqhXuA2
保管庫きえてない?
731414:2006/05/20(土) 01:57:29 ID:PpUDn3pK
あう…
またまた、間が空いてしまった。
前回が1月か…

どなたかおりますか〜。
すっかり過疎ってますね…。

いまさらですが、また続きを投稿しますです。
今回はエロなしですが…

続きは近いうちに投稿できると思います。
732黒き心(2) その10:2006/05/20(土) 02:00:13 ID:PpUDn3pK
プシュー!エンジェルルームの扉が開く。
がやがやと6人の乙女たちが入ってくる。
「いやー疲れたねー、酒でも飲んで寝るかー」
先頭を歩くフォルテは、豪快に歩きながら誰にとは無く話しかける。
「ミルフィーユ、どうしたのよ?あんなところでミスるなんて?」
隣を歩く蘭花はちょっと不機嫌そうに語りかける。
「蘭花さん、ごめんなさい。ちょっと間違っちゃいました…」
すまなそうに答えるミルフィーユ。
「まぁまぁ…蘭花さん、誰にでもミスはありますわ」
横から蘭花をなだめるミント。
「今日もバニラさんは完璧でしたよ、さすがバニラさん!!」
「………完璧の艦隊………」
一人と一体は相変わらず。

「……………」
もう一人の少女は、先ほどから一言も発せず、黙々と歩き続ける。
気難しい表情、考え事をしているようだ。
「ん?おい!ちとせ〜どうしたんだ〜ずっと気難しい顔して〜」
エンジェル隊のリーダーはメンバーの一人に声をかける。
「え!?あ…はい!す…すいません…何でも無いです!」
突然声をかけられ、ちとせは慌てて返答する。
「そうか〜?ちとせは真面目すぎるからな〜、
たまにはこの3馬鹿娘みたいにおちゃらけなきゃ駄目だぞ」
ピクッ!!
二人の少女が敏感に反応した。
「フォルテさーん、誰が3馬鹿娘ですって〜」
「そりゃ決まってるだろ、最初に“ミ”のつく2人と、“ラ”の付く1人だよ!」
「何ですって!」
両耳をピクピクさせて、むつけた様な表情のミント。
「え〜と〜“ミ”だからミントさんと〜“ラ”だから蘭花さんのことですね♪」
ミルフィーユはニコニコスマイルで蘭花に語りかける。
「あんたも入ってんのよ!!」
すかさず、突っ込みを入れる蘭花。
その様子をクスクスと笑いながら見つめるちとせ。
今日もエンジェルルームにのどかな時間が流れる。
733黒き心(2) その11:2006/05/20(土) 02:01:34 ID:PpUDn3pK
「あ…あの…ミ…ミント先輩!!」
今、まさに自室へと入ろうとするミント。そこに声をかける少女。
「え?はい?」
ミントは声のした方へと振り向く。
「あ…あの…ミント先輩…少しお時間…ありませんか?ご相談…したいことが…あるのですが…」
「まぁ!ちとせさんが私に相談なんて珍しいですわね。私で良ければ相談に乗りますわ」
驚いたような表情。しかし、すぐに嬉しそうな表情を見せた。
「あ…ありがとうございます!」
ちとせは深々とお辞儀をする。
「あぁ…そんなに改まらなくても。じゃあ、ちとせさん私の部屋でお話しましょうか?」
ミントはにっこり微笑むと、ちとせを部屋へと招き入れた。


カチャ!カチャ!
コト!
ちとせの前にティーカップと綺麗な絵皿が置かれた。
澄み切った色のレモンティー、部屋中にほのかにレモンの香りが広がる。
白、ピンク、薄紫、色とりどりの花々が描かれた絵皿の上には、
どこか無骨で、しかし上品に作られたクッキーが2枚。
「このクッキー、美味しいんですのよ♪ちとせさんも是非食べてみてくださいまし♪」
トレードマークのウサミミをピョコピョコさせながら、ミントは語りかける。
「あ…ありがとうございます!」
緊張したような表情のちとせ。面接に挑む学生のようだ。
「もう!ちとせさん。そんなに緊張しないで!私たち、仲間同士なんですから!」
そう言うと、ミントはテーブルの反対側へと腰をかける。
「それで、ちとせさん。相談って何なんですの?」
ミントは首をチョコンと傾げて問いかける。
「…………………………」
「?何か…話しづらいことですの?」
「実は…ミルフィーユ先輩のことなんです…」
「……」
一瞬、表情が曇るミント。しかしすぐに笑顔を見せる。
「ミルフィーユさんがどうかしたんですの?」
「私見たんです。ミント先輩がミルフィーユ先輩を苛めているところを!」
「苛める?」
「……ミント先輩!ミルフィーユ先輩を苛めるのやめてください!」
「ミルフィーユ先輩、傷ついてます!同じ仲間なんだし…仲良くしましょうよ…」
「お願いします!ミント先輩……」
ちとせの必死の訴えかけ!その気迫にカップの中の紅茶が踊る。
734名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 02:03:25 ID:7+NdGuE9
保守
735黒き心(2) その12:2006/05/20(土) 02:04:38 ID:PpUDn3pK
「…………」
黙ってちとせを見つめるミント。
やがて真剣な表情を崩すと笑みを見せた。
「フフ…ちとせさん。私、ミルフィーユさんを苛めたりしてませんわ。」
「え…?」
目の前の少女の雰囲気が、これまでと変わったことに、戸惑いを見せるちとせ。
「あの子、喜んでますもの…」
「そ…そんなこと…ありません!あんな事されて…」
「あら?あんなことってどんなことですの?」
「ど…どんなって…ミルフィーユ先輩に…その…犬の…まねなんか…させて…」
「だってあの子は私のペットですもの♪当たり前でしょう?ペットの躾は飼い主の責任ですもの」
「ペ…ペットって…」
「そう…あの子ったら本当に可愛いんですのよ〜♪」
「ミント先輩…ど…どうかしてますよ!ミルフィーユ先輩をペットだなんて…」
「だってあの子が喜んでいるんだから仕方ありませんわ」
「と…とにかくミルフィーユ先輩にあんな事するのやめてください!!」
「いやですわ♪」
「…………………そうですか……」
「ミント先輩……話せば分かってくれると思っていたのに…」
心底、残念そうな表情のちとせ。やがて意を決したように口を開く。
「明日、この事をフォルテ先輩とウォルコット中佐に話すつもりです…」
「!!」
瞳を大きく開くミント、瞬間、ウサミミがピクッと動く。
そして低く、暗い声でつぶやいた。
「信じるはずありませんわ…」
「ミルフィーユ先輩にも…証言してもらいます…」
まるでミントの言葉を予測していたようにちとせは反論する。

「……………………………………」
長き沈黙…

青髪の少女があきらめたように口を開いた。
「………分かりましたわ……ちとせさん……何がお望みですの?」
「お金でも地位でも男でも…私が掛け合えば何でも手に入りますわ!このことを黙ってさえいてくれれば…」
「ミント先輩!」
ミントの言葉を遮ってちとせは叫んだ。
「ミルフィーユ先輩を解放する気は無いんですね…」
「……………ありませんわ…………」
その気迫に負けまいと、ちとせをにらみつけるミント。
「…ミント先輩……仲間だと思っていたのに…みんなで仲良くできると思っていたのに……」
少しうつむき、暗い表情を見せるちとせ。それまでの勢いがウソのようだ。
「失礼…します………」
一言、ちとせはそういうと、そろそろと立ち上がりドアのほうへと近づく。
プシュー!
扉が開いた。
再びちとせは口を開く。
「……ミント先輩……私…信じてますから……」
プシュー!
扉が閉まる。
後には、青髪の少女が一人。

……………………

「……不愉快ですわ!!……」
バン!!!!
ソファーの上のぬいぐるみが、扉へと叩きつけられた。
736黒き心(2) その13:2006/05/20(土) 02:06:02 ID:PpUDn3pK
宇宙という空間とは、かけ離れた様相。
そこには“日本”が存在した。
襖、障子、畳、和の心で包まれた部屋。
その中央で布団に埋もれる少女。
「はぁ……」
布団の中で何度も寝返りを打つ。
−眠れない−
明日になれば……先輩の悪事を訴えなければならない…
そんなことしたくない……でも……もう一人の先輩が困っている……
仲直りして欲しい…仲良くなって欲しい…
「はぁ……」
何十回目かの寝返り。
…明日が来なければ良いのに…
…なんとかならないのかな…
ぼんやりと天井を見つめる。


コンコン!コンコン!
扉が音を立てる。
誰が来たのかはすぐに分かった。
こんな時間に尋ねてくるのはあの人しかいない。
布団を抜け、扉を開ける。
プシュー!
「ミント先輩…分かってもらえたんですか…」
期待通りの人物を前に、ほっとしたような表情のちとせ。
「ちとせさん…中で…お話よろしいかしら…」
「はい!」
ちとせは嬉しそうにミントを部屋へと招き入れた。
737黒き心(2) その14:2006/05/20(土) 02:08:29 ID:PpUDn3pK
「あれから、いろいろ考えたんですの…」
二人が腰を下ろすと同時にミントは口を開いた。
「やっぱり…ミルフィーユさんの気持ちも考えずに、あんなことを…」
ずっとうつむいたまま、ミントは言葉を続ける。
「私、どうかしてたんですわ…。仲間なのに…ぅぅ…あんな…ことを…」
嗚咽交じりの声、心なしか体が震えているようだ。
「ぅぅ…ミルフィーユ…さんにぃ…グスッ…あやまり…たいですゎ…」
うつむいているものの、ミントの瞳から雫がこぼれ落ちるのが見える。
「ごめん…ぅぅぅ…なさぃ…グスン…ごめんな…さぃぃ…うぅ…」
ミントは顔を上げ、ちとせの顔を見つめる。
泣いた子供そのものの表情。悪いことをした子供が母親に謝っているようだ。
「ミント先輩…きっとミルフィーユさんも許してくれますよ…」
ちとせはまるで母親のような優しい表情でミントに微笑み返す。
「私も一緒に行きます!明日一緒に謝りに行きましょう。ね?」
優しく優しくミントに話しかける。
「ぅう…ちとせしゃん…グスン…ちとせさぁん…」
顔をくしゃくしゃにしながら、ミントはちとせへと飛びついた。
ちとせは青髪の幼女を受け止めると、あたかも自身の子をあやすように抱きしめる。
「ぅぅ…グスン…」
ちとせは青髪の少女を優しく抱きしめると、優しくその髪をなでであげた。


チクッ

突然、首筋に痛みを感じた。
何だろう。これまでに感じたことの無い痛み。そして、気だるさ。
あれれ?何か変だ…
あれ?立っていられない?体が変?
眠くないのに……寝ちゃいそう…
ミント先輩!ミント先輩は?
自分の手を振り解き目の前に立ってる。
いつの間に…
私を見下ろしているミント先輩と目が合った。
笑っている…さっきまであんなに泣いていたのに…
でもなんでそんなに嬉しそうなの?
「ちとせさん…あなた…邪魔ですわ…」
え?え?邪魔??私??
「ふぇ…ミ…ミン…ト…せん…ぱい?」
え?これがミント先輩?こんな…こんな表情をするの?ミント先輩が??
恐ろしいほど淫靡な、そして邪悪な表情。
「でも安心して…私がちゃーんと躾けてあげますわ…フフ…ミルフィーユちゃんと一緒にね…」
「え?え……ミント…先輩……わかって………くれ……たん………………じゃ……………」

バタン!

その場に倒れこむ黒髪の少女……
「ふぅ〜……全く!予定外ですわ!!」
ウサミミをピーンと伸ばし、怒りをあらわにする。
そして、地面に横たわる物体を思い切り蹴り上げた。
ドスッ!
鈍い音を立て、すこし震えるその物体。しかし、それ以上の反応は無い。
「フン!でも…ま、ペットが2匹になるんだから許して差し上げますわ♪クスクス♪」
“和”に包まれた空間に黒き笑みが響き渡った。
738414:2006/05/20(土) 02:15:56 ID:PpUDn3pK
とりあえず、ここまでということで…
まーったくエロ無で申し訳ない。

まだまだ先は長いですが、ぼちぼち書いてますので…。
他に投稿している方もいないようなので、少しづづでも投稿しますです。

GAUも延期ですね…。
自分はGAのゲームは全くやってないので、あんまり関係ないんですが…
もう一回、アニメやって欲しいんですけどね、個人的には。

それでは、またなるべく近いうちに投稿できるようにします。
期待しないでお待ちください。
739名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 01:00:14 ID:bEKPT7pQ
GJ!
気長に待ってます
740名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 14:43:24 ID:x2E1/kni
激しくGJ
ミントたんに飼われたいです
741名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 14:59:09 ID:eIMtLNuR
黒ミント調教レズwktk!

