強制女性化小説ない? Part14

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449アルタン王子の敗北 第1章(1)
 恐ろしい血塗られた戦闘から三日が経過していた。アロリア軍はちりぢりに
なり、将軍は無慈悲に抵抗勢力の残党を追い詰めていた。そしてついに将軍は
目的としていたゴールにたどり着いた。アロリア軍のリーダー、アルタン王子
を捕まえたのだ。将軍はアルタンを彼の前に引き出すよう命令した。奴にこれ
からの運命を聞かせてやるのだ。アルタン王子は6フィートを超える長身で
がっしりとした体格をしていた。アルタンは公正なリーダーとして、そしてタ
フな勇者として名声を得ていた。一年間アロリアはアルタンのリーダーシップ
の下で将軍の攻勢に抵抗を続けてきたのだった。

 将軍は捕らえられた敵を嬉しそうに見ていた。

 「自分の意志に遭えて逆らうために、そして私への反逆が強くさせるために、
私はお前の国民を処刑してやる。アロリアは死の王国になるだろう。全ての者
は死に、最後にお前一人が残る。そしてお前は自らの抵抗が何だったかを知る
ことになるのだ。」将軍は言った。

450アルタン王子の敗北 第1章(2):04/11/23 23:23:10 ID:oyDtu8cQ
 アルタンには将軍が無慈悲なやつで、脅しの言葉を本当に実行することはわ
かっていた。国民をなんとか助けたいと必死に考えた。

 「お前の目的は私だろう。」アルタンは叫んだ。「もし我が国民を生かして
くれるなら、お前が望むこと何でも進んでやろう。勇者として誓う。」

 「私が求めることはなんでも? 自分から進んで?」将軍は尋ねた。そして
少し間をおき、意地悪な目つきで言った。

 「お前にふさわしい罰がある。しかし警告しておく。もしお前が約束を取り
消すなら、私は脅しの言葉を実行することになるだろう。」

 「もし国民を生かしてくれるなら、そして彼らを良く扱うなら、私はお前が
与えるどんな罰も受け入れる。その罰がどんなにひどいものでもあったとして
も。私は勇者としての名誉にかけて誓う。」アルタンは答えた。アルタンは
悟っていた。おそらく将軍のために戦うことを強制されるだろう。しかし、国
民のことを第一に考えなければならない。

 「よし、それならそうしよう。」将軍は大声で笑った。「私のやりたいよう
にやる。そしてもしお前が誓いを取り下げるなら、私は処刑を実行することに
なる。覚えておけ。」

451アルタン王子の敗北 第1章(3):04/11/23 23:25:15 ID:oyDtu8cQ
 アルタンが驚いたことに、将軍が魔法使いに合図すると、魔法使いは魔法の
呪文を唱え始めた。

 これはまったく予期していなかったことだった。アルタンは魔法使いが何を
しようとしているのか将軍に説明を求めようとした。しかし突然何もしゃべれ
なくなった。少しの間アルタンは戸惑っていた、しかしすぐに身体が変化し始
めていることに気がついた。声を出そうとしたが、口をあけて音のない叫び声
をあげることしかできなかった。アルタンはドスンとひざまづいた。全ての力
が身体から流れ出してしまったかのようだった。アルタンは手を上げて、あっ
けにとられて見つめた。日焼けした筋肉質な手は縮んでしまって、白く、細く、
繊細になっていた。顔の形が変化していくのが感じられた。濃い髭は顔の中に
吸い戻されたようだった。頭からはストレートの滑らかなブロンドの髪の波が
伸びて肩にふりかかった。

 アルタンは窒息しそうだった。あばら骨は押しつぶされて、スリムな腰を形
成した。アルタンの目の前で、シャツの下に二つの大きなこぶが形作られるの
が見えた。肉は膨張して二つの大きな乳房になり、徐々に垂れて、胸にずっし
りとぶら下がった。ほとんど病気のような状態だった。内部のねじれは内側自
身が変化していることを物語っていた。アルタンは男性自身が縮み始めたのを
感じた。そして最後に自分の声が高い音で、女性のような金切り声なのに気が
ついた。しかしそのときはもう遅かった。アルタンは男性自身が身体の中に消
えて行くのを感じた。そしてそれは何もない奇妙な感覚で置き換わった。意識
は自分の身に起こったことに縮みあがった。

452アルタン王子の敗北 第1章(4):04/11/23 23:27:03 ID:oyDtu8cQ
 アルタンが回復する前に将軍は乱暴に足元まで引き寄せた。アルタンはズボ
ンがおしりからずり落ちるのを無力に感じた。それは今やスリムになったウェ
ストには大きすぎた。反射的にアルタンはもがこうとした。しかし新しい身体
の力の乏しさに愕然とした。将軍はアルタンをたやすく支配した。そして彼の
新しい身体を間近で品定めした。

 「上々だ」 将軍は好色そうに言い、手をあげてアルタンの新しい乳房にシャ
ツの上から押しつけた。将軍は乳房を無造作に揉みしだいた。暴れる女に言う
ことを聞かせる力があることを楽しみながら。

 「何をした。」 アルタンはあえぎながら言った。声は予想外に女性的な声
だった。

 将軍は悪魔のように微笑み、つぶやいた。「覚えているだろう。お前は自ら
進んで承諾したのだ。」

 自分の身に起きたことを理解してアルタンはショックを受けた。そしてもが
くのを止め、将軍を怯えた目で見つめた。将軍は美しい女性の顔に浮かんだ怯
えた表情を見て微笑んだ。

 「いや、」アルタンはあえぎながら言った。「おれは絶対そんなことには同
意していない。絶対に。そんな意味で言ったんじゃない。言うはずがない。」