【グラフティ】センチシリーズ総合【ジャーニー】

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35優でガンガッテみた
最近この近所で変質者がよく出るらしい。
遅くまで学校に残ったときは友人と帰ったり・・・」
久々の学校だが相変わらず教師は自分の興味のある事など一言も喋らない。
口をパクパクさせて、あぁそうだ。まるで金魚のようだ。
七瀬優は教師から窓へと視線を移動させる。
夏空が美しく校庭の上に広がっている。

今晩も星を見に行こう。
こんな狭い教室は自分が本当にいる場所ではない。
あの何処までも広がる輝く星空の下でなら、本当の自分になれる・・・・。
瞳を閉じて今夜のことを思い浮かべる優。
今日一日の終わりを告げる学級委員の号令など
優が聞いているはずもなかった。



マミヤフジンさんの投稿が終わったようですので
書かせてもらいました。
36優でガンガッテみた2:04/07/31 01:42 ID:xsfZZ5VG
優の指定席には今晩も誰も訪れていなかった。
自分の腕を枕に優は星を見ながら今日の出来事を思い出す。
最近悪い男性が・・・と帰り際に家政婦も言っていた。
彼女は優をたしなめてこう言った。
あまり遅くに外に出ない方が宜しいかと思われます。
時間と同じで刻一刻と星空は変化して行く。
優はこの一瞬を遭遇するかどうかも分からない男のために逃したくはない。
もしかするとこの美しい空の下では彼らも自分の行為の愚かしさに気付くかもしれない。

その時だった。優の背後で男の声がした。
・・・噂の男?優は声の方向に注意する。
「七瀬さん?七瀬さんだよね?」
そこにはクラスメイトの男子が2人と女子が一人いた。
彼女は男子たちより一歩後ろに立っており優を冷たく見据えていた。
「七瀬さん、今日の先生のお話はちゃんと来ていた?
最近危〜ない男の人がここいら辺によく出るそうよ。」
嫌味たらしく彼女は優に声をかけた。
「・・・男の人じゃなくて男の子かもよ?」
一人の男子が優に手をかけた。