激しくツボです
742名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 16:13:12 ID:MvyUA9FL
おー、黒ミントの続きがー
wktkしながら待ってますので、がんがってください

あぁ、俺も黒ミントたんに飼ってもらいたいw
743名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 16:03:54 ID:AlU3LRuJ
ほしゅ
744名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 01:33:35 ID:u6frH9pi
保守
745名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 23:28:34 ID:XY3qcDkH
艦内時計は深夜を示す頃、ルクシオール内の食堂は未だに明かりを灯していた。
「あらあらあら〜?」
どこか間延びした口調とともに、一人の女性が厨房へと侵入してきた。
「カルーアさんじゃないですか。こんな時間にどうしたんです?・・まあ僕も人の事言えませんけどね。」
食堂奥の厨房で作業した青年―カズヤが来訪者に声をかける。因みに、いつもカルーアに随伴している使い間の姿は無い。
「新しい秘薬の研究をしてまして〜、調理に使うような真水が必要になりましたの〜。」
「なるほど、じゃあ直ぐに用意しますよ。」
容器棚からペットボトルを取り出して、真水を入れてやる。
「これでいいですか?」
「はい〜。ありがとうございますカズヤさん。・・ところで。」
ペットボトルを受け取りながら、カルーアはキッチン台の上に置かれた物を見つめた。
「ああ、これですか。実は昨日購入した雑誌にこの星系のお菓子の作り方が載っていたので、早速作っちゃったんですよ。」
それは、見た目はクッキーに似ているが、どこかしら違和感があった。
「まあまあ〜。美味しそうですわね〜。」
カルーアは、焼きあがったばかりのお菓子を見つめ、匂いを嗅ごうと顔を近づけようとする。
「あ!?」
と、ここであることを思い出したカズヤが思わず声をあげた。
「あら〜・・・。」
しかし時既に遅く、カルーアの間延び声がトーンダウンすると同時に髪形と色がみるみる変わっていった。
そう、そのお菓子とはアルコールを使用したもので、臭いに多少の酒気が帯びていたのだ。
そして。
「・・こんな時間に入れ換わるなんてね。肌に響くじゃないの。」
不機嫌そうな声がする。先ほどまでの間延びした声とはまるで別物である。
「まあいいわ。・・ねぇシラナミ、こんな時間に私を呼び出した責任・・とってもらうわよ。」
髪を掻き揚げて、つかつかと間合いを詰めてカズヤの頬に手を伸ばす。
「テ、テキーラさん・・!?」
「今なら邪魔は入らないだろうから、じっくり楽しみましょうよw」
その言葉を言い終えると同時に、あっさりとカズヤは押し倒された。
746名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 00:09:57 ID:uCNOFWNZ
「んっ・・・ぁぁ・・・。」
押し倒されて、両手を押さえつけられ唇を奪われた。
その上テキーラは巧みに舌をカズヤの口内に侵入させてくる。
「・・テキーラ・・さん・・っや・・めてくだ・・さいよぉ。」
息継ぐ合間に、かすれ声をあげる。
「ダメよ。・・・アンタ最近かなり溜まってるでしょ。戦闘中の集中力が落ちてきてるわ。」
「え?」
「今日の戦闘でも、明らかに命中できてたタイミングで外してたじゃない。」
カズヤの機体は他のRエンジェル隊の機体と合体する事で進化を発揮する。今日はスペルキャスターと合体していたのだ。
そして合体中の火器管制はカズヤが行う。つまりカズヤが不調だとせっかくの機動力も台無しになってしまうのだ。
「だ・か・ら、今夜はアンタがベストコンディションになるように満足させてあげるわ。」
「え・・でも・・その僕は・・。」
「桜葉が気になるの?」
「それは・・・。」
「だったらなおさらダメね。」
カズヤを睨みつけ、次に台の上のお菓子を睨みつける。
「アレ、媚薬入りでしょ?そんなもの桜葉に食べさせようとでもしてたのかしら?」
「!?」
「図星みたいね。言っとくけど、あの子にそんな事したら許さないわ!
 ・・今日のところはアタシが相手してあげるから、それで我慢しなさい。」
再び、その妖艶な唇がカズヤを奪い舌を絡ませていく。
なすがままのカズヤを嬲りながら、更にテキーラはカズヤのエプロンを外し、シャツのボタンを外していく。
「ぷはっ・・。」
唇を離し、眼下に組み敷いた男の肢体を見つめる。
「見かけの割りに結構良い身体ねぇ。」
少し以外そうな顔をする。・・・と、その時。
「あ〜あ。」
突如カズヤは右足をテキーラの太ももに絡みつけ、押さえつけられている手を一瞬で外し、
あっという真にそれまでの位置を逆転させた。
「なっ!?」
あまりの素早さに、逆にカズヤに組み敷かれてからようやくテキーラは反応することが出来た。
「・・まさか媚薬の事がバレるとは思いませんでした。でも、まあいっか。」
それまでの脅えた小動物のような顔とは一変し、爽やかなニッコリ笑顔を浮かべるカズヤ。
そんな彼の豹変にテキーラは動揺を隠せずにいた。
「リコの代わりにヤらせてくれるっと言うのなら、遠慮なくヤらさせていただきますよテキーラさん。」
「ちょ・・シラナミ・・。」
「僕、攻められるより自分で完膚なきにまで攻める方が好きなんですよ。」
良いながら、テキーラの首筋に舌を這わせる。
「やっ・・。」
「オドオドしがちな新入隊員を演じるのもストレスが溜まってしまいましてね、おまけにこの艦に着てから
 女性と寝る機会もなくて、テキーラさんのご指摘通り溜まってたんです。・・本当は喘ぐリコの顔が見たかったんですけど
 今回は貴女にしておきます。」
「ひっ・・あぅ・・。」
普段のカズヤからは想像もできない程流麗で艶かしく、そして女性の扱いに慣れたもの特有の雰囲気を纏いながら
テキーラの首筋に紅い印を付けていった。
747名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:25:16 ID:S5LRBbdQ
GJ!続き期待してます
748名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 21:30:37 ID:7SYf5HcW
良すぎ
749名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 06:18:57 ID:vEiouaTt
このスレ下がりすぎ…
ところで、ギャルゲ板のGAスレにカズヤ×リコの投下しちゃったんだけど、こちらに再投下しても問題なし?
750名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 08:00:34 ID:GokCqWXt
>>749 無問題 是非投下
751名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 08:19:06 ID:vEiouaTt
未プレイヤーの妄想ですので、実際のストーリーとはかなり異なるかもです。
カズヤとリコが付き合っていることを前提に読んで下さい。

カズヤ×リコ

カズヤさんとつきあい初めて、早1ヶ月…。私とカズヤさんは益々信頼し合う関係になってきています。
けれど、私達はまだ、その…ペケペケな関係ではないんです。まだキスもできなくて、テキーラさんからも「お子ちゃま」って馬鹿にされちゃって…
私、カズヤさんとそういう関係になるのが嫌なわけじゃないんです。寧ろ、カズヤさんが望むなら、みたいな。
でも、カズヤさんがそれを望んでいないことは、私だけでなく、艦内のほぼ全員が承知(らしい)です。だから私も、今のままで、って思っていたんです。
でもその考えは、今日、カズヤさんの部屋にあった、「あるもの」によって、少し変化しました。

今日もカズヤさんと過ごそうと、私はカズヤさんの部屋に行きました。
ポーン♪
「カズヤさん、リコです♪」
私はインターフォン鳴らして、いつものように元気よく呼びかけました。しかしカズヤさんから答えはありません。いつもなら直ぐに返してくれるのに…
「でかけてるのかな?」
私は「おじゃまします」と一言言って、カズヤさんの部屋に入りました。カズヤさんは、やっぱり部屋には居ませんでした。
一通り部屋を見渡して、本当に部屋には居ないのを確認して、部屋を出ようとしたとき、ふと、テーブルの上のあるものに目がいきました。どうやら雑誌のようです。
テーブルに近寄りその雑誌を確認してみると…
「!!!」
なんと、その雑誌は、まさにペケペケなことが載っている雑誌だったのです!
「うそ…カズヤさんがこんなの……」
正直ショックでした。なんか裏切られた感じです。勿論、カズヤさんは裏切り行為なんかしてません。
でも…
とにかく部屋を出よう!私は一度落ち着くために、自分の部屋へ戻りました。

その後私は、ナノちゃん以外の隊員を集めて、このことを相談しました。
752名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 08:29:23 ID:vEiouaTt
「へえ、あいつがそんなもんを…意外だな」
と、アニスさん。
「確かに意外だ。だが、彼も一男性だ。そのような雑誌が置いていても、不思議ではない。」
と、リリィさん。
「そうですよね〜。お年頃ですものね〜。」
と、少し頬を染め、カルーアさん。
「でも…」
確かに、リリィさんの言うとおり、カズヤさんだって男性だもの。そういう雑誌を持っていておかしくはありません。私が気にしているのは、カズヤさんが、そういう雑誌を持っていることではないんです。じゃあ、なんなんだろう…、私はどうしたいの?
ひとまず、私は3人に礼を言って、再び部屋に戻った。そして、考えこみました。
「ほんと、どうしたいんだろう、私」
カズヤさんは、あの雑誌を見て、やっぱり……してるのかな?私は、カズヤさんが「そう」しているのを思い浮かべました。
雑誌片手に自分の性器を慰めるカズヤさん…

ボッ

考えただけで、顔から火が出ちゃいました。安易に想像できてしまった自分が憎いです。
カズヤさんが見ていたのは、ナイスバディな女性。私とは大違い。
わかった。私は嫉妬しているんだ。なんだかものすごく恥ずかしいです。目の前にいない人間に嫉妬するなんて、馬鹿みたい。でも…

私だけを見て欲しい!

独占欲。知らぬ間に、私の中でそれが芽生えていました。恋人であるカズヤさんに、私を、私の全てを!

