517 :
続・朔羅陵辱:2006/01/28(土) 05:50:11 ID:HtEzxqPS
「おかしくじゃなくて、気持ちよくなっちゃうんでしょう?」
嘲るようにそう問われた。
「そんなことな……ひぅっ……くすぐったいだけなんだからぁっ……」
「ふふ、そんなこと言っていいのかしら――」
同じようにクスクスと笑みを浮かべながら、また一人自分が増えていた。
だが今度は更に一人、また一人と際限なく増えていく。
「………………!?」
「驚いて言葉も出ないかしら? 今から、皆でアナタを責めてあげる」
「や、いやぁっ……!」
近づいてきた無数の自分達に、ペロペロと体中を嘗め回される。
頬、耳、首、胸、脇、腹、腕、太腿、手の指、足の指――
「やだぁっ……きゃふっ、ひゃあん……ぁん」
「アナタがいけないのよ。アナタがもっと素直なら、もう少し優しく責めてあげたのに」
「ひんっ……ァっ……おねが……だからぁ、やめ……ああっ!」
――可愛いよ、朔羅。
ふと、鏡の言葉が聞こえた気がした。
「やぁぁぁっ……め、だめってばぁっ……ひゃああんっ」
「やめてあげるわけないのにね……うふふ」
END
激しく今更ですが、361からの続きです。
よろしければ、どうぞ。
卑弥呼タンマダー(AAry
520 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:43:08 ID:xOUuSrUE
>>548 GJ!また朔羅話書きにきて下さい。
ついでに上げときますね。
赤目小弦太×卑弥呼とか、不動×卑弥呼とか、
気丈な卑弥呼が従順になるまで敵に犯されるような話が好きだ・・
書こうと思ったけどどうにも文章力のないヘタレなので、誰かのネタになれば、、、
522 :
通りすがりー:2006/02/17(金) 23:18:30 ID:bFnz4QqR
>>521みたいなネタじゃなくて銀卑…というより卑銀?途中までですが…
ギャグ傾向有りの初めて物語です。
神光臨の足がかりになればいいとおもいつつ…
「初めて」は何でも記念になる。
「初めて」おつかいに行った日。
「初めて」恋をしたあの頃。
「初めて」恋人が出来たその日。
そして…
「初めて」誰かと、肌を合わせる時。
つまりは「初体験」と言うやつで、体験するのは、男女のキビというか愛の営みというか本能というか。
ここに、互いに「初体験」を体験しようとしている二人がいる。
天野銀次と工藤卑弥呼という、二人を知るものがいたら宇宙まで飛び上がるくらい驚きの組み合わせ(らしい)。
二人は4ヶ月前、銀次からの告白から交際をスタートさせた。
どちらも不定期な仕事(銀次にはそんなに仕事は来ないが)なためなかなか会う機会がなかったが、週1くらいでデートしたり卑弥呼の部屋で過ごしたりと健全な交際を続けていた。
だがその日は大雨で、とても歩いて帰れそうにない天気。
彼女は言った、「こんな天気で帰れる?…なんなら泊まっていってもいいけど。」
彼曰く、「ええ?!わ、悪いよ!」
彼女曰く「別に…そんなに泊まりたくないなら泊まらなくていいけど。」
とまあこんな感じの問答の末、結局彼は泊まることになり、そして現在に至る。
一応、と卑弥呼の部屋にも用意していた銀次の着替えが役に立つ日が来た。
とりあえず銀次は相棒に今日は帰らない旨を電話で告げ、テンパる頭を冷やそうとする。
だが相手が悪すぎた。
「蛮ちゃん、この雨じゃ帰れないから、今日は…その、友達の家に泊まるから。」
『…女か?』
「うええ?!」
『女なんだな。よかったじゃねえか銀次!ドーテー卒業だな。』
「う、あう、まだそうと決まったわけじゃ…」
『ま、頑張れよ。早くしねえと卑弥呼に先越されるぞ?』
相手がその卑弥呼ちゃんです、とも言えず乾いた笑いで銀次は電話を切った。
彼女のベッドにパジャマで座る。何だか恥ずかしい。
卑弥呼がシャワーを浴びる音が心臓の音に重なって不協和音を作る。
(いやいや、卑弥呼ちゃんがそんなつもりで俺を止めたんじゃないかもしれないし!うん!)
