マリオシリーズのエロ小説

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57マリオストーリー ◆h9TADqA7EI
第一回>>18-19

つり橋効果、というものがある。
極度の緊張や興奮の中で男女が出会った場合、その緊張・興奮を異性によるものと錯覚し、本物の恋の発端になることがある、というアレだ。
レサレサにとってマリオとの出会いは、テレサを捕食する怪物、ドガボンの襲撃に怯えている最中のことであった。
強気な彼女も、仲間が次々に食べられていった時は、あまりの恐怖に泣きそうになったこともある。
そこへ颯爽と現われたのがマリオだった。(実際はこちらから呼んだのだから、この表現は少し変であるが)
彼は勇気と知恵を持ってドガボンに立ち向かい、これを倒した。
その姿に憧れ、彼の旅に同行することを決めたレサレサは、マリオの、優しさを兼ね備えた強さ、思いやり、そして愛にますます惹かれていったのだった。
クッパに、キノコ王国の姫が囚われている。そう聞いたときには、少し羨ましくさえ思ったものだ。
もちろんクッパの悪行を見捨てておけないから倒しに行く、というのが第一の理由である。
が、理由の中に愛する人を助けるため、も入っていることは明白だった。
それに、どうやらその姫とマリオとの付き合いは結構長いらしい。
それはすなわち、一緒に過ごした時間に、大きな差があるということに同義だった。
「さすがに・・・無理かもしれませんわね・・・。」
勝気なレサレサも、今度ばかりは分の悪さを痛感していた。


その日の夜。マリオは自室のベッドの上で読書にふけっていた。

 コン、コン。
ノックの音に続いて、重い木の扉の中心辺りがぼうっとぼやける。
そこから、滲み出すように緑色のもやが現われ、部屋の中に入ってきた。
もやはマリオの目の前で丸く固まり、すうっとレサレサを形作った。
「・・・マリオ。あたくし、明日この城を発つことに決めましたわ。迷いの森の屋敷に戻りますの。」
「そうか・・・レサレサも行ってしまうのか・・・。寂しくなるけど、また会えるといいな。」
58マリオストーリー ◆h9TADqA7EI :04/08/05 23:39 ID:9ndCx07n
レサレサは少しむっとして
「そんなことを言って・・・マリオにはピーチ姫がいるじゃないですの。あたくしなんか・・・居なくても・・・」
この言葉にはマリオも焦った。
「お、俺はそんなこと思っていないさ。今までも、これからも、レサレサはいい友達であり仲間だよ。確かにピーチとは色々あったけど・・・。」
「もう、呼び捨てにするまでの仲に・・・。いいのですわ、隠さなくてもいいのですわよ。」
うかつな失言から、さらにレサレサを傷つけてしまい、一層焦るマリオ。
確かに、ピーチとはいいムードになっている。
実は初体験も済ませた仲なのだが、今は友達関係で落ち着いているので、現状維持をしていた。
一国の王族ともなると、結婚も夜の戯れもかなりナーバスな問題になるので、うかつなことができないというのもある。

何も言えないマリオに対し、レサレサは恥ずかしがりながら、小声でこう言った。
「ただ・・・・・・。・・・一回だけでいいですわ。今夜だけ、あたくしを・・・・・・抱いてくださらない・・・?」
突然の要求に、あたふたするしかないマリオ。
「お願いしますわ、マリオ・・・。あの日、あなたに会った日から、惹かれていましたの。愛していますのよ・・・あなたを。」
音も立てずにベッドまで浮遊して来ると、すっとマリオの横に着地する。
「あたくしのような、破廉恥なテレサは・・・お嫌いですかしら・・・?」
「そ、そんなことないさ。だけど・・・・・」
「マリオ・・・あなたらしくないですわよ。あたくしが恋したマリオは、もっと決断力があったはずですわ。
 お願いです・・・別れる前に、あなたと一つになりたい・・・。」
ついにマリオは観念した。隣にはピーチがいるはずだが、一晩くらいならば・・・まあ大丈夫だろう。
本にしおりを入れるとサイドテーブルに置き、十分な明るさを得るために三本つけていたロウソクのうち、二本を消す。
たちまち部屋の中はうすぼんやりとした、やわらかな光が漂う空間になる。
そして、ゆっくりと体をベッドに横たえた。
「ああ・・・マリオ・・・!」
レサレサは再び浮上し、マリオの顔の上まで来ると、後は重力に身を任せ、マリオの上にダイブした。
そして、小さめの唇を、マリオのそれと重ね合わせる。
59マリオストーリー ◆h9TADqA7EI :04/08/05 23:41 ID:9ndCx07n
今日はつけていないものの、レサレサがいつもつけているシトラス系の香水の残り香がマリオの鼻をくすぐり、
一般に「キスの味」と形容されるあの甘酸っぱい感覚が体中に広がった。
レサレサはそのままマリオの口内に舌を進入させた。マリオの唇から、歯、舌、口腔まで、余すところなく感じようとやわらかに動き回る。

実は、つり橋効果が働いていたのはレサレサだけではなかった。
マリオにとっても、巨大なハイテク砦を構え、こちらの攻撃を何一つ受け付けないドガボンとの戦いは熾烈きわまるもので、
当時まだ十分にレベルアップしていない自分にはクッパ並みの強敵にも思えた。
そんな時、仲間になってくれたレサレサは頼もしい友達であり、体を透明化する彼女の能力は大変助けとなった。
彼女無しでは、あの巨敵ドガボンは倒せなかったに違いない。そして、星の精やピーチを助け出すことも。
性格がちょっと高飛車なところもあるが、それもまた魅力のうちだった。