ポーン♪
我ながら大胆なことを考えてたせいか、インターホンが鳴った時、私はかなり驚きました。
「は、はい!」
慌てて返事をしてすると、外から声が返ってきました。
「リコ、私よ、私!」
テキーラさんでした。またお酒の匂いでも吸っちゃったのかな?
「ど、どうぞ!」
753名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 10:54:22 ID:vEiouaTt
私はドアを開けて迎え入れようとしました。けれど、テキーラさんは、それを拒否しました。
テキーラさんは私をジロジロ見た後、ニヤリと、満足げに微笑みました。
「なぁーんだ、気づいたのね?」
「はい?」
「独占欲、でしょ?」
「!?」
かなり驚きました。ミントさんみたいに、テレパシストなのかと疑っちゃいました。
「でも、どうすればいいか、わからない。そうでしょ?」
私は首貢しました。
「ふふっ、ヒントをあげる。」
「えっ、本当ですか!?」
「といっても、ほぼ答えなんだけどね…」
「お願いします、テキーラさん!」
私は、カズヤさんを失いたくなかった。勿論、カズヤさんが私を愛していることは分かっていました。
だって、カズヤさんの行動一つ一つが、愛溢れていたから。でも、その時の私はとても貪欲でした。カズヤさんを独り占めしたいとも思いました。
だから、テキーラさんがヒントをくれるって言ってくれて、とても嬉しかったんです。
テキーラさんは、じらさず答えてくれました。
「簡単よ、お・風・呂!じゃぁね〜♪」
テキーラさんは、そう言って去っていきました。

「お風呂…」
そのヒントから結びつくものは一つしかありません!私は鈍感ではありませんから。本当に答えのまんまです。
「カズヤさんと一緒にお風呂…!」
ならば、即実行!と、お風呂セットを持って、部屋を出ようとしましたが、カズヤさんをどうやって誘えばよいのでしょうか?
754名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 11:02:22 ID:vEiouaTt
その時、全く気づかなかったのですが、ドアの前につったっついたので、ドアは開きっぱなしだったようです。
私はそのまま、その場で考え込んでいました。
「あれ、どうしたのリコ?」
「!」
驚きました。あまりにも考え込んで、人の気配も感じられなかったみたいです。私は慌てて返事をしようとしましたが、うまく話せません。しどろもどろしていると、
「あれ?それって、お風呂セット?今から風呂かい?」
と聞かれました。
「は、はい!」
「夜も遅いし、僕も入ろうかな?」

アタックチャンス!今なら自然に誘えます。と考えるものの、口が動いてくれません。嗚呼どうしよう!
「あ、あのさ、リコ。よければなんだけどさ…」
「えっ、あ、はい、なんでしょう!?」
「一緒に、入らない?」
「ふぇっ?」
「ああ、いや、いいんだ。無理強いするつもりはないんだ。良ければって話で…」
「全然OKです!」
全然OK…かなり矛盾した発言ですが、そんなことを気にする余裕はありません。
「本当かい!?じゃ、僕も急いで準備してくるよ!」
私はコクコクと頷きました。
集合場所を、大浴場入口に指定すると、カズヤさんは足早に去っていきました。
「一緒に、お風呂…」
私の心臓は、ドキドキのバクバクです。顔からも火が出ています。
んと、いつまでも突っ立ってても始まりません。私は気を取り直し、大浴場へと向かいました


続く
755名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 11:12:42 ID:vEiouaTt
やっぱり、ゲーム板のスレに投下したのはアウトでしたorz
気を取り直して、続きを作りたいと思うです。
初心者ゆえ、ご指導頂きたい。
756名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 20:37:54 ID:B/uY9Zji
>>752
今見たが、特に目に付く所は見当たらない。
続きをよろしく頼みます。
757名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 20:40:46 ID:B/uY9Zji
アンカーミスった
>>755
758名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 01:51:53 ID:9W5ry/AB
GJ!
そしてGAU発売日age
759名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 15:47:06 ID:IpvzLmws
そういえばGAUの発売だったか
それに合わせたかのような投下、GJ
760名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 18:07:38 ID:CYNJlp3P
あげ
761名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 22:54:41 ID:InMTO1qe
タクトとシヴァのSSってあったかなぁ・・・
762名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 16:20:25 ID:qEuxS6U4
GAUやってたらこうムラムラとタクト×ココの不倫物の妄想が湧いて来るのは俺だけではあるまい。
763名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 17:29:10 ID:0/gCxbB1
>>762

よう親友。お前とは一度酒を飲み交わしたいぜ
764名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 17:30:24 ID:948HbwWn
「あの……リリィさん……今夜一緒に食事でも」
「OKだ」
「じゃあ、そのあとホテルに」
「NGだ」
「そ、そうですか」
「今日は外出は禁止されている。私かカズヤの部屋ならOKだ」

 ちょっと考えたけど、なんかコメディだ……
765名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 21:17:22 ID:nGfXVaFt
やっとリリィ出てきたけど…
リリィ可愛いよリリィ
766名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 00:53:47 ID:pg2ISip+
GA2のメンツ、蓋を開けてみればなかなかいいキャラだな。

そんなことより!愛人臭をプンプン漂わせるココにわしゃもう辛抱たまらんのじゃよー
767名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:39:09 ID:cwf0UTIU
もうココが本妻でいいじゃないか。
768名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 13:37:00 ID:/ozxFzgV
なんか、カズヤ×リコの続きを作るのが難しく感じてきました
誰かヒントをば!
769名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 19:26:13 ID:nV7BC1ai
つーかさ、GA2まだ買ってないんだけど、大浴場ってあるの?しかも混浴で。
770名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 19:34:39 ID:jyZkTw4g
>>769
今回、確認できた施設の中には、シャワールームはあったが大浴場は無かった。

もっとも、母艦であるルクシオールは広いので
大浴場があってもおかしくはないと思うのだが。
771名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 20:00:38 ID:0LSXtC//
分離しちゃう程の広さだしね
772名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 22:25:26 ID:/ozxFzgV
艦内情報知らんうちに作った妄想故、堪忍な
発売前の妄想ってことで一つよろしくでつ
773769:2006/06/25(日) 22:51:43 ID:nV7BC1ai
ひょっとしたらsage推奨だった? だとしたらスマン。ageてた。

じゃあ温泉で混浴的なシステムで行くと、かなりベタだが、
せっかく二人で入ったんだから、背中流し合い。→リコの年齢不相応な胸とか、白い背中とかにカズヤ暴走。→
抱きすくめられて、驚きの余りにリコが振り払う。→拒絶されたと思ってカズヤがへこんで、謝りつつ部屋に戻る→
リコ、カズヤの部屋に→インターフォン越しの会話で、「本当は嬉しかったんだけど、びっくりしちゃって・・・」的な旨を伝える。→
「続きがして欲しくてこの部屋にきたんです。開けて下さい」そしてカズヤの部屋へ……
ってな感じで。・…………妄想を吐き出す事って、結構勇気が要るね。
まあ、これは1つの提案だから、>>768氏の書きたいようにどうぞ。
774名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 22:59:37 ID:/ozxFzgV
個人的には、脇をなぞらせたい。
「綺麗だね♪」って言ってリコを独占
「もっと触ってください」
みたいな
775名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 01:09:03 ID:QmkTTMb0
>>770
しかし、アニスがわざわざ「シャワールーム狭いのに」と言っている辺り、大浴場はないのかもしれない。
776名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 07:07:32 ID:tbeyhVeO
訂正した方が良いにょろ?(´・ω・`)
777名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 14:41:00 ID:9w2Excst
別にいいんでね?
ルクシオールの正確な内部構造が分かってる訳じゃないし。
ところで、ここではネタバレを含むSSはご法度か?
778名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 14:58:10 ID:LP8CvmOO
姉妹丼キボン
779769:2006/06/26(月) 18:32:24 ID:wemvQFBp
しかしながら、大浴場があるのは良いとしても、混浴は無いと思うんだが・・・
全ては発売前の設定として良いんじゃないかな。

もしくは、大浴場は無しにして、カズヤかリコの個室のバスルームを使うとか。

>>777
自分は未プレイの身だが、ネタバレ出しても全然OKだと思う。
むしろ、ガンガン投下して活性化して欲しい。
780名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:52:44 ID:PDaLbg5h
「う……」
 ルクシオール艦内の自室で、カズヤはうめき声を上げる。
「トホホ、筋肉痛なんてなぁ。日ごろ使わない筋肉を使ったせいかなぁ」
 カズヤがベッドの上で溜息をついていると、呼び出し音がなる。
「あ、はい」
「カズヤ、今いいか」
「リ、リリィさん。ええ、どうぞ」
 ドアを開けると、慌ててベッドから飛び起きる。が、身体が変な痙攣を起こし、カズヤ
はそのまま派手にベッドの脇に倒れこむ。
「だ、大丈夫か」
「あ、ははは。どうも」
 リリィに肩を貸してもらい、カズヤはようやく起き上がる。
「やはり、昨日の訓練が少し厳しかったか」
「ええ、まあ。鍛え方が足りなくてすみません」
 ベッドに座らせてもらいながら、カズヤは頭を下げる。
「いや、謝るのは私の方だ。実はシュトーレン中佐に、あの特訓の後に注意を受けてしま
ったのだ」
「教官に?」
「ああ。日頃から、騎士としての訓練をしている私と、同じメニューにつき合わせて無理
をさせるのは良くないと」
「でも、鍛え方が足りないのはよく分かりましたから、感謝しています」
「そうか。そう言ってもらえると、幾分私の気持ちも和らぐ」
「そんな、リリィさんが責任を感じることなんてないですよ」
「いいや、それでは私の気がすまない。そこでこれだ!」
 そう言ってカズヤの前に差し出されたのは、一本のチューブだった。
「それは?」
「うむ。実は先ほどマイヤーズ司令から、筋肉痛に良く効く薬があると聞いて貰ったのだ」
「あの、マイヤーズ司令が?」
 怠け者のタクト司令と筋肉痛というキーワードが結びつかず、カズヤは思わず首を傾げ
たが、この筋肉痛に効くとなればそんなものは些細な疑問だった。
781名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:54:07 ID:PDaLbg5h
「リリィさん、ありがとうございます」
 カズヤが薬を受け取ろうと伸ばした手を、リリィが遮る。
「NGだ」
「はい?」
「今回のことには私も責任がある。それに背中に薬を塗るのは、筋肉痛の身体では辛いだ
ろう。そこで、私が塗ることにする」
「いや、そんな。わざわざリリィさんの手を煩わせるなんて」
「カズヤは、私に薬を塗ってもらうのは嫌なのか?」
「いや、そんなことは……むしろ」
 一瞬カズヤの脳内に邪な妄想が浮かぶ。が、カズヤは慌ててそれを振り払う。
「と、とにかく嬉しいですが、やっぱり自分のことは自分で」
「なに、遠慮することはない。さあ、服を脱げ」
「は?」
「服を脱がないと薬を塗れないではないか。さあ」
「い、いや……「さあ」と言われても」
 顔を赤らめ躊躇するカズヤを見て、リリィの理解は早かった。
「なるほど。確かに無理があるな」
「そ、そうですよ」
「筋肉痛では、服を脱ぐのも辛いだろしな。よし、私が脱がしてやろう」
 そう、理解は早かった。ただし明後日の方向に。そして行動もすばやかった。
 カズヤの上着に手を掛けるや、ボタンを一気に外す。さらにシャツを剥ぎ取り、上半身
を裸にする。
「ううう。もうお婿にいけません」
「心配するな。私が貰ってやる」
 そう言いながら、リリィはベルトを外すとズボンを一気にずり下げて投げ捨てた。
 気がつけばトランクス一枚の姿でベッドにうつ伏せに倒され、カズヤはまな板の上の鯉
になっていた。
「よし、これでいい。それでは今から治療を開始する」
「ぅぅぅぅ。も、もう好きにして下さい〜」
「OKだ。まったく。最初からそうやって、大人しく従ってくれれば良かったのだ」
782名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:55:11 ID:PDaLbg5h
 続く……ということで

 カズヤリリィで書いてみたけど、なんかカズヤがいじられキャラになってしまった(汗
783名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:39:41 ID:xzqlisHo
>>782
OKだ!続編を期待しているぞ
784名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:52:37 ID:FjvDYjok
>>782
同じくOKだ!ちなみにカズヤは元々いじられキャラだ!