そわそわするしかすることがなく、銀次は不自然にきょろきょろしていた。
一方卑弥呼も内心バクバクだった。
どんな格好して出ればいいか、とか、ちゃんときれいに洗えたかな、だとか。
泊まっていけという言葉はごく自然に出たのであって、卑弥呼には始めはそんなつもりはなかった。深く考えてなかったのだ。
だけど、引き留めてしまっては進むしか…ないのだろうか?いや、この際ヤってしまうべきだ。
今まで二人の中はどこか宙ぶらりんな感じで、卑弥呼は何となくヤキモキしていた。
銀次は誰にでも分け隔てなく接するし、だけど彼女にはどこか遠慮がちな雰囲気があるし、卑弥呼だってそう(こういうことには)積極的な方ではない。
だからか知らないが初キスはつい先週くらいにやったばかり。交際を初めてから3ヶ月と3週間。世間体からすれば、「遅い」。
(…よし!)
やっと決心をつけて卑弥呼は脱衣所を出た。悩みきった末にパジャマ着用で。
「あ、卑弥呼、ちゃん…」
戸惑いの見える銀次の横に無言で座る。ギシ、とベッドが軋んだ。
「え、っと…お、俺、床で寝るよ!」
「遠慮しなくていいわよ。その…二人くらいなら、大丈夫。このベッド頑丈だから。」
「え、あー…その」
「いやなの?」
半目がちに卑弥呼が問う。
「私と寝るのが、そんなにいやなの?」
「そんなわけないよ!でも…」
煮えきらないというのはこういう奴を言うのだろう。卑弥呼はため息をついた。
これ見よがしに、と言うわけでもないがそれは耳に残る。
「…別に、そんなつもりで引き留めたわけじゃなかったのよ?」
「う、うん…」
銀次が頷く。
急に言われて話が少々見えないようだ。
「でも、後には引きたくない。」
「…ええっと…」
「ぶっちゃけて言えばあんたとヤりたい。」
ぶっちゃけすぎだとは自分でも思った。
銀次は口をぽかんと開けて呆然としている。
「だってそれって、恋人同士がやること、でしょ?そりゃ遊びでいろんな人とほいほいヤる人もいるけど、私にとっては、そういうこと。」
分かりにくい言い回しだったろうか。銀次はまだ呆然とした表情を崩さない。
卑弥呼は立ち上がり、その彼の足下に座る。
そして。
「私がやってあげる。」
「え?」
「私が口でやってあげる。それなら少しはヤる気が起きる?」
「え…ひ、卑弥呼ちゃんそんな…」
なおも止めようとする銀次を、卑弥呼はじっと見上げた。
「…イヤならやらない。」
表情を変えずに卑弥呼は言った。だが内心は拒否されることがちょっと怖かった。こういうのもポーカーフェイスというのだろうか。
「イヤなの?」
「…」
変わらずきつい口調で卑弥呼が聞く。
銀次は数度深呼吸して、気分を落ち着かせたようだ。
「俺、初めてで…」
「私だって初めてよ。」
「あう、その…」
銀次の顔が赤くなった。今更だが卑弥呼もつられて赤面した。
しばしの沈黙。銀次の深呼吸の音だけが響く。そしてようやく、彼は口を開いた。
「服…脱いで?」
「!」
驚いて卑弥呼は目を見開いたがすぐに頷くと立ち上がりパジャマに手をかけた。
ちらりと銀次を見るとこちらをじっと見ている。
(うっわ、恥ずかし…)
気恥ずかしくなって部屋の明かりを消すと銀次がベッドのスタンドライトをつけた。
上だけ脱いで床に落とすと銀次に抱き寄せられる。
彼もいつの間にか上を脱いでいて、互いに上半身裸でキスをする。
暖かい素肌の感触が、恥ずかしさをさらに倍増させる気がした。
触れあうだけのキス。離れて、もう一度。