つまり、マリオとしてもこの状況はいつもの何倍も大胆になるのに十分過ぎるほどだった。
こちらからも舌を伸ばし、レサレサの舌と絡める。彼女は小さく吐息を漏らした。
さらに舌を動かし、今度はレサレサの口内に入れる。
地形探査でもするように一部分も余すことなく舐めとると、今度は唇を歯を立てずに自分の唇だけで咥え、ぎゅうっと吸いながら引っ張って放した。
レサレサも同じように繰り返す。そしてまた舌を絡めて味わう。
ほの暗い部屋の中に、二人のキスの音は数分続いていた。

しばらくお互いを感じ合い、そっと口を放すと、唾液までもが名残惜しそうに二人の間に橋を架け、次の瞬間にすっと消えた。
「さあ、マリオ。まずはあたくしが奉仕して差し上げますわ。ほら。」
まだ少し恥ずかしがりながらも、今のキスで自信がついたレサレサは器用な手つきでベルトを解き、ボタンを外し、
上着の赤と良いコントラストをかもし出している青いオーバーオールをずり下ろした。
逞しい「マリオ」が顔を出す。それを少しの間見つめてから、おもむろに先端を口に含んだ。
60マリオストーリー ◆h9TADqA7EI :04/08/05 23:43 ID:9ndCx07n
裏すじに舌の先端だけをあて、ゆっくりゆっくりと、上品に舐め上げると、それはぴくぴくと反応を示した。
さらに、亀頭にも舌を這わせ、先端だけで愛撫する。
あくまで舌の先端だけで、優しく上品に舐めまわしてやると、マリオも少し息を荒くした。
「う、ちょっと・・・レ、レサレサ・・・ぁ!」
「あたくしで感じてくれていますのね・・・嬉しいですわ・・・・・・。」
再び、「マリオ」に口をつける。今度は根元まで一口でくわえ込み、舌全体を絡みつかせる。
 ちゅぱ、くちゅくちゅ、ちゅぷ、ちゅく・・・・・・
いやらしい音が部屋に響き渡る。それがなおさら、レサレサを興奮させた。
いったん肉棒から口を放し、今度はフクロを口に含む。シワに沿って舌を擦りつけ、時々その中身を口腔で圧迫する。
「んむっ・・・ふぅん・・・ん、はぁ・・・・・・どうです、マリオ?」
「んっ・・・・・・イイ、イイよレサレサ、・・・・はあ、はあ・・・。」
フクロで一定の成果を上げたと見るや、再び本命に口を戻す。今度はピストン運動だ。
より「出す」感触を味わわせる。唇でぎゅっと咥え、激しく前後に動かしつつ、舌で裏すじから尿道下部をしごき上げる。
そしてフィニッシュに、肉棒の中ほどの下部に舌をぐっと押しつけ、口腔を真空ポンプにして思いきり吸い上げた。
「ううっ、ダメだっ、出るっ!!どいてくれっ!!」
さすがに口に出してはマズいだろうと思い、レサレサをなかば突き飛ばすように自分のモノから離す。そしてストップの効かなくなった欲望を手で受けとめようとしたのだが、僅かに遅かった。
結果、解き放たれた白濁液は空中で弧を描き、レサレサの顔にぶちまけられてしまった。
「うわっ、すまない・・・。これを使ってくれ・・・本当にごめんよ。こんなことをするつもりは、なかったんだが・・・。」
ハンカチを差し出したが、レサレサは受け取らなかった。
「何を謝ることがありまして?むしろ・・・・・嬉しいですわ。こんなにマリオを感じられて・・・。」
言いながら、顔にへばりついたそれを手ですくい、口に運んだ。
61マリオストーリー ◆h9TADqA7EI :04/08/05 23:45 ID:9ndCx07n
青臭い「牡」の味が口中に広がる。が、それはレサレサにはどんな味よりも高級なものだった。
いとおしい人の分身を丹念に、時間をかけて味わうと、いよいよ最後の願いを切り出した。
「あたくし・・・もっとマリオを感じたいんですの。・・・マリオの・・・「それ」を・・・・・・あたくしに、くださらない?
 ・・・いいえ、くださいっ・・・。」
さすがにマリオもたじろいだ。これ以上歩を進めては、もしもの時に言い逃れできなくなる。
だが、あまりに必死なレサレサを前に、引くことなどできようもない。
・・・というか、くださいと言われても、どこに「あげ」れば良いのだろうか。そう疑問に思っているとレサレサの方もそれに気付き、
「おほほ、心配は無用ですわよ、マリオ。あたくし達テレサは、ある程度自由に体の形を変えることができますのよ。
 ・・・でも、やっぱりここが、一番殿方を奮い立たせるはずですわね。」
そう言うと、レサレサは再び浮上し、マリオの顔の真上で静止した。
その意図が判らないマリオがただレサレサを見つめていると、しっぽの手前あたり、人間で言えば下腹部に相当するであろう位置に、うっすらと一本のすじが生まれた。
すじは見る間に深くなり、さらに落ち窪んで割れ目となり、逆に周りは緩やかに膨らんで、なだらかな丘を形成した。
丘のふもとには、小さな芽も生えている。

「そもそもテレサは、人間や動物達の思念から生まれたと言われていますの。
 つまり、この体そのものが、感情や感覚でできている、と言えるかもしれませんわね。」
マリオは目の前の光景に見とれて、半分しか聞いていない。
しかし、その次の言葉で、「マリオ」は一気に奮い立った。
「ですから・・・その、「こういうコト」をしている時には、全身が・・・性感帯になってしまいますのよ・・・。」
レサレサの顔は、興奮と恥ずかしさでライトグリーンから桜色に変わっている。
「・・・マリオ、早くくださいな・・・。あたくし、もうマリオが欲しくてたまりませんの・・・・・・。」