>>779
ではお言葉に甘えて、多少のネタバレを含む妄想駄文を投下させていただく。
ネタバレが嫌な方はスルーよろ。
785名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:54:52 ID:FjvDYjok
「まあ、そんな事が……」
 何処か間延びした口調で、それでも精一杯にカルーア・マジョラムは驚きの態度を示した。常に連れている使い魔ミモレットの姿はない。
 場所はピロティである。カルーアの隣には、まるでテンプルを打てなくなった某ボクサーの如く燃え尽きたカズヤ・シラナミがいた。
 彼は目の幅涙をダーっと流し、
「いいんですよ……ボク、もう用無しですから……」
 フ……と、何かを悟った、というより諦観したように呟くカズヤ。
 その様子に目を伏せながら、カルーアは先程の事を思い出した。



 カルーアがこの状態のカズヤを見付けたのは、研究の合間にピロティに行った時である。
 軽く喉を潤そうか、と思い周囲を見渡すと、カズヤがコーヒーを飲みながら意気消沈していたのだ。
 その様子があまりにも異常だったので、カルーアは不思議に思った。つい先日、カズヤはアプリコット・桜葉、通称リコとセルダールのリゾート衛星に遊びに行ってきたはずだ。
 帰ってきた時の彼は、それはもうご機嫌だった。
 しかし、それから数日も経っていないのにこの有様とは……
「カズヤさん〜?」
 呼びかけると、カズヤの肩がびくりと震える。
 カズヤは壊れたロボットのように顔を上げた。その顔には、あまりよろしくない――というか、死相に近いものが出ている。
 それに少しビビりながらも話を聞くと、最初は拒否していたカズヤも段々と溢れる感情を抑える事が出来ず、滝のように涙を流しながらカルーアに事の顛末を話し始めた。
 要約すると、こうだ。
 つまり、カズヤ・シラナミはアプリコット・桜葉にフられたのである。
 無論、そうとは限らない。カズヤはリコに話を聞こうとして、避けられ続けた。実際に拒絶の言葉を投げられた訳ではないのだ。
 しかし、その後カズヤは料理学校の同期であったランティにアドバイスを貰った。
 その根拠があるようでないアドバイスを信じきったカズヤは、カルーアに「自分がもう用済みになった」としか言っていない。
 イマイチ話の前後が分からないカルーアではあったが、その言葉から「フられた」と推測するのは簡単であるし、カルーアはそもそも聡明である。
 結局「カズヤがリコにフられた」という前提で話は進み、今に至る。
786名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:56:19 ID:FjvDYjok
「カズヤさん、そんなに気を落とさないで……」
 そうとしか言えない自分に苛立ちを感じながら、カルーアはカズヤの肩に手を置く。
 とはいえ、気を落とすなという方が無理であろう。何せ初恋に気付いたと思ったら、初恋の相手はもう自分を見ていないのだ。
 その気持ちは……カルーアには、よく分かる。
 だが無論、カズヤはそんなカルーアの気持ちなど知る由も無い。
「ほっといてよ……」
「でも……」
「ほっといてってば! カルーアにはボクの気持ちなんて分からないよ!」
 置いていた手を弾かれ、カルーアは一瞬頭が真っ白になった。今まで、カズヤが誰かに対してこれほどに強い拒絶を示した事はない。というより、基本的に拒絶出来ない性格なのだろう。その点に関しては、カズヤ・シラナミとタクト・マイヤーズは似ていると言えた。
「あ……」
 思わず、弾かれた手を抱える。そのカルーアの表情に目も向けず、カズヤは走り去った。
 物理的な衝撃では、それ程強く弾かれた訳ではない。しかし、手には消えそうにない痛みが残っている。
 痛いのは手だけではない。心も痛かった。
『カルーアには分からないよ!』
 そう言われたのが、何より辛い。
 分かっている。カズヤの気持ちは、痛い程。
 何故なら、今の彼女の心情はカズヤのそれに近い――いやむしろ、それよりも辛いと言える。
 何故なら。
「カズヤさん……」
 彼女は、彼が、好きだったのだ。



 カズヤ・シラナミとタクト・マイヤーズの類似点は先程も述べた通りだが、相違点も当然ある。
 タクトは常に感情を厚い笑顔のヴェールで覆い隠しているのとは対照的に、カズヤは感情を表に出しやすい。直情型なのだ。
 だから激情に流されやすく、そのくせ下手に優しい性分の為、すぐに後悔する事になる。
(さっきは、言い過ぎたかな……)
 激情に任せて、もしかしたらカルーアを傷つけたのかもしれない。
 そんな思いだけがグルグルと渦巻いて、カズヤは部屋のベッドで悶々としていた。
 ただでさえリコとの事で参っているのに、この上心労が増えてはたまらない。
(そもそもリコとの事だって、ボクが悪いのに……)
 その考えに至り、カズヤは嘆息した。
 認めたくはない。が、認めなくてはならないらしい。
 自分はアプリコットにとって、もう特別でも何でもない。用済みの地味男なのだ。
 それを認めると、多少の悲しみと共にわだかまっていた何かは消えたような気がする。
 そうだ。それは好きになったリコの新しい門出なのだ。応援しなくてどうする。
(みっともないぞ、カズヤ・シラナミ!)
 自らに喝を入れる為、カズヤは頬を叩く。
 痺れるような痛みで、気力を無理やりに引き出す。
「よし! まずはカルーアに謝ろう!」
 わざわざ声に出して、カズヤは死地に向かう覚悟を決めた兵士のような足取りで部屋を出た。
787名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:57:25 ID:FjvDYjok
 アプリコット・桜葉は、倉庫整理を終えて自室に戻る途中だった。
 さて。ルーンエンジェル隊の各部屋に行く為には、ピロティを経由して行かねばならない。
 そして、その足がピロティにかかった時。彼女の耳は、聞き慣れた人間の声をキャッチした。
「さっきはごめん、カルーア!」
 それはルーンエンジェル隊の隊長代理にしてブレイブハートのパイロット、カズヤ・シラナミ少尉である。
 そして、目下アプリコットはやんごとなき理由で彼の前に出たくなかった。
 慌てて柱の影に隠れ、そろり、と顔を出す。
 そこには予想通りにカズヤと、もう一人の人間がいた。
 ルーンエンジェル隊のメンバー、カルーア・マジョラム少尉だ。
 彼女は上目がちに、頭を下げるカズヤを見ている。
(シラナミさんと……カルーアさん?)
 別段、珍しい取り合わせではない。カズヤはカルーアの研究室にもよく行っているし、仲はいい方だろう。テキーラなどはすぐにカズヤをからかい始めるのだが。
 しかし、今の二人は普段と様子が違った。それは、何故かアプリコットに危機感を持たせる。
 柱に潜むアプリコットには気付かず、カズヤとカルーアは話を続ける。
「カズヤさん……?」
「さっきさ……ボク、カルーアが慰めてくれたのにあんな風に怒っちゃって……」
(慰めて……?)
 何の事だろう。興味をそそられたアプリコットは、一層聞き耳を立てる。
「リコとの事でむしゃくしゃしてて……とにかくごめん!」
(私との事?)
 どきり、と心臓が一際大きい鼓動を打つ。
 何なのだろう。無意識が警鐘を鳴らす。
 早く何かをしなければ、取り返しの付かない事になる。
 そんな予感があったが、アプリコットは動けなかった。
「でも……仕方ありません。リコちゃんは――」
「いいんだ」
 何かを言いかけたカルーアを、カズヤが遮る。
「もう……いいんだ。確かにボクはもうリコに不要な人間だけど、それは彼女の成長の証明なんだから……応援しなきゃ」
 きらりと、カズヤの目に涙が光る。男泣きという奴だ。
「カズヤさん……男らしいです〜」
 そんなカズヤを尊敬するように、カルーアもまた瞳に涙を浮かべて見つめている。
 しかし、それを見ているアプリコットとしては心中穏やかではない。
(シラナミさんが、私に不要? 何それ? どうなってるの!?)
 混乱する頭を押さえる。
 確かに、ここ最近はカズヤを避けていた。しかし、それは決してカズヤを嫌いになったからではない。なのに、何故そんな話になっているのか。
788名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:59:45 ID:FjvDYjok
 と、二人の話はまだ続いていた。
「あ……でもですね〜」
 と、カルーアがいつもの調子を取り戻したように、間延びした声で告げる。
「その〜、カズヤさんに、一つ訂正して欲しい事があるんですのよ〜」
「え?」
 アプリコットは思考を現実に引き戻し、二人の様子を盗み見る。
 カルーアは心持ちもじもじとしながら、
「カズヤさんの気持ちは、痛い程分かりますのよ〜。だって、私は〜」
(――――!)
 その先を言わせるな。そんな命令がアプリコットの脳から発せられる。
 言わせてはいけない。言わせれば、カズヤとの関係は二度と修復出来なくなる。
 そんな、確信めいた予感があった。
 けれど、身体は動かない。
 そうこうしている内に、カルーアはその言葉を言ってしまった。
「カズヤさんの事が、好きなんですから〜」



 その時歴史が動いた。もとい、時間が止まった。
 カズヤは完全に固まっているし、アプリコットも同様である。二人とも『GAみち』のようなギャグ顔で固まっている。
 ただ一人カルーアだけが、
「きゃあ、言っちゃいました〜!」
 などと恥ずかしがっている。
 それはそれでレアなのだが、今のカズヤにはそんな事を理解する事は出来なかった。
「カ、カカカカカカ……ッ!」
「はい?」
 狂ったように『カ』を連発するカズヤに、カルーアは首を傾げる。
 カズヤは一度あさっての方向を見てから数度深呼吸して、
「そ、そそそその……今のって、ほほほ本当?」
 相当に動揺しているのだろう。深呼吸の意味がなかったようにカズヤはどもっている。
 それはアプリコットも同様であった。
(ななななななな……!)
 内心で『な』を連発する。そんな彼女を他所に話は進む。もう戻れない所にまで。
789名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:01:39 ID:FjvDYjok
「はい〜。でも、カズヤさんにはリコちゃんがいたので諦めていたんですけど〜」
 その言葉に、再びアプリコットの意識は二人に向く。
(私……?)
「そ、そそ、そうなんだ……ははは……」
 カズヤの乾いた笑いが響く。
 アプリコットはと言えば、内心は穏やかでない。それどころか嵐のような心境だった。
(私がいたから、シラナミさんの事を諦めたっていう事は……シラナミさんは、私を……)
 思考がそこに至った瞬間、ぼっと火が付いたように赤面する。
 まさか、という理性と、そうであって欲しい、という感情がぶつかり合う。
 しかし、その状態でいる暇すら、彼女には与えられなかった。
「それでですね〜」
 カルーアは上目遣いにカズヤを見つめ、
「その〜、カズヤさんのお返事をいただきたいんですけど〜」
「へっ!? おおお、お返事!?」
 完全に裏返ったカズヤの声。それにアプリコットは再び現実に引き戻される。実に忙しい。
「はい〜」
 邪気の無い微笑み。はっきり言うと、カズヤは女の子の笑顔に弱い。ただでさえ流される性格なのだから余計にである。
「そそ、それは……ッ!」
 助けを請うように周囲を見渡すが、キス話の時みたいに都合よく助けが入る訳もない。
 いや、実際にはアプリコットがいるのだが、カズヤがそれを知る訳もない。
 思考をグルグルと回らせているカズヤに、アプリコットは念じた。
(シラナミさん、頑張って! 負けちゃ駄目!)
 そもそも事の発端はアプリコットだったりもするのだが、それも忘れて彼女は念じていた。
 仮に、これが彼女の姉であるミルフィーユ・桜葉であれば、どうあっても邪魔が入っただろう。
 しかし、アプリコットにはミルフィーユのように奇跡じみた運勢はない。
「ぼ、ボクは……」
「はい〜」
(シラナミさん!)
「そ、その……!」
「どうなんですか〜?」
 悩むカズヤに、カルーアの微笑が近付く。
 断れない。アプリコットは直感した。
 もしも、ここで拒絶すればカルーアの微笑は消えるだろう。カズヤはそんな事が出来る人間ではないのだ。
 事実、カズヤは既に選択権を失ったような表情になっている。
 このままでは――
790名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:03:08 ID:FjvDYjok
 カルーアの顔が更にカズヤに近付き、吐息がかかるような距離になる。
 既にカズヤは、選択権どころか正常な思考能力さえ失いかけていた。
「カズヤさん……」
「あ……」
 カルーアの艶やかな唇が、カズヤのそれに近付いていく。
(だ、駄目、駄目、駄目、駄目!)
「だ――!」
 思わず、アプリコットが大声を上げそうになった、その時。
「ぎにゃぁぁぁぁっ!」
 絹をつんざくような悲鳴が、ピロティの向こうから響いた。カルーアの部屋の方向である。
「あらあら〜?」
 カズヤに近づけていた顔を離し、カルーアは自室の方を見やる。
 それにあからさまに安堵したカズヤとアプリコットも、悲鳴の発信源に視線を向ける。
 すると、そちらから突進してくるモノがあった。
「ご主人様ー!」
「ミモレットちゃん?」
 それは、カルーアの使い魔である黒猫(?)ミモレットであった。
 ミモレットは死地から命からがら生還した兵士のような有様でカルーアの胸に飛び込む。その際にカルーアの胸の弾力が強調されてカズヤが鼻を押さえたが、それは誰も見ていなかったのでカズヤの名誉は守られた。
「ご主人様! 助けてくださいですにー!」
 更にぐりぐりとカルーアの胸を圧迫するミモレット。それにカズヤの鼻から僅かに血が垂れたが、それも見られていなかったのでセーフ。
「どうしたのかしら〜?」
「あ、あの悪魔が……っ!」
「悪魔?」
 カルーアは、ミモレットが来た方向に視線を向ける。カズヤとアプリコットもそれに倣った。
 そして、軽快な足音と共に現れたのは――
「待つのだー! 引っ張らせるのだー!」
 ナノナノ・プディング少尉であった。
 彼女は日頃からミモレットを引っ張るのを日課にしているのである。
 あからさまに怯えるミモレットは、すぐにカルーアの後ろに隠れる。
791名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:03:41 ID:FjvDYjok
「あ、あの、ボク、これで……」
 と、そそくさと逃げるカズヤ。
「あ、カズヤさん〜?」
 それに気付いたカルーアは残念そうな顔をするも、すぐに向こうから走ってきたナノナノと話し始めた。
 アプリコットは心の底から安堵の息を吐く。
 やがてミモレットを一通り引っ張って気の済んだらしいナノナノがこちらに来た。
 アプリコットはカルーアが自室に戻った事を確認してから、顔を出す。
「あ、リコたんなのだー!」
 とてとてという擬音が似合う足取りでこちらに来たナノナノに対し、アプリコットはその肩をがしり、と掴んだ。
「ナノちゃん!」
「な、なんなのだ?」
 いきなりの事に目を白黒させるナノナノに、アプリコットは真摯な瞳で告げた。
「ありがとう!」
「……へ?」
 全く理解出来ていないであろうナノナノに、アプリコットは構わず続けた。
「リリィさん風に言うとOKよ! お礼に、後で何でも奢ってあげる!」
 話の内容は理解出来ないナノナノだったが、最後の「奢ってあげる」という言葉はちゃっかり理解していた。
「ほ、ホントなのだ!?」
「ええ、本当よ!」
 勢いのあまりナノナノを抱きしめるアプリコット。
 そのあまりの力に、ナノナノの悲鳴がルクシオールに響いた。