今度は食べるようなキスだった。そして舌を絡めあわせる。
互いに拙く、おっかなびっくりなディープキス。それでも水音が淫猥に響き、二人を酔わせるのには十分だった。
そのままベッドに倒れ込む。
軋む音が、何故かこの状況をよりリアルに伝えてきた。
ほんの少しディープキスに慣れたところで口を離す。
そろり、と銀次の手が卑弥呼の腹を、上へと這う。
指が、柔らかな膨らみに触れて、手を引きかけたが、卑弥呼にその手を押さえられた。
「…意気地のない男は嫌い、よ。」
真っ赤な顔で告げられる。
照れ隠し見え見えの、可愛いげのない可愛い誘いに、彼は腹をくくった。
手のひらで膨らみを包み込み、優しく揉む。
「…柔らかいね。」
「あ、あたりまえ、でしょ…っ」
当たり前かどうかは分からない。ただ銀次に少し余裕が出てきたのが悔しくて、いつも通りに返してしまった。
卑弥呼の気持ちが分かっているのかいないのか、銀次は揉んでいる方とは反対の方の先端を口に含んだ。
「ひゃ…」
ちゅ…と吸い上げられ卑弥呼は思わずのし掛かってくる体を押し退けようとした。
「あ、ごめん…」
「…なんで謝るのよっ!」
「だ、だって卑弥呼ちゃんが押し退けようとしたから…」
「それはその、無意識で…ていうか男ならここまできて簡単に引き下がらないでよ!」
「は、はいっ!」
完全に尻に敷かれてるのがよく分かる会話だ。
とりあえず銀次はもう一度胸に触れた。
固くなった先端を舌でつつく。
「っ…」
ぎゅっと卑弥呼は目を閉じた。またその肩を押し戻しそうになったが、銀次は今度は引かなかった。
舌で丹念に固くなった先端を舐めあげ、こねくり回す。
「ふ…っん!は、ふ…」
必死に押し殺そうとしても、甘みがかった嬌声は漏れてしまう。
自然と銀次を押し退けようとする手に力をいれる。だが彼の力にはかなわない。
舐める音が大きく響く。あとは荒くなった銀次の息づかいと、喘ぎ混じりの卑弥呼の吐息だけ。
「んぅっ、は、あ、あっ!」
「…気持ち良い?」
それくらい分かれ、と視線で訴える。
潤んだ瞳と上気した頬とは、十分彼女の状況を説明していることに銀次も気がついて、照れながら見上げてくる卑弥呼に尋ねる。
「下、脱がしてもいい?」
「いちいち聞かないでよ…」
脱がなくてどうするんだ、やりようがないではないか。さすがにそういうことは口に出すのがはばかられたので言わなかったが。
しゅる、と衣擦れの音がした。
足を布が滑る感覚が消えると、途端に寒さを感じた。
「ちょっとごめんね。」
銀次は一糸纏わぬ姿となった卑弥呼を抱き上げて、彼女の体の向きを180度変えた。
「…?何…」
「…」
銀次は無言で彼女の足を開いた。
「…濡れてるね、すごく…」
その言葉に卑弥呼は一度ぱちくりと瞬きしたが、彼が何故体の向きを変えたのか、その理由が思いついて一気に真っ赤になった。
つまり、さっきまで卑弥呼はスタンドライトに頭を向けていたのであって、今はスタンドライトに足を向けているのであって。
つまり、足の間がライトに照らされて、ばっちり見えているのであって。
「女の子の身体って、こうなってるんだねー。」
「〜〜っ!バカっ!変態っ!」
掴まれた足をバタバタさせて非難する卑弥呼に、銀次は笑みを見せた。
「きれいだね。」
「!」
突然言われた言葉に卑弥呼は止まって、銀次を見た。
×××
変なところでぶたぎりorz
文才が欲しい…
とりあえず神光臨待ち
神よ早くこないとこんなへぼ作が…!