 アプリコットやカズヤは安堵していたが、この二人はすっかり意識から消していた。
 まだ、何も解決はしていないという事を……
792名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:05:30 ID:FjvDYjok
という訳で前半投下終了。無駄に長い……orz
ベタな内容でお目汚しになるやもしれませぬが、続きは近日中に投下しまつ……
793名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 12:31:43 ID:pf4SS/kd
>>792OKだ。
かなりGJです。個人的にはカルーアさん好きなんで楽しみだ。嫉妬に燃える?リコも見てみたい。
794名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 20:45:59 ID:4PRsLNDe
>>792
神乙!そしてGJ!
女の戦い楽しみにしてます!
795名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 23:19:12 ID:0GOlYJ0X
やばい、こう言う勘違いの重なった絶妙な△関係とか凄い好きだ。
今後の展開楽しみにしてる。
796名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 16:52:28 ID:jPCEQlQ2
>やばい、こう言う勘違いの重なった絶妙な△関係とか凄い好きだ。

俺も全く同じこと書こうとしてたw
797名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 20:18:04 ID:Ksumh8Lh
>>792
OKだ!!
>>795-796
それを聞いて

    タクト
     △
   ココ ちとせ

これを考えた俺は逝ってよしなんだろうか?
798名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 21:54:37 ID:39jvHAQn
>>797

お前が逝こうが逝かまいが俺の知ったこっちゃねぇよ。












ただ、せめてその俺のハートをぶち抜いた妄想を洗いざらい暴露してから逝ってくれ。
ココVSちとせ×タクトハァハァ(;´Д`)
799792:2006/06/29(木) 02:12:20 ID:9MpnwvAl
>>793-797
お褒め頂き光栄です。
では中編を投下いたします(長えよ)。
800792:2006/06/29(木) 02:13:15 ID:9MpnwvAl
 宇宙には明確な時間はないが、人類は標準時間という仮初の時間を使って生活している。そうしなければ、朝起きるのも、夜眠るのも全てバラバラになってしまうからだ。
 カズヤ・シラナミもまた例外なく、フォルテ・シュトーレン中佐に半年間で身体に覚えさせられた時間に起床した。
 起きてすぐに思い起こされるのは、昨日の事である。
(まさか、あんな事になるなんて……)
 頭を抱える。
 結局、あれ以降カルーアの顔をまともに見る事は出来なかった。
 そういえば、アプリコットも変だった気がする。話をするチャンスもないのはいつもの通り――悲しい事に――だが、顔を合わせる度に妙に鋭い視線を投げつけてくるのだ。
 何というか、まるで監視しているような目である。
(何だって、こんな事に……)
 最早この状況の原因すら思いつかない程に、彼は疲れていた……
 しかし、仕事は仕事である。ただ飯を喰らう訳にはいかない。
(よし!)
 両頬を叩き、その痛みで強引に目を覚ます。
 カズヤはとりあえず寝汗を流そうと、シャワールームに向かった。



「おう、カズヤ! もう十分だぜ!」
「分かりました!」
 整備班長クロワの声に頷き、ブレイブハートのコクピットから出る。
 紋章機は、パイロットのテンションに性能が左右される。
 そして、そのテンションを活かす為にも精神リンクの調整は重要なのだ。こればかりはパイロットがいなくては出来ない。
 もっともカズヤのブレイブハートは紋章機ではないのだが、他の機体と合体した時において重要になるのである。
 カズヤは班長と軽く話をしてから、タラップを降りる。
 すると、そこには予想だにしない――というか、今一番会いたくない顔があった。
 カルーアである。
「カカカ、カルーア!?」
 思わずどもってしまい、しまったという顔になる。
(これじゃあ、意識してますって言ってるようなもんじゃないか……)
 実際に意識しているのだが。
 それはともかく、カルーアは昨日の事など無かったような調子で、
「はい〜。カズヤさん、お暇ですか〜?」
 と、間延びした口調で尋ねてくる。
(どうしよう……)
 暇といえば暇だ。それは間違いない。ブレイブハートの調整の他はそれ程重要という訳でもないからだ。
 しかし、今カルーアと行動を共にするのは避けたい。昨日の今日では意識するなという方が無理だ。
(カルーアは、平気なのかな……)
 軽く顔を伺ってみる。が、それが拙かった。
 カルーアは、一点の曇りもない微笑みを浮かべている。カズヤが断るはずがない、と信じている笑顔。
(は、反則だ……!)
 そんな笑顔を見てしまったら、適当な理由を付けて断る事も出来はしない。
 カズヤは内心で自棄になりながら答えた。
「ひ、暇……だけど……」
「それじゃあ、お昼を一緒に食べませんか〜?」
「まあ、それくらいなら……」
 思ったよりも軽い条件で安心する。「部屋に来てくれ」などと言われたらどうしようかと思った所だ。
(って、何考えてるんだボク! いかん、いかんぞぉー!)
 自らを戒めるカズヤを見て、不思議そうに首を傾げるカルーア。
 そんな一連のやりとりを、密かに見つめる瞳があった。
 クロスキャリバーの整備をしていたアプリコットである。

801792:2006/06/29(木) 02:16:19 ID:9MpnwvAl
「相変わらず、ランティさんの料理はおいしいですわね〜」
「あ、ああ、うん」
 美味しそうに料理を食べるカルーアに、生返事を返す。
 正面にカルーアが座っているので、イマイチ食事に集中出来ない。
 チラチラとカルーアの顔を見ながら、味のしない料理を口に運ぶ。
 昼食時の為か、食堂を利用するクルーは多い。
 それらの視線を僅かに感じて、カズヤは更にいたたまれなくなる。自分のぎこちなさは、周囲から見ても分かるのだろう。
「カズヤさん〜?」
 流石に、カルーアもカズヤの様子がおかしいのに気付いたらしい。
 心配そうに覗き込んでくる彼女の顔が、カズヤに迫る。
「調子でも悪いのですか〜?」
「い、いいいいや! 至って大丈夫だよ、うん!」
 ぶんぶんぶん、と脳震盪が起きそうな程の勢いで首を横に振るカズヤ。
 カルーアはそれに安心したような息を吐く。
「なら、いいのですけど〜。……あら?」
「え?」
 顔を離しかけたカルーアが、何かに気付いたようにカズヤの口元を見ている。
「カズヤさん、口元にご飯粒が……」
「え、本当?」
 慌てて取ろうとするカズヤは、口元を探ってみる。しかし、手応えはない。
「どこ?」
「そっちじゃありませんよ〜。私が取ってあげますね〜」
 そう告げて。
 カルーアは、更に顔を近付けて。
 ぴちゃり、と。
 その舌で、カズヤの口元を、舐め取った。
「――――――!?」
 その時。世界が止まった。
 正確には、カズヤの周囲の時間が。
「うふふ、おいしいです〜」
 という、少し照れたようなカルーアの声すら耳に入ってはいない。
 だから、「それは俺へのあてつけかゴルァァァァッ!?」というランティのキレた絶叫も。「接近警報発令ー!」というタクトのふざけた声も。
 射殺さんばかりにこちらを見つめるアプリコットの視線にも、気付かなかった。



(はぁ、参ったな……)
 あの後、カズヤの硬直が解けたのは数分後だった。キレたランティにお玉を投げつけられたのである。
 まだ痛みの残る頬をさすりながら、先程のカルーアの行動を思い返す。
(あんなキスまがい、好きな人とじゃなきゃ出来ないよな……つまり、カルーアは本気でボクの事を……)
「ああ、どうすりゃいいんだぁ!?」
 思わず叫んで、頭を抱える。
 幸い通路に人はいなかったので、取り乱した姿を見られる事はなかったが。
 しかし、事態はカズヤが悲観する以上に進んでいたのである。
802792:2006/06/29(木) 02:17:29 ID:9MpnwvAl
「…………」
 アプリコットはピロティで一人、思い悩んでいた。
 無論、その内容はカズヤの事である。
(どうしよう……)
 今、彼女の頭の中はその思いで一杯だった。
(このままじゃ、シラナミさんはカルーアさんと付き合う事に……ううん、シラナミさんはそんなにだらしない人じゃ……! でも……)
 先程からグルグルとループする思考。
 カズヤの事を信じたい。しかし、彼の押しの弱さも十分に承知している。
(シラナミさん……)
 彼との思い出を振り返る。
 最初に、彼に触れても大丈夫だと知った時は凄く嬉しかった。例えそれがミルフィーユの影を追うようなものであっても、自分が触れられる男の人というだけで嬉しかったのだ。
 けれど、段々とそれだけではなくなった。
 デパートシップで付き合って貰った時は、凄く楽しかった。あの時買って貰った髪飾りは一生の宝物だ。
 リゾート衛星ホッコリーに誘われた時は、水着を選ぶのに非常に悩んだ。どんな風にすれば可愛く見られるか、どんな風にすれば楽しんでくれるか……
(あ……)
 今更ながらに、気付く。
(私って、こんなにシラナミさんの事が……)
 何時からなのか。そんな疑問は、この思いに比べれば些細な事だ。
(好きだったんだ……)
 口の中で、言葉にする。
 初めてのそれは非常に甘く、同時に苦いものだった。
(なのに……私、ただ恥ずかしいからシラナミさんを避けて……傷付けちゃった……)
 はっとなる。
 そうだ。今の状況を作り出したのは誰でもない、自分ではないか。
「う……うう……」
 自分の馬鹿さ加減に、涙が出てくる。
 これでは、愛想を尽かされても仕方ない。
 けれど。
 例え自分が原因だとしても。
「シラナミさん……!」
 カズヤが、自分以外の誰かと付き合うのは嫌だった。
 自分だけを見て欲しい。
 自分だけを好きになって欲しい。
 そんな、身勝手に思える思考だけが意識を埋め尽くす。
 馬鹿げている。まだ自分のものにもなっていないのに、この独占欲。
 後悔と自責と。その他色々なものがない交ぜになって、涙として零れ落ちる。
「桜葉少尉……?」
 そんな折、かけられた声があった。
 涙に濡れた顔で振り返る。
 ルーンエンジェル隊のメンバーであるリリィ・C・シャーベットが驚いた顔でこちらを見ていた。
「ぐすっ……り、リリィさん……」
 しゃくり上げながら、何とか言葉を紡ぐ。
「ど、どうしたのだ?……いや、その前に涙を拭くべきだな。このハンカチを使ってくれ」
「あ、ありがとうございます……」
 差し出されたハンカチを使い、鼻をかむ。
「……桜葉少尉、ハンカチで鼻をかむのは……いや、いい」
 何かを諦めたようなリリィを訝しがりながらも、アプリコットは何とか呼吸を整える。
 それを見計らって、リリィは話しかけてきた。
「それで、桜葉少尉。一体何故泣いていたのだ? ただ事ではない様子だったが」
「それは……」
 アプリコットは言いかけて、先程の思考を振り返る。
 それだけで、涙が溢れてきてしまった。
「う、うう……!」
「さ、桜葉少尉!?」
「ご、ごべんなさび……」
 ずるずると鼻を啜りながら、アプリコットは涙を流し続ける。
 その様子にリリィは少し悩んだ後、
「……よし、では少尉の部屋で話を聞こうではないか。……その、ティッシュもあるだろうしな」
 失ったハンカチを悼みながら、そう提言した。
803792:2006/06/29(木) 02:18:51 ID:9MpnwvAl
「……それで、カズヤとマジョラム少尉が接近しつつあるのが悲しい、と」
「はい……」
 アプリコットの部屋に場所を移し、話は行われた。
 この部屋のゴミ箱には、鼻をかんだティッシュが一箱分捨てられている。
「ふむ……」
 リリィは悩むように、顎に手を置く。
 こういったのは本人達の問題なのだが、それではいつまで経っても進展すまい。
 それに、現在は戦時中だ。取り分け紋章機パイロットの調子が悪い、というのは最悪の要素である。
 紋章機はパイロットのテンションが最高ならそれこそ一騎当千の力を発揮するが、逆にテンションが低ければそこらの艦にも劣る。最悪、動かない場合もあるのだ。
 ここは、多少とはいえ協力すべきか。
「桜葉少尉」
「はい……」
 すっかり気落ちした様子のアプリコット。これはよろしくない。
 やはり、協力……とはいかないまでも事態を進展させる助けをする事に決めた。
「少尉はどうしたいのだ?」
「どうしたい……ですか?」
「ああ。カズヤをマジョラム少尉に取られたくないのだろう? なら、答えは決まっているんじゃないのか?」
「それは……そうですけど……」
 煮え切らない様子のアプリコットは、指をもじもじと絡ませる。
「今まで避けてた手前、どんな顔をしてシラナミさんに会えばいいのか……」
「むぅ……つまり今の状態で想いを伝えるのは難しい、と」
 ふむふむ、と頷くリリィ。そして少しの間、考え込む。
 そして、
「……ならば、その逆はどうだ?」
「逆……ですか?」
 きょとん、とするアプリコットに、リリィはいかにも名案だというように、
「そうだ。先程も言っていたではないか、『カズヤに自分を好きになって欲しい』と。つまり、そういう事だ」
「ええと……つまり、シラナミさんから告白させるんですか?」
 アプリコットが自信なさげに尋ねると、リリィは我が意を得たりとばかりに頷き、
「OKだ! では早速作戦を練ろうではないか!」
「いえ、あの……」
(まだやるとは言ってないんですけど……)
 そんなアプリコットの言葉を遮り、リリィは妙に活き活きと、
「やはりこんな時は、先達を見習うに限る。さて、『GALAXY ANGEL』三部作で使えるイベントは……」
「あの、リリィさん?」
 アプリコットは、何やら没頭し始めたリリィに無駄と知りつつ声をかけた。



 さて、所変わってカズヤの部屋である。
 気分転換に艦内を歩いていたカズヤではあったが、結局気分転換にはならなかった。
 カルーアの事が頭から離れなかったのである。
(カルーアの舌、柔らかかったな……い、いや! いかん! いかんぞカズヤ・シラナミ!)
 などとベッドで悶絶しながら邪念を振り払っていると、呼鈴が鳴る。
804792:2006/06/29(木) 02:20:04 ID:9MpnwvAl
「あ、どなたですか?」
 反射的に応える。と、
「カズヤさん〜!」
 まさにタイミングを計ったかのように渦中の人物が現れた。カルーアである。
(な、なんてタイミングの悪い!)
 思わず内心で叫んでしまう。
 今は、まともにカルーアの顔を見れない。あの舌で舐められた感触が口元にこびり付いているのである。
 カルーアはカズヤの目の前に来ると、俯いているカズヤの顔を覗き込む。
「カズヤさん〜? 調子でも悪いんですの〜?」
「い、いや、そんな事はないさ!」
 俯いているままでは説得力の欠片もない。
「でしたら〜、ちゃんと私の顔を見てお話を聞いていただけませんか〜?」
「そ、それは……」
 危険だ。今カルーアの顔を見れば、邪念とか妄想とかが恐ろしい勢いで溢れ出すに違いない。
 カズヤとて男である。そういった欲望はあるし、美女揃いのエンジェル隊に囲まれていれば当然と言えた。
 事実、カルーアはカズヤがどんな欲望を抱いていようと拒まないだろう。
 しかし、気持ちの整理が付いていない状態でカルーアとそういう関係になるのは嫌だった。
「カズヤさん〜……」
 カルーアの声のトーンが下がる。しまった、と思った時にはもう遅かった。
「私の顔が、見たくありませんの……?」
「そ、そんな事はない!」
 きっぱりと言って、顔を上げる。
(気合だ! 気合で何とかするんだ!)
 などと内心では叫び続けているのだが、視線は自然とカルーアの唇に吸い寄せられる。
(柔らかそうだな……キスしたらどんな感じなんだろう……)
 既に妄想が始まっていた……
「カズヤさん〜?」
(それに、何だか甘い香りがする……いい匂いの香水だな……)
「あの、どうしたんですの〜?」
 流石に様子を変に思ったのだろう。カルーアが声をかけてくる。
 しかし、今のカズヤの耳には入らなかった。
(唇だけじゃなく、身体も柔らかそうだ……特に太股の辺りなんて、もう……)
 妄想は危険な領域に加速していた……
「カズヤさ……きゃあっ!」
 あまり耳慣れないカルーアの悲鳴を何処か遠くに感じながら、カズヤはカルーアをベッドに押し倒す。
「か、カズヤさん!?」
 普段の間延びした口調は何処へやら、カルーアは酷く焦った口調である。
「カルーア……いい匂い……」
「匂い……? あ、まさか……!」
 何かに気付いたように身じろぎするカルーアだったが、結局は男と女。加えてカズヤは、見かけによらず力があるのだ。150キロパンチャーは伊達ではない。
805792:2006/06/29(木) 02:21:21 ID:9MpnwvAl
 カズヤの手が、カルーアの身体を服越しにまさぐっていく。
 滑らかなうなじから背中、背中からふくよかなヒップに。
「あ……やっ……」
 じたばたともがくカルーアを押さえ付け、強引に唇を奪う。マシュマロのように柔らかい唇が、更に彼の行為を加速させる。
「んっ……!」
 唇を割って、カズヤの舌が入る。
 その感覚に、カルーアはゾッとする程の快楽を感じた。
 唇と舌は、こういう時のみ最高の性感帯になる……
 ぴちゃ、ぴちゃという淫靡な水温が、口の中から脳に響く。
 何と甘い誘惑か。
 カルーアは、骨の髄まで痺れそうな感覚に恐怖すら覚える。
 そして、今まで白く艶かしい太股を撫でていたカズヤの手が、遂にその奥へと入り込もうとするのが分かる。
「――――っ!」
 じわり、じわりと脳を侵すその感覚。
 抵抗も出来ず、ただこのままカズヤに犯される――半ば確実となった未来に、恐怖と、僅かな期待を感じてしまう自分がいる事にカルーアは驚く。
 確かに、カズヤの事は好きだ。だが、いきなりこういった関係になりたかった訳ではない。
 だから、彼女は諸々の誘惑と恐怖を振り切って、囁いた。
「……カズヤさん……っ!」
 ぎゅっ、と彼の手を握る。
 ……それに、いかなる力があったのか。
 今まで霞がかっていたカズヤの視界は、霧が晴れたようにクリアになった。
「……カルーア?」
 カズヤは現状を把握しようと思考を働かせる。
 実に簡単な構図だ。単に、カズヤがカルーアを押し倒し、セックスを迫っただけ。
 それを把握するのと同時に、カズヤの顔からサッと血の気が引く。
 ばっとカルーアの身体から離れ、尻餅をつく。
「……ぼ、ボク……?」
 その目には、ありありと後悔と自責の念が映っていた。
「…………」
 カルーアは何も言わず、乱れた服を整える。
 その行動が、余計にカズヤの罪悪感を増大させた。
「か、カルーア……ごめん! 謝って済む事じゃないけど……本当にごめん!」
 頭を床に擦り付けて謝るカズヤ。
 その肩に、カルーアは優しく手をかける。
「いえ……謝るのは私の方です……」
「え……?」
 訳が分からない、といった表情になるカズヤに、カルーアは心底すまなそうな表情で、
「恐らく……カズヤさんがその……ああいった行動に出たのは、私が付けていた香水のせいです……」
「香水?」
「はい……」
 カルーアは両手の指を絡ませて、
「この香水は、言ってみれば媚薬に近いものでして……多分、あの人が付けたのではないかと……」
 カルーアが「あの人」と呼ぶのはただ一人。カルーアが持つもう一人の人格、テキーラである。
 なる程、確かに彼女ならこういう事をしそうに思える。恐らく、彼女なりに気を遣ったのかもしれないが……
806792:2006/06/29(木) 02:23:58 ID:9MpnwvAl
「私も、気付きませんでした……申し訳ありません……」
「そ、そんな! 元はといえばボクが我慢できなかったのが悪いんだし……」
 流石に「最初から妄想は抱いてました、すいません」などと言う勇気はカズヤにはない。
「いえ、私がカズヤさんの部屋に来る前に気付いていれば……」
 このままでは話は平行線だ。仕方なくカズヤは、妥協する事にした。
「そ、それじゃあさ、二人共注意が足りなかったって事にしようよ」
 何とも後ろめたい気分である。こういう場合、圧倒的に男が悪いような気がするのだ。
 それでも、そのカズヤの提案は功を奏したようで、
「……はい、分かりました」
 とりあえずカルーアを納得させるには至った。
 しかし、この状況。
(誰かに見られたら、間違いなく誤解されるだろうな……)
 ぼんやりと、カズヤはそんな事を危惧する。
 さて、知っているだろうか。世の中には「噂をすれば影」という諺がある。
 つまり。
「カズヤ、話があるのだが――」
 こういう時に限って、ノックだの呼鈴だのを忘れて人が入ってくるのだ。
「り、リリィさん!?」
 最悪だ。最も見られてはいけない人の内の一人に見られた気がする。アニスやナノナノならばまだ誤魔化しようもあっただろうに。
 リリィは少しの間固まっていたが、やがて回れ右をすると、
「……失礼した。邪魔だったな」
 などと微妙にズレた気の利かせ方をして、部屋を去った。
「あ……」
 カズヤは、もう誰もいないドアに向かって手を伸ばす。そして、
「ちょ、ちょっと待ってぇぇぇぇっ!」
 全力で絶叫し、リリィの後を追った。