神が降臨するにはこれが完結しないとダメらしいぞ
そんな卑弥呼に笑いかけて銀次は指で割れ目をなぞった。くちゅ、という水音が恥ずかくて卑弥呼は足を閉じようとする。だが銀次の頭が入ってきて、逆に彼の頭を押さえ込むような状態になってしまう。
「ひゃ!」
割れ目に沿って舐められた。
指とは違う滑ってざらりとした感覚が、彼女を刺激する。
「あ、だ…め、やぁっ…」
卑弥呼が押し返そうと彼の頭に手を添えた瞬間銀次は顔を少しずらし、姿を現し始めた突起に吸いついた。
「ひゃぁんっ!」
今まで以上に声が甘く響く。
「気持ちいい?」
「聞か、なくても、分かる、でしょ…!」
その突起にふれる度すぐ下からとろとろと蜜がこぼれる。
たまらなくなって銀次はまたそこに指を這わせた。
蜜が誘うように、彼女の中に指がすべっていく。
「っあ!」
中に指が入ったのを感じて卑弥呼が身を震わせた。
少しずつ指が押し進んでいく。
「や、ふ…ひあぁっ!」
くちゅくちゅとかき混ぜる。そして二本目の指を入れる。卑弥呼が苦しげに眉を寄せた。それでもゆっくり上下すると、いつの間にか二本でも受け入れられるくらいになった。
(…これくらいで大丈夫なのかな)
指を引き抜きながら銀次は考えた。女の子の初めては痛い、と聞くけど。できるだけ卑弥呼には痛い思いはさせたくない。
(これだけ濡れてれば…)
「卑弥呼ちゃん…」
張りつめた自身を取り出しながらキスする。
首筋に、鎖骨に。
ほの紅く鬱血させて、少しの間支配感や独占感に浸る。
半自己満足的な感情から抜け出すと、銀次は彼女に自身をあてがった。
途端に卑弥呼が慌てたように身体を起こした。
「あ、ま、待って…」
「どうしたの?」
「私もやる、から…」
「え?何を…」
「その…………く、口で。」
「………口、…でぇ?!」
しばらく考えてやっと理解した銀次は、声を裏返す勢いで叫んだ。
「私から誘ったんだし、するって言ったし…」
「で、でも卑弥呼ちゃん!」
「あー、もうっ!」
狼狽える銀次に卑弥呼は業を煮やす。
「お、おとなしくやらせなさいっ!」
「はいっ!」
銀次は行儀よく返事した。
最初のように、卑弥呼は銀次をベッドの端に座らせて、自分はその足下に座った。
実を言うと、怖かった。だけどそれ以上に銀次に余裕が出てきたのが悔しかった。
悔しがるようなことではないのだろうけど、卑弥呼は負けず嫌いである。
何だか自分に余裕がないのが、本当に悔しくて。
だがいざ目の前にしてみるとその考えも一気に消え失せた。
(こんなのが、入るんだ…)
そそり立ったそれにそっと手を伸ばす。
触れると銀次がびくりと反応した。
(…舐めたりするのよね、確か)
ちろり、と先を舐めてみる。反応を見ながら、ちろちろと。
「んっ…」
銀次の頬がさらに紅潮した。
(胸でするっていうのも聞くけど…できるかしら、私に…)
自分が優位に立っていると思い、卑弥呼は少し調子に乗っていた。
やってみよう、と。彼女は胸にそそり立ったそれを挟んだ。
「卑弥呼ちゃん!?」
「気持ちよくない?」
上目遣いに卑弥呼は尋ねた。
「き、気持ちイイデス。」
「…こうしたら?」
胸でこすってみると、さらに銀次はびくりと跳ねた。
そして少し出たその先端に、舌を這わす。
「う、あ……」
反応を露わにする銀次に卑弥呼はほくそ笑んだ。
「じゃあ…こふは?」
胸から外して今度はかぷりと口に含む。
卑弥呼は少し遊んでいた。だが銀次にはそれに気づく余裕がない。
くぷくぷと卑弥呼が動かすと、情けない声が出てしまいそうだ。
ぬめった舌が先端に絡まる。
「く、…っ…」
口に入りきらない部分を卑弥呼は手でさする。
(わ、大きくなってる…)
含むのが苦しくなって卑弥呼は口を離した。
手でさすりながら、先端に舌を食い込ませる、と。
「っあ!」
「!」
手の中のソレが脈打って、どぴゅ、と白濁が吐き出された。
それをもろに顔面にかぶって、卑弥呼は驚いて銀次を見上げた。
「あ、ごめ…」
「謝らないでって言ってるでしょ。」
そう言うと彼女は顔についた白濁を指ですくい、口に運んだ。
「うわ、まず」
出てきた言葉は色気皆無だったが、その仕草―指に白い液をつけて舐める仕草は、どこかやらしくて。
今更ながらその褐色の顔に白濁をかけられた彼女が、淫猥に映った。
それだけで…出したばかりの自身が固くなるのを銀次は感じた。
「卑弥呼ちゃん」
呼びながら卑弥呼を抱き上げベッドに寝かせる。
その上に覆い被さって、キスを交わした。
それから彼女の頬に残る自分が出した液を舐める。
「…変な味だね。」
「でしょ?」
再度自身をあてがいながらそんな会話をした。
×××××
前置きもなく投下してしまいました。がんしゃとか、大丈夫でしたでしょうか。やっぱり色黒の女の子にはぶっかけたいのでorz
次の投下でラストにします。…あさってくらいに。
GJ!
ちゅぷり、と先端が入る。
「あ…」
それだけで、彼女は締め付けてきた。
熱いナカにゆっくりと押し進めていくほど、卑弥呼が苦しそうに眉を寄せる。
「大丈夫?」
「ん…」
卑弥呼は銀次の肩を掴んで痛みに耐える。
彼が奥にいくほど痛みが強くなって、卑弥呼の手にも力が入った。
「ひ、ぅっ…」
一番奥で、彼を感じた。
「全部、入ったよ…本当に大丈夫?」
「平気、だってば」
あるのは痛みと違和感だけだ。ナカに何かある、それだけ。
「動いていい?」
卑弥呼が頷くのを見て銀次はゆっくりと腰を動かした。
「ひゃ、う…」
ちゅぷちゅぷと結合部が水音をたてる。
「あっ、ん!」
痛みが快楽に変わっていく、そんな感覚が体中を駆け巡る。
「卑弥呼ちゃん…っ!」
熱い。自分の体も、彼の体も。
名を呼ばれただけで、また熱があがって。
もっともっと彼が欲しくなって。
こんな自分は、今まで知らなかった。
「ぎ、んじ、銀次っ…!」
抱きしめて欲しいと言う代わりに必死に彼にすがりつく。
銀次は卑弥呼を抱きしめた。それから熱く深くキスをする。
まるで自分が自分では無いようだ。頭の中はほとんど真っ白で、しかしこうやってより早く、より激しく腰を動かしているのは紛れもない自分。
ぐちゅぐちゅと水音が鳴る。
その音がキスをしている口から出ているのか、それとも結合部から出ているのかは分からない。
「っは!あっ、ああっ!」
唇を離せば卑弥呼の甘い喘ぎが耳をついた。
彼女の中がさらに熱くなるのを銀次は感じた。
熱くてたまらない、だけど熱さがさらなる快感を生む。
「卑弥呼ちゃん、俺、もう…っ!」
「やぅ、ひあ!」
銀次は自身をぎりぎりまで引き抜いた。
そして彼女の最奥まで打ちつける。
「ゃ、ひあああっ!」
途端に彼女の中が一気に締まってた。
互いが達したのを感じた銀次は、自身を抜きながらぼんやりとしている卑弥呼に軽く口づける。
「大丈夫?」
「多分…」
「痛くない?」
「痛いことは、痛いけど…これくらいなら平気よ。」
裏稼業の卑弥呼にとって怪我や痛みは日常茶飯事と言ってもいい。
さすがに『そこ』が痛かったことは今まで無いが。
「…シャワー浴びてくる。」
「あ、うん。」
「一緒に入る?」
「うあ?!」
慌てる銀次に卑弥呼は「冗談よ」とくすりと笑う。
「入りたくなったら来てもいいから。」
そう残して卑弥呼はバスルームへ消えた。
銀次は時計を見た。
そして少し考えてから、彼もバスルームに向かう。
23時18分。朝までにはまだ時間がある……
×××××
翌朝。
「ちぃっす。お、銀次。」
「あ、蛮ちゃんおはよう!」
ヘヴンに言われてHonky Tonkにやってきた蛮は相棒に声をかけ、カウンター席にいる妹分にも目をやる。
「おまえも来てたのかよ。」
「あたしがいちゃ悪いの?」
とまあいつものような会話をした蛮は、ふと相棒にからかい混じりで問いかけた。
「そうだ銀次?どうだ、童貞卒業の感想は!」
…その質問にぶっ、と吹き出したのは銀次と、そしてもう一人。
「げほっ、げほっ…」
「大丈夫かい卑弥呼ちゃん…」
波児が尋ねるのに頷く卑弥呼。
それを睨みながら、蛮は銀次に別の質問を問いかける。
「…何で卑弥呼があんなに慌ててんだ?」
「「う。」」
卑弥呼と銀次は二人してまずい、という表情になる。その二人に泥船を差し出して溺れさせたのは、かわいい看板娘たちだった。
「そういえば今朝は二人、一緒に来たよね。」
「卑弥呼さんのバイクで来たって言ってましたよね。」
がたん、と卑弥呼が立ち上がった。
「あたし、仕事だから!」
じゃあと言って卑弥呼は逃げた。
「俺も仕事が」
「今から受けるんだろ?」
垂れながら卑弥呼と同じ手で逃げようとする銀次を、蛮がひっつかむ。
「…とりあえず、話を聞かせてもらおうか銀次クン。」
「…蛮ちゃんのシスコン」
「悪ぃか?」
逃げられない…!