「……と、いうような事があったのだ」
 場所はアプリコットの部屋。リリィはしたり顔で、アプリコットに事の顛末を告げる。
「そ、そんな……」
 アプリコットは愕然と床に手を付く。
「シラナミさんとカルーアさんが、もうそんな仲だったなんて……」
 どうやらカズヤは弁解できなかったらしい。
 リリィは唸って、
「ここからの挽回は難しい……何故なら向こうには既成事実があるからな……」
「き、既成事実……」
 言葉にされると、よりその重みが増してくる。
 アプリコットは先程までリリィと作成していたプランを見渡す。
 どれも綿密――かどうかは後世の判断に任せたい――に練られたプランだが、既成事実に対抗するには弱い。
「や、やっぱりシラナミさんは……もう……」
 再びアプリコットの大きな瞳から、涙の粒が溢れてくる。
「う……ひっく、ぐす……」
「な、泣くな桜葉少尉! まだ敗北が決まった訳では――む?」
 ふと、リリィは何かに気付いたようにドアを睨み据える。
「な、何ですか?」
 ティッシュで鼻をかみながらアプリコットが尋ねると、リリィは人差し指で「静かに」のポーズを作る。仕方なくアプリコットも耳を澄ますと、
「……リリィさぁぁぁん! 念の為に言っておきますが、さっきのは誤解ですからぁぁぁぁっ!」
 と、恐らくフロア全域に聞こえるようなカズヤの叫びが耳に入ってきた。リリィに追いつくより先に、声を追いつかせた方が早いと考えたのだろう。
「……誤解か」
「……誤解ですか」
 誰にとも無く呟く二人。傍から見ると結構間抜けである。リリィはこほん、と咳払いをすると、
「ではプランの確認をしようではないか、少尉。何、まだまだ挽回のチャンスはある」
「あ、はい! 頑張ります!」
「うむ。所で、このペアルックはどうだ? 二人の距離を一気に縮められる気がするのだが……」
「いえあの、それはちょっと……」
 現金な二人であった……
807792:2006/06/29(木) 02:25:39 ID:9MpnwvAl
中編投下終了……何と長い駄文か……しかも微エロを狙ったのにエロくねぇ……
とりあえず、次回で終わらせたいと思います……
808名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 06:47:26 ID:6FXsKuKF
>>807

今日から俺は貴方を崇めて生きていきます。
後編も楽しみ。
809名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 08:22:14 ID:nfVUnMDC
>>807OKだ(^.^)b
リリィの計画が気になります。カルーア万歳〜
810名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 16:39:18 ID:U7bTjdB8
>>807
GJ!
それはいいんだがリリィよ。
「『GALAXY ANGEL』三部作で使えるイベントは……」 ってあんた。
そこからあのプログラムを出したんかい。
っつーか、どこで入手したんだ三部作を。
811名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 19:41:10 ID:GPRUEFso
>>807
おっつ〜
812名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 01:49:48 ID:9V6Rzjq2
>>807
今晩は来るかな?明日かな?待ってるぜ。
>>782もな。
813792:2006/07/01(土) 02:05:51 ID:XURLBqXO
>>800-806の続き投下。
 前回後半とか言いましたが、嘘です。すいません。完結してません。
 とりあえず「後半その1」という事で。
814792:2006/07/01(土) 02:07:03 ID:XURLBqXO
 アプリコットの様子がおかしい。
 カズヤがその事実に気付いたのは、珍しくもトレーニングルームでアプリコットが汗を流していた場面に遭遇してからだった。
 動きやすいようにスパッツとシャツを着て、一心不乱にサンドバッグを叩いている。
 そして、あろう事か、
「リコ・ラビットパーンチッ!」
 などというよく分からない必殺パンチを繰り出し、
「はうっ!?」
 サンドバッグにカウンターを受けてKOされていた。
 カズヤはそれを呆然と見ていたが、こちらに気付いたリコが脱兎の如く逃げ出した事で我に返った。
(……何やってるんだろう?)
 答えの出そうにない疑問を口の中で反芻してから、カズヤもトレーニングルームを去った。



「OKだ! 最近の少尉の行動に、カズヤはすっかり釘付けだぞ!」
 アプリコットが部屋に戻ると、既にそこにはリリィがいた。
 親指をグッと立て、笑顔でこちらを見ている。
「そ、そうですか? 何か変人を見るような目で見られている気がするんですけど、それは気のせいなんですね?」
「ああ、勿論だ。今はいわば準備段階。カズヤの目を少尉だけに向けさせる為の行動なのだからな。何よりこれは避けている時にこそ効果ありという方法なのだ」
 何を根拠に言っているのかは分からないが、何故か自信はありそうなので、アプリコットはリリィの言う事を信用した。
「ええと、次は何でしたっけ?」
「ティーラウンジでテレパシーの訓練だ。本気でテレパシーを会得するつもりでやるぞ!」
「は、はい!」
 色々と突っ込み所は満載だったが、アプリコットはとりあえず頷いた。



(おかしい……)
 ティーラウンジを出たカズヤは、内心で呟いた。
(何でボクが行く所に限って、リコが変な事をしているんだ?)
 先程、ティーラウンジに行くとアプリコットが何人かのクルーを捕まえて、色々と無茶な事をやっていた。
 その場にいたリリィに尋ねると、あれはテレパシーの訓練なのだという。
(ミントさんの真似? でも確か、あれって先天的な能力じゃないよな……)
 そしてカズヤの姿を認めるや、再びアプリコットはティーラウンジを去ったのである。
(避けられてるのは変わらないんだけど……何か、違う気がする……)
 意図的なものを感じるというのか。
「……はぁ」
 人生で果たして何回吐くかというような大きな溜息を吐いて、カズヤは歩を進めた。
 ただでさえ、カルーアとの事で参っているというのに。
 カルーアは「気にしていない」というが、顔を合わせる度に頬を染められれば気にするなという方が無理である。
815792:2006/07/01(土) 02:08:10 ID:XURLBqXO
「あーこらこら、そこの若人」
 と、いきなり背後から声がかかった。振り向くと、ルクシオール艦長であるタクト・マイヤーズがいつもの笑いを浮かべてそこにいた。
「マイヤーズ司令……」
「いかんぞぉ、そんな顔してちゃ。人生もっと楽しくいかなきゃ」
 その言葉を体現するような笑顔を浮かべるタクトに、カズヤは嘆息で返す。
「そうできたらいいんですけどね……」
「ん? 悩み事かい?」
「ええ、ちょっと……」
 何と言えばいいのか分からず、言葉を濁す。
「言えないような事?」
「あまり、人に言いたいような事じゃないです……」
 疲労のどん底にいるかのようなカズヤの様子に、しかしタクトはにやりと意地の悪い笑みを浮かべて、
「……カルーアの事? それともリコの事?」
「その両方です……って、ええぇぇっ!? な、何で分かるんですか!?」
 思わず叫ぶカズヤ。しかしタクトは笑みを崩さないまま、
「さあ、何でだろうねぇ?」
「……わ、分かった! 司令もテレパスファーを持ってるんでしょう!?」
 そうに違いないと息巻くカズヤに、タクトはちっちっ、と指を振り、
「テレパスファーは、惑星ブラマンシュの人間に寄生しない限りは表層意識も読み取れないよ」
「じゃ、じゃあ何で……」
「何、見れば分かるよ。三人が三人共、様子が明らかにおかしいからね」
「う……」
 そんなに分かりやすいのか。カズヤが赤面していると、
「それで……何があったんだい?」
 すすす、とタクトが音もなく近寄ってくる。
「うわっ!? そ、それは……」
「ほらほらぁ……言っちゃいなよ……楽になるよぉ……」
 まるで悪魔の囁きだ。カズヤは心の底から思った。
 しかし、自分一人で背負うにはいささか重すぎる事でもある。
「う……わ、分かりました……絶対に他言無用ですよ……?」
「大丈夫、俺、こう見えて口は堅いから。ささ、こんな所じゃなんだし、オフィスで話を聞くよ」
 鼻歌でも歌いだしそうな勢いで、タクトは歩き出す。
(口が堅いって……本当かなぁ……)
 一抹の不安を抱きつつも、カズヤは後に続いた。
816792:2006/07/01(土) 02:09:29 ID:XURLBqXO
「……とまあ、そういう訳でして」
「ふーん……」
 タクトはカズヤの話を最初はニヤニヤして聞いていたが、段々とその表情は真面目なものに変化していった。
 彼は顎に手を当て、
「で、カズヤとしてはカルーアの想いにどう応えればいいか分からない、と。おまけにリコに対する気持ちの整理も付いてない訳だ」
「はい……」
 言葉にされると、自分が益々ヘタレに思えてくる。
「なるほどねぇ……」
 タクトはうーん、と唸ると、
「じゃあ、カルーアと付き合っちゃえば?」
「そ、そんなあっさり……」
 思わず唖然とするカズヤに、タクトは追い討ちをかける。
「だけど、現状で最も有効な方策だ。正直、司令としてはその方が嬉しいね」
「……というと?」
「紋章機の性能はパイロットのテンションに左右される。分かってるだろ?」
 結局はそこである。
 つまり、ルーンエンジェル隊の内の三人が問題ありとなると、戦力の大幅ダウンに繋がるのだ。
「そりゃあ……そうですけど」
「そうすれば少なくともカルーアの分は見込める。それに、付き合ってみれば案外すんなり行くかもよ?」
「…………」
 反論出来ない。タクトの言っている事は紛れもなく正論だ。
 しかし……
「……中途半端な気持ちのまま、付き合えません……そんなの、カルーアに失礼ですよ……」
「確かにそうだ。けど、このまま待ってて状況が進展するのかい?」
 カズヤは奥歯を噛む。
 まるで、大人が子供に物の道理を教えているようなものだ。
 勿論、大人がタクトで子供がカズヤ。
 カズヤは、自分の思う通りに行かないから駄々をこねる子供でしかない。
(それでも……)
 筋を通さねばならないという事はある。
「なら……何とかしてみせますよ!」
 決意を込めて、告げる。
 タクトに笑われるかもという予想はあったが――
「よく言った!」
「へ?」
 タクトは満面の笑みを浮かべている。まるで、自分の思い通りにいったとばかりに。
817792:2006/07/01(土) 02:10:26 ID:XURLBqXO
 呆けるカズヤの肩を叩き、
「いやー、ここでカズヤの踏ん切りが付かなかったらどうしようかと思ったよ」
(これは……まさか……)
「カズヤって、案外負けず嫌いだよねー!」
(は……謀られたー!)
 すっかり失念していた。謀略はタクトの十八番ではないか。その言葉を丸々信用してしまった自分が馬鹿だったのだ。
 タクトはニヤニヤした笑いに戻り、
「それじゃあ宣言した通りに何とかしてくれよ、隊長」
 わざわざ「隊長」にアクセントをつける辺りが嫌味だ。
(た、狸だ……)
 急速に身体の力が抜けるのを感じながら、カズヤはオフィスを後にする。
 しかし、何とかすると言ってもどうすればいいのか。
(とりあえず、部屋で休もう……少し寝ればいいアイデアが浮かぶかも……)
 やや逃げるような思考ではあったが、疲労していては浮かぶアイデアも浮かばない。
 カズヤはそう自分を納得させ、部屋に向かった。



(シラナミさんは、もう寝たのかな……)
 アプリコットはカズヤの部屋の前にいた。
 リリィが指示した次の作戦は、カズヤが寝ている間に思わせぶりな手紙を置いていくというものである。
 その為にも、カズヤが寝ている事を確認しなければならない。
(ごめんなさい、シラナミさん……)
 アプリコットはリリィから手渡されたコップで中の様子を聞き取るという伝統的な行動に出た。半ば盗聴である。
 その事に後ろめたさを感じながらコップを取り出すと、
「何やってるのかしら?」
 突如声をかけられ、慌ててコップを後ろ手に隠す。
「テキーラさん……」
 声の主はカルーアの別人格、テキーラであった。彼女は不敵な表情でこちらを、正確には背中に回した手を見ると、
「桜葉。あなた最近、シラナミの周りで変な事やってるらしいわね」
「へ、変な事なんて……」
(確かに変ですけど……)
 という呟きを内心に隠す。
 その後ろめたさが出たのだろうか。テキーラは眼差しを強くして、
「でも、いつまでもそんなまどろっこしい事してるようなら、シラナミは貰うわよ」
「……え?」
 カズヤの名前を出され、心臓が跳ねる。
「アタシは全てにおいてあの子を優先する。あの子は今、シラナミが好きなの。シラナミにも好きになって欲しいと思ってる。だから、アタシは最大限あの子に協力するわ」
 カルーアの「あの人」がテキーラを指すのに対し、テキーラの「あの子」はカルーアを指す。
818792:2006/07/01(土) 02:11:21 ID:XURLBqXO
「あの子やシラナミは鈍いから気付いていないみたいだけどね……今回、あんたに話をしたのは宣戦布告よ。そうしないとフェアじゃないでしょ」
 ……気付かれている。アプリコットはその事を悟った。
 宣戦布告。
 つまりは、テキーラはカルーアに協力する。つまり、本気でカズヤを落とす。
 アプリコットがカズヤを好きならば対抗してみせろ、という意味だ。
「……それは……」
「もし出来ないようなら、あんたの気持ちはその程度だって事ね。それじゃ」
 それだけ告げて、テキーラは去っていく。
 と、ふと思い出したように、
「ああ、それとね。アタシ、あんま小細工っていうのは得意じゃないの」
「それって――」
 アプリコットが何かを言う前に、テキーラは去っていた。
 一人残されたアプリコットは、テキーラの背中を見て、カズヤの部屋の扉を見る。
(私は……)
 ぎゅっと手を握り締め、アプリコットは何かを決意したようにカズヤの部屋の前から去った。