銀次は、悟った。
×××××
おしまいです。ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
卑弥呼の話ならまた書きに来ます…
GJ!!
お疲れさまです
卑弥呼かわいいよ卑弥呼…!
541 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:05:37 ID:zDp2yFkz
age〜
携帯からだと探しにくい…
ヘヴンの話読みたい。でも書けない…
542 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:58:50 ID:O3j/6P+h
アゲ
543 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 18:09:26 ID:7Qgwlv5D
卑弥呼調教モノ期待アゲ
霧人とかw
544 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 01:15:06 ID:s3LJTZvm
保守
545 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 12:01:55 ID:FNPS+3jl
十朔とか、鏡朔とか、花朔とかいいよな・・・・
あぁ、朔羅カワユスwww
>>352 続き執筆予定ある?
結構楽しみにしてたんだけど…。
547 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 22:15:30 ID:iU1JO+C2
aaghaa
548 :
352:2006/04/06(木) 01:01:49 ID:pnGc7vvH
>546
今更レスくれてありがとう。しかしこれから何ヶ月かはまだ時間が作れなさそうだ
突発で卑弥呼ネタならできるかもしれないけど、それもいつになるのやら
どんなシチュが要望あるんだろう、陵辱、調教、純愛・・
550 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 00:26:06 ID:2yL5TCC+
自分的には純愛。他のもいいけど。
ならマイナーカプならどんなのが需要あるのかな?
純愛好きだなあ。
クレイマンと銀次とか…
552 :
テスト:2006/04/23(日) 03:54:28 ID:tQ2//qTa
―――何をしているんだ、私は。 心の中に、まだ少し葛藤が残る。
コンクリートの壁に囲まれた薄暗い部屋。人が5人でも入れば、窮屈に感じるほどの狭さ。
捕われたレディポイズン、工藤卑弥呼には壁に貼り付けた無数の糸が細い腕に、腰に、脚に絡みつき、その動きを奪っている。
美しい刺繍に彩られたチャイナドレスは卑弥呼の悩ましい身体の曲線をくっきりと浮き立たせ、
裾は膝よりも短く腰の辺りまで深いスリットが入り、褐色の美しい肌を露にした太腿がその存在を主張するように見え隠れしていた。
兜の呪いから解き放たれ、蟲の業を背負うことなく森の中で生きていくと決めた鬼里人。
一人ではなかったとはいえ、目の前で蜘蛛の糸に絡め取られたまま気を失う卑弥呼の毒香水がなければ、
その業を背負ったまま不安と恐怖を抱え、生きることになったのだろう。そう、言うまでもなく鬼里人の恩人である。
だがあのとき、一度同じように捕らえたそのとき、血を吸われながらも毅然とした態度を、勝ち誇ったような笑みを浮かべた卑弥呼に
牡として、背筋をゾクゾクと走る征服欲が激しく掻き立てられたことがずっと忘れられずにいた。狂おしいほどに。
だから、再び捕らえた。今度は敵としてではなく、牡として。
いずれは再興した鬼里人をまとめる役を任せられるだろう、鬼蜘蛛と、元・七頭目の母の娘なのだから。
恩人を凌辱しようなどというのは許されることではない。だが、それよりも牡としての本能が勝ってしまった。
この女を、肉欲に溺れさせてみたいと。その姿を、見たいと。
どちらにせよ、ここまで来れば後戻りなどできるはずもない。
この事を知っているのは自分と、目の前に眠る一匹の牝だけ。忘れさせてやればいいのだ、すべてを。肉欲以外の、すべてを。