「……なんちゃって。悪いわね、桜葉」
 アプリコットが自分の部屋に去ったのを確認してから、テキーラは柱の陰から身体を出す。
 去ったフリをして、実は柱の影でアプリコットが去るのを待っていたのだ。
「ふっふーん……」
 手の中にある二つの小瓶を確認してから、カルーアは足取り軽くカズヤの部屋に忍び寄る。
 そして扉を開けると、カズヤがベッドに大の字になって寝ている。
 いくらルクシオール内だからといって、鍵もかけないとは油断しすぎではないだろうか。そもそも、それでリリィにあの現場を見られたというのに。
(まあ、好都合だけど)
 そして、寝ているカズヤに気付かれないように横に立つと、手にした小瓶の内、一本をカズヤの口の中に突っ込む。無論、栓は開けて。
「んっ……」
 突如として口内に液体を入れられたカズヤは、無意識に液体を嚥下する。こくり、こくりと喉が動いているのを確認してから、テキーラは持っていたもう一本を自らの口に流し込んだ。
「それじゃ、後よろしく……」
 そう言うと、光の魔方陣と共に彼女の姿が変化する。テキーラは自らの意思でカルーアに変化が可能なのだ。
 変化した彼女は、何処か様子がおかしい。
 まるで酒に酔っているかのように、熱に浮かされた表情をしている。
 そして――酔っ払いがそうするように、床に倒れた。
819792:2006/07/01(土) 02:12:23 ID:XURLBqXO
「う……ううん?」
 何かが倒れた音で、カズヤは目を覚ます。
 周囲を見る前に、とりあえず時計を見る。寝てから二時間程が経っていた。
(結構寝たな……疲れも取れたし……)
 両手を上げて伸びをする。
 そして、周囲を見渡して――
「って、カルーア!?」
 ベッドのすぐ傍で倒れているカルーアに気付くと、カズヤは慌ててカルーアの身体を抱き起こす。
 ざっと見た限りでは外傷はない。しかし、何故自分の部屋で倒れていたのか?
 カズヤが思考していると、カルーアの目蓋が薄く開く。
「あ、カルーア! 大丈夫!?」
 尋ねるカズヤを、カルーアは何処か焦点の合わない瞳で見て――
「!?」
 その唇を、カズヤのそれに押し付けた。
 以前も味わったマシュマロのような感触が、カズヤの唇に伝わる。
(ぬぅあぁー! マシュマロストライクスバーック! ってそんな場合じゃなく!)
 混乱する思考を無理やり押さえ付け、カルーアから離れる。
「あん、カズヤさん〜……」
 そのカズヤの行動が残念だと言わんばかりに、カルーアは口を尖らせる。
(か、可愛い……じゃなくて!)
「カ、カルーア! どうしたのさ!?」
「私は〜、どうもしませんわ〜?」
 嘘だ。絶対嘘だ。カズヤは内心で断言した。
 が、次の瞬間。カルーアはカズヤの予想の遥か斜め上を行っていた。
「どうかしてるのは……カズヤさんじゃありませんの〜?」
「うわっ!?」
 びくり、とカズヤの身体が弓なりに仰け反る。
 カルーアの手が、いつの間にか隆起しているカズヤのモノをズボン越しに撫でていた。
 いつの間にか、というのは本当である。全く気付かなかった。
(……って、明らかにおかしいだろ! いくらなんでもキスくらいでここまでは……)
 と、そこまで考えて。何故か、カズヤの頭の中で合点がいった。
 倒れていたカルーア。様子が変なカルーア。そして、隆起した自分のモノ。
(テ……テキーラかぁぁぁっ!)
 犯人に思い当たるも、それが何かの意味を持つ訳ではなく。
「カズヤさんも〜、その気になってくれたんですのね〜?」
「へっ!? そそそ、その気?」
「うふふ〜」
 無邪気な微笑を浮かべながら、カズヤのモノをズボン越しに擦るカルーア。
 その表情と行動のギャップが、カズヤの興奮を誘う。
 いつの間にやら、ベッドに座ったカズヤの股間をカルーアが撫でる、という構図になっていた。
820792:2006/07/01(土) 02:13:22 ID:XURLBqXO
 カズヤがされている立場なのだが、これではカズヤがカルーアに奉仕させているような構図にも見える。
「うあ……」
 そしてカズヤはといえば、すっかり抵抗する気力も奪われていた。
 仕方あるまい。彼も健全な青少年である。カルーアのような美女に股間を触られてこうなってしまうのは当然とも言える。おまけに初体験で免疫がない。
「我慢、出来ません〜?」
 ややからかうような表情で、カルーアが尋ねてくる。カズヤは少しの躊躇いを覚えたが、
(……すみません、司令。ボクやっぱヘタレです)
 息も絶え絶えに、カズヤは頷いた。
 柔らかいカルーアの手が、ズボン越しに自分のモノを触っている。その事実だけでも耐え難いというのに、この感触はその先すら望ませる威力がある。
 もっと。もっと刺激が欲しい。ズボン越しなどではなく、直接。直接触って欲しい。
 そんな願望が顔に出ていたのだろうか。カルーアの手が、ズボンのファスナーに掛かった。
 ジーッという音を出して、ファスナーが開けられていく。その感覚が、また興奮を呼ぶ。
 そしてカルーアは器用に思える手つきでトランクスからカズヤのモノを取り出した。
 取り出されたそれはこれ以上無い程に隆起し、ビクビクと血管を浮かせている。
 グロテスクにも見えるそれを、カルーアは躊躇なく両手で握った。ちなみに、常に付けている手袋は外している。
「うあ……っ!」
 その刺激だけで、カズヤは達してしまいそうだった。カルーアの柔らかい両手が、カズヤのグロテスクなモノを包んでいる。
 その事実と光景は、絶頂の一歩手前までカズヤの意識を運んでみせた。
 しかし、カズヤとて男である。これだけで達してしまっては情けない、という意地くらいはあるのだ。
 余程、その耐えている顔が可笑しかったのだろう。
 カルーアがくすり、と笑みを零した。
 そして、その両手でカズヤのモノを扱き始める。
 単調な愛撫であったが、カズヤにはそれで十分だった。
 トんでしまいそうになる意識と、絶頂に向かう身体。その二つを根性と意地と自尊心で押さえ付ける。
 しかし、敵は強大であった。
「ほらほら〜、早くイっちゃってください〜」
 と、間延びした口調とは逆に手の速度を速める。
 その行動で、カズヤの根性と意地と自尊心は敗北した。
「だ、駄目だ、カルーア! もう、で、出る! 出ちゃうってば!」
 カズヤは必死でカルーアを諌めるも、彼女が手の動きを止める様子はない。
 快楽に耐えようとする身体はびくびくと痙攣し、既に限界を知らせている。
 そして、
「ご、ごめ、も、出るっ!」
 呂律の回らない舌でカルーアに謝罪する。
 そんなカズヤを他所に、カズヤのモノは生理現象に忠実だった。
 亀頭が一際膨れ上がり、びゅく、びゅくと白い粘液を放出する。
 それは物理現象に逆らわず放物線を描いて飛び……当然、カズヤのモノの目の前にあったカルーアの顔に飛来した。
「ふあっ……!」
 それに驚いたのだろう。カルーアが目を見開いてモノを凝視している。その間もモノは精液を放出し続け、避けもせずに凝視していたカルーアの顔にかかる。
 やがて精液の放出が終わっても、カルーアはモノから目を離さなかった。
 少し萎えたモノを握ったり離したりしてから、自分の顔についた精液を指で掬う。
821792:2006/07/01(土) 02:14:24 ID:XURLBqXO
「男の人のって、こういう風に出るんですのね〜……初めて見ました〜……」
「そ、そう……」
 案外と平気そうなカルーアに安心する。
 しかし……どうしたものか。
 カルーアの精液塗れの顔を見ていると、またムラムラと……
(って、また勃ってるよ……)
 案外と節操がないのか、それともテキーラの細工の為か。
 どちらにせよ、このままでいるのは辛い。
(けど、このまま行く所まで行っていいのか?)
 理性がそう告げる。欲望という悪魔の中で、理性が勢力を取り戻してきていた。
(そうだよ……そもそもこんな状況がおかしい訳で……って)
「あの、カルーア?」
「はい〜?」
 カズヤは冷や汗が流れるのを感じながら、カルーアに尋ねた。
「ナニを、しているのかな?」
「こういう場合は、男の人のを綺麗にするのが礼儀と聞きましたので〜」
 カルーアはそう答えると、カズヤのモノに付着した精液を舐め取るという作業に戻った。
 どんな礼儀だ。カズヤは心の中で突っ込んだ。
 しかし。しかしである。
 カルーアの紅い舌が、モノを舐め取っていくこの感覚。下手すれば二度目の放出を招きかねない行為である。
(う……やばいかも……)
 再び睾丸に精子が充填されていくのを感じる。ただでさえ鋭敏になっているというのに、こんな事をされれば当然と言えた。
「カズヤさん〜?」
「へっ?」
 いきなりカルーアから声をかけられ、間抜けな声を上げる。
 カルーアは精液を舐め取られ、代わりに彼女の唾液に塗れたモノを握り、
「この後は、どうすればよろしいんですの〜?」
「ど、どうすればって……」
 この後する事など決まっている。合体である。フュージョンではない。ちなみにスペルキャスターとブレイブハートの合体回数はそれ程多くない。関係ないが。
 だが、果たして合体してしまっていいのか?
 カズヤの(僅かに)残った理性が歯止めをかける。
 思い出せ。そもそもアプリコットに対する気持ちの整理が付かないからカルーアの想いを受け止められなかったのだ。
 だというのに、今カルーアと合体までしてしまう訳には行くまい。
(そうだ……まずはリコの気持ちをはっきり聞いてから……)
 せめて何故避けるのか、そして最近の奇妙な行動の理由を知りたい。
 そして本当に自分を嫌っているのか聞いてから――
「うっ!?」
 しかし、カズヤの思考はそこで強制的に中断される。
 カルーアが、カズヤのモノを口に含んだからである。
 思考は外部刺激に勝てなかった。
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「ちょっ、カルーア!」
「無視しないでください〜」
 やや拗ねた表情で、カルーアはカズヤのモノを喉の奥まで飲み込んでみせる。
 先程まで固めていた決意が萎えていく。嗚呼、人間とはかくも快楽に弱いものか。
「も、もう……!」
 そして、再びカズヤが絶頂への階段を昇り始めた、まさにその時。
「シラナミさんっ!」
 ドアをぶち破らん勢いで部屋に乱入してきたのは、アプリコットだった。
 しかも、何故か手には宇宙トウフの乗った皿を持ち、その服装はメルバと同じエプロンドレス。
「リ、リリリリリリ――」
 馬鹿みたいに「リ」を連呼するカズヤ。
 そして、アプリコットは荒げていた息を整え、カズヤの状況を冷静に見て――凍った。
 彼女の手から皿が落ち、宇宙トウフがべちゃ、と床にぶちまけられる。
 完全に冷静な思考能力を失ったカズヤ。
 カズヤのモノを握ったまま、きょとんとしているカルーア。
 そして、そんな二人の様子を見て凍結しているアプリコット。
 何とも混沌とした状況で、事態は終局へと向かっていくのだった……