霧人は、眠る卑弥呼の柔らかな頬を撫でながら視線をその悩ましげな身体へと降ろしていった。
553 :
テスト:2006/04/23(日) 04:01:24 ID:tQ2//qTa
思いついた感じで書いてみました・・セリフ出てこないとなんか無理がありますね。
ちなみに続きは全くありません・・(ノд`)
これが皆さんの創作意欲と、性欲・・を刺激するスパイスになればと思います。
554 :
テスト…:2006/04/25(火) 22:38:35 ID:s1UCG2r6
…誰かに抱かれたことがあるのだろうか、この身体は。例えばあの邪眼の男とか。
(…意味の無いことだ)
霧人は考えた。そう、彼女が処女だろうがなんだろうが、帰結点に変わりはない。彼女の、快楽への屈伏という帰結には。
未だ夢の中にいる獲物の身体を霧人は撫でまわした。柔らかな膨らみを中心に、優しい手付きで。
「ん…」
さすがと言うべきか、卑弥呼が目を覚ました。しかし寝覚めの頭では状況を把握出来ないようだ。
「おはよう、レディポイズン。」
「…?なんで、あんたが……!!」
極力優しく見えるような笑みでの挨拶が、卑弥呼の脳にスイッチを入れたようだ。
思い出したのだ、ここに無理矢理連れてこられたことを。思い知ったのだ、自分が細く強い糸で、絡めとられていることを。
「状況は分かったかい?」
「あんた…今更何のつもりなの!」
逃げようと身をよじらせる気の強い少女。
もうすぐその強さは微塵もなくなる。
(それをなくすのが、この私…)
その言葉は後悔と高揚感とを混ぜた感情を霧人に与えた。
「もう『業』には縛られてないんでしょ?!」
「そうだね、そして君に恨みがあるわけでもない。」
「だったら…」
「感謝しているくらいだ。」
心臓が大きく跳ねる。
これからやることへの微かな罪悪感、そして多大なる期待に。
「だから」
真実を隠していることが分かるように隠して、笑う。
「お礼に私が、君の本当の姿を引き出してやろう。美しく淫らな、その『牝』の本性を…」
少女の顔が、一瞬だけ恐怖に染まった。
それが、霧人の『牡』のスイッチを入れた。
…もう罪悪感は全くなかった。
555 :
テスト…:2006/04/25(火) 22:40:22 ID:s1UCG2r6
続きないって言ったテストさんの続きを書いてみたり。
おぉ、GJです!!!!
続きは・・期待していいのでしょうか?
557 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 01:25:30 ID:sl0/JnrP
保守
558 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 14:54:06 ID:haOTNGYV
>>550 マイナーはかなり好物だな。
士度×ヘヴンとか、雨流×朔羅とか・・・。
>>558 雨流×朔羅はどっかで見たことあるような・・・
十兵衛×(→)朔羅の近親モノも。
ちなみに自分は、十→朔←花とか好きだな。マイナー一直線だが。
かなり昔に読んだ無料配布の同人誌にあった、
筧流と風鳥院流(針絃一体・・・だっけか?)を極める秘術には
「布衣」である朔羅の存在が不可欠・・・とか確かそんな感じの
設定が活きたエロ見てみたいと思ってみたり。
蛮×ヘヴン読みたい。
561 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 02:34:27 ID:4/E89Icn
期待age
562 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 01:32:48 ID:WAUH2nRm
保守
563 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 02:14:16 ID:p7XOERA9
保守
564 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 00:02:48 ID:diqWJ40Z
ぬるぽ
ガッ
566 :
名無しさん@ピンキー:
age